U-23北京五輪日本代表 内田篤人選出
U-23日本代表メンバーに内田選手が選出
本日、日本サッカー協会から北京オリンピック日本代表メンバーが発表され、内田篤人選手が選出されました。アントラーズからオリンピック本大会の代表メンバーに選ばれたのは6人目となります。
<内田選手コメント>
今までいろんな人が注目されてきた中、最後の18人というメンバーに入れたのはすごい嬉しいですけど、メンバーに選ばれなかった選手の中に仲のいい選手もいっぱいいるのでその分気を引き締めないといけないなとすごく感じています。チームをまとめる役まではできなくでも自分ができることを一生懸命やりたいと思います。
<アントラーズ所属のオリンピック代表選手>
柳沢敦(1996アトランタ、2000シドニー)
平瀬智行(2000シドニー)
中田浩二(2000シドニー)
本山雅志(2000シドニー)
曽ケ端準(2004アテネ=オーバーエージ)※2000シドニーはバックアップメンバーとして帯同
内田篤人(2008北京)
【内田篤人選手/鹿島アントラーズ】北京五輪メンバー選出についてのコメント [ J's GOAL ]
本日、第29回オリンピック競技大会(2008/北京)サッカー男子メンバーが発表されました。
メンバーに選ばれた内田篤人選手(鹿島)のコメントは以下の通りです。
●内田篤人選手(鹿島):
Q:選ばれた感想から聞かせてください。
「選ばれていろんな人に注目されて18人のメンバーに入れたことはすごく嬉しいです…。けど、メンバーに残れなかった選手、仲の良い選手もいっぱいいるので、その分、気を引き締めないといけないなと感じています」
Q:18人に残ったというのはどういうところが評価されたと思いますか?
「監督さんやスタッフの方がそういうところは見てくれてると思うので、僕はやれることを一生懸命やった結果だと思うので、あまりそこは考えたことがないです」
Q:オリンピックは、アメリカ・ナイジェリア・オランダとの対戦になります。内田選手としてここがポイントだなというところはありますか?
「初戦がやっぱりアメリカなんで。そこはみんな同じことを言うかもしれないですけど、初戦はうまく良いゲームをして勝ちたいなと思います。ワールドユースでも初戦いい形で勝てて、それで波に乗れたということがいい勉強になったので、オリンピックでもまずはいい形で準備したいなと思います」
Q:今回のメンバーのなかでフル代表を経験している選手は少ないと思います。その経験をどういかしたいと思っていますか?
「A代表に入っているから特別という意識はないです。できることを一生懸命やりたいと思います」
Q:遠藤選手が辞退したことでOA枠はなくなりました。そのことについてはいかがですか?
「ずっとこのメンバーでやってきたので、それほど僕の中では意識してないことでした。オーバーエイジがいるいない関係なく、結果を出さなきゃいけないと思っています」
Q:大会まであと3週間です。意気込みをお願いします。
「サッカーに興味がない人でもオリンピックでやっていれば見ると思うので、恥ずかしくないプレーをすることはもちろんですし、さっきも言いましたけど、メンバーに入れなかった人たちもいるのでその分もしっかり戦いたいと思います」
Q:チームの目標は?
「オリンピックは初めてなんで、目標がベストなんとか、というのは無いですけど、少しでも上のレベル、強い相手とやりたいなと思います」
Q:本大会で対戦するアメリカ、ナイジェリア、オランダそれぞれの印象をお聞かせ下さい。
「あまり彼らのサッカーは見ないのでよくわからないですけど、アメリカは野球も強いのでサッカーも強いと思います。ナイジェリアはワールドユースでやってるんで身体能力もあるんだけどかなり上手いイメージがあるので、身体能力でカバーというよりは足下で繋いで上手いイメージです。オランダはユーロでも見ましたけど、あれに近いようなチームじゃないかと思います」
Q:ちょうど1年前にナイジェリアと対戦されていると思います。1年前といまと変わった部分などありますか?
「まわりを気にしなくなったと思います。1年前と言うよりは、(鹿島に)入団して、まわりが言うことを気にしながらというところが多少あったんですけど、いまはもうなにを言われようが自分のやりたいことをプレーできるようになったので、オリンピックでも思ったようにプレーしたいと思います。もちろんチームプレーは一生懸命やりますし、チームが勝つために一生懸命プレーしようという気持ちが強くなったと思います」
Q:北京の舞台でどんなプレーを見せたいと考えていますか?
「オリンピックだから特別なことをやるわけではなくて、今まで小学校からサッカーをやってきましたけど、これほど注目されるのもなかなか無いことなので、自分がJリーグでやっているプレー、鹿島でやっているプレーを出したいと思います」
以上
昨日の大活躍も興梠は落選。
当然の結果と言えよう。
そもそもカメルーン戦において出場機会がなかったところでこの結末は見えておった。
ACLの都合でトゥーロン国際大会に帯同できなかったことも大きかったかもしれぬ。
岡崎と森本はこの大会で結果を残したことは事実である。
とはいえ、たかがU-23の大会に呼ばれなかっただけである。
何を気にするところがあろうか。
鹿島でレギュラーを奪うことの方がよほど重要なのである。
マルキーニョス、田代を越えてポジションを得ようという大事な時期でもある。
また、ここでマルシーニョという元セレソンの強大なライバルも現れた。
興梠はのこのこ北京に遊びに行っている場合ではない。
また、ただでさえ層の薄いFWを残してくれたと好意的に受け取ることも出来る。
五輪代表が抜けている間も試合は続く。
第19節浦和戦、ナビスコ杯準々決勝2nd legと落とせない試合が組まれておるのだ。
むしろこちらで結果を残し、フル代表を目指したいところである。
それだけの逸材であることは本田主将(当時)を突き飛ばしたときから我等は知っておるのだ。
本日、日本サッカー協会から北京オリンピック日本代表メンバーが発表され、内田篤人選手が選出されました。アントラーズからオリンピック本大会の代表メンバーに選ばれたのは6人目となります。
<内田選手コメント>
今までいろんな人が注目されてきた中、最後の18人というメンバーに入れたのはすごい嬉しいですけど、メンバーに選ばれなかった選手の中に仲のいい選手もいっぱいいるのでその分気を引き締めないといけないなとすごく感じています。チームをまとめる役まではできなくでも自分ができることを一生懸命やりたいと思います。
<アントラーズ所属のオリンピック代表選手>
柳沢敦(1996アトランタ、2000シドニー)
平瀬智行(2000シドニー)
中田浩二(2000シドニー)
本山雅志(2000シドニー)
曽ケ端準(2004アテネ=オーバーエージ)※2000シドニーはバックアップメンバーとして帯同
内田篤人(2008北京)
【内田篤人選手/鹿島アントラーズ】北京五輪メンバー選出についてのコメント [ J's GOAL ]
本日、第29回オリンピック競技大会(2008/北京)サッカー男子メンバーが発表されました。
メンバーに選ばれた内田篤人選手(鹿島)のコメントは以下の通りです。
●内田篤人選手(鹿島):
Q:選ばれた感想から聞かせてください。
「選ばれていろんな人に注目されて18人のメンバーに入れたことはすごく嬉しいです…。けど、メンバーに残れなかった選手、仲の良い選手もいっぱいいるので、その分、気を引き締めないといけないなと感じています」
Q:18人に残ったというのはどういうところが評価されたと思いますか?
「監督さんやスタッフの方がそういうところは見てくれてると思うので、僕はやれることを一生懸命やった結果だと思うので、あまりそこは考えたことがないです」
Q:オリンピックは、アメリカ・ナイジェリア・オランダとの対戦になります。内田選手としてここがポイントだなというところはありますか?
「初戦がやっぱりアメリカなんで。そこはみんな同じことを言うかもしれないですけど、初戦はうまく良いゲームをして勝ちたいなと思います。ワールドユースでも初戦いい形で勝てて、それで波に乗れたということがいい勉強になったので、オリンピックでもまずはいい形で準備したいなと思います」
Q:今回のメンバーのなかでフル代表を経験している選手は少ないと思います。その経験をどういかしたいと思っていますか?
「A代表に入っているから特別という意識はないです。できることを一生懸命やりたいと思います」
Q:遠藤選手が辞退したことでOA枠はなくなりました。そのことについてはいかがですか?
「ずっとこのメンバーでやってきたので、それほど僕の中では意識してないことでした。オーバーエイジがいるいない関係なく、結果を出さなきゃいけないと思っています」
Q:大会まであと3週間です。意気込みをお願いします。
「サッカーに興味がない人でもオリンピックでやっていれば見ると思うので、恥ずかしくないプレーをすることはもちろんですし、さっきも言いましたけど、メンバーに入れなかった人たちもいるのでその分もしっかり戦いたいと思います」
Q:チームの目標は?
「オリンピックは初めてなんで、目標がベストなんとか、というのは無いですけど、少しでも上のレベル、強い相手とやりたいなと思います」
Q:本大会で対戦するアメリカ、ナイジェリア、オランダそれぞれの印象をお聞かせ下さい。
「あまり彼らのサッカーは見ないのでよくわからないですけど、アメリカは野球も強いのでサッカーも強いと思います。ナイジェリアはワールドユースでやってるんで身体能力もあるんだけどかなり上手いイメージがあるので、身体能力でカバーというよりは足下で繋いで上手いイメージです。オランダはユーロでも見ましたけど、あれに近いようなチームじゃないかと思います」
Q:ちょうど1年前にナイジェリアと対戦されていると思います。1年前といまと変わった部分などありますか?
「まわりを気にしなくなったと思います。1年前と言うよりは、(鹿島に)入団して、まわりが言うことを気にしながらというところが多少あったんですけど、いまはもうなにを言われようが自分のやりたいことをプレーできるようになったので、オリンピックでも思ったようにプレーしたいと思います。もちろんチームプレーは一生懸命やりますし、チームが勝つために一生懸命プレーしようという気持ちが強くなったと思います」
Q:北京の舞台でどんなプレーを見せたいと考えていますか?
「オリンピックだから特別なことをやるわけではなくて、今まで小学校からサッカーをやってきましたけど、これほど注目されるのもなかなか無いことなので、自分がJリーグでやっているプレー、鹿島でやっているプレーを出したいと思います」
以上
昨日の大活躍も興梠は落選。
当然の結果と言えよう。
そもそもカメルーン戦において出場機会がなかったところでこの結末は見えておった。
ACLの都合でトゥーロン国際大会に帯同できなかったことも大きかったかもしれぬ。
岡崎と森本はこの大会で結果を残したことは事実である。
とはいえ、たかがU-23の大会に呼ばれなかっただけである。
何を気にするところがあろうか。
鹿島でレギュラーを奪うことの方がよほど重要なのである。
マルキーニョス、田代を越えてポジションを得ようという大事な時期でもある。
また、ここでマルシーニョという元セレソンの強大なライバルも現れた。
興梠はのこのこ北京に遊びに行っている場合ではない。
また、ただでさえ層の薄いFWを残してくれたと好意的に受け取ることも出来る。
五輪代表が抜けている間も試合は続く。
第19節浦和戦、ナビスコ杯準々決勝2nd legと落とせない試合が組まれておるのだ。
むしろこちらで結果を残し、フル代表を目指したいところである。
それだけの逸材であることは本田主将(当時)を突き飛ばしたときから我等は知っておるのだ。
ユダ・満男代表合宿招集へ
小笠原&中田浩、代表招集へ!岡田監督明言
2008.7.14 05:03
28−30日の日本代表候補合宿に、鹿島のMF小笠原とMF中田浩が招集されることが確実となった。13日の鹿島−FC東京戦を視察した岡田監督は、「中田浩二? 霧でよく見えなかった」と冗談交じりに話したが、試合前に鹿島幹部に2人の情報を収集。「一回見てみます」と招集の意向を示した。代表復帰すれば小笠原は06年ドイツW杯以来、中田浩は07年6月以来となる。(カシマ)
岡田監督、小笠原&中田招集を約束
日本代表の岡田監督が鹿島のDF中田とMF小笠原を日本代表に招集する意向を明かした。鹿島―FC東京を視察後、鹿島関係者に「1回見てみる」と招集を約束した。日本代表は28日から3日間の強化合宿を予定しており、すでに新戦力数人の招集を示唆している。2人はその中に入ったようだ。
[ 2008年07月14日 ]
小笠原と中田を代表候補合宿に招集
日本代表・岡田武史監督(51)が13日、鹿島幹部と会談し、MF小笠原とDF中田を28〜30日の代表候補合宿に招集することを通告した。鹿島 ―F東京戦を視察した代表指揮官は、鹿島の実力派2人を高く評価しており、試合前に「2人を1回、見てみたい」と招集要請を行った。
日本代表でも期待が大きいユーティリティープレーヤー中田は後半33分に途中出場し、1323日ぶりにJリーグに復帰。「勝って再スタートできてうれしい」と4―1の勝利に笑みを見せた。約5分間だけ中田のプレーをチェックし、スタジアムを後にした岡田監督は「中田は霧でよく見えなかった」と得意の“おとぼけコメント”。
(2008年7月14日06時01分 スポーツ報知)
ユダは負傷にも拘わらず呼ぼうとしておったので、昨日の試合で十分に実戦に耐える姿を見せたのであるから代表に呼ばれるのは当然であろう。
問題は小笠原主将である。
これまで幾度となく報知のガセに付き合わされてきたが、今回はサンスポとスポニチも報じておる。
それだけでなくこれにあった報知報道の関係者コメントではなく試合を視察した岡田日本代表監督の言葉として報じられておるのは信憑性がある。
遂に06ドイツW杯以来の日本代表小笠原満男が現れるのやもしれぬ。
とはいえ、代表合宿に呼ばれるだけであり、病気療養中の遠藤ヤットの代役であることは否めない。
また、小笠原満男を試すのであれば、抜群のコンビネーションを見せておる青木剛も見て欲しい。
あの男の活躍が現在の鹿島アントラーズを支えておることは、試合を生観戦しておれば一目瞭然である。
呼ばないとしたら岡田氏は霧で見えなかったというよりも老眼なのであろう。
2008.7.14 05:03
28−30日の日本代表候補合宿に、鹿島のMF小笠原とMF中田浩が招集されることが確実となった。13日の鹿島−FC東京戦を視察した岡田監督は、「中田浩二? 霧でよく見えなかった」と冗談交じりに話したが、試合前に鹿島幹部に2人の情報を収集。「一回見てみます」と招集の意向を示した。代表復帰すれば小笠原は06年ドイツW杯以来、中田浩は07年6月以来となる。(カシマ)
岡田監督、小笠原&中田招集を約束
日本代表の岡田監督が鹿島のDF中田とMF小笠原を日本代表に招集する意向を明かした。鹿島―FC東京を視察後、鹿島関係者に「1回見てみる」と招集を約束した。日本代表は28日から3日間の強化合宿を予定しており、すでに新戦力数人の招集を示唆している。2人はその中に入ったようだ。
[ 2008年07月14日 ]
小笠原と中田を代表候補合宿に招集
日本代表・岡田武史監督(51)が13日、鹿島幹部と会談し、MF小笠原とDF中田を28〜30日の代表候補合宿に招集することを通告した。鹿島 ―F東京戦を視察した代表指揮官は、鹿島の実力派2人を高く評価しており、試合前に「2人を1回、見てみたい」と招集要請を行った。
日本代表でも期待が大きいユーティリティープレーヤー中田は後半33分に途中出場し、1323日ぶりにJリーグに復帰。「勝って再スタートできてうれしい」と4―1の勝利に笑みを見せた。約5分間だけ中田のプレーをチェックし、スタジアムを後にした岡田監督は「中田は霧でよく見えなかった」と得意の“おとぼけコメント”。
(2008年7月14日06時01分 スポーツ報知)
ユダは負傷にも拘わらず呼ぼうとしておったので、昨日の試合で十分に実戦に耐える姿を見せたのであるから代表に呼ばれるのは当然であろう。
問題は小笠原主将である。
これまで幾度となく報知のガセに付き合わされてきたが、今回はサンスポとスポニチも報じておる。
それだけでなくこれにあった報知報道の関係者コメントではなく試合を視察した岡田日本代表監督の言葉として報じられておるのは信憑性がある。
遂に06ドイツW杯以来の日本代表小笠原満男が現れるのやもしれぬ。
とはいえ、代表合宿に呼ばれるだけであり、病気療養中の遠藤ヤットの代役であることは否めない。
また、小笠原満男を試すのであれば、抜群のコンビネーションを見せておる青木剛も見て欲しい。
あの男の活躍が現在の鹿島アントラーズを支えておることは、試合を生観戦しておれば一目瞭然である。
呼ばないとしたら岡田氏は霧で見えなかったというよりも老眼なのであろう。
FC西東京戦報道
鹿島小笠原「追加点狙う方がいい」/J1
<J1:鹿島4−1東京>◇第16節◇13日◇カシマ
鹿島が、リーグ戦4連勝で単独首位に躍り出た。後半13分に先制点を許すも、直後にFW興梠慎三とMFダニーロを投入して猛反撃。同17分に興梠のラストパスを受けたFWマルキーニョスが同点ゴールを奪うと、32分にはMF小笠原満男−マルキーニョスをつないで、MF本山雅志が勝ち越し弾。終了間際には興梠とダニーロも追加点を挙げて大勝した。DF中田浩二も守備固めでバーゼルから移籍後初出場。小笠原は「勝ちに持って行けたのはよかった。ここ何試合かは引いて守ることがあったけれど、追加点を狙っていく方が気持ちいい」と手応えを口にした。
[2008年7月13日23時16分]
鹿島浩二1302日ぶりJ復帰戦を勝利/J1
<J1:鹿島4−1東京>◇13日◇第16節◇カシマ
鹿島MF中田浩二(29)が1302日ぶりのJ復帰戦を勝利で飾った。勝ち越し点が生まれた直後の後半33分に投入。3ボランチの底に入り、守備のバランスを保った。右ひざの故障からの復調ぶりも視察した日本代表の岡田監督にアピール。「こういうスタートを切れて、勝てたことが一番大きい」。試合前にサポーターから大コールを受けた男は満足そうに話した。
[2008年7月14日7時58分 紙面から]
鹿島FW興梠最後のアピール弾/J1

後半44分、ゴールを決めた鹿島FWダニーロに笑顔で抱きつくFW興梠
<J1:鹿島4−1東京>◇13日◇第16節◇カシマ
北京五輪代表候補の鹿島FW興梠慎三(21)が、最後のチャンスに猛アピールした。3カ月ぶりの首位浮上がかかった東京戦で、0−1で迎えた後半16分に途中出場。直後に同点アシスト、同41分には貴重な3点目を決めて、チームを4−1の今季初の逆転勝利と、第5節以来の首位に導いた。14日の五輪代表メンバー発表を前に、当落線上の男がスーパーサブとしての適性能力を存分に発揮した。
悪い流れを断ち切るのに、興梠は1分も必要としなかった。後半16分の途中出場から数十秒後。ペナルティーエリア内で背後から東京DF長友の圧力を受けたが、下半身は揺らがない。タメをつくると、走り込んできたFWマルキーニョスに左足裏でラストパスを送り、同点弾が生まれた。スーパーサブの肩にかかる期待をすぐに形に変えた。
同41分には自ら決めた。右サイドからのパスをゴール前で受けると反転して右足を振り抜いた。11節ぶりの首位奪取を決定づける3点目。「後半の頭の方から出て力を出し切ろうと思った」と充実感を漂わせた。
14日に運命の時を迎える。北京五輪代表のメンバー発表。だが試合2日前の興梠はすでに覚悟を決めていた。「ここまで残ったのが奇跡。これで選ばれたら大逆転でしょう。誓志さん(MF増田)は(代表発足時に)10番を背負って伊野波さんは主将だったのに残れなかった。これで入ったら『まさかの興梠』ですよ」。昨年の最終予選では招集されたが、2試合無得点と実績は残せなかった。反町監督も春先の時点では鹿島幹部に興梠の評価が高くないことを伝えている。
だが勝負のサジは投げなかった。試合前にDF新井場ら先輩から「落選するんじゃない」と、かわいがり? の言葉を受けたが「いじられてもいい」と余裕で受け止めた。そして結果を残し「当確だな」と言葉を変えて見せた。視察した江尻コーチも「チームのために仕事をできる選手は大事」と評価した。やるだけのことはやった。「置かれている立場は厳しい。結果を出してダメだったら悔いはない」。あとは吉報を待つだけだ。【広重竜太郎】
[2008年7月14日8時47分 紙面から]
鹿島、4連勝で首位奪回!/J1
2008.7.13 21:53

濃霧立ち込める視界不良の状況でFC東京に勝利し、喜ぶ中田(6)ら鹿島イレブン=カシマ【フォト】
Jリーグ1部(J1)第16節最終日(13日・カシマスタジアムほか=3試合)鹿島がFC東京を4−1で下し、4連勝で勝ち点を31に伸ばして第5節以来の首位に返り咲いた。
カシマスタジアムに立ち込めた濃霧を振り払うようなゴールラッシュで鹿島が首位を奪い返した。後半17分から4得点。昨季王者は4連勝と完全に強さを取り戻した。
交代策が鮮やかに決まった。0−1の後半17分。ダニーロのパスを受けた興梠が流して、マルキーニョスのゴールを引き出した。同13分に先制された直後から途中出場した2人が即座に絡んでの同点劇。オリベイラ監督は「違う選手の特徴を生かしたかった。うまく機能した」と喜んだ。
守備に気を配る相手に対し、中盤と前線の連係が分断されていたそれまでとは見違えた。32分に本山が勝ち越すと復帰の中田を送り込み、興梠、ダニーロが加点。狙い通りの展開となった。
12日に浦和が敗れたことで得た首位浮上の絶好機を生かした。中断明けの好調なチームに指揮官は「けが人や選手の疲労が回復すれば、高いパフォーマンスを見せられることは、この数試合で分かると思う」と自信は揺るぎない。
中田が戻って戦力の厚みも増した。「ここから継続して首位にいられるかが一番難しい」と話す監督に対し、小笠原は「1位を守り抜くたくましさを見せていく」。トップを譲らない気構えを見せた。
中田浩の復帰飾った!鹿島、3カ月ぶり首位
2008.7.14 05:04

たちこめる濃霧の中、ゴールを決めた鹿島のFW興梠(右から2人目)。北京五輪代表入りへのアピールとなった【フォト】
J1第16節最終日(13日、カシマスタジアムほか)鹿島がFC東京に4−1と逆転勝ちし、第5節以来約3カ月ぶりに首位に返り咲いた。FWマルキーニョス(32)の同点弾を皮切りにゴールラッシュ。日本代表・岡田武史監督(51)が視察するなか、MF中田浩二(29)も1302日ぶりにJの舞台に復帰した。横浜Mは新潟に敗れて4連敗で16位と低迷、17位札幌と最下位・千葉の対決は札幌が3−0と圧勝した。
逆サイドが見えないほどピッチにたちこめる濃霧を、大歓声が切り裂いた。鹿島が4月5日の第5節以来となる首位奪取だ。 『鹿島劇場』の幕開けは、先制された後の後半17分だった。1分前に交代したばかりのMFダニーロとFW興梠が、流れるようなパスワークでつなぐと、最後はマルキーニョスが右足でズドン。 同32分にはマルキーニョスの右クロスにMF本山が飛び込んで逆転。同41分には興梠、試合終了間際にはダニーロがとどめのヘッド。注意報が出るほどの濃霧を振り払うかのようなゴールラッシュだった。 「(プレーできて)うれしかった。初めての試合で勝つ、負けるでは大違い。いい勝ち方ができたと思う」と振り返るのは、スイス・バーゼルから復帰し、1302日ぶりにJのピッチに帰ってきた中田浩だ。終盤10分ちょっとだが、3ボランチの真ん中でプレーし“凱旋(がいせん)試合”を勝利で飾った。 これでカシマスタジアムでは、公式戦24戦無敗。最後に敗れたのは、昨年6月30日のFC東京戦だった。因縁の相手に快勝し、3カ月ぶりに定位置についた。 それでも、今季初の逆転勝ちをMF小笠原は「先に失点しているということ。決していいイメージじゃない」と気を引き締める。さあ、連覇へ。前年王者がこのまま、首位を走り続ける。(峯岸弘行)

鹿島4点快勝4連勝!首位に返り咲く

<鹿島―FC東京>後半、ゴールを決める鹿島・興梠(右から2人目)。GK塩田
Photo By 共同
【鹿島4―1FC東京】カシマスタジアムに立ち込めた濃霧を振り払うようなゴールラッシュで鹿島が首位を奪い返した。後半17分から4得点。昨季王者は4連勝と完全に強さを取り戻した。
交代策が鮮やかに決まった。0―1の後半17分。ダニーロのパスを受けた興梠が流して、マルキーニョスのゴールを引き出した。同13分に先制された直後から途中出場した2人が即座に絡んでの同点劇。オリベイラ監督は「違う選手の特徴を生かしたかった。うまく機能した」と喜んだ。
守備に気を配る相手に対し、中盤と前線の連係が分断されていたそれまでとは見違えた。32分に本山が勝ち越すと復帰の中田を送り込み、興梠、ダニーロが加点。狙い通りの展開となった。
12日に浦和が敗れたことで得た首位浮上の絶好機を生かした。中断明けの好調なチームに指揮官は「けが人や選手の疲労が回復すれば、高いパフォーマンスを見せられることは、この数試合で分かると思う」と自信は揺るぎない。
中田が戻って戦力の厚みも増した。「ここから継続して首位にいられるかが一番難しい」と話す監督に対し、小笠原は「1位を守り抜くたくましさを見せていく」。トップを譲らない気構えを見せた。
[ 2008年07月13日 21:28 ]
鹿島復帰の中田が3年半ぶりに出場
【鹿島4―1FC東京】バーゼル(スイス)から鹿島に戻った中田が後半33分から、3年半ぶりに出場した。10分強のプレーに「今日は何もしてないから」と話したが「チームが勝てたことが一番よかった」と逆転勝ちを喜んだ。
手術した右ひざの回復具合が気掛かりなオリベイラ監督は「最終的には先発で使いたい」と欧州での経験を戦力として生かす考え。
[ 2008年07月13日 23:18 ]
中田浩二1323日ぶり帰ってきた

<鹿島・FC東京>1323日ぶりにJリーグ出場を果たした鹿島・中田は試合後、ユニホームを観客席に投げ入れる
Photo By スポニチ
【鹿島4―1FC東京】鹿島MF中田がリーグ戦では04年11月28日の名古屋戦以来、1323日ぶりにJのピッチに復帰した。後半33分、MF本山に代わって3ボランチの真ん中でプレー。堅実な守備で存在感を見せた。復帰初戦を勝利で飾り「これで僕自身も乗っていけると思う」と笑顔。サポーターから大声援を送られ「優勝という形で恩返ししたい」と2連覇を誓っていた。
[ 2008年07月14日 ]
鹿島が首位に返り咲く…J1第16節

鹿島・F東京戦 後半16分、同点ゴールを決めた鹿島・マルキーニョス(左)はアシストの興梠(右)と肩を組んで大喜び
(2008年7月13日21時30分 スポーツ報知)
興梠、五輪蹴念弾!鹿島奪首…J1第16節

後半41分、右足でシュートを決めた鹿島・興梠
◆J1第16節 鹿島4―1F東京(13日、カシマ) 反町監督に届け―。U―23日本代表候補のFW興梠慎三(21)=鹿島=が13日のF東京戦で途中出場ながら1得点1アシスト。14日の五輪出場メンバー発表前の最後の試合で、仙台―C大阪戦を視察したU―23日本代表の反町康治監督(44)に猛アピールした。メンバー選出は厳しい状況だが、最後まであきらめない姿勢をみせた。鹿島は4―1で勝ち、91日ぶりに首位を奪回した。
さわやかな表情だった。「もうやり残したことはないっすね。発表前の最後の試合で決められましたから」。FW興梠は試合後、選考の行く末を気にするまでもなく言い切った。14日五輪メンバー発表前の試合で1得点1アシスト。人事を尽くして天命を待つ。顔には、そんな文字が浮かんでいるようだった。
スーパーサブの職人芸をみせた。1点を追う後半16分にピッチに立つと、その1分後に結果を出した。エリア内中央でゴールを背にボールを受け、ヒールで左に流す。走り込んだFWマルキーニョスの同点弾を演出した。さらに同41分には、トラップから右足でゴール。「今日は自分で決めたかった」。派手なガッツポーズが飛び出した。
代表では不遇を味わってきた。地域のサッカーエリートが集まるトレセン。宮崎市内でも随一の選手だったが、90年代後半は少年犯罪が社会問題となり、日本サッカー協会から「トレセン選出にも素行面を考慮すること」という通達が発せられた。やんちゃだった興梠は結局、一度も招集されなかった。その後、ユースカテゴリーの代表歴もなし。そんな興梠が今回、初めて大舞台に手をかけた。
視察に訪れたU―23日本代表の江尻コーチも「良かったんじゃないですか。チームのためにプレーしていた」と高評価を与えた。五輪代表のFW枠は3人。ライバルも多く、選出は厳しい状況に変わりはない。だが、「あした、発表を待ちます。やれるだけのことはやった」と興梠。鹿島を91日ぶりに首位へと押し上げたスーパーサブの思いは、反町監督に届くのか。
(2008年7月14日06時03分 スポーツ報知)
鹿島4連勝、首位に〈J1第16節〉
2008年7月13日22時40分

写真後半44分、CKに頭で合わせゴールを決めたダニーロはガッツポーズ=鬼室黎撮影
鹿島首位に 興梠とダニーロ鮮やか逆転劇

写真後半41分、鹿島・興梠がゴールを決める
選手交代が逆転劇の「スイッチ」だった。
1点リードされた後半16分、鹿島のオリベイラ監督は興梠とダニーロ、2人を同時にピッチへ送り出した。
すると1分もたたないうちに、2人が同点弾を呼び込んだ。本山―ダニーロと渡ったパスを興梠がキープ。走り込んできたマルキーニョスに預けて得点をアシストした。
15分後に本山が勝ち越しの2点目を挙げると興梠が3点目、ダニーロが4点目と、FC東京の戦意を奪った。
尻上がりに調子を上げたのは、攻撃陣ばかりではない。後半33分には欧州移籍から4季ぶりに鹿島に戻った中田が出場し、不安定だった守りを落ち着かせた。
開幕5連勝で勢いよく飛び出したが、アジア・チャンピオンズリーグとの掛け持ちで選手の疲労が蓄積した。4月13日から5月17日までリーグ戦で7戦して3敗4分けと勝ち星から遠ざかる。一時は6位まで順位を落とした。
リーグ戦が中断の間、中田が復帰、ブラジルからマルシーニョを期限付きで獲得と効果的な補強をした。チーム内の競争が激しくなり、中断明けはこれで4連勝だ。
昨季もシーズン後半に小笠原が復帰。最後は9連勝で優勝にたどり着いた。同じようなパターンだが、今季は早くも首位に立った。「選手層が厚くなった感じがする」(鈴木強化部長)。2連覇へ着々と足固めに入った。(有吉正徳)
選手交代ズバリ、監督の“魔法”で鹿島イレブン踊る

4点目を決め、鹿島に復帰した中田浩(右)らと抱き合って喜ぶダニーロ(中央)=小林武仁撮影
鹿島4―1F東京(J1=13日)──鮮やかな逆転劇で、鹿島が首位に返り咲き。光ったのは「オズの魔法使い」と称されるオリヴェイラ監督の采配(さいはい)だ。
58分に先制された3分後、ダニーロと興梠を一気に投入。14日発表の五輪代表入りへ最後のアピールをかける興梠は直後にゴール前でパスを受け、自分の後ろを回り込んだマルキーニョスに、「簡単に落とせば決めてくれると思った」とヒールで絶妙のパスを送り、同点弾を演出した。
早い時間に追いつけば、流れは一気に傾く。77分にはカウンターからマルキーニョスの鋭い右クロスに、本山が左足を伸ばして合わせた。このゴールを最後にピッチを退き、指揮官と抱き合った本山は「攻撃がスピードアップしたし、交代がズバリ」と名将をたたえた。
「新しいアイデア、運動量のある選手を投入し、うまく機能した」とオリヴェイラ監督。終盤には興梠、ダニーロが駄目押しし、約3年半ぶりに古巣に戻った中田も中盤の底で初出場。明るい話題に事欠かない試合で、サポーターに不満があるとすれば、カシマスタジアム特有の濃霧でプレーが見えにくかったことくらいだろう。(青柳庸介)
(2008年7月13日23時40分 読売新聞)
ユダの復帰か興梠の大活躍と北京五輪当落が中心と思いきや、一般紙の朝日と読売はダニーロである。
やはり今季の好調の陰にダニーロ有りと言い切れるであろう。
<J1:鹿島4−1東京>◇第16節◇13日◇カシマ
鹿島が、リーグ戦4連勝で単独首位に躍り出た。後半13分に先制点を許すも、直後にFW興梠慎三とMFダニーロを投入して猛反撃。同17分に興梠のラストパスを受けたFWマルキーニョスが同点ゴールを奪うと、32分にはMF小笠原満男−マルキーニョスをつないで、MF本山雅志が勝ち越し弾。終了間際には興梠とダニーロも追加点を挙げて大勝した。DF中田浩二も守備固めでバーゼルから移籍後初出場。小笠原は「勝ちに持って行けたのはよかった。ここ何試合かは引いて守ることがあったけれど、追加点を狙っていく方が気持ちいい」と手応えを口にした。
[2008年7月13日23時16分]
鹿島浩二1302日ぶりJ復帰戦を勝利/J1
<J1:鹿島4−1東京>◇13日◇第16節◇カシマ
鹿島MF中田浩二(29)が1302日ぶりのJ復帰戦を勝利で飾った。勝ち越し点が生まれた直後の後半33分に投入。3ボランチの底に入り、守備のバランスを保った。右ひざの故障からの復調ぶりも視察した日本代表の岡田監督にアピール。「こういうスタートを切れて、勝てたことが一番大きい」。試合前にサポーターから大コールを受けた男は満足そうに話した。
[2008年7月14日7時58分 紙面から]
鹿島FW興梠最後のアピール弾/J1

後半44分、ゴールを決めた鹿島FWダニーロに笑顔で抱きつくFW興梠
<J1:鹿島4−1東京>◇13日◇第16節◇カシマ
北京五輪代表候補の鹿島FW興梠慎三(21)が、最後のチャンスに猛アピールした。3カ月ぶりの首位浮上がかかった東京戦で、0−1で迎えた後半16分に途中出場。直後に同点アシスト、同41分には貴重な3点目を決めて、チームを4−1の今季初の逆転勝利と、第5節以来の首位に導いた。14日の五輪代表メンバー発表を前に、当落線上の男がスーパーサブとしての適性能力を存分に発揮した。
悪い流れを断ち切るのに、興梠は1分も必要としなかった。後半16分の途中出場から数十秒後。ペナルティーエリア内で背後から東京DF長友の圧力を受けたが、下半身は揺らがない。タメをつくると、走り込んできたFWマルキーニョスに左足裏でラストパスを送り、同点弾が生まれた。スーパーサブの肩にかかる期待をすぐに形に変えた。
同41分には自ら決めた。右サイドからのパスをゴール前で受けると反転して右足を振り抜いた。11節ぶりの首位奪取を決定づける3点目。「後半の頭の方から出て力を出し切ろうと思った」と充実感を漂わせた。
14日に運命の時を迎える。北京五輪代表のメンバー発表。だが試合2日前の興梠はすでに覚悟を決めていた。「ここまで残ったのが奇跡。これで選ばれたら大逆転でしょう。誓志さん(MF増田)は(代表発足時に)10番を背負って伊野波さんは主将だったのに残れなかった。これで入ったら『まさかの興梠』ですよ」。昨年の最終予選では招集されたが、2試合無得点と実績は残せなかった。反町監督も春先の時点では鹿島幹部に興梠の評価が高くないことを伝えている。
だが勝負のサジは投げなかった。試合前にDF新井場ら先輩から「落選するんじゃない」と、かわいがり? の言葉を受けたが「いじられてもいい」と余裕で受け止めた。そして結果を残し「当確だな」と言葉を変えて見せた。視察した江尻コーチも「チームのために仕事をできる選手は大事」と評価した。やるだけのことはやった。「置かれている立場は厳しい。結果を出してダメだったら悔いはない」。あとは吉報を待つだけだ。【広重竜太郎】
[2008年7月14日8時47分 紙面から]
鹿島、4連勝で首位奪回!/J1
2008.7.13 21:53

濃霧立ち込める視界不良の状況でFC東京に勝利し、喜ぶ中田(6)ら鹿島イレブン=カシマ【フォト】
Jリーグ1部(J1)第16節最終日(13日・カシマスタジアムほか=3試合)鹿島がFC東京を4−1で下し、4連勝で勝ち点を31に伸ばして第5節以来の首位に返り咲いた。
カシマスタジアムに立ち込めた濃霧を振り払うようなゴールラッシュで鹿島が首位を奪い返した。後半17分から4得点。昨季王者は4連勝と完全に強さを取り戻した。
交代策が鮮やかに決まった。0−1の後半17分。ダニーロのパスを受けた興梠が流して、マルキーニョスのゴールを引き出した。同13分に先制された直後から途中出場した2人が即座に絡んでの同点劇。オリベイラ監督は「違う選手の特徴を生かしたかった。うまく機能した」と喜んだ。
守備に気を配る相手に対し、中盤と前線の連係が分断されていたそれまでとは見違えた。32分に本山が勝ち越すと復帰の中田を送り込み、興梠、ダニーロが加点。狙い通りの展開となった。
12日に浦和が敗れたことで得た首位浮上の絶好機を生かした。中断明けの好調なチームに指揮官は「けが人や選手の疲労が回復すれば、高いパフォーマンスを見せられることは、この数試合で分かると思う」と自信は揺るぎない。
中田が戻って戦力の厚みも増した。「ここから継続して首位にいられるかが一番難しい」と話す監督に対し、小笠原は「1位を守り抜くたくましさを見せていく」。トップを譲らない気構えを見せた。
中田浩の復帰飾った!鹿島、3カ月ぶり首位
2008.7.14 05:04

たちこめる濃霧の中、ゴールを決めた鹿島のFW興梠(右から2人目)。北京五輪代表入りへのアピールとなった【フォト】
J1第16節最終日(13日、カシマスタジアムほか)鹿島がFC東京に4−1と逆転勝ちし、第5節以来約3カ月ぶりに首位に返り咲いた。FWマルキーニョス(32)の同点弾を皮切りにゴールラッシュ。日本代表・岡田武史監督(51)が視察するなか、MF中田浩二(29)も1302日ぶりにJの舞台に復帰した。横浜Mは新潟に敗れて4連敗で16位と低迷、17位札幌と最下位・千葉の対決は札幌が3−0と圧勝した。
逆サイドが見えないほどピッチにたちこめる濃霧を、大歓声が切り裂いた。鹿島が4月5日の第5節以来となる首位奪取だ。 『鹿島劇場』の幕開けは、先制された後の後半17分だった。1分前に交代したばかりのMFダニーロとFW興梠が、流れるようなパスワークでつなぐと、最後はマルキーニョスが右足でズドン。 同32分にはマルキーニョスの右クロスにMF本山が飛び込んで逆転。同41分には興梠、試合終了間際にはダニーロがとどめのヘッド。注意報が出るほどの濃霧を振り払うかのようなゴールラッシュだった。 「(プレーできて)うれしかった。初めての試合で勝つ、負けるでは大違い。いい勝ち方ができたと思う」と振り返るのは、スイス・バーゼルから復帰し、1302日ぶりにJのピッチに帰ってきた中田浩だ。終盤10分ちょっとだが、3ボランチの真ん中でプレーし“凱旋(がいせん)試合”を勝利で飾った。 これでカシマスタジアムでは、公式戦24戦無敗。最後に敗れたのは、昨年6月30日のFC東京戦だった。因縁の相手に快勝し、3カ月ぶりに定位置についた。 それでも、今季初の逆転勝ちをMF小笠原は「先に失点しているということ。決していいイメージじゃない」と気を引き締める。さあ、連覇へ。前年王者がこのまま、首位を走り続ける。(峯岸弘行)

鹿島4点快勝4連勝!首位に返り咲く

<鹿島―FC東京>後半、ゴールを決める鹿島・興梠(右から2人目)。GK塩田
Photo By 共同
【鹿島4―1FC東京】カシマスタジアムに立ち込めた濃霧を振り払うようなゴールラッシュで鹿島が首位を奪い返した。後半17分から4得点。昨季王者は4連勝と完全に強さを取り戻した。
交代策が鮮やかに決まった。0―1の後半17分。ダニーロのパスを受けた興梠が流して、マルキーニョスのゴールを引き出した。同13分に先制された直後から途中出場した2人が即座に絡んでの同点劇。オリベイラ監督は「違う選手の特徴を生かしたかった。うまく機能した」と喜んだ。
守備に気を配る相手に対し、中盤と前線の連係が分断されていたそれまでとは見違えた。32分に本山が勝ち越すと復帰の中田を送り込み、興梠、ダニーロが加点。狙い通りの展開となった。
12日に浦和が敗れたことで得た首位浮上の絶好機を生かした。中断明けの好調なチームに指揮官は「けが人や選手の疲労が回復すれば、高いパフォーマンスを見せられることは、この数試合で分かると思う」と自信は揺るぎない。
中田が戻って戦力の厚みも増した。「ここから継続して首位にいられるかが一番難しい」と話す監督に対し、小笠原は「1位を守り抜くたくましさを見せていく」。トップを譲らない気構えを見せた。
[ 2008年07月13日 21:28 ]
鹿島復帰の中田が3年半ぶりに出場
【鹿島4―1FC東京】バーゼル(スイス)から鹿島に戻った中田が後半33分から、3年半ぶりに出場した。10分強のプレーに「今日は何もしてないから」と話したが「チームが勝てたことが一番よかった」と逆転勝ちを喜んだ。
手術した右ひざの回復具合が気掛かりなオリベイラ監督は「最終的には先発で使いたい」と欧州での経験を戦力として生かす考え。
[ 2008年07月13日 23:18 ]
中田浩二1323日ぶり帰ってきた

<鹿島・FC東京>1323日ぶりにJリーグ出場を果たした鹿島・中田は試合後、ユニホームを観客席に投げ入れる
Photo By スポニチ
【鹿島4―1FC東京】鹿島MF中田がリーグ戦では04年11月28日の名古屋戦以来、1323日ぶりにJのピッチに復帰した。後半33分、MF本山に代わって3ボランチの真ん中でプレー。堅実な守備で存在感を見せた。復帰初戦を勝利で飾り「これで僕自身も乗っていけると思う」と笑顔。サポーターから大声援を送られ「優勝という形で恩返ししたい」と2連覇を誓っていた。
[ 2008年07月14日 ]
鹿島が首位に返り咲く…J1第16節

鹿島・F東京戦 後半16分、同点ゴールを決めた鹿島・マルキーニョス(左)はアシストの興梠(右)と肩を組んで大喜び
(2008年7月13日21時30分 スポーツ報知)
興梠、五輪蹴念弾!鹿島奪首…J1第16節

後半41分、右足でシュートを決めた鹿島・興梠
◆J1第16節 鹿島4―1F東京(13日、カシマ) 反町監督に届け―。U―23日本代表候補のFW興梠慎三(21)=鹿島=が13日のF東京戦で途中出場ながら1得点1アシスト。14日の五輪出場メンバー発表前の最後の試合で、仙台―C大阪戦を視察したU―23日本代表の反町康治監督(44)に猛アピールした。メンバー選出は厳しい状況だが、最後まであきらめない姿勢をみせた。鹿島は4―1で勝ち、91日ぶりに首位を奪回した。
さわやかな表情だった。「もうやり残したことはないっすね。発表前の最後の試合で決められましたから」。FW興梠は試合後、選考の行く末を気にするまでもなく言い切った。14日五輪メンバー発表前の試合で1得点1アシスト。人事を尽くして天命を待つ。顔には、そんな文字が浮かんでいるようだった。
スーパーサブの職人芸をみせた。1点を追う後半16分にピッチに立つと、その1分後に結果を出した。エリア内中央でゴールを背にボールを受け、ヒールで左に流す。走り込んだFWマルキーニョスの同点弾を演出した。さらに同41分には、トラップから右足でゴール。「今日は自分で決めたかった」。派手なガッツポーズが飛び出した。
代表では不遇を味わってきた。地域のサッカーエリートが集まるトレセン。宮崎市内でも随一の選手だったが、90年代後半は少年犯罪が社会問題となり、日本サッカー協会から「トレセン選出にも素行面を考慮すること」という通達が発せられた。やんちゃだった興梠は結局、一度も招集されなかった。その後、ユースカテゴリーの代表歴もなし。そんな興梠が今回、初めて大舞台に手をかけた。
視察に訪れたU―23日本代表の江尻コーチも「良かったんじゃないですか。チームのためにプレーしていた」と高評価を与えた。五輪代表のFW枠は3人。ライバルも多く、選出は厳しい状況に変わりはない。だが、「あした、発表を待ちます。やれるだけのことはやった」と興梠。鹿島を91日ぶりに首位へと押し上げたスーパーサブの思いは、反町監督に届くのか。
(2008年7月14日06時03分 スポーツ報知)
鹿島4連勝、首位に〈J1第16節〉
2008年7月13日22時40分

写真後半44分、CKに頭で合わせゴールを決めたダニーロはガッツポーズ=鬼室黎撮影
鹿島首位に 興梠とダニーロ鮮やか逆転劇

写真後半41分、鹿島・興梠がゴールを決める
選手交代が逆転劇の「スイッチ」だった。
1点リードされた後半16分、鹿島のオリベイラ監督は興梠とダニーロ、2人を同時にピッチへ送り出した。
すると1分もたたないうちに、2人が同点弾を呼び込んだ。本山―ダニーロと渡ったパスを興梠がキープ。走り込んできたマルキーニョスに預けて得点をアシストした。
15分後に本山が勝ち越しの2点目を挙げると興梠が3点目、ダニーロが4点目と、FC東京の戦意を奪った。
尻上がりに調子を上げたのは、攻撃陣ばかりではない。後半33分には欧州移籍から4季ぶりに鹿島に戻った中田が出場し、不安定だった守りを落ち着かせた。
開幕5連勝で勢いよく飛び出したが、アジア・チャンピオンズリーグとの掛け持ちで選手の疲労が蓄積した。4月13日から5月17日までリーグ戦で7戦して3敗4分けと勝ち星から遠ざかる。一時は6位まで順位を落とした。
リーグ戦が中断の間、中田が復帰、ブラジルからマルシーニョを期限付きで獲得と効果的な補強をした。チーム内の競争が激しくなり、中断明けはこれで4連勝だ。
昨季もシーズン後半に小笠原が復帰。最後は9連勝で優勝にたどり着いた。同じようなパターンだが、今季は早くも首位に立った。「選手層が厚くなった感じがする」(鈴木強化部長)。2連覇へ着々と足固めに入った。(有吉正徳)
選手交代ズバリ、監督の“魔法”で鹿島イレブン踊る

4点目を決め、鹿島に復帰した中田浩(右)らと抱き合って喜ぶダニーロ(中央)=小林武仁撮影
鹿島4―1F東京(J1=13日)──鮮やかな逆転劇で、鹿島が首位に返り咲き。光ったのは「オズの魔法使い」と称されるオリヴェイラ監督の采配(さいはい)だ。
58分に先制された3分後、ダニーロと興梠を一気に投入。14日発表の五輪代表入りへ最後のアピールをかける興梠は直後にゴール前でパスを受け、自分の後ろを回り込んだマルキーニョスに、「簡単に落とせば決めてくれると思った」とヒールで絶妙のパスを送り、同点弾を演出した。
早い時間に追いつけば、流れは一気に傾く。77分にはカウンターからマルキーニョスの鋭い右クロスに、本山が左足を伸ばして合わせた。このゴールを最後にピッチを退き、指揮官と抱き合った本山は「攻撃がスピードアップしたし、交代がズバリ」と名将をたたえた。
「新しいアイデア、運動量のある選手を投入し、うまく機能した」とオリヴェイラ監督。終盤には興梠、ダニーロが駄目押しし、約3年半ぶりに古巣に戻った中田も中盤の底で初出場。明るい話題に事欠かない試合で、サポーターに不満があるとすれば、カシマスタジアム特有の濃霧でプレーが見えにくかったことくらいだろう。(青柳庸介)
(2008年7月13日23時40分 読売新聞)
ユダの復帰か興梠の大活躍と北京五輪当落が中心と思いきや、一般紙の朝日と読売はダニーロである。
やはり今季の好調の陰にダニーロ有りと言い切れるであろう。
FC西東京戦コメント
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
今日は非常にいいパフォーマンスをみせてくれたし、効率も良くチーム全体も上手く機能していたのではないかと思う。(勝ったことで第5節以来の首位に浮上したが)首位に返り咲くのが早いと思っている人がいるかもしれないが、我々は早く1位を取り返したいという気持ちは強かった。ただACLなどの日程や連戦までの回復が遅くなったりしていた調子を落としていたが、中断期間でコンディションも回復しこれだけ高いパフォーマンスを見せられるようになってきたので、今後もいい形のパフォーマンスをみせられるのでは。首位に立つことはどのチームもできるが、維持するのは難しい。1位になり得るチームは多いので打ち勝って全員で戦って(首位を)継続していきたい。

【J1:第16節 鹿島 vs F東京】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
7月13日(日) 2008 J1リーグ戦 第16節
鹿島 4 - 1 F東京 (19:04/カシマ/16,561人)
得点者:58' カボレ(F東京)、62' マルキーニョス(鹿島)、77' 本山雅志(鹿島)、86' 興梠慎三(鹿島)、89' ダニーロ(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
「今日は非常にいいパフォーマンスを見せくれたし、効率も良くチーム全体も上手く機能していたのではないかと思う」
Q:勝ったことで5節以来の首位に浮上しました。
「首位に返り咲くのが早いと思っている人がいるかもしれないが、我々は早く1位を取り返したいという気持ちが強かった。ただACLなどの日程や連戦までの回復が遅くなったりして調子を落としたが、中断期間でコンディションも回復し、これだけ高いパフォーマンスを見せられるようになった。今後もいい形のパフォーマンスを見せられるのでは。首位に立つことはどのチームも出来るが、維持するのは難しい。1位になりうるチームは多いので打ち勝って全員で戦って(首位を)継続していきたい」
以上

【J1:第16節 鹿島 vs F東京】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●興梠慎三選手(鹿島):
「(五輪の)メンバーが決まる前の最後の試合で得点できて良かった。マルキ(マルキーニョス選手)が良い動きをしてたんでヒールで簡単に渡すだけだった。マルキの方が前を向いていたんで簡単に。自分で決めたい気持ちもあった。(2点目は)2人に囲まれてもかわせばシュートに行けると思って。決めれて良かった。最後にアピールできて良かったと思う。今日の試合はどっちに転がってもおかしくない試合だった。自分のアピールもあったけど、チームにとっても大事な試合で勝てて良かった。自分が入るとき、0-1で負けてたので、こうやって勝てたことは嬉しい。交代はあんなに早く呼ばれるとは思わなかった」
●小笠原満男選手(鹿島):
Q:逆転勝ちは今シーズン初めてですが?
「逆転ってことは失点してるってことでしょ。あんまりいいことじゃない。相手が前から来ているイメージはなかった。うちは上手く得点を重ねられたと思う。ここ何試合かは、得点してから引いてしまうことが多かった。こうやって1点、2点、3点、4点ととるのは気持ちがイイ。相手が出てきたこともあるけれど、引いてしまうよりこういう方がいい」
Q:首位に立ちました。
「今いるよりも(シーズンの)最後にいないと。1位を守り続ける難しさがある。ここから最後までずっと1位でいきたい」
Q:撃ち合いの状況になったときの印象は?
「うちらはしっかり守れていた。人数も十分に足りていたと思う。相手はリスクを負って攻めに来ていた。こっちはゴールまで行けていたし、守備の人たちが最後のところはやられていなかった。そこがうちと向こうの差だと思う」
●青木剛選手(鹿島):
「先制されて(点を)取りに行くしかない形になった。交代選手を含めて全員で勝ち取った勝利だと思う。今日勝てば1位になることが決まっていた。結果としては最高のカタチだと思う。先制されてすぐにダニーロと慎三(興梠選手)が交代で入ってきた。監督のメッセージを感じた」
●内田篤人選手(鹿島):
「(霧がすごくて)時間が全然見えなかった。長友さんに代わってくれて良かった。前に出て来てくれるから。徳永さんのときはやりにくかった。向こうの右サイドに若い選手が入っていたので、そちらから攻めようという狙いはあった。撃ち合いになればうちが最強でしょ、いまのメンバーを見れば。逆サイドは見えるけど、顔は見えなかった。疲れてるとか表情がわからなかった」
●中田浩二選手(鹿島):
「ここに帰って来れて嬉しかった。3ボランチで真ん中に入るようにした。うまくバランスをとっていくことを意識した。今日はなにもしれないから(笑)入れたことが、試合に勝てたことがよかった。2-1になってからうまくバランスをとって守れた」
Q:3ボランチについては?
「あのメンバーと一緒にやること自体初めて。青木が右、満男(小笠原選手)が左に入って、うまくやってくれた。全員の守備意識が高かったと思う」
Q:交代したときは1-1だったが?
「1-1だったら満男を前に上げて、イバ(新井場選手)を前に上げる予定だった。イバに攻撃させるつもりだった。初めての試合で勝つか負けるかは大きく違う。僕もチームものっていくことができる」
Q:試合前からサポーターが大きなコールを送っていましたが?
「嬉しかった。サポーターがああやって迎えてくれて。僕はプレーで、優勝で返すしかない。まだ半分あるのでがんばりたい」
勝ち越し後ユダが入り4-3-1-2というか4-3-2-1のクリスマスツリー・システムとなった。
ここで注目はトレス・ボランチの中央のユダではなく、絶好調のダニーロの存在であろう。
彼の投入が中盤のバランスを更に向上させる。
サブで長い時間一緒にやっている興梠とのコンビネーションも抜群である。
青木の言う監督からのメッセージなのである。
ダニーロとのコンビネーションで言えば石神も阿吽の呼吸となっておりセットで使ってみたいところである。
ユダ、ダニーロ、石神のぎっちょトリオはJリーグにセンセーショナルを与えるのではなかろうか。
しかしながら、今季の新井場の好調は神懸かっており、外すことは考えられぬ。
少々残念である。
今日は非常にいいパフォーマンスをみせてくれたし、効率も良くチーム全体も上手く機能していたのではないかと思う。(勝ったことで第5節以来の首位に浮上したが)首位に返り咲くのが早いと思っている人がいるかもしれないが、我々は早く1位を取り返したいという気持ちは強かった。ただACLなどの日程や連戦までの回復が遅くなったりしていた調子を落としていたが、中断期間でコンディションも回復しこれだけ高いパフォーマンスを見せられるようになってきたので、今後もいい形のパフォーマンスをみせられるのでは。首位に立つことはどのチームもできるが、維持するのは難しい。1位になり得るチームは多いので打ち勝って全員で戦って(首位を)継続していきたい。

【J1:第16節 鹿島 vs F東京】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
7月13日(日) 2008 J1リーグ戦 第16節
鹿島 4 - 1 F東京 (19:04/カシマ/16,561人)
得点者:58' カボレ(F東京)、62' マルキーニョス(鹿島)、77' 本山雅志(鹿島)、86' 興梠慎三(鹿島)、89' ダニーロ(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
「今日は非常にいいパフォーマンスを見せくれたし、効率も良くチーム全体も上手く機能していたのではないかと思う」
Q:勝ったことで5節以来の首位に浮上しました。
「首位に返り咲くのが早いと思っている人がいるかもしれないが、我々は早く1位を取り返したいという気持ちが強かった。ただACLなどの日程や連戦までの回復が遅くなったりして調子を落としたが、中断期間でコンディションも回復し、これだけ高いパフォーマンスを見せられるようになった。今後もいい形のパフォーマンスを見せられるのでは。首位に立つことはどのチームも出来るが、維持するのは難しい。1位になりうるチームは多いので打ち勝って全員で戦って(首位を)継続していきたい」
以上

【J1:第16節 鹿島 vs F東京】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●興梠慎三選手(鹿島):
「(五輪の)メンバーが決まる前の最後の試合で得点できて良かった。マルキ(マルキーニョス選手)が良い動きをしてたんでヒールで簡単に渡すだけだった。マルキの方が前を向いていたんで簡単に。自分で決めたい気持ちもあった。(2点目は)2人に囲まれてもかわせばシュートに行けると思って。決めれて良かった。最後にアピールできて良かったと思う。今日の試合はどっちに転がってもおかしくない試合だった。自分のアピールもあったけど、チームにとっても大事な試合で勝てて良かった。自分が入るとき、0-1で負けてたので、こうやって勝てたことは嬉しい。交代はあんなに早く呼ばれるとは思わなかった」
●小笠原満男選手(鹿島):
Q:逆転勝ちは今シーズン初めてですが?
「逆転ってことは失点してるってことでしょ。あんまりいいことじゃない。相手が前から来ているイメージはなかった。うちは上手く得点を重ねられたと思う。ここ何試合かは、得点してから引いてしまうことが多かった。こうやって1点、2点、3点、4点ととるのは気持ちがイイ。相手が出てきたこともあるけれど、引いてしまうよりこういう方がいい」
Q:首位に立ちました。
「今いるよりも(シーズンの)最後にいないと。1位を守り続ける難しさがある。ここから最後までずっと1位でいきたい」
Q:撃ち合いの状況になったときの印象は?
「うちらはしっかり守れていた。人数も十分に足りていたと思う。相手はリスクを負って攻めに来ていた。こっちはゴールまで行けていたし、守備の人たちが最後のところはやられていなかった。そこがうちと向こうの差だと思う」
●青木剛選手(鹿島):
「先制されて(点を)取りに行くしかない形になった。交代選手を含めて全員で勝ち取った勝利だと思う。今日勝てば1位になることが決まっていた。結果としては最高のカタチだと思う。先制されてすぐにダニーロと慎三(興梠選手)が交代で入ってきた。監督のメッセージを感じた」
●内田篤人選手(鹿島):
「(霧がすごくて)時間が全然見えなかった。長友さんに代わってくれて良かった。前に出て来てくれるから。徳永さんのときはやりにくかった。向こうの右サイドに若い選手が入っていたので、そちらから攻めようという狙いはあった。撃ち合いになればうちが最強でしょ、いまのメンバーを見れば。逆サイドは見えるけど、顔は見えなかった。疲れてるとか表情がわからなかった」
●中田浩二選手(鹿島):
「ここに帰って来れて嬉しかった。3ボランチで真ん中に入るようにした。うまくバランスをとっていくことを意識した。今日はなにもしれないから(笑)入れたことが、試合に勝てたことがよかった。2-1になってからうまくバランスをとって守れた」
Q:3ボランチについては?
「あのメンバーと一緒にやること自体初めて。青木が右、満男(小笠原選手)が左に入って、うまくやってくれた。全員の守備意識が高かったと思う」
Q:交代したときは1-1だったが?
「1-1だったら満男を前に上げて、イバ(新井場選手)を前に上げる予定だった。イバに攻撃させるつもりだった。初めての試合で勝つか負けるかは大きく違う。僕もチームものっていくことができる」
Q:試合前からサポーターが大きなコールを送っていましたが?
「嬉しかった。サポーターがああやって迎えてくれて。僕はプレーで、優勝で返すしかない。まだ半分あるのでがんばりたい」
勝ち越し後ユダが入り4-3-1-2というか4-3-2-1のクリスマスツリー・システムとなった。
ここで注目はトレス・ボランチの中央のユダではなく、絶好調のダニーロの存在であろう。
彼の投入が中盤のバランスを更に向上させる。
サブで長い時間一緒にやっている興梠とのコンビネーションも抜群である。
青木の言う監督からのメッセージなのである。
ダニーロとのコンビネーションで言えば石神も阿吽の呼吸となっておりセットで使ってみたいところである。
ユダ、ダニーロ、石神のぎっちょトリオはJリーグにセンセーショナルを与えるのではなかろうか。
しかしながら、今季の新井場の好調は神懸かっており、外すことは考えられぬ。
少々残念である。