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レッヅ戦コメントなど

鹿島FW興梠ホロ苦の今季初先発/J1

<J1:浦和1−0鹿島>◇第8節◇29日◇カシマ

 鹿島FW興梠にはホロ苦の今季初先発となった。前半5分に左のスペースに走り込むと、MF野沢からのパスが最高のタイミングで渡ってきた。だが最初のトラップが大きくなり、最後は右足で合わせたがGKに阻まれた。後半5分にもポストに当たってこぼれた球を左足で狙ったが、まさかの空振り。

 0−1で惜敗し「決めとけば勝てたかもしれない。去年も浦和戦で初先発して、前半で交代という屈辱があったのに…」と肩を落とした。


[2007年4月29日20時54分]


 ≪決定力不足で5戦ぶり●≫鹿島は浦和と同じ15本のシュートを放ちながら決定力不足に泣き、5試合ぶりの黒星。この日が誕生日だった母へのお祝い弾に燃えていたFW興梠は「決められるところがあったので、そこで決められていたら勝てた」と悔しがった。ひざのケガから復帰したFW田代も「決めるところで決めないと勝てない。活躍してチームに貢献したい」と今後の巻き返しを誓っていた。


【J1:第8節】鹿島 vs 浦和:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]

4月29日(日) 2007 J1リーグ戦 第8節

鹿島 0 - 1 浦和 (16:00/カシマ/36,146人)

得点者:'56 ポンテ(浦和)


●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

(会見は質疑応答から始まりました)

Q:足りないものは何か?


「決定力と言うかも知れないが、そう簡単に言えるものではない。前の試合では取れて、今回は取れないということが、サッカーのつらいところでもあり、面白いところでもある。最初のチャンスと最後にも大きなチャンスがあった。最初のチャンスで取れていれば、レッズのように余裕を持ってできていただろう。最後にも入ればよかっただろうけど、時間が経つにつれて焦りが出て、終盤は精度を欠いてしまった」

Q:次に向けての修正点は?

「サッカーは1つの生きたもの。流れで決めるか決めないかで左右される。自分たちの流れで決めていれば楽になる。この経験が次の試合や今後に役に立つだろう。悪くなっているわけではなく、よくなっている。1人1人彼らに細かい指摘をしていけば、もっとよくなると思う」


以上


【J1:第8節】鹿島 vs 浦和:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]

●本山雅志選手(鹿島):

「坊主にしたのは2日前。浦和戦に向けて気合を入れたかったから。チャンスも作れたと思うし、そんなに相手にもチャンスを作らせなかったけど、いいサッカーをしていても勝てないことはある。勝てないとしょうがない。ここから勝ち点6くらい一気に詰めるチャンスだったんで、すごく残念」

Q:前後半の開始直後に2つのビッグチャンスがあったが?

「もっとチャンスを作っていきたかった。(興梠)慎三のスピードを生かせてれば、もっとチャンスを作れた。次に向けてあまり日がないが、調整できれば(いい)。悪いところもあるけど、いいところもある。それを伸ばしたい。レッズに勝って勢いに乗りたかったし、ここで勝てば自信になったと思うけど…。点を取られてから中盤でキープされて、ボールが取れなくなってしまった。フィニッシュの問題はある。今日はホームだったし、特別に勝ちたかったけど、レッズが力のあるチームだったと受け止めてもっと強くなりたい」

●内田篤人選手(鹿島):

「勝って、勝って、勝って…というのが一番いいけど、そうもいかない。今日は負けて残念。でもやるべき方向は間違っていないし、やることを変えずににいきたい。中2日で次のゲームだし、しっかりと次に向かいたい。今日はそれなりに手ごたえもあった」

●興梠慎三選手(鹿島):

「(最初の決定機について)ホント残念だし、悔しい。シュートする前のボールタッチで全てが決まると思っているけど、あの場面はトラップがでかくなってしまった。ヤナギさん(柳沢)も調子良かったので、自分もあのくらいやらないと追いつけないと思って試合に臨んだ。あの場面はホント、決めようと思ったのに。その後も行けるなと手ごたえはあったけど、後半もすかしてしまった。もっと練習します。あとは決めるだけ。周りの人たちも自分のミスなのに励ましてくれているんで、これで落ち込まずにやりたい」

●新井場徹選手(鹿島):

「ヤナギがケガをしたんでキャプテンをやった。誰でもいいってこともなかったし、やるしかないと思って試合に臨んだ。誰がキャプテンでもチームとして1人1人がやっていくだけ。今日は本当に落とせない試合だったけど、また連戦が続くし、気持ちを切り替えてしっかりやっていくだけ」


【J1:第8節 鹿島 vs 浦和 レポート】内容と結果が伴わず。勝てるチャンスを逃した鹿島は12位に。試合巧者の浦和は2位浮上。 [ J's GOAL ]

4月29日(日) 2007 J1リーグ戦 第8節

鹿島 0 - 1 浦和 (16:00/カシマ/36,146人)

得点者:'56 ポンテ(浦和)


 開始早々の5分に興梠慎三がGK都築龍太と1対1になったビッグチャンス、そして後半立ち上がりの5分に新井場徹の左足クロスがポストに当たり、詰めていた野沢拓也のシュートがポストをかすめた決定機…。この2つを確実にモノにしていれば、試合結果は違っていただろう…。


 しかし昨季のJ1王者・浦和レッズはあくまで試合巧者だった。鹿島アントラーズが集中力を切らした時間帯を逃さず、ポンテが狙いすましたシュートで勝利を引き寄せたのだ。「今日はチームとしてサッカーができた。前線からの守備もうまく機能し、意思統一ができていた」と得点に絡んだ鈴木啓太も笑顔を見せていた。

 これで浦和は2位に返り咲き、痛い黒星を喫した鹿島は逆に12位へと後退した。それでも、鹿島の試合内容は確実に良くなっている。オズワルドオリヴェイラ監督も「この経験が次の試合や今後に役立つだろう」と前向きに語った。悔しい敗戦を引きずらずにゴールデンウィークの連戦へ向かうしかない。


 この日の鹿島対浦和戦はJ1第8節の注目カード。昨季は1分1敗と浦和に負け越している鹿島だけに、今回はなんとしてもリベンジを果たしたかった。大荒れになった前日とは違って好天に恵まれたこともあり、カシマスタジアムには36,146人の大観衆が集結。試合前から凄まじい熱気に包まれた。


 浦和に勝って3連勝して自信をつけ、上位浮上を狙う鹿島・オズワルドオリヴェイラ監督は、長期離脱を強いられた柳沢敦の代役に伸び盛りの若きFW興梠を先発起用。鼻骨骨折で出場が絶望的と見られた岩政大樹もフェイスガードを着用して強行出場した。攻守にわたって起点になる浦和の中盤を封じるため、中後雅喜と野沢の2人を守備的MFの位置に置くなど、若干の変更も行った。対する浦和は4−3−2−1をベースにしながら、攻撃時には右の山田暢久が積極的に上がって3−4−2−1のような形になる流動的なスタイルだ。この日はワシントンが欠場し、1トップには永井雄一郎が入った。


 25日に上海でアジアチャンピオンズリーグ(ACL)を戦ったばかりで疲労が残っていたのか、序盤の浦和はやや集中力を欠いていた。そこを突いた鹿島は開始5分にいきなり決定機を迎える。野沢のスルーパスに呼応した興梠が前線でフリーになったのだ。が、柳沢の代役としての重圧があったのか、彼はイージーなトラップをミス。放ったシュートはGK正面に飛んでしまった。「あれは絶対に決めなきゃいけなかったのに…」と本人も悔やむ絶好の得点機を鹿島は逃してしまう。


 ここからしばらくはボールが落ち着かなかったが、20分過ぎから浦和がじわじわとボールを支配する。彼らの前からのプレスは激しく、鹿島はしばしばボールを奪われカウンターを食らってしまう。それでも鹿島守備陣が奮闘。岩政らが闘志あふれる動きで相手を確実に封じる。今季序盤は守りが安定しなかった鹿島だが、この日の彼らは本来の粘り強さを取り戻していた。


 スコアレスのまま前半を終了。後半に突入するが、またも立ち上がりに鹿島は決定機を迎える。新井場のクロスがDFに当たってクロスバーに当たり、詰めていた興梠が空振りしたものの、その後ろから飛び込んだ野沢がシュート。今度こそ入ったかと思われたが、無情にもボールは枠の外を転がった。

「前半と後半の鹿島の決定機が外れたのはホントにラッキーだった」と鈴木啓太も話していたが、これで試合の流れが変わったと言っても過言ではないだろう。


 そして迎えた後半11分。ついに浦和の先制点が生まれる。3列目から左サイドへオーバーラップした鈴木が小野からパスを受け、逆サイドへ展開。これを受けた山田が狙いすましたように中央のポンテへとボールを送った。サイドチェンジで鹿島守備陣のラインが下がり、ポンテの前にポッカリとスペースが空く。この決定機を彼は逃さなかった。

 若い鹿島と老獪な浦和…。この得点シーンが両者の違いを象徴していた。1つのチャンスを決められるからこそ、彼らは昨季のJ1王者なのだろう。


 この後、オズワルドオリヴェイラ監督はケガ上がりの田代有三に増田誓志、19歳のFW佐々木竜太と持てる攻撃のカードを全て切ってゴールを狙いに行った。しかし浦和はもともと堅守を最大の特徴とするチーム。1点を取ったらガッチリと自陣に引いて守りきる力を持っている。その試合巧者ぶりを最後まで遺憾なく発揮し続け、彼らは確実に勝ち点3を確保。前節の川崎フロンターレ戦敗戦後に4位まで後退した順位を2位に戻し、首位・ガンバ大阪に勝点差2と迫った。


 一方の鹿島だが、決定機さえモノにしていれば「勝ちゲーム」といってもおかしくない内容だった。守備のバランスも悪くなく、攻撃も野沢の復帰によってリズムが生まれ始めた。マルキーニョスの得点への貪欲な姿勢、若い興梠のスピード、復帰を果たした田代の高さなども前向きな要素といえる。一番よくないのは、この敗戦を引きずってしまうこと。次の試合はもう3日後に迫っている。「今日よかったところを自信に次へ向かいたい」という本山雅志の言葉を具現化していくこと。今の鹿島にはそれが何より必要だ。

以上

2007.04.29 Reported by元川 悦子


負け惜しみと聞こえようとも志は高く上を見つめようぞ。

下を向いて何が好転しようか。

脇差しを賜うて、すぐに諏訪を発つのじゃ。

そして当然の如く坊主頭の高遠の弟は何もせぬまま討ち死に…

Jリーグ弟8節 浦和レッドダイアモンヅ戦


弱い相手では気がのらないのか。

浦和戦プレビュー

【J1:第8節 鹿島 vs 浦和 プレビュー】柳沢、岩政の攻守の柱を欠きながら、一丸となって浦和に挑む鹿島。J13連勝を狙う [ J's GOAL ]

4月29日(日)J1 第8節 鹿島 vs 浦和(16:00KICK OFF/カシマ)

今季は開幕からリーグ戦5試合未勝利という苦しいスタートを強いられた鹿島。しかし4月14日の横浜FC戦で初勝利を挙げ、21日の清水エスパルス戦で連勝と、ようやく低迷から脱出しつつある。ところがそんな時になって、好調のキャプテン・柳沢敦が左足第5中足骨骨折で全治約3ヶ月の重傷を負い、岩政大樹も鼻骨骨折で全治約6週間と診断された。「攻守の大黒柱」を欠く中、彼らは昨季のJ1王者・浦和レッズをホーム・カシマスタジアムで迎え撃たなければいけない。

それでも、明るい材料がないわけではない。清水戦からスタメン復帰した野沢拓也が調子を上げており、彼同様に長期離脱を強いられていた田代有三も復帰。先発できるところまで回復してきた。ベテランDF大岩剛も体調万全の状態で岩政の代役を務められそうだ。この状況をオズワルドオリヴェイラ監督も前向きに捉えている。今こそチーム一丸となって浦和を叩きたい。


J1第8節、鹿島対浦和が明日29日、16時から行われる。前節までの順位をおさらいすると、鹿島は2勝2敗3分の勝点9で10位、浦和は4勝1敗2分の勝点14で4位となっている。鹿島にしてみれば上位浮上、浦和にしてみればトップ3返り咲きを狙う重要なゲームといえる。

鹿島イレブンは昨季の浦和とのホームゲームを忘れてはいけないだろう。まだ優勝の可能性が残されていた8月中旬。鹿島は柳沢のゴールなどで2点を先制しながら浦和の脅威の粘りにあって2点を失い、痛いドローを強いられた。このショックが後々まで影響し、チームは失速。悲願のタイトルから遠ざかってしまった。だからこそ、今回は浦和にリベンジを果たさなければならないのだ。

柳沢と岩政の離脱は厳しいが、選手たちは確実に自信を取り戻しつつある。今季、オズワルドオリヴェイラ監督が「攻撃の核」と位置づける野沢が戻ってきたことで、攻撃のリズムが明らかによくなった。ボランチに中後雅喜が入り、右に野沢、左に本山雅志、トップ下にダニーロという中盤のダイヤモンドも以前より機能するようになってきた。ダニーロとマルキーニョスも開幕当初より目に見えて動きがよくなった。それも指揮官にとっては力強い。今回、マルキーニョスのパートナーに興梠慎三が入るのか、復帰したばかりの田代になるのかはまだはっきりしないが、いずれにしても気迫あふれるプレーを見せてくれるのは間違いない。


守備陣の方は現在、岩政とファボンの両センターバックが離脱中。今回は青木剛と大岩剛がコンビを組むことになる。彼らは昨季から何度も一緒にプレーしていて、お互いの特徴をよく理解している。浦和には絶対的な得点力を誇るワシントンがおり、永井雄一郎とポンテもつかまえにくい動きをする。まずは両センターバックがワシントンを確実に封じること。永井ら他の選手たちは中盤や両サイドバックと連携しながらフリーにさせないこと。それを徹底したい。

浦和は激しいプレスからボールを奪い、素早い攻撃をしかけてくるカウンター型のサッカーを指向する。逆に鹿島は以前より長いボールが増えたとはいえ、小気味いいパス回しからの組み立てをベースとするチームだ。つまり、鹿島が悪い形でボールを失えば、すぐさま浦和の決定機に直結するということ。浦和につけ入るスキを与えないためにも、中盤のつなぎを確実にし、ムダのないスムーズなボール回しをすることが重要になる。


対する浦和だが、25日にアウェーでAFCチャンピオンズリーグ・上海申花戦を戦ったばかり。コンディション的には明らかに不利である。小野伸二が古傷の左足首と左ふくらはぎ痛を再発させ、ワシントンや永井もケガを抱えるなど、チーム状態も厳しい。しかしその3人とも27日の練習でミニゲームに参加。どうやら鹿島戦には出場しそうだ。しかも浦和は前節・川崎フロンターレ戦に敗れ、ホーム無敗記録が25で途切れたばかり。昨季王者の誇りと意地にかけても、鹿島に負けて、連敗を喫することだけは許されない。相当な意気込みでこのゲームに向かってくるはずだ。


両者の今後を左右する一戦にふさわしく、チケットはすでに3万7000枚が売れており、当日までには完売になる見通し。スタジアムの開門はキックオフ3時間前の13時だが、連休中とあって相当な混雑が予想される。鹿嶋市内は久しぶりに大いなる熱気に包まれるだろう。


明日のゲームのスタメンを予想すると、鹿島はGK曽ヶ端準、DF(右から)内田篤人、青木、大岩、新井場徹、ボランチ・中後、右MF野沢、左MF本山、トップ下・ダニーロ、FWマルキーニョス、田代か。一方の浦和はGK都築龍太、DF(右から)山田暢久、坪井慶介、田中マルクス闘莉王、阿部勇樹、ボランチ・鈴木啓太、長谷部誠、2列目・ポンテ、小野、FW永井、ワシントンの4−4−2だろう。


29日の鹿嶋地方の天候は晴れ、気温は18度とまずまずのサッカー観戦日和。大観衆で埋め尽くされたカシマスタジアムで、歴史に残るような熱戦を期待したい。

以上


最後に聖地で勝利の美酒に酔ったのは2003年まで遡らねばならぬ。

GK  曽ケ端 準

DF  名良橋 晃

DF  秋田 豊

DF  大岩 剛

DF  相馬 直樹

MF  青木 剛

MF  中田 浩二

MF  小笠原 満男

MF  フェルナンド

FW  エウレル

FW  平瀬 智行


GK  高嵜 理貴

DF  池内 友彦

MF  本田 泰人

FW  長谷川 祥之

FW  深井 正樹


上川主審の悪意にも負けず、エウレル・名良橋・フェルナンドで快勝であった。

風の子は先制点にアシストと絶好調。

トニーニョ・セレーゾ最強時代を思い出させる。

通年で活躍できれば歴史は大きく異なっていたであろう。

今となっては想い出である。

奮い立つ言葉

「神の声」効いたジーコ魂で3連勝だ

 「鹿島愛」で浦和を打ち破る。ホームでの29日浦和戦を控え、鹿島のモチベーションを高める存在がある。ロッカールームに張られたOBジーコ氏(現フェネルバチェ監督)からの檄文(げきぶん)だ。リーグ戦未勝利と不振にあえいでいたチームに、熱い思いが寄せられたのは14日の横浜FC戦前。苦難に立ち向かう精神論などを約400字にわたり説いていた。ジーコ氏が鹿島を離れてから祝福などのメッセージが届いたことはあるが、叱咤(しった)激励を込めた長文は初めてだった。


 横浜FC戦以来、2連勝を飾り、効果はてきめん。MF本山は「ジーコの体験に基づいて書いていること。昔のビデオを見ても、あれだけの選手が(現役時代の)W杯は苦しんでいた。いいことばかりじゃない。そういう時に頑張れるかだと思う」と心に刻み込んでいる。接点のあまりない世代のMF中後も「鹿島のすごい存在で象徴でもある人からメッセージが届くのはうれしい」とかみしめた。


 サポーターも後押しする。浦和戦は25日時点で約3万7000枚の売り上げで、完売まであと1300枚とわずか。01年に本拠地の改修が完成して以来、完売した試合は4勝1分けと無敗を誇る。それだけにこの日の練習前の円陣では鈴木満取締役から選手に、満員寸前である状況を伝えられ、大一番であることを意識づけられた。


 主将も駆けつける。21日の清水戦で左足第5中足骨を骨折し入院中のFW柳沢も近日中に退院し、浦和戦を観戦する。過去4月29日の浦和戦は2戦全勝と縁起もいい。鹿島を思うすべての人の力を結集し、王者浦和に勝つ。【広重竜太郎】[2007年4月27日8時33分 紙面から]


鹿島に“神”のお告げ…ジーコから激励の手紙

 ジーコ魂で王者・浦和を撃破する。J1鹿島に前日本代表監督で、鹿島の元総監督のジーコ氏(54)=現フェネルバフチェ監督(トルコ)=から、奮起を促す手紙が届いていたことが26日、分かった。リーグ横浜C戦(14日)前に届き、それまで未勝利だったチームはそこから2連勝。浦和戦(29日、カシマ)で、「神の言葉」を胸に出陣する。


 正念場となる浦和戦を前にジーコスピリットが注入された。ジーコ氏から鹿島に、常勝軍団の誇りを取り戻させる目的で、遠く離れたトルコから手紙が届けられていた。鹿島イレブンが、407字の「神言」を胸に、J王者に襲いかかる。


 手紙が届いたのは、横浜C戦前のこと。5試合3分け2敗と、チーム史上ワーストとなる開幕から5試合未勝利が続いていたときだった。ポルトガル語の原文を日本語に訳し、パネルにして選手のロッカールームに張り出した。


 内容は主にジーコ氏の基本精神「自信」「献身」「勇気」「知力」の大切さを説いたもの。選手全員が目を通すと、チームは生まれ変わった。横浜C、清水(21日)と連勝。順位も一気に10位まで躍進した。これまで電話による激励はあったが、手紙による叱咤(しった)激励は初めて。これでチームの惨状が一気に好転し、浦和への迎撃態勢は整った。


 観戦チケットはすでに約3万7000枚が売れ、完売間近。完売した試合は過去5試合4勝1分けと、いいデータがそろう。左第5中足骨骨折で手術を受け、この日退院したFW柳沢主将も来場する。「勝てば勢いもつく」とMF本山。鹿島がレッド対決を制す。(2007年4月27日06時00分  スポーツ報知)



神は常に見ている。

どんなときにもどのような行いも。

ナビスコ名古屋戦の出来は勝利に値する内容ではなかった。

が、その次の試合、横浜FC戦は見違えるようであった。

その裏にこのような出来事か隠されていたとは、我等には知る由もなかった。

基本精神「自信」「献身」「勇気」「知力」

この言葉は常に胸に置き指針と為すべし。

悪のマスコミにつけ込まれぬよう。

鹿島が新人選手にマスコミ対応研修
 目指せ、話せるJリーガー! 鹿島は26日、鹿嶋市内のクラブハウスで新人選手に対し、マスコミ対応の研修を行った。NHK水戸放送局の泉アナウンサーを講師役として招き、U−20代表候補のMF遠藤ら5選手が出席した。発声練習や、鹿島の先輩選手のヒーローインタビューを収めたビデオを鑑賞。「ピッチで活躍してから、ファンに対して言葉でサービスできるようになってほしい」。ルーキーたちは、泉アナウンサーのメッセージに真剣に聞き入っていた。[2007年4月26日16時59分]


鹿島の選手獲得の方針として人間性を前面に打ち出していることは有名である。
人様から金銭をお預かりしてプレイを見せる以上、下品な振る舞いは行っては成らぬ。
特に選手を突き飛ばす謎言語道断である。
自らを戒め、前へ進むのみである。
過去への拘りは捨て、前向きに。

赤字に足掻く

鹿島、中田浩獲得で巻き返す…住友金属に移籍資金援助を要請

 鹿島がメーンスポンサーの住友金属にスイスリーグ・バーゼルMF中田浩二(27)の獲得資金の援助を要請していることが25日、分かった。クラブ幹部が「中田浩二選手の(獲得資金の)件やいろいろなことを含めて、住友金属に相談しているということでご理解していただきたい」と話した。

 後半戦巻き返しへ鹿島は中田浩と、セリエA・メッシーナのMF小笠原満男(28)を補強リストの最上位に据えている。小笠原は移籍先が見つからなければシーズン後、レンタル元の鹿島に移籍金なしで復帰することになるが、中田浩は08年夏までバーゼルとの契約を残しており、移籍金が発生する見込み。鈴木満強化部長は「契約の状況などを確認している段階」と慎重に話し、5月に渡欧する予定だ。

★鹿島、6期ぶりに赤字

 株主総会で2006年度の決算報告を行い、6期ぶりとなる2億5100万の赤字を計上したと発表。入場料収入が前年度比9300万円減の5億9700万円に落ち込んだことが影響した。


 ≪6期ぶりの赤字≫06年度の決算を発表。売上高は増加したが、2億5100万円の赤字を計上した。クラブ幹部は6期ぶりの赤字について「入場者数も減少し、FW柳沢の(メッシーナからの)買い戻しに1億1000万円かかったため」と説明した。また、獲得を狙うバーゼルのMF中田浩二について「(親会社の)住友金属と相談している」と移籍金の一部を援助してもらう意向を明かした。


鹿島6年ぶり赤字 中田浩獲り住金に支援依頼

 J1鹿島は25日、茨城・鹿嶋市内のクラブハウスで株主総会を開き、06年度決算が6年ぶりに赤字に転落したことを報告した。赤字額は約2億5100万円。大東和美社長は、主に入場料収入の落ち込み、FW柳沢敦(29)獲得にかかった移籍金が原因と分析した。

 05年度と比較すると、1試合当たりの入場者が4000人近く減少し、入場者収入だけで約1億円の減収。また、柳沢獲得のためにイタリア・メッシーナに支払った移籍金1億1000万円が特別損失として計上され、赤字につながった。

 07年度の黒字転換を目指し、ホームタウン活動を行う部署を強化。06年度から1試合当たり、観衆1500人増を狙う。また、MF中田浩二(バーゼル)獲得には、メーンスポンサーの住友金属に支援を依頼する意向を明かした。
(2007年4月26日06時02分  スポーツ報知)


何とも情けない記事が報道されてしまったものである。

公表されてしまったことのとやかく言うつもりはない。

実際に観客が減少していることは、肌に感じておるし、優勝からも遠ざかっていることも事実である。

戦力を補強して勝利と観客を呼び戻すという考えに異存はない。

が、何故策が一つなのだ。

ユダだけにこだわる理由を説明して欲しいものである。

スタジアムにはアリやリカルジーニョ、内藤就のユニが溢れているこの時代に、新たにシャツが売れると考えておるのか。

かの諸葛亮は策を三つ上奏いたす。

「これを以て上策とすべし」

と劉備が最も効果のある策を取り上げるのである。

無策の策も上策であったことは言うまでもない。

無下に戦わずともやり過ごせる策を採用したのだ。

今回も阿部を獲ってみよ、遠藤ヤットを獲ってみよと言いたい。

あまりの無慮ぶりに麋竺の如く憤死しそうである。

練習試合 流通経済大学戦

練習試合 vs流通経済大学 試合結果
練習試合 vs 流通経済大学
4月24日(水)16:00キックオフ(クラブハウス)
鹿島アントラーズ 2−1 流通経済大学
  ( 前半 1−0 ) 
  ( 後半 1−1 ) 


【前半】
■得点者
13分 興梠
■出場選手(鹿島アントラーズ ※順不同)
小澤
大岩
野沢
田代
増田
興梠
石神
船山
當間
遠藤
後藤


【後半】
■得点者
27分 佐々木
36分 千明(流通経済大)
■出場選手(鹿島アントラーズ ※順不同)
首藤
石神
船山
當間
遠藤
小谷野
大道
後藤
吉澤
佐々木
神田圭介(ユース)


船山兄弟対決は兄に軍配
 鹿島MF船山が兄弟対決に挑んだ。25日、弟貴之のいる流通経大との練習試合に先発出場。ボランチの位置でFW貴之と対峙(たいじ)する場面も見られた。「やりづらかったですね。あんなにガツガツ来るとは思わなかった」と思わずタジタジ? 試合は2−1で勝ち、プロとしての意地は見せた。将来は兄弟Jリーガーの夢もあり「活躍しないといけない。無名の兄弟になっちゃう」と苦笑いしていた。[2007年4月25日20時46分]


鹿島FW田代が復帰へ手応え
 鹿島FW田代が29日の浦和戦復帰へ手応えをつかんだ。右ひざ内側側副靭帯(じんたい)損傷で約1カ月半離脱していたが、25日の流通経大との練習試合に先発。雨でピッチが滑りやすく全体的にミスもあり、無得点に終わったが、まずは実戦に戻ったことが収穫。チームはFW柳沢が故障離脱する苦しい台所事情で「最近はヤナギさんが点を取って貢献していた。劣らないようにやりたい」と、意欲を見せていた。[2007年4月26日9時28分 紙面から]


田代 手応えの45分間プレー
 右ひざ痛から復帰した鹿島のFW田代が、流経大との練習試合に出場。前半の45分間だけプレーし「痛みはまだあるけどある程度やれた」と話した。エース柳沢が左足小指の骨折で長期離脱するが「僕が今度は貢献しないといけない。劣らない力を出したい」と意欲的。「日曜(29日)に100%に近い状態になるよう調整したい」と浦和戦に照準を合わせていた。


一昨日広島でハットトリックを達成したかと思いきや、昨日は先制点をアシストし、2点目にも絡む活躍をしている遠藤ヤス。
まるで忍者のように獅子奮迅の活躍である。
前半の布陣はこのようなものか。
    田代 興梠
ヤス       野沢
  船山    誓志
石神 大岩 後藤 當間
      小澤
船山とのぎっちょコンビで崩す左サイドは未来への布石と思われる。
若手の台頭も嬉しいが、怪我明けの野沢と田代も試合勘を取り戻し、そしてベテランの大岩の実戦復帰は朗報である。
大岩出場時間帯は完封に抑えることが出来ておった。
良いチームという物は若手・中堅・ベテランの融合が成されているものである。
武田家臣団も、甘利・板垣の重臣から鬼美濃の原、外様の勘助に若手の春日(後の香坂)とバランスがよい。
我等の旗印の下、快進撃を開始するのだ。

U-20練習試合 ヤス、ハットトリック達成

【U-20日本代表候補 トレーニングキャンプ】トレーニングマッチ(vs 広島)結果 [ J's GOAL ]

●U20日本代表候補 トレーニングマッチ

2007年4月24日(火)13:00キックオフ/吉田サッカー公園 ※90分×2

《1本目》


U20日本代表 2−1 サンフレッチェ広島

得点: '46 柏木陽介(U20日本代表)、'52 ハーフナー マイク(U-20日本代表)、'63 ウェズレイ(広島)

U20日本代表 出場メンバー:

GK 林 彰洋(流通経済大)

DF ※右から 内田篤人鹿島)、槙野智章(広島)、福元洋平(大分)、安田理大(G大阪)

MF ※ボランチ 青山隼(名古屋)→(後半31分 森重真人(大分))、柏木陽介(広島)

   ※右サイド 田中亜土夢(新潟)→(後半31分 乾貴士(横浜FM))、※左サイド 平繁龍一(広島)→(後半21分 金崎夢生(大分))、

FW 河原和寿(新潟)→(後半21分 青木孝太(千葉))、ハーフナー マイク(横浜FM)


《2本目》U20日本代表 3−2 サンフレッチェ広島

得点: '8 遠藤 康(U20日本代表)、'13 遠藤 康(U-20日本代表)、'28 田村祐基(広島)、'45 遠藤 康(U20日本代表)、'75 田村祐基(広島)

U20日本代表 出場メンバー:

GK 武田洋平(清水)→(HT 長谷川 徹(名古屋))

DF ※右から 堤俊輔(浦和)、吉本一謙(F東京)、吉田麻也(名古屋)、太田宏介(横浜FC)

МF ※ボランチ 森重真人(大分)、柳澤隼(柏)→(後半35分 遠藤康(鹿島))

   ※右サイド 山本真希(清水)、※左サイド 遠藤 康(後半16分 乾貴士(横浜FM))

FW 小澤竜己(F東京)→(後半16分 青木孝太(千葉))、長沢駿(清水)


以上


【U-20日本代表候補 トレーニングキャンプ】トレーニングマッチ(vs 広島)試合後の各選手コメント [ J's GOAL ]

●内田篤人選手(鹿島):

「(久々に戻ってきたU20代表について)前半、あまりうまく出来なかったけど、そこで失点しなかったことがよかった。あれで入れられてたら結構きつかった。今までだったら入れられてたかなと思う。フク(福元/大分)とマキ(槙野/広島)が頑張ってくれたと思う。

自分としては、サイドでもらった時、もうちょっと仕掛けたかったけど1−1(の場面)しかなくて、もっとサポートしてくれればワンツーとかできたと思う。それは(他の選手に)言っていけばいいことだけど。いや、サポートはいつも欲しい。いらないときもあるし勝負させて欲しい時もあるけど、今日は、まあいいんじゃないのかな。

(左サイドは守ってたが?左も攻撃的に行くのか?)ミチ(安田/G大阪)は全然いけるからね。結構鹿島で守備をやっているんでミチもいってもらえればいいと思う。全然大丈夫だよ。


世界では、勝つ!参加するんじゃなくて勝つ!対戦相手は絶対強いでしょ。楽しみっていうより良い試合をして勝ちたい。監督も言っていたけど、『参加するためにいくなら行かないほうがいいって、勝つためにいきなさい』って。だから勝たないと。

ここにきたのはアジアユース以来。いや、別に変わってなくて相変わらずにぎやかで良い。それを否定してしまったら、もう何も無くなっちゃう。楽しいから良かったです」


ヤスが輝いている。

昨日報じられたコメントで世界大会への夢を語ったこの19歳の若武者が、J1相手にハットトリックを魅せた。

練習試合とはいえ素晴らしい結果である。

後半35分にボランチへポジションが移ったのは、中盤の適正をテストされたと考えられる。

U-20ワールドカップへの切符をグイッと引きつけたと言えるであろう。

が、自らが語るように所属チームでの努力が最も重要である。

鹿島としても選手の負傷もあり、選手層の充実が叫ばれるここ数日、朗報有りと考えたい。

聖地への光臨はいつになるであろうか。

世界へ羽ばたくためにも、カシマスタジアムで結果を出して欲しい。

チューヤン、闘志を高める。

鹿島MF中後がエース離脱のカバー誓う

 鹿島MF中後が、離脱したFW柳沢の分まで奮闘することを誓った。今季公式戦11戦で5得点2アシストを決めているエースは、21日の清水戦で左足第5中足骨を骨折。約3カ月の離脱が確実な状況だ。24日の練習後、中後は「ヤナギさんがいないけど、その分、頑張るしかない。次、勝てれば上位に行ける」と闘志を高めていた。[2007年4月24日18時34分]


昨季は田代を代役として報道しておったが、今季はチューヤンを持ち上げるメディアである。

誰でも良いのであろうが、今季からレギュラーとなり旬な選手として取り上げたのであろう事は容易に想像できる。

更に最も持ち上げやすい内田篤人がU-20合宿で不在であることも拍車を掛けている。

詰まるところ、曽ケ端や新井場、青木に華がないと判断されてしまったのである。

それは残念である。

特に新井場のキャラはもっと外部にアピールすべきでは無かろうか。

FKの場所を直させられたときに行う、ボールをバンバン叩きつける動作とシャツを入れろと毎試合注意される事は取り上げらるべきだと思うのであるが、試合を観ていないメディアの記者には通らないのであろう。

そちらは誠に残念である。

柳沢敦・岩政大樹長期離脱

柳沢 敦選手の検査結果について
4月21日(土)J1リーグ第7節 対清水エスパルス戦にて左足を負傷しました柳沢 敦選手は都内の病院で精密検査を行い下記の通り診断されました。
1.負傷名 左足第5中足骨骨折(ひだりあしだいごちゅうそっこつこっせつ)
2.全治 約3ヶ月
3.今後の予定 4月23日(月)に入院し近日中に手術予定


岩政大樹選手の検査結果について
4月21日(土)J1リーグ第7節 対清水エスパルス戦にて負傷いたしました岩政大樹選手は、東京都内の病院で精密検査を行い、以下の通りに診断されました。
1.負傷名 鼻骨骨折
2.全治 約6週間
3.今後の予定 数日間、経過を観察しプレー可能かどうか判断


鹿島FW柳沢全治3カ月で前半戦絶望
 左足第5中足骨を骨折した鹿島FW柳沢敦(29)が23日、都内の病院で精密検査を受け、全治3カ月と診断された。21日の清水戦で負傷し、翌22日に骨折が判明。この日、入院し近日中に手術を受ける予定だが、前半戦の出場は絶望的だ。昨年も3月末に今回とは逆の右足第5中足骨を骨折。同じく全治3カ月だったがW杯に間に合わせるため、手術法を変えて1カ月半で実戦に戻った。ただ緊急復帰は痛みも残るなど反動もあり、今回は完治を優先させることが予想される。
 鈴木満取締役も「前回よりかかるかも」と慎重。順調ならリーグ再開となる8月12日の甲府戦が復帰戦となりそうだ。今季は公式戦11戦5得点2アシストと活躍していただけにオリベイラ監督は「ひどいことになった」と心を痛めていた。
[2007年4月24日8時40分 紙面から]


柳沢が骨折で全治3カ月…鹿島に暗雲、DF岩政も全治6週間
 鹿島は23日、ドイツW杯日本代表FW柳沢敦(29)が都内の病院で精密検査を受け、左足第5中足骨骨折で全治約3カ月と診断されたと発表。同日入院し、近日中に手術を受ける。
 柳沢は21日の清水戦(アウエー)で左足甲を負傷して途中交代。当初は軽傷と思われていたが、22日のエックス線検査で骨折が判明した。
 柳沢は今季から主将に就任してチームを牽引し、今季公式戦11試合で5得点。リーグ戦ではここ2試合で3得点と好調だっただけに大きな痛手だ。昨年3月25日の千葉戦で右足第5中足骨を骨折した際には約2カ月で実戦復帰、ドイツW杯に間に合った。
 またDF岩政大樹(25)も清水戦で鼻骨骨折、全治約6週間と診断。大きな不安を抱えたまま29日の浦和戦(カシマ)を迎える。


今度は左足…柳沢骨折で全治3カ月
 鹿島のFW柳沢敦(29)が、左足第5中足骨骨折で全治3カ月と診断された。23日に都内の病院に入院。近日中に手術を受ける予定。W杯を控えた06年3月に今回とは逆の右足小指の同じ個所を骨折。そのときは1カ月半で復帰し、ドイツW杯にも間に合った。だが、前回に続き執刀医を務める関チームドクターは「前回よりひどい。骨の折れ方が違う」と説明。「前回は除去だったけど、今回はつなげる手術。復帰には3カ月は要する」と話した。7月下旬には練習に戻れるが、その時期はリーグが中断中のため、復帰は8月12日の甲府戦以降となる。チームはナビスコ杯を含め計15試合、主将のエースFW抜きで戦う。 [ 2007年04月24日付 紙面記事 ]



柳沢は全治3か月
 J1鹿島は23日、元日本代表FW柳沢敦(29)が東京都内の病院で精密検査を受け「左足第5中足骨骨折で全治約3か月」と診断されたと発表した。同日入院し、近日中に手術を受ける予定。
 またDF岩政大樹(25)は鼻骨骨折で全治約6週間と診断を受けた。岩政も清水戦で負傷した。
(2007年4月23日16時30分  スポーツ報知)


予想以上の長期離脱である。
岩政は様子を見、良ければフェイスガードで出場が叶うやも知れぬ。
が、柳沢敦は昨季の骨折以上の大怪我とのこと。
好事魔多しとはこのこと。
ここ数年で最も安定した力を見せていただけに残念で仕方がない。
しかしながら時は待ってくれぬ。
我等は気持ちを切り替え一つ一つ勝利を重ねねばならぬのだ。
両津勘吉のアップもキツイが高校教師の劣化も寂しい。
栄枯盛衰とはこのこと。
引きで撮れば美しさもあろうものの、アップを多用する演出では女優陣に降りかかる火の粉が厳しすぎようもの。
技術の進化は全ての人を幸せにするとは限らぬのである。

U-20日本代表候補合宿コメント

【U20日本代表候補 トレーニングキャンプ】4/23練習後のU20日本代表候補 各選手コメント [ J's GOAL ]

●内田篤人選手(鹿島):

「なんだか懐かしい感じがします。長く、このチームに参加していなかったので。アジアユースの時と同じように、槙野(広島)や福元(大分)が声を出していたし、それに他のみんなも声を出すようになっている。それは、いいことだと思います。

明日は広島との試合ですが、U20ワールドカップで勝つためには、J1を相手にも闘えないといけないから」


●遠藤康選手(鹿島):

「今の合宿は楽しいです。残れるよう頑張りたいです。特にこの代表を意識していたわけではないのですが所属チームで頑張っていれば選ばれることもあると思っていました。

僕は代表に入って日も浅いし、初対面の選手も多いので、まずは自分のいいところを出したいです。

世界大会に出たいので残れるように頑張りたいと思います。」


今、各年代の代表で最も輝いているU-20。

その中盤に食い込もうと藻掻くヤス。

本人は合宿以上に鹿島で努力する重みをわかっておる。

まずはチームでポジションを得、夏にはU-20ワールドカップへ。

我等もその直向きな気持ちを後押ししたい。

直向きと言えば、

「勘助、うらぁ死にたくねえだ。生きてえずら。

 見てえだよ、この世の恐ろしいもんも戦も見てえずら

 勘助、うらぁ死にたくねえだ。生きてえずら!」

ヤスにも世界を見せてやらねばならぬのお。

田代復帰の報も主将離脱の知らせには喜べず。

鹿島FW柳沢が清水戦で骨折
 鹿島FW柳沢敦(29)が左足第5中足骨を骨折したことが22日、分かった。2ゴールを挙げ、チームを今季初の連勝に導いた21日の清水戦で同個所を負傷。試合後「打撲です」と話すなど軽症とみられたが、一夜明けて歩けない状態となり病院で検査した結果、骨折が判明した。今日23日に精密検査を受けて全治期間が明らかになる。手術など治療法も検討されるが、長期離脱は免れない事態となった。昨年3月末の千葉戦では右足第5中足骨を骨折。負傷の影響でW杯、その後のリーグ戦と不振に終わった。再起をかけて主将を担う今季は、ここまで7試合3得点とまずまずの成績を残していた。また清水戦で負傷したDF岩政大樹(25)も鼻骨骨折と診断された。
[2007年4月23日8時47分 紙面から]


頼れる主将に悲劇…鹿島・柳沢が左足甲骨折、1カ月以上離脱へ
 鹿島のドイツW杯日本代表FW柳沢敦(29)が左足甲を骨折していたことが22日、分かった。前日21日の清水戦(アウエー)で同個所を痛めた柳沢がこの日、X線検査を受け、判明。23日に精密検査を受けるが、最低でも1カ月以上の離脱となるもようだ。
 今季から主将を務める柳沢は今季公式戦11試合で5得点。リーグ戦ではここ2試合で3得点と好調だっただけに、長引けばチームにとっては大きな痛手となる。


柳沢が左足小指骨折

21日の清水戦後、まさか骨折とは思わず、サポーターに手を振って応えていた柳沢
 鹿島のFW柳沢敦(29)が22日、都内の病院でエックス線検査を受け、左第5中足骨(小指)骨折と診断された。近日中に手術を受ける予定。全治などは23日の精密検査で判明するが、完治まで数か月はかかる見込みで、リーグ前半戦の復帰はほぼ絶望となった。


 柳沢は21日の清水戦(日本平)の後半16分、ボールとは関係のないところで相手選手に左足を踏まれ、負傷。同23分にピッチを退いた。試合後、チームドクターの所見では骨が折れた様子はなく、本人も「打撲。(折れたときとは)痛みも違う」と話していた。


 だが、この日の朝方に痛みと腫れがひどくなり、静岡から帰京後に検査を受けた結果、骨折が判明。清水戦でも2得点を挙げ、今季公式戦11試合5得点と好調だっただけに、鈴木満取締役強化部長は「調子が良かっただけに痛い。ショックは大きい」と話した。


 柳沢は06年3月25日の千葉戦で、右第5中足骨を骨折した。このときは骨の折れた個所が比較的治りやすく、約2か月で実戦復帰。今回は負傷した個所にもよるが、鹿島は長期間、主将でエースを失うことになった。
(2007年4月23日06時09分  スポーツ報知)


野沢が先発復帰し、大岩も途中出場、そして田代はトークショウで全体練習合流を報告した。
清水戦欠場のファボンも帯同はしており大事を取っただけ。
メンバーが揃った。
チームも3連勝中、今季はこれからである。
と、今朝まで信じていた。
が、岩政が鼻骨骨折、そして柳沢敦主将が左足甲の骨折で戦線離脱。
特に主将は長期離脱とのこと。
オリベイラ監督のコメント
「うちの選手で誰一人とも血が出ていない選手はいない」
が真実であった。
主審が試合をコントロールできない故の悲劇である。
我等にどこまで試練を与えようというのか。
が、我等は諦めず、後押しを続ける。
「私はもはや死ぬことは恐ろしくない!
 生きている方が恐ろしい。
 この世の方がずっと恐ろしい。
 さればこそ、私は見たいのです。
 生きてこの世を見てみたい。」
この生き地獄を見届ける覚悟を北島三郎姫と共に心に据えようぞ。

清水戦報道とコメント


復帰の鹿島野沢がチームを再生/J1



前半、鹿島FW柳沢は先制のゴールを挙げ、ベンチに向かってガッツポーズ

<J1:鹿島2−1清水>◇第7節◇21日◇日本平

 左足の故障から復帰した今季初先発の鹿島MF野沢がチームを再生させた。前半32分にDFラインの裏に走り込むFW柳沢に、ピンポイントで浮き球パスを落とし先制弾をアシスト。「パスは、あそこしかなかった」と野沢が言えば、この日2得点の柳沢も「パスがすべて。いい働きで生まれたゴール」と1点目を振り返った。その後も野沢は中盤で鹿島の攻撃のリズムをつくり続けた。

 野沢は昨年11月のサウジアラビア戦で日本代表入りした。しかし、2月25日の水戸戦で左ひざ内側側副靱(じん)帯を損傷した。水戸戦直前の代表合宿にも呼ばれたが棒に振った。前節横浜FC戦で15分限定出場し、この日は60分限定でプレーした。鈴木満取締役強化部長は「意図のあるパスで、すべてがつながった」と手応えを口にした。野沢の復活で、今季2勝目の鹿島が追撃態勢を整えた。

[2007年4月22日9時36分 紙面から]


鹿島・柳沢が2試合連続得点!11戦5発で今季絶好調!

 J1第7節第1日(21日、清水1−2鹿島、日本平スタジアム)ドイツW杯日本代表FW柳沢が2試合連続得点で鹿島の2連勝に貢献した。前半32分にMF野沢の縦パスをもらって左足でゴール。後半1分にはヘディングでGKの足下へ決めた。これで今季公式戦11戦5発と絶好調。主将を務める29歳は「得点の感触は良かったが、勝てたことが一番うれしい」。左足甲の打撲で後半23分に交代したが、「しっかり準備して次の浦和にも勝つ」と3連勝に自信を見せた。


左で頭で柳沢2発!鹿島乗ってきた



<清水・鹿島>前半32分、先制ゴールを決め、マルキーニョスと抱き合う柳沢

 鹿島のFW柳沢敦(29)が清水戦で2ゴールを決め、2−1で勝ってチームを2連勝へと導いた。今季初先発のMF野沢とのコンビで前半32分に先制点を挙げ、後半1分にも追加点。エースの2得点で、開幕から5試合勝ち星なしと出遅れたチームも9位へ浮上した。

 柳沢らしいゴールだった。前半32分。左サイドのDFダニーロからパスを受けたMF野沢が、フェイントで相手2人をかわす。その瞬間、相手DFの裏へ抜け出した。そこへドンピシャリのパスが来ると、GKの位置を確認して最後は左足で流し込んだ。柳沢は「あれはパスがすべて」とパスを出した野沢に感謝したが、最後は「感触は良かった。いい得点だったと思う」と納得の表情をのぞかせた。

 後半1分には決勝ゴールとなった2点目を頭で決めた。カズの目前でゴールを決めた前節の横浜FC戦に続く2戦連発。リーグ戦での2発は、ハットトリックを達成した昨季開幕戦以来だ。後半23分に左足第5中足骨を打撲して交代したが、チームドクターは「骨には異常はない」と説明。本人も「打撲だから大丈夫だと思う。また1週間、良い準備をして試合に臨みたい」と次節の浦和戦出場に意欲を見せた。

 野沢の復帰もチームに弾みをつけた。右ひざの手術から驚異的な回復力を見せ、前節に途中出場で復帰。初先発となったこの日は57分で交代したが、自慢のテクニックで攻撃にリズムを与え、柳沢の良さも引き出した。柳沢が「精度が高いからチャンスは増える。コンディションが上がれば、もっと良くなると思う」と期待を寄せる男に加え、DF大岩もケガから復帰。態勢が整った鹿島がいよいよ巻き返しに打って出る。

 ≪清水シュート16本も…≫清水は鹿島の11本を上回る16本のシュートを放ちながら、決めきれずに今季初の連敗。これで鹿島戦は03年7月以来11試合勝ち星なしとなった。シリア戦から中2日で強行出場したU―22日本代表DF青山は「勝ちたいという気持ちが入りすぎてしまった。最後はしんどかった」と鼻声で話すなどグッタリ。長谷川監督は「もう少し攻撃陣の奮起に期待したい」と、調子の上がってこない日本代表MF藤本らにゲキを飛ばしていた。 [ 2007年04月22日付 紙面記事 ]


柳沢2発快勝…J1第7節



2得点の鹿島・柳沢はサポーターに手を振る

 ◆J1第7節 清水1―2鹿島(21日、日本平) ついに開眼した。FW柳沢が前節・横浜C戦(14日・日産ス)に続く2試合連発となる2得点をたたき出し、今季初の2連勝に貢献。「得点は気持ちいいけど、勝ったことがうれしい。今日はいい戦いができた」試合後は主将らしく、ゴールよりも勝利を喜んだ。

 決定力をみせつけた。前半32分、MF野沢からの強いパスを受けた。難しいボールだったが、胸トラップ一発でDFラインを突破。GKと1対1の場面にも、冷静に左足で中央に流し込んだ。同点で迎えた後半1分にも、FWマルキーニョスからのクロスに、頭で決勝点を挙げた。

 今季は「入れば何でもOK」と得点にこだわる。ペナルティーエリア内でプレーする回数を増やし、ゴールに執着。「ゴールでしかあの思いは晴らせない」とドイツW杯で「戦犯」となったことをきっかけにスタイル変更に着手している。

 今季は公式戦11試合で5得点。柳沢が得点した試合はリーグ戦5試合連続で負けなし。負傷した左足は一両日中に検査を受けるが、「骨には異常がないとみられる」と香取チームドクター。ストライカー柳沢が覚せいの兆候を見せ始めている。

 ◆清水 手痛い恩返し オフに放出した鹿島FWマルキーニョスに決勝点をアシストされた。代わりに獲得したMFフェルナンジーニョは慣れないFW起用に苦しみ、「前線からの守備のバランスが悪く」(長谷川監督)、シュート0本で後半13分に途中交代。シリア帰りのU―22代表DF青山の強行出場も実らず、川崎戦に続き痛い連敗。これで対鹿島は公式戦11戦勝ちなしとなった。(2007年4月22日06時03分  スポーツ報知)


【J1:第7節】清水 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]

4月21日(土) 2007 J1リーグ戦 第7節

清水 1 - 2 鹿島 (19:04/日本平/12,738人)

得点者:'32 柳沢敦(鹿島)、'39 市川大祐(清水)、'46 柳沢敦(鹿島)


●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q1 こないだの横浜FC戦でようやく1勝を手に入れて、大きな連勝だったと思うんですが、この1勝はどのような意味があると思いますか?

 ホントに清水は徹底されたチームで、まあプラスベンチの駒が多くいるチームに対して、まあ勝ったということは非常に我々にとって自信になる試合でもあるし、プラスそのやっぱり試合全体の質を考えればホントに厳しい試合ってことはもう予想してたことで、まあこれ勝って終えたってことはやっぱりね、選手たちが一番今の勝ったことの意味っていうのを実感してるんではないかなと。まあ今後これで終わりではないわけですから、やっぱり今後もっと高い質のものを見せながら、勝利を重ねていければなと思っております。

Q2 野沢選手のコンディションと、今日の野沢選手のプレーについて評価をお願いします

 まあホントに長期ってことを考えてた怪我から、それは早めに……早期に復帰できたっていうのはやっぱり本人自身の意思であって、その意識だったりっていうところでリハビリから取り組んできた部分でもあるし、まあ前節途中から出ましたけど今回頭からっていうところで考えれば、正直言いますと今季初めての試合なわけですから、まあある意味自分の中で「90分は無理だろう」というところで、まあ「どれぐらいできるだろう?」というところで、まあ「前半で終わりじゃないかな」とは思ってましたけど、まあ前半終わったところで「もう少しできる」ってところで、まあもうちょっと……10分か15分ぐらいやらしていったんですけど、前半の中でやはりちょっと一定の時間ちょっとボールに絡めなかったり、あるいはプレー自体に絡めなかったっていう時間帯が……空白の時間帯もありましたし、でまあ最後得点のプレーという……過程のところで絡んでいきましたし、やっぱりそういった意味でやっぱりこれだけ重要な選手だということはね、まあ我々にとってもわかってることでもあるし、本人自身もやはり自分がいかにしてチームにとって重要な選手かという高い認識を……話しすると持ってますので、やっぱり早期の復帰というのはうまくできたんではないかなと思いますし、まあ今日踏まえた上でまた来週1週間ありますので、まあしっかりとまた取り組んでもらえれば、また次の試合でも良いパフォーマンス良いプレーというのは出てくるんではないかなーと思ってますので、まあ今日の勝利というのは……一部分というのは彼のその力というものが、あるいは貢献度っていうのがあるんではないかなと。まあ当然ながら勝利っていうのはね、全員で手にしたものであるんですけど、一部分には彼の貢献度っていうのがあるんではないかなと思います。

Q3 先週リーグ戦で初勝利して、でチームの中で何か変わったと感じてる部分はありますか?

 やっぱりサッカー選手あるいはスポーツ選手にとって、勝つことが一番の良い薬であるし、まあその指導というところも必要なんですけど、やっぱり勝ったことによって何か新しいものに取り組むにあたってやっぱり積極的に取り組めますし、また何を言われるにしても積極的にいけるってところが、やっぱり選手にとって一番の良い薬ではないかなと。

 特にまあ今週にあたって、やっぱりその気持ち的な面でやっぱり余裕が出て、みんながね、そういう風に勝つためにはこうゆうことも犠牲にしなくちゃいけないし、やらなくちゃいけないんだってことを彼らがわかったんではないかなと。だからまあここで3連勝と……まあ大会違いますけども3連勝飾ったということは人間やはり強みになるし、また彼らがやっぱりこの勝ったときの喜びっていうことをね、もう一度味わいたいという……やっぱりそういった部分でもう一度今週良い感じで取り組んでいけるんではないかなと思ってます。

Q4 柳沢選手と、最後怪我した岩政選手の状態はどんな感じでしょうか?

 まあ基本的に僕はレフェリーを批判するっていう立場でもないし、ただレフェリングに対して今日の場合は言わざるを得ない状況ではないかなと思います。まあちょうど全チームなんですけど、ルールテスト……あっルール講習会っていうのがありまして、そこで説明をされて、まあ肘打ちとかシャツ引っ張ったりとかまあいろいろ……シャツをパンツの中に入れるとかいろんなことを……フェアプレーに対しての話をされて、ただそれが適応されてるのはうちだけではないかなという部分が……そういう引っ張ったりした場合はうちが止められてとかいろんなことがあるんですけど、他チームにあたってはやっぱりそういう風な部分になってないではないかなと。

 で今日ロッカーに試合後戻りますと、うちの選手で誰1人とも血が出てない選手がいないです。それは、清水の選手がアグレッシブにやったとか、非紳士的だとか、フェアプレーの意識が足りなかったとかっていう部分ではないと思いますし、特に清水のチームを分析したときに、そういった汚い意味のアグレッシブさを表してませんでしたし、やっぱりそういった意味でレフェリングがいかにして試合の中で重要なのかっていうことがおわかりになるんではないかなと。

 例えば試合中GKの曽ヶ端選手が蹴られたり、あるいは岩政選手が相手の選手に押されてるのにもかかわらず……まあそこでちゃんとした判断をできなかったりとか、段々やっぱりそういった部分の厳しい判断が……レフェリーの方がゲームコントロールができなければ、やっぱり……まあ暴力ではないんですけど、やっぱりそういう汚いプレーが段々再発してしまうし、ゲームのコントロールができなくなるということになっていくし、最後の方なんかは岩政選手(が)負傷してしまって今鼻の骨折の疑いもあるし、柳沢選手も思いっ切り踏まれていながらレフェリーがそれはないという判断で、今もうやっぱり痛みが引かず、それもちょっと骨折あるいはヒビの疑いがあるんではないかなっていう状況になってますので、やっぱりそういったいかにしてレフェリーがこのゲームの中でいかにして重要な役割があるのかということを、やっぱりもっとレフェリーの指導する方々……レフェリー自身ではなくてレフェリーの指導をする方々が、もっと認識を高く持って指導しなければいけないんではないかなとは思います。

Q5 今日1点目を取った後に、野沢選手と本山選手のポジションチェンジがあって、その結果失点がありましたが、そのポジションチェンジの意図は?

 まあ先ほども言いましたけど、やっぱりゲームの試合勘を取り戻すためのプロセスというのは踏んでいるわけですから、でまあ試合の途中からちょっとミスが3回連続で続いたり、あるいは彼のサイドの方の(相手)選手が攻撃に絡んだり、あるいはシュートチャンスっていうところにつながってたので、まあ左右入れ替わったというところが……狙いがあります。まあ別に替わったからと言って失点したということは僕は考えておりません。

     ※某所にて完全版コメントを入手しました。


【J1:第7節】清水 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]

●青山直晃選手(清水)

Q:前半の最後で、岩政選手を突き飛ばした場面は?

「あれは冷静さを欠いていた。反省してます。ハーフタイムですいませんでしたと謝りにいった」

●内田篤人選手(鹿島)

「2点目が入って、攻めようか守りに入るか迷ったけど、向こうのFWに背の高い選手が2人入ってきたので、セカンドボールを拾おうという意識で、それほど上がらないようにしようかなと。センターバックには、岩政さんとか青木さんとかヘディングで勝てる選手がいるので、それほど自分が競るということはないけど、セカンドボールを拾うことを意識していた。(試合の入り方は)エスパルスだからとか地元だからとか関係なく今まで通りやっていた」

Q:チームが勝ってきて、気分的にも楽になってきた?

「でも、まだまだ課題とか直さなければいけないところはあると思う」

●柳沢敦選手(鹿島)

「やっぱり勝てば雰囲気は良くなる。とくに相手が強ければ強いほど、勝ったときの喜びは大きい。試合の入り方も最近は良い形で、みんなだいぶわかってきた感じがする」

Q:足のケガは?

「大丈夫、打撲だと思う」

Q:2点目は、清水の守りにスキがあった?

「そういうのはないと思う。誰かは覚えていないけど1人が先に走り込んでくれたので、それでクロスして(外に)広がったら、マルキーニョスから完璧なボールが来た。それがすべてだったと思う」

Q:前半よりも後半のほうが、裏に抜け出すスペースがあった?

「奪ってから自分たち(FW)にボールが入る回数が増えてきて、そこで良い形でつなげると、またこっちにもチャンスが多く生まれたと思う。でも、向こうもあきらめずに最後まで攻めて来ていたので、かなり厳しい戦いだったと思う。チームとして集中して、最後までうまく戦えたと思う」

Q:チームとして、しっかりゲームをコントロールする意識が高かった?

「これまでは、それがなかなかうまくいってなかったけど、そういう意識を持ちながらずっとやり続けてきたので、それが今日は出ていたと思う。こういうゲームをたくさんやりたいなと思った」


ニッカンだけが鈴木満強化部長のコメントを載せている。

差別化されており好感が持てる。

そしてそのコメントから推測するに、補強は不要となるのであろう。

アリバイ補強報道時も野沢の復帰を見極め再考すると吐いておった。

本人にその気が無く移籍金の必要なユダはあり得ないとして、ベンチにすら入れぬ小笠原満男の処遇について考える時期が来ておるはずである。

メッシーナでは一度も勝利に貢献することもなく終えるであろうこの男に取り憑いた疫病神を祓う必要がある。

伊太利亜におってはそれも叶わぬ。

負け癖だけではない、やれ怪我だインフルエンザだと体調管理にも当てにならぬ。

最後は精神力と運である。

その双方とも失ってしまっては、不要と烙印を押されても文句は言えぬ。

そのどちらも持っていることを証明させてから戻すことを所望する。

Jリーグ弟7節 清水エスパルス戦

清水DF青山はどう見ても一発退場が妥当である。
その不当なジャッジも跳ね除け勝利を掴むことが出来た事は重畳。
先発復帰した野沢のスーパーな個人技から柳沢敦の巧いゴールとダニーロの戦術眼が光るパスで本山へ、そこから抜け出したマルキーニョスのクロスにどフリーの柳沢敦と二発で勝ち点3を得た。
歯車が噛み合ってきたと言いたい。
一つ一つ勝って行こうではないか。

岩政の口

鹿島岩政が上位戦線殴り込み宣言

鹿島DF岩政が21日清水戦、29日浦和戦を、上位戦線殴り込みへの勝負の2戦と位置付けた。今季は開幕5戦未勝利と出足でつまずいたが、14日の横浜FC戦で今季初勝利を挙げて現在12位。5位清水、1位浦和を直接対決でたたけば、10冠への道も一気に切り開ける。

「まだ春ですから」と苦笑いしながら前置きした上で「この2試合の結果いかんで勢いも変わってくる」と気を引き締めていた。
[2007年4月20日23時55分]


大口かと思いきや、ただの冷静な状況コメントであった。

カメラの前で口を開く機会の少ない岩政大樹であるが、彼のコメントは報道に記載される機会が多く一人歩きしている印象がある。

数学教師資格保持者が軽口ばかり叩こうはずもない。

彼のお調子者であるキャラクターに合わせメディアが岩政像を捏造しようとしているのではないだろうか。

であればピンク色のシャツなど、特殊な嗜好の洋服をアピールして欲しい。

写真集などは如何であろうか。

そしてNHK教育高校講座物理の渋谷桃子と競演させよう。

 家に帰ってくる岩政、迎える渋谷

 渋谷「暖かい家は誰のおかげ?」

 岩政「ももこ」

これでこそ背番号3の継承者である。

清水戦プレビュー

【J1:第7節 清水 vs 鹿島 プレビュー】鹿島という壁をひとつ乗り越えたい清水がホーム日本平で雪辱を期す。 [ J's GOAL ]

4月21日(土)J1 第7節 清水 vs 鹿島(19:00KICK OFF/日本平)

 以前は、鹿島にとって清水は天敵。しかし、今は逆の立場になっている両チーム。03年7月(草薙)以来、公式戦で10試合鹿島に勝てていない清水が、今度こそホーム日本平で雪辱を期するゲームだ。


 ここまでリーグ戦4勝2敗で5位の清水は、ナビスコカップ予選リーグも含めて「勝ちきれない」という印象の試合がいくつかあり、チーム状態は「良い」と見る人と「良くない」と見る人と評価が分かれている。ただ、リーグ戦で敗れた2試合、柏戦(3節)と川崎F戦(6節)も、内容的には上回っていた部分が多く、レギュラークラスが揃ったゲームでは、明らかに悪かったという印象の試合はない。つまり、戦い方がかなり安定しているというのは間違いない。


 その証拠に、ここまで6試合で失点は5。それも、大宮戦での1失点を除けば、すべてセットプレーや明らかなミスから失ったもので、守備に関しては(とくにGK西部、4バックの市川、青山、高木和、児玉、ボランチの伊東が揃ったときは)安心して見ていられる。セットプレーの守備も、ゾーンからマンツーマンに変えて以来、あまり危ない場面は作られておらず、クロスに対してはセンターバックの高木和と青山が抜群の強さを発揮する。代表合宿に初招集されたGK西部も含めて、「個の力」という部分でも守備は確実にステップアップしている。

 もちろん、「前から良い守備をしてくれているので、後ろはある程度の余裕を持って守れている」と高木和が語る通り、チーム全体での守備意識の高さが堅守の源になっているのは従来通り。そうして守備が安定し、以前よりチームとしてのボールキープ力が高まったことによって、自分たちでゲームをコントロールしながら戦える時間はかなり多くなった。


 そんな中、現時点でいちばん物足りないのは、攻撃陣の「個の調子」が期待通りに上がってこないこと。新加入のフェルナンジーニョは、コンディション的にもコンビネーション的にも着実に良くなってきたが、その周辺のチョ、矢島、藤本といったあたりの切れがもうひとつ。その中でもチョが結果を残している点はさすがだが、彼らが本来の力を発揮してくれば、チャンスの数も決定力もかなり高まるはず。そうなれば「勝ちきれない」試合も少なくなってくるだろう。

 その意味では、前節で清水の斬り込み隊長・岡崎が待望のプロ初ゴールを決めたのは、マインドの面で大きい。彼の勢いに引っ張られて周囲の調子も上がってくれば、長谷川監督としては願ってもないことだ。今節は、ケガから復帰した枝村が先発する可能性が出てきているが、途中出場であっても岡崎がピッチに出たときは、これまで以上に楽しみになる。


 対する鹿島は、前節・横浜FC戦でようやく今季リーグ戦初勝利を挙げ、ここまで1勝3分2敗の12位。チーム状態としては、守備は6試合で6失点とまずまずだが、攻撃がもうひとつ。清水と同様の傾向ではあるが、得点は6試合で5点と、こちらのほうが問題が深い。

 ただ、前節で野沢が復帰したことは大きなプラスだ。今節に先発で使われるかどうかは微妙だが、攻撃のバリエーションを増やせる選手なので、勝負をかける時間帯で投入しても十分な効果があるだろう。

 また、昨年天皇杯を含め3戦全勝している相手である清水は、攻めてくるチームということもあって、選手たちは比較的やりやすく感じているはず。あとは、堅守の清水から先に点を奪えるかどうかが、最大の焦点となるだろう。


 逆に清水の側から見れば、鹿島はゲームコントロールに長けたチームなので、先制点は絶対に取られたくない。もちろん、内容うんぬんよりも、絶対に勝って、鹿島という壁をひとつ乗り越えたいゲームだ。

 鹿島としても、ここで上位の清水に勝って連勝できれば、チームのムードは一気に良くなるはず。今後に向けて勢いと自信をつかむためには、どちらのチームにとっても本当に重要な戦いとなる。

以上

2007.04.20 Reported by 前島芳雄


アウェイの清水戦と言えば内藤就・長谷川のゴールでで辛勝した1998年思い出す。

メンバーは以下の通り。

GK  高桑 大二朗

DF  名良橋 晃

DF  秋田 豊

DF  奥野 僚右

DF  相馬 直樹

MF  内藤 就行

MF  ジョルジーニョ 

MF  ビスマルク

MF  阿部 敏之

FW  マジーニョ

FW  長谷川 祥之

サブ

GK  佐藤 洋平

MF  中田 浩二

MF  小笠原 満男

FW  鈴木 隆行

FW  柳沢 敦



リストバンドで有名な内藤就行選手であったが、右SBの控えではなくこの試合ではボランチとして出場。

スペースに走り込みビスマルクからのパスを決めた。

この年の優勝を予感させた瞬間であった。

彼のような選手が後ろに控えてこその選手層である。

使われ方に不満を抱かせては懐を疑われる。

チームとは出場している選手だけではない。

全員で勝ち取ってこそ最後に笑うことが出来るのだ。

サブには入るが出場叶わぬ吉澤佑哉よ、誕生日おめでとう。

宮澤くん情報

室蘭大谷・宮沢がU18候補合宿で存在感



マークに遭いながらも堂々としたプレーを見せた室蘭大谷FW宮沢

 夢の代表入りへ、突き進む! U−18(18歳以下)日本代表候補のFW宮沢裕樹(3年=室蘭大谷高)が2年後の09年U−20W杯を見据え、本格的な戦いをスタートさせた。静岡で合宿中の同代表候補は18日、静岡産大と練習試合(45分、30分×3本)を行い、宮沢は2、3本目(それぞれ30分)にフル出場。得点はしなかったが、3本目の2得点を誘発するなど存在感を示した。


 宮沢が流れを変えた。2本目6分。ゴール前の中央で相手DFを背負いながら、ボールをキープ。雨でピッチの状態が悪い中、粘ったすえ、右サイドにパスを出した。惜しくも味方がシュートをミスし、ゴールには結びつかなかったが、決定機を演出した。1本目のFW陣は前線で孤立する場面が多く、好機をつくれなかったが、出場のわずか6分後のプレーで存在感を示した。


 「全然ダメでした。でも周りのサポートが良かったので楽しかった」と振り返った。3本目10分、ゴール前中央で得た決定機は、ふかしてしまう場面も。だが、3本目のチーム2得点にからんだ。182センチの体を生かし、前線でボールを保持し、攻撃のリズムをつくった。2本目で2トップを組んだ畠山(四日市中央工高3年)は「すごくやりやすかった。バランスを取ってくれたのでチャンスがつくれた」と相棒をたたえた。


 悔しさを胸に刻み、気持ちを新たに挑んだ。前回3月の同代表候補強化合宿は、直前に38度以上の発熱があり、辞退を余儀なくされた。4月に最上級生の3年生となり、室蘭大谷の主将を任された。加藤栄治監督(49)は「率先してやっている。(主将は)自覚を持たせるため、ということもある。高い意識を持って欲しい」と期待を寄せる。この日は、2年後のU−20W杯へ、心機一転して迎えた07年度の本格スタートでもあった。


 昨年7月、U−17日本代表に選出され、国際ユースIN新潟で全国区の存在になった。高校選手権では優秀選手にも選ばれた。鹿島、京都、札幌など複数のJチームから興味を示されている逸材は「みんな、うまいので勉強になるし、いい経験です。もっと頑張らないといけない」。宮沢の進化は、まだ始まったばかりだ。


 ◆宮沢裕樹(みやざわ・ひろき) 1989年(平成元)6月28日、室蘭市生まれ。室蘭大沢小2年でサッカーを始め、中学時代は室蘭大沢FCに所属し、MFとして活躍。高校からFWを務め、1年からレギュラー。昨年7月、U−17日本代表に選出。昨年10月の高校選手権道予選で得点王。全国高校選手権は優秀選手。家族は母と兄。182センチ、68キロ。血液型はB。

[2007年4月19日9時37分 紙面から]


獲得の噂のある宮澤くん続報である。

コメントは謙虚で日本人の心を擽ってくれる。

ここはスカウト熊谷の勝負が始まっている。

今季のヤスに続き、北の守りはクマに任せたい。

現在、鹿島はFW手薄な状況である。

三顧の礼を以て迎え入れたい。

庵で寝ている際には外で静かに待つのであるぞ。

内田篤人フル代表を語る

【日本代表候補トレーニングキャンプ】4/18練習後の選手コメント [ J's GOAL ]

●内田篤人選手(鹿島)

「自分の力はまだまだ足りないと思う。代表のレベルのサッカーを見ると、こういうレベルのサッカーをしないと通じない。まずは鹿島で試合に出るように目標を持ってやりたい。鹿島ではまだまだ周りにサポートしてもらっている部分があるけど、僕自身がレベルアップしなければダメだと思う。柏木(広島)は堂々とやってたんでびっくりした。自分も思い切ってやろうと思ったし、周りも声をかけてくれた。鹿島もボールを回すサッカーだし、共通する面もあった。ここで学んだことを出しやすい環境だと思う


オシムサッカーもポゼッションで行くとのこと、トルシエ時代のハーフカウンターではないということである。

外人頼みのカウンター主流のJリーガーにポゼッションを教え込むことは容易では無かろう。

比較的吸収が早いと思われる若手ばかりを呼ぶことにも頷け無くは無い。

「走る」だの「考えて走る」だのといったキーワードばかりが先行しているが、普通にパスコースを創る動きをして、ゴールへボールを運べと言っているだけなのである。

ジーコとは違うと口を揃えて言うものも多いが何も変わっていないと思われる。

選手選考も若手は呼ぶが使わないので試合に出る選手に変化はない。

使われる選手に華がないので、いつも同じかどうかわからないだけなのである。

一つ前の政権を否定し、現在をより肯定することは常套手段である。

戦前の大日本帝国の全否定、会津藩の悪逆、幕末の幕府、室町幕府、枚挙に暇がない。

世に完全なる善はなく、ナチュラルボーンキラーもいない。

ただ、行われた事実だけが歴史として残るのである。

オフト元日本代表監督は最終予選の最終戦でワールドカップのチケットを逃した悲劇の指揮官だが、よくよく考えれば最終予選の戦果はサウジに引き分けイランに負けたところで終わっていたとも言えるのである。

オシム氏も亡国から異国を渡り歩き最果ての極東でカップ戦を獲った事は認めよう。

一角の人物である。

周りに問題があるということも理解出来る。

が、言葉は慎みなさい。

ここは日の本、謙虚な姿勢が尊ばれる国なのである。

と、内田篤人が教えているように読みとれるではないか。

篤人&ヤス、U-20代表候補選出

U-20日本代表候補トレーニングキャンプメンバーに内田・遠藤選手が選出
4月22日から24日まで行われるU-20日本代表候補トレーニングキャンプメンバーに内田篤人選手と遠藤康選手の2人が選出されました。
DF 内田篤人
MF 遠藤康
遠藤選手コメント
『最終メンバーに残る為にも今回の合宿では精一杯頑張りたいと思います。』
※内田選手は、日本代表候補トレーニングキャンプ中のためコメントはございません。
日本サッカー協会 http://www.jfa.or.jp/


内田篤人とヤスがU-20代表候補選出。
篤人については吉田監督より『完全な主力』とのコメントが出ているので驚きはないが、ヤスは2/27〜3/4の合宿評価され選出運びとなった模様。
それは吉田監督がポルトガル遠征時のコメントでも評している。


【U-20日本代表ポルトガル遠征】3/20練習後の吉田靖監督コメント [ J's GOAL ]
 改めて、前回の千葉合宿( http://www.jsgoal.jp/japan/news/youth/article/00044508.html )は良かった。今回、呼びたい選手を全員は呼べないことがわかっていたから、そのバックアップを含めて幅広く選考できた。呼べなかった選手の代わりをピックアップできた。今回ポルトガルに来ている選手の他にも、遠藤康(鹿島)とか良い選手はいたが、Jリーグのゲームもあるし、ケガ人が多いチームもあって招集できなかった。でも、そういうことは仕方がない。クラブ側もできればU-20日本代表に出したいと言ってはくれたが、クラブあっての日本代表だから。


今回は梅崎のバックアップとして乾とポジションを争うことになろう。
ここは「勝負」に勝って欲しいものである。
既にトップ出場も果たし、持ち味もサポーターには披露している。
次は結果、そして7月のU-20ワールドカップと夢は膨らむ。
今週の週間サッカーマガジンでは1988年生まれ代表に選出されている。
収めどころがなかったせいか左SBに当てはめられていたが、右の篤人と両翼のようで頼もしい。
「陸奥の至宝」羽ばたく日は近い。

内田篤人疾走中

“飛び級”内田が加地の穴埋める!

はつらつとしたプレーを見せた太田(左)と内田
 オシム監督が見守る中“2階級特進”で初招集されたDF内田は、メンバー最年少の19歳らしく、はつらつとした動きを見せた。「緊張した。でも、何色もビブスを使う練習にも混乱することなく、楽しくできた」と手応えをつかんだ様子。内転筋痛で辞退した右サイドの加地が不在の今合宿は、絶好のアピールのチャンス。ライバルになるのは同じく初顔の森、太田だが、内田は「中途半端なプレーはせず、思いきりやりたい」と強い意気込みを語った。課題の克服にも積極的だ。2月のU―22日本代表候補合宿に招集された際、フィジカルの弱さを実感。その後、クラブでトレーナーの指示の下、筋力アップに励んだ。U―20日本代表の吉田監督から「完全な主力」と評される逸材が、A代表の右サイド戦争に名乗りを上げた。[ 2007年04月17日付 紙面記事 ]


【日本代表候補トレーニングキャンプ】4/16練習後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●内田篤人選手(鹿島):
「緊張した。楽しかったけど、頭を使う練習だった。パス回しとか、技術を生かしたうえでボールを回すとか、ボールが来る前の準備とか、いろんな意識を持つと違う練習になる。オシムさんはもっとピリピリしていて怖い人かと思ったけど、全然違った。練習中にも笑いがあったし、面白いなと思った。こういうビブスを使った練習は想像できなかったけど、自分の中では普通にやれた。周りにサポートしてもらえた。清水東の先輩の森さん(森勇介/川崎F)にもよくしてもらった。話しかけてもらったし、同じサイドの選手なので尊敬している。スピードのある選手なんで、学ぶことも多いし。この時期に招集されるのは何かしら意味がある。自分が代表に入るレベルに達しているとは思ってないし、何のためか理解して何かを持ち帰りたい。自分はサイドの選手なんで、守備面で1対1とか、パススピードとか、判断の速さとか、そういう部分だと思う」


合宿後に試合があるわけでも無く、単に監督の「見たい」という要望だけで呼ばれている内田篤人ではあるが、若い力を存分に見せつけているようである。
「若い」ということはそれだけで大きな武器である。
が、経験を備えたベテランが支えてこそその武器もより輝く。
オシムジャパンは若さをアピールしたいようで、今回の篤人招集だけでなく毎回のように新たな若い選手を引っ張り上げている。
彼等が代表に定着することは稀であり、試合になると同じようなメンバーで始まることが常である。
結局のところ、遠藤ヤットと川口頼みなチームであると言わざるを得ない。
サッカー選手として脂の乗ったベテランが最後尾から目を光らせ、中盤ではヤットがゲームをコントロールする。
ここだけは外せない部分なのである。
この事実を覆い隠すように目先を変えるため、変な選手を呼び、オモシロコメントを発し続けているのである。
俊輔の代わりは野沢だろうが憲剛だろうが梅崎だろうが誰でも良い。
しかし心臓部はヤットなのである。
ジーコ前監督は俊輔と心中した。
その轍を踏まぬようにアピールしているように見えるが、同じ穴の狢である。
花試合のキリンカップは加地の怪我が癒えておれば篤人が呼ばれることも無かろう。
真剣勝負となるアジアカップもU-20ワールドカップ出場が予定されており篤人の出番は無い。
この三日間を走り抜け、良いものを持ち帰るだけで良いのだ。
次節、清水戦が今は最重要である。

サテライトリーグ ヴェガルタ仙台戦

仙台ドロー、鹿島を0封/J2
<J2サテライトリーグ:仙台0−0鹿島>◇15日◇石巻市総合運動公園石巻フットボール場
 J2仙台はAグループ、鹿島と対戦し、0−0で引き分けた。控え組で臨んだが、J1チームを完封。攻撃でも十八番の流れるようなパスワークで攻め、互角以上に戦った。
 指揮を執った手倉森誠コーチ(39)も好感触で「スピードあるJ1の若手に対して、対応できた。田村は左サイドで十分やれるのが分かったし、センターバックも細川、渡辺は上でもできるようになってきた」と話した。トップチームの課題は守備。9戦を消化し完封は2度で、ここ2試合は連続2失点。DF田村直也(22)を筆頭に、若手の台頭を待ち望んでいる。
 昨年のデビュー以来、精彩を欠いているDF細川淳矢(22)は「控えに回されているので、すごく悔しい。次もゼロで抑えて、上に行きたい」と意気込んだ。11節山形戦前の22日、サテライト柏戦で「もう1回、テストしたい」と手倉森コーチ。トップチームは若い“救世主”を待っている。
【栗山尚久】[2007年4月16日14時56分 紙面から]

一昨日の試合の結果である。
スターティングメンバーは以下の通り。

GK 杉山 哲
DF 當間 建文 後藤 圭太 大道 広幸 石神 直哉
MF 吉澤 佑哉 船山 祐二 遠藤 康 佐々木 竜太
FW 興梠 慎三 田中 康平

興梠と船山は連日の試合である。
こう見直してみても、中盤は人材豊富である。
CB起用の大道やサブの小谷野も本来は攻撃的なMF。
それ比べて大道を起用せざるを得ないCBには層の薄さを感じる。
怪我明けの大岩や高校生の山住は帯同させなかったのかも知れない。
だとしてもである。
しかしながらDFラインはコロコロ変えることを良しとしないポジションである。
試合に出場しない選手を囲うことは、選手自身の為にならない。
選手のためにならぬ事をしては結局のところクラブに悪を成す。
ローマのスパレッティ監督かく申す、
「選手はそれぞれのポジションに二人とGK三人の23人がベストである」
と。
実際のところ鹿島の場合、負傷欠場も予想され人材育成も兼ねている以上、もう少し人数は必要であろう。
育成が成った選手は、試合に出場するか、若しくは出場機会を求めて良いのである。
サテライトで対戦したヴェガルタ仙台にレンタル移籍中の中島は連日スターティングメンバーに名を連ね得点を重ねている。
セレッソ大坂の羽田とモンテディオ山形の石川は対戦を果たした。
京都サンガの秋田も引き分けに貢献。
コンサドーレ札幌の西澤も出場している。
名古屋グランパスエイトの金古もナビスコ杯で立ち向かって来よった。
清水エスパルスの西部に至っては日本代表候補に選出されておる。
喜ばしきことである。
この試合の若手が大きな戦力として勝利をもたらす日も遠からず来るであろう。
が、対戦する日もあり得るのである。
それはそれで縁である。
喜ばしく大いなるブーイングで迎えようではないか。

内田篤人フル代表候補選出

日本代表候補トレーニングキャンプメンバーに内田選手が初選出

4月16日(月)から18日(水)まで行われる日本代表候補トレーニングキャンプメンバーに内田篤人選手が初選出されました。

DF 内田篤人

内田選手コメント

『チームがオフだったので招集の知らせを聞いてすごくびっくりしました。A代表は小さい頃からの夢でもあったので大変光栄に思っています。まだ力不足のところはありますが、自分ができることを精一杯やってアピールしたいと思います。』

日本サッカー協会
http://www.jfa.or.jp/


U20内田、柏木らを初招集

 日本サッカー協会は15日、今年2度目の合宿(16〜18日、千葉県)に参加する日本代表候補26人を発表し、U−20(20歳以下)日本代表のDF内田(鹿島)MF柏木(広島)ら6人が初招集された。

 このほかGK西部(清水)MF森(川崎F)太田(磐田)FW近藤祐(神戸)が初招集された。いずれもJリーグで実績を挙げている選手で、オシム監督は「これまで常に呼ばれてきた中心グループに実際に呼んで間近で見てみたい興味のある選手を加えた」とコメントを発表した。

 GK川口(磐田)DF闘莉王(浦和)FW巻(千葉)らの中心選手は、3月のペルー戦から引き続き選ばれた。

 選手は16日に集合し、同日夜から練習を開始する。
 招集されたメンバーは以下。

 ▽GK 川口能活(磐田)西部洋平(清水)川島永嗣(川崎F)林彰洋(流通経大)▽DF 中沢佑二(横浜)坪井慶介、田中マルクス闘莉王、阿部勇樹(以上浦和)今野泰幸(東京)内田篤人(鹿島)▽MF 橋本英郎、遠藤保仁(以上G大阪)羽生直剛、山岸智(以上千葉)森勇介、中村憲剛(以上川崎F)鈴木啓太(浦和)駒野友一、柏木陽介(以上広島)太田吉彰(磐田)藤本淳吾(清水)▽FW 播戸竜二(G大阪)巻誠一郎(千葉)佐藤寿人(広島)矢野貴章(新潟)近藤祐介(神戸)


[2007年4月15日21時18分]


U−20世代から3人が2階級特進!日本代表候補発表

 日本サッカー協会は15日、16日から3日間、千葉県内で行う日本代表候補合宿のメンバー26人を発表した。6人が初招集され、U−20世代のDF内田篤人(19)=鹿島、MF柏木陽介(19)=広島=もリストアップ。2度目招集のGK林彰洋(19)=流経大=と合わせて3人の10代が“2階級特進”でA代表候補に入った。



 イビチャ・オシム監督(65)は「今回のキャンプでは、これまで常に選ばれてきた代表チームの中心グループに、実際に呼んで間近に見てみたい興味のある選手を加えた」とコメント。2人の10代の新顔もその一員だ。内田はU−22代表合宿招集経験もある右サイドバック。柏木は主にトップ下を務める。ともにU−20日本代表の中心として、今年7月のU−20カナダW杯で期待される選手だ。A代表の即戦力としての意味もないわけではないが、将来への“英才教育” との意図もくみ取れる。GK林も含め、3人にとっては貴重な3日間となりそうだ。

■初招集組は

 MF森(川崎)と太田(磐田)が初招集。太田は今季FWでの起用が多いが、ともに右サイドを本職とする選手で、故障のため今回招集を見送られたDF加地(G大阪)の代役になるかを見極められることになりそうだ。DF内田(鹿島)も本職は右サイドバック。また3月24日のペルー戦で外れていたMF今野(FC東京)、山岸智(千葉)、FW播戸(G大阪)が復帰。新たに1メートル80のFW近藤(神戸)も名を連ねた。

★川崎・森が初選出…26歳にチャンス

 川崎のMF森が本人もびっくりの初選出。「連絡を受けて『えっ』ていう感じでした。練習についていけるようにがんばります」とクラブを通してコメントした。豊富な運動量と積極的な攻撃参加が持ち味だが、3月17日の横浜FC戦で途中交代の際に飲料ボトルをけって退場処分を受けるなど、短気な性格が欠点。仙台時代の02年にはラフプレーが多かったため解雇されている。現在は反省の意味も込めて丸刈り頭の26歳に、最高のチャンスが巡ってきた。


◆初招集のDF内田(鹿島)

「びっくりしました。A代表は小さいころからの夢でもあったので、大変光栄に思っています。自分ができることを精いっぱいやってアピールしたい」

◆MF柏木(広島)

「たぶん、自分自身が一番びっくりしていると思います。選ばれたことに満足せず、自分の持っている力を100%出して来たい」

◆GK西部(清水)

「合宿では代表選手たちの良いところを盗みながら、さらに自分が成長できるようにしたいと思います」


内田、柏木らを初招集…日本代表候補合宿

 日本サッカー協会は15日、ことし2度目の合宿(16―18日・千葉県)に参加する日本代表候補26人を発表し、U―20(20歳以下)日本代表のDF内田(鹿島)MF柏木(広島)ら6人が初招集された。

 このほかGK西部(清水)MF森(川崎)太田(磐田)FW近藤祐(神戸)が初招集された。いずれもJリーグで実績を挙げている選手で、オシム監督は「これまで常に呼ばれてきた中心グループに実際に呼んで間近で見てみたい興味のある選手を加えた」とコメントを発表した。

 GK川口(磐田)DF闘莉王(浦和)FW巻(千葉)らの中心選手は、3月のペルー戦から引き続き選ばれた。

 選手は16日に集合し、同日夜から練習を開始する。

 日本代表候補は次の通り。

 ▽GK 川口能活=磐田=、西部洋平=清水、川島永嗣=川崎=、林彰洋=流通経大=

▽DF 中沢佑二=横浜M=、坪井慶介=浦和=、田中マルクス闘莉=浦和=、阿部勇樹=浦和=、今野泰幸=FC東京=、内田篤人=鹿島=

▽MF 橋本英郎=G大阪=、遠藤保仁=G大阪=、羽生直剛=千葉=、山岸 智=千葉=、森勇介=川崎=、中村憲剛=川崎=、鈴木啓太=浦和=、駒野友一=広島=、柏木陽介=広島=、太田吉彰=磐田=、藤本淳吾=清水=

▽FW 播戸竜二=G大阪=、巻誠一郎=千葉=、佐藤寿人=広島=、矢野貴章=新潟=、近藤祐介=神戸=


(2007年4月15日21時16分 スポーツ報知)


加地の怪我で舞い込んできた代表候補の椅子。

しかしながら飛び級で選出されたU-22と同様、試されて終わりと容易に想像出来る。

話題性先行の対マスコミ・客寄せパンダであろう。

森、太田と争わせるように見えるが、何故駒野ではないのか?

そもそも駒野が左サイドを担っていることに疑問を感じる。

左サイドの選手こそを発掘すべきであろう。

こんな茶番はまっぴらごめんである。

しかし、紛れ込んだのであれば間者であることを見抜かれては意味がござらぬ。

平蔵に見つかった時点で平蔵を殺せないところにシナリオの穴を見いだしてしまう。

由布姫の眉毛以上に突っ込みどころ満載であろう。

諏訪の不用心さも高遠の動きも、教来石景政の間抜け具合と勘助の茶番には霞む。

結局のところ高遠連峰軒を紹介する回であったと言わざるを得ない。

この原作にも新田版にも描かれぬ坊主頭が如何ほどの活躍をするのかが見物である。

元祖坊主の本山以上にはやって貰わねば、視聴者置いてけぼりである。

横浜FC戦報道など

鹿島今季リーグ戦初勝利も課題残す/J1

<J1:鹿島1−0横浜FC>◇第6節◇14日◇日産ス

 今季リーグ戦初勝利を挙げた鹿島のオリベイラ監督は「勝ち点3を奪うという目標が達成できて、満足している」と話した。ここまで5試合は3分け2敗。ようやく白星を手にして「最初の15分間は相手のメンバー変更に戸惑ったが、その後は技術の高さでゲームをコントロールすることができた」と話した。

 柳沢のゴールで勝利することはできたが、多くの決定機を生かせなかったのも事実。「確かにもっと点を取れたという考えもあるだろう」と言いながらも「シュートのミスは技術ではなく、精神力の問題。勝っていけば自信もつき、ゴールも決まるようになる」と、今後の巻き返しに期待するように話していた

[2007年4月14日20時44分]


鹿島・柳沢弾!リーグ開幕6戦目で初白星をゲット



今季初ゴールを決めた鹿島の柳沢。チームを勝利に導き、会心の笑みだ(撮影・森本幸一)



横浜FCの久保(右)がカズに触発されてハッスルプレー。オーバーヘッドキックを試みたが、残念ながら空振り(撮影・森本幸一)

 J1第6節第1日(14日、横浜FC0−1鹿島、日産スタジアム)鹿島がドイツW杯日本代表FW柳沢敦(29)の今季リーグ戦初ゴールで横浜FCに1−0勝利。リーグ開幕6戦目にして初白星をゲットした。



 待ってました。柳沢だ。前半25分、MF本山のパスを受けると絶妙のタイミングで抜け出し、左45度の位置から左足シュートを突き刺した。

 「いまは勝つことがボクたちに一番必要なこと。結果が出てよかった」。未勝利の重圧から逃れ、今季から主将を任されている柳沢にようやく笑顔が戻った。

 6試合目での初勝利はチームワースト。昨季限りで引退した前主将の本田泰人氏に代わって鹿島をけん引する男は、苦悩し続けた。本田氏に何度も電話して「主将のあり方」について助言をもらい自問自答を繰り返した。柳沢は気持ちを前面に押し出すタイプではない。自分流を崩さずに自らのプレーに徹し、背中でチームを引っ張った。

 0−0ドローに終わった7日の大宮戦の後には、サポーターが出口を封鎖して選手バスの通過を阻止する騒動があった。低迷にあえぐ鹿島は、セリエA・メッシーナMF小笠原満男とスイスリーグ・バーゼルMF中田浩二の今夏の復帰を目指して動き出す非常事態となった。混乱のなかでの大きな白星。柳沢の一発で、名門・鹿島は地獄から生還した。

 この日は、日本代表の先輩FWとして尊敬するカズとの対戦だった。02年7月27日の神戸戦以来、約5年ぶりのマッチアップ。気持ちも高ぶった。そして勝利。試合後には、カズから「きょうはおめでとう。代表に戻れよ」と声をかけられた。「他の誰よりも重みがある」というカリスマの言葉が、胸に響いた。

 16日からの日本代表合宿への参加メンバーが、15日に発表される。柳沢はオシム・ジャパンにはまだ招集されたことはないが、「代表は常に目指している」という。昨年のドイツW杯でゴール前の決定機を外した屈辱を晴らすために、Jリーグの舞台でゴールを量産して、イビチャ・オシム監督に呼ばれる日を待つ。

(千葉友寛)

★鹿島の野沢が復帰

 2月下旬の練習試合で左ひざのじん帯を損傷した鹿島のMF野沢拓也(25)が後半29分から今季初出場した。診断結果の全治2カ月より早い復帰。オシム監督の日本代表候補にも選ばれたことがあるMFは「試運転はできた。プレーしたことを今後につなげていきたい」と話した。


カズさんおめでとう!柳沢恩返し弾



<横浜FC・鹿島>前半25分、ゴールを決めた柳沢は本山と抱き合いガッツポーズ

 鹿島のFW柳沢敦(29)が14日に行われた横浜FC戦(日産ス)で、尊敬するFW三浦知良(40)への恩返し弾を決めた。カズのJ1史上25人目となる通算300試合出場を祝うかのような決勝ゴールで、主将として今季リーグ戦初勝利。試合後にはカズから日本代表へ復帰するようゲキを飛ばされた。

 これが柳沢流の恩返しだった。前半25分だ。柳沢は本山のスルーパスに鋭く反応。DFを置き去りにしてゴール前左へ抜け出すと、ワントラップのあと左足を振り抜いた。リーグ戦初勝利を呼び込む決勝点に「チームにとって勝つことが必要だった。何度か決定機を外していたので決めなければと思っていた」と穏やかな表情を浮かべた。

 尊敬するカズに恩返しがしたかった。98年1月、オーストラリアでの日本代表候補合宿で初めて顔を合わせて以来、同じFWということもあって親交を深めてきた。そのカズがこの日、史上25人目となるJ1通算300試合出場を達成。「一番尊敬できる人。いつも見習うところは多いんで」。W杯ドイツ大会後、ゴールを決められずに非難の矢面に立たされたときもかばってくれた。それだけに、カズが神戸に所属した02年7月27日以来、約4年9カ月ぶりとなる直接対決で、何とか元気な姿を見せたかった。

 不惑を迎えても、練習から手を抜かない。守備にも奔走し、決して妥協しない。「海外で離れた期間がありながら、300試合は凄い。守備までやるし、そういう姿勢はあらためて素晴らしいと思った」。カズこそがお手本であり、目指すFW像でもある。

 試合後、ガッチリと握手をした際に、カズから言葉を掛けられた。カズは「おめでとう。西麻布で待ってるよと言ったんだ」とけむに巻いたが、本当は違った。

 「代表に戻れよ」

 節目の試合で輝きを放った兄貴分の熱き言葉に、胸がいっぱいになった。「誰よりも重みがある言葉です」。オシムジャパンには1度も招集されていないが「チャンスがあればまたやってみたい。それにはまずクラブで結果を出さないと」と日の丸への思いは変わっていない。だからこそ、カズの言葉はこれ以上ない励みになった。尊敬する大先輩からのエールを胸に、まずは自らのゴールでチームを浮上させ、そして日本代表への復帰ロードを切り開く。
[ 2007年04月15日付 紙面記事 ]


柳沢、今季初弾!鹿島やっと1勝…J1第6節



前半25分、鹿島・柳沢が決勝ゴールを決めてガッツポーズ(右は本山)

 ◆J1第6節 横浜C0―1鹿島(14日・日産スタジアム) ピッチではカズを脇役に回した。決勝点をたたき出した鹿島主将のFW柳沢は「1勝して安心した部分はある。今勝つことが一番、僕らに必要なことだった」。リーグ6試合目にして待望の初勝利。主将の顔には笑みというより、安堵(あんど)の表情が浮かんだ。

 得意の形で決めた。前半25分、MF本山のスルーパスが、DFラインと平行に走り込んだ柳沢の足元にピタリと合った。1トラップでゴールに向き、左足を振り抜く。ボールは相手GKの左手の下を抜きゴールへ。エースは瞬く間に歓喜の輪に吸い込まれた。

 試合後には、J1通算300試合出場を達成したカズに声をかけられた。「代表に戻れよ」。柳沢はオシム監督が代表監督就任した昨年7月以降、一度も招集されていない。40歳でなおも現役、代表を目指すキングの一言に奮い立つ思いがした。

 「一番尊敬する人。その一言はほかの誰から言われるよりも、重みがある。すごい刺激を受けた」。かねてから「代表には常に呼ばれたい。意識している。それには結果を出していくしかない、それしかない」と話していた代表への欲求は、さらに強くなった。

 5年ぶりの対戦の最後にカズから「じゃ、西麻布で待っているよ。おめでとう」と声をかけられた。「これから一つひとつ、積み重ねていきます」と柳沢。チームの勝利、代表復帰への階段。柳沢は一歩ずつ復活への道を歩み始める。(2007年4月15日06時01分  スポーツ報知)


【J1:第6節】横浜FC vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]

4月14日(土) 2007 J1リーグ戦 第6節

横浜FC 0 - 1 鹿島 (14:03/日産ス/19,367人)

得点者:'25 柳沢敦(鹿島)


●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:1点しか取れなかったことに満足していますか?

「見ている側からすれば多く点が入ったほうがいいかもしれないが、我々にとってはリーグで勝点3を取るということが大事だった。そうした意味では満足している。しかし当然ながら、あれだけのチャンスをつくっているわけですから、ちゃんと決めなくてはいけないというのは課題ではありますけど」

Q:前半の15分苦しかったが改善できた原因は?

「相手がどういう形でくるのかということを考えて入ったが、横浜FCがふだんとメンバーを変えてきたので、そのねらいを読み取るのに時間がかかった。結果的には、選手の技術の高さがベースとなって、ゲームコントロールがしっかりできたのではないかと思います。

大会はちがいますが、水曜日に勝ったことで少し余裕が出たのという面もあるでしょう。明るい材料として、野沢の復帰、さらに来週中には、ほかの選手も戻ってくるなど、ピースはそろってきている。揃うことで、組み立てもできてくるのではないかと思っています」


Q:チャンスに点が入らなかったのは、最後のパスやシュートで少しタイミングがずれ、そのぶんで相手DFに防がれていたためかと思うが、どのように修正していくつもりか?

「私自身は、精神的な部分が大きいと思っています。私が監督に変わってから、アントラーズのスタッフが変わりましたし、代表レベルの選手の移籍や負傷による離脱などがありました。特に、1人の選手がケガをしてしまったことで、チーム全体が精神的に崩れはじめるという、最も恐れていた事態が起こってしまったのです。そこをどう補っていくのかということを、選手やスタッフと話をして常に取り組んできました。今はもっとそれに力を入れていく時期だと思う。勝っていくことで、精神的なプレッシャーも軽減していけるのではないでしょうか」


【J1:第6節】横浜FC vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]

●本山雅志選手(鹿島):

「名古屋戦のあと、奥さんに言われて。大宮戦で勝てなかった事もありますし、気合いを入れるために頭を丸めました。やっと勝てました。一週間休んでいたのでフレッシュだったということはありました。早く勝ちたかったです。この前、一人のサポーターの方が練習場に来てくれて話をしたんですが、その熱意を感じて必死でした。

ダニーロがいい形でプレスに行ってくれた。そのこぼれ球を引き出したら相手が手薄だった。ヤナギさん(柳沢)もがんばってくれました。ただ、今日はシュートを一本も打てず残念でした。シュートを決めるのもぼくの役割なので。

チームは少しずつ機能するようになってきていると思う。ダニーロがプレスに行ってくれた点でした。リーグ戦に勝っていなかったので、選手にしても大きかった。サポーターと一体になって勝てました。次にエスパルス戦に勝てれば乗ってこれると思う。ただ、課題はたくさんあると思う。フィニッシュのところとか、点を取った後に引き気味になったところとか。それは今後修正していきたい。引いた相手に対する崩しに関しては、ビデオを見ました。本当に今日は暑かった」

●柳沢敦選手(鹿島):

「今日は勝つことが一番ぼくたちには必要でしたし勝てて良かった。ゴールはその前に何度か決定機を外していたので、決めたいという気持ちで決められました。相手のこういうところを突いていこう、という事でチャンスを作れました。ホームでの戦いの中で難しいこともあったが、最後まで応援してくれる、そういう人のためにもがんばらないとダメだと思っていた。少しずつ良くなっていますし、次の試合があるので次につなげたい。

あまり先を見ず、一つ一つやるべき事をやっていこうと思います。カズさんからは代表に戻れよ、と言われました。すごく伝わるものがあった。すごいですよね、300試合(J1通算300試合出場)。カズさんからの言葉は違いますね。尊敬する人なので、他の誰よりも重みがあります。一つ一つですね。まず、次の試合ですね」


●野沢拓也選手(鹿島):

「チームの状態も良くなってきた。でもああいう1-0の試合でも後半は押し込まれた。あと1、2点を取れれば良かった。15分だけだったのですが、もう少し早めに出てリズムを作れたらと思った。今日は試し運転みたいなものだったと思う。接触プレーはありましたが、それは試合になれば集中します。これを次につなげて、コンディションを上げて今日みたいな勝点3を取る事を続けられればいいと思います」


【J1:第6節 横浜FC vs 鹿島 レポート】1−0というスコア以上の差があった両チーム。前半の柳沢のゴールを守り抜いた鹿島がリーグ戦初勝利を飾る [ J's GOAL ]

4月14日(土) 2007 J1リーグ戦 第6節

横浜FC 0 - 1 鹿島 (14:03/日産ス/19,367人)

得点者:'25 柳沢敦(鹿島)


晴天に恵まれたこの日の日産スタジアムには、19,367人の観衆が詰めかけた。横浜FCサポーターが1階席を青く埋めれば、遠方から駆けつけた鹿島サポーターは2階席に陣取り声援を送る。

試合の立ち上がりは、4−5−1の布陣で、攻撃的MFの中央にジウマール・シウバを置く、いつもと違うシステムをとった横浜FCのペース。中盤で相手のミスを誘いボールを奪うと、ジウマール・シウバや久保の突破からシュートまでもちこんでいった。しかし、鹿島も最終ラインが粘り強く対応し、決定的な形はつくらせない。

しかし、15分を過ぎたあたりから、次第に鹿島がゲームを支配しはじめる。オズワルド・オリヴェイラ監督が、「横浜FCがふだんとメンバーを替えてきたので、そのねらいを読み取るのに時間がかかった。結果的には、選手の技術の高さがベースとなって、ゲームコントロールがしっかりできた」と語れば、横浜FC・根占が「シウバを守備の起点にして、ボランチの辺りで止めるというねらいをもって試合に入りました。その後、マークの受け渡しがズレたことが原因で、みんな下がってしまった」と言い残したことからもうかがえるように、鹿島の細かいパス回しが、横浜FCのプレスの照準を徐々にぼけさせていくことに成功したのだろう。

そして25分、試合は動く。相手陣内中央に10mほど入った高い位置で、鹿島・本山がボールを奪い、そのまま突破、DFを引きつけたところで左に開いた柳沢へパス。これを受けた柳沢が、落ち着いてゴール右スミへ流し込み先制点を挙げる。


後半になると、連戦の疲れからか、鹿島がややペースダウン。すると横浜FCは、この日J1・300試合出場の記録をうち立てた三浦が、ペナルティエリア内でスルーパスを受けきわどい一撃を放ったり、中盤の底から飛び出した山口が、ゴールエリア右角付近から果敢にゴールをねらったりと、チャンスをつくる。しかし、いずれも万全の体勢でシュートをねらうことはできず、ノーゴール。


そんな状況でも鹿島は、ボールを後ろで回して時間をつかったり、要所では個の1対1の強さを見せたりと、悪いなりに対応。74分には、故障で長期離脱していた野沢をピッチに送り込む。

対する横浜FCは、最後にはDF小村を前線に上げてパワープレーを試みるなど、反撃を試みるが、大事な場面では強くプレッシャーをかけてくる相手の前に、プレーの精度を欠き、単発の攻撃に終始、そのまま試合終了となった。


試合後、横浜FCの三浦は「スコアだけ見ると1−0だが、その1−0の間にどれほどの差があることか」と語った。この言葉は、試合を見た人の大部分に共通する思いだったに違いない。

以上

2007.04.14 Reported by 二本木昭


実はこの監督は細かくスカウティングを行っている様子。

鹿島の伝統である。

が、その読みが外れ序盤劣勢に立たされたことを正直に話している。

そう、この男は正直者だ。

それが良い方向に向いておれば気持ちよく勝利しよう。

しかしながら正直に点が欲しくばFWの枚数を増やし、逃げ切りたくば相手コーナーで時間を稼ぐ。

意外性のない男である。

普通にやれば勝てると言いたげである。

普通にやって弱い相手に大勝し強い相手に僅差で勝つ日が来ることを望む。

横浜FC戦報道2

柳沢V弾!鹿島今季初勝利/J1

鹿島FW柳沢(右)と健闘をたたえ合う横浜FCのMFカズ
<J1:鹿島1−0横浜FC>◇第6節◇14日◇日産ス
 鹿島FW柳沢敦(29)が、尊敬する人の前で決めた今季リーグ戦初ゴールで、チームを初白星へ導いた。横浜FC戦で前半25分にスルーパスを受けて、左足で先制弾を決めた。試合後には節目の300試合出場を果たした横浜FCのFWカズ(三浦知良=40)から「代表に戻れよ」と言われて感激。開幕6戦目での初勝利と10冠へ出遅れたが、エース柳沢が反撃の起点となる。
 失敗しても前を向き続ける。柳沢のサッカー人生を象徴するかのようなゴールだった。前半25分。MF本山のスルーパスに反応し、DFラインの裏へ左斜め前に走り抜けた。4分前には同じ出し手、角度からの決定機をダイレクトで狙い失敗。ならば微調整するまでだった。ワントラップを挟み、左足を正確に振り抜き、ゴール右隅に決めた。
 「その前に何度か決定機を外していた。何とか決めたいという気持ちから生まれた」と振り返った。
 特別な相手が目の前にいた。「1番尊敬できる人」と言うカズと02年7月27日の神戸戦以来、同じピッチに立った。1722日ぶりの再会は、300試合の記念の一戦。「すごい。海外へ離れていた期間もあるのに。見習うところがある」。懐の大きさを、試合後にも改めて感じた。サポーターへあいさつに行く前にカズは歩み寄ってきた。「西麻布で待っている」と、くだけた会話の中で言われた一言が心に染みた。「代表に戻れよ」
 特別なエールだった。「ほかの誰よりも重みがある」。W杯ドイツ大会以降、代表は縁遠いものとなっている。98年に代表初招集されて以来、初めて味わう空白の期間。だが悲願のW杯出場を果たせないままでいるカズは、もっと長いブランクがありながら、まだ復帰をあきらめていない。そんな尊敬できる先輩からの一言には力がある。
 カズと同様、挫折を知るからこそ、人にも優しくなれる。開幕から不振を続ける新外国人のMFダニーロをかばい続けている。「いろんな場面に顔を出している。そこに簡単に出せば、もっとできる選手」。ドローに終わった7日の大宮戦では試合後、スタジアムから出る際に愛車が、怒り狂ったサポーターに囲まれた。それでも「サポーターの気持ちがどういう状況にあるのかも分かっている」と受け入れた。
 「あまり先を見ず、やるべきことを1つ1つやる」。10冠も代表復帰も、その先にある。【広重竜太郎】[2007年4月15日8時44分 紙面から]


J1第6節第1日 鹿島浮上へ春到来
2007/04/15(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 12頁
ガンバ初黒星
 Jリーグ1部(J1)第6節第1日(14日・日産スタジアムほか=6試合)鹿島は1−0で横浜FCを退け、今季リーグ戦初勝利を挙げた。横浜FCの三浦(40)はJ1史上25人目となる通算300試合出場を果たした。J1の最多出場記録は秋田(京都)の391試合。
 G大阪は新潟に1−2で敗れ、今季初黒星を喫した。G大阪はこの日試合がなかった柏と同じ勝ち点13にとどまり、得失点差で暫定2位。名古屋は0−1で大宮に敗れ、暫定3位。
 磐田は横浜Mに1−0で、神戸は千葉に2−1で競り勝った。広島は甲府と2−2で引き分けた。
柳沢が決勝弾
鹿 島1−0横浜C
 【評】鹿島は前半25分、右サイドからダニーロ−本山とつなぎ、最後は左でフリーになった柳沢が決勝点を決めた。追加点こそ奪えなかったが、押し気味に試合を運んだ。横浜FCは守備に追われ、頼みの久保も不発だった。
本山起点、攻撃にリズム
 鹿島に遅い春が到来した−。後半ロスタイムの3分が経過し、試合終了を告げるホイッスルが鳴ると選手たちは安あん堵どの表情を浮かべ抱き合った。サポーターへの報告の際も、大きな拍手の中、珍しく選手全員が手をつないで喜びを表した。それぐらい選手もサポーターも待ち望んでいた勝利だった。
 強い鹿島をほうふつとさせる攻撃が戻ってきた。横浜FCが引いて守ってきたこともあり、「一人一人が意識を持ってボールを速く回せた」と本山。これまでは、守備に追われていた本山が高い位置でプレーできたことで、攻撃にリズムが生まれた。
 先制点もその本山を起点に生まれた。前半25分に中盤でのこぼれ球を拾い、すぐにドリブルを仕掛けると、左サイドへ流れた柳沢へパス。「何度か決定機を外していたので、なんとか決めたいと思っていた」という柳沢が、左足でゴール右隅へ流し込んだ。殊勲の柳沢は「全員の意思統一ができて、決定機をつくれた。出し手と受け手のタイミングが合ってきた」と、今後への手応えを口にした。
 それでも、本山は「点を取った後に、引き気味になってしまった」と反省。攻撃陣は得点以外の決定機をことごとく外し、後半は横浜FCに押し込まれる場面も目立った。これにはオズワルド・オリベイラ監督も「リーグ戦で勝ち点3を取ることが目標だったので満足だが、あれだけチャンスをつくったんだから決めなくてはいけない」と苦言を呈した。
 鹿島と同じく大宮が今節で初勝利を挙げたが、試合開始時間の関係で、鹿島はリーグ最後に初勝利を挙げたことになった。しかし、重要なのはリーグ戦最終戦を終えての順位。冬の厳しい時期を越え、鹿島がここから一気にV戦線へ名乗りを上げる。
48日ぶり 野沢が実戦復帰
 ○…後半29分、大きな拍手と“ノザワコール”の中、背番号8がピッチに戻ってきた。2月25日のプレシーズンマッチ・水戸戦で左ひざの靭じん帯たいを損傷して以来、実に48日ぶりの実戦復帰を果たした。
 試合ではトップ下に入り、攻守に積極的に絡んでいったほか、セットプレーも担当。ロスタイムを含め約19分間の出場となったが、「もう少し早く出てリズムをつくりたかった。1−0だったけど、後半はずっと押し込まれていたので、自分が入って強いアントラーズを見せたかった」と自身のプレーには不満そう。それでも、今季リーグ戦初勝利に「みんなで取った勝ち点3。自分もその試合に出られて良かった。これをつなげて、コンディションを上げて、コミュニケーションも取って、勝ち点3を取ることを続けていきたい」と笑みを浮かべた。
■鹿島・オズワルド・オリベイラ監督
「きょうのゲームは水曜日に勝ったことで余裕が持てた。明るい話題として野沢も戻ってきた。だんだんピースがはまってきた感じだ」
■鹿島・岩政大樹
「失点が徐々に減ってきているので、次もこのペースでやっていければと思う」
■鹿島・内田篤人
「2、3点取れればよかったが、勝てたので良かった。最後まで集中を切らさなかったことが良かった。でも、勝って安心はしたけど満足はしていない」

本山はやはり素晴らしい。

Jリーグ第6節 横浜FC戦


新主将が開眼ゴール、岩政の有言ディフェンス、還ってきた野沢。
しかし、この試合の主役は坊主本山!
興梠へのパスは芸術の域。
初陣を飾り真の開幕戦が行われた。

柳沢敦と岩政大樹

ヤナギの成長、カズさん見て

カズとの対戦を待ちわびる鹿島・柳沢
 カズから今季初勝利を奪う。鹿島は14日、今季リーグ戦初勝利をかけて横浜Cと対戦する。主将のFW柳沢敦(29)が13日、「尊敬するFW」と公言する三浦知良(40)=横浜C=の前で、今季初勝利をもぎ取ることを宣言。これまで悩みや、相談を打ち明けてきた大先輩FWに、成長した姿をみせる意気込みだ。


 今季初勝利で、カズに恩返しする。柳沢はカズを「一番尊敬できる人」と称したうえで「チームが勝ち続けること。これを続けていかなければいけない」と、カズの目の前で、ナビスコ杯・名古屋戦(11日・カシマ)からの今季初の連勝、リーグ戦初勝利を至上命題に置いた。


 恩がある。ドイツW杯・クロアチア戦(06年6月)で、柳沢はゴール前フリーの体勢からキックミスし外した。「急にボールが来たから」と弁解し、世間に「柳沢バッシング」が起こる中、火消しに走ったのがカズだった。「あれはこぼれ球を狙ったんだよ。体勢がそうだった」。日本を背負った経験のあるFWとして、柳沢を全面的に擁護した。


 そのカズと昨年末に、プライベートで再開した。「J1の舞台でやれることを楽しんでいる。いつも見習うことが多い人。いつも声をかけたりしてもらって」。ドイツW杯後も、スランプから立ち直れず、鹿島でも出番が激減した。その最中、いつまでも元気な39歳(当時)と話すだけで励まされる思いだった。


 対戦は、カズが神戸に在籍していた02年7月27日以来、約5年ぶり。「まだチームには、たくさんの問題がある。まだまだ確立されていない」という状態だが、なりふり構っていられない。「Jリーグで勝ちたい。これほど勝ちたいと思うことはあまりない」と言い切る。


 開幕して5試合3分け2敗。「1勝しても、気持ちは晴れないと思うけど、進むしかない」。カズはJ1、300試合出場。柳沢は今季初勝利をかけて、師弟対決のピッチに立つ。
(2007年4月14日06時00分  スポーツ報知)


鹿島DF岩政は数学的に久保封じる
 DF岩政が「方程式」で天敵FW久保を封じる。「一瞬の動きで普通のFWとは違う、外国の選手みたい。でも、コンディションが良くなければ、それもなかなか出せない。論理的な守備で抑えたい」と、野性味あふれるFWを頭脳でねじふせる考えを明かした。


 自信がある。プロ入り前は、一般入試で東京学芸大に合格。在学中には数学の教員免許も取得した。特に証明問題を得意とし「サッカーも数学の方程式みたい。特に守備は論理的にやらないといけない。数学と守備は、通じる部分は少なくない」と話した。


 久保は、対鹿島戦リーグ通算16試合で7得点を挙げており、鹿島にとっては天敵だ。「早い時間に点を取るか、取られるか。先手を取りたい」。「岩政先生」がドラゴン完封方程式で、今季初勝利の答えを導く。(2007年4月14日06時00分  スポーツ報知)


相手を尊重した上で勝利を目指す。
敬虔な態度である。
経験豊富な元代表FW二人を超えて行く日が来たのである。
初対決は初陣と呼べよう。
昨季はハマチオと名付けられた堅守でJ2優勝を果たしている。
ここは持久戦になるやも知れぬ。
兵糧が尽きるか、農繁期が訪れれば諦めなければならぬ。
が、一旦退いて逆襲が妙策である。
しかしながら、海ノ口城の初陣は講談による創作の噂が絶えない。
「戦国最強」とは「信長が最も恐れた」というコメントが変化したものに他ならぬ。
単にホームに強かっただけの男である。
川中島の戦端が全て武田側に非があることからも心得よう。
ここの初陣には毛利元就の「有田中井手の戦い」を挙げたい。
西国の桶狭間と呼ばれるこの戦いで劣勢の元就は大将を討ち取る大殊勲であった。
この故事に倣い、大きな勝利を得たいと考える。
コメントした柳沢敦と岩政大樹、そして何より復帰する野沢拓也の初陣として。

野沢拓也横浜へ出陣

鹿島・野沢、横浜FC戦にメンバー入り…「挽回したい」
 開幕前に左ひざじん帯を痛めた鹿島の元日本代表MF野沢の、14日の横浜FC戦(日産ス)メンバー入りが内定した。13日、ユースとの練習試合に45分出場して1得点の野沢は「横浜FC戦に出たいという気持ちは強い。みんなに迷惑かけた分、挽回したい」と意欲的。リーグ戦未勝利の状況に鈴木強化部長は「メンバーも含めていまの状況に危機感を感じている。野沢と田代がけがから復帰してチームがどうなるか見定めていろんな判断をしたい」。野沢への期待は高まっている。(鹿嶋市)


4月12日に報じられたとおり野沢拓也が遠征帯同メンバー入りする模様である。
練習試合でも得点を上げている様子でこの窮地を救う救世主として期待したい。
が、何故監督ではなく鈴木強化部長が怪我人の復帰を見定めるのか疑問に感じる。
詰まるところ、監督続投報道はブラフであり、「見定める」のは選手の状態ではなくチームの状況であると言っているのだと信じたい。
まさかであるが、小笠原満男やユダの復帰要請の温度であったとしたら、それは為す術を既に放棄しているとしか思えない。
常に最悪の状況を想定しながら行動するのは、組織を預かる者の常である。
楽観論では立ちゆかぬ。
杞憂であると思いたいところである。

メッシーナ小笠原満男、数少ない選択肢

小笠原が鹿島復帰視野明言
 メッシーナMF小笠原満男(27)が11日、J1鹿島復帰を視野に入れていることを明言した。午前練習終了後に「今の段階で来季のことは分からない。ただし鹿島も(移籍先の)候補の1つ」と言い切った。同クラブ鈴木強化部長とも連絡を取り合っており「メッシーナに来るかも、なんて言ってたね」と明かした。右太もも裏の違和感もなくなり、チーム練習に合流。07年になって出場機会はないが「残り1カ月半、ピッチに戻れるように頑張りたい」と希望は失ってなかった。(佐藤貴洋通信員)[2007年4月12日8時58分 紙面から]

右太もも負傷の小笠原、メッシーナの全体練習に復帰
 3月末の練習中に右太もも裏を痛めたセリエA・メッシーナのMF小笠原が10日、チームの全体練習に復帰した。だが「完治には時間が必要」と本人が語っていた回復状況は変わらず、15日のACミラン戦(ホーム)出場は厳しそうだ。一方、メッシーナはジョルダーノ監督復帰に反発するファンたちが15日の観戦ボイコットを宣言。来季の欧州CL出場権を目指して意気盛んな強敵相手に心細い状況だ。(ローマ=坂本万里雄)

小笠原 鹿島復帰は「流れに任せて」
 鹿島からの復帰要請について、メッシーナのMF小笠原は「“帰ってくるな”と言われるよりはいい。現在はメッシーナのために頑張るとしか言えない」と話した。ただ、鹿島の鈴木強化部長とは連絡を取り合っているそうで「近々、会いに来るかもしれない。来季どこでプレーするか分からないが、流れに任せて決めたい」と微妙な言い回しだった。[ 2007年04月12日付 紙面記事 ]

小笠原 鹿島復帰も選択肢
 【メッシーナ(イタリア)11日】メッシーナのMF小笠原満男(28)が、古巣・鹿島も来季の移籍先候補に入っていることを認めた。鹿島側が“呼び戻し”のために本格的に動き出す方針を固めたことを受け、この日の練習前に「帰ってくるなと言われるよりはいい。時期が来たら決めたい」と話した。鹿島の鈴木満取締役強化部長とも連絡を取り合っており「会いに来てくれるかもしれない」と話していた。(2007年4月12日06時05分 スポーツ報知)

物見遊山も終わりの時が近付きつつある。
もうそろそろサッカーをプレイする喜びを思い出したいであろう。
カテナチオの血を少しでも分けてきて貰っているであろうか。
インテル戦ではヴィエラを倒すフィジカルを見せていたが、持続出来ているであろうか。
マルキーニョスを押し圧すことはなかろうか。
不安はあれど、夏の補強はまず一コマである。
個人的にはFWにもう一つ欲しいが、興梠と康平に期待しておこう。

名古屋戦報道・コメント

鹿島勝利も厳しく分析/ナビスコ杯
<ナビスコ杯:鹿島2−1名古屋>◇予選リーグ◇11日◇カシマサッカースタジアム
 公式戦4戦ぶりの勝利も鹿島オリベイラ監督は手放しでは喜べなかった。前半29分までに2−0とリードしたのは理想的な展開だったが、その後は沈黙。同33分にはGK曽ケ端のキックミスから1点を返された。「2−0になった後、慌ててバタバタし、質を落とすプレーをしてしまう。ただ今日明日で修正できることではないと厳しく分析していた。
[2007年4月11日23時15分]

増田が先制弾&Vアシスト/ナビスコ杯

鹿島対名古屋 前半、中盤の空中戦で競り合う鹿島MF増田(撮影・為田聡史)
<ナビスコ杯:鹿島2−1名古屋>◇予選リーグ◇11日◇カシマサッカースタジアム
 U−22(22歳以下)日本代表の鹿島MF増田誓志(21)が、五輪組で唯一のアピール弾を決めた。ナビスコ杯名古屋戦に先発出場し、前半21分にGKのミスという幸運にも恵まれ、左足で先制点を決めた。同29分にも絶妙なヒールパスで追加点をアシスト。不振にあえぐチームを公式戦4戦ぶりの勝利に導いた。北京五輪アジア2次予選シリア戦(18日)に向けて今日12日に出発するが、先発奪取へ直前のJ公式戦で勢いに乗った。

 言葉とは裏腹に、試合直後からすでに増田の思いは代表へと切り替わっていた。「代表は代表で別。明日、合流してから代表モードになる」。インタビューにこう答えた。当初は広報担当者に「明日(代表合流が)早いからとにかく早く帰りたい」と主張していた。しかし、公式戦4戦ぶりの勝利の立役者がコメントを残さないわけにもいかず、最後は説得に折れたが、それほど気持ちは代表へと早くも高ぶっていた。

 もちろん試合は鹿島のために集中した。前半21分。左サイドに流れたFW柳沢の動きを見て、ゴール前のフリーな空間に飛び込んだ。ラストパスを左足で合わせ、GKのミスにも助けられ先制点を決めた。同29分にはMFダニーロの左クロスをゴール前でヒールでFWマルキーニョスに流した。「みんなでつなぐことができた」と納得のプレーだった。

 葛藤(かっとう)があった。鹿島で先発に定着できず、U−22代表でも五輪予選の始まった勝負の年に先発の座を失った。鹿島でボランチ、サイドMFをやることもあれば、代表では3トップの一角やスーパーサブの役回りも演じる。要求される仕事が目まぐるしく変わり、きまじめな性格から悩みも深くなった。代表スタッフが「元気をなくしている」と見かねて鹿島側に報告するほどだった。6日の練習後には鈴木満取締役から呼ばれ、同取締役が現役時代、様々なポジションを経験したことが後に財産となったことを伝えられ、励まされた。

 代表には柏MF菅沼も初招集された。攻撃的MFのライバルは増えたが、招集前の最後のJ公式戦で活躍した余韻を代表での勢いに変える。
【広重竜太郎】[2007年4月12日8時48分 紙面から]

増田、先制弾&アシストで鹿島“みそぎの勝利”を演出

名古屋・阿部(右)と競り合う増田。白星を置きみやげにシリアへ立つ
 ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第4節(11日、カシマほか)D組の鹿島はU−22日本代表MF増田誓志(21)の1得点1アシストの活躍で名古屋に2−1勝利。今季公式戦2勝目を挙げた。3連覇を狙うA組の千葉とD組の甲府が敗れ、全勝チームはなくなった。A組・神戸、C組・磐田、D組・名古屋の予選リーグ敗退が決まった。

 冷たい雨が降り注ぐカシマスタジアムに「マスダ」コールが鳴り響く。増田が“みそぎの勝利”を演出した。前半21分、FW柳沢のパスから今季初ゴールとなる先制点を決めると、その8分後には絶妙のヒールパスでFWマルキーニョスの追加点をアシスト。チームに今季公式戦2勝目をもたらした。
 「苦しかったけど、サポーターの応援があったから勝つことができた。苦しい思いをさせてきたので、残りの試合は全部勝ちたいと思います」
 0−0ドローでリーグ戦初勝利を逃した7日の大宮戦後、サポーターが選手バスの通行を妨害する騒動が起こった。前日10日、U−22日本代表に選出されても「代表のことは考えていない。勝ちにこだわりたい」と臨んだ一戦で結果を出した。

 この日は「前めの位置で使ってくれれば」と反町ジャパンで3得点と自信を持つ攻撃的なポジションで起用され、見事に応えた。柏MF菅沼の初招集で同代表での争いもし烈になる。試合後は集合場所である名古屋へ直行。勢いを得た増田が、シリアでも輝きを放つ。(千葉友寛)

 <鹿島 増田積極ゴール>鹿島のU―22日本代表のMF増田が、1得点1アシストの活躍でチームに今季2勝目をもたらした。前半21分にFW柳沢のクロスを後ろから走り込み左足でゴール。前半29分にはFWマルキーニョスのゴールを絶妙なバックパスでおぜん立てした。「みんなでつないだという意味で、ゴールよりアシストの方がうれしかった」と増田。18日のU―22日本代表のシリア戦に向け「あす(12日)合流して代表モードに切り替えたい」と話した。[ 2007年04月12日付 紙面記事 ]

Jリーグナビスコ杯 鹿島の勝利、攻守で導く 増田鮮やか先制弾
2007/04/12(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第4日(11日・カシマスタジアムほか=8試合)1次リーグ第4戦を行い、D組の鹿島は2−1で名古屋を下した。3連覇を狙うA組の千葉とD組の甲府が敗れ、全勝チームはなくなった。
 千葉は0−1でG大阪に敗れたが、勝ち点9でA組首位。甲府も1−2で新潟に競り負けたが、同9でD組1位を守った。
 B組は横浜Mと1−1で引き分けた大宮が勝ち点8でトップ。清水と柏も引き分けた。C組は大分が2−1で横浜FCを下し、勝ち点9で単独首位に立った。


マルキ追加点
 【評】鹿島は前半21分、左の横パスに走り込んだ増田が左足で先制。8分後にもダニーロのパスを増田が後ろに流し、これをマルキーニョスが決めた。若手主体の名古屋は前半の逸機が響き、途中出場したルーキー巻の1点に終わった。


ヒーロー
 勝てないチーム。ナビスコ予選敗退の危機。サポーターのいら立ち。明らかにメンバーを落としてきた名古屋。試合開始前から重苦しい雰囲気がスタジアムを包んだが、それを打ち破ったのはMF増田誓志(21)だった。
 前半21分、左サイドで柳沢がボールを持つと迷わずにゴール中央へ走り込んだ。ミスキックだったので、入ってよかった」と苦笑いを浮かべたが、左クロスに左足を振り抜くと、ボールはGKの手をかすめ、ゴール右隅へと吸い込まれた。
 試合前には「バランスを崩さず、どんどん点に絡んでいき、チャンスには打ちたい」と公言していた通りの先制点だった。
 勢いはこれで止まらなかった。29分には同じような左クロスに、後ろへ走りこんできたマルキーニョスへ冷静にヒールパス。2点目をアシストし「みんなでつないだ中にかかわれたので、アシストの方がうれしかった」と笑顔。チームをさらに勢いづけると、その後もチームの潤滑油となるべく、最後まで攻守に献身的なプレーを見せ、勝利に貢献した。
 7日の試合後には、ふがいないチームに業を煮やしたサポーターがチームバスを取り囲む騒動が起きた。「ふがいない試合をしていたので、今回はという気持ちが強かった。苦しかったけど、サポーターのおかげで勝てた。これからもがむしゃらにやって、勝ちにいくだけ」。U−22日本代表合宿のためチームを離れるが、勝利という強烈なメッセージを残し、仲間に後を託した。


鹿島・オズワルド・オリベイラ監督 ゲーム運び修正必要
 「この勝利で、少しは今後の試合に対するプレッシャーの度合いが減ったのではないか。また、リードしている中でのゲーム運びは修正していかなければならない」

【ヤマザキナビスコカップ】鹿島 vs 名古屋:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
4月11日(水) 2007 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 2 - 1 名古屋 (19:00/カシマ/4,138人)
得点者:'21 増田誓志(鹿島)、'29 マルキーニョス(鹿島)、'78 巻佑樹(名古屋)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:3月25日の新潟戦以来、今季2勝目を挙げたが? それでも内容的には不安定さがまだまだ感じられるが?
「完璧なチームは世の中には存在しない。勝っても負けても修正点は出るものだ。違うところが崩れたり、その逆もあったりする。毎回、修正点は出てくるものだ。ただ1ついえるのは、試合が選手を評価すべき場所ということ。選手の価値は試合で出る。選手の力量も試合を通じて確信につながる。私と選手たちはどんな感じなのかまだ様子を見ている段階だ。いきなり来て、全部を完璧にできれば理想だが、現実は力量を見ている段階だし、試合をやってみなければ分からない。クラブの運営とか、日本のサッカーにも慣れないといけない。まだ1つ1つクリアしている段階だ」
Q:3月末から5連戦の4試合目で初勝利を挙げたが、この勝ちは今後に向けてどんな意味を持つのか?
「5連戦のうち、3試合がホームだった。ホームの3連戦はもう少しいい結果が出ると期待していたが、そうならなかった。また勝たなきゃいけないというプレッシャーが高まった。落ち着いて本来のプレーをすることが課題だった。今日はそれが少なからずできたと思う。今後に向けてもこの勝利はいい薬だ。次も勝たなければいけないのは同じだが、そのプレッシャーが少なくなった状態で戦える。落ち着いていけば自分たちのサッカーができる。選手たちをナーバスにさせずに送り出したい」
Q:今日出た具体的な修正点と課題は?
「細かいところは内部で話すが、一番大きいのはリードしている時のプレーだ。昨年のビデオも何試合か見たが、ゲーム運びは大きく修正しないといけない部分。2−0になった後、慌ててバタバタし、質を落とすプレーをしてしまう。ただ今日明日で修正できる部分ではない。長年やっていることだし、選手の駒の問題もある。慎重に分析して適切な判断を下さないといけない。急に自分たちから乱れる原因は追及しないといけない。いい部分はペナルティエリアやサイドから崩してパスをつなぎ、シュートする人が前を向いて打てたこと。そういう質を持っている選手がいるのだから、こうした状況をもっと多く作りたい」
以上

【ヤマザキナビスコカップ】鹿島 vs 名古屋:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●柳沢敦選手(鹿島):
まだ不満はある。みんなでもっといい形を作りたい。1人では勝てないし、みんなで戦うことがいかに大切かが改めてわかった。状況の中でみんなが同じ意識を持てばもっとよくなる。いい形のイメージをもっと増やしたい。つねに勝ちたい気持ちをみんなが持っている。雨の中、あれだけ集まって応援してくれる人たちのおかげで勝利を得られた。感謝している。Jリーグも勝ちたい。土曜日も試合があるし、この勝ちをいい意味でつなげていきたい」
●青木剛選手(鹿島):
「やっぱり最後に1点を返されたことは不満。ゼロで追われた試合。点数の方ももっと取れる場面があった。自分自身もそんないいとは思っていないけど、でも勝てたことは正直、ほっとしている。連戦で、次にJがある。Jリーグでは勝利がないし、修正して勝てるようにしたい。僕自身もミスが多かった。ちょっとしたパスミスをなくすとかしないと。2点をリードしたこともあって、最終ラインに入ることが多かった。セーフティに行きたいという気持ちが強かったんで、入ってしまった」
●岩政大樹選手(鹿島):
「今日は必死に声をかけた。とにかく今日は全体の守備を連動させるように修正したつもり。今まで以上に中盤の細かいポジショニングを修正した。ダニーロが下がった後はバランスを特に意識した。失点はしたけれど、全体のバランスを保てたと思う。最後の時間帯は向こうも低いボールを使ってきた。かなりスリッピーで怖かったけど、集中してとめられた。やられるような気がしなかった。とりあえず1つ勝ってほっとした。でもうれしいという雰囲気はない。どんどん勝っていかないといけない。失点にしても、もっとカバーできる位置に入っていればよかった。2−0ならもっと気分よく終われたんじゃないか。今日はいずれにしても前と違うボールの取り方ができた。こちら主導で取りにいけたことが収穫」
●増田誓志選手(鹿島):
「今日は先にシュートが入ったんで、チームにいいリズムができ、自分もいい位置でボールをもらえたと思う。得点に関しては、前から取りたかった。ヤナギ(柳沢)さんがいることが見えていたんで入っていったけど、シュートはミスキック。入ってよかった」
Q:2点目のアシスト?
「あれは流れに関われたことの方がうれしい。先制点はいいボールが来てそれを押し込んだだけ。でもアシストは流れに関われたから。今日一番大事だったのは勝つこと。サポーターのみなさんにも伝えることができてうれしい。でも勝ったから浮かれていいというわけではない。1人1人が勝利への意識を今までにないくらい出したからこそ、勝ちにつながった」


この試合のヒーローは間違いなく増田誓志。
1G1Aは称賛に値する。
例え先制点が相手GKのミスだとしてもミスキックだとしても、あのスペースに飛び込んで枠に行った事は賛美して良いだろう。
増田誓志という選手はデビュー戦でも長い距離を走り大きなスペースから豪快にゴールを決めセンセーションを巻き起こした。
つまり、スペースを突く選手なのである。
ここ数試合、相手が引いてしまいスペースが無くなっていたので持ち味が消される傾向にあった。
この試合ではこの得点シーンだけスペースがあの場所にだけ出来ていたのである。
というよりは、ダニーロと柳沢敦によってスペースが造られたのである。
そこを理解している増田誓志は報道のようなコメントを発したと考えられよう。
将来的には中心選手に成長せねばならぬ存在。
まだまだ使われる側でいるが選手を使って行かねばならぬのだ。
酷い試合の中にあり、この得点シーンだけは美しかった。
それだけは救いであろう。

ナビスコ杯予選リーグ 名古屋グランパスエイト戦

対金古勝率10割持続。
後半、相手の足が止まってくれてラッキーだった。

野沢横浜FC戦にて復帰へ

鹿島MF野沢が14日横浜FC戦で復帰へ

1人でシュート特訓に挑んだ鹿島MF野沢
 鹿島MF野沢拓也(25)が14日の横浜FC戦で約1カ月半ぶりに復帰することが濃厚になった。2月25日のプレシーズンマッチ水戸戦で左ひざ内側側副靭帯(じんたい)を損傷し離脱していたが、10日の練習に合流した。午前練習ではいきなりサブ組の右MFに入り、鋭いスルーパスを通してアピール。さらに午後はオリベイラ監督らスタッフ総出で見守る中、1人居残りでシュート練習を敢行した。49本中10本の成功と精度は低めで「全部データが失われた」と左足を指しながら苦笑いしたが、診断より約1カ月早い復帰は順調な回復の証しだった。オリベイラ監督は野沢に質問が及ぶと「その名前を聞くと穏やかな気分になる」とニンマリ。野沢が直訴した今日11日のナビスコ杯名古屋戦の復帰はさすがに退けたが、横浜FC戦は帯同させる予定。野沢は「今までの(離脱)も挽回(ばんかい)しないと」とリーグ戦5戦未勝利のチームを救う決意を見せた。
[2007年4月11日9時14分 紙面から]

★野沢が全体練習に合流
 左ひざじん帯損傷で離脱していた鹿島の日本代表MF野沢が全体練習に初合流。控え組に入った戦術練習では、随所にキレのある動きを披露した。復帰戦は14日の横浜FC戦(日産ス)となる見込みで、楽しくやれた。この気持ちを大事にして試合に出られるようになったら挽回したい」と笑顔で話した。午後はオリヴェイラ監督を含む計8人のスタッフが見守るなか、計49本のシュート練習を行った。(鹿嶋市)

野沢 驚異の回復!14日復帰へ
 2月25日の水戸戦で左ひざ内側側副じん帯を損傷し、手術を受けた鹿島のMF野沢が、14日の横浜FC戦で戦列復帰することがほぼ確実となった。

 今季入団したリカルド理学療法士がブラジルから持ち込んだ電気治療器の効果もあり、全治2〜3カ月の診断だった故障が約1カ月半で完治。10日の練習から全体練習に合流すると、控え組ながら、いきなり紅白戦に出場し、軽快な動きを披露した。午後にはオリベイラ監督以下、全スタッフが見守る中、1人でシュート練習を敢行。チーム関係者によると、野沢は11日のナビスコ杯名古屋戦の出場も直訴したという。

 オリベイラ監督は「野沢の名前を聞くと一日が朗らかな気分になる。彼が復帰すればいろんなことができる」と横浜FC戦での活躍に期待を寄せた。「不安も違和感も全くない」と野沢。オシムジャパンにも招集された男が、不振を極めるチームの起爆剤になる。[ 2007年04月11日付 紙面記事 ]

吉報である。
4月6日に復帰の噂が流れその五日後に噂よりも早期出場の方が流れる事となろうとは夢にも思わぬ事であった。
リカルド理学療法士手腕を発揮してくれたとの事で、恐悦至極である。
佐渡酒造医師が如く名医なのであろう。
佐渡医師が亡くなるのは、救護室への被弾によるもの。
地球に残そうとする古代進の意志に反して森雪を乗艦させた報いとは考えにくい。
その森雪も艦首への被弾で死亡。
斉藤は仁王立ちで真田の行を完遂させる。
が、悲しむ事はない。
ヤマトの活躍で地球は滅亡の危機を脱するのであるから。
そして、あなたの心に…

ユダ口を開く

中田 古巣復帰は「まだ分からない」
 古巣の鹿島が復帰を要請する方針を固めたことに関し、バーゼルMF中田は「育ったチームだから、ずっと気にかけている。そう言ってもらってうれしい」と話した。ただ、現実問題としては「今はシーズン終盤でチームも優勝争いをしているから何とも言えない。鹿島に行くかもしれないし、他のチームに行くかもしれない。まだ分からない」と明言を避けた。9日のチューリヒ戦は左サイドバックでフル出場。安定した守備でチームの1―0勝利に貢献。この勝利で一時は勝ち点10差あった首位との差は2となり「チームのムードもいい。優勝もいけると思う」と逆転に向け手応えをつかんだ様子だった。[ 2007年04月11日付 紙面記事 ]

古巣鹿島熱烈ラブコール 中田「うれしいけど…」…スイス・スーパーリーグ
 ◆スイス・スーパーリーグ チューリヒ0―1バーゼル(9日)【チューリヒ(スイス)10日】MF中田浩二(27)が所属する2位バーゼルは敵地で首位チューリヒと対戦し、1―0で勝利。フル出場で貢献した中田は試合後、古巣・鹿島から獲得の動きがあることについて複雑な心境を明かした。

 中田は「必要としてくれるのはうれしい。鹿島の状況が良くないのも、分かっている。ただ、今の時点では何とも言えない状況です」と話した。

 古巣が今季終了後にも小笠原満男(28)=メッシーナ=とともに呼び戻すことを検討しているが、それに困惑しているのも事実だ。10日のチューリヒ勝利でリーグ戦優勝、つまり来季のチャンピオンズリーグの出場権(予備予選)のチャンスも出てきた。「それは魅力的なもの。もう1年、契約が残っているから、ほかに行く必要もないと思う」と、残留の気持ちも示した。

 一方で、他国への挑戦意識も高い。「スイスではやれている部分もあるから、ほかの国なり日本なりにチャレンジしたいという気持ちもある。シーズンが終わってからじゃないと、何とも言えない」と話すにとどまった。(2007年4月11日06時00分 スポーツ報知)

昨日の情報に対するユダのコメント。
スイスリーグはUEFAに所属しているのでCLへのチャレンジが可能。
それは魅力である。
だがリーグとしてのレベルはJリーグよりも下と言わざるを得ない。
そこでレギュラー確保は元日本代表として、そして三冠チーム出身者として当然であろう。
ここで更にステップを上げようと画策するも当然である。
が、この男は名古屋を選ぶのでは無かろうか。
それでこそユダのユダたる所以である。

ナビスコ杯名古屋戦試合前報道

鹿島MF本山はスタンドからヒントつかむ
 鹿島MF本山がベンチ外から不振脱出のヒントをつかむ。11日のナビスコ杯名古屋戦は累積警告により出場停止。今季初の公式戦欠場となるが「上から見るのは楽しみですね。気が付いたことがあったら、差し障りがなければ監督にも言っていきたい」と、提言していくつもり。10日の練習は完全別メニュー調整で14日の横浜FC戦に照準を合わせていた。[2007年4月10日16時36分]

サポーターもう裏切れない…鹿島、チーム一丸で白星目指す
 プライドをかけて、11日のナビスコ杯・名古屋戦(カシマ)に臨む。今季公式戦わずか1勝と不調の鹿島は10日、7日ぶりとなる戦術練習を実施した。0−0ドローに終わった7日の大宮戦後、サポーターが選手バスの通行を妨害する騒動まで勃発。この危機にチーム一丸となって白星を挙げる。

 傷ついた威信を回復させる。正念場となる一戦を前に、主将のFW柳沢が決意を口にした。
 「自分たちのためにも彼らのためにも奮起しないといけない」
 練習前に鈴木強化部長から7日のリーグ・大宮戦後に行われたクラブ側とサポーター代表者の話し合いについて報告された。「気持ちを見せる」と約束した試合。負ければ決勝トーナメント進出も微妙となる。この日発表されたU−22日本代表のMF増田も「代表のことは考えていない。とにかく勝ちにこだわりたい」と強調した。


 7日ぶりに行われた戦術練習では「自分が思っていた以上に戦術が浸透していなかったというオリヴェイラ監督が細かく指示を出し、前線からのプレスのタイミングなどを確認。チームに勢いを与える白星を、全力で獲りにいく。(千葉友寛)

鹿島、勝って暴動静める…11日ナビスコ杯
 鹿島は10日、ナビスコ杯名古屋戦(11日)に備え、7日ぶりに戦術練習を行った。リーグ戦大宮戦(7日)後にはサポーターに選手バスを囲まれる騒ぎになったが、イレブンは結果で怒りを静める決意をみせた。

 緊張感が漂う。スタンドにサポーターの横断幕「SPIRIT OF ZICO」が掲げられる中、オリヴェイラ監督は何度もプレーを止め、指示を飛ばした。連係を確認する選手の輪も各所にできあがる。まさに決戦前日の光景だった。

 チームはサポーターの暴動も視野に警備強化を決定したが、FW柳沢は「自分たちのためにも、彼らのためにも奮起しなければいけない」と話し、U―22日本代表に選出された増田も「代表のことより、明日勝つこと」と意気込んだ。(2007年4月11日06時02分 スポーツ報知)

J1鹿島 ナビスコ杯きょう名古屋戦 気持ち入った試合を
2007/04/11(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 Jリーグヤマザキナビスコカップ予選リーグ第4日は11日、各地で8試合を行う。Dグループの鹿島はカシマスタジアムで名古屋と対戦する。キックオフは午後7時。予選突破に向けてがけっぷちに立たされている鹿島は、予選リーグホーム最終戦で白星を挙げ、決勝トーナメント進出へ望みをつなぎたい。
 鹿島は1勝2敗でグループ3位。ホームで甲府に敗れるなど、リーグ戦同様に苦戦が続いている。引き分けに終わった7日のリーグ戦第5節・大宮戦後には、サポーターがチームバスを取り囲む騒ぎもあり、中後は「勝ってないので、見てる方もストレスがたまると思う。サポーターの行動は、それだけ応援してくれている気持ちの表れだと思うから、それに応えないといけない」と表情を引き締める。
 先発はGK曽ケ端、DF内田、岩政、ファボン、新井場、MF中後、青木、増田、ダニーロ、FWマルキーニョス、柳沢。本山が累積警告で出場停止のため、増田が先発しそう。鹿島は10日に1週間ぶりの戦術練習を行い、増田は「1人で頑張っても組織には対抗できない。意思統一をして全員でサッカーをしなくてはいけない。気持ちの入った試合をしなくてはいけない」と意欲を語った。
 名古屋は1分け2敗でグループ最下位。日程の影響で、主力選手を休ませたこともあり、ナビスコ杯は結果が出ていないが、リーグ戦は4勝1敗で3位と好調。鹿島戦は藤田、中村、金正友が出場停止だが、FW津田、ヨンセン、杉本ら前線の選手は健在だけに、鹿島は仕事をさせないようにしたい。


【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 名古屋 プレビュー】93年からカシマスタジアム無敗の相手・名古屋を迎え、低迷脱出へ大きな一歩を踏み出したい鹿島 [ J's GOAL ]
 7日の大宮アルディージャ戦に勝てず、今季リーグ戦5試合未勝利という厳しい現実にさらされている鹿島アントラーズ。そんな中、彼らは完全オフと軽い調整を経て精神面な切り替えを図り、明日11日のJリーグヤマザキナビスコカップ・名古屋グランパス戦を迎える。

 今季リーグ戦では開幕4連勝と好調だった名古屋だが、カップ戦の方はターンオーバー制のマイナス影響もあり、現在D組最下位に沈んでいる。今回は藤田俊哉、金正友、中村直志の主力3人が揃って出場停止。加えて彼らは93年からカシマスタジアムで1度も勝ったことがない。鹿島にとっては相性抜群の相手だ。今は相手うんぬんを言っていられる余裕もないが、どんな要素でも利用できるものは利用して白星を奪うことが最優先。今度こそ低迷脱出への大きな一歩を踏み出したい。

 オズワルドオリヴェイラ監督が「3月末からの5連戦」と位置づけた中3日、中2日での5試合だが、3月31日のヴィッセル神戸戦の引き分けから2分1敗と全く結果が出ていない。大宮戦は今季初めて無失点試合で終えたが、今度は得点が取れなくなった。「落ち込んでいる暇はない」とキャプテン・柳沢敦は気持ちを奮い立たせるように話したが、チーム全体が自信を失いがち。この悪循環を払拭する術は勝利しかない。

 そういう意味でも11日の名古屋戦は非常に重要だ。今回は本山雅志が出場停止となり、中盤の構成に変更が生じる。大宮戦でベンチスタートとなった青木剛がボランチで復帰し、中後雅喜と増田誓志、ダニーロが攻撃的MFの位置に入って、流動的に入れ替わりながらプレーすることになるだろう。

 こうした中、まずやらなければならないのが守備の修正だ。どこでボールを奪うのかがはっきりせず、チーム全体がずるずると下がってしまいがち。そのあたりを自分たちで修正しないことには状況は変わらない」と増田も話していたが、今季の守りの不安定さは決して最終ラインだけの問題ではないようだ。前線からプレスをかけようにも連動性がないため、結局は守備陣に負担がかかっている。今回の相手・名古屋にはヨンセンという確固たるターゲットがおり、周囲を杉本恵太や玉田圭司といったスピードある選手たちが走り回る。彼らにいい形を作らせないためにも、パス出し側にプレスをかけることが不可欠だ。オズワルドオリヴェイラ監督はここ数日、疲労回復を重視したため、こうした問題点をピッチ上ではあまり確認していない。だからこそ、選手たちが自ら話し合って取り組む「積極性」が出てこないといけない。

 守りさえ落ち着けば、自ずと攻撃にもリズムが出てくる。ダニーロやマルキーニョスが個人プレーに走り、悪い形からボールを失ってカウンターを食らっているのも、なかなかいい流れがつかめないからだ。「今は辛抱が大切。悪い状況が続いても我慢してチャンスが来るのを待てる精神力が必要」と増田も強調していた。とにかく苛立つことなく冷静に1点を取りに行くこと。それが3月25日のナビスコカップ・アルビレックス新潟戦以来、4試合ぶりの勝利への絶対条件だ。


 一方の名古屋だが、7日のサンフレッチェ広島戦で今季リーグ戦初黒星を喫するなど、序盤戦の勢いにやや陰りが見え始めている。フェルフォーセン監督はリーグ戦とカップ戦ではメンバーを大幅に入れ替えながら戦ってきたが、今回は主力3人の出場停止もあってそれほど大胆な采配はできないだろう。藤田と金を欠く中盤は吉村圭司と須藤右介が入る見通しだ。吉村は守備の職人であり、須藤の方は東京ヴェルディ1969下部組織出身のテクニシャン。彼らがいかに穴を埋めるかが注目される。
 不動の右アウトサイドだった中村直志のところには、玉田圭司か津田知宏が入り、変則3トップのような形を取るだろう。ドイツワールドカップ・ブラジル戦で豪快なゴールを決めた玉田は今季、絶好調の杉本に押されて控えに甘んじてきた。こういうチャンスでキッチリと結果を出さなければ、先発復帰への道は開けてこない。先発となれば虎視眈々とゴールを狙っていくに違いない。

 名古屋にしてみれば「カシマスタジアムで勝てない」という嫌なジンクスを何としても断ち切りたいところ。今回は鹿島が不振を極めているだけに、大きなチャンスといえる。両者ともに高いモチベーションを持てる材料の多いこの試合。これまで以上に白熱したものになりそうだ。

 スタメンも予想すると、鹿島はGK曽ヶ端準、DF内田篤人、岩政大樹、ファボン、新井場徹、ボランチ・青木、攻撃的MFに中後と増田、トップ下にダニーロ、そしてFWに柳沢とマルキーニョスの4−4−2だろう。対する名古屋はGK櫛野亮、DF大森征之、竹内彬、増川隆洋、ボランチ・山口慶、吉村、須藤、右サイドに玉田か津田、左サイド・本田圭佑、FWヨンセン、杉本という3−5−2がベースではないか。本田はここまでのカップ戦は欠場続きだったが、この試合後にU−22代表合流を控えているため、今回はピッチに立つはずだ。

 11日夜の鹿嶋地方の天候は曇り、気温は11度前後とまだまだ肌寒い見通し。観戦の際には防寒対策を整えよう。

以上
2007.04.10 Reported by 元川 悦子


ナビスコ予選も折り返しである。
不調のチームにあって唯一輝きを放っている本山雅志の出場停止がどう響くのか見届けたい。
報道コメントから、危機感は選手の胸に響いているように受け取れる。
これは重畳。
気持ちを入れるのもプレイするのも選手なのだから。

補強とは名ばかりのアリバイ仕事

小笠原と浩二が今夏鹿島復帰へ
 鹿島がバーゼルMF中田浩二(27)メッシーナMF小笠原満男(28)を今夏に復帰させるため、鈴木満取締役を今月中に渡欧させることが9日、分かった。今季リーグ戦では、開幕5戦未勝利とクラブ史上最悪の出だしで14位に低迷。「現状のままでいいとは思っていない。補強をやらないと」と幹部も話しており、常勝時代を知る2人を呼び戻し、起爆剤にするつもりだ。

 中田とは昨年6月のW杯ドイツ大会後に、近い将来の復帰について会談。欧州3シーズン目にして最高の活躍を収めている今季の終了を持って、復帰を実現させる意向だ。バーゼルとの契約が1年残っており、移籍金などの問題もある。だがオシムジャパンでは国内組が安定的に招集される土壌があり、10年の南アフリカW杯に向け、中田にとっても復帰するメリットが大きい。

 小笠原は昨年8月に念願の欧州移籍を果たしたが、メッシーナではわずか6試合の出場で退団は決定的。現在は複数の代理人が移籍先を探しているが実現性は低く、鹿島復帰が現実路線だ。ボランチ、センターバックを高いレベルでこなせる中田と日本屈指の攻撃能力を誇る小笠原が、今夏に反攻の切り札として加わる可能性が高まった。
[2007年4月10日8時45分 紙面から]

“不振”鹿島が決断!中田浩&小笠原呼び戻し黄金時代復活へ

鹿島が獲得に乗り出す中田浩(写真左、ロイター)。低迷する名門に力をもたらすか
 今季リーグ戦未勝利の鹿島が、かつて在籍したドイツW杯日本代表MF小笠原満男(28)=メッシーナ=と同・中田浩二(27)=バーゼル=獲得に動き出すことが9日、明らかになった。鈴木満強化部長が今月末に渡欧して契約状況などを確認する。鹿島の黄金時代を支えた2人が、後半戦大反攻を呼び込む。

 水面下で鹿島の“超大型補強計画”がスタート。小笠原と中田浩の獲得に本格的に動き出すことが判明した。

 「2人を戻す意向はある。今月末くらいに欧州に行って、状況を確認する」と鈴木強化部長が明言。契約状況や本人の意思などを確認した上で、クラブ間交渉を始めることを示唆した。

 リーグ戦5試合を終えて3分け2敗の14位。序盤に強い鹿島がJリーグが発足した93年以降、ここまで勝ち星がないのは初めてだ。開幕直前に日本代表MF野沢が左ひざ負傷で戦列を離れ、FW田代も右ひざを痛めて離脱。さらに7日の大宮戦では後半10分から10人となった相手に0−0ドローという結果に、怒りを爆発させたサポーターが選手バスの通過を阻止する騒動まで起こった。急務となっていた補強リストの最上位に、2人の名前が書き込まれた。

 昨年8月にメッシーナに期限付き移籍した小笠原は出場機会に恵まれず退団は決定的。本人は来季も欧州でプレーすることを希望しているが、移籍先が見つからなければ、6月30日の契約期間終了に伴いレンタル下の鹿島に戻ることになる。完全移籍したバーゼルとの契約が08年夏まで残っている中田浩に関しては、本人とバーゼルの意向を踏まえ、慎重に話し合いを進めていく方針だ。

 鹿島の黄金時代を支え、W杯、欧州リーグと大舞台を経験した小笠原と中田浩。復帰するならば早くても7月になるが、2人が名門の後半戦逆襲の切り札になるのは間違いない。

★サポーターの出口封鎖騒動
 リーグ戦未勝利同士の対決となった7日の大宮戦(カシマ)。序盤から鹿島の攻勢が続き、後半10分には大宮MF佐伯が2度目の警告を受けて退場。数的有利のなかで、一度もネットを揺らすことができず0−0ドローに終わった。試合後、サポーターの怒りはブーイングだけに留まらず、約150人が会場出口を封鎖。オリヴェイラ監督も乗車した選手バスの通行を妨害し「詐欺師」などの罵声を浴びせるなど、物々しい雰囲気に包まれた。

■小笠原の現状
 昨年のW杯終了後、メッシーナ移籍。9月20日のレッジーナ戦(ホーム)で後半8分から初出場。10月21日のエンポリ戦(ホーム)では初ゴールもマークした。しかし今年に入ってからはリーグ全12戦で出場機会がなく、1月28日のアスコリ戦(ホーム)からベンチ外が続いている。今季リーグ戦6試合に出場。

■中田浩の現状
 昨年1月の移籍市場でマルセイユ(フランス)からバーゼルに移籍。2季目となる今季はセンターバック、左サイドバックとして起用され、10月15日のシャフハウゼン戦(アウエー)では今季初ゴールもマークした(自身欧州2点目)。同22日のザンクトガレン戦で鼻骨骨折を負い2試合を欠場したが、それ以外のリーグ戦にスタメン出場している。
中田浩二&小笠原満男・比較表
中田浩二          名前  小笠原満男
1979・7・9(27) 生年月日 1979・4・5(28)
滋賀・大津市       出身地  岩手・盛岡市
鹿島−マルセイユ
−バーゼル         所属  鹿島−メッシーナ
DF、MF 位置 MF
144試合27得点   Jリーグ通算 204試合46得点
56試合2得点      代表通算  53試合7得点
00ナビスコ杯MVP
01Jリーグベストイレブン 主な実績 01〜05Jリーグベストイレブン
02ナビスコ杯MVP
1メートル82、74キロ  サイズ  1メートル73、72キロ

■この日の鹿島
 主力組は心身のリフレッシュのためプール調整。これまでのプレーを継続するというオリヴェイラ監督の方針で、前日8日はオフで、7日の大宮戦を挟み4日連続で本格的な戦術練習は行われなかった。DF岩政は「積み上げてきたことを自信を持ってやりたい」。この日に予定されていた、大宮戦後のクラブ側とサポーター代表者の話し合いの報告は、10日、練習前ミーティングで行われることになった。


低迷鹿島 中田浩&小笠原にSOS
 今季低迷を続ける鹿島がバーゼルの中田浩二(27)とメッシーナの小笠原満男(28)にチーム復帰を要請することが明らかになった。鈴木強化部長が今月末にも欧州に渡り、両者と話し合いの場を持つ。02年のナビスコ杯以来10冠への足踏み状態が続き、今季もリーグ戦5試合白星なし。迷走する“かつての盟主”が復活に向け、強き時代を知る2人を呼び戻す。
 常勝軍団復活に向け、鹿島が最後の手段に打って出る。今季Jリーグでは3分け2敗の14位で、ナビスコ杯でも1勝2敗のD組3位。チームの惨状に、鈴木満強化部長は「浩二と満男を戻したい」と明言。チーム9つのタイトルのうち5冠に貢献した2人を、“復活請負人”として呼び戻す意思を示した。

 まず、白羽の矢を立てられたのが中田だ。クラブは弱点とされたボランチの補強をシーズン前から計画。中田の再獲得にも早い段階から着手していた。オリベイラ監督も、かつて中田を指導したジーコ氏(現フェネルバフチェ監督)らから情報を収集済み。バーゼルでは主にDFを務めるが、古巣復帰の際にはボランチでの起用が確実だ。バーゼルとは契約をあと1年残しているため、今後、代理人の協力のもと相手クラブ側と交渉をすることになる。

 一方、W杯ドイツ大会後にメッシーナに移籍した小笠原の場合は状況が少し異なる。1年の期限付きレンタルのため、6月末には鹿島側の意思でチームに戻せる。だが、メッシーナでは出場もままならず、消化不良の状態。鹿島は本人の希望があれば来季も欧州でプレーさせる意向を示しており、現在もイタリア人のペトリッカ氏を含め3人の代理人が移籍先を模索中だ。ただし、鈴木強化部長は「メッシーナとの契約が切れる6月末までに、彼を本当に必要とするチームが見つからなければ戻る」と言う。本人も「戻ることに問題はない」と了承済みだ。

 鈴木強化部長は今月末にも欧州に渡る予定。低迷脱出のためには、なりふり構っていられない。王者復活に向け、ついに鹿島が動きだす。
[ 2007年04月10日付 紙面記事 ]

中田浩&小笠原、鹿島に帰ってきて〜
 J1鹿島がMF小笠原満男(28)=メッシーナ=の復帰、MF中田浩二(27)=バーゼル=の獲得に向け、本格的に動き出すことが9日、明らかになった。鈴木満取締役強化部長が早ければ今月末に渡欧。2人の意思確認、所属クラブの状況を調査し、今夏の獲得を目指す。

 「クラブとして2人を呼び戻したい。これから話を進めていきたい。4月か、遅くても5月頭には渡欧して、話をするつもり。6月じゃ遅すぎる。早めに動き出す」と同部長。日本代表クラス2人の獲得を目指し、調整に入ることを明言した。

 鹿島からメッシーナに期限付き移籍している小笠原は、6月30日にメッシーナとの契約を満了する。その後、本人は海外他クラブへの移籍を希望しているが、鹿島としては同日までに獲得オファーが届かなければ、復帰させる方針。すでに小笠原からも電話で了承を得ているという。

 また、中田はバーゼルと2008年6月まで契約を結んでおり、今回はクラブ側に獲得の意思を伝えた上で、契約内容などを確認する。中田はチームの主力DFに定着、バーゼル側も簡単には手放さないと思われるが、鹿島は移籍金も準備して、獲得に全力を注ぐ。

 オリヴェイラ監督も2人の名前を挙げ、「レベルの違う選手」と高く評価。常勝時代を知る2人。現在、リーグ戦5試合3分け2敗と不振を極める鹿島が今夏、大型補強でチームを再建する。

 ◆鹿島、主力組4日連続実戦練習行わず 鹿島の主力組は9日、4日間連続で実戦練習を行わなかった。控え組はピッチで入念に練習したが、主力組はプール調整のみ。ここ5日間で、7日の大宮戦(カシマ)を除けば、5日は筋トレ、6日はウオーミングアップだけ、8日はオフと、まったく連係練習を取り入れていない。それでもDF岩政は「だいぶリフレッシュできた」と5試合未勝利のチームへの効果を口にした。
(2007年4月10日06時03分 スポーツ報知)

三年戻さずと言った舌の根も乾かぬうちにとはこのことぞ。
そして再三袖にされたユダにもオファーとのこと。
ならば阿部や福西にオファーする事も可能だったはず。
育てて勝つとは口ばかりにて、育てず負けると言いたいのか。
だがこれも既定路線で誰もが想定の範囲内。
不調に陥ったからではなく、好調であったとしてもこうなっていたことは明らか。
単に口実を与えただけ。
これも無策の一環か。
呼び戻すのであればの方がより効果的である。
非現実的な考えではあるが。

監督留任

鹿島、オリヴェイラ監督解任「考えていない」
 J1鹿島がオズワルド・オリヴェイラ監督の解任を考えていないことが8日、分かった。開幕から5試合未勝利となった大宮戦(7日)後、サポーターが選手バスを取り囲み、一部で監督解任を求める声が上がったが、関係者は「まったく考えていない」と断言した。
 主力のMF野沢、FW田代がじん帯を損傷で、開幕前から戦列を離れている。さらに、今季は指揮官を含むブラジル人スタッフ、外国人選手3人を総入れ替えした。クラブとしては「そう簡単には結果が出せるものではない。選手も足りていない」という考えだ。

 鹿島は過去に、シーズン途中で2度、監督を交代したことがあるが、基本的なスタンスは、年間を通して監督のサッカーを浸透させるクラブ。今は「産みの苦しみ」ととらえ、今後もオリヴェイラ監督を全面バックアップする方針だ。(2007年4月9日06時05分 スポーツ報知)

勝者のメンタリティを取り戻すどころか、敗残の将たらざるを得ない今季である。
が、クラブ首脳は手を拱いている模様。
「産みの苦しみ」とは言い得て妙ではあるが、その片鱗でも試合で見せて欲しい物である。
マルキーニョスの個人突破が産みであれば、JEFも清水もとっくに優勝しておるはず。
解任を必須とは言わぬが、せめて何かしらの具体策を見せて欲しい物である。
無策の策は諸葛亮ほどの人物だからこそ成し得た策である。
謀無くして勝利を掴む事これ難儀なり。
戦力比に於いて六倍の差を以て始めて勝利を確実に出来るものと、かのヤン・ウェンリーも申しておる。
我等ごと欺いておるのやも知らぬ。
それほどの策と考えたい。
諏訪に内乱を呼ぶが為、高遠頼継を欺く茶番はドラマ故に成り立つこと。
当主を前にコントを繰り広げる様は軍師とは思えぬ行動であった。
腫れぼったい眼の姫に惚れてしまうに至っては歴史の婉曲甚だしい。
薄い原作を用いておるが故、新田版からの拝借に新機軸を交えておる事に不満はない。
が、脚色過多な上に説明不十分では視聴者置いてけぼりである。
井上版原作、新田版、そして史実を頭に入れた上で観ろとの強制なのであろうか。
それでは流れを追うだけで精一杯である。
まさに鹿島の試合と同義であろう。
わかりやすくシンプルに、そして確実なプレイを心がけるよう指揮して欲しいものである。

大宮戦報道など

鹿島は開幕5戦でいまだ勝利なく…/J1

試合後サポーターに頭を下げる柳沢(左端)ら鹿島イレブン(撮影・山崎哲司)
<J1:鹿島0−0大宮>◇第5節◇7日◇カシマ
 鹿島が泥沼の開幕5戦未勝利となった。後半途中から大宮に退場者が出て、11対10と数的有利な状況となったが、逆にピンチを迎える始末。後半25分には1対1の状況までつくられ、GK曽ケ端が防いで何とか失点は免れたが、攻撃は無得点に終わった。
 オリベイラ監督は「言い訳だと受け止めてほしくはないが、第三者的な部分が選手たちをナーバスにさせている面は少なからずある」審判の判定に疑問を投げかけていた。[2007年4月7日22時17分]

鹿島サポーターが選手バスを包囲/J1

サポーターに取り囲まれる、鹿島選手を乗せたバス(撮影・山崎哲司)
<J1:鹿島0−0大宮>◇第5節◇7日◇カシマ
 不振を極める鹿島がサポーターから怒りの声を浴びた。リーグ戦未勝利同士の対決となった大宮戦は、後半途中から11対10の数的有利な状況だったがドロー。開幕5戦未勝利で、試合後はサポーターの怒りが頂点に達した。バスに乗り込もうとしたオリベイラ監督に対し「詐欺師!」「ブラジルに帰れ!」と罵声(ばせい)が飛び交い、バスが移動すると約100人のサポーターによって出口が封鎖。その後も10分間にわたって包囲された。
 包囲網が解けた後、クラブ側がサポーター代表者5人と話し合いを持ち「選手を奮い立たす応援をするから応えてほしい」との要望を受けて収束。今日8日の練習は3月5日以来、34日ぶりのオフとなり、9日の練習前に選手に伝えられることになった。FW柳沢は「サポーターに言われるのは仕方がない。立て直すしかない」と受け入れた。安定した成績を残してきた鹿島としては珍しい光景が、事態の深刻さを物語っていた。[2007年4月8日8時50分 紙面から]

勝てないチームに鹿島サポーター怒・怒・怒!選手バス前を封鎖

今季まだ勝ち星のない鹿島。試合後、サポーターが選手バスの通行を妨害した(撮影・小倉元司)
 J1第5節(7日、鹿島0−0大宮、カシマスタジアム)今季、勝ち星のない鹿島は大宮と0−0ドロー。試合後、サポーターが選手バスを取り囲んだ。
 リーグ戦5試合目で、またも勝てなかった鹿島に対するサポーターの怒りはブーイングだけに留まらなかった。試合後、約150人が会場出口を封鎖。オリヴェイラ監督も乗車した選手バスに「オズワルド(オリヴェイラ監督)、ブラジルに帰れ」「詐欺師」などの罵声を浴びせて通行を阻止した。サポーター代表5人とクラブ代表が話し合いをすることで、約10分間の封鎖が解かれた。
 約30分の話し合い後、クラブ関係者は「サポーターの気持ちは受け取りました。次の試合で気持ちをみせることを約束した」と説明。8日は急きょオフとなったため、9日の練習前に選手に報告するという。
 勝てるはずの試合だった。後半10分には大宮MF佐伯が2度目の警告を受けて退場。だが10人となった相手から1点を奪えない。主将のFW柳沢は「ブーイングは当然のこと。しっかり受け止めてサポーターを喜ばせるような試合をしないといけない」。一方、指揮官は「第三者的な部分の問題が結果に影響している。他の試合を見ても審判の判定に結果が左右されている」と、怒りの矛先を審判に向けた。クラブ幹部は「(監督の)解任はまったく考えていないし、そういう方針もない」と現体制の維持を明言した。
 次戦は11日のナビスコ杯・名古屋戦(カシマ)。サポーターの怒りを鎮めるには、どんな形でも勝つしかない。(千葉友寛)

★大宮、やっと勝ち点1
 大宮は5試合目で、ようやく勝ち点1を挙げた。後半10分にMF佐伯が2度目の警告で退場。10人のプレーとなったが、鹿島の攻撃に耐えた。ロバート監督は「選手に感謝したい。特に守備の組織力がよかった」と納得の表情。
 豊富な運動量で攻守に貢献したMF藤本は「気持ちの入ったプレーができた。今後に期待できる内容だった」と前向きに話した。
(カシマ)

ドローで鹿島サポがチームバス止める
 【鹿島0−0大宮】鹿島は相手が退場者を出したため、後半の35分間は数的優位で戦ったが、得点を奪えずにドロー。今季初勝利はならず、試合後にはサポーターがチームバスを立ち往生させ、幹部との話し合いを求めるなど、フラストレーションのたまる試合となった。MF中後は「申し訳なく思う。しっかり受けとめて、結果を出すしかない」と11日のナビスコ杯、名古屋戦での巻き返しを誓っていた。
 <大宮 初勝ち点も最下位>大宮は鹿島相手にスコアレスドローに終わり、最下位に沈んだ。得点力の課題は解消されておらず、後半10分にMF佐伯が退場してからはチャンスもほとんどなかった。それでも、今季初めて勝ち点を得たのは救い。ロバート監督は「10人で戦った中での勝ち点1には満足しなくてはいけない」と話した。佐久間強化部長も「監督は日本のサッカーは初めて。もう少し状況を分析したい」と忍耐強く見守る考えを示した。 [ 2007年04月08日付 紙面記事 ]

鹿島サポーター怒り爆発…リーグ戦4試合未勝利

前半、激しくボールを取り合う鹿島・柳沢(左)と大宮・橋本
 ◆J1第5節0―0大宮(7日、カシマ) 鹿島サポーターの怒りが爆発した。大宮戦を0―0の引き分けで終わると、選手バスをサポーター約150人が取り囲んだ。「PRIDE OF ZICO」の横断幕を逆さに掲げながら道路を遮断。「オズワルド(・オリヴェイラ監督)は帰れ!」「詐欺師」「金返せ」約10分間立ち往生したバスに、痛烈な批判が浴びせられた。
 結果が出ていないことに尽きる。大宮戦前まで、チーム史上ワーストとなるリーグ戦4試合未勝利。この日も後半10分に大宮が退場者を出し、数的優位に立ったが、決定機でDFファボン、FW柳沢が不発に終わり、初勝利はお預け。声援を送り続けたサポーターの堪忍袋の緒も切れた。
 バスはサポーター、クラブ側の代表者が話し合うことを条件に通過。その後、約30分間の会談では、クラブ側が「もう1回、頑張ることを約束する」と回答し、事態は収拾した。次戦はナビスコ杯・名古屋戦(11日・カシマ)。「自分たちで立て直すしかない」と柳沢。怒りは結果でしか静められない。(2007年4月8日06時05分 スポーツ報知)

【J1:第5節】鹿島 vs 大宮:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
4月7日(土) 2007 J1リーグ戦 第5節
鹿島 0 - 0 大宮 (16:00/カシマ/10,234人)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q.リーグ戦5試合未勝利で今季8試合を通じても1勝というのは、93年Jリーグ発足以降最悪の状態だが、この要因は? 選手たちも精神的にきていると思うが、立て直し策は?
「93年以来ということに関しては、私はまだ2ヶ月しかここにいないし、今の結果がこうで昔は違ったということに関して発言はできない。でも、選手たちがやろうとしていること、私の考えは少なからず試合には出ている。リーグ戦5試合に関して言うと、勝ってもおなしくない内容に近づいている。言い訳だと受け止めてほしくはないが、第三者的な部分が選手たちをナーバスにさせている面は少なからずある。パフォーマンスにも影響しているのではないか」
Q.リーグ戦初出場した遠藤の評価は?
「彼は練習から集中して取り組んでいる。成長している。でも短い時間出ただけで評価を下すのは早い。少しずつ彼がJリーグのスピードに慣れる時間が必要だ。このまま謙虚に取り組めばよくなる。今日は数的優位をうまく使うため、ワイドに開いてサイドからのクロスを入れるという意味でよくやった。試合を重ねるうちに戦力として考えられるようになる」
Q.攻撃面でビルドアップはしているが最後のところが足りないと感じる。どう修正するのか?
「短い期間の中で全て浸透できればベストだが、そうはいかない。5連戦の前に約束事を徹底させるようにはした。しかし連戦になると細かい練習ができない。相手のマークも厳しくなるから。相手ゴールに近いコートの3分の1で動き出しを増やさないと、相手を崩せないし、ゴールにもならない。難しくなるといっているし、パターンの練習もやった。あとはやるだけ。今回で3戦目で疲労もたまってきて、足が止まる場面も出てきた。そこを踏ん張ってもう1回、動けるようにならないといけない。5連戦はどうしても黒板やビデオを使った確認が多くなるが、いかに理解して実行に移せるか。修正したい

以上

【J1:第5節】鹿島 vs 大宮:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●柳沢敦選手(鹿島):
「みんな何が悪いか分かっているし、サポーターに厳しいことを言われるのもしょうがない。自分たちで立て直さないといけない。誰も助けてくれないし、自分で這い上がるしかない。(内容は甲府戦よりよくなったか?)変なミスとか不用意なミスは減ったけど、そういうのがなければいい形を作れる。ま、ぐちゃぐちゃ言わず、次に向けて頑張るだけ。落ち込んでる暇はないし、みんなで頑張りたいと思う。試合がすぐあるし、悪い状況を取り戻す機会がすぐやってくるのはいいこと。(ゴール前の動き出しが少ない?)監督が言う黒板で起きる状況はほとんど試合では起きない。出し手と受け手、3人目の動きも含めての連携を高めないとダメだし、それだけでも勝てない。難しいけど、今は結果としてうまくいっていない。そういうところを含めて修正するしかない。今は勝ちが一番ほしい」
●岩政大樹選手(鹿島):
「勝ちたいのはいつもそう。今日もそうだったけど、もう終わったこと。サッカーは11人でやってるし、後ろがゼロに抑えたからといってOKではない。0−0より5−4で勝った方がいい。(サポーターの声は仕方ない?)そうですね。(修正点は?)僕らが中で感じていることと外から見ている人が感じていることはあまりかわらない。今日は途中で相手が10人になったとはいえ、ある程度、良くなった面もある。それを継続してやること。攻撃に関してはどう変えていくかを詰めていくべき」
●内田篤人選手(鹿島):
「切り替えて早く次の試合をしたい。考えてもしょうがないし。メンツは揃っているのだから、うまくいかない方がおかしいと思う」


鹿島引き分け初勝利ならず
2007/04/08(日) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
 Jリーグ一部(J1)第五節第一日は七日、カシマスタジアムの鹿島−大宮など七試合を行い、鹿島は0−0でスコアレスドローに終わり、またも今季リーグ戦初勝利はならなかった。
 鹿島は前半からチャンスをつくったが、得点機に決め切れなかった。後半十分に大宮の佐伯が退場して一人多い状況となった後は、十九分に柳沢のヘディングシュート、三十一分にファボンの左足シュートなどで攻め立てたが、ゴールを奪うことはできなかった。さらに興梠、遠藤らを投入して戦局の打開を図ろうとしたが実らなかった。


鹿島、ツメ甘く 数的優位も崩し切れず
 後半ロスタイム、本山のミドルシュートが左へ逸れて、終了のホイッスルが鳴ると同時にサポーターから容赦ないブーイングが浴びせられた。退場者を出し、1人少ない大宮から最後まで得点を奪えずにスコアレスドロー。「今の数字が現状なのかもしれない」とオズワルド・オリベイラ監督も嘆いた。
 「得点チャンスをものにできなかった。相手が引いていたので真ん中まではボールが回せるが、深いところでは効率的なパスがなかった」と増田。鹿島は前半から圧倒的に試合を支配していたが、ペナルティーエリアに近づくほど連係が合わず、なかなかフィニッシュが決まらない。
 後半10分には大宮・佐伯が2枚目のイエローカードで退場となり数的優位に立ったが、「崩し方で工夫が必要だった」と中後。後半30分すぎからは3バックに変更し中盤の人数を増やし攻勢に出たが、逆に大宮に完全に引かれてしまいCK6本、直接FK24本あったセットプレーも不発。終盤の猛攻もゴールをこじ開けるまでに至らなかった。
 「完ぺきに崩そうとしすぎている。もっと大胆さが必要。意識として球際とか執着心とか持ったりしないと。こうなると気持ちが乱れてくるので、統一してやっていきたい」と中後。柳沢も「ごちゃごちゃ言う前にやるだけ。次に向け自分たちで立て直すしかない。前を向いてみんなで頑張りたい」と口にした。悔しい気持ちは選手が一番感じているはず。そして、その気持ちも試合でしか返せない。


サポーター愛の怒号 「もう一度頑張れ」
 ○…鹿島−大宮戦が終わった後、開幕からリーグ戦5戦勝ちなしという結果に業を煮やした一部の鹿島サポーターが選手らの乗るバスを取り囲み一時騒然となった。サポーターらは怒号やブーイングを浴びせてバスを10分間ほど足止めにし、事態収拾のためサポーターの代表5人がクラブ側の代表2人と会談した。
 クラブ関係者によると、サポーター代表者は「応援していてチームがバラバラに見える。もう一度、チームが一体となって戦ってほしい。おれたちも一体となって応援するから。水曜(ナビスコ杯・名古屋戦)に選手が奮い立つような応援をするので、選手に伝えてもらいたい」などと話した。これに対しクラブ関係者は「彼らの思いは努めて冷静に、熱く伝えていただいた。選手らにもサポーターの気持ちを伝えると答えた」という。
 会談に出席したサポーター代表者は「球団はもう一回頑張る、気持ちを見せると言ってくれた。悔しい気持ちはあるだろうが、もう一度頑張って次の試合の応援をしよう」と呼び掛け、最後は残った
サポーターらによる“鹿島コール”がわき起こった。

今季初完封。
リーグ戦第5節、今季8戦目である。
ここでリーグ戦の完封を紐解くと以下のようになる。
2006年 第3節
2005年 開幕戦
2004年 第7節
2003年 第4節
2002年 第4節
2001年 第11節
2000年 開幕戦
1999年 開幕戦
1998年 第4節
1997年 第2節
1996年 第9節
1995年 第2節
1994年 開幕戦
1993年 開幕戦
通年にて初制覇を成した1996年でさえ11戦目との過去もあり、まずは一歩前進したと考えたい。
ここまでの公式戦を見る限り崩されるシーンは非常に少ない。
相手の弱さを差し引いても、守備は合格点である。
やはり攻撃陣に不満が残ることは誰の目にも明らかであろう。
その責をどこに向けるかはクラブの判断ではある。
岩政は「外から見ている人が感じていることはあまりかわらない」と言い、柳沢主将は「監督が言う黒板で起きる状況はほとんど試合では起きない」と語る。
指揮官は「第三者的な部分が選手たちをナーバスにさせている」と審判に批判を浴びせた。
クラブ幹部は「(監督の)解任はまったく考えていないし、そういう方針もない」とのこと。
報道を全て鵜呑みには出来ないが、それぞれの思いは我等に伝わってきたと思う。
何をすべきかは難しい。
が、我等に出来ることはスタジアムに向かうことのみである。
完封の次は勝利である。
一つ一つ進んで行くしかないのである。

予兆

4/8(日) チーム練習スケジュール変更のお知らせ
4/8(日)10:00からの練習は、オフに変更となりましたのでお知らせいたします。

4/8(日) フリークス公開取材延期のお知らせ
明日カシマサッカーミュージアム内にて予定されていたフリークス公開取材ですが、急遽チーム事情により延期とさせていただくこととなりました。なお、ファボン選手の公開取材は来週12日の13:00〜(予定)より行います。
【日 時】  4月12日(木) 13:00〜(予定)
【場 所】  カシマサッカーミュージアム内
【参加選手】 ファボン選手
【入場料】  大人300円/小中100円(記念パス付)
※事前にファンクラブにて当選された会員の方が優先参加となりますが一般の方も参加できます。
※なお、お客様のご来場が多数の場合は特設会場内への入場を制限させていただく場合もございますので予めご了承ください。

<お問い合わせ>
  カシマサッカーミュージアム
  TEL 0299-84-1155(10:00〜16:00)
  ※入場料 大人:300円/小中:100円(税込・記念パス付)
 
http://www.so-net.ne.jp/antlers/museum/index.html

何かが音を立てて崩れ、何かが始まるのでは無かろうか。

Jリーグ第5節 大宮アルディージャ戦

ヤス、お誕生日出場おめでとう…

回復優先

鹿島「無策」で大宮に勝つ

全体練習後、リラックスムードの鹿島DF岩政(手前)。後方オリベイラ監督
 鹿島があえて「無策」で大宮戦に挑む。主力組は前日5日の室内でのトレーニングに続き、この日もアップ程度のメニューで調整を終了。中2日の一戦を、異例となる戦術練習なしで迎える。オリベイラ監督は「この5連戦を考えると疲労がたまる。回復させることを重要視した」と狙いを明かした。今季公式戦1勝2分け4敗と全18クラブで最低の成績だが、大きな布陣変更はなさそうだ。FW柳沢は「監督も『負けて何かを変えようとするのではなく、今までやってきたことを信じてやろう』と言っていた」と信念を貫く。[2007年4月7日8時59分 紙面から]

鹿島、5連戦考慮し回復重要視−1カ月遅れの“開花宣言”へ
 7日の大宮戦(カシマ)を前に、ストレッチなど約40分の軽めの内容で練習終了した鹿島。前日5日に続き、本格的な戦術練習は行われなかった。オリヴェイラ監督は「5連戦を考えて回復を重要視した」と3月31日の神戸戦(神戸ウ)から続く過密日程を考慮したためと説明。ともに今季リーグ戦白星がない同士の一戦。ホームで鹿島が1カ月遅れの“開花宣言”となるか。(鹿嶋市)

鹿島大胆アップで練習終了…大宮と0勝対決
 鹿島のリーグ戦初勝利に向けた最後の練習は、実にあっさりとしたものだった。リーグ戦はいまだ勝ち星なく15位に低迷。鈴木貞雄取締役らクラブ幹部が見守る中、緊迫ムードで始まった練習。だが、ウオーミングアップを終えた選手は、三々五々ピッチを離れ始める。「え? もう終わり」と鈴木満取締役強化部長。大宮との未勝利対決に向けた最終調整は、わずか40分で幕を閉じた。

 異例の調整だ。ナビスコ杯・甲府戦(4日)の翌日も主力組は約30分間、屋内で筋トレを行っただけ。2日間の練習時間を足しても70分。しかも、実戦練習は一切なし。これまで中2日の試合でも、試合前日は実戦練習を行ってきたオリヴェイラ監督だが、カケとも言える戦術練習撤廃だ。

 「疲労がたまる。きょうは疲労が回復することを重要視した」と指揮官。MF中後も「基礎があるから、練習をしなくても大丈夫」と監督の狙いをくみ取る。スタメンの入れ替えもしない。大胆な策が白星につながるか?

 ◆大宮、念入り90分鹿島対策 鹿島とは対照的に約1時間30分、みっちり対策を練った。パス回し、フォーメーション練習、ゲーム形式などの実戦練習で、入念に連係を確認。鹿島と同じく4日にナビスコ杯を戦ったが、主力5人を温存したとあって、疲労面は心配ない様子。ここまで開幕から4連敗で17位。万全の準備で今季リーグ戦初白星を狙う。(2007年4月7日06時00分 スポーツ報知)

昨日報道されたように40日間オフ無しの厳しい時期である。
ただ選手の身体にとっては練習よりもアウェイへの移動の方が苦しいと思われる。
個々のプレイの精度を確実にしセットプレイの守備を確認すれば歯車は噛み合うであろう。
それが本日であると信じたい。
野沢・田代・大岩の復帰の報もあるが、彼らの力を借りずとも力があるところを見せつけておかねばならない。
仕合ではなく合戦である。
親方様を含め全ての将を納得させて勝つ戦いを見せよ。
決して侮るで無いぞ。

野沢・田代の足音

鹿島MF野沢21日の清水戦で復帰も
 左ひざ負傷で離脱中の鹿島MF野沢拓也(25)が早ければ21日の清水戦から復帰する可能性が出てきた。2月25日のプレシーズンマッチJ2水戸戦で左ひざ内側側副じん帯を損傷。全治2、3カ月と診断されたが、現在はボールを使った練習ができるまでに回復している。5日の練習は室内で筋力トレーニングを行い「復帰目標は清水戦? そうですね。練習は順調にいけば来週から合流できる」と前向きだった。大黒柱を失ったチームはリーグ戦未勝利と低迷し、前日4日のナビスコ杯甲府戦でも敗北。右ひざ負傷で今月中の復帰を目指すFW田代とともに司令塔の帰還が待たれる。[2007年4月6日8時35分 紙面から]

驚異の回復力で鹿島・野沢が練習合流へ…21日清水戦で復帰か

 鹿島に朗報だ。5日、開幕直前に左ひざ内側側副じん帯損傷で離脱した日本代表MF野沢=写真=が来週から練習に合流できる見込みであることが分かった。全治約2カ月と診断されたが、驚異の回復力ですでにボールを使った練習を再開。「うまくいけば来週からやれる。試合も今月中にはやれると思う」と話し、3月に右ひざ内側側副じん帯を痛めたFW田代とともに21日の清水戦(日本平)での復帰を目標に掲げた。また左足首痛のDF大岩もこの日から合流した。(鹿嶋市)

鹿島・野沢、週明け合流へ
 左ひざ内側側副じん帯損傷でリハビリ中の鹿島・MF野沢拓也が5日、週明けにチームへ合流する意向を示した。全治2か月の診断を上回る回復を見せており「来週には合流できればする」と話した。また、右ひざ内側側副じん帯を痛めているFW田代も来週中の合流を希望DF大岩もこの日合流を果たし、リーグ未勝利のチームに明るい話題が舞い込んだ。(2007年4月6日06時04分 スポーツ報知)

白色彗星の前に地球防衛艦隊が全滅し旗艦アンドロメダまで撃沈した。
しかし「そうだ、我々にはまだヤマトがあるぞ」と街頭テレビの前で叫ぶ市民。
大勢に於いて敗北せしめようとも、望みは常にあるのだ。
野沢のみならず田代も大岩も。
真の開幕が近づいてきた。

メッシーナ小笠原満男、重い口を開く

小笠原、誕生日に代表復帰誓う
 メッシーナMF小笠原満男が、28歳の誕生日を迎えた5日に、現状の打破と日本代表復帰を誓った。昨年12月23日のフィオレンティーナ戦(アウエー)を最後に出番がないが「代表は光栄なこと。行きたい気持ちはあるが、試合に出ていないのに代表なんて変な話。まずはクラブに集中する」と、自らに言い聞かせるように話した。(佐藤貴洋通信員)[2007年4月6日8時48分 紙面から]

前監督復帰で小笠原が出場機会増に期待、来季については未定
 セリエA・メッシーナのMF小笠原満男(28)は、右太もも裏痛のため、8日のラツィオ戦(アウエー)の欠場が濃厚になった。「ちょっと時間がかかる」と小笠原。また、ジョルダーノ前監督が復帰したことには「環境がちょっとは変わるといいと思う。来季? まだ決めてない。代理人と話し合っているところ」と出場機会増に期待していた。(ローマ=坂本万里雄)

28歳誕生日、小笠原意欲
 【メッシーナ(イタリア)5日】メッシーナのMF小笠原満男が5日、28歳の誕生日を迎えた。27歳最大の出来事は「イタリアに来たこと」。移籍から7か月、出場は6試合どまり。現在は右太もも裏痛を抱え、ラツィオ戦(7日)もベンチ外が濃厚だ。それでも「日本代表も、まずはクラブで出場してから。あと残り9試合、充実させたい」と試合出場へ改めて強い意欲をみせた。(2007年4月6日06時05分 スポーツ報知)

連日紙面をにぎわす小笠原満男である。
監督更迭・復帰に伴いインタビューをまとめて行ったのであろう。
もう少し誕生日を演出してあげたいところではあった。
メディアの裏協定を感じざるを得ない。
この報道一つとっても、質問が無いためどういう意図で小笠原が口を開いたのか確信が持てない。
今週のフットボーリスタではないが、サッカー選手がメディアの前で発言する事に不利益こそあれ有益なものは何一つ無いと言えよう。
「自らに言い聞かせるように」などとさも小笠原が殊勝に答えたように報道しているが、サンスポ・報知は期待を胸に的に発言している記述である。
佐藤貴洋通信員の捏造と推測する。
表現の自由とはいえ、無責任な報道にはいつかしっぺ返しが待っていようぞ。

強化練習実行中

不振の鹿島「弱い者は練習するしかない」

 不振を極める鹿島がリフレッシュを図った。4日のナビスコ杯甲府戦の完敗から一夜明けた5日、主力組はピッチには姿を現さず、室内で筋力トレーニングを行い、軽めの調整で切り上げた。

 リーグ戦、ナビスコ杯ともに先発メンバーをほぼ固定して戦っているだけに、疲労もたまってくる時期だが、DF内田は「弱い者は練習するしかないんです」と前向きに話していた。[2007年4月5日19時15分]



鹿島、初勝利まで無休!?

 リーグ戦未勝利の鹿島が14日の横浜C戦まで、オフなしで連係強化に励むことが5日、分かった。「40連投」と過酷な日程に、選手は未勝利が一因になっていると分析。大宮戦と横浜C戦に勝てなければ15日のオフが白紙になる可能性もゼロではないだけに、大宮戦(7日・カシマ)で初勝利をもぎ取る意気込みだ。

 オリヴェイラ監督が配布したスケジュールによると、次回のオフは15日に設定された。前回オフだった3月5日から数えると、実に40日間連続“出勤”が決定。DF内田は「弱い者は休むなってこと」と結果が出ていないことを理由に挙げた。疲労もたまってきているが、FW柳沢は「今、一番欲しいのはオフじゃない。勝ち。気持ちで勝ちにいく」と大宮戦に闘志を燃やした。(2007年4月6日06時03分 スポーツ報知)



エルゴラの囲みコラムに於いても「15時に始まった練習が18時になっても終わらない。しかも9時から2時間みっちり練習している」とある。

今季の指揮官は練習で出来る事を試合にさせる手法のようである。

また私見ではあるが欧州トレンドのテクニックは強靱なフィジカルの上に成り立つと考えているのでは無かろうか。

ジーコ全日本代表監督も日本人の問題点にフィジカルを上げており、こればかりは一朝一夕で改善されるものではない。

そこに着手しているものと思える。

であれば、チームが完成した暁にはJは本よりアジア制覇を、そして地球一も見えてくるのではないだろうか。

今は極東の更に東の外れの小さなクラブであるが、上を目指し積み重ねる事は肝要である。

目先の勝敗で熱くなる事も重要な要素ではあるが、先を見通す事もまた大事である。

甲府戦コメントなど

Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第3日 鹿島ちぐはぐ
2007/04/05(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第3日(4日・カシマスタジアムほか=8試合)1次リーグ第3戦を行い、D組の鹿島は0−1で甲府に敗れた。千葉はリーグ戦4連勝のG大阪を1−0で下した。3連覇を狙うA組の千葉とD組の甲府は3連勝。B組は大宮が柏と0−0で引き分け、勝ち点7で首位をキープした。横浜Mは清水を下して初勝利。C組の横浜Cは磐田に1−0で競り勝ち、FC東京に初黒星を喫した大分と並んで首位。

甲府の堅い守備 最後まで破れず
 【評】甲府は前半4分、石原の右CKから須藤がこの試合唯一の得点を頭で決めた。その後は降り続く雨の中、激しい当たりと堅いマークでリードを守り切った。鹿島は攻撃がちぐはぐで、相手の厚い守備を最後まで破れなかった。


焦点 先制許し、後手に回る
 冷たい雨が降りしきる中、カシマスタジアムにブーイングが響いた。主力メンバーを3人休ませた甲府に対して、フルメンバーで臨んだ鹿島が敗れ、ここまで結果が出なくても応援し続けてきたサポーターからもついに不満が噴き出した。
 「チーム全体が良くなかった」。スタンドで観戦していたオズワルド・オリベイラ監督の感想そのままの内容だった。失点はまたもセットプレーから。前半早々に右CKから先制点を許し、後手に回るいつもの悪いパターンにはまった。
 その後は、ボールを支配し相手陣内に攻め込んだ鹿島だったが、前半27分の柳沢のミドルシュートはクロスバーにはね返され、後半10分の中後のFKもクロスバーに嫌われ、はね返りに詰めていた本山、柳沢も押し込めなかった。守備は甲府のカウンターに何度も危機を迎えながらも土壇場で踏ん張った。だが、肝心の攻撃は増田、興梠、佐々木と前線の選手を次々と投入しても打開できなかった。
 「少しのズレがすごく多かった。個人の意識のズレがだいぶあった」と増田。パスはつながらず、ポジションはかぶり、ゴールも最後まで生まれなかった。
 試合後に「切り替えていくしかない」とつぶやいた中後。増田は「今のリズムが悪いのは感じているが、こういう何もできない試合でも勝てる力を付けていかないといけない。そういう強さを付けるのは練習では無理だが、試合で落とさないことを続けていくしかない」と話した。内容が良くても結果が出ていなかったこれまでのような状態ではない。ここから、どう立て直すか。すべては次の大宮戦に懸かっている。


奥野監督代行 「集中力足りず」
 ○…「集中力、気迫の部分で上回る選手が甲府の方が多かったということ」。ベンチ入り停止となったオズワルド・オリベイラ監督に代わって指揮を執った奥野僚右コーチは、煮え切らないチームに苦言を呈した。
 会見場に姿を現した奥野コーチは、まずオリベイラ監督のコメントを代読した上で、「一番気を付けなければいけない最初のセットプレーでやられてしまった」と肩を落とした。それでも、最後は「メンバーをある程度固定することで、開幕時に比べて連動性は改善されてきた。あとは少しの丁寧さ、落ち着きの部分で良くなっていくだろう」と前向きに話していた。


ホームで最少入場者 カシマスタジアム
 ○…J1鹿島は4日の甲府戦での入場者数が4376人となり、カシマスタジアムでのカップ戦最少入場者数を更新した。これまでのホームスタジアムでの最少入場者数は06年4月12日の川崎戦で記録した4455人。


【ヤマザキナビスコカップ】鹿島 vs 甲府:奥野僚右コーチ(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
4月4日(水) 2007 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 0 - 1 甲府 (19:00/カシマ/4,376人)
得点者:'4 須藤大輔(甲府)

●奥野僚右コーチ(鹿島):※
「(オズワルドオリヴェイラ)監督から預かったコメントを言うと、今日はチーム全体がよくなかった。立ち上がりの失点が痛かった。その後のチャンスが決められなかったのが敗因ということでした」
Q:これだけ失点が続いていて、今季無失点試合が全くない要因は?
「これは私個人の感想ですが、ふとした集中力だったり、気迫の部分。それが今日の失点につながってしまった。今日は集中力と気迫で上回っている選手が、鹿島より甲府の方が多かった。ピッチの中でどれだけ集中力を高めようとしたか。それにかかってくる。こういう状況ですべりやすいピッチということもあったが、相手は運動量が特徴のチームで前からのプレスも積極的だった。ルーズボ−ルも集中力と気迫の差が出て、後ろ向きにプレーせざるを得なかった。それが失点に大きくつながっているという印象だ」
Q:トップチームの指揮は初めてか?
「そうです」
Q:その試合を振り返ってみて? 交代の意図は?
「先ほども言ったが、集中力と気迫で上回る人が相手の方が多かったというのが印象。交代は試合前に監督と相談していた通りにやった。前半を見ていて攻めが小さかったので、ワイドにして起点の数を増やしながら攻めようとした」
Q:メンバーを固定しているのに、思うように連携が深まらないという印象か?
「メンバーを固定することで、連動性やコンビは改善されてきた。それをどうゲームで表現していくかの問題だ。あと少しの丁寧さがあれば・・・。いかに落ち着いて表現するかだ。落ち着きの部分があればよくなる。ただ、今日のようなスリッピーなグランドではコンビが雑になるという印象を持っている」

以上
※:オズワルドオリヴェイラ監督がJ1第4節の試合で、1試合のベンチ入り停止処分を受けた為。


【ヤマザキナビスコカップ】鹿島 vs 甲府:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山 雅志選手(鹿島):
「ボールを回せなかった部分があった。チャンスは作れていたし、フィニッシュの部分が問題。それが大きかったと思う。
ロングボールが多かったが?)相手が前からプレスをかけてくるし、困った時は裏を狙おうとしたけどそれになりすぎた面はある。取った時、うまくかわすことができればよかった。チャンスもできていたし、1点を取られるのはしょうがないから、1点は少なくとも取らないと。今のチームは勝ちたい気持ちが焦りに変わってきている。3月だけ悪かったと思って、4月は良くしたい」


●増田 誓志選手(鹿島):
「前でボールをつなげていなかったんで、前で作れといわれた。前半を見ていて、チャンスらしいチャンスがなかった。ヤナギさん(柳沢)のシュートだけ。つないでいった形は全くなかった。高い位置でポジショニングするというのはミーティングでも出たんで、自分が入ることで位置を上げたいと思った。
後、こういう状況(スリッピーなピッチ)だとロングシュートも有効なんで、狙いたかった。フォーメーションは青木さんが出ていた時はダブルボランチだったけど、後半は中後さんが下がってモトさん(本山)と自分が少し前へ出た。
今日は少しのズレが多くて、相手にボールを渡すのが多かった。個人の意識のズレも多かった。今は悪い流れで本当に難しい。みんながリズムが悪いと感じている。何もできない時でも勝てる力をつけないと。それが今は足りなすぎる。力強さは試合でつけるしかない」


【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 甲府 レポート】集中力と気迫不足の鹿島が完敗。甲府はナビスコカップ3連勝でD組首位に [ J's GOAL ]
4月4日(水) 2007 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 0 - 1 甲府 (19:00/カシマ/4,376人)
得点者:'4 須藤大輔(甲府)
「今日は集中力と気迫で上回っている選手がアントラーズより甲府の方に多かった」
 1試合のベンチ入り停止処分を受けているオズワルドオリヴェイラ監督に代わり、記者会見場に現れた奥野僚右コーチは、悔しさをにじませながらこう言った。

 リーグ戦未勝利チーム同士の対戦ということで、何としても勝って、先につなげたかった鹿島アントラーズ。しかし増田誓志が「前半はチャンスらしいチャンスが全くなかった。自分が出てからも、少しのズレが多くて相手にボールを渡してしまう。個人の意識のズレもかなりあった」とコメントするように、厳しい内容でヴァンフォーレ甲府に0−1の苦杯を喫した。冷たい雨の降る中、カシマスタジアムに集まった熱心なサポーターから選手たちがブーイングを受ける姿を目の当たりにすれば、奥野コーチも複雑な心境になったに違いない。かつてない苦境から抜け出すには、今一度集中力を高め、気迫を持って、次なる戦いに挑むしかない…。

 2007Jリーグヤマザキナビスコカップ予選リーグ第3節が4日、行われた。甲府、アルビレックス新潟、名古屋グランパスエイトと同じD組に入った鹿島は目下1勝1敗の勝点3。対する甲府は名古屋に2連勝し、勝点を6まで伸ばしている。今回は鹿島のホームゲームだけに地の利を生かしたいところ。

 選手間の連携を高めるため、メンバーを固定している鹿島は、先週末のヴィッセル神戸戦と全く同じメンバーが先発した。しかし甲府の大木武監督は、ガンバ大阪戦に出場させた鈴木健太、アルベルト、茂原岳人のFW3人を疲労やケガを考慮して使わず、鈴木健太郎、ジョジマール、須藤大輔の3トップにした。そしてボランチの林健太郎も温存し、保坂一成をピッチに送り出した。

 時には雪も舞う最悪の状況下で始まったこの試合。運動量と出足の速さに勝る甲府がいきなり主導権を握る。そして開始4分、石原克哉の右CKに反応し、ゴール前に飛び出してきた須藤がフリーでヘッド。いきなり先制点をもぎ取ったのだ。「空いていたから行っただけ。自分には岩政(大樹)がついていたけど、駆け引きで振り切った」と本人も満足そうに話す1点で、甲府がリードする。

 そんな展開を鹿島は全く予想していなかった。今季開幕から無失点試合が1つもなかったため、今回こそは零封して白星を飾ろうと思っていた矢先のアクシデント…。選手たちも動揺を隠せなかった。この後の攻撃は単調になり、ボールが回らず、苦し紛れのロングボールが多くなる。「相手が前からプレスをかけてくることは分かっていたので困った時は裏を狙おうとした」と本山雅志は話したが、大木監督は鹿島がロングボールを多用することをあらかじめ読んでいた。甲府の選手たちは厳しい寄せや的確な位置取り、素早い出足を見せ、鹿島らしいサッカーをさせなかったのだ。前半を通じて鹿島の決定機といえるのは、27分に柳沢敦が放ったミドルシュートがクロスバーを叩いた場面くらい。明らかに甲府ペースの45分間だった。

 この劣勢を跳ね返そうと、奥野コーチは後半開始と同時に青木を下げ、増田を投入。これも指揮官とあらかじめ考えた策の1つだったという。中後雅喜をボランチに残し、増田と本山がその前、ダニーロがさらにFWに近い位置でプレーすることで、ゴールを奪おうとしたのだ。しかし慣れない形に選手たちはやや戸惑いを見せる。ポジションが重なったり、動きのズレが出たりして、相手にボールを渡してしまうことも多かった。

 甲府は前半同様、前からプレスをかけながらも、引くべきところは引いてセーフティにし、鹿島に危ない場面を作らせなかった。後半23分には相手ボールを拾った石原がドリブルで持ち込み、中央に走りこんだ須藤がフリーでシュートを放つなど、2点目が入りそうなビッグチャンスも作った。しっかり守りながらも攻めの意識を持ち続け、時に鋭いカウンターを繰り出す彼らの試合運びは、リーグ戦未勝利のチームとは思えなかった。

 甲府によさを消され続けた鹿島は、後半25分に柳沢と興梠慎三が交代。その興梠が強引なドリブル突破で局面を打開しようとするが、これも単発で終わってしまう。この日の彼らは、最後までいいコンビからの崩しを見せることができず、1点の重みに泣いた。

 この一戦を通じて気になったのは、鹿島のコミュニケーションの少なさだ。顕著な例が後半31分、甲府のGK阿部謙作が倒れた時だった。ここで集まって熱心に話し合っていたのは甲府の方。連携面を修正しなければならないはずの鹿島イレブンは各自、黙々とプレー再開を待っていた。こういう場面でチームをまとめる存在がいないのも痛い。残念だが、今の彼らには戦う集団として必要なものが欠けているといわざるを得ない。

 球際の厳しさ、ボールへの貪欲さ、そして相手より一歩先に走る意識…。サッカーの基本ともいえる部分を甲府は忠実にピッチ上で表現して勝った。そんな戦いぶりを見て、鹿島の選手たちは何を思うのか…。今こそ原点に戻って自分たちを見つめなおし、再起を図らなければいけない。このままズルズルいって、取り返しのつかない状況に陥る前に、底力を示してもらいたい。まずは7日の大宮アルディージャ戦である。

 甲府はこれでナビスコカップ3連勝。D組トップに立った。あとはこの勢いをリーグ戦につなげていくだけだ。
以上

失点シーンはゴール裏の旗で見れず、何が起こったのか皆目見当がつかなかった。
失点直後に曽ケ端が猛烈に主審へ抗議を行っていたので、何かしらの不当なプレイがあった事は容易に想像がつく。
が、問題はそこではない。
柳沢と中後のバー二発に抑えられてしまった、抑えられたというより、自ら攻撃の手綱を締める事が叶わなかった点である。
バックスタンド側の副審があまりにも稚拙でオンサイドを見紛う事数多かれど、それを跳ね返す施策は伝わって来ぬ。
単調であれば守備側もシステマチックに対応可能なのである。
雹以上に冷たく悲しい固まりで殴られた。
リズムを変えられる選手がもう一人欲しい。
今言える事はただそれのみ。

メッシーナ小笠原満男、監督復帰コメント

指揮官復帰に小笠原大歓迎
 【メッシーナ(イタリア)4日】メッシーナのMF小笠原満男(27)は3日、1月末の解任以来約2か月ぶりに指揮官に復帰したジョルダーノ監督(50)を歓迎した。「なんとかしようという意図が見えるんで、これをきっかけにチームがいい方向に向かえばいいと思います」と話した。

 ジョルダーノ監督のもとでは、リーグ戦に6試合起用されたが、その後のカバジン前監督(51)政権下では全く出番がなかった。右太ももの違和感で7日のラツィオ戦(アウエー)もベンチを外れる見込みだが、「まずはけがを治して…。グラウンドに戻ってぜひチームが(セリエAに)残留できるように力になりたい」と前向きな姿勢を見せた。(2007年4月5日06時07分 スポーツ報知)

昨日の続報。
報知はよほどこの記事に執心しているようである。
柱の「大歓迎」とは裏腹に小笠原満男のコメントは可もなく不可もない面白みのないもの。
せっかく海を渡ってまで所属したクラブを降格させては小笠原本人も気分が良いわけが無い。
残りのホームを全て勝利すれば残留も見えてくる。
4/8 ラツィオ A
4/15 ミラン H
4/22 サンプドリア A
4/29 アタランタ H
5/6 インテル H
5/13 パルマ A
5/20 フィオレンティーナ H
5/27 ローマ A
かなり厳しい。
得意のインテル戦に出場して帰ってくるが良かろう。

ナビスコ杯予選リーグ ヴァンフォーレ甲府戦


あまりの寒さにファボンが長袖に着替えて候。

本田元主将の野望

本田泰人氏、ラジオにゲスト出演 「鹿島のGMや社長に」
 昨季限りで鹿島を現役引退した元日本代表MF本田泰人氏(サンケイスポーツ専属評論家)がニッポン放送「キャプテン川淵の行こうぜ!オレたちのニッポン」(毎週月曜午後7時−7時半)の収録にゲスト出演。日本サッカー協会・川淵キャプテンを前に、プロになるまでの裏話や家族の話などを披露。「鹿島が魅力的なチームになるよう、GMや社長になりたい」と将来の夢を明かすと、川淵キャプテンは「しっかり勉強して、がんばってほしい」と激励した=写真。

(文京区)

明日より臨時コーチ就任予定の本田元主将が将来的にGMや社長を夢見ているとの事。
GMはチーム運営の責任者であり、社長は経営に責任者、共に重圧のあるポジションである。
それを奪い取るにはラガーマンを追放せねばならぬ。
今のところ、善政を敷きサポを呼び戻そうと努力の見える社長ではあるが、牛島の悪政の名残が抜けずにいる。
もっとドラスティックに変革し、もっと直接的にアピールせねばこのトンネルは抜け出せないであろう。
しかし、院政としてクラブに残った牛島は厄介である。
その牛島が魅力的ではないチームにしたと暗にアピールしている本田元主将が駿河に追い払う事を期待しようではないか。
迎えには平瀬にでもあたらせれば良かろう。

メッシーナ監督解任・復帰

メッシーナ監督解任で小笠原にチャンス
 MF小笠原満男(28)所属のメッシーナが、成績不振からアルベルト・カバジン監督(51)を解任し、ブルーノ・ジョルダーノ前監督(50)を呼び戻した。昨年10月29日のキエボ戦(ホーム)に2−1で勝って以降、2勝5分け14敗と低迷。今年1月28日の監督交代時と同じ18位と、降格圏から抜け出せていない。小笠原もカバジン監督の構想から外れていただけに、わずかながら出場のチャンスが出てきそう[2007年4月4日9時19分 紙面から]

迷走メッシーナ、ジョルダーノ前監督が復帰
 【ローマ3日】イタリア・セリエAでMF小笠原が所属するメッシーナは3日までに、アルベルト・カバジン監督の解任と、ブルーノ・ジョルダーノ前監督の復帰を発表した。カバジン氏はことし1月末に解任されたジョルダーノ氏の後任に就いたばかりだったが、成績不振から抜け出せなかった。

メッシーナは前監督が復帰
 サッカーのイタリア・セリエAでMF小笠原満男の所属するメッシーナは3日までに、アルベルト・カバジン監督の解任と、ブルーノ・ジョルダーノ前監督の復帰を発表した。
 カバジン氏はことし1月末に解任されたジョルダーノ氏の後任に就いたが、成績不振から抜け出せなかった。
(2007年4月3日18時29分  スポーツ報知)

メッシーナ、カバジン監督解任→ジョルダーノ氏復帰
 【メッシーナ(イタリア)3日】MF小笠原満男(27)が所属するメッシーナは3日、カバジン監督(51)の解任と、ジョルダーノ前監督(50)の復帰を発表した。カバジン氏は1月末に解任されたジョルダーノ氏の後任として指揮を執っていたが、成績不振から抜け出せなかった。ジョルダーノ氏はサポーターからの批判を受け解任されたが、警官1人が死亡したカターニャ―パレルモ戦(1月末)での暴動に対し、メディアを通じてサポーターを侮辱する発言をした。そのため、再びサポーターとの衝突が懸念されている。(2007年4月4日06時06分  スポーツ報知)

銭ゲバクラブことメッシーナの監督が更迭され前監督が復帰したとの事。
良いサッカーをするわけでも良い選手がいるわけでもいないメッシーナが降格するのは必然のように思えるが、他の降格候補クラブについて未調査なので何とも言えない。
報知の続報でサポーターを侮蔑する発言というのは気になるところ。
出来れば、そのセリフを掲載して欲しかった。
人間が死ぬという事は大きな事件であったし、今後はあってはならぬ事。
だが、その背景には日本に伝わってきてない事実も存在し得よう。
是非ともその片鱗だけでも伝えて欲しかった。
セリフ一つから解釈するこことも可能だったはずである。
それから、小笠原満男に今更チャンスが訪れるとは考えにくい。
メディアに取り上げて貰えただけで幸せと思うが良い。
山本勘助なんぞは江戸時代には実在すら危ぶまれていた人物である。
このまま表舞台に出て来なければ、小笠原満男というサッカー選手の存在すら危ぶまれるところである。

奥野監督代行デビュー

鹿島監督に1試合のベンチ入り停止処分
 Jリーグは2日、鹿島のオリベイラ監督に1試合のベンチ入り停止処分を科すと発表した。4日に行われるナビスコ杯の甲府戦が対象。3月31日の神戸戦で判定に対して抗議して、退席を命じられた。[2007年4月2日20時36分]

 J1鹿島のオリヴェイラ監督(56)に1試合のベンチ入り停止処分を科すと発表した。4日、ナビスコ杯の甲府戦が対象。31日の神戸戦で判定に対して抗議して、退席を命じられた。

オリベイラ監督、1試合のベンチ入り停止
 Jリーグは2日、J1鹿島のオリベイラ監督に1試合のベンチ入り停止処分を科すと発表した。4日に行われるナビスコ杯の甲府戦が対象。31日の神戸戦で判定に対して抗議して、退席を命じられた。(2007年4月2日20時47分  スポーツ報知)

【J1リーグ戦】J1第4節 退席に伴う オズワルド オリヴェイラ監督(鹿島)のベンチ入り停止処分について [ Jリーグ ]
規律委員会において2007Jリーグディビジョン1 第4節の試合で起きた行為に対し、オズワルド オリヴェイラ監督(鹿島アントラーズ)の処分を下記のとおり決定いたしました。

【処分内容】 1試合のベンチ入り停止
【ベンチ入り停止試合】
2007Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ
2007年4月4日(水)開催 Dグループ第3節 鹿島アントラーズvsヴァンフォーレ甲府
【処分理由】
2007年3月31日(土)2007Jリーグディビジョン1 第4節(ヴィッセル神戸vs鹿島アントラーズ)の試合においてオズワルド オリヴェイラ監督は主審より退席を命じられた。
(財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、「主審、副審の判定に対する執拗な抗議」に相当すると判定、1試合のベンチ入り停止処分とする。

以上

ザスパ草津をプレイイングマネージャとして率いアマチュアからプロクラブに変革させた奥野僚右コーチが監督代行として指揮を執る事になろう。
期待大である。
ここは一つ大鉈をと言いたきところであるが、端からは何の変哲もないチームを見せる法を採るべきであろう。
「兵者詭道也」
【戦いというのは通常の方法で行なわれるものではない。自軍がたとえ強くあっても敵には弱く見せかけ、勇敢であっても臆病に見せかけ、近付いていても遠くにいるように見せ掛け、敵が利を求めれば誘い出し、敵の混乱には付入って奪い取り、敵が充実しているときには守りを固め、敵が強いときには避け、敵が怒りたけっている時には乗じてかき乱し、謙虚なときには驕り高ぶらせ、安楽である時は疲労させ、親しみあっているときは分裂させる。このようにして敵の無備を攻めて不意をつくのである。これが軍学者のいう勢であって、敵の状況に応じての対処であるから、出陣前にはあらかじめ伝えることの出来ないものである。】
指揮官が換わって動揺を見せかけるも良し、がここは動揺せず王道を行くが如く見せるが吉。
湖面に浮かぶ小舟に誘い込む事は不要である。
誰もが金槌ではないのだ。
足は不自由と再三言いつつ、跳んでは理不尽であろう。
戦いは試合開始前に終わっているのである。

縁選手二件

RIO CLARO公式(サンパウロ州リーグ1部)

Marinaldo Cícero da Silva
"Chumbinho"
Nascimento: 21/09/86
Posição: Meia
Último Time: São Paulo FC


名古屋グランパスエイト公式
練習試合「vs 中京大」の結果のお知らせ
いつも名古屋グランパスエイト公式HPをご覧頂き、誠にありがとうございます。
4月2日(月:15時キックオフ)に行われた中京大との練習試合の結果については以下の通りです。
-----------------------
□練習試合:vs 中京大
・開始時間:15時:45分×2本
・試合会場:トヨタスポーツセンター第1グランド
・試合結果:
名古屋:2-1(前半:0-1、後半:2-0):中京大


・先発メンバー
<名古屋>
GK広野
DF金古・和田・筑城、MF中島・小川・青山・福島・新川、FW津田・井上
・得点
<名古屋>
後半19分:
金古、後半24分:小川
<中京大>
前半9分:高原(38)
・交代
前半45分:青山・広野→阿部・長谷川
後半17分:津田→巻


昨季、我が鹿島アントラーズに六ヶ月間在籍し11試合に出場したダ・シルバがサンパウロからリオカラロへレンタル移籍をしたとの事。
名門サンパウロでは出場は叶わぬが、外なら可能という事、そしてサンパウロは手放したくない人材という事なのであろう。
いずれ大きな戦力になると見ているのか、はたまた高値で売却せしむる先物か、真意はわかりかねるが鶏肋としか思えぬ。
しゃぶるには味が仄かに香り美味しそうに思えるが、食べる身の無いニワトリの肋骨である。
我等も持て余し、使ってはみたものの結果は着いてこなかった。
時折見せる巧いプレイにハッとさせられるが、そこまで。
出場機会も少なく無得点で帰国した事は記憶に新しい。
2000年からの経歴を列挙しておこう。
2000  サン・ジョゼS.C.(ブラジル)
2001  S.C.コリンチャンス・パウリスタ(ブラジル)
2001  C.Aソロカバ(ブラジル)
2002  C.Aジョゼエンセ(ブラジル)
2002  ジャカレイA.C(ブラジル)
2003  C.R.ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)
2003  サンパウロFC(ブラジル)
2006  鹿島アントラーズ
2007  サンパウロFC(ブラジル)
2007  リオカラロ(ブラジル)
まさに流浪である。
河岸を変える事自体は悪くないが、ここまで根付かない事にも問題があると思わずにいられない。
しかしながら初代ダ・シルバよりは記憶に留めておきたいとは思っている選手である。

そして未だに保有選手である流浪の金古が大学生相手とはいえ早速ゴールという結果を出した。
朗報である。
高校選手権得点王それもCBという多大な期待を以て入団したのは1999年の事であった。
が、度重なる怪我で出場もままならず、2001年に1得点、レギュラーとなった2004年も3得点と振るわなかった。
怪我の影響か、試合勘なのか、事実は霧の中である。
しかし、新たなる地に於ける幸先の良い得点であると思いたい。
能力は折り紙付きなのである。
当時日本代表のトルシエ氏もその能力を大きく買っていた。
DFによる得点王を狙って欲しい。
まずは出場、そしてゴールへ向かうのだ。
より高い価値を生むために。

仙台ナカシ好調

万代2発!首位仙台4発快勝/J2
<J2:仙台4−0愛媛>◇1日◇愛媛
 仙台が万代の大暴れで愛媛に、4−0で圧勝。ガッチリと首位をキープした。前半19分に、FW万代宏樹(21)の今季初ゴールで先制。後半6分にも、万代が2点目を決めた。これにMFロペス(27)FW中島裕希(22)が続き、大量4得点を挙げた。仙台は開幕以来6戦負けなしの、チーム新記録を樹立した。
 万代が思い出の場所で覚醒した。昨年6月、同舞台で決めたゴールから約10カ月。今季6試合目にして、待望のゴールを決めた。試合前、手倉森誠コーチ(39)から「みかんを食べておけ」と、2房のみかんを手渡された。迷わず口に運び、食べたみかんの数だけゴールを決めてみせた。
 猛攻撃から入ってきた愛媛の流れを止めたのが万代の先制点だった。ゴール前でMF永井篤志(32)の縦パスに反応した万代が、華麗にターン。振り向きざまに放ったシュートが“仙台祭り”の始まりだった。1点リードの後半6分には、FW中島の左クロスに、万代が猛烈な勢いで飛び込み、自身2点目となる豪快なスライディングシュート。欲しかった追加点も、自らの右足でもぎ取った。「1点取って自分が落ち着いた。正直、入ってうれしかった」と笑顔満面の、復活ゴールとなった。
 大暴れの万代に、仙台から駆けつけた約50人のサポーターの「レッツゴー万代、イエイ」の掛け声が心地よく響く。この万代の応援歌は、J1に昇格した01年のエースFWマルコスの応援歌を引き継いだもの。サポーターは、得点王に輝いたマルコス以上の活躍を期待した。万代は「マルコスの応援歌だったのは知ってます。マルコス以上にならないといけませんね」と約束。「次の札幌戦(8日、ホーム)でも取りたい」と連発を誓った。
 勢いづいた仙台は、総勢5人が7本のパスをつないで奪ったロペスのゴールに加え、中島も、万代と初のアベックゴールを決めた。開幕6戦無敗。チーム記録を圧勝で更新した快進撃は、もう止まらない。【栗山尚久】[2007年4月2日8時28分 紙面から]

仙台にレンタル移籍中の中島祐希が好調である。
今季、既に3得点。

レギュラーとして2TOPを担っている。
未来が楽しみである。
さて、この顔を見つつ週末のテレビを見たところ、地球を守るナカシに遭遇した。
イカルガジョージなる人物である。
何しろスペイン仕込みのFWで流星シュートというコンクリートのビルをも砕く強烈な技を持っているようだ。

子供の頃の夢はウルトラマンになる事。
「ボクになりたかったんですね」
とはミライくんのセリフである。
残念ながらミライくんは3/30に光の国へ帰っていってしまった。
イカルガジョージ自身はスペインのサッカー選手に戻れたようである。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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