植田、しっかりとチーム全体で無失点に抑えて勝ちたい

ACL勝利の鹿島、次はJ開幕戦!植田「しっかり無失点勝利」
 ACL1次リーグ初戦(対韓国・蔚山)の勝利から一夜明けた22日、主力組は約30分の軽めの調整で汗を流した。選手たちは気持ちを切り替え、25日のJ1開幕戦(対FC東京、カシマ)を見据えている。DF植田は「(FW大久保ら)いい選手がそろっているが、しっかりとチーム全体で無失点に抑えて勝ちたい」と開幕白星を誓った。 (鹿嶋市)

鹿島 J開幕戦でも完封狙う!DF植田「同じように無失点で」
 鹿島がACLに続き、リーグ戦でも完封スタートを狙う。2―0で勝利した21日のACL初戦・蔚山(韓国)戦から一夜。約40分間のリカバリーを終えたDF植田は「同じように無失点でいきたい」と開幕・FC東京戦に頭を切り替えた。

 2月は既に5試合出場しているが、毎日体のケアを行い、食事面でも揚げ物を極力控えるなど22歳ながら体調管理への意識は高い。FC東京には過去に鹿島から公式戦通算13得点を奪っているFW大久保が加入。「他にもいい選手がいる。いいメンバーがそろっているので対戦は楽しみ」と静かに闘志を高めた。
[ 2017年2月23日 06:07 ]


開幕戦について口を開いた植田である。
「(FW大久保ら)いい選手がそろっているが、しっかりとチーム全体で無失点に抑えて勝ちたい」と言う。
FC東京の強力な攻撃陣を封じ込めて、堅守の鹿島をアピールしたいところ。
90分間、高い集中力を保ち、勝利を目指すのだ。
植田の躍動を楽しみにしておる。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

鹿島、開幕戦にて「どん兵衛」プレゼント

鹿島、開幕戦で先着3万人に「どん兵衛」プレゼント
[2017年2月22日23時46分]

 鹿島アントラーズは22日、J1開幕のFC東京戦(25日、午後2時開始)が開催される茨城・カシマスタジアム企画として、先着3万人に「日清のどん兵衛 鴨だしそば」をプレゼントすることを発表した。

 アドボードスポンサー日清食品の提供で、会場の午前11時から、1ゲート、5ゲート、6ゲート、新日鉄住金ゲートの4カ所で無料配布予定。「優勝目指して『どんばれ』 開幕から優勝機運を鴨しだし(醸しだし)」を合言葉に、開幕戦勝利を盛り上げる。同社商品配布企画は09年以降10度目。実施試合で現在7連勝中と、チームにとっても「超うめぇ」後押しとなる。


開幕戦にて「日清のどん兵衛 鴨だしそば」をプレゼントする鹿島である。
アドスポンサーである日清食品の提供でのイベントとなる。
まっすぐですすりごこちの良いそばと、鴨の脂の旨みが効いたやや甘めの上品なつゆが特徴の製品をゲットし、鹿島を応援する幸せを味わいたい。
また、心なしかパッケージが今季の練習ジャージに似ておる。
不思議な縁で勝利を掴む。
楽しみである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

リーグ連覇は安定した戦いができるかどうかに懸かっている

鹿島、かつてない充実の戦力、懸念材料はその起用法/2017J1全18クラブ戦力分析

新加入のブラジルトリオ(C)J.LEAGUE PHOTOS
©J.LEAGUE PHOTOS


2017/02/22 18:30:45

シーズン開幕を目前に控える明治安田生命J1リーグ。各クラブが新たな目標を掲げて迎える新シーズンの船出。果たしてその戦力はいかに? 全18クラブの番記者が、2017シーズンの展望を余すところなく記す。

Jリーグの厳しいリーグ戦を制すだけでなく、同時にAFCチャンピオンズリーグ優勝を果たすための戦力がそろった。かつてないほど充実した戦力で、鹿島アントラーズは2017年のスタートを迎える。

ベースになるのは昨季7年ぶりにリーグ制覇を果たした日本人選手たちだ。チームキャプテンであるMF小笠原満男に引っ張られていた選手たちは、少しずつ自覚とプライドを備えるようになり、シーズン終盤にはチームのために献身性を持ちながら自分の持ち味を発揮できる大人の選手へと成長を遂げていった。

リーグ戦を制した後も、FIFAクラブワールドカップで決勝に進出してレアル・マドリーと激闘を演じ、世界一のタイトルこそ逃したものの、さらにその自信を深めていく。その後の天皇杯全日本サッカー選手権大会は貫禄さえ漂わせ、国内タイトル2冠でシーズンを締めくくったのである。

シーズンオフに中心選手の1人であるMF柴崎岳が海外移籍を果たしたものの、そのほかの主力選手は全て残留させることに成功。その確固としたベースの上に適材適所の補強がなされたのだから期待感は自然と高まる。

FWには自らの得点だけでなくチャンスメイクに優れるペドロ・ジュニオールをヴィッセル神戸から獲得。前戦にカウンターの推進力と迫力を加えた。

中盤にはJリーグ屈指のボールハンターであるレオ・シルバがアルビレックス新潟から加入。石井正忠監督が志向する主導権を握る戦いには欠かせないキーマンとして、加入直後から抜群の存在感を示している。すでに、柴崎が抜けた穴を感じさせない。

2列目には技術に優れた元ブラジル代表のレアンドロを加え、層が薄かった2列目を分厚く変えた。また、長年補強の必要性が訴えられていたGKにも昨季アジアチャンピオンの全北現代からクォン・スンテを獲得。韓国代表GKの実力は高く、曽ヶ端準と激しいポジション争いが期待される。

さらに日本人選手でも的確な補強を実施。山本脩斗しかいなかった左サイドバックには左利きのスペシャリスト・三竿雄斗を湘南ベルマーレから獲得し、アタッカーとして福岡の金森健志を前線に加えた。

こうした補強により各ポジションに実力が伯仲する選手を2人以上そろえることに成功した。連戦となっても戦力を落とさず戦いきることが現実的に可能なメンバーがそろったと言える。

ただし、充実した戦力の起用法は難しい。出場選手が固定されていけば、そうでない選手の不満は強くなっていく。そうしたメンタル面をケアしながらクラブ全体が一致団結して戦えるかどうかが重要になるだろう。

また、オフが異例の短さだったことが1年間の中でどう影響してくるかが未知数だ。夏場の戦いで調子を落とすようなことがあると連覇は厳しくなる。リーグ連覇は安定した戦いができるかどうかに懸かっている。

文=田中滋


2017年シーズン鹿島の戦力分析を行うGOAL.comの田中滋氏である。
「補強により各ポジションに実力が伯仲する選手を2人以上そろえることに成功した」と評する。
しかしながら、「充実した戦力の起用法は難しい。出場選手が固定されていけば、そうでない選手の不満は強くなっていく」と懸念材料を挙げる。
メンタル面のケアは、監督に一任ではなくクラブ全体で行っていくこととなろう。
タイトルの為に、どのようなタスクも惜しむことなく献身的に行うことが求められる。
その先には大きな喜びが待っておろう。
また、短かったオフの影響がどのように出るのか。
そこに関しては心配しても始まらぬ。
強い気持ちで連覇を狙う。
楽しみである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

全タイトル制覇を目指す上で、戦力面だけを考えれば死角は見当たらない

【2017年J1クラブ分析①】鹿島が狙うは全タイトル制覇 戦力充実でコンディション不安もカバー

ゼロックス杯を制して今季初タイトルを獲得した鹿島 [写真]=Getty Images

 Jリーグ王者として臨む今季の鹿島アントラーズは、リーグ連覇、悲願のAFCチャンピオンズリーグ初制覇を目指す。

 オフにはアルビレックス新潟からJ屈指のボランチ、レオ・シルバを獲得。ヴィッセル神戸からは決定力を持ち、周りを生かすことのできるストライカーであるペドロ・ジュニオールが完全移籍で加入した。懸案だった左サイドバックには湘南ベルマーレから三竿雄斗、東福岡高校から小田逸稀で補強。さらに、2列目にブラジル代表経験を持つレアンドロで厚みを加え、FWにはアビスパ福岡から金森健志を迎えた。GKは全北現代に所属していた韓国代表のクォン・スンテを難しい交渉をまとめ、獲得している。

 石井正忠監督はACLとの過密日程を見据え、「高いレベルで2チームを作りたい」と話しているが、それを実現できるだけの戦力を抱えることに成功したと言えるだろう。複数の外国籍選手を入れ替えた時は連係面や慣れの問題で出遅れるケースもあったが、Jで実績十分の2人についてはその心配はなく、レアンドロもプレシーズンマッチで高い適応力を示している。クォン・スンテも「日本語を覚えていきたい」と積極的にコミュニケーションを取る性格であることから、不安は少ない。全タイトル制覇を目指す上で、戦力面だけを考えれば死角は見当たらない。


2017シーズン開幕前の予想フォーメーション

 遠藤康は「力のある選手ばかりだから楽しみ。一緒にやっていてわかるけど、レアンドロも適応するのに時間はかからないと思う。いい攻撃ができればいい」と開幕を心待ちにしている。また、土居聖真もペドロ・ジュニオールのことを「(ゴール前で)迫力があって、例えるなら肉食恐竜みたいで頼もしい」と評し、この戦力を抱える鹿島が「日本サッカー界を引っ張ってやっていくつもりでやっていきたい」とJリーグ、ACLで先頭に立っていく考えを明かしている。

 唯一と言っていい不安はコンディション面にある。昨年末はJリーグチャンピオンシップ、クラブワールドカップ、天皇杯と連戦が続き、オフは約2週間と短かった。また、今季に入ってからはタイ遠征、宮崎でのプレシーズンマッチと試合が続いている。石井監督は「しっかりとトレーニングする時間があまりなく、試合で作っていくという初めてのやり方でやってきた。こういうやり方が良かったのかは結果を見て初めてわかることだと思う」と、コンディション面について未知数な要素があるとしている。ただ、これも戦力でカバーできることで大きな心配はいらなさそうだ。

「狙えるタイトルは全部狙っていきたい。そして、ACLを勝って、またクラブW杯に出られるように」と石井監督。昨年、2冠を達成したチームをさらにパワーアップさせた感のある鹿島が、貪欲に、そして容赦なくタイトルを積み重ねていく腹積もりだ。


2017年シーズン・鹿島の布陣を予想するサッカーキング編集部である。
鹿島は既に公式戦二試合を戦っており、予想は容易かろう。
ある程度の入れ替えをしつつも軸は定まっておる。
助っ人のスンテとレオ・シルバを外すことは考えられぬ。
また、源と植田はよほどのことが無い限り動かさないであろう。
夢生がどれだけ稼働してくれるかが懸念材料と言えよう。
動かしたくない重要なFWであるが、連戦時に欠けたことは幾度かある。
過密日程のFC東京戦とムアントン・ユナイテッド戦にてその答えが出るのではなかろうか。
今季の戦いに注目である。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

西の躍動に期待

午後練習


蔚山戦のスタメンはリカバリートレーニングを行い、それ以外の選手は、ミニゲームやシュート練習を実施しました。


ミニゲームをプレイする西である。
昨日の蔚山戦ではユキの負傷により急遽途中出場した。
アジアの戦いを久しぶりに体感し、気持ちも引き締まったところであろう。
西の躍動はチームの躍進へと繋がる。
今季もまたヤスと素晴らしい連携を魅せ勝利に貢献していくのだ。
期待しておる。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

手荒い祝福――こんなところにも、ふたりの厚い信頼関係が垣間見えた

【鹿島】金崎&鈴木で決めたファインゴールの舞台裏
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年02月22日


背中越しの浮き球パスから、丁寧かつ狙いすましたシュートでネットを揺らす。


サポーターとともに喜びを分かち合う鈴木(左から2番目)に、背後から金崎(33番)が手荒い祝福。ふたりの仲の良さが垣間見える一枚だ。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 文字通りのファインゴールだった。蔚山現代とのACL初戦、勝負を決定づける82分のチーム2点目は、金崎夢生と鈴木優磨の絶妙なコンビネーションから生まれた。

 右サイドからのスローインを金崎が受ける。すぐ近くにスタンバイしていた鈴木は、金崎が胸トラップする直前にゴールへと向かって走り出す。エリア内に侵入した鈴木の元に、金崎は背中越しに浮き球のパスを通す。

 鈴木は「ダイレクトか、トラップか迷った」が、右足でボールを軽く弾ませて、押し際を叩く。丁寧かつ狙いすましたシュートは、逆サイドのネットを揺らした。

 試合後の会見でアシストについて問われた金崎は、笑顔で「鈴木じゃなければもっと良かった。違う選手ならもっと嬉しかった。(走り込んだのは)鈴木じゃないと思っていた。鈴木だったら、出してないです」とジョークを飛ばす。

 もちろん、自分の目の前を横切り、相手の背後を突く鈴木の動きを視野に捉えていたはず。そこに、ピタリと合わせる金崎の技術の高さは見事だった。

 一方の鈴木は、「俺は夢生くんを見てプレーしているし、分かり合っている部分はあると思う。良いパスをくれたので」と、件のシーンを振り返る。

 鹿島サポーターの目の前で決めてみせた、ふたりのゴール。スタンドに視線を向け、しばし余韻にひたるスコアラーの鈴木を、アシストした金崎が右足で軽く蹴ってみせる。

 手荒い祝福――こんなところにも、ふたりの厚い信頼関係が垣間見えた。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


夢生のアシストにてゴールを決めた優磨の関係性について記すサッカーダイジェストの広島氏である。
ナイスコンビネーションと言わざるを得ない。
「息が合う」というのはこうこういうことと知らせてくれる。
お互いを理解しておらねばこうはならぬ。
これからも阿吽の呼吸を魅せていって欲しい。
期待しておる。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

鹿島、勝負だと思ったら、監督が困るくらいの選手を連れてきて、監督と選手に覚悟を迫る

勝利のメンタリティー(山本昌邦)
J1優勝争い 私が鹿島優位とみる根拠

2017/2/22 6:30

 18日に行われた富士ゼロックス・スーパーカップを見て、25日に開幕するJリーグの新しいシーズンに思いをはせた。昨年末のクラブワールドカップ(W杯)でレアル・マドリードと優勝を争った鹿島の充実に目を見張りながら、Jクラブの理想的な在り方について、さまざまな考えをめぐらせたのだった。

■Jリーガー、もっと夢ある職業に


富士ゼロックス・スーパーカップで優勝し、喜ぶ鹿島イレブン=共同

 優勝賞金・分配金の高騰が刺激になったのか。冬の移籍市場はいつになく活発で大物選手が相次いで所属先を変えた。それが試合のレベルアップに何とかつながってほしいと願っている。投資に見合う移籍の成功例が増えれば、おのずと選手の価値も上がると思うからだ。それが選手の年俸に反映されたら、今よりもっと夢のある職業にJリーガーがなるだろう。

 活発な移籍劇の中で鹿島は3人のブラジル人選手と韓国人のGK権純泰(クォン・スンテ)を新たに補強した。そのやる気が浦和とのスーパーカップでも垣間見えた。昨季、リーグ最多の勝ち点74(鹿島は59)を挙げた浦和に対し、格の違いさえ見せつけたように思う。

 鹿島と浦和に技術の差があるわけではない。差があるとすれば、予測の質だった。特にボールのないところでの予測の質、思考のスピードで鹿島が上回っているように感じた。スコアは3―2で競り合いになったし、0―2から追い上げた浦和の反撃は見事だった。が、落ち着いてゲームを振り返ると、FW興梠を入れてからリズムが生まれ、2点差を追いついた時間帯を除けば、浦和が鹿島の肝を冷やす場面はほとんどなかったと思う。

 率直に言って、浦和がボールを持つと、それがそのまま鹿島の休み時間になっているような感さえあった。ボクシングでいえば、パンチは出しているが、どれもガードの上からで相手に怖さを与えていないというか。鹿島にすれば、打たせるだけ打たせて、浦和の打ち疲れやラフになった瞬間をとらえて、必殺のカウンターを繰り出せばよかった。そういう意味では怖さを感じていたのはパスをつないで攻めた浦和の方だったと思う。

 昨年末、チャンピオンシップで覇権を争ったときは鹿島と浦和に差はなかったように思う。むしろ、積み上げた勝ち点どおり、浦和の方が分は良かったかもしれない。しかし、チャンピオンシップの後行われたクラブW杯の戦いは鹿島を大きく変貌させた。これまで体験したことがなかった欧州王者、南米王者の次から次に連動してくるスピーディーな攻めにさらされながら、必死に応戦しているうちに極限のスピード、極度の緊張感の中で自分とチームをマネジメントするコツのようなものを体得したように思うのだ。それがチーム全体の判断の質を押し上げた。

 鹿島の決勝点は売り出し中のFW鈴木が、DF遠藤とGK西川の連係ミスを突いて奪ったが、あれを「ただのラッキーパンチ」と思ったりすると、鹿島の強さを見誤ることになる。というのも、試合の中で鹿島のパスカットは前半からさえにさえていたからだ。たまたま得点に結びつかなかっただけで、浦和がボールを持つと複数の選手が巧みにパスコースを消すポジションを取ってボールを絡め取り、ゴールに迫るシーンが鹿島には何度もあった。世界のトップを体感したことから生まれる余裕のようなものを感じさせた。

■フロントからの強烈メッセージ

 1ステージ制の長丁場に戻る今季、優勝争いは予断を許さない。鹿島が優勝争いに絡んでくるのは間違いないが、開幕当初はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次ラウンドとも重なるし、コンディションの調整は難しい。ACLに出場する鹿島、浦和、川崎、G大阪はJリーグに関してロケットスタートは難しいかもしれない。1次ラウンドをクリアしたらしたで、ACLとJリーグの掛け持ちはさらに続くことになる。

 それでも鹿島優位と思うのは、昨季優勝したにもかかわらず、神戸からペドロジュニオール、新潟からレオシルバというJリーグで既に実力を証明済みのビッグネームを補強したことにある。これが中途半端な補強だと、クラブW杯で活躍した昨季のレギュラー陣は鼻で笑っていたことだろう。「こいつらには負ける心配はねえな」と。

 それを見越した鹿島のフロントは、実力者をこれでもかと獲得して選手の尻に火をつけた。フロントから選手への「休むことなく、さらに上を目指す」という強烈なメッセージ。クラブW杯でその名をとどろかせ、今季はレギュラー争いに食い込むものと思われた鈴木や日本代表のボランチ・永木でさえ、スーパーカップはベンチスタートだった。


鹿島のフロントは石井監督にも覚悟を迫る=共同

 メッセージの厳しさをひしひしと感じているのは石井監督も同様だろう。他のチームなら普通に試合に出られる選手がベンチにごろごろいる。これは監督にとっても強烈なプレッシャーである。監督も甘やかさない。これも鹿島のすごみである。

 監督と選手が和気あいあい、ファミリーみたいなチームがいいと考えるフロントもあるだろう。それで成果が出るときもあるが、長く続けばマンネリに堕すものだ。監督は選手から、選手は監督から吸収できるものがなくなってチーム全体の成長が止まる。

 鹿島は違う。勝負だと思ったら、監督が困るくらいの選手を連れてきて、監督と選手に覚悟を迫る。石井監督は大変だと思うけれど、このハードルを乗り越えたら素晴らしい監督の仲間入りを果たすことになるだろう。

■G大阪と広島もV争いに加わるか

 鹿島と浦和の優勝争いに割って入るクラブにはG大阪と広島を推す。一定水準の戦力がある上に、G大阪・長谷川、広島・森保両監督の手腕を評価するからである。2人とも選手を鍛えて成長させることができる監督だ。長丁場のレースの中でヤマ場のつくり方とか、優勝をかけた大一番でのメンタルの持って行き方などを熟知する選手が両クラブには多いのも好材料だろう。

 昨季、浦和に迫る勝ち点72を挙げた川崎は得点源のFW大久保がFC東京に去った穴を簡単には埋められないと見る。ざっと見積もってもチームの20ゴールに絡む男がいなくなったのである。元来、攻撃型のチームだけに得点が取れないと、行き詰まるリスクは膨らむ。

 川崎には日本代表FWの小林がいる。チームも期待していると思うが、小林も大久保という「目立つ」相棒がいてくれたおかげでゴールを量産できた部分がある。今度は自分が「目立つ」番である。そういう役回りでどれだけ得点できるかどうか。小林と個性を補完し合えるいいFWが見つかればいいが、下手をしたら、大久保を失ったことで小林の良さまで失うリスクがある。

 大久保を手に入れたFC東京は鹿島、浦和、G大阪、広島の4強に迫る可能性がある。今季補強した大久保、永井(前所属・名古屋)、高萩(同FCソウル)、太田(同フィテッセ)は全員日本代表経験者。それぞれの良さをどう組み合わせるか、その正解が見つかったときはとてつもない爆発力を発揮するだろう。それにはバイタルエリア、DFの背後、ペナルティーエリア内に質の高いボールをいかに供給できるかにかかっている。

 昇格組ではセビリアから復帰した清武がいるC大阪に注目だろう。相手に引いて守られても一瞬のコンビネーションで崩せるタレント力は魅力だ。監督にOBで、鳥栖を走れるチームに仕立てた尹晶煥氏を招いた。新監督が要求する運動量、走力に応えられるようになったら上位に進出する力はある。

■10代選手、貪欲に出場機会つかめ

 リーグ全体でいえば、10代の選手にどんどん出場機会をつかんでほしいもの。ACミランのGKドンナルンマは17歳、ボランチのロカテッリ、マンチェスター・ユナイテッドのFWラッシュフォードは19歳。そんな選手がごろごろいるのが今の欧州サッカーである。「若手」の感覚が日本とは2、3歳は違う感じだ。大学を経由してプロの世界に入ってくる選手が多い日本の特殊事情があるとはいえ、20歳を超えた選手を「若手」と呼ぶのは、もうやめにした方がいいと思っている。

 2020年東京五輪のことを考えても10代の選手を今から積極的に使いたい。そうしないと、一線で活躍する欧州や南米の同世代の選手と3年後の五輪で対峙したときに勝てる気がしないだろう。

 今年は5月にU―20(20歳以下)W杯が韓国である。その予選を兼ねた昨年のU―19アジア選手権で日本は優勝し、代表選手たちは堂安(G大阪)にしても三好(川崎)や中山(柏)、冨安(福岡)にしてもぐんと伸びた。大会の質はJリーグより低かったにもかかわらず、帰国した選手たちがJリーグで堂々とプレーするようになったのは、国際試合の重みやプレッシャーの大きさ、極限状態の中でもミスが許されない厳しさを体験できたからだった。

 今年はそういう経験をW杯でも積める。Jリーグで使われ、W杯で戦い、その両方の経験をうまくかみ合わせ、相乗効果で選手の力を伸ばすチャンスだ。それは3年先の東京五輪で花を咲かせることにつながってくるはずだ。スーパーカップで一回り大きくなったプレーを見せた鹿島のCB昌子にしても、決してクラブW杯だけが覚醒を促したのではない。鹿島が将来を見越してJリーグで辛抱して使い続けたことが土台としてあったのである。

 今回は少し鹿島を褒めすぎたかもしれない。が、1993年に発足したJリーグの創業メンバー、いわゆる「オリジナル10」で今や鹿島と横浜Mだけが2部降格を知らない。特に鹿島は単に2部落ちを免れているだけではなく、国内3大タイトル(Jリーグ、天皇杯、ルヴァンカップ=旧ナビスコカップ)で19もの優勝を積み上げている。どれだけ褒めても褒めたりないくらいだろう。

■ないものを埋める方策見つける

 なぜ、鹿島にだけ、そういうことが可能なのか。思うに、オリジナル10といっても、ほとんどのクラブは日本サッカーリーグ(JSL)の企業チームが横滑りしたものだった。鹿島も母体は当時JSL2部だった住友金属だった。が、他のクラブと、ひと味違ったのは2部という実力的ハンディ、鹿島という地理的ハンディを抱えていたために、川淵三郎チェアマン(当時)からJリーグ参入の条件として高いハードルを課せられたことだった。それを乗り越えるために鹿島はブラジルの至宝ジーコを呼び、サッカー専用のスタジアムを建設した。

 今から振り返っても相当な冒険であり、実現に至るまでには大変な苦労があったと思う。しかし、選手が苦労しているとき、大変なときが一番伸びるときであるように、鹿島も初動の段階で必死に知恵を絞り、汗を流したことが今につながっていると思うのである。ないもの、足りないものを嘆いても仕方ない。それを埋める方策を見つけて勝ちに結びつける。そういうマインドが「ジーコ・スピリット」という名で脈々と受け継がれ、クラブの奥深くに根付いている素晴らしさ。

 実は今年は私が会長を務めるアスルクラロ沼津というクラブが「Jリーグ元年」を迎える。JFLからJ3に昇格した最初のシーズンを戦うのだ。船出にあたり、私はクラブのスタッフにもスポンサー企業やファン、サポーターの方々たちにも「みんなで鹿島のようになりましょう」と話すようにしている。

 アスルクラロは90年に幼稚園の中のサッカー教室として産声を上げた。高校の先生を辞めた私の弟が幼児教育を勉強し直し、幼稚園の正課の下で園児にサッカーを教えることから始めた。園児が小学生、中学生、高校生と大きくなるにつれてスクールも拡大、今では2000人のお子さんを預かるクラブになった。

 アスルクラロの歩みを見続けて思うことは、J1のクラブのようにバックに大きな出資企業はないけれど、園児の月謝でクラブの生計を立てた昔から、その価値を認められて支援してくれる人や企業が集まり、J3まで来られた今日に至るまで、自分たちは自分たちで食いぶちを稼ぎ、自分たちの足で歩いてきた「プロのクラブ」だということである。そこは鹿島と張り合えるところ、と言ったら、身の程知らずと笑われるだろうか。

■いつか追いかけられるクラブに

 J3に上がったばかりの沼津から世界2位の鹿島までの距離は遠い。鹿島の背中は、はるかかなたにある。それでも、その距離がわかるところまで来た。幼稚園児を教えることから始めたクラブが「鹿島のようになりたい」なんて夢を描ける時代になったのは、間違いなくJリーグのおかげである。Jリーグができて25年目。そういうクラブが全国各地にあることはJリーグが誇っていい成果のように思える。

 東京を起点にすると、鹿島と沼津の距離はほとんど同じ。新幹線を使えば、こちらの方が近いくらい。人口もこちらの方が多い。そんなことを思うと、やってやれないことはないと勇気が湧いてくる。鹿島を追いかけながら、いつの日か、自分たちも追いかけられるクラブになりたいと夢を膨らませている。

(サッカー解説者)


2017年シーズンのJリーグについて語る日経新聞の山本昌邦氏である。
スーパー杯の結果と内容から、鹿島を優勝の筆頭に挙げておる。
それだけでなく、これまでの鹿島の歴史を語り、鹿島の文化、持っている背景から、ここまでのクラブに成り立ったことも述べてくれた。
他のJクラブとは一線を画す。
今季はその鹿島がJリーグを席巻する。
新たな歴史を作ることとなろう。
楽しみなシーズンである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

植田、無失点で勝てたのですごく良かったです

【鹿島】アジアの舞台で盤石のシャットアウト。植田が語る“堅守”の充実ぶり
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年02月22日


新戦力のフィット具合についてポジティブな見解を示す。


球際の激しい勝負で強さを見せた植田(中央)。無失点に貢献したクォン・スンテ(1番)やL・シルバ(4番)ら新戦力の活躍にも手応えを口にする。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)


定評のある空中戦を制すなど、力強いディフェンスを随所に披露。昌子とは息の合ったチャレンジ&カバーでバイタルエリアに壁を築いた。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)


 蔚山現代とのACL初戦は、金崎夢生と鈴木優磨のゴールで2-0の勝利。悲願のアジア制覇に向けて、鹿島は好スタートを切った。

 CBの植田直通は、まずは勝利という結果に胸を撫でおろす。

「大事な初戦、無失点で勝てたのですごく良かったです」

 序盤は押し込まれる時間帯があり、アグレッシブに攻めてくる相手にやや手を焼いた印象だったが、慌てることなく要所を締めたディフェンスで失点を許さなかった。

「(蔚山現代は)足もとに収めたがる感じかなと思っていたけど、裏を狙ってきたりもしていました。そのへんは臨機応変に対応できたかな、と」

 相手の幅を使った攻撃にも、持ち前のスピードを生かしてピンチの芽をことごとく摘み取った。もちろん、エアバトルでは圧巻の強さを披露し、入ってくるボールを何度も弾き返した。

 本人の言葉にもあるように、DFとしてゼロで抑えられたのは小さくない収穫になったはず。前線の選手の頑張りに守備陣が応えた形だが、そのなかで新戦力のフィット具合についても、植田はポジティブな見解を示す。

 GKのクォン・スンテとの連係については、「徐々に上がってきています。スンテも日本語を覚え始めて、危ない、とか言ってくれますし」と述べ、ボランチのレオ・シルバに関しては、「自分たちのところに来る前にボールを取ってくれるので、助かっています。あそこから攻撃の組み立てもできる」と語る。

 先週末の浦和とのゼロックスでは、2失点を喫した。CBでコンビを組む昌子源とは、失点の原因について「たくさん話した」(昌子)という。同じ失態は繰り返さず、難しいゲームでシャットアウトしてみせる修正力に、植田も確かな手応えを感じているに違いない。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


蔚山戦後の植田を取材したサッカーダイジェストの広島氏である。
完封への手応えや、蔚山攻撃陣への対応、スンテとの連携などについて語る。
今季、唯一層の薄いCBにて植田の成長は必須。
これからも空いて攻撃陣を封じ、更に大きく成長していって欲しい。
期待しておる。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

蔚山戦報道

鹿島が蔚山破り白星発進、金崎&鈴木弾 ACL
[2017年2月21日20時49分]


後半、ヘディングでゴールを決め歓喜する鹿島FW金崎(右)(撮影・下田雄一)

<ACL:鹿島2-0蔚山>◇1次リーグE組◇21日◇カシマ

 鹿島アントラーズが1次リーグ初戦で蔚山(韓国)を破り、白星発進した。

 前半は両チーム無得点。後半19分、MF永木亮太(28)のコーナーキックにFW金崎夢生(28)が頭で合わせて先制ゴール。同37分にはFW鈴木優磨(20)が追加点を挙げた。

 次戦は28日、アウェーでムアントン(タイ)と対戦する。

 ACLは32チームが出場し、1次リーグは全8組で総当たり(ホームアンドアウェー)で実施。各組上位2チームが決勝トーナメント(T)に進む。決勝Tもホームアンドアウェー。優勝すればクラブW杯の出場権を得る。昨季優勝は全北(韓国)。

鹿島金崎がV弾「口先だけでなくグラウンドで示す」
[2017年2月21日20時55分]


後半、ヘディングでゴールを決める鹿島FW金崎(中央)(撮影・下田雄一)

<ACL:鹿島2-0蔚山>◇1次リーグE組◇21日◇カシマ

 鹿島アントラーズが1次リーグ初戦で蔚山(韓国)を破り、白星発進した。

 後半19分、MF永木のコーナーキックに頭で合わせ、先制ゴールを決めたFW金崎夢生(28)は「ホームでACLでしっかり勝てたのが大きい。チーム的にも勢いづくと思うので、勝ててよかったです。JリーグとACLでいい位置にいけるように。口先だけでなく、グラウンドで示せるように頑張りたい」と振り返った。

鹿島金崎POM選出「初戦ホームで勝ったの大きい」
[2017年2月21日23時51分]


後半、ヘディングでゴールを決めガッツポーズで雄たけびを上げる鹿島FW金崎。右から伊東、鈴木(撮影・下田雄一)

<ACL:鹿島2-0蔚山>◇1次リーグE組◇21日◇カシマ

 2年ぶり出場の鹿島アントラーズが、蔚山(韓国)に2-0で勝ち、白星発進した。

 0-0で迎えた後半19分、FW金崎夢生(28)がMF永木亮太(28)のCKを、頭で合わせて先制。同37分にはスローインのボールを受けると、DFを背負ったままノールックで浮き球パス。今季初先発したFW鈴木優磨(20)のゴールも導いた。

 1ゴール1アシストでプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選ばれた金崎は「ACL初戦でホームで勝ったのが大きい。メンバーが入れ替わった中での2連勝はチームとしても勢いづくと思う」。18日の富士ゼロックス・スーパー杯浦和戦(日産ス)から先発6人を入れ替えての連勝発進に、今季の手応えを得た。

 2点目を決めた鈴木は「俺は(金崎)夢生くんを見てプレーしているし、分かり合っていると思う。ダイレクトかトラップか悩んだんですけれど、シュートは良いところに飛んでくれました」と感謝。練習試合を含め、今季出場8試合で9得点と結果を出し続けているが「あと2点くらいは決められた。前半に勝負を決められたので、そこは課題です」と、前半に好機を逃した反省も忘れなかった。

 鹿島は中3日でJ1開幕となる25日の東京戦(カシマ)を迎える。石井正忠監督(50)は「厳しい戦いになることは分かっていたが、2-0で勝てて良かった。(ゼロックス杯との)この2勝はJリーグにも良い影響を感じています」と話した。【鎌田直秀】

鹿島新守護神クォン・スンテ「無失点は一番の仕事」
[2017年2月22日7時54分 紙面から]

<ACL:鹿島2-0蔚山>◇1次リーグE組◇21日◇カシマ

 鹿島アントラーズに新加入したGKクォン・スンテが好セーブを連発した。

 前半33分に相手のヘディングシュートを防ぐと、後半20分にはFW李宗浩の左足シュートも体を投げ出して止めた。昨季は全北(韓国)でACLを制し、Kリーグ3年連続ベストイレブンの安定感を発揮。「無失点は一番の仕事。リーグ戦はACLとは違う戦いになるが、開幕戦が楽しみ」と笑顔を見せた。

鹿島金崎、鈴木に蹴りツッコミ ゴールパフォ長い?
[2017年2月22日7時54分 紙面から]


ゴールを決めしつこくアピールを続ける鹿島FW鈴木(中央)に蹴りを見舞う金崎(左)(撮影・下田雄一)

<ACL:鹿島2-0蔚山>◇1次リーグE組◇21日◇カシマ

 鹿島アントラーズはホームで蔚山に2-0で勝利した。

 2大会ぶり出場の鹿島が白星発進した。後半19分、FW金崎が、CKを頭で合わせて先制。同37分には金崎が浮かせたパスを、今季初先発のFW鈴木が絶妙なトラップから右足シュートでネットを揺らした。兄弟のように仲の良い一方、先発争いの宿敵でもある2人のアベックゴールが、チームの勝利を導いた。

 18日の富士ゼロックス・スーパー杯浦和戦勝利から先発6人を入れ替えた。プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた金崎は「メンバーが違っても2連勝できたことは今後に向けて大きいと思う。強さは出せたと思う」。2点目のアシストには「鈴木じゃなかったら、もっとうれしかったんだけどね」と冗談を交えて喜んだ。先発定着を目標に掲げる鈴木は、練習試合を含めた出場8戦で9発と絶好調。それでも「1試合1点じゃなく複数得点できれば見方も変わる。前半で勝負を決められたことが課題」と気を引き締めた。

 前回15年は3連敗スタートで1次リーグ敗退しただけに、大きな1勝。25日には中3日でJ1開幕の東京戦に臨む。金崎は「口先だけじゃなく、グラウンドで示したい」。国内3冠とACL初制覇へ、決意表明の1得点1アシストだった。【鎌田直秀】

鹿島・金崎&鈴木がアベック弾!2トップ揃い踏み「いい関係」/ACL

先制ゴールを決めた金崎(左)を祝福する鈴木(撮影・蔵賢斗)

 アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグE組(21日、鹿島2-0蔚山、カシマ)俺が“真エース”だ。スタジアムに吹き付ける寒風をFW金崎が吹き飛ばした。後半19分、MF永木の左CKに合わせジャンプ一番ヘディングシュート。ゴール右隅へ鮮やかに決めると、両手を大きく広げて仲間たちと喜びを分かち合った。

 「あまり考えていなかった。ボールがきたので合わせるだけだった」と、試合のMVPにも輝き冗舌だった。

 0-0の後半開始直後にクロスバー直撃のシュートを被弾するなど押し込まれたが、DF陣が踏ん張った。その奮闘に応える形で金崎が19分に先制点をマーク。同37分には今季「9番」を背負う“新エース”FW鈴木の得点をアシスト。プレシーズンマッチなど直近の試合での7戦7発となるゴールをおぜん立てした。

 この2人の先発2トップは昨年11月12日の天皇杯4回戦(対神戸◯2-1)以来。試合前に「(2人で得点を)決めたいですね」と鈴木が話していたとおり、同6月11日の第1ステージ浦和戦(◯2-0)以来となるアベック弾を達成。鈴木は「いい関係。続けていきたい」と手応えを口にした。

 18日のゼロックス杯から先発6人を入れ替えた布陣で手堅く勝ち点3を手に入れた。鹿島が絶好のスタートを切った。 (一色伸裕)


前半、攻め込む鹿島・金崎夢生=カシマスタジアム(撮影・蔵賢斗)

鹿島・石井監督
「厳しい戦いになるのは分かっていたので、2-0で終えられてよかった」


前半、金崎夢生にヒールパスする鹿島・鈴木=カシマスタジアム(撮影・蔵賢斗)

鹿島、ACL初戦勝利は7年ぶり!J1優勝チーム6年連続黒星
ACL1次リーグE組 鹿島2―0蔚山現代(2017年2月21日 カシマ)

 昨季Jリーグ王者・鹿島が2―0勝利で、ACL初戦を白星スタート。J1優勝チームの翌年ACL初戦は10年鹿島が勝利(○1―0長春亜泰)して以来、11年名古屋●、12年柏●、13年広島●、14年広島△、15年G大阪●、16年広島●と6年連続で勝てなかったが、鹿島が7年ぶりの初戦勝利となった。
[ 2017年2月22日 05:30 ]

鹿島、金崎&優磨アベック弾!!先発6人変更もACL快勝発進
ACL1次リーグE組 鹿島2―0蔚山現代(2017年2月21日 カシマ)


<鹿島・蔚山現代>後半、ゴールを決める鹿島・金崎(中)
Photo By スポニチ


 今季公式戦2試合目で早くも日本人FWコンビがゴールの競演だ。鹿島は後半19分にFW金崎がCKを豪快に頭で決めて先制。そして1―0で迎えた後半37分だ。右サイドの金崎が、ゴールに背を向けたまま自分の頭越しにディフェンスラインの背後へ浮き球のパスを送る。鈴木が回り込み、ワンバウンドしたボールを右足でダイレクトで突き刺した。試合後、金崎は「違う選手だったらもっとうれしかった」とおどけたが、鈴木は「夢生くんを見て、いいパスが来た」と感謝した。

 浦和に勝った18日の富士ゼロックス・スーパー杯から先発を6人変更して、今季から背番号9の鈴木も抜てきされた。今季は練習試合を含めて7戦7発とエースの金崎をしのぐ勢いだが「あと2点くらい決められた」と満足はしていない。急成長の若武者とエースのアベック弾。層の厚さを見せつけ、アジア制覇への号砲を鳴らした。


<鹿島・蔚山現代>後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・鈴木
Photo By スポニチ


[ 2017年2月22日 05:30 ]

【鹿島】金崎が先制ゴール!蔚山現代に2―0で快勝…ACL1次リーグ
2017年2月21日20時55分 スポーツ報知


先制ゴールを決めガッツポーズする鹿島・金崎

 ◆アジア・チャンピオンズリーグ 第1節 ▽1次リーグE組 鹿島2―0蔚山現代(21日・カシマスタジアム)

 試合を動かしたのはハリル・ジャパン招集経験のある2人だった。後半19分の左CK。キッカーはMF永木。右足で正確なボールをゴール前に送ると、中央で頭で合わせたのはFW金崎。狙い澄ましたようにゴール右上にコントロールすると、GKの手も届かず、貴重な先制点となった。

 ともにロシアW杯アジア最終予選を戦う日本代表の候補選手。特に金崎は昨季のチャンピオンシップで準決勝の川崎戦で1得点、決勝の第2戦、浦和戦で2得点し、チームを年間優勝に導いたストライカー。日本代表からはしばらく遠ざかっているが、ハリルホジッチ監督は「金崎が良ければ(代表招集を)考える。良い選手が代表に入る」と話していた。金崎は後半37分にもFW鈴木のゴールをアシストした。

 富士ゼロックス・スーパー杯と同じピンクのユニホームで臨んだ鹿島。大事な初戦を2―0でものにし、幸先良いスタートを切った。ACLが現行方式となった09年以降、日本勢の白星発進したチームは必ず決勝トーナメントにコマを進めている。それだけにホームでの白星は大きな価値がある。

【鹿島】石井監督、公式戦2連勝に「この2勝はJリーグにつながる」
2017年2月21日23時17分 スポーツ報知>


蔚山現代に快勝しサポーターの声援に応える鹿島イレブン

 ◆アジア・チャンピオンズリーグ 第1節 ▽1次リーグE組 鹿島2―0蔚山現代(21日・カシマスタジアム)

 鹿島はプレーオフを勝ち上がってきた韓国の昨季リーグ4位、蔚山現代に2―0で快勝。18日の富士ゼロックス・スーパー杯、浦和戦に続く公式戦2連勝とした。石井正忠監督(50)は、「2―0という形で終われて本当によかった。前半は韓国のチームにたいしてスピード、体のぶつかりあいに慣れるのに時間がかかった。後半は慣れてきて、自分たちがボールを保持する時間を多くするサッカーは見られた。最終的に無失点で終われたのもよかった」。浦和戦からスタメンを6人変更も、白星発進に安堵(あんど)感をのぞかせた。

 1―0で迎えた後半19分には、リズムを変えるため、2列目のMFレアンドロ、中村に代えて土居、遠藤を投入。巧みな交代策で、FW鈴木の追加点につなげた。18日の富士ゼロックス・スーパー杯、浦和戦(日産ス)に続き、2連勝。25日のJ1開幕、F東京戦(カシマ)に弾みをつけた。「メンバーを変えた中でも自分たちのサッカーができて、結果が出ているというのは次のJリーグに向けて、チームの仕上がり状況がいいと感じた。この2勝はJリーグにつながる。いい影響が出るんじゃないかなと思う」。結果の出た2試合に大きな手応えもつかんでいる。

 アジア・チャンピオンズリーグが2003年に発足し、それ以降、日本勢は鹿島の試合前に、浦和が敵地でWシドニーを下し、通算149勝、鹿島が日本の150勝目となった。昨季は終盤にJ1年間優勝、クラブW杯準優勝、天皇杯優勝と成果を挙げた。今季は新戦力も加わり、シーズン開幕から絶好調。Jリーグでも強い鹿島を見せつける。

【鹿島】苦手の韓国勢を2発で撃退!アジア制し再び世界へ
2017年2月22日6時0分 スポーツ報知


金崎(左)から手荒い祝福(カメラ・宮崎 亮太)

 ◆アジア・チャンピオンズリーグ 第1節 ▽1次リーグE組 鹿島2―0蔚山現代(21日・カシマスタジアム)

 昨季Jリーグ王者の鹿島はホームで韓国リーグ4位の蔚山現代を2―0で破った。後半19分にFW金崎夢生(28)が先制し、同37分にFW鈴木優磨(20)が追加点。Jリーグ2位の浦和はアウェーでオーストラリア2位のWシドニーに4―0で圧勝。後半11分にFW興梠慎三(30)がACL日本人最多得点を更新する15点目で先制し、大量点を呼び込んだ。浦和が優勝した07年以降、初戦を勝った日本勢の延べ13チームは全て1次リーグを突破している。

 嫌な空気をエースが消した。後半19分の左CK。FW金崎が打点の高いヘディングでゴール右上に突き刺した。MF永木のセンタリングに、相手のマークを振り切っての先制弾。同37分には右サイドからのスローインを受け、背後への浮き球パスでFW鈴木の追加点をアシストで勝利を決定づけた。「ホームでしっかり勝てたのが良かった。チーム的にも勢いづく」という言葉に実感を込めた。

 苦手の韓国勢を退けた。10年大会1次リーグで全北現代(4月28日・カシマ)に2―1で勝利して以来、2分け4敗と6戦連続未勝利。前半は“いつも”の空気が漂った。鈴木が決定機をGKに止められ、チャンスを生かせない。セカンドボールも拾えない。苦手意識からか、ベンチのMF遠藤は相手のチーム力を見た上で「なんであんなに押し込まれたんだろう」と首をかしげるほどだった。

 ACLの前身、アジア・クラブ選手権を含め、過去9度アジアの頂点を目指したが、08年の8強止まり。ほとんどの大会で韓国クラブに苦しめられ、道半ばで敗退した。国内19冠を誇る鹿島が唯一、手にできないタイトルでもある。過去のVTRを見ているような前半を一変させた金崎は、試合のMVPに選出。ACL初先発の鈴木も今季の対外試合7戦7得点で続いた。

 ゼロックス・スーパー杯の浦和戦(18日・日産ス)から先発6人を入れ替えた石井正忠監督(50)の采配も光った。「相手に合わせて」球際など守備でも“戦える”選手をそろえ、闘志で負けないようにした。昨年のクラブW杯準優勝や、MF柴崎の穴を埋めて余りある補強で「ACL初制覇」「世界一」という言葉がクラブにあふれる中、金崎は「口先だけではなく、しっかりグラウンドで示せるように」と浮かれなかった。(内田 知宏)

鹿島白星スタート J王者鹿島“日韓対決”に完勝

 後半、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・金崎=カシマ


 鹿島-蔚山 後半、先制ゴールを決める鹿島・金崎(左から3人目)=カシマ


 鹿島-蔚山 前半、競り合う鹿島・鈴木(左)=カシマ


 「ACL・1次リーグE組、鹿島2-0蔚山」(21日、カシマサッカースタジアム)
 昨年Jリーグ王者・鹿島がアジアCL初戦に登場。ホームで蔚山(韓国)との日韓対決を2-0で制した。
 後半19分にMF永木亮太の左CKをMF金崎夢生が頭で合わせて先制ゴール。同37分には、この試合スタメン起用のFW鈴木優磨が追加点。右サイドのスローインから金崎が浮き球パス。鈴木が巧みなトラップから右足でゴール左隅に流し込んだ。
 鹿島は18日に開催された富士ゼロックススーパー杯(日産ス)で3-2で浦和に勝利。上々の仕上がりを見せているが、この日のスタメンはゼロックス杯から6人を変更。途中出場ながらゼロックス杯で決勝ゴールを決めたFW鈴木優磨を先発起用していたが、2試合連続ゴールで抜てきに応えた。
 ホームで昨年のKリーグ4位・蔚山に完勝。初のアジア制覇に向け、上々のスタートとなった。

鹿島・金崎がV弾 悲願のアジア王者へ順調なスタート

 後半、チーム2点目のゴールを決めて喜ぶ鈴木に蹴りを入れる鹿島・金崎

 「ACL・1次リーグE組、鹿島2-0蔚山」(21日、カシマサッカースタジアム)
 日本勢のいる東地区が開幕し、F組の浦和は敵地でウェスタンシドニー(オーストラリア)に4-0で完勝した。E組の鹿島はホームで蔚山(韓国)を2-0で下した。22日はG組の川崎が水原(韓国)と、H組のG大阪がアデレード(オーストラリア)と顔を合わせる。1次リーグは32チームが東西で4組ずつに分かれて行われ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進む。
 エースの存在感が光った。均衡状態を崩したのは、やはりFW金崎の一撃だった。後半19分の左CKに頭で合わせて先制点。相手DFをはねのけ、ゴールまで多少の距離はあったが「ボールが来たので、頭で合わせた。あまり考えてはいない」という弾道でゴールの隅を捉えた。
 持ち前のパワーだけではなく、技術も光った。続く後半37分には、相手DFを背負った状態からパスを受けると、後方に走り込むFW鈴木へ浮き球スルーパス。“弟分”でもある20歳のゴールをお膳立てすると「(鈴木の)ゴールは刺激にはなってない。(走り込んだのが)別の選手ならよかったのに」と照れ隠しをしながらも、珍しく冗舌に語った。
 石井監督は「非常に重要と位置づけていた初戦で勝てた。(ゼロックス杯も含めた)この2勝は、Jリーグにもつながる」と充実の表情。国内主要3大会で合計19冠の名門が目指すは、Jクラブ初となるリーグとACLの両制覇。「口先だけではなく、しっかりピッチで示せるようにしたい」と金崎。勝利を積み重ね、夢をつかむ。

安全第一、手堅い試合運び 白星発進の鹿島 ACL
2017年2月21日21時23分


後半、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島の金崎(33)=時事

(21日、サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ 鹿島2―0蔚山)

 鹿島が手堅い試合運びをみせ、白星発進だ。

 後半19分の左CK。MF永木の蹴った山なりのボールに、FW金崎が頭で合わせた。球はゴール右上へ。これが決勝点となった。

 ログイン前の続き序盤、鹿島は蔚山のスピードや当たりの激しさに手を焼いた。それでもDF植田は「臨機応変に対応できた」。攻め込まれれば、安全第一で球を大きく蹴り出した。前半33分にFKから決定的なヘディングを許したが、GK権純泰が好セーブ。すると後半、「相手のフィジカルも落ちてきた」と永木。攻勢の時間帯が増え、きっちり勝ちきった。

 富士ゼロックス・スーパーカップから中2日。先発は6人を入れ替え、結果を出した。金崎は「メンバーが変わっても、やることは変わらないと示せた」。週末のJ1開幕へ向けても、手応えの1勝だ。

サッカーACL開幕 鹿島 好発進

鹿島-蔚山 後半37分、鹿島・鈴木(左)が2点目のゴールを決める=カシマスタジアム、村田知宏撮影

サッカーのアジアクラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は21日開幕し、各地で1次リーグ第1戦を行った。2年ぶり出場のE組・鹿島はカシマスタジアムで蔚山(ウルサン)(韓国)を2-0で下し、初制覇へ好スタートを切った。

鹿島は後半19分に金崎が先制点、同37分には鈴木が追加点を挙げた。鹿島の第2戦は28日、敵地でムアントン(タイ)と戦う。ACLはアジア各国32チームが出場する。優勝チームは昨年鹿島が準優勝したクラブワールドカップに出場する。 (藤谷俊介)


夢生を軸に報じる各紙である。
ACL初戦を快勝し、1G1Aしたエースは饒舌軽やかであった。
また舎弟分の優磨へのアシストも気分を高める。
パフォーマンスをする優磨への突っ込みは息の合った漫才コンビ以上の相性を感じさせる。
これからも二人で多くのゴールを決めていってくれるであろう。
楽しみである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

サッカーダイジェスト 蔚山戦寸評

【ACL採点&寸評】鹿島×蔚山|MOMは1G1Aの金崎。新加入GKクォン・スンテもビッグセーブ連発!
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年02月21日


無失点に抑えたクォン・スンテはMOM級の活躍ぶり。


【得点】鹿=金崎(64分)、鈴木(82分)
【警告】鹿=中村(8分)、レアンドロ(24分)


[ACL1節]鹿島 2-0 蔚山/2月21日/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島 7
 浦和に勝利したゼロックスから、スタメン6人を入れ替え。もっとも、フィールドプレーヤーの新戦力はレアンドロのみで、全体的に連係面で大きな問題はなかったが、前半はカウンター時の決定力が不足し、スコアレスに終わる。

 64分にセットプレーから金崎が決めてからは、守りに入ることなく攻め続け、ノッている男、鈴木が82分に追加点。守備面ではクォン・スンテを中心に盤石の守りを見せ、文句なしの完封勝利を収めた。

【選手採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 7
33分の決定的なヘディングシュートを素早い反応でストップし、65分の至近距離からのシュートもセーブ。足もとの処理も冷静で、ハイボールのキャッチも安定。長短のフィードも正確で、MOMの金崎と並ぶ活躍ぶりだった。

DF
3 昌子 源 6
カットされることもあったが、最終ラインから意図のあるパスを供給。守備では、サイドに引っ張り出されても、慌てずに対応。中央でも植田と強固な壁を築いた。

5 植田直通 6.5
戻りながらの難しい態勢でも、確実に相手の攻撃をブロック。エアバトルでも抜群の強さを見せ、自慢のフィードで前線の選手を走らせた。

16 山本脩斗 6
15分にはCKからヘディングシュートを放ったが、決め切れず。相手の攻撃をスローダウンさせる攻守の切り替えの速さは相変わらずだった。

24 伊東幸敏 6.5(86分OUT)
エリア内では素早い寄せで自由にシュートを打たせないなど、要所を締めた守備で堅守に貢献。機を見た攻撃参加からの正確なクロスは、いつも通りのクオリティだった。55分のCKのこぼれ球を左足で狙ったシュートは、枠に飛ばしたかった。

MF
4 レオ・シルバ 6.5
精力的なプレスバックで、ピンチになりそうな場面でボール奪取。球際の強さは両チーム通じて屈指だった。攻撃では、狭いエリアでも苦もなく前を向いてチャンスを演出。29分の高位置からの直接FKは壁に阻まれた。

6 永木亮太 6.5
攻撃を加速させる配球が光る。L・シルバとはお互いにバランスを見ながら、持ち前のエネルギッシュなプレーで攻守をつないだ。CKで金崎のゴールをアシスト。

11 レアンドロ 5.5(64分OUT)
やや空回り気味か。自ら局面を打開しようとするが、思うように抜ききれず。周囲との連動性も今ひとつで、ゴール前での思い切りの良さに欠けていた。前半終了間際の絶好機はシュートを打ってほしかった。

13 中村充孝 6(64分OUT)
前半の早い時間帯に背後からのチャージでイエロー。それでもプレーがおとなしくはならず、2トップと有機的な絡みを披露した。

2トップが躍動。1得点・1アシストの金崎がMOM。


先制点を挙げた金崎は、鈴木の追加点もアシスト。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)


Jリーグ開幕前の7試合で7ゴール。鈴木はまさに絶好調だ。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)


FW
9 鈴木優磨 7
満を持してスタメン出場。ここまで6戦6発の男は、常に戦う姿勢を見せ、攻撃を活性化。36分のチャンスも決められなかったが、82分の決定機は狙いすましたシュートでネットを揺らす。これで7戦7発。指揮官の期待に応えた。

MAN OF THE MATCH
33 金崎夢生 7.5
CKにヘッドで合わせ、値千金の決勝ゴール! 味方が攻め上がるためのスペースを作るフリーランニングや、左サイドからの鋭いクロスで見せ場を作る。労を惜しまないディフェンスでもチームを助けた。自身の頭上を越す鮮やかなパスで鈴木の追加点をお膳立て。

交代出場
MF
8 土居聖真 6(64分IN)
カットインからの逆サイドへのミドルパスなど、攻撃に広がりをもたらす。積極的にプレーに絡み、攻撃のリズムを良くした。

MF
25 遠藤 康 6(64分IN)
75分にはニアゾーンに侵入し、逆サイドを狙った惜しいシュート。限られた時間内でも決定機を演出するのはさすが。

DF
22 西 大伍 ―(86分IN)
伊東に代わり、右SBで出場。プレータイムはわずかだったが、ミスなく終えて、クローザー役を問題なく全うした。

監督
石井正忠 6.5
難しい初戦で見事に勝点3をゲット。先制後は両翼を一気に二枚替えし、攻撃の勢いをキープ。鈴木の追加点につなげて2-0とする、貫禄ある戦いぶりだった。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。



サッカーダイジェストの広島氏による蔚山戦の寸評である。
完封勝利に総じて非常に高い評価が与えられておる。
その中で、夢生に最高評点とMOMが与えられた。
先制点のみならず、鹿島の攻撃は夢生が牽引していたことは明らか。
この評価当然と言えよう。
また、スンテと優磨にも非常に高い評点が与えられておる。
スンテは風格さえ感じさせる安定感でクリーンシートを記録した。
優磨は追加点もさることながら、多くのチャンスを作り出し、決めるだけというシーンを演出した。
FWとしての成長を感じさせられる。
攻守が噛み合い、大きな勝利を掴み取った。
この調子を維持し、アジアと国内タイトルの両獲りを狙いたい。
楽しみである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

蔚山戦コメント

AFCチャンピオンズリーグ2017 グループステージ 第1節




鹿島アントラーズ:石井 正忠
ACL初戦、非常に大事な試合と位置付けていた。厳しい戦いになるとわかっていたが、2-0で勝利できて本当に良かった。韓国のチームとの試合ということで、前半はスピードや体のぶつかり合いで、慣れるのに少し時間がかかってしまった。後半はある程度慣れて、自分たちのサッカー、自分たちでボールを保持することができた。最終的に無失点で終われたことも良かった。今日は非常に寒いなか、たくさんのサポーターがスタジアムに来てくれた。その人たちのために選手は90分間ファイトしたし、勝利を届けられて良かった。

Q. 後半、攻撃的な選手を2人入れたが、選手の出来を見て代えたのか、最初から決めていた交代だったのか?

A. 選手の出来を見て決めた。もう少しサイドから攻撃を増やしたかった。自分たちがより多くの時間、相手陣内でボールを保持することを狙った。前の部分でコンビネーションが少し合わなかったので、改善する意味もあり2人を交代した。

Q. スンテ選手が好セーブを見せ、存在感の大きさが感じられた。どう評価しているか?

A. コミュニケーションの部分では、まだ日本語が素早く出てこないところもあり、大変なところもあると思うが、プレーに関してはチームに合流して以来、本当に高い能力を見せてくれている。そのあたりを今日も示してくれた。

Q. 今シーズン2連勝でJリーグ開幕を迎えるが、どんな影響がありそうか?

A. 今日もスターティングメンバーを6人替えた。前半はサッカーの違いでうまく合わないところもあったが、後半は落ち着いてプレーできた。メンバーを替えたなかでも、自分たちのサッカーができ、結果を出せているので、チームの仕上がり状況がいいと感じている。この2勝はJリーグ開幕に向けて、いい影響があると思う。





【鈴木 優磨】
夢生くんが良いパスをくれた。ダイレクトで打つかトラップするか迷ったけど、トラップしてから相手のタイミングをずらして、いいところに決めることができた。いつも夢生くんを見てプレーしているし、合っている部分もあると思う。

【金崎 夢生】
ホームでしっかりと勝てたことは大きい。勝って勢いづけると思う。JリーグとACLで良い位置まで行けるように頑張っていきたい。

【クォン スンテ】
初戦で勝ち点3を取れたことが良かった。初戦は難しいと思っていたけど、無失点で勝つことができて良かったと思う。

【伊東 幸敏】
最後のところでやられなければいいと思っていたし、全員が集中力を切らさずにやれた。良い内容とは言えないかもしれないけど、こういう試合で勝つことがアントラーズらしさでもあると思う。

【中村 充孝】
無失点で勝てたことは今後につながると思う。個人的には久しぶりの試合だったけど、結果を出せなかった。連戦なので、切り替えて頑張ります。

【山本 脩斗】
セカンドボールを拾われて押し込まれる時間もあったけど、しっかりと耐えることができればチャンスが来ることはわかっていた。夢生が良い時間帯に決めてくれた。初戦で失点ゼロに抑えて勝つことができて良かった。

【永木 亮太】
勝ちに行った試合で勝ち点3を取ることができてホッとしている。前半はセカンドボールを拾われてしまって、攻撃でも簡単にボールを失う場面が多かった。少し危ない場面もあったけど、後半は修正できたと思う。

蔚山現代戦


本日行われたAFCチャンピオンズリーグ2017 グループステージ 第1節 蔚山現代戦は2-0で勝利しました。

浦和、鹿島が共に快勝!幸先の良いスタートを切る!【サマリー:ACLグループステージ】

貴重な先制点を獲得した金崎

AFCチャンピオンズリーグが21日に開幕し、グループステージ第1節の試合が行われた。

グループFではアウェイに乗り込んだ浦和がウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)と対戦。前半はスコアレスで折り返したものの、後半に攻撃陣が一気に爆発した。56分に興梠 慎三のゴールで先制すると、その2分後には李 忠成が追加点。さらに68分には槙野 智章、終了間際には新加入のラファエル シルバにもゴールが生まれ、4-0の大勝で初戦を飾った。

グループEの鹿島はホームに蔚山現代を迎えた。前半は相手の堅い守りと鋭いサイド攻撃に苦しんだものの、後半は徐々に流れを取り戻し、64分にCKから金崎 夢生のゴールで先制に成功した。リードを奪って以降は完全にペースを掴み、82分に鈴木 優磨が追加点を奪取。終わってみれば2-0の快勝で、こちらも幸先の良いスタートを切っている。

AFCチャンピオンズリーグ グループステージ MD1
2017年2月21日(火)19:00KO カシマ

[ 石井 正忠監督 ]
まずはこのACLの初戦、非常に大事な試合に位置付けていました。本当に厳しい戦いになるというのは分かっていたんですけど、2-0という形で終われて本当に良かったと思います。

今日の試合、前半はやはり韓国のチームに対して、スピードであったり体のぶつかり合いであったり、そういうところに慣れるのに少し時間がかかったなという思いで見ていました。後半はある程度そういうところに慣れてきて、自分たちのサッカー、自分たちがボールを保持する時間を長くできるサッカーというのを見せられたんじゃないかと思います。最終的に無失点で終われたのも良かったと思っています。非常に今日は寒い中、たくさんのサポーターが見に来てくれましたけれど、その人たちのために選手は90分ファイトしてくれましたし、勝利をささげられて良かったと思っています。

--後半に攻撃的な中盤の選手を代えましたが、それは出来を見てそうしたのか、あらかじめ考えていたのでしょうか?
それは、出来を見ての方ですね。もう少しサイドからの攻撃を増やしたいという意図もありましたし、自分たちがもっともっと多くの時間、相手陣内でボールを保持するために、少し(中村)充孝とレアンドロのところでうまくコンビネーションの部分が前の選手と合っていないところがあったので、そのへんを改善するために2人を投入する形にしました。

--クォン スンテ選手の存在の大きさを感じたのではないでしょうか?
そうですね。コミュニケーションの部分ではまだ日本語が素早く出てこない部分があって、大変な部分もあると思うんですけど、プレーの部分に関しては日本に来てから高いものを見せてくれていると思うので、その辺りは今日も見せてくれたんじゃないかと思っています。

--FUJI XEROX SUPER CUP、AFCチャンピオンズリーグと2試合を勝ってJリーグの開幕を迎えますが、その影響については?
今日もスターティングメンバーを6人、この間のFUJI XEROX SUPER CUPから替える形になりました。前半はやっぱりサッカーの違いでうまく合わない部分もあったんですけど、それでも後半になってからはある程度落ち着いてプレーできたと思うので、こういうメンバーを替えた中でも非常に自分たちのサッカーができているということ、しかも結果が出ているということは、次のJリーグに向けてチームの仕上がり状況が良いと感じましたし、この2勝というのはJリーグにつながると思います。良い影響が出るんじゃないかと思っています。

AFCチャンピオンズリーグ グループステージ MD1
2017年2月21日(火)19:00KO カシマ

[ 金崎 夢生 ]
ホームでしっかり勝てたのが大きい。チーム的にも勢いづくと思うし、勝てて良かった。メンバーを替えてもやることは変わらないので、そういうのもチームとして出せたと思う。勝って勢いづくし、ACLとリーグで良い位置に行けるように頑張ります。口先じゃなくグラウンドで示せるように頑張ります。

得点の場面はあまり考えていないです。良いボールが来たので、頭で合わせただけです。2連勝は思った以上に大きいと思う。どの試合も気が抜けないので頑張ります。

[ 伊東 幸敏 ]
後半30分くらいに相手の足が入った感じです。そんなに時間はかからないと思います。すぐに治したいです。

前半は相手にセカンドボールを拾われたかなと思います。相手が適当に蹴ったボールもつながってしまっていた。相手の力強さについては予想していた通りでした。Jリーグでも韓国人の選手とやる機会はあったので、「特別感」はありませんでした。メンバーを入れ替えたので何が何でも勝ちたかった。(失点)ゼロで抑えられて良かったです。良い試合じゃないけれど、鹿島はこれでいいと思う。最後のところでやられなければと思っていました。センターバックもサイドバックも集中していたと思います。

--相手の運動量が落ちた?
うちは落ちない。大概のチームは途中から落ちてくる。前半を0-0でいければ、後半いけると思っていました。前半のうちに先制できればもちろん良いですけど、最悪前半は0-0でいいと思っていました。

--レアンドロとは?
守備で戻ってきてくれるけど、もうちょいお互いにどんなプレーヤーか知る必要があると思います。

[ 植田 直通 ]
大事な初戦を無失点で抑えられて良かったです。もっと足下に収めてくるのかと思ったけど、裏も狙ってきた。44番(イバン コバチェッチ)は結構サイドに行くこともあって、いろんな形があった。サイドバックに見させたり、声が出ていたのが良かったと思います。(クォン)スンテも徐々に上がってきていると思います。日本語を覚えてくれているし、レベルが上がってきている。レオ(シルバ)は自分たちのところに来る前にボールを取ってくれるし、あそこで組み立てもしてくれるので助かっています。

後半に反転攻勢。均衡を破ったのは頼れるエース、金崎夢生
前半終了間際にカウンターから絶好機を作ったもののシュートを打てないままホイッスルが吹かれると、鹿島の前線の選手たちはがっかりしたように膝に手をついた。蔚山に決定機は許さなかったものの、攻撃の歯車はかみ合わずシュートを打てない。前半は相手のシュート数が9本だったのに対し、鹿島は約半分の5本しかゴールを狙う形を作れなかった。

しかし、頼れるエースFWが均衡を破る。

64分、左CKを得ると、永木 亮太のキックに金崎 夢生がヘディングで合わせて先制点。「良いボールが来たので頭で合わせただけです」と謙遜したが、相手と競り合いながらゴール右隅にコントロールする素晴らしいゴールが決まった。

これで試合が大きく傾く。石井 正忠監督も積極的に選手交代。

「少し(中村)充孝とレアンドロのところで、コンビネーションの部分が前の選手と合っていないところがあったので、そのへんを改善するために2人を投入する形にしました」

サイドからの攻撃を増やし、相手を押し込みながら自分たちでボールを保持するため、中村とレアンドロに代えて土居 聖真と遠藤 康をピッチに送り込む。この交代によりサイドの主導権は鹿島が握るようになる。金 度勲監督も「失点してからは相手の長所であるサイドを突破されて負けてしまったと思います」と、失点後に流れが変わってしまったことを認めていた。

75分には遠藤が右サイドを突破して左ポストをかすめるシュートを放つ。次いで82分、ペナルティエリア右隅で相手を背負った金崎が、相手の頭越しにゴール前にパスを落とすと、脇を走り抜けた鈴木 優磨にピタリ。持ち出した鈴木は、追加点となる逆サイドネットを揺らすシュートを決めた。

FUJI XEROX SUPER CUPから先発を6人入れ替えて臨んだAFCチャンピオンズリーグ(ACL)初戦。前半は「韓国のチームに対してスピードであったり体のぶつかり合いであったり、そういうところに慣れるのに少し時間がかかったな、という思いで見ていました」と石井監督が振り返った通り、試合の流れに乗れず、味方同士のコンビネーションが合わない場面が多かったが、時間の経過とともに息が合うようになり、きっちり2-0で勝利を収めることができた。

特にACLでは韓国勢に苦戦が続いていた鹿島。前回出場した2015年もFCソウルに2連敗を喫しているように、対韓国勢2分4敗と6戦勝利から遠ざかっていた。そうした相手から勝点3を得られたことは大きい。

FUJI XEROX SUPER CUPから中2日という日程的な厳しさもあったため、メンバーを入れ替えながら戦い、勝点3を得られたことについて石井監督は高く評価した。

「メンバーを替えた中でも自分たちのサッカーができているということ、しかも結果が出ているということは、次のJリーグに向けてチームの仕上がり状況が良いと感じましたし、この2勝というのはJリーグにつながると思います」

鹿島がグループステージ初戦を勝利しときは、これまで100%で突破に成功している。さい先のよいスタートが切れた。

[ 文:田中 滋 ]

浦和に続く開幕勝利!!J王者・鹿島も金崎&優磨の2トップ弾でACL白星スタート
17/2/21 20:49


後半19分に先制点を決めたFW金崎夢生

[2.21 ACLグループリーグ第1節 鹿島2-0蔚山現代 カシマ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は21日、グループリーグ第1節を行い、昨季のJ1王者で2年ぶり7度目のACL参戦となる鹿島アントラーズはホームで蔚山現代(韓国)と対戦し、2-0で勝利した。後半19分にCKからFW金崎夢生が先制ヘッドを決めると、同37分にもFW鈴木優磨が追加点。この日、敵地でウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)を4-0で下した浦和に続いてJリーグ勢がACL初戦を白星で飾った。

 鹿島は18日の富士ゼロックススーパー杯・浦和戦(3-2)から先発6人を変更。DF伊東幸敏、DF山本脩斗の両サイドバック、MFレアンドロ、MF中村充孝の両サイドハーフのほか、MF永木亮太がダブルボランチ、鈴木が2トップの一角で今季公式戦初先発となった。連続先発はGKクォン・スンテ、DF昌子源、DF植田直通、MFレオ・シルバ、金崎の5人。浦和戦に先発したDF西大伍、MF土居聖真、MF遠藤康、MF小笠原満男、FWペドロ・ジュニオールはベンチスタートで、DF三竿雄斗はメンバー外だった。

 序盤は蔚山現代にボールを回される時間が目立った鹿島だが、守備陣が落ち着いて対応。前半7分、蔚山現代は左CKのチャンスでMFハン・サンウンが左足で巻いて蹴ると、ボールは直接ゴールマウスを捉えたが、クォン・スンテが弾き返し、ピンチを逃れた。

 鹿島は前半13分、レオ・シルバの縦パスをおさめた中村が横に流し、金崎が右足でミドルシュートを狙ったが、クロスバーを越える。その後もなかなか良い形でチャンスをつくれない昨季の2冠王者。蔚山現代は前半33分、ハン・サンウンの右FKにMFチョン・ジェヨンが頭で合わせたが、クォン・スンテがビッグセーブを見せ、ゴールを死守した。

 我慢の時間が続く鹿島も前半37分にカウンターから決定機。自陣でレオ・シルバがレアンドロにつなぐと、レアンドロが長い距離をドリブルで駆け上がり、パスを受けた鈴木が左足でシュートまで持ち込んだが、GKのセーブに阻まれた。前半アディショナルタイムにもカウンターから金崎が持ち上がり、ラストパスを受けたレアンドロがPA内に切れ込んだが、持ちすぎてシュートまで打ち切れなかった。

 スコアレスで折り返した後半開始直後の1分、蔚山現代はMFハン・スンギュの右足ミドルが右ポストを直撃。ヒヤリとさせられた鹿島は後半10分、永木の右CKに植田が頭で合わせると、相手選手に当たったセカンドボールを伊東が狙うが、ゴール上へ。同15分には金崎が鈴木とのワンツーから左足でシュートを打ったが、これもDFのブロックに阻まれた。

 膠着状態が続く中、遠藤、土居の投入準備を進めていた鹿島だが、後半19分、セットプレーを生かして先制に成功した。左CKから永木がゴール前に蹴り込むと、金崎が競り勝ち、ヘディングシュートをゴール右上隅に叩き込んだ。

 先制直後の後半20分から中村、レアンドロに代わって土居、遠藤がピッチに入ると、同30分、右サイドのスローインを受けた鈴木が短くつなぎ、PA内右のゴールライン際から遠藤が左足でシュート。角度のない位置から巻いて狙ったが、わずかにゴール左に外れた。

 それでも後半37分、右サイドからのスローインを金崎が胸トラップし、ゴールに背を向けた状態で自分の頭上を越す浮き球のパス。これに反応した鈴木が右足でゴール左隅に流し込み、2-0と勝利を決定づけた。金崎&鈴木の2トップがそろい踏み。後半41分から伊東に代えて西を投入し、逃げ切り態勢に入ったJリーグ王者がホームでの初陣を完封勝利で飾り、白星発進した。

(取材・文 西山紘平)

「鈴木じゃなかったらもっと良かった」1G1Aの金崎、“阿吽のアシスト”をはぐらかす
17/2/21 22:06


アシストしたFW鈴木優磨に“蹴り”を入れるFW金崎夢生

[2.21 ACLグループリーグ第1節 鹿島2-0蔚山現代 カシマ]

 エースの1ゴール1アシストでJリーグ王者が白星発進した。鹿島アントラーズは後半19分、MF永木亮太の左CKにFW金崎夢生が頭で合わせ、先制点。同37分には右サイドからのスローインを胸トラップした金崎がゴールに背を向けた状態で自分の頭上を越す浮き球のラストパスを通し、FW鈴木優磨の追加点をアシストした。

 試合後のヒーローインタビューで自身の活躍を聞かれた金崎は「それよりホームで、ACLでしっかり勝てたのが大きい」と力説。18日の富士ゼロックススーパー杯・浦和戦(3-2)から先発6人を入れ替えた中での公式戦連勝に「メンバーを入れ替えている中での2連勝は、思っている以上に大きい」と胸を張った。

 高い打点で相手に競り勝ったヘディングシュートはもちろん、アシストも技ありだった。まるで背中に目があるかのように、自身の背後に走り込む鈴木の動き出しにピンポイントで合わせた。

「(得点者が)鈴木じゃなかったらもっと良かった。違う選手だったら良かった。鈴木だと分かっていたら出してない」。プレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれ、試合後は記者会見にも臨んだ金崎。アシストに関する報道陣の質問には冗談交じりにはぐらかした。

 可愛い後輩との“アベック弾”にも「何とも思ってません」と素っ気なかったが、お膳立てを受けた鈴木は「俺は(金崎)夢生くんを見てプレーしているし、分かり合っているところがある。いいパスをくれた」と素直に感謝していた。

 富士ゼロックススーパー杯、ACL開幕戦と大事な2連戦を連勝で飾り、中3日の25日にはJ1開幕戦を迎える。連覇を目指すリーグ初戦の相手は今オフに大型補強を敢行したFC東京。金崎は「勝って勢い付いて、JリーグとACLでいい位置までいけるように。口先だけでなく、しっかりグラウンドで示せるように頑張ります」と強い決意を口にした。

(取材・文 西山紘平)

プレシーズンから7戦7発でも物足りない?鹿島FW鈴木優磨「7戦10発なら違うけど…」
17/2/21 22:24


後半37分、FW鈴木優磨が右足で追加点を決める

[2.21 ACLグループリーグ第1節 鹿島2-0蔚山現代 カシマ]

 プレシーズンを含めた7戦7発にも満足はしなかった。鹿島アントラーズは1-0の後半37分、FW金崎夢生からの浮き球のパスに走り込んだFW鈴木優磨が右足でゴール左隅に流し込む追加点。18日の富士ゼロックススーパー杯・浦和戦(3-2)の決勝点に続く公式戦2試合連続ゴールとなった。

「最初はダイレクトで打とうか迷ったけど、トラップしてからタイミングをずらして、(シュートが)いいところに行ってくれた」

 タイで行われたアジアチャレンジ、DAZNニューイヤー杯宮崎ラウンド、いばらきサッカーフェスティバルと、プレシーズンは5試合に出場して計5得点。公式戦連発を含め、これで今季は7戦7発となったが、「1試合1点の計算なので。7戦10発とかならまた違うけど……」と、表情は浮かなかった。

 脳裏をよぎったのは前半37分のシーンか。カウンターからチャンスをつくり、MFレアンドロのパスを受けてフィニッシュまで持ち込んだが、左足のシュートはGKに阻まれた。「あと2点くらい決められた。前半で勝負を決められたと思う」と、前半の逸機を悔やんだ。

「1試合1点ではなく、複数得点を取りたい。複数得点を取れれば(周りの)見方も変わる。そこが攻撃の課題」。そう貪欲に話す鹿島の新9番は公式戦3戦連発がかかる25日のJ1開幕戦・FC東京戦(カシマ)に向け、「FC東京は浦和とも今日の相手とも違う。相当の勢いを持ってくると思う」と、気を引き締めていた。

(取材・文 西山紘平)

「こういう雰囲気は好き」キャプテンマーク巻いた鹿島MF永木、ACL初陣で決勝アシスト
17/2/21 22:44


中盤で体を張るMF永木亮太

[2.21 ACLグループリーグ第1節 鹿島2-0蔚山現代 カシマ]

 キャプテンマークを巻いた背番号6の右足が先制点をもたらした。鹿島アントラーズは18日の富士ゼロックススーパー杯・浦和戦(3-2)から先発6人を変更。MF小笠原満男に代わってダブルボランチの一角で先発したMF永木亮太がキャプテンマークも引き継いだ。

 セットプレーのキッカーも務めた永木は後半19分、左CKから右足でゴール前に蹴り込み、FW金崎夢生の先制ヘッドをアシスト。「狙うところはチームとして決まっているけど、キーパーを外すようにマイナスに蹴ったら(金崎)夢生がうまく入ってくれた」。昨季から鹿島に加入した永木にとっては初のACL。「また一ついい経験ができたし、勝ちに行って勝てたので満足している」と胸を張った。

「去年、クラブW杯も経験して、特別感はなかったけど、こういう雰囲気は好きなので」。フィジカルを前面に押し出す韓国のチーム相手に中盤で体を張り、球際でも競り負けなかった。「不運もあって、セカンドボールがほとんど相手に転がった」と、苦しい時間帯もあったが、最後のところでしっかり跳ね返し、完封勝利を飾った。

「初戦なので勝ちたかった。ACL優勝を目指すうえで初戦は大事。ホームゲームは今年初めてで、その中で勝ちたかった」。中3日の25日には再びカシマスタジアムでJ1開幕戦・FC東京戦を迎える。ターンオーバーしながらの公式戦連勝。昨季の2冠王者が勢いに乗ってリーグ連覇への戦いをスタートさせる。

(取材・文 西山紘平)

ACL初優勝を狙う鹿島、金崎&鈴木のゴールで蔚山撃破…大事な初戦を制す

鹿島が2発快勝で白星発進を飾った [写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージ第1節が21日に行われ、鹿島アントラーズと蔚山現代(韓国)が対戦した。

 昨季のJ1リーグを制し、通算タイトル獲得数を「19」に伸ばした鹿島。だが、ACLでは未だに優勝を経験したことがなく、悲願のアジア制覇に挑む。ホームで迎える大事な初戦には、DF昌子源やMFレオ・シルバ、MF永木亮太、FW金崎夢生、FW鈴木優磨らが先発起用された。


鹿島の先発メンバー [写真]=Getty Images

 立ち上がりはゲームが落ち着かない時間が続いたが、10分を過ぎると鹿島がボールを保持してチャンスをうかがう展開となる。13分にはペナルティエリア内左で縦パスを受けた中村充孝の落としから金崎が狙ったが、シュートは枠の上。直後の15分には左CKに山本脩斗が頭で合わせたが、ここはGKに阻まれた。

 鹿島が先制のチャンスを逃すと、試合は再び一進一退の攻防となる。33分、蔚山現代は右サイドで得たFKをハン・サンウンがゴール前に蹴り込み、チョン・ジェヨンがヘディングで合わせる。シュートは枠の左下へ飛んだが、GKクォン・スンテが好セーブで凌いだ。このままスコアレスで前半を折り返す。

 後半開始早々の46分、蔚山現代はゴールからやや距離のある位置からハン・スンギュが右足を振り抜くと、無回転のボールが枠の右上へ飛んだが、惜しくもポストを直撃した。

 試合が動いたのは64分。永木が蹴った左CKに中央の金崎が頭で合わせると、このシュートがゴール右上に吸い込まれ、鹿島が先制に成功した。さらに82分、金崎からのパスでエリア内右に抜け出した鈴木が右足のシュートをゴール左に流し込み、リードを2点に広げた。


鈴木はゼロックス杯に続いて2試合連続ゴールを挙げた [写真]=Getty Images

 試合はこのままタイムアップ。鹿島が2-0で蔚山現代を下して大会白星スタートを切った。

 次節、鹿島は28日に敵地でムアントン・ユナイテッド(タイ)と、蔚山現代は同日にホームでブリスベン・ロアー(オーストラリア)と対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 2-0 蔚山現代

【得点者】
1-0 64分 金崎夢生(鹿島)
2-0 82分 鈴木優磨(鹿島)

1ゴール1アシストでMOMの金崎「口先だけでなくグラウンドで示す」

1ゴール1アシストの活躍を見せた金崎夢生(右)[写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージ第1節が21日に行われ、鹿島アントラーズは2-0で蔚山現代(韓国)を下し、白星スタートを切った。

 鹿島は64分にCKからFW金崎夢生が先制ゴールを挙げると、終盤の82分には金崎のパスからFW鈴木優磨が貴重な追加点をマーク。守ってはGKクォン・スンテを中心に相手に反撃を許さず、完封勝利で勝ち点3を獲得した。

 1ゴール1アシストの活躍でこの試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出された金崎は、試合後のインタビューで次のように語った。

「とにかくホームで、ACLでしっかり勝てたのが大きいです。JリーグとACLでいい位置までいけるように頑張ります。口先だけでなく、しっかりとグラウンドで示せるように頑張ります」

 鹿島は25日に2017明治安田生命J1リーグ開幕節でFC東京と対戦。その後、28日にACLグループステージ第2節でムアントン・ユナイテッド(タイ)と対戦する。

【ACL】金崎&鈴木が爆発! 鹿島が2年連続のCWC出場へ好スタート!
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年02月21日


金崎が1得点・1アシストの活躍。


1得点・1アシストの活躍で勝利に貢献した金崎。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[ACL1節]鹿島 2-0 蔚山/2月21日/カシマ

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1節・鹿島アントラーズ対蔚山現代が2月21日、県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、2対0で鹿島がグループリーグ初戦を白星で飾った。

 鹿島は2トップに金崎夢生と鈴木優磨を起用。その2トップが結果を残した。0対0で迎えた64分、まずは永木亮太の蹴ったCKを金崎が打点の高いヘッドで押し込み、鹿島が先制する。

 さらに終盤の82分には、金崎のラストパスを受けた鈴木が右足で追加点を叩き込む。

 守っても最後まで蔚山にゴールを許さず、鹿島が無失点勝利。2年連続のクラブ・ワールドカップ出場へ、2-0の快勝で幸先のいいスタートを切った。

【鹿島】絶妙アシストの金崎。笑顔で「鈴木じゃなかったら、もっと良かった」
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年02月21日


2点目のアシストは狙い通り? との質問に対して…。


いばらきフェスティバルの水戸戦に続き、金崎は鈴木に今季二度目のお膳立て。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[ACL1節]鹿島 2-0 蔚山/2月21日/カシマ

 アジアの頂点を目指す戦いは、ふたりの役者が揃い踏みで幸先の良い船出となった。

 ACLグループリーグの初戦、蔚山現代戦で鹿島アントラーズは2-0と快勝。その勝利の立役者となったのが、2トップのふたり。金崎夢生と鈴木優磨だ。64分に金崎が先制点を挙げれば、82分にはその金崎からの絶妙なループパスを受けた鈴木が追加点。文字通り、点取り屋のふたりがゴールで結果を残した。

 試合後、1得点・1アシストをマークした金崎が報道陣の質問に応える。
――2点目のアシストは狙い通り?
 鈴木じゃなかったら、もっと良かった(笑)。違う選手だったらもっと嬉しかったね。

――あの場面で鈴木君は見えていた?
 鈴木じゃないと思っていました(笑)。

 金崎から鈴木へのアシストは、いばらきフェスティバルの水戸戦に続き、今季公式戦で早くも二度目だが、息の合ったコンビネーションは昨季終盤からたびたび見せてきている。急速に台頭してきた後輩の鈴木に関する、こうした物言いも、金崎なりの愛情表現と言えるだろう。

――やはり鈴木君の活躍は刺激になる?
 なんとも思ってません(笑)。

 今季、ふたりのホットラインが何度見られるのか。金崎の口から鈴木をイジる言葉が飛び出せば飛び出すほど、鹿島の調子は上がっていくに違いない。

【鹿島】先発起用に一発回答! これで7戦7発の鈴木は「複数得点したい」と貪欲にゴールを求める
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年02月21日


「守備のところでしっかりやれれば、自分は出られると思っている」


ゴール後は、両手を両耳にかざしてサポーターの声援を浴びるゴールパフォーマンスを披露。これで7戦7発。点取り屋として貫禄が出てきた。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 ノッている男が、またもや結果を出した。

 先日のゼロックスやプレシーズンマッチを含め、ここまで6戦6発。途中出場が多く、切り札として活躍を見せてきた鈴木優磨だが、この日は満を持してスタメン出場を勝ち取る。

 そして1-0で迎えた82分、勝負を決定づけるゴールをその右足で流し込んだ。

 金崎夢生からの背中越しのパスを、エリア内で受ける。「ダイレクトか、トラップか迷ったけど、トラップしてからタイミングを外して」放ったシュートは、逆サイドのネットを見事に揺らしてみせた。

 前半にもカウンターから決定機を迎えていた。GKに止められたとはいえ、鮮やかなフェイントでDFをかわし、左足で放ったシュートは悪くなかったが、「(狙いどおりに)打てていないから、入らなかった」。しかし、後半のビッグチャンスは確実にモノにして、周囲の期待に応えてみせた。

 これで7戦7発。決定力の高さは群を抜いているが、本人に慢心は一切ない。どこまでも貪欲にゴールを求めている。

「今は、1試合で1得点という計算なんで。これが7戦10発とかなら、また違うと思うけど。1試合・1ゴールじゃなくて、複数得点したい。それができれば、(周りの)見方も変わってくると思う。そこが攻撃の部分での課題」

 一方、守備の課題は「切り替えの部分」と本人は以前、話していたが、試合を重ねるごとに、意識は高まっているようだ。

「石井監督は、攻撃の部分はある程度、自由にやらせてくれるので。守備のところでしっかりやれれば、自分は出られると思っている。そこは今日も意識していた」

 攻守両面で存在感を増しつつある背番号9は、今週末のリーグ開幕戦でも暴れまくってくれそうだ。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【鹿島】ビッグセーブ連発の新GKクォン・スンテ「これからが本当に楽しみ」とさらなる活躍に自信
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年02月22日


驚異的な反射神経で二度のピンチを救う。


絶大な存在感でゴールを死守したクォン・スンテ。試合を重ねるごとにパフォーマンスは向上しているが、本人は「もっともっといける」と語る。本領発揮はこれからのようだ。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)


試合を通じて安定したキャッチングを披露。二度のビッグセーブでピンチを切り抜けるなど、1得点・1アシストでMOMの金崎に負けず劣らずの活躍ぶりだった。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)


 ホームで迎えた蔚山現代とのACL初戦で、リーグ王者の鹿島はエースの金崎夢生、新背番号9の鈴木優磨のゴールで2-0の勝利を掴み取った。

 攻撃陣の活躍が際立つゲームではあったが、”ゼロ”で抑えた守備陣、とりわけGKクォン・スンテのハイパフォーマンスがなければ、盤石の完封勝利もなかっただろう。

 少なくとも、二度の決定的なピンチを見事なセービングで防ぎ切ってみせた。

 一度目は、33分の場面。FKをゴール前に放り込まれ、チョン・ジェヨンに決定的なヘディングシュートを打たれるも、身体を倒しながらストップ。キャッチはできなかったが、弾いたボールはポストに当たって転がり、味方がクリアした。

 驚異的な反射神経で事なきを得たが、本人は課題を口にする。

「自分としては、惜しかった、というところですね。カシマスタジアムでのゲームは今回が初めてで、ピッチ状態もそこまで把握できていなかった。ポストに当たってくれましたけど、弾くところでミスがありました。もっとしっかりと弾いて、セカンドボールを詰められないような止め方をしなければ」

 二度目は、65分の場面。金崎のゴールで先制した直後、全北現代時代のチームメイトだった相手の10番、イ・ジョンホにエリア内で強烈なシュートを浴びたが、これも確実に両手で止めてみせた。

 決められていてもおかしくないシーンだった。しかし、気迫でゴールを死守する。

「相手との駆け引きもあったなかで、なにがあっても、どんなボールでも止めなければいけないという気持ちでした」

 その他でも、ハイボールの処理はほぼパーフェクトで、最後方からチームに安心感を与え続けていた。

「試合をやればやるほど、身体もでき上がってくるはず。さらにチームに貢献できるように頑張っていきたい」

 Kリーグで3年連続ベストイレブンに選ばれた実力は伊達じゃない。昨季は全北現代でACLを制し、アジアの戦いを熟知する。早くも絶大な存在感を見せているクォン・スンテだが、本領を発揮するのはこれからだ。

「まだまだ、自分の中では足りないと思っています。これからが本当に楽しみ。もっともっといける」

 蔚山現代戦の完封劇はまだまだ序の口と言わんばかりの、自信に満ち溢れた表情を残して、新守護神はミックスゾーンを後にした。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


「いつも夢生くんを見てプレーしているし、合っている部分もあると思う」と語る優磨である。
夢生の存在は悠真の成長の大きく影響を及ぼしておる。
そう名を挙げられた夢生は、「鈴木じゃなかったら、もっと良かった(笑)」と茶化す。
二人の信頼関係が伝わってきて嬉しい。
今季は、二人のハーモニーが多く奏でられるのではなかろうか。
また、多くのセーブでチームを救ったクォン・スンテは、「まだまだ、自分の中では足りないと思っています。これからが本当に楽しみ。もっともっといける」と言う。
ACL王者の経験は頼もしい。
まずは初戦を勝利で飾った。
アジアの頂点に向けて大きな一歩である。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

ACL GS 蔚山

夢生と優磨のアベック弾。

優磨、自分が点を取って勝つ

鹿島鈴木ACL1号はオレッ!絶好調男は先発濃厚
[2017年2月21日7時30分 紙面から]


気迫のこもった表情で練習を行う鹿島FW鈴木(撮影・鎌田直秀)


鹿島の予想スタメン


 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に2年ぶり6度目出場の鹿島アントラーズは、今日21日の1次リーグ初戦で蔚山(韓国)と本拠カシマスタジアムで対戦する。今季初の公式戦となった18日の富士ゼロックス・スーパー杯浦和レッズ戦で決勝ゴールを決めたFW鈴木優磨(20)は先発出場が濃厚。「スーパーサブ」脱却へ、先制ゴールを挙げての白星発進を誓った。20日は、茨城・鹿嶋市内で約1時間半の前日練習を行った。

 ACL1号は俺が取る。鈴木は冒頭15分のみ公開された練習から、気迫のこもった表情を見せた。セットプレーの連係確認では主力組に入ったもよう。先発定着を今季目標に掲げているだけに「監督に先発で考えてもらえるように結果を残したい。FWとして自分が点を取ってチームの勝利を導きたい。先制点が大事だと思う」。練習試合を含めて今季出場7戦8発と絶好調だが「スーパーサブ」に納得はしていない。

 高卒新人だった15年のACLは、1度もメンバー入りできずに、1次リーグ敗退の悔しさを味わった。「高ぶっています」と、自身初舞台を心待ちにする。すでに、チームで蔚山の情報は映像で確認。昨季は全北(韓国)でACLを制覇しKリーグで対戦経験のあるGKクォン・スンテからは、選手それぞれの特徴も伝授されている。「韓国人は球際が強いので、気持ちが大事」と意気込む一方で、「相手のガツガツ来るタイミングを外せれば、崩せる」と、得点イメージも頭に描いている。

 昨年のクラブW杯で注目を浴びたロナルドをまねたゴールパフォーマンスも、本拠で初披露できる好機になる。【鎌田直秀】

 ◆今季のACL 1次リーグは出場32チームを8組に分け、ホームアンドアウェー方式で各組総当たりのリーグ戦を行う。A~D組が西地区、E~H組が東地区のクラブで構成。各組上位2チーム(計16チーム)がホームアンドアウェー方式で行われる決勝トーナメントに進出。1回戦から準決勝までは東西の地区クラブ同士が対戦。決勝は11月18、25日。優勝すればアラブ首長国連邦(UAE)で12月6日に開幕するクラブW杯の出場権を獲得する。

鹿島、蔚山迎え撃つ!鈴木優が“虎狩り”に自信「高ぶる」/ACL

前日会見に臨んだ鹿島の石井監督(左)と植田は、初戦必勝を誓った (撮影・一色伸裕)

 アジアクラブの頂点を争うアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は21日、1次リーグ初戦が行われる。9年ぶりの優勝を目指す日本勢は昨季J1王者の鹿島と浦和、川崎、G大阪が出場する。1次リーグE組の鹿島は20日、初戦の蔚山(韓国)戦に向け鹿嶋市内で最終調整。FW鈴木優磨(20)は“虎狩り”に自信をのぞかせた。同F組の浦和も敵地でのウェスタンシドニー(豪州)戦に向け、試合会場で汗を流した。

 鹿島の“金狼”FW鈴木が、アジアの虎(蔚山の象徴)に襲いかかる。

 「気持ちは高ぶっている。自分が点を取って勝つ」。突風吹き荒れる鹿嶋の地で新9番が、堂々の得点宣言だ。

 このオフ、神戸からブラジル人FWペドロジュニオールが加入。激化する定位置争いの中で、テストマッチでは不慣れな中盤のサイドや控えに回ることが多くなっていた。しかし、ここで結果を出すのが大物の証し。途中出場が増えてもプレシーズンマッチなど直近の試合では6戦6発の活躍。大黒柱FW金崎も「今年は鈴木の年だよ」と舌を巻く存在感だ。

 冒頭15分以外非公開となった前日練習。関係者によると、鈴木は主力組で金崎と2トップを組み汗を流した。このコンビでの先発は、昨年11月12日の天皇杯4回戦(対神戸◯2-1)以来。アベック弾に至っては、同6月11日の第1ステージ浦和戦(◯2-0)までさかのぼり、鈴木は「(2人で得点を)決めたいですね」と先輩の奮起も促した。

 「先制点が重要。韓国チームとの試合は荒れるから、先制して気持ちに余裕を持ってやりたい」。自身初となるアジアの舞台で、若きストライカーがゴールに向かう。 (一色伸裕)

データBOX
 鹿島のACLでの韓国勢との対戦は、2010年の浦項戦から2分け4敗。

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)
 アジア各国から32クラブが参加し、アジア王者を決定する大会。1次リーグは8組に分かれて行われ、各組上位2チームが決勝トーナメント(T)に進む。決勝Tは全戦ホームアンドアウェー方式で、決勝は11月18、25日。優勝チームは賞金300万ドル(約3億3900万円)とクラブW杯出場権を得る。昨季優勝は全北(韓国)。日本勢では2007年に浦和、08年にG大阪が優勝している。

鹿島 FW鈴木“一発回答”宣言 定位置確保弾だ

蔚山戦に向け最終調整するFW鈴木
Photo By スポニチ


 21日に行われる鹿島のACL1次リーグ初戦・ホーム蔚山(韓国)戦で、FW鈴木が先発する可能性が高まった。

 今季これまで練習試合を含めて6戦6発と絶好調。それでも選手層の厚い前線の選手の中で、先発の座は奪い切れていない。20日の非公開練習後に「スタメンで出たら、またスタメンで考えてもらえるような結果を残す」と石井監督への“一発回答”を宣言した。

 ハートは熱く、頭は冷静に戦う。球際の激しい韓国のクラブが相手だけに「結構、荒れた試合になるイメージ。ケガをしないためにはパスを離すタイミングも大事。いかに早く先制点を取って気持ちに余裕ができるか」と分析。定位置確保へ結果にこだわる。
[ 2017年2月21日 05:30 ]

【鹿島】“6戦6発男”鈴木優磨でアジア制す
2017年2月21日6時0分 スポーツ報知


ACL蔚山現代戦に向け、会見に臨む鹿島の石井監督(左)と植田

 ◆アジア・チャンピオンズリーグ 第1節 ▽1次リーグE組 鹿島―蔚山現代(21日・カシマスタジアム)

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグが21日、各地で開幕する。鹿島は20日、蔚山現代(韓国)戦に備え、茨城・鹿嶋市内で冒頭15分公開の非公開練習を行った。ここまで6戦6得点のFW鈴木優磨(20)が2トップの一角で大会初先発することが有力。さらにゼロックス・スーパー杯浦和戦(18日・日産ス)から6人の先発メンバーを入れ替えるなど、総力戦で初のアジア制覇を実現させる。浦和はアウェーでWシドニー(オーストラリア)と対戦する。

 アジア初制覇への第一歩を気持ちの強いFW鈴木に託す。初戦の蔚山現代戦で、石井正忠監督(50)は中2日の体調面を考慮し、18日のゼロックス杯から先発6人を入れ替える見込み。ACL初出場でFW金崎と2トップを組む鈴木は「先制点が非常に大事になる。出たら自分が点を取って勝ちたい。気持ち? 高ぶっていますよ」と意気込んだ。

 鹿島にとって重い初戦になる。前身のアジアクラブ選手権を含めACLに過去9回出場し、最高は08年のベスト8。国内ではJリーグ8度、ナビスコ杯6度、天皇杯5度優勝し、主要3大会でJ最多優勝を誇るが、ACLは一度もタイトルを手にしたことがない。MF小笠原は「戦えない選手が1人でもいると勝てない」と分析するが、鈴木も「気持ちの部分が大事」と覚悟してピッチに向かう。

 昨季王者の全北現代(韓国)から移籍加入のGKクォン・スンテは惜しみなく蔚山情報をチームに伝えたという。「先制したら守備を堅くしてくる。まずは先制を許さないこと」と注意を呼びかけ、さらにACLで結果を残す韓国勢との違いも指摘。「韓国はプレーが汚いと言われているかもしれないけど、何が何でも勝つという気持ち。文化の違いもある」とメンタル面の差を強調した。

 鈴木のほかにMF永木、DF伊東らが初めてACLのピッチに立つことになる。ただ、昨年準優勝したクラブW杯で「知らない相手に対しての試合運び、やり方を経験できた。自信を持ってやれるし、W杯の経験を生かさないといけない」とDF山本。前回出場した15年大会は1次リーグ敗退したこともあり、石井監督は「今年はこのタイトルを取るという意気込み」と言い切った。10回目のアジア挑戦。苦い経験から学んだことを、初戦からぶつけていく。(内田 知宏)


先発起用が予想される鈴木優磨である。
今季、PSMから6試合6ゴールとノリにノっている旬の男が、この大事なACL初戦でも結果を出す。
「気持ちは高ぶっている。自分が点を取って勝つ」と言い切る姿が頼もしい。
2017年初のカシマスタジアムにて、例のゴールパフォーマンスを披露することが出来るであろうか。
活躍を期待しておる。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

団結力を高め、初戦突破を狙う

鹿島 初制覇へ闘志 ACL21日開幕
堅守速攻、好発進狙う


ボール回しで調整する鹿島の山本と鈴木(右から)=鹿嶋市内

サッカーのアジアクラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は21日、各地で1次リーグ第1戦を行う。2年ぶり出場のE組・鹿島は初制覇を目指し、本拠地のカシマスタジアムで蔚山(うるさん)(韓国)と対戦する。まずは堅い守りと速攻で初戦突破を狙う。キックオフは午後7時。

鹿島は18日に富士ゼロックス・スーパーカップで浦和と対戦し、頂点に立った。中2日の過密日程を乗り切るため、石井監督は「選手のコンディションも考え、メンバーを変更していく」と、浦和戦とは先発を一部入れ替えることを示唆した。

2トップの一角には浦和戦で途中出場し、決勝ゴールを挙げた鈴木が入りそう。プレシーズンマッチから高い決定力を見せ、好調の鈴木は「自分が点を取って勝つ」と、気合が入る。

GKは浦和戦に続き、権純泰が濃厚だ。昨季まで全北(韓国)に所属していたため、相手の特徴も把握。「蔚山は先制すると守りを固めてくるので、先制点を与えないことが大事」と、守護神としての頼もしさを見せる。鹿島は権純泰を中心に手堅く守り、鋭い速攻から得点のチャンスを広げたい。

2年前は初戦を落としたことが響き、1次リーグリーグ敗退に終わった。アジアでの戦いの厳しさを痛感している昌子は「初戦の大事さはみんな分かっている。チームとしての強みを見せていきたい」と団結力を高め、初戦突破を狙う。

(藤崎徹)



ACL初戦・蔚山戦について取材する茨城新聞の藤崎記者である。
「堅い守りと速攻で初戦突破を狙う」と記す。
その戦術を体現するメンバーはスーパー杯より入れ替えが行われる模様。
藤崎記者の予想では、右SBにユキ、左SBに脩斗、ボランチに永木、右サイドにレアンドロ、左サイドにアツ、センターFWに優磨と6人が先発するとのこと。
これは期待の高まるメンバーと言えよう。
アツのテクニックとレアンドロの決定力で攻撃力を増したい。
アジアを制する戦いがいよいよ始まる。
気を引き締めてスタジアムに向かいたい。
楽しみである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

クォン・スンテ、自分が戦ったときはほとんど負け知らず

鹿島・権純泰、蔚山の情報任せろ「ほとんど負け知らず」/ACL
 アジアクラブの頂点を争うアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は21日、1次リーグ初戦が行われる。鹿島のGK権純泰が必勝を期した。21日の相手は母国韓国の蔚山。このオフ、昨季のアジア王者・全北から加入した権純泰は「自分が戦ったときはほとんど負け知らず。昨年も3戦2勝1分けだった」と蔚山との相性のよさをアピールした。蔚山の特徴などの情報は細かくスタッフに報告。石井監督は「権純泰に多くのことを聞いた。それを生かしたい」と話した。


蔚山との対戦に対して「ほとんど負け知らず」とコメントしたクォン・スンテである。
これは頼もしい。
未知の相手と戦うことの多いACLであるが、その初戦の相手をよく知る選手が見方におるというのは大いなるアドバンテージである。
石井監督も「クォン・スンテに多くのことを聞いた。それを生かしたい」と言う。
情報戦は一歩優位というところか。
また、この戦いに勝利し、スンテの名を韓国に届けたいところ。
楽しみな一戦である。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

泥臭い存在になる覚悟を貫く昌子が、難攻不落の城壁の門番になる

【THE REAL】2017シーズンへの覚悟・その1…鹿島アントラーズ・昌子源が受け取ったメッセージ


■メンバー構成に見るクラブからのメッセージ

クラブからのメッセージを感じずにはいられなかった。オフの補強もひと段落して、新たなシーズンに臨むチームメイトたちの顔ぶれを見たとき、鹿島アントラーズのDF昌子源は武者震いを覚えている。

「センターバックで(24歳の)僕が最年長ですからね。試合数も一番多いし、年齢も一番上やし、と考えると自然と責任感というものが出てきますよね」

鳥取県の私立米子北高校から2011シーズンに加入。4年目の2014シーズンからセンターバックに君臨し、翌2015シーズンからは歴代のディフェンスリーダーが背負ってきた「3番」を託された。

常勝軍団の最終ラインを支える覚悟と責任感を抱きながら、もちろんこれまでもプレーしてきた。2シーズン連続の無冠に終わった2014シーズンには、こんな言葉を残してもいる。

「強い鹿島じゃなくなってしまったのは、言うたら僕たちの責任だと思っている」

最終ラインを10年間も支えた岩政大樹(現東京ユナイテッドFC)は、2013シーズンのオフに退団した。黄金世代の一翼を担った中田浩二氏も、35歳だった2014シーズン限りで現役に別れを告げた。

昨シーズンを振り返れば、ファーストステージ終了後に33歳だった青木剛がサガン鳥栖へ完全移籍。韓国代表としてワールドカップ・ブラジル大会に出場した、27歳のファン・ソッコもオフに退団した。


最終ラインを支える責任感は年々増す
(c) Getty Images


一方でアントラーズはこのオフ、近年にない積極的な補強を行った。たとえば不動のキャプテン、37歳の小笠原満男とポジションが重なるボランチにレオ・シルバ(アルビレックス新潟)が加わった。

小笠原と同期のプロ20年目、曽ヶ端準が獅子奮迅の活躍を演じてきたGKには、韓国代表の守護神クォン・スンテ(全北現代)を獲得。最前線ではペドロ・ジュニオール(ヴィッセル神戸)が早くも存在感を放つ。

サイドハーフにブラジル代表歴をもつレアンドロが、左サイドバックには左利きの三竿雄斗(湘南ベルマーレ)が加わったが、センターバックだけは補強の対象ポジションとはならなかった。

■25歳になるシーズンで託された伝統のバトン

24歳の昌子とコンビを組むのは、リオデジャネイロ五輪代表にも選出された5年目の22歳・植田直通。21歳のブエノ、19歳の町田浩樹、ボランチながらセンターバックもできる20歳の三竿健斗が控える。

昌子自身は「僕らのところだけ(層が)薄くなったからね」と、思わず苦笑いを浮かべた。それでも、センターバック陣の顔ぶれが何を意味しているのかを、誰よりも重く受け止めているのもまた昌子となる。

「ブエノもマチ(町田)もいいものをもっているし、実際、身長は僕が一番低い。普通に考えたら僕の背中が一番狭いということになるし、正直言えば安心はしていない。練習から緊張感をもって臨んでいるけど、そのなかでも自分が引っ張らなあかんと思っている」

アントラーズは高卒の有望株を何年間かレジェンドたちとプレーさせて、次代の主軸へと成長させてきた。そのなかで同期入団のMF柴崎岳が、7年目のシーズンを前にスペイン2部のテネリフェへ完全移籍した。

これまでを振り返れば、DF内田篤人(シャルケ)、FW大迫勇也(ケルン)、そして柴崎がアントラーズでキャリアを重ねながら、クラブ側がバトンを託す前にヨーロッパへ新天地を求めていった。

昌子自身もごく近い将来に、ヨーロッパでプレーするかもしれない。それでも特に昨シーズンのパフォーマンスとピッチの内外における言動が、次代のリーダーを任せるのにふさわしいと判断されたのだろう。


まずはチームのために…と思えるようになった
(c) Getty Images


実際、秋田豊や岩政が背負った「3番」を託されてから、昌子は「もう若手じゃない」という言葉を幾度となく口にしてきた。天皇杯決勝を制した元日には、成長という言葉に対して持論も展開している。

「目の前の試合で自分が一番いいプレーをしようとは思わず、チームが勝つために何をしなければいけないのかを考え抜いた結果が、自分のいいプレーにつながっている。まずチームのために、と思えるようになったことはすごくいいことなんじゃないかと思う」

■自信を打ち砕かれては立ちあがっていった日々

昨シーズンまでの6年間で、J1で通算107試合に出場してきた。もっとも、最初の3年間はわずか13試合しかピッチに立っていない。昌子自身も「あのころはヒヨッ子だったからね」と笑い飛ばす。

「(岩政)大樹さんや(中田)浩二さんに、何回同じことを言われたか。何回同じミスをするねん、何でそこでそんな(余計な)足が出るねんと。僕としては『いやぁ』と言うしかなかったですよね」

夢と希望を抱いて加入した2011シーズン。現役時代はアントラーズのセンターバックとしてプレーし、前年に引退していた大岩剛コーチにいきなり厳しい言葉を投げかけられた。

「高校生のときにできていたことは、プロの世界では通用しないぞ」

高校に入ってフォワードからセンターバックに転向した。キャリアは浅かったが、高校3年の春にはU‐19日本代表候補に名前を連ねるまで成長した。大岩コーチの言葉を、そのまま受け止めることはなかった。

「やっぱり自信はあったわけですよ。高校のときにけっこう相手を抑えられていたから。それをそのままプロで出したら、まったく歯が立たんかったよね」

自信を打ち砕かれるたびに、絶対に上手くなってやる、と念じながら立ちあがってきた。気がつけば、プロになった直後は出せなかった声をチームの誰よりも、ときには枯れ果てるまでしぼり出せるようになった。

「味方に対して何も言えなければ自分が損をする世界なので、そこはまったく気にしなくなりましたね。お客さんがたくさん入って声が届かないときは、それこそ身ぶり手ぶりで。試合中に味方の集中力が切れかかっていたら、その人のスイッチを入れてあげないといけないので」

秋田も岩政を含めて、アントラーズの「3番」を背負ったレジェンドは常に味方を鼓舞する声の持ち主だった。嫌われることも厭わなくなった昌子は、背番号にふさわしいメンタルをすでに宿している。

■センターバックとして何よりも求めるものとは

シーズンの幕開けを告げる、毎年恒例のフジゼロックス・スーパーカップ。今年も18日に日産スタジアムで開催され、二冠王者・アントラーズが昨シーズンの年間勝ち点1位・浦和レッズを3‐2で振り切った。

途中出場のFW鈴木優磨が後半38分に決勝点を決めた直後。昌子は喜ぶどころか、植田、右サイドバックの西大伍、左の山本脩斗、ボランチの小笠原らを集めて、ピッチ上で即席の話し合いの場をもっている。

「(興梠)慎三さんがシャドーの位置に入ってからいろいろな動きをされていたので、そこ(のマーク)を徹底しました。同点の場面は明らかに僕とナオ(植田)のところでやられたので、次はああいうことがないように、それこそナオが嫌に思うくらいに話し合いました」

チーム創設時から4バックを組むアントラーズで、昌子はセンターバックの左、植田が右に入る布陣で連覇がかかるJ1の戦いに臨む。7年目の風格や貫禄よりも実はほしいものがあると、昌子は打ち明ける。

「僕と1対1になったら相手がすぐバックパスをするとか、僕を避けてナオのほうにいっちゃうとか、そういう存在感を出していきたい。僕を抜けるものなら抜いてみろや、どこからでも攻めて来いよ、というオーラを出していきたいけど、それでも抜かれることはもちろんあると思う。

抜いてみろやと言って実際に抜かれたらかっこ悪いけど、そうなっても『ああっ』とか言ってあきらめるんじゃなくて、最後まで食らいついていく。そういう必死さを見せなきゃいけない立場だし、失点に対する責任を背負うポジションを任されるからには、どんな形であれ無失点を目指してやっていかないと」

これ以上のタイトルを独占させてなるものかと、アントラーズが各チームの標的にさらされる今シーズン。すべての面でさらに強く、泥臭い存在になる覚悟を貫く昌子が、難攻不落の城壁の門番になる。
《藤江直人》


源について取材したCYCLE誌の藤江氏である。
2017年シーズンにかける源の意気込みが伝わってくる。
「練習から緊張感をもって臨んでいるけど、そのなかでも自分が引っ張らなあかんと思っている」と最年長CBとして責任感を口にする。
事実、スーパー杯では、優磨の勝ち越し弾後に守備の選手を集めてピッチ上で即席の話し合いの場をもっているとのこと。
まさにDFリーダー。
今季は多くのクラブが、鹿島のタイトルを阻もうと襲いかかってくる。
その攻撃陣を弾き返すのが鹿島の昌子源である。
鹿島の壁、日本の壁、アジアの壁として君臨するのだ。
期待しておる。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

ケルン・大迫、もっとゴール前に専念したい

大迫に聞く…フル出場アシストも「やる仕事がちょっと多い」
2017年2月20日20時53分 スポーツ報知


シャルケ戦の後半、競り合うケルンの大迫(中央=共同)

 ◆ブンデスリーガ ケルン1-1シャルケ (19日・ケルン) 

 1FCケルンの日本代表FW大迫勇也は19日、1―1で引き分けたシャルケ04戦にフル出場し、1点を追う前半43分に今季4アシスト目を挙げた。シャルケのDF内田篤人はベンチ外だった。

 大迫に聞く

 ―悔しいのか、負けなくて良かったのか?

 「ホームなので、もっとうまくやりたかった。もっと効率良くボールを持てれば良かった。サイドであんまり起点ができなかったので。ちょっと難しい時間が続きましたね、最後の方は」

 ―大迫選手から裏にボールが出た。狙いだったのか、ああならざるを得なかったのか?

 「中盤に出す人がいなかったので。センターバックはついてこないし、裏は空いてるしという感じだったから、すごくチャンスだと思いました。ただ狙いすぎた感はありますけど」

 ―シャルケに対する印象は?

 「あまり動けない。一人一人疲れてるかなと」

 ―向こうが飛ばしてきた

 「0―0でいけば勝てた試合だと思いますけど、1分の失点というのは本当にもったいないし、ましてやホームなのでね。もどかしさがあります」

 ―最初はトップの大迫選手にボールを収めていくという感じで?

 「ちょっと下がりながらというか。前線で張ったり、下がりながらそこで起点を作れれば相手の守備が薄いことはミーティングの時から話してた。狙いは少しは出せたかなと」

 ―同点のところはうまくはまったというか?

 「そうですね。あそこで起点を一つ作れば、チャンスは大きいっていう話はずっとあったので」

 ―ミーティングでシャルケの守備が薄いという話があったが、あれだけ強烈な3人がいて、どこが狙い目という話だったのか

 「一人一人の個はもちろん高いですけど、裏に弱いのがあるんじゃないですか」

 ―同点のところも狙い通り?

 「攻守の切り替えの部分でうまく裏をつければ、と言われていた。ただもう1本うまくつなげれば。1対1でも何本かありましたし」

 ―サイドチェンジで遠くが見えたり、個人的には調子がいい?

 「やる仕事がちょっと多い。本音を言うと、もっとゴール前に専念したいですけど…。ただ今はチームにけが人も出たし、仕方ないことなんで、切り替えてやるしかないですね」

 ―よく走れているから、自分ではコンディションがすごくいい?

 「いや、そんなことはないですよ。今日はあんまり、コンディションが良くないなっていう感じだったんで。まあ、これからです」


シャルケ戦についてインタビューに応じたケルンの大迫である。
言葉の一つ一つに、戦術眼の高さが覗える。
ただその能力の高さからか、やること・タスクが多すぎる様子。
大迫本人も良く理解しておる。
しかしながら、この仕事をこなせるプレイヤーが、ケルンには大迫以外におらぬことが問題であろう。
大迫ならではと行ったところ。
多くの仕事をし、その上でゴールを目指すのだ。
活躍の報を待っておる。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

ACL・蔚山戦前日会見

蔚山現代FC戦前日トレーニング(公式練習&公式記者会見)
2017年02月20日(月)

AFCチャンピオンズリーグ2017 グループステージ第1節 蔚山現代FC戦を明日に控え、選手たちはクラブハウスで午前中に公式練習を行いました。冒頭15分間のみがメディアに公開されました。
蔚山も午前中にカシマスタジアムで公式練習を行いました。



永木選手と談笑しながらグラウンドへ向かうスンテ選手。



ボール回しでウォーミングアップする選手たち。

午後にはカシマスタジアムで公式記者会見が開催され、石井監督と植田選手が出席しました。



石井正忠監督:
「Jリーグ代表として、ACLに出場できる事を光栄に思う。アントラーズは国内で数多くのタイトルを獲っているが、ACLのタイトルを獲った事がないので、ぜひ獲りたいと思っている」

植田選手:
「このクラブにはACLのタイトルがない。昨年、クラブワールドカップを経験し、またあの場に立ちたいとみんなが思っている。それにはACLを勝たないといけない。一戦一戦やって、優勝しなければいけない。総力戦になると思うが、チーム全員で乗り越えていければいい」

蔚山現代FCからはキム ドフン監督とイ ジョンホ選手が出席しました。

キム ドフン監督:
「アントラーズは昨シーズン、良い成績を残したし、クラブワールドカップでも良いプレーをしていた。しかし我々は韓国を代表するチームとして良い結果を残して帰りたい」

イ ジョンホ選手:
「試合を楽しみにしている。蔚山がACLで優勝するために勝って目標を達成したい。アントラーズには技術が高い選手がいる。カウンターも怖いが監督の戦術にしたがって戦えば攻略できる。蔚山のためにこの試合を勝ちたいと思う」

鹿島石井監督ACL初戦へ気合「今年こそとりたい」
[2017年2月20日15時53分]


アジア・チャンピオンズリーグ初戦の前日会見に参加した鹿島DF植田(右)と石井監督(撮影・鎌田直秀)

 鹿島アントラーズが20日、茨城・鹿嶋市内でアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ初戦・蔚山(韓国)戦(21日午後7時開始、カシマ)の前日練習を行い、会見には石井正忠監督(50)とDF植田直通(22)が出席した。

 練習は冒頭15分以外を非公開とし、パス練習などに加え、セットプレーの連係確認などを行った。今季初の公式戦となった18日の富士ゼロックス・スーパー杯で決勝ゴールを決めたFW鈴木優磨(20)は「韓国のチームは球際が強いし、気持ちの部分が大事になる。先制点が大事。FWとして自分が点をとりたい」。ケガで出遅れていた日本代表MF永木亮太(28)も「すごく気持ちが入っています。蔚山は身長を生かしてパワーもあるし、前線の外国人選手(クロアチア人FWコバチェッチ)は1人で打開できる選手。またクラブW杯に出たいので、世界相手にしっかり勝っていかないといけない」と先発復帰にも意欲を見せた。

 前回出場した15年は初戦にホームで1-3と敗れて1次リーグ敗退しているだけに、植田は会見で「初戦の大切さは、みんなが分かっている。しっかり勝って勢いに乗れればいい」と気を引き締めた。チームとしても、今季新加入で昨年は全北でACL制覇に貢献したGKクォン・スンテ(32)から、蔚山の情報も入手するなど分析も万全。石井監督は「Jリーグの代表として出場することを誇りに思う。国内では数多くのタイトルをとっていますが、ACLはとったことがないので、今年こそとりたい。1戦目、2戦目に勝つことが非常に重要になる」と白星発進を誓った。【鎌田直秀】

ACL制覇→クラブW杯へ…初戦必勝誓う鹿島DF植田「またあの舞台に」
 21日のACL1次リーグ初戦で蔚山(韓国)と対戦する鹿島は20日の午前中、非公開練習を行った。午後は鹿嶋市内で前日会見に臨み、石井監督とDF植田が出席した。植田は「またあの舞台(クラブW杯)に立ちたいとみんなが思っている。明日は思いっきりやりたい」と気合。2年連続のクラブW杯出場権を懸けたACL制覇への好スタートを誓った。

 18日には富士ゼロックス・スーパー杯で浦和と対戦したばかり。中3日で迎える初戦に向け、石井監督は「対戦相手のことと自分たちのコンディション面のことも考えながら、メンバーは変更していきたい」と先発の変更を示唆した。鹿島はこれまで19個の国内主要タイトルを獲ってきたが、ACLの過去最高成績は08年のベスト8。ACL出場7度目にして、悲願の初制覇を目指していく。

 最後にACLに出場した15年は、初戦でウェスタン・シドニー(オーストラリア)に1―3で敗れて1次リーグ敗退に終わった。その試合にフル出場した植田は「勝つか負けるかでこの先が変わってくる」と初戦の重要性を語った。そして「Jリーグで味わえないものを味わえる。自分にとってもチャンス。1試合1試合大切にして、自分の成長につなげたい」と、強い思いを口にした。
[ 2017年2月20日 14:43 ]


ACL・蔚山戦に向けた公式前日練習と公式会見の様子である。
監督も選手も高いモチベーションにて挑むことが伝わってくる。
アジアを制覇し、世界にチャレンジする。
今季の大きな目標である。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

源、個人じゃなくチームとして強いところを見せないといけない

昌子 源「僕らがリベンジしてクラブW杯に出ないといけない」


――2年ぶりのACLです
「2年前にウェスタン・シドニーに負けて思うように行かなかった。初戦の大事さはわかっています。去年のリーグ戦を見ても1stステージはガンバ大阪に勝ってうまいこといったし、2ndステージはそのガンバ大阪に負けて苦しくなった。ルヴァンカップも予選敗退でしたけど、あの大会も初戦に負けてうまくいかなくなってしまった。初戦の大事さはみんなが認識していると思います。対戦相手は韓国で4位だった蔚山ですが、本当は全北現代が出てくるはずだったのに4位から繰り上がって出てくることになったようだけけれど、そういうことは関係ない。代表でもクラブでも韓国勢が立ちはだかってきた。球際とかバチバチやってくると思う」

――クラブW杯での経験が生きる?
「個人じゃなくチームとして強いところを見せないといけないと思う。クラブW杯ではアジア1位だった全北現代より良い成績を残せた。だからこそ、不甲斐ない戦いはできない。日本勢4チームみんなで助け合って、4チームが勝ち残っていくことが大事だと思うけど、最後には僕らがリベンジしてクラブW杯に出ないといけない。グループリーグ突破は本当に難しいと思うし、頑張ってやらないと勝てない。それは2年前にも経験しているのでわかっています」


ACL開幕に向けて言葉を口にした源である。
「初戦の大事さはわかっています」と言う。
2年前のACLは初戦に敗れてGS敗退、昨季の2ndステージも1stステージにアウェイで勝利したガンバにホームで敗戦、ルヴァン杯も初戦にて敗戦を喫してGS敗退の憂き目を見た。
やはり、大会への入り方は難しいもの。
ここは是が非でも明日の初戦に勝利することが大事と言えよう。
気持ちを引き締め挑みたい。
楽しみな大会である。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

石井監督、2017年は全タイトルを獲りに行くことを目標にやろう

石井 正忠監督「2017年は全タイトルを獲りに行くことを目標にやる」


――2017年の目標は?
「最初のミーティングで、2017年は全タイトルを獲りに行くことを目標にやろうと言いました。あと新加入の選手もいるので、うちは強いチーム、こういう地域性もあるので地元に愛されるチームを目指していこうと話しました」

――積極的な補強もありました
「高いレベルの2チームがつくれるくらいにしようと去年から行ってきましたが、去年は16~17人の選手が多くの試合に出ましたけれど、2チーム分はつくることができませんでした。そうしないとACLを戦っていけないので、そこをしっかりつくりあげていきたい」

――ACLは獲得したことがないタイトルになります
「もう一回、あのクラブワールドカップに出たいというのはあります。タイトルは獲ってみないとわからないところが多い。このクラブは、タイトルを獲ればもう1回獲りたい、ということをどんどん積み重ねていき、いろんなタイトルを獲ってきましたけれど、今回クラブワールドカップに初めて出て、またあの大会に出たい、と思えるようになった。そう思えるのがこのクラブの強さじゃないかと思います。そういう気持ちでどんどんレベルが高くなり、強さが増していくと思います」


ACL開幕に向けて公式コメントを発した石井監督である。
「最初のミーティングで、2017年は全タイトルを獲りに行くことを目標にやろうと言いました。あと新加入の選手もいるので、うちは強いチーム、こういう地域性もあるので地元に愛されるチームを目指していこうと話しました」と言う。
全てのタイトルを獲る。
本気で目指していることは伝わってくる。
明日開幕するACLを獲り、CWCにて世界の頂点を目指すのだ。
期待できるチームである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

目標は異なるようで、その実は車の両輪を成し、常勝軍団を力強く前進させていく

鹿島、新黄金期への第一歩。配分金の増額に合わせた強化プラン。勝ち組のサイクルへ
シーズンの幕開けを告げる18日のフジゼロックス・スーパーカップ2017で、昨シーズンの二冠王者・鹿島アントラーズが浦和レッズを3‐2で下した。国内三大タイトル独占だけでなく、ACLを制してFIFAクラブワールドカップへの再挑戦を目標に掲げる常勝軍団。レッズ戦で存在感を放ったFWペドロ・ジュニオール、MFレオ・シルバらの新戦力は、これから幕を開ける新伝説の序章にすぎない。(取材・文・藤江直人)

2017年02月20日(Mon)12時05分配信
text by 藤江直人 photo Getty Images


新たな可能性が凝縮されたゴール


フジゼロックス・スーパーカップ、浦和レッズ戦に臨んだ鹿島アントラーズのスターティングイレブン【写真:Getty Images】

 時間にして14秒。電光石火のカウンターを仕掛ける間に6人の選手がボールに絡み、4本のパスがつながった末に生まれたゴールに、常勝軍団に秘められた新たな可能性が凝縮されていた。

 昨シーズンの二冠王者・鹿島アントラーズと、リーグ戦の年間勝ち点1位・浦和レッズが日産スタジアムで対峙したフジゼロックス・スーパーカップ2017。シーズンの幕開けを告げる恒例の一戦で圧巻のシーンが訪れたのは、アントラーズの1点リードで迎えた前半終了間際だった。

 左サイドからレッズのMF菊池大介が入れたクロスを、背番号を「23」から「5」に変えたDF植田直通がジャンプ一番、弾き返す。このとき、時計の針は42分26秒をさしていた。

 センターサークル内に落ちてきたボールを収めたのは、ヴィッセル神戸から加入したFWペドロ・ジュニオール。DF森脇良太のプレッシャーを背後に受けながら、ボールを後方へ確実に落とす。

 浮き球のパスにあうんの呼吸で反応したのは、アルビレックス新潟から加入したMFレオ・シルバ。ジャンピングボレーを放つ体勢から、大きなスペースが広がっていた左サイドへパスを通す。

 走り込んでいたのはMF土居聖真。危険を察知したMF青木拓矢が必死のスライディングを試みるも、ボールは伸ばされた右足の先をかすめて背番号「8」のもとへ。一気呵成のカウンターが発動される。

 土居がドリブルでペナルティーエリア内まで侵入していく間に、FW金崎夢生が弧を描くように外側を追い抜かしていく。そして、土居から受けたパスに右足を合わせる。

 ゴール右隅を狙ったシュートに、日本代表GK西川周作はまったく反応できない。ボールは右ポストに弾かれたが、フォローしてきたMF遠藤康が利き足とは逆の右足を振り抜いた。

 必死に防ごうとした西川の両腕を弾いたボールが、ゴールネットを揺らしたのが42分40秒。ペナルティーエリア内のフィールドプレーヤーは、守る側のレッズが4人だったのに対して、攻める側のアントラーズが実に5人を数えていた。

「嫌な相手が味方になってくれるのはすごく心強い」

 土居、金崎、4分前に先制点となる直接フリーキックも決めていた遠藤だけではない。カウンターの起点となったペドロ・ジュニオールとレオ・シルバも、労を惜しむことなくスプリントをかけていた。

 J1と天皇杯を制し、FIFAクラブワールドカップ決勝でも強豪レアル・マドリーと死闘を演じた昨シーズンの陣容に加わった新戦力。レッズ戦では韓国代表GKクォン・スンテ(全北現代)、DF三竿雄斗(湘南ベルマーレ)も先発を果たした。

「今日の戦いがいい試合やったかと言えば、僕はそうではないと思う。去年は去年でいい意味でみんな忘れていますし、だからこそ今年の鹿島の色というものを出さないといけない。そういうなかで、今年のウチには新戦力がもっともっといるので」

 後半29分、30分の連続失点で追いつかれながら、同38分に途中出場のFW鈴木優磨が千金の決勝ゴールをゲット。幸先よくタイトルと賞金3000万円を獲得した試合後の取材エリアで、ディフェンスリーダーの昌子源は新戦力との融合がまだ道半ばであることを強調しながら、頼もしげな視線を送った。

「特に僕はペドロ(・ジュニオール)とマッチアップする機会が多かったけど、めちゃ嫌な相手がこうやって味方になってくれるのはすごく心強いし、やっぱりオーラがありますよね」

新加入のレオ・シルバが発揮し続けた強烈な存在感


アルビレックス新潟から鹿島アントラーズに移籍加入したMFレオ・シルバ【写真:Getty Images】

 大宮アルディージャを皮切りに、アルビレックス、ガンバ大阪、FC東京、そしてヴィッセルでJ1通算40ゴールをあげている30歳のストライカーが前線で脅威を与え続ければ、アルビレックスでプレーした4年間で強烈な記憶を焼きつけた31歳のレオ・シルバが中盤で存在感を発揮し続ける。

 リーグ屈指のボールハンターを拝命しているレオ・シルバだが、土居へのパスに象徴されるように、攻撃面でもプラスアルファをもたらしている。遠藤のフリーキックもレオ・シルバからパスを受けたDF西大伍がドリブル突破を仕掛け、相手のファウルを誘ったのをきっかけに生まれている。

「レオ(・シルバ)はボールの取り方などの守備にフォーカスされがちですけど、攻撃もすごい。ブラジル人だけど珍しくチームに気配りもできるし、プレーヤーとしてだけでなく人間的にも尊敬できる。どのような組み合わせになっても鹿島らしく勝利に徹しながら、それでいて面白いボランチというものを見せていけたらと思う」

 レッズ戦はベンチスタートとなった日本代表MF永木亮太は笑顔を浮かべながら、強力すぎるライバルの加入を歓迎した。シーズン初の公式戦で守備的MFを務めたのは、レオ・シルバとキャプテンを務める37歳のレジェンド小笠原満男。後半24分から前者に代わって、永木が投入された。

 自身がピッチに立った後に2失点したことには反省の弁を重ねた永木だったが、2つの先発枠を争う状況には「やっぱり競争は面白いですね」と声を弾ませる。

「競争があると絶対に成長できる、選手層は相当厚くなっていると思っています。ペドロ(・ジュニオール)もそうですし、今日は出ませんでしたけどレアンドロもいる。メンバーに入っていなかったアツ(中村充孝)や(赤崎)秀平、ユキ(伊東幸敏)もいる。今年は鹿島のチーム内での争いが本当に激しい。強い2チームができるくらいに、去年よりも本当に上積みされたと思います」

賞金と分配金の増額。勝ち組のサイクルに向けて

 永木が言及した「競争」こそが、2017シーズンのアントラーズが掲げたテーマだ。強化の最高責任者に就いて22年目を迎える鈴木満常務取締役強化部長は、近年にない積極的な補強を行った今オフの狙いをこう明かしたことがある。

「チーム内の競争を激しくするような補強をして、上手くすれば勝てるというチームから、力でタイトルを勝ち取れるチームを目指していこうということ」

 二冠を達成したといっても、昨シーズンはセカンドステージで11位に低迷。連覇を狙ったYBCルヴァンカップではグループリーグで敗退している。短期決戦のチャンピオンシップへ向けて特にメンタル面を鼓舞させて、40日間で10試合を戦った終盤戦の過密スケジュールで8勝2敗という結果を残した。

 いわば不安定さをも同居させるチーム状態から、無双のオーラを身にまとう黄金時代へ。チーム力をさらにアップさせるために白羽の矢を立てられたのがペドロ・ジュニオール、レオ・シルバ、クォン・スンテ、三竿、レッズ戦には出場しなかった元ブラジル代表MFレアンドロ、リオデジャネイロ五輪の代表候補だったFW金森健志(アビスパ福岡)といった新戦力だった。

 鈴木常務取締役が見すえるのはJ1の連覇。今シーズンの頂点に立てば、昨シーズンとは桁が異なる収入を得られる。ほぼ倍増の3億5000万円となった均等配分金に加えて、3倍の3億円となった優勝賞金、そして3年間で総額15億5000万円が支給される理念強化配分金も新設された。

 トータルで22億円もの増収となる先に、鈴木常務取締役はこんな青写真を描いていた。

「次のシーズン(2017年)でも勝てばいろいろな配分金や賞金も入ってきて、投資というか、いいサイクルが生まれる。ウチとジュビロ磐田が争っていた時代みたいに、頭が抜きん出たチームにしたいという思いがあるので。勝って勝ち組に入るのとそうじゃないのとでは、どんどん差がついていく。その意味でも、少し無理をしてでもやらなきゃいけない」

「クラブW杯のリベンジもあるし、ACLは絶対に」


フジゼロックス・スーパーカップを制した鹿島アントラーズ【写真:Getty Images】

 レッズ戦を前にしたミーティングで、石井正忠監督は中2日でグループリーグ初戦を迎えるACL、1週間後に開幕するJ1へつなげる狙いを込めて必勝を厳命。長いシーズンで目の前にあるすべてのタイトルを獲りにいくうえで、所属するすべての選手の力が必要になると力を込めた。

 フジゼロックス・スーパーカップを皮切りに、リーグ戦、YBCルヴァンカップ、天皇杯の国内三大タイトル。そして、いまだにラウンド16の壁を打ち破れていないACL。貪欲な思いを膨らませているアントラーズの選手たちが、最も強く意識しているのがACLとなる。昌子が言う。

「クラブワールドカップのリベンジもあるし、それに向けてACLは絶対に、という気持ちもある。その一歩目となるタイトルを取れたことはよかったし、これを弾みにしたい。これを取ると取らないのとではけっこう違うと思うけど、取ったからにはこれで終わりということで。すぐにACLが始まるので、浸らないように切り替えて頑張らないと」

 今シーズンのクラブワールドカップはUAE(アラブ首長国連邦)での開催となる。開催国枠代表はUAEに移るため、決勝で延長戦の末に敗れた悔しさを晴らすためにはACLを制し、アジア代表の座を勝ち取るしかない。元日の天皇杯を制した直後に、昌子はこんな言葉を残してもいる。

「来シーズンは打倒アントラーズで来るチームが多くなる。その中でもちろんJ1連覇を目指すし、一度でもタイトル獲得を味わうと『もうやめられん』というか、もう一回取りたくなる。去年も当初の目標は三冠であり、そこにクラブワールドカップ制覇も加わった。その中で二冠に終わったことは鹿島としては不甲斐ないし、反省するところでもある」

 J1連覇を至上命題として掲げるフロント。タイトルのなかでも特にACLを強く意識する選手たち。目標は異なるようで、その実は車の両輪を成し、常勝軍団を力強く前進させていく。ホームのカシマサッカースタジアムに蔚山(韓国)を迎える21日のACLグループリーグ初戦から、本格的な戦いが幕を開ける。

(取材・文:藤江直人)

【了】


スーパー杯の結果を元に鹿島の今季について記すフットボールチャンネルの藤江氏である。
「「競争」こそが、2017シーズンのアントラーズが掲げたテーマ」と言う。
鈴木満常務強化部長が明かした、「チーム内の競争を激しくするような補強をして、上手くすれば勝てるというチームから、力でタイトルを勝ち取れるチームを目指していこうということ」と体現することとなる。
そして、勝ち続けることによって良いサイクルに入る。
「次のシーズン(2017年)でも勝てばいろいろな配分金や賞金も入ってきて、投資というか、いいサイクルが生まれる」「少し無理をしてでもやらなきゃいけない」と言う。
「正のサイクル」を回し続ける為、今季のタイトルは必須、CWC挑戦も必須と言えよう。
全てに勝利する鹿島の姿がそこにある。
楽しみである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

未知の相手と戦うことになるだろう、しかし、選手たちに動じる様子はない

「もう一度クラブワールドカップに出る」。鹿島、世界への第一歩
浦和とのFUJI XEROX SUPER CUPでは2-0から追い付かれ、鈴木 優磨の得点で突き放すという少し拙い試合運びとなったが、ペドロ ジュニオール、レオ シルバ、金森 健志ら優勝経験のない選手たちの喜ぶ姿が印象的だった。1試合で得られるタイトルでも喜びが感じられるとしたら、さまざまな国まで赴き、未知の相手と戦って得られた優勝にはどれだけの味わいがあるのだろう。鹿島が悲願のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇に向けて第1戦を迎える。

初戦の相手は全北が出場権を剥奪されたことによってチャンスを得た韓国の蔚山である。プレーオフでは香港の傑志と対戦し、PK戦の末に辛くも勝利を挙げて本戦への切符を手にした。

苦労して勝ち上がってきた蔚山が対戦相手とはいえ、選手たちに油断の色はうかがえない。2年前にはホームで迎えた初戦でウェスタンシドニーワンダラーズと対戦し、相手の守備を崩せずに時間が過ぎる中、終了間際に連続失点を喫して1-3で敗れた苦い経験がある。その後、FCソウル、広州恒大にもアウェイで敗れ、3連敗。いきなりグループステージ敗退の瀬戸際まで追い込まれた。そこから2連勝して盛り返したが、最終節のFCソウル戦に2-3で競り負け、グループステージ敗退の憂き目に遭った。どの大会でも言えることだが、大会初戦で勝利をつかめば自然と波に乗っていける。FUJI XEROX SUPER CUPから中2日という日程面は考慮に入れなければならないが、まずは初戦で勝利をつかみたい。

どのタイトルも重要だが、やはりACLには特別な思いがある。クラブとしてはノックアウトステージ初戦の壁に阻まれ続けてきた歴史があり、国内19冠(リーグ、リーグカップ、天皇杯)ものタイトルを獲得しながらアジアを制覇したことが一度もない。常にACLは「悲願のタイトル」と言われ続けてきたが、それをさらに重みのあるものに変えたのが昨年末のFIFAクラブワールドカップだった。開催国枠で出場した大会で大躍進を遂げ、アジアチャンピオンの全北よりも上の成績となる準優勝を果たし、選手たちはかつてない経験値を得た。しかし、決勝でレアル・マドリードに敗れた悔しさは、ACLに対する気持ちをさらに強いものに変えた。

「ACLを優勝して、もう一度クラブワールドカップに出る」

それは、レアル・マドリードに敗れた直後から、鹿島に共通する合言葉のようになっている。連戦続きの厳しい日程ながら、そのことについて言い訳するような選手もいない。

FUJI XEROX SUPER CUPで決勝点を挙げた鈴木も、プレシーズンから6戦6発と試合に出ればゴールを挙げる絶好調を維持しつつ、「11人の力じゃ難しい。全員で力を合わせて戦いたい」と言い切る。

鹿島が振り分けられたグループEには、蔚山のほかにタイのムアントン、オーストラリアのブリスベンロアーがいる。いずれも初対戦の相手であり、今後も勝ち進んでいけば未知の相手と戦うことになるだろう。しかし、選手たちに動じる様子はない。FIFAクラブワールドカップでの経験は、大きな自信をもたらしている。

[ 文:田中 滋 ]


「選手たちに油断の色はうかがえない」と記すACL・蔚山戦のプレビューである。
アジアの頂点に立ち、世界へチャレンジする。
そのモチベーションはとても高く、気持ちの高ぶりを感じさせる。
ホームでの初戦にて勝利を掴み勢いをつけたい。
「さまざまな国まで赴き、未知の相手と戦って得られた優勝にはどれだけの味わいがあるのだろう」。
いよいよ2017年シーズンのACLが始まる。
楽しみな大会である。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

鹿島を常勝軍団へと導いた“ノウハウ”

鹿島を常勝軍団へと導いた“ノウハウ” 揺るがないスタイルの裏側
2017.02.20

「ジーコを獲得したのは、選手としてのプレーだけではなく、プロクラブになるすべての面で伝授して欲しかったから」―鈴木満(鹿島アントラーズ強化部長)



強化部長が語る常勝軍団への出発点

「ジーコを獲得したのは、選手としてのプレーだけではなく、プロクラブになるすべての面で伝授して欲しかったから」―鈴木満(鹿島アントラーズ強化部長)

 2002年日韓ワールドカップ(W杯)を終えた冬だった。かつてサンパウロにあった日系人リーグの取材で、日系の新聞社を訪れた。そこで鹿島の社長が意外なエピソードを教えてくれた。

「ここでジーコサイドと岡野(俊一郎)さんが会って、話し合いをしたんですよ」

 ジーコは一度引退して、ブラジルのスポーツ庁長官を務めていたが、プロリーグが誕生する日本で復帰を考え始め、まず日本サッカー協会(JFA)と接触した。当時ジーコは38歳。JFAは最初に古河電工(現ジェフユナイテッド千葉)に話を持ち掛けたそうだが、古河は年齢やブランクを懸念して獲得を見送る。そこで次に打診されたのが、住友金属(現鹿島アントラーズ)だった。

 ジーコより4歳年下の鈴木満は、当時住友金属の監督だった。

「ウチはプロ化へ向けて何もないところから始めなければならない。すでにジーコの人間性などは調査済みでしたからね。選手としてのプレーだけではなく、プロクラブになるための全てのノウハウを伝授して欲しいと考えた。だから年齢は関係なかったんです」

「ジーコは本当に怖かった」―、根付いた哲学

 スーパースターのジーコが、土のグラウンドで練習をする。モチベーションを疑問視する声もあったが、最初からジーコは真剣そのものだった。連日疑問をぶつけられる鈴木は、その重圧で毎朝4時に目が覚めてしまうようになったという。

 1993年のJリーグ開幕を控え、鹿島は欧州遠征に出かけている。トレーニングマッチの相手は、5年後のフランスW杯で3位になるクロアチア代表。ダボル・シューケル、ズボニミール・ボバンら錚々たるメンバーが顔を揃え、格の違いは歴然としていた。結果は1-8。しかしこの相手でも、負けを受け入れられないジーコは激怒した。

 それからジーコがピッチ上で笛を吹くようになり、チームの雰囲気も急変していく。遠征の最終戦では、インテルと引き分け。帰国後はブラジルの古豪フルミネンセを下し、リーグ開幕へと弾みをつけた。

「あの頃のジーコは、いつも怒ってばかりで本当に怖かった。でも僕らは全てをジーコから教わろうというスタンスに変えた。それが良かったんだと思います」

Jクラブの中で際立つ安定感、「プロクラブとしての成熟が早まった要因」は…

 93年のサントリーシリーズを制し、記念すべき最初のステージ王者となった鹿島は、それ以降Jリーグ8回、リーグカップ6回、天皇杯を5回制すなど、最多タイトル数を誇る名門としての地位を固め、昨年はFIFAクラブワールドカップで準優勝の快挙を成し遂げた。チームを指揮したのは、ジーコと同じタイミングで住友金属に移籍してきた石井正忠だった。

 改めて鈴木は振り返る。

「ジーコには、ピッチ上のことだけではなく、現場を管理する人間としての立ち居振る舞いなど、プロとしてのすべての面で教えられました。それが他のクラブより、プロクラブとしての成熟が早まった要因だと思います」

 Jリーグ開幕時から参戦した「オリジナル10」で、J2降格を経験していないのは鹿島と横浜F・マリノスだが、停滞期を作らず安定してタイトルを増やし続けているのは鹿島だけである。

【了】

加部究●文 text by Kiwamu Kabe

◇加部 究(かべ・きわむ)
1958年生まれ。大学卒業後、スポーツ新聞社に勤めるが86年メキシコW杯を観戦するために3年で退社。その後フリーランスのスポーツライターに転身し、W杯は7回現地取材した。育成年代にも造詣が深く、多くの指導者と親交が深い。指導者、選手ら約150人にロングインタビューを実施。長男は元Jリーガーの加部未蘭。『サッカー通訳戦記』『それでも「美談」になる高校サッカーの非常識』(ともにカンゼン)、『大和魂のモダンサッカー』『サッカー移民』 (ともに双葉社)、『祝祭』(小学館文庫)など著書多数。


鈴木満常務強化部長に取材したTHE ANSWERの加部究氏である。
ジーコと鹿島の縁について語られる。
これまで多くのメディアに登場したエピソードであるが、その出会いがあったからこそ、今の鹿島が、日本を代表するクラブが誕生することとなったのである。
鹿島とジーコのマリアージュは、鹿島という素晴らしいクラブを産み出し、日本サッカーを健全で素晴らしいものとする礎を造った。
誠に歴史的出来事である。
これからも。ジーコの教えを守り、プロ意識の高いクラブとして存在していく。
愛すべきクラブである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

クォン・スンテが明かす蔚山現代戦の傾向と対策

【鹿島】クォン・スンテが明かす蔚山現代戦の傾向と対策
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年02月20日


「蔚山は相手の背後を狙ってきます」


実戦を重ねるごとに、パフォーマンスを上げてきているクォン・スンテ。言葉の問題でDF陣との意思疎通はまだスムーズではないが、ゼロックス杯でも積極的にコーチングする姿が見られた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 これほど頼りになる選手はいないだろう。

 2年ぶりにACLに出場する鹿島だが、初戦の相手は韓国の蔚山現代。Kリーグで3年連続ベストイレブンに選ばれるなど、鳴り物入りで加入したGKクォン・スンテほど、この難敵について知っている男はいないはずだ。

「チームの分析担当の方には、蔚山についていろんな状況を伝えてあります」

 クォン・スンテ自身、蔚山現代というチームをどう見ているのか。

「パス優先で、スペースをコンパクトにしてくる日本のクラブと違い、蔚山は相手の背後を狙ってきます。身体のコンタクトも非常に激しくて、強いチームです」

 曽ケ端との熾烈なポジション争いもあり、どちらがスタメンに名を連ねるかは分からない。相手が背後を狙ってくるとなれば、GKにとってDF陣との連係が重要になり、言葉の問題でまだ十分なコミュニケーションが取れていないクォン・スンテは不利かもしれない。

 ただし、これまでの対戦経験を考慮すれば、相手を知り尽くしているという意味で、クォン・スンテに分がある。

 いずれにせよ、全北現代のキャプテンとして昨季のACLを制したクォン・スンテの存在と実績は、ピッチ内外で頼りになるのは間違いない。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


ACL・蔚山戦前にクォン・スンテに取材したサッカーダイジェストの広島氏である。
昨季までKリーグにて活躍したスンテにとって、蔚山の情報は十分に頭に入っておろう。
「蔚山は相手の背後を狙ってきます。身体のコンタクトも非常に激しくて、強いチームです」と言う。
中盤を省略し、蹴ってくる、そして前戦にてフィジカル勝負をしてくることとなる。
わかっておれば、対応は可能である。
そして、対戦経験を持つスンテも頼もしい。
気持ちを高めて2年ぶりのアジアの舞台へ。
楽しみである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

何もかもが対照的だったゼロックス杯

何もかもが対照的だったゼロックス杯。
鹿島と浦和は大事にする要素が真逆!

posted2017/02/20 11:55


鹿島と浦和。今年もJの優勝を争うであろう2クラブが全く違うカラーを持っていることは、日本のサッカーにとって楽しいことだ。

text by
飯尾篤史
Atsushi Iio

PROFILE
photograph by
J.LEAGUE PHOTOS


 ジョゼップ・グアルディオラのバルセロナとジョゼ・モウリーニョのチェルシー、あるいは、ユルゲン・クロップのドルトムントとユップ・ハインケスのバイエルン。いや、海外の例を持ち出すまでもなく、'90年代後半の鹿島アントラーズとジュビロ磐田、2000年代後半の浦和レッズとガンバ大阪のような関係性だろうか。

 スタイルや哲学など、チームの「色」がまるで異なる好敵手の存在が、その2チームの対戦をより味わい深いものにする。

 2月18日、昨年のチャンピオンシップ決勝の再現となった鹿島アントラーズと浦和レッズによるFUJI XEROX SUPER CUPは、何もかもが対照的で、改めて互いに「何を大事にしているのか」が浮かび上がる面白いゲームだった。

「相手にとって嫌なチームになる」という優先項目。

 前線にペドロ・ジュニオール(前ヴィッセル神戸)を、ボランチにレオ・シルバ(前アルビレックス新潟)を加えた鹿島は「堅守」と「速攻」、その双方において昨シーズンよりも精度や迫力が高まりそうな気配がある。

 もちろん、鹿島の最大の武器はカウンターではなく、対戦相手や戦況に応じて変幻自在に戦える点にある。カウンターを狙うべきときには狙い、ボールを握って落ち着かせるべきときにはチームとしてそれができる。そうした戦い方の柔軟性において今シーズン、カギを握りそうなのは土居聖真だろうか。

 2トップの一角、トップ下、サイドハーフを務められる器用さで前線の組み合わせにバリエーションをもたらすだけでなく、緩と急を自在に操るキープ力とドリブルで、攻撃のリズムも変えられる。その土居が、攻撃陣の再編について言及する。

「迫力が出たというか、ゴリゴリ系の選手が増えたので、そういう選手を使い、使われながらやっていきたいですね。迫力や推進力はすごいと思う。自分としては、一緒にゴリゴリ行く場面と、ゴリゴリ系の選手に相手の目が行くところで、相手の逆を取ったり、裏を狙ったり、バリエーションをつけていきたい。それができれば、相手にとって嫌なチームになると思う」

「相手にとって嫌なチームになると思う」という表現に、鹿島のチームとしてのプライオリティがくっきりと見える。

 試合後、石井正忠監督は浦和との比較において、「うちは本当にベーシックなサッカーをやっていると思っている」と語った。人と異なることにトライしようとする監督が多い中で、ベーシックであると公言するのは珍しいかもしれない。しかし、特殊なことでも常識外れなことでもなく、オーソドックスなことを完璧と言える領域まで高めようとしているのが鹿島というチームであり、チームをそこへと導くチャレンジをしているという誇りが、石井監督にはあるのだろう。

駆け引きではなく、攻撃の徹底を選んだ浦和。

 一方、浦和は攻撃的なスタイルを掲げているが、ホームで逆転されたチャンピオンシップ決勝第2戦を顧みれば、今シーズンは守備力やゲームマネジメント、駆け引きを磨くことに主眼が置かれても不思議はなかった。

 だが、ミハイロ・ペトロビッチ監督が打ち出したのは、さらなる攻撃の徹底。「相手に90分プレスを掛け続け、相手のコートで試合をする」と選手たちに説き、これまで以上にバランスの針をさらに攻撃へと傾け、相手を圧倒することを誓った。

即戦力を獲った鹿島、将来性を取った浦和。

 鹿島戦では、3日後のACLに備えて槙野智章と前日に負傷した柏木陽介をメンバーから外し、興梠慎三もベンチスタートだった。そのため、相手を押し込み続けるような場面は見られなかったが、それでもプレスを掛けに行く前線の選手に呼応して高く設定されたディフェンスラインから、今シーズンの狙いがうかがえた。ラインをコントロールした遠藤航が新シーズンの戦い方について語る。

「攻撃も守備も相手陣内でやるのはリスクもありますけど、後ろの選手としては、前でボールを奪う意識を常に持たなきゃいけないと思っています。去年よりもハーフウェイラインを越えて守備をするシーンはすごく増えるかなと。そこでボールを奪い切れれば、チャンスになる。行くときと行かないときの判断も大事になると思っています」

 今オフの補強戦略も対照的だった。

 ブラジル人選手3人(前述のふたりと元ブラジル代表MFレアンドロ)と韓国人GKクォン・スンテ、計4人の助っ人を獲得した鹿島が自前の選手でカバーし切れないポジションに一線級の選手を加えて戦力を一気に高めたのに対し、浦和はラファエル・シルバ(前新潟)こそ即戦力だが、どちらかと言えば、将来性のある若い選手たち(長澤和輝、矢島慎也、田村友、菊池大介)を獲得して「レッズカラー」に染めようとしているイメージだろうか。

ペトロビッチがチーム作りに持つ矜持と自負。

 今シーズンの補強について問われたペトロビッチ監督は「J2の千葉、岡山、あるいはJ2に落ちた福岡、湘南のレギュラーを獲得したこと、それが全てのタイトル獲得を目標に戦っているチームにとって、昨シーズンに74ポイントを取ったチームにとって『補強』なのか」と語ったものの、その後に続けられた「新加入選手たちは、ユースから上がってきた関根(貴大)、仙台から来た武藤(雄樹)、清水から来た高木(俊幸)、京都から来た駒井(善成)のように時間をかけて必ず成長すると思うし、そういう選手たちが戦力を底上げし、競争に絡んでいってくれると思います」という言葉を聞けば、補強に不満があるというわけではないだろう。

 むしろ、そこにはチーム作りの矜持と自負が感じられた。私は若い選手を育ててチームを強くするのが好きなのだ、と。そうやって抜擢され、チームとともに成長していったのが、指揮官が例に出した関根や武藤、高木、駒井であり、サンフレッチェ広島時代の柏木、槙野だった。

25年目のJリーグが、始まる。

 FUJI XEROX SUPER CUPとの向き合い方も対照的で、鹿島は現状におけるベストに近い陣容だったが、浦和は前述したように何人かの選手を温存して臨んだ。もっとも、その点について指摘するのは酷だろう。3日後に控えたACLは、鹿島がホームなのに対し、浦和はアウェーで、シドニーまで向かわなければならないからだ。

 なにはともあれ、シーズンの幕開けを告げる恒例のスーパーカップは終わり、週末にはいよいよ25年目のJリーグが開幕する。

 開幕戦に先駆けて、2月21日に鹿島は蔚山現代と、浦和はウェスタン・シドニー・ワンダラーズとACLの開幕戦を戦う。カシマサッカースタジアムに凱歌が轟くことを、オーストラリアから吉報が届くことを期待したい。


スーパー杯について記すNumberWebの飯尾氏である。
異なる「色」を持つチームを好敵手と称す。
さすがにこの言い方には異議を唱えたい。
浦和に関しては、スタイルや哲学以上に越えられぬ何かがあり、存在を認め合う仲にはなり得ないのではなかろうか。
飯尾氏が「何もかも対照的」と言うのも、違いすぎるが故であろう。
相手をリスペクトするという文化の全くない浦和と同列には語られたくないという気持ちが強い。
そこは、Jリーグについて記す機会の多いライターとして認識しておいて欲しい部分である。
それはそれとして、『「何を大事にしているのか」が浮かび上がる面白いゲームだった』という切り口は興味深い。
スーパー杯後のコメントより、『「相手にとって嫌なチームになると思う」という表現に、鹿島のチームとしてのプライオリティがくっきりと見える』『オーソドックスなことを完璧と言える領域まで高めようとしているのが鹿島というチーム』と結論づける。
当たらずといえども遠からずと言ったところか。
ブレぬ鹿島を知っておれば、このようなことを今更書くようなことではあるまい。
勝つ為に出来ることをしていくクラブなのである。
そこもまた、鹿島について記す機会があるのであれば知っておいて欲しい。
そして、補強に関しては、『即戦力を獲った鹿島、将来性を取った浦和』と強く言う。
これは、代理人の田邉氏と真っ向から反対の意見と言えよう。
飯尾氏が、鹿島については外国人助っ人補強だけについて言及したことに対し、田邉氏は、日本人補強と高卒ルーキーについても記しておる。
ここは、飯尾氏があえて印象操作をしたかったのか、取材不足なのかはわからぬところ。
ただ、飯尾氏が『私は若い選手を育ててチームを強くするのが好きなのだ』と述べるように、浦和というクラブが外から有望な選手を引き抜いて強くなっていった様を、「選手を育ててチームを強くする」と考えておる様子。
このような者に、鹿島のことは理解できないように思えてしまう。
ただ、Jリーグについて世に知らしめる立場である以上、これを機に鹿島についてもう少し深く勉強してくれたら嬉しい。
懇願である。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

代理人・田邉伸明氏、移籍市場について語る

DAZNマネーは日本に何をもたらすのか?
代理人が移籍市場から見た今季のJリーグ

宇都宮徹壱
2017年2月20日(月) 11:20


「浦和(レッズ)は、このところ堅実な補強を心がけていますよね。(中略)ただ、成功率ということでいうと、やっぱり鹿島(アントラーズ)のほうが高いと思います」

 18日に開催されたFUJI XEROX SUPER CUPで対戦した両クラブについて、選手の移籍という視点から興味深い証言をしていたのが、株式会社ジェブエンターテイメントの代表、田邉伸明氏である。確かに今オフの移籍リストを見ると、浦和は手堅く選手層に厚みを加えているのに対し、鹿島はより中期的な視野に立った補強をしているように感じられる。試合は3−2で鹿島が勝利したが、両クラブの編成の是非を語るのは、シーズン終了時の結果を見るまで控えるべきだろう。

 さて、敏腕エージェントとして知られる田邉氏には、日本国内の移籍ルールが大きく変わった2010年にもインタビューを試みている。あれから7年。JリーグはDAZN(ダ・ゾーン)マネーの流入により、新たな時代の局面を迎えることになった。果たして、分配金や優勝賞金が倍増されることで、Jリーグはどのように変化してゆくのだろうか。そして、今オフの移籍市場から何が見えてくるのか。さっそく田邉氏の言葉に耳を傾けてみることにしたい。(取材日:2017年2月10日)

年俸の高いベテランの加入は何をもたらすか?

(今年の移籍傾向について)去年と大きな違いはなかったと思っています。海外から、清武弘嗣(セビージャ/スペイン→セレッソ大阪)や小野裕二(シント=トロイデンVV/ベルギー→サガン鳥栖)、高萩洋次郎(FCソウル/韓国→FC東京)、太田宏介(フィテッセ/オランダ→FC東京)らが戻ってきましたが、決して特筆すべきことではない。スペイン系の監督が3人に増えた(東京ヴェルディのミゲル・アンヘル・ロティーナ監督、徳島のリカルド・ロドリゲス監督、千葉のフアン・エスナイデル監督。エスナイデル監督はスペインで経験を積んだアルゼンチン人)ことも、たまたまそうなったという話でしょう。

 あるいは、大久保嘉人(川崎フロンターレ→FC東京)、田中マルクス闘莉王(名古屋グランパス→京都サンガF.C.)、中村俊輔(横浜F・マリノス→ジュビロ磐田)といった、元日本代表のベテランが移籍したというのも話題になりましたが、俊輔以外は(移籍金のかからない)フリーでの移籍でした。「そういうこともありましたね」で終わりだと思います。ただ、俊輔を獲得した磐田が典型例だと思いますが、30歳以上の年俸が高い選手を獲得したということは、移籍先のクラブはそれだけ積極的にお金を使ったということです。闘莉王を獲得した京都にしてもそう。

 そして、俊輔や闘莉王がやって来たことによって、チーム内の年俸のバランスが変わった。つまり「格差が生まれた」と言えます。すぐに影響が出るとは思わないけれど、今までいる選手にしてみれば「自分も活躍すれば(年俸が)上がるんじゃないか」と考えるでしょうね。

 俊輔の年俸がいくらか分かりませんが、新聞などで億単位の額が出ているから、磐田の選手も意識しているでしょうし、実際に来てみたら練習でも「さすがだな」と思いますよね。特に若い選手にいい影響を与えるでしょうから、単に戦力というだけでない部分で「獲得して良かった」と思えるでしょう。話題性のある外国人を獲得してくることも、もちろん悪いことではない。でも一方で、実力と名前がある日本人選手の年俸をアップすることでも、Jリーグの活性化に十分つながるというのが僕の考えです。

ポドルスキの「年俸7億円」を分配金で賄えるのか?

 先日Jリーグが発表した、理念強化分配金に関連する話をしましょう。今年のオフ、ヴィッセル神戸がルーカス・ポドルスキを獲得するのではないか、という報道がありました。結果としてこのタイミングでは実現しませんでしたけれど、DAZNマネーによる強化分配金の増加によって、「有名な外国人選手を獲得できるのでは」という意味でも話題になりました。分配金は、優勝チームには1年目で10億、2年目で4億、3年目で1.5億でしたよね。仮にその分配金があったとして、年俸7億円と言われるポドルスキを獲得することができたんでしょうか?

 おそらく契約(年数)は単年ではなく2年でしょう。そうすると2年目(の分配金)が4億だと、払えない。年俸4億円の選手を2年契約でギリですよね。でも本当は多くのJクラブの場合、違約金は3年で減価償却しますので、違約金を2億×3年で6億として、年俸が4億だと、かかるお金が「(1年目)6億・(2年目)6億・(3年目)2億」になるんですね。であれば分配金の分割は「10億・4億・1.5億」ではなくて、「5億・5億・5億」にしたほうが良かったんじゃないですかね。

 分配金の他に(J1で)優勝したら、賞金が3億円入るんですよね。となると、10億プラス3億で13億か。でも、これをもらえるのが12月だとしたら、そこから億単位の選手を獲得するのは、なかなか難しいですよ(編注:Jクラブの多くが1月決算)。賞金は「選手に分配して終わり」ではないでしょうか。鹿島の人も言っていました。「今年はクラブワールドカップ(W杯)をはじめ、12月にたくさん賞金が入ってきたけれど、できれば年明けにもらいたかった。選手に分配することはいいことなんですけれど」って(笑)。そのタイミングだと使い道が限られてしまうので、選手に配るしかないんですよ。

 それにしても、分配金がちゃんと「強化」に使われているのかどうか、Jリーグはどうやって調べるんでしょうね。つまり、どんなことにお金を使えば、それが「強化」と認定されるのか。たとえば、海外からアカデミーダイレクターを年俸1億円で連れてくる。あるいは、新しいクラブハウスを建てることになった。こういった費用は、果たして「強化」と認められるのか。僕の認識としては、十分に認められると思うんですけれど。いずれにせよ、今季から分配金が増えるということで、それぞれのクラブがそのお金をどう使うのかは、ぜひ知りたいところです。

鹿島が「ビッグクラブになれない」理由


数多くのタイトルを獲得してきた鹿島だが、ヨーロッパにおけるビッグクラブの要素は満たしていない【写真:アフロスポーツ】

(分配金はJ1クラブに厚く支払われるが)それはやはり、Jにビッグクラブを作りたいという思惑があるからでしょうね。でも、ここで考えなければならないのが「ビッグクラブの定義とは何?」ということだと思うんですよ。

 去年のクラブW杯決勝で、レアル・マドリーと真っ向勝負を挑んだ鹿島はどうか? ヨーロッパにおけるビッグクラブの要素に照らすならば、明らかに違いますよね。ビッグクラブのホームタウンは、ロンドンやミラノ、マドリー、バルセロナなど、サッカーとは関係がない人でも知っている都市なんです。あるいは国際空港があるとか。残念ながら、鹿島はそうではない。予算規模が大きい浦和レッズも、ちょっと難しいと思います。

 では、日本でビッグクラブが生まれる可能性がある都市はどこか。東京や大阪、名古屋、あとは札幌や福岡。地理的な条件以外に、ビッグクラブで重要なのは観客が入ることですね。以前の欧州は、放映権収入が先行していましたけれど、今は入場料収入と放映権収入の両輪になっています。ですからスタジアムを新しく建て直したり、VIPボックスを作って売ったり、試合を開催することでお金を稼ぐようにしている。そうなると、やはり大都市を本拠としていることが、ビッグクラブの必須条件になりますよね。

 もちろん、鹿島みたいなクラブがあるのはいいと思うんですよ。CL(チャンピオンズリーグ)でも毎年1チームくらい、大きな都市でないホームタウンのクラブがあるじゃないですか。例えばビジャレアルみたいな。本質的なビッグクラブにはなれないけれど、大会で好成績を残すことで世界的に有名になるという話は割とありますよね。あるいは名古屋みたいに世界的な企業がバックについている、ヴィッセル神戸みたいにお金持ちのオーナーがいてバーンとお金を出すとか、いろいろあっていいと思います。

 今の日本には、大都市にあって観客がたくさん入って、スポンサー収入も潤沢で、タイトルもたくさん獲得できるクラブというのは存在しないんですよね。でももし、DAZNマネーによって日本国内にもビッグクラブが生まれたら、どうなるか。これまで海外志向一辺倒だったのが、今後は「国内のビッグクラブで活躍する」ということも、選択肢の1つになるかもしれない。先ほど申し上げたように、日本人選手の年俸をアップすることによって、Jリーグが活性化する可能性は十分にあると思います。

選手獲得に見るFC東京と鹿島の違い

 選手の移籍に関しては、もっといろんな見方があっていいと思います。考え方の原則として「レギュラークラスの選手かどうか」というのがポイントになると考えます。たとえばFC東京は今オフ、非常に積極的な補強をしたという評価をされています。大久保、高萩、永井謙佑(←名古屋)、太田、林彰洋(←鳥栖)。誰が見ても「レギュラーで考えているだろうな」という選手ですよね。「出来上がった選手」だから、お金をいっぱい使っている。それだけ本気で優勝を、13億円を狙っているんでしょうね。

 FC東京と同じくらい、積極的な補強を試みたのが鳥栖でした。たぶん今オフ、J1クラブで一番オファーを出したのではないでしょうか。でも、それほど思い通りの選手を獲得できたようには見えませんでした。移籍が決まったのは、水野晃樹(←ベガルタ仙台)、小林祐三(←横浜FM)、小川佳純(←名古屋)、あとは小野と権田修一。このうち、小野と権田以外は3人とも契約満了の選手です(権田はFC東京と契約解除)。つまりそこは「お金だけの問題ではない」ということですよ。さっきの「ビッグクラブの条件」の話とも関連する、地理的なハンディが背景にあるのかもしれません。

 浦和は、このところ堅実な補強を心掛けていますよね。失敗もあるけれど、武藤雄樹のような成功例もありますし。ただ、成功率ということでいうと、やはり鹿島のほうが高いと思います。今季の鹿島は外国人選手を入れ替えて、日本人に関してはアビスパ福岡の金森健志や湘南ベルマーレの三竿雄斗ら、前所属がJクラブで伸びしろがある選手を入れている。かつての鹿島は、高卒の新人を獲ってきて鍛え上げるのが主流でしたが、だんだんJリーグ経験者にシフトしています。とはいえ、瀬戸内高校(安部裕葵)と東福岡(小田逸稀)からも選手を獲得している。時代に合わせてアレンジを加えながらも、基本コンセプトは絶対に崩さないんですよね。

 新加入選手を見てみると、鹿島よりも浦和の方が少し年齢が高く、浦和よりも年齢と経験値の高い選手を獲得しているのがFC東京。こうした傾向からも、クラブが目指しているものがどこにあるのか、よく表していると思います。短期的に見れば、お金を使ったFC東京の戦力は魅力的です。でも、もう少し長い目で見ると、鹿島の補強は実にスキがないと思いますね。鹿島はディフェンディングチャンピオンですが、彼らは(昨シーズン)年間勝ち点1位の浦和に15ポイント差を付けられた事実をしっかり認識していて、それをどうやって埋めていくかを考えて補強している。加えて戦い方にブレがないし、勝者のメンタリティーも持っている。そうして考えると、今季も鹿島がひとつ抜けているという感じがしますね。


代理人の田邉氏を取材したSportsnaviの宇都宮氏である。
田邉氏と言えば、2005年の中田浩二マルセイユ移籍や、2014年の西移籍騒動を巻き起こしたことで、罪深き人間との認識が強い。
しかしながら、長くに渡って代理人という業務を行っている、この世界の識者でもある。
彼の言葉には耳を貸したいところ。
その田邉氏は、鹿島について、こう語る。
「浦和(レッズ)は、このところ堅実な補強を心がけていますよね。(中略)ただ、成功率ということでいうと、やっぱり鹿島(アントラーズ)のほうが高いと思います」とのこと。
宇都宮氏も「浦和は手堅く選手層に厚みを加えているのに対し、鹿島はより中期的な視野に立った補強をしているように感じられる」と記す。
このあたりがクラブの方向性が伝わってきて良い。
また、田邉氏が鹿島関係者から「今年はクラブワールドカップ(W杯)をはじめ、12月にたくさん賞金が入ってきたけれど、できれば年明けにもらいたかった。選手に分配することはいいことなんですけれど」と聞いたという。
ボーナスにはなったが、選手獲得などクラブ強化には使いようがなかった様子。
そして、「成功率ということでいうと、やはり鹿島のほうが高いと思います。今季の鹿島は外国人選手を入れ替えて、日本人に関してはアビスパ福岡の金森健志や湘南ベルマーレの三竿雄斗ら、前所属がJクラブで伸びしろがある選手を入れている。かつての鹿島は、高卒の新人を獲ってきて鍛え上げるのが主流でしたが、だんだんJリーグ経験者にシフトしています。とはいえ、瀬戸内高校(安部裕葵)と東福岡(小田逸稀)からも選手を獲得している。時代に合わせてアレンジを加えながらも、基本コンセプトは絶対に崩さないんですよね」と語る。
鹿島の移籍成功率の高さ、そしてブレぬコンセプトを伝えてくれる。
これこそ、鹿島の伝統であろう。
そして、田邉氏は最後に「今季も鹿島がひとつ抜けているという感じがしますね」と締める。
今季のJリーグは、昨季に続き、鹿島のリーグとなろう。
今週末の開幕が楽しみである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ03-3695-2181

テネリフェ・岳、笑顔で試合観戦

テネリフェ柴崎もう不安なし?勝利にスタンドで笑顔
[2017年2月20日9時35分 紙面から]


テネリフェ-アルメリア戦を観戦、スタンドで笑顔を見せる柴崎(中央上)(撮影・PNP)

 不安障害の診察を勧められるなど、新しい環境になじめていないスペイン2部テネリフェのMF柴崎岳(24)は、入団当初にデビュー戦となる予定だったホームでのアルメリア戦をスタンド観戦した。

 試合は1-0で勝利。柴崎は胃腸炎の発症後、練習に復帰できていないが、試合後に笑顔でチームメートに拍手を送った。地元インターネットメディア「エル・ドルサル」は、なでしこリーグ浦和でもプレーし、テネリフェの女子クラブに所属する元U-20日本代表のDF堂園彩乃(26)と、柴崎のツーショット写真を掲載。柴崎が人気レストランで食事ができるまで回復したと報じた。

柴崎 21日にも合流か?ホームで試合観戦「不安障害」克服前進

早ければ21日にも合流するスペイン2部テネリフェMF柴崎
Photo By 共同


 鹿島からスペイン2部テネリフェに移籍し、体調不良で離脱しているMF柴崎岳(24)が“引きこもり状態”を脱した。18日にホームで行われたアルメリア戦をスタンドで観戦。早ければチーム練習が再開する21日にも合流する可能性が出てきた。

 引きこもり状態と地元メディアで報じられていた柴崎が久々に公の場に姿を見せた。18日に本拠スタジアムで開催されたアルメリア戦をスタンドから観戦。胃の不調のため7日から離脱し「不安障害」の可能性も指摘される中、1―0で勝利した試合に熱視線を送った。有名レストランで食事する姿が目撃されるなど回復に向かっており、同日付の地元ニュースサイト「エル・ドルサル」は「今週中の全体練習合流を目指している」と報道。早ければチーム練習が再開する21日から合流する可能性も出てきた。

 柴崎は急激な環境の変化に適応できず、体調を崩してダウン。現地報道によると、食事が合わずに体重は昨季64キロから6キロも減ったという。非常事態を受け、13日には代理人、セラーノ・スポーツディレクター、クラブ幹部らを集めた緊急ミーティングを実施。専門医の診察も受けて復帰を目指すことになり、一時は日本代表スタッフも現地入りしていた。

 この日の試合はテネリフェに本拠を置くスペイン女子1部グラナディージャに所属するDF堂園彩乃(26)も観戦。柴崎は順応に協力する姿勢を示してくれている元U―20女子日本代表DFと初対面を果たした。食事以外はほとんど部屋を出られなかったと伝えられた状況を考えれば、大きな前進だ。チーム内の信頼低下は避けられない中、どん底からはい上がれるのか。巻き返しへ向け、ようやくスタートラインに立つ日が見えてきた。
[ 2017年2月20日 05:30 ]

テネリフェ柴崎、復帰に向けて少しずつ前進か…18日には自チームの試合を観戦

不安障害の症状がみられたという柴崎

2017/02/19 22:02:09

柴崎、アルメリアとの試合を観戦して笑顔も垣間見せる。

テネリフェ加入後、不安障害の症状がみられるなど適応に苦しんでいる様子のMF柴崎岳だが、一歩ずつ前へと進む意志を見せているようだ。18日にはテネリフェの試合をスタンドから観戦している。スペイン『EFE通信』が伝えた。

これまで、ホテルにこもりっきりなどと報じられてきた柴崎だが、18日に行われたリーガエスパニョーラ2部第26節、ホームでのアルメリア戦(1-0)をスタンドから観戦した。柴崎にとってテネリフェの試合を生で見るのは初のことだったが、笑顔も垣間見せている。

不安障害の症状が出ている柴崎は現在、専門医の診療を受けている状況という。テネリフェは焦らず、しかし早期の復帰が実現できるよう最善を尽くしている様子だ。


笑顔でホームのアルメリア戦をスタジアム観戦したテネリフェの岳である。
体調は回復しておる様子。
今週中にも練習に復帰し、そしてデビューも近かろう。
ピッチで躍動する岳の報を待っておる。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

U-15日本代表候補 トレーニングマッチ実施

U-15日本代表候補 静岡トレーニングキャンプ 初のトレーニングマッチで2連勝
2017年02月19日

U-15日本代表候補 静岡トレーニングキャンプ 初のトレーニングマッチで2連勝

トレーニングマッチ 第1戦 vs 清水桜が丘高
2017年2月18日(土) キックオフ時間 9:45 試合時間 105分(35分✕3本)
J-STEP(静岡県静岡市)
U-15日本代表候補  2-0 (1本目0-0、2本目1-0、3本目1-0)清水桜が丘高校
得点
50分 須藤直輝(U-15日本代表候補)
82分 吉田有志(U-15日本代表候補)
1本目
GK:山田大樹
DF:野中悠翔、佐古真礼、鈴木海音、青島健大
MF:成岡輝瑠、荻野元伸、近藤蔵波、西川潤
FW:中野桂太、池端今汰
2本目
GK:山田大樹
DF:下川太陽、野中悠翔、古屋颯眞、植田啓太
MF:須藤直輝、吉田尊、藤原優大、豊福直人
FW:唐山翔自、大和蓮
3本目
GK:吉川直輝
DF:城水晃太、半田陸、藤原優大、安斎颯馬
MF:角昂志郎、渡辺綾平、荒木遼太郎、古薗汰久己
FW:石橋翔太、吉田有志
交代
53分 野中悠翔 → 荻野元伸
53分 山田大樹 → 吉川直輝
93分 藤原優大 → 古屋颯眞

トレーニングマッチ 第2戦 vs 静岡学園高校
2017年2月18日(土) キックオフ時間 15:30 試合時間 120分(40分✕3本)
J-STEP(静岡県静岡市)
U-15日本代表候補  8-3 (1本目2-0、2本目4-2、3本目2-1)静岡学園高校
得点
14分 近藤蔵波(U-15日本代表候補)
26分 須藤直輝(U-15日本代表候補)
44分 オウンゴール(U-15日本代表候補)
50分 唐山翔自(U-15日本代表候補)
55分 荒木遼太郎(U-15日本代表候補)
56分 青島健大(U-15日本代表候補)
75分 失点(静岡学園高校)
77分 失点(静岡学園高校)
92分 西川潤(U-15日本代表候補)
95分 池端今汰(U-15日本代表候補)
109分 失点(静岡学園高校)
1本目
GK:佐々木雅士
DF:下川太陽、佐古真礼、半田陸、角昂志郎
MF:城水晃太、植田啓太、渡辺綾平、近藤蔵波
FW:吉田有志、須藤直輝、須藤直輝、須藤直輝
2本目
GK:佐々木雅士
DF:荒木遼太郎、佐古真礼、鈴木海音、安斎颯馬
MF:石橋翔太、成岡輝瑠、藤原優大、青島健大
FW:中野桂太、唐山翔自
3本目
GK:鈴木彩艶
DF:野中悠翔、古屋颯眞、鈴木海音、古薗汰久己
MF:豊福直人、吉田尊、 荻野元伸、西川潤
FW:池端今汰、大和蓮
交代
61分 佐々木雅士 → 鈴木彩艶
61分 佐古真礼 → 半田陸
105分 鈴木海音 → 荒木遼太郎



マッチレポート
U-15日本代表候補 静岡トレーニングキャンプ3日目(2月18日)は、午前と午後にそれぞれトレーニングマッチを行いました。午前は清水桜が丘高、午後は静岡学園高と、ともに静岡の強豪校を相手に、招集された32名の選手全員が、このチームにとって初めての実践的な場を経験しました。
相手が年上の高校生ということで、試合序盤は体格差を感じさせる場面も多々ありましたが、1試合目の清水桜が丘高には、35分×3本の試合で2-1で勝利。続く2試合目の静岡学園高戦は、40分×3本の試合の中で徐々にコンビネーションを高め、最終的には8-3と勝利を収め、初めてのトレーニングマッチを2連勝で飾りました。
トレーニングキャンプ最終日(2月19日)も、藤枝明成高と浜松開成館高とトレーニングマッチを行い、U-15日本代表の立ち上げとなる今回のキャンプを終えます。

選手コメント
鈴木海音 選手(ジュビロ磐田U-15)
今日(2月18日)のトレーニングマッチでは、今回のトレーニングキャンプ最初の2日間で監督から学んだ「本気でボールを奪いにいく」ということを意識してプレーしました。2試合とも勝利する事が出来ましたが、まだまだ課題は多いので、最終日(2月19日)のトレーニングマッチでは課題を改善し、もっともっと本気でボールを奪いにいきたいと思います。また、今後も普段のトレーニングから高い意識を持ってプレーすることを心掛けながら向上していきたいと思います。

山田大樹 選手(鹿島アントラーズジュニアユース)
今日のトレーニングマッチは、相手が高校生ということで挑戦する気持ちで試合に臨みました。個人的には他のゴールキーパーたちと比べ、特別な長所は無いと思いますが、それを補うために準備・予測は怠らずにプレーしました。結果は2試合とも勝利しましたが、個人としても、チーム全体としてもまだまだ課題はあるので、明日はもっと良いプレーをしたいと思います。


古薗汰久己 選手(JFAアカデミー福島U15)
今日は、チームとして「攻守の切り替えを早くし、ボールを奪ったらすぐ前に行く。」ということを意識してプレーしました。結果は2試合とも勝利し、時間を重ねるごとに徐々にチーム全体が良い方向でプレー出来ていたと思います。今日良かった事は、明日はさらに向上していき、改善していきたいと思います。普段のチームに戻っても引き続き守備の意識を高く持ち、また代表に選ばれるような選手を目指したいです。

安斎颯馬 選手(FC東京U-15深川)
今日のトレーニングマッチでは、相手が年上の高校生でしたが絶対に負けないという闘争心を持って臨みました。みんな勝利にこだわってプレーした結果が2試合ともに表れたので良かったです。今回は初めて一緒にプレーする選手たちばかりで、今日は上手く噛み合わないこともありましたが、明日のトレーニングマッチでは、自分の長所を出しながら周りの選手たちと共に良いパフォーマンスを見せていきたいと思います。



高校生と2試合のトレーニングマッチを行ったU-15日本代表候補である。
山田大樹くんは1試合目の1本目と2本目に出場し、完封勝利に貢献しておる。
いくつかの課題を発見したようで、克服し成長に繋げて欲しいところ。
期待しておる。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

湘南・曹貴裁監督、うちの選手、ダメでしたね

湘南曹監督「うちの選手」鹿島三竿雄斗らにダメ出し
[2017年2月19日20時17分]

 J2湘南ベルマーレの曹貴裁監督(48)が19日、神奈川県平塚市内で講演会「共走会議」を開いた。その中で、湘南ベルマーレから鹿島アントラーズに移籍した、DF三竿雄斗(25)に対し、チクリと一刺しする発言が飛び出した。

 曹監督は、前日の18日に行われた富士ゼロックス・スーパー杯の鹿島-浦和戦で、先発し、後半37分までプレーした三竿雄のプレーをチェックしていたようだ。昨季まで指導した教え子について「本当にあいつ、昨日、何もしていないんで」とダメ出しした。

 曹監督が率いる湘南からは、16年にMF永木亮太(28)が同じく鹿島アントラーズに移籍し、日本代表にまで登り詰めたが、その永木も後半24分に、新戦力のレオ・シルバとの途中交代での出場にとどまった。曹監督は、永木の名こそ出さなかったが「うちの選手、ダメでしたね、昨日ね。もうちょっと、ちゃんとやってほしい」と苦笑交じりでダメ出しを連発した。

 辛口ではあったが、移籍した2人を「うちの選手」と口にし、教え子をいまだに気遣い、移籍した先のプレーをも見守る曹監督の優しさがかいま見える一幕だった。集まったサポーター、関係者も大笑いで、会場は明るく盛り上がった。【村上幸将】


湘南の曹貴裁監督にダメ出しされた雄斗と永木である。
「本当にあいつ、昨日、何もしていないんで」「うちの選手、ダメでしたね、昨日ね。もうちょっと、ちゃんとやってほしい」とコメントされた。
特に雄斗の出来は頂けなかった。
まだまだ左SB問題は続くのかと思わせられた。
とはいえ、雄斗も移籍間もない。
連携を磨き、守備の約束事を身に付けていけば伸びていくことであろう。
期待しておる。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

金森の攻撃力に期待

攻撃練習


浦和戦のスタメンはリカバリートレーニングを行い、それ以外の選手は攻撃練習やミニゲームを実施しました。


練習する金森である。
ボールを呼び込む姿が写る。
昨日のスーパー杯はベンチ入りするも出場機会はなかった。
移籍後初タイトルは嬉しかろうが、無念なところもあったであろう。
ここからの過密日程、必ずや金森の出番があるはず。
厳しいトレーニングに励み、成長するのだ。
期待しておる。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

鹿島の一番の武器は何か

アジアでの戦いをにらみながらの頂上決戦
ゼロックスで感じた、鹿島と浦和の強み

宇都宮徹壱
2017年2月19日(日) 11:55


3日後のACLを考慮したラインナップ


蛍光ピンクのセカンドユニホームでゼロックスに臨む鹿島は4人の新戦力がスタメン出場【宇都宮徹壱】

 新しいシーズンの開幕を告げるFUJI XEROX SUPER CUP(以下、ゼロックス)。今年は昨シーズンのJリーグと天皇杯を制した鹿島アントラーズ、そしてリーグ年間1位(チャンピオンシップ=CSでは2位)の浦和レッズというカードになった。ゼロックスは、本来的にはJ1チャンピオンとカップウィナーによる「頂上決戦」だが、今回は鹿島が2冠を達成したことにより、くしくも昨年のCS決勝のカードが再現されることとなった。ちなみにゼロックスは今回が24回目だが、この顔合わせは意外にも今回が初めて。会場となる日産スタジアムは、空気は冷たいものの快晴に恵まれ、4万8250人の観客を集めた。

 ゼロックスという大会が素晴らしいのは、当該チーム以外のサポーターにも楽しめる「仕組み」が施されていることだ。前座試合の「NEXT GENERATION MATCH」では、各クラブユース所属の選手が出場するが(今年はFC東京U−18の久保建英に注目が集まった)、ピッチ外で不思議な盛り上がりを見せるのがJリーグマスコット総選挙。実際、自分のサポートクラブのマスコットが、しかお(鹿島)やレディア(浦和)よりも上位となることに、密やかな溜飲を下げているファンも少なくないはずだ。今年、1位となって栄えある「センターポジション」を獲得したのは、サンフレッチェ広島のサンチェ。2年ぶり2回目の栄冠であった。

 前座と余興が終わったところで、いよいよメーンイベント。配布されたメンバー表を見て、まず注目したいのが新戦力の起用である(以下、カッコ内は前所属)。鹿島はGKに不動の守護神、曽ヶ端準ではなくクォン・スンテ(全北現代=韓国)を起用。この他にも三竿雄斗(湘南ベルマーレ)、レオ・シルバ(アルビレックス新潟)、ペドロ・ジュニオール(ヴィッセル神戸)がスターティングリストに並んだ。浦和は対照的に、新加入選手でスタメン起用されたのは菊池大介(湘南)のみ。ただしよく見ると、興梠慎三はベンチスタートだし、柏木陽介や槙野智章はベンチにも入っていない。

 柏木については「前日練習で足を痛めた」(ミハイロ・ペドロヴィッチ監督)そうだが、それ以外の陣容については3日後のACL(AFCチャンピオンズリーグ)を考慮したものと見ていいだろう。火曜日にアジアの戦いがあるのは鹿島も一緒だが、浦和はオーストラリアでのアウェー戦(キャンベラでウエスタン・シドニー・ワンダラーズと対戦)。遠征の負荷を考慮すれば、十分に納得できるラインナップだ。このゼロックスは「現時点の実力」のみならず、ACLも含めた長いシーズンを占う「総合力」が試される一戦と言える。

ペトロヴィッチ監督の修正で同点に追い付いた浦和

 キックオフは13時35分。試合開始から25分くらいまでは、ずっと浦和がポゼッションを保ちながら、ほとんどの時間帯を相手陣内でプレーし続けていた。とはいえ、この展開は鹿島も織り込み済み。「浦和が相手だと、僕らがボールを持つ時間はそんなに多くはない」という昌子源の言葉どおり、序盤の鹿島は相手の攻撃をじっと耐え忍んだ。もっとも、攻める浦和にもジレンマがあったことは留意すべきだろう。「前半は攻撃がうまく組み立てられていなかったし、もう少し前が(ボールを)収めてあげないと後ろも入れづらくなる。逆にカウンターをあれだけ食らうときつい」とは武藤雄樹の証言である。

 武藤の懸念は、前半39分に現実のものとなる。西大伍のダイアゴナル(斜め)のドリブルからファウルをもらい、鹿島がペナルティーエリア中央付近でFKのチャンスを得た。今季からJリーグでも採用される、バニシング・スプレーでボールと壁の位置が示されると、レオ・シルバが味方に細かい指示を与える。しかし蹴ったのは左利きの遠藤康。浦和GK西川周作は反応できず、弾道はゴール右隅へ。これが決まり鹿島があっさり先制する。さらに43分には、レオ・シルバがインターセプトからスルーパス。土居聖真を経由して金崎夢生が放ったシュートは、ゴールポスト右にはじかれたものの遠藤が詰めて、鹿島が追加点を挙げる。

 前半に2点のビハインドを負った浦和だが、後半はペトロヴィッチ監督の修正の妙が光った。ハーフタイムで李忠成に代えて興梠を同じシャドーのポジションで起用。さらに後半19分には、菊池と駒井善成を下げて、ジェフ千葉から復帰した長澤和輝と関根貴大をピッチに送り込んだ。そしてボランチの阿部勇樹を最終ラインに下げ、ワイドの右に関根、左に宇賀神友弥を移動させることで、反撃の態勢を整える。後半29分、自身のドリブル突破でPKのチャンスを得た興梠が、冷静にゴール右に決めて1点差。そのわずか1分後には、関根の右からのクロスにズラタンが頭で反応し、ポストにはね返ったボールを武藤が左足で押し込んで、ついに浦和が同点に追い付く。

 ゼロックスは同点で90分を終えれば、延長戦なしのPK戦となる。6年ぶりのPK戦をかすかに予感した後半38分、この試合最後のゴールが生まれた。浦和の遠藤航が、相手の縦方向のパスをGKへのバックパスで処理しようとした時、途中出場の鈴木優磨が背後から左足を伸ばす。ボールはコースを変えてGK西川の横をすり抜け、そのままネットを揺らした。「今日のピッチは水をまいていなかったので、ボールが止まりやすいのも把握していました。可能性があると思って狙った」とは、決めた当人の弁。結局これが決勝点となり、3−2で競り勝った鹿島が今季最初のタイトルを手にすることとなった。

鹿島の手堅い補強、浦和の選手層の厚さ


今季最初のタイトルを獲得した鹿島の石井監督。新戦力の融合に手応えを感じていた【宇都宮徹壱】

「(融合まで)もう少し時間がかかると思っていたんですけれど、試合を通してコンディションと戦術理解を高めていくというところで、非常に早くチームの戦術も理解してくれていました。今日のパフォーマンスも、とても良かったんじゃないかと思います。出場機会のなかった、レアンドロや金森(健志)といった新しい選手の能力を融合させながら、高いレベルのサッカーを目指していきたいです」

 4人の新加入選手をスタメン起用した手応えについて、鹿島の石井正忠監督はこのように語っている。この試合で最もアピールしたのが、小笠原満男とボランチでコンビを組んだレオ・シルバであったことは、衆目の一致するところであろう。前半の2ゴールに絡み(1点目はボールに触っていないが、間接的には十分関与したと言える)、永木亮太と交代する後半24分まではディフェンス面でも大いに貢献した。他の3人についても、レオ・シルバほどの活躍は見せなかったものの、開幕前の時点で鹿島のサッカーにしっかりフィットしているように感じられた。及第点は与えていいだろう。

 エージェントの人間に話を聞くと、一様に「鹿島の補強は手堅い」と指摘する。確かに、クラブのスカウティングや編成のノウハウに、目を見張るものがあるのは事実だ。しかし「鹿島の一番の武器は何か」と問われれば、明確かつブレないスタイルとフィロソフィー(哲学)であろう。そしてそれは、新加入の選手にとっても「自分にどのようなプレーが求められるのか」という明確なガイドラインとなるはずだ。今季初めての公式戦で、4人の新加入選手が(程度の差こそあれ)鹿島のスタイルに順応したプレーを見せていたのは、そうした背景があったように感じられてならない。

 敗れた浦和についても言及しておこう。この試合のポジティブな要因について、ペトロヴィッチ監督は「カウンターを得意とする鹿島に対して同点に追い付き、逆転してもおかしくない展開に持ち込めたこと」を挙げている。実際、この日の浦和の戦いは、決して悲観するものではなかった。むしろ何人かの主力選手を温存しながら、J1王者に対して互角の戦いを見せたことは好材料だろう。ペトロヴィッチ体制となって6年目。選手層もかつてなく充実している。火曜日のACL初戦では幸先の良い結果を残してほしいところだ。

 今回のゼロックスで明らかになったのは、鹿島も浦和も、国内とアジアの戦いをイメージしながらチーム作りを進めているということである。前者は的確な補強、後者は選手層の厚さから、クラブとしての野望が明確に感じられる。思えば昨年のACLは、5月いっぱいで日本勢はすべて終戦となった。今年は国内リーグのみならず、アジアの戦いでもJクラブの熱き戦いを楽しませてもらいたい。待ちに待ったシーズン開幕は、もうすぐだ。


スーパー杯について記すSportsnviの宇都宮氏である。
多くのメディアが報じた印象と同様にレオ・シルバの活躍とPJのフィットについて語っておる。
鹿島の補強は成功という視点から、そして補強だけではなく鹿島の良さについて言う。
「「鹿島の一番の武器は何か」と問われれば、明確かつブレないスタイルとフィロソフィー(哲学)であろう」とのこと。
これは、多くの人々に理解して欲しいところ。
鹿島は鹿島である。
そして鹿島であり続けるのだ。
ブレずに勝利を、謙虚に追求していくだけである。
誠実に、尊重し、献身的に。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

“縦”を意識した攻撃で脅威を与えた鹿島

ゼロックス杯「データ検証」 浦和が支配率や走行距離で圧倒も…鹿島は2つの項目が顕著に


“縦”を意識した攻撃で脅威を与えた鹿島 枠内シュート数とパス方向比率で上回る

 昨季二冠の鹿島アントラーズが、18日に日産スタジアムで開催された「FUJI XEROX SUPER CUP」で浦和レッズに3-2と勝利し、7年ぶり6回目の優勝を飾った。試合はMF遠藤康の2発で鹿島がリードしたなか、浦和もFW興梠慎三とFW武藤雄樹のゴールで一度は追いついたが、浦和DF遠藤航のミスを突いた鹿島FW鈴木優磨が決勝弾を決めて鹿島が3-2と勝ち越し、タイトルを獲得した。

 Jリーグが公表した試合データによると、ボール支配率では鹿島の38%に対して浦和が62%と圧倒。走行距離で浦和が5キロ以上、敵陣パス総数で浦和が200本近く上回る結果となった。試合を通じて浦和が動き回り、ボールを保持する展開が数字に反映されている。

 一方、鹿島で顕著だったのは枠内シュート数とパス方向比率だ。シュート数は両軍とも13本ながら、枠内シュート数は浦和の3本に対して鹿島が9本。その精度が勝敗を分ける要因の一つとなった。また、前方へのパス比率は鹿島が45.8%、浦和が29.8%で大きな差が出ている。浦和が押し込む時間も長かっただけに、横パスの比率は必然的に増えるものの、鹿島が“縦”を意識した攻撃で相手に脅威を与えていたと言える。

 ゼロックス杯の試合データは以下のとおり。 

【支配率】
鹿島:38%
浦和:62%

【走行距離】
鹿島:113.445km
浦和:118.749km

【スプリント回数】
鹿島:181回
浦和:178回

【シュート数(枠内)】
鹿島:13本(9本)
浦和:13本(3本)

【エリア内プレー回数(アタッキングサード)】
鹿島:25回(137回)
浦和:24回(253回)

【セットプレー/CK(アタッキングサード)】
鹿島:1本(3本)
浦和:3本(6本)

【敵陣でのパス総数(成功率)】
鹿島:117本(76.1%)
浦和:315本(79.0%)

【パス方向比率】
鹿島:前45.8% 右20.0% 左18.6% 後15.6%
浦和:前29.8% 右27.9% 左25.3% 後17.0%

走行距離ランキング

 走行距離を見ると、鹿島のトップはMF土居聖真の11.087km、浦和のトップはMF青木拓矢の11.93km。11kmを超えたのは鹿島が3人、浦和が4人となった。鹿島に新加入したMFレオ・シルバはボランチとして攻守に顔を出し、69分間のプレーながら9kmを超える運動量で勝利に貢献した。ベテランのMF小笠原満男はチーム内2位の走行距離で、依然としてその存在感は健在のようだ。

 一方、浦和は2シャドーの一角に入った武藤、MF阿部勇樹が中盤を支える形となった。またFWズラタンも長い距離を走っていたが、効果的に絡む場面は少なく、やや攻撃を停滞させた感もある。両ウイングバックのMF駒井善成とMF菊池大介は、ともに64分間プレーして8km台。時折、鋭い攻撃を繰り出したものの、後半途中に揃って交代となり、チームはその後に2ゴールを決めている。

【走行距離/km(プレー時間)】

鹿島
1位 11.087(90分) MF 土居聖真 
2位 11.070(90分) MF 小笠原満男 
3位 11.038(90分) FW ペドロ・ジュニオール 
4位 10.630(90分) MF 遠藤 康 
5位 10.435(90分) DF 西 大伍 
6位 9.876(90分) DF 植田直通 
7位 9.725(90分) DF 昌子 源 
8位 9.092(82分) DF 三竿雄斗 
9位 9.028(69分) MF レオ・シルバ 
10位 7.981(65分) MF 金崎夢生 
11位 5.037(90分) GK クォン・スンテ 
12位 3.626(25分) FW 鈴木優磨 
13位 3.287(21分) MF 永木亮太 
14位 1.533(8分) DF 山本脩斗 

浦和
1位 11.930(90分) MF 青木拓矢 
2位 11.486(90分) FW 武藤雄樹
3位 11.282(90分) MF 阿部勇樹 
4位 11.088(90分) FW ズラタン 
5位 10.997(90分) DF 森脇良太 
6位 10.675(90分) MF 宇賀神友弥 
7位 10.432(90分) DF 遠藤 航 
8位 8.366(64分) MF 菊池大介 
9位 8.137(64分) MF 駒井善成 
10位 5.739(45分) FW 興梠慎三
11位 5.490(90分) GK 西川周作 
12位 5.428(45分) FW 李 忠成 
13位 4.022(26分) MF 長澤和輝 
14位 3.677(26分) MF 関根貴大

スプリント数ランキング

 両軍を通じて最多だったのは、今季ヴィッセル神戸から鹿島に加入したFWペドロ・ジュニオールだ。最後までフル稼働して29回のスプリントを見せており、前線で攻守両面に奮闘した。走行距離トップのMF土居は、スプリント数でも27回で2位と上位に入っており、その走力はチームに欠かせないものとなっているのが分かる。

 浦和のスプリント数トップは、意外にもFWズラタンの23回(90分)だった。出場時間の違いはあるものの、仕掛ける回数が多かったウイングバックのMF菊池は4位タイの19回(64分)、MF駒井善成が8位の12回(64分)となっている。DF遠藤は2位の21回(90分)と多かったが、それによる疲労もあったのか、終盤に痛恨のパスミスで決勝点を献上してしまった。

【スプリント数[時速24km以上]/回数(プレー時間)】

鹿島
1位 29(90分) FW ペドロ・ジュニオール
2位 27(90分) MF 土居聖真 
3位 19(65分) MF 金崎夢生 
4位 17(90分) MF 遠藤 康 
5位 15(90分) DF 西 大伍 
5位 15(69分) MF レオ・シルバ 
7位 13(82分) DF 三竿雄斗 
7位 13(90分) DF 植田直通 
9位 12(90分) DF 昌子 源 
10位 10(25分) FW 鈴木優磨 
11位 5(90分) MF 小笠原満男 
12位 4(21分) MF 永木亮太 
13位 2(8分) DF 山本脩斗 
14位 0(90分) GK クォン・スンテ 

浦和
1位 23(90分) FW ズラタン 
2位 21(90分) DF 遠藤 航 
3位 20(90分) MF 宇賀神友弥 
4位 19(64分) MF 菊池大介 
4位 19(90分) FW 武藤雄樹 
6位 17(90分) DF 森脇良太 
7位 13(45分) FW 李 忠成 
8位 12(64分) MF 駒井善成 
9位 10(90分) MF 阿部勇樹 
10位 9(45分) FW 興梠慎三 
11位 6(26分) MF 関根貴大 
12位 4(26分) MF 長澤和輝 
12位 4(90分) MF 青木拓矢 
14位 1(90分) GK 西川周作 

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web


スーパー杯・浦和戦のデータ分析を行ったフットボールゾーンウェブ編集部である。
走行距離やボールポゼッションでは浦和が上回るものの、枠内シュート数とパス方向比率は鹿島の数値が良いことを示す。
これについては、「鹿島が“縦”を意識した攻撃で相手に脅威を与えていた」と評しておる。
今季の鹿島はレオ・シルバの加入もあってか、縦に速いサッカーが展開されておるということが、数値からもわかる。
またそれを実現しておるのは、圧倒的スプリント数を出した、聖真とPJということとなろう。
このスーパー杯では、今季の鹿島のサッカーが見えてきた。
アジアを制し、世界へチャレンジするにはドウすべきかの答えとも言えよう。
今季の鹿島が楽しみである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

ジーコ、お気に入りの3クラブ

“神様”ジーコが「お気に入り3クラブ」に鹿島を選出 古巣へ深い愛情示す


ウディネーゼの本拠地に凱旋した英雄が記者会見で語る

 ブラジル代表の伝説的名手で元日本代表監督のジーコ氏が、フラメンゴ、ウディネーゼとともに鹿島アントラーズを「私のお気に入りの3クラブ」と愛情を示している。イタリアサッカーメディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

 ジーコは1983年から2シーズン、セリエAウディネーゼで活躍した。53試合で30ゴールを挙げた英雄は、ウディネの本拠地スタジオ・フリウリに凱旋し記者会見に出席した。クラブの英雄として横断幕が今でもスタジアムに飾られているジーコ氏は、「フラメンゴ、ウディネーゼ、鹿島アントラーズが私のお気に入りのチームなんだ」と語った。

 プロデビューを果たしたブラジルの名門に加えて、Jリーグ開幕前の1991年から94年まで活躍し、“ジーコ・スピリット”を植えつけた古巣への愛情を示した。鹿島は昨年12月のFIFAクラブワールドカップで準優勝と躍進している。

ミランに移籍する可能性があったと告白

 ウディネーゼが現役時代の、欧州での唯一のキャリアとなったジーコ氏だが、現在、日本代表FW本田圭佑が所属するACミランに移籍する可能性があったという。

「1983年には選手は移籍先を決めることができなかった。今は違うけれどね。フラメンゴがミランからのオファーを断ったんだ」

 ジーコ氏はこんな裏話も披露していた。時代がもし違っていれば、ブラジルの名手は赤と黒のユニフォームに身を包んでいたのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images


「私のお気に入りの3クラブ」の一つに鹿島を挙げたジーコである。
これは嬉しい。
伝統ある偉大なクラブの中に鹿島が含まれることは光栄と言えよう。
ジーコが造りあげたクラブは、世界を知り、挑戦し続けておる。
今季は、アジアを制して再び世界への挑戦権を得て、ジーコにコメントを求めたい。
期待していて欲しい。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

永木、防げた点数でもあるので、もったいなかった

湘南出身の浦和MF菊池と鹿島MF永木、ともに反省しきり

途中出場となった永木(C)J.LEAGUE PHOTOS
©J.LEAGUE PHOTOS


2017/02/19 11:45:02

2月18日に日産スタジアムで行われた富士ゼロックス・スーパーカップ2017の試合後、浦和レッズMF菊池大介と鹿島アントラーズMF永木亮太が囲み取材に応じた。

「FUJI XEROX SUPER CUP 2017」が2月18日、日産スタジアムで行われた。試合は3-2で、鹿島アントラーズが浦和レッズに勝利。鹿島が同大会六度目の栄冠に輝いた。試合後、ともに湘南出身のMFである菊池と永木が囲み取材に応じた。

今季、湘南ベルマーレから浦和に加入した菊池は先発出場。64分に交代で退くまで左ウイングバックとしてプレーした。菊池は湘南について「基本的な戦うことだったり、切り替えることだったり、規律のあるチーム。そういうところでしっかり選手を育ててくれるチーム。みんな、そういうものが基盤としてある」と話し、活躍することが「恩返し」になると話した。そして「きょうは(湘南出身選手としてのクオリティーを)出せなかったので、もっともっと、やっていかないと」と続けた。

具体的な課題については「うまく行った部分もありましたけど、攻から守の切り替えの部分だったり、相手と対面した時の判断だったり、対応だったりっていうところで、少し後悔というか、もう少し考えながらやれたんじゃないかな」と振り返った。

記者からの「周囲に気を遣っているのでは」との問いには、「いや、そんなことはないですけどね。でも、もちろんそういうところも必要だと思います。それとは逆に、自分らしさというか、貪欲に自分を出していくのも必要だと思います。そこは自分の中で整理しながら、やらないといけない」と答えた。

一方、昨季に湘南から鹿島に移籍した永木は、69分からの途中出場。その直後の74分と75分に鹿島は立て続けに失点を喫した。「向こうも、あの時間帯でパワーを使ってきて、攻撃的になって、PKを与えてしまったり、クロスの形を作られたりで」と振り返り、「防げた点数でもあるので、もったいなかった」と、悔しさをにじませた。

「自分たちがボール持って、主導権を90分間通して握らなきゃいけない。そういうチームだと思ってますし、そういうメンバーもそろってます。押し込まれる時間帯でも、もう少しボールを保持できればいいと思っています」と、課題を挙げた永木は「自分の役割をできなかった」とこの日の自身のプレーを反省。21日に行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の蔚山現代FC戦に向けては、「ホームで最初のACLなので、きょうと同じミスはしないように、やっていきたいと思います」と決意を示した。


試合後の囲み取材に応じた永木である。
交代出場で入った後に失点を重ねたことで、悔しさをにじませる。
「自分たちがボール持って、主導権を90分間通して握らなきゃいけない。そういうチームだと思ってますし、そういうメンバーもそろってます。押し込まれる時間帯でも、もう少しボールを保持できればいいと思っています」と鹿島のやり方を、やりたいサッカーを口にする。
次戦は中二日での蔚山現代となる。
過密日程であり、このスーパー杯以上の出場時間となることが予想される。
「ホームで最初のACLなので、きょうと同じミスはしないように、やっていきたいと思います」という永木の意気込みで今季、ホーム初戦を勝利に導いて欲しい。
楽しみにしておる。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

源、最後まで食らいつく、一対一は全部勝つとか

鹿島DF昌子源、ターンオーバーに前向き…その背景には昨年12月の連戦

ズラタンと競り合う昌子(C)J.LEAGUE PHOTOS
©J.LEAGUE PHOTOS


2017/02/19 10:59:58

2月18日に日産スタジアムで行われた富士ゼロックス・スーパーカップ2017の試合後、鹿島アントラーズDF昌子源が囲み取材に応じた。

「FUJI XEROX SUPER CUP 2017」が2月18日、日産スタジアムで行われた。試合は3-2で、鹿島アントラーズが浦和レッズに勝利。鹿島が同大会六度目の栄冠に輝いた。試合後、鹿島DF昌子源が囲み取材に応じた。

勝利こそ収めたが、74分と75分に連続で失点。このシーンについては「集中力ではない気がするけど、あれは、ナオ(DF植田直通)といっぱい話したんで。こっちで解決します」とコメントするにとどめた。

鹿島はAFCチャンピオンズリーグと明治安田生命J1リーグを並行して戦うため、スケジュールもタイトになる。だからこそ昌子は、ターンオーバーについて前向きな考えを示す。「これからの連戦、全部スタメンで行けるかと言ったら無理だと思う。きょう(ゼロックス杯)のスタメンがベンチ外ということもあり得る。チーム全員の力が必要だし、そのことを鹿島のみんなは分かっている」と話す。

こうした境地に至った背景には、昨年12月の連戦、明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ、FIFAクラブワールドカップ、天皇杯全日本サッカー選手権大会を戦い抜いた経験がある。「そういうのを経験してるし、それが分かってるんじゃないかな」と話した。

その昌子は「マチ(DF町田浩樹)なんかも、やっぱりいいものを持ってる。それをもっと出して(ほしい)」と、育成組織出身の19歳に期待を寄せる。「一対一で僕が簡単に抜かれてるところを見せたら、それはダメだと思う。だから最後まで食らいつく、一対一は全部勝つとか。そういう見せ方を僕は伝える部分もあるのではないかな」と、ディフェンスリーダーとしての自覚を語る昌子。

「だってセンターバックで最年長ですもん。昨年は(ファン・)ソッコがいてくれたから。ソッコは経験のある選手やし、いろいろ言ってくれた。そういう人がいなくなって。もちろんソガさん(GK曽ヶ端準)とか、(西)大伍くんとか、(山本)脩斗くんとかはいますが。自然と責任感は(出てくる)」と続けた。

一方、途中出場で決勝ゴールを決めたFW鈴木優磨については、「入ってきたら何かやるなっていうのは感じてる。オーラじゃないけど、点決めますよみたいな。俺のところにボールをよこせ。っていうのを感じる。偶然ではないのかなって感じます」と、存在感を高めていることを示唆。

「茶髪でオラオラしてるけど、根はしっかり者。あいさつは、ちゃんとする。そういうやつなんで。でも、やっぱりそういうギラギラ感がいいんじゃないですかね」と鈴木評。「6試合6得点決めて、サブですからね。それは本人が一番納得が行ってないでしょう。途中からでも結果を出すからスーパーサブとして(評価されている)っていうのはあるけど、本人はそれじゃ絶対納得せんと思う。(きょう出場したFWの中で)自分だけが(点を)取ったっていうのは、すごいアピールになると思う。くさらずやってほしいなと思います」と、さらなる飛躍に期待を寄せた。


試合後の囲み取材に応じた源である。
「これからの連戦、全部スタメンで行けるかと言ったら無理だと思う。きょう(ゼロックス杯)のスタメンがベンチ外ということもあり得る。チーム全員の力が必要だし、そのことを鹿島のみんなは分かっている」と過密日程での選手入れ替えを受け入れる姿勢を言葉に出す。
源に替えて出る選手の名を挙げるとしれば、それは町田であろう。
プロ入りに年目となり、身体も一回り大きくなった。
その町田に対して源は、「マチ(DF町田浩樹)なんかも、やっぱりいいものを持ってる。それをもっと出して(ほしい)」と言う。
そして、下からの突き上げに「一対一で僕が簡単に抜かれてるところを見せたら、それはダメだと思う。だから最後まで食らいつく、一対一は全部勝つとか。そういう見せ方を僕は伝える部分もあるのではないかな」と責任感を口にした。
今季よりCBとして最年長となった。
元々責任感と向上心の固まりであった源に、公式にリーダーとなる日が来た。
DFをまとめ上げ、勝利を追求していくのだ。
期待しておる。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

東京ユナイテッド・岩政、東京大学ア式蹴球部コーチに就任

今季より関東1部で選手兼任コーチの岩政大樹、東京大のコーチに就任

東京大のコーチに就任した岩政大樹(写真は2015年のもの) [写真]=Kaz Photography/Getty Images

 関東1部リーグの東京ユナイテッドFCは19日、DF岩政大樹が東京大学ア式蹴球部のコーチに就任したことを発表した。

 岩政は、2004年に東京学芸大学から鹿島アントラーズへ加入。2007年から2009年にかけて鹿島のJリーグ3連覇に貢献するなど、中心選手として活躍した。その後、タイでのプレーを経て、2015年から昨季までファジアーノ岡山に在籍。今季より、プレイングコーチ(選手兼任コーチ)として東京ユナイテッドFCに加わっていた。

 一方、東京大は1977年に関東大学サッカーリーグ2部から東京都大学リーグ1部に降格。その後は東京都大学リーグの1部と2部を行き来し、昨季は1部最下位に。今季は再び1部復帰を目指す。

 同選手の東京大コーチ就任に際し、同クラブは「来る2020年、『東京ユナイテッドのJリーグ参入』ならびに『東京大学ア式蹴球部の関東大学サッカーリーグへの復帰』を同時に果たすべく、両クラブに関わる全ての人間の全エネルギーと情熱を徹底的に注ぐ所存です」とコメントを発表している。


東京大学ア式蹴球部のコーチに就任した東京ユナイテッドの岩政である。
岩政のキャリアは面白い方向に動いておる。
ここで築く人脈は素晴らしい。
サッカー界に及ぼす影響力を持っていくのではなかろうか。
岩政の動向に注目である。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

硬軟おりまぜたボランチが3人もいる鹿島は、強いJクラブの作り方の教科書といえる

J1鹿島「全冠制覇」へ 柴崎の穴埋める強力ボランチ3人
2017.02.18
連載:蹴球7DAYS 水沼貴史



オープン戦でカズ(右)と競り合う小笠原。王者鹿島のキーマンだ

 今年のJ1鹿島の目標は「全冠制覇」。ようするに出場する大会はすべて勝つ。リーグ戦、ルヴァン杯、天皇杯の3冠に加え、鹿島の場合は今年アジアチャンピオンズリーグ(21日開幕)にも出場する。ひょっとしたらこれをあっさり実現しそうなほど勢いがある。

 今週末はリーグ開幕の前哨戦「ゼロックス杯2017」(18日=日産ス)が行われ、鹿島(昨季年間王者)は浦和(同2位)と対戦。1冠目にチャレンジする。

 鹿島の強さの要因は、強力なボランチ(守備的MF)がいること。プロ20年目の節目をむかえたMF小笠原満男主将(37)が今季も健在。日本代表・ハリルホジッチ監督のお気に入りである28歳のMF永木と盤石のコンビを組む。

 スペインに移籍して苦しんでいるMF柴崎(テネリフェ)も鹿島ではボランチもしていた。普通は柴崎が抜けた穴が気になるところだが、全く心配なし、というのがこのクラブのすごいところ。

 サッカーのボランチというポジションは攻守の切り替え役といってしまえば簡単だが、会社組織でいえば現場監督。ゲーム中に監督の指示も無視するくらいにチームを掌握し、ピッチ内に年長者がいても呼び捨てにするくらいの熱さが必要だ。

 小笠原は2006年ドイツW杯の惨敗のリベンジを果たすべく、大会後にイタリアセリエAメッシーナへ10カ月のレンタル移籍をした。結局この契約が終わり鹿島へ早々に戻ってきたが、イタリアの強い守備を体で覚えてきてから鹿島の不動のボランチになった。

 小笠原-永木のコンビにブラジル人助っ人レオ・シルバ(30)をJ1新潟から獲得。実は名古屋に移籍するはずだったが、J2に陥落したことで鹿島が獲得できた。この選手は今のJリーグでナンバーワンのボランチといっていい。硬軟おりまぜたボランチが3人もいる鹿島は、強いJクラブの作り方の教科書といえる。 (元J1横浜監督・水沼貴史)


「鹿島の強さの要因は、強力なボランチ」と評する夕刊フジの水沼である。
この冬に岳が移籍したが、レオ・シルバが加入し、満男と永木といった分厚い選手層を誇る。
水沼はレオ・シルバをJリーグナンバーワンボランチと言い、この補強により、鹿島が挑む「全冠制覇」を実現させそうと語る。
それだけの実力の片鱗は見え始めておる。
そして、個人的に期待しておるのが三竿健斗である。
ここに名が挙がらぬ四番手の扱いであるが、それは単に若さ故の実績不足だけと言って良かろう。
満男や永木に割って入る可能性は大きくあるように思う。
攻守の要であるボランチの躍動で全てのタイトルを狙う。
楽しみである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

浦和・興梠、自分から掛かりに行った

持ち味を出せず不完全燃焼の浦和FW興梠慎三…PKは「自分から掛かりに行った」

PKを決めるも不完全燃焼、興梠慎三(C)J.LEAGUE PHOTOS
©J.LEAGUE PHOTOS


2017/02/18 22:36:12

2月18日に日産スタジアムで行われた富士ゼロックス・スーパーカップ2017の試合後、浦和レッズFW興梠慎三が囲み取材に応じた。

「FUJI XEROX SUPER CUP 2017」が2月18日、日産スタジアムで行われた。試合は3-2で、鹿島アントラーズが浦和レッズに勝利。鹿島が同大会六度目の栄冠に輝いた。試合後、浦和FW興梠慎三が囲み取材に応じた。

0-2とリードされた状況で前半終了。後半開始から投入された興梠は、「前で(ボールを)収めることが必要かなと思った」と語る。その結果、「相手も運動量がちょっと落ちてきて、自分たちのやりたいサッカーが、ちょっとはできたかな」と、試合の感想を述べた。

74分に自身が獲得したPKを決めた興梠。PK獲得のシーンについては「自分から掛かりに行った」と明かす。PKについては「落ち着いてGKを見ながらできた」と語る。その後、MF武藤雄樹で同点としたが、83分の失点に関しては「確実に自分たちのミスなので、もったいないなぁ」と話した。

ズラタン・リュビヤンキッチが1トップを務めたため、シャドーでの起用となったが、その点については「ボールがもらいにくく、自分の持ち味が全く出せない。もっと前で仕掛けることが必要」だと語った。また、チームの司令塔・MF柏木陽介が負傷により欠場となったが、そのことに触れて「組み立ては1人ひとりが意識しないといけない」と反省点を挙げた。

追撃PKで一時は同点も…浦和FW興梠「最後は確実に自分たちのミス」
17/2/18 20:44


MF小笠原満男をドリブルでかわすFW興梠慎三

[2.18 富士ゼロックススーパー杯 鹿島3-2浦和 日産ス]

 流れは変えた。0-2の後半開始から浦和レッズはFW李忠成に代えてFW興梠慎三を投入。後半27分、ペナルティーエリア内で仕掛けてMF小笠原満男のファウルを誘い、PKを獲得すると、自らキッカーを務め、ゴール右隅に流し込んだ。

「あの場面は抜いて決めるより、自分からかかりにいった。もらったような形で、それがうまくできた。PKも落ち着いてGKを見ながら打てた」

 反撃の狼煙をあげる追撃PKからわずか1分後にはMF武藤雄樹が同点弾。2分間の連続ゴールで2-2の同点に追いついたが、後半38分にDF遠藤航のミスから決勝点を献上した。

「2点差を追いついたのはよかったけど、最後の失点は確実に自分たちのミス。もったいない」。FWズラタンが1トップを務め、その背後でシャドーストライカーの役割を果たした興梠。時折、中盤に下りてきてはパスをさばくシーンもあった。

「あのポジションは我慢が必要だけど、今日は我慢できなかった。もっと前で仕掛けることが大事だけど、(柏木)陽介くんがいない分、組み立てのところを一人ひとりが意識してやらないといけなかった。結果的に引いてプレーすることが多かったけど、自分の持ち味はゴール前の勝負。それが減るのは考えないといけない」

 MF柏木陽介がケガのため欠場した浦和は中2日の21日に敵地で行われるACL第1節ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦を見据え、DF槙野智章がメンバー外となったほか、興梠やMF関根貴大もベンチからのスタートだった。

「この試合も大事なのは分かっているけど、自分たちが目指しているのはACLとJリーグのタイトル。ここからまた、一からのスタートだと思う」。興梠は悔しさを押し殺し、すぐにやってくる大一番へ気持ちを切り替えた。

(取材・文 西山紘平)


PKシーンについて語る浦和の興梠である。
「自分から掛かりに行った」とのこと。
言い方はともかくとして、シミュレーションをしたということである。
やはり、偏ったジャッジに恵まれているクラブに染まってしまったということであろう。
その他シーンでは、GKの西川が満男のシュートに触れたにもかかわらず、ゴールキックにするというアピールをしたこともあった。
カードの基準も浦和と鹿島では異なったことも見逃せぬ。
このような八百長とも取られるような行為はなくすことは出来ぬものであろうか。
あれもこれも、審判が特定クラブを優遇するジャッジを連発するからに他ならぬ。
非常に残念である。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

元々嫌らしかった鹿島はかなり面倒くさいチームになった

【蹴球日本を考える】レオ&ペドロの加入で王者はかなり面倒くさいチームになった
熊崎敬
2017年02月18日


土居のゴール数はレオ・シルバの加入で大きく増えるかもしれない。


今季、新潟から新加入のレオ・シルバ(4番)と神戸から新加入のペドロ・ジュニオール(7番)。ゼロックス杯での出来を見る限り、強力な助っ人となりそうだ。写真左:滝川敏之、写真右:茂木あきら(ともにサッカーダイジェスト写真部)

[FUJI XEROX SUPER CUP 2017]鹿島 3-2 浦和/2017年2月18日/日産スタジアム

 鹿島が変わった――。

 3-2で浦和を破ったゼロックス・スーパーカップを観ての、私はこんな印象を抱いた。

 2015年途中に石井監督が就任してからというもの、鹿島はボールをつなぐ試合運びを続けてきた。敵陣の深いところで2、3人が連係し、短いパスをつないで相手ペナルティエリアの懐を切り崩す。ボール支配を前提とした、手数をかけるサッカー。それは日本的なスタイルといってもいい。

 ところがゼロックスの鹿島は、まったく違う試合運びを見せた。

 43分に生まれた2点目が印象深い。
 レオ・シルバの速い縦パスから一気にチャンスが生まれ、土居、金崎とつないで、最後にこぼれ球を遠藤が押し込む。サイド深いところでパスをつなぐのではなく、奪ったら一気に縦へ。この2点目のような逆襲の形から、次々と決定機が生まれた。

 手数をかけず、一気にゴールへ。
 鹿島のスタイルが変わったのは、レオ・シルバ、ペドロ・ジュニオールというブラジル人ふたりが加わったことが大きい。

 特にレオの存在感は目を惹いた。
 この選手の素晴らしいところは、敵のボールを刈り取って、そのまま前進してチャンスに絡むところだ。ボールを奪って左右に散らすだけのボランチと比べると、単独でより多くの、より決定的な仕事ができる。

 狭い局面でボールを奪い、なおかつ密集を打ち破って前に出る。そのことで敵の数人を置き去りにすることが可能になる。これは味方が数的優位になるということ。残った敵は目の前に迫ってくるレオに寄せるしかなく、その裏側にフリーの味方が生まれる。

 ゼロックス杯では土居が幾度となく決定機を迎えたが、これは間違いなくレオ効果だ。昨年8点だった土居のゴール数は、レオの加入で大きく増えるかもしれない。

 単独で反転速攻できるレオのような選手がいれば、手数をかけて崩すよりも一直線にゴールに迫った方が効率的だ。その意味で、このチェンジは理にかなっている。

 レオだけでなく、前線のペドロも効いていた。
 ルーズボールを追って、何度も敵を後ろから倒してファウルをもらっていたが、これは駆け引きの一環だろう。やりたいことができない時でも、敵に思い通りにさせないこと、心理的重圧をかけることの大切さを熟知している。

 レオとペドロという厄介な連中が加わったことで、元々嫌らしかった鹿島はかなり面倒くさいチームになった。

 王者鹿島を倒すのはどこか。これが2017シーズン最大の焦点になりそうだ。

取材・文:熊崎 敬(スポーツライター)


スーパー杯を観戦したサッカーダイジェストの熊崎氏である。
昨季の鹿島との変化について説明してくれる。
端的に「縦に速くなった」と記す。
「手数をかけず、一気にゴールへ」とは、ダイレクトプレイ指向ということである。
その中心にレオ・シルバがおる。
中盤にてボールを獲りきり前への推進力となる。
彼の加入は大きい。
熊崎氏はレオ・シルバの加入で聖真のゴールが増えるのではないかと言う。
今季の聖真は左サイド起用になっていくのであろうか。
いずれにせよ、ゴールを量産することとなれば、チームの勝利が近づく。
助っ人効果で、チームが新化する。
今季の鹿島が楽しみである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

スーパー杯 優勝報道

鹿島鈴木V弾でまず1冠 柴崎の穴なし進化した強さ
[2017年2月19日7時57分 紙面から]


表彰式後、サポーターをバックにロナルドポーズを決める鹿島FW鈴木(撮影・狩俣裕三)

<富士ゼロックス・スーパー杯:鹿島3-2浦和>◇18日◇日産ス

 昨季J1と天皇杯を制し、クラブW杯でも準優勝の鹿島アントラーズが、17年も進化した強さで白星発進した。昨季年間勝ち点1位の浦和レッズに3-2で競り勝ち、7年ぶり6度目の優勝。途中出場のFW鈴木優磨(20)が決勝ゴールを決め、MFレオ・シルバ(31)ら新加入組も攻守に躍動した。21日にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の初戦、25日にはJ1開幕を迎える。

 17年も鹿島だ。2点を追いつかれた直後の後半38分、20歳の鈴木が決勝弾。味方からのロングボールを浦和DF遠藤の後ろから追い、バックパスをさらった。「グラウンドに水をまいてなかったので止まると思って狙っていました」。GK西川との連係ミスを見逃さず、2人の間に割り込み、左足で押し込んだ。

 クラブW杯で注目を浴びたCロナルドのゴールパフォーマンスは封印したが、今季から背負う9番をアピールする新パフォーマンスで沸かせた。

 後半途中からの出場できっちりと仕事をこなし、「点を取れているのはいいけれど、自分が入ってから2点取られたので納得はいかない」と反省も忘れない。「もっと圧倒して全タイトルを取れるように頑張ります」。今季練習試合を含め出場7戦8発。先発の座を勝ち取っての勝利まで満足できない。

 先発11人中4人の新加入選手が名を連ねた。GKクォン・スンテ、DF三竿雄に加え、レオ・シルバは攻守で核となった。守備ではDFラインまで下がって相手攻撃の芽をつんだ。前半43分には、得点の起点になった。MF柴崎移籍の穴を感じさせない主軸となった。

 FWペドロ・ジュニオールもドリブル突破だけでなく、前線からの守備でも貢献。左MFで先発した土居も「迫力、推進力はすごい」と今季のパワーアップを感じながらプレーした。

 国内3冠と、ACL初制覇でクラブW杯出場が目標だ。定位置争いが激化する中、MFレアンドロを含めたブラジル人と日本人の関係を密にしたのも鈴木だ。高校時代から勉強するポルトガル語で、和やかな雰囲気をつくる貢献度は高い。プロ20年目MF小笠原らに、新たな力も加わった鹿島が今年もJの中心だ。【鎌田直秀】

 ◆富士ゼロックス・スーパー杯 国内の新シーズン最初の公式戦で、Jリーグ開幕の1週間前に開催される。前年度のJ1と天皇杯の王者同士が対戦。今回は、鹿島が天皇杯も優勝したため、J1で2位の浦和が出場。賞金は勝者3000万円、敗者は2000万円。90分で決着がつかなければ延長なしでPK戦に突入する。

鹿島MF遠藤が左右2発「FK蹴る気満々でした」
[2017年2月19日8時45分 紙面から]


鹿島対浦和 前半、鹿島MF遠藤(左)は先制のPKを決める(撮影・小沢裕)

<富士ゼロックス・スーパー杯:鹿島3-2浦和>◇18日◇日産ス

 昨季J1と天皇杯を制し、クラブW杯でも準優勝の鹿島アントラーズが、17年も進化した強さで白星発進した。昨季年間勝ち点1位の浦和レッズに3-2で競り勝ち、7年ぶり6度目の優勝。

 MF遠藤が2得点を挙げた。前半39分には利き足の左足で約20メートルの直接FKを沈め、同43分にはレオ・シルバ、土居とつなぎ、FW金崎が右足シュート。ポストにはね返った球を右足で押し込んだ。「FKは蹴る気満々でした。壁を越すことだけ考えて、リラックスして蹴れた」。Jリーグ、ACLと連戦が続くだけに「次のACLも勝って、良い開幕を迎えたい」と意気込んだ。

 ▼記録メモ 鹿島MF遠藤が直接FKゴールを含む2発。ゼロックス杯での直接FKゴールは、11年の鹿島FW野沢拓也以来6年ぶり2人目。同杯で個人1試合複数得点は、97年の鹿島FW柳沢敦(2点)03年の磐田FWグラウ(2点)05年の東京VのFWワシントン(2点)07年のG大阪FWマグノ・アウベス(3点)に次いで10年ぶり5人目。

【本田泰人のハードマーク】
鹿島、「柴崎の穴」補って余りある新戦力

 富士ゼロックス・スーパーカップ(18日、鹿島3-2浦和、日産ス)鹿島は幸先良くMF遠藤がFKを入れ、いい流れで試合を運んだ。新戦力では新潟から加入のブラジル人MF、レオシルバが目立った。MF小笠原とボランチを組んだが、攻守にバランスを取れる。彼が後半24分に途中交代すると、2点リードを追いつかれた。それほど、チームに与える影響は大きい。

 鹿島はここ数年で最高の補強をした。レオシルバの他に、韓国代表GK権純泰、FWペドロジュニオールと中軸は強固になった。ボランチはMF永木を加えた3人で、リーグとACLの過密日程を戦える。退団した柴崎岳の抜けた穴を補って余りある。

 石井監督は私と話すたびに「今年はACLを取りたい」と言う。数多くタイトルに輝いた鹿島だが、ACL優勝はない。昨年12月に開催国枠で出場したクラブW杯で準優勝を果たし、大舞台を踏んだFW鈴木ら若手が成長した。その好循環を続けるため、クラブは「世界」を見据えた補強を敢行したのだろう。 (サンケイスポーツ専属評論家)

鹿島、浦和を返り討ちV!“「9」世主”優磨が6戦6発/ゼロックス杯

鈴木(中央)は表彰式後、ゴール後には封印していた“ロナウドポーズ”を披露した (撮影・蔵賢斗)

 富士ゼロックス・スーパーカップ(18日、鹿島3-2浦和、日産ス)昨季のJ1と天皇杯を制した鹿島は、J1年間2位だった浦和に3-2で勝利。7年ぶり、自らの持つ最多を更新する6度目の優勝を果たし、賞金3000万円を獲得した。2-2で迎えた後半38分、途中出場のFW鈴木優磨(20)が決勝点を決めた。ライバルとの一戦を制した鹿島が、21日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ・蔚山(韓国)戦(カシマ)、25日開幕のJ1へ弾みをつけた。


スタンドにアピールする鹿島・鈴木優磨

 ゴールへの鋭い嗅覚がキラリ。FW鈴木が浦和DF遠藤の後ろに忍び寄ると、GKへのバックパスに反応してスルリと前へ。左足で決勝点を流し込んだ。

 「ピッチが乾いていたのでボールが止まると思っていた。狙いどおり。今年は9番だからそれをアピールした」

 サポーター席の前まで走り、胸のエース番号を誇示して喜びを爆発させた。

 前半にMF遠藤が2発を決め、試合を優位に進めていた。しかし、後半20分にFW金崎と交代でピッチに入ると29分、30分と立て続けに失点。「自分が入ってから前線でボールが収まらず2失点をしてしまった」と反省しつつ、名誉挽回の決勝点。これでプレシーズンマッチを含む出場6試合で6発と、勢いは止まらない。

 昨年12月のクラブW杯では準優勝の原動力となった。決勝ではポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを擁するレアル・マドリード(欧州代表)と対戦し、試合後には憧れの選手と肩を組んで記念ショット。今ではSNSの待ち受け写真にしている。「もう一度あの舞台で戦いたい。そのためにはACLなど全タイトルを取る」。画面を見るたびに勝利へのモチベーションとなっていた。


後半、コーナーに備える鹿島、浦和両イレブン。蛍光色同士のユニフォーム対決となった=日産スタジアム(撮影・蔵賢斗)

 「昨季から変えたことは何もない」と話すが、周囲は今季から9番を背負う男に変化を感じている。日本代表DF昌子は「(9番の)自覚がある。昨季とオーラが違う。『点を取る』という思いが伝わってくる」と評した。FW金崎も「あいつがエース。俺は33番だからベンチ」と冗談半分に後輩をたたえた。

 チーム内での信頼も厚くなった新エース。おなじみとなった得点後の“ロナウドポーズ”は封印した。「タイミングがきたらやる。余力はある。(得点を)狙う」。鈴木が次戦、21日のACL蔚山(韓国)戦でのゴールを誓った。 (一色伸裕)


後半、決勝ゴールを決め喜ぶ鹿島・鈴木(左)。浦和・GK西川=日産スタジアム

鹿島・石井監督
「新加入選手は非常によかった。今日は一つ成果が出た」


前半 ゴール前フリーキックで先制シュートを決める鹿島・遠藤=日産スタジアム(撮影・小倉元司)

村井満・Jリーグチェアマン
「鹿島はクラブW杯と天皇杯の勢いを持続し、浦和も選手層が厚くなっている」


後半、勝ち越しのゴールを決めスタンドにアピールする鹿島・鈴木=日産スタジアム(撮影・蔵賢斗)

富士ゼロックス・スーパー杯
 前シーズンのJ1王者と天皇杯覇者(J1王者と同一の場合はJ1準優勝チーム)が対決する大会として、1994年にスタート。例年Jリーグ開幕の1週間前に開催される。賞金総額は5000万円(優勝3000万円、準優勝2000万円)。90分で勝敗がつかない場合、延長は行わず、PK戦で勝敗を決める。最多優勝は鹿島の6度。
鈴木 優磨(すずき・ゆうま)
 1996(平成8)年4月26日生まれ、20歳。千葉県銚子市出身。鹿島のスクール-ジュニア-ユースを経て、2015年にトップチームに昇格。同年の第2ステージG大阪戦(9月12日、●1-2)でJ1デビューを飾り、同リーグ初得点も決めた。J1通算38試合出場10得点。1メートル82、75キロ。


カップを持ち記念撮影に応じる鹿島の石井監督=日産スタジアム(撮影・蔵賢斗)


7年ぶり6度目の優勝を果たし、喜ぶ鹿島イレブン=日産スタジアム


7年ぶり6度目の優勝を果たし、喜ぶ鹿島イレブン=日産スタジアム


前半、鹿島・遠藤が先制のFKを決める=日産スタジアム


前半、先制のFKを決める鹿島・遠藤(右端)=日産スタジアム


鹿島・遠藤、FK弾含む2発も反省忘れず「内容が良くなかった」
富士ゼロックス・スーパー杯 鹿島3―2浦和(2017年2月18日 日産ス)


<鹿島・浦和>前半39分、FKでゴールを決め喜ぶ鹿島・遠藤(中央)
Photo By スポニチ


 右MFでフル出場した鹿島の遠藤が、2得点で存在感を示した。前半39分に自ら得た中央約20メートルからのFKを右隅に直接決め今季チーム1号となる先制点。その4分後には金崎のシュートが右ポストを叩いたこぼれ球を押し込む追加点を決めた。

 前半に2点のリードを奪ったが同点に追いつかれる展開となっただけに「内容が良くなかった。自分たちらしい戦いができなかった」と反省を忘れなかった。

 ≪遠藤史上5人目の2ゴール≫MF遠藤が直接FKを含む2ゴール。同杯の2得点以上は97年柳沢(鹿島)03年グラウ(磐田)05年ワシントン(東京V)07年マグノアウベス(G大阪=3点)に次いで史上5人目で、MFでは初。直接FK弾は11年野沢(鹿島)に次いで2人目。
[ 2017年2月19日 05:30 ]

鹿島まず1冠 17年も勝負強い!追いつかれても最後は優磨V弾
富士ゼロックス・スーパー杯 鹿島3―2浦和(2017年2月18日 日産ス)


<鹿島・浦和>ゼロックス杯を制し喜ぶ鹿島イレブン
Photo By スポニチ


 国内サッカーの幕開けを告げる富士ゼロックス・スーパー杯は18日、横浜市の日産スタジアムで行われ、昨季のJ1王者の鹿島が同2位だった浦和を3―2で下し、7年ぶり6度目の優勝を果たした。前半にMF遠藤康(28)が2点を挙げ2―2の後半38分にFW鈴木優磨(20)が勝ち越しのゴールを決めた。国内主要タイトル19冠を誇る名門が、今季の目標に掲げるタイトル総なめへ向けて好スタートを切った。

 今季の鹿島を予兆しているような、派手なパフォーマンスだった。2―2の後半38分、途中出場の鈴木が山本のロングボールに反応。敵陣深くで浦和の遠藤と並走して相手のバックパスのミスを誘い、左足でゴールに流し込んだ。隙あらば得点を狙う執念がもたらした決勝点。C・ロナウドをまねたパフォーマンスは封印した代わりに、ユニホーム左胸のエンブレムを力強く叩いて喜びを爆発させた。

 若きストライカーの背番号は今季、34から鈴木隆行や大迫勇也らがつけていた9に変わった。重い責任がある背番号だけに「自分が入ってから2失点は初めて。納得していない」と全てに納得はしていないが、「FWは結果を出してこそ」と決勝ゴールの活躍には胸をなで下ろした。エース金崎だけでなくペドロ・ジュニオールや金森ら新戦力がそろう攻撃陣は先発争いの最激戦区。練習試合を含め今季6戦6発とアピールする20歳は「日本人は歴代凄い選手がつけている。それに恥じないようにしたい」と勝利にも気を引き締めた。

 タイトル獲得がチームを強くすることは、誰もが理解している。試合前のミーティング。石井監督は「今年は全部のタイトルを獲りにいく。その弾みになるよう、このタイトルを獲って帰ろう」と覚悟を伝えた。昨季はJ1王者から世界2位まで躍進。2週間と短いオフからスタートした今季、タイ、宮崎での14日間で5試合をこなす急ピッチの仕上げながら、最初のタイトルはつかんだ。前日練習はセットプレー、PKまで抜かりなく確認。短時間でも最善の準備が勝利を呼んだ。

 昨季J1、天皇杯の2冠からさらなる高みを目指す。DF昌子は言った。「クラブW杯(決勝)のリベンジがある。それに向かって1つ目のタイトルが獲れて良かったけど、すぐに切り替えないといけない」。21日にACL初戦、25日にはJ開幕戦が待つ。常勝軍団は世界No・1クラブの称号を本気で奪いにいく。

 ≪最多6度目V≫鹿島がスーパー杯最多6度目の優勝(2番目は広島4回)。これで09年から9年連続Jリーグ王者の優勝となった。鹿島は同杯10度目の出場で通算6勝4敗。4敗のうち3敗はPK負けで、90分での敗戦は01年(●0―3清水)だけ。この大会での無類の強さを誇る。一方、浦和は07、15年に続いて3連敗(通算1勝3敗)となった。2得点しながら90分内での敗戦は97年のV川崎(●2―3鹿島)以来、20年ぶり2チーム目だ。


<鹿島・浦和>後半、鹿島・ゴールを決める鈴木
Photo By スポニチ


新加入の金森は金崎の洗礼を浴びる
Photo By スポニチ


[ 2017年2月19日 05:30 ]

【鹿島】貪欲さが分けた勝敗、優磨「点取ってナンボなので」浦和のミスつき決勝ゴール
2017年2月19日6時0分 スポーツ報知


 スーパー杯を制し、サポーターと記念撮影する鹿島イレブン。決勝点を決めた鈴木(手前)は、C・ロナウドのパフォーマンスポーズ(カメラ・川口 浩)

 ◆富士ゼロックス・スーパー杯 鹿島3―2浦和(18日・日産スタジアム)

 昨季Jリーグ王者の鹿島が3―2で浦和(同2位)を下して7年ぶり6度目の優勝を飾り、賞金3000万円を手にした。前半にMF遠藤康(28)の2得点で先制し、2―2の後半38分、FW鈴木優磨(20)が相手のバックパスミスを見逃さず、左足で決勝点を奪った。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初制覇を始め、全タイトル制覇を目指すシーズン。鹿島が好発進した。

 鹿島の貪欲さが勝敗を分けた。後半38分、DF山本から前線へ蹴り出された長いボール。FW鈴木は「ピッチに水がまかれていなかったので、ボールが止まると思って狙っていた」とスピードを落とさず追った。浦和DF遠藤がGKに下げようとしたボールに追いつき、左足でゴール右へ。「FWは点を取ってなんぼなので」。揺れる鹿島スタンドの前で、今季から背負う9番を誇示した。

 開幕前の対外試合で6戦6ゴール。DF昌子が「ピッチに入ってきたら、点を決めるから俺にボールをよこせ!というオーラを感じる」と目を細めるほどの意気込みだが、この日も先発の11人に選ばれなかった。「使い勝手のいい選手になるのは嫌なので、俺は点を取って先発を狙いたい」。クラブに染み込む勝利への執着心と鈴木の成り上がり精神が、チームに7年ぶりの優勝をもたらした。

 昨季はチャンピオンシップ(CS)で川崎、浦和を連破して“下克上V”を達成。勢いと自信に支えられ、クラブW杯で準優勝、天皇杯では頂点に立った。今季は全タイトル獲得を目標に掲げ、MFレオ・シルバら戦力を補強。来週のACLを見据えて先発陣を落とした浦和とは対照的に、2チームを作れる戦力を持つ鹿島は、浦和の反撃を受けても勝ち越せる選手層の厚さを証明した。

 試合前のミーティングで、石井正忠監督(50)は「今年は全部のタイトルを取りに行く。その弾みとなるように、このタイトル(ゼロックス杯)を取ろう」と士気を鼓舞したという。幸先のいいスタートだが、鈴木は「自分が入ってから2点を取られたから何とも言えない。納得していない」と反省を忘れない。今季初の公式戦で快勝。鹿島が前人未到のACL、Jリーグ、ルヴァン杯、天皇杯の4冠制覇へ向け好発進した。(内田 知宏)

鹿島まずは一冠 国内3冠&ACL制覇へ今季初公式戦で好発進

 ゼロックススーパーカップを制し、サポーターとイレブンの前で「C・ロナウドポーズ」を見せる鹿島・鈴木(中央)

 「富士ゼロックス・スーパーC、鹿島3-2浦和」(18日、日産スタジアム)
 昨季J1と天皇杯を制した鹿島が、J1で2位だった浦和を3-2で下して7年ぶり6度目の優勝を果たした。鹿島はMF遠藤康(28)が前半39、43分に得点。その後、一時は同点とされたが、後半38分に途中出場のFW鈴木優磨(20)が決勝点を挙げた。賞金は鹿島が3000万円、浦和が2000万円。国内3冠に加え、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の優勝も見据える常勝軍団が、今季初の公式戦で幸先良いスタートを切った。
 虎視眈々(たんたん)と狙っていたその瞬間を見逃さなかった。2-2の後半38分、浦和DF遠藤のバックパスに途中出場のFW鈴木は反応した。「今日のスタジアムは水をまいていなかったので、ボールが止まるのは分かっていた。狙っていたゴールですね」。相手の連係ミスにも助けられたが、左足でゴールに流し込んだ。
 ただ、鈴木の表情に満足感はない。「自分が(後半20分に)入ってから2点取られた。体も張れていなかったので、納得いっていないです。今日は点を取っただけですね」。今季始動から、対外試合で6戦6発とアピールを続ける。今季から背番号「9」をつける20歳は、殊勲のゴールにも自己採点は厳しい。
 クラブ創設から、国内主要大会で通算19度の優勝経験のある常勝軍団。ゼロックス杯はリーグ開幕前の一戦だが、石井監督が「JとACLの弾みにもなる。今日は必ずタイトルを取りにいこう」とミーティングで繰り返し訴え続けた。鹿島にとっては悲願となるACL制覇も含め、全大会でタイトルを目指すスタイルは、この日も健在。MFレオシルバら新戦力も機能するなど、開幕に向けてポジティブな要素は多い。それでも勝利の余韻に浸ることもなく、2得点のMF遠藤も「内容は良くない。ウチらしいサッカーではなかった」と語り、次なる戦いを見据えていた。
 「もっと(相手を)圧倒して、全タイトルを取れるように頑張ります」と鈴木。分厚い選手層に加え、勝者のメンタリティーを持つ鹿島は、今季も優勝争いの筆頭だ。

鹿島V 7年ぶり6度目
2017年2月19日 紙面から


後半38分、決勝ゴールを決める鹿島の鈴木優磨(中)。左は浦和の遠藤航、右は浦和GKの西川周作=日産スタジアムで(斉藤直己撮影)

◇ゼロックススーパー杯 鹿島3-2浦和
 J1開幕1週間前恒例の富士ゼロックス・スーパーカップは18日、日産スタジアムで、昨季J1年間王者の鹿島と同2位の浦和が対戦。鹿島が3-2で競り勝ち、7年ぶり6度目の優勝を飾った。スーパー杯はJ1王者の9連覇となった。2-2で迎えた後半38分、相手のバックパスを奪ったFW鈴木優磨(20)が決勝ゴールを決めた。J1は25日、J2は26日に開幕する。
 鹿島の鈴木は狙っていた。「ピッチに水をまいていなかったので、(ボールが)止まると思っていた」。同点で迎えた後半38分、DF山本から相手DF陣裏への浮き球パスを追った鈴木は浦和のDF遠藤に一度は進路をふさがれたが、なお諦めない。GKへのバックパスが転がらず、中途半端になったところを奪い取ると、左足でゴール右隅に流し込んだ。
 ゴール裏のサポーター席まで走ると、ユニホーム胸部分の9を両手でつかんで突き出した。「背番号が(昨季までの34から)変わったことをアピールしようと思って」。これで1月のアジアチャレンジ(タイ)から対外試合は6戦6発。以前から途中出場で貴重な得点を記録してきたが、よりFWらしくなったのは背番号だけではなかった。
 試合巧者らしからぬ試合運びで、MF遠藤のFKなどで挙げた2点をふいにした。「いらない、防げた失点。ああいう(相手が攻勢の)きつい時間帯でも、しっかりボールを保持して、90分間通じて主導権を握るサッカーをしないと」とMF永木は不本意とばかりに目を伏せたが、そんな試合をスーパーサブ(切り札)の鈴木が救った。
 自分がピッチに出てからの2失点に「(前線で)ボールを収められていない。点を取っただけ」と鈴木は珍しく言葉少なだったが、殊勲者に変わりはない。石井監督も全体のプレー精度、判断面などの課題を挙げつつ、「まだ伸びていける」と底を見せていない20歳の可能性に言及した。
 攻撃のタクトを握っていたMF柴崎が移籍しても、鈴木のようにその穴を埋めて余りある選手が出てくる。新潟から日本で実績のあるMFレオシルバを獲得するなどオフの補強もそつがない。今季も鹿島の強さに陰りは見えない。 (内田修一)

UJI XEROX SUPER CUP 2017 鹿島7年ぶり栄冠
浦和に3-2


優勝カップを掲げて喜ぶ鹿島イレブン=日産スタジアム、村田知宏撮影

富士ゼロックス・スーパーカップは18日、日産スタジアムで、昨季のJ1リーグ、天皇杯全日本選手権覇者の2冠を達成した鹿島と、J1リーグ2位の浦和が対戦し、鹿島は3-2で勝利し、7年ぶり6度目の頂点に立った。同大会の最多優勝回数を更新した。賞金は鹿島が3千万円、浦和が2千万円。

J1は25日開幕し鹿島はカシマスタジアムでFC東京を迎え撃つ。鹿島はJ1開幕前の21日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグで、蔚山(韓国)と同スタジアムで対戦する。


鹿島の2017年シーズン初タイトルに多くの紙面を割く各紙である。
2得点のヤス以上に決勝ゴールの優磨にスポットが当たる。
持ってる男であることは一目瞭然。
今季も多くのニュースを提供してくれよう。
楽しみである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

サッカーダイジェスト 浦和戦寸評

【ゼロックス杯 採点&寸評】鹿島×浦和|さっそく最上の輝きを放ったL・シルバ、2得点の遠藤を高く評価
サッカーダイジェスト編集部
2017年02月18日


鹿島――2ボランチの関係は良好。なかでも新助っ人は抜群に効いていた。


【警告】鹿=L・シルバ(40分)、小笠原(56分)、鈴木(90+4分) 浦=青木(24分)、ズラタン(90+2分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】L・シルバ(鹿島)


【チーム採点・寸評】
鹿島 6
 序盤は攻め込まれたものの要所をしっかり締め、失点を未然に防ぐ守備はさすがだった。時間の経過とともにボールを保持する時間が増え、金崎を軸にチャンスを作り、39分に遠藤の直接FKで先制に成功、さらに44分にも背番号25が追加点を挙げてみせる。

 2点のリードを得た後半も、危なげない試合運びで時計の針を進めていたが、PKで失点すると、勢いづいた相手を止められず、続けざまに失点する。守備面で甘さを露呈する‶らしくない″戦いぶりも見せたが、鈴木の一発で結果的に勝利を収めたのはさすがだった。

【選手採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 6
前半は枠内シュートがなく、後半は痛恨の2失点。興梠のPKはコースを読んでいたが止められず。2失点目は、ポストに当たったこぼれ球に詰められた。目処が立ったのは大きい。

DF
22 西 大伍 6
37分にはカットインから相手のファウルを誘い、高位置でFKを得る。これが遠藤の先制点につながった。守ってはリスクを冒さず相手の攻撃を止めた。

5 植田直通 6
自陣エリア内での冷静さが光る。サイドに引っ張り出されても、落ち着いた対応でクロスを入れさせず。トータルで及第点のパフォーマンスだったが、失点の時間帯は集中が途切れたか。

3 昌子 源 6
植田と強固なブロックを形成。球際で強さを発揮し、カバーリングも問題なかった。アグレッシブに前に出て奪うディフェンスでも、能力の高さを発揮した。ディフェンスリーダーとして2失点はいただけないが、最後は勝利をもたらした。

15 三竿雄斗 5.5(82分OUT)
浦和のワイドを使った攻撃にやや手を焼いた印象。攻撃面では的確なポジショニングでボールを出し入れしながら、前線の選手をサポートするも、連動性は乏しかった。

MF
40 小笠原満男 5.5
中盤でフィルター役を務めつつ、前を向いてミドルレンジのパスで好機を作るなど、この日はいつもより攻撃の意識が高かった印象。PKを献上した自陣エリア内のファウルは減点材料だ。

MAN OF THE MATCH
4 レオ・シルバ 7(69分OUT)
小笠原とのバランスが良く、精力的にボール奪取を狙う。そこで奪えなくても確実に相手の攻撃を遅らせ、また奪った後は抜群のキープ力でタメを作った。機を見た攻撃参加も効果的だった。いぶし銀の存在だったが、その輝きはこの試合で最上クラスだった。

25 遠藤 康 7
直接FKで先制点、こぼれ球に詰めて追加点。決定的な仕事をこなしたほか、果敢に相手の最終ラインの裏を狙う動きで攻撃に勢いをもたらした。後半は疲れが出たか、トーンダウン。

8 土居聖真 6
緩急をつけた突破のほか、FWをスペースに走らせる正確なパスを供給。ミドルゾーンでの五分五分の勝負ではやや劣勢を強いられたが、バイタルエリアでは危険なプレーを見せた。決め切る力が欲しい。


中盤で際立った守備力を見せたL・シルバ(4番)。彼の交代後、鹿島は2失点を食らった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

鹿島――値千金の決勝点を決めた鈴木は「6.5」。


遠藤が鮮やかなFKで先制点。さらにこぼれ球に詰めて2点目も決めた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

FW
33 金崎夢生 6.5(65分OUT)
シンプルだが鋭く、力強い仕掛けで脅威を与える。狙いすましたシュートは何度かポストに嫌われるなどツイてなかったが、フィッシュワークでの存在感は絶大。センターライン付近でのパスカットも効いていた。

7 ペドロ・ジュニオール 5.5
なかなかボールを収められず、起点になれたとは言えない。エリア内でパスを受けたが、シュートを打ち切れない場面も。金崎とのコンビネーションもまだまだ改善の余地あり。

交代出場
FW
9 鈴木優磨 6.5(65分IN)
金崎との交代で、そのまま2トップに入る。83分に山本のフィードに抜け出すと、相手のパスミスを見逃さずに決勝点。自慢の決定力の高さを見せつけた。

MF
6 永木亮太 5.5(69分IN)
主戦場のボランチで途中出場。試合のリズムを掴む前に2失点とアンラッキーな部分もあったが、L・シルバと比べると、存在感は薄かったか。

DF
16 山本脩斗 ―(82分IN)
入ってすぐ、正確なフィードで鈴木の決勝点をお膳立て。やや後ろに重心を取りながら、ピンチの芽を摘み、左サイドの守備を安定させた。

監督
石井正忠 6
2点のリードを追いつかれた後半途中からのゲームマネジメントに課題。それでも、途中出場させた鈴木が値千金の決勝弾を挙げるなど、采配は当たった。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

浦和――逆転ムードが高まった中での痛恨のパスミス。

【チーム採点・寸評】
浦和 5.5
 約9時間半のフライトを要するシドニーでのACL初戦を3日後に控える難しいシチュエーション。複数の選手がその試合に備えてベンチからも外れ、前日練習で足を傷めた柏木も大事をとって欠場した。

 できるだけ敵陣でボールをキープするという思い切った狙いを持って臨んだが、鹿島に背後のスペースを使われた。後半、興梠を投入したことで前線にボールが収まり出し、2ゴールを奪取。遠藤の痛恨のミスも、むしろこのタイミングで出たことを、前向きに捉えたい。

【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 5.5
序盤の金崎のシュートや小笠原の強烈なミドルなどを、身を挺して防ぐ。遠藤に直接FKを含む2ゴールを許したが、その粘りの守備が後半の反撃の呼び水となったのは確かだ。最後の遠藤との連係ミスはいただけなかった。

DF
46 森脇良太 6.5
背後を突かれた際の守備は課題だが、それはチーム戦術に拠るところが大きい。監督の意図を理解し、ビルドアップの起点として機能するなど求められたタスクをこなしていた。

6 遠藤 航 5
ラインを高め、低めと使い分けながら、バランスを探っていた。鹿島の強力2トップを相手に手応えを掴めたのは収穫に。逆転ムードが高まったなかで、バックパスをミスして決勝点を献上した。

3 宇賀神友弥 5.5
前半は3バックの左、後半途中からは左ウイングバックでプレー。P・ジュニオールを相手にボールを奪うなど守備面で収穫。ただ、やはりウイングバックのほうが、周りの動きもスムーズになった。

MF
18 駒井善成 6(64分 OUT)
63分に決定的なクロスを放った。縦への突破は鋭く、脅威を与えた。が、ややボールを持ちすぎている印象も。前が詰まってしまっていた。

16 青木拓矢 5.5
13分の決定的なシュートは枠外に。L・シルバがいる時は、そのプレッシャーを受けて、思うように前へボールを運べなかった。L・シルバが退いたあとは縦パスも増えて攻撃面でも機能した。

22 阿部勇樹 5.5
ボールを奪われピンチを招いた場面も。後半途中から左ストッパーに入ったあと、チームのディフェンス強度が上がった。今季は最終ラインでの起用も増えそうだ。

38 菊池大介 5.5
宇賀神とのポジションチェンジがスムーズで、アップダウンの動きは問題なく噛み合っていた。しかし、時間が経つごとに徐々にプレー精度が落ちた。もっと一つひとつのディテールを詰めたい。

20 李 忠成 5
思うようにボールを受けられず。プレッシングは機能していたが、持ち前のゴール前での迫力は欠いた。

9 武藤雄樹 6.5
最後まで運動量が落ちず、一時は同点に追い付く2点目を決めた。ゴール前での混戦などがもう少し増えれば、彼のゴール数も増えそうだ。

浦和――途中出場の関根の仕掛けから次々にチャンスを創出。

FW
21 ズラタン 5.5
前半はボールが収まらず、チーム全体が前に行き切れない要因になっていた。徐々にゴール前での仕事が増えたが、63分の決定的なヘッドは決めなければいけなかった。武藤のゴールにつながるポスト直撃のヘッドは、さすがだった。

交代出場
FW
30 興梠慎三 6.5(HT IN)
ボールの収めどころとして機能し、彼を経由して数多くのチャンスを作り、反撃の狼煙を上げるPKを決める。今季はシャドーが主戦場になるのか?

MF
15 長澤和輝 6(64分IN)
パスを出し入れして、攻撃のリズムを作る。課題とされたサイドへの大きな展開も見られ、戦力として目処が立ったのは大きい。

24 関根貴大 7(64分IN)
途中出場からドリブルを仕掛け、ほぼすべての1対1で勝ち、右サイドからチャンスを作り出した。

監督
ペトロヴィッチ 5.5
相手陣内で試合を進めるというトライから収穫と課題が見えた。新戦力にある程度の目処も立ったか。ただ…「またも鹿島に勝てなかった」というしこりは残ったままに。この落胆を払拭し、ACLとJリーグの初戦に万全の態勢で臨みたい。

浦和=取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)


サッカーダイジェストの広島氏による浦和戦の寸評である。
少々疑問に思う評点が並ぶが、それも一つの考えとして受け入れよう。
レオ・シルバをMOMに選出したが、やはり連携についてはまだまだという印象を受けた。
何でも一人でやる為、存在感は際立つが、チームに融合してくれねば宝の持ち腐れとなってしまう。
出場した3人の助っ人にはそれを強く感じさせられた。
PJも持ち味を出し切れず、スンテと源が交錯するシーンもあった。
ただ、能力の高さは垣間見られた試合ではなかろうか。
新加入選手の融合に期待である。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

秋田豊、序盤戦は苦戦するかもしれない

【鹿島】OB秋田豊が「序盤戦は苦戦するかもしれない」と心配する理由とは?
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年02月18日


チームが躍動する姿を容易にイメージできた。


短いオフで疲労が蓄積されているかもしれないが、秋田氏は「ACLとの連戦も問題ない」と充実の戦力となった今季のチームに太鼓判を押す。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 九州でキャンプを張るチームをいくつか見たなかで、昨季は二冠を達成した古巣の鹿島も取材した。

 昨季は天皇杯でも優勝しただけに、休みがあまり取れず、コンディションがまちまちではあった。ただ、ニューイヤーカップの戦いぶりを見る限り、今オフの精力的な補強もあって、充実の戦力が整ったというのが率直な感想だ。ACLとの連戦も問題ないと思う。

 何よりも、レオ・シルバの加入は本当に大きい。攻守両面で効いていたし、闘う姿勢を随所に示して、ボランチの位置から的確に捌き、一列前に上がってはフィニッシュにつながるパスを配給する。

 鹿島の組織的な守備にもすぐ適応できていたように、賢いし、サッカーを本当によく知っている。誰が見ても、良い選手であるのは間違いない。新潟にいた時は、様々な面で負担がかかっていたと思う。それが鹿島ではいくらか軽減されて、持てる能力をフルに発揮できているのではないだろうか。

 さらに、同じく新加入のペドロ・ジュニオールが上手く相手のマークを外して、ドリブルで仕掛けていく。今シーズンは彼らふたりが新たな色付けをして、チームが躍動する姿を容易にイメージできた。

 その他では、三竿雄斗も可能性を感じさせるパフォーマンスを披露していた。手薄だった左SBのポジションで、バランス良くプレーしながら、攻撃面も及第点の出来だった。左利きの左SBは久しぶりで、即戦力として活躍してくれそうだ。

 既存の選手も期待ができる。特に、鈴木優磨。あのギラギラ感を出せる選手は、今の時代はなかなかいない。背番号も9に変わって決意を新たにしているだろうし、近い将来、鹿島のエースになり得る素材だと信じている。

 懸念材料を挙げるとすれば、CBか。他と比べて、決して層が厚いわけではないし、軸である昌子源が怪我をした時に、どこまで耐えられるか。もしかしたら、厳しい戦いを強いられるかもしれない。

 もっとも、今季の編成からは、若い町田浩樹を育てようという意図が見える。190センチのサイズと技術に恵まれている一方で、不足しているのはスピードと試合経験。とにかく、できるだけ実戦を重ねていくことで、ブレイクのきっかけを掴んでほしい。

石井監督の采配が楽しみだし、期待したい。


就任3年目を迎える石井監督。タイ遠征やニューイヤーカップなど、実戦を通じてチーム作りを進めてきたが、シーズンインしてからはどんな采配を見せるか注目だ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 もうひとつ、気がかりなのが、冒頭でも少し触れたように、疲労を抱えたまま、シーズンインすることだ。

 似たような状況は僕にも経験があって、あれは2000年のことだけど、早い段階でアジアクラブ選手権を戦って、そのままリーグ戦の開幕を迎えた。第1ステージは苦しんで、思うようにリズムに乗れず、11位という結果に終わった。

 ただ、周知のとおり、その年は国内三冠を成し遂げたシーズンでもある。最後の3か月に調子を上げていって、3つのタイトルを獲得してみせた。

 もしかしたら、今季のチームも序盤は苦戦するかもしれない。そこで頼りになるのが、レオやペドロといった新戦力だ。彼らは昨季、早い段階で休みに入れているから、最初はフル回転の働きでチームを引っ張っていってほしい。その間、小笠原満男や金崎夢生、昌子らが上手く休養を取りながら、戦っていくのが理想的だろう。

 石井監督とも話をして、ターンオーバーで行くのか、半分ずつ入れ替えていくのか、そこの判断は難しいと言っていた。チーム状態を見ながら決めていくことになると思うけど、過去約1年半の在任期間で、リーグ、ルヴァンカップ、天皇杯で栄冠を勝ち取った指揮官がどんな采配を見せるか、今から楽しみだし、期待したいと思っている。


鹿島の宮崎キャンプを視察した秋田である。
CBの層以外は十分と評する。
町田へのクラブの期待についても口にする。
恵まれた体躯に経験を積み重ねて、秋田を越えるようなCBに成長して欲しいところ。
また、疲労について不安視する。
天皇杯決勝まで勝ち進んだが故にオフが短く、疲労が残っておるのではと言う。
そこについて、石井監督から「ターンオーバーで行くのか、半分ずつ入れ替えていくのか、そこの判断は難しい」という言葉を聞き出しておる。
昨日のスーパー杯より過密日程が始まった。
ACLとリーグ戦をどのようなメンバーで行くのか注目と言えよう。
秋田と同様に石井監督の采配が楽しみである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

FUJI Xerox Super Cup優勝コメント

FUJI XEROX SUPER CUP 2017




鹿島アントラーズ:石井 正忠
まずは、この大会で6回目となるタイトルを獲れたことを嬉しく思う。浦和と対戦する時は難しい試合になるということはわかっていた。後半は守備の対応がうまくいかなかった。前半から相手に支配される形ではいたが、うまく耐えていた。そして相手の背後に出る動きで点を取ることができて、後半も同じ戦い方で臨もうと思ったが、失点して同点に追い付かれてしまった。少し押し込まれてしまったが、ラッキーな形で追加点を取れて良かった。このタイトルを獲ったことで、この後のACLとリーグ戦に向けて弾みになる試合になった。新しいチームになって、タイトルを1つ獲ることが良い形につながると思う。タイトルを獲れて非常に良かったと思う。

Q.4名の新加入選手が先発出場したが、手応えは?新加入選手のチームへのフィットについてどう感じているか?

A.もう少し時間がかかると思っていたが、試合を通して戦術理解度とコンディションを高めていくやり方の中で、非常に早く戦術の理解を進めてくれている。今日のパフォーマンスも非常に良かったと思う。今日は試合に出なかったレアンドロや金森もいるが、彼らの能力を融合させながら高いレベルのサッカーをしていきたい。内容的には今日はまだまだだが、成果が1つ出たことは良かったと思う。

Q.新加入選手の影響でポジション争いが激しくなる中で、チームとして上積みを感じるか。そして、鈴木選手が昨季の終盤から重要なゴールを決めていて飛躍の予感がするが、評価は?

A.トレーニングから競争意識は高まっている。紅白戦の内容は良いし、チーム力はこの短期間でも高まったと感じている。ただ、能力があっても試合に出られないということも多くなるので、そのあたりのコミュニケーションは昨季よりもしっかりとやっていきたい。優磨は点は取っているが、判断の部分など、全体を通してみればまだまだ向上していけると思う。まだこれからだと思う。

Q.アントラーズにとって、タイトルとは?

A.常にこのクラブは、タイトルを獲ることが求められている。タイトルを獲ることで見えるものは確実にある。タイトルを獲っていくことでチーム力、クラブの力は大きくなると思う。獲ってみないとわからない喜びは確実にあって、1つ獲ると、2回、3回と積み重ねたいという思いが出てくる。そういう気持ちを抱かせてくれるのが、タイトルが持つ意味だと思う。

Q.アントラーズは、新たに加入した選手の能力が発揮されやすいサッカーをしている印象があるが、監督の考えは?

A.うちはベーシックなサッカーをしていて、様々なタイプの選手が入ってきた時に、以前からいる選手が新加入選手の特長を出させるプレーができる。ペドロ、レオ、雄斗が入って、スンテもゴールを守った。それでも今までと同じような形でサッカーができたのは、以前からプレーしている選手のサポートがあったからだと思う。守備の約束事はあるが、攻撃の自由度は他のチームよりも上だと思う。ただ、もっと良い試合ができると思う。今の段階では完成度はまだまだ低い。もっと高いところを求めていきたい。





【鈴木 優磨】
ゴール以外は何もできていないし、課題が残る。自分がピッチに入ってから点を取られているし、身体を張ることができなかった。得点の場面は、狙っていた。決めた後は、背番号が変わったのでサポーターに9番をアピールした。

【遠藤 康】
FKは蹴る気満々だった。GKが見えなかったし、壁を越えるだけだった。練習通りにリラックスして蹴れた。あの距離なら、コースに蹴れば入る。浦和はやりにくい相手なので、気を引き締めてプレーしていた。ACLの初戦にも勝って、リーグ戦の開幕を迎えたい。

【クォン スンテ】
勝つことができて嬉しい。良い結果を出すために準備をした。もっと良い試合をして、たくさんのタイトルを獲りたい。

【三竿 雄斗】
2失点目の時は相手との距離を開けすぎてしまった。そこは反省点。湘南の時よりはサイドでの1対1の攻防をする回数が増えると思うけど、感覚は掴めている。しっかりと我慢をして勝ち切るのがこのクラブの伝統だと思う。

【西 大伍】
タイトルが懸かった試合だし、最後に勝つということは大事。こういうレベルの試合をして、課題が多く出たことは良かった。

【山本 脩斗】
少しでも試合に出ることができて良かった。自分が入った時が2-2の状況だったので、守備を落ち着かせることと、チャンスがあれば攻撃参加することを意識していた。特に慌てる感覚はなかったし、チャンスがあると思っていた。優磨が決めてくれて良かった。しっかり勝てたことが大きい。

【永木 亮太】
自分が入ってから、満男さんとの役割分担ははっきりしていた。クロスの形を作られて失点してしまったのは課題。防げた点だったし、もったいなかった。90分を通して主導権を握らせないようにしなければいけない。

浦和戦


FUJI XEROX SUPER CUP 2017 浦和レッズ戦は3-2で勝利しました。

鈴木 優磨が決勝点!鹿島が最多6度目の大会制覇!【サマリー:FUJI XEROX SUPER CUP 2017】

決勝点をマークした鈴木 優磨がトレードマークになったクリスティアーノ・ロナウドのポーズを披露

FUJI XEROX SUPER CUP 2017の鹿島vs浦和は18日の試合が行われ、昨季のJリーグ王者・鹿島が浦和を3-2で下して、同タイトル6度目の優勝を果たした。

試合は序盤から鹿島が攻勢をしかけ、39分に遠藤 康が華麗にFKを沈めて先制点を奪うと、43分には再び遠藤。今度はシュートのこぼれ球に詰めて、リードを2点に広げて前半を折り返す。

しかし後半、浦和は興梠 慎三を投入すると、その興梠が74分に自ら得たPKを突きさして1点差に迫ると、そのわずか1分後には武藤 雄樹がゴール前のこぼれ球を叩き込んであっという間に試合を振り出しに戻してみせる。

それでも鹿島は83分、交代でピッチに立っていた鈴木 優磨が、浦和ディフェンスの連係ミスに乗じてボールをかっさらうと、冷静に西川 周作との一対一を制して勝負あり。同大会最多となる6度目の優勝を成し遂げた。

FUJI XEROX SUPER CUP 
2017年2月18日(土)13:35KO 日産ス

[ 石井 正忠監督 ]
まずはこの大会、六度目になると思うんですけど、タイトルを獲れたことをうれしく思います。浦和さんと対戦する時はこういった難しい試合になることは分かっていましたけども、後半は自分たちの守備の対応の部分があまりうまくいかなかった。

前半から相手に支配される形ではいたんですけど、そこをうまく耐えていた部分があった。相手の背後に出る動きは前半からあり、そこで点を取る形ができました。後半もそういう戦い方で臨もうと思ったんですけど、失点して、同点に追い付かれてしまいました。その辺りから少し押し込まれる形になったんですけど、ラッキーな形でまた点を取ることができて良かったと思います。

この大会のタイトルを獲ったことで、この後のACL、リーグ戦に弾みをつけられる試合になったと思いますし、今年新しいチームになって、1つのタイトルを獲ることがこの先の良い形につながると思っています。この大会でタイトルを獲れたことは良かったと思います。

--4人の新加入選手が先発から出て、コンビネーションがどうかと思いましたが、すごく良かったと思います。手応え通りの動きでしたか?
もう少し時間がかかると思っていたんですけど、試合を通してコンディションと戦術理解を高めていくという今シーズンの入り方からしては、非常に早くチームの戦術も理解してくれていましたし、今日のパフォーマンスも非常に良かったんじゃないかと思います。

今日は出ませんでしたけれども、ほかにもレアンドロや、あとは金森(健志)といった、新しく入った選手の能力をチームに融合させながら、高いレベルのサッカーをしていきたいと思います。そういう意味では今日は、内容的にはまだまだだと思うんですけど、ここで1つ成果が出たことは非常に良かったんじゃないかと思います。

--新しい選手が入った影響で競争が激しくなったことについてと、鈴木 優磨選手の評価を教えてください。
トレーニングから競争意識は高まっています。紅白戦を見ても非常に内容はいいですし、チーム力というのはこの短期間でも高まったんじゃないかと思っています。これが続けばいいと思いますし、逆に今度は能力があっても試合に出られないということは出てくると思うので、その辺のコミュニケーションは多くしていかないといけないかなと僕自身は思っています。

優磨に関してですけども、本当に得点に絡むプレーはしてくれていますけど、全体を通して見ればまだまだプレーの精度は上げていかないといけないし、判断の部分でももっともっと向上していけると思うので、その辺はまだこれからじゃないかな、と僕自身は感じています。

--鹿島にとってタイトルとはどういうものだとお考えですか?
常にこのクラブはタイトルを獲ることが求められていると思います。タイトルを獲ることで見えるものというのも確実にあって、それを数多く獲ることによって、どんどんチーム力、クラブの力も大きくなっていると思う。獲ってみないと分からないうれしさというのが本当にあって、1個タイトルを獲ることによって、また次のタイトルを獲りたいとなる。同じタイトルも2回、3回と積み重ねたいという気持ちがどんどん湧いてくる。そういう気持ちを持たせてくれるのが、タイトルの大きな意味なんじゃないかと思います。

FUJI XEROX SUPER CUP 
2017年2月18日(土)13:35KO 日産ス

[ 遠藤 康 ]
(先制点となった)FKは最初から行く気満々だった。GKからは(ボールを蹴るところが)見えないので、壁を越えるだけ。練習通りにリラックスして蹴れた。あの距離からなら、駆け引きがなくてもいいスピードなら決まる。

浦和はやりにくい相手なので、気を引き締めてプレーしていた。ACLの初戦(2月21日に開催される蔚山戦)にも勝って、リーグ戦の開幕を迎えたい。

[ 鈴木 優磨 ]
自分が入ってから2点取られたので悔しい部分があります。FWなので結果を出して認められたい。結果を出せて良かったです。

(背番号)9番は歴代のすごい選手が着けていたので、それに恥じないようにいっぱい点を取りたいというのはあります。

連戦が続くので全員の力が必要だと思うし、全員で乗り切れるように頑張りたいです。得点に絡めるように頑張ります。

まずは「1冠」。新戦力を加えた鹿島、隙を逃さず3得点
鹿島がピンク、浦和がイエロー。互いに蛍光色となった2ndユニフォームに身を包み、両チームの選手たちがピッチに立った。日産スタジアムに集まった48,250人が固唾をのむ中、新しいシーズンの開幕を告げるホイッスルが吹かれた。

最初にチャンスを作ったのは鹿島。4分、左サイドを金崎 夢生と土居 聖真のパス交換で突破すると、角度のないところから金崎がシュートを放つ。シュートコースがなく浦和のGK西川 周作が難なく抑えたが、少しずつ鹿島の攻撃が機能し始める。

21分には右サイドで起点を作ると、金崎がミドルシュート。際どいコースに飛んだが、これも西川が横っ飛びしてゴールの枠からはじき出す。その後も遠藤 康や小笠原 満男のシュートでゴールを脅かすものの、浦和のゴールを破れない。

しかし、ついに均衡が破れる。39分、ゴール正面で得たFKを遠藤 康が直接ゴール右に沈めて鹿島が先制点。小笠原がボールをセットし、いかにも蹴る素振りを見せていたため、遠藤 康が蹴るとは思っていなかったのか、さすがの西川も反応することができなかった。

これで流れをつかんだ鹿島は、一気に浦和の選手たちに襲い掛かる。レオ シルバのボール奪取から次々と速攻のチャンスを作り出すと、43分に追加点。金崎のシュートがポストにはじかれたところに遠藤 康が詰め、再びシュート。西川がボールをはじいたものの、ゴールネットは揺れた。

ボールを支配するがなかなかゴールに迫れない浦和は、52分に後半から出場した興梠 慎三がようやく初めての枠内シュートを放つ。

その後、選手交代が試合を大きく動かした。64分、浦和は駒井 善成と菊池 大介に代えて、長澤 和輝と関根 貴大を投入。すると、関根が持ち前の突破力を発揮して右サイドから崩す形を作っていく。

72分、興梠がペナルティエリア内で倒されPKを獲得すると、74分に自らこれを沈めて1点を返した。さらにその1分後、縦に仕掛けた関根のクロスをズラタンがヘディングシュート。左のポストに当たってはね返ったところに武藤 雄樹が詰め、一気に同点に追い付く。

鹿島はこの時間帯の前に金崎、レオ シルバを相次いで下げていたため、高い位置でボールをキープできなくなっていた。流れとしては浦和に傾いたのかと思われたが、83分に遠藤 航のバックパスが短くなったところを鈴木 優磨が詰めると、西川の脇を抜けてゴールイン。相手のミスを見逃さなかった鹿島が3-2と勝越しに成功する。

浦和も1点を奪うために前へ出たが、チャンスを作り切れず、鹿島が大会六度目となる優勝を決めた。

鹿島を率いる石井 正忠監督は、新戦力4人を起用しながらタイトルを獲得できたことについて、「ここで1つ成果が出たことは非常に良かったんじゃないかと思います」と一定の評価を与えながらも、「まだまだもっと良い試合ができると思う」とさらに連係を高めていく必要性を指摘。ここから始まっていくリーグ戦やAFCチャンピオンズリーグでタイトルを獲得するためには、より一層の向上が必要だと感じている様子だった。

[ 文:田中 滋 ]

鹿島のスターティングメンバー!
2017年2月18日(土)



鹿島アントラーズのスターティングメンバー。

遠藤の直接FKで鹿島が先制!
2017年2月18日(土)



前半39分、ペナルティエリア手前の中央でFKを獲得すると、遠藤康が直接決め、鹿島アントラーズが先制点を挙げる!

前半43分にはシュートのこぼれ球を再び遠藤が落ち着いて決め鹿島が2-0とし後半へ。

途中出場の鈴木優磨が突き放す!
2017年2月18日(土)



2-0から同点に追いつかれた鹿島だったが、後半38分、バックパスをしっかりと狙っていた途中出場鈴木優磨がシュート!これが決まり再びリードを奪う!

クールにサムズアップする鈴木優磨
2017年2月18日(土)



ゴール後、チームメイトへクールにサムズアップする鈴木優磨。

まずは1冠
2017年2月18日(土)



FUJI XEROX SUPERCUP 2017を制したのは鹿島アントラーズ。
Jリーグ連覇、そしてACL制覇へ向けて上々の船出となった。

写真=セレモニーでFUJI XEROX SUPERCUPを掲げる小笠原満男選手と喜ぶ鹿島の選手たち。

賞金ボードを嬉しそうに掲げる金森!
2017年2月18日(土)



賞金ボードを嬉しそうに掲げる金森!

昨季2冠王者の鹿島が浦和を返り討ち!!7年ぶり6度目のゼロックス杯制覇
17/2/18 15:26


7年ぶり6度目の富士ゼロックススーパー杯制覇を達成した鹿島

[2.18 富士ゼロックススーパー杯 鹿島3-2浦和 日産ス]

 2017シーズンの幕開けを告げる富士ゼロックススーパー杯が18日、日産スタジアムで開催され、昨季のJ1王者で天皇杯との2冠を達成した鹿島アントラーズとJ1年間2位の浦和レッズが対戦した。昨季のチャンピオンシップ決勝の再現となった一戦は鹿島が3-2で競り勝ち、リベンジを狙った浦和を返り討ち。7年ぶり6度目の富士ゼロックススーパー杯制覇を飾った。

 鹿島はFWペドロ・ジュニオール、MFレオ・シルバ、DF三竿雄斗、GKクォン・スンテの新戦力4選手が先発した。浦和も今季、湘南から完全移籍で加入したMF菊池大介が左ウイングバックで先発。一方、MF柏木陽介がケガで欠場したほか、21日に敵地で行われるACL第1節ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦を見据え、DF槙野智章がメンバー外、FW興梠慎三、MF関根貴大らもベンチスタートとなった。

 最初のチャンスは浦和。前半13分、右サイドからMF駒井善成がドリブルで切れ込み、PA内にこぼれたボールをFWズラタンが落とすと、攻撃参加してきたMF青木拓矢が左足を振り抜いたが、枠を捉えられなかった。

 一方の鹿島は前半21分に決定機を迎える。中盤で青木のパスミスを奪ってカウンターを仕掛けると、レオ・シルバがドリブルで持ち上がり、最後はFW金崎夢生が右足で狙い澄ましたミドルシュート。GK西川周作が左手で弾いたボールは右ポストを叩き、惜しくも先制点とはならなかった。

 徐々に流れを引き寄せる鹿島は前半28分にもMF土居聖真の浮き球のパスから金崎が左サイドを抜け出す。クロスは中央のペドロには合わなかったが、逆サイドから走り込んだMF遠藤康が右足でシュート。しかし、ここも西川が右足で止めるビッグセーブを見せた。

 西川の牙城をなかなか崩せずにいた鹿島だが、前半39分、中央やや右寄りの位置でFKを獲得すると、遠藤が左足でゴール右隅に流し込む直接FKを決め、先制点。壁の上を越えてきた鮮やかなFKに、さすがの西川も一歩も動けなかった。

 直後の前半40分にも土居のシュートがクロスバーを直撃するなど猛攻を見せる鹿島は同43分、カウンターから土居のノールックパスに反応した金崎がPA内左から右足でシュート。右ポストを叩いた跳ね返りを遠藤が右足で押し込み、2-0とリードを広げて前半を折り返した。

 2点ビハインドの浦和は後半開始からFW李忠成に代えて興梠を投入し、反撃に出るが、後半15分、MF武藤雄樹から縦パスを受けたズラタンのシュートはゴール右へ。同18分にも駒井の右クロスにズラタンが合わせるチャンスをつくったが、ヘディングシュートはゴール左に外れた。

 浦和は後半19分、菊池に代えて関根、駒井に代えてMF長澤和輝を投入し、交代枠を使い切る。関根は右ウイングバックの位置に入り、長澤は青木とダブルボランチを形成。MF阿部勇樹がボランチから左ストッパー、DF宇賀神友弥が左ストッパーから左ウイングバックにそれぞれポジションを変えた。

 鹿島も後半20分に最初のカードを切り、金崎に代わってFW鈴木優磨がピッチに入る。直後の21分にはDF西大伍の右クロスに土居が頭で合わせるが、西川がセーブ。同24分、レオ・シルバを下げ、MF永木亮太を投入した。

 交代策が実ったのは浦和だった。後半27分、興梠がドリブルでPA内に仕掛けると、MF小笠原満男に倒され、PKを獲得。これを興梠が自らゴール右隅に沈め、1点を返した。その1分後の後半30分には関根の右クロスからズラタンがヘディングシュート。左ポストに当たった跳ね返りを武藤が左足で押し込んだ。

 わずか2分間の連続ゴールで2-2の同点に追いついた浦和。一方、連続失点で試合を振り出しに戻された鹿島だが、後半37分、三竿雄に代えてDF山本脩斗を投入すると、こちらも交代選手が結果を出した。後半38分、自陣から山本が左足でロングフィード。鈴木の前に体を入れたDF遠藤航は西川に任せようとしたが、左足のバックパスは小さくなり、鈴木がすかさず体を入れ替えて左足で流し込んだ。

 そのまま鹿島が3-2で逃げ切り、昨季の2冠王者が2017シーズン最初のタイトルを獲得。浦和としてはまさかの幕切れで、チャンピオンシップ決勝のリベンジならず、11年ぶりの富士ゼロックススーパー杯優勝も逃す結果となった。

(取材・文 西山紘平)

相手ミスを見逃さなかった鹿島、鈴木が決勝点「もっと圧倒して全タイトルを」
17/2/18 15:49


記念撮影の時に“Cロナパフォ”を披露するFW鈴木優磨

[2.18 富士ゼロックススーパー杯 鹿島3-2浦和 日産ス]

 富士ゼロックススーパー杯が18日に行われ、昨季2冠の鹿島アントラーズが浦和レッズを3-2で下し、7年ぶり6度目の同杯制覇を果たした。

 鹿島が前半だけで2点のリードを奪う展開だったが、浦和も後半29分のFW興梠慎三、同30分のFW武藤雄樹のゴールによって同点に追いつく。しかし同38分、DF遠藤航のバックパスが短くなったところを見逃さなかったFW鈴木優磨が決勝点を奪った。

「浦和レッズさんと戦うときはいつも厳しい試合になる」と試合を振り返った石井正忠監督は、「新しいメンバーになって初めての公式戦。ここでタイトルが獲れたということは、このあとのリーグ戦、ACLにつながる」と手ごたえも口にする。

 途中出場で決勝点を奪った鈴木は「自分が入ってから2点やられているので、あまり納得がいってない」と渋い表情もみせたが、「もっと圧倒して、全タイトルを獲れるように頑張りたい」と力強く意気込んだ。

「点を取っただけ」鹿島FW鈴木優磨は“プレシーズン6戦6発”にも不満顔
17/2/18 17:48


決勝点のFW鈴木優磨がDF山本脩斗とハイタッチ

[2.18 富士ゼロックススーパー杯 鹿島3-2浦和 日産ス]

 途中出場での決勝点にも表情は浮かなかった。鹿島アントラーズのFW鈴木優磨は2-0の後半20分から途中出場。チームはその後、2失点して追いつかれたが、後半38分、相手のミスを突いて勝ち越しゴールを奪った。

「自分が出てから2点やられた。今までも途中出場はあったけど、自分が出て2点も取られるのは初めてかなと思う」。自分がピッチに入ってからチームは2失点し、2-2の同点に追いつかれた。最後は自らのゴールで競り勝ったとはいえ、「体も張れなかったし、点を取っただけという感じ」と素っ気なかった。

 得点シーンは相手のミスを見逃さなかった。DF山本脩斗が自陣からロングフィードを送ると、鈴木の前に体を入れたDF遠藤航がGK西川周作にバックパス。しかし、これが短くなり、鈴木がすかさず体を入れ替えて左足でゴールに流し込んだ。

「(相手が)バックパスをミスったので。スタジアムは水をまいていなかったので、ピッチが止まりやすいのは把握していた。そこを狙ったらうまくいった」

 ピッチ状態も頭に入れたうえでのゴールへの嗅覚。ストライカーらしく、一瞬の隙を突いた。得点後はゴール裏のサポーターの前へ走っていき、今季から付ける背番号9を誇示。「今年から9番になったので、ちょっとそれをアピールしようと」。キャンプからの好調をしっかりと今季初の公式戦につなげた。

 タイで行われたアジアチャレンジ、DAZNニューイヤー杯宮崎ラウンド、いばらきサッカーフェスティバルと、プレシーズンマッチで5試合に出場し、5得点。「ゴールする感覚はあるし、それが今、点につながっていると思う」と、21日開幕のACL、25日開幕のJ1リーグに向けて順調な仕上がりを見せている。

「ここから連戦になるので、全員で乗り越えないといけない。チーム全員でやっていきたい」。まずは中2日でACL蔚山現代戦。その後も中3日でJ1FC東京戦、中2日でACLムアントン・ユナイッド戦、中3日で甲府戦と続く。「もっと圧倒して全タイトルを取れるようにがんばります」。Jリーグ連覇、そして悲願のアジア制覇へ、昨季の2冠王者がまず一つ目のタイトルを獲得した。

(取材・文 西山紘平)

故障明けの鹿島DF山本脩斗、出場から1分で決勝点につながるロングフィード
17/2/18 18:12


途中出場で決勝点を演出したDF山本脩斗

[2.18 富士ゼロックススーパー杯 鹿島3-2浦和 日産ス]

 出場直後のワンプレーが試合を決めた。左膝痛で出遅れていた鹿島アントラーズのDF山本脩斗は2-2の後半37分からDF三竿雄斗に代わって左サイドバックで途中出場。その1分後だった。自陣から左足で前線にロングフィードを送ると、FW鈴木優磨の前に体を入れたDF遠藤航のバックパスが短くなったところを逃さず、鈴木が左足で決勝点を流し込んだ。

「時間は少なかったけど、チャンスは何回かあると思っていた。(鈴木)優磨がしっかり決めてくれた」。相手のミスとはいえ、決勝点につながるロングパス。わずか8分間の出場で大きな仕事をやってのけた。

 昨季終盤から抱える左膝痛の影響でプレシーズンマッチはすべて欠場。全体練習合流から1週間余りで、実戦は12日に行われた水戸との練習試合に出場しただけだった。その間、左サイドバックで主に出場していたのは新戦力の三竿雄。この日も先発の座を譲ったが、31歳のベテランが短い出場時間で存在感を示した。

「チームが強くなるには競い合うことが必要。僕自身、刺激になっているし、やるからには負けられない。チーム全体でいい競争ができていると思うし、練習からいいトレーニングをしてチーム力を高めていきたい」

 この日もGKクォン・スンテ、MFレオ・シルバ、FWペドロ・ジュニオールという新外国人3選手が先発。リーグ連覇、悲願のACL制覇に向け、大型補強を敢行した前回王者は盤石の布陣を築いている。中2日の21日にはACL初戦となる蔚山現代戦(カシマ)が控える。「すぐにACLが始まるので、切り替えて、チーム全員で勝ちに行きたい」。勝利の余韻に浸る間もなく、気持ちを切り替えていた。

(取材・文 西山紘平)

相手のミスがなければ…勝って兜の緒を締める鹿島DF昌子「逆転されるムードだった」
17/2/18 18:31


FWズラタンと競り合うDF昌子源

[2.18 富士ゼロックススーパー杯 鹿島3-2浦和 日産ス]

 勝って兜の緒を締めた。鹿島アントラーズのDF昌子源は2点を追いつかれる展開を反省。相手のミスによって手にしたタイトルであることを強調した。

「後半が始まる前にみんなで『2-0が一番怖い』と話していたのに、そのとおりにしてしまった」。MF遠藤康の2ゴールで2点をリードして前半を折り返したが、後半29分、30分に連続失点。「逆転されるムードだった」というのは本音だろう。

 それでも後半38分にDF遠藤航のバックパスが短くなったところをFW鈴木優磨が逃さず、決勝点。「相手の連係ミスがあって良かったけど、Jリーグが始まれば、浦和さんからああいう隙は出てこない。今後は2点取ったあとに追いつかれるようなことがないようにしたい」と表情を引き締めた。

 中2日で迎えるACL蔚山現代戦(カシマ)に向けて、いい“予行演習”にもなった。浦和の1トップで先発したFWズラタンに対し、「ACLではズラタン選手のようなFWがいっぱいいる」と指摘。「もっとタイトに付かないといけない。2点目もズラタン選手から。ポストに当たったけど、あそこまでフリーにさせちゃいけない」。後半30分の2失点目はクロスからズラタンにヘディングシュートを打たれ、ポストに当たった跳ね返りをMF武藤雄樹に押し込まれた形だった。

 前回出場した2年目のACLは2勝4敗の最下位でグループリーグ敗退。「2年前を経験して、ボールがないところで足を踏まれたり、そういう経験も積んだ。同じことが2度ないように、ACLへの気合はチーム全員が入っている」。Jリーグ王者として負けられないACL。悲願のアジア制覇への挑戦が始まる。

(取材・文 西山紘平)

鹿島が今季初タイトル獲得…新9番の鈴木が決勝弾、浦和は2点差追いつくも散る

鹿島の遠藤(一番右)が2得点を決めた [写真]=Getty Images

 FUJI XEROX SUPER CUP 2017が18日に行われ、鹿島アントラーズと浦和レッズが対戦した。

 新シーズン開幕を告げる「FUJI XEROX SUPER CUP 2017」。昨季、J1リーグ戦と天皇杯の2冠に輝いた鹿島アントラーズと、リーグ年間2位の浦和レッズが激突した。鹿島は先発GKに新加入のクォン・スンテを起用。左サイドバックにはDF三竿雄斗が入ったほか、MFレオ・シルバがMF小笠原満男と中盤を構成した。また、前線はFW金崎夢生とFWペドロ・ジュニオールがコンビを組んだ。一方の浦和はDF槙野智章がベンチ外。DF宇賀神友弥が3バックの一角を務めた。新戦力のMF菊池大介はスタメン入り。前線はMF李忠成、MF武藤雄樹、FWズラタンで構成された。


整列する両チームの選手 [写真]=清原茂樹

 試合開始から両チーム一進一退の攻防。4分、鹿島の金崎がエリア左からシュートを放つと、浦和は13分に青木拓矢が左足でミドルシュートを打った。しかしいずれも得点に至らない。

 21分、鹿島はセンターサークル付近でボールをカットし、一気に攻め込む。最後はエリア右でボールをキープした遠藤康からパスを受けた金崎が右足でミドルシュート。しかしGK西川周作が左手一本でシュートをセーブし、チームを救った。

 その後も攻め込むシーンが目立つ鹿島。39分にはゴール前で西大伍が倒されてFKを獲得し、遠藤が左足で直接シュートを打つ。するとGK西川は一歩も動けず、ボールはゴール右隅へ吸い込まれた。



遠藤のゴールシーン [写真]=清原茂樹


得点を喜ぶ鹿島MF遠藤 [写真]=清原茂樹


 勢いに乗る鹿島は43分、自陣から素早くボールをつなぎ、最後はエリア左で金崎が右足のシュート。これは右ポストに直撃するが、こぼれ球を遠藤が右足インサイドでミートし、ゴールへ押し込んだ。鹿島が2点リードしてハーフタイムを迎える。

 劣勢の浦和は後半開始とともに興梠慎三を投入。すると51分、FKのこぼれ球を拾って興梠が右足でシュート。しかしGKクォン・スンテがボールをキャッチする。

 それでも72分、エリア内で興梠が小笠原に倒されてPKを獲得。これを興梠自らしっかりと沈め、浦和が1点差に詰め寄る。

 直後の75分、浦和が同点に追いつく。途中出場の関根貴大が右サイドからクロスを上げると、エリア内のズラタンがヘディングシュート。これが左ポストに跳ね返ったところを、武藤が左足で詰めてネットを揺らした。

 2-2で迎えた83分、決勝点は鹿島にもたらされた。遠藤航のGK西川へ向けたバックパスを鈴木優磨がカット。そのままシュートし、ボールはゴール右下に流れ込んだ。


決勝ゴールの鹿島FW鈴木 [写真]=清原茂樹

 試合はこのままタイムアップ。鹿島が2点リードを追いつかれながらも、今季から背番号を「9」へ変更した鈴木の決勝点で浦和に勝利した。この結果、今シーズンの初タイトルは鹿島が獲得。また、鹿島は同大会7年ぶり6度目の制覇となった。


タイトルをつかんだ鹿島 [写真]=清原茂樹

鹿島FW鈴木、値千金の得点も満足せず…今季は「圧倒して、全タイトル獲る」

決勝ゴールを決めた鹿島FW鈴木(左) [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

 FUJI XEROX SUPER CUP 2017が18日に行われ、鹿島アントラーズと浦和レッズが対戦。3-2で鹿島が勝利した。試合後、同クラブのFW鈴木優磨がコメントを残している。

 前半にMF遠藤康が2ゴールを奪い、余裕をもってゲームを進めていた鹿島。しかし、74分、75分と立て続けに浦和にネットを揺らされ、同点のまま試合終盤を迎えた。

 それでも83分、後半途中からピッチへ送り込まれていた鈴木が結果を残す。DF山本脩斗の縦パスは奪われるが、浦和DF遠藤航のバックパスをカット。そのまま左足でゴール右下へ流し込み、チームに勝利をもたらした。

 試合後の鈴木は、「自分が(ピッチに)入ってから2点やられているので、あまり納得いっていないです」と浮かない表情。値千金の決勝ゴールを挙げたが、試合展開には満足していない様子を示した。

 昨季は2016明治安田生命J1リーグ31試合に出場して8ゴールを決めた鈴木。今季は背番号を「9」に変更して臨む。得点後にはサポーターへユニフォームを強調するパフォーマンスをしたが、「まあ今年9番なのでちょっとそれをアピールしようと思っていました」と説明した。

 鹿島は21日、ホームでAFCチャンピオンズリーグ2017の蔚山現代戦を迎え、25日に2017明治安田生命Jリーグ第1節でFC東京と戦う。鈴木は、「もっと圧倒して、全タイトル獲れるように頑張ります」と新シーズンに向けて意気込んだ。

「9番」を見せつけた鈴木優磨、お馴染みのパフォは「どこかのタイミングで」

ゴールを決めた後、スタンドの前に走って新背番号をアピールした [写真]=清原茂樹

 披露したのは、昨年末に見せたFWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)をまねたゴールパフォーマンスではなく、新背番号を見せつけるものだった。

 18日、新シーズン開幕を告げる「FUJI XEROX SUPER CUP 2017」で鹿島アントラーズは浦和レッズと対戦。FW金崎夢生との途中交代でピッチに入ったFW鈴木優磨が試合を決定づけた。

「狙っていました」

 その言葉通り、鈴木は一瞬の隙を見逃すことなく仕留める。DF遠藤航のバックパスが短くなったところをすかさずカット。左足で決勝ゴールを決めると、自身のユニフォームを引っ張りながら新たに背負う「9番」をサポーターにアピールした。背番号が変わったことで、「意識が変わった部分もある」と心境の変化もあったようだ。

 序盤の過密日程をしっかりと勝利で乗り切るためには、鈴木の活躍が欠かせない。サポーターが期待しているC・ロナウドのポーズも、「どこかのタイミングで使いたい」と披露するつもりだ。鹿島は21日に蔚山現代とのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)初戦、25日にはFC東京とのJリーグ開幕戦を迎え、さらに中2日でACLのムアントン・ユナイテッド戦、中3日でヴァンフォーレ甲府戦と続く。7年ぶり6度目の大会制覇で今季初タイトルを手にした鹿島が、このまま一気に加速していくのか。20歳のストライカーが貪欲にゴールを狙う。

取材・文=高尾太恵子

【ゼロックス杯】鹿島3-2浦和|途中出場の鈴木優磨が決勝点!相手のミスを逃さないハンターぶりを発揮
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年02月18日


ジョーカーが大仕事!65分からの途中出場で決勝点。


途中出場の鈴木がバックパスをかっさらって決勝点を決めた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[FUJI XEROX SUPER CUP 2017]鹿島3-2浦和/2017年2月18日/日産スタジアム

 昨季Jリーグ王者の鹿島は4-4-2を採用し、GKクォン・スンテ、最終ラインは左から三竿雄斗、昌子源、植田直通、三竿雄斗。中盤は2ボランチに小笠原満男とレオ・シルバ、左MFに遠藤康、右MFに土居聖真が入り、金崎夢生とペドロ・ジュニオールが2トップを組んだ。

 対する浦和は3-4-2-1で、GKに西川周作、3バックは左から宇賀神友弥、遠藤航、森脇良太。2ボランチを阿部勇樹と青木拓矢が組み、左ウイングバックに菊池大介、右ウイングバックに駒井善成。2シャドーに李忠成、武藤雄樹、1トップにズラタンが入った。

 ファーストシュートを放ったのは鹿島だ。左サイドで起点になった金崎が、土居とのワンツーでエリア内に侵入。角度のないところから右足を振り抜いた。これはGK西川にセーブされたが、良い形の攻撃だった。

 一方の浦和は右サイドの駒井にパスを供給し、ドリブル突破で打開を図る。15分には駒井が対面の三竿を翻弄し、惜しいクロスを供給した。

 20分、鹿島が決定的な場面を作る。金崎が高い位置でボールをカットし、フォローしたL・シルバがドリブルで持ち上がる。このブラジル人ボランチによるP・ジュニオールへのラストパスは上手く通らなかったが、こぼれ球を拾った遠藤から金崎へと渡り、金崎が強烈なミドルシュートを放った。しかし、これを浦和のGK西川がファインセーブ。ゴールには至らない。

 さらに28分、右サイドを起点に鹿島がチャンスを作る。セカンドボールを拾った西が、エリア内のP・ジュニオールにスルーパス。P・ジュニオールはシュートを打ち切れなかったが、フォローした遠藤がこぼれ球を拾って横パスを送り、小笠原がダイレクトでミドルを放った。惜しくも枠を外れたが、ゴールになってもおかしくない場面だった。

 試合は35分を過ぎて0-0。浦和は時折サイドから流れるような攻撃を仕掛けるが、ラストパスやシュートの精度を欠いて決定的なチャンスを作れない。やや鹿島が優勢に試合を進める。

 そして迎えた39分、ついに試合の均衡が破れた。先制点を挙げたのは鹿島の遠藤だ。エリア付近で得たFKで自慢の左足を振り抜き、ゴール右隅に突き刺した。このゴールでリズムに乗った鹿島は、直後の38分にも土居がポスト直撃のシュートを放つなど、浦和を圧倒。

 さらに43分には、L・シルバのパスから土居→金崎とつながり、金崎がシュート。ポストに当たって撥ね返ったところに遠藤が詰めて、2点目を叩き込んだ。

 試合はそのままハーフタイムへ。鹿島の2点リードで前半を折り返した。

 後半開始から浦和は李に代えて興梠慎三を投入。選手交代で打開を試みる。狙いはある程度奏功し、自在にポジションを変える興梠を起点に攻撃の圧力を強めた。そして59分、ズラタンがポストプレーから武藤とのワンツーでゴール前に抜け出し、決定的なチャンスを迎える。シュートは枠を外れたが、ゴールが少しずつ近づいてきた。

 62分、浦和にビッグチャンスが訪れる。中央で細かいパスをつなぎ、右サイドでフリーになった駒井に展開。駒井が精度の高いクロスを送ると、中央で待ち構えていたズラタンがヘッドで合わせた。GKクォン・スンテが飛び出していたため、枠に飛ばせばゴールという場面だったが、無念にもズラタンのシュートはゴール左に外れた。

 64分、浦和が2枚代え。駒井に代えて長澤和輝、菊池に代えて関根貴大を投入。すべての交代枠を使い切った。

 65分、鹿島が金崎に代えて鈴木優磨を投入する。直後には、その鈴木を起点に鹿島が鮮やかな攻撃を見せた。左サイドでボールを受けた鈴木が逆サイドへフィードを送る。これを受けた遠藤がマイナスのパスを送り、オーバーラップしてきた西がクロス。中央でフリーになった土居がヘッドで合わせた。GK西川の好セーブに阻まれたが、3点目が決まってもおかしくないシーンだった。

 浦和は直後の66分に反撃。攻めあがった森脇がミドルでゴールを襲う。これは左に外れた。

 69分、鹿島がL・シルバに代えて永木亮太を投入する。

 72分、浦和が反撃の狼煙を上げる。エリア内に侵入した興梠が、小笠原に倒されてPKを獲得。このPKを自ら沈めて1点差に詰め寄った。さらに浦和は75分、関根のクロスをズラタンがヘッドで合わせる。これはポストに阻まれたが、こぼれ球に詰めた武藤が同点ゴールを叩き込んだ。

 82分、鹿島が最後の選手交代。左SBの三竿雄を下げて山本脩斗がピッチへ。すると直後の83分、浦和DFのミスを突いて鹿島が追加点を挙げる。中盤からのフィードに反応した鈴木がボールを追うと、浦和DF遠藤がGKへのバックパスをミス。素早く反応した鈴木が、左足でゴールに流し込んだ。

 再びリードされた浦和はピッチをワイドに使ってサイドから攻撃を仕掛けるが、クロスは鹿島DFに撥ね返されてシュートに持ち込めない。89分には長澤がドリブルで持ち込んで中央を崩しにかかるも、最後のところで鹿島守備陣の網にひっかけられた。

 アディショナルタイムは4分。鹿島はきっちりと守備を固めて3-2で試合を終わらせた。昨年度のJリーグチャンピオンである鹿島が、ゼロックス杯を制した。

【ゼロックス杯】今季初タイトルも、鈴木優磨は「納得いっていない」と不満顔
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年02月18日


石井監督はチームを称賛。


途中出場ながら決勝点を決めるなど、殊勝な活躍を見せた鈴木。しかし、試合直後のインタビューでは不満を口にした。 (C) SOCCER DIGEST

[FUJI XEROX SUPER CUP 2017]鹿島 3-2 浦和/2017年2月18日/日産スタジアム

 遠藤康、鈴木優磨の得点で浦和に3-2と競り勝った鹿島は、7年ぶり6度目となるゼロックス・スーパーカップ優勝を飾った。試合後に石井正忠監督は選手たちに賛辞を贈った。

「選手は非常によく戦ってくれた」と口にした指揮官は、「新しいメンバーになって初めての公式戦。ここでタイトルを獲れたことは大きい」と手応えも語った。

 昨シーズンの年間王者浦和を下しての今シーズン初タイトル獲得に「このあとのリーグ戦やACLにとって重要な意味を持ってくる」と語った指揮官の表情は自信に満ち溢れていた。

 また、決勝点を奪った鈴木も試合後にコメント。自身のパフォーマンスについて「自分が入ってから2点取られているから納得はいっていない」と不満の表情を浮かべた。

 83分に相手の一瞬の隙を突いて得点した鈴木は、直後にゴール裏の自軍サポーターの下へ駆け寄って、今シーズンから着用する「9」番を見せつけた。そのパフォーマンスについて問われると、「今年は9番なのでそれをアピールしようと思った」と少し表情を緩めた。

 最後に今シーズンの目標を聞かれた鈴木は、「もっと圧倒して、全タイトルを獲れるように頑張ります」と強い意気込みを口にした。

【鹿島】2ゴールにも浮かない顔――遠藤康は「鹿島らしい戦い方はできなかった」と反省の弁
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年02月18日


貪欲に勝利を求め、J1連覇、そしてACL制覇へ。


2ゴールを挙げた遠藤。先制点の直接FKは見事だった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[FUJI XEROX SUPER CUP 2017]鹿島 3-2 浦和/2017年2月18日/日産スタジアム

 まずは1冠を獲っただけ――。ミックスゾーンを足早に去る遠藤康の後姿は、そう言っているようだった。

 2月18日に行なわれたゼロックス・スーパーカップの浦和戦。右MFで先発した遠藤は、39分に鮮やかな直接FKを沈めて鹿島に先制点をもたらし、さらに43分にはこぼれ球に詰めて追加点を挙げた。前半だけで2得点。決勝点となった3点目こそ途中出場の鈴木優磨に譲ったが、2ゴールを挙げたレフティの存在感は際立っていた。

 それでも、遠藤の顔は晴れない。

「勝ったことは良かったけど、内容は全然良くなかったし、うちら(鹿島)らしい戦い方はできなかったかなと思います」

 チームの、自分の理想には遥か遠いパフォーマンスをしてしまった。その反省の念が、勝利の喜びに勝っていたのだ。

 ふたつのゴールを決めながらも満足できないのは、高みを見据えているからだ。常勝軍団で11年のキャリアを過ごしてきた遠藤は貪欲だ。昨シーズンに続くJ1の連覇、そしてクラブ初となるACL制覇へ。まだまだ止まる気はない。

【鹿島】わずか2分間で2失点――‶らしくない″失態の舞台裏とは?
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年02月18日


「もう少し日本語で伝えられれば……」(クォン・スンテ)


クロス対応では、GKクォン・スンテと昌子(3番)が衝突し、クリアできずにシュートを打たれる場面も。コミュニケーションを含め、連係のさらなる向上が必要だ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[FUJI XEROX SUPER CUP 2017]鹿島3-2浦和/2017年2月18日/日産スタジアム

 前半だけで2点を奪い、後半に入っても鹿島はしばらくは危なげなくゲームを進めていた。

 しかし、74分にPKで失点を許すと、その1分後には左サイドを崩されて再び、失点。わずか2分間で試合を振り出しに戻されてしまった。

 最終的には、鈴木優磨のゴールで勝利を収めることができたのは、‶鹿島らしい″勝負強さだった。逆に、簡単にゴールを許し、一時は同点とされたのは、手堅いサッカーが持ち味の‶鹿島らしくない″失態だった。

 立て続けに失点を喰らったのは、なぜか。「2-0は一番危ないスコア」と振り返るGKのクォン・スンテは、コミュニケーションの部分で難しさを感じていたようだ。

「2-0から失点を許すと、チームの雰囲気が悪くなる。それは韓国でもたくさん経験してきたし、なんとかしようとしたけど、もう少し日本語で伝えられれば……」

 また、失点を許した74分、75分は最も危険な時間帯だったとも振り返る。「70分頃から集中力が低下してくる。気を付けないといけない」と、反省の弁を述べる。

 相手のボールホルダーに対する寄せの甘さ、ルーズボールへの対応の遅れなど、積み上がっていけば失点につながる一つひとつの細かい部分で、少なからず油断があったのだろう。

 一方、CBの昌子源は2失点の原因について「集中力……ではない気がする」との見解を示す。それはDFリーダーとしての強い責任感からきているのかもしれない。「ナオ(植田直通)とたくさん話した」と、問題点を洗い出し、すぐに修正に取り掛かるつもりでいる。

 もっとも、クォン・スンテは「今日は良い勉強になった」とポジティブに捉えている。21日にACL初戦が控える鹿島にとっては、さらに気を引き締めるためには必要な2失点だったのかもしれない。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【鹿島】鈴木優磨のエースナンバーへの想い。「9番に恥じない選手になりたい」
白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
2017年02月18日


20歳の逸材はビッグマッチでも大仕事をやってのけた。


途中出場ながら83分に値千金の決勝ゴール。鈴木は改めて決定力の高さを見せ付けた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[FUJI XEROX SUPER CUP 2017]鹿島 3-2 浦和/2017年2月18日/日産スタジアム

 2017年のJリーグ開幕を告げるFUJI XEROX SUPER CUP 2017でヒーローになったのは、鹿島アントラーズのFW鈴木優磨だった。

 65分に金崎夢生との交代でピッチに入ると、2-2で迎えた83分、後方からのロングボールを浦和レッズの遠藤航の後ろから追い掛ける。そして、遠藤がGK西川周作に出した弱いパスをかっさらい、左足でシュート。ボールはゴールネットに吸い込まれた。

 これが決勝ゴールとなって鹿島は勝利。プレシーズンでは5試合で5ゴールと絶好調だった20歳の逸材は、このビッグマッチでも大仕事をやってのけたのだ。

 しかし、試合後に取材エリアに現われた鈴木は、複雑そうな表情でまず反省を口にした。

「2点取るまで非常に良かったんですけど、自分が出てから2失点して追い付かれた。俺は途中出場が多いけど、初めてのことだと思います。そういう意味では納得いかないですね。さっき(同じく途中出場だった永木)亮太君とも、そういう話をしていました」

 とはいえ、もちろん値千金の決勝ゴールという結果には手応えを感じている。

「自分はフォワードなんで、結果を出してアピールしたい。そういう意味で今日は点が取れたので良かったです」

 主にスーパーサブとして起用されながら、公式戦通算で11ゴールを挙げた昨季の活躍が評価されたのだろう。鈴木はプロ3年目にして、今季からエースナンバーの9番を継承。鹿島ではかつて黒崎比差支、鈴木隆行、平瀬智行、田代有三、そして大迫勇也と主に実力派の日本人ストライカーが背負ってきた。クラブ関係者やチームメイト、そしてサポーターと周囲の期待はかなり大きい。

 本人もそれは重々に自覚しており、この日のゴール後には憧れのクリスチ―ノ・ロナウドを真似たパフォーマンスを封印。ユニホームを引っ張って、胸の「9番」の部分をサポーターにアピールした。

「アントラーズの9番は、歴代すごい選手が付けてきたので、自分もそれに恥じないような選手になりたい。これから(ACLやJリーグ開幕戦など)連戦が続くし、11人だけではなく全員の力が必要になると思います。俺は点を取って勝利に貢献したいです」

 現在の立ち位置は、この日も2トップを組んだ金崎、ペドロ・ジュニオールに続く3番手。しかし、もちろん満足していない。背番号に相応しい「エース」の座を、鈴木は本気で狙っている。ギラギラとした闘志を持ち続け、今日の大一番でも見せた決定力を発揮し続ければ、今季中にもその願いは叶うかもしれない。

取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

【鹿島】永木投入から2失点…「あの時間帯で入るのは慣れていた」はずが魔の時間帯に
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年02月18日


ほろ苦さの残るシーズン初タイトルに。


2点リードで投入された永木だったが、6分後に2点を返される、まさかの展開に……。(C) SOCCER DIGEST

[FUJI XEROX SUPER CUP 2017]鹿島 3-2 浦和/2017年2月18日/日産スタジアム

 今シーズンの開幕を告げる戦いは、2-2の同点から鈴木優磨の勝ち越しゴールが飛び出し、鹿島に軍配が上がった。

 だが、今季初のタイトルにも途中出場の永木亮太は複雑な想いを持っていた。2-0とリードして迎えた69分に、新潟から新加入のレオ・シルバとの交代でピッチへ。それから5分後にチームは立て続けに2失点を喫してしまうのだ。

 65分の途中出場から決勝点を挙げた鈴木も「納得いっていない」と不満げな表情を見せていたが、「試合を締める役割で入ったと考えている」と自認している永木にしてみれば、少なからず落胆せざるを得ない結果だろう。やはり、「役割をしっかり果たせなかった」と“クローザー”としての責任を痛感している様子だった。

「あの時間帯で入るのは去年から慣れていた」と、永木は投入後のパフォーマンスを振り返る。
「マークは僕が長澤選手について、(小笠原)満男さんが相手のシャドーのどちらかにつくということでハッキリしていたけど、向こうも前にパワーを使って攻撃的になっていた。そこでPKをとられたり、クロスの形を作らせてしまったのが失点の原因。防げた失点だった」

 慣れていたはずの状況に訪れた「魔の時間帯」。再び浦和から勝利をもぎ取ったとはいえ、さらなる改善の余地を本人も感じ取っている。
「守備のところは改善したい。ああいう時間帯になっても、自分たちがボールを持って90分を通して主導権を握らなければいけない、そういうチームだと思っている。きつい時間帯でも、もう少しポゼッションして我慢できればいい」

 しかし、これがシーズン本番ではなかったことは、前向きに捉えられるはずだ。昨シーズンは元旦まで激闘が続き、個人としても、「コンディションはまだ100パーセントではない」という。チームとしても連係面の向上は可能だろう。そうしたなかで迎えるACL開幕戦が、いよいよ21日に控える。

「2点を奪われてしまった責任は自分にあると思いますし、チームとしてもまだまだ問題があるということ。時間はないが、一人ひとりが意識を持っていれば改善できるところだと思う。今日と同じミスはやらないようにやっていきたい」

 ほろ苦さの残った今季初タイトル――。シーズンのスタートダッシュへ、永木が固い決意を見せている。

【鹿島】「自然と責任感が出る」昌子源が秘めるディフェンスリーダーの矜持
白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
2017年02月19日


今季は24歳にしてCB陣では最年長となった。


ゼロックス杯では浦和相手に2失点。昌子はディフェンスリーダーとして小さくない責任を感じている。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト 写真部)

[FUJI XEROX SUPER CUP 2017]鹿島 3-2 浦和/2017年2月18日/日産スタジアム

 鹿島アントラーズは最終的に3-2で勝ち切ったとはいえ、2-0の状況から追い付かれ、浦和レッズに一時は同点にされた。

 鹿島のCB昌子源は試合後、「2-0が一番怖いとよく言われますが、その通りにしてしまった。完全に逆転されるムードだった。(原因は)集中力……ではない気がする。ナオ(植田直通)とたくさん話した」と気を引き締めた。

 その心に宿っているのは、ディフェンスリーダーとしての責任、自覚だ。昨年6月には15年在籍の重鎮・青木剛(サガン鳥栖へ)、年末にはファン・ソッコ(天津泰達へ)が退団。それでも今オフはCB補強がなかったため、今季は24歳にしてCB陣では最年長となった。

「去年はソッコがいて、色々と声をかけてくれました。今年も周りにはソガさん(曽ケ端準)、(西)大伍くん、(山本)脩斗くんは年上だし、指示を出してくれます。でも、センターバックだと僕はナオ、マチ(町田浩樹)、ブエノよりも試合経験が多いし、年齢も上なんですよ。やっぱり自然と責任感は出てきますね」

 昨季も事実上の守備の柱だったが、今季は文字通りのディフェンスリーダーの看板を背負う。だからこそ、さらなる確実性と粘り強さを自身に求めている。

「まず、1対1で簡単に抜かれない。どっからでも来いよ、全部跳ね返したるみたいなオーラを出せたら良いですよね。究極を言えば、相手が1対1を避ける、自分がいたらバックパスをするみたいな形がいい。それと、仮に抜かれても、粘り強く最後まで食らい付く。カッコ悪いかもしれないけど、必死さを周りに見せなアカン。そういう立場になってきた」

 秋田豊、奥野僚右、岩政大樹、大岩剛、中田浩二など、鹿島の黄金時代にはいつも強力な日本人CBが君臨してきた。2015年からは秋田と岩政も背負った伝統の3番を受け継ぎ、入団7年目の今季は、偉大なる先人たち同じくディフェンスラインをまとめながら、後輩たちの良き見本となることも求められる。

 自身の若かりし頃を、「自分も1、2、3年目はひよっ子やった(笑)。大樹さん、浩二さん、剛さんにいつも同じこと言われて……。なんでそこで足が出んねん、何回同じミスするねんって」と振り返った昌子は、「町田くん(入団2年目の19歳)なんかは、プレーを盗もうと必死みたいだよね?」と問われると、ニヤリと笑った。

「たしかにマチは足の出し方とかが、自分に少し似てきた。あいつは足が長いし、自分なりの守り方を確立できたらもっともっと良くなると思う」

 最終ラインのまとめ役、そして後輩の手ほどき――。ディフェンスリーダーとしての矜持を胸に、昌子が鹿島を牽引する。

取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)


石井監督は「まだまだもっと良い試合ができると思う」と言い、西は「課題が多く出たことは良かった」、永木は「90分を通して主導権を握らせないようにしなければいけない」、優磨は「ゴール以外は何もできていないし、課題が残る」「勝ったことは良かったけど、内容は全然良くなかったし、うちら(鹿島)らしい戦い方はできなかったかなと思います」、スンテは「もう少し日本語で伝えられれば……」と反省を口にする。
勝利に浮かれることなく、次なる課題克服に動き出しておる。
それがタイトルを積み重ねるクラブというものであろう。
次なる勝利に向けて邁進していきたい。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

Fuji Xerox Super cup 浦和レッドダイアモンズ戦

勝利のピンクユニ。

スーパー杯へ

鹿島・石井監督、浦和戦に自信「順調なキャンプだった」
 シーズンの開幕を告げる富士ゼロックス・スーパー杯が18日、日産スタジアムで行われる。今回は、昨季Jリーグ王者の鹿島と同2位の浦和が激突。両チームは17日、横浜市内で前日会見に臨んだ。

 公式会見に出席した石井監督は、「新加入選手のコンビネーションも思った以上に早く進んでいる。順調なキャンプだった」と自信をみせた。昨季はJ1年間勝ち点3位から、チャンピオンシップを勝ち上がってJ1王者に輝いた。MF遠藤は「去年の勝ち点は浦和の方が多かったので、自分たちはチャレンジャーだと思って戦いたい」とライバルを警戒した。

王者抜かりなし!鹿島 今季初タイトルへPK練習も万全
富士ゼロックス・スーパー杯 鹿島―浦和(2017年2月18日 日産ス)


記者会見で写真撮影に応じる(左から)鹿島の石井監督、遠藤、浦和の武藤、ペトロビッチ監督
Photo By 共同


 常勝集団に抜かりはない。昨季のリーグ王者として臨む鹿島は前日練習でセットプレー、さらにはPKまで確認した。過去のゼロックス杯は9戦5勝4敗。4つの黒星のうち3試合がPK戦の末の惜敗だけに、念には念を入れた格好だ。会見に出席した石井監督は「5回優勝しているが、同じくらい負けている。最初の公式戦でクラブにタイトルを積み重ねたい」と気を引き締めた。

 21日にACL初戦(対蔚山)、25日にJ開幕戦(対FC東京、いずれもカシマ)と過酷な道が待ち受けているが、極端なターンオーバーは行わず主力を送り込む構え。「圧倒して勝つのがベスト」とMF土居は言い、MF遠藤も「勝って、いいシーズンにしたい」と力を込める。昨季終盤は浦和を破ったCS決勝から勢いに乗り、クラブW杯準優勝まで躍進した。新たなタイトルが、鹿島をさらに強くする。


前日練習でセットプレーを確認する鹿島イレブン
Photo By スポニチ


[ 2017年2月18日 05:30 ]

【鹿島】スーパー杯6度目優勝へ“ガチ先発”
2017年2月18日6時0分 スポーツ報知


笑顔でフォトセッションに臨む(左から)鹿島・石井監督、遠藤、浦和・武藤、ペトロヴィッチ監督

 ◆富士ゼロックス・スーパー杯 鹿島―浦和 (18日・後1時35分、日産スタジアム)

 今季初の公式戦で、浦和は21日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初戦・Wシドニー戦(アウェー)などハード日程をにらみ、日本代表DF槙野智章(29)ら昨季のレギュラー格4人の温存が濃厚。猫の目布陣で今大会のほかACL、リーグなど全5冠を狙う。鹿島は37歳319日で大会史上最年長先発するMF小笠原満男(37)が10年以来6度目の優勝を目指す。

 鹿島はMF小笠原が大会最年長で先発する。17日はPK練習などで調整。試合で第2のピンクユニホームを着用することに「なんで?」と不満そうだったが「まずは勝ってね」と力を込めた。MFラモス瑠偉(V川崎)の最年長記録(94年大会・37歳24日)を更新する37歳319日での先発で、変わらぬ存在感を見せる。

 クラブはオフにJ屈指のボランチMFレオ・シルバを新潟から獲得。MF柴崎がスペインへ移籍したとはいえ、日本代表MF永木、MF三竿健ら精鋭がそろうポジション。4月に38歳を迎える小笠原も競争にさらされたが「サッカーは年でするもんじゃない」の信念通り始動からフルメニューをこなし、今季初の公式戦で先発を勝ち取った。

 浦和同様に過密日程が続くが、初戦はベストメンバーで臨む。「このチームにいれば競争はいつも。今に始まったことじゃない」。10年以来6度目の優勝へ、ベテランの力は欠かせない。

18日ゼロックス杯 浦和と激突 鹿島Vへ気合
攻守切り替えの速さ重要


三竿健(右)と競り合うレオシルバ=クラブハウスグラウンド

国内サッカーシーズンの幕開けを告げる富士ゼロックス・スーパーカップは18日、横浜市の日産スタジアムで昨季のJ1リーグ、天皇杯全日本選手権の2冠を達成した鹿島と、J1リーグ2位の浦和が対戦する。キックオフは午後1時35分。6年ぶり10度目の出場となる鹿島は史上最多となる6度目の優勝を狙う。

今季最初の公式戦は昨年12月のJリーグチャンピオンシップ決勝で激闘を繰り広げた浦和と再び戦う。選手たちのモチベーションは一様に高く、遠藤は「浦和にだけは負けたくない。昨年以上のサッカーを見せる」と気合十分に話す。

浦和は昨季、攻撃と守備で布陣を変化させる戦術で、リーグ戦の年間勝ち点で1位に輝いた強敵だ。鹿島に求められるのは攻守の切り替えの速さ。植田は「(浦和は)攻撃に人数をかけてくるので、そこを止めたときがチャンス。強みのフィード(攻撃陣へのロングパス)を狙いたい」と、攻略のイメージを語る。

鹿島の先発は11日のプレシーズンマッチJ2水戸戦から1人変更。中村に代わり土居が攻撃的MFに入る。土居は「新しい選手の良さを引き出すことを意識する。見ている人が今後の戦いを楽しみに思ってくれるような試合をしたい」と強調。ペドロジュニオールやレオシルバら新加入選手と融合し進化した鹿島の姿を披露するつもりだ。 (藤崎徹)




スーパー杯に向けてコメントを発する監督・選手である。
ヤスの「浦和にだけは負けたくない。昨年以上のサッカーを見せる」という言葉に勝利への気持ちが伝わる。
また、「攻撃に人数をかけてくるので、そこを止めたときがチャンス。強みのフィードを狙いたい」と言う植田にかかる期待は大きい。
植田のロングフィードから得点機を狙いたい。
相手に苦手意識を持たせるほどの戦いをして勝利を掴みたいところ。
そして満男は「このチームにいれば競争はいつも。今に始まったことじゃない」と、層の厚いボランチでのレギュラーポジション争いについて口にする。
この戦いをまずは制して先発起用される満男は、ラモスを抜いて最年長記録を更新する。
満男の存在感は圧倒的と言って良かろう。
ベストメンバーにて浦和に挑む。
楽しみな一戦である。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

田代有三、オーストラリア二部へ

Wolves close in on former Japanese international
Mitch CohenMitch Cohen
@MitchRWCohen

17 Feb 2017, 4 p.m.

The Wollongong Wolves are poised to complete one of their biggest signings in recent memory with former Japanese international Yuzo Tashiro set to join the club.

The Mercury understands the NSW National Premier Men’s 1 outfit are close to agreeing terms with Tashiro on a deal that would see the striker play in their upcoming campaign.

It is believed the Wolves – who are considered one of the leading contenders in the A-League expansion race – are hopeful of receiving confirmation in the coming days.

Tashiro has had an extensive career plying his trade in the Japanese domestic competitions and earned three international caps for his home country in 2008.

The 34-year-old has made close to 200 appearances in the J-League Division 1.

He scored on 30 occasions in 115 appearances for current J-League champions Kashima Antlers while at the club between 2005 and 2011.

During that period he helped the Asian Champions League heavyweights to win three league titles, an Emperor’s Cup and a Japanese Super Cup.

Tashiro spent his last two seasons in the J-League Division 2 with Cerezo Osaka, helping the club secure promotion back to the top tier.

He will fill one of the Wolves two VISA player positions for next season, with Chilean Nico Bernal also returning for his second campaign in Wollongong.

Tashiro’s addition would further bolster the Wolves’ attack which struggled to find the back of the net last season.

Wollongong scored just 23 goals in 22 matches in 2016, but have made several new additions in a bid to increase their potency up front.

Former Blacktown City gun Patrick Antelmi turned down several offers from other clubs to join the Wolves last November while Hristijan Tanoski has also come on-board for the 2017 season. Former Western Sydney Wanderers attacker Josh MacDonald and recovering striker Peter Simonoski have both also been retained.

The Wolves begin their away from home campaign against Parramatta FC on March 11 at Melita Stadium.

The club’s first home match won’t be held until round three when Manly United travel south to WIN Stadium.


Wollongong Wolvesとのサインが近づく田代である。
セレッソを退団し、海外移籍を目指していた田代であるが、次なる地はオーストラリアになる様子。
田代の挑戦を応援したい。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

鹿島――元旦から約1か月半でシーズンインも指揮官は順調さをアピール

【ゼロックス杯展望】鹿島×浦和|互いにACL開幕戦を控え主軸の先発起用は流動的。CS再戦で今季の幕開け!
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年02月17日


鹿島――元旦から約1か月半でシーズンインも指揮官は順調さをアピール。



FUJI XEROX SUPER CUP 2017
鹿島アントラーズ-浦和レッズ
2月18日(土)/13:35/日産スタジアム

鹿島アントラーズ
2016年:1位(年間勝点3位) 勝点59 18勝5分11敗 53得点・34失点

【最新チーム事情】
●先発メンバーには新加入4選手を組み込む考え。
●元旦から約1か月半で迎えるシーズン開幕戦。指揮官は「思ったより順調にきている」
●遠藤は「(昨季の)チャンピオンはレッズだったと思っている」と相手の力をリスペクト。

【担当記者の視点】
 鹿島の石井正忠監督は新加入選手4人を先発に送り込む考えだ。浦和戦を想定した実戦練習の主力組に、神戸から獲得したペドロ・ジュニオールをトップで起用。ボランチには新潟から加入のレオ・シルバ、左サイドバックには湘南から獲得した三竿雄斗、GKには韓国の全北現代から加入のクォン・スンテを入れた。

「この大会では5回優勝しているが、同じくらいの数負けている。しっかりクラブにタイトルを積み重ねたいと思っている」(石井監督)と勝利を目指す浦和戦。元旦の天皇杯決勝からわずか1か月半ほどで迎えるタイトルマッチだが、同監督は「トレーニング期間があまりないなかでの調整になったが、思ったより順調にきている。新加入選手のチームへの溶け込み方、慣れの部分も思ったより早くできた」と手応えを口にし、新戦力に関しても自信を持って送り出す。

 昨年のJリーグ王者を決めるチャンピオンシップでは、浦和をアウェーゴールの差で上回り、7年ぶりの王者に返り咲いた。ただ、遠藤康は「浦和は年間1位の勝点をとったチーム。自分たちが優勝しましたけど、僕自身はチャンピオンはレッズだったと思っている」と相手を評し、ゼロックス杯では「チャレンジャー精神で戦っていきたい」と口にした。また、試合のポイントに関して、「ビッグクラブとの試合ではセットプレーが大事になってくると思います」と話した。

 3日後にはACL初戦が控えるなかで、メンバー選考を含めて難しい試合になる。土居聖真は「圧倒して勝てればベストだけど、まずは勝つことが大前提。新しく入った選手とも良い形を作れると思う。(リーグ開幕が)楽しみと思ってもらえるようなサッカーをしたい」と試合を見据えた。

浦和――ボランチは5人が2枠を争う状況に。

FUJI XEROX SUPER CUP 2017
鹿島アントラーズ-浦和レッズ
2月18日(土)/13:35/日産スタジアム

浦和レッズ
2016年:2位(年間勝点1位) 勝点74 23勝5分6敗 61得点・28失点

【最新チーム事情】
●ACLを見据えたメンバー構成の可能性。
●激戦区のボランチに注目。
●李は鹿島を相手にリベンジとゴールを宣言。

【担当記者の視点】
 2回にわたる沖縄でのキャンプを経て、いよいよシーズンに入る。新加入選手たちの順応も早いが、ペトロヴィッチ監督は昨季のチームをベースに成長した選手を段階的に加えていくことを示唆。今季加入の選手では、菊地が左WBのスタメンを掴みそうだ。菊地は「やるべきことは整理できているし、信頼関係を積み重ねたい」とレギュラー奪取に意欲を燃やす。

 このゲームから中2日でオーストラリアに移動してのACL初戦が控えることもあり、これまで中心的な存在だった阿部や槙野がベンチスタートとなる可能性も高い。また、初めて一緒にプレーするとは思えないほどに息の合ったコンビネーションを見せているR・シルバと興梠も、ACLから本格起用になりそうだ。2人セットの途中出場にも期待したい。

 今季は長澤と矢島の加入に、成長著しい青木を交えた5人のボランチがふたつの枠を巡って激戦を繰り広げている。岡山で経験を積んだ矢島は「誰とでも合わせられる」と自信を語り、柏木も「キャンプから状態はいい」と話すように動きは軽快そのもの。フィジカルの強さが目立つ長澤もFCソウルとのプレシーズンマッチで同点弾とアピール。確かな存在である阿部も合わせ、相手次第での起用もできる状況にある。

 鹿島は昨季のCSで敗れた相手とあり、選手たちにはリベンジの思いが強い。そして、その第2戦を肋骨の骨折により無念の欠場となった李は「しっかりリベンジして、悔しい思いをクラブもサポーターも晴らしてスタートしたい。絶対にゴールを決める」と力強く話した。一発勝負に弱いという言葉を払拭するためにも、タイトル奪取でスタートしたい。


「新加入選手4人を先発に送り込む」と予想するサッカーダイジェストのプレビューである。
GKにスンテ、左SBには雄斗、ボランチにレオ・シルバ、そして2TOPの一角にPJを起用する見込み。
また、昨季はセンターFWとして先発しておった聖真は左サイドのMFとして出場する様子。
昨季、あれほどの結果を出しながらも、チームは一新されたと言って良かろう。
2017年シーズンのチームはどのようなモノとなるのであろうか。
期待を込めてスタジアムに向かいたい。
楽しみである。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

Jリーグを代表する強豪同士の対戦は、見応えのあるゲームとなりそうだ

【ゼロックス|前日会見】鹿島・遠藤と浦和・武藤が挙げた「見所&勝敗のポイント」とは?
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年02月17日


「チャレンジャーの気持ちで」(遠藤)挑む鹿島と、「一瞬の隙も与えない完璧なゲーム」(武藤)を目指す浦和


ゼロックスは本来、前年のリーグと天皇杯の優勝チームが対戦するが、両大会を鹿島が制したため、リーグ2位の浦和が代替出場。昨季のCSファイナルの再現となった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)


ともに「赤」をメインカラーとする鹿島と浦和が対戦する今回のゼロックスでは、大会史上初めて、ともにセカンドユニホームを着用して試合が行なわれることに。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)


 シーズンの幕開けを告げる「FUJI XEROX SUPER CUP」の前日、横浜市内で合同記者会見が行なわれ、鹿島からは石井監督と遠藤、浦和からはペトロヴィッチ監督と武藤が出席した。

 鹿島の石井監督は「昨シーズンに成果を出したチームが出られる大会。出場できることを嬉しく思っている。しっかりこのタイトルを積み重ねたい」と意気込みを述べ、浦和のペトロヴィッチ監督は「鹿島という素晴らしい相手と、素晴らしいゲームをして、このトロフィーをクラブに持ち帰りたい」と勝利を誓った。

 2017シーズンの最初の公式戦となるが、チームの仕上がりについて、石井監督は「トレーニングする時間があまりなく、いきなりゲームをする形で調整をしてきたが、思っていたより順調にきている」と手応えを口にする。ペトロヴィッチ監督は「キャンプを終えて、準備が上手くいっていないと言う監督はほとんどいない。チーム一丸となって、自分たちのやるべきことを全力でやってきた。とにかく走り、激しく戦い、今シーズンもより攻撃的なサッカーを目指す」と自信をのぞかせた。

 昨季のチャンピオンシップの決勝と同じ対戦カードとなったが、遠藤は「昨季は、年間勝点ではレッズのほうが上だった。結果的に僕らが優勝したけど、本当のチャンピオンはレッズだと思っているので、チャレンジャーの気持ちで戦いたい。ビッグクラブとの対戦では、セットプレーが大事になってくるのではないか」と謙虚に語る。

 対する武藤は「これまでの歴史や、昨季のチャンピオンシップや天皇杯を振り返っても、鹿島は勝負強さのあるチーム。ボールを支配されていても、我慢ができて、一発で仕留める力がある。僕たちとしては、常に集中を保って、一瞬の隙も与えないような完璧なゲームをしないと勝てない。自分たちの持っている100パーセントの力を出したい」と言葉に力を込めた。

 試合は2月18日(土)、日産スタジアムで13:35にキックオフ。Jリーグを代表する強豪同士の対戦は、見応えのあるゲームとなりそうだ。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


FUJI XEROX スーパー杯前日合同記者会見を取材したサッカーダイジェストの広島氏である。
石井監督は「トレーニングする時間があまりなく、いきなりゲームをする形で調整をしてきたが、思っていたより順調にきている」と語る。
PSMの連続で、試合にて調整する形となったが、功を奏しておる様子。
また、ヤスは「チャレンジャーの気持ちで戦いたい。ビッグクラブとの対戦では、セットプレーが大事になってくるのではないか」と言う。
左足のキッカーとして三竿雄斗も加わり、多彩なセットプレイが期待される。
また右もレオ・シルバが蹴るであろう。
ピンクと黄色の戦いを制し、今年も鹿島が主役であることを印象づけたい。
楽しみな一戦である。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

ヤスのフィジカルに期待

浦和戦前日練習


強風が吹く中、明日の浦和戦へ向け、セットプレーやレクリエーションゲームなどで最終調整しました。


スーパー杯に向けた前日練習の一コマである。
ヤスの様子が写る。
右サイドを担うヤスの左足で、今季初タイトルをもたらせて欲しいところ。
強いフィジカルで浦和の選手を吹き飛ばしてゴールを狙うのだ。
期待しておる。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ

Jリーグ、試合終了後に判定を検証

Jリーグの判定、試合後に正誤を検証へ 審判とチーム側
潮智史
2017年2月17日09時53分



問題のある判定についての検証イメージ

 サッカーのJリーグでは今季から、試合終了後に審判側と両チームの代表者が一緒になって判定を検証することになった。勝敗を分けたPKや退場を巡る判定の正誤など、踏み込んだ議論をする。審判側はこれまで、個別の判定への見解を示してこなかっただけに、世界的にも極めて珍しい試みだ。23日のJリーグ理事会で正式に決まる。

 対象となるのは、J1~J3の全試合。試合全体を管理監督するマッチコミッショナーの立ち会いの下、映像を見ながら試合を振り返る。担当した審判は直接参加しないが、審判を評価する役割で派遣されている審判アセッサーが審判から判定の根拠など話を聞いた上で審判側代表として参加。両クラブからは社長ら代表者が席に着く。

 判定や試合結果が覆ることはないが、PKや警告、退場など、判定の妥当性や正誤についても協議、審判アセッサーがその場で誤審を認めるケースも想定されている。

 今回の試みは審判側とチーム側がコミュニケーションを深めながら、ルールや判定への理解を求め、試合の質を高める狙いがある。審判批判のきっかけになる懸念もあるが、まずは情報をオープンにすることに踏み切った。

 これまで、判定に不服がある場合は、クラブ側が意見書を提出して回答を受ける形式的なやりとりで終わっていた。意見書を廃止する代わりに、その場で直接やり取りすることになった。クラブ側の多くは「変化の一歩だ」と好意的だ。

 このほか、判定基準を示した選手向けの映像の一般公開にも踏み切るなど、判定の「見える化」を進めていく予定だ。(潮智史)


試合終了後に判定を検証するJリーグである。
審判側と両チームの代表者が共に検証を行うとのこと。
これは朗報。
これまで、多くの誤審や偏ったジャッジが横行し、不穏な気持ちで帰路に就くことが多かった。
また、微妙なジャッジのリプレイを行わないなど隠蔽気質も、それに拍車をかけておった。
中継時のリプレイなどにもメスが入るのであろうか。
今季のJリーグに注目である。

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村


鹿島アントラーズ ブログランキングへ
プロフィール

Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

カレンダー
01 | 2017/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク