柏が澤に興味
柏がペルーの外国人最優秀選手・澤獲り
柏がペルー1部リーグ・シエンシアーノFW澤昌克(25)獲得に向けて調査を続けていることが29日、分かった。澤は07年のペルーリーグ外国人最優秀選手となった逸材。Jクラブでは鹿島も獲得に動いている。
クラブ幹部は「彼は地元(千葉・中央学院高出)の選手ということもあって数か月前から興味を持っていた」と動向を追っていることを明かした。鹿島が1月にオファーした際に澤は「リベルタドーレス杯やクラブW杯に出たい」と断ったが、23日にリ杯敗退が決定。日本代表入りも目標としており、帰国を望むことも考えられる。
柏側は「どういう状況か調査を続けている段階。まだ交渉などの動きはない」としているが、高い評価をしているだけに本格交渉に入る可能性は十分だ。
(2008年4月30日06時01分 スポーツ報知)
およそ一ヶ月ぶりに澤の名前を聞いたと思ったところ、柏が興味を持ったという内容であった。
柏としては茂原の後釜が欲しいのであろう。
そして、1月に我等がオファーを出したとある。
当時の記事では、我等は身分紹介にとどまっていただけのはず。
何故、ここで報道内容が転んでしまうのか疑問を持たざるを得ない。
所詮、報知は報知と言うべきところであろう。
我等としては怪我人を増やさぬよう、地道にプレイを行い、一つ一つ勝利を積み重ねていくだけである。
11連休前に連勝を
鹿島“GW作戦”11連休でチーム立て直し
鹿島のオリヴェイラ監督が、チーム立て直しに大胆な“休暇作戦”に打って出た。開幕5連勝を飾りながら、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)による過密日程でここ4試合は勝ち星なし。首位からも陥落した。今後も連戦は続くが、指揮官はチームを奮い立たせるために、5月21日のACL1次リーグ最終戦のナムディン(ベトナム)戦後のリーグ中断期間で、シーズン中では異例中の異例となる11連休をを決定した。
昨季、ACLに出場して同様の過密日程を強いられた浦和と川崎Fは、最大で7日間。オリヴェイラ監督は昨季から疲労が蓄積していると判断すると大胆な休みを与えてきたが、それが功を奏して疲労がピークに達する終盤戦でもコンディションを維持。最終的に奇跡の逆転優勝を飾った。
その再現を狙う大胆な休養に選手会長のMF本山も「監督も選手が奮い立つことを狙って言っていると思う。勝っていい休みを迎えられるように頑張ります」としっかり意図をくんだ。鹿島の本当のスパートは、再開試合となる6月25日の大分戦(カシマ)から始まる。
[ 2008年04月29日 ]
鹿島異例!5月末11連休
鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督が、選手に5月22日から11連休を告知したことが28日、分かった。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)ナムディン戦(5月21日・ハノイ)から帰国(22日早朝)後、6月1日まで休養を与える。甘いニンジンをぶら下げ、公式戦4試合連続未勝利が続くチームの士気を上げた。
リーグ戦は5月17日の柏戦を最後に、6月末まで中断期間に入る。その間、ナビスコ杯予選リーグが開催されるが、同杯出場を免除されている鹿島は大型連休が可能。昨年、同じケースがあった浦和、川崎が1週間程度の連休だったことを考えれば、異例の“ゴールデンウイーク”だ。MF本山も「監督も士気を上げる目的で話したと思う。勝ち続けて、いい形で休みに入りたい」と30日の神戸戦からの再浮上を誓った。
◆内田復帰遅れ早くて5・7 ○…右第3腰つい横突起骨折でリハビリ中の日本代表DF内田篤人(20)=鹿島=の復帰が遅れることが28日、分かった。クラブ関係者によれば、復帰戦は早くても5月7日のACLクルンタイバンク戦。ACL北京国安戦(9日)で負傷し、当初は復帰まで3週間と診断されたが、見込みより1週間〜10日遅れているという。この日、ランニングなどをこなした内田も「多分、復帰はそれくらいになる。しっかり治したい」と話した。
(2008年4月29日06時01分 スポーツ報知)
こうなると敵は代表とU-23代表となろう。
勝って当然のキリン杯や負けに行く北京五輪に向けたトゥーロン国際などに引っ張り回されてはかなわぬところ。
とはいえ、名誉の為お国の為に戦うことも必要かも知れぬ。
愚将の元で何かしら得ることもあるやも知らぬ。
そして何よりもJリーグに興味のない代表厨を呼び込むプロモーション活動としては最適である。
となればビジュアル的に篤人や田代は快く送り出すところであろうか。
U-23にも誓志を復帰させたいところである。
”変な眉毛”の人よりは活躍が期待でできる。
そして後藤圭太である。
大宮戦報道
鹿島4戦未勝利オリベイラ監督愚痴/J1
<J1:大宮1−1鹿島>◇第8節◇27日◇NACK
昨季王者の鹿島は大宮と1−1で引き分け、4戦連続勝ち星なしとなった。
公式戦4戦未勝利に、鹿島オリベイラ監督の口から愚痴がこぼれた。ACLも戦う過密日程について「国によっては10日間は休んでACLに専念するところもある。日本は(海外から)帰ってきて3日後の試合で厳しい相手と当たる。故意ではないと思うが…」。昨年2冠は豊富な運動量で勝ち取ったが、この日は足が止まり、劣勢に陥った。「フェアな条件でできれば、もっと素晴らしいサッカーができる」とタラレバの話さえ口にした。
一方で選手からは同監督と真逆の言葉が出てきた。MF小笠原は「疲れは言い訳にならない。南米、欧州の強いチームはリーグ戦とその大陸のカップ戦を戦っているし、普通だと思う」とキッパリと言う。先発した4戦で未勝利のDF伊野波はピッチで思わず涙を流したが、「乗り越えないと強くならない」と気丈に話した。
[2008年4月28日6時49分 紙面から]
お疲れ鹿島、痛恨のドロー!興梠の先制弾もリード守れず
J1第8節最終日(27日、鹿島1−1大宮、NACK5スタジアム)鹿島は大宮と1−1で引き分け、首位名古屋との勝ち点差を2にした。
痛恨のドロー。開幕5連勝と好スタートを切った鹿島だったが、最近4試合は一転して白星から見放されている。
「もっと強い気持ちでやらないと。この悔しさを忘れたくない」とMF小笠原は振り返った。
今季初先発のFW興梠が前半27分に先制弾。しかし、後半30分に同点とされるとサンドバッグ状態に。シュート数7−18の劣勢に耐え、なんとか勝ち点1を拾った形だ。
ACLを同時並行で戦う鹿島には、確実に疲労が蓄積している。オリベイラ監督からは「ACLの3日後に厳しい試合が組まれている。フェアプレーを推進するリーグで、フェアな条件が足りない」と珍しくぼやきが出るほど。しかし、下を向くわけにはいかない。
「南米でもヨーロッパでも、これが普通。疲れている、では片づけられない」と小笠原。過密日程に故障者の続出…。苦悩は続くが、ここを乗り越えなければ先は見えない。
(峯岸弘行)
鹿島333分でノーゴール止めた
<大宮・鹿島>前半、大宮選手3人に囲まれ、倒される鹿島・小笠原
Photo By スポニチ
【鹿島1―1大宮】鹿島は前半27分に今季初先発のFW興梠がゴールを決めて先制。チームの無得点は333分間で止まり、クラブ史上初の公式戦4戦連続無得点は免れた。だが、後半に入り相手に完全に主導権を握られると後半30分に失点。その後も何度も決定機をつくられた。守備陣が踏ん張り何とか同点で終えたが、鈴木満取締役強化部長は「勝ち点1をもらったようなもの」と振り返った。
チームは23日にACLの北京国安と対戦。中3日の過密日程だったが、主将のMF小笠原は「疲れというのは言い訳にはならない。南米でも欧州でも、強いチームはどこも過密日程でやっている。自分としては毎年優勝してこの日程でやるつもり」とキッパリ。「キツイとか言ったり思ってほしくない。勝つためにもっとみんな一生懸命やらないといけない。気持ちの問題」と4試合勝ち星がないチームに奮起を促していた。
[ 2008年04月28日 ]
鹿島・興梠、反町ジャパンへアピール弾…J1第8節
前半28分、鹿島・興梠(上)は大宮・村山にスライディングタックルをされ体勢を崩した
◆J1第8節 大宮1―1鹿島(27日・NACK5スタジアム) 鹿島はU―23日本代表FW興梠慎三(21)のゴールで先制したものの後半に追いつかれ、大宮と1―1で引き分け。首位の名古屋と勝ち点2差の2位となった。
反町ジャパン期待のFWが、泥臭く決めた。前半27分、相手DFがGKへ浮き球のバックパス。FW興梠は「DFが蹴った瞬間から狙っていた」と嗅覚(きゅうかく)を研ぎ澄ませた。40メートル先に向かって50メートル5秒台の俊足を飛ばす。最後は相手GKが手ではじいたボールを拾い、無人のゴールに左足でゴール中央に蹴り込んだ。
リーグ戦では、昨年10月6日の神戸戦以来、約6か月ぶりの先発。FWマルキーニョスの負傷欠場で回ってきたチャンスに「やってやろうと思っていた」。北京五輪に出場するU―23日本代表は、21日からの合宿で選手選考をほぼ終了。チームのACL北京国安戦(23日・北京)に帯同していたため、同合宿に不参加だった興梠は、生き残りへリーグ戦で結果を残すしかなかった。
視察したU―23日本代表の井原コーチも「なかなか先発のチャンスのない中で、点を取れたことはいいこと」と笑顔で会場をあとにした。途中出場が多い中、昨年は511分出場で6得点。決定力は今年も健在だ。ただ、チームもドローに終わり「得点以外は裏目、裏目。内容が良くない」と興梠。得点を挙げても笑顔ひとつ見せなかった。
(2008年4月28日06時02分 スポーツ報知)
各紙特徴が出た。
監督コメントから記事を起こしたニッカン、ACLの疲労を報じるサンスポ、鈴木満強化部長のコメントを取ったスポニチ、U-23代表に重ねた報知。
特にスポニチは333分というノーゴールタイムを報じており、努力を感じる好記事である。
疲労や過密日程を敵にしたくなる報道はわかりやすいが、やはり悪質なプレイで篤人を負傷させた北京国安が最も邪悪であったのでは無かろうか。
代役の伊野波は未勝利に涙したとあるが、彼が悪いわけではなく、プレイスタイルが異なる以上同じ戦術に無理が生じておるだけなのである。
同じことは石神にもダニーロにも言えること。
もう一つ上に行く試練の時が今ここなのである。
前を向いて一歩進もうではないか。
大宮戦コメント
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
我々の狙いはいつもやっている、相手の長所を消し短所を狙っていくということ。連戦プラス対戦相手からかけられる負担、アウェイということを考えれば、終盤は押されるということは考えていた。ただ、連戦の中での試合と考えれば総合的には悪い内容ではない。4試合で2分け2敗と数字上だけで見れば悪くなっていると見えるが、内容と不確定要素が含まれていることも考えてもらわなければならない。準備はすごく大事であり、それをするかしないかは、試合の終盤に影響してくるもの。結果だけみれば悪いと思われるかもしれないが、内容とその他の条件を盛り込んでの見方をしっかりすれば悪くはないと思う。今日は、まず選手たちを称えたい。こういった経験ができるというのはメリットでもあるし、こういったすばらしさを感じ取って、彼らは勇気をもって実行に移していっていると思うし、タフな条件の中でがんばっている。最後に我々の方が疲れていたのではなくて、相手の方が疲れていなかったということを言いたい。
【J1:第8節 大宮 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
4月27日(日) 2008 J1リーグ戦 第8節
大宮 1 - 1 鹿島 (16:00/NACK/13,072人)
得点者:27' 興梠慎三(鹿島)、75' 小林慶行(大宮)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:厳しい展開の中で、よく勝ち点1を取ったと思います。それについての感想と、中盤でかなり押し込まれたんですけど、それは相手の出足が鋭かったということでしょうか?
「まずは相手の長所を消し、短所を狙っていくということは、我々がやっていることであって、中盤の攻防という部分を言われるかもしれませんけれど、我々は連戦とそれにプラスして相手からかけられる負担ということを考えれば、また相手のホームということを考えれば、終盤におそらく押される展開になるということは予想されてことでした。また、去年にくらべて大宮さんはチームが大きく変わっているということはわかっていることであって、組織的な構成がかなり上がっているということがわかることです。そういう部分で手強い相手だということは予想されたことでした。あとは、我々がそれ(狙い)を継続して出来るかという部分になっていたと思いますし、そういった意味ではうまく連戦の中での試合、対戦した相手のかかった負担ということを考えると悪い内容ではないと思います」
Q:これで4試合、浦和レッズに負け、ガンバ大阪に引き分け、ACL(北京国安)で負けて、今日が引き分け。最初のレッズに負けたのは、内容的にはアントラーズが勝っていた。ガンバにも良い試合をしたし、ACLでも立派なゲームをやったと思います。でも、この試合の引き分けがいちばん悪かったように思います。結果が内容に反映してきたようなイメージを監督はお持ちではないですか?
「単純に4試合の中で2分け2敗という形になっている、数字上で見れば悪くなっていると言えるかもしれません。ただ、やっぱり内容に関わってくる不確定要素を考えてもらわなくてはいけないと思いますし、またレッズの試合を考えれば、(その前の)水曜日に北京国安との厳しい試合をやって3日後にレッズとの試合がありました。でもレッズはなぜか知らないけど、偶然と言われるかもしれませんが、1週間の間があり我々との試合に臨めました。ガンバとは同条件になって来ますけれど、ガンバに対してあれだけの内容を見せたということを考えれば悪いという評価ではないと思います。その後の北京国安との試合を考えると、北京との試合は、試合ではなく戦いであったし、画面を通じてどれだけ皆さんに通じたかわかりませんが、ほんとうに戦争だったと思います。そのほかに、どこに泊まるという条件だったり、食事の面だったり、移動ということだったり、試合への準備というものはすごく大切なのものであって、細かな要素がそこにあると思います。皆さんはただ、練習をやって試合をして、とお考えかもしれませんが、そこに至るまでの細かな準備というものがいろいろとあって、試合に影響してきます。特に試合の終盤にすごく影響することであって、(我々には)そうした要素がありました。すぐに移動してきて大宮との試合であると。大宮は1週間の間がありましたし、特に今シーズンにリーグ戦において素晴らしいサッカーを見せていると思いますし、去年にくらべたら大きな変貌を見せているチームでもあり、力をつけているチームではないかと思います。前節、レッズとも、あのレッズのホームで、ダービーの雰囲気の中でも0対0という試合をやったという内容を見てもらえば、本当に強さや成長してきているチームだということがわかるのではないかと思います。ただ、結果を見れば悪いと言われるかもしれませんが、内容とその他の条件を盛り込んでの見方や目線をしっかりしていれば、悪くない結果ではないかと思います。」
Q:試合のコメントをお願いします。
「まず選手たちを讃えたいと思います。こういった経験をできるということは我々のメリットでもありますし、そういったことの素晴らしさを彼らが一瞬一秒のなかでも感じ取って、実行に移しているのではないかと思います。ほんとうにタフなことがある中で、彼らは素晴らしいパフォーマンスを限られた状況の中でやっていると思います。国によってはリーグ戦を10日間省いて、ACLという素晴らしい国際大会を優先させて準備をさせる国もあります。で、また、ACLをやりながら3日後に厳しい相手をワザと・・・、ワザとじゃないとは思いますが、(試合を)組んでいく構成能力という部分で、どういう風に考えているのかな、と思います。そのヒントやノウハウを身につけたとき、ボクがもしそういう立場であったら、本当のそして無敵の鹿島が見せられるんじゃないかと思います。フェアな条件でやってくれれば、我々はもっと素晴らしい魅力的なJリーグを見せることができるのではないかと思います。
最後に、我々が疲れていたのではなく、相手が疲れていない状態にあったということだけ言いたいと思います。ありがとうございます。」
以上
【J1:第8節 大宮 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●小笠原満男選手(鹿島):
「見ててもの足りない部分もあるし、ミスもあるし、そこをカバーするのが遅かったり、少しずつ悪い部分が出始めている。みんなが強い気持ちでやらなくちゃいけない。:またすぐ2日後に試合があるのは、普通だと思う。来年もそういう日程だろうし、その次もそうだと思う」
●青木剛選手(鹿島):
Q:試合中、監督に呼ばれて指示を受けていたけれどあれはどういう指示だったのですか?
「相手のボランチのところがセカンドボールだったり、インターセプトができそうだということを言われました。そこを狙っていけという感じの指示を受けました。後半も、相手の裏を狙って得点が入ったので、その形を」
●田代有三選手(鹿島):
「チャンスはあったから決めるだけでした。ほんとに裏が空いていたから慎三(興梠選手)とかスピードでボールをキープできていたし、中にもつめていた。悪くはなかったと思うけど、後半の最期は相手のペースになってしまった。それまでに2点目を入れるチャンスが何度もあったので、そこだと思います」
Q:相手のDFに対してギャップは作りやすかったですか?
「スペースはあったから、ポストで受ける部分は少なくなったけど、逆に裏に行けばラインも下がってスペースも出来てたし、チャンスは前半から多かったから…」
Q:前半にキーパーをかわしてシュートに行ったシーンがありましたけど、あれはファウルでは?
「あれは押されたんですけど、決めたかったから強引に行ったんですけど…。まぁ、もうちょっとひねれていれば入ったとは思う。あそこもちゃんと決めたかったです。1-1という結果は、ダメだと思います」
Q:すぐに試合がありますが、どのような部分を修正していきますか?
「少しずつずれているなという部分もありますし、守備からしっかりやって。基本はそれだと思うので。それプラス、ボク自身、三回くらいチャンスがあったのを決めきれなかったので、責任を感じています」
●伊野波雅彦選手(鹿島):
「相手もかなり研究していると思う。中盤でつながせたら上手いというのはわかっているから、かなりコンパクトにして、その中盤に入ったらかなりプレッシャーをかけてくるようにしているんで、なかなか中盤で繋げない感じです。まだ両サイドバックのからみが薄いというのもありますし。中盤を抑えられたときに、どうやって打開していくのかを自分たちで考えていかないといけない」
Q:サイドバックの絡みに関してはちょっとずつ良くなっている感触はありますか?
「今日に関しては、なかなか前の選手がタメをつくることができなかったので、カウンターの形で何度かもらうことはあったんですけど、守備に回ることの方が多かった」
●興梠慎三選手(鹿島):
「全部、裏、裏だった気もするし、ポストプレーも思い返せば全然やっていない気もする。試合中、やろう、やろうとは思っていたんですけど、中盤も前、前と急いでいた感じもします。いま、思えば」
Q:裏というのは、チームとして狙いではあったのですか?
「CBの二人がそんなにスピードが速いわけでもなかったので、その裏をつこうとはずっと思ってました。(得点は)相手のミスからですけど、諦めずに最期まで走ったから良かったと思います。もう一回チャンスが欲しいですね。怪我人は早く戻ってきて欲しいですけど、ここ4試合、怪我人が多くてボクとか石神さんが入っていますけど、そのなかでも勝っていけるようになると去年みたいに良いチームになりますし、そこを課題にがんばっていきたいと思います」
Q:チームは疲れている感じがしますか?
「いや、そんなことないっす。疲れてはいないですけど、フレッシュなボクたちががんばっていければそれが一番良い。疲れてないと言ったらウソになるかもしれない。でも、ボクは疲れてないです。怪我人がいるから弱いと言われたら、ボクらの立場がないんでもっとがんばります」
●岩政大樹選手(鹿島):
Q:失点してしまいましたけど、全体として守備は合格点でしたでしょうか?
「失点するまでは良い対応をしてたと思いますし、失点する雰囲気もなかったんで。失点してからはスペースを与えてしまったんですけど。北京戦で失点したシーンを考えて、特別ラインを高くするつもりはなかったんですけど、それよりも今日は全体の運動量をあげてプレスに行くという話をしていました。そうすれば、自然とラインは高くなります。前半は、最近の試合ではプレスに行けてなかったんで行こうとは話していました」
Q:最期の大宮の攻めについては?
「最後の部分で足を出したり、シュートコースを防いだりということで、ムードとしては逆転されてしまう感じもあったんですけど、相手のホームですし、うちは1週間空いてないゲームだったので後半にみんなの運動量が落ちていた。引き分けでも勝点は拾ったんで、最低限の結果は出したかなという感じですね」
Q:去年、開幕直後になかなか勝てない時期がありました。それとくらべて内容などは、まだ前に向ける要素はありますか?
「勝ってたことよりも少し運動量というか、玉際だったり、走る量は落ちてきている。それが疲れなのか意識なのかどっちなのかはわからないし、その両方なのかもしれないけれど、もう少しボールを誰かが持っているときも多くの人数をかけて動き出す人数が増えてこないと崩せない。守備の時ももっと連動して競りに行ったり、単純にヘディングのセカンドボールもほとんど拾われていましたし、戦術とか、技術と言うよりも、走る量や玉際をもう少しやっていかないといけないかなと、後ろから見ていて思いました」
Q:チームの連動性は、ちょっと狂いかけてるかなという印象はありますか?
「いえ、バランスは特に問題なくやっていたと思います。特に失点するまでは、ほぼ危ないと思うシーンはなかったし、ディフェンダーとして支配している感覚というか、相手を自分たちの予想の範囲内に置いて守備をすることができていたと思います」
Q:ディフェンスラインと中盤の間にボールを入れられてミドルシュートというのが多かったと思うんですけど、それについては?
「うーん…。そうですね…。確かに、DFラインの前のスペースを使われているシーンは、あるのは感じてますし、その修正を試みようとはしていますけど、少し守備のやり方自体に問題があるところもあるんで、それを確認しないといけない。ただ、正直、ワールドクラスの選手とやるわけではないので、ある程度は、自分たちの裏をやられるよりは前をやられる方がいいという気持ちもあります。前を使われ始めたからどうにかしなきゃという意識を持ちすぎると、チームがバタバタしてしまうので、試合の中では、相手に少しやられてしまうシーンがあっても、意識の中で問題なくそのシーンに対処すれば守備は安定する。そういう意味では、ばたつくような雰囲気を作らせないようにはできていたと思います」
Q:前半の途中で、ダニーロに強く要求していた場面があったと思いますが。
「強く要求したというのはありません。ただ、声があまり聞こえないので大きく言っただけです。多少、大宮に関しては2トップが外国人にならない限り、彼らの狙いはサイド攻撃だと思うので、どっちかというと中央を守るより、サイドにいてくれという話をしただけです。次はホームなんで勝点3をとらないといけないと思います。特に前半戦は、順位とかどうこうよりも勝点を拾っていくことをしないといけない。特に今年の日程だと、相手に運動量で分がある試合が続いてしまうと思う。そのなかでも勝点を拾っていかないといけないことを、なんとかみんなでがんばっていかないといけない。バックアップを含めてチームの底上げをしていかないといけないと思っています。」
難しい試合であった。
言いたいことも山ほどあろう。
そのせいかアウェイに試合にしてはコメントが多い。
しかしながら連戦は続く。
立ち止まることは許されぬ。
石神は成長し続けねばならぬし、ダニーロはパフォーマンスを90分維持する必要がある。
誓志も佐々木もやはりサブと思われぬ活躍の期待を背負うておるのだ。
我等の飢えを渇きを癒すはおぬしら以外にいないのである。
後藤圭太の出番
鹿島「ACL優先」要請、U23日程重なり
鹿島が協会にACL優先の協力を要請する。アウェー北京国安戦の敗戦から一夜明け、24日に帰国。1次リーグ突破の行方は5月21日の最終戦ナムディン戦までもつれ込むことになったが、問題は同20日に開幕でU−23代表が出場するトゥーロン国際大会(フランス)と日程が重なること。協会は代表優先の方針を伝えているが、鹿島としても戦力を落とせない状況になっている。
鈴木満取締役強化部長は「時期が来たら話し合わないといけない」とクラブ側のスタンスを伝える意向だ。DF内田、伊野波、FW興梠ら重要な戦力が代表候補となるだけに、簡単には引けない。北京国安戦ではDF新井場が左太もも裏肉離れで復帰に約10日間、MF本山も左太もも打撲で27日の大宮戦出場が微妙。台所事情が苦しい上に過密日程を戦うため、戦力を簡単に送り出すことはできない現状だ。
[2008年4月25日7時25分 紙面から]
アウェイ北京国安戦の敗戦で残りの予選リーグで大量得点勝利が義務づけられた。
従ってメンバーを落とすことが出来ず、篤人・伊野波・興梠・誓志・石神・健太・大道・佐々木を貸し出すことが適わぬ事となったのである。
我等としては苦渋の決断である。
しかしながら後藤圭太はACL登録メンバーではない為OKである。
是非とも彼を使って欲しい。
怪我で出遅れたが伊野波と遜色ない働きをするであろう。
新井場再び離脱
左太腿痛再発…新井場が離脱
鹿島DF新井場が左太腿痛で再離脱する。0―1で敗れた23日のACL北京国安戦が行われた北京から帰国。新井場はこの試合で、13日の浦和戦で痛めた同じ個所の痛みを再発させ、前半で交代した。チームドクターによると、復帰には最低でも10日かかる見込みで27日の大宮戦、30日の神戸戦、5月3日の川崎F戦の3試合の欠場は確実。リーグ戦はここ2試合勝ち星がなく、ケガ人も続出しているだけに、踏ん張りどころになりそうだ。
[ 2008年04月25日 ]
鹿島・新井場、左太もも痛悪化で次戦欠場
鹿島DF新井場が左太もも裏の軽い肉離れで27日の大宮戦を欠場することが24日、分かった。以前から痛めていた個所を、23日のACL北京国安戦で悪化させたもの。MF本山も同じ試合で左太ももを打撲しており、公式戦5試合連続で負傷者を出す非常事態。チームはこの日、成田空港着の航空機で北京から帰国したが、敗戦とけが人続出で重苦しい雰囲気が漂っていた。
(2008年4月25日06時01分 スポーツ報知)
新井場の負傷も石神の出場機会というだけである。
石神は先日のガンバ戦でもダニーロとの絶妙な連携を見せ攻撃力を発揮しておる。
左利きというメリットで好クロスが良く上がる。
がむしゃらな突破ではなく連携を重視したがりも知性を感じる。
新井場とはまったくタイプが異なる故、相手にも驚異となろう。
過密日程は続く、新たなる戦力で立て直す時期が来たと言えよう。
征夷大将軍になると言い出す秀吉に二の句も告げられぬねねであった。
北京国安戦報道
鹿島完封負け決勝Tお預け/アジアCL
北京国安に敗れてグラウンドを後にする小笠原(中央)ら鹿島の選手たち
<アジアCL:北京国安(中国)1−0鹿島>◇1次リーグ◇F組◇23日◇北京
【北京(23日)=広重竜太郎】鹿島がJクラブ史上最速となる4戦目での1次リーグ突破のチャンスを逃した。勝てば決勝トーナメント進出が決まるアウェー北京国安(中国)戦は、前半終了間際に相手FWチアゴに先制弾を許した。DF新井場、MF本山が負傷する中、1点の壁は厚く0−1で完封負けした。勝ち点9で北京国安に並ばれたが、総得失点差で10点差をつけて首位をキープ。優位な状況は変わらないが、決着は最終戦までもつれ込むことになった。
鹿島は最後の一線で踏みとどまった。0−1のリードを許し、2点目を最後まで狙われた。後半38分にはFW楊昊に鋭いボレーシュートを打たれ、肝を冷やした。2点目を奪われれば1次リーグ敗退の危機。0−1のまま終わり、選手は複雑な表情でうなだれた。安堵(あんど)感と失望感。クルンタイバンクが引き分けたため勝てば残り2戦を残して1次リーグ突破が決まっていた。DF岩政は「狙っていたものの中で一番最低限の結果だった」と険しい顔を崩さなかった。
勝てば多くの産物を手に入れられた。残り2試合は消化試合となり、主力選手は5月の公式戦5試合を3試合に減らすことができた。ACLを並行して戦う影響は肉体に現れている。この日もDF新井場が左太もも裏痛を悪化させ、MF本山も左足を打撲して途中交代。今後の負担を軽減させるためにも勝ちたかった。
勝負の行方は最終戦までもつれ込む。優位は変わらない。得失点差も北京国安より10点も多い。だが横浜が04年に残り2戦目で4点の得失点差リードを、2位城南一和の格下相手への15−0圧勝でひっくり返された例もある。小笠原は「(最終戦までの戦いは)最初からそのつもりだった。10点リード? 何があるか分からない」と緊張感を最後まで保つことを誓った。
[2008年4月24日8時45分 紙面から]
鹿島負けた… 厳戒アウェー北京で狂った歯車
北京国安の選手に囲まれながらも突破を試みる興梠(中央)。鹿島は最後まで得点を奪えず、初黒星を喫した(共同)
アジア・チャンピオンズリーグ1次L第4節(北京国安1−0鹿島 23日、中国・北京豊台体育場)F組の鹿島はアウェーで北京国安(中国)と対戦、0−1で敗れた。勝てば1次リーグ突破が決まったが、前半に許した1点を最後まで取り返せず初黒星。通算3勝1敗の勝ち点9で北京国安に並ばれたものの、得失点差で同組首位は守った。
◇
鹿島がボールをキープした瞬間に、地鳴りのようなブーイングがスタジアムを包む。中国Cリーグで最も熱狂的なサポーターとされる緑のスタンドに気押されたのか、J王者は完全なアウェー戦で痛い初黒星を喫した。
「試合を決定付けるチャンスで決めたか、決めていないか。もう少し違う展開を思い描いていた」とオリベイラ監督は下を向いた。
先に行われた同組の試合で、クルンタイ銀行がナムディンと引き分けた。鹿島は勝ち点3を奪えば、決勝トーナメント進出が決まる。今後の過密日程の負担を軽減するためにも、「絶対に勝ちたい」(FW田代)ところだった。
しかし、気持ちが空回りした。前回対戦した9日はDF内田が第3腰椎横突起を骨折したが、この日も相手の厳しいマークに一触即発のシーンもあった。そして前半終了間際、わずかなすきをついて北京国安はFKからDF裏のスペースにパス。飛び出したFWチアゴが左足シュートを決め、先制点を奪われた。
後半になってもFWマルキーニョスをけがで欠く攻撃陣は、相手ゴールをこじ開けることができない。リーグ戦から3戦連続無得点に終わった。
得失点差は北京国安と『10』差あり、グループ首位は守った。しかし、今後は残り2試合で、下位チームから得点の奪い合いとなる。最終戦まで気を抜けない状況だ。DF岩政は「最低限の結果」と振り返った。
それでも「何があるかわからない。あと2試合、しっかりやりたい」とMF小笠原。FW田代も「アジアで簡単に勝ち抜けるわけじゃないと思った。次のホームでしっかり勝ちたい」と気を引き締めた。J王者はそのプライドを胸に、アジア頂点への歩を進める。
(峯岸弘行)
★鹿島の決勝T進出は
第4節の敗戦によって、次節5月7日のクルンタイ銀行戦(ホーム)で勝っても、決勝トーナメント進出は最終節に持ち越しとなることが決定した。ただ、第4節終了時で2位の北京国安と勝ち点は9で並んだが、得失点差が10上回っているため鹿島の有利は変わらない。
スタジアムで目を光らす警察の特殊部隊。私服警官も多数動員された(共同)
鹿島 疲労困敗…3戦連続ノーゴール
<鹿島・北京国安>前半、競り合う鹿島・小笠原(左)と北京国安・マルティネス。右はダニーロ
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アジアチャンピオンズリーグ1次リーグF組の鹿島は北京で北京国安(中国)と対戦し、0―1で敗れた。勝てば1次リーグ突破が決まるところだったが、通算3勝1敗の勝ち点9で北京国安に並ばれ、得失点差で辛うじて首位を守った。G組のG大阪は山崎雅人(26)の2得点でメルボルン(オーストラリア)に2―0で快勝し、3勝1分けの勝ち点10で同組首位を守った。メルボルンは同3で1次リーグ敗退。
またしてもゴールは遠かった。勝てば1次リーグ突破が決まるところだったが、0―1で敗れたことで勝負の行方は最終戦まで持ち越し。約1万人の相手サポーターのブーイングが鹿島イレブンに重くのしかかった。
「重要なのはきょう負けたことではなく予選を突破すること。得失点差がウチが13(実際には14)で北京国安が4であることを考えれば、残りの2試合をしっかりと勝つことが大事」とオリヴェイラ監督は努めて冷静に振り返った。
だが、気がかりなのが最近の得点力不足だ。これで公式戦は3戦連続の無得点。リーグ戦では開幕5連勝と最高のスタートを切ったが、過密日程の影響でここ2試合は勝利なし。首位からも陥落した。この日の一戦で予選突破を決めれば、残り2試合は消化試合となりターンオーバー制を導入することも可能だったが、これで5月末まで続く過密日程の緩和は難しくなった。
MF小笠原は「得失点差はあるけど何があるか分からない。いつかは点が入るだろう、ではなくみんなで意識するべき」と危機感も口にした。残り2試合は、絶対に取りこぼせなくなった。
[ 2008年04月24日 ]
鹿島307分無得点!決勝T一転ピンチに…ACL
後半、北京国安MFに倒される鹿島・青木
◆ACL1次リーグ第4戦 ▽F組 北京国安1―0鹿島(23日、北京・豊台スタジアム) 鹿島は23日、北京で北京国安と対戦し、0―1で敗れた。前半44分、リスタートからFWチアゴ(30)に先制点を奪われると、効果的な攻撃が出来ず、無得点。勝てば決勝トーナメント(T)進出だったが、痛恨の初黒星。勝ち点9でF組首位をキープしたものの、2位北京国安と勝ち点差はなく、残り2試合全勝が求められる。
敗れるべくして敗れた。連係ミスから失点すれば、攻撃もゴール前で決定力に泣いた。「チャンスはあった。それを決めていれば違う状況になったかもしれないし、違う結果になったかもしれない」オリヴェイラ監督は、公式戦3試合連続、通算307分ノーゴールのアタッカー陣に悔しさをぶつけた。
アウェー戦の大原則を守れなかった。前半44分、速いリスタートにオフサイドトラップが遅れ、FWチアゴに先制点をたたき込まれた。終了間際にはFW興梠がGKをかわし、FW田代にラストパスを送ったが、シュートを打てない。ミスで失点、チャンスで不発。必然の結果だったが、失点を重ねなかったことが「御の字」と思える展開だった。
完全アウェーだった。現地スポーツ紙「体壇周報」は、鹿島の前日公式練習の時間に触れ、「試合開始時間(現地午後8時)に合わせてやらないのは、日本人は高慢で緊張感がない」とバッシング。また、公安当局は安全を目的に、約100人の日本人サポーターを中国人観客から隔離。警備員1000人以上を配置したが、引き裂かれた日本国旗がピッチに投げ捨てられるなど、スタンドは常軌を逸していた。
勝てば決勝T進出が決まる試合で、痛恨の敗戦。残り2試合で主力を温存するオリヴェイラ監督の構想はもろくも崩れ去った。MF小笠原主将は「最低限」の結果としながらも「みんなが意識して、点を取れるようにやる必要がある」と危機感を募らせた。
残り2試合、取りこぼしは許されない。「これで最終節まで分からなくなった」と田代。順風満帆だったACL制覇への道が一転、険しさを増してきた。
◆鹿島が決勝トーナメントに進出するためには ○…各組1位が進出。順位は〈1〉勝ち点〈2〉直接対決の成績〈3〉得失点差〈4〉総得点の順に決める。鹿島と北京は〈1〉〈2〉とも同じため最終節まで決まらない。鹿島は得失点差で北京に10点差をつけているため、残り2試合勝てば可能性は高い。仮に〈3〉〈4〉も並んだ場合は抽選。3位のクルンタイバンクの可能性はほぼない。
(2008年4月24日06時02分 スポーツ報知)
残り2試合は得失点勝負となるため、ゴール・ショーとなるであろう。
スタジアムでかなり楽しめるであろう。
とはいえ、小笠原主将の申すように、得点を取るプロセスを今一度確認して望むべきである。
向かおう聖地に、そしてヴェトナムに。
北京国安戦コメント
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
いい試合だったと思う。どちらにも得点するチャンスはあった。ただ、我々が得点すべきところで決められず、北京はそのチャンスを決めることができて結果として負けてしまった。厳しい試合だった。まだ予選2試合あるので、最終までどうなるかはわからない。結果には満足していないが仕方がない。今日はマルキーニョスという重要な選手がいなくてどう戦うかを考え、経験のある選手が必要だったので若手をベンチに置いた。3人を交代したのは、新井場・野沢はケガの影響があってのこと、本山は試合途中で痛みがあって交代させた。(今日の交代に関しては)フィジカル的な理由が強かったので、思うような展開ができなかった。
【AFCチャンピオンズリーグ 北京国安 vs 鹿島】オズワルド・オリベイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
4月23日(水) AFCチャンピオンズリーグ
北京国安 1 - 0 鹿島 (21:00/北京)
得点者:44' チアゴ(北京国安)
●オズワルド・オリベイラ監督(鹿島):
「今回は両チームとも点を取ることを重視した戦いをした。結果的に負けたが、予想された通りのタフな試合になった。お互いに点を取る術を見せ合ったと思う。あと2試合残されているが、ともに同じ対戦相手と戦うだけに、最終戦でどうなるか。お互いの健闘を祈って戦っていきたい」
Q:ここ最近の試合ではいい結果が出ておらず、今回も厳しい内容での敗戦となったが?(中国人記者)
「私自身はあなたとは全く違う視点で試合を見ている。あなたの見方は自由だが、我々は素晴らしい試合を見せていると思う」
Q:今回の0−1という結果は運がよかったのか、悪かったのか?(中国人記者)
「試合を決定づけたのは得点チャンスを決めたかどうかという点。両チームともベトナムとタイのチームとまだ2試合残っている。最終的に最後の試合で決まると思う。一番重要なのは1次リーグ突破。最終的な結果が何よりも重要だ。今日の試合は明らかに決めるべきところで決めるか決めないかの差だったと思う」
Q:今日はマルキーニョスの欠場もあり4−5ー1で臨んだが、その狙いは? 後半に3人の選手を代えた意図も教えてほしい。
「1つ目の質問だが、マルキーニョスがガンバ戦で負傷したということもあり、経験のない選手をピッチに送り出さなければいけなくなった。しかし北京国安はすでに対戦した通り手ごわい。今回も厳しい試合になるだけに、経験が非常に重要になると思い、今いるメンバーでやっていこうと考えた。その中で新井場は浦和戦で肉離れをしていて、完璧に治っていなかった。本人と相談する中で、今回は出てもらうことにした。
今日はシステムを4−2−3−1にして、1トップの後ろに3枚を置く形にした。その意図としては、野沢と本山にはスピードを生かして相手の裏を突いてもらい、ダニーロにはボールポゼッションをしてもらおうという考えだった。彼らにはただの中盤ではなくFWの役割を多くやるように期待した。つまり、両方の役割をしなければいけなかった。
そんな中、前半が終わった時点で負傷者が出た。新井場は再び痛みが出て、後半からは石神を出さなければいけなくなった。本山も打撲で動けなくなり、野沢ももともと90分持つ状態ではなかった。正直、戦術的交代というより、フィジカル的な交代になってしまった。僕は違う展開を思い描いていたので、非常に残念だ」
Q:得失点差では相当に上回っているが、それを有利だと考えているのか?
「1つのアドバンテージとして考えている部分はあるが、残りの2試合を戦って初めてアドバンテージとして働く。現時点ではそこまではいっていないと思う」
Q:チアゴの印象はどうか?(中国人記者)
「北京国安には4〜5人のいい選手がいた。10番のチアゴはもちろん、20番のマルティネスも素晴らしい選手だった。15番の陶偉は偉大な選手だったし、6番(隋東亮)もチームのためにどう動けばいいかをよく理解している頭のいい選手だった。北京国安はチーム全体として非常によかった。今日の勝利をおめでとうと言いたいし、とてもいいチームだったと賞賛したい」
以上
【AFCチャンピオンズリーグ 北京国安 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
4月23日(水) AFCチャンピオンズリーグ
北京国安 1 - 0 鹿島 (21:00/北京)
得点者:44' チアゴ(北京国安)
●岩政大樹選手(鹿島):
「もっとすべきことがあった試合。前半から受け身に入らないようにしようと思ったのに、どうして受け身になってしまったのか。チームとして反省しないといけない。
北京国安は前回と印象は変わらなかったけど、ウチの良さが出せなかった。攻守ともに積極的に行く姿勢が見えなかった。それはよくない傾向だ。
(前半途中に2トップになってから守備が混乱した?) 2トップになってからより、立ち上がりの方が混乱した。相手に簡単に前線にボールを入れられてしまった。ウチの前線は揃ってプレスをかけられず、自由に蹴られていた。4−5−1の両サイドも高い位置にいたし、もっとやり方はあった。守りからの意思統一が足りなかったのかな。
(最終ラインがフラットになってギャップを作られていた?) いや、フラットにはならないようにしている。でも失点シーンはここ数試合にもあったような形。リスクを冒さないようにすればよかった。最近、ディフェンスラインのメンバーも代わっている。僕と剛さん(青木)は合ってるけど、それ以外のところで合わずにピンチになっている部分もある。少しビデオを見て確認しないといけない。でもずっと試合に出ている人間としてイノ(伊野波)には申し訳ないし、僕の責任だと思う。結果的に失点したし、確認していかないといけない。
今日はとにかく全体の気持ちが…。重心が後ろにあって前がかっていかない試合だった。1戦目を勝っていて1−0でスタートということで、少し難しい試合ではあった。1トップで入ったこともちょっと後ろ向きになってしまったのかな。
中盤の人数が多かったので、もっとプレスをかける状況を作るべきだった。自分たちの力不足だと思う」
●田代有三選手(鹿島):
「勝ちたかった。前半から勝ちに行こうと思ったけど、前半からチャンスを作られた。最低限の結果。でも2点目を取られなくてよかった。
(1トップ?) 守備の時もあまりハマっていなかった。僕1人で相手のセンターバック2枚を見るのは不可能。コースだけは切ったので簡単に蹴ってくれたけど、相手の方がセカンドボールの意識が高かった。僕らが相手陣内でプレーすることも少なかった。
(これでベトナムまで戦うことになった?) 最初からラクをしようとは思っていなかった。最終節まで分からなくなったのは事実。次またホームで勝たないと。ここ3試合点を取れていないんで、まずJで点を取るところから始めたい。チャンスは多く作ったんで、あとは決めるだけ。北京国安は簡単な相手じゃないとは思っていた。ホームとアウェーでも違った。やはり簡単に勝ち抜けるわけじゃない。
(マルキーニョスの不在?) システムも違ったし、マルキが居ないとどうのということはないけど、マルキがいない分、起点になるところが減るのは確かだった。そういう中でも今日は勝たなきゃいけなかった。3試合連続で点が入ってないけど、決めるか決めないかでこうなる。そういう時期もあるし??、気にすることはないと思う。僕自身が点を取れてないんで、取れるようにしたい」
●小笠原満男選手(鹿島):
「最低限、ギリギリの結果。守備面ではもうちょっとやれた。ボールを回すことは出来たけど、ディフェンスラインの裏を突かれてピンチを招いたと思う。そこをもう少しケアできていればよかった。得失点差が10以上あるけど、まだまだ分からない。
(得点が取れていない?) 運不運で片付けちゃいけない。クロスやラストパスの精度だったり、ゴール前のアイディアとか、いろいろ考えないといけない。いつか取れるというだけでは解決しない」
以上
真摯に受け止めよう。
小笠原満男主将の言うように、クロスやラストパス、そしてゴール前のアイディアがもう一つ及ばなかった結果が如実に表れておる。
この試合だけではない、この4試合がこの2週間がそのように見受けられる。
あまりにもJEFが弱すぎたせいとは思いたくない。
がしかし、弱い相手に快勝を続け、そこそこ守備が堅くなると停滞するのは、昨季の初めと被ってくる。
あの時も宮崎キャンプ、練習試合、PSM水戸戦では快勝を続けたが、開幕してみると5戦勝ち星に恵まれないというスタートであった。
結局、監督は立て直し、ナビスコ杯はベスト4、リーグ戦・天皇杯で優勝と好成績を残したのであるから、今、この試合をこの状況を不安視する必要はない。
だが、FWやゴールへフィニッシュする選手への思いやりをここで改めて考えるときが来たのである。
日曜までは時間がある、立て直して再び飛び立とうではないか。
いよいよ天王山
【北京(22日)=広重竜太郎】鹿島が史上最速でACL1次リーグ(L)突破を果たし、過密日程から自力脱出する。23日の北京国安戦に勝利し、3位クルンタイバンクが引き分け以下に終われば決勝トーナメント(T)進出が決定。4戦目での1次L突破はJクラブ史上最速で、公式戦5試合を予定している5月に2試合を消化試合にできる。同下旬の代表への活動にもスムーズに移行が可能で、多くのメリットをつかみ取る。
鹿島が最速で1次Lを駆け抜ける。北京国安に勝てば1次L突破が濃厚。5月の残り2試合が消化試合となり、同中旬までの7連戦が5連戦に緩和され、同21日のナムディン戦でベトナムまで主力が遠征する必要もなくなる。MF小笠原は「ベトナムに行きたいですね。楽しそう」と冗談を口にしたが、FW田代は「移動もなくなって楽になる」と利点を見いだした。
昨年リーグ突破まで長引いた影響で、5月のリーグ戦は浦和が1勝4分け、川崎Fが2勝1分け2敗と波に乗りきれなかった。鈴木満取締役強化部長は「2つの大会を戦っていると、省エネとか違う戦い方をしてリズムが狂ってくる」と分析する。5月下旬にはA代表はキリン杯に向けて活動を開始し、U−23代表はトゥーロン国際大会も控えている。鹿島の代表候補選手のレギュラー争いを援護するためにも、最速突破を目指す。
[2008年4月23日8時18分 紙面から]
“ポプラの洗礼”も鹿島勝つ!ACL1次L北京国安戦
【北京22日=峯岸弘行】アジアCL1次リーグF組の鹿島は23日、北京国安(中国)戦(アウェー)に臨む。22日に試合会場の豊台スタジアムで前日練習を行った鹿島を待っていたのは、ふわふわ舞うポプラの綿帽子だった。
「のど? 大丈夫です。慣れたもんです」とMF小笠原。無数のポプラの白い綿帽子が小雪のように風に漂う中での練習にも、05年のコンフェデ杯(ドイツ)で“経験”しているだけに冷静だった。
この時期、ポプラが数多く植樹されている北京では綿毛のついた種子が舞う。前日21日の練習は雨で影響なかったが、この日はグラウンドをふわふわ。試合中に口や鼻から吸い込めば、プレーにも影響しかねない。
またデコボコの芝生にMF青木は「トラップするとき、集中しないといけない」。一方、DF岩政は「きょうは視察がいるかもしれないので、いつもどおり(の練習を)やっていない」と“007”を警戒した。
関係者によると当日は2000人が警備する超厳戒態勢が取られるもよう。“アウェーの洗礼”をものともせず、鹿島がリーグ突破へ前進する。
★チケット問題解決
中国の公安当局が一般販売を制限した北京国安−鹿島戦のチケットについて、鹿島は日本から個人で北京入りするサポーター用に100枚を確保した。
鹿島は強い!「雑草ピッチ」でも勝つ!

ミニゲームで調整する鹿島の小笠原と岩政
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鹿島が悪条件をはね返す。23日にアジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ第4戦で北京国安と対戦。前日の22日は試合会場の豊台スタジアムでセットプレーなどを最終確認。ピッチは不整備で「ほぼ雑草状態」(DF岩政)だが、全体練習後に自主的にPK練習を行った主将のMF小笠原は「条件は相手も同じなんで」とキッパリと話した。
メッシーナ時代に敵地で行われたカターニアとのシチリアダービーで、遠征バスに果物を投げつけられた。中国選手の荒っぽいプレーや地元サポーターのブーイングが予想されるが、「慣れたものです。何があっても動じないです」と頼もしい。北京国安に勝ち、同じF組のクルンタイ銀行(タイ)がナムディン(ベトナム)と引き分け以下なら、2試合を残して1次リーグ突破が決まる。
≪鹿島サポーター限定当日券≫当日券が鹿島サポーター限定で販売される可能性が出てきた。聖火リレーの妨害問題に関連し、中国各地で抗議デモが続発。混乱を警戒した中国側がチケットを1万枚に制限し、ツアーで申し込んだサポーター以外は入場できないはずだった。しかし、鹿島側が個人で北京を訪れるサポーターのためにチケット100枚を要求。一度は拒否されたものの、確保できる見通しとなった。会場には警備員約2000人が動員されるという。
[ 2008年04月23日 ]
鹿島戦の入場者数、半数程度に制限へ…ACL第4節
◆アジア・チャンピオンズリーグ第4節 北京国安−鹿島(23日、中国・豊台体育場) 鹿島戦の入場者数が定員の半数程度に制限され、当日券も販売されないことが22日、分かった。北京市の豊台体育場は収容約3万人だが、入場券は約1万5000枚に制限され、警備員約2000人を動員するという。聖火リレーの妨害問題に関連して中国各地で抗議デモが続発する中、観客の騒動、混乱を避けたい中国側の意向があるとみられる。
北京国安の主将MF陶偉が「エキサイティングな試合になるだろう。我々が勝利をもぎ取る」と不敵な表情で予告した。1次リーグ突破へ後がない状況。9日のホーム戦ではDF内田が相手選手のひざ蹴りを受けた。激しい試合になることは必至という現状が、中国側の“規制”に拍車をかけたようだ。
スタジアムのピッチは芝がはげて荒れている。「相手がどう来るか分からないが、先入観を入れず状況に応じてやることが大事」MF小笠原満男(29)は冷静な対応を強調した。
(2008年4月23日06時00分 スポーツ報知)
いよいよ今季前半最大の山場・アウェイ北京国安戦である。
この邪悪なる地で勝ち点を得ることが適えば、アジア征圧がグッと近づいてくるというもの。
この盧溝橋を足場にしてアジアへ、そして世界へ羽ばたくのだ。
チケット入手困難
鹿島困惑、北京国安戦「観客限定1万人」
北京国安戦を前に、飲茶をする地元の人々の前でパス練習するDF伊野波ら
鹿島が23日のACL北京国安戦を異例の「観客減試合」で戦う。中国リーグ屈指の人気チームで3万人収容の豊台スタジアムは満員確実とみられていた。だが中国政府当局の指示で入場は1万人に制限されていることが21日、判明した。北京五輪を控えて警備上のトラブルを避けたいためと思われるが、鹿島、北京国安ともに困惑を隠せない。ツアーで申し込んだ鹿島サポーターは入場できる手はずがついたが、一般券を売らないためツアー以外のサポーターは現段階で入場できない見込み。現地の鹿島スタッフが対応にあたっている。また9日の第1戦を落とした北京国安もサポーター減でホームの利が薄まる。鹿島は宿泊先ホテルでも約50人の公安関係者に警備されるなど物々しい態勢だが、1次リーグ突破をかけた大一番も異様な雰囲気での試合となる。 (北京=広重竜太郎)
[2008年4月22日8時43分 紙面から]
鹿島Vs北京国安、チケット販売を規制…北京での一戦は厳戒体制
厳重な警備のなかで練習する鹿島イレブン(撮影・峯岸弘行)
【北京21日=峯岸弘行】23日に北京で行われるアジアCL・F組の北京国安(中国)−鹿島戦の観客が、1万人程度になる可能性が出てきた。
北京国安は中国有数の人気クラブで、試合当日は3万人の観衆が予想された。しかし公安当局がチケットの一般販売を規制していることが、21日までに判明。そのため中国人だけでなく、日本からのサポーターにも影響が出る見込み。
観戦ツアーのサポーターに対しては、鹿島が大使館を通じて入手できるよう手配。しかし個人の場合、チケットを買えないケースもある。鹿島は公式ホームページで対処法を掲載している。
今夏に五輪を控える北京での一戦。ホテルや練習グラウンドも公安の警備が多数いて厳戒態勢だ。「ホテルにもたくさんいますよ」とFW田代。MF本山も「いろいろと問題になっているからですかね」。試合前から、ピッチ外で物々しいムードが漂っている。
ACL チケットをめぐり大混乱?
23日に行われるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の北京国安―鹿島戦のチケットをめぐって、両チームが大混乱に陥った。3万人収容の豊台スタジアムは満員が予想されていたが、中国公安部が混乱を警戒してチケット販売を制限。入場を約1万人に抑える方針で、現時点でチケットを持たないサポーターが入場できない可能性が高くなった。
北京五輪開幕を3カ月半後に控え、現地はピリピリムードだ。鹿島にも中国公安が24時間張り付き、21日の練習も約20人が“監視”する中で行われた。一方で北京国安サポーターは昨季、Cリーグで最も熱狂的だとして「最人気地区賞」を受賞。個人で北京を訪れる鹿島サポーターと、チケットを入手していない北京国安サポーターのために両チームが打開策を話し合う事態になっている。
≪勝って過密日程解消だ≫鹿島はこの日、大粒の雨が降る中、北京市内で約1時間の調整。北京国安に勝って、同組のクルンタイ銀行(タイ)がナムディン(ベトナム)と引き分け以下なら2試合を残して1次リーグ突破が決まるだけにDF岩政は「この試合で決める」と意気込んだ。5月末までの過密日程を解消するメリットは大きく、オリヴェイラ監督は早くも消化試合のターンオーバー制採用を決めた。
[ 2008年04月22日 ]
鹿島、敵地戦チケット販売規制…異様な厳戒態勢
GK曽ケ端(下)をかわし、ボールをゴールに持ち込む鹿島・興梠
【北京21日】ACLのアウェー北京国安戦(23日、北京豊台スタジアム)に臨む鹿島が、異様な厳戒態勢下で試合を行うことが21日、明らかになった。会場は3万人以上の収容が可能だが、入場券販売が規制されていたことが判明。当日券を求めて来場してもサポーターが閉め出される可能性が出てきた。
北京国安は熱狂的サポーターを擁する同国NO1の人気チーム。地元メディアの予測でも会場は満員になるとされていた。しかし、実際には入場券がサポーターの手に渡っていない模様。関係者によると、入場券販売は当局に管理されているという。
保安対策と思われる入場制限は、北京五輪開幕を3か月後に控え反日感情などにからむ混乱を避けたい中国側の思惑なのか。ツアーで観戦する鹿島サポーターもいるが、クラブ側には「日本の旅行会社を通じて購入した場合は問題ない」との連絡が入ったという。それでも、個人向け販売に関してはナゾ。当日は何人の観客が入るのかも不明だ。鹿島は公式HPでサポーターに注意を呼びかけている。
(2008年4月22日06時01分 スポーツ報知)
サンスポの写真で元気に練習参加する新井場を見つけホッとしておる。
ガンバ戦の石神は悪くなかった、むしろ良かったと言える。
しかしながら、今季絶好調の新井場にはまだ及ばぬ。
強烈な攻め上がりは相手への抑止力となる。
左サイドを制圧すれば、自ずと中央と右をケアするだけで良いのである。
明日は勝利で凱旋したい。
盧溝橋での試合を制し、残りの予選リーグを消化試合とするのだ。
マルキーニョス欠場
鹿島マルキーニョス欠きACL北京国安戦
鹿島が得点王を欠いて23日のACL北京国安戦(アウェー)に臨む。チームは20日、北京入りした。北京国安に勝ち、3位のクルンタイバンク(タイ)が引き分け以下に終われば1次リーグ突破が決まる。左太ももの負傷で19日のG大阪戦を欠場したDF新井場は帯同したが、FWマルキーニョスは同戦での右足甲の負傷で帯同できなかった。リーグ戦、ACLで5得点ずつをマークし、ともに得点王のストライカーが欠場。第1戦は1−0と制しているが、リーグ戦では2試合連続で無得点に終わっているだけに、攻撃面で不安材料を抱えることになった。
[2008年4月21日9時1分 紙面から]
報知が報じておったマルキーニョスの裂傷は重く、アウェイへは帯同しなかった模様。
これは痛い。
ホームでの試合、唯一の得点をアシストしたのはマルキーニョスであった。
しかしながら、ここは覚悟を決める所。
幸い新井場は帯同し、監督コメントにあったように出場することとなろう。
ともなれば、守りきってカウンターを狙うことも可能となるのでは無かろうか。
マルキーニョスの代役となろう興梠慎三もアピール宣言をしており、結果を伴ってくれると思われる。
田代有三と組んだゾウゾウ2TOPは昨季のホーム神戸戦で2G1Aと大爆発しておる。
期待の持てる組み合わせである。
従兄弟に女遊びを教えられる小次郎将門であった。
興梠ゴール宣言
興梠が五輪代表入りへアピール…鹿島
鹿島はACLの北京国安戦(23日)に向けて20日、成田空港から北京へ出発。FW興梠は「北京でアピールする」と北京五輪に出場するU―23日本代表入りへ、本番の地での活躍を誓った。
(2008年4月21日06時01分 スポーツ報知)
ホームの北京国安戦では不発に終わり、以後ゴールから遠ざかっている興梠真三であるが、アウェイの地でアピールするとのこと。
このところ結果がついてこず、本人に焦りもあるのであろう。
先日のガンバ戦でもDFにブロックされるシュートのみの不発であった。
あの場面ではPAまで進入した岩政へのパスを選択出来ればプレイの幅が広がるという所である。
とはいえ、ゴールのみを狙うストライカーとして今季は登録されている以上、その選択も悪くはない。
だが、それには常に結果が求められるのである。
今回、宣言をした以上、邪悪なるアウェイでゴールという結果を強いたい。
勝って帰ってきて欲しいのだ。
もう2週間も勝利の歓喜から離れておると渇望が沸き止まぬのである。
そのキーマンとして興梠真三を名指しで指名したい。
平良将に待望の男子が産まれる。
小次郎と名付けられたこの子は力強く育つ、後の将門である。
ユダ帰参
中田浩二選手と合意
鹿島アントラーズは4月18日(金)、スイスリーグ1部リーグFCバーゼル所属の中田浩二選手と、同クラブとの契約期間終了後にアントラーズへ加入することで合意いたしました。同選手とFCバーゼルとの契約期間は6月30日までとなっています。
■中田浩二(なかた・こうじ)
1979年7月9日、滋賀県生まれ。帝京高校から1998年鹿島アントラーズに加入。2004にフランス1部マルセイユに移籍、2005年からFCバーゼル。J1リーグ通算144試合27得点。国際Aマッチ57試合2得点
バーゼル・中田浩二、7月にも鹿島に復帰!両クラブが合意
J1鹿島は19日、スイスリーグ・バーゼルのDF中田浩二(28)が復帰することを発表した。この日までに両クラブが合意したもので、6月30日のバーゼルとの契約期間満了をもって移籍が成立する。契約満了のため、移籍金はなし。7月にも“再デビュー”予定だ。
◇
浦和に敗戦、G大阪にスコアレスドローと、連戦で足踏み状態の続く鹿島に、頼もしい男が加わることになった。中田浩の約3年半ぶりの鹿島復帰が決まった。
「正式契約は日本に戻ってきてから。いろいろ(移籍の)話もあったみたいだけど、全部断ったみたい。鹿島でやりたいということだった」と鈴木満強化部長は説明した。ブンデスリーガや、複数のJクラブも獲得に興味を示していたが、中田浩が選んだのは、古巣だった。
4月6日のスイス杯決勝・ベリンツォナ戦で右ひざを痛めた中田浩は、同8日に手術。現在は5月10日の最終節、ヤングボーイズ戦出場へ、リハビリを続けている。リーグ終了後、5月中旬に帰国予定。メディカルチェックなどを経て、正式契約に至り次第、チームに合流する。
Jリーグは5月18日の試合で、約1カ月の中断期間に入る。バーゼルとの契約を6月30日まで残す中田浩だが、練習には参加する見込み。国際移籍証明書などの手続きが順調に進めば、7月2日のナビスコ杯準々決勝、リーグ戦では7月5日の磐田戦(静岡)で“お披露目”となる。
「できるだけ、早く試合に出られるようにしたい」と同強化部長。J復帰となれば、移動の問題も解消され、日本代表招集も容易になる。中田浩の復帰は、岡田ジャパンにとっても朗報といえそうだ。
(峯岸弘行)
■中田 浩二(なかた・こうじ)
1979(昭和54)年7月9日、滋賀・大津市生まれ、28歳。帝京高3年時に高校選手権で準優勝。98年鹿島に入団し、鹿島黄金期を支える。05年2月、元日本代表監督トルシエ氏が監督を務めるマルセイユに移籍。06年2月にバーゼルへ移籍した。02年、06年W杯出場。J1通算144試合27得点。スイス1部リーグ今季18試合1得点、同通算62試合3得点。A代表通算57試合2得点。1メートル82、74キロ。
3年半ぶり…中田浩7月から鹿島復帰
スイスリーグ・バーゼル所属の中田浩二(28)が、7月から3年半ぶりに古巣の鹿島に復帰することが決まった。鹿島の鈴木満・取締役強化部長がスイスで交渉を行い、バーゼルとの契約が満了する6月30日後に加入することで合意に達した。契約は複数年となる見通しで、契約切れにより移籍金は発生しない。
中田は05年1月、鹿島からフランスのマルセイユに移籍。06年夏からはバーゼルに活躍の場を移し、2年連続でスイス杯制覇に貢献した。今月6日のスイス杯決勝で右ひざ半月板を損傷したが、手術後は順調に回復。日本代表の6月のW杯アジア3次予選4試合についても「代表に行ってもできると思うし、力になれると思う」と必死のリハビリを行っている。
リーグ連覇とアジア制覇を目指す鹿島にとっては、この上ない補強だ。中盤が本職の中田だが、欧州では主に左サイドバックやセンターバックを務め、持ち味のユーティリティー性をさらに伸ばした。鹿島は後半戦の過密日程が予想され、複数のポジションをこなせる中田の加入は大きい。
[ 2008年04月20日 ]
中田浩二、7月2日にも鹿島復帰戦…バーゼルと6月契約満了
鹿島は19日、スイス1部リーグのバーゼルDF中田浩二(28)が今夏、3年半ぶりに復帰することで、本人と条件面で基本合意に達したと発表した。早ければ6月上旬にも合流し、復帰戦は7月2日のナビスコ杯準々決勝(相手未定)が濃厚。バーゼルとの契約は6月30日で切れるため、移籍金はかからない。
中田は05年2月、鹿島からフランスの名門マルセイユに移籍。だが、2年間でリーグ戦9試合の出場にとどまり、05年夏に出場機会を求めてバーゼルへ。新天地ではセンターバック、左サイドバックの主力として定着し、07、08年スイス杯獲得に貢献した。欧州で日本人DFが活躍できないという定説を覆す活躍をみせた。
帰国は、スイス・リーグの全日程が終了する5月10日過ぎとなる見込み。両クラブ間の話し合いで、6月上旬の鹿島合流が可能。中田は現在、リーグ最終戦での復帰を目指し、右ひざ半月板損傷のリハビリ中だが、リーグ、ACL、ナビスコ杯、天皇杯の全4タイトルを目指す鹿島に、強力な戦力が加わることになった。
(2008年4月20日06時01分 スポーツ報知)
中田、鹿島に復帰
2008/04/20(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 12頁
Jリーグ1部(J1)鹿島は19日、スイス1部リーグ・バーゼルのDF中田浩二が7月1日から移籍加入することで合意したと発表した。中田とバーゼルの契約期間は6月30日までで、中田の鹿島復帰は04年以来、4シーズンぶり。クラブ幹部が今週初めからスイスへと渡り、交渉を進めていた。
中田はバーゼル側から契約延長のオファーを受けていたが保留し、昨季から獲得に向け動いていた古巣鹿島へ復帰の意向を示していた。鈴木満取締役強化部長によると、中田は現在、右ひざ半月板の手術を受け、5月10日の最終戦に向けてリハビリに努めている最中。最終戦終了後に帰国してから、正式契約を結ぶことになるという。
中田は79年7月9日、滋賀県出身。帝京高から98年に鹿島に入団。徐々に頭角を現すと、00年の三冠達成など主力として鹿島に黄金期をもたらした。 04年に当時としては異例となる移籍金なしで、フランス1部リーグのマルセイユに移籍し、物議をかもした。05年から現在のバーゼルへと移籍した。J1リーグ通算144試合27得点。国際Aマッチ57試合2得点。
鈴木満強化部長が昨年初めから復帰宣言をしておったユダが正式に帰参せしむることとなった。
所属のバーゼルからの契約延長要請を断り、他の移籍話も蹴って鹿島を選んだことは彼を認める要因となろう。
我等としては金に目が眩み浦和へ行くことも、彼女の出身地である名古屋へ行くことも覚悟しておった。
しかしながらユダの選んだ道は、「鹿島でやりたい」とのこと。
言葉全てを呑み込むには時間が掛かるであろうが、その溝はユダ自身がプレイで埋めてくれることと信じておる。
まずはレギュラーを穫る為の争いが待っておる。
契約期間前に練習参加とあるが、J中断前に合流できればユダの能力・適正をオリヴェイラ監督が見極めることが可能となろう。
鹿島ではボランチ専職であったが、トルシエジャパンではCB、オシムジャパンでは左SB起用されておった。
マルセイユでは左SB、バーゼルではCBと左SBである。
どのポジションで起用されるのか、日本での仕事が紅白戦になるのか、それはユダ本人の努力によってのみ切り開かれるのである。
安易にポジションがあると思うでないぞ。
我等は我等だけで勝利の栄冠を掴んだ実績があるのである。
ガンバ戦報道
鹿島2試合連続無得点でドロー/J1
後半、鹿島MF青木(左)のドリブル突破を阻止するG大阪DF安田理
<J1:鹿島0−0G大阪>◇第7節◇19日◇カシマ
内容なら軍配は鹿島に挙がる。だが結果は無情のドローだった。後半ロスタイム、MF小笠原のFKからFWマルキーニョスがバックヘッドで狙う。シュートはゴール右にそれた。チームは13日の浦和戦に続き2戦連続無得点。昨年の第1、2節以来の事態に、FW田代は「後ろが頑張ってくれたのに決められなかった」と反省した。
昨年リーグ戦で唯一勝てず、同公式戦1勝3敗と天敵だったG大阪が相手。DF内田、新井場の両サイドバックが故障欠場の中、シュート数こそ11対15と下回ったが、決定機の数では鹿島の方が上だった。好敵手浦和、G大阪相手に勝ち点1獲得にとどまっても、DF岩政は「浦和、G大阪相手にこれだけの内容は、ここ数年ではなかったこと」と話した。この2戦でリーグ戦14連勝もリーグ戦ホーム11連勝も止まったが、鹿島には記録以上の手応えも残っている。 【広重竜太郎】
[2008年4月20日8時46分 紙面から]
鹿島、2戦連続の無得点…小笠原「残念です」とガックリ
J1第7節第1日(19日、鹿島0−0G大阪、カシマ)何度か決定的なシーンをつくった鹿島だったが、G大阪の堅い守備に最後までゴールを奪えず。前節・浦和戦に続き2戦連続の無得点。開幕5試合で14得点、ACL3試合で16得点の攻撃力が影を潜め、MF小笠原は「2試合で1点もとれてないし、勝ち点は1。残念です」とガックリ。MF青木は「まだ厳しい戦いは続くけど、勝ちを目指したい」と23日のACL・北京国安(中国)戦(アウェー)に気持ちを切り替えていた。
完封で自信…岩政、ドローも前向き
【鹿島0―0G大阪】鹿島は0―2で敗れた13日の浦和戦に続き、内容で相手を圧倒しながらスコアレスドローに終わった。2試合連続無得点は昨季の開幕2戦以来、11カ月ぶり。それでも、内田、新井場の両サイドバックを欠く中、DF陣はリーグ屈指の攻撃力を誇るG大阪を完封。DF岩政が「浦和、G大阪相手に良い内容のサッカーができたのは自信につながる。ここ数年感じたことのない自信ですよ」と前向きだった。
[ 2008年04月20日 ]
鹿島1年ぶり2戦連続0点…J1第7節
◆J1第7節第1日 鹿島0―0G大阪(19日・カシマ) これが14連勝の反動か。昨年3月以来1年ぶりとなる2試合連続無得点。DF新井場、内田の主力2人を負傷で欠く中、攻守でG大阪を上回ったが、ゴールネットだけが揺らせない。後半開始直後のFWマルキーニョスの右足ボレーシュート、同21分のFW田代のヘディングシュートはGKの正面。圧倒的な内容が結果に結びつかなかった。
連勝がストップした浦和戦(13日)に続き、2試合連続勝ち星なしに、DF岩政は「自分たちが期待した結果ではない」と漏らした。マルキーニョスが右足甲内側を4針縫う裂傷を負ったが、新井場はACL・北京国安戦(23日・北京)で復帰予定。山あり谷ありのシーズン。田代は「これを続けないように。得点を決めないと」と警鐘を鳴らすように言った。
(2008年4月20日06時01分 スポーツ報知)
Jリーグ第7節 鹿島激戦ドロー 鹿島 0−0 G大阪
2008/04/20(日) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
Jリーグ一部(J1)第七節第一日は十九日、カシマスタジアムなどで七試合を行い、鹿島はG大阪と0−0(前半0−0)で引き分け、連敗は阻止した。鹿島の通算記録は五勝一分一敗、勝ち点16で2位。
優勝候補同士の直接対決は、息詰まる熱戦を繰り広げたが、両チームとも決定機を決めきれずに試合は終盤へと進んだ。ホームで勝ち点3が欲しい鹿島は、後半の終了間際に猛攻を見せたが、最後までゴールを割ることができず、結局スコアレスドローに終わった。
■守備陣奮闘も無得点
J屈指の中盤を誇る鹿島、G大阪の両チームの対戦は、戦前の予想通り激しい戦いとなった。FW、DFの駆け引き、中盤での競り合い…。お互いに攻守の切り替えが早く、濃密な90分はあっという間に過ぎたが、その揚げ句に待っていたのは痛み分け。鹿島は攻撃力が持ち味のG大阪を無失点に抑え連敗こそ阻止したが、昨季の開幕2連戦以来となる2試合連続無得点という現実も突きつけられた。
「後ろが頑張っていたので、何とかしたかった」とほぞをかんだ田代。小笠原、ダニーロらを起点に、田代、マルキーニョス、本山らによる絶妙な連係を見せていたが、最後のシュートが入らなかった。後半終了間際にはセットプレーから怒とうの追い込みをかけたが、決まらなかった。
ただ、シュートに至るまでのプロセスが悪いわけではない。青木が「大きく変える必要はない。やってることは間違っていない自信はある。あとは、それをどう勝ちにつなげていけるか」と話すように、根気強く続けていくことが大事だ。
事実、守備に関してはG大阪を無失点に抑えた。新井場、内田の両サイドバックを欠いたが、代わって入っている伊野波、石神が奮闘。岩政は「4枚のうち2人が変わった中で、ガンバを0に抑えられたことは収穫。全体の守り方も良かった」と自信を深める。
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のため、20日に北京へと移動する。タイトな日程だが、「北京国安にしっかり勝って、またいい流れをリーグ戦に持ち込みたい」と田代。1次リーグ突破がかかる一戦を呼び水にして、再び上昇気流に乗りたい。
完封を良しとするか無得点を悪しとするか。
難しい試合であった。
ただ2試合で勝ち点1を積み上げるに留まったことだけが現実である。
昨季、前半はこの二つのクラブからの勝ち点が0だったことを考慮すれば大いなる前進と捉えることが出来よう。
チャンスは十分に作ることが出来た。
次は決めていこうではないか。
ガンバ戦コメント
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
我々は常に勝ち点3を目指しているわけであって、今日の勝ち点1には満足はしていない。引き分けに終わって残念だった。相手を押し込んでカウンターを狙っていたが、逆に押し込まれてしまうことも多かった。攻撃陣の点が取れていないことは心配する必要はない。チャンスも多く作れているので。ただ去年と比べて相手の(試合に対する)姿勢が変わってきている。状況に対して早く順応し適応することが必要。みんなでイメージの共有をもって取り組みたい。
(途中交代で入った野沢については)予定どおり20分での交代となったが、見てのとおり回復してきているので、100%になるのも近いだろう。チームの力になってくれるのを期待している。
【J1:第7節 鹿島 vs G大阪】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
4月19日(土) 2008 J1リーグ戦 第7節
鹿島 0 - 0 G大阪 (16:04/カシマ/17,292人)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:良い試合だったと思いますが攻めきれずにピンチを招いた場面もありました。今日は勝点1で満足できますか?
それと、野沢選手の調子をお聞かせ下さい。
「最初、野沢選手の方から始めさせて頂きます。残り20分から入れる予定でしたので、見ての通り、回復してきているのではないかと思います。近いうちには100%の状態になり、またチームの力になってくれるんじゃないかと思います。
勝点1に関しては、実際は満足していません。当然ながら、勝点3を狙っていったわけですから、引き分けという形で終わってしまったのは非常に残念ですし、また相手を押し込んで、そこから狙ってカウンターという部分、また相手にチャンスを与えてしまったというのは、それが我々に与えられた新しい課題じゃないかと思います。
前節レッズ、今節ガンバは本当に強力なチームでもありますし、彼らがそのなかでも5人6人と守備の人数をかけて、前には2人あるいは3人というくらいしか残さず対応してきているということを考えれば、それが今後増えてくる状況じゃないかと思います。相手が引いて守ってカウンターを狙ってくるというのは、うちを研究してくるという部分もあります。ただ、我々が今年、そういう状況になるというのは予想していたことですし、それをどうやって崩すのかというのを練習してきています。まだ微調整しないといけないところがありますし、そこのところをみんなでやり続けることが非常に重要なんじゃないかと思います。新たな成長というのが見られるようになりますし、この2節ともこれだけ強力な相手を抑えて、相手を押し込んでサッカーが出来ているというのは、このチームの成長・成熟なんじゃないかと思います。あとは、もう少し先の部分で生まれてくる状況への対応になると思います」
Q:この3試合、FW陣が得点していないという状況をどうお考えですか?
また次のACLの北京国安戦に向けて、その点が懸念材料になりませんか?
あと新井場選手は次の試合は出られるのでしょうか?
「まず、新井場選手は予定では出場することになるかと思います。それまでに治療し続けて、使っていこうと思っています。それは本人には伝えてあります。
攻撃陣が点が取れないということは、別に心配することではないと思いますし、この2試合での攻撃の回数、チャンスの回数を振り返ってもらえばわかると思うのですが、多くのチャンスをつくってます。去年の試合の中でもこれほどつくれることはなかったと思います。今年に入って、かなり多くのチャンスをつくれてますので、そういった懸念材料にはならないと思います。誰が決めるかが重要なのではなく、チームとしてそういう状況をつくり出しているかが重要かと思います。
もうひとつは、相手の姿勢という部分が変わってきているということです。いままでは攻撃的な強力なチーム、ガンバ、レッズを含めて、そうしたチームがリスク背負ってでも攻撃に出て来ていました。でも、いまでは守備的に引き分けでもいいというくらいの意志で来ています。早くそうした状況に適応して、それを崩す方法をみんなで考え直さなくちゃいけない、やり続けなきゃいけない部分があるんだと思います。それは早急に取り組みたいし、選手たちもそれはわかってますので、あとはみんなでイメージの共有をすれば解決できることじゃないかと思います」
Q:後半からマルキーニョスが左サイドに張って、ドリブルで仕掛けていくシーンが増えたと思うのですが、それはハーフタイムに指示があったのですか?
「チームとしての指示でもあるし、それはハーフタイムではなくて毎回のことです。中央突破ができなくなれば、あるいは相手が中央を固めてくれば、誰かがサイドに流れて起点を作るということを要求してますし、それは自然にそういう流れになったんだと思います。この間のACLの北京戦の得点シーンを見てもらえればわかると思うのですが、サイドが起点になって、逆サイドからの侵入からの得点でした」
Q:ACLの北京戦がアウェイでありますが、グループの中ではいちばん厳しい試合になるかと思います。そのことについてどうお考えですか?
また意気込みなどをお聞かせ願えますか。
「仰るとおり、厳しい相手だと思いますし、本当に予選突破のかかった試合になるんじゃないかと思います。試合がどうなるかは予想のつかないことであって、我々がしっかり準備をしてよりよい結果を求めて戦っていくということがまずは必要です。それをしっかりやり遂げて帰ってきたいと思います」
以上
【J1:第7節 鹿島 vs G大阪】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●田代有三選手(鹿島)
「これが続かないようにしたい。後ろはすごいがんばってくれた」
Q:ゴールが入らない理由は?
「入るときもあれば入らないときもあるということだと思う。ただ、今日も決められるときはあった」
Q:もどかしいですか?
「…。負けではないけれど勝てる試合だった。ただ、(この相手に対して)負けと引き分けは悪くない。次の北京戦にしっかり勝って、またJリーグにいい流れで戻ってきたい。まずは得点を取りたい」
●小笠原満男選手(鹿島)
「勝ちたかった。2試合で1点も取れてないのが残念です」
●岩政大樹選手(鹿島)
「最終ラインの4枚のうち、2人が代わって引き分けは悪くない。オフサイドやラインを上げる際は、事前にしっかり確認が出来た場合以外は、うまくごまかしながら出来た。勝点1は残念。レッズ・ガンバ相手にこれだけ良い試合が出来るのは自信になる。ここ数年こういうことはなかった。あまり悲観しないでいきたい」
Q:どこか修正するとしたらどこになりますか?
「チームの中は、ヤバイという雰囲気ではない。今季、Jリーグの前半はACLもあるから、うちが飛び抜けていくのは難しい。これくらいの位置につけて、ついていくのが良いと思う。ムードは悪くないです」
新井場が次の試合で戻ってくる。
これは重畳。
北京国安も負けている状態では攻めて来るであろう。
その裏を突くには新井場の速さが必要である。
アウェイでも勝利しトーナメント進出を現実のものとしたい。
復活のドンキーヘッド
鹿島DF岩政が代表復帰へ全快宣言
鹿島DF岩政大樹(26)が代表復帰へ全快宣言だ。18日の練習後、開幕前から抱えていた左足首痛の不安が消えたことを明かした。過密日程から一時解放され、1週間空いたことで「分からなかった原因がやっと分かった」と究明に成功した。
2月の東アジア選手権中に痛めた左腓骨筋腱(ひこつきんけん)炎が回復した後も左足首に違和感が残り、空中戦などプレーに影響していた。だが原因は、1月下旬の代表合宿で痛めた左くるぶしだった。それが16日の治療中に分かり、刺激を与えたところ劇的に回復し、「幸せを感じながらできる」と言えるまでになった。
昨年6得点でDF得点王も、今季はここまでリーグ戦無得点。「毎年、全公式戦で6点止まりだから、今年は6点以上は取りたい。足が治ってセットプレーの感覚が戻れば取れると思う」。得点という形にこだわるのは、次回の代表招集での復帰を目指すから。今回の代表候補合宿ではDF寺田、栗原とセンターバックに新顔が加わり、競争が激化する。「(次回招集まで)あと1カ月ある。そこまで失点数とかゴール数とか目に見える結果を出して、発表を待ちたい」。19日のG大阪戦を代表復帰への起点にする。 【広重竜太郎】
[2008年4月19日7時45分 紙面から]
左足首OK!岩政は今季初ゴール狙う
鹿島DF岩政が、19日のG大阪戦で今季リーグ初ゴールを狙う。これまで左足首痛に悩まされ、攻撃参加時のヘディングも封印していた。だが、ここにきて痛みの原因が2月下旬の日本代表・中国遠征で発症した腓骨筋腱炎ではなく、1月下旬の国内代表合宿で足首を打撲した影響だったと判明。治療の結果、完全に近い状態まで回復し「足も良くなれば、セットプレーの感覚も戻ってくる」とゴールへの自信をのぞかせた。
川崎Fの寺田ら同じ長身DFが代表入りしたことも刺激になっている。今回はACL出場のため招集予定はなかったが「目に見える結果を残して発表を待ちたい」と5月の代表復帰にも意欲的だ。まずは昨季リーグで唯一勝てなかったG大阪からゴールを奪い、チームの連敗を阻止して代表復帰へ弾みをつける。
[ 2008年04月19日 ]
ゴールはしばらく先と語っておった岩政であるが、その影には代表合宿で傷めた足首の打撲があったとのこと。
負傷は癒えた。
これからリスタートということであろうか。
ここ2試合、得点力不足が影を落としておる。
岩政のセットプレイで救われれば攻撃陣の調子も戻って来るであろう。
ドンキーヘッドで決めろ。
我らはそれを望んである。
内容と共に結果を
鹿島MF本山が連敗阻止に意欲
鹿島MF本山雅志(28)が18日、連敗阻止を誓った。13日の浦和戦で昨年からの連勝が14でストップ。19日は強豪G大阪戦が控えるが「去年はG大阪戦だけリーグ戦で勝てなかった。(内容がよくても)勝たないと何も残らないことは、こないだの試合(浦和戦)であらためて知った。しっかりコンディションを整えて戦いたい」と2戦ぶりの勝利へ意欲を見せた。
[2008年4月18日19時1分]
思い起こせば昨季ダブルを喰らったのはガンバだけであったか。
確かに悔しい想い出であった。
それを糧に優勝の栄冠を得たわけである。
今回は前節浦和戦を糧に勝利へ向かおうという本山のコメントである。
また一つ一つ勝利を積み重ねる日々の始まりと言えよう。
我等は”挑戦者”なのだから。
古のサイドバック対談
【相馬直樹&名良橋晃がサイドバックを語る!】攻守両面でキーになるポジション。アウトサイドはただ上がってナンボじゃない! [ J's GOAL ]
そこで、鹿島アントラーズ、日本代表の両サイドバックとして活躍した右の名良橋晃氏と左の相馬直樹氏が久しぶりに再会し、現役時代の思い出やサイドバック観について語ってくれた。鹿島の常勝時代や第1期岡田ジャパンの裏話など、対談は大いに盛り上がりを見せた。
■出会った当時は、同じ左サイドバックでポジションかぶりだったんだよね
Q:改めて伺いますが、お2人の出会いは?
名良橋「バルセロナ五輪代表時代に合宿で泊まった多摩センターのホテルで同部屋だったんです」
相馬「90年の9月くらいかな」
名良橋「僕は高校選手権の時から相馬クンのことを知っていたんで『同部屋かよ〜』と。その前に(元平塚の)名塚(現札幌U-12コーチ)さんから情報を収集してて『寝る時は気をつけろ』って(笑)」
相馬「歯軋りでしょ。僕の方はナラをちょっと怖い人かなと。『名良橋さん、どうですか?』みたいな感じでした(笑)」
相馬「最初、僕らは同じ左サイドバック。ポジションかぶりだったんだよね」
名良橋「でも五輪代表では相馬クンの方が先輩。僕は馴染むことから始まったけど」
相馬「ナラはとにかく速いと聞いてた。ポジション争いはきついなと正直、思いましたね。で、僕は最終的に負けた。スピードも含めてパワフルだったし、今でも韓国戦で両足つってる姿は思い出すけどね…」
名良橋「そうだっけ…」
相馬「当時は僕が大学生で、ナラはフジタの選手でしょ。それも大きいよ」
名良橋「僕がいろいろご馳走したな」
相馬「ステーキ2枚くらいとか。よくナラのフェアレディZにも乗せてもらったね」
名良橋「ホント、よくアッシーしたよ」
Q:古い付き合いですね。左利きでない2人が左サイドバックというのはどうですか?
相馬「いや、今も右利きが多いよね」
名良橋「安田(理大=G大阪)君とか」
相馬「日本人は左利きが少ないし。右利きだと中に入れるのが一番のメリットかな」
名良橋「クロスはかなり練習したね」
相馬「自分がいやになってくるんだよね。センタリング&シュートの練習で、いいボールが上がんなくて、中の選手にフテられるとね」
名良橋「分かる、分かる。ボール置きに行って堅くなっちゃうというか…。僕は右になって悩みが多少はなくなりましたけどね」
相馬「こうボールを置けたらこう蹴れるとか…、そういうのがだんだん、つかめるようにはなってくるけどね」
名良橋「相馬クンがセンタリング上げた後とかに『あぁっ!!』って言ってると、『今日はダメなんだな〜』と思う(笑)。結構、茶化されたでしょ。本田(泰人=現解説者)さんに『しっかり上げろ〜』って(苦笑)」
相馬「一番きつかったのが、ジョルジ(ーニョ)がさ、中へ入る時、ボールがちょっとでもズレると途中でやめる瞬間…」
名良橋「あった、あった」
相馬「あれ、すごいショックじゃない。2回3回続くとガックリしちゃう(苦笑)」
Q:お2人のJリーグ参戦は94年ですね。
名良橋「僕はその時点ではもう右サイドになってた。変わったのは平塚時代ですね。岩本輝雄(現解説者)が入って、ブラジル人コーチにコンバートされて…。92年くらいかな。それほど戸惑いはなかったです」
相馬「ナラとのマッチアップは嫌だったね。ホントに削られたから(苦笑)」
名良橋「95年(5月3日)だったね」
相馬「当時のJはまだ2人しか交代できなかった。で、鹿島は前半で0−2くらいで負けてて、ハーフタイムに2人代えたから、僕が削られた後は10人でやったんだよな」
名良橋「7−0だったね。鹿島は10人だし、相馬クンが左にいないんで、もうスカスカというか、上がりたい放題。当時の平塚にはアウミールっていう外人がいたけど、その選手と僕が右サイドを制圧してしまって…」
相馬「野口(幸司=現解説者)さん、4点くらい取ったでしょ」
名良橋「いや、5点じゃないかな」
相馬「ジョルジが出場停止かなんかで」
名良橋「サントスもそう。しかも鹿島は渋滞で前日の夜中に平塚に着いたんだよね。でもそれ以外は鹿島に負けた記憶しかない。ジーコの引退試合とかね。本田さんが3点くらい得点した試合もあったし。同じ95年のセカンドステージには、平塚の優勝がかかってたのに、鹿島に負けたでしょう」
相馬「あー、そうだ。ごめんね(笑)。ナラは僕を削った後からあんまり来なくなったよね。ちょっとためらった?」
名良橋「ためらったというか、やっちゃダメでしょ(苦笑)。いつも相馬クンの奥さんに言われてましたよ。『もうやめて』って」
相馬「移籍して同じチームになることが決まった時、ウチの奥さんが『これでケガしないで済む』って言ったからね(笑)」
Q:名良橋さんの鹿島移籍は97年でした。
名良橋「やっと同じチームになれた」
相馬「ジョルジーニョと一緒にやりたかったんだよね。僕は関係ないでしょ」
名良橋「そんなことないっすよ(笑)。僕、最初は重い番号をつけてたんだよね」
相馬「32番だね」
名良橋「当時はすごくカッコ悪いんですよ。『32かあ〜』って感じ。で、移籍してすぐの頃、ナビスコカップの前の練習で紅白戦をやったときに、別々のチームになったので、対面になって『同じチームになってもまたかよ〜』って思ったことがありました。その後、やっと同じ方へ行けるようになった」
相馬「やっと同じ方にね」
名良橋「鹿島に行って思ったのは、やっぱり練習でも1人1人のレベルが高いということ。相馬クンはすごいクレバーだった。右2人(自分と秋田豊=現京都コーチ)は勢いっていうか。左の2人、奥野(僚右=現鹿島ヘッドコーチ)さんと相馬君はクレバーなんだよね。で、相馬クンと秋田さんはお互いの考えが強くて、よくぶつかりあってた。僕と奥野さんが『まあまあまあ』って(笑)」
相馬「ナラは『また、なんかやってるよ〜』みたいな感じで見てたよね」
名良橋「相馬クンはアキさんに何か言われると『いやーっ、違うでしょう』とか。始まりました〜って感じ(苦笑)」
相馬「アハハ…。ナラに関しては、前へダーンと行ける力がすごい。ホントはもっと行きたかっただろうけど、我慢してたんじゃないかな。どっちが行くか競争だったし」
名良橋「たまに相馬クンが行って、僕も行っちゃってることがありましたね(笑)」
相馬「そういう時はすっごく怒られる」
名良橋「アキさんに『ナラ、戻れ〜』って。いつもそうだった(苦笑)」
Q:鹿島の黄金時代の思い出は?
相馬「僕はやっぱり97年が一番強かったと思うんだけど」
名良橋「鹿島は96年にも優勝してたので、僕なんかが(97年に)本当に移籍できるのかと思ったね」
相馬「ナラはブラジル合宿の練習試合でいきなり点を取ったんです。やっぱすごいなと。誰にも文句言わせないからね」
名良橋「2000年に3冠取ったけど、97年も3冠取れたチームだったよね」
相馬「2000年の方が勢いだったもんね。最後にかけてぐっと来た感じだったから。97年は「ビス(マルク)とナラという2人の新加入選手がいて、それで最初から強かったっていうのはホントすごかった」
名良橋「斜め前のボランチに(ジョルジーニョが)いたんで、走れば出てきますし。ビス(マルク)からも出てくる。ジョルジから相馬クンへのロングパスもまた、きちんとしたボールなんだよね」
相馬「後ろで見とれてるんだろ(笑)」
名良橋「キレイに来たもんね」
相馬「で、3番(秋田)に『ナラ、戻れ〜』って言われるんだろ(苦笑)」
■この10年でサイドへの要求はより高くなったし、これからもっとそうなる
Q:97年はチームが優勝。日本代表ではフランス大会の最終予選を戦いました。
名良橋「最終予選から僕が出させてもらって。その予選といえばアウェーの韓国戦の2−0、相馬直樹のアシストだね」
相馬「名波(浩=磐田)と呂比須(ワグナー)のゴールでしょ」
名良橋「あれが代表の生命線。あそこから徐々に代表もよくなってきたんでね」
相馬「ナラは代表ではすごい我慢してたのかなと。ボールが全部、左に来るから」
名良橋「右から左が多かったからね」
相馬「鹿島はビスが左にいて、ジョルジが右側にいたから、右も左もある感じだったけど、代表の時はすごく左が多かったね」
名良橋「ヒデ(中田英寿)も結構、真ん中に入ってくる場面もあったし、ボランチのモトさん(山口素弘=現解説者)も右にいてディフェンシブな感じだったし。それに僕の横には(秋田さんが)いましたから…」
相馬「そこにもいた、そこにもいた。いたんだね〜、やっぱり(笑)」
名良橋「代表では、17番ですけどね」
相馬「キーワードはそこだね〜(笑)」
名良橋「とにかく名波、相馬のホットラインというのは代表の生命線だったよ」
相馬「井原(正巳=U−23代表コーチ)さんがいたから後ろを捨てて行けた。でも、左から攻撃ができないってプレッシャーもかけられて苦しかった時期もあったね」
名良橋「アジアの国からかなり研究されてたから。日本の左をつぶせと。特に韓国。日本の相馬対韓国の2番(李基●=王へんに行)。楽しみだったもん、見てて」
相馬「キミも河錫舟(17番)とやってたじゃない(笑)」
名良橋「15(李相潤)と2で相馬、名波をつぶす感じだったからね。ソウルの韓国戦で言えば、僕的には崔龍洙対秋田さん。あのバトルはすごかった。カバーリングしながら見てたから。崔龍洙は骨折しちゃったしね」
相馬「もし最終予選で1試合だけ挙げろって言われたら、僕はその韓国戦かな」
名良橋「僕はホームの韓国戦。試合後ドーピング検査の対象選手になったんだけど、ずっと出なかったんです。それがすごい印象に残ってて」
Q:出場権獲得の喜びはひとしおでしたね。
相馬「いや、すんなり獲りたいですよ」
名良橋「あの時はもう試合したくないなってのはあった。早く帰りたかった」
相馬「イランに負けて、オーストラリアのメルボルンへ行くことになってたら『もーヤダ』ってのはあった。これで決めたいと」
名良橋「岡野(雅行=浦和)が決めた時、僕も輪の中に入っとけばよかったな〜」
相馬「どこにいたの?」
名良橋「オレ、どっかとんでもないとこ行っちゃってたんだよね〜(苦笑)。今でもつねにあの輪の映像が映るでしょ」
相馬「オレは入ってたから。お前、逆サイドだったから、間に合わないよ」
名良橋「あの時、右サイドがベンチ寄りだったらな。俺、常にいないもんな…。ホント、損してる…(苦笑)」
Q:98年フランスワールドカップのことは?
相馬「ホントは4枚でやりたかった」
名良橋「4枚の方がチーム的にもやりやすかったんだよね。ジャマイカ戦の途中から4枚にして、流れ的にもよかったし。3−5−2だと、僕と相馬クンがどんどん攻撃に行かないと形も作れないんで。それでクロアチア戦の相馬クンのシュートが生まれたけど」
相馬「入んねえだよね。これが…」
名良橋「中山(雅史=磐田)さんのナイストラップからのシュートも」
相馬「入ってればね…」
名良橋「あとアルゼンチン戦で秋田さんのヘッドの折り返しで、絶対に届かないのに相馬クンが滑ってたやつ。あれ印象的ですね」
Q:3−5−2のアウトサイドになったことで、2人のよさは出たでしょう?
相馬「アジアだと相手がしっかりついてくる。サイドに2対1で。でも世界へ行くとぼかしてくれる。裏走ってもいいよと」
名良橋「サイドがフリーで上げられても中で守ればいいっていう考え方だろうし」
相馬「そこで点が取れないからこそ、より悔しいんだけど…」
名良橋「僕は世界を経験してもっと上でやりたいと思った。相馬クンもそうだろうね」
相馬「個人として全然届かないというわけじゃなくて、自分が積極的に仕掛ければやれるんじゃないかとはすごく感じた」
名良橋「当時は今みたいにサイドバックがクローズアップされてない時代だったね」
相馬「サイドに対して評価が追いついてないとは思った。正直言って、上がりばかりが評価されるのは嫌。それ以外で見えないことをすごく一生懸命やってるってことを評価してもらえないのは寂しいなあ〜とね」
名良橋「上がってナンボだけじゃない」
相馬「そう。サイドにボールが来た時、素早くアプローチしてるとか、カバーリングポジションに入ってるとか」
名良橋「サイドバックカメラとかほしいくらいだよね(笑)」
相馬「どんだけ走ってるんだってね。一番キツイのは、前へ行った後、他の選手より相当速く戻らなきゃいけないこと」
名良橋「ボール取られたら、倍以上に走って帰んなきゃいけないから」
相馬「2人の必ずどっちからがベンチ寄りだから、あのプレッシャーもあるし」
名良橋「僕はジョアンとセレーゾにすごく怒られた。セレーゾは相馬クンにも言えって言うけど、全く伝えた覚えがない(苦笑)」
Q:長年サイドをやって感じたことは?
名良橋「自分はレベルアップするために鹿島へ移籍して、代表、ワールドカップを経験したんで、次は海外へ行きたかったけど、あの時代はまだ難しかったのかな」
相馬「海外のクラブが助っ人としてサイドバックを取るかっていう話。金額的に考えても厳しいね」
名良橋「今、海外へ行ってる本田(圭佑=VVVフェンロ)や水野(晃樹=セルティック)はサイドの選手だね」
相馬「本田ならパンチがあるし、水野はスピードがある。やっぱり攻撃のところで武器がないと評価されないだろうね」
名良橋「2人ともFKも持ってるし」
相馬「そう。際立ったものがないと。この10年でサイドへの要求はより高くなったし、これからもっとそうなるんだと思うな」
名良橋「攻守両面に対してキーになるポジション。3トップも多くなってくるから、ウイングと1対1でマッチアップするのはサイドバック。高い守備能力を要求される。今の日本代表に関して言えば、右はいるね。鹿島の貴公子(内田篤人)が。僕の若い時より篤人は若干、ルックスが僕よりいいんで…。ポイントはそこですね〜」
相馬「そこかい(笑)」
名良橋「とにかくスター性があるよね。僕はそれが全くなかったけど…。篤人にはどんどん伸びていってほしいです」
相馬「左にしても、安田とか、面白い選手が増えてきていると思うな」
Q:最後にお2人の今後については?
名良橋「S級ライセンスを取るのは相馬クンの方が早いから、相馬監督になったらぜひお供させて(笑)。何気に秋田さんと相馬クンが組んだらいいんじゃないかな。面白いし」
相馬「2人が一緒にやるなら、井原さんとか奥ちゃんが1人、必要なんだよ」
名良橋「和ませる人ね」
相馬「そう。僕は今年、S級取りに行くんで、指導の勉強はきちんとしていきたい。日本サッカーを取り巻く環境も変わってきたと思う。必ずワールドカップ出るのが当たり前になったし、逆に代表戦のスタンドは人が少なくなってる。自分たちは常に満員の中で戦ったから特別な力も出た。今の選手にもそういう中でプレーしてほしい。そうなるように力を発揮できたらなとは思ってますね」
名良橋「僕自身は現役を引退したばかり。これから指導の方もやっていきたい。僕には素晴らしいサイドの選手を育てたいってのがあるんで、相馬監督になったら、サイドバック専任コーチでぜひ!(笑)」
取材日:4月7日
インタビュアー:元川悦子
プロフィール
相馬直樹
日本を初めてワールドカップに導いた、元日本代表の左サイドバック。鹿島在籍時は、積極的なオーバーラップを武器に不動の左サイドバックとして活躍し、各数のタイトルを獲得し、チームの黄金期を支えた。
名良橋晃
日本を初めてワールドカップに導いた、元日本代表の右サイドバック。平塚(現:湘南)では超攻撃型サイドバックとして天皇杯優勝にも貢献。97年鹿島に移籍し、数々のタイトルを獲り黄金時代の主力選手として活躍。
お二人の話は心に染みいる。
やはり顔は篤人よりも名良橋の方がDfに向いているのは周知では無かろうか。
彼等の勇姿を97年イヤービデオで見直そうと思う。
石神の対面は
G大阪・加地、播戸が“天王山”を欠場 19日鹿島戦
◆ 加地は順調なら27日神戸戦で復帰 ◆
右太ももを負傷していたDF加地と右足首痛で離脱中のFW播戸が、リーグ序盤の天王山となる19日の鹿島戦(カシマ)を欠場することになった。西野監督は「(鹿島戦について)ムリ。それはムリ。加地は順調なら月末。播戸は慎重に見極めていきたい」と明言。DF加地は「もう痛みは全くないけど、筋力も体力も落ちている。これからどんどんフィジカルを上げていきたい」と神戸戦(27日、ホムスタ)での復帰を目指す。
開幕から戦線を離脱し、我等との対戦に合わせて戻ってくる気配を見せておった加地亮であるが今回は起用を見送られたとのこと。
となると石神の対面となるのは橋本ということとなろうか。
この橋本は2006年リーグ戦第30節で見事な同点オウンゴールを決めてくれた功労者である。
このゴールにより活気づいた我等は逆転勝利し、その後2006年シーズン末期に好調を維持することとなったことは記憶に新しい。
今回もゴール裏に蔓延った不穏な空気を晴らすことを橋本に期待しよう。
我等の鬱憤を思う存分に受けるのだ。
光秀謀反の報を聞きねねは愕然とした。
信長様への思いを考える暇もなく長浜より逃げねばならぬ。
途中、浅井の残党に襲われるが、必死の抵抗で刺し殺してしまう。
もう戦はごめんじゃと心に思うねねであった。
石神の出番か
鹿島DF新井場が肉離れでG大阪戦欠場
13日浦和戦で左太ももを痛めた鹿島DF新井場徹(28)が14日に検査を受け、肉離れと診断された。重傷ではないが19日のG大阪戦は欠場が決定的で、23日のACL北京国安戦での復帰も微妙な状況。関係者は「2、3日様子を見て何とか北京国安戦で復帰できれば」と見通しを話した。MF野沢も持病の右足甲の痛みが回復せず、復帰時期が不透明と、鹿島では故障者が続出している。
[2008年4月15日7時37分 紙面から]
鹿島・新井場軽症も次戦出場微妙
鹿島DF新井場が最悪の事態を免れた。13日の浦和戦で左太腿裏を負傷し、途中退場。埼玉市内の病院で検査を行った結果「左大腿二頭筋の炎症」と診断され、心配された肉離れによる長期離脱はなくなった。チームドクターによると、一夜明けて痛みもかなり引いており、2、3日後にはランニングも再開できる見通しだが、19日のG大阪戦の出場は微妙となった。
[ 2008年04月15日 ]
ニッカンでは次節ガンバ戦は欠場、スポニチでは微妙と判断の分かれたところではあるが、負傷したことに間違いはない。
負傷の度合いも肉離れと炎症と異なり、我等も惑わされておる。
今は静養に励み一日も早い復帰を望むところである。
ここで代役は実績のある石神となろう。
新井場とはプレイスタイルが異なるため、迫力ある突破は望めないが、低い弾道のクロスは武器である。
また、右サイドの笠井健太もフィットしてきたとの情報がある。
左がスペースを見つけて上がりクロスを演出ならば、右はドリブルの健太も面白い。
サテライトで組んでいる二人であるので、タイミングも行きもバッチリでは無かろうか。いじりすぎるのも良くはないが、新たな血で勝負を挑むのも悪くはない。
85年組でDfラインを構築して次世代に夢を託して見たいものである。
新井場負傷か?!
鹿島 ゲーム圧倒も首位陥落…
「J1・第6節、浦和2ー0鹿島」(13日、埼玉)
鹿島が止まった。連勝は14でストップし、首位から陥落だ。「レッズだけには止められたくなかった」。昨季、リーグVを競った浦和に敗れ、DF岩政は唇をかんだ。
ボール支配率は63%で、シュート数も大きく上回った。アジア・チャンピオンズリーグの北京国安戦から中3日で迎えたものの、内容は圧倒。だが、右足首痛のMF野沢、腰つい横突起骨折のDF内田の欠場が響き、決定力を欠いた。
次はG大阪戦と大一番続きだが、DF新井場が左太もも裏を痛めたため、離脱者が増える可能性も出てきた。この一敗が、失墜の始まりとならなければいいが…。
今季、絶好調で左サイドを切り裂いていた新井場徹が負傷の恐れ有りとのこと。
過密日程の余波が少しずつ我等を蝕んで来ておる模様である。
しかしながら我等には今季は出場機会に恵まれておらぬものの、昨季A契約第一号となり、リーグ優勝のピッチに立っておった石神直哉が控えておる。
なんの心配もないであろう。
石神はここでU-23代表候補の力を存分に魅せることが適うというもの。
新井場の負傷も逆に楽しみとなろう。
クロスで得点を演出するのだ。
この機会、逃すでないぞ。
浦和戦報道
鹿島シュート15本も211日ぶり黒星/J1
<J1:浦和2−0鹿島>◇第6節◇13日◇埼玉
鹿島は今季初めて先制を許す展開に、珍しくベンチの足並みがそろわなかった。後半31分のMF増田投入の際は、MFダニーロと代えようとしたが、寸前でMF本山に変更。交代2人目となるFW興梠が投入されたのは同41分だった。最後は左太もも痛が限界に達したMF小笠原をベンチに下げようとしたが、DF新井場が左太もも裏を負傷と不運続き。直後に2失点目を喫し、昨年9月15日名古屋戦以来、211日ぶりの敗北の瞬間を迎えた。
内田、野沢を故障で欠く中、内容では圧倒した。前半42分、左クロスに対し、がら空きのゴールを前にして、FW田代がシュートミスした。「チャンスの時に決めていれば流れが変わった」(田代)。ボール支配率は60%を超え、シュート数も15対9だったが、敗者は鹿島だった。
歴代3位の連勝記録が14で途絶えた。90分制では従来記録の8連勝を大きく更新し、オリベイラ監督は「この現代において、ここまで連勝できたことを認めてほしい。相手は草サッカーチームではなく浦和だ」と下を向かなかった。
敗戦よりも痛いのは、故障者の多さだ。「まずはコンディションから修正しないと」。DF岩政の言葉が鹿島の現状を表していた。 【広重竜太郎】
[2008年4月14日7時21分 紙面から]
王者・鹿島15連勝ならず…猛攻もゴール遠く昨年9月以来の●
ゴールに迫った田代(中央)だが、浦和守備陣につぶされ得点ならず。連勝も14でストップした(撮影・財満朝則)
岩政が放ったヘディングシュートもGK都築にセーブされ、ゴールを割れない
J1第6節最終日(13日、浦和2−0鹿島、埼玉スタジアム)昨季王者の鹿島はアジアチャンピオン・浦和との強豪対決に0−2で敗れ、昨年9月22日の新潟戦からの連勝が14で止まり、2位に落ちた。名古屋が単独首位に立ち、浦和は3位に浮上。
◇
王者の快進撃が、ついに止まった。鹿島が浦和に敗れ、リーグ戦の連勝記録は『14』でストップ。最後まで攻め続けたが、ゴールは遠かった。冷たい小雨に打たれた選手たちはガックリと肩を落とした。
「悔しいけど、負けは負け。点を取られて、うまく引かれてしまった」とMF小笠原が話せば、MF青木も「結果がすべて。いいサッカーはできていたけど、勝たなきゃ意味がない」と振り返った。流れるようなパス回しで試合を支配していたが、先制点を献上すると最後まで浦和の守備を崩せなかった。
リーグ戦で敗れたのは昨年9月15日の名古屋戦以来。ただ、延長戦が廃止されて以降、Jリーグの連勝記録は04年の横浜Mの8連勝だっただけに、その数字を大きく上回ったのも事実だ。
日本代表DF内田が第3腰椎横突起骨折で離脱、右足甲の痛みでMF野沢もベンチから外れた。そんな状況下で、オリベイラ監督は試合内容には満足した様子。「ここまで連勝を続けたことを評価したい。大観衆の後押しを受けた浦和に、主導権を握って戦えたのは自信になった」と強気だった。
「残念ですけど、まだチャンスはある。しっかり勝っていけるようにしたい」とMF本山。連勝はリセットされたが、またリスタートすればいい。再び鹿島の連勝街道が始まる。
(峯岸弘行)
鹿島連勝ストップも「1回負けただけ」
<浦和・鹿島>浦和に敗れた小笠原(左)ら鹿島イレブンはガックリと引き揚げる
Photo By スポニチ
【鹿島0―2浦和】試合終了のホイッスルが鳴ると、鹿島イレブンは一斉に肩を落とした。MF小笠原がその場でぼう然と立ち尽くすと、DF岩政は腰に手を当て天を見上げた。リーグでは0―3で敗れた昨年9月15日の名古屋戦以来、実に211日ぶりの黒星。開幕から守っていた首位の座も明け渡した。
内容は負けていなかった。FW田代が「気持ちで負けたとは思わない」と語ったとおり、スタートから気合の入ったプレーを披露。ボールを完全に支配した。シュート数も終わってみれば、相手を6本上回る15本。だが、ゴールは遠く、MF青木は「いいサッカーをしていたが、最後のところで詰めの甘さが出た」と振り返った。
DF陣も前半は闘莉王を含めた相手攻撃陣を完全に抑えていた。だが、後半4分に一瞬のすきを突かれた。闘莉王が左サイドでDFラインのギリギリでスルーパス。オフサイドをアピールしたDFラインは足が一瞬止まり失点。岩政は「みんながスライディングに行けば、防げたのかなあと思う。守備には盲点があり、そこを突かれた」と話した。
これで開幕からの連勝は5で、昨季からのリーグ連勝も14でストップした。それでも、オリヴェイラ監督は「昨季から積み重ねてきたものがある。ちょっとやそっとじゃ崩れない」と立て直しに自信をのぞかせた。主将の小笠原も「1回負けただけ。大事なのはこれから。最初に負けて悔しい思いをした。みんなの中にこの悔しさがあれば、また勝っていけると思う」と前向きに話した。昨季、奇跡の大逆転優勝を果たした自信は揺るぎない。7月27日のホームでの再戦でリベンジを果たせばいい。
[ 2008年04月14日 ]
小笠原代表復帰へ!鹿島は14連勝でストップ
後半27分、浦和・闘莉王のマークを受ける鹿島・小笠原(右)
◆J1第6節 浦和2―0鹿島(13日、埼玉スタジアム) 浦和がホームの鹿島戦で、2―0と快勝。鹿島は勝ち点15で2位に落ちた。一方、日本代表の岡田武史監督(51)は、5月のキリン杯2試合に鹿島MF小笠原満男(29)を招集する考えがあることが分かった。
MF小笠原の日本代表復帰が確実になった。代表関係者によれば、岡田監督が35人ほどの候補リストに「鹿島・小笠原」の名前を書き加えたという。アジア・チャンピオンズリーグ、北京国安戦(23日・北京)に参加するため、21日からの代表候補合宿には参加できないが、5月末のキリン杯で岡田ジャパン初招集が濃厚だ。
岡田監督が特に、評価するのはイタリア仕込みの守備意識だという。小笠原は06年7月から1年間、セリエAのメッシーナに所属。下位のチームだったため、ロングボール中心のサッカーで「毎日守備の練習しかしていなかったし、試合でもボールは(頭の)上を越えるばかりでパスが回ってこないから、自分で奪うしかなかった」と守備能力を飛躍的に向上させた。
07年7月に鹿島復帰後は、2列目からボランチにポジションを変え、鋭い読みからのパスカットと、ボール奪取能力で昨季リーグ優勝に貢献。29歳にして新境地を開拓する小笠原を目にし続けてきた岡田監督も、候補リストに更新。浦和戦を視察に訪れた岡田監督は「何もないよ」とはぐらかしたが、視察目的は鹿島の背番号40にあったのは明白だった。
小笠原はこの日、FKから3度直接ゴールを狙った。「(ボール)スピードが足りなかった」と得点にはつながらなかったが、すべてゴールのコーナーギリギリを狙う精度の高さを披露。宿敵に敗戦しリーグ連勝は14でストップしたが、試合内容では浦和を圧倒する原動力となった。06年ドイツW杯以来の代表復帰へ。岡田監督が5月末、岡田ジャパンの切り札に「小笠原」を指名する。
◆鹿島、211日ぶり敗戦 ○…昨年9月15日名古屋戦以来、211日ぶりの敗戦で、リーグ戦連勝記録は「14」でストップした。MF小笠原は「負けて、みんな負けたくないという悔しさを思い出せば問題ない」と前を向けば、オリヴェイラ監督も「昨年のスタートも苦しんで、終盤の9連勝前にもつぶれそうになったが、はい上がってきた。チームの土台は崩れない」。16連勝のリーグ記録には届かなかったが、王者が次節のG大阪戦(19日)から、再スタートを切る。
(2008年4月14日06時01分 スポーツ報知)
J1 鹿島連勝ストップ
2008/04/15(火) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
Jリーグ1部(J1)第6節最終日(13日・埼玉スタジアムほか=3試合)鹿島は浦和との強豪対決に2−0で敗れ、昨年9月22日の新潟戦からの連勝が14で止まり、勝ち点15で2位に落ちた。同16の名古屋が単独首位に立った。浦和は同12で3位に浮上した。
京都は田原の2ゴールで神戸に2−1で競り勝ち、勝ち点11で5位。G大阪は新潟と2−2で引き分け、同11で京都と並んだが得失点差で6位。新潟はまだ勝ち星がなく最下位。
【ストライカー】
圧倒的攻勢も浦和に苦杯
チームとしてのパスワーク、成熟度、戦術理解度…。どれを取っても鹿島の圧勝。ただ、結果だけがついてこなかった。「いいサッカーはできていたと思うが、結果がすべて。いくらいい内容でも、勝てなかったら何も言えない」と青木。サッカーの怖さを痛感させられた一戦だった。
試合は鹿島のものだった。速攻一辺倒の浦和に対し、鹿島は両サイドを有効に使いながら多彩な攻撃を見せた。右から伊野波、小笠原、左から新井場、ダニーロの崩しで、何度も決定的なチャンスを作った。だが、「前半は僕も含めて決定的な場面があったが、決められなかったのが苦しくなった要因」と本山。鹿島が打てども打てども入らないのに対し、浦和には後半4分のワンチャンスを決められ先制点を献上した。
鹿島は反撃に出るが、決まらないときはこんなものか。「いつも通りのサッカーはできてチャンスも多かったが、最後に体を張って止められる場面が多かった。相手が一つ上だった」と田代。後半だけでFK、CKを合わせて19回。シュートも9本放ったが、GK都築のファインセーブにも阻まれて無得点。逆にロスタイムには、カウンターから追加点を許した。
リーグ戦での黒星は昨年9月15日の第25節・名古屋戦以来、実に15試合ぶり。1敗以上に精神的なショックも懸念されるが、小笠原は「1回負けただけ。大事なのはこれから。悔しい思いをして、また勝ちたいという気持ちがあれば、勝っていける」と話した。この敗戦は鹿島に何をもたらすのか。次節のG大阪戦で真価が問われる。
永井が2ゴール
【評】後半から出場した浦和の永井が2得点と活躍。4分に闘莉王の左折り返しを決め、終了直前には相手ミスを突いて加点した。
守勢が続いた浦和は都築の好守などで猛攻を跳ね返した。
鹿島は前半から度重なる得点機を逃したのが響いた。
攻めても攻めてもゴールが割れなかった。
負けるときとはそういうもの。
不運に不運が重なった試合とも言えよう。
ここは耐えて次へ繋ぐとき。
我等は間違っていない。
天下の御正道を歩いてゆくのだ。
浦和戦コメント
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
いつかは負けるということは当然ながらある。この5ヶ月間負けなしでいるということは現状難しいこと。今日負けてしまったが、すばらしい選手がそろっている浦和レッズに負けたわけで、その中でも途中まで我々は主導権を握れていた。相手は6日間準備期間があったが、我々は中3日であのパフォーマンスを見せたので(プレーの)質が高い。まだ、34試合のひとつを負けただけ。負けという部分ではさびしく思うが、また連勝をし続けるように練習に取り組んでいきたい。我々は我々の方向性を持っているからみんながそれをしっかり取り組んでいけば、あるべき形になっていくと思う。
【J1:第6節 浦和 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
4月13日(日) 2008 J1リーグ戦 第6節
浦和 2 - 0 鹿島 (16:04/埼玉/54,450人)
得点者:49' 永井雄一郎(浦和)、89' 永井雄一郎(浦和)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
「いつか負けるのは当然。(今後も)応援してくれればありがたい。昨年の10月以降約5カ月間ずっと負けていなかったわけだが、これほどの連勝を続けることがどれくらい難しいことかを考えて欲しい。まずはそれを評価してもらいたい。
それも、そこら辺のチームに負けたのではなく、すばらしい個の力を持った浦和に負けた。しかも、アウェイで相手は6万のサポーターをバックにしていたが、ウチは試合の主導権を握っていた。
相手は前節から6日の調整時間があったが、ウチはACLから中3日での試合となった。そのなかでも、高いパフォーマンス、質の高いサッカーを見せることができたと思っている。連勝は止まったが、34試合のうちのひとつを落としたということ。もう一度連勝できるようにやっていきたい」
以上
【J1:第6節 浦和 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●田代有三選手(鹿島)
「先制されたが、取り返せると思っていた。それまでも流れは悪くなかったし、焦りもなかった。
今までどおりやれば、チャンスは来ると思っていた。ですけど、まぁ、うまくいかなかった。いい形もあったが、最後のところで体を張って止められた。
先制されたのは、今季はじめてだったが、鹿島らしさは出たと思う。それほど、悪かったわけではない」
いつか連勝は止まる。
それが昨日であっただけ。
圧倒的な攻撃力も見せた、中盤も制した、後はゴールだけであったことは周知の事実。
気持ちを切り替えて次節に望みたい。
屈辱を晴らせ
鹿島・興梠はレッズ戦初ゴール宣言
鹿島FW興梠が13日の浦和戦で今季2点目を挙げることを誓った。浦和戦は、プロ2年目の06年5月7日のアウェー戦、昨季の4月29日のホーム戦と2度の先発出場を果たしているが、いずれもゴールなしの途中交代。「プロ入りしてからの試合で何を思い出すかといえば、あの2試合」と言うほど、その屈辱は忘れていない。U―23日本代表にも定着した今では「あの頃は出場機会もなく、固くなっていた。今はもっとリラックスしている」と振り返る余裕もあり「体調も良いし、試合に出て点を取りたいですね」と前向きだ。50メートル5秒台後半の俊足が、3度目の正直で真価を発揮する。
[ 2008年04月13日 ]
あの2試合は二つとも悔しかったことは我等にも伝わった。
2006年アウェイのさいスタは、新井場、フェルナンド、青木、柳沢、田代を怪我で欠き、ベストメンバーを組めなかったことで興梠に機会が回ってきた形となった。
他の選手以上の心臓を期待されたが、若さを露呈する羽目となったことは否めぬ。
昨季のホームは2回の空振りで勝利を取りこぼす失態。
我等が押していただけに残念であった。
そして今季である。
登録もFWとなり心機一転屈辱を晴らすチャンスを得たと言えよう。
日本代表への階段とも言えるこの一戦で結果を残すことを期待しておる。
長時間ミーティング
オリベイラ監督過去最長2時間作戦会議
鹿島DF岩政はシュート練習でゴールを決め、気合のガッツポーズ
鹿島が11日、オリベイラ政権で過去最長の2時間ミーティングで13日の浦和戦に向けて団結を図った。オリベイラ監督は大事な試合を前にするとミーティングが長くなる傾向があったが、この日は昨年末の天皇杯決勝戦直前の1時間半ミーティングを優に超えた。
相手の分析などに1時間半を費やすと、先発組だけを集めてさらに30分間話し込んだ。連戦が続く中でコンディション維持の重要性を説き「今日は練習できるか?」と選手に確認。セットプレー以外では約2週間ぶりの戦術練習を行った。
14連勝と勢いを継続している秘訣(ひけつ)は監督と選手の信頼関係にある。DF大岩は「(故障欠場のDF内田の代役で)伊野波が入るから助けないといけないし、試合に対する確認をした。連戦も続くし、もう1回気持ちを盛り上げようということ」と受け止めた。右足甲の痛みがあるMF野沢も練習に復帰。「浦和戦は勝ち点3以上に価値がある」(DF岩政)。王者はこの試合の重みを知っている。
[2008年4月12日7時12分 紙面から]
戦術練習は2週間ぶりであったか。
北京国安戦を越え、ここはリスタートという考えなのであろう。
メンバーも少々替わることでもあるので、ミーティングで脳を鍛え、戦術練習で再確認したわけである。
信長殿より於次丸をいただいたねねは幸せをかみ締めるのであった。
完封で決めろ!
鹿島の“2枚岩”闘莉王止める!
積極的にシュートを放つ大岩
Photo By スポニチ
鹿島が誇るセンターバックコンビ大岩&岩政の“2枚岩”が、13日の浦和戦で相手攻撃陣を黙らせる。浦和はDF闘莉王を前線に配した超攻撃的布陣で昨季の雪辱を狙っているが、大岩が「浦和戦は自然と周りも盛り上がるし、ここで叩いておくことに越したことはない」と闘志を燃やせば、岩政も「(昨季所属した)ワシントンより怖い選手はほとんどいない」と自信をのぞかせた。
自信を裏付ける確固たるデータもある。コンビを結成した04年以来、2人同時に先発した試合は計114試合で114失点で、1試合の平均失点はわずか1。浦和を完封すれば、平均失点が0点台に突入する。常々「0点台は目標」と話している岩政も「浦和戦で達成できれば、気持ち的にもこんなうれしいことはない」と大一番での完封に意欲的だ。
チームはこの日、オリヴェイラ体制下で最長となる120分間のミーティングを敢行。2日後に迫った一戦に向け集中力を高めた。「アウェーだし、得点を許すと苦しくなる。絶対に失点しないように集中したい」と岩政。通算44完封を誇る2枚岩が、大一番でその強さを見せつける。
[ 2008年04月12日 ]
鹿島、大岩&岩政の「2枚岩」で完封宣言
リーグ戦首位を走る鹿島・大岩剛(35)、岩政大樹(26)の両DFが11日、序盤の大一番となる13日の浦和戦(埼玉)での完封を宣言。2人が出場した試合での失点率0点台を達成し、独走態勢を固める。
鹿島の誇る大岩、岩政が浦和戦でセンターバックの勲章を勝ち取ることを誓った。現在、2人が組んだ公式戦は114試合114失点。同戦で完封すれば、DFなら誰もが夢見る1試合失点率が0点台に突入する。あうんの呼吸を見せる「2枚岩」が新たな領域に踏み込む。
勝利への近道は、完封勝利にある。岩政は「その記録はDFとしてはうれしいこと。勝ち点3以上の意味がある試合で、ゼロに抑えられればいい」と明かせば、大岩も「最初から集中して入る」とベテランらしく静かに闘志を見せた。浦和を完封して1試合失点率0・991点へ。チームの全員守備と連動して、鹿島の「2枚岩」が立ちはだかる決意を見せた。
練習前には、オリヴェイラ監督体制下で最長となる120分のミーティングを行った。浦和の試合の映像を用い、チーム全体で90分、戦い方を享受された。その後は主力12人を集めて30分間、コンディションの聞き取り調査を実施。入念な分析と自軍の状態把握。チームとしても、準備にぬかりはない。
GK曽ケ端は「落ち着いてやれば大丈夫。引き分けでもなく、勝ちを狙いにいく」と語気を強めた。完封すれば、おのずとリーグ歴代2位タイの15連勝達成も現実味を帯びてくる。今季9試合5失点、5完封試合の鉄壁センターバックが、鹿島の勝利の美学「無失点勝利」で、赤い悪魔をごう沈させる。
(2008年4月12日06時05分 スポーツ報知)
ゴール前を固める二人のCBが体を張って完封を目指す。
注目の集まる明日の浦和戦を完封し、改めて我等の力強さをアピールしたい。
そして我等の美しき流れウノ・ゼロ(1-0)を目指すのだ。
ハラヘラー(お腹の空いた人)・イノパン
鹿島、負傷の内田代役は伊野波
鹿島は負傷欠場する日本代表DF内田に代わり、浦和戦でDF伊野波が先発することが11日、決定的になった。主力組のミーティングに参加。「腹が減ったので(帰りたい)」と多くを語らなかったが、居残りでクロスを練習するなど気合十分だ。右足甲を痛め、ACL北京国安戦(9日)を欠場したMF野沢は全体練習に合流。12日の練習を見て、出場可否を判断する。
(2008年4月12日06時01分 スポーツ報知)
篤人の代役は伊野波雅彦が抜擢されるとのこと。
本職の笠井健太は水戸戦、クルンタイ銀行戦を見る限りまだまだで、Jでは起用されておらず、石神の起用は好調の新井場を右に廻すようなこととなる。
となれば、途中出場ながら篤人に替わって出場経験のあるイノパンは適役であろう。
U-23でも右SBを努めており問題は無かろう。
開幕の札幌戦における解説の原博美氏曰く「この運動量はCBにはもったいない」とのこと、サイドバックなら運動量も生きてくると言える。
そして足の甲の痛みで戦列離脱しておった野沢も練習に合流。
昨日の満男と共に黄金の中盤に欠けたピースが戻ってきそうな予感である。
皆、満腹で試合に挑んで欲しい物である。
小笠原満男通常練習
鹿島小笠原が久しぶりに練習参加
鹿島MF小笠原満男(29)が11日、10日ぶりに練習に参加した。左太もも痛を抱えていたため、1日の練習を最後に試合以外の日は室内でのトレーニングと治療に終始していた。この日はビルドアップからのシュート練習で、中央からボールをサイドに散らし、さらに前線に上がってゴールを狙った。久々の練習の感想を聞かれると「え? ずっと練習してましたよ〜」と笑顔でケムに巻いていた。
[2008年4月11日19時55分]
怪我人続出の鹿島アントラーズであるが、無理を押して出場を続ける小笠原満男主将が全体練習に参加し感触を掴んだとのこと。
越前から兵を退いた秀吉は蟄居を命ぜられる。
毎日遊興に浸り謀反の恐れなきを示したところで謹慎を解かれ松永久秀を攻めるのであった。
奇策に打ち勝つ
闘莉王配置転換に岩政「騒ぐほどでない」
ボランチ闘莉王は恐れるに足らず−。13日の浦和戦に向け、鹿島DF岩政大樹(26)は10日、浦和復調の要因となっているDF闘莉王の配置転換について持論を展開した。「前からよく(攻撃に)上がっていたし、特別変わったとは思わない。周りが騒ぐほどではない。1人のボランチとして考えるなら(鹿島MF)青木の方が素晴らしい」と主張した。
攻撃力アップが脚光を浴びるが、最終ラインのとりでがいないことも事実。「(中盤から前線への)距離が短くなって自然に上がる回数が増えるから注意したい。でもその分(スペースが)空いてくると思う。サッカーはそんなに違うポジションの選手がやってできるほど簡単じゃない」と話した。
昨年11月のアウェー浦和戦で9対11の人数ながら1−0で勝利し、現在までリーグ戦14連勝中の自負もある。「100%献身的に走って、球際を守ることができれば現時点ではウチの力が上だと思う」。岩政は自分の感性を信じて戦う。
[2008年4月11日9時0分 紙面から]
鹿島・DF岩政が浦和戦に自信「ウチの方が上だと思う」
鹿島DF岩政が10日、浦和戦に自信を見せた。DF内田が離脱したほか、MF小笠原らも故障を抱えての一戦になるが、「いつもどおりにできれば、現時点ではウチの方が上だと思う」と力を込めた。闘莉王のボランチについても「サッカーは違うポジションを簡単にできるスポーツじゃない。デメリットがあるはず」。大一番で、連勝記録を『15』に伸ばすつもりだ。
(鹿島)
鹿島“FW闘莉王”歓迎!「必ず穴出る」
浦和の日本代表DF田中マルクス闘莉王(26)が10日、紅白戦でFW役を務め、リーグ戦序盤の天王山ともいえる13日の鹿島戦(埼玉)で、腸結石の緊急手術を受けた病床の母マデルリさん(52)に勝利とゴールをささげることを誓った。一方の鹿島は、本職のセンターバックではなく、ボランチや3トップで起用されている闘莉王がライバルの弱点になると断定した。
首位の鹿島は、浦和攻略策として「もちはもち屋」の結論を導き出した。ライバルとの天王山を前に、イレブンは闘莉王の本職以外での起用を大歓迎。不慣れなポジションから生じる防ぎようのない欠陥があると断定し、徹底的にその弱点を突く考えだ。
ボランチ起用と想定すれば「バランスを保つことはできない」「能力はそんなに高くない」「攻撃に出てくるから、ウチの攻撃でスペースを使える」という声が上がる。FWなど前線起用なら「サッカーはそんなに簡単じゃない」「必ず穴が出る」と一蹴。「一番嫌なのはセンターバック」と一様に口をそろえ、闘莉王のMF、FW起用を喜ぶ声が大半を占めた。
同戦はDF内田が腰の骨折で欠場する。DF岩政は「厳しい試合になると思う。でも、メンバーが代わることを考えても、現時点では総合力でウチが上にいる」と断言した。各ポジションに「もち屋」をそろえる鹿島。急造ポジションの闘莉王を突き、宿敵から開幕6連勝&敵地でのリーグ15連勝をもぎ取り、首位固めを図る。
(2008年4月11日06時01分 スポーツ報知)
岩政の発言もちょっと見には奢りのようにも取れるが、自分たちのサッカーに対する自信であると感じられる。
奇策で来るとわかっている相手に合わせて変なことをする必要はないのである。
我等は我等のサッカーを貫き通すだけなのだ。
篤人の不在は控え選手が埋める。
戦術が浸透しているからこそ容易に可能なのである。
浦和戦は敵サポーターが多く現れるので嫌な気分にはなるが、単なるリーグ戦の一試合でしかない。
普通に我等のサッカーを貫いて勝利するだけなのである。
中国に背を向けるな
鹿島・内田、骨折で全治2−3週間「休めってことですね」
J1鹿島は10日、日本代表DF内田篤人(20)が、第3腰椎横突起骨折と診断され、復帰まで2−3週間かかる見込みと発表した。
9日のアジアCL、北京国安(中国)戦(ホーム)の後半33分に相手選手の足が内田の腰を直撃。鹿嶋市内の病院で検査の結果、骨折が判明した。
治療のためクラブハウスに姿を現した内田は「超痛い」と苦悶の表情。前夜は睡眠もほとんどとれず、食事も「立って食べました」という。浦和、G大阪、北京国安(アウェー)と厳しい連戦が続くが、「しようがない。休めってことですね」と、まずは治療に専念する。
内田に忠告「中国人に背を向けるな」
鹿島の日本代表DF内田篤人(20)が、オリヴェイラ監督から異例の“極意”を授かった。9日のACL・北京国安(中国)戦後半30分に、背後からひざ蹴りを受けて右第3腰つい横突起を骨折。全治は2〜3週間と診断された。
9日夜は痛みで一睡もできなかったというが、一夜明けて超音波とアイシングで治療を受けた内田に指揮官からひと言。母国ブラジルとアルゼンチンのライバル関係を、日本と中国になぞらえ「(サッカーでは)中国人とアルゼンチン人には背中を向けるな」と冗談交じりに言われた。
内田は13日の浦和戦、19日のG大阪戦、23日のACLのアウェーでの北京国安戦の欠場が確実。今季は代表戦も含めてフル稼働だっただけに「休めということだと思います」と前向きだった。
[ 2008年04月11日 ]
鹿島・内田、復帰に2〜3週間…腰骨折
9日のACL北京国安戦で第3腰椎(つい)横突起骨折した鹿島の日本代表DF内田篤人(20)が10日、早期回復に努めることを明かした。クラブから復帰に約2〜3週間かかることが発表され、超音波による治療などを開始。「牛乳を飲んで早く復帰できるようにしたい」。痛みで一睡もできず、通常歩行も困難な状況だが、元日本代表の名良橋晃氏から激励電話を受け、リハビリ意欲も向上。オリヴェイラ監督からは「ブラジル人はアルゼンチンに背中を向けたらいけないと言うが、日本人は中国人に背中を向けたらダメ」というアドバイスも授かった。
(2008年4月11日06時01分 スポーツ報知)
中国は文化大革命の歴史的失敗を国民に秘する為、旧日本帝国の侵略を使っておる。
南京大虐殺などというものは存在しておらぬ。
捏造に次ぐ捏造で中国の国民は日本に大して強い偏見を持っておるのだ。
ここで国民を非難したところで始まらぬであろう。
所詮、言論の自由も表現の自由もない国なのである。
背を向けてはならぬ。
前を向いて正々堂々と対峙する日が来たのである。
その為には強くあらねばならぬ。
何をすべきか国民投票を行うべきでは無かろうか。
牛乳飲もう!
骨折の内田「牛乳飲んでくっつけます」
9日のACL北京国安戦で腰部を負傷した鹿島DF内田篤人(20)が10日、早期回復を誓った。前夜の検査では第三腰椎(ようつい)横突起骨折で復帰まで2〜3週間と診断された。この日は治療を受け「一睡もできなかった。メシも立ったままじゃないと痛くて」と顔をしかめた。ただ表情は明るく「有三さん(FW田代)は(横突起)3本折れて3週間で治ったらしいので、僕は1本なので1週間ですね」とニヤリ。
「牛乳飲んで煮干し食べて早く(骨を)くっつけます」と前向きだった。
[2008年4月10日20時1分]
あくまでポジティブな篤人である。
逆境は人間を成長させる。
この境地に至るまでたった一晩だとしても多くの葛藤があったことであろう。
それを乗り越えたのである。
更に大きく成長したのでは無かろうか。
我等は待っておる、再び羽ばたく日を。
篤人離脱2〜3週間
内田篤人選手の負傷について
内田篤人選手に関して、以下の通り診断結果が出ましたのでお知らせいたします。
1.受傷名:
第三腰椎横突起骨折
2.復帰見込み:
約2〜3週間後
3.負傷日:
4月9日(水)
AFCチャンピオンズリーグ 北京国安戦
(カシマサッカースタジアム)
4.経過:
・後半33分に相手選手と接触して負傷
・試合後、鹿嶋市内の病院にて検査を行い、骨折が判明
全治1ヶ月と報じられておった篤人であるが、復帰の見込みが2〜3週間後と見積もられた。
不幸中の幸いと言うべきか。
最短で戻ってくればアウェイ北京国安戦に間に合い、「借り」を返すことも適う。
ここでの「借り」は、汚いプレイをやり返すことではなく、綺麗に右サイドを切り裂き得点に絡むことである。
あの負傷シーンは、抜いたかと思った矢先に悪質なチャージを受けたものであった。
抜けておれば一点が確実であったものを、無念である。
しかしながら、ここで復帰し本来の自分プレイを見せつけるチャンスと心得たい。
とはいえ、代表に引っ張り回され始まった篤人の2008年である。
じっくり精神面から休息をとる機会でもあろう。
マックスで休み、GWの川崎戦からでも十分とも言える。
何はともあれ、完全に治すことが先決なのである。
穴を埋めるのは伊野波なのか健太なのか當間なのか、はたまた好調の新井場を右に回して石神が投入されるのか、昨日穴を埋めた誓志がチャンスを掴むのか。
篤人には不幸であったが、ここを埋めるべく奮起する選手達が後に控える。
もう、層が薄いとは言わせぬ。
我等は結束を固めるのだ。
我等の戦いは聖戦なのである。
血の生け贄をも辞さぬ構えである。
北京国安戦報道
曽ケ端PK止めた鹿島3連勝/アジアCL
後半12分、曽ケ端はチアゴのPKを好セーブ(撮影・浅見桂子)
<アジアCL:鹿島1−0北京国安(中国)>◇1次リーグ◇F組◇9日◇カシマ
鹿島GK曽ケ端準(28)が「PKののろい」を解いた。MFダニーロが先制点を挙げた4分後の後半12分にPKを与えたが、右に飛んで好セーブ。勝利の立役者になった。3月のゼロックス杯広島戦ではキッカーが蹴るのよりも早く前に飛び出て、2度もセーブを無効にされた。だがこの日は「気にしていられない」と相手のモーションを見て、タイミングよく飛び出た。チームは攻撃でもリーグ戦で3本連続でPKを失敗中と運から見放されていただけに、守護神がトラウマを断ち切った。23日のアウェー北京国安戦に勝ち、3位のクルンタイバンクが引き分け以下なら1次リーグ突破が決まる。
[2008年4月10日8時18分 紙面から]
内田が腰を強打し途中交代/アジアCL
後半、楊璞(右)との接触で腰を痛めたDF内田(撮影・浅見桂子)
<アジアCL:鹿島1−0北京国安(中国)>◇1次リーグ◇F組◇9日◇カシマ
鹿島の日本代表DF内田篤人(20)がACL北京国安戦で腰部を負傷し、戦線離脱することが確実になった。後半30分に接触プレーで腰を強打し、同33分に負傷交代。試合後、鹿嶋市内の病院で検査を受け「腰椎(ようつい)横突起骨折」と診断された。今月中の復帰は微妙な状況で、13日の浦和戦から続く試合を欠場することになりそう。チームは1−0で勝利を収め、1次リーグ突破に王手をかけたが、代償は大きかった。
内田の腰がラフプレーによって打ち砕かれた。後半30分に右サイドで突破を仕掛けた際に相手選手のヒザが腰に直撃。その場にうずくまり、ピッチ外で回復を待ったが、続行不可能と判断され、同33分に交代した。試合後は「相手のヒザが入った」と顔をしかめながら状況を説明。スタッフの肩を借りながら歩き、車に乗るのもやっとの状態で、病院の検査に向かった。
クラブ関係者によると「腰の横突起が折れている」との診断結果だった。1カ月以上の重傷ではないが「1週間は安静にしなければいけないし、そこから調整すると今月中(の復帰)は難しいかもしれない」と今月いっぱいの戦線離脱を示唆した。13日には浦和戦、19日にはG大阪戦とリーグ優勝を占う勝負が続き、23日にはACL1次リーグ突破をかけたアウェー北京国安戦を控えるだけに、手痛い負傷となった。
MF野沢も右足甲の痛みでこの日の試合を欠場。中学時代から両足甲が痛む「ケーラー病」に悩まされており、回復に向かっているとはいえ慎重を期さなければならない。この日もMFダニーロの決勝ゴールで勝利を収め、公式戦8連勝と破竹の勢いの鹿島だが、内田、野沢と故障が相次ぐ緊急事態となった。【広重竜太郎】
[2008年4月10日8時17分 紙面から]
痛たた…鹿島、死闘制し3連勝も内田が右横突起骨折
苦悶の表情をうかべしゃがみ込む内田。まさか骨折だったとは…
相手PKに好セーブをみせた曽ケ端。チームを救うプレーだった(撮影・財満朝則)
アジア・チャンピオンズリーグ1次L第3節(9日、カシマスタジアム)F組のJ1鹿島は北京国安(中国)に1−0勝利で3連勝。勝ち点9として同組首位を守ったが、相手DFと接触で腰を痛めた日本代表DF内田篤人(20)が右横突起の骨折と診断された。1週間の安静が必要とみられ、13日の浦和戦(アウェー)の欠場が決定的になった。
◇
死闘を制した代償は、予想以上に大きかった。北京国安に勝ち、1次リーグ突破へ大きく前進した鹿島。勢いに乗って、13日の浦和とのリーグ戦に臨むはずだったが、内田の出場が絶望的であることが判明した。
後半33分にDF楊璞のひざが内田の腰をを直撃。担架でピッチから出されると、そのまま途中交代した。試合後、「相手のひざが入った。若いので大丈夫です」と笑顔を見せていたが、自力で車に乗り込めないほど。直行した病院で、右横突起の骨折と診断された。1週間程度の安静が必要とみられ、全治には数週間かかる可能性も。鹿島にとっては、大きな痛手だ。
それほど激しい試合だった。前半33分に、DF周挺が2度目の警告で退場。鹿島に有利な展開になるはずだったが、相手の固い守備に苦戦した。
さらに相手のラフプレーも増える。内田も出場した2月の東アジア選手権・中国戦(重慶)を彷彿させる展開だった。同代表DF徐雲龍らが所属する北京国安は退場した周挺を含め、計5枚のイエローカードをもらう。DF岩政は「思った以上に荒いチームだった」と振り返った。
そんな大一番で、鹿島に勝利を呼び込んだのがGK曽ケ端。1−0で迎えた後半12分。PKのピンチに好セーブ。2戦15発と爆発的な得点力を誇った攻撃陣がMFダニーロの1点だけしか奪えないなか、完封劇で勝利に導いた。
「前半で相手が1人少なくなって、数的優位になったけど、なかなか崩せなかった。そのなかで、最低限の勝ち点3をとれてよかった」。ゼロックス・スーパー杯で何度もやり直しを命じられた因縁のPK、気迫のプレーでチームを救った。
「ミスの多いゲームだった。もう少し改善できると思う。アジアのなかでもアントラーズの名前を残したい」と曽ケ端。浦和戦のあとは、19日にG大阪、23日は北京国安(アウェー)と強敵が続く。鹿島にとって、試練の連戦となる。
(峯岸弘行)
◆鹿島・オリベイラ監督
「最大の目標である勝ち点3を取れてよかった。北京国安は力があり、10人に減った後もそれなりの戦い方をした。鹿島は勝利を評価されるべきだと思う」
◆北京国安・李章洙監督
「後半にPKを失敗したことが大きかった。退場者を出したことは負けた言い訳にはならない。鹿島は非常に強いチームだったが、勝てる方法はあったと思う」
■鹿島の決勝T進出条件
次節23日の北京国安戦(アウェー)で勝ち、3位クルンタイ銀行が引き分け以下なら決勝トーナメント進出。クルンタイが勝った場合でも、鹿島が残り2試合で勝ち点1を奪えば1次リーグ突破が決まる。
■アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)
アジア最強クラブを決める大会。アジア・クラブ選手権、アジア・カップウイナーズ杯を統合して03年にスタート。各国のリーグ戦とカップ戦の王者が出場。1次リーグ、決勝トーナメントともにホーム&アウェー。1次リーグは28チームが4チームずつ7組に分かれ、各組1位が進出する決勝トーナメントは昨季王者の浦和を加えた計8チームで争われる。優勝チームはクラブW杯出場権を獲得する。
PK止めた!曽ケ端が奮闘で鹿島3連勝
<鹿島・北京国安>後半、北京国安のPKをとめた鹿島GK曽ケ端(中)は岩政(右)と抱き合って喜ぶ
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アジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグF組の鹿島は、ホームでグループ最大の難敵・北京国安(中国)に1―0と辛勝した。後半8分にMFダニーロ(28)が先制点を挙げ、同11分にGK曽ケ端準(28)が相手PKを止めて無傷の3連勝。アウェーで北京国安と対戦する23日にも予選突破が決まる。アウェーでメルボルン(オーストラリア)と対戦したG大阪は4―3で勝ち、G組首位に立った。
鹿島を救ったのはGK曽ケ端だった。1―0の後半11分。DF岩政がエリア内で相手FWチアゴを倒して与えたPKで、右に横っ跳び。一瞬タイミングをずらされたものの、足を懸命に伸ばして止めた。「勝ち点3を取ることが大事だった。その意味で大きなセーブだった」。大仕事をやってのけた寡黙な守護神は、納得の表情を浮かべた。
3月1日のゼロックススーパー杯・J2広島戦での屈辱を払しょくするセーブでもあった。PK戦で2度セーブしたにもかかわらず、動きだしが早かったと判断され、いずれも蹴り直しを命じられた。チームは結局負け。曽ケ端自身は「それで悩んだことはない」と話したが、悔しさは忘れていなかった。
今季、ここまで大きなケガがないことが好調の原因だ。昨季は開幕前に右足首を痛め、しばらくはテーピングをしての出場が続いた。その分、キックは足首に負担がかからないように工夫した。「チームの調子もいいし、僕自身も体調が良い」。PK以外にも鋭い出足で、何度となくチームのピンチを救った。
相手が退場者を出したにもかかわらず、ホームで予想外の苦戦。しかし、守護神の活躍で無傷の3連勝を飾った。23日のアウェー北京国安戦に勝ち、クルンタイ銀行(タイ)がナムディン(ベトナム)と引き分け以下なら予選突破が決まる。鹿島が悲願のアジア制覇に向け、また一歩前進した。 [ 2008年04月10日 ]
内田痛すぎる離脱…腰骨折で全治1カ月
<鹿島・北京国安>後半、腰を痛め途中交代した内田(中)
Photo By スポニチ
鹿島の日本代表DF内田篤人(20)が、右第3腰つい横突起を骨折したことが分かった。ACL北京国安戦の後半33分に相手のひざが右腰に入り、途中交代。試合後は歩くのもやっとで、香取ドクターが「予想以上に痛がっているので骨に異常がないか検査する」と判断。鹿嶋市内の病院に直行した結果、骨折が判明した。
過去にはバーゼルのMF中田浩二(28)が00年9月8日、シドニー五輪の対ブラジル戦で同じ個所を骨折し、全治1カ月と診断された。同ドクターは「復帰にはそれほど日数はかからない」と話しており、約1カ月後には復帰できる見込みだ。それでも、鹿島は13日に浦和戦、19日にG大阪戦、23日にはACLのアウェー北京国安戦と大事な試合が続くだけに、大きい離脱となる。
[ 2008年04月10日 ]
ダニーロ千金弾を曽ケ端死守!鹿島3連勝…ACL第3戦
後半8分、鹿島・ダニーロ(左)が先制ゴールを決める(右は田代)
◆アジアCL1次リーグ第3戦 ▽F組 鹿島1―0北京国安(9日、鹿島) 鹿島が初の決勝トーナメント進出に王手をかけた。無敗対決はホームで北京国安(中国)を1―0で下し、3連勝でF組首位をキープ。1―0とリードした後半12分にはGK曽ケ端準(28)がPKを阻止。何度も決定機を防いだ守護神は、後半8分に挙げたMFダニーロ(28)の決勝点だけできっちり逃げ切った。
鹿島ゴールに守護神が仁王立ちした。後半12分、DF岩政が献上したPK。GK曽ケ端は相手キッカー、FWチアゴの助走に目をこらした。いつものように全体像を見ながら、狙われるコースを導き出す。右だ。両手でボールを弾き出した。値千金のPKセーブ。「落ち着いて、相手を見られた。甘いコースだった」同点の危機を乗り切ると雄たけびを上げ、両手でガッツポーズを作った。
苦戦を強いられた。前半33分に数的優位に立ったが、強固な北京国安の守備を崩せない。前半の決定機はゼロ。公式戦7連勝を支えていた、プレスからの攻撃が機能しなかった。後半8分、苦しんでもぎ取ったMFダニーロの先制点。虎の子の1点を守るべく、曽ケ端が立ちはだかった。「勝ち点3が大事な試合に、大きなセーブができた」
プロ11年目。意地がある。3月1日のゼロックススーパー杯広島戦(国立)。2―2で迎えたPK戦で、キッカーが蹴る前にゴールライン上から動き出したため、2回もやり直しを命じられた。1本はセーブ、1本はゴールの枠を外れたシュート。いつも同じタイミングで飛び、注意されたことのなかった動き出しだったが、厳密すぎる判定に泣いた。
その後、GKだけのミーティングで、ルイスGKコーチを中心に検討を重ねた。出した結論は「意識しすぎるのは良くない」。フォームをいじらない決意を固めた。また、ACLは動き出しに厳しくないことも、事前に頭に入っていた。チームは3連勝で首位をキープ。23日のアウェー北京国安戦で、決勝トーナメント進出が決まる可能性も出てきた。鹿島の最後の砦(とりで)が、クラブ史上初の偉業に押し上げる。
(2008年4月10日06時02分 スポーツ報知)
鹿島・内田、腰を骨折…ACL第3戦
◆アジアCL1次リーグ第3戦 ▽F組 鹿島1―0北京国安(9日、鹿島) 鹿島の日本代表DF内田篤人(20)が9日、ACL北京国安戦後に鹿嶋市内の病院でエックス線検査を受け、腰付近の右横突起骨折と診断された。同戦の後半33分、相手選手のひざが腰に入って途中交代。試合後、病院に直行した。
クラブ関係者によれば、全治には数週間かかる見込みで、チームドクターからは1週間の安静を命じられたという。リーグ浦和戦(13日・埼玉)、G大阪戦(19日・カシマ)の天王山2連戦の欠場は決定的。この日、MF野沢も右足甲の痛みで欠場するなど、公式戦8連勝中のチームに暗雲が漂い始めた。
(2008年4月10日06時01分 スポーツ報知)
O time do brasileiro venceu os chineses do Beijing Guoan por 1 a 0 e garantiu o primeiro lugar do grupo na Liga dos Campeões da Ásia
KASHIMA (Japão) - O ex-são-paulino Danilo marcou o gol da vitória do Kashima Antlers sobre o Beijing Guan nesta quarta, na Liga dos Campeões da Ásia. Este foi o terceiro triunfo do time consecutivo, comandando pelo brasileiro e também ex-são-paulino Oswaldo Oliveira, na competição.
Danilo comemora gol contra time de Pequim
O Kashina Antlers se aproveitou da desvantagem do time da China, que estava com um homem a menos em campo, para vencer. Aos oito minutos do segundo tempo, Danilo acertou o pé e marcou o gol que deu a vitória à equipe do Japão.
Com o resultado, o Antlers chegou a nove pontos e assumiu a liderança do Grupo F da competição, com três pontos a mais que o Beijing Guoan.
各紙、曽ケ端のPKセービングと篤人の負傷を報じておる。
確かにシュート自体少なく、最少得点の勝利であるので攻撃陣の報道は難しかったのやも知れぬ。
とはいえ、ダニーロの得点はゴールへのプロセスも含め美しいものであったし、マルキーニョスの獅子奮迅の働き、青木-新井場のホットライン確立など見所は満載であった。
もう一つ攻撃が噛み合えば、当てての鍵をこじ開けて大量得点の可能性もあったはず。
しかしながら、我等本来の美しき流れ・ウノ-ゼロ(1-0)で勝利したのは良い結果であった。
その一方、北京国安の汚いプレイで負傷退場した内田篤人は想像通り骨折の重傷であった。
怒りが収まらぬ。
ごしかし、ここは切り替えが重要なのである。
3日後には邪悪なるアウェイ浦和戦が控えておる。
心配する我等以上に篤人本人が最も悔しいのである。
その気持ちを胸に、好調なのは篤人一人ではなくチーム全体で維持してきたところを見せつけてやろうではないか。
北京国安戦コメント・レビュー
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
今日の一番の目標は勝ち点3を取ることで、11人対10人であっても(勝利を)勝ち取ることができたのは評価されるべきだと思う。また、連戦での試合ということも考えれば、我々が今までやってきたことが完全には出来ていなかったかもしれないが、勝ったことは良かったと思う。(連戦が続くが)中3日あればある程度回復できると考えているし、1年間を通して週2回の試合をやるということはありえないしので今はふんばりどころ。ハーフタイムには、相手は引いて守ってきているので、慌てずサイドから崩していこうと伝えた。やるべきことはみんなわかっているのでそれを強調しただけ。Jリーグのレフェリーとは違うので、レフェリングで選手たちはとまどいを感じた部分もあったと思うが、うまく対応できたのではないかと思う。
【AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs 北京】オズワルド・オリベイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
4月9日(水) AFCチャンピオンズリーグ
鹿島 1 - 0 北京 (19:00/カシマ/6,487人)
得点者:53' ダニーロ(鹿島)
●オズワルド・オリベイラ監督(鹿島):
Q:1−0で勝ったが、素直によかったと思うか、それとも相手が10人になったのに1点しか取れなくて不満だと思うか?
「一番の目標は勝ち点を取ること。勝つことが一番重要だし、評価されるべきこと。北京国安は草サッカーをしているチームではないし、プロのチームだ。力があることは分かっていた。10人になっても力を統一してやることも分かっていた。我々が11人で相手が10人になることは今までも何度もあった。昨年も何回かあったし、勝ちを取れたことは評価されるべきだ。連戦の疲労を考えると、我々が今までやってきたことが完全には出ていなかったかもしれないが、勝つという結果を出したことは評価されるべきではないか」
Q:これまでメンバーを固定してきて、今日は選手たちの疲れを感じた。この先、浦和、ガンバ大阪、北京とのアウェー戦が続くが、どう修正していくのか?
「中3日というのがあれば、ある程度は回復できる。2週間で中3日の試合をするなら、まだやれる。今日は4試合目なんで、ある程度はできた。我々の代わる選手はみなさんも分かっている通りだ。そういう選手にも役割や約束事も沢山あって大変だ。が、シーズンを通して週2回の試合をやることはありえない。今がふんばりどころ。みんなで乗り越えなくてはいけないところだ」
Q:今日勝ったことで4チームの中で抜きん出たと思うが?(中国人記者)
「まだそうは思っていないし、まだ北京との2試合目がある。そこをしっかりやらないといけないと思う」
Q:試合前にタフなゲームになると話していたが、実際にタフなゲームになった。北京は非常に守備的で鹿島は攻めあぐねていたように見えたが、実際に戦って相手のチーム力はどうだったか?
「本当に言われた通り、守備的な狙いがあったのではないか。ある程度の結果を狙う中でやってきたし、それを実行に移すために経験豊富な選手がいて、彼らも忠実にやろうという意識で臨んできた。2試合目はもっと攻撃的に出てくる可能性もある。そうすれば両チームとももっと多くゴールが生まれると思う」
Q:相手が10人になって前半を終えたが、ハーフタイムの指示は? どんなことを言って送り出したのか? 今日は危険な位置でのファウルが多く、1本はPKも与えてしまったが、それについてのコメントもいただきたい。
「ハーフタイムのところでは、特に相手が引いて守ってくるんで、中央から行くと人数が多くてムリだと言った。慌てずサイドから崩すように指示した。得点シーンのようにサイドから崩せば点が入ることは選手たちも分かっていた。その後も数多くのチャンスを作ったが、決められなかっただけだ。ハーフタイムには守ってくる相手の崩し方を徹底し、もう1度強調しただけだ。中国の選手は後ろからのタックルが多かったことが残念だが、我々はうまくやったと思う」
以上
【AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs 北京】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
4月9日(水) AFCチャンピオンズリーグ
鹿島 1 - 0 北京 (19:00/カシマ/6,487人)
得点者:53' ダニーロ(鹿島)
●曽ヶ端準選手(鹿島):
「もう少し簡単に出来たことが多かった。PKのところはVTRとかがなくて先入観がなかったけど、キッカーのタイミングで止められた。相手が10人になったのにああいう場面を作ったのは反省しないといけない。PKセーブうんぬんより、勝ち点3につながったことが大きい。
(今までのPK失敗?) そんなのは気にしている余裕もない。相手ありきなんで。
(1−0のスコア?) 10人になった段階でもっと点が取れた。ミスも多くて改善できることは多い。最低勝ち点3を取った試合。アウェーの試合が大事になる。北京との一騎打ちになっているし。今日は10人になってから余裕がなさすぎた。
(疲れ?) 動き全体は疲れて重いなというのはなかった。自分自身は今年、いい状態だし、ケガもない。これからもいい準備をしてのぞみたい」
●岩政大樹選手(鹿島):
「ソガさんのおかげで勝てた。相手のゴール前での怖さは特に感じなかった。思った以上に荒いチームだった。FWはポストがうまかったけど、足元はそんなに技術があるわけじゃないし、点を取られる怖さはなかった。90分通してウチの出来がだんだんよくなってきているが、最近は立ち上がりが悪いのが多い。焦らずやろうというのはあるが、最初からテンションを上げて戦わないといけない。今日はトーンダウンしてしまった」
●増田誓志選手(鹿島):
「相手の人数が1人足りなかったので、守りにくいことはなかったが、後半はこっちの人数が足りているのに守れなかった部分があった。ウチは疲れていたと思う。
(交代の時?) アップをしててゲームを見ていなくて、呼ばれた時、ダニーロと代わるのかなと思った。ベンチのみんなは常に意識している状態だ。言われたこと以上のことをしないと次はないという意識でやっている」
●青木剛選手(鹿島):
「無失点で勝てたのがよかった。ただ、最後まで積極的に攻めて、2点、3点取れればよかった。鹿島の交代で出た選手も攻撃的な選手が多かったし、点を取りに行こうという監督のメッセージだった。でも相手の術中にはまり、スピードダウンしてしまった。次の北京は一番厳しい試合になると思う」
以上
【AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs 北京】レポート:11対10の数的優位に立ちながら1点のみ。それでもしぶとく勝利し、今季公式戦連勝を8に伸ばした鹿島 [ J's GOAL ]
4月9日(水) AFCチャンピオンズリーグ
鹿島 1 - 0 北京 (19:00/カシマ/6,487人)
得点者:53' ダニーロ(鹿島)
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)予選リーグ突破を争う最大のライバル・北京国安は戦前の予想通り、強かった。前半のうちに4バックの一角をなす ZHOU Ting(周挺、背番号4番)が2枚目のイエローカードを受けて退場し、10人の数的不利に立たされながらも、徹底した守備的戦術で鹿島アントラーズの攻撃を跳ね返す。3月8日の今季J1開幕・コンサドーレ札幌戦以降、7試合連続ゴールを奪ってきたFW陣も、この日ばかりは思うように仕事ができずに苛立った。それでも4月5日のJ1第5節千葉戦に続いて2試合連続で先発出場したダニーロが貴重な決勝ゴールをゲット。1-0で辛くも勝利を収め、勝点9でグループF単独トップに立った。23日の北京でのアウェイゲームに勝てば、決勝トーナメント進出が決まる可能性も出てきた。これで今季公式戦8連勝。選手たちは疲労困憊だが、「どんな状況でも勝つ」という鹿島の伝統はしっかりと維持している。
ACL・グループFの2勝同士の直接対決となった9日の鹿島対北京国安戦。決戦の地・カシマスタジアムは前日のような大雨こそ降らなかったが、強風と気温10.6度の寒さに見舞われた。11日間で4試合という過密日程を強いられている鹿島の選手たちには、非常に厳しいコンディションとなった。
左太もも負傷が心配された小笠原満男は無事に先発したが、野沢拓也が右足を痛めて急きょ欠場。代役は先週末5日のJ1第5節・ジェフユナイテッド千葉戦で本山雅志の出場停止の穴を埋めたダニーロ。彼の動きは1つの注目点だった。対する北京国安は予想通りの4−4−2。ケガで出場が微妙といわれたホンジュラス代表MFマルティネス(MARTINEZ RAMOS Walter Julian、背番号20番)は問題なくスタメン出場。2トップのチアゴ(Tiago Jorge HONORIO、背番号10番)とTAO Wei(陶偉、背番号15番)はタテ関係でプレーした。
ホームの優位性を生かし、立ち上がりから積極的に仕掛けたかった鹿島。しかし連戦による疲労が色濃く、リズムがつかめない。北京国安が最終ラインに ZHANG Shuai(張帥、背番号3番)やXU Yunlong(徐雲龍、背番号13番)ら中国代表経験者をズラリと揃えたこともあって、マルキーニョスと田代有三の2トップがボールを触る回数も少なかった。序盤はむしろ北京国安がやや優勢といってもいい流れだった。彼らはしっかりとしたポゼッションからワイドに開いた両MFに展開。そこからFWのチアゴに預けて攻めの起点を作ろうと試みる。パス回しもレベルが高かった。しかもラフプレー寸前の激しい当たりを容赦なく見せる。さすがは中国を代表するチームだった。
苦しい展開を強いられた鹿島だが、前半33分に大きなアドバンテージを得る。相手の左サイドバック・ZHOU Tingが2枚目の警告を受けて退場。11対10の数的優位に立ったのだ。北京国安のイ・ジャンス監督も「1枚目のイエローカードが出る前にもっと注意すべきだった。1人退場したことで全体の動きが変わった」と悔やんだが、鹿島はこれを機にようやく本来のパス回しを取り戻し始めた。
ハーフタイムにオズワルド オリヴェイラ監督から「相手は引いて守っている。中央から行くと人数が多いからムリだ。慌てずサイドから崩そう」と指示された選手たちは、後半に入ると外からの攻撃の比重を高めていく。前半から積極的だった左の新井場徹に加え、右の内田篤人も高い位置を取る回数が多くなる。そして迎えた後半8分、ついに鹿島は均衡を破る。マルキーニョスが左サイドで受け、そのまま中央へドリブルで前進。同じタイミングでダニーロもゴール前へ巧みに走りこんだ。次の瞬間、マルキーニョスのスルーパスを受けたダニーロは狙い済ました左足シュートで1点をたたき出したのだ。
これで一息ついたものの、この日の鹿島はその後、ピリッとしなかった。先制点から3分後に岩政大樹がチアゴをぺナルティエリア内で倒してしまい、主審はPKを宣告。一瞬、嫌な空気がスタジアムを取り巻いたが、守護神・曽ヶ端準が立ちはだかる。チアゴのPKを抜群の反応でセーブ。こぼれ球を拾った HUANG Bowen(黄博文、背番号16番)のヘッドはクロスバーを叩き、北京国安はまたとない同点機を逃した。「ソガさん(曽ヶ端)のおかげ」と岩政もコメントしたが、曽ヶ端の活躍がなければ大事なホームでのACL大一番を引き分けていたところだった。
この後、オズワルドオリヴェイラ監督は増田誓志や興梠慎三、佐々木竜太といった攻撃的な選手を投入し、追加点を取りに行った。が、自陣に引いて守る相手守備陣を崩せない。逆に終盤にはマルティネスに決定機を作られるなどピンチもあった。1-0で勝つには勝ったが、ここまでの鹿島とは違う、やや不完全燃焼感の残るゲームだった。
それでも指揮官は「いちばんの目標は勝点3を取ること。勝つことがいちばん重要。それを果たしたのだから評価されるべき」と改めて話した。いい内容でなくても結果を出せるのは確かに強豪チームの証だ。1-0とはいえ、北京国安に大きなプレッシャーを与えたのも間違いない。これで余裕を持って23日のアウェイ戦に臨むことができるはずだ。
その前に鹿島にはJ1序盤戦の天王山、浦和レッズ(13日/埼玉)、ガンバ大阪戦(19日/カシマ)の2連戦が待ち構えている。シーズンスタートから固定したメンバーで戦っているだけに主力選手の疲労は明らか。小笠原や野沢、この試合で右の腰を強打した内田ら負傷者も少なからずいる。しかし「今が頑張りどころ。みんなで乗り越えなければいけない」とオズワルド オリヴェイラ監督は強調していた。
今こそ「チームの総合力」を発揮すべき時。北京国安戦の1勝で得た自信を次なる戦いへとつなげたい。
以上
2008.04.10 Reported by 元川悦子
引いた相手を攻めあぐぬことはサッカーではよくあること。
この試合もそうなる予感がひしひしと感じられた。
更に相手は汚いファールも辞さぬ。
今季最強であったことは紛れもない事実であった。
結果的に退場者を出した相手は自滅と言いたいところであるが、1-0という結果は安心できぬスコアである。
まだ180分の試合のハーフタイムが終わっただけ。
気を引き締め直したい。
フィジカル・ライティ佐々木“よよ”竜太躍動

どしゃぶりの中、鹿島の選手らは帽子とネックウオーマーで顔を隠して練習
鹿島FW陣が代表スタッフに好調ぶりを見せつける。9日のACL北京国安戦(ホーム)は国内で唯一開催される公式戦。A代表、U−23代表の両スタッフも視察に訪れる予定で、21日から23日の代表合宿はアウェー北京国安戦(23日)のため参加できない鹿島FW陣にとっては、貴重なアピールの場となる。8日の公式会見にチーム代表として出席した代表FW田代をはじめ、U−23代表FW興梠、まだ未招集のFW佐々木が5日千葉戦でのFW全員得点の再現を狙う。
鹿島FW陣が勢いそのままにACLに臨む。5日の千葉戦でFW登録4人全員が得点をマーク。好調維持の空気は漂っている。リーグ戦、ACLともに2戦連発中の田代は2月の東アジア選手権・中国戦から、この日の対戦をイメージしていた。「中国戦は北京国安の選手がいると聞いていて、ACLで当たると思って試合をした。自分の中に印象は残っている」と対戦データを生かすつもりだ。
代表スタッフの目がこの一戦に注がれる。北京国安戦は9日開催の唯一の国内公式戦。A代表の岡田監督、U−23代表の反町監督は視察を見送る予定だが、両世代のスタッフが代わりに目を光らせることになる。
現在の好調とは違い、3月下旬の代表招集時は田代は左ひざ痛を抱え、興梠も故障上がりと本調子ではなかった。20歳の佐々木は未招集で無印だが、今季公式戦4戦でわずか54分間の出場ながら3得点。U−23代表のFW候補がクラブで好成績を収めていない中で、佐々木の実績は目立つ。
今月中旬の代表合宿は次戦のACLと重なって参加できないため、この一戦は貴重な場だ。北京国安は07年リーグ1位の失点数と堅守で、逆に打ち破ればアピール材料になる。「イメージ通り守備は安定している。でもそこをこじ開けたい」(田代)。代表への道もこじ開ける。 【広重竜太郎】
[2008年4月9日8時51分 紙面から]
鹿島、勝率100%田代弾で北京国安ブッ潰す ACL第3戦

春の嵐の中、北京国安戦に向けて練習するFW田代
エースの“常勝神話”がJ王者を勝利に導く。鹿島は9日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグF組、第3戦・北京国安(中国)戦(ホーム)を迎える。リーグ戦で2戦連発と調子を上げている日本代表FW田代有三(25)は意欲十分。鹿島入団以来、田代が決めればチームは23戦全勝。今回も自身のゴールで相手をたたきのめすつもりだ。
◇

前日会見に臨んだ(右から)鹿島の田代、オリベイラ監督、北京国安の李章洙監督、MF陶偉
横殴りの雨に、風速10メートル超の強風。ボールをければ、大きな水しぶきが体を包む。最終調整には全く適さない悪天候。それでも、田代は翌日に控えた決戦に、自信をみなぎらせた。
「(北京国安は)守備が安定していて失点が少ない。そこをこじ開けられれば、相手は焦るだろうし、先制点は大事になると思う」
約1時間のミーティングで、北京国安を分析。その後、グラウンドで約1時間、ボール回しなど軽めの練習を行った。チームとして万全の対策をとってきた鹿島だが、田代自身も“007”となって相手選手の調査を進めていた。
2月の東アジア選手権でのことだ。岡田ジャパンの一員として中国・重慶に渡った田代にとって、代表デビューとなった大会。しかし、20日の中国戦では慌てるどころか、ひそかに北京国安戦も見据えていた。
「やる前から、北京の選手がいるのはわかっていた。ACLで当たると思っていた。よく覚えています」。その時のDF4人のうち北京国安の2選手のデータはインプットできている。
中国リーグの成績もチェック済み。「代表レベルの選手が多いですね」と、中国代表経験者が北京国安に7選手いることもきっちり把握している。試合前で多くは語らなかったものの、ビデオで見た北京国安の失点シーンについては「DFがついていけないところがあった」。自分なりに攻略の手応えをつかんで、9日の試合に臨む。
田代が鹿島に入団してから、得点を決めた23試合でチームは全勝している。不敗ではない。引き分けすらないのだから、正真正銘の「全勝」だ。
「勝つか負けるかで、予選を突破できるかが、半分以上決まってくる。一番大事な試合。国の代表としても、絶対に負けられない」。勝てば、8強入りがぐっと近づく一戦。得点王へ。いや、“常勝神話”を続けるため、頼もしいストライカーは虎視眈々(たんたん)とゴールを狙う。
(峯岸弘行)

完全防備の田代(左)とFWマルキーニョス(撮影・財満朝則)
★内田は寝坊で遅刻
鹿島は午前9時からミーティングを行い、相手チームの特徴を映像などで分析した。ところが、日本代表DF内田の姿がない。ミーティング終了間際にやっと到着した内田は「起きたら9時40分でした」。その後の練習には豪雨の中をハツラツとプレーし、北京国安との重要な一戦に「特に意識せず、いつも通りやりたい」と力を込めた。
★得点王も狙える
昨年のACLでは、MFポンテ(浦和)が5得点を挙げ、得点王として表彰を受けた。今年の田代はACL2試合で、すでに3得点。同僚のFWマルキーニョスが5得点とゴールを量産しているものの、十分に得点王も狙える位置にいる。
★敵将名指し警戒
北京国安が公式練習を行った。守備の中心は、東アジア選手権で、田代と同じピッチに立ったDF徐雲龍、張帥。攻撃陣は元広島のブラジル人FWチアゴら助っ人勢が要注意だ。ホンジュラス代表FWマルティネスは、国内リーグの5日の試合で右太ももを痛め、別メニューが続いていたが、この日は全体練習に合流。韓国人の李章洙監督は「あすの午前中の状態を見て決めたい」と話した。同監督は、警戒する選手にFW田代、マルキーニョス、MF小笠原、DF岩政を挙げるなど、こちらも研究済みの様子。
★中国メディア珍問連発
北京国安が6日に来日したのに合わせ、約10人の中国メディアが来日。この日の記者会見では、珍しい!?質問が飛んだ。「1年のクラブの予算は?」と聞かれたオリベイラ監督は、「私は現場の指揮をしている。予算に関する役割は専門的な人がいるので」と戸惑いの表情。田代にも「負けたらどうしますか?」と難しい!?質問が。「負けることは考えていない。負けてしまったら、そのとき考えます」と苦笑いを浮かべていた。
■田代 有三(たしろ・ゆうぞう)
1982(昭和57)年7月22日、福岡県生まれ、25歳。福岡大在学中の03年に大分、04年は鳥栖の特別指定選手として出場し、05年に鹿島入団。03年のユニバーシアード代表に選出されたが、各世代の日本代表には招集されなかった。代表デビューは08年2月の北朝鮮戦で、通算3試合0得点。J1今季5試合2得点、同通算55試合16得点(8日現在)。J2通算10試合1得点。1メートル81、77キロ。
鹿島秘密兵器は“百発百中男”佐々木

激しい雨のため、ネックウオーマーに帽子という完全防備の状態で練習する鹿島イレブン
Photo By スポニチ
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグ第3戦は9日に各地で行われる。F組で2連勝の鹿島はホームで北京国安(中国)と、G組で1勝1分けのG大阪はアウェーでメルボルン(オーストラリア)と対戦する。中3日の過密日程で試合に臨む鹿島で大暴れが期待されるのが、驚異の決定力を誇るFW佐々木竜太(20)だ。U―23日本代表の反町康治監督(44)も注目する“鹿島の秘密兵器”が、相手守備ラインをズタズタに切り裂く。
横殴りの強い雨が吹き付ける中、FW佐々木は一心不乱にボールを追いかけていた。北京国安戦に向けた前日練習を終え、若きストライカーは「FW(に求められるもの)は得点なので、あしたも点を取りにいきます」とゴールへのどん欲な姿勢を示した。
狙った獲物は逃さない。今季はここまで4試合に出場し、合計わずか43分間の出場時間でシュート3本を放ち3得点。90分フル出場に換算すると平均6・29ゴールという驚異の決定力を誇る。昨季もサテライトリーグで8試合9得点と大暴れ。得点王に輝き、チームを優勝へと導いた。MFからFWにコンバートされた高校時代もシュート2本に1本くらいの割合でゴールネットを揺らしていたそうで「確実なものだけ打つようにしている」とこともなげに話した。
課題の克服にも積極的だ。プロ初得点を記録した昨年5月26日の甲府戦後に、オリヴェイラ監督から苦手とする左足シュートの精度アップを命じられた。一念発起し居残り練習などでシュート練習を積み重ねてきた。昨年10月に左くるぶしを骨折し残りのシーズンを棒に振ったが、今オフはチームでもっとも早く始動。今季への意気込みには並々ならぬものがある。
そんな佐々木にはU―23日本代表の反町監督も注目しており、2月には指揮官自ら宮崎合宿を直々に視察。ある代表スタッフは「楽しみな選手。(五輪まで)追いかけ回しますよ」とその潜在能力の高さを高く評価している。オリヴェイラ監督からも「高い意識がこの好調を支えている」と絶大なる信頼を寄せられている“鹿島のスナイパー”が、負けられない一戦でその鋭いきゅう覚をさく裂させる。
[ 2008年04月09日 ]
鹿島・佐々木、北京倒して北京行く…9日ACL第3戦

水しぶきをあげてヘディングする鹿島・佐々木
F組の鹿島は8日、北京国安戦(カシマ)に備え雨の中約1時間、公式練習を行った。今季公式戦で、シュート3本で3得点と決定率100%のFW佐々木竜太(20)が、持ち前の決定力を披露することを宣言した。U―23日本代表の反町康治監督(44)が、強化視察指定選手に指名していることも判明。必殺仕事人が五輪代表入りへ向け、アピールする。
鹿島の若き“必殺仕事人”が、自らの得点で予選突破を確実にする。勝利すれば、1次リーグ突破に大きく前進する北京国安戦。ベンチ入りが決まったFW佐々木は「そりゃ、出たら点を狙いますよ。それがFWだし、得点が命のポジションだから」と宣言。激しい風雨の中、ランニングなどで調整に励んだ若武者は、闘志をむき出しにした。
驚異の決定力を誇る。今季は公式戦4試合に出場。合計44分間の出場ながら、3得点を記録している。内容も驚がくのシュート3本で3得点。FWが夢にみる「打てば、入る」を実行する決定率100%男だ。本人は「昔から2本に1本は決めていた」と関心すら示さないが、「ゴールに近づいて、確実に打つから」とその秘けつを明かした。
U―23日本代表の反町監督も、この逸材を見逃していない。今季から視察強化選手としてリストアップ。鹿島のほぼ全試合にU―23代表スタッフを派遣し、佐々木らを徹底チェックしている。「佐々木? 楽しみな選手で(五輪まで)ずっと追いかけ回しますよ」と同代表スタッフ。これまで各カテゴリーで代表歴がないため、反町ジャパンの秘密兵器にもなりうる存在だ。
チームは今季リーグ、ACLで7試合全勝と絶好調。オリヴェイラ監督は「ベンチの選手たちが、この好調を支えてくれている」と、佐々木を始めとするベンチ組の活躍に敬意を表した。鹿島入団後は、サテライトリーグを含め、23試合14得点(出場時間868分)。62分に1点という高速ペースをたたき出している佐々木。ゴルゴ13のデューク東郷に迫る決定力で、北京国安と、北京五輪へのゴールをこじ開ける。
◆佐々木 竜太(ささき・りゅうた)1988年2月7日、茨城県生まれ。鹿島学園でMFからFWに転向。3年時の全国高校選手権ベスト8入りが認められ、06年に鹿島に入団。日本人離れした突破力と、ゴールへの嗅覚(きゅうかく)に優れたストライカー。昨季サテライトリーグ得点王(9得点)。リーグ通算10試合3得点。180センチ、74キロ。
(2008年4月9日06時01分 スポーツ報知)
鹿島・田代、威嚇作戦…9日ACL第3戦
鹿島の日本代表FW田代が8日、ACL第3戦の北京国安戦に向け心理戦を視野に入れた。東アジア選手権(2月)で中国と対戦した際には、悪質なファウルを受けるなど、荒れた試合になった。同じ中国の北京国安戦では「汚いファウルを受けた場合は、心は冷静に顔だけ怒ってみせたりする」と威嚇作戦に打って出る考えも披露。「相手は失点は少ないが、(失点シーンは)崩されていた」と、攻略に自信をのぞかせた。
(2008年4月9日06時01分 スポーツ報知)
鹿島・内田、50分遅刻…9日ACL第3戦
鹿島の日本代表DF内田が8日、寝坊で9時からの練習に遅刻し、チームに罰金1万円を支払った。「寮のおばさんに起こされた。起きたら9時40分だった」と大あわてでクラブハウスにかけつけ、約50分遅れて練習前のミーティングに途中から参加。練習後は、反省しきりで「明日の試合は頑張りたい。勝利に貢献できるように」と、巻き返しを誓っていた。
(2008年4月9日06時01分 スポーツ報知)
必勝伝説の田代、寝坊の篤人と代表絡みで記事を作るかと思いきやスポニチと報知が佐々木“よよ”竜太を推してきた。
強さ・速さ・巧さを兼ね備えるストライカーであるが、ここでは嗅覚に注目である。
あれだけゴールだけを見てプレイする選手はFWだとしても日本人では珍しい。
チャンスを与えれば得点するのは至極当然である。
下位のクラブであれば即スターティング・メンバーであろう。
しかしながら、我等は常に勝利を強いられたクラブである。
FWに与えられるタスクはゴールだけではない。
従って”よよ”に与えられるポジションはスーパーサブとなっておる。
とはいえ、この得点感覚を何時如何なる時でも発揮できるよう研ぎ澄ませておけば、自ずと出場機会は増えて行くであろう。
それがが彼に与えられた最重要タスクなのである。
いずれ90分間ボールが来ないときでも常に準備できるようになって行けば、試合開始時に名を連ねることとなろう。
決して今のポジションに満足することなく、そして腐ることなく精進を続けるのだ。
未来を我等と共にあろうではないか。
頭脳で勝て
鹿島が1時間のミーティングで北京分析
どしゃぶりの中の練習で、ボールをける田代(撮影・浅見桂子)
鹿島が8日、暴風雨の中で9日のACL北京国安戦に向けて最終調整した。最初に室内で相手のビデオ分析も含めた約1時間のミーティング。その後は屋外でトレーニングを開始したが、雨風が強すぎてセットプレーなどの戦術練習は行わずに簡単なメニューを消化した。
MF本山は「こういう状況でもサッカーをしなきゃいけないかもしれませんし」と冷静だった。
なお、G組で敵地でメルボルン(オーストラリア)と対戦する1勝1分けのG大阪は同日、メルボルンの試合会場で公式練習に臨んだ。
[2008年4月8日18時21分]
鹿島は北京国安、G大阪はメルボルンと対戦 ACL第3戦
北京国安戦に向け、調整する鹿島・田代=茨城県鹿嶋市
サッカーのアジアクラブ王座を争うアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグ第3戦は9日に各地で行われる。F組で2連勝の鹿島は地元で北京国安(中国)と、G組で1勝1分けのG大阪は敵地でメルボルン(オーストラリア)と対戦する。
鹿島は8日、茨城県鹿嶋市内で調整。激しい風雨下の悪条件もあり、約1時間の基本練習で終えた。公式会見でオリベイラ監督は「1次リーグ突破への大事な一戦。厳しい試合になる」と同じ2連勝中の強敵を警戒。日本代表FWの田代も「絶対に負けられない」と表情を引き締めた。
★鹿島、強敵との戦いへ緊迫感
鹿島の面々はF組最大の敵、北京国安との初顔合わせに緊迫感を漂わせた。DF岩政は元広島の長身FWチアゴとの対戦について「足元のプレーがうまいという印象」と話し、前線で起点になる相手に注意を払う構えだ。
オリベイラ監督は大雨でも練習の予定を変えず、この一戦への強い思いをうかがわせた。左太もも痛で別メニュー調整を続けるMF小笠原についても「試合には出られる。必要なら90分間プレーさせる」と言い、主将の踏ん張りに期待した。
鹿島指揮官“厳しい闘いになる”
サッカーのアジアクラブ王座を争うアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグ第3戦は9日に各地で行われる。F組で2連勝の鹿島は地元で北京国安(中国)と、G組で1勝1分けのG大阪は敵地でメルボルン(オーストラリア)と対戦する。
鹿島は8日、茨城県鹿嶋市内で調整。激しい風雨下の悪条件もあり、約1時間の基本練習で終えた。公式会見でオリベイラ監督は「1次リーグ突破への大事な一戦。厳しい試合になる」と同じ2連勝中の強敵を警戒。日本代表FWの田代も「絶対に負けられない」と表情を引き締めた。
≪強敵だ…鹿島に漂う緊迫感≫鹿島の面々はF組最大の敵、北京国安との初顔合わせに緊迫感を漂わせた。DF岩政は元広島の長身FWチアゴとの対戦について「足元のプレーがうまいという印象」と話し、前線で起点になる相手に注意を払う構えだ。
オリベイラ監督は大雨でも練習の予定を変えず、この一戦への強い思いをうかがわせた。左太腿痛で別メニュー調整を続けるMF小笠原についても「試合には出られる。必要なら90分間プレーさせる」と言い、主将の踏ん張りに期待した。
[ 2008年04月08日 18:40 ]
鹿島、G大阪がACL第3戦に向け最終調整
サッカーのアジアクラブ王座を争うアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグ第3戦は9日に各地で行われる。F組で2連勝の鹿島は地元で北京国安(中国)と、G組で1勝1分けのG大阪は敵地でメルボルン(オーストラリア)と対戦する。
鹿島は8日、茨城県鹿嶋市内で調整。激しい風雨のため約1時間の基本練習で終えた。公式会見でオリベイラ監督は「1次リーグ突破への大事な一戦。厳しい試合になる」と同じ2連勝中の強敵を警戒。日本代表FWの田代も「絶対に負けられない」と表情を引き締めた。
(2008年4月8日18時23分 スポーツ報知)
岩政には情報がなかったようだが、優秀なスカウティング・スタッフの力によって北京国安は丸裸になった模様。
練習自体はさほど行われずとも頭に叩き込んでおれば勝利への道は近い。
練習が出来なかったことは相手も同様である。
となれば聖地で戦う我等に分がある。
勝って当然と言いたいところであるが、ここは気を引き締めて挑みたい。
我等は常に”挑戦者”なのである。
明日はACL北京国安戦
鹿島、北京国安の挑発に乗らない
鹿島は挑発を受け流す。9日のACL北京国安戦(ホーム)を控えた7日、選手は冷静なプレーを心掛けることを誓った。MF青木は「代表の試合を見る限りは、中国の選手は激しい。でもカードをもらわないように注意する。挑発に乗るのが一番よくない」と肝に銘じた。
中国には荒いプレースタイルの選手が多く、特に北京国安は日本代表と乱戦となった2月の東アジア選手権の先発メンバー2人を擁している。その試合に先発したFW田代も「何度も削られた記憶がある」と苦い思い出を振り返った。
だが無用な挑発に乗り、警告を受けたら自分にはね返る。ACLでは、警告累積2枚で出場停止。3月30日の横浜戦で警告4枚、2日の新潟戦でMF本山が退場となり、オリベイラ監督も5日の千葉戦を前に「無駄なイエローはなくそう」と注意喚起した。自制心を働かせることが勝利へのカギになる。
[2008年4月8日8時9分 紙面から]
アジア王者へクールに劇弾!鹿島、ACLホームで北京国安戦
中国戦にも出場した内田、田代(写真下)が、クールにゴールを狙う
クールに、クリーンに勝利をつかみます!! 9日、アジアCL1次リーグF組第3戦で、北京国安(中国)戦(ホーム)に臨む鹿島は7日、鹿島市内で練習。東アジア選手権(2月、重慶)で、ラフプレーの目立った中国代表の3選手が所属する相手に、あくまで冷静に対応する。
◇
1次リーグ最大のライバル、北京国安とのガチンコ2連戦。連勝ならリーグ突破が、連敗なら敗退が濃厚となるだけに、重要な意味をもつホームでの初戦。鹿島が“熱くなりすぎない”戦いで勝利をつかむ。
「どういうチームかわからないけど、代表を見る感じだと、すごい激しい印象。挑発に乗ってイエローをもらうのは一番よくない。なるべくもらわないようにしたい」とMF青木は説明した。
思いだされるのは東アジア選手権。日本−中国戦では乱闘寸前のシーンもあった。同戦に出場した日本代表FW田代が「荒かったですよ。何回もけずられた覚えがある」と言えば、同DF内田も「ニュースでもやっていた」と振り返る一戦。さらに日本戦にも出場した中国代表DF徐雲龍らが、北京国安の守備の要とあって、荒れた展開が予想される。
イエローカード2枚で、次戦出場停止となるACL。ここまでの2戦で警告を受けていない鹿島だが、オリベイラ監督は「無駄なイエローは避けよう」と選手に徹底している。
加えて日程的にも13日の浦和、19日のG大阪、23日の北京国安(アウェー)と強敵との連戦。「大事な試合が続く。いいパフォーマンスをするために、しっかり調整したい」とMF本山。『4連戦』を全勝で乗り切るためにも、最高の“スタート”を切る。
(峯岸弘行)
■中国の東アジア選手権VTR(2月17−23日)
中国・重慶で開催された大会に岡田ジャパンも参加。中国は3試合で19枚の警告を受け、計1万4500ドル(約155万円)の罰金を科されるなど、ラフプレーが目立った。20日の日本戦では、MF鈴木(浦和)がのど輪を仕掛けられたり、DF安田(G大阪)が相手GKから“カンフーキック”を受けるなど、激しい試合となった。
■昨季の浦和は
昨季、日本初のアジア王者に輝いた浦和が、ACL12試合でもらったイエローカードは計13枚。4月25日の1次リーグの上海申花(中国)戦(アウェー)ではMF山田が2度警告を受けて退場。DF闘莉王も通算2度目で、次戦を欠場した。FWワシントンは5月23日の1次リーグ最終戦、シドニーFC(豪州)戦(ホーム)で通算2枚目のイエローカードを受けたが、決勝トーナメントには持ち越さないため、準々決勝の全北現代(韓国)戦には出場した。
■アジアCL(チャンピオンズリーグ)
アジアのクラブ王者を決めるためアジア・クラブ選手権、アジア・カップウイナーズ杯を統合して創設された。各国のリーグ、カップ王者が出場し、1次リーグ、決勝トーナメントともホーム&アウェーで対戦。1次リーグは28チームが4チームずつ7組に分かれ、各組1位が通過。決勝トーナメントは昨季王者の浦和を加えた計8チームで争われる。優勝チームはクラブW杯出場権を得る。
★6日夜に来日お疲れモード…北京国安、市内で2日間調整
北京国安は約1時間30分、全体練習。ホンジュラス代表FWマルティネスや、かつて広島でプレーしたブラジル人FWチアゴら、攻撃陣の中心選手もグラウンドに姿を現した。5日にリーグ戦を終えて、6日夜に来日しただけに「みんな疲れてるみたいです」と関係者。体調不良の選手もいるが、2日間の調整で、鹿島戦に備える。
(鹿嶋市内)
田代“因縁のカニ挟み軍団”蹴散らす!
鹿島のFW田代が因縁の相手にゴールを狙う。9日のACL第3戦で対戦する北京国安(中国)には、ラフプレー乱発で大荒れとなった2月20日の東アジア選手権の中国戦に出場したDF張、右サイドバックの徐と2選手が所属。田代も前半ロスタイムに“カニ挟み”の被害を受け「荒かった」との印象が残っている。それでも「足元はうまくなかった。前線からプレッシャーをかければチャンスがつくれる。向こうも自分には嫌なイメージを持っていると思う」とACLでの3試合連発に自信をのぞかせていた。
[ 2008年04月08日 ]
2月の東アジア選手権と絡めた記事である。
確かに田代と篤人は出場し、北京国安の選手も出ていた。
しかし、明日のACL北京国安戦とはまったく無関係である。
記事の無理矢理感は否めない。
とはいえ、東アジア選手権の中国戦は荒れた試合となっており、オリヴェイラ監督の「無駄なイエローは避けよう」という指示は正しい。
自分たちも相手に合わせる必要はないのだ。
また、怖いのが負傷である。
これまでの2戦のように大差を付けてしまうとあからさまに悪質なタックルを行ってくるお国柄である。
試合への集中力が肝要となろう。
怪我とアウェイゴール無く勝つ、それが明日の試合のミッションである。
湖衣姫はおここではないのである。
岩政、北京国安情報
鹿島岩政ACL北京国安戦へ自然体
鹿島DF岩政大樹(26)が自然体で9日のACL北京国安戦に臨む。オフ明けの7日は鹿嶋市内の練習場でフットバレーなど軽めの調整。1次リーグ突破を占う大一番を控え「広島にいた選手(FWチアゴ)と中国代表にいた選手(DF徐雲龍、張帥)は見たことがある」とある程度の情報は仕入れている。それでも「先入観を持たずにやろうと思う」とデータを重視しすぎるつもりはない。
[2008年4月7日21時11分]
サッカーマニアの岩政も流石に中国のチームの情報はないらしい。
故に中途半端な情報に惑わされるよりも、自分たちのサッカーで勝利を掴みたいところ。
トーナメントへ向けた大一番であることは確かであり、聖地で1stlegを戦えるアドバンテージを有効に使いたい。
ここで大差をつけ、且つアウェイ・ゴールを許さなければ決勝トーナメントがかなり近付くのは紛れもない事実である。
心して挑まねばならぬ。
一つ一つ勝利を積み重ねた先に幸せが待っておるであろう。
真田の庄を賭け囲碁で勝負をするでござる。
勝ち続ければ領地は倍々と増えて行き、戦をせずとも天下を掴むと真田幸隆は申す。
しかしながら、彼の本心は村上義清と武田晴信を天秤に掛けておったのであった。
サテライトリーグ ザスパ草津戦
2008サテライトリーグ Cグループ 第2日
vsザスパ草津
2008.04.06(日)14:01キックオフ
会場:群馬県立敷島公園県営サッカー・ラグビー場・観衆:1,200・天候:晴
鹿島アントラーズ vs ザスパ草津
2-2
0 前半 1
2 後半 1
73分:佐々木 竜太
76分:遠藤 康 得点
24分:IN:杉山 哲
(OUT:金古 聖司)
84分:IN:大道 広幸
(OUT:笠井 健太)
84分:IN:鈴木 修人
(OUT:遠藤 康)スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
小澤 英明 GK 1
笠井 健太 DF 27
金古 聖司 DF 32
伊野波 雅彦 DF 19
石神 直哉 DF 22
中後 雅喜 MF 16
増田 誓志 MF 14
船山 祐二 MF 23
遠藤 康 MF 25
佐々木 竜太 FW 17
興梠 慎三 FW 13
SUB
杉山 哲 GK 29
當間 建文 DF 24
大道 広幸 DF 30
鈴木 修人 MF 20
小谷野 顕治 MF 26
<総評>
前半早々の退場劇もあり、鹿島はリズムに乗れず悔しいドローという結果に終わった。22分、GKの小澤が相手FWを倒すアクシデントでレッドカード。残りの時間、鹿島は10人で戦うこととなった。またデコボコのピッチという悪条件も重なり、鹿島はなかなかボールをキープすることができない。70分過ぎまでチグハグな展開が続いた。
しかし、昨日の千葉戦でも活躍したツートップの働きで逆転に成功する。73分、石神のクロスから佐々木が見事なヘディングシュートで同点。そして76分、相手DFに囲まれながらも興梠がねばった末にクロスをゴール前に送る。これをフリーの遠藤が頭でゴールへ流し込み、2-1とした。 このまま、試合は鹿島の勝利で終わるかと思われたが、試合終了間近のロスタイム、一瞬の隙を突かれ同点弾を叩き込まれる。悔しいドローでサテライト初戦を終えた。
<奥野コーチコメント>
今シーズンはJリーグに加えてACLという大会があるので、このサテライトリーグでチーム全体の底上げをしたいし、若手にとってはチャンスでもある。そういった意味で選手たちに気負いがあったかも知れないし、1人少ない中で戦わなければいけないという条件も重なり苦しいゲームとなった。残念なのは勝利を目前にして勝ちきれなかったこと。ただ、そういう難しさも含めて、今日出場した選手たちには貴重な経験になったと思う。
サテライトとは思えぬ豪華メンバーである。
特に2TOPは前日のJEF戦でゴールをあげた若き二人。
中後も出場しておったし、誓志もヤスもイノパンも小澤もベンチ入りした。
が、そのメンバーでドローはあまりにも口惜しい。
10人の戦いもピッチの条件も言い訳に過ぎぬ。
一時は逆転しておろうものを終了間際に力尽きたとあっては2006年シーズンのメンタリティである。
ここがサブとレギュラーの差と言うべきか。
しかし、これが血となり肉となっていずれ芽が出るのである。
絶対に守りきる、守り通すのが我等のメンタリティである。
この失態を糧に一つ階段を登ることが出来たと信じたい。
侍女が死のうが、父親が死のうが 全く成長しない篤姫との差を見せつけるのである。
JEF戦報道
鹿島FW4人で4発14連勝/J1
千葉DF斎藤(右)のマークを外しゴールを決める鹿島FWマルキーニョス
<J1:鹿島4−1千葉>◇第5節◇5日◇カシマ
点取り屋の風格漂う1発だった。前半26分、鹿島FWマルキーニョス(32)はエリア内で半身の体勢でパスを受けると、すぐにゴールへ向き右足を鋭く振り抜いた。「イメージ通り」と自画自賛するチーム2点目は、14連勝に導くゴールとなった。
リーグ、ACLで5得点ずつをマークし、ともに得点王に立っている。来日8年目。爆発的な能力を擁しているわけでもなく、知名度も高くはない。だが前線に張り付くことはなく、献身的に守備もこなす。「現代サッカーのFWは2つの役割が求められる。攻撃と守備だ。自分はそれをこなし、好調を維持している。そこがほかの(外国人)FWとは違う」と強烈な自負を見せた。
昨夏、腕にサムライのタトゥーを彫った。「日本で長く生活している中で、日本を象徴するものを刻みたかった」。オフにブラジルに帰国した際に長髪を束ねたのが周囲に好評で今もそのスタイルを続けている。川窪通訳は「髪を後で束ねるようになって、優しそうな目も含めてタトゥーのサムライに似ているなと思った」と言う。
この日は先制弾の田代に加え、途中出場の興梠、佐々木も得点し、チームの登録FW4人全員が決めた。「みんなが決めたのは私のモチベーションになる」。珍しいFW全員得点の現象の中心にマルキーニョスがいる。 【広重竜太郎】
[2008年4月6日8時59分 紙面から]
王者鹿島は止まらない!千葉を4発粉砕…リーグ戦14連勝
先制点を決めたのは田代(左)。“ゴールを決めれば勝つ”神話を継続させた(撮影・財満朝則)
J1第5節第1日(5日、鹿島4−1千葉、カシマ)まさに神がかりだ。前半16分、田代が勝利を呼び込む。ペナルティーエリアに侵入すると、右足を振り抜いた。大量4点の導火線となった先制弾。鹿島入団以来、ゴールしたすべての試合に勝利をもたらす神話を、「23」まで伸ばした。
「ウチのFWも全員(点を)とった。(全勝神話は)いつかは途切れるものですが、(今日以上に)厳しい試合でも点をとれるようにしたい」
田代を皮切りに、同26分にマルキーニョス、後半には途中出場の佐々木、興梠とベンチ入りのFWがすべてゴールを奪う離れ業も達成。チームもリーグ戦14連勝だ。
3月30日からの7日間で3試合目の過密日程。日本代表にも選ばれる田代は、慢性的に左ひざ痛にも悩まされているが「競争が激しいですし。これを続けていかないと(試合に)出れませんから」。層の厚い鹿島にあって、痛いなどと言っていられない。
「負けていい試合はない。(J記録の)16連勝? 今のいい流れを断ち切りたくないですね」と主将のMF小笠原。左足つけ根痛で、この日の出場も微妙だったが、80分間奮闘。29歳の誕生日を白星で飾ったが、あえて笑顔は封印した。
9日にはアジアCL・北京国安戦、その後は13日に浦和戦、19日にはG大阪戦と厳しい戦いが続くが、鹿島はただ、王道を突き進む。
(林健太郎)
FW4人で4発!これが鹿島の強さ
<鹿島・千葉>後半34分、ヘディングでチーム3点目のゴールを決めた鹿島・佐々木
Photo By スポニチ
J1第5節は5日、7試合が各地で行われ、首位の鹿島はホームで千葉と対戦し、日本代表FW田代有三(25)の先制点を皮切りに、FW登録全4選手がゴールを決め、4―1で勝利。昨季からの連勝記録を14に伸ばすとともに、01年以来となる4度目の開幕5連勝を飾った。首位もがっちりキープし、9日のACL北京国安戦に弾みをつけた。
J1最少のFW陣が千葉のDF陣に牙をむいた。先陣を切ったのは、不敗神話を持つ田代だ。前半16分、DF新井場の左サイドからスローインを受け、ドリブルで1人をかわすと、最後は右足で右サイドネットに突き刺した。「コースが空いたので打った。良い時間帯に取れた」。2日の新潟戦に続く2戦連発。自らが決めた試合の連勝記録を23に伸ばし、自然と笑みがこぼれた。
前半26分には“古巣キラー”のFWマルキーニョスが続いた。MF野沢のスルーパスから右足で強烈に突き刺した。過去所属した古巣相手に17試合で14ゴール。今季もリーグ5戦5発とし、目標に定めた得点王争いでもトップだ。
ここからが今季の鹿島の真骨頂だ。オリヴェイラ監督は後半32分に先発FW2人を下げ、若手コンビの興梠と佐々木を同時に投入。佐々木が後半34分にCKから頭で今季2点目を決めると、これに触発された興梠が後半40分に今季初ゴールをマークした。
終わってみれば、J1最少のFW登録4人がそろってゴール。普段から紅白戦でしのぎを削っている激しい競争意識が、この一戦でゴールという最高の形で現れた。興梠も「僕も竜太(佐々木)も点を取ったから、有三(田代)さんも危機感を覚えると思う。どんどんプレッシャーをかけたい」と黙って控えに甘んじている気はない。
チームはこれで昨季から続くリーグ戦の連勝記録を14に伸ばし、開幕からの連勝も01年以来の5連勝となった。9日のACL北京国安(中国)戦に向け、チームはさらに勢いを増した。
≪小笠原が強行出場≫左太腿を痛めていた鹿島MF小笠原が強行出場してチームの勝利に貢献した。軽い肉離れで太腿の付け根部分には内出血もあったが「出ます」と出場を直訴。オリヴェイラ監督も起用を決断した。この日は29歳の誕生日で「誕生日は本当なら家族と過ごしたい」と本音も漏らしたが、後半35分に交代を告げられ「残り10分は出ないと楽。監督からいいプレゼントをもらいました」と笑顔を見せていた。
[ 2008年04月06日 ]
鹿島ノリノリ14連勝!FW4人全員弾!!
14連勝にサポーターと喜びを分かち合う田代
◆J1第5節 鹿島4―1千葉(5日・カシマ) 鹿島は日本代表FW田代有三(25)の先制弾などFW4人が全員得点し千葉に4―1と快勝。1994年第1ステージ以来となる開幕5連勝で、リーグ歴代3位の14連勝を飾った。
Jリーグ最少の4人しか登録していない鹿島FW陣が、別格の破壊力をみせつけた。全員得点で千葉に圧勝。2試合連発の田代は「誰が出ても点を取れるのがウチの強み。層が厚いし、競争が激しい証拠。自分も取れたので良かったです」と胸を張った。
リーグ14連勝を力強く決めたカルテット。口火を切ったのは田代だ。前半16分、左サイドでスローインを受け、「DFが気づいていなかった」中央へドリブルで突き進んだ。エリア内に入った瞬間、右足を振り抜きゴール右隅へ先制点。同29分には得点ランク1位のマルキーニョスが今季5得点目を決め、途中出場の若手佐々木、興梠もダメ押し弾で続いた。
チームは今年1月、FW柳沢を京都に放出した。9日にアジア・チャンピオンズリーグの北京国安戦を控えるなど過密日程を戦う今季、FW4人体制は無謀とも言われた。メディアの戦力予想でも、FW陣に関しては低評価。田代は「ヤナさんがいなくなったからといって、戦力ダウンしたとみられるのは嫌。自分が点を取る」と反骨心を見せ、興梠も「今年やらなきゃ、いつやる」と反発。柳沢から出番を奪ってきたFW陣は、燃えていた。
今季、チームの14得点のうち4人で10得点。申し分ない数字を残している。「3人が点を取ったので、自分も取りたいと必死だった」と興梠。絶対的エースのマルキーニョスが「彼ら3人が点を取ることで、私のモチベーションが上がる」と危機感を覚えるほど充実している。鹿島の4本の矢が、鋭さを増してきた。
◆小笠原誕生日 痛み押し出場 ○…MF小笠原が29歳の誕生日に強行出場した。左太もも前部の軽い肉離れを負っていたが、オリヴェイラ監督に「痛みはない」と訴え、けがを感じさせない動きで勝利に貢献した。後半35分に途中交代となり、「監督が10分間休ませてくれた。誕生日プレゼントですね。けがもしてないし、絶好調です」と強がりながら笑顔をのぞかせた。
各紙とも我等が強力FW陣の得点について報じてきた。
登録FW全てが1試合で得点するのはJ開始以来初めての記録では無かろうか。
であれば、記事にするのも当然である。
しかしながら、その裏で誤審による完封を逃したという事実が隠されておる。
試合終了直前、アディショナルタイムの青木のチャージは正当なショルダーチャージであって決してファールではない。
その証拠に青木にはカードすら出されておらぬ。
主審は確信犯なのである。
既に我等に障害として立ちはだかり始めておる。
昨日は聖地での試合ということで最小に邪悪なる行為を抑えることが出来た。
が、これから先はアウェイでもこの行為が行われてくるのである。
恐ろしい。
この強大な敵に立ち向かう術はあるのか。
我等は風車に立ち向かうドン・キホーテなのだろうか。
正義がまかり通る世にするにはどうすべきなのかと問いたいものである。
JEF戦コメント
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
点は取っているが、うちは攻撃のチームだけではない。守備をしなければならないときは、フォワードの選手であってもディフェンスに切り替えなければならないこともある。今は全員が瞬時の動きができている。献身的・努力・ハードワークがきちんとできていることについてはチームの安定感をもたらすことができているのではないかと思う。
ダニーロに関してはよくやってくれたと思う。途中出場とフル出場は全く違うので、できるだけチャンスがある時は最後までやらせたいとは思うし、彼にとっても近い将来、良い結果につながればいい。
次はACLだが、修正点を改善するよりもリカバリーがポイントとなってくる。選手にはできるだけ(体力を)回復させるよう伝えている。北京戦がグループリーグ予選突破を占う上でとても大事な試合となるだろう。
【J1:第5節 鹿島 vs 千葉】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
4月5日(土) 2008 J1リーグ戦 第5節
鹿島 4 - 1 千葉 (14:04/カシマ/17,257人)
得点者:16' 田代有三(鹿島)、26' マルキーニョス(鹿島)、79' 佐々木竜太(鹿島)、85' 興梠慎三(鹿島)、89' 巻誠一郎(千葉)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:公式戦7連勝で、今日はFW全員がゴールするなど素晴らしい試合だったが、好調の要因は? 本山の代役として先発させたダニーロの評価は?
「そのお言葉をありがたく思う。ダニーロはよくやってくれた。途中出場と90分は全く違う。できるだけチャンスがある時には出している。コンディションも上がってきているし、そのコンディションを保ったうえで彼の感覚を発揮してほしい。これからもできるだけ90分やらせるようにしたい。今日も終盤は動けなくなっていたが、最後までやらせることにした。90分やることは彼にとってプラス。近い将来、いい結果につながっていけると思う」
Q:今日は攻撃全体の流動性が非常に高かった。これからは大事な試合が続くが、今日の試合内容と結果をどう評価しているか?
「確かに点を取っているが、うちのチームは攻撃だけではない。攻撃ができるのは守備からしっかりと入っているから。ボールを失った時、FWの選手がDFの役割をしなければいけない。全員瞬時に切り替えできることが守備の安定感につながっている。そこからの攻めも、ボールを保持して自分たちの形がうまくできている。みなさんは攻めばかり取り上げるかもしれないが、全員の守備、ハードワークがチームの安定感をもたらしている」
Q:来週9日にはACL1次リーグで一番強い相手・北京国安との試合だが、修正点や改善点はあるか?
「修正どうこうより、まずはリカバーが大事になる。いかに水曜日までに消耗したエネルギーを取り戻せるか。前節も1人少なくて消耗があったし、今日の消耗もある。できるだけ回復させるように選手にも言ってある。彼らが徹底的に自己管理してくれれば何とかなる。この試合は予選突破を占う試合になると思う」
以上
【J1:第5節 鹿島 vs 千葉】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●岩政大樹選手(鹿島):
「全体に内容はよかった。でも個人的には失点ゼロにこだわっているんで、後味はよくない。4−0の後もゼロにこだわっていたから気分はよくない。今日は相手があまり来ない感じだった。ボールも失うことはなかった。セットプレーの対応をもう少し工夫できればいいと思う。後半の立ち上がりはどんな相手も積極的に来る。そこをうまく乗り越えてうちのペースに持っていけた。それで向こうの勢いを止められたことが収穫。コンディション的には今日みんなかなりきつそうだった。うまく前半のうちに2点が入ってよかったけど、入らない時に誰かが踏ん張って走る量を増やさないといけない。
今の自分たちはやってて強いなという印象。昨年の終盤は勢いというか、何かに導かれたような感じがしたけど、今は強いチームのサッカーができている。落ち着いてゲームをコントロールして、自分たちのリズムを崩さずをサッカーができていると感じている。精神的な面の違いが大きい」
●マルキーニョス選手(鹿島):
「(得点シーン?)イメージ通り。各選手の連携が取れているから点も取れている。他のFWも点を取ることで私自身のモチベーションも高くなり刺激になっている。(リーグ5点目について) 現代サッカーでは、FWに2つの役割が求められる。1つが攻撃参加、もう1つはチームの守備に貢献すること。それがFWには必要だ。私は今、そのことができている。他のブラジル人FWとは違うと思う」
Q:狙うは得点王?
「今年は狙っていきたいと思っている。この先も沢山試合があるし、険しい道を乗り越えて得点王を狙いたい。そのために私は毎試合戦っているし、点も取れている。年末にはタイトルを取ってみんなで喜びを分かち合いたい」
●田代有三選手(鹿島):
「(好調の理由?)ヒザの調子もいいし、思い切ってできるようになってきたから。今までは気にしながらやっていた。東アジアの時や開幕の頃はかなり痛かったですよ。目のケガもあったし。その両方が治ってきたから。でも次が大事ですね」
Q:得点シーンについて。
「いつもはワンタッチでゴールというのが多いから、今年はああいうゴールが取れたらいいなと思っていた。ボールを持って仕掛けるというのは昨年の終わり頃から意識しつつあった。ああいうパターンを増やしていきたい。切り替えを意識していた。相手のDFが集中を欠いたところを突けたかな。得点は自信になるけど、取れなかったら意味がない。これから大事な試合が続くから、もっと点にこだわりたい。(FW全員がゴールしたことについて)みんな意識してるし、負けられない。仲間のゴールはうれしいけど、自分ももっとやらないといけない。次も先発で出られるように結果を出さないといけない」
●野沢拓也選手(鹿島):
「相手の嫌なところを突けたのがよかった。(マルキーニョスの得点シーンについて)マルキがああ来るのは分かっていた。ダニーロは簡単に預けてくれるし。今はチームが1つになっていて、全員が目指すべき方向に向かっている。今まで本さん(本山)が守備をやってくれてたんで、その分自分がやらないといけないと思っていた。1つ1つ勝っていくことが大事」
●青木剛選手(鹿島):
「(PKについて)今度ああいう場面になったら気をつけたい。相手のこともあるけど、一番は自分たちがやっていることをしっかり出すことが一番大切だった。メンバー交代した選手たちもやることは分かっているし、問題なくできてよかった。今日の相手の後半は4バックで中盤が5人で巻さんが1トップみたいな形だった。前半もそう。後半の最初は勢いよくきていたし、しのいで徐々にという感じでいけた。後半入った選手も結果を出したし、チームとしてすごくいい傾向だと思う」
自画自賛のマルキーニョスである。
出来ることならば得点王を優勝のタイトルと共に穫らせてあげたい。
怖いのはマルキーニョスだけではないが怪我である。
田代も出場はしておったが、膝と目を負傷していたとのこと。
そしてもう一つ、この試合でもやられたが審判である。
この二つの敵を乗り越えこの先も一つ一つ積み重ねたい。
小笠原主将バースデイ出場はあるのか
鹿島MF小笠原の左太ももは肉離れ寸前
グラウンドには姿を見せることなくクラブハウスを後にするMF小笠原
鹿島MF小笠原満男(29)が左足に爆弾を負った。2日の新潟戦で左太ももを負傷。関係者によると肉離れの一歩手前の状態で、5日の千葉戦に向けた4日の最終調整も午前は筋トレ、午後は同個所の治療にあてた。ケガの程度を聞かれると「痛みは全然ないです。出られますよ」と強気な姿勢だったが、クラブ幹部は「(出場は)微妙だ。普通の診断通りなら出られない」と厳しい見通しも口にした。
9日にはACL1次リーグのヤマ場、北京国安戦、13日にはライバル浦和戦を控えているだけに、強行出場にはリスクを伴う。だが13連勝の立役者で中盤の攻守の要が欠場となると、MF本山も出場停止のチームにとってはさらに大きな痛手だ。小笠原にとって千葉戦は誕生日と節目の一戦。03年のバースデーゲームとなった柏戦では得点をマークしている。「すごい情報を調べてますね。今年も? 僕は守備の人ですから」。悲愴(ひそう)感を感じさせない笑顔で話した。
[2008年4月5日8時39分 紙面から]
小笠原、大事取り千葉戦欠場へ
鹿島MF小笠原が左太腿肉離れで5日の千葉戦欠場が濃厚となった。2日の新潟戦で負傷。5日が29度目の誕生日にあたる小笠原は「出ます」と話したが、鈴木満取締役強化部長は「普通、この診断だったら駄目」。9日のACLの北京国安(中国)戦など連戦が続くだけに、オリヴェイラ監督も無理をさせない可能性が高い。新潟戦で警告2枚を受けたMF本山も出場停止だが、MF青木は「いい選手ばかりなので、誰が出ても不安はない」と開幕5連勝に自信をのぞかせた。
[ 2008年04月05日 ]
小笠原が強行出場志願…鹿島
鹿島MF小笠原満男(29)が4日、負傷をおして千葉戦(5日)に強行出場する決意を明かした。2日の新潟戦で左太もも前部を痛め、左大腿(たい)直筋炎と診断された。出場の可否は、当日朝にオリヴェイラ監督が判断するが、本人は「大丈夫です。出ます。痛みもないし、元気です。問題なくできると思う」と明言。出場に意欲を燃やした。
チームドクターによれば、疲労による負傷で肉離れには至ってないため、「(痛みに強い)彼なら試合に出られるでしょう」と出場に太鼓判。ただ、鈴木満取締役強化部長は「普通、この診断通りだったら(出場は)ダメ」と明かし、千葉戦後の連戦を考慮に入れ、強制欠場させることも考えられる。同戦はMF本山が出場停止。リーグ14連勝へ、小笠原の責任感が出場にこだわらせる。
(2008年4月5日06時02分 スポーツ報知)
昨日報じられた小笠原満男主将の負傷であるが肉離れではなかった模様。
そして鈴木満強化部長はダメ出ししておるが、満男自身は出場したいとのこと。
彼自身の誕生日であるから、その気持ちは十分に理解できる。
とはいえ、シーズンは長い。
ここは無理をさせない公算が高いのでは無かろうか。
この試合から中3日でACL予選リーグの山場である北京国安戦が控えておる。
そしてレッヅ戦・ガンバ戦・アウェイ北京国安戦と連戦である。
一つ休んで残りの試合に全力出来るのであれば、休ませることも辞さないであろう。
青木の言うようにサブも充実しておるのである。
今濱を長浜と呼び変えた。
ねねはお方様として入城したが、幸せはいつまでも続かなかった。
秀吉が京都守護職時代に手を付けたおなごを入城させたのである。
衝撃を受けたねねは去ろうとするが、長浜城の前で姑の中に会うのであった。
ピンチはチャンスの到来
鹿島青木、本山出場停止の不安なし
鹿島MF青木剛(25)が5日の千葉戦に向けて、意気込みを語った。4日の最終調整はフットバレーなど軽めのメニューで終了。MF本山が2日の新潟戦で退場処分を喫したため、今季公式戦で初めて中盤の選手が入れ替わることになる。青木は「人が変わってもやることは変わらない。みんながいつチャンスが来てもいいように準備しているので不安はない」と話した。
[2008年4月4日16時14分]
まさに「誰が出ても鹿島は鹿島」である。
今はサブに甘んじておる選手も常に虎視眈々とレギュラーを狙っておるのだ。
今回などはチャンス到来と闘志むき出しにプレイすることであろう。
ここで結果を出せば、ポジション奪取をグッと引き寄せる。
かく言う青木も昨季そうやってポジションを得たのである。
選手の気持ちを代弁しておるのであろう。
チーム内の競争意識が高まれば、自ずとチームは強化されていく。
首位を走っておってもサブに落とされる危機感があるのである。
オリヴェイラ監督はチームを固定しておるように見えるが、途中出場の選手は毎回のように変えており、いろいろ試しておることが見て取れる。
その真価が明日発揮されるであろう。
誰が出るのか興味が尽きぬ。
が、それ以上にどのようなプレイを魅せるのかが肝要なのである。