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2007年を振り替えって

まだ天皇杯決勝戦が残っているが、大晦日として振り替えってみたい。
やはりPSM水戸戦での野沢の負傷を語らずにはいられない。
しかしながら、この事件があったからこそ奇跡の優勝があったのやも知らぬ。
またダニーロがフィットせずシーズンが終了したことも悪しき記憶として留めたい。
ファボンは怪我で印象が浅い。
アウェイ神戸戦の弾丸FKくらいか…
逆にマルキーニョスは献身的な動きてなくてはならぬ存在となった。
彼は大きな怪我もなく、正に助っ人として獅子奮迅の働きであった。
夏の小笠原満男復帰は懐疑的であったが、蓋を開けてみればフィジカル以上にメンタル面での成長が著しく、大きな戦力補強となった。
その甲斐あってJ記録の9連勝も5年ぶりとなる天皇杯決勝戦進出もなし得ているのである。
原動力は選手であるが手綱を引き締める監督の手腕に疑いの余地は無い。
我等に最も必要な補強は監督であったと証明されたのである。
そして念願の10冠をリーグ優勝で飾ることが出来たことは至福である。
しかも代表0は世に一石を投じたのでは無かろうか。
今季は明日まで続く。
まずは常勝への下作りは出来た。
それが2007年であったと後に思い起こせるのでは無かろうか。

さらば山拓

山本拓弥選手がガイナーレ鳥取に完全移籍

標記の通り、山本拓弥選手(2007年シーズンはザスパ草津に期限付き移籍)が、ガイナーレ鳥取に完全移籍することが決定しましたのでお知らせ致します。

■山本拓弥(やまもと・たくや)

<生まれ>

1986年6月22日、茨城県出身

<経歴>

鹿島アントラーズジュニア―鹿島アントラーズジュニアユース―鹿島アントラーズユース―鹿島アントラーズ(2005)―ザスパ草津(2007=期限付き移籍)

2002 U-16日本代表(AFC U-17選手権大会出場)

2003、2004茨城県国体選抜

<成績>

J1・J2ともに出場歴なし。ナビスコカップ通算2試合0得点、天皇杯通算1試合0得点(すべて鹿島アントラーズ)

<ポジション>

ミッドフィルダー

<サイズ>

170センチ、67キロ




ソックスをクルクルと丸める足とミッキーマウスの声まねで名を馳せた山拓の移籍先が決定した。

鳥取からJを目指すのも悪くない。

我等は待っておる。

次は敵として立ちはだかる日を。

京都、悪の誘い

鹿島FW柳沢争奪戦は京都有利



川崎F対鹿島 前半、柳沢(右から2人目)はベンチから試合を見つめる

 鹿島FW柳沢敦(30)の獲得争奪戦で京都が有利な情勢であることが29日、分かった。移籍志願した柳沢に対し、現在までに京都と東京Vからオファー。京都は移籍志願が表面化する前から獲得を打診し、親会社の全面バックアップを受けて好条件を提示している。今季限りで引退したDF秋田が鹿島OBということもあり、サポート体制も整っている。この日、天皇杯の鹿島戦を視察した加藤監督は「(直接交渉は)天皇杯が終わってからになると思う」と話した。


 対する東京Vは直接交渉を目指して柱谷監督、ラモス・エグゼクティブディレクターがこれまでに電話で柳沢と数度会談。だがクラブ幹部は「29日に交渉? 会えなくなった。ラモスが電話をしても会ってもらえないということは、うまくいっていないということ」と難航していることを明かした。

[2007年12月30日9時7分 紙面から]


京都・加藤監督が柳沢を視察

 鹿島FW柳沢敦(30)の獲得を目指す京都・加藤久監督(51)が29日、鹿島―川崎戦を観戦。柳沢に先発の座を用意して直接交渉する考えを明かした。


 加藤監督は「ずば抜けた得点能力とポジショニング。まだまだやれるし、当然戦力としてとらえている。先発? もちろんそのつもりです」と明言した。天皇杯終了後に交渉に出馬する考えで「昇格したばかりだけど、これから上を目指していくチーム。若手にもいい刺激になる。ウチに来てほしい」とラブコール。

(2007年12月30日06時02分  スポーツ報知)


緑虫ばかりが報道されておったが、京都も虎視眈々と狙っているとのこと。

ここで京都の怖さは加藤監督の意向ではなくコーチに就任した秋田の存在であろう。

あの男に出馬されるのはとても恐ろしい。

が、そこには気付かず先発レギュラー保証などで口説こうとしている模様。

そこだけに問題があって移籍志願しているわけでは無いのは外部の人間にもわかる。

だが視野の狭い人間には、その程度に思えるのであろう。来季の補強が現有戦力の維持になりつつあるのは寂しい。

しかしながら、補強ポイントである右サイドバックの控えとCBは目処が立っておる。

彼等が普通にチームに合流出来れば、柳沢主将の意向だけで十分と言えよう。

派手な補強が勝利の近道ではないのである。

一つ一つ層を厚くして行くことが、最終的な強者へとなりうるであろう。

それが我等の歩む道である。

川崎戦報道

決勝は鹿島vs広島/天皇杯



前半、競り合う川崎F森(左)と鹿島・本山(共同)

<天皇杯>◇準決勝◇29日◇国立ほか◇2試合

 今季J1優勝の鹿島と、来季J2に降格する広島が勝って来年1月1日の決勝(国立)に進んだ。


 鹿島はMF本山のゴールで川崎Fを1−0で下し、5大会ぶり5度目の決勝進出で2冠を目指す。広島は3−1でG大阪に勝ち、8大会ぶり13度目の決勝進出。前身の東洋工業以来、38年ぶりの日本一を目指す。両チームの決勝での対戦は初めて。

[2007年12月29日18時22分]


鹿島MF本山が11冠王手弾/天皇杯



川崎F対鹿島 後半27分、技ありのキックで決勝ゴールを決めた鹿島MF本山

<天皇杯:鹿島1−0川崎F>◇準決勝◇29日◇国立

 鹿島MF本山雅志(28)が、11冠へ王手をかける決勝弾を決めた。川崎F戦の後半27分、鮮やかな右足ボレーシュートを決め、チームを1―0の勝利に導いた。今季Jのベストイレブンにも選出されなかったが、チーム内では「事実上のMVP」の呼び声高い大黒柱が、5年ぶりの決勝進出に貢献。今季2冠にあと1勝に迫った。


 仲間を信じて、本山はゴール前に走った。後半27分。自陣ゴール前からのロングボールをFW田代が競り勝ち、さらにFWマルキーニョスが相手DF箕輪にプレッシャーをかけ、中途半端なクリアを誘う。弧を描いたボールに対し、本山が直接右足ボレーで振り抜くとゴール右上隅へ。「有三(田代)が競った時点でサポートしに行くつもりだった。前半から、ものすごくシュートを外していたから決めてやろうと」。この日5本目のシュートが決勝弾となって実った。


 今季公式戦47戦出場で7得点。突出した数字ではないが、欠場はわずか1試合と安定して試合に出続けた。以前は代名詞だった得意のドリブルは、今や本山の武器の一部にしかすぎない。戦況を把握し、守備に奔走する泥臭さ、献身的な姿勢が加わった。ベストイレブンに選出されなくても「優勝しただけで十分」と涼しい顔だったが、唯一選ばれた岩政は「モト(本山)さんが選ばれるべき」と力説する。MVP級の働きをしたことは、チーム内の誰もが認めている。


 FW柳沢の後を受けて、来季の選手会長に就任することが決定。副選手会長などの人事を指名できるが、岡田ジャパンの代表候補選手を外す気遣いを見せている。「オフの日に集まりとかあるので、代表選手にとっては負担になる。自分が代表選手だったころの経験もあるので、なるべくサポートしてあげたい」とチーム全体のことを考える


 今季2冠目、通算11冠目のタイトルに王手をかけた。「最近は毎年、元日に自分たちがどうしてできないのか、テレビを見ながら思っていた」と5年ぶりの決勝戦を素直に喜んだ。もちろん舞台に立つだけで満足はできない。「最近サポーターに『元日、行こうね!』と言われたから『元日は勝とうね!』と返しておきました」。07年度最後の戦いも勝利で締めくくる。【広重竜太郎】

[2007年12月30日9時18分 紙面から]


背番号10が輝いた!本山の芸術弾で鹿島が今季2冠に王手!





後半27分、本山がスーパーゴール。川崎GK川島が飛びつくも、及ばず(撮影・塩浦孝明)

 天皇杯準決勝(29日、川崎0−1鹿島、国立競技場)リーグ王者・鹿島は、MF本山雅志(28)=写真=の決勝弾で川崎に1−0勝利。5大会ぶり5度目の決勝進出で、今季2冠に王手をかけた。



 国立に今季初登場の鹿島。日本サッカーの聖地で、背番号10が輝いた。


 本山だ。0−0の後半27分、GK曽ケ端の自陣からのFKを日本代表候補FW田代が頭でつなぎ、相手DFが浮かしたクリアボールを右足でたたき込んだ。ボールが一度も地面に触れることなく決まったスーパーゴールに2万2457人の観衆がどよめいた。

 「守備ができなかったので後ろの人に負担をかけていた。ボールが田代に入った時点でサポートにいこうと思っていたし、前半かなり外していたから今度は決めてやろうという気持ちで打ちました」

 93年のチャンピオンシップ、ジーコ(現フェネルバチェ監督)の“つば吐き事件”の舞台となった因縁のピッチで、本山の、そして鹿島イレブンの笑顔が弾けた。


 昨年8月、左ふくらはぎを肉離れ。人生初の経験に、食生活への意識を変えた。自宅ではほうれん草やひじきなどを積極的に食べ、不足しがちな鉄分を摂取。シーズンを通して戦える体を作った。今季はチームでただ1人、リーグ全34試合に先発。歴史的な逆転優勝の原動力となった


 悲願の10冠を達成し、新たな挑戦も見据えている。長年の夢だったスペインリーグ移籍だ。


 「今年で契約が切れるし、来年が最後のチャンスだと思っている」クラブには、オファーが届いた場合の移籍許可を求めている。「まだオファーはきていないが、本人から話は聞いている」とクラブ幹部。現時点で具体的な進展はないが、夢への気持ちは揺らがない。

 「決勝で負けたら2位というだけで何も残らない。2日しかないけど、しっかり調整して決勝に臨みたい」

 5大会ぶりの決勝進出。結果を出し続けることが夢につながると信じている。08年を希望に輝く年にするためにも、立ち止まれない。目指すは今季2個目、通算11個目のチームタイトルだ。

(千葉友寛)


◆闘志あふれるプレーで勝利に貢献した鹿島MF小笠原

 「リーグの優勝パーティーとかがあって気持ちがフワッとしたけど、勝ったことでまたいい雰囲気になった」


■データBox

 ●…鹿島はJリーグ創設後、最多となる5度目の決勝進出。これまでの決勝成績は2勝2敗。

 ●…来季、J2に降格する広島が決勝進出。J2降格決定チームの決勝進出は2001年度のC大阪以来2チーム目。C大阪は決勝で清水に2−3でVゴール負けした。

 ●…広島の決勝進出は1999年度大会以来、8大会ぶり、Jリーグ創設後4度目。過去3度の決勝はいずれも敗れている。前身の東洋工業時代に66年度、68年度、69年度と3度優勝している。

 ●…決勝での鹿島−広島の対戦は初めて。今季、両チームはリーグ、ナビスコ杯で4度対戦し、鹿島の3勝1敗(うちリーグ戦は鹿島の2勝)。


◆天皇杯を視察した日本サッカー協会・川淵三郎キャプテン

 「きょうはU−15の試合(準決勝前に行われた全日本ユース選手権決勝)が印象深かった。あんなハイレベルなプレーが15歳でできるのかと思った。たくましく育ってくれれば楽しみ。そういう試合を見た後だけに、大人はしっかりしてほしいね。鹿島は勝負どころをよく知っている。攻撃のスピード感は1枚上手だった。ただ(決勝で)広島は柏木が(累積警告で)出られないのが残念。ひのき舞台で活躍してほしかったので」


本山芸術ボレー!鹿島11冠王手



<川崎F・鹿島>後半27分、決勝点となる豪快ボレーを決めた鹿島・本山

 【鹿島1―0川崎F】鹿島MF本山が“らしい”芸術弾で5年ぶり5度目の決勝に導いた。後半27分だ。GKからのフィードに鋭く反応。FW田代が相手DFと競りに行った時、本山は田代を抜いてゴール前に躍り出た。こぼれたボールはいったんDFに当たって軌道が変わったが、左後方からの難しい球を右足ダイレクトでシュートする。右隅に突き刺さった強烈な先制点は、そのまま決勝点となった。


 「軽く打つとふかしちゃうので、しっかりミートすることと、振り抜くことを心掛けた。打った瞬間、入ったと思った」。逆転Vを決めた1日の清水戦に続く殊勲の芸術弾。自然と笑みがこぼれた本山の、今季の変ぼうぶりが集約されたゴールだった。


 昨季までは守備をするタイプではなかったが、今季は開幕から守備にも積極的に参加するようになった。リーグ優勝をたぐり寄せる劇的な勝利を飾った11月24日の浦和戦では、退場者が出た後、人生初のサイドバックも務めた。「ようやくチームのためにやるということが分かってきた」。プロ10年目。高い才能を評価され続けた本山が、あらためて「今はサッカーがものすごく面白い」と話すほどだった。


 今季2冠にあと1勝。鈴木満取締役強化部長は「リーグのタイトルを獲ったことでプライドを取り戻し、また優勝を味わいたいという欲が出てきた。これがジーコのいう、勝者のメンタリティー」と話す。海外移籍をクラブに要望した本山も「決勝にいっても、負けたら2位で何も残らない。しっかり調整して、絶対に11冠を達成したい」と意気込みを語った。これこそが、勝者のメンタリティー。今季の鹿島は、10冠で終わるつもりはない。

[ 2007年12月30日付 紙面記事 ]


本山が決勝ゴール…天皇杯準決勝



川崎―鹿島 後半27分、決勝点を決め、田代(左)と喜ぶ鹿島・本山

 ◆第87回天皇杯準決勝 鹿島1―0川崎(29日・国立競技場) 鹿島は、後半27分GK曽ケ端のロングキックを田代が頭で競り合い、相手DFがクリアしきれなかった浮き球を、本山が豪快にボレー。ドライブがかかった鮮やかなシュートはゴール右上隅へ突き刺さった。「こぼれ球がいい形で落ちてきた。ボールをよく見て打てば簡単だった」と本山は嬉しそうに話した。


 GK曽ケ端を中心に川崎の攻撃を完封し5大会ぶりに決勝に進んだ。


 10月10日のナビスコ杯準決勝第1戦で敗れて以来、すべての試合で勝ち続けている鹿島。2000年度に3冠を独占して以来となる1シーズン2つのタイトル獲得が見えてきた。

(2007年12月29日22時48分  スポーツ報知)


当然と言えば当然であるが、本山一色である。

ただ一つ言わせて貰えれば、圧倒的な攻撃力を誇る川崎を完封したDF陣、決定的ピンチをセーブした曽ケ端へももっとスポットを当てて欲しかった。


袖のヤタガラスが金色になるまで残り一つ、改めて気を引き締めたい。

川崎戦コメント・レビュー

鹿島アントラーズ  :監督  <試合終了>
ミスはあったが、総合的に見ていい内容だったと思う。勝負強さというか、練習でも試合でも自信に満ちあふれているように思う。私も信頼して送り出すことができる。これは昨日今日に生まれたものではなく、2月の宮崎キャンプから、序盤の勝てない時期でも、しっかりと取り組んできた成果だと思う。あと1つで優勝できるので、力を出し切れるように準備したい。


【第87回天皇杯準決勝 川崎F vs 鹿島】オズワルド オリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
12月29日(土) 第87回天皇杯準決勝
川崎F 0 - 1 鹿島 (15:00/国立/22,457人)
得点者:72' 本山雅志(鹿島)
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●オズワルド オリヴェイラ監督(鹿島):
※会見は質疑応答から始まりました。
Q:守備面での指示について
「基本的には、川崎Fが攻撃的なチームなので、守備の意識は持たなくてはいけないと選手達には話をしました。当然ながら(川崎Fには)優秀な選手もいますし、ジュニーニョはJリーグの得点王でもあります。またその他の選手も優秀な選手、攻撃の能力が高いわけですから、ジュニーニョと鄭大世とマギヌンのトライアングルの入れ替わりも想定されることでしたし、またこれに絡んでくる両ウイングバックであったり、また中央でボールをさばいたりラストパスを出す選手がいます。ですので、まずそういったところをおさえるということです。特にジュニーニョをフリーにさせれば危険な選手であるし危険な状況を作り出す選手なので、そこをまずおさえるということでした。


また、そこの部分をおさえていけば、どこかで攻撃的なチームというのは、どこかで守備のウィークさ(弱点)が当然あるわけですから、(相手が攻撃的に)来たいなら来るようにという形で、できたスペースで今度は我々攻撃陣のスピードとテクニックを考えれば、それを打開できる場面は出てくるわけですから。


そういったことを考えながらやることができればと思っていましたし、そういった部分でマンマークでおさえる所をおさえていく。完璧にできたかと言われればそれは嘘になるが、人間がやる以上多少のミスはある。ただ全体的に評価した時には、我々が狙いにしていた部分は機能していた。守備でのアグレッシブさというこのチームの一つの持ち味が試合の中で出せたのではないかなと思います」
Q:ぜひお聞きしたいのは勝負強さについて。ツキ以外の要素で勝負強さの要因があれば教えてください。
「(遠いのでどうしても練習へ見に行けなくてゴメンナサイ。と言った質問者に対して)できれば今度昼食に招待しますので、そこでお話するのはどうですか?(笑)
その勝負強さというのは、正直ここ最近の試合でも僕自身もあなたと同じように感じている部分があります。練習だったり試合にあたっての表情を見ていると、本当に自信に満ちあふれている姿・顔だちですし、僕自身すごく彼らを信頼して送り出しますし、心強さという部分では、彼らから逆にもらう部分もあるのではないかと思います。


当然ながら、試合で見せた勝ための執着心、ボール一つを追いかける執着心という部分もあります。正直言うと、こういったものは昨日今日で培ったものではなくて宮崎のキャンプから、僕がどういう指導者でどうようにやっていくのかという話から始まって、毎日やることに対してやることに対して納得してもらって意欲的に取り組んでもらうということを言い続けてきました。例えば、『高いポテンシャルを持っている選手達がそろっていると思う。その能力を出し切らずにサッカー人生を終わらせてしまうのか』という話をしたり、自信を少しづつ取り戻すこと、まず個の自信を取り戻すことで、自分が何ができるのか、何をやならくてはいけないかを整理できるようになったと思います。
それによって、練習の内容や質が変わってきますし、そうするとチームとしての結果が出てくる。今シーズンの序盤で結果が伴わなかった時も、おそらくこれでいいのかという気持ちがあったかもしれない。だが僕は『これでいいし、僕についてきて欲しい』ということをずっと言い続けて、彼らがついてきたことがこのチームの成熟、勝負強さにつながっているのではないかと思います。昨日今日に培ったものではなくて、積み重ねによってできたのではないかと思います。


(また質問者に対して)ただ、お昼ならいつでも・・・(会場笑)」
Q:ハーフタイムでの指示とダニーロ選手投入について
「まず前半のところで、相手が3バックなので両ウイングバックが攻撃に出てくるので、当然その背後はボールを奪った時、起点を作れる位置になる。その部分の使い方だったり、そこからの飛び出しというところが、ハーフタイムでの大まかな指示です。
後半の途中にダニーロを入れましたが、一つは相手の右サイド(こちらの左サイド)の攻撃的な部分(をケアしたい)があったので前半から守備の負担が大きかった。そしてダニーロを入れる前に4番の井川選手を入れて相手が攻撃的にやろうという意図を感じたのでダニーロ選手を入れておさえるという狙いがありました。うちも19番の森選手が攻撃的に出てくるので、必然的にその背後を狙っていた。僕自身はグラウンドが傾いているのではないかと思うくらいにお互いに一つのサイドしか使っていなかったので、グラウンド全体をワイドに使った方がいいという話をしました」
Q:広島との決勝へ向けた準備について。どういった戦い方をするのか?
「シーズンの終盤に中2日で試合することはなかなかない。肉体的な疲労だけではなくてメンタルな疲労もある。おそらく、貯蔵したエネルギーを今日おそらく使い切ったのではないかと思います。それぐらい厳しい試合でしたので、まず回復させることが大事な作業になりますし、少しでもエネルギーを蓄えられればと思います。急にシーズンの終盤で新しいことをやるということはありません。『グラウンド外の練習』が多くなるのではないかと思います。栄養、休養というところも含まれてきます」
以上


【第87回天皇杯準決勝 川崎F vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山雅志選手(鹿島)
「ゴールシーンはFWがいい形で競ってくれた。ボールを拾おうという気持ちで真ん中に入ったら、すごくいい形で落ちてきた。前半からシュートを外してて、決めてやろうと思っていた。勝因は勝ちたいという気持ちが強かったからだと思う。毎年元日に試合をやっているチームがあるのに、自分たちは何をやってるんだとうとここ数年思っていた。来年はそれができるからうれしい。広島はいいチーム。ケアをしないといけない選手がいっぱいいる。いい状態で戦えるように調整したい。
今日は守備的な部分では納得いかない部分がたくさんある。攻撃面も前半から何本もシュートを打っていたので、何とか決めたいと思っていた。シュートに関しては、軽く打つとふかすし、しっかりミートして振り抜くことを考えて蹴った。タク(野沢)が走りこんできていたんで、タクに出すことも考えていたけど、それまで自分が外していたから自分で行こうと。ボールをよく見て打てば簡単だと思いますよ。タシ(田代)が競る時はいい確率で勝ってくれるし、セカンドボールも拾ってつなげることが自分の役目。あの場面は前にゴールしかなかったし、思い切っていった。
負けていい試合はない。リーグ優勝して成長できたし、まだチャンスもあるから次もしっかり戦おうと思っている。僕とかミツ(小笠原)とかヤナギさん(柳沢)とか3冠を知っている選手もいるけど、そうじゃない選手も多い。そういう選手たちの力が上がってきたからこそ勝ち続けられている」

●内田篤人選手(鹿島)
「あと1試合しかないし、自分たちが点を取って勝てればいいと思う。対面する選手にはいつも勝ちたいと思っている。今日は最初、運動量が少なかったし、相手のFWが速くて厳しい時もあった。でも川崎Fはいつもああいう戦いをしてくる。そんなに普段と違うとは思わなかった。向こうがいいペースでサッカーをしてきても、粘れれば勝てる。それは2年間やってきてよく分かっていること。まずは失点しなければいいと90分間ずっと思っていた。
モトさん(本山)はいいシュートを持ってるし、点を取った後もみんなで守りきった。あと1試合やったらタイトルを獲れる。これはJリーグで9連勝することを考えたらかなりラク。2日間いい調整をして勝ちたい」

●曽ヶ端準選手(鹿島)
「落ち着いてゲームに臨めた。川崎Fはガンガン来るという特徴のチーム。ボールの取られ方が悪くて、向こうに勢いよく攻められる部分もあったけど、球際のところをしっかり行く意識はあったし、チーム全体として落ち着いて対応できていたと思う。数多くの決定機を止められたのは、最後のところで守備陣もコースを寄せてくれる意識があった。相手も厳しいところというより、比較的いいポジションで打ってくれたんで、落ち着いて反応できた。僕自身はいつもいい準備をしてゲームに臨んでいる。今日がたまたまよかったみたいなことはない。今日は0で抑えたことが大きい。中盤で球回しされる時間帯もあったし、中盤の攻防がかなり激しかった。難しい中、しっかり点を取れて、守りきれたことがよかった。ここで勝っても1日に負けたら意味がない。次も勝って優勝したい」
●小笠原満男選手(鹿島)
「(高校の恩師の)斉藤先生が来ていたが、もう1回勝って喜んでもらえたらさらにうれしい。昨年、自分がイタリアで苦しんでいる時、いいニュースをもらってすごく励まされたんで。3年間お世話になって父親がわりだと思っているし、なかなか先生も全国でいい結果を残せなかったんで、去年の全国優勝のニュースはうれしかった。自分が鹿島で頑張ることが恩返しになると思う。
11冠目まであと1つなんで、いい休みにするためにも勝てればいい。ここ2試合苦しんだ後の快勝だが、僕らはいつも5−0で勝てるとは思っていない。カテゴリー下の相手といっても難しさのある試合だし、そういう中で勝てたからこそ、今日につながった。J1優勝した後、ここまで来られたことはみんなの力。サッカーは戦術、技術に加えて、気持ちの部分が大きく左右する。11人全員がピッチの上で同じように思っていないと勝てない。リーグ戦の最後の方になって、すごくいい感じできていて、その後パーティーなんかがあってふわっとした面もあったけど、またモチベーションが上がっている。いい雰囲気で次にもいけると思う」

●青木剛選手(鹿島)
「今日の守備のベースはマンツーマンと言われていたけど、9月の対戦の時とは違って臨機応変にやっていた。相手の攻撃のキーマンである鄭、ジュニーニョ、マギヌン、中村憲剛を入れ替わりながら見るという感じだった。マンツーマンがベースで、受け渡す時はしっかりやろうという約束だった。9月の時とは多少やり方は違った。自分自身、前半はちょっと戸惑う部分があったけど、前半途中からハッキリしてきた。中村憲剛がかなり高い位置に来るんで、そこで(小笠原)満男さんがピッタリ付いてしまうとマギヌンがフリーになっていたりする。そこを注意しながらやった。ソガさん(曽ヶ端)が止めたことも大きかったと思う。川崎Fは攻撃的なチームなんで、ゼロに抑えたことが大きい。みんな自信になったと思う」
●岩政大樹選手(鹿島)
「フロンターレと戦ってゼロに抑えたことがほとんどないので、気分がいい。監督の指示は9月に戦った時のようにマンツーマンで行けということだったけど、あの時はマンツーマンという言葉に反応しすぎた。今回は流動的にやったつもり。ある程度、自分たちのやり方があったし、相手の前の4人には必ず誰かが行くようにしてしっかり守った。全体として押し込まれるイメージはなかった。フロンターレとは攻め合いになると思っていたけど、それも予想通りだった。カウンターがいちばん怖い相手なんで、そこはケアした。ジュニーニョのスピードとか、鄭にも一発があるから。最後までプレッシャーをかけて外させようとした。決定機も何度か作られたけど、角度のないシュートばかりで、ソガさん(曽ヶ端)なら大丈夫だと思っていた。僕らは『シュートを打たれた』というイメージはあまりない。これで鹿島がまた『常勝』といわれる道のりへの第一歩を踏み出せたのかなという気がする」
●田代有三選手(鹿島)
「ああいう形でも点を取ってくれたモトさん(本山)に感謝しなきゃいけない。でも攻撃の形ももうちょっとやらないといけない。つなげるところをつないでいくとか。そういう苦しい中でも後ろが踏ん張ってくれて守りきれた。後ろの守備は安心して見ていられる。しっかりと守備してくれるし、信頼感がすごくある。今は試合をするごとに勝てるという気がする。点が入ればこれでいけると思うし、1点取られてももう失点しないと思えるし。だからこそ僕もしっかり点を取らないといけない。次は絶好の機会。点を取って勝ちたい。オフが短くなったけど、あと3日なら変わらない。絶対に勝つしかない。リーグ優勝してからは難しい試合もあったけど、今日は最後まで集中していた。決勝戦でも全てを出し切りたい。元日の決勝は初めてで楽しみ」


【第87回天皇杯準決勝 川崎F vs 鹿島】レポート:本山の際立った決定力と、しぶとい守りで川崎Fを撃破。今季2冠へ王手をかけた鹿島 [ J's GOAL ]
12月29日(土) 第87回天皇杯準決勝
川崎F 0 - 1 鹿島 (15:00/国立/22,457人)
得点者:72' 本山雅志(鹿島)
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左アウトサイド・村上和弘がディフェンスライン裏に抜け出してGK曽ヶ端準と1対1になった前半11分のビッグチャンスを皮切りに、90分間で4〜5回の得点機を作り出した川崎フロンターレ。クラブ初タイトルを目指す彼らの決定機は鹿島アントラーズより確実に多かっただろう。だが、彼らは何を持ってしても、岩政大樹や曽ヶ端ら鹿島守備陣の分厚い壁を崩しきれなかった。
ジュニーニョと鄭大世の強力2トップ、トップ下のマギヌン、そしてゲームメーカーの中村憲剛の4人を消すために、鹿島オズワルド オリヴェイラ監督が採った策は「マンツーマンディフェンス」だった。が、そのやり方は9月1日のJ1第24節(鹿島ホーム)の時とは微妙に違っていた。前回は青木剛をジュニーニョにつけて密着マークさせたのだが、今回は岩政、大岩、青木、小笠原満男が流動的にマークを受け渡しながら守ったのだ。このやり方が見事なまでに機能。川崎Fは攻め手を失っていった。さらに背後に陣取る守護神・曽ヶ端がスーパーセーブを連発。どこまで行っても決して失点を許さなかった。
そんな堅守に後押しされた切り込み隊長・本山雅志が後半27分、ワンチャンスを確実にモノにする。田代有三が競ったボールが前線にこぼれ、DFがクリアしようとしたところに飛び込んだ背番号10が豪快に右足シュートを叩き込む。長い間「常勝軍団」と呼ばれたチームらしい老獪なサッカーで、鹿島は今季2冠達成へ王手をかけた。


2007年も残すところあと3日。29日の東京・国立競技場は前夜からの雨が止み、キックオフ時には気温が13.3度まで上がるなど、まずまずのコンディションに恵まれた。
今季はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)初参戦ながら決勝トーナメント進出の快挙を果たした川崎F。だが結局、ACLは準々決勝で敗退。J1は5位、Jヤマザキナビスコカップも準優勝と無冠のまま来てしまった。それだけに、天皇杯にかける意気込みは凄まじいものがあった。この日は10月末から左太もも負傷で長期離脱していたマギヌンが復帰。谷口博之の出場停止は痛かったが、それでも爆発的な攻撃力は健在だ。鹿島の方はJ1終盤戦の連勝を演出してきた最強イレブンが先発。2試合連続決勝ゴールを決めている柳沢敦はベンチスタートとなった。


川崎Fは立ち上がりからジュニーニョの速さ、鄭の力強さを前面に押し出してきた。マギヌンも小気味いい動きでリズムを作り、中村も鋭いパスワークを見せ付ける。右サイドの森勇介が果敢に勝負を挑み、左サイドの村上も裏に抜け出すなど、川崎Fらしい超攻撃的サッカーが早い時間から見られた。11分の村上の決定機に続き、22分にも村上が同じような形からシュートを狙う。前半の早い時間帯は彼らが主導権を握っていた。
10月10日のJリーグヤマザキナビスコカップ準決勝・ガンバ大阪戦(アウェー)以降、2ヶ月以上も勝ち続けている鹿島だけに、そんな川崎Fに対しても、普段通りのサッカーで応戦すると見られた。しかしオズワルド オリヴェイラ監督は相手の長所を警戒。それを徹底的に消す必要があると考えたのだろう。攻撃のキーマン4人にマンマーク気味に行ってフリーにさせないようにしたのだ。川崎Fのカウンターには何度かヒヤリとさせられたが、危ない場面は全て断ち切った。鹿島は予定通り、無失点で前半を折り返した。
後半も立ち上がりの時間帯が勝負どころと位置づけた関塚隆監督は、再び怒涛の攻めを指示した。2分にはペナルティエリア内で小笠原からボールを奪った中村がドリブルから強引にシュート。これはわずかに枠を外れてしまう。今度は16分、ジュニーニョがドリブルで内田篤人をかわしてゴール前でフリーになるが、肝心のシュートがクロスバーの上。どうしても得点に結びつかない。18分の鄭の決定機も曽ヶ端のスーパーセーブに止められた。中村も「決めるべきところで決めておかないとこういう試合には勝ちきれない」と悔しがるしかなかった。


鹿島の方はこういう展開を待っていたに違いない。後半27分、川崎Fが一瞬集中を切らしたところでついに均衡を破る。GK曽ヶ端からのロングボールを田代が競って落としたのが始まりだった。これが相手DFに当たって中央にこぼれ、飛び込んだ本山が強引に右足を振りぬいた。川崎の守護神・川島永嗣も両手を伸ばしたが届かず、次の瞬間、鹿島に値千金の1点が転がり込んでいた。
堅守で相手を焦らし、数少ない決定機をモノにする…。鹿島が「常勝軍団」といわれた頃はいつもそんな戦い方で勝っていた。この伝統は今、チームに蘇りつつある。オズワルド オリヴェイラ監督も「最近の練習や試合で選手たちを見ていると、本当に自信に満ち溢れている。シーズン当初から積み重ねてきたことで何をすべきかしっかり整理ができているし、結果もついてきている。私の方が心強さをもらっているくらいだ」と、選手たちの勝負強さを賞賛していた。
もちろん、川崎Fも最後まで1点を追い続けた。関塚監督は井川祐輔、久木野聡らを投入。基本布陣を3−5−2から4−4−2、最終的には4−3−3の攻撃的布陣にして1点を取りに行った。が、結局、無得点のままタイムアップの笛。初タイトルを狙った川崎Fの悲願達成は来季へと持ち越しとなった。キャプテン・伊藤宏樹は「タイトルを獲ると公言してきたけど、結果的にできなかった。それでも今季の川崎Fはいろんな経験をして、確実に力をつけている」と強調していた。肝心なところで勝ち切る強さをどう身につけるか。それが来季の課題になってくるだろう。
J1王者の意地を見せつけた鹿島は今季2冠へあと1勝と迫った。ファイナルの相手・広島とは今季3勝1敗。戦績も悪くない。9冠から10冠までは5年も足踏みした彼らだが、2008年元日に11冠目を達成している可能性は大いにありそうだ。
以上
2007.12.29 Reported by 元川悦子


勝ちたい気持ちの強さで勝ちきったと本山の弁。
それも頷ける素晴らしいパフォーマンスを彼は魅せてくれた。
ゴールシーン以外も随所に顔を出しキレの良さを見せつけておった。
そしてハーフタイムには篤姫のCMがオーロラビジョンに映し出された。
これは来年もこの路線で行けとの指示と受け取ったことになろう。

天皇杯準決勝 川崎フロンターレ戦


やっぱ本山としか言いようが無い。

高さで挑め

鹿島田代が川崎F人間山脈越え誓う



強烈なボレーシュートを放つ鹿島FW田代(撮影・為田聡史)

 鹿島FW田代有三(25)が、今日29日の天皇杯準決勝で川崎Fと今季初対決。相手は平均身長186・3センチの3バック寺田、伊藤、箕輪の「人間山脈」がそびえるが「でかい選手が多いけど、そこで勝てば有利になる」と28日の最終調整後に自信を見せた。「相手も背が高い分、普通に競ってくる。(小さくて)いろいろやってくるDFよりも、やりやすい」。181センチのハンディは感じず、小細工なしに垂直跳び72センチ、驚異の滞空時間で勝負する。


 川崎Fには借りもある。昨年11月26日のリーグ戦でペナルティーエリア付近で相手GKに倒されたがノーホイッスル。主審に激怒して警告を受けて退場に追い込まれた。「あれで僕のシーズンが終わった(最終戦は出場停止)。嫌なイメージが残っている」。過去を清算するためにも、11冠への大きな山を乗り越える。【広重竜太郎】

[2007年12月29日9時35分 紙面から]


田代が倒されてから早13ヶ月となった。

そのことを報道するニッカンにそして広重竜太郎氏に拍手を送りたい。

今季の開幕戦も本山への肘撃ちは見逃しながらも岩政の軽いファールにカードを出すという愚行があり不安この上ない。

本日の主審は誰であろうか。

本当に心配である。

とはいえ、今季はジャッジに泣かされながらも試合には勝利し最終的に栄冠を手に入れておる。

天皇杯でもそのメンタルが生かされるとチームを信じたい。

国民よ立て!

悲しみを怒りに変えて、立てよ国民!

小笠原満男、いいところをみせたい

小笠原 高校恩師に定年祝いの白星を

激励に訪れた高校時代の恩師・斉藤監督(右)と談笑する小笠原
 天皇杯は、29日に準決勝の2試合が国立競技場などで行われる。リーグ覇者の鹿島は川崎Fと対戦。MF小笠原は、恩師に天皇杯制覇による今季2冠達成を誓った。大船渡高時代の恩師で、現盛岡商の斉藤重信監督(60)がこの日、練習場を訪問。その恩師が今年度で定年を迎えることもあり「定年だから、いいところを見せたい」と意欲を見せた。


 7月にイタリアから戻り、チームをJリーグの頂点へとけん引。斉藤監督も「イタリアから戻って、人間的にもひと回り大きくなったし、プレースタイルも変わった。守備で厳しく行くようになった。意識して守備をしている」とその変ぼうぶりに驚いたという。「リーグ戦の最後で見せた戦い方を見せれば、勝てる」と小笠原。実りの07年の集大成として、まずは川崎Fに勝ってチームを元日の決勝の舞台へと導くつもりだ。
[ 2007年12月29日付 紙面記事 ]


小笠原恩師にV捧げる…天皇杯準決勝

準決勝に向け軽めの調整をした(左から)柳沢、小笠原、田代ら鹿島イレブン
 天皇杯の準決勝2試合が29日、行われる。川崎と対戦する鹿島はMF小笠原満男(28)が、大船渡高時代の恩師である斎藤重信監督(60)=現盛岡商サッカー部監督=の訪問を受け、定年祝いとして天皇杯制覇をささげる決意を明かした。また、広島と対戦するG大阪は、佐野泉社長(63)が、今大会から来季の天皇杯まで全5タイトルの獲得を厳命した。


 「2つ勝つ」 親との再会シーンを映したようだった。MF小笠原は練習を終えると、スキップのような小走りで斎藤監督のもとに駆け寄った。握手と笑顔で始まった約10分間の会話。「天皇杯、しっかれやれよな」という師の言葉に、小笠原は「やっぱりいいところをみせたい。見ててください」と照れ笑いを浮かべながらも、力強く宣言した。


 「第2の父」に天皇杯をささげる。斎藤監督は大船渡高時代の監督で、才能を見いだしてくれた恩師でもある。また、当時盛岡市在住の小笠原にとって、電車で3時間もかかる大船渡市への通学は不可能。そこで斎藤監督は3年間、自宅を開放し、下宿させてくれた。公私で父親代わりになってくれたのが、斎藤監督だった。


 その斎藤監督は、今年度いっぱいで定年を迎える。現在、指揮を執る盛岡商は、岩手県予選決勝で敗退。監督として迎える最後の正月は、サッカーに携われない。「天皇杯を勝つには、謙虚な気持ちと戦う気持ちが大事。まず川崎に勝たないと決勝にはいけない。2つ勝つ」と小笠原。定年祝いは天皇杯。感謝と闘争心をまとい、準決勝のピッチに立つ。


小笠原満男が高校時代の恩師の定年に天皇杯優勝で花を添えるとのこと。
まさにスポーツ紙好みの感動話である。
とはいえ、暖まりはするがさほど心は揺り動かさるほどではない。
クララが立ち上がる程の感動を求めておるのである。

柳沢敦、勝利の伝道者

柳沢が全力宣言!ジーコ魂で鹿島の2冠狙う…天皇杯準決勝

控え組で前日練習する柳沢。準備に怠りはない(撮影・北野浩之)
 29日の天皇杯準決勝でJ王者・鹿島は川崎と対戦。移籍問題で揺れるFW柳沢敦(30)は28日、最後までチームのために戦うことを宣言。途中出場が濃厚だが、2戦連続決勝ゴールの好調さで決勝に導く。

 川崎戦に向けた最終調整。セットプレー練習で控え組を意味する黄色いビブスを着た柳沢がレギュラー組のゴールを脅かす。鹿島でも数少なくなった“ジーコ魂”の継承者は、自分に課された役割をゆっくりとした口調で話した。 
「まずは自分が一生懸命やること。先発に復帰したい気持ちもあるけれど、チームのために何ができるかということを忘れちゃいけない。ジーコの教え? ここで育ってきたし、体に染み付いていることだから」
 96年、誘われていたJ13クラブの中から鹿島を選んだのはジーコ氏(現フェネルバチェ監督)の存在があったから。入団後は総監督、アドバイザーとして教えを受け、エースとしてチームの黄金時代を支えた。


 主将を務めた今季は左足甲骨折などの影響もあってリーグ戦先発は12試合(出場は19試合)。それでもMF小笠原が「柳さんは出番が少なくなっているけど、一生懸命やっている。あの姿を見てみんな感じているものはあると思う」と話すように、師の教えを守り、全力で練習に取り組んできた。そんな柳沢の姿勢も、大逆転優勝を呼び込む一因だった。


 出場機会を求めて移籍を視野に入れている柳沢には、来季J1に昇格する京都と東京Vからオファーが届いているが、「天皇杯後に答えを出したい」。胸中は揺れている。だが2戦連続決勝ゴールという結果が示すように、試合ではそれを感じさせない。与えられる時間は少なくても、柳沢はジーコ魂を体現し続ける。
(千葉友寛)


鹿島・柳沢、天皇杯で実力証明する…29日天皇杯準決勝
 鹿島のFW柳沢が天皇杯制覇で鹿島イヤーを印象づける。リーグを制しながら「まぐれとかいう人がいる。そうは思われたくないし、証明したい」。27日は準決勝川崎戦(29日)に向け、非公開練習で調整。その後、母校・富山一の練習試合を観戦した。2試合連続得点中の絶好調男は、移籍志願を封印し天皇杯優勝に全力を注ぐ。
(2007年12月28日06時02分  スポーツ報知)


報知は木曜の取材で記事を起こしたため非公開練習となっておる。
それに比べサンスポは最新の金曜に取材しセットプレイ練習の勇姿を紹介しているのは好感が持てる。
柳沢が鹿島を選んだエピソードと逆転優勝を絡めた内容も素晴らしい。
この記事を読むと柳沢主将が”ファミリー”である我等と共にあり続けてくれるのではないかと期待してしまう。
ジーコ魂を継承し伝える役目はまだ全うしきれていないと言えよう。
勝利の伝道師としての役目を。

熱血指揮官

鹿島オリベイラ監督が天皇杯へ向け熱弁
 鹿島が異例の3日連続ミーティングで29日の天皇杯準決勝川崎F戦に備えた。最終調整となった28日の練習前もオズワルド・オリベイラ監督(57)が約1時間にわたって熱弁を振るった。川崎Fの試合のビデオを見せつつ、メンタル面についても言及。FW柳沢は「強い気持ちを持って11冠を取りに行こうということ」と胸に刻んでいた。
[2007年12月28日20時23分]


ここまで勝ち上がってくると最後はメンタルが重要になってくる。
そこへオリヴェイラ監督の雄弁は効いて来るであろう。
いくら善戦しようと負けてしまっては歴史に名を残せぬ。
どのような手を使おうとも最後に笑うのは我等なのだ。
我等の強い気持ちで国立へ向かおうではないか。

ファボン移籍か?!

残留合意の鹿島DFファボン移籍!?

 来季の残留で合意していた鹿島DFファボン(31)の去就が微妙な情勢であることが27日、分かった。右足関節脱臼骨折の治療のためにブラジルに帰国中だが、名門サントスからの獲得オファーを受けたことが代理人からの連絡で判明。クラブ側が本人の意向を確認しようとしたが、返事がない状況が続いている。ファボンの急転移籍に加え、東京DF伊野波の獲得が実現しない場合は、J2C大阪にレンタル移籍延長が濃厚だったDF羽田の復帰も検討する。

[2007年12月28日8時46分 紙面から]


来季のCB構想が大きく揺らぐ大事件である。

リーグ優勝まで共にあり、今季中は完治しないとわかっていたにもかかわらず鹿島に残ったファボンであるが、クリスマス前に帰したことが失敗だったのであろうか。

とはいえ、この時期にわかったことは不幸中の幸いである。

まだ、羽田を戻すなり、ユダの復帰を早めるなり、他の選手に食指を動かすなり、何らかの手法が取れるではないか。

まだ今季は終わっておらぬ。

フロントの仕事はこれからキャンプインまでハードワークなのである。

予期せぬ出来事にも対処してこそ強いクラブへの階段を登ることとなろう。

君はまだシンデレラなのだから。

緑虫の苦悶

鹿島FW柳沢獲りに東京VラモスED出馬
 東京Vのラモス瑠偉エグゼクティブディレクター(50)が、鹿島FW柳沢敦(30)獲得に直接出馬することが27日分かった。同じ昇格組の京都と争奪戦を展開中。電話での交渉を続けているが、萩原会長はこの日「交渉がだいぶ難航している」と話した。


 前日26日に年末のあいさつでクラブハウスを訪れた同EDに話をすると、同EDが「柳沢は取った方がいい。オレが電話してみようか?」と自ら交渉役を買って出たという。昨オフには磐田にいた元日本代表のMF名波とMF服部を熱心に勧誘し、獲得に成功している。柱谷監督が「ラモスさんは交渉ではなく、情熱をぶつける」と言う熱い話術で、形勢不利を挽回(ばんかい)するつもりだ。
[2007年12月28日8時45分 紙面から]


相変わらずトンチンカンな対応である。
12月26日の囁きが方向違いであることにまったく気付いておらぬ。
柳沢本人の移籍しようとする意志が固いことと同様に、天皇杯優勝まで移籍を封印する意志も固いのである。
柳沢敦という人間を理解しておらぬ事が見て取れる。
もし、彼が緑虫へ移籍しても成功も成長も得られないことは周知である。
愚かなる緑虫を見るに付け他山の石とせず常に自分たちを昇華したいと思い起こすのである。

柳沢主将、勝利へのコメント

鹿島FW柳沢3大タイトル通算100得点だ

 鹿島FW柳沢が反骨心を胸に、3大タイトル通算100得点と11冠をチームにもたらす。明日29日の天皇杯準決勝川崎F戦を控えた27日、チームは非公開練習&取材禁止で集中モード。柳沢は練習後に鹿嶋市で合宿中の母校・富山一高の練習試合に応援に訪れた。右転筋痛で治療も必要な状態だが、恩師の長嶺監督、ロドリゲス・コーチと旧交を温め、移籍騒動に揺れる中でリフレッシュした。


 天皇杯は実力を証明する機会。前日26日には「(リーグ優勝を)奇跡、まぐれとか言う人が中にはいるけど、そうは思われたくない。やってきた結果の証しをもう1度証明したい」と熱く口にしていた。プロ入り後、リーグ80得点、ナビスコ杯9得点、天皇杯8得点と国内3冠の大会で97得点を積み重ねてきた。あと3得点に迫る通算100得点は過去に13人が達成。鹿島ではFW長谷川に続き2人目。柳沢の、そしてチームの力を頂点に立って再証明する。

[2007年12月28日8時55分 紙面から]


移籍話封印!柳沢3戦連発決める

 鹿島FW柳沢が自らのゴールでチームを天皇杯決勝へと導く。5回戦の甲府戦、準々決勝のホンダFC戦と目下2試合連続で決勝ゴールを記録。29日の準決勝・川崎F戦に向け「いいイメージでできている。同じような感じで頑張りたい」と3試合連続ゴールへの意気込みを見せた。クラブには移籍を志願し、すでに京都と東京Vが正式オファー。今季終了後に退団する可能性があるが、当面は移籍話を封印して、チームの今季2冠に集中する。

[ 2007年12月28日付 紙面記事 ]


鹿島・柳沢、天皇杯で実力証明する…29日天皇杯準決勝

 鹿島のFW柳沢が天皇杯制覇で鹿島イヤーを印象づける。リーグを制しながら「まぐれとかいう人がいる。そうは思われたくないし、証明したい」。この日は準決勝川崎戦(29日)に向け、非公開練習で調整。その後、母校・富山一の練習試合を観戦した。2試合連続得点中の絶好調男は、移籍志願を封印し天皇杯優勝に全力を注ぐ。

(2007年12月28日06時02分  スポーツ報知)


主将が勝利へ向けたコメントを出せば我等の志気も上がるというもの。

彼自身から出た雑音もシャットアウトで立ち向かう所存である。

敵は己の中にあり。

自分に勝ってこそ、更なる成長が望めるというもの。

タガを外してゴールを量産するのである。

アレルヤという名のタガを。

岩政、戦術予報士

鹿島、川崎攻略に自信…29日天皇杯準決勝
 鹿島の2人の日本代表候補が川崎攻略に自信をのぞかせた。天皇杯準決勝・川崎戦(29日・国立)に向け、FW田代「川崎のDFは高いけど、正攻法で飛んでくる。僕としてはやりやすい」と豪語すれば、DF岩政「セットプレーの守り方はそんなに良くない」。オリヴェイラ監督から「リーグ制覇が奇跡じゃないことを証明しよう」とゲキを飛ばされたチームは、強い気持ちで11冠へ狙う。
(2007年12月27日06時00分 スポーツ報知)


無理矢理代表で作られた記事。
その割に篤人のコメントは取れなかったようである。
その分、毎日のように岩政が豪語していて面白い。
自然体であったり、予言者であったり。
今度は戦術解説である。
スメラギさんのミスも見逃さぬ。
酒癖の悪いスメラギさんとは飲み仲間になるのであろうか。

増田誓志今後の成長に期待

増田が鹿島残留へ…移籍希望一転「一番成長できると思う」

 J1鹿島のMF増田誓志(22)が26日、来季の残留を決意、クラブ幹部との話し合いでその意思を伝えた。本職ではない右サイドバックでの練習を課されていたことから移籍を希望していた増田は「1週間前に決めろといわれたら仙台に移籍していました。来年は五輪があるからその意識が強すぎた」。だがオリヴェイラ監督らから慰留され、「冷静に考えると、これから先もサッカーは続く。鹿島にいた方が一番成長できると思った」と、今後のサッカー人生を考えての決断となった。


★岩政は代表優先…旅行は中止

 来年1月の日本代表候補合宿に招集されている鹿島DF岩政がW杯予選イヤーに向けて万全のスタートを切る。「旅行はキャンセルしました。残念ですけど、合宿も大事ですから」。コンディション作りを優先させるため、サッカー観戦なども兼ね、1月上旬に予定していたイタリア旅行を中止。1月上旬に地元・山口県で自主トレを開始し、日本代表の岡田監督から通達されている8割以上の状態で代表に合流する。


★天皇杯優勝で強さ証明

 2冠を目指す鹿島が29日の天皇杯準決勝・川崎戦(国立)に向けてミーティング。オリヴェイラ監督は「回りから鹿島の優勝は奇跡といわれているが、それは違うということを証明するためにも天皇杯で優勝しよう」とげきを飛ばした。DF新井場も「ここまできたら戦術よりも気持ちの問題。それが結果に大きく左右する」。集中力アップと情報漏えい防止を目的に27日は、今季2度目の完全非公開練習を行う。


(鹿嶋市)


複数オファーも増田が鹿島残留決断

 MF増田が鹿島に残留することになった。正式オファーの大分、J2仙台のほかにも複数のチームが獲得に興味を示していたが、オリヴェイラ監督やチームメートに慰留され「今後のサッカー人生を考えた場合、一番成長できるのは鹿島」と残留を決断した。来季はバーゼルのMF中田浩二の復帰が濃厚で、競争はよりし烈になる。「チャンスさえもらえればというのはある。心機一転、頑張りたい」と気持ちを新たにしていた。

[ 2007年12月27日付 紙面記事 ]


増田残留「鹿島で成長したい」

 J2仙台移籍か、残留かで揺れていた鹿島のU―22(22歳以下)日本代表MF増田誓志(22)が26日、残留を表明した。


 当初は08年北京五輪代表への選出を目指し、出場機会を求めて移籍を模索。大分、仙台の2クラブから正式オファーを受けたが、「鹿島に残ります。来年、五輪があるからといって意識しすぎていた。五輪後のサッカー人生を考えて、どこでプレーすれば成長できるかを考えたら、鹿島にいれば成長できる」と吹っ切れた表情で明かした。「1週間前に結論を出せば、仙台だった」というほど迷い抜いた増田は「これで気持ち良く天皇杯に臨めます」と話した。

(2007年12月27日06時00分  スポーツ報知)


J1 増田、鹿島残留決める

2007/12/27(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁

 移籍を直訴していたJリーグ1部(J1)鹿島のMF増田誓志が26日、クラブ幹部と会談し、鹿島残留を決めた。増田は出場機会を求めて移籍を希望し、J1大分、J2仙台からオファーが届いていたが、クラブ関係者だけでなくオズワルド・オリベイラ監督やチームメートからも慰留されていた。

 会談を終えた増田は、スッキリとした表情で「鹿島に残ります」と述べた。「自分で決めました。自分の中で来年は五輪があるのを意識しすぎていた。冷静に考えたら、その先もサッカーは続くし、そのためにどこでやるのがいいか考えたら、鹿島でやるのが一番成長できると思った」と理由を明かした。

 決め手の一つになったのは天皇杯のホンダFC戦前に行ったオリベイラ監督との話し合いで、来季の起用法で「中盤で使う」と明言してもらったこと。加えて、来季はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)もあり、「スタメンとして出るのが一番いいが、それにこだわらなくても(ACLを)経験するのは大きい」と話した。

 「監督からも残ってくれと言われたし、チームメートにも意見を聞いていた。サポーターからも手紙をもらったりしたので、(鹿島で)頑張ってみようとなった」。具体的な契約交渉はこれからだが、「これで天皇杯に気持ちよく臨める。決めたんで鹿島のためにやっていきたい」と決意を新たにしていた。


この1週間賑わせた増田誓志移籍話題であるが、増田本人が下した結論は鹿島残留であった。

彼自身のコメント通り「鹿島が最も成長できる」と我等も思う。

即戦力で競争もないところへ移籍しても、そこで終わりなのである。

来季はユダの復帰、修人くんの加入、船山の成長でボランチ起用は考えられぬ。

ましてや右SBの紅白戦要員はあり得ない。

本来のポジションでの競争なのである。

古来より鹿島に於ける攻撃的MFは激戦区であった。

ジーコ、レオナルド、ビスマルクが務めておったポジションなのである。

彼等の後継者となりうる人材のみがピッチに立てると言えよう。

厳しい争いに身を置いてこそ大いなる成長があるのである。

増田誓志が正しい決断をしたと我等も共に感じたい。

新井場と共に

新井場「優勝のピッチに立っていたい」
 鹿島DF新井場徹(28)にとって、優勝の瞬間をピッチで迎えることは大きな意味がある。リーグ戦で大逆転優勝を決めた1日の清水戦は11月24日の浦和戦で退場になったため出場停止。チームにとって11冠目となる天皇杯は優勝まで残り2勝。元日Vという目標に加えて、自身もピッチにいることで喜びも二重三重と膨れあがる。26日の練習後、「最後は優勝するピッチに立っていたい」と口にしていた。
[2007年12月26日21時10分]


鹿島を優勝に導くために移籍してきた男が、某チームを優勝させようとする陰謀によって出場停止にさせられたのは、歴史に刻むべき事実である。
我等との試合だけでなく、その前々節、川崎との試合のPKにもあからさまな力学が働いておった。
しかしながら、その悪しき力をはね除けて優勝の栄冠に輝いたことは、正義の名に相応しい。
そして次なる目標は、正左サイドバック・新井場徹と共に11個目の星を元旦に勝ち得ることである。

緑虫の甘い囁き

東京V柱谷監督が柳沢獲得に自ら出陣

 鹿島FW柳沢敦(30)に獲得オファーを出している東京Vの柱谷哲二監督(43)が、獲得交渉に「口説き文句」持参で自ら出陣することを明かした。25日、同監督は「直接出向いてもいい。フロントにも伝えてある」と話した。柳沢には京都も獲得オファーを出していることもあり、交渉を優位にするために獲得への熱意をアピールする。この日、東京V側は鹿島側に交渉日程の調整を要請した。


 口説き文句も用意している。「緑のユニホームが似合う」。普段は個々の選手を褒めない柱谷監督も柳沢にはべたぼれ。「まだまだ代表でやれる。うちにはディエゴといういいパサーもいるし、点を取れば代表に呼ばれる。代表復帰するためにもね」。その熱い思いを初交渉から柳沢にぶつけるつもりだ。

[2007年12月26日8時53分 紙面から]


我等が社長ならば緑虫は監督自らが口説くとのこと。

このようなセールストークで動く男ではないのは、我等はよう知っておる。

柱谷氏は柳沢敦という人間を理解しておらぬようである。

そのような地へ赴いてもプラスにならぬ事は柳沢本人が柱谷氏の言葉で気付くであろう。

敵の自滅は喜ばしきことである。

まるで啄木鳥戦法で戦力を分断してしまう無能軍師のようである。

柳沢敦に慰留懇願

社長も出馬!鹿島、柳沢慰留に全力

 鹿島のクラブ幹部が、移籍を志願したFW柳沢の本格的な慰留作戦に乗り出した。鈴木取締役強化部長のほか、25日は大東社長も直々に“出馬”し、約1時間ほどの会談で慰留に努めた。「周りの選手も一目置いている。ヤナギはチームにとってかけがえのない存在」とクラブ幹部。柳沢は「社長にも直接、残ってくれと言われて、気持ちは伝わってきた」としたが「結論は天皇杯後に決めたい」と移籍話は一時封印し、天皇杯に集中することを強調した。

[ 2007年12月26日付 紙面記事 ]


柳沢「気持ち伝わった」…鹿島が1時間慰留交渉

 鹿島の大東和美社長、鈴木満取締役強化部長が25日、移籍を志願しているFW柳沢敦(30)の慰留交渉に相次いで当たった。合計1時間の会談でクラブ側は戦力精神的支柱として「残ってほしい」と残留を訴えた。柳沢は「クラブの気持ちは伝わった。気持ちは揺れている」と結論を保留。現在、京都、東京Vからオファーが届いており「天皇杯後に決めたい」と話した。

(2007年12月26日06時02分  スポーツ報知)


外部から獲得オファーばかりが報じられておったが、今日は鹿島内部の慰留報道である。

社長自身がかけがえのない選手と訴えたとのこと。

柳沢の移籍志願から六日間で社長出馬は、その間に仙台遠征が合ったことを考慮すれば悪くないスピードである。

とはいえ、結論は天皇杯後と公言しておった柳沢主将から色好い返答を引き出すことは適わなかったようである。

こうなっては静観するしかないと思われる。

試合中にまだピッチに立っていない柳沢コールをしても無駄であろう。

逆にチームに悪影響であり、ゴール裏の歩みも揃わぬ。

ここは我等も耐えるべきところは耐えるべきなのである。

岩政の未来予想図

岩政が3度目大予言!?

 鹿島の日本代表候補DF岩政大樹が25日、今季3回目の大予言を発した。天皇杯準決勝(29日)の川崎戦で「残った顔ぶれをみると、ウチと川崎の勝った方が優勝する」と明言。今季は春先に自身の日本代表入りを、夏には奇跡のリーグ大逆転優勝を予言し、現実のものに。「今年は当たってますね」と3回目の的中にも自信をみせた。また、オリヴェイラ監督は27日の練習を完全非公開、取材禁止とすることを決めた。

(2007年12月26日06時01分  スポーツ報知)


またまたビッグマウスかと思いきや、その大口を当てているとのこと。

予想はどれもポジティブで、結果から見ればドリームズカムトゥルーである。

夢を描かなければ現実にはならぬ。

理想を追い求めた結果が代表入りであり逆転優勝だったのである。

今回も是非とも現実になって欲しいものだ。

この先もずっと変わらない「ア・イ・シ・テ・ルのサイン」が。

自然体の岩政

鹿島DF岩政が天皇杯に自信
 鹿島DF岩政大樹(25)が自然体で天皇杯制覇を目指す。25日の練習後に「例年よりプレッシャーはない。チームにある程度、自信がありますから。ナビスコ杯も天皇杯もベスト4にいっていますし、ギチギチとした緊張感はない」と自信をのぞかせた。11冠目へ残り2勝。肩の力を抜いて奪いに行く。
[2007年12月25日19時55分]


気が抜けているわけでなく、自然体で挑めるとのこと。
所謂、ムカ・フーン状態に近いのであろうか。
豊臣くんはこの状態でドツカンになり砕け散った。
岩政は優勝経験者として「運」を持っている故、豊臣くんのようにはならぬと思うが、脇は固めねばなるまい。
その為の非公開練習である。
今季、非公開練習後の試合は全て勝利しておる。
これは期待出来るのでは無かろうか。

正装で決めろ

J1王者らしく鹿島公式スーツ採用
 鹿島が、来季から公式スーツを採用する方針であることが分かった。これまではオリヴェイラ監督を含めてジャージーなどで移動していたが、15日の優勝報告会でスーツがバラバラだったことや、来季はACL出場で海外遠征も行うことから採用を決断した。大東社長は「現在スポンサーを探しているところ。来季はACLで移動も増えるし、チームで統一された格好で移動するのが好ましい」とコメント。来季はピッチ外でもJ1王者にふさわしい姿を披露する。
[ 2007年12月25日付 紙面記事 ]


ユニフォームとは別に正装を揃えるとのこと。
これは喜ばしい。
科学特別捜査隊も怪獣退治のユニフォームとは別に正式な場では紺のブレザーで決めていたものである。
ウルトラ警備隊以降この慣習が無くなったのは全く持って寂しい限り。
原点復帰で物語を紡いで欲しいものである。

三選手情報

東京Vが鹿島FW柳沢獲得へ直接交渉



ミニゲームでドリブルする柳沢(撮影・たえ見朱実)

 来季J1に復帰する東京Vが鹿島FW柳沢敦(30)獲得へ、本人との直接交渉に乗り出すことが24日、分かった。すでに正式オファー文書を鹿島に送付しており、24日までに鹿島の幹部も確認し、本人に伝えた。この日、東京V関係者は「近日中に本人に会うことになると思う」と明かした。今季37得点のエースFWフッキが来季からレンタル元の川崎Fに復帰するため新たな得点源の獲得は急務だった。柳沢本人の移籍志願もあり、柱谷監督も「柳沢が欲しい。経験もあるし、老け込むにはまだ早い」とラブコールを送っていた。


 京都からも柳沢獲得オファーが届いている。今後さらに獲得に乗り出すクラブが現れる可能性はあるが、柳沢はこの日「周囲の人々やクラブに迷惑を掛けてしまうので、早めに結論は出したいと思う」と話した。30歳に達したことで移籍金も発生せず、条件面での障害も少ない。東京Vは素早い直接交渉で最愛の恋人のハートをつかむ。

[2007年12月25日9時12分 紙面から]


鹿島・柳沢、移籍か残留か「何とも言えないが、早く決めたい」

 J王者鹿島の主力組は24日、室内で軽めの調整練習を行った。移籍か残留か、その去就に注目が集まる元日本代表FW柳沢「まだ何とも言えないが、周りの人やクラブにも迷惑がかかるので、できるだけ早く決めたい」とこれまで通りの説明を繰り返した。同じ状況のMF増田「気持ちは決まりました。水曜日に強化部長と話し合います」と語った。

(鹿島)


★岩政が契約更改

 日本代表DF岩政大樹(25)が24日、鹿島クラブハウスで来季契約を更改した。年俸は推定3000万。2年契約とみられる。


東京Vも柳沢に正式オファー

 来季J1に昇格する東京Vが、移籍志願している鹿島FW柳沢敦(30)に対し、正式オファーを出したことが24日、分かった。獲得オファーは京都に続き2クラブ目。柳沢は年明けから他クラブとの交渉の席につき、残留か移籍かの決断を下す。


 東京Vは柱谷哲二新監督(43)が柳沢を高評価。5000万円を超える高額年俸、30歳の年齢を不安視する周囲の声にも、同監督が戦力になると判断した。来季、川崎に復帰するFWフッキの後がまとして期待もかかる。


 柳沢はこの日、「(決断が遅くなれば)鹿島や、いろいろなクラブへ迷惑をかけることにもなるのでじっくり考えながらも、なるべく早く決めたい」と話した。現在、天皇杯で2試合連続決勝点をたたき出すなど絶好調。今後オファーが増えることは必至で、柳沢は多い選択肢に悩むことになりそうだ

(2007年12月25日06時02分  スポーツ報知)


柳沢敦には京都に続き緑虫から正式オファーとのこと。

高額年俸は魅力であろう。

監督自身が獲得を望んでいることも彼にとっては大きいのでは無かろうか。

とはいえ、年明けまで交渉を封印しているところに主将としての責任感を見て取れる。

今後、どういう選択を行おうが彼が10冠を得た主将であったことは紛れもない事実であり、彼の働きが小さくなかったことを記憶に留めるであろう。


誓志は心を決めた模様。

年内に結論出すことは、来季の編成を考える上で良いことだと言える。

この言い回しは我等と共に歩まないように受け取れる。

だとしても、どのような選択も尊重したい。

周囲に惑わされることなく自分で決めることが重要なのである。


最後に岩政の契約更改である。

36%アップの3000万円とのこと。

昨季は10%アップであったから、かなり高評価と言える。。

とはいえ、2年契約ということで再来季のアップは望めぬわけであるからトントンといったところか。

来季はアジアも代表もあるので、これまでとは違う心構えを望みたい。

常に完封を目指して欲しいものである。

東北よりの報せ

モンテの豊田と石川残留へ 期限付き選手、移籍期間延長

2007年12月23日(日) 09:33

 サッカーJ2・モンテディオ山形のFW豊田陽平(22)が、J1・名古屋からのレンタル期間を延長し、来季もチームに残留することが22日、分かった。また、J1・鹿島から期限付き移籍しているDF石川竜也(27)の残留も濃厚となり、今季、主力に定着した2人が来シーズンも山形でプレーする公算が大きくなった。


 FW豊田は今季、29試合に出場し6得点。屈強なフィジカルを生かしたプレーで攻撃の起点となった。DF石川は累積警告による出場停止2試合を除き、 46試合に出場。天皇杯準々決勝・鹿島−ホンダのため、22日に仙台市を訪れた鹿島の鈴木満強化部長が「(石川の来季は)鹿島か山形のいずれかだが、恐らく(山形に)残ることになる。J2に出すなら山形しかない」と話した。


 また主力選手では、MF佐々木勇人(25)にJ1・G大阪からオファーが届いており、去就は不透明な状況になっている。


 このほか、J1・F東京からブラジル人FWリチェーリ(20)を期限付き移籍で獲得することが確定した。山形は今季途中に獲得に動いた経緯がある。


全国高校サッカー[みちのく勢 連覇の夢へ]…渡部、内山、大舞台で売り込む(6)尚志

 尚志のMF内山俊彦とDF渡部耕平(ともに3年)が、選手権で人生を賭けた大勝負に挑む。2人とも、2年連続で選手権出場。だが、最終学年の今回は、並々ならぬ決意で全国の舞台に立つ。「絶対、プロ選手になる」サッカーを始めたころからの夢、Jリーガーへの“就職活動”だ。


 この時期、J各クラブともに、新人獲得はすでに終了。95年、大会得点王に輝き、初芝橋本(和歌山)を4強へ導いた吉原宏太(現大宮)は札幌への入団を勝ち取ったが、成功例はごくわずか。それでも、鹿島、大分などで練習参加の経験がある内山は「昨年、全国に出てから、はっきりとプロを意識するようになった。選手権で結果を出して、上へ行きたい」。渡部も「プロじゃなければ、意味がない。もしダメだったら、サッカーをやめるかも」と覚悟は決めている。


 夢をかなえるには、何よりもチームの快進撃が不可欠。まずは初戦。堅守を武器に高円宮杯8強入りした広島皆実(広島)を迎える。「パスやドリブルを仕掛け、弱点を探りながら、相手を崩したい」と内山。その先にも、名門・帝京(東京A)、昨年準V・作陽(岡山)、青森山田(青森)など強豪が並ぶ。「目標は全国制覇」と口をそろえる2人。“死のブロック”だが、Jスカウト陣も注目する戦いを勝ち抜けば、夢は自然と近づくはずだ。=おわり=


 ◆内山 俊彦(うちやま・としひこ)1989年4月29日、千葉県大網白里町生まれ。18歳。小2でサッカーを始め、中3まで地元のクラブチーム、フッチボールsurfで過ごす。得点能力の高い司令塔。家族は両親と祖母、兄。171センチ、62キロ。


 ◆渡部 耕平(わたなべ・こうへい)1989年12月12日、千葉県東金市生まれ。18歳。小2のとき、ときがねFCでサッカーを始め、中3の冬に父・浩二さんが作ったクラブチーム、ACカラクテルへ移る。ヘディング、当たりの強さは超高校級。家族は両親と弟、妹。185センチ、80キロ。


 ◆華麗パス中盤支配

  華麗なパスワークで中盤の支配力を高め、ペースを握り続けるのが尚志サッカーの特徴だ。システムはオーソドックスな4―4―2のダブルボランチ。豊富な運動量を生かし、全員が流動的に動くことで常にパスコースを確保する。


 テクニシャンぞろいのMF陣はもちろん、4人のDFラインも渡部を除く3人がMFからのコンバートとあって、パス能力が高い。さらに、中村監督は本番を見据え「中盤を厚くし、内山の守備負担を減らす」ため、左MF内山を本来のトップ下、FW田中を左MFに回す4―5―1の新システムも準備している。


 ◆仲村監督が恩師と直接対決を熱望

  仲村浩二監督(35)は習志野高(千葉)3年のとき、選手権で8強に進出。当時、習志野を率いていたのが、今回、千葉代表で出場する流経大柏・本田裕一郎監督(60)だ。順当に勝ち上がれば、準決勝、国立の大舞台で恩師との直接対決が実現する。仲村監督は「選手権で、本田先生のチームと戦えたら幸せですね」と思いをはせていた。


(2007年12月23日10時08分  スポーツ報知)


東北より二つの報せを持ち帰った。

一つは石川の去就である。

レンタル延長が濃厚とのこと。

左SBはユダの復帰もありバックアップは問題ないとの判断であろうか。

練習参加中の笠井健太くんもプレイ可能との情報もある。

石川自身もレギュラーとして請われては山形でプレイすることを望むやも知れぬ。

双方にとって幸せをもたらす結論が欲しいところである。

もう一つは、今年の7月25日に飛び入りで練習参加した内山くんの続報である。

本人のJ入り希望も入団は適っていない模様。

この冬の活躍が認められれば、急遽獲得もあるやも知れぬ。

若さと勢いだけではプロにはなれぬ。

なったとしても続かぬであろう。

器を磨くのだ。

耐えて苦しんだ先に光明が見えるであろう。

増田誓志へ緑虫の魔手

鹿島・増田獲得へ東京Vが名乗り…本人は年内にも決断へ
 来季J1に昇格する東京Vが、J1鹿島MF増田誓志(22)の獲得に名乗りを上げていることが22日、分かった。関係者が打診があったことを明かした。


 増田は本職ではない右サイドバックでの練習を課されていることから移籍を希望。21日にオリヴェイラ監督と会談した増田は、「監督には右サイドバックでは考えていない、(チームに)必要だといわれた」と話した。


 J1大分、J2仙台からもオファーが届いている増田は、「チームを出るなら色々なものを捨てる覚悟が必要。自分にその覚悟があるのか、考えて答えを出したい」と年内にも決断を下す。


続々と獲得に名乗りを上げるJクラブ。
今度は緑虫。
増田誓志が他のクラブであればレギュラーであることがよくわかる。
本人は早めに答えを出し、越年はせぬとのこと。
来季は笠井健太くんの加入もあり、右SBを強制させられることも無かろう。
鈴木修人くんの加入とユダの復帰でボランチも無いのでは無かろうか。
つまり、残留を選択すれば本来の攻撃的MFでのポジション争いなのである。
この勝負から逃げて何の得があろうか。
とはいえ、決めたことは全て自分に返ってくる。
自分の選択した結果が正しいかどうかは人生の最後までわからぬものである。
心して決めよ。
その選択に異論は挟まぬ。
人生とは大いなる川なのである。

ホンダFC戦報道

柳沢決めた鹿島が4強/天皇杯



サポーターの「ヤナギサワ」コールに右手を上げるFW柳沢(撮影・宇治久裕)

<天皇杯:鹿島1−0ホンダFC>◇準々決勝◇22日◇ユアスタ

 移籍志願した鹿島FW柳沢敦(30)がチームの窮地を救う決勝弾を決め、2年連続の4強に導いた。J王者はJFLのホンダFC相手に大苦戦。だがPK戦突入間近だった延長後半5分に、途中出場の柳沢が右足シュートを決めて虎の子の1点を呼び込んだ。出場機会の増加を求めて、愛する鹿島からの移籍を志願しつつ、チームを11冠へ1歩近づけた。G大阪はGK藤ケ谷陽介(26)が好セーブを連発し、チームを2年連続4強に導いた。


 いつまでも「柳沢コール」が鳴りやまなかった。試合後、場内を1周する柳沢の視線の先には、絶叫するサポーターと20以上の横断幕があった。「永遠に僕達の宝」「鹿島で本当にやり残した事はないのか」。スタンドには笑顔を振りまいたがピッチを後にするときには険しい表情になっていた。「クラブ、サポーターへの愛情は、僕自身、人一倍強いんです」。その光景が心に突き刺さっていた。


 移籍志願が表面化してから臨む初めての試合。だが雑音は封じ込め、勝利のために尽くした。後半27分から途中出場。相手の猛プレスに苦しむ状況で、冷静に最終ラインの裏を狙い続けた。それが実ったのはPK戦突入間近の延長後半5分。MF本山のスルーパスをFW興梠がヒールで落としところを、右足でゴール右隅に流し込んだ。「いい流れの中のゴール」と2試合連続決勝弾を振り返った。


 前日21日に仙台入りしてからオリベイラ監督と話し合いを持った。「(来季も)サポートして欲しい」と情熱を持って慰留され「人間的にも監督的にも一緒にやって損することはない」と心に響いた部分はある。クラブにも残留を望むサポーターからのメールが連日、約50通も届いている。一方で引退も含めた選択肢の中で、下した移籍志願は生半可な決意ではない。クラブ側は引き留めに必死だが、幹部も「移籍も覚悟しないといけない」と話す。


 京都からのオファーが届き、東京Vも獲得を検討するなど他クラブの関心は高い。「天皇杯のことに気持ちを切り替えている。今、ここで何かを言うことはない」。柳沢は鹿島のためにできることを、今は果たすつもりだ。【広重竜太郎】

[2007年12月23日9時15分 紙面から]


鹿島、柳沢の決勝弾で4強、ホンダFCに辛勝 天皇杯



延長後半、決勝ゴールを決めて笑顔の鹿島・柳沢=22日、ユアスタ仙台(撮影・財満朝則)

 天皇杯準々決勝(22日、ユアスタ)J1王者の鹿島は序盤からJFLのHondaFCの激しい当たりに苦しめられたが、相手が退場者を出した後半途中から主導権を握った。HondaFCは動きの量とチームプレーで健闘。試合は緊迫した攻防になった。


 鹿島は0−0の延長後半5分、ドリブルで中へ攻め込んだ本山の縦パスを興梠がつなぎ、最後は途中出場の柳沢がこの試合唯一のゴールを右隅に決めた。


◆鹿島・オリベイラ監督

「ホンダFCはJFLのチームだからといって、格下とみていなかった。彼らのプレー内容は素晴らしく、組織的でもあった」

★去就注目の柳沢、2試合連続決勝ゴール

 控えが続くベテランの、意地の一発だった。鹿島は後半27分から投入された元日本代表FWの柳沢が値千金の決勝点。粘り強く戦い抜いたホンダFCに番狂わせを許さず、J1王者の面目を保った。


 柳沢は鮮やかな連係から生まれた延長後半5分の得点を「本山のいいパス、興梠の完ぺきな落としからいい流れでゴールできた」と上機嫌に言った。これで天皇杯では5回戦に続き、2試合連続決勝点と好調だ。


 ワールドカップ(W杯)に2度出場した30歳も、ことしは代表に初選出された田代に定位置を奪われた。数日前には移籍を望む発言をしたため、この日の鹿島応援席には「移籍絶対反対」など残留を求める多くの横断幕が張られた。


 21日もオリベイラ監督と話し合った柳沢は「鹿島への愛情は人一倍あるが、選手として今後を考える必要がある」と新天地を求める意思を隠していない。去就が注目される大物は「いまはあと2試合の天皇杯に集中したい」と話した。


J1王者の鹿島はホンダに苦戦も…柳沢のゴールで4強決める



延長後半、値千金のゴールを決めた柳沢。最高の笑顔を浮かべた(撮影・財満朝則)



「行くな アツシ」と、柳沢の残留を訴えるサポーター


 天皇杯準々決勝(22日、ユアスタ)J1王者の鹿島はJFLのホンダFCに1−0辛勝。移籍が決定的となっている主将のFW柳沢敦(30)が延長後半5分、貴重な決勝ゴールを決め、今季2冠へ「あと2」とした。



 仙台の夜空に柳沢コールがいつまでも鳴り響く。J1王者の面目を保つ主将の一撃が、粘るホンダFCを下した。

 この日も後半途中からの出場。そして0−0の延長後半5分だった。ペナルティーエリア内でMF本山のパスを受けたFW興梠がヒールパス。絶妙のタイミングで走り込んだ柳沢が右足で押し込んだ。8日の5回戦・甲府戦に続き、2戦連続となる延長戦での決勝弾。「本山のいいパス、興梠の完ぺきな落としからいい流れでゴールできた」と笑顔を浮かべた。


 「柳沢の特長は機動性。スペースを見つけて使う動きとクレバーさ、あの時間は柳沢の動きが生きると思っていた」というオリヴェイラ監督の期待に応え、チームを2年連続の4強に導いた。


 試合後、「クラブ、サポーターへの愛情は人一倍強いと思っている。ただ選手としてこれから考えないといけないことがある。選手として判断を出したい」と柳沢。シーズン中のため明言こそ避けたが、移籍を否定することはなかった。


 今季は左足骨折などもあってリーグ19試合5得点。シーズン後半は日本代表候補に選出されたFW田代の控えに。大逆転でのリーグ優勝にも「オレは何もしていない」と心の底から喜べなかった。現役では唯一チームの10冠にかかわっているが、選手として「チャレンジ」という言葉が頭から離れなかった。


 前日21日にはオリヴェイラ監督と話し合い、「これからもチームをサポートしてほしい」と残留要請を受けている。この日もスタンドには「いつまでもどこまでも共に俺たちのヤナギ」「来年もキャプテンは柳」「行くなアツシ」などのメッセージが掲げられた。


 クラブ、サポーターが一体となって残留を求めている。それでも柳沢は「いままで手助けしてくれた人たちの気持ちや、いろいろなことを含めて考えたい」と話すにとどめた。現時点で正式なオファーが来ているのは京都だけだが、「(他クラブの)話を聞いた上で判断したい」と、今後の見通しを語った。


 一時は引退も考えた男の決意は固まっているが、「いまは天皇杯に集中したい」。チームを優勝に導き、有終の美を飾るつもりだ。

(千葉友寛)


★J1王者を追い詰めた、石橋監督「戦えること証明」

 J1王者をあと一歩まで追い詰めた。JFLのホンダFCが鹿島相手に延長戦の末に0−1惜敗。後半37分にMF糸数が2度目の警告で退場となるも、豊富な運動量と組織的なサッカーで互角に渡り合い、カウンターから何度も鹿島ゴールを脅かした。


 J2東京V、J1の柏、名古屋を破り、JFL勢として04年度の草津(現J2)以来となる8強進出の快進撃もついにストップ。しかし石橋監督は「自分たちがやってることを信じてやれば、戦えるということを証明できた。ひたむきにやることで、リーグのカテゴリーの壁が高くはないと感じることができたことが財産」と胸を張った。


★内田苦戦に反省、岩政「決勝行く」

 日本代表の大熊コーチ、加藤GKコーチ、U−22日本代表の井原コーチが鹿島−ホンダFC戦を視察。来年1月の日本代表候補合宿に招集されたFW田代、DF岩政、DF内田らのコンディションをチェックした。状態が悪いピッチに苦しんだ内田は、「苦戦の要因は芝と、相手が下のカテゴリーだから勝って当然という雰囲気だったところ」と反省。完封に貢献した岩政は、「まだ元日に試合をしたことがないので、今年は決勝までいきたい。オフはあきらめてしっかり調整したい」と前向きに語った。


移籍志願・柳沢が鹿島救う4強弾



<鹿島・ホンダFC>延長後半5分、ゴールを決める柳沢(左)。スタンドには残留を願う横断幕が掲げられた

 天皇杯準々決勝2試合が22日に行われ、今季J1王者の鹿島がJFLのホンダFCを延長戦の末に破り、2年連続のベスト4進出を決めた。格下相手に苦戦したが、途中出場のFW柳沢敦(30)が延長後半5分に決勝ゴール。クラブに移籍志願したことを受け、スタンドではサポーターが残留を嘆願する横断幕を掲げていただけに、柳沢にとっては複雑な決勝弾となった。なお、G大阪も清水に延長戦で1―0と競り勝ち、こちらも2年連続の4強入りを決めた。

 移籍問題に揺れるFW柳沢が、チームを2年連続のベスト4に導く決勝弾を決めた。延長後半5分だ。MF本山がFW興梠へスルーパスを出した瞬間、柳沢はエリア内に進入。興梠からのヒールパスをドンピシャのタイミングで受けて相手GKと1対1になると、最後は右足で落ち着いてゴール右隅に流し込んだ。「モト(本山)からのいいパスと、慎三(興梠)のいい落としで、いい流れで取れたゴールだと思う」。8日に行われた5回戦の甲府戦に続く2試合連続での延長決勝弾を柳沢は笑顔で振り返った。


 あらゆる気持ちが入り交じった中での試合だった。19日には出場機会が減ったことなどを理由に「選手としても人間としても、より成長していくことが必要」とクラブに移籍を志願したことを告白した。96年にプロ入りして以来、イタリアに活躍の場を求めた以外、国内では鹿島一筋でプレーするミスターアントラーズ。MF小笠原も「冗談でしょ、きっと」と話すなど、チームには激震が走っていた。


 試合前日には、宿泊先のホテルでオリヴェイラ監督と直接会談。「サポートしてほしい」と、あらためて慰留された。また、この日のスタンドには「永遠に俺(おれ)達の宝。いつまでもどこまでも共に俺達と戦おう」「頼むから残ってくれ」――といった、残留を嘆願するサポーターの横断幕がいくつも掲げられた。


 それだけに、サポーターの目の前でゴールを決めた柳沢自身も「しっかり受け止めている。クラブへの愛は人一倍強いと感じている。僕自身もクラブとサポーターに対する思いはある」と複雑な思いを吐露。その一方で「選手として今後を考える必要がある」とも話すなど、その胸中は揺れに揺れている。


 クラブ側は、大東社長を筆頭に全力で慰留する構えだが、柳沢は「今は天皇杯に集中したい。あと2試合なんで、体調もメンタル面もしっかり準備を整えてやっていきたい」と天皇杯が終わるまでは移籍話を封印する考え。残留か移籍か。苦しい胸の内を隠しながら、柳沢は残る2試合のピッチに立つ覚悟だ。

[ 2007年12月23日付 紙面記事 ]


田代絶好機外した…無念の途中交代

 【鹿島1―0ホンダFC】鹿島の日本代表FW田代はマルキーニョスと2トップを組んで先発出場したが、不発に終わった。前半43分にはMF小笠原の右クロスから絶好のチャンスを得たが、ヘディングシュートは枠をとらえられなかった。8日の甲府戦に続くゴールはならず、後半27分に交代。試合後も「勝てたから良かったけど」と歯切れが悪かった。

[ 2007年12月23日付 紙面記事 ]


岩政&大岩 2枚岩で快進撃止めた



<鹿島・ホンダFC>後半、ホンダFC・吉村(左)のパスをクリアしようと、飛び込む岩政

Photo By 共同


 【鹿島1―0ホンダFC】鹿島DF岩政は大岩との“2枚岩コンビ”で相手攻撃陣をシャットアウトし「チーム状態が悪くても失点しないリズムがある」と胸を張った。日本代表候補に選出されたため、チームが決勝に進出するとオフは激減するが「去年は準決勝で負けた。僕はまだ、元日のピッチに立ったことがない。オフをあきらめていい調整をしたい」と今季の2冠達成に意欲を見せていた。

[ 2007年12月23日付 紙面記事 ]


迷う柳沢が決勝ゴール…天皇杯第12日



後半44分、途中出場の柳沢(右から3人目)は、残留を願う横断幕の前でドリブル突破

 ◆天皇杯第12日 鹿島1―0ホンダFC(22日、ユアテックススタジアム仙台)  FW柳沢敦(30)が、2試合連続決勝ゴールで鹿島を4強に導いた。後半27分からピッチに立ち、延長後半5分、FW興梠の落としたボールを右足インサイドでゴール右隅へ。「いい流れからのゴールだった。苦しんだけど、何とか勝ちをものにできてよかった」大苦戦の末、公式戦10連勝を決める得点に笑顔を見せた。


 移籍志願が明るみに出てから初めての試合。スタンドには「残留」を願う横断幕が20個近く掲げられた。21日には、オリヴェイラ監督からも直接慰留された。「サポーター、クラブへの愛情は人一倍ある。でも、選手としてこれからを考えないといけない」と訴えた。


 ◆鹿島・増田も迷う 大分、J2仙台など5クラブから獲得オファーを受けているMF増田が21日夜にオリヴェイラ監督から説得されたことを22日、明かした。「他のチームに行くと後悔することになるぞ」などと伝えられ「必要ないと言われれば簡単に出て行けた。でも、これで難しくなった」とポツリ。これまでは移籍の姿勢を貫いていたが、残留も視野に入れながら、「早く結論を出したい」と話した。

(2007年12月23日11時01分  スポーツ報知)


天皇杯 準々決勝 鹿島苦しんで4強

2007/12/23(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 13頁

 サッカーの第87回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK、茨城新聞社共催)は22日、ユアテックスタジアム仙台などで準々決勝の2試合を行い、Jリーグ1部(J1)の鹿島とG大阪がともに2大会連続で4強入りを決めた。

 J1王者の鹿島は日本フットボールリーグ(JFL)のホンダFCに1−0で辛勝。延長後半に柳沢が貴重なゴールを決めた。G大阪も清水に延長戦で1−0と競り勝った。

 準々決勝の残り2試合、愛媛−川崎、FC東京−広島は23日に行われる。


鹿島1−0ホンダFC 鹿島、延長戦制す

 【評】鹿島は0−0の延長後半5分、ドリブルで中へ攻め込んだ本山の縦パスを興梠がつなぎ、最後は途中出場の柳沢がこの試合唯一のゴールを右隅に決めた。

 鹿島は序盤からホンダFCの激しい当たりに苦しめられたが、相手が退場者を出した後半途中から主導権を握った。ホンダFCは動きの量とチームプレーで健闘した。試合は緊迫した攻防になった。


柳沢、2戦連続決勝G 移籍話封印 制覇に全力

 「柳沢移籍 絶対反対」「ヤナギ、アントラーズ好きか?」「いつまでもどこまでも共に 俺おれたちのヤナギ」。移籍問題の渦中にあるFW柳沢敦に対し、残留を願うサポーターからのメッセージが書かれた約20本の横断幕が掲げられたスタジアム。そして、途中出場する前からの度重なる「ヤナギサワコール」。その期待に、鹿島の背番号13が2試合連続となる決勝ゴールで応えた。

 鹿島は格下と見られたホンダFCを相手に苦戦を強いられた。「相手の組織的な戦いが目立っていて、苦しいなと思っていた」とベンチで見ていた柳沢の出番は後半27分から。「ラインが高かったのでDFの裏をという意識を持って入った」と田代に代わってピッチに飛び出した。

 「中に入るとそう簡単にはいかなかった。相手のリズムだった」と90分間では勝負を付けられなかったが、狙いは変わらなかった。相手が退場者を出して 10人になったこともあり、ようやくボールが回り始めた延長後半5分。本山がドリブルで仕掛けた後のスルーパスに柳沢と興梠が反応。興梠がヒールで落としたところをキッチリ右足でゴールへ流し込んだ。「流れの中でしっかりとボールが来て、(興梠)慎三も簡単に落とした。モトも含めて素晴らしい流れだった」と、柳沢らしく決勝点よりもチームメートをたたえた。

 オズワルド・オリベイラ監督とは試合前までに話をして、「残ってほしい」と慰留された。「鹿島への愛情、サポーターへの気持ちは僕自身、人一倍強いと思っている」と話しながらも、「選手としてこれからを考えなくてはいけない」と今後については、いまだ白紙であることを強調した。試合後も続いた「ヤナギサワコール」に背番号13は何を思ったのか。「今は天皇杯に集中して一戦一戦勝っていきたい」と移籍話を封印し、天皇杯制覇に全力を傾けることを誓った。


渦中の柳沢一色かと思いきや、スポニチは田代と岩政にもスポット。

まさに代表効果である。

とはいえ、柳沢主将の去就が気になるのは誰にとっても同じ事。

このゴールとは無関係にクラブに於けるポジションと責任を考慮すれば、答えは自ずから導き出されるであろう。

ホンダFC戦コメント・レビュー

鹿島アントラーズ  :監督  <試合終了>
JFL相手に苦戦したと見られるかもしれないが、私はそうは思っていない。120分を通じてゲームを支配していたのはこちらで、相手は支配された中でチャンスを作るということができていた。Honda FCは自分たちがやろうとしていたことができていたと思う。そこを評価すべき。それに、J1を2チーム破って、ここまで上がってきたチームなのだから、手ごわくて当然だと思う。柳沢は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。前回(天皇杯5回戦の甲府戦)もそうだが、出たときに能力と経験をしっかりといかしてくれる。


【第87回天皇杯準々決勝 鹿島 vs Honda FC】オズワルド オリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
12月22日(土) 第87回天皇杯準々決勝
鹿島 1 - 0 Honda FC (15:04/ユアスタ/8,573人)
得点者:110' 柳沢 敦(鹿島)
●オズワルド オリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日は自分たちのリズムが作れない時間帯が多かったが?
「私自身、Honda FCだから格下とは見ていない。一般的にはJFLだから格下だと言われるかもしれないが、内容は組織的だった。が、我々がゲームを支配されたところまではいっていない。120分で考えた時、自分たちのペースで試合を進められた。一般論では格下に苦戦といわれるかもしれないが、サッカーは相手があってのもの。相手も自分たちの力を出そうとしていた」
Q:柳沢のプレーについての評価は?
「非常に素晴らしいパフォーマンスだった。前の試合もそうだったが。彼は試合に入るたび、頭から出る時もそうだが、能力や経験を生かしてくれる。今日もそういう才能を見せてくれた」
Q:相手がコンパクトにしてきて、鹿島が強引に1対1を仕掛けてボールを奪われ、ピンチを招くシーンがかなりあったが?
「あなたの見方と私の見方は違っている。週明けから私は『相手を格下だと見下さずに、自分たちのサッカーをやりつづけることが大事だ』と選手たちに話してきた。この試合の中でも見下した様子は見受けられなかった。試合をやる前に、相手がここまでに勝ってきたチームを考えてほしい。東京V、柏、名古屋に勝っているのだから、簡単ではない。Honda FCの組織力、全員が同じ意識でやることを評価しなければいけない。でも試合を見れば、明らかに主導権がどちらにあったか分かると思います」
Q:延長に入る前の指示は?
「当然、指示は出している。両サイドバックを高い位置にいかせた。サイドが数的有利になれば相手を崩せるし、2対1を作れるから。それと小笠原を中央に置いて、ボールを左右に散らすようにした。それが試合の中でうまくいき、得点の場面も生まれた。相手はあの時点では数的不利だったから、サイドをいかせると思っていたし、うまくいった」
Q:試合感覚が空いてチームマネージメントが難しかったと思うが?
「幸いなことに、アントラーズの選手たちの意識の持続は素晴らしい。タイトルを取り、祝勝会があったり、イベントも多数あった。それで気持ちが緩んで、練習の質が下がる危険性もあった。集中が欠ければケガをしたりする危険性もあると話したところ、すごくいい反応があった。選手たちに感謝の言葉を言いたいし、敬意を表したいと思う。選手たちの意識がすごく高くて、私自身、驚きと感謝の気持ちを持っている。この2週間もそれを維持してきた。私は素晴らしい選手を抱えているんだなと改めて思っている」
Q:交代枠3人のうち、柳沢を一番最初に使った理由は?
「柳沢の特徴は機動性、スペースを見つけ、スペースを使うことのうまさ、そしてクレバーさだ。あの時間帯、田代の動き出しの質が下がってきていたし、柳沢を入れて質を上げたかったし、スピードも生かしたかった」
以上


【第87回天皇杯準々決勝 鹿島 vs Honda FC】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●青木 剛選手(鹿島):
「得点の時間帯はスペースも空いてきていたので、いけるという感じは多少あった。正直、きつい試合だったけど、まずは後ろがゼロでしっかり抑えてチャンスを生かそうと思っていた。相手の武器であるカウンターを出されるのだけは嫌だったので気を付けていた。相手は運動量があったし、前に来られた場面もあったけが何とか抑えることができた。Jリーグのチームを3回倒してきて、勢いもあったし、サッカー自体もいいサッカーをしていた。彼らは失うものもなかった。ホントに一発勝負のトーナメントに勝てたという感じ。あと2つなんで優勝を目指して頑張りたい」
●柳沢 敦選手(鹿島):
「(決勝まで)残り2試合なので、そっちに切り替えたい。
(後半途中に入った時?)相手のラインが非常に高かったので、いい形でボールを奪って中盤でいい形でボールを持てればチャンスになると思っていた。でも実際に中に入るととそう簡単にはいかなかった。10人になる前はちょっとバタバタしている時間帯があった。奪ってからチャンスを狙うつもりで行っていて、全てに力をかけすぎて相手の逆襲を食らっていた。相手のチャンスになっていることが多かった。10人になった後、やっと落ち着けたけど、11人でも落ち着いてボールを回せていればよかった。
(監督の期待?)ピッチに送り出してもらったし、僕の仕事は得点だけじゃない。守備とか戦術とかチームとしてやるべきことをやるようにと思って入った。今日は点を取ったけど、自分の動きとしてはあんまり良くはなかった。
(難しいゴールシーン?)流れの中でスムーズにいけて、しっかりとボールも来た。(興梠)慎三も簡単にやって難しい落としを正確に出してくれたし、モト(本山)も含めて素晴らしい流れだった。シュートも確実に決められてよかったと思います。


(今日の(移籍を引き止める)サポーターの横断幕?)鹿島への愛情、クラブへの愛情、サポーターへの気持ちは人一倍強いつもり。でも選手として考えていかないといけない部分もある。選手としての判断をしたい。監督とも昨日、少し話して、僕自身も監督のことを人間的にも監督としても尊敬している。一緒にやれれば損をすることはない。いろんなことを含めて今後のことを考えたい。監督も僕にサポートして欲しいと言ってもらえた。いろんなことを含めて考える必要がある。でもまずは天皇杯もあるし、集中したい」
●小笠原満男選手(鹿島):
(こういう試合に勝ったというのはチームが強くなった証拠?)じゃないですか。相手も一生懸命やってるのが伝わってきた」
●岩政大樹選手(鹿島):
「相手が予想以上にいいチームだった。ウチももっと走れた。しょうがないですね。トーナメントだし、負けないように考えてやった。リスクを抑えて失点だけはできないと思った。優勝したチームだしもっとピシッと勝たなきゃいけないという思いもある。相手のことより、ウチも良くなかった。浦和やG大阪が相手の時のように入っていたら・・・という思いもある。チームを見つめ直す必要があると思う。まあ、人間だし、浮き沈みはありますけど」


【第87回天皇杯準々決勝 鹿島 vs Honda FC】レポート:組織的守備のHonda FCに大苦戦を強いられるも、柳沢の決勝弾で4強進出を決めた鹿島。 [ J's GOAL ]
12月22日(土) 第87回天皇杯準々決勝
鹿島 1 - 0 Honda FC (15:04/ユアスタ/8,573人)
得点者:110' 柳沢 敦(鹿島)

 J1王者の鹿島アントラーズとJFL通年5位のHonda FC。看板だけ見れば、明らかに鹿島の方が優位なはずだった。しかし「組織的な部分が成熟していて、運動量が多い。厳しい相手だ」オズワルドオリヴェイラ監督が試合前に語っていた通り、Honda FCは前線からの厳しいプレスで応戦してきた。ボールポゼッションでは上回りながらも、J1王者は勝負を決められない。12月8日のヴァンフォーレ甲府戦に続く2試合連続延長戦突入を余儀なくされる中、去就問題の渦中にある柳沢敦がついに均衡を破った。


 本山雅志のスルーパスに反応した興梠慎三がヒールで流したところに飛び込んだ30歳のストライカーは、相手GKの位置をよく見ながらシュートを決めた。この日は試合前から鹿島残留を願うサポーターの横断幕がスタンドのあちこちに掲げられるなど、柳沢自身、心中穏やかな状況ではなかっただろう。それでも彼はあくまで試合に集中し、ゴールという結果でサポーターへの感謝を表した。ベテランFWの2戦連発で、鹿島は11冠目達成へまた一歩近づいた。


 2001年元旦以来、7年ぶりの天皇杯タイトル奪還を狙う鹿島。22日15時から仙台・ユアスタ行われた準々決勝の相手はHonda FC。3回戦で東京ヴェルディ1969、4回戦で柏レイソル、5回戦で名古屋グランパスエイトを撃破してきたチームである。気温5.5度の肌寒さだったが、興味深い一戦とあって8000人以上の観衆がスタジアムに集まった。
 今季J1チャンピオンに取りこぼしは許されない。オズワルドオリヴェイラ監督も現状でのベストといえる11人をピッチに送り出した。一方のHonda FCも予想通りの4−4−2。スピードある鈴木弘大(11番)と高さのある新田純也(9番)の2トップの動きに注目が集まった。


 Honda FCは立ち上がりから組織的守備で鹿島に立ち向かった。彼らの豊富な運動量、球際の厳しさ、寄せの素早さは試合前の予想をはるかに超えていた。鹿島の岩政大樹「考えていた以上にいいチームだった」と驚きを口にしていた。徹底した守りにあい、鹿島は思うようにリズムを作れない。「個人個人の技術や判断のスピードが違った」とHonda FCの石橋眞和監督はコメントしていたが、それだけでは勝利に直結しないものサッカーである。鹿島はスムーズにボールを回せず、決定機も作れない。前半のビッグチャンスは小笠原満男のFKに大岩剛、田代有三が飛び込んだ30分と42分の場面のみ。パスが来ないマルキーニョスも苛立ちを隠せなかった。


 後半に入っても鹿島は大きく流れを変えられない。時には逆襲を食らい、新田や土屋貴啓(16番)に決定的なシュートを打たれる場面さえあった。厳しい展開を強いられるチームを外から眺めていた柳沢「相手のラインが非常に高かったので、いい形でボールを奪って、中盤がいい形でボールを持てればチャンスになる」と考えていたという。
 その彼が、疲れの見える田代に代わって後半27分に登場。マルキーニョスと絡みながら相手守備陣を引っ張ろうとする。そして、流れが微妙に鹿島に傾きつつあった37分、Honda FCのボランチ・糸数昌太(18番)が2枚目の警告を受けて退場。これで彼らは前線からのプレスにいけなくなり、自陣に引いて守らざるを得なくなる。「糸数の退場が響いてしまった」と石橋監督も試合後、悔しそうに話していたが、Honda FCにとっては痛すぎるアクシデントだった。


 これを機に、鹿島はようやく落ち着いてボールを持てるようになる。90分間では勝負を決められなかったが、延長に入ってからは数的優位の状況を生かしながら繰り返し攻撃を仕掛けた。オズワルドオリヴェイラ監督も「延長に入る前にサイドで2対1の状況を作って崩せと指示をした。さらに小笠原を中央に置いてボールを左右に散らすようにした」と話したが、まさに狙い通りの崩しが多くなる。試合開始直後から走り続けてきた、タフなHonda FCの選手たちといえども、もはや体力の限界を超えてしまったようだ。


 延長後半5分の柳沢の決勝弾はその延長線上で生まれた。本山がスルーパスを出した瞬間の柳沢と興梠の飛び出しの鋭さ、ペナルティエリア内で交差する動きは見る者を唸らせるハイレベルなものだった。「スムーズに崩せた。慎三も簡単にやって難しい落としを僕にくれたし、モト(本山)も含めて素晴らしい流れだった。得点できてよかった」柳沢もさまざまな雑音を封じるかのように、清々しい笑顔を見せていた。


 1−0という結果ではあったが、やはり鹿島は勝つべくして勝ったといえる。1点を奪うまでに時間がかかったものの、岩政や大岩を軸とした守備陣は決して慌てることがなかった。落ち着いた守りがあったからこそ、チーム全体が焦れることなく、最後の最後に勝利を引き寄せることができた。安定感ある守備が今季終盤戦の連勝の原動力になっていることを忘れてはいけない。この調子であと2つ勝ちきり、今季2冠を果たしたい。


 対するHonda FCの大健闘も賞賛に値する。彼らの厳しい寄せ、出足の鋭さ、セカンドボールを拾い続ける献身的な姿勢はJリーグのチームでも滅多にお目にかかれないものだった。もしもこのチームに決め手を持った選手がいれば、鹿島を倒していた可能性も大いにあった。石橋監督も「我々の飽くなき姿勢は評価されるべき」と胸を張っていたが、本当に8強で負けてしまったのが惜しいくらいの好チームだった。今回の彼らは天皇杯という大会の醍醐味を存分に示してくれたといえる。
以上
2007.12.23 Reported by 元川悦子


ホンダFCは強かった。
柏・名古屋を破っただけのことはある。
が、我等の方がそれ以上に強かっただけである。

天皇杯準々決勝 ホンダFC戦


柳沢主将へボールを送ったのは興梠慎三!

岩政大樹冷静に魅せる

鹿島DF岩政はJFL相手も慢心せず

練習中に笑顔を見せる鹿島DF岩政(撮影・野上伸悟)
 日本代表候補の鹿島DF岩政大樹(25)はJFL相手にも慢心はない。今日22日の天皇杯準々決勝でJFLのホンダFCと対戦する。今大会で来季J1に昇格する東京Vと、柏、名古屋を次々に撃破してきた相手。それでも岩政は21日の練習後「J1と当たる方が嫌だし、名古屋が勝っていたらヨンセンとやるわけだから」と冷静に評した。


 「個人的にはどの試合も同じように戦う」。JFL相手でも準備に抜かりはない。日ごろから大学リーグの選手名鑑を本棚から引っ張り出しては、大学時代に対戦した記憶を呼び起こし、選手の特徴を頭にたたき込む。ホンダFCとは昨年の天皇杯で対戦したことで「半数以上の選手を覚えている」とデータはある。


 相手左サイドバックの桶田は東京学芸大時代の同期で、隣の位置でコンビを組んでいた。試合後はともに都内で大学の忘年会に出席予定。友として、王者の一員として、日の丸を背負う選手として負けるわけにはいかない。「代表に入っても自分は変わらない。でもフロント、チームメートはしっかりプレーするか見ていると思う」と自覚していた。【広重竜太郎】
[2007年12月22日9時23分 紙面から]


サンスポでは大口を叩いたが如く報じられておった岩政であるが、ニッカンでは謙虚である。
冷静に試合に挑もうとしている姿が想像出来る。
静かなること林の如し。

柳沢敦へ緑虫も

東京Vが鹿島FW柳沢獲得へ動く
 来季J1に昇格する東京Vが鹿島FW柳沢敦(30)獲得に乗り出すことが21日、関係者の話で分かった。今季37得点でJ2得点王のFWフッキが川崎Fに復帰したことから、新たなFW探しが急務。関係者は、出場機会の減少などから移籍を志願している柳沢について「リストに入っているのは間違いない。おそらく交渉することになると思う」と話した。今後、本格交渉に入る見込みだ。


  柱谷監督も「柳沢が欲しい。とにかく点を取れるやつが欲しい。経験もあるし、老け込むにはまだまだ早い」と明言。この日、就任が決まっている高木コーチとも、柳沢について話し合ったという。柳沢は現在30歳で移籍金は発生せず、すでに京都が獲得オファーを出している。
[2007年12月22日9時23分 紙面から]


サンスポとは異なりニッカンはスクープを報じておる。
周囲は移籍に動いているとしかいいようがない。
柳沢本人のコメントから伺える意志を読みとれば致し方なしと言えよう。
とはいえ、昨日の茨城新聞に報じられたオリヴェイラ監督やチームメイトの慰留とクラブの方針がどのように作用するのかしばらく静観したいところである。
動かざる事、山の如し。

笠井健太くん練習参加

★笠井「第1希望は鹿島」ブラジルからオファー6つ
 ブラジルリーグ・パウリスタに所属していたDF笠井健太が鹿島の練習に初参加。入団を前提としており、天皇杯終了まで続く。複数の守備的なポジションをこなす21歳は、「ブラジル国内では6チームからオファーをもらいましたが、第1希望は鹿島です」。静岡出身で、高校2年時にブラジルへ渡り、サントスに入団。04年からパウリスタでプレーしていた。鹿島では能力を見極めた上で獲得の可否を判断する。
(鹿嶋市)


鹿島に“ブラジル育ち”秘密兵器

鹿島の練習に参加した“ブラジル逆輸入選手”笠井
 鹿島が来季の秘密兵器として、ブラジルから逆輸入選手を獲得する可能性が高くなった。サンパウロ州2部リーグのパウリスタでプレーしてた笠井健太(21)が18日に帰国し、この日から鹿島の練習に参加。天皇杯が終わるまでチームに帯同することが決定し、オリヴェイラ監督から笠井を紹介されたクラブ幹部も「入団を前提とする練習参加。メディカルチェックで問題がなければ入団する」と話した。


 笠井は今季、2度の右足第5中足骨骨折によりシーズンの半分を棒に振ったが「筋肉が多少落ちた。体も重いけど、もう問題ない」とキッパリ。ブラジルの6チームからオファーが来ていたが「子供の頃からのファンだった鹿島でプレーしたい」と荷物をまとめて帰国した。ポジションは右サイドバックで、守備力には定評がある。世代的には北京五輪も視野に入るだけに「ぜひ狙いたいです」と母国でのプレーが待ち遠しい様子だった。


 ◆笠井健太(かさい・けんた)1985年(昭60)12月25日、静岡県生まれの21歳。中学3年の夏にブラジルのサントスに短期留学。袋井高2年時の02年にサントスの下部組織へ入団し、04年12月にはブラジル・サンパウロ州のパウリスタとプロ契約。05年はユースでプレーし、06年4月に念願のプロデビューを果たした。1メートル77、75キロ。利き足は右。独身。
[ 2007年12月22日付 紙面記事 ]


12月10日に報じられた笠井健太くんであるが、昨日より練習参加しておりメディカルチェックに問題がなければ獲得とのこと。
この補強は大きい。
篤人一人に背負わせてきた右SBのポジションにバックアップどころか篤人を脅かす存在の入団である。
”秘密兵器”だけあって情報も少ないので少々過去の報道を調べてみたところ2006年8月17日に静岡ニッカンが報じておった。


笠井、ブラジルからオシム監督にアピール

ブラジル国旗の前で、将来の日本代表入りを誓う笠井
 オシムジャパン入り、北京五輪出場を目指している日本人選手が地球の裏側にいる。ブラジル1部パウリスタFCでプレーする菊川市出身のDF笠井健太(20)だ。4月には、かつてFWカズ(現横浜FC)もプレーしたサンパウロ州選手権に出場し、プロデビュー。ブラジルのランス紙でも高い評価を受けた。「コンスタントに出場することが代表にもつながる」と異国の地からチャンスを狙う。


 「KENTA」が異国の地から、オシム、反町両監督にアピールする。4月3日のサンパウロ州選手権アメリカ戦でプロデビュー。右サイドバック(SB)でフル出場した。「最初の10分は硬くなったけど、周りが助けてくれて、自分のプレーができた」と振り返る。試合は1−2で敗れたが、翌日のランス紙では7・0の高評価。両軍で2人だけの最高点だった。


 スズキFWとしてプレーしていた父徹さん(47)の影響でサッカーを始め、小学2年から過ごしたカナダでも、欧州の試合をテレビ観戦。ペレのVTRも見まくった。袋井高時代はFWも、パウリスタ入団後は俊足と豊富な運動量を買われ、SBに転向した。元ホンダFCのマンシーニ監督、元日本代表の呂比須ワグナー・コーチらの指導の下、才能が開花した。


 プロデビューを果たし、これからの目標は欧州挑戦と代表入りだ。「試合に出て経験を積み、欧州のクラブでもやってみたい。日の丸をつけて北京五輪やW杯にも出場したい」。ブラジル代表FWロビーニョは、サントス時代のチームメートで、ドイツW杯でのプレーが刺激になった。「すごい陽気でいいヤツ。僕も負けていられない。4年後は…」と意気込む。


 就任したオシム、反町両監督にはGK以外ならどこでもできる。特に後ろからゲームを見て、指示を出し、自分も走りまくるところを見てほしい」とアピールする。両監督についての情報も入手中。03、04年に新潟でプレーしたチームメートのDFアンデルソン(33)から反町監督については聞いた。「反町さんはJ2からJ1に上げたいい監督。オシムさんのことは分からないので、これから本を読みます」。遠い地でも、代表入りサバイバルは始まっている。
[2006年8月17日11時42分 紙面から]


「GK以外ならどこでもできる」というポリバレントなところも大きい。
ひょっとすると左SBのレギュラーもあり得るのでは無かろうか。
手薄になりそうなFWもあるかも知れぬ。
欧州志向なところは気がかりであるが、来季は問題なかろう。
放出・移籍話ばかりであったところに大きく明るい話題である。

曽ケ端準 J's GOAL11月度MIP

【J1 11月度MIP受賞インタビュー 曽ヶ端準選手(鹿島):自分たちの世代が引っ張る立場になって、つかんだタイトルの意味は大きい! [ J's GOAL ]
今年最後のJ's GOAL月間MIP。J1部門では、悲願の10冠を果たした鹿島アントラーズのGK・曽ヶ端準選手が選出されました。30節の大分戦以降、リーグ戦ラスト5試合のうち4試合が無失点試合と、終盤の9連勝の影には安定した守備陣の存在がありました。J-STATS OPTAでも、11月3試合での曽ヶ端選手のセーブ数は、J1のGKで最高の17本。セーブ率も89.5%と非常に高い数字を残しています。
そんな曽ヶ端選手に、11月の戦い、そして奇跡の逆転優勝について振り返っていただきました。


■やっぱり優勝っていうのは何度味わってもいいもの
Q:ウェブサイトJ's GOALの11月の月間MIPに選ばれました。おめでとうございます。
 「みたいですね。そういうのがあることを僕は知らなかったんですが…(笑)」
Q:なるほど(笑)。その11月を振り返ってみると、どうでしたか?
 「マリノス戦は非常に厳しい内容の試合だった。マルキー(ニョス)が難しいシュートを決めてくれたりしてリードしましたけど、2点目を決められて、向こうもリスクを負ってイケイケで攻めてきた。その中で流れを呼ぶ自分のプレーがあったのはよかった。レイソル戦はしっかりゼロに抑えて勝てました」
Q:そして最大の正念場である浦和戦。非公開練習を入れるなど、戦う前から普段とは違った雰囲気があったかと思いますけど。
 「やってることは特別変わりはなかった。感覚的にもいつも通りでした。違ったのは、雑音が入らなかったことくらいですかね」
Q:前半の入りはどうでしたか?
 「前からプレスをかける準備をしてて、流れを見ながら判断することになってたんですけど、実際、最初からプレスに行けて、ウチのリズムで展開できたと思います。危なかったのは、闘莉王のシュートがポストに当たったところ。クロスに対してタク(野沢拓也)がヘディングにいったんだけど触れなくて。でも闘莉王が胸トラップした時のみんなの反応が速かった。僕もシュートコースに入ってました。入っていたらレッズの流れになったのも確か。大きかったと思います」
Q:そんな時、新井場徹選手が退場になってしまいます…。
 「ウチの流れだったんで、厳しいなとは思いました。ハーフタイムには監督がフォーメーションをいじるのかと思ったけど、イバ(新井場)のところにそのままモト(本山雅志)が入った。そこから守りだけじゃなくて攻撃にも出ていく狙いでした。モトが狙われる場面もあったけど、センターバックはサイドにつられないようにして、ボランチもカバーに入って。みんな守備の意識が高くて、10人でしたけど、うまく守れましたね。ウチの選手は技術があるんで、1人少なくてもキープしてつないで攻めるシーンも作れましたし」
Q:そして野沢選手のゴールが生まれます。
 「拓のシュートがあんなにうまく入るとは思わなかった(笑)。まだ時間もあったし、落ち着いてゼロに抑えて、チャンスがあればもう1点を狙うイメージを持ってました。あの展開になれば、レッズが前に出てくるのは当然。ラインを下げすぎないように、意識してやりました。パワープレーの時間帯は、僕が出れるところは出ようと。(岩政)大樹も(大岩)剛さんも青木(剛)もヘディングに強いからそこを競らせてセカンドボールを拾うとか、そういうことも考えましたね」
Q:ラストの時間帯で、ワシントン選手の鋭いシュートを正面でキャッチしました。
 「ちょうどディフェンスの間から抜けてきました。1回弾いて落としたけど、リバウンドも処理できたのでよかったです。みんな『ここで勝点を縮めるぞ』という思いがプレーの1つ1つに出ていましたね」
Q:J-STATS OPTAによると曽ヶ端選手の11月のセーブ率は89.5%にも上ったそうです。
 「レッズ戦はそのワシントンのシュート1本くらいですね。マリノス戦の方がシュートが枠に飛んできたっていう印象はあります。まあ、結果的に優勝したのが何よりですけど」
Q:前回の優勝(2002年 ナビスコカップ)から5年もかかりましたけど、チームにとってこのタイトルの意味は?
 「優勝を経験してる選手が少なかったし、僕自身も久しぶり。劇的な面もあったし、今まで獲れなかったことも含めて、喜びはすごく大きかった。やっぱり優勝っていうのは何度味わってもいいものですね。出てない選手も今度はグランド上で優勝を味わいたいと思うだろうし、ホントにプラスのことばかりでした」
Q:曽ヶ端選手もチームをリードする立場になりました。優勝も一味違うでしょう?
 「前に優勝した時は、本田(泰人)さんとかアキ(秋田豊)さんとか中心選手がいて、引っ張られる形で若い年代のミツ(小笠原満男)とか僕とか(中田)浩二とかがいた。そのアキさんたちの立場に今は自分がいるわけですよね。そういう意味でも、ここで優勝できたのはすごく大きかったと思います」
Q:新聞報道では「小笠原と本山が引っ張った」とされてますが、「同期の曽ヶ端、忘れてないか?」って思いませんか?
 「入団した時からそういう扱いなんで、いいです。地味ぃ〜にやってるんで(笑)。まあ、人の評価はいろいろ。自分自身が思ってるのと違うこともある世界ですし、それはそれでいいんじゃないかって感じですけどね。でも同じグランドに立ったら、能活(川口=磐田)さんでも負けたくないし、負けてるとも思ってない。自分自身がしっかりした気持ちを持ってやっていればいいと思ってます」


■来年はリーグ戦、カップ戦、ACLも全部獲りたいです
Q:ここで、ファンの方からの質問をさせてください。まず『グッチさん』他からですが、GKを始めたきっかけは?
 「サッカーを始めたのは小学校2年の時。3〜4年生のチームを作る時にちょうどGKがいなくて、僕と1つ上の仲良かった人とで『やらせてください』と言いました。結局、僕が残ったという感じですね」
Q:GKは苦労も多かったでしょう。
 「専門的なGK練習は県の選抜に行った中学の途中から。その頃、監督に思い切り蹴られたりってのはありましたけど、特別に練習がきつい感じもなかったです。今は朝寒かったりすると『朝から飛ぶのも嫌だなあ』とか思うこともあります(笑)。だけどフィールドで生きていけるほどの技術がないから、しょうがない。このポジションを選んだから、ここまでやってこれてるわけですしね」
Q:続いて『鹿77さん』他から。曽ヶ端選手は家族思いという印象ですが、休みの日などはどういった家庭サービスをしていますか?
 「普通に家族で買い物に行ったりしてます。鹿嶋も僕が小さい頃とは大きく変わりましたね。子育てもやってますよ。でもやっぱりママには叶わないですね。『ママ、ママ』って行っちゃうし。泣いてて無理やり抱っこして余計に嫌われたりとかもあります」
Q:他のGKには勝てても、ママには勝てないということですね。
 「ハイ、子供に関しては……(苦笑)」
Q:次は『ひろちんさん』から。GKをやっていて、思い切って前に出る時、怖さはありませんか?
 「グランドに立つ時点でしょうがないこと。足の裏を見せて突っ込んでくる選手もいますけど、それでもゴールは守らなきゃいけない。やられたらムカつきますし、やられっぱなしってのは腹が立ちますから、向かっていくこともあります。駆け引きが大事ですね」
Q:『シカテツさん』から。今年は今までよりも安定感がありましたが、何が違ったのでしょうか?
 「ケガとうまく付き合うだとか、出始めた頃と今では精神面の落ち着きは全然違うとか。いろんな意味で充実した1年でした」
Q:今季終盤戦では、ただでさえ大きな曽ヶ端選手がさらに大きく見えました。
 「ありがとうございます(笑)。そう言ってもらえるとうれしいです」
Q:同じく『シカテツさん』から。個人的な来年への目標を教えてください。
 「まず天皇杯。あと3つ勝てば優勝なんで。それとリーグ連覇ですね。来年はACLもあるし、移動による疲労も出てくると思います。今年のレッズを見てれば大変なんだろうなと感じます。コンディションをしっかり整えていくことですね。2000年には3冠を獲ってるチームですし、メンバーは多少代わりましたけど、力はあるから、国内リーグ戦、カップ戦、ACLも全部獲りたいです」
Q:最後に『もりのぶさん』から。今季、チームが一番成長したところはどこですか?
 「スタートの頃は結果が出なかったけど、内容的にはよかった。それでも勝てないから『なんでだろう』とは思ってましたね。監督が変わったのもあって、不安定な面があったかもしれない。結果によって気持ちの部分も大きく左右されると思うんです。で、最後の9連勝で落ちついたのはありますね」
Q:今季最大のターニングポイントは?
 「チームの調子が上がってきている時に、満男が戻ってきたのが大きかったと思います。フィールドの選手があいつのプレーを見て感じる部分もあったと思いますし、あいつも今まで以上の力を出してた。僕自身もそれを感じることができました。練習からもガツガツガツガツ行ってて、気持ちを感じるプレーが見えたから。それがよかったと思いますね」


今後の一層の活躍を期待しています。ありがとうございました。
以上


これからも地味に活躍をして欲しい。
しかし、いつになったらJ's GOALは誤字を直すのであろうか。

岩政大樹違いを魅せる

★鹿島が「違い見せる」22日ホンダFC戦
 鹿島がJ1王者のプライドをかけて22日の天皇杯準々決勝・ホンダFC戦(ユアスタ)に臨む。FW田代、DF内田とともに来年1月の日本代表候補合宿に招集されたDF岩政は、「下に見ているわけじゃないし、自分たちは優勝したチームだから違いをみせないといけない」。JFL5位の相手とはいえ、Jリーグ勢に3連勝中。ミーティングでホンダの好プレー集を見るなど油断はない。
(鹿嶋市)


久々に岩政のビッグマウスである。
せっかく本山が気を引き締めたところで大口を叩いておる。
流石、代表候補合宿に残っただけのことはある。
とはいえ、気を緩めているわけではなく油断もないとのことなので、良しとするところであろうか。
横綱相撲で豪快に投げを狙うというところか。
ここまで言うからには完封は必須である。
少なくとも1824人よりは集まるのであろうから。

サンスポ手抜き記事

鹿島・柳沢に京都がオファー…出場機会求め退団は決定的
 元日本代表FW柳沢敦(30)の今季限りでの鹿島退団が決定的となっていることが21日、分かった。  今季は左足骨折などもあり、リーグ19試合5得点。特に後半戦は控えに甘んじていた。現役ではただ1人、鹿島の10冠にかかわった男は引退も考えたが、「チャレンジすることが必要」と、出場機会を求めて移籍を決意した。
 すでに来季J1に昇格する京都から正式なオファーが届いているほか、新潟、名古屋などからも問い合わせがあり、オファー数は今後も増える見込み。「他のクラブの話を聞いてみたい。京都? これからですね」と柳沢。週明けには大東社長が直接慰留する予定だが、残留は難しそうだ。


  また本職ではない右サイドバックでの練習を課されていることから移籍を希望しているMF増田誓志(22)は、大分、J2仙台からオファーを受けている。


12月20日12月21日と報道された柳沢敦主将の移籍志願話であるが、二日遅れてサンスポが報道。
他紙に先取りされて悔しかったのかここまで静観しておった。
が、内容を見ると昨日までの報道に何もプラスアルファが無い。
誓志に至っては札幌のオファーが抜けるなど情報が減っておる。
出遅れ感が否めない。
我等は王者なのである、常にメディアは目を光らせる義務があるのでは無かろうか。
サンスポよ、手抜きはいかんぜよ。

気を引き締める本山

鹿島MF本山「しっかりとした試合を」

 鹿島MF本山雅志(28)が慢心もなく、22日の天皇杯準々決勝ホンダFC戦に挑む。Jリーグ王者対JFLチームと2カテゴリー差の対戦で絶対優位は間違いない。それでも相手は東京V、柏、名古屋を撃破して勝ち抜いてきているだけに本山は試合前日の21日の調整を終えて、気を引き締めた。「僕らが(9月15日のリーグ戦で)0−3で負けた名古屋に(天皇杯5回戦で)2−0で勝っていますからね。しっかりとした試合がしたい」と気の緩みはなかった。

[2007年12月21日20時24分]


本山が気を引き締めるということは、12月14日に報じられた怪我は癒えたと考えて良いのであろう。

さすがは来季の選手会長である。

締めるべきところを締め、緩めて良いところを緩めるのであろう。

言うことを聞くからと言って引き締めるだけでは造反者を生むだけである。

疲れ果てた明智光秀を休ませたその日に徳川家康の接待役など申し付けては気が休まるどころではない。

お家替えを言い付けては火に油を注ぐこととなろう。

「これで眠れる」

何故、菊地桃子の帰蝶は本能寺におらなんだか。

増田誓志、札幌も

札幌が鹿島MF増田に期限付きでオファー

 コンサドーレ札幌が鹿島MF増田誓志(22)の獲得に乗り出していることが20日、分かった。期限付き移籍でのオファーを出しており、大分、仙台などと競合している。増田は21日、オリベイラ監督と面談。出場機会を求めて移籍を希望しており、その場で意思を伝える可能性もある。


 増田は北京五輪2次予選5試合に出場。同代表では攻撃的MFも、鹿島では豊富な運動力を生かし、主にボランチを務めている。プロ4年目の今季はリーグ戦23試合で3得点したが、MF興梠らの台頭もあり、途中出場が16試合とプレー機会は減っている。U−22代表でも最終予選はメンバー落ちした。北京五輪出場を目指すため、出場機会を求めている。


 札幌のボランチはカウエが退団、大塚は負傷で来季前半戦は絶望の状況と手薄な状況で、強化ポイントになっている。即戦力を探しており、中核をなせる能力を持つ増田に狙いを絞った格好だ。

[2007年12月21日9時15分 紙面から]


12月19日の大分・仙台に続き札幌も増田誓志争奪戦に参戦である。

ところで北海道ニッカンよ、興梠慎三はMF登録であるがFW起用なので誓志の出場機会とは別儀である。

何より興梠のリーグ戦初得点のアシストは何を隠そう増田誓志その人なのであるから。

柳沢を巡る争い

移籍希望の鹿島柳沢に京都がオファー



必死でボールを追う鹿島FW柳沢敦(06.09.02)

 鹿島FW柳沢敦(30)が来季J1に昇格する京都から獲得オファーを受けていることが20日、関係者の話で分かった。出場機会の減少などを理由に新天地で挑戦する意向を固めて、リーグ戦後にクラブ側に移籍を直訴。すでに京都が獲得に名乗りを上げていることが判明した。今後も他クラブからのオファーが届く可能性があり、去就が注目される。


 鹿島の10冠すべてを経験したFW柳沢に、京都からラブコールが届いた。柳沢は今季、故障に見舞われた上、日本代表候補に入ったFW田代の成長が重なり、先発の座を奪われた。一方で精神的支柱としてリーグ優勝に貢献、鹿島での重責も一区切りついた。「これからのサッカー人生を考えた時にチャレンジが必要だと思った。その中からチャンスをつかんで成長できれば」と移籍を志願。新天地に羽ばたくタイミングが訪れ、既に希望をフロント側にも伝えた。


 現在30歳のため、移籍金ゼロで移籍できる。味方を生かす動きの質と、修羅場をくぐってきた経験、若手の手本となるプロ意識が、京都に高評価された。日本人FWの軸として、いち早くオファーを受け、3度目の昇格を果たした相手クラブから本気度が伝わってくる内容だった。


 鹿島は来季ACLに出場することもあり、戦力の充実が必要、全力で柳沢を慰留する構えだ。オリベイラ監督は「残ってサポートしてくれるように話をしたい。選手、人間として高く評価しているし、国際舞台の中で彼の経験が生きる」と今日21日に直接会談で説得する。同時に「先発で使うことは保証しない」と、競争に勝つことを要求する姿勢は変わらない。


 柳沢の決意も半端ではない。クラブ幹部は「引退も考えたと聞いている。ここだと背負う物が大きすぎるかも」と移籍も覚悟した。今後も京都以外からのオファーが届く可能性は十分。柳沢が決断の時を迎えている。

[2007年12月21日9時8分 紙面から]


京都が正式オファー!柳沢争奪戦へ

 来季からJ1に昇格する京都が、鹿島に移籍を直訴した元日本代表FW柳沢敦(30)の獲得へ正式オファーを出したことが分かった。京都は今季、広島との入れ替え戦の末に、2年ぶりにJ1に昇格。補強ポイントを攻撃陣に絞り、目標とするJ1残留の切り札として、鹿島での出番激減により新天地での復活を求めている柳沢に白羽の矢を立てた。また、鹿島にはこの日、新潟、G大阪など複数のチームから問い合わせがあった。

[ 2007年12月21日付 紙面記事 ]


鹿島・柳沢に京都オファー

 移籍希望を表明した鹿島の元日本代表FW柳沢敦(30)に来季J1に昇格する京都から正式な獲得オファーが届いたことが20日、明らかになった。ほかにも新潟などのJクラブからの問い合わせが殺到。移籍志願が明るみに出たばかりだが、他クラブの反応は予想以上で、今後は争奪戦に発展する可能性が出てきた。


 京都は来季から戦いの場をJ1に移すため、補強は急務。J1残留の切り札として2度のW杯を経験し、Jリーガー最多のタイトル10冠獲得を誇る柳沢に白羽の矢を立てた。また、新潟など数クラブからは、鹿島幹部に「新聞報道は本当か?」という確認の電話があったという。今後、新たに獲得に動くクラブが増えることは間違いない。


 もっとも、鹿島としてはチームを挙げて慰留を図る。オリヴェイラ監督は「残ることを強く希望する。必ず戦力になると断言できる」とし、近日中に直接会談を設ける方針。また、「ビックリした」と動揺の色を隠せないMF小笠原も「本人と話がしたい」と説得を試みる。一時は「引退も考えた」という柳沢の心は、どちらに動くのか。柳沢を巡る綱引きが本格化する。

(2007年12月21日06時02分  スポーツ報知)


J1鹿島、柳沢の移籍志願 チームメイト慰留へ

2007/12/21(金) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁

 Jリーグ1部(J1)鹿島のFW柳沢敦が移籍を志願したとの報道を受けて、オズワルド・オリベイラ監督やMF小笠原満男らチームメートが慰留に乗り出すことになりそうだ。

 20日の報道を受け、代表合宿から帰ってきたDF内田篤人「まだ決まってないんでしょ」と驚き、MF本山雅志「チームとして必要な選手なのは間違いない」とコメント。小笠原「信じたくない。きっと冗談ですよ。時間をつくって話し合いたい」と説得に動く考えだ。

 また、オリベイラ監督も直接、慰留を求めていくことを明言。「一度、話をして、本心を聞いてみたい。僕自身は来年、残ることを強く希望している。全力で残ってくれるように作業していきたい」と明かした。

 目の前の天皇杯だけでなく、来季はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)も控えている。「ACLで試合数も増えるし、戦力として考えている。選手、人間としても高く評価している一人。彼の経験が生かされるのは断言できる。力になってほしい」と呼びかけた。

 柳沢は20日の練習後、「とりあえずオファーを待ちます。それを見て、ゆっくり考えたい」と移籍へ向けて吹っ切れている様子。クラブ関係者によると、今回の報道の前から他クラブからのオファーがあったといい、知名度、実力からいっても争奪戦になるのは間違いない。鹿島側も必死で引き留めにかかることが予想され、背番号13の動向に目が離せなくなりそうだ。


昨日の柳沢発言を受け早速動き出したのが昇格クラブの京都であった。

残留へ形振り構わぬ様相である。

その昔、1998年に黒崎が移籍したことで記憶に残る。

丁度10年前である。

柳沢敦も同じ轍を踏むのであろうか。

京都以外も多くのクラブが興味を持っておるようである。

当然であろう。

他を生かすプレイスタイルは特異であり、彼独特のものなのである。

鹿島としても戦術的にサブになっているだけで戦力としてはスタメンと考えているのである。

監督自ら慰留はもとより、小笠原満男も説得に動く様子。この状況は目が離せぬ。

「女性は子を産む機械」以上にインパクトがあったことは紛れもない事実である。

ユダ、開幕前に合流か

中田浩 3月開幕前に鹿島復帰も
 鹿島が、バーゼルのMF中田浩二(28)を来季の3月開幕前に復帰させるプランを水面下で進めていることが明らかになった。これまでは、バーゼルとの契約が満了する6月に復帰させる方針で、中田自身も15日の、鹿島の優勝パーティーの席で「来年6月からお世話になりたいと思っている」と話していた。


 だが、FIFAの規定では6月に復帰する場合でも来年1月に契約を交わすことが可能。しかも、バーゼルの対応次第ではあるが、低額もしくは移籍金なしで中田を放出する場合もある。


 そのため、鈴木満取締役強化部長は「来季の開幕前に復帰させるために、来年1月にも(バーゼル側に)正式オファーを出すつもりだ」と明言した。鹿島は今夏にもバーゼルに正式オファーを出したが、金額面で折り合いがつかず、獲得に失敗した経緯がある。
[ 2007年12月21日付 紙面記事 ]


鹿島、浩二獲り決めた
 鹿島は来季の開幕前にバーゼルMF中田浩二(28)獲得を目指す方針を20日、決めた。クラブ幹部が「この冬にもバーゼルに打診する。条件が整えば、獲得したい」と明かした。当初は、バーゼルと契約が切れる来年7月を待って獲得する予定だったが、年明けにも放出意思などを確認し、応じれば交渉を開始することになった。
(2007年12月21日06時02分  スポーツ報知)


中途半端な夏復帰ではなく開幕に合わせて獲得出来ないか模索する模様。
戦力と考えれば当然の選択であろう。
そしてバーゼルとしても有り難い話であろう。
金額次第であるが、双方の思惑が合致しやすいのでは無かろうか。
つまり、ここで重要なのは金額交渉なのである。
夏に5億と言われた金額をいくらに設定出来るかがフロントの腕の見せ所と言えよう。
ここの一手が2008年季を占うと言っても過言ではない。
派手な手を打つ必要はないのである。
堅実に一手一手詰みへ向かうのだ。
決して悪手無きよう願う。
端歩は突くべきではないのである。

柳沢敦主将卒業志願

ミスターアントラーズ柳沢移籍直訴



サヨナラ鹿島…と、なってしまうのか、柳沢

 鹿島の元日本代表FW柳沢敦(30)が、クラブ側に移籍を志願したことが19日、明らかになった。出場機会が減ったことなどが理由で、ミスターアントラーズにとっては苦渋の決断。クラブ側は引き留める方針だが、本人の移籍の意志は固いという。すでに数クラブが獲得に興味を示していることから、今後は争奪戦が繰り広げられる可能性が出てきている。

 ミスターアントラーズが、衝撃の事実を告白した。午前の練習を終えた柳沢は、神妙な面持ちで「鹿島では、プロ選手としてすべてを学んできた。だけど、ここでやれる限界を感じている」と告白した。「いろんなことを考えた結果、苦渋の選択をしなければいけない時が来た」と移籍を決意したことを明かした。


 96年にプロ入りして以来、イタリア・セリエAのサンプドリア、メッシーナに活躍の場を求めた以外は、鹿島一筋でプレーしてきた。奇跡の逆転優勝で悲願の10冠を達成した今季は、選手会長、主将としてチームをけん引した。鹿島への愛着は人一倍強く、人気も群を抜く。それだけに「サポーターのこともあるし、自分としては悲しい」と胸の内を打ち明けた。


 今季後半戦に出場機会が激減したことが引き金となった。序盤は先発出場を続けたが、2得点した4月21日の清水戦で左足第5中足骨(小指)を骨折し、約2カ月、戦列を離脱した。復帰直後は先発出場したものの、その後は田代や興梠ら若手の台頭もあり、徐々に出場機会が減った。


 ただ、質の高い動きは健在で柳沢も「選手としても人間としても、より成長していくことがこの先、大事」と前向きだ。クラブ側は当然、引き留める方針だが「(移籍先の)地域にこだわりはない」と話す本人の移籍の意志は固い。すでに、数チームが獲得に興味を示しており、柳沢の今後の動向が注目される。

[ 2007年12月20日付 紙面記事 ]


柳沢、移籍志願…10冠区切りに鹿島“卒業”

 J1鹿島の元日本代表FW柳沢敦(30)が19日、移籍を志願した。「選手としても人間としてもこの先、成長していくために、とても悲しいことだけれども(移籍を)選択しないといけない。苦渋の決断をしないといけない時が来た」練習後、ニット帽を目深にかぶり、うつむき加減で心の内を明かした。


 「鹿島卒業」の意味合いが強い。96年に入団後、エースとして君臨してきた。03年からセリエAのサンプドリア、メッシーナへ渡ったが、06年3月に復帰。今季は主将、選手会長としてリーグ制覇に貢献した。だが、9シーズンを鹿島で過ごした柳沢は「プロとしてすべてを学ばせてもらった。でも、今はここで成長できる限界を感じている」と10冠を自身の「区切り」としてとらえた。


 今季は4月に左足骨折し約2か月間戦線離脱。その後復帰したが、10月には若手の田代、興梠の台頭で先発落ち。出場も19試合にとどまった。オリヴェイラ監督は来季も世代交代を推し進める方針で「先発が一番成長できる」と考える柳沢は、来季、その場を失うことが濃厚となっている。


 現在、他クラブからのオファーは届いてないが、移籍先は「こだわりはなく、オファーを待ちたい」と話した。来季、アジア・チャンピオンズリーグを控えるチーム側は全力で引き留める意向だが、「鹿島にはすごく感謝しています」と柳沢。ミスターアントラーズの流出危機。10冠を達成したばかりの鹿島に激震が走った。

(2007年12月20日06時03分  スポーツ報知)


衝撃の報せでった。

そして、柳沢敦ほど意志の強い男が移籍を口にしたのである。

これを慰留するのは容易なことでは無かろう。

アジアの戦いの前に陣容を立て直すことになろうとは思いもよらなかった。

とはいえ、ここを乗り切る大仕事がフロントに課せられておる。

鹿島アントラーズが史上初のJ10冠を得、歴史に金字塔を建てた。

ここで一つ前進するときがやって来た考えるべきであろう。

痛み無く成長はあり得ぬ。

継続も変革も共に必要である。

どう進もうとも前進であると信じたい。

今季中に様々な問題を吐き出してしまえば、来季は勝利を重ねるだけとなろう。

過去は歴史となるだけである。

振り返る必要はござらぬ。

想い出となるだけである。

 勘助…

 ワシには見えるらよ、

 勘助の中に咲いてる花が。

 だから…

 勘助は怖くねえら。

最後の最後に無かったことにされた由布姫の存在である。

伊野波へオファー

鹿島がFC東京・伊野波にオファー
 鹿島がFC東京のU―22日本代表MF伊野波雅彦(22)に正式オファーした。ボランチ、センターバックを務める器用さから、守備陣の補強のために白羽の矢を立てた。千葉なども興味を示しているが、正式オファーは鹿島が初めて。一方で、移籍を視野に入れているMF増田誓志(22)には大分や千葉、J2仙台など5チームが獲得に参入している。
[ 2007年12月20日付 紙面記事 ]


鹿島、F東京・伊野波へ正式獲得オファー
 鹿島がU―22日本代表のDF伊野波雅彦(F東京)獲得へ向け、F東京に正式オファーを出したことが19日までに分かった。完全移籍での獲得を目指し、今後はクラブ間交渉を進め、伊野波本人とも会談する可能性もある。また、鹿島のMF増田誓志には東京V、大分、J2仙台などJ5クラブから獲得オファーが届いていることが判明した。
(2007年12月20日06時03分  スポーツ報知)


優勝の翌日に報道されたようにFC西東京の伊野波へ正式オファーを行ったとのこと。
FC西東京でサブのため我等の下でもサブからスタートに何の不満も無かろう。
第4ボランチ、第4CBとして非常に有効なコマである。
両SBもOKなので紅白戦に於いても重宝する。
アジアの戦いで彼はキーマンとなろう。
新井場とのスカイ・ラブ・ハリケーンが楽しみである。

代表候補合宿、三者三様

初招集の岩政、持ち味発揮 田代は呼吸あわず「消化不良」

練習試合で、クリアする岩政=千葉県習志野市内

練習試合で攻め込む田代(右)=千葉県習志野市内

 サッカーの日本代表候補は19日、千葉県習志野市内で岡田武史監督就任後初の練習を行った。

 J1優勝の鹿島から初招集のDF岩政とFW田代はやや緊張気味だった。岩政は「吸ったことのない空気だったので…。でも鹿島でのプレーを見て選んでくれたので、いつもやっているプレーを心掛けた」。練習試合では持ち味のヘディングの強さを随所に見せた。


 一方の田代は周囲と呼吸が合わないシーンも目立ち「消化不良です」と苦笑い。


“期待の男”田代が泥臭く決めた!

練習試合で攻め込む田代(右)

 19日の岡田ジャパン練習試合では、FWの軸探しに重点を置いてメンバーを組んだ。筑波大、順大との35分×4本の試合は4―4―2もしくは4―3―3の布陣で、FW1人がポストとして中央に必ず位置するパターンを試した。


 1本目はオシムジャパンの常連組がそろったが、その中でポストに選ばれたのが初招集の田代だった。持ち味のフィジカルと空中戦の強さを見せたが、初招集で周囲との連係がまだ十分ではなく「自分らしさを出していきたい。それが岡田さんのサッカーにつながる」と言葉少な。それでも、1本目での起用は岡田監督の期待の表れだった。


 2本目に出場した巻は泥臭くこぼれ球を決めて1得点。3本目の前田は正確なテクニックを見せ、4本目に登場した矢野は高さと運動量で2得点とそれぞれが指揮官にアピール。98年のW杯フランス大会でFWの軸をした城にポストの役割を求めるなど、岡田サッカーにとってポストプレーヤーはいわば生命線だ。岡田ジャパンでもエース格は高原となりそうだが、田代をはじめ、ポスト役のFW陣にとっては早くも生き残りへの戦いが始まった。
[ 2007年12月20日付 紙面記事 ]


【日本代表候補 トレーニングキャンプ】練習試合後の日本代表候補選手コメント [ J's GOAL ]
●内田篤人選手(鹿島)
「ミーティングは別にして、普通にやれた。ケガ人もなかったし、よかったと思う。今回は1日だけ。Jリーグも見てくれていると思うし、ガツガツ行くんじゃなくて普段通りにやることを心がけた。積極的に前に出たのは橋本さん(G大阪)とか、ボランチがしっかりカバーしてくれるんで自由にやれた。ただ、レベルが上がったら、もっとバランスを考えなければならないと思う。3本目の途中から出たけど、もっと得点に絡みたかった。岡田さんの印象は、フランスワールドカップの頃は自分が小さかったので全然覚えてない」
●田代有三選手(鹿島)
「ミーティングは30分のうち、15から20分くらいが岡田さんの話じゃないですか。みんな初めてだったし、戸惑いはいっぱいあったけど、特に播戸さんが声をかけてくれて、コミュニケーションを取ろうとしてくれたんでありがたかった。でもプレーは納得していない。もうちょっとやれたらコミュニケーションも上がってくると思う。もしこの先も選ばれて一緒にやれる時間が増えればコンビもよくなる。『こう動いたらいい』とかはテレビじゃ分からないこと。ボールを受けるタイミングとか、自分が入るタイミングなんかは鹿島とは若干違う。実際にやってみて、今日はFW同士の動き方とかを気にしすぎてボールに絡めなかった。まあしょうがないけど、満足いかないですね」
●岩政大樹選手(鹿島)
「僕らはまだ候補の段階。今後、自然と鹿島の選手が増えてくると思う。自然と入ってくる選手はいると思いますし。僕は僕でただ一生懸命。DFは固定されたらなかなか変わらないし、最初で最後のチャンスになるかもしれない。まずはメンバーに入って、ずっと定着できるようになりたい。来年1月はJリーグがないし、このメンバーでやるワールドカップ予選前の合宿をやれることに意味があると思う。
練習試合で青山(清水)と左右を変えていたのは、前半は僕が右でやったけど、彼はいつもチームで右をやっているし、2人で仲良くという感じだった。いろんな選手がいたけど、一緒にやらないと分からないことも多い。いろんな意味で面白かった。サッカーのリズムも鹿島とは違う。鹿島だともっと中盤のサイドチェンジが多いけど、代表は違う。まだまだ分からないところはあるけど、今日は第一歩というところ」


ポストプレイヤーとして期待を背負った田代である。
実績ある他の3人に比べ新参者故緊張もあったであろう。
ただし、一発勝負と公言しておった岡田ジャパンの合宿であるから消化不良に終えたのであれば次は微妙と言えよう。
ましてや他の3人のうち2人が得点という結果を残した事実と合わせてみても代表は少々遠のいたのでは無かろうか。
逆に岩政は、長所をアピール出来た模様。
元々オシム氏が専職CBをあまり呼んでいなかったので、ポジションに空きがあるように見える。
篤人は平常心でプレイとのこと。
いずれにせよ、代表候補は過去となった。
今日からはホンダFC戦へ集中するのみである。
トーナメントの緊張感ある戦いに身を寄せるのだ。
勝敗の行方は加納随天に祈祷させればよい。

増田誓志、大分、仙台が獲得オファー

大分が鹿島MF増田獲得へ名乗り

 大分が、U−22(22歳以下)日本代表で北京五輪2次予選を戦った鹿島MF増田誓志(22)の獲得に乗り出していることが18日、分かった。すでに鹿島に正式オファーを出している。来季ACLに出場する鹿島は慰留しているが、同じく増田獲得を狙うJ2仙台を含めた争奪戦となっている。


 増田は、宮崎・鵬翔高出身で高校まではトップ下が本職だったが、鹿島入り後は豊富な運動力を生かして守備的MF(ボランチ)、サイドにも挑戦。史上初の高卒ルーキーデビュー戦決勝弾をマークするなど1年目から活躍し、今年もU−22日本代表として北京五輪2次予選で5試合に出場した攻撃的MFだ。


 プロ4年目の今年もリーグ戦23試合出場で3得点したが、高校の後輩でもあるMF興梠慎三(21)などの台頭もあり、16試合が途中出場とプレー機会が減少。U−22代表でも最終予選でメンバー落ちした。関係者によると、来年の北京五輪本大会での代表復帰を狙う増田は再アピールのため、出場機会を求めて他クラブでのプレーを希望しているという。


 大分は、MFアウグスト(24)の来季去就が微妙。浦和から獲得オファーを受けたMF梅崎司(21)への慰留も難航しており、水面下でトップ下ができる攻撃的MFをリストアップし、早い時期から九州出身の増田に照準を絞っていた。17日に行われたJリーグアウォーズでは、顔を合わせたシャムスカ監督が即席の“移籍交渉”も行い獲得実現に向け、全力を注いでいる。


 ◆増田誓志(ますだ・ちかし)1985年(昭60)6月19日、宮崎県生まれ。小1でサッカーを始める。木花中−鵬翔高を経て04年鹿島入り。デビュー戦となった同年5月2日の神戸戦でJ初ゴールも記録した。リーグ通算73試合7得点。U−18から各世代の日本代表を経験し、今年もU−22で北京五輪2次予選に出場した。179センチ、75キロ。

[2007年12月19日8時25分 紙面から]


仙台が鹿島MF増田獲得へ



8月5日、U−22日本代表としてボツワナ戦に先発した増田

 J2仙台が来季へ向けた補強の目玉として、今季J1を制し10冠を達成した鹿島のMF増田誓志(22)獲得に乗り出していることが18日、分かった。攻撃的MFの右に梁、左に増田を配置して攻撃陣の厚みをもたせるのが狙いだ。今季、増田はリーグ戦23試合に出場し3ゴールを挙げた。ただ先発出場はわずか7試合だけで、出場機会が増えるチームへの移籍を希望していた。現在、大分も獲得に乗り出している。

[2007年12月19日10時53分 紙面から]


元々は攻撃的MFとして衝撃のデビューを果たした増田誓志であるが昨季よりボランチの控えとなり、現在は右SBとして紅白戦要員となっておる。

そんなポジションに陥れられては移籍も止む無しとも思える。

とはいえ、サブで投入され何度も結果を出しておる。

第9節FC西東京戦でも第21節大宮戦でも試合終了間際に決勝弾をぶち込んでおる。

共に元来のポジションである攻撃的MFとしての起用である。

やはり増田誓志は攻撃的なポジションでこそ光る男であろう。

来季はACLもあり出場機会も増えそうではあるが、レギュラーポジションが与えられるクラブを選びたくなるのも理解に難くない。

もし残留を選択したとして、ボランチは青木、満男、中後に続く第4の椅子を修人、伊野波と争うこととなる。

右SBは新井場、健太の次となろうか。

どちらにせよ北京五輪を狙うには厳しいのは事実。

攻撃的MFを本山、野沢、満男の次のポジションをヤスと争い、U-23へのアピールは悪くない。

とはいえ、シャムスカ・マジック政権下でトップ下のレギュラーを任されるのであれば良い経験かも知れぬ。

流石にJ2の仙台は無かろう。

いずれにせよ選択するのは本人である。

その決断は尊重したい。

ヌケヌケ最前線へ攻め急ぎ犬死にするも本人の選択した結果なのである。

データマニア

初召集の岩政 データは満載!
 鹿島DF岩政大樹は鹿島で練習した後、同じく初招集のFW田代、DF内田とともに合流した。普段から他チームの選手や監督などをテレビ中継や選手名鑑などでチェックする“データ男”。岡田監督についてもマリノス指揮官時代のデータがしっかりインプットされている。「勝つためのサッカーをやる監督。彼のサッカー観が好き。一度会って話を聞いてみたいと思っていた」と目を輝かせた。
[ 2007年12月19日付 紙面記事 ]


J2マニアである岩政のことFマリノスの情報などお手の物であろう。
とはいえ、好きなコマを自由に使える代表監督となれば岡田氏もやり方を変えて来るであろう。
それ以上にオシム路線を強制されているのである。
その中で初選出の岩政と田代は岡田色のパーツであるから他の選手に比べて責任は重大であろう。
勝つための何かを得てホンダFC戦に備えて欲しい。

青空の下で気持ちを天皇杯へ

鹿島が天皇杯制覇に向け青空ミーティング



天皇杯に向けて調整する鹿島(撮影・小沢裕)

 鹿島が天皇杯制覇に向けて気持ちを切り替えた。18日の練習前、オズワルド・オリベイラ監督(57)が選手を集めて「青空ミーティング」を開いた。DF新井場「昨日(17日)まではアウォーズとかいろいろあったけど、今日から気持ちを切り替えようということでした」と話し、新たなる目標に向かって目を輝かせた。


[2007年12月18日20時40分]


週末の天皇杯へ向け気持ちの切り替えである。

いつまでも死んだ軍師に構ってはおられぬ。

次は篤人姫に注目である。

2007Jリーグ アウォーズ

岩政、鹿島から唯一ベストイレブン…Jリーグ・アウォーズ

 鹿島DF岩政大樹がプロ4年目で初の受賞。今季は出場停止1試合を除く33試合で先発フル出場。DFではリーグトップとなる6得点を挙げ、リーグ制覇に貢献した。チームからただ一人の選出で「複雑です。もっと賞を取ってもいい選手がたくさんいた」と話したが、「チームみんなのおかげ」と笑った。

(2007年12月18日06時02分  スポーツ報知)


【2007Jリーグアウォーズ】最優秀監督賞/オズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島)コメント [ J's GOAL ]

●オズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島):

「日本チャンピオンになっただけで僕はうれしく思います。こんなにプレゼントをいただけるとは思っていませんでした。ただ、いただいたものなので、大事に取っておこうと思います(笑)。

 自分の長年の夢は日本に来ることでした。それが今度、働くために来れたことは、もっと自分の夢を強く、あるいはいい形に持っていけたんじゃないかなと思います。なおかつ、日本でチャンピオンになれたということで、正直良いますと僕はこの夢の中でずっと生きていたいなという気持ちです。なおかつそのチャンピオンになったということは、永遠に忘れられないでしょう。

 タイトルを取れたのは、選手、スタッフ、フロント、そして素晴らしいサポーターの方々のおかげではないかなと思っています。そしてまた僕自身、日本チャンピオンになって、本当に誇りに思います。これだけ素晴らしいリーグの中でチャンピオンになれたことは、僕にとって素晴らしいことであって、これだけフェアプレーの精神、紳士的な姿勢、お互いの誠意、尊重というものを持って仕事をするということは素晴らしいものではないかなと。スポーツの原点にある素晴らしさが、そこにはあるんじゃないかと思います。

 今後、日本のサッカーが、近い将来に世界のトップにいる形になるでしょう。これだけのオーガニゼーション、規律、尊重というものがあれば、必ずそれは実現するのではないかと思います。本当に僕は感動でいっぱいで、これだけの賞をいただくということは本当に光栄に思っています。皆さんありがとうございました」


以上


【2007Jリーグアウォーズ】年間優勝チーム表彰/柳沢敦選手(鹿島)コメント [ J's GOAL ]

【年間優勝チーム表彰】

●柳沢敦キャプテン(鹿島):

(シーズン後半9連勝で最終節ドラマが生まれましたね?)ありがとうございます。立ち上がりはなかな勝てない時期が続いたんですが、最後9連勝という形で優勝できて、感動しています。(鹿島は10冠なんですよね?)僕たちもですが、サポーターが最後まで諦めないで10冠目をサポートしてくれたのでなんとか取ることができました。(10冠全てを経験されているんですよね?)一応います(笑)。(サポーターに向けて)本当に最後まで諦めないでサポートしてくれてありがとうございます。これからも一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします」

以上


【2007Jリーグアウォーズ】ベストイレブン各選手コメント [ J's GOAL ]

DF:

●岩政大樹選手(鹿島):

(鹿島からは1人だけですが?)そうですね、僕はそれがちょっと複雑で・・・もっと受賞していい選手がたくさんいるので。僕が頂いたのはみんなが頑張ったおかげなのでみんなに感謝してます。(攻撃力もある岩政選手ですが?)それもタク(野沢)と満男さん(小笠原)がいいボールをいれてくれたおかげなので、感謝したいです」


投票が11月中ということで、誰もが我等の優勝を予期していなかったと見える。

逆にこの状況を高笑いしたい。

サッカーは最後の最後まで何が起こるかわからない。

誰もが勘助を殺す名も無き雑兵が平蔵だと思わせておき、平蔵は無意味に矢に倒れるというラストを作ってしまうとは。

衝撃であった。

おまけに平蔵は生かされてしまうような思わせまで残してしまうとは。

蛇足過ぎる。

結果的に山本勘助は主人公ではなかったということである。

Jが望む某クラブが主人公でないことと同様に。

晩ご飯を共に食そう

F組のリーグ王者は鹿島だけ…ACL組み合わせ決定
 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2008のグループステージ組み合わせ抽選会が17日、マレーシア・クアラルンプールで行われた。今季Jリーグ王者の鹿島は対戦チーム、対戦地共にくじ運に恵まれ、オズワルド・オリヴェイラ監督(57)が自身2度目となるクラブ世界一へ意気込みを口にした。G大阪は過酷な移動距離を強いられることになりそうで、厳しい戦いが予想される。今年、優勝した浦和はシードされ、決勝トーナメントから登場する。


 鹿島のオリヴェイラ監督が2度目の世界一に挑戦する。組み合わせを知ると「いい旅が出来そうだ。昼ご飯を食べたからといって、晩ご飯を食べたくならないわけではない」とニヤリ。コリンチャンスを世界一に導いた00年世界クラブ選手権に続き、ACL制覇、その先のクラブW杯を狙う決意を明かした。


 組み合わせに恵まれた。クルンタイバンクのバンコク、北京国安の北京には、ぞれぞれメーンスポンサーである住友金属の工場がある。また、ナムディンのベトナムには関係商社が所在しており、情報収集はたやすい。また、F組でリーグ王者として出場するのは鹿島だけ。アル・アラビ(カタール)でアジアクラブ選手権を経験している指揮官はポイントに「状況に適した起用」を挙げた。


 ◆ACL日程(予定)
  ▽グループリーグ 08年3月12日、19日、4月9日、23日、5月7日、21日
  ▽決勝トーナメント 準々決勝08年9月17日、24日 準決勝10月8日、22日 決勝11月5日、12日
(2007年12月18日06時01分  スポーツ報知)


心配されたアウェイチームの情報であるが、容易に入手出来る模様。
周りを固めて攻め落とすのじゃ。
大合戦とナレーションしてもエキストラが疎らでは興ざめである。

タイ・中国・ヴェトナム

【AFCチャンピオンズリーグ2008】グループリーグ組み合わせ抽選発表!!鹿島はGroupF、G大阪はGroupG! [ J's GOAL ]

AFCチャンピオンズリーグ2008の組み合わせ抽選会が、本日マレーシア・クアラルンプールにて行われました。28チームが4チームずつ7グループ(東アジアは3グループ)に分かれ、各グループ1位のチームおよび前回大会優勝の浦和レッズの計8チームで決勝トーナメントを行います。

【グループリーグ組み合わせ】

●Group E

Changchun Yatai(中国)

Adelaide United(オーストラリア)

Pohang Steelers(韓国)

Binh Duong(ベトナム)


●Group F

鹿島アントラーズ(日本)

Krung Thai Bank(タイ)

Beijing Guo'an(中国)

Nam Dinh(ベトナム)


●Group G

ガンバ大阪(日本)

Melbourne Victory(オーストラリア)

Chunnam Dragons(韓国)

Chonburi FC(タイ)

※AFCチャンピオンズリーグ2007優勝チームの浦和レッズ(日本)は決勝トーナメントからの出場となります。


□スケジュール:

[グループステージ]

・2008年3月12日〜5月21日

[決勝トーナメント準々決勝]

・2008年9月17日および24日

[準決勝]

・2008年10月8日および22日

[決勝]

・2008年11月5日および12日

抽選方法の詳細は日本サッカー協会(JFA)公式サイト(
http://www.jfa.or.jp/domestic/international/news/071212_01.html )でご確認ください。

以上


ACL組み合わせ決定!

 2008アジアチャンピオンズリーグ(AFC Champions League)の組み合わせ抽選会が12月17日、マレーシア・クアラルンプールのアジアサッカー連盟(AFC)本部で行われ、グループステージの組み合わせが決定しました。アントラーズは以下の通り、グループFに所属します。

 グループステージは、4チームずつ7グループに分かれ、ホームアンドアウェイ方式でリーグ戦を行い、1位チームが決勝トーナメントに進出します。

 日程等は決まり次第、お知らせいたします。


【グループF】

 クルン・タイ・バンク(タイプレミアリーグ2位)

 北京国安(中国プレミアリーグ2位)

 ナム・ディン(ベトナムカップ優勝)

 鹿島アントラーズ(Jリーグ優勝)


ACL1次予選の相手が決まった。

タイはバンコク、中国は北京、ヴェトナムはナムディン。

ナムディンが微妙に不便(ハノイから南に90キロ)だが概ね悪くない距離である。

それ以上に クルン・タイ銀行と北京国安はリーグ戦準優勝、 ナムディンはカップウイナーで格は落ちると思われる。

これは突破に大きく近づいたのでは無かろうか。

タイとは本場アジアンカレーとの戦いである。

北京ダック、フォーとも戦わなければならぬ。

全て香草の国である。

我等はモツ煮で対抗せざるを得まい。

平日キックオフに腹を空かせてスタジアムへ集うのだ。

羽田セレッソ残留を希望

C大阪羽田、残留濃厚

 DF羽田のC大阪残留が濃厚となった。今季は鹿島から期限付き移籍で加入し、終盤に先発に定着。正式に1年間のレンタル期間延長のオファーを受けた同選手は15日、交渉を行った。鹿島からも復帰を要請されているが、本人は「(C大阪残留を)前向きに考えたい。後はクラブ間の決定に従う」と話した。クラブ間での話し合いが合意すれば、チーム残留が決まる。

[2007年12月16日9時15分 紙面から]


レンタルで貸し出しているハネケンであるが、復帰要請もセレッソに残留が濃厚とのこと。

レギュラーを勝ち得たクラブに残るのは選手として当然の選択であろう。

我等としてもJ2でスタメンを張るもサブとしてJ1・アジアで通用するのか懐疑的な部分もある。

またDFラインは阿吽のコンビネーションが必要である。

武田典厩信繁と諸角虎定のテレパシー会話が良い例となろう。

馬上の会話はガンダムかと見紛うやりとりである。

とはいえどう見ても犬死はならぬ。

無意味に軍勢に突っ込んで行っては死して当然である。

ユダ帰参を欲す

鹿島1万人Vパレード、小笠原4冠の誓い



サポーターと一緒に鹿島神宮の参道をパレードする鹿島FW柳沢

 鹿島が15日、地元の鹿嶋市でクラブ史上最多となる約1万人のサポーターを集めて、優勝パレードを敢行した。主催者発表で00年3冠獲得時の約7000人を上回る人が集まった。チームは優勝御礼と天皇杯優勝を祈願して鹿島神宮に参拝。宮司の鹿島規良氏から「鹿島神宮への参拝客が減っても構わないから、元日も天皇杯を国立で戦って欲しい」とエールを送られた。参拝後はオリベイラ監督、全選手が特設ステージであいさつ。MF小笠原「来年はアジアの大会(ACL)があるので3冠を超えたい」と前人未到の1シーズンでの4冠獲得を誓った。その後は赤い制服に身をつつんだ白バイ隊員に先導されながら、約700メートルの道のりを歓声を浴びながら歩いた。

[2007年12月16日9時24分 紙面から]


鹿島にビッグサプライズ!中田浩が来年6月にチーム復帰宣言

 大逆転でリーグ優勝、10冠を達成した鹿島にビッグサプライズだ。鹿島市内のホテルで15日夜に行われた優勝記念パーティーに、この日帰国したばかりのバーゼルDF中田浩が特別ゲストで登場。「来年6月で(バーゼルとの)契約が切れるので、鹿島にお世話になりたいと思います」と復帰宣言が飛び出した。


 中田浩はこの日、鹿島の鈴木強化部長と話し合いの場をもった。




 午後には鹿島神宮で優勝報告会。大町通りの約200メートルを選手らが徒歩でパレードした=写真。沿道を含め延べ約1万人のファンも参加。特設ステージで最後にあいさつしたMF小笠原は、「まだ天皇杯があるのでそれも獲りにいきます。来年はアジアの大会もあるので、3冠を超えられるように頑張ります」とアジアCLを含めた4冠を高らかに宣言した。


(鹿嶋市)


鹿島神宮でVパレード!1万人が集結



鹿島神宮で優勝報告を行った鹿島イレブンに向けて、サポーターから歓喜の赤い紙テープが飛んだ

 鹿島はリーグ戦の優勝報告会とパレードを行い、3冠を達成した00年時の7000人を上回る約1万人のサポーターが集まった。10冠達成の報告と天皇杯の必勝祈願を行った鹿島神宮では、宮司の鹿島則良氏が「(天皇杯決勝がある)1月1日はお参りが少なくても結構なので、ぜひ11冠を達成してほしい」とエール。その後、大鳥居の前に造られた特設ステージで、全選手がサポーターにあいさつした。MF小笠原「来季はACLもあるし、ぜひ(00年の)3冠超えができるようにしたい」と誓っていた。

[ 2007年12月16日付 紙面記事 ]


中田浩二「鹿島でお世話になりたい」

 バーゼルのDF中田浩二(28)が来年6月に鹿島へ復帰することが確実になった。スイスリーグの中断期間を利用して15日に帰国し、鹿島の優勝パーティーに出席。壇上で「僕も10冠を味わいたかった。来年6月に契約が切れるので、また鹿島でお世話になりたいと思います」と話した。バーゼルとの契約は来年6月で満了となるため、規約では来年1月に鹿島と契約を交わせる。

[ 2007年12月16日付 紙面記事 ]


鹿島神宮周辺優勝パレードに1万人が集結



鹿島神宮で10冠達成報告と天皇杯必勝祈願をした鹿島イレブンは大勢のサポーターから祝福を受けた


 今季のJリーグを制した鹿島が15日、茨城・鹿嶋市の鹿島神宮周辺で優勝パレードを行った。国内全3タイトルを獲得した2000年時の7000人を上回るクラブ史上最多の1万人(主催者発表)が集結。MF小笠原満男(28)は「今年の天皇杯を取って、来年は大きなアジアの大会もある。3冠超えをできるように大事にやっていく」と宣言した。今季の天皇杯、来季の国内3冠、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)と、今季のリーグ制覇から6連続タイトル獲得の壮大な野望をぶち上げた。


 夜に神栖市内のホテルで行われた優勝記念パーティーには、バーゼルに所属するDF中田浩二(28)も出席。来夏に鹿島に復帰する考えを明かした。スイスリーグの中断期間を利用して、この日帰国。サプライズゲストとして登壇し「来年6月まではバーゼルとの契約がある。その後はまた鹿島でお世話になりたいと思います」と話した。

(2007年12月16日06時01分  スポーツ報知)


無関係なクラブの優勝パーティにヌケヌケと出席してしまう厚顔さが、逆に言えばこの男の良さなのかも知れぬ。

彼抜きで栄冠を勝ち得た今、恩赦を与えるに問題は少なかろう。

移籍金も0である。

若干層の薄いボランチでCB、左SBもこなすこの男は補強ポイントとしては悪くない。

気になるのは夏以降の合流ということである。

それも他の選手に大きな怪我がなければ問題ない。

それよりも契約社会である欧州の囲い込みである。

バーゼルも馬鹿ではない。

1ユーロでも儲けてやろうと躍起になって来るであろう。

我等の勝負は元旦で今季を終えるが、鈴木満らフロントの仕事は山積みである。

ここで手を拱くことなく、きれいに仕事をして欲しい。

欧米列強に負けることなく富国強兵に励むのだ。

日本海海戦でバルチック艦隊を打ち破れ。

さすれば露西亜に欧州に土を付けることも可能となるであろう。

背番号6の行方

鹿島の「6」は小笠原が引き継ぐ!前任・本田氏が後継指名

 鹿島のMF小笠原満男(28)=写真=が背番号6を継承することが14日、決定的となった。6番は昨年限りで引退した『ミスターアントラーズ』本田泰人氏(38)=サンケイスポーツ専属評論家=がつけていた番号。クラブは後継者が現れるまで欠番とする方針だったが、本田氏が小笠原を推薦した。本人も前向きに検討しており、小笠原が「6」とともに本田氏の魂を背負って新シーズンを迎える。

 小笠原が闘将の魂を受け継ぐ。来季から背番号6を背負うことが確実となった。
 「重みのある番号なんでしっかり考えたい。あとはクラブにいえるかどうか…」
 背番変更について前向きに話した小笠原。この日の第1回目の契約更改交渉の席では、クラブに意向を伝えることはできなかったが、ほかの誰でもない本田氏の後押しを受けている。近日中に気持ちを整理して、クラブに伝える予定だ。


 鹿島の背番号6。固定制となった1997年から本田氏がつけ続け、チームの象徴ともいえる番号だ。同氏が昨年限りで引退を決意すると、クラブはその功績をたたえ、適任者が現れるまで「欠番」とすることを決定し、今季は空き番号だった。来季の行方が注目されていたが、13日に同氏が小笠原に「お前がつけろ」と肩をたたき、ついに後継指名した。


 7月に出場機会に恵まれなかったセリエA・メッシーナから、約1年ぶりに復帰。ファウルなしが暗黙のルールとなっていた紅白戦で誰よりも激しくプレーし、ときには相対したチームメートを容赦なく削った。


 欠けていた闘争心を蘇らせ、小笠原復帰後のチームは延長戦廃止後最多の9連勝を含む14勝2敗。文字通りの戦闘集団となり、12月1日の最終戦で逆転リーグ優勝を飾った。プレーしたのは半分だが、MVP級の活躍。誰もが認める存在で、決して大きいとはいえない背中でチームを引っ張った闘将・本田氏とダブってみえた。


 「誰の色にも染まっていない番号だし、自分の色に染めたい」と今季は40番を背負った小笠原。来季は伝統の背番号を継承し、新たな伝説を作る。
(千葉友寛)


■小笠原 満男(おがさわら・みつお)
 1979(昭和54)年4月5日、盛岡市生まれ、28歳。大船渡高から98年、鹿島入団。同年4月15日のG大阪戦でJ初出場。00、01年JリーグチャンピオンシップMVP、02年ナビスコ杯MVP。01−05年Jリーグベストイレブン。06年にセリエA・メッシーナ(当時)へレンタル移籍。今年7月、契約満了にともない鹿島に復帰し、チームをJ優勝に導いた。代表デビューは02年3月21日のウクライナ戦。日韓、ドイツW杯に出場した。J1今季14試合4得点、同通算218試合50得点。代表通算53試合7得点。1メートル73、72キロ。


≪小笠原 本田氏から背番「6」譲渡も≫鹿島のMF小笠原が来季、背番号を40から6に替える可能性が出てきた。昨年まで付けていた本田泰人氏(現チームアドバイザー)が「この男なら背番号6をつける価値はある」と譲渡する意向を示した。本田氏は昨年で現役を引退。6番は「ふさわしい選手が現れるまでは」と半永久欠番となっていたが、今季途中に復帰しチームを優勝へと導いた小笠原に譲渡する可能性が出てきた。


本田氏、欠番「6」後継に小笠原を指名!
 鹿島のアドバイザーを務める本田泰人氏が14日、現在、欠番となっている背番号「6」の後継者にMF小笠原を指名した。本田氏が06年末の引退に際し「6番にふさわしい選手が育ってくるまで空き番号に」とフロントに要求。今年は欠番となっていた。だが、小笠原が同じボランチ、チームの精神的支柱として活躍したことを受け、「オガサにつけてほしい」と熱望した。
(2007年12月15日06時00分  スポーツ報知)


名良橋が篤人に2番を託したように本田元主将は満男に6番を継承させたいとのこと。
本人も承諾の以降の様子で1年間の欠番を経て偉大なる後継者が誕生の予感である。
夏にはユダに用意したとの報道もあり、我等をヤキモキさせたがこれであれば一安心であろう。
だた、長谷川が託した11番は平瀬の背中に収まらなかったことが無念でならぬ。

本日は優勝パレード

鹿島パレード 鹿嶋署とコラボ開催
 15日の優勝報告会とパレードが、茨城県警鹿嶋署とのコラボレーションで行われることになった。2時半ごろから鹿島神宮で優勝報告。そのあとに大町通りを200メートルほどパレードする。その際に、来年1月10日の「110番の日」のPRを行い、パトカーには鹿島の10冠のロゴが張られることになった。また、鹿島神宮前の大町通りから選手寮までは、選手、スタッフの乗る2台のバスを、赤い制服を着用した女性白バイ隊員2人が先導する。


鹿島Vパレードに「10冠パトカー」
 15日に行われる鹿島のリーグ優勝パレードに、地元の茨城県警鹿嶋署が全面協力することが14日、分かった。パレードを先導する白バイの女性隊員は鹿島のチームカラーの赤色の制服をまとい、パレード後に選手バスを先導するパトカーの側面に10冠ロゴが入ることが決定。前代未聞の「赤バイ」と「10冠パトカー」がVパレードに花を添える。


 選手は鹿島神宮の鳥居から公道200メートルを徒歩でパレードする。その先導役を務めるのが「赤バイ」だ。関係者によれば、鹿嶋署の20代女性隊員が「チームカラーの赤い制服で出動させてください」と署内で直訴したという。さらにパレード後、選手が寮に移動する際には、通常「茨城県警」と記されている側面に、チーム作製の10冠ロゴの入ったパトカーが先導役を務める。


 茨城県警側はこのVパレードで、110番の日(1月10日)をPRするかわりに全面協力を約束。来年1月以降には東京ディズニーランドで10冠獲得記念イベントを行うプランも浮上している鹿島。10冠獲得をスペシャルに華やかに祝う。
(2007年12月15日06時01分  スポーツ報知)


赤の制服とは粋な計らいである。
アカレンジャーを例に出すまでもなく「赤」は本来正義のカラーであったはず。
それが昨今、邪悪なる赤ばかりがメディアに乗っており不愉快この上ない。
ミラン相手に引き籠もる姿は醜態を晒した以外の何者でもなかった。
あの戦いがJのスタンダードだと全世界に放送されてしまったのである。
惨敗以上に恥ずかしい。
侍ならば腹割捌いて詫びるところであろう。
が。奴らに日本人の美しさを説いても理解出来ぬであろう。
恥ずかしいのはJ開幕当初からのお家柄である。
今更何とも思っておるまい。

プロフィール

Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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