ペドロ・ジュニオール、鳥栖戦に帯同か

【鹿島】ジュニオール、左足骨折から復帰…鳥栖戦ベンチ入りも
2017年9月26日7時0分 スポーツ報知

 左足の骨折で戦列を離れていた鹿島FWペドロ・ジュニオール(30)がリーグ鳥栖戦(30日・ベアスタ)でチームに帯同する可能性が出てきた。25日は全体練習でフィジカルトレーニングに取り組み、練習後も居残りでランニングを行った。大岩剛監督(45)は「すでにフィジカル(トレーニング)もやっているし、あとは対人(練習)をやっていく。鳥栖戦? 100%の状態に戻ればもちろんメンバーに入る」と明かした。

 ペドロは7月28日の練習中に左足第5中足骨を骨折。手術を受け、全治2か月と診断されていた。残り7試合で2位川崎に勝ち点8差をつけ、独走状態を築いている鹿島。今季16試合7得点の助っ人の復帰で、リーグ連覇へ前進する。


鳥栖戦への帯同が報じられるペドロ・ジュニオールである。
昨日の練習では、フルメニューをこなし、居残り練習も行ったとのこと。
大岩監督は「すでにフィジカル(トレーニング)もやっているし、あとは対人(練習)をやっていく。鳥栖戦? 100%の状態に戻ればもちろんメンバーに入る」と言い切っており、帯同の可能性は高かろう。
鬼門とされるベストアメニティスタジアムにて勝利を掴むには、助っ人ストライカーの力が欲しいところ。
PJの復帰を楽しみにしたい。

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U-15日本代表 AFC U-16選手権2018予選 U-15マレーシア代表戦

U-15日本代表 マレーシアに勝利し3戦3勝でAFC U-16選手権2018の出場権を獲得!~AFC U-16選手権2018予選~
2017年09月25日

U-15日本代表 AFC U-16選手権2018 第3戦 vs U-15マレーシア代表
2017年9月24日(日) キックオフ時間16:00(現地時間) 試合時間90分(45分×2)
Wibawa Mukti Stadium(インドネシア/ブカシ)
U-15日本代表 4-0(前半2-0、後半2-0)U-15マレーシア代表

得点
23分 吉田有志(U-15日本代表)
27分 植田啓太(U-15日本代表)
49分 中野桂太(U-15日本代表)
73分 青木友佑(U-15日本代表)

スターティングメンバー
GK:山田大樹
DF:中野伸哉、鈴木海音、半田陸、植田啓太
MF:横川旦陽、近藤蔵波、成岡輝瑠、角昂志郎
FW:中野桂太、吉田有志
サブメンバー
GK:佐々木雅士、ジョーンズレイ
DF:田島詳基、田中芳拓、菅原一真、佐古真礼
MF:山内翔、荒木遼太郎、西川潤、青島健大
FW:青木友佑、小塩拳生
交代
52分 近藤蔵波 → 青島健大
52分 吉田有志 → 青木友佑
83分 山田大樹 → ジョーンズレイ



マッチレポート
U-15日本代表は、AFC U-16選手権2018予選の第3戦、U-15マレーシア代表戦を戦いました。マレーシアと日本は共に2連勝で今日の試合に臨み、アジア1次予選突破、またグループ首位を争いました。現地時間午後4時、日本ボールでキックオフ。
今日の相手も中盤でブロックを作り、守備を固めてきました。そうした相手に対して、日本は素早いアーリークロスを上げたり、1タッチパスでリズムを変えたりと様々なバリエーションの攻撃で相手ゴールに迫ります。なかなか決定的なシーンを作ることが出来ませんでしたが、23分に左サイドの中野伸哉選手のクロスにゴール前に走り込んだ吉田有志選手がヘディングで合わせ、待望の先制点を奪います。日本はこの流れに乗ってさらに攻撃の勢いを増し、27分、左サイドのコーナーキックを相手ゴールキーパーがパンチングでクリアしたボールを植田啓太選手が1タッチで豪快に決めて2-0とします。前半終了間際には自陣でのパスを相手に奪われGK山田大樹選手と1対1になりますが、相手のシュートは枠を外れ、失点をせずに前半を終えます。
後半に入りマレーシアは2人交代カードを使って反撃にでます。しかし日本は落ち着いてボールを保持し、試合の主導権を握ります。そして49分、ペナルティエリア付近で得たフリーキックを中野桂太選手が直接決めて3-0と突き放します。その後52分に青木友佑選手と青島健大選手の2人が同時に途中交代でピッチに入り、更に攻撃を活性化させます。73分にはコーナーキックから最後は青木友佑選手がゴールを決めて4-0とします。その後も日本は疲労が溜まってきている中でも、試合終了まで攻撃の勢いを緩めること無く、ゴールを目指し続け、また守備では体を張ったプレーで相手に得点を許すことなく試合は終了。
この結果、日本は3戦3勝で、AFC U-16選手権2018予選を突破し、来年マレーシアにて開催される本大会への出場権を獲得しました。
試合後、夕食の際に本日24日(日)誕生日を迎えた小塩拳生選手をチーム全員でケーキと共に祝福しました。



監督・選手コメント
有馬賢二 監督
今までいろんな遠征を実施してきて、チームで共有し、積み上げてきたものを選手たちがこの大会に出してくれたおかげで、こういった結果になったと思います。またコーチングスタッフ、メディカルスタッフなどチーム全員の献身的なサポートや直前合宿でトレーニングマッチの相手をしてくれた鹿島アントラーズユースの方々にも感謝します。ここにいる選手たちは今後も伸びしろがあり、日常に戻ったあとも継続してチャレンジし続け、それぞれのストロングポイント更に伸ばしていき、今後さらに飛躍してくれることを期待したいと思います。
GK #1 山田大樹 選手(鹿島アントラーズ)
今日の試合、チームが勝つために自分がやるべき事をやることできました。鹿島アントラーズユース戦から今日のマレーシア戦まで大会を通してチームが成長してるのがピッチ内外ではっきり分かりました。練習から良い雰囲気でプレー出来ていましたし、それが試合の立ち上がりから出せていました。今日はフィールドの選手が体を張り最後まで走ってくれたので、ピンチの数も少なかったと思います。今後は現状でまだまだ他の選手に劣ってる部分があるので、そこを改善し、試合でミスを減らしてチームに安心感を与えられるゴールキーパーになりたいです。次はさらに強い相手との勝負です。ワールドカップ本大会出場に向けて、勝てる準備をして、また招集されるようにします。個人では、一つ下の学年に入ってやっていて、もっと上にいる選手がいるので、追いつき、越せるよう頑張ります。

DF #2 半田陸 選手(モンテディオ山形)
今日の試合も無失点で勝てたことは良かったです。今日の試合は攻めてる時間が多かったですがゴールキーパーやディフェンダーは中盤でリスク管理をしっかりできていて、相手のカウンター攻撃をあまり受けなかったので良かったと思います。しかし、攻撃の時は 引いた相手に対してあまり崩せない場面が多かったので狭いスペースでも ワンタッチ、ツータッチでコンビネーションを良くしなければいけないと感じました。この3連戦を通して自分達のサッカーをし、一次予選を突破できたことは良かったです。しかし、ボールを持っていない時の準備、ファーストタッチや一本一本のパスにもっともっとこだわらないと最終予選では勝てないと思うのでチームに帰り 世界を常に意識して練習に励みたいと思います。
FW #11 青木友佑 選手(FC東京深川)
今大会を3連勝で一次予選を突破することが出来てとても嬉しいです。なぜなら自分の全力をだしきることが出来たからです。しかし何度も決定機を決め切れず課題が多く残りました。得点できるチャンスを逃してはいけないし、苦しい時間帯のときには素早い判断が必要になってくると感じました。自分の特徴を生かしたプレーをして、チームの勝利に貢献できて良かったです。今回一次予選を突破したけれど、この突破は通過点だと思うのでもう1度気を引き締めてやっていきたいと思います。

スケジュール
AFC U-16選手権2018予選 グループJ
9月20日(水) 20-0 vs グアム(Wibawa Mukti Stadium)
9月21日(木) AM トレーニング
9月22日(金) 11-0 vs シンガポール(Wibawa Mukti Stadium)
9月23日(土) AM トレーニング
9月24日(日) 4-0 vs マレーシア(Wibawa Mukti Stadium)
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※A~Jグループの各グループ1位(10チーム)と2位チームの中から成績上位5チームに開催国を加えた計16チームが、2018年10月に開催されるAFC U-16選手権2018の出場権を獲得します。


AFC U-16選手権2018予選にてU-15マレーシア代表と対戦したU-15日本代表である。
先発した山田大樹くんはクリーンシートで勝利に貢献した。
この勝利にて日本はAFC U-16選手権の出場権を得た。
試合後に山田大樹くんは「大会を通してチームが成長してるのがピッチ内外ではっきり分かりました」と語る。
これは嬉しい。
しして、更に上を目指して精進するのだ。
期待しておる。

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裏方にまで勝利への強い意識が浸透しているチームも、なかなかない

J1鹿島
強さの理由

毎日新聞 2017年9月25日 12時23分(最終更新 9月25日 12時23分)

 今年5月、サッカーJ1鹿島の石井正忠前監督が電撃解任された日。クラブハウスで、広報担当者が落ち込んでいた。

 人望のある監督だった。ただ、惜しんでいるだけではない。「自分たちがもっと稼いでいれば、もっと補強などもできてこんな結果にはなっていなかったかもしれない。責任を感じている」。言うのは簡単なことのようで、本気でそう思え集団はなかなかない。

 鹿島は今季、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)、ルヴァン杯と二つのタイトルをすでに「落とした」。残るはともに連覇がかかるリーグ戦と天皇杯。リーグ戦は5連勝で2位と勝ち点差8の独走態勢に入り、天皇杯も難敵の浦和を退け8強に進んだ。

 スタイルはそれぞれあれど、強いクラブには理由がある。今月20日の天皇杯、浦和戦の後、握手してきたその広報担当者は言った。「決勝で勝たないと意味がない」。裏方にまで勝利への強い意識が浸透しているチームも、なかなかない。【大島祥平】


鹿島を取材した毎日新聞の大島祥平氏である。
石井前監督の解任を受け、気を落とす広報担当者のコメントを報じる。
「自分たちがもっと稼いでいれば、もっと補強などもできてこんな結果にはなっていなかったかもしれない。責任を感じている」と言わせしめた。
組織の隅々まで勝負に徹する気持ち、タイトルへの思いが行き渡ってることを表しておる。
鹿島は単なるクラブではない。
勝利を義務づけられたというものでもない。
勝ち続けること、タイトルにしがみつくことでのみ生き残る術を得ているのである。
クラブに関わる全ての者が、タイトルを目指しておる。
我らも勝利のために声援を送る、熱く応援する。
勝利を信じておる。

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そんな強さを身につけてしまった今の鹿島に、もはや死角は見当たらない

劇的な決勝弾すら「平常運転」の鹿島。
ふたたび黄金時代が到来か

原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 劇的な決勝弾も、そうなると思っていたから、大して驚きはなかった。1−1で迎えた後半アディショナルタイム、MF永木亮太のコーナーキックをDF植田直通が強烈なヘッドで叩きつけ、鹿島アントラーズが土壇場でガンバ大阪を下した。


アディショナルタイムに決勝ゴールを決めた植田直通(左)

 そうなると思っていたのにはわけがある。試合の流れを考えれば、鹿島が勝つのが当然の展開だったからだ。
「スコアは2−1ですけど、今季イチといいますか、ガンバさん相手にあれだけできるという力を示せた意味で、非常に評価していいんじゃないかと思います」
 大岩剛監督のコメントは、大いに納得できるものだ。とりわけ後半はほとんどワンサイドマッチといった様相で、一方的にG大阪を攻め立てた。それほどまでに両者の間には、歴然たる力の差が横たわっていた。
 もっとも、王者の力をまざまざと見せつけた鹿島にしても、もっとも立ち上がりから盤石だったわけではない。開始7分、ロングフィード1本でピンチを招き、FWファン・ウィジョに意表を突かれるミドルを叩き込まれてしまったのだ。

 ポジショニングを考えればGK曽ヶ端準のミスとも言えたが、前節のアルビレックス新潟戦に続く早い時間帯の失点は、隙があったと言わざるを得ない。それでも、「失点は反省するべきですけど、引きずるような失点ではなかった」とDF昌子源が振り返ったように、ある意味で事故に近い一発は、鹿島にみなぎる自信を揺るがせるものではなかった。むしろこの1点が引き金となり、チームにスイッチが入ると、攻守両面において次第にG大阪を凌駕していくようになる。
 縦に速い攻撃で相手を揺さぶると、たとえパスカットを許しても、すぐさま奪い返してふたたび攻撃に打って出る。「前半は少しオープンな展開になってしまった」と永木は振り返ったが、前に前にと圧力をかける鹿島の攻撃は、G大阪守備陣を大いに苦しめた。
 そして前半アディショナルタイムにMF中村充孝がエリア内で倒されてPKを奪取。キッカーのFW金崎夢生が蹴ったボールはGK東口順昭に阻まれたものの、こぼれ球をMFレアンドロが詰めて前半のうちに追いつくことに成功した。
 後半は、まさに一方的な展開だった。同点に追いついたことで縦への威力は弱まったが、サイドに揺さぶりをかける本来の鹿島の攻撃が生み出される。67分に、売り出し中のFW安部裕葵が途中からピッチに立つと攻勢はさらに強まり、G大阪を自陣に釘づけにした。

 唯一誤算があったとすれば、キレのある動きを見せながらシュートだけがヒットしなかった金崎のフィニッシュワークだろうか。それでも後半のシュート数15本対4本という数値が示すように、鹿島がほとんどの時間帯でチャンスを作り続けていた。
 そして冒頭に記した決勝ゴールが生まれる。むしろ、点が入らなければ不公平と思わざるを得ない展開である。スコアは最少得失点差ながら、鹿島が勝つべくして勝った、完勝劇だった。
 これで鹿島は5連勝となり、2位の川崎フロンターレがヴィッセル神戸に引き分けたために、両者の勝ち点差は8に広がった。今季のJ1リーグは残り7試合、大きなアドバンテージを手にした鹿島の連覇の可能性はますます高まっている。
 注目すべきは、2試合連続で逆転勝利を収めた点だろう。「先に点を獲られているわけなので、そこは今後に向けて修正する必要がある」と永木は振り返ったが、一方で昌子は逆転できる力があることに自信を深めていた。
「先に点を獲られても慌てることなく、最後に逆転できる。無理に縦パスを入れているわけでもないですし、サイドを使って落ち着いて攻められた。そういうサッカーができているときは、強いときなのではないかなと思います。僕もそんなに知っているわけではないですけど、これまで鹿島が優勝してきたのは、こういう試合が多かったんじゃないでしょうか」

 3冠を達成するなど数多くのタイトルを獲得した1990年代後半や2000年代前半にかけて、あるいは3連覇を達成した2007年から2009年の時期など、これまで鹿島は何度か黄金期と呼ばれる時代を過ごしている。そして昨季のリーグ制覇をきっかけに、ふたたびその黄金時代が訪れようとしている。
 その黄金期を築いてきた、鹿島のアイデンティティとも言える伝統の勝負強さはこの日も健在だった。ふたつのゴールはともに、前・後半のアディショナルタイムに生まれたものである。もっとも昌子は、その勝負強さの要因を冷静に分析している。
「勝負強いって言われますが、僕らが勝っているのもあるけど、そういうときに他のチームが引き分けたりするから、僕らが余計に勝負強いと思われるんじゃないでしょうか。僕らは優勝に向かって、何が何でも勝つという姿勢でやっていて、それを表現できているだけなんです」
「だけ」と、昌子はさらりと言ってのけるが、その”だけ”がどれだけ困難なことか。勝利を追い求め、いかなる展開に追い込まれても、最終的に結果を手に入れてしまう。そんな強さを身につけてしまった今の鹿島に、もはや死角は見当たらない。


先日のガンバ戦について記すSportivaの原山氏である。
「劇的な決勝弾も、そうなると思っていたから、大して驚きはなかった」と言い切る。
そして、「試合の流れを考えれば、鹿島が勝つのが当然の展開だったからだ」と補足しておる。
ホームの力、サポーターの後押しがあり、植田のゴールに結びついたのが歴史に記録される事実であろう。
しかしながら、レオ・シルバのシュート、夢生のシュート、微妙な判定で取り消された夢生の強烈なゴールなど、勝ち越すチャンスは、時間内にいくらでもあった。
ゴールは時間の問題であったことが、本当に時間の問題となってしまった試合であった。
これもまた勝負の世界と言ってよかろう。
面白い試合であった。
そして、優勝へ一歩進んだ試合であったとも言い換えられる。
観客は“強い鹿島”を目の当たりにした。
高揚した気持ちを楽しんだことであろう。
そして、原山氏は「昨季のリーグ制覇をきっかけに、ふたたびその黄金時代が訪れようとしている」と述べる。
黄金期とともに同じ時間を過ごせることは素晴らしい。
新規のサポーターは新たな気持ちで体験して欲しい。
これが鹿島である。

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現在のアントラーズには、つけ入る隙が見当たらない

鹿島を復活させた「3つの要求」。王者に隙なし、J1記録での連覇も視野に
王者・鹿島アントラーズが独走態勢に入った。ガンバ大阪をカシマサッカースタジアムに迎えた23日の明治安田生命J1リーグ第27節で、後半アディショナルタイムにDF植田直通が劇的な決勝ゴールを決めて5連勝をマーク。序盤戦の不振から、大岩剛監督の就任とともに鮮やかなV字回復を遂げた今シーズン。3連覇が途切れた2010シーズン以降では最多となる「61」の勝ち点を獲得し、2位の柏レイソルに8ポイント差をつける圧倒的な強さの源泉を探った。(取材・文・藤江直人)

2017年09月25日(Mon)12時29分配信
text by 藤江直人 photo Getty Images


植田の劇的決勝点。9年前に想いを馳せると…


鹿島アントラーズのDF植田直通はガンバ大阪戦の後半アディショナルタイムに劇的決勝ゴールを奪った【写真:Getty Images】

 後半のアディショナルタイム。セットプレー。ヘディングによる決勝ゴール。しかも、決めたのはディフェンダー。9年もの時空を超えて、カシマサッカースタジアムでデジャブが起こった。

「優勝するときは、こういう試合がいくつかある。というか、こういう試合がないと優勝できない。今日は久々にガッツポーズが出てしまった。いつもは冷静に見ているつもりなんだけど」

 鹿島アントラーズの前身である住友金属工業蹴球団時代から在籍し、1995シーズンから強化部長職を務める生き字引、鈴木満常務取締役を思わず興奮させたシーンは後半47分に訪れた。

 MF永木亮太が蹴った右コーナーキック。マーカーのDF金正也を引き離すように、ファーサイドからニアサイドへ飛び込んできたDF植田直通が完璧なタイミングで宙を舞った。

 頭に弾かれた強烈なボールがガンバ大阪の守護神、東口順昭の牙城を崩す。1‐1の均衡を破る、劇的な決勝ゴール。歓喜の輪の中心でヒーローの植田が雄叫びをあげ、大歓声でスタジアムが揺れた。

 思い起こされるのは、ホームにジュビロ磐田を迎えた2008年11月29日。MF増田誓志(現清水エスパルス)の直接フリーキックに、DF岩政大樹(現東京ユナイテッドFC)がヘディングを見舞う。後半49分に決まった劇的な決勝弾で首位をキープしたアントラーズは、続くコンサドーレ札幌との最終節も制して連覇を達成した。岩政も植田も、殊勲のゴールがともにシーズン2得点目だった。

「あれだけ攻めていてもなかなかシュートが決まらないなかで、あのまま引き分けに終わるのと勝ち切るのでは全然違う。ウチの選手たちは、決勝戦みたいな舞台になると集中力を増して乗ってくる。その意味でも、そういう雰囲気をサポーターが作ってくれたのもよかったよね」

 鈴木常務取締役が再び目を細めた。2位の柏レイソルに、勝ち点で8ポイント差をつけた。首位の座を確固たるものにするシーズン20勝目は、連覇への流れを加速させるとともに大きな意味をもっていた。

打ち破った勝ち点「60」の壁

 これで今シーズンの勝ち点を「61」に伸ばした。昨シーズンはJリーグチャンピオンシップを下剋上の形で制し、8度目の優勝を勝ち取ったものの、年間総合勝ち点は「59」にとどまっていた。

 最終的には天皇杯も獲得し、通算獲得タイトル数を他の追随を許さない「19」に伸ばした。しかし、常勝軍団の完全復活という周囲の評価を、鈴木常務取締役は苦笑いしながら否定している。

「シーズンの最後の1ヶ月はいいサッカーをして、タイトルも2つ取って、すごく伸びている部分はあるけど、この4年間の勝ち点を見ると59、60、59、59なんだよね。この壁を打ち破れない状態から、競争を激しくする補強をして、上手くいけば勝てるではなく、力で勝てるチームを目指さないと」

 MFレオ・シルバ(アルビレックス新潟)、FWペドロ・ジュニオール(ヴィッセル神戸)、GKクォン・スンテ(全北現代)らを完全移籍で、ブラジル代表歴をもつMFレアンドロ(パルメイラス)を期限付き移籍で獲得した補強は先行投資の意味合いもあった。

「来シーズンはJリーグの理念強化配分金も新設されるし、ここで優勝していわゆる勝ち組に入るのとそうでないのとでは、どんどん差がついていく。その意味でも、来シーズンは少し無理をしてでも勝負しなきゃいけない、というのがあるよね」

 均等配分金や優勝賞金もそれぞれ増額された今シーズンは、J1で優勝した場合は総額22億円が支給される。ビッグマネーを原資にして、2018シーズン以降へのさらなる投資が可能になる。

 もっとも、序盤戦では描かれていた青写真が崩れかねない状況に陥っていた。リーグ戦では7勝5敗と勝ち切れない状況が続き、AFCチャンピオンリーグ(ACL)でも決勝トーナメント1回戦で広州恒大(中国)に敗退。一夜明けた5月31日、フロントは石井正忠監督の解任に踏み切った。

ACL敗退で監督交代。V字回復をもたらした「3つの要求」


レアンドロは大岩剛監督就任後から力を発揮できるようになった選手の1人。二桁得点も達成した【写真:Getty Images】

 2015シーズンのナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)を含めて、指揮を執った2年間で3つのタイトルを獲得。FIFAクラブW杯でも準優勝した実績があるだけに意外に思われたが、昨シーズンのセカンドステージから流れはよくなかったと鈴木常務取締役は言う。

「石井がどうのこうのというよりも、年末にいい成績が出たことで何となくぼんやりしたところがあったけど、やはりセカンドステージを負け越して終わった流れというものが僕のなかにあったので」

 昨シーズンはファーストステージを制しながら、セカンドステージは6勝2分け9敗で11位に甘んじている。チャンピオンシップこそ制したものの、安定した力が求められる年間総合勝ち点では浦和レッズの「74」、川崎フロンターレの「72」に遠く及ばなかった。

 1ステージ制に回帰する今シーズン。序盤戦の軌跡にフロントは昨シーズンの後半をダブらせ、危機感を募らせた。そして、ACL敗退というタイミングで指揮官交代を決断。ヘッドコーチから昇格させた大岩剛新監督へ、3つの要求をしたと鈴木常務取締役は明かす。

「選手を見る角度や評価の視点をちょっと変えることによって、選手起用もちょっと変わってくるのかなと。あとは選手に対してちゃんとジャッジすること。最後はフィジカルトレーニングのやり方を変えること。簡単に言えば、素走りみたいなメニューがちょっと増えたのかな」

 大岩体制になってからは、それまでリザーブになることが多かった中村充孝、レアンドロの両MFが先発メンバーに名前を連ねるようになった。ガンバ戦では前半アディショナルタイムに中村がPKを獲得。FW金崎夢生のPKは東口に防がれたが、こぼれ球をレアンドロが押し込んで同点とした。

 レアンドロは得点を二桁に乗せたが、そのうち9点は大岩体制になってからマークしている。若手では21歳のMF三竿健斗が急成長し、高卒ルーキーのFW安部裕葵(瀬戸内高)の非凡な攻撃的センスも対戦相手の脅威になりつつある。

ただの1勝でないガンバ戦。隙の見当たらない強さの源泉


大岩剛新監督は「3つの要求」をもとにチームの再構築を図った。序盤戦の不振を見事に払拭した鹿島はJ1首位を独走する【写真:Getty Images】

 3‐0で快勝した7月29日のヴァンフォーレ甲府戦後のロッカールームで、大岩監督は選手たちの前でDF昌子源を叱責している。あわや失点のピンチを招いた安易なボールロストを咎めたもので、フロントが求めた「ジャッジ」がこれに当たる。鈴木常務取締役が言う。

「いいプレーと悪いプレー、チームのためになるプレーとなっていないプレーをジャッジして、ストレートに選手へ伝えることで全員が納得できる。なので、チーム内でも試合が終わった後の口論みたいなものがなくなってきているよね。

 フィジカルトレーニングにしても、石井のときはロープみたいなものを使ったファンクショナルトレーニングが多かったけど、単純に飛んだり走ったりというメニューも入れて、頭をリフレッシュさせる内容にしたのもよかったのかなと」

 大岩体制では13勝1分け1敗と鮮やかなV字回復を果たし、3連覇が途切れた2010シーズン以降における最多勝ち点を更新した。残り7試合。クラブ記録となる「72」だけでなく、J1記録となる「74」を更新する可能性も出てきたが、45歳の青年監督は無欲を強調する。

「星勘定や数字は皆さんにお任せします。シーズン中なので、ガラリと変えようとは思わなかった。ただ、選手の特徴をもう一回洗い直して、特に攻撃のバリエーションは増やしたいと考えてはいました。あとはいつも言っていますけど、次の試合に勝つだけなので、それを積み重ねていくだけです」

 前体制では無得点での黒星が4つを数えたが、大岩監督のもとでは15試合すべてでゴールをマークしている。1試合の平均得点も「1.17」から「2.13」へ飛躍的に伸び、攻撃は最大の防御とばかりに、平均失点も「1.17」から「0.8」へと減っている。

「何となく(優勝の)雰囲気が出てきたかな、というのが今日の一番の収穫かな」

 鈴木常務取締役も深まりつつある手応えを感じている。本来もっていた横綱級の力を攻守両面で存分に発揮したうえで、ガンバ戦では9年前の優勝をほうふつとさせる、伝統の勝負強さまで体現した。盤石の強さをこれでもかと身にまとういま現在のアントラーズには、つけ入る隙が見当たらない。

(取材・文:藤江直人)

【了】


ガンバ戦後の鹿島を取材したフットボールチャンネルの藤江氏である。
「あれだけ攻めていてもなかなかシュートが決まらないなかで、あのまま引き分けに終わるのと勝ち切るのでは全然違う。ウチの選手たちは、決勝戦みたいな舞台になると集中力を増して乗ってくる。その意味でも、そういう雰囲気をサポーターが作ってくれたのもよかったよね」という鈴木満常務取締役のコメントを引き出しておる。
スタジアムの雰囲気は最高潮に達しその中で決勝ゴールが生まれた。
このシーンを2008年の33節になぞらえる者も多い。
この時は、この勢いのまま最終節に勝利し優勝と相成った。
素晴らしい記憶である。
とはいえ今回は未だ27節を乗り切っただけであり、まだ7節も試合が残っておる。
勢いだけで乗り切れる試合数とは言えなかろう。
満さんが言うように“雰囲気”こそ出てきてもよい。
しかしながら、それに伴う慢心が怖いところ。
幸いなことに、鹿島は優勝を経験した選手がそろっており、ここで浮き足立つことはなかろう。
その空気をサポーターも受け継ぎ、気持ちをさらに集中するのだ。
つけ入る隙などないと周囲には思ってもらう中で、隙を作らぬ努力をしていこうではないか。
鹿島の伝統の力を発揮するときである。

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FC東京、トニーニョ・セレーゾを次期監督候補に挙げる

東京監督に長谷川健太氏浮上 森保氏五輪監督候補で
[2017年9月25日7時19分 紙面から]

 来季の新監督選定を始めているFC東京が、ガンバ大阪の長谷川健太監督(52)を上位でリストアップしていることが24日、分かった。最有力候補だった前広島監督の森保一氏(49)が、20年東京五輪の男子監督候補に急浮上。森保氏が日本協会入りした場合に備え、今季限りでG大阪を退任する14年のJリーグ3冠監督の調査を本格化したという。

 東京は今季、FW大久保嘉やMF高萩ら大型補強を敢行したが、リーグ戦は11位と低迷。天皇杯とルヴァン杯も敗退し、今月10日に篠田監督の解任と安間ヘッドコーチの暫定昇格を決めた。並行して来季強化を進めており、これまで限られていた監督にかける予算の拡大も視野に、優勝経験のある指揮官の人選に着手。育成も重視しており、A代表でブレークしたMF井手口やオランダ1部フローニンゲンに移籍したMF堂安らを育てた長谷川氏が浮上した。今も自宅は都内にあり、生活面の支障もない。

 同様に、元鹿島監督で00年に3冠を達成したトニーニョ・セレーゾ氏(62)の情報収集も開始。かつてはMF小笠原、近年はMF柴崎やDF昌子を育てた手腕を評価し、13年ACL準優勝監督(韓国FCソウル)の崔龍洙氏(44)とともに候補に浮上した。新監督は10月中旬をめどに決める。

FC東京監督に長谷川健太氏浮上 G大阪で国内3冠の実績評価
 FC東京の来季監督として今季限りでG大阪の監督を退任する長谷川健太氏(52)が有力候補として挙がっていることが24日、分かった。

 これまで最上位にリストアップされていた前広島監督の森保一氏(49)が東京五輪監督の最有力候補となったことを受け、クラブ側は候補者を洗い直した。日本協会内には東京五輪監督に長谷川氏を推す声も多いだけに、26日に行われる技術委員会の結論なども注視しながら交渉していくもようだ。

 FC東京は今季、大型補強を敢行しながら現在リーグ11位に低迷。今月10日に篠田善之前監督(46)を解任し、コーチから昇格した安間貴義監督(48)が暫定的に指揮を執っている。来季から新体制で臨むクラブ側が新監督の条件に挙げるのが「リーグの優勝経験と育成力」(クラブ関係者)という。G大阪で14年に国内3冠を成し遂げた長谷川氏は、日本代表MF井手口やMF堂安(現フローニンゲン)ら若手育成にも定評がある。

 今後は年俸面や五輪監督人事を踏まえながら交渉を進めていく方針。長谷川氏のほかには、元鹿島監督としてリーグ2連覇の経験があるトニーニョ・セレーゾ氏(62)らも候補に挙がっている。

 ◆長谷川 健太(はせがわ・けんた)1965年(昭40)9月25日生まれの52歳。静岡市出身。現役時代はFWとして日産(現横浜)、清水に所属し、J1通算207試合45得点。日本代表では国際Aマッチ27試合4得点。05年から清水を6季、13年からG大阪を5季率いた。
[ 2017年9月25日 05:30 ]


トニーニョ・セレーゾを次期監督候補に挙げるFC東京である。
ガンバに続きまたもや名前が挙がっておる。
やはりJリーグでの実績があり結果を残した監督を放っておく手はないということであろう。
FC東京を率いることはあるのであろうか。
続報を待ちたい。

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松本山雅・高崎、先制PK弾

【松本 vs 山口】高崎のPK弾で先制!
2017年9月24日(日)



松本は34分に、高崎寛之(#9)が倒されPKのチャンスを獲得。高崎が自らキッカーを務め、きっちりと決めて先制に成功する。高崎は今季16点目となった。

宮城、宮城、池上!わずか7分間の逆転劇…終盤まで2点ビハインドの山口が松本に逆転勝ち
17/9/24 16:07

[9.24 J2第34節 松本2-3山口 松本]

 J2リーグ第34節が24日、各地で行われ、プレーオフ圏内の松本山雅FCはホームにレノファ山口FCを迎え、2点を先制しながらも2-3で敗れた。第28節の山形戦(○3-2)から続いていた無敗(5勝1分)がストップした。

 松本は前節の群馬戦(○3-0)から先発2人を変更。前節で負傷したDF飯田真輝、大学に合流するため離脱した特別指定選手のDF下川陽太に代わって、DF安藤淳とDF橋内優也が入った。
 一方の山口も前節の岐阜戦(●0-1)から2人を変更。負傷したDF福元洋平と出場停止のFWレオナルド・ラモスに代わって、MF小野瀬康介とMF鳥養祐矢が起用された。

 序盤から主導権を握った松本が前半32分、PA内でチャンスをつくる。左サイドから斜めのパスを受けたFW高崎寛之が浮き球を上手にトラップして前を向くと、山口MF三幸秀稔が後ろから手をかけて倒してしまう。主審の判定はPK。キッカーの高崎が冷静にゴール左に決め、松本が先制に成功した。

 一方の山口は最前線のFW岸田和人にボールを集めるが、松本守備陣の圧力に屈して前へ進むことができず、分厚い攻撃は繰り広げられない。前半アディショナルタイム、DF星雄次のクロスはGK村山智彦がキャッチし、前半はそのまま松本の1点リードで終えた。

 松本は後半2分、思わぬ形から追加点を奪う。高崎が右サイドバックのDF宮城雅史にプレッシャーをかけると、味方ゴール方向へバックパス。GK吉満大介がトラップしようとしたが、ボールを止めることができず、そのままゴールマウスへ転がっていった。

 まさかのオウンゴールを犯した山口は、その後もペースをつかむことができない。後半20分、鳥養に代えてMF加藤大樹を投入。その加藤が同21分、ドリブルでPA付近まで侵入し、グラウンダーのクロスを配給したが、松本守備陣に阻まれた。

 ところが山口も後半39分、松本のミスから1点を返す。松本MF岩間雄大のバックパスを受けたDF後藤圭太が転倒。素早くボールを奪った宮城が右足を振り抜き、ゴール左隅にグラウンダーのシュートを突き刺した。

 さらに同43分、自陣からのロングボールに反応した小野瀬が右サイドを突破すると、角度のない位置からシュートを放つ。このボールはGK村山がはじいたが、こぼれ球を宮城が押し込み、試合を振り出しに戻した。宮城は今季、第23節の讃岐戦(○3-1)で決めた1得点のみだったが、一気に1試合2得点を挙げた。

 勢いに乗った山口はまだまだ止まらない。後半アディショナルタイムに入った直後、岸田と競り合った松本DF橋内が転倒。セカンドボールを拾った途中出場のMF池上丈二が中央にボールを送ると、走り込んだ岸田の脇を抜けてファーサイドネットに吸い込まれていった。

 わずか7分間での大逆転劇を演じられた松本は、すぐさまMF工藤浩平に代えてFWダヴィを投入。しかし、最後までゴールを割ることはできず、試合は2-3で終了した。




先制点を決めた松本山雅の高崎である。
PA内にて倒されて得たPKを自ら蹴り込んだ。
チームは追加点を得、勝利を確信したが逆転負けを喫しておる。
これは悔しい思いをしたと思われる。
もっともっとゴールが必要と痛感したことであろう。
更なるゴールの報を待っておる。


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継承される鹿島の伝統芸、CB植田直通が決めた「劇的決勝点」の舞台裏

継承される鹿島の伝統芸!CB植田直通が決めた「劇的決勝点」の舞台裏
サッカーダイジェスト編集部
2017年09月24日


日々意識を持ち続け、練習を重ねてきたことが、ひとつ結実した。


難敵・G大阪からアディショナルタイムに決勝点!植田が歓喜の雄たけびを上げた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ27節]鹿島 2-1 G大阪/9月23日/カシマ

 何度も見たはずの光景が、久しぶりに目の前に広がった。

 1点を追う後半アディショナルタイムの右CK。土居聖真から両手のジェスチャーで声量アップを求められた真っ赤なスタンドは勝ち越し機を迎え、さらに大きく揺れた。それを前方にとらえながら植田直通は「俺のところに来い。絶対決める」という決意を胸に、ゴール前に向かった。願い通り永木亮太からボールが届き、相手DFの上を行くヘディングでゴール右に決めた。5連勝に導く、決勝点だった。

「かなりアドレナリンが出ましたね。なにより優勝したいとの想いが通じた。少し前に聖真さんがスタンドをあおって、かなりの応援が聞こえていた。盛り上げてくれて、テンションが上がった。決めてやる、そういう気持ちだった」

 今季は「ゴール数」にこだわり、1試合・1本のシュートをノルマに課していた。プロ入り後、まずは守備を磨くことに重点を置いた植田が初めて本格的に攻撃に目を向けた。

 きっかけは、鹿島の歴代センターバックたちだ。このクラブにはチームが苦しい展開、劣勢の時でもセットプレーになると、秋田豊、岩政大樹と得点力のあるセンターバックがゴールネットを揺らし、タイトルを積み重ねてきた歴史がある。そういう存在になることを目指して意識を変えたのだという。

 練習でセットプレーのキッカーと話すことが増えた。「昨年までは狙うのは大体という感じだったけど、今年からは狙いを持って練習からやれている。練習でも決める回数が増えてきていた」。今季2得点目。日々意識を持ち続け、練習を重ねてきたことが、ひとつ結実した。

 鹿島がタイトルを積み重ねられる理由はたくさんある。そのなかで植田を通して浮かんでくるのは、目指すべき手本が近くにいることが挙げられる。選手としてストイックな姿勢やトレーニング方法を学ぶことは他クラブでも聞かれるが、このクラブにはタイトルを獲ってきた選手がおり、勝つために必要なことを迷わず学べる。

2位・川崎との勝点差を8に広げたが、「油断していたら足をすくわれる」と気を引き締める。


植田は、数々のタイトル獲得に貢献した秋田氏や岩政氏(写真)のようなCBになれるのか。(C)SOCCER DIGEST

 タイトル獲得に貢献し、海外に飛び立っていった内田篤人、大迫勇也、柴崎岳も同じことを口にしていた。「なぜこのクラブだけが勝てるのか。それを知りたい」と門を叩き、「良いプレーと勝つプレーは違うことが分かった。勝つための判断、プレーがある」と言って海を渡った。植田もまた、しかりである。

 5連勝で2位・川崎との勝点差を8に広げた。残り試合数(7試合)を、勝点差が上回り、独走状態となった。「この状況に満足している選手はひとりもいない。油断していたら足をすくわれる。全部勝ちたい」と植田は気を引き締めた。

 2001年チャンピオンシップ磐田戦の第1戦で退場者を出し、2点を追う展開でセットプレーからゴールをこじ開けた秋田豊。2008年の33節・磐田戦、後半アディショナルタイムのラスト1プレーで増田誓志の左CKから決めた岩政大樹。リーグ連覇の呼び水となった先人ふたりのように、植田の得点も3度目の連覇をたぐり寄せるゴールとなるだろうか。


植田について記すサッカーダイジェスト誌である。
今季より植田が「ゴール数」に拘っていることを明かす。
秋田や岩政がチームが苦しい際にゴールにて救った故事より意識を変えたとのこと。
昨日のゴールにて、植田はこの偉大な先人に一歩近づいた。
の頃の7試合でもゴールを決め、更に名を上げて欲しいところ。
また、2位との勝ち点差が8に開いたことについて、「この状況に満足している選手はひとりもいない。油断していたら足をすくわれる。全部勝ちたい」と語る。
これは一安心させてくれる。
いくらは勝ち点が離れていようが優勝したわけではない。
これまで鹿島は、勝ち点差を引っ繰り返したことも、返されたことも共に経験しておる。
このクラブとしての経験を選手は受け止め試合に臨む。
昨日の勝利は素直に喜び、そして改めて気を引き締め、一つ一つ目の前の試合に勝利していくことだけを考えていくのだ。
期待しておる。

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植田を代表のピッチへ

【コラム】日本代表初招集から2年9カ月…植田直通、10月の2連戦で初キャップへ

鹿島を勝利に導いた植田直通 [写真]=JL/Getty Images for DAZN

元川悦子
日本代表から海外まで幅広くフォローするフリーライター。


 8月19日の明治安田生命J1リーグ第23節・清水エスパルス戦から連勝街道をひた走り、J1首位独走態勢に入りつつある鹿島アントラーズ。しかし9月23日の第27節・ガンバ大阪戦は開始早々の7分、GK東口順昭のロングパスに反応した韓国人FWファン・ウィジョの豪快ミドル弾を決められ、瞬く間に窮地に陥った。

 それでも、前半終了間際に金崎夢生のPKの流れからレアンドロが同点ゴールをゲット。一気に流れを引き戻す。後半も一方的に押し込んだが、どうしても追加点が奪えず、引き分けが現実味を帯びてきた。

 そんな後半ロスタイム、永木亮太の右CKから待望の決勝点が生まれる。ゴール前で鋭く反応したのは、背番号5を着ける植田直通。マークについていた金正也を頭1つ超える打点の高いヘッドでネットを揺らし、常勝軍団のリーグ5連勝の原動力となったのだ。


植田の劇的弾で5連勝を飾った [写真]=JL/Getty Images for DAZN

「今日の試合も勝つしかなかった。最後の最後に絶対チャンスが来ると思ってましたし、こういう試合はセットプレーが勝敗を大きく左右するという意識があった。自分がそこで決めてやろうと考えていたから、最後にボールが来たのかな」と植田は試合後のミックスゾーンで興奮冷めやらぬ様子を見せていた。日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が視察が訪れる中での劇的弾は非常にインパクトが大きかった。

 2018 FIFAワールドカップ ロシア出場が決まり、センターバックの底上げは日本にとって至上命題だ。本大会への第一歩となった9月5日のサウジアラビア代表戦(ジェッダ)は昌子源(鹿島)を軸に植田か三浦弦太(G大阪)を組ませる若いセンターバックコンビで行くのではないか見方もあったが、指揮官は吉田麻也(サウサンプトン)の起用にこだわった。アジア最終予選全試合フル出場の守備の大黒柱への絶対的信頼を示す起用ではあったが、植田はそれをじっとベンチから見つめるしかなかった。ハビエル・アギーレ監督時代の2015年アジアカップ(オーストラリア)でA代表初招集されてから2年9カ月。そろそろ脇役の立場から脱しなければならないはずだ。

「自分はいつも代表に行っても試合に出れない。すごい悔しさを感じる中で、もっと成長しなければいけないと分かってます。来年のロシアまで残り少ないとは思いますけど、日々の練習からやっていけば、Jリーグでもかなり上達すると思う。自分はまず1対1で負けないことが一番だと思うし、空中戦もそう。自分が得意だと考えていることをもう一段階、二段階上げていかないと世界では戦えない。自分はもっともっとスキルアップしていかないといけないと思います」と本人も10月の2連戦(6日・ニュージーランド代表戦/豊田 10日・ハイチ代表戦/横浜)での代表デビュー、そしてロシアへの強い意欲をにじませた。


10月の2連戦で代表デビューを目指す [写真]=Getty Images

 常勝軍団で一緒にプレーしている昌子が代表最終ラインの一角に食い込んだのも、植田のいい刺激になっている。昌子もアルベルト・ザッケローニ監督時代の2014年4月の国内組合宿(千葉)で初めてA代表候補入り。アギーレ体制移行後の同年10月のジャマイカ代表(新潟)、ブラジル代表(シンガポール)の2連戦で初めてリストに名を連ねたが、初キャップを飾るのは翌2015年3月のウズベキスタン代表戦(東京)までずれ込んだ。その後も定着は叶わず、今年6月のイラク代表戦(テヘラン)でレギュラー格に参入するまで約3年もの時間を要した。そういう苦しい経験が糧になると2つ年上の先輩は言う。

「センターバックっていうのはチャンスが来るまでホントに時間がかかる。出れない時にメンタルが鍛えられるのが代表なのかなと。センターバックは89分いいプレーをしてても、1つの失点で評価が一気に下がる。辛いポジションでもあるから、やっぱりメンタルが強くなきゃいけない。ナオはリオ五輪でチームを離れて、帰ってきたらポジションがなかったりとか、俺より全然苦しい経験をしているけど、そういう時の振舞い方なんかはホントにすごい。ナオみたいな人間が今回みたいにチームを救う仕事をするんだと思います」

 太鼓判を押す昌子に呼応するように、植田も内に秘めた熱い思いを口にした。

「いつも隣でやってる選手が日の丸を背負って戦っているんで、『自分も』って気持ちになりますし、『負けてられないな』『いつか追い越してやる』って思いになってます。鹿島も1位だからと言って油断はしてないし、油断すれば足元をすくわれる。これからも厳しさを持った練習をして、どんどん優勝へ進んでいきたいです」と。

 大津高校1年の時にサプライズ選出されたU-16日本代表でセンターバックとしての基本を叩き込んだ菊原志郎コーチ(現横浜F・マリノスジュニアユース監督)も「植田は目が澄んでいて、本当に純粋な少年だった。言われたことを必死に吸収しようという姿勢も強く示していたんで、『もしかしたら、ひょっとするかも』という期待が湧いてきました」と話したことがある。そういう期待を抱かせるものを植田は持っている。打点の高いヘディングでゴールを奪える武器もその一つ。センターバックとしての守備はもちろんのこと、得点力という付加価値も前面に押し出して、次こそハリルホジッチ監督の度肝を抜く働きを見せてほしいものだ。

文=元川悦子


植田について記すサッカーキングの元川女史である。
昨日の活躍にて日本代表での試合出場を推す。
ハリルホジッチ日本代表監督も視察しており可能性は高かろう。
ここは源と二人で組む日本代表を観てみたいところ。
また、高校1年生時代の植田を年代別代表に指導した菊原志郎氏のコメントも嬉しい。
当時のキラキラした植田が今はギラギラしておる。
これからも楽しみである。
それはそれとして、アディショナルタイムを「ロスタイム」と書いてしまうのはサッカーライターとしていかがなものか。
校閲出来ぬサッカーキングにもゲンナリさせられる。
サッカーメディアの熟成を強く望む。

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石井さん×岩政大樹対談

"外"から見た鹿島の印象は?クラブの歴史を知り尽くしたOBが大いに語る!【石井正忠×岩政大樹#1】
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年09月19日


常勝・鹿島の監督とは、どんなものなのか。


岩政氏にとって「選手に近いコーチ」だった石井氏との対談は次第に熱を帯びていった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 サッカーの未来について考える。語る。
 対談連載の第4回は、石井正忠さんにお話を伺いました。

石井さんは鹿島アントラーズが1993年のJリーグ初年度を戦った時の初代キャプテンです。現役を引退された1999年には、すぐに鹿島のコーチ(ユース)として帰還され、トップチームのフィジカルコーチ、ヘッドコーチと歴任されました。そして、2015年のシーズンの途中からは鹿島では21年ぶり2人目となる日本人監督として指揮されました。

1991年に住友金属工業(鹿島の前身)に加入されてから、現役最後の年となった1998年の1年間を除いて、実に26年もの時を鹿島と歩んだことになります。鹿島の歴史そのものとも言える存在です。

 私が鹿島に入団したのが2004年。石井さんはフィジカルコーチでした。ひと言で言い表すと「いい人」。選手に一番近い存在で、気軽に相談できる兄貴分でした。それから少しずつ立場を変えられ、より重要な役割を任されるコーチになっていかれましたが、それでも選手にとって話しやすい存在というのは変わりませんでした。

私は2013年シーズンをもって鹿島を離れ、石井さんは2015年シーズンの途中から監督になられました。私にとっては「選手に近いコーチ」というイメージができあがっていたので、石井さんが監督としてどんな日々を送られたのか、とても興味がありました。そして、常勝・鹿島の監督というものがどんなものなのか、ほんのわずかの人しかまだ経験していない、その重職について伺いたいと願い、お会いしてきました。

―――◆―――◆―――◆―――

石井正忠 毎週大変ですね。解説業に指導者、プレーヤーとしても活動していますし。

岩政大樹 大変です(笑)。でも、プレーのほうは減ってきました。練習をオーガナイズする時に自分も一緒にプレーしていると指示が難しいじゃないですか。そうなると、少し運動量が足りなくて……。毎週の試合で、なんとか体力をキープしています。仕方ないですよね。コーチングのほうが気になってしまうので。

石井 ひとに任せると、ちょっとしたニュアンスが違って来ますからね。

岩政 そうなんです。石井さんは、どんな日々を過ごされていますか?

石井 ゆっくりしています。平日は初めて娘との夏休みを満喫し、週末はひとりで試合観戦。鹿島のホームゲームだけでなく、いろんな競技場でサッカー観戦を楽しんでいます。

監督解任後、初めて観に行ったのが鹿島のホームゲーム。バックスタンドで観戦した。


今年5月末に監督を解任されてからは、一ファンとしてスタンドから試合を観ていたという。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

岩政 何か発見はありましたか?

石井 サッカー専用スタジアムは、やっぱり観やすい。それに観客として観ていると、展開の多いサッカーでないと面白くないとも感じました。

岩政 スピード感のあるサッカーですか?

石井 そうですね。自分が現場に戻ったら、そういうサッカーを見せたいと思っています。

岩政 コーチ時代は分析担当としてスタンドから観ることもあったと思いますが、とはいえコーチ目線ですから、今とは違いますよね。

石井 相手チームはどうか、うちのチームはどうすればいいか、という視点でポイントを絞って観ていましたが、今は全体を俯瞰して楽しんでいます。

岩政 鹿島を離れてから2か月半が経ちます。その間に気持ちは変わってきましたか? 仕事がパッとなくなったわけですよね。

石井 最初の3、4日は意識してサッカーのことを考えないようにしていました。その時に「1日ってこんなに長いんだな」と感じました。それが過ぎてからは、鹿島のことも他のサッカーのことも気になり始めて、現実に戻って「仕事がなくなったんだ」と考えるようになりました。

岩政 旅行などの息抜きは?

石井 旅行はまだできていません。いつも週末の試合が気になって見に行っていました(笑)。

岩政 鹿島の試合を見る時の気持ちは変わりましたか?

石井 監督を解任されて、初めて観に行った試合が鹿島のホームゲームでした。バックスタンドの自分が持っているシーズンチケットの席で観たんですが、純粋に応援しようという気持ちに切り替えられました。ただ、場面によっては「サイドバックがもっと絞ったほうがいい」とか、思わず声を出しそうになりましたが(笑)。

岩政 今は外からクラブを客観的に見る形になりましたが、鹿島はどんなクラブだったなと振り返る時はありますか?

石井 私は現役最後の年にアビスパ福岡に1年在籍し、引退後にコーチとして帰ってきたんです。その時にも感じたんですが、やはり鹿島はクラブの考え方が一貫してブレない。現場とフロントが同じ方向を向いている。その辺が常に上位争いに加わり、タイトルを獲得できる要因じゃないかと、客観的に見ても思いますね。

あと1年現役を続けていたら、鹿島のコーチになっていなかったかもしれない。


就任初年度でルヴァンカップを獲得したものの、反省も多いシーズンだったという。(C)SOCCER DIGEST

岩政 噂で聞いたんですが、石井さんは2015年に鹿島退団を考えたそうですね。コーチを辞めて違うチームで監督をしたいと。

石井 2015年はそういう気持ちでいました。S級ライセンスを取ったし、コーチではなく監督として挑戦したいとフロントに伝えていました。そのタイミングで、たまたま鹿島の監督交代があったんです。

岩政 監督在任中にもっと「こうしておけば良かった」と思うことは?

石井 毎試合ありましたよ。最初の半年でナビスコカップ(現・ルヴァンカップ)を獲れましたが、天皇杯は早期敗退してオフの期間が長かった。もっとどん欲にタイトルを獲らなければと思いました。
 それにコーチと監督では、本当に差がある。決断の数が多いし、その決断が正しくなければ良い方向に向かわない。その重要性が分かった年でした。

岩政 現役を引退された直後に鹿島のコーチに就任しましたが、その時はどういった形で声がかかったんですか?

石井 福岡をクビになったタイミングで、すぐに(強化責任者の鈴木)満さんに「コーチとして鹿島に戻りたい」と相談しました。その時にたまたまユースの監督が空いていたんです。

岩政 たまたまタイミングが良かったと?

石井 タイミングは大事だと思います。私があと1年現役を続けていたら、鹿島のコーチになっていないかもしれません。

岩政 指導者になろうと思ったのは、引退を決めた後ですか?

石井 その前から、引退後は指導者になろうと決めていました。大学の頃は学校の先生になりたいと思っていたんです。私の時代はプロリーグもなかったし、高校選手権に出るようなチームを指揮したいなと。

岩政 プロの監督まではにらんでいましたか?

石井 その頃はまったく。まずは、どんな形でも指導者として踏み出したいと思っていました。

岩政 私が鹿島に入団した時、石井さんの肩書はフィジカルコーチでしたね?

石井 そう。アシスタントでした。

岩政 そこからヘッドコーチになり、監督と進んでいきます。

石井 ブラジルのやり方を参考にしました。ブラジルでは、フィジカルコーチを経験してから監督にステップアップしていく人が多いんです。

フィジカルコーチの経験は監督になった時に役立つ。


鹿島のフロントと相談しつつ、指導者としてにキャリアを築いていった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

岩政 確かに多いですね。

石井 フィジカルコーチの経験は監督になった時に役立つ。フロントともそんな話をしました。私は体育大学を出ているし、運動生理学には興味があったから、良いスタートだったと思います。

【プロフィール】
石井正忠(いしい・まさただ)/1967年2月1日、千葉県出身。91年に住友金属(現・鹿島)に移籍加入し、97年まで在籍。98年に福岡に移籍し、そのまま現役を引退した。99年からは指導者として鹿島に復帰。以降はコーチ、監督とステップアップし、17年5月末に解任という形でクラブを去った。鹿島在籍期間は、現役時代を含めてのべ26年。まさに常勝軍団を知り尽くした男だ。

岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。

舌を巻いたオリヴェイラの見極め。「優勝争いのポイント」を知っていた【石井正忠×岩政大樹#2】
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年09月20日


オズワルドは、選手に本気度を伝え、モチベーションを高めるのが上手かった。


石井氏は、J1を3連覇したオズワルド・オリヴェイラ監督に最も影響を受けたという。(C)SOCCER DIGEST

 鹿島OB対談の第2回は、J史上初の3連覇を達成した名将のチームマネジメントや、石井氏が監督を休養した2016年について踏み込んでいく。

―――◆―――◆―――◆―――

岩政 将来的に監督もやってみたいなと思ったタイミングはいつでしたか?

石井 オズワルド(・オリヴェイラ)が来た2007年くらいから、「自分も監督としてやってみたい」と少しずつ思い始めました。

岩政 どういった姿を見て「監督をやりたい」と思ったのでしょう?

石井 オズワルドはコーチにも役割をしっかり与える監督だったので、私がチームに貢献できる部分が増えたんです。そこにやりがいを感じ、「こんな風に指揮を執ってみたいな」という気持ちが大きくなりました。

岩政 コーチにどこまで役割を任せるかは監督によって変わりますね。

石井 それまでの監督もいろんな仕事を与えてくれましたが、オズワルドの時は戦術面に関わる機会が一番多かったですね。

岩政 石井さんは多くの監督の下でコーチを務めてきました。監督が選手に見せる姿とコーチングスタッフに見せる姿は違うと思うのですが、そこで学んだこと、参考にされたエピソードはありますか?

石井 オズワルドは、監督の本気度を選手に伝えるのが上手だなと思いましたし、モチベーションを高めるのも上手かった。例えば、優勝争いのポイントになるゲームを見極めて、家族からの激励メッセージを用意したりする。後々考えると「ここがポイントだったな」と分かりますが、その試合を前もって予想しているのがすごかったですね。

岩政 確かに、そういうポイントの試合は、後になって振り返ると分かりますが、前もっては分かりませんよね。

石井 オズワルドからは、そういう面を学びました。(トニーニョ・)セレーゾから学んだのは、グラウンド上で監督が明るく振る舞う重要性です。セレーゾも負けた時はスタッフルームで落ち込むんですが、ピッチに出ると陽気にできる。そうすると選手も気持ちが切り替えやすくなるんです。

岩政 そうした様々な監督像を見ていて、自分はどういうタイプになろうと思いました?

石井 私は中学、高校とかなりスパルタで教育されてきました。指導者の顔色を見て自分を殺してプレーする時代だったので、指導者になったら選手が自主的に練習に取り組めるチームにしたいと思っていたんです。戦術面では、自分たちからボールを奪いに行く、アグレッシブなサッカーをしたいなと。鹿島は堅く守ってカウンターがベースでしたが、それをちょっと変えたいと思っていました。

監督に求められるのは、自主性と管理のバランス。


2016年は最終的にチャンピオンシップと天皇杯の2冠を達成したものの、シーズン中はチームマネジメントに苦しんだという。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

岩政 自主性を持たせるのは難しいですよね。私も指導を始めて直面している課題です。自主性の持たせ方は、日本サッカーとしても考える時期だと思うんですが、実際に石井さんが監督になった時は、どんな方法で取り組みました?

石井 練習の雰囲気があまり良くなかったので、そこを変えれば、選手が自分たちから「このチームを立て直していくんだ」という気持ちを持つようになると思っていました。方法としては、まずはあまり規制をせずに普通のゲームをやらせましたね。

岩政 なるほど。

石井 選手は監督交代に責任を感じて、より積極的に練習に取り組むようになったし、私もそれを後押しするような形を取りました。そのあたりが作用してナビスコカップ(現・ルヴァンカップ)を獲れたのではないかと思っています。

岩政 選手に任せる部分と管理する部分のバランスは、指導者として一番難しいと思います。反省点はありますか?

石井 あります。監督は、選手にある程度の自由度を持たせながらも、はみ出してはいけない枠を示さなくてはいけない。私はその枠の幅を広くし過ぎたかなと思っています。

岩政 セレーゾは枠にきっちりはめ込みましたが、石井さんは選手たちに自主性を持たせました。最初はその変更によってチームのバランスが整ったけど、徐々に自主性のほうに振れ過ぎてしまったということですよね。

石井 そうです。振れ幅のコントロールは難しいですね。

岩政 オリヴェイラの時も、同じような現象が起きましたね。1年前に指揮を執っていたパウロ(・アウトゥオリ)が相当厳しかったところに、オリヴェイラが自主性を持ち込んだ。選手たちに良い雰囲気が生まれて上手くいった部分がありました。そうした経験も参考になりましたか?

石井 なりました。オズワルドの時になぜ成功したかと言えば、前の年のパウロのきっちりした形が選手の身体に染みついていたから。そこに自主性を持ち込んだオズワルドのやり方がハマった。私の場合もセレーゾのきっちりした戦術のベースがあり、そこに自主性を加えたことで上手く行った部分がありました。
 ただ、16年はチームの振れ幅が自主性のほうに傾き過ぎました。17年できっちりした方向に戻そうとしたんですが、「上手くいかなかった」とクラブ判断されたのだと思います。

休養した2016年は「自分の経験不足が出たと思う」。


石井氏は休養の理由を正直に告白した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

岩政 2016年に一度休養されましたが、あの頃はそのバランスで悩んでいたんですか?

石井 そうですね。自分の経験不足が出たと思います。あの時は自分だけでなにかしようとしていましたが、いろんな人に任せてもよかったのではないかと反省しています。

【プロフィール】
石井正忠(いしい・まさただ)/1967年2月1日、千葉県出身。91年に住友金属(現・鹿島)に移籍加入し、97年まで在籍。98年に福岡に移籍し、そのまま現役を引退した。99年からは指導者として鹿島に復帰。以降はコーチ、監督とステップアップし、17年5月末に解任という形でクラブを去った。鹿島在籍期間は、現役時代を含めてのべ26年。まさに常勝軍団を知り尽くした男だ。

岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。

明かされた“金崎事件”の真相。解任の理由はACL敗退以外にも【石井正忠×岩政大樹#3】
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年09月21日


「私が気にしないで普通にしておけば、ロッカーのなかで解決できた話でした」


選手交代に激しく異議を唱えた金崎とはその後、しっかり話し合って「気持ちは分かるが、ああいう態度は良くない」と伝えたという。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 鹿島OB対談の第3回は、2016年8月に起きた"金崎事件"の真相や、2017年の監督解任の"理由"に話が及んだ。

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岩政 金崎選手の事件についても、だいぶ時間が経ったので、そろそろ触れてもいいかなと思うんですが?

石井 全然、大丈夫ですよ。

岩政 私は見ていて「よく石井さんは、あそこでキレ返さないな」と思ったんです。

石井 いや、あの時は反応してしまったんですよ。

岩政 え? あれでも、ですか?

石井 夢生が何か言っているけど、私が気にしないで普通にしておけば、ロッカーのなかで解決できた話でした。世間的にも「夢生が監督に怒りを表している」というだけで終わったと思います。夢生の気持ちは、私も選手だったので理解できます。私は態度に表しませんけどね(笑)。岩政さんも分かるでしょ?

岩政 そうですね(笑)。気持ち自体はみんな持っていますから。

石井 あれをストレートにあの場で表してしまうか、秘めておくかどうか。もちろん、あの後に夢生と話をして「気持ちは分かるが、ああいう態度は良くない。それを出す場所とタイミングを考えなければいけないよ」と伝えました。

岩政 そう思ったんですね。見ている側としては、石井さんが反応しているようには見えませんでした。
 ただ、金崎選手の事件があったからというわけではないんですが、なんとなく外から見ていると、2016年の途中で、チームの歯車がちょっとズレ始めているようには感じていました。

石井 私は選手が何かを発した時に、まずは受け入れて「やってみよう」という方針でした。もし、やってみてダメだった時に、選手自身が気付けば問題ないというスタンスです。ですが、選手の間でも私に対していろんな意見があったので、それが選手のなかでまとまらなかった時に、私がもっとハッキリの方向性を示せばよかったと反省しています。

岩政 選手の意見が割れているのに、そのどちらも尊重してしまう場面があったと?

石井 そうですね。そこは自分の経験不足が出たと、正直に認めなくてはいけない部分です。

岩政 それを踏まえて2017年に締め直そうとしたわけですが、具体的には何を変えましたか?

クラブには、振れ幅を「修正できていない」と判断されたと思う。


2017年は方向性を示す場面を増やしたが、クラブには伝わらなかったようだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

石井 自分の考えをはっきり示す場面を増やしました。今年は選手構成が大幅に変わり、その課題もありました。言い訳になりますが、準備期間も少なかったので、少し難しかったですね。

岩政 でも、結果は出ていましたよね。鹿島のリズムに新しい選手を合わせながら、上手くチームをコントロールしているなと思って見ていました。

石井 私も悪くないなと思っていました。しかし、今年はACLを獲らなければいけない年。2016年のクラブワールドカップは開催国として出場しましたが、今年はアジアの代表として出るという大きな目標がありました。それが果たせなかったので、クラブを去らなければいけないのは、納得はしていませんが、理解はできます。
 加えて、先ほど言ったチームの振れ幅の問題ですね。「修正できていない」と判断されたと思うので、受け入れるしかないと。

岩政 実際にここで終わりだと解任を伝えられるのは、呼ばれるまでまったく何もないんですか?

石井 ちょっと雰囲気は感じていましたが、その日までは具体的に何もなかったですね。

岩政 石井さんは、選手としてゼロ円提示を受けた経験がありますか?

石井 アビスパで引退した時にあります。あれはショックでした。本当に翌年の年俸がゼロと書かれた紙を見た時は……。

岩政 それとはまた違う感覚でした?

石井 違いました。

岩政 「監督になった瞬間にクビになる運命だ」といった格言がありますが、そうした感覚で仕事をされていたんですか?

石井 そうですね。セレーゾからバトンを受け継いだ時に、覚悟はできていました。

岩政 実際に監督をやられてどうですか? 楽しさと苦しさの両方があると思います。私はセレーゾに「監督は辞めておいたほうがいい」と話をされていました。

石井 楽しいことのほうが多かったですね。タイトルを獲れたのは、やっぱり大きい。だからこそ、今後も監督を続けたいという想いが沸いてきます。

【プロフィール】
石井正忠(いしい・まさただ)/1967年2月1日、千葉県出身。91年に住友金属(現・鹿島)に移籍加入し、97年まで在籍。98年に福岡に移籍し、そのまま現役を引退した。99年からは指導者として鹿島に復帰。以降はコーチ、監督とステップアップし、17年5月末に解任という形でクラブを去った。鹿島在籍期間は、現役時代を含めてのべ26年。まさに常勝軍団を知り尽くした男だ。

岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。

鹿島はなぜ”常勝”でいられるのか?【石井正忠×岩政大樹#4】
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年09月22日


国内2冠&クラブW杯準優勝。好成績を収めた2016年末に何があったのか?


J1を制覇した2016年は、クラブW杯でも準優勝を飾った。(C)SOCCER DIGEST

 鹿島OB対談の第4回は、いよいよクラブの深層へと迫る。なぜ、鹿島は常勝軍団でいられるのか。その理由を熟知するふたりが語り合う。

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岩政 石井さんは、スタジアムの雰囲気や感謝の気持ちがチームを勝たせるという信念をお持ちですね。そういう想いを形に表してもいます。サポーターの方たちと一緒に写真を撮ったりして。

石井 現役時代にジーコから「自分たちが給料をもらえるのは、サポーターがお金を払ってチケットを買ってくれるからだ」と教えられたのが、身体に染みついているんです。常にそういう気持ちはあるし、「サッカー選手である前に、住んでいる社会のひとりとして生きるべきだ」という心構えや、地域の人に愛されるチームにしたいという想いもありました。

岩政 別のクラブの監督になったら、鹿嶋という地域と一時的に離れることになります。寂しくないですか?

石井 寂しいかもしれませんね。

岩政 石井さんは、地域の人たちと関りが深いですからね。

石井 深いですよね。深すぎるかもしれない(笑)。

岩政 クラブワールドカップ準優勝は、石井さんの今後のキャリアに大きな影響を与えると思います。あの戦いのなかで対世界という意味で感じたものはありますか?

石井 日本は組織力が優れていると感じました。アフリカのチームは、かなり攻撃的だった半面、守備が緩かった。南米代表のアトレティコ・ナシオナルも同じですね。決勝のレアル・マドリーには攻められる時間が長ったんですが、組織でしっかり守れたので、そういう強みが日本にはあると感じました。
 逆に足りないのは、動きながらの基本技術。海外の強豪チームは、そこがしっかりできているからこそ、プレー中に相手が見える。特にレアル・マドリーと戦った時は、自分たちが動かされる感覚を覚えました。

岩政 私も指導者として「相手を見よう」とよく言うんですが、結局ボールを止める技術がなければ相手は見えないんですよね。

石井 本当にそう。痛感しました。

岩政 Jリーグのチャンピオンシップからクラブワールドカップ、そして天皇杯まで一気に駆け抜けましたが、あの期間に何があったんですか?

鹿島は「必ず日本人のアシスタントコーチを置いてきたのも大きい」。


ブラジル路線を貫く鹿島は、同時に日本人コーチを必ず参謀に付けてきた。(C)SOCCER DIGEST

石井 チャンピオンシップの流れがクラブワールドカップにつながり、クラブワールドカップの成績が天皇杯にも続いたのかなと。だから、チャンピオンシップの戦い方が上手くいったのが、一番のポイントになったと分析しています。

岩政 なるほど。では、チャンピオンシップで「行けそうだな」と思った瞬間はありましたか?

石井 準決勝の川崎戦の前に2週間くらいインターバルがあったので、そこで守備のトレーニングを徹底的にしました。相手が川崎なので引いて守る時間が多くなるのを想定しながら、前から奪いに行くところとしっかり引くところの整理を、もう一度やり直したんです。そこが上手くいった要因のひとつだと思います。全体練習の後に選手同士で話し合うことが増えたし、これはいけるんじゃないかと。
 それに、川崎戦は(柴崎)岳の足の怪我が治るか治らないかというところでした。そこで勝負して川崎戦で使わず、決勝の浦和戦まで引っ張ったのも上手くいったと思います。

岩政 チームの原点である守備を見直したうえで、石井さんが重視する自主性も見られるようになったんですね。。

石井 あとは、(大岩)剛コーチがビブス組に発破をかけて、自分たちがどういう立ち位置なのか働きかけてれました。それも素晴らしかったです。

岩政 剛さんは石井さんとはタイプの違う監督だと思いますが、どう見ていますか?

石井 やるべきことをしっかり伝えているのが試合を見ても分かります。3バックを試すなど、トライもしている。チームが好調なので期待して見ています。

岩政 鹿島は監督交代が上手いですよね。パウロからオリヴェイラの流れもそうですし、セレーゾから石井さん、石井さんから剛さんへの流れもそう。傾いたバランスを戻すのが上手い。そういった部分をどう感じていますか?

石井 必ず日本人のアシスタントコーチを置いてきたのも大きいと思います。監督が変わっても、コーチが選手と話をして、今までの流れを継続できましたからね。オズワルドが就任した時に、コーチだった私はキャンプでいろいろとチームの様子を聞かれました。前の監督はどういった練習をしていたのか、どんなシステムを採用していたのか、と。その流れを汲んでいるのも大きいと思います。

選手との距離が離れて行った時は「やっぱりちょっと寂しかった」。


「監督と呼ばずに石井さんでいいよ」と選手に言っていたが、次第に距離感は離れて行ったという。(C)SOCCER DIGEST

岩政 今、Jリーグではコーチから内部昇格して監督になる流れが増えてきましたが、メリットがあると感じますか?

石井 あると思います。

岩政 一方で難しさもありませんか? 今までコーチの立場で接していて、次の日から突然監督になるわけです。もちろん、継続性というメリットはありますが、選手との関係は再構築になりますよね。

石井 私は自分の立場が変わることで、選手の反応も自然に変わってくるのではないかと思っていました。「監督と呼ばずに石井さんでいいよ」と話していても、やっぱり選手からしたら監督であることに変わりはない。実際にどんどん距離が離れていくのが分かりました。

岩政 やっぱり、そうなんですね。

石井 自然にそうなるとは思っていたんですが、やっぱりその通りになったかと。ちょっと寂しかったですね(笑)。

岩政 そうですよね。寂しい気持ちは分かります。もし、他のクラブの監督になったら鹿島と対戦することもあります。どこをポイントに鹿島を攻略しますか?

石井 考え方としては、レアル・マドリーと対戦する鹿島のような形ですね。あの時はもっと自分たちからボールを奪いに行ってもよかったと後悔している部分もあるので、どんどんボールを奪いに行って、王者・鹿島にプレッシャーをかけたいです。

岩政 積極的にプレッシャーをかけてくる相手に、意外と鹿島はてこずりますよね。逆に相手が引くと(小笠原)満男さんが好きなことをし始めるから、鹿島のペースになる。当時は引いてくる相手を見て、「満男さんに良い形で入れさせないほうがいいのにな」と思ったりもしていました。

石井 そういうのを勝手に妄想するのも、今は楽しいですね。

【プロフィール】
石井正忠(いしい・まさただ)/1967年2月1日、千葉県出身。91年に住友金属(現・鹿島)に移籍加入し、97年まで在籍。98年に福岡に移籍し、そのまま現役を引退した。99年からは指導者として鹿島に復帰。以降はコーチ、監督とステップアップし、17年5月末に解任という形でクラブを去った。鹿島在籍期間は、現役時代を含めてのべ26年。まさに常勝軍団を知り尽くした男だ。

岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。

ジーコが鹿島に残したもの。クラブ創成期の忘れられない光景とは【石井正忠×岩政大樹#5】
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年09月23日


クラブW杯での「レフェリーに勇気がなかった」発言の真意。


クラブW杯決勝では、レアル・マドリーと延長戦にもつれ込む好勝負を演じた。(C)SOCCEER DIESGT

 鹿島OB対談の第5回は、クラブワールドカップの決勝や鹿島の歴史に話が及んだ。Jリーグ発足当時から鹿島に所属していた石井氏の目に、神様ジーコはどう映ったのか。また、ジーコスピリットがどうやって植え付けられたのかが明かされる。

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岩政大樹 クラブワールドカップのレアル・マドリー戦でセルヒオ・ラモスが退場にならなかった件で、会見の時に「レフェリーに勇気がなかった」と発言していますね。

石井正忠 あれは素直にレフェリーのジャッジに対して言っただけです。正直、戦っていて差は感じていたので、ひとり退場になろうが、そんなに変わらなかったと思っています。

岩政 言うか言うまいか考えたと思いますが、なぜ言う決断をしたんですか?

石井 選手たちを称える意味も含めて、あそこでは言うべきだと思いました。

岩政 確かに、あれは監督の立場でしか言えないことですよね。モウリーニョもよくやりますけど、感情的にレフェリーを批判しているのではなく、選手たちのことを考えて言っているんだろうなと。

石井 記者会見で発する言葉はいろんな人が聞いているし、当然選手の耳にも入る。その言葉は選ばなければいけません。

岩政 サポーターや選手、チームスタッフの顔も思い浮かべながらしゃべっているんですか?

石井 選手のことは、あまり思い浮かべません。批判は選手に直接言うべきなので、会見で個人への質問があった時に自分の考えを答えるくらいです。質問をごまかしたり、ぼかしたりしないで正直に自分の気持ちを言っていました。

岩政 次に監督をされるのが楽しみですが、優勝を狙うチームでもう一度やりたいのか、それともチャレンジャー的な立場のクラブでやりたいのか。希望はありますか?

石井 クラブの考え方にもよると思います。どちらかといえば、鹿島のように地域の人たちと密接に関って愛されるクラブで仕事がしたいですね。それが自分に合っているのかなと思っています。

岩政 よく分かります。チームの地位よりも地域とつながっているチームですよね。

クラブハウスを囲む長蛇の列。「あの様子を見たら、特別な想いが湧きますよ」。


鹿島歴のべ26年の石井氏が、クラブ設立当初のエピソードを明かした。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

石井 そうです。私は決してモウリーニョのようにはなれませんから(笑)。

岩政 勝ちに行く時の町の雰囲気ってありますよね。あの雰囲気を作るためには、クラブだけが動いても難しい。町全体を巻き込んでいかないと。あの感覚を味わえるのは鹿島の財産だと思います。

石井 そういう点で岡山はどうでした?

岩政 岡山は比較的あるほうでしたし、J2のなかでは相当あります。鹿島と同じでサッカーしかないし、鹿島を本当にリスペクトしているんです。だから私が呼ばれた部分もあったと思います。

石井 なるほど。

岩政 ただ、鹿島は最初の時点でジーコが勝負に対する厳しさを伝えましたが、岡山はその部分がまだまだです。すごく温かいがゆえに、甘んじてしまう空気があるんです。
 私がやりたかったのは、とにかくその空気を変えて、みんなが勝負に対して厳しい目を向ける体制を作ることでした。もっと常日頃から勝負にシビアな姿勢を持っていないと勝負所で勝てない。鹿島はクラブハウスに入った時に「つまらないことはできないな」という空気がありますが、あれは日常のちょっとしたことの積み重ねが作りだしていると思うんです。そこにどう持っていくかばかりを考えていました。

石井 鹿島はジーコというシンボルがいて、周りの選手もクラブも町も、彼についていく体制ができ上がっていました。それがやっぱり大きかった。

岩政 石井さんはそこから見ていますもんね。鹿島歴は、のべ何年になります?

石井 91年に鹿島に来たので、のべ26年ですね。

岩政 26年か。やっぱり、すごいな。

石井 最初は1万5000人の小さなスタジアムが埋まらなかったけど、3試合目くらいになると満員になって、そこからは夜中にチケットを買うために並ぶひともいました。

岩政 そうですよね。

石井 私は実際に夜中に車で見に行ったんです。それこそクラブハウスの周りをぐるりと一周するくらい並んでいて、感動しました。それを見た時に、改めて「このひとたちのために頑張ろう」と思いました。あの様子を見たら、特別な想いが湧きますよ。

ジーコは「それこそ小学生に言うように」基本を徹底させた。


ジーコは選手たちに「相手を見て、ボールを見て、相手をもう一度見ろ」といった基本的なことを徹底させたという。(C)SOCCER DIGEST

岩政 それを他のクラブで再現するのは大きな夢ですね。

石井 そういうこともやってみたいですね。あの頃は、セントラルホテルに泊まっているジーコの送り迎えもしましたよ。

岩政 ジーコさんは、鹿島に来た当初に何をしたんですか?

石井 本当にサッカーの基本のこと。それこそ小学生に言うように、「相手を見て、ボールを見て、相手をもう一度見ろ」とか「アウトサイドでミスするなら確実に身体の向きを作ってインサイドで蹴れ」とか「やみくもにシュートを打つな、必ずキーパーを見て打て」とか。そんなことばかりでした。

岩政 それをひたすら繰り返す?

石井 徹底しました。例えば、サイドチェンジを入れてクロスからシュートの練習をしていても、サイドチェンジをミスしたらやり直し。緊張感がありましたね。

岩政 ワンプレーへのこだわりが、いろんなことにつながっていったんですね。

石井 フットバレーをやる時も、負けると本気で悔しがるし、勝てばファンと一緒に写真を撮って盛り上がっていました。この人は勝負に対する執着心がすごいなと思いましたね。

岩政 それに対して選手はどう反応していたんですか? 最初は距離感が難しかったのでは?

石井 私自身は「このチームでレギュラーになりたい」という想いが強かったので必死でした。他の選手も同じだったと思います。あの時は、住金からプロになった選手と、私のように違うチームから移籍した選手と、本田技研から来た選手がいました。立ち上げの時はクロアチア代表やインテルと練習試合をして、徹底的に1時間半くらい守備の戦術練習だけをやっていましたね。

岩政 そういう意味では、去年のチャンピオンシップ前に守備を徹底したのは、ある意味で鹿島の原点に戻ったという感じですね。

石井 本当にそう思います。

【プロフィール】
石井正忠(いしい・まさただ)/1967年2月1日、千葉県出身。91年に住友金属(現・鹿島)に移籍加入し、97年まで在籍。98年に福岡に移籍し、そのまま現役を引退した。99年からは指導者として鹿島に復帰。以降はコーチ、監督とステップアップし、17年5月末に解任という形でクラブを去った。鹿島在籍期間は、現役時代を含めてのべ26年。まさに常勝軍団を知り尽くした男だ。

岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。

”良くも悪くも”変わらない鹿島。正念場はフロントの”2トップ”が勇退した時か【石井正忠×岩政大樹#6】
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年09月24日


「次の鹿島」が見えるタイミングは?


(C)SOCCER DIGEST

 鹿島OB対談の最終回は、クラブの未来についての話だ。現場とフロントが一体になり、ファミリーとして築き上げてきた鹿島の伝統は今後も続くのか。数々のタイトル獲得に貢献したふたりの見解は?

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岩政大樹 話を聞けば聞くほど、石井さんが鹿島を離れるのは複雑な想いがあるでしょうね。逆に他のクラブを知ってみたい気持ちもありますか?

石井正忠 S級の指導者ライセンスを取る時にオランダのヘーレンフェーンで研修をして、ヨーロッパのように短い時間で効率よくスパッと練習するのが日本人に合っていると思いました。

岩政 石井さんは4-4-2に結構こだわっていたように感じたのですが、それは鹿島だからですか? 他のチームに行ったら変わります?

石井 他のクラブに行けば、所属選手のキャラクターに合わせて別のシステムを採用するかもしれません。鹿島は選手を獲得する時に4-4-2にハマった選手を獲るから、鹿島で指揮を執る限りは、システムはいじらないほうがいいとも思っていました。

岩政 そうですね。これまで獲得する選手のタイプも一貫していましたが、強化責任者の(鈴木)満さんが勇退したら、鹿島はどうなるんでしょうね。

石井 吉岡宗重さんが引き継ぐと思いますが、そこでどうなるかはターニングポイントのひとつですね。あとは、事業部の鈴木秀樹さんの後継者も。満さんと秀樹さんは、クラブの強烈な2トップですから。

岩政 ふたりが抜けた時が、一番の鹿島の修羅場かもしれません。そこをどう乗り切るか。

石井 もしかしたら、そのタイミングで次の鹿島が見えるかもしれませんよ。逆に今は創設当時から、あまり変わっていませんから。

岩政 そうですね。これまでは、それによって一貫性が保たれていましたよね。

石井 そう。だから、私もその辺まで頑張りたいなと思っていたんですけど、ダメでした(笑)。岩政さんもそのあたりを狙って鹿島に戻ってみては?

岩政 どうでしょうね。私も自分と鹿島にまた接点が生まれるのかどうか、興味を持っています。ただ、鹿島から声がかからなければ生きていけないような道は歩みたくない。違う道もある状態で、どうするか決めたいというのが今の希望です。

鹿島の弱点は…引かれた相手に対して苦戦する時もある。


写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

石井 さすがですね。

岩政 不安なだけですよ。ただ、次の鹿島がどうなるかは、ちょっと楽しみですね。でも、鹿島の弱みってなんでしょう? サッカー的な面でいうと、ブラジル人はカウンターを受けるような戦い方を嫌がりますよね。それによってなかなか相手の懐に入っていけない時もあります。

石井 引かれたチームにはダメな時がありますね。それもどうにかしたかったんですが……。

岩政 良くも悪くも今までの伝統があるから、なかなか変えるのは難しい面もありますね。

石井 ただ、アグレッシブな守備は面白いんですよ。私はインターセプトが大好きだったので、それをみんなに伝えたい気持ちもあるんです。

岩政 守備の楽しさを知って育つサッカー少年は減ったかもしれません。

石井 だから、日本の守備は組織で人を揃えてスペースを埋めてという方向に進んでいるんでしょう。もちろん、それも大事ですが、小さい頃は自分から足を出してトライしていかないと、大人になった時に奪えないと思います。

岩政 守備の楽しさは、ひとに言われても分からないですからね。やりながら楽しさが分かるといいんですが。

石井 まず自分で奪う楽しさを覚えて、グループで取りに行く楽しさに進むのがベスト。そこからチーム全体でハメて奪うのも気持ち良い。そんな守備の醍醐味も伝えていきたいですね。

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鹿島の監督を退任されてから数か月。私はずっと石井さんにお話を伺うタイミングを計っていました。「鹿島の監督をされた経験を絶対にお伺いしたい。しかし、失礼があってはならない」。こんなに早く実現するとは思いませんでした。

読んでいただいた通り、色々なことについて、赤裸々にお話しいただきました。私の中では探り探りでスタートした対談でしたが、石井さんがしっかりと私の目を見て、はっきりとお話ししてくださるので、その境界線はどんどんなくなっていきました。

「いい人」。その印象は変わりません。なんでしょうか。石井さんの持つ独特のあの包容力は。すべての人も、すべての経験も、すべてを呑み込んで受け止めてしまえる石井さんの強さに感服しました。

反省点を惜しげもなく話した石井氏の"次"に期待。


写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

初めての監督経験は、石井さんにとって苦しい日々だったと思いますが、即答で「楽しかった」と話してくれました。石井さんが大事にされてきた、鹿嶋という町やサポーターの皆さんと分かち合った勝利の味は、日々の苦しさを遥かに上回るものだったのでしょう。

同時に、反省点を惜しげもなく話してくださる姿に”次”への期待をもちました。反省点を真正面から捉えているその目は、未来を見据えているようでした。

私は将来をまるで決めていません。プロの監督という道もひとつの選択肢だと思っていますが、正直に言って、監督一本に踏み切ることは到底できていません。様々な監督と接してきて、その楽しさは容易に想像つくのですが、同時に、孤独で残酷な一面をもっている仕事だと感じるからです。

さて、今はまだ慌ててそれを決める必要もないでしょう。いずれにしても私はたくさんの方に会い、たくさんのことを学ばなければいけません。その先に私が人生を賭けて挑む道が勝手に開けて見えてくると思っています。それがどんな道なのか、私自身も楽しみにしています。

<<了>>

【プロフィール】
石井正忠(いしい・まさただ)/1967年2月1日、千葉県出身。91年に住友金属(現・鹿島)に移籍加入し、97年まで在籍。98年に福岡に移籍し、そのまま現役を引退した。99年からは指導者として鹿島に復帰。以降はコーチ、監督とステップアップし、17年5月末に解任という形でクラブを去った。鹿島在籍期間は、現役時代を含めてのべ26年。まさに常勝軍団を知り尽くした男だ。

岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。


石井さんを迎え対談する岩政大樹である。
石井さんの質問から始まるが、そこから上手に話を引き出す岩政の聞き手としての才能に舌を巻く。
石井さんの経験、鹿島の伝統、指導者とは、と多くのことが垣間見える。
サッカー監督とは如何に難しい職業なのであろうか。
いずれ岩政もチームを率いる気持ちがあろう、そして石井さんも現場に戻ってくる。
二人の対戦が実現する日を心待ちにしておる。

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ガンバ戦報道

首位鹿島が5連勝、G大阪4戦○なし/鹿-G27節
[2017年9月23日21時15分]


鹿島対G大阪 後半、ゴールを決める鹿島DF植田(中央)(撮影・狩俣裕三)

<明治安田生命J1:鹿島2-1G大阪>◇第27節◇23日◇カシマ

 日本代表ハリルホジッチ監督が見守る一戦で、日本代表DF植田が勝ち越し点を挙げた。

 公式戦3試合未勝利と苦しむガンバ大阪が先にチャンスをつかんだ。前半7分、GK東口のゴールキックを1トップで先発したFWファン・ウィジョが相手との競り合いに勝って抜け出すと、ペナルティーエリア内右隅からニアサイドに振り抜いたシュートがゴール右に突き刺さった。

 一方の鹿島アントラーズは前半終了間際、MF中村がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。キッカーを務めたFW金崎が相手の日本代表GK東口にはじかれてしまったが、こぼれ球をFWレアンドロが決めて追いついた。

 後半は鹿島が一方的に攻め続けるが、なかなかゴールを割ることができない。だが後半ロスタイム、右CKからDF植田が頭で押し込み勝ち越し。首位鹿島が5連勝とし、勝ち点3を積み上げた。

首位鹿島が逆転で5連勝、2位川崎Fはドロー J1
[2017年9月23日22時46分]


鹿島対G大阪 後半ロスタイム、決勝ゴールを決め、雄たけびを上げる鹿島DF植田(中央)。左はMF小笠原、右はFW金崎(撮影・狩俣裕三)

鹿島連覇へ前進 植田気迫のV弾に大岩監督目頭熱く
[2017年9月24日7時29分 紙面から]


後半ロスタイム、決勝ゴールを決め、雄たけびを上げる鹿島DF植田(左)。右はFW金崎(撮影・狩俣裕三)


「鬼迫」と記した植田の絵馬


劇的な逆転勝利で5連勝を飾った鹿島大岩監督は試合後、ベンチで感極まり涙をこらえる(撮影・狩俣裕三)


<明治安田生命J1:鹿島2-1G大阪>◇第27節◇23日◇カシマ

 首位の鹿島アントラーズは日本代表DF植田直通(22)の決勝ヘッドでガンバ大阪に2-1と逆転勝ちした。前半7分に先制されたが、同終了間際にMFレアンドロ(24)がPKのはね返りを詰めて同点。後半ロスタイムに右CKを植田が頭で合わせた。チームは5連勝とし、連覇に向けた残り7試合で、2位川崎フロンターレとの勝ち点を8差に広げた。

 DF植田の気迫が鹿島に勝ち点3を呼び込んだ。1-1の後半47分。「絶対にオレが決めてやるという気持ちで(ゴール前に)上がった。思いが通じて、良いボールが来たと思う。かなりアドレナリンが出ていました。最高です」。MF永木の右CKに走り込むと、頭で合わせてネットを揺らした。シーズン前にチームで行う鹿島神宮での必勝祈願で、植田は「鬼迫」と力強く大きな絵馬に書き込んでいた。今季最多2万8565人のサポーターを前に起死回生弾で体現し、鬼の形相は笑顔に変わった。

 スタンドには日本代表ハリルホジッチ監督の姿もあった。今季2点目は、3月18日の清水戦に続く御前試合でのゴール。28日には10月上旬に国内で2試合行われる親善試合の代表メンバーが発表される。「いつも代表に呼ばれても試合に出られない悔しさがある。1対1や空中戦など得意な部分を、1段階も2段階も上げていかないと世界に通用しない」。待望の初出場だけでなく、代表でレギュラーをつかんだDF昌子を追い越す気持ちも強い。

<明治安田生命J1:鹿島2-1G大阪>◇第27節◇23日◇カシマ

 チームは金崎がPKをはじかれても、こぼれ球にレアンドロが反応して前半のうちに同点。後半は完全に主導権を握って敵陣に“長期滞在”し、シュート数も25対11と圧倒した。劇的勝利に目頭を熱くした大岩監督も「スコアは2-1ですけれど、今季一の内容」と誇った。残り7戦で2位川崎Fとの勝ち点差を8に広げ、連覇がまた1歩近づいた。【鎌田直秀】

 ◆鹿島が首位独走 J1は第27節を終了し、首位鹿島が勝ち点61、2位川崎Fが同53。残り7試合でその差は8に開いた。残り7試合で、首位と2位の勝ち点差がそれを上回る8以上となったケースは、現行の1シーズン制では10年だけ。10年は第27節時で首位の名古屋が57、2位鹿島が49で、その差は8。名古屋がそのまま3節を残して優勝。ただ、残り7試合で首位が3位に10差を逆転された例はある。07年は第27節時で首位浦和61、2位G大阪55、3位鹿島51。首位の浦和がその後2勝3分け2敗と失速し、3位の鹿島が7連勝し、残り7戦で勝ち点10差を逆転して優勝した。

鹿島鈴木常務は優勝確信「雰囲気が出てきた」
[2017年9月24日8時36分 紙面から]


後半ロスタイム、決勝ゴールを決め、雄たけびを上げる鹿島DF植田(左)。右はFW金崎(撮影・狩俣裕三)

<明治安田生命J1:鹿島2-1G大阪>◇第27節◇23日◇カシマ

 首位の鹿島アントラーズは日本代表DF植田直通(22)の決勝ヘッドでガンバ大阪に2-1と逆転勝ちした。前半7分に先制されたが、同終了間際にMFレアンドロ(24)がPKのはね返りを詰めて同点。後半ロスタイムに右CKを植田が頭で合わせた。チームは5連勝とし、連覇に向けた残り7試合で、2位川崎フロンターレとの勝ち点を8差に広げた。  

 国内20冠目に向け、鈴木常務取締役は「なんとなく優勝する雰囲気が出てきたことが一番の収穫」と早くも優勝を確信した。試合終了間際の決勝弾に「優勝する年は、こういう試合はないとね。いつもは冷静に見ているけれど、久しぶりにガッツポーズしてしまった」。FW安部や鈴木ら若手が切り札として活躍を続けて競争力が高まり、左足骨折のFWペドロ・ジュニオールも復帰間近な状況で、伸びしろも感じていた。

鹿島、独走8差!植田が視察ハリル監督の前でV弾「残り全試合勝っていく」

鹿島のファイター、植田(左)が劇的な勝ち越しゴールを決めた (撮影・中井誠)

 明治安田生命J1リーグ第27節(23日、鹿島2-1G大阪、カシマ)9試合が行われ、首位の鹿島は2-1でG大阪に逆転勝ちし、5連勝で勝ち点を61に伸ばした。日本代表DF植田直通(22)が決勝ゴールを決め、3連敗中だったホームでのG大阪戦に約5年5カ月ぶりに勝利。2位川崎との勝ち点差を8に広げ、残り7試合で独走状態に入った。

 後半終了間際だった。MF永木の右CKに合わせ、DF植田が頭で決めた。日本代表のハリルホジッチ監督が視察した試合で活躍し、国内組が試される10月の国際親善試合(10月6日のニュージーランド戦、同10日のハイチ戦)に向け、アピールとなった。植田は「『絶対に決めてやる』という強い気持ちでいたら、ボールがきた。残り全試合勝っていく」と力強く宣言した。


G大阪に勝利し、喜ぶ鹿島・植田(右端)ら=カシマ

鹿島 連覇へ独走態勢 植田の劇的ロスタイム弾で2位に8差「最高です!」
明治安田生命J1第27節 鹿島2―1G大阪 ( 2017年9月23日 カシマ )


<鹿島・G大阪>後半、ヘディングでゴールを決め雄叫びを上げる鹿島・植田
Photo By スポニチ


 昨季2冠の鹿島が、J1連覇へ向け独走態勢に入った。

 ホームでG大阪と対戦した鹿島は前半7分に先制を許しながら前半終了間際の48分に追いつくと、1―1でのドロー寸前で迎えた後半47分に永木の右CKを日本代表DF植田が高さのあるヘディングで決めて劇的な逆転勝ち。5連勝で勝ち点を61に伸ばし、勝ち点53で2位の川崎Fと3位の柏に残り7試合で勝ち点8差をつけた。

 値千金のヘッド弾を決めた22歳の植田は「最高です!」と一言。「最後ああいう風にセットプレーでチャンスが来ると思っていた。そこをしっかり決め切れたので良かった。あの時間帯にセットプレーになって、絶対自分で決めてやる!という強い気持ちを持っていったんで、その気持ちでボールが来たと思う。本当に良かったです」と喜んだ。

 大岩監督は5月31日の就任後、これで13勝1分け1敗。圧倒的な強さで独走態勢に入った指揮官は「選手がやり続けてくれたことが最後に報われた。(今後も)同じようにやり続けること。我々のやりたいこと、戦うこと、勝ち続けること。それをやり続ける」と静かに話した。
[ 2017年9月23日 21:35 ]

植田ロスタイムV弾 CKに「最高」ヘッド!鹿島8差首位独走
明治安田生命J1リーグ・第27節 鹿島2―1G大阪 ( 2017年9月23日 カシマ )


<鹿島・G大阪>後半、植田はヘディングでゴールを決め雄叫びを上げる
Photo By スポニチ


 首位の鹿島はG大阪に2―1で逆転勝利した。決勝点を決めたのは日本代表DF植田直通(22)。ハリルホジッチ日本代表監督が観戦する前で国際Aマッチデビューを目指す若武者が後半ロスタイムに値千金のヘディングを叩き込んだ。2位の川崎Fは神戸に0―0で引き分け、鹿島との勝ち点差は8に広がった。

 ドラマは後半ロスタイムに待っていた。ゴール裏から地鳴りのような大声援が降り注いだ最終盤。MF永木が蹴った右CKに合わせたのは、1メートル86の長身DF植田だった。中央からこん身のヘッド。瞬く間にもみくちゃにされ、頭を叩かれた。「みんなから“泣いてた”って言われて。全然泣いてなかったんですけど。でもかなりアドレナリンが出てましたね」。カラカラにかれた声で笑った。

 ハリルホジッチ日本代表監督も引き揚げる間際に会場のモニターでチェックした劇的な決勝点。来週には10月のテストマッチのメンバー発表も控える中、空中戦の強さをアピールした。ヒーローインタビューで「最高です!」と第一声を叫んだセンターバックは「“絶対に俺が決めてやる”という気持ちだった。優勝したいという思いが通じてボールが来た」と充実の汗を流した。

 何度もA代表に呼ばれながら、国際Aマッチへの出場経験はない。「いつも(代表に)行って試合に出られないのが凄く悔しい」。対照的に、鹿島でセンターバックを組む昌子は代表で主力として定着中。「負けていられない。“いつか追い越してやる”という気持ちでやっている」と、強い思いを言葉にする。

 代表のピッチに立つための守備の課題を問われると「全部勝ちたい」と言い、続けた。「まずは1対1で負けないことが一番。空中戦もそうだけど、自分で得意だと思っていることも、もう1段階、2段階上げないと世界で戦えない」。18年W杯ロシア大会までは残り9カ月。世界との差を連覇へ突き進む鹿島で埋め続けていく。

 《V率100%》鹿島が2位との勝ち点差を8に広げた。05年以降の1シーズン制で残り7試合での8差は最大勝ち点差。10年に優勝した名古屋と今回の鹿島の2チームしかない。残り7試合で首位チームが逆転優勝された最大勝ち点差は14年浦和の「7」で、鹿島は“安全圏”に入ったといえる。
[ 2017年9月24日 05:30 ]

【鹿島】DF植田がV弾!苦しいときにCBが得点するアントラーズの伝統
2017年9月24日6時0分 スポーツ報知


後半47分、決勝ゴールを決め喜ぶ鹿島・植田(中央=カメラ・頓所 美代子)

 ◆明治安田生命J1リーグ 第27節 鹿島2―1G大阪(23日・カシマスタジアム)

 首位の鹿島は、後半ロスタイムに日本代表DF植田直通(22)が頭で決勝弾を挙げ、G大阪に2―1で逆転勝ちした。5連勝で勝ち点を61に伸ばし、神戸と0―0の引き分けに終わった2位の川崎との差を8に広げ、独走態勢に入った。

 1―1の後半ロスタイムは、目安の4分のうち2分が経過しようとしていた。獲得した右CK。DF植田は「絶対に俺の所に来い!と思っていた。決める」と胸に秘め、ゴール前に向かった。相手DFの上から、こん身のヘディングシュートでゴール右に決勝点をねじ込んだ。「かなりアドレナリンが出ましたね」。ベンチ前で控え組もスタッフも関係なく抱き合った。

 5月、イタリア1部ボローニャから獲得オファーが届いた。違約金の不足もあったが、クラブとの話し合いの末に「目標」と語る海外挑戦を見送った。理由は「何より優勝したい」から。そこで、今季は「ゴール数を増やす」と決めた。1試合で最低シュート1本が目標。昨季21試合5本だったが、今季は22試合で13本に増えた。手本がいる。19冠を獲得する鹿島には3度の黄金期があり、苦しい時に得点するセンターバック(CB)がいた。秋田豊、岩政大樹(東京ユナイテッド)。植田も鹿島のCBらしく、チームを助けられる存在になりつつある。

 5連勝で2位・川崎との差を勝ち点差8に広げた。残り試合数7を考えれば、独走態勢を築いたと言える。それでも、植田は「この状況に満足している選手は1人もいない。油断すれば足をすくわれる。全部勝つ」と鹿島の選手らしく言い切った。(内田 知宏)

鹿島 5連勝でVへ独走態勢! DF植田がハリル監督の前でロスタイム弾

 試合終了間際、決勝ゴールを決め祝福される鹿島・植田(左端)=共同

 「明治安田生命J1、鹿島2-1G大阪」(23日、カシマサッカースタジアム)
 首位の鹿島は日本代表DF植田直通(22)の決勝ゴールでG大阪に2-1で逆転勝ちし、5連勝で勝ち点を61に伸ばした。2位川崎は神戸と0-0の引き分けにとどまり、同53で鹿島との差が8に広がった。3位の柏はFC東京に4-1と大勝し、9戦負けなしで同53。C大阪は仙台に1-4で大敗した。
 引き分け寸前だった。後半47分、鹿島が得た右CK。MF永木がボールをセットする。ベンチからFW土居が、ゴール裏のサポーターを扇動した。呼応するように、この日最高潮のコールが起こった。大声援に乗って、決勝点は生まれた。
 永木から放たれたCKは、走り込んだDF植田が絶妙なタイミングで、頭で合わせた。GK東口の腕をかすめてゴールに決まる。殊勲者を中心に幾重にも歓喜の輪が広がった。直後のヒーローインタビュー。第一声は「最高でーす」。その声はすっかりかれていた。
 「CKになって上がって行く中で気合が入った。決めてやる強い気持ちだった。手拍子が広がってきて、かなり熱くなった。テンションが上がった」。
 大きな1点となった今季2得点目、通算3得点目を、そう振り返った。この日は日本代表のハリルホジッチ監督も視察に訪れた。「いつも代表に行っても試合に出られない。成長しないといけない」。描く夢へ、ソツのない守備も含めてアピールした。
 2位川崎が引き分けて勝ち点差は8。カウントダウンの音が聞こえ始めた。鈴木満取締役強化部長は「引き分けで終わるのと勝ちきるのでは全然違う」と目を細めた。そして「優勝するときの雰囲気になってきた」。常勝を築いた人物は手応えを感じ取っていた。
 「たくさんサポーターに来ていただいて、かなり声を出さないといけなかった」。かれきった声で植田は言う。「それを上回るくらい、声援が力になった」。その視界には、頂点がくっきり見えている。

植田、劇的92分に決勝ヘッド! 鹿島5連勝!川崎&柏に勝ち点8差
2017年9月24日 紙面から


鹿島-G大阪 試合終了間際、決勝ゴールを決め祝福される鹿島・植田(左)=カシマで

◇J1第27節 鹿島2-1G大阪
 試合終了直前に劇弾を決めた植田の声はしゃがれていた。「最高です」。試合後、2万8565人の観衆に向かって叫んだ。ホームで3連敗中だったG大阪を2-1で下した。2位川崎が引き分け、勝ち点差を「8」に広げた。鹿島が連覇へ独走態勢に入った。
 1-1で迎えた後半47分の右CK。日本代表DFは「絶対に決める。絶対に決める」と念じた。186センチ、79キロの巨体は弾丸と化し、頭でたたきつけ、ネットに突き刺した。スタジアムが歓喜に包まれる中、「アドレナリンが出た」と雄たけびを上げた。日本代表のハリルホジッチ監督が視察した試合で強烈な一撃を決めた。
 最悪の出だしだった。前半7分に先制点を許す展開。ホームでは7試合ぶりの失点だった。だが、前半終了間際にPKを獲得、金崎のシュートはポストをたたくもMFレアンドロが押し込んだ。そして、植田の逆転弾。鹿島の残り5分での得点は11点目でリーグ1位だ。殊勲者は「セットプレーの練習で狙いを持ってやれている」と言った。
 細部までこだわる王者は破竹の5連勝。しかし、気の緩みはない。植田は「声が元に戻らない」と苦笑しつつも、「強い気持ちが通じた。(残り7試合)一つも負けられない」と言い切る。独走Vへ-。鹿島の進撃が止まる気配はない。 (占部哲也)

首位の鹿島、終了間際に決勝点

後半、勝ち越しゴールを決める鹿島・植田直通(左)と鹿島・鈴木優磨 =カシマサッカースタジアム(撮影・中井誠)

 終了間際に決勝点 試合終了間際に首位の勝負強さを発揮した。1-1の後半ロスタイム、鹿島は右CKを植田が頭で合わせ決勝点を挙げた。「最後にチャンスが来ると思っていた。決め切れてよかった」と顔を紅潮させた。

 前半7分に失点した後は、出足鋭い守備から素早く攻撃に移行して攻め立て、シュート25本を放った。エースの金崎らが空回りしても勝ちきる強さを見せつけ、昌子は「チームとサポーター全員の勝利」と、2試合連続の逆転勝利を喜んだ。(カシマ)


試合終了間際、決勝ゴールを決める鹿島・植田(右端)=カシマ


前半、同点ゴールを決める鹿島・レアンドロ(中央・11)=カシマサッカースタジアム(撮影・中井誠)


J1 鹿島5連勝 鹿島 2-1 G大阪

鹿島-G大阪 後半ロスタイム、逆転ゴールを決め雄たけびを上げる鹿島・植田(5)=カシマスタジアム、菊地克仁撮影

明治安田J1第27節の首位鹿島は23日、カシマスタジアムでG大阪に2-1の逆転勝ちを収め、5連勝とした。通算成績は20勝1分け6敗、勝ち点61。引き分けた2位川崎との勝ち点差は8に広がった。

鹿島の勝負強さが光った。0-1の前半48分、金崎のPKが相手GKにはじかれながらも、ポストに当たったこぼれ球に素早く反応したレアンドロが押し込んで同点。終了間際の後半47分には、永木のCKに植田がヘディングで合わせて勝ち越した。

鹿島の次節は30日、アウェーで鳥栖と対戦する。


植田の劇的決勝弾一色の各紙である。
引き分けもよぎった試合終了間際のアディショナルタイムにCKからヘディングで決めた植田は鹿島のCBとして更に名を上げた。
秋田、岩政を継ぐ「男」と誰もが認めた瞬間であろう。
その中で、報知の内田記者は、5月にセリエAのボローニャからオファーがあったことを明かす。
この時にイタリアに渡っておれば、このゴールは生まれなかった。
植田が鹿島残留を選んだことが正しかったことを、ここから連勝を続けて優勝し証明するのだ。
植田の更なる活躍を期待しておる。

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サッカーダイジェスト ガンバ戦寸評

【J1採点&寸評】鹿島 2-1 G大阪|執念のAT弾! カシマの空は植田のものだった!!
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年09月24日


鹿島――GK曽ケ端のミスを全員の力で取り返す。


【警告】鹿島=L・シルバ(49分) G大阪=今野(11分)、金(45分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】植田直通(鹿島)


前半終了間際にレアンドロが同点ゴール。今季10得点目を奪った。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)


[J1リーグ27節]鹿島 2-1 G大阪/9月23日/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
曽ケ端のミスから先制点を献上した場面。そして、決定機を生かせなかったところは反省点として残るものの、試合内容としてはほぼ完璧で負ける確率は限りなくゼロに近かった。こぼれ球への集散が早く、全員が高い集中と闘争心を持っていた。前後半のロスタイムにレアンドロ、植田の得点で5連勝を飾った。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 5.5
中の状態を目視している瞬間、ニアサイドを抜かれて失点。本人も認めるようにミスだった。時計が進むにつれ、いつもの守護神に戻った。

DF
22 西 大伍 6
後半途中からボランチにポジションを移し、プレー。人数をかけて守るG大阪に対し、工夫と変化をつける役割を担った。

5 植田直通 7 MAN OF THE MATCH
カシマの空は植田のものだった。この試合に限らず、安定感は日増しに大きく。守備でしっかり対応した上での決勝弾、鹿島のCBとして頼もしさを感じさせた。

3 昌子 源 6.5
後半は特に守備機会が多くなかったが、集中を切らすことはなかった。失点シーンもしっかり対応はしていた。

16 山本脩斗 6
2本のヘディングシュートは枠をとらえられなかったが、チームの戦術を理解し、しっかりポジションを取っていた。

MF
4 レオ・シルバ 6(80分OUT)
永木とともにこぼれ球を回収し続けた。キープ力は味方の体力消耗を下支えるだけではなく、質の高い攻撃にも生かされた。

6 永木亮太 6,5
植田の決勝点をアシスト。後半、押し込む形を作れたのは、縁の下で支える存在がいたからだった。

13 中村充孝 6.5(67分OUT)
同点弾につながるPKを獲得。狭いエリアでも高度なテクニックで打開を試みた。守備への意識も十分だった。

11 レアンドロ 6.5
多くの決定機に絡んだ。PKのこぼれ球にいち早く反応し、2人の股を抜くシュートで同点ゴールを決めた。

鹿島――決して焦れずに、戦況に合わせた采配が光る。


ミスからの失点を全員のカバーで取り返した鹿島。劣勢を撥ね退ける力強さを見せた。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

FW
33 金崎夢生 6.5
つぶされても起きあがり、止められても仕掛け続ける。その継続力とストライカーのプライドには賛辞を送るほかない。

8 土居聖真 6(87分OUT)
スペースのない攻撃エリアから相手DFを引っ張り出す、シュートの一つ前の経由地となり、攻勢を支えた。ターンの切れ味は抜群だった。

交代出場
MF
30 安部裕葵 6(67分IN)
勝敗を左右する仕事をしたわけではないが、もはやスーパーサブと思わせるような堂々たる落ち着きとプレーぶり。

DF
24 伊東幸敏 6(80分IN)
右サイドを上がり、パスを引き出す。クロスも狙い通りの場所に送れていた。鹿島の攻撃オプションとして機能した。

FW 9 鈴木優磨 ―(86分IN)
3枚目の交代としてピッチへ。ボールを呼び込むジェスチャーを繰り返し、積極的にボールに絡もうとしていた。

監督
大岩 剛 6.5
決定機を生かせない展開に焦れることはなく、戦況に合わせた采配で勝利に導く。1人の交代で2、3つの効果を生む策を打った。

G大阪――中盤は低調なパフォーマンスに終始。

【チーム採点・寸評】
G大阪 5
7分にファン・ウイジョが意表を突くミドルシュートで先制。その後、失点するまでは押し込まれながらも、カウンター、サイド攻撃の武器を持って鹿島に対峙していたが、後半は後ずさりするばかり。怪我人が多く、試合途中の修正が効かない事情があるにせよ、「Jリーグ名勝負数え唄」と言われるカードとしては、寂しい内容だった。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 5.5
2失点とも自責ではない。結果的に決められてしまったが、PKをストップしたセーブは見事で最後の砦だった。

DF
22 オ・ジェソク 6
正確なクロスで決定機をおぜん立て。中で決めきれなかったが、攻守に汗をかく姿は勝利へと向かう姿に映った。

2 三浦弦太 6
態勢不利な状態から金崎の突破を許さず、ボール奪取も多かった。三浦がいなければ失点は増えていただろう。

6 金 正也 5
マークについた植田の決勝ゴールを許した。それまでは最後をやらせない守備で奮闘していたが、最後に決壊した。

4 藤春廣輝 5
攻撃でスピードを生かせる場面はほとんどなく、守備の時間が増えたために存在を示す機会は少なかった。

MF
8 井手口陽介 5.5
序盤に立て続けのファウルで警告を受けずに済んだ。その幸運もあって終盤まで厳しく対応でき、前線で攻撃にも顔を出した。

15 今野泰幸 5.5
鹿島にとって厄介な存在だった。多彩な攻撃への対応で1人分以上の守備をこなしたと言える。

10 倉田 秋 5.5(84分OUT)
食らいつく守備には執念が宿り、ボールを持てばゴールを目指した。だが、遠藤保仁が退くと、怖さは半減した。

39 泉澤 仁 4(67分OUT)
不用意なファウルでPKを献上。前半ロスタイム、1点リード。アウェー。つくづく痛恨だった。

7 遠藤保仁 5(HT OUT)
鹿島守備陣にとっては対応しづらいラストパスで得点の臭いを醸し出す。ただ、それ以上ではなかった。

G大阪――守勢に回ったなかで効果的な手を打てず。

FW
11 ファン・ウイジョ 6
相手GKの位置を良く見て、意表を突くミドルシュートで先制点を叩き出した。ヒーローになってもおかしくなかった。

交代出場
FW
20 長沢 駿 5(HT IN)
2トップの一角として途中出場。ボールロストが目立ち、起点にはなれなかった。ラインが低いためにサポートが遅れたことも一因。

DF
35 初瀬 亮 5,5(67分IN)
生きる場面が少なかった。生かされる場面も巡ってこなかった。正確なキックを持っていることは分かった。

DF 
14 米倉恒貴 ―(84分IN)
出場時間は短かったが、出場後に決勝点を奪われた。もう少し早く投入されても良かったかもしれない。

監督
長谷川健太 5
怪我人の多い中での采配は制限された。守備の時間が長くなり、ゴール決壊は時間の問題にも見えたが、効果的な手を打つことはできなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


サッカーダイジェスト誌による新潟ガンバ戦の寸評である。
劇的勝利に総じて良い評価が与えられておる。
その中で、植田に最高評点とMOMが与えられた。
決勝弾だけでなく守備の安定感も、まさに日本代表。
視察したハリルホジッチ日本代表監督も納得したことであろう。
「カシマの空は植田のものだった」という寸評が素晴らしい。
また、源、永木、アツ、レアンドロ、夢生にも高い評点が点けられておる。
これだけの多くの選手を高く評価するほどに、この試合が鹿島のものであったことが分かる。
ミスから知ってしたため、スコアこそ2-1と地味であるが、内容は鹿島が圧倒しておった。
それは、大岩監督の評価でも伝わってくる。
「決定機を生かせない展開に焦れることはなく、戦況に合わせた采配で勝利に導く。1人の交代で2、3つの効果を生む策を打った」と采配も素晴らしかったことを評価しておる。
この勢いを更に増し、勝利を積み重ねたい。
期待しておる。

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仙台・野沢、トドメの一発

【C大阪 vs 仙台】仙台がアウェイで貴重な勝点3を獲得!
2017年9月23日(土)



仙台が後半にゴールラッシュをみせて、上位のC大阪に4-1で勝利!アウェイで貴重な勝点3を獲得した。

(写真)ダメ押しの4点目をあげた途中出場の野沢拓也(仙台)。

今季12戦全勝の“要塞”陥落…元市船主将DF椎橋のJ初弾など仙台がC大阪に4発快勝
17/9/23 21:00

[9.23 J1第27節 C大阪1-4仙台 金鳥スタ]

 12位ベガルタ仙台が敵地で4位セレッソ大阪に4-1で快勝した。2試合ぶりに白星を手にし、残留を大きく近づける勝ち点3を獲得。C大阪は今季、キンチョウスタジアムで公式戦12戦全勝と強さを見せていたが、同会場で過去4戦負けなし(2勝2分)だった仙台の“ジンクス”が上回る形となった。

 C大阪は前節・広島戦(0-1)と同じ先発メンバー。フォーメーションも得点ランク2位の16ゴールを挙げているFW杉本健勇を1トップに据えた4-2-3-1を継続した。対する仙台は前節・FC東京戦(0-1)から先発2人を変更。負傷のGKシュミット・ダニエルに代わってGK関憲太郎が21試合ぶりにスタメン復帰し、C大阪とのリーグ戦で過去5得点を記録しているMF梁勇基が6試合ぶりに先発出場した。

 立ち上がりからペースを握ったのはC大阪。前半1分にMF水沼宏太の右クロスから杉本、同10分に杉本の右クロスからFW柿谷曜一朗がいずれも右足で合わせるが、チャンスを生かせない。前半17分には杉本がPA後方やや右でDF松田陸からの斜めのくさびを受け、反転から左足でシュート。しかし、クロスバーの上に外れた。

 度重なるピンチをしのいだ仙台は前半42分に先制。左サイドでMF中野嘉大のヒールパスを受けたMF三田啓貴が縦に持ち出し、左足で高いクロスを送る。逆サイドにボールが流れると、拾ったDF古林将太がPA右外から右足で低いクロス。PA内中央のFW石原直樹が右足で丁寧にゴール左へ流し込み、今季8得点目をマークした。

 優勢の展開ながら不覚を取ったC大阪だが、前半44分に高い位置からプレッシャーをかけると、PA内右にボールがこぼれる。フリーで走り込んだMF山村和也が右足のコンパクトな振りからゴールを狙うも、シュートは左ポストに嫌われ、前半は1点ビハインドで折り返した。

 C大阪は後半も攻め手を緩めず、前への圧力を強めていく。後半2分には自陣右サイドの松田が裏へロングパスを送り、抜け出した山村がGK関との1対1から左足でシュート。だが、至近距離でブロックされ、枠を外れてしまった。

 再三のチャンスを仕留め切れないC大阪を尻目に、仙台は再び隙を突いてゴールを陥れる。後半25分、カウンターから右サイドに展開し、駆け上がってパスを受けた古林がPA手前右からクロス。PA内中央のFW野沢拓也には合わなかったが、その奥にいたMF野津田岳人がワントラップから左足でゴール右に蹴り込んだ。

 C大阪は後半29分、PA内中央で巧みなターンを見せた杉本が右足でシュートを打ち、GK関に弾かれたボールを水沼が右足でプッシュして1点を返す。しかし同32分、仙台のセットプレーの流れからPA手前右の梁勇基が右足でクロスを上げ、ファーのDF椎橋慧也がヘディングシュート。プロ2年目を迎えた元市立船橋キャプテンのJリーグ初得点で3-1とする。さらに同45分、ショートカウンターからFW西村拓真のラストパスを受けた野沢が右足で確実にゴール右に決め、4-1でC大阪を振り切った。

仙台敵地で大勝、野沢が史上4位タイ14年連続得点
[2017年9月24日1時12分]


チーム4点目のゴールを決め笑顔を見せる仙台FW野沢拓也(撮影・上田博志)

<明治安田生命J1:C大阪1-4仙台>◇第27節◇23日◇金鳥スタ

 ベガルタ仙台はベテラン陣の活躍も光り、敵地で大勝した。

 FW野沢拓也(36)の大記録も生まれた。順位は12位のまま。

 21試合ぶりに先発したGK関憲太郎(31)は好セーブを連発した。20試合に先発していたGKシュミットが前日練習で右足を負傷。久しぶりの出場で、結果を残した。シュートを防ぎながらも、こぼれ球を押し込まれて失点したことを悔やんだ一方で「同じミスをしないことを心がけている。そういう意味では良かった」と話した。

 後半途中出場の野沢の今季初得点が、ダメ押し弾となった。3-0の後半45分。FW西村のスルーパスに反応し、右足で突き刺した。チーム最年長は「上位のチームに勝てたのは、チームの成長の証し。これを続けていくのが大事です」とチームの思いを代弁した。これで14年連続ゴール。ジュビロ磐田や名古屋グランパスなどで活躍した藤田俊哉氏(45)、磐田などで活躍した福西崇史氏(41)らに並ぶ、史上4位タイの連続シーズン得点となった。

 また、6試合ぶりに先発したMF梁勇基(35)も、DF椎橋のJ1リーグ戦初ゴールをアシストした。




トドメのゴールを決めた仙台の野沢である。
中央からのパスをPAで受け綺麗に巻いて右隅に決めた。
野沢らしいシュートであった。
チームはアウェイにて大勝。
勢いに乗ったことであろう。
これからも活躍の報を待っておる。

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ガンバ戦コメント

2017明治安田生命J1リーグ 第27節




鹿島アントラーズ:大岩 剛
前半、失点してから自分たちでゲームをコントロールすることができていた。同点に追いついてからも、なかなか勝ち越すことができなかったが、選手がやりつづけてくれたことが最後のゴールにつながった。コーナーキックを蹴る前のサポーターの雰囲気が、ゴールを呼び込んでくれたのではないかと思う。サポーターの皆さんにすごく感謝している。

Q. 連戦で疲れもあったかと思うが、ほとんどチャンスを作らせなかった。評価は?

A. 今日の試合、スコアは2-1だが、今季イチというか、G大阪を相手にあれだけできると示したことは、非常に評価していいと感じている。連戦に関しては、全チーム同じスケジュールでやっている。今日もホームだし、しっかりゲームに入り、必ず勝つんだということを全員で出していこうと話していた。

Q. 決勝ゴールの瞬間は感極まった? 目頭が熱くなった?

A. それはないが、もちろん嬉しかった。サポーターの皆さんが作ってくれた雰囲気、得点した後のチーム全体で喜んだ一体感、それが得点したこと以上に嬉しかった。





【植田 直通】
最後にチャンスが来ると思っていた。決め切ることができて良かった。「絶対に決めてやる」と思っていた、その気持ちがボールを呼び込んだと思う。今日はサポーターが勝たせてくれた。ここから先も一つも負けられない。チーム一丸となって戦っていきたい。

【曽ケ端 準】
自分がゴール前の状況を見た時にシュートを打たれた。みんなで集中して入った中での失点で、影響は大きかったと思う。そこからしっかり、みんなで逆転できたのは良かった。ほぼラストプレーで、多くのサポーターの皆さんが雰囲気を作ってくれた。最後まで信じてやったことが結果につながったと思う。

【土居 聖真】
サポーターの熱い応援があったからこそ、勝ち切れたと思う。次で負けたら、今日勝った意味がなくなる。今日は今日で終わり。まだ優勝したわけではない。切らさずに続けていきたい。

【昌子 源】
今日は全員でつかみ取った勝利。逆転できると証明できているのはすごく良いこと。ただ、まだ優勝の二文字は早い。チーム一丸にならないといけない。

【永木 亮太】
本当に、勝利が欲しかった。90分間プレーできたことが収穫だと思う。最後のCKではナオが良い入り方をしてくれた。彼の特長でもあるし、良いボールを入れれば競り勝ってくれる。続けていきたい。

【山本 脩斗】
前半もチャンスがあったし、精度を上げていかないといけない。失点してしまったけど、慌てずに攻撃をすることができた。前半の最後に追い付けたことは大きかった。チーム全員で「優勝する」という気持ちで戦えている。試合前からいつも以上の声援をもらっていて、その意味は選手たちもわかっていた。結果で応えることができて良かった。

ガンバ大阪戦


本日行われたJ1 第27節 ガンバ大阪戦は2-1で勝利しました。

第27節
2017年9月23日(土)19:03KO カシマ

[ 大岩 剛監督 ]
前半に失点してから自分たちでゲームをコントロールすることができていたんですけど、同点に追い付いてからも後半に勝ち越すことができなかったんですけど、選手たちがやり続けてくれたことが最後にああいう形で勝ち越すことができたんじゃないかと思います。やっぱりあのCKを受ける前のゴール前の雰囲気が、あの1点を呼び込んでくれたんじゃないかと思います。サポーターの皆さんには感謝しています。

--3連戦で疲れもあったと思いますが、ほとんど相手にチャンスを作らせなかった。
今日の試合、スコアは2-1ですけど、今季一といいますか、自分たちがガンバさん相手にあれだけできるという力を示せた意味で、非常に評価していいんじゃないかと思います。連戦についてはガンバさんも同じですし、全チーム同じスケジュールでやっていますので、そういうところは自分たちの中で話をすることはありませんでした。ただ、今日もホームですし、しっかりゲームに入ろうと。ホームで必ず勝つんだという気持ちを全員がそれぞれ出していくんだ、という話はしました。

--最後は感極まっていたように見えたのですが?
それはないです。うれしかったのはもちろんなんですけど、先ほども言いましたけど、サポーターの皆さんが作ってくれた雰囲気。それに得点したあとのチーム全体での喜び、あの一体感は、得点した以上にうれしかったですね。

第27節
2017年9月23日(土)19:03KO カシマ

[ 曽ヶ端 準 ]
(失点シーンは)中の状況を見た瞬間に打たれてしまった。こういう状況で苦しくしてしまったのはあの1点だった。でも、しっかりみんなで逆転できたのは良かった。タイミング的には予想しているのと違っていたけど、ドライブをかけたシュートを逆サイドに決められたわけではなく、ニアサイド。抑えないといけないコースだった。チームに与える影響は大きかった。

それでもひっくり返したことはすごく大きい。内容も素晴らしいゲームでした。助けられました。運動量もありましたし、切り替えも良かった。

(終了間際の得点は)ほぼラストプレーに近かった。多くのサポーターの皆さんスタジアムに足を運んでくれて、観客の人数もそうでしたし、そういう雰囲気というのはサポーターの皆さんが作ってくれたものがあると思う。最後は入りそうな雰囲気は後ろから見ていて感じていました。入らなくてモヤモヤするところはありましたけど、それでも最後まで信じてやっていたと思います。それが結果につながって良かったですね。

[ 植田 直通 ]
かなりアドレナリンが出ました。セットプレーを取って、上がっていくときにかなり気合いを入れていましたし、絶対に俺のところに来て、絶対に俺が決めてやるという強い気持ちでいました。やっぱり何より優勝したいという思いが強かったと思うし、その思いが通じて、良いボールがきたと思う。そういう気持ちが大事だなと思いました。

--得点が決まる前のスタジアムの応援は聞こえていたか?
(土居)聖真くんが煽っていたみたいですが、かなりサポーターの方々の応援が聞こえてきていて、自分も熱くさせてもらいました。ああやって盛り上げてくれたおかげで、自分もかなりテンションが上がって、絶対に決めてやるという気持ちにさせてくれたと思います。今日もそうですし、いつもそうですけど、ファン・サポーターの方には感謝しています。

これぞ鹿島の勝負強さ。劇的な逆転勝利で2位との差を『8』に広げる
リーグを代表するチーム同士の対戦ということでホームの鹿島サポーターだけでなく、アウェイのガンバサポーターも数多く県立カシマサッカースタジアムを訪れた。28,565人が見守る中でゲームはキックオフされた。

鹿島はボランチに、リーグ戦では7月8日のFC東京戦以来の先発となる永木 亮太が入り、G大阪もトップ下に遠藤 保仁が入った。水曜日に天皇杯を戦ったばかりの両リームは中2日という厳しい日程で疲労も残っているはずだが、序盤から激しい攻防を繰り広げる。

先にチャンスをつかんだのは鹿島。植田 直通からのフィードを受けた土居 聖真がヘディングで反らすと金崎 夢生がゴールに突進する。しかし、体を寄せた三浦 弦太が阻止。そのほかにも随所に激しくもフェアなぶつかり合いがあり、テンションの高い展開で進んでいく。

先制点を奪ったのはG大阪だった。東口 順昭のロングキックを受けたファン ウィジョが昌子 源を背負いながら反転すると、そのままシュート。それがゴール前の守備を整えようと味方に指示を出していた曽ヶ端 準のフイを突く形となり、ゴールポストをかすめたシュートがネットを揺らした。

鹿島もリズムよくパスを回して長い時間ボールを支配するが、G大阪の帰陣が早くなかなかチャンスを作り出せない。逆に課題としていたボールを奪ったあとのファーストプレーでミスが出るようになり、ゴール前で連続してボールを失いピンチを迎えてしまう。

しかし、終始攻め続けたことが歓喜を呼ぶ。前半終了間際、ボールを奪って攻撃を仕掛けると、それまですばやくブロックを築いていたG大阪の選手たちの帰陣が遅れる。ペナルティエリア右角を取った中村 充孝がドリブルを始めると、泉澤 仁が何気なく倒してしまい、PKを与えてしまう。

PKに立つのは金崎。右足で強いシュートを放ったが、これを東口がはじき、左ポストに当たってはね返る。しかし、すばやくレアンドロがカバーしてシュートを放つと、東口の股間を抜けてゴールに突き刺さった。

前半でボールを握った鹿島は後半もゲームを支配する。対するG大阪は、後半の頭から遠藤に代えて長沢 駿を入れたが、前からボールを追う形を作れず、低い位置から攻撃がスタートするため、後半はほとんど良い攻撃を見せられなかった。

しかし、鹿島も自陣に引いてブロックを作るG大阪の守備を崩せない。65分にはレオ シルバがG大阪ディフェンスの間を通すパスを右サイドに送ると、それを受けた西 大伍がゴール前にクロス。金崎がそれに合わせるビッグチャンスを作ったが、シュートは東口の正面を突く。

その後も鹿島が攻め続ける展開が続く。数々のチャンスもG大阪が粘り強くはね返す展開に、そのまま1-1の引き分けで終わるかと思われたが、再びカシマスタジアムが歓喜に揺れる。92分、右CKに植田が高い打点のヘディングシュートで合わせて、ついにG大阪のゴールを割る。

終了間際の劇的なゴールで鹿島が勝点3を獲得。連勝を『5』に伸ばした。

[ 文:田中 滋 ]

【鹿島 vs G大阪】試合は振り出しに戻り後半へ
2017年9月23日(土)



先制を許したホームの鹿島は前半アディショナルタイムにPKを獲得。キッカーの金崎夢生が放ったシュートは、相手GKに弾かれるも、こぼれ球にレアンドロが反応し、同点に追いつく。

【鹿島 vs G大阪】後半アディショナルタイムにドラマは待っていた!
2017年9月23日(土)



同点で終了かと思われた後半アディショナルタイムに鹿島がCKのチャンス!永木亮太があげたボールを植田直通が頭で合わせ土壇場で逆転に成功する!!

【鹿島 vs G大阪】劇的な逆転弾でリーグ戦5連勝!
2017年9月23日(土)



後半アディショナルタイムに植田直通が逆転弾!鹿島アントラーズがリーグ戦5連勝を達成し、勝点を61に積み上げました!

植田直通が後半ATに劇的ヘッド!!首位・鹿島はG大阪に逆転勝利で5連勝
17/9/23 20:58


後半アディショナルタイムにDF植田直通が劇的な決勝点

[9.23 J1第27節 鹿島2-1G大阪 カシマ]

 首位の鹿島アントラーズはホームでガンバ大阪に2-1で競り勝ち、5連勝を飾った。G大阪は先制するも逆転負け。3試合勝ちなし(1分2敗)で8月以降、わずか1勝(2分5敗)と苦しい試合が続いている。

 4連勝中の鹿島は前節・新潟戦(4-2)から先発3人を変更。DF山本脩斗が2試合ぶり、MF中村充孝が3試合ぶり、MF永木亮太が9試合ぶりに先発した。
 G大阪は前節の大宮戦(2-2)から先発2人を変更。大宮戦で右太腿裏を肉離れしたDFファビオに代わってDF金正也が4試合ぶりに先発し、MF遠藤保仁も2試合ぶりの先発となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は立ち上がりに動いた。鹿島は前半6分、PA手前の絶好の位置でFKを獲得。永木が右足で直接狙ったが、これをGK東口順昭がキャッチすると、パントキックで一気に前線へ送った。ロングボールをDF昌子源と競り合いながらキープしたFWファン・ウィジョは素早く前を向き、PA右角の位置から右足を一閃。クロスを警戒したか、ポジションを前に取っていたGK曽ヶ端準のニアを破り、ゴールネットに突き刺さった。

 1点を追う鹿島は前半15分、山本の左クロスにFW土居聖真が頭で合わせるが、東口がファインセーブ。同24分、MFレアンドロのミドルシュートもクロスバーを越えた。押し込まれるG大阪だが、FW金崎夢生の突破に対してもDF三浦弦太が体を張って対抗。前半42分にはカウンターから抜け出そうとするレアンドロにMF井手口陽介が体を入れて速攻を止めるなど、守備陣が粘り強く跳ね返した。

 ところが、前半アディショナルタイム、鹿島は右サイドに開いた金崎が中央に横パス。PA内で受けた中村が後方からMF泉澤仁に倒され、PKを獲得した。金崎のキックは東口の手に当たって左ポストを直撃したが、跳ね返りに素早く反応したレアンドロが右足で東口の股間を抜き、同点のゴールネットを揺らした。

 前半終了間際に1-1の同点に追いつかれたG大阪は後半開始から遠藤に代えてFW長沢駿を投入。しかし、後半も鹿島のペースで試合は進む。後半21分にはMFレオ・シルバのスルーパスから右サイドをオーバーラップしてきたDF西大伍がダイレクトでグラウンダーのクロス。金崎が左足で合わせたが、東口の好セーブに阻まれた。直後の22分にはG大阪にもチャンス。PA内に抜け出したMF倉田秋が山本と交錯して倒れたが、ファウルの笛はなかった。

 後半22分に両チームが動き、鹿島は中村に代えてMF安部裕葵、G大阪は泉澤に代えてDF初瀬亮を投入した。右サイドハーフに入った安部は攻撃の起点となり、フィニッシュにも絡むなどリズムを変える。しかし、後半31分、土居の右クロスに合わせたレアンドロのヘディングシュートは枠外。同33分にもレアンドロの左クロスに金崎が合わせたが、大きくクロスバーを越えるなど、最後の精度を欠き、なかなか勝ち越しのチャンスを生かせなかった。

 一方、前線でファン・ウィジョが孤立するG大阪もチャンスらしいチャンスをつくれず、守勢の時間が続く。攻め立てる鹿島は後半35分、レオ・シルバに代えてDF伊東幸敏を右サイドバックに投入。西が中盤の中央にポジションを移し、同37分には西のロングフィードから山本がヘディングで合わせる決定機をつくったが、これも枠を捉えられなかった。

 G大阪は後半39分、倉田に代えてDF米倉恒貴を投入し、最後のカードを切る。鹿島は同42分、土居に代わってFW鈴木優磨がピッチへ。最後の猛攻を仕掛けると、後半アディショナルタイム2分、永木の右CKにDF植田直通が頭で合わせ、劇的な決勝点。2-1の逆転勝利をおさめた。

(取材・文 西山紘平)

「自分の意思ではなく勝手に…」劇的V弾の植田、歓喜の輪の中心に
17/9/23 22:02


後半アディショナルタイムの決勝点にベンチ前で喜びを爆発させるDF植田直通

[9.23 J1第27節 鹿島2-1G大阪 カシマ]

 体は自然と自陣ベンチへ向かっていた。1-1で迎えた後半アディショナルタイム2分、鹿島アントラーズはMF永木亮太の右CKをDF植田直通がヘディングで叩きつけ、劇的な決勝点。タッチライン方向へ走り出した植田をチームメイトが追いかけ、ベンチを飛び出した控え選手たちも含めて歓喜の輪が広がった。

「総力戦だと思っているし、全員で戦っている。勝利は全員で喜びたいと思って、自分の意思ではなく、勝手に(ベンチへ)行っていた」

 勝利への執念が劇的ゴールを呼び込んだ。「こういう試合はセットプレーが大きく左右する。最後は絶対に自分が決めてやろうという強い気持ちを持っていた。それが通じてボールが来たと思う」。3月18日の清水戦(3-2)以来、約半年ぶりとなる今季2ゴール目。J1通算3ゴール目が貴重な決勝点となった。

 センターバックで植田とコンビを組むDF昌子源も「泣いているという噂もあったけど」と、冗談交じりに喜んだ。「普段、セットプレーの練習では上に飛ばしているのに、今日はしっかり下に叩いた」。2歳年下の“相棒”を称え、「最後のセットプレーはスタジアムが揺れていた。ナオ(植田)が決めたけど、あれはサポーターのゴールだった」と、最後まで後押ししてくれたファンに感謝した。

 前節の新潟戦(4-2)も前半に2失点しながら後半に4ゴールを奪い、逆転勝ちした。2試合連続の逆転勝利に植田は「先制されて逆転するパターンが多くて、それもいいけど、ディフェンスとしては失点ゼロで勝ちたいし、先制されるとゲームプランが難しくなる」と指摘。今季2度目の5連勝で2位以下に勝ち点8差を付けて首位を快走しているが、「一つも落とせないと思っているし、まだまだ混戦になる。油断したら足元をすくわれる」と、表情は終始、険しいままだった。

(取材・文 西山紘平)

5連勝で首位固めの鹿島、2位に勝ち点8差も…昌子「優勝の2文字は早い」
17/9/23 22:21


FW長沢駿と競り合うDF昌子源

[9.23 J1第27節 鹿島2-1G大阪 カシマ]

 1失点にも引きずることはなかった。鹿島アントラーズは前半7分に失点。相手GKからのパントキックに反応したFWファン・ウィジョにDF昌子源が対応したが、ボールをおさめられ、前を向かれると、GK曽ヶ端準が前にポジションを取っていた逆を突かれ、豪快なミドルシュートを叩き込まれた。

「試合が終わってソガさん(曽ヶ端)とも話したけど、目を切った瞬間にボールが来た。失点は反省すべきだけど、あとに引きずるような失点ではなかった」。前半アディショナルタイムにPKから同点に追いつくと、後半は怒涛の猛攻に出た。なかなか勝ち越しゴールを奪うことはできなかったが、後半アディショナルタイムにCKからDF植田直通が決勝点。前後半のアディショナルタイムに得点を奪い、2-1の逆転勝利をおさめた。

「早い時間に入れられても慌てることなく戦えた。先制されても前半のうちに追いつかなきゃいけないわけでも逆転しなきゃいけないわけでもない。90分の最後に逆転すればいいし、そういうサッカーができている」。そう胸を張る昌子は「こういう試合に引き分けると、下から(差を)詰められる。鹿島が優勝しているときというのは、こういう試合が多かったのではないかなと思う」と、土壇場でもぎ取った勝ち点3を評価した。

 5連勝で勝ち点を61に伸ばした鹿島に対し、2位川崎Fは敵地で神戸とドロー。2位川崎F、3位柏が勝ち点53で並ぶが、残り7試合で勝ち点差8と、いよいよ連覇も見えてきた。ただし、昌子は「そこはあまり意識したらいけない。柏とは直接対決も残っているし、『優勝』という2文字は早い」と力説。「勝ち点差は気にせずやっていかないといけない」と、一戦必勝の姿勢を貫いた。

(取材・文 西山紘平)

勝負強さ発揮した鹿島、植田のロスタイム弾で劇的勝利! G大阪撃破で5連勝

鹿島が逆転勝利で5連勝を飾った [写真]=JL/Getty Images for DAZN

 2017明治安田生命J1リーグ第27節が23日に行われ、鹿島アントラーズとガンバ大阪が対戦した。

 鹿島は三竿健斗が出場停止。中盤には永木亮太が起用され、金崎夢生と土居聖真が2トップを形成する。G大阪は前節負傷退場したファビオに代わって金正也。遠藤保仁が2試合ぶりにスタメン復帰を果たしている。

 7分、GK東口順昭のパントキックを受けたファン・ウィジョが反転から右足を振り抜く。このシュートが決まり、アウェイのG大阪が先制した。先制を許した鹿島は前半アディショナルタイム、中村充孝がエリア内で泉澤仁に倒されてPKを獲得。金崎夢生のキックは一度GK東口に防がれるも、セカンドボールに反応したレアンドロが詰めて同点に追い付き前半を終える。

 G大阪は後半開始から遠藤に代えて長沢駿を投入する。鹿島も途中出場の安部裕葵や金崎を中心にシュートを放つが、最後までGK東口の牙城を崩すことができない。それでも後半アディショナルタイム、CKから植田直通が決勝点となるヘディングシュートを決め、鹿島が2-1で劇的勝利を挙げた。

 鹿島は5連勝を達成。一方のG大阪は3試合勝利なしとなった。

 次節、鹿島はアウェイでサガン鳥栖と、G大阪はホームで横浜F・マリノスと対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 2-1 ガンバ大阪

【得点者】
0-1 7分 ファン・ウィジョ(G大阪)
1-1 45+3分 レアンドロ(鹿島)
2-1 90+2分 植田直通(鹿島)

植田が劇的決勝ヘッド! 鹿島がG大阪に逆転勝ちで首位固め!
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年09月23日


首位の鹿島が勝点を61に伸ばす。


鹿島がG大阪に競り勝ち首位固めに成功した。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは9月23日、27節の9試合を開催。県立カシマサッカースタジアムでは、鹿島アントラーズ対ガンバ大阪の一戦が行なわれ、2-1で逆転勝利を収めた。

 試合は開始7分、カウンターからG大阪のファン・ウィジョが鹿島陣内へ単独で攻め込むと、DF昌子源とマッチアップしながらも鋭く右足を振り抜く。強烈な右足のシュートは、味方に指示を送っていたGK曽ケ端準の虚を突く形でニアサイドを破り、ゴールネットを揺らした。

 しかし鹿島も前半終了間際に中村充孝がドリブルで敵陣ペナルティエリア内に進入すると、G大阪の泉澤仁に倒されPKを獲得する。これをキッカーの金崎夢生はGK東口順昭のセーブによって左ポストに当たり外してまうが、こぼれ球をレアンドロが押し込み、鹿島が同点に追いついた。

 後半に入ると、鹿島が分厚い攻撃を展開し、再三ゴール前に迫るものの、なかなか勝ち越しゴールを奪い切れない。87分には土居聖真に代えて鈴木優磨を投入して勝点3を狙いに行く。

 そして、終了間際の90+2分、鹿島はCKから植田直通が渾身のヘディングシュートでゴールネットを揺らす。鹿島がついに逆転に成功する。

 このリードを守り切った鹿島が2-1で逆転勝利を収め、引き分けに終わった2位の川崎との勝点差を8に広げ、首位固めに成功した。鹿島は勝点を61に伸ばしている。

【鹿島】なんなんだ、この強さは! 常勝軍団が披露した「絵に描いたような横綱相撲」
川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
2017年09月23日


鮮烈弾で先制されるもまるでブレず、最後の最後でねじ伏せた。


逆転ヘッドを決めた植田(5番)が雄叫びを上げる。後半アディショナルタイムでの逆転劇に、スタジアムのボルテージは最高潮に! 写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ27節]鹿島2-1G大阪/9月23日(土)/カシマスタジアム

 チームとしての総合力、実績、タレント力で判断すれば、この両雄は優勝を争っていなければおかしい。だがキックオフ前の時点で、首位・鹿島アントラーズと7位・ガンバ大阪との間には、18ポイントもの勝点差があった。いったいいつの間に、こんなに開いてしまったのか。

 アウェーのガンバは、J1連覇に邁進する鹿島の本拠地で、意地を見せたかったのだろう。「どっちかって言うとフリーな感じで動いてた」と語る遠藤保仁を前線に配備し、井手口陽介、今野泰幸らが猛然とボールを狩りに行く。そして7分、ゴールキックからファン・ウィジョがボールをキープし、振り向きざまに25メートル弾を突き刺した。奇襲が奏功する、願ってもない展開だ。

 鹿島は、中盤でのパスワークを分断され、思うように攻撃を構築できない。それでもまるで焦る様子はなく、個々が淡々と職務を遂行。「とりあえずこれ以上失点だけはしないように集中していた」(植田直通)と、冷静にガンバのカウンターを完璧に封じるところから、立て直しを図った。

 ほぼ得点機のなかった鹿島だが、前半アディショナルタイム、ややラッキーな形でPKを得る。金崎夢生のキックはGK東口順昭にいったんは弾かれるが、こぼれ球をレアンドロが押し込んで同点。あっさりワンチャンスをモノにした。

 恐ろしかったのは、ここからだ。

 まるでチームが意思を持ったひとつの怪物のように、強烈に前がかりなサッカーを貫徹。ガンバは面を食らい、腰砕けになる。この同点シーンから前半終了までの数刻のラッシュが、ガンバに小さくないメンタルダメージを与えたのだ。

 ガンバの長谷川健太監督は、「天皇杯での疲れがあった」との理由で遠藤を引っ込め、長身FWの長沢駿を投入する。みずから掴んでいた良い流れを断ち切ってしまった。なぜ代えてしまったのか。なにかアクションを起こさなければやられてしまう、そんな強迫観念が駆られたのかもしれない。案の定、ガンバは放り込みを繰り返すばかりで、かつセカンドボールを拾えず、鹿島に完全に中盤を制圧された。

 真綿で首をゆっくり絞めるように、鹿島の選手たちは流麗なパスワークでガンバのスタミナを削り取る。前半から飛ばしていたアウェーチームをガス欠に追い込んだ。そうなればもうサンドバックだ。幾度となくフリーショットを放ちながらも決め切れなかったが、後半アディショナルタイムにCKから植田が頭でねじ込む、劇的な幕切れ。だが、残り15分間で匂いはプンプン漂っていた。必然の3ポイントと言うほかない。

 絵に描いたような横綱相撲だ。ガンバの倉田秋は「前半のサッカーをやり抜ければ自分らももっと上にいれたはず。ああいうのを持続できるかどうかの違い」と振り返った。スコアは僅差ながら、完敗と認めざるをえない。

 なんなんだ、この強さは? 試合後、中田浩二氏に質問すると、レジェンドはこう答えた。

「誰が出てもクオリティーが落ちないからね、いまの鹿島は。天皇杯をレッズとやってしっかり勝って、中2日でこれだけやれるんだから。しかも剛さん(大岩監督)はいろいろ試しながら、結果を出しているんでね。試合を重ねるごとに強くなっているなって感じる」

 これで、リーグ戦4連勝。2位の川崎フロンターレが引き分けたため、勝点差は8に広がった。

 絶好調の常勝軍団。鹿の角を掴めるチームはいるのか。ため息が出るほど、強い。

取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

【鹿島】守護神、曽ケ端準がまさかの超凡ミス! 「逆転できて良かったです…」
川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
2017年09月23日


「自分のミスです。本当にチームに助けられました」。


自身のミスから失点を許した曽ケ端。「絶対にやられてはいけない形」と最後まで反省しきりだった。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 鹿島アントラーズの名守護神が、痛恨のミスを悔やんだ。

 J1リーグ27節、ガンバ大阪とのホームゲーム。立ち上がりからエンジンのかかりが悪い鹿島は、開始7分に先制点を叩き込まれてしまう。味方のゴールキックを足下に収めるガンバFW、ファン・ウィジョ。背後に付いていた日本代表CB昌子源を鋭い反転で交わすと、ゴールまで25メートルの位置から右足を一閃! そのサプライズショットがなんと、ゴールインしてしまったのだ。

 完全に反応が遅れ、驚いたようにボールに飛びつこうとする曽ケ端。名手の明らかな判断ミスだった。

 いったいなにがあったのか。

「中の状況を見た瞬間に撃たれました。苦しくしてしまったのはあの1点。みんなで試合の入り方を話していた中で、ああいうプレーをしてしまったのは良くない。自分のミスです。本当にチームに助けられました」

 いっさい言い訳をしない男である。

「セオリーとして、キーパーが守るべきものです。絶対にやられてはいけない形。ああいうミスがチームに与える影響は計り知れないですから……。逆転できたので良かったです」

 最後まで反省しきりの重鎮だった。

 長く鹿島番を務めている記者さんによると、曽ケ端は致命的なミスをした時ほど、ちゃんとミックスゾーンで丁寧に応対し、みずからの口で説明するのだという。

 それはそれで、なかなかできることではない。

取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)


「コーナーキックを蹴る前のサポーターの雰囲気が、ゴールを呼び込んでくれたのではないかと思う」と語る大岩監督である。
スタジアム全体が、鹿島のゴールを望み、鹿島の勝利を信じたあの時間、チャントは盛り上がり、ゴールを呼び込んだ。
声援は歓声へと変わった。
素晴らしい瞬間を味わったと言えよう。
そして聖真は、「今日は今日で終わり。まだ優勝したわけではない。切らさずに続けていきたい」と言う。
まだ何も成し遂げていない。
優勝へ近づいたことは事実であるが、次節に星を落とせば意味が無い。
明日には気持ちを切り替え、勝利への気持ちを高めるのだ。
「優勝」という言葉を使うのはまだ早い。

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Jリーグ 第27節 ガンバ大阪戦



アディショナルタイムの決勝弾は植田直通。

ひと皮むけはじめた背番号13のプレイから目が離せない

【今節の顔】MF中村充孝 勝利引き寄せる技巧派
20日の天皇杯・浦和戦は1得点1アシスト。創造性あふれるプレーで勝利を引き寄せた技巧派アタッカーは「もっと取れるように、貪欲さを出していく」と誓う。
足元の技術に自信を持つため、ボールを持ちすぎ好機を逸することが多かったが、浦和戦の決勝点は左からのパスを直接シュート。「いつもは止めて狙うけど、自然にダイレクトで打てた」と、らしくないゴールに苦笑いする。「(攻撃の)選択肢は多く持っている方がいい」。ひと皮むけはじめた背番号13のプレーから目が離せない。


今節の顔として報じられるアツである。
天皇杯・浦和戦にて大活躍し、公式戦2試合連続先発起用が濃厚である。
テクニックは天下一品。
そこに勝つための貪欲さが備わってきた。
今日のガンバ戦でもゴールに向かってプレイしてくれよう。
そして我らを多彩なワザで魅了するのだ。
アツのゴールを期待してスタジアムに向かう。
楽しみである。

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源と永木、ガンバの井手口を警戒

昌子、井手口警戒「勢いづくと手が付けられん」23日G大阪戦
明治安田生命J1リーグ・第27節 鹿島―G大阪 ( 2017年9月23日 カシマ )


リラックスゲームでFW鈴木(右)と競り合うDF昌子
Photo By スポニチ


 ハリルホジッチ日本代表監督も視察する23日のG大阪戦を控え、鹿島DF昌子はMF井手口との“日本代表対決”を待ちわびた。普段は「兄貴のような感覚で見てまうくらい、ほんま愛くるしいやつ」だというが、「試合になれば誰よりも走って、果敢にミドルを打って、若いながらもチームを引っ張っている。そういう選手を勢いに乗せると手が付けられん」と警戒。

 左太腿裏痛から復帰し、リーグ9戦ぶりの先発が濃厚な元日本代表MF永木も「中盤のキープレーヤー。自分のところでつぶせるようにしたい」と腕をぶした。
[ 2017年9月23日 05:30 ]


ガンバ戦に向けてチームを取材したスポニチである。
源と永木がガンバの井手口について語る。
源は「勢いに乗せると手が付けられん」と言い警戒する。
井手口は春先からガンバの中心選手としてチームを牽引しており、そろそろJリーグに居てはならない選手と思われるほどのプレイヤーとなっておる。
ここは、この試合で先発起用が予想される永木に抑えきって貰うところ。
永木自身も「中盤のキープレイヤー。自分のところでつぶせるようにしたい」と意気込む。
ハリルホジッチ日本代表監督が視察とのことで、この中盤対決を制すれば、代表復帰も見えてくる。
永木のモチベーションも高かろう。
守備陣の奮起でホーム連続完封を継続したい。
期待しておる。

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ポルティモネンセ・ファブリシオ、日本に戻ることも夢見ている

「日本へ戻ることも夢見ている」元鹿島FWファブリシオがロングインタビューに応じる
2017-09-22 FUTEPOR

『Público』

今季より昇格したポルティモネンセのエースとして、強豪並み居るポルトガル1部リーグで戦うファブリシオ。かつて鹿島アントラーズでプレーした、日本でも馴染みの深い同選手が、ポルトガルメディアのロングインタビューに応じた。王者ベンフィカ戦でゴールを沈め、日に日にポルトガルでの注目度が増しているファブリシオは、ポルティモネンセへの愛情のみならず、「一番辛い時期から救ってくれた」日本への想いも語った。

-ポルトガルで6年が経過し、ついに1部リーグに到達しました。主にどのような違いがありますか?

ファブリシオ:
時間がかかってしまったね。でも、僕をヨーロッパに連れて来てくれたポルティモネンセで1部リーグを戦えて、夢が叶った。とても幸せだよ。この6年間は本当に良かった。1部のチームから何度もオファーをもらっていたけど、ずっとポルティモネンセが昇格できると信じていた。時間はかかり過ぎてしまったね。ある年は勝ち点4差まで迫り、昨季は勝ち点で並びながら得失点差で昇格できなかった。時間はかかったけど失敗ではない。(先日の)リーグ、フェイレンセ戦のようにね。良いプレーをしながらいつも負けてきた。でも、いつに勝利の瞬間が訪れた。

-1部の方がプレーしやすいですか?

1部は、フットボール、そして質の面でずっと良いね。スタジアムも良いし、対戦相手はよりクオリティが高い。1部でプレーする方がずっと好きだね。(笑) 所属チームのクオリティが高く、展開するフットボールも美しいから、2部よりも難しくないんだ。対戦相手も「プレー」しているし、僕らにも「プレー」させてくれる。プレーするためのスペースが広いんだ。2部ではボールが空を舞うことが多く、1部と比べてスペクタルに欠けるね。

-1部での初ゴールは、敵地ルス・スタジアムでベンフィカ相手に挙げましたね。あの瞬間はいかがでしょうか?

素晴らしかった。神様からのプレゼントだね。いつまでも僕の心に思い出として残るだろう。美しいスタジアムで、偉大なチーム相手に、1部での初ゴールを決められた。しかも、本当は2点だったね。(ゴールラインテクノロジーにより)取り消されてしまったけどね。(笑) まあ、僕にとって、そして僕のキャリアにとってスペシャルなゴールになったよ。本当に特別な思いだね。

-次は敵地ドラガオン・スタジアムでのポルト戦が控えています。そこでもゴールを決めたいですか?

僕のゴールでポルティモネンセを助けられたら本当に幸せだと思う。ドラガオンでのデビュー戦になるけど、チームを信じている。満員のスタジアムでプレーすることになるだろうから、最大限楽しみ、そして最善を尽くしたい。

-ポルトは現在リーグで首位です。しかも、スポルティングと並んで全勝ですね。気が早いですが、タイトル争いはどうなると思いますか?

順位表でひときわ目立っている2チームだね。どの3強クラブも開幕直後にライバルの下位にはいたくないはず。1月の移籍市場で何もかも変わるけど、いまリードしているチームが優勝候補なのは間違いないね。現時点でタイトルへの最有力候補であるチームと、彼らのホームで戦うのは大きな挑戦になる。僕にとっても、ドラガオンのようなスタジアムでプレーできるのは幸せなこと。

-聞いていると、ポルティマオンでの生活を気に入っているようですけど、合っていますか?

うん、好きだ。もし僕が他の選手だったら、すでにお金のために退団していただろうね。でも、僕はポルティモネンセへの愛のため、そして家族のために残った。ポルティモネンセとともに昇格するという目標を持っていたし、このクラブで1部を戦うことは、すごく特別なんだ。この目標は達成したから、将来はまた次の目標を追いかけるよ。

-ポルティモネンセの昇格に関して、ビトール・オリベイラ監督の名前は外せません。彼が監督就任すると知ったとき、クラブは昇格がグッと近づいたと感じていましたか?

偶然にも、僕は半分フットボールとは離れている人間だから、監督のことは、監督が来た時に初めて知ったんだよ。(笑) モレイレンセで監督と一緒にやっていた友人のひとりがいろいろ話してくれて、一緒にやり始めてから、監督が勝者のビジョンを持っていることが理解できた。監督は勝つことに慣れていて、ポルティモネンセにうまくはまってくれた。経験、勝者のメンタリティをチームにもたらしてくれ、全てがうまくいった。勝ち慣れている人のそばにいられるのは良いことだね。

-この6年で、アジアで2度プレーしましたね。最初は中国で次は日本。この経験はどうでしたか?

素晴らしかった。型にはまった状況から出ることは良いことだね。中国にはちょっと驚かされた。僕にとって初めてのアジアでの生活だったからね。何をしても苦労したけど、受け入れてもらえたし、日本人の岡田武史監督と一緒に働くことができた。彼は、僕にとって一番良い監督のひとりだった。あの経験をした後は、より強く、より自信を持てるようになった。

日本への移籍も素晴らしかった。個人的に人生で最も辛い時期を過ごしていた。生まれたばかりの娘を亡くしていたんだ。本当に辛かった。そんな状態で、娘を亡くした1ヶ月後に鹿島アントラーズに到着した。でも、神様は僕を護ってくれた。2つのタイトルを獲得でき、レアル・マドリードと対戦したクラブW杯の決勝戦にも到達できた。乗り越えられたのは日本でたった。だから、日本がいつまでも僕の心に在り続けるのは当然。心の傷は一生治らないけど、でも、日本では決して忘れることのできない幸福な瞬間を過ごせたんだ。

-鹿島アントラーズは、レアル・マドリードとの決勝戦を延長まで持ち込みました。サプライズを信じていましたか?

うん、みんなモチベーションが高かった。2-2になり、可能性を感じていた。延長では2度もゴールに迫った。でも不幸にも、彼を2度もエリア内でフリーにさせてしまい、全てが難しくなったね。エリア内でクリスティアーノ・ロナウドをフリーにしてしまったら、彼は容赦してくれないね。(笑)

-日本での生活はいかがでしたか?

何もかも違っていた。一番驚いたのは物価。僕が今まで生活してきた国はどこも安かったけど、あそこは何もかも高い。でも、素晴らしい。食事もトレーニングのコンディションもね。全部気に入っていた。

-何か日本語は話せるようになりましたか?ポルティモネンセには日本人のチームメイトもいますね。

おはよう、こんにちは、こんばんは、こんな基本的なことだけだね。通訳がいたから怠けてしまった。そんなに勉強しなかったんだ。本当に基本的な日常会話だけだね。

-これまで対戦した中で、一番苦労したディフェンダーは誰ですか?

1度しか戦っていないけど、セルヒオ・ラモスだろう。本当に速いんだ。2、3回対峙しただけだけど、最も苦労したディフェンスのひとりだったことを覚えている。

-尊敬している選手は誰ですか?

小さい頃は、カカとロナウジーニョ・ガウーショにインスピレーションを受けていた。彼らのことが本当に好きだった。怪物ロナウドのようにね。でも幼少期に一番見ていて、好きだったのは、カカとロナウジーニョ・ガウーショだね。

-どのリーグでプレーしたいですか?

ヨーロッパでプレーしたい国はたくさんある。スペイン、ドイツ、イタリアだね。でも、日本に戻ることも夢見ているよ。計画して夢見れば、神様が導いてくれるさ。

ポルティモネンセへの大きな愛情、そして人生で最も辛い時期を乗り越えさせてくれた日本への感謝。ファブリシオの言葉の節々に、彼の人間味が溢れている素晴らしいインタビューだった。





インタビューに応じたポルティモネンセのファブリシオである。
鹿島時代のことも語っておる。
来日当時は娘さんを亡くしたばかりだったことをこの記事にて知った。
Jリーグに馴染むのが遅かったことを助っ人として合格点を与えられずにいたことを申し訳なく思う。
私的なことであり、難しかったことと今なら思う。
それを乗り越え、タイトル制覇、特に天皇杯はファブリシオがもたらしてくれたものと思う。
本当にありがとう。
そして、ファブリシオは、また日本に戻ることも夢見ているとのこと。
縁がある可能性もあろう。
それも神様のお導きである。
楽しみにしていたい。

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アントラーズのエース、金崎夢生。今夜も、聖地に夢を生むゴールを

G大阪戦の注目プレーヤーは、金崎夢生!
「ゴールは充孝のおかげだよ」

 いつも通り、多くを語ろうとはしなかった。浦和のゴールネットを2度揺らした、熊谷の夜。鮮やかなパスワークから刻んでみせた先制のスコア、そしてPKでの追加点――。エースとしての任務を力強く遂行し、背番号33は58分にピッチを去った。その後、一時は同点に追い付かれたアントラーズ。予期せぬ打ち合いとなったが、最後は底力を見せ付けて準々決勝への切符を掴み取った。ビジタースタンドに勝利を報告するビクトリーホワイトに、ジャージを羽織った姿で歩み寄る。安堵にも似た表情とともに、金崎夢生はロッカールームへと引き揚げていった。

「得点に直接つながる要因ではないかもしれないが、前線からの守備は彼の素晴らしい部分で、それをやり続けながら得点も取ってくれる。周囲の信頼を得て、ボールが自然と集まる。そのような好循環が生まれていると思う」

 試合後の記者会見で、大岩監督は揺るぎない信頼を隠そうとはしなかった。その言葉と相反するような、早い時間帯での交代。その采配には理由がある。浦和戦の2日前、金崎の姿はグラウンドになかった。3連戦の真っただ中、発熱というアクシデント。それでも大一番に照準を合わせ、結果を残してみせたのだった。「少し体調を崩していて、早めに代える予定だった。その中でもよくやってくれた」と指揮官は労う。ファースト・ディフェンダーとしてのハイプレス、身体を張ったポストプレー、そして迫力満点のドリブル突破。全ては、勝利のために――。アントラーズのエースとして、背番号33は献身の二文字をピッチで体現してみせた。



 23試合出場、11得点。残り8試合時点で、金崎はJ1におけるキャリアハイの記録を残している。2015年は27試合で9得点。そして昨季は30試合で10得点。たゆまぬ努力を続ける28歳は、力強く進化を遂げている。「個人的な数字はどうでもいいけどね」。勝利だけを見据えながら、縦横無尽にフィールドを駆けている。

「このピッチでどうしても勝たないといけない理由があったので。いろいろなことがありましたけど、自分としては結果を出さないといけない状況でした。惹かれる面もありましたが、最終的にはアントラーズでプレーすると決めました。この試合に対する気持ち、いろいろな気持ちがある中で、しっかりとプレーで示せたことが良かったです」

 8月9日。オファーの存在を報じられ、移籍の可能性を取り沙汰される中で迎えたアウェイゲーム。今夏の試合で一、二を争うほどの過酷な暑さに見舞われた神戸の夜、アントラーズはビハインドを負った。後半開始早々、痛恨の失点。劣勢を強いられる中、背番号33が意地と矜持を示してみせた。ゴールネットを2度揺らし、逆転勝利の立役者に。激闘を終え、興奮と余韻が残るミックスゾーンに姿を見せると、一言つぶやいた。「今日はしゃべらないとね」。報道陣を笑わせつつ、胸中に去来する思いを打ち明けていく。鹿のエンブレムを胸に、これからも歩みを進める――。強固な決意が、その表情に滲み出ていた。

 神戸戦の勝利で、アントラーズは首位の座を奪い取った。4日後の等々力では屈辱と向き合うこととなったが、8月19日の第23節から4連勝。その中心で、背番号33が燦然たる輝きを放っている。再出発を期した清水戦で1ゴール1アシストを記録すると、首位攻防のC大阪戦では渾身のクロスボールでレアンドロの決勝弾を演出。勝利への渇望を燃料に変え、己の身体を擦り減らすがごとく走り続けたその先で、ついにたどり着いた瞬間だった。ゴールネットが揺れる様子を見届け、静かに立ち上がる。プロフェッショナルとして、任務を遂行したエースの姿がそこにはあった。

 9月に入っても、その勢いは止まらない。緊迫のウノゼロ、大宮戦での決勝弾。そして新潟戦、逆転劇の興奮を勝利への確信に変えたPKでの一撃。「チーム全員で戦う」という言葉の最前線に立って、金崎はアントラーズを牽引し続けている。指揮官は言う。「彼は背中でチームを引っ張る選手だ」と。

 それでいて、殊勲の試合後でも「今日は他の選手に聞いてあげて」と茶目っ気たっぷりの笑顔とともに報道陣をかわすことがある。試合前日のレクリエーションゲームで、クラブハウスに響き渡る大声、いや奇声を発することもある。“弟分”とも言える鈴木を笑ってからかったかと思えば、気の緩みが見えた時には厳しく叱責することもある。「わからないこともたくさんあるよ」と大岩監督は笑うが、幾多もの表情を持つキャラクターもまた、周囲を惹きつけてやまない。

「アントラーズに残ってくれたということは、それだけ彼がクラブのことを思ってくれたことの裏返しでもあるだろうし、嬉しい。もっともっとやってもらわないと困る。残ったからには、チームをグイグイ引っ張って欲しい」

 全幅の信頼を寄せるからこそ、指揮官は要求を高める。エースとして、そしてチームリーダーとして。「士気が上がるタイミングで、選手に響くことを言ってくれる。そういう言葉にはパワーがあるんです」。選手時代の経験に照らしながら、大岩監督はその影響力の大きさを語っていた。

「優勝に向かって勝ち点を積み上げられるよう、自分らしくゴールを狙っていこうと思います」。勝利だけを目指し、背番号33は走り続ける。その気迫で、その背中で、チームを力強く前進させる。アントラーズのエース、金崎夢生。今夜も、聖地に夢を生むゴールを。



ガンバ戦に向けて夢生をピックアップ・プレイヤーとして紹介するFREAKS+である。
天皇杯・浦和戦の2得点を「ゴールは充孝のおかげだよ」と語り、謙虚さを見せるが、夢生がチームの中心であることを誰もが知っておる。
それは、指揮官が一番感じておるのではなかろうか。
「得点に直接つながる要因ではないかもしれないが、前線からの守備は彼の素晴らしい部分で、それをやり続けながら得点も取ってくれる。周囲の信頼を得て、ボールが自然と集まる。そのような好循環が生まれていると思う」と試合後には語り、「彼は背中でチームを引っ張る選手だ」と言い切る。
夢生が牽引する鹿島が、勝利を積み重ねていくことは幸せである。
その夢生は、「優勝に向かって勝ち点を積み上げられるよう、自分らしくゴールを狙っていこうと思います」と言う。
明日のガンバ戦も活躍間違いなし。
楽しみである。

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熊本・佐藤昭大、戦列復帰

[熊本]約5ヵ月ぶりにGK佐藤昭大が復帰。今節・山形戦でのメンバー入りも


 4月末から負傷離脱して別メニューで調整を続けていたGK佐藤昭大が先週から全体メニューにも復帰。22日は今節・山形戦に向けて行った紅白戦でも問題なくプレーした。

 紅白戦では最後尾から大きな声でフィールドプレーヤーに指示を出して存在感を発揮。今シーズンは、負傷離脱する前の第3節の山形戦で同点に追いつくヘディングシュートを決めているが、昨シーズンも、地震のあとでしばらく続いた勝てない時期に遠征先の宿舎で声をかけてミーティングを開くことを提案するなど、ピッチ内外でチーム全体を引っ張る役目も担ってきた。

 7試合勝ちなしという状況を打破するには、例え先発でなくともベンチに控えるメンバーが雰囲気を盛り上げることも不可欠。このタイミングで山形戦に帯同する可能性は十分ありそうだ。

写真:井芹貴志

(熊本担当 井芹貴志)


負傷より復帰した熊本の佐藤昭大である。
これは嬉しい報。
4月末より離脱しており、チームも低迷しておった。
これは大きな戦力となろう。
ここから熊本の快進撃が始まるのであろうか。
注目したい。

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Jリーグを代表する強豪同士の対決

【鹿島vsG大阪プレビュー】Jリーグを代表する強豪同士の対決…G大阪はリーグの敵地戦で鹿島に3連勝中

首位を快走する鹿島は金崎夢生が好調だ。リーグ戦は2戦連続得点中で、天皇杯の浦和戦では2得点を挙げた [写真]=J.LEAGUE

■鹿島アントラーズ 前節の新潟戦でハットトリックのレアンドロが好調

「今日だけじゃなく、ここ数試合、ルヴァン杯も含めて立ち上がりが自分たちの課題だった」。リーグ前節の新潟戦後、大岩剛監督はこう話した。最下位チームとの一戦は前半を0-2で折り返す。苦しい展開となったが、後半にレアンドロが3得点、金崎夢生が1得点を決めて、4-2で逆転勝利を収めた。リーグのホーム戦は6連勝中で、いずれも完封勝利と本拠地で強さを発揮。G大阪とのホーム時の過去通算対戦成績は16勝5分10敗と勝ち越している。

【プラス材料】
 敵地での一戦となったリーグ前節の新潟戦は、2点ビハインドからの4得点で逆転勝利し、4連勝を収めた。そのなかでハットトリックを記録したレアンドロは好調を維持しており、今節のG大阪戦でも活躍が期待できる。本人は好調の原因について「石井正忠前監督の時は信頼を得られなかった。大岩剛監督になって出場時間を得られるようになったからだ」と分析。出場時間を得られれば結果を残す自信はあったそうだ。

 さらに、20日の天皇杯4回戦・浦和戦では、金崎夢生、中村充孝、土居聖真にもゴールが生まれ、4-2で勝利した。新潟戦と浦和戦での4失点に加えて、試合運びについては納得のいくものではないが、2試合計8得点と好調の攻撃陣は勝ちきる上では大きなプラス要素になる。7月8日のリーグ第18節FC東京戦以来、先発復帰となる永木亮太にも期待がかかる。

【マイナス材料】
 天皇杯の浦和戦から中2日で迎えるG大阪戦。この2日間は、疲労回復やコンディショニングに努めた。浦和戦では強行出場したものの、試合前には金崎が体調不良になるなど、季節の変わり目、シーズンも終盤に差し掛かる時期だけに注意したいところ。G大阪戦でも疲労の残り具合、コンディション面が影響する試合になるだろう。

 さらに、公式戦ここ2試合は特に序盤のボールの失い方が悪く、カウンター攻撃から失点を重ねている。今季は浮き沈みの激しいシーズンを送っているとはいえ、元々タイトル獲得経験があり、試合運びにも長けているG大阪相手に簡単にゴール、ボールを失っては勝機が遠ざかる。そこをどこまで修正、意識できるかがポイントになりそうだ。

文:totoONE編集部

■ガンバ大阪 直近の天皇杯で控え選手たちが好プレーを披露

【プラス材料】
 首位を走る鹿島との勝ち点差は18。今節勝利しても優勝争いにかろうじて生き残れる状況だが、ACL圏内の3位以内を目指す上では絶対に負けられない。鹿島とのホームでの前回対戦は0-1で惜敗したものの、リーグでのアウェイ戦は近年3連勝中と結果を出している。

 直近の天皇杯4回戦・柏戦では2-3で敗れはしたが、「途中出場の赤﨑秀平、米倉恒貴、初瀬亮が気持ちを出して非常にいいプレーをしてくれた。今後のリーグ戦でまた使っていきたいと思いました」と長谷川健太監督は述べている。

 その柏戦では、登録の関係上出場ができなかったFWファン・ウィジョを含め、フレッシュな顔ぶれが先発でも、途中出場でも、目に見えた『結果』でチームを勢いづけることができれば、追い上げを強く後押ししてくれるに違いない。

【マイナス材料】
 グロインペインの痛みを訴え離脱中のFWアデミウソンに加え、DFファビオも右ハムストリングの肉離れと診断され、全治約3週間と発表された。今季加入以来、安定したパフォーマンスで守備の一角を担ってきたファビオだけに、厳しい終盤戦での離脱はどう考えても痛い。その穴をDF金正也をはじめ、天皇杯4回戦の柏戦では途中からセンターバックにポジションを変えたDF今野泰幸らでいかに埋められるかは、今節に限らず今後の明暗を分けることになりそうだ。

 また、気になるのはシーズン後半戦に入ってから一度もリーグで連勝がないこと。勝率的にも2勝2分4敗と、例年ならギアが上がっていくはずの後半戦で負け越しが目立つのは如実にチームの停滞を指し示す。勝てなかった試合の殆どで先制点を失っていることを踏まえても、今一度守備の意識を高めたい。

文:totoONE編集部


「疲労の残り具合、コンディション面が影響する試合になるだろう」と記すサッカーキングのプレビューである。
ミッドウィークの天皇杯を挟んでの対戦は過密日程となっており、回復度、コンディションの調整がどこまで出来たかがカギとなろう。
好調の攻撃陣は天皇派のメンバーが継続すると予想される。
発熱が報じられた夢生はどこまで回復しているであろうか、少々心配である。
しかしながら、大岩監督が信頼を置いて送り出すメンバーに不安はない。
素晴らしい連携でガンバ守備陣を崩して欲しい。
楽しみにしてスタジムに向かう。
勝利を信じておる。

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鹿島――エース金崎の“不敗神話”更新に期待

【J1展望】鹿島×G大阪|“ダブル連覇”に向け、鹿島は難敵を下せるか
サッカーダイジェスト編集部
2017年09月22日


鹿島――エース金崎の“不敗神話”更新に期待。


障者/鹿島=町田、田中 G大阪=藤本、ファビオ
出場停止/鹿島=三竿健 G大阪=なし


J1リーグ 第27節
鹿島アントラーズ-ガンバ大阪
9月23日(土)/19:00/県立カシマスタジアム

鹿島アントラーズ
今季成績(26節終了時):1位 勝点58 19勝1分6敗 44得点・25失点

【最新チーム事情】
●永木が7月8日のFC東京戦以来の先発復帰が濃厚。リーグ、天皇杯で失点が続く現状の改善に期待。
●天皇杯の浦和戦で決勝点を挙げた中村もスタメンの見込み。攻撃面で効果的なアクセントをもたらすか。
●金崎がゴールすれば負けない――エースの一発とともに築かれる“不敗神話”(公式戦28試合)は今節も更新されるか!?

【担当記者の視点】
 天皇杯4回戦では浦和との死闘を制し、8強入り。連覇に向けて着実な歩みを見せており、同じく連覇がかかるリーグ戦でもこの勢いを持続させたいところだ。

 もっとも、リーグ戦では現在、4連勝中と盤石な強さで勝点を積み上げている。G大阪には前回対戦でも1-0と勝利を収めているだけに、良いイメージで臨めるはず。好調をキープする金崎、レアンドロのゴールに期待したい。

G大阪――不安定な守備は気掛かり…。

ガンバ大阪
今季成績(26節終了時点):7位 勝点40 11勝7分8敗 42得点・30失点

【最新チーム事情】
●前節の大宮戦(2-2)は、土壇場で追いつき連敗を免れる。
●その大宮戦で負傷交代したDFファビオは、右ハムストリング肉離れと診断される。
●天皇杯4回戦は柏に敗れ、4回戦敗退。

【担当記者の視点】
 前節の大宮戦、ミッドウィークに行なわれた天皇杯4回戦の柏戦と、ここ2試合の戦いぶりからは課題が浮かび上がる。特に不安定な守備は気掛かり。太腿を負傷したファビオを欠くなか、GK東口やCB三浦を中心に意地を見せたい。

 一方の攻撃では、公式戦2戦連発中の長沢、井手口の出来がポイントか。前者は高さを生かした得点力、後者は鋭いボール奪取からの攻撃参加で、鹿島の守備網を打開する働きに期待が懸かる。


「永木が7月8日のFC東京戦以来の先発復帰が濃厚」と記すサッカーダイジェストのプレビューである。
満を持してとはこのこと。
この過密日程に三竿健斗の出場停止が重なり、永木にチャンスが回ってきた。
ここは出足の良いプレイで攻守に躍動が期待される。
そして、前戦は、天皇杯・浦和戦と同様なる模様。
好調な攻撃を維持し、ガンバの守備を崩したい。
特に公式戦2戦連続先発起用されるアツのファンタジーには期待したいところ。
これぞサッカーといった魅力溢れるタッチが随所に現れる。
ホームの大声援を受けて季節外れの打ち上げ花火が如くゴールショウを魅せて欲しい。
楽しみな一戦である。

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曽ケ端準が抱く相手GKへの意識

【鹿島 vs G大阪】 ウォーミングアップコラム:曽ヶ端準が抱く相手GKへの意識
2017年9月22日(金)



第13節のG大阪対鹿島戦、アディショナルタイムが5分になろうとするところで、その出来事は起きた。

G大阪が右CKを獲得するとGKの東口順昭がゴール前まで駆け上がる。試合は1点ビハインド。追いつく最後のチャンスを逃したくない守護神は、こぼれ球を抱きかかえる曽ヶ端準(写真)に突っ込み、両チームの選手が揉み合うきっかけをつくっていた。

今後も尾を引いてもおかしくない接触かと思われたが、曽ヶ端は「あんな状況ないですよ」とまったく気にしていなかった。
「新潟で一緒にプレーした(西)大伍を通じて、すぐに謝罪の話も来ましたし、GK同士という心理とかもいろいろわかります。なんとかしたいという気持ちもわかりますし、点差もそうでしたし。フィールドの選手だったら許さなかったかもしれないですけど」
まあそれは冗談ですけど、と付け加えて大ベテランはニコリと笑った。

サッカーはピッチに最大22人の選手が立つ。そのなかで2人しかいないのがGKだ。そのため相手チームのGKは敵の1人でもあるが、唯一同じポジションの選手でもある。曽ヶ端は例え初対面の選手でも少なからず相通ずるものを感じるという。
「他の人がどう思っているかわからないですけど、特殊なポジションでもありますし、試合に出てる、出てないに限らず状況がわかる部分もあるので」

水曜の天皇杯で対戦した浦和レッズのゴールマウスには榎本哲也が久しぶりに立っていた。ここでも、決して多くはないがGK同士で言葉を交わしたそうだ。

天皇杯では、東口は失点に直結するミスを連発した。そこを突くことは戦いの常道と思えるが、曽ヶ端は東口をリスペクトする。
「同じことを続けないように、という意識は働くと思いますし、より密にディフェンスとコミュニケーションを取ると思う。同じような長いボールをボーンと入れたところで同じようなことがあるとは思えない。経験のある選手なので、その辺は切り替えてやってくると思います」

東口のミスについても立場を置き換えて自分の教訓に変える。チームではクォン スンテとハイレベルなポジション争いを繰り広げている曽ヶ端。長くプレーできる秘訣はこうしたところにあるのかもしれない。

日時
文:田中滋(鹿島担当)

明治安田生命J1リーグ 第27節
9月23日(土)19:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs ガンバ大阪


曽ケ端をピックアップするJ’sGOALの田中滋氏である。
アウェイガンバ戦後に東口が西を通じて謝罪したことや天皇杯・浦和戦では浦和の榎本哲也と会話を交わしたことなどが伝えられる。
そして、曽ケ端が相手GKをどれだけリスペクトしておることかもよく分かる。
これほどの器を持っているからこそ、長く鹿島のsy誤審を努めておるのだと感じさせてくれる。
GKは特殊なポジションである。
能力・才能と共に人間性も重要ということであろう。
大きな曽ケ端と共に勝利を積み重ねていく。
幸せである。

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曽ケ端準選手×クォン スンテ選手対談こぼれ話

【特別公開】JSK鹿島特集号~曽ケ端×スンテ対談こぼれ話~「GKは簡単なプレーが一番難しい」


 Jリーグサッカーキング2017年11月号は鹿島アントラーズを大特集! “常勝継承”のためにさらなるタイトル獲得を目指して戦うアントラーズの強さの秘密に迫ります。

 9月23日(土・祝)の発売に先駆け、ここでは本誌に掲載しきれなかった曽ケ端準選手×クォン スンテ選手対談のこぼれ話を特別にお届けします。


Jリーグサッカーキング11月号[鹿島アントラーズ特集]~常勝継承~

インタビュー・文=池田博一
写真=兼子愼一郎




■大舞台では緊張するタイプ?

曽ケ端 大舞台というと、直近では昨年のFIFAクラブワールドカップがありましたけど、日本での開催でしたからね。決勝も満員ではありましたけど、アウェイのサポーターが大挙したわけではなかったですし、ピッチの周りに陸上トラックがあるスタジアム(横浜国際総合競技場)だったのでそこまで圧力がかかったわけでもなかった。

緊張したといえば、日本代表のデビュー戦(キリンチャレンジカップ2001、イタリア戦)は緊張しましたね。いきなり出番が回ってきたんです。試合当日、午前中の練習で(川口)能活さん(現SC相模原)がケガをして、急遽出ることになった。心の準備もなくバタバタという状況だったんですけど……。振り返れば、(準備の)時間がなかったことが逆に良かったのかもしれないですね。

スンテ 僕も韓国代表のデビュー戦(2018 FIFAワールドカップ ロシア大会アジア2次予選)が一番緊張しました。相手がラオスだったんです。一方的な試合展開で、最初の80分間はまったくボールに触れなかった。それなのに、残り10分間でバックパスが3回来て、なんと、すべてミスをしてしまいまして(苦笑)。その2次予選はラオス戦の前まで韓国代表が無失点で勝ち続けている状況だったので、すごくプレッシャーでした。結局失点にはつながらなかったんですが、味方にパスがつながらなくて、「ああ、これで代表はなくなったな」と(笑)。

――ミスは引きずるほうですか?

スンテ 一度ミスしたらダメですね。最後の10分間は常に足がブルブル震えていましたよ(笑)。

曽ケ端 いつくらいのとき?

スンテ 31歳くらいですかね。本当に最近です。

曽ケ端 今のプレーを見ていると、そういう感じには見えないけどね。

スンテ その試合が終わった後に親善試合でカナダと戦ったんですが、キャプテンマークを巻くことになって。2-0と無失点で勝つことができたんです。本当に良かった……。

曽ケ端 直後にまたキャプテンとして使ってもらうっていうのは、力は分かっているという証拠。“しっかりやれよ”ってことだろうね。ミスは誰でも引きずるものだよ。GKのミスは失点に直結するものだから、なかなか難しいものだよね。

――試合直後の取材時に見せる「ミスしたときこそ、聞きに来てほしい」という曽ケ端選手の姿勢にはいつも感心します。ミスが失点に直結するポジションで、メンタル的にもすごくツラい状況のはずですよね。

曽ケ端 それこそ失点につながっているということは、負けや引き分けの可能性が高い試合ですから。取材ゾーンでは、ものすごく顔に出ていて、記者の人たちも話しかけづらいのかもしれないですけどね(苦笑)。

スンテ (笑)。でもGKというのは、一番難しいポジションだなと思いますよ。



■GKの難しいところは?

曽ケ端 GKは、すべてのプレーが失点につながる可能性がある。簡単なプレーでも難しいプレーでもそう。さっきスンテも話していたけど、圧倒的に攻めている展開であっても、唯一の単純なシュートやバックパスなど、ワンプレーが失点につながるかもしれない。そのプレッシャーを常に背負いながらプレーしている。その難しさはずっとあるものですね。

スンテ 僕はサッカーってプレーをすればするほど、本当に難しいなと思うんです。やはりGKを長くやっているので、ある程度の状況は頭に入っています。でも、いろいろな状況があるからこそ、選択が難しくなってくるというか……。ビッグセーブでチームを救うこともありますけど、一番難しいのは、自分が守れる範囲で当たり前にプレーすること。人間なので、やっぱりカッコよくビッグセーブしようという考えもあると思うので。その意味でも簡単なプレーが一番難しいですね。

曽ケ端 俺もそう思うわ。

スンテ でも、それができないんですよ。

曽ケ端 そのために練習を積み重ねる。いかに簡単なボールに対する練習を積み重ねるかなんだよね。

■2人の対談は本誌でチェック!『Jリーグサッカーキング11月号』の詳細はこちら
https://www.soccer-king.jp/media/article/642989.html


曽ケ端準選手×クォン スンテ選手対談のこぼれ話である。
二人のGKがどのように考え、どうプレイしているかが伝わってくる。
この続きは明日発売のJリーグサッカーキングにて。
是非とも購入して確認したい。
楽しみである。

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勝負強さと勝負弱さを分けるもの――

結局、鹿島と何が違うのだろうか。
浦和の「勝負強さ」問題はまだ続く。

posted2017/09/22 13:00

text by
飯尾篤史
Atsushi Iio


 どんなトレーニングでも妥協せず、厳しく取り組む姿勢が、目に見える結果になって表れたとき、人はそれを「勝負強さ」と呼ぶのかもしれない。

 天皇杯ラウンド16は、浦和レッズ対鹿島アントラーズという昨季のチャンピオンシップ決勝と同じ顔合わせになった。

 埼玉県熊谷市で行われたゲームは、金崎夢生の2ゴールで鹿島が先行し、浦和がズラタン、武藤雄樹のゴールで追いついたものの、中村充孝と土居聖真のゴールで突き放した鹿島が4-2で勝利し、連覇に向けてひとつコマを進めた。

 2点のアドバンテージを守り切れなかったのは鹿島らしくなかったが、浦和に傾いた試合の流れをすぐに断ち切り、勝ち越したあたりはさすがだった。

「2-2になったあとの、要所の集中力が……」

 浦和の同点ゴールから5分後の74分、浦和陣内で鹿島がスローインを獲得する。伊東幸敏が投げ入れたボールをレオ・シルバがワンタッチで落とし、土居がワンタッチでゴール正面にパスを入れると、フリーになっていた中村充孝がこれまたワンタッチでゴール左隅に蹴り込んだ。

「練習でもスローインの受け方はやっていた」と明かしたのは、この日4ゴールすべてに絡んだ土居である。スローインから、わずか4秒――。狙いどおりの形で鹿島は決勝ゴールをもぎ取ったのだった。

 浦和からすれば、終了間際に奪われたダメ押し点もさることながら、追いついた直後に、スローインからあっと言う間に取られた決勝ゴールのダメージは、大きかった。

「2-2になったあとの、要所の集中力というか、鹿島のほうが試合運びに関してうまいと感じましたね……」

 そう振り返ったのは、堀孝史体制になってから出場機会を増やしている矢島慎也だ。この日は58分から出場して流れを変え、2点を追いついた場面も突き放された場面もピッチで迎えただけに、思い知らされたものが多いようだった。

「今の浦和は、サッカー的にはどんな相手にもやれていると思うんですけど、セットプレーでの失点が多い。この前の磐田戦もセットプレーでやられているし……。細かいところのマークの受け渡しとか、マークの浮きとか、突き詰めていかないと。そういうのは、練習の一つひとつから始まると思うし……。鹿島がどういう練習をしているのか分からないですけど、僕は岩政大樹さんとやっていたので――」

小笠原の危機感が、チームの雰囲気を締めるのか。

 この2年間、矢島は試合経験を積むためにファジアーノ岡山に期限付き移籍していた。そこで目にしたのが、鹿島のOBである岩政のセットプレーの練習ひとつとっても妥協せず、細かく、厳しい姿勢だったという。

「大樹さんの姿を見てきただけに、鹿島もピリピリとした雰囲気の中でやっているのかなって。それは今の浦和にはないもので、セットプレーの練習にしても、ふわっとした感じで終わってしまう。結果論ですけど、こういう試合で鹿島はちゃんと勝つし、浦和は最近鹿島に競り負けているイメージがあるので、やっぱり細かいところから、熱量を持ってしっかりやっていかないといけないと思いましたね」

 セットプレーやスローインのマークの仕方など、子どもの頃から何十年もやってきたわけで、それをどこまで細かく、厳しく、突き詰められるか。

 先日、鹿島のキャプテンである小笠原満男からこんな話を聞いた。

「20代の頃はダッシュをサボっても、疲れているんだろうって思われたけど、今は少しでも手を抜けば、終わりが近いなっていう見方をされる。だから、今はそれを見せない戦いだし、引退のプレッシャーとの戦い。走れない、勝てないなら、俺がいる意味はないですからね」

 チーム最年長の38歳がこの危機感、このテンションで日々のトレーニングに臨んでいるのだから、鹿島のトレーニングの雰囲気は推して知るべしだろう。

土居「叩いてやろうと思いました」

 ちなみに鹿島の選手たちは、この日の浦和のメンバーを試合前のミーティング中に知った。そこには柏木陽介の名前も、ラファエル・シルバの名前もなく、最も警戒すべき興梠慎三の名前も、ベンチメンバーの中にあった。

 そこで大岩剛監督は「舐められていると捉えてもおかしくないメンバーだ」と熱弁して、選手の心を焚き付けた。

 むろん、浦和が舐めたなんてことはなく、負傷やコンディションの問題でメンバーを入れ替えたわけだが、鹿島からすれば、レギュラーメンバーではないという事実がすべてだった。土居が言う。

「前線の選手が予想とだいぶ違った。僕らがこの一戦に懸けていた想いは強かったですし、剛さんからも熱い言葉というか、『こういうメンバーで来ているぞ』って言われて、高まっていた気持ちがさらに高まったというか、叩いてやろうと思いました」

 鹿島の勝利をもぎ取る力を語るうえで、こうした大岩監督のモチベーターとしての手腕も見逃せない。

勝負を分ける神は、日々の細かな意識にこそ宿る。

 かつて鹿島の一員として数々のタイトル獲得に貢献した興梠は「それ(鹿島の勝負強さ)は感じたし、その半面、(自分たちの)勝負弱さも感じた。それに尽きます」と振り返った。

 鹿島にとっては、2点のリードを守れなかったわけだから、反省点の多い試合だったに違いない。だが、悪くても勝ち切れる強さが、常勝クラブのゆえんでもある。

「浦和が嫌がるところを突けたのはいいことだと思うし、これからも相手の嫌がるプレーを続けたいと思います」と土居は自身に言い聞かせるように、言った。

「勝負の神は、細部に宿る」というのは、日本代表を二度率いた岡田武史監督が好んで使うフレーズだったが、まさに鹿島の勝負強さも、細部を疎かにしない日頃の姿勢によって築き上げられたものなのだろう。

 勝負強さと勝負弱さを分けるもの――。それは、戦力の差でも、戦術の違いでもなく、日々の意識、日常のトレーニングに潜んでいる。


浦和の「勝負弱さ」について記すNumberWebの飯尾氏である。
鹿島を研究し、そこから勝負強さとはなんであるかを導き出そうとしておる。
岩政と岡山時代に共に練習した浦和の矢島のコメントや聖真や満男のエピソードを並べ、そして興梠の負け犬のようなコメントを伝える。
結果がついてきているからこそ、「鹿島は勝負強い」ち評価されているだけと個人的には思う。
勝ち続けなければクラブ消滅の憂き目に遭うことをクラブ全体が共有し、勝利について死に物狂いで向かっていくのだ。
鹿島の選手は勝利のためにプレイしておる。
逆の例を挙げると、この天皇杯の試合に於いて浦和の選手である長澤は脩斗の足を踏んだ、満男に肘打ちをした、この二つは一発レッドもあり得た。
武藤は足裏を見せてスライディングタックルをした、これも一発レッドであるべき危険なプレイであった。
ここだけ観ても、あのシーンであのようなプレイをすべきであったかどうかが徹底されていないところに浦和の文化が象徴されておる。
退場がもたらす影響を身体に染みこませておらぬのだ。
外から観て、これほど不幸なことはない。
これではいつまで経っても進歩しないのではなかろうか。
こういった根底を変えてこそ、「勝負強さ」といったところにまで言及出来るようになると思う。
とはいえ、それもまた「三菱」の文化やもしれぬ。
外からものを言うのは辞めておこう。
鹿島は単位勝利のために行動していく。
この文化をこれからも大切にしていきたい。

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三竿健斗出場停止、過密日程。悪条件重なる中、鹿島は“らしい”勝利を目指す

三竿健斗出場停止、過密日程。悪条件重なる中、鹿島は“らしい”勝利を目指す


リーグ戦4連勝中の鹿島がホームにG大阪を迎える。

首位を走る鹿島は現在勝点58と、2位の川崎Fに6差をつけており、ここで勝点3を得れば残り7試合で『60』を超えてくる。すでに6敗しているが、残りを19勝1分という高い勝率が勝点の多さにつながっている。

対するG大阪は勝点40。3位の柏とは10差と逆転するにはギリギリのラインだ。水曜に開催された天皇杯4回戦では柏に2-3で敗れ、来季のAFCチャンピオンズリーグに出場するためには、明治安田J1で3位以内に入るしかない。勝点差を詰めるためにも、勝点1ではなく『3』が必要な状況と言えるだろう。

ただ、その戦いぶりは安定感を欠いており、リーグ戦のここ5試合を1勝1分3敗と苦しんでいる。前節・大宮戦ではセンターバックのファビオが肉離れで途中交代。今節も出場は難しいだろう。このところは複数失点が続いており、勝利を手にするためにもゴール前の安定感は欲しいところ。代わりに出場する選手の奮起が期待される。

試合運びが不安定なのは、勝っている鹿島も同様だ。リーグ戦の前節・新潟戦、天皇杯4回戦・浦和戦と2試合続けて4-2というスコアで終えている。新潟戦では2点先行されたあとに4点を奪う逆転勝利だったが、3本のシュートで2点を奪われてしまった。逆に天皇杯では2点リードしながら追い付かれる展開。ゲームコントロールのうまさで数々のタイトルを獲得してきたクラブだけに、「やってはいけない試合」(中村 充孝)など反省を口にする選手が多かった。

J1第13節に市立吹田サッカースタジアムで対戦したときは、遠藤 康の意表を突くループシュートが決勝点となり、鹿島が1-0で勝利した。ここ5試合の両チームの対戦成績は鹿島の2勝3敗ときっ抗している。今回も息詰まる展開が予想される。

しかし、考慮しなければならないのは対戦相手だけではない。両チームとも水曜日に天皇杯を戦ったため、この試合を中2日で迎えなければならない。コンディション調整が試合の結果を大きく左右するだろう。その意味では、天皇杯は同じ関東である熊谷開催だった鹿島のほうが若干有利だろうか。大阪から鹿嶋に移動するG大阪にはより細心の注意が求められる。

メンバー構成も注目だ。鹿島は大岩 剛監督が就任して以降、リーグ戦全試合フル出場だった三竿 健斗が累積警告により出場停止。ケガから復帰している永木 亮太はいるものの、レオ シルバと小笠原 満男のどちらかを中2日で起用することになるだろう。

G大阪としては、天皇杯で良いプレーを見せた赤﨑 秀平を起用することができないのが痛い。鹿島から期限付き移籍中の赤﨑は、両チームの取り決めにより鹿島とG大阪が対戦する全ての公式戦に出場することができない。登録の関係で天皇杯に出場できなかったファン ウィジョに期待がかかる。

[ 文:田中 滋 ]


「コンディション調整が試合の結果を大きく左右するだろう」と記すJリーグ公式の田中滋氏によるガンバ戦のプレビューである。
共に天皇杯をミッドウィークに戦っており、中二日の試合となる。
万全な状態とは言えないのが苦しいところ。
夢生は発熱しながらもプレイしおり、ボランチも三竿健斗が出場停止となるため、誰が出ても中二日での出場となる。
ここはどれだけコンディションを整えられるかがカギとなる。
身体は回復に努め、頭脳では攻略法を叩き込んでいく。
過密日程には過密なり準備があるというもの。
優勝するには負けられぬ重要な一戦である。
強い気持ちで挑み、ホームにて勝利を掴み取る。
チームを信じてスタジアムに向かう。
楽しみである。

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浦和撃破の立役者、中村充孝が受け継ぐ鹿島の伝統

浦和撃破の立役者、中村充孝が受け継ぐ鹿島の伝統。「やってはいけない試合」に込められた想い
梶山大輔(サッカーダイジェスト)
2017年09月21日


「やってはいけない試合」と反省を口に。


決勝点は「自然にダイレクトで打てた」と振り返った。写真:徳原隆元

[天皇杯4回戦]浦和2-4鹿島/9月20日/熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

 殊勲の決勝点。しかし、ヒーローの語り口は淡々としていた。

「鹿島としては、やってはいけない試合だった。こういった展開の時こそ、自分たちがやるべきことを整理しながら、試合を進めていかないといけない」
 
 そう語った中村充孝は、攻守に効いていた。決勝点はもちろん、守備にも奔走し、しっかりと役割を果たした。

 同点に追いつかれた後は、「スペースもできていたので、自分たちが勝ち越せると思っていた」という。結果的に2点を追加して勝利し、王者の底力を見せつけた。とはいえ、冒頭の通り「やってはいけない試合」だったのも事実だろう。

  残り8試合となったリーグ戦で首位に立ち、連覇がかかる天皇杯も準々決勝進出を決めた。ただ、直近の新潟戦も含め、内容が不安定なのは気になるところ。2冠達成に向けて、勝って兜の緒を締める。鹿島伝統の考え方を継承する背番号13に、慢心はない。

取材・文:梶山大輔(サッカーダイジェスト編集部)


浦和戦後のアツを取材したサッカーダイジェストの梶山大輔記者である。
「鹿島としては、やってはいけない試合だった。こういった展開の時こそ、自分たちがやるべきことを整理しながら、試合を進めていかないといけない」というコメントを引き出しておる。
アツの1G1Aで快勝と言いたいところであるが、反省点ばかりが目に付く試合であった。
2点先行しながらも追い付かれた試合運び、ボールを持てず一方的に押し込まれた時間帯、などなど、危機感ばかりが募る。
この調子では、リーグ戦への影響も懸念されるところであろう。
この試合は、相手の浦和がスペースを与えてくれたこともあり、勝利を手にした。
しかしながら、このような弱い相手だけではない。
この先は修正点を洗い出して対応していかねばなるまい。
アツは慢心することなく兜の緒を締める。
背番号13が、この状況を打破いてくれることを期待したい。
楽しみである。

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尚志高校・馬目裕也くん・流経大柏高校・関川郁万くん、練習参加へ

岩政特別コーチに教わったヘッド、アプローチを尚志の仲間の前で表現したCB馬目、「伝える」ことにもこだわる
17/9/21 12:10


尚志高CB馬目裕也

 日本サッカー協会(JFA)は、継続的な日本サッカーの発展のため、さらなる普及や次世代選手の育成を促進することを目的として『JFA Youth & Development Programme(JYD)』事業を実施中。8月からは元日本代表DF岩政大樹(東京ユナイテッドFC)を特別コーチに、センターバックを対象にした全4回のプレミアムクリニック『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を行っている。

 11日には3回目のクリニック、DAY3として岩政特別コーチをはじめとしたコーチングスタッフが『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を受講している2人のうちの一人、CB馬目裕也(2年)の所属する尚志高(福島)を訪問。馬目を含め、尚志のAチームの選手を指導した。

 時折雨も降る中で実施されたトレーニング。主力CB松本雄真(3年)が「自分が知らないことがいっぱいあった。自分は(競った後の動きなど)足先でやっていたんですけど、身体ごと動くみたいなところは凄いなと思いました。毎日、高いレベルで持続して結果に繋げていきたい」と話すなど、各選手が刺激を受けながらトレーニングする中、馬目は岩政特別コーチから「ずいぶん良くなったんじゃないですか。(DAY1から)数週間ですけどちゃんとコツを掴んでやろうとしているのが見えましたよ」と評されるほどのプレーを見せていた。

 これまではともに『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を受講しているCB関川郁万(流通経済大柏高2年)、サポートメンバーの大学生とのトレーニングだったが、この日はチームメートたちとの2時間弱のトレーニング。他の選手と一人ウェアの違う馬目は「緊張する面があった」と振り返ったが、「習ってきていることを少しでも見せられればいい」とヘディング、アプローチのタイミングの部分などでDAY2まで教わってきたことをしっかりと発揮していた。

 特にヘディングでは岩政特別コーチの言う、「ヘディングは(ジャンプの)落ち際にすること。最初は合わなくてもいいから、早く跳んで上で待つ」ことにチームメートたちが苦戦する中、馬目はタイミング良く跳躍して空中で姿勢をつくり、ボールを跳ね返していた。またゴール前での2対3のトレーニングでは、ファーストディフェンダーになった際、セカンドディフェンダーになった際もやるべきことを意識しながらチャレンジ&カバーを繰り返し、相手の止まったタイミングを逃さずにチャレンジ&チャレンジへ切り替えてボールを奪い取っていた。

 反省点もある。それは「伝える」という部分だ。馬目は相手FWに背負われた状況で「股下でつついて奪うところをもっと伝えていけば、もっと早い段階でボールを奪えたりするんじゃないかと思ったりしている」と振り返った。

 自分自身はDAY2までのトレーニングで岩政特別コーチから「つつく」コツを学んでいたが、それをチームメートに共有していなかった。もっとチームが良くなるために、勝つために「伝える」こと。DAY2のトレーニングの後に「自分がリーダーになろう、自分がリーダーシップとって学んだことを発信してやろうと思っています」と語っていた馬目は、「発信していかないと尚志のリーダーになれない。もっと自分から発信できるようにしたい」と改善することを誓っていた。

 コミュニケーションを取る上でも、自分が思ったことを周りに発信して状況を変えるためにも、声はサッカーにおいて欠かせない。もちろん状況にもよるだろうが、岩政特別コーチは「走れ」や「戦え」という声が必ずしもサッカーにおいて必要だとは考えていない。だが、思ったことを伝えなければ個人、チームがより良いプレーをすることはできない。岩政特別コーチも2年生の馬目が遠慮してか、チームの中でまだ十分「伝える」ことを発揮できていないと感じていた。

「声がけの仕方はそれぞれですけれども、遠慮したりするのは問題ですから。(馬目は)まだまだやれるかなと。彼が気づいたこと、もしくは僕に教わったことをチーム全体に伝えられるようになればもっと彼の存在感は増すはずですし、チームは強くなりますし、全ていいことしか無いですからね」

 尚志の仲村浩二監督は馬目について「最近相手を自由に走らせないようにすることができるようになった」と頷き、先輩CB松本は「アプローチとか相手に背負われた時にしっかりつついたりしてボール奪取能力上がってきた」と成長を認めている。身体能力の高さはチーム屈指のDFだが、まだまだ強豪校の中で絶対的な存在にはなることができていない。この日、岩政特別コーチから「自分が思っていた以上にレベルが高かったですね。単純に選手たちのレベルも高いですけれども言われたことを実践できる。やろうとする力、素直さもそうですけれども選手たちに大事な力ですし、それを感じました」と評された尚志のチームメートとともにより進化を果たすことができるか。

 DAY4はかつて馬目が育成組織に在籍していた鹿島に練習参加する模様。これまで、岩政特別コーチの指導をきっかけにトレーニングや試合でできなかったことを振り返り、どうすれば、改善できるかを考えるようになったという馬目はプロの選手に振り回されないように考えて、準備して最後のトレーニングに臨む。「まず自分が準備からしっかりしないとプロなんで甘く入ったらやられてしまう」。これまでは周囲も認める身体能力に頼っていたというCBが、『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』で学んできたこと、そしてこの日欠けていた「伝える」ことをより意識して、国内最高峰の選手たち相手に力を試す。

(取材・文 吉田太郎)

岩政特別コーチが流経大柏でクリニック後に“特別講義”、注目CB関川が「聞けたことだけでも良かった」という一言も
17/9/21 12:25


流通経済大柏高CB関川郁万

 日本サッカー協会(JFA)は、継続的な日本サッカーの発展のため、さらなる普及や次世代選手の育成を促進することを目的に『JFA Youth & Development Programme(JYD)』事業を実施している。8月からは元日本代表DF岩政大樹(東京ユナイテッドFC)を特別コーチに、センターバックを対象にした全4回のプレミアムクリニック『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を開催中。12日には岩政特別コーチをはじめとしたコーチングスタッフが受講者の一人であるCB関川郁万(2年)の所属する流通経済大柏高(千葉)を訪れ、3回目のクリニック、DAY3を行った。

 約100分間のトレーニング後、岩政特別コーチは本田裕一郎監督の希望によって流経大柏の全選手を前に9分間の特別講義。日本代表になっていくような選手とそうでない選手とのレベルの差がどこで生まれてくるのか、持論を展開した。

「サッカーをやっている時の頭の回し方が違う」。パスを出す、ヘディングする、1対1で対応する。そのような動作をその時、その時考えて動くのではなく、レベルの高い選手は絵が連続してアニメになるように、その瞬間、その瞬間、頭の中で切り替わって連続して動くことができるのだという。

 そこへ到達するためには「日々の練習でなぜ上手く行かなかったのか、自分なりに考えること。上手く行かなかったことに対して仮説を立てて、あそこでファーストディフェンダーに声かけていれば状況変わったかなとか、どうやったら変わったか仮説を立てていく」。その作業を毎日毎日繰り返していく。

 チームにより貢献するため、チームが勝つための自分の正解を持っているのは、コーチや、日本代表選手、海外のスター選手ではなく、自分だけ。岩政特別コーチは現役時代、毎日のトレーニング後にどうすれば抑えられるか、プロで生きていけるのか、ひたすら考えていたという。それを日々、貪欲に探し続けた選手がトップステージで活躍したり、日本代表になったり、自分だけの守備、攻撃の方法論を手にしたりすることができるのだ。

「自分の正解は自分しか持っていない。自分が持っているもので正解を探す。俺は下手くそだったから人よりも頑張れたし、人よりも声掛けようと思った。頭で考えて、身体を張ろうと思った。サッカーは才能で勝負が決まるわけではない。陸上競技では勝てないかもしれないけれど、サッカーなら勝てる。勝つか、どうかは自分次第。自分の練習に対する取り組みと考え方次第」と岩政特別コーチ。インターハイ王者・流経大柏の選手たちは真剣な表情でその言葉を聞き入れていた。

 この日、3回目の『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を受けた関川にとって、特別講義の中で「聞けたことだけでも良かった」という一言があった。岩政特別コーチが「(プロ入りした際、)読みでサッカーやろうと思っていたんだけど、プロに入ったらトップクラスの選手は読めない。トップクラスの選手はDFを見て、最後にパスコースとかドリブルとか変えるからね。読んだらダメなんだ」と語っていたが、現在U-17日本代表CBで、将来、プロ、世界での活躍を目指している関川にとってはこの言葉が特に印象に残ったようだ。

「読まないというのが衝撃的で。プロの選手は読んで(ボールを)取るものだと思っていた」。相手にどんな攻撃をされてもいいように、90分間常に集中、準備して、対応する力を身に着けなければならないと感じた様子だった。

 その関川は『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を経て着実に成長してきている。この日、他のAチームの選手たちとともに、トレーニングに参加。ヘディング練習では他の選手の見本となるような、早めに跳躍して落ち際にヘディングすることをしっかりと実践し、見学していた流経大柏のコーチや他の部員たちを唸らせていた。そのヘディングについてはDAY1、DAY2で教わったことを公式戦(プリンスリーグ関東)でも試行錯誤しながら挑戦中。2日前に行われた前橋育英高戦では前半上手く表現することができなかったものの、「後半は相手との距離おいて斜めに跳ぶようにした」ことで改善することができたのだという。

 岩政特別コーチはその関川について「彼も(教わったことに対して)ちゃんと取り組んでいると思いましたよ。やっぱり(もう一人の受講者である)馬目(裕也、尚志高)もそうですけど、素直で聞く耳がある。この年代で伸びる選手に共通するものですね」と分析。今後も「反復でやることによって彼の中にインプットされていくでしょうから。試合や練習の中で彼が取り組んでいくこと」と自分の感覚としてモノにしていくことを期待していた。

 評価された関川だが、連続して考える部分で遅れが出てしまっていることを課題に挙げていた。教わったことで自分の守備の方法論となると感じた部分を磨く一方で、岩政特別コーチの教えだけでなく、味方にボールを取りに行かせるコーチングなど、自分のやり方が正しいと思っているものの精度も上げていく意気込みだ。

 この日、6対2からポジション練習、3対2、5対5プラスフリーマン…とトレーニングが変化する中、流経大柏はDFの良いプレーが増え、同時にアタッカーの良いプレーも増加。本田監督は「どのスポーツでもそうだけれど、ディフェンスが良くなると、攻撃も良くなる」と守備の重要性について口にしていた。

 主力CB瀬戸山俊(3年)は強みではなかったというヘディングなど、この日新たに学んだことが多かった様子。そして、「印象に残っているのは、ヘディング。ジャンプして落ちてくるところでヘディングすること。カバーは何でもいいから声を出して、もっとしゃべれたらいい。そして、考えるのが大事だと言われていたのでプリンスリーグ、選手権があるので考えて一個先に動けたりしたらいいのかなと思います」と語ったように、夏の全国王者・流経大柏の各選手たちにとって『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』のトレーニングは自分たちの意識を高める、より考える意味で効果があったようだ。

 関川は次回、DAY4のクリニックで鹿島の練習に参加する予定だ。岩政特別コーチとのトレーニング、そして日々守備の方法論を考えることでまた成長してきているU-17日本代表が「どれだけ通用するのか。プロのレベルは高い。貴重な体験だと思いますし、一番は楽しみ」という貴重な機会で自分が今できることを全力で出して、自身の現在地を確認する。

(取材・文 吉田太郎)


鹿島の練習に参加する尚志高校の馬目裕也くんと流経大柏高校の関川郁万くんである。
共に岩政から指導を受けており、将来が嘱望される逸材である。
そしてCBの層が薄い鹿島としては喉から手が出るほどに欲しい人材と言って良かろう。
とはいえ、二人は現在高校2年生。
入ってきても再来季となる。
CB事情がどのようになるかは分からないところ。
それはそれとして、実力のある若者が練習参加してくれるのは嬉しいこと。
二人の将来に期待したい。

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水がワインに変わったような変化が、レアンドロのパフォーマンスだ

レアンドロという覚醒めた怪物。大岩監督のもと覚醒したストライカーが鹿島を優勝に導く
2017.09.21 | 6:01

レアンドロという覚醒めた怪物


レアンドロという覚醒めた怪物 写真提供:Getty Images

著者:チアゴ・ボンテンポ
1985年生まれのブラジル人ジャーナリスト。サンパウロ在住。幼少期よりスポーツとりわけサッカーを愛する。大学時代にジャーナリズムを専攻し2011年よりブラジル『GoloboEsporte』で日本サッカーを担当している。ブラジルのボタフォゴ、アーセナル、そして日本代表の熱烈なサポーターである。将来の夢は日本語を流暢に扱うこと、富士山登頂、Jリーグスタジアムを巡ること。
Twitter: @GunnerTNB


 川崎フロンターレ、柏レイソル、セレッソ大阪、横浜Fマリノスに、数十分の間、Jリーグ優勝争いを再び繰り広げる期待がもたらされた。首位の鹿島アントラーズが最下位のアルビレックス新潟とデンカビッグスワンスタジアムで対戦し、前半2-0でリードされたのである。
 日本では最下位チームが首位チームを下すことはまれな出来事ではない。今年すでに第9節で起こっている。浦和レッズがシーズン最高の瞬間にあり、大宮アルディージャがまだ勝ちのなかった時の対戦である。
 しかしながら、このような日本サッカーでは典型的な出来事も鹿島には通用しないようだ。結局は鹿島の「チャンピオンの風格」がまたしても勝利を得た。新潟は3点決めようと4点決めようと勝点を獲得して試合を終わらせることはできないという印象を与えた。新潟に逃げ道はない。ここ14試合で勝ちがなく、もう手の打ちようがない状況に近づいている。
 呂比須ワグナー監督率いる新潟は、前半とても正確なプレーをみせた。相手のミスを有効活用し、ドウグラス・タンキとホニがカウンターで2得点を挙げた。45分間に2シュート、2ゴールである。しかし後半、彼らはプレッシャーに耐えられなくなり、2チーム間の差が明らかになっていった。鹿島のレアンドロが後半4分にヘディングシュート、後半22分に左足でシュート、後半36分に再び左足でシュートを決める。さらに金崎夢生が、後半44分にペナルティーエリアから冷静に最後の得点を決めた。大岩剛監督によるハーフタイムの調整後、自然に起こった連続ゴールであった。
 鹿島GK曽ヶ端準には、後半ほとんどやるべきことがなかった。新潟は守備に集中しすぎており、彼らのメイン武器であるカウンターアタックを出せずに終わった。カウンターを仕掛けるスペースがなかったわけではない。選手達は後半には疲れてしまったようで、鹿島に2ゴール目、3ゴール目を許した後にさえ反撃のサインを見せることはできなかった。脅威はなく、まるで10人でプレーしているかのようであった。

 今シーズンの鹿島は、逆転勝利を6回(J1で5回、Jリーグカップで1回)記録している。そのうち2ゴール差を巻き返したのはこれで3回目だ。劇的な試合展開と立ち直り能力は石井正忠前監督時代の特徴であったが、大岩監督下の鹿島にもまだ残されている。
 しかしながら、監督変更後の水がワインに変わったような変化が、レアンドロのパフォーマンスだ。今年1月にブラジルの名門パルメイラスから今シーズン終了までの期限付き移籍をしたレアンドロだが、石井前監督の元ではあまりチャンスのないバックアップ選手にとどまっていた。ピッチに上がっても、特に印象的ではなかった。
 ところが大岩監督が引き継いだ6月から、同ブラジル人選手は先発の座を獲得した。ほぼ全ての試合でゴールやアシストを記録し、すぐにチームは選手陣に新たな素晴らしい選択肢を発見することとなった。
 ブラジルではセンターフォワードとしてプレーすることが多かったレアンドロだが、現在は4-4-2体制の中で左または右サイドのワイドミッドフィルダーとして展開している。もっとも彼は自分のポジションにとどまることはせず、頻繁にセンターに流れるのだが。とにかく彼は得点(9)とアシスト(4)両部門において、首位チームでの輝きをみせている。時にここ数年の鹿島のメインプレーヤーである遠藤康をもベンチに座らせるほどだ。
 新潟戦でのレアンドロは、良いスタートではなかった。攻撃エリアで彼がミスしたボールが相手の最初のゴールに繋がった。その後もエリア内の金崎からパスを受けて大きくシュートするも最高の同点チャンスを逃している。さらにベガルタ仙台と対戦したJリーグカップ準々決勝第1戦ではレッドカードで退場となっており、予期せぬ離脱をしたばかりだった。にも関わらずレアンドロは、鹿島を9回目のJ1優勝へ近づけた勝利のヒーローとなって完全に復活した。それだけでなく、鹿島史上リーグでハットトリックを決めた12人目の選手となった(最初は1993年のジーコ、最後は2012年のジュニオール・ドゥトラ)。
 前半期には十分な説得力がなかったかもしれないが、レアンドロは今一連の試合で彼の持つ力を示している。完全移籍が真剣に検討されるべき十分以上の理由となった。


レアンドロについて記すFOOTBALL TRIBEのチアゴ・ボンテンポ氏である。
石井監督から大岩監督への交代での変化を「監督変更後の水がワインに変わったような変化が、レアンドロのパフォーマンスだ」と表現するのはブラジル人ならではの感性と言えようか。
確かに、監督交代で開花したのは確かであろう。
守備のやり方、攻撃のタスクが少々変わったことで、ここまでの変化が訪れるとは、サッカーは奥が深いもの。
今季の残り試合も少なくなってきており、来季の話もちらほら聞こえる。
レアンドロが鹿島の選手として来季も躍動してくれることを望む。
満さんの手腕に期待である。

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「和製クライフ」安部裕葵

小野伸二を超える衝撃。鹿島の
「和製クライフ」安部裕葵は代表でイケる

杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

W杯出場を決めた今、代表で試してほしい選手(2)
安部裕葵(FW/鹿島アントラーズ)


 こちらの目を釘付けにした高卒ルーキーは、19年前にも存在した。1998年、浦和レッズに入団した小野伸二(現コンサドーレ札幌)だ。

 プレシーズンマッチだったと記憶する。時の中心選手、ゼリコ・ペトロヴィッチがFKを蹴ろうと助走を始めた瞬間だった。ボールの反対側に位置していた小野も同時に助走を開始したのだ。

 セビージャ(スペイン)、PSV(オランダ)などで実績を残してきたペトロヴィッチと、18歳の新人が瞬間、ボールを挟んでぶつかりそうになったこのシーン。若造の無粋なプレーを見た、という印象ではなかった。

 FKを蹴る選手がチームで1、2を争う”業師(わざし)”だとすれば、小野にはその資格が十分にあった。プレーの中で、これまでの日本人選手からは拝(おが)んだこともない、別次元の技巧を涼しげに披露。見る側にたっぷりと衝撃を与えていたからだ。

 日本代表のサッカーを面白くさせるためにも不可欠な選手だとの思いが叶ったのは、そのすぐあとだった。時の代表監督、岡田武史氏は、1998年フランスW杯の最終メンバーに彼の名前を加えたのだった。

 ハリルジャパンのサッカーは正直、あまり面白くない。パスがつながらないとか、縦に速すぎるとか、いろいろ囁かれているが、こちらの気分を高揚させてくれる選手がいないことも、その大きな理由のひとつだ。従来の日本選手像を覆(くつがえ)すような新鮮味あふれる若手こそが、日本代表のみならず日本サッカー界に不足している一番のポイントだと思う。

 もっとも小野の場合は、高校時代から知られた存在だった。天才的な選手だと騒がれていた。先述のプレシーズンマッチ観戦も、そうした予備知識に基づいていた。たまたま見に行った試合で、偶然、凄い新人に出くわしたわけではない。

 鹿島アントラーズのFW安部裕葵(あべ・ひろき)との違いは、そこだ。


代表でどんなプレーをするか見てみたい鹿島の安部裕葵

 年代別の代表に選ばれず、日本サッカー協会からさほどマークされてこなかった選手だ。瀬戸内高(広島)時代、ベスト8入りした高校総体で活躍した選手。肩書きはこれだけに過ぎない。

 Jリーグデビューは4月1日(第5節)。大宮アルディージャとのアウェー戦だった。後半29分から登場。ロスタイムを含めてもわずか20分のプレーだったが、こちらの目は奪われっぱなしだった。なんだこの選手は……。突然の出来事だったので、小野伸二のときより衝撃的だった。

 鹿島はJリーグチャンピオン。敷居の高いチームのはずだ。そのチームで、つい先日入団したばかりの知名度の低い高卒ルーキーが、舞台を圧倒するようなプレーを繰り広げる光景に、こちらのサッカーマインドは思い切り触発された。この選手は”いける”と確信した瞬間でもあった。

 5月から6月にかけて韓国で開催されたU−20W杯。内山篤監督率いるU-20日本代表チームに、その名前は存在しなかった。名前を見つけたのは、その時期に並行して開催されたトゥーロン国際に臨んだU−19日本代表のほうだった。U−20W杯に挑んだチームを1軍とするなら、影山雅永監督率いるこちらはいわば2軍だ。

 そして、1軍と2軍を精査し束ねたチームは7月、カンボジアで開催された2018年U−23アジア選手権予選に臨んだ。このチームを土台にして東京五輪に向かうそうだが、そこに安部の名前はなかった。

 一方、同じ7月、スペインの強豪セビージャと親善試合を行なった鹿島。0-0で迎えた後半17分、安部が登場した。そしてその10分後、観衆を魅了するビッグプレーを披露する。

 右サイドでボールを受けるや、セビージャの名手MFスティーヴン・エンゾンジを深々とした切り返しで一瞬にしてかわすと、その足で前進。DFクレマン・ラングレのスライディングタックルをかわし、前進を阻止しようと最後尾で構えるDFセバスティアン・コルシアが迫ると、今度はいわゆるダブルタッチでこれまたきれいにかわす。最後は、ゴール前に走り込んできたFW鈴木優磨にソフトタッチのラストパスを配球。鹿島の先制ゴールをアシストした。

 この日、両軍選手が魅せたアクションの中で、断トツ一番のビッグプレー。試合後、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのは当然の結果だった。

 19年前の小野がそうであったように、強固なディフェンダーを目の前にしても自信満々。その雰囲気や様子は、動きのシルエットの中に表れている。期待感を存分に抱かせる18歳の新人。日本代表としても十分に”いける”と確信した瞬間でもある。

 古いたとえで言えば、牛若丸。小さくて俊敏。動きが軽々としていてケレン味がない。表情、面構えもいい。相手に対する優位性がそこに滲(にじ)み出ている。技術的にも文句なし。右足も左足も使えるうえに、ポジション的にも万能型だ。

 この世代の選手では、MF堂安律(フローニンゲン/オランダ)を推す声が大きいが、プレーに余裕があるのは安部。U−20代表には、余裕で選ばれていなければならない”大物”だ。だから余計に、日本サッカー協会の指導者の目を思いっ切り疑いたくなる。

 プレーがポップで臭みがないし、アイデア、企画力もある。イケているのだ、全体的に。

 どこかで「和製ディバラ」と紹介されていたが、僕はズバリ、「和製クライフ」と言いたくなる。クライフよりサイズは小さめながら、彼に似たカリスマが安部にはある。なにより見ていて楽しい。サッカーという競技をより面白い競技に見せてくれる選手だ。

 岡田監督は小野をW杯本大会に連れて行き、そして第3戦で起用した。時の技術委員会の強い押しがあったからだと聞く。

 安部にはその手の援軍は期待できない。内山、影山両指導者の評価は思い切り低い。それこそ、ここでプッシュしたくなる大きな理由だ。

 少なくとも、僕にとって安部裕葵はJリーグで一番見たい日本人選手だ。19年前の小野と同じポジションにいる。


安部裕葵を推すSportivaの杉山茂樹氏である。
小野伸二と比較し、そして「日本サッカー協会からさほどマークされてこなかった選手」評す。
高校時代は小野とは違い知る人ぞ知る存在であったことは事実である。
その裕葵に杉山茂樹氏は魅了されておる。
公式戦デビューとなった大宮戦のインパクトから、セビージャ戦でのMOMなど裕葵の魅力を挙げておる。
そして、杉山茂樹氏は裕葵を「和製クライフ」と称す。
カリスマを備えておると論じてくれる。
これは素直に面白い。
少々持ち上げすぎのような気もするが、個人的にも裕葵のプレイは観ていてワクワクさせてくれて嬉しい。
これからも我らを魅了し続け、東京五輪メンバーへの道を切り開いて欲しい。
期待しておる。

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浦和戦報道

鹿島エース金崎2発などで8強進出 浦和ねじふせる
[2017年9月20日21時18分]


浦和対鹿島 後半、ゴールを決め雄たけびを上げる鹿島MF中村(左)。右はFW鈴木(撮影・横山健太)


浦和対鹿島 後半、ゴールを決める鹿島MF中村(撮影・横山健太)


<天皇杯:浦和2-4鹿島>◇4回戦◇20日◇熊谷陸

 鹿島アントラーズがエースFW金崎夢生の2ゴールなどで4点を奪い、浦和レッズをねじふせた。

 前半7分に金崎が先制ゴールを挙げて試合の主導権を握った。後半開始すぐにはMFレアンドロが浦和GK榎本哲也に倒されてPKを獲得し、キッカーを務めた金崎が2点目。突き放した。

 ここから浦和の反撃にあう。同14分にFWズラタンに決められて1点差とされる。続く24分にはクロスのこぼれ球をMF武藤雄樹に詰められ、同点とされた。

 それでもここから勝負強さを発揮した。29分にMF土居聖真のパスをMF中村充孝が右足ダイレクトで決めてふたたび勝ち越すと、45分には土居が右クロスに合わせてダメ押しの4点目。試合を決定づけた。

鹿島曽ケ端、釜本に並んだ!天皇杯最多59試合出場
[2017年9月21日7時40分 紙面から]


浦和対鹿島 大声で指示を出す鹿島GK曽ケ端(撮影・横山健太)

<天皇杯:浦和2-4鹿島>◇4回戦◇20日◇熊谷陸

 鹿島アントラーズGK曽ケ端が天皇杯通算59試合出場とし、元日本代表FW釜本邦茂氏の歴代1位記録に並んだ。

 「偉大な選手に並べたことは素晴らしいことですし、恐れ多い。鹿島は常にタイトルをとりにいっていることが、つながっていると思う」。98年入団の同期で同じく56試合出場となったMF小笠原は「伝説の人を抜いちゃダメだよね」と突っ込んでいた。

鹿島GK曽ケ端、最多出場に並ぶ/天皇杯
 天皇杯全日本選手権第6日(20日、浦和2-4鹿島、熊谷ス)鹿島のGK曽ケ端が天皇杯の出場試合数を59に伸ばし、早大やヤンマー(現C大阪)で活躍した釜本氏の史上最多記録に並んだ。「(釜本氏は)偉大な選手。素晴らしいこと」と重みをかみしめた。

 節目の一戦は勝利で飾ったが、2失点した内容には納得いかない様子。「チームに助けられた。自分自身を含めて、しっかり反省しないといけない」と表情を引き締めた。

鹿島・金崎が2発!微熱もなんの「得点は充孝のおかげ」/天皇杯
 天皇杯全日本選手権第6日(20日、浦和2-4鹿島、熊谷ス)鹿島は2日前から微熱が続くFW金崎が前半7分の先制点など2得点。4-2の勝利に貢献した。「(熱で体が)だるいけど大丈夫。得点は(MF中村)充孝のおかげ」。また、GK曽ケ端がヤンマー(現C大阪)などでプレーした元日本代表FW釜本邦茂氏の大会通算記録に並ぶ59試合出場を果たした。「(釜本さんは)偉大な選手で、素晴らしいこと。(次に向け)準備をしたい」と記録更新を誓った。

鹿島・曽ケ端、釜本に並んだ!天皇杯歴代最多の59試合出場
天皇杯4回戦 鹿島4―2浦和 ( 2017年9月20日 熊谷陸 )


サポーターにあいさつする鹿島・曽ヶ端
Photo By スポニチ


 鹿島のGK曽ケ端が釜本と並んだ。浦和戦にフル出場し、天皇杯出場数は釜本邦茂と並ぶ歴代最多59試合。

 「追いつかれたけどチームに助けられた」と試合を振り返った38歳は「偉大な選手に並べたのは素晴らしいこと。常にタイトルを獲りにいっていることが、こういう結果につながっている」とチームへの感謝を忘れなかった。
[ 2017年9月21日 05:30 ]

鹿島4発“王者の底力”中村V弾で浦和撃破 金崎2発に土居弾も
天皇杯4回戦 鹿島4―2浦和 ( 2017年9月20日 熊谷陸 )


後半、ゴールを決めた鹿島・中村
Photo By スポニチ


 天皇杯は4回戦が各地で行われ、連覇を目指す鹿島は浦和を4―2で下して2年連続8強入りを決めた。2―2の後半29分に、MF中村充孝(27)が決勝点をマーク。27歳初ゴールで白星へ導いた。

 失いかけた流れを引き戻したのは、MF中村だった。2―0から2―2に追いつかれて迎えた後半29分。スローインからの流れで、MF土居のパスを中央で受けた。「今までは(ボールを)止めて考えるプレーが多いけど、自然にダイレクトで打てて良かった」。右足を振り抜くと、ボールはGKに当たった後に左のポストを直撃。はね返って右のネットを揺らした。渾身(こんしん)の力を込めて右の拳を握った。

 一筋縄ではいかない試合だった。前半7分、中村はMF土居からスルーパスを受け、FW金崎の先制点をアシスト。チームは金崎のPKでさらに1点を追加しながら、同点に追いつかれた。「スペースもあったし、突き放せる自信はあった。相手に勢いがあったのは前だけで、後ろはぬるいと思った」。ベストメンバーの鹿島と対照的に、浦和が戦力を落としてきたことも発奮材料だった。突破することだけを考えてボールを追い続けた先に、ゴールが生まれた。

 13日に27歳の誕生日を迎えたばかり。欲しい“プレゼント”を問われると「もっともっと(サッカーが)うまくなりたい、それだけ」と答えた。7月22日、チームはスペインの強豪セビリアと試合を実施。相手とのコンタクト時に日本人は手を使うことが多いが、セビリアの選手は臀部(でんぶ)を使うことが多かった。細部の違いに気がつくと、個人用に試合のDVDも焼いてもらい、映像を見返して研究した。

 飽くなき向上心が決勝点につながった。発熱して試合2日前の練習を休みながら、PKを含む2得点と活躍したFW金崎からも「今日は充孝(中村)のおかげや!」と声を掛けられた。27歳初ゴールが、連覇への布石に。熊谷には「アツタカ」コールが何度も鳴り響いた。
[ 2017年9月21日 05:30 ]

【鹿島】曽ケ端、釜本氏に並ぶ天皇杯史上最多タイの59戦出場白星で飾る
2017年9月21日6時0分 スポーツ報知

 ◆天皇杯全日本サッカー選手権 ▽4回戦 鹿島4―2浦和(20日・熊谷陸)

 鹿島の守護神GK曽ケ端が偉業を達成した。浦和戦で天皇杯通算59試合目の出場を果たし、ヤンマー(C大阪の前身)などで出場数を重ねた釜本邦茂氏の最多出場記録に、初めてJリーガーが肩を並べた。釜本氏の記録に「恐れ多い」としながらも「偉大な選手(に並べたのは)、素晴らしいこと。(天皇杯優勝5度の)このクラブにいることに尽きる」と周囲に感謝した。

 今季は韓国代表の主戦GKクォン・スンテが加入。ポジションを明け渡した。そんな状況で迎えた6月17日のリーグ札幌戦(カシマ)。第1子誕生で一時帰国し、再来日したライバルに代わって先発した。試合前、ウォーミングアップをベンチ横で見ていたスンテを呼んだ。「チームと一緒に戦いたいというのを感じて、だったらGK練習の近くにいてほしい」

 ポジション奪回のチャンスとなる試合でも「チームの士気を高められる」と迷わずライバルを懐に入れた。この考えで常勝クラブで長年、守護神の座を守ってきた。スンテが8月30日に負傷から復帰後も、高いパフォーマンスでゴールを守り続けている。38歳のベテランは「2失点は反省しないと。チームに助けられた」と謙虚だった。(内田 知宏)

鹿島・金崎2ゴール 絶賛の大岩監督、途中交代させた理由は…
 「天皇杯・4回戦、浦和2-4鹿島」(20日、熊谷陸上競技場)
 鹿島FW金崎夢生(28)が2得点で準々決勝進出に貢献した。前半7分にMFレアンドロのパスをフリーで受けて先制ゴール、後半6分には浦和GK榎本のファウルで得たPKを右スミに決めてお役御免。同13分にFW鈴木と交代してベンチに退いた。
 大岩監督は金崎の存在感を絶賛。試合後の会見で、「前線からの守備も評価していいところ。それをやり続けながら、得点をとる。好調だから回りからボールも集まる。好循環になっている」と話した。
 その一方で早期交代については「体調を崩しているので早めに帰る予定だった。2日間、発熱があった」と説明。「ゲームの中で勢いをつけて、相手にプレッシャーをかけるスプリントを体調が悪い中でやってくれた」。体調不良だが、好調のエースを評価した。

鹿島が8強入り GK曽ケ端 釜本に並ぶ天皇杯59試合出場

 前半、先制ゴールを決めた鹿島・金崎(共同)

 「天皇杯・4回戦、浦和2-4鹿島」(20日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)
 4回戦8試合が行われ、2連覇を狙う鹿島は浦和を4-2で下し、清水に4-1で大勝した川崎や、G大阪を3-2で破った柏とともにベスト8へ。8強は全てJ1勢が占めた。準々決勝は10月25日に実施される。
 偉大な大先輩に、肩を並べた。鹿島のGK曽ケ端が天皇杯59試合出場を果たし、歴代1位の釜本邦茂氏と並ぶ大記録を打ち立てた。「恐れ多い。偉大な選手。素晴らしい人」と恐縮しきりだった。
 歴史に名を刻んだ試合を「チームに助けられました」と振り返る。2点を先制しながら、一度は同点とされた展開に責任を感じ、8強進出へ勝ち越した仲間に謝意を述べた。
 出場記録4位の56試合は同僚の小笠原で、6位の55試合には元同僚の本山(北九州)。鹿島の天皇杯での強さを物語る。次戦出場で果たす“釜本超え”には「出るかどうか分かりません」と控えめだった。

鹿島が決定力の差を見せつけ8強入り 2連覇へ階段上がる

浦和-鹿島 後半、ゴールを決める鹿島・中村(左)=熊谷ス

 右足を振り抜いたシュートは、ポストに当たりながらゴールに吸い込まれていった。後半29分、ゴール正面でパスを受けた鹿島の中村が決勝点。殊勲者は「自然に打ててよかった。次に進むために勝つことだけを考えていた」と笑った。

 高い決定力で勝利をたぐり寄せた。前半7分、体調不良を押して出場した金崎がゴールネットを揺らしたのを皮切りに、後半6分にはPKで2点目。終了間際にはカウンターから土居が押し込んだ。攻撃のスイッチが入ると選手が連動して一気に相手ゴールへ迫り、計6本のシュートで4得点を奪ってみせた。

 選手たちは、2点を先行しながら逃げ切れなかった反省ばかりを口にした。「疲れがあった。耐えられなかった」と昌子が言えば、天皇杯最多タイの通算59試合出場を果たした曽ケ端は「次頑張りたい」。昨季王者はさらなる進化に貪欲だ。

 昨年12月のJ1チャンピオンシップ準決勝第2戦に勝って以降、浦和戦は4連勝。天皇杯2連覇へ、また1つ階段を上がった。(小川寛太)


浦和-鹿島 前半、先制ゴールを決める鹿島・金崎=熊谷ス


浦和-鹿島 後半、2点目となるPKを放つ鹿島・金崎(左)。浦和・GK榎本=熊谷ス


前半、競り合う浦和・長沢(左)と鹿島・小笠原=20日、熊谷ス


浦和に勝利し、喜ぶ鹿島イレブン=20日、熊谷ス




曽ケ端の天皇杯59試合出場は大きなニュースと言えよう。
各紙がこぞって報じておる。
また、発熱の中2ゴールを決めた夢生も素晴らしい。
その中でアツについて大きく報じるスポニチは白眉である。
同点に追い付かれた際に「スペースもあったし、突き放せる自信はあった。相手に勢いがあったのは前だけで、後ろはぬるいと思った」とピッチの中で分析し、攻撃の力を緩めなかったことが決勝弾に繋がった。
戦術眼も確かなものがある。
そして、セビージャ戦での“気付き”をDVDにて確認し実践しておることが伝えられる。
研究心と向上心で更に巧くなって行くであろう。
楽しみにしておる。

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浦和戦コメント

第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会 ラウンド16




鹿島アントラーズ:大岩 剛
自分たちの課題である立ち上がりに関しては、選手たちが非常に集中して入ってくれたと思う。リードした時に戦い方はもう一度整理して、次へ生かしたい。ただ、最後に突き放す力があるということは自信を持っていいと思う。選手たちにも「評価している。自信を持っていい」と伝えた。

Q.リードされた後の戦い方について、アントラーズとして2-0から2-2というのはあってはならないと思うが?

A.1点目はセカンドボールへの反応が遅れた。2点目はサイドから崩されて、逆サイド(という展開)。メンタル的な部分も当然あるだろうし、2-0で戦うにあたっての時間の使い方を選手それぞれが統一できていなかったと感じている。失点前後の場面については映像で確認しながら選手たちに落とし込みたい。

Q.浦和は監督が代わってシステムにも変更があったが、どのような狙いでこの試合に臨んだのか?

A.ボールの動かし方、攻撃の部分はあまり変わっていないと分析していたが、選手が何人か変わった中で、そのクオリティーに苦労しているという印象だった。自分たちがやるべきことをやっていれば、非常に良い形で守備をしながら、攻撃につなげることができるのではないかとハーフタイムでも話をした。守備に関しては、5枚から4枚になるということで、距離感を掴めていないのではないか、慣れていないのではないかという分析をしていた。そこをうまく突いていければと考えていた。

Q.金崎選手が公式戦2試合で3得点だが、最近の状態やプレーをどう見ているか?

A.彼に限って言えば、非常にコンディションが良いということが大前提として挙げられる。得点に直接つながる要因ではないかもしれないが、前線からの守備は彼の素晴らしい部分で、評価していい部分。それをやり続けながら得点も取る。タスクをしっかりと果たしながら、攻撃の面ではスピードをもってゴール前へ行ける。それで周囲の信頼を得て、ボールが自然と集まる。そのような好循環が生まれていると思う。

Q.金崎選手を下げた後に失点したのは嫌な展開だったと思うが、スピードのある選手をベンチに残していたのは、余裕があったからか?

A.金崎は少し体調を崩していて、早めに代える予定だった。ただ、彼が得点を取ることでチームに勢いが出るという点では評価している。スピードがある選手云々というよりも、交代後は勢いがなかなか出なかった。優磨はなかなか試合に入れていなかった。時間が経つにつれて次第に慣れてはいったが、その部分は私が反省するところだと思う。(トーナメントの)天皇杯なので、延長戦も含めていろいろなことを考えてマネージメントしていた。少し遅くなったが、相手の出方を見ながら交代出場の選手たちがよくやってくれたと思う。

Q.金崎選手は調子が良かったのか、悪かったのか?

A.金崎はこの2日間ほど、発熱があった。次の試合も含めて考えることだが、短い時間でということだった。コンディションという部分では、走る勢いやプレッシャーのスプリントは持ち味なので、体調が悪い中でもよくやってくれたと思う。





【中村 充孝】
前後半とも点がすぐに入ったし、良い入り方はできていた。ただ、自分たちで苦しくしてしまった。反省は次々と出てくるので、しっかりと改善したい。シュートはいつもは止めて狙うけど、今日はダイレクトで打った。ポストに当たった時は「入れ」と思ったけど、ボールの回転を見て入ると思った。もうG大阪戦に切り替えている。

【安部 裕葵】
(アシストの場面は)優磨くんが手前にいて、シュートの選択肢もあったけど、相手DFが張りついていたのでクロスを選択した。一番良い形でチームを楽にすることができたと思う。できることは最低限、できたかなと思う。

【土居 聖真】
得点以外でも何回かゴール前までには行くことができていたけど、チャレンジしたことが報われた。全得点に絡めて素直に嬉しい。勝って次に進めるのは良いこと。点を取りに行く姿勢は、どんな状況でも変わらない。同点に追いつかれても、慌てずに追加点を取れたのは、力があるということだと思う。

【曽ケ端 準】
(釜本氏の持つ天皇杯歴代最多出場記録に並んだが)恐れ多いです。2-0から追い付かれたし、チームに助けられたと思う。2失点をしたことは修正しなければいけない。3点目、4点目を取れたことは良かった。次につなげたい。

【植田 直通】
セットプレーが多かったけど、全部、自分が跳ね返すつもりでやっていた。2-0は危険と言われるけど、少し緩みが出てしまったのかもしれない。同点に追いつかれて、相手に勢いが出るところで3点目を取れたことが大きかった。

【昌子 源】
前後半ともに試合にの入り方は良かったけど、耐えるところで耐えられなかった。1点差にされてから、まるで同点にされたかのような焦りがあった。もっと落ち着いて試合を運びたかった。もっとコントロールできれば、自分たちのペースで進んだと思う。

浦和レッズ戦


本日行われた天皇杯4回戦 浦和レッズ戦は4-2で勝利しました。

天皇杯 4回戦
2017年9月20日(水)19:00KO 熊谷陸

[ 大岩 剛監督 ]
自分たちの課題である試合の立ち上がりという部分では、選手たちが非常に集中して入ってくれたんじゃないかと感謝しています。自分たちがリードしたときの戦い方はもう一度整理して戦いたいと思います。最後、突き放した部分に関しては自信を持っていいのではないかと選手にも伝えました。自信を持っていこうと話をしました。

--2点リードして追い付かれることは鹿島としてはあってはならないことだと思います。何が良くなかったのでしょうか?
1失点目はセットプレーのセカンドの反応が遅れたということ、2失点目はサイドから崩されて逆サイド。そういうところはメンタル的なものも当然あるだろうし、2-0でリードしているときに自分たちの力の使い方を選手それぞれが統一できてなかったんじゃないかと感じています。失点の前後はもう一度映像で確認しながら選手たちに落とし込みたいなと思います。

--浦和は監督が代わって4バックになっています。どのようなところに狙いを持っていたのでしょうか?
ボールの動かし方についてはそんなに変わっていないんじゃないか、攻撃のところでは変わってないんじゃないかと分析していました。ただ、今日は何人か選手が代わった中で、浦和さんのほうが苦労しているような印象の前半でした。やるべきことをしっかりしていれば、いい形で守備をしていれば攻撃につなげていけるという話をハーフタイムにしました。守備に関して言えば、形的には(DFが)5枚から4枚になるという形ですので、一人ひとりの距離感がまだ使えていないんじゃないか、選手が慣れていないんじゃないかという分析でしたので、そこをうまく突いていければ良いんじゃないかなという分析はしていました。

天皇杯 4回戦
2017年9月20日(水)19:00KO 熊谷陸

[ 曽ヶ端 準 ]
--天皇杯通算59試合出場となり、釜本 邦茂さんに並んだことについて。
おそれ多いです。2点リードを追い付かれたし、チームに助けられました。記録は考えずにやりました。偉大な選手に並べて素晴らしいことだと思う。鹿島は12月になっても外国人選手も帰らないチームだからこういう記録になる。(小笠原)満男とモト(本山 雅志)も56試合で並んでいるのはそういうことだと思う。次の試合に向けてしっかり準備したい。2-0から追い付かれたことはしっかり反省したい。

浦和、2点差を追い付くも最後は力尽きる。鹿島が4得点でベスト8入り
AFCチャンピオンズリーグベスト4と明治安田J1首位。4回戦屈指の好カードとなったこの試合、最初のチャンスを迎えたのは浦和だった。6分、カウンターからズラタンが中央右寄りをドリブルで抜け出すと、ゴール前にグラウンダーのパス。中央にフリーで走り込んだ高木 俊幸に合わず、ファーサイドに走り込んだ武藤 雄樹がシュートを放つが、伊東 幸敏のブロックに阻まれた。

するとすかさず鹿島が逆襲する。7分、土居 聖真のスルーパスに中村 充孝が抜け出すと、丁寧なパスを左へ送り、金崎 夢生が押し込んでゴール。早い時間帯に素早い攻撃で先制に成功した。

その後は浦和がパスを回しながら突破口を探す。それに対して鹿島がじっくり構えて守りながらも、ボールを奪うと素早い動き出しからカウンターで浦和の守備陣を脅かそうとする展開が続く。

浦和は16分、駒井 善成がドリブルから得た右サイドでのFKを高木がゴール前に送り、そしてズラタンがヘディングシュートを放つが、枠をとらえられない。21分には鹿島がまたも土居のスルーパスから右サイドをレアンドロが抜け出してシュートを放つチャンスを迎えたが、ボールはサイドネットで追加点を奪うには至らなかった。

後半も前半と同じような流れで得点が動いた。立ち上がりにチャンスを迎えたのは浦和。高木とのワンツーで左サイドを抜け出した槙野 智章がクロスボールを送ると、ズラタンがフリーでゴール前に走り込む。だが、これは触ることができずにチャンスを生かせない。すると49分、鹿島が鮮やかなパス回しから、最後はペナルティエリア左でレアンドロがシュートを放とうとすると、セーブに行った榎本 哲也の手がレアンドロの足にかかったとしてPKの判定。これを51分に金崎がゴール右に確実に決め、鹿島がピンチでの失点を免れた直後に追加点を奪った。

58分には鹿島が金崎に代えて鈴木 優磨を投入すると、浦和は高木に代えて矢島 慎也を投入。矢島がインサイドハーフに入り、武藤が左ワイドに入る。すると59分、入ったばかりの矢島のCKは曽ヶ端 準にクリアされるも、ファーサイドで槙野、森脇とつなぎ、森脇のシュートにズラタンが反応して押し込み、浦和が1点を返した。

1点差とした浦和はズラタンに代えて興梠 慎三を投入し、さらに攻勢を掛ける。そして69分、長澤のパスを右サイドに流れて受けた遠藤がクロスを上げると、フリーになってファーサイドにいた武藤がワントラップから右足を振り抜いた。ボールはGK曽ヶ端の股を抜いてゴールに吸い込まれ、浦和が同点に追い付いた。

しかし、前年度王者の鹿島がここから強さを見せた。74分、伊東 幸敏のスローインからレオ シルバ、土居とつなぐと、最後は中村がペナルティーアークの位置から右足でシュート。榎本がかろうじて触ったボールは左ポストに当たったが、その後ゴール右に吸い込まれ、鹿島が勝ち越し。さらに浦和が攻勢を仕掛けると終了間際の90分、カウンターから途中出場の安部 裕葵が上げたクロスを土居が頭で合わせて勝負あり。鹿島がライバルを下して準々決勝にコマを進めた。

[ 文:菊地 正典 ]

浦和に2点差を追い付かれるも…鹿島、中村&土居弾で突き放して熱戦制す!!
17/9/20 20:52

[9.20 天皇杯ラウンド16 浦和2-4鹿島 熊谷陸]

 天皇杯のラウンド16が20日に行われ、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場では浦和レッズと鹿島アントラーズが対戦。後半6分までに2点をリードした鹿島は、浦和に一時は同点に追い付かれるも、同29分にMF中村充孝、同45分にMF土居聖真がネットを揺らし、4-2の勝利を収めた。粘る浦和を退けてベスト8進出を決めた鹿島は、10月25日の準々決勝で神戸と対戦する。

 前半7分にいきなり試合を動かしたのは鹿島だった。MFレオ・シルバの縦パスを受けた土居がスルーパスを送ると、中村が最終ライン裏に完全に抜け出す。PA内まで運んでGK榎本哲也の注意を引くと、並走していたFW金崎夢生にラストパスを送り、金崎が無人のゴールに蹴り込んでスコアを1-0とした。

 1点のビハインドを背負った浦和は前半18分、FW高木俊幸が蹴り出したFKをFWズラタンがヘディングで合わせるが、シュートはゴール左に外れてしまう。その後も浦和がボールを保持する時間こそ長かったものの、粘り強く対応する鹿島守備を攻略し切れず、なかなかフィニッシュまで持ち込めずに前半終了のホイッスルが吹かれた。

 1-0と鹿島がリードしたまま後半を迎えると、後半4分に鮮やかな連係からPA内に進入したMFレアンドロが榎本のファウルを誘って鹿島がPKを獲得。キッカーを務めた金崎がきっちりとネットを揺らし、リードを2点差に広げた。

 後半13分、2点を追う浦和ベンチが動き、高木に代えてMF矢島慎也を投入。すると同14分、矢島が蹴り出したCKのこぼれ球を拾ったDF槙野智章がつなぐと、DF森脇良太がダイレクトで狙ったシュートはジャストミートしなかったものの、コース上にいたズラタンがトラップから冷静に蹴り込んで1点差に詰め寄る。

 流れを一気に引き寄せたい浦和は後半21分、ズラタンに代えてFW興梠慎三をピッチへと送り込む。すると同24分、自陣からボールを運んだMF長澤和輝が右サイドに展開し、走り込んだDF遠藤航がクロスを送ると、ファーサイドで完全にフリーになった武藤が落ち着いてGK曽ヶ端準の股を抜くシュートでネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 しかし、後半29分に鹿島が勝ち越しゴールを奪取する。DF伊東幸敏のスローインをMFレオ・シルバがヒールで流し、土居が周囲の状況を確認して中央に送ると、待ち構える中村が右足ダイレクトで合わせる。シュートは榎本に触れられながらも、ポストを叩いたボールはゴールマウスに収まり、スコアを3-2とした。

 再びリードを許した浦和は終盤に猛攻をかける。しかし、後半32分に矢島が狙いすましたミドルシュートでゴールを脅かすがポストを叩き、同41分には左サイドを突破した武藤のクロスをFWオナイウ阿道がドンピシャのタイミングでヘッドで合わせるも枠上に外れ、同点ゴールを奪えず。すると、同45分にMF安部裕葵のクロスを土居がヘッドで叩き込んでダメ押しゴールを記録し、鹿島が4-2の勝利を収めた。

【天皇杯】不屈の守護神、曽ケ端準がついにレジェンド釜本の大記録に並んだ!
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年09月20日


積み重ねた59試合出場。天皇杯は4度の優勝を誇る。


浦和戦で天皇杯の最多出場記録に並んだ曽ケ端。背中で後進をリードする歴戦の守護神だ。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 寡黙な38歳の守護神が、こつこつと積み重ねて偉業達成だ。

 9月20日、熊谷陸上陸上競技場で行なわれた天皇杯4回戦、浦和レッズvs鹿島アントラーズの一戦で、アウェーチームのGK曽ケ端準がスタメン出場。日本サッカー界のレジェンド、釜本邦茂氏の持つ天皇杯出場記録(59試合)に並んだ。

 2000年大会で天皇杯デビューを果たし、およそ17年間をかけて到達した大記録だ。常勝・鹿島のゴールマウスを長きに渡って守り、毎年のように上位進出を果たしていたからこその結果だろう。同大会では4度の優勝を飾っている。

 試合は4-2で鹿島が勝利し、ベスト8に進出。曽ケ端の偉業達成に華を添えた。

【天皇杯|4回戦結果】金崎の2ゴールなどで鹿島が浦和を撃破!ジャイキリ筑波大は大宮に…
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年09月20日


一時は2-2となるも、そこから鹿島が2点を追加。


2ゴールの金崎(33番)と3点目を挙げた中村が喜びを爆発させた。写真:徳原隆元

[天皇杯4回戦]9月20日

 天皇杯4回戦の8試合が20日、各地で行なわれた。J1の強豪対決となった注目の浦和対鹿島は、鹿島は7分に中村充孝のラストパスを受けた金崎夢生が先制。51分にも金崎がPKで2点目を決める。

 一方の浦和は59分にセットプレーの流れからズラタンが1点を返し、69分には武藤雄樹のゴールで同点に追いついた。

 しかし、浦和の反撃はここまで。74分に鹿島の中村、90分に土居聖真が追加点を挙げ、4-2で前回王者が5回戦に駒を進めた。

 また、1回戦でYS横浜(J3)、2回戦で仙台(J1)、3回戦で福岡(J2)とJリーグ勢を破るジャイアントキリングを続けてきた筑波大は、J1の大宮と対戦した。

 筑波大はこの試合でも良い形の攻撃を見せていたが、DFのハンドで大宮にPKを献上してしまう。さらに85分にも1点を追加され、終わってみれば0-2で敗戦。快進撃を見せた学生たちの挑戦は幕を閉じた。

 その他、4回戦の結果と10月25日に行なわれる準々決勝の組み合わせは以下のとおり。

[天皇杯4回戦結果&準々決勝組み合わせ]
●4回戦結果
松本0-2神戸
浦和2-4鹿島
C大阪1-0名古屋
筑波大0-2大宮
横浜3-2広島
長野0-1磐田
川崎4-1清水
G大阪2-3柏

●準々決勝組み合わせ/10月25日
神戸×鹿島
C大阪×大宮
横浜×磐田
川崎×柏

【天皇杯】点の取り合いを制したのは鹿島!技巧派の一振りが試合を決めた
梶山大輔(サッカーダイジェスト)
2017年09月20日


浦和は猛追を見せたが、同点後に2失点…。


値千金の決勝点を沈めた中村充孝。守備にも奔走し、攻守に効いていた。写真:徳原隆元

 天皇杯4回戦の8試合が20日、各地で行なわれた。浦和レッズと鹿島アントラーズ、Jリーグを代表する強豪同士の一戦は、鹿島が勝利を収めた。

 鹿島は小笠原満男、金崎夢生、浦和は阿部勇樹、槙野智章らがスタメンに名を連ねた。試合開始から浦和がボールを支配し、鹿島が耐えてカウンターをうかがう展開に。鹿島は7分、そのカウンターからチャンスを作り、最後はエースの金崎夢生がゴール。先制に成功する。

 早々に先制された浦和は、焦らずにボールを回しながら攻撃を試みる。13分には、遠藤航がミドルシュートを狙うも、枠を捉えられない。18分には、セットプレーからズラタンがヘディングシュートを放つも、枠を外れた。

 その後も攻勢を強める浦和に対して、鹿島は粘り強い対応でしのいでいく。27分には、カウンターからレアンドロがシュートを放ったが、ボールはサイドネットに。前半はこのまま1-0で終了した。

 後半も立ち上がりから試合が動く。6分、ペナルティエリア内でレアンドロが倒され、鹿島がPKを獲得。キッカーの金崎がゴール右隅に蹴りこんで2-0とする。

 鹿島は55分、2得点の金崎に代えて鈴木優磨を投入。浦和も同じタイミングで高木俊幸に代えて矢島慎也をピッチに送り出す。

 すると、交代から1分後にスコアに動きが。浦和がCKから攻め立てると、混戦からズラタンがボールを右足で押し込み、1点差とする。69分には、武藤雄樹が渾身の同点弾を叩き込み、浦和が振り出しに戻した。

 打ち合いの様相を呈した試合を決めたのは、鹿島の中村充孝。74分、土居聖真のダイレクトパスに右足で合わせて決勝点をマークした。リードした鹿島は90分、土居がダメ押しとなる4点目をゲット。底力を見せた昨季王者が、連覇に向けてまた一歩足を進めた。

取材・文:梶山大輔(サッカーダイジェスト編集部)

【鹿島】レジェンド釜本氏と肩を並べる大記録を達成!それでも曽ケ端準が口にしたのは…
梶山大輔(サッカーダイジェスト)
2017年09月20日


2失点も、安定したセービングは健在だった。


90分を通して味方を鼓舞。浦和に猛追されるも、逆転は許さなかった。写真:徳原隆元

[天皇杯4回戦]浦和2-4鹿島/9月20日/熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

「特に記録というのは意識せず、平常心で試合に臨みました。記録についてチームメイトは特に声をかけてくれなかったですけど(笑)、相手の阿部選手が試合前に声をかけてくれて」

 そう語った曽ケ端準が並んだのが、天皇杯の最多出場記録。浦和戦の出場によって通算59試合となり、日本サッカー界のレジェンド・釜本邦茂氏に並んだ。その試合を勝利で飾ったとはいえ、「2-0から追いつかれてしまったので……。チームに助けられました」と守護神の表情はやや強張っていた。

 次の準々決勝も出場すれば、出場数で単独トップに立つが、「試合に出られるかどうかはわからないので。しっかりと準備していきたい」と冷静に語った。現状に満足することなく、日々謙虚に努力を重ねていく——。プロ20年目の大ベテランは、泰然自若と歩みを続ける。

取材・文:梶山大輔(サッカーダイジェスト編集部)

浦和と計6ゴールの乱打戦 鹿島が難敵退け4-2勝利、天皇杯8強へ進出


金崎のゴールで鹿島が先制、後半早々にも金崎がPKを決めて2-0とするも…

 第97回天皇杯全日本サッカー選手権、16強の注目カードとなった20日の浦和レッズ対鹿島アントラーズ戦は、点の取り合いになった末に鹿島が4-2で勝利を収めた。

 リーグ戦を戦うなかのミッドウィークに組まれたゲームに浦和はGKに榎本哲也、インサイドハーフにMF長澤和輝、FWにズラタンを起用。一方の鹿島はGKに曽ヶ端準、ボランチにMF小笠原満男を起用したほかは、ほぼリーグ戦と同じメンバーが並んだ。

 最初にビッグチャンスをつかんだのは浦和だった。前半6分、CKをクリアしてカウンターに出ようとした鹿島から中盤でボールを奪い返してのカウンター返しでFWズラタンが抜け出すと、あとはMF駒井善成にボールを通せば1点というビッグチャンスを迎えた。しかし、ズラタンのラストパスが流れて駒井は届かず。決定機を逃した。

 すると直後の同7分、今度は鹿島がFW土居聖真のスルーパスに抜け出したMF中村充孝がGKと1対1になり、丁寧なラストパスを通してFW金崎夢生がゴール。似たような形の決定機を生かした鹿島が1点リードに成功した。その後、浦和は圧倒的にボールを保持しながら鹿島の最終ラインを崩せずに、鹿島の1-0リードで前半を終えた。

 後半に入っても浦和がボールを持つ立ち上がりになったが、同4分に鹿島は右サイドからの攻撃で中央を経由してペナルティーエリア内の左サイドにMFレアンドロが抜け出すと、飛び出してきた榎本が倒してしまいPK判定。これを金崎が決めて、同6分に鹿島が2点リードとした。

浦和が一気に反撃、一時2-2に

 反撃に出る浦和は同14分、左CKからDF槙野智章、DF森脇良太とボールがつながり、最後はゴール前中央でズラタンがプッシュ。このゴールで1点を返すと勢いに乗った浦和は同24分、右サイドからドリブルで攻撃参加したDF遠藤航がクロスを上げると、ファーサイドに流れたボールをフリーで受けたMF武藤雄樹がワントラップから右足を一閃。これが曽ヶ端の足の間を抜けてゴールに吸い込まれ、浦和が一気に2-2の同点に追いついた。

 それでも鹿島は同29分、右サイドのスローインから中央へボールを運ぶと、ゴール正面から中村が右足でミドルシュートを放ち、これが榎本の手を弾いてゴールポストにも当たって内側に転がり込んで3点目。勝ち越しの1点を挙げると、同45分には人数を掛けて攻撃した浦和に対するカウンターで右サイドから攻撃を仕掛け、最後は土居がヘディングシュートを決めて4-2とリードを広げて勝利した。

 準々決勝進出を決めた鹿島は首位に立つリーグ戦との二冠へ向けての歩みを進めた一方で、リーグ戦で中位に沈む浦和にとっては、この天皇杯の敗退により今季4強進出しているAFCチャンピオンズリーグ(ACL)への来季出場がかなり厳しくなった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images


夢生は発熱があったと明かす大岩監督である。
それもあり、元々早めの交代をする予定だったとのこと。
また、夢生が得点することによりチームに勢いが出ることを理解しており、先発に起用したことが覗える。
逆に言えば、この過密日程と体調であってお夢生を起用せねばならぬチーム事情は厳しいところがあると言って良かろう。
負傷者が重なっておることがこの状況になっておる。
ここから、選手が復帰してくれば、この状況も好転しよう。
そして、MVP級の活躍をしたアツは、すでに気持ちをガンバ戦に切り替えておるとのこと。
この調子を維持し、リーグ戦でも結果を出し続けて欲しいところ。
また、偉大な記録に並んだ曽ケ端は、試合前に相手の阿部勇樹に声を掛けられたことを明かす。
鉄人同士のシンパシーがあったのであろうか。
試合は失点を重ね一時は追い付かれたことを反省する。
次戦ではこのような失態はせぬよう強い気持ちで挑んでくれるはず。
天皇杯・リーグ戦での更なる勝利に期待しておる。

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天皇杯 ROUND16 浦和レッドダイアモンズ戦

先制点のアシスト、追加点のPKダッシュに繋がるスルー、そして決勝点。
アツの輝きで勝利。
裕葵から聖真のトドメの一発も素晴らしかった。

三竿健斗、23歳以下のJ1月間ベストプレイヤー選出

『TAG Heuer YOUNG GUNS AWARD』への推薦状(8月)


 タグ・ホイヤー社が今季から始める『TAG Heuer YOUNG GUNS AWARD』にならい、『エル・ゴラッソ』では23歳以下のJ1月間ベストプレーヤーを毎月選出。7月の川辺駿(磐田)に続き、8月は進境著しい鹿島の三竿健斗を選出した。

“大岩アントラーズ”の申し子
MF 20 三竿 健斗(鹿島)

 大岩監督が就任して以降、天皇杯を除くすべての公式戦でフル出場してきた。まさに“大岩アントラーズ”の申し子と言える存在だ。当然、監督の評価は高い。
「攻守両面において、すごく評価している。チームを構成する上でやってほしいことを、彼なりに解釈して、それを表現できる。また、相手に対して対応を変えていける。そういう能力を持っている」
 自身がイメージする90分の試合運びを、高い確度で再現してくれる選手がいれば、指揮官が重宝するのもうなずける。
 もちろん、まだ若く完成された選手ではない。しかし、インテリジェンスの高さが試合をこなすごとに彼を成長させていく。直面する課題を冷静に分析し、それに対して真摯に向き合う姿は、内田篤人や柴崎岳を彷彿とさせる。
 連戦でも好不調の波が少なく、プレーは安定。それも指揮官にとっては有り難いことだろう。
 暑い8月でもパフォーマンスは高水準を保った。「朝起きたらスッキリしている」と三竿健。9時間ほどの睡眠が、成長のサイクルを持続させてい
る。
文:田中滋(エルゴラッソ鹿島担当)

==========================
『TAG Heuer YOUNG GUNS AWARD』とは?

 Jリーグのオフィシャルタイムキーパーを務めるタグ・ホイヤー社が、Jリーグの次世代を担う若い選手層の育成と今後のJリーグの発展を目的に発足。J1、J2、J3のクラブに所属する満23歳以下の選手(※1994年4月2日以降に出生した選手)から11人を選出し表彰する。
 アワードサポーターによる投票を経て、10月ごろに候補者30名を進出。その後、一般投票を含む最終選考にて11名を選抜し、『TAG Heuer YOUNG GUNS AWARD』として表彰。受賞者11名にはトロフィーと『タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー01 クロノグラフ』が贈呈される。

(BLOGOLA編集部)


「エル・ゴラッソ」による23歳以下のJ1月間ベストプレイヤーに選出された三竿健斗である。
大岩監督就任後、出場機会を増やしレギュラーとして確固たる地位を築いた。
大岩監督の「攻守両面において、すごく評価している。チームを構成する上でやってほしいことを、彼なりに解釈して、それを表現できる。また、相手に対して対応を変えていける。そういう能力を持っている」というコメントより、指揮官のイメージする90分の試合運びを、高い確度で再現してくれる選手として起用されておることが分かる。
経験の浅い現状でここまでの才能を発揮しておることから、今後更に成長してくれることが期待される。
若きボランチ・三竿健斗の躍動が楽しみで仕方が無い。

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Jリーグ、秋春制シーズン移行を断念

Jリーグ秋春制断念へ、加盟51クラブの8割反対
[2017年9月20日7時36分 紙面から]

 Jリーグが、開幕時期を春から夏にずらすシーズン移行を受け入れない方針を固めたことが19日、分かった。各クラブ代表者による実行委員会が東京・JFAハウスで行われ、春秋制から秋春制への移行について議論。関係者によると、J加盟51クラブ対象の正式調査で約8割が反対を表明していることが村井チェアマンから報告され、移行を目指す日本協会側に対案を提示することで一致した。28日の理事会で承認される。

 シーズン移行は今年2月の実行委員会で議論が再開し、3月にあった日本協会との将来構想委員会で(1)19年から実施(2)22年から実施(3)当面は移行なし、の3案が挙がっていた。日本協会の田嶋会長はリーグ戦の日程を欧州の主要リーグに合わせるメリットを唱えて移行を呼びかけてきたが、J側は降雪地での冬季の試合開催が困難であることなどを理由に慎重姿勢だった。

 それが今回、秋春制を採用しない方向性でまとまった。12月までに最終結論が出る見通し。ここでシーズン移行を見送る場合、今後10年程度は議論を凍結する方針も話し合われている。


秋春制へのシーズン移行を断念したJリーグである。
Jクラブの8割が反対を表明したとのこと。
これは朗報。
日本に於いて真冬のサッカー開催は困難である。
クラブの意向が汲み取られたこともの嬉しい。
とはいえ、2割のクラブが日本の事情を理解しておらぬ事には危機感を感じさせる。
自分たちの住む国のことを知ってる者がクラブ運営に関わって欲しいところ。
不勉強は罪である。

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植田、浦和戦は気合も入るし楽しみ

鹿島植田、因縁浦和戦を心待ち「気合入るし楽しみ」
[2017年9月20日7時37分 紙面から]


鹿島DF植田(9月8日撮影)


サッカー天皇杯4回戦以降の組み合わせ


 天皇杯は今日20日、4回戦8試合が各地で行われる。連覇を狙う鹿島アントラーズ(J1)は、アジア・チャンピオンズリーグ4強進出を決めた浦和レッズ(J1)と対戦する。

 日本代表の鹿島DF植田が因縁対決を心待ちにした。約1時間半の最終調整を終え「ルヴァン杯で負けて天皇杯とJリーグをとらないといけない。浦和戦は気合も入るし楽しみ」と自信の表情。暴言発言があった5月4日のリーグ戦以来の対戦。ここ数試合は序盤に失点しているだけに「アップも大事。そこからコンタクトをしっかりやりたい」と意気込んだ。


天皇杯・浦和戦に向けてコメントを発した植田である。
「ルヴァン杯で負けて天皇杯とJリーグをとらないといけない。浦和戦は気合も入るし楽しみ」と語る。
強いメンタルで挑むところ。
トーナメントは不用意な失点が致命的となる。
ここはゲーム序盤から高い集中力を保つところ。
植田と源の堅固な守備で魅せよ。
楽しみにしておる。

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大岩監督、熊谷の暑さに警戒感

【鹿島】大岩監督、熊谷の暑さに警戒感
2017年9月20日7時0分 スポーツ報知

 連覇を目指す鹿島は天皇杯・浦和戦に向け鹿嶋市内で最終調整した。

 試合会場の熊谷市は07年に日本の観測史上歴代2位タイとなる40・9度を記録した地。20日もキックオフの午後7時で27度の予想。大岩剛監督(45)は、16日に同会場で行われた大宮―G大阪の映像を選手に見せ「会場に入ってアップをやって、そこで選手には(暑さを)感じてもらいたい」と語った。


熊谷の暑さについて口にした大岩監督である。
「会場に入ってアップをやって、そこで選手には(暑さを)感じてもらいたい」と語ったとのこと。
このところ涼しい試合が続いておったため、コンディションに影響を与えるやもしれぬ。
現場にて感じ取り、試合へフィードバックしていくのだ。
暑さに対処し、試合に勝利したい。
楽しみな一戦である。

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ウニオン・ベルリン・篤人、先発フル出場

内田篤人が約2年半ぶりの公式戦先発、右SBでフル出場もチームは敗れる
17/9/20 03:22

[9.19 ブンデスリーガ2部第7節 ザントハウゼン1-0ウニオン・ベルリン]

 ブンデスリーガ2部は19日、第7節を行い、DF内田篤人の所属するウニオン・ベルリンは敵地でザントハウゼンと対戦し、0-1で敗れた。内田は移籍後4試合目にして初先発。右サイドバックとしてフル出場したが、チームは今季2敗目を喫した。

 内田の公式戦先発は日本代表の一員として出場した15年3月31日の国際親善試合・ウズベキスタン戦以来、約2年半ぶり。クラブでの先発出場はシャルケ時代の15年2月28日に行われたブンデスリーガのドルトムント戦以来で、フル出場もそれ以来となった。

 バランスを見て慎重に守備から入る中、オーバーラップの回数こそ多くなかったが、要所要所で体を張った守備を見せた内田。前半は膠着状態が続いたが、スコアレスで折り返した後半10分にザントハウゼンが均衡を破る。右サイドからロングスローを入れると、中央でスルーして逆サイドに抜けてきたボールをMFレアルト・パカラダがPA手前から左足一閃。豪快なミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。

 1点を追うウニオン・ベルリンは内田も徐々に高い位置を取る。後半11分、左サイドからMFマルセル・ハーテルがアーリークロス。逆サイドからPA内まで駆け上がってきた内田がヘディングで折り返すが、相手選手に当たってシュートまではつながらない。同26分には右後方から内田がロングフィードを送り、192cmのFWセバスティアン・ポルターが競り合いながら頭で捉えたが、GKにキャッチされた。

 反撃に出たいウニオン・ベルリンだが、5バックで守備を固めるザントハウゼンの堅守をこじ開けられず、そのまま0-1の零封負け。今季初の無得点に終わり、2試合ぶりの黒星で5試合勝ちなし(3分2敗)となった。

ウニオン内田フル出場「蹴るんだ、という印象」
[2017年9月20日11時10分]」


ザントハウゼン戦の後半、競り合うウニオン・ベルリンの内田(左)=ザントハウゼン(共同)

<ドイツ2部:ザンドハウゼン1-0ウニオン・ベルリン>◇19日◇ザントハウゼン

 ウニオン・ベルリンの内田篤人は、アウェーのザントハウゼン戦に移籍後初先発し、フル出場した。

 1点を追うウニオンは、71分に内田のクロスからポルターがヘディングシュートをしたくらいしかシュートチャンスを作れずに、そのまま0-1で敗れた。ウニオンは5試合連続勝利なし(3分2敗)。

 内田は右サイドバックでフル出場。前半はロングボールが多くなる味方と後ろからつなごうとする内田とで動きが合わないシーンも見られた。

 守備では味方SHの位置が中途半端で、内田が孤立する場面もあった。

 内田の一問一答は次の通り。(中野吉之伴通信員)

   ◇   ◇

 ―なかなか勝てない

 「勝てないですね。攻撃の形があんまないかな、ちゃんとした形。GKからとか、CBが持ってから形を練習してるんだけど。難しんだよね」

 ―メンバーをターンオーバー的に代えるみたいなことを監督が言っていたけどそれが影響したとか?

 「いや、それは関係ない。前の(試合)も見てたけど、これという形が、強みがない気がするな。もうちょっとほしい感じ」

 ―前半相手ペナルティエリア付近でパスつないでというシーンもあったが、積極的な感じがあった?

 「俺らが?いや、俺らなんも、あんまり。まあ真ん中ではあったけどね。もうちょっとなんかこうほしいね」

 ―主導権を握りかけて、いけるのかなというところでやめるような

 「そうだね。流れがあんま良くない証拠っつうか。結果が出てないからこうなっちゃうんだけど」

 ―自分の90分間はどうでしたか

 「ちょっと最後疲れ、普通の疲れの感じ。そんなにスプリント多いわけじゃなかったからね、今日は。蹴るんだ、という印象。とりあえずいいんじゃない、90分やれたし。ここからじゃない」

 ―痛みは

 「いや全然ないね。痛みはないし。あとは慣れだね。でもチームが勝ってないからどうしても次入れ替えるかって言ったらそこはわからないね。DFは特にチーム勝たないとうーん、変えにくいからね」

 ―前半よりは後半の方がまだちょっとつなぎは見えたかなと思いますが

 「チームとしてはね。うん。ちょっとプレスを意識しすぎたかな、今週の練習から。前半ちょっと向こうもあたふたしていたし、それでよしよしという感じなっちゃったけど。俺らがボールを持っている時間てほとんどロングボールだから、自分たちのスタイルではないと思う。監督の感じではね」

 ―疲れの感じは想定程度?

 「そう。もっときついと思っていたけど。今日はもうちょっと走るチャンスがあったら。もうちょっと走れるけど。サイドバックはどうしてもゲームの流れになっちゃうからね。自分からというよりは、ボールとチームの動き見て、で」

 ―1つ勝てたら違いそうなチームだけど

 「そうなんだよ。1個勝てたら、特にホームとかでね。というか今日の失点てさ、スローインからだったよね。めっちゃ空いてなかった?なんでだろう。俺も練習中思っていたけど凄い絞るなって思ってたんで。まあああなるわな」

 ―自分がこのままレギュラーで出続ける感じは?

 「いや、まだじゃない。今日勝てなかったのはあるし。そんな特別良くなかったし。多分次ベンチだね。戻すと思う。俺が監督なら戻す、普通に。勝ててないしって。どうするんだろ。出たいけどね、そりゃ俺も」


ザントハウゼン戦に先発フル出場したウニオン・ベルリンの篤人である。
公式戦の先発は2年半ぶりとのこと。
チームは敗戦を喫したが、フル出場は篤人にとっては大きな出来事と言えよう。
これからも出場機会を増やし、大きく活躍して欲しい。
楽しみにしておる。

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天皇杯・浦和戦に向けた前日練習

浦和戦前日練習


明日の浦和戦に向け、セットプレーやレクリエーションゲームで最終調整しました。


天皇杯・浦和戦に向けた前日練習の一コマである。
ビブスを着けたPJが写る。
練習に完全合流した模様。
明日のベンチ入りもあるのではなかろうか。
いよいよ復活か。
楽しみである。

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ヘタフェ・岳、離脱期間1カ月半

負傷の柴崎岳、最大1カ月半の離脱か…ヘタフェ会長が経緯とともに離脱期間を明言
Goal編集部

バルセロナ戦で負傷した柴崎岳。離脱期間が明らかになっている。

ヘタフェに所属するMF柴崎岳の負傷について、公式な発表はないものの、ヘタフェのアンヘル・トーレス会長がラジオ局『オンダ・セロ』の番組エル・トランシストールで、離脱期間が最大1カ月半になるとコメントした。
柴崎は16日に行われたバルセロナ戦で39分に鮮烈なスーパーボレーを叩き込み、加入後初ゴールをマーク。しかし54分、負傷によりピッチを後にしていた。


岳の負傷期間についてコメントしたヘタフェのアンヘル・トーレス会長である。
「離脱期間が最大1カ月半になる」とのこと。
これは痛い。
ヘタフェとしても1部リーグ残留に痛手であるが、日本代表の強化試合4試合に間に合わないことも苦しい。
とはいえ、きちんと治しさえすれば、活躍出来ることは証明済み。
復帰を心待ちにしておる。

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曽ケ端、こういうチームにいられた価値のあるものだと思う

鹿島曽ケ端「価値あるもの」釜本氏に並ぶ偉業へ意欲
[2017年9月19日7時22分 紙面から]


GK練習を行う鹿島GK曽ケ端(右)(撮影・鎌田直秀)

 鹿島アントラーズGK曽ケ端が天皇杯歴代1位の記録に王手をかけている。

 明日20日の4回戦浦和レッズ戦(熊谷陸)に出場すれば通算59試合出場となり、ヤンマーなどで活躍したFW釜本邦茂氏の最多記録に並ぶ。気温35度近い中で練習を終え、「1位とか100試合出場になっても優勝できるわけではない。だが、勝たないことには試合数も増えないし、こういうチームにいられた価値のあるものだと思う」と連覇に挑む。

曽ケ端、天皇杯出場数1位へ「勝って更新する」20日浦和戦

20日の浦和戦に出場すれば天皇杯歴代最多出場となるGK曽ケ端
Photo By スポニチ


 歴代1位を通過点にタイトルへ向かう。鹿島は20日、天皇杯4回戦で浦和と対戦。GK曽ケ端は出場すれば天皇杯出場数が59となり、釜本邦茂と並ぶ最多となる。「勝たないと試合数は伸びないので、このチームにいられることが記録につながっている。でも記録のためにやっているわけではない。タイトルを獲るためにやってきている」。静かに熱く連覇への思いを口にした。

 クラブでは丸刈りが空前のブーム。「ソガさんリスペクト」という理由?で断髪したDF西を皮切りに、MF遠藤、FW鈴木、MF梅鉢まで頭を丸めた。最年長守護神は西へ「(リスペクト)してないでしょ!」、鈴木へ「線(横のライン)入ってたらダメでしょ!」と鋭いツッコミを入れていたが打倒浦和への機運は高まっている。
[ 2017年9月19日 05:30 ]


天皇杯最多出場試合数に期待が懸かる曽ケ端である。
明日の浦和戦に出場すれば、59試合となり、釜本邦茂と並ぶとのこと。
これは素晴らしい記録と言えよう。
曽ケ端自身は、「1位とか100試合出場になっても優勝できるわけではない。だが、勝たないことには試合数も増えないし、こういうチームにいられた価値のあるものだと思う」と光栄に思っておる様子。
また、丸刈りブームに乗った優磨に対して、「線(横のライン)入ってたらダメでしょ!」とお洒落ボウズに突っ込みを入れておる。
元祖丸刈りがチームを勝利に導く。
守護神と共に頂点を目指そうではないか。
楽しみである。

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優磨、浦和との試合はモチベーションになる

鹿島・鈴木、20日天皇杯浦和戦へ闘志燃やす「2冠取る」
 鹿島は20日の天皇杯4回戦(対浦和、熊谷ス)に向け、18日は約1時間半の練習を実施。DF西、MF遠藤に続いて丸刈りにしたFW鈴木は「(左足首のけがは)大丈夫。ルヴァン杯は落としたからあと2冠は取る。浦和との試合はモチベーションになる」と闘志を燃やした。 (鹿嶋市)


天皇杯・浦和戦に向けてコメントを発した優磨である。
「(左足首のけがは)大丈夫。ルヴァン杯は落としたからあと2冠は取る。浦和との試合はモチベーションになる」と語る。
これは、この浦和戦にて活躍を予感させる。
昨季のCSでは決勝点となるPKを得た、またXEROXスーパー杯では決勝ゴールを決めており、浦和戦にて記憶に残るプレイをすることで名を馳せておる。
高いモチベーションにてこの怪我からの復帰戦を飾ってくれよう。
期待しておる。

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ポルティモネンセ・ファブリシオ、決勝アシスト

中島翔哉が移籍後初弾含む鮮烈2ゴール!!元鹿島FWとのホットラインも開通
17/9/19 05:10

[9.18 ポルトガルリーグ第6節 ポルティモネンセ2-1フェイレンセ]

 ポルトガルリーグ第6節が18日に行われ、MF中島翔哉の所属するポルティモネンセはホームでフェイレンセと対戦し、2-1で勝利した。中島は2試合連続スタメンで90分間プレー。前半12分、同19分に立て続けにネットを揺らし、移籍後初ゴールを含む2得点で勝利の立役者となった。

 リーグ戦のホームデビューとなった中島は前半12分、PA内左でMFパウリーニョからのパスをフリーで受けると、迷わず左足を一閃。強烈なシュートを叩き込み、移籍後初ゴールを挙げた。

 中島の勢いは止まらない。前半19分には元鹿島FWファブリシオがPA手前右で相手DFと競り合いながらロングボールを収め、左横へスルーパス。PA内中央に走り込んだ中島が飛び出した相手GKより先に右足で触り、無人のゴールへと流し込んだ。

 その後、前半28分に1点を返されたポルティモネンセだったが、2-1で逃げ切り、連敗を4でストップ。今季2勝目を挙げ、順位は降格圏内の17位から暫定13位となった

NAKAJIMA BISOU FRENTE AO FEIRENSE COM TOQUE SUBTIL


決勝点をアシストしたポルティモネンセのファブリシオである。
ロングボールを相手DFと競り合いながらも収め、パスした。
これは素晴らしい。
このようなプレイをしてくれると、味方も安心出来るもの。
ファブリシオの良さが光った。
これからも活躍の報を待っておる。

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ディフェンディングチャンピオンとしてこの大会に懸ける思いは強いだろう

ACL出場権獲得のためにも、浦和はここで負けられない
天皇杯4回戦、屈指の好カード。それが熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われる浦和vs鹿島の一戦だ。

浦和は明治安田J1第25節の柏戦、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦の川崎F戦、J1第26節の磐田戦と、5年半慣れ親しんだ[3-4-2-1]から[4-1-4-1]へと基本フォーメーションを変更。柏戦はチャンスを決め切れない一方で数少ないピンチから失点して1-2で敗れたが、川崎F戦では2戦合計5-4と逆転勝利を収めた。そしてリーグ前節の磐田戦は1-1で引き分け。「勝点3を取らないといけない試合だった」と森脇 良太は悔やんだが、裏を返せば勝利に値する試合ができていたということでもある。

磐田戦では直近の川崎F戦がケガからの復帰戦となっていた柏木 陽介に加え、2012年に浦和に復帰して以降、出場停止以外では全てのリーグ戦に出場し続けていた(152試合連続)阿部 勇樹が、ベンチに入りながらも出番を迎えることなく試合を終えた。堀 孝史監督は「勝てるメンバーを選んだ」ことを理由に挙げたが、当然、今回の天皇杯を見据えた選択でもあったと推測できる。

ペトロヴィッチ前監督が就任した2012年から今季まで、率直に言って天皇杯は浦和の中でプライオリティーが高い大会ではなかった。2015年は決勝に進出したが、格下との対戦となった初戦の4回戦はメンバーを大幅に替えて戦い、リーグ戦終了後の準々決勝からベストメンバーでの戦いとなった。

ただ、今季は現在リーグ戦で8位と中位に甘んじており、残り8試合で首位・鹿島との勝点差は18。3位・柏との勝点差も10ポイント開いている。まだ可能性がついえたわけではないが、来季のACL出場権獲得のためにはリーグ戦よりも天皇杯優勝のほうが現実味はある。

遠藤 航は「リーグ戦も3位以内は目指すし、天皇杯は立派なタイトル」であることを前提としながら、ACL出場権獲得のためにも「天皇杯では上を目指す」と力を込めた。その類いの言葉は過去5年の天皇杯ではあまり聞かれなかった言葉であり、それだけいまの浦和にとって天皇杯が重要な大会であることが理解できる。

鹿島はリーグ戦で首位を走り、4連勝中と好調を維持する。その一方でACLはラウンド16で姿を消し、JリーグYBCルヴァンカップは準々決勝で敗退。残すタイトルはリーグ戦と天皇杯のみとなった。ディフェンディングチャンピオンとしてこの大会に懸ける思いは強いだろう。一時は勝てない試合が続いたが、昨季のチャンピオンシップ決勝第2戦、今季のFUJI XEROX SUPER CUP、そしてリーグ前半戦と3連勝している浦和を相手に、リーグ首位の力を見せたいはずだ。

天皇杯で両チームが対戦するのは2006年の準決勝以来、11年ぶり。そこで勝利した浦和は大会2連覇を果たした。今回の結果はいかに。ライバルとしてしのぎを削ってきた両チームは、今回も激しい戦いを見せてくれるはずだ。

[ 文:菊地 正典 ]


「天皇杯4回戦、屈指の好カード」と記すJリーグ公式の菊地氏による天皇杯・浦和戦のプレビューである。
この段階でこの対戦が実現してしまうのは勿体ないとも思われる。
そして、リーグ戦3位以内が絶望的な浦和にとっては、来季のACL出場権を得るための大きなチャレンジとなる。
先日のリーグ戦では主軸の阿部と柏木を温存し、試合を捨ててまで、このゲームに賭けてきた。
ここは鹿島としては心して挑まねばならぬ。
また、天皇杯でのこのカードは2006年度大会の準決勝以来となる。
この試合、鹿島の助っ人であったアレックス・ミネイロが契約の関係でブラジルに帰国してしまったことに対し、浦和はベストメンバーが組めた。
結果的に浦和の助っ人が決勝ゴールを奪っただけに、ここが影響したことは否めない。
鹿島のチャンスは多かっただけに無念であったことは強く記憶に残る。
今回はこのような気持ちにならぬよう、快勝したいところ。
楽しみな一戦である。

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安部裕葵、リーグ連覇へ気引き締める

鹿島安部カープVに刺激 リーグ連覇へ気引き締める
[2017年9月18日18時48分]


「イエローハット」をかぶる? 鹿島FW安部(撮影・鎌田直秀)

 鹿島アントラーズの高卒新人FW安部裕葵(ひろき、18)が18日、プロ野球セ・リーグ連覇を達成した広島東洋カープに刺激を受け、さらなる活躍を誓った。

 広島は瀬戸内高時代の3年間を過ごした地。スタジアム観戦経験はないが、広島では同じ姓の安部友裕内野手も活躍し、昨年25年ぶりに優勝して広島市内を大盛況にした雰囲気は体験した。「カープは去年、優勝してすごいなと思った。アントラーズは常に優勝を狙うチーム。カープは去年久々に優勝して、今年も強い。Jリーグも常に上位にいられるわけではないという危機感を感じさせてくれた」。他チームを引き離して連覇した広島を見て、同じくリーグと天皇杯連覇に挑んでいる気持ちを引き締め直した。

 ルーキーながらジョーカーとしての役割を担っている。安倍晋三首相と同じ“アベ”姓で、大岩監督や、チームメート、サポーターの“支持率”は右肩上がりの状態。「試合の状況によって、求められるものは違う。点をとりにいくこと、勝っていれば全戦からの守備も。流れをみて」と冷静に分析。「世界を見れば18歳でA代表に入ったり、チームのエースとして活躍している人もたくさんいる。自分もそういうような選手でいなくてはいけないと思っている」と、まだまだ満足はしていない。20日には天皇杯4回戦浦和レッズ戦(熊谷陸)が控える。“アベノタメノ解散”と言われる首相と違い、チームのために攻守に奮闘し続けるつもりだ。


プロ野球の広島の優勝に触発される安部裕葵である。
「カープは去年、優勝してすごいなと思った。アントラーズは常に優勝を狙うチーム。カープは去年久々に優勝して、今年も強い。Jリーグも常に上位にいられるわけではないという危機感を感じさせてくれた」と語る。
裕葵が高校時代3年間過ごした広島に瀬戸内高校での体験は大きなものと言えよう。
優勝というものは、味わったものしか感じることが出来ぬもの。
裕葵としては、今季、新人としてそれを体感しようとしておる。
これからも途中出場にて実績を積み上げ、鹿島の安部として名を挙げ、優勝の立役者となるのだ。
期待しておる。

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優磨、オレも『ソガさんリスペクト』です

鹿島鈴木「ソガさんリスペクト」丸刈りブームに拍車
[2017年9月18日18時36分]


丸刈りにイメージチェンジした鹿島FW鈴木(撮影・鎌田直秀)

 鹿島アントラーズの「丸刈りブーム」に、ますます拍車がかかってきた。18日、台風一過の影響で35度近くまで気温の上がった茨城・鹿嶋市内で行われた練習。FW鈴木優磨(21)とMF梅鉢貴秀(25)の2人が丸刈り姿でファン、サポーターを驚かせた。。GK曽ケ端準を筆頭に、MF小笠原満男、DFブエノ、MFレオ・シルバなど丸刈り経験者の多い鹿島だが、DF西が30歳の誕生日を機にイメージチェンジしたことで火がついた。左太もも痛で別メニュー調整中のMF遠藤康が続くと若手にも波及した。

 鈴木は約2年ぶりの丸刈り頭をなでながら「オレも『ソガさんリスペクト』です」と西の“名言”を引用した。16日のアウェー新潟戦は足首を痛めて欠場したため、20日の天皇杯4回戦浦和戦(熊谷陸)での復帰に向けて、気迫も込めた。「ケガはもう大丈夫。相手は中2日できついと思うし、どんな状況でも浦和とやるのは常にモチベーションになるし、楽しみ。ルヴァン杯で負けて、あと2冠をとる気持ちは強い」。左右2本ずつのラインを入れたのも、タイトル獲得のため? 丸刈り頭でのヘッド弾で、チームをさらに活性化するつもりだ。


丸刈りブームに沸く鹿島である。
西、ヤスに続いたのは優磨とバチであった。新たな坊主頭の出現にクラブハウスは騒然とする。
特に優磨は負傷が癒え、天皇杯・浦和戦に向けて気持ちを語る。
「ケガはもう大丈夫。相手は中2日できついと思うし、どんな状況でも浦和とやるのは常にモチベーションになるし、楽しみ。ルヴァン杯で負けて、あと2冠をとる気持ちは強い」と言い放っておる。
新潟戦こそ休んだが、この浦和戦では勝ち訳してくれるのではなかろうか。
そして、ボウズと眉には2本のラインを入れており、2冠をイメージしておる。
優磨の活躍にて浦和から勝利を掴み取りたい。
期待しておる。

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鹿島、新潟戦の教訓

鹿島の弱点は前半の出来? 大岩監督、小笠原の激が飛んだ新潟戦の教訓とは
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年09月18日


土居が懸念していた悪癖が新潟戦でも…。


昌子(3番)は「後半の試合をやれば絶対に負けない。僕らはもっと成長できると分かった」と前を向いた。(C)J.LEAGUE PHOTOS

[J1リーグ26節]新潟2-4鹿島/9月16日/デンカビッグスワンスタジアム

 鹿島の明暗が前後半でくっきりと分かれた。「どの試合でも同じような展開になってしまう」と前節の大宮戦終了後に土居聖真が懸念したように、新潟戦でも悪癖が出てしまった。

 鹿島の課題は前半の戦い方。新潟相手に前半だけで2失点。最下位との対戦で油断が生じたという見方もあるが、「うちは試合の入り方がいつもよくないし、そこが課題」と土居は言う。チームは前半に失点をする傾向が強く、この試合も例外ではなかった。

 相手の出方をうかがいながらのスロースタート。自分たちが主導権を握る前に出鼻をくじかれた。5分、右サイドの山崎亮平から中央の小川佳純に鮮やかにパスを通されると、最後はゴール前のドウグラス・タンキへとつなげられ、先制点を献上した。

ここから徐々に反撃に出るが、18分の金崎夢生のヘディングシュートは枠を捉えられず、39分の金森の決定機は、シュートではなくパスを選択するという積極性を欠くプレーで好機を逸し、度々訪れたチャンスを生かすことができなかった。

 前半終了間際にも失点し、2点ビハインドでハーフタイムに突入。ここで大岩剛監督の檄が飛んだ。

ロッカールームで指揮官は「もっと勝ちにいくプレーを出せ」と選手たちを鼓舞し、「満男、外から見ていて何かあるか?」と、この試合控えに回っていた小笠原満男に発言を求めた。小笠原は「新潟のほうが勝ちたい気持ちを出しているし、そこからして相手に負けている」と38歳の大ベテランは仲間に言い放った。

 大岩監督、小笠原の言葉で目が覚めたチームは、後半は見違えるようにプレー。49分にレアンドロがCKに頭で合わせて反撃の狼煙を上げると、その後は守備の手薄な左サイドを攻略し、67分、81分とレアンドロが追加点。2012年10月のドゥトラ以来約5年ぶり、クラブ史上12人目のハットトリックを達成した。終盤にも金崎がPKを決め、終わってみれば4-2で実力の差を示す勝利となった。

「(試合後に)『始めからこういう試合をやろうや』と声をかけた。前半と後半では明らかに別のチームで、相手が浦和やG大阪だったら逆転は無理だった」と昌子が話したように、選手たちは一様に前半の低調なパフォーマンスを反省。試合への入り方を改めて考えさせられる内容となった。

 リーグ戦は残り8試合。G大阪や浦和、横浜、柏など強豪との試合が控えている。昌子は新潟戦前半の戦い方をしっかりと戒めながらも「後半の試合をやれば絶対に負けない。僕らはもっと成長できると分かった。残り試合全勝で優勝する」と課題のなかに、確かな手応えを見出した。


新潟戦について記すサッカーダイジェストである。
ハーフタイムのロッカールームの様子について教えてくれる。
「指揮官は「もっと勝ちにいくプレイを出せ」と選手たちを鼓舞し、「満男、外から見ていて何かあるか?」と、この試合控えに回っていた小笠原満男に発言を求めた。小笠原は「新潟のほうが勝ちたい気持ちを出しているし、そこからして相手に負けている」と38歳の大ベテランは仲間に言い放った」
とのこと。
この二人の言葉で、チームが生まれ変わり、そして結果を出したことは周知の通りである。
指揮官とベテランの力、カリスマ性が強く感じられる。
また、この大岩監督の言葉と満男を使った手法は、チームマネージメントの一つとして大いに参考となろう。
職場や現場などにて、メンバーの士気を維持する必要がある際、リーダーが一人空回りしても上手く行かぬ。
ここはチームとして機能させるには、組織立っての動きが必要である。
それを鹿島は伝統的に持っておる。
この先、幾度も訪れるであろう窮地もこうやって乗り換えて行くであろう。
連綿と培われる鹿島イズムに感服である。


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浦和・興梠、今季17ゴール目

【磐田 vs 浦和】興梠の今季17得点目で試合は振り出しに
2017年9月17日(日)



失点後、攻め込む時間が増えた浦和は79分。相手のパスを奪取した青木拓矢が相手DFの背後へ走り込んだ興梠慎三にラストパス。興梠がこれを頭で合わせ、試合は振り出しに。

俊輔が鮮やかFKで先制点演出も…磐田は“ミラクル浦和”に追いつかれ勝ち点1分け合う
17/9/17 17:56


興梠慎三のゴールで引き分けに終わった

[9.17 J1第26節 磐田1-1浦和 エコパ]

 J1リーグは17日、第26節の1試合をエコパスタジアムで行い、ジュビロ磐田と浦和レッズの試合は1-1で引き分けに終わった。

 磐田は9日のJ1第25節・札幌戦から1人を変更。DF櫻内渚に代えてMF宮崎智彦がスタメン起用された。一方、13日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦・川崎F戦を4-1で制し、第1戦の1-3から大逆転で準決勝進出を決めた浦和は、その試合から3人を変更。MF阿部勇樹とMF柏木陽介、MFラファエル・シルバに代えて、DF遠藤航とMF武藤雄樹、MF平川忠亮がスターティングメンバーに名を連ね、平川はリーグ戦初先発となった。

 台風18号の接近に伴い、開催が心配された一戦は、前半21分に動いた。磐田は右45度の位置でFKを獲得すると、キッカーのMF中村俊輔がGKが飛び出せない、DFもクリアしづらいボールを入れ、DF高橋祥平がしゃがみ込みながらヘディングシュート。これはGK西川周作の右手を弾いたが、MFムサエフが頭で押し込み、先制のゴールネットを揺らした。中村に第5子となる4男が10日に誕生していたが、得点後のゆりかごダンスはなかった。

 先手を許した浦和は、サイド攻撃で磐田ゴールに迫る。前半31分、右サイドから平川がアーリークロスを入れ、ゴール前に走り込んだMF矢島慎也がドンピシャヘッド。決定機だったが、シュートはGKカミンスキーの正面に飛んでしまった。42分には、敵陣中央からキャプテンマークを巻いたDF遠藤航がPA左へロングパス。これに反応したMF高木俊幸が左足で合わせるも、枠を捉えきれなかった。

 後半開始から浦和は、平川に代えてMF梅崎司を投入する。同点を目指して立ち上がりから攻め込み、後半13分には、高木が左サイドからクロスを上げ、武藤がヘディングシュートでゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。23分には矢島を下げてFWズラタンを入れ、さらに攻勢を強めた。

 対する磐田は、後半24分にFW川又堅碁に代えてMF松浦拓弥を入れ、前線からの守備を強化した。だが、次にゴールネットを揺らしたのは、浦和だった。34分、敵陣中央から青木が裏のスペースにロングパスを入れ、これに反応したFW興梠慎三がヘッドで押し込み、1-1。エースの今季17点目で試合を振り出しに戻した。

 追いつかれた磐田は、後半39分に中村に代えて、3年ぶり復帰を果たしたMF山田大記、42分には櫻内をピッチに送り込む。45分には、左サイドで仕掛けたMFアダイウトンがカットインしてラストパスも松浦の右足シュートはGK西川のファインセーブに阻まれる。試合はそのままスコアが動かず、1-1でタイムアップ。勝ち点1を分け合う結果に終わった。




ジュビロ戦にてゴールを決めた浦和の興梠である。
このゴールにて今季17得点となった。
浦和に於いてシーズン17ゴールを記録した日本人選手は1997年の福田正博氏以来20年ぶりのこととなる。
鹿島で育った興梠は、浦和のレジェンドとして名を刻みつつある。
これは誇らしい。
鹿島が多くのプレイヤーを育てる土壌のある素晴らしいクラブであることが証明されたと言って良かろう。
これからも、この文化を大事にしていきたい。

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ペドロ・ジュニオール、ボールを使った練習

午後練習


アルビレックス新潟戦に出場したメンバーは、リカバリートレーニング、それ以外はボール回しやポゼッショントレーニングを行いました。


ボール回しをするメンバーである。
その中にペドロ・ジュニオールの姿がある。
これは復帰が近いことを物語っておる。
まさに朗報。
攻撃陣に厚みを増し、タイトルに邁進したい。
楽しみである。

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源、岳のゴールに興奮




柴崎の衝撃ボレー弾に鹿島で共闘した日本代表DFも大興奮 「思わず叫んでもうた!」


昌子がバルサ相手のゴールにインスタグラムでコメント 「シンプルにやばかった」

 ヘタフェの日本代表MF柴崎岳が、リーガ・エスパニョーラ第4節の本拠地バルセロナ戦に先発出場し、前半39分に左足の鮮やかなボレーシュートでリーガ初得点をマークした。これには鹿島アントラーズ時代の盟友で、先のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でも共闘した日本代表DF昌子源も「思わず叫んでもうた!」と、興奮した様子を自身の公式インスタグラムに綴っている。

 1992年生まれの同世代であり、高校卒業後の2011年から鹿島で6年間にわたって苦楽をともにしてきた盟友の活躍に、思わず血が騒いだ。

 0-0で迎えた前半39分、MFマルケル・ベルガラが頭で落とした浮き球に反応した柴崎が、迷うことなく左足を振り抜く。ボールの芯を捉えた強烈なシュートには、バルサのドイツ代表GKテア・シュテーゲンもなす術がなく、ゴールネットを揺さぶってスタジアムに歓喜の瞬間をもたらした。

 これを受け、鹿島の昌子はすかさず自身のインスタグラムを更新。開幕3試合を無失点で抑えてきたバルサの守備をこじ開けた、柴崎のリーガ初ゴールを“レポート”した。

「シンプルにやばかったな。思わず叫んでもうた! ドキドキしとるわ!興奮しとるわ!! いや〜もうよーわからん!!! とにかくまだまだかましたれ」(原文ママ)

レアルとバルサから得点した初の日本人選手に

 11年に高卒で常勝軍団・鹿島の門を叩き、6年間ともに過ごしてきた。昨年12月のクラブワールドカップで柴崎が欧州王者レアル・マドリード相手に衝撃の2ゴールを奪った時も、その姿を後ろから見届けている。そんな柴崎を知り尽くす男から見ても、世界的ビッグクラブのバルサからゴールを奪うことの凄さには興奮を抑えきれなかったようだ。

 リーガ・エスパニョーラの二強に君臨するレアルとバルセロナからゴールを奪った初の日本人選手となった柴崎。負傷のため後半開始早々に途中交代し、チームも逆転されて1-2で敗れたが、遠く離れた日本まで届くほど、その存在感は傑出していた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

柴崎の衝撃ボレー弾に「思わず叫んでもうた!」 “元同僚”鹿島・昌子も大興奮
 J1鹿島のDF昌子源(24)が16日夜、自身のインスタグラムを更新。スペイン1部リーグ、ヘタフェのMF柴崎岳(25)が同日、1-2で敗れたホームのバルセロナ戦で先発し、前半39分に左足ボレーで先制点を挙げたことに対して、「思わず叫んでもうた!」と興奮の様子を伝えた。

 1部リーグ初得点を挙げた柴崎。バルセロナは今季公式戦で初失点となった。

 柴崎の鹿島時代にともにプレーした、プロ入り同期の昌子は「シンプルにやばかったな 思わず叫んでもうた! ドキドキしとるわ! 興奮しとるわ!!」とつづった上で、「いや~もうよーわからん!!! とにかくまだまだかましたれ」と柴崎にエールを送った。


岳のゴールについてInstagramに投稿した源である。
「シンプルにやばかったな👀
思わず叫んでもうた!
ドキドキしとるわ!興奮しとるわ!!
いや〜もうよーわからん!!!
とにかくまだまだかましたれ👊」
とのこと。
同期の絆がここでも感じさせられて嬉しい。
共に鹿島で育った仲である。
同じ釜の飯を食った。
これからも、深い気持ちを通じ合って行くであろう。
応援しておる。

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Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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