裕葵とレオ、スペイン代表選手の眼鏡に適う

セビージャDFが「印象に残った」鹿島の2選手は?
江國 森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
2017年07月22日


「ドリブルがいい」と若きストライカーを評価。

[明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017]鹿島2-0セビージャ/7月22日/カシマ

 圧倒的にボールを支配しながら、鹿島に0-2の敗戦を喫したセビージャ。気温28度という暑さもあり、ぐったりとした表情で無言のままミックスゾーンを後にする選手が多いなか、DFのセルヒオ・エスクデロが鹿島の選手の印象について語ってくれた。

 昨年11月に27歳にして初めてスペイン代表に招集された遅咲きの左SBは、持ち味であるタイミングの良い攻め上がりを随所で披露。鹿島の右SB伊東幸敏が、「敵の左サイドは1対1の状況を作るのが上手かった」と語ったように、左ウイングのホアキン・コレアと連携して、チャンスを作り出した。

 そのエスクデロがもっとも印象に残った選手に挙げたのが、積極的な仕掛けでFW鈴木優磨の先制点をアシストし、マン・オブ・ザ・マッチに輝いた安部裕葵だ。「ドリブルがいい」と、若きストライカーを評価した。

 そして、その場を立ち去ろうとした時に、思い出したようにもうひとりの選手の背番号を口にした。「そうだ、4番もよかった。中盤のね」

 4番とはもちろんレオ・シルバだ。2得点の鈴木ではなく、エベル・バネガとガンソというセビージャが誇る「ダブル司令塔」を潰すために奔走していたハードワ―カーの名前を挙げるあたり、いぶし銀のエスクデロらしい見立てと言えるかもしれない。

取材・文:江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)


鹿島の選手の印象について語ったセビージャのセルヒオ・エスクデロである。
スペイン代表にも名を連ねる左SBは、まずは阿部裕葵の名を挙げた。
「ドリブルがいい」と評価した様子。
欧州にも通じるボールコントロールは、この先も観客を魅了してくれよう。
そして、思い出したように口にしたのは中盤の4番、レオ・シルバである。
ハードワークでセビージャの中盤に対応したボランチが挙げられたことは通好みと言えよう。
Jリーグ随一のボランチは欧州の選手にも高い評価を得た。
負傷にて前半戦を休場することとなったが、後半戦はチームの主軸として活躍してくれよう。
楽しみである。

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セビージャ戦報道

鹿島鈴木2発「FWの理想のゴール」セビリア撃破
[2017年7月22日20時39分]


後半、先制ゴールを決めた鹿島FW鈴木はC・ロナポーズ(撮影・松本俊)

<明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ:鹿島2-0セビリア>◇22日◇カシマ

 鹿島アントラーズが、FW鈴木優磨の2得点でスペイン1部の強豪セビリアを2-0で下した。

 鈴木は試合後のインタビューで「勝てて良かったです。絶対に点をとって勝とうと決めていたのでよかった。(1点目は)FWの理想のゴールだったので、(安部)裕葵くんに感謝したい。(2点目は)うまく当てられました」と話した。

鹿島鈴木2発、開始前ハプニングも強豪セビリア撃破
[2017年7月22日20時39分]


後半、先制ゴールを決めた鹿島FW鈴木はこん身のガッツポーズ(撮影・松本俊)

<明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ:鹿島2-0セビリア>◇22日◇カシマ

 昨季J王者の鹿島が2-0でスペイン1部4位のセビリアに勝利した。

 最初に主導権を握ったのは鹿島だった。前半8分、FW金崎のパスをトラップしたFWペドロ・ジュニオールが右足でボレーシュート。同11分にはDF昌子が左足でミドルシュートを放った。

 セビリアも同23分に右サイドを駆け上がったDFコルシアが右足でシュート。GK曽ケ端がセーブしたこぼれ球を、FWムリエルが右足でシュートも再び曽ケ端が防いだ。同45分にもムリエルのシュートを曽ケ端が好セーブを見せた。

 後半27分、鹿島が均衡を破った。MF安部が個人技で相手DF2人を抜き去ると、FW鈴木にラストパス。落ち着いて鈴木が左足で流し込んだ。ゴール後には昨年12月のクラブW杯でも披露したRマドリード(スペイン)FWロナルドをまねたパフォーマンス。2万8308人の観衆を沸かせた。試合終了間際にも、MF遠藤が蹴った左CKを鈴木が頭で合わせて勝利に貢献した。

 試合直前には約5分間にわたってスタジアムの火災報知機が誤作動して観客の避難を誘導。試合開始が遅れるハプニングもあった。

セビリア撃破した鹿島MVPは「本田2世」安部
[2017年7月23日7時19分 紙面から]


鹿島FW安部(左)はマンオブザマッチで賞金100万円を贈られる(撮影・松本俊)


後半、安部(手前)は先制ゴールをアシストする(撮影・松本俊)


<明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ:鹿島2-0セビリア>◇22日◇カシマ

 “本田2世”の鹿島アントラーズFW安部裕葵(18)が試合を決めた。「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」が22日、茨城・カシマスタジアムで開催され、鹿島は昨季のスペイン1部4位の強豪セビリアを2-0で撃破。0-0の後半27分、巧みなドリブルでDF3人を抜き去った安部は、GKと1対1の局面で「選手が見えていたので横に転がせば入ると思った」と、瞬時の判断でFW鈴木の先制弾をアシスト。2得点の鈴木を上回る印象的なプレーでMVPを受賞した。

 メキシコ1部パチューカに移籍したFW本田が経営に携わるエスティーログループのジュニアユースチーム「S.T.FC」出身のプロ1号。指導を受けたこともある“師匠”は尊敬する存在だ。「(本田)圭佑さんのように、子どもたちに夢を与えられる選手になりたい。選択したクラブも、らしいなと思いました」。本田を追う高卒新人が欧州の強豪相手に輝きを放った。

鹿島・優磨が2発!セビリアから大金星「慢心せず、謙虚にいきたい」

後半、2点目のゴールを決め喜ぶ鹿島・鈴木優磨(共同)

 明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017(22日、鹿島2-0セビリア、カシマ)「明治安田生命 Jリーグワールドチャレンジ」で、昨季J1覇者の鹿島がスペイン1部の強豪、セビリアに2-0で勝利した。鹿島は、FW鈴木優磨(21)が2得点の大活躍。昨季スペインリーグ4位、欧州チャンピンズリーグ(CL)16強のセビリアから大金星を挙げた。

 FW鈴木が後半27分、ゴール前でFW安部からのパスを受けると、無人のゴールに左足で流し込み「僕としては理想的なゴール」。準優勝した昨年のクラブW杯でも披露した「Cロナポーズ」を決めた。試合終了間際にも左CKから頭で決めて2得点の活躍だったが、「相手はシーズン前。『セビリアに勝った』という感じは正直ない。慢心せず、謙虚にいきたい」と気持ちを引き締めた。

後半にメンバーを代えて敗れたセビリア・ベリッソ新監督
「前半のリズムをキープすることができなかった」

鹿島18歳安部 セビリア切り裂き完勝!V弾演出でMOM選出

<鹿島・セビリア>後半、華麗な突破でセビージャの選手を置き去りにする鹿島・安部(右)
Photo By スポニチ


 国際親善試合「明治安田生命 Jリーグワールドチャレンジ 2017」が22日、カシマスタジアムで行われ、鹿島がスペイン1部セビリアを2―0で下した。後半17分から途中出場した高卒新人のFW安部が同27分、ドリブルで2人のマークをかわし、GKを引きつけたところで左にラストパス。「冷静に横も見えていた」とFW鈴木の先制点をお膳立てした。

 マン・オブ・ザ・マッチにも選ばれた安部は「長所であるドリブルや運動量を見せられて良かった。ああいう相手でも通用すると自信になった」と胸を張った。日本代表FW本田が経営に携わるジュニアユース出身のプロ1号。「一人の人間として尊敬している」という本田のように、プレーには風格すら漂った。クラブ幹部は「あのときの本山(雅志)にかぶって見えた」と05年の国際親善試合マンチェスターU戦で2得点したOBの名前を挙げて絶賛。未来の主軸誕生を予感していた。

 ▼セビリアのベリッソ監督 前半はいいリズムで試合運びができたが、後半は深さが足りなかった。プレシーズンということもあり、疲れが見られた。


<鹿島・セビリア>後半、2点目のゴールを決め喜ぶ鹿島・鈴木
Photo By スポニチ


[ 2017年7月23日 05:30 ]

【鹿島】欧州L3連覇のセビリア撃破…優磨2発も主役は安部
2017年7月23日6時0分 スポーツ報知


後半46分、2点目のゴールを決め喜ぶ鹿島・鈴木(左は山本)

 ◆明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ 鹿島2―0セビリア(22日・カシマスタジアム)

 国際親善試合の「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ」が22日、カシマスタジアムで行われ、鹿島がスペイン1部セビリアを2―0で下した。前半を粘り強い守備でしのぐと、途中出場のFW鈴木優磨(21)が後半27分に左足で先制点を挙げ、ロスタイムにもCKから頭で合わせ、2得点目。昨季リーグ4位で欧州リーグ(EL)3連覇中の強豪を撃破した。マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)には先制点をアシストしたルーキーFW安部裕葵(18)が選ばれた。

 欧州リーグ王者を切り裂いたのは18歳のルーキーだった。後半27分、右サイドでFW安部がボールを受けると、トラップでまず1人目をかわし、次のタッチで2人目を抜く。エリア内に入ってから両足のタッチで3人目をかわして、GKが飛び出した瞬間を見計らって左へパスを出した。空振りさえしなければゴールという絶品アシスト。「自分の特長のドリブルを見せられて良かった」と笑った。

 日本代表FW本田圭佑(31)=パチューカ=の生き方に触れるため、本田が実質的オーナーを務めるクラブ「SOLTILO(ソルティーロ)FC」(国内各地で開講)に入り、サッカーを学んだ。その後は瀬戸内高(広島)に進学し、同クラブ出身選手初のJリーガーとして今季鹿島に加入。ドリブル、創造力にあふれるFWで「緊張はしたことない」「やれる自信はある」と先人と同じく動じない心を持つ。

 「圭佑さんは1人の人間としてすごく尊敬している。(本田のように)小さい子どもたちに影響を与えられる人になりたい」と安部。鹿島の強化責任者を務める鈴木満常務(60)は、05年の親善試合マンチェスターU(イングランド)戦で2得点を記録したMF本山雅志(現北九州)になぞらえ「本山と同じでワクワクさせる選手」と期待を寄せた。

 安部は「こういう相手にも通用するんだということは、自信にもなった」と話す一方で「試合でうまくいっても、次の練習で一生懸命やることは変わらない」と言い切った。昨年クラブW杯準優勝に続き、EL3連覇王者も撃破した鹿島。その原動力の「満足しない心」はルーキーにも備わっている。(内田 知宏)

ワールドチャレンジ2017 鹿島、2発快勝 セビリア下す

鹿島-セビリア 後半27分、ゴール前に攻め込む、先制ゴールをアシストした鹿島・安部(右)とゴールを決めた鹿島・鈴木(中央)=カシマスタジアム、嘉成隆行撮影

サッカーの国際親善試合、明治安田ワールドチャレンジは22日、カシマスタジアムで行われ、J1鹿島は鈴木の2ゴールでスペイン1部リーグのセビリアを2-0で下した。

鹿島は前半、圧倒的に攻められたがGK曽ケ端の好セーブもあり、無失点で折り返した。後半27分に安部のパスを受けた鈴木が先制。試合終了間際には遠藤の左CKを再び鈴木が決めた。セビリアは細かいパスワークで何度も決定機をつくったが、決定力を欠いた。マン・オブ・ザ・マッチ(最優秀選手)には鹿島の安部が選ばれた。


2ゴールでC.ロナウドポーズも飛び出した優磨を抑えて、大きく紙面を飾ったのは阿部裕葵であった。
先制点・追加点の優磨でもクリーンシートの曽ケ端でもなく、この試合のMOMに選出されたことで、この試合でのインパクトの大きさは計り知れよう。
日本代表の本田圭佑の育成組織出身であり、瀬戸内高校出身初のJリーガーでもある。
そして、スポニチは、2005年のマンU戦と重ね合わせ「あのときの本山(雅志)にかぶって見えた」とクラブ幹部の言葉を報じる。
椎本スカウト担当部長が、「得点力があり、技術がしっかりしていて、前線で攻撃の起点になれる。チャンスを作って得点も決める、本山(雅志、現北九州)のようなタイプになってもらいたい」と入団内定会見の際に語ったことが思い出される。
順調に本山と重なり合わさる選手に育っておる。
更に実績を積み、偉大なるアタッカーとなって行って欲しい。
阿部裕葵の成長を期待しておる。

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町田・平戸、初先発・初ゴール

【岐阜 vs 町田】平戸が岐阜を突き放す!
2017年7月22日(土)



1点をリードする町田は40分、平戸太貴(写真中央)のゴールでリードを2点に広げる。平戸は今季初ゴールとなった。

鹿島からレンタル加入の20歳平戸がプロ初ゴール!!町田が7月無傷の4連勝
17/7/22 21:36

[7.22 J2第24節 岐阜0-2町田 長良川]

 J2リーグは22日、J2第24節を行い、FC町田ゼルビアがアウェーでFC岐阜を2-0で下した。町田は7月に入って無傷の4連勝。一方の岐阜は2試合連続の無得点で2連敗となった。

 大木武監督の下、細かくつなぐスタイルでリーグ1位のパス本数を誇る岐阜だが、この日は立ち上がりからロングボールを多用。町田守備陣を押し込み、序盤のペースを握ったが、町田が前半13分に試合を動かした。自陣左サイドのタッチライン際からFW谷澤達也が一気に前線へロングフィード。俊足のFW戸高弘貴が最終ラインの背後に抜け出すと、PA外まで飛び出してきたGKビクトルをワントラップでかわし、左足で無人のゴールに流し込んだ。

 2試合連続ゴールの戸高は直近7試合で5得点目。やや劣勢だった町田が先制に成功した。痛い形で先制された岐阜だが、その後もボールを保持し続ける。ところが前半40分に痛恨のミスから2失点目。自陣でのDF福村貴幸のパスミスを町田FW吉田眞紀人がカットし、右サイドでフリーのMF平戸太貴がパスを受けると、PA右手前から狙った左足ミドルが岐阜ディフェンスに当たってコースが変わり、そのままゴールネットを揺らした。

 今季、鹿島から期限付き移籍で加入した平戸は今季初先発で待望のプロ初ゴール。鹿島ユースから昨季、トップチームに昇格した2年目の20歳が相馬直樹監督の起用に応えた。前半の町田はシュート3本で2点を奪うという効率の良さ。対する岐阜はボール支配率68%を記録しながらシュートは1本止まりで、大木監督はハーフタイムに「2点取られたのだから3点取るしかない」とゲキを飛ばし、後半開始からDF野澤英之に代えてMF風間宏矢をピッチに送り込んだ。

 風間の投入で徐々に攻勢を強める岐阜は後半18分、細かいパスワークで左サイドを突破し、町田の守備ブロックが堅いと見るや、素早くつないで右サイドに展開。スペースでボールを受けた風間のクロスがファーサイドに抜けてきたところをFW古橋亨梧が右足で狙ったが、左のサイドネットに外れた。

 後半24分には中盤でMFシシーニョがボールを奪い、右サイドのスペースにスルーパス。FW大本祐槻の深い位置からのクロスはGK高原寿康に阻まれたが、ゴール前にこぼれたボールをMF庄司悦大が落とし、風間が無人のゴールにシュートを放つ。絶好のチャンスだったが、ゴールライン上の町田DF深津康太がヘディングでクリア。決死のディフェンスでゴールを許さなかった。

 町田は後半25分、中京高からFC岐阜SECONDを経由して昨季まで岐阜に所属していたMF遠藤純輝を谷澤に代えて起用。スタジアムは盛り上がりを見せたが、酷暑の中で試合は消耗戦の様相を呈し、後半アディショナルタイムには岐阜の庄司がパスを出したあとに遠藤と交錯した際、無謀に引き倒したとみられたか、主審は庄司にレッドカードを提示し、一発退場となった。

 試合はそのままタイムアップを迎え、町田が2-0で勝利。貴重な追加点でJリーグ初ゴールを決めた平戸は試合後のインタビューで「相手のミスからいい形でボールが回ってきたのでうまく決められた。チームとしても個人としても結果を出さなければならないのでよかった」と喜んだ。




初先発にてプロ入り初ゴールを決めた町田の平戸である。
右サイドでボールを持つと切り返し、相手選手の当りにも負けず、左足にて決めた。
これは素晴らしい。
利き足ではない左足というところも、当りに負けぬフィジカルも、そして少々強引なところも含めて平戸の将来性を感じさせた。
相馬監督の信頼に応え、一発で結果を出したことで、チームの中でも重要度を増していくことであろう。
後半戦も町田を牽引する中心選手となっていって欲しい。
平戸の成長を楽しみにしておる。

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セビージャ戦コメント

明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017




鹿島アントラーズ:大岩 剛
セビージャFCの強さをまざまざと見せつけられた。しかし、選手たちは粘り強く守備をし、ボールを奪った後、積極的に攻撃に出ていくことをやり続けた。その結果、スタジアムに来てくれたサポーターの皆さんが喜んで帰ってもらえる結果になったと感じている。

Q. 前半終了間際にレオ シルバ選手を呼んで指示を与えていたが、どんなことを伝えたか?

A. 前半、ボールを動かされてしまって、自分たちがなかなかボールを持つことができなかった。ただ、守備の面でやるべきことはある程度できていた。奪った後の攻撃の質、ファーストプレーの質、判断の質、ポジショニングがよくなかった、もしくは良くないようにさせられてしまった。理由として、ボールを奪った後スピードアップし過ぎてしまい、ボールロストが多くなったと感じた。落ち着いてボールを動かしながらサイドを使って攻めることを徹底するように、あのタイミングでレオに伝えた。

Q. この試合はJリーグを戦う上でどんな意味があるか? 今シーズンはC大阪や柏が強いがどう感じているか?

A. 名前の挙がった両チームは、それぞれが独特のスタイルを持っているチーム。そこに対して自分たちがリアクションするのか、アクションするのか。そういったところの判断が求められる。今日のようにボールを握られる時間が長くなったとき、もっと自分たちからアクションすることで守備をしたり、自分たちが支配するやり方で相手を押し込むことができるはず。そういうサッカーをJリーグでも数多くやれるように準備したい。

Q. 具体的なセビージャの強さとは? 自分たちのサッカーはどの程度できたと感じているか?

A. 正直に言うと、手ごたえはあまりない。自分たちが前線から奪いに行くサッカーはやらせてもらえなかった。セビージャは世界最高峰のリーグであれだけの成績を残している。非常に高いレベルを体感した。選手たちも同様に感じていると思う。試合後「自分たちがあのレベルにならなくてはいけない。チームとして選手として成長していこう」と選手たちに伝えた。昨年レアル・マドリードと試合をして決定的な差を感じたが、その差が縮まるどころか広がっているように感じた。今の自分たちの意識では縮まらない。もっと厳しくサッカーに取り組み、高い意識を持って日々の練習に取り組んでいきたい。

Q. 途中交代の鈴木選手、安部選手が印象的なパフォーマンスを見せたが、2人の評価は?

A. 2人とも非常に気持ちの入ったすばらしいパフォーマンスだったと感じている。いつも言うことだが、それをやり続けることが重要。彼らが今日得た自信のようなものを成長の糧にしてやり続けることが大切。





【鈴木 優磨】
後半はある程度、自分たちから仕掛けることができた。でもこのままじゃ、まだまだダメ。自分たちからアクションを起こせるようになりたい。今日は2得点を取れて良かったけど、相手はシーズン前だし、勝って慢心するわけにはいかない。謙虚に受け止めていきたい。

【安部 裕葵】
自分の長所であるドリブルと運動量を見せることができてよかった。(得点シーンは)冷静にプレーできて、横も見えていた。ああいうプレーは得意。自然と身体が動いた。このレベルが相手でもできたのは自信になった。外から見ていても、プレーしていても楽しかった。すごく勉強になったし、充実した日になった。

【昌子 源】
前半を無失点に抑えればいけると思っていた。交代で入った優磨と裕葵がよくやってくれた。どんどん若い選手が出てくれば、チームも強くなる。試合ごとに選手が活躍して良くなっていくのは、今のアントラーズの良いところ。これを続けていきたい。

【曽ケ端 準】
欲を言えば、自分たちが試合を支配して勝てれば良かったけど、難しい中でもチャンスを窺いながら我慢強くプレーできて良かった。暑い中での試合が続くし、リーグ戦でも今日のような展開もあり得るので良いシミュレーションになった。

【ブエノ】
自信をもってピッチに立ったし、100%を出そうと考えていた。無失点に抑えることができて嬉しい。

【植田 直通】
コンディションを整えている段階だったと思うけど、そういう相手であっても負けるわけにはいかなかった。勝てたことは良かった。あまり相手の情報がない中で、プレーをしながら相手の出方を考えていた。

【遠藤 康】
自分が出たら、チーム全体を押し上げられるようにしたいと考えていた。こういう相手で、親善試合であったとしても、自分たちは勝たないといけない。これだけボールを回せるチームと試合をする機会はなかなかないので、楽しかった。

セビージャFC戦


本日行われた明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017セビージャFC戦は2-0で勝利しました。

明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017 
2017年7月22日(土)18:08KO カシマ

[ 大岩 剛監督 ]

セビージャFCの強さをまざまざと見せつけられたゲームでした。ただ選手たちは粘り強く守備をすることと、奪ったあとに積極的に出ていくこと。そういうことをやり続けた結果が、今日来てくれたサポーターのみなさんが喜んで帰ってくれるような結果になったんじゃないかなと感じています。

――前半終了間際にレオ シルバ選手に指示を与えていたが。どのような内容だったのか。

前半はボールを動かされてしまって、自分たちがなかなかボールを握ることができませんでしたが、守備の面では自分たちのやるべきことはある程度はできていた。ただ、奪った後の攻撃の質、ファーストプレーの質、判断の質、ポジショニング、そういうものが良くなかった。その理由はボールを奪ったあとに、少しスピードアップしすぎてしまったこと。そのためにボールロストが多かった。そういうことを伝えながら、もう少し落ち着いてボールを動かし、サイドを使って攻めていくことを徹底しようと、レオには伝えました。

――セビージャの強さをどのように感じたか。また自分たちのサッカーがどれくらいできたのか、その手応えを教えてください。

まず、手応えに関してはあまりないです。自分たちが前線から奪いに行く形はやらせてもらえなかったと感じています。セビージャのレベルは、やはり世界最高峰と言われているラ・リーガであれだけの成績を収めることができる。それを体感しましたし、選手も体感したと思います。試合が終わったあとに選手にも言ったんですが、自分たちもあのレベルにならないといけない。一人一人の判断のレベル、パススピードのレベル、戦術のレベル。自分たちが今日経験できたので、日々の練習でその質を高めてきたい。あとは選手の自覚でしょうかね。自分たちが目指すべきところはどこなのか。昨年、レアル マドリードとああいうゲームをしたあとに評価をしてもらいましたが、決定的な差を感じていました。今回、その差を縮めるどころか、広がったんではないか。そういう話をしました。今の自分たちの意識では縮まらない。取り組み方を改めながら、さらにレベルアップしていく意識を持って日々の練習に取り組んでいきたい。

明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017 
2017年7月22日(土)18:08KO カシマ

[ 鈴木 優磨 ]

1点目は裕葵が3人抜いてくれたんですが、あれがFWの理想のゴールだと思います。運んできてもらって最後に決めるのが理想。簡単なゴールですけど、ああいう形はあまりなかったので良かったです。パスは呼びましたけど、あとは裕葵の判断でしたね。

後半はある程度自分たちからいけましたけど、監督も自分たちからアクションを起こせるチームになっていこうと言っていた。まだまだだと思っています。

もちろん、点を取れたことはよかったですけど、相手はシーズン中ではないですし、身体を作っている段階。前半は支配されたし、勝ったといっても満足するわけにはいかないですね。シーズン中だったらまだ別のチームだと思うので、謙虚に受け止めたいです。

相手はやっぱり上手かったですね。前半もベンチから、すごいなと思って見ていた。ノリート選手が好きなので、一緒にやってみたかったです。

[ 安部 裕葵 ]

自分の長所のドリブルだったり、運動量だったり、そういうところを見せられて、すごく良かったです。

(先制点の場面は)冷静に横も見えていた。(自分で打つ選択肢は)もちろんありましたけど、ああいう局面は考えている余裕は正直ないので。自然と身体が動いたっていうほうが、言い方的には合っていますね。

セビージャの選手は、とりあえず止めて蹴るがとてもうまくて、自分も『止めて・蹴る』っていう基礎をもっと練習しないといけないなと思いました。前半は、ピッチの外から見ていて、すごく勉強になりました。今日の試合は自分にとって、見ていても、やっていても楽しくて、すごく充実した試合でした。

(マン・オブ・ザ・マッチは)何も考えていなかったです。そういうのがあるのも知らなかったので、ちょっとびっくりでしたね。先輩たちからは、良かったぞというふうに言ってもらいました。

鈴木 優磨が2得点!セビージャFCの前半の猛攻を凌いだ鹿島が会心の勝利!!【サマリー:明治安田Jリーグワールドチャレンジ】

2得点を挙げた鈴木 優磨。国際舞台での勝負強さを改めて証明した

明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017の鹿島アントラーズvsセビージャFCが22日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、鹿島が2-0でセビージャを下した。

前半から主導権を握ったのはセビージャだった。正確なパス回しで鹿島守備陣を翻弄すると、ホアキン コレアやルイス ムリエルが決定的なシュートを放つ。しかし、鹿島はGK曽ヶ端 準を中心にこれを凌ぎ、前半を0-0で折り返す。

後半に入ってもセビージャペースは変わらなかったが、先制したのは鹿島だった。72分、途中出場の安部 裕葵が鋭いドリブルでDFをかわしエリア内に侵入すると、鈴木 優磨に決定的なラストパスを供給。鈴木は落ち着いてセビージャゴールに蹴り込んで、貴重な先制ゴールを奪った。

その後は再びセビージャに攻め込まれたが、身体を張った守備で応戦。終了間際には再び鈴木がCKからネットを揺らし、鹿島がスペインの強豪から会心の勝利を挙げている。

ラ・リーガの強豪相手に価値ある勝利!分水嶺となった選手交代
スペインの強豪相手に、Jリーグ王者が見事な勝利を飾った。

鹿島がセビージャをホームスタジアムに迎えた「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」。立ち上がりから主導権を握ったのは、セビージャだった。エベル バネガとガンソを中心としたパスワークは速くて正確。狭いスペースでも見事なダイレクトパスをつないで、鹿島の守備網をこじ開けていく。

序盤こそ鹿島にもチャンスはあったが、15分過ぎからはほぼハーフコートマッチの様相を呈し、左サイドのホアキン コレアやCFのルイス ムリエルが決定的なシュートを放つ。曽ヶ端 準の好セーブやシュートミスも重なり前半はスコアレスで折り返したものの、鹿島ゴールが陥落するのは、時間の問題かと思われた。

「セビージャFCの強さをまざまざと見せつけられたゲームでした」と大岩 剛監督が振り返ったように、セビージャのクオリティの高さが際立った前半だった。

後半に入っても流れは変わらず、セビージャの攻勢が続く。しかし、鹿島は粘り強く相手の攻撃を凌ぎ続けると、徐々に反撃の糸口を見出していった。

ポイントとなったのは選手交代。62分の3枚替えが結果的に鹿島に勝利をもたらす分水嶺となったのだ。

土居 聖真、鈴木 優磨、そして安部 裕葵と大岩監督はFW陣を一気に投入。リスクを負った采配で流れを手繰り寄せようとすると、この3人がその期待に応える活躍を見せた。なかでも際立ったパフォーマンスを示したのは、高卒ルーキーの安部だった。69分に右サイドを抜け出して決定的なシュートを放つと、72分、鋭いドリブルで3人をかわし、最後はGKを引き付けて、鈴木の先制ゴールを見事にお膳立てしたのである。

「冷静に横も見えていた。(自分で打つ選択肢は)もちろんありましたけど、ああいう局面は考えている余裕は正直ないので、自然と身体が動いた」

とても18歳とは思えない高い技術と落ち着き払ったプレーが、鹿島に貴重な先制ゴールをもたらしたのだった。

その後再び、セビージャに押し込まれる展開となったが、鹿島は粘り強く対応し、ゴールを許さない。86分にはウィサム ベンエデルに決定的なシュートを打たれるも、曽ヶ端がビッグセーブでこれを阻止。37歳のベテランが、この日最大のピンチを救ってみせた。

後半アディショナルタイムには、CKから鈴木がこの日2点目となるゴールを奪い、試合を決定づけた。

「点を取れたことはよかったですけど、相手はシーズン中ではないですし、身体を作っている段階。前半は支配されたし、勝ったといっても満足するわけにはいかないですね」

殊勲の鈴木が振り返ったように、セビージャがベストコンディションからほど遠かったのは確かだろう。それでも、随所に見せたプレーのクオリティは世界基準。それを凌ぎ、隙を逃さず、二度もゴールに結びつけた鹿島のパフォーマンスはやはり称賛に値するものであり、価値ある勝利となったことは間違いない。

鹿島が欧州の強豪セビージャを下す! 途中出場の鈴木が2ゴールの大活躍

途中出場の鈴木が2得点(9番)[写真]=Getty Images

 明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017が22日に行われ、鹿島アントラーズとセビージャが対戦した。

 昨季の明治安田生命J1リーグ王者である鹿島に挑むセビージャは、中盤にエベル・バネガ、ガンソを揃えて試合に臨んだ。

 24分、先に決定機を迎えたのはセビージャ。スルーパスに抜け出したセバスティアン・コルシアがシュート。曽ヶ端準がシュートを弾くも、こぼれ球にルイス・ムリエルが反応。しかし、再び曽ヶ端がファインセーブ。鹿島がピンチを脱する。

 さらに36分、再びセビージャにビッグチャンス。ガンソが縦パスをムリエルへ入れる。ムリエルは昌子源と競り合い、後ろから走り込んだホアキン・コレアへボールを渡す。曽ヶ端との一対一を迎えたコレアは左足でシュートを放つが、ゴール左に外れ得点には至らない。

 両チームとも得点を奪うことはできずに前半を折り返す。後半鹿島は3選手、セビージャは4選手を一気に入れ替える。

 58分、攻め続けるセビージャがチャンスを作る。コレアが単独突破を仕掛けシュートまで持ち込む。しかし枠を捉えられない。

 しかし直後の72分、攻め込まれていた鹿島にゴールが生まれる。右サイドからの横パスを安部裕葵が敵陣中央の右で受ける。安部はドリブルでゴール前に進入。GKを引き付けたところで鈴木優磨へパス。鈴木が無人のゴールへ流し込み待望の先制点を鹿島が奪った。鈴木はおなじみになったクリスティアーノ・ロナウドのゴールパフォーマンスを披露、喜びを爆発させた。

 さらにアディショナルタイム1分、先制点を奪った鈴木が今度はCKに頭で合わせて追加点。鹿島が2点のリードを得る。

 試合はこのまま終了。鹿島が欧州の強豪セビージャに勝利した。



【スコア】
鹿島アントラーズ 2-0 セビージャ

【得点者】
1-0 72分 鈴木優磨(鹿島)
2-0 90分+1分 鈴木優磨(鹿島)

セビージャ戦で2ゴールの鹿島FW鈴木優磨、先制点は「FWの理想の形」

セビージャから2ゴールを奪った鈴木優磨 [写真]=Getty Images

 鹿島アントラーズは22日に行われた明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017でセビージャと対戦し、2-0で勝利した。

 62分に金崎夢生に代わってピッチに立った鈴木優磨は、ドリブルで敵陣中央を突破した安部裕葵のパスを受けて左足で流し込み先制。後半アディショナルタイムには遠藤康のCKに頭で合わせて貴重な追加点を挙げて勝利を決定づけた。

 試合後、鈴木は「絶対に点を取って勝とうと思っていたので良かった」と振り返り、先制点については「あれがFWの理想の形だと思っているので(安部)裕葵に感謝しています」とこの試合でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた安部へ賛辞を述べた。

 29日に行われるJ1リーグ第19節ヴァンフォーレ甲府戦に向けては「頑張ります」と、第14節のサンフレッチェ広島戦以来のリーグ戦先発出場へ向けて意気込みを語った。

"鹿島のC・ロナウド"がセビージャから2ゴール!2-0勝利の立役者に
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年07月22日


72分、90+1分と後半に2ゴール!


鈴木の2ゴールで鹿島がセビージャを下した。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017]鹿島2-0セビージャ/7月22日/カシマ

 親善試合の鹿島対セビージャが22日、県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、鹿島が2-0で勝利した。

 試合はセビージャがポゼッションで優位に立つ時間が続いたものの、鹿島も組織的な守備で対抗。前半は拮抗した展開のまま、スコアレスで折り返す。

 7人まで交代が認められているため、鹿島は後半頭から遠藤康ら3人を起用し、さらに62分にも安部裕葵ら3人を入れてフレッシュな状態を保った。

 一方のセビージャも後半開始からパブロ・サラビアら4人を投入。61分にもステベン・エヌゾンジら3人をピッチへ送り出し、交代枠を使い切った。

 そうして迎えた72分、鹿島に待望の先制点が生まれる。中盤で横パスを受けた安部裕葵がドリブルでふたりをかわし、そのままエリア内に侵入。GKを引き付けて横パスを出すと、走り込んできた鈴木優磨が、がら空きのゴールに流し込んだ。鈴木はいつもの”C・ロナウドポーズ”で喜びを表現した。

 さらに鹿島は90+1分、金森健志が獲得したCKのチャンスで、追加点を叩き込む。遠藤のクロスに合わせたのは、またも鈴木だ。空中戦で競り勝ち、決定的な2点目を沈めた。

 試合はそのまま2-0で終了。昨年のJリーグチャンピオンが、16-17シ-ズンのリーガ・エスパニョーラ4位、チャンピオンズ・リーグではベスト16に進出した強豪を下した。

【鹿島】セビージャを手玉にとった18歳、安部裕葵。「アピールできた」と自信を深める
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年07月22日


鈴木へのアシストの場面は「自然と身体が動いた」。


スペインの強豪相手にも物怖じせず、自身の武器を随所に発揮した安部。2ゴールの鈴木を抑えてMOMに選ばれた。写真:田中研治

[Jリーグワールドチャレンジ2017]鹿島 2-0 セビージャ/7月22日/28,308人/カシマ

 まさに“キレキレ”だった。

 62分にレオ・シルバとの交代でピッチに立った安部裕葵は、持ち前の突破力をいかんなく発揮。「自分の長所、ドリブルだったり、運動量だったり、そういうところを見せられた」と本人も手応えを口にするように、局面の勝負では抜群の強さを見せていた。

 ハイライトは、72分の鈴木優磨の先制点の場面だ。伊東幸敏からの横パスを受け、ワンタッチで目の前の敵をかわすと、ゴールに向かってドリブルを開始。寄せてくるDFを軽やかにかわし、GKと1対1になるも、すぐ隣を走る鈴木へのアシストを選択した。

「冷静に、横も見えていた。(自分で打つ選択は)もちろんありましたけど、ああいう局面は、考えている余裕は正直、ないので。自然と身体が動いたっていう感じです」

 その後、ロスタイムに鈴木が追加点を挙げて、鹿島が2-0でセビージャを下す。鈴木の非凡な決定力が勝負を決めた形だが、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのは安部だったことからも、その活躍ぶりは明らかだ。

「アピールはできたと思う」と力強く語る高卒ルーキー1年目の18歳。今後のさらなる飛躍が楽しみだ。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【鹿島】「少年のような気持ちで」。殊勲の二発を叩きこんだ鈴木優磨の真意
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年07月23日


「肌で感じてみて、どのくらいのレベルなのかを知りたかった」


欧州のレベルを実感できたうえに、チームを勝利に導く値千金の2ゴール。鈴木にとって実り多いゲームとなったはずだ。写真:田中研治

[Jリーグワールドチャレンジ2017]鹿島 2-0 セビージャ/7月22日/カシマ

 62分に途中交代で出場すると、ほどなくして、セビージャの長身ボランチ、エヌゾンジに強烈なショルダーチャージを喰らわせる――鈴木優磨のこの試合に懸ける強い意気込みが感じられた。

 今季の開幕当初はいくつかの印象的なゴールを決め、本格的なブレイクを予感させたが、4月以降はトーンダウン。最近はベンチで過ごす時間のほうが長くなっていた。

 それだけに、この試合は自らの存在価値を証明するための重要な一戦だったのではないか。悲壮感にも似た想いがその胸の内を占めていたのではないか。そうアタリを付けて、結果的にはファウルを取られた冒頭の激しいプレーについて聞けば、「それはちょっと分からないけど……」と、にべもなくかわされた。

 鈴木のモチベーションは、まったく別のところにあった。

「正直な話、肌で感じてみて、どのくらいのレベルなのかを知りたかった。相手はシーズン前だし、コンディションはまだ整っていないかもしれないけど、どんな距離感なのか、どこから足が伸びてくるかとか、すごく楽しみだった」

 チームでも一、二を争うほどの欧州サッカーフリークで、欧州移籍にも興味を示す男は、ピュアな気持ちでピッチに立っていた。

「本当に今日は、少年のような気持ちで試合に入りました」

 余計な気負いはない。結果を出さなければというプレッシャーとも無縁だったのだろう。シンプルに、欧州のレベルを実感したかった。

「知っている選手が多いなかで、やっぱり巧いなと思った。前半、ベンチから見ていても凄いなって。俺が出た時には、もうバネガ選手がいなかったけど、違いを作れるし、戦いたかった。あと、ノリート選手がすごく好きなんですけど、やりたかったですね(注釈/7月16日に加入が発表されたが、この日はベンチ入りせず)」

 そう語る姿は、サッカー小僧そのものだった。

 もっとも、ただ試合を楽しんでいたわけではない。周知のとおり、鈴木はこの試合で2ゴールを決めて、勝利の立役者に。スタメンに返り咲くためのアピールにもなったのは間違いなく、本人にとっては実り多いゲームだったはずだ。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【鹿島】昌子源に「半端じゃなかった」と言わしめたセビージャの選手とは?
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年07月23日


「まだシーズン前だと考えると、ゾッとする」


スペインの強豪セビージャを相手に、終わってみれば2-0の完封勝利を収めたが、昌子は自身がプレーした前半を「ゼロで耐えられたけど、すごく差を感じた」と振り返る。写真:田中研治

[Jリーグワールドチャレンジ2017]鹿島 2-0 セビージャ/7月22日/カシマ

 昨季のリーガ・エスパニョーラでは4位と、スペインの強豪クラブのひとつに数えられるセビージャを相手に、日本の常勝軍団・鹿島は2-0の勝利を収めた。

 前半のみの出場だったが、無失点に貢献したディフェンスリーダーの昌子源は、押し込まれる時間が長かった最初の45分間を「ゼロで耐えられたけど、すごく差を感じた」と振り返る。

 セビージャの布陣は4-3-3。最前線のCFはコロンビア代表のルイス・ムリエルで、昌子も何度かマッチアップに挑むなか、1対1を制する時もあれば、奪いに行こうとして簡単に入れ替わられる場面もあった。

 そのムリエルにはやや苦戦していたように見えたが、「そんなに凄さは感じなかった。どっちかというと、足にボールがついていなかった。やっぱり、コンディションがまだマックスではないのかな」と語る。

「そう考えると……」と続けた昌子は、ふたりの選手の名前を口にした。

「ガンソとバネガは、まだシーズン前だと考えると、ゾッとする」

 両選手はともにスタメンで、二枚のインサイドハーフでプレー。彼らを軸としたセビージャの攻撃を目の当たりにして、「まったくボールを失わず、パンパン細かいパスをつないできて、苦しかった」という。

 右SBでフル出場した伊東幸敏も、「Jで、うちがあんなに回されることはないんで。上手かったですね」と、セビージャのパスワークに舌を巻く。それでも、鹿島守備陣は最後まで集中を切らさずに、ゴールを許さなかった。ただ、やはりガンソとバネガのプレーは強烈だったようだ。

「やっぱりあのふたり。落ち着きが半端じゃなかった。レオ(・シルバ)ですら、ボールを取れなかったから。いつもだったら、レオがひとりで取っちゃって、相手の攻撃を終わらせるところを、レオがファウルを取られたり、抜かれたり」(昌子)

 Jでは味わえないグレードだったのは間違いない。もっとも、逆に考えれば、それほどのチームを完封してみせたのだから、その点は自信にしていいはず。この貴重な経験を今後の戦いにつなげていきたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

「ボコボコにされていたかも」鹿島MFが感じた世界との大きな差
江國 森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
2017年07月23日


「Jでは対戦できないレベル」を体感。


レオ・シルバとダブルボランチを組んだ三竿健斗。「前半で足が止まりそうだった」と言いながらもフル出場を果たす。写真:田中研治

[Jリーグワールドチャレンジ2017]鹿島 2-0 セビージャ/7月22日/カシマ

 昨シーズンのリーガ・エスパニョーラで4位に入った強豪セビージャを2-0で下した鹿島。だが、前半は一方的にボールを支配されるなど、劣勢を強いられた時間帯も多かった。

「前半はチンチンにされた。あのまま後半にいっていたら、ボコボコにされていたと思う」
 
 そう振り返ったのは、ダブルボランチの一角で先発した三竿健斗だ。絶えずボールを回されていたため、前半で足が止まりかけていたという。「セビージャがメンバーを代えてくれたので持ち直せた」と吐露している。

 手を焼いたのが、エベル・バネガとガンソの両インサイドハーフへの対応だ。「ポジショニングが素晴らしかった。前から(プレスに)行きづらい位置でボールを受けるし、取りに行けば空いたスペースを使われる。レベルの差を感じた」

 卓越したテクニックを持つアルゼンチンとブラジルの両司令塔と対峙し、感じたのは世界との小さくない差だ。とりわけガンソに対しては、「Jリーグでは(あのレベルの選手とは)対戦できない。懐が深くて、どちらに動くかわからなかった」と、クオリティーの高さを肌で感じたようだ。

 もちろん収穫もあった。「徐々に慣れてきて、ボールを奪えた時もあった。日頃から(ガンソのような選手)と対戦できればいいけど、それは難しいので、今日の試合をイメージしながら練習に取り組みたい」

 そう決意を語った三竿。今シーズンは植田直通が故障の際にCBを務めるなど出場機会を一気に増やしている21歳にとって、この一戦がさらなる飛躍のきっかけになるかもしれない。

取材・文:江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)

鹿島・大岩監督、セビージャ戦勝利も辛口「スペインとの差は縮まらない」


明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017、鹿島アントラーズ対セビージャFCは2-0で鹿島が勝利。試合後、鹿島の大岩剛監督が記者会見に臨んだ。

明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017が7月22日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、鹿島アントラーズとセビージャFC(スペイン)が対戦した。試合は2-0で鹿島が勝利。試合後、鹿島の大岩剛監督が記者会見に臨んだ。
「セビージャの強さをまざまざと見せつけられたゲームでした。ただ、選手たちは粘り強く守備をすること、奪った後は積極的に攻撃することをやり続けた。それが、今日来てくれたサポーターの皆さんに喜んで帰っていただける結果につながったと感じています」と総括する大岩監督。
「今日みたいなボールを握られている時間が長い試合では、もっと自分たちでアクションすることで守備をしたり、奪った後にボールを支配したり、そういうやり方をすることで自分たちがイニシアチブを握ることができると思っています。そういうサッカーをリーグ戦の中で数多くやれるように準備したい」と今後の展望を語った。

セビージャに勝利して胸をなでおろす鹿島DF植田直通「負けられなかった」


明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017、鹿島アントラーズ対セビージャFCは2-0で鹿島が勝利。試合後、鹿島のDF植田直通がゲームを振り返った。

明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017が7月22日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、鹿島アントラーズとセビージャFC(スペイン)が対戦した。試合は2-0で鹿島が勝利。試合後、鹿島のDF植田直通がゲームを振り返った。
「相手も日本まで来て、まだ身体もできていない状況。そういう相手には負けられなかったので、結果が出て良かったと思います」と胸をなで下ろす植田。「あまり相手の情報がない中で、どういう攻撃をしてくるんだろうと考えながらやってました。前から行ってなかなかいい奪い方ができてなかったので、後ろに引いちゃってカウンター狙いでもいいんじゃないかと話してました。それがうまく行って点を取れたと思うので、そこはプラスかなと思います」とゲーム運びについて説明した。
「相手もうまい中で、僕たちも走らされてしまった。なかなか難しいところもありましたが、楽しかったです。日本のチームとは違いますね」とスペインの強豪チームに対する印象を語った。

MOMの鹿島FW安部裕葵、先制点のアシストは「自然と身体が動いた」


「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」で鹿島アントラーズとセビージャFC(スペイン)が対戦。試合は2-0で鹿島が勝利を収めた。試合後、先制点をアシストした鹿島FW安部裕葵が試合を振り返った。

「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」が22日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、鹿島アントラーズとセビージャFC(スペイン)が対戦した。試合は2-0で、鹿島が勝利を収めた。試合後、先制点をアシストした鹿島FW安部裕葵が試合を振り返った。
FW鈴木優磨の先制点は、安部のドリブル突破から生まれた。そのプレーについて聞かれると「自分の得意なプレーなので、それを出すために」と答え、「ああいう(強豪チーム)相手でも通用するんだというのが自信になったので良かった」と続けた。また、自分でシュートを打つという選択肢については「もちろんありましたけど、ああいう局面で考えている余裕は正直ないので、自然と身体が動いたという方が合っているかな」と、瞬間的な判断でパスを出したことを明かした。
「『止めて蹴る』がとてつもなく(うまく)て、やっぱり自分の『止めて蹴る』の基礎を練習しないといけないなと思った」と気を引き締めつつも、「前半はピッチの外から見てて、すごい勉強になった。今日の試合は自分にとって楽しくて、見てても楽しくて、やってても楽しくて、すごい充実した試合でした」と充実感をにじませた。

鈴木優磨、セビージャとの対戦で欧州への意欲高まる「行っちゃうのが手っ取り早い」


明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017、鹿島アントラーズ対セビージャFCは2-0で鹿島が勝利。試合後、鹿島のFW鈴木優磨がゲームを振り返った。

明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017が7月22日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、鹿島アントラーズとセビージャFC(スペイン)が対戦した。試合は2-0で鹿島が勝利。試合後、鹿島のFW鈴木優磨がゲームを振り返った。
「前半は押し込まれて自分たちのサッカーができなかったですけど、後半の最後のような、自分たちからアクションを起こすサッカーができれば、もっと上に行けると感じました」と印象を語る鈴木。途中出場ながら2ゴールを挙げた活躍については、「1点目は(安部)裕葵が3人抜いて、個人的には理想のゴール。運んできてもらって最後FWが決めるっていうのが理想なんで。こういうゴールって多分今までなかったので、良かったです」と満足げに語った。
「俺と(土居)聖真くんが『俺らでもできるんだ』っていうのはある程度示せた。俺らが(ポジションを)取るんだっていう気持ちを見せれば、上もうかうかしていられない。俺だけに限らず、ベンチメンバー全員そうだし、それがチームに良い効果を生んでるのかなと思います」と、チーム全体の高いモチベーションをうかがわせた。

鹿島DF昌子源、サポーターに感謝「これを求めていた」…土居は鈴木の活躍に笑顔


明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017、鹿島アントラーズ対セビージャFCは2-0で鹿島が勝利。試合後、鹿島のDF昌子源とMF土居聖真がゲームを振り返った。

明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017が7月22日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、鹿島アントラーズとセビージャFC(スペイン)が対戦した。試合は2-0で鹿島が勝利。試合後、鹿島のDF昌子源とMF土居聖真がゲームを振り返った。
「失うものはなかったのでガンガンいってやろうと思ってた」と語る土居は、「(鈴木)優磨も(安部)裕葵もそういう感じだったと思う。その塊の3人が入った感じだったので、結果が出て良かったなと思います」と笑顔で話した。「(その雰囲気が)チームにはないけど、個々にあるって感じじゃないかな。俺も優磨もなかなかスタメンで出られないけど、歯を食いしばってなんとか結果を残そうって感じだった。俺は残せなかったけど、(鈴木は)残せたので良かったんじゃないかな」とチームメイトの2得点を喜んだ。
昌子はスタジアムの雰囲気を高評価。「ちょっとしたことで『おお!』と湧く。これを僕らは求めていたんだろうし、なんで今日僕らがこういうサッカーをできたかって言うと、サポーターがああいう雰囲気を作ってくれたから。(選手とサポーター)どちらかがサボるとやっぱり僕らは勝てないし、ファミリーでやってきてることだと思うので。(ヴァンフォーレ)甲府、(ベガルタ)仙台と(ホーム戦が)続くので、これを2万いかなくてもやってほしいなと思う。できたら毎試合入ってほしいね、それを伝えたいなと思います」とファンのサポートを求めた。

鹿島MF三竿健斗、守備に追われながらも「粘り強さが勝ちにつながった」

明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017、鹿島アントラーズ対セビージャFCは2-0で鹿島が勝利。試合後、フル出場を果たした鹿島MF三竿健斗が、試合を振り返った。


明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017が7月22日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、鹿島アントラーズとセビージャFC(スペイン)が対戦した。試合は2-0で鹿島が勝利。試合後、鹿島のMF三竿健斗がゲームを振り返った。
両チームが7名ずつの交代枠を使った中でフル出場を果たしたMF三竿健斗。「少しは相手にも慣れたので、ずっと我慢して守ってたので、その粘り強さが勝ちにつながって良かったなと思います」と試合を振り返った。
リーグ戦では3戦続けてセンターバックとして出場していた中で、ボランチ起用。さらに相手はセビージャ。「いつもよりも判断を速くしようと思っていた。試合前のイメージとしては、もっとサイドに散らしたかったのですが、守備に追われて、(ボールを)取っても、なかなかサポートに行けなかった」と語りつつも、「相手が後ろ向きの時の対応や、一対一を仕掛けてくる相手と駆け引きで、(ボールを)取れた場面もありました。そういうのは間違いなく生きてる」とセンターバックとしての経験が生きたシーンがあったと明かした


勝利も冷静に試合を振り返る大岩監督である。
「昨年レアル・マドリードと試合をして決定的な差を感じたが、その差が縮まるどころか広がっているように感じた」と語る。
国際経験は確実にクラブに根付いておることが伝わってくる。
結果だけで慢心することはない。
チームの成長を促し、更に強くなってくれよう。
また、ボランチとして先発出場した三竿健斗は、大いなる経験を積んだ。
「「Jリーグでは(あのレベルの選手とは)対戦できない。懐が深くて、どちらに動くかわからなかった」と言う。
前半はチンチンにやられ、なんとか無失点にしのげたことは幸運だったと思う。
後半、メンバーが代わり、持ち直すことが出来たがそれも含めて、健斗にとっては良い経験であったと思われる。
若きボランチは、向上心も高く、この試合に勝利したことで、更なる成長したことであろう。
この先に期待大である。

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明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017・セビージャ戦

やはり曽ヶ端は神としか言いようがない。

源、誰にどういう目線で見られているか分からない

鹿島昌子、きょうセビリア戦「勝って終わりたい」
[2017年7月22日7時28分 紙面から]


セビリア戦前日練習で大岩監督(左)と話す鹿島DF昌子(撮影・鎌田直秀)

 鹿島アントラーズDF昌子源(24)が今日22日のスペイン1部セビリア戦(カシマ)でJリーグの意地を示す。J中断中の海外クラブとの親善試合で、浦和がドルトムント(ドイツ)に2-3、C大阪がセビリアに1-3と敗れていることもあり「日本は2敗しているので、勝って終わりたい」。

 上西小百合議員が負けた浦和をツイッターで批判して話題となっていることにも触れ「浦和さんみたいに、誰にどういう目線で見られているか分からないですからね。正々堂々とやりたい」と勝利にこだわる理由を付け加えた。前日練習では、DF植田がセットプレーの連係確認で主力組に入り、約1カ月ぶりの先発復帰が確実だ。


浦和の受難について触れた源である。
議員の売名に使われ、浦和の○チガイサポに殺人予告されたと、面会まで申し込まれた某議員の話は、クラブとしては大迷惑であったであろう。
その轍は踏まぬためにも、結果にこだわるところ。
その為には久しぶりに組む植田とのコンビでセビージャの攻撃を封じ込めることこそ肝要。
「失点しなければ試合に負けることはありませんからね」と源自身も話しておる。
零封にて勝利を呼び込むのだ。
源の躍動を期待しておる。

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鹿島はいつも通り勝利に徹する

【鹿島】セビリアとの対戦に小笠原「勝たなきゃ意味ない」
2017年7月22日6時0分 スポーツ報知


公式記者会見に臨んだ(左から)鹿島・大岩監督、三竿健、セビリアのセルヒオ・エスクデロ、エドゥアルド・ベリッソ監督

 鹿島は21日、22日のセビリア戦に向けクラブハウスで約1時間30分の練習を行った。ミーティングで大岩剛監督(45)から「ホームだから勝つ」と送り出された選手は、練習で公式戦さながらの緊張感を漂わせた。負傷から先発復帰見込みのDF植田は「自分たちは勝負する」と心に決め、主将のMF小笠原は昨季スペイン1部4位の強豪にも「勝たなきゃ意味がない」と見据えた。

 93年の親善試合でクロアチア代表に1―8で敗れ、MFジーコが「勝つ気があるんか!」と激怒して生まれ変わったクラブ。試合の種類を問わず「目の前の試合に勝つ」スタイルで19個のタイトルを積み上げてきた。昨年のクラブW杯決勝では欧州王者Rマドリードに延長戦(2●4)まで持ち込んだ。「レアルに延長戦までいって、セビリアに惨敗したら何をやっているんだとなる」(DF昌子)という意地もある。

 「誰が見ているか分からない。浦和さんの例もある。日本を代表して戦う」と昌子。浦和―ドルトムント戦でのツイッターが原因で殺害予告を受けた上西小百合衆院議員のように結果に横やりを入れられるまでもなく、鹿島はいつも通り勝利に徹する。
(内田 知宏)


セビージャ戦に向けた鹿島を取材した報知新聞の内田記者である。
植田は「ホームだから勝つ」、満男は「勝たなきゃ意味がない」と勝利へのこだわりを口にする。
スタジアムまで足を運ぶファンに、内容ではなく結果で喜ばせてくれる意気込みを感じさせてくれる。
また、浦和の無様な結果にTwitterで無意味に絡み炎上させた女性議員の名を挙げ、変な横やりについても記す。
件の議員は、こういった場でも報じられ、売名としては成功したのではなかろうか。
彼女のなりふり構わぬ売名行為は褒められるものではなく、荷担することになったことは悲しい。
しかしながら、どんな事でも、自分の票に使おうという姿勢は、ある意味、驚愕する。
とはいえ、悪評に繋がっては意味がなかろう。
このような人間に我ら国民の税金が支払われていると思うと悲しくなってくる。
それはそれとして、内田記者の書くように「鹿島はいつも通り勝利に徹する」。
楽しみな一戦である。

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3バック着手

鹿島・昌子、セビリア戦でJの意地みせる「勝って終わりたい」

記者会見を終えポーズをとる(左から)J1鹿島の大岩監督、三竿健、セビリアのエスクデロ、ベリッソ監督=21日、カシマスタジアム

 鹿島は22日に行われるスペイン1部のセビリアとの親善試合に向け21日、紅白戦などを実施した。15日には浦和がドルトムントに2-3で敗れ、17日にはC大阪がセビリアに1-3で完敗。DF昌子は「浦和も、C大阪も負けて、日本は2敗している。日本を代表して出るので勝って終わりたい」とJの意地をにじませた。 (カシマ)

昌子 セビリア戦で日本勢の意地見せる「勝って終わらないと」
明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017 鹿島―セビリア ( 2017年7月22日 カシマ )


セビリア戦前日のリラックスゲームでFW鈴木(右)に徹底マークされるDF昌子
Photo By スポニチ


 鹿島がセビリア戦に向け、最終調整した。

 先日、浦和はドルトムントに、C大阪はセビリアに敗戦。先発が濃厚なDF昌子は「浦和さんとセレッソさんで2敗しているので、僕らは勝って終わらなければいけない。日本を代表しているので」とプライドを胸に戦う覚悟を語った。普段は4バックだが、前日20日の練習では3バックにも着手。大岩監督は「(J1の)後半戦に向けての準備でもあるし、セビリアさんとの試合に向けての準備でもある」と新システム導入もにおわせた。
[ 2017年7月22日 05:30 ]


セビージャ戦に向けてコメントを発した源である。
「浦和さんとセレッソさんで2敗しているので、僕らは勝って終わらなければいけない。日本を代表しているので」と語る。
勝利へのモチベーションは高い。
単なる親善マッチではない。
源の対人が欧州の攻撃陣にどこまで通用するのかも見ものとなろう。
また、大岩監督は練習にて3バックを試したとのこと。
「後半戦に向けての準備でもあるし、セビージャさんとの試合に向けての準備でもある」と言う。
脩斗をスライドさせた格好のこの形は、試合中にも対応出来、オプションとして面白い試みである。
今日のセビージャ戦のどこかで試してくるのであろうか。
戦術・采配も含めて楽しみな一戦である。

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セビージャ戦先発予想

サッカー国際親善試合22日セビリア戦 鹿島ベストな布陣

ボール回しで調整する昌子(右手前)=クラブハウスグラウンド

ボール回しで調整する昌子(右手前)=クラブハウスグラウンド
J1鹿島とスペイン1部のセビリアが対戦する国際親善試合の明治安田ワールドチャレンジは22日、カシマスタジアムで開催される。キックオフは午後6時。昨年末のクラブワールドカップ(W杯)でアジア初の準優勝を果たした鹿島が再び世界の強豪に挑戦し、進化した姿を見せられるか、注目の一戦だ。

鹿島は5月末に大岩監督が就任して以降、リーグ戦5勝1分けと無敗を誇っている。特に攻撃陣が好調で、6戦の1試合平均得点は2・34。前線の選手が流動的にポジションを入れ替える攻撃が機能している。攻撃の中心を担う中村は「自分たちの力がどこまで通じるかチャレンジしていきたい」と抱負。格上相手にも攻撃的な姿勢を全面に出して戦うつもりだ。

鹿島の先発は太ももを痛めていたセンターバックの植田の実戦復帰が予想され、ほぼベストな布陣で臨めそうだ。植田は「休んでいたのでしっかりチームの勝利に貢献する」と気合を入れる。

セビリアは世界最高峰といわれるリーグで昨季4位に入った強豪だ。17日にはJ1首位のC大阪と対戦。シーズン前の調整期間だが、流れるようなパスワークで主導権を握り3-1で勝利している。守備を統率する昌子は「C大阪戦を見たがレベルは高かった。難しい戦いになるが、堂々と戦って勝ちたい」と気を引き締めた。  (藤崎徹)



セビージャ戦の先発を予想する茨城新聞の藤崎記者である。
昨日の報道のとおりCBには植田が戻ってきた。
源とのコンビでセビージャ攻撃陣を封じて欲しいところ。
右SBにユキを起用し、左SBに西を回した。
セビージャの右サイドの攻撃を封じるためなのか、それともユキの序列が大岩監督の中で上がったためなのか、試合中の流れにて確認したい。
ボランチでは、レオ・シルバの相棒は三竿健斗が務めるとのこと。
永木は負傷との情報もあり、ベンチ外の可能性が高い。
ここでフタが出来るか、そして展開できるかがカギとなる。
健斗にはより一層の奮起が期待される。
そして2列目は、ヤスをベンチに置いてレアンドロとアツが起用される様子。
この二人の距離感とセンスは、ここ数年の鹿島にはなかったもの。
世界に通用する攻撃力を発揮して欲しい。
FWは夢生とPJの2TOP。
連携も熟成されつつあり、ゴールへのルートも確立されよう。
セビージャ守備網を突破し得点を奪うのだ。
この布陣がベストと大岩監督が考えておると受け取って良いであろう。
どのような試合展開になるのであろうか。
楽しみである。

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アツとフランコ・バスケス、注目のチャンスメイカー

中村充孝とフランコ・バスケス…鹿島とセビージャのチャンスメーカーを徹底比較
河治良幸
12:47




22日に行われる『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』で、鹿島アントラーズとセビージャ(スペイン)が対戦する。両チームの司令塔である中村充孝とフランコ・バスケスを、サッカージャーナリスト河治良幸が比較分析する。

Jリーガーたちが世界トップレベルの選手に挑む――。
鹿島アントラーズは22日の『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』でスペインのセビージャと対戦する。
チームとしての激突も去ることながら、注目されるのが“個と個のぶつかり合い”だ。ヨーロッパリーグを計5回制覇した実績を持つ強豪には、世界トップレベルのプレーヤーが在籍している。彼らと対じし、鹿島の選手たちはどんなプレーを見せるのか?

今回はスタッツとプレースタイルをベースに、中盤で攻撃のタクトを振るうチャンスメーカーを比較し、試合の見どころを紐解いていく。

■チャンスメーカー色が強い中村

中村充孝とフランコ・バスケスは、同じくチャンスメーカーでありながら、タイプが異なる。中村が生粋のチャンスメーカーなのに対し、フランコ・バスケスはチャンスメーカーでありながら、一流のフィニッシャーでもあるのだ。
それはシュート数を見ると一目瞭然で、中村が1試合平均0.8本に対し、フランコ・バスケスは同1.8本を記録。つまり中村は1試合で1本打つかどうかだが、フランコ・バスケスは2本近く打っているのだ。
中村が[4-4-2]のサイドハーフを基本ポジションとする一方で、アルゼンチン出身のイタリア人MFであるフランコ・バスケスはトップ下でほぼ固定される。ベリッソ新体制で臨んだセレッソ大阪戦では、サンパオリ時代の基本システムだった[4-2-3-1]より中盤のポゼッションを重視した[4-3-3]のインサイドハーフに配置されたが、中央のプレーが多くなることに変わりはない。
ただし、鹿島はサイドハーフの選手がかなりの頻度でバイタルエリアの中寄りに流れるため、その基準で言えば中村にもシュートチャンスは十分にあるはず。それでも中村は自分でミドルシュートに持ち込むより、より良いポジションの味方を探し出してパスを通す意識が高く、それがデータにも表れている。それでも、いざシュートを打てば枠内シュートが67パーセントという数字が示す通り、正確なシュートでゴールを狙うことができる。明治安田生命J1リーグ第14節・サンフレッチェ広島戦で決めたペナルティエリア中央からのゴールが象徴的だ。
さらに中村を大きく特徴付けるのが、チャンスの起点として、周りの選手とさまざまな距離感で絡んでいくセンスだ。ドリブルは1試合平均1.2回でフランコ・バスケスの同2.3回より少ないが、チャンスクリエイトは同1.5回でフランコ・バスケスの同1.03回を上回る。時に攻撃的な左サイドバック・山本脩斗のクロスやインサイドに走り込むプレーを、また時にレオ・シルバのミドルシュートを引き出す。



■注目ポイントは中村の攻守のバランス

いわゆる「攻撃のリンクマン」的な役割をこなす中村に比べ、フランコ・バスケスはポゼッションを高める役割をこなしながら、高い位置でボールを持って前を向ければ、個の力で打開しようとする意識が高い。ただ、自分のところでタメを作り、相手のディフェンスを引き付けて周囲に味方が使うスペースを作るプレーも得意としている。ケース・バイ・ケースだが、1対1なら仕掛け、複数のディフェンスが来ていればタメて周りにつなぐというイメージで間違いはない。
基本ポジション、パスとシュートの優先度、個人とコンビネーションの割合などに違いがある両者だが、攻撃陣のキーマンになりうる存在であることに変わりはない。キープ力とパスセンスに優れ、ミドルシュートも狙えるフランコ・バスケスは鹿島の守備陣にとっても要注意だが、同時に中村の特徴は、俊敏で連動意識が高いプレーに慣れないセビージャを驚かしうる。
来日間もない状態でC大阪を相手にボールポゼッション70パーセントを超えたセビージャに対し、鹿島も守備の時間が長くなれば中村の攻守のバランスもJリーグとは変わってくるかもしれない。その中でいかに効果的にチャンスを演出できるか注目だ。

文=河治良幸


セビージャと鹿島の攻撃的MFを比較するGOAL.comの河治氏である。
アツに比べ、セビージャのフランコ・バスケスはフィニッシャーの役割をより多く担うとのこと。
それは、配置されポジションにも表されておる。
アツがサイドのMFに対してフランコ・バスケスはトップ下であり、ゴールを狙う機会も多くなる。
とはいえ、大岩監督となりサイドのMFが中に入り込むケースが増えており、アツがゴールを狙う回数も増えてきておる。
先日のガンバ戦でも西のクロスに飛び込んでシュートを放った。
惜しくもGKの正面を突き、ゴールとならなかったことは残念であったが、アツの攻撃力が発揮されたシーンと言えよう。
河治氏は両名を攻撃のキーマンと位置付ける。
出来る異なれば、鹿島守備陣がフランコ・バスケスを抑えきり、アツがセビージャの隙を突いて躍動する展開を望む。
どちらのMFが輝くのか。
注目である。

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鹿島アントラーズ、好きなクラブ1位

人気スポーツ調査“サッカー”は3位陥落…「好きなJ1」は6年ぶりの王座
17/7/21 19:27

 世論調査・市場調査を実施する一般社団法人中央調査社が21日、「人気スポーツ」に関する全国意識調査の結果を発表した。「好きなプロスポーツ」の項目で大相撲が7年ぶりにサッカーを上回った他、「好きなJ1のサッカーチーム」では鹿島アントラーズが6年ぶりの1位となった。

 好きなプロスポーツは、「サッカー」と回答した人が全体の25.0%。1位は野球の45.2%で、2位は大相撲の27.3%となった。サッカーは3年連続で下落しているのに対し、野球と大相撲は増加傾向にある。

 好きなJ1チームは、鹿島アントラーズが7.6%で首位。浦和レッズ(6.8%)、ガンバ大阪(5.0%)、サンフレッチェ広島(3.0%)、横浜F・マリノス(3.0%)が続いた。「どれもない」は、野球の37.0%を大幅に上回る60.7%だった。

 地域別では、北陸・甲信越で浦和レッズが1位、九州で鹿島アントラーズとガンバ大阪が同率1位であったほかは、地元チームの人気が目立った。

 好きなスポーツ選手では、上位10人にサッカー選手は入っておらず、16.9%のイチローが2年連続で1位。錦織圭(13.0%)、浅田真央(7.5%)、稀勢の里(5.4%)、羽生結弦(4.7%)が続いた。男女別集計では、男性の10位にMF香川真司(ドルトムント)とFW三浦知良(横浜FC、いずれも1.5%)が入った。

 調査は住宅地図を使って無作為に選んだ20歳以上の男女が対象で、今年は5月12日~21日に実施。対象者に直接面接をする「個別面談聴取法」で聞き取りをしている。サンプル数4000のうち有効回収数は1251人で、男性604人、女性647人。年齢分布は20代が135人、30代が177人、40代が229人、50代が193人、60代が225人、70代以上が292人となっている。


好きなJ1チームの1位に選ばれた鹿島アントラーズである。
6年ぶりの首位奪回とのこと。
やはり、CWC準優勝効果は絶大だったのではなかろうか。
単なる大会2位ではない。
試合内容も良く、前後半90分に限定すれば、鹿島の時間帯も多かった。
勝てる要素があった事が大きかろう。
また、CSの劇的優勝も一役貢献したように感じさせる。
どちらにせよ、圧倒的不利な状況にて健気に戦う姿は胸を打つ。
それは、Jリーグ黎明期から鹿島がずっとしてきたこと。
タイトル数が増え、王者として戦うシーズンが増えたが故に、メディアなどが強者として紹介するケースが増えた。
しかしながら、鹿島は常にチャレンジャーとして勝利を目指す。
そして、勝利に飢え続けておるのだ。
好きになってくれた新たなファンは、鹿島の歴史、生い立ちを深く知って欲しい。
そうすれば、更に鹿島を愛することとなろう。
単なる強いクラブではないのだ。
素晴らしいクラブを更に好きになって欲しい。
愛である。

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ヘタフェ・岳、背番号は10

ヘタフェ柴崎岳の背番号は10番!!入団会見でサプライズ披露「チャンスを掴んだ」
17/7/21 19:23


FW柴崎岳の背番号は10番に決まった

 リーガ・エスパニョーラのヘタフェに移籍したMF柴崎岳が21日に入団会見を行った。また背番号10を付けることがサプライズ発表された。

 夢の舞台で飛躍を遂げる。柴崎は今年1月の移籍で2部のテネリフェに移籍。加入当初こそ適応に苦しんだが、シーズン終盤には欠かせない戦力となり、昇格プレーオフでも活躍。惜しくもチームとしての昇格は逃したが、その決勝の相手だったヘタフェへの入団を勝ち取り、“個人昇格”を決めていた。

 会見で柴崎は「プリメーラの舞台でプレーすることが夢だった。昨年からスペインでプレーして、チャンスを掴んで、この舞台でプレーできることを嬉しい。主に攻撃の面で貢献できると思っている。なるべく勝利を積み重ねて、上の順位でという目標を達成したい」と意気込んだ。

柴崎岳の背番号が10に決定! 入団会見で「メディアプンタ(トップ下)でやりたい」とアピール!
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年07月21日

「求められればどこでも」と言いながら…。


会見に臨んだ柴崎は背番号10のキットを手にこの笑顔。 (C) Getty Images

 現地時間7月21日、柴崎岳はヘタフェの本拠地コリセウム・アルフォンソ・ペレスで入団会見に臨んだ。同クラブが公式ツイッターでその模様を伝えた。

 18日に加入が決定していた柴崎は、やや緊張した面持ちで登場。しかし司会から紹介されると、スペイン語で「僕はヘタフェに加入できたことを嬉しく思います」と笑みを浮かべ、喜びを口にした。

 また、記者から「プリメーラ(1部)への憧れはいつから?」と質問されると、「誰かを追ってきたというわけではないですけど、いつかプリメーラでプレーするのは夢でしたし、昨シーズンからスペインでやってきたなかで自分でプレーする機会を掴めたことを嬉しく思います」と語った。

 ヘタフェ移籍の決め手については、「一番熱意を感じた」。「ヘタフェには感謝したい。そして、テネリフェに対しても非常に温かくサポートしてもらったので改めて感謝したい」と古巣への思いも吐露した。

 さらに新シーズンへの目標を問われ、「主に攻撃面で多くのものをもたらせると思っています。個人的には、勝利を多く積み重ねて上の順位で終えることが目標」と答えた。

 昨年12月に行なわれたクラブワールドカップ決勝では、鹿島アントラーズの一員としてレアル・マドリーから2ゴールを奪った。“白い巨人”との再戦について、「リーガは世界最高のリーグだと思っていますし、たくさんのビッグクラブがいる。そういったクラブと対戦できるのは嬉しく思う」と意気込んだ。

 自分の求められるポジションについては、「どこでもやれる気持ちはありますが、個人的にはメディアプンタ(トップ下)でやるのが一番」と自己アピールも。また、会見後にはユニホームを持ってのフォトセッションも行なわれ、背番号が10に決まったことも合わせて発表された。

「日本人のファンにスタジアムに来てほしいし、日本にリーガの魅力を発信したい」と力を込めた柴崎。10番の重責を担い、ハイパフォーマンスを披露できるか。期待は膨らむばかりだ。


入団会見を行ったヘタフェの岳である。
先日鹿島のクラブハウスにて挨拶したかと思いきや、渡スペインして会見しておる。
また、背番号は10番とのこと。
これは素晴らしい。
この番号の重みを感じ、そしてふさわしいプレイをして欲しい。
そして、希望ポジションについては、「どこでもやれる気持ちはありますが、個人的にはメディアプンタ(トップ下)でやるのが一番」と語った。
ボランチではなくトップ下と名言したのは、テネリフェにて5ヶ月プレイした結果、自分の最適ポジションを悟ったということなのであろうか。
はたまた、リーガ・エスパニョーラでは、自分がトップ下でこそ輝くと確信したからなのであろうか。
いずれにせよ、サッカーに於いて花形ポジションであることはいうまでもない。
「10番のトップ下」まさにスターとして期待される岳の活躍を祈っておる。

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大岩監督特別インタビュー

王者・鹿島、“本気モード”のセビージャ戦へ…大岩剛監督「積極的にアクションを起こすサッカーを」/独占インタビュー


鹿島アントラーズは、22日の『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』でスペインの強豪、セビージャと対戦する。

鹿島アントラーズは22日、『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』でスペインの古豪セビージャと対戦する。2016年、FIFAクラブワールドカップで“世界2位”の快挙を成し遂げたJリーグの常勝軍団はどのような戦いを見せるのか? 試合を前に大岩剛監督に思いを語ってもらった。

■セビージャはレベルの高いチーム

――セビージャ戦が迫っています。監督の中ではどういう位置づけの試合になりますか?
スペインの強豪チームですし、こういう機会はなかなかない。鹿島としては、常に勝利を目指してやるのはもちろんですけど、アグレッシブにゲームに入れるように準備したいなと思います。

――セビージャの印象はいかがですか?
基本的な技術は本当に高いものがあるし、みんなサッカーをよく知っていると感じました。一人一人のレベルも高いし、コンビネーションもうまく、新しい監督の中でやろうとしているチーム戦術も見えました。セレッソさんがあれだけボールを動かされるシーンは、Jリーグではなかなか見られないので、すごくレベルの高いチームだと思います。
――注意したい選手は?
選手にはセレッソ戦の映像しか用意できませんし、今度の試合に同じ選手が出てくるかわかりませんが、普段からラ・リーガの映像を見ているなかで把握できている選手の特徴は伝えようと思います。15番の(スティーヴン)エンゾンジ、17番の(パブロ)サラビア、中盤の7番の(ミカエル)クローン=デリなんかはずっといる選手。あとは、キーパーもセルヒオ・リコだと思うので、ある程度の情報は入れようと思います。ただ、そこから先は、ゲームに入って選手がしっかりと判断することが一番重要なことかと思います。
――海外のクラブと対戦するときに注意すべきことは?
普段、あまりやり慣れてないので、まずはゲームに入ってすぐ自分たちがいろんなことを掴むこと。相手の特徴、個人の特徴、チームとしての攻撃のやり方、守備のやり方というものをいち早く理解して判断するということ、それが大事なんじゃないかと感じますね。

■自分たちからアクションを起こすサッカーを

――試合前はどんな言葉を選手たちにかけますか?
どこかで僕は、こういうゲームを楽しんで欲しいと思っています。ただ、その“楽しむ”という意味を軽いものだと思って欲しくない。やっぱり自分のポテンシャルの100パーセントであったり、チャレンジするという気持ちであったり、敵に勝ちたい、一対一に勝ちたいという気持ちであったり、そういうものを出した上で、それより上回られたときの楽しさというのがあるわけですよ。



勝った、負けた、というのが楽しいのは当然ですけど、いかにして相手の裏をかいてボールを奪ったり、守備をしたり、奪ったボールを相手が取りに来てもそれをいなして攻撃につなげたり、というのが楽しいわけでしょう。だから、選手にかける言葉としては『勝つんだ』ということだろうし、『アグレッシブにやる』ということだろうし、『チャレンジする』ということなんだろうけど、結果的に選手がそうなっていたらいいんじゃないかなとは思います。
――西選手もインタビューのなかで、監督が「勝たなきゃいけない」という言葉ではなく、「勝ちに行くんだ」という言葉を使ってくれることでポジティブに受け止められると言っていました。意識して使っているのですか?
そうですね。僕自身が「アグレッシブに」とか「ポジティブに」とかいろんなことを言っているのに、そういう言葉で選手に伝わる感覚がネガティブじゃいけないと思っているのは確かです。それが、そういう言葉のチョイスになっているんだと思います。
先程言った“楽しむ”という言葉も軽く受け止める選手もいるのかもしれないし、それは選手だけじゃなくて、メディアの皆さんも、その先で聞いているサポーターの皆さんもそうです。僕が「楽しむ」と言えば、「そんな軽い気持ちでやるの?」と受け取る方もいるかもしれない。だから、どういう受け取られ方をするのか、監督になってからより注意深く気にするようになりました。
――では、最後に試合に向けてサポーターの皆さんにひと言お願いします。
僕たちも積極的に自分たちからアクションを起こすサッカーを展開していきたいと考えています。レベルの高いセビージャに対してどこまでやれるのか、チャレンジしていきますので楽しい試合になると思います。現地に来ていただいて、応援していただければうれしく思います。鹿島アントラーズとセビージャの試合、ぜひ楽しみにしてください。

●インタビュー・文=田中滋


大岩監督にインタビューを行ったGOAL.comの田中滋氏である。
セビージャ戦に向けた意気込みが伝わってくる。
また、西が語った“言葉”についても語る。
「剛さんは選手のときからサッカーを本当に考えてやってきた」と西は言うが、大岩監督は「監督になってからより注意深く気にするようになりました」と言い、選手時代に培ったものを監督としてどう口にするのかを考えておる様子。
それが、結果に津上がっておるのであろう。
このセビージャ戦でも結果を出して欲しい。
チャレンジする姿勢で勝利を目指すのだ。
期待しておる。

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明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017・セビージャ戦前日会見

セビージャ戦前日練習


セビージャ戦を明日に控え、セットプレーやレクリエーションゲームで最終調整しました。スタジアムで行われた前日合同記者会見には、大岩監督と三竿健斗選手が出席しました。

セビージャ戦前日トレーニング(前日練習&前日合同記者会見)
2017年07月21日(金)

明治安田Jリーグワールドチャレンジ セビージャFC戦を明日に控え、選手たちはクラブハウスで午前中に前日練習を実施しました。公式戦と同様にセットプレーの確認やレクリエーションゲームで調整しました。



午後にはカシマスタジアムで前日合同記者会見が開催され、アントラーズは大岩剛監督、三竿健斗選手、セビージャはエドゥアルド ベリッソ監督とセルヒオ エスクデロ選手が出席しました。



大岩剛監督:
「まずはセビージャFCのスタッフ、選手の皆さん、ベリッソ監督をはじめとした関係者の皆さん、ようこそカシマへおいでくださいました。ありがとうございます。スペインの強豪クラブであるセビージャFCと対戦する機会を与えてくださったJリーグの皆さんにも感謝しています。強豪と試合をする機会はなかなかないので、ぜひ良い試合をして勝利で終わることができるようにしたい。良い準備をして明日の試合に臨みたい。相手の守備面というよりも、両サイドバックが高い位置を取って攻撃的にプレーしてくると予想している。センターバックの2人には経験とテクニックと強さがある。彼らに対してうちのFWがどう駆け引きをしていくか、どのように裏を取ってスペースを突いていくか、そのあたりがキーポイントになると思っている。Jリーグが中断期間ということで、セビージャFCとの試合もその中の一つである。(トレーニングは)後半戦に向けた準備でもあるし、明日の試合に向けた準備でもある」

三竿健斗選手:
「普段はなかなか、このような強いチームと対戦する機会はない。この機会を良いものにして、自分たちが持っているものの全てを出して絶対に勝って、この先につなげたいと思う」

エドゥアルド ベリッソ監督:
「皆さん、こんにちは。大岩監督から歓迎の言葉をいただき、ありがとうございます。日本に来ることができてすごく嬉しく思っている。Jリーグの大きな人気を誇るチームと対戦できることは光栄だ。来季のリーガ・エスパニョーラに向けて準備を進めている。C大阪戦も良いリズムで試合を進めることができた。明日も皆さんに楽しんでもらいたい。日本で温かく迎えてくださった皆さんには、おもてなしに感謝している。ありがとうございます。最初に目指したいのはチームのプレースタイルを確立すること。そのうえで、戦う全ての試合で勝利を収めていく。プレースタイルを確立したうえで戦えば、自ずと勝利はついてくると思う。必然的に、順位表の中で良い位置を勝ち取ることができると思う。クラブW杯の試合(決勝)は見た。レアル・マドリードを窮地に追いやったチームということで、非常にダイナミックでスピーディーなサッカーをするチームという印象だった。アントラーズに対して自分たちのスタイルを貫いて戦いたい。互いが置かれている状況は異なるので、自分たちのリズムを終始キープしながら戦うことは非常に難しいと思うが、そこを目指して戦っていきたい。ノリートは3日前にチームに合流した。セルタでも一緒にやっているが、まだ試合に出られる状況ではないので明日は起用するつもりはない。攻撃の選択肢として非常に有能だと考えている。相手チームのバランスを崩すことができるし、1対1に非常に強い選手。活躍してくれると期待している」

セルヒオ エスクデロ選手:
「歓迎いただき、ありがとうございます。Jリーグの強豪であるアントラーズと対戦できることを嬉しく思っている。明日の試合は自分たちのパフォーマンスを改善していくためにも、皆さんに良い試合を楽しんでいただくためにも非常に良い機会になると思っている」

会見後にセビージャはカシマスタジアムで前日練習を行いました。冒頭15分間のみがメディアに公開されました。

【Topic of J】鹿島、スペインの強豪撃破へ準備万端!
2017-07-21
サッカーマガジン編集部



前日会見に出席した鹿島の大岩監督、三竿健斗、セビージャのエスクデロ、ベリッソ監督(左から)

私たちのスタイルでチャレンジしたい

7月21日、明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017の前日会見が行なわれ、対戦する鹿島アントラーズとセビージャの監督と選手が出席した。

セビージャを迎え撃つ鹿島の大岩剛監督は、「スペインの強豪クラブと試合をする機会はあまりない。今回は良い試合をして、勝利で終われるように準備をして、明日の試合に臨みたい」と意気込みを語り、MF三竿健斗も「普段は(セビージャのような)強いチームと戦う機会はなかなかない。いま僕たちが持っているものをすべて出して、絶対に勝って、この先につなげたい」と、勝利を目指して戦うことを強調した。

一方、セビージャのエドゥアルド・ベリッソ監督は「私たちは来季のラ・リーガを戦う準備しているなかで、先日のセレッソ戦(○3-1)は良いリズムで試合を進めることができた。明日の試合はみなさんに楽しんでもらいたい」と、17日に行なわれたC大阪戦での手ごたえを口にした。DFセルヒオ・エスクデロは「Jリーグの強豪チームである鹿島と対戦できることをうれしく思っている。自分たちのパフォーマンスを改善するためにも、良い機会になると思っている」と、新シーズンに向けたこの一戦の意義を語った。

また、両指揮官はそれぞれ対戦相手の印象についても言及した。

大岩監督は「パス回しが多く、リズム良い攻撃で戦うチームだと感じている。選手一人ひとりのレベルも相当高いし、特に攻撃面では良いコンビネーションが見られた」と、C大阪戦で見せたセビージャのパフォーマンスを警戒。それでも、「私たちは下がるのではなく、積極的に前線からボールを奪いにいくスタイルでチャレンジしたい」と決意も語った。

対するベリッソ監督は「レアル・マドリードを追い詰めたチーム」と、昨年のクラブ・ワールドカップ決勝で鹿島が示したインパクトの大きさに触れ、「ダイナミックで速いサッカーをする印象を持っている。明日の試合で自分たちのリズムを終始キープするのは難しいと思うが、私たちのスタイルで戦いたい」と、展望した。

ともに自らの信じるスタイルで戦うことを誓う両監督だけに、明日の試合では互いの特長がぶつかり合う好ゲームが期待できそうだ。


明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017・セビージャ戦に向けた前日会見の様子である。
大岩監督と三竿健斗が出席した。
大岩監督は、「スペインの強豪クラブと試合をする機会はあまりない。今回は良い試合をして、勝利で終われるように準備をして、明日の試合に臨みたい」、し、特に攻撃面では良いコンビネーションが見られた」と、C大阪戦で見せたセビージャのパフォーマンスを警戒。それでも、「私たちは下がるのではなく、積極的に前線からボールを奪いにいくスタイルでチャレンジしたい」と強い意気込みを語る。
臆する必要はない。
鹿島のサッカーを再び世界へ発信したいところ。
また、健斗は、「普段は(セビージャのような)強いチームと戦う機会はなかなかない。いま僕たちが持っているものをすべて出して、絶対に勝って、この先につなげたい」と言う。
この対戦から多くのものを吸収しようとする向上心を感じさせる。
良いプレイで存在感をアピールするのだ。
そして、セビージャ指揮官は、「レアル・マドリードを追い詰めたチーム」と7ヶ月も前のことを話題に出してくれる。
それほどインパクトの大きなゲームであったことが伝わってくる。
あの試合同様に、セビージャと良い試合をしたい。
楽しみない一戦である。

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優磨、必ず勝って終わる

鹿島FW鈴木優磨、セビージャ相手にも「ホームなので勝って終わる」


鹿島アントラーズは、22日の『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』でスペインの強豪、セビージャと対戦する。
鹿島アントラーズは22日、『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』でスペインの古豪セビージャと対戦する。試合前日の練習後、鹿島FW鈴木優磨がセビージャ戦に向けた意気込みを語った。
連勝こそストップしたが、鹿島はリーグ戦6試合負けなしと好調を維持している。その理由として「チーム内でいい競争が生まれている」と答えた鈴木。セビージャ戦の意義についてたずねると「相手はまだシーズン中じゃないですし、コンディションの差はありますけれど、ホームゲームなんで必ず勝って終わる」と、結果にこだわる姿勢を示した。また、昨年のFIFAクラブワールドカップでもレアル・マドリ―(スペイン)と対戦したが、海外チームとの対戦は「自分にとってはプラスになる」と答えた。
セビージャの印象については「(昨季はホルヘ・)サンパオリが監督をやっていて、いま、変わったけど、非常に攻撃的なサッカーは継続している」と、その印象を語る。そして「この間の試合(セレッソ大阪戦)を見てても分かりましたけど、(スティーブン・)エンゾンジが、中盤ですごく効いてる。ノリートが出るかもしれないという話ですが、好きですし、楽しみです」と具体的な選手を挙げ、「明日は(試合に)出て、一緒にやれる喜びをかみしめながら、やっていきたい」と、意欲を見せた。


セビージャ戦に向けて意気込みを語る優磨である。
「ホームゲームなんで必ず勝って終わる」と頼もしい。
また、セビージャを「(昨季はホルヘ・)サンパオリが監督をやっていて、いま、変わったけど、非常に攻撃的なサッカーは継続している」、「この間の試合(セレッソ大阪戦)を見てても分かりましたけど、(スティーブン・)エンゾンジが、中盤ですごく効いてる。ノリートが出るかもしれないという話ですが、好きですし、楽しみです」と詳しく観ていて分析していることが伝わる。
優磨が、欧州サッカーについてよく調べていることが分かるコメントである。
ライバルであった鎌田大地がドイツに渡り、優磨も欧州移籍への意識も更に強くなったであろう。
このセビージャ戦にて大きく結果を出し、欧州に名を轟かせるのだ。
優磨の活躍を楽しみにしておる。

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植田、先発復帰へ

鹿島DF植田、セビリア戦で先発復帰へ「勝ちたい」
[2017年7月21日18時2分]


セビリア戦前日練習のミニゲームでダイビングヘッドでゴールを決めた鹿島DF植田(撮影・鎌田直秀)


セビリア戦前日練習で主力組でプレーした鹿島MF三竿健(中央)とDF植田(撮影・鎌田直秀)


 J1鹿島アントラーズが21日、茨城・鹿嶋市内で「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」セビリア戦(22日、カシマ)に向けた前日練習を行い、DF植田直通(22)の先発復帰が濃厚となった。

 セットプレーの連係確認で主力組のセンターバックとしてプレー。ミニゲームでは左クロスをダイビングヘッドで決めるなど、完全復調をアピールした。

 5月12日の練習中に右太ももを痛めて離脱し、6月17日の札幌戦で復帰したが、同25日の新潟戦で再び負傷。「ケガで結構休んでいたので、久々の試合。セビリアは全員が、うまい印象。油断していたらやられる。少しの気の緩みも許されない試合になりそう。怖じ気づくのではなく、やってやろうという気持ちでないと、のまれてしまうと思う。相手に負けることは許されないので、勝負には勝ちたい」と闘志を前面に出した。

 離脱中はMF三竿健斗(21)が本職のボランチとは違うセンターバックでプレーして、穴を埋めた。チームは大岩剛監督(45)就任後、公式戦8戦負けなしと好調。「良い流れは続いているので、自分が出る責任もある。健斗に負けないプレーをしないといけない。(活躍は)チームとしてはプラスなこと。負けるつもりはないし、良いライバルができたという感じ」。定位置争いにも負けるつもりはない。


負傷より復帰し、明日のセビージャ戦にて先発起用される植田である。
夏の超過密日程を欠場し、悔しい思いをした。
その間、三竿健斗が穴を埋め無敗にて乗り切ったが、植田不在は大きかったように思う。
植田は、ここでポジションを失う恐れもあり、「良い流れは続いているので、自分が出る責任もある。健斗に負けないプレイをしないといけない。(活躍は)チームとしてはプラスなこと。負けるつもりはないし、良いライバルができたという感じ」と語る。
新たなるライバルの存在を意識しつつも、植田なりの良いプレイにて呼応反戦の勝利に貢献してくれると思われる。
まずは明日のセビージャ戦にて存在感をアピールするのだ。
植田の迫力あるプレイに期待大である。

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アツ、しっかりやりたいと思います

セビージャ戦を心待ちにする鹿島MF中村充孝、出場なしに終わったCWCレアル戦を回顧


鹿島アントラーズは、22日の『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』でスペインの強豪、セビージャと対戦する。

鹿島アントラーズは22日、『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』でスペインの古豪セビージャと対戦する。試合前日の練習後、鹿島MF中村充孝がセビージャ戦に向けた意気込みを語った。
「1人ひとりの能力が非常に高い」と、セビージャの印象を語る中村は、「すごく良い相手だと思うし、なかなか味わえないと思うので、すごく楽しみにしてます」と続ける。海外、特にアジア以外のクラブと対戦できる機会は少ない。その点について聞かれると「クラブワールドカップぐらい。レアル・マドリー(スペイン)と僕はやってないんで」と、昨季のクラブW杯(CWC)について言及する。
中村は、R・マドリー戦に出場できなかったことを「むかついてたぐらいですね」と振り帰り、「自分に何かが足りなかったからスタメンじゃなかったんだと思う」と話すなど、当時味わった悔しさを忘れていない様子だ。ただ、「今はそれを楽しんで向き合いながらできてる」と前向きに話す。「チャンスを与えてくれたを感謝しながら、しっかりやりたいと思います」と、セビージャ戦に向けて気合を入れた。


セビージャ戦に向けてコメントを発したアツである。
「すごく良い相手だと思うし、なかなか味わえないと思うので、すごく楽しみにしてます」と語る。
思い起こせばCWC決勝戦はベンチを温めて試合終了のホイッスルを聞く羽目となり、「むかついてたぐらいですね」と言う。
とはいえ、「自分に何かが足りなかったからスタメンじゃなかったんだと思う」と振り返り、練習に励んだ。
その甲斐あってか、明日の試合はスタメン予想である。
足りなかったものを身に付け、勝利に貢献してくれよう。
アツ自身は、「チャンスを与えてくれたを感謝しながら、しっかりやりたいと思います」と語る。
アツの熱いプレイでスタジアムを熱気に包ませるのだ。
楽しみにしておる。

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あらためて鹿島はタフなチームだと思う

「サッカーコラム」蒸し暑い時期に過酷な日程を乗り切った鹿島
チームを支えた小笠原満男の重い一言
2017/7/20 10:00


J1 FC東京―鹿島 後半、同点となる自身2点目のゴールを決め、駆けだす鹿島・ペドロジュニオール(左)=味スタ

 関東地方は梅雨のような、真夏のような天気が続いている。日本の湿気を伴う暑さ。「欧州のリーグには基本的に存在しない難敵」を相手にしなければいけないJリーグは、チームづくりもなかなか難しいのではないかと思う。運動に適した気候に合わせて驚くほどの運動量を誇るチームを目指したとする。しかし、どんなに鍛えたとしても、夏になると機動力重視のチームは確実に足が止まる。欧州ではチームスタイルは1種類でいいが、Jリーグでは基本形に加え「夏仕様」を用意しなければいけない。監督も大変だ。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場組の4チームが、消化していなかった第13節の試合を7月5日に行い、各チームの消化試合数はそろった。ところが、4チームの3連戦の日程にはかなり偏りがあった。1、2日に第17節。ここでACL組4チームのうち2日に試合があったのは鹿島だけだった。そして5日に未消化だった第13節。8、9日に第18節を行った。鹿島は8日に試合があったのに対し、浦和は9日。この3試合の間隔が中2日と中2日の鹿島に対し、浦和は中3日と中3日だった。消耗の激しい季節に休養日が1日少ないのはかなりのハンディ。それを思えば、C大阪に抜かれ2位に後退したとはいえ、あらためて鹿島はタフなチームだと思う。

 5月31日に大岩剛監督が就任。その後のリーグ5試合を勝ち続けた鹿島の連勝は、第18節のFC東京戦を2-2で引き分けて止まった。大岩監督は「ゲーム内容うんぬんよりも、彼らのタフさに驚き、そしてうれしく思っています」と選手の健闘をたたえた。確かにクラブW杯も含めた昨年末の研ぎ澄まされたような迫力はない。FC東京の橋本拳人に許した2点は、太田宏介のキックとピーター・ウタカのキープ力という能力によってもたらされたものだが、鹿島の疲労も無視できない要素だった。

 試合内容を見れば2-1とリードした後にFC東京のペースの時間帯はあった。それでも全体としては鹿島の流れのように見えた。しかし、選手が感じていたのは本調子ではないということ。CBで若い三竿健斗をリードした昌子源は「動けていなかった。みんなしんどそうやったし、重かった」とセカンドボールへの反応の遅れが気になったらしい。タイトルへ近づくために最善の選択をする。このチームの強さは、あえてリスクを冒しても勝ちを狙うのではなく、状況に応じて割り切れることだ。2-2に追いついた時点で昌子は「僕と健斗のなかでは引き分けでもいいかと。俺らは最低でも2位でというのがあった」と負けないことを優先した。今後を見据えたリーグでの戦いを演じたわけだ。

 コンディションが整わなくても、それなりに戦って勝ち点を得てしまう。それは鹿島というチームがサッカーというゲームをよく理解しているからだ。サッカーはゴールを奪い、ゴールを守ることが唯一無二の目的。流行のポゼッションはあくまでも手段。この点で、個人的に危ういなと思うことがある。近頃のGKも含めたビルドアップだ。ハイプレスを掛けてくる相手にこれをやるのは、まったく意味がないと思う。それよりもパスミスでの失点のリスクの方が大きい。ビルドアップはパスの得意なフィールドプレーヤーに任せた方がいい。それも自陣ゴールから遠い位置で。その意味で、鹿島のGKやDFは危ないと思ったら迷いなく自陣からボールを蹴り出す。無理につなごうとして、奪われてショートカウンターをくらうより、一回流れを切って立て直す方が安全だと知っているからだ。

 8日、前半16分にペドロジュニオールが挙げた先制点。自陣ペナルティーエリアから、GKの弾いたボールも含めて9本もつないだゴールは、素晴らしい連係と美しさだった。ただ、それは複雑さを狙ったのではなく、シンプルなことの精度を高めた結果なのではないのか。2-2の同点ゴールも、ペドロジュニオールのキックの精度だ。それを考えれば、精度さえ備えれば、サッカーはシンプルなほど強さを発揮できるのではないだろうか。

 シンプルなのは技術や戦術だけではない。戦いに臨む心構えにもいえる。中2日で迎えた3連戦の2試合目、G大阪戦を前に小笠原満男はこう言ったという。「こんなタイトな(日程の)試合を言い訳にしない。むしろこんなタイトな試合に勝ち続けることで、自分たちの評価を上げよう」。野武士のような寡黙なキャプテンに、あの低音でいわれたら、周囲の選手はどんなに過酷な条件でもやるしかないだろうが…。

 岩崎 龍一(いわさき・りゅういち)のプロフィル サッカージャーナリスト。1960年青森県八戸市生まれ。明治大学卒。サッカー専門誌記者を経てフリーに。新聞、雑誌等で原稿を執筆。ワールドカップの現地取材は2014年ブラジル大会で6大会連続。


7月の過密日程について記す岩崎龍一氏である。
ACL参加クラブの延期試合があり、この時期に過密日程が組まれたが、鹿島だけが特別な過密さで組まれ、逆に浦和は楽な日程であったことを改めて綴る。
「鹿島は8日に試合があったのに対し、浦和は9日。この3試合の間隔が中2日と中2日の鹿島に対し、浦和は中3日と中3日だった」と明らかに鹿島に不利な日程であった。
この件について、声をあげてくれたことはサッカージャーナリストとして尊敬したいところ。
やはり、Jリーグには何かしらの力が働いておることは、隠された事実なのであろう。
それはそれとして、岩崎氏は、「コンディションが整わなくても、それなりに戦って勝ち点を得てしまう」と鹿島を評す。
これだけの逆風が吹こうが、結果を出すのが鹿島というクラブと言って良かろう。
その理由は、「鹿島というチームがサッカーというゲームをよく理解しているからだ」と言い切ってくれる。
ジーコが築き、多くのOBが、そしてベテランが、サッカーの何たるかを伝え続けておるクラブが鹿島である。
この日程についても、小笠原満男が、「こんなタイトな(日程の)試合を言い訳にしない。むしろこんなタイトな試合に勝ち続けることで、自分たちの評価を上げよう」とメンバーに言う。
これを聞いた若手もまたジーコの教えを鹿島の神髄を引き継いでいってくれるであろう。
ジーコ汁は熱く濃く鹿島に伝わっていくのだ。
結果的に過酷な日程を無敗にて乗り切った。
この経験を糧に後半戦も強く戦い、タイトルを目指す。
楽しみである。

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植田、少しの気の緩みも許せない

セビージャに飲まれないために…鹿島DF植田直通が考える必要なこととは?


鹿島アントラーズは、22日の『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』でスペインの強豪、セビージャと対戦する。

鹿島アントラーズは22日、『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』でスペインの古豪セビージャと対戦する。試合前日の練習後、鹿島DF植田直通がセビージャ戦に向けて意気込みを語った。
「すごく有名なチームですし、すごく強いとは思いますけど、こういう機会はなかなかないので」と、セビージャ戦の意義を語る植田。「ここで感じられる物がたくさんある」としながらも、「だからといって負けることは許されない」と、勝利にこだわる姿勢を見せる。
セビージャについては「攻撃陣だけでなく、全員がうまいな」という印象を持つ。そして「こっちが少しでも油断したならば、すぐやられると思う。やはり少しの気の緩みも許せない」と、ディフェンスでは集中力を保つことが重要だと語った。特に気を付ける点をたずねると、「(Jリーグとは異なる)テンポや技術はもちろんですけど、身体能力の高さなども、日本では味わえないことがあると思います。最初に見せられ、おじけづくのではなく、自分たちも『やってやる』という気持ちで行かなければ飲まれてしまう。すごい入りは大事かな」と、試合の入り方が重要だと強調した。


セビージャ戦に向けて意気込みを語る植田である。
「おじけづくのではなく、自分たちも『やってやる』という気持ちで行かなければ飲まれてしまう。すごい入りは大事かな」と試合の入り方について気を引き締めておる。
セビージャを「攻撃陣だけでなく、全員がうまいな」と評す。
この機会を大きなチャンスとし、良い糧として喰らい尽くすのだ。
ワニがスペインの強豪に噛み付く様を期待したい。
楽しみな一戦である。

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ダヴィ、松本山雅入団

ダヴィ選手加入のお知らせ
2017/07/21

このたびダヴィ選手の加入が決まりましたので、コメントと併せてお知らせいたします。

【ダヴィ選手のコメント】
「自分のベストを出してチームに貢献したいと思います。J1昇格という目標をサポーターと共に成し得ましょう。
サポーターの力が僕の力にもなりますので、応援をよろしくお願いいたします。」

IMG_4813
ダヴィ(DAVI Jose Silva Do Nascimento)

【ポジション】 FW
【背番号】 39
【生年月日】 1984年3月10日(33歳)
【出身】 ブラジル
【身長/体重】 183cm / 85kg
【経歴】 イパチンガFC ⇒ ECヴィトーリア ⇒ CSアラゴアーノ(以上ブラジル) ⇒ コンサドーレ札幌 ⇒ 名古屋グランパス ⇒ ウム・サラルSC(カタール) ⇒ 北京国安(中国) ⇒ ヴァンフォーレ甲府 ⇒ 鹿島アントラーズ ⇒ ヴァンフォーレ甲府


松本山雅に加入したダヴィである。
昨季末に甲府を退団し、フリーに身を窶しておったが、これにて晴れてJリーガーに舞い戻った。
是非とも活躍して、松本山雅をJ1に導くのだ。
ゴールの報を待っておる。

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カシマスタジアム、国内最先端のスマートスタジアムへ

茨城県立カシマサッカースタジアムが、国内最先端のスマートスタジアムへ
2017年07月21日(金)

鹿島アントラーズが指定管理を担っている茨城県立カシマサッカースタジアムにおいて、最新のスタジアム高密度Wi-Fi網(※1)「Antlers Wi-Fi」を導入することとなりましたので、お知らせいたします。これによりカシマサッカースタジアムは、デジタルプラットフォームを兼ね備えた国内最先端のスマートスタジアム(※2)としてさらに進化します。

□鹿島アントラーズがスマートスタジアムで目指すこと
カシマサッカースタジアムでは、これまでも最新の中継設備の導入や両ゴール裏スタンドへの最新鋭のビックスクリーン設置など、ファン・サポーターの皆様にフットボール観戦をお楽しみいただけるよう環境整備を行って参りました。今回スタジアム高密度Wi-Fi網が導入されることにより、鹿島アントラーズではさらに以下の取り組みを強化していきます。
・多彩な映像コンテンツの提供によるスポーツエンターテインメント空間としてのファン/サポーター体験価値の向上
・パートナー企業とのデジタルアクティビティを通したスタジアム来場満足度の向上
・デジタルマーケティングの強化による鹿島アントラーズのファンベース可視化とさらなる拡大

(※1)スタジアム高密度Wi-Fi網
・スタジアム内の観客席、VIPエリア、コンコース、スタジアム諸室等に全 455 ものアクセスポイント(AP)を設置することで、スタジアム来場者がどこでも快適かつ高速にアクセスできるWi-Fiサービスを実現しています。特に、1F観客席スタンドでは非常に高密度にAPを設置しており(平均して観客席70席あたり1つのAP設置)、密集した観客席においてもインターネットアクセスが可能となります。



(※2)スマートスタジアムとは、大型映像ビジョン、スタジアムWi-Fi網、デジタルサイネージ、中継テクノロジー、セキュリティなどの最先端ICT設備を兼ね備え、スポーツ観戦における新たなファン・サポーターの体験価値を提供するスタジアムの総称です。

□Antlers Wi-Fiサービス詳細
Antlers Wi-Fiサービス詳細はこちらからご覧ください。


スマートスタジアムとなるカシマスタジアムである。
最先端の高密度Wi-Fi網を敷きより観客が楽しむ空間と変貌することとなった。
この進化にて、国内最高のスタジアムの地位を更に確固たるものとした。
これからも快適に鹿島に声援を送れることとなる。
楽しみである。

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源、「まずは守備から」というのが僕の考え

【インタビュー】センターバック人生は究極の二択から始まった!? 日本代表にまで成長した昌子源のこだわりとは

日本屈指のDFへと成長を遂げた昌子。成長の歩みを止めることはない [写真]=︎Getty Images for DAZN

 一つミスが失点に直結する過酷なポジションにおいて、センターバックの魅力とは何なのか。鹿島アントラーズの最終ラインを支え、日本代表としてプレーする昌子源も、“究極の二択”を突きつけられた時は、センターバックというポジションを受け入れられなかったという。「嫌々」から始まったセンターバック人生。成長の過程で知った面白さ、そしてこだわりを語ってくれた。

インタビュー・文=高尾太恵子
取材協力=ナイキジャパン


■そもそもプロになれるとも思っていなかった

――昌子選手は、高校生の時にFWからセンターバックへコンバートされたそうですね。
そうなんですよ! 当時はすごく嫌でしたよ(笑)。ある日、練習でFWの列に並んでいたら、監督に「お前はディフェンスのところに並べ!」といきなり言われて……。突然、「センターバックをやるか、一生走るか。どっちや?」と聞かれたんです(笑)。仕方なくセンターバックを選んで、嫌々やっていましたね。

――そんなきっかけだったとは(笑)。ちなみに、FW時代はどんな選手だったのですか?
僕は身長が低かったので、スピードとドリブルで勝負するタイプでした。

――てっきり大型FWかと思っていました。
ドリブル小僧でしたね。ガンバ大阪のジュニアユースでは身長が一番低くて、同期の大森晃太郎(現ヴィッセル神戸)と一緒に「ちび二人組」と言われていました。今では、晃太郎よりもはるかに大きくなりましたけどね。

――当時、センターバックで日の丸を背負う選手になると想像していましたか?
全く想像していなかったですね。そもそもプロになれるとも思っていなかった。こんな言い方は失礼ですけど、米子北高校に進学した時点でプロを諦めたんです。全国大会に行ったとしても、一回戦で負けるようなチームでプロになれるはずがない。そう思っていたのに、奇跡みたいなことが続いて(笑)。2年生の時にインターハイで準優勝したり、年代別の代表候補に選ばれたり。今思えば、FWのままだったらプロになっていなかったと思います。

――昌子選手のようにFWからセンターバックに転向するケースは少なくありません。共通して通用する部分があるのでしょうか?
どうなんでしょう。僕の場合は、おそらくスピードと守備範囲の広さを評価されたんだと思います。



――その能力は、現代型センターバックに求められる要素ですよね。
そうですね。今では監督にとても感謝しています。「一生走る」を選ばなくて良かった(笑)。

――コンバートされた理由は聞かなかった?
聞いたことないですね。当時は、監督が怖くて話せなかった(笑)。

――センターバックでやっていくと決めて、そこからどのようにスキルを取得していったのですか?
それが、監督からは何のアドバイスもなくて、自分の感覚でプレーしていたら「違う」とまた怒られて……。心の中では「何が違うねん」と思いながら、ずっと嫌々プレーしていました(笑)。

――でも、失点するのはもっと嫌だったのでは?
そうですね。自分のミスでなくても、失点したら怒られていました。本当にどうして僕をセンターバックにしたのか……。今度、監督に会ったら聞いてみます。

――理由が気になりますよね。その当時は試行錯誤しながら、地道にセンターバックを続けていたと。
そうですね。インターハイで準優勝した後に、京都サンガF.C.の練習に参加させてもらう機会があって、そこで当時コーチをしていた秋田豊さんと森岡隆三さんに指導していただきました。日本を代表するDFに教えてもらって、すごく刺激になりましたね。


■「まずは守備から」というのが僕の考え

――そうしてプロの道へと進みました。
プロに入ってから、一気に成長したと思います。自分でもびっくりするくらいタイミングと環境が良かったんですよ。鹿島アントラーズに入団した2011年は、中田浩二さんや岩政大樹さん、伊野波雅彦さんがいて、現役の日本代表選手のプレーを間近で体感できる環境でした。そして、大岩剛さんが引退して、コーチになった年でもありました。当時、鹿島には大勢のスタッフがいたので、剛さんが僕の専属コーチをやってくれたんですよ。センターバックとは何か。一から十まですべて教わりました。秋田さんも、クラブハウスに来てくださった時にアドバイスをしてくれましたね。

――かつて専属コーチだった大岩さんが、今は鹿島の監督です。
それも何かの縁だと思います。恩を返す絶好の時ですよね。

――恵まれた環境で成長していく中で、センターバックの面白さが少しずつ分かってきたのでは?
やっぱり一対一で止めた時や、シュートブロックをした時は気持ちいい。そういうところに楽しさを感じるようになりましたね。プロになったばかりの頃は、点を決められるとすぐにふてくされていたし、気分が落ち込む夜もあった。でも、最近ではいい意味で気にしなくなりました。なかなか守備で試合を盛り上げられる選手はいないと思うんです。お金を払って試合を見に来てもらっているので、「昌子を参考にしたい」、「昌子のプレーをみたい」と思ってもらえるような選手になりたいですね。

――先月7日のシリア戦(1-1で引き分け)後に「失点を引きずったら負け」という言葉を残しました。でも、そのセリフを言えるようになるまでには、それなりの時間が必要だったと思います。
ここ数年で成長した証拠ですね。ボールを奪われたり、一対一で抜かれたり、パスミスをしたり、ゴール前で空振りをしてしまったり……。僕はこれまでのサッカー人生で何失点もしているんですよ。その経験で一番学んだのは、「引きずったら、もう1点やられる」ということ。センターバックの立ち居振る舞いは、想像以上にチームに伝染します。だから反対に、「あいつ、何だよ。自分のミスで失点したのに堂々としてるやん」と思わせたほうが勝ちだと思っています。

――なるほど、そうかもしれませんね。センターバックに求められる役割が増えてきた今、昌子選手が伸ばしていきたい能力は何ですか?
僕の課題はビルドアップです。でも、みんなとは少し考え方が違う。今はボールを奪ってから攻撃につなげるプレーを要求されることが多くなっていますけど、センターバックはまず守備だと僕は思っています。だから、守備を100にしてから、攻撃のことを考える。失点しなければ試合に負けることはありませんからね。



――先日、アビスパ福岡の井原正巳監督に話を伺った際に、昌子選手はセンターバックとして絶対に必要な対人の強さがあって、高さやスピード、クレバーさもあるバランスの取れた選手だとおっしゃっていました。
それは感動ですね。だって“アジアの壁”ですよ! 井原さんに言われたら、自信を持ってもいいのかも(笑)。

――一気にテンションが上がりましたね(笑)。「守備を100にしてから」という話がありましたが、今はどの辺に位置しているのでしょうか。
「70」くらいですかね。ゼロからスタートして、確実に一歩ずつ進みながら積み上げてきました。僕は100に達していない段階で攻撃を取り入れて、両方が中途半端になってしまったら、それはセンターバックとは言えないと思っています。

――それは、キャリアの途中でセンターバックに転向した昌子選手ならではのこだわりですね。
そうです。パスが下手だと言われようが、攻撃力が足りないと言われようが、「まずは守備から」というのが僕の考えです。だから、守備を100にするために、これからもいろいろなことにチャレンジしていきたいですね。


源にインタビューを行ったサッカーキングの高尾女史である。
高校時代のFWからCBへのコンバート、CBとしての考えなどが伝えられる。
そして高尾女史より福岡の井原監督から「昌子選手はセンターバックとして絶対に必要な対人の強さがあって、高さやスピード、クレバーさもあるバランスの取れた選手」と評された旨が伝えられた。
源も喜んでおるが、我らも嬉しい。
現役時代は“アジアの壁”と名を馳せた日本が誇るCBだった井原にそこまで評価されておることを喜ばぬ者はいない。
その評価を更に上げるべく、鹿島を牽引していくのだ。
源の活躍がより楽しみである。

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西大伍特別インタビュー

王者・鹿島、EL3連覇の強豪セビージャ戦へ…西大伍「独特の雰囲気をスタジアムで」/独占インタビュー
田中滋
12:06




鹿島アントラーズは、22日の『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』でスペインの強豪、セビージャと対戦する。

鹿島アントラーズは22日、『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』でスペインの古豪セビージャと対戦する。2016年、FIFAクラブワールドカップで“世界2位”の快挙を成し遂げたJリーグの常勝軍団はどのような戦いを見せるのか? 試合を前に西大伍に思いを語ってもらった。

■スタジアムでしか見られない駆け引き

――スペインの古豪・セビージャとの対戦が迫っています。欧州のクラブとの対戦は楽しみですか?
そうですね。普段できない相手と試合ができるということもあるし、レベルは高いと思うので楽しみです。

――海外のクラブと対戦するとき、具体的にはどういうところが楽しいですか?
僕個人で言えば、やっぱり予想外のプレーとか、自分が100パーセントの対応をしても、やられたりするとやっぱりおもしろい。ディフェンスなんで相手にやられたらダメなんですけど、こっちの対応を上回ることをやられると嬉しいというか「そういうアイデアもあるんだ」っていう感じです。自分の知らないプレーというのを見られたときは嬉しいです。
――DFがやられたときには慌ててしまうと思いますが、そうではなく「おぉ!すげえな、こいつ」という感じになるわけですか?
なんとなく、ちょっと笑っちゃう、みたいな感じです。でも、次はこっちがやるよ、みたいに、お互いに良さを出していける試合になればいいかなと思います。
――FIFAクラブワールドカップ決勝のレアル・マドリード戦ではとても楽しそうにプレーしていたのが印象に残っています。
決勝という舞台もそうですし、相手も素晴らしい相手だったので楽しんでいました。ああいう試合をやって、さらに知らない相手とやる楽しさというのも感じました。



――Jリーグとの違いはありますか?
やっぱりうまい人とやると面白いですね。一つ一つのプレーに駆け引きが必要です。油断したらやられる駆け引きが、90分間ずっと続くというのはやっぱり楽しいです。試合中はいろんな駆け引きをしているのですが、見ていてもなかなかわかりにくいかもしれません。ちょっとしたポジション取りで駆け引きしてくる選手もいるし、なんとなく嫌な位置に入ってくる選手もいます。そういう部分はテレビでは画面に映らないこともあるので、ぜひスタジアムに足を運んで欲しいですね。
――スペインサッカーの全体的な印象は?
普段はレアルとかバルセロナとかの試合を見ることが多いので、そこに限られてしまうのですが、スピード感はもちろんありますし、技術がしっかりしたイメージというのはあります。個人的には好きなタイプのサッカーです。

■「勝たなきゃいけない」ではなく「勝ちに行く」

――シーズン途中で就任した大岩監督は、どういう人柄ですか?
思ったことをそのまま伝えられる監督です。これを言ったらどう思われるかとか関係なしに意見を伝えられる。コーチ時代から一緒にやっているからかわからないですけど、それはとても大切なことだと思います。剛さんは選手のときからサッカーを本当に考えてやってきたというのが喋っているとわかります。
――試合中もサイドラインに立って意見交換をしている姿をよく見ます。どんな話をしているのですか?
別にたいした話じゃないです。『今夜、なに食べに行くの?』とか(笑)
――そんなはずはないと思いますが(笑)、監督の言葉で印象に残っているものは?
印象に残っている言葉というよりは「やらなきゃいけない」というような言葉を使わないところですね。「勝たなきゃいけない」じゃなく「勝ちに行く」という言葉の選び方をするな、というのは感じます。「やらなきゃ」という言葉が出てくると、僕は「違うな」と思ってしまう。そういう選手にかける言葉はすごく気を付けているなと思います。だから、選手にもしっかり入って来るんだと思います。
――では、最後にセビージャ戦に向けてサポーターにひと言お願いします。
Jリーグと違って独特の雰囲気というのはあると思うので、それをぜひスタジアムで味わってもらいたいですし、テレビでは僕がずっと映ってないので、スタジアムに来て僕をずっと目で追ってもらいたいかな(笑)。楽しい試合になるかどうかはやってみないと分からないですけど、見て楽しんで欲しいので、皆さんを楽しませられるように僕らも頑張ります。

●インタビュー・文=田中滋

午前練習


ミーティング後、紅白戦を行いました。


西大伍にインタビューを行ったGOAL.comの田中滋氏である。
セビージャも含めて海外のクラブとの対戦について語る。
巧い相手のとのマッチアップに燃える西の姿がここにあった。
また、大岩監督についてのコメントも興味深い。
外から観ただけでは分からないことが伝わってくる。
大岩が現役時代から指導者になるイメージを持っていたであろうことを西は感じ取っておる様子。
また、言葉の使い方も重要であることが分かる。
大岩に率いられたこの鹿島がどこまでスペインの強豪とやり合うのか、また西がどれだけ通用するのか、非常に楽しみな一戦である。

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大きな注目を集める一戦!鹿島はJリーグ王者の意地を見せられるか!?

大きな注目を集める一戦!鹿島はJリーグ王者の意地を見せられるか!?
先週の浦和レッズvsボルシア・ドルトムントに続き、「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」は22日に鹿島アントラーズとセビージャFCの一戦が行われる。

UEFAヨーロッパリーグ(前進のUEFAカップを含む)を5度制したスペイン屈指の強豪は、昨季のラ・リーガではレアル・マドリッド、バルセロナ、アトレティコ・マドリッドに次いで4位。躍進に導いたホルヘ サンパオリ監督が退任し、今季よりエドゥアルド ベリッソ監督のもとで、新たなスタートを切ることとなった。

17日に行われたセレッソ大阪との親善試合では、始動から間もなく、コンディション面に不安を抱えながらも、鋭いプレスと素早いパスワークを武器に終始主導権を握り、ウィサム ベンエデルの2ゴールなどで、3-1と快勝を収めている。

注目はそのベンエデル。フランス出身のストライカーは、昨季リーグ戦で11ゴールを挙げて、チームの得点王となった。小柄ながらもスピードと技術に長け、高い決定力も備える。鹿島とすればこのFWをいかに食い止められるかがポイントとなるだろう。

ほかにもアンカーの位置で攻守に渡って存在感を放つステヘン ヌゾンジや高い技術を備える司令塔のガンソ、10番を背負うエベル バネガなど優れたタレントが揃う。来日からすでに1週間が経過。順調に調整を進めるなか、C大阪戦よりもさらにクオリティの高いサッカーを披露してくれそうだ。

対する鹿島は、12日の天皇杯以来の実戦となり、休養十分でこの試合を迎えることとなる。今季の鹿島は序盤こそなかなか調子が上がらなかったものの、シーズン途中に就任した大岩 剛監督の下で息を吹き返し、14節から5連勝を達成して前半戦を首位で折り返した。18節にFC東京と引き分け、現在はC大阪に次いで2位となっているが、持ち前の堅い守りと勝負強さは今季も健在で、リーグ2連覇に向けて力強い歩みを続けている。

鹿島とスペイン勢の対戦として思い出されるのは、昨年のクラブワールドカップ。決勝でレアル・マドリッドと互角の戦いを演じたように、世界に対する免疫が備わっているのは、彼らにとっての大きな強みだろう。

今回の試合でも押し込まれる展開が予想されるが、前線からのプレスでセビージャのパスワークの精度を狂わせ、好調を維持するペドロ ジュニオールと金崎 夢生の2トップを軸とした素早いショートカウンターで相手の隙を突くサッカーを体現できるかがポイントとなるだろう。

大きな注目を集めるこの一戦で、Jリーグ王者の意地を示してもらいたい。

[ 文:原山 裕平 ]


「Jリーグ王者の意地を示してもらいたい」と締める原山氏によるJリーグ公式のプレビューである。
やはり、リーガ・エスパニョーラの強豪には、如何に鹿島であろうとも難しい試合になるとの見解である。
それは、仕方のない部分とも言える。
事実、2004年のバルセロナとバレンシア、2006年のA・マドリー、そして2016年のR・マドリーと鹿島はスペイン勢に苦汁を舐めさせられておる。
ここは、その経験を活かし、そして覆すべく用意周到な準備で立ち向かうのだ。
楽しみな一戦である。

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西村レフェリー×岩政対談

【現役主審に問う|西村雄一×岩政大樹 #1】判定を間違えたら審判はどうする?「死ね」発言騒動がひとつの契機に
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年07月18日

W杯でも笛を吹いた西村氏を直撃し、レフェリーの目線や本音に迫る。


関東大学リーグでも主審を務めた西村氏。岩政氏が所属していた東京学芸大の試合でも笛を吹いていた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 サッカーの未来について考える。語る。
 対談連載の第2回は、レフェリーの西村雄一さんにお話を伺いました。

 私が大学生だった時のとある試合でこんなことがありました。

 血気盛んな若造だった私は、いつもレフェリーに食ってかかっていて、その試合でも幾度となく抗議を繰り返していました。すると、何気ないプレーだったと記憶していますが、私はPKを取られました。納得できない私はレフェリーを睨みました。そのレフェリーは毅然とした目で私を睨み返し、頑として突き放しました。そのPKで私たちは試合に敗れました。

 プロに入り、数年が経過した頃、私はふとその時のレフェリーが西村さんだったのではないか、と思う瞬間がありました。何度か確認しようかと思ったこともあったのですが、決して美しくない思い出でしたし、なんとなく聞く勇気も湧かずにいました。

 私がレフェリーとの接し方を変えていったのがその頃でした。同時に、西村さんの選手との接し方も変わったように感じました。

 お互いが自分と向き合うなかで気づいていったものが同じな気がして、私は勝手に、西村さんとともに成長してきたという感覚を持つようになり、お互いをリスペクトする感情のなかで、一緒に試合を”作る”関係になっていきました。

 しかし、これらも選手とレフェリーという関係上、確認することなく、今日まで至りました。

 私の片思いではないか。そもそも最初の記憶が間違えているのでないか。

 いつか伺ってみたいと思っていた長年の疑念を解決する場を用意していただきました。

 西村さんが世界のトップレベルに上り詰めていくなかで見えてきたもの。向き合ってきたもの。そこには、選手とレフェリーの関係の未来、日本サッカーの未来、そして人と人にあるべき不変の未来がありました。

 あまり知られることのない、レフェリーの目線や本音にも迫りました。ピッチの中の世界をちょっとだけ覗いて、想像してみてください。

―――◆―――◆―――◆―――

岩政大樹 現役選手と現役レフェリーの対談は斬新だと思ってオファーさせていただきました。このインタビューを受けるにあたって、”リスク”は考えましたか?

西村雄一 いや、まったく考えませんでした。レフェリーに対する世の中のイメージと、仕事の実情に差があると感じていたので、そのギャップを埋める機会がいただけたら全力で取り組みたいと思っていたんです。今日は感謝しています。

岩政 ずっとお聞きしたかったんですが、私が大学生の頃、西村さんは関東大学リーグで笛を吹いていませんでしたか?

西村 吹いていましたね。

岩政 やっぱり、そうですよね。Jリーグでプレーしている時に確認するのもあれかなと思って、今まで聞いていなかったんです。

西村 大学の頃に笛を吹かせてもらった選手は結構います。川崎の中村憲剛さんもそうでした。岩政さんと同じくらいの年齢ですよね?

「死ね」発言騒動がスタンスを見直すキッカケに。


2008年の「死ね」発言騒動がレフェリーとしてのスタンスを考え直すキッカケになった。(C)J.LEAGUE PHOTOS

岩政 そうです。私の一学年上です。

西村 日本のレフェリーが成長していく過程で必ず大学リーグを担当する時期があります。中村憲剛さんも「中央大時代からずっと見ていた」と伝えたら、「えっ!」と驚かれました。

岩政 私はプロになって途中で気づきました。西村さんには、大学の時にもお世話になったな、と。

西村 気づかれたタイミングで、岩政さんの対応も少し変わったんじゃないですか?

岩政 西村さんに気づいて変わったというより、ちょうど私自身がレフェリーへの接し方を変えた時期でした。私の大学時代は覚えています?

西村 はい。大体覚えています。

岩政 大学の頃の私は、レフェリーに抗議するのがカッコいいと思っていました。小学生の頃に見ていたプロの選手たちがそうしていたので。でも、どこか違和感もありました。そんななかで、2005年に2試合連続で退場という不名誉な記録を作ってしまい……。態度を見直さないと自分に返ってくるなと感じたんです。

西村 その2試合のレフェリーは、私ではなかったですよね?

岩政 違います。私のなかでは、1試合目は誤審だと思っているんですが(笑)。でも、すごく大きな出来事で、そこで考え方を改めました。西村さんも、キャリアの途中でレフェリングのスタイルが変わりましたよね?

西村 レフェリーとしての成長過程で、選手とのコミュニケーションが上手く取れないことがありました。また、判定への責任感や正義感とどう向き合うべきなのか、と考える時期も。そのなかで、自分の役割は、選手が輝くためのサポートだと認識したんです。岩政さんは、レフェリーが「死ね」と言ったという件で、世間を騒がせたのを覚えていますか?

岩政 覚えています。

西村 あの時、まったく発言していないのに世の中に誤解され「これはどうしたらいいんだろう」と考えました。こちらが選手を支えたいと思っていても、言葉だけでは選手に届かない。心と心で接しないと伝わらないと気づいたんです。そこで、どうやったら心を伝えられるのかと。

「結局は人間関係」。岩政氏もレフェリーの心理を考えるようになり…。


15番を付けていたプロ2年目の岩政氏は、2試合連続退場を食らって考え方を変えた。(C)SOCCER DIGEST

岩政 いろいろと気づくタイミングがあったんですね。改めて聞きますが、西村さんがレフェリーになったキッカケは?

西村 もともとは地元の駒沢サッカークラブで少年のコーチをしていました。その時にレフェリーの判定が原因で子どもたちが涙を流す姿を見て、子どもたちの夢を支える者として、自分もレフェリーに取り組んでみようと思いました。

岩政 そして「死ね」発言の一件から、西村さんは心で接するようになったと。

西村 言葉が通じる日本人選手とでも意思疎通が取れないことがある。まして、海外の選手たちとも意思疎通しなければいけない。だったら、言葉ではないコミュニケーション方法を身に付けるのは必須だなと思ったんです。

岩政 気持ちを切り替えるのは簡単ではなかったと思います。そのタイミングで、なにを変化させたんですか?

西村 選手の想いを受け入れるようにしました。例えば、「怒り」という感情にも種類があります。私のレフェリングに対してなら、選手と一緒に解決策を見つけなければならない。また、選手が自分のプレーにフラストレーションを溜めているのであれば、間が必要です。対戦相手の行動に頭に来ている場合は、仲裁に入らなければならない。その種類を見極めて対処することが必要だと考えました。

岩政 選手の心のなかに入っていくわけですね?

西村 そうです。選手心理の部分に少し入っていかないと、正しくサポートできないと感じました。

岩政 西村さんが変化した後、選手たちの反応はどうでした?

西村 「ありがとう」と言ってもらえることが多くなりました。岩政さんにも言ってもらったことを覚えています。相手にファウルされた時に「岩政さん大丈夫?」と呼びかけると、「オッケー。レフェリー、ありがとう」というコミュニケーションを取ってくれましたよね?

岩政 取りましたね。

西村 そういう短いコミュニケーションから、選手との信頼関係を築いていきました。逆に、選手が覚悟してファウルするケースでは、コミュニケーションを取らずに黙ってイエローカードやレッドカードを出しても受け止めてくれます。

岩政 結局は人間関係ですよね。私もレフェリーの心理を考えるようになってから変われたと思っているんです。

「判断できなかった時には、正直に伝えたほうがいい」(西村氏)


主審も人間。間違った時には素直に伝えればいい、と西村氏は言う。(C)SOCCER DIGEST

西村 選手は鋭いので、なんとなく吹かれた笛には「違うんじゃないの?」と言いたくなるはずです。レフェリーは、しっかり見極め判定を下すのが最低限ですが、見えなくて判断できなかった場合は「申し訳ない。見えなかった」と正直に伝えたほうが理解していただけるかもしれない。岩政さんも、そのほうが納得できませんか?

岩政 そうなんです。そのほうが納得できます。西村さんは試合中に「今のは分からなかった。ごめん!」みたいなことをおっしゃられますよね。経験が浅いレフェリーは、謝るのは難しいものですか?

西村 判断をする責任感から、頑なに貫いてしまうケースもあります。自分にも同じような経験がありました。レフェリーはいろんなミスから、改善策を考えて成長していきます。私自身も関東大学リーグなどでの経験が、今のレフェリングに礎になっています。
人間どうしてもミスはあります。それを選手に受け入れてもらえるかどうか。判断できなかった時には、正直に伝えたほうがいいのではないかと思っています。

【プロフィール】
西村雄一(にしむら・ゆういち)/1972年4月17日、東京都出身。1999年に一級審判員として登録され、2004年からスペシャルレフェリー(現・プロフェッショナルレフェリー)に。2010年の南アフリカ・ワールドカップ決勝の第4審判、2014年のブラジル・ワールドカップでは、開幕戦で主審を務めた。2014年まで国際審判員として活躍し、現在はJリーグで笛を吹いている。

岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。

【現役主審に問う|西村雄一×岩政大樹 #2】試合中に見ているポイントは?海外と日本では判定への反応が違う?
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年07月19日

レフェリーが選手以上の熱で対応すると「だいたい上手くいきません」。


西村氏は試合前に両チームの攻撃パターンを確認するという。(C)Getty Images

西村雄一 岩政さんは、鹿島での後半の5年くらいは、チームメイトを抑える声もかけていましたよね。選手が興奮している時に、岩政さんにお願いして落ち着くように収めてもらったことがあったはずです。

岩政大樹 ありました。試合中にそんな話もしましたね。

西村 レフェリーが直接選手に伝えても落ち着いてくれない時には、チームメイトの心理をコントロールできる人に託します。レフェリーと選手よりも、選手同士の信頼関係のほうが間違いなく厚い。選手には、いち早く通常の心理状態に戻ってもらって、次のゴールを決めてほしいですからね。

岩政 レフェリーの方は、準備やフィードバックはどうされていますか?

西村 基本的には、選手の皆さんと一緒に走り切れるだけのフィジカルを整えなければいけません。

岩政 結構、走りますもんね。

西村 そうなんです。常に攻撃の一員という感じで、90分間、攻撃しっぱなしなんです。

岩政 なるほど。

西村 ファウルをどう見極めるかの準備もします。そのために、両チームの攻撃の傾向を理解しておきますね。

岩政 両チームの攻撃を想定しておくんですか?

西村 ファウルが起きるのは、主に攻撃にかかる局面です。カウンターで点が取りたいチームは、対戦相手にカウンターをケアされます。ビルドアップするチームであれば、選手が息を合わせて出ていくところを止めにきます。両チームの攻撃の特長を理解しておけば、そうした場面を予測しやすくなります。

 あとは、選手に冷静になってもらえるように声掛けやジェスチャー、間を取ることに気を付けています。熱くなった選手に対し、我々がそれ以上の熱で対応すると、だいたい上手くいかない。まず我々が冷静でないといけません。

岩政 それではフィードバックは?

西村 試合終了後に行なっています。Jリーグの試合では、レフェリーアセッサーという評価者と一緒に判定を検討したり、後日ビデオ分析のフィードバックを受けたりします。加えて、シーズン前やシーズン中、シーズン終盤のタイミングで開催される研修会でフィードバックを受けます。

ネガティブな情報は先入観になるので、一切チェックしない。


岩政氏は"先入観"に苦しんだ時期もあった。(C)SOCCER DIGEST

岩政 準備段階で事前情報を入れておくと、それが先入観につながることもありませんか?

西村 ネガティブな情報は先入観になるので、一切チェックしません。「またあの選手だ」という想いが判定に影響する可能性がありますからね。

岩政 へえ、そうなんですね。

西村 やはり攻撃シーンを確認します。例えば、アントラーズはボールを奪ってから相手のゴールまで行くのが凄く速いチームでした。あの頃ならマルキーニョスさんのところに、いつ誰がどうパスを出すのかを予測しておかないと、ペナルティエリア内で倒された時に判定不能になる危険性がありましたね。

岩政 なるほど。まず、一番速い攻撃に合わせるんですね。

西村 一番速いプレーを予測しておかないと間に合いません。中盤で少しディレイしてくれると余裕ができ、最終ラインからのビルドアップなら一緒についていけます。

岩政 こうした準備がレフェリーのスタンダードなんですか?

西村 レフェリングスタイルは、人によって違うと思います。ただ共通しているのは、行為を見極めるということです。その行為をA選手がしようがB選手がしようが、同じ基準で判断しなければいけません。だから、私は先入観が入らないようにしています。

岩政 先入観……ですよね。アントラーズ時代は、私自身の変化をなかなか理解してもらえないなと感じていました。先入観を持っている方もいて(笑)。徐々に伝わったようでしたが、そこまでの期間が凄く長かったですね。

西村 岩政さんは、身体を張るプレーヤーでしたからね。

岩政 プロ1年目からバチバチやる選手として打ち出して、メディアもそういう風に扱っていたので、どうしても……。

西村 レフェリーが先入観を持ったのではなく、世の中の流れがそのイメージや先入観を作ったところもあるかもしれません。

岩政 そうなんですよ。

西村 サッカーが好きでなければ、レフェリーにはなりません。選手が作る感動をどうやってサポートできるかを考えているので、そんなに悪いレフェリーはいないんですよ(笑)。

海外の選手は、判定に対するリスペクトを表現してくれることが多い。


選手の判定に対する反応には、文化の違いを感じるという。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

岩政 西村さんは海外の大会でも笛を吹いていますが、ピッチ内での振る舞いに日本との違いは感じますか?

西村 海外の選手は、判定に対するリスペクトを表現してくれることが多いかもしれません。「このプレー(ファウル)取ってよ」とアピールするけど、次のプレーで声をかけると「全然問題ないよ」と言ってくれたりします。

 これは文化の違いかもしれないですね。ファウルはするなと教わったのか、それともファウルは時間帯と場所を考えろと言われているか。そこで話は違ってきます。海外の選手は、ある場面では取られても「仕方ない」と思っている。

岩政 確かに。日本では、選手もファウルがダメだと思っているから、レフェリーに反発してしまう。サポーターの見方も同じかもしれないですね。海外では"良い"ファウルにブーイングは起こりませんよね。

西村 そうなんです。ゲームの流れを理解したファウルには、ブーイングはありません。選手もサポーターも、ファウルの意味を分かっているのだと思います。私たちレフェリーの語源は「refer=ゆだねる、任せる」です。必死に戦っている選手たちでは判断できないので、第三者に判定を任せる。それがレフェリーであり、その判定をリスペクトしています。

岩政 海外の選手と日本の選手ではスピードが違うと言われますが、具体的には何が違います?

西村 一番違うのはパススピードです。一瞬で次の選手にボールがわたります。それをトラップして次のプレーに移るまでの判断も速い。その上、純粋にフィジカルの速さもあります。

岩政 人もボールもパンパン動いている感じですか。

西村 ワールドカップでは、1秒ごとに駆け引きがありました。FWは裏を取ろうとして相手の動きを探っていたり、MFがパスを出させないようにわざとプレスをかけたり。そこら中で駆け引きしていたので、レフェリーも頭が休まる時間がありませんでした。

【プロフィール】
西村雄一(にしむら・ゆういち)/1972年4月17日、東京都出身。1999年に一級審判員として登録され、2004年からスペシャルレフェリー(現・プロフェッショナルレフェリー)に。2010年の南アフリカ・ワールドカップ決勝の第4審判、2014年のブラジル・ワールドカップでは、開幕戦で主審を務めた。2014年まで国際審判員として活躍し、現在はJリーグで笛を吹いている。

岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。

【現役主審に問う|西村雄一×岩政大樹 #3】良いレフェリーの定義は?世界を騒がせたW杯の「PK」にも言及
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年07月20日

私が後悔するとしたら……あの場面を予測して動けなかった時でしょうね。


W杯開幕戦でのPK判定は間違っていなかったと西村氏は言う。(C)Getty Images

岩政大樹 西村さんは、ブラジル・ワールドカップの開幕戦、ブラジル対クロアチアでのPK判定が話題になりましたね。あの時は、それこそ世界中から批判されました。今だから話せる心情はありますか?

西村雄一 あの時は、なかなか正しく伝わらなかった部分もありました。大会が始まる前に判定の基準を全チーム・全選手がレクチャーされます。そのなかに、ペナルティエリア内のホールディングは”軽かった”としてもファウルになるという項目もありました。

 ホールディングは行為だけで罰せられるファウルです。程度の判断ではなく、自らの意志で掴もうと思わなければ起こらないことに対する罰則なんです。あの時はFWの選手がシュートモーションに入っていた。そのプレーに影響を与えるホールディングだったので、ファウルと判断せざるを得ません。

 ですから、「開幕戦だから厳し目にした」「あの程度なら取らなくても」というようなお叱りを受けましたが、私としてはあの選択肢しかありませんでした。

岩政 判断に間違いはなかったと。

西村 試合後にクロアチアの監督さんが「バスケットボールをしているんじゃない」と発言されました。あれには深い意味があります。ファウルがなかったのであれば、私の技量に関わってきますが、行為があったのは分かったうえでの発言です。監督はチームを守るために、あの発言をしています。

岩政 選手は自分が失点に絡んで負けても、最善のプレーをしていたら自分を正当化できます。ですが、周りからの批判があると、その日くらいはきつい。そういう気持ちはありましたか?

西村 私が後悔するとしたら……あの場面を予測して動けなかった時でしょうね。角度が悪く、ホールディングが見えなくて何もできなかった時だと思います。

岩政 あの場所にポジションできたから、自分のなかでは納得できたわけですね。では、西村さんから見た良いレフェリーとは?

西村 試合が終わった後に、両チームが素直に勝敗を受け入れてくれたら最低限できたかなと思います。両チームからレフェリーという存在が消えていたら良しです。

我々レフェリーは「ああそうだった」程度の存在でいい。


昨年の昇格プレーオフでも笛を吹いた。(C)J.LEAGUE PHOTOS

岩政 参考にされたレフェリーはいますか?

西村 特にはいませんが、色々なレフェリングのスタイルを参考にしました。

 例えば、有名な方を挙げれば、イタリアのピエルルイジ・コッリーナさん。厳格な姿勢とスキンヘッドの風貌で「今日はファウルできない」という印象を選手に与える。だから試合が締まります。南米系のレフェリーであれば、選手の肩を叩きながら上手くゲームを収めるタイプがいます。

 ただ、私が誰かの真似をしても、本人にはなれません。西村雄一としてのレフェリングでどれだけ選手に信頼され、プレーに集中してもらえるかが、私がやるべきことです。

岩政 それが西村さんのスタイルなんですね。

西村 岩政さんは、試合の後半になってきたらレフェリー云々じゃなくなってきませんか?

岩政 そうですね。良いレフェリーだったら、ですが(笑)。

西村 昨年の、岡山で出場された昇格プレーオフの時は、私の存在を気にしていなかったように感じました。前半で私とコミュニケーションを取り切って、後半はチームへの指示だけに集中していた印象です。

岩政 確かに、プレーオフの西村さんの記憶がないですね。今言われるまで、西村さんが笛を吹いていたのを忘れていました。

西村 本当ですか。であれば、理想に近い仕事ができたのかなと思います。我々レフェリーは、皆さんが振り返った時に「ああそうだった」程度の存在でいいんです。

岩政 そのなかで、充実感はどうやって得るんですか? 良いレフェリングをすると、忘れ去られてしまうわけですよね。

西村 それでいいんです。自分が一緒に試合をした選手が成長して海外移籍したり、日本代表として戦っている姿を見ると充実感を覚えます。これは、レフェリーとして得られる醍醐味だと思います。私もサッカーが好きで、審判という立場から支えたいと思っているので、日本サッカーが良い方向に進むと嬉しいんです。

 去年のクラブワールドカップでの鹿島の準優勝に感動しました。Jリーグで一緒に試合をしている選手が世界で活躍し、その選手たちとまた一緒にピッチに立てる。審判冥利に尽きますね。

【プロフィール】
西村雄一(にしむら・ゆういち)/1972年4月17日、東京都出身。1999年に一級審判員として登録され、2004年からスペシャルレフェリー(現・プロフェッショナルレフェリー)に。2010年の南アフリカ・ワールドカップ決勝の第4審判、2014年のブラジル・ワールドカップでは、開幕戦で主審を務めた。2014年まで国際審判員として活躍し、現在はJリーグで笛を吹いている。

岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。

【現役主審に問う|西村雄一×岩政大樹 #4】ビデオ判定には賛成or反対?レフェリーから見た影響は
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年07月21日

日本には4級から1級まで審判は何人いるのか?


(C)SOCCER DIGEST

岩政大樹 西村さん自身の今後の目標は?

西村雄一 次の1試合に全力を尽くすことです。大会の規模やカテゴリーに関係なく、レフェリーがやることはどの試合も同じ。少年サッカーの試合もワールドカップの試合でも、同じ様に選手のために全力を尽くすようにしています。

 ところで岩政さん、日本には4級のお父さんお母さんレフェリーから1級まで何人くらいいると思います?

岩政 結構な人数がいますよね。

西村 26万人いるんです。

岩政 えっ⁉

西村 都道府県のカテゴリーでは、相互審判をしなければいけない関係で、必ずチームに有資格者のレフェリーを登録しなければいけない。よって、この人数になっています。

岩政 すいません。数千人だと予想していました。

西村 26万人のなかで、Jリーグやなでしこの審判をしているのが260人前後。ですから0.1パーセントのレフェリーが、トップリーグの試合を担当しているんです。

岩政 それだけ選りすぐられたレフェリーでも、ひとつのミスで選手やサポーターの反感を買ってしまう。難しい仕事です。

西村 レフェリーの印象が一度悪くなると、かなり長い間みなさんの記憶に残ります。もちろん、レフェリーも最善を尽くしていますが、そんな時は、だいたいどのスタジアムに行っても「また西村だよ」と言われます。イメージを覆すのは、非常に難しく大変ですね。

岩政 西村さんの理想が実現すると忘れ去られるのに、悪い印象だけは残ってしまう。それはつらそうですね。

西村 確かに、そうなるとレフェリーはつらいですね(笑)。でも、選手の夢を支えるという強い情熱をもって毎試合やっています。

岩政 つらい時の対処の仕方はありますか?

西村 サポーターの皆様からのご意見やお叱りは、当然あることだと思っています。それに、選手のほうが、サポーターから厳しいことを言われていますからね。

岩政 やっぱり凄いですよ。犠牲心の塊というか。

西村 いろんなサッカーの楽しみ方があると思いますが、やっぱりレフェリーだからこそ味わえる楽しさもあります。学生時代に見ていた岩政さんが、鹿島の主力になり、日本代表にもなった。その過程を近くで見られるのは嬉しいです。

我々レフェリーは第三者、プレーの真実を知っているのは選手。


選手に正直に伝えれば、信頼関係を築ける可能性が広がる。(C)SOCCER DIGEST

岩政 西村さんは、そういう自分のやり方をレフェリー業界で話すことはないんですか?

西村 悩んでいるレフェリーにアドバイスをしますが、私の言うとおりにしても上手く行くとは限りません。結局、いろんなやり方からそのレフェリーがスタイルを築くもので、解決策は自分で見つけなければいけない。

 ですから、ミスがあっても正直にやっていくべきだと話しています。岩政さんは今、関東1部リーグでプレーしていますが、そこに若いレフェリーが来ると、戸惑いませんか? どうしたって岩政さんの経験のほうが上だから、文句を言いたくなる場面もあると思います。

岩政 そうなんです。だから、ここ数試合はレフェリーに合わせるようにしました。レフェリーの方が私に対抗してくるので。

西村 そうでしょうね(笑)。

岩政 私なりに若いレフェリーの方のことを考えていろいろ話はするんですが、どうも逆効果のようで……。

西村 私も経験しましたが、自分のミスは、レフェリー自身が一番分かっているんです。ただ、そこを突っ込まれると反発してしまうこともあります。でも、それでは良くない。我々レフェリーは第三者、プレーの真実を知っているのは選手だという発想が大事かもしれません。

 例えば、ラストタッチは選手のほうが分かっているかもしれない。レフェリーはそこで間違いだと気づいたら、その時は選手に正直に伝えてみる。もちろん、選手に咎められますが、次に同じような場面を迎えた時に、今度は選手に「今のはあっていたよ」と言ってもらえたら、信頼関係ができるはずです。

岩政 全国のレフェリーの方は勉強になりますね。付け加えておきたいことはありますか?

西村 海外は「あまり笛を吹かない」と比較されます。これは、選手が激しい接触に耐えたら、タフなチャレンジとしてプレーを続けさせることがある。つまり、我々が基準を変えているのではなく、選手のプレースタイルによるもので、それが基準の差に見えるのではないでしょうか。

 それから、Jリーグよりも海外のほうが面白いという意見を耳にします。これは、日本文化として「ミスをするな」という中で育っているので、あまりリスクを負わないのかもしれない。海外リーグと同じようにチャレンジする回数が増えれば、観客の満足度も上がるかもしれません。

ビデオ判定は選手に選択を迫る。映っていたら言い逃れができなくなる。


FIFAもビデオ判定の導入を推し進めている。(C)Getty Images

岩政 チャレンジした時の空気ですよね。そこでミスが出ると「おい!」となる。「いいぞ!」とならない。

西村 サッカーは、最低1点は取らないと勝てないスポーツ。引き分けの試合はなんとかしてくれと皆さんが思っている。

岩政 ビデオ判定に関してはどうですか?

西村 レフェリーは人間の限界を超える場面を判断しなければならないケースもあります。ですから、ビデオ判定が上手く馴染むのであれば、補助ツールとして活用したほうが良いと思っています。

 もちろん、すべての場面ではなく、得点や退場に関わるとか、大きな影響が出る判定の整合性を整えるための導入です。ポイントで使えば、皆さんがサッカーを楽しむうえではありかなと思います。

岩政 見ている観客も、選手もビデオ判定のルールを理解しないとダメですよね。判定が変わる可能性があるわけですから。

西村 ビデオ判定の導入は、選手たちに意識変化をもたらすと思います。今のルールでは、選手のフェアプレー精神を尊重する形ですが、ビデオ判定では、監視カメラの中でプレーするので、選手が”ズルいこと”をできなくなります。”駆け引き”で勝負している選手は、ビデオに映っていたら言い逃れができなくなるんです。

岩政 マリーシアと言われる部分ですね?

西村 悪い意味でのマリーシアです。例えば、シミュレーション。接触がないのに、ファウルを装う。そのズルさは、自分の意思がないと起きません。映像で残ると世の中の人にズルい選手だと認識されてしまう。そのダメージを覚悟して、やるかやらないかを選手が決めることになります。

岩政 なるほど。

西村 本来はビデオ判定云々ではなく、レフェリーは正しく判定することに努め、選手はフェアプレーの精神をリスペクトするのがベストです。選手の方々には、それを意識して、たくさんの人に勇気や感動を届けてほしいと思っています。

――◆―――◆―――◆―――

 私が常日頃、意識しているのが想像力です。特に、接する相手の心の中を想像することに比重を置いています。

レフェリーとの接し方も同様でした。

 私にも西村さんにも、自分の存在意義を揺るがす大事件が起こり、そこから自分と向き合うなかで、「どうすべきか」の答を相手の心に見つけました。西村さんのお話と自分が考えてきたことがリンクして、心がスッと落ちました。

選手とレフェリーは、裁く、裁かれるの関係ではない。


選手とレフェリーは、ともに試合を作っていく関係。お互いに理解し合うことが重要だ。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 本当に忘れていたのですが、昨年のプレーオフ決勝のレフェリーは西村さんでした。それは私にとってのJリーグ最後の試合となりました。

 対談を終えた今、大学生の時のあの試合から続いたひとつの長い物語が、そこで完結を迎えたのだなと思いました。

 私は試合中、レフェリーとよく話をしています。目的は抗議よりも、レフェリーの心を覗くことにありました。人は接しなければ分からないことがあります。話してみなければ感じられないものがあります。それを好んでいただけないレフェリーも確かにいらっしゃいますが、何れにしても、人と人はまずコミュニケーションを取ることが大切だと思っています。

 サッカーにおける選手とレフェリーの関係とは、突き詰めれば、裁く、裁かれるの関係ではありません。

『私たちレフェリーの語源は「refer=ゆだねる、任せる」です。必死に戦っている選手たちでは判断できないから、第三者に判定を任せる。それがレフェリーであり、判定を受け入れるところまでがルールなんです』

 選手とレフェリーはともに試合を作り、ともにサッカーを作っていく存在なのだと思います。

 西村さんの言葉には端々に心が見えました。すべては「人間関係」のもとにあり、大切なのは「信頼関係」。「両チームからレフェリーという存在が消えていたら良し」。

 選手の心に基準を置かれる西村さんの姿勢に、私が抱いてきた感情が両思いであったことが確認でき、嬉しいとも少し違う、晴れやかな空のような気持ちになりました。

【プロフィール】
西村雄一(にしむら・ゆういち)/1972年4月17日、東京都出身。1999年に一級審判員として登録され、2004年からスペシャルレフェリー(現・プロフェッショナルレフェリー)に。2010年の南アフリカ・ワールドカップ決勝の第4審判、2014年のブラジル・ワールドカップでは、開幕戦で主審を務めた。2014年まで国際審判員として活躍し、現在はJリーグで笛を吹いている。

岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。


サッカーダイジェスト誌企画により西村レフェリーと対談した岩政大樹である。
レフェリング、ジャッジの事が良く伝わってくる。
審判は難儀な仕事であると言えよう。
もっと尊敬されて良い。
また、誤審も含めてのサッカーという球技であることももっと知らしめる必要があるのではなかろうか。
目くじらを立てて糾弾し、誤審は誤審と公表して良いと思う。
そして、それも含めてレフェリーはリスペクトされ然るべきと考える。
また、西村氏は口が裂けても言えぬであろうが、偏ったジャッジをなくすことこそが、日本サッカーが一つ前に進む道と考える。
それは、現場のレフェリーではなく、もっと別の力を発するとことにメスを入れねばならぬ。
いずれそのような日が来ることを期待しておる。

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PJとBY、ストライカー比較

ペドロ・ジュニオールとBY…鹿島とセビージャのストライカーを徹底比較
河治良幸
02:21




22日に行われる『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』で、鹿島アントラーズとセビージャ(スペイン)が対戦する。両チームのエースであるペドロ・ジュニオールとベン・イェデルを、サッカージャーナリスト河治良幸が比較分析する。

Jリーガーたちが世界トップレベルの選手に挑む――。

鹿島アントラーズは22日の『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』でスペインのセビージャと対戦する。
チームとしての激突も去ることながら、注目されるのが“個と個のぶつかり合い”だ。ヨーロッパリーグを計5回制覇した実績を持つ強豪には、世界トップレベルのプレーヤーが在籍している。彼らと対じし、鹿島の選手たちはどんなプレーを見せるのか?

今回はスタッツとプレースタイルをベースに、両チームのストライカーを比較し、試合の見どころを紐解いていく。

■コンビネーションが鍵のペドロ

ペドロ・ジュニオールは新天地の鹿島で、開幕からなかなか得点できない試合が続いていたが、ここ5試合で6得点と乗ってきている。その大きな理由として、チームが彼の特徴を理解し、自身も仲間の特徴を分かってきたことが挙げられる。ペドロ・ジュニオールの特徴の1つに、スピードのあるドリブルからのシュートがある。今季のドリブル数は1試合平均3.6回。これはJリーグで10試合以上出ている選手の中では最も高い。
もっとも彼は、止まって足下で受けるよりも、動きながら縦向きパスを引き出し、ファーストタッチから加速して正確なシュートに持ち込むことを得意としている。つまり、ドリブラーでありながら、完全に個で打開するより、周りとのコンビネーションの仕上げにドリブルを付けているのだ。
また、タイミングよくゴール前のスペースに動き出し、速いクロスをボレーで合わせるなど、アクロバティックなフィニッシュも有効なレパートリーとなっており、それが1試合平均2.6本という高いシュート数にもつながっている。



■異なるラストパスまでの過程

ペドロ・ジュニオールが主に2トップで、相棒のFWと組むのに対し、セビージャのエースであるベン・イェデルはホルヘ・サンパオリ監督(現アルゼンチン代表監督)が率いた昨季、主に1トップで起用されてリーグ11得点を記録している。17日に行われたセレッソ大阪との試合では、エドゥアルド・ベリッソ新監督の採用する[4-3-3]のシステムで1トップを担い、2得点と得点力を見せ付けた。
1トップと言っても170センチと小柄。クサビのパスをリターンするようなポストプレーはしばしばこなすが、前線でディフェンスと駆け引きしながら、周りがボールを運ぶ間に鋭く角度のある動きでスルーパスやスペースを突くショートパスに合わせることを得意としている。シュートの数は1試合平均1.4本。FWとしては多くないが、59パーセントという枠内シュート率は、シュート力だけでなく、ゴール前でマークを外してラストパスを受けられるポジショニングによるところが大きい。
C大阪戦ではワルテル・モントーヤのミドルシュートをGKキム・ジンヒョンが弾いたこぼれ球を押し込んで1点目を奪うと、後半には途中出場のホアキン・コレアが獲得したPKをきっちりと決めた。ペドロ・ジュニオールと違い、中央でドリブルを仕掛けてシュートまで持ち込む回数は少ない。
ただし、C大阪戦の40分に左サイドを突破し、フランコ・バスケスの惜しいヘディングシュートを演出したように、ワイドに流れた場合は、単独のドリブルからクロスに持ち込むような形もオプションとしている。
両者の比較で興味深いのは、セビージャのドリブルが1試合平均19.1本で、同15.3本の鹿島より多いこと。セビージャは周りの選手がドリブルを織り交ぜて切り崩し、最後はベン・イェデルが少ないタッチでフィニッシュする形を持っている。それに対して鹿島は、周りは少ないタッチのパスで、最後にペドロ・ジュニオールがスピードに乗ったドリブルからシュートという王道パターンがあるのだ。
ただし、リーグ内の順位を見ると鹿島のドリブル回数は3位で、セビージャは8位。このデータから、全体としてスペインのクラブの方がチャンスメイクにドリブルを使う傾向が強いことが分かる。そうした違いもあり、2人のストライカーにラストパスが渡る過程に注目しても面白いはずだ。

文=河治良幸


セビージャと鹿島のセンターFW二人を比較するGOAL.comの河治氏である。
特徴が解説されていて興味深い。
PJのドリブルからのフィニッシュやチャンスメイクは6月以降、特に輝いておる。
夏になりコンディションが良くなってきたのであろうと推測する。
一方、セビージャのン・イェデルは欧州でプレイするFWとしては小柄であり、高さではなく駆け引きからゴールを狙うタイプとのこと。
そして、シュートの巧さ、決定力にて勝負するストライカーの様子。
これは警戒せねばなるまい。
親善マッチとはいえ、両チームのFW共にゴールが欲しいであろう。
どちらがよりお祭り男なのかが試される一戦。
楽しみである。

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ダヴィ、松本山雅の練習に参加

山雅の練習にFWダビが参加
2017年7月20日掲載


松本山雅の練習に参加したFWダビ

 サッカーJ2松本山雅の練習に19日、J1鹿島などで活躍したブラジル出身のFWダビ(33)が練習生として参加した。ダビは松本山雅がAC長野パルセイロと行った16日の練習試合にも出場した。クラブは戦力になるかを見極めている。
 身長183センチのダビは2007年に来日して当時J2の札幌に加入。カタールや中国のクラブへの移籍を挟み、名古屋、甲府、鹿島でプレーした。J1ではリーグ戦124試合出場47得点、J2は77試合出場49得点をマーク。昨季はシーズン途中で甲府に加入したが、今季はどこにも所属していなかった。
 松本市かりがねサッカー場で行われたこの日の練習では、ワントップの位置に入って実戦形式の練習などに取り組んだ。スタミナなどに課題がありそうだった。
 松本山雅は7月に入ってDF呂成海(ヨ・ソンヘ)がJ2群馬へ完全移籍、MF志知孝明がJ3福島へ期限付き移籍したが、途中加入が決まった選手はまだいない。


松本山雅の練習に参加しているダヴィである。
昨季は甲府にてプレイしたが、現在は無所属とのこと。
なんとかして契約を勝ち取って欲しいところ。
高崎と組んで驚異の攻撃力を発揮するのだ。
良い報を待っておる。

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植田、出たら潰していきたい

鹿島・植田が実戦復帰!22日セビリア戦へ気合「潰していく」

茨城県の国体成年男子チームとの練習試合で約3週間ぶりに実戦復帰した鹿島DF植田
Photo By スポニチ


 太腿を痛めて公式戦4試合を欠場していた鹿島DF植田が約3週間ぶりに実戦復帰した。5―1で勝った茨城県の国体成年男子チームとの練習試合(30分×2本)で前半30分に出場。「いつもは(センターバックの)右だけど、今日は左。見える景色は違ったけど左も左でやれることが多い」と充実の汗を流した。

 22日にはセビリアとの親善試合が控える。「出たらつぶしていきたい」と力を込めた。
[ 2017年7月20日 05:30 ]


練習試合にて実戦復帰した植田である。
三竿健斗と組み最終ラインに入った。
健斗との兼ね合いか左CBでプレイし「いつもは(センターバックの)右だけど、今日は左。見える景色は違ったけど左も左でやれることが多い」と語る。
鹿島に於いては右で固定される植田であるが、過去、年代別代表ではずっと左CBでプレイしておった。
この練習試合でも問題なくプレイしており、DFラインのバリエーションを増やすことに貢献することとなった。
植田の復帰でCBに不安はなくなった。
後半戦へ向け、まずはセビージャ戦にて力を発揮して欲しい。
期待しておる。

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練習試合 茨城国体成年チーム戦

練習試合


茨城国体成年チームと練習試合を行い、田中選手の2ゴールと金崎選手、中村選手、土居選手のゴールで5-1と勝利しました。


茨城国体成年チームと練習試合行ったチームである。
1本目は夢生のPK1点に終えたが、メンバーが代わった2本目は攻撃陣が爆発した、アツが決めたのを呼び水のようにし、聖真が決め、稔也が2ゴールと結果を出した。
PKによる失点こそあったものの、得点力を見せつける格好となった。
また、1本目には植田も出場しており、負傷からの復帰をアピールした様子。
1週間ぶりのゲームとなり試合勘を養うには良かったように思う。
この感触を忘れずにセビージャ戦、甲府戦と繋げていきたい。
楽しみである。

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ケルン・大迫、ゴールへの責任と覚悟

【インタビュー】大迫勇也(ケルン/日本代表)『ゴールへの責任と覚悟』

インタビューに応じた大迫 [写真]=野口岳彦

 ケルン加入3年目の2016-17シーズンは、渡独後の大迫勇也にとって文字通りベストシーズンになった。6月のロシアワールドカップ・アジア最終予選のイラク戦で1ゴールを決めるなど、日本代表でも充実一途。まさに波に乗っているストライカーに、来シーズンや8月に控える大一番への意気込みを聞く。

インタビュー=遠藤孝輔
写真=野口岳彦、Getty Images


[写真]=野口岳彦

■とにかく意識したいのはゴール

―――大迫選手にとって、2016-17シーズンは非常に充実した1年になりました。具体的にどのようなプレーに手応えを得られましたか?

大迫勇也(以下、大迫) 1対1で勝てるようになったことですね。ゴール前もそうですし、それ以外のプレー中も。しっかりと相手に負けなくなったところが良かったです。前でしっかりボールを持てて、余裕が出てきました。そこが大きいですね。

―――二ケタ得点への強い思いをお持ちですが、昨シーズンは7ゴールでした。ゴール数以外で、あえて悔いが残る部分はありますか?

大迫 いえ、とにかく意識したいのはゴールですね。それを積み重ねたいです。ゴールに対する意識を、もっと、もっと持ちたいですね。アシストも大事ですけど、やっぱりゴールなので。そこは本当に考えていきたいです。

―――例えば、昨シーズンは意識的に守備の負担を減らすようにしたそうですね。

大迫 (守備意識は)減らしたい気持ちもありますけど、チーム事情もあるので。守備の負担を気にするより、ゴール前に入る回数を増やしたいですね。


[写真]=Getty Images

―――味方からのチャンスメークが増えた最大の理由は何でしょうか?

大迫 まずはボールを失わないことが一番。その結果、みんな預けてくれるようになりました。

―――ピッチ外のコミュニケーションが深まったのも一因ですか? 例えば、ケルンU-21のGKコーチである田口哲雄さんは、長澤和輝選手(現浦和レッズ)が退団後、自然とドイツ人選手と話す機会が増えたと話していました。

大迫 (性格の)良い選手が揃っているので、話しかけてくれたことも大きいです。ただ、ピッチ外のコミュニケーションもあったかもしれませんけど、やはりプレー面ですね。サッカーをする中で、認めてもらえたことが大きいです。

―――シーズン終了後、ペーター・シュテーガー監督から労いの言葉はありましたか?

大迫 『お疲れさま。来シーズンが大事だから、しっかり休んでくれ』と。オフに監督と連絡を取り合うことはありませんね。

―――改めて、シュテーガー監督が目指すサッカーはどういったものでしょう?

大迫 現実的なサッカーをすると思います。あまりリスクを冒さないサッカーだと思いますね。(――チームとしての改善点は?)昨シーズンは攻撃に重心を傾けたら、守備で脆さを見せました。もっと攻撃的なサッカーがしたいですね。


[写真]=Getty Images

―――ケルンの平均ボール支配率は、18チーム中16番目の低さというデータがあります。

大迫 ボール支配率が高ければ攻撃的というわけでも、良いサッカーというわけでもありません。流れもあるし、時間帯にもよるので、臨機応変に。攻められる時にしっかりと攻めきるだけの力があるチームが理想です。

―――来シーズンはヨーロッパリーグ出場も控えています。ミランやアーセナルなどと対戦する可能性もありますが、対戦したいクラブはありますか?

大迫 もちろん、そういったクラブとの対戦が決まれば楽しみです。ただ、まずはブンデスリーガが大事。そこで安定した戦いができてから、ヨーロッパリーグを考えたいですね。

―――スペインやイングランドへの移籍願望はありますか? あるいはブンデスリーガで面白い、興味深いと感じるサッカーをしているクラブがあったりしますか?

大迫 まずはブンデスリーガで結果を残したいという思いだけです。上位のチームはいいサッカーをしています。ただ、自分に合うかどうかは分かりませんし、今はケルンの選手なので、他のチームのことは考えたくないです。ケルンが今後どんなサッカーをするのか、どう成長していくかを考えたいです。(今夏に魅力的なオファーがあった場合は?)来た時に考えます。

■代表は結果を出さなければならない義務がある


[写真]=Getty Images

―――日本代表に話を移させてください。まず、8月31日の大一番、オーストラリア戦に向けた意気込みをお願いします。

大迫 大事な試合です。ワールドカップに行けるか、行けないかが決まる試合なので、やるしかないです。そこでしっかり結果を出して、勝って決めるしかない。みんながしっかりとした覚悟をもってやるのが大事だと思います。

―――オーストラリアのDF陣は屈強で高さのあるタイプが揃っています。攻略するポイントは?

大迫 まだ、オーストラリアの守備陣については分かりません。ビデオも観ていませんので。ただ、僕らにとっては相手がどうこうよりも、自分たちができることをしっかり整理することが大事だと思います。


[写真]=野口岳彦

―――守備的に臨んだ昨年10月、アウェーでのオーストラリア戦後、長谷部誠選手は「臨機応変に戦うという意味では、まだまだ発展途上」と話していました。

大迫 戦術は監督が決めることなので、監督次第です。でも、監督が守備的にやろうと言っていて、僕らがひたすら守備的にやることもおかしいので、そこは臨機応変に。ただ、どの監督も自信をもって自分たちのサッカーを貫いていると思います。

―――臨機応変に戦う、アウェーでの戦い方の上手さといった部分で、ケルンと日本代表を比べるといかがでしょうか?

大迫 どうですかね。代表は能力が高い選手が揃っているので、みんながうまく力を引き合わせることができれば、いい結果を得られると思います。もっともっと個々がレベルアップして、しっかりとコミュニケーションがとれれば面白いですよ。

―――最後に、大迫選手にとって日本代表とは?

大迫 毎試合、常にしっかりとした覚悟を持って臨んでいます。全選手が目指すところですし、しっかりと結果を出さなければならない義務があります。それだけのプレッシャーもありますしね。


ケルンの大迫にインタビューを行ったサッカーキングの遠藤氏である。
ゴールへの意識が伝わってくる。
そして強い責任感。
それが大迫という男なのである。
今季も多くのゴールと感動を与えてくれよう。
楽しみにしておる。

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常勝・鹿島を勝利へ導く昌子源――大岩剛監督と歩んだ成長の道程

常勝・鹿島を勝利へ導く昌子源――大岩剛監督と歩んだ成長の道程

リーダーシップを発揮する鹿島DF昌子(C)Getty Images for DAZN
(C)Getty Images for DAZN


2017/07/18 19:38:37

昌子源は鹿島アントラーズ加入時から大岩剛監督と二人三脚で歩みを進めてきた。すべては勝利のために――日本屈指のDFとなった今もその成長は止まることない。

#すべてを勝利に捧げる キミに。

世界を圧倒するプレーメーカーが選んだ #ティエンポ を身に着け、試合を支配しろ。#昌子源

詳細▶https://t.co/f8Is9pwa6t pic.twitter.com/2r33CBV5YJ

— Goal Japan (@GoalJP_Official) 2017年7月18日

あれは昌子源が鹿島アントラーズに加入して5年目のシーズンを迎えたばかりのころだったから、2015年の春だっただろうか。当時はまだコーチを務めていた現監督の大岩剛と話をする機会があった。前年にCBとして主軸へと台頭し、リーグ戦34試合に出場した昌子の成長をどう捉えているのかを、大岩に尋ねると、「まだまだですよ」と笑いつつ、こう答えてくれた。

「昨シーズンだいぶもまれて、守備のときの身体の向きであったり、足の運びであったり、ステップの仕方が改善されましたよね。FWとの駆け引きの中で、失敗と成功を繰り返して成長したんだと思います」

それは昌子が鹿島に加入した2011年に、同じく鹿島で指導者としての第一歩を踏み出した大岩だからこそ言える、厳しくも愛のある言葉だった。プロ1年目のCBと、コーチ1年目の元CBーーまさにふたりは二人三脚で今日まで歩んできた。それは今年6月に、急遽、大岩が鹿島の監督に就任し、初陣となった明治安田生命J1第14節のサンフレッチェ広島戦に勝利したときの昌子のコメントを聞けば明らかだ。

「剛さんには、コーチと選手という立場になってからは自分が一番、お世話になっている。ソガさん(曽ヶ端準)とか(小笠原)満男さんとかは、現役時代に一緒にプレーしているとはいえ、コーチと選手という関係では、そこで胸を張る必要はないと思いますけど、僕が、一番お世話になったんじゃないかな。だからこそ、(この広島戦は)勝ちたかった。でも、この1勝で剛さんに恩返しできたとは思わないし、これから連勝していくことで少しずつ返していきたい」

鳴り物入りで、2011年に米子北高校から鹿島へと加入したが、ルーキーイヤーはリーグ戦の出場がかなわなかったように、鳴かず飛ばずの成績だった。プロ2年目こそリーグ戦9試合に出場したが、3年目は4試合。常勝を義務づけられた鹿島において、プロの洗礼を浴び、昌子は燻っていた。高校時代までは通用していた自分の殻を破り、いかにプロで戦っていける“すべ”を身につけるか。そうしたとき、昌子の成長を促し、叱咤激励してくれたのが大岩だった。昌子も「あまりに口うるさく言われるから言い返したくなった」と笑うが、大岩はマンツーマンで指導してくれることもあれば、居残って練習に付き合ってくれることもあった。昌子もまた根気強く大岩の指導に耳を傾け、吸収していったことで、プロの世界で戦っていける自らのスタイルを見出し、身につけたのである。



CBは経験が大事。元々CBだった大岩もそれを知っているからこそ、昌子がプロ4年目の2014年にレギュラーへと抜擢されたときには、「本当ならば経験のある選手と組むことで、いろいろな経験を積ませてあげられたら良かったんですけどね」と話していた。その年のJ1で3位に終わった鹿島は39失点を記録。それは堅守である鹿島としてはらしくない、リーグ9位の失点数だった。2ステージ制になった翌2015年は年間5位に終わり、41失点はリーグ6位だった。

そうした中、大岩は次の言葉を昌子に送っている。

「センターバックはやられて学ぶしかない。やられて、失点して、何を変えなければいけないのか、何をしなければいけないのかに気がついていく」

その言葉は昌子の心に強く響き、今やCBを務める上での心構えであり、格言となった。

FWにやられた場面から自らを省みて修正する。失点した状況を冷静に捉え、改善していく。同じ轍は踏まないーーそれは常にタイトルを獲得することを求められる鹿島の哲学にも通じていた。昌子は、やられた数だけ、失点した数だけ、自分自身と向き合い、たくましさを、強さを培ってきたのである。そして、その繰り返しの日々は、いつしか昌子を、鹿島を代表する選手に、日本を代表するCBへと押し上げていった。

チャンピオンシップを制して鹿島に7年ぶりとなるJ1優勝をもたらした昨季の活躍はもはや語るまでもないだろう。それにより出場機会を得たFIFAクラブワールドカップでは、歯を折りながらも戦った準々決勝のマメロディ・サンダウンズ戦、続く準決勝のアトレティコ・ナシオナル戦をともに無失点で抑えた。決勝では延長の末、悔しくもレアル・マドリーに2-4で敗れたが、世界屈指の攻撃陣から喫した4失点からも、昌子は学び、糧にしている。

その経験はさらなる自信となり、ピッチで体現されている。今やゴール前で相手FWの攻撃を食い止めるだけでなく、持ち前のリーダーシップとともに試合をも支配している。

昌子の成長を見守ってきた大岩も「私から彼に言うことはもうないですよ」と話す。成長することを止めない昌子は、次のフェーズに進んでいるのだ。大岩が指揮官になってからはキャプテンマークを託されることもあり、真のリーダーになることを期待されている。昌子もまた、その自覚が芽生えている。

「これからは、見られていく立場になっていくから、行動や発言だったりもすごい注目されていくと思うと(剛さんには)言われました。チームを後ろから支えてくれと言われたので、分かりましたと伝えました」

そのプレーは、その立ち居振る舞いはチームを鼓舞し、試合をも支配する。二人三脚の旅はまだしばらく続くことだろう。すべては常勝を義務づけられている鹿島のために――昌子はすべてを勝利に捧げる。

■TOP PAGE
http://www.nike.com/jp/ja_jp/c/football/

■TIEMPO
https://www.nike.com/jp/ja_jp/c/football/tiempo

文=原田大輔


大岩監督と昌子源の関係について記すGOAL.comの原田氏である。
師弟関係の絆を強く感じさせる。
大岩コーチの教えにより源は成長していった。
そして、大岩が監督として開花しているように、源は更なる成長を魅せる。
源がどこまでCBとして登っていくのか、大岩監督と共に見つめていきたい。
楽しみである。

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ポゼッショントレーニング実施

午前練習


様々なポゼッショントレーニングを行いました。


ポゼッショントレーニングを行う西、夢生、脩斗、レアンドロである。
新監督の戦術を叩き込むため練習に精を出すのだ。
自慢のパスワークに磨きをかけよ。
期待しておる。

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大岩新監督が今後どのような選手起用、采配を見せるのか、ファンの期待は膨らむばかりだ

空気が変わった鹿島 革新的考えを持つ大岩新監督の選手起用と采配に期待

7月5日の鹿島―G大阪戦、ゴールを決めて喜ぶ鹿島の遠藤(中央)とねぎらう選手たち

 【No Ball,No Life】J1鹿島は5月31日に石井正忠監督(50)が電撃解任され、当時の大岩剛コーチ(45)が新監督に就任。それでも、Jリーグの後半戦を2位という好位置につけてスタートさせた。

 「ACL敗退が解任につながった」と鈴木満強化部長は人事の理由を説明。「チームをよく知っていて、(停滞している)空気を変えるために剛にやってもらうことにした」と話した。クラブが求める監督像は鹿島の伝統を守りつつ、さらに強力な“常勝軍団”にチームを成長させることのできる者。伝統を守るという点では石井前監督、大岩新監督ともに適任の指導者である。ただ成長へのアプローチの仕方で大きく異なっており、前者は「安定」を求めるタイプ。後者は「革新」を進めながら伝統を保持するタイプに分けることができるだろう。

 昨季のリーグ制覇、クラブW杯準優勝を結果を出した石井前監督は基本的にはメンバーを固定し、大胆な采配を執ることはなかった。それは主力組11人に自身の考えを徹底的に教え込むことができ、試合を計算できるというメリットがあった。その半面、控え選手の成長を鈍化させ、チーム内の競争力を低下させる危うさも潜んでいた。

 一方の大岩新監督。石井監督体制下では出場機会のなかったMF中村充孝(26)やMFレアンドロ(23)らを積極的に起用。さらには第18節FC東京戦(△2-2)でサイド、前線でのプレーを得意とするMF土居聖真(25)を中盤の底に配置するなど、選手の得意なポジションだけでなく、その潜在能力を生かすことのできる起用法を積極的に試している。

 その試みがまったく機能しない危険性も潜んでいるが、選手に出場機会を与えることでポジション争いを活発にできる。さらには個々のプレーの幅を広げることで、戦術の選択肢も増やすことにつながるメリットもある。 

 冷静さを保つことができる石井前監督、熱血漢で選手たちを鼓舞し続ける大岩新監督。それぞれの良さはあるが、新監督就任後は公式戦8戦7勝1分けと負け知らず。「空気を入れかえた」ことが吉と出ていることは間違いないだろう。革新的な考えの大岩新監督が今後どのような選手起用、采配を見せるのか、ファンの期待は膨らむばかりだ。(一色伸裕)


鹿島の監督について論評するサンスポの一色記者である。
大岩新監督を「「革新」を進めながら伝統を保持するタイプ」と評す。
その理由として、出場機会の少なかった選手の起用やポジションを変化させる采配を挙げておる。
これには、いくつか異論がある。
アツやレアンドロは石井監督時代にも起用されておった。
しかしながら、アツは負傷で戦列を離れており、レアンドロは解任直前のACL・広州恒大戦にて先発しておる。
ポジションに関しても、聖真のサイド・FW起用は石井監督も併用しておった。
また、一色記者の挙げる聖真の中盤の底起用は、大岩監督が試合後のコメントにて4-1-4-1または4-1-3-2と語っておることから、勘違いと思われる。
しかしながら、西のポジションを積極的に試合中に変更するところや、ヤスのセントラルMF起用は目新しく、「革新」と言いたくなる気持ちは理解できるところ。
とはいえ、それが試合中に革新的に機能したかというと疑問と言えよう。
西も、「ただ配置を変えるだけじゃ、そういうの(ポジティブな効果)は生まれないと思う。剛さんがいろいろ考えながらやっていると思います。ただ違うポジションに入れるだけじゃ、うまく回らないと思うので」と語る。
このような采配が上手く行くようになるには、時間がかかるのではなかろうか。
とはいえ、チャレンジしておることはポジティブに感じさせられる。
新米監督は成長中と言えよう。
結果を出しており、更に経験を積んで行けば、名将へと羽化してくれるのではなかろうか。
楽しみである。


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小笠原満男、意外と意外でないイベント告知

鹿島ファンクラブ会員限定イベで「テーマ」名刺配布
[2017年7月18日7時20分 紙面から]


鹿島の選手の名刺(撮影・鎌田直秀)

 鹿島アントラーズのエースFW金崎は意外に人見知りなんです…。

 ファンクラブのソシオ会員限定イベント「ソシオフェスタ2017」(カシマ)に選手らが全員参加。サイン会などに加えて「意外に○○なんです」をテーマにした名刺配布で盛り上げた。途中出場でもゴールを量産するFW鈴木は「ビビリです」。DF植田も「料理が好きです」と暴露。MF小笠原は1人だけ自身プロデュースの29日ヴァンフォーレ甲府戦イベント「肉SHOCK!!」をアピールした。


SOCIO FESTAについて報じるニッカンスポーツの鎌田記者である。
選手が配った名刺のコメントを伝える。
夢生は「意外に人見知りです」、優磨は「意外にビビりです」、植田は「意外に料理が好きです」と面白コメントが並ぶ。
その中で満男だけは「7月29日甲府戦「肉SHOCK!!」ぜひ、楽しんでください」とイベントの告知を行い、意外と意外ではないコメントであった事を伝える。
甲府戦のイベントに多くの民が喜んで欲しい。
楽しみにしておる。

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柴崎岳、ヘタフェ入団

柴崎のリーガ1部移籍が決定! 昇格組のヘタフェに加入

ヘタフェ移籍が決定した柴崎岳

2017/07/18 5:39:20

今夏にリーガエスパニョーラ1部に昇格を果たしたヘタフェが、日本人MF柴崎岳(25)の獲得を発表した。

柴崎は先の冬の移籍市場で、鹿島アントラーズからリーガ2部のテネリフェに半年間の契約で移籍。加入当初こそ適応の問題もあって出遅れたものの、その後には絶対的なレギュラーとして活躍した。テネリフェがリーガ1部に昇格した場合には、契約が自動で延長されるはずだったが、チームは1部昇格プレーオフ決勝で敗れていた。

柴崎はリーガ1部のクラブに移籍する意思を公言していたが、その移籍先は昇格プレーオフ決勝でテネリフェとともに戦い、惜しくも敗れた相手ヘタフェとなった。ヘタフェは公式HPで、「日本代表のガク・シバサキは今後4シーズンにわたりヘタフェの選手です」と4年契約を結ぶことを発表。21日に入団発表を行うことも併せて伝えている。

柴崎は憧れと話していたリーガ1部の舞台で、2018年ロシア・ワールドカップ出場を目指す。


ヘタフェへの加入が発表された柴崎岳である。
リーガ・エスパニョーラへの移籍を模索しておった岳であるが、その先は奇しくもテネリフェと1部昇格POを戦った相手であった。
これは対戦相手として2試合で2アシストを記録した岳の才能を高く評価した結果であろう。
契約期間は4シーズンとのこと。
ヘタフェを1部定着させるべく尽力し、スペインにて名を上げていって欲しい。
活躍の報を待っておる。

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源、今日はいっぱい筋トレをしたので腕が上がらない

鹿島小笠原は若手に負けず奮闘 22日セビリア戦
[2017年7月17日17時18分]


おもりを付けてダッシュする鹿島MF小笠原(左)とDF山本(撮影・鎌田直秀)


ソシオフェスタで配った「意外に○○なんです。」をテーマにした鹿島の選手の名刺。小笠原は自身がプロデュースした29日甲府戦イベント「肉SHOCK!!」の告知(撮影・鎌田直秀)


 J1鹿島アントラーズが17日、シーズン中では珍しい3連休を終え、再始動した。茨城・鹿嶋市内で約1時間半、体力強化を目的としたトレーニングを実施。暑い夏場の連戦を乗り切る1つとして、約30キロのおもりを肩にかけたロープで引っ張りながら約30メートルを全力疾走する新トレーニングも導入。里内猛フィジカルコーチ(60)は「坂道ダッシュと同じような感じ。関節に負荷を与えることで、パワーアップと瞬発力につながる」と効果を説明した。

 チーム最年長のMF小笠原満男(38)も顔をしかめながら、若手に負けず奮闘。DF昌子源(24)は「自分は意外に得意分野かも。そんなにつらくなかった。満男さんとかも頑張るので、自分も一緒に並んで走ったメンバーには負けないようにしました」。DFとしても暑い中での試合は、より瞬発力が求められることを実感しており「夏は持久力が落ちてくる。FWとの駆け引きで、反転しての瞬発力が必要だし、ジャンプして着地した後の1歩目とかが大事になる」と練習の意図を理解していた。

 練習後はチームのソシオ会員を招待した「ソシオフェスタ2017」参加のため、カシマスタジアムに選手、スタッフが全員で移動。サイン会や写真撮影会などで交流を図った。昌子は選手会長として「アウェー4連戦を1分けはしてしまったが、乗り越えられた。次のセビリア戦からはホームで3連戦なので、またサポートをよろしくお願いします」とあいさつ。「今日はいっぱい筋トレをしたので、腕が上がらない」と付け加え、早くもトレーニング効果を体感している様子だった。

 同フェスタでは選手個々の名刺も配布した。「意外に○○なんです。」のコメントも入れたオリジナルだが、先月に結婚を発表したFW土居聖真(25)は「意外に家庭的なんです。」。FW金森健志(23)は「意外にチャラくないです。」の言葉を添えるなど、好評だった。

 22日には「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」でスペイン1部の強豪セビリアと対戦。リーグ戦は29日の甲府戦で再開し、来月2日の仙台戦と続く。


オフ明けの練習風景を伝えるニッカンスポーツである。
源から「自分は意外に得意分野かも。そんなにつらくなかった。満男さんとかも頑張るので、自分も一緒に並んで走ったメンバーには負けないようにしました」というコメントを取っておる。
キツいと報じられる新トレーニングを得意分野と語り、瞬発力を付けてくれるのではなかろうか。
元々、CBとしては速さを持っているプレイヤーである、更に成長してDFを引っ張っていって欲しいところ。
また、SOCIO FESTAの様子も伝えておる。
金森の「意外にチャラくないです。」は評価されるべきコメント。
真摯にサッカーに向き合い、ポジションを得てくれよう。
期待しておる。

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新兵器で瞬発力アップ

鹿島“新トレ”で夏場乗り切る!「これきついわ!」の悲鳴も

約30キロの重りを引きずりながらダッシュするFW金崎
Photo By スポニチ


 “新トレ”で夏場を乗り切る。3連休を終えてオフ明けの鹿島は、22日のセビリア戦に向けて練習を再開。フィジカルトレーニングのサーキットでは、新しい器具が登場した。約30キロの重りを引きずりながら走れるもので、約30メートルのダッシュを4本繰り返した選手からは「これきついわ!」「あー!」などと悲鳴が漏れた。

 器具を持参した里内フィジカルコーチは「筋肉のパワーアップにつながる。夏場の連戦が続いた時は、持久力より瞬発力につながる筋肉が必要。坂道を走るのと同じ効果がある」と説明。古くは東欧、現在ではブンデスリーガなどのクラブ、また他競技ではラグビーなどの練習に用いられることも多いという。DF昌子は「裏を突かれたときの一瞬の反転とか、ジャンプして着地した直後の瞬間とか、ディフェンダーとしては瞬発力は凄く大事」と納得していた。
[ 2017年7月17日 17:11 ]


オフ明けのトレーニングを取材したスポニチである。
チームは三日間のオフを取りリフレッシュした。
そこに新兵器を用いたフィジカルトレーニングを実施したとのこと。
ブンデスリーガやラグビーなどに用いられるこの練習にて、瞬発力に繋がる筋力をアップする。
タイトルを目指し再始動したチームに死角はない。
キツい練習で鍛え上げるのだ。
中断明けが楽しみである。

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黄金世代・小笠原満男

【黄金世代】第3回・小笠原満男「誕生、東北のファンタジスタ」(#1)
川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
2017年06月16日


小学校時代は、スピード溢れるドリブラーの点取り屋。


謙虚で素朴で実直で、時折少しだけ、内に秘めたる熱い闘志を発露する。どこまで飾らない男、小笠原満男。その素顔がここにある。写真:佐野美樹

 いまから18年前、金字塔は遠いナイジェリアの地で打ち立てられた。

 1999年のワールドユースで世界2位に輝いたU-20日本代表。チーム結成当初から黄金世代と謳われ、のちに時代の寵児となった若武者たちだ。ファンの誰もが、日本サッカーの近未来に明るい展望を描いた。

 後にも先にもない強烈な個の集団は、いかにして形成され、互いを刺激し合い、大きなうねりとなっていったのか。そしてその現象はそれぞれのサッカー人生に、どんな光と影をもたらしたのか。

 アラフォーとなった歴戦の勇者たちを、一人ひとり訪ね歩くインタビューシリーズ『黄金は色褪せない』。

 今回は鹿島アントラーズの闘将、小笠原満男の登場だ。

 サッカーとの出会い、小・中・高の歩み、黄金世代の仲間との切磋琢磨、常勝軍団・鹿島への語り尽くせぬ想い、さらには、光と影が絶えず交錯した日本代表での日々まで──。深みのある独特の言い回しで、数多の金言や名エピソードを盛り込みながら、紆余曲折のキャリアを振り返ってくれた。

 焦がせよ、東北人魂!

――――――――――◆―――――――――◆――――――――――――

 およそ3か月ぶりに再会した小笠原満男は、ずいぶんと精悍な顔つきになっていた。

 時は1997年の夏、静岡・清水の草薙サッカー場だ。全日本ユースの1回戦、大船渡高校対清水商業高校の一戦がまさに始まろうとしていた。

 左腕に巻いたキャプテンマークの位置を確かめながら、チームメイトに発破をかけている。

 高3になってすぐ、小笠原は足首を傷め、サッカーボールを蹴れない日々を過ごした。責任感がひと一倍強い男だ。新主将となったもののチームのためになにもできず、もどかしさを抱えるなか、強く自己を律したという。

「いろんなひとに言われた。怪我をする前以上になって戻ればいいんだって。だからリハビリはけっこう頑張ってやったよね」

 その期間、上半身を重点的に鍛えたからだろう、身体が一回り大きくなったように見える。華奢でどこかひ弱だったイメージは一変し、短く刈り込んだ髪型もあいまって、ずいぶんとパワフルな印象を与えた。風貌はほぼ、現在のそれと変わらない。

 万全を期して復活を遂げ、全日本ユースの初戦に間に合わせてきた。やがて、選手入場。小笠原と並んで入場したのは、相手チームの主将、小野伸二だった。

「当時のキヨショウ(清水商)はシンジを筆頭にすごいタレント集団だった。あんなチームを向こうに回して、俺たちはどうしたら勝てるのか。みんなで何度も話し合った。小野伸二へのマークは1人じゃだめだから2人にしよう。それでも無理だったら? 3人で行く? そりゃさすがに無理だろう、みたいな。作戦会議をやってたね。

 スコアは接戦だったけど、内容的にはもうぜんぜん。シンジとは国体やインターハイでも何回か戦ったけど、一度も勝てなかったね。でもさ、東北から出てきてああいう強豪とやれて、すごく充実感があったし、楽しかったのを覚えてる」

 そう微笑を浮かべながら振り返る38歳のミツオ。だが、大一番に賭けていたのだろう、18歳のミツオは試合後、目を真っ赤に腫らし、涙がこぼれるのを必死に堪えていた──。

いろんな遊びの中にも、大事な“学び”があった。


初めて“日の丸”に選ばれたのは、1994年のU-16日本代表合宿。中列左から2人目が15歳の小笠原だ。そして同じ列の右から3人目には……。(C)SOCCER DIGEST

 1979年4月5日、東北のファンタジスタは岩手県盛岡市で生を受けた。

 物心ついた時にはサッカーボールを蹴っていたという。父親が地元の社会人チームでプレーしていたため、練習や試合の際にはくっついていき、大人たちに遊んでもらっていた。

 小学生となり、近隣に唯一あったサッカー少年団への入部を切望する。だが、無念にも対象は小学3年生から。父親とこんな会話をかわしたという。

「サッカーを本気でやるなら、最後までやり抜けって言われた。一生懸命やってそれでも入りたいならいいけど、やって途中で辞めるくらいならいますぐ辞めろと。約束したよ、それは。だから小3まではほとんどひとりで練習してた。家の前でね。壁に向かってひたすらボールを蹴って、たま~に大人に相手してもらったり。そんな2年間だった」

 壁に蹴って、止める、また蹴る。単純な単複練習だったが、ひたすら繰り返すことで、狙ったところに蹴れるようになっていった。誰に教わるでもなく、自然と身に付いた基本技術。本人は、「完全な天然児。ブラジルのストリートサッカーみたいなもの」と説明する。

「いまはサッカーだったらサッカーだけだったりする。でも俺は、野球もやったし鬼ごっこや缶蹴りも本気でやった。いま思えば、ああいうのってすごく大事だったなと思う。

 遊びとはいえ、決められたルールの中でぎりぎりの駆け引きってあるじゃない? 野球だってフライを取るためには落下地点を読まなきゃいけなかったり、ステップワークやら、なにかしら吸収できるものがある。サッカーに熱中はしてたけど、そうしたいろんな遊びの中にも、大事な“学び”があったよね」

 晴れて、太田東サッカー少年団に入団する。小笠原は小3ながら、すぐさま試合に出場。上級生たちに揉まれながら、鍛えられていく。「ありがたかった。ぜんぜん通じなかったけど、あれが田舎の少年団のいいところ。すごく技術を大事にしてたし、いいチームに入れて良かった」と懐かしむ。6年時には主将を任され、全日本少年サッカー大会にも出場した。

 小学校時代はフォワードで、「いまじゃ想像もつかないだろうけど、スピード溢れるドリブラーの点取り屋」だったという。盛岡市立大宮中に進学すると、中盤にポジションを下げ、「パスを送るところに楽しさを感じるようになった。小学校ではぜんぶ自分で行って点を取ってやるみたいな感じだったけど、アシストの喜びを知り出すのかな」と、ファンタジスタへの布石を敷くのだ。

 圧倒的な技巧を誇る小笠原が、青年時代に憧れたプロフットボーラーはいたのか。意外な選手の、意外なプレーに興奮したという。

「あんまりこれっていう選手はいなくて、レンタル屋さんでワールドカップのゴール集を借りてくるくらい。普通にマラドーナとかすごかったけど、ちょうど中2でJリーグが始まったから、もっと身近に見れるようになったよね。

 ジーコはすごいなぁとか思ってたけど、一番印象的だったのがラモス(瑠偉)さん。必死にボールを取り返しにいく姿を見て驚いた。あれくらいの選手でもやるんだって。小さい頃から『取られたら取り返せ』っていつも言われてきて、ああ、プロでもするんだと。ああいうプレーがすごく好きだった」

次元が違う。一瞬にしていろんなものが打ち砕かれた。


全国へ行くなら盛岡商、サッカーを学びたいなら大船渡。ミツオ青年は後者を選び、齋藤重信監督(右)の薫陶を受けるのだ。写真は高3時の高校選手権。(C)SOCCER DIGEST

 高校進学は、ひとつの岐路だった。

 地元の盛岡には、名門の盛岡商業高校がある。だが小笠原には気になる人物がいた。盛商を強豪に育て上げたのちに大船渡へ転勤した齋藤重信監督で、その名伯楽の薫陶を受けたいとも考えていたのだ。

 全国に出るなら盛商、サッカーを教えてもらうなら大船渡。15歳は決断する。

「最終的には巧くなりたいってのがあったから、齋藤先生のお世話になろうと決めた。結果的には全国にも行けたし、大船渡を選んで本当に良かったと思う。まあまあ中3の頃って、なにかと多感じゃないですか。親にも反抗的だったし、親元を離れてみたいとも思ってた。

 それが齋藤先生の家に住ませてもらったら、もっと厳しくてさ(笑)。きちんと靴を揃えたり、料理を作ったりとか、当時はきつかったけど、いまとなっては感謝しかない。ひとりでなんでもできるようになったからね」

 大船渡は決して強豪校ではなかった。同級生には、中学時代に野球をやっていて、高校でサッカーを始めた初心者も少なくなかったという。そんな選手たちが最終的にレギュラーの座を掴み、ともに成長しながら全国の舞台をも駆け抜けた。ひとつの財産だと、嬉しそうに振り返る。

「もうね、サッカー始めた動機からして、ボウズが嫌だとか、サッカーの方が人気あるからみたいな感じだから。でも、さっきのキヨショウとの試合もそうだけど、本当に楽しかった。レギュラーのうち3人は、中学校までショートとキャッチャーと外野だからね。キャッチャーはやっぱりがっちりしてて当たりに強かったし、ショートはキーパーだったんだけど、横に飛んで捕るのに慣れてるからすんごい巧かった。強いチームで全国に出るのは当たり前。だけど俺らの場合は、そこに至るまでの過程が本当に楽しかった」

 高校入学前から、東北のユース年代では知らぬ者がいないほど有名だった。やがて、日の丸に初めて招集される。中3時のU-16日本代表だ。

 そこで初めて、小野や稲本潤一、高原直泰らとの出会いを果たす。つまり小笠原は、黄金世代が産声を上げた当初からのメンバーだったのだ。

 しかし──。

「とんでもない。次元が違う。一瞬にしていろんなものが打ち砕かれた」

 その代表合宿で15歳のミツオは、いったいなにを目撃したのだろうか。

取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

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PROFILE
おがさわら・みつお/1979年4月5日生まれ、岩手県盛岡市出身。地元の太田東サッカー少年団で本格的にサッカーを始め、小6の時には主将としてチームを率い、全日本少年サッカー大会に出場。中学は市立大宮中、高校は大船渡に進学。インターハイや選手権など全国の舞台で活躍し、世代別の日本代表でも常連となり、東北のファンタジスタと謳われた。1998年、いくつかの選択肢から鹿島アントラーズに入団。翌年にはU-20日本代表の一員としてナイジェリアでのワールドユースに主軸として臨み、準優勝に貢献する。鹿島では在籍20年間(2006年8月から10か月間はイタリアのメッシーナにレンタル移籍)で7度のリーグ優勝を含む16個の国内タイトルをもたらし、Jリーグベストイレブンに6回選出、2009年にはJリーグMVPに輝いた。日本代表ではワールドカップに2度出場(2002年・06年)し、通算/55試合出場・7得点。Jリーグ通算/505試合・69得点。173㌢・72㌔。O型。データはすべて2017年6月16日現在。

【黄金世代】第3回・小笠原満男「衝撃のオノシンジ」(♯2)
川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
2017年06月22日


一瞬にして、いろんなものが打ち砕かれた。


黄金世代との邂逅を振り返った小笠原。笑みを浮かべながら、「俺なんかもうぜんぜん」と呟いた。写真:佐野美樹

 岩手のみならず東北でも名の知れた存在だった小笠原は、中3で初めて世代別の日本代表に招集される。1994年、U-16日本代表だ。

 そこで、とある選手のリフティングを目の当たりにし、頭のてっぺんに雷を落とされたような衝撃を受けた。

「うわ、なんだこれ、すげえ巧いなって。もう次元が違うから。なんて言うか、俺も岩手や東北でじゃそこそこできてたほうで、それなりに自信を持ってやってたけど、あのリフティングを見ただけで一瞬にしていろんなものが打ち砕かれた。

 単純にインステップでやってるだけなんだけど、ボールがぜんぜんブレない。それだけでも巧さが伝わってくるよね。ほかにもインサイドキックの止めて蹴るってのもさ、それを見るだけでも次元が違うの。衝撃を受けた」

 誰あろう、小野伸二だった。

 その4年後、ナイジェリアのワールドユースで世界をあっと驚かせる黄金世代。まさに彼らの一番初期にあたるのがこの頃で、まだ、小野のほか稲本潤一や高原直泰、酒井友之などほんの限られたメンバーしか選ばれていない。そのなかに、小笠原は名を連ねていたのである。

「当時のことで考えたらとんでもない話で、もう端っこも端っこ。結果的に世界(1995年のU-17世界選手権)には行けなかったし、所詮はそういう位置づけでしかなかった。いまでもあのメンバーを集めて選考したら残れないって思う(笑)。

 それまで岩手の田舎で育ってきたから、ずっと指導者の方に『井の中の蛙になるな』って言われてきてた。まあ言葉として耳には入るんだけど、小中学生の時はどういう意味かまでは分からなかった。岩手の中じゃ、なにをやっても勝てちゃうし。でも彼らに初めて会ってさ、思い知ったよ。ああ、こういうことなんだって。身をもって体験した」

 たしかにその時点では、小さくない差があったのかもしれない。だが2年後、高2の秋に静岡のつま恋で開催されたU-17ナショナルトレセンでは、小笠原の技巧は際立っていた。この頃からわたしにとって小野、小笠原、そして本山雅志は、黄金世代の三大ファンタジスタなのである。

 とはいえ、小笠原自身が直面していた現実は、もっとシビアだったようだ。

「一緒にやれるのは嬉しかったけど、本当に巧いひとばっかりだし、場違いな感じは最初からずっとあった。ここに俺はいてもいいのかって。でも同時に、負けたくないって気持ちはあったし、なんとかこの環境でやり続けたいって想いもあった。いっつも刺激を受けてたよね。岩手に帰ってからも意識してたし、あのひとたちより巧くなるためには練習するしかないと思って、必死に打ち込んでたから。大きな刺激をもらってた」

いまでも俺の前をずっと走ってる選手。


高2の秋、U-17ナショナルトレセンでは猛アピールを続けた。小野や稲本、高原らの存在は大きな刺激だったという。(C)SOCCER DIGEST

 とりわけ、小野は別格だった。熱い想いを吐露する。

「最初の頃もそうだし、いまでも俺の前をずっと走ってる選手。ポジション的にも同じで、中盤の攻撃的なところをやっていたから、簡単に言えば、彼が出てて、俺が出れない。18歳でワールドカップに出たり、フェイエノールトに行って活躍したり、常に俺らの世代を先頭で引っ張っていた。イナとタカの3人でね。ずっと意識はしてるけど、どんどん遠い存在になっていく。彼らの活躍が嬉しいし、俺も負けたくないって思わせてくれる存在だね」

 高3の春に立ち上がったU-18日本代表では、少しずつステータスを高めていった印象だ。いつもメンバー入りはするが、清雲栄純体制下ではもっぱらベンチスタート。アジアユース選手権は予選でも本大会でも、あまり出番が回ってこなかった。

 小野に加えて、のちに鹿島アントラーズに同期入団する本山も急躍進を見せていた。

「もう実力が足りないから。モトとシンジが主力として出るのは、納得するしかなかった。誰がどう見ても巧いじゃない。だから、なんで俺が出れないんだって想いはなかったよ。大したことない選手だったら俺を使えよって思うかもしれないけど、彼らを見てたら出れないのはしょうがない。自分が努力するしかないと。それだけのタレントだからね、あのふたりは」

 転機は、フィリップ・トルシエの監督就任である。その後の2000年シドニー五輪、2002年日韓ワールドカップに至るまで、小笠原にとってはかならずしも相性のいい指揮官ではなかったが、いまとなってはその言動に賛同できる部分があるという。

「なにかにつけてワーワー言うし、やかましいひとだった。でもさ、日本人に足りないメンタリティーを呼び起こしてくれたんだなっていまは思うよね。当時はなんでそこまで言うのか、そこまでやるのかって思ってたけど、いまとなっては理解できる。

 十代の選手に対して、遠征にコックさんを連れていく必要があるのかとか、日本人に足りない表現の部分を強調したり。俺もそうだけど、日本人は淡々と内に秘めてやるタイプが多いじゃない。でももっと我を出せと。いずれ俺はその大事さをイタリアで痛感するんだけどね。日本人は恵まれすぎだってずっと言ってた。やれホテルがどうだ、水がどうだとか、食べ物がどうとか、テーピングがどうとか。A代表ならまだしも20歳の選手にそこまでは必要ないって、いっつも怒ってたね。いまじゃ理解できるし、いい監督だったんだと思う」

 ワールドユース直前、トルシエが黄金世代を連れて遠征したのが、開催地のナイジェリアと同じ西アフリカに位置するブルキナファソだった。

 フランス最先端のトレーニング施設であるクレールフォンテーヌに数日滞在し、本場ヨーロッパの格式と伝統を堪能した彼らを待っていたのは、想像をはるかに超える異世界。わたしはその遠征に同行し、彼らと同じホテルに滞在して密着した。

「小野は攻撃が7、守備が3。お前は攻撃が3、守備が7だ」。


ルキナファソ遠征に参加したU-20日本代表メンバー。ここでの強烈な経験が、2か月後の快進撃に繋がった。「ナイジェリアよりキツかった」と皆が口を揃える。(C)SOCCER DIGEST

 首都ワガドゥグのホテルは国内最高級だったが、設備は必要最低限の実に質素なものだった。赤道直下の猛烈な暑さの中でクーラーが効かず、食材はすべて現地調達で、500キロ離れた第2の都市ボボデュラッソーへは、オンボロバスで移動した。

 日中は痛いほどの日差しだから、長時間の練習はできない。トルシエは時間さえあれば選手たちを街中の散策に連れ出し、皇帝の謁見や孤児院の訪問、大統領が所有する動物園(ほぼ放し飼い)の見学など、規格外のアトラクションを次から次へと用意した。ちなみに小笠原は、練習に飛び入り参加したブルキナファソ皇帝とPKで対決。装備万全でGKに入った“ハイネス”の裏をものの見事に突いた。

 ブルキナファソでの1週間は、小笠原の脳裏にも強烈な記憶として刻まれている。

「普通に現地のものを食べてたよね。ハエのたかってる肉で、びちゃびちゃの黒い米を取って、これ本当に大丈夫なのかよとか言いながら。シャワーは水自体が出ないから、ペットボトルの水で身体を拭いてたな。モトと同部屋だったんだけど、クーラーが効かないから換気扇を回すわけ。それが猛烈にうるさくて、でも止めると息苦しくなる。だから俺もモトもずっと寝不足だった。

 でもさ、すべて慣れちゃえばなんてことなかった。サッカーするためには食べなきゃいけないわけで、じゃないと戦えない。朝5時に起きて、ビスケットだけ食べてトレーニングとか、なんの意味があるんだって思ったけど、それをやっちゃえば何時に起きろって言われてもへっちゃらになる。トルシエはそういうのを伝えたかったんだと思う。

 あの経験があるから、その後は世界のどの国のどんな場所に行ってもぜんぜん大丈夫だった。いきなりナイジェリアだったらきっとキツかっただろうけど、俺らはブルキナを経験してたから、居心地がいいくらいに感じてたもんね」

 ちょっとしたエピソードがある。

 そのブルキナファソで、小笠原は播戸竜二と散歩をしていた。すると現地のひとが「こっちに来い」と手招きしてくる。なんと両人は普通の民家にお邪魔したという。怖いもの知らずだ。

「どんな生活してるんだろうって、すごく興味があって。おいあがれよって言ってもらって中に入ったら、いきなりライオンの毛皮が敷いてあって『俺が撃って捕ったんだ』って言うわけ。『ホントかよ!?』って感じだけどさ、なかなか遠征で現地の家になんて入れないでしょ。面白かったね、触れられて。それくらいしか娯楽がなかったってのもある。暇すぎて。テレビもなにを言ってるか分からないし、インターネットとかない時代だから。本当にいい経験をさせてもらった」

 2か月後、ワールドユースの檜舞台に立つ。小笠原は自身初の世界大会で、レギュラーポジションを掴んでいた。まるで叶わないと思っていた小野、本山とともに、スタメンを飾ったのだ。

 そして大会直前、トルシエは小笠原に驚きの指示を伝える。

「小野は攻撃が7、守備が3。お前は攻撃が3、守備が7だ」

 ミツオは呑み込み、黙って受け入れた。

取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

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PROFILE
おがさわら・みつお/1979年4月5日生まれ、岩手県盛岡市出身。地元の太田東サッカー少年団で本格的にサッカーを始め、小6の時には主将としてチームを率い、全日本少年サッカー大会に出場。中学は市立大宮中、高校は大船渡に進学。インターハイや選手権など全国の舞台で活躍し、世代別の日本代表でも常連となり、東北のファンタジスタと謳われた。1998年、いくつかの選択肢から鹿島アントラーズに入団。翌年にはU-20日本代表の一員としてナイジェリアでのワールドユースに主軸として臨み、準優勝に貢献する。鹿島では在籍20年間(2006年8月から10か月間はイタリアのメッシーナにレンタル移籍)で7度のリーグ優勝を含む16個の国内タイトルをもたらし、Jリーグベストイレブンに6回選出、2009年にはJリーグMVPに輝いた。日本代表ではワールドカップに2度出場(2002年・06年)し、通算/55試合出場・7得点。Jリーグ通算/506試合・69得点。173㌢・72㌔。O型。データはすべて2017年6月22日現在。

【黄金世代】第3回・小笠原満男「18歳の決断~なぜ常勝・鹿島を選んだのか」(#3)
川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
2017年06月28日


どことやっても上回れた。大きな自信になったよね。


第3弾となる今回は、ワールドユースでの快進撃を回顧し、鹿島入団にまつわる秘話を明かしてくれた。写真:佐野美樹

 ワールドユース開幕を目前に控え、小笠原満男はフィリップ・トルシエ監督の信頼を得て、先発の座を確保していた。

 フラット3の前にアンカーを置き、ダブルトップ下と両ウイングバックが横一線に並び、最前線には2トップが構える。その3-1-4-2システムで、小笠原は小野伸二とともに、2列目でコンビを組んだ。

「大会が近づいても、いいのかな俺でって感じだった。もちろん嬉しいんだけど、先発を獲ったって実感はなかったんだよね。で、トルシエはこう言った。『小野は攻撃が7、守備が3。お前は攻撃が3、守備が7だ』って。

 まあ逆じゃ守備は成り立たないと思ってたし、シンジのチームだから、俺はその周りを動きながらってイメージはできた。ちょうど鹿島で、ビスマルクとやってたしね。彼を押し立てるようにプレーしてたから、同じような関係だなと思って。違和感はなかったし、異議もなかった。チームのためと思って納得してたよ」

 U-20日本代表はグループリーグ初戦でカメルーンに逆転負けを喫したものの、その後はアメリカとイングランドを連破し、決勝トーナメントに進出。快進撃は止まらず、ポルトガル、ウルグアイ、メキシコと強豪をなぎ倒し、ついに決勝にまで駒を進めた。

「結果を見てもそうだけど、ボール回しとか試合内容でも上回れたというところで、すごく充実感があった。それまで日本が世界で戦う時って、なんとか耐えて耐えて1点取って勝つってのがイメージとしてあった。アトランタ五輪でブラジルに勝った時とかもそうだったよね。試合内容で勝ったかというとそうではない。それがワールドユースでは、どことやっても内容でも上回れた。あれは俺らにとって本当に大きな自信になったから」

 そんななか、小笠原はひとりの選手の振る舞いに感銘を受けていたという。鹿島アントラーズで僚友となっていた曽ケ端準だ。

 彼は3番手のGKとして帯同していたが、唯一のバックアップメンバーだった。つまり、榎本達也か南雄太が怪我でもしないかぎり、大会にはエントリーされない。メンタル面で相当に追い込まれていたはずだ。

「ベンチにさえ入れないから、最初は早く帰りたいって感じだったけど、本当によく俺らを盛り立ててくれてさ。準々決勝の前だったかな、『ここまで来たら絶対勝てよ』ってみんなに言ってて。あいつのためにも頑張らないとなって思ったよね。勝てば勝つほどチームがひとつになっていった。勝ってまとまっていくってこういうことなんだって、実感できた」

おめでとうって言われて、すごく違和感があった。


まるで歯が立たなかった決勝のスペイン戦。対戦したシャビについては「イナをもってしても止まらなかった」。写真:ヤナガワゴーッ!

 だが、決勝のスペイン戦は惨敗に終わった。

「(出場停止だった)シンジがいればちょっと変わってたかもしれないけど、やっぱり強かったよ。トルシエが『シャビはバルセロナでレギュラー獲ってんだぞ』とか言ってて、みんなで嘘でしょ、どんなもんなのって疑ってた。イナがガッツンガッツン行けばなんとかなるだろうって。大間違いだったね。あのイナをもってしても止まらなかった。身体はどっちかって言うと華奢でしょ。日本人が目ざすプレー像なのかもしれないなって思った。フィジカル勝負じゃなく足も速くないけど、判断と技術が図抜けてたよ。

 決勝は、個人としてもチームとしてもなにもできなかった。ただただ圧倒された。トントントンって勝ち続けて、行ける、強いぞって思ってたところで、ガツンとやられた。でもさ、俺らが成長するためには、すんなり勝つより良かったのかもしれない」

 大会を終えて、成田空港に降り立った彼らを待っていたのは、熱狂的なファンによる手厚い出迎えだった。健闘を称えてもらうのは、素直に嬉しい。だが、どこかで違和感を覚えていたという。21人のメンバーすべてがだ。。

「まだ決勝で負けた悔しさが残ってて、誰ひとり準優勝で『よくやったな』とは思ってなかったから。おめでとうって言われて、すごく違和感があったのを覚えてる。上には上がいるってのを噛み締めながら、もっとやらなきゃって思ってた。みんな一緒だよね」

 あの銀色の進撃から、18年が経った。ナイジェリアで戦った伝説の21名で、いまでも現役を続けているプレーヤーは12名にのぼる。いまでもやはり、気になる存在だ。

「俺らの世代は互いに負けたくないし、意識し合う。いい意味でね。俺なんかはみんなが活躍したら本当に嬉しいし、その一方で、活躍すればするほど俺も負けてられないって気持ちにもなる。ずっと刺激し合ってきた。周りがどう見てるかは分からないけど、俺はみんなをそういう目で見てる」

ドラフトで言えば6人中6位。補欠だよ。


大船渡高3年の夏以降は、進路について大いに悩んだようだ。なかなか鹿島入団を決断できなかったという。(C)SOCCER DIGEST

 とりわけ小笠原にとって、鹿島で同期の本山雅志と中田浩二は、スペシャルな存在であり続けた。

 1998年、鹿島の新卒入団は、後にも先にもないスーパータレント6人衆だった。小笠原、本山、中田はもとより、ユースチームから昇格の曽ケ端、熊本の大津高校からきた天才肌のプレーメーカー・山口武士、そして、奈良育英高校の攻撃的な左サイドバック・中村祥朗という顔ぶれ。いずれも清雲栄純監督が率いるU-18日本代表の常連だった。

 わたしは絶対に同意しないが、そこでも小笠原は「6番目だった」と主張する。

「ドラフトで言えば6人中6位。最後に決まったからね。豪華だったのはモトと中田なのであって、俺は注目選手でもなんでもない。補欠が獲れちゃったんだよ」

 高校・ユース担当だったわたしは、当時の鹿島の名スカウトコンビと懇意にさせてもらっていた。平野勝哉さん、椎本邦一さんのふたりだ。

 20年前のスカウト事情は、いまほど成熟していなかったかもしれない。ヤングタレントの潜在能力と伸びしろを見極め切れず、評判なり知名度、あるいは全国大会や世代別代表での経験を基本情報に、容易くプロの世界に導いていたクラブが少なくなかった。入団から1、2年で放出されるティーンネイジャーを何人も見ていた。

 そんななか、鹿島は段違いの価値基準を持ち、高校生たちに個別の近未来設計を提示していたのだ。小笠原はこう証言する。

「正直、何チームかが声をかけてくれた。10番を用意して待ってるとか、レギュラーとして即戦力で迎えるとか、俺の中ではなんでそうなるのかなって不思議だった。でも、鹿島の平野さんと椎本さんだけは、はっきり言ってくれたんだよね。うちは来てもそう簡単じゃないよって。

 ただ、きっとやりがいはある。数年かけてこのチームでレギュラーを獲れれば、間違いなく代表にもつながる。それだけのチームで、可能性があるから声をかけたんだって。そこにグッと来たわけ。そういうチームでやりたいって思った」

モトが「みんなで一緒に強くしよう」って言ってきてくれた。


小笠原にとって黄金世代はとても大きな存在だ。なかでも本山と中田、そして曽ケ端の同期入団組には格別な想いがある。写真:佐野美樹

 だが、小笠原は決心できずにいた。秋を前に中田が決まり、本山が決まり、「これは試合に出れないなぁ」と考え始めていたからだ。

 そんな折、U-18日本代表の合宿で本山に掛けられた言葉が、背中を押したという。

「すごい迷ってて、やっぱり厳しいかなと思ってたところで、モトが『みんなで一緒に強くしよう』って言ってきてくれた。ちょっと軽い感じでね。心が動いたというか、みんなで競争しながら成長していくってのが、イメージできたんだよね。

 まさか現実になるなんてあの時は思ってもみなかったけど、結果的にはライバルがいて良かったんだと思う。中田が最初に出始めて、その後でモトが活躍したり。シンジとの関係もそうだったけど、いい距離感、いいライバル心でお互い切磋琢磨できたから、ここまでやってこれた」

 みずからを「6番目」と話した男は、やがて、常勝軍団のシンボルになっていく。

取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

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PROFILE
おがさわら・みつお/1979年4月5日生まれ、岩手県盛岡市出身。地元の太田東サッカー少年団で本格的にサッカーを始め、小6の時には主将としてチームを率い、全日本少年サッカー大会に出場。中学は市立大宮中、高校は大船渡に進学。インターハイや選手権など全国の舞台で活躍し、世代別の日本代表でも常連となり、東北のファンタジスタと謳われた。1998年、いくつかの選択肢から鹿島アントラーズに入団。翌年にはU-20日本代表の一員としてナイジェリアでのワールドユースに主軸として臨み、準優勝に貢献する。鹿島では在籍20年間(2006年8月から10か月間はイタリアのメッシーナにレンタル移籍)で7度のリーグ優勝を含む16個の国内タイトルをもたらし、Jリーグベストイレブンに6回選出、2009年にはJリーグMVPに輝いた。日本代表ではワールドカップに2度出場(2002年・06年)し、通算/55試合出場・7得点。Jリーグ通算/507試合・69得点。173㌢・72㌔。O型。データはすべて2017年6月27日現在。

【黄金世代】第3回・小笠原満男「栄光の16冠、究極のアントラーズ愛」(♯4)
川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
2017年07月04日


いまでもずっと忘れられないワンプレーがある。


鹿島アントラーズの栄華とともに歩んできたプロキャリア。積み上げたタイトルは、驚異の16個だ。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 1998年春、小笠原満男はJリーグ屈指の名門、鹿島アントラーズの門を叩いた。

 きっとすぐには通じない、そう覚悟していた。だが、居並ぶタレントもトレーニングの質も、想像をはるかに超えるレベルだった。

「試合に出れるようになるまで、3年がひと一区切りだとは思ってたけど、簡単じゃなかった。中盤にはビスマルクがいて、ほかにも同じポジションには増田(忠俊)さんがいて、もう誰も彼もが日本代表かオリンピック代表だもん。この面子の中で出れないのはしょうがない。でも、ここでポジションを獲れれば、それはイコール代表なんだとも思った。

 紅白戦なんて、いつも日本代表とやれてたわけで、楽しくないわけがない。本田(泰人)さんに何回も止められて、秋田(豊)さんに吹っ飛ばされてさ。なんで出れないんだって気持ちより、成長したいって充実感のほうが上回ってた。日本一の選手が集まってくるチームで、日々の練習から得られる確かなものがあった」

 少しずつ出場機会を掴み、3年目の2000年シーズンにはついにレギュラーの座を射止めた。21歳にして、Jリーグ、ナビスコカップ、天皇杯の3冠を初めて達成するチームを力強く牽引したのだ。

「まだまだ上のひとたちに引っ張ってもらってる、伸び伸びやらせてもらってる時期だったけど、最終的に3つ獲れたからね。すごい充実感と達成感があった」

 今季で在籍20年目。積み重ねたタイトルの数は16にのぼる。当然ながら、(盟友・曽ケ端準とともに)Jリーグの個人最多タイトル保持者だ。「16個? そうなの? もう何個とか数えてなかったからなぁ」と微笑を浮かべる。

 例えば、思い入れの強いタイトルなどはあるのだろうか。

「劇的だったのは、メッシーナから夏に帰ってきたシーズン(2007年)じゃないかな。もう無理だろうってところから9連勝かなんかして、最終節でレッズを逆転したという。あれはなんかこう、劇的がゆえに印象がある。本音を言えば、突っ走って勝つのが理想なんだけど、いちばん嬉しかったのはあれかな。鹿島としても久しぶりの優勝だったしね(6年ぶり)」

 では、最強チームを選ぶとすれば、いつの時代か。

「そりゃもう、チームとして強かったのは、ジュビロと二強だった頃じゃないかな。まさに俺が入ってすぐの頃の。あれが最強でしょ。めっちゃ強かったもん。まだスタンドから観ることが多かったけど、1点取られようがなにしようが、絶対に負ける気がしなかった。ジョルジーニョ、ビスマルク、マジーニョがいてさ」

 ベストゴールやベストゲームといったありきたりな質問を切り出すと、小笠原は「どれがベストとかってなかなか決めれない。そういうのじゃないけど、いまでもずっと忘れられないワンプレーっていうのはある」と、記憶の扉を開いてくれた。

PKは運じゃない。俺は違うと思う。


1999年のナビスコカップ決勝。小笠原はそのPK戦で手痛い失敗をしてしまう。「終わったあとむちゃくちゃ泣いたからね」と振り返る。(C)SOCCER DIGEST

 時は、1999年秋。ナビスコカップ決勝、鹿島アントラーズ対柏レイソルの一戦だ。ちょうど同じタイミングでシドニー五輪予選のゲームが国外で開催されていたため、本山雅志と中田浩二が不在。小笠原はベンチメンバーに食い込んでいた。

 試合は2-2のまま延長戦に入っても決着が付かず、PK戦に突入。後半頭から出場していた小笠原は6番目のキッカーを任された。

「そこでね、外してしまうわけですよ。俺が外して、次に決められて負けた。もう悔しいとかって次元じゃ片付けられなかった」

 たったひとつのキック。それが数え切れない人びとの人生と運命を変えうるのだと、身を持って学んだ。

「すごく大事なんだって思い知った。諸先輩方がいる中で、ジーコが『お前行け』って言ってくれた。嬉しくて、決めてやるぞって意気込んで、止められた。インサイドキックの重要性をあらためて痛感したし、疎かにしちゃいけないんだって。いまでも本当に忘れられない、印象深い試合。綺麗なゴールとかより、そっちのほうがよっぽど覚えてる。サッカー教室とかで子どもたちに話す時にも、よくこの話を使うくらい」

 せっかくなのでインタビュー中ながら、当時のプレー動画を一緒に観た。若かりし頃の自分の姿を恥ずかしそうに眺めながら、「明らかにコースが甘いよね」と呟く。

「この時、いったい何万人が悲しんだんだろう。ジーコがよく言ってたもんね。練習してる時は疲れてないから蹴れるけど、延長戦とかやった後で、足がボロボロの状態でも狙ったところに強く蹴れなきゃダメなんだって。いつもと同じ感覚じゃなダメなんだって。本当にその通りだと思った。メンタルも大事だし、ビビってちゃ決めれない。だからPKは運じゃない。俺は違うと思う」

中田は、やっぱりこのクラブの象徴なのかなって思う。


ワールドユースから帰国した直後の同期4人組(左から曽ケ端、中田、小笠原、本山)。ミツオはコウジを「真のリーダーシップがある男」と称える。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 鹿島のクラブハウスを訪れたのは、およそ8年ぶりだった。

 インタビュールームには過去の対戦相手のペナントやチーム歴代の集合写真が所狭しと張り巡らされ、クラブの重厚な足取りに圧倒される。建物すべてを覆う例えようのないパワー、自信と誇りがみなぎる選手たち、そして、小雨の中でもあしげく練習場に通い、声援を贈り続ける生粋のサポーター。なにもかもが変わっていなかった。

 そして、何度来ても思う。ここは、日本サッカーの宝なのだと。

 ジーコスピリット、そして鹿島イズムとは? 現チームにおいて、この男以外の誰に訊けばいいだろうか。

「俺らのロッカールームの入り口にさ、ジーコスピリッツと題して、3つの言葉が書いてあるの。献身、誠実、尊重。それがすべてを物語ってるんじゃないかな。チームのために戦う献身さ、素直に意見を言い合う誠実さ、お互いをリスペクトし合う尊重の心。チームはファミリーなんだってこと。いちいち言葉で語る必要はないし、試合で一生懸命やる姿勢を見せるだけ。若手とかに、『ジーコはこうだったんだよ』とか言うんじゃなくてね」

 長くキャプテンマークを巻いてきた。継承者としての気概は、並大抵ではない。

「ここはクラブ自体がそこを大事にしている。俺がキャプテンになった時、本田さんや秋田さん、ヤナギ(柳沢敦)さんがなにをやっていたか、どう振る舞っていたか、なにを話していたかをよく思い起こした。最高の見本があるわけだから、それを真似してきただけ。

 あの時こう言ってくれたな、こういう姿勢で臨んでたなって。決して練習では手を抜かないし、少々のことでは練習を休まないし、チームはひとつになって戦うんだって姿勢を見せてくれてた。結果を出してきた、勝ってきたって実績があるから、すべてが正しかったと思える。中田(浩二)もヤナギさんもそうだけど、最後の去り際が素晴らしかった。試合にあまり出れなくなっても文句ひとつ言わず練習を一生懸命やるし、ほかの選手にアドバイスを送ってね」

 同期入団でずっとともに切磋琢磨してきた中田に対しては、さらに熱が込もる。

「きっと悔しい想いはしてたと思うんだけど、最後までやり切ってこのチームを去って行った。中田は引退した年、一回も練習を休んでない。俺の記憶が正しければ。ほとんど試合に出てないのにああいう姿を見せられるって、やっぱりこのクラブの象徴なのかなって思う。恥ずかしいから、面と向かっては言わないけどね(笑)」

レアル? あと一歩で勝てたとか勘違いしちゃいけない。


昨年末、日本中のサッカーファンを熱くさせたレアル・マドリーとの大一番。ミツオはいたって冷静に、あの「世界一決定戦」を総評した。(C)REUTERS/AFLO

 昨年末、鹿島はクラブワールドカップで快進撃を続けた。決勝ではレアル・マドリーをあわやというところまで追い詰めたが、一歩及ばず準優勝に終わる。

 あの試合後、小笠原がどこか満足げな表情を浮かべていたのが印象的だった。名だたる強豪クラブと渡り合い、広く世界に鹿島イズムを発信できたと──。

 で、訊きたかった。ぶっちゃけ、マドリーはどうだったの??

「本気じゃなかったと思うよ、あれでも。それでも勝てるくらい強かった。いつでも点を取れるんだって、あのレベルは。必要最小限で勝たれちゃったなぁって思うもん。いい勝負したねとか、もう少しで勝てたかもしれないとか言われたけど、差はあったよ。差はある。

 バルセロナとやってる時のレアル・マドリーじゃないんだから。そこを勘違いしちゃいけない。俺らだって天皇杯で格下とやる時みたいに、難しさがあったんだと思うよ、レアルにしても。あと一歩で勝てたとか勘違いしちゃいけない」

 酸いも甘いも噛み分けたレジェンドがそう言うのだ。

 こればかりは、謙遜ではない。

取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

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PROFILE
おがさわら・みつお/1979年4月5日生まれ、岩手県盛岡市出身。地元の太田東サッカー少年団で本格的にサッカーを始め、小6の時には主将としてチームを率い、全日本少年サッカー大会に出場。中学は市立大宮中、高校は大船渡に進学。インターハイや選手権など全国の舞台で活躍し、世代別の日本代表でも常連となり、東北のファンタジスタと謳われた。1998年、いくつかの選択肢から鹿島アントラーズに入団。翌年にはU-20日本代表の一員としてナイジェリアでのワールドユースに主軸として臨み、準優勝に貢献する。鹿島では在籍20年間(2006年8月から10か月間はイタリアのメッシーナにレンタル移籍)で7度のリーグ優勝を含む16個の国内タイトルをもたらし、Jリーグベストイレブンに6回選出、2009年にはJリーグMVPに輝いた。日本代表ではワールドカップに2度出場(2002年・06年)し、通算/55試合出場・7得点。Jリーグ通算/507試合・69得点。173㌢・72㌔。O型。データはすべて2017年7月4日現在。

【黄金世代】第3回・小笠原満男「ジーコジャパンの真相と、セリエA挑戦の深層」(♯5)
川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
2017年07月10日


あの4人がいると、まあ出れなかったね。悔しさはあったよ。


鹿島での順風満帆な日々とは裏腹に、日本代表でのキャリアはまさに波乱万丈。「思い出はたくさんある」と話し、レアなエピソードを披露してくれた。写真:佐野美樹

 日本代表における小笠原満男のハイライトは、はたしてどの時期だろうか。

 国際Aマッチの出場記録は、55試合・7得点。この数字を本人に伝えると、少し驚いたような表情を見せ、「そんなに出てたの? びっくりだね」と目を丸くした。

「代表に選ばれるって本当に光栄なこと。みんなが行きたくても行けない場所だし、限られたひとしか行けない。なかなか出れなかったから、悔しい想いをしたなぁってのはあるけど、思い出はたくさんある。55試合も出たって実感はないけどね」

 1999年のワールドユースで眩いばかりの輝きを放った小笠原だが、その後のシドニー五輪代表では一度もメインキャストとはなれず、フィリップ・トルシエ監督との間にあった微妙な距離は、一向に縮まらなかった。

 ところが、2002年日韓ワールドカップ目前の3月に、急転直下の展開を見せる。親善試合のウクライナ戦に初招集され、A代表デビューを飾ったのだ。そしてなんと本大会の登録23人枠にも食い込んだのである。

 本人も周りも、あっと驚くサプライズ選出だった。

「正直、2002年は行けると思ってなかった。冷静に見たら難しいと。だから驚いたよね。なんで呼ばれたのかは……いちいち(トルシエに)訊いてないから分からない(笑)。なんでだったんだろ。とくになにも言われなかった。

 試合はチュニジア戦(グループリーグ第3戦)にほんのちょっと出ただけだけど、日本の国中が応援してくれたから、嬉しかったよね。サッカーの力ってすごいなって実感した。ホテルから会場に行くまでの道路沿いで、ずらっと並んで日の丸を振ってくれてさ。いい経験をさせてもらった」

 そして、恩師ジーコが代表監督に就任する。ミツオ中盤に欠かせない存在となり、ドイツ・ワールドカップまでの4年間、すべての試合や遠征に招集された。

 だがそれは、自問自答を続ける葛藤の日々でもあった。

「トルシエさんの頃に比べたら割と使ってもらえるようにはなった。でも、海外でやってる選手が帰ってくると出れない、いなければ出れるっていう構図。なんとか覆して自分のポジションを確立したいと思ってたけど、ヒデ(中田英寿)さん、(中村)俊輔さん、シンジ(小野伸二)、イナ(稲本潤一)の4人がいると、まあ出れなかったね。悔しさはあったよ」

あの時のシンジの姿勢がいまでも忘れられない。


ジーコジャパンではメモリアル弾をいくつか決めたが、2005年のW杯最終予選・北朝鮮戦でねじ込んだこのFK弾も、格別だった。(C)SOCCER DIGEST

 そんな中でも、ひとたびピッチに立てば、小笠原は印象深い働きを披露した。その最たるゲームが、2005年6月3日のドイツ・ワールドカップ最終予選、敵地でのバーレーン戦だ。圧巻のパフォーマンスを示し、鮮やかなミドルシュートを蹴り込んで1-0の快勝に貢献。3大会連続出場をグッと引き寄せる、貴重な3ポイント奪取だった。

 このバーレーン戦の前日、小笠原は生涯忘れることのない出来事に遭遇する。

「あの試合は、シンジが直前の練習で骨折して、俺に出番が回ってきただけ。急きょ出ることになったわけだけど、あの時のシンジの姿勢がいまでも忘れられない」

 日本でのキリンカップで散々なパフォーマンスに終始し、ジーコジャパンへの風当たりは日増しに強くなっていた。チーム内にも不穏な空気が立ち込め、中東入りしてからもムードが高まってこない。そこで危機を察した主将の宮本恒靖が呼びかけ、選手たちだけで話し合いの場を設ける。上も下も関係なく大いに意見をぶつけ合った。

 大事な2連戦(バーレーン戦と北朝鮮戦)を前に、チームはなんとか一枚岩となれた。いわゆる「アブダビの夜」だ。

 その翌日だった。バーレーンに移動した直後の練習で、小野が右足の甲を骨折してしまう。2日後のバーレーン戦はおろか、長期離脱を懸念されるほどの大怪我だった。

 ミツオはよく覚えているという。

「シンジ自身、出れなくなってそうとう悔しかったと思う。それだけ大事な試合だったからね。でもさ、怪我した後なのに心配させまいと、食事の時とかでも、みんなの前でニコニコしてて……。その直後、俺が代わりに出るような雰囲気になって、声をかけてくれた。『頑張れよミツ、応援してるからな』って。このひと、本当にすげぇなと思った。

 ずっとシンジが出てて俺が出れなくて、多少なりとも悔しいとか思ってた自分が恥ずかしくなった。バーレーン戦は、シンジに頑張ってくれって言われたから、頑張っただけだよ。シンジの代わりを果たしただけ。自分の感情を抑えて笑顔で振る舞って、代わりに出るヤツに頑張れって……。感じるものはすごくあったし、いまでも忘れられない」

 鬼気迫るプレーで中盤を牽引し、決勝点も挙げる奮迅の働き。ゴールを決めた後には、めずらしく雄叫びを上げた。

 友に捧げる、会心の一撃だった。

すべて一回ぶち壊して、勝負してみたいってのがあった。


傍から見ればイタリアでの10か月間は苦難の連続に移ったが、小笠原に言わせれば「だからこそ濃厚だった」。守備に対する価値観が一変したという。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 1年後、ジーコジャパンはドイツに降り立った。結果は、グループリーグを1分け2敗で終える惨敗。小笠原はクロアチア戦(第2戦)とブラジル戦(第3戦)で先発を飾った。

「いろいろ言われたけど、俺はすごくいいチームだったと思うし、もっと勝てるチームだった。海外でプレーする選手が多くて経験値もあんなに高かったのに、なんで勝てなかったんだろうって。なんかバラバラだったみたいな意見もあったらしいけど、単純に結果として負けただけで、実際はすごくまとまってたんだよね。

 よく言われた海外組と国内組、世代間がどうとか、まるでなかった。ツネ(宮本)さんとヒデさんを中心に、なにかあればよく話し合ったし。ものすごくいいチームだったと思う」

 ワールドカップが終わってほどなく、小笠原は自身初の欧州挑戦に乗り出した。セリエA、メッシーナでの10か月間だ。

 とかくこの挑戦を、失敗だったと見る向きが少なくない。それもそうだろう。リーグ戦には6試合(1得点)しか出場できず、コッパ・イタリアなどを合わせても、公式戦で10試合しかプレーしていない。ベンチ外だったゲームがほとんどだ。

 だが、それでも、ミツオにとってはかけがえのない充実した日々だった。

「まあ、よそから見たらほぼ活躍できずに終わった1シーズンかもしれないけど、俺の中では本当に濃かった。鹿島でずっと試合に出させてもらって、代表にも常に呼んでもらってたところで、なんとなくマンネリ化じゃないけど、そういうのをすべて一回ぶち壊して勝負してみたいってのがあった。

 行ってみたら、実際そうなのよ。おまえは誰だってところから始まって、ただの日本人じゃねえかって。なにもかもを一から証明しなきゃいけない。プレーもそうだし、言葉もそうだし、いろんなものを一から築き上げていく作業が全部面白かった。試合に出れなかったのはすごく悔しい。だからこそ出たい、絶対に使ってもらいたいと必死に取り組めたのが、本当に新鮮に感じられた。

 それこそ清雲(栄純)さんが監督の時のユース代表や、鹿島に入ったばかりの頃と同じ感覚。それを感じられたのが、なによりの財産になった」

冗談で『ヤナギサワラ』とか言われたけどね。


メッシーナから帰還した小笠原は、鹿島を6年ぶりのJ1制覇に導く活躍。マイナーチェンジ後の「新生ミツオ」がそこにいた。(C)SOCCER DIGEST

 磨き上げられたのは、イタリア仕込みの守備センス。やがてフットボーラー小笠原はマイナーチェンジを完成させ、さらなる進化を遂げるのだ。

「それまでは攻撃的な選手としてやってたけど、メッシーナで初めてボランチ気味にプレーした。強いチームじゃないから守備の時間がすごく長いわけですよ。いかに相手からボールを奪うかが一番大事なところで、とにかくそこの強さを求められた。

 守備で魅せるような選手じゃなかったじゃない? それまでの俺は。でもメッシーナではすごく学んで、鹿島に戻ってきてからもいちばん表現したいのがそこだった。相手からボールを奪うってところ。得るものが多かったし、本当に濃い時間だった」

 本音を言えばもっと欧州でプレーしたかったが、メッシーナがセリエBに降格し、そもそも鹿島とはレンタル契約だった。「ほとんど試合に出れてなかった俺に、(鹿島は)帰ってこいと言ってくれた。素直に嬉しかったよね」と、復帰を決意した。

「もしスペインとかでプレーしてたら、本来の攻撃なところに磨きを掛けられたのかもしれないけど、オファーがなかったからね。でも、イタリアだからこそ学べたものがある。俺に足りない守備力を高めてくれたし、人間としても成長させてくれた。いいチームに行ったのかなって思うね、いまとなれば」

 イタリア南部の島には、奥さんと娘たちも連れていき、ともに充実した日々を過ごした。

「ぜんぜん苦じゃない。むしろ楽しかった。町ゆくひとには、ヤナギ(柳沢敦)さんもちょっと前までいたから、冗談で『ヤナギサワラ』とか言われたけどね。食事はおいしいし、言葉を覚えて買い物に行ったり、いろんなとこ旅行に行ったり。子どもは地元の幼稚園に入ったんだけど、最初は泣きながら通ってたのが、いつしかイタリア語で『水ちょうだい』とか言えるようになったりね。家族みんなで頑張って成長しながら、言ってみれば、苦労を楽しめた」

 帰国して鹿島に戻ると、愛着のあった8番は野沢拓也が着けていた。そこで小笠原はなにを思ったか、背番号40を選ぶ。以後、現在に至るまでずっと、チームにおける“最大ナンバー”が代名詞だ。

「何番にしようかなーと。なんか一桁って誰かのイメージがあるじゃない。だから誰も付けたことがない番号がいいなって。海外だと99番とかもあったから『マックス選べるの?』って訊いたらダメで、40までだって言われた。だから、深い意味とかまるでない(笑)」

取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

※7月17日配信予定の次回は、フットボーラー小笠原満男の真髄と、その内面にぐいっと切り込みます。深すぎるサッカー観に迫りつつ、東北人魂の「これから」、引き際のビジョン、さらにはサッカーを始めた実息への想いまで──。最終回も、ぜひお楽しみに!

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PROFILE
おがさわら・みつお/1979年4月5日生まれ、岩手県盛岡市出身。地元の太田東サッカー少年団で本格的にサッカーを始め、小6の時には主将としてチームを率い、全日本少年サッカー大会に出場。中学は市立大宮中、高校は大船渡に進学。インターハイや選手権など全国の舞台で活躍し、世代別の日本代表でも常連となり、東北のファンタジスタと謳われた。1998年、いくつかの選択肢から鹿島アントラーズに入団。翌年にはU-20日本代表の一員としてナイジェリアでのワールドユースに主軸として臨み、準優勝に貢献する。鹿島では在籍20年間(2006年8月から10か月間はイタリアのメッシーナにレンタル移籍)で7度のリーグ優勝を含む16個の国内タイトルをもたらし、Jリーグベストイレブンに6回選出、2009年にはJリーグMVPに輝いた。日本代表ではワールドカップに2度出場(2002年・06年)し、通算/55試合出場・7得点。Jリーグ通算/508試合・69得点。173㌢・72㌔。O型。データはすべて2017年7月9日現在。

【黄金世代】第3回・小笠原満男「美しき東北人魂~これが俺の生きる道」(♯6)
川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
2017年07月17日


いつまでも淡々と黙々ではダメだったんだと思う。


長編となった連載も今回が最終回。38歳となった小笠原満男の「いま」を切り取る。写真:佐野美樹

 小笠原満男とは、いったいどんなフットボーラーなのか。

 本人にそのまま訊いてみたのだが……。

「なんだろ。サッカーが好きで、ただ勝ちたくてやってて、でも不器用で……。いやいや、上手く説明できないな。あんまり考えたことないから」

 と、やや難易度が高かったようだ。では、これまでのキャリアでサッカーに対する価値観はどのように変わってきたか。それなら大丈夫だろう。

「えっとね、若い頃は点取りたい、アシストしたいだったのが、いまはとにかく勝つためのプレーってのを一番に考えるようになった。やりたいプレーをやるんじゃなくて、チームに必要なプレーだよね。それって時間帯や試合の状況によって違うし、対戦相手によっても変わってくる。そこのところを深く考えられるようになった。

 だから、狙った通りの試合運びをできたときとかは、喜びを感じるよね。チームに必要なプレーって、ときに守備だったり、ファウルして止めるだったりもあると思う。基本、いまはそこしか考えてないかな」

 初めてミツオに会ったのは、彼が高2の時だった。表情はいつもニコヤカだが、基本的に黙して多くを語らずで、とてもシャイな若者だった。

 それがいつから変わったのだろう。いま現在の凄みが半端ない。鹿島アントラーズでは闘将のイメージが定着しているし、その言動には、常に強いメッセージが込められている。

「やっぱり俺は岩手、東北の人間だから、黙々と淡々としていたい。いまだってそのまま行けるならずっとそうしていたいけど、立場が変わっていく中で、発しなければいけない必要性が出てきたりでね。やっぱり言葉で引っ張らなきゃいけない、若い選手たちに声を掛けなきゃいけないときってあるからさ。いつまでも淡々と黙々ではダメだったんだと思う。もともとはそのほうが性に合ってるんだけどね。楽だし。だから頑張って、演じてます(笑)」

活動の中から、未来のJリーガーが育ってくれたら嬉しい。


2012年夏、震災復興支援マッチで緊急参戦したデル・ピエロとがっちり握手を交わす。『東北人魂』での地道な活動は、これからも続く。(C)SOCCER DIGEST

 現在の小笠原を語るうえで欠かせないのが、「東北人魂」での活動だ。きっかけとなったのは言うまでもなく、2011年3月11日の東日本大震災だった。

「清水でJの試合があるんで、東京駅に向かう途中、高速道路のバスの中だった。寝てたから揺れは感じてないけど、気づいたらバスが路肩に停まってて、なにがあったんだろうって。テレビを付けてようやく状況を把握した。岩手の親とか知り合いとか連絡がつかなくて、鹿島も被災地だったから、すごく心配したよね」

 震災発生から1週間が経った頃だった。すでに親族の安否は確認できていたが、居ても立ってもいられず、現地に向かうことにした。新潟や秋田を周るルートであれば入れるという情報を掴んだからだ。小笠原が車を運転し、家族全員で一路東北へ。

「辿り着くまではなにもかもが普段と変わらない景色だったけど、津波が来たところからはもう一気に……。言葉では言い表せないくらいで、頭の中が真っ白になった。買ってきたものを身内や近所に配るくらいしかできなくてね。個人で届けるだけって、やっぱり限界があるなと感じた」

 鹿島に戻ってすぐに、あるサッカー関係者から、被災地でサッカーボールを蹴れなくなり、辞める子どもが増えていると聞かされた。スパイクもボールもユニホームも流され、経済的な余裕もなくなったからだ。「じゃあそういうのを届けてあげよう」と思い付いたのが、活動の始まりだった。

 東北出身のJリーガーに声を掛け、宮城出身の今野泰幸(ガンバ大阪)や秋田出身の熊林親吾(当時・ザスパ草津)らを発起人とし、「東北人魂を持つJリーガーの会」を発足させるのだ。

「熊林とか、『僕らは被災地じゃないけど手伝わせてください』と言ってくれて、じゃあちゃんとした連絡網を作って会でやろう、東北出身みんなでやろうって空気になって。東北人魂は、俺がチャリティーマッチのときにTシャツに書いた言葉。一発でメッセージを伝えたいって考えたときに、分かりやすいのがいいと、パッと思い浮かんだのがそれ。

 東北のひとにはお互いを助け合う優しさだったり、黙々と我慢しながらでも困難に耐えられる強さがある。その気持ちがあれば乗り越えられる。だからこその、『東北人魂』。東北のひとにはきっと伝わる、復興にもいいメッセージになると思った」

 会の活動も今年で7年目。やり続けることが大切だと感じている。

「まだまだだけど少しずつ復興はしてるし、発信し続けないと風化の速度は早まる。当初は物資を届ける、子どもたちとサッカーをするのがメインだったけど、これからは長年続いていく大会形式のイベントを定着させたい。もしその中から、未来のJリーガーが育ってくれたら嬉しいよね。

 ただ楽しかったで終わるんじゃなくて、震災があったから頑張れただったり、触れ合ったプロの選手たちに刺激を受けて『僕もプロになりたい!』と思ってくれたり。そうなれば嬉しいし、すごく期待してますよ」

 小笠原の実息もサッカーをしている。「巧くなりたかったら努力しろ、やるなら最後までやれとは話した。俺が父親に言われたのと同じことだね」と、少し頬を緩ませながら、やりとりを明かしてくれた。

バトンを渡す日が来たら、スパッと辞めるかな。


J1連覇に向け、好位置に付けている鹿島。その中盤には今季も、背番号40の雄姿がある。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 さて、黄金世代のみんなに訊いて回っている酷な質問だ。

 現役を退く日がそう遠くない。鹿島の生ける伝説は、どんな終わり方をイメージしているのだろうか。

「すごい先ではないよね。どれだけ延ばせるかで、ノープランと言えばノープラン。何歳までやりたいと思ってても、いらないって言われたら終わりの世界だからね。行けるとこまで行きたいってのが本音かな。ボロボロになる前に、スパっとね。

 目標が達成されたとかじゃなく、もう次に託すときだって感じられたタイミングかもしれない。俺はこのチームが好きだから、ずっとここでプレーしていたい。でもいつかは次にバトンを渡す日が来ると思う。そのときが来たらスパッと辞めるかな。いまはなんとなくそう思う」

 最後に、雑談で飛び出したエピソードを紹介しよう。「どういうゴールが究極なの?」と尋ねたところ、かなり奇想天外な答が返ってきた。

「中学校くらいが俺のゴールの全盛期だった。スピード溢れるドリブラー時代ね。実は、ゴールに関してはいまでも変わらない美学がある。ゴールネットを揺らさずにゴールするのが究極の目標」

 は??

「なにそれ、でしょ? ドリブルでディフェンダーをかわして、キーパーもかわして、そのままドリブルでゴールラインも割って、また戻る! シュートを蹴り込むんじゃなくてね。これに優る究極のゴールはないでしょ。中学時代に何度かやって、すごく満足してた。え? 感じわるい?(笑)」

 これもまた、フットボーラー小笠原満男の真理なのだ。

また鹿島に来ればいい。ミツオはいつだって、ここにいる。


闘将が言うところの「バトン」は誰の手に渡るのか。心の底から愛するクラブのため、「行けるところまで行きたい」と力を込めた。写真:佐野美樹

 練習場のピッチで写真撮影を終え、別れ際にこう語りかけた。「次はJの試合をカシマまで観にきますから」と。すると社交辞令を見抜いたのか、言われ慣れているのか、小笠原はこう突き放した。

「俺はね、そういうのは信じないよ。だいたいみんな来ないから。口だけなんだよ」

 なんとも手厳しい。そして、鋭い。笑って別れたが、言われっぱなしも悔しい。

 困った。昔ならまだしも、いまのわたしはJの担当チームを持っているわけではないので、気軽に週末のJリーグ取材には赴けない。いや、待てよ。直近の平日にACLのホームゲームがあるじゃないか。しかも相手の広州恒大にはパウリーニョが! 彼は我が愛するトッテナム・ホットスパーの元選手で、訊きたいことが山ほどある。

 そして試合当日。ゲームが終わり、ミックスゾーンを素通りしてそそくさとバスに乗り込むパウリーニョを目撃し、「降りて来てくれ」とジェスチャーをしている間に、ミツオさんはすたこらと帰ってしまった。来ていたことを伝えようと曽ケ端準と中田浩二を必死に探したが見つからない。ベテラン記者とはとうてい思えない、豪快な空振りである。
 
 でも、また来ればいい。鹿島に来ればいい。

 小笠原満男はいつだって、ここにいるはずだから。

<了>

取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

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PROFILE
おがさわら・みつお/1979年4月5日生まれ、岩手県盛岡市出身。地元の太田東サッカー少年団で本格的にサッカーを始め、小6の時には主将としてチームを率い、全日本少年サッカー大会に出場。中学は市立大宮中、高校は大船渡に進学。インターハイや選手権など全国の舞台で活躍し、世代別の日本代表でも常連となり、東北のファンタジスタと謳われた。1998年、いくつかの選択肢から鹿島アントラーズに入団。翌年にはU-20日本代表の一員としてナイジェリアでのワールドユースに主軸として臨み、準優勝に貢献する。鹿島では在籍20年間(2006年8月から10か月間はイタリアのメッシーナにレンタル移籍)で7度のリーグ優勝を含む16個の国内タイトルをもたらし、Jリーグベストイレブンに6回選出、2009年にはJリーグMVPに輝いた。日本代表ではワールドカップに2度出場(2002年・06年)し、通算/55試合出場・7得点。Jリーグ通算/508試合・69得点。173㌢・72㌔。O型。データはすべて2017年7月16日現在。


満男について取材したサッカーダイジェストの川原氏である。
黄金世代の小笠原満男がどのように育ち、どう考え、今に至るかが伝わってきて読み応えがある。
これだけ数多くのエピソードが並ぶように、満男の凄さは抜きん出ておる。
これからも鹿島の、そして日本サッカーの歴史に名を刻んでいって欲しい。
また、これだけの記事を寄稿してくれた川原氏にも感謝したい。
有り難いことである。

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町田・中島、PK弾 & 平戸、2試合連続アシスト

【町田 vs 水戸】中島のPK弾で先制!
2017年7月16日(日)



町田は、76分に戸高弘貴が倒されて獲得したPKを、中島裕希(写真)が冷静に決め、先制に成功する。

美パスの直後に落とし穴…水戸MF船谷が痛恨PK献上、後半2発の町田が3連勝&“初白星”
17/7/16 19:56

[7.16 J2第23節 町田2-0水戸 町田]

 FC町田ゼルビアがホームで水戸ホーリーホックに2-0で勝利し、今季初の3連勝を飾った。リーグ戦で過去4分1敗と苦手にしていた相手だったが、6戦目にして初白星。敗れた水戸は3試合勝ちなし(1分2敗)となった。

 2連勝中の町田は前節・群馬戦(2-0)から先発変更はなし。フォーメーションも開幕からの4-4-2を継続した。

 対する水戸は前節・熊本戦(2-2)からの変更は2人。DF田向泰輝に代わってDF浜崎拓磨が2試合ぶり、MF橋本晃司に代わってMF白井永地が5試合ぶりに先発した。選手の並びは町田と同じく4-4-2。浜崎は右サイドバック、白井は右サイドハーフに入った。

 前半は両チームともコンパクトな陣形を保ち、中盤にスペースが生まれにくい展開となる。互いに長いボールを交えつつ、町田は両サイドを起点とした攻撃、水戸はFW前田大然の俊足を生かしたショートカウンターでゴールに迫るが、決定機を作るまでには至らず。

 前半アディショナルタイム2分、水戸MF内田航平が左足で送った浮き球のパスから、PA内中央に抜け出したFW林陵平がフリーでシュートチャンスを迎えたが、町田の巧みなラインコントロールが上回り、オフサイドの判定。前半は両者ともに隙のない守備を見せて引き締まったゲームとなり、スコアレスで折り返した。

 互いにハーフタイム明けの選手交代がなく後半を迎えると、攻勢に出たのは水戸。後半5分にMF佐藤祥が左足で放った強烈なシュートからゴール前にボールがこぼれ、MF湯澤洋介が飛び込む。しかし、左足のシュートは至近距離でGK高原寿康にブロックされた。

 水戸は中盤でのセカンドボールの争いでも優位に立ち、主導権を握り始める。後半26分にはゴールキックの流れから前田が左サイドへ展開し、途中出場のMF船谷圭祐が左足で絶妙な浮き球スルーパス。裏へ抜け出した前田の前を通り過ぎ、右外から走り込んだ白井が右足で流し込むが、惜しくもオフサイドで得点は認められなかった。

 投入からわずか3分後に決定機を演出した船谷だったが、その直後に痛恨のプレー。後半29分、PA内に進入したMF戸高弘貴をスライディングで倒し、PKを献上してしまう。町田のPKキッカーはチーム得点王のFW中島裕希。同31分にGK笠原昂史の逆を突いて右足でゴール左へ決め、今季8得点目で均衡を破った。

 ペースをつかんだ町田はさらに畳み掛け、次の1点を奪う。同39分に細かいボール回しの崩しから、戸高がスルーパス。PA内左で途中出場のMF平戸太貴が相手のタイミングをずらして左足でマイナスに折り返すと、もらい直しに走り込んでいた戸高がスライディングしながら左足で押し込んだ。

 町田は4分と表示されたアディショナルタイムでも集中力を切らさず、無失点で今季初の3連勝。水戸は2試合ぶりの黒星を喫した。




PKにて先制点を決めた町田の中島である。
落ち着いて決めた。
また、2点目のアシストは平戸であった。
交代出場直後は左サイドであったが、交代策からボランチにポジションを移し、そこからゴール前まで駆け上がり、スルーパスを引き出して、ディフェンダーをかわして落ち着いてラストパス、華麗なるプレイであった。
これで2試合連続アシスト。
相馬監督の信頼を得るに足るであろう。
これからも多くの出場機会を得ていくと思われる。
楽しみである。

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徳島・太郎、華麗なる先制弾

【徳島 vs 京都】見事なパスワークから最後は杉本!
2017年7月16日(日)



0-0で迎えた62分、ホームの徳島はゴール前で見事なパスワークを見せ、最後は杉本太郎(写真)が流し込み先制点をあげる。杉本は2試合連続ゴールで今季4点目のゴールとなった。

FW闘莉王、ボランチにエスクデロ…超攻撃的布陣、闘莉王2戦連発10点目も京都は徳島とドロー
17/7/16 20:45

[7.16 J2第23節 徳島1-1京都 鳴門大塚]

 徳島ヴォルティスのホームで行った京都サンガF.C.との一戦は、1-1のドローに終わった。徳島はリーグ戦の連勝が4でストップした。

 京都の先発メンバーを見ると、FW登録が3選手(FWケヴィン・オリス、FWエスクデロ競飛王、FW岩崎悠人)。MF小屋松知哉もチームの選手登録はFW。そして試合が始まると、DF田中マルクス闘莉王がFW、エスクデロがボランチ起用される超攻撃的な布陣で好調徳島に挑んだ。

 しかし先制は徳島だった。後半16分、細かいパスを繋ぎながら京都ゴールに迫る徳島は、MF杉本太郎がMF前川大河、MF島屋八徳を経由して戻ってきたボールに走り込み、鮮やかな先制点を決めた。杉本は2戦連発。

 だが京都を救ったのはやはりこの男だった。後半30分、左サイドを岩崎が突破すると、クロスボールに闘莉王がダイビングヘッドで飛び込む。闘将の2試合連発となる10点目でドローに持ち込んだ。

 闘莉王はドローゲームとなった一戦について、「前回負けていて、いい試合が出来ていなかった。今回はいい試合が出来て、そのプレゼントが勝ち点1だと思う」と及第点の評価を語る。次戦のホームでの古巣名古屋戦については、「特別な思いはあるが、必死にやるだけです」と話した。




先制点を決めた徳島の太郎である。
素晴らしいパスワークから右足でファーを狙った。
美しい連携であった。
太郎は攻撃の中心選手として輝いておる。
後半戦は多くのゴールを決めてくれよう。
楽しみにしておる。

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シャルケ・篤人、トレーニングマッチにて先発フル出場

シャルケ内田篤人が練習試合でチーム唯一のフル出場…開幕1カ月前に完全復活をアピール

パダーボルンとの試合でフル出場した内田/(C)Getty Images

2017/07/16 13:41:42

シャルケに所属する内田篤人がパダーボルンとの親善試合でフル出場を果たした。過去2年間、負傷で長らく戦列を離れていた内田だが、完全復活が間近に迫っているようだ。

ブンデスリーガのシャルケが15日にパダーボルンとのテストマッチを行った。この試合でシャルケはウクライナ代表FWイェウヘン・コノプリャンカのゴールにより、1-0で勝利を収めている。

この試合では内田篤人も先発出場し、チームで唯一先発フル出場を果たしている。ドメニコ・テデスコ監督は後半開始時点でGKを交代させ、59分には一気に9枚替えという大胆な采配を見せた。

過去2シーズン、ひざの負傷で戦列を長らく離れていた内田にとって、プレシーズン期間とはいえ、フル出場を果たしたことは完全復活に向けて十分な手応えを感じるものとなったようだ。

シャルケはこの後、週明けに中国遠征を行い、トルコの強豪ベジクタシュ、イタリアのインテルと戦う予定になっている。8月19日に17-18シーズンのブンデスリーガ開幕戦でシャルケはライプツィヒと激突する。内田にとってロシア・ワールドカップ前の正念場のシーズンを前に、徐々に調子を取り戻しつつあるようだ。


トレーニングマッチにてフル出場したシャルケの篤人である。
もう膝は問題ない様子。
体力も万全。
今季はやってくれるであろう。
楽しみである。

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スンテ、笑顔の理由

韓国サッカー界で尊敬を集める鹿島クォン・スンテが、常に笑顔を絶やさない理由/独占インタビュー

多くの人から尊敬されるGKクォン・スンテ(C)J.LEAGUE PHOTOS
(C)J.LEAGUE PHOTOS


2017/07/14 18:43:16

Jリーガーの転機になった瞬間や人となりに迫るインタビュー連載企画『Goal Moment』。今回は鹿島アントラーズの守護神、クォン・スンテ本人に“微笑みのGK”誕生の深層を語ってもらった。

韓国Kリーグの全北現代でプロキャリアをスタートさせ、当時は弱小チームだった全北をリーグ制覇、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)王者にまで導いたクォン・スンテ。韓国代表GKとしても大きな尊敬を集める彼は、2017シーズンにJリーグでの挑戦を決意し、常勝・鹿島アントラーズへの加入を果たした。彼がサッカーを始めたきっかけ、プロサッカー選手としての処世術、そして常に慈しみの心を備えて周囲と接することになった理由とは? ”微笑みのGK”誕生の秘密を本人に語ってもらった。(取材日:2017年6月27日)

■GKを始めることになったきっかけ

――クォン・スンテ選手は2006年から全北現代でプロ生活を始めました。

「06年当時、全北現代は『勝点自動販売機』と呼ばれるくらい弱いチームでした。また、私は全北以外にもいくつかのクラブからオファーを受けていたのですが、なぜかはわかりませんが、このチームでプレーすることに心が動き、全北でキャリアをスタートさせることにしました」

――サッカーを始めたのは何歳からでしたか?

「ちゃんと始めたのは中学1年生のときです。ただ、小学校1年生の頃からサッカーが好きだったので、親の知らないところで隠れてプレーしていました。当時はピアノの習い事などもしていて、いまはこういう見た目ですが、小さい頃はピアノが弾けたんです(笑)」

――ご両親はあまりサッカーをすることに賛成していなかったんですね。

「両親は私がサッカーをすることにとても反対していて、その許可を得るのに5年くらいの月日がかかりました。また、小学校の先生にもサッカー選手になることを反対されましたね。プロサッカー選手になることの大変さもあったと思いますが、なによりもケガをする可能性が高いので反対されたのだと思います。韓国では、サッカーは、いったん始めると全てを懸けることになるエリートスポーツです。サッカーを辞めたあとの人生を考えたら大変なリスクを負う部分があるので、両親や先生から反対されたのだと思います」

――スンテ選手はサッカーをプレーし始めたときからGKだったのですか?

「最初はフィールドの選手としてプレーしていました。GKを正式に始めたのは中学1年生のときです。実は、親から承諾をもらうために”ある”勝負をしたんです。それは、『大会に優勝したらサッカーをやらせてもらえる』という条件でした。自分がサッカーを続けるためには勝たなければならなかったので、大会の準決勝でPK戦まで進んだとき、自分から『GKをやります』と言いました。それを勝ち上がり、決勝戦に行ったらまたPK戦までもつれました。そのときも自分がGKを志願して優勝することができ、そこから正式にサッカーを始めることができました。サッカーをプレーするためには好きなポジションでプレーすることよりも、まずは試合に勝たなければならなかった。そこで必然的にGKになったということです。大会後に当時の監督から『GKをやった方がいい』と言われました。私は『GKじゃなきゃダメですか?』と聞いたのですが、なかば強制的にキーパーにさせられてしまいました」

――いまでもフィールドプレイヤーをやってみたいと思いますか?

「常にそう思っています。でも、もう体力が保たないので無理でしょうね(笑)。GKはシュートを止める喜びはありますが、ゴールを決められた後のストレスも大きく、勝った試合でも1失点したらストレスになりますから、そこから自由になりたいとも思います。また、今は鹿島アントラーズという名門クラブで常に優勝争いをしなければならない。自分は外国人選手としてここで活躍しなければならない気持ちが強いので、それが見えない形としてストレスになっているのだと思います。しかし、このようなプレッシャーは負担になるだけでなく楽しめる要素でもあるので、できるだけ楽しもうと努めています」

■常に笑顔を絶やさない、と決めた理由

――スンテ選手は練習でも試合でも、常に笑顔で周囲を盛り上げようとしています。そのスタイルはGKになったときからそうだったのですか? それともなにかきっかけがあったのでしょうか?

「プロになったばかりの新人のとき、韓国では上下関係がとても厳しく、ピッチの中でも気を遣い過ぎて、自らの能力を出し切れていないと感じていました。その後、徴兵を終わらせて全北に戻ったとき、自分は27、28歳だったのですが、キャプテンをやらせてもらうことになりました。そのときにベテラン選手の立場から若手選手に対して笑顔で接すると、彼らは能力を100パーセント発揮できるとわかったのです。そこで私はGKとして、後ろからみんなを盛り上げる役目を担おうと思い、今もそれを意識しながら練習しています」

――笑顔でいると、どんな変化が起きましたか?

「当時の全北は強豪ではなかったのですが、自分がそのような雰囲気作りをしたいと思ってやってみたところ、チームに変化をもたらして勝てるチームになっていきました。ベテランとしてできる仕事を果たせたと思います。だから鹿島に来てからも後ろからみんなの応援をし、サポートをしながら、若手を中心にそれぞれの持っている力を100パーセント発揮させたいと思うんです。それが外国人選手としての今の役割なのではないかと思っています。ただ、無理に笑顔を作っているわけではありませんよ。今は鹿島でプレーできて幸せですし、鹿島の選手としてプレーするのは楽しいので、自然に出る笑顔だと思っています」



――徴兵を経験したことは、何かの影響を与えましたか?

「徴兵というのは、言葉で表現するのはとても難しいですが、1回は経験しても良いかもしれません。でも2回は嫌ですね(笑)。徴兵されている間は部隊での生活で、その中ですべてを解決しなければなりません。上司の命令は絶対ですし、決められたことは必ず守らなければなりません。イライラしても、それを抑えなければならないし、良くないことがあっても我慢しなければならない。ただ、当時の経験は今の人生にとても役立っていると思います。韓国のプロサッカー選手は25、26歳くらいの年齢で軍隊へ入ります。でも、一般の方の場合は20歳前後で徴兵をされます。ですから当時は、異なる年齢層のひとたちとの関わり方や接し方は難しかったですね」

――年齢差が大きいのですね。

「軍隊では年齢ではなく、先に入隊した者が上司になるという環境なので、年下の上司が私に命令しなければならない立場にもなります。自分もそれを受け入れてやらなければならない。そのような経験を積むことで歳下との接し方、そして組織を円滑に動かす方法を学んだと思います。ただ、徴兵期間のすべてが悪いわけではなく、楽しいこともいろいろありましたよ。ちょっと悲観的に言い過ぎてしまったかもしれませんね(笑)」

■韓国ではアウェイのサポーターからも尊敬を集める存在

――スンテ選手は先日、お子さんが生まれましたね。しかし、お子さんにはサッカーをさせたくないと聞きました。それはなぜですか?

「自分のために親がどれくらい献身的に尽くしてくれたのかを見てきました。サッカー界は競争が激しい世界です。趣味でプレーする分には構いませんが、選手としてはちょっと……(笑)」

――ご家族はまだ韓国にいるんですよね?

「そうですね、韓国にいます。子どもがまだ小さくて飛行機に乗ることができないので。ただ、来年には日本へ来ることができると思います。自分は今回、徴兵期間以外では初めての移籍を経験しました。新たなチームで活躍するためには環境に慣れなければならないため、サッカーだけに集中できる環境を作りたかった。家族と離れることの寂しさはありますが、サッカー選手としてのパフォーマンスが落ちることの方がもっと辛い。鹿島の一員になった以上、私はチームで活躍して優勝を果たさねばならないと思っていますので、家族には申し訳ないのですが、今の環境は必要なことだと思っています」

――日本の文化でもともと知っているものはあったのですか?

「一番好きなのは食べ物です。日本食ならなんでも好きですが、中でも納豆はとても好きです。韓国にいるときも納豆を買って食べていました。意外と日本人の方でも納豆が苦手な人はいますよね。宮崎キャンプで自分が納豆を食べていたら、他の選手がびっくりしていました(笑)」

――納豆との出会いはいつなのですが?

「全北では常に食堂に納豆が置いてありましたよ。いろいろな種類の納豆が置いてあって、すぐになくなっていました。チームが用意してくれるので、全北にいる選手はみんな納豆が好きで、人気があるので食べられないこともありました」



――ACLで蔚山に行ったとき、どこへ行っても現地の方々がスンテ選手に寄ってきたのを見て、とても尊敬を集めていることが感じられました。全北ではレジェンドのひとりですが、他の地でもそれだけの尊敬を集めていることに感銘を受けました。スンテ選手はどのようなことを心がけてプレーされていたのですか?

「全北のときは、まず自分たちのサポーターに90度頭を下げて挨拶して、後半戦開始前にはアウェイチームのサポーターにも挨拶していました。サッカー選手は商品だと思っているんです。試合を観に来てくれるサポーターがいなければプレーパフォーマンスが落ち、プロとして生活もできません。それを心がけていたことを、韓国のサッカーファンの方々がよく見てくれていたのかなと思います。ただ、鹿島に来てからはひとつ悩みがあって、前半に鹿島のサポーターの皆さんに挨拶したあと、後半に相手のサポーターへ挨拶をすると鹿島サポーターの皆さんに怒られるのではないかと思って、いまは少し様子を見ています(笑)」

――このインタビューが掲載されると、スンテ選手の思い、意図を知ってもらえると思いますので、大丈夫だと思います。

「そうですね、ありがとうございます」

インタビュー・文=田中滋


クォン・スンテにインタビューを行ったGOAL.comの田中滋氏である。
スンテの人となりが伝わってきて興味深い。
得意笑顔のエピソードはサッカーだけでなく一般的に応用したいお話である。
スンテに学ぶことが多い。
やはりアジアを制するのだけの人物があったと言えよう。
更にスンテを応援したくなった。
負傷から復帰後の活躍を共に喜びたい。
楽しみにしておる。

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U-15日本代表 Silk Road・Hua Shan Cup CFA International Youth Football Tournament U-15中国代表戦

U-15日本代表 初戦で開催地中国に4-0で勝利!【Silk Road・Hua Shan Cup CFA International Youth Football Tournament Weinan 2017】
2017年07月14日

2017年7月13日(木) キックオフ19:35(現地時間) 試合時間90分(45分ハーフ)
Weinan Sports Center Stadium(渭南/中国)
U-15日本代表 4-0(前半3-0、後半1-0)U-15中国代表
得点
8分  横川旦陽(U-15日本代表)
29分 角昂志郎(U-15日本代表)
41分 中野桂太(U-15日本代表)
87分 池端今汰(U-15日本代表)

スターティングメンバー
GK:山田大樹
DF:半田陸、鈴木海音、佐古真礼(C)、中野伸哉
MF:成岡輝瑠、谷口大晟、横川旦陽、角昂志郎
FW:青木友佑、中野桂太

サブメンバー
GK:佐々木雅士、ジョーンズ・レイ
DF:田島詳基、田中芳拓、名波上総
MF:荒木遼太郎、森田凛、中川敦瑛、近藤蔵波
FW:池端今汰、大澤朋也

交代
HT  谷口大晟 → 森田凛
HT  中野桂太 → 大澤朋也
58分 半田陸 → 近藤蔵波
65分 青木友佑 → 池端今汰
83分 成岡輝瑠 → 名波上総



マッチレポート
「Silk Road・Hua Shan Cup CFA International Youth Football Tournament Weinan 2017」に出場するU-15日本代表は7月13日(木)、大会第1戦で開催国のU-15中国代表と対戦。気温33度、かつ10,000人以上のサポーターが駆けつける完全アウェイの雰囲気の中で戦いました。
日本は、試合開始早々から中国に早いプレッシャーをかけてチャンスを作ります。1分、右サイドで中野桂太選手が相手からボールを奪い素早くグラウンダーのクロスを入れ、それを青木友佑選手がシュートしますが惜しくもゴール左に外れます。さらに8分、中盤の左サイドでフリーキックを得て、青木選手がゴール前に上げたボールを横川旦陽選手が頭で合わせて先制。日本が試合を有利に運びます。その後も、日本は豊富な運動量と早いプレッシャーで、中国を圧倒します。押され気味の中国は、たまらずファウルをすることが多く、おのずと日本のセットプレーも多くなります。29分には中野伸哉選手が左サイドをオーバーラップし、ボールを受けてドリブルで持ち上がってクロスを上げると、それを角昂志郎選手が頭で合わせて日本に追加点が入ります。さらに41分、中野(桂)選手が相手DFからボールを奪うとそのままペナルティエリアに侵入、一人かわしてシュートを決め、日本が3-0でリードして前半を折り返します。

後半から日本は、谷口大晟選手と中野(桂)選手に代わって、森田凛選手と大澤朋也選手を投入。一方の中国は、日本の攻撃に対して、DFを4人から5人にシステムを変更し、まずはしっかり守ってからカウンターを狙いにきます。日本は、前半同様に早いプレッシャーをかけ、中国の思うようにはさせなかったものの、最終ラインををなかなか崩すことができません。しかし終了間際の87分、近藤蔵波選手のシュートを相手GKが弾いたこぼれ球を池端今汰選手が押し込み4点目を挙げ、そのまま4-0で地元相手の初戦に完勝しました。

選手コメント
GK #1 山田大樹 選手(鹿島アントラーズユース)
結果としては4-0で周りから見れば良かったのかもしれませんが、内容はもっと改善しないと、9月のAFC選手権予選、その先のワールドカップでは通用しないと思います。一本のパス、ひとつのトラップ、ひとつのシュートの精度と質を上げていくことが、更に向上するためには必要だと思います。この勝ちを次につなげて、この大会を「全勝優勝・無失点」で終わらせて、9月の予選に弾みをつけたいです。

MF #5 森田凛 選手(徳島ヴォルティスユース)
今日の初戦で勝てたことは良かったですが、試合の中でまだまだ課題があったので、そこを修正して次の試合も勝ちます。
MF #19 成岡輝瑠 選手(清水エスパルスジュニアユース)
今日の中国戦では、自分の得意とするプレーを全力で出すことを意識して臨みました。攻守のハードワーク、ドリブルが得意とするプレーなので、前半からどんどん走りました。試合の結果は4-0でしたが、個人として質を高めなければいけないところも多くあったので、残り2試合も全力で勝ちにいき、課題を少なくしていきたいです。

スケジュール
Silk Road ・Hua Shan Cup CFA International Youth Football Tournament Weinan 2017
7月13日(木) 4-0 vs U-15中国代表(Weinan Sports Center Stadium)
7月14日(金) AM/PM トレーニング
7月15日(土) 19:35 vs U-15チェコ代表(Weinan Sports Center Stadium)
7月16日(日) AM/PM トレーニング
7月17日(月) 16:00 vs U-15ウズベキスタン代表(Weinan Sports Center Stadium)
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。


Silk Road・Hua Shan Cup CFA International Youth Football TournamentにてU-15中国代表と対戦したU-15日本代表である。
山田大樹くんは先発フル出場しクリーンシートを達成しておる。
快勝にも苦言を呈し、向上心を感じさせる。
このメンタリティで更に成長し、将来のトップチーム昇格を勝ち得て欲しい。
期待しておる。

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アレックス、カマタマーレ讃岐入団

アレックス選手 新加入のお知らせチーム情報
この度、カマタマーレ讃岐は、昨シーズンまで徳島ヴォルティスに所属しておりましたアレックス選手が新加入することが決定しましたので、お知らせいたします。

アレックス(ALEX)選手
【ポジション】DF
【生年月日】1983年4月16日(34歳)
【身長/体重】172cm/69kg
【出身地】ブラジル
【経 歴】
クルゼイロEC−川崎フロンターレ−アビスパ福岡−柏レイソル−ジェフユナイテッド千葉−鹿島アントラーズ−徳島ヴォルティス
【2016シーズン出場記録】
明治安田生命J2リーグ 17試合1得点 / 天皇杯 1試合0得点
【通算出場記録】
J1リーグ 142試合9得点 / J2リーグ 298試合50得点
【アレックス選手コメント】
「アレックスです。ポジションはディフェンダーです。チームのために勝点を多く取れるように自分のできることを全力でやりたいと思います。一回、生で試合を観させてもらいましたが、サポーターはチームのために最後までに応援してくれていました。自分がピッチに入ったときにしっかり頑張って走るので、期待してください」


カマタマーレ讃岐に入団したアレックスである。
得意の左足とセットプレイにて躍動して欲しい。
活躍の報を待っておる。

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鹿島の強み「自前指導者育成」

【二宮寿朗の週刊文蹴】鹿島の強み「自前指導者育成」
2017年7月14日12時0分 スポーツ報知


鹿島の大岩監督

 中断期に入ったJ1は、ここまで4チームが監督交代に踏み切っている。

 残留争いに巻き込まれている新潟、広島、大宮とそしてもう一つが現在2位の鹿島だ。ACL敗退とリーグ戦7位(7勝5敗)の状況を受けて石井正忠監督を5月31日に解任し、大岩剛コーチを昇格させた人事は大きな衝撃を与えた。昨季リーグと天皇杯の2冠に導いた功績を考えれば厳しい処置と思えなくもない。だが大岩体制になって息を吹き返したのだから効果があったといっていい。

 指導者養成に力を入れてきた鹿島だからこその芸当だった。大岩監督は現役時代、センターバックとして活躍。鹿島ではリーグ3連覇を経験し、10年シーズンを最後に引退してすぐに指導者に転身した。トップチームのコーチ歴は既に7年目に入っていた。石井前監督も10年以上のコーチ歴を経て、監督に昇格している。指導者のキャリアを重ねながら将来的な監督候補のスタンバイに入っていたという2人の共通項。石井氏の成功例があったために、クラブも躊躇なく大岩監督にスイッチする判断を下せたのであろう。

 初代の宮本征勝監督以降、鹿島はブラジル人監督にこだわってきた。資金を注ぎ込み、名のある監督を引っ張った。だが契約締結において鹿島側が絶対に譲らなかったのが「日本人コーチを置くこと」であった。大岩監督は勝負に徹する鹿島イズムを、選手時代に叩き込まれている。コーチになってからはオズワルド・オリヴェイラ、トニーニョ・セレーゾら4人の監督のもとでチーム操縦法を学んだ。急に出番が回ってきても結果を残せているのは、資質を十分に身につけてきたうえでの「満を持しての登板」だからだ。

 自前で指導者を育て上げてきたことで可能としたスムーズなバトンタッチ。これもまた鹿島の強みである。(スポーツライター)


鹿島の指導者育成術について語る報知新聞の二宮氏である。
石井さん、大岩剛と日本人監督がシーズン途中の就任にて結果を出しておる。
それが、鹿島ならではという部分について述べる。
これまでブラジル人の名将を招聘してチームを指揮させてきたが、その際には必ず日本人コーチを置いてきた。
その甲斐があり、関塚を始め、多くの日本人の名将が鹿島から生まれておる。
その系譜として大岩監督も名将となるべく結果を出してくれよう。
このシーズンオフには笑顔をもたらせてくれるはず。
期待しておる。

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華麗なるスルー×2ゴール

鹿島、天皇杯で快勝!2人の「股抜きスルー」から生まれた先制点を見た?
2017/07/14 07:20
Written by 編集部S
Image by Gettyimages


J1の前半戦を首位で折り返した鹿島アントラーズ。

天皇杯でも好調であり、12日(水)に行われた3回戦のモンテディオ山形戦に勝利したことで、2ラウンド連続で5-0の白星となった。

そんなこのゲームで先制点をあげたのはDF西大伍。複数の選手により生まれたのだが、少々珍しい形であった(00:11から)。



4分、伊東幸敏のフィードにレアンドロが上手く抜け出すも、山形MFイ・ジェスンに一度はボールを奪われる。

しかし粘り強いチェイスからボールを奪い返すと、中へとクロスを送る。すると中央で待っていた土居聖真、中村充孝が連続で股抜きスルーし、山形の選手を完全に翻弄…。

最終的にはフリーになっていた西がこのボールをあっさりファーへと流し込んだ。





これだけ短い時間の間に、2人の選手が続けてスルーするのは珍しいのではないだろうか。

最初にスルーした土居は試合後、「欲を言えばアシストじゃなくて点が欲しかったですけど、点に絡めたことは良かった」と振り返っている。


天皇杯・山形戦の先制点について記すQoly誌である。
レアンドロの折り返しに聖真、アツと二人も股抜きスルーをされては、山形DF陣が対応することは難しい。
華麗なゴールと言って良い。
チームのイメージが共有された素晴らしい得点である。
また、2009年名古屋戦のゴールを彷彿させられた。
この時は、パク・チュホのクロスに本山と興梠がスルーし野沢が決めた。
この2009年のような強さを今年のチームは身に付けつつある。
更なる華麗なるゴールを積み重ね、タイトルを奪いたい。
期待しておる。

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源、コンディションを戻したい

鹿島・昌子ら、冷水浴で疲労回復「コンディション戻したい」
 鹿島は天皇杯3回戦の山形戦から一夜明けた13日、午前中に移動し、夕方から軽めの調整を行った。日本代表DF昌子やFW鈴木ら出場した5選手は冷水浴で疲労回復を図り、MF小笠原らはランニングで汗を流した。2日の柏戦から公式戦アウェー4試合を終え、14日から3連休。昌子は「できる限り体を休めて、コンディションを戻したい」と話した。


昨日のトレーニングを取材したサンスポである。
過密アウェイ連戦直後、そして中断前とということもあり、リカバリーに精を出した。
源は、「できる限り体を休めて、コンディションを戻したい」と語る。
4試合全てにフル出場したのは源ただ一人であった。
疲労のピークであろう。
ここは今日からの3日間のオフでリフレッシュし、コンディションを調整するのだ。
プロは休めるときに休むのも仕事。
7月29日からのリーグ戦再開を楽しみにしておる。

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Jリーグ女子マネージャー・佐藤美希嬢、セビージャ戦来場

サトミキが浦和vsドルトムント、鹿島vsセビージャの2試合に来場!【明治安田Jリーグワールドチャレンジ】

熱気溢れるスタジアムから、サトミキがリポートします!

7月15日と22日に行われる「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」にJリーグ女子マネージャーの佐藤 美希さんが来場!

スタジアム内外の様子やチームバス到着からプレーヤーズエリアまで、様々な現場をサトミキがリポートします!インスタグラムのワーチャレ専用アカウントではサトミキが投稿した写真も見ることができちゃうかも!?

さらに、22日の鹿島vsセビージャでは、試合直前の様子をJリーグ公式LINE LIVEにてスタジアムからお届けします!


セビージャ戦に来場するJリーグ女子マネージャーの佐藤美希嬢である。
これは素晴らしい。
試合に花を添えてくれよう。
サトミキの前で華麗なプレイを披露して欲しい。
楽しみである。

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山形戦コメント・報道

第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦




鹿島アントラーズ:大岩 剛
このようなミッドウィークにたくさんのサポーターが来てくださって、力になった。ハードな4連戦で選手たちの身体を動かしてくれた。そしてこの4連戦に向けた選手たちの準備や意気込みがピッチで見られたので評価している。

Q.4連戦の最後で「隙のない試合をしたい」と言っていたが、評価は?

A.先制するところまでは非常に良かったが、選手の中で少しテンションが下がったような時間帯があったので反省しないといけない。後半に向けて、ハーフタイムの指示を選手たちがピッチで表現してくれたと思う。

Q.サポーターの声が選手を動かしたという話があったが、メディカルスタッフなども含めて、アウェイ4連戦を戦い抜けた理由は何だと思うか?

A.前節、前々節を前にした小笠原の発言についての記事を皆さんも見たと思うが、選手の中で「厳しい日程の中で戦うんだ、言い訳にしないんだ、一つずつ確実に勝っていくんだ」という気持ちが生まれていた。それが4連戦で3勝1分という形になったと思う。こういう発言を見たサポーターの皆さんも、選手が厳しい状況でやっている中、後押しの声を普段以上に出してサポートしてくれたと思う。普段も声は大きいが、普段以上に出してくれたと思う。すごく感謝している。

Q.先制点を取った西選手を最初に交代したが、その意図は?

A.彼はずっと先発で出続けているので、できればもっと早い段階で代えたかったが、なかなかボールを落ち着けるところがなかったということがあった。彼がその大部分を担っていた。小田については、パフォーマンスの良さを練習の中で感じていたので、彼の勇気を持ったプレーを観てみたい、発揮してほしいという期待を込めて起用した。





【西 大伍】
内容は良かったけど、前半で勝負を決めるくらいの試合をしたかった。(先制点の場面は)チームとしても狙い通りのプレー。勝って締めくくることができたのはプラスになる。

【鈴木 優磨】
得点の場面は満男さんから良いボールが来た。でも、もっとチャンスがあったので2点、3点と取らないといけなかった。1点は取れたけど、自分の1点は(先発出場を続けている)アツくんやレアンドロの1点とは意味が違う。連戦は全員で乗り切れたことは良かったと思う。

【曽ケ端 準】
先に点を取れて試合をやりやすくなった。このような大会は難しい試合になるし、うまく守っていても事故のようなピンチを迎えることもある。準備がしっかりとできていた。集中力を保って全員で守ることができたと思う。

【昌子 源】
相手がJ2のクラブだ、というような気持ちを持つことなく「やらなければいけないのは勝つことだ」という意識をピッチで出せたと思う。4連戦でフル出場だったけど、信頼に応えたいという気持ちでプレーしていた。

【金森 健志】
少しの時間だったけど、もっと得点に絡めるようになりたい。シュートが打てる場面でレアンドロの声が聞こえてパスを選択してしまった。不完全燃焼な試合。もっともっと気持ちを出していかなくてはいけない。

【小田 逸稀】
オウンゴールだけど、結果を残してチームに貢献できて良かった。ここでやれたらアピールできると思ってプレーしていた。1対1の仕掛けに課題が見つかったので、練習で改善していきたい。練習でこつこつとやっていく。

【土居 聖真】
点を取りたかった。勝てたことは良かった。無失点だったし、4連戦を良い締めくくりにするためには良い結果だったと思う。スタメン発表の時にアントラーズだけでなく、山形のサポーターも盛り上がってくれたことは嬉しかった。山形の方々に、また何かの形で成長した姿を見せられればいい。

山形戦


本日行われた天皇杯第3回戦 モンテディオ山形戦は5-0で勝利しました。

天皇杯 3回戦
2017年7月12日(水)19:00KO NDスタ

[ 大岩 剛監督 ]
たくさんのサポーターが来てくれて、その声援が力になりました。それがこの4連戦というハードな日程の中でも選手の体を動かしてくれたと思います。あとは選手のこの試合に向けた準備、この試合への意気込みがピッチの中で見られたの、でそこは評価しています。

--4連戦の最後も隙のない試合でしたが?
先制するところまでは非常に良かったですが、そのあと少しテンションが下がってしまったような時間帯があったので、そういうところは反省しなければいけない。ただ、後半に向けてハーフタイムの指示を選手がピッチで表現してくれたのではないかなと思います。

--サポーターの声が選手を動かしてくれたと仰っていましたが、メディカルスタッフを含めて4連戦を戦えた要因はどうお考えですか?
前々節、小笠原(満男)の発言に対する記事は皆さんも見ていると思うんですけど、選手の中でこういう厳しい日程を戦うんだ、こういう日程を言い訳にしないんだ、一つひとつ確実に勝っていくんだという気持ちが生まれていたので、それが4連戦で3勝1分という形に出たと思いますし、そういう発言を見たサポーターの皆さんも後押しの声を、まあ普段から大きいんですけど、普段以上に声を出してくれた、サポートしてくれたんじゃないかと思います。その辺はすごく感謝しています。

天皇杯 3回戦
2017年7月12日(水)19:00KO NDスタ

[ 土居 聖真 ]
ゴールを取りたかったですけど、とりあえず勝てて良かったです。欲を言えばアシストじゃなくて点が欲しかったですけど、点に絡めたことは良かった。後ろもゼロで抑えられたのは、この4連戦を締めくくる意味ではすごくいい形で喜んでいい結果だったのかな、と思います。

--今日はファンの人が多かった?
先発発表のときも僕の名前が呼ばれたときに鹿島サポーターだけじゃなくて、山形サポーターの皆さんもワーッと拍手してくれたのでうれしかったですし、変な試合はできないなと思いました。育ててもらった場所なので、また何らかの形で成長した姿を見せられればいいと思います。

内容にふさわしい大勝。鹿島が連覇へ前進
前回大会の覇者・鹿島がJ2山形と対戦。序盤から試合を優位に進め、前半で先制した鹿島が後半一気の4得点で突き放し、5-0で勝利。山形を寄せ付けず、ラウンド16進出を決めた。

直近のリーグ戦から、中3日の鹿島、中2日の山形ともに先発を7人入れ替えと臨んだが、通常どおり[4-4-2]の鹿島に対し、普段は3バックを組んでいる山形もスタートから[4-4-2]を採用。システム的なマッチアップを狙った。センターバックやウイングバックでプレーする高木 利弥を初めてFWで起用するなど、負傷者が多いチーム事情の中、短期間の準備で新たな形を模索した。

気温、湿度ともやや高く、風もほぼ無風という条件でキックオフされた試合は序盤から鹿島がボール支配率を高めて優位に展開。5分、右サイドを突破したレアンドロからのマイナスクロスをゴール前で2人がスルー。最後はフリーとなった左サイドバックの西 大伍がきれいな軌道を描くゴールで鹿島が先制した。

先制した鹿島はその後もボールを保持し、相手陣内まで攻め込むが、対応に慣れてきた山形も[4-4-2]のブロックをしっかり構え、そこからボールにアプローチするシーンも増えていった。ただし、ボールを奪った直後のパスが相手に引っ掛かるなど、ポジションを上げてプレッシャーを掛ける鹿島が敵陣でボールを奪い返すシーンも目立った。

山形は古巣との対戦となる本田 拓也が起点となり、攻撃を展開する。13分には本田のくさびをク ボンヒョクがセットし、鈴木 雄斗がシュート。15分にも最終ラインに下がって受けた本田から左サイドへ展開し、イ ジェスンがクロスを上げたが、いずれもゴールには結び付かなかった。17分にも高木が相手の足下のボールを奪い、抜け出した鈴木 雄斗がシュートを放つチャンスを作ったが、ここもGK曽ヶ端 準に阻まれた。

リードした鹿島は相手の攻撃をしっかり受け止め、ボールも動かしてはいたが、追加点を狙う貪欲さはなく、やや落ち着いた試合運びを実践。1-0のまま折り返したが、後半に入り、ビハインドの山形は試合をテンポアップさせる。前半より高い位置でボールを奪いにいき、攻撃への切り換えも早めた。しかし49分、小笠原 満男からの速いクロスにフリーで抜け出した鈴木 優磨がヘディングで合わせて追加点を挙げると、その5分後にも、狭いボール前で土居 聖真が収めてセットしたボールをレアンドロが正確なコントロールでゴールマウス右隅をとらえ、鹿島が3点目を奪った。

山形はク ボンヒョクに代えて佐藤 優平を投入。佐藤のモビリティーを生かし、攻撃をさらにスピードアップさせたが、鹿島も決定的なシーンでは確実な対応で反撃を許さず、逆に80分、途中交代で入った小田 逸稀のクロスからオウンゴールを誘って4点目。さらにアディショナルタイムにも、ペナルティエリアでボールを受けた中村 充孝がターンからシュートを決めて5点目。内容にふさわしい大差のスコアで鹿島が勝利し、連覇へ向けラウンド16進出を決めた。

[ 文:佐藤 円 ]

筑波大つながりの初対決は前回王者の鹿島に軍配…14年準Vの山形は“アジアの大砲”降臨も不発に
17/7/12 20:50


木山監督との先輩後輩対決を制した大岩剛監督

[7.12 天皇杯3回戦 山形0-5鹿島 NDスタ]

 第97回天皇杯全日本サッカー選手権の3回戦が12日に行われ、前回王者のJ1鹿島アントラーズはNDソフトスタジアム山形で2014年度準優勝のJ2モンテディオ山形と対戦し、5-0で勝利した。4回戦以降の組み合わせ抽選会は8月7日に開催され、試合は9月20日の予定となっている。

 2大会ぶりの3回戦突破を目指す山形は、直近のリーグ戦から先発7人を変更。フォーメーションは4-4-2で鹿島に合わせる形を採った。古巣対戦のDF石川竜也がセンターバックに入り、同じく元鹿島のMF本田拓也はボランチ。また、“アジアの大砲”と呼ばれた元日本代表FWの高木琢也監督(長崎)を父に持つMF高木利弥は、プロ入りから左ウイングバックや左センターバックを主戦場としていたが、この日は最前線で起用され、FW鈴木雄斗と2トップを組んだ。

 対する鹿島は直近のリーグ戦からスタメン6人を変更。4-4-2の布陣でDFブエノがセンターバック、DF伊東幸敏が右サイドバックに入った。また、中盤はボランチにMF小笠原満男、左サイドハーフにMF中村充孝。前線では山形県出身のFW土居聖真がFW鈴木優磨と2トップを形成した。

 筑波大時代に1年先輩だった木山隆之監督と後輩の大岩剛監督による指揮官初対決にも注目が集まった一戦。先手を取ったのは鹿島だった。前半4分、MFレアンドロが右サイド深くで山形MFイ・ジェスンからボールを奪い、グラウンダーでマイナスに折り返す。PA内の土居、中村がスルーしたボールがPA手前中央に向かうと、フリーで走り込んだDF西大伍が右足のダイレクトシュートをゴール右に突き刺し、先制点を挙げた。

 山形はリーグ戦直近3試合で11失点を喫している守備の不安定さがこの日も露呈。反撃を図ろうとする中、前半16分にショートカウンターからMFク・ボンヒョクがスルーパスを出し、マークを外してPA内右に抜け出した鈴木雄斗が右足を振り抜く。しかし、コースが甘くなり、GK曽ヶ端準にストップされた。

 前半36分には鹿島にビッグチャンス。カウンターから土居がドリブルで持ち運ぶと、PA手前左から右足のアウトサイドキックで絶妙なスルーパスを通す。PA内右にフリーで走り込んだ鈴木優磨が右足で合わせるが、ゴール右外へ。同36分には山形MF汰木康也が鈴木雄斗とのワンツーを経て、ドリブルでPA内中央に進入する。あとは決めるだけのシーンだったが、左足のシュートはGK曽ヶ端の正面を突き、前半は鹿島の1点リードで折り返した。

 鹿島は後半も立ち上がりから攻撃のギアを上げる。まずは後半4分、PA手前右のレアンドロがバックパスを送り、受けた小笠原が右足でピンポイントのクロスを供給。PA内中央の鈴木優磨が飛び出したGK児玉剛より先に頭で触り、豪快にネットを揺らす。同9分にはPA内中央の土居のバックパスから、レアンドロが右足のコントロールショットでゴール右上隅を射抜き、一気に3点差とした。

 出鼻をくじかれた山形は攻撃のカードを切って打開を試みるが、セーフティーに試合を運び始めた鹿島の守備を崩すことはできない。後半35分には、投入直後のMF風間宏希が鹿島のルーキーDF小田逸稀の左クロスをクリアミスし、痛恨のオウンゴール。さらに後半アディショナルタイム3分にも中村に右足で決められ、万事休す。高木を90分間FWで起用する奇策も奏功せず、リーグ戦の不調を引きずったまま0-5で敗れた。

鹿島、5発大勝!先制点のDF西「左に入れば点取れる」/天皇杯

前半、先制ゴールを決めチームメートと喜ぶ鹿島・西(22)=NDスタ

 天皇杯全日本選手権第4日(12日、鹿島5-0山形、NDスタ)DF西が大勝の口火を切る先制点。MFレアンドロの低い右クロスからのこぼれ球をダイレクトで絶妙のコースに飛ばした。いつものクールな表情を崩さず「左(サイドバック)に入れば点を取れる。右足で打てるから」。J1リーグ戦を含め、11日間でアウェー4試合を戦う過酷な連戦に全て先発。2連覇を狙う強豪を支える。


山形に快勝し、サポーターにあいさつする鹿島イレブン=NDスタ

鹿島また5―0完勝!GK曽ケ端、天皇杯出場数単独2位浮上
天皇杯・3回戦 鹿島5―0山形 ( 2017年7月12日 NDスタ )


<鹿島・山形>前半、先制ゴールを決めイレブンと喜ぶ鹿島・西(右手前)
Photo By 共同


 鹿島は2回戦に続いて5―0で完勝し、連覇へ前進した。公式戦アウェー4連戦の最後。選手をうまく休ませながら3勝1分けで乗り切った大岩監督は「この試合に向けての準備や意気込みがピッチの中で見られた」と選手を称えた。

 また、この試合でGK曽ケ端の天皇杯出場数が58となり、加藤久を抜いて歴代単独2位に浮上。1位の釜本邦茂にあと1と迫った。前半41分の決定機を体で防ぐなど奮闘した守護神は「準備ができていた。後半は集中力高く、チーム全員でいい守備からいい攻撃ができていた」と振り返った。


12日の天皇杯・山形戦で天皇杯出場数歴代単独2位に浮上した鹿島GK曽ケ端
Photo By スポニチ


[ 2017年7月13日 05:30 ]

【鹿島】曽ケ端、天皇杯通算58試合出場 釜本の持つ最多記録にあと「1」
2017年7月13日5時0分 スポーツ報知

 ◆サッカー 天皇杯 ▽3回戦 山形0―5鹿島(12日・NDソフトスタジアム)

 鹿島のGK曽ケ端が完封で大記録に王手をかけた。前半だけで相手との1対1を2度防いだ。まずはコースを読み切り右へ飛んではじき返すと、同41分にはFW汰木の強烈なシュートを胸で防いだ。この日がリーグ柏戦(2日・柏)から数えて11日間で4試合目。全てがアウェーという過酷な日程の中、前半4分の先制点後、チャンスを決めきれない時間が長く続いた。

 味方のミスが増え、守備は後手を踏む。嫌なムードを守護神が振り払った。天皇杯通算58試合目の出場。FW釜本邦茂(ヤンマー)が持つ最多出場記録の59試合にあと「1」に迫った。「集中力を保って全員で守ることができた」。5発大勝の陰には、37歳ベテランGKの活躍があった。


「彼はずっと先発で出続けているので、できればもっと早い段階で代えたかったが、なかなかボールを落ち着けるところがなかったということがあった」と西について語る大岩監督である。
西への信頼の高さを感じさせられる。
この試合では大差が付いたため、引っ込めることが出来たが、リーグ戦ではそうは行かぬであろう。
獅子奮迅の働きが期待される。
また、西本人は「内容は良かったけど、前半で勝負を決めるくらいの試合をしたかった」と内容には満足も、更なる向上を望む。
強いメンタリティである。
また、曽ケ端の天皇杯出場試合数が歴代1位まであと一つと迫った。
この試合にて相手との1対1を止めるなど活躍し、クリーンシートを達成した。
曽ケ端本人は「準備がしっかりとできていた。集中力を保って全員で守ることができたと思う」とチームでの勝利を語る。
4回戦は9月。
ここにて偉大なる記録を打ち立てて欲しい。
楽しみにしておる。

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天皇杯 3回戦 モンテディオ山形戦

小田逸稀の突破からクロスでオウンゴール誘発。
天皇杯2試合連続得点に絡む。
左サイドに新生登場。
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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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