健太疾走
ブラジル帰り鹿島DF笠井順応性アピール
移籍後初の対外試合となるホンダロック戦でドリブル突破を図る鹿島DF笠井
鹿島DF笠井が逆輸入選手の出世街道を突き走る。ホンダロックとの練習試合で主力組の入った1本目に右サイドバックで先発出場。ブラジル2部のパウリスタから今季加入し、初の対外試合で非凡なスピードで積極的に攻撃を繰り返した。「パスの速さ、寄せの速さに最初は慌てた。まだ小物ですね」と反省したが表情は明るかった。高校を中退し、ブラジルで約5年間の武者修行を積んでのJ挑戦。カズや中沢らが歩んだ道を目指す。
[2008年2月16日9時12分 紙面から]
2月15日に報じられたとおり笠井健太が先発フル出場した。
レギュラー組では右SB、サブ組では左SBでプレイし、持ち前のユーティリティ性がアピールされた。
本人はまだ小物と謙遜するがやれる感触は掴んでおるのでは無かろうか。
5年の海外生活に耐えた精神力である、尋常ならぬものがあろう。
非凡のスピードと報じられておるように元FWの速さが健太の持ち味である。
メンタルとスピードを備えた第三の矢として開幕はスタートである。
しかしながら、最終戦にはレギュラーを掴んでおるやも知れぬ。
これはチーム内競争が激化したいうことである。
代表組はウカウカしておれぬ状況と相成った。
健太だけではなく金古は岩政を出し抜こうと躍起になっておろう。
金古は本来秋田の3番を引き継いだ男なのである。
このチャンスを逃そう筈はないのである。
金古飛翔伝説が始まる。
新主将コメント
<練習試合:鹿島8−1ホンダロック>◇15日◇宮崎
鹿島が宮崎合宿を打ち上げた。最終日は始動後初となる練習試合を組み、A代表、U−23代表の遠征で主力5選手を欠く状況での一戦となった。1本目は主力組が出場。同3分にFWマルキーニョス、野沢拓也とつなぎ、最後はMF本山雅志が決めて先制した。今季はFW陣が計4人と手薄なため、1トップの布陣をテスト。本山を3ボランチの一角に据えた新布陣は、まずまずの連係を見せた。
控え組が出場した2本目はMF小谷野顕治が2得点を決めるなど、結局8−1と快勝。DF新井場徹は「去年積み上げてきたものにプラスアルファをつけないと」と気を引き締めていた。
[2008年2月15日22時10分]
小笠原“黒子役”でV案内人になる!
鹿島のMF小笠原が“黒子役”としてチームを再び頂点へと導く。宮崎合宿最終日に行われたホンダロック戦で、前半に青木とダブルボランチを組んでプレー。攻撃では前半5分にスルーパスでFWマルキーニョスのPK獲得をアシストし、守備でも広範囲をカバーするなど貫録のプレーを披露した。「個人的には攻めることも楽しい。(ずっと)ボランチだけとは限らない」と話すが、主将となった今季は「汗かき役として頑張りますよ」。試合も8―1で勝ち、「疲れたけどいい合宿ができた」と充実の表情を浮かべた。
[ 2008年02月16日付 紙面記事 ]
新主将・小笠原はボランチ専念
鹿島の新主将に就任したMF小笠原満男(28)が15日、攻撃的ポジションへの思いを封印、ボランチに専念することを明かした。プロ11年目で初めてボランチとして開幕を迎えるが「チームのことを一番に考えたい。汗かき役? 頑張ります」と誓った。この日の練習試合では、中盤の底から40〜50メートルのパスを何本も通し、職人芸を披露。アジア・チャンピオンズリーグをはじめとする全4タイトル制覇を目指す。
(2008年2月16日06時02分 スポーツ報知)
ガテン小笠原ボランチ専念
鹿島の新主将に就任したMF小笠原満男(28)が15日、攻撃的ポジションへの思いを封印、ボランチに専念することを明かした。プロ11年目で初めてボランチとして開幕を迎えるが「攻めている方が楽しいし、実はやりたい思いもある。でも、チームのことを一番に考えたい。汗をかき役? 頑張ります」と誓った。
理想は「ガテン」な男だ。昨年、Jリーグキャリアサポートセンターからの資金援助を受け、大型二輪の運転免許を取得。関係者によれば、申込書には「引退後、バイク便をやりたいから」と理由を記したという。さらに、近い将来には大型自動車運転免許も「取りたい」と“トラック野郎”転身に興味。ガテン系へのあこがれは尽きない。
この日の練習試合では、中盤の底から40〜50メートルのパスを何本も通し、職人芸を披露。11日間に及ぶ宮崎合宿が終わり「いい合宿になったと思う。とにかく疲れたという一言の合宿になった」と充実感を漂わせた。小笠原がボランチ職人になって、アジア・チャンピオンズリーグをはじめとする全4タイトル制覇を目指す。
(2008年2月16日06時02分 スポーツ報知)
試合後のインタビューから起こした記事である。
スポニチと報知は同じような内容で、新主将の満男にスポットを当てておる。
中盤は昨季と変わらずスタートさせるようである。
青木・満男のダブル・ボランチは円熟の域に達しており動かす必要が見当たらない。
小笠原満男新主将は記者の誘導尋問でボランチ=黒子宣言になっておるが、スポニチでは通年で同じように使われるとは思っていない様子である。
実際、昨季もナビスコ杯準決勝1st legでは青木・チューヤンのダブルボランチを組ませ満男が前に出た。
オリヴェイラ監督は昨季開幕直前に、開幕戦と最終戦ではスタメンが変わっていると明言して実践した。
今季も通年通して固定されるとは思えぬ。
ボランチにはチューヤンが控え、船山は成長した。
修人も期待の新人だけで終わるわけにも行かぬであろう。
満男が押っ圧されて前に出される日もあろうかと思われる。
何はともあれ、初の練習試合で今季序盤の方針が見えてきた。
ゼロックスが開幕が待ち遠しい。