北の怪物・宮澤くん
室蘭大谷、PK発進…全国高校総体
◆全国高校総体第3日 ▽サッカー1回戦 室蘭大谷2(PK5―4)2山形中央(30日・白水大池公園) サッカーは室蘭大谷がPK戦で山形中央(山形)を下した。エースストライカー・宮沢裕樹(3年)の1ゴール1アシストで残り2分で2点差を追いつき、PK戦を制して04年以来3年ぶりの総体白星を挙げた。31日、2回戦では丸岡(福井)と対戦する。
初戦の緊張も相手のマークも北の怪物・宮沢は最後に克服した。2点ビハインドの後半33分、PKを冷静にゴール左に流し込んだ1分後、左サイドのFW柿本隆(3年)にスルーパスを通して同点弾のおぜん立て。「時間がなかったので焦りはあった。ただ(柿本)隆との関係を意識して点を取ろうと思っていた」北海道予選準決勝から3試合連続ゴールを含む1ゴール1アシストで、エースがPK戦での勝利を呼び込んだ。
北海道より10度以上は高い気温33度に、チーム自慢のサイド攻撃が影を潜めた。宮沢は山形中央の高めのDFラインにプレッシャーをかけられて前線に上がれない。後半1分、20分と失点。相手の術中に陥りかけたが、Jリーグ5クラブが注目する男は勝機を見逃さなかった。「気持ちを切らさないように声をかけ続けた」主将として声をかけ続け、同時に前に上がることで活路を開いた。
今大会で1、2を争う注目株。後半4分には左サイドを抜け出して豪快に左足を一せん。シュートはポストを叩いたが場内は大きなどよめきが起きた。開会式では日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事が来賓として出席。席上アジア杯を4位で終えた日本代表の課題を口にした。「失敗を恐れずシュートを打つこと。そういう選手を求めています」この言葉はまるで宮沢に向けられていたようだった。
前回選手権では3回戦で作陽(岡山)にPK負け。ジンクスを打ち消す意味でもこの勝利は大きかった。「PKでも勝つ。こいつらにはすごい意味がある。次も試合できるしね」と結果が出て加藤栄治監督(50)も満足顔。2回戦の丸岡戦では192センチのセンターバック梅井大輝(3年)とのマッチアップは必至。文字通りの大きな“カベ”を突破してこそ、逸材の価値がはかれる。(2007年7月31日10時08分 スポーツ報知)
一ヶ月ぶりの宮澤くん情報。
北の怪物とは大物である。
2点差を詰め寄る1G1Aはその名に恥じぬ活躍であろう。
そしてPK戦での勝利。
勝者としての階段を上っているのである。
鉄砲百挺程の攻撃力と考えたい。
迎え入れるには港が必要であろうか。
幸いにも鹿島には十分な港も舟もある。
安心して天下を共に取ろうではないか。
魂継承
鹿島青木ら偉大なOBからスピリット継承
鹿島が偉大なOBから王者のスピリット(魂)を継承された。30日、若手選手は貴重な助言を胸に秘め、練習に臨んでいた。29日の本田氏の引退試合で常勝時代を支えた外国人OBとトークショーで接する機会を持った。ブラジル代表の名選手でもあったジョルジーニョ氏と話したMF青木は「昨日より今日、今日より明日はもっとうまくなりたいという気持ちを持てと。ブラジル代表でやっていた人が日本のクラブで力を抜かなかったのだから説得力がある」と目を輝かせた。
今季リーグ戦12試合1得点と結果が出ていないFW田代もアルシンド氏からストライカーのあるべき姿を学んだ。「誰でも点の取れない時期はある。結果が出ない時になにをすべきか。チームが勝つことで必然と自分の調子も上がる」と言われ、勇気づけられた。4シーズンもタイトル獲得から遠ざかり、優勝の味を知らない若手選手も増えてきた鹿島にとって、金言となった。【広重竜太郎】 [2007年7月31日9時31分 紙面から]
青木と田代が金言を得、一皮剥けたとのこと。
特に現在の中心選手である青木が毎日うまくなりたいと更なる向上心を得たことは大きい。
長尾影虎が嫡子ならずとも兄の養子となることで家督を譲り受け守護代への道を切り開き、後の守護そして関東管領への伏線を張った。
これも女人を近付けぬ精神力のたまものである。
青木も愛犬を野に放ちメンタルを強化するのだ。
飛び入り内山くん、入団直訴
7月25日(水) 福島Jヴィレッジキャンプレポート 3日目
午前のトレーニングは選手にとって非常に厳しいものになった。人を使った筋力トレーニングに加え、6色のビブスを使い4人ずつ6組に分かれてボールを奪い合う激しいトレーニングも行われた。4人組×3が1セットとなり、ボールをとられたグループ(4人)が「鬼」になり、残りの2グループ8人がボールを回す。
このトレーニングを行うためには、12の倍数のフィールドプレーヤーが必要だったが、この日プレー可能だったのは23人。1人足りないためにJヴィレッジで合宿を行っていた地元高校から1人借りてトレーニングを行った。
練習を助けてくれたのは福島・尚志高校3年の内山俊彦君。アントラーズにとって幸いだったのは、内山君が大分トリニータの練習に参加するほどのレベルの選手だったこと。おかげで支障なくトレーニングを行うことができた。1人だけ白パンツで目立っていたからなのか、練習後にはアントラーズのサポーターからサインを求められる場面も。「すいません、サイン...ないです」と恥ずかしそうにサポーターの中を引き上げた。尚志高校は今夏のインターハイに出場するということで、ぜひ応援してあげてください。
午後の練習は室内での筋力トレーニングとなり、マシンを使って汗を流した。ピッチで練習したのはGK陣4選手だけで、こちらは普段以上のサポーターの視線を受けながらトレーニングに励んでいた。
柳沢は発熱のためこの日も練習を休んだ。一方、ブラジルに帰国していたマルキーニョスが夜、チーム宿舎入り。26日の練習から合流する。
エルゴラの記事
「鹿島に入団したいです」とは、若いうちから口が達者な男である。
リップサービスといえども嬉しいものだ。
ここだけは小笠原選手のようにはなって欲しくない。
彼のポジションはFWとのこと。
となれば今季獲得に動いている宮澤くんのライバルということになろうか。
もし入団が叶った暁には切磋琢磨して欲しいものである。
また、来て貰えるよう我等も良いプレイ・良いサッカーを心がけようではないか。
かの片倉小十郎も伊達成実いてこその潔物であった。
二人が競い、また異なるキャラクターであったからこそドラマも光ったのである。
北の地から南に下るのは容易ではない。
だが、結束を固め団結すれば不可能ではないのである。
U-22代表候補選出
U-22日本代表候補メンバーに内田・増田選手が選出
7/27(金)〜29(日)まで行われるU-22日本代表候補・神戸合宿メンバーに内田篤人選手と増田誓志選手の2名が選出されました。
DF 内田篤人
MF 増田誓志
内田選手コメント
「自分が選ばれるとは思ってなかったし、代表の発表があるのも知らなかったくらいなのでビックリです。しっかりとアピールできるよう頑張ります。」
増田選手コメント
「また代表に選んでもらえて嬉しいです。貴重な機会だと思うので頑張ります。」
日本サッカー協会 http://www.jfa.or.jp/
U-22日本代表神戸合宿メンバー [ JFA ]
U-22日本代表神戸合宿中国遠征メンバーをお知らせします。
■GK:
松井 謙弥/ジュビロ磐田
西川 周作/大分トリニータ
林 彰洋/流通経済大学
■DF:
千葉 和彦/アルビレックス新潟
河本 裕之/ヴィッセル神戸
水本 裕貴/ジェフユナイテッド千葉
小林 祐三/柏レイソル
田中 裕介/横浜F・マリノス
細貝 萌/浦和レッズ
青山 直晃/清水エスパルス
槙野 智章/サンフレッチェ広島
安田 理大/ガンバ大阪
内田 篤人/鹿島アントラーズ
■MF:
本田 拓也/法政大学
菅沼 実/柏レイソル
増田 誓志/鹿島アントラーズ
梶山 陽平/FC東京
青山 敏弘/サンフレッチェ広島
上田 康太/ジュビロ磐田
家長 昭博/ガンバ大阪
本田 圭佑/名古屋グランパスエイト
高柳 一誠/サンフレッチェ広島
枝村 匠馬/清水エスパルス
梅崎 司/大分トリニータ
柏木 陽介/サンフレッチェ広島
■FW:
平山 相太/FC東京
カレン ロバート/ジュビロ磐田
李 忠成/柏レイソル
岡崎 慎司/清水エスパルス
J1鹿島サマーキャンプ 本山 ボール使い技術練習
2007/07/25(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
「欠点詰めていきたい」
Jリーグ1部(J1)鹿島は24日、福島・Jヴィレッジで合宿2日目の練習を行った。
午前の部では筋力トレーニングとインターバル走を実施し、心拍数や乳酸値を計測。午後からは初めてボールを使ったトレーニングを行い、2人1組でパスやヘディングなどを織り交ぜた練習や3人1組でのパス練習など、フィジカルトレーニングと技術練習を兼ねたメニューをこなした。柳沢は発熱のため練習を休んだ。
小笠原とコンビを組んで練習した本山は、「連係を高めることも必要だし、前半戦で良い点や悪い点が分かったので、欠点を詰めていきたい」と意気込みを語った。
第3日の25日は午前、午後の2部練習を行う。
■「プレー学ぶ」内田「頑張りたい」増田
○…24日に発表されたU−22日本代表候補に、鹿島からMF増田誓志(22)、DF内田篤人(19)が選出された。
内田は4月の代表合宿以来2度目。U−20W杯(カナダ)から帰国して約2週間。オフを実家で過ごし、英気を養って臨んだ合宿中に吉報。「入るとは思っていなかったし、発表があるのも知らなかった」と驚きを隠さなかった。
それでも、「前回は体が動かなくて納得できなかった。U−22のサイドには良い選手がいるので、先輩のプレーを学びながらやりたい」と抱負。合宿を途中で抜けるが、「ポジションを取られるなら自分はそれまでの選手。先輩と互いに鍛え合って成長したいと思っている。チームを離れるのは嫌とは思わない」と意気込みを示した。
五輪代表常連の増田は「また選んでもらえてうれしい。貴重な機会だと思うので頑張りたい」と代表でのレギュラー奪取に意欲を見せた。
北京五輪を目指すU-22代表合宿に増田誓志に加え内田篤人も招集された。
さして驚きはない。
U-20に於ける不動の右SBであったし、過去にも招集され、フル代表にも呼ばれておるのである。
当然の選出であろう。
選出あれば落選有り。
興梠慎三と鈴木修人くんは消化試合の盛り上げ役であったことが証明された。
心底残念である。
板垣を想い殉死したいところではあるが、所詮伝兵衛は百姓である。
妹のミツの分まで長生きすべきであろう。
逆転優勝の鍵を握るのは
鹿島逆転Vへ残り全勝宣言
鹿島が23日、福島県双葉郡のJヴィレッジで6日間の合宿をスタートさせた。リーグ戦は首位のG大阪に勝ち点11差の4位だが、オズワルド・オリヴェイラ監督は逆転Vに向け「全勝すること。それを可能にするメンバーはいる」と残り16試合全勝を目標に掲げた。
期待するのは、メッシーナから復帰したMF小笠原だ。ナビスコ杯広島戦(15日)で復帰。卓越したボールさばき、守備力でチームを勝利に導いている。指揮官も「小笠原はこの合宿でチーム内連係、約束事を徹底させたい」と、さらなる融合化でチームの底上げを図る考えを明かした。
鹿島は2005年、リーグ中断前まで2位に勝ち点差10をつけながら、終盤で逆転された経験がある。当時を経験しているMF小笠原は「不可能な数字じゃない。いい時、悪い時がある」と断言。鹿島が16試合全勝の土台を、今合宿で築き上げる。 (2007年7月24日06時02分 スポーツ報知)
再開後の巻き返しに小笠原をキーマンとするということか。
実力と実績を考慮すれば当然であろう。
実際に連携が取れていない状態で戦ったナビスコ杯準々決勝2nd legでは存在感を見せつけたこともまた事実である。
しかしながら一人の力で何もかも好転するわけではないのがサッカーという球技である。
スタメンを外れることとなるであろうチューヤンか青木が常に出場に備えられるのかどうか。
ベンチすら遠くなるであろう興梠・誓志のメンタルは如何に。
選手の層が厚くなったが故の悩みは多い。
控える選手陣のこそが雌雄を決するファクターと言えよう。
が、それ以上に問題は、ポカーンと試合中に切れる瞬間の存在である。
ナビスコ杯準々決勝然り、ホーム浦和戦然り。
なぜか、突然集中力が切れる瞬間が存在する。
今季はそれが顕著であり、その瞬間にはスタジアム全体がサポも含め凍り付くのである。
これは誰がどうすれば良いのであろうか。
今季の大きな問題点である。
緩んでいるというわけでも無かろうに。
夏の酷暑に緩みきった軍に苦言を呈した高遠頼継であるが立て直すことなく捕縛される。
流石にこれで出番は打ち止めで御座ろう。
まさか高遠も幽霊として現れるということはあるまいな。
ユダ改めて断念
J1鹿島がスイスリーグ・バーゼルDF中田浩二(28)の獲得を断念したことが21日、分かった。「すでに断りの連絡が入っているし、これ以上うちからアクションを起こすことはない」と鹿島幹部。鹿島は今夏の獲得を目指していたが、08年夏まで契約を残すバーゼルに放出の意思はなく、移籍には至らなかった。
バーゼルは22日のリーグ開幕戦でチューリヒと対戦。「どこでプレーするにしても準備だけはしておく」と話していた中田浩は先発が濃厚。希望していた鹿島復帰は実現せず、バーゼルの一員として今季のスタートを切る。
2週間も前の7月7日の報道で終わったものと思っておったユダ獲得問題であるが、ここに来て獲得断念の記事が改めて載った。
今更感漂う報道である。
が、この選手がオフの時期にメディアの目が向くことは嬉しい誤算である。
選手がオフでもスタッフが業務を続けていることも分かった。
ここで予算の1億円をどう使うか検討しておるのであろうか。
親会社の頭を下げてまで無心して組んでしまった予算である以上、無策にするわけには行かぬ故、頭を悩ませておろう。
現状で最も手薄なSB獲得に使うにもJには人材がおらぬ。
中断明けには當間も戻ってくる。
結局のところ冬のマーケットで改めてオファーという失態を犯すのであろうことが予想される。
残り契約が半年を切れば違約金も軽減されるであろうという安易な読みと加藤あいへの愛情がそうさせると思われる。
代理人も給料を最も払うところへ契約を持っていこうとするであろう。
テレ朝版諏訪の姫の思いは故郷にあるやも知れぬ。
であれば、冬のマーケットも惨敗となろう。
備えて別の策を練っておいて欲しいものである。
頭を悩ませて、浦和から山田を抜くくらいの策を。
ジョルジと本田泰人
「ずっと右サイドでプレーしていたジョルジが、いきなり自分で『俺は日本だったらボランチの方が機能する』と言ったんです」
この結果、最強の97年となるのである。
だがこれはJリーグがドメスティックで閉鎖的であったことを物語るエピソードである。
ブラジルやドイツではダメだがJならOKなのである。
奇しくも元日本代表FWである大黒がトリノで右サイドにコンバートされた。
我等が柳沢敦もイタリアではサイド起用であった。
現在、フランスの松井もスコットランドの俊輔も然りである。
日本人選手は背骨になれぬと言いたげだ。
実際のところセンターがしっかりしておればサイドはある程度の選手でまかなえる。
攻撃的であれば良い程度のものなのである。
ところで、今季も昨季と同様にSBに不安を抱えておる。
が、サブを豪華にする意味は少ない。
ジョルジの97年もSBの控えは内藤就だけである。
相馬に怪我もカードも少なかったこともあるが、サイドはその程度で十分と言い切りたい。
今季は篤人のU-20ワールドカップ出場が痛手であったが、青木の3年ぶりの右SBで目処が立った。
これで青木は正ボランチ、CB、右SBと手薄なポジション全てを制覇したこととなる。
まさに青木のチームである。
鹿島の皇帝青木剛。
本田泰人の後継者と言えよう。
広島戦レビュー
鹿島3−1広島 鹿島逆転4強
2007/07/16(月) 本紙朝刊 スポーツ A版 8頁
Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ準々決勝第2戦最終日(15日・カシマスタジアムほか=2試合)鹿島と川崎が2年連続の準決勝進出を決め、G大阪、横浜Mとの4強が出そろった。
アウエーでの第1戦は0−1で敗れた鹿島は、マルキーニョスの2得点などで広島に3−1で勝ち、2試合合計を3−2とした。アウエーの第1戦を落としていた川崎は、2試合合計5−5でもつれた延長後半8分、途中出場の黒津が決勝ゴールを決めた。
準決勝は第1戦が10月10日、第2戦が同13日。組み合わせ抽選は8月上旬に実施される。
【評】鹿島が自在な攻めで快勝した。前半はマルキーニョスが2得点。15分に縦に抜け出して先制し、40分には柳沢のパスから決めた。後半2分には柳沢の左クロスを野沢が合わせた。広島は守備が乱れ、早々と失点したのが響いた。
自在な攻め、集中力切れず
後半のロスタイム4分が経過した直後、台風が去ったカシマスタジアムに鹿島をたたえる祝福の笛が鳴り響いた。2点差以上での勝利が必要という厳しい状況をはね返して、2年連続の準決勝進出を見事に決めた。
鹿島にとって理想の展開だった。前半15分に本山からの約40?のスルーパスを受けたマルキーニョスが右足で冷静に流し込み先制。本山が「練習してきた形で取れた」という形で、初戦からのスコアを1−1とし、試合を振り出しに戻すと、その後も勢いを失うことなく攻撃を仕掛けた。40分には小笠原のパスカットから中後、柳沢とつなぎ、最後はマルキーニョスが2点目をねじ込み、合計スコア2−1と逆転した。
それでも、予断を許さない状況は変わらなかった。アウエーゴールの関係で1点でも失点してしまえば、再び2点差をつけなければ敗退してしまうからだ。
だが、それも後半が始まってしまえば杞憂きゆうに終わった。2分にファボンのロングフィードを柳沢が競り勝ち、走りこんだ野沢が頭で決め、欲しかった3点目を奪った。「ヤナギさんのパスが良かったから、当てるだけで良かった。意志の疎通だね」と公式戦初得点を喜んだ野沢。その後は、2点が必要になった広島の猛攻を受けたが、最後まで集中力を切らさずに、なんとか1失点で守りきった。
中盤を支えた小笠原、2アシストの柳沢らの復帰がチームを生き返らせた結果にオズワルド・オリベイラ監督は言った。「(2人が入ることで)経験や余裕がチームの中に生まれた。他の選手も自信を持ってやってくれるようになる」。10冠へのステップをまた1つ上がっただけでなく、後半戦に向けての大きな可能性を示してくれた試合でもあった。
柳沢2アシスト
約3カ月ぶりの公式戦のピッチで鹿島のFW柳沢が2アシストと躍動。主将としてあらためて存在感を示した。
まずは前半40分、味方のパスカットから中央でボールを受けるとゴール前へドリブル。同時にFWマルキーニョスの動きを見ながら抜群のタイミングでスペースへパスを出し、追加点をおぜん立てした。後半2分にはDFファボンの縦パスにいち早く反応して左サイドを抜け出すと、MF野沢の頭へどんぴしゃりのクロスを送り貴重な3点目をアシストした。復帰戦初ゴールこそならなかったが、「自分のプレーには細かいことを言えばきりがないが、次に進めたことが何より1番」と逆転での準決勝進出を素直に喜び、「リーグ戦再開まで時間があるので、またいい試合ができるように頑張りたい」と頼れる主将がさらなる活躍を誓った。
【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 広島 レポート】柳沢、小笠原の復活で鹿島が貫禄の勝利。2年連続の準決勝を果たす。 [ J's GOAL ]
7月15日(日) 2007 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 3 - 1 広島 (18:30/カシマ/8,647人)
得点者:'15 マルキーニョス(鹿島)、'40 マルキーニョス(鹿島)、'47 野沢拓也(鹿島)、'63 ウェズレイ(広島)
試合前のウォーミングアップ。フィジカルコーチの指示で鹿島の選手たちが短い距離のダッシュを繰り返す。その表情は引き締まり全力でのダッシュを黙々と繰り返す。フィジカルコーチが手を叩くリズムが全く乱れない。毎試合見られる光景とどこかなにかが違う。ピーンと張りつめた緊張感。選手たちからは溢れんばかりの闘志がみなぎっていた。
この試合、鹿島にとっては難しい状況でのスタートだった。まずはアウェイゴール。第1戦を0−1で敗れたためアウェイゴールを奪うことができず、第2戦での失点は大きなビハインドとなる可能性を抱えていた。また、戦術的にもなにかしらの対策を講じる必要があった。前の試合では、中盤の配球役だった青木が激しくすばやいマークにあい、ボールの展開を阻害され攻めの形がつくれずに終戦していた。
だが、鹿島のオズワルドオリヴェイラ監督にとって、これらの問題に答えを出すことは意外と簡単だったのかも知れない。柳沢敦と小笠原満男という、チームに大きな影響を与える2人の選手が戻ってきたからだ。監督は試合後、「彼らがチームに与える影響というのは計り知れない」と語っている。実際、試合のなかで彼らの存在感は際だっていた。
ゲームは大荒れの天気のなか始まった。いったんは雨も止み青空が顔を出したものの、試合開始直前から雨と風が激しくなる。強い風がスタジアム内で巻くなか前半は鹿島が風上に立った。鹿島が攻め、広島が守るという第1戦の構図は変わらない。鹿島は本山と新井場のコンビネーションで左サイドを突破し、何度かチャンスをつくる。しかし、序盤目立ったのは広島の速攻だった。鹿島はセンターバックにファボンを起用していたが、岩政との連携がいまひとつ。開始早々の FKではマークミス。時おり繰り出される広島の鋭い速攻に対してはマークに付ききれずシュートまで行かれてしまっていた。
だが、前半15分、鹿島に待望の先制点が入る。それまでも何度と無くDFラインの裏側を狙う動きをしていたマルキーニョスへ本山から絶妙のパス。森崎和幸を振り切ったマルキーニョスはフリーでシュート。キーパーの届かないコースへ確実にコントロールし、初めてのチャンスをきっちりものにした。
このあたりから鹿島の攻勢が一気に強まる。相手にボールを奪われると前線から激しくチェック。中盤に出たボールに対しても、すばやく相手を囲みボールを奪っていった。特に、相手陣でのスローイングに対しては、マークをはっきりさせプレッシャーを与えた。事前のスカウティングで広島の選手の対応に問題があることを見抜いていたのか、スローイングの機会は「ボールを奪うチャンス」とチーム共通の狙いを定めていたようだった。実際、広島の選手たちはボールの出し所がなく、スローを受けた選手が苦し紛れに前線に蹴り出す場面が続出していた。
そして40分、鹿島が2戦トータルでの勝ち越しとなる2点目をあげる。決めたのはまたもマルキーニョス。小笠原の中盤でのパスカットから、中後、柳沢とつながったパスを決めたものだった。柳沢をマークしていた盛田はしばしば鋭い動きについて行けず対応に苦慮していたため、多少距離をとってマークしていたのが災いしてしまった。
後半も鹿島のペースで試合が進む。開始早々、ファボンからのロングフィードを受けた柳沢が左サイドを抜け出てセンタリング。走り込んだ野沢が頭で合わせ、決定的3点目が鹿島に入った。前半は前線から激しくチェイスしたことから鹿島のペースで試合が続くことはないと思われた。それだけに、この3点目は大きな大きな追加点となった。
その後、平繁、柏木と若手選手を立て続けに投入した広島が、ウェズレイの得点で一矢報い、あと1点で準決勝に進める状況をつくる。さらに槙野を入れ、4バックにして攻勢をかけるも効果的な戦術変更とはいかず、鹿島に時間を使い切られてタイムアップ。鹿島アントラーズが2年連続の準決勝進出を決めた。
鹿島の勝因は、やはり柳沢、小笠原の復帰が大きかった。柳沢はパートナーとなるFWを活かす選手。サポートを受けたマルキーニョスが2得点の活躍し、柳沢自身も2アシストとらしさを見せた。また、小笠原の起用は、広島への第一の対応策であった。ダイヤモンド型だった中盤はボックス型となり、中盤の底で中後と小笠原が代わる代わる入ることで、広島にプレスの的を絞らせなかった。つねにリードする展開だったということはあるものの、パス回しに苦慮する場面はほとんどなかったと言えるだろう。
ふたりの復帰に加え、ファボンもひさびさの先発出場。リーグ戦ではガンバ大阪、浦和レッズの後塵に配するものの、両チームに匹敵する戦力がようやく揃った。しかし、チームの完成度という点においてはまだまだ。得点シーンはいずれも相手のミスに乗じたもので、自らのパス回しでディフェンスを崩したシーンは試合を通じても少なかった。前半には、小笠原から本山へのスルーパス、グラウンダーの折り返しに柳沢が飛び込むというプレーが一度だけあった。3人が連動することで美しいプレーが生まれることはこれまでも実証済み。今後、どれだけこうしたシーンをつくれるかが問われてくる。約1ヶ月の中断期間でどういうチームに仕上げてくるのか楽しみにしていきたい。
以上
2007.07.16 Reported by 田中滋
余裕があったかのような記事である。
が、スタジアムは冷や汗の連続であった。
失点シーン、その直前シュートを放った篤人が足を気にしてしゃがみ込んでいた。
他の選手が戻って人数は足りていたが、篤人の穴がなかったとは言えない。
その後、試合に復帰するも足引きずり気味であったことは事実。
青木と交代して安定するかと思いきや、岡田正義主審は相変わらず安定して偏っており、意味不明なジャッジが続きいた。
そして最後には4分というあり得ないアディショナルタイムである。
アウェイのチームに感動をもたらせたいという力学が働いていたことは隠しようがなかった。
が、その悪意を聖地の力ではね除けられたことは大きい。
善が勝利した。
否、勝利したからこそ善なのである。
村上義清が善であり、武田晴信は侵略し破れた悪の権化であることが証明されたのである。
広島戦報道
川崎F、鹿島が4強入り/ナビスコ杯
後半、パスカットをする鹿島MF小笠原。右は広島MF青山(撮影・蔦林史峰)
<ナビスコ杯>◇準々決勝第2戦◇15日◇国立ほか◇2試合
川崎Fと鹿島が2年連続の準決勝進出を決め、G大阪、横浜との4強が出そろった。
アウエーの第1戦を落としていた川崎Fは、2試合合計5−5でもつれた延長後半8分、途中出場の黒津が決勝ゴールを決めた。アウエーでの第1戦は0−1で敗れた鹿島は、マルキーニョスの2得点などで広島に3−1で勝ち、2試合合計を3−2とした。
準決勝は第1戦が10月10日、第2戦が同13日。組み合わせ抽選は8月上旬に実施される。
[2007年7月15日23時45分]
鹿島4強よみがえった小笠原/ナビスコ杯
後半、途中交代する鹿島FW柳沢(左)とハイタッチを交わすMF小笠原
<ナビスコ杯:(3)鹿島3−1広島(2)>◇15日◇準々決勝第2戦◇カシマ※カッコ内は2戦合計得点
イタリア帰りの司令塔が鹿島をよみがえらせた。第1戦を0−1で落とし、迎えた準々決勝広島戦第2戦でメッシーナから復帰したMF小笠原満男(28)が先発出場。起用効果はすぐに表れ、前半40分には小笠原の果敢なタックルでのパスカットから速攻となり、値千金の2点目が生まれた。323日ぶりのJ復帰戦を3−1の快勝で飾り、チームは2戦合計3−2でベスト4進出。悲願の10冠に向け、態勢が整った。
風と雨が吹き荒れるピッチ上に、小笠原は滑り込んだ。前半40分。中盤の真ん中を破ろうとした相手のスルーパスに食らい付く。タックルで止めたボールは、そのまま近くにいたMF中後の足元に収まった。そこから2本のパスでFWマルキーニョスのゴールへとつながる。1戦目の0−1のビハインドをひっくり返す、勝ち越しの2点目。「試合は久しぶりだったけど、自分、自分じゃなくチームのために」。
昨夏、日本を飛び出し、念願の欧州に渡った。技術はチーム随一。だが出場機会を確保できなかった。残留争いの中、手堅いサッカーを貫くチームに居場所はなかった。昨年12月のフィオレンティーナ戦を最後に出番を待つ日々。公式戦8戦1得点が、セリエAにわずかに刻んだ数字だった。
だが不毛な1年ではなかった。物静かなで知られる男は見知らぬ土地に溶け込んでいった。短期間でのイタリア語の上達は中村俊、柳沢をしのぐとも言われた。シーズンが終了すると、誰の手助けもなく家族とともにポルトガルなどへ旅行に出掛けた。入団時から知る鈴木満取締役は「あんなに海外生活を楽しめるやつだとは思わなかった」と驚いた。
323日ぶりの復帰戦を小笠原は「良いとは言えない」と満足しなかった。ただ仲間は、存在の大きさを感じている。先制点アシストの本山は「満男が入って安心して前に行けた。よく走って、体を張って、やっぱりうまい」と、守備の負担が軽減されたことを実感。フル出場した小笠原は、終盤に自然とキャプテンマークを渡された。自ら「第2章」と位置付けた新たな船出。背番号40の帰ってきた男は「タイトルを取れるチャンス」と10冠へ狙いを定めた。【広重竜太郎】[2007年7月16日9時19分 紙面から]
小笠原&柳沢、復帰早々勝利を演出!鹿島は2年連続4強入り
ヤマザキナビスコカップ準々決勝第2戦最終日(15日、カシマスタジアムほか)鹿島と川崎が2年連続の準決勝進出を決め、G大阪、横浜Mとの4強が出そろった。イタリアのメッシーナから鹿島に復帰したMF小笠原満男(28)と左足第5中足骨骨折から復活した主将FW柳沢敦(30)が広島戦に先発し、小笠原が1起点、柳沢が2アシストの活躍で3−1勝利を導き、2戦合計3−2とした。川崎は2戦合計5−5でもつれた延長後半8分、途中出場のFW黒津勝(24)が決勝ゴールを決めた。
◇
帰ってきた2人が勝利を演出した。セリエBに降格したメッシーナで昨季6試合1得点と不遇の1年を過ごした小笠原は、背番号40でフル出場。昨年8月26日の広島戦以来、323日ぶりの国内復帰戦で1得点の起点となった。4月21日の清水戦以来、85日ぶりに復帰した主将の柳沢も、74分間出場し2アシストの活躍。0−1で敗れた第1戦との合計を3−2とする“逆転勝利”を、復活組が導き出した。小笠原が「違和感なく試合に入れた。チームとして勝てたことが大きい」と胸を張れば、柳沢も「こんな天候のなか会場に来てくれたサポーターのためにも結果を出せてよかった」。試合と結果に飢える2人の活躍で2年連続の4強入り。悲願の10冠が見えてきた。
復帰戦で小笠原いきなり魅せた
前半、鹿島・小笠原(右)は激しい台風の風にもめげず鋭い動きを見せた
ナビスコ杯準々決勝第2戦の残り2試合が行われ、4強が出そろった。鹿島は広島に3―1で勝ち、2戦合計3―2で2年連続の準決勝進出。323日ぶりのJ復帰を果たした小笠原満男(28)が攻守に活躍し、故障明けのFW柳沢敦(30)も2アシストでチームに貢献した。川崎Fは甲府と2戦合計5―5で迎えた延長後半8分、FW黒津勝(24)が決勝ゴールを決めて2年連続で4強入りした。
【鹿島3−1広島】いきなり魅せた。323日ぶりにJの舞台に戻って来たMF小笠原が、“イタリア仕込み”のプレーでチームを準決勝進出へと導いた。1―0で迎えた前半40分だ。セリエA流の鋭いプレスで相手パスをカット。すぐに中後へつなげると、最後は柳沢からパスを受けたマルキーニョスが決めた。オリベイラ監督からは「ボールを落ち着かせろ」と指示が出ており、その通りに中盤で攻守の起点となった。
ぶざまな試合はできなかった。昨年8月にメッシーナにレンタル移籍。悲願だった欧州初シーズンはリーグ戦でわずか6試合の出場に終わったが、海外挑戦が無駄ではなかったことをピッチで示す必要があった。それだけに、チームの勝利に「慣れ親しんだスタジアムで、違和感なくやれた。現状で100%の力を出せた」と充実感にあふれた表情をのぞかせた。
4月21日の清水戦で左足第5中足骨を骨折したFW柳沢も85日ぶりに公式戦復帰。ゴールこそなかったものの、2アシストの活躍。「前向きな気持ちでリハビリできたので、久々の試合でもいい感じでプレーできた」と納得の表情だった。
チームはリーグ戦では開幕5試合未勝利だったが、その後の反攻で4位まで浮上。優勝を何度も経験する2人の“優勝請負人”も復帰し、ナビスコ杯制覇によるクラブ10冠へ視界が開けてきた。[ 2007年07月16日付 紙面記事 ]
小笠原323日ぶりJ 鹿島逆転4強…ナビスコ杯準々決勝第2戦
前半25分、小笠原が復帰後初シュートを放つ(左は柳沢)
◆ナビスコ・カップ準々決勝第2戦 鹿島3―1広島(15日、カシマ) 鹿島と川崎が2年連続の準決勝進出を決め、G大阪、横浜Mとの4強が出そろった。鹿島は広島を3―1で下し、逆転4強進出。MF小笠原満男(28)が昨年8月26日の広島戦(カシマ)以来、323日ぶりに国内公式戦出場。左足第5中足骨骨折から85日ぶりに復帰したFW柳沢敦(30)は、2アシストの活躍と復帰組の活躍でタイトル10冠に前進した。川崎は2試合合計5―5でもつれた延長後半8分、途中出場のFW黒津勝(24)が決勝ゴールを決めた。準決勝は第1戦が10月10日、第2戦が同13日。組み合わせ抽選は8月上旬に実施される。
サッカー人生第2章を快勝でスタートさせた。「個人としてはよかったとは言えないけど、現状の100%を出そうとした。自分が、自分がっていうよりも、チームのためにやろうと思った。準決勝、進めて良かった」背番号40を背負い、再起を期した広島戦。323日ぶりに帰ってきたMF小笠原が、充実感にあふれた表情でスタンドに復帰、快勝を報告した。
奮闘した。前半40分、センターサークル付近で、相手のパスをスライディングでカット。ボールはMF中後へのパスとなり、FW柳沢を経由して、最後はFWマルキーニョスが2得点目をたたき込んだ。絵に描いたようなカウンター攻撃の起点になった。さらに、この守備力が攻撃にも波及する。MF本山が「満男が入って、安心して攻撃にいけるようになった」と話すように、野沢、本山の攻撃回数が劇的に増え、3得点を呼び込んだ。
昨年8月、満を持してイタリア・メッシーナへと渡った。だが、技術はチーム一でも、日本人というだけで差別に近い待遇を受け、リーグ戦出場は6試合に終わった。シーズン途中、鹿島関係者の激励電話にも「バカンス」「旅行」という言葉が口をついた。試合から遠ざかり、冗談でも「引退」の二文字も口にするほど。だが、同時に腹の底からわき出たのは「試合に出たい」という気持ち。サッカーへの思いを再認識した1年だった。
チームは、2点差以上の勝利が必要な試合で、見事に準決勝進出を決めた。クラブのタイトル10冠まであと3試合。「チャンスなんで、チームとして目指していきたい」6冠を獲得してきた司令塔は、力強く言いはなった。(2007年7月16日06時01分 スポーツ報知)
【ヤマザキナビスコカップ】鹿島 vs 広島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
7月15日(日) 2007 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 3 - 1 広島 (18:30/カシマ/8,647人)
得点者:'15 マルキーニョス(鹿島)、'40 マルキーニョス(鹿島)、'47 野沢拓也(鹿島)、'63 ウェズレイ(広島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日は、風と雨が強い中での試合で、逆転しなくてはいけない条件に対し特別な指示はあったのでしょうか?
「今週に入ってから、まずビハインドのスコアからスタートするということでいろんな状況を想定して練習してきました。あとは、精神的なコントロール。つまり、いかにして平常心でこの試合に臨めるかということがひとつの鍵になると選手たちに話をしました。それを選手全員がよく理解して実行に移してくれたんだと思います。もうひとつは柳沢選手と小笠原選手の復帰。こういうプレッシャーのかかった試合のなかで、彼らの経験というものが随所に試合の中で生きていて、まわりの選手には平常心を保てるプレーや言葉を与えたんではないかと思います」
Q:小笠原選手と柳沢選手の名前が出たのですが、お二人の今後に期待することをお聞かせ下さい。
「柳沢選手に関してはずっと前から一緒になっているので彼のことはよく知っています。小笠原選手に関しては5月末あたりから一緒に練習する機会があったので、そこで彼のことを知ることはできましたし、今週に入ってから正式に(チームへの復帰が)決まった時点で、彼の気持ちが入ったなというのを感じました。やはり経験というところ、気持ちという部分での余裕がチームのなかで生まれてくるし、そうすると他の選手が自信をもってプレーするようになる。『こういう風にやっていいんだ』、と(彼らが)声を出すことで、ひと言だけでもまわりの選手も変わってくる。そういった意味で彼らがチームに与える影響というのは計り知れないものがある。コンディション的なものが戻ってくれば今後ともチームの力になるし、他の選手とも融合しながらうまく使っていければなと思います」
Q:これで中断に入る訳ですが、リーグ戦が始まる頃と比べて選手層の厚さということに関して監督はどう感じておられますか?
「やはり選手の底上げ、チーム全体の底上げというのは重要な部分です。まず僕は3つの要素があるんじゃないかと思います。ひとつは外国人選手が本来の力を出し切れるように慣れさせるプロセスを手助けすることが、われわれスタッフを含めてできるんじゃないかと思います。
もうひとつは、柳沢選手だったり、小笠原選手だったり、他にも経験を積んでいる選手はチーム内にいますから、経験の多い選手が経験のない選手に伝授ではないですけど、与える影響、育成というものもあると思いますし、そうしたことができればいいと思います。
3つめは、若い選手の台頭です。シーズンの最初から若い選手を育て、そこで勝っていくということを目標にして招聘された訳なので、そういった部分をずっとやってきた訳です。彼らが今後、試合に出れないということ、競争の原理に入ってこないといけないし、トップにずっと居続けるためにさらに努力をし続ける、献身的にやらなくてはいけないし、それができるものは上に行くし、それを諦めてしまう選手はそこで止まってしまいます。
選手を育てるという、単なる技術・戦術的なところではなく精神力でもあるし、それを打ち倒す選手、貪欲さを持っている選手は上に行くし、そういうチームの活性化をしていくことでチームの底上げができて、チーム力があがって、その3つの要素が予想している形でうまく機能してくれれば、負けない、あるいは強いチームができあがるのではないかと思っています」
以上
【ヤマザキナビスコカップ】鹿島 vs 広島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●青木剛選手(鹿島):
「小笠原選手とは、練習を1週間やっていたので問題はなかった。自分としては複数のポジションができるというのが特徴なので、出た場所でがんばっていきたい」
Q:小笠原選手の復帰でポジション争いが激しくなるが?
「別格の人なので、結果としてボランチのもうひとつの空いた枠を争うことになると思う。試合に出たときに、やれることをやっていきたいと思います」
Q:試合前のアップから選手から集中力や気迫が漲っていたが、試合前の様子はどうだったのか?
「1−0で負けて、2点差以上つけなければいけない厳しい状況での試合だったので、強い気持ちを持って試合に臨まなくてはいけないことをみんなが理解していたと言うことだと思う」
●小笠原満男選手(鹿島):
「チームが勝って準決勝に行くのが大事だった。自分の出来は良いとは言えないものだった。チームのために貢献することを考えながらプレーした」
Q:中後選手とはどういう話しをしていたのか?
「失点しないようにバランスを取ることが大事だと思っていた」
Q:久々の復帰戦だったが?
「あまり変わらない。ずっと慣れ親しんだスタジアムだったし」
Q:以前のチームとの印象の違いは?
「今日の試合に関しては『勝ちたい』という気持ちが表れていたのが良かったと思う」
Q:今日の試合に関しては?
「一番気を付けていたのは相手のカウンターだった。前半で2点取れたのが大きかった。シュートで終わろうという話だったので、それがうまく結果につながったと思う。失点シーンは残念だった」
●内田篤人選手(鹿島):
「自分が出たときに負けられないので勝てて良かった。頭が少し痛かったけど、監督が言ってたので出場しました。『出ろ』と言われて出ない選手はいない。自分も出たかったしそう言われて良かった。今日は結果が出て良かったと思う。満男さん(小笠原)もボールをもらってくれてすごく助かった。去年決勝に行ってるのだから、こんなところで負けられない。満男さんとは去年やってるし、メンツが変わったとは思っていません」
各紙小笠原に注目である。
が、この試合の決めたのはビハインドを無くした先制点であり、広島の守備を切り裂いた本山のスルーパスである。
ハーフウェイラインからの鋭く長いパスは一発で試合の行方を決めたと言っても過言ではない。
話題の小笠原満男がボールを持つ毎に再三再四鋭い動き出しを見せておった。
所謂「出来ている」コンビネーションであった。
際だったのは、前半27分満男の浮きパスをボールに触らず相手DFを抜き去ったプレイである。
惜しくもその後のクロスを柳沢主将が決めきれず得点には至らなかったが、本山が感動をスタジアムに呼び込んだことは言うまでもない。
使う側から使われる側へと成った本山は水を得た魚のようである。
本山と満男、この両雄がおる限り鹿島に落日はない。
無駄で無慈悲な戦をせぬ限りこの二人を失うことも無かろう。
井上版原作では一言で片づけられた板垣・甘利の討ち死にを盛り上げんが為の回であるが、冗長な上にこの二人の行動指針が無茶苦茶で萎えることこの上ない。
これでは主人公は勘助ではなく晴信である。
開催の決断
7月15日(日) ナビスコ準々決勝 広島戦 開催致します
7月15日(日)Jリーグヤマザキナビスコカップ第2戦 サンフレッチェ広島戦は予定度通り開催致します。
2点差以上で勝利を 鹿島、きょう広島戦 ナビスコ杯
2007/07/15(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 12頁
Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝トーナメント準々決勝第2日最終日は15日、各地で2試合を行う。鹿島はカシマスタジアムで広島と対戦する。キックオフは午後6時30分。初戦を0−1で敗れた鹿島は、逆転での準決勝進出を目指す。
鹿島が準決勝に進出するには90分以内で2点差以上での勝利が条件。失点した場合は、1点差での勝利では得失点差で並び、アウエーゴール数で敗退してしまうため、やはり2点差以上での勝利が条件となる。1−0での勝利の場合は延長戦(15分ハーフ)に入り、それでも勝負がつかなければPK戦となる。新井場は「アウエーゴールのことを考えれば点もやれないが、難しいことを考えず2点差つけて勝てるようにしたい」と気合を入れる。
先発予想はGK曽ケ端、DF内田、岩政、ファボン、新井場、MF中後、小笠原、野沢、本山、FW柳沢、マルキーニョス。初戦から5人が入れ替わる予定。復帰したばかりの小笠原は「次のステージに進むためにも、チームとして勝つことが大事。試合で勝ちたい、みんなと喜びたいという気持ちを、うまく試合に出したい」と意欲を燃やす。
約3カ月ぶりの公式戦出場を果たす柳沢は「試合に出るために準備してきたので不安はない。あとはやるだけ」と話し、「次を乗り越えないと10冠も見えてこない。いい結果を残せるようにしたい」と気合を入れた。
U−20W杯から帰国したばかりの内田も先発が濃厚で「疲れは大丈夫。帰ってくるときから、出させてもらえるなら出るつもりでいた。一生懸命頑張りたい」と話した。
広島はアウエーで守備的に来ることが予想される。布陣は前回と変わらずウェズレイの1トップできそうで、そこにU−20W杯から帰国した柏木が加わりそう。鹿島は前回、アウエーで守備的な広島を崩せずにカウンターから失点しただけに、同じパターンを繰り返したくはない。岩政は「修正というよりも、どういう気持ちで試合に入るかが大事。90分あるので焦る必要はない。これだけ選手が変わればリズムも違ってくる。気持ち的にもフラットな状態で入りたい」と、平常心で戦うことを強調していた。
台風で順延も心配されたが、無事開催。
U-20でチームを離れていた篤人も合流しベストメンバーを組めそうである。
ナビスコ杯だけでなく中断後のリーグ戦の行方も占う戦いになるであろう。
聖地で攻撃的に行く心構えは我等の声援と共にある。
雨にも風にも負けず集結するのだ。
2008年度新人鈴木修人くん内定
早大MF鈴木修人選手のアントラーズ入りが内定
標記の通り、早稲田大学ア式蹴球部所属(4年生)のMF鈴木修人選手が、来季から鹿島アントラーズでプレーすることになりましたので、お知らせ致します。
■鈴木修人(すずき・しゅうと)選手プロフィール
1985年8月31日生まれ。千葉県出身。船橋FC─鹿島アントラーズジュニア─鹿島アントラーズジュニアユース─船橋市立宮本中学校─市立船橋高校─早稲田大学(スポーツ科学部)。身長171cm、体重65kg。広い視野、長短の正確なパスが持ち味のMF。
■主な経歴
・2002年度全国高校サッカー選手権優勝
・2002、2003年度日本高校選抜
・2007年ユニバーシアード・バンコク大会代表(8月)
・2007年U−22(22歳以下)日本代表 北京五輪アジア2次予選出場(1試合1得点)
今季内定第一号である。
この鈴木修人くんは6月6日のU-22北京五輪二次予選でミドルシュートを決めていたことが記憶に新しい。
消化試合だったとはいえ国際舞台で結果を残したことは重畳至極。
親のサッカー好きが困じて”シュート”から修人と名付けられた生まれながらのサッカー選手である。
小学校時代には千葉県より父親が鹿嶋まで送り迎えをしたとの逸話が残っておる。
そのエリートをジュニアユース以来再び迎え入れられることは至福である。
一時は壊滅状態であったボランチも青木・チューヤン・吉澤に満男・船山・誓志の現戦力に新たに修人くんが加わることとなりポジション争いも熾烈となる。
この戦いを制したものが公式戦へと赴くのである。
来季の楽しみがまた一つ加わった。
柳沢敦主将・小笠原満男そろい踏み
鹿島、小笠原&柳沢が先発復帰…準決勝進出へ闘志燃やす
鹿島に復帰したMF小笠原と左足第5中足骨骨折から復活したFW柳沢が紅白戦に主力組でプレー。15日のナビスコ杯準々決勝第2戦・広島戦(カシマ)の先発が確実となった。「(自分がいたときと)メンバーはあまり変わっていない。自分というよりチームとしてうまくやれればいい」と小笠原。主将の柳沢も「次の試合でやることははっきりしている。2点取らなきゃいけないし、勝って次に進みたい」と、2点差以上の勝利による逆転準決勝進出へ闘志を燃やした。(鹿嶋市)
柳沢&小笠原15日W先発復帰だ
鹿島のW杯ドイツ大会戦士のFW柳沢とMF小笠原が、15日のナビスコ杯広島戦にそろって先発出場することが確実となった。2人はこの日の紅白戦でともに主力組でプレー。メッシーナへの1年間の期限付きレンタル移籍を終え、3日に正式復帰した小笠原は、中後と2ボランチを組んだ。
先週は腸炎を患い一時体調を崩した小笠原は「体重も戻ったし大丈夫」とキッパリ。「(イタリアで)1年間試合に出られなかったので、試合をしたいという気持ちでいっぱい」と復帰戦が待ちきれない様子だ。
一方、柳沢は左足第5中足骨を骨折した4月21日の清水戦以来の公式戦復帰。アウエーの第1戦でチームが0―1で負けているだけに「苦しい状況をひっくり返してこそ、頂点が見えると思うので、頑張りたい」と今季での10冠達成に強い意欲を示した。[ 2007年07月14日付 紙面記事 ]
小笠原&柳沢復帰即先発
けがから復帰した柳沢(左)と、鹿島に復帰した小笠原が談笑。ナビスコ杯準々決勝突破に向け戻ってきた2人が引っ張る
セリエAメッシーナから鹿島に復帰したばかりのMF小笠原満男(28)が、ナビスコ杯準々決勝第2戦の広島戦(15日・カシマ)で先発することが13日、確実になった。この日行われた紅白戦で、先発組のダブルボランチの一角に入った。また、左第5中足骨(左足小指つけ根)骨折から復帰戦を迎えるFW柳沢敦(30)も先発予定。2人は日本代表への思いも口にし、広島戦で再出発を期した。
小笠原が広島戦で再出発する。06年8月26日の広島戦以来、約11か月ぶりとなる国内公式戦で、先発が決定的。「ずっと試合に出たい気持ち、勝ちたい気持ち、みんなと喜びたい気持ちがあった。その気持ちをうまく試合で出したい」寡黙な男も復帰戦を前に、素直な感情をむき出しにした。
新しい小笠原をみせる。昨年8月から在籍したメッシーナで、リーグ戦出場は6試合に終わった。だが、ただ指をくわえて見ていたわけではない。「イタリアはボールを奪ってから縦への展開が速い。鹿島でも有効に使う」。「サッカーに対する気持ちが変わった」イタリア仕込みのカウンターを身につけ、試合に飢えるサッカー少年の気持ちを取り戻し、再起を期す。
小笠原と時を同じくして、柳沢も先発復帰する。「満男も復帰戦で、周りが協力してやらないと。できるだけサポートしていく」。この日の紅白戦では早速、ボランチの小笠原からのパスを起点に、柳沢がフィニッシュというレベルの高い連係を披露。ブランクはまったく感じさせない。
2人の目標は、ナビスコ杯優勝であり、その後の日本代表復帰にある。小笠原は「日本代表は一番の名誉」と切り出せば、柳沢も「(日本代表復帰に)頑張ります」ときっぱり。ナビスコ杯準決勝進出のためには、2点差以上の勝利が義務づけられる広島戦。帰ってきた2人が、チームを逆転勝利へと導く。(2007年7月14日06時03分 スポーツ報知)
何故か報知だけは日本代表復帰へのコメントを載せている。
記事だけ読むと本人達の復帰意識が高そうに思えるが、これまでの公式コメントから想像するに報知記者の質問に礼節を込めた返答に過ぎないであろう。
本来、日本代表は日本サッカーの頂点でありサッカーをプレイする全ての選手の憧れであるはず。
しかしながら、いつの日からか駒のように扱われ意に背けば切り捨てられる奴隷が如き存在と成り果てた。
これでは表面上は取り繕っても本山が言うように好みに合わなくばクラブで結果を出した方がよいと相成って然りである。
サッカーは多種多様で答えはない。
鹿島アントラーズ一つとっても昨季と今季では全く異なるチームである。
6年間に及んだトニーニョ・セレーゾ時代に於いても毎年陣容だけで無く戦い方全てが変化していた。
長きに渡る江戸幕府も八代以降は吉宗の血筋となり御三家以上の待遇で御三卿が起てられた。
永続すると思われているものもいつかどこかで変わっていくものなのである。
ファボン先発へ
鹿島ファボン闘志「酸欠になるまで走る」
鹿島DFファボンが公式戦15戦ぶりの先発出場に闘志を燃やした。13日の紅白戦でDF岩政と組んで主力組のセンターバックでプレーし、15日のナビスコ杯準々決勝広島戦第2戦の先発出場が濃厚になった。 05年のサンパウロの世界クラブ選手権優勝メンバーで今季鳴り物入りで加入したが、4月14日の横浜戦を最後に故障やDF大岩の好調もあり、先発出場から遠ざかっていた。「酸素ボンベが必要になるくらい、酸欠になるまで走る」と並々ならぬ意気込みを見せていた。 [2007年7月13日20時1分]
エルゴラで本田元主将が一押ししていたファボンが記事を読んだかの如く先発へ。
ここは1st legに敗戦したからではなくより攻撃的に行くためであろう。
大岩のコーチングと経験による読みではなく、セットプレイ時の高さと強烈なFKを選択したと考えられる。
180分間のハーフタイムで劣勢なのであるから当然である。
本人も気合い十分なコメントを発している。
まるでオシム監督に認められ日本代表に選出されたいがのようである。
このコメントが物語るようにフォボンは明るく周囲に与える影響力の大きい選手である。
三ヶ月ぶりの先発でチームに明るい結果をもたらせて欲しいところである。
小笠原満男、決意の番号
小笠原満男選手背番号決定のお知らせ
F.C. Messina Peloro s.r.lから鹿島アントラーズに復帰した小笠原満男選手の背番号が以下の通りに決定しましたので、お知らせ致します。
■背番号 40
■小笠原選手コメント
「40番までの番号のなかで選んでいいということだったので、いろいろな番号がある中人がつけたことのない番号で、一番大きい番号にしました。チームに貢献できるよう一生懸命がんばります。」
小笠原満男選手復帰会見の模様
本日クラブハウスにて13時よりF.C. Messina Peloro s.r.lから鹿島アントラーズに復帰した小笠原満男選手の会見が行われました。
■小笠原選手コメント
「もう一度このチームで優勝したい。自分としてもチームに貢献したいという気持ちでいっぱいです。チームに貢献できるよう一生懸命がんばります」
鹿島小笠原の新背番号「40」
背番号「40」のユニホームを披露する小笠原。右は大東社長
メッシーナから復帰した鹿島MF小笠原が、新背番号にクラブ史上初となる40番を選んだ。なじみ深い8番はMF野沢がつけているが、足して8番になる35番や19番、20番など主力クラスの番号は空いていた。それでも「あまり人がつけていないイメージの中で一番大きい番号を選びたい」と、登録選手40人以下のチームで選べる最大番号となる40番を選択。練習後の復帰会見でユニホーム姿を披露した。契約も09年シーズンまで2年半延長し「40番をこれから自分のイメージにできれば。もう1度、このチームで優勝を目指す」と固く誓った。
[2007年7月13日9時26分 紙面から]
鹿島復帰の小笠原、2年契約を結ぶ…海外再挑戦は封印
今季セリエBに降格したメッシーナから鹿島に復帰したMF小笠原満男(28)が12日、茨城・鹿嶋市のクラブハウスで会見=写真。「チームがもう一度優勝を目指すなか、自分も貢献したいという気持ちでいっぱいです」と意気込みを語った。
この日までにクラブとの契約を10年1月末まで2年延長したことが判明。現契約が切れる来年1月以降は移籍金が発生しないため、海外再挑戦のためには新契約を結ばない方が得策だった。しかし「チームのこともあるし、それはできない」と小笠原。「代表? 選手である以上、それはみんな思うことだと思うけど、代表に入るためということじゃなくて、鹿島のために一生懸命やりたい」。鹿島に骨を埋める覚悟だ。
新しい背番号は「人が付けていないイメージがあったし、その中で一番大きい番号」という希望でリーグ規定最大の「40」。この日のゲーム形式の練習では途中から主力組でプレーするなど、15日のナビスコ杯準々決勝第2戦・広島戦(カシマ)で先発の可能性もある。
小笠原 背番「40」で人生第2章
背番号40のユニホームで入団会見に臨んだ小笠原
メッシーナへの1年間の期限付きレンタル移籍を終え、3日に正式復帰が決まったMF小笠原が、鹿島と2年半契約を結んだことが分かった。鹿島とは08年1月31日まで契約を残していたが、これをいったん白紙にした上で、7月から新たに10年1月31日まで契約を結んだ。
この日は復帰会見を行い、背番号も40に決定。「特に深い意味はないが、40を自分のイメージにしたい」と話した。すでに国際移籍証明書も届き、選手登録も完了。12日の紅白戦では主力組のボランチでプレーし、15日のナビスコ杯広島戦で先発出場する可能性も出てきた。
「チームで優勝を目指しそれに貢献したい。若手の良い手本になりたい。代表?まずはチームに貢献したい気持ちでいっぱい」。小笠原のサッカー人生第2章の幕が切って落とされた。[ 2007年07月13日付 紙面記事 ]
復帰の小笠原が会見、悔しさをぶつける
鹿島に復帰し、記者会見する小笠原満男
J1鹿島に復帰した元日本代表MF小笠原満男(28)が12日、茨城・鹿嶋市内で記者会見し「優勝を目指していく中で、もう一度チームに貢献したい」と意気込みを述べた。新しい背番号は「40」。
昨夏セリエAのメッシーナに期限付き移籍。リーグ戦は6試合出場で1得点と不満の残る1年だったが「悔しさを毎日の練習にぶつけた。今の自分がどれくらいやれるのか、新しい気持ちにもなれた」と収穫も口にした。
既に練習にも合流しており、15日のナビスコ杯準々決勝第2戦の広島戦(カシマ)で出場の可能性もある。現在4位のリーグ戦に向けても「上位との直接対決に勝てばチャンスはある」と逆転優勝へ意欲をのぞかせた。(2007年7月12日17時50分 スポーツ報知)
J1鹿島 小笠原が復帰会見 気持ち新たにV狙う
2007/07/13(金) 本紙朝刊 スポーツ A版 9頁
新背番号「40」に決定
Jリーグ1部(J1)鹿島に復帰した元日本代表MF小笠原満男(28)が12日、鹿嶋市内のクラブハウスで記者会見を行い、「もう一度このチームで優勝を目指していく中で、自分としてもそれに貢献したい気持ちでいっぱいです」などと抱負を語った。新しい背番号は「40」に決定した。「40」を付けた選手は鹿島では過去になく初めて。
小笠原は昨夏、イタリア・メッシーナに期限付き移籍したが、出場機会に恵まれずにリーグ戦わずか出場6試合(1得点)に終わった。チームもセリエBに降格し「悔しい思いをした。チームとしても個人としても満足いく結果が得られなかった」と振り返った。
それでも、収穫はあった。「試合に出たい気持ちを毎日の練習にぶつけ、一生懸命やってきたことは自分の中の成果。それをここでも続けていきたいし、一生懸命やることがチームのためにもなるし、自分のためにもなる。今の自分がどれだけできるか、新しい気持ちになれたのが一番の収穫」と新たな気持ちも芽生えた様子だ。
また、日本代表については「代表は名誉なことだが、今は鹿島のために一生懸命やりたい」と封印。チームはリーグ戦4位に付けているだけに「上位との直接対決で勝っていけばチャンスはある。勝ち続けられるように、貢献できればと思います」と表情を引き締めた。すでにJリーグへの登録手続きは終わっており、今週末にもカシマスタジアムで勇姿が見られそうだ。
「システム(フォーメーション)でサッカーをするわけではない」と同様に「背番号でサッカーをするわけではない」。
とはいえライトなファンの間では興味の対象ではあった。
そして小笠原満男の選択は”ユニーク・ナンバー”ということであった。
鹿島史上初であり、この先も他の誰かが付ける可能性の非常に低い番号である。
「自分のイメージとしたい」とのコメントを真に受ければ、所属する限りこの番号を背負うということになろう。
これは商業的にも旨味があり、クラブとも利害が一致する。
レプリカシャツとタオルマフラーの発売はリーグ戦再開後すぐに行われるのであろう。
今月のフリークスには広告が入っているものと思われる。
でなければ職務怠慢である。
この夏の目玉商品なのである。
この売り上げを少しでも伸ばす為には小笠原満男自身がこの週末の2nd leg.で大いなる活躍をせねばなるまい。
過去の名声は過去の背番号と共に葬り去っておろう。
チューヤンとのダブルボランチも超攻撃的な布陣も小笠原満男の能力を見込んで布かれるものと心得よ。
メッシーナに於ける数少ない試合、インテルとの対戦で見せた玉際の強さ、パトリック・ヴィエイラを吹き飛ばすフィジカルを見せるときが近づいてきている。
超攻撃的布陣
鹿島がFW4人の超攻撃的布陣を試す
鹿島が15日のナビスコ杯準々決勝第2戦のホーム広島戦に向けて超攻撃的オプションを試した。12日の紅白戦で主力組は通常の4−4−2ではなく3−4−3をテスト。2本目はFW柳沢を中盤のダイヤモンドの左に据えて、FW4人と攻撃的MF3人で前線から中盤を構成した。カウンター攻撃を食らう危険性も高い、もろ刃の剣の布陣だが、8日の第1戦を0−1で落としているだけに準備する価値はある。復帰が予想される柳沢は「いろいろ想定してのことでしょう。第2戦は勝ちに行かないといけない」と闘志を高めていた。 [2007年7月12日19時29分]
マルキ 田代 佐々木
野沢
敦 本山
満男
新井場(青木) ファボン 岩政
ということなのだろうか。
背水の陣である。
聖地で我等の後押しがあるからこそこの試みも可能なのである。
12番目の12番目たる所以である。
共に勝利を掴もうではないか。
小笠原満男登録へ
小笠原15日広島戦間に合った
鹿島復帰が決定したMF小笠原が、15日のナビスコ杯広島戦から出場可能になった。登録期日の11日までにイタリアサッカー協会から国際移籍証明書が届き、登録が間に合った。出場すればJリーグでは06年8月26日の広島戦以来323日ぶり。ケガ明けのFW柳沢も復帰する予定で、ドイツW杯戦士の久々の競演も実現する。小笠原は12日に入団会見を行う。 [ 2007年07月12日付 紙面記事 ]
国際移籍証明書が届き名実共に鹿島の選手としてピッチに立つことが可能となった。
これで30歳まで戻さないと豪語した鈴木満強化部長の発言が戯れ言であると証明されたのである。
ポジションはトニーニョ・セレーゾが熱望したボランチになる模様。
伊太利亜修行が物見遊山でなかったことを証明して欲しい。
プレイ以上に求めるのが精神的な成長である。
メッシーナでの9ヶ月間は耐えることを覚えたであろう。
辛酸を嘗めたことで器を広げたと証明する場が与えられたと心得よ。
広島戦J公式プレビュー
[ 7月15日(日)ヤマザキナビスコカップ:準々決勝 第2戦 鹿島 vs 広島(プレビュー) ]
第1戦の敗戦にも余裕の鹿島が、チーム一丸で初の4強入りを目指す広島を迎える
2007Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦で、初の準決勝進出を目指す広島が、同カップに優勝、準優勝各3回を誇る鹿島を1−0と破った。日本代表、U-20日本代表に招集された選手も多く、不利を予想された広島だが、チーム一丸となって勝利をつかんだ。
引いて守り、カウンターアタックを狙う広島の術中にはまった格好で、鹿島はほとんど決定機をつくることができなかった。指示したサイド攻撃が機能せず、オズワルドオリヴェイラ監督は「サイドの戦いに負けた」と第1戦を振り返った。しかし、戦いはホーム&アウェイの2試合で決着することもあり、選手たちは後半戦となる第2戦での巻き返しに自信をのぞかせる。「広島の狙いは分かった。それをかわせば、勝てない相手ではない」とDF岩政。リーグ戦第15節(6月16日)には、第2戦の舞台となる県立カシマサッカースタジアムで、広島に5−1の大勝という実績もある。その試合のように、MF陣の多彩な動きで相手守備陣をかく乱することができれば、両サイドのスペースを生かすチャンスも生まれてくるだろう。「延長戦になってもいいから、あせらずに戦えばいい」と話す岩政の、リスタートからの得点力にも期待がかかる。
一方、広島は「今日のような試合ができるように全力で調整する」とペトロヴィッチ監督が抱負を述べたように、第1戦の再現を目指す。FW桑田が鹿島の守備的MF青木に厳しいプレッシャーをかけるなど、全員の献身的なプレーが基本。「高い位置で守ることができれば、攻撃もいい形となる」(DF戸田)。体調不良にもかかわらず第1戦にフル出場したFWウェズレイの回復も待望される。まずは守備の組織を崩さず、サイドに開くMFの服部、李漢宰を生かして、鹿島に脅威を与えたい。
先行したい鹿島に対し、広島は堅守で対抗することが予想される。守備ラインの前面、あるいはタッチライン沿いで繰り広げられる攻守の駆け引きに目を凝らすのも楽しみの一つ。負ければ後がない、リーグカップ戦の緊迫感を堪能できる試合となりそうだ。
バイタルエリアとサイドの攻防が見物とJリーグの公式見解である。
確かに満男が復帰しJ屈指の中盤を誇る我等が鹿島アントラーズが前掛かりに攻めれば、バイタルにスペースが出来る可能性も低くはない。
が、広島はほぼ1TOPで来ることが予想され、そこは飛ばされてしまうのでは無かろうか。
1st legでも長いボールが行き交うエリアであった。
逆に広島側はスペースを埋め尽くし、攻防も何もない状態であったことは誰の目にも明らかである。
増田誓志がハーフウェイライン周辺でボールキープするもDFラインに戻すしかなかった絵を何度見せられたことか。
逆に「やられた」とコメントされたサイドは熱くなると容易に想像出来る。
1st.leg.では石神が集中砲火に晒されたが、実際の失点は石神の上がったスペースを使われたせいであって石神だけの問題ではない。
岩政が言うようにかわすことは不可能ではないだろう。
それ以上に問題はリトリートした相手の崩し方である。
結局のところ、テレビの画面外で繰り返される無駄走りが勝負を分けると推測している。
ボールを待って受けては不発に終わる可能性なきにしもあらず。
いくら石神のミスを責めたところで何も得るものはない。
吉宗の治世が終わりを告げようとするとき、世継ぎ問題が沸き起こる。
文武に優れ人柄に非のない次男の田安宗武を擁立する動きこれ有り。
確かに嫡子の徳川家重は快活ならず暗愚の極みで御座ろう。
しかしながら、天下の正道を曲げては治世もままならぬ。
ここは嫡男たる家しげに九代将軍を譲る事が肝要であろう。
正しき行いこそ人を導き育てるのである。
柳沢主将と小笠原満男
柳沢が15日広島戦復帰アピール
鹿島FW柳沢が15日のナビスコ杯準々決勝広島戦第2戦(カシマ)での復帰に向けて、好調をアピールした。
9日の筑波大との練習試合に出場。開始50秒すぎに、いきなり左足ループシュートでゴールを襲うと、前半21分にはゴール前約3メートルの間接FKを押し込んで先制点を決めた。後半15分にはMFダニーロ、同22分にはFW佐々木のゴールをアシストと、全3得点に絡んだ。「気持ちも体も充実している。あとは試合でクリアできるか」と前を向いた。 [2007年7月9日19時55分]
鹿島・小笠原&柳沢が練習試合で活躍!ナビスコ杯に向け手応え
セリエB・メッシーナから復帰した鹿島MF小笠原が9日、復帰後初の対外戦となる筑波大との練習試合に先発。「きょうはダメですね。腸炎の影響でずっと吐いたり下痢してたんで…」と腹痛の影響で全開プレーとはいかなかったが、78分プレーして随所にキレのある動きを披露。「次に出るつもりで準備してます」と15日のナビスコ杯準々決勝第2戦・広島戦(カシマ)に向けて手応え。また、左足第5中足骨骨折から戦列復帰したFW柳沢も1得点2アシストの活躍で3−0勝利に貢献。頼もしい2人が逆転準決勝進出、さらにリーグ後半戦のキーマンとなる。 (鹿嶋市)
J1鹿島練習試合 小笠原、柳沢が出場
2007/07/10(火) 本紙朝刊 スポーツ A版 8頁
Jリーグ1部(J1)鹿島は9日、クラブハウスグラウンドで筑波大と練習試合(45分×2)を行い、3−0(前半1−0)で勝利した。
試合には、鹿島に復帰した小笠原、けがから復帰した柳沢が先発。柳沢が1得点2アシストと全得点に絡む活躍をしたほか、2ボランチの一角に入った小笠原も後半33分に交代するまで随所に光るプレーを見せた。
だが小笠原は「腹は良くなったんですけど、体が…」と先週、ウイルス性の腸炎にかかっていた影響もあり、納得のプレーはできなかった様子。試合勘についても「そこまで言えるレベルじゃない」と話したが、15日のナビスコ杯準々決勝第2戦の広島戦に向けては「試合までに何日かあるから、そこまでにいい状態に持っていければ。出るつもりです」と意欲を見せた。
柳沢は「得点を意識して動いた。あとは試合でできるか。準備としてはいい段階でこれている。気持ちも体も充実している」と復帰へ向け順調そのもの。広島戦についても「気持ちは十分にある。あとは監督がどう決めるか」と話した。広島との準々決勝第1戦を0−1で落とし、剣が峰に立たされている鹿島だが、大一番へ向け頼もしい2人が戻ってきそうだ。
柳沢敦主将が1G2Aと復活をアピールしたが、小笠原満男は腸炎の影響もあり運動量も少なく結果を残せず終えた。
何より主将が全ての得点に絡んだことは重畳である。
そして期待のダニーロのミドルである。
一度柳沢主将に預け受け直してのミドルは連携も含めチームに溶け込んだと言っても良いのでは無かろうか。
どうしても異国からの合流には時間を要する場合もある。
暖かい目で見ることも肝要である。
山本勘助が中途採用され軍師として重用されるも、何一つ献策は採用されず、負けるべく村上義清に挑む姿が今季開幕に重なってしまう。
一度は敗れ、二度敗れようとも上意を持って立ち向かう心こそ我等に求められておる。
心を一つにするのだ。
再びファミリーと化すために。
広島戦コメント
鹿島相手の術中にはまる/ナビスコ杯
<ナビスコ杯:広島1−0鹿島>◇準々決勝第1戦◇8日◇広島ビ
鹿島DF岩政がゲームプランを反省した。広島はFW佐藤、MF駒野、柏木らを代表招集で欠き、戦力ダウンの中で徹底したカウンター戦術で臨んできた。鹿島もパスサッカーで真っ向勝負を挑んだが、術中にはまる形でサイドを速攻で崩された。DFのリーダーは「相手の布陣、メンバーを見て、相手の嫌がることをする選手が増えてこないといけない」と振り返った。[2007年7月8日22時37分]
≪指揮官バッサリ「何もできず終わった」≫鹿島は前半23分にサイドを崩され失点すると、DF新井場のシュートがバーを叩くなどの不運もあり零敗。オリベイラ監督は「サイドのバトルに敗れた。何もできずに終わった試合」とバッサリ。復帰したばかりのMF小笠原と故障明けのFW柳沢については「状態を見て判断する」と、15日の第2戦での起用を検討する意向を示した。
鹿島、痛い敗戦…ナビスコ杯
◆ナビスコ杯 ▽準々決勝(第1戦) 広島1−0鹿島(8日・広島ビッグアーチ) ほぼベストメンバーで臨んだ鹿島には痛い敗戦となった。リベイラ監督は「なぜか左ばかりで、右サイドがうまくいかなかった。打開しようとしたが、何もできずに終わった」と渋い表情で話した。(2007年7月8日22時47分 スポーツ報知)
Jリーグ 準々決勝 第1戦 鹿島 広島に不覚
2007/07/09(月) 本紙朝刊 スポーツ A版 10頁
Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ準々決勝第1戦最終日(8日・広島ビッグアーチほか=2試合)昨年準優勝の鹿島は広島に0−1で敗れた。FC東京はアウエーで横浜Mを1−0で下した。
サイド攻撃機能せず
代表勢など主力を欠く広島を相手にまさかの不覚。カウンター狙いの広島の術中にはまってしまい、国立への切符をかけた第一歩は黒星スタートとなってしまった。
明暗を分けたのはサイドの攻防だった。両サイドを広く使ってくる広島に対し、鹿島は狙いとしていたサイド攻撃がまったく機能しなかった。常に逆サイドを狙ってくる広島の攻撃に翻弄(ほんろう)された。先制点はまさにその形。前半23分にカウンターを仕掛けられると、右クロスに対し逆サイドに走りこんだ服部の対応が遅れてしまい、先制を許してしまった。
反撃したい鹿島は、オズワルド・オリベイラ監督がハーフタイムに再度、「両サイドを積極的に使って攻めろ」と指示。その通り、後半開始早々に新井場とマルキーニョスのワンツーから、新井場がシュートしたが惜しくもクロスバーをたたき、それが後半唯一の好機だった。
その後は、引いて守る広島を崩せず、前線の選手を次々と投入するも得点には結びつかなかった。オズワルド・オリベイラ監督は「両サイドを狙うことを指示したが機能しなかった。選手を交代して打開しようとしたが、何もできずに終わってしまった」と敗戦の弁。増田も「前半がすべてだった。相手の狙いにはまってしまった」と振り返った。
それでも増田が「これで終わりではない。最少失点で抑えられたので、まだ望みはある」と話せば、岩政も「向こうの狙いは分かったので、次に生かしたい。最悪のスタートでしたけど、あと90分あるので焦らずにやりたい」と前を見つめた。厳しい状況に追い込まれたことは事実だが、次戦はホームで小笠原、柳沢も戻ってくる可能性などプラス材料もある。敗戦の向こうにある光をつかめるか。逆境をはね返してこそ、10冠が見えてくる。
【ヤマザキナビスコカップ】広島 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
7月8日(日) 2007 ヤマザキナビスコカップ
広島 1 - 0 鹿島 (18:00/広島ビ/7,086人)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:敗因はどう捉えますか?
「我々のサイド攻撃は、どういうわけか左だけで、右からは何もなかった。両サイドからの攻撃を狙うという指示だったのだが、それがうまくいかなかった。失点した後も、サイドを相手にうまく抑えられてしまった。打開するために交代策を講じるなど、手も打った。しかし、結果として何もできずに終わってしまった。」
Q:メンバーがいない状況の広島に対して『与し易い』というイメージを、選手たちは持っていませんでしたか?
「そういうことはなかったと思う」
Q:1週間後、また試合がある。どう修正しようと思いますか?
「まだ(同じ相手と)試合があるので、ここでは修正ポイントを申し上げられない。ご理解ください。また、試合が終わった直後だし、ビデオを見て原因を明確にしたい」
Q:ここ2戦、勝利していない。柳沢・小笠原らも含めて、選手の入れ替えの可能性は?
「彼らが活躍する可能性があるのは、わかっている。ただ、チームの状態や彼らの状況を見て、考えたい」
Q:リーグ戦の広島と今日との違いは?
「サンフレッチェのやり方、狙いは変わっていない。ただ、選手が替わっただけ。今日の試合のポイントは、ウチがサイドの戦いに負けた、ということ。あるいは、試合に挑む意識に差があったかもしれない。いくつか細かな約束事があるのだが、それができていなかったし、やらなかった。相手がどうこうよりも、自分たちがやるべきことをやれなかったことが、問題。まあ、広島が変わったとすれば、リーグの時は点をとった後も攻めてきたが、今日はリードをしっかりと守ろうとしたことくらいだろう」
以上
【ヤマザキナビスコカップ】広島 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●岩政大樹選手(鹿島):
「広島の狙いはわかったので、それをかわせば勝てない相手ではない。スコアとしては最悪の結果だけど、まだ前半が終わっただけ。残り90分で、1点取れればいい。そんなに焦らずやれればいい。この結果を踏まえて、1週間どんな準備ができるかが大切。次はホームなので、最低限1−0で、延長になってもいいから、焦らず戦えばいい。
(広島は)前にやった時とは、そんなに変わらない印象。やっていることは同じだったと思う」
Q:柳沢と小笠原が戻ってくる可能性もありますね
「それより、ピッチに立ったやつらがどうするか、ということの方が大事。(記者の)みなさんはそういうことの方をクローズアップしたがりますが、僕はピッチの中にいる人間がどういうことを感じて、どうするべきなのかを考えるべきだ、と思う。
もちろん、彼らが控えているのは明るい材料ではありますが、今日のように相手の術中にはまるようなことばかりやっていたのでは問題だし、相手の狙っているところをどうしたらはずせるのか、そこを考えてサッカーをすべきだと思う。
相手の狙いは、引いて守ってカウンターだった、と思います。ウチは、そこで相手が『そうしてほしい』と思うようなプレーをしていた。僕は頻繁に『そうじゃないプレーをしよう』と、試合中もハーフタイムも言っていたんですが、なかなか柔軟性が足りなくて。もっと考えてやるべきだったと思います、僕は。
向こうが引いていたので、一概に自分たちの動きが悪かったとは言えませんが、攻め方の点では、もう少し…。相手が引いて、プレッシャーをかけてこないからといって、安易にできることばかりをするのではなく、相手の布陣なりメンバーを見て、相手のいやがることをしないと。『自分たちがしたいこと』や『やれること』をやるのではなく、相手のいやがることを考える選手がいないといけない。
まず焦らずに1点を取ること。攻撃的にいく必要もないし、90分の中で、1点とることを考えてやることが、大事だと思う」
●大岩剛選手(鹿島):
「(失点シーンは)ボールの滞空時間があったわけだから、ノーマークで打たせてはいけなかった。あれだけフリーにさせてしまって、しかもシュートを打たせてしまった。ただ、失点の場面の前に、左サイドを崩されてしまって、僕が左サイドに引き出されてしまったこともあったので…。失点は、チーム全体の責任だと思う。クロスを上げさせなければよかった訳だし、それまでも自分たちのミスでボールを取られてカウンターをくう場面もあった。そういうのは、ゲームの中で修正していかなければいけないと思う。
でも、みんな、そんなに悲観していないし、自分たちでやらなければいけないことはわかっている。この1週間で修復したいと思います。
小笠原については、登録上は問題ないでしょうけど、(使うかどうかは)監督の判断ですからね。チームとしての約束事だとか役割とかもありますから…。切り札にはなる、と思いますけど」
攻めの歯車一つが噛み合えば歴史は大きく変わっておったであろう。
セットプレイの数がそれを物語る。
アウェイで守りきることよりもゴールを脅かす道を選んだが結果に結びつかなかった、ただそれだけである。
守るというのは容易い。
村上義清が勝つ伏線ばかりが張られておる。
その中で一際光る高遠頼継の存在である。
そう、高遠連峰軒の兄。
彼を村上義清が囲っておったとは心強い。
絶大なる力を発揮するであろうと期待させられる。
ホームで戦う小笠原満男のように。
ユダ秋止符
浩二バーゼル残留事実上決定
バーゼルDF中田浩二(27)の残留が事実上、決定した。古巣の鹿島が獲得オファーを出したが、バーゼルのグロス監督が「中田は次の練習試合でプレーするし、チームに残る」と明言。中田は「日本に帰りたいわけではないが、鹿島が必要としているならば帰る意思がある」と話す一方で、「現状には満足している。静観するだけで、自分からアクションを起こすことはない」と説明した。
鹿島も先月下旬に放出の意向がないことは確認。鈴木満取締役は「こちらの条件の範囲内で獲得したいと考えているし、向こうが出さないからと言って条件をつり上げて無理にということはない」と話した。来週までに状況を調査し、来オフの獲得も含め、今後の方針を固める。[2007年7月7日9時4分 紙面から]
鹿島が中田浩獲得断念へ…開幕戦迎える22日リミット
J1鹿島がスイスリーグ・バーゼルDF中田浩二(27)の獲得について、同チームが開幕戦を迎える22日をリミットに断念する方針であることが6日、分かった。
鹿島幹部は「シーズンが始まれば(移籍は)より難しい状況になる。お金の問題じゃないので、アクションも起こしにくい。いまは静観するしかない」と見解を明かした。
鹿島の獲得オファーについてバーゼル・グロス監督は5日、「中田は次の練習試合でプレーするし、チームに残る」と明言。クラブとしても放出の意思がないことを文書で通達している。
5日に行われた日本代表MF中村俊輔が所属するセルティックとの練習試合を欠場した中田浩は、「鹿島が必要としているならば帰る意思がある」と話したが、鹿島は今夏の獲得を事実上断念。移籍金なしでの移籍が可能となる来夏の獲得を見据え、契約状況などの調査を継続する。
バーゼル再度明言 中田は出さない
J1鹿島が獲得に乗り出しているMF中田に関し、バーゼルのクラブ首脳があらためて放出を否定した。鹿島側にはすでに断りのファクスを送付しているが、チームの強化担当を兼務するグロス監督は5日に「彼は売りに出ていない。彼は必要な選手。チームに残る」と断言した。中田も「鹿島が必要としてくれるならば帰る意思はある。でも、欧州でプレーできていることも、バーゼルでやっていることにも不満はない」と話した。[ 2007年07月07日付 紙面記事 ]
浩二、バーゼル残留 移籍金5億円ネック鹿島断念
スイス1部リーグ、バーゼルのDF中田浩二(27)が残留することが6日、決定的となった。古巣の鹿島が獲得を目指していたが、中田を高く評価するバーゼルと交渉が折り合わなかった。この日、バーゼルのクリスチャン・グロス監督(52)は中田の残留を明言。中田自身も「自分からアクションを起こすことはない」と話しており、今夏の鹿島復帰は事実上、消滅した。
中田と古巣の鹿島は“相思相愛”だったが、来年6月末まで契約が残るバーゼルが、中心選手の中田を手放すことはなかった。昨シーズン、中田はリーグ戦36試合中34試合に出場。左サイドバックやセンターバックとして活躍。リーグ戦2位に大きく貢献した。
中田を高く評価するバーゼルは、鹿島からオファーを受けた当初から放出を拒否。執拗(しつよう)に食い下がる鹿島に対し、移籍金を300万ユーロ(約5億円)に設定した。鹿島が用意できる移籍金は1億5000万円程度が限界で、交渉は難航。5日にバーゼルのグロス監督が「中田はチームに残る」と明言し、事実上、クラブ間の交渉は打ち切られた。鹿島幹部も「出来る範囲で獲得するつもりでしたが…」と今夏の移籍については断念する考えを認めた。
鹿島復帰を希望していた中田も、自らの立場を冷静に把握。「現状には満足している。静観するだけで自分からアクションを起こすことはない」と話しており、気持ちを切り替えている。来夏に関しては、中田はバーゼルとの契約が切れるため、移籍金は派生しない。鹿島は引き続き、中田獲得の可能性を探っていくことになる。
左サイドバック、センターバック、ボランチを高いレベルでこなし、ポリバレント(多様性)な能力を誇る中田を日本代表イビチャ・オシム監督(66)は高く評価。6月のキリン杯では、ドイツW杯以来、1年ぶりに代表復帰を果たした。しかし、指揮官は欧州組の招集に関しては、移動の負担を考慮し、極めて慎重。バーゼル残留が決定的になった中田は頻繁に代表に合流することは難しく、オシム・ジャパンにも少なからず影響を与えることになりそうだ。(2007年7月7日06時03分 スポーツ報知)
ここ数日紙面を賑わしたユダの移籍問題にやっと終止符が打たれた模様。
流石に五億円(300万ユーロ)と言われてしまっては手を引かざるを得ない。
我等もホッとしたというところが正直な気持ちであろう。
悲しんでいるのは、儲けそこなった田邊とユダと加藤あいの遠距離恋愛カップルと言ったところか。
そして粘着ストーカーと化していた鈴木満強化部長も傷心である。
左利きのあなたの手紙、右手で破って右手でなぞって真似てみる。
いくら書いても埋め尽くせない白紙の行が、そこにある。
あの「冬」の日がなかったら楽しい日々が続いたのに…
岩政家大集合
鹿島岩政、家族の前で勝って孝行
鹿島DF岩政が明日8日のナビスコ杯準々決勝アウエー広島戦で家族孝行を果たす。アウエー広島戦は毎年、山口県大島から家族が晴れ姿を観戦しに来る日。ともに教師を務める父薫さん、母英子さんと、幼少のころ練習場への送り迎えをしてくれた祖父の義視さん、祖母の八重子さんが駆けつける予定だ。「見に来ると、あまり負けた記憶はないです」。記憶通り、アウエー広島戦は3戦全勝と負け知らずだ。
先月も3戦連発を決めた9日の大分戦後に実家に帰省するなど、マメに顔を出している。祖父母もオフサイドを理解しているほどサッカーに詳しく「DFなのによく点を決めるな」と、ほめられた。オフの1月には香川県の金比羅山に祖父母と3人で旅行に出掛け、1000段近い階段を一緒に上った。本宮で自分のことを祈ってくれた2人にさらに感謝。広島戦の勝利で報いるつもりだ。 [2007年7月7日9時0分 紙面から]
アウェイをホームに変える大作戦である。
実際に効果は絶大で3戦全勝のこと。
しかしながら、祖父母というだけでオフサイドを理解していないかのような記述は如何なものか。
サッカーに興味があればさほど難しいルールではない。
ただ、世の中の輩の説明が下手なだけである。
状況を説明していては伝わらない。
なぜそのルールがあるのかを知らなければ説明のしようが無いのである。
物事には全て本質が存在するものである。
踊る会議
必勝期す鹿島“青空作戦会議”
鹿島が一丸となって8日のナビスコ杯準々決勝アウエー広島戦の必勝を期す。6日の練習では紅白戦後にMF本山、DF岩政、大岩らがピッチ上で約20分の「青空作戦会議」。本山は「プレスのかける位置とかを話し合った。1人1人意見があるし、みんな譲れない部分もある。でも、いい話し合いができて、まとまった感じはあります」と有意義な時間だったことを感じていた。 [2007年7月6日19時55分]
必勝という響き以上にほのぼのする青空作戦会議である。
記者も記事に困っていることが見て取れる。
が、20分とはただならぬ会議であろう。
一般的に会議は30分に収めよというのが良いビジネス習慣である。
彼らはその教えをよく守っておる。
無駄にダラダラし、決まることも決めることもなく時間だけが過ぎ去る会議ほど無駄なものはなく。
それが世の中に蔓延っており、出席しただけで疲労するものだから、仕事した気になる輩の多いことよ。
嘆かわしいことである。
だが、鹿島の選手だけでもそうでないことを知り、明るい未来が見えた。
幸せは身近なところにあるものである。
ユダまさに帰参せず
浩二はバーゼル残留とグロス監督明言
スイス1部リーグのバーゼルのグロス監督は5日、所属する中田浩二(27)の獲得を古巣のJリーグ1部(J1)鹿島が希望していることについて「中田は次の練習試合でプレーするし、チームに残る」と明言した。
中田は同日「日本に帰りたいわけではないが、鹿島が必要としているならば帰る意思がある」と心境を打ち明けた。ただ、クラブ会長とも話はしていないといい「現状には満足している。静観するだけで、自分からアクションを起こすことはない」と説明した。
[2007年7月6日11時13分]
中田はバーゼル残留 グロス監督が明言
【グレンヘン(スイス)5日共同】サッカーのスイス1部リーグ、バーゼルのグロス監督は5日、所属する中田浩二の獲得を古巣のJリーグ1部(J1)鹿島が希望していることについて「中田は次の練習試合でプレーするし、チームに残る」と明言した。
中田は同日「日本に帰りたいわけではないが、鹿島が必要としているならば帰る意思がある」と心境を打ち明けた。ただ、クラブ会長とも話はしていないといい「現状には満足している。静観するだけで、自分からアクションを起こすことはない」と説明した。
中田浩 新シーズンもバーゼルで
元日本代表MF中田浩二(27)が、新シーズンも昨季に引き続きバーゼルでプレーすることが5日、決定的となった。古巣の鹿島がMF小笠原とともに早くから獲得に乗り出していたが、今週初めにバーゼル側から鹿島に断りのFAXが届いていたことが分かった。
鹿島の鈴木取締役強化部長が「移籍金の問題ではなく、バーゼルが浩二を戦力と考えているから出せないと返答してきた」と明かした。移籍市場は8月31日まで開いており、中田は自身のHPで「バーゼルとの契約があと1年残ってる以上、移籍金の問題が発生するので自分はその成り行きにまかせるしかない」とコメント。鈴木部長は「これから対策を練らないと」と今後も獲得交渉を継続する方針を示唆しているが、バーゼルが中田に代わる戦力を確保しない限り、移籍の実現は厳しい状況だ。[ 2007年07月06日付 紙面記事 ]
昨日の時点でほぼ決定と考えておったが、スポニチの報道では鈴木満強化部長が悪足掻きをするようなのでまだ問題は続くようである。
ユダ本人も一昨日の意志を再確認するように静観を公言し、空気を読んでいるので、もう無くなったと考えて良いであろう。
しかし満部長の対策とはいかなるものであろうか。
CB要員としてファボンとのトレードや左SB要員として石川でも送りつけるのであろうか。
そこまでしてユダにこだわる理由が見あたらぬ。
大方、親会社に無心してしまったお金を使わなければならぬといったところで困っているのであろう。
であれば、レッヅの細貝(21)やFC西東京の伊野波(22)、清水の枝村(21)、名古屋の青山(19)、広島の青山(22)のどれかを買っておけば良かろう。
移籍金は年俸に移籍係数を乗じたもの。
細貝 900万×10=9000万
伊野波 1000万=1億
枝村 600万=6000万
青山 300万=3000万
青山 900万=9000万
今が旬のU-20代表名古屋の青山の安さは魅力的である。
話題性を考慮すると日本代表の伊野波が第一候補である。
顔も若干新井場に似ているので、立花兄弟の如きプレイも可能では無かろうか。
スカイラブハリケーン・時間差スカイラブ・スカイラブストーム・ツインシュート・スカイラブパスカット・スカイラブブロック・スカイラブタックル・ スカイラブツインシュート・ジェミニアタックと技も豊富である。
石神直哉契約移行
石神直哉選手がA契約に
石神直哉選手が6月30日の J1リーグ第18節FC東京戦で、公式戦450分以上出場の規定を満たしたため、当クラブとプロA契約を結びましたのでお知らせいたします。
■石神選手コメント
A契約を結ぶことができ、うれしく思います。それだけ責任も重くなると思うので、より一層努力して頑張っていきたいと思います。
■出場履歴(公式戦合計 9試合0得点480分出場)
月/日 大会 節 相手 場所 結果 出場形態 出場時間 得点 警告
3/11 J1 2 G大阪 カシマ ● 0-1 途中出場 13分 0 0
3/17 J1 3 千葉 フクアリ △ 3-3 途中出場 5分 0 0
3/25 YN 2 新潟 カシマ ○ 2-1 途中出場 1分 0 0
5/ 6 J1 10 横浜FM カシマ △ 1-1 先発出場 90分 0 1
5/ 9 YN 5 名古屋 瑞穂陸 ○ 4-1 先発出場 90分 0 0
5/12 J1 11 磐田 カシマ ○ 2-1 先発出場 90分 0 0
6/16 J1 15 広島 カシマ ○ 5-1 先発出場 90分 0 1
6/24 J1 17 名古屋 カシマ ○ 2-1 途中出場 11分 0 0
6/30 J1 18 FC東京 カシマ ● 1-2 先発出場 90分 0 1
J1リーグ通算 7試合0得点 389分出場
ヤマザキナビスコカップ通算 2試合0得点 91分出場
■石神直哉(いしがみ・なおや)プロフィール
1985年3月2日生まれ。茨城県神栖市出身。横瀬サッカースポーツ少年団─神栖第一中学校─鹿島高校─神奈川大学を経て、2007年、鹿島アントラーズ入り。 DF
鹿島DF石神がA契約に
鹿島は5日、DF石神直哉(22)との契約をプロCからプロAに変更したと発表した。石神は6月30日のFC東京戦で、出場時間がA契約締結条件の450分を超えた。[2007年7月5日18時57分]
鹿島の石神がA契約に
J1鹿島は5日、DF石神直哉(22)との契約をプロCからプロAに変更したと発表した。石神は6月30日のFC東京戦で、出場時間がA契約締結条件の450分を超えた。(2007年7月5日18時57分 スポーツ報知)
フィジカル・レフティ石神がA契約に移行。
これまで以上の重責を担うこととなる。
石川・FS・山拓と放出した今季の貴重な左SBの控えである。
オリヴェイラ監督も将来を睨んで経験を積ませ、新人としてトップの移行となった。
篤人がU-20ワールドカップにて決勝トーナメントに進出したためナビスコ杯準々決勝の2試合は共に先発となろう。
責任と言うよりもこのチャンスを生かして欲しい。
6月16日のリーグ戦ではマッチアップした広島の駒野のプレイに「わかっていてもクロスを上げられてしまう」と少々弱気なコメントをしておった。
だがこれも、同じサイドのプレイヤーとして感化されたと前向きに捉えたいところである。
これで一皮剥け、相手がわかっていてもクロスを上げればよいだけである。
惜しみないアップダウンと正確なクロスを見せつけるのである。
ただし週刊少年マガジンは確認して購入すること。
でないと二周続けて同じものを買う可能性があり、後悔することとなろう。
小笠原満男 第二章・くちづけ
鹿島復帰MF小笠原が早速存在感
鹿島に復帰したMF小笠原が早くも中盤のエースの座に座る。先月初旬の帰国以来、一部の練習には加わっていたが、4日の練習で初めて実戦練習に参加。8対8で控え組の1ボランチの位置に入ると、攻守に圧倒した。相手ドリブルを体を入れて奪い返すなど、イタリア仕込みの強さを披露。FW柳沢が「一番目立っていた」と口にすれば、MF青木は「ライバルとは言えない。レベル的に手が届かない。自分が監督でも使うと思う」と、周囲の選手に存在を認めさせていた。チームも選手登録の手続きに着手し、15日のナビスコ杯広島戦からの出場が濃厚。小笠原は「またゼロからサッカー人生の新たなスタート。第2章ですね」と心機一転を誓っていた。[2007年7月5日9時4分 紙面から]
鹿島・小笠原、復帰後初の実戦形式の練習でレギュラー獲りアピール
セリエBに降格するメッシーナを退団して鹿島に復帰したMF小笠原が4日、古巣で初めて実戦形式の練習に参加。控え組のボランチで得点につながるパスを配給するなど代表クラスの実力を披露し、レギュラー獲りをアピールした。「サッカー人生の第2章じゃないけど、きょうが新たなスタート。チームの目標は2位でも3位でもない。優勝に向かって頑張りたい」と決意は新た。選手登録手続きは今週中に完了する見込みで、15日のナビスコ杯準々決勝第2戦・広島戦(カシマ)から出場可能となる。(鹿嶋市)
「第2章の幕開け」小笠原練習参加
鹿島復帰が正式決定したMF小笠原が4日、ハーフコートでの8対8のミニゲームに出場。控え組のボランチに入り、気合の込もったプレーを見せた。「期するものがある。またゼロからのスタートという気持ち。(サッカー人生)第2章の幕開けという感じです」。国際移籍証明書は今週中にも届く予定で、復帰戦は15日のナビスコ杯広島戦が濃厚。また、背番号は空き番の「35」が有力だ。[ 2007年07月05日付 紙面記事 ]
小笠原9日実戦テスト…鹿島練習合流
セリエAメッシーナから鹿島復帰が決まったMF小笠原満男(28)が4日、チーム練習に合流し、「今までやってきたものはあるけど、ここからはサッカー人生の第2章というつもりでやる」と決意表明した。実戦練習ではサブ組のボランチに入り、正確なパスと精力的な守備を披露。「イタリアでここが(成長した)っていうのはないけど、そういう目で周りから見られる。期する気持ちがある」その言葉通り、気合の入った初日だった。
ナビスコ杯準々決勝広島戦(15日・カシマ)での復帰に向け、9日の練習試合でテストされる予定。オリヴェイラ監督は「主力」と考えており、広島戦出場のチャンスはある。「向上心をもってやる」心機一転、新たな一歩を踏み出した。(2007年7月5日06時03分 スポーツ報知)
入団を決意し決定したことで、先日までの練習参加とはまた異なった気持ちでチームに合流したことと思う。
誰もが理解しているとは思うが、この男に足りないのは精神的な部分なのである。
今、この気持ちを、ピッチに立てる喜びを自分の中にだけでなく多くの人に分け与えているんだという、そういう気持ちを持って欲しいのである。
J1の優勝を争うということは日本サッカー界の頂点の争いなのである。
レベルが高いリーグであっても残留を懇願するクラブであれば自ずとチームに集まる輩の品質も知れよう。
人間的成長こそ課せられたタスクなのである。
青木の褒め言葉は小笠原満男が早くこのチームに溶け込んで欲しいと思う優しさと心得よ。
我等はサッカーという競技のフィジカルや技術という点以上に人間の器を小笠原満男に問いたいのである。
1980年11月5日発売(柏原よしえ)は『ピンキーパンチ大逆転!』の二年前である。
ユダ帰参許されず
浩二の鹿島への復帰難航
バーゼルのツィンデル広報が、DF中田浩二(27)を鹿島に放出するつもりはないと明言した。「鹿島のオファーは断った。中田は今季もうちでプレーを続ける」と話した。一方、中田は3日の練習試合ザルツブルク戦を観戦後「今年は優勝を目指し頑張る」と言いながら「何度も言うように僕がどうこうできるものじゃない。(移籍が)うまくいくよう待っている」と複雑な思いを吐露。移籍金の額について両クラブの思惑に開きがあり、中田の鹿島復帰は難航している。(中野吉之伴通信員) [2007年7月5日9時11分 紙面から]
もうお金の問題になっておるので、三〜四億円といわれる移籍金が払えない以上、移籍は行われないということである。
これは朗報と受け取りたい。
大金は攻撃的選手にこそ投資すべきで、守備の要は自前で育てるべきである。
ましてや裏切り者を許す風潮はクラブに悪しき伝統を作りかねない。
ここは、田邊と加藤あい嬢には涙を飲んで貰おうではないか。
彼と彼女以上の苦しみを我等は受けたのであるから。
鹿島の小笠原満男再び
小笠原満男選手復帰のお知らせ
イタリア1部リーグ(セリエA)F.C. Messina Peloro s.r.lに期限付き移籍していました小笠原満男選手が、6月30日の移籍期間満了にともない、鹿島アントラーズに復帰することになりましたのでお知らせいたします。なお、背番号等に関しましては、決まり次第お知らせいたします。
■ 小笠原 満男(おがさわら みつお)
1979年4月5日生まれ。岩手県出身。大船渡高から98年、鹿島アントラーズ入り。
2006年7月から2007年6月までF.C. Messina Peloro s.r.lに期限付き移籍。
国際Aマッチ53試合7得点。02、06年FIFAワールドカップ日本代表
99年FIFAワールドユース選手権準優勝
■ 小笠原選手コメント
いろいろと考えましたが、鹿島でプレーすることを決めました。今は、鹿島でもう1度優勝したい気持ちでいっぱいです。優勝に貢献できるように頑張りますので応援よろしくお願いします。
■ 小笠原選手年度別成績
年度 J1リーグ ナビスコカップ 天皇杯 表彰歴
試 得 試 得 試 得
1998 5 0☆ 0 0 2 1
1999 15 4 5 0 1 0
2000 28 3☆ 5 2☆ 5 4☆ サントリーチャンピオンシップMVP
2001 24 7☆ 3 0 3 2 ベストイレブン、サントリーチャンピオンシップMVP
2002 27 4 3 1☆ 5 0 ベストイレブン、ヤマザキナビスコカップMVP
2003 27 7 3 1 4 3 ベストイレブン、JOMOオールスター出場
2004 28 7 2 0 3 0 ベストイレブン、JOMOオールスター出場
2005 30 11 0 0 2 0 ベストイレブン、JOMOオールスター出場
2006 20 3 2 1 - -
セリエA コッパ・イタリア
06-07 6 1 2 0
【注】☆は優勝した大会
※2006-07シーズンはF.C. Messina Peloro s.r.l、他は鹿島アントラーズ
小笠原が鹿島復帰を決断、15日にも出場
レンタル移籍していたメッシーナを退団したMF小笠原満男(28)が3日、鹿島復帰を決断した。この日、鹿嶋市内のクラブハウスで鈴木満取締役らと会談し、意向を伝えた。ペトリッカ代理人からはセリエAシエナから非公式で獲得の打診があり、交渉がまとまる可能性もあることを伝えられていた。だが「欧州の移籍期間は8月末までで、これから活発になる。でもこの状況で引っ張ることはできない。今は鹿島で優勝するために一生懸命やるという気持ちが強い」と話した。現在は契約期間が残り半年だが、今後、延長も含めて話し合う見通し。登録手続きが済み、出場可能となるのは15日のホームでのナビスコ杯準々決勝広島戦第2戦からになりそうだ。[2007年7月4日8時54分 紙面から]
小笠原、鹿島復帰が正式決定…早ければ15日の広島戦に出場
来季セリエBに降格するメッシーナを退団したMF小笠原満男(28)のJ1鹿島復帰が3日、正式に決まった。小笠原はこの日、茨城・鹿嶋市のクラブハウスで鈴木満強化部長と話し合い、海外再挑戦の気持ちを封印して復帰の意思を伝えた。
昨年8月にメッシーナ入りした小笠原だが、セリエAでは6試合出場1得点の成績に終わり、6月30日に移籍期間が満了。直前にセリエA・シエナから正式オファーに発展する可能性がある打診が届き、気持ちが揺らいだが、出した答えは古巣復帰だった。
「いまは鹿島で優勝したいという気持ち。不安より楽しみの方が大きい」。復帰戦は最速で15日のナビスコ杯準々決勝第2戦・広島戦(カシマ)となる見込み。ナビスコ杯に加え、リーグ戦も4位と優勝を狙える位置にいる。小笠原の復帰によって鹿島の通算10冠の可能性が見えてきた。(千葉友寛)
小笠原復帰「鹿島で優勝したい」
鹿島復帰が決定し、笑顔の小笠原
元日本代表MF小笠原満男(28)の鹿島復帰が3日、決定した。欧州再移籍か鹿島復帰かで揺れていたが、クラブハウスで行われた代理人、クラブ側との話し合いで合意。「鹿島で優勝するためにやりたいと伝えた」と話した。
非公式ながらイタリアのシエナから獲得の意思表示がきていたため、悩んだ末の決断だった。昨年8月に鹿島からメッシーナへレンタル移籍。悲願だった欧州の初シーズンは、リーグ戦わずか6試合で出場時間304分と満足できるものではなかった。6月30日でレンタル期間が終わり、籍は鹿島に戻っていたが、もう一度欧州でプレーしたい気持ちは強かった。
最後は「今は鹿島で一生懸命やると決めた」と晴れ晴れ。鈴木満強化部長も「自分の口から鹿島でやると言ってほしかった。そういう気持ちになってくれたんでうれしい」と笑みを浮かべた。
国際移籍証明書の都合で、復帰戦は早くても15日のナビスコ杯広島戦(ホーム)となる。「出るように準備はする」と小笠原。開幕当初は出遅れたものの5、6月をわずか1敗で終え、4位に浮上したチームにとって、9冠中6冠を知る男の復帰は、悲願の10冠に向けて最高の補強となった。[ 2007年07月04日付 紙面記事 ]
セリエAメッシーナを退団したMF小笠原満男(28)が3日、J1鹿島に復帰した。クラブハウスで鈴木満取締役強化部長、山崎勇次強化課長らと会談し、「鹿島でプレーすることを決めました。今は鹿島でタイトルを取るため、一生懸命やる気持ちでいっぱいです」と伝えた。
昨季、所属したメッシーナ(今季はセリエB降格)では、出場機会に恵まれず、海外挑戦続行を希望。保有権を持つ鹿島も6月中に新たな移籍交渉が始まることを条件に、移籍を容認していた。先週には、同リーグのシエナから打診があったが、定めた期限内に正式オファーまでは発展せず、最終的に小笠原から鹿島復帰を申し出た。
復帰戦は、イタリアからの移籍証明書の到着を待つため、ナビスコ杯準々決勝第2戦の広島戦(15日・カシマ)となる見込み。メッシーナでは、最終節まで18試合連続ベンチ外と試合から遠ざかっているが、「今は不安よりも楽しみ。早く試合に出たい」。通算10冠達成へ頼もしい司令塔が鹿島に戻ってきた。
(2007年7月4日06時01分 スポーツ報知)
小笠原、鹿島に復帰 出場は15日以降
2007/07/04(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
セリエA打診断る
Jリーグ1部(J1)鹿島は3日、イタリア1部リーグ(セリエA)メッシーナに期限付き移籍していたMF小笠原満男(28)が6月30日の期間満了に伴い、鹿島に復帰すると発表した。背番号などについては未定。
鹿島復帰か、それとも再び欧州にチャレンジするか、去就が注目されていた小笠原が出した結論は“復帰”だった。この日午後からクラブハウスで鈴木満取締役強化部長らと会談。会談後はふっ切れた表情で「鹿島でプレーすることになりました。鹿島のために一生懸命やると決めた。ここで優勝したい」と熱い胸の内を明かした。
昨季9月に念願の欧州移籍がかない、メッシーナへ移籍したが、出場はリーグ戦6試合(1得点)、国内カップ戦2試合(0得点)。不完全燃焼に終わったこともあり、リーグ戦終了後は欧州移籍を第一希望に挙げ、移籍期限でもある6月末まで結論を先延ばしにしていた。
しかし、自身のサッカーへの渇きが復帰を選択させた。「いくつか交渉する中で有力なのが1つ出てきて、もう少し待てばという状況にはなった。でも、この状況で引っ張るわけにはいかない」と小笠原。セリエA中堅チームからの打診はきていたが、それを断ち切って復帰を決断した。
今後は早急に移籍手続きを進めるが、復帰は早くても15日のナビスコ杯準々決勝第2戦になる見通し。「まずは監督が(自分を)使いたいと思うかどうか。ナビスコ杯も1つのタイトルを取る大きなチャンス。どうなってもいいように、できるだけコンディションを上げてきたつもり。不安よりも楽しみな方が多い」。鹿島に頼もしい男が帰ってくる。
■小笠原満男(おがさわら・みつお)
1979年4月5日、岩手県出身の28歳。98年に大船渡高から鹿島入団。Jリーグ通算204試合、46得点。99年ワールドユース準優勝に貢献。01 年からは5年連続でベスト11。02年、06年ワールドカップ(W杯)に出場。国際Aマッチ53試合出場、7得点。06年にセリエA・メッシーナへ移籍。リーグ戦6試合出場、1得点。国内カップ戦2試合出場、0得点。
既定路線であった復帰がようやく正式に決定した。
オファーがない時点から、否、移籍を決めた時点から復帰の既定路線は誰の目にも明らかであった。
そしてその通りになっただけである。
そもそも移籍以前からクラブ首脳に不要と言われ、日本人MFの機能しない例を無視し、渡伊後にイタリア語を勉強始め、二ヶ月を過ぎてやっと買い物、そして当たりに弱く走らない選手と烙印を押された選手である。
誰が欲しがろうか、使おうか。
ところで、今回はたかがレンタル復帰である。
昨季の佐々木竜太・首藤がJAPANサッカーカレッジから復帰、一昨年の康平がモンテディオ山形から復帰、古くは野沢も2000年にCFZ・ド・リオ(ブラジル)から復帰しておるのである。
特にニュースにすべきことでもない。
ただ、小笠原満男本人はやる気あるコメントを発し我等に媚を売っておる
この媚を真実とし、マルキーニョスを押っ圧すことなくプレイに専念することである。
であれば結果は自ずから付いてこよう。
しかしながら、イタリアからの移籍証明書待ちとは手際が悪い話である。
イタリア仕事でノンビリされたら本当に三十路まで戻せなくなりそうである。
ユダ静観の姿勢
中田浩二は「成り行きに任せる」
小笠原同様、鹿島復帰の可能性があるバーゼルMF中田については結論が出ていない。中田は3日、自身のHPを更新。「バーゼルとの契約があと1年残ってる以上、移籍金の問題が発生してしまうので、自分はその成り行きにまかせるしかありません」と書き込んだ。「鹿島に復帰することができれば、鹿島の優勝のために頑張りたいと思うし、バーゼルに残ることになれば、その1年を充実させたいと思う」としており、どちらでも受け入れる意向だ。 [ 2007年07月04日付 紙面記事 ]
当たり障りのないコメントでどう転んでも波風の立たないよう努力をしている。
ユダ本人も移籍金のあまりの大きさに驚いたのでは無かろうか。
特売するユニにサイン4万枚を書いて、且つそれが全て完売して初めて成り立つ移籍である。
深井を売っても羽田を売っても追いつかない。
菊池直哉という金蔓を失った代理人田邊はここぞとばかりに勝負をかけておる。
このままでは田邊の懐が暖かくなるばかりである。
本当に帰りたいという気持ちがあるのであれば、ここは静観を決めつけ、来季の契約を結ばずに0円で帰参せよ。
であれば、誰もが喜ぶ移籍となろう。
だからといって罪が許されるわけではないが。
加藤あいには1年間寂しい想いもさせるが、それもまた再会時の至福となるものである。
演技は差し置いて大河版以上に美人な由布姫を演じたのであるから。
當間サテライトにて捻挫
當間建文選手の負傷について
當間選手が以下の通りに診断されましたので、お知らせ致します。
1.受傷名 右足関節捻挫
2.全 治 約3週間
3.負傷日 7月1日(日) サテライトリーグ コンサドーレ札幌戦
これは痛い。
内田篤人がU-20ワールドカップに出場している今、最も層の薄いサイドバックに負傷者が出てしまうとは。
だが最も痛手を負っておるのは當間本人である。
沖縄を出、北海道で捻挫とは痛いにも程がある。
この痛手を乗り越えて一回り大きくなって欲しい。
挫折は誰にでもある。
その後の成長が人間の器である。
少々早いオフが来ただけと開き直り、キャンプには心機一転で望むが良かろう。
まずは長尾家を相続し越後の守護代となるが良い。
そして守護上杉定実に嫡子無くば守護となる日も近ろう。
しかし発声が良すぎるのも考えものである。
人工的な顔と相まって誰の目にもアフレコが如く見えたことであろう。
柳沢主将試合OK
鹿島のFW柳沢敦(30)が1日、サテライトリーグ札幌戦で71日ぶりの実戦復帰を果たした。先発出場し、予定された45分を超える60分間プレー。得点に絡まなかったが、8日のナビスコ杯・広島戦出場に意欲を見せた。
「60分間できたことが一番よかった。思ったより動けた」前半5分には、左サイドをドリブル突破。後半11分には右足シュートを放った。4月21日の清水戦で、左第5中足骨(小指)を骨折してから71日。10年ぶりとなるサテライト出場で、エースが全快を宣言した。
オリヴェイラ監督からはトップチームでの復帰を「ナビスコ杯2戦目(15日・広島戦)」と伝えられているが、柳沢は「次(8日)もいける」と明言。「動きの質を高めて、状態を上げていく」悲願の10冠達成へ、頼れる主将が戻ってきた。 (2007年7月2日06時02分 スポーツ報知)
2007Jサテライトリーグ Aグループ 第11日 vsコンサドーレ札幌
2007.07.01(日)14:02キックオフ
会場:宮の沢白い恋人サッカー場・観衆:2.531人・天候:晴
鹿島アントラーズ 0 前半 3 コンサドーレ札幌
1 後半 1
55分:大道 広幸
交代
45分:IN:田中 光
(OUT:佐藤 翔吾)
61分:IN: 藪 裕史朗
(OUT:柳沢 敦)
68分:IN:山崎 賢人
(OUT:當間 建文)
出場選手一覧
鹿島アントラーズ
小澤 英明 GK 1
當間 建文 DF 24
後藤 圭太 DF 31
田宮 慎也 DF 6
佐藤 翔吾 MF 5
遠藤 康 MF 25
興梠 慎三 MF 17
大道 広幸 MF 30
田中 康平 FW 27
柳沢 敦 FW 13
佐々木 竜太 FW 34
SUB
杉山 哲 GK 29
藪 裕史朗 DF 2
田中 光 DF 3
山崎 賢人 MF 7
中塚 大亮 FW 11
コンサドーレ札幌
高原 寿康 GK 31
岡田 佑樹 DF 2
金子 勇樹 DF 21
池内 友彦 DF 5
岩沼 俊介 DF 24
岡本 賢明 MF 23
鈴木 智樹 MF 14
上里 一将 MF 20
川崎 健太郎 MF 22
西 大伍 FW 27
石井 謙伍 FW 9
SUB
佐藤 優也 GK 26
加藤 拓也 DF 30
山口 紫苑 FW 13
相川 進也 FW 11
柳沢主将が札幌の地で同期入団・同い年の池内と対戦。
お互い切磋琢磨したことであろう。
サテライトリーグ好調の鹿島を抑えるとは天晴れであった。
秀吉に面会を求めた伊達政宗のようである。
秀吉:「そなたが伊達政宗なる者か」
政宗:「はっ」
秀吉:「こたび奥州の平定においてそちの働き並々ならぬものであったと
聞き及んでおるぞよ
大儀であった」
政宗:「はっ 恐悦至極に存じます」
秀吉:「苦しゅうない おもてをあげよ
さて政宗 こたびの働きに対し望むだけの恩賞を取らせるぞ
遠慮なく申せ」
政宗:「恐れながらそれがし その儀は無用に願いまする」
秀吉:「申せとゆうたら申せばよいのじゃ
隻眼の身を恥じ入ることもなかろう」
政宗:「なればそれがし 豊臣家への仕官を望みまする」
秀吉:「うむ これからも蒲生氏郷によく仕えこの天下のために励むがよい」
政宗:「恐れながらそれがし 蒲生様にお仕えするのではなく直臣として…」
秀吉:「余にその顔を見て過ごせと言うか!
余はそなたに面を見せよと言うた
そなたはその命にもう一方の目で逆ろうておる
さような者を信ずるは……
危うきことよのう ふっはっはっはっはっはっはっはっ」
おっと、これは今川義元に仕官を求めた山本勘助で御座った。
ユダならば他に買うものがあるであろう。
浩二が鹿島移籍へクラブと直談判
バーゼルの練習に合流するため、スイスへ出発した中田
バーゼルMF中田浩二(27)が、獲得を打診されている古巣の鹿島移籍へ向けてクラブ側に直談判する。1日、休暇を終えてスイスへ出発。移籍金など条件面で、クラブ間の交渉が長引く可能性もあるが「気持ちは伝わっているはず。向こうで話をすることになると思います」と話した。今日2日にチームへ合流し、練習を開始。タイミングをみてクラブ幹部と会談し、J復帰への思いを伝える。[2007年7月2日9時10分 紙面から]
中田浩がスイスへ…交渉難航も鹿島復帰「信じるしかない」
J1鹿島が獲得オファーを出しているスイスリーグ・バーゼルDF中田浩が1日、成田空港からスイスへ出発した。
「移籍のリミット? 移籍市場は8月31日まである。シーズン途中に移籍する選手もいるし、そのころには体もできているので(鹿島復帰も)問題ない。(交渉が)うまくいってくれることを信じるしかない」
鹿島復帰の意思を固めているが、バーゼルとの契約は来年夏まで。鹿島の提示した移籍金約1億円に対してバーゼルの要求額は3億円以上と開きがある。交渉成立を祈りつつ、2日にバーゼルに合流する。(成田空港)
鹿島復帰希望の中田浩が渡欧
バーゼルのMF中田浩二(27)が1日、日本での静養を終えて成田空港発の航空機で渡欧した。古巣の鹿島への復帰を希望しており、現在はクラブ間で交渉中。現時点で来季の所属クラブは未定だが「移籍市場は8月31日まで開いているし、どうなるかは分からない。どうなってもいいように体をつくりたい」と練習に集中する構えだ。3日からバーゼルの練習に合流予定で、22日の開幕戦チューリヒ戦に向けて調整する。[ 2007年07月02日付 紙面記事 ]
中田浩渡欧…古巣復帰あきらめず朗報待つ
中田浩二
鹿島が獲得を目指すバーゼルMF中田浩二(27)が1日、成田空港から渡欧。8月31日の移籍市場締め切りまで古巣への復帰をあきらめない考えを明かした。
バーゼル側の希望する移籍金(約4億円)と鹿島の準備している金額(約1億5000万円)の開きは約3倍。交渉の長期化は避けられそうにないが、中田は「市場は8月31日まで開いているわけで、シーズン途中に移籍していく人もいる」とコメント。「僕がどうこうできる問題ではないし、うまくいくことを待つしかない」と、22日のスイスリーグ開幕戦(対チューリヒ)後も移籍実現の朗報を待ち続ける。(2007年7月2日06時02分 スポーツ報知)
三億とも四億とも噂される移籍金はあまりにも巨額である。
となれば、交渉以前の段階に戻すことを推奨したい。
本人は戻る気満々であるが、お引き取りを願おうではないか。
それも縁である。
無理を通すほどのことはない。
四億投じられるのであればサンフレッチェ広島の柏木であろうが青山であろうが獲得可能である。
詰まるところ適正価格ではないとの結論を導き出せる。
半額だったとしても疑問が残る額なのである。
逆にこの男に不快感を覚えているサポーターが離れることを考えればマイナス効果の大きさは計り知れないのである。
とはいえ、表立って報道されていることが全てではないのである。
相木市兵衛が村上義清に通じておるように見えておっても晴信の策略やも知らぬ。
軍師も古参もスルーパスである。
小笠原満男、海外志向
■小笠原は
来季セリエBに降格するメッシーナを6月30日をもって退団したMF小笠原の鹿島復帰が1日、決定。ただ、あくまで手続き上のもので、本人は依然として海外でのプレーを希望。3日にも鹿島の鈴木強化部長と面談を行う。
鹿島、海外移籍か復帰か小笠原と会談へ
鹿島の鈴木満取締役強化部長は1日、海外移籍か鹿島復帰かで揺れるMF小笠原満男の去就について、近日中に本人と会談を持ち、最終結論を出す意向を示した。この日、契約上はメッシーナから鹿島に戻った小笠原は海外移籍をあきらめていないが、同部長は「具体的なオファーがないから、鹿島でやると決断させたい」と会談で復帰を促す考えで、今後も海外への再挑戦を容認する姿勢をみせた。(2007年7月2日06時02分 スポーツ報知)
小笠原満男はオファーが届かなかったことで潔く鹿島に復帰しナビスコ杯準々決勝戦に照準を合わせておるのかと思いきや、全く逆であった。
であれば、売却先を探すという手立ても残っておる。
海外でさえあればよいというのであればヴェトナムも北朝鮮もある。
タイのバンコク・ユニバーシティには日本人選手の深澤仁博という選手もいるのである。
もう、ここまで来たらこの男にこだわる必要はないのでは無かろうか。
必要な戦力を揃えることさえ出来ればよいのである。
つまり金。
城で生き残った女子供は市にて売買された。
武田信玄が推奨したとされる人身売買である。
現代もサッカー選手は人身売買されておる。
何を躊躇う必要があろうか。
西東京戦 コメント
無敗止まるもオリベイラ監督前向き/J1
<J1:東京2−1鹿島>◇第18節◇30日◇カシマ
東京戦で痛恨の逆転負けを喫し、連続無敗試合は9(6勝3分け)で止まったが、鹿島オリベイラ監督は前向きにとらえた。開幕5戦未勝利とクラブ史上ワーストの出足だったが、快進撃で持ち直し、上位をキープして前半戦を折り返した。
指揮官は前半戦を総括し「1番よかったのは、問題を選手自身が変えようと考えたこと。正直、今日は勝っておきたかったが、まだ半分が終わっただけなので結論は出ていない」と話した。[2007年6月30日20時9分]
鹿島逆転負け 10試合ぶり黒星 Jリーグ
2007/07/01(日) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
Jリーグ一部(J1)第十八節は三十日、各地で九試合を行い、鹿島は1−2(前半1−0)でFC東京に逆転負けし、十試合ぶりの黒星となった。連勝は三でストップした。鹿島の通算成績は八勝六分け四敗、勝ち点30で4位。
鹿島は前半二十一分、マルキーニョスの四戦連続ゴールで、幸先良く先制。その後も決定機を何度もつくり、優位に試合を進めた。しかし、後半に入ると一転。二、十一分にCKから連続失点して逆転を許すと、その後の反撃も実らず、最後まで追いつくことができなかった。
ミス重ねリズム崩す
ミス、ミス、ミス…。ミスのオンパレードでは勝てない。先制しながらも決定機を何度も逃した前半。ミスからリズムを崩し、セットプレーで2失点した後半。3連勝中には見られなかったもろさを露呈し、10試合ぶりの黒星を喫した。
前半は明らかに鹿島ペースだった。21分にマルキーニョスが先制点を奪い、その後もカウンターなどから相手DF陣を揺さぶった。
しかし、肝心のシュートが入らない。前半13本のシュートを放ちながらも、決定機をふいにして、結局1点止まりだった。
それでも守備が安定していた鹿島にとって、この1点はセーフティーリードのはずだったが「後半の入り方が相手の方が良かった。それで押し込まれてCKから2本。崩されたというよりも押し込まれた」と青木。後半立ち上がりのFC東京の圧力にパスミスなどを連発。後半30分すぎからようやく反撃を仕掛けたが、シュートは枠をとらえることができず、43分の野沢のPKですら左ポストをたたき、ゴールマウスの中へは入らなかった。
パスミスなどで自らリズムを手放していただけに、後半の失点と無得点は必然だったのかもしれない。
試合後に、「パスミスなど不用意に取られることが多かった」と反省した中後。田代が「チャンスはあったが、思い切りの良さが出せなかった。ミスが続いて、ピッチの中でもゴチャゴチャになってしまった」と話せば、途中出場の増田も「選手が中で(問題を)解決できなかった」と振り返った。
これで不敗記録は9でストップしたが、大事なのはこの流れをナビスコ杯に引きずらないことだろう。「ナビスコ2試合をしっかり戦って中断に入りたい。別の大会なんで切り替えてやりたい」と青木は顔を上げた。
【J1:第18節】鹿島 vs F東京:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日勝てなかった理由として、後半立ち上がり20分間の混乱があると思うが、連勝と内容のよかった前半を踏まえて選手たちが奢ってしまった面はないのか?
「そういった部分はなかった。相手を分析し、後半から来ることは分かっていた。集中して入るべきだと指示していたし、ハーフタイムにも話した。慢心はなかった。ただセットプレーの集中力が途切れてしまった。セットプレーに関しては一時期混乱したが、今日まではよかった。しかし今回に限って集中力と注意が欠けて2失点を食らってしまった。その後、いろんな手を使ってバランスを修正しようと思ったが、今日はうまく勝てなかった」
Q:後半バランスが崩れた理由は?この試合でJ1は中断に入るが、リーグ前半戦の総括は?
「バランスを失ったのは2失点したこと。それで精神的にも崩れた。その後、ある一定のところまでは行けたが、最後のところで決められなかった。
2つ目の質問については、シーズン当初は運にも見放された時期もあった。結果が出ないということでプレッシャーを感じて機能しなかったこともあった。しかしその後、私のサッカーの内容が浸透し、お互いの理解力も深まった。選手たち自身が変えようとしたことが大きかった。中断前最後の試合も勝って、上り調子のまま終えたかったけど、まだ半分だし、結論を出すところまでは行っていない。課題も多いし、まだまだ修正が必要だ」
Q:今日はFC東京のサイド攻撃が1つのポイントだった。そんな中、内田が不在で両サイドの陣容が変わったが、それについては?
「確かに前節は内田がうまく機能していた。今回彼がいないということを質問されたのはどうかなと思う。まあ、それだけ彼の力が素晴らしいということだが。今回、2人が入って機能しなかったとか、それが敗因だとかは思わない。今日はあくまでセットプレーの集中が欠けてしまった。中央でやられてしまっているところは修正が必要だ。サッカーはひとつひとつ積み重ねていくものだが、ひとつがうまくいくと、ひとつが崩れたりという繰り返しだ。今回は残念だったけど、次のゲームもあるし、選手たちは頑張ってくれると思う」
以上
【J1:第18節】鹿島 vs F東京:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●岩政大樹選手(鹿島):
「(後半の立ち上がり?)今までもうちがずっと支配して勝っていたわけじゃない。攻められても失点しなければいいと思って今日もやっていた。でも後半の立ち上がりはおかしいなと思った。だけどいつもあることなんで慌てなかったけど、セットプレーで失点して多少は同様した。その後1-1でしのいでいこうと思ったら、またセットプレーで入ってしまったんで。もちろんバタバタしているように見えたかもしれないけど、ボールを回させてゴール前で必死に守ろうという狙いだった。
今日は最初からプレスがなかなかかからず苦労した。ああいう時間帯は少し中盤を飛ばしながらサッカーをした方がよかったかなと思う。それにボールの取られ方が悪かった。ハーフウェーライン付近で失ってどんどん攻められた。相手の飛び出しのケアのことよりそれが問題。ああいう流れでも盛り返して同点、逆転できる力がこれからは必要だ」
●中後雅喜選手(鹿島):
「前半よかったんだけど、後半はよくなかった。ここまで3試合を外から見て、少し考え方が変わった。前へ前へというか、難しいパスを狙ってみようと思ったのもあるし、もっと外を使おうだとか、横パスを使いながら確実につなぐことも大事だとか。それに守備の課題も修正しないといけないと思った。で、今日の後半はリズムが悪くなってから全体的にミスも多くなって、自分自身も運動量が落ちたかなと思う。(悪夢の20分間?)不用意なパスミスが多かった。前でキープする場面がなく、相手の攻めを受けてしまったかな。取られ方が悪かった。シーズン初めの悪い時に近い形になってしまった。失点の場面は自分のたちの集中力の問題だと思う」
●石神直哉選手(鹿島):
「両ウイングのいる相手だと、どうしても今日みたいに押し込まれてしまう。自分のポジション?途中からはハーフが戻ってきてくれて2対1にならずにすんだけど、相手がサイドを広く使った攻めをしてきたと思う」
●青木剛選手(鹿島):
「いつもは前半が悪くて後半がいいのに、今日は前半の出来が良かった。それなのに後半になって相手が前から出てきて押し込まれてしまった」
結果は残念であったが、ゴールを脅かす位置で再三ファールを受けており、歯車一つ噛み合わなかっただけだったと言えよう。
不調時と同様である。
セットプレイが不発でセットプレイで失点した。
弱者にやられるパターンである。
何にせよこの試合でこの世が終わったわけではない。
通過点の一つに悲劇が織り込まれただけである。
シナリオの谷の一つと考えたい。
一本調子に上がるだけでは飽きが来よう。
山あり谷あり、意外なところに落とし穴も。
スコルピオンに囚われた峰不二子の命や如何に。