U-23北京五輪日本代表 内田篤人選出
本日、日本サッカー協会から北京オリンピック日本代表メンバーが発表され、内田篤人選手が選出されました。アントラーズからオリンピック本大会の代表メンバーに選ばれたのは6人目となります。
<内田選手コメント>
今までいろんな人が注目されてきた中、最後の18人というメンバーに入れたのはすごい嬉しいですけど、メンバーに選ばれなかった選手の中に仲のいい選手もいっぱいいるのでその分気を引き締めないといけないなとすごく感じています。チームをまとめる役まではできなくでも自分ができることを一生懸命やりたいと思います。
<アントラーズ所属のオリンピック代表選手>
柳沢敦(1996アトランタ、2000シドニー)
平瀬智行(2000シドニー)
中田浩二(2000シドニー)
本山雅志(2000シドニー)
曽ケ端準(2004アテネ=オーバーエージ)※2000シドニーはバックアップメンバーとして帯同
内田篤人(2008北京)
【内田篤人選手/鹿島アントラーズ】北京五輪メンバー選出についてのコメント [ J's GOAL ]
本日、第29回オリンピック競技大会(2008/北京)サッカー男子メンバーが発表されました。
メンバーに選ばれた内田篤人選手(鹿島)のコメントは以下の通りです。
●内田篤人選手(鹿島):
Q:選ばれた感想から聞かせてください。
「選ばれていろんな人に注目されて18人のメンバーに入れたことはすごく嬉しいです…。けど、メンバーに残れなかった選手、仲の良い選手もいっぱいいるので、その分、気を引き締めないといけないなと感じています」
Q:18人に残ったというのはどういうところが評価されたと思いますか?
「監督さんやスタッフの方がそういうところは見てくれてると思うので、僕はやれることを一生懸命やった結果だと思うので、あまりそこは考えたことがないです」
Q:オリンピックは、アメリカ・ナイジェリア・オランダとの対戦になります。内田選手としてここがポイントだなというところはありますか?
「初戦がやっぱりアメリカなんで。そこはみんな同じことを言うかもしれないですけど、初戦はうまく良いゲームをして勝ちたいなと思います。ワールドユースでも初戦いい形で勝てて、それで波に乗れたということがいい勉強になったので、オリンピックでもまずはいい形で準備したいなと思います」
Q:今回のメンバーのなかでフル代表を経験している選手は少ないと思います。その経験をどういかしたいと思っていますか?
「A代表に入っているから特別という意識はないです。できることを一生懸命やりたいと思います」
Q:遠藤選手が辞退したことでOA枠はなくなりました。そのことについてはいかがですか?
「ずっとこのメンバーでやってきたので、それほど僕の中では意識してないことでした。オーバーエイジがいるいない関係なく、結果を出さなきゃいけないと思っています」
Q:大会まであと3週間です。意気込みをお願いします。
「サッカーに興味がない人でもオリンピックでやっていれば見ると思うので、恥ずかしくないプレーをすることはもちろんですし、さっきも言いましたけど、メンバーに入れなかった人たちもいるのでその分もしっかり戦いたいと思います」
Q:チームの目標は?
「オリンピックは初めてなんで、目標がベストなんとか、というのは無いですけど、少しでも上のレベル、強い相手とやりたいなと思います」
Q:本大会で対戦するアメリカ、ナイジェリア、オランダそれぞれの印象をお聞かせ下さい。
「あまり彼らのサッカーは見ないのでよくわからないですけど、アメリカは野球も強いのでサッカーも強いと思います。ナイジェリアはワールドユースでやってるんで身体能力もあるんだけどかなり上手いイメージがあるので、身体能力でカバーというよりは足下で繋いで上手いイメージです。オランダはユーロでも見ましたけど、あれに近いようなチームじゃないかと思います」
Q:ちょうど1年前にナイジェリアと対戦されていると思います。1年前といまと変わった部分などありますか?
「まわりを気にしなくなったと思います。1年前と言うよりは、(鹿島に)入団して、まわりが言うことを気にしながらというところが多少あったんですけど、いまはもうなにを言われようが自分のやりたいことをプレーできるようになったので、オリンピックでも思ったようにプレーしたいと思います。もちろんチームプレーは一生懸命やりますし、チームが勝つために一生懸命プレーしようという気持ちが強くなったと思います」
Q:北京の舞台でどんなプレーを見せたいと考えていますか?
「オリンピックだから特別なことをやるわけではなくて、今まで小学校からサッカーをやってきましたけど、これほど注目されるのもなかなか無いことなので、自分がJリーグでやっているプレー、鹿島でやっているプレーを出したいと思います」
以上
昨日の大活躍も興梠は落選。
当然の結果と言えよう。
そもそもカメルーン戦において出場機会がなかったところでこの結末は見えておった。
ACLの都合でトゥーロン国際大会に帯同できなかったことも大きかったかもしれぬ。
岡崎と森本はこの大会で結果を残したことは事実である。
とはいえ、たかがU-23の大会に呼ばれなかっただけである。
何を気にするところがあろうか。
鹿島でレギュラーを奪うことの方がよほど重要なのである。
マルキーニョス、田代を越えてポジションを得ようという大事な時期でもある。
また、ここでマルシーニョという元セレソンの強大なライバルも現れた。
興梠はのこのこ北京に遊びに行っている場合ではない。
また、ただでさえ層の薄いFWを残してくれたと好意的に受け取ることも出来る。
五輪代表が抜けている間も試合は続く。
第19節浦和戦、ナビスコ杯準々決勝2nd legと落とせない試合が組まれておるのだ。
むしろこちらで結果を残し、フル代表を目指したいところである。
それだけの逸材であることは本田主将(当時)を突き飛ばしたときから我等は知っておるのだ。
ユダ・満男代表合宿招集へ
2008.7.14 05:03
28−30日の日本代表候補合宿に、鹿島のMF小笠原とMF中田浩が招集されることが確実となった。13日の鹿島−FC東京戦を視察した岡田監督は、「中田浩二? 霧でよく見えなかった」と冗談交じりに話したが、試合前に鹿島幹部に2人の情報を収集。「一回見てみます」と招集の意向を示した。代表復帰すれば小笠原は06年ドイツW杯以来、中田浩は07年6月以来となる。(カシマ)
岡田監督、小笠原&中田招集を約束
日本代表の岡田監督が鹿島のDF中田とMF小笠原を日本代表に招集する意向を明かした。鹿島―FC東京を視察後、鹿島関係者に「1回見てみる」と招集を約束した。日本代表は28日から3日間の強化合宿を予定しており、すでに新戦力数人の招集を示唆している。2人はその中に入ったようだ。
[ 2008年07月14日 ]
小笠原と中田を代表候補合宿に招集
日本代表・岡田武史監督(51)が13日、鹿島幹部と会談し、MF小笠原とDF中田を28〜30日の代表候補合宿に招集することを通告した。鹿島 ―F東京戦を視察した代表指揮官は、鹿島の実力派2人を高く評価しており、試合前に「2人を1回、見てみたい」と招集要請を行った。
日本代表でも期待が大きいユーティリティープレーヤー中田は後半33分に途中出場し、1323日ぶりにJリーグに復帰。「勝って再スタートできてうれしい」と4―1の勝利に笑みを見せた。約5分間だけ中田のプレーをチェックし、スタジアムを後にした岡田監督は「中田は霧でよく見えなかった」と得意の“おとぼけコメント”。
(2008年7月14日06時01分 スポーツ報知)
ユダは負傷にも拘わらず呼ぼうとしておったので、昨日の試合で十分に実戦に耐える姿を見せたのであるから代表に呼ばれるのは当然であろう。
問題は小笠原主将である。
これまで幾度となく報知のガセに付き合わされてきたが、今回はサンスポとスポニチも報じておる。
それだけでなくこれにあった報知報道の関係者コメントではなく試合を視察した岡田日本代表監督の言葉として報じられておるのは信憑性がある。
遂に06ドイツW杯以来の日本代表小笠原満男が現れるのやもしれぬ。
とはいえ、代表合宿に呼ばれるだけであり、病気療養中の遠藤ヤットの代役であることは否めない。
また、小笠原満男を試すのであれば、抜群のコンビネーションを見せておる青木剛も見て欲しい。
あの男の活躍が現在の鹿島アントラーズを支えておることは、試合を生観戦しておれば一目瞭然である。
呼ばないとしたら岡田氏は霧で見えなかったというよりも老眼なのであろう。
FC西東京戦報道
<J1:鹿島4−1東京>◇第16節◇13日◇カシマ
鹿島が、リーグ戦4連勝で単独首位に躍り出た。後半13分に先制点を許すも、直後にFW興梠慎三とMFダニーロを投入して猛反撃。同17分に興梠のラストパスを受けたFWマルキーニョスが同点ゴールを奪うと、32分にはMF小笠原満男−マルキーニョスをつないで、MF本山雅志が勝ち越し弾。終了間際には興梠とダニーロも追加点を挙げて大勝した。DF中田浩二も守備固めでバーゼルから移籍後初出場。小笠原は「勝ちに持って行けたのはよかった。ここ何試合かは引いて守ることがあったけれど、追加点を狙っていく方が気持ちいい」と手応えを口にした。
[2008年7月13日23時16分]
鹿島浩二1302日ぶりJ復帰戦を勝利/J1
<J1:鹿島4−1東京>◇13日◇第16節◇カシマ
鹿島MF中田浩二(29)が1302日ぶりのJ復帰戦を勝利で飾った。勝ち越し点が生まれた直後の後半33分に投入。3ボランチの底に入り、守備のバランスを保った。右ひざの故障からの復調ぶりも視察した日本代表の岡田監督にアピール。「こういうスタートを切れて、勝てたことが一番大きい」。試合前にサポーターから大コールを受けた男は満足そうに話した。
[2008年7月14日7時58分 紙面から]
鹿島FW興梠最後のアピール弾/J1

後半44分、ゴールを決めた鹿島FWダニーロに笑顔で抱きつくFW興梠
<J1:鹿島4−1東京>◇13日◇第16節◇カシマ
北京五輪代表候補の鹿島FW興梠慎三(21)が、最後のチャンスに猛アピールした。3カ月ぶりの首位浮上がかかった東京戦で、0−1で迎えた後半16分に途中出場。直後に同点アシスト、同41分には貴重な3点目を決めて、チームを4−1の今季初の逆転勝利と、第5節以来の首位に導いた。14日の五輪代表メンバー発表を前に、当落線上の男がスーパーサブとしての適性能力を存分に発揮した。
悪い流れを断ち切るのに、興梠は1分も必要としなかった。後半16分の途中出場から数十秒後。ペナルティーエリア内で背後から東京DF長友の圧力を受けたが、下半身は揺らがない。タメをつくると、走り込んできたFWマルキーニョスに左足裏でラストパスを送り、同点弾が生まれた。スーパーサブの肩にかかる期待をすぐに形に変えた。
同41分には自ら決めた。右サイドからのパスをゴール前で受けると反転して右足を振り抜いた。11節ぶりの首位奪取を決定づける3点目。「後半の頭の方から出て力を出し切ろうと思った」と充実感を漂わせた。
14日に運命の時を迎える。北京五輪代表のメンバー発表。だが試合2日前の興梠はすでに覚悟を決めていた。「ここまで残ったのが奇跡。これで選ばれたら大逆転でしょう。誓志さん(MF増田)は(代表発足時に)10番を背負って伊野波さんは主将だったのに残れなかった。これで入ったら『まさかの興梠』ですよ」。昨年の最終予選では招集されたが、2試合無得点と実績は残せなかった。反町監督も春先の時点では鹿島幹部に興梠の評価が高くないことを伝えている。
だが勝負のサジは投げなかった。試合前にDF新井場ら先輩から「落選するんじゃない」と、かわいがり? の言葉を受けたが「いじられてもいい」と余裕で受け止めた。そして結果を残し「当確だな」と言葉を変えて見せた。視察した江尻コーチも「チームのために仕事をできる選手は大事」と評価した。やるだけのことはやった。「置かれている立場は厳しい。結果を出してダメだったら悔いはない」。あとは吉報を待つだけだ。【広重竜太郎】
[2008年7月14日8時47分 紙面から]
鹿島、4連勝で首位奪回!/J1
2008.7.13 21:53

濃霧立ち込める視界不良の状況でFC東京に勝利し、喜ぶ中田(6)ら鹿島イレブン=カシマ【フォト】
Jリーグ1部(J1)第16節最終日(13日・カシマスタジアムほか=3試合)鹿島がFC東京を4−1で下し、4連勝で勝ち点を31に伸ばして第5節以来の首位に返り咲いた。
カシマスタジアムに立ち込めた濃霧を振り払うようなゴールラッシュで鹿島が首位を奪い返した。後半17分から4得点。昨季王者は4連勝と完全に強さを取り戻した。
交代策が鮮やかに決まった。0−1の後半17分。ダニーロのパスを受けた興梠が流して、マルキーニョスのゴールを引き出した。同13分に先制された直後から途中出場した2人が即座に絡んでの同点劇。オリベイラ監督は「違う選手の特徴を生かしたかった。うまく機能した」と喜んだ。
守備に気を配る相手に対し、中盤と前線の連係が分断されていたそれまでとは見違えた。32分に本山が勝ち越すと復帰の中田を送り込み、興梠、ダニーロが加点。狙い通りの展開となった。
12日に浦和が敗れたことで得た首位浮上の絶好機を生かした。中断明けの好調なチームに指揮官は「けが人や選手の疲労が回復すれば、高いパフォーマンスを見せられることは、この数試合で分かると思う」と自信は揺るぎない。
中田が戻って戦力の厚みも増した。「ここから継続して首位にいられるかが一番難しい」と話す監督に対し、小笠原は「1位を守り抜くたくましさを見せていく」。トップを譲らない気構えを見せた。
中田浩の復帰飾った!鹿島、3カ月ぶり首位
2008.7.14 05:04

たちこめる濃霧の中、ゴールを決めた鹿島のFW興梠(右から2人目)。北京五輪代表入りへのアピールとなった【フォト】
J1第16節最終日(13日、カシマスタジアムほか)鹿島がFC東京に4−1と逆転勝ちし、第5節以来約3カ月ぶりに首位に返り咲いた。FWマルキーニョス(32)の同点弾を皮切りにゴールラッシュ。日本代表・岡田武史監督(51)が視察するなか、MF中田浩二(29)も1302日ぶりにJの舞台に復帰した。横浜Mは新潟に敗れて4連敗で16位と低迷、17位札幌と最下位・千葉の対決は札幌が3−0と圧勝した。
逆サイドが見えないほどピッチにたちこめる濃霧を、大歓声が切り裂いた。鹿島が4月5日の第5節以来となる首位奪取だ。 『鹿島劇場』の幕開けは、先制された後の後半17分だった。1分前に交代したばかりのMFダニーロとFW興梠が、流れるようなパスワークでつなぐと、最後はマルキーニョスが右足でズドン。 同32分にはマルキーニョスの右クロスにMF本山が飛び込んで逆転。同41分には興梠、試合終了間際にはダニーロがとどめのヘッド。注意報が出るほどの濃霧を振り払うかのようなゴールラッシュだった。 「(プレーできて)うれしかった。初めての試合で勝つ、負けるでは大違い。いい勝ち方ができたと思う」と振り返るのは、スイス・バーゼルから復帰し、1302日ぶりにJのピッチに帰ってきた中田浩だ。終盤10分ちょっとだが、3ボランチの真ん中でプレーし“凱旋(がいせん)試合”を勝利で飾った。 これでカシマスタジアムでは、公式戦24戦無敗。最後に敗れたのは、昨年6月30日のFC東京戦だった。因縁の相手に快勝し、3カ月ぶりに定位置についた。 それでも、今季初の逆転勝ちをMF小笠原は「先に失点しているということ。決していいイメージじゃない」と気を引き締める。さあ、連覇へ。前年王者がこのまま、首位を走り続ける。(峯岸弘行)

鹿島4点快勝4連勝!首位に返り咲く

<鹿島―FC東京>後半、ゴールを決める鹿島・興梠(右から2人目)。GK塩田
Photo By 共同
【鹿島4―1FC東京】カシマスタジアムに立ち込めた濃霧を振り払うようなゴールラッシュで鹿島が首位を奪い返した。後半17分から4得点。昨季王者は4連勝と完全に強さを取り戻した。
交代策が鮮やかに決まった。0―1の後半17分。ダニーロのパスを受けた興梠が流して、マルキーニョスのゴールを引き出した。同13分に先制された直後から途中出場した2人が即座に絡んでの同点劇。オリベイラ監督は「違う選手の特徴を生かしたかった。うまく機能した」と喜んだ。
守備に気を配る相手に対し、中盤と前線の連係が分断されていたそれまでとは見違えた。32分に本山が勝ち越すと復帰の中田を送り込み、興梠、ダニーロが加点。狙い通りの展開となった。
12日に浦和が敗れたことで得た首位浮上の絶好機を生かした。中断明けの好調なチームに指揮官は「けが人や選手の疲労が回復すれば、高いパフォーマンスを見せられることは、この数試合で分かると思う」と自信は揺るぎない。
中田が戻って戦力の厚みも増した。「ここから継続して首位にいられるかが一番難しい」と話す監督に対し、小笠原は「1位を守り抜くたくましさを見せていく」。トップを譲らない気構えを見せた。
[ 2008年07月13日 21:28 ]
鹿島復帰の中田が3年半ぶりに出場
【鹿島4―1FC東京】バーゼル(スイス)から鹿島に戻った中田が後半33分から、3年半ぶりに出場した。10分強のプレーに「今日は何もしてないから」と話したが「チームが勝てたことが一番よかった」と逆転勝ちを喜んだ。
手術した右ひざの回復具合が気掛かりなオリベイラ監督は「最終的には先発で使いたい」と欧州での経験を戦力として生かす考え。
[ 2008年07月13日 23:18 ]
中田浩二1323日ぶり帰ってきた

<鹿島・FC東京>1323日ぶりにJリーグ出場を果たした鹿島・中田は試合後、ユニホームを観客席に投げ入れる
Photo By スポニチ
【鹿島4―1FC東京】鹿島MF中田がリーグ戦では04年11月28日の名古屋戦以来、1323日ぶりにJのピッチに復帰した。後半33分、MF本山に代わって3ボランチの真ん中でプレー。堅実な守備で存在感を見せた。復帰初戦を勝利で飾り「これで僕自身も乗っていけると思う」と笑顔。サポーターから大声援を送られ「優勝という形で恩返ししたい」と2連覇を誓っていた。
[ 2008年07月14日 ]
鹿島が首位に返り咲く…J1第16節

鹿島・F東京戦 後半16分、同点ゴールを決めた鹿島・マルキーニョス(左)はアシストの興梠(右)と肩を組んで大喜び
(2008年7月13日21時30分 スポーツ報知)
興梠、五輪蹴念弾!鹿島奪首…J1第16節

後半41分、右足でシュートを決めた鹿島・興梠
◆J1第16節 鹿島4―1F東京(13日、カシマ) 反町監督に届け―。U―23日本代表候補のFW興梠慎三(21)=鹿島=が13日のF東京戦で途中出場ながら1得点1アシスト。14日の五輪出場メンバー発表前の最後の試合で、仙台―C大阪戦を視察したU―23日本代表の反町康治監督(44)に猛アピールした。メンバー選出は厳しい状況だが、最後まであきらめない姿勢をみせた。鹿島は4―1で勝ち、91日ぶりに首位を奪回した。
さわやかな表情だった。「もうやり残したことはないっすね。発表前の最後の試合で決められましたから」。FW興梠は試合後、選考の行く末を気にするまでもなく言い切った。14日五輪メンバー発表前の試合で1得点1アシスト。人事を尽くして天命を待つ。顔には、そんな文字が浮かんでいるようだった。
スーパーサブの職人芸をみせた。1点を追う後半16分にピッチに立つと、その1分後に結果を出した。エリア内中央でゴールを背にボールを受け、ヒールで左に流す。走り込んだFWマルキーニョスの同点弾を演出した。さらに同41分には、トラップから右足でゴール。「今日は自分で決めたかった」。派手なガッツポーズが飛び出した。
代表では不遇を味わってきた。地域のサッカーエリートが集まるトレセン。宮崎市内でも随一の選手だったが、90年代後半は少年犯罪が社会問題となり、日本サッカー協会から「トレセン選出にも素行面を考慮すること」という通達が発せられた。やんちゃだった興梠は結局、一度も招集されなかった。その後、ユースカテゴリーの代表歴もなし。そんな興梠が今回、初めて大舞台に手をかけた。
視察に訪れたU―23日本代表の江尻コーチも「良かったんじゃないですか。チームのためにプレーしていた」と高評価を与えた。五輪代表のFW枠は3人。ライバルも多く、選出は厳しい状況に変わりはない。だが、「あした、発表を待ちます。やれるだけのことはやった」と興梠。鹿島を91日ぶりに首位へと押し上げたスーパーサブの思いは、反町監督に届くのか。
(2008年7月14日06時03分 スポーツ報知)
鹿島4連勝、首位に〈J1第16節〉
2008年7月13日22時40分

写真後半44分、CKに頭で合わせゴールを決めたダニーロはガッツポーズ=鬼室黎撮影
鹿島首位に 興梠とダニーロ鮮やか逆転劇

写真後半41分、鹿島・興梠がゴールを決める
選手交代が逆転劇の「スイッチ」だった。
1点リードされた後半16分、鹿島のオリベイラ監督は興梠とダニーロ、2人を同時にピッチへ送り出した。
すると1分もたたないうちに、2人が同点弾を呼び込んだ。本山―ダニーロと渡ったパスを興梠がキープ。走り込んできたマルキーニョスに預けて得点をアシストした。
15分後に本山が勝ち越しの2点目を挙げると興梠が3点目、ダニーロが4点目と、FC東京の戦意を奪った。
尻上がりに調子を上げたのは、攻撃陣ばかりではない。後半33分には欧州移籍から4季ぶりに鹿島に戻った中田が出場し、不安定だった守りを落ち着かせた。
開幕5連勝で勢いよく飛び出したが、アジア・チャンピオンズリーグとの掛け持ちで選手の疲労が蓄積した。4月13日から5月17日までリーグ戦で7戦して3敗4分けと勝ち星から遠ざかる。一時は6位まで順位を落とした。
リーグ戦が中断の間、中田が復帰、ブラジルからマルシーニョを期限付きで獲得と効果的な補強をした。チーム内の競争が激しくなり、中断明けはこれで4連勝だ。
昨季もシーズン後半に小笠原が復帰。最後は9連勝で優勝にたどり着いた。同じようなパターンだが、今季は早くも首位に立った。「選手層が厚くなった感じがする」(鈴木強化部長)。2連覇へ着々と足固めに入った。(有吉正徳)
選手交代ズバリ、監督の“魔法”で鹿島イレブン踊る

4点目を決め、鹿島に復帰した中田浩(右)らと抱き合って喜ぶダニーロ(中央)=小林武仁撮影
鹿島4―1F東京(J1=13日)──鮮やかな逆転劇で、鹿島が首位に返り咲き。光ったのは「オズの魔法使い」と称されるオリヴェイラ監督の采配(さいはい)だ。
58分に先制された3分後、ダニーロと興梠を一気に投入。14日発表の五輪代表入りへ最後のアピールをかける興梠は直後にゴール前でパスを受け、自分の後ろを回り込んだマルキーニョスに、「簡単に落とせば決めてくれると思った」とヒールで絶妙のパスを送り、同点弾を演出した。
早い時間に追いつけば、流れは一気に傾く。77分にはカウンターからマルキーニョスの鋭い右クロスに、本山が左足を伸ばして合わせた。このゴールを最後にピッチを退き、指揮官と抱き合った本山は「攻撃がスピードアップしたし、交代がズバリ」と名将をたたえた。
「新しいアイデア、運動量のある選手を投入し、うまく機能した」とオリヴェイラ監督。終盤には興梠、ダニーロが駄目押しし、約3年半ぶりに古巣に戻った中田も中盤の底で初出場。明るい話題に事欠かない試合で、サポーターに不満があるとすれば、カシマスタジアム特有の濃霧でプレーが見えにくかったことくらいだろう。(青柳庸介)
(2008年7月13日23時40分 読売新聞)
ユダの復帰か興梠の大活躍と北京五輪当落が中心と思いきや、一般紙の朝日と読売はダニーロである。
やはり今季の好調の陰にダニーロ有りと言い切れるであろう。
FC西東京戦コメント
今日は非常にいいパフォーマンスをみせてくれたし、効率も良くチーム全体も上手く機能していたのではないかと思う。(勝ったことで第5節以来の首位に浮上したが)首位に返り咲くのが早いと思っている人がいるかもしれないが、我々は早く1位を取り返したいという気持ちは強かった。ただACLなどの日程や連戦までの回復が遅くなったりしていた調子を落としていたが、中断期間でコンディションも回復しこれだけ高いパフォーマンスを見せられるようになってきたので、今後もいい形のパフォーマンスをみせられるのでは。首位に立つことはどのチームもできるが、維持するのは難しい。1位になり得るチームは多いので打ち勝って全員で戦って(首位を)継続していきたい。

【J1:第16節 鹿島 vs F東京】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
7月13日(日) 2008 J1リーグ戦 第16節
鹿島 4 - 1 F東京 (19:04/カシマ/16,561人)
得点者:58' カボレ(F東京)、62' マルキーニョス(鹿島)、77' 本山雅志(鹿島)、86' 興梠慎三(鹿島)、89' ダニーロ(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
「今日は非常にいいパフォーマンスを見せくれたし、効率も良くチーム全体も上手く機能していたのではないかと思う」
Q:勝ったことで5節以来の首位に浮上しました。
「首位に返り咲くのが早いと思っている人がいるかもしれないが、我々は早く1位を取り返したいという気持ちが強かった。ただACLなどの日程や連戦までの回復が遅くなったりして調子を落としたが、中断期間でコンディションも回復し、これだけ高いパフォーマンスを見せられるようになった。今後もいい形のパフォーマンスを見せられるのでは。首位に立つことはどのチームも出来るが、維持するのは難しい。1位になりうるチームは多いので打ち勝って全員で戦って(首位を)継続していきたい」
以上

【J1:第16節 鹿島 vs F東京】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●興梠慎三選手(鹿島):
「(五輪の)メンバーが決まる前の最後の試合で得点できて良かった。マルキ(マルキーニョス選手)が良い動きをしてたんでヒールで簡単に渡すだけだった。マルキの方が前を向いていたんで簡単に。自分で決めたい気持ちもあった。(2点目は)2人に囲まれてもかわせばシュートに行けると思って。決めれて良かった。最後にアピールできて良かったと思う。今日の試合はどっちに転がってもおかしくない試合だった。自分のアピールもあったけど、チームにとっても大事な試合で勝てて良かった。自分が入るとき、0-1で負けてたので、こうやって勝てたことは嬉しい。交代はあんなに早く呼ばれるとは思わなかった」
●小笠原満男選手(鹿島):
Q:逆転勝ちは今シーズン初めてですが?
「逆転ってことは失点してるってことでしょ。あんまりいいことじゃない。相手が前から来ているイメージはなかった。うちは上手く得点を重ねられたと思う。ここ何試合かは、得点してから引いてしまうことが多かった。こうやって1点、2点、3点、4点ととるのは気持ちがイイ。相手が出てきたこともあるけれど、引いてしまうよりこういう方がいい」
Q:首位に立ちました。
「今いるよりも(シーズンの)最後にいないと。1位を守り続ける難しさがある。ここから最後までずっと1位でいきたい」
Q:撃ち合いの状況になったときの印象は?
「うちらはしっかり守れていた。人数も十分に足りていたと思う。相手はリスクを負って攻めに来ていた。こっちはゴールまで行けていたし、守備の人たちが最後のところはやられていなかった。そこがうちと向こうの差だと思う」
●青木剛選手(鹿島):
「先制されて(点を)取りに行くしかない形になった。交代選手を含めて全員で勝ち取った勝利だと思う。今日勝てば1位になることが決まっていた。結果としては最高のカタチだと思う。先制されてすぐにダニーロと慎三(興梠選手)が交代で入ってきた。監督のメッセージを感じた」
●内田篤人選手(鹿島):
「(霧がすごくて)時間が全然見えなかった。長友さんに代わってくれて良かった。前に出て来てくれるから。徳永さんのときはやりにくかった。向こうの右サイドに若い選手が入っていたので、そちらから攻めようという狙いはあった。撃ち合いになればうちが最強でしょ、いまのメンバーを見れば。逆サイドは見えるけど、顔は見えなかった。疲れてるとか表情がわからなかった」
●中田浩二選手(鹿島):
「ここに帰って来れて嬉しかった。3ボランチで真ん中に入るようにした。うまくバランスをとっていくことを意識した。今日はなにもしれないから(笑)入れたことが、試合に勝てたことがよかった。2-1になってからうまくバランスをとって守れた」
Q:3ボランチについては?
「あのメンバーと一緒にやること自体初めて。青木が右、満男(小笠原選手)が左に入って、うまくやってくれた。全員の守備意識が高かったと思う」
Q:交代したときは1-1だったが?
「1-1だったら満男を前に上げて、イバ(新井場選手)を前に上げる予定だった。イバに攻撃させるつもりだった。初めての試合で勝つか負けるかは大きく違う。僕もチームものっていくことができる」
Q:試合前からサポーターが大きなコールを送っていましたが?
「嬉しかった。サポーターがああやって迎えてくれて。僕はプレーで、優勝で返すしかない。まだ半分あるのでがんばりたい」
勝ち越し後ユダが入り4-3-1-2というか4-3-2-1のクリスマスツリー・システムとなった。
ここで注目はトレス・ボランチの中央のユダではなく、絶好調のダニーロの存在であろう。
彼の投入が中盤のバランスを更に向上させる。
サブで長い時間一緒にやっている興梠とのコンビネーションも抜群である。
青木の言う監督からのメッセージなのである。
ダニーロとのコンビネーションで言えば石神も阿吽の呼吸となっておりセットで使ってみたいところである。
ユダ、ダニーロ、石神のぎっちょトリオはJリーグにセンセーショナルを与えるのではなかろうか。
しかしながら、今季の新井場の好調は神懸かっており、外すことは考えられぬ。
少々残念である。
マルシーニョ入団コメント
【J1:第16節 鹿島 vs F東京】マルシーニョ選手(鹿島)入団記者会見コメント [ J's GOAL ]
●大東和美社長(鹿島):
「鹿島アントラーズの大東です。すでにご案内してますとおり、今回マルシーニョという選手が新加入致しました。彼はブラジル代表でも経験したことがあるというすばらしい選手で、ポジションは攻撃的MFということになっておりますけれども、FWもできるという選手であります。8日から練習をしておりまして、私が見た感じ、いままで試合をやってきたこともあって非常も動きも良くて、後半戦に向けて非常に期待できるんじゃないかなと思っております。」
●マルシーニョ選手(鹿島):
「皆さん、こんばんは。私がこうして日本に来れて、しかも鹿島アントラーズという大きなクラブに来れたことを光栄に思います。鹿島アントラーズはジーコがいたクラブでもあり、とても有名なブラジル選手が通り過ぎていったクラブでもありますので、そこでわたしがプレーできることを非常に嬉しく思っております」
Q:海外では初めてのプレーだと思いますが、不安とかワクワク感はありますでしょうか?
「正直、不安というものはありません。というのも、自分のキャリアの中でも日本に来てプレーしたいという夢を持っていましたし、家族とともに日本に来てサッカーをするというのがひとつの夢もありました。今は夢に向かってこれからサッカーをするということですので、逆に嬉しく思っています」
Q:今週から練習に参加していると思います。鹿島の選手やチームの印象を教えてください。
「練習に来てみて、ひとりひとりのクオリティが高いと思いました。あと、プラスアルファのものを各選手が持っていると肌で感じました。実際、そういう選手と一緒にプレーできることを嬉しく思います。ブラジルにいるときから鹿島の情報というのはとてもいいものを持っていました。とても良いクラブに入れたと思っております」
Q:FWと2列目ができると言うことですが、それぞれのポジションでの持ち味を教えてください。
「自分の持ち味はテクニック・スピード・視野の広さにあります。中盤でプレーしているときは視野の広さを使って、常にFWのサポートに活躍できたらいいなと思っています。FWでプレーをする機会があれば、どんどん攻撃に絡んでいければいいなと思います」
Q:日本にいらっしゃる前に、日本でプレーした知り合いなどに印象を聞いたりしましたでしょうか?
「まずは、日本にいるブラジル選手ではロニー、そして新潟のマルシオです。あとは鹿島でプレーしていたエウレルともお話したことはあります。2003年に彼が鹿島でプレーしていたときに栄光を納めたという話も聞きました。そのときに鹿島の街・クラブはとてもいいところだから安心できるところだよ、という話を聞きました。あとはエウレルの家族はいまでも鹿島のことを忘れていなく、常に鹿島のことを思っているそうです。それで実際に、鹿島に来てみて思ったことはエウレルが言っていたことは本当だな、ということを肌で感じました」
Q:Jリーグの印象と、鹿島はACLという大会を控えていますが、国際大会でどういう風に自分の力を発揮できると考えていますか?
「これからACLの大会があります。ACLという大会はクラブにとっても大切な大会だということをわかっています。アジアの大会を制することによって、年末にあります世界クラブW杯に出場が出来ます。ここに出ることは私たちクラブの夢でもありますので、このACLの試合に全力を尽くしてタイトルが取れるようにトレーニングでがんばっていきたいと思います。
あと私は4つのリベルタドーレスの大会を経験しております。この大会でもいいところまでいきましたし、国際試合自体には慣れていると思います。自分の持っている力が、こういうアジアの国際試合とかで生かせるようにがんばりたいと思います」
Q:覚えた日本語はありますか?また、今日勝てばチームは首位に立ちます。意気込みを聞かせてください。
「覚えた日本語は”ありがとう”と”はい”です。私は他の国の文化を学ぶことにとても興味を持っております。これから時間があるときは、日本がどういういことをやっているのかという文化に触れていきたいと思います。自分が感じて覚えたことを、ブラジルに帰ったときにほかのブラジル人に教える役目が出来たらいいなと思っています。今日の試合に勝ったら首位に立つんですけど、首位に立ったら下に落ちないように年末までキープできるようにがんばっていきたいと思っております」
以上
エウレルに話を聞いてきたということは、満男に突き飛ばされないように気をつけるということなのだろう。
非常に期待できる。
Jリーグ第16節 FC西東京戦

マルシーニョは写真写りが悪かったらしい。
実物はかなりいい男。
首位に返り咲いたが、奢る事なくまたひとつひとつ勝利を重ねるのだ。
まずは録画しておいた篤姫を観て落ち着こうではないか。
いざ聖地へ
いざ首位獲りへ J1鹿島
2008/07/13(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 7頁
きょうホームF東京戦
Jリーグ1部(J1)第16節最終日は13日、各地で3試合を行う。3連勝中の鹿島は、FC東京をホームに迎える。前節まで首位に立っていた浦和が12 日の試合で大分に敗れたため、鹿島にとっては首位返り咲きの絶好のチャンス。カシマスタジアムでの不敗記録は24試合に伸びており、首位奪取とともに記録継続にも期待がかかる。
「中断があったことで、選手の回復をさせることができたし、修正も加えられた。相手と同等の条件でやれば、力を出せるメンバーはそろっている」と好調の要因を話すのはオズワルド・オリベイラ監督。日程の問題もあり、つまずいた前半戦は過去のこと。本山は「まだフレッシュな部分が一番大きい」と話すが、再び上昇気流に乗りつつあることは間違いない。この好調を継続してリーグ戦4連勝といきたい。
首位が敗れた為、今日の試合で勝つか引き分ければ首位に立つことが適う。
そして相手は連勝前、最後に聖地で敗れたFC西東京である。
ここは勝利せねばなるまい。
皆、聖地へ集まるのだ。
家で篤姫を観ている場合ではない。
“まさかの興梠”
鹿島内田が五輪当落線上の興梠をアシスト
鹿島DF内田篤人(20)が夢と希望を与えるプレーを見せる。11日の練習後、サプライズゲストが待っていた。昨年カナダでのU―20W杯で出会った日本人の母とカナダ人の父を持つ少年、ジェット君と感動の再会を果たした。「驚いたよ、カナダから会いに来てくれたんだ。大きくなっていたな〜」。5歳の男の子の成長を感じ取った。
U−20代表でジェット君はマスコット的存在だった。内田は練習後に肩車などをして遊び、選手バスにも乗せてあげた。代表戦のチケットもプレゼントし、小さなサポーターのために尽くした。ジェット君はしばらく日本に滞在、20日の横浜戦も観戦予定という。「いいプレーをしたいよね」とモチベーションも高まった。
13日の東京戦では、仲間の夢の手助けもするつもりだ。14日の北京五輪代表発表前のラスト一戦。当落線上にいるFW興梠は9日の代表候補合宿での練習試合で前後半とも途中出場となり「これでメンバーに入ったら大逆転。『まさかの興梠』ですよ」と落選も覚悟している。だが内田は「あの使われ方は入ると思う」とスーパーサブでの選出を期待した。五輪代表スタッフが視察する中で、興梠のゴールをアシストできれば最高の援護射撃。内田が少年と仲間のために戦う。【広重竜太郎】
[2008年7月12日9時7分 紙面から]
武勇伝数々“まさかの興梠”北京出場だ
鹿島のFW興梠が大逆転で北京への切符を勝ち取る。五輪メンバー発表前最後の一戦となる13日のFC東京戦は、反町監督が視察する予定。メンバー入りの当落線上にいる興梠だが、土壇場での勝負強さには定評がある。中学時代には股関節のはく離骨折をおして最終戦に出場して2得点。周囲からは“まさかの興梠”と言われた。鵬翔高にも一般入試不合格後に一芸入試で滑り込んだ。それだけに「試合に出たらアピールしたい」と最後のチャンスを生かし“まさか”ぶりを再現するつもりだ。
[ 2008年07月12日 ]
誰もがもう落選と諦めておる興梠慎三の北京五輪であるが、スポニチは中学時代と高校入試のエピソードを元に逆転選出を予言しておる。
“まさかの興梠”とは言い得て妙なネーミングでは無かろうか。
確かにここまで五輪予選においてもテストマッチにおいても目に見える結果は残せずに来た。
それにも拘わらず代表候補に名を連ね続けて来ているのは、選ばれることが“まさか”なのではなく実戦での“まさか”を反町氏が期待しておる為なのであろう。
ここでの”まさか”にも期待して良いかも知れぬ。
ユダ ベンチ入り
中田浩二ベンチスタート濃厚…鹿島
鹿島DF中田が、復帰戦となる13日のF東京戦(カシマ)でベンチスタートとなることが濃厚になった。11日の紅白戦ではサブ組のボランチに入った。チームが3連勝と好調であることに加え、全体合流から1週間と連係構築に時間も少なかった。「3か月近く試合をやっていないし、今すぐ状態を100%に持っていくことは厳しい。早いうちに出られるようにしたい」と話した。
(2008年7月12日06時01分 スポーツ報知)
テストに合格したのか、ユダがベンチ入りとのこと。
まずは復帰への第一歩である。
試合勘を取り戻す出場はあり得るのであろうか。
試合展開によってはダニーロや興梠に機会が与えられユダはお披露目に終わるやも知れぬ。
また、ユダがベンチ入りすることにより誰かが外れる。
昨季は左サイドの貴重なバックアッパーとしてリーグ優勝をピッチで体感した石神が外れる最右翼であろう。
その他にもヤスや修人は微妙となる。
彼等を押し退けてベンチ入りするのであるから、ユダの責任は重大である。
それらを背負っていることを忘れてはならぬ。
まずはベンチからとはいえ、重要な立場なのである。
特訓三人組
鹿島オズワルド・オリベイラ監督(57)が守備陣の珍特訓を敢行した。13日の東京戦に向けた11日の調整。全体練習後に、MF中田、中後、DF伊野波と守備的選手を集めて特訓を開始した。選手をゴールライン上に立たせ、自らキッカーを務めてゴールの4隅に狙うシュートを放ち、クリアを試みさせた。試合の中でも少ないシチュエーションのための練習。中田は「監督が(コース)ギリギリを突くいいボールを蹴っていました」と笑顔だった。
[2008年7月11日18時21分]
立たされたユダ、チューヤン、イノパンはベンチ枠を争う重要なサブ選手達である。
彼ら3人に対し、守備的なテストを行ったと考えるのが正しい見解であろう。
ダニーロの復帰でベンチ枠は更に厳しくなっておる。
守備的な選手をそれほど多くはベンチに座らせられまい。
となると、この3人から誰かしらがスタンド行きとなるのである。
実績的にはユダが最右翼であるが、シャツの売り上げや話題的に考えれば入れておきたいところ。
もっとも貢献度が高いが若手ということでイノパンが外れてしまうやもしれぬ。
なかなか読めぬベンチ入りメンバーである。
とはいえ、切磋琢磨して選手層を厚くしていくのである。
ピッチに立てずとも選手としてのクオリティは保証されておる。
我等はファミリーとして見守っておるのだ。
ユダ実戦へ

ミニゲームでボレーシュートを放つ中田浩二(撮影・柴田隆二)
鹿島MF中田浩二(29)が勝利を呼ぶスーパーサブとして13日の東京戦で4シーズンぶりに復帰する。10日、7対7や8対8の戦術練習で控え組のボランチでプレーした。右ひざ痛から合流後はセンターバックに据えられたが、チームもリーグ再開後の3戦で1失点とDF陣は安定。まずは交代頻度が高い中盤から完全復活の足掛かりをつくる。 「ケガ明けだし、チームも勝っていい形でやれている。先発はまだないと思う。与えられたポジションでやる」と自覚を見せた。過去J公式戦通算160試合中、途中出場は16試合と多くはないが、11勝5敗と好成績を収めている。冷静に戦況分析できる中田ならば、攻撃の切り札としてもクローザー的な役割としても任せることができる。
スーパーサブは過程に過ぎない。目指すは先発、そして日本代表復帰だ。「せっかく日本に帰ってきて、日程に関係なく参戦できる。今月末の代表候補合宿? そのころにはコンディションは問題ないと思う。あとは試合勘を取り戻せるか」と意欲を示した。東京戦は日本代表の岡田監督が視察する可能性もある。中田の鹿島での戦いが、再び始まる。【広重竜太郎】
[2008年7月11日9時14分 紙面から]
中田浩が1302日ぶり鹿島復帰戦
2008.7.11 05:05
中田浩はひざの不安も消え、欧州仕込みのプレー披露に自信アリ(撮影・峯岸弘行)【フォト】
スイスリーグ・バーゼルから鹿島に復帰したMF中田浩が13日のFC東京戦(カシマ)出場に意欲。右ひざ痛も回復し「ほぼ問題なくできる」。出場すれば04年12月19日の天皇杯準々決勝・G大阪戦(鳥取)以来、1302日ぶりのJの舞台。「せっかく日本に帰ってきて、日程的にも参戦できるようになったから(代表でも)出場できるようになりたい」と南アW杯アジア最終予選(9月6日開幕)も見据えた。(カシマ)
治癒即出場のような報道である。
しかしながら、ユダはサブなのである。
チューヤン、イノパンとの争いに勝って初めてベンチ入りが適うのである。
ベンチに入れたとしても出場枠は故障の癒えたダニーロが一つ使う。
誓志も控えるなか、興梠もおる。
出場して当然の報道は如何なものか。
とはいえ、これで選手層が厚くなったことは紛れもない事実である。
9月以降の過密日程を乗り切るメンバーが揃ったと言えよう。
我等は勝利する、どんな逆境に陥っても。
ハッピーバースデイ!ユダ!!
2008/07/10(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
Jリーグ1部(J1)鹿島のDF中田浩二が9日、29歳の誕生日を迎えた。練習では軽快な動きを見せ、復帰へ順調な仕上がり。13日のFC東京戦出場の可能性も出てきた。
チームメートと汗を流した中田は「コンディションも足も問題ない」と、復帰には準備も万端な様子。「(選手としても)残り少ないから、タイトルを取れるようにしたい。(鹿島に)帰ってきた年でもあるし、いい成績を残せるようにしたい」と抱負を述べた。
誕生日は、仲間からブラジル流の祝福。「練習前までは覚えてたんだけど、練習がきつくて普通に忘れてた」と、無防備に座っていたところ、小笠原らから小麦粉や生卵をぶつけられ、あっという間に真っ白になった。それでも「祝ってもらえるのはいいことなので、良かった」と笑みがこぼれた。
久しぶりのブラジル風祝福に驚きとともに喜びを隠せぬユダである。
やっと自分の居るべき場所に帰ってきたという想いが湧き起こったのではなかろうか。
年齢的にもポジション的にも背水の陣なのである。
大岩を超え、イノパンを押しのけねばレギュラーの座はない。
とはいえ、長いシーズンに対し狙っているタイトルからするとチャンスは多分に降ってくるであろう。
そのチャンスを生かして欲しいという気持ちは誰もが願っておるのだ。
その表れがクラブハウスにおける背番号付きレプリカユニの存在である。
クラブハウス店在庫: 各サイズあり 2番・6番・10番・12番・40番
篤人、本山、小笠原主将、サポーターとユダだけが在庫として存在しうるのである。
新井場や田代、野沢を差し置いて。
クラブの期待に応え、勝利を導く責任がユダにはあるのである。
我等もその行為を行ってこそ、改めてチームに迎えるというものなのである。
は、速い!

鹿島アントラーズに新加入したマルシーニョ選手。来日した翌日にも関わらず練習に参加。スピードはチームでも随一。「速ぇ!」という声が選手から漏れ聞こえてきました。登録の関係上、Jリーグデビューは20日(vs横浜FM @日産ス)となりそうです。
(2008年7月9日:鹿島アントラーズクラブハウス)
一昨日の来日写真、昨日の報道写真では少々ピザっているのではないかと懸念されたマルシーニョである。
しかしながら、それは杞憂に終わりそうである。
興梠でスピードには慣れているはずの選手から「速ぇ!」との声が上がると聞いてしまうと、これは期待せずにいられぬ。
ピザっているかに思えた太さも体躯の軸が安定している選手と好意的に捉えられる。
かつて小さいが速い選手が人気を博した過去もある。
マルシーニョも上背はないがかなりのスピードを持つ様子、しかもテクニックにも自信があると聞いておるので安心である。
小さくてすばしっこい選手はシュートが下手でFWとしては結果を残せず終わったが、マルシーニョは得点力は持っておるので更に人気を博すであろう。
彼に引っ張られれば周りの選手のマークも甘くなるのでチームは加速するのではなかろうか。
特にダニーロとの緩急が見物になる予感がしてならぬ。
ダニ・マルコンビで得点を量産するであろう。
日本でプレーするのが夢だった

来日したマルシーニョは空港で報道陣の質問に答える
Photo By スポニチ
鹿島に加入したブラジルの新助っ人MFマルシーニョ(27)が、成田着の航空機で来日した。長旅の疲れも見せずに「日本でプレーするのが長年の夢だった。早く練習して試合に出たい」と意欲を見せた。元ブラジル代表で、セールスポイントは「技術とスピードを併せ持った点」。9日にメディカルチェックを行い、早ければ20日のアウェー横浜戦でベールを脱ぐ。
[ 2008年07月09日 ]
マルシーニョ20日にもデビュー…鹿島
ブラジル・クルゼイロから鹿島に新加入したMFマルシーニョが8日、来日した。メディカルチェックで問題なければ、正式契約を結ぶ。デビューは早ければ20日のリーグ横浜M戦。「日本でプレーすることが私と家族の夢だった」と笑顔。契約は半年間だが、「来年も日本に残りたい」と話した。
(2008年7月9日06時01分 スポーツ報知)
J1鹿島 マルシーニョ来日
2008/07/09(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 5頁
後半戦、攻撃の切り札
Jリーグ1部(J1)鹿島へ新加入する元ブラジル代表のMFマルシーニョが8日、来日した。FWもできる攻撃的な選手として獲得。自ら「テクニックとスピードが両立できるのが自分の強み。ゴールの近くで絡んでいくのが特徴」と自信を見せており、鹿島の切り札として、大きな期待が寄せられる。
J1鹿島 9日から練習合流
2008/07/09(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 5頁
「早く試合やりたい」
成田空港で取材に応じたマルシーニョは「少しは疲れたけど、早く練習をして試合をやりたい」と長旅の疲れも見せず笑顔。既に気持ちは鹿島のユニホームを着て、ピッチを走り回りたい様子。
日本でのプレーは希望通りで、「夢がかなった。オファーがきた時は、ジーコという選手としても監督としても実績のある人がつくったチームで、うれしく思った」と話した。クルゼイロから半年のレンタル移籍となるが、「鹿島の力になって、継続して残れるようにしたい」と抱負を述べた。
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)、リーグ戦、ナビスコ杯、天皇杯の4冠を狙う鹿島は、疲労やけが人が続出した。失速した前半戦の反省から補強に着手。特にマルキーニョスが離脱して以降、得点力不足が深刻だったことから、FWもできる攻撃的な選手を探していた。
そこでリストに上がったのが、以前にも獲得に動いたことのあるマルシーニョ。攻撃的MFやセカンドストライカーをこなし、ブラジル・パウリスタでプレーしていたDF笠井健太も「いい選手で、特にドリブルが速い」と話した。
練習には9日から合流し、早ければ来週には登録が完了する。20日の横浜M戦から出場できる可能性もあり、好調な鹿島の勢いに拍車が掛かりそうだ。
昨日来日したマルシーニョであるが、リップサービスも満点である。
とはいえ日本には古来言霊という風習がある。
彼が言葉に出した以上、日本に来ることが本当の夢となり、来季以降も鹿島で活躍することとなろう。
技術とスピードで敵を切り裂くのだ。
まずは新横浜の夜を熱くしてくれたまえ。
篤人左サイドで躍動
2008.7.9 05:02

U−23日本代表候補合宿(8日、千葉県内)北京五輪最終メンバー選考合宿に参加しているU−23日本代表DF内田篤人(20)=鹿島=が、契約するアディダス社の新スパイク『アディピュア・ジャパン』を本大会で履くことが8日、判明した。練習を初視察した日本代表・岡田武史監督(51)も
「いいスパイクと初めて思った」と太鼓判を押す世界唯一の秘密兵器が、反町ジャパンを強力アシストする。
世界にひとつだけ。内田がオンリー1な秘密兵器で、ナンバー1への道を牽引する。
「五輪だからという感じじゃなく、鹿島でやっていることを出したい。左サイド?右利きだと攻めやすいよ」。この日の練習で、本職の右サイドバック(SB)のみならず、左SBもこなした内田は、涼しい顔で頼もしい言葉を口にした。
自信の裏に、契約するアディダス社の日本人専用スパイク『アディピュア・ジャパン』の存在がある。このホワイト版を、現時点で世界でただ1人、五輪本大会で履くことが決定したのだ。
通常は世界共通で商品開発する同社。しかし、今回は五輪に向け、日本法人が独自開発する異例の態勢が敷かれた。
中高生ら若者の足型を収集し、分析。細く、甲が高く、土踏まずの低い日本人の足型に合わせた形状を採用した。中2日の連戦に対応した保護機能も採用。競泳のスピード社製高速水着「レーザーレーサー」のように、大きなアドバンテージになる可能性を秘める。
U−23の練習を初視察したA代表の岡田監督も太鼓判。「僕は現役時代にテクニシャンじゃなかったから『これはいい』とか思うことはなかった。でも今回もらったのは『これ、いいスパイクだな』と初めて思った」とサンケイスポーツに証言している。
6・22バーレーン戦ではW杯予選史上最年少得点(20歳87日)も記録した20歳は、反町ジャパンでも当然キーマン。その活躍に指揮官からお墨付きが与えられた形だ。
「まずはメンバーに入らないとね」とほほえむ内田。甘いマスクで人気急上昇中の"鹿王子"が秘密兵器を携え、日本サッカー界にとって68年メキシコ五輪銅以来、40年ぶりのメダル獲得に挑む。(志田健)
"左もOK"内田ポリバレントアピール

練習で岡崎(右)と競り合う内田
Photo By スポニチ
U―23日本代表DFの内田がポリバレント(多様性)で北京行きの切符をつかむ。ゲーム形式の8対8では定位置の右ではなく左でプレーした。それでも、鹿島ではナビスコ杯で左サイドバックの経験もあるだけに「左も右も変わらない。やれと言われればやる」とキッパリ。5日の磐田戦ででん部を負傷したが「練習も普通にやれてるから大丈夫。まずはメンバーに残らないと」と闘志を燃やしていた。
[ 2008年07月09日 ]
内田「左サイドもやる」"両刀宣言"…U―23代表合宿

ボール回しでディフェンスに入る内田
U―23日本代表候補が8日、千葉県内で合宿2日目に臨み、DF内田篤人(20)=鹿島=が北京五輪で本来の右だけでなく左サイドもこなす"両刀"を宣言した。
8対8の練習で右サイドに入ったが、味方が攻撃に出ると一気に左へ斜行した。左サイドでパスを受け右足シュートでフィニッシュ。これを何度も繰り返した。残り10分間は左に張り付いて攻撃の起点になった。
「五輪のメンバーは少ないから、左もできればいいと思う。個人的には右利きは、左サイドの方がシュートを打ちやすいし、プレーしやすい点も多いと思う」。五輪への帯同メンバーは18人。複数のポジションをこなせれば生き残りにつながる。反町監督の指示ではないが、非常事態に備え、06年ナビスコ杯でしか経験のない左を試みた。
5日のリーグ戦、磐田戦ででん部を痛め、走る時に痛みが走るが、9日の練習試合千葉戦も「できます」と反町監督に直訴。「普段と違うポジションをやれば勉強にもなる。視野も広がるし、パスの受け方ひとつでも変わる」。"両刀"を携えて北京に臨む。
(2008年7月9日06時01分 スポーツ報知)
最初に篤人を左サイドで使ったのは新人時代2006年のオールスターであった。
アウトゥオリ監督が試合後半にコンバートしたことは記憶に残る。
そのせいでサッカーダイジェストの選手名鑑では左SBのポジションが設定されておる。
その、篤人はジュビロ戦で臀部を負傷していたとのこと。
であればU-23は辞退して欲しかったところである。
しかしながら現状スターシステムではそれも叶わぬのであろう。
前向きな発言をさせられており、涙を誘う。
これ以上の負傷を抱えず帰ってきて欲しいものである。
ユダ復帰間近
鹿島DF浩二J復帰へ調子上向き
鹿島DF中田浩二(28)が8日の練習でキレのある動きを見せ、13日の東京戦出場に向けて調子が上向いてきた。主力組は5日に磐田戦、サブ組は6日にサテライト東京戦を戦ったこともあり、中田は若手ら3選手と交じって調整。1対1の対人練習では巧みなフェイントからシュートを決めるなど、格の違いを見せつけた。右ひざ痛で長期離脱が続いていたが、4シーズンぶりのJ復帰に向けて調子を上げてきた。
[2008年7月8日20時41分]
いよいよユダの復帰が近づいてきたようである。
試合勘が心配なところではあるが、怪我人人生の長い選手である、そこは何とかするのでは無かろうか。
ところでサテに出ていない若手3選手とは船山、大道、川俣なのであろうか。
こんなところでユダの為に役立ったのは、不幸中の幸いであった。
マルシーニョ見参

本日午後、マルシーニョ選手がチーム合流のため、来日いたしました。
以下、成田空港でのマルシーニョ選手のコメントです。
マルシーニョ選手:
長旅だったので少し疲れていますが、練習はすぐにでもやりたいし、早くチームに貢献できればと思っています。(契約は半年ですが)目標はできるだけ長く鹿島に残ることです。この半年できちんとチームに貢献して、長く鹿島でプレーしたいと思います
なお、マルシーニョ選手は明日からチーム練習に合流する予定となっております。
夏以降の切り札マルシーニョがいよいよ来日。
彼はこのラストチャンスで認められレンタルから本契約へ移行したと考えているようである。
期待に胸がふくらむ。
FW起用となるのか、攻撃的MFで出場するのか見物である。
長くプレイする一員となるよう結果を残して欲しい。
篤人疲労困憊
7日、千葉県内で五輪代表最終メンバー選考を兼ねた合宿がスタートした。練習の締めに行われた7対4のミニゲーム後、守備側のDF内田、吉田、青山は疲労でピッチに倒れ込んだ。初日からいきなり2時間と練習が長かったうえ、GKを除く10人が狭いペナルティーエリア内で、30分にわたりボールを追い続ける厳しい内容。内田は「3日間、短いけどケガしないようできれば」と苦笑い。6日にリーグ戦があり、内田らとは対照的に軽い調整に終わったDF水本は「サバイバル感はある」と危機感を抱いていた。
[2008年7月8日8時14分 紙面から]
7月7日深夜放送のスポルトでも篤人の忙しさは放映されておった。
リーグ戦、ナビスコ杯、ACL、天皇杯、U-23北京五輪、フル代表W杯予選と重なってはたまったものではない。
本人の申すようにケガさえせねば良いのであるが、浦和の鈴木啓太やガンバの遠藤ヤットのように原因不明の離脱と相成っては目も当てられぬ。
また、スポルトでコメントしておったように、ケガをせぬとも心が壊れては身も蓋もない。
そしてそのしわ寄せはクラブが背負い込むこととなるのである。
もうそろそろ代表引退を宣言しても良い頃合いではなかろうか。
U-23興梠全力アピール
“当落線上”興梠は全力アピール誓った
U―23日本代表のFW興梠が生き残りに闘志を燃やした。6月中旬のミニ合宿ではアキレス腱痛を抱えて参加。同14日のカメルーン戦も不出場となったため五輪メンバーへの選出は当落線上。それだけに「今回はケガもないし体調的も問題ない。本大会に近づいてきて緊張感はある。どっちに転んでも、悔いのないようにやりたい」と力を出し切ることを誓った。
[ 2008年07月08日 ]
“当確線上”ならぬ“当落線上”、スポニチも上手いことを言ったとご満悦であろう。
それ以前に、落選前提の招集には疑問が残る。
期待されているのはわからぬではない。
しかし、結局のところ五輪予選代表においてもJにおいても結果を出したとは言い切れぬ。
そこに現状の興梠慎三の立場あある。
まずは鹿島で結果を出さねばならぬ。
短い時間でも存在感を示さねば次なるステップへは進めぬものである。
次回は斉彬も家定もやっと退場である。
寿命短く大望を果たせなかった二人が長生きしすぎたせいで緊張感のないドラマになっておった。
今後はテンポの良い展開を望む。
日韓オールスター選出
JOMO CUP 2008に新井場・岩政・小笠原選手が選出!
本日、JFAハウスでJOMO CUP 2008の出場選手発表記者会見が行われ、J ALL STARSに鹿島アントラーズからは新井場選手、岩政選手、小笠原選手の3名が選出されました。
以下、記者会見に出席したオズワルド オリヴェイラ監督のコメントです。
「このような素晴らしい大会の第1回目に監督として選ばれ、としても光栄ですし、感謝しております。両国のリーグ関係者、スポンサー、そしてファン・サポーターの皆様の期待に応えられるようにがんばりたいと思います。両チームには素晴らしい選手が集まっているので、我々監督は彼らから高いパフォーマンスを引き出すようにできればと思います。この大会が永遠に続くきっかけを今回でつかめればいいと思います」
日韓オールスター出場選手発表
JOMO CUP 2008(8月2日、国立競技場)出場選手発表会見が7日、JFAハウスで行われた。今年からオールスター戦は、Jリーグと韓国Kリーグの対戦に変更。J−ALLSTARSは昨季J王者のオズワルド・オリベイラ監督(鹿島)、K−ALLSTARSは元韓国代表FW車範根監督(水原)が指揮を執る。オリベイラ監督は「高いパフォーマンスを引き出す作業をして選手を送り出したい」、車監督は「両国に喜びを与えられるよう頑張る」とコメントした。
J−ALLSTARSのメンバーは次の通り。
▽GK 楢崎正剛(名古屋)都築龍太(浦和)
▽DF 中沢佑二(横浜)岩政大樹(鹿島)田中マルクス闘莉王(浦和)新井場徹(鹿島)駒野友一(磐田)
▽MF 今野泰幸(東京)金南一(神戸)小笠原満男(鹿島)山瀬功治(横浜)二川孝広(G大阪)阿部勇樹(浦和)中村憲剛(川崎F)金崎夢生(大分)
▽FW ヨンセン(名古屋)鄭大世(川崎F)バレー(G大阪)
[2008年7月7日15時11分]
鹿島、浦和から6選手…JOMOカップ出場選手
Jリーグは7日、ことしから日本と韓国のプロリーグ選抜が対戦するオールスター戦、JOMOカップ(8月2日・国立競技場)の出場選手各18人を発表した。Jリーグ選抜はMF小笠原(鹿島)やDF闘莉王(浦和)ら昨季優勝の鹿島、2位の浦和から最多の3人ずつを選んだ。鹿島のオリベイラ監督がJ選抜の指揮を執る。
DF中沢(横浜M)、MF中村(川崎)ら日本代表組のほか、19歳のMF金崎(大分)韓国代表の金南一(神戸)も選出された。Kリーグ選抜は車範根監督(水原)が指揮を執る。
Jリーグのオールスター戦は昨季まで東西対抗などの形式で開催し、ファン投票やリーグ推薦で選手を選んできた。今回のJリーグ選抜は、オリベイラ監督の意見を参考に選考委員会が選手を決めた。
(2008年7月7日16時17分 スポーツ報知)
昨日のニッカンにて報じられておったように新井場が選出、そして岩政と小笠原主将も選ばれておる。
個人的にはこのような催し物に出場させたくはない。
しかしながら、現在のパフォーマンスを考慮し、同ポジションの他チームの選手と比較すると彼らが出場せざるを得ないことは紛れもない事実である。
こうなってしまっては、負傷せぬよう祈るだけであろう。
あくまで親善的を目的とした試合であることを相手国の選手および監督に認識しておいて欲しいものである。
イノパンを語る
不運としか言いようのない伊野波と青山敏弘の落選
2008/07/03(木)
2008年7月2日:日本の優秀な若手選手に、アドバイスを少し。
2012年のロンドンオリンピック出場を目指すチームのキャプテンになって欲しい。そうJFA(日本サッカー協会)から頼まれても、引き受けないことだ。2004年の鈴木啓太と、2008年の伊野波雅彦。2人の共通点を見ればその理由がわかるだろう。
つまり、アテネの予選でキャプテンを務めたにもかかわらず、最後の最後に山本監督の選考から振り落とされた鈴木と同じ運命が、アントラーズの才能豊かな選手、伊野波にも訪れたのである。
実際には予選中に水本がキャプテンの座を引き継いだので、伊野波は最後までキャプテンであったわけではなかったが、私には、反町監督の20名の代表候補から彼が振り落とされたことが未だに信じられない。
日本を北京に導くうえで主導的な役割を果たしたのに落選した。これはまったくの不運だと、伊野波とサンフレッチェのMF青山敏弘は考えたほうがいいだろう。チームが3バックの布陣を採用する場合、青山直晃が右側、水本が左側の位置につき、伊野波がリベロとして招集されると確実視されていた。
だが、反町監督が4バックに切り替えると伊野波のスタメンの座が危うくなった。右サイドもできないこともなかったが、クラブでも代表でも、そのポジションでは内田のほうの評価が高かったのだ。
さらに森重と吉田という、高い潜在能力を持つ中央のディフェンダーが2人加わったため、入れ替わりで伊野波が落選となってしまったのである。
伊野波の落選は、私にはとても残念だ。彼は知性豊かな万能選手で、成熟した雰囲気と威厳をもってプレーする選手である。鈴木啓太のように代表に再招集されることも、伊野波なら可能だろう。
青山敏弘について言えば、オーバーエイジ枠の遠藤の選出に影響を受けたのは明らかだが、それが唯一の理由というわけでもないだろう。予選でも先発では起用されていなかったが、プレッシャーのかかる試合の終盤に素晴らしい働きをするはず、と私は考えていた。
それに、日本をスコアレスドローに導き予選突破を決めたサウジアラビア戦、ゴールライン上での信じられないようなクリアは今もみんなの記憶に残っていることだろう。
私は、中盤の中央は青山と細貝のコンビネーションがなかなか気に入っていた。正直言うと、ものすごく創造的なコンビというわけではないのだが、2人はタックルと激しいプレーで相手チームのプレーを分断することができた。細貝をDFとして招集し、青山敏弘を落としたことからみて、どうやら反町監督は4−2−3−1のフォーメーションを採用するようだ。
つまり、中盤の「2」の部分は遠藤と梶山に任せ、梅崎、谷口と本田圭佑 が「3」の部分に入り、李が務めると思われるワントップをサポートするのだろう。
さて、これが日本の長所を活かした布陣になっているかどうか?
ジェレミー・ウォーカーはなかなか詳しくイノパンを見ておる。
落選理由は一般的な見解であるが、イノパンに対する「知性豊かな万能選手」という評価は鋭く確信を突いていると言えよう。
努力の先にはフル代表もあるとジェレミーは語る。
鹿島においても様々なポジションで貢献しておる。
これは少人数で戦う代表でも有利となろう。
イノパンは代表への道を進んでいく男となっていくのであろう。
それには鹿島でポジションを得、結果を出す必要がある。
我等は伊野波雅彦に未来託す為、少なくない金額を投資したのである。
北京五輪は無くなったとしても、2010南アフリカ、2014ブラジルが待っておる。
期待しておる。
イノパンと共に歩もうではないか。
小笠原主将日本代表待望論
献身プレー 鹿島・小笠原 頼れる29歳
2008年7月6日11時21分
(5日、鹿島2―1磐田)
新井場の低い左クロスを中央で田代が合わせ損ねた。失われかけた鹿島の先制機を、ものにしたのは小笠原。守備の薄い逆サイドを見逃さず走り込み、右足で決めた。
ただ、今の彼は、ゴールだけでは語れない。真骨頂はその後の立ち居振る舞いにある。周りに指示を飛ばして守備組織を整え、自ら体を張って球を奪った。「みんな、守備意識が高かった」。得点は二の次で、そう喜んだ。
かつて黙々と自分のプレーに徹した攻撃好きな29歳は最近、「僕は守備の人」「鹿島が勝つために戦う」と繰り返す。
昨夏までの1年間を過ごしたイタリア・メッシーナで控えに甘んじ、逆に視野を広げた。チームのことを第一に考えるようになった。
日本代表は06年W杯を最後に遠ざかる。だが、関係者によると、5月中旬に代表メンバーが発表された時、その2日前まで岡田監督は鹿島幹部に電話し、左太ももを負傷していた小笠原の状態を問い合わせていたという。
もう万全。「今なら、今までと違う自分を代表で出せる」と本人も思いを募らす。機は熟している。(中川文如)
リーグ戦2試合連続ゴールで俄然盛り上がる小笠原主将の代表復帰論。
報知の飛ばし記事でなく朝日が岡田日本代表監督自身の電話を報じてきた。
これはかなり信憑性が高まったのでは無かろうか。
朝日の報道で重要なのは代表復帰に対し試合の結果ではなく人間性の成長を報じておることである。
過密日程の中、選手を代表に取られることにはネガティブな気持ちになるところではあるが、ここは我等も視野を広げ、快く送りだそうではないか。
ボランチならばチューヤンもイノパンも控えておる。
修人も実戦で試して欲しい気持ちもあるのである。
篤人に加え、小笠原主将もユダも送り出し、岩政と有ちゃんも復帰させ、更に興梠も選出させようではないか。
我等は青木さえ健在ならば10年は戦える。
ジュビロ戦報道

【磐田−鹿島】ゴールを決めて喜ぶMF本山(右)(撮影・栗山尚久)
<J1:鹿島2−1磐田>◇第15節◇5日◇エコパ
鹿島が1点差を守りきって3連勝を収め、暫定2位に浮上した。2−0リードから後半16分に失点。だがそこから攻撃的MFの野沢、本山を交代し、3ボランチを形成。守備網をしいて、後半ロスタイム7分間も磐田のパワープレーを冷静にはね返して逃げ切った。オリベイラ監督は「魂を持った選手たちであることは今日の試合だけじゃなく、この3試合を振り返っても分かることだ」と選手をたたえていた。
[2008年7月5日23時17分]
オリベイラ執念で鹿島2発2位/J1

ロスタイム7分を表す電光掲示板
<J1:鹿島2−1磐田>◇第15節◇5日◇エコパ
鹿島には勝利への執念があふれ出ていた。その代表格がオリベイラ監督。終盤、異例の「ロスタイム7分」の掲示を見て、納得できずに怒り狂った。「ポーハ!(ポルトガル語でバカの意)」。1万8000人の観衆の中で怒声が最上階の記者席にまでとどろく。選手は集中力を保ち、接戦を制しても怒りは収まらない。「曽ケ端の(約3分の)スパイク交換が(試合中に)あったから」と主張した磐田MF名波に詰めより、一触即発となった。
試合後は「レフェリーの判断だからコメントしたくない」と前置きした上で「珍しい数字だ。曽ケ端のスパイク交換があったとしてもだ。日本では1人の交代で約30秒。両チームで6人交代しても、その数字にはたどり着かない」と主張。持論通りなら掲示とは1分の差だが、信念を曲げるつもりはなかった。
選手のプレーにも勝利への執念が乗り移った。前半34分にはMF本山の外側を巻くようにDF新井場が走り抜けた。DFの注意を引きつけ、2点目となるシュートコースを開けさせた。8月の球宴にもJリーグ代表選出が濃厚な新井場は「オトリのつもりでもなく、もらうつもりだった。自分の仕事をしただけ」と冷静。だが職務を果たしているからこその3連勝。指揮官、選手が戦う集団と化した鹿島が2位に浮上した。【広重竜太郎】
[2008年7月6日8時51分 紙面から]
鹿島3連勝!2位浮上
2008.7.6 05:00
J1第15節第1日(5日、静岡ほか=6試合)昨季王者の鹿島は磐田を2−1で下して3連勝。新潟に敗れた名古屋を抜いて勝ち点28で暫定2位に浮上し、首位の浦和に勝ち点1差とピタリ。
蒸し暑さも強行日程も鹿島にはマイナス材料ではなかった。前節、名古屋に4−0の勢いは健在だった。前半3分、MF小笠原が右足で先制すると、同34分には左から持ち込んだMF本山が続き、試合を決めた。
2日のナビスコ杯・清水戦から中2日。疲れはあった。それでも「集中力や注意力が切れない。魂を持った素晴らしい選手だ」とオリベイラ監督は絶賛した。
並行開催のアジアCLからも学んだ。「(この日は)暑かったけど、ベトナムや中東の暑さを経験したから」とMF青木。1試合で体重3キロ減ながら、勝ち点3に笑顔を見せた。
3連勝で2位浮上。これくらいで、昨季の王者は満足しない。「3点目を入れていれば」と貪欲なのは小笠原。その厳しさで、一気に浦和越えを狙う。(望月文夫)
小笠原2戦連続ゴール!鹿島J最速450勝
<磐田・鹿島>ジウシーニョのマークをかわしドリブルする鹿島・小笠原
Photo By スポニチ
【鹿島2−1磐田】勝ち点2差に5チームがひしめく上位争いで、鹿島が首位・浦和にしっかりと食らいついた。アウェーで磐田と対戦し、前半3分のMF小笠原満男(29)の2試合連続ゴールなどで2―1で勝利。J最速となる公式戦通算450勝を達成した。浦和と勝ち点差なしの2位だった名古屋が新潟に1―2で敗れたため、鹿島が暫定2位に浮上。6日は3試合が行われる。
チームに節目の勝利をもたらしたのは、頼れる主将の一発だった。前半3分、DF新井場の左クロス。FW田代がニアでつぶれ、ボールはファーサイドに流れた。エリア内で拾ったのが小笠原だ。GKの動きを冷静に見極め、右足でゴール右上に強烈に決めた。試合の流れを引き寄せる、今季4得点目。「みんな守備の意識を高くやってくれた」。チームJ最速での公式戦通算450勝に笑顔をのぞかせた。
主将がピッチで輝けば、オリヴェイラ監督の采配も光った。試合前に磐田の右サイドバック、駒野がいるサイドを徹底して攻めるよう指示。小笠原の先制点も、前半34分のMF本山の追加点も、鹿島にとって左サイドからの攻撃から生まれた。後半にチームが劣勢に立たされると、MF中後を投入してボランチを2枚から3枚に増やし、磐田の猛攻をしのいだ。指揮官の手腕がさえ渡っての3連勝に、DF内田は「当然だろうけど、やっぱり監督の目は肥えてるよ」と脱帽した。
今季は開幕から5連勝も、アジアチャンピオンズリーグ出場による疲労蓄積で徐々に失速。7試合勝てない時期もあった。それでもリーグ中断中にしっかり休養し、練習再開後はフィジカルを鍛え直して、中盤での流れるようなパスワークが復活した。後半16分に失点して公式戦5試合連続完封は逃したものの、オリヴェイラ監督は「この日も献身と謙虚なプレーを表現してくれた」と手応えを口にした。名古屋とFC東京が敗れたため、暫定2位に浮上。首位奪回こそならなかったが、浦和とは依然として勝ち点1差だ。昨季のJ王者が、連覇に向けて勢いを上げてきた。
[ 2008年07月06日 ]
小笠原2戦連発!鹿島2位…J1第15節
後半、競り合う磐田・名波(左)と鹿島・小笠原
◆J1第15節 第1日 磐田1―2鹿島(5日、エコパ) 鹿島が逆境をはねのけ、3連勝で公式戦通算450勝目を手にした。引っ張ったのはMF小笠原だ。前半3分、DF新井場のクロスに走り込んで、右足で2試合連発となる先制点。1点差に追い上げられた終盤は、守備に走り回る姿でチームを鼓舞。「勝ったけど、先に3点目を取っていたらもっと楽だった」。肩で息をしながら勝利の瞬間を迎えた。
6月25日からの3週間は、中2日で公式戦3試合を戦う。だが、同じくアジア・チャンピオンズリーグ、ナビスコ杯を戦うG大阪は中2日の試合が1試合。さらに、この日は前代未聞のロスタイム7分を取られた。オリヴェイラ監督も「07年王者に敬意が足りない。不思議だ。何か意図的なものを感じる」と怒りを爆発させるほどだが、主将は「疲れた」とも言わず、黙々と結果を出し続ける。
前半34分には、選手会長MF本山にも今季初得点が生まれた。「初ゴールはうれしいけど、点を取らなくてもチームが勝てばうれしいからね。今日の勝利は大きいよ」。全タイトル奪取を狙う今季。日程の矛盾にも、ロスタイムにも負けず、2人の“キャプテン”が2位へと押し上げた。
(2008年7月6日06時02分 スポーツ報知)
いつもは代表絡みで篤人を報じておるのだが、今節は無し。
篤人のスーパークリア2発が無ければ結果が変わっておったやも知れぬのに残念である。
記者は試合を観ておらぬのであろう。
そんななかでニッカンが異常なアディショナルタイムを報知が日程の矛盾、異常なアディショナルタイムについて報じておる。
特にガセの多い報知であるがジャーナリズムの良心は持っておるようである。
ジュビロ戦コメント
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
前半3分で点を獲れたのは良かったが、その後気が緩んで軽率なプレーが出てしまった。その時に相手にリズムを渡してしまったが、総合的に見て良い試合ができた。後半終盤も相手にプレッシャーをかけられたが、ピッチにいる選手11人全員がチームのために献身的に最後まで集中・注意力を切らさずに頑張ってくれたと思う。
【J1:第15節 磐田 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
7月5日(土) 2008 J1リーグ戦 第15節
磐田 1 - 2 鹿島 (19:03/エコパ/18,479人)
得点者:3' 小笠原満男(鹿島)、34' 本山雅志(鹿島)、61' カレンロバート(磐田)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
「開始3分で点を取ったのは良かったが、その後でどうしても少し気が緩んでしまったり、少し軽率なプレーが出てしまったり、あるいは狙いとしていた部分、指示を守れなかった選手が数名いて、その時間帯で相手にリズムを渡してしまったという部分は反省しなければいけない。ただ、総合的に見れば、良い形で試合ができたと思う。
後半の終盤は、相手に押された時間帯もあったが、そこもピッチにいる選手11人全員が、チームのために献身的に働く、動く、プレーをするという意識が高くて、本当に良い試合の運び方ができた。90分を通して総合的に考えれば、献身とか謙虚さというところを全員がプレーで表現してくれたと思う」
以上
【J1:第15節 磐田 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●岩政大樹選手(鹿島):
「2-0でもうちょっと長い時間過ごしたかったが、思ったより早く失点してしまったので、その後少し落ち着かせる時間が必要だった。ただ、少し時間が経ったらまた落ち着いてできていたので、大丈夫かなという感じだった。それでも最後の時間は多少不安だった。つねに0点に抑えるためにやっているので、個人的には満足感はないけど、(チームに)疲れもあったし、勝てたので良しとしようと思う」
Q:途中から3ボランチにした意図は?
「満男さんと青木の2ボランチだと、間だというか僕たちの前のスペースが空いてしまうことが多いけど、そこを3ボランチにすれば、はっきりと1人そこに残る人間が決まるので、その真ん中を抑えるということが一番だったと思う」
Q:いつもよりも中盤でボールを回される時間は長かったと思いますが、それによって慌てる部分はなかったですか。
「勝っていたので、バランスを崩さないことをいちばんにやっていた。だから、中盤で回されることは、基本的には心配してなかった。中盤で相手が回しているときに、うちの陣形が崩れないことがいちばんなので。とくにジュビロの場合は、FWと中盤が入れ替わったりすることが多いので、それについていこうとすると向こうの思うつぼになると思う。そこはある程度やらせておいて、最終的には両サイドからのクロスしかなかったので、そこに対応するときにバランスを崩さなければいいと思っていた。ただ、失点した場面だけ、僕が少し前に出て行った後だったので、ちょっと陣形が崩れていたことが悔やまれる」
●新井場徹選手(鹿島):
「今日はたまたま良い形で前半に2点取ることができたけど、後半の戦い方は課題が残ると思う。守りに入ったわけではないけど、押し込まれる場面が長い時間あったので。もう1点取って試合を決めるとか、もうちょっと前でキープして楽な試合運びをするとか、まだ課題はあると思う。やっぱり今日のように点差がついたときにどう戦うかというのが、今のチームの課題だと思う」
Q:連戦の疲れというのもあったと思うが
「中2日だろうが1週間だろうが、目の前の試合では勝ち点3を取りにいく中で、連携とか個人の戦術とか、持っているものをしっかり100%出せるように、みんな心がけていると思う。それが今は良い形で出ているんじゃないかと思う」
Q:先制点の2人の間を通すクロスは技ありでしたね。
「まあコースもあのコースしかなかったし、有三がうまくニアに飛び込んでくれたからボールもこぼれたと思う。でも、個人的にどうこうよりも、チームが勝点3を取れて、上に食らいつけたというのが、いちばん大きなことだと思う」
日程とアディショナルタイムについての監督コメントは検閲されて報じられず。
R25はメディアの精神をもっており、J's GOALはメディアではないということなのであろう。
-日程の影響はあったか?
影響は絶対にある。同じくACLを戦うG大阪は日曜に試合なのに、我々はいつも土曜日なのは疑問に思う。
次に1週間空いて日曜日に試合があるが、また水曜日に試合がある。その時は土曜日でいいではないか。
07ACLを戦うチームに対して配慮が足りないのではないか。厳しく言えば敬意が足りないのではないか。
-ロスタイム7分というのは珍しいと思うが、長すぎると感じたか?
選手は集中力を保っていたが監督は選手たちについてどう感じたか?
そのことについてはあまりコメントしたくない。珍しい数字だと思う。曽ケ端のスパイク交換、選手交代も6人あったが、全部足してもそんな時間にはならないと思う。
我々が追いつきたいときにはいつも2,3分だが、アウェーにいくと4,5分取られるのは不思議だ。
選手たちについては、魂を持っているすばらしい選手たちだと言うのは言っておきたい。これまで3試合タフな試合を乗り越えてきて、7分のロスタイムについてもよく集中ししていた。
カウンター注意報
鹿島3連勝目指す J1・5日磐田戦
2008/07/05(土) 本紙朝刊 スポーツ A版 12頁
攻守ともに好調キープ
Jリーグ1部(J1)第15節は5、6日、各地で9試合を行う。鹿島は5日、エコパスタジアムで磐田と対戦する。キックオフは午後7時。リーグ再開後、調子を取り戻しており、3連勝を目指す。
鹿島は7勝4分け3敗、勝ち点25で3位。前節は2位名古屋との直接対決を制し、浦和、名古屋との勝ち点差を1に縮めた。直前のナビスコ杯は守備的な清水を崩しきれずに0−0の引き分けに終わったが、攻守ともに好調を維持。攻撃ではボール保持率が高く、守備でもカウンターに対する意識が徹底されている。青木は「自分たちがやるべきことを確立していきたい」と話す。
対する磐田はナビスコ杯を予選敗退、中6日での試合。休養十分でホームでの一戦を迎える。前節の横浜戦は公式戦3戦連発となるジウシーニョのゴールで完封勝ち。5勝2分け7敗、勝ち点17で13位に浮上し、降格圏内から脱出した。
ジュビロはかつての華麗なボール回しは影を潜め、泥臭いカウンターのチームに堕ちてしまった。
もうクラシコとは呼べぬこの戦いに圧倒し、我等の存在を世間に知らしめる必要がある。。
ダニーロ欠場のこの試合のキーマンはカウンターの芽を摘む青木剛であろう。
彼が言うように我等の戦術を思い知らせてやろうではないか。
ダニーロ故障
鹿島ダニーロ故障欠場で勝利のローテ崩壊
鹿島の勝利のローテーションが崩れた。MFダニーロが右ひざ痛で4日の最終調整をリタイア。5日の磐田戦は欠場することになった。3連勝を狙うチームにとっては痛手だ。来日1年目は不振だったが、今季はスーパーサブとしての出場を中心に公式戦21試合8得点4アシストと抜群の成績を残している。
リーグ再開後も2戦連発中。MF本山からダニーロというリレーがパターン化していた。本山も「監督からもメンバーに入っている選手は力は変わらないと言われているので、最初から飛ばしている部分はある」とペース配分を考えずにプレーしていたメリットを認める。前半戦はACL1次リーグの蓄積疲労で失速しただけに、後半戦は運動量を求められる攻撃的MFはローテーションで起用する方針だった。ダニーロの復帰に時間がかかれば、大きな戦力ダウンになる。
[2008年7月5日8時48分 紙面から]
絶好調だったダニーロが欠場。
これは痛い。
水戸黄門の印籠が如く後半に登場し試合を決めてくれておった。
スーパーサブどころでは無いのである。
本日のジュビロ戦欠場は仕方ないとしても、軽傷であることを望む。
今年の初勝利天皇杯決勝戦以降、ダニーロの笑顔と共に我等はあるのであるから。
ユダ、ハートブレイク
加藤あいと中田浩二破局していた
交際中だった女優加藤あい(25)とサッカー元日本代表DF中田浩二(28=鹿島)が破局していたことが4日、分かった。複数の関係者によると、2人はすでに親しい人たちに、別れを認めているという。一時は結婚に向けて仕事を減らしていた加藤だが、今後はドラマやCM撮影と積極的に仕事をこなしていく方針。4月に右ひざを手術した中田も、13日のJ1東京戦で復帰の予定。2人とも、それぞれの仕事に集中していくつもりだ。
[2008年7月5日6時28分]
結婚の為に帰国したとばかり思っておったが、世の中上手くいかぬもの。
ユダが名古屋を選ばなかったせいやも知れぬ。
これを機に鹿島に集中して欲しいと願う。
しかしながら、次の浮き名で話題を集めるのも面白いかも知らぬ。
篤人と並んで営業を担っておるのだから。
岩政、裂傷ヘッド
鹿島DF岩政、頭部裂傷気にしない
鹿島DF岩政大樹(26)が4日、頭部負傷の不安がないことを強調した。2日のナビスコ杯清水戦で右目上の部分を裂傷して大流血。5針程度を縫った。まだ抜糸も済んでないが5日の磐田戦に向けて「ヘッド? ピッチに立ったら何も考えない。磐田戦はテーピングを巻くことを考えている。みんなにも似合うと言われてますし(笑)」と笑顔だった。
[2008年7月4日20時31分]
昨季のマスクマンに比べれば、裂傷などものともしないということであろう。
あの時はフェイスガードを付けながら連続ゴールを記録しているのである。
今回もテーピングで得点して欲しい。
今季は未だリーグ戦のゴールがない。
これでは岩政の望む代表復帰は遠のくばかりである。
守備は安定しておるので、ここらで一発お見舞いして攻撃面でのアピールを望む。
蒼井優映画版か福田沙紀舞台版か
横浜が20日鹿島戦でアロハ着用来場で割引
横浜が20日鹿島戦で、ホーム日産スタジアムをハワイ化する。25日からのハワイ文化紹介イベント「ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル」とタイアップし、会場をハワイアン装飾。スタッフもアロハを着用し、来場者もアロハ着用なら入場料割引のサービスを予定するなど、会場をハワイ一色に染める。関係者は「海の日の試合なので、海のイメージを会場に持ち込みたかった」と意図を説明した。また8月9日のG大阪戦では、会場は夏祭りのイメージに変身。縁日の出店や花火、和太鼓ライブで真夏の一戦を盛り上げる。
[2008年7月4日6時45分 紙面から]
横浜M集客へアロハ、浴衣で割引大作戦
横浜Mが3日、夏のビッグゲーム2連戦を勝ちきるために「8万人集客作戦」を打ち出した。日産スタジアムで行う20日の鹿島戦、8月9日のG大阪戦を集客強化試合に指定。担当者は「1試合最低4万人は来てもらいたい」と語気を強めた。
2試合ではさまざまな趣向を凝らす。鹿島戦では「ハワイアン・トリコロール」と題し、アロハ着用の来場者に対しチケットの割引を検討。G大阪戦は夏祭りをイメージし、浴衣での応援を要望。スタジアムでは花火の打ち上げも計画する。
昨年8月11日の横浜ダービー、横浜C戦は同じく集客強化試合と位置付け、約5万4000人を動員。試合も8―1と圧勝した。サポーターは一番のパワー。ホームでの強豪2クラブ撃破へ、集客を呼びかける。
(2008年7月4日06時01分 スポーツ報知)
序盤こそ好調そうに見えたFマリノスであるが、ここまでリーグ戦が進むと実力が見えてくる。
実力で上が目指せないとなれば、上位に依存する施策もやむなしといったところと言えよう。
仕方がないのでアロハを着用しようとも思う。
しかしながら、元々はカジュアルから発祥したアロハシャツであるが、現在ではハワイの正装である。
これを着るならばサッカー観戦よりもフラガールではなかろうか。
「わだし…踊る!!」
豪州の洗礼
鹿島、9月ACLでの飛行機座席がない!?
鹿島がアジアチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のアデレード戦(9月24日・アウェー)で利用する帰国便の座席確保が難航していることが3日、分かった。搭乗する予定だったメルボルン―成田線の定期便が、9月から廃止されることが決定。旅行社を通じて急きょ別路線での手配を急いでいるが、ビジネスクラスの座席を人数分確保するのが難しい状況で、便を分けて帰国する可能性もある。
現在ケアンズ―成田線の帰国で調整しているが、乗り継ぎ回数は2回と当初よりも増える。また、エコノミークラスの座席に回される選手、スタッフが出てくる可能性が高いという。中3日で臨む28日の清水戦(カシマ)で、移動疲れが生じるのは必至。「今も最善を尽くして座席の手配を進めている」と旅行社の担当責任者。ハードな移動に打ち勝つことができるか。
(2008年7月4日06時01分 スポーツ報知)
アウェイ故の障害が立ちはだかってきた。
空の道はビジネス直結の為、簡単に消滅する。
東京-メルボルン間にお金の匂いは無くなったということか。
「世界から隔離された都市」の面目躍如である。
無くなってしまう航路にこだわっても仕方のないところ。
乗り継ぎが増えることによる弊害をいかに少なくするかが課題となろう。
これも今後世界を戦う上での経験とあるのである。
清水戦報道
鹿島監督、清水の守備に脱帽/ナビスコ杯
<ナビスコ杯:鹿島0−0清水>◇準々決勝第1戦◇2日◇カシマ
鹿島は徹底して守った清水ディフェンスを崩せなかった。相手は前半から終始、守備意識を高く持ち、クロスへの対応にはフィールドプレーヤー7人が守る場面も。シュートは鹿島が14本と、相手の3本に対して圧倒したが、最後までゴールネットは揺らせなかった。
オリベイラ監督は「彼らが集中力を切らさずにやった結果だと思う」と、脱帽していた。
[2008年7月2日23時12分]
鹿島、守備的清水にゴール奪えずドロー
2008.7.3 05:00
Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ準々決勝第1戦(2日・カシマスタジアムほか=4試合)鹿島は清水と0−0ドロー。守備ではシュート3本に抑え、3戦連続で完封したが、守備的な相手から最後までゴールを奪えず、オリベイラ監督は「得点できなかったのは残念」。DF岩政は「清水はあれだけ守ってOKと思っているかもしれない。そのやり方を後悔させないといけない」と第2戦、敵地での勝利を誓った。
鹿島チャンス生かせず…無失点が救い
<鹿島・清水>頭に巻いた包帯に血をにじませながらフル出場した鹿島・岩政
Photo By スポニチ
【鹿島0―0清水】鹿島がゲームを完全に支配したものの、0―0狙いで自陣に引いた相手を崩せずにスコアレスドロー。MF本山は「チャンスがなかったわけではない。決められなかった」と悔やんだ。ひじ打ちを受け、額から流血しながらもフル出場したDF岩政は「アウェーゴールを与えなかった。目的は果たした」と3年連続のベスト4進出に向け手応えを口にした。
[ 2008年07月03日 ]
鹿島、清水の戦術批判「あれはないでしょ」…ナビスコ杯
◆ナビスコ杯決勝トーナメント 準々決勝第1戦 鹿島0―0清水(2日・カシマ) 異例ともいえる相手への戦術批判が噴出した。鹿島はシュート14本の猛攻を仕掛けたが、スコアレスドロー。11人全員で守りを固め、攻める気なしの清水に、MF小笠原は「あれはないでしょ」。DF岩政も「理解できない」と吐き捨て、「こんなサッカーをしてきて、第2戦では後悔させる結果を出したい」と8月6日の第2戦での勝利を誓った。
(2008年7月3日06時36分 スポーツ報知)
鹿島ホームドロー 守備意識高め無失点
2008/07/03(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 7頁
6年ぶりのナビスコ杯制覇を目指す鹿島の初戦は、スコアレスでの引き分け。結果だけ見れば、勝てなかったのは痛いようにみえるが、アウェーゴールを考えれば、無失点で抑えたことは大きな成果だろう。本山が「ホームなので1点取りたかったが、負けなかったのでプラスマイナスゼロ」と話すように、最低限の結果は残した。
試合は前半から一方的な展開だった。開始からカウンター狙いで引いてきた清水に対し、圧倒的にゲームを支配した。最終ラインだけでなく、中盤でも自由自在にボールを回した。だが、「こんなサッカーをしてきて、第2戦では後悔させる結果を出したい」「引かれましたね。チャンスもあったが決め切れなかった。センタリングの精度を上げていかないといけない」と本山。青木も「相手が守備を考えていたのは分かった。J1で力のあるチームが守備をしてきたら、崩すのは難しい」と話した。後半にはダニーロ、増田、興梠と攻撃の選手を投入、最後まで攻め続けたが、ゴールは決められなかった。
ただ、イライラしかねないゲームでも、守備への意識を崩すことはなかった。幾度かカウンターから、ひやりとする場面をつくられたが、体を張ったプレーで止めるなど、シュートはわずか3本に押さえ込んだ。
次は勝負を決するアウェー戦。野沢が「理想は負けも引き分けもいらない」と話すように、勝利こそが常勝集団の義務だ。「日本平では、きょうのようにはならないと思う。相手も出てくれば、うちの前線の選手の動き出しが生きてくる」と青木。得点を奪えば引き分けでも準決勝進出が決まる。残り90分でいかにゴールを上げるかがミッションだ。
小笠原主将の申すように、あれはない。
しかしながら、ルールに何ら反することのない立派な戦術である。
開き直ったところは、逆に賞賛するところやも知れぬ。
Jリーグの弱小クラブが欧州並みになってきたということであろう。
今後のトレンドを占う一戦であった。
とはいえ、清水は敗戦という現実を先送りにしただけなのである。
1ヶ月後に後悔させてやろうではないか。
清水戦コメント
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
(相手がかなりディフェンシブな戦い方でなかなかゴールを奪えなかったが?)守備的な狙いが彼らの意図でもあったと思うし、第2戦はホームで戦えるアドバンテージもあるので(彼らにとっては)最低限の結果だったのではないかと思う。我々はなんとかホームで得点につなげることができなかったのが残念だった。
【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 清水】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
7月2日(水) 2008 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 0 - 0 清水 (19:00/カシマ/6,757人)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:清水の方がディフェンシブに引いてきて難しい試合だったと思います。戦ってみていかがでしたでしょうか?
「指摘されたとおり、守備的というのが彼らのひとつの意図でもあったし、また彼らは第2戦をホームで戦えるという有利なアドバンテージがあるわけですから、ここでは最低限の結果を求めていくのは当たり前のことです。ただ、つなげることが出来なかったのは残念です。彼らが集中力を切らさずにやった結果だと思います」
以上
【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 清水】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山雅志選手(鹿島):
「ホームなので1点取って勝ちたかった。リーグ戦でも相手に1点取られて負けているので残念。
(センタリングに対して)ニアで合わせられればいいけど、誰かがニアに飛び込まないといけない。負けなかったのでプラスマイナスゼロ。点を取れればプラスだったけれど相手にも取られてない。J1リーグ戦を挟むけど、次は勝ちたい」
Q:後半のドリブル突破について
「パス、パスで単調になっていた。1人かわしてドリブルで入ればと思ってました。あのときはフォーメーションが変わって中盤が3枚になっていたので、ボールを取られるとまずいし、相手もそれを狙っていた。ああいう(流れを変える)プレーを増やしていきたいと思います」
●興梠慎三選手(鹿島):
「相手がすごい引いていたんでスペースがなかった。動くスペースがなくて厳しかったです。ああいうチームに対しても積極的にいけたら良いんですけど…。
(反町監督が)来ていることは上から聞いていたので、試合に出たら結果を出したかった」
●青木剛選手(鹿島):
「アウェイゴールを取られたら最悪だった。ゼロで終わって良かった。2試合合計の戦いになるので、次のアウェイで1点取れば有利になる。最低限の結果は残せたと思う」
Q:相手はカウンター狙いだった?
「それが狙いだと思う。ただ、勢いを感じることはなかった。ベタ引きで、ほとんど守備を考えながらやっている感じだった。守備重視でやってきたのは、試合の中でもわかった。崩すのはなかなか難しかった。
後ろは、僕と岩政と伊野波でカバーするつもりだった。サイドバックも高い位置にあげて、ほとんどうちがハーフを越えてプレーしていたと思う。日本平の時は後ろが空くはず。点を取れば有利になる」
●内田篤人選手(鹿島):
「(ミドルシュートは)小学生くらいのスピードだった。相手がもっと来た方が嫌だった。来るとは思ったんだけど、カウンターだけ気を付けていた。
有ちゃん(田代選手)がいるんで高い球を上げればなんとかなると思っていた。オーバーヘッドじゃなくてもシュートを打てる、もうちょっと良いボールをあげればよかった。有ちゃんは良い球がいけば決めるからね」
有ちゃんに良いボールが行かなかったことも事実であるが、ダイビングヘッドを決めておればヒーローであったと思われる。
頼むぜ有ちゃん、嵐を呼ぶ男。
ナビスコ杯開幕
鹿島きょう清水戦 ナビスコ杯準々決勝第1戦
2008/07/02(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
ホーム初戦に気合
Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦は2日、各地で4試合を行う。鹿島はカシマスタジアムで清水と対戦する。キックオフは午後7時。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場のため、予選を免除されており、ナビスコ杯初戦となる。決勝トーナメントはホーム&アウェー方式で行われるため、ホームでの初戦を制し、有利に立ちたい。
鹿島はリーグ戦再開後は2連勝。第14節では好調の名古屋から4得点を奪い完封勝ちし、調子を上げてきている。スタメンに変更はなさそうだが、1日は懸命にセットプレーを練習。ピリピリ感が伝わってくる中、攻守にわたって動きをチェックした。謹慎中だった大道、船山も練習に復帰した。
清水は予選Bグループを3勝2分け1敗で1位通過。フェルナンジーニョが京都へ移籍したが、リーグ再開の京都戦では2−1で逆転勝ち。勢いに乗ってくると考えられるが、対する鹿島も「メンタル的なとこも含めて、次(清水戦)につながる2試合だった」と新井場。「チャンスがあるタイトルは全部狙っている」と話すように、選手のモチベーションは高い。02年以来、6年ぶりのナビスコ杯制覇へ向けた戦いが始まる。
決勝トーナメントは2試合で勝敗がつかない場合は、得失点差の次にアウェーゴール数が取り入れられるため、初戦のホームでは失点しないことも重要になってくる。野沢は「1点の重みは分かっているし、そういう経験もしている。決勝で負けた思いもあるし、去年は準決勝で負けた。1試合1試合勝つことが大事になる」と初戦へ向け気合を入れる。
ナビスコ杯は是が非でも獲りたいタイトルである。
秋の爽やかな昼間の国立競技場にこだまする歓声、そして口には香ばしいリッツ。
スポンサーのナビスコ様々である。
その思いも今日のこの試合に勝利してこそ味わえるのである。
イノパンも問題ない、謹慎選手もユダも練習に合流、ベストメンバーで挑もうではないか。
新たな開幕として兜の緒を締め戦うときである。
ユダ全体練習合流
中田浩二センターバックでJ再デビュー
鹿島のMF中田がセンターバックで起用されることが濃厚となった。右ひざの故障からこの日、本格的にチームに合流。2日のナビスコ杯準々決勝第1戦、清水戦に向けたセットプレーの確認ではセンターバックで起用された。中田は「ポジションはどこでもいい」と話したが、J再デビュー戦は、オリヴェイラ監督との話し合いにより13日のホームFC東京戦に設定された。
[ 2008年07月02日 ]
鹿島・中田が合流…復帰戦13日F東京照準
スイス・バーゼルから3年半ぶりに鹿島に復帰したDF中田浩二(28)が1日、右ひざ骨挫傷(こつざしょう)などのリハビリを終え、全体練習に本格合流を果たした。サブ組の居残り練習ではセンターバックに入り、負傷後初めてとなる対人練習を消化。痛みもなく、オリヴェイラ監督と協議し、13日のF東京戦(カシマ)を復帰の目標に据えたことを明かした。
「焦ることはない。1シーズンを考えたらここでしっかりフィジカルをやりたい。来週1週間あるし、実戦を増やして13日を目指す」と中田。オリヴェイラ監督には「練習の中で動きを思い出しながらやっていってほしい」と指示を受けており、来週中に連係面を強化して復帰戦に臨む。「自分がうまくチームに入っていけるようにしたい」と意気込んだ。
(2008年7月2日06時01分 スポーツ報知)
ユダは欧州でもまれたフィジカルを活かしCB起用される模様。
確かに黄金どころかプラチナとも呼べる中盤を動かすことは出来ず、J屈指の攻撃力を誇る左サイドバックの新井場に代えることは出来ぬ。
となると、負傷した大岩のところに入るのは必然とも言る。
前節までイノパンが務めておったが負傷とのことなので、大事を取って練習ではユダがイノパンの代役を務めただけというオチもあろう。
大岩、金古、後藤が離脱しており、イノパンも微妙という状況が生んだだけの可能性もあるのである。
いずれにせよ、激しいポジション争いに勝利した者がレギュラーとして試合に出場するのである。
誰が出ても鹿島は鹿島なのである。
大道、船山練習復帰
酒気帯び運転などで処分の謹慎2選手復帰…鹿島
酒気帯び運転などで謹慎処分を受けていた鹿島MF大道広幸、MF船山祐二が1日、処分が解けて練習に復帰した。練習前には大東和美社長を始めとするスタッフ、選手に謝罪。その後、1日2部練習をこなした。大道は「サッカーのやれる楽しさが分かった。迷惑をかけた分、これから出直して一生懸命やっていきたい」と話した。
(2008年7月2日06時01分 スポーツ報知)
解雇もやむなしから這い上がる過程の二人である。
ここは彼等の言葉を信じ、再びピッチへ戻ってくることを期待したい。
どん底を味わった人間は強い。
砂を噛んで練習に励むのだ。
イノパン回復
鹿島DF伊野波が順調に回復
鹿島がナビスコ杯獲得に執念を見せる。ACL出場で同杯予選が免除されているため、2日の準々決勝第1戦の清水戦が大会初戦となる。6月28日のリーグ名古屋戦で左足首を痛めていたDF伊野波は順調に回復し、1日の最終調整も全メニューを消化。「大丈夫です」と力強く出場を宣言した。DF岩政は「うちはどのタイトルでも狙いに行くチームだから」と常勝を義務づけられていることを意識していた。
[2008年7月1日20時13分]
不安視されたイノパンであるが問題なく出場できる見込み。
ユダもポジションを虎視眈々と狙っておる。
大岩の代役とはいわせぬ働きをせぬうちは笑うことも適わぬところ。
ここは得点に絡み攻撃力を見せたいところである。
ナビスコ杯清水戦プレビュー
7月2日(水)ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 清水(19:00KICK OFF/カシマ)
リーグ中断時のキャンプで激しいフィジカル練習を行ってきた鹿島。ここに来て、その成果が出てきている。
リーグ再開後の初戦だった大分戦では、試合勘がなく90分間のペース配分が悪く、攻撃に鋭さを感じることは難しかった。その後の名古屋戦でも、中2日ということもあり「自重」。ただし、相手に押し込まれる場面がありつつも、いつでも攻めにいける余裕を残しながらの勝利だった。
キャンプで蓄積していた疲労も回復に向かい、チーム状態もフィジカルも上向いている。これからの試合内容が非常に楽しみな状況だ。
対戦するのは清水。今季のJリーグ第12節では敗れたものの、それまで5連勝(リーグ戦・天皇杯)と近年の対戦成績はよい。チーム状況も、攻撃を担う前線の選手が固定できず、チームの軸が定まっていない様子だ。先のリーグ戦でも京都に対して辛勝。放ったシュートは90分で5本、最後は相手オウンゴールで勝利を手にしている。
一見すれば、楽な対戦相手のように思えるが、鹿島のオリヴェイラ監督はリーグ戦での敗戦が悔しかったのか、前日練習を見る限りかなり警戒心を持っているようだ。いつもの練習では、レギュラー組に渡されるビブスの配布が今日は無し。セットプレーの練習は、すべての選手が練習着のままで行った。また、セットプレーに対しては、いつにも増して入念に指示を送った。どうやら明日の試合のポイントになりそうだ。
チーム練習には、復帰した中田浩二も参加。明日の出場はまだ難しそうだが、練習でも積極的に若手選手に声をかけ、存在感は抜群。加入会見でのコメント通り、今後チームに大きく貢献する選手であることは間違いない。
今年、鹿島はACLに出場しながら国内3大タイトルの制覇も目指している。特にこれまでナビスコカップでは、無類の強さを発揮してきた。15回行われた大会のうち、10回でベスト4に進出。カップ戦の最多勝利数・最多得点数のトップはいずれも鹿島だ。また、昨年の6月30日での敗戦以来、カシマスタジアムでは負けがない。明日、負けなければサポーターはカシマスタジアムで丸々1年間、チームが負けた姿を見ていないことになる。
ナビスコ杯では、リーグ戦と違いアウェイゴールが大きな要素となる。
「(ナビスコ杯に対する)あまり実感はないです。でも、チームは勝っているし心配はしていない。明日はアウェイゴールをさせない」
ディフェンスのリーダーである岩政は、リーグ戦からの切り替えを意識していた。
1年間負け知らずという「メモリアルゲーム」となる可能性があるだけに、多くのサポーターがスタジアムに足を運び選手に声援を送って欲しい。
以上
2008.07.01 Reported by 田中滋
ビブスを配布せず明日のレギュラーを隠しておる模様。
明日は今季後半を予想する大事な一戦である。
ターンオーバーはどうなるのか、北京五輪時の右SBは試されるのか?若手にチャンスはあるのか...etc
まさに楽しみである。
大黒にオファーしていた
東京Vは30日、昨季までセリエAのトリノでプレーしていた元日本代表FW大黒将志(28)の獲得を発表した。契約期間は12年1月までの3年半、年俸は7000万円(推定)。1日から練習に合流する。
大黒は午後9時前に東京・稲城市のクラブハウスを訪れ、契約書にサイン。当初は大きな隔たりがあった条件面でようやく合意に達し、「子供のころからのあこがれである名門ヴェルディ(東京V)の一員になれてうれしい。復活に貢献したいです」と笑顔で語った。
大黒は06年1月にG大阪からフランス2部グルノーブルに移籍。07年にはトリノに移籍したが、同クラブ所属の2年間で出場はわずか11試合にとどまり無得点に終わった。契約期間満了に伴い、昨季限りで退団。当初は海外でのプレーを希望していたが、鹿島など複数のJクラブからオファーが届き、本人も日本代表復帰への思いが強いことからJ復帰を決断した。「コンディションを上げて、点をたくさん取りたい」と大黒。約2年半ぶりにJのピッチに帰ってくる“大黒様”のプレーに注目が集まりそうだ。
[ 2008年07月01日 ]
密かに放浪者・大黒にオファーを出しておったとのこと。
確かに実力が不明瞭な澤昌克よりは実績も十分であり、移籍金がかからないので魅力的な選手であった。
その辺りは抜け目はなかった模様。
しかしながら、年俸面での折り合いもつかず、スタメン保証も出来ぬ故、獲得に至らなかったように見える。
逃した魚を小さくするため、次回対戦時には完封で見返す必要があろう。
緑虫の手先に落ちた大黒などものともせぬところを見せつけようではないか。
あの男にはUNOでもやらせておけばよいのである。