川崎戦報道
鹿島国内公式戦19戦ぶり敗戦/ナビスコ杯
<ナビスコ杯:(3)川崎F3−0鹿島(1)>◇準々決勝第2戦◇29日◇等々力※カッコ内は2戦合計得点
鹿島が今季国内公式戦で19戦ぶりに90分間で敗れ、その結果まさかの8強敗退を喫した。0−0で試合を終えれば4強進出が決まっていたが、後半ロスタイムに失点。2戦合計1−1でもつれ込んだ延長戦で2失点を喫して万事休すとなった。最近のリーグ戦も2試合連続ドローと波に乗れていなかっただけに、DF内田篤人(21)は「この結果をリーグ戦に響かせてはだめ。次(8月1日)の広島戦が本当に大事」と気持ちを引き締めていた。
[2009年7月30日9時11分 紙面から]
オリベイラ監督、猛抗議実らず/ナビスコ杯
2009.7.30 05:02

前半、ロングパスを繰り出す鹿島・興梠慎三(左)=等々力(撮影・財満朝則)
ナビスコ杯準々決勝第2戦(29日、川崎3−0鹿島、等々力)悪夢ともいえる逆転負けの鹿島は、アジアCLに続いてタイトル奪取に失敗した。「本当は終わっている試合なのに笛が吹かれなかった」と、オリベイラ監督は抗議も実らず恨み節。国内クラブ相手の敗戦は、3月15日のリーグ・新潟戦以来で今季2度目。多くの選手が無言で移動のバスへ向かう中、DF内田は「これをリーグ戦に響かせちゃいかん。難しいけど」とつぶやいた。

川崎−鹿島 前半、鹿島・小笠原(左)、青木(右)と競り合う川崎・ジュニーニョ=29日、等々力

前半、懸命の守備を見せる鹿島・内田篤人(右)=等々力(撮影・財満朝則)

前半、競り合う川崎・谷口博之(左)と鹿島・小笠原満男(右)=等々力(撮影・財満朝則)
悪夢3失点…鹿島、不敗記録ストップ

<川崎F・鹿島>川崎Fに敗れて準決勝進出を逃し、肩を落とすGK曽ケ端(左)ら鹿島イレブン
Photo By 共同
【鹿島0―3川崎F】悪夢の3失点で鹿島が敗退した。0―0で迎えた後半終了間際、ジュニーニョにゴールを決められて2戦合計で1―1となり延長戦へ。そして延長前半で2失点して“1冠の終わり”だ。
「この試合のテーマはバランスだった。いい感じでいっていた。狙い通りだったけど、あとワンプレーだった」。リスクを冒さず守備を固めて無失点で進めながら、最後の詰めを欠いたことを内田は嘆いた。オリヴェイラ監督は「ロスタイムは4分と表示されて、4分たっていたと思うが…。本当は終わっている試合で笛は吹かれなかった。疑問は残る」と審判に注文をつけた。
公式戦は3試合勝ち星がなく、国内公式戦の不敗記録も18でストップ。「ここで取り戻さないとプライドが崩れる。しっかり切り替えないといけない」と伊野波。8月1日の広島戦で、常勝軍団に漂ってきた暗雲を振り払う。
[ 2009年07月30日 ]
オリヴェイラ監督、審判に怒り…鹿島
◆ナビスコ杯準々決勝第2戦 川崎3―0鹿島=延長で川崎が準決勝進出=(29日・等々力陸上競技場) 鹿島が最後の1プレーで追いつかれ、延長戦で敗れた。リーグ、新潟戦(3月15日)以来、約4か月ぶりの公式戦黒星。アジア・チャンピオンズリーグのFCソウル戦でPK負けを喫したが、FIFA(国際サッカー連盟)の記録上は引き分け。オリヴェイラ監督は後半終了直前に決まった川崎の1点目が目安となる4分を30秒ほど経過していたことについて「本当は終わっている試合で笛が吹かれなかった。正当な正しい判断がされていたかは疑問」と怒りをぶちまけた。DF内田は「あと1プレーだった」と唇をかみ、DF伊野波は「次の広島戦で取り戻さなければ、プライドが崩れるのでしっかりやる」と前を見据えた。
(2009年7月30日06時01分 スポーツ報知)
アディショナルタイムの長さは1999年ナビスコ杯決勝を彷彿させた。
そこで延長を戦いきれなかったのは、経験と言ったところか。
まだまだチームには伸びシロがある。
今後に期待しようではないか。
<ナビスコ杯:(3)川崎F3−0鹿島(1)>◇準々決勝第2戦◇29日◇等々力※カッコ内は2戦合計得点
鹿島が今季国内公式戦で19戦ぶりに90分間で敗れ、その結果まさかの8強敗退を喫した。0−0で試合を終えれば4強進出が決まっていたが、後半ロスタイムに失点。2戦合計1−1でもつれ込んだ延長戦で2失点を喫して万事休すとなった。最近のリーグ戦も2試合連続ドローと波に乗れていなかっただけに、DF内田篤人(21)は「この結果をリーグ戦に響かせてはだめ。次(8月1日)の広島戦が本当に大事」と気持ちを引き締めていた。
[2009年7月30日9時11分 紙面から]
オリベイラ監督、猛抗議実らず/ナビスコ杯
2009.7.30 05:02

前半、ロングパスを繰り出す鹿島・興梠慎三(左)=等々力(撮影・財満朝則)
ナビスコ杯準々決勝第2戦(29日、川崎3−0鹿島、等々力)悪夢ともいえる逆転負けの鹿島は、アジアCLに続いてタイトル奪取に失敗した。「本当は終わっている試合なのに笛が吹かれなかった」と、オリベイラ監督は抗議も実らず恨み節。国内クラブ相手の敗戦は、3月15日のリーグ・新潟戦以来で今季2度目。多くの選手が無言で移動のバスへ向かう中、DF内田は「これをリーグ戦に響かせちゃいかん。難しいけど」とつぶやいた。

川崎−鹿島 前半、鹿島・小笠原(左)、青木(右)と競り合う川崎・ジュニーニョ=29日、等々力

前半、懸命の守備を見せる鹿島・内田篤人(右)=等々力(撮影・財満朝則)

前半、競り合う川崎・谷口博之(左)と鹿島・小笠原満男(右)=等々力(撮影・財満朝則)
悪夢3失点…鹿島、不敗記録ストップ

<川崎F・鹿島>川崎Fに敗れて準決勝進出を逃し、肩を落とすGK曽ケ端(左)ら鹿島イレブン
Photo By 共同
【鹿島0―3川崎F】悪夢の3失点で鹿島が敗退した。0―0で迎えた後半終了間際、ジュニーニョにゴールを決められて2戦合計で1―1となり延長戦へ。そして延長前半で2失点して“1冠の終わり”だ。
「この試合のテーマはバランスだった。いい感じでいっていた。狙い通りだったけど、あとワンプレーだった」。リスクを冒さず守備を固めて無失点で進めながら、最後の詰めを欠いたことを内田は嘆いた。オリヴェイラ監督は「ロスタイムは4分と表示されて、4分たっていたと思うが…。本当は終わっている試合で笛は吹かれなかった。疑問は残る」と審判に注文をつけた。
公式戦は3試合勝ち星がなく、国内公式戦の不敗記録も18でストップ。「ここで取り戻さないとプライドが崩れる。しっかり切り替えないといけない」と伊野波。8月1日の広島戦で、常勝軍団に漂ってきた暗雲を振り払う。
[ 2009年07月30日 ]
オリヴェイラ監督、審判に怒り…鹿島
◆ナビスコ杯準々決勝第2戦 川崎3―0鹿島=延長で川崎が準決勝進出=(29日・等々力陸上競技場) 鹿島が最後の1プレーで追いつかれ、延長戦で敗れた。リーグ、新潟戦(3月15日)以来、約4か月ぶりの公式戦黒星。アジア・チャンピオンズリーグのFCソウル戦でPK負けを喫したが、FIFA(国際サッカー連盟)の記録上は引き分け。オリヴェイラ監督は後半終了直前に決まった川崎の1点目が目安となる4分を30秒ほど経過していたことについて「本当は終わっている試合で笛が吹かれなかった。正当な正しい判断がされていたかは疑問」と怒りをぶちまけた。DF内田は「あと1プレーだった」と唇をかみ、DF伊野波は「次の広島戦で取り戻さなければ、プライドが崩れるのでしっかりやる」と前を見据えた。
(2009年7月30日06時01分 スポーツ報知)
アディショナルタイムの長さは1999年ナビスコ杯決勝を彷彿させた。
そこで延長を戦いきれなかったのは、経験と言ったところか。
まだまだチームには伸びシロがある。
今後に期待しようではないか。
川崎戦コメント
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
アディショナルタイムで勝ち越しを手にすることもあったが、逆に負けや引き分けになることもあった。ゲームコントロールは立ち上がりからしっかりとしていたが、心理的な戦いになってくると選手たちには伝えていたし、早い時間帯で点を取りたいと心理的になり、サイドバックが高い位置にいて、あきらかなチャンスを作れていたこともあったと思う。
【ヤマザキナビスコカップ 川崎F vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(09.07.29)
7月29日(水) 2009 ヤマザキナビスコカップ
川崎F 3 - 0 鹿島 (19:00/等々力/13,581人)
得点者:89' ジュニーニョ(川崎F)、94' レナチーニョ(川崎F)、102' 鄭大世(川崎F)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:日本のチームは残りギリギリのところで勝利を逃す事があるんですが、それは何が問題だと思いますか?
「それは日本のサッカーでは特にアディショナルタイムのときにおきてる現象ではないかと思います。残り何分かというところで我々が何度か試合の中で勝ち越しを手にする事もありましたし、逆にアディショナルタイムで負け、あるいは引き分けという形になったのは2度くらいではないかと思います」
Q:残念な結果だったと思いましたが、90分で勝ちきれるチャンスはアントラーズが多かったと思いますが、そこで決め切れなかったのはなぜでしょうか?
「得点というのは出来る事も出来ないこともある。明らかなチャンスを手にする事もあればないときもある。ただ、ルール上時間内で得点しなければならないという事が存在するわけで、それが時間内であるのか、ないのかが問題だと思います」
Q:後半の20分くらいから鹿島の選手の0-0のまま終わらせようという雰囲気を感じたんですが、そういう事は監督から指示が出ていたんでしょうか、それとも選手の判断だったのでしょうか?
「そういったゲームコントロールという部分では立ち上がりからやっていましたし、ただ、やはり心理的な部分の戦いにもなるという事は選手にも話していました。
ちょうど指摘された後半の20分というのが我々が一番多くチャンスを作っていた時間帯でもあると思います。彼らが心理的に早い時間帯でも点を取りたいという気持ちがあるであろうと、予想して彼らが出てくるタイミングでその時間帯で立ち上がりから20分は彼らが両サイドバックも押し上げてボランチの選手もかなり前目にポジションを取っていましたので。その中でカウンターの状況もありましたし明らかなチャンスを多く作れたのかなと思います。
ですから、そういったゲームコントロールをするというのは心理戦、という部分もこういう大会の場合は、こういうルールの場合は存在すると思うのでそこはうまくやれると思っていました」
以上
【ヤマザキナビスコカップ 川崎F vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(09.07.29)
●内田篤人選手(鹿島):
「試合前のミーティングでもバランスをとることを大切にしようと話をした。その点はよくできたし、前半はチャンスもつくれて狙い通りだった。前の2試合よりも内容はよかったし、走れたと思う。引き分け狙いではなく、後半は点を取れればいいと思った。ロスタイムに失点して、相手の勢いが強かった。次のJリーグの試合がすごく大事だと思う」
●中田浩二選手(鹿島):
「今日については、ゲームコントロールをしなければいけないところで、相手に合わせていったりきたりをやってしまった。スペースがあるから前へ前へとなって、でも後ろはしっかりと守ろうという感じだった。延長に入る際は、1-1のイーブンという気持ちで切り替えて入ったが、あっさりと2点目を入れられてしまった。やっぱりジュニーニョのゴールで半分くらい集中が切れてしまっていたんだと思う。そこから立て直そうとはしたが、なかなか難しかった。正直ショックはあるけれど、リーグ戦もするあるし、切り替えていかなければならない」
●岩政大樹選手(鹿島):
「(失点シーンについて)シュートの可能性がなくはないけれど、クロスを気をつけた。あとはつっかけられてPKを与えないように、飛び込んでかわされないようにと考えた。それが一番危ないから飛び込むことはできなかった。3失点とも空いての素晴らしいゴールで、悔しいけれど相手を褒める部分はある。後半は悪い流れじゃないし、危ないシーンもほとんどなかった。FCソウル戦もそうだけど、このままいけるんじゃないかと思ってしまったかもしれない。120分やって、次の試合がきつくはなると思う。こういうときこそしっかりといい準備をするのが大切だと思う」
気持ちの切り替えが重要である。
アディショナルタイムで勝ち越しを手にすることもあったが、逆に負けや引き分けになることもあった。ゲームコントロールは立ち上がりからしっかりとしていたが、心理的な戦いになってくると選手たちには伝えていたし、早い時間帯で点を取りたいと心理的になり、サイドバックが高い位置にいて、あきらかなチャンスを作れていたこともあったと思う。
【ヤマザキナビスコカップ 川崎F vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(09.07.29)
7月29日(水) 2009 ヤマザキナビスコカップ
川崎F 3 - 0 鹿島 (19:00/等々力/13,581人)
得点者:89' ジュニーニョ(川崎F)、94' レナチーニョ(川崎F)、102' 鄭大世(川崎F)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:日本のチームは残りギリギリのところで勝利を逃す事があるんですが、それは何が問題だと思いますか?
「それは日本のサッカーでは特にアディショナルタイムのときにおきてる現象ではないかと思います。残り何分かというところで我々が何度か試合の中で勝ち越しを手にする事もありましたし、逆にアディショナルタイムで負け、あるいは引き分けという形になったのは2度くらいではないかと思います」
Q:残念な結果だったと思いましたが、90分で勝ちきれるチャンスはアントラーズが多かったと思いますが、そこで決め切れなかったのはなぜでしょうか?
「得点というのは出来る事も出来ないこともある。明らかなチャンスを手にする事もあればないときもある。ただ、ルール上時間内で得点しなければならないという事が存在するわけで、それが時間内であるのか、ないのかが問題だと思います」
Q:後半の20分くらいから鹿島の選手の0-0のまま終わらせようという雰囲気を感じたんですが、そういう事は監督から指示が出ていたんでしょうか、それとも選手の判断だったのでしょうか?
「そういったゲームコントロールという部分では立ち上がりからやっていましたし、ただ、やはり心理的な部分の戦いにもなるという事は選手にも話していました。
ちょうど指摘された後半の20分というのが我々が一番多くチャンスを作っていた時間帯でもあると思います。彼らが心理的に早い時間帯でも点を取りたいという気持ちがあるであろうと、予想して彼らが出てくるタイミングでその時間帯で立ち上がりから20分は彼らが両サイドバックも押し上げてボランチの選手もかなり前目にポジションを取っていましたので。その中でカウンターの状況もありましたし明らかなチャンスを多く作れたのかなと思います。
ですから、そういったゲームコントロールをするというのは心理戦、という部分もこういう大会の場合は、こういうルールの場合は存在すると思うのでそこはうまくやれると思っていました」
以上
【ヤマザキナビスコカップ 川崎F vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(09.07.29)
●内田篤人選手(鹿島):
「試合前のミーティングでもバランスをとることを大切にしようと話をした。その点はよくできたし、前半はチャンスもつくれて狙い通りだった。前の2試合よりも内容はよかったし、走れたと思う。引き分け狙いではなく、後半は点を取れればいいと思った。ロスタイムに失点して、相手の勢いが強かった。次のJリーグの試合がすごく大事だと思う」
●中田浩二選手(鹿島):
「今日については、ゲームコントロールをしなければいけないところで、相手に合わせていったりきたりをやってしまった。スペースがあるから前へ前へとなって、でも後ろはしっかりと守ろうという感じだった。延長に入る際は、1-1のイーブンという気持ちで切り替えて入ったが、あっさりと2点目を入れられてしまった。やっぱりジュニーニョのゴールで半分くらい集中が切れてしまっていたんだと思う。そこから立て直そうとはしたが、なかなか難しかった。正直ショックはあるけれど、リーグ戦もするあるし、切り替えていかなければならない」
●岩政大樹選手(鹿島):
「(失点シーンについて)シュートの可能性がなくはないけれど、クロスを気をつけた。あとはつっかけられてPKを与えないように、飛び込んでかわされないようにと考えた。それが一番危ないから飛び込むことはできなかった。3失点とも空いての素晴らしいゴールで、悔しいけれど相手を褒める部分はある。後半は悪い流れじゃないし、危ないシーンもほとんどなかった。FCソウル戦もそうだけど、このままいけるんじゃないかと思ってしまったかもしれない。120分やって、次の試合がきつくはなると思う。こういうときこそしっかりといい準備をするのが大切だと思う」
気持ちの切り替えが重要である。