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来季監督続投要請

鹿島オリベイラ監督が続投へ

 鹿島オズワルド・オリベイラ監督(56)が来季も続投することが決定的になった。30日にフロント幹部と会談し、今後の方向性について意見をすり合わせ、来季も指揮を執ることで大筋、まとまった。来週中にも年俸を含めた条件面を提示して合意に達する見込み。就任1年目の今季は当初は開幕5戦未勝利とクラブ史上最悪のスタートを切ったが辛抱強く采配を振るい、現在は3位をキープ。ナビスコ杯も準決勝まで進出。悲願の10冠へ着実に進歩している。同幹部は「チームと監督の考えは一致している。日本の状況もよく理解してくれている」と手応えを感じていた。 [2007年10月31日9時35分 紙面から]


鹿島来季もオリベイラ監督に託す!

 鹿島の幹部が30日、今季限りで契約が切れるオリベイラ監督と2度目の会談を行った。ある幹部によると、今週中にもう1度、話し合いを行い、来週中にも来季続投への条件提示を行う予定。クラブ側はすでに続投を要請する方針を固め、指揮官も「来季もこのチームを指揮できることを願っている」と話しているだけに、来季もオリベイラ体制が続投されることは確実だ。 [ 2007年10月31日付 紙面記事 ]


そろそろ来季編成の時期である。

まずは指揮官ということであろう。

ニッカンの記事にあるように、出出しこそ悪かったが主軸の野沢復帰以後の結果を顧みれば続投は良い選択であると思われる。

10月10日に一部報道があったが、今回はその時点で報じなかった2紙の紙面を飾っておるのは面白い。

兎にも角にも、フロントは来季が始まったと言えよう。

ユダにちょっかいを出すのも今野に興味を持つのも中島の残留に仙台が言及するのも、来季を見据えてのこと。

監督が定まれば、彼の好む戦力増強に勤しまねばならぬ。

コマ不足では埒も開かない。

何はなくとも両SBの控えが急務であることは誰の目にも明らかなのである。

石川や内田潤以上の人材が揃ってこそ枕も高くして眠れよう。

決してアリバイ仕事で済まさぬよう心して励むがよい。

我等も期待しておるぞ。

ユダへオファー

バーゼル・中田が7月鹿島復帰へ…復活の切り札として期待



鹿島が来夏の獲得に乗り出す中田浩(ロイター)


 鹿島が来年1月にもスイスリーグ・バーゼルDF中田浩二(28)獲得の再オファーを出すことが30日、分かった。04年まで鹿島でプレー、その後、海外で経験を積んだ中田浩の古巣復帰が、常勝軍団復活の切り札となる。



 中田浩獲得に向けて、鹿島が来年1月にも動き出す。「海外での経験も積んでいるし、チームに必要な存在であることは確か。バーゼルとの契約は来年の夏に切れるから、タイミングをみてオファーを出す」と、大東和美社長がこの日、明言した。


 国際サッカー連盟(FIFA)の移籍規定では、契約満了日の6カ月前から他チームと新たな契約を締結することが可能。バーゼルとの契約が来年6月30日で切れる中田浩のそれ以降の契約は、同1月1日から結べる。鹿島としては“最速”のタイミングでオファーを出すつもりだ。


 現在、鹿島はリーグ戦で首位・浦和と勝ち点8差の3位。天皇杯もあり、今季10冠の可能性は残るが、常勝軍団の“完全復活”に向けて、欧州で経験を積んだ中田浩を切り札としたい。さらに来季はアジアCL出場の可能性もあり、左サイドDF、センターDF、ボランチと複数の守備的なポジションを高いレベルでこなせる中田浩が加入すれば心強い限りだ。


 「鹿島に戻ってがんばりたい気持ちはある」と中田浩本人も希望した今夏の鹿島復帰は、バーゼルとの契約が残っていたため実現しなかった。だが今回は契約満了となるため、大きな障害はない。関係者によると、すでにJ1名古屋からのオファーを断ったという。中田浩の欧州で鍛えた技が、鹿島に新しい時代をもたらす。


大方の予想通りユダへのオファーとのこと。

まさに想定の範囲内である。

まあ、今回は動きが早いのでフロントとしては仕事をした気分であろう。

この夏学んだと言うべきか。

ここで気になるのは、獲得の時期である。

記事にあるように来夏に契約切れで獲得するのであれば0円移籍となり、我等の望むところである。

しかしながらバーゼルとて馬鹿ではない。

ユダの契約延長を打診しつつ、我等には移籍を持ちかけて来るという手法やこの冬に移籍金付きでの移籍話を持ちかけてくるやも知れぬ。

もっと申せば、別のクラブに移籍させてしまう可能性も無きにもあらずである。

フロントとしてはこの男一本に絞ることなく更に補強の手を緩めてはならぬ。

我等は過去の男に興味があるわけではなく、共に勝利を分かち合う戦士に興味があるのである。

魂のこもった戦える男を心底望む。

芋虫

鹿島が珍トレ「芋虫」ミニゲーム
 鹿島が30日、珍トレを敢行した。ハーフサイズのピッチ上に選手が横たわった状態でのミニゲーム。手や足を使って動き回り、通常時と同じように足でボールを蹴ってゴールを狙った。さながら「芋虫」のような格好でのトレーニングにMF青木剛(25)は「このトレーニングはきついんですよ。腕に(疲労が)きます」と苦笑いしていた。 [2007年10月30日20時6分]


珍トレと報じられた「芋虫」ミニゲーム。
青木のコメントでわかるように今回が初めてでは無かろう。
しかし、これが始めてであるかが如く報じられてしまう。
これまでどれだけ取材を行っていたのか問い質したいものである。
寅王丸と同様に苦労せよ。

興梠真三練習試合出場

FW興梠が反町ジャパンの秘密兵器



6日、神戸戦でゴールを決める鹿島FW興梠

 鹿島FW興梠慎三(21)がU−22(22歳以下)日本代表の秘密兵器になる。29日の東農大との練習試合に先発出場。同代表の江尻、井原両コーチが視察する中、フル出場して1得点1アシストと、北京五輪アジア最終予選ベトナム戦(11月17日、ハノイ)サウジアラビア戦(同21日、国立)へアピールした。同予選出場は6月のマレーシア戦の1試合だけだが、リーグ戦で同世代NO・1の決定力を発揮。攻撃陣がコマ不足に陥っている中、有力な「切り札」として招集候補に浮上した。


 井原、江尻両コーチが目を光らせる中で、興梠が才能の片りんを見せた。前半18分に胸トラップからボレーでゴールを決め、同34分には左サイドでのドリブルを起点にアシスト。武器のスピードが輝いた。「ドリブルはよかったけど決定力がない。出来は30%」と本人は不満顔も、右ふくらはぎ肉離れ、右太もも打撲で2試合連続欠場していただけに実戦復帰が何よりの収穫だった。


 反町監督を含め、U−22代表スタッフの練習試合視察はこの1カ月間で3度目だ。FW森島、MF家長が次戦出場停止と攻撃陣はコマ不足。もう対戦のないカタールに得失点差で首位を奪われたため、今後2戦は大量得点も狙わないといけない。同世代の中で群を抜く興梠の得点率、決定率は魅力的だ。井原コーチは「次はまたゼロから。メンバーの入れ替わりもある」とチャンスを示唆。11月9日のメンバー発表前に残された同4日の天皇杯水戸戦がアピールの舞台となる。


 「ジョホールバルの奇跡」を起こした野人岡野と同じにおいを放つ。岡野もスーパーサブとして初出場した97年の最終予選イラン戦でVゴールを決め、日本をW杯に導いた。興梠は6得点中3得点を途中出場から記録。6月16日の広島戦は途中出場から4分後、8月25日の横浜FC戦は1分後、9月1日の川崎F戦は7分後と、即効力がある。


 今予選はほとんどテレビ観戦せず、チームの順位、日程なども把握していない。物おじしていないからこそ、プレッシャーも感じない。「自分の力を100%出すだけの自信はある」。初めての海外はプロ1年目のU−18代表ベトナム遠征。選ばれれば、運命を感じさせる地で救世主になる自信はある。【広重竜太郎】 [2007年10月30日9時22分 紙面から]


鹿島・興梠、五輪代表救世主に名乗り!井原コーチも高評価



練習試合で躍動する興梠。実力の片鱗を見せつけた


 鹿島が29日、東農大と練習試合を行い、U−22日本代表の井原、江尻両コーチが視察した。お目当ては右ふくらはぎと右太ももの負傷から復帰した21歳のFW興梠で、両コーチが見守るなかフル出場して1得点1アシスト。5−1勝利に貢献した。



スタンドでは江尻、井原(右)両コーチが鋭い視線を送った

 FW森島(C大阪)とMF家長(G大阪)が出場停止となる17日の北京五輪最終予選・ベトナム戦(ハノイ)に向けて各クラブを視察している井原コーチは「元気な姿を見られてよかった」と評価。6月以来の代表復帰を目指す興梠は「もし呼ばれたら100%の力を出すだけ。自信はある」と意欲を語った。 (鹿嶋市)


興梠、反町JAPAN召集あるぞ!…井原コーチ視察!逆転五輪の切り札に



東農大との練習試合で、鹿島FW興梠は果敢にシュートを決めにいく


 U―22日本代表の反町康治監督(43)が北京五輪逆転出場への切り札として、アジア最終予選ベトナム戦(11月17日、アウェー)に向け鹿島FW興梠(こうろき)慎三(21)の招集を考えていることが29日、分かった。川崎MF谷口博之(22)にも注目している。また日本代表イビチャ・オシム監督(66)は、来年2月6日からの2010年南アフリカW杯アジア3次予選に向け、12月の代表候補合宿でU―22世代を大量招集する考えを明かした。


 鹿島が29日に東農大と行った練習試合。思わぬ人物の姿があった。江尻、井原の両コーチ。関係者は「興梠のチェックが一番の目的」と解説。興梠は右太もも打撲を負ったばかりで欠場の可能性もあったが、それでも視察を強行した。


 逆転五輪切符獲得に向けた反町監督の意向だ。関係者は、ベトナム戦で「入れ替えがある」と証言。Jリーグでの結果を重要視する考えで、現代表のFW平山(F東京)、FW岡崎(清水)、FW森島康(C大阪)を上回るリーグ戦21試合で6得点の興梠に白羽の矢が立った。俊足で得点能力も高く、鹿島では将来のエース候補に推される逸材。招集は6月6日の2次予選マレーシア戦(国立)の1度しかない。


 また反町監督は28日、F東京―川崎戦(味スタ)で、好調の川崎MF谷口も視察。これまでは自分が目指すスタイルに応じた選手選考を行ってきた。だが同代表はアジア最終予選でカタールに首位の座を明け渡し、現在得失点1差の2位。勝利、大量得点が求められるベトナム戦では森島康、MF家長(G大阪)が出場停止と、厳しい状況が重なる。がけっ縁に追い込まれ、ついにJで結果を出している2人の起用を考え始めた。


 練習試合でフル出場し、1得点1アシストを決めた興梠は「やれる自信はある。救世主になりたい」と言った。ベトナム戦のメンバーは11月9日に発表予定だ。 (2007年10月30日06時07分  スポーツ報知)


得点という結果を残しながらも”出来は30%”とは謙虚な姿勢である。

荒々しいプレイスタイルと本田主将(当時)を突き飛ばした実績からは想像も付かぬ。

これが成長というものであろう。

とはいえ、U-22の試合はほとんど見ずに「やれる自信」を持つあたりは流石番長と言わざるを得ない。

ここから救世主となり立身出世が始まるやも知れぬ。

一介の水飲み百姓から、矢崎家下人、そして矢崎当主でも十分な出世であろうに、宇佐見定満に軍略を学ぶことになろうとは。

まさに立身出世伝である。

青木も誓う

鹿島MF青木が残り4試合全勝誓う

 鹿島MF青木剛(25)が29日、邪念を捨てて残り4試合全勝を誓った。前節で今季初の5連勝を収め、首位浦和とは勝ち点8差、2位G大阪とは勝ち点1差と逆転への機運が高まっている。  逆転優勝も視野に入れながら、浦和優勝の場合でも3位以内は来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得できる。「優勝、2位、または4位の可能性もあるけど、僕たちは勝つことでしか道が開けない。ACLは後からついてくるもの」と、全勝へ集中する構えだ。 [2007年10月29日21時13分]


今季、定期的に出る全勝を誓うコメント、今回は青木である。

これまでは「○○戦までは勝つ」であったのに対し今回は「全勝」とのこと。

ここ数試合、苦しいながらも先制した上で得点を重ねることは出来ている。

強いて挙げれば、青木の攻撃参加が結果に結び付いていないことか。

中盤で満男が相手の注目を集める隙を突いて上がる青木にはスケールの大きさを感じる。

が、不発に終わっている。

とはいえ、この意識がチーム全体に浸透してきた故、ここ数試合の大量得点へ繋がっておるのである。

青木だけが攻撃を進言しておるわけではござらぬ。

井上版の原作ではあまりにも女狂いが激しい故、勘助が出家を奨め自らも髪を下ろすのである。

由布姫との絡みもないこの展開には唖然とした。

物語として破綻しておると言えよう。

3と11

「3と11」この数字に意味があるだろうか?
我等鹿島アントラーズと今現在首位にいる浦和レッドダイアモンヅの今季第5節時点での勝ち点である。
つまり、この時点での勝ち点差8が現時点(第30節)に於いても影響されておるわけである。
この第5節までとはなんであろうか。
簡潔に説明が可能である。
野沢拓也が負傷離脱していた期間なのである。
この今季より背番号8を背負った男の影響は計り知れぬ。
もし、あの日あの時不用意で悪質なチャージを受けなければ、歴史は異なっていたであろう。
と、数字が物語る。
過去は変えられぬ、が未来は努力で変わると信じたい。
奇しくも次の試合は、その水戸ホーリーホックとの天皇杯である。
その際、我等は良質なプレイで圧倒したい。
11月4日午後1時、聖地にその姿を確かめに集まろうではないか。

大分戦報道

鹿島が大分に圧勝し今季初5連勝/J1

<J1:鹿島3−0大分>◇第30節◇27日◇カシマ

 雨中の一戦で両軍とも立ち上がりは慎重な攻防となったが、先手を奪ったのは鹿島だった。前半31分、MF小笠原のFKに対し、DF岩政が水しぶきを上げながらスライディングシュートで合わせた。2戦連発となるゴールで試合の主導権を握った。

 大分も後半開始早々にMF高橋、梅崎のシュートで攻め立てたが、逆に鹿島も同9分に鮮やかなパス交換から最後はFW田代がねじ込んで2点目。同35分にも小笠原の左CKから田代が合わせてだめ押しの3点目を挙げた。鹿島は完封勝ちで今季初の5連勝を飾った。
[2007年10月27日17時58分]


鹿島DF岩政が2試合連続ゴール/J1

<J1:鹿島3−0大分>◇第30節◇27日◇カシマ

 鹿島DF岩政が2試合連続となるゴールでチームを今季初の5連勝に導いた。前半31分、MF小笠原のFKに対し、ゴール前で滑り込みながら左足アウトで合わせる技ありのシュートで決めた。

 DFながら今季6得点目のゴールにも「満男さん(小笠原)がいいボールを入れてくれた。感謝しないといけない」と話した。
[2007年10月27日20時41分]


田代2発、鹿島がG大阪に肉薄/J1



後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島FW田代。左は大分・ホベルト(撮影・水谷安孝)

<J1:鹿島3−0大分>◇第30節◇27日◇カシマ

 視界が雨に遮られても、体が強風にあおられても、鹿島FW田代はストライカーの本能に従った。後半9分。MF本山からの強いパスが足元に入る。「(後にいた)拓さん(MF野沢)に出したと思うけどトラップできたので強引に行った」。右足から放たれたシュートはDFに当たり、GKの頭上で弧を描いてゴールに吸い込まれた。プロ入り後、得点した試合は必ず勝ってきた男が決めた2点目がチームに勇気を与えた。


 台風20号が接近する中で行われた一戦。観戦した福岡市南区の区長でもある父政範さん(58)は「荒れよる日の試合は昔から強かった」と目を細めた。自然が牙をむけば向くほど、田代は強さを発揮する。福岡大時代も広島との練習試合中に震度6の地震が起きた。だが揺れを感じることもなく、プロ相手に得点をたたき込んだという。


 同35分には左CKからこの日2得点目を決め、DF岩政、FW興梠と並びチーム日本人トップとなる今季6得点目をあげた。「残り4試合を4連勝して上にプレッシャーをかけたい」。首位浦和の姿は依然、遠い。だが得点試合での必勝神話を17に伸ばし、チームを今季初の5連勝に導いた田代は望みを捨てていない。 【広重竜太郎】 [2007年10月28日9時19分 紙面から]


鹿島、今季初の5連勝! 2強にプレッシャーかけ続ける

 J1第30節第1日(27日、カシマほか)パスをつないで得点できなければ、セットプレーで取る。鹿島は3点のうち2点を狙い通りにFK、CKから奪った。オリベイラ監督は「この試合はセットプレーが増えると読んでいた。それを生かす必要があった」と思惑通りの快勝に柔和な笑みを浮かべた。


 一部のほかの競技場同様に台風の影響で暴風雨が吹く条件。ピッチ上は水びたしで球は転がらず、パスやドリブルは困難だった。


 0−0の前半31分に小笠原の右FKから先制した岩政「攻守とも普段以上にセットプレーを意識していた」と誇らしげに言った。


 2−0の後半35分には田代がCKからこの日2点目。2005年の入団以来、自らが得点した試合は全勝が続くFWは「最後まで信じ、あきらめずに戦いたい」と上位を見据えた。


 3位を維持する鹿島は今季初の5連勝。シーズン後半に順位を落とした2005年、10月に4連敗した昨年とは違う。岩政「いまはチームのムードが非常にいい」と手応えを口にする。浦和、G大阪の上位2強にまだまだプレッシャーをかけることはできそうだ。


鹿島は3位をガッチリキープ!岩政が「大樹」対決を制す

 J1第30節第1日(27日、鹿島3−0大分、カシマスタジアム)台風20号の影響で視界をさえぎるほどの大雨に見舞われたカシマスタジアムでの“ダイキ”対決。制したのは鹿島の岩政だった。


 前半31分。MF小笠原の低い右FK、ニアサイドに飛び込んだ岩政が左足を合わせる。2戦連発、DFとしてはリーグ最多となる今季6得点目をゲット。守っても同じ山口県出身で、高校3年時には国体代表としてともにプレーした大分のダイキ、FW高松大樹を完封した。

 「この天候だから攻守でセットプレーがかぎになると思っていたし、狙い通り。ただこれでタイトルが獲れたわけじゃない。今年がダメなら来年もタイトルを獲れる日まで勝ち続けたい」

 今季初の5連勝で、2位・G大阪との勝ち点差も1。世間から批判を浴びるプロボクシング亀田家の二男・大毅と同じ名前のイメージアップにも貢献!?
(千葉友寛)


“不敗男”田代2発!鹿島5連勝



<鹿島・大分>後半9分、ゴールを決めた鹿島・田代(右)は本山、野沢と喜ぶ

 【鹿島3―0大分】FW田代が2得点で鹿島を今季初の5連勝へと導いた。1―0で迎えた後半9分、MF本山のパスから右足でゴール。35分にはMF小笠原の低い弾道の左CKでニアに飛び込み、最後は足の裏で決めた。「運が良かった。こういう天候では守る方も嫌だし、セットプレーはチャンスだと思っていた」。今季リーグ戦6点目はDF岩政とFW興梠と並び、チーム内の日本人選手トップ。「こだわりはある。去年は最後に拓さん(MF野沢)に抜かれたから、今季は1番になりたい」。カップ戦も含めてゴールを決めた試合は17戦全勝の“必勝男”は「残り4試合全部勝って、上にプレッシャーをかけたい」と奇跡の逆転Vを誓った。


鹿島5連勝でG大阪に1差…J1第30節

 ◆J1第30節 鹿島3―0大分(27日、カシマ) 3位の鹿島は5連勝で勝ち点を60に伸ばした。


 鹿島FW田代が止まらない。1―0で迎えた後半9分、右足で追加点を叩き込むと、同35分には左CKからニアへのボールを右足裏で合わせて2点目。最近5試合5得点と絶好調FWが今季初の5連勝に導き、「こういう天候の中でも勝てたのが良かった」と笑った。


 天災に強い。福岡大3年のとき、広島で試合中に震度6の地震が起きた。だが「地震? 気づかなかった」と2得点。この日は台風20号の影響で強い風雨の中「雨? 忘れていた」。父・政範さんは中学時代に福岡市の相撲大会で優勝したことを引き合いに「足腰が強いから、悪い環境にも強い」と胸を張った。


 これで得点した試合は17戦全勝。「FWなんでうれしい数字。続けていきたい」。残り4試合で首位・浦和との勝ち点差は10。苦境に強い田代がいれば、奇跡は起きるかもしれない。


絶好調男・田代2発!鹿島が5連勝



鹿島-大分 後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・田代(右)=カシマ 

 Jリーグ1部(J1)第30節第1日(27日・カシマスタジアムほか=7試合)、3位鹿島はFW田代有三(25)の2得点などで大分に3-0で圧勝し、5連勝とした。2位のG大阪は清水と対戦し1-3で敗れた。これにより、浦和が28日の名古屋戦に勝つか引き分ければ、最短で次節(11月10、11日)に浦和の2季連続2度目の優勝が決まる。0-1で大宮に敗れた横浜FCは9連敗。神戸に1-3で敗れた柏は4連敗。新潟は磐田と1-1で、千葉は広島と2-2でそれぞれ引き分けた。


 台風がもたらす暴風雨も、鹿島の点取り屋の勢いにはかなわない。今季初の5連勝に歩調を合わせるかのように、5試合連続スタメンのFW田代が2ゴールをぶち込んだ。チームの日本人トップタイに躍り出る今季5点目、6得点目に、イケメンFWは胸を張った。


 「風も雨も強くて目が開けられなかったけど、一所懸命やっていたら忘れている」。後半9分、MF本山のパスから追加点、同35分にはMF小笠原のCKからダメ押し弾を決めた。悪条件下では積極的なシュートとセットプレーがカギ-と読んだ結果だった。


 心臓の難病と闘う友人の宇野純平さん(22)に届けとばかり、得点後に胸をたたくパフォーマンスをこの試合でも忘れない。「サポーターの方はカゼをひかないように…」。心優しき25歳は、ずぶぬれになりながら逆転Vを信じるファンの元に駆け寄った。


 これで、田代が得点した公式戦は17戦全勝。首位・浦和との勝ち点差を7に縮め、11月24日には直接対決も残している。「あきらめずにプレッシャーをかけていく」。残り4戦。不敗神話とともに、鹿島の絶好調男が3番手からイッキにまくりにかかる。


激しい雨と風に勝った鹿島、逆転優勝に望み



鹿島−大分、54分、シュートを決めた鹿島・田代

 鹿島3―0大分(J1=27日)――台風が接近する中で行われた一戦。試合が進むにつれて激しさを増す雨と風で、「目が開けられないときもあった」(田代)ほどだった。


 そのような厳しい環境の中、ここぞというところで集中力を見せた鹿島が、逆転優勝に望みをつなぐ勝利を手にした。


 「この天候だと、セットプレーが攻守のカギを握る。いつも以上に意識した」岩政が振り返ったように、最近好調のセットプレーで、試合の主導権を握った。31分、小笠原が相手GKとDFの間にけり込んだFKに、岩政が左足で合わせて先制。80分には、小笠原の左CKから、田代が試合を決めるチーム3点目を奪った。


 これで今季初の5連勝。「チームが成熟してきている。残り試合、最後まであきらめず頂点を狙いたい」オリヴェイラ監督。悪天候をものともしない、勝利への意欲。国内10冠目獲得を目指すチームは、ここへ来てさらに勢いを増している。 (矢萩雅人) (2007年10月27日23時30分  読売新聞)


鹿島今季初5連勝 セットプレー生かす

2007/10/28(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 12頁

 Jリーグ1部(J1)第30節第1日(27日・カシマスタジアムほか=7試合)3位鹿島は大分に3−0で圧勝し、5連勝で勝ち点を60に伸ばした。2位G大阪は清水に1−3で敗れ、勝ち点61のままで首位浦和との6差を詰められなかった。浦和が28日の名古屋戦に勝った場合、次節(11月10、11日)にも浦和の2季連続2度目の優勝が決まる可能性が出てきた。4位清水は3連勝で同56とした。

 神戸は柏を3−1で下して同41とし暫定10位。柏は4連敗。新潟と磐田、甲府と横浜Mは1−1で、千葉と広島は2−2で引き分けた。0−1で大宮に敗れた横浜FCは9連敗。


岩政が先制弾 鹿 島3−0大 分

 【評】暴風雨に見舞われた悪条件下で、鹿島が得点機を確実に生かした。前半31分、小笠原の右FKを岩政が合わせ、先制。後半9、35分には田代が加点し試合を決めた。大分は後半に0−2とされた後は、効果的な攻撃ができなかった。


 台風の接近で激しい横殴りの雨が降り続け、厳しいピッチコンディションとなった大分戦。目を開け続けるのさえ大変な中で、セットプレーから2得点を奪った鹿島が3−0で完封勝ち。今季初の5連勝を飾った。

 「こんな雨の中、やったことない」内田が話せば、小笠原「大変でしたね」と振り返るほどの悪天候。ピッチの排水施設が万全なカシマスタジアムでも芝の上に水が浮き、ボールが止まってしまうほど。中盤でボールをつなぐことを得意とする鹿島にとっては厳しい条件だった。しかし、今の鹿島にとってそんな悪条件は関係なかった。

 勝因の一つはセットプレー。「3本のうち2本がセットプレー。大事なところで生かせた」と2点をアシストした小笠原。前半31分に右からのFKをGKとDFの間にうまく放り込み、岩政がうまく左足で合わせて先制。後半35分の3点目も左CKから田代が得点し、試合を決定付けた。

 そして、もう一つの勝因は集中力と適応力だった。「注意していたことはセーフティーにやることとセットプレー。それを集中してやれた」岩政小笠原「つながずにスペース、スペースへと、状況に応じて変えた。ボールが止まってもいいようにするなど、集中してやれた」と振り返ったように、ボールへの集散が速く、常に大分よりも一歩先を読んだ対応をし、大分に決定的な場面をほとんどつくらせなかった。

 鹿島は勝ち続けなくてはいけない状況に変わりはないが、攻守で的確な判断に基づくサッカーを展開しての勝利は今後につながるだろう。岩政「タイトルを今年取れなければ来年も勝ち続けるだけ。タイトルを取れる日まで勝ち続ける。満足せずにやっていきたい」と表情を引き締めた。まずは残り4戦。4連勝で朗報を待ちたい。


DFとして完封し先制弾の岩政かストライカーとして覚醒しつつある田代かスポットの方向は難しい。

共に6得点で負傷欠場中の興梠と並んでチーム内日本人得点のTOPを走る。

とはいえ、この影に小笠原満男がいることが隠しようのない事実である。

途中加入でここまで3G5(6?)Aは結果として十分。

そして中盤のボール奪取・キープにも貢献しておる。

最も心配されておったメンタル面も問題ない。

ゲームキャプテンの重責も十二分に担っていると言えよう。

ただ一つ気になるのはカードの多さであろうか。

次にイエローを受ければ二試合の出場停止となる。

とはいえ、中盤の底からの激しいタックルでボールを奪い展開するプレイスタイルがこの好調の軸なっているのは見逃せない。

満男に守備を任せ上がる青木の姿を陰で支えておる。

カードが増えるのも致し方無しか。

昨季までの思うようにプレイできずイライラして得ていたカードとは質が違うのである。

心の風邪で優勝を逃した05年、シーズン途中で旅に出た06年、そのお返しをしてもらっても良いと考えたい。

健全な小笠原満男が我等に歓喜をもたらすと。

大分戦コメント

鹿島アントラーズ  :監督  <試合終了>
前節を含めてセットプレーからの得点源が増えてきた。
今日のような厳しい条件の中でもセットプレーからの得点が取れたことは大きい。
リーグ戦5連勝は嬉しく思う。チームが少しずつ成熟しているし守備の部分でも安定してきている。
シーズン終盤チームパフォーマンスが上がってきているのは監督として嬉しく思っている。
可能性のある限り戦ってシーズンの最終節に1番良い順位にいられるよう戦っていきたい。


【J1:第30節 鹿島 vs 大分】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
10月27日(土) 2007 J1リーグ戦 第30節
鹿島 3 - 0 大分 (16:00/カシマ/8,036人)
得点者:31' 岩政大樹(鹿島)、54' 田代有三(鹿島)、80' 田代有三(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:台風の中、負けると優勝争いから脱落するという試合だったが、選手たちにどんな指示を出したのか?
「台風情報は分かっていた。もしピッチコンディションがよければ相手が引いてくるので、どう崩すかを考えた。しかしこのような天候になれば、違う戦術の準備をすると、選手たちには話していた。カシマスタジアムは素晴らしいピッチだが、この雨量ではパスがつながらない時間帯も出てくる。グラウンダーよりも浮かせたボールをつなぐ形を探すようにと伝えた。相手のスタイルを考えると、セットプレーが多くなってくるだろうから、そこを生かしていきたいと思った。このゲームはセットプレーが多くなったが、機能したと思う。厳しい条件の中、セットプレーという得点源があるのは心強い」
Q:途中出場した田中については?
「シーズン当初から一生懸命、出番がなくても焦らず腐らず努力する姿をずっと見てきた。他の選手がチャンスを得る中、チャンスがなくても焦らずに我慢強く取り組んできたことに、私は恩返ししたかった。そして彼が活躍する姿を見たいと思っていた。今日は短い時間だったが、機能性という意味においてはよかった。評価できる点もあった。彼には大きな期待もしているし、活躍する姿も見てみたいという強い気持ちを持っている」
Q:5連勝については? そして残り4試合の抱負は?
「5連勝はすごくうれしい。ある意味、チームが少しずつ成熟しているということでしょう。特にディフェンスの部分で安定感が増した。安心して見ていられるようになった。90分ずっと自分たちの流れで行くということはない。苦しい状況の中、どう我慢強くできるかが重要だ。終盤になってチームのパフォーマンスが上がったことがうれしい。残り4試合は勝点12を取りたい。レッズとガンバが連敗する可能性は少ないが、最終節で一番上の順位を取れるように頑張ります」
以上


【J1:第30節 鹿島 vs 大分】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●柳沢敦選手(鹿島)
「今日は結果が全て。素晴らしかったと思う。これだけコンディションの悪い中、ボールをキープし、ゲームをコントロールして、攻められたことがよかった。失点0もすごく重要だと思う」
●内田篤人選手(鹿島)
「久しぶりに無失点だったし、よかった。向こうがカウンター狙いなのは分かっていたし、自分たちのシュートで終われればいいと思っていた。変にボールを取られて、体勢を入れ替えられて行かれるのがいちばんよくないし、気をつけながらやった。今日の雨? いつもは気にならないけど、さすがに今日はコンタクトレンズが取れたりして嫌だった」
●小笠原満男選手(鹿島)
「3本のうち2本がセットプレーだった。こういう天候だし、流れの中で崩すのは難しかった。1点目はGKとDFの間が空いていて、そこを狙った。ボールはGKのところに行ったけど、そこにうまく岩政が入ってきてくれた。3点目は田代が最初、自分は触っていないと言っていたけど、途中から触ったと言い出した(笑)。今日は雨だったし、つなぐだけじゃなくて、スペースを見つけながら、状況に応じてプレーを変えていこうと思った。どんな天気になってもいいように、みんな集中力を持ってやった。セットプレーも1つの攻撃パターン。3−0という結果は気持ちよかった。今年はチーム全体でプレッシャーをかけながらマイボールにするという形でやっているけど、うまく取れたと思う」
●曽ヶ端準選手(鹿島)
「今日のようなコンディションだと、柔軟に対応する力が必要だった。見た目以上にタフなゲームだった。その中で点数を取れて勝てたのはよかった。こういう状況は今まで何回か経験があるけど、なかなか慣れるものじゃない。ものすごくやりづらかった。そういう中でどれだけ注意力を払えるかが大事。セットプレーとか、ゴール前でミスをしない注意力とかが重要だったと思う」
●田代有三選手(鹿島)
「しっかりと結果を出して無失点で勝てた。5連勝ということで、今後につながればいいし、これを続けていきたい。後半の2点目? ボールがうまく回って、本山さんが僕じゃないところにパスを出したと思うけど、自分のところにきたんでトラップしたらすぐ打とうと思った。相手に当たって浮いてくれて入った。雨の日はああいうことがある。1点目のセットプレーの点にしても、積極的にシュートを狙われるのは相手にとって嫌だったと思う。雨の日というのを逆にうまく利用できたかな。3点目は何かに当たった。相手の足なのか、スパイクか、ボールか分からないけど、当たった感触があった。上との勝点差を詰めるためにも絶対に負けられない。チームとして今日は失点もなかったし、いい流れで守れている。僕らが点を取って勝てればいい流れになる。最後まで優勝の可能性を信じて諦めずにやりたい」
●岩政大樹選手(鹿島)
「セットプレーからのゴール? 試合に入ってこの状況(台風による悪天候)だとすぐに把握したし、攻撃も守備もセットプレーがカギになるといつも以上に意識していた。ピッチ上は前半向かい風だったけど、上空は浮いたボールがあっちへ行ったりこっちへ行ったりして、そのたびにビックリした。先制点は左足アウトですね。満男さん(小笠原)がすばらしいボールを入れてくれた。満男さんはああいうのが得意だし、自分も入っていくのは得意。今年はようやく決めることができた。お互いのイメージがうまく一致したと思う。これでリーグ戦6点目で、いつも以上に取れている。でもナビスコカップでは0だったんで、試合数を考えてみると特に多いという印象はない。それでもリーグ戦で6点という結果にはビックリしている」


篤人はコンタクトであったか。
こういうコンディションでは厳しいとの弁。
が、それをはね除け完封へ貢献は素晴らしい。
コンタクトとは言うなれば人体改造である。
あの速さはひょっとすると奥歯を噛み締めておるやも知れぬ。
差詰め本山は女優の003言えようか。

Jリーグ第30節 大分トリニータ戦

祝対シャムスカ初勝利!
田代ゴール伝説も続行。
そして久しぶりの完封。
台風を吹き飛ばす快勝であった。

大樹吼える

鹿島岩政ダイキ対決で「今回もやり合う」



セットプレーからヘディングでゴールを狙う鹿島DF岩政(撮影・たえ見朱実)

 鹿島DF岩政が同名の大分FW高松との「ダイキ(大樹)対決」を制す。山口県出身の同い年で連絡を取り合う仲。だが6月の対戦では、後にリーグも高松の反則と認めた激しい接触プレーからラストパスを許し、同点弾を喫した。「今回もやり合うことになる」と雪辱に燃えている。同名のボクシング亀田大毅が騒動になっているが「いいイメージが取り戻せれば」とダイキ復権にも意欲? を見せた。 [2007年10月27日9時15分 紙面から]


鹿島・岩政、大分エース高松との東西“大樹”対決制す! 鹿島のDF岩政大樹が、大分FW高松大樹との東西“大樹”対決を制してサッカー界を盛り上げる。「最近テレビで“だいき”の名前が批判されているから、気分が悪い。いいイメージに変えられたらいい」。ボクシング界で亀田大毅が批判を浴びるなか、同じ名前を持つアスリートとして“汚名返上”を誓った。岩政と高松はともに山口県出身で、高校3年時には同県の国体代表として一緒にプレーした旧友。「必要なことをやります」と敵エースを抑え、チームを今季初の5連勝に導く。 (鹿嶋市)


ダイキがダイキ倒す!…鹿島・岩政が大分・高松へ宣戦布告!

 鹿島DF岩政大樹(25)が26日、大分戦(27日・カシマ)で日本代表候補FW高松大樹との「ダイキ」対決を制し、「ダイキ」の失地回復を誓った。「最近、ダイキという名前の評判が良くない。イメージも悪い。それを払しょくしていきたいという思いもあります」と宣言した。

 ボクシングの亀田家問題で、二男・大毅の名前を聞かない日はない。テレビをつければ「ダイキ」、新聞を開いても「大毅」。「反応してしまいますね」。近年、赤ちゃんの名付けランキングで上位に位置し、日本にあまたいる「ダイキ」のためにも、一役買う。


 大分には、都合のいい相手がいる。FW高松も「ダイキ」。同じ山口県出身、同い年で高校時代からライバルだった。「山口県でダイキといえば、高松のことだった。負けたくない」と宣戦布告。さらに、WBAフライ級王者・内藤大助と同名のMF高橋大輔との対戦も控えるが、こちらも「抑える」と“ダイキマウス”をさく裂させた。


 今季初の5連勝をかけた大分戦。奇跡の逆転優勝に向けても、勝利が求められる試合だ。「残り5試合、全部勝って終わるつもり」。岩政が「ダイキ」の名にかけて、大分をシャットアウトする。 (2007年10月27日06時04分  スポーツ報知)


高松との”大樹”対決だけならまだしも、全く無関係の亀田大毅まで持ち出されてはかなわない。

まあ、言ったのは岩政本人のようではあるが。

しかしながら、報知に至っては内藤大助と高橋大輔である。

駄洒落では済まされぬ報道である。

であれば、ワールドシリーズの松井(稼頭央)(松坂)大輔を持ち出してル・マンでの活躍を報じるべきであろう。

ツインテールを食べるグドンを倒す郷(ひろみ)(西城)秀樹の活躍でも可である。

小笠原満男のオーラ力

小笠原が冬の海外移籍封印
 鹿島のMF小笠原が25日、今冬の海外移籍を封印する考えを明かした。今夏にセリエA、メッシーナから復帰。来年1月にも海外に再挑戦する可能性もあったが、「こちら側からは動きません」と明言。「今は試合に出て、とても充実している。10冠を獲得できればチームも変わる。このチームでタイトルを取りたい」海外よりタイトル10冠獲得を優先目標に掲げた。(2007年10月26日06時04分 スポーツ報知)


改めて海外移籍を行わない旨を公言した小笠原満男である。
今夏、再移籍を狙うもオファーが無かったことで、今冬の移籍などあろうはずもない。
とはいえ、能力はJ随一であることは周知の事実。
そしてメンタル面もマルキーニョスを押っ圧すことなくプレイに集中しておる。
「鹿島で優勝したい」というコメントを実践していると言えよう。
やはり優勝を狙えるポジションにいるということが重要なのであろう。
フリークスのインタビューでも力強く答えておる。
ジョルジーニョのイメージでプレイしオーラを放つのだ。
そのオーラ力でダンバインを動かせ。
悪を破壊し尽くすのだ。
だがビルバインには搭乗せずによい。
あの機体は格好が頂けぬ故。

パパ対決を制するのだ。

大分DF深谷は鹿島FW田代とパパ対決
 大分DF深谷友基(25)が同期封じを誓った。25日、今季初連勝がかかる鹿島戦(27日・カシマ)に向けた調整では、攻守でセットプレーの確認に時間を費やした。鹿島の長身FW田代とは同年齢。ともに今年初の子供を授かった新米パパ対決でもある。「セットプレーからいいボールが入ってくるし(田代の)ヘディングが基点となると思う。セットプレーでの失点は避けたい」と田代封じに気合を込めた。 [2007年10月25日15時35分]


大分DF深谷が鹿島FW田代封じ誓う
 大分DF深谷友基(25)が“同期封じ”を誓った。25日、今季初連勝がかかる鹿島戦(27日・カシマ)に向けた調整では、攻守でセットプレーの確認に時間を費やした。鹿島の長身FW田代とは同年齢。ともに、今年初めて子供を授かった「新米パパ対決」でもある。「セットプレーからいいボールが入ってくるし(田代の)ヘディングが基点となると思う。セットプレーでの失点は避けたい」と田代封じに気合を込めた。 [2007年10月25日16時20分]


田代にライバル心剥き出しである。
これは嬉しい。
優しさが全身から発散されている甘いマスクの田代も、これだけ意識されれば表だって立ち向かって行けよう。
元々闘争心の固まりのハズなのである。
が、深谷選手、深井と読み間違えて、なんでその身長で封じるのだと思ってしまった。
まことにもって申し訳ない。

佐々木竜太全治三ヶ月

佐々木選手の負傷について
佐々木竜太選手が10月22日(月)の練習試合中に負傷し、10月24日(水)に手術を受けましたので、お知らせします。
1.受傷名 : 左足関節内果(ひだりそくかんせつないか)骨折
2.全治  : 約3カ月
3.負傷日 : 10月22日(月)練習試合vs流通経済大学
(鹿島アントラーズ クラブハウスグラウンド)
4.経過  :
  * 後半21分、空中戦の競り合いで相手選手と交錯し着地時に負傷
  * 試合後すぐに鹿嶋市内の病院でレントゲン検査。骨折の診断
  * 10月24日午後、東京都内の病院でチームドクターの執刀で手術


今季絶望と報道されたよよであるが、公式に全治三ヶ月と発表された。
悲しき現実である。
今年の5月に同じ箇所を疲労骨折した吉澤が全治二ヶ月の発表であったことが記憶に新しい。
よよは来季のキャンプに間に合うことだけでも良しとせねばなるまい。
じっくり、十代最後のシーズンオフを思慮深く過ごすことである。
サッカーは「3つのB」が重要とされる。
Ball Control、Body BalanceそしてBrainである。
ここは一つ脳を鍛え上げて欲しい。
遙か彼方の三ヶ月間のように思えるが、目標を持って過ごすと思いの外短いと感じるであろう。
我等は待っている。
来季の勇姿を。
頭で決める佐々木竜太という選手を。

中島仙台残留希望か

今季42試合10発の鹿島・中島、仙台残留へ

 鹿島からJ2仙台へ期限付き移籍しているFW中島裕希(23)が来季も仙台に残留することが23日、決定的となった。幹部が「仙台がJ1に昇格しても、残留しても仙台でプレーした方がいい。試合にも出られる」と明かした。21日に面会した際に中島も仙台残留に前向きだったという。今後は両クラブ間でレンタル延長か完全移籍かが話し合われる。中島は今季42試合10得点で、仙台も来季の戦力として期待している。 (2007年10月24日06時01分  スポーツ報知)


10月18日「アイ・ラブ・仙台です」と報じられた中島裕希が、仙台幹部も残留方向で話し合いをする方向とのこと。

鹿島としては、若手の成長もあり、レギュラーに近いところでプレイさせることは難しいであろう。

となれば、レギュラーを張っている仙台でのプレイを選手としては望むのは当然である。

ゴールを狙う泥臭いプレイスタイルは鹿島にはないので、我等としては手元に置いて見守りたい選手ではあった。

とはいえ、中島裕希という選手のことを考慮すれば、レンタルで出場機会を増やすことは良い選択であったし、レギュラーを穫ったところで請われて完全移籍し愛されるのは望ましいことと思う。

ここは素直に喜びたい。

そして現在J23位の仙台にJ1へ上がってきて欲しいものである。

来季、敵として立ちはだかる中島裕希を叩きのめして祝福するために。

興梠慎三戦線復帰

鹿島・興梠が復帰「全試合決める」反町ジャパンの救世主に

 右ふくらはぎ肉離れで15日から戦線離脱していた鹿島のU−22日本代表候補FW興梠(こおろき)慎三(21)が23日、練習に合流。27日の大分戦(カシマ)出場の可能性が浮上した。


 「1週間で治しました。回復力には自信があるから」。全治2週間と診断されていたが、驚異の回復力を発揮した。


 チームの逆転優勝ともう一つ目標がある。北京五輪だ。6月のアジア2次予選・マレーシア戦以来招集されていないが、11月17日の最終予選・U−22ベトナム代表戦(ハノイ)は攻撃のカギを握るFW森島(C大阪)とMF家長(G大阪)が累積警告により出場停止。大量得点での勝利が求められるなか、ドリブルで状況を打開できる興梠の存在がクローズアップされている。

 「(代表)チームが苦戦しているのは知っています。今いったら救世主になれるかな。ベトナム戦までに、出た全部の(チームの)試合でゴールを決めてアピールしたい」 同じく代表復帰を目指す大分MF梅崎との直接対決を制し、反町ジャパンの救世主となる。
(千葉友寛)


U―22代表入りへ興梠驚異の回復

 U―22日本代表入りを狙う鹿島FW興梠が、驚異的な回復力を見せた。15日に右ふくらはぎの肉離れで全治2週間と診断されたが、わずか1週間後に全体練習に合流。フルメニューを消化して「1週間で治しました。次はいけます。あとは監督次第」と、きっぱり話した。反町監督をはじめ、U―22代表スタッフの評価は高く、11月17日のベトナム戦で再招集される可能性もある。本人も「(U―22はケガや出場停止で)前が不足しているのは知っている。出て救世主になりたいですけど、そのためにはまず大分戦(27日)で得点を決めてアピールしたい」と闘志を燃やしていた。 [ 2007年10月24日付 紙面記事 ]


昨日の佐々木竜太今季絶望報道で心配されていたFWの層であるが興梠の復帰で再び厚さが戻った。

驚異の回復力である。

しかしながら、報道の目はU-22代表へ。

テストマッチに使われた公式戦では結果を残せなかったものの忘れられた存在ではないようである。

であるが、これまでの選考基準を顧みれば、あり得ないと言えよう。

反町氏のアタッカー選考は素人目にも疑問である。

このU-22の指揮官が替わらぬ限り貸し出す価値はない。

戦術的にも彼の元で学ぶべきところはないと言い切れよう。

であれば、遠くベトナムの地へ苦汁を舐めに行くよりは聖地で我等と共にあるべきである。

奇跡の優勝の原動力として。

完封せよ

鹿島DF岩政がチームの守備力に手応え
 鹿島DF岩政大樹(25)がチームの守備力に手応えをつかんだ。20日の磐田戦では1失点こそ喫したが、終始安定した守備力を見せた。23日の練習後に「磐田戦はうちが主導でボールを奪えた。結果的にゼロに抑えられれば、受け身でもいいけど、鹿島は高い位置からボールを奪っていくような選手が多い」と収穫を口にしていた。 [2007年10月23日19時48分]


連続失点中ながら守備力に手応えとのこと。
確かに悪くはない、がしかし、セットプレイからの失点は修正点である。
ここをどう変えていけるかが来季に向けた部分であろう。
そこさえ修正できればかなり期待できることは紛れもない事実である。
木曽も落とせるであろう。
とはいえ、姫の死後は腑抜けになるのが井上版の勘助なのである。

佐々木竜太今季絶望

鹿島・佐々木 左足骨折で今季絶望

 鹿島FW佐々木がこの日行われた流経大との練習試合で左足を負傷。検査の結果「左足関節内果(くるぶし)骨折」と診断され、近日中にも都内の病院で手術することになった。FW柳沢と2トップを組んで先発出場し、後半21分に相手と接触してひねった。全治は手術後に明らかになるが、今季中の復帰は絶望。今季はここまで8試合に出場し、5月26日の甲府戦ではプロ初ゴールを決めていた。 [ 2007年10月23日付 紙面記事 ]


無念である。

今季のブレイクぶりは周知の事実。

アウェイFC西東京戦のプレイは衝撃的であった。

フィジカル・ライティの名に恥じぬ強さで相手DFラインを切り裂いたものである。

そのよよこと佐々木竜太の2007年シーズンが終了した。

我等にとって悲しい知らせである。

しかしながら最も無念なのはよよ本人である。

その心中たるや如何ばかりか。

とはいえ、ここは精神面の修練と考えたい。

今季は治療に専念しメンタルの強さを養って欲しいものである。

来季はジーコが切望したアジアへのチャレンジが待っているのである。

ACLを目指して

鹿島・柳沢、ACLは「貴重な経験」残り5戦で出場権狙う

 鹿島主将のFW柳沢敦(30)が22日、来季のアジアCL出場も視野に入れて残りのシーズンを戦う決意を明かした。


 20日の磐田戦に続き、この日の流経大との練習試合でもゴールを決めた柳沢は、「足下をみながらやることも大事だけど、順位によってはACLの可能性があることも確か。ジーコもクラブが大きくなるためにアジアの大会は重要だといっていたし、出場すれば貴重な経験になる」と話した。


 昨季天皇杯Vの浦和がACL優勝で出場権を獲得し、その浦和と天皇杯準優勝のG大阪がリーグ2位以内に入れば、3位チームにACL出場権が与えられる可能性がある。もちろん逆転優勝をあきらめたわけではないが、現在の3位の鹿島にとって現実的な目標。残り5試合、大舞台への出場権獲得も含め、全力で戦う。 (千葉友寛)


五日前には奇跡を報道しておったサンスポが、ジュビロ戦すら報道せずに載せた記事が3位狙いとのこと。

現実を見ろとでも言いたげではあるが、我等は諦めぬ。

望みがある限り。

99.9999%とダメと言われながらもJ加入を果たした実績がものを言う。

我等は諦めない。

そのために一つ一つ勝利を重ねるのだ。

宮澤くんへ熱視線

室蘭大谷が8年ぶりの連覇/高校サッカー

前半、右FKに頭で合わせ、ゴールを狙う室蘭大谷FW宮沢(撮影・長島一浩)
<高校サッカー選手権北海道大会:室蘭大谷1−0登別大谷>◇最終日◇21日◇札幌厚別公園競技場◇決勝
 黄金時代再び! 室蘭大谷が登別大谷との兄弟校決勝を1−0で制し、2年連続30度目の優勝を果たした。前半23分、Jリーグ数クラブが注目するFW宮沢裕樹(3年)がヘディングで値千金の1点を奪った。70〜90年代にかけて最強を誇りながらも、99年を最後に連覇から遠ざかっていた名門の完全復活の立役者となった。全国選手権は12月30日から、東京・国立競技場などで開催される。


 控えめな喜びの表現だった。室蘭大谷の宮沢は、試合終了のホイッスルを聞くと腰の横で両拳を握った。すぐに表情を引き締め、抱き合う仲間の輪から離れた。「全国で、どれくらい勝てるかが目標。勝ちはうれしいが、ここ(決勝)で負けてはいられない」。既に全国の舞台に視線を向けていた。


 前半23分。ゴールを背にし、DF森山雄平(3年)のフリーキックに右側頭部を合わせた。登別大谷DF、GKが突っ込んで止めようとしたが、身長182センチの高さで上回った。身体能力の高さを見せつけたゴールだが、誇るようなことはしない。「良い位置でヘディングできるように蹴ってくれたキッカーのおかげ」と仲間を立てた。


 室蘭大沢小2年でサッカーを始めたころは室蘭大谷の黄金期。「サッカーを真剣にやるなら室蘭大谷」。高校進学時は、2年連続で全国を逃していたが気持ちは揺るがなかった。試合に出られなくても仕方ないという気持ちで飛び込んだ。周囲も認めるハングリーさで、U−18日本代表になるまでに成長した。


 宮沢を中心にチームも実力をつけた。宮沢が代表合宿で不在中は「宮沢の居場所をなくせ」と練習に一層熱が入った。Jリーグ数クラブが注目する逸材を、突出させないためのレベルアップ。相乗効果を生むライバル関係を、加藤栄治監督(50)は「3年生はまとまりがある」と評価した。


 5月の代表のドイツ遠征時に、宮沢は“お小遣い”をもらっている。チームメートからチーム遠征費の返却分をカンパされた。DF近藤大輔(3年)は「頑張れって言って1000円渡した」。温かい仲間とより長く過ごしたいという思いもある。


 21世紀に入り、群雄割拠の様相を呈していた北海道内の戦いを制し、30度目V、99年以来遠ざかっていた連覇を達成した。「全国でいい結果を残せば、黄金期になっていくはず」。常勝軍団へと再び歩きだしたチームを宮沢が引っ張る。 【北尾洋徳】 [2007年10月22日9時7分 紙面から]


室蘭大谷FW宮沢に熱視線/高校サッカー
<高校サッカー選手権北海道大会:室蘭大谷1−0登別大谷>◇最終日◇21日◇札幌厚別公園競技場◇決勝
 プロスカウトが室蘭大谷FW宮沢裕樹(3年)を絶賛した。この日、会場にはJ1浦和、鹿島、磐田、J2札幌などの関係者が視察に訪れ、将来有望のU−18日本代表のエース格に熱視線を送った。浦和の強化部の辻谷浩幸スカウト担当は「将来性のあるストライカー。得点は取れるし、高さがある。もう少し経験を積めば」。地元札幌の佐藤尽スカウト担当は「高い能力を持っている選手。これからも追いかけていきます」と話した。
 元広島監督で日本サッカー協会の小野剛技術委員長は「1点を取った時のタイミング、高さは非凡なものを感じた。あまり特定の選手を楽しみとは言ってはいけない立場だが、楽しみな選手だよね」と評価した。 [2007年10月22日9時11分 紙面から]


注目の選手だけに複数のクラブが興味を持っている。
我等としてもここまで追ってきた以上後へは引けぬ。
が、本人の意向が最優先である。
周りがとやかく申して惑わせてはならぬ。
要らぬ諍いで悩まれ出奔でもされては頭が痛い。
霊山・高野山で修行に励むも仕込み杖持参では気持ちは入っておらぬ証拠である。
共に精進が足らぬ。
結局のところ二人とも悟りとは無縁の存在だったと言えよう。
宮澤くんはリツの如く嫁ではなく娘として参られては如何であろうか。

ジュビロ戦報道

鹿島にナビスコ杯ショックなし/J1
<J1:鹿島3−1磐田>◇第29節◇20日◇静岡
 鹿島オリベイラ監督が選手を褒めたたえた。目標としていたナビスコ杯は準決勝でアウエーゴールの差で敗退。リーグ戦も優勝が難しい状況でモチベーションの低下が危ぐされたが、この日は集中力を切らさずに3−1の快勝で、今季2度目の4連勝を飾った。


 指揮官は「ナビスコ杯に負けて気持ち的に落ち込んでいるという見方もあったが、リーグ戦も1つでも順位を上げるために戦っていた」と称賛した。 [2007年10月20日19時25分]


磐田前田「実力負けです」/J1
<J1:鹿島3−1磐田>◇第29節◇20日◇静岡
 磐田は苦手の鹿島にまた敗れた。02年9月の勝利を最後に、これで10戦4分け6敗。日本代表のエジプト戦で代表初ゴールを挙げたFW前田も不発に終わり「疲れは大丈夫だったが、決めるべきところで決めないと駄目。今日は今までの自分たちのサッカーができなかった。実力負けです」と肩を落とした。 [2007年10月21日8時56分 紙面から]


岩政執念弾 つないで押し込んだ
 【鹿島3―1磐田】鹿島がナビスコ杯準決勝敗退のショックを払しょくする勝利を挙げた。13日の第2戦でG大阪を3―2と下したもののアウエーゴール数で敗退。「目標を1つ失って精神的なダメージはあった」(DF新井場)が、オリベイラ監督の「リーグと天皇杯に切り替えよう」のゲキに選手が応えた。


 象徴的だったのが2点目のシーン。MF野沢のクロスにDF大岩、FWのマルキーニョスと田代の3選手が飛び込む執念を見せた。最後は相手DFのヘッドがポストに当たり、はね返りをDF岩政が右足でゴール。19日に生まれた実兄・剛樹さんの子供に得点をささげた岩政「ナビスコ杯も大事だけど、敗退したあとに結果を出す方が大事だった」と振り返った。3―1の快勝で今季2度目の4連勝。悲願の10冠達成に向けて一丸となったチームは、まだ優勝をあきらめていない。 [ 2007年10月21日付 紙面記事 ]


鹿島4連勝10冠まだあきらめない…J1第29節

後半44分、磐田・田中(右)をかわし3点目を決める鹿島・柳沢
 ◆J1第29節第1日 磐田1―3鹿島(20日・エコパ) 鹿島が今季2度目の4連勝。最終ラインを高く保つコンパクトな磐田の守備を完全には崩せなかったが、後半にセットプレーから2得点。17分にポストのはね返りを逃さず突き刺したDF岩政「狙っていました」と声を弾ませた。


 ナビスコ杯は準決勝で敗退。アウェーゴールのルールに泣いたが、イレブンはオリヴェイラ監督(56)に「悪い試合をして負けたわけじゃない。自信を持っていけ」と言われて気持ちを切り替えていた。「下を向かないでやった結果だと思う」とMF本山は話した。


 リーグ優勝へ、最後まであきらめるわけにはいかない。「うちは勝ち点3を積み上げていくしかない。残りの試合も全勝するつもり」と岩政は宣言。10冠達成へ、意識を高く持って戦い抜く。 (2007年10月21日06時05分  スポーツ報知)


鹿島3ゴール絶好の再発進
2007/10/21(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 12頁
 Jリーグ1部(J1)第29節第1日(20日・エコパスタジアムほか=7試合)3位鹿島が後半に3得点し、3−1で磐田を下して、勝ち点を57とした。
 川崎は終了間際に中村が決勝点を挙げ、4−3で新潟に競り勝った。大宮は広島に1−0で勝った。横浜FCは神戸に0−3で完敗し、5試合を残して自動降格の17位以下が決まり、1シーズンでJ2に降格することとなった。
 首位の浦和は千葉と午後7時すぎにキックオフ。


マルキ先制ヘッド 鹿島3−1磐田
 【評】鹿島は後半13分の先制点でリズムをつかんだ。右FKをマルキーニョスが頭で決め、4分後には岩政がこぼれ球をけり込んだ。
 磐田は後半42分に田中が得点して1点差に詰め寄ったが、終了間際に失点した。


ナビスコ敗退ショック振り払う
 「すばらしい結果だった」オズワルド・オリベイラ監督は開口一番にこう切り出した。ここ4試合で3勝1分けと好調だった磐田に、3発で快勝。先制、追加点、ダメ押しと理想的な展開に持ち込めたことは、鹿島にとって今後のリーグ戦の流れを良くするために、この上ない結果だった。
 鹿島にとっては大事な試合だった。ナビスコ杯準決勝で敗退してから最初のリーグ戦。タイトル獲得へ向け集中していただけに、敗戦のショックは大きかった。それだけに磐田戦はそこからいかに立ち直っているかがポイントの一つだった。しかし、「周りはそういうことを心配していましたけど、選手は次に進もうとしていた」柳沢。逆転優勝へ向け一つも落とせない鹿島は、気持ちの切り替えがしっかりできていた。
 前半は荒れたピッチに手を焼き決定機こそつくれなかったが、守備では集中力を切らさず、相手にも決定機をつくらせなかった。その集中力が後半の攻撃につながった。「セットプレーではマークが前半から甘かったので、いけると思った」田代。13分、に右サイドからの小笠原のFKにマルキーニョスが頭で合わせ先制すると、その4分後には左CKからのこぼれ球を野沢がゴール前へ放り込むと、このボールに田代、マルキーニョス、岩政が反応。結果的に相手DFに当たり、右ポストからの跳ね返りを「ポストに当たると思っていた」という岩政が押し込んだ。これには本山「3人がつっこんで、すごい集中力だと思った」と振り返った。
 肝心の守備でも「チーム全体が良い意味ではまっていた感じで落ち着いてできた」岩政。セットプレーから1点は失ったが、「きょうは勝つことが、これからのシーズンに向けて大事だった」と続け、勝利に胸を張った。タイトルへ向け、再び立ち上がった鹿島。戦いはこれからだ。


日本代表選手に実力で負けを認めさせるとはなかなかのものである。
結果以上に実力差を感じさせることが出来たのであろう。ジャスティス・ジャッジでカードがなかったことでも証明されておろう。
実際、2003年度ナビスコ杯準々決勝1戦以来負けがない。
この敗戦も2戦で勝利し得失点差で勝ち上がっているので、敗戦だったかというと疑問である。
となると2002年度Jリーグ2ndステージ第2節の負けが最後ということになろうか。
西の冗談のようなループシュートが決まってプランが狂った試合であった。
ここ5年間負けていないということは、実力差のようにも思えるが、運・不運もあるのである。
勝ち運を呼び込む努力が肝要であろう。
一つ一つ勝利を積み重ねる、それだけなのである。

宮澤くん道代表

室蘭大谷が30度目全国切符/高校サッカー
 <高校サッカー選手権北海道大会:室蘭大谷1−0登別大谷>◇最終日◇21日◇札幌厚別公園競技場◇決勝
 室蘭大谷が昨年と同一カードとなった登別大谷との決勝を1−0で制し、2年連続30度目の優勝を飾った。前半23分、室蘭大谷のエース、FW宮沢裕樹(3年)がヘッドで先制。今大会、これまで3試合無失点のDF陣が虎の子の1点を守りきった。宮沢は「(先制ゴールは)いいボールがきたので決めるだけ」と冷静にコメント。加藤栄治監督(50)は「この大会、4試合はずっと厳しかった。前半ペースが悪いなかで1点を取れた。失点がなかったのは大きかった」と話した。


宮澤くんが決め北海道大会にて優勝。
勝利の女神を呼び込んでいる運命の持ち主と見た。
是非とも我等のユニに袖を通して欲しいものである。

ジュビロ戦コメント・レポート

鹿島アントラーズ  :監督  <試合終了>

 素晴らしい結果だ。ジュビロはここ最近、高い内容の試合で勝ってきていた。そういう相手に勝つことができてよかった。ナビスコカップ敗退から気持ちが切り替わるかが心配されていたが、我々はリーグを戦っている。リーグに集中して1つでも上の順位に行くことを目指している。選手が目標を修正することを、うまく受け入れて試合に臨んでくれたと思う。


【J1:第29節 磐田 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]

10月20日(土) 2007 J1リーグ戦 第29節

磐田 1 - 3 鹿島 (15:04/エコパ/25,961人)

得点者:58' マルキーニョス(鹿島)、62' 岩政大樹(鹿島)、87' 田中誠(磐田)、89' 柳沢敦(鹿島)


●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:今日の結果の感想は?

「素晴らしい結果だと思う。ジュビロは、最近の3試合を見ても、ただ勝っただけではないく、濃い内容のサッカーをやりながら勝ってきたので、その相手にアウェーで勝てたということは、素晴らしい結果だったと思う。(ナビスコカップで)敗退してしまって、気持ちが落ちているとか、それを奮起してやっているとか、いろいろな見方があると思うが、われわれとしてはリーグ戦に集中すると、リーグの順位をひとつでも上に上げていくと考えて目標を軌道修正した。選手たちがそれを受け入れて、うまく取り組んでくれたと思う」

Q:後半は、相手の高い最終ラインの裏をついて得点できたが、前半はなかなかそこまでボールを運べなかった理由は?

「相手はラインを押し上げながらトップとバックの距離を近くして、相手にプレッシャーかけながらボールを奪っていくというサッカーをやっているので、当然その背後はひとつの狙いとなる。あるいは3バックの左右のスペースというのもひとつの狙いでもあるし、そこの崩し方を練習で取り組んできた。ただ、当然ながら物事は流動的に動くので、その精度の部分で前半はうまくいかなかった。チャンスになりかけた場面も数本あったが、焦りすぎたのかそこで精度を欠いてしまった。

後半は、ハーフタイムで前半同様そこを続けて狙おうと、ただもうちょっと落ち着いてやろうと声をかけた。それで、後半は落ち着いてボールを持ちながら、相手の弱点を狙っていけた。もうひとつは、(相手を)揺さぶることによってどこかにギャップは生まれるし、そのギャップに侵入して裏のスペースを狙うということも考えていたので、それが後半はうまくできたと思う」


Q:先制点を取るまでは楽な試合ではなかったと思うが、今日のいちばんの勝因は?

「ひとつは揺さぶることによって、相手のラインを少しずつ引き気味にさせるというところが狙いでもあったし、それが少しずつできたこともひとつの勝因だと思う。もうひとつは、セットプレーで相手に勝てるチャンスというのを、何本かやっていく中で感じていたので、あとは精度とタイミングだけ合わせてくれと要求した。それがうまくできたのではないかと思う」

Q:後半途中から、ダニーロ、柳沢、中後の3人は、それぞれ持ち味を出して結果を出したと思うが、残り試合が少ない中で今後この3人に求めるものは?

「3人とも本当に高い能力と素晴らしい技術を持っているし、先発で出てもおかしくない3人なので、必要としたときにこれだけの力を出せるという計算ができる選手がベンチにいるということは、監督としては心強い味方だと思う」

以上


【J1:第29節 磐田 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]

●青木剛選手(鹿島):

「相手もけっこう前から(プレッシャーに)来ていたので、つなぎのところで失うことが多かった。それで長いボールが増えたが、もう少しサイドで起点を作って、サイドの崩しをもっと多くできればということで、後半はそれをある程度意識してやった」

Q:後半は攻撃にいくタイミングが増えていたが?

指示はとくになかったけど、篤人(内田)が持ったときにオーバーラップしていくと、相手も対応が難しくなるので、何回かだけど意識してやった

Q:守備では、前田のところにクサビのボールを入れさせないということがうまくできていたように見えたが?

「それはジュビロとやるにあたっての練習メニューの中に入っていて、そのへんはすごく意識して練習したので、それが試合に結びついたと思う。パスの出し手になるボランチのブラジル人2人のところと、受け手の前田やカレンや西というところにしっかりつこうと意識していた。今日はそれだけじゃなく、後半になっても前からプレスがかかってすごく良い感じでできていたし、守備はすごく良かったと思う」

Q:勝負の分かれ目は?

「やっぱりセットプレーだと思うし、セットプレーの大事さを感じた。うちがセットプレーで2点取って、逆にセットプレーで1点返されて、ジュビロはあきらめないチームだなと思ったが、そこで相手が前がかりになってきたところで、柳(柳沢敦)さんがダメ押し点を決めてくれたので、それも大きかったと思う」

●新井場徹(鹿島):

「(ナビスコカップで負けて)目標をひとつ失ったというか、精神的なダメージがあったと思うが、監督をはじめチームの中でまだ優勝の可能性もあるし、その目標を見失わずにやっていこうと。試合前にもみんなで話し合ったし、良い意味でまた緊張感を持ってやれたと思う」

Q:シュートをブロックした場面は、顔面ブロック?

「頭ですよ、きれいなヘディングでした(笑)。ボールに寄せることができなかったので、ゴールに入ったらたまたま飛んできた。それ以前にチームが良い形でセットプレーから2点とれたので、良い流れになった。欲を言えば、流れから点が取れればベストだったけど、あのセットプレーが入ってなければどうなっていたかわからないし、こういう日もあると思う。(今後に向けては)相手を崩して点を取ることが課題かなと思う」


【J1:第29節 磐田 vs 鹿島】レポート:セットプレーから鹿島戦の負けパターンに陥った磐田。鹿島は怒濤の4連勝で優勝戦線に踏みとどまる。 [ J's GOAL ]

10月20日(土) 2007 J1リーグ戦 第29節

磐田 1 - 3 鹿島 (15:04/エコパ/25,961人)

得点者:58' マルキーニョス(鹿島)、62' 岩政大樹(鹿島)、87' 田中誠(磐田)、89' 柳沢敦(鹿島)


 後半途中までは、本当にどちらに転ぶかわからないゲームだった。だが、後半11分からの3分間で、一気に試合の流れが決まってしまった。


 エコパで宿敵・鹿島を迎えた磐田は、右太ももを痛めたファブリシオの代わりにエンリケがボランチに入り、両アウトサイドでは右が太田から成岡へ、左が上田から村井へという変更があったが、システムは内山監督になってから一貫して3-5-2。一方、ナビスコカップ準決勝ではG大阪に惜敗したものの、リーグ戦では3連勝中の鹿島は、現状のベストと言えるメンバーが揃い、こちらは伝統の4-4-2。両チームとも、ベンチにも力のある選手たちが揃い、がっぷり四つの真っ向勝負となった。


 だが、前半はゴール前での見せ場が少ないゲームとなった。どちらも守備の意識が高く、それに芝の状態という外的要因が加わって、守備優位の展開になったからだ。「(ピッチが)非常にボコボコしていた」新井場)、「バウンドがかなり変わった」(田中)と両チームの選手が指摘したように、ボールが思うように走らず、不規則なバウンドによってファーストタッチにもブレが出るピッチ状態に戸惑い、どちらも得意のパス回しにリズムが出てこない。そして、ボールコントロールに気を使う分、パスが遅れて相手に寄せられ、ますますパスコースが狭められる状況になった。


 また、磐田はラインを押し上げ、全体をコンパクトにして中盤で素早くプレッシャーをかけるという自分たちの形が出ていたし、鹿島のほうも、磐田対策として前線へのクサビのボールをうまく制限し、思うようなビルドアップを許さなかった。その結果、前半はどちらも決定的と言えるチャンスは作れず、シュートも遠めから打つものが多くなった。


 後半に入っても、そうした膠着状態に大きな変化はなかったが、突如試合は動き始める。11分、磐田のカウンターから前田が左に開いて起点になり、逆サイドから走りこむ西に絶妙なタイミングでパスを送ると、西がダイレクトでループシュート。2人の素早く的確な判断によって、両チームを通じて初めて決定的なチャンスを作り、GK曽ヶ端も見送るしかなかったが、ボールは無情にもわずかに枠を外れる。


 これが決まっていれば、試合展開はかなり違っていただろうが、辛抱強く磐田の守備に揺さぶりをかけ続けた鹿島にも、当然チャンスは訪れる。その2分後の 13分、右サイドで得たFKを小笠原が蹴ると、マルキーニョスがしぶとくDFに競り勝ってヘディングシュートを決め、鹿島がついに均衡を破った。


 これで優位な立場になった鹿島は、冷静な守備からの縦に速い攻撃で主導権を握り、17分にもセットプレーから岩政が決めて、リードを2点に広げる。過去の両者の対戦でも、試合展開が互角であっても、セットプレーでは鹿島が優位に立つという力関係が成り立っていたが、この試合でもそれは変わっていなかった。


 終盤は、リスクを冒して反撃に出る磐田に対して、鹿島がカウンターやロングボールで対抗するという展開。その中で、42分にセットプレー(右CK)から田中が決めて、磐田が何とか1点を返したが、ロスタイムにロングボールのこぼれ球からGKと1対1になった柳沢がダメ押しの3点目をゲット。これで鹿島が 4連勝を決め、奇跡の逆転優勝に向けて望みをつないだ。


 逆に内山新体制での初黒星を喫した磐田の立場から見れば、結果的に「いつか見た光景」というか、セットプレーで先行され、攻めに出たところでカウンターから追加点を食らうという鹿島に負けるときのパターンを繰り返す形になってしまった。その分、選手もサポーターも悔しさは強かったが、「今やろうとしていることを続けていくしかない」(川口)という思いをチーム全員で共有できている分、表情の暗さは見られなかった。

以上

2007.10.20 Reported by 井上慎也


内容の濃い好ゲームであった。

セットプレイで得点もしたが失点もした。

このあたりが今季の修正点では無かろうか。

キーマンは青木剛であろう。

指示ではなく自ら篤人とのコンビネーションで上がるという意志を持ち、攻撃への意識の高さが見受けられる。

まさに一皮剥けたと言えよう。

リーグ戦終盤と天皇杯はこの男の双肩にかかっている。

その成長を共に見届けようではないか。

Jリーグ第29節 ジュビロ戦


祝エコパ初勝利!
柳沢主将のゴールにはホッとした。

「絆」

 大岩選手に関する報道について
 2007年10月14日(日)付けのデイリースポーツ紙で、大岩剛選手が引退を決断したかのようなコメントが掲載されました。


 これに対して、クラブ側で調査を行い、以下のような事実が判明しました。


(1)大岩選手はその旨の発言をまったくしていない
(2)記事を執筆した記者は大岩選手に対する取材を行っていない
(3)執筆した記者が、他の記者との会話の中で、大岩選手がそうした発言をしたものと勘違いした


(1)に関しては、当日の囲み取材において大岩選手を取材していた他の記者から確認したものです。(2)(3)については執筆した記者本人への聞き取り調査によって確認しました。


クラブとしてはデイリースポーツ社に対する厳重な抗議を行い、このようにデリケートな話題を記事化する場合は特に「対面」「直接」という取材の原則を再徹底していただくよう重ねて要請しました。加えて、Jリーグ側への報告も行いました。


抗議に対し、同社は過ちを認め、クラブは文書による公式な謝罪を受け取りました。文面は以下の通りです。


<お詫び>
 このたびは先日、県立鹿島(原文ママ)サッカースタジアムで行われたナビスコカップ準決勝第2戦の鹿島アントラーズ対ガンバ大阪の試合に関するデイリースポーツの紙面(10月14日付け)で、大岩剛選手のコメントとそれに付随する記述に関する記事が事実をまったく異なることが本日、10月16日に判明しました。当日の試合後における当方の取材方法と内容確認を怠ったことで、事実に反する記事が掲載されたことで、大岩選手並びに鹿島アントラーズのクラブ関係者の皆様に、多大なご迷惑をおかけしたことをお詫びします。


 本件の調査結果に関して大岩選手に対して報告したところ、応援していただいている皆様に対して以下のようなコメントを出して欲しいとの要望を受けましたので、最後に掲載いたします。


<大岩選手からのコメント>
 これまで引退を口にしたこともなければ、考えたことさえもありません。私自身、試合翌日の両親からの電話によって、自分の引退が報じられているのを知りました。このような報道がなされて非常に残念に思います。
 一方で、この件に関して、私自身とクラブに対して多くの問い合わせをいただき、「やめないでほしい」という多くの声を聞きました。残念な報道の結果とはいえ、皆様からの温かい声を聞くことができ、「絆」を再確認できたのは、私自身にとって何事にも代え難い喜びとなりました。皆様の応援にこたえるべく、これからも全身全霊をかけてプレーしていきたいと思います。


「絆」
この素晴らしい言葉で新たに関係を作り上げたい。
これまで我等は「ファミリー」というキーワードで戦い三冠を得、星を九つまで伸ばしてきた。
が、今現在はそのキーワードでは収まっていない現状がある。
実際に栄冠からは遠ざかり、押っ圧し・離反・造反と相容れぬ事件も経験した。
この大岩選手の気持ちを汲み取り「絆」を造っていこうではないか。
一つ一つ。
新たに加わる新人との「絆」
契約延長する外国人との「絆」
帰参する古株との「絆」
過去とは決別し、新しく繋がりを持ち、共に戦っていこうではないか。
そして我等も微力ながら強い「絆」で結びついていきたい。

ファボン残留100%

鹿島ファボン「100%残留する」

 鹿島DFファボンが来季も残留することが決定的となった。以前、C大阪でも活躍した元ブラジル代表GKで、ファボンの代理人を務めるジルマール氏(48)が幹部と会談後「契約があと1年残っている。来季も100%ここでプレーする」と断言した。ファボンは、05年世界クラブ選手権(現トヨタ・クラブW杯)を制したサンパウロのメンバー。今季初めに鳴り物入りで入団したが、9月1日の川崎F戦で右足関節を脱臼骨折して手術し、リハビリ中だった。残留が決定的となり「順調に回復している」と明るい表情を見せていた。 [ 2007年10月19日付 紙面記事 ]


今季初め1月9日の公式発表では「契約期間2007年2月2日〜2008年1月1日」となっておる。

何かしらの行き違いがあるのであろうか。

とはいえ、来季もファボンが残留するのは朗報と言えよう。

彼の早いラインブレイクからのプレッシャーは確実に攻撃の芽を摘み取っている。

ここが攻撃の機転となれば攻撃力は大幅に上がるであろう。

今季は出場停止と怪我が重なり熟成されるに至らなかったことが惜しまれる。

しかしながら、このプレイスタイルは諸刃の剣である。

ファボンは能力の高さで難なくこなしているが、プレッシャーを交わされれば大きなピンチを迎えるのである。

言うならば、ファボンと金古のプレイスタイルは似ていると言えよう。

金古は常に簡単に交わされ、抜かれ、失点に繋がるか無理なファールで止めカードを受けておった。

ファボン自身は自分に自信を持っており、イメージするプレイが実践できている。

これは大きな戦力である。

9分9厘レンタル返却が既定路線の金古もファボンを間近で見、大きく成長するやも知らぬ。

来季に明るい話題、それも層の薄いCBに出てきたことを嬉しく思う。

後は岩政の更なる飛躍を期待するのみである。

宮澤くん道8へ

室蘭大谷8強!連覇見えた…全国高校サッカー選手権道予選

帯北DFを背負いながら敵陣に切れ込む室蘭大谷FW宮沢(左)
 ◆全国高校サッカー選手権北海道予選 ▽2回戦 室蘭大谷1−0帯広北(14日・芦別市なまこ山総合運動公園) 2回戦8試合が行われベスト8が出そろった。連覇を目指す室蘭大谷は、前半27分に挙げた土田将太(3年)のゴールを守りきり、強豪・帯広北を1−0で撃破した。エースのU−18日本代表FW宮沢裕樹(3年)は無得点だったものの、前線でのボールキープから決勝点を演出した。滝川西は舟生幸大(2年)の好セーブで2試合連続PK戦を制して8強入り。


 ボールを持つとすぐに2人、3人と帯広北DF陣に囲まれた。シュートは一本も打てなかった。だが、この日の宮沢には得点より勝利こそが必要だった。「今は選手権のことしか考えていない。この大会に懸けているんで」プロ入りを含めた自身の進路には口を閉ざし、3年間の集大成に集中していた。


 自分を犠牲にしてゴールを呼び込んだ。前半27分、前線から右コーナー付近に流れてボールを受ける。帯北DFが寄ってくるとすぐに、MF桝沢貴紀(3年)にボールを下げクロスが送られた。宮沢に守備陣が引きつけられ、手薄になった帯北ゴール前で土田が合わせ先制した。


 後半は帯北の反撃に遭ったがチーム一丸で無失点に抑えた。同30分には立て続けに4本のシュートを浴びたが、何とかはじき返した。加藤栄治監督も「神懸かり的にシュートをブロックしていた。厳しい試合でした」と激戦を振り返った。


 準々決勝では2年前に苦汁をなめさせられた北海が待ち構えている。「相手は気持ちが強いチームなので圧倒したい。全力を出し切って頑張る」と宮沢。国立競技場へと続く道に全身全霊を傾ける。 (2007年10月15日12時33分  スポーツ報知)


身を粉にして勝利に貢献する宮澤くん。
我等も蝦夷の地に勝利を願おうではないか。
勝利の運を持っているということも重要なのである。
そして我等と共に勝利を掴もうではないか。

鉄人篤人

U22内田が中2日で磐田戦先発へ
 鹿島のオズワルド・オリベイラ監督(56)が18日、U−22(22歳以下)日本代表DF内田篤人(19)の20日磐田戦の先発起用を明言した。17日の北京五輪アジア最終予選カタール戦の遠征から中2日の強行軍となるが「ケガがあったり、疲れがひどいようだったら話は別だが、代表とクラブの掛け持ちの厳しさは、彼なら若いし、大丈夫だと思う」と信頼を寄せていた。 [2007年10月18日20時15分]


ファンタジー選手選考へパス出しをするかの如く先発宣言である。
前節神戸戦は出場停止だったため、抜いているであろうところへ入れ直すかどうか悩んでおる者も多かったであろうが、この宣言で迷うことなくDFラインへ組み込むことが出来る。
しかしながら、完封が少ないためボーナス+4fpが得られず不満が募る。
とはいえ、篤人はアシストの可能性が高いため外せないDFなのである。
鹿島のDFは失点の割にはfp高目なのである。
しかしながら、神戸のDFに目がいってしまう魔力が横浜FCにはある。
この逆攻撃力は何なのであろうか。
まあ、他のクラブには目もくれず鹿固めが正解であろう。
青木・中後問題も青木で決まり、割と高額であった満男の値も下がった。
問題は前節に高fpを叩き出した興梠慎三が怪我で練習を回避していることである。
このまま大事を取って佐々木が帯同となるか否か、そちらの方を発表して欲しいものなのである。

ナカシ完全移籍か?

移籍組が鼓舞「仙台愛で勝つ!!」

 「仙台愛」で大一番を制する。週末21日にホームC大阪戦を控えるJ2仙台は17日、泉サッカー場で約2時間の練習を行った。今季山形から移籍したMF永井篤志(32)をはじめ、MF田ノ上、GK林など、新加入メンバーが元気だ。練習中から大声を張り上げ、チームを鼓舞した。


 ベガルタに、仙台という地に芽生えた愛を、皆力に変えるつもりだ。レンタル移籍中のFW中島は「アイ・ラブ・仙台です」と語る。来季に関して鹿島と話し合いが行われる時期だが、気持ちは仙台に傾いているMF田ノ上も「もう食べ過ぎました」というほど、連日のように名物の牛タンを食べる。GK林も「引っ越しの時、ガス局の人も親切だったし、人が温かいです」。札幌との来季の話し合いを持つが「来年も仙台が必要としてくれたら、うれしいです」と話す。


 永井は「J1仙台でサッカー人生を終わるのもありだね。雰囲気もいい、サポーターも最高」と、すっかり仙台っ子。仙台を昇格させたい、仙台の力になりたい。地方から来た男たちが「愛」を「昇格」という言葉に変える。【栗山尚久】 [2007年10月18日13時48分 紙面から]


J2仙台にレンタル中の中島祐希であるが、仙台の水に馴染んだ模様。

仙台向けの記事故、リップサービスもあろうが、気持ちが揺れていることは事実であろう。

移籍2年目の今季はレギュラーを完全に得、得点も二桁に載せた。

中島としても満足に近い感触を掴んでおるのでは無かろうか。

ここは我等としても応援したいところである。

そして仙台のJ1昇格も願おうではないか。

何故ならば、完全移籍時の移籍金がJ2への移籍とJ1へとでは全く異なるのである。

補強費の足しとして上がってきて欲しい。

となれば来季の遠征も楽しみとなる。

牛タンに笹かまぼこ、萩の月も忘れずに。

奇跡は起こる。

鹿島、ナビスコ杯敗退の悔しさをリーグ逆転Vで晴らす!

 ナビスコ杯決勝進出を逃した鹿島が、その悔しさをリーグ戦にぶつける。DF岩政は「心の奥底にひっかかるものはあるけど、逆にたまっているものもあるので、それがいい方向にいけばいい。去年もナビスコで負けたあとに連勝した。今年もそうしたい」と同杯敗退後の初戦となる20日の磐田戦(静岡ス)への決意を口にした。昨年はナビスコ杯決勝で千葉に0−2敗戦後、リーグ戦3連勝。首位・浦和とは勝ち点10差の3位。奇跡の逆転Vに向けて再スタートを切る。 (鹿嶋市)


奇跡の逆転Vを報じてくれるサンスポ。

昨日の誤報報道といい、我等に好意的である。

が、昨季の連勝に天皇杯ホンダFC戦を加えてないのは画竜点睛を欠くというものであろう。

しかしながら、観客1824人という寂しい試合では忘れ去られて当然か。

我等の声が足りぬから「V」が遠のいておるのである。

プレッシャーも少ないから誤審をしても平気であり、それ以上に偏ったジャッジをしても良心が痛まないのである。

声を出せ、枯れるまで。

まずは敵地エコパで試される声の質なのである。

柳沢敦主将、前を向いてすべきこと

鹿島柳沢が苦境からの脱出を誓う
 鹿島FW柳沢が苦境からの脱出を誓った。ナビスコ杯準決勝敗退から2日のオフを挟んで再始動した16日、神奈川大との練習試合に出場。「体はそんなに動かなかった」とキレはいまひとつ。だが前半42分にはクサビを受けてから反転し、鋭い右足シュートを打つなど積極性も見せた。10冠がなかなか見えないのが現状だが「あきらめないで、苦しい中でも踏ん張れるかが大事」と前を向いた。 [2007年10月17日9時22分 紙面から]


諦めぬ強い心、それが重要なのである。
我等は九つの冠を得た成功体験者の筈。
いつの間にやらただ耐えることを強いられる格差社会の犠牲者のように報じられる側に立たされつつある。
由々しき仕儀である。
強い心がマスコミに伝わっておらぬのであろう。
柳沢主将は横浜FC戦のパス以降プレイに精彩を欠く。
前を向いたらシュートで終わろうではないか。
それだけを追求しても良いと思う。
そういう姿があっても良いと思う。
多くの民がそれを求めておるのでは無かろうか。

デイリー誤報

鹿島・大岩が引退報道に怒り心頭「笑い事じゃすまないよ」
 鹿島の元日本代表DF大岩が16日、一部で報じられた今季限りでの引退を完全否定した。「引退するなんていってません。自分も親から電話がかかってきて初めて知った。ほんと笑い事じゃすまないよ」と怒りを爆発させた。13日のナビスコ杯準決勝敗退をうけ、翌14日付で現役引退を表明したと報じられた大岩。問い合わせが数十件寄せられ、クラブが本人に確認して事実ではないことが判明した。チーム最年長の大岩は、今季リーグ戦14試合に出場している。 (鹿嶋市)


10月14日にデイリーにだけサラッと書かれていた大岩引退コメントであるが、サンスポによって完全否定された。
当然であろう。
今季、CB4番手の位置からスタートするも、5月攻勢の立役者となり完全にレギュラーとなっていた。
その大岩が引退宣言を行おうはずがない。
デイリーは一人のサッカー選手を殺そうとしたのである。
それとも誤報で当然というスタンスなのであろうか。
いずれにせよ、疑いが晴れたことには喜んでおきたい。
昨季、今季とCB不足は誰の目にも明らかである。
金古・羽田を心置きなく売却できるよう大岩にはまだまだ老け込む時期ではないのである。
まだ来季にはACLの可能性が起こされておる。
選手層の充実こそが今の鹿島の最重要課題なのである。

田代、声の魔術師へ

鹿島田代が青島キャスターの話術に感動
 鹿島FW田代有三(25)が異分野の先輩の言葉に刺激を受けた。16日に行われたJキャリアサポートセンターのキャリア交流会で元プロ野球選手の青島健太氏(49)の講演を聞いた。「声のトーンを上げると相手に気持ちが伝わりやすくなり、下げると相手を説得するようになるとか、面白いことが聞けました」とスポーツキャスターなどで活躍する青島氏の巧みな話術に感動していた。 [2007年10月16日19時6分]


次節から田代のボール要求が変化するやも知れぬ。
変幻自在に声を操り、出して欲しいボールの種類を伝えて来るであろう。
伝兵衛が由布姫の死を伝えるように。

主役は宮澤くん

室蘭大谷が3発圧勝!/高校サッカー



厳しいマークをかいくぐりボールをキープするFW宮沢

 <高校サッカー選手権北海道大会:室蘭大谷3−0北海>◇3日目◇15日◇芦別・なまこ山総合運動公園◇準々決勝


  昨年の覇者、室蘭大谷が3−0で北海を破り、ベスト4に進出した。Jリーグも注目するU−18日本代表のFW宮沢裕樹主将(3年)が今大会初ゴールとなるダメ押しの3点目を決め、王者が強豪対決を制した。


  主役はやっぱりFW宮沢だった。無得点に終わった2回戦とは違い、前線でプレー。自分にマークを引きつけ、スペースをつくることで攻撃のリズムをつくった。2−0で迎えた後半21分には待望の今大会初ゴール。宮沢は「いつもより前でキープできたのでそれを生かすことができた。FWは点を取るのが役目なので決められて良かった」と笑顔を見せた。


  2年前の今大会では準々決勝で苦汁をなめさせられ、今季プリンスリーグでは1−1の引き分けだったが、完封での圧勝で決着をつけた。加藤栄治監督(50)は「これで選手は自信になったはず。1戦1戦しっかり戦っていきたい」と気を引き締めた。14日の初戦は帯広北、そしてこの日の北海と全国経験のある2校を下し、大きな山を越えた。 [2007年10月16日9時36分 紙面から]


久々の宮澤くん情報である。

よくよく考えてみると、ここ3年大卒情報は徳永・巻佑樹・高崎と袖にされてきたが、高卒組は一昨年の篤人昨季のヤス・當間と順調に入団を果たし活躍の場を与えられている。

今季の目玉宮澤くんもここは一つ胆を括って決めてみては如何であろうか。

今季は興梠慎三・よよと若手FWの台頭が目立ってきておる。

つまるところ宮澤くんにとっては同世代のライバルというわけである。

刺激を受けるには持ってこいではないか。

雪斎へ酒を運ぶ松平元信として登場するのが良かろう。

今川家を託され、後に今川の有した地を得るのである。

将来が楽しみな逸材である。

篤人、すまぬ

内田発奮!鹿島の仲間の激励コール
 U―22日本代表の内田は所属する鹿島のチームメートから激励された。鹿島がナビスコ杯準決勝でG大阪に敗れたため、MF本山から電話で「勝てなくて悪かった。そっちで頑張ってきて」との言葉をかけられたという。カタール戦では最終予選3試合連続で右サイドバックでの先発出場が濃厚。14日の練習後には居残りでクロスやFKの練習を行うなど入念にキックの感覚を確かめ「次は前回(9月12日のカタール戦)よりも難しい試合になる。バランスを考えてプレーしたい」と口元を引き締めていた。 [ 2007年10月16日付 紙面記事 ]
申し訳ない。
我等の声援も虚しく、二得点以上を取ったが力尽きた。
しかしながら、そんな中でも代役のチューヤンの右SBは悪くなかった。
新人時、2005年6月4日のナビスコ杯清水戦は酷かった。
2アシストを記録するも狙われ守り切れぬ失態を演じたものであった。
が、2年の月日は彼をピボーテ、CB(リベロ)、右SBを高度にこなすユーティリティプレイヤーへと進化させた。
男子三日会わずんば刮目して相見えよ。
篤人のポジションも危ゆいと言えよう。
側室の薦めで木曽を攻めその留守を影虎狙われては本末転倒である。
軍師として無能ぶりをどれだけ見せつければよいのであろうか。

天皇杯水戸戦日程

天皇杯の日程決定のお知らせ
■大会名  第87回天皇杯全日本サッカー選手権大会
■ラウンド 4回戦
■日時   11月4日(日)13時キックオフ
■会場   県立カシマサッカースタジアム
■対戦相手 水戸ホーリーホック(J2)http://www.mito-hollyhock.net/
■トーナメント表(PDF)

今季二度目の水戸との対戦。
前回はPSMであり、”フェスティバル”と銘打っているようにお祭りの要素の強いものであったはず。
J開幕最後の調整ということもあり、勝負よりも戦術の確認が大きかったのでは無かろうか。
しかしながら、こともあろうに水戸は無意味に悪質なタックルで野沢を削り全治3ヶ月の重傷を負わせてくるのである。
これで今季のプランは大きく狂ったと言わざるを得ない。
悔やんでも悔やみ切れぬ大きな代償でった。
が、その中で出場機会を得た誓志・船山・ヤス・吉澤は経験を積んだと言えよう。
その経験を公式戦で披露する場としてこの天皇杯四回戦が与えられたと考えたい。
この4人で組んだ中盤でリベンジを果たすのだ。

ガンバ戦コメント・報道など

鹿島アントラーズ  :監督  <試合終了>
前半2-0でリードしつつも追加点のチャンスがあったが決められなかった。後半、失点を重ねていくことによって焦りが出てしまい、やられてしまった。良かった点では、ガンバ相手に3点とれたこと。そして相手の中盤の攻撃力を上手く低下させることができた。悪かった点は、セットプレーからの失点。うちが抑えなければならないところでルーズになり失点してしまった。決勝進出へのチャンスは逃したが、今日のゲームを勝ったことは大きい。自分たちのやるべきことをしっかりやれば結果につながる。リーグ戦のチャンスはまだあるので落ちこむことはない。準決勝敗退は残念だが、選手の競争意識は高くなっているし、勝つためにしっかりと体で覚えていると思う。この悔しさをリーグ戦へつなげてくれることを期待したい。

【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs G大阪】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
10月13日(土) 2007 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 3 - 2 G大阪 (15:00/カシマ/16,279人)
得点者:41' 本山雅志(鹿島)、44' 本山雅志(鹿島)、49' 播戸竜二(G大阪)、51' 小笠原満男(鹿島)、66' シジクレイ(G大阪)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q.本山の交代については?
「ケガをしていたのはある。左(本人は右と言っている)ヒザの内側(側副じん帯)じゃないか」
Q.アウェーゴールを取られたくないという意識はあったのか?
「今日だけじゃなくて、1戦目が始まる前から話していたこと。まず勝つことが大前提。前半で2−0になり、3点目を取るチャンスもあったし、それを取れなかったこと、失点を重ねたことで慌てることになった。でも失点は誰かの問題ではない。全体がズレて失点につながったと思う」
Q.この試合を次にどうつなげるのか?
「相手の中盤の構成力は1つの武器であって、そこに入る前のボールを限定することが今日の狙いだった。前からみんな守備を頑張って、コースを限定してくれた。少しは相手の構成力を低下させることができたのではないか。確かにセットプレーからの失点もあったし、相手とのいろんな駆け引きもあったとは思う。1点目の失点などは通常なら我々が抑えられるようなシーンだった。寄せていかなければいけないところがルーズになり、やられてしまった。決勝へ行くチャンスは逃したが、試合に勝ったことは次につなげられることだと思う。G大阪に勝ったということはそれだけの力があるということ。リーグ戦残り6試合で自分たちがやることをしっかりやっていけば、まだチャンスはある。この世界は勝つ日もあれば失う日もある。我々にはまだリーグ戦のチャンスがあるんだし、この悔しさをぶつけていってくれると確信している。選手たちも落ち込むことはないだろう。そういう選手を抱えていると私は信じている。残念ながら決勝にはいけなかったが、選手たちの競争意識は高くなった。勝つためにやるべきことも体で覚えていると思う」
以上

【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs G大阪】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山雅志選手(鹿島):
(ケガは?)右の内側(じん帯)がゆるい感じ。詳しいことはまだ分からないけど、ドクターに聞いてみないと。(ケガで変わった?)そうだね。結果については、向こうの方に力があったということ。セットプレーには注意していたけど残念。みんなよく頑張ったと思う。(前回控えに回っていたが?)フレッシュだったし、負けてる状態からのスタートだったから、イエローをもらってもいいから球際を厳しくやった。今年ガンバには連敗してたから、ナビスコは敗退したけど、最後に勝てたことは収穫。しっかり修正するところは修正して次につなげたい。前半は相手のプレスも速かったけど、田代が起点になっていいボールが入った。いい形も作れたし、点を取られて、取られた後ももう1点取れたし。(立ち上がりから激しく行こうと思った?)最初からいくつもりだった。点を取らないといけなかったし。前半のうちに1点がほしかったけど、2点も取れた。展開はよかったけど、ちょっとしたところでやられてしまった」
●興梠慎三選手(鹿島):
「今日は何もしていない。点を決めたかった。パワープレーの状況で、こぼれてきたらラッキーだと思っていた。走ったけど、全然こぼれてこなかった。内容はウチが押してたとは思うんだけど。でも天皇杯もあるし、Jリーグもある。(勝ちあがれなかった理由?)アウェーでの戦いですかね。自分が点を取っていればよかった。それが悔やまれる。(ロッカールームの雰囲気?)みんなヤバイです(苦笑)」
●小笠原満男選手(鹿島):
「今日は失点以外はよくできたと思う。でもサッカーはこういうものだから。(悔いが残る?)それ以外はみんな頑張ったと思うから。(終盤、1点を取るのが難しかった?)ロングボールばっかりになりすぎた。単調になってしまった。サイドからえぐってあげればよかったと思うけど…」
●柳沢敦選手(鹿島):
(出る時の指示は?)ポジションのことを言われた。ヘディングのこぼれ球を拾えという感じだった。後半に1点を取られた後も取り返したし、精神的な強さはあったと思うけど。前半からロングボールを多くしたら相手も戸惑っていい形を作れたし、点が入った。自分たちのペースかなと思ったけど、相手もかなりロングボールへの対応をしてきて、だんだんリズムがつかめなくなった。相手に2点目を取られたことも大きかった。自分が出て点を取ろうとはもちろん思った。それしかなかった。残り時間が少ないし、点を取らなきゃ先に進めないから。(ロングボールが多すぎたのか?)確かに点が入ったんで多用していた面はあるけど、だんだん相手が守りやすくなってきた。もう少し工夫が必要だった。でも気持ち的には90分間、みんな前へ行っていた。でも向こうを褒めるべき。経験豊富だし、次に進める展開に持っていけるから。そういう巧さがアントラーズとの差だと思う。ここ数年はこういう経験ばかりしている。勝つことが一番の経験になるんだけど…」
●新井場徹選手(鹿島):
「今日は勘弁してください」
●岩政大樹選手(鹿島):
「ハーフタイムは残り45分間、とにかく走れという指示だった。1点を決められてもすぐ追いつけたし、90分間通して集中はしていた。唯一、問題があったとしたら、2−0、3−1の時に落ち着く時間がなかったということ、コントロールできる時間がなかった。後半立ち上がりも多少、気持ちがセーフティになりすぎた。最初の何プレーか攻め込まれ、悪い入りから失点してしまった。あの時間帯をもう少し修正できていれば…というのはあった。(2失点目が痛かった?)あの高さでボールが抜けてくることは考えていなかった。確かに足が止まってしまった。同じようなシーンがあっても、自分の足が動くかどうか難しいようなボールだった。自分の頭のへんを通るボールが入った時、まさかゴールエリアを抜けてファーサイドへ行くとは考えていなかった。僕がついていかなければいけないシーンだったことは分かっているけど…。それでもまだいけると思った。でも思ったよりもガンバがゲームをコントロールしていた。播戸やマグノアウベス、中盤の選手も時間の使い方がうまかった。うちはそういうことができなかった。ここ数年、同じような形でタイトルを逃し続けている。ハッキリとその原因が分かっていれば取れていると思う。取れていないという結果が全て。取れてないことが自信という面にも響いている。向こうは3−2でOKだったし、今日の試合に勝ったという印象はない」

鹿島オリベイラ監督は前向き/ナビスコ杯
<ナビスコ杯:(3)鹿島3−2G大阪(3)>◇13日◇準決勝第2戦◇カシマ◇※カッコ内の数字は2戦合計得点
 鹿島オズワルド・オリベイラ監督は、あと一歩まで迫った決勝進出を逃して悔しがった。「2−0として3点目を取るチャンスもあった」。2度もリードしながら、最後はアウエーゴール数の差で惜敗。「この世界は勝つ日もあれば、負ける日もある。決勝には行けなかったが、次につながる試合だった」と話した。

 3位につけるリーグ戦は残り6試合。首位浦和には勝ち点で10も離されているが「しっかりやっていけば、まだチャンスはある」と強気に話していた。 [2007年10月13日19時57分]

鹿島、10冠の夢破れる…勝負どころで踏ん張り切れず
 ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦(13日、カシマスタジアム)10冠への挑戦権にあと一歩届かなかった。鹿島は第2戦を3−2で勝利するも、アウエーゴール数の差で敗れた。
 「鹿島が成長するためには勝たないといけなかった。G大阪はこういう状況でも次に進む展開にもっていく。そこが鹿島とG大阪の差」と主将のFW柳沢。1勝1敗、2戦合計3−3。しかし、両チームの差は、見た目以上に大きかった。
 MF本山の2発で前半を2−0で折り返した。後半4分に1点を返されたが、その2分後にMF小笠原のFK弾で再びリード。それでも勝負どころで踏ん張りきれなかった。
 「ここ数年こういう経験しかしていないけど、勝つことが一番いい経験」と柳沢。タイトルから遠ざかること4年。勝者のメンタリティーを取り戻すためにも、今回の敗戦を糧にするしかない。
(千葉友寛)

 ≪鹿島 10冠獲得へ切り替え≫鹿島の通算10度目の国内主要タイトルはまたもお預けになった。前半にMF本山の2ゴールで2点を先行しながら、後半にまさかの2失点。3―2で勝利はしたが、2戦合計3―3、アウエーゴール数の差で敗退となった。オリベイラ監督は「点を取られてからは、チーム全体が慌ててしまった」と顔をゆがめた。
 それでも、リーグ優勝または天皇杯制覇による10冠達成の可能性は残されている。クラブ関係者によると「過去のこだわりを捨てる」というコンセプトで、来季からユニホームを一新することがすでに決定。アウエーの色がグレーから白となり、選手の名前も入るという。現在、ユニホームには9冠を表す9個の星が縫いつけられているが、10冠達成を果たしたら大きな星マーク1つに付け替える予定だ。柳沢主将は「リーグもあきらめていない」と10冠達成に気持ちを切り替えていた。 [ 2007年10月14日付 紙面記事 ]

鹿島、試合には勝ったが…ナビスコ杯準決勝第2戦
 ◆Jリーグ ヤマザキナビスコ・カップ準決勝第2戦 鹿島3―2G大阪(13日・カシマ) 10冠への扉はこれほどまでにも厚いのか。MF本山の2得点などでこの試合には勝利し、2戦合計1勝1敗となったが、アウェーゴールの差で鹿島は敗退が決まった。FW柳沢主将は「いいゲームだったけど、成長するためには勝たなければいけなかった」と唇をかんだ。選手交代が不調に終わったオリヴェイラ監督は結果に「残念」としながらも、「次につながる試合だった」と話した。 (2007年10月14日06時04分  スポーツ報知)

鹿島はまたも“10冠”逃した…
 2007Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦(13日・カシマスタジアム)、G大阪はアウエーで鹿島と対戦し、2-3と惜敗。2戦合計で3-3となったが、アウエーゴール数で上回り、2年ぶりの決勝進出を決めた。
 鹿島の最後の総攻撃も不発に終わった。ラッキーなFKで3点目を決めながら、アウエーゴール差で敗れたMF小笠原「失点した場面以外はすごくいい感じだった。あんなにすぐ失点して(G大阪は)強いんだな」と声を絞り出した。
 常に先手は取った。前半41分に先制点、同44分には2点目を決めたMF本山「展開はよかったが、これで勝てない。力は向こうの方があった」と天を仰いだ。ベテランDF大岩からは「まだ試合は残っているが、今年でやめると引退表明も飛び出した。
 02年ナビスコ杯優勝を最後にタイトルから遠ざかったまま。昨年は同杯決勝で敗れ、今年はベスト4敗退。“10冠”王手を逃したFW柳沢「こういう経験ばかり。もどかしいけど、リーグ戦はあきらめずに」と必死に気持ちを切り替えていた。

鹿島、来季ユニ大刷新へ
 ナビスコ杯での10冠制覇を逃した鹿島が来季のユニホームを大刷新することが13日、明らかになった。新ユニホームのテーマは「再スタート」と設定。チームは02年ナビスコ杯以来、約5年間タイトルから遠ざかっており、「一からスタートを切る」思いを新ユニホームに込める。
 大きな変更点はアウェー用のユニホームで、現在のグレーから白にすることが決定。背番号の下に選手名を入れる。ホーム用のワインレッド、紺の配色に変更はないが、ユニホームを製作するナイキ関係者は「デザインでのトータル的な見た目は、今までとは全く違う」と明かした。
 これまで9個のタイトルを獲得してきたが、全タイトル獲得を経験しているのは、現メンバーではFW柳沢のみ。「いい意味で過去のことを忘れて、新たな気持ちでタイトルを目指したい」とクラブ関係者。新ユニホームとともに、鹿島が新たなスタートを切る(2007年10月14日06時04分  スポーツ報知)

来季のユニ刷新は既定路線。
98年以降二年毎に変更しておる。
しかしながら遂に選手名が入るというのは大きなニュースである。
今季は大きく変えた背番号であるが来季も変化はあるのであろうか。
代わりそうな選手を予想をしてみたいと思う。
1 曽ケ端 正GKの自覚を持たせたいところ。
4 チューヤン ピボーテとして一歩進みたい。
6 今野 正ボランチ。
8 青木 和製ジェラード。
25 野沢 やはりゾラの番号を背負わせたい。
16 ヤス 阿部・本山の人気を。
15 船山 準レギュラー。
23 修人 期待を込めて。
11 慎三 もうレギュラーナンバーで。
19 よよ ストライカーの系譜。

 9(11) 18
10     25
 6   40(4)
7 8 3 2
   1

悪くない。

ナビスコ杯準決勝 2nd leg ガンバ戦


シジクレイのハンドはイエローが妥当。
何もかもおかしなジャッジであった。

2nd legへ向けて

鹿島がG大阪戦へ入念にPK練習
 鹿島が入念なPK練習で13日のナビスコ杯準決勝G大阪戦との第2戦に備えた。12日の最終調整は約1時間のフットバレー後に、GKも含めた選手全員でのPK練習で締めた。FW柳沢敦を先頭に、全員が3本ずつ蹴った。10日の初戦は0−1で敗れたが、オズワルド・オリベイラ監督は「PKで(決勝進出を)達成する可能性もあるのだから、準備をしないといけない」と万全の姿勢を尽くしたことを強調した。[2007年10月12日20時30分]

鹿島の雑草男岩政が王者内藤からパワー

ナビスコ杯準決勝G大阪戦との第2戦に向けPK練習をする鹿島DF岩政
 鹿島の雑草男が、WBC世界フライ級王者内藤にパワーをもらい、逆転での決勝進出を目指す。ナビスコ杯は今日13日、準決勝第2戦2試合が行われる。鹿島DF岩政大樹(25)は、前日11日にボクシング世界戦をテレビ観戦し、無名の存在から頭脳を使ってプロでのし上がってきた自らの境遇を、内藤に重ね合わせて発奮。第1戦で0−1と敗れたG大阪との第2ラウンドに挑む。横浜は川崎F撃破に向けてMF山瀬功治(26)がチームを引っ張る。

 33歳の男の拳を見て、岩政の体にアドレナリンがあふれた。「亀田選手みたいに早くから能力、素質がある選手と違って、僕も20歳ぐらいまで誰も知らないような選手だった。あの王者(内藤)も頭のよさで、自分の生きていく道を自分で見つけている。あういう遅咲きの人を、今までもずっと気にして見ていました」。前夜、選手寮の食堂でテレビ観戦した内藤−亀田戦の王者の戦いには、共感できる部分が多かった。

 いじめられっ子、極貧生活、2度の世界戦挑戦に失敗と、内藤は王者に成り上がるまでに苦労を積み上げてきた。岩政もサッカーエリートではなく、高校時代は進学校で大学も一般受験で入学。3年時からユニバーシアード代表に選出され、脚光を浴びるようになったが、転機が訪れなかったら免許を持つ数学の教師になっていたはずだった。

 初戦を落として臨むG大阪との第2戦。リーグ戦で今季4得点を決めているセットプレーで攻略するつもりだ。「初戦でカモフラージュした部分もある。それを逆手に取りたい」と逆転勝利への方程式も立てた。「試合運びとか攻め方とか(知的な)素晴らしいものを感じられた」という内藤のような戦い方を刺激に、岩政が鹿島を決勝進出へ、王座へと導く。【広重竜太郎】[2007年10月13日9時10分 紙面から]

鹿島、戦術&布陣を選手にも明かさず…ナビスコ杯G大阪戦

 10日のナビスコ杯準決勝第1戦・G大阪戦で0−1敗退した鹿島が、異例の情報管理サッカーで13日の第2戦に臨む。11、12日と2日連続で戦術練習を行わず、U−22日本代表遠征で不在の右サイドDF内田篤人(19)の代役はもちろん、戦い方もすべて霧の中。これまで先発情報などオープンだったチームが、決戦を前に変身。徹底した情報漏洩(ろうえい)防止策で逆転決勝進出を狙う。

 巨大ハマグリの産地でもある鹿島灘。そこからの海風が吹き付ける本拠地での決戦を控え、鹿島が“貝”になった。
 「大事な試合の前で詳細は言えないが、選手はこの状況を理解してプレーしてくれると思う」
 軽めの調整メニューを見守ったオリヴェイラ監督は、多くを語らず本音を胸に閉まった。

 10日の第1戦を0−1で落とし、決勝進出には2点差以上の勝利が条件。今季26試合に出場しているDF内田がU−22代表合宿で不在とあって、その代役が今回のカギを握っているといえる。ところが、大事な一戦を前に戦術練習が2日続けて行われなかったから、誰が内田の穴を埋めるのか分からない。指揮官は「いなくなるのは分かっていたから準備する時間はあった」と話すが、本来左サイドDFの新井場、MF青木、MF増田、MF中後の4人は、そろって手応えなし。「誰が出るのか分からない」と中後は首をかしげる。ブラフではない。敵を欺くためには、まず味方から。ほぼぶっつけで試合に臨むリスクはあるが、情報漏れを防ぐ方が大事というわけだ。

 過去に鹿島が非公開練習を行ったのは数えるほどで、情報は常にオープンだった。先発も前日に発表されていたが、今回はなし。ミーティングは12日夜に “密室”の選手寮で行い、練習中には戦術などの説明が選手に伝えられることはなかった。戦い方もスタメンも本番まで霧の中。これまで着手してこなかった情報戦を駆使し、鹿島が逆転決勝進出を果たして10冠に王手をかける。(千葉友寛)


愛娘の名前決定!田代「やるだけ」

 鹿島は前日に続いて第2戦に向けた戦術的な練習は行わなかった。サッカーテニスとPK戦に備えたPK練習で軽めに調整。オリベイラ監督は「疲労回復を優先させた」と説明したが、通常、練習後にするスタメン発表もなかったことから、情報漏れを警戒したと思われる。決勝進出には2点差以上で勝つか、1―0で延長に持ち込むしかない。2日に誕生した長女の名前が愛華(まなか)に決まり、意気込むFW田代は「やるだけです」と逆転での決勝進出に闘志を燃やしていた。[ 2007年10月13日付 紙面記事 ]

鹿島 30歳柳沢“内藤になる!”…13日・ナビスコ杯準決勝第2戦
 ナビスコ杯準決勝第2戦は13日、川崎―横浜M戦(等々力)、鹿島―G大阪戦(カシマ)が行われる。鹿島はベテランFW柳沢敦(30)が逆転進出に闘志を燃やした。

 鹿島FW柳沢敦がWBC世界フライ級王者内藤大助(33)の初防衛戦をヒントに、G大阪第2戦で逆転勝利を目指す。亀田大毅(18)とのタイトル戦をテレビ観戦した柳沢は12日、「若さ、スピードではかなわない。そこで、みせた王者の巧みな試合運び。とても勉強になった」と明かした。

 チームの9冠獲得に貢献してきた男にとって、亀田の勢いはG大阪や、ポジションを奪われている若手FWと重なる。亀田の前進に、的確にパンチをヒットさせた内藤。スピードではかなわない分、得意の動きだし、広い視野、経験でカバーする―悩める柳沢の心に強く響いた。

 9月15日のリーグ名古屋戦以来、先発からは遠ざかっている。結果を残せず、オリヴェイラ監督からも厳しい現実を突きつけられた。「試合に出る人が主将を」と主将辞退も考えたが「チームのために」と再起。「とにかく今はチームのために働きたい。試合でね」10冠への大一番。Jリーガー最多の9冠を知る柳沢が最強の切り札になる。(2007年10月13日06時02分 スポーツ報知)

田代へジーコからの声が響いて届くようだ。
「マナカ 真っ直ぐ!」

10月12日報道

鹿島MF小笠原がナビスコ杯へ意欲
 鹿島が11日、大阪から地元に移動し、13日のナビスコ杯準決勝G大阪戦第2戦(ホーム)に向けて調整を開始した。0−1で敗れた前日10日の第1戦の先発組は室内でクールダウンなど軽いメニュー。サブ組はクロスからのシュート練習などを入念にこなした。MF小笠原は「(勝ち負けは)2試合の合計ですし、点を取りに行かないといけない」と力強く話した。 [2007年10月11日20時25分]


鹿島MF小笠原が逆境に「やりがいある」
 鹿島MF小笠原が逆境を楽しむ。前日10日のナビスコ杯準決勝G大阪戦第1戦は0−1の敗戦。13日のホーム第2戦で相手のアウエーゴールを警戒しつつ、逆転のゴールを奪いに行く難題に挑むことになったが「個人的には面白い。引き分けでいいという試合より、やりがいがある」。準々決勝の広島戦は第1戦は0−1で敗れたが、第2戦は復帰初戦となった小笠原の攻守にわたる奮闘で3−1で逆転勝利を収めた経験もある。「バランスを保ってチャンスの時に点を取りに行く」と思い描いた。 [2007年10月12日9時9分 紙面から]


鹿島・小笠原「やりがいある」第1戦黒星も焦りなし!
 0−1で敗れたG大阪とのナビスコ杯準決勝第1戦から一夜明けた11日、鹿島は本拠地で再始動。後がない状況にも百戦錬磨のMF小笠原満男(28)に焦りの様子はみじんもなかった。
 「引き分けでいいという試合よりは面白いと思うし、やりがいもある。点を取らないと始まらないしね」
 13日の第2戦、決勝進出には勝利が求められる。ホームとはいえ公式戦3敗中の相手。だがチーム9冠のうち7冠を経験、欧州リーグなどでも戦ってきた小笠原は、この状況をむしろ楽しんでいるかのようだった。


 もちろん、危機感もある。「何年もタイトルを獲れていない。鹿島の先のことを考えてもタイトルを獲りたい」。4年、タイトルから離れ、失われつつある勝者のメンタリティー。チーム10冠をもたらすため、7月に復帰した男が魂のプレーでチームを牽引する。 (千葉友寛)


鹿島・オリベイラ監督が続投意欲
 鹿島のオリベイラ監督が来季の続投に意欲を示した。「クラブ側からはまだそういった話しを聞いていない」とした上で「でも、私は来季もこのチームを指揮したいと願っている」と話した。クラブ側も来季に向けた編成会議が行われる来月上旬にも続投を要請する方針だけに、オリベイラ体制が続行されることはほぼ確実だ。オリベイラ監督は今季始めに1年契約で新監督に就任。開幕当初は5戦勝ち無しと不調に陥ったが、その後にチームを立て直した。 [ 2007年10月12日付 紙面記事 ]


鹿島、誤審はもう勘弁!…13日ナビスコ杯準決勝第2戦 ナビスコ杯準決勝第2戦は13日、川崎―横浜M戦(等々力)、鹿島―G大阪(カシマ)が行われ、決勝進出チームが決まる。


 鹿島が11日、第2戦で、審判団に適切な判定を強く訴えた。ここ2年間で、何度も誤審に泣かされた経緯があり、クラブ幹部は「第1戦目でも誤審があった。第2戦ではしっかり笛を吹いてほしい」と声を大にした。


 悲痛の願い出だ。直近では6月のリーグ大分戦。得失点にかかわる3つプレーでJリーグに質問状を提出し、すべて「誤審」と認められた。昨年、アウトゥオリ監督が退任した主原因は「審判が試合を決めるリーグでやりたくない」だった。


 0―1で落とした第1戦では、失点したPKを含め、2度も主審の判定が覆されるという異常事態が起きた。サッカーにつきものとはいうが、あまりにも多い。10冠獲得への大一番。誤審でも覆らないからこそ、プロのレフェリングを求めた。 (2007年10月12日06時04分  スポーツ報知)


各紙、報じる内容に特徴が出た。
ニッカンとサンスポは満男のコメント、スポニチはオリヴェイラ監督続投意欲、そして報知は誤審問題についてである。
特筆すべきは報知の報道であろう。
誰もが触れずアンタッチャブルとされてきた審判問題へ一石を投じる形となった。
これは新たな時代への第一歩と言えよう。
我等はこれまで幾度と無く誤審の苦汁を舐めてきた。
最近では田代がPA外で相手GKに足を掴まれた川崎フロンターレ戦であろうか。
この誤審がなければ、今季ACLに出場していたのはガンバであり、そうであればリーグ戦の歴史も異なっていたと言えよう。
バタフライ・エフェクト。
アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせるのである。
それほど、審判の笛には重みがある。
間違いを否定はしない。
人間である以上、根絶は不可能である。
しかしながら、防ごうとする努力、起こってしまった誤審への反省は必要であると断言したい。
今季は偏ったジャッジにも耐えここまで来た。
ここまで来たのであれば耐えるだけでなく不屈の精神ではね返して最後に笑いたいものである。

ガンバ戦報道

オリベイラ監督は悲観せず/ナビスコ杯

<ナビスコ杯:G大阪1−0鹿島>◇10日◇準決勝第1戦◇万博

 鹿島オズワルド・オリベイラ監督は0−1敗戦に悲観しなかった。「対戦相手とアウエーということを考えれば悪くない結果だ。90分間の内容を見ると引き分けでもおかしくない」と評価した。

 引き分けも視野に入れた戦いで、守備は厚かったが、後半10分にDF新井場徹が痛恨のハンドを犯したのが唯一の誤算だった。だが決定機もつくっており「チャンスを追えば結果がついてくる」と指揮官は前向きだった。


内田、鹿島に置き土産ならず/ナビスコ杯



後半、家長の動きを追う鹿島DF内田篤人(左)(撮影・渦原淳)

<ナビスコ杯:G大阪1−0鹿島>◇10日◇準決勝第1戦◇万博

 鹿島DF内田にとっては、後ろ髪を引かれるような思いだった。17日の五輪最終予選カタール戦に出場するため、13日の第2戦のピッチには立てない。初戦勝利という置き土産を残すため、0−1で迎えた後半18分には右サイドを、えぐるようなドリブルを見せた。相手の足に引っ掛かり倒されたが、判定は無情のシミュレーション。刻々と第1戦終了の時間に近づくのに逆らうように右サイドを駆け回ったが、1点が遠かった。


 「こういう結果になったけど、決勝に行ってもらえると思う。有三さん(田代)に『頑張ってください。お願いします』と言いました」。試合後は必死に前を向いた。ナビスコ杯にかける思いは人一倍強い。昨年はアジアユース選手権参加のため決勝の舞台に立てなかった。だからこの一戦に魂を込めた。序盤からU−22代表の僚友、DF安田と奪っては奪い返す、激しい攻防を繰り返した。数時間後には、ともに中東に旅立つ仲間と、目の前の戦いに没頭した。


 新たな戦いは、待ってはくれない。「向こうに行ったら代表ことを考える。鹿島のことばかり気にしても(U−22代表監督の)反町さんに失礼だから」。未練を断ち切って、青きユニホームに身を包んで日本のために戦う。 【広重竜太郎】 [2007年10月11日9時38分 紙面から]


★微妙なPKで惜敗

 鹿島は微妙なプレーで痛いPKを献上し、惜敗した。G大阪の安田理のクロスが新井場の手に当たってゴールラインを割り、一度はCKと判定されたが、相手の抗議もあってPKに覆った。


 新井場「手に当たったのは間違いないが、それをハンドととられると…」、GK曽ケ端「最初からPKと言われたらこっちも納得するが」とすっきりしない表情で話した。


 ただ、8月のリーグ戦では1−5で大敗した相手に善戦し、ホームでの第2戦に望みをつないだ。岩政「狙い通りに試合を進められたし、0−1は想定内。次も焦らずにやればいい」と自信をのぞかせた。


◆鹿島・オリベイラ監督

 「G大阪を相手にアウエーという条件を考えれば悪くない結果だ。180分の勝負の中で前半が終わっただけ」


★微妙な判定に鹿島“泣く”

 微妙な判定からのPKで0−1惜敗の鹿島。後半10分、相手MFの至近距離からの右クロスがDF新井場の左手に直撃。一度はCKと判定されたが、相手の抗議もあってPKに覆り、決勝点を奪われた。


 だがイレブンが下を向くことはない。13日の第2戦(ホーム)で2点差以上の勝利なら文句なしで決勝進出となる。これまでのナビスコ杯、第1戦で敗れながら第2戦で逆転したことが5度(第1戦敗戦は6度)ある鹿島。MF小笠原「次、勝てばいいだけだから」と淡々と話した。


 「まだ半分終わっただけだ。ホームでしっかり勝とう」と試合後、選手に声をかけたオリヴェイラ監督。前半戦を0−1で折り返しただけ。まだホームの後半戦が残っている。(千葉友寛)


≪ 前向き「まだ180分の前半」≫鹿島はまたしても微妙な判定に泣かされた。後半10分、相手の右クロスがエリア内の至近距離にいたDF新井場の手に当たった。一度はCKと判定した審判団は協議の結果、PKと判定。0―1で惜敗した。それでも、ホームの第2戦に向けて明るい材料がある。過去、ノックアウト方式のH&Aで第1戦で敗れた6試合中5試合で第2戦に逆転勝ち。オリベイラ監督も試合後のロッカールームで「まだ180分の前半が終わっただけ。カシマで勝とう」とゲキ。第2戦に決勝進出をかける。 [ 2007年10月11日付 紙面記事 ]


初戦黒星も「逆転の鹿島」だ…ナビスコ・カップ準決勝第1戦

 ◆ナビスコ・カップ準決勝第1戦 G大阪1―0鹿島(10日、万博) 鹿島はまだ死んでいない。オリヴェイラ監督は「0―1。アウェー、相手を考えると、悪いスコアではない。チャンスを追えば結果が出る」とうなずいた。MF小笠原「次勝ちゃぁいいんしょ?」と言ってのける。スタンド下の選手通路では、万博の歓声に負けじと、第2戦への強い決意が飛び交った。


 強気な言葉を裏付けるデータがある。これまで決勝トーナメントで、第1戦を落としたケースは6回あるが、そのうち5回は第2戦で逆転した。勝率にして8割超。日本代表のジーコ前監督が植え付けた常勝軍団の精神が、自然とそう言わせる。


 この日は微妙な判定に泣いた。後半10分、クロスがエリア内のDF新井場の手を直撃。主審は副審と協議の結果、PKの判定を下した。新井場「確かに手に当たった。それをハンドと取るか、どうか」と判定に悔しさをにじませながらも、「しゃあない。次」と前をみた。タイトル10冠獲得へ、第2戦で「逆転の鹿島」たるゆえんを見せつけてみせる。 (2007年10月11日06時04分  スポーツ報知)


J1 準決勝 第1戦 鹿島PKに屈す

2007/10/11(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁

 Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ準決勝第1戦(10日・万博記念競技場ほか=2試合)鹿島は0−1でG大阪に敗れた。川崎は2−1で横浜Mに勝ち、G大阪とともに先勝して決勝進出へ前進した。

 アウエーの川崎は前半8分にジュニーニョのゴールで先制。後半早々に追いつかれたが、ジュニーニョが14分にPKを決めて勝ち越した。ホームのG大阪は一進一退の攻防を後半12分に遠藤のPKで制した。

 準決勝第2戦は13日に、それぞれ川崎と鹿島のホームで行われ、決勝は11月3日に東京・国立競技場で開催される。


鹿島、好機生かせず

 【評】G大阪は後半12分に遠藤がPKを決め、これが決勝点となった。中盤の遠藤、明神を中心に攻守の切り替えが早く、終始安定した試合運びだった。鹿島は2人を代えた後半途中から何度か好機をつくったが、攻撃が迫力不足だった。


攻撃陣に収穫「次、勝てばいい」

 耐えに耐えた最初の90分間が終わった。結果はPKによる1失点で敗れたが、「対戦相手やアウエーということを考えれば、悪くない結果。前回1−5で大敗していることを考えれば、まともにやれた」と前向きにとらえたオズワルド・オリベイラ監督。岩政「狙い通りに試合は進められた。望ましくない結果だが、これも想定内」と強気に話した。

 鹿島は中盤で自在にボールを動かすG大阪の攻撃に完全に受けに回った。自陣での守備に時間を取られ、攻撃に出る回数も数えるほどと劣勢に立たされた。それでもこの展開は鹿島にとっては織り込み済みだった。大岩「負けた試合は失点してリズムを悪くし、その流れを変えられなくて負けた。90分を無駄にするゲームをしてはいけない」と語ったように、この試合はリーグ戦第23節での大敗を払拭(ふっしょく)する試合でもあった。そのために、中盤のシステムを変更し、守備の意識を高くし、流れの中ではG大阪の攻撃を防いだ。

 不運だったのはPKの場面。後半12分に安田の右クロスを新井場がペナルティーエリア内でクリアし、いったんはCKの判定が出ていたにもかかわらず、G大阪の抗議で副審がPKの判定を下したこと。新井場「当たったのは間違いないが、それをハンドととるかどうか」と首をひねり、曽ケ端「ラインズマンも最初からアピールしてたわけではないので。ちょっとあいまいだった」と疑問を投げ掛けた。

 第2戦で逆転するには2点差以上での勝利が必要となったが、「次、勝てばいいだけ」小笠原。攻撃陣も田代を投入してからはいい形をつくるなど収穫もあった上、準々決勝での広島戦と同じ状況に焦りはない。逆転へのシナリオは、ホームで幾つも用意されている。


微妙と報じられているハンドの判定であるが、1998年仏W杯GLチリvsイタリアの例を挙げるまでもなく、ハンドでありPKである。

それはそれで良い。

我等が問題とするのは、一旦はCKのジャッジをしておきながら執拗な抗議により覆ったことにある。

これは今後のレフェリングに対する行動へ影響を与える”事件”である。

これでは審判の威信は地に落ち、抗議のし放題となりうるであろう。

それでなくともマナーが悪く、無駄にサポを集め威圧的なクラブに有利となって行くことは一目瞭然である。

この事件が無くとも笛も事後処理も優位に事を進め特権階級になっているのである。

この件には警鐘を鳴らせねばなるまい。

危険である。

危険な前例なのである。

恐ろしい時代に雪崩れ込んでいくやも知れぬ。

「話せば分かる」と発した言葉も銃弾に露と消えた。

戦争へ突き進む大事件なのである。

ガンバ戦コメント

鹿島アントラーズ  :監督  <試合終了>
対戦相手、AWAY、前回の成績をふまえると悪くはない結果だ。ガンバの攻撃力、中盤の構成を考えてメンバーを組んだがある程度は機能したと思う。カシマでのホームでは、自分たちがやることをしっかりやって結果的に勝てればいいと思う。


【ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
10月10日(水) 2007 ヤマザキナビスコカップ
G大阪 1 - 0 鹿島 (19:00/万博/8,157人)
得点者:57' 遠藤保仁(G大阪)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:180分のうち90分を終えて1−0という結果についてどう思いますか?
「対戦相手、アウェイだということを考えたら悪くない。前回5−1だったので、それを考えても悪くない結果だったと思う。ただ、もう少しいい結果がアントラーズにあっても良かったとは思う。
90分の内容を総合的に見たなら引き分けという結果でもおかしくなかっただろう」

Q:システムを変えてのぞんだ理由と、その評価は?
「180分勝負の前半を戦うと考えた上で、ガンバのここ最近のゲームを見続けていたが、やはり攻撃力は牽制しなければいけないし、中盤の構成力はガンバの強みなので、その中盤をおさえるために変えましたが、機能したと思う。不運から失点はしましたが、うまくやれたと思います。1−0というスコアは終わったわけではないし、チャンスを追いかけて次の試合で戦えば結果は出ると思う」
Q:0−1で挑む2戦目は2点以上穫らないといけない。内田も不在の戦いになるが。
「点差がないという意味ではチャンスがあるし、内田がいないのは分かっていたことで驚きではないし、準備も進めている。点差がも開いて6点もとらなければいけないというゲームではないので、自分たちがやるべきことをしっかりやっていい結果を出せればと思う」
以上


【ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 鹿島】試合終了後の鹿島選手コメント [ J's GOAL ]
●小笠原 満男選手(鹿島):
「結果はしょうがない。次に進めるように頑張るしかない。(アウェイ用の戦い方はうまくいった?)いや(首を振る)
●興梠 慎三選手(鹿島):
「試合の後、みんなロッカーで次に行こうみたいな感じだった。前向いていきたい。向こうも今日はきっちり守ってきた。ホントは満男さんがもっと前を向いてプレーできるとよかったけど、思うように仕事ができなかった。そこは修正すればよくなると思う。
(守備の負担が大きかった?)自分はあまり守備をしない方だけど、今日は中盤でやれということだったんで、中盤としての仕事はできたかな。ゴールチャンスもなかったわけじゃない。ラストパスの精度とか、決定力が欠けているだけ。中盤にはうちもいい選手がいるし、あとは落ち着いて守ってもっとボールに絡んでいきたい」
●曽ヶ端 準選手(鹿島):
「失点しないにこしたことはなかったけど、しょうがない。(準々決勝の)広島戦もそうだった。ひっくり返すことが可能な点差だし、すぐに切り替えたい。今日も特別危ない相手のシュート場面はなかった。守備範囲内のシュートだった。
PKはヤット(遠藤)が蹴ったけど、もちろん駆け引きはあった。僕が負けて逆を取られてしまった。とにかく次の試合はすぐだし、ホームなので点を取らないと次には勧めたい。積極的に行かないといけない

●中後 雅喜選手(鹿島):
(PKの場面?)うーん、どうだろう。でも何を言っても判定は変わらない。その後、失点しないように切り替えて戦った。
(監督の指示?)まだ半分が終わっただけ。鹿嶋に帰ってしっかりやろうと話した。僕らも全然諦めていない。0で抑えたらベストだったけど、崩されたわけじゃない。結果的には1−0だったけど、内容も悪くない。次につながるゲームだった。次に1点を取れば振り出しに戻る。先制されれば2点取らないきゃいけなくなるから、気をつけてやりたい」
●内田 篤人選手(鹿島):
(前半から安田に高い位置を取られた?)ミチ(安田)がいるとDFも結構できるし、自分も高い位置にはなかなかいけなかった。でもやる前からカウンター狙いだった。ああいう展開になることは分かっていた。結果としてパスを回されてガンバの時間帯が長かった。どこまで耐えられるかという勝負だった。失点はしょうがない。
次の試合に自分は出れないけど、先輩たちに任せて決勝に行きたい。去年も決勝にいけなかったから。
(ホームでどうひっくり返すか?)それは監督が考えること。自分はこれから代表の選手。チームのことは気になるけど、向こうに集中したい」
●田代 有三選手(鹿島):
「最後の最後にいい展開になったけど、僕が合わせきれずにズレてしまった。もう少し最後をえぐったら点につながっていたシーンもあったと思う。次はホームだし、まずは1点を取って流れを引き寄せたい。
今日は短くてガンバの守備陣が強かったかどうかは分からなかったけど、去年もやってるし、とび抜けて堅いという印象はない。次もどっちにしてもまず守備が大事になる。しっかり守って攻撃に行きたい。先に1点取られるとかなり厳しくなる。しっかり守ってワンチャンスをモノにすれば、向こうもあせる。今日、自分が出た時には僕の1トップで、後ろにダニーロ、慎三、満男さんが入る形だった。でもやったことがなくて中途半端になった気がする。次は積極的にいきたい」

●新井場 徹選手(鹿島):
(あのPKのシーン?)ハンドを取るのかどうかという感じ。まあしょうがない。体を当てに行って手に当たった感じ。手首が痛かったんで、当たったのは間違いない。どう取られてもレフリーの判定は変わらない。アウェイで1ー0という結果は今、悔しいけど、プラスに捉えていきたい。まだチャンスもあるし、ひっくり返せないわけじゃない。守備的なところはやれていた。相手も決定機をそんなには作っていないから」
●青木 剛選手(鹿島):
「今日は相手に回させて、こっちは崩されない守りをすること。それが狙いだった。できれば0で終わりたかった。ボールをうまく奪ってカウンターで1点取れればよかったけど。だけど180分のゲームの前半が終わっただけ。
次はホームだし、どういうやり方になるか分からないけど、前向きに行くだけ。ガンバも今日はすごく引いてて、1回セットしてからの守備をしてきた。ムリにボールを中に入れると術中にはまる。クサビのボールを入れるのは難しかった。中にきたボールを取ってカウンターを狙っていたのが分かっていたから。
8月に金沢でやった試合の5失点中4点くらいがそういう形だった。今回はナビスコでホーム&アウェイだったし、とりあえずアウェーではきっちり抑えようという感じだった。思っていた結果じゃなかったけど、切り替えるしかない。次も失点を気をつけつつ戦いたい」

以上


まあ、普通のコメントばかり。
まさにハーフタイムと言えよう。
後半のパワープレイ時に田代とダニーロを使い分ける意図が無かったことは少々残念。
マークを散らせば、別の展開も見えてきたかも知れない。
結果は結果、そしてただの途中経過なのである。

ナビスコ杯準決勝1st leg ガンバ吹田戦

緊張感溢れる好ゲーム。
誤審で水をさされたところが残念。

篤人・慎三・オリヴェイラ監督

鹿島内田10代でのニューヒーロー賞狙う

セットプレーの守備練習で腰を落として攻撃に備える鹿島DF内田(左端)
 鹿島DF内田が史上2人目となる10代でのニューヒーロー賞獲得へ、G大阪との準決勝第1戦でアピールする。中間発表では上位10人にランクイン。そのうち4強に残ったのは鹿島とG大阪だけで、有力候補なのは間違いない。10代で獲得すれば98年の磐田FW高原(現フランクフルト)以来、サイドバックでの受賞となれば初の快挙だ。この日の練習後「去年も新人王を取れなかった。優勝が1番、超〜欲しい。それで後から(賞も)ついてくればいい」と意欲を見せた。


 17日にはU−22代表の北京五輪最終予選カタール戦を控えるため、13日の第2戦は欠場。同賞の投票は準決勝までのためラストアピールとなる。「この前(出場停止の6日神戸戦)も休んだから監督からは『たくさん走れ』と言われた」。内田が持てる力を出し尽くして初戦の勝利と、過去の受賞者12人中10人が日本代表に成長した、縁起のいい賞を手繰り寄せる。 [2007年10月10日9時39分 紙面から]


鹿島・内田、置き土産は10冠への○!ナビスコ杯準決第1戦

G大阪戦後にチームを離れる内田。白星を置きみやげにする
 10日に行われるナビスコ杯準決勝第1戦。アウエーでG大阪と対戦する鹿島のU−22日本代表DF内田篤人(19)は9日、同代表DF安田理大(19)との“直接対決”に闘志を燃やした。17日の北京五輪最終予選カタール戦(アウエー)のために出場できない13日の第2戦(ホーム)に向け、チームを有利な状況に導く。

 白星を置きみやげに、日本を旅立つ。U−22日本代表遠征のため、13日の第2戦の欠場が確定している内田が、第1戦へ気合を込めた。
 「(出場停止だった6日の)神戸戦を休んだから、あしたはやりますよ。監督にも1試合休んだから、たくさん走ってガンガンいけ、といわれたしね」
 試合後は関西国際空港へ直行。北京五輪アジア最終予選に備えて、合宿地ドバイへ出発する。準決勝で自らの力を発揮できるのは第1戦のみ。内田にできることは、チームが少しでも有利な状況でホームの第2戦を迎えられるようにすることだ。


 「去年は決勝に出られなかったから今年は決勝にいきたい」と内田。昨年11月3日のナビスコ杯決勝はアジアユース選手権(インド)のために出場できず、チームも千葉に0−2で敗れた。今年は、同じ無念を味わいたくない。


 今季リーグ戦で2連敗しているG大阪。J屈指の攻撃力を誇る相手のサイドアタックを担うのがU−20W杯、反町ジャパンでともに戦った安田理だ。「意識はしていない」と話すが、右の内田Vs左の安田理の“直接対決”が試合のカギを握ることは確かだ。


 「日程のことについては何もいえない。G大阪も一緒だから」と内田。G大阪も安田理、MF家長はU−22日本代表に招集されており、第2戦に出場できないのは同じ。五輪予選直前の“仁義なき戦い”に、負けるわけにはいかない。


 出場停止のため控え組に入った1週間、クロス特訓などシーズン中はあまりできない技術的な練習をこなし、「いいイメージができた」。バージョンアップした19歳が鹿島10冠への足がかりを作る。(千葉友寛)


■内田 篤人(うちだ・あつと)
 1988(昭和63)年3月27日、静岡・函南町生まれ、19歳。静岡・清水東高から、06年鹿島に入団。今年7月のU−20W杯(カナダ)では4試合に出場し、決勝トーナメント進出に貢献。J初出場は06年3月の広島戦。今季リーグ戦26試合0得点。同通算54試合2得点。1メートル76、62キロ


■ナビスコ杯
 Jリーグ最強を決めるカップ戦。92年にスタートし、今年が15回目(95年は未開催)。毎年リーグ戦と平行開催され、優勝賞金1億円をかけてJ1の全18クラブが出場


★鹿島、オリヴェイラ監督へ続投の要請
 鹿島がオズワルド・オリヴェイラ監督(56)に来季の続投を要請することが9日、分かった。「いいチームを作ってくれているし、人間的にも素晴らしい。補強を含め、来季の体制のこともあるから今月中に話をする」とチーム関係者。13日のナビスコ杯準決勝第2戦後にも条件面などについて話し合う予定。


 今季から指揮を執るオリヴェイラ監督は、年齢や経験に関係なく調子のいい選手を起用。そのため控え組のモチベーションも高く、途中出場の選手が結果を出すなどチームの底上げにも成功している。準備期間が少なかったこともあり、初勝利が6戦目の横浜FC戦(4月14日)になるなど序盤は苦しんだが、シーズンが進むとともにチームも上昇。ここまでリーグ3位、ナビスコ杯4強進出という好成績を残している。


興梠のスピードが鹿島「優勝」導く!!

9日のセットプレーの練習で果敢にゴールを狙うFW興梠
 ナビスコ杯準決勝・第1戦の2試合が10日に行われる。悲願の10冠を目指す鹿島は、アウエーでリーグ2位のG大阪と対戦する。6日の神戸戦で2得点1アシストの活躍でチームを勝利に導いたFW興梠(こうろき)慎三(21)は2試合連続での先発出場が確実。目下ブレーク中の俊足FWが、G大阪のDF陣を突き破る。
 大事な一戦での先発出場を前にしても、興梠は落ち着いていた。相手は8月29日のリーグ戦で1―5と大敗したG大阪。それでも、興梠「強いけど、勝てない相手じゃない」とキッパリ。「調子がいいので、みんなの期待に応えたい」と自信満々に話した。


 埋もれていた才能が一気に開花しつつある。もともと、50メートル走で5秒台を出したこともある俊足には定評があったが、それを試合で生かしきれないでいた。だが、今季は先発した6月9日の大分戦でリーグ初ゴールを挙げると、その後も途中出場で3ゴールを積み重ね、今季先発3戦目となった6日の神戸戦では2得点1アシストと大爆発。小学生時代の大会で、10試合50ゴールを記録したきゅう覚がよみがえり、今では「慎三(興梠)がやってくれるでしょ」(DF大岩)とチームメートからの信頼も絶大だ。


 アウエー戦のため守備的布陣が予想される中、2列目の左でプレーすることが濃厚だが「(対じする加地にも)スピードでは負けない」興梠。躍進中のスピードスターが、10冠への旅先案内人となる。[ 2007年10月10日付 紙面記事 ]


鹿島、オリヴェイラ監督続投へ…10日ナビスコ杯準決勝第1戦
 ナビスコ杯は10日、準決勝第1戦が行われる。G大阪戦で敵地・万博へ乗り込む鹿島の大東和美社長は9日、オズワルド・オリヴェイラ監督(57)に来季の続投を要請することを明かした。


 鹿島・大東社長はオリヴェイラ監督について、「人間的にもすばらしいし、サッカーへの情熱もすごいものがある。チームをよくまとめてくれている。日本も気に入っている様子だし、辞めさせる理由は1つもないやろ」と絶賛。今季限りで契約切れを迎える同監督に対し、11月上旬にも契約延長を要請する。


 オリヴェイラ監督は今季、パウロ・アウトゥオリ監督の後を受け、監督に就任した。リーグ戦開幕からけが人続出で5試合未勝利と苦戦したが、選手の特性をつかむと、実績にとらわれない平等な起用、試合中の理にかなった采配で躍進。現在リーグ3位、ナビスコ杯準決勝進出と結果を残している。条件面さえ折り合えば、続投が決まる見込みだ。


 G大阪との大一番を控えるチームにとっても、後押しになる。守備のキーマンMF青木「すごくいい監督。指示も分かりやすいし」と歓迎。「鹿島ブランド再生」を掲げ、監督を引き受けた指揮官は、大阪決戦に向け「G大阪は最近、負けるシーンも目にする。必要以上に意識する必要はない」と意気込んだ。 (2007年10月10日06時02分  スポーツ報知)


走る篤人&慎三のスピードで1st legに勝利を呼び込もうとする戦術を採用するようである。
4-2-3-1とはいうものの基本的に興梠慎三はFWとして出場させ、彼に守備のタスクを与えた上でサイドを主戦場とさせる方針であると思われる。
まずは失点せずにあわよくばアウェイゴールを狙うといったところであろう。
一般的な戦法である。
奇を衒う必要はない。
守備的な象徴として青木+チューヤンを中盤のそこに並べる布陣が挙げられる。
これは6月9日のアウェイ大分戦以来である。
この試合でチューヤンが負傷退場せなんだら、と悔やまれる。
我等だけでなく当事者のオリヴェイラ監督の無念さは大きかったであろう。
今季、彼のプランは常に狂ってきた。
負傷者との戦いが続いていると言えよう。
そこをやりくりし、この時期に全てのタイトルに可能性を残しておる手腕は認めざるを得ない。
フロントの続投要請も納得のいくものと言える。
思い起こせば昨季、前監督への続投要請も同様の時期(2006/10/7)であった。
が、彼は去り予備期間も少なくオリヴェイラ氏に決まったのが1月6日
選手補強に口を挟まずここまで来たことは賞賛こそ出来ぬが合格点と言わざるを得ない。
今季3つ星を増やし、来季彼の思い描く選手で戦う姿に諸手を挙げて歓迎できるか否か、本日の試合が鍵を握るであろう。

秘密兵器三度

鹿島は氷風呂でリフレッシュ
 鹿島が9日、ナビスコ杯準決勝G大阪戦(第1戦10日)に向けて最終調整した。約40分間のミーティング後にセットプレー練習で攻守に確認。全体練習後には肌寒い気候ながら、5度に設定された氷風呂に入り、体をリフレッシュさせた。MF青木剛(25)は「第1戦はアウエーなので、守備が大事になってくる。第2戦がホームなのでいい形で帰って来られるようにしたい」と意気込んだ。 [2007年10月9日14時46分]

真夏に使用された秘密兵器は秋風が吹いても活躍しておる。
熊谷での大宮戦では効果が発揮されたと言えよう。
万博の地でも効能を見せて欲しい。
ゼントラーディ軍に対抗するバトロイド体型を。

ガンバ戦プレビュー

【ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 鹿島】鹿島プレビュー:2大会連続ファイナル進出へ力強い一歩を踏み出したい鹿島。マルキーニョスの1トップに中盤5枚の守備的布陣で戦う? [ J's GOAL ]
10月10日(水)ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 鹿島(19:00KICK OFF/万博)
 10冠達成は鹿島アントラーズにとって数年来の悲願。今季のタイトルの中でその大目標に最も近づいているのが、今回のナビスコカップである。昨季も決勝進出を果たしながらジェフ千葉に敗れた苦い結末を、選手たちは今も忘れてはいないはずだ。
 決勝進出を争う相手は、J1でもタイトルを争っている宿敵・ガンバ大阪。今季はリーグ戦で2度戦い、ともに敗戦を喫している。8月の金沢でのアウェイゲームでは、大量5点を奪われる屈辱的大敗を喫した。この教訓をどう生かすのか…。それが明日10日の準決勝第1戦の大きなポイントになるだろう。
 オズワルドオリヴェイラ監督は、先週末6日のJ1第28節・ヴィッセル神戸戦で右股関節痛を訴えていたエース・マルキーニョスを温存。田代有三と興梠慎三の若い2トップを先発させた。彼ら2人の勢いは止まらず、まず興梠が2ゴール1アシストの大活躍。田代もダメ押しとなる3点目をマークした。
 この勢いに乗じて、今回も神戸戦と同じ戦い方で行くかと思われたが、どうやら指揮官はカップ戦用に戦術をガラリと変えるようだ。「ナビスコ準決勝は2試合で1試合。180分の戦い」と岩政大樹が話した通り、明日のアウェイゲームは大事な前半戦。手堅い守りを最優先に考えなければならない。
 そこでマルキーニョスを1トップに置き、2列目に野沢拓也、小笠原満男、興梠を配置。ボランチには守備力のある中後雅喜と青木剛を入れる「守備的布陣」を採る見通しが強まった。最終ラインは神戸戦で出場停止だった内田篤人が復帰し、新井場徹は本来の左サイドに戻る。そしてGKも2試合出場停止だった守護神・曽ヶ端準がゴールマウスを守ることになる。
 今週のトレーニングで、指揮官はこの形を繰り返しテスト。G大阪・中盤の卓越したキープ力に真っ向から対抗する意識を高めた。この布陣変更によって、控えに回ることが濃厚となった本山雅志も「相手の中盤には人に強い選手が多いから、こっちの中盤も守備を厚くする必要がある」と納得。今回は切り札としての活躍を期していた。この本山も田代有三も、アグレッシブに挑む13日のホームゲームでは、先発に戻ってくるだろう。
 オズワルドオリヴェイラ監督がそこまで大胆にメンバーを入れ替えるのも、中盤での攻防に負けたくないから。遠藤保仁、橋本英郎ら日本代表クラスのMFに自由にプレーさせてしまったら、金沢でのゲームの二の舞もありえる。「初戦で4点も5点も取られたら準決勝は1戦目で終わる」と曽ヶ端も厳しい表情でコメントしていた。その事態だけは絶対に避けなければならない。守備の要・岩政も「まずは中盤で悪いボールの取られ方をしないこと。ガンバにはいいFWがいるけど、こっちがしっかりとブロックを作って守ればそう簡単に崩されることはない」と気持ちを引き締めていた。
 ここ最近の鹿島の戦いを見ると、早い時間帯の失点が気がかりだ。8月12日からのJ1後半戦で無失点試合だったのはわずか2試合。ここ最近もアルビレックス新潟戦、神戸戦で立ち上がり早々にゴールを許している。「金沢での試合も早い時間帯に失点し、ウチのサイドバックが出て行ってさらに失点を食らった。だからこそ先に失点しないことが大事。それに加えて、もし失点してもすぐ落ち着いてもう1回やり直す冷静さも必要。最近はそれがうまく行っているから勝てている」と岩政は強調していた。
 逆に明るい材料としては、攻撃陣に分厚さが出てきたこと。今はマルキーニョス、興梠、野沢とどこからでも点が取れる。失点しても前半のうちに逆転できる「攻めの鋭さ」が、今の鹿島には見て取れるのだ。しかも初戦でアウェイゴールを奪っておけば、2戦目はより有利な状況で戦える。守りを重視しつつも、好調を維持している攻撃陣が限られたチャンスを確実にモノにすること。それが第1戦のベストなゲームプランといえる。
 選手たちは今季リーグ戦で2敗しているG大阪に何とかリベンジを果たしたいと士気を高めている。チームの一体感を高めるために、指揮官は今週8日からミニ合宿もスタートさせた。独身者も妻帯者も関係なく寮に泊り込み、寝食をともにすることで、「戦う集団」としての意思統一を図っているのだ。「こんな試みはオズワルドオリヴェイラ監督になってから初めて。それだけ監督もこの準決勝に賭けているということ。みんなもナビスコだけは絶対に獲りたいと思っている。そういう強い気持ちが明日の試合に出ればいい」と古巣に挑む新井場も語気を強めていた。
 9日の午前練習を1時間程度で終えた選手たちは、昼過ぎに敵地・大阪へと乗り込む。負傷していたダニーロがトレーニングに合流するなど、チーム全体としてコンディションは悪くない。明日のゲームは最低でも引き分け以上を確保すること。そのノルマを果たし、本拠地・カシマへ戻ってきたい。
以上

アウェイであること2回戦の第1戦であることなどから守備的布陣を敷く模様。
神戸戦の田代と本山の早期交代は温存では無かったということか。
そして、ここ数試合の3バックを捨て新たな陣形で挑むというのも興味深い。
策士であるオリヴェイラの知略に期待が集まる。
そして好調の興梠、温存されたマルキーニョス、篤人、曽ケ端の活躍にも注目であろう。

ナビスコ杯準々決勝に向けたミニ合宿

悲願10冠へ!鹿島異例のミニ合宿
 鹿島が悲願の10冠達成へ本気モードに突入した。ナビスコ杯準決勝のG大阪戦に向け、8日から異例のミニ合宿をスタート。アウエー戦の10日と前日はホテルに宿泊するが、それ以外は13日に行われるホームの第2戦まで鹿嶋市内の選手寮で寝食を共にする。門限も普段より2時間短縮されて午後10時。ホームゲームが絡んだケースでの合宿実施はクラブ初だが、MF青木「集中できると思うし、チームに一体感が出ると思う」と話せば、DF大岩「いいことだと思う。絶対に決勝に行くという監督の強い意志を感じる」。02年のナビスコ杯を最後にタイトルから遠ざかっているだけに先発入れ替えなどなく、大東社長は「ウチは天皇杯もベストメンバーで行く」と今季での10冠達成に強い意気込みを示した。 [ 2007年10月09日付 紙面記事 ]

鹿島10冠へ合宿突入…中断期間以外で初
 鹿島は8日、ナビスコ杯準決勝・G大阪戦(10日、13日)に向け、5泊6日の合宿に突入した。全選手、オリヴェイラ監督を含むコーチングスタッフが選手寮に寝泊まりし、相互理解を深める。中断期間以外での合宿はクラブ史上初で、タイトル10冠目となるナビスコ杯制覇に並々ならぬ意欲を見せた。

 指揮官は選手に「チームの気持ちを一つにするため」と説明。外出は認めるが、門限は午後10時。当然禁酒。夕食は基本的に全員でとり、ミーティングも連日行う可能性が高いという。今季リーグで連敗しているG大阪戦を前に、万全の準備を施す。

 実戦練習では新システム4―5―1を試した。MF小笠原をボランチから本職の2列目に配し、守備の連係を確認。DF大岩「合宿はいいこと。この1週間は大事。いい形で試合に入っていきたい」と決戦に備えた。
(2007年10月9日06時02分 スポーツ報知)

鹿島10冠へ異例の5泊6日の共同生活
 鹿島が10冠へ、異例の5泊6日の共同生活に突入した。ナビスコ杯準決勝G大阪戦(10日第1戦、13日第2戦)に向け、8日から選手、スタッフが選手寮やホテルで寝食をともにする生活を開始。オリベイラ監督の発案で、門限を設定し、夜も緊急ミーティングを開く予定でサッカーに集中できる環境を用意した。

 妻帯者も独身者も、部活さながらの共同生活に臨む。試合の前日から同宿するのが通例だが、鹿島はナビスコ杯準決勝に向けて今回は前々日から選手寮に集合。敵地に移動する今日9日と第1戦当日の10日は大阪宿泊だが、地元に帰る11日以降も再び寮生活に戻る。5泊6日のスケジュールを通達したオリベイラ監督は「選手の管理をしっかりやりたかった。G大阪戦は大事な試合だ」と並々ならぬ決意を示した。

 昼食は自由だが、午後6時半からの夕食をともにする。夕食後も場合によってはミーティングを開く予定があり、門限も通常より2時間早い午後10時に設定された。規則正しく、多くの時間を一緒に過ごし、一体感を高めるのが狙いだ。MF本山「サッカーに集中できる」と言えば、DF大岩「決勝に行くんだという監督からの強いメッセージだと思う」と話した。

 ピッチ上でも着々とG大阪対策を進行。この日の練習前には、8月29日のJリーグ戦で1−5と惨敗した前回対戦時のビデオを初めて選手に見せた。過密日程の中で気持ちを後ろ向きにさせないために封印していた一戦を、あえて目に焼き付けさせた。練習では4−2−3−1の布陣もテスト。悲願の10冠へ、鹿島があらゆる手を尽くす。
【広重竜太郎】[2007年10月9日10時2分 紙面から]

10冠は悲願なのだろうか。
確かに5年も歓喜から遠ざかっていると、一つの”優勝”だけが大事に思えてくる。
が、これはただの通過点に過ぎず、我等は大いに喜ぶが次の11冠・12冠と向かって行かねばならぬと言えよう。
このミニ合宿は単に今季2連敗している相手と中二日で戦うので準備を怠っていないだけであろう。
前節でメンバーが替わった上、中三日と準備期間も短いため練習内容を濃くする手法と言い切れる。
10冠、10冠と周りが騒ぎ過ぎていることに違和感があることは否めない。
ユニの星が大きくなると噂されているので、レプリカを着るサポーター的には10冠は嬉しいと思われる。
けれども、それ以上でもそれ以下でもない。
繰り返すが通過点なのである。
この先20冠、30冠と積み重ねていくだけなのである。
そのためには一つ一つ勝利を続けて行くのみである。
試合それぞれが、相手によって重要であったり不要であったりすることは無い。
戦術の変化や選手の起用などは変化するであろう。
それが監督の仕事である。
だが、我等の声は等しく選手に届け、聖地に木霊させねばならぬのだ。
さて、社長の言葉である。
天皇杯も重要なタイトルであるから、どのような相手と対峙しても油断することなく戦うのは当然の助動詞”べし”である。
ただし、ヤスやよよ(佐々木)、船山が出場したとしても、それはその試合でのベストであろう。
外野の憶測は不要である。

今野に興味

名古屋、今野獲得へ…ボランチ補強が急務
 J1名古屋が今オフ、日本代表MF今野泰幸(24)=F東京=の獲得に動くことが8日、分かった。今季はリーグ戦で12位と低迷。すでに攻撃の軸として浦和FWワシントン(32)の獲得に水面下で乗り出しているが、至上命題の優勝へ最大の補強ポイントはボランチ。関係者によると、完全移籍の場合の経費など条件面を含め、現在リサーチしているという。
 完全移籍となると2億円を超える移籍金が必要となるが、問題はなさそう。名古屋は昨オフに、当時千葉だった日本代表MF阿部勇樹(26)の獲得にも乗り出した経緯がある。結局、阿部は浦和移籍となり、ボランチの補強は急務となっている。
 今野は昨年末に横浜Mなどが獲得に乗り出したが、年俸約3500万円の1年契約でF東京に残留。今季は主将を務め、本職のボランチのほかにもセンターバック、左サイドバックとしてユーティリティーな能力を発揮。インターセプト、1対1の強さが魅力だが、攻撃面でもFWルーカス、MF福西に次いでチーム3位タイの5得点をマークしている。
 ただ、8月にはセリエA(イタリア)のシエナが今野獲得へ動いたこともあり、海外移籍の可能性も残す。J1では鹿島も獲得に興味を示している。ただ、F東京も重要な戦力と考え、引き留めへ必死。今オフの今野の動向に注目が集まる。(2007年10月9日06時02分 スポーツ報知)

2004年ワールドユースで注目を集めていた今野に興味を持っているとのこと。
ならば何故当時にオファーせなんだかと問いたいところである。
が、当時はユダが君臨し今野と同世代の青木がアテネ五輪予選の中心選手として活躍の芽を出し始めていたところであり、オファーは遠慮したのであろう。
そして今現在の状況としては、ユダは去り、青木は順調な成長を見せておる。
その中で鈴木満強化部長はボランチを最大補強ポイントと公言して憚らない。
常にユダにオファーを出し獲得に躍起になるも失敗し続けているのである。
が、流石に五億と言われてしまっては、諦めざるを得ないであろう。
おかげで今夏ユダ獲得に用意した数億が宙に浮いている。
この金銭の使い道として興味を持ったと考えられる。
今野自身は好選手であることは間違いない。
注目の集まる日本代表選手である。
CB、左SBもそつなくこなすというところも補強ポイントに合致する。
もしも獲得が容易であるならば、手に入れたくなる気持ちも理解できるのである。
とはいえ金額がものを言う移籍交渉である。
タマに余力のある名古屋に勝てるとは思えぬ。
運良くこちらを向いてくれたらといった覚悟で臨むほか無い。
そして夏にはユダも0円で彼女の出身地である名古屋へ向かうであろう。
常に最悪を想定して行動をしていくのみである。
戦国の習いとはいえ今野との別離を強いられる我等は、涙で娘(福田麻由子)を抱きしめるのだった。

田代ガンバ戦へ照準

絶好調鹿島FW田代に慢心なし

 鹿島FW田代有三(25)が慢心なくナビスコ杯準決勝G大阪戦(第1戦10日、第2戦13日)に挑む。ここ3戦で3得点と絶好調。それでも8日の練習後には「この前(1得点の6日神戸戦)はミスがとても多かった。空中戦の競り合いも勝っていたというより、いいボールが来ていましたから」と話すなど、現状に納得していない。10冠へ関門となるG大阪戦へ、気を引き締めていた。 [2007年10月8日20時7分]


結果だけを追えば絶好調と言えよう。

だが、ポストが収まっているとは言えず、最前線でのキープもままならずと試合をきちんと観ている者へのアピールは弱い。

この程度で慢心するようではプロとして疑問が残るところだが、そうではなく少々安心したところである。

依然昨日の練習では別メニューのマルキーニョスが先発できるのか否か、前節才能を開花させた興梠とのゾウゾウが続くのか、注目の的である。

どちらにせよ田代有三の高さは大きな武器であり、ガンバ戦でのターゲットとなることは必至である。

実のところ、今季2連敗を喫したガンバ戦ではあるが2戦とも田代有三は出場しておらぬ。

秘密兵器なのである。

最後に彼が対戦した2006年度リーグ戦第30節では逆転勝利し1G1Aの活躍を見せており、次戦も期待出来る。

二試合で結果を出すトーナメント戦、気持ちよく連勝しようではないか。

ナビスコ杯準決勝 敵情報

G大阪バレー肉離れで離脱…アウベス復帰
 G大阪FWバレー(25)が7日、左太もも裏の肉離れで戦線を離脱した。柏戦(6日・日立柏)で負傷交代したB砲はこの日、茨木市内の病院で検査を受け。復帰まで約3週間と診断された。柳田チームドクターは「重傷でなかったことが幸い」と説明。得点王争いトップの離脱は、浦和追撃へ痛すぎるが、朗報もある。右太もも裏の肉離れで長期離脱中だったFWマグノ・アウベス(31)が、8日からチーム練習に合流することが判明した。
 西野朗監督(52)も「より実戦的な練習を積む中で、復帰時期を見極めていきたい」。順調にいけば、13日のナビスコ杯準決勝第2戦(鹿島戦・カシマ)でカムバックする可能性も出てきた。(2007年10月8日06時04分 スポーツ報知)

相手となるガンバ吹田の好調を維持していたバレーが欠場とのこと。
がしかし、ホームである2nd legにはマグノ・アウベスが復帰する可能性有りとのことで予断を許さない。
我等としては準々決勝の広島戦同様にアウェイである1st legにて堅守、ホーム2nd legで爆発したいところ。
しかしながら広島戦と異なり、ホームで篤人を欠くこととなる。
そのテストも兼ねることが出来たリーグ戦前節神戸戦では、2失点となり守備に不安を残したと言えよう。
とはいえ、準々決勝1st leg広島戦の右SB新井場に比べ前節神戸戦では新井場が攻撃に機能したことは紛れもない事実。
2点目のクロスは新井場であり、3点目のアシストをした興梠へのパスも新井場である。
石神も開始早々のシュートを決めておれば全く異なる処遇となろう。
起用され続ければ、結果は付いてくる。
オープニングに矢崎平蔵やヒサがクレジットされようが、全く出演しないということもあろう。
言うなれば、見るだけで不愉快になる役もクレジットに表示し続ければ好感度が増すとNHKが判断したということである。
使い続けるのだ、好感度が増すまで。

神戸戦報道

鹿島は青木の堅守が光る/J1



堅実なプレーで勝利に貢献した鹿島MF青木(撮影・中村誠慈)

<J1:鹿島3−2神戸>◇第28節◇6日◇カシマ

 鹿島MF青木がマンツーマンの重役を担い、3連勝に導いた。神戸FWレアンドロを前半は徹底してマークし、45分間でシュート1本に封じた。後半は相手が3トップに変えてきたこともありボランチに移ったが、柔軟にこなした。攻撃にも積極的に絡み「マンツーマンは1つのオプションとして成長している」と手応えをつかんでいた。 [2007年10月6日19時39分]


鹿島興梠2発&田代パパ弾でV望み/J1



鹿島対神戸 前半16分、鹿島FW興梠は、DF北本をかわしゴールを決める

<J1:鹿島3−2神戸>◇第28節◇6日◇カシマ

 3位の鹿島は新2トップが機能し、3−2で神戸に逆転勝ちした。


 鹿島が誇る2つの才能が共鳴した。2−1で迎えた後半4分。スルーパスが出された瞬間にFW興梠は一瞬の速さで相手最終ラインの裏に飛び出た。自ら狙えたが、前半で2得点を挙げ「有三さん(FW田代)に決めてほしかった」とパスを選択。右クロスは軌道がずれたが、前に行きすぎた田代は体を反転し、左足を軸足にオーバーヘッド気味に右足で決めた。「大学時代はああいうゴールが多かった」(田代)。合作による華麗な得点だった。


 ゴールを心の底から欲していた。興梠にとっては14戦ぶりの先発。今季はサブで結果を残すも「先発でもできることを証明したかった」。1点を追う前半16分には、相手DFが対応しかけていた縦パスをスピードで奪い、そのままゴール左から同点弾。同29分にも右クロスに詰めて勝ち越し点を決めた。与えられたチャンスを全3得点に絡む活躍で応えた。


 田代は「父」としての初戦だった。2日に明日香夫人が長女を出産。田代は休暇をもらい、実家のある福岡で出産に立ち会った。17時間の産みの苦しみを病室でともに経験し、約3700グラムの新しい命の誕生に感動した。疲れも影響したのか、翌3日の練習で右太ももを肉離れし、ドクターストップがかかったが志願の強行出場。「責任感がプレーに出てくれば」。得点時には揺りかごダンスで父の存在を示した。


 興梠は今季502分間で6得点を挙げ、90分平均1・07点の得点率はリーグでもトップ級の数字だ。田代は得点を決めた公式戦はプロ入り後16戦全勝。リーグ優勝に望みをつなぎ、10日からのナビスコ杯準決勝G大阪戦へ弾みをつけるイキのいい2トップの活躍だった。【広重竜太郎】 [2007年10月7日9時40分 紙面から]


鹿島・興梠が2得点1アシスト!先発でも「ゴールできる」

 J1第28節第1日(6日、鹿島3−2神戸、カシマスタジアム)鹿島のFW興梠が6月9日の大分戦以来の先発で2得点1アシスト。「スタメンでもゴールできることを証明したかった」と胸を張った。前半16分、左でパスを受けると相手を振り切って中へ入り、右足で1点目。前半29分にも右からの折り返しを合わせた。後半4分はセンタリングでFW田代のゴールをアシストした。終盤にも縦パスからゴールにけりこみ、ガッツポーズもしたが判定はオフサイド。「多分オフサイドではなかったと思いますが…」。2ゴールの喜びとハットトリックを逃した無念さが入り交じっているようだった。


2発1A!興梠 先発で実力証明



<鹿島・神戸>2ゴール1アシストと大活躍し、試合後にサポーターの声援に応える鹿島・興梠

Photo By 共同


 【鹿島3―2神戸】もうスーパーサブとは呼ばせない。今季先発3戦目のFW興梠が2得点1アシストの活躍で鹿島を勝利に導いた。前半16分、左サイドでDFからボールを奪い返し、ドリブルでエリア内に進入。最後は右足でサイドネットを揺らした。さらに、29分にはDF新井場の右クロスをファーサイドで右足で合わせた。後半4分には田代のゴールを右クロスでアシスト。チームの全得点に絡む活躍に「感想?うれしい」と喜びを爆発させた。


 先発した6月9日の大分戦でリーグ初ゴールを挙げたが、その後は途中出場の連続。それでも、3ゴールを積み重ねてアピールし、マルキーニョスの負傷、柳沢の不調もあって今回の先発チャンスがめぐってきた。それだけに「みんなにスーパーサブだと思われているけど、先発でもやれるところを証明したかった」と笑顔をのぞかせた。


 U―22日本代表には北京五輪アジア2次予選マレーシア戦(6月6日)で初選出。以後、1度も招集されていないが、反町監督や井原コーチも注目している逸材。「最終的に入れたらいい。今はチームで出ることしか考えていない」と興梠。チームで結果を残し続け、北京五輪への切符をつかむつもりだ。


U―22代表落選見返す興梠初2ゴール…J1第28節



後半、神戸・石櫃(左)と競り合う鹿島・興梠

 ◆J1第28節 鹿島3―2神戸(6日、カシマ) 鹿島の番長FWがU―22日本代表返り咲きへ、大暴れだ。FW興梠は6月9日の大分戦以来、今季3度目の先発で自身初の1試合2得点。チームの全得点に絡む活躍に「チームも、(U―22)代表も決定力不足。ゴールを取れればアピールになるし、自分もステップアップできる」


 圧巻のスピードを見せつけた。前半16分、DF裏に出たボールに、相手DFと「よーいドン」。50メートル5秒台の俊足でボールを奪うと、GKとの1対1を冷静に右足で流し込んだ。同29分には逆転弾。その後、1アシストを加え、「先発でもできることを見せたかった」と胸を張った。


 先発は21試合中3試合と、出場時間は決して多くない。だが、6得点は、U―22代表FW陣の中で、10得点のFW李、7得点のカレンに続き、3番目の数字。北京五輪アジア最終予選のサウジアラビア戦(9月8日)では、遠征に必要な予防接種を受けるなど、反町監督からも注目される存在だ。


 5日に発表されたカタール戦(10月17日)メンバーからは落選したが、「本番(北京五輪)で入ればいい」と開き直る。中学時代は「番長」で名をはせた興梠。U―22代表、鹿島で天下を狙う。 (2007年10月7日06時01分  スポーツ報知)


先発へのこだわりはどのような選手にもあるもの。

フリークスでの対談でもスーパーサブの扱いに満足している様子はなかった。

が、今季ホーム浦和戦での空振りはネガティブな印象を植え付けられたことも事実。

とはいえ、初先発からして味の素スタジアムでのセンセーショナルであったことも記憶しておる。

バー直撃アシスト二発。

並の新人ではなかった。

結果的にはアシストであったが、本人はシュートであり枠に入らなかったことを悔やんでいたこともまた事実であった。

この試合で悪質なタックルを受け(明らかに悪質であったがノーファール)、途中退場となった。

この負傷が元でワールドユースをフイにしたことも残念であった。

このチームが現在のU-22もベースになったこともあり、五輪代表候補止まりなのもFC西東京の悪質なタックルのせいなのである。

今回、気分も新たに結果を残し上のカテゴリーへ向かって前進したと考えたい。

本田主将(当時)を突き飛ばすメンタリティもFW向きである。

鹿島の得点源となり日本代表の救世主となるであろう。

敵中突破を行う島津の如く。

プロフィール

Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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