ローマ戦再びか?
王子来る?ローマVS鹿島8月実現へ
“ローマの王子”ことイタリア代表FWフランチェスコ・トッティ(30)のプレーが、今夏に日本で見られる可能性が出てきた。イタリアの名門クラブ・ローマが、今夏に日本ツアーを計画し、その一環として鹿島との親善試合を行うことを検討していることが30日、分かった。実現すれば、ファンにとってはたまらない夢カードとなりそうだ。
イタリアのスター軍団が日本にやってくる?セリエAの名門ローマが、今夏に計画している日本ツアーで鹿島と対戦する可能性が急浮上した。ローマの関係者は「話はある。ほかにも候補があるが、確率は50%」と前向きに検討していることを明かした。鹿島関係者も「7月末か8月の初旬に(親善マッチを)1試合組みたいと思っている。(ローマは)いくつか候補に挙がっている海外チームの1つ」と話した。
ローマはリーグ優勝3度を誇る欧州でも屈指の強豪。今季のリーグ戦ではインテル・ミラノの後じんを拝したが、2位でフィニッシュし、来季の欧州CL出場権を獲得。3年連続同一カードとなったイタリア杯決勝では、インテル・ミラノに2戦合計7―4で勝利し、通算8度目の優勝を果たした。
チームの顔は、言わずと知れた“ローマの王子”ことイタリア代表FWトッティ。今季は26得点を記録しリーグ得点王に輝くなど、まさに円熟の域に達している。ほかにも、ルーマニアDFキヴら各国代表選手が集うスター軍団で、かつてはW杯ドイツ大会後に現役を引退した中田英寿氏も所属していた。鹿島とは、元監督のトニーニョ・セレーゾ氏が現役時代にローマでプレーしていたこともあり、02年の新体制お披露目マッチに招待した縁もある。
日程などは今のところ調整中だが、8月の初旬に東京で開催することが濃厚。実現すれば、ハンカチ王子、ハニカミ王子で沸き上がる日本に“元祖王子”がやって来ることになる。[ 2007年05月31日付 紙面記事 ]
>02年の新体制お披露目マッチとはオリンピコの虐殺と記録されるプレシーズンマッチである。
ASローマ 鹿島アントラーズ
GK アントニオーリ 高嵜 理貴
DF クリスチャン パヌッチ 名良橋 晃
DF サムエル 秋田 豊
DF デラス ファビアーノ
MF カフー アウグスト
MF ダミアノ トンマージ 本田 泰人
MF エメルソン 青木 剛
MF カンデラ 小笠原 満男
MF リマ 野沢 拓也
FW カッサーノ 本山 雅志
FW ビンチェンツォ モンテッラ 長谷川 祥之
GK ペリゾーリ 首藤 慎一
DF ゼビナ 内田 潤
DF サルトール 池内 友彦
DF クフレ 石川 竜也
MF トミッチ 大谷 昌司
MF ボンバルディーニ 中村 幸聖
MF グアルディオラ
MF ギグー
FW バティステュータ
15分 得点:カンデラ
29分 得点:カッサーノ
54分 得点:カッサーノ
56分 得点:カッサーノ
82分 得点:ゼビナ
87分 得点:ボンバルディーニ
鹿島が当時のJの規定通りサブを5人にしていることが興味深い。
トニーニョ・セレーゾ監督は事ある毎にベンチ入りメンバーの増加を望んでおった。
そして却下されながらも少ないメンバーでやり繰りしていた。
この時代は交代を行わずに終えるチームも多かったものである
彼は3つの交代枠を使い切る名手であったと心得ておる。
そのトニーニョ・セレーゾが去った2006年シーズンからJリーグのベンチ枠がこのローマ同様に7人になったことは皮肉であろう。
U-22日本代表 増田誓志・興梠慎三選出
U-22日本代表メンバーに増田・興梠選手が選出
6月6日(水)に行われるアジア男子サッカー2008 2次予選(vs U-22マレーシア代表)のU-22日本代表メンバーに鹿島アントラーズより増田誓志選手・興梠慎三選手の2名が選出されました。
MF 増田誓志
MF 興梠慎三
≪スケジュール≫
■アジア男子サッカー2008 2次予選(北京オリンピック2008 2次予選)
6/6(水) vsU-22マレーシア代表(国立/19:10キックオフ)
日本サッカー協会 http://www.jfa.or.jp/
一昨日の活躍が認められたのか興梠慎三がメンバーに残ることが叶った。
とりあえず祝福したいと思う。
FW登録メンバーが二人なので出場の機会があると信じたい。
そのFWの一人が仙台で中島と2TOPを組む萬代である。
ここは一つ状況を探らせたい。
ところで、中島は現状をどのように考えておるのであろうか。
毎試合のように得点を重ねており、チームの信頼も高かろう。
とはいえ、鹿島としても攻撃の駒は多いに越したことはない。
難しい問題である。
他のレンタル選手も気になるところである。
それから、石川に関しては山形好調のディフェンスを支えており完全で買い取って貰えることを願う。
また、金古は福岡より名古屋に移籍し、ナビスコでは相見えたものの主軸とは言い難く、返却が既定路線であろう。
そして、羽田は都並監督の下で左SBとしてのレギュラーを得たものの監督解任でポジションを失っておる。
山拓に至っては草津に於いてサブにさえも入れぬ状況である。
最後に深井は新潟でエースナンバーを背負い鹿島に対する反骨精神を買われて鹿島戦では起用されるもののその他の試合では鹿島時代以下の起用となっており、監督の信頼を得ておらぬ状況であろう。
出場機会を求めた移籍と考えるに中島と石川以外は返却と想像するに堅い。
移籍金が惜しい気もするが今季末には0円移籍もあり得ると考えられる。
だが、そうなったとしても「魂」は持ち続けて欲しい。
深井のようにねじ曲がった魂であっても。
U-22 興梠の闘志
興梠闘志でアピール/練習試合
セットプレーからヘディングでゴールを狙う興梠(撮影・たえ見朱実)
<練習試合:U−22日本代表3−1流通経大>◇29日◇静岡県内 MF興梠は2トップの1人として出場し、前半40分にFW岡崎がポストプレーで返したボールを、右足で豪快にたたき込んだ。それ以外にもMF長友の右クロスに飛び込み、勢い余ってフェンスに激突するなど、闘志あふれるプレーでアピールした。興梠は「(4バックにした)後半は特に中に厚みができたのでやりやすかった。やれることはやった? そうですね」と手応えを感じた様子。 [2007年5月30日9時30分 紙面から]
MF登録で選出されたされた興梠慎三であるが、鹿島と同様にFWとして練習試合に出場した模様。
興梠も増田誓志の如く、鹿島では影が薄いがU-22では重要な結果を残しそうである。
鹿島に於いても影が薄いとは言い過ぎであり、後一歩で得点に結びついていないという状況である。
だが、この一歩が薄いようでとても厚い壁であろう。
小さなチャンスを手繰り寄せる何かが足りていないのだ。
今にして思えば、衝撃のデビュー戦であったバー直撃アシスト2発も本来ならば素直に2得点しておくところである。
が、完璧な人間などキリコとイプシロン以外におらぬ。
ここで腐らず何かを手繰り寄せるのだ。
カンユー大尉が持つ強靱な精神力で。
ユダ直接交渉へ
鹿島 キリン杯後に中田浩復帰交渉
鹿島がバーゼルMF中田浩二の“再獲得”を目指し、6月5日のキリン杯コロンビア戦後に交渉を行うことが分かった。クラブ幹部が明らかにした。キリン杯に招集された中田は30日に帰国し、その足で代表に合流の予定。「選手も監督も代わったので、まずそれを覚えたい。全力を出してチームに貢献したい」と意気込みを語った。 [ 2007年05月30日付 紙面記事 ]
鹿島と中田、直接交渉へ バーゼルには文書送付
鹿島の鈴木満取締役強化部長が、今夏の獲得を目指す日本代表MF中田浩二(27)=バーゼル=と、早ければ6月6日にも直接会談を行うことが29日、明らかになった。同部長は、6月5日の日本―コロンビア戦(埼玉)後に「本人と会って話をしたい。(中田の)代理人とも早めに会って話をする」と話した。
鹿島は現在、バーゼルに対し、2通の文書を送付している。ひとつは獲得を打診するもの。もうひとつは「中田を放出する意思があるか」など、バーゼル側の意向を尋ねる内容の文書。移籍金など条件面についてのクラブ間交渉は、その回答を待ってから本格化する見込みだが、鹿島としては同時進行で「獲得意思」を中田本人にもぶつける。
中田は30日に帰国し、同日夜に静岡市内で行われる練習から日本代表に合流する予定。「優勝するために必要な選手。帰ってきてほしい。浩二が戻ってくれば、優勝を狙えるだけの枚数がそろう」と同部長。04年1月以来の鹿島復帰へ。鹿島が直接交渉で口火を切る。 (2007年5月30日06時00分 スポーツ報知)
ユダならばと望んだ稲本潤一であるが、稲本はフランクフルトへの移籍が決まり夢潰えた。
5月18日にも申したとおり、公言を実行してる会社員を止める手立ては既に無く、恥を晒さずに済めば良いと思うだけである。
そもそもフェルナンドを放出した時点でこのオファーは見えておった。
ここまで来ると残りはユダ本人の意向だけである。
バーゼルとしては売りにくいEU外選手を高値で売り払うチャンスであり、代理人も来季に契約延長されたり0円移籍するよりも多額の手数料が見込める、そして移籍先を探す手間も要らない。
借金までして手に入れたいと申すフロントの無策ぶりを嘆いても始まらぬ。
そして、イタリア・ACミランのシェフチェンコへの対応を見るに、フロントの能力の差は歴然である。
フロントはビジネスと割り切って仕事を行って貰って構わない。
優勝するに値するスタジアムが、レッヅ戦のみ機能するだけに落ちぶれておるのは、優勝を遠のけた戦力の流出・育成・獲得失敗、監督招聘のミスなどフロントが負うべきである。
青木・中後はユダよりも劣るとフロンが判断するように、鹿島フロントはACミランフロントに劣ると言わざるを得ない。
最後に報知よ、ユダの移籍は05年2月であるぞ。
メッシーナ小笠原満男、有終の美
小笠原も退団確実!最後もベンチ外
メッシーナはアウエーでローマと対戦したが3―4で敗れた。すでに来季のセリエB降格が決まっているが、最終順位は最下位。MF小笠原はベンチ外で今季最終戦を終えた。鹿島から期限付き移籍した欧州1年目のリーグ戦出場はわずか6試合。降格決定で退団は確実となっており、来季の去就が気になるところだ。 [ 2007年05月29日付 紙面記事
5月11日の報道では起用も噂されたが、その後も帯同すらなくシーズンを終えた。
まったくもってメッシーナらしい最後である。
やれメッシーナがやれイタリア人は、などと言葉に出しては来たが、結局のところ小笠原満男本人が選択し本人が被っただけのことである。
我等にとっては2005年の心の風邪や2006年の気の抜けたプレイの(共にホーム広島戦)罰が当たった程度の気持ちである。
彼自身も低位に沈むクラブでプレイすることに意義を見いだせるとも思えぬし、オファーがあるとも思えぬ。
となれば所属クラブである鹿島への復帰が既定路線である。
まずは慣れ親しんだ日本への帰国となろう。
住居を片付け清掃も行っておかねばならぬ。
しかし、ここで気を付けねば、輿に本人がおらず侍女が自害して果ててるやも知らぬ。
これは井上版にあったエピソードをそのまま映像化しておるのだが、原作に無い三条夫人との白酒エピソードが途中に入っているため、テレビ版視聴者も原作読者にも意味不明となってしまっておる。
侍女の死を確認後、原作の勘助はテキパキと侍女の死体を隠し、何事も外部に漏れぬよう始末して由布姫を捜しに出るのだが、テレビではそのまま衝動的に駈け出たように描かれており、思慮深く軍師として有能である部分が欠如しているように思える。
これでは有能な主人公とは誰も思わぬのでは無かろうか。
小笠原満男もこの成績・出場機会では無能と判断されても仕方がない。
欧州市場が開く7月までは試合感を取り戻し汚名を返上すべくプレイするやも知れぬ。
となると、6/16のホームということのなろうか。
奇しくも三度広島戦である。
サテライトリーグ 柏レイソル戦
2007Jサテライトリーグ vs柏レイソル 試合結果
2007 Jサテライトリーグ Aグループ 第6日 vs 柏レイソル
5月27日(日)14:01キックオフ(ひたちなか市総合運動公園陸上競技場)
入場者数:936人 天候:晴
鹿島アントラーズ 2−1 柏レイソル
( 前半 1−0 )
( 後半 1−1 )
得点者
0分 佐々木 竜太
64分 ドゥンビア
85分 小谷野 顕治
交代
52分 OUT:石館 靖樹
IN:輪湖 直樹
76分 OUT:ドゥンビア
IN:太田 徹郎
83分 OUT:大河原 亮
IN:堀田 秀平
83分 OUT:マルシオ アラウージョ
IN:山中 真
警告
19分 大島 嵩弘
22分 船山 祐二
34分 ドゥンビア
36分 田中 康平
36分 マルシオ アラウージョ
41分 阿部 嵩
67分 石神 直哉
72分 當間 建文
83分 長谷川 悠
■出場選手
杉山 哲 GK 29
當間 建文 DF 24
山住 允 DF 3
大道 広幸 DF 30
石神 直哉 DF 22
増田 誓志 MF 14
船山 祐二 MF 23
小谷野 顕治 MF 26
遠藤 康 MF 25
佐々木 竜太 FW 34
田中 康平 FW 27
SUB
首藤 慎一 GK 28
松崎 慎也 DF 4
中野 翔太 MF 6
忰山 翔 MF 7
船橋 駿輔 FW 11
桐畑 和繁 GK 16
篠原 翔 DF 22
大河原 亮 DF 34
大島 嵩弘 DF 33
石舘 靖樹 DF 30
マルシオ アラウージョ MF 8
阿部 嵩 MF 29
ドゥンビア MF 35
長谷川 悠 MF 25
阿部 吉朗 FW 11
大久保 哲哉 FW 19
SUB
松下 理貴 GK 31
堀田 秀平 DF 26
山中 真 MF 27
太田 徹郎 MF 28
輪湖 直樹 MF 24
連日の佐々木竜太である。
ヤスのアシストから試合開始早々の先制。
トップ定着を引き寄せる得点である。
そもそも佐々木竜太は岩政・青木に劣らぬフィジカルを誇るCF、高さやスピードで劣ると本人は謙遜するが、高さやスピードが特徴では無いだけである。
特に秀でたものが無いとは本人の弁ではあるが、劣るところこそ無い。
今季はFWの駒不足が懸念されたが穴を埋める以上の活躍が予期される。
これで心は決まった。
武田への恨みは捨て晴信の寵愛を受けるべく甲斐へ戻るのだ。
甲府戦報道など
鹿島FW佐々木うれし痛しプロ初弾/J1
後半31分、Jリーグ初ゴールを決めた鹿島FW佐々木竜太はガッツポーズ
<J1:鹿島2−0甲府>◇13節◇26日◇カシマ
格好よくポーズを決めたのは一瞬だった。佐々木竜太はプロ初ゴールの歓喜を、ジュニアユースから慣れ親しんだ鹿島のエンブレムに口づけをして表した。だがその直後、DF岩政に引き倒された。次々と残りの選手がのしかかる。ヒーローの姿は影も形も見えない。カズのような独り舞台には、させてもらえなかった。
「立って喜んでいたら倒された。痛かったです」と初々しい。ワンチャンスをものにした。途中出場から10分後の後半31分。MF野沢の右クロスに対し、ニアで右サイドボレーで合わせた。「自分は高さもスピードもない。ゴール前が勝負ですから」。
昨年の武者修行で嗅覚(きゅうかく)に磨きがかかった。10月からJAPANサッカーカレッジ(新潟)に3カ月のレンタル移籍。練習着を自ら洗濯したり、J1新潟の試合日には、会場で手伝いも経験した。いろいろな意味でハングリーになり、一瞬のチャンスを逃さなかった。
アイドルはカズではない。「テレビで見ていたのは満男さん(小笠原)とかですね」。地元出身でユース昇格はかなわなかったが、鹿島学園で成長し、トップにたどり着いた。「結果を出し続けたい」。愛着あるクラブのために、ゴールを積み重ねていくつもりだ。【広重竜太郎】[2007年5月27日8時55分 紙面から]
鹿島・野沢&曽ケ端が仕事きっちり…オシム監督にアピール
J1第13節第1日(26日、鹿島2−0甲府、カシマスタジアム)5月を無敗(公式戦4勝2分け)で乗り切った好調・鹿島。MF野沢が2アシスト、GK曽ケ端は好セーブして公式戦2戦連続完封。攻守の要がきっちり仕事を果たして甲府に2−0勝利だ。
「危ない場面は前半の1度だけ。他は守備範囲内だった。球際の激しさだったり、気持ちが出ているプレーが多くなってきた。それが結果につながっていると思う」
サポーターの声援を背に守護神は胸を張った。
日本代表のオシム監督も2人に熱視線を注ぐ。7月のアジア杯に向け、日本代表候補は予防接種を受けるよう通達されているが、野沢と曽ケ端も連絡を受けていたことが判明した。27日のキリン杯メンバー発表を前に、自宅テレビで各試合をチェックしていた指揮官に最後の猛アピールだ。
左ひざ内側側副じん帯損から復帰して1カ月半の野沢は「代表? まだ全然走れていないからね」と控えめに話したが、本来のキレは戻りつつある。結果は出した。あとは朗報を待つだけだ。(千葉友寛)
鹿島・19歳佐々木がプロ初ゴール
<鹿島・甲府>後半31分、チーム2点目のゴールを決めた鹿島・佐々木(左)
Photo By 共同
【鹿島2―0甲府】鹿島の5月無敗を決定づけたのはプロ2年目の19歳、FW佐々木だった。1―0の後半31分、MF野沢の右クロスに反応してニアサイドに走り込み、右足で合わせた。「拓さん(野沢)がボールを持った瞬間、来ると思った。いいボールを出してもらって感謝しています」。まだあどけなさが残る表情で、プロ初得点を振り返った。
地元・茨城の出身で、ジュニアユースまで鹿島でプレーした。ユースに上がれず「ショックだった」が、悔しさをバネに鹿島学園高を高校選手権ベスト8にけん引。再び鹿島入りを果たした。「(初ゴールまで)長かった。この調子で頑張ります」と話した。今季初めて先発から外国人を外したオリベイラ監督も「中盤の機能性が高まった」と評価。開幕5試合勝利なしだったが、5月を5勝2分けで終え、反攻の準備は整った。
[ 2007年05月27日付 紙面記事 ]
【J1:第13節】鹿島 vs 甲府:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
5月26日(土) 2007 J1リーグ戦 第13節
鹿島 2 - 0 甲府 (16:03/カシマ/10,081人)
得点者:'28 岩政大樹(鹿島)、'76 佐々木竜太(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:理想的な展開で試合を運んだが、決定機を相手に作られた。チームの課題はどこか?
「正直、彼らにチャンスがあったことは間違いない。甲府はJリーグの中で自分たちの色を持ったチーム。ショートパスを主体とした組み立てで、相手をサイドで食いつかせて、サイドから展開したり、サイドチェンジからの攻めを得意としている。それが特徴だ。Jでは珍しいチームといえる。その相手にうちがどう対応するかを徹底した。カップ戦でもゲームプランを明確にして、どう相手を抑えるかを考えた。前回はうまく機能したし、今回もそうだった。それでも90分完璧に抑えるのは難しい。そのために曽ヶ端がセーブする役割を担っているのだ。
最近失点が少なくなっているが、私にとってはFWがファーストDFで、GKも攻撃陣の1人だ。攻撃と守備の2つの要素が全ての選手に求められる。前がしっかり守ってくれれば中盤もラクに攻められるし、中盤が守備の意識を高くしていれば後ろのディフェンス陣もボールを奪いやすくなる。今はチームとしての連動性、守備の機能性がある。そんなチーム全体を称えたい。
他の試合でも機能したのに勝てなかったこともあった。違うのは決定機をモノにしたかどうか。チャンスはしっかり決めていくことは大事。今回もセットプレーと流れの中から1点ずつ取れた。流れの中からの得点を奪った佐々木に関しては、1つの自分へのご褒美じゃないか。育てながら勝つために自分は招聘されたのだから。1つ1つを乗り越える積み重ねからああいう選手が出てくる。必ず若い人が台頭し、将来的に素晴らしい選手になる。佐々木のみならず、2人、3人、4人と育ってくることを期待したい」
Q:FW陣にケガが多いので、”おはらい”をした方がいいのではないか? その興梠を後半まで引っ張った理由は?
「おはらいをするというよりも、確かに今は柳沢が骨折し、マルキーニョスは筋肉系のケガをしている。が、マルキーニョスは次に出ることができる。興梠も筋肉のケガじゃない。本人も大丈夫といったから使ったし、彼を代えたのは運動量が落ちて精彩を欠いてきたからだ。動きがよければ最後まで使ったと思う。2週間の中断の間に攻撃陣も復帰してくると思う」
以上
【J1:第13節】鹿島 vs 甲府:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山雅志選手(鹿島)
Q:強い頃の鹿島のような試合だったのでは?
「確かに。剛さん(大岩)とか、DFのメンバーが頑張ってくれているのもあると思うけれど、監督の指示が浸透してきた部分はある。
甲府対策としては、茂原のところと右サイドの杉山のところが前回と違ったんで、そこに気をつけた。左サイドの茂原はリズムを作ってくるので、かなり警戒した。今日はホームだったし、前からプレスをかけようと思った。前半は手こずったけど、中後、青木、拓(野沢)がバランスを取ってくれたからやりやすかった」
Q:2点目の起点になったプレーについて
「チームとして前からプレスに行っていて、クリアボールがこぼれてきたんで、拓のところに出しただけ。佐々木がJ初ゴールを挙げたけど、もともと得点能力のある選手。自信をつけていってくれるはず。5月は無敗だったが、少しずつチームがいい方向へ行っている証拠だと思う」
●青木剛選手(鹿島)
「この前の試合(5/23のナビスコカップ)も無失点で3点が奪えて、みんな気持ちの中で自信があった。今月負けなしだし、気持ち的にも充実している。
竜太(佐々木)は得点感覚が抜群にあって、練習試合でも3点4点を取っている選手なんで、結果を出してくれてうれしかった。苦しい状況での2点目だったんでよかった」
Q:甲府の茂原対策は?
「高校の時はあんなドリブラーじゃなかった。でもセンスの塊で天才だった。今はサイドに張ってドリブラー的な仕事をしている。僕も負けたくはなかった。1点先制したし、同点弾を許さないように気をつけた。茂原さんを起点に試合を運んでくることは分かっていたんで、キープされるのは仕方ないけど、中に入ってきたボールのケアを大事にした。大樹さん(岩政)や剛さんが中を固めていたのが大きかった」
●岩政大樹選手(鹿島)
「1点目は、ボールが来た瞬間に駆け引きでマークを外していて、タイミングはバッチリだった。シュートを打った瞬間に入ったと思った。まだ守備面で修正が必要な部分もあるけど、2−0というスコアはいいし、2週間空く前にいい試合ができたと思う」
Q:ナビスコカップ予選リーグをグループ1位で通過した勢いがあったのでは?
「それだけじゃない。今月は5勝2分で、チーム状態は確実に上がってきている。今日も勝てるという自信を持っていたし、ハードワークをしたから勝てた」
●佐々木竜太選手(鹿島)
「ゴールは正直、打った時はよく分からなくて、気がついたらゴールに入っていた。拓さん(野沢)がボールを持った時、いいボールが入ってくると思って、相手の視野から消える動きをした。小中学校の時にお世話になったクラブだし、感謝の気持ちを込めてエンブレムにキスをした。拓さんのところに走ったのは、ゴールが出し手のおかげだと思ったから。その後、普通に立って喜んでいたら、大樹さんに倒されて、みんなが乗ってきたんで重かった。自分は高さやスピードでは他のFWにかなわないんで、ゴールを取ることで勝負したい」
【J1:第13節 鹿島 vs 甲府 レポート】「常勝軍団」と呼ばれた頃のような老獪さで鹿島が甲府を撃破。5月無敗で中断へ [ J's GOAL ]
5月26日(土) 2007 J1リーグ戦 第13節
鹿島 2 - 0 甲府 (16:03/カシマ/10,081人)
得点者:'28 岩政大樹(鹿島)、'76 佐々木竜太(鹿島)
「強かった頃のような試合運び? 確かに。(大岩)剛さんとかDFのメンバーが頑張ってくれているのもあるけど、監督の指示が浸透してきた部分はある」と、2点目の起点となった本山雅志も笑顔を見せた。水曜日に敵地で下したヴァンフォーレ甲府を、今度はホームに迎えて2−0で撃破したのだから、選手たちの言葉も滑らかになって当然だろう。これで5月はリーグ戦・カップ戦含めて5勝2分と無敗。順位も暫定9位まで上がり、いよいよ鹿島の巻き返しが本格化してきた。
今週末でJ1は最初の中断期間に入る。第12節終了時点で10位の鹿島も14位の甲府も、1つでも順位を上げておきたいところだ。
鹿島はこの日、エース・マルキーニョスが右ハムストリング肉離れで全治2週間と診断され、試合に出場できなくなった。そこでオズワルド オリヴェイラ監督は興梠慎三を先発FWに起用。U−22日本代表候補に選ばれた若武者に大きな期待を寄せた。基本布陣は従来通りの4−4−2だが、今回は甲府のキーマン・茂原岳人を消すために2人がかりでマークする作戦を取った。
一方の甲府は23日のゲームからFW3人をそっくり入れ替えた。今回は右に大西容平、真ん中に山崎光太郎、左に茂原という配置だ。負傷離脱していた杉山新も前節から復帰、右サイドバックで先発した。
甲府が細かいパス回しと豊富な運動量で攻撃を組み立て、鹿島が引き気味に対峙しカウンターを狙う形が予想されたこの試合。案の定、甲府は序盤から飛ばし気味に来た。鹿島はうまくボールを支配できなかったが、20分に甲府のDF津田琢磨が負傷退場したのを機にリズムを取り戻す。大木武監督も「あの負傷は誤算」と苦い表情を浮かべていた。
そして28分、鹿島はワンチャンスから先制点を奪う。中盤右寄りの位置から野沢拓也が蹴ったFKをドンぴしゃりのタイミングでヘッドしたのが岩政大樹だ。「シュートを打った瞬間から入ったと思った」と本人も確信したゴールで、彼らは1点をリードした。
ビハインドを背負っても、甲府は攻撃の手を緩めなかった。前半終了間際にはゴール前に抜け出した山崎がGK曽ヶ端準と1対1になるが、残念ながらシュートは正面に飛んでしまう。「点が取れなくて何とかしなければいけない状況なのに責任を感じる」と山崎自身、大いに悔しがるビッグチャンスだった。
迎えた後半。甲府はさらに前がかりになる。「エンジンを20〜30%あげろ」という大木監督の指示に選手たちも呼応した。その原動力となったのが茂原だ。前半は左サイドに張り付いていることの多かった彼だが、後半は山崎、大西と頻繁にポジションチェンジをしながら攻撃の起点となった。彼がボールを持つたびに何かが起きそうな雰囲気だった。
けれども、この猛攻を封じきれるのが今の鹿島である。「茂原さんに外でボールをキープされるのはしょうがない。大事なのは中に入ってきた時のケア。大樹さん(岩政)や剛さん(大岩)がしっかり中を固めていたのがよかった」と、茂原と同じ前橋育英高出身の青木剛は語った。確かにこの日の鹿島守備陣は鉄壁で、どこまでも相手の決定機を跳ね返し続けた。曽ヶ端の反応も素晴らしかった。圧巻だったのは後半20分。2列目から飛び出してきた大西のフリーのヘディングシュートをセーブした場面だ。これを決められていたら、試合はどうなっていたか分からなかっただけに、彼の働きには大きな価値があった。
鹿島が勝負を決めたのは後半31分のカウンターによる2点目だった。貴重な決勝ゴールをもぎとったのは2年目の佐々木竜太。左のすねを打撲した興梠に代わった点取屋は、野沢からのクロスに絶妙の反応を見せ、右足を思い切り振りぬいたのだ。「自分はスピードや高さでは他のFWに勝てないから、点を取ることで勝負するしかない」と話す19歳のストライカーのJ1初ゴールで、鹿島は水曜日に続いて甲府を撃破した。
これで5月は無敗。3〜4月の不振から完全に抜け出し、鹿島は優勝候補の一角と言われるに相応しい強さを見せ始めた。しかも今回の甲府戦などは「相手に攻めさせて、手堅い守りで跳ね返し、大事なところで得点する」というかつての強い鹿島を彷彿させるような勝ち方だった。「ここ数試合、失点が少なくなってきたのは、DF陣だけではなくチーム全体が連動してきたから」とオズワルド オリヴェイラ監督も太鼓判を押したが、守備の連動性向上が今の好調を支えている。
非常にいい流れでJ1最初の中断に入る鹿島。次の6月9日の大分戦(@九石ド)には負傷中のマルキーニョスやファボンも戻ってくる。興梠のケガも癒えるはず。この勢いで一気に畳み掛けたいところだ。
甲府の方はナビスコカップを含めて公式戦3試合連続無得点という苦境にあえいでいる。大木監督も選手たちも「何とかして点の取れる方法を見出さないといけない」と口をそろえる。昨季に比べるとボール回しや攻撃の組み立ては向上しているが、バレーという大黒柱がいなくなったことが今も重くのしかかっているようだ。キャプテンの石原が「今は自信を失わないことがいちばん大事。自分たちのサッカーを見つめ直すところからもう1回始めたい」と言うように、今はとにかく前向きさを失わないことが肝要だろう。決して内容は悪くないのだから。以上2007.05.26 Reported by 元川悦子
無敗で終えた五月であるが、その裏には戦術の浸透があった。
本山の弁からも伝わるが、ここまで浸透に時間がかかってしまったのは相次ぐ怪我が要因である。
監督本人は若手選手育成を自らのタスクとして前向きなコメントを発してはいるが、結果を出せるようになった今だからこそそう言えるのである。
余裕のある展開がもっと多くあれば石神や船山に機会は多かろう。
サンスポだけがひねくれたように代表に絡めた記事を報じた。
日本代表は栄誉ではあるが、このどうでも良い時期に罰ゲームのようなフル代表に選手を出す必要は無い。
曽ケ端はともかく野沢が完全でないことなど素人目にも歴然である。
2010年にピッチに立つことは重要であるが、花試合に呼ばれるのは消耗以外の何者でもない。
諏訪攻めの高遠と同義である。
Jリーグ第13節 ヴァンフォーレ甲府戦

佐々木の公式戦初ゴールや野沢の2アシストにスポットが当たりそうだが、この試合の大きな見所は佐々木のゴールにつながる本山の野沢へのヘディングスルーパスと得点にはつながらなかったが青木ルーレットであろう。
そして完封の原動力となった曽ケ端のセービングは特筆すべきである。
最も大きな事実はジャスティス(岡田正義)に屈すること無く勝利したことである。
国産イレブン
鹿島・興梠、甲府戦先発確実…3度目の正直で答えを出すぞ
鹿島のU−22日本代表候補FW興梠慎三(20)が3度目の正直でリーグ戦初ゴールを狙う。右太もも裏痛で欠場が濃厚なFWマルキーニョス(31)の代役として26日の甲府戦(カシマ)にリーグ3度目の先発が確実となった興梠。あと3点に迫っているクラブのJ最速のホーム・リーグ通算500ゴールへの色気は見せなかったものの、結果を出してU−22日本代表への弾みをつけるつもりだ。
◇
鹿島の野性派ストライカー・興梠が甲府戦へ静かに闘志を燃やした。
「甲府とはやったばかりなので、どういうところを攻めたらいいか分かっている」
マルキーニョスが欠場濃厚となり、先発のチャンスが巡ってきた。今季初先発した4月29日の浦和戦は2度の決定機を生かせずチームも0−1惜敗。その後3試合起用されず、精神的に落ち込んだが、「浦和戦のときはモヤモヤしたものがあったけど、いまは大丈夫」と平常心を取り戻した。
実はチーム随一の強心臓の持ち主だ。23日のナビスコ杯・甲府戦で相手のFKがあごに直撃して失神。同日夜は念のためMF船山が同じ部屋で様子を見ながら一緒に寝てくれたのを尻目に、「爆睡しました」。あと3点に迫るクラブのホーム・リーグ通算500ゴールについては「狙わない。得点は入れたいけど、気持ちが強すぎると焦りになるので気楽にいきます」とマイペース。
新たなモチベーションもある。北京五輪だ。24日に発表された北京五輪2次予選最終戦・マレーシア戦(国立)に向けたU−22日本代表候補に初選出。「合宿で6人くらい落とされるんですよね? 何とか残りたいっす」と気合十分だ。今季開幕前、「今年ダメなら(今後のことを)考えないといけない」と話していた3年目の男が3度目の正直で答えを出す。(千葉友寛)
■興梠 慎三(こうろき・しんぞう)
1986年(昭和61)7月31日、宮崎県生まれ、20歳。05年に鵬翔高(宮崎)から鹿島に入団。3年目。05年4月16日の千葉戦でデビュー。スピードに乗ったドリブルが武器。各カテゴリーの代表に選出されるも国際大会出場経験はなし。Jリーグ通算27試合。1メートル75、体重67キロ。
★1年2カ月ぶりに国産チーム
鹿島が26日の甲府戦(カシマ)に昨年3月5日の昨季開幕・広島戦以来、1年2カ月ぶりに国産チームで臨むことが濃厚になった。FWマルキーニョスが右太もも裏痛で離脱し、コンディション不良のMFダニーロら外国人選手3人の先発落ちが決定的になった。
(鹿嶋市)
今季二度面の先発、U-22代表候補選出の興梠に時代の寵児としてスポットを当てている。
「潜在能力なら小笠原以上」とトニーニョ・セレーゾに言わせしめた逸材である。
監督も二人替わりチャンスも十分に与えられている。
もうそろそろ潜在せず表舞台で光り輝くべきである。
それが今日の試合であろうことを誰もが期待しているのである。
後にそう甲陽軍艦を著すために。
来季のターゲットマン
鹿島が駒大のFW高崎寛之(21)の獲得に乗り出していることが分かった。地元・茨城の古河三高出身で、1メートル86の高さを生かしたポストプレーが武器。昨年は千葉の日本代表FW巻の弟・佑樹(現名古屋)と2トップを組み、駒大の全日本大学選手権優勝に貢献。大学サッカーの地区別対抗戦では4試合で2ゴールを決め、MVPにも輝いた。大分などJ数クラブが獲得に名乗りを上げている。[ 2007年05月26日付 紙面記事 ]
この早い時期から獲得に乗り出す話とは珍しい。
昨季、袖にされ且つ初ゴールまで献上することとなった巻佑樹の相方とは不思議な縁ではある。
獲得競争に勝利し、深井が去ったFWの駒を揃えたいところである。
もう一人の候補宮澤君と崎澤(SA-ZA)コンビを組むことを強く切望する。
サラスとサモラノのように。
U-22日本代表 増田誓志・興梠慎三選出
U-22日本代表候補メンバーに増田・興梠選手が選出
6月6日(水)に行われるアジア男子サッカー2008 2次予選(vs U-22マレーシア代表)のU-22日本代表候補メンバーに鹿島アントラーズより増田誓志選手・興梠慎三選手の2名が選出されました。
MF 増田誓志
MF 興梠慎三
≪スケジュール≫
■アジア男子サッカー2008 2次予選(北京オリンピック2008 2次予選)
6/6(水) vsU-22マレーシア代表(国立/19:10キックオフ)
日本サッカー協会 http://www.jfa.or.jp/
鹿島増田、マレーシア戦でアピール誓う
鹿島MF増田がU−22代表でのアピールを誓った。24日、北京五輪アジア2次予選最終戦のマレーシア戦(6月6日)のメンバーに選出された。今回は消化試合となるため主力選手の多くは呼ばれていない。これまでスーパーサブとして実績は積み上げているが「主力として認められていない? そういうことでしょう。ここで結果を出せば次から違うし、新しく来た選手も突き放せる」と意気込みを見せた。[2007年5月24日21時0分]
「番長」興梠、反町日本に乗り込む
鹿島の「ダイヤモンドの原石」が反町ジャパンに初めて乗り込む。MF興梠に、ついにチャンスが訪れた。「結果は出ていないけどコンスタントに試合に出ていたのが評価されたと思う」。FWでの途中出場がほとんどでまだ無得点だが、今季公式戦全18戦中14戦に出場と、スーパーサブの地位は確立している。
素質は誰もが認める。宮崎・鵬翔高の1学年先輩でU−22代表MF増田は「スピードがすごい」と舌を巻く。瞬間的な速さはチームトップ。かつてはメッシーナがFW柳沢の鹿島復帰の際に、それに代わる人材として興梠をリストアップし水面下で移籍を打診してきた。結局は興梠自身が時期尚早と判断し実現しなかったが、無名の攻撃的MFは海外からも注目を集める。
やんちゃな一面もある。前日23日の甲府戦ではFKのボールをアゴに食らい失神。脳しんとうの経験を聞かれると「サッカーでは初めてですけど…。今回はたいしたことないですよ」と不敵な笑みを浮かべて番長伝説? をほのめかした。
だが今年にかける思いはある。「もう遊びは飽きました。今年ダメだったら移籍するぐらいの気持ちでやる」と決意を明かしていた。底知れぬ才能を今こそ見せるチャンスだ。【広重竜太郎】[2007年5月25日9時55分 紙面から]
U―22 興梠ら7人を初招集
日本サッカー協会は24日、既に突破を決めている北京五輪男子アジア2次予選最終戦のマレーシア戦(6月6日・国立競技場)に向けたU―22(22歳以下)日本代表候補24人を発表し、MF興梠(鹿島)MF杉山、FW岡崎(ともに清水)ら7人を初招集した。DF増嶋(甲府)らが復帰し、大幅にメンバーが入れ替わった。
このほか田中裕(横浜M)長友(明大)の両DFと鈴木(早大)小椋(水戸)の両MFが初招集。マレーシア戦は出場停止のFW平山(FC東京)や、2次予選で出場時間が180分を超えた選手の招集は見送った。
チームは29日から静岡県御殿場市内で合宿に入り、30日の練習試合後に人数を絞り込む予定。
≪新戦力発掘と強化に重点≫記者会見した反町監督は「Jリーグで若い選手が出てきた。たくさん呼んで競争させたい。選手は自分の良さをアピールしてほしい」と話した。すでに2次予選B組1位通過を決めており、今回は8月からの最終予選を視野に新戦力の発掘と強化に重点を置く。16日の香港戦に行ったのは増田や菅沼ら7人だけ。この予選はメンバーをほぼ固定して戦ったが、そこに割って入る選手が出現するか。まずはマレーシア戦の先発、ベンチ入り18人を目指した生き残り競争が始まる[ 2007年05月24日 16:37 速報記事 ]
興梠ら7人を初招集…U―22日本代表候補
日本サッカー協会は24日、既に突破を決めている北京五輪男子アジア2次予選最終戦のマレーシア戦(6月6日・国立競技場)に向けたU―22(22歳以下)日本代表候補24人を発表し、MF興梠(鹿島)MF杉山、FW岡崎(ともに清水)ら7人を初招集した。DF増嶋(甲府)らが復帰し、大幅にメンバーが入れ替わった。
このほか田中裕(横浜M)長友(明大)の両DFと鈴木(早大)小椋(水戸)の両MFが初招集。マレーシア戦は出場停止のFW平山(FC東京)や、2次予選で出場時間が180分を超えた選手の招集は見送った。
チームは29日から静岡県御殿場市内で合宿に入り、30日の練習試合後に人数を絞り込む予定。
U―22日本代表候補は次の通り。
▽GK 山本海人(清水)松井謙弥(磐田)
▽DF 一柳夢吾(東京V)増嶋竜也(甲府)千葉和彦(新潟)河本裕之(神戸)田中裕介(横浜M)細貝萌(浦和)長友佑都(明大)
▽MF 杉山浩太、枝村匠馬(以上清水)渡辺圭二(名古屋)本田拓也(法大)菅沼実(柏)増田誓志、興梠慎三(以上鹿島)鈴木修人(早大)小椋祥平(水戸)上田康太(磐田)高柳一誠(広島)
▽FW 豊田陽平(山形)田中佑昌(福岡)万代宏樹(仙台)岡崎慎司(清水)
(2007年5月24日16時38分 スポーツ報知)
興梠は初選出である。
が常に候補の一人であった。
今年1月の合宿にも名は挙げられたが怪我で辞退している。
それ以上に悔やまれるのが2005年のワールドユース候補である。
2005年度Jリーグ第10節FC東京戦に於いてバーに当てるアシストでセンセーショナルなデビューを果たした興梠慎三であったが、真後ろからの悪質なチャージで負傷退場を余儀なくされた。
その怪我が元でワールドユースの候補から名が消えることとなったのである。
興梠がU-20に加わっておれば不用意に平山へ当てるだけの戦術も多少なりとも光っておったやも知れぬ。
誠に残念である。
その興梠慎三が番長として君臨すると非常に面白い記事を日刊が載せた。
やんちゃ具合は昨季最終節に於いて本田主将を試合中に突き飛ばしたことでも十分に有名である。
そして、そのやんちゃ坊主が昨季メッシーナへの移籍を断っていたとの情報は初耳であった。
クラブの慰留ではなく本人の意向と言うことも新しい。
移籍覚悟で今季に挑んでいることも伝わってくる。
力みすぎが浦和戦での2発を外させてしまったということであるか。
若さ故。
経験が補ってくれる日も近ろう。
春日源五郎の如く小姓を務めておってもいずれ高坂弾正として甲陽軍鑑を記すこともあろうぞ。
甲府戦報道など
田代が大会2戦2連発/ナビスコ杯
<ナビスコ杯:鹿島3−0甲府>◇予選リーグ◇最終日◇23日◇小瀬陸上競技場
鹿島がFW田代の今大会2試合連続2得点の活躍で決勝トーナメント進出を決めた。押され気味だった前半36分、相手のクリアミスをかっさらうと、そのまま冷静に右足アウトサイドキックで決めた。後半15分にもMF本山の左クロスをヘッドで決めて貴重な追加点を挙げた。「1点目はDFのミスを逃さずに決めることができた。2点目はモトさん(本山)のボールがよかった」と振り返った。
[2007年5月24日0時31分]
鹿島FW田代2戦連続2発/ナビスコ杯
前半36分、鹿島FW田代(左)が先制ゴールを決める(撮影・浅見桂子)
<ナビスコ杯:鹿島3−0甲府>◇予選リーグ◇最終日◇23日◇小瀬陸上競技場
鹿島が土壇場での強さを発揮した。FWマルキーニョスが前半7分に、右太もも裏の違和感を訴えていきなりの負傷交代。代わって出場したFW興梠が同10分に、FK弾をアゴに受けて失神した。メディカルスタッフが、いったんはベンチにバツ印を出すほどのダメージだった。MF本山は「抜けていれば1点入っていた」と感謝するファインプレーで、チームはさらに一丸となった。
同36分にはFW田代がクリアミスを拾って右アウトサイドで先制点を決め、後半15分には今大会2試合連続2得点となる豪快なヘッド。同20分にはMF本山がダメ押しの3点目を決めた。勝たなければ決勝T進出の可能性が薄かった一戦に快勝し、田代は「昔から粘り強いサッカーをするチームですから」と胸を張った。10冠への挑戦権を鹿島が手に入れた。[2007年5月24日8時59分 紙面から]
右で頭で!田代2発で鹿島救った
<甲府・鹿島>後半15分 鹿島・田代(手前)はこの日2点目のゴールを決めガッツポーズ
【鹿島3―0甲府】鹿島FW田代が負ければ敗退という土壇場からチームを救った。前半36分に技ありの右足シュートで先制点をもたらすと、後半15分には得意のヘディングで追加点。「20日が母の誕生日だったので、決められて良かった」。ナビスコ杯では前節の名古屋戦に続く2試合連続の2発。それでも、リーグ戦では無得点なだけに「リーグで取りたい」と、26日のホームでの同一カードに向け闘志を燃やしていた。[ 2007年05月24日付 紙面記事 ]
田代2発!鹿島突破…ナビスコ杯
◆ナビスコ・カップ予選リーグ 甲府0―3鹿島(23日、甲府・小瀬) 新エースにふさわしい活躍だ。FW田代がナビスコ杯名古屋戦(9日)に続き、2試合連続2得点の大爆発。「先制、2点目がチームの課題だった。ワンチャンスをものにできれば、チームも上向きになる。大事なチャンスを決められた」と笑顔で振り返った。
前半7分、FWマルキーニョスが右太もも裏の負傷でベンチに退いた。チームに動揺が広がる中、田代が「ここから立て直す」と燃える。前半36分、相手DFのクリアミスを右足で先制。さらに後半15分には、頭で2得点目。得点後には両手を大きく広げる飛行機ポーズも飛び出した。
FW柳沢敦が左第5中足骨骨折で離脱し、回ってきた出場機会。本音は「ヤナギさんを追い抜いて、先発したい」だが、「今は最低でもヤナギさんが得点していた分を、自分が取る」。その穴を埋めるばかりか、自らの存在感を高める2得点だった。
鈴木満取締役強化部長は「決勝Tは最低限のノルマ。今までは代表選手抜きでも勝ってきた」と話す。田代が今大会で悲願のタイトル10冠を成就させる。(2007年5月24日06時03分 スポーツ報知)
Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ 第6日 鹿島3発予選突破
2007/05/24(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第6日(23日・小瀬スポーツ公園陸上競技場ほか=8試合)1次リーグ最終戦を行い、各組1位の広島、横浜M、FC東京、鹿島のほか、2位の上位2チームに入ったG大阪、甲府が準々決勝に進んだ。
D組の鹿島は3−0で甲府に完勝。3連覇を狙ったA組の千葉は広島に0−1で競り負け、敗退。B組は勝ち点8で4チームが並ぶ混戦だったが、当該対戦で横浜Mが清水を抑えた。C組のFC東京は横浜FCに2−1で逆転勝ち。A組のG大阪とD組の甲府はともに勝ち点10で、他組の2位チームを上回った。
準々決勝は1次リーグを免除された浦和と川崎が加わり、7月7、14の両日に開催される。
前半36分に先制
【評】鹿島は田代が前半36分、相手ボールを奪って抜け出し、右足で先制点。さらに後半15分にも頭で2点目のゴールを奪った。前半から優勢だった甲府はセットプレーなど好機を逃し続けて流れを失ったい、要所で守備が乱れた。
ハイライト 窮地救う田代2得点
鹿島が今季最初の大一番で伝統の勝負強さを発揮。予選敗退のプレッシャーをものともせずに甲府に3−0で快勝し、3連勝で決勝トーナメントへの切符を手にした。
前半はホームの声援に後押しされた甲府が優勢だった。鹿島は甲府の素早いプレス、ボール回しの前に後手後手に回ってしまい、カウンターでしか攻撃できない状況が続いた。そこにマルキーニョスのアクシデントが発生し、わずか7分で興梠と交代。その興梠も9分の相手FKを顔に受け、担架で運び出された。戦列には復帰したが、鹿島はペースをつかみきれないまま甲府の攻撃を跳ね返すのがやっとだった。
そんな鹿島を救ったのは田代だった。前半36分に相手のクリアミスを見逃さず、ゴール前にこぼれたボールにいち早く反応。飛び出したGKをかわすように、右足でゴール。「DFラインが並んでいて、GKも出てきていた。しっかり狙ってけれた」と先制点を奪うと、後半15分には「モト(本山)さんがいいボールを上げてくれた」と、本山の左クロスにファーサイドから飛び込み追加点。後半最初のチャンスをしっかりと決め、甲府の集中力を完全に奪い、20分には本山のゴールも生まれ、勝負を決めた。
苦しい展開にも、勝負どころをわきまえた快勝劇。「相手よりもプレッシャーが高い中、落ち着いてできた思う。(ナビスコ杯は)望ましいスタートは切れなかったが、地道な作業がこういう結果につながった」とオズワルド・オリベイラ監督は予選を振り返った。それでも10冠への道のりは第1段階をクリアしたばかり。「昨年は決勝で負けているので、その舞台で戦えるように頑張りたい」と本山。本当の戦いはこれからだ。
マルキ途中交代 右ももに違和感
○…鹿島・FWマルキーニョスが(31)が前半7分に右太もも裏に違和感を覚え、交代した。24日にも精密検査を受けるという。
【ヤマザキナビスコカップ】甲府 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
5月23日(水) 2007 ヤマザキナビスコカップ
甲府 0 - 3 鹿島 (19:00/小瀬/8,844人)
得点者:'36 田代有三(鹿島)、'60 田代有三(鹿島)、'65 本山雅志(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:前半苦しい展開だったが、選手の頑張りをどう評価しているのか?
「立ち上がりにケガ人が出て、そこから交代で入った興梠がケガかもしれない問題が生じた。ゲーム前から相手を分析するなかで、(甲府は)独特のサッカーを築き上げて、いい結果・狙い通りのものを見せているのではないか。甲府にはホームアドバンテージがあるし、引き分けでも決勝トーナメント進出の可能性があるが、ウチは引き分けでは駄目。サポーターの後押しがあってゲームの流れが変わることもある。まず、イーブンの状態に持っていく。それが上手く機能して2 点、3点と点を取ることができた」
Q:マルキーニョスのケガの状態と、田代の働きの評価は?
「マルキーニョスのケガは、最初のスプリントで違和感があったようだ。ゲーム後の話では『疲労が溜まって違和感があり、大事を取って止めた』ということ。筋肉の深い層のことなので、精密検査をしてみないと詳しいことは分からない。
田代はシーズン開幕直後のケガだったが、苦しい時期に地道に治すために努力した。その結果、ゲームで確実な結果をもたらせた。ストライカー、センターフォワードとしての仕事が出来るタイプの選手。今年中にもっと成長できる選手。クラブにとって頼もしい人材と思っている」
Q:3トップへの対応ではカバーリングに問題があるように見えたが、次節に向けての修正点は? また、ナビスコカップのグループ1位通過を(第4節から)3連勝で手に入れたポイントはどこにあったのか?
「確かに甲府は面白いサッカーを展開していて細かな変化があるが、3トップが何回チャンスを作ったかを見れば我々の守備が機能したことになる。完璧な守備はない。甲府の守備が鹿島のFWにどれだけ手こずったのか見てみれば、甲府のDFが機能したのか検証してみないと駄目だと思う。そのバランスを見る必要がある。鹿島のDFは完璧ではなかったが、私はそれなりのものは出来たと思う。大きく崩されることはなかった。選手がいちばん手ごたえを感じないと、チームとして機能していかない。スタッフ、フロント含めて行った地道な作業の結果。この結果を素直に喜びたい。
あまり望ましいスタート切れなかったのは結果として事実。その後、全体が変わった。少しずつ浸透していく。やる側が意識を変えないと改善はできないと説明してきた。選手が自分たちで変えていこうということが増えて、今のまとまりに繋がっている」
Q:3点取っても最後まで時間稼ぎをしなかった理由は?
「選手が自信を持ってプレーしていることを考えている。指揮官としてボールをキープしろというのは言うべきじゃないし、ある時間帯までそうやって行くほうがよかった。選手には勇気を持って自分を変えることを指示してきた。リーグ戦(次節:5/26@カシマ)でも同じ相手と対戦する。もっと多く点を取ることで、相手を嫌な気持ちにさせる。精神的な駆け引きの気持ちがあった。もっと点を取ればチーム全体の自信も高まる」
以上
【ヤマザキナビスコカップ】甲府 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●曽ヶ端準選手(鹿島)
「チームとして守備の意識は高かった。甲府のやり方は分かっていた。数的不利な状況を作らないで、(お互いが)近い位置にいることを意識していた。甲府の攻撃に(守備を)合わせる雰囲気は多少あったが、球際の強さを出せればいいと思っていた。甲府のシュートで恐かったのは前半のカウンターの1本だけ。あとは、ディフェンスラインが防いでくれた。チームとしてやろうとすることは出せたと思う。(次節のリーグ戦で)甲府に連勝できる手ごたえはある。甲府は3点取られて色々考えると思う。土曜日のリーグ戦はもっといい形にしたい」
ほぼ田代一色である。
確かに2得点は素晴らしく、特に先制点はゴールを狙うハンターであったと言えよう。
アウトサイドでコントロールするのは容易ではない。
2005年度版Jリーグ31(2006年放送)で魅せたリフティングは伊達ではなかった。
ところで報知の
>本音は「ヤナギさんを追い抜いて、先発したい」だが
この本音の出所を問いただしたい。
ただの一般論で推測しているとしか思えないのである。
不確かな情報を掲載してしまうメディアには戦慄さえも感じる。
ただし、スポニチの母へ捧げるコメントは微笑ましかった。
ナビスコ杯予選リーグ ヴァンフォーレ甲府戦
相手のミスから田代が先制するも危機感は衰えず、ピンチは増すばかり。
しかし後半、本山→田代、野沢→本山の両ヘッドで勝負は決した。
結果は大勝だが薄氷を踏む勝利。
勝ち星を拾うことの尊さを知った。
そして決勝トーナメントへ1位で進むことが出来た。
七夕試合に臨もうではないか。
バットマン&ロビン
鹿島・内田もフェースガード、岩政とバットマンコンビ
鼻骨を骨折した鹿島DF内田篤人(19)がフェースガード着用でナビスコ杯、甲府戦(23日・小瀬)に強行先発することが22日、分かった。すでにフェースガードを着用しているDF岩政大樹(25)とともに、DF2人の「バットマン」が甲府を完封する。
勝てばグループリーグ突破が決まる試合を前に覚悟を決めた。リーグ、新潟戦(19日)で鼻を骨折。その後2日間は練習しなかったが、内田は「もう不安はないし気にならない。痛いのはあくびしたときだけ。やります」と言い切った。
4バックのうち右2人がバットマンに変身する。フェースガード用で「視野が狭くなる」(岩政)影響もあるが、内田は「若いうちにいろいろ経験できることはいいこと」と意に介さない。甲府のパスサッカーを2人のバットマンが封じる。 (2007年5月23日06時01分 スポーツ報知)
一人がバットマンならばもう一人はロビンであろう。
決してロビンマスクではない。
イギリスの正義超人ロビンマスク。
なぜか旧ソ連からウォーズマンを発掘する。
この時代ソ連とは鉄のカーテンに包まれた秘境だったのである。
このウォーズマンは後にスクラップ三太夫に登場している。
同じ作者によるクロスオーバーである。
つまりレッドリボン軍編で孫悟空がペンギン村に行くことと同意であろう。
一言で締めればこの時代の週刊少年ジャンプは面白かったのである。
ブラジル路線変更か
鹿島も韓国人選手に注目していることが21日、分かった。クラブ創設から14年間、外国人選手はブラジル人しか獲得してこなかったが、クラブ幹部が「代理人から韓国人選手の売り込みも増えている。実力も高い。そろそろ考えてもいいとき」と明かした。今後は、現役韓国代表選手を中心に調査を行い、来季以降の獲得を検討するという。(2007年5月22日06時02分 スポーツ報知)
個人的にはこけら落としに於ける黄善洪の悪質なファールが記憶にあり韓国人選手に好意的にはなれずにいる。
がしかし、清水の?宰溱・名古屋の金正友・神戸の朴康造の如くJで結果を出している韓国人もいることは曲げようのない事実であろう。
そして何より金額的に低く抑えられるという目論見が見て取れる。
そう、昨季は赤字だったのである。
今季も観客減少は進んでおり黒字転換は困難であろう。
何より親会社に無心しているくらいである。
身の丈経営への足がかり。
残念ではあるが地方の中堅という落としどころをめざし始めたのやむ知らぬ。
これでは武田信玄と変わらぬではないか。
内政上手と噂されるも実情は重税で泣かせ、戦上手かと思いきや小勢力を併合したのみ。
しかしながらお家大事。
存続さえしておればやがて陽の目を見ることもあろう。
途絶えさせてはならぬのである。
内田篤人鼻骨骨折
内田篤人選手の検査結果について
内田篤人選手は5月21日(月)に鹿島市内の病院にて精密検査を行い、下記の通り診断されました。
1.負傷名 鼻骨骨折(びこつこっせつ)
2.全治 約6週間
3.負傷状況 5月19日(土)J1リーグ第12節vsアルビレックス新潟
後半11分に相手選手と接触
4.今後 経過を観察してプレー可能かどうか判断する
右サイドを駆け抜けていた内田篤人が新潟FW矢野の汚いプレイで骨折。
日本代表とは名ばかりの日本人として恥ずかしいプレイである。
野沢・柳沢・岩政と相手の悪質なプレイでの負傷が相次いでいる。
これも審判のジャッジが不安定でゲームをコントロール出来ていないが故に他ならない。
由々しき仕儀である。
この篤人の負傷も坂本の悪質なファールにカードを出しておれば抑制出来たはず。
更に本山への悪質なファールをとっておれば、青木がFKを蹴ろうとするところに寄っていった矢野に注意をしておれば防げたはず。
主審自身がルールブックではない、ゲームを提供する側の人間として当たり前の行為をして欲しいだけである。
選手生命を脅かすプレイを厳格に処罰せずして何をしようというのであろうか。
城を調略せしむるは策士として最高の殊勲。
側女のご機嫌取りはお門違いで御座ろう。
そもそも井上の原作では勘助が勝手に惚れ込んで動いておったはずが、何故、晴信の使い走りに成り下がっておるのじゃ。
主人公の魅力半減である。
中間管理職を任す必然は全く持って解せない。
無理矢理生かされる平蔵もまた然りである。
新潟戦報道・コメント・レビュー
鹿島先制も新潟追いつきドロー/J1
<J1:新潟1−1鹿島>◇第12節◇19日◇東北電ス
鹿島が先制した。前半4分、この試合2本目の右CK。MF野沢のボールにDF岩政が頭で合わせて、ゴール左隅に決めた。一方の新潟は同15分に追い付く。今季、鹿島からの期限付き移籍で新潟に加わったFW深井が相手のパスを左サイドでカット。そのままドリブルで持ち込み、左足でゴール右サイドネットを揺らした。
後半になって鹿島が主導権を握った。左右両サイドから攻め込み、再三、新潟ゴールに迫る。24分にはFWマルキーニョスが抜け出したが、新潟GK北野の好守にゴールを阻まれた。結局、両軍とも後半は得点できずに引き分けた。[2007年5月19日16時6分]
≪ 鹿島また決定力不足≫鹿島は開始4分にCKからDF岩政の今季初ゴールで先制したが、その11分後に失点。何度かあったチャンスをものにできず、結局ドローで終了。オリベイラ監督は「得点機に決めていれば勝てた試合」と、相変わらずの決定力不足を嘆いた。それでも今季、川崎F、G大阪の強豪がいずれも屈したアウエーでのドローに、岩政は「新潟のホームで勝ち点1を取れたのは大きい」と前向きだった。[ 2007年05月20日付 紙面記事 ]
J1 岩政が先制弾 新潟1−1鹿島
2007/05/20(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 12頁
Jリーグ1部(J1)第12節第1日(19日・東北電力ビッグスワンスタジアムほか=7試合)鹿島は新潟と1−1で引き分けた。
G大阪は2−1で柏を下し、勝ち点を25として首位をキープ。浦和も2−1で名古屋に競り勝ち、4試合ぶりの勝利で同23とした。
前節2位の川崎は大分に0−2で完敗し、同21で足踏み。
広島がJ1で最多となるウェズレイの8度目のハットトリックで千葉に3−1で快勝した。大宮は横浜FCに1−0で勝ち、今季2勝目を挙げた。
甲府と清水は0−0で引き分けた。
【評】両チーム譲らず引き分けた。鹿島は前半4分に右CKを岩政が頭で合わせ先制。一時、劣勢となったが、終盤は再び主導権を取り戻した。
新潟は前半15分、深井の単独突破で同点、押し気味に試合を進めたが、最後は足が止まった。
鹿島勝ち切れず 決定力不足また露呈
「うちの時間帯で点を取れなかったのが引き分けた原因」と新井場が振り返れば、「また決定力不足が出た。マリノス戦に近い形になってしまった」と力なく話した中後。第10節の横浜M戦同様、後半、試合を支配しながらも2点目は遠かった。
前半開始直後は完全な鹿島のペースだった。リズム良くパスがつながり、人もボールも流動的に動いていた。その流れのまま4分には右CKから岩政の得点も生まれ、その後も追加点を奪いに積極的に仕掛けていた。
しかし、一つのミスから流れは一変した。15分に中盤でのバックパスを新潟・深井に奪われてしまうと、そのままドリブル突破され、同点弾を許した。「失点してからは中盤でのミスが多くなってしまった」と内田。その後は、ホームの大声援を背に、畳み掛けるように仕掛けてきた新潟の勢いに押され、中盤が機能しなくなってしまった。
この展開に「ボールに対して積極的な守備をすることを要求した」とオズワルド・オリベイラ監督。ハーフタイムで問題点を修正した鹿島は、中盤でのパスカットから何度もチャンスをつくった。24分にはマルキーニョスが抜け出しGKとの1対1の場面もあったが…。「決めるべきところで決めておけば。課題が残った」と指揮官はため息をついた。
それでも新潟はホームでめっぽう強いチーム。浦和、川崎、G大阪など上位チームがそろって勝てなかったことを考えれば、勝ち点1を奪えたことは御の字か。「後半はつなぐサッカーができていた。切り替えてやるしかない」と新井場。上向いてきた調子をここで停滞させないためにも、切り替えが大切だ。
内田、顔面を強打鼻骨骨折の疑い
○…鹿島・DF内田篤人(19)が後半11分に新潟・矢野貴章(23)と接触した際に顔面を強打。試合終了までプレーを続けたが、チーム関係者によると鼻骨骨折の疑いがあるとして週明けにも精密検査を受けることになった。
鼻骨骨折の岩政競り合いを制す
○…フェイスガードをつけた鹿島・DF岩政大樹(25)が前半4分に、右CKを頭で合わせ今季初ゴール。鼻骨骨折をものともせずDFとの競り合いを制し、貴重な先制点を奪ったが、試合が引き分けに終わったこともあり、「自分の得点は関係ない。アウエーで早い時間帯で取れたので、落ち着いて1−0で終われればよかった。なぜ、先週までのことができなかったか、考え直さないといけない」と反省ばかりが口をついた。
鹿島・オズワルド・オリベイラ監督
「点を取ったあとは取ったチームの流れになる時間帯だが、新潟は積極的な守備をしてきた。長年のキャリアの中で、前半からこれだけ頑張るチームは見たことがなかったので驚いた。それでも後半の立ち上がりからは主導権を握って得点機も2度あった。そこをしっかり決めていれば勝てたと思う」
(後半36分から途中出場した)鹿島・増田誓志
「新潟のバランスが悪くなって安定しなくなっていたので、守備から攻撃への切り替えを早くして狙おうとしたが、結果的に何もできなかった。チャンスもあったが、相手に決められてもおかしくなかったし、どう転んでもおかしくなかった」
鹿島・中後雅喜
「勝てればベストだったが、新潟はホームで力を発揮するチーム。勝てた試合かもしれないし、勝ち点3を取りに来ているので満足はしていないが、勝ち点1が取れたのはよかった」
(J1通算100試出場と同点ゴールを決めた)新潟・深井正樹
「(古巣で)意識していた部分もあったし、何か起こしてやりたいと思っていた。きょうは点を取れたけど、とにかく勝ちたかった。鹿島が戻したいと思うくらいに点を取りたい。(鹿島サポーターから)もっとブーイングされるように頑張りたい」
【J1:第12節】新潟 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
5月19日(土) 2007 J1リーグ戦 第12節
新潟 1 - 1 鹿島 (14:04/東北電ス/38,268人)
得点者:'4 岩政大樹(鹿島)、'15 深井正樹(新潟)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:前半、先制した後にリズムを崩した要因は?
「相手のモチベーションによる。新潟はより素早くボールを奪い、球際も厳しくなった。一つの驚きでもあった。応援も影響していると思う。ただ、後半はうちが主導権を握っていたと思う。その中でチャンスに決められなかった」
Q:後半、修正して臨んだ部分は?
「相手には(ホームの)後押しがある。そこをケアしなければならなかった。ナーバスにならずに落ちついていくこと、雰囲気に飲まれないようにすること。戦い方では中盤の4枚で守備をしっかり構成し、よりアグレッシブな守備をすることを要求した」
以上
【J1:第12節】新潟 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●深井正樹選手(新潟):
「もう1点取って勝ち切りたかった。気持ちが非常に入っていた試合だった。こんなにモチベーションの高いゲームで、その中でゴールが取れたのはうれしかった。ゴールについては、特別なものはない。ただ、負けている状況で、早い段階で追いつけたのはよかった。今は自分の中で階段を上っている状態。この積み重ねを続けていきたい。ゴールするだけじゃなくて、チームが勝たないと評価にならない。選手全員で勝たないと。鹿島のブーイングは新潟の声援で聞こえなかった」
●岩政大樹選手(鹿島):
「新潟のカウンターには注意していた。試合そのものは問題はなかった。自分の得点については、特にうれしいというのはない。1対0で追われる試合にしたかった。勝点3がほしかったが、アウェイで勝ち点1が取れたことはよかった。結果よりも、改善しなければいけない点がある。技術的、戦略的、精神的にも強くならなければいけない」
●内田篤人選手(鹿島):
「相手のカウンターには十分に警戒しなければならなかった。深井さんは相変わらず素早いですね」
【J1:第12節 新潟 vs 鹿島 レポート】鹿島に支配されかけたゲームを、新潟が深井のメモリアルゴールで同点に追いつく [ J's GOAL ]
5月19日(土) 2007 J1リーグ戦 第12節
新潟 1 - 1 鹿島 (14:04/東北電ス/38,268人)
得点者:'4 岩政大樹(鹿島)、'15 深井正樹(新潟)
先制した鹿島、追いついた新潟。どちらも勝点3を狙った末に1-1で引き分けた。前半4分、鹿島は右CKから岩政大樹がヘディングを決めて先制。その11 分後、新潟はこの試合でリーグ戦通算100試合出場となった深井正樹が同点ゴールを決める。後半は押し気味の鹿島に対し、新潟はカウンターを狙う形に。どちらも譲らなかった。
161センチの小さな体が、チームメートの腕で高々と抱え上げられた。宙に浮かぶような形のまま、深井は力強くこぶしを握った。0-1で迎えた前半15 分。鹿島のパスミスをカットした深井は、左サイドからペナルティーエリアに進入する。相手守備陣が寄せてきたところで、左足を振りぬくと、ボールはマウス左隅におさまった。
「打った直後は興奮して覚えていないです」。リーグ通算100試合のメモリアルゴールを、古巣の鹿島を相手に決めた。ボールを持つたびに鹿島サポーターのブーイングを浴びた。ただ、「ブーイング以上に新潟の応援が大きかったので、聞こえなかった」と気持ちは集中していた。これでホームでは第10節甲府戦に続くゴール。前回はダメ押し、今回は貴重な同点弾と、声援を力に変えた。
リーグ戦では第3節名古屋戦以来のスタメンだった。ここまで出場7試合中、途中出場4試合、フル出場は1試合。サブのまま出番がなかったのは3試合ある。今季、鹿島から期限付き移籍してきた。エジミウソンと、日本代表の矢野貴章のツートップの前に、スーパーサブでの起用が続く。
それでも「鹿島にいただけでは、感じられないことを経験できている。精神的な部分で成長できたと思う。どこのチームもそんなに甘くない。1つひとつ結果を出して、チャンスをものにしていきたい」。モチベーションを常に高く保ってピッチに立った。その結果が、チームがほしい時間帯での同点ゴールにつながった。
「2点目を挙げて勝ちきりたかった」というのが本音でもある。ゴールは奪った。今度は勝利につながるゴールがアピールになる。
新潟が得点に結びつけられたのはここだけ。先制点は序盤にコーナーキックから押し込まれた。前節の清水戦でもセットプレーから失点していた。後半は両サイドで起点を作って攻める鹿島の前に防戦を強いられた。「全体的に足が止まってしまった。ボールを奪いに行くのがうちのスタイル。あれではリズムがつくれない」。DF内田潤は厳しい口調で反省点を挙げた。
先制点、後半のボール支配と、流れは鹿島が握っていた。オズワルド・オリヴェイラ監督が「新潟には後押しがある」と懸念していたホームの雰囲気にも、後半は飲まれなかった。前半はロングボールの多用が目立ったが、後半は両サイドで起点を作って、バイタルエリアで勝負した。それだけに決定機を逃したことが悔やまれる。「後半は崩されていなかったでけに、相手を崩す方法を見つけなければならなかった」と岩政。オリヴェイラ監督も「決定的なチャンスで決められなかったことが響いた」と詰めの甘さを指摘した。
ともに得点以外の部分で課題が見えたドローだった。次節はそれを克服した内容が試される。
以上
2007.05.19 Reported by 斎藤慎一郎
シュート19本もCKからのヘディング1点に抑えられては勝利は覚束ぬ。
実際のところこのビッグスワンに於いては昨季のフェルナンド一発の試合が唯一の勝利である。
それを考慮すれば、来季には完全移籍を成就出来そうな男へのプレイがなければプランは確実であったのやむしれぬ。
昨季まではあれほど決定力の無かった男に決められたことは口惜しい。
しかしながら、成長が見られたのはその1プレイのみで、その後は昔ながらのプレイに終えたことは残念であった。
さらなる成長。
全ての選手に課せられた使命なのである。
Jリーグ第12節 アルビレックス新潟戦
だが、結果は望んだものとはほど遠い。
選手個々の問題では無かろう。
アウェイで勝ち点1を喜ぶことはできない。
が、気持ちを切り替えざるを得ない。
現実を見るのである。
柳沢敦ウォーキング開始
鹿島・柳沢、骨折後はじめの一歩…7月復帰へ驚異の回復
歩行練習を開始した柳沢。驚異の回復力で7月復帰を目指す
7月復帰への第一歩だ。先月21日の清水戦で左足第5中足骨骨折し、全治3カ月と診断された鹿島FW柳沢敦(29)が18日、負傷後初めてピッチ上で歩行練習を行った。柳沢は「かっこよく撮ってください」とカメラを向ける報道陣に声をかける余裕も。「やっぱり外は気持ちいいですね」と喜びを全身で表した。
当初はリーグ再開となる8月11日復帰を目指したが、「早ければナビスコの準々決勝を目指したい。チームが勝って、そこで復帰できればいい」。チームの同杯決勝トーナメント進出が条件となるが7月7、14日の準々決勝に照準を定めた。
「リハビリは忍耐。強い意志を持ってやらないと復帰が遅くなる。状態は前回と違うけど、気持ちは同じです」と柳沢。W杯イヤーの昨年は3月25日に右足甲を骨折。懸命のリハビリの末、本大会2試合に先発した。安藤理学療法士は「徐々にやっていきます」と、状態を見ながらペースを上げていく方針。人は苦労の分だけ強くなれる。柳沢はそれを体現する。
(千葉友寛)
復活へ一歩…柳沢が屋外トレ開始
手術後、本格的なトレーニングを開始した柳沢(左)
4月21日の清水戦で左足第5中足骨を骨折した鹿島FW柳沢が、本格的なトレーニングを開始した。すでに室内でエアロバイクをこぐリハビリを始めていたが、この日は安藤理学療法士とともに約20分ほどゆっくりウオーキング。術後初の屋外トレーニングに、「やっぱり外はいいですね」と笑顔をのぞかせた。全治3カ月の診断だが「予定よりは早めに復帰できると思う」と話しており、チームがナビスコ杯予選リーグを突破すれば準々決勝(7月7、14日)での復帰を目指す。[ 2007年05月19日付 紙面記事 ]
柳沢7・7復帰へ!左足小指骨折、全治3か月も…経過順調リハビリ開始
4月21日の清水戦で左足第5中足骨骨折を負った鹿島のFW柳沢敦(29)が18日、屋外で本格的なリハビリトレーニングを開始した。経過も順調で、全治3か月の診断を大きく上回り、7月にも実戦復帰する可能性を口にした。
一歩一歩慎重にピッチを踏みしめた。骨折以来、初めて屋外に出て、約20分間の歩行トレーニング。「靴を履いて、しっかり歩いた。いい感じ。ここまで順調です」。久々に太陽の光を浴び、「気分も良かった」と笑顔で明かした。
このまま順調に回復し、チームがナビスコ杯グループリーグを突破した場合、同杯準々決勝(7月7、14日)で「復帰できればいい」ときっぱり。06年ドイツW杯前には2か月で実戦復帰した実績もあり、「リハビリは忍耐!」と早期復帰を誓った。(2007年5月19日06時02分 スポーツ報知)
来る5月23日の予選リーグアウェイの甲府戦に勝利せねば復帰戦は見送られてしまう。
つまりチームへの鼓舞も含まれる早期練習開始である。
強い意志は柳沢本人にもチームにも必要不可欠なものであろう。
勝ちたいと思う気持ち・最後まで戦う気持ちを強く持つことが今季の「魂」に込められたメッセージのはず。
その「魂」を実践する主将である。
一丸となって一つ一つ勝利を掴んで欲しい。
調子の良さに奢ることなく一つ一つである。
チューヤンさらに語る
鹿島MF中後4試合連続ゴールだ
鹿島MF中後が4試合連続得点で、さらなる足固めを図る。現在、ボランチながら3戦連発中。19日の新潟戦で、クラブ史上最長となるFW長谷川(現ユースコーチ)の5試合連続に次ぐ4試合連続ゴール(柳沢、ビスマルク、アルシンドが記録)に挑む。
「基本的には守備から。そこから狙えたら狙う」とボランチとしての第1任務は忘れてはいない。一方で昨年は17戦無得点だったが、今季ここまで11戦4得点で年間12得点ペースの決定力は大きな魅力。欧州で戦う中田、小笠原の今夏復帰への動きが本格化しており、野沢、本山らを含めた中盤争いはし烈を極めることが予想される。ライバルが帰ってくる前に不動の地位を築かなければならない。
16日が25歳の誕生日でこの日は2日遅れで卵をぶつけられ手荒く祝福された。「セカンドボールを奪えるかで試合が支配できる」と新潟戦の具体的なプランも描いている。祝砲も込めた4戦連発で存在感を示す。
[2007年5月19日9時53分 紙面から]
4戦連発はニッカンの言い分でありチューヤン本人は守備が重要と考えている様子。
とはいえ、チューヤンのシュートは魅力である。
思い起こせば昨季13節のミドルはこの爆発の序章であったと言えるであろう。
この試合途中出場したチューヤンは吉田主審の偏った判定により一人少ない状況で前を向き強烈なミドルを2発放った。
枠こそ捉えなかったが、軌跡は強く美しく未来を予感させたものである。
その伏線が現在生きている。
得点せずとも得点力は相手への抑止力となる。
国防も同様である。
丸裸で無防備では守れるものも守れぬ。
時代を顧みて考える必要があるのではなかろうか。
中後雅喜、新潟戦を語る
鹿島MF中後が必勝宣言
鹿島MF中後がアウエーでの新潟撃破を誓った。今季も新潟は地元で強さを発揮し、浦和、川崎F、G大阪の昨年3強との対戦で2勝1分けの好成績を収めている。開幕当初は波に乗りきれなかったが、最近は上昇気流に乗り、首位G大阪と勝ち点6差にある鹿島にとっては新潟戦が関門となる。3戦連発中と好調なボランチは18日の最終調整後に「明日は大事な試合。新潟はホームで強いが、絶対に勝って帰ってきたい」と意気込みを見せた。[2007年5月18日20時13分]
ナビスコ杯では苦汁を舐めたアウェイの新潟に挑むに際し、中後雅喜が勝利を誓ったとのこと。
今季はメディア露出の多くなった中後であるが、リーグ戦三戦連発と実力も見せつけている。
その男が必勝宣言とは心強い。
まあ、記事は宣言ではなく意気込みであり、ビッグマウスではないところが報道されている。
そのあたりも今季の露出増大の理由であろう。
言葉だけではないのである。
言葉だけで討ち取られた高遠連峰軒であるが、実際は討ち死にシーンは収録されていたと聞く。
であれば、鼻の穴をおっ広げた姫のシーンを削ってでも放送すべきであった。
高遠連峰軒は高遠頼継の弟であると同時にこのドラマ上では高遠の「軍師」であることが重要であったはず。
そこを演出せずに三話も物語を進めないとはいかなる所存か。
本質を見失っては誰もついて行けなくなるというものである。
内田篤人鉾田小学校へ
鹿島、チーム強化に向け中田浩獲得へ…バーゼルに文書
鹿島がスイスリーグ・バーゼルのドイツW杯日本代表DF中田浩二(27)の獲得に向けて、同クラブに対し初めて獲得の意思を明記した文書を送付することが17日、分かった。クラブ幹部が明らかにしたもので、近日中に文書を送り、バーゼルの今季最終戦となる5月24日のヤングボーイズ戦後に正式オファーを出す見通し。
今季の鹿島は開幕5戦白星なしとスタートダッシュに失敗。現在は4勝4分け3敗の9位と盛り返してきたが、決定打に欠ける。鹿島の鈴木満強化部長は4月上旬の時点で「2人を戻す意向はある」と中田浩とセリエB降格が決まったセリエA・メッシーナのドイツW杯日本代表MF小笠原の獲得の意思を明確にしていた。
ボランチやセンターバックなど複数のポジションを高いレベルでこなす中田浩の獲得は、チームにとって何よりの強化。復帰は早くても7月になるが、欧州リーグでスケールアップした中田浩が名門復活の切り札になる。
鹿島DF内田(左上)は、訪問した鉾田市立鉾田小で夢を語った(撮影・千葉友寛)
★内田“先生”がエール!ホームタウン小学校巡回訪問
A代表にも選出された鹿島のU−20日本代表DF内田が “先生”になった。ホームタウン小学校巡回訪問で、茨城県鉾田市立鉾田小学校でミニゲームやジャンケンゲームなど小学生と約1時間触れ合った。鹿島入団が決まる直前まで父と同じ学校の先生になることを目標にしていた19歳は「ボクはサッカーが好きでいつもサッカーをやっていた。みんな夢を持ってください。頑張れば夢はかないます」とエールを送った。U−20代表合宿を終えてこの日からチームに合流。過密日程での訪問となったが、「元気をもらいました」と笑顔で語った。(鉾田市)
鹿島が中田浩獲り本格的に始動
鹿島が、バーゼルDF中田浩二(27)の“再獲得”に向けて本格的に動きだす。クラブ幹部が近日中にバーゼル側に獲得意思を明記したレターを送付すると明かした。4月中旬に、メッシーナにレンタル移籍中の小笠原満男(28)とともにチームに戻す意思を公表していたが、相手側に対しての意思表示は初めて。中田は16日のシオン戦にフル出場し、2―0の勝利に貢献。リーグ残り2戦でチームは首位チューリヒから勝ち点1差の2位と優勝争いをしており、鹿島側は24日の最終戦、ヤングボーイズ戦を待って金額などを明記した正式文書を作成し、鈴木満取締役強化部長が渡欧する。[ 2007年05月18日付 紙面記事 ]
鹿島、中田浩に正式オファーへ
J1鹿島が今夏のMF中田浩二(27)獲得へ向け、所属先のバーゼル(スイス)に対し、週明けにも獲得意思を示した文書を送付することが17日、分かった。鹿島幹部が「獲得意思を示したレターを送るつもり。(金額面の入った)正式オファーはそれからになると思う」と明言した。
いよいよ中田獲得に動き出す。レター送付後には中田、バーゼル双方の代理人と下交渉に入る予定。鹿島がバーゼルに支払う移籍金、中田への年俸などの条件面を詰め、スイスリーグ最終戦ヤングボーイズ戦(24日)後に、正式オファーする。その後、鈴木満取締役強化部長が渡欧。スムーズに進めば、そこで移籍が決まる。
今年1月に続き、名古屋も中田獲得を目指していることが判明。争奪戦が予想されるが、鹿島側としては「浩二も優勝争いをしている。邪魔はしたくない。シーズンが終わってから」と焦るつもりはない。同幹部は「代理人の協力を得ながら、慎重に進めていきたい」と話した。(2007年5月18日06時02分 スポーツ報知)
鈴木満強化部長は事ある毎に公言してきたユダ獲得である。
オファーは当然であろう。
チームどうなる?戦術は?などといったこととは無関係に欲しいから手に入れたいとしか思いよう無い行動ではあるが、ここまで来ると名古屋との勝負に負けたくはないにすり替わってきそうである。
が、昨季赤字を計上した身の上としては、無意味な価格競争には付き合ってはならぬと苦言を呈しておこう。
マネーゲームでは勝ち目がないのだ。
勝ち目のない戦に真っ向勝負を挑むのは愚者の戦法である。
ここは策に策を重ね、最終的に益となる道を模索して欲しい。
アイヌの黄金を手にしたのはルパンではなく峰不二子なのである。
U-20代表合宿 じゃれあう篤人

招集した25選手がそろい、集合写真の撮影が行われた。全員そろっての撮影準備中、じゃれあっているのは内田(鹿島/左)と柏木(広島)
微笑ましい一コマである。
緩と急。
ここは緩やかな場なのであろう。
まるで夫婦ではないか。
そうして見ると柏木が明石家さんまに見えてくる。
そして篤人は別れた女優…
冗談じゃない!
U-22ボランチに注目
J熱視線の本田拓「香港戦で結果出す」
【香港14日=山下健二郎、奈島宏樹】U−22(22歳以下)日本代表MF本田拓也(22=法大)が、Jクラブの熱い視線を浴びて北京への道に臨む。同代表は明日16日の五輪アジア2次予選香港戦に向けて現地入りし、さっそく調整を行った。攻撃練習で強烈なミドルシュートを連発するなど好調な本田は「チャンスをもらえれば、全力で勝利に貢献したい」と闘志を燃やした。
今回チーム唯一のアマチュア選手ながら、反町ジャパンでは国際試合通算7試合に出場。五輪2次予選でもここまで全4試合に招集された。「学生でも代表で戦えることを証明したい」と豊富な運動量や対人勝負の強さを発揮し、ボランチの戦力に定着した。最近では昨年9月に特別指定選手となった清水をはじめ、浦和や鹿島、横浜など複数のクラブが練習参加を打診するなど評価が急上昇。「いろんな環境を見てみたい」。今後、激しい争奪戦になる可能性が出てきた。
4月18日のシリア戦は直前に体調を崩して欠場しただけに「まずはしっかり結果を出したい」と香港戦にかける思いは強い。8月から始まる最終予選でのメンバー生き残りと自らの将来をかけ「学生ダイナモ」がピッチを駆け回る。[2007年5月15日9時39分 紙面から]
なかなか目立っている人材に目をつけている模様。
そして層の薄さが叫ばれるボランチともなればうってつけと言えよう。
が、今のところU-22に於いて彼の攻撃参加が目に見えて功を奏した記憶は全く無い。
これが凡将と揶揄される反町氏の指示であれば杞憂であるのだが、資質であったとしたら目も当てられぬ。
鹿島の地を踏み、夢叶わず敗れたボランチの屍にはなって欲しくないのである。
ボランチとはポルトガル語で舵たハンドルを意味し、それがブラジルでは中盤の底でボールを捌きゲームをコントロールする役目を指すこととなった。
つまり中盤の底にいても守備以上に的確な戦術眼で攻撃の第一歩を踏み出さねばならぬ。
笛の音を聞いて晴信が眠りこけている間にいち早く信濃に旅立つのである。
サテライトリーグ 柏レイソル戦
2007Jサテライトリーグ vs柏レイソル 試合結果
2007 Jサテライトリーグ Aグループ 第3日 vs 柏レイソル
5月13日(日)14:00キックオフ(日立柏サッカー場)
入場者数:1,813人 天候:曇のち晴
鹿島アントラーズ 3−1 柏レイソル
得点者
29分 田中 康平
74分 佐々木 竜太
77分 佐々木 竜太
交代
45分 OUT:郡司 拓也 → IN:山崎 賢人
87分 OUT:當間 建文 → IN:下山 侑大
87分 OUT:小谷野 顕治 → IN:清司 岬樹
警告
31分 後藤 圭太
■出場選手
杉山 哲 GK 29
當間 建文 DF 24
大道 広幸 DF 30
後藤 圭太 DF 31
郡司 拓也 DF 6
船山 祐二 MF 23
田中 康平 MF 27
遠藤 康 MF 25
小谷野 顕治 MF 26
佐々木 竜太 FW 34
興梠 慎三 FW 17
SUB
首藤 慎一 GK 28
下山 侑大 DF 3
山崎 賢人 MF 7
清司 岬樹 FW 11
大道のCB起用も中盤の豪華さ故。
船山・ヤス・康平に小谷野の中盤は豪華絢爛である。
2TOPの興梠と佐々木もトップで通用する働きを見せている。
見直してもDFラインの層に不安も感じなくもないが、無駄に揃える必要はない。
そもそもDFラインに変更が加わることこそ予想外のはず。
ここは通年で固定したいところ。
しかしながら、レフェリーの不可解なジャッジの連続で変更を余儀なくされている。
由々しき仕儀である。
過ぎた過去は触れずに置きたい。
正当な笛の音を聞ける日を待ちこがれているのだ。
三条夫人にだけはわかる笛の音を。
ジュビロ戦報道
鹿島FW田代が結婚、来年1月に挙式
前半、ゴール前でパスを受ける鹿島FW田代(左)(撮影・橘信男)
鹿島FW田代有三(24)が結婚していたことが12日、分かった。相手は福岡大時代から交際している明日香さん(24)で、4月16日に婚姻届を提出。昨年4月15日の清水戦で2戦連発となるゴールを決め、翌16日に同せいを始めた思い出深いメモリアルデーに、めでたくゴールインした。来年1月には地元福岡で挙式する予定だ。「料理もおいしくて、本当に感謝しています」と内助の功を感じている。
昨年は7得点でブレークし、J屈指の空中戦の強さで将来的に日本代表入りも期待される逸材だ。12日の磐田戦でも前半13分に打点の高いヘッドを放ち、惜しくもポストに当たったが、こぼれ球をMF中後が決めて先制点となった。今季リーグ戦初ゴールを逃したが「点を取ることが喜んでもらえることだと思う。しっかり活躍したい」と気持ちを新たにしていた。[2007年5月13日8時58分 紙面から]
“常勝軍団”鹿島が金字塔!J発足後初の公式戦400勝達成
中後の先制点などで快勝の鹿島。J初の公式戦400勝だ(撮影・小倉元司)
J1第11節第1日(12日、鹿島2−1磐田、カシマスタジアム)鹿島はMF中後雅喜(24)の先制弾などで、磐田を2−1で破り、今季本拠地初勝利。Jリーグ発足後初の公式戦通算400勝を決めた。
◇
吸い込まれそうな夜空の下、鹿島が新たな歴史を作った。92年のJ公式戦開始後、初の公式戦400勝に到達した。
「最近忘れられていますけど、ボクらは常勝軍団。勝っても反省して次にもっといい形で勝てるようにしないといけない。ジーコが植えつけたことを全力でやってきた成果だと思う」。1アシストのMF本山が胸を張った。
前半13分にMF中後の3戦連発となるゴールで先制。後半13分にDF大岩が2度目の警告で退場となったが、少ないチャンスを逃さず同31分にFWマルキーニョスが追加点をゲット。開幕から5戦白星なしと序盤は波に乗れなかったが、リーグ初勝利を飾った4月14日の横浜FC戦から公式戦5勝1分け1敗。完全に勢いを取り戻した。
そんな鹿島を鋭く見つめるのが日本代表のオシム監督。今季のカシマスタジアムでの視察はこの日が4試合目。ここ4試合のうち鹿島戦を3試合、観戦している。「偶然もあるが、(鹿島は)いい試合が期待できる。鹿島には何かあるということです」と鋭い目を光らせた。
13日には、14日からの日本代表候補合宿メンバーが発表される。ファインセーブで勝利を演出したGK曽ケ端、鼻骨骨折のためフェースガードを付けた状態ながら頭で相手の攻撃を跳ね返し続けるDF岩政、得点も取れるボランチにスケールアップした中後、攻撃の起点として欠かせない本山らが“サプライズ”候補に挙げられる。
オシム監督も「新しい選手? 2人くらい」と新戦力のテストを示唆。好調の鹿島から目が離せない。(千葉友寛)
◆故障でスタンドから観戦した鹿島FW柳沢
「勝利が一番ボクを成長させてくれた。負けよりも勝利から学ぶことが多かった。500、1000勝と積み重ねていきたい」
中後3戦連発!鹿島公式戦400勝
<鹿島・磐田>前半14分、ゴールを決めた中後(左は村井)
【鹿島2−1磐田】鹿島が今季ホーム5試合目でやっと初白星を挙げた。オリベイラ監督は「こんなに時間がかかるとは誰も予想しなかっただろう」と表情を緩めた。Jリーグ発足後の国内外の公式大会で最多の通算400勝目。呼び込んだのはMF中後だった。0−0の前半13分、FW田代のヘディングをGKがはじいてポストに跳ね返ったところを右足で冷静に決めた。「体ごとというか、詰めようという感じ。入って良かった」。これがリーグ戦3試合連発弾でリーグ戦通算4得点目。ケガで離脱中のFW柳沢を抜き、チーム得点王に躍り出た。
プロ3年目。1年目は出場機会がなく、昨季も途中出場がほとんどだったが、今季はボランチで定位置を確保。開幕からフィールドプレーヤーでただ1人フル出場を続けている。それでも「理想をいえば、もっと守備で貢献したい」とさらなる飛躍を目指す。[ 2007年05月13日付 紙面記事 ]
オシム監督 鹿島に熱視線
◆J1第11節 鹿島2―1磐田(12日、カシマ) 鹿島は磐田に2―1で勝ちJ最速となる公式戦400勝を達成。視察したイビチャ・オシム日本代表監督(65)は「鹿島には何かがある」と14日から始まる日本代表合宿に鹿島から新戦力を招集する可能性を示唆した。
オシム監督が14日からの代表候補合宿で、鹿島から新戦力を招集する可能性が出てきた。「鹿島は最近、いい試合をしている。この前の浦和戦(4月29日)、今日の磐田戦と。鹿島には何かがあるから来ているのです」13日のメンバー発表を前に、指揮官自ら踏み込んだ発言を繰り返した。
オシム監督は今季鹿島戦4試合を視察。昨年は鹿島戦に代表スタッフを配置しない試合も多く、実際に、昨年11月のサウジアラビア戦でMF野沢が初招集されるまで、鹿島勢から一人も招集してこなかった。
ところが、今季はG大阪戦(3月11日)、浦和戦、F東京戦(3日)、この日の磐田戦と早くも4試合を視察。視察を急きょ取りやめた横浜M戦(6日)を含めると、リーグ戦4試合連続で視察の予定を入れている。その理由について「偶然もあるかもしれないが、いい試合が期待できるからです」と説明した。
招集候補にはMF野沢に加え、対人プレーに強いDF岩政、GK曽ケ端、復調したMF本山、得点力のあるMF中後らが挙がる。中後は「まだ足りない部分が多い。代表? ないでしょ」と話すが、オシム監督は高い評価を与えている。
この日は中後が3試合連発となる先制ゴールを挙げるなど磐田に完勝。ホーム初勝利で、暫定9位に浮上した。公式戦400勝を達成するとともに、代表王国復活もみえてきた。(2007年5月13日06時02分 スポーツ報知)
鹿島 逃げ切る ホーム初白星
2007/05/13(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 12頁
Jリーグ1部(J1)第11節第1日(12日・カシマスタジアムほか=6試合)鹿島は磐田を2−1で破った。柏はフランサらのゴールで大分を2−0で下し、勝ち点を首位のG大阪に並ぶ21とした。清水は新潟に3−1で快勝して同20。
名古屋は横浜Mに2−0で勝ち、連敗を3でストップ。横浜FCは三浦の日本人選手最年長ゴールなどで広島に2−0で勝ち、3月10日以来の2勝目を挙げた。FC東京は千葉を4−1で圧倒した。
首位G大阪は13日にアウエーで浦和と対戦する。
数的不利、守備陣踏ん張る
耐えて、耐えて、耐え抜いた末につかんだ勝利だった。開幕から約2カ月。ここまでホーム4試合で未勝利が続いていた鹿島が、磐田を2−1で下し、ようやくリーグ戦ホーム初勝利。同時にJリーグ最速の公式戦400勝を達成するメモリアルゲームとなった。
逆境を何度も跳ね返し続けた。前半13分に中後のゴールで先制したが、その後は完全な磐田ペース。これは今季初めて最初からコンビを組んだ岩政、大岩の“2枚岩”と曽ケ端を中心に守り、無失点で前半を折り返した。
後半はこれにあいまいな判定が加わった。後半13分には大岩が2枚目のイエローカードをもらい退場。その後は10人での試合を強いられながら、「10人になってからはここからが勝負だと思った」と内田。気迫あふれるプレーで磐田の猛攻をしのぎ、ファインプレーを連発した曽ケ端も「我慢する時間でしっかり我慢できた」と振り返った。
その我慢が実を結んだのは31分。カウンターからダニーロが前線でキープし、本山を経由して最後はマルキーニョスが追加点。
ロスタイムに1点こそ奪われたが、選手からは最後まで勝利への執念が見えた。
それでも、「1点取られたことは事実。それはすっきりしてない。最後の厳しさをもっと付けたい」と振り返った岩政。本山も「勝った試合でもしっかり反省して、また次に勝てるようにしていきたい」と、常勝軍団と呼ばれていた時代を引き合いに出しながら表情を引き締めた。400勝はあくまでも通過点。この勝ち星を500、600と積み上げていってもらいたい。
【J1:第11節】鹿島 vs 磐田:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
5月12日(土) 2007 J1リーグ戦 第11節
鹿島 2 - 1 磐田 (19:00/カシマ/13,259人)
得点者:'13 中後雅喜(鹿島)、'76 マルキーニョス(鹿島)、'89 林丈統(磐田)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:前半13分にゴールし、入りは素晴らしいプレスでいいサッカーをしていたと思う。その後磐田に主導権を握られたが、耐えしのんで全体的にはナイスゲームだったのではないか。その要因は? そしてダニーロの今後の起用法は? もう1つは石神についてだが、攻守ともにもう少しキレがほしいがどうか?
「確かにおっしゃられた通り、立ち上がりからプレスが機能し先制点を奪えた。その後、押されたのはアジウソン監督の采配によるところが大きい。最初は1トップで後ろは守り中心にプレーしてカウンターを狙ってきたが、その後は前線の枚数を厚くし、3トップ気味にして崩そうとしてきた。攻撃的なスタイルに転換してきたために、こちらは押されることになった。後ろの選手がビルドアップの時、1つ前のポジションに出てきたことも、こちらの守備を混乱させた。
そこでハーフタイムにはマーキングを明確にするように指示。それが後半はうまく機能した。相手が前の人数を増やしてこちらの守備にうまく引っかかってくれたと思う。退場もこちらのプラスに働いた。相手はビハインドだったが、我々の人数が減り、気持ち的により前へ行こうという意識になったから。後半は中盤を相手に支配されたが、それは十分に起こりえることだった。
こで我々は、2トップの片方がサイドにズレて、空いたスペースをうまく使うようにと指示をした。さらにダニーロを入れて前を厚くした。彼の最大の武器はキープ力。それを生かして2点目の起点にもなったが、彼の能力はあれだけじゃない。もっとチームに順応させることも考えている。今日は勝っている状況で使った。その方が相手も嫌だろうし、効果的な動きをしてくれた。今後も調整しつつ、どうするか考えていく。
石神については、まず彼に何かを求める前に経験値を考えないといけない。彼がJ1で90分間プレーした回数が少ない。そういう選手にベテランと同じものを求めるのはどうか。本来はこれから徐々に使おうと準備をしていたのに、急きょ、起用しなければいけなくなった。不安もあったが、彼はスポンジのように吸収し、順応し、現段階で力を発揮しようとしている。どんな選手でも1年目から普通に試合をやるのは難しい。プレッシャーもあるし、それに打ち勝つ力も必要だ。若い選手は単に使えばいいというものではない。そういう選手に対しての配慮も必要だ。彼は一歩一歩前進し戦力になっている」
Q:今季11試合目にしてリーグ戦ホーム初勝利で、これが鹿島通算ホーム400勝目だが、ここまでの戦いと今後については?
「本当にリーグ戦のホーム初勝利がこんなに時間がかかるなんて、僕を含めて関係者も予想しなかっただろう。あともう少しというところまで行っていたし、強い相手にも互角かあと一歩のところまで行っていた。それを評価すべきだ。選手につねに言っているのは、勢いではなく、確実に勝ち、確実な成長が大事だとということ。そういう意識は日々の練習からスタートする。ミーティングで自分たちの反省をし、修正すべきところを考え、相手の長所短所を分析するなど細かなディテールが重要だ。そうすればチームも個人もレベルアップする。こうした部分が数試合前から変わりつつある。まだ満足はしていないが、気を引き締めて1つ1つ勝っていくことが大事。勝つことで全てが前向きになる。ピッチ内外の細かな意識が結果につながる。今後も一丸となって取り組むことの大切さを感じている。今日の勝ちもいろんな人のおかげ。今後はもう少し短いスパンで成長できると思うし、上位に絡むチャンスもあるはずだ」
【J1:第11節】鹿島 vs 磐田:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●青木剛選手(鹿島)
「今までも内容はよかったけど、今日は1人少ない中で勝てたことがよかった。1人減っても切り替えて全員で守ってカウンターに徹した。マルキーニョスがダメ押し点を取ってくれたのが大きかった。何とか守りきれてよかった。
(Q:勝てた要因は?)立ち上がりから守備ができていて、奪ってからの攻撃もよかった。相手に回されたけど、後半修正して全員で守ろうとした。守備の意識の高さが勝因だと思う」
●マルキーニョス選手(鹿島)
「今日は1人少なくなったけど、みんなの結束が強くて、勝ちたい気持ちも強かった。それが勝利につながったと思う。決勝点? ゴールするためにいつもトレーニングしていた。ダニーロが入って機能し、ゴールに結びついた。
(Q:ホーム400勝についての感想は?)記念すべき勝利だし、そういう中で得点できたのがすごくうれしい。苦しい時期もあったが、そういう時期に一丸となって取り組んだことが今日の結果につながった。自分も焦らずにやってきた。ゴールがなくて寂しい時期もあったけど、そういう時期にも応援してくれた1人1人に感謝の意を表したい」
●岩政大樹選手(鹿島)
「いつも変わらない意識で臨んでいるけど、今日はサポーターのためにも何とか勝ちたいと思った。上に食らいついていく意味でも勝たなきゃいけない試合だった。全体に集中できていた。今日は10人になったけど、2−0になる少し前から自分の中ではまるものがあった。これをやり続ければ崩されないという自信を持ってやれた。こちらの意図したとおりの守りができた。それでも1点を失ったのは事実。正直、すっきりしないものがあるんで、最後のところの厳しさを身につけたい。こういうはまる守備は久しぶり。チーム全員の共通意識がこれだけ高かったのは今季初めて。それでもまだ平均失点1点台なんで、早く0点台にしたい」
●中後雅喜選手(鹿島)
「先制点? 相手のDFが近かったんで、体ごと詰めようと思っていったら、相手がついてこなかったんで入った。よかったと思う。最近、こぼれ球が来るのもたまたま。今はなるべく前へ行くという意識を持っている。ゴール前へ行ってシュートで終わるほうがいい形になる。今は結果が出ていると思う。今日は1人減ってかなり厳しかったけど、練習の中で相手の人数を増やしたものもやっているから、それを思い出して戦った。
(Q:チームが上向いているのでは?)結果が出ていない時もいろいろあったけど、そういう時でも監督の求めるものを信じてやってきたから結果が出てきた。今日がホーム400勝目というのは知らなかった。節目かもしれないけど、僕が出て勝っている試合は少ない。でも節目の試合でメンバーとして出られたのはよかった。ホームでなかなか勝てず、みんな不満もあっただろうけど、それを変えられるのは自分たちだけだった。結果が出てよかった」
基本はJ最速400勝であるはずであるがニッカンは田代の結婚をスクープしている。
悪くはないが一ヶ月前に入籍・同棲となると些か遅く、昨日も途中交代とニュース性も低いと言わざるを得ない。
サンスポと報知のオシム日本代表監督記事はせっかくの勝利も喜び半減である。
もし代表を大量選出されてしまえば、2001年以降の不調は代表の影響が小さくない。
日本サッカーはワールドカップ開催を経、次のステップに向かっておるはずであろう。
日本代表の下部組織としてのクラブは卒業する時代では無かろうか。
ただ、欧州のように対立する構図や資本の大きさによる優劣は衰退と腐敗を招く。
日本独自の道を切り開くことこそ頂点を目指す上で肝要である。
Jリーグ弟11節 ジュビロ磐田戦
今季聖地初勝利。
苦難の道であった。
先制で楽に手に入れられるかに見えた勝利であるが、柏原という邪悪なる人物が立ちはだかった。
主審の発表で予想された事であったが、意味不明なジャッジには首を傾げるばかりであった。
しかしながら、跳ね返す強さが聖地に還ってきた。
そして得た初勝利。
全ての力が集結した結果である。
そろそろ反撃してもいいですか?
カイシセヨがパクられてるんですが2.0
てるてる坊主
鹿島てるてる坊主製作し400勝へ意気込み
鹿島の練習場につり下げられた、てるてる坊主
鹿島の前人未到の公式戦400勝達成への切り札は、てるてる坊主? 92年のJ公式戦開始以来、国内公式戦、リーグを代表して参加するAFC主催大会などで399勝を積み上げ、12日の磐田戦で節目の勝利を目指す。
もちろんJ最多記録。11日の最終調整後、MF本山は「(プロ野球で5000勝の)巨人みたいですね。1ケタ違いますが(笑)。いろんな人がかかわってきた結果の区切りの数字。早く達成したい」と話した。
勝利は天へ祈る。11日までに、てるてる坊主を製作した。雨が降れば、観客動員も落ち込み、閑散としたスタンドでは選手の闘志にも影響しかねないからだ。今季はなぜかホーム戦で雨にたたれ、ホーム公式戦7試合中5試合が降雨だった。クラブ関係者は「今までも雨が降っていなければ3万人入っていた(笑い)」と話す。試合の時間帯の予報は晴れだが、翌13日は降水確率40%と下り坂で油断できない状況だ。
ボールにチームフラッグを巻き付け、選手、スタッフもサインを記した秘密兵器を、磐田戦から梅雨の時期にあたる6月中旬のJ中断期間前までスタジアム内に吊すことになった。晴天のナイター戦、そしてリーグ戦4戦未勝利のホームで金字塔を打ち立てる。【広重竜太郎】[2007年5月12日9時13分 紙面から]
ホームで達成!鹿島前人未到400勝
鹿島が12日の磐田戦で前人未到の記録を達成する。92年Jリーグ発足後のカップ戦を含む全公式戦での勝ち星は通算399。MF本山は「(5000勝を達成した)巨人みたいですね。1ケタ違いますけど。1つ1ついろんな人がかかわってきたもの。区切りだし、早く達成したい」と話した。かつて死闘を繰り広げたライバル相手に記録を達成し、復活ロードを切り開く。 [ 2007年05月12日付 紙面記事 ]
磐田倒して鹿島J最速400勝達成だ
J1鹿島が12日の磐田戦で、J最速の公式戦400勝達成を目指す。92年の公式戦開始後、アジアサッカー連盟主催の公式戦で積み重ねてきた白星は現在、399勝。宿敵・磐田を相手に節目の記録を作る。
「巨人(の5000勝達成)みたいですね。1ケタ違いますが。一つひとつ、いろんな人間がかかわってきて、区切りだし、きりのいい数字。早く達成したい」とMF本山は意気込んだ。
運営サイドも動く。今季ホーム主催試合で7試合中5試合が雨で、客足が鈍った。多くの観客に400勝達成を見届けてもらうために、この日は、てるてる坊主を作製。選手全員のサインを入れ、試合当日はスタジアムにぶら下げる予定。不振から脱出しつつある鹿島が400勝達成で浮上を狙う。(2007年5月12日06時01分 スポーツ報知)
坊主つながりで本山のコメントと言うことであろうか。
高遠の弟を引っ張り出さなくて重畳でござった。
メッシーナ小笠原満男起用示唆
メッシーナ・ボルキ新監督、けがから復帰の小笠原起用を示唆
セリエA・メッシーナのボルキ新監督は10日、右太もも痛から回復中のMF小笠原について「きのう(9日)から練習に復帰した。すぐにプレーはさせられないが、自身の目で実力を見極めたい」とコメント。13日のパルマ戦(アウエー)は無理でも、その後2試合で起用する可能性を示した。来季の降格が決まっているメッシーナは、クラブの売却交渉中。同監督は全選手について報告書を作成しているという。(ローマ=坂本万里雄)
最後の最後まで放映権を売りつけようという魂胆が見え見えである。
ここまで見え透いている手に乗るテレビ局はいるのであろうか。
由布姫を襲った野党を自分の手の者と嘯いた勘助以下であろう。
ナビスコ杯予選リーグアウェイ名古屋戦報道
鹿島DF大岩いぶし銀の活躍/ナビスコ杯
<ナビスコ杯:鹿島4−1名古屋>◇予選リーグ◇9日◇瑞穂陸
DF大岩が今季初先発でいぶし銀の働きを見せた。0−1の後半4分、MF野沢の左CKに対し、ゴール前でヘッドで合わせ、GKの頭上を越すゴールを決めた。最後は足をつって後半30分に交代し「誤算でしたね」と苦笑い。前半31分に名古屋FWヨンセンに先制ヘッドを許した場面に「僕のマークが外れた」と反省も忘れず「いいテンションでできた。やっと開幕したなという感じ」と充実した表情を浮かべていた。[2007年5月9日22時44分]
Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ 第5日 鹿島4発快勝
2007/05/10(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第5日(9日・瑞穂陸上競技場ほか=8試合)1次リーグ第5戦を行い、D組は名古屋に4−1で圧勝した鹿島が2位に浮上。甲府が新潟と0−0で引き分けたが首位をキープした。3連覇を狙うA組1位の千葉が神戸に0−1で敗れるなど、各組とも準々決勝進出チームは決まらず、23日の最終戦に持ち越されることになった。
B組は横浜Mが柏に3−0で快勝し勝ち点8で首位に立った。清水に1−2で競り負けた大宮が得失点差で2位。C組では、横浜FCがFC東京を1−0で退け首位となり、大分が磐田に敗れ2位。
A組はG大阪に1−0で勝った広島が3勝目を挙げ、神戸に0−1で敗れた千葉と同じ勝ち点9とした。
田代が逆転弾
【評】鹿島は0−1の後半4分、左CKに大岩が合わせて同点とし、5分後に田代が押し込んで逆転。その後本山のゴールなどで突き放した。名古屋は前半31分にヨンセンのゴールで先制したが、集中力が切れて大量失点を喫した。
ハイライト 後半一気、ゴールラッシュ
4試合連続で先制点を許す展開にも、予選突破へ向けて負けられない鹿島が意地を見せ、後半にゴールラッシュ。今季公式戦最多の4得点で、名古屋に逆転勝ちした。
休ませる意味もあり、今季初めてダニーロを先発から外した鹿島は、ボランチに青木、中後を据え、野沢を2列目に出すことで前線の起点をつくり、得点力不足解消を狙った。しかし、前半はそのもくろみがはずれ、チャンスこそつくるが最後が決まらなかった。逆に名古屋に少ないチャンスからヨンセンに決められてしまい、いつもの悪いパターンにはまりそうになった。
しかし、「いい形を作っていたので、慌てることはなかった」と中後。ハーフタイムには岩政が「このまま終わっていいのか。もう一度決勝の舞台に立とう」とげきを飛ばすと、後半はきっちりと修正。中後が「今までよりサイド攻撃をする意識が強かったので、簡単にサイドに運んでいいリズムでやれた」と話すように、後半開始から攻勢に出ると、4分に左CKからの大岩の同点ゴールで一気に加速。田代、本山、田代と立て続けにゴールを奪い、オズワルド・オリベイラ監督は「最後のフィニッシュを決められたことが収穫」と大勝にほほを緩めた。
甲府と新潟が引き分けたことで、鹿島は予選1位通過の可能性が出てきた。課題だった決定力も復調傾向を見せるなど調子は右肩上がり。中後は「甲府にはホームで負けているので、次は勝ちにいきたい」と、雪辱を誓い、1位通過に意欲を見せた。
鹿島・オズワルド・オリベイラ監督
「同点で選手が落ち着きを取り戻して、冷静に判断できるようになった。きょうは決定機をものにしたことが大きい」
田代に待望のゴール
○…「前半にチャンスが2本あって両方とも止められてしまい、嫌な流れだったが、後半に決められてよかった」。けがから復帰した田代が復帰4戦目にして待望のゴールを決め、笑顔を見せた。
前半20分の決定機ではGK楢崎の好セーブに阻まれたが、後半9分のマルキーニョスからのパスはきっちりと右足でとらえた逆転弾。20分には本領発揮とばかりに右CKからヘディングシュートを決め、ダメ押しの4点目を奪った。
それでも試合後は前半の場面を振り返り、「ああいうところでしっかりと決めないと」と反省。「まだリーグ戦で決めてないんで、次は絶対決めたい」と磐田戦へ気持ちを切り替えていた。
【ヤマザキナビスコカップ】名古屋 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
5月9日(水) 2007 ヤマザキナビスコカップ
名古屋 1 - 4 鹿島 (19:01/瑞穂陸/3,858人)
得点者:'31 ヨンセン(名古屋)、'49 大岩剛(鹿島)、'54 田代有三(鹿島)、'62 本山雅志(鹿島)、'65 田代有三(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日の勝因については?
「決定力だと思います。チャンスをものに出来たことが大きいと思います。前半から名古屋より数多くチャンスがあり、それを決められませんでした。そして、名古屋が1点を取りました。ハーフタイムに選手達に『落ち着いてやろう、そうすれば得点は入るから』と伝えました。そして、同点になった時点で落ち着きを取り戻し、冷静に判断出来るようになったと思います」
Q:中盤は日本人だけでの構成でしたが、その評価は?
「中盤自体が機能したから試合に勝ったわけではありません。今日の試合を含め、チャンスを作れていたんですが、それを決めることが出来ず、相手の流れになって失点したり、試合を引き分けたり負けたりしていました。ただ、今日は少ないチャンスを決められたことが勝因だと思います。なので中盤どうこうではなく、最後の、フィニッシュというところをきっちりと落ち着いて決められたことが今日の収穫だと思います」
Q:怪我から戻った大岩選手の評価については?
「僕が待っていた選手でしたし、それだけ時間が掛かった分、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。しかし、最後の方は足が吊ってしまい、休んでいた部分の体力が落ちたと思います。これから練習を積み重ねていけば、また高いクオリティーのパスもありますし、コーチング・リーダーシップも後ろからしっかりしてくれると思いますので、本当に頼もしい選手が復帰してくれたと思います」
以上
【ヤマザキナビスコカップ】名古屋 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山雅志選手(鹿島)
「苦しい試合になるとチャンスも少ないですし、そういうところを決めなければいけないと思います。修正すべきところは、たくさんあったと思います」
Q:決定力不足でも4点取れたことについては?
「サイドの篤人(内田)のセンタリングも良かったですし、前半もチャンスを作れていたので、良くなってきていると思います。それでも、チャンスを作っても決めなければいけない。今日は入りましたが、次もゴール目指してやらなければいけないと思っています」
Q:今日はミスが少なかったと思いますが?
「セカンドボールが拾えるようになってからは、リズムが出来るようになったと思います。でもパスミスはありました。横パスのミスはピンチに繋がりやすいので、しっかりとケアしないといけないと思いますし、自分自身も判断しなければいけないと思います」
●田代有三選手(鹿島)
「前半、チャンスが2本あって、両方ともに止められて嫌な流れになり、その後先制されて、またいつもの試合の入り方になってしまいました。僕自身も決められなくて、嫌な流れだったんですが、後半に入ってみんな気持ち切り替えて、剛さん(大岩)が1点入れてくれたことで気持ちが楽になりました。僕のゴールはマルキ(マルキーニョス)が良いところにボールをくれたので、あそこに毎回入って行けるようにはしたいです」
Q:前半のヘディングシュートがいちばん良い形でしたが?
「僕の狙った形でしたし、ボールも良かったですし、狙ったところも良かったんですが、GKが良かったです。後半に点を入れたことであれが消えてしまうんですが、ああいうところをしっかり決めないと前半のような試合展開になってしまうと思う。後半に点が取れて良かったです」
Q:これで吹っ切れましたか?
「ナビスコカップでは点が取れたんですが、リーグ戦ではここ2試合先発して、まだ点が取れてない。次にチャンスを貰ったら絶対決めないとチームも勝てないと思うので、点を取って勝ちたいです」
今季初の大勝である。
勝っても最小得点差でしかなかった攻撃の歯車が噛み合った模様。
それも全て金古聖司のおかげであろう。
神戸在籍時も福岡在籍時も勝利を贈ってくれる天使のようである。
メッシーナ小笠原満男、攻撃的に行く
鹿島復帰濃厚も気持ちは揺れる小笠原
セリエB降格が決定したメッシーナのMF小笠原満男(28)が揺れる心情を吐露した。今後も欧州でのプレー継続を希望も「どこでもいいというわけにはいかない。プレーしたいので」と出場機会を最優先に挙げた。ただ今季の公式戦出場はわずか8試合。小笠原自身「監督交代のたびにチャンスだと思ってきたが、自分は監督に知られていない選手という扱いをされた」と話すように、アピール不足は明らかで鹿島復帰が濃厚だ。(佐藤貴洋通信員)[2007年5月9日8時56分 紙面から]
メッシーナ・小笠原、来季セリエBでのプレーも視野
鹿島復帰が濃厚になっているセリエA・メッシーナのMF小笠原が8日、セリエBでのプレーも視野に入れていることを明かした。「他の国に移籍するにしても条件による。何よりプレーしたい」と出場機会増が最優先との考えを吐露。「(セリエAへの)残留を目指すチームは難しい。僕は攻撃的な選手。昇格を狙うBのチームも考えられる」と、守備重視のチームではなく、B降格が決まったメ軍を含む下部リーグでも攻撃センスを生かせるチームを探す方針を示した。(ローマ=坂本万里雄)
小笠原が国内復帰の可能性も示唆
【メッシーナ(イタリア)8日】セリエB降格が決定しているメッシーナのMF小笠原満男(28)が8日、今後の去就について、海外にはこだわらない意向を示した。6日の降格決定後、初めて取材に応じた小笠原は「何が何でも海外でという気持ちはない」と国内復帰の可能性も示唆。移籍先の条件に「自分を戦力として評価してくれること」を挙げた。
メッシーナでは守備的な戦術のため出場機会に恵まれなかった。「自分は攻撃的ポジションだから、Bの上のチームなら攻撃時間もあるかなと思う」とセリエBのチームからのオファーも考える構えを示した。(2007年5月9日06時03分 スポーツ報知)
昨日の続報である。
と申すよりも小笠原選手の報道は今年に入って移籍に関するものばかりである。
彼自身は自分に足りなかったものがわかっておるのであろうか。
些か疑問である。
会長はプロフェッショナルと庇うが、会長自らが望んだ獲得が失敗だったと公言したくないが故であろう。
現場として言葉の通じぬ者を使いようがないではないか。
そして自分が受け取っておるサラリーが二部に見合う額なのか、戦力して計算出来る選手として迎え入れられると考えておるのか。
鹿島とて一部の責任者は復帰に躍起であるが、1シーズンを通じて勝利を知らぬ男に運があるとも思えぬ。
質疑応答の全てが報道されているわけではないので、小笠原満男本人の気持ちは伝わって来ぬ。
どうあれ、次は中途半端な立場は避けよ。
これだけは肝に銘ずるのだぞ。
93年度CS再現
昨年限りで現役を退いた元鹿島MF本田泰人氏(37=現チームアドバイザー)の引退試合(7月29日予定、カシマサッカースタジアム)で、93年のチャンピオンシップ(CS)が再現されることが8日、分かった。当時名勝負とうたわれたV川崎(現東京V)OBとの対決で、93年CSに出場したメンバーを中心に構成。鹿島側は日本代表監督退任以降、初めて来日するジーコ(フェネルバフチェ監督)を始め、レオナルド氏、秋田(J2京都)、V川崎側はラモス(東京V監督)カズ(横浜FC)北沢氏、武田氏らが参加予定だ。
鹿島関係者は「どれだけ再現できるか」と細部にまでこだわるつもりだ。有名な「つば吐き事件」でジーコを退場させた元主審の高田静夫氏ら、当時と同じ審判団に笛を吹いてもらうため動いている。現在の応援スタイルから消えた鳴り物のチアホーンを販売する計画も浮上。大型ビジョンにはCSのハイライトを流す予定で、引退試合を観戦しながらタイムスリップして感傷に浸ることもできる。
鹿島の顔だった本田氏のラストマッチにふさわしい懐かしい舞台設定。宿敵との名勝負を再現し、最後の花道を飾ってもらう。[2007年5月9日9時10分 紙面から]
本田引退試合は93年CS再現
J1鹿島が昨季限りで現役を引退した本田泰人氏(37)の引退試合を7月29日にカシマスタジアムで行うことが8日、内定した。引退試合では、93年Jリーグチャンピオンシップ鹿島―東京V(当時V川崎)を再現。現在は、当時両チームに在籍していたメンバーに出場を打診している。
関係者によると、前日本代表のジーコ監督(現フェネルバフチェ監督)、元ブラジル代表のジョルジーニョ氏、東京Vのラモス瑠偉監督、北沢豪氏(本紙評論家)らをリストアップ。93年のチャンピオンシップは2試合とも国立で開催され、鹿島は1分け1敗で初代王者を逃した。「悔しかった」と語る本田氏が当時の雪辱を果たし、花道を飾る。(2007年5月9日06時00分 スポーツ報知)
正直に申すと、この試合の記憶は封印してあった。
相手が、選手がなどという問題ではない。
この年の始め天皇杯決勝戦では不可解に偏った判定で大葉が退場になり、そこから追いついたものの延長戦では酷い結果をもたらすこととなった。
ここだけではない、この年度93年特に2ndステージのあからさまなジャッジには目を覆いたくなったことだけを記憶に留めるだけである。
そしてCS、スポーツとは呼べぬ協会・リーグ・スポンサー・テレビ局の思惑通りに事は運んでのであろう。
我等の望みとは別に。
メッシーナ降格、小笠原満男の処遇や如何に
小笠原の鹿島復帰が確実…メッシーナ降格で退団決定的
セリエA・メッシーナのMF小笠原は、6日のインターミラノ戦(ホーム)でベンチ外。試合は0−1で敗れ、セリエB降格が決まった。これで小笠原の退団は決定的となった。すでに代理人がスイス、オーストリアなど欧州の他国リーグへの移籍を探っているが、これも厳しい状況。レンタル元の鹿島復帰が確実で、近日中に鹿島の幹部が渡伊し、今後について会談を行う見込みだ。(ローマ=坂本万里雄)
降格メッシーナ会長 小笠原の残留を希望
【メッシーナ(イタリア)7日】セリエB降格が6日に決定したメッシーナのピエトロ・フランツァ会長は7日、スポーツ報知の取材に対し、MF小笠原満男(28)の来季チーム残留を希望していることを明らかにした。
同会長は「小笠原が出場機会に恵まれなかったことは非常に残念。しかし私は来季もプレーしてほしいと思っている。彼は常にプロフェッショナルな態度を続けていたからだ」と話した。
同会長に対して小笠原は、「会長の言葉はありがたいと思うし感謝しているが、思っていなかったので即答はできない。少し考える時間をもらいたいし、ほかの可能性も考慮したい」と答えるにとどまったという。
経営難のメッシーナは新たな経営者との契約話が6月15日までに決まらなければ、約300万ユーロ(約4億8900万円)の小経営規模となり、セリエA復帰は絶望的。小笠原は欧州で出場機会のあるチームへの移籍を希望し、代理人が水面下で動いている。(2007年5月8日06時02分 スポーツ報知)
セリエBへの降格が決定し外国人プレイヤーである小笠原満男の残留の芽はなくなったかに思えた。
がしかし、ピエトロ・フランツァ会長曰く、プロフェッショナルな選手である小笠原満男の残留を望むとの報知報道である。
これは一つスクープと言えよう。
誰もが鹿島復帰後の起用法について考えておるところへ、惑わす一石が投じられた。
あり得ない言葉を発しメディアの目を向けさせたい作戦であることは、火を見るより明らかであるが、これまでの経緯同様に楽しんで行く末を見つめたいところである。
そこ以前に、ここで即答を避けた小笠原満男の成長が嬉しい。
これならば、マルキーニョスを押っ圧すこともあるまい。
そう信じたい。
以前の小笠原満男であれば、マルキーニョスはおろかダニーロも押し退けかねない。
不安に思っていたところであった。
既定路線とはいえ、敢えてここで言おう。
「あの方も身を切られに参られた。
私だけ無傷でいるわけにいきますまい。
そなたの言うように鹿島へ入りましょう。
こうなるために私は生き延びたのかも知れません。」
Fマリノス戦コメント・レビュー
鹿島が追いつき横浜とドロー/J1
<J1:鹿島1−1横浜>◇第10節◇6日◇カシマ
横浜が先制した。前半21分、MF山瀬功が右サイドで3人に囲まれながら中央へパス。これをMF吉田が冷静に決めた。鹿島もMF野沢、ダニーロが積極的にミドルシュートを狙うが、ゴールはならず。横浜が1点をリードして折り返した。
後半に入って鹿島が追いつく。7分、DF石神の左クロスを相手DFがクリア。そのボールをMF中後が拾い、右足でゴールネットを揺らした。その後は両チームとも守備ラインを高く保ち、中盤で激しいボールの奪い合いを展開。決勝点を取ることはできず、引き分けに終わった。[2007年5月6日16時59分]
【J1:第10節】鹿島 vs 横浜FM:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
5月6日(日) 2007 J1リーグ戦 第10節
鹿島 1 - 1 横浜FM (15:04/カシマ/13,344人)
得点者:'21 吉田孝行(横浜FM)、'52 中後雅喜(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q.今日は、内容は鹿島の方がよかったが、流れの中からの点が奪えずに勝ちきれなかった。そのあたりの問題をどう捉えるか?
「多分、僕自身と質問された方は違う試合を見ているのではないかと思う。鹿島はチャンスを多く作った。マリノスが過去3試合やっていた対戦相手と比べると、どれくらい我々が決定機を作っていたか。それが我々の上がっているところだと思う。今日のマリノスに対して決定的なチャンスを作れていないということはなかった。今日はセカンドボールを拾ったチームがチャンスを作り出している。間延びしたところをいかに競り合って決定的なものにつないでいったかだ」
Q.マルキーニョスがまだ2点、ダニーロはまだ0点にとどまっている。マルキーニョスは強引な突破からボールを失うことが多く、ダニーロは動きが遅くて流れを止めているが、彼らをどう捉えているか?
「マルキーニョスに関しては日本に来て長いし、生活面も慣れているし、30歳を過ぎていて人生経験もそれなりにあり、活躍するだろうという大きな期待を背負っている。そういった部分を少しずつ出していければいい。シーズン当初は少しうまく行き、相棒である柳沢とフィットし始め、お互いの特徴を理解し始めた時に、ヤナギが離脱してしまった。そして田代が入ったが、田代の武器や特徴に対して合わせてほしいと彼には求めている。その結果、ちょっと引いたところからのプレーが多くなり、突破がうまく行っていない。抜けていない部分も多い。それでも守備の貢献度は高い。ゴールだけが彼の仕事ではないと思う。前節も彼のアシストからゴールが生まれている。その効果は出ている。相棒が変わってお互いの特徴をどう調整していくか。できるだけトレーニングで詰めていきたい。
ダニーロに関しては、世界クラブ選手権で世界一速いといわれるリバプールに勝った選手だ。まず本人が日本の生活やサッカー、チームメートに慣れる作業が必要だ。僕を含め、彼には大きな期待をしている。自分のプレースタイルもチームが変わったのだから合わせていかないといけない。彼が鹿島に慣れる作業が想像していた以上に時間がかかっている。チーム全員が我慢してバックアップしてあげなければいけない。運動量が持つ間はいいが、切れると効率的な動きも少なくなる。彼を含めてチームとして慣れていく必要がある。チームは今季、1からのスタートをしたばかり。連動するまでに時間がかかっていると思う」
以上
【J1:第10節】鹿島 vs 横浜FM:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●内田篤人選手(鹿島):
「最近は先制されることが多い。それがなくなれば楽になる。先に点を取った方が楽だし。僕はDFなんで、先制点を取られないことが最優先、コツコツやっていくしかない。攻撃に関しては有三さん(田代)もいい形が何本かあったし。前半は相手にクロスをあげられすぎた。股抜きをされて足元をおされたりした。雨の影響もあったと思う。とにかくやることを代えずにコツコツやっていくしかない」
●本山雅志選手(鹿島):
「前半は重かった。後半は相手もバテて攻めに行った。その中でもチャンスがあったけど、もっと冷静にいければよかった。(得点に絡む仕事が少ない?)中盤と守備の間があいて、そこを消したかったんで。そういう守備におわれてしまった。前に上がる動きもしていたつもりだけど、少なかった。しっかり練習からゴールに持っていけるようにしたい。最近は守備の仕事が多いし、今まではあまり得意じゃなかったけど、ボールを取られた瞬間にプレスに行くとかそういう面が改善されたと思う」
●岩政大樹選手(鹿島):
「もう少し攻撃がね…。1試合1点平均では勝っていけない。点を取るためにもう少し工夫が必要だと思う。ボールの奪い方を含めて僕ら守備陣もサポートしたりして、できることをもっとしたりしないと。今日は前を信じて1失点で終わろうと思ったけど。(左サイドで初先発した石神選手とは?)ポジションが遠いんで、ジェスチャーくらいしかしてないけど、試合前にはいろいろ話した。同じ大卒だし、今までの経験とかも話した。いい初スタメンだったんじゃないか。十分な働きをしたと思う。(ずっと足踏み状態では?)今はそういうチームだから。でも大崩れしていない。失点1はずっとキープできているから、これからはできるだけゼロに抑えていきたい。そこから改善しないといけない。開幕の頃に比べると連携面はよくなっている。チーム全体がもう少し同じ絵を描いて守備、攻撃しないと。全体の戦い方を確認していくべき。ホーム初勝利がまだ達成できていないし、来週こそ必ず勝ちたい。その試合を沢山の人に見に来てほしい」
●中後雅喜選手(鹿島):
「前半立ち上がりの入り方は悪くなかった。失点してからよくなかった。それでも後半はうちのペースだったし、勝てる試合だった。悪かった時間帯は切り替えが遅かったし、横浜FMの方が切り替えが速かった。ミスの仕方もよくなかった。ハーフタイムにはしっかり勝ちに行こうと話して後半に入った。シュートシーンは雨が降っていたんで、相手に当たったけど、しっかりと枠に飛ばそうと思って蹴った。(ホームゲームで勝てないが?)ホームがどうということじゃなくて、試合全体に決めるべきところで決められていない。1つのミスでリズムが狂っている。今、僕らのいる順位のあたりは何チームもいて、1つでも勝てば上へいける。次はしっかり勝ちたい」
【J1:第10節 鹿島 vs 横浜FM レポート】鹿島いまだ今季ホームでリーグ戦勝利なし。内容では横浜FMを上回るも、悔しいドロー [ J's GOAL ]
5月6日(日) 2007 J1リーグ戦 第10節
鹿島 1 - 1 横浜FM (15:04/カシマ/13,344人)
得点者:'21 吉田孝行(横浜FM)、'52 中後雅喜(鹿島)
「前半立ち上がりの入りは悪くなかった。失点してからがよくなかったけど、後半になってまたウチのペースになった。勝てる試合を引き分けてしまった」と話した中後雅喜の言葉が、この日の試合展開の全てを物語っていた。
連休最後を飾るJ1・第10節の鹿島アントラーズ対横浜F・マリノス戦。激しい雨の降りしきるカシマスタジアムだったが、1万3000人を超える熱狂的なサポーターが詰めかけ、熱戦の行方を見守った。
3日のFC東京戦に続いて連勝して上位浮上を狙う鹿島は、序盤から積極的なサッカーを展開。前線からのプレスという横浜FMらしさを出させず、主導権を握った。ところが、前半21分、たった1つのミスから1点を先行されてしまう。右サイドに出た山瀬功治からのクロスが鹿島DFに当たり、こぼれたボールを粘って吉田孝行が押し込んだのだ。4月29日の浦和レッズ戦、3日のF東京戦に続くビハインドは選手たちを追い詰めた。その直後から彼らはペースダウンし、前半が終わるまでいい形が作れなくなった。
それでも気持ちを切り替えた後半。鹿島は運動量の落ちた相手を尻目に圧倒的にボールを支配。一方的に攻め立てた。そして後半7分、中後が目の覚めるようなミドルシュートで同点弾をゲットする。勢いづいた鹿島は追加点を奪いに行った。が、ここでもう1点を挙げられないのが今季の鹿島である。指揮官はダニーロに代えて前節に決勝点を挙げた増田誓志、あるいはマルキーニョスに代えて佐々木竜太…と切れるカードを次々と切ったが、どうしてもゴールをこじ開けられない。
「(足踏みしてしまう理由?)今の僕らがそういうチームだから…。1試合1点平均では勝っていけない。点を取るためにもう少し工夫が必要だった」とフェイスガードを着用して奮闘する岩政大樹も悔しさをにじませた。
実際、鹿島にしてみれば、この試合はどうしても勝っておきたかった。第9節終了時点では11位だったが、5位・横浜FMと勝点差はわずか3。勝てば一気に上位へランクアップできる可能性も大きかった。今季開幕からの出遅れを帳消しにするためにも、ここで畳み掛ける必要があったのである。
横浜FM戦の重要性を十分理解する選手たちは最後まで懸命にゴールを狙った。負傷の新井場徹に代わってリーグ戦初スタメンに名を連ねた左サイドバック・石神直哉も中後の得点をお膳立てするなど、期待以上の働きを見せた。中後は存在感を増しているし、田代有三のコンディションも上がってきた。右サイドの若武者・内田篤人も何度も効果的な攻撃参加とチャンスメークを試みた。
にもかかわらず、どうしても「決め手」を欠いてしまう。こうなると、柳沢敦の長期離脱はやはり大きいといわざるを得ない。
外国人トリオの不振もチームを苦しめている。ファボンは4月20日に負った右内転筋肉離れを再発させ、さらに3週間の戦線離脱を余儀なくされてしまった。第4節・ヴィッセル神戸戦のFKによるスーパーゴールを思い返すにつけ、彼の不在も大きなダメージというしかない。
マルキーニョスが第3節・ジェフ千葉戦から得点を奪っていないのも深刻な問題だ。「今季頭から柳沢敦とコンビを組んできたが、その柳沢が離脱。今は田代がパートナーになったが、お互いの特徴を完全に理解したわけではない。結果として彼は引いた位置からのプレーが多くなり、ドリブル突破がうまくいっていない」とオズワルドオリヴェイラ監督は現状を説明していたが、期待のエースストライカーがリーグ戦2得点ではチームに勢いがつかないのも仕方ない。
そしてダニーロのパフォーマンスも依然として上がってこないのも心配される。「日本に慣れる作業が想像していた以上に時間を要している」と指揮官はかばったが、もう少し運動量が増えなければ厳しい。本山雅志もダニーロのカバーに忙殺され、前へ上がる回数が少なくなってしまうのだ。本人もフラストレーションを抱えているに違いない。
課題は山積だが、オズワルドオリヴェイラ監督は戦い方を変えるつもりなどない。ならば、岩政が言うように、選手自身が攻撃に工夫を凝らし、得点力アップの方策を模索するしかない。幸いにして中後の得点感覚は試合を重ねるごとに研ぎ澄まされ、野沢や増田らもゴールをもたらしそうな空気を感じさせる。横浜 FM戦でも数多くのチャンスを作るなど、チームとしてもいい面はあるのだ。それらを前向きに捉えつつ、攻守両面の問題点をクリアしていくこと。鹿島が迷路を抜け出すには地道な努力を積み重ねていくしかない。とにかく早くホームでのリーグ戦初勝利を見せてもらいたいものだ。
一方の横浜FMはこの引き分けで連勝が3でストップしてしまった。中2日の強行日程も災いしたのか、3日の川崎フロンターレ戦で見せたような運動量豊富なサッカーは影を潜め、チーム全体が重かった。「今日は自分たちのやりたい前線からのプレスがほとんどできなかった」と先制点を挙げた吉田も不完全燃焼感を口にした。それでも勝点1を確保できるあたりが好調な彼ららしいところ。早野宏史監督も「この内容でドローなら不満足ではない。次へつながるゲームだった」とコメントしていた。彼らが追求するプレッシングサッカーの精度をより高めていくことで、上位集団へ食い込むことも可能だろう。この苦戦を今後への教訓にしたいところだ。
以上
2007.05.06 Reported by 元川悦子
質問者は名指しで、岩政も苦言を呈している。
が、そこではないという本質を見抜いていない。
篤人の方がわかっているように思える。
運を持っておらぬのだ。
強運、最も重要な要素の持ち主は誰か。
それを探し当てることこそ肝要であろう。
使い走りとして行ったり来たりしている勘助ではござらぬ。
これだけは確か。
「若子をお産みなされ」
若子である勝頼は強運やも知れぬ。
庶子ながら継いだのであるから。
そして嫡子を生んだはずの三条夫人を軒下にて面会する虜囚は、後の事実への伏線なのであろうか。
否、そんなことはあろうはずもなく、ただ検証不足なだけである。
Jリーグ弟10節 横浜Fマリノス戦
開幕して早二ヶ月間、未だホーム勝ち星無し。
どこに問題があるのかはうっすらと見えている。
誰もがわかっておるはず。
逃げ去った選手の買い戻しではない。
メンタルだけでもない。
誰がどのように手を打つのであろうか。
また無策を続けるのか。
耐えるシーズンが続く。
石神初先発か
3日のFC東京戦で右ひざ内側側副じん帯を痛めた鹿島のDF新井場が、戦線離脱することになった。5日にチームドクターの診察を受ける予定だが、クラブ関係者によると完治までには少なくとも約2週間かかる見込みで、6日の横浜戦出場は絶望となった。代役は大卒ルーキーのDF石神が務めることが濃厚。 [ 2007年05月05日付 紙面記事 ]
弟2節ガンバ大阪戦で初出場を果たし、ナビスコ杯予選リーグホームの新潟戦では勝利に貢献している石神直哉が初先発との情報である。
アウトゥオリ前監督が獲得を強く希望したと聞いている。
大学生時代には現FC西東京の徳永を抑え表舞台に飛び出してきた。
父は神栖市役所勤務、堅実な人生を歩むべき人材であろう。
昨季の左サイドはボールを追い越す動きが要所要所に見られ、新井場の快足が効いていた。
今季はボールを持って試合に絡む戦術である。
実際に途中出場したガンバ大阪戦では左サイド奥深く持ち上がっている。
その身体能力が試合開始より活かされる日がやってこようとしている。
フィジカルは即戦力の太鼓判だが、トータルで通用する結果が欲しいところである。
武田の黄金であるという認め印として。
FC西東京戦報道とコメント
鹿島逆転で今季5勝目/J1
<J1:鹿島2−1東京>◇第9節◇3日◇味スタ
鹿島が逆転で今季5勝目をあげた。後半12分に先制されながらも、その2分後にMF中後が同点のミドルシュート。同37分にはMF増田が決勝のヘディングゴールを決めた。
前節では浦和に0−1と惜敗。優勝候補相手に互角にプレーできたことで「戦術や技術ではなく、精神的にプラスになった。選手たちは自信も深めた」と、オリベイラ監督は言った。途中起用した増田が決勝点をあげるなど采配もズバリ。「増田は攻撃に絡む形を数多く持っている。あとは経験。これを積めば将来の鹿島を背負う存在になる」と、満足そうに話していた。[2007年5月3日20時16分]
増田、ひと皮むけた!鹿島のピンチ救う今季リーグ戦初得点
J1第9節(3日、FC東京1−2鹿島、味の素スタジアム)鹿島のU−22日本代表MF増田がFC東京戦で1−1の後半37分、FWマルキーニョスからのクロスに頭を合わせて決勝ゴール。「当たりそこねですけどね。本当、勝ててよかった。ここは落とせない試合だったから」と値千金の今季初得点に笑顔を魅せた。
この日も後半21分からの出場だったが「ポジション争いは厳しいけど、しっかりやっていきたい」。試合に出られないと落ち込んでいたかつての“ひ弱さ”を感じさせなかった。
執念!執念!逆転鹿島連敗止めた
<FC東京・鹿島>後半37分、決勝ゴールを決めた鹿島・増田(右)は本山とハイタッチ
【鹿島2―1FC東京】鹿島が今季初の逆転勝ちで連敗を阻止した。先制された2分後の後半14分、MF中後が左足で決めて同点。同37分には途中出場のMF増田がFWマルキーニョスからのクロスを頭で叩き込んだ。中後は「絶対に落とせない試合だった」と話し、今季初得点の増田も「連敗だけは阻止したかった」とホッとした表情だった。
カレンに刺激 鹿島・MF増田、今季リーグ初ゴール…J1第9節
後半37分、決勝ゴールを決め喜ぶ鹿島・増田(下)(上は中後)
◆F東京1−2鹿島(3日・味の素スタジアム) 魂の決勝弾だった。後半37分。右サイドで2人をかわしたFWマルキーニョスからクロス。ゴール中央でドンピシャで頭で合わせた。ゴールを決めて鹿島MF増田誓志(21)は大きくガッツポーズ。敵地に駆けつけたサポーターに向かって何度も何度もほえた。
出番は1―1で迎えた後半21分。最近はボランチが多かったが、トップ下で起用された。「勝ってよかった。ここは落とせなかったんで」強い気持ちが今季のリーグ戦初弾につながった。
前節はU―22代表でポジションを争う磐田FWカレンが2ゴール。「(カレンが点を取れなくて)我慢してた状況も僕は知ってた。だから(カレンが)Jで活躍してうれしい気持ちもありますし、負けてられないなって感じもあります」とキッパリ。北京への思いをピッチに刻んだ。
◆増田 誓志(ますだ・ちかし)1985年6月19日、宮崎県宮崎市生まれ。21歳。2004年に鵬翔高から鹿島入り。同年5月2日の神戸戦(カシマ)でチーム史上初のデビュー戦ゴールをマークした。J1リーグ通算58試合5得点。179センチ、75キロ。血液型B。
(2007年5月4日06時02分 スポーツ報知)
【J1:第9節】F東京 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
5月3日(木) 2007 J1リーグ戦 第9節
F東京 1 - 2 鹿島 (16:05/味スタ/30,436人)
得点者:'57 ワンチョペ(F東京)、'59 中後雅喜(鹿島)、'82 増田誓志(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:浦和戦では「次につながる負け」と言っていたが、今日つながるものはあったか?
「戦術的、技術的な部分では、今日に関してはプラスになっていないかなと思うが、精神的な部分というのは、あれだけレッズに対してやれたということは自信につながったと思うし、それが今日先制されながらも逆転できるというのは、精神的に選手の中に余裕、あるいは自信があったからではないか」
Q:野沢選手のポジショニングが今日も、前節の浦和戦でも低すぎたように思うが、監督のイメージどおりか?
「彼をもう少し前で使いたいのが自分の正直な気持ちだが、うちはビルドアップの部分が足りないところであって、下がってもらってやってもらっているのが現状であって、クレバーさ、視野の広さを活かして、あるいはリズムをつくるところを託している。違う選手がいればそこに入れて彼をもっと前で使いたいが、今そういう選手がいない。
低めの位置にいるからといって彼の力が出せないということではなくて、今は手術をした分、あるいは試合後の期間のブランクを取り戻すには時間がかかっている訳であって、以前は90分彼の力が発揮されていたのが、今は試合から消えている時間帯があったりするが、もう少し試合を重ねていけば違う形が生まれてくるのではないかと思う」
Q:FW田代の狙いと、FW佐々木への交代の意図は?
「田代は先発であってもおかしくない人材だと思うが、ただ野沢選手と同様ケガで出遅れた部分がシーズンの途中からあり、そこからのリハビリということを考えた。ただ彼は手術をしていない訳ですから、そういった部分の不安というのがあり、前節は30分ぐらい出して、徐々に調整をしていこうというところで、今日も90分はもたないだろうということで、プレーを見ているとミスをしはじめたので、『これは疲れをあらわしている』と思い、計算された交代であるし、佐々木を入れるのもイメージどおりだった。彼も試合をこなすことで本調子が戻ってくるだろう」
Q:増田を入れた意図と、その評価は?
「相手が中盤の選手を代えてきて、中盤の運動量が落ちていたため、彼を入れて安定させることを考えたし、また彼も今後このチームを背負うべき人材だと思うし、足りないのは経験と落ち着きであって、それを増やすことによって今後面白いのではないかと思う。運動量が多く、攻撃に絡んでいける部分が多いので、そこで後はもう少し落ち着いてやれれば違う展開をつくれる選手。そこをもうちょっと要求していきたいが、少しずつ経験をつめば身につくと思う。今日は最後に得点を決めたので、僕自身は満足できるパフォーマンスを見せてくれたのではないかと思う。」
※鹿島アントラーズ側の要望により、質疑応答から行われました。
以上
【J1:第9節】F東京 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山雅志選手(鹿島):
「今日はしっかり守備をして攻撃を仕掛けることを意識した。積極的にボールに絡むことを意識した。連戦の疲れで苦しい戦い。もっとゴールに絡みたかった。ただ、シュート0本では駄目ですね。次の試合では、ゴールを狙っていきたい。短い時間だが、しっかり準備したい」
●中後雅喜選手(鹿島):
「先制されてから、すぐに同点にできたことが大きい。左足でのゴールは記憶にありません。ゴールシーンでは、シュートはいつも右足なんですが、あの場面では持ちかえるよゆうもなかった。しっかりコースが見えたのでそんなに難しいという感じではなかった」
●増田 誓志選手(鹿島):
「『トップ下に入ってボールを落ち着かせるように』と指示を受けてピッチに入った。前目のポジションで出してくれたことに感謝したい。僕にはここというポジションはない。ただ、守備だけの選手と思われるとつまらない。連敗だけは避けたかった。途中交代は、切り替えが大事。新加入の頃に、本田さんから出場できなくても全力でやる大切さを学んだ」
増田誓志が中心である。
確かに逆転ゴールは素晴らしかった。
が、ゴール裏の「マルキーニョス コール」に現れるように、誰もがゴールラインを割ると信じて疑わなかったところを突破したマルキーニョスのプレイが全てであったように感じたはず。
しかしながら、どんなときにもゴールを狙う姿勢が増田誓志(と佐々木竜太)にあったことも紛れもない事実である。
「得点を獲る」というメンタリティは練習で培われるものではない。
サッカーという競技をどう捕らえてプレイするかによって芽生えるものなのである。
その魂を常に引き出せるように途中出場の二人が準備していたことが嬉しい。
詰まるところ、腐らずに全力でやるというメンタリティ。
人間の器と言い換えることも出来よう。
ところで、監督よ、
>Q:増田を入れた意図と、その評価は?
>「相手が中盤の選手を代えてきて、中盤の運動量が落ちていたため
相手の交代以前に誓志は交代で入っているのだが…
FC東京戦プレビュー
【J1:第9節 F東京 vs 鹿島 プレビュー】タフな連戦が開戦。どちらが、勢いつける勝利の凱歌を響かせるのか!? [ J's GOAL ]
5月3日(木)J1 第9節 F東京 vs 鹿島(16:00KICK OFF/味スタ)
JリーグのGW(ゴールデンウィーク)が始まる。フットボール好きにはこの上ない10日間だ。このゲームを皮切りに、途中9日にナビスコ杯を挟んで中2日の4連戦を戦う。リーグ序盤に躓きを見せた両チームにとって、この連戦で浮上のきっかけを掴みたいはず。お互い大事な初戦は、まず勝ち点3を奪ってチームに勢いをつけたいところだ。
FC東京は、4月11日のナビスコカップ・ジュビロ磐田戦から中盤と最終ラインをよりコンパクトにし、4試合1失点と課題であった守備を安定させた。不安定だったチームのベースが、ようやくここにきて固まりつつある。だが、チーム全体に浸透した守備意識の高さが、思わぬ弊害を生んでしまった。両サイドのMFが守備に追われ、攻撃に力を発揮できないでいる。また、後ろに厚みを持たせたことで、前線に張る2トップとの距離が大きく開いてしまった。これでは、ワンチョぺと、ルーカスをターゲットにしても、サポートする選手が間に合わず、次々と選手が飛び出してくる得意の速攻の形が作れない。結局は、2トップの個人技に頼りきるサッカーになってしまっている。
今節対戦する鹿島は、前節浦和戦で敗れはしたものの、かつての姿を取り戻しつつある。「鹿島の前線は、飛び出しが上手い。中盤も技術の高い選手が揃っているので引きすぎて相手の中盤に持たせる時間が長いと危険」(金沢)を招いてしまう。それを防ぐには、主導権を奪うことが重要だ。
遅攻の形を持っていてこそ、チームコンセプトでもある素早い速攻が活きてくる。対戦相手をかく乱させるには、今の一本調子なテンポを変えることが求められる。リーグ8節神戸戦後は、サイドチェンジなどボールを動かすことを意識した練習メニューをこなしてきた。2本3本とボールを動かしながら、じっくり攻める形をこの試合で見せたい。また、F東京には、それを任せられるうってつけのタレントがいる。それが福西崇史だ。
「守りが最優先ですけど、攻撃を仕掛けるときに枚数を増やさないことには形を作ることが出来ない。ボールから近い選手がサポートに行くようにしたい。攻撃の形は僕一人では出来ないこと。少しずつでも相手をおびき出すとか、誰かが動いたところを別の選手が使うということをもっとしていかないといけない。一人ひとりの意識の違いで変わってくるはず。僕も気づいたことは周りに伝えていきたい。神戸戦では、サイドを変える意識がまだ少なかった。サイドチェンジの意識付けという点では、先週から取り組んできたので皆変わってきている。選手個々のいい状況判断が求められていると思う」(福西)
磐田時代は、パスサッカーの心臓部としてチームを自在に操ってきた。この選手を使わない手はない。福西を経由して相手の穴を探しつつ、じっくり攻めるサッカーと、代名詞の速攻が併用出来れば、理想の攻撃が見えてくるはずだ。
一方の鹿島は、通算成績(8勝3敗3分)でも大きく勝ち越すF東京からは、勝ち点3を拾いたい。前線のバリエーションを広げ、この一戦に臨む。復調のきっかけを作った柳沢を失ったのは痛かったが、高さのある田代が戦列復帰し、軽快なドリブル突破が武器の興梠も元気だ。オリヴェイラ監督がマルキーニョスの相棒に、どちらを据えるかがこの試合の鍵を握っている。
どちらが、リーグ前半戦を左右するタフな戦いの初戦で凱歌を響かせるのか。キックオフの笛は3日16時、味の素スタジアムで鳴らされる。
以上
FC東京戦と言えばやはり2005年。
GK 曽ケ端 準
DF アリ
DF 岩政 大樹
DF 大岩 剛
DF 石川 竜也
MF 青木 剛
MF 小笠原 満男
MF 増田 誓志
MF 本山 雅志
FW 興梠 慎三
FW 鈴木 隆行
GK 杉山 哲
DF 内田 潤
MF 本田 泰人
MF 阿部 敏之
FW 田代 有三
アレックス・ミネイロと野沢の2TOPが欠場で危ぶまれたが、興梠のバー直撃アシストで本山が決め快勝した試合であろう。
この衝撃のデビューから早二年。
そろそろリーグ戦初ゴールが欲しいものである。
準備せよ
川淵C「万が一の場合」準備する…10年南アW杯代替候補
日本サッカー協会・川淵キャプテンは1日、FIFAのブラッター会長が30日に2010年W杯が不測の事態で南アフリカでの開催が不可能になった場合の代替開催地の候補として日本を挙げたことについて、こう話した。「日本の開催能力、施設などを評価してくれたことは光栄。万が一の場合は」と準備を進める考えを明言。ただ、「可能性は千か万にひとつ。南アで開催できることを願っている」とした。(文京区)
川淵氏 10年W杯開催に悲観的
FIFAのゼップ・ブラッター会長(71)が、2010年W杯が南アフリカで開催不可能になった場合の代替開催地候補に日本を挙げたことについて、日本協会の川淵キャプテンは「(02年大会の)開催能力を評価され、トヨタ杯を成功させたことを理解した中での発言だと思う」と話した。だが「可能性は千に一、万に一つもないでしょう」と苦笑い。ブラッター会長は18年W杯の開催地についても「(大陸持ち回りの)ローテーションではアジア」とアジア開催を希望している。[ 2007年05月02日付 紙面記事 ]
川淵会長、W杯代替開催発言に「評価うれしい」
日本サッカー協会の川淵三郎会長は1日、国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長が2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の代替開催候補地の1つに日本を挙げたことについて、「日本の施設や開催能力を評価してくれたのだろう。うれしいこと」と話した。
川淵会長は「南アフリカで立派に開催してもらえることを願っている。(日本開催は)万に一つもないだろう」と笑った。(2007年5月1日19時50分 スポーツ報知)
川淵三郎キャプテン「可能性は万に一つ」
国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター会長が、10年W杯が不測の事態で南アフリカで開催できなくなった場合、代替開催地の候補のひとつとして日本を挙げたことについて、日本サッカー協会の川淵三郎キャプテン(70)は1日、「可能性は万に一つ」と話した。「02年大会、クラブW杯など日本の大会開催能力が評価されたのだろう。万が一の場合、力になりたい」とわずかな可能性に意欲も見せた。
また、ブラッター会長は18年W杯のアジア開催を望んでいることを、英BBCで放送される番組で明らかにした。FIFAはW杯開催で大陸の持ち回りを原則とし、14年は南米のブラジルが候補となっているが「北米と南米でひとつの大陸とすると、14年の次はアジアにいく」と話した。(2007年5月2日06時01分 スポーツ報知)
昨日の報道に対するコメント。
変に期待させぬよう配慮したのであろう。
日本代表監督発表時とは大きな違いである。
彼も成長したと見て良かろう。
しかしながら万に一つも起こりうるのがサッカーの常である。
準備を怠るでないぞ。
高速を延ばしておいても良いのではないか?
TXを鹿島神宮駅へ通すべきではないか?
絶対にすべきである。
おばちゃんは石拾いを開始するのだ。
2001年の土日と同様に。
器用に起用せよ
鹿島、3日東京戦の先発は白紙
鹿島オリベイラ監督が3日の東京戦先発を現段階で白紙とした。1日の練習後「次戦の2トップへの期待? 明日、考えます」と慎重な姿勢を示した。これまで先発を公言しなかったことは少なかった。FW柳沢が左足第5中足骨骨折で離脱し、4月29日の浦和戦では代役のFW興梠が決定機を生かせず、故障から復帰戦となったFW田代も本調子からは遠い状態だった。「田代の復帰は歓迎される部分。ただケガもあり、本来の力を早く取り戻してくれれば」と、完全復調を願っていた。 [2007年5月1日19時7分]
個人的には興梠にレッヅ戦の名誉挽回のチャンスを与えたいところではある。
彼にとって味スタのFC東京戦は、二年前の初先発でバー直撃アシストの衝撃デビューの地でもある。
ただ、この試合大活躍の後に悪質なファールで負傷し、U-20を辞退する羽目になったマイナス要素もある。
ここでFWの怪我は心底避けたい。
従って田代の出場時間も制限したところである。
ダニーロをFWに上げて誓志を使う手も、佐々木にチャンスを与えるのも決め手に欠けていることは否めない。
難しい選択が続く今シーズンである。
が、誰かが機会を得、結果を出すであろう。
そして名波に言わせしめようぞ
「誰が出ても鹿島は鹿島」
と。
宇宙一も見る影無く
クルゼイロ・アウトゥオリ監督が辞任へ…選手の凡ミスに激怒
【リオデジャネイロ4月29日】昨季までJ1鹿島を率いたブラジルリーグ・クルゼイロのパウロ・アウトゥオリ監督(50)が29日、ミナス・ジェイラス州選手権決勝第1戦・Aミネイロ戦の0−4惨敗に激怒。来週行われる第2戦後に辞任することを明らかにした。
この試合で2人が退場になったクルゼイロは、後半ロスタイムにPKで3点目を失った。GKファビオがネットに絡まった球を取っている間に味方が別のボールでキックオフしたが、相手に球を奪われて失点。ピッチに背を向けていたファビオが2個目のボールでゴールを許す珍事件に、同監督は「私はプロだ。こんな試合をやっているチームには我慢がならない」とまくし立てた。
05年に母国クラブのサンパウロを率いて世界クラブ選手権(現クラブW杯)を制した名将も、06年は鹿島でリーグ6位、天皇杯4強、ナビスコ杯準優勝止まり。続投に前向きだったが、選手補強に関するクラブとの確執から退団。97年に南米クラブ選手権を制した古巣クルゼイロに復帰していた。
なんだこの短気ぶりは。
これは安心して任せられる器ではない。
能力の片鱗は見せてもらったが、やはりバランスの悪い将である。
せいぜい福島正則か加藤清正クラスであろう。
豊臣家滅亡の遠縁の如く、大きな傷を負う前にご遠慮願えて幸いであった。
再び日の昇る国へ
10年W杯 日本も代替地候補に
国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は、2010年W杯が不測の事態で南アフリカでの開催が不可能になった場合、代替開催地の候補の1つは日本であると語った。英BBC放送(電子版)が30日、伝えた。ブラッター会長は「南アで自然災害などが起こった場合」と前置きした上で「何とか南ア開催の方法を探るが、無理な場合は別の国でやらなければならない」と日本のほか、イングランド、米国、メキシコ、スペインを候補地に挙げた。FIFA関係者の一部には、南アでのW杯は治安面などから開催能力を疑問視する声もある。 [ 2007年05月01日付 紙面記事 ]
FIFA会長、日本も代替開催地の候補
国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は、2010年ワールドカップ(W杯)が不測の事態で南アフリカでの開催が不可能になった場合、代替開催地の候補の一つは日本であると語った。英BBC放送(電子版)が30日、伝えた。 ブラッター会長は「南アで自然災害などが起こった場合」と前置きした上で「何とか南ア開催の方法を探るが、無理な場合は別の国でやらなければならない」と、日本のほかイングランド、米国、メキシコ、スペインを候補地に挙げた。 FIFA関係者の一部には、南アでのW杯は治安面などから開催能力を疑問視する声もある。(共同) (2007年4月30日19時45分 スポーツ報知)
あの屈辱は忘れない。
無理矢理、後から割り込んできたかの国も、美味しい実弾を両取りで共同開催に陥れた貴奴等も。
しかしながら憎しみからは何も生まれぬ。
再びチャンスの芽が出てきた。
イングランド、スペインは欧州が続く、メキシコは代打で成功しているが既に2度開催している、米国はそもそもサッカーが不毛、と条件的には悪くない。
掴み取りたいところである。
石田三成と呼応し会津征伐の軍を起こした「愛」の直江兼続は、伊達の留守政景の追撃を退け兵を温存せしめた。
後に帰順し善政を行った。
判断、経過、結果は過去としても後により良い結果を残すことは可能なのである。
そして、兜の「愛」は「LOVE」ではない。
脚本の小松何某にはそこのところを理解して欲しいものである。