Fマリノス戦報道
2年目ダニーロ初得点で鹿島勝利/J1
<J1:鹿島2−1横浜>◇第3節◇30日◇カシマ
鹿島はMFダニーロが、来日2年目での初ゴールで試合を決めた。1−1の後半40分、横浜のDFがクリアしきれなかったこぼれ球を、左足で蹴り込んだ。「新井場がクロスをあげてこぼれてくると思っていた。落ち着いて決められた」と、貴重な決勝ゴールを満足げに振り返った。
[2008年3月30日20時47分]
謙虚なエースが大車輪! 鹿島・マルキーニョス5戦9発
J1第3節(30日、鹿島2−1横浜M、カシマほか)頼もしいエースの存在も、鹿島の強さを語る上で欠かせない要素だろう。FWマルキーニョスは開幕から3戦連続で、今季早くも4ゴール目をマーク。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を含め5試合で9得点と大車輪の活躍で、チームの屋台骨を支えている。
前半33分、相手のミスから得たチャンスで、小笠原と位置を入れ替わるようにしてボールを受け取り右足で強烈なシュート。GKの手をはじいてゴールをこじ開けた。
「ああいう局面では、日ごろの練習がモノを言うんだ。周りの選手がDFを引き連れてスペースを空けてくれた」と、自分のプレーよりチームメートの動きに賛辞を贈るのが、この人らしい。「連続ゴールも、味方のサポートがあってこそ」と謙虚な言葉を続けた。
2001年からJリーグでプレーし、鹿島に加入した昨季は14得点。周囲を生かして守備にも献身的に走り回る。チーム戦術を最重視する鹿島にうってつけのストライカーは、今季さらに威力を増している。
★ダニーロが決勝点
鹿島は大詰めの後半40分、途中出場のダニーロが決勝点。「いい流れを切りたくなかった」というMFの左足シュートはGKの股間(こかん)を抜けて熱戦に決着をつけた。
小笠原のPK失敗で一度は勝ち越しの機会を逸したが、岩政は「PKを外しても負ける気はしない」とチームの充実ぶりを強調する。勝負強さを印象づける1勝に、オリベイラ監督は「90分の中に不安定な場面もあったが、チームで乗り越えたことを評価したい」と満足げだった。
全勝対決制した!ダニーロの決勝弾で鹿島が開幕3連勝!
試合後、決勝点のダニーロ(中央)はサポーターとともに大喜び(撮影・北野浩之)
J1第3節(30日、鹿島2−1横浜M、カシマ)鹿島は横浜Mに2−1勝利、首位を守った。
◇
気温10.4度。冷たい雨と風。花見シーズンとは思えない天候のなか、王者がスタジアムを熱くさせる。横浜Mとの全勝対決を制し、鹿島が開幕3連勝だ。
「自分たちがよかったとは思わない。長いシーズンでいいとき、悪いときがある。そういう中でしっかり勝てている」とMF小笠原は手応えを感じさせた。
前半33分、小笠原がヒールで流すと、FWマルキーニョスが右足ミドル。「周りの選手がDFを引き連れてスペースを空けてくれた」と話すエースの3戦連続ゴールで先制した。
同点に追いつかれたものの、そこから再び突き放せるのが今季の鹿島の強さ。後半33分には足を滑らせた小笠原のPK失敗もあったが、下を向く選手はいない。後半40分、途中出場のMFダニーロがこぼれ球を豪快にゴールにけりこみ、決勝点をマークした。
「ガッカリすることなくゴールを奪うことができた。チームがたくましくなってきている」と小笠原。視察した日本代表の岡田監督の前で、存在感をアピールした。
「PKを外しても、負ける気はしなかった。タイトルをとったからか、わからないけど、昨年までとは違う雰囲気がある」と話したのはDF岩政。これで昨季からリーグ戦12連勝。王者の行進はまだまだ止まらない。
(峯岸弘行)
鹿島 エースが大車輪!横浜倒す
<鹿島・横浜>後半40分、決勝点を決めて駆け出す鹿島・ダニーロ
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【鹿島2―1横浜】頼もしいエースの存在も、鹿島の強さを語る上で欠かせない要素だろう。FWマルキーニョスは開幕から3戦連続で、今季早くも4ゴール目をマーク。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を含め5試合で9得点と大車輪の活躍で、チームの屋台骨を支えている。
前半33分、相手のミスから得たチャンスで、小笠原と位置を入れ替わるようにしてボールを受け取り右足で強烈なシュート。GKの手をはじいてゴールをこじ開けた。
「ああいう局面では、日ごろの練習がモノを言うんだ。周りの選手がDFを引き連れてスペースを空けてくれた」と、自分のプレーよりチームメートの動きに賛辞を贈るのが、この人らしい。「連続ゴールも、味方のサポートがあってこそ」と謙虚な言葉を続けた。
2001年からJリーグでプレーし、鹿島に加入した昨季は14得点。周囲を生かして守備にも献身的に走り回る。チーム戦術を最重視する鹿島にうってつけのストライカーは、今季さらに威力を増している。
[ 2008年03月30日 20:16 速報記事 ]
鹿島救った!ダニーロ初ゴール
<鹿島・横浜>初ゴールを決めた鹿島・ダニーロは、サポーターと大喜び
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【鹿島2―1横浜】鹿島の連勝ストップの危機を救ったのは、後半37分に途中出場したMFダニーロだった。1―1の後半40分だ。DF新井場の左からのクロスを相手DFがクリアミス。そのボールをエリア内で拾うと、右足でトラップしたあと、得意の左足で叩き込んだ。「落ち着いてトラップしてゴールを決められて良かった」。後半34分にMF小笠原がPKを外していただけに、ダニーロのリーグ戦初ゴールはチームのリーグ戦連勝記録を12に延ばす貴重な決勝点となった。
今季に懸ける思いが乗り移ったゴールでもあった。ブラジルの名門・サンパウロから入団した昨季は26試合に出場し得点なし。期待外れに終わったが、今季は「合宿から意気込みが違った」(DF岩政)という。それだけに、岩政も「去年苦しんだ姿を知っているから、うれしかった」と自分のことのように喜んだ。
「これからもチームの勝利に貢献し、自分もゴールを決められれば」とダニーロ。チームは6戦連続完封のJタイ記録こそ逸したものの、00年以来となる開幕3連勝。リーグ連覇に向けがっちり首位をキープした。
鹿島、ダニーロが決勝点…J1第3節
◆J1第3節 鹿島2−1横浜M(30日・カシマ)鹿島は後半34分に小笠原がPKを失敗したが、同40分に相手DFがクリアミスした球をダニーロが決めて勝ち越した。横浜Mは互角の展開に持ち込み、後半22分に小宮山のミドルシュートで同点としたが、力尽きた。
鹿島は大詰めの後半40分、途中出場のダニーロが決勝点。「いい流れを切りたくなかった」というMFの左足シュートはGKの股間(こかん)を抜けて熱戦に決着をつけた。
小笠原のPK失敗で一度は勝ち越しの機会を逸したが、岩政は「PKを外しても負ける気はしない」とチームの充実ぶりを強調する。勝負強さを印象づける1勝に、オリベイラ監督は「90分の中に不安定な場面もあったが、チームで乗り越えたことを評価したい」と満足げだった。
頼もしいエースの存在も、鹿島の強さを語る上で欠かせない要素だろう。FWマルキーニョスは開幕から3戦連続で、今季早くも4ゴール目をマーク。前半33分、相手のミスから得たチャンスで、小笠原と位置を入れ替わるようにしてボールを受け取り右足で強烈なシュート。GKの手をはじいてゴールをこじ開けた。
「ああいう局面では、日ごろの練習がモノを言うんだ。周りの選手がDFを引き連れてスペースを空けてくれた」と、自分のプレーよりチームメートの動きに賛辞を贈り「連続ゴールも、味方のサポートがあってこそ」と謙虚な言葉を続けた。
満男で鹿島12連勝!…J1第3節
後半40分、途中出場の鹿島・ダニーロ(中央)が決勝ゴールを決め、チームメートから手荒い祝福を受ける
◆J1第3節 鹿島2―1横浜M(30日・カシマ) 最後まで闘争心が尽きることはなかった。同点に追いつかれても、勝ち越しの絶好機だったPKを失敗しても、鹿島主将のMF小笠原満男は、鬼気迫る体当たりディフェンスでボールを奪いに行く。何度もピンチを救うとともに、その背中でチームを鼓舞。6試合連続完封こそ逃したが、12連勝で首位を守りに「チームがたくましくなってきた」とうなずいた。
苦しんだ。前半33分、小笠原がヒールで落としたところを、FWマルキーニョスが右足ミドルで先制。だが、追加点が奪えず、後半22分に追いつかれた。後半34分に得たPKでは、小笠原が体勢を崩してバー直撃。運にも見放されたかに見えた直後、キャプテンは勝利への執着心を体で表現した。チームの足は止まることなく、MFダニーロの決勝点を呼び込んだ。
チームで「絶対的存在になりたい」と明かす。元鹿島のジョルジーニョ、サントスのような、いるだけでチームが落ち着くような大黒柱だ。昨年7月、イタリア・メッシーナから復帰した直後、鈴木満強化部長から「ジョルジ、サントスはゴールを決めないけど、ピッチにいるだけでお前はどんなに生かされたか、思い出してみろ」と言われ、「ハッ」とさせられたという。
この日は日本代表の岡田武史監督が視察に訪れた。1アシストを記録したが、PK失敗など本来の出来ではなかった。それでも、背中でチームを引っ張り、勝利をもぎ取った。「がっかりしたところで、ゴールを奪ってくれた。(PK失敗を)忘れさせてくれた。厳しい試合をものにできた」と小笠原。絶対的存在。12連勝中の強さの象徴は、岡田監督の目にも焼き付いたはずだ。
(2008年3月31日06時01分 スポーツ報知)
ダニーロで決まりかと思いきや報知は満男主将で攻めてきた。
ジョルジーニョ、サントスと比較されるボランチと鈴木満強化部長は言ったようであるが、満男はサントスとは共にプレイしておらぬ。
それはそうと、世の中はダニーロばかりに目がいっておるようであるが、J3試合全てに出場しているイノパンこと伊野波雅彦に注目である。
更にイノパンは3試合とも別のポジションで起用され、難なくタスクをこなしておる。
昨季、FC西東京のサブに甘んじておった選手とは思えぬ、これは拾いものでござった。
続々と登場する脇役陣であるが、話が一向に進まぬ為何一つ面白くない。
ガキのような姫がキイキイ言っているだけの話である。
誰が楽しんでいるのか知りたいものである。
疲労の色濃く
鹿島、内田の代表派遣で協会と話し合い
鹿島の鈴木満強化部長は30日、日本代表DF内田篤人の代表派遣について、日本サッカー協会と話し合いを持つ意向を明かした。昨年からU―20、同23、A代表と3つの代表に招集され、心身ともに疲弊が激しいため同部長は「オーバートレーニング症候群にもなりかねない」と説明した。
(2008年3月31日06時02分 スポーツ報知)
端から見ても内田篤人の疲労の色は見て取れる。
肉体的なものだけでなく精神的な部分は更に大きかろう。
ここは辞退も可能な代表は一時凍結すべきではなかろうか。
更に申せばフル代表もU-23も3バックとなり戦術的にも代表へ行く必要はない。
鹿島露出の営業部長としてフル稼働してきたが、今季の動員に反映されており、その任も少し休んでも良いと心得る。
ここはしばらく鹿島の代表優先方針を変更してクラブへ集中させるときと言えよう。
我等は我等の勝利だけを追求したい時期に来たのである。
田代も満男も足元を見て共に進もうではないか。
Fマリノス戦コメント
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
(試合中)崩れた時間帯もあったが、しっかりと自分たちで立て直すことができた。チームとして乗り越えたことは収穫であり、評価するべきこと。私自身、いつも個人だけを見ているのではなくチーム全体をみている。これだけの高いレベルのチームを相手に自分たちのサッカーで勝ちに結びつけたことをしっかりと評価したい。
(今後ダニーロの先発はあるのかについては)チームというのは生きたもの。旬もあるので、その時のタイミングだったり、感性によって(チームも)変わってくるものなので、流れに沿ってやっていきたい。
【J1:第3節 鹿島 vs 横浜FM】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
3月30日(日) 2008 J1リーグ戦 第3節
鹿島 2 - 1 横浜FM (16:04/カシマ/22,901人)
得点者:33' マルキーニョス(鹿島)、67' 小宮山尊信(横浜FM)、85' ダニーロ(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:60分頃、新井場が反則を取られてから押し込まれたような形になったが?
「こういう大舞台になると、両者とも緊迫感や緊張感から判断ミスや不安定さが出てくることがあると思う。でも選手だけじゃなく、レフリーにも影響が出てくる。そういう中でうまくやることが大事だ。一時的に不安定さを見せたかもしれないし、小笠原がPKを外した時にそうなる可能性もあったが、チームとしてその状況を乗り越えたことが収穫だ。単純に勝ったということだけではない。サッカーというのは90分押し込むことはムリだし、自分たちで立て直した精神力の強さを評価したい。私は個人ではなくチームとしての強さを評価したい。チームとして立て直せたこと、マリノスのような高いレベルの相手に対して勝ちに結びつけられたことが素晴らしかったと思う」
Q:ダニーロをスーパーサブとして使っているが、この起用法が理想的だと考えているのか?
「私自身、今現在のことを答えると、今は鹿島にとってそれが理想的な形だ。でも人間もチームも生きている。旬のタイミングというのがある。彼も先発になるかもしれない。そのタイミングが来たら変化するかもしれない。その流れに沿っていきたいと思う」
以上
【J1:第3節 鹿島 vs 横浜FM】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●青木剛選手(鹿島)
「マリノスはすごくいいチームだし、苦しい時間もあると思っていた。こういう厳しい試合を勝ちに持っていけるのはすごく大きい。ホームで勝てたし、ここから連戦になる。いいリスタートを切れたと思う。
相手はロペス、山瀬さん、ロニーがポイントになるということだったんで、必ず誰かがマークに付くことを意識して試合に入った。
(Q:ダニーロが入ってからポジションが変わった?)
いや、中盤に入ってそのままだった。後半は相手が人数をかけて攻撃してくるし、押し込まれるのはしょうがないところがあった。そういう時でも、ボールを取った後、速い攻撃を意識してやっていた。相手の攻めをネガティブに捉えず、奪ったらチャンスが出来ると前向きに考えていた。
(Q:後半は左を起点にした攻めが多かった?)
スカウティングで、(田中)隼磨は低い位置からディフェンスを始めるということだったんで、イバさん(新井場)のところが起点にできそうだと思っていた。小宮山の方は高い位置からスタートするんで、そういう意識はあった。PKのゴールを逃した後も、信じて最後まで我慢してやっていた。諦めずにやればチャンスをモノにできる。今のチームのいい面がすごく出ていた」
●小笠原満男選手(鹿島)
「後半はかなり攻められたが、サッカーのリズムはそんなもの。相手は1点を取りに来るから。そういう時でも2点目を取れるのが理想的だけど、しっかり耐えて勝ちに結びつけられたのがよかった。PKのシーンは、滑ったとしか言いようがないね(苦笑)。そこでがっかりすることなく、気持ちを落とさずにダニーロがゴールを奪ってくれた。チームが逞しくなってきてるってことだと思う。ダニーロのゴールは自分のミスを忘れさせてくれるゴールだった。1−1ならがっかりするけど、ダニーロがヒーローになって、少しは忘れさせてくれるのかな。
(Q:今はチームの総合力がある?)
ダニーロはサンパウロで中心だった選手。あれだけの選手がなかなか試合に出られないのに、出た時にしっかり結果を出してくれる。ホント、いい見本じゃないかと思う。
(Q:今季戦った中でいちばんレベルの高い相手に対する勝利?)
今までの相手も弱いとは思わない。でも自分たちで勝ちに持っていけたし、しっかり勝てたことは収穫。こういうのはすごく大切。厳しい試合をモノにできたから。1点目はマルキ(マルキーニョス)がうまく回り込んでくれたんで、自分よりマルキが打った方がいいかなと。いい動き出しがなければ入っていない。チームとして崩すところまで行けたから、ああいうゴールにつながると思う」
●岩政大樹選手(鹿島)
「激しく崩されたと思っていないけど、結果的に失点してしまった。もう少し対応の仕方があったのかなという気もする。
(Q:小宮山のゴールについて)
最低限ファーに打たせないようにしようということはできたのかな。でもヴェルディ戦にしても、コンサドーレ戦にしても、後半勝負がついた。どの試合も厳しいけど、それを結果につなげられているから、チームに勢いが生まれると思う」
●ダニーロ選手(鹿島)
「得点シーンは、あそこでボールがこぼれてくることは予想していなかった。でも新井場のセンタリングをDFがクリアしてくることは予想していた。それがたまたま自分にこぼれて来て、うまく決めることができた。
(Q:今年はゴールにより近い位置で仕事ができているが?)
去年と今年のプレー自体はそんなに変わらないが、今年の方が自分にチャンスが来る回数が多い。それを決めるか決めないかの問題だ。今後ももっと数多くチャンスに顔を出して、点を取っていきたいと思う。
(Q:スーパーサブとして使われていることについて)
もちろんスタメンで出たくない選手はいない。誰もが先発で出たい。だけど私はチームメイトをリスペクトしている。これからどんどんチームに貢献し、自分のプレーをして、いつかスタメンで出られるようになりたい。
(Q:今季好調の要因は?)
時間が経つにつれて自分のプレーがよくなっている。昨年は初めて日本に来て、サッカー以外のことでもかなり苦労した。でも今年はサッカーに集中できる環境にいることが大きい」
●マルキーニョス選手(鹿島)
「5試合連続ゴールは、とてもうれしい。得点が続いている要因は、まず目標を置いてつねにトレーニングしていることが挙げられる。一生懸命グランドでプレーしているし、味方のサポートもある。それでゴールを取れている。得点シーンは、日ごろのトレーニングがモノを言った。オガサ(小笠原)、モト(本山)、野沢は、みんなペナルティエリア外からシュートをするのがうまい。ボールを回しつつスペースを空けてボールを落としてシュートをするトレーニングをやっている。今日の試合でもそういう場面が実際に起きた。オガサがDFをひきつけて自分がボールを持った時、スペースが空いたので、すぐにシュートを打つことができた」
●本山雅志選手(鹿島)
「タフな試合だったがそうなるのは分かっていたし、この試合はすごく大事。勝利を得ることができてよかった。押される時間帯もあったけど結果的によかった。後半は相手が前からプレスに来て押し込まれた。途中からうまく立て直してチャンスを作っていけた。ダニーロが入った後、自分は攻めより守備のバランスを取ることに重点を置いたつもり。
(Q:前半の入りは嫌な感じだった?)
いや、向こうもトラップミスがあったし、ズレることもあった。ただ寄せが甘いところもあったんで修正が必要だと思う。
(Q:小笠原選手のPKが外れた時は?)
滑ったし、しょうがないよね。あれで逆にもっとチャンスを作っていこうと思った。あのPKも1つのチャンスだったし。後半はシュートまでもって行かれることもあったけど、前がかりに来る相手に対して満男(小笠原)とか青木がしっかりコントロールしてボールをさばいてくれた。ミツ(小笠原)の存在のすごさを改めて感じた。
(Q:ダニーロの投入?)
ダニーロはすごく攻撃的でボールを取られないし、シュート力もある。前で自由にやってくれと思って自分は守りを考えた。でもダニーロも下がって守ってくれたし、すごくやりやすかった」
記者も監督もチームメイトも本人もダニーロの行く末が気になっておる。
この過密日程の中、そろそろ頭から来る日が来そうな予感である。
小笠原満男代表待望論
鹿島MF小笠原が岡田ジャパンの救世主!
誕生日を迎えたDF内田(左)に誕生祝いで小麦粉を浴びせるMF小笠原
鹿島MF小笠原満男(28)が岡田ジャパンの救世主に名乗りを上げる。29日、日本代表が予選初黒星を喫したバーレーン戦の感想を聞かれ、日の丸への思いがあふれ出た。「そんなに(W杯予選は)簡単じゃない。次勝っていけばいいし、悲観することもない」。そして苦闘を外から見守るしかない現状に、焦燥感を募らせた。「試合を見たり、チームメートが代表に行ったり帰ったりするのを見ると寂しい気持ちになる」。
久しく代表戦を見ていなかった。06年W杯ドイツ大会後、イタリアに渡り、日本戦をテレビで見る機会はなくなった。昨夏帰国し、内田、田代ら鹿島の同僚が選出されたのをきっかけに久々にバーレーン戦をテレビ観戦。「見ちゃったんで(代表への)気持ちがどんどん強くなる」。
今日30日の横浜戦を日本代表の岡田監督が視察する。バーレーンに負けて「これからはオレのやり方でやっていく」と決断した同監督が、出直し最初の視察に鹿島横浜戦を選んだ。小笠原はオシム前監督時代にも現在と同じ代表スタッフから強く推薦された。中盤の再編が予想される中で、有力な候補として名前が挙がる情勢だ。
昔とは違う小笠原の姿がある。「代表に入ったらという仮定の話はできない。でも今なら違った自分を出せると思う」。守備意識を高く持って体を張り、機を見た攻撃参加と絶妙な攻守のバランスが備わった。「もう1回代表に入ってW杯で戦いたい気持ちがある」。MF山瀬、DF中沢と岡田ジャパンの中心選手を擁する横浜との戦いで、圧倒的な存在感を見せつけるつもりだ。 【広重竜太郎】
[2008年3月30日10時2分 紙面から]
鹿島・小笠原が代表復帰アピールへ「もう1度W杯で戦いたい」
日本代表戦で中断していたJ1が、30日に再開。開幕2連勝同士、日本代表・岡田武史監督も視察する鹿島−横浜M戦(カシマスタジアム)で、『ボランチ対決』が展開される。“鹿島キラー”横浜Mの日本代表MF山瀬功治(26)と、代表復帰に意欲を燃やす鹿島のMF小笠原満男(28)。岡田現代表監督のまな弟子と、ジーコ元監督のまな弟子が雌雄を決する。
◇
岡田ジャパンからの熱い視線を浴びて、鹿島を支える男が“全勝対決”に臨む。小笠原が首位決戦に気合十分だ。
「簡単な試合は1つもない。1つずつ、目の前の試合を勝っていきたい」。アジアCLを含め4戦全勝、21得点を記録するなど今季開幕から好調の前年王者。その原動力が小笠原だ。鹿島では現在、ボランチを任されており、「守備の人だから」と本人は笑うが、紛れもなく攻守両方の中心を担っている。
チームで総監督などを務めたジーコから、直接指導を受けて成長。ジーコが日本代表監督に就任してからは常に招集される存在だった。しかし時は流れ、代表から遠ざかって1年9カ月。もちろん復帰への思いは強い。バーレーン戦はテレビ観戦。「アジアで勝つのは簡単じゃない」と感じた一方で、寂しい気持ちもあった。岡田監督はバーレーン戦に敗れた後、“岡田色”を出していく方針を明言している。小笠原の名前はリストアップされており、今後、ドイツW杯以来の代表入りの可能性は十分にある。
「やっぱりW杯は悔いが残っている。もう1度W杯で戦いたい」。代表復帰も見据えて、まずは目の前の横浜Mを撃破。岡田監督の眼前で、小笠原がピッチ狭しと走り回る。
(峯岸弘行)
27日に20歳となった内田(左)は小笠原から小麦粉をかけられ、手荒い祝福。“ブラジル流”に卵や水も浴びせられた(撮影・峯岸弘行)
★内田、手荒い祝福
日本代表としてバーレーン遠征中の27日に20歳の誕生日を迎えたDF内田に、手荒い祝福が待っていた。練習終了後、背後から突然、小麦粉や卵、水などが浴びせられた。誕生日から2日過ぎていただけに「すっかり忘れていた」。それでも「幸せものです」と笑顔だった。横浜M戦で無失点なら昨季から6戦連続完封で、Jタイ記録となる。守備でも貢献するつもりだ。
(鹿島)
横浜倒して小笠原「代表」アピール
横浜戦に向け、燃えに燃えている鹿島・小笠原
Photo By スポニチ
鹿島のオリヴェイラ監督が「この試合は勝ち点6の価値がある」と位置づけた大一番・横浜戦に向け、MF小笠原が並々ならぬ闘志を燃やした。試合前日に行われたセットプレーの確認ではFK、CKで鋭いボールを連発。アジアチャンピオンズリーグを含め、2週間で5試合の厳しい日程が始まるが「全部勝ちたい」と話した。
闘志を燃やす理由は他にもある。バーレーンに敗れた後、新戦力の招集を示唆した日本代表の岡田監督が視察に来るからだ。06年W杯ドイツ大会以降、代表から遠ざかっている小笠原だが、イタリアで経験を積んだこともあり「これまでとは違った部分、自分を出せると思う」との自負がある。「やっぱり、もう一回入ってW杯を戦う気持ちはある」と代表への思いは強い。まずは横浜戦で成長した姿を見せてアピールするつもりだ。
≪ミイラになった20歳の内田≫27日に20歳の誕生日を迎えた鹿島DF内田がチームメートから手荒い祝福を受けた。卵や小麦粉をかけられるブラジル流のお祝いで、小麦粉を顔いっぱいに受けてミイラのような姿に。それでも「チームぐるみですね。でも、幸せです」と笑顔。成人初戦となる横浜戦には両親も観戦に訪れるとあって「絶対勝ちます」と闘志を燃やしていた。
[ 2008年03月30日付 紙面記事 ]
岡田監督見て!オトナの小笠原…30日御前試合「エゴを捨て」代表復帰だ!
練習中にヘディングをし損ねて苦笑いを浮かべた小笠原(右)(左は本山)
鹿島のMF小笠原満男(28)が横浜M戦(30日・カシマ)で、2006年ドイツW杯以来となる日本代表復帰を手繰り寄せる。29日、同戦を視察に訪れる日本代表の岡田武史監督(51)に、新しい「小笠原」を見せることを宣言。ボランチとして周りが生きるプレー、強力なキャプテンシーを発揮し、代表復帰への思いをプレーに込める決意をみせた。
言葉を選ぶように、ゆっくり胸の内を明かした。「やっぱり代表に戻りたいですよ。W杯っていうところで戦いたい」。リーグ全勝対決となる横浜M戦。日本代表監督が視察に駆けつけることを知らされると、MF小笠原は代表への思いを語り尽くした。
鹿島に復帰した昨年7月、ポジションを2列目からボランチに変えた。2列目の時に持っていたという「エゴを捨て」、チーム第一のプレーに徹するようになった。するとチームは攻守に迫力を増し、公式戦出場22試合で19勝3敗、勝率8割5分と大躍進。岡田監督にも「今の鹿島の役割の中で、前と違った自分をみせられると思う」と話した。
岡田監督にとっても、ただの視察ではない。アジア3次予選バーレーン戦(26日)で0―1と敗戦。岡田監督は「これからは思い通りにやらせてもらう」とオシム前監督を受け継ぐサッカー、選手選考を断念し、「岡田色」を前面に押し出す方針を固めた。方針転換後、初の視察だ。
16日のリーグ東京V戦で、鹿島の鈴木満取締役強化部長の元を訪れ、小笠原の情報収集に当たった。苦戦が続く岡田ジャパンの選手からは「小笠原待望論」も出たほど。「チームメートが代表に行ったり、帰ったりするのを見て、寂しい気がしている」と話す小笠原には、絶好のアピールのチャンスになる。
チームは現在リーグ12連勝中で、5試合連続完封勝利中。横浜M戦から中2、3日ペースで5連戦となるが、「全部勝ちたい」と誓った。小笠原が強力なキャプテンシーと、周りを生かすプレーで13連勝に導くとともに、代表復帰を現実のものにする。
(2008年3月30日06時01分 スポーツ報知)
昨日の岡田代表監督視察記事に追随するかの如く、小笠原満男の代表復帰待望論一色である。
確かに今の代表は弱く選手の入れ替えも必要かと思う。
岡田代表監督も新戦力を求めておると聞く。
白羽の矢が立つのも道理であろう。
だが、これまで無視され続けてきた小笠原満男よりも、むしろ、先日のバーレーン戦で連れて行ったにも拘わらず出場適わなかった田代有三と内田篤人にとってのアピールの場と考えたい。
田代を投入しておれば得点が奪えた、篤人を起用しておれば右サイドを切り裂いた、と岡田氏に悔やませたいところである。
しかし、この首位決戦と代表復帰は別儀である。
我等は勝ってこの横浜Fマリノスを退けなければならぬ。
勝ち続けることが存在価値なのであるから。
勝ち諏訪を手に入れし後は、湖衣姫と婚儀を結び諏訪衆との結束を固めねばならぬ。
諏訪は甲斐の北の出口である。
甲斐から北へ攻め上がってゆくのだ。
田代 右膝痛回復
鹿島FW田代は代表遠征中にひざ回復
鹿島FW田代有三(25)が復調を実感した。30日の横浜戦に向けた29日の最終調整ではセットプレー練習で打点の高いヘッドでゴールを決めるなどキレのある動きを見せた。左ひざ痛に悩まされていたが、代表の中東遠征中に少しずつ回復していったという。まだ痛みは少し残っているが「日程を見ても1つのヤマだし、絶対に勝ちたい」と意気込んでいた。
[2008年3月29日20時57分]
休ませる以外に治療法がないと言われた田代の右膝痛であるが、バーレーン戦への出場がなかった為、癒えたとのこと。
ここはユウゾウ対決を制し、勝利へ貢献してもらうところである。
この試合から始まる過密日程を乗り切るには田代有三の活躍が不可欠である。
今季リーグ戦初ゴールを上げ田代にとっての真の開幕としたい。
ユウゾウに克つ
鹿島と横浜の「ユウゾウ」ヘディング対決
国内最高ヘディング決定戦は、オレが制する! 横浜DF栗原勇蔵(24)が28日、鹿島FW田代との「ガチンコヘディング勝負」をぶち上げた。8日浦和戦では、浦和FW闘莉王のはるか頭上でクロスをクリアするなど、ヘディングの高さはJ屈指。「苦手なのは名古屋のヨンセンくらいかな」。番長キャラの栗原にとって、最悪の相性とも言える元警察官FWをのぞけば、国内に強敵はいなかった。
そんな栗原の前に現れたのが、日本代表入りも果たした田代。垂直飛び推定80センチの跳躍力を「あの人は高い。落下点よりずっと手前で飛ぶから、普通に構えてると競ることもできない」と認めた。さらには闘争心をかきたてられたのか「同じユウゾウだし、負けらんないか。鹿島戦では何回勝てるかやってみるよ」と挑戦状をたたきつけた。
強敵相手でこそ燃えるのが栗原だ。昨年のバルセロナとの親善試合では、カメルーン代表FWエトーにも走り勝った。並外れた身体能力が、田代相手に再び爆発することは確実。路上の電柱と競り合うことで、ヘディングを磨いたという田代の逸話を「電柱相手に勝てるわけねーじゃん」と一蹴するなど、気分もすでに戦闘モード。30日、鹿嶋市上空で屈強男2人が火花を散らす空中戦が、今季無敗同士の天王山の行方も決める。 【塩畑大輔】
[2008年3月29日10時9分 紙面から]
広重記者ではないと思っておったところ、Fマリノス番記者の記事であった。
内容も田代ではなく栗原の目線である。
強敵のこそ燃えるのであれば、電柱にも挑戦状を叩きつけろと言いたい。
完封Jタイ記録王手
鹿島 Jタイ6連続完封へ非公開練習
J1首位の鹿島は、30日の横浜戦に向け、今季初の完全非公開で練習を行った。今季2連勝中のチームは昨季からリーグ戦で5試合連続完封中。横浜戦もゼロに抑えれば、清水と横浜Fが持つ6試合連続無失点のJ1記録に並ぶ。安定感抜群の守備についてMF小笠原は「ボールを取られてカウンターを食らいそうなときに、チーム全体がそれに対する準備ができている」と説明した。
豊富な運動量で広い守備範囲を誇るMF青木は「攻守の切り替えができている。守備の人間は普段、結果が得点といった数字に表れないポジションだから(達成できれば)うれしい」と6連続完封に意欲的。16日の東京V戦で岩政との“2枚岩コンビ”で通算40完封を達成したDF大岩も「記録は意識しないで、結果的に完封できれば」と話した。
[ 2008年03月29日付 紙面記事 ]
鹿島、J記録6戦連続完封狙う!
鹿島の鉄壁守備陣がリーグ記録に挑む。鹿島は28日、横浜M戦(30日・カシマ)へ向けて、非公開練習を行った。現在、リーグ戦5試合連続完封中で、次節も無失点で抑えれば93年に清水、96年に横浜Fが記録した6試合連続無失点のJ1記録に並ぶ。MF小笠原満男(28)、MF青木剛(25)のJ最強ボランチコンビが記録樹立を誓った。
開幕2連勝同士の対決を前に、小笠原主将が「理想は完封勝利。このまま完封を続けたい」と話せば、青木も「普段、数字に表れにくいポジションだし、記録はうれしいこと。記録を作れば後から振り返った時に、“守備のチームだった”という印象を残せる」と意欲をみせた。
27日には、ルイスGKコーチがGKだけを集めてミーティング。映像を使ってポジショニングなどを徹底確認。記録達成への準備にぬかりはない。「守備への切り替え。ボールを奪われた時に、カウンターへの準備がしっかりできている。チーム全体の頑張りが、そこにある」と小笠原。リーグ12連勝を6試合連続完封で飾る。
(2008年3月29日06時00分 スポーツ報知)
言われてみれば、Jでは失点している記憶が無い。
調べてみたところ最後の失点は昨季第31節、相手は奇しくも今回の対戦相手である横浜Fマリノスであった。
この試合では左サイド(相手の右サイド)からのクロス二つにやられてしまった。
ここは学習すべき点である。
とはいえ、Fマリノスは監督が替わり打つ手も変わってこよう。
並の手では完封は難しいと考えねばならぬ。
大岩の言うように記録への拘りは捨て、結果として完封が付いてくる程度の心構えで挑むべきであろう。
そうは言っても、人間の心は弱い。
甘い蜜に誘われるが如く、揺れてしまうものである。
ここで怖いのが、失点した際の動揺であろう。
記録が途絶え、気が抜けてしまう恐れである。
とはいえ、これまでも気持ちを切り替えて戦ってきた実績もある。
最後に失点した試合も先制点を奪われながらも逆転勝利を掴んである。
1-0(ウノ・ゼロ)は我等の美しき流れであるが、この試合、勝ってしまえば得点も失点も無関係と心得るべきであろう。
今季、全勝対決・第一幕なのである。
聖地で祝杯を挙げる為にも、“勝利”という言葉以外を口にしてはならぬ。
諏訪を陥落させるも湖衣姫の行方はわからずじまい。
頼重を斬ったとて何も解決せぬのである。
代表には誰が必要か
岡田監督は“オシム流”との決別後、初のJリーグ視察に鹿島―横浜戦(30日、カシマ)を選んだ。少ない人数で攻撃を仕掛ける“岡田流”には個人技の高い選手や、対人プレーに強い大型DFの存在が不可欠。02、06年W杯出場経験を持つ鹿島のMF小笠原、横浜監督時代の教え子である横浜のDF栗原らが新戦力候補に挙がりそうだ。
[ 2008年03月29日付 紙面記事 ]
報知以外が小笠原の代表復帰を報じるのは初めてでは無かろうか。
これは彼の選出が、かなり信憑性を帯びてきたと言わざるを得ない。
確かに小笠原満男はボランチとして我が鹿島アントラーズに君臨し、攻撃の起点となり守備も強く代表の器の選手である。
しかしながら、現代表に足りぬものは前線で動き出しボールを引き出す動きが出来る選手では無かろうか。
すなわち強力なFWである。
そう、京都へ去った前主将が最適任者であることは誰の目にも明らかである。
かの男を呼び戻すことこそ代表再建の第一歩であろう。
そこからでなくば話は進まぬ。
岡田代表監督よ、十年前に仏へ連れて行かなかった罪を償い、彼に頭を下げるのだ。
三顧の礼をもって柳沢敦を迎え入れれば、天下は自ずから転がり込んでくるというもの。
さすれば多くの民も喜び歓迎いたすであろう。
安易な選出では自分の首が危ういと心得よ。
高価な練習試合はたくさんだ
アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、代表チームが対戦する国際親善試合が今後廃止の方向へ向かうだろうとコメント。「観客は本気の試合を求めている」との持論を展開している。
26日に行われたフランス代表対イングランド代表の試合を観戦したベンゲルは、「両チームとも本気ではなかった」とコメント。このフランス人監督は、国際親善試合の行く末を次のように予測している。
「今のフットボール界では、親善試合の存在意義がなくなってきているように思う。アーセナルの選手が代表に召集されているから言っているわけではない。ファンが興味を失いつつあるように感じるのだ。彼らは選手たちが本気で戦う姿を観たがっているからね。必ずしも私が正しいとは言えない。ファンは旅行がてらに試合を観戦できるし、監督にとってはテストの場として有意義だろう。しかし、本気で戦わない選手のプレーを、ファンは高いお金を払って観続けるのだろうか。今回の試合だって、両チームとも素晴らしいプレーを披露したとは言いがたい。しかも彼らは、『どうせフレンドリーマッチだから』と言い訳をするんだ。やはり親善試合を観ていると、本気の試合と比べて何かが5パーセントほど足りないように感じてしまう」
さらに、「試合の代わりに合宿をするべきだ」と代替案まで提示したベンゲル。「多くの試合でスタンドに空席が目立っていた」と語り、フレンドリーマッチにおける観客数の減少が叫ばれる現状を危惧する知将の発言に、フットボール界は耳を傾けるべきなのかもしれない。
まったくもって同感である。
真剣でない練習試合の勝敗には興味は湧かぬ。
練習試合には練習試合の見方があるし、必要だとは思う。
戦術や選手起用の確認はしたいので必要性は感じる。
しかしながら、通常のクラブの試合より高額になるのは解せぬ。
ヴェンゲル氏の申すように合宿にせよとは言わぬが、クラブチームや学生とトレーニングマッチを多数行うのも手だと思う。
サッカー界は金に塗れておる。
金に群がる亡者に弄ばれておる。
代表はその餌食なのである。
特にクラブよりも代表が人気のある日本に於いてはそれが顕著である。
そろそろ一歩クラブ文化に進んでも良いのでは無かろうか。
地域に根付いたクラブに心酔するのは正しい行為である。全国区はいらぬ。
心を売ったクラブと共に歩むのである。
美濃を征圧した信長は足利義満を掲げ上洛した。
その下で頭角を現した秀吉は浅井へ信長と共に向かい幼い茶々と初対面するのであった。
大物高校生練習参加
鹿児島城西高のFW大迫が鹿島の練習参加…将来の日本代表候補
鹿島が早くも来季の補強に動き出した。高校屈指のストライカーで、J数クラブが獲得を検討している鹿児島城西高のFW大迫勇也(17)を来週から数日間の日程で練習参加させることが26日、分かった。施設見学が主な目的だが、この時期の練習参加は異例。浦和なども獲得に乗り出しており、争奪戦に発展することは必至だ。
鹿島が、まずはJ屈指の練習環境をアピールする。大迫は182センチの長身を生かしたポストプレーのほか、足元の技術も確かなものを持つ万能型FW。昨年のU―17W杯では直前で落選し、出場はならなかったが、U―16日本代表から代表レベルで活躍するなど、実力は超高校級だ。鹿島は、日本代表FW田代の後釜として期待しており、来季新入団選手の目玉として獲得に動いていた。
現在、鹿島はFW4人体制で実力者がそろうが、人数でいえば最も手薄なポジション。実力とタイミング次第では入団即、出場の機会が与えられる可能性があるのも、ポイントになる。昨季のJ王者は日本人ストライカー獲得に余念がない。
◆大迫 勇也(おおさこ・ゆうや)1990年5月8日、鹿児島県生まれ。17歳。小学時代は主に2列目の選手としてプレー。中学時代にFWに転向し、頭角を現す。鹿児島城西高校1年の時に、U―16日本代表に初選出。182センチ、68キロ。
(2008年3月27日06時01分 スポーツ報知)
薩摩より大物練習参加である。
この時期より高校生が練習参加するのは異例のこと。
我等の魅力にとりつかれた若人がまた一人集ってきたと言えよう。
地元では目安箱に改善案などを投書し、地域の改善に貢献してきたと思える。
そこを島津斉彬に見初められての状況ということなのであろうか。
当初は下級武士であっても攘夷に奔走し、倒幕の力となり、維新政府の中心となるのだ。
期待の薩摩隼人である。
流通経大GK林くん続報
U―23代表候補GK林が練習参加…鹿島
U―23日本代表候補のGK林彰洋(20)=流経大=が26日、鹿島の練習に参加した。昨年2月の宮崎合宿以来、2度目の練習参加。今後も自身のレベルアップを目的とし、定期的に練習に参加していく意向だ。「曽ケ端さんとか、皆さんレベルが高いGKばかり。いろいろ学ぶことができる。自分の実力を試せるし、鹿島にはいい環境がある」と話した。
(2008年3月27日06時01分 スポーツ報知)
昨日のニッカンから一夜明けて報知も林くんを報じてきた。
林くんは海外志向が高く既に代理人と契約しておる為、鹿島に籍を置く可能性は低いであろうが、練習程度は我等と共にあっても良かろう。
林くんも札幌の面白キーパーにU-23日本代表を取られてしまうようでは尻に火が付くというもの。
我等も器の大きさを見せるところである。
日本代表内田篤人スタンド観戦
岡田ジャパン結成後、全6戦に出場してきた“申し子”のDF内田が初のベンチ外となった。4バックの右SBが本職で、ドバイ合宿から指揮官が着手した3バックに不慣れなのが理由。「上がるにも下がるにも、どこまで行けばいいか分からない」と戸惑いを隠せず、実戦練習でも主力組から外れることが多かった。GKの川島と右太腿筋挫傷のFW高原もベンチメンバーを外れた。
[ 2008年03月27日付 紙面記事 ]
流石は営業部長、ベンチ外でも報道してもらえる。
そしてそのコメントから選手に対して正しい指示を出せていない監督が見え隠れする。
これでは敗戦も頷ける。
ぱっと見には中盤に問題があるように見受けられたが、問題の根は更に深いようである。
前任監督が病に倒れたため急遽就いた立場とはいえ、12月にも1月にも合宿を行い、テストマッチに東アジア選手権を使った上での敗戦故言い訳は出来ぬ筈。
とはいえ、この敗戦の影には電通がいると思われる。
ここですんなり一位通過を早期に決めてしまっては、予選後半の試合が消化試合となり観客動員も視聴率も稼げなくなってしまうであろう。
逆転通過を演出したいが故の試合運びなのである。
協会の仕業を熟知する岡田氏ならではの高等戦術である。
協会も日本人監督にした意味がここで生きてくる。
二位でも通過できるこのレギュレーションでは誰がどのような采配を揮っても結果は付いてくる。
気にするところではないのだ。
それはそうと、これだけメディアに取り上げてもらえる内田篤人の二十歳の誕生日を素直に祝おうではないか。
Happy Birthday !
流通経大GK林くん練習参加
流通経大GK林が鹿島で英才教育
流通経大GK林彰洋(20)が、北京五輪での正GK奪取を目指し、鹿島に練習拠点を移して英才教育を受けることが25日、分かった。今日26日の練習から参加する。期間は無期限だが、大学の練習試合や公式戦には出場する。アンゴラ戦の代表メンバーから外れ、西川、山本に次ぐ第3GKの座も危ういが、J1王者のレベルの高い練習で、逆転五輪出場を狙う。
ディドGKコーチが名古屋に移籍し、流通経大にGK専門コーチがいなくなったことがきっかけだった。同大・中野監督は、同じ茨城県内で交流も深い鹿島に相談。鹿島も曽ケ端の後継者候補として林を高く評価しており、近い将来の獲得も視野に入れ、24日の会議で受け入れが決まった。
鹿島の特別指定選手になればJリーグにも出場できるが、日本協会への活動報告書の提出など縛りもあるため申請はしない。流通経大は関東大学リーグのほかJFLにも参戦中で、学んだ技術を発揮する実戦も多い。中野監督は「北京まで最大限のことをしてあげたい。」と話した。
[2008年3月26日9時42分 紙面から]
久しぶりの林くんの記事である。
彼は昨季のキャンプで練習参加して以来音沙汰なしであったので、忘れ去られた存在であった。
その際、日本代表合宿に招集されたため一躍時の人となっておったことで記憶に留める。
しかし、その後U-20も北京五輪代表も漏れ過去の選手のような扱いであった。
何よりも大学生ながら代理人と契約を結び海外移籍を視野に入れておるためJとしては戦力に数えにくい存在である。
そうは言っても、実力は折り紙付きであり我等と共に練習するのは悪くないと言えよう。
何よりも今季新人の川俣に良い刺激となる。
川俣の咬ませ犬としては申し分のない存在なのである。
その川俣も大学生でもありライバルとして牙を研いで欲しい。
曽ケ端の後継者が誰であるのかを目に物を見せるのだ。
織田信長は器の大きさを見せ、大沢基康の帰順を歓迎した。
戻った秀吉は墨俣に砦を築き、稲葉山の寝返りを画策するのである。
澤昌克身分照会へ
鹿島、ペルーからFW沢を逆輸入へ
ペルー1部リーグ・シエンシアーノで活躍するFW沢昌克(25)の獲得に向け、鹿島の幹部が近日中にも契約内容を含めた身分照会を行うことを決めた。沢は千葉・中央学院高卒業後に単身でアルゼンチンにサッカー留学。05年にペルーに活躍の場を移すと、急成長した。ムニシバルに所属した昨季は外国人最優秀選手にも輝いき、現在もクラブW杯出場を目指しリベルタドーレス杯で奮闘中。沢の獲得にはドイツのクラブも名乗りを上げており、争奪戦が繰り広げられる可能性もある。
[ 2008年03月26日付 紙面記事 ]
鹿島が澤昌克獲得へ早仕掛け
鹿島がペルー1部シエンシアーノFW澤昌克(25)獲得に向け、近日中に身分照会の手続きに入ることが25日までに分かった。クラブ幹部が契約内容の確認作業に入ることを明かした。澤はリベルタドーレス杯の活躍が認められ、ドイツのクラブが興味を示すなど獲得競争は激化。7月の獲得を目指す鹿島が、早めの動き出しで「ペルーの宝」を獲りにいく。
(2008年3月26日06時01分 スポーツ報知)
これまで報知だけが報じてきた澤昌克であるが、今回はスポニチも伝えてきた。
2月2日には夏の移籍と聞いていただけにいよいよ獲得へ向け本格的に動き出したと言えよう。
しかしながら、ドイツのクラブも興味を示しているとのこと。
この情報が代理人からのものであれば給料アップのダシであるが、そうでなければ澤がドイツを選ぶ可能性も無くは無い。
とはいえ、ドイツのクラブもピンからキリまである。
二部・三部であれば話にならぬし、一部リーグだったとしても降格候補の残留争いに巻き込まれるところであれば、アジアの頂点を目指す我等と共にあった方が良いと言い切れよう。
そうは言っても、決めるのは本人である。
我等は待つのみなのである。
イノパンの補強、ダニーロの覚醒、小谷野のFW起用で各ポジションの層は確実に厚くなっておる。
無理を通すところではない。
ユダでさえ戻ってきてもポジションは無い状況なのである。
が、しかし、彼等が加入することでプラスになることも大きい。
心して待つ。
それが今の心境なのである。
人質となって残った秀吉であるが、大沢基康が信長に斬られれば命はない。
ねねにとって結婚以来最大の困難である。
練習試合 神奈川大学戦
J1 神奈川大と練習試合 鹿島が勝利
2008/03/25(火) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
試合支配し4−0
Jリーグ1部(J1)鹿島は24日、クラブハウスグラウンドで神奈川大と練習試合(45分×2)を行い、4−0(前半2−0)で勝利した。
前半はGK小澤、DF笠井、金古、大道、石神、MF中後、船山、増田、ダニーロ、FW小谷野、佐々木が先発。開始早々に佐々木が先制点を奪うと、29分にはダニーロが追加点を入れるなど、終始試合を支配した。
後半はGK杉山、DF當間、金古、大道、石神、MF鈴木、船山、増田、遠藤、FW小谷野、佐々木が出場。強風の中、風下に立った鹿島はなかなか前へボールをつなげなかったが、体を張った守備で無失点に防ぐと、終盤に反撃。33分に遠藤が速攻から3点目を決めると、40分には「ラッキーだった」という當間が相手DFに当てながらもネットを揺らし4点目を奪った。
連係面などでの細かいミスはあったが、杉山は「大学生が相手でも、みんなアピールするために自分の力を出そうとしている。相手がどこでも、負けないことが大事なんで、そこで力を付けていければいい」とチームの総意を代弁した。
當間のゴールは素直に嬉しい。
今季、笠井健太の加入で忘れ去られた存在かと思われがちだが右サイドバックのサブの座をそしてレギュラーを虎視眈々と狙っておる。
そして白眉は小谷野のFWである。
手薄と思われがちなこのポジションに新星が如く現れた巨星である。
ドリブルが売りの2年目は興梠のサブとしては十分では無かろうか。
新戦力が頭角を現した練習試合は収穫多々であったと言えよう。
蜂須賀小六を配下とし、美濃攻略は目前である。
リーグ戦序盤の山場来る
鹿島、上位対決へ早くも非公開練習
鹿島が30日の横浜戦に向け、28日の練習が取材対応なしの完全非公開で行われることになった。完全非公開練習は、0―1で勝ち逆転優勝への足がかりとなった昨年11月24日の浦和戦前以来で、今季は初めて。横浜も2連勝中と調子が良いだけに、オリヴェイラ監督も「30日の試合に全員が集中して臨めるように準備していきたい」と気を引き締め直していた。
[ 2008年03月25日付 紙面記事 ]
指揮官もここが最初の天王山と踏んでおるのであろう。
フル代表組・U-23代表組の合流する28日は非公開とし、秘策を練る様子。
確かにここまでは気温などのコンディションや移動距離、日程は苦しかったものの対戦相手は格下と言えた。
次節の相手はここまでリーグ戦連勝の横浜Fマリノスである。
心してかからねばなるまい。
そもそもFマリノスはフリューゲルスとマリノスの合併チーム。
つまり2チーム分の戦力があるのである。
この巨大な敵を倒すには2倍の力を発揮せねばなるまい。
総力戦である。
戦力を隠し、相手を欺くことも必要となってくる。
隠せ、隠すのだダニーロを。
我等の救世主。
秘密兵器を投入させられるか否かで戦局は大きく変わるであろう。
全星捏造記事
オリヴェイラ監督「ガチンコ」強調…日韓オールスター会見
オズワルド・オリヴェイラ監督とJリーグ鬼武健二チェアマン(右)
今年から日韓リーグ対決となるオールスターサッカー「JOMO CUP2008」(8月2日、東京・国立競技場)の開催発表会見が24日、東京・文京区のJFAハウスで行われた。Jリーグ選抜を率いる鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督(57)は、日本サッカーのプライドをかけた真剣勝負を強調した。
オリヴェイラ監督は、まるで日本代表指揮官のような強い責任感を見せた。「日本のサッカーを見せたい。選ばれた選手は誇りに思い、戦ってほしい」と話した。J選抜では、恒例のサポーター投票は実施されず、監督推薦で全18選手を選出。7月上旬にメンバー発表される。
「日韓対決なので真剣勝負です」とJリーグ鬼武健二チェアマンは新コンセプトを明かした。韓国・Kリーグの金元東・事務総長は「韓国ではサポーター投票を考えていたが、思い直した」とガチンコ勝負に応戦する構えだ。
(2008年3月25日06時01分 スポーツ報知)
喜んで記事にする報知である。
オリヴェイラ監督は誇りを強調しただけであり、「ガチンコ」を強調したのは鬼武チェアマンである。
いつも通りの捏造記事と言えよう。
お祭りに真剣勝負はいらぬ。
逆に真剣勝負にするのであればもっと準備を行う真面目な大会を組むべきである。
どうにか中止にする手立てはないものであろうか。
かくありたい
NHK大河をWOWOWが再放送…面白さ独断場、政宗
夕刊フジ記者が太鼓判!!
NHKの大河ドラマ『独眼竜政宗』全50話を衛星放送のWOWOWが連日再放送の英断に踏み切った。さすが歴代大河の最高視聴率を誇るだけにズバ抜けた面白さで、毎日せっせとDVDに録画して楽しんでいる。あらためて「大河って、こうだったよなー」と実感できる名作を個人的にPRしてみたい。
斬罪を覚悟して白装束をまとった伊達政宗(渡辺謙)が、小田原に陣を構えた豊臣秀吉(勝新太郎)の前にひれ伏す。殺されるか否か、運命の分かれ道。異常なほどの緊張感が漂う名シーンだ。
この両者の対面には後日談がある。撮影が始まってから、勝は渡辺と一切顔を合わせないようにしていたのだが、それは「秀吉が小田原で政宗に会うときまで、会わない」と決めていたからだそうだ。それほど知名度がなかった渡辺と、重鎮だった勝との初対面は、政宗と秀吉の対面と見事に重なり合い、大河ファンにはこたえられない名場面として記憶に刻まれているわけだ。
放送はもう過ぎてしまったが、政宗の父・輝宗(北大路欣也)が拉致、殺害される場面。また、人取橋の戦いで重臣の鬼庭左月(いかりや長介)が敵の大軍を食い止めながら討ち死にするシーンは、大河ドラマ史上に残る屈指の名場面である。とにかく、この両シーンは見るたびに号泣してしまい、涙がいくらあっても足りない。
さて、『独眼竜政宗』の魅力を語る上で欠かせないのが迫力あるオープニングだろう。レーザー光線を使った映像が印象的で、池辺晋一郎氏が作曲した勇壮なテーマ音楽と絶妙にマッチしていた。後に『八代将軍吉宗』『元禄繚乱』でCGを駆使するなど見ごたえのあるオープニングも出てきたが、迫力、完成度ともに『独眼竜政宗』を超えるオープニングはない、と断言できる。
続いて出演者の豪華な顔ぶれにも圧倒される。ざっと並べてみると…。
政宗の母・お東の方 岩下志麻
政宗の妻・愛姫 桜田淳子(幼少時は後藤久美子)
政宗の右腕・片倉小十郎 西郷輝彦
政宗の守り役・喜多 竹下景子
政宗の師・虎哉宗乙 大滝秀治
隣国の領主・最上義光 原田芳雄
徳川家康 津川雅彦
真田幸村 若林豪
千利休 池部良
大河はいつから主役に人気タレントを引っ張るようになったのだろうか。『独眼竜政宗』や、あるいは滝田栄が家康を演じた『徳川家康』では脇役をガッチリ固める手法がとられていた。こうやって主役だけに頼らず、重厚な布陣を敷いた方がウケると思うのだが。
放送から21年も経過し、この間に映像技術は格段に上がったはずなのに、どういうわけか大河ドラマはつまらなくなる一方だ。テレビの前で古きよき、楽しい大河を楽しむのも悪くない。
なお個人的には『独眼竜政宗』の次には『太平記』が見たいので、WOWOWさん、ご一考を!
※WOWOW制作局映画部の渡邉数馬さんの話 約2年前からの企画ですが、NHKが民放へセールスする実績がなかったので交渉と調整に少々時間がかかりました。視聴者には好評で、リアルタイムでは見ていない若い層にも人気です。今後はNHKに限らず、また時代劇にこだわらず、テレビ各局の良質なコンテンツを掘り起こしていきたい。
【歴代大河ドラマ視聴率10傑】
独眼竜政宗(87年) 39.7%
武田信玄(88年) 39.2%
春日局(89年) 32.4%
赤穂浪士(64年) 31.9%
おんな太閤記(81年) 31.8%
太閤記(65年) 31.2%
徳川家康(83年) 31.2%
秀吉(96年) 30.5%
いのち(86年) 29.3%
八代将軍吉宗(95年) 26.4%
※ビデオリサーチHPのデータをもとに作成。数字は関東地区、1963−2007年の期間平均(初回から最終回まで)
ZAKZAK 2008/03/24
篤姫の酷い出来への記事と取って良かろう。
確かに今年の大河ドラマは視聴率は良い。
4世帯に一つは観ておる勘定である。
一体どのような気持ちで観ておるのであろうか。
気持ちよく楽しみにしておる人間は少数であると信じたい。
全く進まない話、毎回リセットされるが如く子供に戻る主人公、振り回されるだけで学習しない周囲の人間。
挙げればキリがない。
去年の士官以後、一昨年の関ヶ原以後も酷いと思ったが、今年は全く一つも見所が無い。
序盤だけで判断してはならぬと言いたいところであるが、昨季の我等は良いサッカーをしておったが結果が付いてこなかっただけであった。
つまり、内容は良かったが視聴率が悪かったと言い換えることが出来よう。
大河のスタッフも、かなり先まで録り溜めておるとは思うが、ここから心を入れ替えて一つ一つ良いものを創るよう心を入れ替えて欲しい物である。
オリヴェイラ全星監督正式決定
「J-ALLSTARS」監督がオリヴェイラ監督に決定!
8月2日(土)に開催される、Jリーグの選抜選手と韓国プロサッカーリーグ「Kリーグ」の選抜選手による対戦「JOMO CUP 2008」。そのJリーグ選抜チーム「J-ALLSTARS」の監督がオリヴェイラ監督に決定しました。
本日、JFAハウス内で行われた開催発表記者会見にオリヴェイラ監督が出席し、「このような場を与えてもらい嬉しく思っています。恥のない形でいいサッカーをお観せできればなと思っています」とコメントしました。
開催概要についてはJリーグ公式サイトをご覧ください。
報知でのみ報じられておったオールスター監督就任であるが公式サイトで正式に発表と相成った。
前年度の優勝監督が率いることと取って付けたように決まったので、今後もそのようになっていくのであろう。
ここで否定し続けても何も前へは進まぬ。
オリヴェイラ監督のリップサービスよろしく、「いいサッカーをお観せする」ことに集力したい。
その為には、連携の取れている一つのクラブからより多くの選手を集めるべきであろう。
となれば、当然もっとも代表を多く輩出しておる浦和で固めることが正しい選択である。
そうなれば文句を言う人間も少なかろう。
浦和の選手を集め、それぞれ競争させて壁を普請させるのじゃ。
最も速く完成させたものには、百貫文の褒美を取らせる。
こうやって、籐吉郎はそれまでの普請奉行が成し得なかった兵の修理を三日間で執り行ったのである。
空気を読んでくれ
日韓球宴ファン投票なし…鹿島・オリヴェイラ監督が全メンバー選出
今年から日韓リーグ対決となるオールスターサッカー(8月2日・国立競技場)が、恒例のサポーター投票を実施せず、Jリーグ選抜を率いる鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督(57)が全メンバーを選出することが22日、分かった。24日に正式発表される。新しい試みとして注目される一戦は、Jのプライドを懸けた真剣勝負となる。
オールスターが大刷新される。昨年までJリーグの東西対抗だったが、今年から韓国のKリーグ選抜と戦うことが決定済み。さらにチームの編成方法も大改革される。昨季、鹿島をリーグ優勝に導き、最優秀監督賞を受賞したオリヴェイラ監督がJ選抜の最強メンバーを選ぶ。
お祭りムードは薄れるが、日韓の意地を懸けたガチンコ勝負のオールスター戦。「サポーター投票を行わないことに意見もあるでしょうが、日韓対決なので真剣勝負というメッセージをサポーターに伝えたい」と関係者は狙いを明かした。
外国人枠3人という制約はあるが、1クラブから選出人数に制限はなく、指揮官の思うようにチーム編成できる。まさに“オリヴェイラJAPAN”の誕生だ。2010年南アフリカW杯後に次期日本代表監督候補の1人として名が挙がるに違いないブラジル人名将が、どんな選手を選ぶのか興味深い。
(2008年3月23日06時00分 スポーツ報知)
なんだかよくわからないイベントになりつつある。
怪我の恐れの大きいこの試合に鹿島の選手は選ばずに済む権限が与えられた。
これは重畳。
とはいえ、電通絡みのイベント故、視聴率の稼げそうな選手が圧力で押し込まれることは必至。
是非とも篤人を守って欲しい。
U-23日本代表選出
U-23日本代表メンバーに伊野波・興梠選手が選出
3月27日(木)に国立競技場で行われる国際親善試合vsアンゴラ代表戦のU-23日本代表メンバーが決定しました。
鹿島アントラーズからは、伊野波雅彦選手・興梠慎三選手の2選手が選出されました。
平山外れ興梠、豊田を再招集…U―23代表メンバー
日本サッカー協会は21日、北京五輪へ向けた強化試合のアンゴラ戦(27日・国立競技場)に臨むU―23(23歳以下)日本代表18人を発表した。FWには興梠(鹿島)豊田(山形)が再招集され、平山(FC東京)は外れた。GK佐藤(札幌)は初招集で、欧州でプレーする選手は含まれていない。
東京都内で記者会見に臨んだ反町監督は「今季のプレーと先の米国遠征など総合的に見て判断した。一皮も二皮もむけた選手がいる中で、相太(平山)はそこまでいっていない」と話し、アンゴラのフル代表との試合に「五輪本番のつもりでやる」と意欲を示した。
チームは24日から都内で調整して試合に臨む。
U―23日本代表・反町監督「アンゴラは戦術もしっかりしており、攻撃力、スピード、決定力に優れている。うまく対処したい。五輪のメダルに近づくためにプランを立ててやっていく」
◆U―23日本代表
▽GK 佐藤優也(札幌)西川周作(大分)
▽DF 伊野波雅彦(鹿島)田中裕介(横浜M)細貝萌(浦和)青山直晃(清水)長友佑都(FC東京)森重真人(大分)
▽MF 本田拓也(清水)梶山陽平(FC東京)青山敏弘(広島)上田康太(磐田)梅崎司(浦和)香川真司(C大阪)
▽FW 豊田陽平(山形)李忠成(柏)岡崎慎司(清水)興梠慎三(鹿島)
(2008年3月21日19時28分 スポーツ報知)
この期に及んで新戦力を試す指揮官である。
しかもGK。
迷走にも程がある。
GKはフル代表経験もある西川かOAとなるであろうことは素人目にも明らかである。
サブに中断されないJでレギュラーを張っている選手を連れて行くのには心が痛まぬというのであろうか。
そもそも、これまで試したメンバーでフル代表に昇格している選手とOAでほぼメンバーは決まりと言えよう。
ここにポリバレントな選手をサブに入れるだけであっと言う間に18人になってしまう。
五輪は狭き門なのである。
この時期にこのような真似をしておるようでは、先が思いやられる。
鹿島の選手に目をやれば、伊野波と興梠が選出とのこと。
イノパンはよほどのお気に入りなのであろう。
ハンドをしようが、CBのコマが足りていようが呼ばれ続けておる。
実際に鹿島の選手となり注目して見直すと非常に好選手であることがわかった。
鹿島ではサブであることであるし、是非とも支那の地を踏ませてあげたいと願う。
もう一人の雄、興梠慎三はナムディン戦で惜しいシュートを放っており、心身ともに充実しておると言えよう。
2月の合宿直前で傷めた足首はまだ痛いと聞くが、最終テストとして挑む事となる。
ここで結果を出せば、支那の地がグッと近くなる。
しかしながら、4人しか居ないFWの一人を送り出すのは少々心苦しい。
とはいえ、協会には全面協力を公言しておるオリヴェイラ監督とクラブの意向なので、我等も素直に従おうではないか。
北京ではバス停そばのかけご飯を食すが良い。
見た目よりもかなり不味いのでカルチャーショックを受けるであろう。
乗り換え不備
田代&内田 空港で4時間待ちぼうけ
ACLに出場したため代表への合流が遅れていた鹿島のFW田代とDF内田が、出発前にいきなりアクシデントに見舞われた。羽田空港から関西空港でのトランジットを経て合宿地のドバイに向け出発する予定だったが、日本サッカー協会の連絡ミスにより、2人そろって羽田空港で約4時間も待ちぼうけを強いられた。協会から連絡を受けた便と実際に搭乗する便の出発時間が4時間もズレていたためで、しかもチケットの変更もできなかった。それでも、バーレーン戦が10代最後の代表戦となる内田は「こういうアクシデントにも精神力で打ち勝つ」と頼もしかった。
[ 2008年03月21日付 紙面記事 ]
鹿島代表陣が5時間足止め
鹿島の代表戦士が20日、日本サッカー協会側の不手際で羽田空港で約5時間の足止めを食らった。日本代表合流のため、FW田代、DF内田が羽田空港から関西空港経由でドバイに移動。協会側から連絡を受けた羽田発の便が間違っていたため、5時間も待つ羽目に。前日19日にACL・ナムディン戦を終えたばかりで、内田は「参っちゃいました」と、苦笑いを浮かべていた。
(2008年3月21日06時01分 スポーツ報知)
段取りの悪い協会である。
無理して行く必要もないというに。
聞くところによると、代表は3バックで練習しているとのこと。
であれば、篤人は不要であろう。
ましてや負傷中の田代は高原と巻が居る故に休ませてもらった方が良いと言わざるを得ない。
紅白戦要員として呼ばれるのはご勘弁である。
とはいえ、我等は耐えねばならぬ。
代表効果で露出も増え、観客動員には明らかに繁栄されておる。
代表に送り込む為、篤人は田代にクロスを供給し続けるのだ。
補給さえ途絶えなければ我等は戦い続けられる。
薪係となった籐吉郎は節約に努め、それまでの3分の1に減らすことを行った。
その功績により足軽頭から足軽大将に出世、ねねはまつの隣に住むこととなる。
しかし籐吉郎は土塀修復を三日で済ますと言い放つのであった。
ナムディン戦報道
鹿島2戦目も大勝/アジアCL
【鹿島−ナムディン】ゴール前で競り合う鹿島FW田代(撮影・為田聡史)
<アジアCL:鹿島6−0ナムディン(ベトナム)>◇1次リーグ◇F組◇19日◇カシマ
鹿島はACL2戦目も圧勝した。5バックで守ってきた相手に対し、前半序盤はミドルシュートを多用。そして同26分にはパスを受けたMF本山がトラップで浮かしたボールをそのまま蹴りこんで先制点。
後半4分にも本山がゴール左に切れ込み、右足シュートで2点目を挙げた。同14分、23分とFWマルキーニョスがともにヘッドで押し込んで追加点。同29分には右CKからFW田代がヘッドで決めて、圧巻の5点目。ロスタイムには途中出場のMFダニーロにもゴールが生まれた。ACL2連勝を会心の勝利で飾った。
[2008年3月19日21時3分]
完敗の監督「鹿島は最強」/アジアCL
<アジアCL:鹿島6−0ナムディン(ベトナム)>◇1次リーグ◇F組◇19日◇カシマ
大敗したナムディンのハオ監督は、試合後の会見で鹿島の強さを認めた。「点差がこの試合の内容を現している」と、Jリーグ王者に完敗し、脱帽した様子だった。さらに同じ組のチームとも比較し、「北京国安より、鹿島のレベルが上。この組では最強だろう」と話していた。
[2008年3月19日22時29分]
オリベイラ監督が本山を絶賛/アジアCL
<アジアCL:鹿島6−0ナムディン(ベトナム)>◇1次リーグ◇F組◇19日◇カシマ
鹿島オズワルド・オリベイラ監督(57)がMF本山を絶賛した。前半26分に自らトラップして浮かしたボールを技ありの右足ボレーで決めて先制。後半4分にも鋭い切り返しから右足シュートを沈めるなど2得点。
後半13分にも3点目の起点となり指揮官は「去年から彼の評価は高い。プレーで周りに伝達できる選手で、うちにとって必要不可欠だ」とたたえた。
[2008年3月19日22時38分]
鹿島内田最後に目覚めた/アジアCL
鹿島対ナムディン 後半、相手ゴール前まで攻め込む鹿島DF内田
<アジアCL:鹿島6−0ナムディン(ベトナム)>◇1次リーグ◇F組◇19日◇カシマ
内田は最後の最後に目覚めた。後半23分。右サイドでこぼれ球を拾い、ゴール前に視線を送る。一瞬の確認だけで、すぐにクロスを上げる動作に入った。アーリークロスがFWマルキーニョスの頭にピタリと合った。前半は「ピンポン球みたい」と表現するACL公式球に悪戦苦闘。ミスを連発した。だが最後に公式戦2戦連続のアシストで見せ場をつくった。
プロ3年目で引き出しが増えた。「前半から裏へ裏へ行こうとすると相手にバレる。後半行きたいから、前半はあまり行かなかった」。5バックでサイドのスペースを埋めた相手に対し、前後半でスタイルを変えるなど知恵を働かせた。
代表戦も合わせて今季は早くも11戦目。「今年は疲れるのは分かっている。オフも休んでいないし、それが結構じわじわ来ている」。ベスト体重は約64キロだが、試合が終わると60キロまで激減する。「好きな物を食べて寝るしかない」。骨身を削って戦っているが、今年は内容が悪くても結果が出るようになった。
26日にはW杯予選バーレーン戦が控える。「選ばれたけど、試合に出られるようにしたい」と、いまだに定位置確保の実感はない。だが勝利への自信が生まれつつある。お立ち台では「今は(チームが)負ける気がしない」と断言。鹿島での勝ち癖を代表にも持ち込む。 【広重竜太郎】
[2008年3月20日9時19分 紙面から]
“絶妙アシスト”内田!“ダメ押し弾”田代!鹿島爆発6連発!
ヘディングシュートを決めた田代。日本代表のバーレーン戦へ向けて、弾みをつけた(撮影・江角和宏)
アジアチャンピオンズリーグ1次L(19日、カシマスタジアムほか)F組の鹿島はナムディン(ベトナム)戦(ホーム)に6−0大勝。MF本山雅志(28)の2ゴールでリードすると、FW田代有三(25)、DF内田篤人(19)の日本代表コンビも勝利に貢献した。
◇
ゴールに飢えていたストライカーが、ようやく安堵の表情を浮かべた。後半29分。田代が右CKに飛び込み、頭でズドン。鹿島の5点目を相手ゴールに叩き込んだ。
「もちろん、点をとりたかった。後半に入っても点をとれなくて、イライラしていたのでよかった」
12日間で4試合の過密日程を戦った鹿島。タイ遠征もあり、選手には疲労の色が見える。さらに、この日のナムディンは、5バックの超守備的な布陣。そんな状況も、今の鹿島には関係ない。内田は「負ける気がしない。好調をキープしたい」と胸を張る。公式戦ここ4戦21発の爆発的な攻撃力を誇る王者は、絶好調。ACL1次リーグ突破へ、また前進した。
田代が得点を決めれば21戦全勝。ただ、本人は「きょうは1点しかとれなかった」と満足していない。もっとやれる−。その思いが強いだけに、代表合流を前に、「今のままでは外される。ボクは代表で(レベルが)一番下。まずは練習からアピールして、試合に出られるようにしたい」。2月の東アジア選手権から、連続で招集されたFWは田代だけ。それでも“挑戦者”としてドバイへと旅立つ。
内田も気持ちを引き締めた。1アシストをマークしたものの「今日のようなプレーじゃ恥ずかしい。もう少しマシなプレーをして、勝利に貢献したい」とバーレーン戦へ気持ちを切り替えた。
Jリーグで、アジアで、今一番勢いのある鹿島から、頼れる2人が岡田ジャパンに合流する。
(峯岸弘行)
★本山2発
MF本山のゴールが勝利を呼んだ。守備的な相手に攻めあぐねていたところで、前半26分に価値あるミドル弾。さらに、後半4分には2点目をマークし、背番号10はスタンドを歓喜させた。「みんながボールを回してくれたおかげ」と本山。4戦21発と好調の攻撃陣だが「もっと高めていける」と自信をのぞかせた。
2戦15発!鹿島早くも首位固め
<鹿島・ナムディン>後半29分、ヘディングでゴールを決める鹿島・田代(左奥)
Photo By 共同
【鹿島6―0ナムディン】鹿島は前半こそもたついたが、後半に5得点。開幕戦のクルンタイ銀行戦の9得点に続く大量点で早くも得失点差14として首位固めに入った。
2週間で4試合の過密日程を全勝でクリアしたチームで、早くも次を見据えたのが日本代表FW田代だ。4―0で迎えた後半29分、MF野沢の右CKに得意の頭で合わせた。「サポーターが自分へのコールばっかりだったので何とか決めたかった」。クルンタイ銀行戦に続いてACL2戦連発。26日のW杯アジア3次予選のバーレーン戦につながるゴールにホッとした表情を見せた。
長身ぞろいのバーレーン戦では、高さのある田代は大きな武器となる。ロングボールを多用する戦術も考えられ「そういう戦術だったら使ってもらえるだろうし、僕にとってはいいこと」。この勢いを日本代表でも発揮する腹づもりだ。
[ 2008年03月20日付 紙面記事 ]
鹿島6発!田代がダメ押し…ACL
前半26分、先制ゴールを挙げ喜ぶ本山(右)(左は新井場)
◆アジアCL1次リーグ第2節 鹿島6―0ナムディン(19日・カシマ) 昨年のJリーグ王者の鹿島は、ホームでナムディン(ベトナム)に6―0の圧勝。2連勝でF組首位を守った。
鹿島の「山」が動いた。後半29分、右CK。ニアでFW田代が跳ぶ。DF2人に挟まれながらのヘディングシュート。「ボールがニアに来ると思って飛び込んだ。やっと、やっとです」チーム5点目にほんの少しだけほおが緩んだ。
膝蓋骨(しつがいこつ)付近のじん帯を損傷しており「休むことでしか治らない」(チームドクター)という痛みを抱えながらのプレー。角膜が傷ついた目は視界も遮られた。それでも、チームの大量得点試合に「何とか得点を」と意地のゴールをたたき込んだ。
岡田ジャパンにとっても大きな武器になる。バーレーンDFは193センチを筆頭に長身がそろう。代表FWで高さで対抗できるのは181センチ、垂直跳び80センチ以上の田代だけだ。最近4試合3得点と結果も残している。「岡田監督に認められるようにやっていきたい」代表初ゴールを目指し、20日にドバイに飛び立つ。
(2008年3月20日06時01分 スポーツ報知)
ACL1次リーグ 鹿島6得点で連勝
2008/03/20(木) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)一次リーグ第二戦は十九日、カシマスタジアムなどで行い、F組の鹿島はナムディン(ベトナム)に6−0(前半1−0)で圧勝し、二連勝を飾った。
鹿島は序盤こそ守備的な相手を崩しきれず得点を奪えなかったが、前半26分に本山がマルキーニョスからのパスを冷静にけりこんで先制。後半は攻撃陣が爆発して一方的に攻め立て、4分に再び本山、13分と23分にはマルキーニョスがクロスに頭で合わせて連続得点。その後も鹿島は攻撃の手を緩めることなく、 29分に田代、ロスタイムにダニーロが決めて突き放した。
第三戦は四月九日に行われ、鹿島はカシマスタジアムで北京国安(中国)と対戦する。
一次リーグの各組一位と前回優勝の浦和が準々決勝に進み、優勝チームは十二月に日本で開催されるクラブワールドカップ(W杯)への出場権を獲得する。
再びゴール量産 本山が先制弾
鹿島がホームでナムディンを圧倒。決勝トーナメント進出へ向け、順調に勝ち点を伸ばした。それでも、試合の結果だけみれば6発、無失点での快勝だが、国際大会の難しさを痛感させられる試合でもあった。
前半は5バックを敷いて10人が自陣に引きこもった相手に対しボールを支配し続けた鹿島。しかし、「相手が高校生でも10人に守られたら難しい」と小笠原が試合前に話していたように、サイドチェンジや細かいパスを繰り返して穴を作ろうとするが、ネットを揺らすまでには至らなかった。
だが、本山の技術がこの状況を打開した。前半26分にマルキーニョスからの素早い縦パスを受けると「トラップしたら、打ちやすいボールになった」と迷わずにシュートを選択。DFが体を寄せる前に浮き球を右足で振り抜くと、GKが1歩も動けないままゴール右へ吸い込まれた。
結果的にこの1点が大きかった。「1点取ったおかげで後半は相手も出てきてくれた」と岩政。これでスペースが生まれ、鹿島本来の攻撃が復活した。後半4分には左サイドにできたスペースへ走り込んだ本山が2点目をたたき込むと、その後は鹿島のゴールショー。マルキーニョスが公式戦4試合連続ゴールとなる2得点を決めれば、田代もCKから1得点。最後はダニーロが6点目を決め、ダメを押した。
試合全体を通してみれば、さすがに疲労の色は隠せず、運動量が少ないところにパスミスなどの凡ミスも目立った。小笠原も「ミスが多かった。前半からもっとうまく戦えれば、もっと楽にやれたと思う」と反省した。しかし、12日間で4試合をこなさなければならない日程で4連勝という結果を残し、さらに、ACLではもう一度戦うクルンタイ銀行、ナムディンに圧勝できたことは予選突破へ向けては大きな収穫だ。「鹿島と試合をするチームは守備的に来たり、研究してくるので、そこに順応、適応することが必要となっている。それができているんではないか」とはオズワルド・オリベイラ監督。今の鹿島に穴はない。
ニッカン、茨城新聞以外は、大活躍の本山を抑え、新井場、ダニーロには触れることさえなく田代にスポットを当てる紙面である。
それほど代表に絡めたいのかと問いたい。
報知の情報が正しければ、田代は休ませねばならぬ時である。
であれば、代表は辞退すべきでは無かろうか。
田代の不調は誰の目にも明らかである。
しかしながら戦術の熟成・チームの連携を上げる為キーパーソンの田代は外せないのである。
この試練を超えて更に羽ばたくときなのだ。
籐吉郎は犬千代に惚れておったねねを見事嫁に取った。
後は中村に住む母・なかに見合わせるだけである。
ナムディン戦コメント
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
前半はできていなかったことをハーフタイムで、いつもやっていることをやろうと選手たちに伝えた。それが後半はできたからこういう(5得点という)結果につながったのだと思う。
(メンバーを変えないことについては)1つはそんなに疲れていないだろうということと、もう1つは、イメージの共有を僕は大切にするので、タイミングだったり、チームでもう少し成熟させたいというのがあってのこと。(好調を維持しているが調子を崩さない秘訣は?)去年の苦しい時期を味わった選手が努力なしでは結果を出すことができない、あるいは結果を出すためにはハードワークをしなければいけないというのを認識し実行に移していることでパフォーマンスの持続につながっているのだと思う。
【AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs ナムディン】オズワルド・オリベイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
3月19日(水) AFCチャンピオンズリーグ
鹿島 6 - 0 ナムディン (19:00/カシマ/7,087人)
得点者:26' 本山 雅志(鹿島)、49' 本山 雅志(鹿島)、58' マルキーニョス(鹿島)、68' マルキーニョス(鹿島)、74' 田代 有三(鹿島)、93' ダニーロ(鹿島)
●オズワルド・オリベイラ監督(鹿島):
Q:相手が引き気味なのは予想されたがその中で6-0、後半は5得点という結果でしたが、ハーフタイムで指示は?引いた相手の対策は?
「ハーフタイムの指示は試合前のミーティングの繰りかえしを言っただけ、前半は約束ごとや狙いとしてるものができていなかった。ウチがいつもやっていることをただやりましょうということだけをハーフタイム言った」
Q:本山選手の活躍はこの試合の大勝の大きな呼び水になった?
「今日だけでなく、去年から彼の評価は高い。ウチの約束ごとの攻守に渡っての理解度と実行力という部分と、プレスして明るさでチームを明るくしてくれるし、プレーでも周りに今日どうやってやるかを伝達してる選手だと思うし、ウチにとっては不可欠な選手だ」
Q:前半が上手く行かなかった理由は?攻撃が左サイドに傾いていた印象があるが?
「なかなか6-0という試合の中でミスを探すのは難しいが、実際は(ミスも)あったかと思うし、ただ前半も何度かあったが、後半に入る前のハーフタイムで、我々の戦術、狙っていることををしっかり実行にうつそうと言った、それができれば、これだけの大差のスコアになることがある。左に傾いているかと言われれば、僕は考えてない。選手たちの感性ということになってくるし、僕は選手たちに自由にゲームを読みとって相手の弱点がどこにあるのか、そこを突いていった方がいいのかという部分を要求しています。ただ彼らがたまたまそういうやったように見えたのではないかなと思います。ただ今日に関しては、僕は左よりも右のほうが多かったと思う。小笠原も本山も右に基点を作ったし、得点場面をみても、右からの作りが多かったわけで、左に傾いているということはないと思います。
どっちかに傾いているということは一切気にしていない。相手のどっちかのサイドが弱ければそっちを狙うべきだし、相手がそこを修正してくれば逆から行けばいいし、あるいは中央からいけばいいし、色々なやり方を持っていなくてはいけない。ひとつの攻撃の形だけであれば相手がそこを抑えればなにもできなくなってしまうわけで、いろんなバリエーションを持つということが非常に重要なのではないかなと。当然相手は守備的だったり、研究したり、ウチの長所を消してこようとするわけで、それを上回るゲームを読みとる力、それに対する順応性、適応、そして実行が必要になってくる。そういったことを選手たちに言い続けているし、そういったことがゲームの中でできていると思う」
Q:1点目はいるまではミドルが多かったが、指示?2点目の前はワンタッチパスが多かったがそれは指示?
「このような試合の場合は、どうしてもひとつのチームが攻撃する形や回数が目立ってしまうのでミドルシュートをとりあげられる場面があると思うが、相手が引いてるなかではミドルシュートを狙っていかなくてはいけないと指示としてあったし、前半の中ではただのミドルシュートといわれるかもしれないが、サイドからの攻撃もあったし、ハイボールの攻撃やサイドチェンジからの崩しやドリブル突破もあったし色んな攻撃のバリエーションが多かったと思う。後半2点目の後、攻撃の特徴をもった選手をFWに入れてきたので、そうすると当然、中盤でスペースがあいてくるわけで、そういったなかで自然とワンタッチのパスがおおくなる。
ただ試合は2つのチームがやっていて、皆さんはシュート数などのデータで見るところがあるが、相手がどういう風なコンセプトで試合中に変えてきてるかを見て分析して欲しい。そしてどういった場面で、どういうことができたのかを見てももらわないと、片方が凄いことをやって片方がなにもやらなかったということになってしまう。そうではなくて、どういうことが試合の流れの中であったかということを見極めたうえで、試合を見てもらえば、また違った表現ができるのではないかなと思います」
Q:日曜日と同じメンバーでやってますが、変える必要がない?熟成したい?
「2つのことが含まれています。まだ4試合目で、その中で1試合だけタイという海外遠征があり、気候、ピッチ、移動の影響はありましたしが、ただシーズン初めでもありますし、4試合目で一回中断にも入るわけなのでそんなに疲れてないだろうという判断がありました。またこのチームをもっと成熟させたいという自分の思いもあり、できるだけ同じメンバーで連携とか連動とかのイメージの共有、想像性という部分の共有を大切にするので、そういったところをもう少し成熟できればと思って、お互いのタイミングもあるだろうと思ってそういった目的をもってこの4試合挑みました」
Q:去年の秋から好調を維持している秘訣は?
「まずひとつ目は選手個人個人の能力が高いということがまずそこに技術的な部分であります。2つめは戦術的な規律を守ってくれるという部分。チームとしての機能性を追及した部分では、そういったことがすごく重要になってくるので、それを守れる選手がいるということでは、そのことによってチームの機能と効率をあげることができる。
3つ目はモチベーション。特に去年の苦しい時期を味わった選手たちが、努力をすれば(結果が出せる)、あるいは努力なしでは結果を出すことができない、あるいは結果を出すためにはハードワークをしなければいけないということの教訓を自分自身が感じたことによって一瞬たりとも気を緩めてはいけない、高い意識で取り組まなければいけない、それは練習からスタートしそれが試合で現れるということを彼らが認識し納得し実行にうつしてくれているところがこのようなパフォーマンスの持続につながっていると思う。僕が言わなくても選手が意識を高く維持しやってくれると思っている」
以上
【AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs ナムディン】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●内田篤人選手(鹿島):
「とにかく結果だけほしかった。勝ってよかった。(疲労?)それもあったけど、タイに多くの人が足を運んでくれたし、そのサポートが心強かった。今日も多くの人が来てくれたんでチームも一丸となって戦えたと思う。(相手が徹底的に引いてきた?) 試合前から予想はしてたし、そうなることは分かっていた。前半よくなかったけど、後半は点が入ると思っていた。
(手ごたえ?)ブラジル人選手も前からボールを追いかけてくれて走るサッカーができている。これからも勝ち点3を目指して頑張りたい。(チームの雰囲気?)今は負ける気がしない。好調をキープできるように頑張りたい。次は今回よりもっと楽しいサッカーをして、ミスを少なくして、サポーターを喜ばせたい。(代表のバーレーン戦については?)今日のようなプレーをしていたら恥ずかしい。もう少しましなプレーをして勝利に貢献したい」
●興梠慎三選手(鹿島):
「今日はガチガチだった。監督は自分がやりたいことをやれと言ってくれた。疲れましたね、久しぶりの試合だったし。思うようにはできなかったけど。足元にボールが吸い付かなかった。でもいい(自分にとっての)開幕戦だった。スタートを切れたことがよかった。まだ足はちょっと痛いけど。(ポストに当たったシュート?)あれもシュートを思い切り打てなかった。当てる感じになってしまった。あれ以上中だとGKに当たってしまったんでね…」
●小笠原満男選手(鹿島):
「(前半は苦しんだ?)最初からそんなに簡単に行くとは思わなかったけど、もう少しラクにはできたとは思う。(DFとサイドバックの間のスペースへのパスを狙った?)それは分析もあったけど、相手のラインが浅かったこともある。だけどミスが多かった。もう少しシュートまで持っていけたと思う。うまくいかない部分もあったけど、最終的に5点差をつけて勝てたことはよかった。(前半については?)ああいう相手を崩すのは簡単じゃない。そういう中でも前半からもう少しできたと思う。疲れとかそういう問題じゃない。集中力とテンポの問題。1つ次の展開が見えてもどっちつかずになってしまったり。気をつければ直せる部分だと思う。あまりにフリーすぎて3つくらいパスコースがあってどうするか探しているうちに寄せられたり、慌ててどっちつかずになったりしていた。もっとシンプルにどんどんボールを回していければもう少し早くラクになっていた。
(4連戦で4勝?)出る選手はつねに100%じゃなきゃいけない。100%じゃない場合には後ろにも他の選手が控えている。これからは総合力になってくるし、チーム全体で戦わないといけない。もっと直せるところはある。今日の前半なんかみても簡単なミスも多かったし。前半はもっとサイドを使いたかった。モト(本山)やタク(野沢)が引いたり入れ替わったりした時、臨機応変にやっていたつもりだけど、もう少し外から攻めたかった」
●本山雅志選手(鹿島):
「相手がしっかり守ってきたのに、中を崩しすぎてうまくいかなかった。後半は修正できてよかった。(先制点については?)後ろに1人走ってたと思う。そこでトラップしたら、打ちやすいボールになったんで、そのまま蹴ったら入った。(GKが動けなかった?)ボールに高さがあったから動けなかったんだと思う。なかなか僕自身、点を入れることがないし、よかった。
(ハーフタイムはどんな話をした?)中から崩しすぎるところがあるという話が出た。でも前半から満男(小笠原)も外から崩そうと言っていた。それがだんだんできるようになり、後半は自由にできた。攻撃のバリエーションは少しずつ増えている。その精度を上げなきゃいけない。今日は田代にロングボールをあまり入れなかった。2列目でボールを持てたんで。今後は両方を織り交ぜないといけない」
●マルキーニョス選手(鹿島):
「(今日もまた2得点?)ありがとう。2点を決めて勝利につなげられたことはうれしいと思う。前半と後半では少しやり方を変えた。どうしても真ん中に人がいたんでサイドに流れる動きを後半は多くしていった。(それが後半に沢山点が入った要因か?)後半は自分がサイドに動くことで中央にスペースを作れて、他の選手が入り込めて、得点を生み出すことができた。(4戦連続得点はどこまで続くか?)その質問にはどう答えていいのか分からない。サッカーは何が起こるか分からないものだから。(連続得点の要因?)チームメートとの連携がうまく取れている。一番大きな要因は周りのサポートがあるから。それが毎試合得点につながっていると思う」
●田代有三選手(鹿島):
「5点目が入った時はほっとした感じ。それまでいい形に持っていけなかったんで。(今日は自分らしくないプレーが多かった?)確かにそれはある。動きがかぶったり、うまくいかない部分が多かった。僕ももう少し考えてビデオを見て動き方を勉強しないといけない。最近、タイミングがずれている部分があった。やっていくうちにもう少し合うようになるとは思う。それでも相手ボールにはなっていなかったけど。マルキともう少し動き方をあわせたい。センタリングの入り方がよくできていなかった。お互いの動きをみながら要求していきたい。
(相手に守られた?)人数が多いから簡単にしないといけなかった。そこで裏を狙ったけど、今日はボールがスリッピーだったりして難しかった。後半になって相手のラインがバラバラになり、何回かフリーになれた。ゴールシーンはタクさんがあそこに蹴るなという予感がした。マサさん(岩政)も後ろから来てたけど、僕が決めることができた。いいボールだった。気持ち的には点を入れたかった。前半からうまくいかなくてイライラしてたから点が入ってよかった。(次は代表ですが?)向こうに入ったら違う雰囲気の中に入る。気持ちを新たにしてやりたい。今はチームで結果が出ているから試合に出られるけど、僕なんか得点が取れなかったらすぐ変えられえる。代表でも頑張らないといけないのは同じ。1つ1つやっていきたい」
●岩政大樹選手(鹿島):
「(連戦の疲れ?)まだ連戦と言っても僕自身は3試合だし、このくらいなら疲れはない。シーズンの最初だし、コンディションは問題ない。(前半に負傷があった?)あれはスパイクの裏が足に当たっただけ。大丈夫です。(前半は全体にミスが多かった?)確かに多かったと思う。集中力を欠いたと取られてもおかしくない多さだった。普段しないミスをしていた。
ハーフタイムには焦らないようにという話が出た。チーム内でうまくいってないというムードを出すともっとチームが悪くなる。だから焦らず行こうと。後半は向こうも前に出てきてスペースが空いた。(前半ミスが多かった理由?)僕らも人間なんで、疲れなり、対戦相手なりが絡んだと思う。もう少し前半は厳しくやるべきだった。ここで1回連戦が終わるし、ここでよしとする部分と反省すべき部分がある。
(序盤戦4試合の失点が少ないですが)中盤と前線が昨年の後半から引き続きいい守備をしてくれる。大崩れしないし、後ろもやりやすい。とはいっても、 ACL2試合とJリーグも昇格組と2試合やっただけ。これからもっといい相手が出てくる。Jリーグもたった2つ勝っただけだし、厳しくやるべき部分は出てくる。これから真価が問われると思う。(次のACLは北京国安?)ほどんと見ていないけど、前線に元サンフレッチェの選手がいると聞いている。それと中国リーグでは失点が少ないみたいなんで、1〜2点勝負になる。でも得失点差をつけているんで、1勝1敗でも上にいけるのかな。1つ勝つ、あるいは2つ引きわけでもいい。そういう意味でも守りが大事になってくる」
●青木剛選手(鹿島):
「あれだけ引かれると厳しい。前半はミスが多かったし。でも後半は動き出しがよくなった。サイドで数的優位を作ったりとかもできた。失点ゼロで終わるのも大事。得失点を考えた時、ホームではどれだけ点を取れるかだし。前半は体力的なものかもしれないけど、なぜかミスが多かった。イージーなミスはなくさないといけない。不用意なパスミスも結構あった。自分自身は疲れもなかったし、運動量を多くしたつもり。僕はそれがないとダメなんで」
以上
田代本人もホッとしていた様子。
当人であるから当然であろう。
空気を読まずに決めたマルキーニョスの2ゴール目は素晴らしかったが、そこで決めるべきは田代だったと周囲は感じておった。
その空気を押し退けてやっとこさっとこCKから田代が決めた瞬間、スタジアム全体に安堵の空気が流れたことは事実であった。
それはそうと、疲労を理由にチームをいじらそうという圧力がオリヴェイラ監督にのし掛かっており不愉快である。
それを冷静に説明する監督の理論に敬服した。
変えるべき時に変えるだけなのである。
我等はこの監督と信頼するチームにのみ導かれるのだ。
平日の聖地、ゴール裏の理論は一致しているのである。
青木キャノンを狙う
鹿島青木が585日ぶりゴール狙う
練習後、氷の入った特製プールで、下半身を冷やす田代(右)と内田
鹿島MF青木が今日19日のACLナムディン戦でひそかに585日ぶりのゴールを狙う。DF新井場がJ開幕戦で2得点を挙げるなど、どこからでも点を取れるのが鹿島の強み。だがレギュラーで1番得点から遠ざかっているのがボランチの青木だ。12日のACLクルンタイバンク戦でFWマルキーニョスのシュートのこぼれ球を押し込み、06年8月12日磐田戦以来の得点と思われた。しかし直前のシュートがゴールラインを割っており「自陣のエリア前から走ったのに(笑い)」と幻のゴールに終わった。ナムディンは5バック気味に戦うことが予想され、マークは厳しそうだが、青木は無印の状況。「まずは守備から。ゴールはひそかに狙います」。03年にプロ第1号ゴールを決めた縁起のいい大会で再現を狙う。
[2008年3月19日9時7分 紙面から]
今季はゴール量産を願う。
ところで写真と記事がまったく無関係なのは「どうせ入らないだろう」というニッカンのメッセージなのだろうか。
興梠慎三日本代表リストアップ
鹿島・興梠に岡田監督が注目!南アの隠し玉!…ACL第2戦
セットプレーの練習で小笠原(右)と競り合った興梠(左)
日本代表の岡田武史監督(51)が鹿島のU―23日本代表FW興梠(こうろき)慎三(21)を南アフリカW杯の“隠し玉”としてリストアップしていることが18日、分かった。16日の東京V戦後、鹿島幹部に情報を求めてきたという。興梠は19日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)第2戦・ナムディン戦に今季初出場&初得点を誓った。
鹿島のスピードスターが臨戦態勢を整えた。「足は試合になれば、大丈夫だと思う。明日は試合に出そうな感じがするし点を取りたい」右足首ねん挫で出遅れていた興梠。今季初出場を目指すナムディン戦を前に、静かにゴールハンターの血を研ぎ澄ませた。
日本代表の岡田監督も待ち望んでいた復帰だ。代表指揮官は16日の東京V戦の試合前、鹿島クラブ幹部と会談。MF小笠原の現況を尋ねた後、実は興梠についても入念に聞き込み調査をしていた。興味がなければ聞く必要のない個人情報。2年後の南アフリカW杯に向け、隠し玉候補の1人として注目している証拠といえる。
興梠は昨季、途中出場が多い中でリーグ22試合(出場511分)で6得点と結果を残した。1試合平均(90分換算)の得点率は1以上。500分以上出場の選手では外国人を含めてもリーグNO1の決定力だ。今季からはFW柳沢敦の京都移籍に伴い、クラブ栄光の背番号13を託され、さらなる成長が期待される逸材だ。
2月の宮崎合宿中に右足首ねん挫して出遅れたが、「遅れた分を取り戻したい。早くみんなに13番の姿を見てもらいたい」と宣言。ナムディンのベトナム代表GKブイは、900分連続無失点のベトナムリーグ記録保持者だが、外国人選手を含めて「今までスピードで負けたことがない」という自慢の脚力でゴールを目指す。
◆興梠 慎三(こうろき・しんぞう)1986年7月31日、宮崎市生まれ。21歳。鵬翔高から争奪戦の末、05年鹿島入団。昨年からFWでの出場が増え、MFだった登録が今季からFWに。50メートル5秒台の俊足と突破力が魅力。07年6月6日のマレーシア戦で、U―22日本代表初招集。愛称は「番長」。175センチ、67キロ。J1通算40試合6得点。
(2008年3月19日06時01分 スポーツ報知)
昨季の得点率からすれば日本代表へのリストアップも頷ける。
U-23でサブであることの方がおかしいのである。
とはいえ、今季は捻挫で出遅れた事も事実。
日曜の緑虫戦に於いても出場寸前のところで先制点が入り、今季開幕は延期された。
翌日の練習試合では二得点で好調をアピールしており、本日のナムディン戦での爆発に期待が集まる。
その期待する一人に岡田日本代表監督もということなのであろう。
しかしながら日本代表には大久保と負傷中の前田がおるのでそのサブなのであれば、単なる話題作りとなってしまう。
だが、話題作りにも利用される立場に鹿島が居ることには感謝せねば成るまい。
それも強者であるが故である。
我等は強さ以外にアピールする術は無いのである。
強くあり続けること、勝利を続けることだけが我等の存在価値である。
城山で敗れ切腹しては歴史は変えられぬ。
大久保利通も刃に倒れて物語は終わるのであった。
“鹿島の心臓”青木剛
中2日何の!青木が鹿島引っ張る
ACLへ向けた練習で汗を流す鹿島・青木(中央)
Photo By スポニチ
鹿島は19日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の第2戦でナムディン(ベトナム)とホームで対戦する。16日の東京V戦から中2日の過密日程だが、底なしの運動量を誇るMF青木剛(25)にとっては問題なし。「ホームだし、しっかり前からプレスして勝ち点3を取りたい」と闘志をむき出しにした。
体力には自信がある。小学校のマラソン大会は6年間敵なし。36メートル×6本で測定するスピード持久力はチームトップクラスで、石井フィジカルコーチは「普通なら5、6本目にスピードが落ちるけど、一定して速い。他の選手がバテる後半にも前線から戻って相手に追いつける」と説明した。
昨季までは定位置を確保できず、マイナス思考になりがちだった。だが成功した人物の著書を読みあさり、その誰もがプラス思考であることを知った。これまでの「結果を出さないと代えられる」から「結果を出し続ければ代えられない」と考えるようになり、今や不動のボランチに君臨。意識改革に成功した“鹿島の心臓”がボールを拾いまくり、チームを勝利へ導く。
[ 2008年03月19日付 紙面記事 ]
記事にある持久力に加え、チーム内トップクラスのスピードを誇る寡黙な男、青木剛。
その鹿島のキーマンが昨季後半よりレギュラー・ポジションを得、替えの効かぬ存在になったのはメンタルの改善があったようである。
成功者のポジティブ・シンキングを身につけたとのこと。
成長の謎が解けた。
身体能力だけならばワールドクラスであった青木剛がここまでサブに甘んじておった理由はメンタル面に因るところが大きかった。
そこが改善されたのである。
当然の如くワールドクラスのボランチと成ったと言えよう。
現在、鹿島の背骨として動かすことは出来ぬ存在。
青木が居るから満男が活き、本山が躍動するのである。
プラス思考で軽くアジアを飲み込むのだ。
器の大きい存在なのである。
こじ開けて勝て
ナムディン、鹿島の強さにビビった
19日のACL第2戦で鹿島と対戦するナムディンは18日早朝に成田着の航空機で来日。午後にカシマスタジアムで1時間ほど調整を行った。国内リーグでは3勝2分け4敗で14チーム中9位と低迷しており、900分のリーグ連続無失点記録を持つベトナム代表GKブイ・クアン・フイ(25)も「最少失点にとどめ、自分たちも得点できれば」と弱気。グエン監督も「鹿島の強さは分かっている。自分なりのサッカーができれば」と歯切れが悪かった。
[ 2008年03月19日付 紙面記事 ]
前試合の結果アウェイでの1-9を知れば、鹿島は強いとのコメントにも繋がるであろう。
しかしながら、これを真に受けてはならぬ。
試合前のリップサービスに他ならない。
ベタ引きをしてでも死にものぐるいで勝ち点を得に来るであろう。
逆にやりにくいものなのである。
我等は聖地で勝利を掴まねばならぬ。
決死の覚悟が必要であろう。
何しろ、圧倒的な物量に対して値を上げることなくゲリラ戦で勝利を得た国民である。
ここは新兵器ではなく平常心こそが勝利の鍵となろう。
我等は枯れ葉剤などは用いぬぞ。
田代連発に期待
勝って代表戦へ…鹿島“不敗男”田代がACL2戦連発狙う!
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグ第2戦で、F組の鹿島は19日、ホームでナムディン(ベトナム)戦を迎える。3日遅れで代表に合流する日本代表FW田代有三(25)は、自らのゴールで勝利を引き寄せ、ドバイにいる岡田武史監督(51)にアピールするつもりだ。G組のG大阪は、アウェーで全南(韓国)と対戦する。
◇
遠く8300キロ離れた鹿島から、ドバイにいる指揮官に“朗報”を届ける。代表合流を前に迎えるナムディン戦。岡田ジャパンに定着した田代がACL2戦連発を狙う。
「DFに1人高い選手はいるけど、他の選手は高くない。セットプレーはチャンスだと思う」
練習前に行われた約1時間のミーティングで、相手が5バック気味の守備的な布陣を敷くことが確認された。格下とはいえ、引いて守る相手を崩すのは容易ではないが、1メートル81の田代の高さは大きな武器となるはずだ。
2月の東アジア選手権で、田代は全3試合に先発。指揮官から高い評価を得て、バーレーン戦にも招集された。FW陣がガラリと入れ替わるなかで、ただ1人、再び代表から声がかかった。
「こういう大会では先制できれば、楽に試合をコントロールできる。相手のスキをついて、なるべく早い時間帯に点を取りたい」。好調・鹿島を引っ張るストライカーが得点すれば20戦全勝。“無敗神話”を持つ男がチームを勝利に導き、満を持して中東に向かう。
(峯岸弘行)
★ナムディンが来日
ACLで鹿島と対戦するナムディン(ベトナム)が18日朝、成田着の航空機で来日。午後5時からカシマスタジアムで前日練習を行い、最終調整を行った。公式会見でグエン・ノック・ハオ監督は「鹿島の強さは十分わかっている。自分たちなりに全力でやりたい」と語った。
もう十分にアピールしてるので日本代表に選出されている。
田代もまったく代表について述べておらぬ。
無理矢理代表と絡める記事を起こすのは止めて欲しいものである。
篤人 十代ラストマッチ
鹿島内田10代最後の国内戦に気合
鹿島DF内田篤人(19)が19日のACLナムディン戦で10代最後の国内戦に臨む。26日のW杯予選バーレーン戦(アウェー)の翌27日が20歳の誕生日。ナムディン戦が節目の一戦となる。18日の練習後に「最近の試合は前半は抑えていたけど、明日は前半から行くかも。10代最後の国内試合? 任せておいて!」と明るかった。
[2008年3月18日19時54分]
17歳でデビューしてから早二年。
光陰矢の如しである。
十代最後に一花咲かせて代表へ向かわせてあげたいところである。
慎三活躍宣言
鹿島のFW興梠が亜大との練習試合で復活弾を決めた。前半に佐々木と2トップを組みプレー。16、17分と立て続けにゴールを決めた。2月の宮崎合宿中に右足首を負傷。U―22日本代表の米国遠征を回避したが、日本代表の岡田監督も期待する逸材で「水曜日に活躍しますよ」と19日のACL第2戦、ホームのナムディン(ベトナム)戦に向け闘志を燃やしていた。
[ 2008年03月18日付 紙面記事 ]
たかが大学生との練習試合でここまで露出されるとは、やはり優勝効果とACL出場は大きい。
我等は強くあり続けねばならぬのだ。
強いからこそ存在意義があるのである。
この勢いでアジアも征圧せねばなるまい。
攘夷だけが活路ではない。
外国から学ぶこともあろうし、日本の良さを知らせることも出来る。
と言う尚五郎を少々見直したが、ヘタレであることに変わりはない。
篤人&陽一
「キャプテン翼」高橋先生と内田選手が対面
高橋先生と内田選手
「キャプテン翼」の作者である高橋陽一先生がクラブハウスを訪れ、内田篤人選手を激励しました。「キャプテン翼 Road to 2002」の文庫本版(集英社)発売を記念した内田選手への取材に高橋先生が同行され、対面が実現しました。書き下ろしの内田選手の絵までいただき、内田選手も感激していました。また、クラブハウスに居合わせた番記者の皆さんも興味津々でその様子を見守っていました。
内田はキャプテン翼「岬くん」だ
高橋陽一氏(右)から似顔絵をプレゼントされる鹿島DF内田
日本代表の鹿島DF内田が「岬くん」になる―。17日、人気サッカー漫画「キャプテン翼」の作者、高橋陽一氏から「キャプテン翼Road To 2002」の文庫本6巻(4月発売)に掲載される巻末インタビューの取材を受けた。高橋氏から内田のイメージに近い登場人物として「優しいし、ガツガツしないところが岬くん」と、主人公・大空翼の親友でテクニック抜群の岬の名前を挙げられ「元気をもらいました」と満面の笑みを浮かべた。
岬はMFで内田はサイドバック(SB)だが、高橋氏は「キャプテン翼にSBの選手はいなくて、ルックス的にもキャラが立つ」と漫画級の選手?と絶賛。これまで数々のサッカー選手と対談した高橋氏から「緊張しない。だから代表に入っても物おじしないのでしょう」と評され、似顔絵もプレゼントされた。過密日程の中でACL、W杯予選が控えるが、パワーを注入された。
[2008年3月18日10時3分 紙面から]
鹿島・内田『キャプつば』で元気もらった!高橋陽一氏が訪問
鹿島の日本代表DF内田に援軍が現れた。『キャプテン翼』の作者・高橋陽一氏が17日、取材のため訪問。「これから日本サッカーを引っ張る選手」と絶賛する高橋氏=写真右=から似顔絵、サイン入りの色紙をプレゼントされた内田=同左=は「元気をもらいました」と笑顔を見せた。
19日のアジアCL・ナムディン(ベトナム)戦(ホーム)後、20日にはW杯アジア3次予選・バーレーン戦(26日、マナマ)のため離日。27日に20歳の誕生日を迎える若武者が、バーレーン戦への弾みをつける。
(鹿嶋市)
3月8日に報じられた高橋陽一氏と対談である。
ここは早田のカミソリタックルも伝授して欲しいところである。
全星監督会見出席
Jリーグは17日、オールスターサッカー(8月2日、東京・国立競技場)の開催会見を24日に都内で行うと発表した。今年からJリーグと韓国・Kリーグの選抜チームが対戦し、新しい試みとして注目される球宴の会見に、Jリーグ選抜を指揮する鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督(57)が出席することが決定。代表チーム同士の対決とは異なる魅力を持つリーグ対抗の“日韓戦”をアピールする。
(2008年3月18日06時01分 スポーツ報知)
昨日のオールスター監督就任の続報である。
正直に言えば、どうでも良いことであろう。
とはいえ首を突っ込まされてしまった以上、それなりにお付き合いもせねばなるまい。
オリヴェイラ監督には鹿島の選手がなるべく関わらずに済むように尽力を願いたい。
復活の慎三
鹿島FW興梠が練習試合で復活の2ゴール
鹿島が17日、亜大と練習試合を行い、5−2で勝利した。春季キャンプで負傷した右足首ねんざからの復活を目指すFW興梠慎三が先発出場。前半16分にペナルティーエリア左45度から鮮やかなループシュートを決めるなど2得点を挙げた。また興梠同様に春季キャンプで左太もも裏を肉離れし、出遅れていたDF金古聖司も先発フル出場。「アピールする場があるのはいいこと。キックの精度とかを高めたい」と話した。
[2008年3月17日19時58分]
負傷明けの興梠慎三も金古聖司も復活したようで喜ばしいニュースである。
記事にある興梠慎三の2得点は改めてFWとしての得点能力を感じさせる。
早くダニーロとのコンビネーションを見てみたいものである。
逆にフル出場した金古は大学生相手に2失点しており彼自身の責任ではなかったとしても、運の無さを感じる。
とはいえ、アピールする場も与えておるし、今季は過密日程が続く為、大事な戦力であることは否めない。
セントラルMFのチューヤンにCBを任せてばかりはられぬのだ。
金古は運を磨きさえすれば一級のCBなのである。
ウサギの足を携帯してはどうであろうか。
フラウ・ボウからお守りをもらうのも良いかもしれぬ。
満、満男を推す
鹿島強化部長が岡田監督に小笠原推す
<J1:鹿島2−0東京V>◇第2節◇16日◇味スタ
鹿島がMF小笠原の「推薦状」を日本代表の岡田監督に出した。試合前に鈴木満取締役強化部長が岡田監督と会談。「満男(小笠原)はいいよ」とプッシュ。岡田監督も「見ておくよ」と受け止めたという。推薦に恥じないプレーだった。前半26分にはタッチライン際でFWレアンドロの突破に対し、体を半分入れて止め、足で球をかき出して自軍ボールに。鈴木同部長も「ファウルやタッチラインに出さずに、自分のボールにできるのは今野と満男ぐらい」と評した。
[2008年3月17日9時27分 紙面から]
いらぬ事をせんでもよか。
しかも今野を引き合いの出されたら今野を選んでいる以上不必要ではないか。
それよりも、ここまで満男と青木が良いとなるとユダの復帰は不要では無かろうか。
オリヴェイラ監督全星指揮へ
オリヴェイラJAPAN!8月の日韓オールスター戦任せた…J1第2節
試合後、東京V・柱谷監督とあいさつを交わした鹿島・オリヴェイラ監督(左)
◆J1第2節 東京V0―2鹿島(16日・味の素スタジアム) 鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督(57)が、8月に日本で行われる日韓共催のオールスター戦で“日本代表監督”に就任することが判明した。試合ではJ2から昇格してきた東京Vを相手に前半は攻めあぐねたが、MFダニーロ(28)投入などで流れを引き寄せ、2―0で開幕2連勝。浦和・オジェック監督(59)が解任されたのとは対照的に、名実ともにリーグナンバーワンの采配を見せて、昨季からのリーグ戦11連勝を導いた。
言葉にならない声を上げた。両手は、すでに代名詞ともなったガッツポーズ。試合終了後、鹿島ベンチ前はオリヴェイラ監督の独壇場となった。「相手が弱いということではないが、予想していたより負担の少ない試合だった。後半10分からわれわれの戦い方ができて勝てた」会見では会心の笑みが浮かんだ。
的確な眼力で流れを変えた。0―0の後半25分、MF野沢に代えてMFダニーロを投入。「中盤が間延びしてきて、ダニーロのキープ力が生きると思った」すると、攻めあぐねていたのがウソのように攻撃が回り始めた。後半29分、ダニーロのアシストを受けたFWマルキーニョスが先制点。後半41分にはダニーロが起点となって、再びマルキーニョスのダメ押し弾を呼び込んだ。選手への信頼と采配でモノにした勝利だ。
後半41分、2点目を決め、アシストの内田と喜ぶ鹿島・マルキーニョス(右)
そんな名将を、Jリーグも放っておかない。8月の日韓共催オールスター戦。Jリーグ代表の監督に、オリヴェイラ監督の就任が内定した。これまでのオールスターはファン投票で監督が選出されてきたが、今回は失敗の許されない日韓共催1回目。確かな手腕を持つ昨季のリーグ最優秀監督に白羽の矢が立った。
チームは12日にタイでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を戦い、13日早朝に帰国したばかり。疲労が残る選手に「ACLがあるなんて言い訳は、どこにも通用しない」とゲキを飛ばし、リーグ戦11連勝、開幕2連勝発進に成功した。ライバルの浦和がオジェック監督を解任した日、連覇を目指す鹿島は、監督力で2連覇への道筋を立てた。
◆オズワルド・オリヴェイラ 1950年12月5日、ブラジル・リオデジャネイロ州生まれ。57歳。99年にブラジル・コリンチャンスで監督業をスタート。同年の世界クラブ選手権(現クラブW杯)を制す。フラメンゴ、サンパウロなどの監督を歴任。07年から鹿島で指揮を執り、リーグ、天皇杯の2冠。ブラジル代表監督候補にも名前が挙がる。
◆リーグ11連勝
歴代4位タイ。リーグ記録は、鹿島が98年第2S5節から99年第1S3節にかけて記録した16連勝。2位はV川崎(現東京V)が95年に記録した15連勝。
(2008年3月17日06時01分 スポーツ報知)
オールスターなどというお祭りに引っ張り回されるのは勘弁であるが、他クラブの選手を間近でスカウティングすると考えれば悪くはない。
監督推薦枠もある為、鹿島の選手を積極的に選ばぬ事も出来るはず。
と器の小さきことを並べては見たが、単なるお祭りは素直に楽しんでおきたい。
報知小笠原満男代表復帰報道
岡田監督、小笠原をチェック
日本代表の岡田武史監督(51)が16日、味の素スタジアムで鹿島MF小笠原満男(28)の情報収集を行った。試合前、鹿島クラブ幹部にあいさつし、状態などを綿密にチェックしたという。今回のアジア3次予選バーレーン戦(26日)での招集はないが、02、06年W杯の出場経験を持ち、昨季リーグ優勝を支えた小笠原の代表復帰が現実味を帯びてきた。
小笠原も「W杯ですごい悔しい思いをした。代表に戻ってやりたいという思いは強い。ただ、代表に選ばれたいからといって、鹿島でエゴを出すことはしない。今のチームでやっているまま、代表に呼ばれたい」と話した。昨年7月、メッシーナから鹿島に復帰。ボランチで高次元のプレーを継続している。
(2008年3月17日06時01分 スポーツ報知)
定期的に出る報知の小笠原満男代表復帰報道である。
確かに昨季からボランチに固定された満男は素晴らしいパフォーマンスでチームを支え二冠の立役者となった。
日本代表に相応しい選手と言えよう。
とはいえその影に青木剛と本山雅志、野沢拓也の存在があることを忘れてはならぬ。
一人として欠けることなく熟成された中盤は日本屈指のであり、現日本代表よりも強力であることは周知の事実である。
今更、寄せ集めの代表になんの未練があろうか。
とはいえ、代表へはフルサポートを公言しておる鹿島アントラーズである。
中盤を丸ごと貸し出すことも辞さぬ。
となれば、火力だけの明治政府軍に薩摩軍も勝利するであろう。
歴史を塗り替えるのである。
緑虫戦報道
鹿島が2連勝で首位に立つ/J1
後半41分、鹿島マルキーニョス(右)は2点目決める(撮影・栗山尚久)
<J1>◇第2節◇16日◇西京極ほか◇2試合
リーグ2連覇を狙う鹿島は後半にマルキーニョスが2ゴールを挙げて東京Vに2−0で快勝、開幕2連勝で首位に立った。
[2008年3月16日19時37分]
鹿島MFダニーロ途中出場2点絡む/J1
<J1:鹿島2−0東京V>◇第2節◇16日◇味スタ
途中出場の鹿島MFダニーロ(28)が勝利を呼び込む活躍を見せた。0−0だった後半25分から出場。その4分後にFWマルキーニョスに絶妙なスルーパスを通し、先制点をアシストした。同41分にも2人のマークがつきながらも右サイドのDF内田に展開し、ダメ押しの2点目の起点となった。来日1年目だった昨年は26試合出場で無得点と期待を裏切ったが、今年は真価を発揮しそうな予感が漂う。「自分のパスからゴールが生まれてうれしく思う」と喜んだ。
[2008年3月16日21時56分]
王者鹿島開幕ダッシュ!5戦無失点/J1
ゴールを決めたFWマルキーニョス(右)は、アシストのDF内田とポーズ
<J1:鹿島2−0東京V>◇第2節◇16日◇味スタ
王者鹿島がライバル浦和とは好対照な開幕ダッシュを切った。東京V戦は相手の猛プレスに後半中盤まで苦しめられたが、守備陣が耐え切って終盤に地力を発揮。FWマルキーニョスの2得点で勝負を決定づけて2連勝を飾った。浦和が昨年から5戦連続無得点のクラブワースト記録をつくるのとは真逆に、これで5戦連続無失点とJ歴代3位タイの記録を樹立。低迷するライバルを尻目に、首位街道を走る。
鹿島は王者の風格が備わっている。後半29分に先制。その後、DF中後、伊野波を守備要員として投入しつつ、DF岩政はDF内田に「勝っていても前へ行け」と指示。結果的に決定的な2点目が生まれた。ゼロックス杯の敗戦で東京Vのラモス・エグゼクティブディレクター(ED)に「判定のせいだなんて言い訳だ」と非難されたが、この日はラモスEDに「穴がない」と言わせたほどだ。
堅守というよりどころがあるから勝ちきれる。5戦連続無失点はチーム新記録でJ歴代3位の記録。中でも青木の成長は大きい。この日も何度も好カットを見せた。チーム在籍8年目の中堅だが、最近まで個人の応援歌がなかった。昨年大きく成長して、やっと応援歌が誕生。青木も試合中に気づき「いいプレーをすると歌ってもらえるので励みになる」。
浦和を筆頭に優勝候補のクラブはオフに軒並み大型補強を敢行。対照的に鹿島は伊野波以外は目立った補強をせず、現有戦力の成長を優先させた。連係の構築に戸惑う浦和などを尻目に2連勝。それにもオリベイラ監督は「他はこれから伸びてくるし、鹿島が断トツと思ってはいけない」。王者に抜かりはない。 【広重竜太郎】
[2008年3月17日9時27分 紙面から]
昨季王者は絶好調!鹿島が開幕連勝で首位…J1第2節最終日
J1第2節最終日(16日、東京V0−2鹿島、味の素スタジアム)リーグ2連覇を狙う鹿島は後半にFWマルキーニョス(31)が2ゴールを挙げて東京Vに2−0で快勝、開幕2連勝で首位に立った。
◇
鹿島FWマルキーニョス=写真=が、東京V戦で2ゴール。今季公式戦3戦6発と絶好調のエースは「毎試合、みんながサポートしてくれるおかげ」と謙虚に振り返った。13日早朝にACLのクルンタイ銀行(タイ)戦(アウェー)から帰国して、中2日。選手たちには疲労が残り、万全ではなかったが、マルキーニョスが勝利に導いた。Jリーグ通算1万2500ゴールのおまけつき。「この調子で年末まで行けるように、がんばりたい」と笑顔を見せた。
これが王者!鹿島キッチリ開幕連勝
<東京V・鹿島>マルキーニョス(中)がGK土肥をかわして先制ゴールを決める
Photo By スポニチ
過密日程の中、鹿島がしっかりと首位をキープした。J1第2節最終日の16日、中3日での一戦となった東京V戦は、後半29分まで0―0と苦しみながら、2―0で勝利。日本代表の岡田武史監督(51)が見守る中、元日本代表MF小笠原満男(28)が代表復帰をアピールした。大宮と対戦した京都は、鹿島から移籍したFW柳沢敦(31)が京都初ゴール。2―1で勝ってJ1復帰後初勝利を挙げた。
ボクシングのボディーブローのようだった。後半途中までは過密日程による疲労の影響で、粘り強い守備に苦戦した。だが、東京Vの前線とDFラインが少しずつ間延びしていく。それを待っていたかのように、鹿島が攻撃リズムをつかんだ。後半29分にマルキーニョスが均衡を破る先制ゴール。同41分に2点目を畳みかけ、終わってみれば格の違いを見せてしっかりと首位をキープした。
実は前半に布石が打たれていた。東京Vは鹿島のつなぐサッカーを研究し、中盤をコンパクトに保ってきた。それを試合前から予測していたのがMF小笠原だ。開始から中盤で相手ボールを奪うと、素早いフィードを何度となく前線に出した。「つなぐのがウチのサッカーだけど、相手はコンパクトにしてきたので、裏に蹴って相手のDFラインを下げたかった。それが戦法だった。うまく相手の先手を打てた」。一見、無駄に見えた前半のフィードは、ボディーブローとなって相手を苦しめていた。
そんな小笠原の姿を見つめる鋭い目があった。日本代表の岡田監督はバーレーン戦メンバーのFW田代、DF内田だけでなく、小笠原もチェック。クラブ関係者に小笠原の情報を求めたという。06年ドイツW杯後は一度も代表に招集されていない。だが、高原や稲本ら同年代の選手が次々に復帰。小笠原も「悔しい思いが出てきた。国を代表しているし、やりたい気持ちは今でも強い」と代表復帰に意欲を見せた。
チームはこれで03年以来となる開幕2連勝。リーグ戦の連勝記録も11に伸ばした。開幕2連敗の浦和が監督解任の激震に揺れたこの日、2連覇を狙う鹿島はしっかりと足元を固めた。
[ 2008年03月17日付 紙面記事 ]
鹿島、開幕2連勝!…J1第2節
後半41分、ゴールを決め、アシストの内田(2)と喜ぶ鹿島・マルキーニョス
◆J1第2節(16日) リーグ2連覇を狙う鹿島は後半にマルキーニョスが2ゴールを挙げて東京Vに2―0で快勝、開幕2連勝で首位に立った。
序盤絶好調であった2005年も開幕二連勝は適わなかった。
しかし今季は過密日程の中で結果を残しておる。
堅守で引き分けを狙う弱者から大量得点したことは大きい。
FWが決めておるのも戦術の浸透を感じるのである。
昨日はマルキーニョスが決めてチーム内得点王となったが、先制点の時間直前には興梠慎三が交代で入るボードが用意されておった。
緑虫が交代させぬよう早くリスタートを行った為、ピッチに立つことは適わなかったが、ボタン一つ掛け違っておればヒーローは怪我から復帰した興梠の手に転がり込んでおったやも知らぬ。
歴史とは常に紙一重なのである。
江藤新平と大久保利通を分けたものは、いったい何であったのか。
政治家として江藤の作った日本も見てみたかったと言えよう。
緑虫戦コメント
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
今日はヴェルディの監督がクレバーな選手起用をしていたなと思います。考えていたよりも守備的になっていたので(状況を)読み取るまでに時間がかかった。後半、ヴェルディは選手交代などで攻撃的にくるようになり、試合が間延びしてしまっていたので、ダニーロのようなボールをキープして時間を作れる選手を入れた。そこからダニーロがサイドから中に入っていくことでマルキーニョスや田代が動き出せるようになった。相手は1点失点したことで前がかりになり、2点目は自然に生まれた。タイ遠征の負担は試合の中でも少なからず影響していたが、幸い予想した以上ではなかった。
(中2日で試合ですがメンバー交代は?)基本的には選手を交代することは考えていない。まだ公式戦も4戦目なので疲労もあまり溜まっていないと思うし、今追い込んでも問題ないと思う。ただ人間ですのでこの2日間で選手がなにかを訴えた場合は変えるかもしれません。
【J1:第2節 東京V vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
3月16日(日) 2008 J1リーグ戦 第2節
東京V 0 - 2 鹿島 (16:03/味スタ/18,934人)
得点者:74' マルキーニョス(鹿島)、86' マルキーニョス(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
「ヴェルディの監督がとてもクレバーな選手の起用をしたんじゃないかと思います。配置もその選手の特徴を生かすという起用を考えたと思います。我々が予想していたよりも少し守備的になっていたというところで、それをどう崩すのかがひとつの問題だった。逆に、攻撃にいったときに、相手が残している人数、配置を考えると守備の部分も考えなくてはいけなかった。それをどう対応していくのかを読み取るまでは、少し時間がかかってしまった。選手もそうだったろうし、僕自身も30分から35分にようやく見えてきた。
本山選手と野沢選手に、『今中央のところで相手がDF4枚プラスWボランチを残して守備をやっているので、そこから行くのは無理がある。どちらかがサイドに流れてサイドで起点を作りなさい。そうすれば中からも攻め崩すことができるはずだ』ということを要求しました。
それが少しはできましたが、もう少しうまくできればな、というところもありました。
後半立ち上がりでも、その狙いはできたところもあります。ただ、ヴェルディのほうが後半攻撃的に出てきました。あと、選手交代でもっと前に行こうという意思を示してきました。それに対してどうやっていくか読んでいる最中に、互いにいったりきたりして、どうも間延びしてしまう時間帯ができてしまいました。
互いに6回くらいカウンターを仕掛けました。間延びをすれば当然スペースが空く。スペースが空けばダニーロみたいなドリブルを使ってボールをキープしながらリズムを作れる選手が入れば生かされると思い、彼を入れました。
彼に伝えたのは、サイドからの起点から中に入ってきたときに相手を食いつかせること。食いつかせたところのタメで、マルキーニョスや田代が動き出せばスルーパスが通るんじゃないかと。そう考えていた形で崩せたのは非常に良かったです。
多少運もあったかと思いますが、全体的には狙い通りの形ができた。相手は失点したところで前がかりになりますので、自然な流れで2点目は生まれました。
我々は去年から積み重ねてきたものがある。そのベースにプラスして今年の部分があります。そういう意味で機能性、効率性という部分はよくできてきていたと思ういます」
以上
【J1:第2節 東京V vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山 雅志選手(鹿島):
「ヴェルディ強かったですね。前からプレスきてラインも高めに保ってきてたね。皆はそのウラを狙ってたけど、僕はウラより横パスでバランスをとっていた。
グラウンドも良くなくてトラップも難しかったし、小さなミスもあったけど、その中で失点せずに少しずつ自分達の形は作れていったと思う。
ダニーロがはいってリズムが変わった。ダニーロは練習からずっと調子よかったし、遠めからでも入るんじゃないかなと思って、『シュートを意識してやって』とは声をかけました。
素晴らしかったね。前半から少しずつプレッシャーかけていって、相手の4バックが開いたところをダニがうまく使ってくれた。その前の田代もうまく動いてくれたしね。
今日は僕は最後10分休ませてもらったし、次はしっかりいいパフォーマンスします!」
●内田 篤人選手(鹿島):
「前半フリーで空いてることがあったのに、なかなかボールがこなくて個人的に少しイライラしてしまいました。ボールは持てている時間もあったけど、決めるところは決めないといけない。でも前半はなんか入らないムードはあった。ハーフタイム、満男さんとかに『もう少し右サイド意識してほしい』という要求は伝えました。(2点目に繋がった)あの1本はずっと狙っていました。
最近、前半はガツガツ上がるのを抑えるようになりましたね。あまり前半から飛ばしていくより、後半のああいうのを狙っていこうと。今日はそれができました。自分としては成長できたのかな・・・と思います」
純粋に監督の力が光った試合と言えよう。
その監督は冷静に試合を振り返る。
多少の運を呼び込んでいるのは監督自身である。
ところでダニーロのコメントが欲しかった。
田代 右膝痛
鹿島・田代は代表初ゴール誓った
鹿島のFW田代が代表での初ゴールを誓った。昨季中に痛めた右ひざ痛が完治しておらず、現在はジャンプの踏み切りを普段とは逆の左足で行っている。それでも、東アジア選手権では3試合で無得点に終わっただけに「FWはやっぱり点を取らないと」と話した。また、今回落選したDF岩政は「5月に復帰できるように、また一からやるつもり」と気持ちを切り替えていた。
[ 2008年03月15日付 紙面記事 ]
田代が右膝痛を抱えておったとは初耳であった。
こころなしか天皇杯より精彩を欠いておるような気がした。
この過密スケジュールでは完治もままならぬ。
代表の辞退はならぬものであろうか。
これは我等の願いであると同時にクラブも指示すべきであろう。
本人も代表選出は名誉であり断り切れぬ気持ちもわからないではない。
しかしながら、パフォーマンスを上げることもサッカー選手としては重要なのである。
このままでは初ゴールどころか出場すら適わぬではないか。
とはいえ、中東へ行きACL決勝トーナメントの予習をすると考えるのも悪くない。
スタジアムの雰囲気、土地の空気、日本との距離を知っておくのだ。
アジア制覇の為に。
岩政代表落ち
鹿島DF岩政5月の代表復帰目指す
鹿島DF岩政大樹(26)が5月の代表復帰を目指す。14日に発表された26日のW杯予選バーレーン戦の遠征メンバーからは落選。だが発表前の午前練習後には「1日のゼロックス杯の成否がすべてだった。(退場した)その時点でなくなった」とすでに覚悟を決めていた。4月は中旬に代表合宿が予定されているが、岩政は同23日のACL北京国安戦出場を備えているため、招集は無理な状況。「また5月に呼ばれることを目標にやる」と気持ちを切り替えいた。
[2008年3月14日19時25分]
1月、2月と引っ張り回された挙げ句、怪我までして送り返された代表に漏れたところでなんということはない。
むしろ、ここは調子を取り戻すときである。
アウェイ遠征を含む連戦の一休みと考えようではないか。
そして、まずはクラブで結果を残す。
それが全てであろう。
瞼に墨で瞳を描いても笑いは取れぬのである。
敵は疲労
鹿島、タイからの帰国に疲労の色…格下ナムディンに警戒強める
アジアCLの1次リーグ初戦・クルンタイ銀行(タイ)戦(アウェー)で9−1大勝した鹿島が13日朝、成田着の航空機で帰国。試合後に移動したため、FW田代が「全然眠れなかった」と話すように、選手たちは疲労の表情を浮かべた。
この日は“裏カード”のナムディン(ベトナム)−北京国安(中国)を偵察した熊谷スカウトらも帰国。「いい選手が何人もいた」と、格下と思われたナムディンを警戒した。鹿島は最終戦でアウェーで対戦するだけに、「できるだけ最終戦までに(1次リーグ突破を)決めたい」と話した。
(成田空港)
鹿島強力トロイカセンターバッグ
12日のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)開幕戦でクルンタイ銀行に9―1と圧勝した鹿島が13日、成田着の航空機で帰国した。8日のJ開幕戦、ACL初戦に続き、16日にアウェーで東京V、19日にはACL第2戦のナムディン(ベトナム)戦をホームで行う。過密日程に備え、GK小沢以外は休養に努めた。
厳しいスケジュールは覚悟の上で臨んだ今季だが、部分的ターンオーバーで乗り切るプランも現実的になってきた。センターバック陣で過密日程の影響を最も心配されたのが35歳の大岩だが、今季新加入のDF伊野波が8日の札幌戦でMF中後とセンターバックを組んでシャットアウト。大岩、岩政、伊野波が交代でセンターバックに入る計算が立った。大岩も「伊野波も加入したし、全試合に出ようとは思っていない」と歓迎した。
[ 2008年03月14日付 紙面記事 ]
鹿島、疲労回復がカギ
鹿島クルンタイバンク戦を圧勝で飾ったイレブンが13日早朝、成田空港着の航空機で帰国した。12日の試合後にバンコクを出発して夜を機内で過ごした影響もあって、熟睡できない選手が続出。DF岩政が「イスが硬くて眠れなかった」とこぼせば、MF小笠原、青木も「ほとんど寝ていません」とポツリ。Jリーグ第2節東京V戦(16日・味スタ)に向け、疲労回復がカギになりそうだ。
(2008年3月14日06時02分 スポーツ報知)
クルンタイ・バンクが日中に試合を行ってくれた為、夜行の飛行機で帰ってこられた模様。
各紙とも疲労について報じておる。
スポニチの”トロイカ”はしてやったりのタイトルと考えておろう。
とはいえイノパンは岩政・大岩とは組んだことが無く不安が残る。
特に岩政との相性はどうなのであろうか。
札幌戦を見る限りカバーの選手では無さそうであるし、果敢なるオーバーラップが岩政に合うようにも思えなかった。
しかしながら、それを補ってお釣りの来る青木剛の存在が全てを解決してくれるであろう。
「青木があと10人いたら米軍は敗北していた」といわせしめる漢である。
大豪院邪鬼も返り討ちにする猛者。
青木さえおればなんの問題もないのである。
クルンタイ銀行戦報道
田代が口火、鹿島9発大勝/アジアCL
前半、ボレーで先制ゴールを決める鹿島FW田代(共同)
<アジアCL:鹿島9−1クルンタイバンク(タイ)>◇1次リーグ◇F組◇12日◇バンコク
【バンコク(タイ)=広重竜太郎】日本代表の鹿島FW田代有三(25)がACL開幕戦勝利をもたらす2ゴールを決めた。クルンタイバンクとの前半16分、DFラインの裏に抜けて右足で決めると、後半5分にもGKとの1対1を粘り強くねじ込んだ。プロ入り後の得点試合の公式戦連勝記録を20に伸ばす勝負強さで、9―1の圧勝に導いた。G大阪はホームでチョンブリ(タイ)と1−1で引き分けた。
田代が力強くゴールへ振り向いた。前半16分。相手のクリアをDF大岩がカットし、最終ラインの裏に抜けたFW田代が胸で受ける。ゴール前に詰める味方は探さない。GKを背にした状態から一気に反転して右足ボレーでたたきつけた。「前半0―0のペースは嫌だった。早い時間帯で点が取りたかった」。自らの足で先制弾を切り開いた。
失敗は成功で取り返した。後半5分にはGKとの1対1を正面で外した。だが直後のこぼれ球を拾い、エリア内左の角度のない位置から左足でねじ込んだ。「最初で決めないといけない。みんなにも『ゴールのシュートの方が難しい』と言われた」と照れ笑いした。
東アジア選手権で全3戦に先発で抜てき。だが成功にはおぼれない。帰国後はこれまで武器ではなかった反転シュートを練習した。てんぐにならないのは福岡大大濠高時代があるから。中学時代は運動神経抜群で相撲など市大会などに借り出されては優勝していた。だがバレー、バスケの名門の同校では体育の時間でも他部活の選手に身体能力の高さを見せつけられた。「中学までは何をやってもスポーツ1番だったけど、高校に入ったら○○代表とかすごいやつばかり。自分ができると思っていたのは間違っていた」と教訓を得た。
東アジア選手権を回避した高原、巻、大久保のFW陣も3月26日のW杯予選バーレーン戦に帯同する可能性は大きい。また川崎Fジュニーニョも国籍取得申請に動いている。「レベルが上がるのはいいこと。ジュニーニョとはタイプが違うし、自分のいいところを出せばいい。それよりも今の自分ではダメ」。クラブ、代表戦通じて今季6戦目で生まれた初ゴール。だが現状に危機感を募らせる。「Jリーグで結果を出さないと呼ばれない」。この日の異国での2発は成長の過程にすぎない。
[2008年3月13日9時47分 紙面から]
DF岩政ヘッドで鮮やか復帰/アジアCL
前半、セットプレーから追加点を挙げ喜ぶDF岩政(撮影・為田聡史)
<アジアCL:鹿島9−1クルンタイバンク(タイ)>◇1次リーグ◇F組◇12日◇バンコク
鹿島DF岩政が鮮やかなゴールで「復帰戦」を飾った。1日のゼロックス杯広島戦で退場を喫し、8日の札幌戦は出場停止。この日はともに出場停止明けの大岩とセンターバックを組み、前半21分には自慢の攻撃力を発揮。セットプレーから豪快にヘッド弾を決めた。1失点は許したが、初めてのフル出場は大きな収穫。「これでゼロックス杯のことを払しょくしたとは思わない」と気を引き締めた。
[2008年3月13日9時47分 紙面から]
J覇者の貫禄見せつけた!鹿島、アウェーで9点奪う爆勝!
田代が鮮やかに先制弾。大勝劇の幕を切って落とした(共同)
記録的大勝をあげ、スタンドのサポーターの声援に応える小笠原(左端)ら鹿島イレブン(共同)
アジア・チャンピオンズリーグ1次L第1節(12日、バンコク)J王者が9点爆勝発進だ! 昨季J1を制したF組の鹿島はクルンタイ銀行(タイ)戦(アウェー)に、9−1勝利。前半15分にFW田代有三(25)が先制点をマークすれば、FWマルキーニョス(31)のハットトリックなど、猛攻を見せた。
◇
気温34度のアウェー戦。厳しい日差しの下、鹿島がゴールラッシュで、Jリーグ覇者の貫禄を見せつけた。
「慣れない気温、湿度で足が止まったけど、早い時間に先制できたので、落ち着いてできた」
したたり落ちる汗をぬぐいながら、満面の笑みを浮かべた田代。前半15分、こぼれ球をすかさず右足ボレー、先制弾を叩き込んだ。
これが猛攻の呼び水となった。同21分には、DF岩政が左CKから豪快ヘッド。同35分にはMF野沢が左足ボレー弾。敵地にもかかわらず前半でリードすると、後半の攻撃は、さらにヒートアップ。マルキーニョスがハットトリックを記録するなど、一方的な展開。日本から駆けつけたサポーターも熱く燃えた。
高温多湿の気候に、慣れない人工芝のピッチ。DF岩政は「終わってみると、足に(疲労が)きている」と振り返る。アウェーの戦いには、スコア以上の苦しさがあった。
試合前、「プラン通り行くとは思っていない」とアウェーでの戦いを警戒していたオリベイラ監督は、選手には90分戦うために“体力温存”を指示。「日本でやるようにやったら、体力がもたないと言われていた」と田代。指示を守った選手たちは、しっかりと勝利をつかんだ。
ACLには特別な思いがある。初めて出場した5年前。1勝もできずに、1次リーグA組最下位に終わった。国内11冠の名門にとって、屈辱の記憶を払拭するため、2度目のACLでは、初戦を白星で飾る必要があった。
「得失点差の争いになることを考えると、相手に1点を与えてはいけなかった」と小笠原。大勝にも浮かれたところはない。リーグ開幕戦では出場停止だった大岩、岩政の両センターバックも復帰し万全の鹿島。アジア制覇へ、最高の一歩を踏み出した。
◆鹿島・オリベイラ監督
「厳しい条件だったが、初戦から大差で勝てたのはとてもいいスタートだ」
■データBOX
●…鹿島がクルンタイ銀行戦で9−1大勝。鹿島は前身大会の99年アジアクラブ選手権2回戦、バレンシア(モルディブ)戦で、クラブ史上最多の16点をあげている。 ●…日本勢のACL最多得点はG大阪が06年の1次リーグ、ダナン(ベトナム)戦でマークした15点。
■アジアCL(チャンピオンズリーグ)
アジアのクラブ王者を決めるためアジア・クラブ選手権、アジア・カップウイナーズ杯を統合して創設された。各国のリーグ、カップ王者が出場し、1次リーグ、決勝トーナメントともホーム&アウェーで対戦。1次リーグは28チームが4チームずつ7組に分かれ、各組1位が通過。決勝トーナメントは昨季王者の浦和を加えた計8チームで争われる。優勝チームはクラブW杯出場権を得る。
鹿島 ACL初戦で9―1の大勝
鹿島―クルンタイ銀行 前半、先制点を決め、マルキーニョス(18)と喜ぶ鹿島・田代
Photo By 共同
サッカーのアジアクラブ一を争うアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は12日、バンコクなどで1次リーグが開幕し、昨季Jリーグ1部(J1)を制したF組の鹿島はクルンタイ銀行(タイ)に9―1で大勝した。序盤から攻勢に出た鹿島は前半だけで3―0とリード。後半も攻撃の手を緩めなかった。1次リーグは7組に分かれてホームアンドアウェー方式で争われ、各組1位と前回王者の浦和で準々決勝を戦う。優勝チームはことし12月に日本で開催されるクラブ・ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得する。
30度を超す暑さや慣れない人工芝ピッチで戦う不利も、鹿島は問題にしなかった。手探り状態に近かったはずの第1戦で、Jリーグでは一度もなかった9得点の猛攻。オリベイラ監督は「厳しい条件だったが、初戦から大差で勝てたのはとてもいいスタートだ」と白い歯を見せた。
ゴール前でフリーになった田代が前半に右足で先制ゴールを決めると、鹿島の攻撃に火が付いた。前半に岩政と野沢が加点。後半もマルキーニョスが活躍するなど、落胆した相手から容赦なく6点を奪った。殊勲の田代は「相手のプレスには苦労したが、落ち着いて点を取り続けられた」と満足げだった。
J1で最多となる5度の優勝を誇る鹿島も前身のアジア・クラブ選手権を含め、アジア王者になったことはない。昨年は宿敵の浦和が初制覇しただけに、早期敗退はプライドが許さない。
1次リーグの残り5試合も取りこぼしが許されない試合が続くが、今季も出場する大会すべての優勝を狙う名門の意識は高い。田代は「全部勝って決めたい」と6戦全勝での8強入りを自身に課している。 (共同)
[ 2008年03月12日 19:37 速報記事 ]
鹿島 9発快勝!田代が口火弾
<鹿島・クルンタイ銀行>前半、ボレーで先制ゴールを決める鹿島・田代
Photo By 共同
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)が12日に開幕し、1次リーグ初戦で昨季J王者の鹿島がクルンタイ銀行(タイ)に9―1と圧勝。前半16分の日本代表FW田代有三(25)の先制弾を皮切りにアウェーで大量点を挙げた。一方、G大阪はホームでチョンブリ(タイ)に1―1の引き分け。試合終了間際にFWルーカス(29)のゴールで追いつく苦しいスタートとなった。
大量得点の口火を切ったのは“必勝神話”を持つ男の右足だった。前半16分、DF大岩のスルーパスにオフサイドぎりぎりで飛び出したFW田代は胸でワントラップすると、素早い反転から右足でシュートを決めた。代表戦も含め、今季6試合目での初得点に「運が良かった。オフサイドだと思ったけど、落ち着いて決めることができた」と自然と笑みがこぼれた。
田代が決めた試合は負けない。これまでゴールを決めた試合は19戦無敗。その神話は、ピッチレベルの気温が43・7度を記録したしゃく熱の地でも崩れなかった。田代の先制点で波に乗ったチームは攻撃陣が大爆発。クラブの国際大会最多記録を更新する1試合9得点に、オリヴェイラ監督も「得失点差が大きく響く大会。今後の展開を左右する、いいスタートを切れた」と納得の表情だ。
チーム全体がACL初戦に懸けていた。事前にスタッフを現地へ派遣。試合会場の人工芝の質はもちろん、食事事情なども徹底調査した。辛さが苦手なブラジル人用にブラジル料理のフェジョン(豆の煮込み)や、ふりかけなども持ち込んだ。筋肉の収縮を活性化するための振動マシン「パワープレート」も持ち込んだが、空港で重さ90キロ近くあるマシンの積み降ろしにスタッフ6人を擁したため、選手たちがその他の用具などを運ぶなどチームが一丸となっていた。MF青木も「日本で人工芝対策をやったり、スタッフ、監督、選手、全員で勝ち取った勝利」と誇らしげに話した。
ACLは過去4度出場(前身のアジアクラブ選手権を含む)して最高成績はベスト8。悲願の初優勝へ最高のスタートとなった。それでも指揮官は「厳しい戦いはまだまだ続く。優勝を宣言するのはまだ早い」と表情を引き締めていた。
<クルンタイ銀行 2人が熱中症に>後半19分、コートジボワール人のFWコネがCKから頭で1点を返すのが精いっぱい。暑さに強いはずが、逆に2人が熱中症で試合後に担架で運ばれる一幕もあり、ブドサバコム監督は「大きな力の差と経験の違いが出た試合だった」と話した。それでも「相手のホームゲームまでに鍛え直したい」と5月7日のカシマスタジアムでの一戦でリベンジを誓った。
[ 2008年03月13日付 紙面記事 ]
鹿島9点爆勝!強行出場の田代が執念2発…ACL
前半16分、ボレーで先制ゴールを決める鹿島・田代(共同)
◆ACL1次リーグ第1日 クルンタイバンク1―9鹿島(12日、チュラ・スタジアム) アウェーで戦ったJ王者・鹿島は日本代表FW田代有三(25)が2得点の活躍で9―1と、クルンタイバンク(タイ)に大勝発進した。
アウェーの灼熱(しゃくねつ)の地で取りも取ったり9得点。今季初得点を含む2得点を挙げた鹿島FW田代は「自分のゴールよりも、みんなが点を取れたので良かった。慣れない環境、気温、湿度だったし、早い時間帯に先制点が欲しかった。勝てたのが一番」試合を振り返ると大粒の汗が笑顔の上を伝った。
口火を切った。前半16分、相手DFのクリアボールをDF大岩が、ゴール前に浮き球を送る。オフサイドトラップをかいくぐった田代が胸トラップで落とし、右足ハーフボレー。先制点をゴール中央に蹴り込んだ。「これで落ち着いた」と迎えた後半5分には、角度のない位置から左足で2得点目。前半35分にもMF野沢の得点の起点となり、3得点に絡んだ。
タイ出発前、眼球に傷ができ、医師からコンタクトレンズの着用を禁止された。「見えにくい」状態が続いていたが、日本人エースがACL初戦を休むわけにはいかない。練習以外は眼鏡で生活。点眼薬で回復に努め、この日はコンタクト着用で強行出場した。気温40度以上、慣れない人工芝ピッチと過酷な状況が重なったが、ゴールへの執念はついえなかった。
W杯アジア3次予選・バーレーン戦(26日)の代表メンバーは14日に発表される予定。2得点は岡田監督へのアピールにもなったはず。「1チームしか(決勝トーナメントに)出られない。全部勝つつもりでやっていく」クラブで唯一手にしていないタイトルがACL。田代の魂のプレーはこれからも続く。
(2008年3月13日06時04分 スポーツ報知)
これだけ差がつくと記事作りも苦しいようである。
とりあえず現日本代表であり、鹿島ではゴールした試合に於いて必勝しておる田代の先制弾でお茶を濁した模様。
しかしながら、記事にあるようにオフサイドをかい潜ったわけでも飛び出したわけでもない。
単に相手DFの一人がラインを下げた為、オフサイドだったはずの田代が偶然オンサイドとなっただけである。
ボールが渡った後も詰める選手がいなかったのでフリーで余裕を持ってシュートを放つことが出来た事も要因の一つである。
とはいえ、FWが先制点を記録して大勝したのは重畳と言えよう。
また、クルンタイ・バンクの選手が熱中症で倒れたスポニチのスクープは面白い。
オリヴェイラ監督に政治的と批判された作戦で自ら墓穴を掘るとはお笑いぐさである。
正々堂々と戦いたかったのは我等の方なのである。
クルンタイ・バンク戦コメント
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
いいスタートを切ることができた。9−1という点差で勝つことができたのは大きいが、グループステージ突破は1チームだけなので、今後もこうやって点を取っていくことが重要。リーグ戦とは違ってFW陣が(大量に)ゴールを決めたのはたまたまかもしれないが、毎試合交代した選手も含めて得点を取るようになれば競争意識も高くなるのでいいことだと思う。
【AFCチャンピオンズリーグ クルンタイ・バンク vs 鹿島】オズワルド・オリベイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
3月12日(水) AFCチャンピオンズリーグ
クルンタイ・バンク 1 - 9 鹿島 (17:30/バンコク/人)
得点者:15' 田代 有三(鹿島)、20' 岩政 大樹(鹿島)、35' 野沢 拓也(鹿島)、46' マルキーニョス(鹿島)、49' 田代 有三(鹿島)、63' KASSIM(クルンタイ・バンク)、68' マルキーニョス(鹿島)、71' マルキーニョス(鹿島)、73' 佐々木 竜太(鹿島)、89' 野沢拓也(鹿島)
●オズワルド・オリベイラ監督(鹿島):
Q:9-1の大勝だったが、試合の感想は?
「9-1という結果が大きいというより、あとあと得失点差も出てくる。勝って終わることが最初の目的だったけど、それをしっかりできたのではないか」
Q:3-0になってある程度、勝利は見えたが、それでもなかなか選手交代をしなかったのはなぜか?
「ACLのグループステージは1チームしか突破できない。得失点差はすごく大事になってくる。点を取ることは大切だし、リーグ突破への重要なポイントになる。徐々に追加点を待ちつつ様子を見て、選手の状態を把握して、メンバーを代えていこうとした。それまで我慢していた」
Q:マルキーニョスのハットトリックを初めとしてFW陣が多くゴールを奪ったが、そのことがもたらす今後への影響は?
「やっていく中でたまたまそういう結果につながったと思う。先週のリーグ戦でも沢山点が入ったし、出る選手が結果をだしてチームを活性化させることは大切だ。途中出場した選手も点を取ることで競争意識も高まる。チーム全体が点を取れる形になれば理想的だ。チームとして非常によかったと思う」
Q:1失点したが、失点場面では相手がフリーになっていた。それは今後への反省点ではないか?
「失点より多く点を取ればいい。サッカーは点を取るスポーツだ。失点をすることももちろんある。結果的に勝ったのでよかった」
(ここから英語の質疑応答)
Q:この大勝はACLを勝ち進んでいくうえで大きなスタートになったのではないか?
「私もそう思う。大会の始まりというのは非常に重要だが、いい結果を出せた。私自身、今後の展開をポジティブに考えている」
Q:過密日程だが、コンディション面は大丈夫か?
「我々には多くの回復時間があるし、100%の状態に戻すこともできる。今後、試合を重ねていくうえで問題は多くなるだろうが、ケアを十分にして、沢山のメンバーを使いながら、次の試合に備えていきたいと思う」
Q:人工芝ピッチを受け入れたのか?
「私はそうは思っていない。タイに来るのは3度目だが、これまではずっと天然芝でプレーしてきた。1度も人工芝でプレーしたことはない。日本でも人工芝はマジョリティではないし、考えなければいけない」
Q:日本チームのACLの1次リーグ突破が非常に早く見えたと思うが?
「この試合というハードを通過しても、我々にはベトナム、中国のチームとの対戦がある。そこに勝って初めて次のステージが見えてくる。そういう状況ではあるが、最初の試合に勝てていいスタートを切れたことはとてもうれしい」
以上
【AFCチャンピオンズリーグ クルンタイ・バンク vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山雅志選手(鹿島):
「相手はリスクを犯して攻めてくると聞いていたし、早い時間で得点が取れて、相手が攻めてくることになったので、それで上手く回るようになった。暑いので、相手ゴールキックのときは前から、相手が回し出したら、ハーフラインまで引いてディフェンスをするようにしていた。相手はサイドもリスクを犯して上がってくると聞いていたので、その裏を突くようにした。前半は自分自身、ボールが足につかなかったが後半は涼しくなったこともあり上手くできたと思う。ただ自分のプレーは納得がいっていないので修正するところは修正して次のJリーグに臨みたい。失点シーンは、相手のFWの身長が高かったというのもあるが、これから厳しい戦いが出てくるなかで一本でやられてしまうのは避けたいので集中を切らさないようにしたい」
Q:多くのサポーターがかけつけてくれましたが
「応援の声を聞いていて心強かったです。暑くてきついなか声が聞こえると頑張れます。これからもサポーターのためにがんばります。応援をよろしくお願い致します」
●青木剛選手(鹿島):
「バスがスタジアムに到着したときから、旗を持って応援してくれて心強かった。スタジアムに日本人がいるというだけでも心強かったです。相手はスカウティング通りでした。敵の内容よりも気候だったり、スタジアムの方が大変でした。監督の指示は細かくはないけどすごくやりやすい指示でした。違うチームでアジアを戦ったことがある経験があるからだと思います」
●田代有三選手(鹿島):
「暑かったです…。(ピッチ気温は43.7度、普通の気温は39度だったようですが)グランドの中は本当に暑かったです。先制点は運が良かったですね。オフサイドかなと思ったのですが…。DFが遠くにいたのでゆっくり打とうと思いました。2点目は最初のシュートで決めないとですね。ゴールを決めたシュートの方がよっぽど難しいだろとみんなに言われました。先制点がどれだけ早く取れるかが試合を優位に進める要因だったので早くに取れてよかったです。これをきっかけにJでも力を出したいです」
Q:多くのサポーターが選手と同じ陽射しを浴びながら応援するといって、日陰のないバックスタンドで応援していましたが
「相手のホームなのに鹿島の応援の方が大きくて凄く嬉しかったです。今日は結果も残せたし、サポーターの方にも気分よく帰ってもらえると思います。Jリーグでも沢山の応援をしてもらっているし、その熱い気持ちに応えられるようにひとつひとつ戦ってしっかりと勝ち点を積み上げていきたいです」
●内田篤人選手(鹿島):
「やりたいことができた。ラクに点を取れる方法で取れたのでよかった。次もすぐあるんで、切り替えていきたい。サポーターもバスが入ってくる時から声をだして応援してくれた。相手のサポーターより温かかったと思う。(いいスタート?) 鹿島はACLに勝てるだけのメンバーが揃っているし。(今日は攻め上がりが少なかった?)前の人たちが取ってくれればそれでいい。これから疲れもたまってくると思うし、自分を止めてくれて助かった。監督はいつも通りにやるんではなくやろうと言っていた。(今日は海外仕様だった?)監督もキャリアを持っている人だし、任せておけばいい。選手たちも指示を実行できる人たちばかりだし。(9-1という結果については?)1失点はちょっといらなかったですね。まあ全体としては満足です」
●マルキーニョス選手(鹿島):
「(後半の3ゴールを振り返って?)正直言って覚えていない。みなさんにコメントは任せます。(暑さについては?)確かに消耗はあった。ストレスもたまったけど、暑さを考えた戦い方で成功したのでよかった。(前半は引いて守る意識が高かった?)前半は守備をみんなで意識しながらやるということだった。後半はいい形で終われてよかったと思う」
●小笠原満男選手(鹿島):
「(前半マルキーニョスに指示をしていた?)ディフェンスラインから簡単にFWの大きな23番の選手に自由に蹴らせていたので、もう少し蹴らさないでほしいと言っただけ。マルキーニョスと有三(田代)の両方に言った。(後半はプレスをかけた?)相手のディフェンスラインがつなぎ出したんで、プレッシャーがかけやすくなる。いい位置でボールを取ってゴールに向かったりしていたしね。(初戦は圧勝ですが?)そうですね。点差もつけられたし、いい試合だったと思う。相手が弱かったのもあるけど。タイはいつもああなる。攻め好きの人が多くてこういうパターンが多い。そういう中でも点差をつけられたのは、僕らに前へ行く意識があったから。どんどん点を狙えたのがよかった。追加点が取れたからこういう結果につながった。(前半の3-0は大きかった?)そうだね。あれで相手がバラバラになってきたからよかった。いい試合運びができたと思う。1失点はしょうがないで終わらないようにしないと。あれはいらない失点だった。暑さはそんなに気にならなかった。もっときついと思っていたけどそうでもなかった。今日は自分たちで楽な展開にできたのが大きい」
●岩政大樹選手(鹿島):
「(失点シーン?)後半の真ん中に多少の中だるみはあったけど、それほど集中を欠いていたとは思わない。正直、向こうのメリットで入ったゴールだった。ああいう可能性を出来る限り少なくさせたつもりだったけど。失点もさせたくないけど、ディフェンスが100%失点させない状況を作ることもできない。ファーにボールがきたことや、マークを厳しくしなかったこととかは反省の余地はあるけど。今日は僕自身、久しぶりのゲームだったんで、少しずつ感覚を呼び戻すことを優先させた。自分自身のことを考えさせてもらった。向こうに崩されることもなかったし、いろんなことを考えながらやれた。(2点目の得点シーンは?)前半のうちにセットプレーで取れたことは大きい。こういう試合では重要。意味のあるゴールだったと思うし、それがウチの強味でもある。2点目、3点目が入ったことでその後の展開がすごく楽になったし。1-0のままだと、気持ちの面でもきつかったと思う。札幌戦を含めて、数年前の鹿島だったらこういう展開はなかった。チームが成長していることは間違いない。僕自身も90分できて勝ったことが収穫。自分の中では非常に大きいことだと思う」
●大岩剛選手(鹿島):
「(田代の先制点のアシスト?)あれは偶然ですね。点を取れたのがよかったと思う。(岩政とのコンビ?)特に違和感なくやったつもり。相手も相手だし、また次もある。レベルの高い相手になるから緊張感を持ってやらないといけない。今日は特に前半が暑かったけど、こういう状況の中で沢山点を取ってくれたことで楽になった。(相手の攻撃?)1トップを抑えれば攻め手で減ることは分かっていた。大樹(岩政)もよくやってくれたし、真ん中はうまく押さえられたと思う。でも後半の失点はね…。セットプレーは注意していたんだけど。気を抜いちゃいけないし、ビデオを見てチェックしたいと思う。今日は前線の選手たちが結果を出そうとして実際に結果がついてきた。動きもよかった。今年は試合も多いし、こういうことを繰り返していくことでチーム力も上がる」
以上
大量得点で饒舌軽やかであるが、失点は頂けぬと反省しきりである。
運を呼び込んでおかねば全てのゴールがポストに嫌われたりオフサイドにされたりして無効になるやも知れぬ。
となれば失点で敗戦となる。
ここは心してかかるところであろう。
この試合は勝利で幕を閉じたが、大会は開幕したばかりである。
修正点を修正し、前へ進んでゆこう。
一つ一つ。
ACL 直前報道四紙四様
鹿島DF新井場が新しい得点源に
ゴールのチャンスをうかがう鹿島DF新井場(後方)。手前はDF岩政(中央)
【バンコク11日=広重竜太郎】DF新井場徹(28)が鹿島の新しい得点源になる。ACL開幕戦となる12日のクルンタイバンク戦に向けて11日、最終調整を行った。セットプレー練習では左サイドバック(SB)の新井場がゴール前の攻撃に参加。8日の札幌戦で2得点を挙げた得点力が買われ、新オプションとして試された。代表で右SBに定着中のDF内田から「日本一のSB」と目標にされる男が、アジア制覇へのゴールをこじ開ける。
突然の指名だった。総仕上げの攻撃時のセットプレー練習。カウンターに備えて後方で待機していたDF新井場がオリベイラ監督から前線へ呼ばれた。187センチのDF岩政、180センチのDF大岩が出場停止だった札幌戦は「背の高い順に」と緊急措置で攻撃に加わった。だが2人が復帰する一戦はこれまでなら守備を担うところ。それでも札幌戦でCKからのヘッド弾を含め2得点を挙げた182センチの新井場を生かさない手はなかった。
「(攻撃参加は)結果が出たからでしょう。こういう(高温多湿の)気候だとセットプレーが大事」と受け止めた。セットプレー時にはゴール前を固めてくることが予想されるクルンタイバンクは、札幌戦と同じシチュエーションだ。指揮官は「チームが成熟、成長する一環だ。新井場は(札幌戦で)相手の11人がペナルティーエリア内にいる中で点を取った。それは武器になる」と新たなオプションに加えたことを認めた。
波はあるが、好調時は代表クラスの力を持つ。加地、三都主ら岡田ジャパンの左SB候補が故障続出で色気が出てきてもおかしくない状況も、新井場は「まぁ、ええじゃないですか」とけむに巻く。
だが誰よりも強く「推薦」するのは代表の右SBに定着したDF内田。「サイドバックとして日本一だと思う。落ち着いてるし、ボールを奪われないイメージ。オレはあの人を目標にやる。2点取ったからじゃない(笑い)。代表に入ったら? 定位置(確保)でしょう」と力強い推薦の言葉を残した。
ノリに乗っているが頭の中は冷静だ。「勝負は(サイドを)何往復できるか。ペース配分を考えないといけない」。30度以上の灼熱(しゃくねつ)アウェー戦で戦う準備は整った。新井場がアジアの勝利への道を切り開く。 [2008年3月12日9時42分 紙面から]
鹿島、人工芝対策バッチリ!初戦はアウェーで“暑さ”との戦い
アジアクラブナンバーワンを争うアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は12日、1次リーグが開幕する。昨季J1優勝の鹿島は、バンコクでクルンタイ銀行(タイ)と対戦する。
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鹿島はアウェーでクルンタイ銀行(タイ)と戦う。5年ぶり2度目の出場となるACLの初戦の地は、連日気温が30度を超えるバンコク。しかも試合開始は現地時間12日午後3時30分(日本時間午後5時30分)ということもあり、“暑さ”との戦いとなりそうだ。会場が人工芝のため、国内では人工芝のグラウンドでも調整してきたJリーグ王者。MF小笠原が「大会の区別はない。1試合、1試合やっていきたい」と話すように、まずは白星発進を目指す。
■アジアCL(チャンピオンズリーグ)
アジアのクラブ王者を決めるためアジア・クラブ選手権、アジア・カップウイナーズ杯を統合して創設された。各国のリーグ、カップ王者が出場し、1次リーグ、決勝トーナメントともホーム&アウェーで対戦。1次リーグは28チームが4チームずつ7組に分かれ、各組1位が通過。決勝トーナメントは昨季王者の浦和を加えた計8チームで争われる。
セット新兵器・新井場が決める!
セットプレー練習で競り合う新井場(右)
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鹿島は12日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の初戦でクルンタイ銀行(タイ)と対戦する。11日は人工芝の試合会場、チュラスタジアムで攻守にわたってセットプレーを確認。普段なら相手の逆襲に備えるDF新井場徹(28)が攻撃メンバーに入った。8日の札幌とのJ開幕戦でCKから先制弾を決めた “新兵器”をゴール前のチャンスに投入し、小柄な相手を圧倒するつもりだ。
気温38度を超すしゃく熱のピッチ上に、普段の練習では見慣れない光景が広がった。守備に続いて行われたCK時の攻撃練習。DF新井場がオリヴェイラ監督の指示でエリア中央に位置すると、高い打点での競り合いを何度も披露。DF岩政らの得点を演出し「あまり(得点を)意識しないでやりたい。おとりにでもなれれば」と話した。
4―0で快勝した8日の札幌との開幕戦では、大岩、岩政のセンターバックコンビがともに出場停止。普段ならCK時はDF内田とともに相手速攻に備える新井場だが、「背の順で」攻撃に“特別参加”し、チームを勢いづける貴重な先制弾を頭で決めた。だが、オリヴェイラ監督は大岩、岩政コンビが戻るACL初戦でも、主力で1メートル87の岩政に続く1メートル83の高さを誇る新井場を攻撃に参加させる方針。「11人がBOX(ペナルティーエリア)に入っているチームに対して、新井場を入れて点を取った。チーム成長の一環として、ひとつの武器として考えている」と説明した。
新井場を加えた高さは小柄な選手が多い相手のみならず、暑さの中でも威力を発揮する。試合開始は現地時間の午後3時半。気温は40度近くに達することが予想され、体力の消耗が少ないセットプレーは得点のチャンスになる。新井場も「どの試合もセットプレーは重要だけど、あしたはセットプレーで取れれば楽になる」と話し、新井場に代わって相手速攻に備えることになったMF青木も「得点のにおいがする人を配置した方がいい」と“コンバート”を歓迎した。「大変な戦いになるのは間違いない。暑いからペース配分を考えてやらないと」と言う新井場をキーマンに、鹿島がしゃく熱のアウェーで勝利をもぎ取る。
[ 2008年03月12日付 紙面記事 ]
鹿島悲願Vへ眼球に傷も田代が強行…ACL
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は12日、1次リーグが開幕。鹿島は11日、試合会場のチュラスタジアム(バンコク)で練習。日本代表FW田代有三(25)は眼球に傷を負い、水ぶくれができている状態だが、強行出場する決意をみせた。
田代がクルンタイバンク戦の強行出場を訴えた。「目はまだ痛いけど、少しずつ良くなってきている。試合? 大丈夫、出られると思います」。午前10時で気温34度を記録するしゃく熱の中、前日練習で精力的に回復をアピールした。
7日に「結膜炎っぽい」と話していた症状は、精密検査で眼球に傷がついていたことが判明。その傷が水ぶくれとなり、現在も見えにくい状態が続いているという。医師から最低1週間の着用を禁止されたコンタクトレンズも、つけて試合に臨む意向だ。
ACLは参加経験のある大会で、クラブとして唯一獲得していないタイトルでもある。前身のアジアクラブ選手権を含め5回目の出場だが、最高成績はベスト8。強行出場の裏には、悲願成就への思いがある。「思い切りやっていきたい」田代が身を削って、白星発進を目指す。
◆ACLめも
▽日本の出場チーム 昨季のJ1覇者・鹿島、天皇杯準優勝のG大阪、前回優勝の浦和。
▽方式 28チームが7組に分かれてホーム&アウェー方式で戦う1次リーグを行い、各組1位が準々決勝へ。浦和はシードされ、準々決勝から出場。優勝チームは12月に日本で開催されるクラブW杯出場権を得る。
(2008年3月12日06時04分 スポーツ報知)
試合当日となり、報道も過熱である。
スポーツ紙もそれぞれ色が出、特徴が表れた。
サンスポは相変わらず、既出の情報をまとめた内容で面白みがない。
ニッカンとスポニチは新井場にスポット。
ニッカンは代表入りを含めた篤人のコメントが面白い。
しかしながら、ここで重要なのはスポニチの青木のコメントであろう。
>「得点のにおいがする人を配置した方がいい」
青木こそ得点の匂いを醸し出さねばならぬ筈である。
どこからでもゴールを狙えるシュート力を持つ男なのである。
後は蹴るだけなのでこのような発言は頂けない。
とはいえ、絶好調男の新井場にゴールに絡んでもらってノッて行きたいというところである。
報知は田代の眼球水ぶくれというスクープである。
ここは無理をさせたくないところであるが、アジアに甘さはない。
ベストメンバーで組み伏せねば、隙を突かれること必然である。
早めに得点を重ね、ダニーロを出す展開にしたいところ。天下随一のクローザー・ダニーロが出れば勝利は目前である。
征韓論は組み伏せたが、琉球人の救出の為には台湾へ出兵せねばならぬ。
思惑はないのである。