U-23日本代表米国遠征 石神アシスト
平山 五輪イヤーに改心ヘッド!
米国遠征中のU―23日本代表は16日、カリフォルニア州カーソンで米プロリーグ(MLS)のシーバスUSAと練習試合を行い、4―0で快勝した。チームの今季初の対外試合でFW平山相太(22=FC東京)が前半6分にヘディングで先制弾を記録。昨季途中から先発の座をはく奪された元エースが、五輪イヤー1号ゴールを決めて復活への第一歩をしるした。
前のめりに飛び込んだ平山が強引に頭を振った。前半6分、左サイドからの石神のクロスに反応。ニアサイドに走り込み、ワンバウンドしたボールに低いダイビングヘッドで合わせた。「(ボールが)低かったけどゴール前だったので頭でいきました」。反町ジャパンの08年1号ゴール。北京五輪イヤーの初戦で、復活を期す長身FWが幸先の良いスタートを切った。
前半18分には右サイドからのクロスで山崎のゴールをアシスト。前半40分には右サイドに流れてゴール前にスペースをつくる“無駄走り”で山崎の得点を演出した。昨季までは自らのゴールだけに集中するスタイルだったが「周りのサッカーが変わってきたので自分も変わらないといけない」と意識が変化。新たな一面を見せ、反町監督からも「相太は前に比べると動きだしが早くなった」と珍しく褒められた。
今季は目の色が違う。昨年の北京五輪アジア最終予選途中から先発落ちが続いたこともあり、大好きな揚げ物や炭酸飲料を控えるなど食事制限に着手。オフにはACミランのインザーギらスター選手の情報を集め、サッカー観やピッチに立つ心構えなどを学んだ。試合前にはシーバスUSAと同じ敷地内で練習するロサンゼルス・ギャラクシーのベッカムの姿を見つけたが「あいさつしようと思ったけど試合前なのでやめました」とミーハーぶりを封印する意識の高さも見せた。
もっとも、平山は満足していない。ケガ人続出シーバスUSAがユース選手2人を出場させるなど2軍だったこともあり「チームで生き残るためには結果と内容にこだわり続けないといけない」と足元を見つめ直した。次戦は18日のU―23グアテマラ戦。エース奪回に向けた戦いはまだ始まったばかりだ。
[ 2008年02月18日付 紙面記事 ]
U-23日本代表候補に選出された石神が早速米国遠征で結果を残した模様。
昨季優勝を決めた最終節の先制点に繋がるPKを得たクロスと同様であろうか。
低い軌道のクロスは武器になる。
左利きであることも好都合である。
石神の特長が生かせれば、U-23日本代表にも鹿島にも有効であろう。
しかしながら石神の留守中には笠井健太が両サイドバックをこなし、ポジションを明らかに浸食しておる。
更なる結果を残さねば、帰る場所がなくなるであろう。
島津本家への養女入りで今泉への帰還はなくなる。
そんな中で自害した菊本は全くの無駄死にであった。