サッカーダイジェスト 名古屋戦寸評
【J1採点&寸評】名古屋×鹿島|両「7番」がインパクト大のプレー。明神、小笠原らベテラン勢の奮闘も
今井雄一朗
2016年05月23日
名古屋――田口が攻守に素晴らしい貢献。38歳の明神は走行距離11キロ超を記録。

【警告】鹿島=赤崎(26分)、カイオ(42分) 名古屋=明神(60分)、オーマン(86分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】カイオ(鹿島)
【チーム採点・寸評】
名古屋 5
相手のペースをひっくり返し、追いつかれても突き放した展開は見事だったが、残り10分のパフォーマンスですべてが台無しになってしまった。
鹿島 6.5
戦力の厚みと経験を感じさせる大逆転劇。隙を逃さないしたたかな攻撃と献身的なディフェンスラインの奮闘が実り、最良の結果を手に入れた。
【名古屋|採点・寸評】
GK
16 武田洋平 5
落ち着いたセービングで劣勢にも粘り強く対応。ビッグセーブも見せたが3失点目の判断ミスは痛恨。責任は大きいと言わざるを得ない。
DF
19 矢野貴章 5.5
対面するカイオと山本脩斗とのマッチアップは見応え十分だったが、数少ない攻撃の場面ではクロスがやや不安定。守備ラインでは最も奮闘した。
3 オーマン 5
2失点目、3失点目は中央を割られていることからもセンターバックの責任は重大。イエローカードももらい、次節は出場停止という負のオマケも。
2 竹内 彬 5.5
チームを勇気づける2得点目のヘディングシュートはドンピシャのファインゴール。その後のチームの守備を統率できなかったことが悔やまれる。
24 高橋 諒 5
苦手の空中戦を中心に試合巧者に付け狙われた印象。守備に追われて得意の攻撃参加はほとんど見られず、やり込められた試合となった。
MF
18 野田隆之介 5 (73分OUT)
運動量としては悪くない動きを見せたが、起点となろうとしすぎてボールロストを重ねた。中央でもっとシュートに絡みたかったが、奏功せず。
15 イ・スンヒ 5.5
身体を張った守備は存在感抜群。チームの運動量が落ちた後半には自ら持ち上がるバイタリティーも見せたが、努力は実らず。
17 明神智和 5.5
攻守をつなぐリンクマンとして激しく上下動を繰り返し、チームが二度のリードを奪う陰の立役者となった。38歳のベテランが走行距離11キロ超えは素晴らしい数字。
11 永井謙佑 5 (80分OUT)
激しいマークにあって負傷交代。怪我の状態が気にかかるところだが、それ以前にもっと存在感を出すべき選手。前半のパフォーマンスに課題を残す。
7 田口泰士 6
先制点のゴールは正真正銘のスーパーゴール。トップ下として攻守に素晴らしい貢献を見せたが、チームに勝利をもたらすことだけができなかった。
FW
9 シモビッチ 5.5
激しい鹿島のセンターバックたちに対し身体を張って前線に起点を作り、この日はスペースランニングでも気迫を見せた。もう少しシュートが欲しいところ。
交代出場
MF
6 古林将太 5.5(73分IN)
流れを変える存在として右サイドハーフに入ったが、自慢のフリーランもボールがなかなか回ってこず、守備に忙殺された。
MF
10 小川佳純 −(80分IN)
ハイテンションのゲームにおける途中交代という難解なミッションに挑み、身体を張ったプレーを見せたが厳しい結果に。
監督
小倉隆史 5.5
リードを奪った後のゲームコントロールは采配としても指示を明確にすべき。結果を奪いに行く指揮官としての貪欲さをもっと出したい。
鹿島――二度のGKとの1対1を冷静に決めきる決定力の高さを披露したカイオ。

最初の同点弾と決勝点を奪ったカイオ。いずれも最終ラインを出し抜き、冷静にGKとの1対1を制した。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ヶ端準 6
2失点はともにノーチャンス。失点をそれ以外は抑える老練さを見せ、若いCBコンビを後方からしっかりと支えた。
DF
24 伊東幸敏 6
積極果敢なオーバーラップで名古屋の左サイドを陣内に押し込めた貢献度は大きい。守備でも永井にしっかりと対応し、堅実なところも見せた。
17 ブエノ 6.5
奮戦という言葉がぴったりのアグレッシブなディフェンスを見せ、幾度となくピンチに身体を投げ出した。ブラジル人らしい狡猾なところも見せ、出色の出来。
3 昌子 源 6.5
シモビッチと互角以上にやり合う空中戦の強さはこの試合でも際立った。ロングフィードでも光るものを見せ、ハイレベルなプレーを披露。
16 山本脩斗 6
機を見たオーバーラップはツボを押さえた的確さに溢れていた。相手のサイドアタッカーにも仕事をさせず、縁の下の力持ち的働き。
MF
10 柴崎 岳 6.5
行動範囲の広さでチームを操り、全てのゴールに関わった。ムービングタイプのゲームメイカーとして小笠原との相性も抜群。
40 小笠原満男 6(64分OUT)
水曜日のナビスコカップから連続出場のタフネスぶり。試合の流れを掴んだプレーは全体的に若いチームの引き締め役として十分に機能した。
34 鈴木優磨 6.5
追い上げムードを結果につなげる価値ある同点弾。シュートに絡む回数は少なかったが、相手の弱点を突く刺客の役割をしっかりとこなした。
7 カイオ 7
GKとの1対1をきっちり仕留める決定力は文句のつけようがない。サイドでも中央でも機能する柔軟なプレースタイルが、またも名古屋を打ち砕いた。
FW
18 赤崎秀平 6(53分OUT)
失点後にすぐさま戦術的交代を強いられたが、前半の出来はそれでも見るべきものがあった。パワフルにゴールへ向かう動きは脅威だった。
9 ジネイ 6.5 (72分OUT)
柔らかいテクニックと空中戦でも巧みさを見せ、前線の起点として躍動。それだけに負傷交代は残念な限りだった。
交代出場
MF
8 土居聖真 6.5(53分IN)
追い上げのスイッチとして投入され、すぐさまアシストするなど抜群の効果を発揮。その後もファジーな動きで前線に流動性をもたらし、逆転の流れを作った。
MF
6 永木亮太 6.5(64分IN)
中盤の底で高い守備力を発揮しながら、前線へのフォローアップも十分に行う機動力でもチームを鼓舞。同点ゴールのアシストまで記録する活躍ぶりだった。
32 杉本太郎 6 (72分IN)
ジネイの負傷により急遽の出番。左サイドでのプレーはまずまずといったところだったが、追い上げムードを壊さない無難なプレーをできる若手は頼もしい限り。
監督
石井正忠 6.5
交代策がことごとく当たり、試合全体の戦術面でも流れを掌握した。ナビスコカップとの連戦を見事にやりくりした手腕は実に見事。
取材・文:今井雄一朗(スポーツライター)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

チンチロリン
サッカーダイジェストの今井氏による名古屋戦の寸評である。
2得点のカイオに最高評価とMOMが与えられた。
同点弾、決勝点共に冷静に決める、ゴールへのパスであった。
サイドのMFとしてもFWとしても天下一品、結果を残した。
また、ブエノと源のCBコンビ、アシストへの起点となった岳、2点目の優磨、FWのジネイと途中交代の聖真と永木に高い評価が付けられた。
特にブエノは相手攻撃陣を封じ込める活躍を魅せ、才能を表現した。
今後が楽しみである。
そして岳は、カイオの二得点とも起点となっており、チームの中心として存在感を示したと言って良かろう。
サイドのMFとして先発フル出場した優磨であるが、2点目へのランニングは見事。
また、決勝点のアシストをした聖真へボールを落としたのは優磨である。
相手左SBとの空中戦に競り勝ち続けたところも大きい。
優磨をこのポジションにて起用した石井監督の采配も見事と言って良かろう。
チームが一丸となって、過密であり不利な日程、欠場者多数の状況を打破した逆転勝利は素晴らしい。
この勢いを更に増し、勝利を積み重ねて行きたい。
楽しみである。

チンチロリン
今井雄一朗
2016年05月23日
名古屋――田口が攻守に素晴らしい貢献。38歳の明神は走行距離11キロ超を記録。

【警告】鹿島=赤崎(26分)、カイオ(42分) 名古屋=明神(60分)、オーマン(86分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】カイオ(鹿島)
【チーム採点・寸評】
名古屋 5
相手のペースをひっくり返し、追いつかれても突き放した展開は見事だったが、残り10分のパフォーマンスですべてが台無しになってしまった。
鹿島 6.5
戦力の厚みと経験を感じさせる大逆転劇。隙を逃さないしたたかな攻撃と献身的なディフェンスラインの奮闘が実り、最良の結果を手に入れた。
【名古屋|採点・寸評】
GK
16 武田洋平 5
落ち着いたセービングで劣勢にも粘り強く対応。ビッグセーブも見せたが3失点目の判断ミスは痛恨。責任は大きいと言わざるを得ない。
DF
19 矢野貴章 5.5
対面するカイオと山本脩斗とのマッチアップは見応え十分だったが、数少ない攻撃の場面ではクロスがやや不安定。守備ラインでは最も奮闘した。
3 オーマン 5
2失点目、3失点目は中央を割られていることからもセンターバックの責任は重大。イエローカードももらい、次節は出場停止という負のオマケも。
2 竹内 彬 5.5
チームを勇気づける2得点目のヘディングシュートはドンピシャのファインゴール。その後のチームの守備を統率できなかったことが悔やまれる。
24 高橋 諒 5
苦手の空中戦を中心に試合巧者に付け狙われた印象。守備に追われて得意の攻撃参加はほとんど見られず、やり込められた試合となった。
MF
18 野田隆之介 5 (73分OUT)
運動量としては悪くない動きを見せたが、起点となろうとしすぎてボールロストを重ねた。中央でもっとシュートに絡みたかったが、奏功せず。
15 イ・スンヒ 5.5
身体を張った守備は存在感抜群。チームの運動量が落ちた後半には自ら持ち上がるバイタリティーも見せたが、努力は実らず。
17 明神智和 5.5
攻守をつなぐリンクマンとして激しく上下動を繰り返し、チームが二度のリードを奪う陰の立役者となった。38歳のベテランが走行距離11キロ超えは素晴らしい数字。
11 永井謙佑 5 (80分OUT)
激しいマークにあって負傷交代。怪我の状態が気にかかるところだが、それ以前にもっと存在感を出すべき選手。前半のパフォーマンスに課題を残す。
7 田口泰士 6
先制点のゴールは正真正銘のスーパーゴール。トップ下として攻守に素晴らしい貢献を見せたが、チームに勝利をもたらすことだけができなかった。
FW
9 シモビッチ 5.5
激しい鹿島のセンターバックたちに対し身体を張って前線に起点を作り、この日はスペースランニングでも気迫を見せた。もう少しシュートが欲しいところ。
交代出場
MF
6 古林将太 5.5(73分IN)
流れを変える存在として右サイドハーフに入ったが、自慢のフリーランもボールがなかなか回ってこず、守備に忙殺された。
MF
10 小川佳純 −(80分IN)
ハイテンションのゲームにおける途中交代という難解なミッションに挑み、身体を張ったプレーを見せたが厳しい結果に。
監督
小倉隆史 5.5
リードを奪った後のゲームコントロールは采配としても指示を明確にすべき。結果を奪いに行く指揮官としての貪欲さをもっと出したい。
鹿島――二度のGKとの1対1を冷静に決めきる決定力の高さを披露したカイオ。

最初の同点弾と決勝点を奪ったカイオ。いずれも最終ラインを出し抜き、冷静にGKとの1対1を制した。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ヶ端準 6
2失点はともにノーチャンス。失点をそれ以外は抑える老練さを見せ、若いCBコンビを後方からしっかりと支えた。
DF
24 伊東幸敏 6
積極果敢なオーバーラップで名古屋の左サイドを陣内に押し込めた貢献度は大きい。守備でも永井にしっかりと対応し、堅実なところも見せた。
17 ブエノ 6.5
奮戦という言葉がぴったりのアグレッシブなディフェンスを見せ、幾度となくピンチに身体を投げ出した。ブラジル人らしい狡猾なところも見せ、出色の出来。
3 昌子 源 6.5
シモビッチと互角以上にやり合う空中戦の強さはこの試合でも際立った。ロングフィードでも光るものを見せ、ハイレベルなプレーを披露。
16 山本脩斗 6
機を見たオーバーラップはツボを押さえた的確さに溢れていた。相手のサイドアタッカーにも仕事をさせず、縁の下の力持ち的働き。
MF
10 柴崎 岳 6.5
行動範囲の広さでチームを操り、全てのゴールに関わった。ムービングタイプのゲームメイカーとして小笠原との相性も抜群。
40 小笠原満男 6(64分OUT)
水曜日のナビスコカップから連続出場のタフネスぶり。試合の流れを掴んだプレーは全体的に若いチームの引き締め役として十分に機能した。
34 鈴木優磨 6.5
追い上げムードを結果につなげる価値ある同点弾。シュートに絡む回数は少なかったが、相手の弱点を突く刺客の役割をしっかりとこなした。
7 カイオ 7
GKとの1対1をきっちり仕留める決定力は文句のつけようがない。サイドでも中央でも機能する柔軟なプレースタイルが、またも名古屋を打ち砕いた。
FW
18 赤崎秀平 6(53分OUT)
失点後にすぐさま戦術的交代を強いられたが、前半の出来はそれでも見るべきものがあった。パワフルにゴールへ向かう動きは脅威だった。
9 ジネイ 6.5 (72分OUT)
柔らかいテクニックと空中戦でも巧みさを見せ、前線の起点として躍動。それだけに負傷交代は残念な限りだった。
交代出場
MF
8 土居聖真 6.5(53分IN)
追い上げのスイッチとして投入され、すぐさまアシストするなど抜群の効果を発揮。その後もファジーな動きで前線に流動性をもたらし、逆転の流れを作った。
MF
6 永木亮太 6.5(64分IN)
中盤の底で高い守備力を発揮しながら、前線へのフォローアップも十分に行う機動力でもチームを鼓舞。同点ゴールのアシストまで記録する活躍ぶりだった。
32 杉本太郎 6 (72分IN)
ジネイの負傷により急遽の出番。左サイドでのプレーはまずまずといったところだったが、追い上げムードを壊さない無難なプレーをできる若手は頼もしい限り。
監督
石井正忠 6.5
交代策がことごとく当たり、試合全体の戦術面でも流れを掌握した。ナビスコカップとの連戦を見事にやりくりした手腕は実に見事。
取材・文:今井雄一朗(スポーツライター)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

チンチロリン
サッカーダイジェストの今井氏による名古屋戦の寸評である。
2得点のカイオに最高評価とMOMが与えられた。
同点弾、決勝点共に冷静に決める、ゴールへのパスであった。
サイドのMFとしてもFWとしても天下一品、結果を残した。
また、ブエノと源のCBコンビ、アシストへの起点となった岳、2点目の優磨、FWのジネイと途中交代の聖真と永木に高い評価が付けられた。
特にブエノは相手攻撃陣を封じ込める活躍を魅せ、才能を表現した。
今後が楽しみである。
そして岳は、カイオの二得点とも起点となっており、チームの中心として存在感を示したと言って良かろう。
サイドのMFとして先発フル出場した優磨であるが、2点目へのランニングは見事。
また、決勝点のアシストをした聖真へボールを落としたのは優磨である。
相手左SBとの空中戦に競り勝ち続けたところも大きい。
優磨をこのポジションにて起用した石井監督の采配も見事と言って良かろう。
チームが一丸となって、過密であり不利な日程、欠場者多数の状況を打破した逆転勝利は素晴らしい。
この勢いを更に増し、勝利を積み重ねて行きたい。
楽しみである。

チンチロリン
シャルケ・篤人、時計も1つのパートナーというイメージ
内田篤人、青木裕子アナ愛息へ膝に「気を付けて」
[2016年5月22日17時52分]

ウブロのイベントで鏡開きをする内田篤人(左)と青木裕子
ドイツ・ブンデスリーガのシャルケDF内田篤人(28)が22日、東京・表参道ヒルズで行われたスイスの時計ブランド「HUBLOT」のイベントにフリーアナウンサーの青木裕子(33)、タレントのハリー杉山(31)と登壇した。
イベント会場には100人以上のファンが訪れ、黄色い声援が飛んだ。今月1月に第2子を出産以来初の公の場となった青木は「パパ(お笑いコンビ「ナインティナイン」の矢部浩之)がどうしても子どもにサッカーをやらせたいみたいで、家にはサッカーボールが転がっています。でもボール蹴るのもうまいので今度見てください」と話した。
内田は「膝は本当に気を付けて下さいね」と忠告。昨年6月に手術した自身の右膝の状態についても「ちょっとずつ良くなっているけど、時間がかかるので焦らずやっていきたい」と話した。
イベントでは、自身がデザインに携わった世界に2本しかないスペシャルモデルを初披露した。1本は内田本人が着用し、もう1本は熊本地震の復興支援としてチャリティーオークションに出品される。
内田はHUBLOTの時計を知り合いにプレゼントされて以来、身に着けるようになった。「僕らはスパイクとかパートナーの様な存在があるけど、時計も1つのパートナーというイメージ」と日頃から愛用している。今回の時計のデザインにはベルト部分を好きな色である「赤」にするなど趣向を凝らしたものとなり、「自分好みの時計を作らせてもらったのでうれしいです」と満足した様子だった。
現在も日本でリハビリを続け、復帰を目指しており「こんなすてきな時計を作らせてもらったし、早くリハビリを終わらせて、試合で活躍してパートナーと良い時間を過ごせるように頑張ります」と意気込んだ。
内田「すぐにリハビリ終わらせて活躍したい」 右膝負傷で今季出場なし
サッカーのドイツ1部リーグ、シャルケに所属するDF内田篤人が22日、東京都内で行われたイベントに参加し、昨年6月に手術した右膝の状態について「ちょっとずつ良くなっているが、時間がかかるけがなので焦らずやっている」と現状を明らかにした。
今季は公式戦出場なしに終わり、日本代表からは1年以上も遠ざかっている。復帰の見通しは立っていないが「すぐにリハビリを終わらせて、試合で活躍したい」と意欲を口にした。
独シャルケ内田「焦らずやる」
2016年5月22日

東京都内で行われたイベントに参加したシャルケの内田=22日
サッカーのドイツ1部リーグ、シャルケに所属するDF内田篤人が22日、東京都内で行われたイベントに参加し、昨年6月に手術した右膝の状態について「ちょっとずつ良くなっているが、時間がかかるけがなので焦らずやっている」と現状を明らかにした。
今季は公式戦出場なしに終わり、日本代表からは1年以上も遠ざかっている。復帰の見通しは立っていないが「すぐにリハビリを終わらせて、試合で活躍したい」と意欲を口にした。
内田篤人、右膝は「焦らずやってます」
2016年5月22日

自身がデザインに関わったスペシャルモデルの時計を身につけイベントに出演した内田篤人=東京・表参道ヒルズ
サッカー・ドイツ1部シャルケの内田篤人(28)が22日、東京・表参道ヒルズで行われたスイスの時計ブランド「HUBLOT」のイベントに出演した。イベント内で、昨年6月に手術を受けた右膝についての話題が出たが、「膝はちょっとずつ良くなってるんですけど、時間がかかるケガなので、焦らずやっています」と語った。
この日は自身がデザインに関わった世界に2本だけのスペシャルモデルの腕時計をお披露目。1本は内田自身が身につけ、もう1本は熊本地震の復興支援のため、チャリティーオークションにかけられる。
イベント会場に内田が姿を見せただけで、詰めかけた100人以上の女性ファンから「キャー」「ウッチー」と黄色い声援が飛んだ。チャリティー活動については「ドイツでプレーしていますけど、日本の震災は世界でも取り上げられているので、日本人ですから手助けしたいというのがあって、そういう形になりました」と心境を語った。
背番号などで「2」にゆかりが深いため、文字盤の2時を示す部分を「好きな色」である赤色にするなど、腕時計には自身のこだわりを盛り込んだ。「自分好みの時計をつくらせてもらったので、すごいうれしいですね」と特別モデルの“作品”を身につけ、笑顔を見せていた。「すぐにリハビリを終わらせて試合で活躍して、パートナーといい時間を過ごせるように頑張ります」と復活に意欲を示した。
内田篤人 青木アナ息子たちへ助言
2016年5月22日

イベントで共演した内田篤人(左)と青木裕子アナ=東京・表参道ヒルズ
サッカー・ドイツ1部シャルケの内田篤人(28)が22日、東京・表参道ヒルズで行われたスイスの時計ブランド「HUBLOT」のイベントに出演した。第2子の次男を1月に出産したフリーの青木裕子アナと共演したが、夫の矢部浩之が子どもたちをサッカー選手にしたがっていることを伝え聞くと「膝には本当に気をつけて下さい」と、膝のけがで苦しめられている自身になぞらえてアドバイスを送った。
内田は昨年6月に右膝膝蓋(しつがい)靱帯手術を受けた。当初は今季中の試合復帰を目指していたが、それはかなわず。最近は日本でリハビリを続けている。イベント中にも右膝の話題を振られたが、「膝はちょっとずつ良くなってるんですけど、時間がかかるケガなので、焦らずやっています」と穏やかに語った。
この日は熊本地震の復興支援のために自身がデザインに関わった世界に2本だけのスペシャルモデルの腕時計をお披露目。1本は内田自身が身につけ、もう1本は熊本地震の復興支援のため、チャリティーオークションにかけられる。
昨年5月に結婚を発表。昨年の冬には「のほほんとやらせていただいています」と新婚生活を語った。試合復帰を目指し、「すぐにリハビリを終わらせて試合で活躍して、パートナーといい時間を過ごせるように頑張ります」と意欲を示した。
内田篤人、膝の状況「ちょっとづつ良くなっている」

2016/05/22 17:34:53
22日、都内で開催されたスイスの高級時計ブランド「ウブロ」のイベントに、ドイツ・ブンデスリーガ、シャルケのDF内田篤人が出演した。
このイベントでは、内田がデザイン監修を行った、世界に2本だけのスペシャルモデルの腕時計が初披露された。1本は内田自身が使用し、もう1本は熊本地震の復興支援のためチャリティーオークションに出品される。落札された金額については熊本地震サッカーファミリー復興支援金に寄付される予定。
「ドイツでも日本の震災は世界でも取り上げられているので、日本人として手助けしたい」とプロジェクトへの参加理由を語った。
昨年6月に右膝膝蓋(しつがい)腱を手術した影響で、今季は出場なしとシーズンを棒に振ってしまった内田。現在もリハビリ中だが、回復状況については「ちょっとずつ良くなっているんですけど、時間がかかるケガなので、焦らずやっています」と語った。
最後に「リハビリを終わらせて、試合で活躍して、パートナーといい生活をおくれるように頑張ります」と復帰について意欲をみせた。

チンチロリン
腕時計「ウブロ」のイベントに出演したシャルケの篤人である。
好きな色「赤」を時計盤の2にあしらったスペシャルモデルをチャリティオークションに出品するとのこと。
「赤」も「2」も篤人にとっては特別なもの。
膝の怪我を完治させ、赤いユニを再び纏うのも良いのではなかろうか。
小さく希望しておる。

チンチロリン
[2016年5月22日17時52分]

ウブロのイベントで鏡開きをする内田篤人(左)と青木裕子
ドイツ・ブンデスリーガのシャルケDF内田篤人(28)が22日、東京・表参道ヒルズで行われたスイスの時計ブランド「HUBLOT」のイベントにフリーアナウンサーの青木裕子(33)、タレントのハリー杉山(31)と登壇した。
イベント会場には100人以上のファンが訪れ、黄色い声援が飛んだ。今月1月に第2子を出産以来初の公の場となった青木は「パパ(お笑いコンビ「ナインティナイン」の矢部浩之)がどうしても子どもにサッカーをやらせたいみたいで、家にはサッカーボールが転がっています。でもボール蹴るのもうまいので今度見てください」と話した。
内田は「膝は本当に気を付けて下さいね」と忠告。昨年6月に手術した自身の右膝の状態についても「ちょっとずつ良くなっているけど、時間がかかるので焦らずやっていきたい」と話した。
イベントでは、自身がデザインに携わった世界に2本しかないスペシャルモデルを初披露した。1本は内田本人が着用し、もう1本は熊本地震の復興支援としてチャリティーオークションに出品される。
内田はHUBLOTの時計を知り合いにプレゼントされて以来、身に着けるようになった。「僕らはスパイクとかパートナーの様な存在があるけど、時計も1つのパートナーというイメージ」と日頃から愛用している。今回の時計のデザインにはベルト部分を好きな色である「赤」にするなど趣向を凝らしたものとなり、「自分好みの時計を作らせてもらったのでうれしいです」と満足した様子だった。
現在も日本でリハビリを続け、復帰を目指しており「こんなすてきな時計を作らせてもらったし、早くリハビリを終わらせて、試合で活躍してパートナーと良い時間を過ごせるように頑張ります」と意気込んだ。
内田「すぐにリハビリ終わらせて活躍したい」 右膝負傷で今季出場なし
サッカーのドイツ1部リーグ、シャルケに所属するDF内田篤人が22日、東京都内で行われたイベントに参加し、昨年6月に手術した右膝の状態について「ちょっとずつ良くなっているが、時間がかかるけがなので焦らずやっている」と現状を明らかにした。
今季は公式戦出場なしに終わり、日本代表からは1年以上も遠ざかっている。復帰の見通しは立っていないが「すぐにリハビリを終わらせて、試合で活躍したい」と意欲を口にした。
独シャルケ内田「焦らずやる」
2016年5月22日

東京都内で行われたイベントに参加したシャルケの内田=22日
サッカーのドイツ1部リーグ、シャルケに所属するDF内田篤人が22日、東京都内で行われたイベントに参加し、昨年6月に手術した右膝の状態について「ちょっとずつ良くなっているが、時間がかかるけがなので焦らずやっている」と現状を明らかにした。
今季は公式戦出場なしに終わり、日本代表からは1年以上も遠ざかっている。復帰の見通しは立っていないが「すぐにリハビリを終わらせて、試合で活躍したい」と意欲を口にした。
内田篤人、右膝は「焦らずやってます」
2016年5月22日

自身がデザインに関わったスペシャルモデルの時計を身につけイベントに出演した内田篤人=東京・表参道ヒルズ
サッカー・ドイツ1部シャルケの内田篤人(28)が22日、東京・表参道ヒルズで行われたスイスの時計ブランド「HUBLOT」のイベントに出演した。イベント内で、昨年6月に手術を受けた右膝についての話題が出たが、「膝はちょっとずつ良くなってるんですけど、時間がかかるケガなので、焦らずやっています」と語った。
この日は自身がデザインに関わった世界に2本だけのスペシャルモデルの腕時計をお披露目。1本は内田自身が身につけ、もう1本は熊本地震の復興支援のため、チャリティーオークションにかけられる。
イベント会場に内田が姿を見せただけで、詰めかけた100人以上の女性ファンから「キャー」「ウッチー」と黄色い声援が飛んだ。チャリティー活動については「ドイツでプレーしていますけど、日本の震災は世界でも取り上げられているので、日本人ですから手助けしたいというのがあって、そういう形になりました」と心境を語った。
背番号などで「2」にゆかりが深いため、文字盤の2時を示す部分を「好きな色」である赤色にするなど、腕時計には自身のこだわりを盛り込んだ。「自分好みの時計をつくらせてもらったので、すごいうれしいですね」と特別モデルの“作品”を身につけ、笑顔を見せていた。「すぐにリハビリを終わらせて試合で活躍して、パートナーといい時間を過ごせるように頑張ります」と復活に意欲を示した。
内田篤人 青木アナ息子たちへ助言
2016年5月22日

イベントで共演した内田篤人(左)と青木裕子アナ=東京・表参道ヒルズ
サッカー・ドイツ1部シャルケの内田篤人(28)が22日、東京・表参道ヒルズで行われたスイスの時計ブランド「HUBLOT」のイベントに出演した。第2子の次男を1月に出産したフリーの青木裕子アナと共演したが、夫の矢部浩之が子どもたちをサッカー選手にしたがっていることを伝え聞くと「膝には本当に気をつけて下さい」と、膝のけがで苦しめられている自身になぞらえてアドバイスを送った。
内田は昨年6月に右膝膝蓋(しつがい)靱帯手術を受けた。当初は今季中の試合復帰を目指していたが、それはかなわず。最近は日本でリハビリを続けている。イベント中にも右膝の話題を振られたが、「膝はちょっとずつ良くなってるんですけど、時間がかかるケガなので、焦らずやっています」と穏やかに語った。
この日は熊本地震の復興支援のために自身がデザインに関わった世界に2本だけのスペシャルモデルの腕時計をお披露目。1本は内田自身が身につけ、もう1本は熊本地震の復興支援のため、チャリティーオークションにかけられる。
昨年5月に結婚を発表。昨年の冬には「のほほんとやらせていただいています」と新婚生活を語った。試合復帰を目指し、「すぐにリハビリを終わらせて試合で活躍して、パートナーといい時間を過ごせるように頑張ります」と意欲を示した。
内田篤人、膝の状況「ちょっとづつ良くなっている」

2016/05/22 17:34:53
22日、都内で開催されたスイスの高級時計ブランド「ウブロ」のイベントに、ドイツ・ブンデスリーガ、シャルケのDF内田篤人が出演した。
このイベントでは、内田がデザイン監修を行った、世界に2本だけのスペシャルモデルの腕時計が初披露された。1本は内田自身が使用し、もう1本は熊本地震の復興支援のためチャリティーオークションに出品される。落札された金額については熊本地震サッカーファミリー復興支援金に寄付される予定。
「ドイツでも日本の震災は世界でも取り上げられているので、日本人として手助けしたい」とプロジェクトへの参加理由を語った。
昨年6月に右膝膝蓋(しつがい)腱を手術した影響で、今季は出場なしとシーズンを棒に振ってしまった内田。現在もリハビリ中だが、回復状況については「ちょっとずつ良くなっているんですけど、時間がかかるケガなので、焦らずやっています」と語った。
最後に「リハビリを終わらせて、試合で活躍して、パートナーといい生活をおくれるように頑張ります」と復帰について意欲をみせた。

チンチロリン
腕時計「ウブロ」のイベントに出演したシャルケの篤人である。
好きな色「赤」を時計盤の2にあしらったスペシャルモデルをチャリティオークションに出品するとのこと。
「赤」も「2」も篤人にとっては特別なもの。
膝の怪我を完治させ、赤いユニを再び纏うのも良いのではなかろうか。
小さく希望しておる。

チンチロリン
名古屋戦報道
鹿島、終了間際の2発で暫定2位浮上/名−鹿13節
[2016年5月21日22時43分]

後半ロスタイム、右足でゴールを決めた鹿島MFカイオはサポータに笑顔を見せる(撮影・奥田泰也)
<明治安田生命J1:名古屋2−3鹿島>◇第1ステージ第13節◇21日◇豊田ス
前半はホームの名古屋がペースをつかんだ。
鹿島より先にリズムをつかみ、いつものボランチからトップ下に上がったMF田口やFW永井らの技とスピードでチャンスを作った。鹿島は警戒する名古屋の長身FWシモビッチをしっかり封じ、0−0で折り返す。
後半1分、名古屋がMF田口の思いきりの良いミドルシュートで先制。鹿島も10分後に、MFカイオが抜け出し冷静に同点弾を決めた。同21分、名古屋は田口の左CKを、守備とチームの雰囲気を盛り上げる人、DF竹内が頭でズドン。完璧なヘディングゴール。これが32歳のDFのJ1通算2ゴール目。2点とも今季記録したもの。得点力開花中? の竹内の頑張りもありリードを奪った。
しかし、ここから名古屋が逃げ切りに失敗。FW永井の負傷交代も響いたのか、同41分、50分に鹿島が連続得点。底力を示した鹿島が暫定2位に浮上した。
鹿島金崎が体調不良で欠場もカイオが穴埋める活躍
[2016年5月22日8時27分 紙面から]
<明治安田生命J1:名古屋2−3鹿島>◇第1ステージ第13節◇21日◇豊田ス
鹿島はリーグ2試合連続得点中だったFW金崎が欠場したが、劇的に逆転勝ちした。
後半50分にMFカイオがこの日2点目を決めて、暫定2位に浮上。1−2の状況で会場を離れた日本代表ハリルホジッチ監督は「金崎がいたら、もっと点が入っていたんじゃないか」と話したが、その後に2得点と底力を示した。
カイオ、ロスタイムV弾!鹿島暫定2位浮上「決定的な仕事できた」

名古屋に勝利し、喜ぶ鹿島イレブン=豊田スタジアム
明治安田J1第1ステージ第13節第1日(21日、名古屋2−3鹿島、豊田)後半ロスタイムにMFカイオが決勝点。ブラジル出身FWの2点などで暫定2位に浮上し、「決定的な仕事ができたし、父の誕生日だったので得点できてよかった」。18日のナビスコ杯で湘南に逆転負けし、大会連覇の夢がついえた。タイトル獲得が義務付けられた強豪が粘った末に勝ち点3をゲット。首位川崎との勝ち点差を1に縮め、DF昌子は「残り試合全部勝って、上にプレッシャーをかけたい」と力強く語った。
鹿島 大逆転で川崎Fに1差接近 後半41分から2発
明治安田生命J1第1S第13節 鹿島3―2名古屋 (5月21日 豊田ス)

名古屋に勝利し、喜ぶ鹿島イレブン
Photo By 共同
鹿島が終盤の2得点で名古屋に逆転勝ちした。後半41分にMF鈴木優磨(20)が同点ゴールを決めると、試合終了間際にMFカイオ(22)がこの日2点目となる決勝ゴールを挙げた。この結果、勝ち点を27に伸ばし2位に浮上。引き分けに終わった首位・川崎Fに勝ち点1差に肉薄した。福岡は柏に敗れたものの、FW邦本宜裕(18)がJ1での東京五輪世代初ゴールを挙げた。
タイトルに懸ける思いが表れた。鹿島は劣勢に耐え、試合終了間際に決勝点。劇的な勝利で2位に浮上し、石井監督は「負けられない試合。最後に得点できてよかった」と興奮気味に語った。立役者はカイオだ。0―1の後半11分に右足でネットを揺らすと、2―2で迎えたロスタイムにも冷静にゴール左へ決めた。値千金の得点に「チームの手助けをできたことが一番よかった」と爽やかな笑顔を見せた。
3日前にナビスコ杯の敗退が決まったばかり。試合前、ベテランの小笠原が「敗退した次、この試合が大事だ」とチームを鼓舞する姿に、石井監督は「選手の意識の高さを再確認した」と言う。タイトル獲得を義務づけられた強豪が、優勝戦線に残るために何よりも求めていた勝ち点3を手にした。これで首位川崎Fとの勝ち点差は1。J王者の称号だけは譲れない。

後半、ゴールを決め、喜ぶ鹿島・鈴木
Photo By 共同

後半、同点ゴールを決める鹿島・カイオ(右)
Photo By 共同
[ 2016年5月22日 05:30 ]
【鹿島】カイオ、ロスタイムV弾1差2位浮上「負けたら終わり」
2016年5月22日6時0分 スポーツ報知

後半11分、同点ゴールを決める鹿島・カイオ(右)

名古屋に勝利し、喜ぶ鹿島イレブン
◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第13節 名古屋2―3鹿島(21日・豊田スタジアム)
前節3位の鹿島は敵地で名古屋に3―2で逆転勝ち。後半ロスタイム5分、MFカイオ(22)のこの日2得点目の決勝点で2位に浮上し、優勝戦線に生き残った。川崎は敵地で新潟と0―0の引き分け。首位は守ったが、2試合少ない浦和との勝ち点差は2にしか広がらなかった。磐田のMF小林祐希(24)は日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)が視察した甲府戦で3戦連発。初の代表入りへアピールに成功した。ACLに出場する浦和―F東京戦は6月22日に行われる。
鹿島らしい光景だった。2―2で迎えた後半ロスタイム5分、MFカイオが抜け出し前に突き進む。GKとの1対1から右足を振り抜き、ゴール左に流し込んだ。首位・川崎に勝ち点差1と接近する決勝点。「チームの手助けをしたかった」と語る背番号7のもとに、石井監督を含めベンチから選手全員が飛び出して大きな輪を作った。
18日の湘南戦(カシマ)で敗れ、ナビスコ杯の敗退が決まった。「前年王者と言われるのすら恥ずかしい立場」(DF昌子)になり、選手同士で口論が起きるなどチーム内に険悪な空気が広がった。さらにDF植田がU―23日本代表のフランス遠征で不在。エースFW金崎も体調不良で欠場した。負傷のMF遠藤、出場停止のDF西と主力4人が先発メンバーから外れていた。
この試合がターニングポイントになると踏んだMF小笠原主将は、試合前のミーティングで呼びかけた。「ここでバラバラになっちゃいけないのが鹿島。ここでバラバラにならないのが鹿島でもある。勝ち点3を持って帰ろう」。最近の試合では慢心からか、ミスが目立っていたカイオも「負けたら終わり。みんなエゴを捨てて、結束して最後まで戦おう」と続いた。
負ければ優勝戦線から脱落する一戦で、2度リードを奪われながらも最後に試合をひっくり返した。「自分が目立ちたかったら鹿島を選ばなかった。チームで勝つことを選んだ」とカイオ。鹿島はOBのジーコが説いた「献身」を軸に、J最多の国内17冠を獲得してきた。原点に立ち返った常勝軍団が追撃態勢に入る。(内田 知宏)

チンチロリン
試合前にチームを鼓舞した様が報じられておる。
小笠原主将が「ここでバラバラになっちゃいけないのが鹿島。ここでバラバラにならないのが鹿島でもある。勝ち点3を持って帰ろう」と説き、鹿島の神髄を語った。
一つの結果でチームがバラバラになるようでは、多くのタイトルを積み重ねることは出来ぬ。
常に勝利を目指す姿が、クラブとして染みついておるのだ。
満男の言葉に象徴されるように、諦めることなく戦い、勝ち点3を得た。
クラブの伝統がもたらせた勝利、伝統の継承者が伝えた言葉、チームに引き継がれ、これからも勝利を目指していく。
素晴らしきクラブである。

チンチロリン
[2016年5月21日22時43分]

後半ロスタイム、右足でゴールを決めた鹿島MFカイオはサポータに笑顔を見せる(撮影・奥田泰也)
<明治安田生命J1:名古屋2−3鹿島>◇第1ステージ第13節◇21日◇豊田ス
前半はホームの名古屋がペースをつかんだ。
鹿島より先にリズムをつかみ、いつものボランチからトップ下に上がったMF田口やFW永井らの技とスピードでチャンスを作った。鹿島は警戒する名古屋の長身FWシモビッチをしっかり封じ、0−0で折り返す。
後半1分、名古屋がMF田口の思いきりの良いミドルシュートで先制。鹿島も10分後に、MFカイオが抜け出し冷静に同点弾を決めた。同21分、名古屋は田口の左CKを、守備とチームの雰囲気を盛り上げる人、DF竹内が頭でズドン。完璧なヘディングゴール。これが32歳のDFのJ1通算2ゴール目。2点とも今季記録したもの。得点力開花中? の竹内の頑張りもありリードを奪った。
しかし、ここから名古屋が逃げ切りに失敗。FW永井の負傷交代も響いたのか、同41分、50分に鹿島が連続得点。底力を示した鹿島が暫定2位に浮上した。
鹿島金崎が体調不良で欠場もカイオが穴埋める活躍
[2016年5月22日8時27分 紙面から]
<明治安田生命J1:名古屋2−3鹿島>◇第1ステージ第13節◇21日◇豊田ス
鹿島はリーグ2試合連続得点中だったFW金崎が欠場したが、劇的に逆転勝ちした。
後半50分にMFカイオがこの日2点目を決めて、暫定2位に浮上。1−2の状況で会場を離れた日本代表ハリルホジッチ監督は「金崎がいたら、もっと点が入っていたんじゃないか」と話したが、その後に2得点と底力を示した。
カイオ、ロスタイムV弾!鹿島暫定2位浮上「決定的な仕事できた」

名古屋に勝利し、喜ぶ鹿島イレブン=豊田スタジアム
明治安田J1第1ステージ第13節第1日(21日、名古屋2−3鹿島、豊田)後半ロスタイムにMFカイオが決勝点。ブラジル出身FWの2点などで暫定2位に浮上し、「決定的な仕事ができたし、父の誕生日だったので得点できてよかった」。18日のナビスコ杯で湘南に逆転負けし、大会連覇の夢がついえた。タイトル獲得が義務付けられた強豪が粘った末に勝ち点3をゲット。首位川崎との勝ち点差を1に縮め、DF昌子は「残り試合全部勝って、上にプレッシャーをかけたい」と力強く語った。
鹿島 大逆転で川崎Fに1差接近 後半41分から2発
明治安田生命J1第1S第13節 鹿島3―2名古屋 (5月21日 豊田ス)

名古屋に勝利し、喜ぶ鹿島イレブン
Photo By 共同
鹿島が終盤の2得点で名古屋に逆転勝ちした。後半41分にMF鈴木優磨(20)が同点ゴールを決めると、試合終了間際にMFカイオ(22)がこの日2点目となる決勝ゴールを挙げた。この結果、勝ち点を27に伸ばし2位に浮上。引き分けに終わった首位・川崎Fに勝ち点1差に肉薄した。福岡は柏に敗れたものの、FW邦本宜裕(18)がJ1での東京五輪世代初ゴールを挙げた。
タイトルに懸ける思いが表れた。鹿島は劣勢に耐え、試合終了間際に決勝点。劇的な勝利で2位に浮上し、石井監督は「負けられない試合。最後に得点できてよかった」と興奮気味に語った。立役者はカイオだ。0―1の後半11分に右足でネットを揺らすと、2―2で迎えたロスタイムにも冷静にゴール左へ決めた。値千金の得点に「チームの手助けをできたことが一番よかった」と爽やかな笑顔を見せた。
3日前にナビスコ杯の敗退が決まったばかり。試合前、ベテランの小笠原が「敗退した次、この試合が大事だ」とチームを鼓舞する姿に、石井監督は「選手の意識の高さを再確認した」と言う。タイトル獲得を義務づけられた強豪が、優勝戦線に残るために何よりも求めていた勝ち点3を手にした。これで首位川崎Fとの勝ち点差は1。J王者の称号だけは譲れない。

後半、ゴールを決め、喜ぶ鹿島・鈴木
Photo By 共同

後半、同点ゴールを決める鹿島・カイオ(右)
Photo By 共同
[ 2016年5月22日 05:30 ]
【鹿島】カイオ、ロスタイムV弾1差2位浮上「負けたら終わり」
2016年5月22日6時0分 スポーツ報知

後半11分、同点ゴールを決める鹿島・カイオ(右)

名古屋に勝利し、喜ぶ鹿島イレブン
◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第13節 名古屋2―3鹿島(21日・豊田スタジアム)
前節3位の鹿島は敵地で名古屋に3―2で逆転勝ち。後半ロスタイム5分、MFカイオ(22)のこの日2得点目の決勝点で2位に浮上し、優勝戦線に生き残った。川崎は敵地で新潟と0―0の引き分け。首位は守ったが、2試合少ない浦和との勝ち点差は2にしか広がらなかった。磐田のMF小林祐希(24)は日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)が視察した甲府戦で3戦連発。初の代表入りへアピールに成功した。ACLに出場する浦和―F東京戦は6月22日に行われる。
鹿島らしい光景だった。2―2で迎えた後半ロスタイム5分、MFカイオが抜け出し前に突き進む。GKとの1対1から右足を振り抜き、ゴール左に流し込んだ。首位・川崎に勝ち点差1と接近する決勝点。「チームの手助けをしたかった」と語る背番号7のもとに、石井監督を含めベンチから選手全員が飛び出して大きな輪を作った。
18日の湘南戦(カシマ)で敗れ、ナビスコ杯の敗退が決まった。「前年王者と言われるのすら恥ずかしい立場」(DF昌子)になり、選手同士で口論が起きるなどチーム内に険悪な空気が広がった。さらにDF植田がU―23日本代表のフランス遠征で不在。エースFW金崎も体調不良で欠場した。負傷のMF遠藤、出場停止のDF西と主力4人が先発メンバーから外れていた。
この試合がターニングポイントになると踏んだMF小笠原主将は、試合前のミーティングで呼びかけた。「ここでバラバラになっちゃいけないのが鹿島。ここでバラバラにならないのが鹿島でもある。勝ち点3を持って帰ろう」。最近の試合では慢心からか、ミスが目立っていたカイオも「負けたら終わり。みんなエゴを捨てて、結束して最後まで戦おう」と続いた。
負ければ優勝戦線から脱落する一戦で、2度リードを奪われながらも最後に試合をひっくり返した。「自分が目立ちたかったら鹿島を選ばなかった。チームで勝つことを選んだ」とカイオ。鹿島はOBのジーコが説いた「献身」を軸に、J最多の国内17冠を獲得してきた。原点に立ち返った常勝軍団が追撃態勢に入る。(内田 知宏)

チンチロリン
試合前にチームを鼓舞した様が報じられておる。
小笠原主将が「ここでバラバラになっちゃいけないのが鹿島。ここでバラバラにならないのが鹿島でもある。勝ち点3を持って帰ろう」と説き、鹿島の神髄を語った。
一つの結果でチームがバラバラになるようでは、多くのタイトルを積み重ねることは出来ぬ。
常に勝利を目指す姿が、クラブとして染みついておるのだ。
満男の言葉に象徴されるように、諦めることなく戦い、勝ち点3を得た。
クラブの伝統がもたらせた勝利、伝統の継承者が伝えた言葉、チームに引き継がれ、これからも勝利を目指していく。
素晴らしきクラブである。

チンチロリン
名古屋戦コメント
2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第13節


鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日は、この前のナビスコカップグループステージ敗退の次ということで、入りが大事だと思っていた。その点は選手たちがいい入り方をしてくれたし、90分間最後まで諦めないということを貫いてくれた。本当に選手たちのパフォーマンスに感謝したい。僕らは逆転優勝のために負けられない戦いが続く。先ず1つ勝って優勝へ向けてつなげられた。今日もたくさんのサポーターの方々がアウェイの地へ駆けつけてくださった。その方々と一緒に喜べて本当に良かったと思う。
Q 水曜日の敗戦後、主力のいない中でどうチームを作ったか。
A 自分たちとしては負けられない試合が続く。選手たち自身もそれは理解しているわけだから、いつもと変わらない準備をした。日数もなかったので、練習ではセットプレーの確認などをした。名古屋さんはセットプレーが強いのでその確認とコンディションの維持を重点的にやった。試合前もキャプテンの小笠原がナビスコカップというタイトルを失って、この試合がとても大事になるということを自然にいっていたし、源も同じことをいっていた。選手たち全員がそういう気持ちで途中交代の選手たちもいいパフォーマンスを見せてくれ、意識の高さを感じた。
Q 3点目が決まった時、ゴール裏まで走っていったようだったが。
A 必ず逆転して勝って勝ち点3を持って鹿嶋へ帰ろうとベンチで選手たちと話していたので、そういう気持ちが自然に出てしまった。途中で転んでしまいましたが。
Q 先制した段階で早々と交代策を打ったが、その意図は。
A 前半からピッチがかなりスリッピーでボールがお互いに落ち着かなかった。前線でボールを収めたいという気持ちがあって、早くから交代カードを切った。中でもボールを収められるようにした。基本的にはサイドからの崩しが有効的だと考えていた。それは後半から徹底しようと話した。


【土居 聖真】
攻撃を活性化しようと思って入った。ある程度は出来たと思う。得点に絡めて良かった。ナビスコカップ敗退から全員が変わらなくてはいけないと思っていたし、戦わなきゃいけないと思っていた。同じ失敗を繰り返さないことは、チームが成長した部分だと思う。細かいミスはたくさんあった。それも点を取るためのチャレンジ。バースデーアシストになった。本当は点が取りたかったけど、チームが勝つのが一番大事な事。続けてやらないといけない。誕生日に初めて勝った。
【伊東 幸敏】
試合中、守備陣で色々と修正しながらやった。失点の仕方が良くない。チーム全体で勝てたと思う。攻撃はいけるという感覚はあった。1-2になった時に少し焦りはあった。勝つことが一番大事だと思う。
【永木 亮太】
自分が入ってすぐに失点してしまったが、勢いを落としてはダメだと思ってプレーしていた。ベンチのみんなも一緒に戦っているということをピッチ上の選手たちに伝えたかった。サイドで起点を作っていこうと話していた。(2回目の同点シーンは)チームとして狙っている形。アーリークロスに優磨が入ってくれた。優磨は練習の時から、そういうボールに合わせるのがうまく、嗅覚も持っている。外したシュートも同じような形。いいボールを蹴れたし、あの点が大きかった。
【ブエノ】
先制されたシュートを止めるのは難しい。あれはシュートが素晴らしかった。(永井選手に対する)シュートブロックは足を投げ出して止めた。今日は本当に負けたくなかったので、勝てて良かった。
【カイオ】
守備も攻撃も完璧に出来る選手は存在しないが、守備ではチームの手助けをしたいと思っていた。逆転ゴールは見ている人にとっては時間的に余裕があったように見えるかもしれないが、瞬時の判断だった。相手の短所を読んで、上手く1対1の状況を作れたのは良かった。落ち着いて決める事が出来た。アントラーズは勝たないといけないチーム。引き分け狙いとか負けてもいいという試合は存在しない。
【鈴木 優磨】
少し肩の荷が下りた。これで慢心することなく、初心に戻ってやっていきたい。これからも謙虚な気持ちを忘れずにやる。疲れてくると軽いプレーが出る。そこは反省しないといけない。自分の点よりチームの結果が出て良かった。点を決めた後、逆転するために気持ちを切り替えた。シュートを外してもネガティブにならず、剛さんからもいけるといわれていた。夢生くんがいなくて勝てたことはチームにとって大きい。
【昌子 源】
ピンチの数でいえば負け試合だった。でも、どんなにピンチがあっても結果は勝った。セットプレーからダイレクトで決められたのは反省点。最後まで諦めないのが、アントラーズ。一致団結した力を見せて、俺らは前に進んでいるということを示せたと思う。次はナビスコカップだけど、リーグ戦につなげるいい試合をしたい。
J1 1st 第13節 名古屋戦

本日行われたJ1 1st 第13節 名古屋グランパス戦は3-2で勝利しました。
1stステージ 第13節
2016年5月21日(土)18:34KO 豊田ス
[ 石井 正忠監督 ]
この前ナビスコカップの予選(グループステージ)敗退という形を受けて、その次の試合ということでした。今日は本当に、非常にゲームの入り方は大事だと思ったんですけど、その辺、選手がしっかりいい入り方をしてくれました。さらに、本当に90分、最後まで諦めずに戦う姿勢を見せてくれて、逆転勝ちできました。本当に選手たちのパフォーマンスに感謝したいと思います。これで僕らは、Jリーグ(明治安田J1 1st)を逆転優勝するためには負けられない試合が続きますので、まず1つ勝って、優勝に向けてつなげられたのは非常に良かったと思います。今日もアウェイの地に、アントラーズのサポーターの方々が見に来てくれましたが、その方々とともに喜べて良かったと思います。
−−5月18日のJリーグヤマザキナビスコカップグループステージAグループ第5節の湘南戦に敗れた後、主力の植田 直通選手らがいない中、どういうふうに試合に持っていったのでしょうか?
自分たちの状況としては、負けることはできない試合が続く。その辺は選手自身も分かっていることなので、普段と同じような形で練習を進めてきました。日数が少なかったので、いつもの練習ではセットプレーの守備の確認のところ、名古屋さんは非常にセットプレーが強いので、その辺の確認と、しっかりコンディションを良くすることだけに努めてやってきました。今日、ミーティングでは1人の選手にコメントをもらうんですけど、(昌子)源も「ナビスコカップで敗退してしまった次の、今日の試合は非常に大事になる」ということ。ゲームに出る前のロッカールームでも、キャプテンである小笠原(満男)選手から自然にそういう声が出てきたということ。本当に選手一人一人がそういうことを分かって、今日はプレーしてくれたんじゃないかと思います。サブから出た選手も、残された時間の中で非常に高いパフォーマンスを出してくれたと思います。非常に選手の意識が高いんだなということを再確認したと思います。
−−ゴールが決まった瞬間にゴール裏まで走っていたと思うのですが、その時の気持ちは?
必ず逆転して勝って、勝点3を持って鹿嶋に帰ろうと選手にも話していたので、そういう気持ちが自然に出てしまいました。途中で転んでしまいましたけど。
−−ナビスコカップで名古屋と対戦した時も、ハーフタイムに2枚代えて、積極的に選手を交代した印象があります。今日も先制された後に交代カードを切りました。そのあたりの意図を教えてください。
前半からグラウンドがかなりスリッピーで、お互いにボールが落ち着かなかったと思うんですけど、FWでもう少しボールを収めたい意図があったので、少し早めに交代して、中でもしっかり収められるように、という狙いで交代しました。基本的にはサイドから崩す形というのが有効だと思っていたので、それを後半から徹底しようと話しました。
1stステージ 第13節
2016年5月21日(土)18:34KO 豊田ス
[ カイオ ]
試合をやりながら相手の弱点、短所となっている部分や状況、選手を読んでいかなければいけません。チームとしても個人としてもそうですし、それを読んでいく中で、うまく一対一の状況を作り出すことができたし、それを決めることができて良かったです。
−−最後の得点は落ち着いて決められたのでは?
幸い、非常に落ち着いて決められました。そういう決定的な仕事ができたことは良かったと思います。
−−今日は勝たないといけない、1−2で終わってはいけないという意識だった?
もうどの試合でも、アントラーズというクラブは勝たなければいけないし、引き分け狙いとか負けてもいい試合は、われわれには存在しません。どの試合でも諦めずに勝利を目指すということは鹿島の鉄則です。
好ゲームの結末は劇的に。鹿島が勢いを増す逆転勝利
試合の流れが二転三転する、非常にアグレッシブな好ゲームとなった。
先にペースをつかんだのは鹿島。5月18日に行われたJリーグヤマザキナビスコカップの敗退が決まった直後の「負けることはできない試合」(石井 正忠監督)で、それも複数の主力選手を欠きながら、ピッチに送り出された11人が気合いの入った立ち上がりを見せる。両サイドへのフィードを多用して相手を揺さぶり、ジネイのファーストシュートを皮切りに4本のシュートを放つ。
対する名古屋も決して悪い立ち上がりではなく、後方から組み立てていくものの、最後のところを崩す作業に難航し、30分過ぎまでシュートを打つことができなかった。
そんな戦況を変えたのが、数シーズンぶりにトップ下で起用された田口 泰士だった。34分、永井 謙佑へのスルーパスで決定機を演出すると、守備でもショートカウンターにつなげる高い位置でのボールカットを連発。決定機を生かせず得点には至らなかったものの、背番号7を中心に流れを引き戻すと、その田口は後半開始早々に圧巻の先制点をたたき込んでみせる。
46分、敵陣でボールを受けると、目の前の相手をかわしてチャンスメーク。永井のリターンパスを受けて右足を振り抜き、好守を披露していた曽ヶ端 準が一歩も動けないミドルシュートを突き刺す。
しかし、相手を押し込みながら2点目を決め切れない名古屋に対し、ここから鹿島がチームの底力を見せる。途中出場の土居 聖真が自由に動き回って起点を作ると、56分には名古屋がFKのリスタートを狙ったところを奪って速攻。土居のワンタッチパスに抜け出したカイオが、GKとの一対一をしっかり決めて同点ゴールを奪う。
66分にはCKから竹内 彬に気迫の勝越しゴールを許し、再び流れを失った鹿島だが、「最後まで諦めずに戦う姿勢を見せてくれた」(石井監督)。徐々にオープンな展開となっていく中、86分に鈴木 優磨のヘディングシュートで追い付くと、足の止まり始めていた名古屋の隙を、鹿島は見逃さなかった。
後半アディショナルタイム、それも95分のことだった。相手のゴールキックを敵陣にはね返すと、これを拾った土居が、素早くスルーパス。これに反応したカイオがGKとの一対一を冷静に決め切り、鹿島が劇的な逆転勝利を飾った。
これで鹿島は、リーグ戦2連勝で暫定2位に浮上。「サブから出た選手も、残された時間の中で非常に高いパフォーマンスを出してくれたと思います」と石井監督がたたえた通り、カップタイトルを得る権利を失った直後で、メンバーの不在、日程的なディスアドバンテージなど、多くの苦境をはね除けて勢いを手にした。
対する名古屋は、これで3試合勝星がない状況。小倉 隆史監督が「良い内容の時間帯が多かっただけに……。勝てた試合だったと思います」と悔やんだ通り、新たなオプションとともに試合内容で勝りながら勝利を奪えず、ショッキングな敗戦となった。
[ 文:村本 裕太 ]
【名古屋 vs 鹿島】 鈴木優磨のゴールで再び同点!
2016年5月21日(土)

勝ち越しされた鹿島は86分、鈴木優磨(写真中央)のゴールで試合を振り出しに戻す。
【名古屋 vs 鹿島】 カイオのゴールで大逆転!
2016年5月21日(土)

2−2で試合終了するかと思われた90+5分、鹿島はカイオ(写真)がこの試合2ゴール目となる得点をあげて土壇場で逆転に成功する。
主力不在も関係ない!「最後まで諦めない」鹿島が後半41分から大逆転!!
16/5/21 20:44

[5.21 J1第1ステージ第13節 名古屋2-3鹿島 豊田ス]
鹿島アントラーズが敵地で名古屋グランパスを3-2で下した。2度のリードを許す苦しい展開だったが、後半41分からの2得点で逆転に成功した。
FW金崎夢生が体調不良、DF西大伍を累積、DF植田直通をU-23日本代表の遠征で欠く布陣は、序盤から苦しんだ。スコアレスで前半を耐えたが、後半開始早々にMF田口泰士にミドルシュートを決められて失点。FWカイオのゴールで同11分に同点に追いついたが、同21分に再び勝ち越しゴールを許してしまった。
2度のリードを許す苦しい展開。だがここからが鹿島の真骨頂だった。後半41分、左サイドからMF永木亮太が上げたクロスをMF鈴木優磨が頭で押し込み同点に追いつくと、同アディショナルタイム5分、相手ゴールキックを繋いだボールが名古屋DFの裏に通る。これに反応したカイオがGK武田洋平との1対1を難なく制し、大逆転に成功した。
連覇を目指したナビスコ杯は予選2試合を残して、まさかの敗退が決定。しかしそこはJ屈指の勝者のメンタリティを持つ鹿島。リーグ戦では完璧な切り替えを見せている。勝ち点を27に伸ばして、優勝争いに踏みとどまった鹿島。カイオが「アントラーズというのは最後まで諦めないで戦うクラブ」と胸を張れば、石井正忠監督も「負けられない試合だった。今日は90分、選手が戦い尽くしてくれた」とイレブンを称えていた。
鹿島が終了間際の逆転劇! 2得点のカイオ「鹿島は最後まで諦めないチーム」
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年05月21日
抜群のスピードで最終ラインを置き去りにしたカイオの突破力が爆発。

56分に同点弾、後半アディショナルタイムには逆転弾を決めたカイオ。チームを連勝に導いた。(C) SOCCER DIGEST
J1リーグは5月21日、第1ステージ13節の8試合を開催。豊田スタジアムでは、名古屋対鹿島の一戦が18時30分から行なわれ、鹿島が3-2で逆転勝利を収めた。
互いの7番が輝きを放った。
まずは後半立ち上がりの46分、名古屋の田口が視察に訪れたハリルホジッチ日本代表監督の前で豪快なミドルを決めて見せる。名古屋が先制に成功した。
しかし鹿島もすぐさま反撃。自陣からのカウンターで、後方からのスルーパスに反応したカイオがゴール前に持ち込み、そのままゴール右に流し込んだ。
すると今度は66分、名古屋の田口が左CKから竹内のヘディングシュートによる勝ち越し点をお膳立て。名古屋が再び2-1とリード。
その後、鹿島はボール支配を高めて名古屋ゴールに迫るが、なかなかゴールを割れない。試合は名古屋が1点をリードしたまま終盤に突入。鹿島にとっては、ジリジリとした時間帯が続いたが、86分、ついに同点に追いつく。永木のクロスに鈴木優磨が頭で合わせ、開幕戦以来となるゴールを決めた。
そして2-2となり、互いにスペースを突き合う展開となった後半アディショナルタイム、最後に輝いたのは、“鹿島の”7番だった。90+5分、再びカウンターから最終ラインの背後をとったカイオが抜け出し、GKとの1対1を迎える。このチャンスに、カイオは右足のシュートを冷静にゴール左隅に流し込み、勝負を決定づけた。
試合は3-2でタイムアップ。鹿島が2連勝を飾り、勝点を27に伸ばした。19時からアウェーで新潟と戦った首位・川崎が引き分けに終わったため、鹿島は首位に勝点差1と肉薄している。
決勝点を挙げたカイオは、「鹿島は常に最後まで諦めず戦うチーム。それをチームメイトとともに証明できた。そういうクラブの伝統を守ろうとしている姿勢をサポーターにも見てもらえたと思う」と語り、アウェーでの劇的な逆転劇に胸を張った。

チンチロリン
「ピンチの数でいえば負け試合だった」と言い切る源である。
決定機は名古屋の方が多かったと言って良かろう。
源やブエノが最終ラインで身体を張り、また、曽ケ端が素晴らしいセービングを魅せた。
守備陣の集中力が途切れれば、大敗もあり得た試合と言って良かろう。
これは、良き結果。
主力である植田の不在を埋める働きをしたブエノは、MOM級の働きをした。
若さ故の経験不足が心配されたが、それを払拭する以上の活躍であったと言えよう。
そのブエノは、「今日は本当に負けたくなかったので、勝てて良かった」と素直に喜びを表しておる。
高いモチベーションを維持し、この先も勝利のために戦っていくのだ。
若きCBの成長を楽しみにしておる。

チンチロリン


鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日は、この前のナビスコカップグループステージ敗退の次ということで、入りが大事だと思っていた。その点は選手たちがいい入り方をしてくれたし、90分間最後まで諦めないということを貫いてくれた。本当に選手たちのパフォーマンスに感謝したい。僕らは逆転優勝のために負けられない戦いが続く。先ず1つ勝って優勝へ向けてつなげられた。今日もたくさんのサポーターの方々がアウェイの地へ駆けつけてくださった。その方々と一緒に喜べて本当に良かったと思う。
Q 水曜日の敗戦後、主力のいない中でどうチームを作ったか。
A 自分たちとしては負けられない試合が続く。選手たち自身もそれは理解しているわけだから、いつもと変わらない準備をした。日数もなかったので、練習ではセットプレーの確認などをした。名古屋さんはセットプレーが強いのでその確認とコンディションの維持を重点的にやった。試合前もキャプテンの小笠原がナビスコカップというタイトルを失って、この試合がとても大事になるということを自然にいっていたし、源も同じことをいっていた。選手たち全員がそういう気持ちで途中交代の選手たちもいいパフォーマンスを見せてくれ、意識の高さを感じた。
Q 3点目が決まった時、ゴール裏まで走っていったようだったが。
A 必ず逆転して勝って勝ち点3を持って鹿嶋へ帰ろうとベンチで選手たちと話していたので、そういう気持ちが自然に出てしまった。途中で転んでしまいましたが。
Q 先制した段階で早々と交代策を打ったが、その意図は。
A 前半からピッチがかなりスリッピーでボールがお互いに落ち着かなかった。前線でボールを収めたいという気持ちがあって、早くから交代カードを切った。中でもボールを収められるようにした。基本的にはサイドからの崩しが有効的だと考えていた。それは後半から徹底しようと話した。


【土居 聖真】
攻撃を活性化しようと思って入った。ある程度は出来たと思う。得点に絡めて良かった。ナビスコカップ敗退から全員が変わらなくてはいけないと思っていたし、戦わなきゃいけないと思っていた。同じ失敗を繰り返さないことは、チームが成長した部分だと思う。細かいミスはたくさんあった。それも点を取るためのチャレンジ。バースデーアシストになった。本当は点が取りたかったけど、チームが勝つのが一番大事な事。続けてやらないといけない。誕生日に初めて勝った。
【伊東 幸敏】
試合中、守備陣で色々と修正しながらやった。失点の仕方が良くない。チーム全体で勝てたと思う。攻撃はいけるという感覚はあった。1-2になった時に少し焦りはあった。勝つことが一番大事だと思う。
【永木 亮太】
自分が入ってすぐに失点してしまったが、勢いを落としてはダメだと思ってプレーしていた。ベンチのみんなも一緒に戦っているということをピッチ上の選手たちに伝えたかった。サイドで起点を作っていこうと話していた。(2回目の同点シーンは)チームとして狙っている形。アーリークロスに優磨が入ってくれた。優磨は練習の時から、そういうボールに合わせるのがうまく、嗅覚も持っている。外したシュートも同じような形。いいボールを蹴れたし、あの点が大きかった。
【ブエノ】
先制されたシュートを止めるのは難しい。あれはシュートが素晴らしかった。(永井選手に対する)シュートブロックは足を投げ出して止めた。今日は本当に負けたくなかったので、勝てて良かった。
【カイオ】
守備も攻撃も完璧に出来る選手は存在しないが、守備ではチームの手助けをしたいと思っていた。逆転ゴールは見ている人にとっては時間的に余裕があったように見えるかもしれないが、瞬時の判断だった。相手の短所を読んで、上手く1対1の状況を作れたのは良かった。落ち着いて決める事が出来た。アントラーズは勝たないといけないチーム。引き分け狙いとか負けてもいいという試合は存在しない。
【鈴木 優磨】
少し肩の荷が下りた。これで慢心することなく、初心に戻ってやっていきたい。これからも謙虚な気持ちを忘れずにやる。疲れてくると軽いプレーが出る。そこは反省しないといけない。自分の点よりチームの結果が出て良かった。点を決めた後、逆転するために気持ちを切り替えた。シュートを外してもネガティブにならず、剛さんからもいけるといわれていた。夢生くんがいなくて勝てたことはチームにとって大きい。
【昌子 源】
ピンチの数でいえば負け試合だった。でも、どんなにピンチがあっても結果は勝った。セットプレーからダイレクトで決められたのは反省点。最後まで諦めないのが、アントラーズ。一致団結した力を見せて、俺らは前に進んでいるということを示せたと思う。次はナビスコカップだけど、リーグ戦につなげるいい試合をしたい。
J1 1st 第13節 名古屋戦

本日行われたJ1 1st 第13節 名古屋グランパス戦は3-2で勝利しました。
1stステージ 第13節
2016年5月21日(土)18:34KO 豊田ス
[ 石井 正忠監督 ]
この前ナビスコカップの予選(グループステージ)敗退という形を受けて、その次の試合ということでした。今日は本当に、非常にゲームの入り方は大事だと思ったんですけど、その辺、選手がしっかりいい入り方をしてくれました。さらに、本当に90分、最後まで諦めずに戦う姿勢を見せてくれて、逆転勝ちできました。本当に選手たちのパフォーマンスに感謝したいと思います。これで僕らは、Jリーグ(明治安田J1 1st)を逆転優勝するためには負けられない試合が続きますので、まず1つ勝って、優勝に向けてつなげられたのは非常に良かったと思います。今日もアウェイの地に、アントラーズのサポーターの方々が見に来てくれましたが、その方々とともに喜べて良かったと思います。
−−5月18日のJリーグヤマザキナビスコカップグループステージAグループ第5節の湘南戦に敗れた後、主力の植田 直通選手らがいない中、どういうふうに試合に持っていったのでしょうか?
自分たちの状況としては、負けることはできない試合が続く。その辺は選手自身も分かっていることなので、普段と同じような形で練習を進めてきました。日数が少なかったので、いつもの練習ではセットプレーの守備の確認のところ、名古屋さんは非常にセットプレーが強いので、その辺の確認と、しっかりコンディションを良くすることだけに努めてやってきました。今日、ミーティングでは1人の選手にコメントをもらうんですけど、(昌子)源も「ナビスコカップで敗退してしまった次の、今日の試合は非常に大事になる」ということ。ゲームに出る前のロッカールームでも、キャプテンである小笠原(満男)選手から自然にそういう声が出てきたということ。本当に選手一人一人がそういうことを分かって、今日はプレーしてくれたんじゃないかと思います。サブから出た選手も、残された時間の中で非常に高いパフォーマンスを出してくれたと思います。非常に選手の意識が高いんだなということを再確認したと思います。
−−ゴールが決まった瞬間にゴール裏まで走っていたと思うのですが、その時の気持ちは?
必ず逆転して勝って、勝点3を持って鹿嶋に帰ろうと選手にも話していたので、そういう気持ちが自然に出てしまいました。途中で転んでしまいましたけど。
−−ナビスコカップで名古屋と対戦した時も、ハーフタイムに2枚代えて、積極的に選手を交代した印象があります。今日も先制された後に交代カードを切りました。そのあたりの意図を教えてください。
前半からグラウンドがかなりスリッピーで、お互いにボールが落ち着かなかったと思うんですけど、FWでもう少しボールを収めたい意図があったので、少し早めに交代して、中でもしっかり収められるように、という狙いで交代しました。基本的にはサイドから崩す形というのが有効だと思っていたので、それを後半から徹底しようと話しました。
1stステージ 第13節
2016年5月21日(土)18:34KO 豊田ス
[ カイオ ]
試合をやりながら相手の弱点、短所となっている部分や状況、選手を読んでいかなければいけません。チームとしても個人としてもそうですし、それを読んでいく中で、うまく一対一の状況を作り出すことができたし、それを決めることができて良かったです。
−−最後の得点は落ち着いて決められたのでは?
幸い、非常に落ち着いて決められました。そういう決定的な仕事ができたことは良かったと思います。
−−今日は勝たないといけない、1−2で終わってはいけないという意識だった?
もうどの試合でも、アントラーズというクラブは勝たなければいけないし、引き分け狙いとか負けてもいい試合は、われわれには存在しません。どの試合でも諦めずに勝利を目指すということは鹿島の鉄則です。
好ゲームの結末は劇的に。鹿島が勢いを増す逆転勝利
試合の流れが二転三転する、非常にアグレッシブな好ゲームとなった。
先にペースをつかんだのは鹿島。5月18日に行われたJリーグヤマザキナビスコカップの敗退が決まった直後の「負けることはできない試合」(石井 正忠監督)で、それも複数の主力選手を欠きながら、ピッチに送り出された11人が気合いの入った立ち上がりを見せる。両サイドへのフィードを多用して相手を揺さぶり、ジネイのファーストシュートを皮切りに4本のシュートを放つ。
対する名古屋も決して悪い立ち上がりではなく、後方から組み立てていくものの、最後のところを崩す作業に難航し、30分過ぎまでシュートを打つことができなかった。
そんな戦況を変えたのが、数シーズンぶりにトップ下で起用された田口 泰士だった。34分、永井 謙佑へのスルーパスで決定機を演出すると、守備でもショートカウンターにつなげる高い位置でのボールカットを連発。決定機を生かせず得点には至らなかったものの、背番号7を中心に流れを引き戻すと、その田口は後半開始早々に圧巻の先制点をたたき込んでみせる。
46分、敵陣でボールを受けると、目の前の相手をかわしてチャンスメーク。永井のリターンパスを受けて右足を振り抜き、好守を披露していた曽ヶ端 準が一歩も動けないミドルシュートを突き刺す。
しかし、相手を押し込みながら2点目を決め切れない名古屋に対し、ここから鹿島がチームの底力を見せる。途中出場の土居 聖真が自由に動き回って起点を作ると、56分には名古屋がFKのリスタートを狙ったところを奪って速攻。土居のワンタッチパスに抜け出したカイオが、GKとの一対一をしっかり決めて同点ゴールを奪う。
66分にはCKから竹内 彬に気迫の勝越しゴールを許し、再び流れを失った鹿島だが、「最後まで諦めずに戦う姿勢を見せてくれた」(石井監督)。徐々にオープンな展開となっていく中、86分に鈴木 優磨のヘディングシュートで追い付くと、足の止まり始めていた名古屋の隙を、鹿島は見逃さなかった。
後半アディショナルタイム、それも95分のことだった。相手のゴールキックを敵陣にはね返すと、これを拾った土居が、素早くスルーパス。これに反応したカイオがGKとの一対一を冷静に決め切り、鹿島が劇的な逆転勝利を飾った。
これで鹿島は、リーグ戦2連勝で暫定2位に浮上。「サブから出た選手も、残された時間の中で非常に高いパフォーマンスを出してくれたと思います」と石井監督がたたえた通り、カップタイトルを得る権利を失った直後で、メンバーの不在、日程的なディスアドバンテージなど、多くの苦境をはね除けて勢いを手にした。
対する名古屋は、これで3試合勝星がない状況。小倉 隆史監督が「良い内容の時間帯が多かっただけに……。勝てた試合だったと思います」と悔やんだ通り、新たなオプションとともに試合内容で勝りながら勝利を奪えず、ショッキングな敗戦となった。
[ 文:村本 裕太 ]
【名古屋 vs 鹿島】 鈴木優磨のゴールで再び同点!
2016年5月21日(土)

勝ち越しされた鹿島は86分、鈴木優磨(写真中央)のゴールで試合を振り出しに戻す。
【名古屋 vs 鹿島】 カイオのゴールで大逆転!
2016年5月21日(土)

2−2で試合終了するかと思われた90+5分、鹿島はカイオ(写真)がこの試合2ゴール目となる得点をあげて土壇場で逆転に成功する。
主力不在も関係ない!「最後まで諦めない」鹿島が後半41分から大逆転!!
16/5/21 20:44

[5.21 J1第1ステージ第13節 名古屋2-3鹿島 豊田ス]
鹿島アントラーズが敵地で名古屋グランパスを3-2で下した。2度のリードを許す苦しい展開だったが、後半41分からの2得点で逆転に成功した。
FW金崎夢生が体調不良、DF西大伍を累積、DF植田直通をU-23日本代表の遠征で欠く布陣は、序盤から苦しんだ。スコアレスで前半を耐えたが、後半開始早々にMF田口泰士にミドルシュートを決められて失点。FWカイオのゴールで同11分に同点に追いついたが、同21分に再び勝ち越しゴールを許してしまった。
2度のリードを許す苦しい展開。だがここからが鹿島の真骨頂だった。後半41分、左サイドからMF永木亮太が上げたクロスをMF鈴木優磨が頭で押し込み同点に追いつくと、同アディショナルタイム5分、相手ゴールキックを繋いだボールが名古屋DFの裏に通る。これに反応したカイオがGK武田洋平との1対1を難なく制し、大逆転に成功した。
連覇を目指したナビスコ杯は予選2試合を残して、まさかの敗退が決定。しかしそこはJ屈指の勝者のメンタリティを持つ鹿島。リーグ戦では完璧な切り替えを見せている。勝ち点を27に伸ばして、優勝争いに踏みとどまった鹿島。カイオが「アントラーズというのは最後まで諦めないで戦うクラブ」と胸を張れば、石井正忠監督も「負けられない試合だった。今日は90分、選手が戦い尽くしてくれた」とイレブンを称えていた。
鹿島が終了間際の逆転劇! 2得点のカイオ「鹿島は最後まで諦めないチーム」
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年05月21日
抜群のスピードで最終ラインを置き去りにしたカイオの突破力が爆発。

56分に同点弾、後半アディショナルタイムには逆転弾を決めたカイオ。チームを連勝に導いた。(C) SOCCER DIGEST
J1リーグは5月21日、第1ステージ13節の8試合を開催。豊田スタジアムでは、名古屋対鹿島の一戦が18時30分から行なわれ、鹿島が3-2で逆転勝利を収めた。
互いの7番が輝きを放った。
まずは後半立ち上がりの46分、名古屋の田口が視察に訪れたハリルホジッチ日本代表監督の前で豪快なミドルを決めて見せる。名古屋が先制に成功した。
しかし鹿島もすぐさま反撃。自陣からのカウンターで、後方からのスルーパスに反応したカイオがゴール前に持ち込み、そのままゴール右に流し込んだ。
すると今度は66分、名古屋の田口が左CKから竹内のヘディングシュートによる勝ち越し点をお膳立て。名古屋が再び2-1とリード。
その後、鹿島はボール支配を高めて名古屋ゴールに迫るが、なかなかゴールを割れない。試合は名古屋が1点をリードしたまま終盤に突入。鹿島にとっては、ジリジリとした時間帯が続いたが、86分、ついに同点に追いつく。永木のクロスに鈴木優磨が頭で合わせ、開幕戦以来となるゴールを決めた。
そして2-2となり、互いにスペースを突き合う展開となった後半アディショナルタイム、最後に輝いたのは、“鹿島の”7番だった。90+5分、再びカウンターから最終ラインの背後をとったカイオが抜け出し、GKとの1対1を迎える。このチャンスに、カイオは右足のシュートを冷静にゴール左隅に流し込み、勝負を決定づけた。
試合は3-2でタイムアップ。鹿島が2連勝を飾り、勝点を27に伸ばした。19時からアウェーで新潟と戦った首位・川崎が引き分けに終わったため、鹿島は首位に勝点差1と肉薄している。
決勝点を挙げたカイオは、「鹿島は常に最後まで諦めず戦うチーム。それをチームメイトとともに証明できた。そういうクラブの伝統を守ろうとしている姿勢をサポーターにも見てもらえたと思う」と語り、アウェーでの劇的な逆転劇に胸を張った。

チンチロリン
「ピンチの数でいえば負け試合だった」と言い切る源である。
決定機は名古屋の方が多かったと言って良かろう。
源やブエノが最終ラインで身体を張り、また、曽ケ端が素晴らしいセービングを魅せた。
守備陣の集中力が途切れれば、大敗もあり得た試合と言って良かろう。
これは、良き結果。
主力である植田の不在を埋める働きをしたブエノは、MOM級の働きをした。
若さ故の経験不足が心配されたが、それを払拭する以上の活躍であったと言えよう。
そのブエノは、「今日は本当に負けたくなかったので、勝てて良かった」と素直に喜びを表しておる。
高いモチベーションを維持し、この先も勝利のために戦っていくのだ。
若きCBの成長を楽しみにしておる。

チンチロリン
サントス、エヴァンジェリカの監督に就任
鹿島アントラーズ、清水エスパルスなどでプレイしたボランチ、サントスがゴイアス州2部のエヴァンジェリカの監督に就任

鹿島アントラーズ、清水エスパルスなどでプレイしたボランチ、サントスがゴイアス州2部のエヴァンジェリカの監督に就任。サントスは現在55歳。指導歴は清水エスパルス、アルビレックス新潟のコーチ。監督としてはボタフォゴのユースチームのみで、初めての監督経験となるようだ。

チンチロリン
エヴァンジェリカの監督に就任したサントスである。
トップチームの監督としては初めてとなる。
サントスが率いるチームはどのような戦いをするのであろうか。
真面目なブラジル人選手として有名だったサントスが真面目にチーム作りをするであろう。
躍進の報を待っておる。

チンチロリン

鹿島アントラーズ、清水エスパルスなどでプレイしたボランチ、サントスがゴイアス州2部のエヴァンジェリカの監督に就任。サントスは現在55歳。指導歴は清水エスパルス、アルビレックス新潟のコーチ。監督としてはボタフォゴのユースチームのみで、初めての監督経験となるようだ。

チンチロリン
エヴァンジェリカの監督に就任したサントスである。
トップチームの監督としては初めてとなる。
サントスが率いるチームはどのような戦いをするのであろうか。
真面目なブラジル人選手として有名だったサントスが真面目にチーム作りをするであろう。
躍進の報を待っておる。

チンチロリン
フェリペ・ガブリエル、バスコダガマと契約
Fellype Gabriel assina contrato: "Vou trabalhar de manhã, tarde e noite”
Meia-atacante firma vínculo com o Vasco e espera estar à disposição do técnico Jorginho o mais rápido possível: "Vou fazer de tudo para honrar essa camisa"
Por GloboEsporte.com
Rio de Janeiro
Fellype Gabriel firmou nesta sexta-feira seu vínculo com o Vasco. O jogador já havia acertado com o clube, mas fazia avaliações no Caprres antes de assinar contrato (o tempo de duração será divulgado oficialmente na segunda-feira). Na quinta-feira, o gerente científico Alex Evangelista disse que o meia-atacante - que passou por um problema grave no joelho ano passado - não tem mais lesão e está se preparando apenas fisicamente para estar à disposição de Jorginho. Fellype se disse honrado por vestir a camisa do Cruz-Maltino.
- Muito feliz de poder vestir essa camisa. Vou fazer de tudo para honrá-la. Quero estar em campo o mais rápido possível, me dedicar bastante nos treinamentos. Trabalhar de manhã, de tarde e de noite. Fui muito bem recebido - disse o jogador após assinar o contrato.
fellype (Foto: Paulo Fernandes / Vasco.com.br)

Fellype Gabriel assina contrato com o Vasco (Foto: Paulo Fernandes / Vasco.com.br)
O meia-atacante, de 30 anos, que chega para a disputa da Série B do Campeonato Brasileiro e da Copa do Brasil, elogiou seus novos companheiros e o trabalho feito por Jorginho e pela comissão técnica desde o ano passado.
- Pude enfrentar esse time já arrumado ano passado. Um time que cresceu muito, bem montado, bem organizado. O título do Carioca já passou. Agora é pensar em Copa do Brasil e Série B para fazer um bom ano. Dedicação não vai faltar - completou.
Ainda não há prazo para Fellype Gabriel ficar à disposição da comissão técnica. Enquanto isso, o jogador continua trabalhando junto ao Caprres para depois ser entregue à preparação física. Neste sábado, sem a presença do reforço, o Vasco enfrenta o Tupi-MG pela segunda rodada da Série B.

チンチロリン
バスコダガマと契約したフェリペ・ガブリエルである。
この名門を1部昇格に導くため尽力するのだ。
ジョルジーニョ監督を助けよ。
活躍の報を待っておる。

チンチロリン
Meia-atacante firma vínculo com o Vasco e espera estar à disposição do técnico Jorginho o mais rápido possível: "Vou fazer de tudo para honrar essa camisa"
Por GloboEsporte.com
Rio de Janeiro
Fellype Gabriel firmou nesta sexta-feira seu vínculo com o Vasco. O jogador já havia acertado com o clube, mas fazia avaliações no Caprres antes de assinar contrato (o tempo de duração será divulgado oficialmente na segunda-feira). Na quinta-feira, o gerente científico Alex Evangelista disse que o meia-atacante - que passou por um problema grave no joelho ano passado - não tem mais lesão e está se preparando apenas fisicamente para estar à disposição de Jorginho. Fellype se disse honrado por vestir a camisa do Cruz-Maltino.
- Muito feliz de poder vestir essa camisa. Vou fazer de tudo para honrá-la. Quero estar em campo o mais rápido possível, me dedicar bastante nos treinamentos. Trabalhar de manhã, de tarde e de noite. Fui muito bem recebido - disse o jogador após assinar o contrato.
fellype (Foto: Paulo Fernandes / Vasco.com.br)

Fellype Gabriel assina contrato com o Vasco (Foto: Paulo Fernandes / Vasco.com.br)
O meia-atacante, de 30 anos, que chega para a disputa da Série B do Campeonato Brasileiro e da Copa do Brasil, elogiou seus novos companheiros e o trabalho feito por Jorginho e pela comissão técnica desde o ano passado.
- Pude enfrentar esse time já arrumado ano passado. Um time que cresceu muito, bem montado, bem organizado. O título do Carioca já passou. Agora é pensar em Copa do Brasil e Série B para fazer um bom ano. Dedicação não vai faltar - completou.
Ainda não há prazo para Fellype Gabriel ficar à disposição da comissão técnica. Enquanto isso, o jogador continua trabalhando junto ao Caprres para depois ser entregue à preparação física. Neste sábado, sem a presença do reforço, o Vasco enfrenta o Tupi-MG pela segunda rodada da Série B.

チンチロリン
バスコダガマと契約したフェリペ・ガブリエルである。
この名門を1部昇格に導くため尽力するのだ。
ジョルジーニョ監督を助けよ。
活躍の報を待っておる。

チンチロリン
ブエノ、自分たちはもっと頑張らないといけない
今節の顔 DF・ブエノ 高い身体能力で零封を
20歳のブラジル人センターバックが、リーグ戦で今季初先発する。鹿島での公式戦初出場となった18日のナビスコ杯では、3失点を喫した。「ミスもあったので次はゼロで抑えたい」と並々ならぬ闘志を燃やす。
驚異的な跳躍力など身体能力の高さが持ち味。今節対戦する名古屋の長身FWシモビッチに対し「負けない自信はある」と、威勢よく宣言する。今節は同郷のジネイとカイオの先発も有力。「自分たちはもっと頑張らないといけない」。3人で「助っ人」のプライドを見せる。

チンチロリン
今節の顔として報じられるブエノである。
U-23日本代表にてチームを離れておる植田の代役以上の活躍が期待される。
名古屋のシモビッチに対して「負けない自信はある」と言い切っておるところは、頼もしい。
高さと速さが組み合わさった名古屋の攻撃を封じ込め、レギュラー争いに名乗りを挙げるのだ。
また、今節はジネイとカイオが先発に名を連ねる様子。
ブラジル・トリオで勝利を掴み取れ。
期待しておる。

チンチロリン
20歳のブラジル人センターバックが、リーグ戦で今季初先発する。鹿島での公式戦初出場となった18日のナビスコ杯では、3失点を喫した。「ミスもあったので次はゼロで抑えたい」と並々ならぬ闘志を燃やす。
驚異的な跳躍力など身体能力の高さが持ち味。今節対戦する名古屋の長身FWシモビッチに対し「負けない自信はある」と、威勢よく宣言する。今節は同郷のジネイとカイオの先発も有力。「自分たちはもっと頑張らないといけない」。3人で「助っ人」のプライドを見せる。

チンチロリン
今節の顔として報じられるブエノである。
U-23日本代表にてチームを離れておる植田の代役以上の活躍が期待される。
名古屋のシモビッチに対して「負けない自信はある」と言い切っておるところは、頼もしい。
高さと速さが組み合わさった名古屋の攻撃を封じ込め、レギュラー争いに名乗りを挙げるのだ。
また、今節はジネイとカイオが先発に名を連ねる様子。
ブラジル・トリオで勝利を掴み取れ。
期待しておる。

チンチロリン
Uー23日本代表・植田、背負うものが多いほど強くなれる
植田 骨折奈良の分も戦う「思いを背負って」
トゥーロン国際大会1次L・B組 U―23日本代表―U―23パラグアイ代表 (5月21日 フランス・オーバーニュ)

パラグアイ戦に向けて調整する植田(右端)ら日本イレブン
Photo By 共同
植田は、ライバルの分まで奮闘を誓う。今大会前に川崎FのDF奈良が左脛(けい)骨を骨折しリオ五輪出場が絶たれた。
「(レギュラーを)争っていかなきゃいけない仲間だった。僕は奈良くんの思いを背負って戦うしかない」と、ともに戦う覚悟を示した。地元・熊本はいまだ震災の爪痕に苦しんでいる。「背負うものが多いほど強くなれる」と、強豪相手にも戦う姿勢をより一層強くする。
[ 2016年5月21日 05:30 ]

チンチロリン
負傷にて、トゥーロン国際大会どころか、リオデジャネイロ五輪も不参加となる川崎の奈良について語るU-23日本代表の植田である。
同じCBというポジションで切磋琢磨するライバルであった奈良を思う気持ちは大きい。
仲間を思う気持ちを背負い、この大会を戦う。
植田の活躍に注目である。

チンチロリン
トゥーロン国際大会1次L・B組 U―23日本代表―U―23パラグアイ代表 (5月21日 フランス・オーバーニュ)

パラグアイ戦に向けて調整する植田(右端)ら日本イレブン
Photo By 共同
植田は、ライバルの分まで奮闘を誓う。今大会前に川崎FのDF奈良が左脛(けい)骨を骨折しリオ五輪出場が絶たれた。
「(レギュラーを)争っていかなきゃいけない仲間だった。僕は奈良くんの思いを背負って戦うしかない」と、ともに戦う覚悟を示した。地元・熊本はいまだ震災の爪痕に苦しんでいる。「背負うものが多いほど強くなれる」と、強豪相手にも戦う姿勢をより一層強くする。
[ 2016年5月21日 05:30 ]

チンチロリン
負傷にて、トゥーロン国際大会どころか、リオデジャネイロ五輪も不参加となる川崎の奈良について語るU-23日本代表の植田である。
同じCBというポジションで切磋琢磨するライバルであった奈良を思う気持ちは大きい。
仲間を思う気持ちを背負い、この大会を戦う。
植田の活躍に注目である。

チンチロリン
鹿島は“失態”を挽回できるか
【J1展望】名古屋×鹿島|名古屋の策は“トップ下・田口”。鹿島は“失態”を挽回できるか
サッカーダイジェスト編集部
2016年05月20日
名古屋――田口をトップ下で起用か。

故障者/名古屋=田鍋、青木、松田、和泉 鹿島=遠藤、中村
出場停止/名古屋=なし 鹿島=西
J1リーグ 1stステージ・13節
名古屋グランパス ‐鹿島アントラーズ
5月21日(土)/18:30/豊田スタジアム
名古屋グランパス
1stステージ成績(12節終了時):11位 勝点14 4勝2分5敗 17得点・19失点
【最新チーム事情】
●和泉が今節も欠場。トップ下には、ここまでボランチで全試合に先発出場している田口を起用か。
●中盤2列目の右は前節に続き野田が先発しそう。古林は終盤での切り札か。
●劣勢になった際には、前節・甲府戦で試したシモビッチと川又の同時起用を用意する。
【担当記者の視点】
右ハムストリングスを痛めている和泉は今節も欠場の見込み。前節の甲府戦(2-2)は矢田がトップ下に入ったが、なかなか攻撃の形を作れなかった。そこで今週のトレーニングでは、今季、ボランチで全試合に先発出場している田口をテスト。鹿島戦では“トップ下・田口”が見られるのかもしれない。
また中盤の右は前節に続いて野田が先発しそうだ。ただ、長期欠場していた野田は体力面にやや不安を残しており、終盤の勝負どころで古林を投入する形が予想される。
もし、ビハインドで終盤を迎えたとすれば、こちらも甲府戦で試したシモビッチと川又の2トップでの同時起用も考えられる。チームとして引き出しは増えているだけに、小倉監督の好采配で、3試合ぶりの勝利を掴みたい。
鹿島――最終ラインに不安も、金崎の“3戦連続弾”に期待。
鹿島アントラーズ
1stステージ成績(12節終了時):3位 勝点24 7勝3分2敗 16得点・7失点
【最新チーム事情】
●ナビスコカップ敗退を受け、石井監督は「勝ち切らせることができなかった」と悔やんだ。失ったものは確かに大きいが、まだ監督就任から1年。リーグ戦での巻き返しに注目が集まる。
●昌子にディフェンスリーダーとしての自覚が芽生えつつある。「ミーティングとかで意見を言う時には言わないと」と決意。これまで秋田豊、岩政大樹がそうだったように、たとえ結果が出ている時でも、修正点があれば厳しく要求していく考えだ。その姿勢はさっそく表われて、名古屋戦を前に、相手のカウンター対策について積極的に意見を述べたという。
【担当記者の視点】
まさかの大失態だ。ナビスコカップのグループステージ5節・湘南戦で2-3の逆転負けを喫し、2試合を残して敗退が決定。連覇を目指したディフェンディングチャンピオンは、早くも大会から姿を消すことになった。ショックの大きさは計り知れないだろう。
もっとも、これでリーグ1本に集中できるようになったとも言える。下を向いている場合ではない。チームを取り巻くネガティブな雰囲気を振り払うには、勝利を掴むしかない。
前節・横浜戦は、セットプレーから奪った金崎の1点を守り抜き、勝負強さを見せつけた。リーグ戦ではここ4試合負けなしで(2勝2分)、粘り強く上位に食らいついている。
ただ今節は、右SBの西が出場停止、CBの植田はU-23代表の一員としてトゥーロン国際大会に参戦中と、最終ラインでふたりの主力が不在。守備面に小さくない不安を抱えるなか、高さとスピードに優れる名古屋の攻撃をいかに食い止められるかが焦点となる。
リスクを冒さず引き気味に構えながら、守備を安定させて、カウンターから少ないチャンスを確実にモノにする。巧みな裏への抜け出しと力強い縦への推進力を武器とする金崎が、どれだけ古巣に脅威を与えられるか。2試合連続ゴール中と好調をキープするエースの“3戦連発弾”に期待したい。

チンチロリン
「金崎の“3戦連続弾”に期待」と記すサッカーダイジェストのプレビューである。
夢生は昨季のアウェイ・名古屋戦にてゴールを記録しており、古巣相手に相性の良いFWと言えよう。
しかしながら、今日のこの試合に夢生が出場するかどうかは微妙なところである。
水曜日のナビスコ杯・湘南戦では、ベンチ入りすらせずに欠場しておる。
同様に、全体練習に合流出来ておらぬファン・ソッコが先発予想に名を連ねておるが、こちらも起用はないのではなかろうか。
夢生がゴールし、ファン・ソッコが完封劇を演じてくれれば非常に嬉しい。
とはいえ、そうはいかぬチーム事情があろう。
代わりの選手が躍動し、名古屋に勝利する。
その結果を期待しておる。

チンチロリン
サッカーダイジェスト編集部
2016年05月20日
名古屋――田口をトップ下で起用か。

故障者/名古屋=田鍋、青木、松田、和泉 鹿島=遠藤、中村
出場停止/名古屋=なし 鹿島=西
J1リーグ 1stステージ・13節
名古屋グランパス ‐鹿島アントラーズ
5月21日(土)/18:30/豊田スタジアム
名古屋グランパス
1stステージ成績(12節終了時):11位 勝点14 4勝2分5敗 17得点・19失点
【最新チーム事情】
●和泉が今節も欠場。トップ下には、ここまでボランチで全試合に先発出場している田口を起用か。
●中盤2列目の右は前節に続き野田が先発しそう。古林は終盤での切り札か。
●劣勢になった際には、前節・甲府戦で試したシモビッチと川又の同時起用を用意する。
【担当記者の視点】
右ハムストリングスを痛めている和泉は今節も欠場の見込み。前節の甲府戦(2-2)は矢田がトップ下に入ったが、なかなか攻撃の形を作れなかった。そこで今週のトレーニングでは、今季、ボランチで全試合に先発出場している田口をテスト。鹿島戦では“トップ下・田口”が見られるのかもしれない。
また中盤の右は前節に続いて野田が先発しそうだ。ただ、長期欠場していた野田は体力面にやや不安を残しており、終盤の勝負どころで古林を投入する形が予想される。
もし、ビハインドで終盤を迎えたとすれば、こちらも甲府戦で試したシモビッチと川又の2トップでの同時起用も考えられる。チームとして引き出しは増えているだけに、小倉監督の好采配で、3試合ぶりの勝利を掴みたい。
鹿島――最終ラインに不安も、金崎の“3戦連続弾”に期待。
鹿島アントラーズ
1stステージ成績(12節終了時):3位 勝点24 7勝3分2敗 16得点・7失点
【最新チーム事情】
●ナビスコカップ敗退を受け、石井監督は「勝ち切らせることができなかった」と悔やんだ。失ったものは確かに大きいが、まだ監督就任から1年。リーグ戦での巻き返しに注目が集まる。
●昌子にディフェンスリーダーとしての自覚が芽生えつつある。「ミーティングとかで意見を言う時には言わないと」と決意。これまで秋田豊、岩政大樹がそうだったように、たとえ結果が出ている時でも、修正点があれば厳しく要求していく考えだ。その姿勢はさっそく表われて、名古屋戦を前に、相手のカウンター対策について積極的に意見を述べたという。
【担当記者の視点】
まさかの大失態だ。ナビスコカップのグループステージ5節・湘南戦で2-3の逆転負けを喫し、2試合を残して敗退が決定。連覇を目指したディフェンディングチャンピオンは、早くも大会から姿を消すことになった。ショックの大きさは計り知れないだろう。
もっとも、これでリーグ1本に集中できるようになったとも言える。下を向いている場合ではない。チームを取り巻くネガティブな雰囲気を振り払うには、勝利を掴むしかない。
前節・横浜戦は、セットプレーから奪った金崎の1点を守り抜き、勝負強さを見せつけた。リーグ戦ではここ4試合負けなしで(2勝2分)、粘り強く上位に食らいついている。
ただ今節は、右SBの西が出場停止、CBの植田はU-23代表の一員としてトゥーロン国際大会に参戦中と、最終ラインでふたりの主力が不在。守備面に小さくない不安を抱えるなか、高さとスピードに優れる名古屋の攻撃をいかに食い止められるかが焦点となる。
リスクを冒さず引き気味に構えながら、守備を安定させて、カウンターから少ないチャンスを確実にモノにする。巧みな裏への抜け出しと力強い縦への推進力を武器とする金崎が、どれだけ古巣に脅威を与えられるか。2試合連続ゴール中と好調をキープするエースの“3戦連発弾”に期待したい。

チンチロリン
「金崎の“3戦連続弾”に期待」と記すサッカーダイジェストのプレビューである。
夢生は昨季のアウェイ・名古屋戦にてゴールを記録しており、古巣相手に相性の良いFWと言えよう。
しかしながら、今日のこの試合に夢生が出場するかどうかは微妙なところである。
水曜日のナビスコ杯・湘南戦では、ベンチ入りすらせずに欠場しておる。
同様に、全体練習に合流出来ておらぬファン・ソッコが先発予想に名を連ねておるが、こちらも起用はないのではなかろうか。
夢生がゴールし、ファン・ソッコが完封劇を演じてくれれば非常に嬉しい。
とはいえ、そうはいかぬチーム事情があろう。
代わりの選手が躍動し、名古屋に勝利する。
その結果を期待しておる。

チンチロリン
二つのタイトル獲得を目指し、鹿島がアウェーの地で勝ち点3獲得を目指す
【予想スタメン】新布陣を敷いて攻守の活性化を図る名古屋、植田ら欠場の鹿島撃破へ
■名古屋グランパス 10試合連続失点中の守備には課題、先制点が勝利のカギ
トップ下としてチームに欠かせない存在になりつつあった和泉竜司を負傷で欠くチームは、キャプテンの田口泰士を代役に置く新布陣をテストしながら鹿島とのホームゲームに向かっている。運動量と守備力、そしてゲームメイク力を兼備する田口の2列目としての動きはまずまずで、その後ろを固める明神智和とイ・スンヒのボランチも守備力としては安定感にあふれている。中央のブロックが良くも悪くも安定することで、前節あまり目立たなかったサイドバックの上がりも促進されるはずで、矢野貴章や高橋諒の攻撃力も押し出せる試合になるだろう。特に高橋は同期の和泉とともにA契約に達したことで、一層の奮起が期待できる。トレーニング後には毎日、苦手のヘディングを練習する姿が見られ、着々と課題を克服している。
一方で新たな形でのパフォーマンスは未知数でもあり、10試合連続で失点している事実には指揮官も頭を悩ませている様子。今週は「ボールを奪い切る守備」を重視したトレーニングを選手に課し、ディフェンス面の修正を図っていた。メンバーとしても古林将太が練習試合時に負傷し、金曜日からの練習合流を予定。右サイドハーフには前節同様に野田隆之介が入り、意欲的なプレーを続けているが、2列目で変化をつける存在として古林の状態は気掛かりなところ。
鹿島のサイド攻撃に対する守備力としても、サイドバックが本職の古林がいるといないとでは大違いとなる。逆に言えば野田と古林という「正反対のタイプ」(野田)が控えることで試合中の選手交代に幅が出る上に、リードを奪えばダブルボランチの堅固な守備がそこにはある。その点でも先制できるかどうかは一つのポイントで、ゆえに田口を中心に据えた攻撃陣の出来は死活問題。周囲を生かすゲームコントロールを含め、この一戦は背番号7のプレーに要注目だ。(今井雄一朗)
■名古屋予想スタメン
4-5-1
GK
武田洋平
DF
矢野貴章
オーマン
竹内彬
高橋諒
MF
イ・スンヒ
明神智和
野田隆之介
田口泰士
永井謙佑
FW
シモビッチ
■鹿島アントラーズ ナビスコ杯敗退で問題点が明白に、植田ら主力守備陣の欠場も不安を増長
ナビスコ杯第5節は湘南ベルマーレに逆転負けを喫し、グループステージ敗退が決まった。今季も全てのタイトル獲得を目指したが、あまりにも早い段階で一つのタイトル挑戦権を失ってしまった。もちろん望んだ結果ではなく受け入れがたい現実ではあるが、この名古屋戦に限っては、チーム全体が引き締まった状態で臨むことができると言えそうだ。
中2日と準備時間は多くないが、この敗戦がチームの戦い方にもう一度、目を向ける機会になる。昌子源が明かす。「どの試合も1、2度カウンター攻撃を受けて、シュートまでいかれている。そこを何とかしなければいけない」。これまで負けても、サッカーの内容で上回っていたことなどから、先送りにされていた問題点。勝って修正、反省することが最良ではあるが、チームはこの敗戦を無駄にせず、名古屋戦に向かう。
今節は、U−23日本代表のフランス遠征に参加している植田直通、累積警告で出場停止の西大伍ら、複数の主力選手が欠場する。残り二つのタイトル獲得を目指し、鹿島がアウェーの地で勝ち点3獲得を目指す。(totoONE編集部)
■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
伊東幸敏
ファン・ソッコ
昌子源
山本脩斗
MF
杉本太郎
小笠原満男
柴崎岳
カイオ
FW
土居聖真
金崎夢生

チンチロリン
「チーム全体が引き締まった状態で臨むことができる」と言うサッカーキングのプレビューである。
ナビスコ杯敗退から中二日ではあるが、チームはこれを糧に成長した様子。
ブエノと源のCBコンビにて名古屋の攻撃を封じ込むのだ。
期待しておる。

チンチロリン
■名古屋グランパス 10試合連続失点中の守備には課題、先制点が勝利のカギ
トップ下としてチームに欠かせない存在になりつつあった和泉竜司を負傷で欠くチームは、キャプテンの田口泰士を代役に置く新布陣をテストしながら鹿島とのホームゲームに向かっている。運動量と守備力、そしてゲームメイク力を兼備する田口の2列目としての動きはまずまずで、その後ろを固める明神智和とイ・スンヒのボランチも守備力としては安定感にあふれている。中央のブロックが良くも悪くも安定することで、前節あまり目立たなかったサイドバックの上がりも促進されるはずで、矢野貴章や高橋諒の攻撃力も押し出せる試合になるだろう。特に高橋は同期の和泉とともにA契約に達したことで、一層の奮起が期待できる。トレーニング後には毎日、苦手のヘディングを練習する姿が見られ、着々と課題を克服している。
一方で新たな形でのパフォーマンスは未知数でもあり、10試合連続で失点している事実には指揮官も頭を悩ませている様子。今週は「ボールを奪い切る守備」を重視したトレーニングを選手に課し、ディフェンス面の修正を図っていた。メンバーとしても古林将太が練習試合時に負傷し、金曜日からの練習合流を予定。右サイドハーフには前節同様に野田隆之介が入り、意欲的なプレーを続けているが、2列目で変化をつける存在として古林の状態は気掛かりなところ。
鹿島のサイド攻撃に対する守備力としても、サイドバックが本職の古林がいるといないとでは大違いとなる。逆に言えば野田と古林という「正反対のタイプ」(野田)が控えることで試合中の選手交代に幅が出る上に、リードを奪えばダブルボランチの堅固な守備がそこにはある。その点でも先制できるかどうかは一つのポイントで、ゆえに田口を中心に据えた攻撃陣の出来は死活問題。周囲を生かすゲームコントロールを含め、この一戦は背番号7のプレーに要注目だ。(今井雄一朗)
■名古屋予想スタメン
4-5-1
GK
武田洋平
DF
矢野貴章
オーマン
竹内彬
高橋諒
MF
イ・スンヒ
明神智和
野田隆之介
田口泰士
永井謙佑
FW
シモビッチ
■鹿島アントラーズ ナビスコ杯敗退で問題点が明白に、植田ら主力守備陣の欠場も不安を増長
ナビスコ杯第5節は湘南ベルマーレに逆転負けを喫し、グループステージ敗退が決まった。今季も全てのタイトル獲得を目指したが、あまりにも早い段階で一つのタイトル挑戦権を失ってしまった。もちろん望んだ結果ではなく受け入れがたい現実ではあるが、この名古屋戦に限っては、チーム全体が引き締まった状態で臨むことができると言えそうだ。
中2日と準備時間は多くないが、この敗戦がチームの戦い方にもう一度、目を向ける機会になる。昌子源が明かす。「どの試合も1、2度カウンター攻撃を受けて、シュートまでいかれている。そこを何とかしなければいけない」。これまで負けても、サッカーの内容で上回っていたことなどから、先送りにされていた問題点。勝って修正、反省することが最良ではあるが、チームはこの敗戦を無駄にせず、名古屋戦に向かう。
今節は、U−23日本代表のフランス遠征に参加している植田直通、累積警告で出場停止の西大伍ら、複数の主力選手が欠場する。残り二つのタイトル獲得を目指し、鹿島がアウェーの地で勝ち点3獲得を目指す。(totoONE編集部)
■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
伊東幸敏
ファン・ソッコ
昌子源
山本脩斗
MF
杉本太郎
小笠原満男
柴崎岳
カイオ
FW
土居聖真
金崎夢生

チンチロリン
「チーム全体が引き締まった状態で臨むことができる」と言うサッカーキングのプレビューである。
ナビスコ杯敗退から中二日ではあるが、チームはこれを糧に成長した様子。
ブエノと源のCBコンビにて名古屋の攻撃を封じ込むのだ。
期待しておる。

チンチロリン
U-23日本代表・植田、熊本の皆さんに勇気と希望を与えられるようなプレイをしたい
U-23日本代表、初戦のパラグライ戦まで後1日!
2016年05月20日
トゥーロン国際大会に出場するためフランス入りしているU-23日本代表は19日(木)、初戦のパラグライ戦に向けて、より実践的な練習を行いました。
チームは16日にフランス入りし、17、18の両日は試合に向けて徐々にコンディションを上げてきました。19日は体調不良により前日の練習に参加しなかった大島僚太選手が復帰し、遅れて合流する南野拓実選手を除く19名で練習をスタート。
手倉森監督からの「この大会にはチャンスしか無い。自分たちが目指しているものをさらに意識して、意欲を持って臨もう」というメッセージでスイッチの入った若きサムライたちは、序盤のプレパレーションエクササイズ、パワートレーニングから活力ある動きを見せます。攻守に分かれてのファンクショントレーニングに移ると、選手同士の距離感やコンビネーションを入念に確認します。最後はゲーム形式の練習。実践さながらの強度の高いプレーで、チームの質と初戦への士気を十分に高めました。選手たちは、気合に満ち溢れた表情で精力的に練習に取り組みました。
夕方、コーチングスタッフは日本とこれから対戦する四カ国の初戦の視察に出向きました。1試合目のギニア対パラグアイは3対1でパラグアイが、2試合目のイングランド対ポルトガルは1対0でイングランドが勝利し、それぞれグループリーグ第1節で勝点3を得ました。日本は21日の第2節からの登場です。
尚、今大会は参加国に審判帯同が義務付けられており、山本雄大さん、八木あかねさん、田中利幸さんの3名が、18日に行われた大会のオープニングマッチであるチェコ対マリ戦の審判を務めました。
初戦のパラグアイとの対決を翌日に控える20日(金)は、重要な決戦に向けた調整を午後に行います。
選手コメント
DF #5 植田直通 選手(鹿島アントラーズ)
この大会はチームとしても、個人としても貴重な大会です。オリンピックも近づいていますので、もっと高め合っていかないといけません。チームの中でも個を大事にし、自分自身良いプレーを心がけたいです。5月11日のMS&ADカップ2016ガーナ戦をあの時期に熊本に近い佐賀でできたことは縁があったと思います。たくさん声を掛けて貰えました。サッカーで元気になってくれる人がいることを実感しましたし、これからもサッカーを通じて一人でも多くの人に元気を届けたいと思いました。ガーナ戦ではキャプテンマークを初めて巻かせてもらいましたが、キャプテンでなくともピッチ上でもっとリーダーシップを発揮しなければいけないと感じさせられました。
1月の最終予選でオリンピック出場権を獲得し、アジアチャンピオンというタイトルも取ることができ、あの時のメンバーは自信を得たと思います。その後、自分も自クラブでリーグ戦に出場できていますが、まだまだ成長しなければいけないので、引き続きリーグ戦に出場し続けられるように頑張りたいです。監督が言うように、オリンピックだけでなく、その先のワールドカップを意識しなければいけません。そして、SAMURAI BLUE(日本代表)に招集されないといけないという危機感は常に持っています。
前回のロンドン大会のベスト4という結果は超えないといけないと思っていますし、メダル獲得のためにはまだ成長が必要だと感じています。今大会を成長の糧にできるよう良い経験を積みたいです。そして、熊本の方たちもテレビを通じて試合を見てくれると思いますので、自分が試合に出るときは熊本の皆さんに勇気と希望を与えられるようなプレーをしたいと思います。
FW #9 オナイウ阿道 選手(ジェフユナイテッド千葉)
追加招集で呼んで貰えたので、このチャンスを活かせるよう良い準備をして試合に挑みたいです。この大会では、与えられたチャンスをものにしたいですし、1月の最終予選では個人としての結果を残せませんでしたので、そういう部分にこだわって戦っていきたいです。前線で積極的にボールを受けたり、ゴールへ向かう姿勢、献身的な守備という部分をアピールしていきたいです。オリンピックは自分の可能性をすごく広げられるところだと思いますし、日本の代表としてそこに出場できることは素晴らしいことだと思います。そして、このトゥーロン国際大会について監督から世界を感じられる大会と言われています。自分の幅が広がると思いますので、適応できるよう頑張りたいです。そして、日の丸をつけて戦えることは素晴らしいことですので、誇りを持って戦いたいです。
スケジュール
5月17日(火) AM/PM トレーニング
5月18日(水) AM/PM トレーニング
5月19日(木) AM トレーニング
5月20日(金) PM トレーニング
第44回トゥーロン国際大会
5月21日(土) 16:15 第一戦 vs U-23パラグアイ代表(@Stade De Lattre)
5月22日(日) AM トレーニング
5月23日(月) 17:15 第二戦 vs U-23ポルトガル代表(@Stade De Lattre)
5月24日(火) AM トレーニング
5月25日(水) 17:15 第三戦 vs U-23ギニア代表(@Stade Antoine Baptiste)
5月26日(木) AM トレーニング
5月27日(金) 17:15 第四戦 vs U-23イングランド代表(@Stade Léo-Lagrange)
5月28日(土) AM トレーニング
5月29日(日) 16:15
18:45 3/4位決定戦(@Parc des Sports)
決勝(@Parc des Sports)
※時間は全て現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

チンチロリン
トゥーロン国際大会開幕を前にコメントを発したU-23日本代表の植田である。
この大会の先にある五輪を見据え、高いモチベーションを感じさせる。
頼もしい。
国際経験を積み、更に成長するのだ。
活躍を楽しみしておる。

チンチロリン
2016年05月20日
トゥーロン国際大会に出場するためフランス入りしているU-23日本代表は19日(木)、初戦のパラグライ戦に向けて、より実践的な練習を行いました。
チームは16日にフランス入りし、17、18の両日は試合に向けて徐々にコンディションを上げてきました。19日は体調不良により前日の練習に参加しなかった大島僚太選手が復帰し、遅れて合流する南野拓実選手を除く19名で練習をスタート。
手倉森監督からの「この大会にはチャンスしか無い。自分たちが目指しているものをさらに意識して、意欲を持って臨もう」というメッセージでスイッチの入った若きサムライたちは、序盤のプレパレーションエクササイズ、パワートレーニングから活力ある動きを見せます。攻守に分かれてのファンクショントレーニングに移ると、選手同士の距離感やコンビネーションを入念に確認します。最後はゲーム形式の練習。実践さながらの強度の高いプレーで、チームの質と初戦への士気を十分に高めました。選手たちは、気合に満ち溢れた表情で精力的に練習に取り組みました。
夕方、コーチングスタッフは日本とこれから対戦する四カ国の初戦の視察に出向きました。1試合目のギニア対パラグアイは3対1でパラグアイが、2試合目のイングランド対ポルトガルは1対0でイングランドが勝利し、それぞれグループリーグ第1節で勝点3を得ました。日本は21日の第2節からの登場です。
尚、今大会は参加国に審判帯同が義務付けられており、山本雄大さん、八木あかねさん、田中利幸さんの3名が、18日に行われた大会のオープニングマッチであるチェコ対マリ戦の審判を務めました。
初戦のパラグアイとの対決を翌日に控える20日(金)は、重要な決戦に向けた調整を午後に行います。
選手コメント
DF #5 植田直通 選手(鹿島アントラーズ)
この大会はチームとしても、個人としても貴重な大会です。オリンピックも近づいていますので、もっと高め合っていかないといけません。チームの中でも個を大事にし、自分自身良いプレーを心がけたいです。5月11日のMS&ADカップ2016ガーナ戦をあの時期に熊本に近い佐賀でできたことは縁があったと思います。たくさん声を掛けて貰えました。サッカーで元気になってくれる人がいることを実感しましたし、これからもサッカーを通じて一人でも多くの人に元気を届けたいと思いました。ガーナ戦ではキャプテンマークを初めて巻かせてもらいましたが、キャプテンでなくともピッチ上でもっとリーダーシップを発揮しなければいけないと感じさせられました。
1月の最終予選でオリンピック出場権を獲得し、アジアチャンピオンというタイトルも取ることができ、あの時のメンバーは自信を得たと思います。その後、自分も自クラブでリーグ戦に出場できていますが、まだまだ成長しなければいけないので、引き続きリーグ戦に出場し続けられるように頑張りたいです。監督が言うように、オリンピックだけでなく、その先のワールドカップを意識しなければいけません。そして、SAMURAI BLUE(日本代表)に招集されないといけないという危機感は常に持っています。
前回のロンドン大会のベスト4という結果は超えないといけないと思っていますし、メダル獲得のためにはまだ成長が必要だと感じています。今大会を成長の糧にできるよう良い経験を積みたいです。そして、熊本の方たちもテレビを通じて試合を見てくれると思いますので、自分が試合に出るときは熊本の皆さんに勇気と希望を与えられるようなプレーをしたいと思います。
FW #9 オナイウ阿道 選手(ジェフユナイテッド千葉)
追加招集で呼んで貰えたので、このチャンスを活かせるよう良い準備をして試合に挑みたいです。この大会では、与えられたチャンスをものにしたいですし、1月の最終予選では個人としての結果を残せませんでしたので、そういう部分にこだわって戦っていきたいです。前線で積極的にボールを受けたり、ゴールへ向かう姿勢、献身的な守備という部分をアピールしていきたいです。オリンピックは自分の可能性をすごく広げられるところだと思いますし、日本の代表としてそこに出場できることは素晴らしいことだと思います。そして、このトゥーロン国際大会について監督から世界を感じられる大会と言われています。自分の幅が広がると思いますので、適応できるよう頑張りたいです。そして、日の丸をつけて戦えることは素晴らしいことですので、誇りを持って戦いたいです。
スケジュール
5月17日(火) AM/PM トレーニング
5月18日(水) AM/PM トレーニング
5月19日(木) AM トレーニング
5月20日(金) PM トレーニング
第44回トゥーロン国際大会
5月21日(土) 16:15 第一戦 vs U-23パラグアイ代表(@Stade De Lattre)
5月22日(日) AM トレーニング
5月23日(月) 17:15 第二戦 vs U-23ポルトガル代表(@Stade De Lattre)
5月24日(火) AM トレーニング
5月25日(水) 17:15 第三戦 vs U-23ギニア代表(@Stade Antoine Baptiste)
5月26日(木) AM トレーニング
5月27日(金) 17:15 第四戦 vs U-23イングランド代表(@Stade Léo-Lagrange)
5月28日(土) AM トレーニング
5月29日(日) 16:15
18:45 3/4位決定戦(@Parc des Sports)
決勝(@Parc des Sports)
※時間は全て現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

チンチロリン
トゥーロン国際大会開幕を前にコメントを発したU-23日本代表の植田である。
この大会の先にある五輪を見据え、高いモチベーションを感じさせる。
頼もしい。
国際経験を積み、更に成長するのだ。
活躍を楽しみしておる。

チンチロリン
今季二度目の対じは、一歩も引かない熱戦が繰り広げられそうだ
目の前の勝利は譲れない。「豊田スタ」での必勝戦
1試合未消化で暫定11位の名古屋が、ホームでの必勝を誓う。5月18日、Jリーグヤマザキナビスコカップが各地で行われた中、試合のなかったチームは、この一戦に照準を定めてきた。
直近の明治安田J1 1st第12節の甲府戦は2−2のドロー。終盤のパワープレーで2点のビハインドを追い付く執念を見せたものの、相手の堅いブロックを崩すことができなかった。小倉 隆史監督は「崩す関係性はまだまだ作れていないなと。その中でカウンターの一対一の対応、カバーリングを含め、そこで失点するのは大いに反省するところ」と、まだまだ課題が多いことを口にしている。
そのこともあってか、17日の練習では新たな試みが見られた。この日の紅白戦でトップ下に抜てきされたのは、数シーズンにわたってボランチを主戦場としてきた田口 泰士。もちろん決定事項ではなく、田口本人も「どこをやってもしっかりとチームに貢献しないといけない」と話しているが、「(ボランチより)1個前に出ているわけだから、ゴールを意識することも考えないといけない」とイメージを描く。高校時代には3トップの一角を務めていた背番号7。今節は新たなオプションが見られるかもしれない。
さらにこの日は、トヨタ自動車株式会社代表取締役社長で、名古屋の会長も兼ねる豊田 章男氏が約6年ぶりに練習場を来訪。4月に新設されたクラブハウスの視察と練習を見学した後、チームは激励の言葉を頂いている。
「いつかは絶対に結果が出てくるから、焦らずに心を1つにやってほしい。ただ、あまりこういうことは言わないんだけど、思いとしてはホームで負けてほしくないんですよ。地域に元気を与えるためにも、ホームで勝つチームになるよう、ぜひとも一緒に戦おうと言いましたね」
舞台はホームの豊田スタジアム。どんな時も勝利を追求する姿勢は変わらないものの、チームは「団結」を合言葉にあらためて身を引き締めている。
だが、対戦相手に迎える鹿島は、言うまでもなく強大な存在だ。4月6日のナビスコカップグループステージAグループ第3節で1−3の逆転負けを喫しているだけでなく、鹿島の状況が拍車を掛ける。5月18日に行われた同第5節で湘南に敗れた鹿島は、この試合で1つ目のタイトルが消滅。「常勝」をうたう鹿島イレブンは、この悔しさを大きなエネルギーに変えて臨んでくるだろう。
リーグ戦に関しては4試合負けがなく、3位につける鹿島。上位を追走したい今節は植田 直通がU-23日本代表に招集され、彼の不在時にセンターバックの穴を埋めた西 大伍をも出場停止で欠くだけに、まさに正念場の局面と言える。カップタイトルを失った直後の一戦で、メンバーの不在や、日程的なディスアドバンテージをどう乗り切るのか。石井 正忠監督にとっては腕の見せどころとなるだろう。
目の前の勝利に向けて団結する両者。ホームでの勝利を至上命令とする名古屋が前回対戦の雪辱を果たすか、それとも鹿島がこの苦境を乗り越えるか。今季二度目の対じは、一歩も引かない熱戦が繰り広げられそうだ。
[ 文:村本 裕太 ]

チンチロリン
「対戦相手に迎える鹿島は、言うまでもなく強大な存在」と評する名古屋担当の村本氏によるプレビューである。
名古屋視点に立つと、リーグ戦4戦無敗、ナビスコ杯ではホームにて逆転負けを喫した鹿島は非常に怖い相手に映る様子。
しかしながら、鹿島としては、ここしばらくの試合内容や植田と西の不在で、強烈な攻撃陣を持つ名古屋に守備陣がどれだけ踏ん張れるか不安が募るところ。
逆にいえば、石井監督の手腕が問われるところ。
過密日程、主軸選手の欠場というハンデを覆す一手をどのように打つのであろうか。
采配に注目である。

チンチロリン
1試合未消化で暫定11位の名古屋が、ホームでの必勝を誓う。5月18日、Jリーグヤマザキナビスコカップが各地で行われた中、試合のなかったチームは、この一戦に照準を定めてきた。
直近の明治安田J1 1st第12節の甲府戦は2−2のドロー。終盤のパワープレーで2点のビハインドを追い付く執念を見せたものの、相手の堅いブロックを崩すことができなかった。小倉 隆史監督は「崩す関係性はまだまだ作れていないなと。その中でカウンターの一対一の対応、カバーリングを含め、そこで失点するのは大いに反省するところ」と、まだまだ課題が多いことを口にしている。
そのこともあってか、17日の練習では新たな試みが見られた。この日の紅白戦でトップ下に抜てきされたのは、数シーズンにわたってボランチを主戦場としてきた田口 泰士。もちろん決定事項ではなく、田口本人も「どこをやってもしっかりとチームに貢献しないといけない」と話しているが、「(ボランチより)1個前に出ているわけだから、ゴールを意識することも考えないといけない」とイメージを描く。高校時代には3トップの一角を務めていた背番号7。今節は新たなオプションが見られるかもしれない。
さらにこの日は、トヨタ自動車株式会社代表取締役社長で、名古屋の会長も兼ねる豊田 章男氏が約6年ぶりに練習場を来訪。4月に新設されたクラブハウスの視察と練習を見学した後、チームは激励の言葉を頂いている。
「いつかは絶対に結果が出てくるから、焦らずに心を1つにやってほしい。ただ、あまりこういうことは言わないんだけど、思いとしてはホームで負けてほしくないんですよ。地域に元気を与えるためにも、ホームで勝つチームになるよう、ぜひとも一緒に戦おうと言いましたね」
舞台はホームの豊田スタジアム。どんな時も勝利を追求する姿勢は変わらないものの、チームは「団結」を合言葉にあらためて身を引き締めている。
だが、対戦相手に迎える鹿島は、言うまでもなく強大な存在だ。4月6日のナビスコカップグループステージAグループ第3節で1−3の逆転負けを喫しているだけでなく、鹿島の状況が拍車を掛ける。5月18日に行われた同第5節で湘南に敗れた鹿島は、この試合で1つ目のタイトルが消滅。「常勝」をうたう鹿島イレブンは、この悔しさを大きなエネルギーに変えて臨んでくるだろう。
リーグ戦に関しては4試合負けがなく、3位につける鹿島。上位を追走したい今節は植田 直通がU-23日本代表に招集され、彼の不在時にセンターバックの穴を埋めた西 大伍をも出場停止で欠くだけに、まさに正念場の局面と言える。カップタイトルを失った直後の一戦で、メンバーの不在や、日程的なディスアドバンテージをどう乗り切るのか。石井 正忠監督にとっては腕の見せどころとなるだろう。
目の前の勝利に向けて団結する両者。ホームでの勝利を至上命令とする名古屋が前回対戦の雪辱を果たすか、それとも鹿島がこの苦境を乗り越えるか。今季二度目の対じは、一歩も引かない熱戦が繰り広げられそうだ。
[ 文:村本 裕太 ]

チンチロリン
「対戦相手に迎える鹿島は、言うまでもなく強大な存在」と評する名古屋担当の村本氏によるプレビューである。
名古屋視点に立つと、リーグ戦4戦無敗、ナビスコ杯ではホームにて逆転負けを喫した鹿島は非常に怖い相手に映る様子。
しかしながら、鹿島としては、ここしばらくの試合内容や植田と西の不在で、強烈な攻撃陣を持つ名古屋に守備陣がどれだけ踏ん張れるか不安が募るところ。
逆にいえば、石井監督の手腕が問われるところ。
過密日程、主軸選手の欠場というハンデを覆す一手をどのように打つのであろうか。
采配に注目である。

チンチロリン
U-19日本代表 水原JS杯 U-19フランス代表戦
U-19日本代表 SUWON JS CUP 第1戦 マッチレポート vs.U-19フランス代表
2016年05月19日
SUWON JS CUP 第1戦 vs U-19フランス代表
2016年5月18日(水) キックオフ時間 17:15 試合時間 90分(45分×2)
Suwon World Cup Stadium(韓国/水原)
U-19フランス代表 3-1(前半3-1、後半0-0)U-19日本代表
得点
7分 失点(U-19フランス代表)
14分 失点(U-19フランス代表)
25分 失点(U-19フランス代表)
39分 垣田裕暉(U-19日本代表)
スターティングメンバー
GK:小島亨介
DF:小島雅也、大南拓磨、町田浩樹、舩木翔
MF:?木彰人、坂井大将、中山雄太、遠藤渓太
FW:堂安律、垣田裕暉
サブメンバー
GK:廣末陸
DF:柳貴博、野田裕喜
MF:佐藤亮、神谷優太、市丸瑞希、伊藤涼太郎
FW:和田昌士、中村駿太
交代
HT 小島雅也 → 神谷優太
HT 垣田裕暉 → 中村駿太
70分 ?木彰人 → 伊藤涼太郎
マッチレポート
SUWON JS CUP 第1戦の相手はU-19フランス代表。試合は日本が強豪のフランスを相手に前線からプレスをかけ、ボールを奪い攻撃を仕掛けていきますが、7分に自陣内のパスミスから相手にボールを奪われると、中央突破されてしまいシュートを決められ先制を許します。続けて14分には相手のロングスローが日本のゴール陣内に入り、一度は跳ね返すもののこぼれ球を拾われシュートを決められ0−2となります。さらに25分には、日本の右サイドから前線にクロスボールを入れられると、日本守備陣の判断ミスから相手FWにゴール前のスペースでボールを受けられてしまいます。そのままGKと1vs1になり冷静にシュートを決められ日本は早い時間帯で3失点を許します。
それでも日本は39分、相手の右サイドでボールを動かし、タイミング良く走りだして空いているスペースでボールを受けた堂安選手がゴール前に侵入しパスを出すと、これを受けた垣田選手が右足でシュートを決め2点差で前半を折り返します。
後半は日本のペースで進むと64分には、相手デフェンダーがペナルティエリア内でハンドのファウルをし、ペナルティキックのチャンスを獲得。ゲームキャプテンの坂井選手がキッカーを務め、ゴール正面に思い切りシュートを放ちますが、相手ゴールキーパーが必死にセーブし日本は追加点を奪えません。その後も日本が試合の主導権を握り、ワンタッチ、ツータッチのパスで相手ゴール前に侵入しますが、フランス代表の強固な守備の前に得点を奪うことができず1−3のまま試合終了。日本は大事な初戦に勝利することができませんでした。第2戦は5月20日(金)にU-19ブラジル代表と行われます。
選手コメント
DF #4 町田浩樹 選手(鹿島アントラーズ)
今日の試合は、前半の立ち上がりに簡単なミスから立て続けに失点してしまい、相手に主導権を握られてしまいました。前半の最後から後半は自分達がボールを保持し攻撃を仕掛けることができました。しかし、最後シュートを決めきれない日本に対し逆に一本のチャンスを確実に決めてくるところがフランス、世界との差だと改めて感じました。自分としてもスピードのあるFWへの対応や前線を動かしての守備には大きな課題が残りました。まだ残り2試合、素晴らしい相手とできるのでチームで一丸となり結果をだせるように頑張ります。
MF #18 遠藤渓太 選手(横浜F・マリノス)
フランスという素晴らしいチームと対戦することができましたが、技術の差やフィジカルの差を感じたゲームになりました。その中で自分が出来ることを増やし、ゴールに直結するプレーの精度をもっともっと高めていかなければいけないと感じました。気持ちを切り替えてブラジル戦に向けて準備します。
MF #14 ?木彰人 選手(ガンバ大阪)
今日は強豪国のフランスとの試合で、自分としてもチームとしてもとても良い対戦相手でした。開始からすぐ自分たちのミスを突かれて失点をしてしまい、その後すぐ修正出来なく立て続けに2失点してしまい、本当に勿体無いことをしてしまいました。時間が経つにつれて自分たちのペースで試合を運べ前半で1点返せたのはよかったですが、後半決めれるチャンスを決めきれず差を縮めれなかったのが悔しかったですし、もう負けたくないとも思いました。次のブラジル戦はチーム一丸となって勝ちに拘っていきたいです。
GK #1 小島亨介 選手(早稲田大学)
今日の試合は、先を見据えた戦いでもあった中で内容と結果にこだわる意識で試合に臨みました。立ち上がりに相手のペースにのみ込まれて立て続けに失点してしまい、自分達の攻撃の形が作れずに我慢する時間帯が続いてしまいました。後半は、ある程度自分達の攻撃の時間が作れたので得点だったりチャンスに繋がったと思います。試合を通して失点した後にメンタル面の切り替えであったり悪い部分の修正がすぐにできなかったことで立て続けに失点を重ねってしまったと感じているので、チームの課題として一人一人が向き合って修正していきたいと思います。あと2試合あるので内容と結果にこだわるために個人としてもチームとしても良い準備をして臨んでいきたいです。
スケジュール
2016 Suwon JS Cup
5月18日(水) 1-3 vs U-19フランス代表(水原ワールドカップスタジアム)
5月19日(木) TBC トレーニング
5月20日(金) 16:30 vs U-19ブラジル代表(水原ワールドカップスタジアム)
5月21日(土) TBC トレーニング
5月22日(日) 14:50 vs U-19韓国代表(水原ワールドカップスタジアム)
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

チンチロリン
水原JS杯にてU-19フランス代表と対戦したU-19日本代表である。
町田、垣田共に先発しておる。
垣田は日本の唯一の得点を決めたとのこと。
この年代のストライカーの位置を確立しつつあるのではなかろうか。
良い経験をし、成長して帰国するのだ。
期待しておる。

チンチロリン
2016年05月19日
SUWON JS CUP 第1戦 vs U-19フランス代表
2016年5月18日(水) キックオフ時間 17:15 試合時間 90分(45分×2)
Suwon World Cup Stadium(韓国/水原)
U-19フランス代表 3-1(前半3-1、後半0-0)U-19日本代表
得点
7分 失点(U-19フランス代表)
14分 失点(U-19フランス代表)
25分 失点(U-19フランス代表)
39分 垣田裕暉(U-19日本代表)
スターティングメンバー
GK:小島亨介
DF:小島雅也、大南拓磨、町田浩樹、舩木翔
MF:?木彰人、坂井大将、中山雄太、遠藤渓太
FW:堂安律、垣田裕暉
サブメンバー
GK:廣末陸
DF:柳貴博、野田裕喜
MF:佐藤亮、神谷優太、市丸瑞希、伊藤涼太郎
FW:和田昌士、中村駿太
交代
HT 小島雅也 → 神谷優太
HT 垣田裕暉 → 中村駿太
70分 ?木彰人 → 伊藤涼太郎
マッチレポート
SUWON JS CUP 第1戦の相手はU-19フランス代表。試合は日本が強豪のフランスを相手に前線からプレスをかけ、ボールを奪い攻撃を仕掛けていきますが、7分に自陣内のパスミスから相手にボールを奪われると、中央突破されてしまいシュートを決められ先制を許します。続けて14分には相手のロングスローが日本のゴール陣内に入り、一度は跳ね返すもののこぼれ球を拾われシュートを決められ0−2となります。さらに25分には、日本の右サイドから前線にクロスボールを入れられると、日本守備陣の判断ミスから相手FWにゴール前のスペースでボールを受けられてしまいます。そのままGKと1vs1になり冷静にシュートを決められ日本は早い時間帯で3失点を許します。
それでも日本は39分、相手の右サイドでボールを動かし、タイミング良く走りだして空いているスペースでボールを受けた堂安選手がゴール前に侵入しパスを出すと、これを受けた垣田選手が右足でシュートを決め2点差で前半を折り返します。
後半は日本のペースで進むと64分には、相手デフェンダーがペナルティエリア内でハンドのファウルをし、ペナルティキックのチャンスを獲得。ゲームキャプテンの坂井選手がキッカーを務め、ゴール正面に思い切りシュートを放ちますが、相手ゴールキーパーが必死にセーブし日本は追加点を奪えません。その後も日本が試合の主導権を握り、ワンタッチ、ツータッチのパスで相手ゴール前に侵入しますが、フランス代表の強固な守備の前に得点を奪うことができず1−3のまま試合終了。日本は大事な初戦に勝利することができませんでした。第2戦は5月20日(金)にU-19ブラジル代表と行われます。
選手コメント
DF #4 町田浩樹 選手(鹿島アントラーズ)
今日の試合は、前半の立ち上がりに簡単なミスから立て続けに失点してしまい、相手に主導権を握られてしまいました。前半の最後から後半は自分達がボールを保持し攻撃を仕掛けることができました。しかし、最後シュートを決めきれない日本に対し逆に一本のチャンスを確実に決めてくるところがフランス、世界との差だと改めて感じました。自分としてもスピードのあるFWへの対応や前線を動かしての守備には大きな課題が残りました。まだ残り2試合、素晴らしい相手とできるのでチームで一丸となり結果をだせるように頑張ります。
MF #18 遠藤渓太 選手(横浜F・マリノス)
フランスという素晴らしいチームと対戦することができましたが、技術の差やフィジカルの差を感じたゲームになりました。その中で自分が出来ることを増やし、ゴールに直結するプレーの精度をもっともっと高めていかなければいけないと感じました。気持ちを切り替えてブラジル戦に向けて準備します。
MF #14 ?木彰人 選手(ガンバ大阪)
今日は強豪国のフランスとの試合で、自分としてもチームとしてもとても良い対戦相手でした。開始からすぐ自分たちのミスを突かれて失点をしてしまい、その後すぐ修正出来なく立て続けに2失点してしまい、本当に勿体無いことをしてしまいました。時間が経つにつれて自分たちのペースで試合を運べ前半で1点返せたのはよかったですが、後半決めれるチャンスを決めきれず差を縮めれなかったのが悔しかったですし、もう負けたくないとも思いました。次のブラジル戦はチーム一丸となって勝ちに拘っていきたいです。
GK #1 小島亨介 選手(早稲田大学)
今日の試合は、先を見据えた戦いでもあった中で内容と結果にこだわる意識で試合に臨みました。立ち上がりに相手のペースにのみ込まれて立て続けに失点してしまい、自分達の攻撃の形が作れずに我慢する時間帯が続いてしまいました。後半は、ある程度自分達の攻撃の時間が作れたので得点だったりチャンスに繋がったと思います。試合を通して失点した後にメンタル面の切り替えであったり悪い部分の修正がすぐにできなかったことで立て続けに失点を重ねってしまったと感じているので、チームの課題として一人一人が向き合って修正していきたいと思います。あと2試合あるので内容と結果にこだわるために個人としてもチームとしても良い準備をして臨んでいきたいです。
スケジュール
2016 Suwon JS Cup
5月18日(水) 1-3 vs U-19フランス代表(水原ワールドカップスタジアム)
5月19日(木) TBC トレーニング
5月20日(金) 16:30 vs U-19ブラジル代表(水原ワールドカップスタジアム)
5月21日(土) TBC トレーニング
5月22日(日) 14:50 vs U-19韓国代表(水原ワールドカップスタジアム)
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

チンチロリン
水原JS杯にてU-19フランス代表と対戦したU-19日本代表である。
町田、垣田共に先発しておる。
垣田は日本の唯一の得点を決めたとのこと。
この年代のストライカーの位置を確立しつつあるのではなかろうか。
良い経験をし、成長して帰国するのだ。
期待しておる。

チンチロリン
湘南戦コメント・報道
2016Jリーグヤマザキナビスコカップ グループステージ 第5節


鹿島アントラーズ:石井 正忠
前半は前からのプレッシャーが非常にいい形だった。守備の一瞬の隙を突かれて同点とされた。後半は相手の中へのワンツーに対して、対応が遅れるケースが多かった。そこを修正できずに、ゲームが進んでしまった。交代で追加点をねらいたかったが、そこができなかった。最後は、交代するタイミングが遅れてしまい、同点に追いつかれ、さらに1点を奪われてしまった。選手は90分タフに戦ってくれたが、最後の采配のところでチームを勝たせることができなかった。グループステージ敗退となってしまい、サポーターに申し訳なく思う。
Q 最後の采配が遅れたというが、迷ったところがあったのか?
A ゲームが良くない状態で進んでいったときに、いつもなら選手のなかで修正できる部分もある。しかし、そこがうまくいかないなか、最後は岳を入れて中盤の守備を締めようと考えたが、少し遅れてしまった。
Q 前半は圧倒するかに思えたが、後半は逆になってしまった。その原因は?
A どんなゲームプランで臨んできたかもあると思う。後半、かなりアグレッシブに、外から中への攻撃を数多くやってきた。その対応が遅れてしまった。攻撃面でも、自分たちでボールを奪われてしまう場面が多くなり、後半は、守備の時間が増えてしまった。
Q 監督としてナビスコカップのグループステージから戦うのは初めてになるが、難しさを感じるところはあるか?
A 最初の2試合は本来のポジションではなかったり、試合経験が少ない選手を起用することもあり、実際にどの程度できるかということはあったが、そこもこちらの準備の問題。選手は持っている力を出してくれた。Jリーグとナビスコカップを並行して戦う難しさは確かにあったが、チーム全体としては非常に積み重なっているものを感じている。しかし、結果がすべて。勝ちきることができなかったのは、自分の力。


【小池 裕太】
試合が始まる前は大丈夫だったけど、試合が始まって今まで味わったことのない感じで、いつも以上に緊張した。石井監督からは最初から100%でいけと言われていた。悔いはない。緊張も少しあったが、この試合を機に成長して、また試合に出られたらと思う。
【土居 聖真】
(2失点目までは)しっかり耐えていたので、もう1点を自分のところで取れていれば楽に試合を進められたと思う。自分の得点力をもっともっと改善していかないといけないと思う。前の選手が敵陣内でもう少し時間を作れれば良かった。簡単に失うことが多かった。ゲームの流れを読むという点で、もう少しできたと思う。チーム全員に責任がある。
【永木 亮太】
(前半は)プレッシャーがかかっていたので、全体的に後半も前半と同じようにできなかったことが敗因。うまくFWの選手を動かせなかったり、ボールの失い方が後半のいけなかったところ。DFラインから押し上げて前からプレッシャーをかけられれば良かった。(ゴールは)相手のファーストタッチがうしろ気味になると思っていた。自分のストロングポイント。今日は全体的に良くなかったし、変なボールの失い方が多かった。最後で集中が切れた。
【杉本 太郎】
ゴール周辺でもっと仕事をしないといけなかった。勝たなきゃいけない試合。大事なタイトルを1つ失ってしまった。申し訳ないと思う。その責任は大きい。
【昌子 源】
2回リードして逆転されたのはDFとして申し訳ない。追加点がとれないからといって受け身になると厳しくなる。相手を受けてしまい自陣でのプレーが多くなり、苦しくなってこういう結果になってしまった。一番最悪なパターン。これが続くようではダメ。チーム全体で意識して、しっかりやっていきたい。お互いにいいたいことをいい合って、いい方向に持っていきたい。
ナビスコカップ グループステージ第5節 湘南戦

本日行われたナビスコカップ グループステージ第5節 湘南戦は2-3で負けを喫しました。
ヤマザキナビスコカップ グループステージ 第5節
2016年5月18日(水)19:03KO カシマ
[ 石井 正忠監督 ]
今日のゲーム内容ですけども、前半は前からプレッシャーに行く形で非常に良かったと思いますけども、守備の本当に一瞬の隙を突かれてしまって、前半のうちに同点に追い付かれてしまいました。(その後、勝越して)後半に入ってから、かなり守備の対応のところで、湘南さんのワンツーに対して対応が遅れるケースが多くて、そこをなかなか修正できずにゲームが進んでしまいました。交代メンバーを入れて、リードしていたのでまずは追加点を取る形を取りたかったんですけど、それができませんでした。あとは最後、これは私自身の問題で交代するタイミングが遅れて(87分に)同点に追い付かれてしまって、さらに最後、1点を奪われて負けてしまいました。選手にも言いましたけど、選手は本当に90分タフに戦ってくれましたけども、私自身がチームを勝たせることができませんでした。最後の采配のところが遅れてしまった。そこが今日の最大の敗因だと思います。グループステージを勝ち上がることが、もうほかの結果も含めるとできなくなってしまったと思うので、応援してくれているサポーターの皆さんには本当に申し訳なく思っています。
−−最後の采配が遅れてしまったということですが、交代で悩まれた部分があったのでしょうか?
当然、ゲームが良くない状態で進んでいたときに、普段であればある程度、選手の中で修正できて、どうにか対応できるんじゃないかと思っていたんですけど、そこがうまくいかない中、最後で言うと(柴崎)岳を入れて中盤の守備のところを締めてもらおうと思ったんですけど、そこのタイミングがちょっと遅れてしまいました。
−−前半の主導権の持ち方を見ると、圧倒するのかと思いましたが、後半は逆に押し込まれて足も止まっていたように見えました。その辺はいかがでしょうか?
そうですね。湘南さんがどういうゲームプランで来ていたのか、というのもあると思うんですけど、後半はかなりアグレッシブに、特に外から中への攻撃をやってきたので、その辺の対応が遅れてしまったのが最大の原因だと思います。あと、攻撃面でも自分たちで(ボールを)奪われてしまう状況が増えてきてしまって、そこで守備の時間が多くなってしまったと思います。前半は非常に、自分たちがボールを保持する時間が長かったので、守備の時間はかなり少なかったんですけど、相手陣内でボールを収める時間が少なくなったことで、守備の時間が多くなり、崩される数が多くなったと思います。
−−グループステージから戦うのは、石井監督は初めてだと思います。コンディションや練習で見ている選手の力量が、試合の中で違ったりとか、どのあたりに難しさを感じましたか?
最初の2戦は、本来のポジションではないポジションでやってもらったりとか、Jリーグで試合経験の少ない選手が出場したり、ということがあったので、先ほどおっしゃったような実際の試合でどれだけできるのかという差は、確かにあったんじゃないかと思います。でも、そこもこっちの準備の部分だったと思うので、選手はその時に持っている力は出してくれたと思っています。そういう点では、連戦でJリーグとナビスコカップを並行してやっていくという難しさも感じましたけど、チーム全体としてはすごく積み重なっている部分も見えていたので、そういう点では良かったと思うんですけど、全ては結果ですので。やっぱりそういうところで勝ち切るというところは、僕自身の力(がもっと必要)なんじゃないかと思っています。
ヤマザキナビスコカップ グループステージ 第5節
2016年5月18日(水)19:03KO カシマ
[ 永木 亮太 ]
−−前半は思い通りに進められたと思うが?
そうですね。プレッシャーが掛かっていた。全体的に、後半も同じことができなかったのが敗因じゃないかと思います。
−−後半にそれをできなかった理由は?
うまくFWの選手を動かせなかったりだとか、ボールの失い方が(原因で)前で起点を作れなかったので、そこが今日の後半のいけなかったところだと思います。あとは、ディフェンスラインからしっかり押し上げて、自分たちももう少し前でプレッシャーを掛ければ良かったんじゃないかと思います。
−−自身の得点については?
あれは自分の良さでもあるので。(相手が)ファーストタッチを少し後ろ気味にトラップするだろうなと思っていたので、(後方から狙って奪った)あれは自分のストロングポイントです。相手は新しい選手だったので特徴は分からなかったですけど、どの選手が相手でもあれはやっていきたいと思います。
[ 土居 聖真 ]
同点になったのは何分ですか?87分?いやぁ……。そこまでは後ろの人が耐えていたので、もう1点自分のところで取れていれば、もっと楽に試合を進められたと思うんで、自分の得点力をもっともっと改善していかなくてはいけないと思います。
−−相手が交代選手を入れてから、湘南がボールを持つ時間が長くなってしまったが?
ギリギリまでやらせてなかったと思いますし、確かに流れは点差上もそうなってしまったのかもしれないですけど、もうちょっと前めの選手が、FWやサイドハーフが、敵陣内でボールを持つ時間を増やさないといけなかった。自分もやろうとしたんですけど、簡単に失う場面が多かったので、なんとかサイドで1回起点を作って、しっかり回そうとしたんですけど、チームとしてはなかなか難しくなってしまった。簡単なところで失う場面が多かったので、ゲームの流れを読むところは自分も含めてもうちょっとなんとかできたんじゃないかと思います。
−−これでJリーグヤマザキナビスコカップの敗退が決まってしまいました。
チーム全員に責任はありますし、まず2連敗から始まったのは反省すべきところ。チーム全員で招いた結果かと思います。
−−すぐにリーグ戦が待っているが?
そうですね。リーグ戦も落とせないんで、しっかり反省するしかないかなと思います。
はつらつとした好ゲーム。采配が的中した湘南が逆転勝利
終盤、ほぼ手にしていたと思われた勝点3が、ホームチームからするりと落ちてしまった。
リーグ戦から中3日の連戦ということもあり、鹿島が先発を6人、湘南は8人を入れ替えて臨んだ。それでも、出場機会を得た選手がはつらつとしたプレーを見せ、互いにチームコンセプトを感じさせる好ゲームとなった。
まず先手を奪ったのは鹿島。11分、敵陣でボールを失った後、湘南のビルドアップに素早く襲い掛かったのは古巣対決だった永木 亮太。下田 北斗からボールを奪うとそのまま自身でゴールにたたき込み、先制点を奪った。
その後も、ボールに食い付く湘南をうまく利用してペースをつかむ。しかし、18分に湘南が得意のカウンターからゴールを奪う。鹿島のスローインを素早く囲んで奪うと、齊藤 未月が前線の大竹 洋平にクサビを入れる。さらに大竹から鹿島のディフェンスラインを抜け出した大槻 周平にパスがつながると、追いすがるブエノを尻目に大槻が豪快にゴールに突き刺し、湘南が同点に追い付く。
同点に追い付かれ、グループステージ突破のためには勝たなければいけない鹿島に焦りが見えるかと思われたが、ペースを渡さない。26分、初先発の小池 裕太が左サイドのCKからファーサイドへ大きなボールを蹴る。「GKは出てこられない位置なので、折り返しを狙って」というキックを鈴木 優磨が折り返すと、混戦から土居 聖真が押し込み、再び鹿島がリードを奪った。
後半、二度目のリードを奪った鹿島が優位に試合を進めていくかと思われたが、交代選手のパフォーマンスが大きく試合を左右する。鹿島の石井 正忠監督が「交代メンバーを入れて、リードしていたのでまずは追加点を取りたかった」と、さらに1点を奪いに行く采配を見せたものの、逆にボールを失う回数が増え、湘南が試合を支配するようになっていく。
すると、87分に大竹からスルーパスを受けた長谷川 アーリアジャスールが、同点弾をたたき込む。さらに、勢いに乗る湘南は鹿島を攻め立て、アディショナルタイムに入った94分、鹿島のCKの流れからカウンターに移ると、右サイドを抜け出した長谷川から中央に走り込んだ端戸 仁へクロス。端戸が思い切りよく左足を振り抜くと、土壇場に逆転ゴールが生まれた。
長谷川が同点弾、端戸が逆転弾と、途中出場の2選手がいずれも活躍した湘南。鋭い采配を見せた? 貴裁監督は「今日は本当に1点取られても追い付き、また取られても逆転できたことは、今年初めてですし、何より交代選手の3人を含めて、われわれのスタイルの幅を広げるというか、オプションを作れたという意味でも、非常にみんなよく頑張ってくれた」とコメント。特に、2得点に絡む活躍を見せた長谷川については「アーリアに預けたら飛び出しやすくなる、そういったリズムがチームの中に出てきていた。今日はほぼノーミスの感じでやってくれたと思いますし、ああいう選手が攻撃に1つ絡むことで、われわれの、推進力がある選手がより生かされる展開になったと思う」と称賛した。
これで湘南はAグループ3位へ順位を上げた。一方の鹿島はグループステージ敗退が決定した。
[ 文:田中 滋 ]
【鹿島 vs 湘南】古巣からの先制ゴール!
2016年5月18日(水)

永木亮太が古巣相手に先制ゴールを決め、鹿島が先制!
早くも連覇消滅…前回王者・鹿島は2試合残してGL敗退が決定
16/5/18 21:08
[5.18 ナビスコ杯グループリーグ第5節 鹿島2-3湘南 カシマ]
前回王者のグループリーグ敗退が決まった。鹿島アントラーズはホームで湘南ベルマーレと対戦し、2-3の逆転負け。1勝3敗の勝ち点3のまま残り2節となったが、首位大宮が勝ち点11、2位神戸が勝ち点10にまで伸ばしたため、連勝しても勝ち点で届かず、決勝トーナメント進出の可能性が消滅した。
鹿島は前半11分、高い位置でボールを奪ったMF永木亮太がそのままPA内に持ち込み、右足でゴール左隅に流し込む先制点。今季、湘南から完全移籍で加入した背番号6が古巣相手に移籍後公式戦初ゴールをマークした。湘南も同18分にカウンターからFW大竹洋平のロングフィードに反応したFW大槻周平が左足ミドルを叩き込み、1-1の同点に追いつくが、鹿島がすぐさま勝ち越しに成功する。
起点となったのは流通経済大2年で特別指定選手のDF小池裕太だ。この日、左サイドバックで先発デビューを果たすと、前半26分、左CKのキッカーを務め、左足でゴール前に上げたボールのこぼれ球をFW土居聖真が押し込んだ。
前半42分にもFWジネイのスルーパスに抜け出した土居が決定機を迎えるが、右足のシュートはGKタンドウ・ベラピがセーブ。2-1で折り返した後半も試合の主導権を握り、後半13分にはDF西大伍の右クロスからフリーのMF鈴木優磨がダイビングヘッドで合わせたが、枠を捉え切れなかった。
湘南も後半25分、ワンツーで左サイドを突破した途中出場のMF長谷川アーリアジャスールがPA内へ切れ込み、マイナスの折り返しをフリーの大竹が左足で合わせたが、クロスバーの上へ。絶好の同点機を逃したが、試合終了間際の後半42分、大竹のスルーパスに抜け出した長谷川が左足でゴールに流し込んだ。
スペイン2部サラゴサから今年3月に加入した長谷川の移籍後初ゴールで2-2の同点に追いつくと、さらに後半アディショナルタイム、カウンターから長谷川が右サイドを駆け上がり、ゴール前にクロス。ファーサイドから途中出場のFW端戸仁が走り込み、左足で劇的な決勝点を叩き込んだ。
試合後のインタビューでは「自陣から駆け上がって、乳酸がたまっていたけど、最後は技術というよりは気持ちで押し込んだ」と得点シーンを振り返った端戸は今季、横浜FMから完全移籍で加入。移籍後初ゴールが横浜FM時代の13年4月13日のJ1川崎F戦以来、約3年ぶりの得点となった。湘南は2勝1分1敗の勝ち点7に伸ばし、A組3位に浮上。決勝トーナメント進出に望みをつないでいる。
【ナビスコ杯】サポーターから激しい叱責! 前回王者・鹿島が湘南に逆転負けで敗退決定…
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年05月18日
逆転勝利の湘南は3位に浮上し、残り2戦でGS突破に望み。
ヤマザキナビスコカップは5月18日、グループステージ5節の6試合が行なわれ、Aグループの鹿島対湘南は、湘南が3-2で逆転勝利を収め、グループステージ突破に望みをつないだ。一方敗れた前回王者の鹿島は勝点3に止まり、早くも敗退が決定した。
試合巧者の鹿島らしからぬ試合だった。
2-1でリードして迎えた87分、湘南の大竹にCBふたりの間をスルーパスで通され、抜け出した長谷川にワンタッチで流し込まれ同点とされると、悪い流れを最後まで止めることができなかった。90+4分にはカウンターを許し、ドリブルで持ち上がった長谷川のクロスから端戸に決勝ゴールを叩き込まれた。
前半こそ永木、土居のゴールでリードした鹿島だったが、後半は湘南の走力を活かした怒涛の攻撃に翻弄された。4戦を終えて、1勝3敗の勝点3。残り2試合を全勝しても2位の神戸に及ばず、昨季は優勝の栄冠に輝いたチームの敗退が早くも決定した。
試合終了後、挨拶をする選手たちには温かい拍手も送られたが、ゴール裏に陣取るサポーターからは激しい叱責の言葉も飛んだ。うつむきながらロッカールームへと消えていった選手たち……。リーグ戦での巻き返しで名誉を挽回するしかない。
グループA順位表
順位 チーム 勝点
1位 大宮 11
2位 神戸 10
3位 湘南 7
4位 甲府 5
5位 磐田 4
6位 鹿島 3
7位 名古屋 1
鹿島 ナビスコ杯連覇ならず…本拠逆転負けでまさかの予選L敗退
ナビスコ杯予選リーグA組 鹿島2―3湘南 (5月18日 カシマ)
ナビスコ杯は各地で予選リーグ第5節の6試合が行われ、A組の大宮は磐田に1―0で競り勝ち、勝ち点を11に伸ばして首位を守った。神戸は甲府を2―0で下し、同10で2位。昨年覇者の鹿島は湘南に2―3で逆転負けし、3敗目を喫して敗退が決まった。B組の新潟は柏を2―1で破り、2勝目。鳥栖―川崎Fは引き分けた。
鹿島がJ1最下位の湘南にホームで黒星。終盤に2失点して逆転負けした。直前のリーグ戦から先発6人を入れ替えて臨み、同点に追いつかれた1分後の後半43分に主力のMF柴崎を投入。石井監督は「岳(柴崎)を入れて中盤の守備を締めてもらおうと思ったが、タイミングが遅れた」とうなだれた。前半11分に古巣から移籍後、初得点を奪ったMF永木は「最後に集中力が切れた」と沈痛な表情。スタジアムは怒号と大ブーイングに包まれた。
[ 2016年5月19日 05:30 ]
【鹿島】大会連覇早くも消滅…湘南に逆転負けでグループステージ敗退決定
2016年5月19日6時0分 スポーツ報知
◆ナビスコ杯グループステージ第5節 ▽A組 鹿島2─3湘南(18日・カシマスタジアム)
連覇を狙ったA組の鹿島はホームで湘南に2―3で逆転負けを喫し、グループステージ敗退が決まった。同組の大宮は磐田に競り勝ち、勝ち点を11に伸ばして首位を守った。神戸は甲府を2―0で下し、同10で2位。B組の新潟は柏を2―1で破り、2勝目を挙げた。
鹿島の大会2連覇が早々に消えた。2試合残しての1次リーグ敗退決定。試合後、本拠地はブーイングに包まれ、選手は深々と頭を下げた。石井監督は会見で「チームを勝たせることができなかった。最後の采配が遅れた。今日の最大の敗因」とし、「サポーターの皆さんには申し訳なく思っています」と陳謝した。
指揮官が悔やむのは3枚目の交代カードを切るタイミングだ。MF柴崎を投入したのは後半43分。2―2の同点とされた直後だった。だが、その前から湘南の攻撃を受ける時間が続いており、決壊の時は確実に近づいていた。「普段のメンバーなら、選手の中で修正できている。どうにかなるかな」と迷う中でゴールネットを揺らされ、後半ロスタイムには敗退を決定づける逆転ゴールを許した。
1次リーグ4試合で3敗目。この日はU―23日本代表のフランス遠征に参加しているDF植田らが欠場するなどハンデはあったが、「すべては結果なので。そういうところで勝ちきるっていう(ことを実現する)のが、僕の力だと思う」と同監督。残りリーグ戦、天皇杯の2冠にすべてをかけるしかない。
J1 鹿島、決勝T逃す 湘南に2-3
Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ1次リーグ第5節(18日・カシマスタジアムほか=6試合)A組の鹿島は湘南に2-3で逆転負けを喫し、通算成績1勝3敗、勝ち点3で6位とし2試合を残して1次リーグ敗退が決まった。A組首位の大宮は磐田を下し勝ち点11、2位の神戸は甲府に勝利し、同10。鹿島は2勝しても勝ち点で上位2チームを上回ることができず、連覇の道が絶たれた。
鹿島は前半11分に永木、同26分には土居がゴールを挙げたが、後半終盤に2点を失った。
■選手交代が遅れた 鹿島・石井監督
後半は湘南のワンツーに対し対応が遅れ、修正できないままゲームが進んでしまった。選手交代のタイミングが遅れたのが最大の敗因。1次リーグを勝ち上がることができなくなり、申し訳ない。
■鹿島・永木
前半でできていたことが、後半できなかったのが敗因。うまくFWを動かせればよかった。(得点場面は)自分の良さを出せた。
■鹿島・小池
攻撃面では縦への突破などができたが、守備は足りない部分が多かった。
■鹿島・山本
落ち着いて前線でボールをキープできなかった。(1次リーグ敗退は)残念だし悔しい。

チンチロリン
「全体的に後半も前半と同じようにできなかったことが敗因」と分析する永木である。
先発フル出場し、先制点を決めた永木としては、悔しさもあろうが、ここで冷静にコメントできるところが頼もしい。
また、石井監督としては、交代のカードを切るタイミングが遅れた旨を述べておる。
相手に圧される時間帯に、耐えられる手を打ちきれなかったことは報知も報じておる。
修正点は見えておると言えよう。
ナビスコ杯の敗退は無念ではあるが、この経験を糧としたい。
若き太郎や小池くんは良き経験を積んだ。
この試合が未来への布石となることを願っておる。

チンチロリン


鹿島アントラーズ:石井 正忠
前半は前からのプレッシャーが非常にいい形だった。守備の一瞬の隙を突かれて同点とされた。後半は相手の中へのワンツーに対して、対応が遅れるケースが多かった。そこを修正できずに、ゲームが進んでしまった。交代で追加点をねらいたかったが、そこができなかった。最後は、交代するタイミングが遅れてしまい、同点に追いつかれ、さらに1点を奪われてしまった。選手は90分タフに戦ってくれたが、最後の采配のところでチームを勝たせることができなかった。グループステージ敗退となってしまい、サポーターに申し訳なく思う。
Q 最後の采配が遅れたというが、迷ったところがあったのか?
A ゲームが良くない状態で進んでいったときに、いつもなら選手のなかで修正できる部分もある。しかし、そこがうまくいかないなか、最後は岳を入れて中盤の守備を締めようと考えたが、少し遅れてしまった。
Q 前半は圧倒するかに思えたが、後半は逆になってしまった。その原因は?
A どんなゲームプランで臨んできたかもあると思う。後半、かなりアグレッシブに、外から中への攻撃を数多くやってきた。その対応が遅れてしまった。攻撃面でも、自分たちでボールを奪われてしまう場面が多くなり、後半は、守備の時間が増えてしまった。
Q 監督としてナビスコカップのグループステージから戦うのは初めてになるが、難しさを感じるところはあるか?
A 最初の2試合は本来のポジションではなかったり、試合経験が少ない選手を起用することもあり、実際にどの程度できるかということはあったが、そこもこちらの準備の問題。選手は持っている力を出してくれた。Jリーグとナビスコカップを並行して戦う難しさは確かにあったが、チーム全体としては非常に積み重なっているものを感じている。しかし、結果がすべて。勝ちきることができなかったのは、自分の力。


【小池 裕太】
試合が始まる前は大丈夫だったけど、試合が始まって今まで味わったことのない感じで、いつも以上に緊張した。石井監督からは最初から100%でいけと言われていた。悔いはない。緊張も少しあったが、この試合を機に成長して、また試合に出られたらと思う。
【土居 聖真】
(2失点目までは)しっかり耐えていたので、もう1点を自分のところで取れていれば楽に試合を進められたと思う。自分の得点力をもっともっと改善していかないといけないと思う。前の選手が敵陣内でもう少し時間を作れれば良かった。簡単に失うことが多かった。ゲームの流れを読むという点で、もう少しできたと思う。チーム全員に責任がある。
【永木 亮太】
(前半は)プレッシャーがかかっていたので、全体的に後半も前半と同じようにできなかったことが敗因。うまくFWの選手を動かせなかったり、ボールの失い方が後半のいけなかったところ。DFラインから押し上げて前からプレッシャーをかけられれば良かった。(ゴールは)相手のファーストタッチがうしろ気味になると思っていた。自分のストロングポイント。今日は全体的に良くなかったし、変なボールの失い方が多かった。最後で集中が切れた。
【杉本 太郎】
ゴール周辺でもっと仕事をしないといけなかった。勝たなきゃいけない試合。大事なタイトルを1つ失ってしまった。申し訳ないと思う。その責任は大きい。
【昌子 源】
2回リードして逆転されたのはDFとして申し訳ない。追加点がとれないからといって受け身になると厳しくなる。相手を受けてしまい自陣でのプレーが多くなり、苦しくなってこういう結果になってしまった。一番最悪なパターン。これが続くようではダメ。チーム全体で意識して、しっかりやっていきたい。お互いにいいたいことをいい合って、いい方向に持っていきたい。
ナビスコカップ グループステージ第5節 湘南戦

本日行われたナビスコカップ グループステージ第5節 湘南戦は2-3で負けを喫しました。
ヤマザキナビスコカップ グループステージ 第5節
2016年5月18日(水)19:03KO カシマ
[ 石井 正忠監督 ]
今日のゲーム内容ですけども、前半は前からプレッシャーに行く形で非常に良かったと思いますけども、守備の本当に一瞬の隙を突かれてしまって、前半のうちに同点に追い付かれてしまいました。(その後、勝越して)後半に入ってから、かなり守備の対応のところで、湘南さんのワンツーに対して対応が遅れるケースが多くて、そこをなかなか修正できずにゲームが進んでしまいました。交代メンバーを入れて、リードしていたのでまずは追加点を取る形を取りたかったんですけど、それができませんでした。あとは最後、これは私自身の問題で交代するタイミングが遅れて(87分に)同点に追い付かれてしまって、さらに最後、1点を奪われて負けてしまいました。選手にも言いましたけど、選手は本当に90分タフに戦ってくれましたけども、私自身がチームを勝たせることができませんでした。最後の采配のところが遅れてしまった。そこが今日の最大の敗因だと思います。グループステージを勝ち上がることが、もうほかの結果も含めるとできなくなってしまったと思うので、応援してくれているサポーターの皆さんには本当に申し訳なく思っています。
−−最後の采配が遅れてしまったということですが、交代で悩まれた部分があったのでしょうか?
当然、ゲームが良くない状態で進んでいたときに、普段であればある程度、選手の中で修正できて、どうにか対応できるんじゃないかと思っていたんですけど、そこがうまくいかない中、最後で言うと(柴崎)岳を入れて中盤の守備のところを締めてもらおうと思ったんですけど、そこのタイミングがちょっと遅れてしまいました。
−−前半の主導権の持ち方を見ると、圧倒するのかと思いましたが、後半は逆に押し込まれて足も止まっていたように見えました。その辺はいかがでしょうか?
そうですね。湘南さんがどういうゲームプランで来ていたのか、というのもあると思うんですけど、後半はかなりアグレッシブに、特に外から中への攻撃をやってきたので、その辺の対応が遅れてしまったのが最大の原因だと思います。あと、攻撃面でも自分たちで(ボールを)奪われてしまう状況が増えてきてしまって、そこで守備の時間が多くなってしまったと思います。前半は非常に、自分たちがボールを保持する時間が長かったので、守備の時間はかなり少なかったんですけど、相手陣内でボールを収める時間が少なくなったことで、守備の時間が多くなり、崩される数が多くなったと思います。
−−グループステージから戦うのは、石井監督は初めてだと思います。コンディションや練習で見ている選手の力量が、試合の中で違ったりとか、どのあたりに難しさを感じましたか?
最初の2戦は、本来のポジションではないポジションでやってもらったりとか、Jリーグで試合経験の少ない選手が出場したり、ということがあったので、先ほどおっしゃったような実際の試合でどれだけできるのかという差は、確かにあったんじゃないかと思います。でも、そこもこっちの準備の部分だったと思うので、選手はその時に持っている力は出してくれたと思っています。そういう点では、連戦でJリーグとナビスコカップを並行してやっていくという難しさも感じましたけど、チーム全体としてはすごく積み重なっている部分も見えていたので、そういう点では良かったと思うんですけど、全ては結果ですので。やっぱりそういうところで勝ち切るというところは、僕自身の力(がもっと必要)なんじゃないかと思っています。
ヤマザキナビスコカップ グループステージ 第5節
2016年5月18日(水)19:03KO カシマ
[ 永木 亮太 ]
−−前半は思い通りに進められたと思うが?
そうですね。プレッシャーが掛かっていた。全体的に、後半も同じことができなかったのが敗因じゃないかと思います。
−−後半にそれをできなかった理由は?
うまくFWの選手を動かせなかったりだとか、ボールの失い方が(原因で)前で起点を作れなかったので、そこが今日の後半のいけなかったところだと思います。あとは、ディフェンスラインからしっかり押し上げて、自分たちももう少し前でプレッシャーを掛ければ良かったんじゃないかと思います。
−−自身の得点については?
あれは自分の良さでもあるので。(相手が)ファーストタッチを少し後ろ気味にトラップするだろうなと思っていたので、(後方から狙って奪った)あれは自分のストロングポイントです。相手は新しい選手だったので特徴は分からなかったですけど、どの選手が相手でもあれはやっていきたいと思います。
[ 土居 聖真 ]
同点になったのは何分ですか?87分?いやぁ……。そこまでは後ろの人が耐えていたので、もう1点自分のところで取れていれば、もっと楽に試合を進められたと思うんで、自分の得点力をもっともっと改善していかなくてはいけないと思います。
−−相手が交代選手を入れてから、湘南がボールを持つ時間が長くなってしまったが?
ギリギリまでやらせてなかったと思いますし、確かに流れは点差上もそうなってしまったのかもしれないですけど、もうちょっと前めの選手が、FWやサイドハーフが、敵陣内でボールを持つ時間を増やさないといけなかった。自分もやろうとしたんですけど、簡単に失う場面が多かったので、なんとかサイドで1回起点を作って、しっかり回そうとしたんですけど、チームとしてはなかなか難しくなってしまった。簡単なところで失う場面が多かったので、ゲームの流れを読むところは自分も含めてもうちょっとなんとかできたんじゃないかと思います。
−−これでJリーグヤマザキナビスコカップの敗退が決まってしまいました。
チーム全員に責任はありますし、まず2連敗から始まったのは反省すべきところ。チーム全員で招いた結果かと思います。
−−すぐにリーグ戦が待っているが?
そうですね。リーグ戦も落とせないんで、しっかり反省するしかないかなと思います。
はつらつとした好ゲーム。采配が的中した湘南が逆転勝利
終盤、ほぼ手にしていたと思われた勝点3が、ホームチームからするりと落ちてしまった。
リーグ戦から中3日の連戦ということもあり、鹿島が先発を6人、湘南は8人を入れ替えて臨んだ。それでも、出場機会を得た選手がはつらつとしたプレーを見せ、互いにチームコンセプトを感じさせる好ゲームとなった。
まず先手を奪ったのは鹿島。11分、敵陣でボールを失った後、湘南のビルドアップに素早く襲い掛かったのは古巣対決だった永木 亮太。下田 北斗からボールを奪うとそのまま自身でゴールにたたき込み、先制点を奪った。
その後も、ボールに食い付く湘南をうまく利用してペースをつかむ。しかし、18分に湘南が得意のカウンターからゴールを奪う。鹿島のスローインを素早く囲んで奪うと、齊藤 未月が前線の大竹 洋平にクサビを入れる。さらに大竹から鹿島のディフェンスラインを抜け出した大槻 周平にパスがつながると、追いすがるブエノを尻目に大槻が豪快にゴールに突き刺し、湘南が同点に追い付く。
同点に追い付かれ、グループステージ突破のためには勝たなければいけない鹿島に焦りが見えるかと思われたが、ペースを渡さない。26分、初先発の小池 裕太が左サイドのCKからファーサイドへ大きなボールを蹴る。「GKは出てこられない位置なので、折り返しを狙って」というキックを鈴木 優磨が折り返すと、混戦から土居 聖真が押し込み、再び鹿島がリードを奪った。
後半、二度目のリードを奪った鹿島が優位に試合を進めていくかと思われたが、交代選手のパフォーマンスが大きく試合を左右する。鹿島の石井 正忠監督が「交代メンバーを入れて、リードしていたのでまずは追加点を取りたかった」と、さらに1点を奪いに行く采配を見せたものの、逆にボールを失う回数が増え、湘南が試合を支配するようになっていく。
すると、87分に大竹からスルーパスを受けた長谷川 アーリアジャスールが、同点弾をたたき込む。さらに、勢いに乗る湘南は鹿島を攻め立て、アディショナルタイムに入った94分、鹿島のCKの流れからカウンターに移ると、右サイドを抜け出した長谷川から中央に走り込んだ端戸 仁へクロス。端戸が思い切りよく左足を振り抜くと、土壇場に逆転ゴールが生まれた。
長谷川が同点弾、端戸が逆転弾と、途中出場の2選手がいずれも活躍した湘南。鋭い采配を見せた? 貴裁監督は「今日は本当に1点取られても追い付き、また取られても逆転できたことは、今年初めてですし、何より交代選手の3人を含めて、われわれのスタイルの幅を広げるというか、オプションを作れたという意味でも、非常にみんなよく頑張ってくれた」とコメント。特に、2得点に絡む活躍を見せた長谷川については「アーリアに預けたら飛び出しやすくなる、そういったリズムがチームの中に出てきていた。今日はほぼノーミスの感じでやってくれたと思いますし、ああいう選手が攻撃に1つ絡むことで、われわれの、推進力がある選手がより生かされる展開になったと思う」と称賛した。
これで湘南はAグループ3位へ順位を上げた。一方の鹿島はグループステージ敗退が決定した。
[ 文:田中 滋 ]
【鹿島 vs 湘南】古巣からの先制ゴール!
2016年5月18日(水)

永木亮太が古巣相手に先制ゴールを決め、鹿島が先制!
早くも連覇消滅…前回王者・鹿島は2試合残してGL敗退が決定
16/5/18 21:08
[5.18 ナビスコ杯グループリーグ第5節 鹿島2-3湘南 カシマ]
前回王者のグループリーグ敗退が決まった。鹿島アントラーズはホームで湘南ベルマーレと対戦し、2-3の逆転負け。1勝3敗の勝ち点3のまま残り2節となったが、首位大宮が勝ち点11、2位神戸が勝ち点10にまで伸ばしたため、連勝しても勝ち点で届かず、決勝トーナメント進出の可能性が消滅した。
鹿島は前半11分、高い位置でボールを奪ったMF永木亮太がそのままPA内に持ち込み、右足でゴール左隅に流し込む先制点。今季、湘南から完全移籍で加入した背番号6が古巣相手に移籍後公式戦初ゴールをマークした。湘南も同18分にカウンターからFW大竹洋平のロングフィードに反応したFW大槻周平が左足ミドルを叩き込み、1-1の同点に追いつくが、鹿島がすぐさま勝ち越しに成功する。
起点となったのは流通経済大2年で特別指定選手のDF小池裕太だ。この日、左サイドバックで先発デビューを果たすと、前半26分、左CKのキッカーを務め、左足でゴール前に上げたボールのこぼれ球をFW土居聖真が押し込んだ。
前半42分にもFWジネイのスルーパスに抜け出した土居が決定機を迎えるが、右足のシュートはGKタンドウ・ベラピがセーブ。2-1で折り返した後半も試合の主導権を握り、後半13分にはDF西大伍の右クロスからフリーのMF鈴木優磨がダイビングヘッドで合わせたが、枠を捉え切れなかった。
湘南も後半25分、ワンツーで左サイドを突破した途中出場のMF長谷川アーリアジャスールがPA内へ切れ込み、マイナスの折り返しをフリーの大竹が左足で合わせたが、クロスバーの上へ。絶好の同点機を逃したが、試合終了間際の後半42分、大竹のスルーパスに抜け出した長谷川が左足でゴールに流し込んだ。
スペイン2部サラゴサから今年3月に加入した長谷川の移籍後初ゴールで2-2の同点に追いつくと、さらに後半アディショナルタイム、カウンターから長谷川が右サイドを駆け上がり、ゴール前にクロス。ファーサイドから途中出場のFW端戸仁が走り込み、左足で劇的な決勝点を叩き込んだ。
試合後のインタビューでは「自陣から駆け上がって、乳酸がたまっていたけど、最後は技術というよりは気持ちで押し込んだ」と得点シーンを振り返った端戸は今季、横浜FMから完全移籍で加入。移籍後初ゴールが横浜FM時代の13年4月13日のJ1川崎F戦以来、約3年ぶりの得点となった。湘南は2勝1分1敗の勝ち点7に伸ばし、A組3位に浮上。決勝トーナメント進出に望みをつないでいる。
【ナビスコ杯】サポーターから激しい叱責! 前回王者・鹿島が湘南に逆転負けで敗退決定…
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年05月18日
逆転勝利の湘南は3位に浮上し、残り2戦でGS突破に望み。
ヤマザキナビスコカップは5月18日、グループステージ5節の6試合が行なわれ、Aグループの鹿島対湘南は、湘南が3-2で逆転勝利を収め、グループステージ突破に望みをつないだ。一方敗れた前回王者の鹿島は勝点3に止まり、早くも敗退が決定した。
試合巧者の鹿島らしからぬ試合だった。
2-1でリードして迎えた87分、湘南の大竹にCBふたりの間をスルーパスで通され、抜け出した長谷川にワンタッチで流し込まれ同点とされると、悪い流れを最後まで止めることができなかった。90+4分にはカウンターを許し、ドリブルで持ち上がった長谷川のクロスから端戸に決勝ゴールを叩き込まれた。
前半こそ永木、土居のゴールでリードした鹿島だったが、後半は湘南の走力を活かした怒涛の攻撃に翻弄された。4戦を終えて、1勝3敗の勝点3。残り2試合を全勝しても2位の神戸に及ばず、昨季は優勝の栄冠に輝いたチームの敗退が早くも決定した。
試合終了後、挨拶をする選手たちには温かい拍手も送られたが、ゴール裏に陣取るサポーターからは激しい叱責の言葉も飛んだ。うつむきながらロッカールームへと消えていった選手たち……。リーグ戦での巻き返しで名誉を挽回するしかない。
グループA順位表
順位 チーム 勝点
1位 大宮 11
2位 神戸 10
3位 湘南 7
4位 甲府 5
5位 磐田 4
6位 鹿島 3
7位 名古屋 1
鹿島 ナビスコ杯連覇ならず…本拠逆転負けでまさかの予選L敗退
ナビスコ杯予選リーグA組 鹿島2―3湘南 (5月18日 カシマ)
ナビスコ杯は各地で予選リーグ第5節の6試合が行われ、A組の大宮は磐田に1―0で競り勝ち、勝ち点を11に伸ばして首位を守った。神戸は甲府を2―0で下し、同10で2位。昨年覇者の鹿島は湘南に2―3で逆転負けし、3敗目を喫して敗退が決まった。B組の新潟は柏を2―1で破り、2勝目。鳥栖―川崎Fは引き分けた。
鹿島がJ1最下位の湘南にホームで黒星。終盤に2失点して逆転負けした。直前のリーグ戦から先発6人を入れ替えて臨み、同点に追いつかれた1分後の後半43分に主力のMF柴崎を投入。石井監督は「岳(柴崎)を入れて中盤の守備を締めてもらおうと思ったが、タイミングが遅れた」とうなだれた。前半11分に古巣から移籍後、初得点を奪ったMF永木は「最後に集中力が切れた」と沈痛な表情。スタジアムは怒号と大ブーイングに包まれた。
[ 2016年5月19日 05:30 ]
【鹿島】大会連覇早くも消滅…湘南に逆転負けでグループステージ敗退決定
2016年5月19日6時0分 スポーツ報知
◆ナビスコ杯グループステージ第5節 ▽A組 鹿島2─3湘南(18日・カシマスタジアム)
連覇を狙ったA組の鹿島はホームで湘南に2―3で逆転負けを喫し、グループステージ敗退が決まった。同組の大宮は磐田に競り勝ち、勝ち点を11に伸ばして首位を守った。神戸は甲府を2―0で下し、同10で2位。B組の新潟は柏を2―1で破り、2勝目を挙げた。
鹿島の大会2連覇が早々に消えた。2試合残しての1次リーグ敗退決定。試合後、本拠地はブーイングに包まれ、選手は深々と頭を下げた。石井監督は会見で「チームを勝たせることができなかった。最後の采配が遅れた。今日の最大の敗因」とし、「サポーターの皆さんには申し訳なく思っています」と陳謝した。
指揮官が悔やむのは3枚目の交代カードを切るタイミングだ。MF柴崎を投入したのは後半43分。2―2の同点とされた直後だった。だが、その前から湘南の攻撃を受ける時間が続いており、決壊の時は確実に近づいていた。「普段のメンバーなら、選手の中で修正できている。どうにかなるかな」と迷う中でゴールネットを揺らされ、後半ロスタイムには敗退を決定づける逆転ゴールを許した。
1次リーグ4試合で3敗目。この日はU―23日本代表のフランス遠征に参加しているDF植田らが欠場するなどハンデはあったが、「すべては結果なので。そういうところで勝ちきるっていう(ことを実現する)のが、僕の力だと思う」と同監督。残りリーグ戦、天皇杯の2冠にすべてをかけるしかない。
J1 鹿島、決勝T逃す 湘南に2-3
Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ1次リーグ第5節(18日・カシマスタジアムほか=6試合)A組の鹿島は湘南に2-3で逆転負けを喫し、通算成績1勝3敗、勝ち点3で6位とし2試合を残して1次リーグ敗退が決まった。A組首位の大宮は磐田を下し勝ち点11、2位の神戸は甲府に勝利し、同10。鹿島は2勝しても勝ち点で上位2チームを上回ることができず、連覇の道が絶たれた。
鹿島は前半11分に永木、同26分には土居がゴールを挙げたが、後半終盤に2点を失った。
■選手交代が遅れた 鹿島・石井監督
後半は湘南のワンツーに対し対応が遅れ、修正できないままゲームが進んでしまった。選手交代のタイミングが遅れたのが最大の敗因。1次リーグを勝ち上がることができなくなり、申し訳ない。
■鹿島・永木
前半でできていたことが、後半できなかったのが敗因。うまくFWを動かせればよかった。(得点場面は)自分の良さを出せた。
■鹿島・小池
攻撃面では縦への突破などができたが、守備は足りない部分が多かった。
■鹿島・山本
落ち着いて前線でボールをキープできなかった。(1次リーグ敗退は)残念だし悔しい。

チンチロリン
「全体的に後半も前半と同じようにできなかったことが敗因」と分析する永木である。
先発フル出場し、先制点を決めた永木としては、悔しさもあろうが、ここで冷静にコメントできるところが頼もしい。
また、石井監督としては、交代のカードを切るタイミングが遅れた旨を述べておる。
相手に圧される時間帯に、耐えられる手を打ちきれなかったことは報知も報じておる。
修正点は見えておると言えよう。
ナビスコ杯の敗退は無念ではあるが、この経験を糧としたい。
若き太郎や小池くんは良き経験を積んだ。
この試合が未来への布石となることを願っておる。

チンチロリン
U-19日本代表・垣田、勝負にこだわりしっかりと勝って結果を残したいと思います
U-19日本代表 SUWON JS CUPに向け現地にてトレーニング
2016年05月18日
SUWON JS CUPに出場するため、U-19日本代表は開催国の韓国・水原市に入りトレーニングを行いました。
韓国は、来年行われるFIFA U-20ワールドカップ2017の開催国でもあり、今回の大会は来年に向けたシミュレーション遠征にもなります。試合は中1日で行われ、18日(水)の初戦はU-19フランス代表、第2戦は20日(金)にU-19ブラジル代表と対戦。そして最終戦は22日(日)に開催国の韓国代表と試合を行います。
現地に到着した日本は、到着日はランニング中心のメニューでトレーニングを終え、翌日は初戦に向けて午前午後とトレーニングを行い、攻守におけるチーム戦術の確認とセットプレー時のポジションニング等の確認をしました。その後、試合会場となる水原ワールドカップスタジアムにて記者会見が行われ、参加国の監督が出席し、大会に向けた抱負や意気込みを語りました。各大陸の強豪国が集まり、現時点でのU-19日本代表の実力を試す大会が始まります。
選手コメント
DF #16 小島雅也 選手(ベガルタ仙台)
16日に韓国に到着し、今日のトレーニングは試合前なのでセットプレーや守備の確認をしました。明日から大会が始まりフランス、ブラジル、韓国と各大陸の強豪とできるので一戦一戦集中して頑張りたいと思います。
MF #3 中山雄太 選手(柏レイソル)
久しぶりの代表活動であり、また国際試合をできる環境に参加できることに感謝しています。内容もそうですが結果にもこだわらなければいけないと思っています。明日から大会が始まりますが、初戦はフランスという同世代でも強豪国と言われている国に自分たちの力を証明できればと思います。他にもブラジル、韓国と日本よりも格上の国に対してチャレンジャーとして闘っていきたいです。充実した活動と言えるよう毎日を大切にして頑張ります。
DF #2 柳貴博 選手(FC東京)
今回韓国遠征のメンバーに選ばれたことをとても嬉しく思います。フランス、ブラジル、韓国と格上の相手にどれだけ個人、チームとしと通用するのかとても楽しみです。結果、内容にこだわり少しでも成長して遠征を終えられるように頑張ります。
FW #11 垣田裕暉 選手(鹿島アントラーズ)
今回の韓国遠征に参加できたことを嬉しく思います。今回の遠征ではフランスやブラジル、韓国などとてもレベルの高いチームと試合ができて自分を成長させられるとても良い機会だと思います。良い経験を積んで戻りたいと思いますし、勝負にこだわりしっかりと勝って結果を残したいと思います。
スケジュール
5月16日(月) PM トレーニング
5月17日(火) TBC トレーニング
2016 Suwon JS Cup
5月18日(水) 17:15 vs U-19フランス代表(水原ワールドカップスタジアム)
5月19日(木) TBC トレーニング
5月20日(金) 16:30 vs U-19ブラジル代表(水原ワールドカップスタジアム)
5月21日(土) TBC トレーニング
5月22日(日) 14:50 vs U-19韓国代表(水原ワールドカップスタジアム)
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

チンチロリン
コメントを発したU-19日本代表の垣田である。
水原JS杯に向け高いモチベーションを語る。
この大会にて良い経験を積み、成長していくのだ。
垣田の活躍に期待大である。

チンチロリン
2016年05月18日
SUWON JS CUPに出場するため、U-19日本代表は開催国の韓国・水原市に入りトレーニングを行いました。
韓国は、来年行われるFIFA U-20ワールドカップ2017の開催国でもあり、今回の大会は来年に向けたシミュレーション遠征にもなります。試合は中1日で行われ、18日(水)の初戦はU-19フランス代表、第2戦は20日(金)にU-19ブラジル代表と対戦。そして最終戦は22日(日)に開催国の韓国代表と試合を行います。
現地に到着した日本は、到着日はランニング中心のメニューでトレーニングを終え、翌日は初戦に向けて午前午後とトレーニングを行い、攻守におけるチーム戦術の確認とセットプレー時のポジションニング等の確認をしました。その後、試合会場となる水原ワールドカップスタジアムにて記者会見が行われ、参加国の監督が出席し、大会に向けた抱負や意気込みを語りました。各大陸の強豪国が集まり、現時点でのU-19日本代表の実力を試す大会が始まります。
選手コメント
DF #16 小島雅也 選手(ベガルタ仙台)
16日に韓国に到着し、今日のトレーニングは試合前なのでセットプレーや守備の確認をしました。明日から大会が始まりフランス、ブラジル、韓国と各大陸の強豪とできるので一戦一戦集中して頑張りたいと思います。
MF #3 中山雄太 選手(柏レイソル)
久しぶりの代表活動であり、また国際試合をできる環境に参加できることに感謝しています。内容もそうですが結果にもこだわらなければいけないと思っています。明日から大会が始まりますが、初戦はフランスという同世代でも強豪国と言われている国に自分たちの力を証明できればと思います。他にもブラジル、韓国と日本よりも格上の国に対してチャレンジャーとして闘っていきたいです。充実した活動と言えるよう毎日を大切にして頑張ります。
DF #2 柳貴博 選手(FC東京)
今回韓国遠征のメンバーに選ばれたことをとても嬉しく思います。フランス、ブラジル、韓国と格上の相手にどれだけ個人、チームとしと通用するのかとても楽しみです。結果、内容にこだわり少しでも成長して遠征を終えられるように頑張ります。
FW #11 垣田裕暉 選手(鹿島アントラーズ)
今回の韓国遠征に参加できたことを嬉しく思います。今回の遠征ではフランスやブラジル、韓国などとてもレベルの高いチームと試合ができて自分を成長させられるとても良い機会だと思います。良い経験を積んで戻りたいと思いますし、勝負にこだわりしっかりと勝って結果を残したいと思います。
スケジュール
5月16日(月) PM トレーニング
5月17日(火) TBC トレーニング
2016 Suwon JS Cup
5月18日(水) 17:15 vs U-19フランス代表(水原ワールドカップスタジアム)
5月19日(木) TBC トレーニング
5月20日(金) 16:30 vs U-19ブラジル代表(水原ワールドカップスタジアム)
5月21日(土) TBC トレーニング
5月22日(日) 14:50 vs U-19韓国代表(水原ワールドカップスタジアム)
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

チンチロリン
コメントを発したU-19日本代表の垣田である。
水原JS杯に向け高いモチベーションを語る。
この大会にて良い経験を積み、成長していくのだ。
垣田の活躍に期待大である。

チンチロリン
ナビスコ杯・湘南戦、総力戦で挑む
鹿島、決勝Tへ総力戦 サッカーナビスコ杯、18日VS湘南
Jリーグのヤマザキナビスコ・カップ1次リーグ第5節は18日、各地で6試合を行い、A組6位の鹿島はカシマスタジアムで5位湘南と対戦する。キックオフは午後7時。鹿島は今節敗れ、首位大宮と2位神戸がそれぞれ勝った場合、1次リーグ敗退となる。過密日程が続くが、総力戦で白星をもぎ取り、決勝トーナメント進出に望みをつなげたい。通算成績は1勝2敗、勝ち点3。
鹿島は植田と櫛引がU-23(23歳以下)日本代表のフランス遠征に参加してるため不在。加えて21日には名古屋とのリーグ戦を控えており、湘南戦は連戦を考慮し、14日の横浜M戦から先発を大幅に入れ替えて挑む。
注目は守備陣。左サイドバックに特別指定選手の小池(流通経大学2年)、センターバックにブエノが抜擢されそうだ。タイミングのいい攻撃参加が特徴の小池は「自分のプレーを思い切ってする」と意気込む。鹿島に移籍後、公式戦初先発となるブエノは「早く試合に出たかった。湘南の23番(高山)は足が速いが、速さで勝つ自信はある」と抱負を語った。
2トップはジネイと土居が濃厚。公式戦では3月の甲府戦以来2度目の組み合わせだが、紅白戦など練習では何度も遺書にプレーしている。ジネイは「お互いの特徴は分かっている。2人で得点を取りたい」と自信を見せた。

チンチロリン
大幅に先発を入れ替える本日のナビスコ杯・湘南戦である。
左SBには特別指定選手の小池くん、CBにはブエノ、FWはジネイと聖真の組み合わせ、二列目は優磨と太郎とフレッシュなメンバーが並ぶ。
ここまで替えたとしても、中盤の底に満男と永木が君臨することで締まった試合を演じてくれよう。
老獪なボランチコンビにて勝利を掴む。
楽しみな一戦である。

チンチロリン
Jリーグのヤマザキナビスコ・カップ1次リーグ第5節は18日、各地で6試合を行い、A組6位の鹿島はカシマスタジアムで5位湘南と対戦する。キックオフは午後7時。鹿島は今節敗れ、首位大宮と2位神戸がそれぞれ勝った場合、1次リーグ敗退となる。過密日程が続くが、総力戦で白星をもぎ取り、決勝トーナメント進出に望みをつなげたい。通算成績は1勝2敗、勝ち点3。
鹿島は植田と櫛引がU-23(23歳以下)日本代表のフランス遠征に参加してるため不在。加えて21日には名古屋とのリーグ戦を控えており、湘南戦は連戦を考慮し、14日の横浜M戦から先発を大幅に入れ替えて挑む。
注目は守備陣。左サイドバックに特別指定選手の小池(流通経大学2年)、センターバックにブエノが抜擢されそうだ。タイミングのいい攻撃参加が特徴の小池は「自分のプレーを思い切ってする」と意気込む。鹿島に移籍後、公式戦初先発となるブエノは「早く試合に出たかった。湘南の23番(高山)は足が速いが、速さで勝つ自信はある」と抱負を語った。
2トップはジネイと土居が濃厚。公式戦では3月の甲府戦以来2度目の組み合わせだが、紅白戦など練習では何度も遺書にプレーしている。ジネイは「お互いの特徴は分かっている。2人で得点を取りたい」と自信を見せた。

チンチロリン
大幅に先発を入れ替える本日のナビスコ杯・湘南戦である。
左SBには特別指定選手の小池くん、CBにはブエノ、FWはジネイと聖真の組み合わせ、二列目は優磨と太郎とフレッシュなメンバーが並ぶ。
ここまで替えたとしても、中盤の底に満男と永木が君臨することで締まった試合を演じてくれよう。
老獪なボランチコンビにて勝利を掴む。
楽しみな一戦である。

チンチロリン
勝つことを義務付けられた鹿島だからこそ、連敗スタートからのグループステージ突破という奇跡を狙う
【鹿島 vs 湘南】 ウォーミングアップコラム:見せろ、常勝のプライド!
2016年5月17日(火)
「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
----------------------

昨季、Jリーグヤマザキナビスコカップを制した鹿島だが、今季はここまで1勝2敗。もし、次の試合に敗れ、大宮と神戸が勝利すると残り2試合を残しながらグループステージ敗退が決まってしまう。現在、勝点3の鹿島が敗れればもちろん勝点はそのままの3となり、勝点8で首位に立つ大宮と勝点7の2位神戸が勝利すれば、それぞれ11と10になる。残り2試合で鹿島が連勝しても勝点9までしか伸ばすことができず、2チームには届かない。大宮と神戸の結果次第ではあるが、第5節にして連覇の可能性が消えるかもしれないのだ。
しかし、絶対に勝たなければならない試合を前にしても、選手に必要以上の力が入ってしまうことはなさそうだ。若いメンバーが多いなかでも中堅に位置する土居聖真は次のように言う。
「鹿島っていうチームは、どんな状況でも勝たなければいけないチームなので、気合を入れながらあまりプレッシャーにせずできればいいと思います」
その意識の積み重ねが、先日リーグ戦で達成されたリーグ戦ホームゲーム250勝をリーグ最速の速さで達成したことに繋がった。その試合後、次のように語ったのは昌子源。
「他所のチームの選手に言われるけれど、『鹿島って引き分けでもブーイングされるんだね』って。『うちらは引き分けでも拍手が起きる。鹿島に引き分けた、万々歳だよ』って。やっぱりそれを聞くと、鹿島ってそういうチームなんだなと感じます」
勝つことを義務付けられた鹿島だからこそ、連敗スタートからのグループステージ突破という奇跡を狙う。
文:田中滋(鹿島担当)
ヤマザキナビスコカップ 第5節
5月18日(水)19:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 湘南ベルマーレ

チンチロリン
「絶対に勝たなければならない試合を前にしても、選手に必要以上の力が入ってしまうことはなさそうだ」と記すJ’sGOALの田中滋氏である。
必勝が課せられた明日の試合であるが、チームには必要以上のプレッシャーはない様子。
聖真の言葉を借りれば、常に勝つことが求められるなので、この子細でも普段と異なることはないということ。
明日も勝利を掴む。
勝利が日常の鹿島ならでは。
平常心にてスタジアムに向かい、笑顔で帰ってこよう。
楽しみである。

チンチロリン
2016年5月17日(火)
「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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昨季、Jリーグヤマザキナビスコカップを制した鹿島だが、今季はここまで1勝2敗。もし、次の試合に敗れ、大宮と神戸が勝利すると残り2試合を残しながらグループステージ敗退が決まってしまう。現在、勝点3の鹿島が敗れればもちろん勝点はそのままの3となり、勝点8で首位に立つ大宮と勝点7の2位神戸が勝利すれば、それぞれ11と10になる。残り2試合で鹿島が連勝しても勝点9までしか伸ばすことができず、2チームには届かない。大宮と神戸の結果次第ではあるが、第5節にして連覇の可能性が消えるかもしれないのだ。
しかし、絶対に勝たなければならない試合を前にしても、選手に必要以上の力が入ってしまうことはなさそうだ。若いメンバーが多いなかでも中堅に位置する土居聖真は次のように言う。
「鹿島っていうチームは、どんな状況でも勝たなければいけないチームなので、気合を入れながらあまりプレッシャーにせずできればいいと思います」
その意識の積み重ねが、先日リーグ戦で達成されたリーグ戦ホームゲーム250勝をリーグ最速の速さで達成したことに繋がった。その試合後、次のように語ったのは昌子源。
「他所のチームの選手に言われるけれど、『鹿島って引き分けでもブーイングされるんだね』って。『うちらは引き分けでも拍手が起きる。鹿島に引き分けた、万々歳だよ』って。やっぱりそれを聞くと、鹿島ってそういうチームなんだなと感じます」
勝つことを義務付けられた鹿島だからこそ、連敗スタートからのグループステージ突破という奇跡を狙う。
文:田中滋(鹿島担当)
ヤマザキナビスコカップ 第5節
5月18日(水)19:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 湘南ベルマーレ

チンチロリン
「絶対に勝たなければならない試合を前にしても、選手に必要以上の力が入ってしまうことはなさそうだ」と記すJ’sGOALの田中滋氏である。
必勝が課せられた明日の試合であるが、チームには必要以上のプレッシャーはない様子。
聖真の言葉を借りれば、常に勝つことが求められるなので、この子細でも普段と異なることはないということ。
明日も勝利を掴む。
勝利が日常の鹿島ならでは。
平常心にてスタジアムに向かい、笑顔で帰ってこよう。
楽しみである。

チンチロリン
小笠原満男、雨中のトレーニング
プレイバック・ジーコのハットトリック
鹿島圧勝 ジーコがハットトリック/復刻
[2016年5月17日12時53分]

1993年5月17日付日刊スポーツ紙面
<日刊スポーツ:1993年5月17日付>
プレーバック日刊スポーツ! 過去の5月17日付紙面を振り返ります。1993年の1面(東京版)はハットトリックの鹿島ジーコでした。
◇ ◇ ◇
<鹿島5−0名古屋>◇1993年5月16日◇県立カシマスタジアム◇
ジーコ(40)のハットトリックで、鹿島が5−0と名古屋に快勝した。ジーコとリネカー(32)の夢の対決となった開幕戦は、前半25分に中央でフリーになったジーコが、豪快なシュートを決めて先制。同30分には、得意のフリーキック。後半18分にもゴールを決めて、ハットトリックを完成させた。
ジーコの前には5人の壁も無力だった。前半30分。ペナルティーエリアの左付近で得たフリーキック。ジーコはスタンドからの「ジーコ! ジーコ!」の大合唱に、いとも簡単にこたえる。右足から放たれたボールは、鋭いカーブがかかってニアポストを直撃。計算されていたように反対側のサイドネットに突き刺さった。この日2点目は、得意の芸術的なフリーキックから生まれた。
今年のジーコは、ひと味違う。厳しい表情と闘志を前面に出す。1点目は、自分でチャンスを呼び込んだ。前半25分、中央からサントスへのスルーパスに、名古屋DF二人が足を伸ばして滑り込んだ。二人が倒れ、ボールは転々と転がった。そこへ再び走り込んで、豪快に蹴り込んだ。「3点目を積極的に取りにいこう。いつも0−0だと思ってプレーするんだ」。ハーフタイムの指示通り、ジーコの闘志は衰えない。
3点目は、アルシンドからのセンタリングを、ゴール前に走り込んで左足で決めた。Jリーグの開幕戦で、いきなりハットトリックだ。アルシンドの1点もアシストし、3得点1アシスト。世界の得点王リネカーも、「40歳になっても素晴らしいプレーヤー」と感嘆するしかなかった。
「たまたま3点取れただけ。チームがこれだけまとまったことが、自分にとってはうれしいことだ」と、ジーコは話した。自分の活躍以上に満足だったのは、リネカーを完封したDF陣の頑張りだ。新人の秋田が、そして大野がリネカーを完ぺきにマーク。中盤では、ジョルジーニョ、ピッタを厳しくマークし、攻撃の糸口さえ与えなかった。
「イタリア遠征で、ジーコからは金づちで頭をたたかれるように言われてきましたから」と秋田は言う。チームを強くするため、ジーコは若手の教育係を買って出た。「コンビニエンスストアで食べ物を買う選手がいるが、あれはどうか?」と宮本監督に進言。技術面から、食事、体調の維持まで、あらゆるヒントを若手に与えている。
ジーコ自身も、今年は昨年より2カ月早い、1月16日に来日。一日30分から始め、開幕直前は2時間半まで筋力トレーニングを行ってきた。「3日に1回の試合はきつい」というが、ジーコはそれに合わせて体力づくりをした。「大勝したことで、スキや油断が出ることが怖い」とジーコは言う。試合中にも、チャンスにシュートを外したアルシンドを怒鳴りつけた。「決定的なチャンスに決めることを体で覚えるのが大切。ちゃんとやらないと、もっと難しい局面でできないから強く言う」。闘将が、鹿島を引っ張る。
◆ハットトリック 1試合で同一選手が3得点すること。もともとはクリケットの用語で、投手が3人の打者を連続してアウトにした時に、帽子を贈ってこれをたたえたことに由来する。日本を代表するストライカーだったガンバ大阪の釜本監督は現役時代、日本リーグで通算13回記録した。
◆ジーコ 本名アルトゥール・アントゥネス・コインブラ。子供のころの「ちゃん」を表すポルトガル語のジーコが、そのまま愛称になった。1953年3月3日、ブラジル生まれ。W杯に3回出場。ブラジルでスポーツ大臣を務めていたが、一昨年に住友金属(現鹿島)と契約。日本リーグ2部の得点王となった。172センチ、72キロ。
※記録や表記は当時のもの

チンチロリン
23年前の記事を復刻掲載した日刊スポーツweb版である。
ジーコの鮮烈ハットトリックが一面を飾った。
記念すべきJリーグに於ける鹿島の初ゴールはジーコのFKであった。
この試合で、ハットトリックを達成し、日本中にそして世界に鹿島アントラーズの名を発信することとなった。
ジーコが造りあげたこのクラブは、今なお光り輝き、日本の中心となっておる。
これからも、走り続けよう。
鹿島アントラーズ、素晴らしいクラブである。

チンチロリン
[2016年5月17日12時53分]

1993年5月17日付日刊スポーツ紙面
<日刊スポーツ:1993年5月17日付>
プレーバック日刊スポーツ! 過去の5月17日付紙面を振り返ります。1993年の1面(東京版)はハットトリックの鹿島ジーコでした。
◇ ◇ ◇
<鹿島5−0名古屋>◇1993年5月16日◇県立カシマスタジアム◇
ジーコ(40)のハットトリックで、鹿島が5−0と名古屋に快勝した。ジーコとリネカー(32)の夢の対決となった開幕戦は、前半25分に中央でフリーになったジーコが、豪快なシュートを決めて先制。同30分には、得意のフリーキック。後半18分にもゴールを決めて、ハットトリックを完成させた。
ジーコの前には5人の壁も無力だった。前半30分。ペナルティーエリアの左付近で得たフリーキック。ジーコはスタンドからの「ジーコ! ジーコ!」の大合唱に、いとも簡単にこたえる。右足から放たれたボールは、鋭いカーブがかかってニアポストを直撃。計算されていたように反対側のサイドネットに突き刺さった。この日2点目は、得意の芸術的なフリーキックから生まれた。
今年のジーコは、ひと味違う。厳しい表情と闘志を前面に出す。1点目は、自分でチャンスを呼び込んだ。前半25分、中央からサントスへのスルーパスに、名古屋DF二人が足を伸ばして滑り込んだ。二人が倒れ、ボールは転々と転がった。そこへ再び走り込んで、豪快に蹴り込んだ。「3点目を積極的に取りにいこう。いつも0−0だと思ってプレーするんだ」。ハーフタイムの指示通り、ジーコの闘志は衰えない。
3点目は、アルシンドからのセンタリングを、ゴール前に走り込んで左足で決めた。Jリーグの開幕戦で、いきなりハットトリックだ。アルシンドの1点もアシストし、3得点1アシスト。世界の得点王リネカーも、「40歳になっても素晴らしいプレーヤー」と感嘆するしかなかった。
「たまたま3点取れただけ。チームがこれだけまとまったことが、自分にとってはうれしいことだ」と、ジーコは話した。自分の活躍以上に満足だったのは、リネカーを完封したDF陣の頑張りだ。新人の秋田が、そして大野がリネカーを完ぺきにマーク。中盤では、ジョルジーニョ、ピッタを厳しくマークし、攻撃の糸口さえ与えなかった。
「イタリア遠征で、ジーコからは金づちで頭をたたかれるように言われてきましたから」と秋田は言う。チームを強くするため、ジーコは若手の教育係を買って出た。「コンビニエンスストアで食べ物を買う選手がいるが、あれはどうか?」と宮本監督に進言。技術面から、食事、体調の維持まで、あらゆるヒントを若手に与えている。
ジーコ自身も、今年は昨年より2カ月早い、1月16日に来日。一日30分から始め、開幕直前は2時間半まで筋力トレーニングを行ってきた。「3日に1回の試合はきつい」というが、ジーコはそれに合わせて体力づくりをした。「大勝したことで、スキや油断が出ることが怖い」とジーコは言う。試合中にも、チャンスにシュートを外したアルシンドを怒鳴りつけた。「決定的なチャンスに決めることを体で覚えるのが大切。ちゃんとやらないと、もっと難しい局面でできないから強く言う」。闘将が、鹿島を引っ張る。
◆ハットトリック 1試合で同一選手が3得点すること。もともとはクリケットの用語で、投手が3人の打者を連続してアウトにした時に、帽子を贈ってこれをたたえたことに由来する。日本を代表するストライカーだったガンバ大阪の釜本監督は現役時代、日本リーグで通算13回記録した。
◆ジーコ 本名アルトゥール・アントゥネス・コインブラ。子供のころの「ちゃん」を表すポルトガル語のジーコが、そのまま愛称になった。1953年3月3日、ブラジル生まれ。W杯に3回出場。ブラジルでスポーツ大臣を務めていたが、一昨年に住友金属(現鹿島)と契約。日本リーグ2部の得点王となった。172センチ、72キロ。
※記録や表記は当時のもの

チンチロリン
23年前の記事を復刻掲載した日刊スポーツweb版である。
ジーコの鮮烈ハットトリックが一面を飾った。
記念すべきJリーグに於ける鹿島の初ゴールはジーコのFKであった。
この試合で、ハットトリックを達成し、日本中にそして世界に鹿島アントラーズの名を発信することとなった。
ジーコが造りあげたこのクラブは、今なお光り輝き、日本の中心となっておる。
これからも、走り続けよう。
鹿島アントラーズ、素晴らしいクラブである。

チンチロリン
岡山・豊川、復帰へ
U23負傷辞退の岡山FW豊川、22日愛媛戦で復帰
[2016年5月17日8時15分 紙面から]
U−23日本代表を負傷辞退していたFW豊川が、22日のホーム愛媛戦で復帰することになった。
所属先J2岡山の長沢監督は「(けがの)確認は終わっている。来週から試合も大丈夫」と説明。U−23代表のガーナとの親善試合(11日)に選出されていたが、直前の試合で左肩を打撲し辞退。今回のトゥーロン国際の招集も見送られていた。

チンチロリン
負傷離脱より復帰する岡山の豊川である。
左肩を打撲にてU-23日本代表を辞退し、トゥーロン国際大会にも招集されておらなんだ。
リオデジャネイロ五輪メンバー入りのためには、クラブにて結果を出す以外にない。
岡山にて躍動するのだ。
豊川の活躍を楽しみにしておる。

チンチロリン
[2016年5月17日8時15分 紙面から]
U−23日本代表を負傷辞退していたFW豊川が、22日のホーム愛媛戦で復帰することになった。
所属先J2岡山の長沢監督は「(けがの)確認は終わっている。来週から試合も大丈夫」と説明。U−23代表のガーナとの親善試合(11日)に選出されていたが、直前の試合で左肩を打撲し辞退。今回のトゥーロン国際の招集も見送られていた。

チンチロリン
負傷離脱より復帰する岡山の豊川である。
左肩を打撲にてU-23日本代表を辞退し、トゥーロン国際大会にも招集されておらなんだ。
リオデジャネイロ五輪メンバー入りのためには、クラブにて結果を出す以外にない。
岡山にて躍動するのだ。
豊川の活躍を楽しみにしておる。

チンチロリン
勝負を決めるのは鹿島の意地か、それとも湘南の勢いか
負けられない鹿島。連覇への可能性をつなげられるか
JリーグヤマザキナビスコカップグループステージAグループでは、昨季にこのタイトルを獲得した鹿島が苦戦している。第1節の甲府戦では、メンバーを大幅に入れ替えて臨んだ影響もあってか思うような戦いができず、1−2で敗れると、第2節の神戸戦は4−1の完敗。昌子 源が日本代表、植田 直通がU-23日本代表に招集されて不在だったため、この2試合はサイドバックが本職の西 大伍をセンターバックにコンバートしていたが、ペドロ ジュニオールらの攻撃力を止めることができなかった。第3節の名古屋戦でようやく勝点3を得たが、2連敗スタートのつまずきが重くのし掛かる。グループステージ突破のためには、残り3試合を勝っていくしかない。
対戦相手の湘南とは、明治安田J1 1st第7節で対戦し、3得点を奪って勝利している。ナビスコカップこそ、1勝1分1敗と鹿島より1つ上のグループ5位につけているが、リーグ戦では2連勝の後に2連敗と波に乗り切れず、最下位に沈んでいる。ただ、古巣との二度目の対戦を迎える永木 亮太は、湘南の特徴をよく分かっている。
「連戦のとき多少メンバーをいじってくるけれど、どんなときでも勝点3を狙ってくる。そのとき調子の良いメンバーを使ってくるので、余裕を見せると隙を突かれる。最初から引き締めていかないと足下をすくわれる」
試合終盤まで落ちない走力、球際への激しさといった湘南のチームコンセプトは、誰が出ようとぶれない。出場選手によって攻め方や守り方が変わらないことは、出場選手が見せるクオリティーによってチーム力が上下してしまうリスクもあるが、今回のような連戦となれば思い切って調子の良い選手を起用できるメリットもある。相手の勢いを受けてしまう形で試合に入ると、鹿島は痛い目を見ることになるだろう。
この試合に敗れると、他チームの結果によって鹿島はグループステージ敗退の可能性もあるだけに、優勝を目指すには絶対に負けられない試合だ。しかし、鹿島は並行するリーグ戦も合わせると公式戦5連戦の2戦目。明治安田J1 1stも残り試合が少なくなり、優勝戦線に踏みとどまるためにはそちらも負けられない戦いが待っている。リーグ戦から中3日で迎えるこの試合だけでなく、この後中2日で再びリーグ戦を戦うことを見据えてメンバーや戦い方を選択しなければならず、選手の疲労を見ながらうまく戦っていくことは簡単ではないだろう。
これまで、両チームがナビスコカップで対戦したのは一度だけ。それも1993年のことで、この時はジーコと秋田 豊がゴールを挙げ、鹿島が2−1で勝利した。現在、鹿島を指揮する石井 正忠監督もフル出場して勝利に貢献していたことは、時の流れを感じさせる。長い月日を経て再び対戦することになった両チーム。勝負を決めるのは鹿島の意地か、それとも湘南の勢いか。
[ 文:田中 滋 ]

チンチロリン
ナビスコ杯に於いては1993年以来の対戦となるベルマーレ戦である。
この試合、先制されるもジーコと秋田のゴールにて逆転勝利を飾っておる。
そのジーコと共に石井もフル出場しておる。
また、ベルマーレ平塚には名良橋の名が連ねられる。
この試合から23年、今回は先制点など許さず勝利を掴み取りたいところ。
楽しみな一戦である。

チンチロリン
JリーグヤマザキナビスコカップグループステージAグループでは、昨季にこのタイトルを獲得した鹿島が苦戦している。第1節の甲府戦では、メンバーを大幅に入れ替えて臨んだ影響もあってか思うような戦いができず、1−2で敗れると、第2節の神戸戦は4−1の完敗。昌子 源が日本代表、植田 直通がU-23日本代表に招集されて不在だったため、この2試合はサイドバックが本職の西 大伍をセンターバックにコンバートしていたが、ペドロ ジュニオールらの攻撃力を止めることができなかった。第3節の名古屋戦でようやく勝点3を得たが、2連敗スタートのつまずきが重くのし掛かる。グループステージ突破のためには、残り3試合を勝っていくしかない。
対戦相手の湘南とは、明治安田J1 1st第7節で対戦し、3得点を奪って勝利している。ナビスコカップこそ、1勝1分1敗と鹿島より1つ上のグループ5位につけているが、リーグ戦では2連勝の後に2連敗と波に乗り切れず、最下位に沈んでいる。ただ、古巣との二度目の対戦を迎える永木 亮太は、湘南の特徴をよく分かっている。
「連戦のとき多少メンバーをいじってくるけれど、どんなときでも勝点3を狙ってくる。そのとき調子の良いメンバーを使ってくるので、余裕を見せると隙を突かれる。最初から引き締めていかないと足下をすくわれる」
試合終盤まで落ちない走力、球際への激しさといった湘南のチームコンセプトは、誰が出ようとぶれない。出場選手によって攻め方や守り方が変わらないことは、出場選手が見せるクオリティーによってチーム力が上下してしまうリスクもあるが、今回のような連戦となれば思い切って調子の良い選手を起用できるメリットもある。相手の勢いを受けてしまう形で試合に入ると、鹿島は痛い目を見ることになるだろう。
この試合に敗れると、他チームの結果によって鹿島はグループステージ敗退の可能性もあるだけに、優勝を目指すには絶対に負けられない試合だ。しかし、鹿島は並行するリーグ戦も合わせると公式戦5連戦の2戦目。明治安田J1 1stも残り試合が少なくなり、優勝戦線に踏みとどまるためにはそちらも負けられない戦いが待っている。リーグ戦から中3日で迎えるこの試合だけでなく、この後中2日で再びリーグ戦を戦うことを見据えてメンバーや戦い方を選択しなければならず、選手の疲労を見ながらうまく戦っていくことは簡単ではないだろう。
これまで、両チームがナビスコカップで対戦したのは一度だけ。それも1993年のことで、この時はジーコと秋田 豊がゴールを挙げ、鹿島が2−1で勝利した。現在、鹿島を指揮する石井 正忠監督もフル出場して勝利に貢献していたことは、時の流れを感じさせる。長い月日を経て再び対戦することになった両チーム。勝負を決めるのは鹿島の意地か、それとも湘南の勢いか。
[ 文:田中 滋 ]

チンチロリン
ナビスコ杯に於いては1993年以来の対戦となるベルマーレ戦である。
この試合、先制されるもジーコと秋田のゴールにて逆転勝利を飾っておる。
そのジーコと共に石井もフル出場しておる。
また、ベルマーレ平塚には名良橋の名が連ねられる。
この試合から23年、今回は先制点など許さず勝利を掴み取りたいところ。
楽しみな一戦である。

チンチロリン
西大伍、次節・名古屋戦出場停止
出場停止選手のお知らせ(2016/05/16)
選手 チーム 前回の停止 今回の停止 出場停止試合
西 大伍 鹿島 J1(f) 2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ第13節第1日(05/21)
菊地 光将 大宮 J1(f) 2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ第13節第1日(05/21)
森重 真人 FC東京 J1(f) 2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ第14節第1日(05/29)
井手口 陽介 G大阪 J1(f) 2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ第13節第1日(05/21)
三原 雅俊 神戸 J1(a) 2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ第13節第1日(05/21)
差波 優人 仙台 C(f) 2016Jリーグヤマザキナビスコカップ/Bグループ第6節第1日(05/25)
湯澤 聖人 柏 C(f) 2016Jリーグヤマザキナビスコカップ/Bグループ第5節第1日(05/18)
川辺 駿 磐田 C(f) 2016Jリーグヤマザキナビスコカップ/Aグループ第5節第1日(05/18)
大武 峻 名古屋 C(f) 2016Jリーグヤマザキナビスコカップ/Aグループ第6節第1日(05/25)
濱田 水輝 福岡 C(f) 2016Jリーグヤマザキナビスコカップ/Bグループ第5節第1日(05/18)
レオナルド ロシャ 岐阜 J2(f) 2016明治安田生命J2リーグ第14節第1日(05/22)
加地 亮 岡山 J2(f) 2016明治安田生命J2リーグ第14節第1日(05/22)
小谷野 顕治 鳥取 J3(f) 2016明治安田生命J3リーグ第10節第1日(05/22)
市丸 瑞希 G大23 J3(a) 2016明治安田生命J3リーグ第10節第1日(05/22)
三竿 健斗 鹿島 S(f) 2016Jサテライトリーグ第6日(06/12)
井川 祐輔 川崎F S(a) 2016Jサテライトリーグ第5日(05/30)
・同じ大会で、同じ種類の出場停止処分を受けた場合、出場停止処分は2倍になります。
・大会 「J1」:明治安田生命J1リーグ、「C」:リーグカップ戦、「J2」:明治安田生命J2リーグ、「J3」:明治安田生命J3リーグ、「S」:Jサテライトリーグ、「PSM」:プレシーズンマッチ
・停止 (f):警告の累積による1試合停止(a):1試合停止 (b):2試合停止(c):3試合停止
(d):4試合停止(e):5試合停止(h):6試合停止(g):特定期間停止(*):その他の停止(z):未定
※印は、他の大会での出場停止処分の影響によって出場できないことを表します。

チンチロリン
土曜日のリーグ戦1stステージ第13節を出場停止となる西である。
累積警告にてこの名古屋戦には出場がかなわぬ。
これは痛い。
攻撃力に優れる名古屋に対して、レギュラーDFが欠けるとなれば緊急事態と言えよう。
ここは代わりに出場するであろうユキに託すこととなる。
先週行われたU-23日本代表・ガーナ戦では良いクロスからのアシストも記録しており、好調を維持しておる。
トゥーロン国際大会に招集されなかったことが幸いしたとも言える。
ユキにとっても大きなチャンスである。
名古屋の左サイドを封じ、クロスから得点機を演出するのだ。
ユキの躍動を楽しみにしておる。

チンチロリン
選手 チーム 前回の停止 今回の停止 出場停止試合
西 大伍 鹿島 J1(f) 2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ第13節第1日(05/21)
菊地 光将 大宮 J1(f) 2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ第13節第1日(05/21)
森重 真人 FC東京 J1(f) 2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ第14節第1日(05/29)
井手口 陽介 G大阪 J1(f) 2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ第13節第1日(05/21)
三原 雅俊 神戸 J1(a) 2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ第13節第1日(05/21)
差波 優人 仙台 C(f) 2016Jリーグヤマザキナビスコカップ/Bグループ第6節第1日(05/25)
湯澤 聖人 柏 C(f) 2016Jリーグヤマザキナビスコカップ/Bグループ第5節第1日(05/18)
川辺 駿 磐田 C(f) 2016Jリーグヤマザキナビスコカップ/Aグループ第5節第1日(05/18)
大武 峻 名古屋 C(f) 2016Jリーグヤマザキナビスコカップ/Aグループ第6節第1日(05/25)
濱田 水輝 福岡 C(f) 2016Jリーグヤマザキナビスコカップ/Bグループ第5節第1日(05/18)
レオナルド ロシャ 岐阜 J2(f) 2016明治安田生命J2リーグ第14節第1日(05/22)
加地 亮 岡山 J2(f) 2016明治安田生命J2リーグ第14節第1日(05/22)
小谷野 顕治 鳥取 J3(f) 2016明治安田生命J3リーグ第10節第1日(05/22)
市丸 瑞希 G大23 J3(a) 2016明治安田生命J3リーグ第10節第1日(05/22)
三竿 健斗 鹿島 S(f) 2016Jサテライトリーグ第6日(06/12)
井川 祐輔 川崎F S(a) 2016Jサテライトリーグ第5日(05/30)
・同じ大会で、同じ種類の出場停止処分を受けた場合、出場停止処分は2倍になります。
・大会 「J1」:明治安田生命J1リーグ、「C」:リーグカップ戦、「J2」:明治安田生命J2リーグ、「J3」:明治安田生命J3リーグ、「S」:Jサテライトリーグ、「PSM」:プレシーズンマッチ
・停止 (f):警告の累積による1試合停止(a):1試合停止 (b):2試合停止(c):3試合停止
(d):4試合停止(e):5試合停止(h):6試合停止(g):特定期間停止(*):その他の停止(z):未定
※印は、他の大会での出場停止処分の影響によって出場できないことを表します。

チンチロリン
土曜日のリーグ戦1stステージ第13節を出場停止となる西である。
累積警告にてこの名古屋戦には出場がかなわぬ。
これは痛い。
攻撃力に優れる名古屋に対して、レギュラーDFが欠けるとなれば緊急事態と言えよう。
ここは代わりに出場するであろうユキに託すこととなる。
先週行われたU-23日本代表・ガーナ戦では良いクロスからのアシストも記録しており、好調を維持しておる。
トゥーロン国際大会に招集されなかったことが幸いしたとも言える。
ユキにとっても大きなチャンスである。
名古屋の左サイドを封じ、クロスから得点機を演出するのだ。
ユキの躍動を楽しみにしておる。

チンチロリン
秀平と優磨のコンビに期待
強化指定選手・小池裕太くん、先発起用か
[鹿島]救世主となれるか!? 強化指定選手の左SB小池裕太にチャンス到来

16日、ナビスコカップ第6節・湘南戦(18日)を想定した紅白戦が行われ、レギュラー組に強化指定選手のDF小池裕太(流通経済大2年)が入った。
自身も強化指定選手の経験がある永木亮太は、「足下の技術もしっかりしているし、キックの精度もある。ウチは左利きが少ないし、大事な存在。緊張すると思うけど、経験のある選手もいる。僕も強化指定(選手)で試合に出ていたし、助けられたら」と話した。
鹿島は、左SBの山本脩斗のバックアップがいない。ナビスコカップ第1節・甲府戦では本来ボランチの三竿健斗が務めるなど、練習からさまざまな選手を起用し、ポジションに馴染ませてきたが、どの選手も結果を出せていなかった。
5連戦の真っ只中ということもあり、山本脩斗には無理をさせたくないチーム事情もある。小池裕太は鹿島の救世主となることができるか。
(鹿島担当 田中滋)

チンチロリン
紅白戦にてレギュラー組に入った強化指定選手の小池裕太くんである。
いよいよ出番となろうか。
ミッドウィークのナビスコ杯・湘南戦は過密日程となるため、選手の入れ替えが予想される。
U-23日本代表にてチームを離れた植田と櫛引を始め、いくつかのポジションにて入れ替えがあろう。
ここまでバックアップのおらなんだ左SBに大抜擢が期待される。
左サイドを駆け上がり、クロスやシュートなど攻撃に絡んでいって欲しい。
楽しみである。

チンチロリン

16日、ナビスコカップ第6節・湘南戦(18日)を想定した紅白戦が行われ、レギュラー組に強化指定選手のDF小池裕太(流通経済大2年)が入った。
自身も強化指定選手の経験がある永木亮太は、「足下の技術もしっかりしているし、キックの精度もある。ウチは左利きが少ないし、大事な存在。緊張すると思うけど、経験のある選手もいる。僕も強化指定(選手)で試合に出ていたし、助けられたら」と話した。
鹿島は、左SBの山本脩斗のバックアップがいない。ナビスコカップ第1節・甲府戦では本来ボランチの三竿健斗が務めるなど、練習からさまざまな選手を起用し、ポジションに馴染ませてきたが、どの選手も結果を出せていなかった。
5連戦の真っ只中ということもあり、山本脩斗には無理をさせたくないチーム事情もある。小池裕太は鹿島の救世主となることができるか。
(鹿島担当 田中滋)

チンチロリン
紅白戦にてレギュラー組に入った強化指定選手の小池裕太くんである。
いよいよ出番となろうか。
ミッドウィークのナビスコ杯・湘南戦は過密日程となるため、選手の入れ替えが予想される。
U-23日本代表にてチームを離れた植田と櫛引を始め、いくつかのポジションにて入れ替えがあろう。
ここまでバックアップのおらなんだ左SBに大抜擢が期待される。
左サイドを駆け上がり、クロスやシュートなど攻撃に絡んでいって欲しい。
楽しみである。

チンチロリン
ケルン・大迫、すごく自分としても苦しんだ
トップ下、サイドでの起用…去就注目の大迫「すごく苦しんだ」
16/5/15 12:21

[5.14 ブンデスリーガ第34節 ドルトムント2-2ケルン]
ブンデスリーガは14日、最終節を行い、FW大迫勇也の所属するケルンは敵地でドルトムントと対戦し、2-2で引き分けた。大迫は2試合連続のベンチスタートとなり、後半41分から途中出場した。
ケルンでの2シーズン目は25試合に出場(うち先発14試合)し、1得点。トップ下やサイドハーフなど本職ではないポジションでの起用がほとんどだった。「今シーズンはなかなかフォワードができない状況が続いて、トップ下ならまだしも、サイドで使われることが多かったので、すごく自分としても苦しんだ」と率直に振り返った。
「すごくもどかしさがあったけど、やりながらそれが消えていったことも確か。ただ、やっぱり前でやりたいというのが僕の中にはあった。一番前ではやれなくても、攻撃的なことをもっとやりたいなと思っている」
シーズンを戦う中で徐々に自分の気持ちを整理することはできたが、だからこそブンデスリーガという舞台でストライカーとして勝負したいという思いも強まった。「苦しんだけど、この苦しみが生かされるように、来シーズンはもっともっと結果を突き詰めたい」。現地紙では今夏の退団を希望しているとも報じられた大迫。注目の去就については「まだこれからです。これから考えます」と話すにとどめた。

チンチロリン
2015-2016シーズンを終えたケルンの大迫である。
「今シーズンはなかなかフォワードができない状況が続いて、トップ下ならまだしも、サイドで使われることが多かったので、すごく自分としても苦しんだ」とコメントを発しておる。
本格派センターFWの大迫がケルンに於いては異なるポジションに適用され、持ち味が出し切れずに苦しんだ様子が伝わってくる。
逆に器用にいろいろとこなせてしまうことが、この状況を生んでいることもまた事実であろう。
とはいえ、シーズン1得点では指揮官としてもより攻撃的な位置にての起用が難しかったように思う。
去就については、まだこれからと述べる。
移籍も視野に入れておるのではなかろうか。
契約の切れる来季よりも違約金の発生するこの夏の方がケルンにとっては都合が良い。
良い用件でのオファーや、または古巣である鹿島への復帰も視野に入れて欲しいところ。
来季は、信頼を勝ち得てゴールを量産して欲しい。
続報を待っておる。

チンチロリン
16/5/15 12:21

[5.14 ブンデスリーガ第34節 ドルトムント2-2ケルン]
ブンデスリーガは14日、最終節を行い、FW大迫勇也の所属するケルンは敵地でドルトムントと対戦し、2-2で引き分けた。大迫は2試合連続のベンチスタートとなり、後半41分から途中出場した。
ケルンでの2シーズン目は25試合に出場(うち先発14試合)し、1得点。トップ下やサイドハーフなど本職ではないポジションでの起用がほとんどだった。「今シーズンはなかなかフォワードができない状況が続いて、トップ下ならまだしも、サイドで使われることが多かったので、すごく自分としても苦しんだ」と率直に振り返った。
「すごくもどかしさがあったけど、やりながらそれが消えていったことも確か。ただ、やっぱり前でやりたいというのが僕の中にはあった。一番前ではやれなくても、攻撃的なことをもっとやりたいなと思っている」
シーズンを戦う中で徐々に自分の気持ちを整理することはできたが、だからこそブンデスリーガという舞台でストライカーとして勝負したいという思いも強まった。「苦しんだけど、この苦しみが生かされるように、来シーズンはもっともっと結果を突き詰めたい」。現地紙では今夏の退団を希望しているとも報じられた大迫。注目の去就については「まだこれからです。これから考えます」と話すにとどめた。

チンチロリン
2015-2016シーズンを終えたケルンの大迫である。
「今シーズンはなかなかフォワードができない状況が続いて、トップ下ならまだしも、サイドで使われることが多かったので、すごく自分としても苦しんだ」とコメントを発しておる。
本格派センターFWの大迫がケルンに於いては異なるポジションに適用され、持ち味が出し切れずに苦しんだ様子が伝わってくる。
逆に器用にいろいろとこなせてしまうことが、この状況を生んでいることもまた事実であろう。
とはいえ、シーズン1得点では指揮官としてもより攻撃的な位置にての起用が難しかったように思う。
去就については、まだこれからと述べる。
移籍も視野に入れておるのではなかろうか。
契約の切れる来季よりも違約金の発生するこの夏の方がケルンにとっては都合が良い。
良い用件でのオファーや、または古巣である鹿島への復帰も視野に入れて欲しいところ。
来季は、信頼を勝ち得てゴールを量産して欲しい。
続報を待っておる。

チンチロリン
植田、ゼロで終わらせる気持ちしかなかった
【鹿島】数針を縫った傷も「問題ない」。横浜をシャットアウトした植田が、世界と戦うトゥーロンで試してみたいこととは?
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2016年05月15日
「ゼロで終わらせる気持ちしかなかった」(植田)

目の上の傷も気にせず、アグレッシブな守備で完封勝利に貢献。エアバトルでは盤石の強さを発揮した。(C)J.LEAGUE PHOTOS
対横浜戦は13年8月から5連勝中で、直近2試合はいずれも完封勝利を収めている。そんな“お得意様”を相手に、鹿島は開始早々に柴崎のFKを金崎がヘッドで押し込み、幸先良く先制に成功する。結果的にこのゴールが決勝点となり、1-0のスコアでJ最速となるホーム通算250勝目を挙げた。
この日のLIXIL賞(ユニホームの胸スポンサーである(株)LIXILプレゼンツのマン・オブ・ザ・マッチ)には、再三に渡るファインセーブを見せたGKの曽ケ端が選ばれたように、持ち味の守備力が際立つゲーム内容だった。総失点7はリーグ2位の数字で(1位は浦和の同6)、最終ラインの充実ぶりがうかがえる。
1点リードで迎えた後半は、横浜にペースを握られて、劣勢の時間帯が長かった。齋藤やマルティノスといった突破力に秀でるアタッカーに両サイドを抉られては、危ない場面を作られた。
それでも、ゴール前ではやらせなかった。際どいクロスを上げられても、確実に撥ね返してみせる。失点してもおかしくないシーンもあった。だが、相手のミスに助けられた部分はあったにせよ、それも素早い寄せで自由に打たせなかったからこそ、無失点で切り抜けられたのだろう。
「ゼロで終わらせる気持ちしかなかったので、それだけを考えていました」
開幕からCBの不動のレギュラーとして、ここまでフルタイム出場を続けている植田は、シンプルに試合を振り返った。右目の上には、3日前にU-23代表として出場したガーナ戦で負傷した傷跡が残る。数針を縫ったが、本人は「別に問題ないです」と気にもとめていない。
屈強なフィジカルを活かしたハードなディフェンスは健在で、エアバトルにも臆せず挑み、高い勝率を誇った。対人の強さはもちろん、次の展開を予測した的確なポジショニングも光っていた。とりわけ、CBでコンビを組む昌子がSBのサポートで横ズレした際には、「空けたスペースを(植田が)しっかりと埋めてくれていた」(昌子)。ボールがないところでの動きは著しく成長している印象で、「いつもやっているので」(植田)という昌子との連係も試合を重ねるごとに安定感を増してきている。
強豪国との対戦でさらなるグレードアップを目指す。

先日のガーナ戦では腕章を巻いてプレー。手倉森ジャパンの守備の要として、トゥーロンでも逞しく闘う姿を見せてくれるはずだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
もっとも、「まだまです。課題が残っている」と植田自身に慢心はない。強い向上心を持つ男は、この横浜戦を終えたら、U-23代表の一員としてトゥーロン国際大会に出場するためフランスに旅立つ。
パラグアイやポルトガル、イングランドなど海外の強豪国との対戦が控えており、手倉森ジャパンでも守備の要である植田は、世界との対戦を心待ちにしているようだ。
「トゥーロンでいろんな相手と試合ができる。それはすごく楽しみ。試してみたいこともあるので」
試してみたいこととは? と聞いてみれば「それは話せないので」とピシャリ。実際のピッチ上でのプレーで判断するしかないが、DFとしてさらなるグレードアップを目指そうとしている植田がフランスの地でどんなパフォーマンスを披露してくれるか楽しみだ。
残念ながら、同日の川崎対神戸戦で、U-23代表のチームメイトであり、ライバルでもある川崎の奈良が左脛骨骨折の重傷を負い、復帰までには4か月かかるとの見込みでリオ五輪出場は絶望的となってしまった。
今季に入って力を付けてきた奈良の不在は、手倉森ジャパンにとって戦力ダウンになるのは必至。そうした状況下で、同じCBでプレーする植田に求められるものはさらに大きくなったと言えるかもしれない。
大切な仲間の分まで――という想いも強くしているはず。鹿島と同様に、日の丸を背負っても逞しく闘う姿を期待したい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

チンチロリン
植田について記すサッカーダイジェストの広島氏である。
「ゼロで終わらせる気持ちしかなかったので、それだけを考えていました」というコメントを引き出しておる。
今季の植田はまさに頼もしい。
U-23日本代表でのアジア制覇が大きく影響を与えたように感じる。
そのおかげもあって、今季の開幕からレギュラーCBとして源と組んでおる。
その安定感はJリーグ屈指と言えよう。
その植田は、昨日のFマリノス戦をもって一旦チームを離れ、U-23日本代表としてトゥーロン国際大会に挑む。
ここでは日の丸を背負い、大きな成果を出すのではなかろうか。
植田の成長が嬉しい。
更に逞しくなる植田に期待大である。

チンチロリン
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2016年05月15日
「ゼロで終わらせる気持ちしかなかった」(植田)

目の上の傷も気にせず、アグレッシブな守備で完封勝利に貢献。エアバトルでは盤石の強さを発揮した。(C)J.LEAGUE PHOTOS
対横浜戦は13年8月から5連勝中で、直近2試合はいずれも完封勝利を収めている。そんな“お得意様”を相手に、鹿島は開始早々に柴崎のFKを金崎がヘッドで押し込み、幸先良く先制に成功する。結果的にこのゴールが決勝点となり、1-0のスコアでJ最速となるホーム通算250勝目を挙げた。
この日のLIXIL賞(ユニホームの胸スポンサーである(株)LIXILプレゼンツのマン・オブ・ザ・マッチ)には、再三に渡るファインセーブを見せたGKの曽ケ端が選ばれたように、持ち味の守備力が際立つゲーム内容だった。総失点7はリーグ2位の数字で(1位は浦和の同6)、最終ラインの充実ぶりがうかがえる。
1点リードで迎えた後半は、横浜にペースを握られて、劣勢の時間帯が長かった。齋藤やマルティノスといった突破力に秀でるアタッカーに両サイドを抉られては、危ない場面を作られた。
それでも、ゴール前ではやらせなかった。際どいクロスを上げられても、確実に撥ね返してみせる。失点してもおかしくないシーンもあった。だが、相手のミスに助けられた部分はあったにせよ、それも素早い寄せで自由に打たせなかったからこそ、無失点で切り抜けられたのだろう。
「ゼロで終わらせる気持ちしかなかったので、それだけを考えていました」
開幕からCBの不動のレギュラーとして、ここまでフルタイム出場を続けている植田は、シンプルに試合を振り返った。右目の上には、3日前にU-23代表として出場したガーナ戦で負傷した傷跡が残る。数針を縫ったが、本人は「別に問題ないです」と気にもとめていない。
屈強なフィジカルを活かしたハードなディフェンスは健在で、エアバトルにも臆せず挑み、高い勝率を誇った。対人の強さはもちろん、次の展開を予測した的確なポジショニングも光っていた。とりわけ、CBでコンビを組む昌子がSBのサポートで横ズレした際には、「空けたスペースを(植田が)しっかりと埋めてくれていた」(昌子)。ボールがないところでの動きは著しく成長している印象で、「いつもやっているので」(植田)という昌子との連係も試合を重ねるごとに安定感を増してきている。
強豪国との対戦でさらなるグレードアップを目指す。

先日のガーナ戦では腕章を巻いてプレー。手倉森ジャパンの守備の要として、トゥーロンでも逞しく闘う姿を見せてくれるはずだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
もっとも、「まだまです。課題が残っている」と植田自身に慢心はない。強い向上心を持つ男は、この横浜戦を終えたら、U-23代表の一員としてトゥーロン国際大会に出場するためフランスに旅立つ。
パラグアイやポルトガル、イングランドなど海外の強豪国との対戦が控えており、手倉森ジャパンでも守備の要である植田は、世界との対戦を心待ちにしているようだ。
「トゥーロンでいろんな相手と試合ができる。それはすごく楽しみ。試してみたいこともあるので」
試してみたいこととは? と聞いてみれば「それは話せないので」とピシャリ。実際のピッチ上でのプレーで判断するしかないが、DFとしてさらなるグレードアップを目指そうとしている植田がフランスの地でどんなパフォーマンスを披露してくれるか楽しみだ。
残念ながら、同日の川崎対神戸戦で、U-23代表のチームメイトであり、ライバルでもある川崎の奈良が左脛骨骨折の重傷を負い、復帰までには4か月かかるとの見込みでリオ五輪出場は絶望的となってしまった。
今季に入って力を付けてきた奈良の不在は、手倉森ジャパンにとって戦力ダウンになるのは必至。そうした状況下で、同じCBでプレーする植田に求められるものはさらに大きくなったと言えるかもしれない。
大切な仲間の分まで――という想いも強くしているはず。鹿島と同様に、日の丸を背負っても逞しく闘う姿を期待したい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

チンチロリン
植田について記すサッカーダイジェストの広島氏である。
「ゼロで終わらせる気持ちしかなかったので、それだけを考えていました」というコメントを引き出しておる。
今季の植田はまさに頼もしい。
U-23日本代表でのアジア制覇が大きく影響を与えたように感じる。
そのおかげもあって、今季の開幕からレギュラーCBとして源と組んでおる。
その安定感はJリーグ屈指と言えよう。
その植田は、昨日のFマリノス戦をもって一旦チームを離れ、U-23日本代表としてトゥーロン国際大会に挑む。
ここでは日の丸を背負い、大きな成果を出すのではなかろうか。
植田の成長が嬉しい。
更に逞しくなる植田に期待大である。

チンチロリン
Fマリノス戦報道
鹿島ホーム通算250勝 横浜を完封/鹿−横12節
[2016年5月14日21時8分]

前半、先制点を決め喜ぶ鹿島FW金崎(右)(撮影・足立雅史)
<明治安田生命J1:鹿島1−0横浜>◇第1ステージ第12節◇14日◇カシマ
鹿島が横浜に完封勝ちした。
先制したのは鹿島。前半9分、左サイドでFKを獲得。キッカーのMF柴崎岳のボールにFW金崎夢生がゴール前中央でヘディングシュートを決めた。
横浜は前半43分、MF斎藤学が左サイドをドリブルで相手守備陣を3人交わして、ペナルティーエリア内に進入。エリア内中央にいたMFマルティノスにクロスを送るも、シュートは左に外れた。
横浜は後半27分にDF栗原勇蔵に代えてFWカイケを投入。4−2−3−1から4−2−4にシステムを変えて攻勢を強めたが、最後までゴールを奪うことは出来なかった。
鹿島はこれでホーム通算250勝となった。
鹿島MF柴崎「信じて良かった」金崎弾をお膳立て
[2016年5月14日23時3分]

前半、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島FW金崎(左)(共同)
<明治安田生命J1:鹿島1−0横浜>◇第1ステージ第12節◇14日◇カシマ
鹿島は横浜を下し、J1ホーム通算250勝を達成した。
前半9分、敵陣左サイドでFKを獲得。MF柴崎岳(23)がゴール前に上げたボールをFW金崎夢生(27)が頭で押し込み先制した。後半横浜に押し込まれながらも、自慢の守備で1点をしぶとく守りきった。
柴崎は「厳しい試合だった。(得点シーンは)いいボールを蹴れたのであとは中を信じて良かったなと思いました」と振り返った。
また、MF杉本太郎(20)が今季リーグ戦初出場で初先発。後半29分までプレーしたがシュートは0本だった。「なかなかボールも引き出せず、シュートも打てなかった。(収穫は)勝ち点3だけかな」と辛口だった。
金崎、ハリル“御前試合”でV弾!鹿島がJ1ホーム通算250勝

先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・金崎
明治安田J1第1ステージ第12節最終日(14日、鹿島1−0横浜M、カシマ)FW金崎がMF柴崎との日本代表ホットラインから決勝弾。クラブのJ1ホーム通算250勝到達に貢献した。日本代表・ハリルホジッチ監督が観戦する“御前試合”。前半9分、柴崎のFKに頭で合わせてネットを揺らした。2試合連続ゴールにも本人は「(調子は)全然よくない」。だが、視察したハリルホジッチ監督は「点を取るのが仕事。取り続けてほしい」と及第点を出した。

前半、先制点を決める鹿島・金崎=カシマスタジアム(撮影・中井誠)

試合に勝ち、タッチする(左から)鹿島・カイオ、金崎、柴崎、西=カシマスタジアム (撮影・中井誠)

後半、攻め込む鹿島・金崎。左は横浜M・栗原=カシマ

横浜Mに勝利しサポーターにあいさつする鹿島イレブン=カシマ

前半、ヘディングでクリアする鹿島・植田。左は横浜M・斎藤=カシマ

後半、競り合う鹿島・柴崎(右)と横浜M・中村=カシマ

前半、競り合う鹿島・カイオ(左)と横浜M・斎藤=カシマスタジアム(撮影・中井誠)

後半、競り合う鹿島・金崎(右)と横浜M・栗原(左)=カシマスタジアム(撮影・中井誠)
鹿島 史上初ホーム250勝 第1S逆転Vあきらめん!
明治安田生命J1第1S第12節 鹿島1―0横浜 (5月14日 カシマ)

<鹿島・横浜>ホーム250勝を祝うサポーター
Photo By スポニチ
鹿島は日本代表FW金崎の決勝弾で、J史上初のホーム通算250勝を達成した。0―0の前半9分、左サイドからのMF柴崎のFKに金崎が飛び込み、頭でゴール右に決めた。エースの2戦連発となる今季6得点目で先制。
視察に訪れた日本代表のハリルホジッチ監督は「(得点が)彼の仕事。続けて取ってほしい」と目を細めた。その後は元日本代表MF小笠原が、右足を打撲して交代するアクシデントもあったが守りきった。
209勝で2位の横浜、名古屋に40勝以上の差をつけての偉業も達成。7本のシュートを防いだGK曽ケ端は「チームとして積み上げてきた数字。さらに伸ばしていければ」と、さらなる上積みを目指す考え。これで首位・川崎Fとの勝ち点差は3。第1ステージの逆転制覇も諦めない。
[ 2016年5月15日 05:30 ]
【鹿島】金崎の2戦連発でJ最速のホーム250勝
2016年5月15日9時0分 スポーツ報知

先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・金崎(左)
◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第12節 鹿島1−0横浜M(14日・カシマスタジアム)
鹿島がJ最速でホーム通算250勝を達成した。
前半9分、MF柴崎岳(23)からのFKをFW金崎夢生(27)が頭で押し込んで2戦連発。後半は攻め込まれ「全然良くない」(金崎)という内容だったが、GK曽ケ端準(36)を中心とした守備陣が守りきった。2位タイの名古屋、横浜M(209勝)を大きく引き離し、曽ケ端は「さらに伸ばしたい」と誓った。
ハリル監督、鹿島FW金崎にゴール量産期待
2016年5月15日9時0分 スポーツ報知
日本代表・ハリルホジッチ監督(63)が浦和―新潟(埼玉)と鹿島―横浜M(カシマ)をはしごして視察した。
鹿島―横浜M戦について「すごく戦う意識のあった試合。マリノスも何度も追いつきそうなチャンスを作った」と絶賛。2試合連続ゴールの鹿島FW金崎には「点を取るのが彼の仕事。これからも、いつも点を取ってほしい」と期待していた。
J1 鹿島耐えた ホーム250勝
3位変わらず
明治安田J1第1ステージ第12節最終日(14日・カシマスタジアムほか=6試合)鹿島は横浜Mに1-0で競り勝ち、2試合ぶりに白星を飾った。通算成績は7勝3分け2敗、勝ち点24で順位は3位のまま。リーグ戦での対横浜M戦の連勝を6に伸ばし、ホーム通算250勝を達成した。
鹿島は前半9分、FKから金崎の2戦連続ゴールで先制。その後は横浜Mに主導権を握られたが、GK曽ケ端の好セーブもあり逃げ切った。
■鹿島・石井監督 立ち上がりは理想的な戦い方ができた。しかし相手の(スピードの)速いサイドハーフ2人にカウンターを受け、流れが悪くなった。
■鹿島・永木 (小笠原が前半で負傷し)突然の出番だった。勝ち点3を取れてよかった。
■記録メモ
▽Jリーグ戦ホーム通算250勝
J1鹿島が横浜Mを下し、リーグ戦のホーム通算勝利数が250に達した。ホーム戦397試合目はJ最速。ホーム通算成績は250勝47分け100敗となった。リーグ戦総合成績は794試合で441勝109分け244敗。

チンチロリン
夢生を軸に記事が作られておる。
決勝点にて勝利に導いたストライカーの存在は大きい。
観戦したハリルホジッチ日本代表監督も「点を取るのが仕事。取り続けてほしい」とコメントしておる。
6月の代表にも招集されるであろう。
となると、ナビスコ杯・大宮戦に不安が残る。
夢生の代役をどうするのか、思案のしどころ。
石井監督の手腕に注目である。

チンチロリン
[2016年5月14日21時8分]

前半、先制点を決め喜ぶ鹿島FW金崎(右)(撮影・足立雅史)
<明治安田生命J1:鹿島1−0横浜>◇第1ステージ第12節◇14日◇カシマ
鹿島が横浜に完封勝ちした。
先制したのは鹿島。前半9分、左サイドでFKを獲得。キッカーのMF柴崎岳のボールにFW金崎夢生がゴール前中央でヘディングシュートを決めた。
横浜は前半43分、MF斎藤学が左サイドをドリブルで相手守備陣を3人交わして、ペナルティーエリア内に進入。エリア内中央にいたMFマルティノスにクロスを送るも、シュートは左に外れた。
横浜は後半27分にDF栗原勇蔵に代えてFWカイケを投入。4−2−3−1から4−2−4にシステムを変えて攻勢を強めたが、最後までゴールを奪うことは出来なかった。
鹿島はこれでホーム通算250勝となった。
鹿島MF柴崎「信じて良かった」金崎弾をお膳立て
[2016年5月14日23時3分]

前半、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島FW金崎(左)(共同)
<明治安田生命J1:鹿島1−0横浜>◇第1ステージ第12節◇14日◇カシマ
鹿島は横浜を下し、J1ホーム通算250勝を達成した。
前半9分、敵陣左サイドでFKを獲得。MF柴崎岳(23)がゴール前に上げたボールをFW金崎夢生(27)が頭で押し込み先制した。後半横浜に押し込まれながらも、自慢の守備で1点をしぶとく守りきった。
柴崎は「厳しい試合だった。(得点シーンは)いいボールを蹴れたのであとは中を信じて良かったなと思いました」と振り返った。
また、MF杉本太郎(20)が今季リーグ戦初出場で初先発。後半29分までプレーしたがシュートは0本だった。「なかなかボールも引き出せず、シュートも打てなかった。(収穫は)勝ち点3だけかな」と辛口だった。
金崎、ハリル“御前試合”でV弾!鹿島がJ1ホーム通算250勝

先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・金崎
明治安田J1第1ステージ第12節最終日(14日、鹿島1−0横浜M、カシマ)FW金崎がMF柴崎との日本代表ホットラインから決勝弾。クラブのJ1ホーム通算250勝到達に貢献した。日本代表・ハリルホジッチ監督が観戦する“御前試合”。前半9分、柴崎のFKに頭で合わせてネットを揺らした。2試合連続ゴールにも本人は「(調子は)全然よくない」。だが、視察したハリルホジッチ監督は「点を取るのが仕事。取り続けてほしい」と及第点を出した。

前半、先制点を決める鹿島・金崎=カシマスタジアム(撮影・中井誠)

試合に勝ち、タッチする(左から)鹿島・カイオ、金崎、柴崎、西=カシマスタジアム (撮影・中井誠)

後半、攻め込む鹿島・金崎。左は横浜M・栗原=カシマ

横浜Mに勝利しサポーターにあいさつする鹿島イレブン=カシマ

前半、ヘディングでクリアする鹿島・植田。左は横浜M・斎藤=カシマ

後半、競り合う鹿島・柴崎(右)と横浜M・中村=カシマ

前半、競り合う鹿島・カイオ(左)と横浜M・斎藤=カシマスタジアム(撮影・中井誠)

後半、競り合う鹿島・金崎(右)と横浜M・栗原(左)=カシマスタジアム(撮影・中井誠)
鹿島 史上初ホーム250勝 第1S逆転Vあきらめん!
明治安田生命J1第1S第12節 鹿島1―0横浜 (5月14日 カシマ)

<鹿島・横浜>ホーム250勝を祝うサポーター
Photo By スポニチ
鹿島は日本代表FW金崎の決勝弾で、J史上初のホーム通算250勝を達成した。0―0の前半9分、左サイドからのMF柴崎のFKに金崎が飛び込み、頭でゴール右に決めた。エースの2戦連発となる今季6得点目で先制。
視察に訪れた日本代表のハリルホジッチ監督は「(得点が)彼の仕事。続けて取ってほしい」と目を細めた。その後は元日本代表MF小笠原が、右足を打撲して交代するアクシデントもあったが守りきった。
209勝で2位の横浜、名古屋に40勝以上の差をつけての偉業も達成。7本のシュートを防いだGK曽ケ端は「チームとして積み上げてきた数字。さらに伸ばしていければ」と、さらなる上積みを目指す考え。これで首位・川崎Fとの勝ち点差は3。第1ステージの逆転制覇も諦めない。
[ 2016年5月15日 05:30 ]
【鹿島】金崎の2戦連発でJ最速のホーム250勝
2016年5月15日9時0分 スポーツ報知

先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・金崎(左)
◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第12節 鹿島1−0横浜M(14日・カシマスタジアム)
鹿島がJ最速でホーム通算250勝を達成した。
前半9分、MF柴崎岳(23)からのFKをFW金崎夢生(27)が頭で押し込んで2戦連発。後半は攻め込まれ「全然良くない」(金崎)という内容だったが、GK曽ケ端準(36)を中心とした守備陣が守りきった。2位タイの名古屋、横浜M(209勝)を大きく引き離し、曽ケ端は「さらに伸ばしたい」と誓った。
ハリル監督、鹿島FW金崎にゴール量産期待
2016年5月15日9時0分 スポーツ報知
日本代表・ハリルホジッチ監督(63)が浦和―新潟(埼玉)と鹿島―横浜M(カシマ)をはしごして視察した。
鹿島―横浜M戦について「すごく戦う意識のあった試合。マリノスも何度も追いつきそうなチャンスを作った」と絶賛。2試合連続ゴールの鹿島FW金崎には「点を取るのが彼の仕事。これからも、いつも点を取ってほしい」と期待していた。
J1 鹿島耐えた ホーム250勝
3位変わらず
明治安田J1第1ステージ第12節最終日(14日・カシマスタジアムほか=6試合)鹿島は横浜Mに1-0で競り勝ち、2試合ぶりに白星を飾った。通算成績は7勝3分け2敗、勝ち点24で順位は3位のまま。リーグ戦での対横浜M戦の連勝を6に伸ばし、ホーム通算250勝を達成した。
鹿島は前半9分、FKから金崎の2戦連続ゴールで先制。その後は横浜Mに主導権を握られたが、GK曽ケ端の好セーブもあり逃げ切った。
■鹿島・石井監督 立ち上がりは理想的な戦い方ができた。しかし相手の(スピードの)速いサイドハーフ2人にカウンターを受け、流れが悪くなった。
■鹿島・永木 (小笠原が前半で負傷し)突然の出番だった。勝ち点3を取れてよかった。
■記録メモ
▽Jリーグ戦ホーム通算250勝
J1鹿島が横浜Mを下し、リーグ戦のホーム通算勝利数が250に達した。ホーム戦397試合目はJ最速。ホーム通算成績は250勝47分け100敗となった。リーグ戦総合成績は794試合で441勝109分け244敗。

チンチロリン
夢生を軸に記事が作られておる。
決勝点にて勝利に導いたストライカーの存在は大きい。
観戦したハリルホジッチ日本代表監督も「点を取るのが仕事。取り続けてほしい」とコメントしておる。
6月の代表にも招集されるであろう。
となると、ナビスコ杯・大宮戦に不安が残る。
夢生の代役をどうするのか、思案のしどころ。
石井監督の手腕に注目である。

チンチロリン
サッカーダイジェスト Fマリノス戦寸評
【J1採点&寸評】鹿島1-0横浜|柴崎&金崎の代表コンビで決勝点! 横浜は決定力不足に泣く
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2016年05月14日
鹿島――決勝点の金崎ほか、曽ケ端や昌子ら無失点に抑えた守備陣を高く評価。

【警告】鹿島=西(14分)、小笠原(25分) 横浜=マルティノス(34分)、パク・ジョンス(45+3分)【退場】なし【MAN OF THE MATCH】曽ケ端準(鹿島)
鹿島 6
セットプレーからの金崎の1点を守り切り、ホーム通算250勝を達成。決定機こそ横浜より少なかったが、守護神の曽ケ端を中心とした強固なディフェンスでゴールを許さず。チーム全員の高い守備意識が際立っていた。
横浜 5.5
試合の入り方が悪く、序盤に痛恨の失点。前半の途中からリズムを取り戻し、齋藤やマルティノスの個人技が攻撃に勢いをもたらして鹿島ゴールに迫ったが、チャンスを決め切れなかった。頼みの中村のFKも不発に終わる。
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6.5
齋藤や伊藤の際どいシュートを好セーブ。終盤の押し込まれる時間帯でも安定度抜群のパフォーマンスでゴールに鍵をかけた。
DF
22 西 大伍 6
サイドの攻防では自分の間合いで勝負し、簡単に抜かせなかった。ただ齋藤への激しいタックルで警告を受け、次節は出場停止。
23 植田直通 6
額を負傷しながらも、闘争心溢れるプレーを披露。エアバトルではほぼ負けず、危険なクロスも確実に撥ね返した。
3 昌子 源 6.5
植田と息の合ったディフェンスでバイタルエリアを締める。SBへのサポートなど、的確なカバーリングでピンチを未然に防いだ。
16 山本脩斗 6.5
マルティノスとの激しいマッチアップを展開し、粘り強い対応で相手の突破を止めた。序盤には惜しいシュートも放った。
MF
10 柴崎 岳 6
精度の高いFKで金崎の決勝ゴールをお膳立て。攻撃の組み立てだけでなく、鋭い読みのインターセプトも光った。
40 小笠原満男 5.5(HT OUT)
主に守備面での貢献は高かったが、攻撃面では物足りない内容だった。膝の負傷により前半のみで交代を余儀なくされた。
7 カイオ 6
金崎と良い距離感を保ちながら、ふたりのコンビネーションで崩す。個人技の高さは見せつけたが、決定的な仕事はできなかった。
32 杉本太郎 6(74分OUT)
今季リーグ戦初出場。中盤でのボール奪取から単独突破を披露し、精力的な走りで守備でも奮闘した。
FW
33 金崎夢生 6.5
FKのチャンスに相手DFとの競り合いに勝ち、価値ある決勝点をゲット。裏を狙う動きやシュートへの高い意識で危険な存在に。
18 赤?秀平 5(63分OUT)
4試合ぶりのスタメン出場だったが、見せ場を作れずに途中交代。思うようにチャンスに絡めず、アピールできなかった。
交代出場
MF
6 永木亮太 6(HT IN)
素早く攻守を切り替え、相手の先手を取るプレーで中盤の守備力を高める。シンプルなパス捌きで周囲を活かした。
MF
8 土居聖真 5.5(63分IN)
積極的にゴールを狙いに行ったが、67分のシュートは大きく枠を外れる。エリア内でもうひと踏ん張りが欲しかった。
MF
34 鈴木優磨 5.5(74分IN)
ディフェンスに奔走するシーンが多かった。攻撃面では良い形でボールが入らず、チャンスらしいチャンスはなかった。
監督
石井正忠 6
リードしているなかでも、土居、鈴木と攻撃の選手を投入する強気な采配。追加点は奪えなかったが、逃げ切りに成功した。

柴崎のFKに金崎(33番)がヘッドで合わせて決勝点。エースの2戦連発弾で鹿島が勝利を収めた。(C)J.LEAGUE PHOTOS
横浜――失点に関与した下平は「4.5」。パク・ジョンスは抜擢に応える。
GK
21 飯倉大樹 5.5(HT OUT)
金崎のシュートに懸命なセービングも及ばず。失点以外では大きなミスはなかったが、負傷により前半のみのプレーで交代した。
DF
13 小林祐三 5.5
判断の遅れからボールを奪われる場面も。後半は調子を上げ、果敢な攻め上がりからのクロスでチャンスを演出した。
4 栗原勇蔵 6(72分 OUT)
ファビオの負傷を受けて、今季初先発。中澤との連係には問題なし。セットプレーからの流れからオーバーヘッドで狙ったが決められなかった。
22 中澤佑二 5.5
スピードと機動力に優れる鹿島のFW陣相手に負けていなかったが、ピンチを招いたパスミスは余計だった。
23 下平 匠 4.5
失点の場面では金崎に競り負ける。ロングボールの処理を誤って決定機を作られるなど、低調な出来に終わった。
MF
2 パク・ジョンス 6.5
出場停止の喜田の代役として抜擢。相手に寄せられても慌てずにキープし、配球力も高かった。カイケ投入後はCBでプレー。
8 中町公祐 5.5
攻撃でも守備でも頼りになる存在ではあった。しかし相手に脅威を与えるまでではなかった印象。73分のヘディングシュートは決めたかった。
20 マルティノス 5.5
負傷明けで4試合ぶりの出場。強引な仕掛けは成功率が低かったが、突破した時はゴールチャンスにつなげた。
10 中村俊輔 5.5
プレー全般のクオリティの高さは相変わらず。この日も走力ではチームトップの数値を弾き出したが、勝点3に導く活躍はできなかった。
11 齋藤 学 6
左サイドから3人を抜き去るなど、ドリブルのキレは圧巻。あとは82分の決定的なチャンスを決めていれば……。
FW
16 伊藤 翔 5.5
カイケからスタメンを勝ち取ったが、結果を出せず。ボールが収まらず前線の基準点としても今ひとつのパフォーマンスだった
交代出場
GK
1 榎本哲也 6(HT IN)
今季リーグ戦で初めての出場となったが、豊富な経験を活かしゴールマウスを守る。エリアを飛び出してクリアするシーンも。
FW
9 カイケ 5.5(72分IN)
期待された働きは示せず。ヘッドで狙うも威力がなく、周囲と連動した崩しでもチャンスを作れなかった。
監督
エリク・モンバエルツ 5
カイケを途中出場させて4-4-2にシステムチェンジも奏功せず。鹿島の強固な守備を崩す策が足りなかった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

チンチロリン
サッカーダイジェストの広島氏によるFマリノス戦の寸評である。
勝利に総じて高い評価が与えられておる。
完封の守備陣と決勝点の夢生には特に高い評点が付けられた。
MOMは曽ケ端。
Fマリノスのシュート数こそ少なかったが、完全に崩されたシーンいくつかあり、曽ケ端の存在感が際立った。
上位を狙うチームとは、このような試合でも勝ちきっていくチームであろう。
曽ケ端のセーブで更に上を目指していこうではないか。
楽しみである。

チンチロリン
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2016年05月14日
鹿島――決勝点の金崎ほか、曽ケ端や昌子ら無失点に抑えた守備陣を高く評価。

【警告】鹿島=西(14分)、小笠原(25分) 横浜=マルティノス(34分)、パク・ジョンス(45+3分)【退場】なし【MAN OF THE MATCH】曽ケ端準(鹿島)
鹿島 6
セットプレーからの金崎の1点を守り切り、ホーム通算250勝を達成。決定機こそ横浜より少なかったが、守護神の曽ケ端を中心とした強固なディフェンスでゴールを許さず。チーム全員の高い守備意識が際立っていた。
横浜 5.5
試合の入り方が悪く、序盤に痛恨の失点。前半の途中からリズムを取り戻し、齋藤やマルティノスの個人技が攻撃に勢いをもたらして鹿島ゴールに迫ったが、チャンスを決め切れなかった。頼みの中村のFKも不発に終わる。
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6.5
齋藤や伊藤の際どいシュートを好セーブ。終盤の押し込まれる時間帯でも安定度抜群のパフォーマンスでゴールに鍵をかけた。
DF
22 西 大伍 6
サイドの攻防では自分の間合いで勝負し、簡単に抜かせなかった。ただ齋藤への激しいタックルで警告を受け、次節は出場停止。
23 植田直通 6
額を負傷しながらも、闘争心溢れるプレーを披露。エアバトルではほぼ負けず、危険なクロスも確実に撥ね返した。
3 昌子 源 6.5
植田と息の合ったディフェンスでバイタルエリアを締める。SBへのサポートなど、的確なカバーリングでピンチを未然に防いだ。
16 山本脩斗 6.5
マルティノスとの激しいマッチアップを展開し、粘り強い対応で相手の突破を止めた。序盤には惜しいシュートも放った。
MF
10 柴崎 岳 6
精度の高いFKで金崎の決勝ゴールをお膳立て。攻撃の組み立てだけでなく、鋭い読みのインターセプトも光った。
40 小笠原満男 5.5(HT OUT)
主に守備面での貢献は高かったが、攻撃面では物足りない内容だった。膝の負傷により前半のみで交代を余儀なくされた。
7 カイオ 6
金崎と良い距離感を保ちながら、ふたりのコンビネーションで崩す。個人技の高さは見せつけたが、決定的な仕事はできなかった。
32 杉本太郎 6(74分OUT)
今季リーグ戦初出場。中盤でのボール奪取から単独突破を披露し、精力的な走りで守備でも奮闘した。
FW
33 金崎夢生 6.5
FKのチャンスに相手DFとの競り合いに勝ち、価値ある決勝点をゲット。裏を狙う動きやシュートへの高い意識で危険な存在に。
18 赤?秀平 5(63分OUT)
4試合ぶりのスタメン出場だったが、見せ場を作れずに途中交代。思うようにチャンスに絡めず、アピールできなかった。
交代出場
MF
6 永木亮太 6(HT IN)
素早く攻守を切り替え、相手の先手を取るプレーで中盤の守備力を高める。シンプルなパス捌きで周囲を活かした。
MF
8 土居聖真 5.5(63分IN)
積極的にゴールを狙いに行ったが、67分のシュートは大きく枠を外れる。エリア内でもうひと踏ん張りが欲しかった。
MF
34 鈴木優磨 5.5(74分IN)
ディフェンスに奔走するシーンが多かった。攻撃面では良い形でボールが入らず、チャンスらしいチャンスはなかった。
監督
石井正忠 6
リードしているなかでも、土居、鈴木と攻撃の選手を投入する強気な采配。追加点は奪えなかったが、逃げ切りに成功した。

柴崎のFKに金崎(33番)がヘッドで合わせて決勝点。エースの2戦連発弾で鹿島が勝利を収めた。(C)J.LEAGUE PHOTOS
横浜――失点に関与した下平は「4.5」。パク・ジョンスは抜擢に応える。
GK
21 飯倉大樹 5.5(HT OUT)
金崎のシュートに懸命なセービングも及ばず。失点以外では大きなミスはなかったが、負傷により前半のみのプレーで交代した。
DF
13 小林祐三 5.5
判断の遅れからボールを奪われる場面も。後半は調子を上げ、果敢な攻め上がりからのクロスでチャンスを演出した。
4 栗原勇蔵 6(72分 OUT)
ファビオの負傷を受けて、今季初先発。中澤との連係には問題なし。セットプレーからの流れからオーバーヘッドで狙ったが決められなかった。
22 中澤佑二 5.5
スピードと機動力に優れる鹿島のFW陣相手に負けていなかったが、ピンチを招いたパスミスは余計だった。
23 下平 匠 4.5
失点の場面では金崎に競り負ける。ロングボールの処理を誤って決定機を作られるなど、低調な出来に終わった。
MF
2 パク・ジョンス 6.5
出場停止の喜田の代役として抜擢。相手に寄せられても慌てずにキープし、配球力も高かった。カイケ投入後はCBでプレー。
8 中町公祐 5.5
攻撃でも守備でも頼りになる存在ではあった。しかし相手に脅威を与えるまでではなかった印象。73分のヘディングシュートは決めたかった。
20 マルティノス 5.5
負傷明けで4試合ぶりの出場。強引な仕掛けは成功率が低かったが、突破した時はゴールチャンスにつなげた。
10 中村俊輔 5.5
プレー全般のクオリティの高さは相変わらず。この日も走力ではチームトップの数値を弾き出したが、勝点3に導く活躍はできなかった。
11 齋藤 学 6
左サイドから3人を抜き去るなど、ドリブルのキレは圧巻。あとは82分の決定的なチャンスを決めていれば……。
FW
16 伊藤 翔 5.5
カイケからスタメンを勝ち取ったが、結果を出せず。ボールが収まらず前線の基準点としても今ひとつのパフォーマンスだった
交代出場
GK
1 榎本哲也 6(HT IN)
今季リーグ戦で初めての出場となったが、豊富な経験を活かしゴールマウスを守る。エリアを飛び出してクリアするシーンも。
FW
9 カイケ 5.5(72分IN)
期待された働きは示せず。ヘッドで狙うも威力がなく、周囲と連動した崩しでもチャンスを作れなかった。
監督
エリク・モンバエルツ 5
カイケを途中出場させて4-4-2にシステムチェンジも奏功せず。鹿島の強固な守備を崩す策が足りなかった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

チンチロリン
サッカーダイジェストの広島氏によるFマリノス戦の寸評である。
勝利に総じて高い評価が与えられておる。
完封の守備陣と決勝点の夢生には特に高い評点が付けられた。
MOMは曽ケ端。
Fマリノスのシュート数こそ少なかったが、完全に崩されたシーンいくつかあり、曽ケ端の存在感が際立った。
上位を狙うチームとは、このような試合でも勝ちきっていくチームであろう。
曽ケ端のセーブで更に上を目指していこうではないか。
楽しみである。

チンチロリン
Fマリノス戦コメント
2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第12節


鹿島アントラーズ:石井 正忠
立ち上がりは理想的な戦い方ができたと思う。しかし、相手の速いサイドハーフの2人にカウンターを受けてしまい、そこから流れが悪くなってしまった。得点場面は今週練習していたセットプレーの形で決めることができたので、そこは非常によかったと思う。後半もしっかり自分たちの形を保ってゲームを進めたかったが、攻守のバランスがあまりよくなく、オープンな戦いになってしまった。今日、来てくれたたくさんの方に勝ちゲームを観てもらえたことは非常によかったと思う。
Q 今日の勝利でホーム250勝となったが、監督自身もプレーして勝利した試合もあり、思い入れがあるのでは?
A 私が直接勝利にかかわった試合は少ないが、数多くのホームゲームで勝つことができた。250勝というのは、歴代の選手たちの実績だったり、頑張りで積み上げた数字で、その歴史を感じつつ、監督としてその数をさらに伸ばしていければと思う。


【杉本 太郎】
なかなか先発になる機会が少ない中、やっと巡ってきた機会だったので、その気持ちをプレーに出そうと思っていた。ベースには「闘う」ということ。プラスアルファ、違いや攻撃のアクセントになれればと。厳しい内容の試合が続くが、チーム一丸となって、僕自身も優勝に貢献できるよう頑張りたい。
【西 大伍】
結果はよかった。いい試合をして勝てないよりも、勝つことが大事。ボールを体に当てることや全員が気持ちを出してやったことが無失点につながったと思う。ただ、みんなが少しずつ要求があったり、もやもやを残した試合だったので、次にそれを解消したらいいチームになると思う。次の試合への意気込みとしては、「勝つ」ということだけ。
【昌子 源】
常に守備をしていた試合だった。僕は守備の選手なので、無失点に抑えられてよかった。中3日、しっかり疲労をぬいて調整して、同じ内容でできるよう頑張りたい。
【山本 脩斗】
耐えたという感じ。この勝ち点3は大きい。勝ててよかった。1点とって相手は点を取りに来ていたし、難しい試合になった。内容は良くなかったが、夢生が取った1点を守り切れてよかった。1点とった後は、(マークしていたマルティノスも)割り切って戻る感じがなかったので、そこのケアを考えていた。スピードがあって左利き。独特で初めてのタイプだった。なかで源がうまく対応してくれたし、0に抑えられてよかった。なかなか前に人をかけられず、難しいところもあったが、チーム全体でもっともっと良くしていきたい。
【永木 亮太】
前から相手も来ていたし、セカンドボールを取れなかったのが、うまく自分たちで回せなかった要因。1-0の状況で出場したので、まずは失点しないことを考えていた。うちはカウンターが得意だし、スピードのある選手がいるのでカウンターで1点をと思っていたが、最低限の0で終えられたのは良かった。今日の試合で納得している選手はいない。まだ上を目指せる位置にいるので、諦めずにやっていきたい。
【曽ケ端 準】
(LIXIL賞は)勝たないことにはもらえないもの。夢生が点を取ってくれたからこそ。前半のマルティノス選手のシュートが一番危なかった。最後のところでDF陣が体を張ってくれていた。苦しい試合展開のなかで勝ち点3をとれたのは大きい。
【柴崎 岳】
苦しい試合だった。押し込まれる時間も多かったが、勝ち点3をとれて良かった。(得点シーンは)いいボールを蹴れたと思った。あとはなかを信じた結果。これから増やしていきたい。キッカーを任された以上、正確なボールを蹴っていきたい。今後も勝ち点3を積み上げていく作業を続けていきたい。タイトルとか勝ち点3とかを気にせず、目の前の試合を勝っていきたい。
J1 1st 第12節 横浜FM戦

本日行われたJ1 1st 第12節 横浜F・マリノス戦は1-0で勝利しました。
1stステージ 第12節
2016年5月14日(土)19:04KO カシマ
[ 石井 正忠監督 ]
前半の立ち上がりが非常に良い、自分たちの理想の戦い方ができたと思うんですけど、一度、マリノスさんの速い2人のサイドハーフに対して、カウンターを受けてしまって、その辺から少し流れが悪くなってしまったかなと思います。得点場面は、今週練習していたセットプレーの形から取れたので、そこについては良かったと思います。後半も、しっかりと自分たちの形を保ってゲームを進めたいと思っていたんですけど、攻守のバランスが少し良くなくて、オープンな戦いになってしまったな、というふうに思っています。今日は、非常にたくさんの方が見に来てくれていたので、その方々に勝ち試合を見せられたことは良かったと思います。
−−鹿島がホーム通算250勝を達成したことについては?
私が直接勝利に関わったのは数試合だと思うんですけど、でも、数多くの試合をこのホームゲームで、250試合も勝てたというのは、やはり今までの歴代の選手たちの実績であったり、頑張りでここまで来たと思うので、その辺の歴史というものを感じつつ、監督としてその数をさらに伸ばしていけるようになれればいいなと思っています。
1stステージ 第12節
2016年5月14日(土)19:04KO カシマ
[ 柴崎 岳 ]
厳しい試合だったと思います。押し込まれる時間も多かったですし、勝点3を拾えて良かったです。
−−セットプレーから得点に絡みましたが?
良いボールを蹴れたなと思いました。あとは信じて得点になって良かったと思います。チャンスらしいチャンスも少なかったですけど、なんとかセットプレーで取れて良かったです。
−−久しぶりのセットプレーからの得点でした。
これからまた増やしていきたいと思います。キッカーを任されている以上、しっかり精度の高いボールを蹴りたいです。チームとして狙っているところに蹴るだけです。しっかり集中して蹴りたいと思います。
−−相手の両サイドは速い選手でしたが、無失点で抑えられた要因は?
チーム全体で非常に集中していましたし、チャンスも与えてしまいましたが、運というか相手のミスにも助けられました。その辺は反省しなければいけないと思いますし、シュートを打たせる前に良いディフェンスができればいいと思います。
[ 曽ヶ端 準 ]
−−LIXIL賞について。
勝たないことにはもらえるものないですし、(金崎)夢生が取ってくれたからこそですので。
−−後半は押し込まれる場面もあったが?
前半のマルティノス選手のが一番危なかった。ほかは距離があったり、スピードもそんなに速くないシュートでした。最後のところでディフェンスが身体を張ったりしてくれた。苦しい中で勝点3を取れたのはすごく大きいです。
[ 昌子 源 ]
−−ホーム通算250勝を達成。2位の横浜FM、名古屋の209勝を大きく引き離している。
ほかのチームの選手に言われるけれど、「鹿島って引き分けでもブーイングされるんだね」って。「うちらは引き分けでも拍手が起きる。鹿島に引き分けた、万々歳だよ」って。やっぱりそれを聞くと、鹿島ってそういうチームなんだなと感じます。
−−疲れた試合だったと思います。
疲れましたね。基本守備でしたけど、危ないシーンもあったし、僕ら守備陣にとってはソガさん(曽ヶ端 準)がLIXIL賞をもらったのがすごくうれしかったです。ソガさんが目立つというのはあまりよろしくはないですけど、展開によっては仕方がないときもある。その中でソガさんの存在がどれだけ際立っていたか。ソガさんじゃないとゾッとするところもあったし、別にマサ(櫛引 政敏)をどうこうということではなく、やっぱり経験や声とかで支えてくれた。ファインセーブしたところですごいとなるけど、危険になりそうなところを声で解決したりしている。俺とナオ(植田 直通)を動かして、ソガさんのところまで来させないときもある。ファンの皆さんはなかなか声が聞こえないから、ファインプレーですごい、と思うかもしれないけれど、それ以前のところであの人の存在というのはかなりのものがある。本当は僕とナオがあれくらいにならないといけないけれど、まだ助けられている部分が多い試合だったなと感じました。
粘り勝ち。鹿島、熱闘を制しホーム通算250勝を達成
リーグ戦5連勝中という相性の良さも影響してか、序盤から鹿島は勢いを持って横浜FMに襲い掛かった。キックオフから主導権を握ると、9分のチャンスを早速ものにする。小笠原 満男が左サイドで得たFKをキッカーの柴崎 岳がゴール前に蹴り込むと、競り合いながら頭を出した金崎 夢生が押し込み、さい先よく先制点を挙げる。その後も左右両サイドから攻め立て、山本 脩斗やカイオが追加点を狙うが、GKの飯倉 大樹が立ちふさがる。開始早々、裏に抜け出したカイオを鋭い飛び出しで阻止していた飯倉は、先制点を奪われた後も的確な対応で鹿島にさらなるゴールを許さなかった。
すると、30分あたりからエリク モンバエルツ監督が狙いだったと言う「両サイドからの突破」が猛威を振るい始める。マルティノスがスピードで相手を振り切って右サイドから中央へボールを入れたのを皮切りに、41分にもマルティノスが今度は左サイドから突破を仕掛けてクロスを送る。そして43分、齋藤 学が左サイドから仕掛けると、囲みに来た鹿島の選手3人を一気に置き去りにしてペナルティエリアへ突っ込む。中央で待っていたマルティノスがパスを受けて左足で合わせたが、シュートはゴール左に外れてしまった。
後半は、両チームとも接触プレーがあった選手を交代させて臨む。鹿島は、小笠原に代えて永木 亮太が、横浜FMは飯倉に代えて榎本 哲也がピッチに入った。「後半の立ち上がりから落ち着いて、また自分たちのペースを取り戻すこと」という指示を受けた鹿島のイレブンだったが、試合のペースを変えられない。
高い位置でボールを保持できず押し込まれる展開が続いたため、63分には赤? 秀平から土居 聖真に代えて状況の打破を狙ったが、横浜FMの勢いは衰えなかった。逆に、72分にDFの栗原 勇蔵を下げてFWのカイケを投入して、さらに攻勢を強めていく。83分にはこぼれ球を拾った齋藤がペナルティエリア内からシュートを放つがゴールをとらえ切れず、90分にもマルティノスが右サイドから粘り強く突破を仕掛けて相手を振り切ると、左足から強烈なシュートを見舞う。これはなんとか曽ヶ端 準がゴール枠からはじき出し、鹿島が逃げ切ることに成功した。
後半の戦いを振り返った石井 正忠監督は「攻守のバランスが少し良くなくてオープンな戦いになってしまったな、というふうに思っています」と分析。攻撃の起点を作ることができず、ボールを奪ってもすぐに奪い返される中、曽ヶ端を中心とした守備陣が粘り強く対応したことが勝利につながった。
これで鹿島はホーム通算250勝を達成。石井監督は「歴史というものを感じつつ、監督としてその数をさらに伸ばしていけるようになれればいいなと思っています」と締めくくった。
[ 文:田中 滋 ]
鹿島 vs 横浜FM】 中澤vs植田
2016年5月14日(土)

互いに高さを持ち味にする中澤佑二(横浜FM)と植田直通(鹿島)は、この試合で何度も激しい空中戦を見せた。
【鹿島 vs 横浜FM】 鹿島がJ1リーグホーム通算250勝を飾る!
2016年5月14日(土)

序盤の9分、ホームの鹿島はFKから金崎夢生(写真中央)が頭で流し込み、幸先よく先制する。試合は、鹿島がこのゴールを最後まで守りきり横浜FMに勝利して、4試合負けなし。
鹿島は、これでJ1リーグホーム通算250勝を飾った。
鹿島がJ1ホーム通算250勝目! 横浜FMの猛攻も金崎の先制点を守り抜く
16/5/14 21:05
[5.14 J1第1ステージ第12節 鹿島1-0横浜FM カシマ]
J1リーグは14日、第1ステージ第12節の2日目を行った。県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズと横浜F・マリノスが対戦。開始9分で先制点を奪った鹿島がその1点を守り抜き、1-0で勝利した。
鹿島はMF遠藤康が欠場でMF杉本太郎が今季リーグ戦初先発。また、18日のガーナ代表戦でフル出場したU-23日本代表のDF植田直通も先発に名を連ねた。対する横浜FMは、DFファビオが負傷によりDF栗原勇蔵が入り、MF喜田拓也が出場停止によりMFパク・ジョンスが初先発した。また、FW伊藤翔が第2節・福岡戦以来のスタメンとなった。
試合は立ち上がりから鹿島が主導権を握ると前半9分に先制点を挙げる。左サイドで得たFKからキッカーのMF柴崎岳がゴール前に入れる。GKと最終ラインの間に落ちたボールにFW金崎夢生が体を投げ出して頭で合わせ、スコアを1-0とする。同24分にはMFカイオがミドルシュートを放つなど果敢に追加点を狙いに行った。
1点を追う横浜FMはサイドのMF齋藤学とMFマルティノスが徐々に本領を発揮する。前半26分、セカンドボールをPA手前で拾った齋藤が右足ミドルもGK曽ヶ端準の横っ飛びセーブに阻まれる。同43分に決定機。齋藤が左サイドのタッチライン際を細かいタッチのドリブルで攻め上がり、相手3人を一気にかわして中央に切れ込んでラストパスを送る。これをPA中央からマルティノスが左足で狙ったが、わずかに枠を外れ、0-1で前半を終えた。
後半開始から横浜FMはGK飯倉大樹に代えてGK榎本哲也、鹿島はMF小笠原満男に代えてMF永木亮太を入れる。後半は横浜FMが押し込む場面が多くなり、伊藤がシュートを放つなどゴールに迫ったが、なかなか同点ゴールを奪うことができない。同27分には栗原を下げてFWカイケを投入し、パク・ジョンスをセンターバックに下げた。
勢いを増す横浜FM。前半とは違い、アプローチが良くなり、中盤でボールを奪う機会を多く作る。後半39分にはインターセプトから攻め上がったDF中澤佑二が放り込んだボールをPA内左からMF中町公祐がヘッドで中央に折り返す。相手DFに当たってこぼれたボールに反応した齋藤が体を投げ出して右足で合わせるも、わずかにゴール右に外れ、試合はそのまま0-1で終了。横浜FMは5試合ぶりの白星とはならなかった。
勝利した鹿島はJ1ホーム通算250勝目となった。完封勝利に大きく貢献したGK曽ヶ端は試合後のインタビューで「しっかり点を取ってチーム全員でゼロに抑えることができた。なかなか連勝できなかったり、自分のミスで失点したりが続いていたので、しっかり勝てて良かったです」と喜びを語った。
【J1】柴崎のクロスから金崎が決勝点!横浜を下した鹿島が3位をキープ
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年05月14日
開始9分のセットプレーで金崎のヘッドが炸裂。

開始9分に金崎(33番)がゴール。この先制点を守り抜いた鹿島が、勝点3を手にした。(C)J.LEAGUE PHOTOS
J1リーグは5月14日、第1ステージ12節の6試合を開催。県立カシマサッカースタジアムで行なわれた鹿島対横浜は、1−0で鹿島に軍配が上がった。
決勝点が生まれたのは、開始9分のことだ。左サイドで得たFKのチャンスで柴崎がクロスを送ると、これに合わせたのは金崎。競り合った横浜DF小林を身体で抑えてヘディングシュートを叩き込んだ。
鹿島はその後、小笠原がハーフタイムにピッチを退いたものの、1点のリードを保って90分間を終わらせた。
一方の横浜は、齋藤とマルティノスの両サイドハーフがキレのある突破を連発したが、最後のところを決めきれなかった。決定的なチャンスが少なくなかっただけに、悔やまれる敗戦と言えそうだ。
鹿島はこの勝利で3位をキープ。敗れた横浜は、10位に順位を落とした。

チンチロリン
「常に守備をしていた試合だった」とコメントする源である。
この言葉に象徴されるように脩斗も岳も試合の苦しさを語る。
セットプレイにて先制したまでは良かったが、相手のサイド攻撃に悩まされた。
こういった試合を勝ちきれたことは、チームとして一つ前に進んだように感じる。
苦しい戦いも、大勝も含めてのホーム250勝である。
これからも一つ一つ勝利を積み重ねて行きたい。
楽しみである。

チンチロリン


鹿島アントラーズ:石井 正忠
立ち上がりは理想的な戦い方ができたと思う。しかし、相手の速いサイドハーフの2人にカウンターを受けてしまい、そこから流れが悪くなってしまった。得点場面は今週練習していたセットプレーの形で決めることができたので、そこは非常によかったと思う。後半もしっかり自分たちの形を保ってゲームを進めたかったが、攻守のバランスがあまりよくなく、オープンな戦いになってしまった。今日、来てくれたたくさんの方に勝ちゲームを観てもらえたことは非常によかったと思う。
Q 今日の勝利でホーム250勝となったが、監督自身もプレーして勝利した試合もあり、思い入れがあるのでは?
A 私が直接勝利にかかわった試合は少ないが、数多くのホームゲームで勝つことができた。250勝というのは、歴代の選手たちの実績だったり、頑張りで積み上げた数字で、その歴史を感じつつ、監督としてその数をさらに伸ばしていければと思う。


【杉本 太郎】
なかなか先発になる機会が少ない中、やっと巡ってきた機会だったので、その気持ちをプレーに出そうと思っていた。ベースには「闘う」ということ。プラスアルファ、違いや攻撃のアクセントになれればと。厳しい内容の試合が続くが、チーム一丸となって、僕自身も優勝に貢献できるよう頑張りたい。
【西 大伍】
結果はよかった。いい試合をして勝てないよりも、勝つことが大事。ボールを体に当てることや全員が気持ちを出してやったことが無失点につながったと思う。ただ、みんなが少しずつ要求があったり、もやもやを残した試合だったので、次にそれを解消したらいいチームになると思う。次の試合への意気込みとしては、「勝つ」ということだけ。
【昌子 源】
常に守備をしていた試合だった。僕は守備の選手なので、無失点に抑えられてよかった。中3日、しっかり疲労をぬいて調整して、同じ内容でできるよう頑張りたい。
【山本 脩斗】
耐えたという感じ。この勝ち点3は大きい。勝ててよかった。1点とって相手は点を取りに来ていたし、難しい試合になった。内容は良くなかったが、夢生が取った1点を守り切れてよかった。1点とった後は、(マークしていたマルティノスも)割り切って戻る感じがなかったので、そこのケアを考えていた。スピードがあって左利き。独特で初めてのタイプだった。なかで源がうまく対応してくれたし、0に抑えられてよかった。なかなか前に人をかけられず、難しいところもあったが、チーム全体でもっともっと良くしていきたい。
【永木 亮太】
前から相手も来ていたし、セカンドボールを取れなかったのが、うまく自分たちで回せなかった要因。1-0の状況で出場したので、まずは失点しないことを考えていた。うちはカウンターが得意だし、スピードのある選手がいるのでカウンターで1点をと思っていたが、最低限の0で終えられたのは良かった。今日の試合で納得している選手はいない。まだ上を目指せる位置にいるので、諦めずにやっていきたい。
【曽ケ端 準】
(LIXIL賞は)勝たないことにはもらえないもの。夢生が点を取ってくれたからこそ。前半のマルティノス選手のシュートが一番危なかった。最後のところでDF陣が体を張ってくれていた。苦しい試合展開のなかで勝ち点3をとれたのは大きい。
【柴崎 岳】
苦しい試合だった。押し込まれる時間も多かったが、勝ち点3をとれて良かった。(得点シーンは)いいボールを蹴れたと思った。あとはなかを信じた結果。これから増やしていきたい。キッカーを任された以上、正確なボールを蹴っていきたい。今後も勝ち点3を積み上げていく作業を続けていきたい。タイトルとか勝ち点3とかを気にせず、目の前の試合を勝っていきたい。
J1 1st 第12節 横浜FM戦

本日行われたJ1 1st 第12節 横浜F・マリノス戦は1-0で勝利しました。
1stステージ 第12節
2016年5月14日(土)19:04KO カシマ
[ 石井 正忠監督 ]
前半の立ち上がりが非常に良い、自分たちの理想の戦い方ができたと思うんですけど、一度、マリノスさんの速い2人のサイドハーフに対して、カウンターを受けてしまって、その辺から少し流れが悪くなってしまったかなと思います。得点場面は、今週練習していたセットプレーの形から取れたので、そこについては良かったと思います。後半も、しっかりと自分たちの形を保ってゲームを進めたいと思っていたんですけど、攻守のバランスが少し良くなくて、オープンな戦いになってしまったな、というふうに思っています。今日は、非常にたくさんの方が見に来てくれていたので、その方々に勝ち試合を見せられたことは良かったと思います。
−−鹿島がホーム通算250勝を達成したことについては?
私が直接勝利に関わったのは数試合だと思うんですけど、でも、数多くの試合をこのホームゲームで、250試合も勝てたというのは、やはり今までの歴代の選手たちの実績であったり、頑張りでここまで来たと思うので、その辺の歴史というものを感じつつ、監督としてその数をさらに伸ばしていけるようになれればいいなと思っています。
1stステージ 第12節
2016年5月14日(土)19:04KO カシマ
[ 柴崎 岳 ]
厳しい試合だったと思います。押し込まれる時間も多かったですし、勝点3を拾えて良かったです。
−−セットプレーから得点に絡みましたが?
良いボールを蹴れたなと思いました。あとは信じて得点になって良かったと思います。チャンスらしいチャンスも少なかったですけど、なんとかセットプレーで取れて良かったです。
−−久しぶりのセットプレーからの得点でした。
これからまた増やしていきたいと思います。キッカーを任されている以上、しっかり精度の高いボールを蹴りたいです。チームとして狙っているところに蹴るだけです。しっかり集中して蹴りたいと思います。
−−相手の両サイドは速い選手でしたが、無失点で抑えられた要因は?
チーム全体で非常に集中していましたし、チャンスも与えてしまいましたが、運というか相手のミスにも助けられました。その辺は反省しなければいけないと思いますし、シュートを打たせる前に良いディフェンスができればいいと思います。
[ 曽ヶ端 準 ]
−−LIXIL賞について。
勝たないことにはもらえるものないですし、(金崎)夢生が取ってくれたからこそですので。
−−後半は押し込まれる場面もあったが?
前半のマルティノス選手のが一番危なかった。ほかは距離があったり、スピードもそんなに速くないシュートでした。最後のところでディフェンスが身体を張ったりしてくれた。苦しい中で勝点3を取れたのはすごく大きいです。
[ 昌子 源 ]
−−ホーム通算250勝を達成。2位の横浜FM、名古屋の209勝を大きく引き離している。
ほかのチームの選手に言われるけれど、「鹿島って引き分けでもブーイングされるんだね」って。「うちらは引き分けでも拍手が起きる。鹿島に引き分けた、万々歳だよ」って。やっぱりそれを聞くと、鹿島ってそういうチームなんだなと感じます。
−−疲れた試合だったと思います。
疲れましたね。基本守備でしたけど、危ないシーンもあったし、僕ら守備陣にとってはソガさん(曽ヶ端 準)がLIXIL賞をもらったのがすごくうれしかったです。ソガさんが目立つというのはあまりよろしくはないですけど、展開によっては仕方がないときもある。その中でソガさんの存在がどれだけ際立っていたか。ソガさんじゃないとゾッとするところもあったし、別にマサ(櫛引 政敏)をどうこうということではなく、やっぱり経験や声とかで支えてくれた。ファインセーブしたところですごいとなるけど、危険になりそうなところを声で解決したりしている。俺とナオ(植田 直通)を動かして、ソガさんのところまで来させないときもある。ファンの皆さんはなかなか声が聞こえないから、ファインプレーですごい、と思うかもしれないけれど、それ以前のところであの人の存在というのはかなりのものがある。本当は僕とナオがあれくらいにならないといけないけれど、まだ助けられている部分が多い試合だったなと感じました。
粘り勝ち。鹿島、熱闘を制しホーム通算250勝を達成
リーグ戦5連勝中という相性の良さも影響してか、序盤から鹿島は勢いを持って横浜FMに襲い掛かった。キックオフから主導権を握ると、9分のチャンスを早速ものにする。小笠原 満男が左サイドで得たFKをキッカーの柴崎 岳がゴール前に蹴り込むと、競り合いながら頭を出した金崎 夢生が押し込み、さい先よく先制点を挙げる。その後も左右両サイドから攻め立て、山本 脩斗やカイオが追加点を狙うが、GKの飯倉 大樹が立ちふさがる。開始早々、裏に抜け出したカイオを鋭い飛び出しで阻止していた飯倉は、先制点を奪われた後も的確な対応で鹿島にさらなるゴールを許さなかった。
すると、30分あたりからエリク モンバエルツ監督が狙いだったと言う「両サイドからの突破」が猛威を振るい始める。マルティノスがスピードで相手を振り切って右サイドから中央へボールを入れたのを皮切りに、41分にもマルティノスが今度は左サイドから突破を仕掛けてクロスを送る。そして43分、齋藤 学が左サイドから仕掛けると、囲みに来た鹿島の選手3人を一気に置き去りにしてペナルティエリアへ突っ込む。中央で待っていたマルティノスがパスを受けて左足で合わせたが、シュートはゴール左に外れてしまった。
後半は、両チームとも接触プレーがあった選手を交代させて臨む。鹿島は、小笠原に代えて永木 亮太が、横浜FMは飯倉に代えて榎本 哲也がピッチに入った。「後半の立ち上がりから落ち着いて、また自分たちのペースを取り戻すこと」という指示を受けた鹿島のイレブンだったが、試合のペースを変えられない。
高い位置でボールを保持できず押し込まれる展開が続いたため、63分には赤? 秀平から土居 聖真に代えて状況の打破を狙ったが、横浜FMの勢いは衰えなかった。逆に、72分にDFの栗原 勇蔵を下げてFWのカイケを投入して、さらに攻勢を強めていく。83分にはこぼれ球を拾った齋藤がペナルティエリア内からシュートを放つがゴールをとらえ切れず、90分にもマルティノスが右サイドから粘り強く突破を仕掛けて相手を振り切ると、左足から強烈なシュートを見舞う。これはなんとか曽ヶ端 準がゴール枠からはじき出し、鹿島が逃げ切ることに成功した。
後半の戦いを振り返った石井 正忠監督は「攻守のバランスが少し良くなくてオープンな戦いになってしまったな、というふうに思っています」と分析。攻撃の起点を作ることができず、ボールを奪ってもすぐに奪い返される中、曽ヶ端を中心とした守備陣が粘り強く対応したことが勝利につながった。
これで鹿島はホーム通算250勝を達成。石井監督は「歴史というものを感じつつ、監督としてその数をさらに伸ばしていけるようになれればいいなと思っています」と締めくくった。
[ 文:田中 滋 ]
鹿島 vs 横浜FM】 中澤vs植田
2016年5月14日(土)

互いに高さを持ち味にする中澤佑二(横浜FM)と植田直通(鹿島)は、この試合で何度も激しい空中戦を見せた。
【鹿島 vs 横浜FM】 鹿島がJ1リーグホーム通算250勝を飾る!
2016年5月14日(土)

序盤の9分、ホームの鹿島はFKから金崎夢生(写真中央)が頭で流し込み、幸先よく先制する。試合は、鹿島がこのゴールを最後まで守りきり横浜FMに勝利して、4試合負けなし。
鹿島は、これでJ1リーグホーム通算250勝を飾った。
鹿島がJ1ホーム通算250勝目! 横浜FMの猛攻も金崎の先制点を守り抜く
16/5/14 21:05
[5.14 J1第1ステージ第12節 鹿島1-0横浜FM カシマ]
J1リーグは14日、第1ステージ第12節の2日目を行った。県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズと横浜F・マリノスが対戦。開始9分で先制点を奪った鹿島がその1点を守り抜き、1-0で勝利した。
鹿島はMF遠藤康が欠場でMF杉本太郎が今季リーグ戦初先発。また、18日のガーナ代表戦でフル出場したU-23日本代表のDF植田直通も先発に名を連ねた。対する横浜FMは、DFファビオが負傷によりDF栗原勇蔵が入り、MF喜田拓也が出場停止によりMFパク・ジョンスが初先発した。また、FW伊藤翔が第2節・福岡戦以来のスタメンとなった。
試合は立ち上がりから鹿島が主導権を握ると前半9分に先制点を挙げる。左サイドで得たFKからキッカーのMF柴崎岳がゴール前に入れる。GKと最終ラインの間に落ちたボールにFW金崎夢生が体を投げ出して頭で合わせ、スコアを1-0とする。同24分にはMFカイオがミドルシュートを放つなど果敢に追加点を狙いに行った。
1点を追う横浜FMはサイドのMF齋藤学とMFマルティノスが徐々に本領を発揮する。前半26分、セカンドボールをPA手前で拾った齋藤が右足ミドルもGK曽ヶ端準の横っ飛びセーブに阻まれる。同43分に決定機。齋藤が左サイドのタッチライン際を細かいタッチのドリブルで攻め上がり、相手3人を一気にかわして中央に切れ込んでラストパスを送る。これをPA中央からマルティノスが左足で狙ったが、わずかに枠を外れ、0-1で前半を終えた。
後半開始から横浜FMはGK飯倉大樹に代えてGK榎本哲也、鹿島はMF小笠原満男に代えてMF永木亮太を入れる。後半は横浜FMが押し込む場面が多くなり、伊藤がシュートを放つなどゴールに迫ったが、なかなか同点ゴールを奪うことができない。同27分には栗原を下げてFWカイケを投入し、パク・ジョンスをセンターバックに下げた。
勢いを増す横浜FM。前半とは違い、アプローチが良くなり、中盤でボールを奪う機会を多く作る。後半39分にはインターセプトから攻め上がったDF中澤佑二が放り込んだボールをPA内左からMF中町公祐がヘッドで中央に折り返す。相手DFに当たってこぼれたボールに反応した齋藤が体を投げ出して右足で合わせるも、わずかにゴール右に外れ、試合はそのまま0-1で終了。横浜FMは5試合ぶりの白星とはならなかった。
勝利した鹿島はJ1ホーム通算250勝目となった。完封勝利に大きく貢献したGK曽ヶ端は試合後のインタビューで「しっかり点を取ってチーム全員でゼロに抑えることができた。なかなか連勝できなかったり、自分のミスで失点したりが続いていたので、しっかり勝てて良かったです」と喜びを語った。
【J1】柴崎のクロスから金崎が決勝点!横浜を下した鹿島が3位をキープ
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年05月14日
開始9分のセットプレーで金崎のヘッドが炸裂。

開始9分に金崎(33番)がゴール。この先制点を守り抜いた鹿島が、勝点3を手にした。(C)J.LEAGUE PHOTOS
J1リーグは5月14日、第1ステージ12節の6試合を開催。県立カシマサッカースタジアムで行なわれた鹿島対横浜は、1−0で鹿島に軍配が上がった。
決勝点が生まれたのは、開始9分のことだ。左サイドで得たFKのチャンスで柴崎がクロスを送ると、これに合わせたのは金崎。競り合った横浜DF小林を身体で抑えてヘディングシュートを叩き込んだ。
鹿島はその後、小笠原がハーフタイムにピッチを退いたものの、1点のリードを保って90分間を終わらせた。
一方の横浜は、齋藤とマルティノスの両サイドハーフがキレのある突破を連発したが、最後のところを決めきれなかった。決定的なチャンスが少なくなかっただけに、悔やまれる敗戦と言えそうだ。
鹿島はこの勝利で3位をキープ。敗れた横浜は、10位に順位を落とした。

チンチロリン
「常に守備をしていた試合だった」とコメントする源である。
この言葉に象徴されるように脩斗も岳も試合の苦しさを語る。
セットプレイにて先制したまでは良かったが、相手のサイド攻撃に悩まされた。
こういった試合を勝ちきれたことは、チームとして一つ前に進んだように感じる。
苦しい戦いも、大勝も含めてのホーム250勝である。
これからも一つ一つ勝利を積み重ねて行きたい。
楽しみである。

チンチロリン
杉本太郎、戦う姿勢を示す
【今節の顔】MF 杉本太郎 俊敏性で守備切り裂く
身長162センチの小兵アタッカーがチームを勢いづける。約1年ぶりにリーグ戦出場のチャンスが巡ってきた。「自分が(得点を)決めることで、チームもいい雰囲気になると思う。結果を残したい」と闘志を燃やす。
正確な技術と俊敏性が持ち味。「マリノス(横浜M)の守備陣はアジリティ(機敏さ)がないので振り切れると思う」と、特長を生かした攻撃のイメージを膨らませる。直近の4試合は3試合でベンチ入り。出場の機会を得られず悔しい思いをした分、「戦う姿勢を示す」と決意を口にした。

チンチロリン
今節の顔として報じられる太郎である。
プロ入りリーグ戦初先発が予想される今日のFマリノス戦、攻撃の核として期待される。
太郎本人は、「マリノス(横浜M)の守備陣はアジリティ(機敏さ)がないので振り切れると思う」と自身の特徴で相手の弱点を突く準備をしておる。
Fマリノス守備陣を切り裂き、ゴールを決めて欲しいところ。
このチャンスを掴み取るのだ。
杉本太郎の活躍を拝みにスタジアムに向かう。
楽しみである。

チンチロリン
身長162センチの小兵アタッカーがチームを勢いづける。約1年ぶりにリーグ戦出場のチャンスが巡ってきた。「自分が(得点を)決めることで、チームもいい雰囲気になると思う。結果を残したい」と闘志を燃やす。
正確な技術と俊敏性が持ち味。「マリノス(横浜M)の守備陣はアジリティ(機敏さ)がないので振り切れると思う」と、特長を生かした攻撃のイメージを膨らませる。直近の4試合は3試合でベンチ入り。出場の機会を得られず悔しい思いをした分、「戦う姿勢を示す」と決意を口にした。

チンチロリン
今節の顔として報じられる太郎である。
プロ入りリーグ戦初先発が予想される今日のFマリノス戦、攻撃の核として期待される。
太郎本人は、「マリノス(横浜M)の守備陣はアジリティ(機敏さ)がないので振り切れると思う」と自身の特徴で相手の弱点を突く準備をしておる。
Fマリノス守備陣を切り裂き、ゴールを決めて欲しいところ。
このチャンスを掴み取るのだ。
杉本太郎の活躍を拝みにスタジアムに向かう。
楽しみである。

チンチロリン
首位とはこれ以上離されない、遠藤離脱も代役たちの気合は十分
【予想スタメン】伝統ある鹿島と横浜FMが激突…小笠原vs中村のベテラン対決にも注目

海外を除くとチーム一筋でプレーする鹿島の小笠原(左)、横浜FMの中村(右) [写真]=Getty Images
■鹿島アントラーズ 首位とはこれ以上離されない、遠藤離脱も代役たちの気合は十分
1stステージ残り6試合で、現在3位につける鹿島。前節のジュビロ磐田戦では1−1のドロー決着に終わり、首位浦和レッズとの勝ち点差が広がった。それと同じくらい痛恨だったのが、遠藤康が太ももを痛め、離脱したこと。対戦相手も必ずキーマンに挙げる選手で、キープ力は攻撃だけではなく、守備陣形のリセットなどにも寄与していた。
損失は、セットプレーの左足キッカーがいなくなっただけではない。さらに、U−23日本代表のガーナ戦では、植田直通が右目上を8〜9針縫う裂傷を負った。本人は「慣れている」と意に介さないが、万全の状態とは言えない。起用は試合当日の状態を見てからの判断になる見込み。状態面を含め、ベストメンバーで臨むことは難しい状況にある。
とはいえ、逆転優勝を目指す上で勝ち点3を手にしなければいけない横浜FM戦。同試合に相性の良い土居聖真は、ベンチスタートが続いているが、心身ともに好調を維持している。「準備はできている」と臨戦態勢だ。また、鹿島の場合、伝統的に勝つしかないという状況が、良い効果をもたらす可能性は十分にある。横浜FMも他クラブと同様、金崎夢生、カイオに重点的に対策を講じてくることが予想される中、土居の相手の間を縫う動きに期待したい。(totoONE編集部)
■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
植田直通
昌子源
山本脩斗
MF
鈴木優磨
小笠原満男
柴崎岳
カイオ
FW
金崎夢生
赤崎秀平
■横浜F・マリノス 離脱者続出もマルティノスが復帰、鹿島戦は6戦未勝利で相性が悪い
前節のホーム、ヴァンフォーレ甲府戦でひとまず連敗を「3」でストップ。だが、2度のリードを守れず、2−2と痛いドローだった。過去4季で2度のリーグ最少失点を誇る伝統の堅守だが、今季はここまで無失点が1試合。エリク・モンバエルツ監督が「個人のミスが結果を左右する試合が続いている」と振り返ったとおり、悪い流れが乗り移っているようだ。勝ちがないここ4試合も、チャンス自体は相手より多く作っている。
今週は調子が上がってこないブラジル人助っ人のカイケではなく、1トップは伊藤翔が先発組で調整中。第2節以来、久々の先発をピッチで爆発したい。U−23日本代表として11日のガーナ戦でゴールを決めた富樫敬真は、この勢いを持ち込めるか。負傷で離脱していたマルティノスが復帰することも好材料だ。
ただ、守備陣はここまで全試合先発出場していたボランチ喜田拓也が累積警告で出場停止。センターバックのファビオも甲府戦で左脚を負傷し、全治2、3週間と診断されたと発表された。2人の不在は大きいが、リーグ戦初先発出場が濃厚な韓国人のルーキー、パク・ジョンスはナビスコ杯で経験を積んで自信を深めているはず。最終ラインは元日本代表の栗原勇蔵が昨年7月以来のスタメンへ気合が入る。今節、アウェーで対戦する鹿島とは5連敗中で6戦未勝利だが、「勝てば流れが変わる」(中澤佑二)。まずは1勝だ。(totoONE編集部)
■横浜FM予想スタメン
4-5-1
GK
飯倉大樹
DF
小林祐三
栗原勇蔵
中澤佑二
下平匠
MF
パク・ジョンス
中町公祐
マルティノス
中村俊輔
齋藤学
FW
伊藤翔

チンチロリン
「ベストメンバーで臨むことは難しい状況にある」と記すサッカーキングのプレビューである。
ヤスが負傷離脱し、植田もU-23日本代表の試合にて裂傷を負った。
この状況をベストと呼ぶには難がある。
しかしながら、植田は「慣れている」と意に介さず出場することは朗報と言えよう。
また、Fマリノス戦に相性の良い聖真はベンチスタートが濃厚。
後半途中からの投入にてゴールを奪ってくれるのではなかろうか。
総力戦となるこの試合、手負いの野獣の怖さを見せつけたい。
楽しみである。

チンチロリン

海外を除くとチーム一筋でプレーする鹿島の小笠原(左)、横浜FMの中村(右) [写真]=Getty Images
■鹿島アントラーズ 首位とはこれ以上離されない、遠藤離脱も代役たちの気合は十分
1stステージ残り6試合で、現在3位につける鹿島。前節のジュビロ磐田戦では1−1のドロー決着に終わり、首位浦和レッズとの勝ち点差が広がった。それと同じくらい痛恨だったのが、遠藤康が太ももを痛め、離脱したこと。対戦相手も必ずキーマンに挙げる選手で、キープ力は攻撃だけではなく、守備陣形のリセットなどにも寄与していた。
損失は、セットプレーの左足キッカーがいなくなっただけではない。さらに、U−23日本代表のガーナ戦では、植田直通が右目上を8〜9針縫う裂傷を負った。本人は「慣れている」と意に介さないが、万全の状態とは言えない。起用は試合当日の状態を見てからの判断になる見込み。状態面を含め、ベストメンバーで臨むことは難しい状況にある。
とはいえ、逆転優勝を目指す上で勝ち点3を手にしなければいけない横浜FM戦。同試合に相性の良い土居聖真は、ベンチスタートが続いているが、心身ともに好調を維持している。「準備はできている」と臨戦態勢だ。また、鹿島の場合、伝統的に勝つしかないという状況が、良い効果をもたらす可能性は十分にある。横浜FMも他クラブと同様、金崎夢生、カイオに重点的に対策を講じてくることが予想される中、土居の相手の間を縫う動きに期待したい。(totoONE編集部)
■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
植田直通
昌子源
山本脩斗
MF
鈴木優磨
小笠原満男
柴崎岳
カイオ
FW
金崎夢生
赤崎秀平
■横浜F・マリノス 離脱者続出もマルティノスが復帰、鹿島戦は6戦未勝利で相性が悪い
前節のホーム、ヴァンフォーレ甲府戦でひとまず連敗を「3」でストップ。だが、2度のリードを守れず、2−2と痛いドローだった。過去4季で2度のリーグ最少失点を誇る伝統の堅守だが、今季はここまで無失点が1試合。エリク・モンバエルツ監督が「個人のミスが結果を左右する試合が続いている」と振り返ったとおり、悪い流れが乗り移っているようだ。勝ちがないここ4試合も、チャンス自体は相手より多く作っている。
今週は調子が上がってこないブラジル人助っ人のカイケではなく、1トップは伊藤翔が先発組で調整中。第2節以来、久々の先発をピッチで爆発したい。U−23日本代表として11日のガーナ戦でゴールを決めた富樫敬真は、この勢いを持ち込めるか。負傷で離脱していたマルティノスが復帰することも好材料だ。
ただ、守備陣はここまで全試合先発出場していたボランチ喜田拓也が累積警告で出場停止。センターバックのファビオも甲府戦で左脚を負傷し、全治2、3週間と診断されたと発表された。2人の不在は大きいが、リーグ戦初先発出場が濃厚な韓国人のルーキー、パク・ジョンスはナビスコ杯で経験を積んで自信を深めているはず。最終ラインは元日本代表の栗原勇蔵が昨年7月以来のスタメンへ気合が入る。今節、アウェーで対戦する鹿島とは5連敗中で6戦未勝利だが、「勝てば流れが変わる」(中澤佑二)。まずは1勝だ。(totoONE編集部)
■横浜FM予想スタメン
4-5-1
GK
飯倉大樹
DF
小林祐三
栗原勇蔵
中澤佑二
下平匠
MF
パク・ジョンス
中町公祐
マルティノス
中村俊輔
齋藤学
FW
伊藤翔

チンチロリン
「ベストメンバーで臨むことは難しい状況にある」と記すサッカーキングのプレビューである。
ヤスが負傷離脱し、植田もU-23日本代表の試合にて裂傷を負った。
この状況をベストと呼ぶには難がある。
しかしながら、植田は「慣れている」と意に介さず出場することは朗報と言えよう。
また、Fマリノス戦に相性の良い聖真はベンチスタートが濃厚。
後半途中からの投入にてゴールを奪ってくれるのではなかろうか。
総力戦となるこの試合、手負いの野獣の怖さを見せつけたい。
楽しみである。

チンチロリン
カイオ、強烈なシュート
鹿島-Fマリノス戦、佐藤美希嬢来場
14日(土)鹿島vs横浜FMにサトミキ&Jリーグキングが来場!【明治安田J1 1st 第12節】

サトミキとJリーグキングが揃って来場します!(2015年12月6日撮影)
14日(土)に行われる明治安田生命J1リーグ 1stステージ第12節 鹿島アントラーズvs横浜F・マリノスの試合会場(県立カシマサッカースタジアム)に、Jリーグ女子マネージャーの佐藤 美希さんとJリーグキングが来場します!

チンチロリン
鹿島対Fマリノス戦に来場するJリーグ特命マネージャー佐藤美希嬢である。
これは注目。
華麗なサッカーにて勝利をこの美女に贈ろうではないか。
楽しみな一戦である。

チンチロリン

サトミキとJリーグキングが揃って来場します!(2015年12月6日撮影)
14日(土)に行われる明治安田生命J1リーグ 1stステージ第12節 鹿島アントラーズvs横浜F・マリノスの試合会場(県立カシマサッカースタジアム)に、Jリーグ女子マネージャーの佐藤 美希さんとJリーグキングが来場します!

チンチロリン
鹿島対Fマリノス戦に来場するJリーグ特命マネージャー佐藤美希嬢である。
これは注目。
華麗なサッカーにて勝利をこの美女に贈ろうではないか。
楽しみな一戦である。

チンチロリン
杉本太郎、戦うことは前提なので、戦うことプラスアルファ
【鹿島 vs 横浜FM】 ウォーミングアップコラム:前節も直前まで主力組に入っていた杉本太郎。いよいよ今季初先発へ
2016年5月13日(金)
「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
----------------------

【写真】今季初先発が予想される杉本太郎
「一緒ですよ」と言う答えを聞いて、確かにそうだな、と納得した。
前節の磐田戦前々日の練習まで杉本太郎は主力組でプレーしていた。しかし、試合前日から控え組にまわり、試合当日はベンチスタート。そして、試合終了のホイッスルをピッチに立つことなく聞くこととなった。
しかし、負傷していた中村充孝に続き、磐田戦で遠藤康まで足を痛めてしまったこともあり、遂に試合前日まで主力組に入って試合当日を迎えることとなった。そのためのコメントを求めに行ったときの答えが上記のものだった。
磐田戦前、杉本は次のように語っていた。
「自分のスピードとか俊敏性は、相手を振りきれると思うので、そこは出していきたいと思います」
狙いとするのは今節も同じだろう。対戦相手である横浜FMのCBは中澤佑二、栗原勇蔵という日本代表経験も豊富な選手たちだが、屈強であるが故に空中戦や身体をぶつけ合いは得意としていても、小兵相手の地上戦を得意としているとは思えない。そうした相手にアジリティで勝負を仕掛けていくことができれば、杉本が主導権を握れるはずだ。
ただ、出番があると思った試合の直前ではしごを外されたこともあり、チャンスを得たいという沸々とした思いは前回よりも強い。
「溜まってる感はあるけど、それは俺だけじゃないと思う。サポーターの人たちも溜まっていると思う」
チームはここ最近足踏みが続き、スカッとした勝利を手にできていない。今季初先発になるであろう杉本には起爆剤となる活躍が期待されている。
「戦うことは前提なので、戦うことプラスアルファ。なにかを出せるようにしたい」
静かな口調のなかに、熱いものが流れていた。
文:田中滋(鹿島担当)
明治安田生命J1リーグ 1st 第12節
5月14日(土)19:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 横浜F・マリノス

チンチロリン
杉本太郎について伝えるJ’sGOALの田中滋氏である。
太郎本人は、「自分のスピードとか俊敏性は、相手を振りきれると思うので、そこは出していきたいと思います」と言う。
太郎のクイックネスにて勝負を仕掛けろ。
代役ではなく、太郎の特性を買われての起用であるところを見せつけよ。
太郎の闘志でFマリノスを圧倒せよ。
活躍を期待してスタジアムに向かう。
楽しみである。

チンチロリン
2016年5月13日(金)
「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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【写真】今季初先発が予想される杉本太郎
「一緒ですよ」と言う答えを聞いて、確かにそうだな、と納得した。
前節の磐田戦前々日の練習まで杉本太郎は主力組でプレーしていた。しかし、試合前日から控え組にまわり、試合当日はベンチスタート。そして、試合終了のホイッスルをピッチに立つことなく聞くこととなった。
しかし、負傷していた中村充孝に続き、磐田戦で遠藤康まで足を痛めてしまったこともあり、遂に試合前日まで主力組に入って試合当日を迎えることとなった。そのためのコメントを求めに行ったときの答えが上記のものだった。
磐田戦前、杉本は次のように語っていた。
「自分のスピードとか俊敏性は、相手を振りきれると思うので、そこは出していきたいと思います」
狙いとするのは今節も同じだろう。対戦相手である横浜FMのCBは中澤佑二、栗原勇蔵という日本代表経験も豊富な選手たちだが、屈強であるが故に空中戦や身体をぶつけ合いは得意としていても、小兵相手の地上戦を得意としているとは思えない。そうした相手にアジリティで勝負を仕掛けていくことができれば、杉本が主導権を握れるはずだ。
ただ、出番があると思った試合の直前ではしごを外されたこともあり、チャンスを得たいという沸々とした思いは前回よりも強い。
「溜まってる感はあるけど、それは俺だけじゃないと思う。サポーターの人たちも溜まっていると思う」
チームはここ最近足踏みが続き、スカッとした勝利を手にできていない。今季初先発になるであろう杉本には起爆剤となる活躍が期待されている。
「戦うことは前提なので、戦うことプラスアルファ。なにかを出せるようにしたい」
静かな口調のなかに、熱いものが流れていた。
文:田中滋(鹿島担当)
明治安田生命J1リーグ 1st 第12節
5月14日(土)19:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 横浜F・マリノス

チンチロリン
杉本太郎について伝えるJ’sGOALの田中滋氏である。
太郎本人は、「自分のスピードとか俊敏性は、相手を振りきれると思うので、そこは出していきたいと思います」と言う。
太郎のクイックネスにて勝負を仕掛けろ。
代役ではなく、太郎の特性を買われての起用であるところを見せつけよ。
太郎の闘志でFマリノスを圧倒せよ。
活躍を期待してスタジアムに向かう。
楽しみである。

チンチロリン
エメルソン移籍続報
Jリーグ復帰の噂があったエメルソン・シェイクの続報

Jリーグ復帰の噂があったエメルソン・シェイクの続報。エメルソンは4月中頃にフラメンゴを退団し、柏レイソルまたは鹿島アントラーズに移籍する噂がブラジルで報じられた。それとタイミングを同じくして新しく監督に就任したムリシ・ハマーリョからの冷遇による練習ボイコットも報じられ、噂の信憑性は高まっていた。
しかしながらその後、練習に参加していないのは筋肉系の怪我によるものである事が明らかとなり、リンクの記事によるとエメルソンは怪我から完全復帰し、明日のブラジル全国選手権開幕戦スポルチ戦に"新戦力"として出場すると伝えられている。
エメルソンの移籍報道はブラジルメディアの話題作りだったと考えた方が良さそうだ。

チンチロリン
1ヶ月前に報じられたエメルソン獲得の続報である。
鹿島または柏がエメルソンにオファーをしたと報じられておった。
しかしながら、負傷による練習欠場であり、ボイコットではないとのこと。
フラメンゴとしては、エメルソンを戦力として考えているようで放出はなさそうである。
ブラジルメディアの話題作りと考えて良い。
ブラジルにもお騒がせなメディアが存在しておる。
いずれにせよ、今後もブラジル発信の移籍情報が流れるであろう。
一喜一憂しつつも、公式発表を待つというスタンスを続けたい。

チンチロリン

Jリーグ復帰の噂があったエメルソン・シェイクの続報。エメルソンは4月中頃にフラメンゴを退団し、柏レイソルまたは鹿島アントラーズに移籍する噂がブラジルで報じられた。それとタイミングを同じくして新しく監督に就任したムリシ・ハマーリョからの冷遇による練習ボイコットも報じられ、噂の信憑性は高まっていた。
しかしながらその後、練習に参加していないのは筋肉系の怪我によるものである事が明らかとなり、リンクの記事によるとエメルソンは怪我から完全復帰し、明日のブラジル全国選手権開幕戦スポルチ戦に"新戦力"として出場すると伝えられている。
エメルソンの移籍報道はブラジルメディアの話題作りだったと考えた方が良さそうだ。

チンチロリン
1ヶ月前に報じられたエメルソン獲得の続報である。
鹿島または柏がエメルソンにオファーをしたと報じられておった。
しかしながら、負傷による練習欠場であり、ボイコットではないとのこと。
フラメンゴとしては、エメルソンを戦力として考えているようで放出はなさそうである。
ブラジルメディアの話題作りと考えて良い。
ブラジルにもお騒がせなメディアが存在しておる。
いずれにせよ、今後もブラジル発信の移籍情報が流れるであろう。
一喜一憂しつつも、公式発表を待つというスタンスを続けたい。

チンチロリン
鹿島――カイオの“3戦連続弾”に期待
【J1展望】1stステージ・12節|鹿島−横浜|逆転優勝を狙う鹿島がお得意様を相手に“6連勝”なるか。横浜は流れを変える一勝を掴みたい。サッカーダイジェスト編集部
2016年05月13日
鹿島――カイオの“3戦連続弾”に期待。

故障者/鹿島=遠藤 横浜=ファビオ、金井
出場停止/鹿島=なし 横浜=喜田
J1リーグ1stステージ・12節
鹿島アントラーズ−横浜F・マリノス
5月14日(土)/19:00/県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ
1stステージ成績(11節終了時):3位 勝点21 6勝3分2敗 15得点・7失点
【最新チーム事情】
●U-23代表のガーナ戦でフル出場し、完封勝利に貢献した植田。その試合で右目の上を裂傷したが「慣れています」と一言。怪我には滅法強い男は横浜戦でももちろんスタメンだ。
●その横浜とは相性の良い土居だが、今節はベンチスタートか。ただ、本人も「相性は良いよ」と自覚している様子で、逆転優勝へ向けて勝点3奪取に強い意気込みを見せている。
【担当記者の視点】
前節は磐田相手に1-1と勝ち切れず、今季3度目の連勝はならなかったが、ここ3試合は負け知らずで(1勝2分)、優勝戦線にしぶとく絡んでいる。
今節の相手である横浜は、近年は“お得意様”だ。13年8月の対戦から、実に5連勝中と抜群の相性の良さである。しかも直近3試合はすべて完封勝利と、攻守にわたり相手を圧倒している。
最新チーム事情で触れた土居だけでなく、横浜を得意としているのがカイオ。昨季はホームとアウェーともにゴールを決めており、今節も勝負を決める活躍が期待されている。カイオ自身、しばらくゴールから遠ざかっているだけに、高いモチベーションで試合に挑むはずだ。
攻撃に絶妙なアクセントをもたらす遠藤の不在(負傷)は痛いが、今季リーグ初出場が濃厚の杉本も好調をキープ。選手層の厚みを見せつけて、“6連勝”を果たせるか注目だ。
横浜――まずは守備の安定化が優先。
J1リーグ1stステージ・12節
鹿島アントラーズ−横浜F・マリノス
5月14日(土)/19:00/県立カシマサッカースタジアム
横浜F・マリノス
1stステージ成績(11節終了時):9位 勝点15 4勝3分4敗 16得点・14失点
【最新チーム事情】
●CBのファビオが負傷離脱したため、栗原が昨年7月以来のリーグ戦先発を飾る。
●喜田の出場停止を受け、パク・ジョンスのリーグ戦デビューが濃厚に。
●負傷していたマルティノスは11日から合流。鹿島戦ではいきなり先発復帰するだろう。
●1トップの先発は伊藤が有力。U-23代表に招集されていた富樫はベンチスタートか。
【担当記者の視点】
4戦勝ち星なしと不調に陥るなか、CBのファビオが負傷、ボランチの喜田が出場停止と、ふたりの主力を欠く編成で鹿島戦に臨むことに。
相変わらず失点が止まらない現状で、主に守備面で貢献してきたファビオと喜田の不在は大きな不安材料となる。前者の代役として先発する栗原は経験豊富なだけに、ある程度は計算できる。だが、後者の代わりに抜擢されるパク・ジョンスはこれがリーグデビュー戦。どこまでできるかは未知数だ。
守備に難を抱えているだけに、今節もまずは引き気味に構えて試合に入るだろう。機動力のある鹿島の2トップを相手に、CBだけでなく2ボランチも翻弄されるようだと、不用意にスペースを与えてピンチを招きかねない。
多少、サイドから攻め込まれたとしても、しっかりとバイタルエリアを締めつつ、2列目の献身的なプレスバックで相手にチャンスを作らせないようにする。本来ならば攻撃に厚みをかけたいところだが、まずは守備の安定化を優先させるべきだ。
そして、中村のセットプレー、齋藤のスピードやマルティノスの個人技を活かしたカウンターなどワンチャンスをモノにできれば……。苦戦は必至だが、我慢強く戦いながら、流れを変える一勝を掴み取りたい。

チンチロリン
「近年は“お得意様”」と記す、サッカーダイジェストのプレビューである。
2013年シーズン第22節より5連勝中であり、明日も勝利し、勢いをつけたいところ。
しかしながら、ヤスが負傷欠場となり、太郎が出場予想されておる。
杉本太郎は、前節のジュビロ戦でも出場が予想されておったが、ベンチ入りにとどまり悔しい思いをしたはず。
ここは、発憤するところ。
高いアジリティ能力にてFマリノス守備陣を切り崩すのだ。
また、2TOPには夢生と赤?が予想されておる。
赤?の走力で最前線からの圧力を増すという戦術であろうか。
勝利が必須のホームの試合、打ち上げ花火がごときゴールラッシュにて勝利を掴み取りたい。
楽しみな一戦である。

チンチロリン
2016年05月13日
鹿島――カイオの“3戦連続弾”に期待。

故障者/鹿島=遠藤 横浜=ファビオ、金井
出場停止/鹿島=なし 横浜=喜田
J1リーグ1stステージ・12節
鹿島アントラーズ−横浜F・マリノス
5月14日(土)/19:00/県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ
1stステージ成績(11節終了時):3位 勝点21 6勝3分2敗 15得点・7失点
【最新チーム事情】
●U-23代表のガーナ戦でフル出場し、完封勝利に貢献した植田。その試合で右目の上を裂傷したが「慣れています」と一言。怪我には滅法強い男は横浜戦でももちろんスタメンだ。
●その横浜とは相性の良い土居だが、今節はベンチスタートか。ただ、本人も「相性は良いよ」と自覚している様子で、逆転優勝へ向けて勝点3奪取に強い意気込みを見せている。
【担当記者の視点】
前節は磐田相手に1-1と勝ち切れず、今季3度目の連勝はならなかったが、ここ3試合は負け知らずで(1勝2分)、優勝戦線にしぶとく絡んでいる。
今節の相手である横浜は、近年は“お得意様”だ。13年8月の対戦から、実に5連勝中と抜群の相性の良さである。しかも直近3試合はすべて完封勝利と、攻守にわたり相手を圧倒している。
最新チーム事情で触れた土居だけでなく、横浜を得意としているのがカイオ。昨季はホームとアウェーともにゴールを決めており、今節も勝負を決める活躍が期待されている。カイオ自身、しばらくゴールから遠ざかっているだけに、高いモチベーションで試合に挑むはずだ。
攻撃に絶妙なアクセントをもたらす遠藤の不在(負傷)は痛いが、今季リーグ初出場が濃厚の杉本も好調をキープ。選手層の厚みを見せつけて、“6連勝”を果たせるか注目だ。
横浜――まずは守備の安定化が優先。
J1リーグ1stステージ・12節
鹿島アントラーズ−横浜F・マリノス
5月14日(土)/19:00/県立カシマサッカースタジアム
横浜F・マリノス
1stステージ成績(11節終了時):9位 勝点15 4勝3分4敗 16得点・14失点
【最新チーム事情】
●CBのファビオが負傷離脱したため、栗原が昨年7月以来のリーグ戦先発を飾る。
●喜田の出場停止を受け、パク・ジョンスのリーグ戦デビューが濃厚に。
●負傷していたマルティノスは11日から合流。鹿島戦ではいきなり先発復帰するだろう。
●1トップの先発は伊藤が有力。U-23代表に招集されていた富樫はベンチスタートか。
【担当記者の視点】
4戦勝ち星なしと不調に陥るなか、CBのファビオが負傷、ボランチの喜田が出場停止と、ふたりの主力を欠く編成で鹿島戦に臨むことに。
相変わらず失点が止まらない現状で、主に守備面で貢献してきたファビオと喜田の不在は大きな不安材料となる。前者の代役として先発する栗原は経験豊富なだけに、ある程度は計算できる。だが、後者の代わりに抜擢されるパク・ジョンスはこれがリーグデビュー戦。どこまでできるかは未知数だ。
守備に難を抱えているだけに、今節もまずは引き気味に構えて試合に入るだろう。機動力のある鹿島の2トップを相手に、CBだけでなく2ボランチも翻弄されるようだと、不用意にスペースを与えてピンチを招きかねない。
多少、サイドから攻め込まれたとしても、しっかりとバイタルエリアを締めつつ、2列目の献身的なプレスバックで相手にチャンスを作らせないようにする。本来ならば攻撃に厚みをかけたいところだが、まずは守備の安定化を優先させるべきだ。
そして、中村のセットプレー、齋藤のスピードやマルティノスの個人技を活かしたカウンターなどワンチャンスをモノにできれば……。苦戦は必至だが、我慢強く戦いながら、流れを変える一勝を掴み取りたい。

チンチロリン
「近年は“お得意様”」と記す、サッカーダイジェストのプレビューである。
2013年シーズン第22節より5連勝中であり、明日も勝利し、勢いをつけたいところ。
しかしながら、ヤスが負傷欠場となり、太郎が出場予想されておる。
杉本太郎は、前節のジュビロ戦でも出場が予想されておったが、ベンチ入りにとどまり悔しい思いをしたはず。
ここは、発憤するところ。
高いアジリティ能力にてFマリノス守備陣を切り崩すのだ。
また、2TOPには夢生と赤?が予想されておる。
赤?の走力で最前線からの圧力を増すという戦術であろうか。
勝利が必須のホームの試合、打ち上げ花火がごときゴールラッシュにて勝利を掴み取りたい。
楽しみな一戦である。

チンチロリン
櫛引・植田、U-23日本代表選出
櫛引選手、植田選手 U-23日本代表メンバー選出のお知らせ
2016年05月13日(金)
本日、トゥーロン国際大会(5/18〜29@フランス)に向けて、 U-23日本代表メンバーが発表されました。
鹿島アントラーズからは、櫛引選手、植田選手が選出されました。

チンチロリン
U-23日本代表に選出された櫛引と植田である。
トゥーロン国際大会に出場することとなった。
フランスの地にて活躍して欲しいところ。
楽しみにしておる。

チンチロリン
2016年05月13日(金)
本日、トゥーロン国際大会(5/18〜29@フランス)に向けて、 U-23日本代表メンバーが発表されました。
鹿島アントラーズからは、櫛引選手、植田選手が選出されました。

チンチロリン
U-23日本代表に選出された櫛引と植田である。
トゥーロン国際大会に出場することとなった。
フランスの地にて活躍して欲しいところ。
楽しみにしておる。

チンチロリン
秋田、ユキのクロスを賞賛
SB伊東のクロスの精度、FW富樫の冷静さに◎
<国際親善試合:U−23日本3−0ガーナ>◇11日◇ベアスタ
新しく選ばれ、試された選手たちが躍動していた。中でも目立ったのはDF伊東とFW富樫。室屋らけが人が多いサイドバックで、伊東はクロスの精度が非常に高かった。攻撃だけじゃなく、守備も問題なくできていた。富樫もJで見せているシュート場面での冷静さがあり、ポストプレーもできるから周りを使える。スケールはまだ大きくないかもしれないけど、24歳以上のOA枠の選手が本当に必要なのかなって感じさせるくらい、いいコンビネーションを見せていた。
手倉森監督が、海外組、国内組を問わず幅広く選び、チャンスを与えているから、選手たちはいい準備ができている。「自分も次がある」と思って臨めているからこそ、精神的にも同じ方向を向いてプレーができる。監督の意図が伝わり、どんどんいいチームになっている。
仮想ナイジェリアの一戦で、アフリカ人特有の身体能力の高さを肌で感じることができたのも大きい。ただ、あえて1つ指摘するなら、好調のピークが少し早過ぎる気もする。このピークをより高いところへ持っていくことができれば、メダルも夢じゃない。(日刊スポーツ評論家)

チンチロリン
ユキのクロスを褒める秋田である。
「クロスの精度が非常に高かった。攻撃だけじゃなく、守備も問題なくできていた」と評する。
鹿島では西の陰に隠れ出場機会が少ないため、才能を現すチャンスが少なかった。
このU-23日本代表の試合では思う存分、力を発揮したのではなかろうか。
正統派右SBとして躍動していくのだ。
ユキの活躍が楽しみである。

チンチロリン
<国際親善試合:U−23日本3−0ガーナ>◇11日◇ベアスタ
新しく選ばれ、試された選手たちが躍動していた。中でも目立ったのはDF伊東とFW富樫。室屋らけが人が多いサイドバックで、伊東はクロスの精度が非常に高かった。攻撃だけじゃなく、守備も問題なくできていた。富樫もJで見せているシュート場面での冷静さがあり、ポストプレーもできるから周りを使える。スケールはまだ大きくないかもしれないけど、24歳以上のOA枠の選手が本当に必要なのかなって感じさせるくらい、いいコンビネーションを見せていた。
手倉森監督が、海外組、国内組を問わず幅広く選び、チャンスを与えているから、選手たちはいい準備ができている。「自分も次がある」と思って臨めているからこそ、精神的にも同じ方向を向いてプレーができる。監督の意図が伝わり、どんどんいいチームになっている。
仮想ナイジェリアの一戦で、アフリカ人特有の身体能力の高さを肌で感じることができたのも大きい。ただ、あえて1つ指摘するなら、好調のピークが少し早過ぎる気もする。このピークをより高いところへ持っていくことができれば、メダルも夢じゃない。(日刊スポーツ評論家)

チンチロリン
ユキのクロスを褒める秋田である。
「クロスの精度が非常に高かった。攻撃だけじゃなく、守備も問題なくできていた」と評する。
鹿島では西の陰に隠れ出場機会が少ないため、才能を現すチャンスが少なかった。
このU-23日本代表の試合では思う存分、力を発揮したのではなかろうか。
正統派右SBとして躍動していくのだ。
ユキの活躍が楽しみである。

チンチロリン
京都橘高校・岩崎悠人くん、試合に絡んでいきたい
U19代表・岩崎、進路に言及「レベルの高いところで」
サッカーのU−19日本代表候補FW岩崎悠人(京都橘高3年)が12日、J3G大阪U−23の練習に参加した。
前日と2日間の体験に「楽しかったです。どんな雰囲気が、コミュニケーションを取ってやりたかった」と笑顔を見せた。複数のクラブから注目を受けている高校NO・1ストライカーは進路について「レベルの高いところで、試合に絡んでいきたい」と話していた。

チンチロリン
J3のガンバ大阪U-23の練習に参加した京都橘高校の岩崎くんである。
鹿島を含めた複数のクラブから注目されており、進路が注目される。
岩崎くん本人は「レベルの高いところで、試合に絡んでいきたい」と述べておる。
「レベル」というキーワードを出したところを見ると、入団後はJ3に回される可能性の高いガンバ、セレッソ、FC東京はないのではなかろうか。
レベルの高さでは、鹿島が随一。
是非とも言葉通りのクラブを選んで欲しいところ。
正しい決断を待っておる。

チンチロリン
サッカーのU−19日本代表候補FW岩崎悠人(京都橘高3年)が12日、J3G大阪U−23の練習に参加した。
前日と2日間の体験に「楽しかったです。どんな雰囲気が、コミュニケーションを取ってやりたかった」と笑顔を見せた。複数のクラブから注目を受けている高校NO・1ストライカーは進路について「レベルの高いところで、試合に絡んでいきたい」と話していた。

チンチロリン
J3のガンバ大阪U-23の練習に参加した京都橘高校の岩崎くんである。
鹿島を含めた複数のクラブから注目されており、進路が注目される。
岩崎くん本人は「レベルの高いところで、試合に絡んでいきたい」と述べておる。
「レベル」というキーワードを出したところを見ると、入団後はJ3に回される可能性の高いガンバ、セレッソ、FC東京はないのではなかろうか。
レベルの高さでは、鹿島が随一。
是非とも言葉通りのクラブを選んで欲しいところ。
正しい決断を待っておる。

チンチロリン
鹿島は上位に食らい付き、優勝争いをにらむ
鹿島は上位に食らい付き、優勝争いをにらむ
2009年の3連覇から長らくリーグタイトルに手が届いていない鹿島だが、他チームからするとそうした目では見られないのだろう。前節の相手である磐田も、旺盛な意欲で鹿島に向かい、素晴らしい内容のサッカーを見せてきた。今季は、ほかにも相手の土俵で戦ってしまう試合が多く、苦戦を強いられている。鹿島に勝てば勢いづくことを知っている相手チームにうまく利用され、モチベーションを高く上げて臨まれているのだろう。
今節の対戦相手である横浜FMも、それを狙ってくるのではないか。ここ5試合で1勝1分3敗と苦しんでいるからだ。苦しんでいる原因は、自慢の守備力が低下していることにあるだろう。堅守を誇ってきたはずが、今季ここまでの総失点は14。18チーム中12番目の数字に落ち込み、ここ2試合は複数失点を喫している状態だ。さらに、前節の甲府戦でDFのファビオが肉離れで戦線を離脱した。守備に安定感を欠いている状態で、今季、累積警告による出場停止以外全てで先発してきたDFの要を失うのは痛恨の極みだろう。
しかし、だからこそこの試合に懸ける意気込みも変わってくる。代わりに出場する選手のモチベーションは高く、さらに勝点3を手にすることができれば、沈んでいた雰囲気もガラッと入れ替わるだろう。鹿島としては、今度こそ自分たちに流れを引き込むためにも横浜FM以上の意気込みで臨まなければならない。
鹿島のここ5試合の成績は2勝2分1敗と決して悪くない。しかし、Jリーグが2ステージ制へと移行し、1stステージも残り試合が刻々と少なくなっている今、ハイペースで飛ばす上位2チームに食らい付くためにもこれ以上足踏みはできない。残り全ての試合を勝つくらいでなければ、逆転優勝には届かないはずだ。
ただ、鹿島にもケガ人が増えている。前節、MFの遠藤 康が足を痛めて途中交代を余儀なくされた。今節の出場は難しいだろう。さらに、中村 充孝もケガで離脱している。実績がある技巧派の2人を欠くことになり、代わりを務めるのは若手選手からの抜てきとなるはずだ。
昨季、横浜FMには2戦2勝と相性が良かった。明治安田J1 1st第16節ではジネイが大活躍。前線でほとんどのボールを収めて攻撃の起点となり、3得点の大勝につなげた。しかし、この試合で大ケガを負ってしまったこともあり、ジネイにとってはリベンジマッチとなるだろう。2nd第16節で活躍したのはカイオ。コントロールされたシュートで2得点を奪い、出色のパフォーマンスを見せた。現在も好調を維持しており、攻撃の核を担うことになるだろう。
また、見逃せないのは中盤の争い。特にこの対戦では毎回のように小笠原 満男と中村 俊輔の両ベテランが激しく火花を散らす。互いにチームの大黒柱であるだけに、どちらが機先を制するかで結果を左右する要素もある。2人のつばぜり合いにも、ぜひ注目してほしい。
[ 文:田中 滋 ]

チンチロリン
「自分たちに流れを引き込むためにも横浜FM以上の意気込みで臨まなければならない」と記す、Jリーグ公式の田中滋氏である。
高いモチベーションで立ち向かってくる相手に対して、それ以上の意気込みで挑む必要がある。
負傷者相次ぐ中、ここは若手のフレッシュで高いモチベーションで戦うこととなる。
チャンスが与えられるであろう杉本太郎は、アジリティの高さでFマリノス守備陣を翻弄するのではなかろうか。
またはギラギラした威圧感にて圧倒する優磨が機会を得るやもしれぬ。
経験の浅い若手を引き締めるのは小笠原満男主将となる。
ベテランの味で試合をコントロールしてくれるはず。
望む結果は一つ、勝利だけである。

チンチロリン
2009年の3連覇から長らくリーグタイトルに手が届いていない鹿島だが、他チームからするとそうした目では見られないのだろう。前節の相手である磐田も、旺盛な意欲で鹿島に向かい、素晴らしい内容のサッカーを見せてきた。今季は、ほかにも相手の土俵で戦ってしまう試合が多く、苦戦を強いられている。鹿島に勝てば勢いづくことを知っている相手チームにうまく利用され、モチベーションを高く上げて臨まれているのだろう。
今節の対戦相手である横浜FMも、それを狙ってくるのではないか。ここ5試合で1勝1分3敗と苦しんでいるからだ。苦しんでいる原因は、自慢の守備力が低下していることにあるだろう。堅守を誇ってきたはずが、今季ここまでの総失点は14。18チーム中12番目の数字に落ち込み、ここ2試合は複数失点を喫している状態だ。さらに、前節の甲府戦でDFのファビオが肉離れで戦線を離脱した。守備に安定感を欠いている状態で、今季、累積警告による出場停止以外全てで先発してきたDFの要を失うのは痛恨の極みだろう。
しかし、だからこそこの試合に懸ける意気込みも変わってくる。代わりに出場する選手のモチベーションは高く、さらに勝点3を手にすることができれば、沈んでいた雰囲気もガラッと入れ替わるだろう。鹿島としては、今度こそ自分たちに流れを引き込むためにも横浜FM以上の意気込みで臨まなければならない。
鹿島のここ5試合の成績は2勝2分1敗と決して悪くない。しかし、Jリーグが2ステージ制へと移行し、1stステージも残り試合が刻々と少なくなっている今、ハイペースで飛ばす上位2チームに食らい付くためにもこれ以上足踏みはできない。残り全ての試合を勝つくらいでなければ、逆転優勝には届かないはずだ。
ただ、鹿島にもケガ人が増えている。前節、MFの遠藤 康が足を痛めて途中交代を余儀なくされた。今節の出場は難しいだろう。さらに、中村 充孝もケガで離脱している。実績がある技巧派の2人を欠くことになり、代わりを務めるのは若手選手からの抜てきとなるはずだ。
昨季、横浜FMには2戦2勝と相性が良かった。明治安田J1 1st第16節ではジネイが大活躍。前線でほとんどのボールを収めて攻撃の起点となり、3得点の大勝につなげた。しかし、この試合で大ケガを負ってしまったこともあり、ジネイにとってはリベンジマッチとなるだろう。2nd第16節で活躍したのはカイオ。コントロールされたシュートで2得点を奪い、出色のパフォーマンスを見せた。現在も好調を維持しており、攻撃の核を担うことになるだろう。
また、見逃せないのは中盤の争い。特にこの対戦では毎回のように小笠原 満男と中村 俊輔の両ベテランが激しく火花を散らす。互いにチームの大黒柱であるだけに、どちらが機先を制するかで結果を左右する要素もある。2人のつばぜり合いにも、ぜひ注目してほしい。
[ 文:田中 滋 ]

チンチロリン
「自分たちに流れを引き込むためにも横浜FM以上の意気込みで臨まなければならない」と記す、Jリーグ公式の田中滋氏である。
高いモチベーションで立ち向かってくる相手に対して、それ以上の意気込みで挑む必要がある。
負傷者相次ぐ中、ここは若手のフレッシュで高いモチベーションで戦うこととなる。
チャンスが与えられるであろう杉本太郎は、アジリティの高さでFマリノス守備陣を翻弄するのではなかろうか。
またはギラギラした威圧感にて圧倒する優磨が機会を得るやもしれぬ。
経験の浅い若手を引き締めるのは小笠原満男主将となる。
ベテランの味で試合をコントロールしてくれるはず。
望む結果は一つ、勝利だけである。

チンチロリン
U-23日本代表 国際親善マッチ ガーナ代表戦
“キャプテン”植田が伝えた「熊本のためにありがとう」
16/5/12 02:25

[5.11 MS&AD杯2016 U-23日本代表 3-0 ガーナ代表 ベアスタ]
誰よりも戦う姿勢を示そうとしていた。熊本県宇土市出身のU-23日本代表DF植田直通(鹿島)は、被災した地元への思いを胸にガーナ戦のピッチに立った。
試合前日の取材対応で、「僕自身は戦う姿勢を絶対に見せないといけない。戦う姿勢を見せて初めて結果がついてくるものだし、結果にプラスして元気を与えられればと思う。応援してくれる方たちのためにも頑張りたい」と意気込みを示していたように、ピッチ上で奮闘する。ガーナが放り込んでくるロングボールをはね返し続け、地上戦を挑んでくる相手には粘り強く対応してゴール前への侵入を許さない。
後半35分には相手選手と接触して右まぶたを切って流血するが、一度ピッチの外に出てテーピングを巻くと、再びピッチに戻って最後までゴールを守り抜く。気持ちの入る試合となったが、「ハートは熱く、頭はクールに。あまり熱くなり過ぎても良いプレーはできないので、そこは冷静に」と熱い気持ちを持ちつつ、落ち着いたプレーを披露して3-0の完封勝利へと導いた。
「チャリティーマッチで皆が熊本のために戦ってくれる中で、熊本県民の僕が戦う姿勢を見せないといけないと思っていた。家族や知り合いもスタジアムに来ていたので、勝利という結果を届けられたのは良かった」
この試合、キャプテンマークは植田の腕に巻かれていた。手倉森誠監督は「今日に関しては本当にリーダーになってもらわないと困るということで託した」と理由を明かすと、「試合後に彼が『熊本にためにありがとう』と締めてくれた。本当に良いリーダーシップを発揮してくれた」とチームのため、そして熊本のために戦う姿勢を示した“キャプテン”を称賛した。
(取材・文 折戸岳彦)
緊急事態の右SBで猛アピール…U-23代表DF伊東「慎也に感謝したい」
16/5/12 01:00

[5.11 MS&AD杯2016 U-23日本代表 3-0 ガーナ代表 ベアスタ]
負傷者続出の右SBで存在感を示した。ガーナ戦で右SBのポジションを託されたのは、U-23日本代表DF伊東幸敏(鹿島)。まずは集中力を途切れさせない守備で自サイドからの相手の侵入を防ぐと、機を心得たオーバーラップで攻撃に厚みを加え、正確なクロスから決定機を創出した。
決してコンスタントに手倉森ジャパンに招集されてきたわけではない。14年8月の福岡合宿に呼ばれた後に招集されたのは、約1年後の15年7月のコスタリカ戦。同年8月の京都合宿には引き続き招集されたものの、次に呼ばれたのは約8か月後の16年4月の静岡合宿となった。しかし、伊東は違和感なくプレーできたと振り返る。
「それなりに合宿には呼ばれているので、全員の特長は分かっているし、自分の特長もそれなりに分かってもらえていると思う。サポートの距離やタイミングがすごく良いので、プレーしやすかった」
その言葉どおり、伊東がタイミング良くフリーで右サイドを駆け上がると、スペースにボールが送られる。スピードに乗った伊東は右サイドをえぐり、幾度となく好クロスを供給。1点をリードして迎えた前半15分には、MF野津田岳人(新潟)から送られたパスをダイレクトでゴール前に送って、MF矢島慎也(岡山)の2点目をアシストした。
守備を含めてアピールに成功したが、何よりも自分の送ったクロスから矢島が得点を決めてくれたのが大きかったと語る。「良いクロスを上げてもゴールにつながらなければ、何も残らない。だからこそ、難しいシュートを決めてくれた慎也には感謝したい」。
最終予選を戦ったDF松原健(新潟)、DF室屋成(FC東京)が負傷離脱中と手薄になっている右SB。伊東は「チャンスだと思っているし、自分が行くべきところだと思う」とサバイバルレースを勝ち抜く覚悟を示した。
(取材・文 折戸岳彦)
故郷・熊本を想い涙…初の主将DF植田「みんなに声をかけてできた」

キャプテンマークを巻いてプレーした植田直通 [写真]=浦正弘
「MS&ADカップ 2016 〜九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本〜」が11日に佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムで開催され、U−23日本代表とガーナ代表が対戦した。試合はMF矢島慎也(ファジアーノ岡山)の2得点とFW富樫敬真(横浜F・マリノス)の得点でU−23日本代表が3−0の快勝を収めた。
被災地・熊本県出身のDF植田直通(鹿島アントラーズ)は、この試合でゲームキャプテンを務めた。故郷を想い試合を戦った植田は、目に涙を浮かべながら「前半にみんながいいプレーをできて、3点目を決めることができてよかったです」と、まずはしっかりと3点差をつけて勝つことができたことにホッとした様子で語った。
主将を任されたことについては「こうやってキャプテンマークを巻くのは初めてでしたけど、みんなに声をかけてできたのはよかった」と、本人としてはまずまずのできだったという。
日本はリオデジャネイロ・オリンピック本大会で、アフリカ王者のナイジェリア代表と同グループに入った。“仮想ナイジェリア”としてガーナ戦に臨んだが、アフリカ勢のパワーを肌で感じる場面もあった。「まだまだできることがあったし、課題も残ったので次に生かしたい」と、快勝にも慢心することなく、早くも次を見据えている。
流血しながらも主将を全う…熊本出身DF植田「僕が戦う姿勢を見せないと」

被災地・熊本出身の植田は、故郷への想いを胸にプレーした [写真]=浦正弘
「MS&ADカップ 2016 〜九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本〜」が11日に佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムで行われ、U−23日本代表とガーナ代表が対戦した。試合はMF矢島慎也(ファジアーノ岡山)の2得点とFW富樫敬真(横浜F・マリノス)の得点でU−23日本代表が3−0の快勝を収めた。
初めてキャプテンマークを巻き、完封勝利に大きく貢献したDF植田直通(鹿島アントラーズ)は、「ゼロに抑えられたのはDFとしてよかった」と自己評価しながらも「前半のあの勢いを後半にも続けていかないといけなかった」と後半の動きに課題が出たことを挙げた。
この試合は4月に被災した地元・熊本のチャリティーマッチということで、気持ちがはいる試合だったが、「ハートは熱く、頭はクールに」をモットーに、冷静なプレーを披露。後半には相手選手と接触して左前頭部から出血したが、応急処置を受けて再びピッチに戻り、最後までピッチの上で戦い続けた。
それでも試合後には思わず涙がこぼれ落ちる場面もあり、「みんなが熊本のために戦ってくれているなかで、熊本県民は僕だけしかいなかった。まずは僕が戦う姿勢を見せないといけないと思っていました」と故郷のために強い気持ちを見せたという。
チームはリオデジャネイロ・オリンピックで同組のナイジェリアを想定して試合に臨んだが、この日のガーナはコンディション不良のために十分な成果を得られたとは言い難い。植田自身も「ナイジェリアはもっともっとレベルが高い」とアフリカ王者を警戒。「今日の試合だったらもっとできないといけない」と反省し、「次に活かせれば」と早くも次の試合を見据えた。
【リオ五輪代表】故郷・熊本へ勝利を届けた植田直通。闘魂CBは「今日の試合だったらもっとできないといけない」と課題も見据える
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年05月12日

ロングボールをことごとく撥ね返し、無失点勝利に貢献。植田の闘志溢れるプレーは、故郷・熊本のファン・サポーターを勇気付けたはずだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
「九州 熊本震災復興支援チャリティマッチ がんばるばい熊本」と銘打たれたガーナ戦を、誰よりも強い気持ちで戦っていたのが、この男だったのではないだろうか。
最終ラインで身体を張り、3−0の快勝劇に貢献した植田直通。熊本出身の屈強なCBは、ミックスゾーンに現れるや、こう語った。
「(今日の試合を)熊本のみなさんも見てくれていると思いますし、僕が熊本県民を代表してお礼を言いたいと思います」
手倉森監督からキャプテンマークを託され、「こういう機会はあまりないですけど、チャリティマッチでみんなが熊本のために戦ってくれているなかで、熊本県民は僕だけしかいなかったですし、まずは僕が戦う姿勢を見せないといけないと思っていました」と闘志を前面に押し出したプレーで守備陣を統率。“仮想ナイジェリア”のガーナを完全に抑え切った。
震災に見舞われた故郷に勝利を届けたい――。その願いを叶えた植田は、「僕の家族や知り合いも(会場に)来ていましたし、そういう久しぶりに会った人もいて、顔を見て凄い安心したというか、今日勝利という結果を届けられたのは凄い良かったと思います」と喜びを口にした。
ただし、試合内容について問われると、表情はキリッと引き締まる。
「ゼロ(無失点)に抑えられたのはDFとして良かったですが、前半のあの勢いを後半にも続けていかないといけなかった。課題も少し残ったので、そこは次に活かせればなと思います」
植田がそう振り返るように、3点を挙げて圧倒した前半とは対照的に、後半は無得点とチームのパフォーマンスは停滞した。ガーナ代表が思っていたよりも力が落ちる相手だったこともあり、植田に達成感は微塵もなかったようだ。
「いろんなことやってくるのかなと楽しみな部分はありましたけど、(リオ五輪で対戦する)ナイジェリアとかはもっともっとレベルが高いと思うし、今日の試合だったらもっとできないといけない」
この日のガーナは、リオ五輪で対戦するナイジェリアやコロンビア、スウェーデンより、一枚も二枚も落ちる相手だろう。そんな相手との対戦で課題が見えた自分たちに対して、合格点を与えられなかったのだ。
『まだまだ、このレベルでは満足できない』
ミックスゾーンを去っていく植田の背中は、そう語っているようだった。
熊本出身の植田「次に生かしたい」初主将で完封演出
[2016年5月11日22時47分]

試合後、場内1周でサポーターにあいさつする植田(撮影・清水貴仁)
<国際親善試合:U−23日本3−0ガーナ>◇11日◇ベアスタ
熊本県宇土市出身のDF植田直通(21=鹿島)が主将としてチームをけん引し、完封勝利に貢献した。
手倉森ジャパンでは初めてキャプテンマークを巻いて試合に臨んだ。「九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本」として行われた一戦で無失点に抑え、「前半はみんな、いいプレーができた。みんなで声かけあってできたのでよかった」と話した。
ガーナはリオデジャネイロ五輪1次リーグB組初戦のナイジェリアを仮想した相手だった。快勝にも「まだまだできることがあった。課題もあった。次に生かしたい」と表情は引き締まったままだった。
植田完封、キャプテンマーク巻き熊本へ白星届けた
[2016年5月12日7時57分 紙面から]

後半、ハイボールをクリアする植田(撮影・清水貴仁)
<国際親善試合:U−23日本3−0ガーナ>◇11日◇ベアスタ
リオデジャネイロ五輪に出場するU−23(23歳以下)日本代表が、ガーナA代表(FIFAランク38位)に3−0で快勝した。4月に発生した熊本地震の復興支援チャリティーマッチとして実施。同県宇土市出身のDF植田直通(21=鹿島)が、同代表で初めてキャプテンマークを巻き完封に貢献した。明日13日にトゥーロン国際大会(フランス)のメンバーが発表され、21日の初戦でパラグアイと対戦する。
鳴りやまない「植田コール」が佐賀の空に響いた。植田は試合後、笑顔で場内を1周した。左腕には手倉森監督から「(熊本)県民出身だから」と、託された黄緑色のキャプテンマークが光っていた。
2−0の前半21分。ペナルティーエリア左外からの直接FKをしっかり頭ではじき、ピンチを脱した。この試合には「熊本と共に がまだそう熊本」の思いを込めた。入場の際に着用したTシャツに熊本弁で記した。がまだそう(頑張ろう)の言葉をピッチで体現。「県民は僕だけだし、キャプテンマークを巻いて勝つことができて良かった」。
愛する故郷熊本へ、戦う姿勢を届けた。先月16日に最大震度7の本震が発生。翌17日から1泊2日の強行軍で支援物資を持って茨城から駆けつけた。避難所各所を回り、自分に何ができるかが見えた。1週間、避難生活を送っていた父太実男(たみお)さん(53)母俊子さん(52)とは約5分しか会えなかったが、野菜や日用品を渡し「俺にはサッカーしかない。故郷にいい話題を届けられるのはサッカーだけだから」と強く決意を示した。
この日はその姿を一目見ようと両親や親族、熊本・大津高関係者ら約30人が集合。大津高の仲間は「植田」の応援ボードを掲げてくれた。試合後には両親と再会を果たし「懐かしい顔が力になった」と感謝の思いを伝えた。太実男さんは「直通が頑張ってくれたら、日本のためにも熊本のためにもなる」と目を細めた。
試合後の控室。植田は全員へ向けて「熊本のためにありがとう」と頭を下げた。「県民を代表してお礼を言いたかった」。指揮官も「いいリーダーシップだった」とうなずいた。後半は頭を9針ほど縫うけがを負い、テーピングをしながら出場した。それでも「慣れている」と動じなかった。ふるさとを、国を背負って戦う男はやはり強かった。【小杉舞】
◆ガーナ代表 FIFAランク38位(アフリカでは33位アルジェリア、34位コートジボワールに続き3番目)。W杯は過去3度出場で06年ベスト16、10年ベスト8、14年1次リーグ敗退。アフリカ選手権は4度優勝。愛称「ブラック・スターズ」。
伊東好クロス連発「結果が出て良かった」
[2016年5月12日8時28分 紙面から]
<国際親善試合:U−23日本3−0ガーナ>◇11日◇ベアスタ
DF伊東幸敏(22=鹿島)が右サイドバックでフル出場した。
前半15分にMF矢島の得点をアシストするなど好クロスを連発し、手倉森監督から名指しで評価された。無難な守備でも貢献し、昨年7月のコスタリカ戦(仙台)以来となる先発で再び快勝に導いた。「結果が出て良かった。(負傷者が相次ぐ中で)定位置争いに自分が食い込んでいくべきだと思っている」と巻き返しを狙う。
故郷・熊本に届け!植田がガーナを流血完封、手倉森Jリオへ手応え

テーピング姿で競り合う植田。被災した故郷・熊本に向けて不屈の精神力を見せつけた(撮影・森田達也)
MS&ADカップ(11日、U−23日本3−0ガーナ、ベアス)リオデジャネイロ五輪に出場するU−23(23歳以下)日本代表とガーナ代表による熊本地震の慈善試合を兼ねて行われ、熊本出身のDF植田直通(21)=鹿島=がキャプテンマークを巻いて先発出場した。チームとして初めて対戦するアフリカ勢を相手に持ち前の高さを生かして攻守に奮闘。被災地を勇気づける3−0の勝利に貢献した。

相手と接触し、右目付近から流血した植田。仮想ナイジェリア戦で気迫のプレーを披露した(撮影・甘利慈)
ガーナの攻撃を体を張った守備ではじき返した。故郷・熊本を勇気づける完封勝利。試合後、DF植田は仲間と場内を一周。スタンドから送られる「植田コール」に頭を下げて応えた。
「チャリティーマッチという位置づけ。熊本のみなさんも見ていてくれたと思う。県民を代表してお礼を言いたい」
疲労を考慮して招集されなかったMF遠藤(浦和)に代わってキャプテンマークを左腕に巻いてプレー。「熊本のために」と手倉森監督が提案し、選手全員が賛同した。五輪初戦の相手、ナイジェリアを想定した試合では、屈強なガーナ選手を相手に互角以上のプレーで対応。後半35分にはFWアダムスの左肘が右目付近にガツン! 9針ほど縫う裂傷で流血したが、応急処置をしてプレーを続行。その後も味方を鼓舞し、3−0の完封勝利に貢献した。
普段は寡黙だが、情に厚く責任感は人一倍だ。「(メンバーの中で)熊本出身は僕だけ。戦う姿勢を見せなきゃいけないと思っていた」。熊本から家族を招待し、母・俊子さん(52)もスタンドで観戦。息子のけがを目の当たりにしたが、「けがは慣れてますから」。テーピング姿に注がれた拍手&喝采には「ありがたい。みなさんの気持ちがうれしかった」と目頭を熱くした。

イレブンはTシャツ
今回の震災で市役所が半壊するなど大きな被害を受けた熊本・宇土市出身。母校・大津高も被災した。現在は両親ともに家に戻ったが、実家は有明海沿いにあり、4月16日未明の地震では、家族は高台に避難。車の中で一晩を過ごしたという。17日に鹿島での練習を終えるとクラブに直談判をし、熊本で支援活動を行った。空路で福岡に入り、水や肉などの食料品やトイレットペーパーを買い込んで被災地に運んだ。
ガーナ戦前日には監督、スタッフ、チームメートと試合会場で募金活動を実施。会場では「頑張ってください」とファンの声援を受けた。「(みんなのためにも)結果を出せてよかった」。ファンの思いに応える勝利に安堵(あんど)の表情をみせた。
手倉森ジャパン発足時からメンバー入りする守りの要で、14年12月14日のタイ戦から続く20戦無敗にも貢献。右腕に喪章を巻き、気迫あふれるプレーで愛する故郷を励まし続けた。 (一色伸裕)

後半、交錯し相手の肘が顔面に当たる植田=ベアスタ

ガーナに快勝し、横断幕を掲げサポーターにあいさつする植田(左から2人目)ら日本イレブン=ベアスタ

試合終了後、声援に応える植田(#5)、矢島(#10)ら=ベストアメニティスタジアム(撮影・甘利慈)
植田 直通(うえだ・なおみち)
1994(平成6)年10月24日生まれ、21歳。熊本・宇土市出身。小3でサッカーを始める。大津高から2013年に鹿島入団。14年3月1日の甲府戦でJ1初出場、昨年4月16日の柏戦で同初得点。11年U−17W杯では過去最高に並ぶ8強入り。昨年1月のアジア杯で日本代表に初選出も不出場。今年1月、U−23日本代表としてリオ五輪最終予選優勝に貢献。J1今季11試合0得点、同通算42試合1得点。1メートル86、77キロ。
伊東 神クロス!2点目をアシスト「蹴りやすかった」
国際親善試合 U―23日本3―0ガーナ (5月11日 ベアスタ)

好クロスを連発した伊東
Photo By スポニチ
伊東は、右サイドバックでフル出場し、2点目をアシストした。前半15分に野津田からボールを受け、右サイドを切り裂くと、逆サイドの矢島に合わせるクロスを配球。
「入り方がはっきり見えたので蹴りやすかった。難しいシュートを決めてくれた」と満足げに振り返った。得点シーンだけでなく、前半34分にも浅野にピタリと合わせるなど持ち味の高精度クロスを披露。1月のU―23アジア選手権は選考から外れ悔しい思いもしたが、「大チャンスだと思っている」と大一番で猛アピールした。
[ 2016年5月12日 05:30 ]
熊本出身の植田主将!血染め完封 指揮官の粋な計らいに応えた
国際親善試合 U―23日本3―0ガーナ (5月11日 ベアスタ)

<U23日本・ガーナ>主将マークを巻き、裂傷した右目を止血してサポーターの声援に応える植田
Photo By スポニチ
不屈の精神を見せた。後半35分。DF植田は激しい空中戦を繰り広げ、相手選手と激突。右まぶたから出血し一瞬、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。だが、テーピングを施し、事もなげにプレーを続行。身体能力で勝るガーナを相手に完封を飾った。試合後は9針縫うほどのケガだったが「大したことはない。慣れている」と勝ち誇った。
魂が震えた。被災地である熊本県宇土市出身。左腕には、手倉森監督から初めて任されたキャプテンマークが巻かれていた。試合前には黙とう。全員が喪章をつけてプレーした。「ハートは熱く、頭はクール。いつもそう思っている」。高ぶる気持ちをコントロールし、初のアフリカ勢“仮想ナイジェリア”にもひるまなかった。「ゼロに抑えられたのはDFとして良かった。前半の勢いを後半も続けないと」と反省も忘れなかった。
地震発生からわずか4日後の4月18日に、鹿島の先輩である元日本代表MF小笠原らとともに救援物資を持って被災地を訪れた。そこでは苦境に立たされている被災者から「頑張って」と声を掛けられた。「元気を与えなきゃいけない立場なのに激励された」。胸の奥底に突き刺さった言葉は勇気となった。「熊本出身は僕しかいない。まず僕が戦う姿勢を見せないといけなかった」。熊本のためにも負けるわけにはいかなかった。
試合後に会場を一周すると、植田コールが湧き起こった。久しぶりに見る知り合いや家族の顔に、気迫のこもった表情が少し和らいだ。試合後、チームメートに向かって言った。「熊本のためにありがとう」。故郷に贈る完封劇だった。

<U23日本・ガーナ>相手選手の肘が植田の顔面に当たる
Photo By 共同

<U23日本・ガーナ>後半、流血する植田
Photo By スポニチ
[ 2016年5月12日 05:30 ]
【U23】熊本出身・植田、流血なんの!気迫のプレーでガーナA代表を完封
2016年5月12日6時0分 スポーツ報知

前半、ゴール前でGKオフォリと競り合う植田(右)

負傷した頭にテープを巻き、ガーナの関係者と記念撮影をする植田(中)
◆国際親善試合 U23日本3―0ガーナA代表(11日・ベストアメニティスタジアム)
U―23日本代表は熊本地震の慈善試合でガーナA代表を完封した。初めてゲームキャプテンを任されたDF植田直通(21)=鹿島=は後半35分、相手FWの肘で右目の上を裂傷。頭にテープを巻いてピッチに戻り、リオデジャネイロ五輪1次リーグの初戦で激突するナイジェリアを想定したアフリカの強豪を抑えた。試合後に会場で8、9針を縫う大けがとなったが、フル出場する気迫を見せ、地元・熊本を勇気づけた。
植田が故郷への思いをプレーで表現した。初めてゲームキャプテンを任され、熊本地震の慈善試合として行われた一戦を快勝に導いた。「熊本県出身は(チームに)僕しかいないし、まずは僕が戦う姿勢を見せないといけないと思った」。後半35分、頭部に8、9針を縫うほどの裂傷を負っても「慣れているから」とテーピングをしてピッチに戻った。DFラインを最後まで高く保ち続け、ガーナに反撃のチャンスを与えなかった。
宇土市出身で実家や母校の大津高が被災した。試合後のロッカールームでは、チームメートの前で「熊本のために戦ってくれて、ありがとう」と頭を下げたという。鹿島でも口数が少なく、シャイな性格で知られる男が「県民を代表してお礼を言いたかった」と行動に移すほど、欲しかった勝利。リオ五輪で48年ぶりのメダル獲得を目指すチームにとって、そして復興を目指す熊本に向けて、何が何でも勝ちたかった。
観客席には宇土市に住む両親、親族らが応援に駆けつけた。自宅は地割れなどの被害があり、今でも「すぐに逃げられるように」(母・俊子さん、52)と玄関近くの部屋で寝ている。まだ仕事中も「怖さ」を感じることがあるといい、恐怖はなかなか消えない。もちろん、避難所生活を続ける被災者も多くいる。けがに耐えて完封に貢献し、植田は逆境に屈しないプレーを熊本に発信した。
父・太実男さん(53)は「(手倉森)監督の復興にかける思いもあり、主将というポジションを与えてくれた。結果が出て監督に少し恩返しできたかなと思う」と目を細めた。「主将はびっくりしました。ありがたい。皆さんに元気を与えられるプレーができれば」と俊子さん。頼もしい息子は「勝利を届けられて良かった」と胸をなで下ろした。植田はチームを、熊本をこれからも引っ張っていく。(内田 知宏)
植田、故郷熊本に届けた流血奮闘
2016年5月12日

後半、頭に包帯を巻き、ガーナの選手と競り合う植田(撮影・棚橋慶太)
「サッカー・国際親善試合、U−23日本3−0ガーナ」(11日、鳥栖ベストアメニティスタジアム)
リオデジャネイロ五輪に出場する男子のU−23日本代表は3−0でガーナ代表に快勝した。熊本県宇土市出身のDF植田直通(21)=鹿島=はキャプテンマークをつけて奮闘。熊本地震の慈善試合として行われた一戦を勝利に導いた。日本は五輪1次リーグB組初戦のナイジェリア戦を想定したアフリカ勢との試合を制し、本番に向けて弾みをつけた。
傷ついた故郷へありったけの思いを届けた。熊本地震の慈善試合となった特別な一戦。手倉森監督から指名され左腕にキャプテンマークを巻いた熊本県宇土市出身の植田は「熊本県民は僕だけだったので戦う姿勢を見せたかった。勝利という結果を届けられてよかった」と素直な思いを口にした。
試合後のロッカールームでは「熊本のためにありがとう」と仲間に頭を下げた。「県民を代表してお礼を言わせてもらった」。主将の重責を預けた指揮官も「いいリーダーシップを発揮してくれた」と手放しで称えた。
試合会場には植田の父太実男さん(53)、母俊子さん(52)ら家族や親戚が駆け付けた。自宅は無事だったが震災直後は車中泊を余儀なくされた。家族は現在自宅に戻っているが、地震の恐怖から今も寝室ではなく玄関に一番近い部屋で全員で寝ているという。
先月18日に植田らが熊本を訪れ支援活動を行った際には、水や肉、パン、トイレットペーパーなどが届けられた。試合に向けて特別な会話は交わさなかったという太実男さんは「会わなくても気持ちは伝わる。試合に出してもらい、監督の気持ちに応えられてよかった」と胸をなで下ろし、俊子さんも「本当に頼もしかったです」と、息子の姿をまぶしそうに見つめた。
矢島の2得点などで前半のうちに3点を奪った。植田も体を張った守備で無失点勝利に貢献。「DFとしては良かったが、前半の勢いを続けられない課題も残った」と振り返った。終盤には相手選手との接触で右まぶた上から出血。応急処置で8〜9針ほど縫ったが、「大したことない。慣れている」と意に介さなかった、
試合後には場内を一周しながら「久しぶりに会った人の顔を見て安心した」。高校の同級生で佐賀大に通うボランティアスタッフと記念撮影も行うなど旧交も温めた。熊本への思いを形にし、スタンドから起こった大きな植田コールに誇らしげに手を挙げた。

チンチロリン
先発出場を果たした鹿島勢3人である。
櫛引はクリーンシートを達成し、勝利に貢献した。
ユキは試合を決定づける2点目のアシストを記録。
素晴らしいクロスであった。
植田はキャプテンとしてチームを鼓舞し力強い戦いを魅せた。
三人とも素晴らしいパフォーマンスであった。
勇気をありがとう。

チンチロリン
16/5/12 02:25

[5.11 MS&AD杯2016 U-23日本代表 3-0 ガーナ代表 ベアスタ]
誰よりも戦う姿勢を示そうとしていた。熊本県宇土市出身のU-23日本代表DF植田直通(鹿島)は、被災した地元への思いを胸にガーナ戦のピッチに立った。
試合前日の取材対応で、「僕自身は戦う姿勢を絶対に見せないといけない。戦う姿勢を見せて初めて結果がついてくるものだし、結果にプラスして元気を与えられればと思う。応援してくれる方たちのためにも頑張りたい」と意気込みを示していたように、ピッチ上で奮闘する。ガーナが放り込んでくるロングボールをはね返し続け、地上戦を挑んでくる相手には粘り強く対応してゴール前への侵入を許さない。
後半35分には相手選手と接触して右まぶたを切って流血するが、一度ピッチの外に出てテーピングを巻くと、再びピッチに戻って最後までゴールを守り抜く。気持ちの入る試合となったが、「ハートは熱く、頭はクールに。あまり熱くなり過ぎても良いプレーはできないので、そこは冷静に」と熱い気持ちを持ちつつ、落ち着いたプレーを披露して3-0の完封勝利へと導いた。
「チャリティーマッチで皆が熊本のために戦ってくれる中で、熊本県民の僕が戦う姿勢を見せないといけないと思っていた。家族や知り合いもスタジアムに来ていたので、勝利という結果を届けられたのは良かった」
この試合、キャプテンマークは植田の腕に巻かれていた。手倉森誠監督は「今日に関しては本当にリーダーになってもらわないと困るということで託した」と理由を明かすと、「試合後に彼が『熊本にためにありがとう』と締めてくれた。本当に良いリーダーシップを発揮してくれた」とチームのため、そして熊本のために戦う姿勢を示した“キャプテン”を称賛した。
(取材・文 折戸岳彦)
緊急事態の右SBで猛アピール…U-23代表DF伊東「慎也に感謝したい」
16/5/12 01:00

[5.11 MS&AD杯2016 U-23日本代表 3-0 ガーナ代表 ベアスタ]
負傷者続出の右SBで存在感を示した。ガーナ戦で右SBのポジションを託されたのは、U-23日本代表DF伊東幸敏(鹿島)。まずは集中力を途切れさせない守備で自サイドからの相手の侵入を防ぐと、機を心得たオーバーラップで攻撃に厚みを加え、正確なクロスから決定機を創出した。
決してコンスタントに手倉森ジャパンに招集されてきたわけではない。14年8月の福岡合宿に呼ばれた後に招集されたのは、約1年後の15年7月のコスタリカ戦。同年8月の京都合宿には引き続き招集されたものの、次に呼ばれたのは約8か月後の16年4月の静岡合宿となった。しかし、伊東は違和感なくプレーできたと振り返る。
「それなりに合宿には呼ばれているので、全員の特長は分かっているし、自分の特長もそれなりに分かってもらえていると思う。サポートの距離やタイミングがすごく良いので、プレーしやすかった」
その言葉どおり、伊東がタイミング良くフリーで右サイドを駆け上がると、スペースにボールが送られる。スピードに乗った伊東は右サイドをえぐり、幾度となく好クロスを供給。1点をリードして迎えた前半15分には、MF野津田岳人(新潟)から送られたパスをダイレクトでゴール前に送って、MF矢島慎也(岡山)の2点目をアシストした。
守備を含めてアピールに成功したが、何よりも自分の送ったクロスから矢島が得点を決めてくれたのが大きかったと語る。「良いクロスを上げてもゴールにつながらなければ、何も残らない。だからこそ、難しいシュートを決めてくれた慎也には感謝したい」。
最終予選を戦ったDF松原健(新潟)、DF室屋成(FC東京)が負傷離脱中と手薄になっている右SB。伊東は「チャンスだと思っているし、自分が行くべきところだと思う」とサバイバルレースを勝ち抜く覚悟を示した。
(取材・文 折戸岳彦)
故郷・熊本を想い涙…初の主将DF植田「みんなに声をかけてできた」

キャプテンマークを巻いてプレーした植田直通 [写真]=浦正弘
「MS&ADカップ 2016 〜九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本〜」が11日に佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムで開催され、U−23日本代表とガーナ代表が対戦した。試合はMF矢島慎也(ファジアーノ岡山)の2得点とFW富樫敬真(横浜F・マリノス)の得点でU−23日本代表が3−0の快勝を収めた。
被災地・熊本県出身のDF植田直通(鹿島アントラーズ)は、この試合でゲームキャプテンを務めた。故郷を想い試合を戦った植田は、目に涙を浮かべながら「前半にみんながいいプレーをできて、3点目を決めることができてよかったです」と、まずはしっかりと3点差をつけて勝つことができたことにホッとした様子で語った。
主将を任されたことについては「こうやってキャプテンマークを巻くのは初めてでしたけど、みんなに声をかけてできたのはよかった」と、本人としてはまずまずのできだったという。
日本はリオデジャネイロ・オリンピック本大会で、アフリカ王者のナイジェリア代表と同グループに入った。“仮想ナイジェリア”としてガーナ戦に臨んだが、アフリカ勢のパワーを肌で感じる場面もあった。「まだまだできることがあったし、課題も残ったので次に生かしたい」と、快勝にも慢心することなく、早くも次を見据えている。
流血しながらも主将を全う…熊本出身DF植田「僕が戦う姿勢を見せないと」

被災地・熊本出身の植田は、故郷への想いを胸にプレーした [写真]=浦正弘
「MS&ADカップ 2016 〜九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本〜」が11日に佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムで行われ、U−23日本代表とガーナ代表が対戦した。試合はMF矢島慎也(ファジアーノ岡山)の2得点とFW富樫敬真(横浜F・マリノス)の得点でU−23日本代表が3−0の快勝を収めた。
初めてキャプテンマークを巻き、完封勝利に大きく貢献したDF植田直通(鹿島アントラーズ)は、「ゼロに抑えられたのはDFとしてよかった」と自己評価しながらも「前半のあの勢いを後半にも続けていかないといけなかった」と後半の動きに課題が出たことを挙げた。
この試合は4月に被災した地元・熊本のチャリティーマッチということで、気持ちがはいる試合だったが、「ハートは熱く、頭はクールに」をモットーに、冷静なプレーを披露。後半には相手選手と接触して左前頭部から出血したが、応急処置を受けて再びピッチに戻り、最後までピッチの上で戦い続けた。
それでも試合後には思わず涙がこぼれ落ちる場面もあり、「みんなが熊本のために戦ってくれているなかで、熊本県民は僕だけしかいなかった。まずは僕が戦う姿勢を見せないといけないと思っていました」と故郷のために強い気持ちを見せたという。
チームはリオデジャネイロ・オリンピックで同組のナイジェリアを想定して試合に臨んだが、この日のガーナはコンディション不良のために十分な成果を得られたとは言い難い。植田自身も「ナイジェリアはもっともっとレベルが高い」とアフリカ王者を警戒。「今日の試合だったらもっとできないといけない」と反省し、「次に活かせれば」と早くも次の試合を見据えた。
【リオ五輪代表】故郷・熊本へ勝利を届けた植田直通。闘魂CBは「今日の試合だったらもっとできないといけない」と課題も見据える
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年05月12日

ロングボールをことごとく撥ね返し、無失点勝利に貢献。植田の闘志溢れるプレーは、故郷・熊本のファン・サポーターを勇気付けたはずだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
「九州 熊本震災復興支援チャリティマッチ がんばるばい熊本」と銘打たれたガーナ戦を、誰よりも強い気持ちで戦っていたのが、この男だったのではないだろうか。
最終ラインで身体を張り、3−0の快勝劇に貢献した植田直通。熊本出身の屈強なCBは、ミックスゾーンに現れるや、こう語った。
「(今日の試合を)熊本のみなさんも見てくれていると思いますし、僕が熊本県民を代表してお礼を言いたいと思います」
手倉森監督からキャプテンマークを託され、「こういう機会はあまりないですけど、チャリティマッチでみんなが熊本のために戦ってくれているなかで、熊本県民は僕だけしかいなかったですし、まずは僕が戦う姿勢を見せないといけないと思っていました」と闘志を前面に押し出したプレーで守備陣を統率。“仮想ナイジェリア”のガーナを完全に抑え切った。
震災に見舞われた故郷に勝利を届けたい――。その願いを叶えた植田は、「僕の家族や知り合いも(会場に)来ていましたし、そういう久しぶりに会った人もいて、顔を見て凄い安心したというか、今日勝利という結果を届けられたのは凄い良かったと思います」と喜びを口にした。
ただし、試合内容について問われると、表情はキリッと引き締まる。
「ゼロ(無失点)に抑えられたのはDFとして良かったですが、前半のあの勢いを後半にも続けていかないといけなかった。課題も少し残ったので、そこは次に活かせればなと思います」
植田がそう振り返るように、3点を挙げて圧倒した前半とは対照的に、後半は無得点とチームのパフォーマンスは停滞した。ガーナ代表が思っていたよりも力が落ちる相手だったこともあり、植田に達成感は微塵もなかったようだ。
「いろんなことやってくるのかなと楽しみな部分はありましたけど、(リオ五輪で対戦する)ナイジェリアとかはもっともっとレベルが高いと思うし、今日の試合だったらもっとできないといけない」
この日のガーナは、リオ五輪で対戦するナイジェリアやコロンビア、スウェーデンより、一枚も二枚も落ちる相手だろう。そんな相手との対戦で課題が見えた自分たちに対して、合格点を与えられなかったのだ。
『まだまだ、このレベルでは満足できない』
ミックスゾーンを去っていく植田の背中は、そう語っているようだった。
熊本出身の植田「次に生かしたい」初主将で完封演出
[2016年5月11日22時47分]

試合後、場内1周でサポーターにあいさつする植田(撮影・清水貴仁)
<国際親善試合:U−23日本3−0ガーナ>◇11日◇ベアスタ
熊本県宇土市出身のDF植田直通(21=鹿島)が主将としてチームをけん引し、完封勝利に貢献した。
手倉森ジャパンでは初めてキャプテンマークを巻いて試合に臨んだ。「九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本」として行われた一戦で無失点に抑え、「前半はみんな、いいプレーができた。みんなで声かけあってできたのでよかった」と話した。
ガーナはリオデジャネイロ五輪1次リーグB組初戦のナイジェリアを仮想した相手だった。快勝にも「まだまだできることがあった。課題もあった。次に生かしたい」と表情は引き締まったままだった。
植田完封、キャプテンマーク巻き熊本へ白星届けた
[2016年5月12日7時57分 紙面から]

後半、ハイボールをクリアする植田(撮影・清水貴仁)
<国際親善試合:U−23日本3−0ガーナ>◇11日◇ベアスタ
リオデジャネイロ五輪に出場するU−23(23歳以下)日本代表が、ガーナA代表(FIFAランク38位)に3−0で快勝した。4月に発生した熊本地震の復興支援チャリティーマッチとして実施。同県宇土市出身のDF植田直通(21=鹿島)が、同代表で初めてキャプテンマークを巻き完封に貢献した。明日13日にトゥーロン国際大会(フランス)のメンバーが発表され、21日の初戦でパラグアイと対戦する。
鳴りやまない「植田コール」が佐賀の空に響いた。植田は試合後、笑顔で場内を1周した。左腕には手倉森監督から「(熊本)県民出身だから」と、託された黄緑色のキャプテンマークが光っていた。
2−0の前半21分。ペナルティーエリア左外からの直接FKをしっかり頭ではじき、ピンチを脱した。この試合には「熊本と共に がまだそう熊本」の思いを込めた。入場の際に着用したTシャツに熊本弁で記した。がまだそう(頑張ろう)の言葉をピッチで体現。「県民は僕だけだし、キャプテンマークを巻いて勝つことができて良かった」。
愛する故郷熊本へ、戦う姿勢を届けた。先月16日に最大震度7の本震が発生。翌17日から1泊2日の強行軍で支援物資を持って茨城から駆けつけた。避難所各所を回り、自分に何ができるかが見えた。1週間、避難生活を送っていた父太実男(たみお)さん(53)母俊子さん(52)とは約5分しか会えなかったが、野菜や日用品を渡し「俺にはサッカーしかない。故郷にいい話題を届けられるのはサッカーだけだから」と強く決意を示した。
この日はその姿を一目見ようと両親や親族、熊本・大津高関係者ら約30人が集合。大津高の仲間は「植田」の応援ボードを掲げてくれた。試合後には両親と再会を果たし「懐かしい顔が力になった」と感謝の思いを伝えた。太実男さんは「直通が頑張ってくれたら、日本のためにも熊本のためにもなる」と目を細めた。
試合後の控室。植田は全員へ向けて「熊本のためにありがとう」と頭を下げた。「県民を代表してお礼を言いたかった」。指揮官も「いいリーダーシップだった」とうなずいた。後半は頭を9針ほど縫うけがを負い、テーピングをしながら出場した。それでも「慣れている」と動じなかった。ふるさとを、国を背負って戦う男はやはり強かった。【小杉舞】
◆ガーナ代表 FIFAランク38位(アフリカでは33位アルジェリア、34位コートジボワールに続き3番目)。W杯は過去3度出場で06年ベスト16、10年ベスト8、14年1次リーグ敗退。アフリカ選手権は4度優勝。愛称「ブラック・スターズ」。
伊東好クロス連発「結果が出て良かった」
[2016年5月12日8時28分 紙面から]
<国際親善試合:U−23日本3−0ガーナ>◇11日◇ベアスタ
DF伊東幸敏(22=鹿島)が右サイドバックでフル出場した。
前半15分にMF矢島の得点をアシストするなど好クロスを連発し、手倉森監督から名指しで評価された。無難な守備でも貢献し、昨年7月のコスタリカ戦(仙台)以来となる先発で再び快勝に導いた。「結果が出て良かった。(負傷者が相次ぐ中で)定位置争いに自分が食い込んでいくべきだと思っている」と巻き返しを狙う。
故郷・熊本に届け!植田がガーナを流血完封、手倉森Jリオへ手応え

テーピング姿で競り合う植田。被災した故郷・熊本に向けて不屈の精神力を見せつけた(撮影・森田達也)
MS&ADカップ(11日、U−23日本3−0ガーナ、ベアス)リオデジャネイロ五輪に出場するU−23(23歳以下)日本代表とガーナ代表による熊本地震の慈善試合を兼ねて行われ、熊本出身のDF植田直通(21)=鹿島=がキャプテンマークを巻いて先発出場した。チームとして初めて対戦するアフリカ勢を相手に持ち前の高さを生かして攻守に奮闘。被災地を勇気づける3−0の勝利に貢献した。

相手と接触し、右目付近から流血した植田。仮想ナイジェリア戦で気迫のプレーを披露した(撮影・甘利慈)
ガーナの攻撃を体を張った守備ではじき返した。故郷・熊本を勇気づける完封勝利。試合後、DF植田は仲間と場内を一周。スタンドから送られる「植田コール」に頭を下げて応えた。
「チャリティーマッチという位置づけ。熊本のみなさんも見ていてくれたと思う。県民を代表してお礼を言いたい」
疲労を考慮して招集されなかったMF遠藤(浦和)に代わってキャプテンマークを左腕に巻いてプレー。「熊本のために」と手倉森監督が提案し、選手全員が賛同した。五輪初戦の相手、ナイジェリアを想定した試合では、屈強なガーナ選手を相手に互角以上のプレーで対応。後半35分にはFWアダムスの左肘が右目付近にガツン! 9針ほど縫う裂傷で流血したが、応急処置をしてプレーを続行。その後も味方を鼓舞し、3−0の完封勝利に貢献した。
普段は寡黙だが、情に厚く責任感は人一倍だ。「(メンバーの中で)熊本出身は僕だけ。戦う姿勢を見せなきゃいけないと思っていた」。熊本から家族を招待し、母・俊子さん(52)もスタンドで観戦。息子のけがを目の当たりにしたが、「けがは慣れてますから」。テーピング姿に注がれた拍手&喝采には「ありがたい。みなさんの気持ちがうれしかった」と目頭を熱くした。

イレブンはTシャツ
今回の震災で市役所が半壊するなど大きな被害を受けた熊本・宇土市出身。母校・大津高も被災した。現在は両親ともに家に戻ったが、実家は有明海沿いにあり、4月16日未明の地震では、家族は高台に避難。車の中で一晩を過ごしたという。17日に鹿島での練習を終えるとクラブに直談判をし、熊本で支援活動を行った。空路で福岡に入り、水や肉などの食料品やトイレットペーパーを買い込んで被災地に運んだ。
ガーナ戦前日には監督、スタッフ、チームメートと試合会場で募金活動を実施。会場では「頑張ってください」とファンの声援を受けた。「(みんなのためにも)結果を出せてよかった」。ファンの思いに応える勝利に安堵(あんど)の表情をみせた。
手倉森ジャパン発足時からメンバー入りする守りの要で、14年12月14日のタイ戦から続く20戦無敗にも貢献。右腕に喪章を巻き、気迫あふれるプレーで愛する故郷を励まし続けた。 (一色伸裕)

後半、交錯し相手の肘が顔面に当たる植田=ベアスタ

ガーナに快勝し、横断幕を掲げサポーターにあいさつする植田(左から2人目)ら日本イレブン=ベアスタ

試合終了後、声援に応える植田(#5)、矢島(#10)ら=ベストアメニティスタジアム(撮影・甘利慈)
植田 直通(うえだ・なおみち)
1994(平成6)年10月24日生まれ、21歳。熊本・宇土市出身。小3でサッカーを始める。大津高から2013年に鹿島入団。14年3月1日の甲府戦でJ1初出場、昨年4月16日の柏戦で同初得点。11年U−17W杯では過去最高に並ぶ8強入り。昨年1月のアジア杯で日本代表に初選出も不出場。今年1月、U−23日本代表としてリオ五輪最終予選優勝に貢献。J1今季11試合0得点、同通算42試合1得点。1メートル86、77キロ。
伊東 神クロス!2点目をアシスト「蹴りやすかった」
国際親善試合 U―23日本3―0ガーナ (5月11日 ベアスタ)

好クロスを連発した伊東
Photo By スポニチ
伊東は、右サイドバックでフル出場し、2点目をアシストした。前半15分に野津田からボールを受け、右サイドを切り裂くと、逆サイドの矢島に合わせるクロスを配球。
「入り方がはっきり見えたので蹴りやすかった。難しいシュートを決めてくれた」と満足げに振り返った。得点シーンだけでなく、前半34分にも浅野にピタリと合わせるなど持ち味の高精度クロスを披露。1月のU―23アジア選手権は選考から外れ悔しい思いもしたが、「大チャンスだと思っている」と大一番で猛アピールした。
[ 2016年5月12日 05:30 ]
熊本出身の植田主将!血染め完封 指揮官の粋な計らいに応えた
国際親善試合 U―23日本3―0ガーナ (5月11日 ベアスタ)

<U23日本・ガーナ>主将マークを巻き、裂傷した右目を止血してサポーターの声援に応える植田
Photo By スポニチ
不屈の精神を見せた。後半35分。DF植田は激しい空中戦を繰り広げ、相手選手と激突。右まぶたから出血し一瞬、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。だが、テーピングを施し、事もなげにプレーを続行。身体能力で勝るガーナを相手に完封を飾った。試合後は9針縫うほどのケガだったが「大したことはない。慣れている」と勝ち誇った。
魂が震えた。被災地である熊本県宇土市出身。左腕には、手倉森監督から初めて任されたキャプテンマークが巻かれていた。試合前には黙とう。全員が喪章をつけてプレーした。「ハートは熱く、頭はクール。いつもそう思っている」。高ぶる気持ちをコントロールし、初のアフリカ勢“仮想ナイジェリア”にもひるまなかった。「ゼロに抑えられたのはDFとして良かった。前半の勢いを後半も続けないと」と反省も忘れなかった。
地震発生からわずか4日後の4月18日に、鹿島の先輩である元日本代表MF小笠原らとともに救援物資を持って被災地を訪れた。そこでは苦境に立たされている被災者から「頑張って」と声を掛けられた。「元気を与えなきゃいけない立場なのに激励された」。胸の奥底に突き刺さった言葉は勇気となった。「熊本出身は僕しかいない。まず僕が戦う姿勢を見せないといけなかった」。熊本のためにも負けるわけにはいかなかった。
試合後に会場を一周すると、植田コールが湧き起こった。久しぶりに見る知り合いや家族の顔に、気迫のこもった表情が少し和らいだ。試合後、チームメートに向かって言った。「熊本のためにありがとう」。故郷に贈る完封劇だった。

<U23日本・ガーナ>相手選手の肘が植田の顔面に当たる
Photo By 共同

<U23日本・ガーナ>後半、流血する植田
Photo By スポニチ
[ 2016年5月12日 05:30 ]
【U23】熊本出身・植田、流血なんの!気迫のプレーでガーナA代表を完封
2016年5月12日6時0分 スポーツ報知

前半、ゴール前でGKオフォリと競り合う植田(右)

負傷した頭にテープを巻き、ガーナの関係者と記念撮影をする植田(中)
◆国際親善試合 U23日本3―0ガーナA代表(11日・ベストアメニティスタジアム)
U―23日本代表は熊本地震の慈善試合でガーナA代表を完封した。初めてゲームキャプテンを任されたDF植田直通(21)=鹿島=は後半35分、相手FWの肘で右目の上を裂傷。頭にテープを巻いてピッチに戻り、リオデジャネイロ五輪1次リーグの初戦で激突するナイジェリアを想定したアフリカの強豪を抑えた。試合後に会場で8、9針を縫う大けがとなったが、フル出場する気迫を見せ、地元・熊本を勇気づけた。
植田が故郷への思いをプレーで表現した。初めてゲームキャプテンを任され、熊本地震の慈善試合として行われた一戦を快勝に導いた。「熊本県出身は(チームに)僕しかいないし、まずは僕が戦う姿勢を見せないといけないと思った」。後半35分、頭部に8、9針を縫うほどの裂傷を負っても「慣れているから」とテーピングをしてピッチに戻った。DFラインを最後まで高く保ち続け、ガーナに反撃のチャンスを与えなかった。
宇土市出身で実家や母校の大津高が被災した。試合後のロッカールームでは、チームメートの前で「熊本のために戦ってくれて、ありがとう」と頭を下げたという。鹿島でも口数が少なく、シャイな性格で知られる男が「県民を代表してお礼を言いたかった」と行動に移すほど、欲しかった勝利。リオ五輪で48年ぶりのメダル獲得を目指すチームにとって、そして復興を目指す熊本に向けて、何が何でも勝ちたかった。
観客席には宇土市に住む両親、親族らが応援に駆けつけた。自宅は地割れなどの被害があり、今でも「すぐに逃げられるように」(母・俊子さん、52)と玄関近くの部屋で寝ている。まだ仕事中も「怖さ」を感じることがあるといい、恐怖はなかなか消えない。もちろん、避難所生活を続ける被災者も多くいる。けがに耐えて完封に貢献し、植田は逆境に屈しないプレーを熊本に発信した。
父・太実男さん(53)は「(手倉森)監督の復興にかける思いもあり、主将というポジションを与えてくれた。結果が出て監督に少し恩返しできたかなと思う」と目を細めた。「主将はびっくりしました。ありがたい。皆さんに元気を与えられるプレーができれば」と俊子さん。頼もしい息子は「勝利を届けられて良かった」と胸をなで下ろした。植田はチームを、熊本をこれからも引っ張っていく。(内田 知宏)
植田、故郷熊本に届けた流血奮闘
2016年5月12日

後半、頭に包帯を巻き、ガーナの選手と競り合う植田(撮影・棚橋慶太)
「サッカー・国際親善試合、U−23日本3−0ガーナ」(11日、鳥栖ベストアメニティスタジアム)
リオデジャネイロ五輪に出場する男子のU−23日本代表は3−0でガーナ代表に快勝した。熊本県宇土市出身のDF植田直通(21)=鹿島=はキャプテンマークをつけて奮闘。熊本地震の慈善試合として行われた一戦を勝利に導いた。日本は五輪1次リーグB組初戦のナイジェリア戦を想定したアフリカ勢との試合を制し、本番に向けて弾みをつけた。
傷ついた故郷へありったけの思いを届けた。熊本地震の慈善試合となった特別な一戦。手倉森監督から指名され左腕にキャプテンマークを巻いた熊本県宇土市出身の植田は「熊本県民は僕だけだったので戦う姿勢を見せたかった。勝利という結果を届けられてよかった」と素直な思いを口にした。
試合後のロッカールームでは「熊本のためにありがとう」と仲間に頭を下げた。「県民を代表してお礼を言わせてもらった」。主将の重責を預けた指揮官も「いいリーダーシップを発揮してくれた」と手放しで称えた。
試合会場には植田の父太実男さん(53)、母俊子さん(52)ら家族や親戚が駆け付けた。自宅は無事だったが震災直後は車中泊を余儀なくされた。家族は現在自宅に戻っているが、地震の恐怖から今も寝室ではなく玄関に一番近い部屋で全員で寝ているという。
先月18日に植田らが熊本を訪れ支援活動を行った際には、水や肉、パン、トイレットペーパーなどが届けられた。試合に向けて特別な会話は交わさなかったという太実男さんは「会わなくても気持ちは伝わる。試合に出してもらい、監督の気持ちに応えられてよかった」と胸をなで下ろし、俊子さんも「本当に頼もしかったです」と、息子の姿をまぶしそうに見つめた。
矢島の2得点などで前半のうちに3点を奪った。植田も体を張った守備で無失点勝利に貢献。「DFとしては良かったが、前半の勢いを続けられない課題も残った」と振り返った。終盤には相手選手との接触で右まぶた上から出血。応急処置で8〜9針ほど縫ったが、「大したことない。慣れている」と意に介さなかった、
試合後には場内を一周しながら「久しぶりに会った人の顔を見て安心した」。高校の同級生で佐賀大に通うボランティアスタッフと記念撮影も行うなど旧交も温めた。熊本への思いを形にし、スタンドから起こった大きな植田コールに誇らしげに手を挙げた。

チンチロリン
先発出場を果たした鹿島勢3人である。
櫛引はクリーンシートを達成し、勝利に貢献した。
ユキは試合を決定づける2点目のアシストを記録。
素晴らしいクロスであった。
植田はキャプテンとしてチームを鼓舞し力強い戦いを魅せた。
三人とも素晴らしいパフォーマンスであった。
勇気をありがとう。

チンチロリン
夢生、ミニゲームにて躍動
町田・中島、大相撲を観戦
[町田]中島裕希、初の大相撲観戦に大興奮
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北陸人と関西人、FWとCBといった具合に何の共通点もないが、中島裕希とキム・ソンギはピッチ外でよく行動をともにしている名(謎?)コンビ。7日のJ2・第12節・讃岐戦(1◯0)後に2日間のオフが与えられたこともあり、二人は9日、両国国技館へ大相撲見物に出かけた。
「知り合いの人から連絡が来て、招待してもらった」(中島)とのことで、彼らが取り組みを見たのはTV中継にも映るような升席。相撲観戦は初めてだった中島だが、「迫力がすごかった! めっちゃ近くて、お相撲さんの体はマジでヤバかった。ももとか、ひざとか下半身がすごくデカくてびっくりした。ももなんて俺らの腰くらいあって・・・」とアスリートらしい目線から、興奮気味に語っていた。
そんな中島は昨日(10日)、大前元紀(清水)や庄司悦大(山口)とともに4月のJ2月間MVP候補へのノミネートが発表された。
「良い順位にいることが一番の理由だと思う。ノミネートされたのはうれしいけど、満足しないで、よりチームのためにハードワークをしていきたい」と謙虚に語った中島。しかしノミネートの知らせはSNS上で知ったとのことで、選考の過程はもちろん、20万円の賞金が出ることも把握してない模様。「アレは何ですか? 詳しいことは分からない」と軽い戸惑いも見せていた。
写真:徳丸篤史
(町田担当 大島和人)

チンチロリン
大相撲を観戦した町田の中島である。
「迫力がすごかった! めっちゃ近くて、お相撲さんの体はマジでヤバかった。ももとか、ひざとか下半身がすごくデカくてびっくりした。ももなんて俺らの腰くらいあって・・・」と語る。
枡席で観る大相撲の迫力はテレビの比ではなかろう。
何事もスポーツ観戦は生に限る。
諸処の事情にてかなわぬ者もおろうが、サッカーこそ生観戦とテレビでは全く異なる。
細部まで確認し、批評家気取りを行いたいのであれば、全体を見渡せ、細かくチェックするに越したことはない。
また、チームを後押しし、一体感を得たいのであればゴール裏に優るものなし。
選手の動きを観るのであれば、メインに陣取りたい。
それから、中島も、大相撲観戦の虜になったのではなかろうか。
相撲から得るものもある。
かつて、岩政が相撲部屋を見学し、多くのものを吸収したこともあった。
中島が攻撃陣を引っ張り、町田に勝利を呼び込んでいくのだ。
楽しみにしておる。

チンチロリン
北陸人と関西人、FWとCBといった具合に何の共通点もないが、中島裕希とキム・ソンギはピッチ外でよく行動をともにしている名(謎?)コンビ。7日のJ2・第12節・讃岐戦(1◯0)後に2日間のオフが与えられたこともあり、二人は9日、両国国技館へ大相撲見物に出かけた。
「知り合いの人から連絡が来て、招待してもらった」(中島)とのことで、彼らが取り組みを見たのはTV中継にも映るような升席。相撲観戦は初めてだった中島だが、「迫力がすごかった! めっちゃ近くて、お相撲さんの体はマジでヤバかった。ももとか、ひざとか下半身がすごくデカくてびっくりした。ももなんて俺らの腰くらいあって・・・」とアスリートらしい目線から、興奮気味に語っていた。
そんな中島は昨日(10日)、大前元紀(清水)や庄司悦大(山口)とともに4月のJ2月間MVP候補へのノミネートが発表された。
「良い順位にいることが一番の理由だと思う。ノミネートされたのはうれしいけど、満足しないで、よりチームのためにハードワークをしていきたい」と謙虚に語った中島。しかしノミネートの知らせはSNS上で知ったとのことで、選考の過程はもちろん、20万円の賞金が出ることも把握してない模様。「アレは何ですか? 詳しいことは分からない」と軽い戸惑いも見せていた。
写真:徳丸篤史
(町田担当 大島和人)

チンチロリン
大相撲を観戦した町田の中島である。
「迫力がすごかった! めっちゃ近くて、お相撲さんの体はマジでヤバかった。ももとか、ひざとか下半身がすごくデカくてびっくりした。ももなんて俺らの腰くらいあって・・・」と語る。
枡席で観る大相撲の迫力はテレビの比ではなかろう。
何事もスポーツ観戦は生に限る。
諸処の事情にてかなわぬ者もおろうが、サッカーこそ生観戦とテレビでは全く異なる。
細部まで確認し、批評家気取りを行いたいのであれば、全体を見渡せ、細かくチェックするに越したことはない。
また、チームを後押しし、一体感を得たいのであればゴール裏に優るものなし。
選手の動きを観るのであれば、メインに陣取りたい。
それから、中島も、大相撲観戦の虜になったのではなかろうか。
相撲から得るものもある。
かつて、岩政が相撲部屋を見学し、多くのものを吸収したこともあった。
中島が攻撃陣を引っ張り、町田に勝利を呼び込んでいくのだ。
楽しみにしておる。

チンチロリン
岳、意外なジャンプ力
鹿島MF柴崎岳、やっぱり「跳躍力」がものすごかった

2016/05/11 06:50
Written by 編集部S
Image by Youtube
先週末に行われたJ1ファーストステージ第11節、ジュビロ磐田対鹿島アントラーズの一戦。
試合は55分、56分に金崎夢生と小林祐希がそれぞれゴールをあげ1-1で終了したのだが、前半にはこんなシーンがあった。
動画
27分、柴崎岳がボールを持ち運んでミドルシュートを放つのだが、その前のジャンプの場面にご注目。
上空に飛んだボールをヘディングするのだが、垂直跳びでこの高さである!
Jリーグ公式サイトによれば、柴崎の身長は175cm。この時対峙していた磐田MF山本康裕の身長は179cmだ。
柴崎といえば、先月12日に行われたサンフレッチェ広島戦でも野性味溢れる跳躍からゴールを奪っていた。
知性的なプレーで知られているが、意外にもジャンプ力はものすごいものがあるようだ。

チンチロリン
岳の跳躍力について伝えるQoly誌である。
動画から伝わるが、かなりのジャンプ力である。
隣にいるジュビロの選手をはるかに凌駕しておる。
頭脳派プレイヤーである岳であるが身体能力もとても高い。
岳の力で鹿島に勝ち点をもたらしていくのだ。
楽しみである。

チンチロリン

2016/05/11 06:50
Written by 編集部S
Image by Youtube
先週末に行われたJ1ファーストステージ第11節、ジュビロ磐田対鹿島アントラーズの一戦。
試合は55分、56分に金崎夢生と小林祐希がそれぞれゴールをあげ1-1で終了したのだが、前半にはこんなシーンがあった。
動画
27分、柴崎岳がボールを持ち運んでミドルシュートを放つのだが、その前のジャンプの場面にご注目。
上空に飛んだボールをヘディングするのだが、垂直跳びでこの高さである!
Jリーグ公式サイトによれば、柴崎の身長は175cm。この時対峙していた磐田MF山本康裕の身長は179cmだ。
柴崎といえば、先月12日に行われたサンフレッチェ広島戦でも野性味溢れる跳躍からゴールを奪っていた。
知性的なプレーで知られているが、意外にもジャンプ力はものすごいものがあるようだ。

チンチロリン
岳の跳躍力について伝えるQoly誌である。
動画から伝わるが、かなりのジャンプ力である。
隣にいるジュビロの選手をはるかに凌駕しておる。
頭脳派プレイヤーである岳であるが身体能力もとても高い。
岳の力で鹿島に勝ち点をもたらしていくのだ。
楽しみである。

チンチロリン
U-23日本代表・植田、サッカーをできる喜びを感じています
【リオ五輪代表】「戦う姿勢を見せるのは当たり前」。植田が秘める故郷・熊本への想い
小田智史(サッカーダイジェスト)
2016年05月10日
「今回のチャリティマッチは、僕ら熊本出身が勇気を与えられる場所だと思う」

前日練習の紅白戦でも、身体を張った闘志溢れるプレーを披露。ガーナ戦に向けて、心身ともに充実している。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
今回の佐賀キャンプに、おそらく選手たちは並々ならぬ想いで臨んでいるだろう。なかでも植田直通は、最も強い想いを持つ選手かもしれない。リオ五輪本大会メンバー入りを懸けたサバイバルはもちろんのこと、11日に行なわれるガーナとの強化試合は、生まれ故郷である熊本の「震災復興支援チャリティマッチ」でもあるからだ。
キャンプ2日目の練習前に実施した募金活動には、大雨にもかかわらず参加者は約100人を数えた。植田は手倉森誠監督とともに先頭に立ち、笑顔と握手で感謝の気持ちを伝えた。その姿からは「熊本のために、できることをやりたい」という想いが伝わってきた。
「悪天候にもかかわらず、熊本から来たという方もいましたし、来て頂いたみなさんには感謝しています。本来は僕が元気を与えなきゃいけない立場なのに、逆に(僕を)心配して声をかけて頂いたりもしました」
植田は4月18日、オフを利用して熊本に渡り、鹿島のチームメイトたちと被災地支援活動を行なった。故郷が傷つく姿に心を痛めながらも、改めて気づかされたのは、何不自由なくサッカーができている日々が“当たり前”ではないということ。恵まれた環境でプロサッカー選手として活動している現状に、これまで以上に喜びを感じるようになったという。
「良い環境でサッカーをやらせてもらっているのは当たり前のことかもしれないですけど、これが当たり前じゃなくなることも考えていかないといけない。僕は今、サッカーをできる喜びを感じています。熊本に行った時も、『サッカー頑張って』とたくさんの人に声をかけてもらいました。今回はチャリティマッチということで、僕ら熊本出身が勇気を与えられる場所。応援してくれる方たちのためにも、サッカーをできる幸せを感じながらプレーして、良い結果を残したいと思います」
対戦するガーナに関しては、「ホテルに戻ってから映像を見せるつもり」(手倉森監督)ということもあって、「(相手の情報は)まったくないです」と煙に巻いたが、アフリカのチームのイメージを訪ねると、強い相手を前に武者震いするかのように力強い言葉が返ってきた。
「やっぱり身体能力は高いですよね。日本では味わえないようなことが味わえると思うので、ぜひとも経験しておきたい。(リオ五輪の)グループリーグでもアフリカ勢(ナイジェリア)と戦うので、そこに対しての良いシミュレーションになると思います」
「僕は闘う姿勢を絶対に見せないといけない。元気や勇気を与えられればいいなと」

「闘う姿勢は絶対に見せないといけない」。自らのプレーで、会場の人々、そして熊本に元気や勇気を与えたいと意気込む。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

練習前には募金活動を実施。熊本から来たという参加に声をかけられ、元気をもらったという。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
直前のリーグ11節・磐田戦でアダイウトンと競った際に左目を負傷した。内出血を起こし、張れた目に対して、ミックスゾーンでは視界の制限やプレーへの影響を問う質問も投げかけられたが、当の本人は「影響はまったくないです。大丈夫です」と、すでに戦闘モードだ。
「明日の試合は家族も、友だちも、知り合いも、たくさんの方が観に来てくれるので、僕は闘う姿勢を絶対に見せないといけないと思っています。それを見せて初めて結果がついてくるものだし、プラスで元気や勇気を与えられればいいなと思います」
熊本のために――。その想いを纏った植田はいっそう逞しさを増した気がする。明日のガーナ戦、会場となるベストアメニティスタジアムのピッチには、熊本のため、そして日本のために、死力を尽くす若き“サムライ”の姿があるはずだ。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160510/440624.html

対戦相手のガーナについては「リオ五輪のいいシミュレーションになる」と語った植田 [写真]=浦正弘
高尾太恵子
サッカーキング編集部
熊本地震で被害に遭った被災者への思いを胸に、DF植田直通(鹿島アントラーズ)がピッチに立つ。U−23日本代表は10日、翌日に控えたガーナ戦に向けて最終調整を実施。練習前には募金活動を行った。
植田の故郷・熊本への思いは強い。地震発生の2日後に行われた明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第7節の湘南ベルマーレ戦、特別な思いで一戦に臨んだ植田は試合後のインタビューで目に涙を浮かべた。その翌日には1泊2日の強行日程で現地入りし、支援物資を届けた。「僕が何かを与えないといけない立場なのに、みんなが僕を心配してくれました。『サッカー頑張って』とたくさんの人に声をかけてもらった」。被災地で激励を受けた植田は、改めてサッカーができる喜びを感じたという。
前日練習のこの日は悪天候にも関わらず、約100名のファン・サポーターが募金会場のベストアメニティスタジアムに足を運んだ。植田は「熊本から来たという方もいましたし、僕の心配をしてくれました。応援してくれる方たちのためにも、明日の試合を頑張りたい」と静かに闘志を燃やす。ガーナ戦には家族や知人も観戦に訪れる。「僕はいつも応援してもらっている。明日はしっかりと元気を与えられるようなプレーをしたい」。次は自分が熊本へ元気を届けるために――。植田は「戦う姿勢を絶対に見せないといけない」と意気込みを示した。
取材・文=高尾太恵子
U23植田、故郷熊本へ恩返し「戦う姿見せたい」
[2016年5月11日7時24分 紙面から]

「がんばるばい熊本」と表示された看板の前で前日練習を行うU−23日本代表植田
U−23(23歳以下)日本代表が今日11日、ガーナA代表(FIFAランク38位)とベアスタで国際親善試合を行う。先月発生した熊本地震の復興支援チャリティーマッチで、同県宇土市出身のDF植田直通(21=鹿島)は、先発が確実。地震後に1泊2日の支援活動を強行した男が、観戦に訪れる家族、友人、被災した故郷へ恩返しの勝利を贈る。
心からの感謝を、両手での握手に込めた。植田は10日の公式練習前、募金してくれた約100人全員の目を見て「ありがとうございます」と手を握った。手倉森監督、前J2熊本のMF橋本と練習時間ギリギリまで残り「熊本から来てくれた人もいた。ガーナ戦で戦う姿勢を見せたいし、見せて初めて結果がついてくる」と言った。一般公開された雨中の練習では主力組の右センターバックとして、リオ五輪の初戦ナイジェリア戦を想定した試合に備えた。
代表になって、初めての九州での公式戦。絶対に負けられない一戦になった。先月16日に本震が発生。同日の、湘南戦後の取材では涙を流して故郷を思い、翌17日から1泊2日の強行軍で避難所に向かった。支援物資を配った中で「いい環境でサッカーできることが、当たり前じゃないと分かった」と価値観が変わった。「元気を与える側なのに『頑張って』と言ってもらった」ことが記憶から消えず「結果を出して、少しでも勇気を与えないと」と燃える。
海辺の家から高台に避難し、車中泊を余儀なくされていた家族も応援に来てくれる。「家族も友人も、いつも応援してくれる」と感謝を力に変え、熊本・大津高の同期で今回は負傷離脱したMF豊川についても「あいつの分まで熊本、九州のために戦いたい」と覚悟した。左目が8日磐田戦での接触で青く腫れているが「影響は全くない」。負傷とは比較にならないほど苦しむ故郷を思い、愚直に勝利へ突き進む。【木下淳】
<日本協会とU−23日本代表がガーナ戦で行う復興支援活動>
▼寄付 経費を差し引いた試合の収益全額を熊本県義援金口座、サッカーファミリー復興支援金口座へ。
▼募金活動 手倉森監督と選手が公式練習前に、日本協会の岡田副会長や鳥栖の選手が試合当日に実施。
▼招待 被災した益城町と西原村の4種登録(小学生)のチームの約200人を試合に招待。計24人がボールボーイ、旗を持つフラッグベアラーとして参加。
▼慈善オークション 日本協会オフィシャルショップで後日、ガーナ戦で選手が着たユニホームやTシャツ(各選手1枚サイン入り)、手倉森監督と全23選手のサイン入り試合球などが出品され、売上金を寄付。
植田、故郷・熊本に11日ガーナ戦での白星誓った「結果出したい」

ガーナ戦を前にセットプレーの確認。植田(中央)は故郷・熊本への思いも抱いて試合に臨む
サッカー・U−23日本代表公式練習(10日、ベストアメニティスタジアム)リオデジャネイロ五輪に出場するU−23(23歳以下)日本代表は11日、国際親善試合でガーナ代表と対戦する。8月の五輪1次リーグ初戦で当たるナイジェリアを想定した一戦は、熊本地震の慈善試合となる。10日は試合会場で募金活動と最終調整を行い、熊本出身のDF植田直通(21)=鹿島=は被災地を勇気づけるため、勝利を誓った。

熊本地震の募金活動を行った手倉森監督(右奥)と植田。きょう勝って被災地を元気づける(撮影・森田達也)
降りしきる雨を吹き飛ばす。寡黙な男、DF植田が被災地に勇気を与える勝利を誓った。
「(五輪の1次)予選でもアフリカ勢と戦うのでいいシチュエーション。しっかりと結果を出したい」
11日対戦するガーナは、8月の五輪初戦の相手、ナイジェリアの仮想敵国となる。チームはこれまでアフリカ勢との対戦がなく、手倉森監督は「(アフリカ勢に)自分たちの身体能力がどこまで通じるか、体感してほしい」。もちろん結果にもこだわり、指揮官は「勝ちに行くことに全力を尽くしたい」と力強く宣言した。
本番を占う上でも大事な一戦となるが、植田には何より負けられない理由がある。熊本地震で市役所が半壊するなど大きな被害を受けた宇土市出身。4月16日の湘南戦後には「辛い」とお立ち台で号泣し、翌17日には、鹿島での練習を終えるとクラブに直談判。熊本で支援活動を行った。「僕が(何かを)与えなければいけない立場だったけど、逆にみんなが心配してくれ、『頑張って』と。サッカーができる幸せを感じた」という。

練習のU23日本代表・手倉森監督=佐賀ベストアメニティスタジアム(撮影・森田達也)
ガーナ戦には両親や知人も駆け付ける。「熊本出身の僕が勇気を与えられる慈善試合。熊本の人に僕が頑張っているというのを見てもらえたら」
故郷・熊本のため、そして48年ぶりの五輪メダルを目指す日本のために。止まない雨はない、と信じて。(一色伸裕)
★この日の練習
募金活動の後、午後5時半からスタート。前日の公式練習としては珍しく、一般にも公開された。ボール回しなどの後、フォーメーションに配置して後方からパス回しで組み立てながらのシュート練習。その後はハーフコートでの約15分間の紅白戦を行い、最後はセットプレーの確認をして約1時間のトレーニングを終えた。
★募金活動
この日の練習前に約20分の募金活動を実施した。手倉森監督、植田ら選手とスタッフ全員が参加し、訪れたファンに笑顔を振りまき、丁寧に礼を述べた。約100人から約11万円の義援金を集めた。ベアスタは2万5000人収容だが、ガーナ戦のチケット売り上げは10日時点で6000枚程度。11日も試合会場で募金活動を行い、「くまモン」も参加する。

練習の植田=佐賀ベストアメニティスタジアム(撮影・森田達也)

セットプレーの練習の植田(左から二人目)=佐賀ベストアメニティスタジアム(撮影・森田達也)
植田 直通(うえだ・なおみち)
1994(平成6)年10月24日生まれ、21歳。熊本・宇土市出身。小3でサッカーを始める。大津高から2013年に鹿島入団。14年3月1日の甲府戦でJ1初出場、昨年4月16日の柏戦で同初得点。11年U−17W杯では過去最高に並ぶ8強入り。昨年1月のアジア杯で日本代表に初選出も不出場。今年1月、U−23日本代表としてリオ五輪最終予選優勝に貢献。J1今季11試合0得点、同通算42試合1得点。1メートル86、77キロ。
被災者を勇気づける!植田 仮想ナイジェリア戦での勝利誓う
国際親善試合 U―23日本代表―ガーナA代表 (5月11日 ベアスタ)

U―23日本代表合宿で軽快な動きを見せる植田(右)と富樫
Photo By スポニチ
8月のリオデジャネイロ五輪に出場するU―23日本代表は11日、ガーナA代表と強化試合を行う。熊本地震の被災地復興支援チャリティーマッチを兼ねた一戦。熊本県宇土市出身のDF植田直通(21=鹿島)が、五輪1次リーグ初戦で対戦するナイジェリアを想定した相手に対し、被災者を勇気づける勝利を誓う。
ピッチ上では鬼神のような表情を見せる植田が、柔和な顔でサポーターと握手を続けた。公式練習前のベアスタのコンコース。雨が降りしきる中、駆けつけ、募金に応じてくれた約100人の人たちに頭を下げた。「悪天候にもかかわらず、来てくれて感謝している。熊本から来てくれた子もいた。僕を心配してくれたり、応援してくれる人もいた。明日(11日)は戦う姿勢を見せないといけない。(被災地に)元気を与えられるように」と、恩返しを誓った。
被害の大きかった益城町、西原村の子供たち約200人を、協会として試合に招待することも決定した。相手は身体能力に勝るガーナ国内リーグのトップ選手がそろう。だが、ナイジェリアを想定した相手であることはもちろん、傷ついた故郷の人々の前でぶざまな姿は見せられない。
4月14日に最初の地震が起きてから、約1カ月がたった。実家や母校の熊本・大津高が被災。同16日のJ1の試合後には「つらい」と人目をはばからず涙した。同18日には鹿島の先輩である元日本代表MF小笠原らと被災地に出向き、被害を目の当たりにした。現在でも車中泊を余儀なくされる人が多数いるなど、いまだ「震災」は終わっていない。「生活全てが当たり前じゃないと知った。良い環境でサッカーをさせてもらっている」と自身の恵まれた環境も再認識した。だからこそ、プロ選手としてやるべきことを試合を通して見せるつもりだ。
同じ大津高出身で鹿島に同期入団したJ2岡山MF豊川がケガのため離脱。熊本のために戦う同志を失った。「(豊川も)悔しい思いをしている。あいつの分まで戦いたい」。出場したくてもできなかった盟友の分まで被災地へ思いを届ける。

熊本地震の募金を呼びかけるU―23日本代表の(左から)橋本、奈良、植田、手倉森監督
Photo By スポニチ
[ 2016年5月11日 05:30 ]
【U23】熊本出身・植田、被災地へ「勇気を」…熊本地震チャリティーマッチ
2016年5月11日6時0分 スポーツ報知

セットプレーの練習をする植田(右)と岩波
リオデジャネイロ五輪に出場するU―23日本代表は11日にガーナA代表と国際親善試合を行う。熊本県宇土市出身のDF植田直通(21)は10日、熊本地震のチャリティーマッチとして開催される一戦で、被災地に希望の白星を届けることを約束した。この日の公式練習前には手倉森誠監督(48)を含めた全選手とスタッフが募金活動を行った。
小雨が落ちる中で行われたセットプレー練習。「がんばるばい熊本」と書かれた看板を前に、DF植田は向かってくるボールに跳び、何度もはじき出した。熊本地震のチャリティーマッチとして行われるガーナA代表戦では先発が濃厚。「僕は戦う姿勢を見せなきゃいけない。それプラス(被災地に)勇気を与えられるプレーを」と意気込んだ。
地震からまもなく1か月。宇土市に住む両親を始め、知人が大事に至ることはなかったが、大きなショックを受けた。弱みを見せることを最も嫌う男が、湘南戦(4月16日・BMWス)後のテレビインタビューで涙を流した。「できることなら何でもやりたい」と同18日に熊本入り。避難所に物資を届けるなど、思いを実行してきた。それはこの試合でも同じだ。
ガーナ戦はリオ五輪1次リーグ初戦で対戦するナイジェリアを想定した試合になる。「(アフリカは)身体能力が高く、日本では味わえない。良いシミュレーションだと思う」。試合には家族や多くの知人が車で約1時間の熊本から観戦に訪れる予定。「僕たち熊本出身者が勇気を与えられる場所」という思いを届けるためにも、リオ五輪で結果を残す上でもガーナ攻撃陣のシャットアウトを目指す。
練習前の募金活動ではMF橋本とともに最後まで立ち、協力を呼びかけた。約100人のサポーターから11万4182円が集まった。「感謝しかない。僕たちは結果で見せる」。持ち味の恐れない守備でチームに、そして熊本に勝利を届ける。(内田 知宏)
熊本出身DF植田、故郷へ勇気与えたい
2016年5月11日

募金活動を行う植田(右)ら(撮影・棚橋慶太)
「サッカー・U23国際親善試合、日本−ガーナ」(11日、鳥栖ベストアメニティスタジアム)
リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子のU−23日本代表は10日、熊本地震の慈善試合を兼ねたガーナ代表戦の試合会場となるベストアメニティスタジアム(佐賀県鳥栖市)で前日練習と公式会見を行った。練習前には手倉森誠監督(48)や選手、スタッフが募金活動を実施。熊本県宇土市出身のDF植田直通(21)=鹿島=は被災地を思い、「戦う姿勢を見せて勇気を与えたい」と決意を語った。
飾り気のない語り口から、故郷への実直な思いがあふれた。熊本地震の慈善試合となる一戦。植田は「戦う姿勢を見せて勇気を与えたい。それができれば結果は付いてくる」と言葉に力を込めた。
練習前には手倉森監督らとともにスタジアムコンコースで募金活動を行った。降りしきる雨の中、100人を超える善意が集まった。故郷である熊本から駆け付けた人もいたと言い、「悪天候にもかかわらず来てくれた人に感謝したい。僕を心配して応援してくれた」と頭を下げた。
震災発生直後の4月16日に行われた湘南戦(BMWス=平塚)後に、傷ついた故郷を思い涙を流した。18日には小笠原ら鹿島の有志6人で熊本を訪れ支援活動も行った。「今の生活が当たり前じゃない。いい環境でサッカーをさせてもらっている幸せを感じながらプレーしたい」と、かみ締めるように話した。
母校である熊本・大津高の同級生MF豊川雄太(岡山)は負傷で招集を辞退。「悔しい思いをしている。チャリティーマッチで勇気を与えられる場所だった。あいつの分まで戦いたい」と、盟友を思い決意を新たにした。
入場券の販売状況は10日時点で約6000枚と苦戦している。入場料収入など収益金は義援金として全額寄付されるため、多数の来場が被災地への支援となる。「たいへんな方々もいるので無理にとは言えない。テレビでもいいので、熊本出身の僕が頑張っている姿を見て欲しい」。今、持てるすべてを、植田はピッチにぶつける。

チンチロリン
結果を出したいと語るU-23日本代表の植田である。
リオデジャネイロ五輪に向けてのテストマッチという意味以上に、熊本地震の被災地への強い想いを語る。
辛い生活を強いられる故郷の人々に勇気を与えるためにも、よい結果を出すのだ。
植田の躍動を期待しておる。

チンチロリン
小田智史(サッカーダイジェスト)
2016年05月10日
「今回のチャリティマッチは、僕ら熊本出身が勇気を与えられる場所だと思う」

前日練習の紅白戦でも、身体を張った闘志溢れるプレーを披露。ガーナ戦に向けて、心身ともに充実している。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
今回の佐賀キャンプに、おそらく選手たちは並々ならぬ想いで臨んでいるだろう。なかでも植田直通は、最も強い想いを持つ選手かもしれない。リオ五輪本大会メンバー入りを懸けたサバイバルはもちろんのこと、11日に行なわれるガーナとの強化試合は、生まれ故郷である熊本の「震災復興支援チャリティマッチ」でもあるからだ。
キャンプ2日目の練習前に実施した募金活動には、大雨にもかかわらず参加者は約100人を数えた。植田は手倉森誠監督とともに先頭に立ち、笑顔と握手で感謝の気持ちを伝えた。その姿からは「熊本のために、できることをやりたい」という想いが伝わってきた。
「悪天候にもかかわらず、熊本から来たという方もいましたし、来て頂いたみなさんには感謝しています。本来は僕が元気を与えなきゃいけない立場なのに、逆に(僕を)心配して声をかけて頂いたりもしました」
植田は4月18日、オフを利用して熊本に渡り、鹿島のチームメイトたちと被災地支援活動を行なった。故郷が傷つく姿に心を痛めながらも、改めて気づかされたのは、何不自由なくサッカーができている日々が“当たり前”ではないということ。恵まれた環境でプロサッカー選手として活動している現状に、これまで以上に喜びを感じるようになったという。
「良い環境でサッカーをやらせてもらっているのは当たり前のことかもしれないですけど、これが当たり前じゃなくなることも考えていかないといけない。僕は今、サッカーをできる喜びを感じています。熊本に行った時も、『サッカー頑張って』とたくさんの人に声をかけてもらいました。今回はチャリティマッチということで、僕ら熊本出身が勇気を与えられる場所。応援してくれる方たちのためにも、サッカーをできる幸せを感じながらプレーして、良い結果を残したいと思います」
対戦するガーナに関しては、「ホテルに戻ってから映像を見せるつもり」(手倉森監督)ということもあって、「(相手の情報は)まったくないです」と煙に巻いたが、アフリカのチームのイメージを訪ねると、強い相手を前に武者震いするかのように力強い言葉が返ってきた。
「やっぱり身体能力は高いですよね。日本では味わえないようなことが味わえると思うので、ぜひとも経験しておきたい。(リオ五輪の)グループリーグでもアフリカ勢(ナイジェリア)と戦うので、そこに対しての良いシミュレーションになると思います」
「僕は闘う姿勢を絶対に見せないといけない。元気や勇気を与えられればいいなと」

「闘う姿勢は絶対に見せないといけない」。自らのプレーで、会場の人々、そして熊本に元気や勇気を与えたいと意気込む。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

練習前には募金活動を実施。熊本から来たという参加に声をかけられ、元気をもらったという。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
直前のリーグ11節・磐田戦でアダイウトンと競った際に左目を負傷した。内出血を起こし、張れた目に対して、ミックスゾーンでは視界の制限やプレーへの影響を問う質問も投げかけられたが、当の本人は「影響はまったくないです。大丈夫です」と、すでに戦闘モードだ。
「明日の試合は家族も、友だちも、知り合いも、たくさんの方が観に来てくれるので、僕は闘う姿勢を絶対に見せないといけないと思っています。それを見せて初めて結果がついてくるものだし、プラスで元気や勇気を与えられればいいなと思います」
熊本のために――。その想いを纏った植田はいっそう逞しさを増した気がする。明日のガーナ戦、会場となるベストアメニティスタジアムのピッチには、熊本のため、そして日本のために、死力を尽くす若き“サムライ”の姿があるはずだ。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160510/440624.html

対戦相手のガーナについては「リオ五輪のいいシミュレーションになる」と語った植田 [写真]=浦正弘
高尾太恵子
サッカーキング編集部
熊本地震で被害に遭った被災者への思いを胸に、DF植田直通(鹿島アントラーズ)がピッチに立つ。U−23日本代表は10日、翌日に控えたガーナ戦に向けて最終調整を実施。練習前には募金活動を行った。
植田の故郷・熊本への思いは強い。地震発生の2日後に行われた明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第7節の湘南ベルマーレ戦、特別な思いで一戦に臨んだ植田は試合後のインタビューで目に涙を浮かべた。その翌日には1泊2日の強行日程で現地入りし、支援物資を届けた。「僕が何かを与えないといけない立場なのに、みんなが僕を心配してくれました。『サッカー頑張って』とたくさんの人に声をかけてもらった」。被災地で激励を受けた植田は、改めてサッカーができる喜びを感じたという。
前日練習のこの日は悪天候にも関わらず、約100名のファン・サポーターが募金会場のベストアメニティスタジアムに足を運んだ。植田は「熊本から来たという方もいましたし、僕の心配をしてくれました。応援してくれる方たちのためにも、明日の試合を頑張りたい」と静かに闘志を燃やす。ガーナ戦には家族や知人も観戦に訪れる。「僕はいつも応援してもらっている。明日はしっかりと元気を与えられるようなプレーをしたい」。次は自分が熊本へ元気を届けるために――。植田は「戦う姿勢を絶対に見せないといけない」と意気込みを示した。
取材・文=高尾太恵子
U23植田、故郷熊本へ恩返し「戦う姿見せたい」
[2016年5月11日7時24分 紙面から]

「がんばるばい熊本」と表示された看板の前で前日練習を行うU−23日本代表植田
U−23(23歳以下)日本代表が今日11日、ガーナA代表(FIFAランク38位)とベアスタで国際親善試合を行う。先月発生した熊本地震の復興支援チャリティーマッチで、同県宇土市出身のDF植田直通(21=鹿島)は、先発が確実。地震後に1泊2日の支援活動を強行した男が、観戦に訪れる家族、友人、被災した故郷へ恩返しの勝利を贈る。
心からの感謝を、両手での握手に込めた。植田は10日の公式練習前、募金してくれた約100人全員の目を見て「ありがとうございます」と手を握った。手倉森監督、前J2熊本のMF橋本と練習時間ギリギリまで残り「熊本から来てくれた人もいた。ガーナ戦で戦う姿勢を見せたいし、見せて初めて結果がついてくる」と言った。一般公開された雨中の練習では主力組の右センターバックとして、リオ五輪の初戦ナイジェリア戦を想定した試合に備えた。
代表になって、初めての九州での公式戦。絶対に負けられない一戦になった。先月16日に本震が発生。同日の、湘南戦後の取材では涙を流して故郷を思い、翌17日から1泊2日の強行軍で避難所に向かった。支援物資を配った中で「いい環境でサッカーできることが、当たり前じゃないと分かった」と価値観が変わった。「元気を与える側なのに『頑張って』と言ってもらった」ことが記憶から消えず「結果を出して、少しでも勇気を与えないと」と燃える。
海辺の家から高台に避難し、車中泊を余儀なくされていた家族も応援に来てくれる。「家族も友人も、いつも応援してくれる」と感謝を力に変え、熊本・大津高の同期で今回は負傷離脱したMF豊川についても「あいつの分まで熊本、九州のために戦いたい」と覚悟した。左目が8日磐田戦での接触で青く腫れているが「影響は全くない」。負傷とは比較にならないほど苦しむ故郷を思い、愚直に勝利へ突き進む。【木下淳】
<日本協会とU−23日本代表がガーナ戦で行う復興支援活動>
▼寄付 経費を差し引いた試合の収益全額を熊本県義援金口座、サッカーファミリー復興支援金口座へ。
▼募金活動 手倉森監督と選手が公式練習前に、日本協会の岡田副会長や鳥栖の選手が試合当日に実施。
▼招待 被災した益城町と西原村の4種登録(小学生)のチームの約200人を試合に招待。計24人がボールボーイ、旗を持つフラッグベアラーとして参加。
▼慈善オークション 日本協会オフィシャルショップで後日、ガーナ戦で選手が着たユニホームやTシャツ(各選手1枚サイン入り)、手倉森監督と全23選手のサイン入り試合球などが出品され、売上金を寄付。
植田、故郷・熊本に11日ガーナ戦での白星誓った「結果出したい」

ガーナ戦を前にセットプレーの確認。植田(中央)は故郷・熊本への思いも抱いて試合に臨む
サッカー・U−23日本代表公式練習(10日、ベストアメニティスタジアム)リオデジャネイロ五輪に出場するU−23(23歳以下)日本代表は11日、国際親善試合でガーナ代表と対戦する。8月の五輪1次リーグ初戦で当たるナイジェリアを想定した一戦は、熊本地震の慈善試合となる。10日は試合会場で募金活動と最終調整を行い、熊本出身のDF植田直通(21)=鹿島=は被災地を勇気づけるため、勝利を誓った。

熊本地震の募金活動を行った手倉森監督(右奥)と植田。きょう勝って被災地を元気づける(撮影・森田達也)
降りしきる雨を吹き飛ばす。寡黙な男、DF植田が被災地に勇気を与える勝利を誓った。
「(五輪の1次)予選でもアフリカ勢と戦うのでいいシチュエーション。しっかりと結果を出したい」
11日対戦するガーナは、8月の五輪初戦の相手、ナイジェリアの仮想敵国となる。チームはこれまでアフリカ勢との対戦がなく、手倉森監督は「(アフリカ勢に)自分たちの身体能力がどこまで通じるか、体感してほしい」。もちろん結果にもこだわり、指揮官は「勝ちに行くことに全力を尽くしたい」と力強く宣言した。
本番を占う上でも大事な一戦となるが、植田には何より負けられない理由がある。熊本地震で市役所が半壊するなど大きな被害を受けた宇土市出身。4月16日の湘南戦後には「辛い」とお立ち台で号泣し、翌17日には、鹿島での練習を終えるとクラブに直談判。熊本で支援活動を行った。「僕が(何かを)与えなければいけない立場だったけど、逆にみんなが心配してくれ、『頑張って』と。サッカーができる幸せを感じた」という。

練習のU23日本代表・手倉森監督=佐賀ベストアメニティスタジアム(撮影・森田達也)
ガーナ戦には両親や知人も駆け付ける。「熊本出身の僕が勇気を与えられる慈善試合。熊本の人に僕が頑張っているというのを見てもらえたら」
故郷・熊本のため、そして48年ぶりの五輪メダルを目指す日本のために。止まない雨はない、と信じて。(一色伸裕)
★この日の練習
募金活動の後、午後5時半からスタート。前日の公式練習としては珍しく、一般にも公開された。ボール回しなどの後、フォーメーションに配置して後方からパス回しで組み立てながらのシュート練習。その後はハーフコートでの約15分間の紅白戦を行い、最後はセットプレーの確認をして約1時間のトレーニングを終えた。
★募金活動
この日の練習前に約20分の募金活動を実施した。手倉森監督、植田ら選手とスタッフ全員が参加し、訪れたファンに笑顔を振りまき、丁寧に礼を述べた。約100人から約11万円の義援金を集めた。ベアスタは2万5000人収容だが、ガーナ戦のチケット売り上げは10日時点で6000枚程度。11日も試合会場で募金活動を行い、「くまモン」も参加する。

練習の植田=佐賀ベストアメニティスタジアム(撮影・森田達也)

セットプレーの練習の植田(左から二人目)=佐賀ベストアメニティスタジアム(撮影・森田達也)
植田 直通(うえだ・なおみち)
1994(平成6)年10月24日生まれ、21歳。熊本・宇土市出身。小3でサッカーを始める。大津高から2013年に鹿島入団。14年3月1日の甲府戦でJ1初出場、昨年4月16日の柏戦で同初得点。11年U−17W杯では過去最高に並ぶ8強入り。昨年1月のアジア杯で日本代表に初選出も不出場。今年1月、U−23日本代表としてリオ五輪最終予選優勝に貢献。J1今季11試合0得点、同通算42試合1得点。1メートル86、77キロ。
被災者を勇気づける!植田 仮想ナイジェリア戦での勝利誓う
国際親善試合 U―23日本代表―ガーナA代表 (5月11日 ベアスタ)

U―23日本代表合宿で軽快な動きを見せる植田(右)と富樫
Photo By スポニチ
8月のリオデジャネイロ五輪に出場するU―23日本代表は11日、ガーナA代表と強化試合を行う。熊本地震の被災地復興支援チャリティーマッチを兼ねた一戦。熊本県宇土市出身のDF植田直通(21=鹿島)が、五輪1次リーグ初戦で対戦するナイジェリアを想定した相手に対し、被災者を勇気づける勝利を誓う。
ピッチ上では鬼神のような表情を見せる植田が、柔和な顔でサポーターと握手を続けた。公式練習前のベアスタのコンコース。雨が降りしきる中、駆けつけ、募金に応じてくれた約100人の人たちに頭を下げた。「悪天候にもかかわらず、来てくれて感謝している。熊本から来てくれた子もいた。僕を心配してくれたり、応援してくれる人もいた。明日(11日)は戦う姿勢を見せないといけない。(被災地に)元気を与えられるように」と、恩返しを誓った。
被害の大きかった益城町、西原村の子供たち約200人を、協会として試合に招待することも決定した。相手は身体能力に勝るガーナ国内リーグのトップ選手がそろう。だが、ナイジェリアを想定した相手であることはもちろん、傷ついた故郷の人々の前でぶざまな姿は見せられない。
4月14日に最初の地震が起きてから、約1カ月がたった。実家や母校の熊本・大津高が被災。同16日のJ1の試合後には「つらい」と人目をはばからず涙した。同18日には鹿島の先輩である元日本代表MF小笠原らと被災地に出向き、被害を目の当たりにした。現在でも車中泊を余儀なくされる人が多数いるなど、いまだ「震災」は終わっていない。「生活全てが当たり前じゃないと知った。良い環境でサッカーをさせてもらっている」と自身の恵まれた環境も再認識した。だからこそ、プロ選手としてやるべきことを試合を通して見せるつもりだ。
同じ大津高出身で鹿島に同期入団したJ2岡山MF豊川がケガのため離脱。熊本のために戦う同志を失った。「(豊川も)悔しい思いをしている。あいつの分まで戦いたい」。出場したくてもできなかった盟友の分まで被災地へ思いを届ける。

熊本地震の募金を呼びかけるU―23日本代表の(左から)橋本、奈良、植田、手倉森監督
Photo By スポニチ
[ 2016年5月11日 05:30 ]
【U23】熊本出身・植田、被災地へ「勇気を」…熊本地震チャリティーマッチ
2016年5月11日6時0分 スポーツ報知

セットプレーの練習をする植田(右)と岩波
リオデジャネイロ五輪に出場するU―23日本代表は11日にガーナA代表と国際親善試合を行う。熊本県宇土市出身のDF植田直通(21)は10日、熊本地震のチャリティーマッチとして開催される一戦で、被災地に希望の白星を届けることを約束した。この日の公式練習前には手倉森誠監督(48)を含めた全選手とスタッフが募金活動を行った。
小雨が落ちる中で行われたセットプレー練習。「がんばるばい熊本」と書かれた看板を前に、DF植田は向かってくるボールに跳び、何度もはじき出した。熊本地震のチャリティーマッチとして行われるガーナA代表戦では先発が濃厚。「僕は戦う姿勢を見せなきゃいけない。それプラス(被災地に)勇気を与えられるプレーを」と意気込んだ。
地震からまもなく1か月。宇土市に住む両親を始め、知人が大事に至ることはなかったが、大きなショックを受けた。弱みを見せることを最も嫌う男が、湘南戦(4月16日・BMWス)後のテレビインタビューで涙を流した。「できることなら何でもやりたい」と同18日に熊本入り。避難所に物資を届けるなど、思いを実行してきた。それはこの試合でも同じだ。
ガーナ戦はリオ五輪1次リーグ初戦で対戦するナイジェリアを想定した試合になる。「(アフリカは)身体能力が高く、日本では味わえない。良いシミュレーションだと思う」。試合には家族や多くの知人が車で約1時間の熊本から観戦に訪れる予定。「僕たち熊本出身者が勇気を与えられる場所」という思いを届けるためにも、リオ五輪で結果を残す上でもガーナ攻撃陣のシャットアウトを目指す。
練習前の募金活動ではMF橋本とともに最後まで立ち、協力を呼びかけた。約100人のサポーターから11万4182円が集まった。「感謝しかない。僕たちは結果で見せる」。持ち味の恐れない守備でチームに、そして熊本に勝利を届ける。(内田 知宏)
熊本出身DF植田、故郷へ勇気与えたい
2016年5月11日

募金活動を行う植田(右)ら(撮影・棚橋慶太)
「サッカー・U23国際親善試合、日本−ガーナ」(11日、鳥栖ベストアメニティスタジアム)
リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子のU−23日本代表は10日、熊本地震の慈善試合を兼ねたガーナ代表戦の試合会場となるベストアメニティスタジアム(佐賀県鳥栖市)で前日練習と公式会見を行った。練習前には手倉森誠監督(48)や選手、スタッフが募金活動を実施。熊本県宇土市出身のDF植田直通(21)=鹿島=は被災地を思い、「戦う姿勢を見せて勇気を与えたい」と決意を語った。
飾り気のない語り口から、故郷への実直な思いがあふれた。熊本地震の慈善試合となる一戦。植田は「戦う姿勢を見せて勇気を与えたい。それができれば結果は付いてくる」と言葉に力を込めた。
練習前には手倉森監督らとともにスタジアムコンコースで募金活動を行った。降りしきる雨の中、100人を超える善意が集まった。故郷である熊本から駆け付けた人もいたと言い、「悪天候にもかかわらず来てくれた人に感謝したい。僕を心配して応援してくれた」と頭を下げた。
震災発生直後の4月16日に行われた湘南戦(BMWス=平塚)後に、傷ついた故郷を思い涙を流した。18日には小笠原ら鹿島の有志6人で熊本を訪れ支援活動も行った。「今の生活が当たり前じゃない。いい環境でサッカーをさせてもらっている幸せを感じながらプレーしたい」と、かみ締めるように話した。
母校である熊本・大津高の同級生MF豊川雄太(岡山)は負傷で招集を辞退。「悔しい思いをしている。チャリティーマッチで勇気を与えられる場所だった。あいつの分まで戦いたい」と、盟友を思い決意を新たにした。
入場券の販売状況は10日時点で約6000枚と苦戦している。入場料収入など収益金は義援金として全額寄付されるため、多数の来場が被災地への支援となる。「たいへんな方々もいるので無理にとは言えない。テレビでもいいので、熊本出身の僕が頑張っている姿を見て欲しい」。今、持てるすべてを、植田はピッチにぶつける。

チンチロリン
結果を出したいと語るU-23日本代表の植田である。
リオデジャネイロ五輪に向けてのテストマッチという意味以上に、熊本地震の被災地への強い想いを語る。
辛い生活を強いられる故郷の人々に勇気を与えるためにも、よい結果を出すのだ。
植田の躍動を期待しておる。

チンチロリン