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気持ちを入れる田代有三

鹿島、超満員完全アウェーでV決める
 鹿島は30日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスで史上初の3連覇がかかる最終節浦和戦(12月5日、埼玉ス)に向けて調整練習を行った。28日のG大阪戦に先発出場した主力組は室内外に分かれ軽い調整に終始。控え組は実戦形式のメニューなどを消化した。

 浦和戦は既に入場券が完売しており、超満員の完全アウェー状態となることが決定的。G大阪戦に途中出場して1ゴールを挙げたFW田代有三は「気持ちも入るし、燃えると思う。チャンスがあれば結果を出したいです」と決意をあらわにしていた。

 [2009年11月30日19時37分]

燃える田代である。
好調であるが故、出場機会に飢えておるであろう。
ストライカーとして野生の感覚を研ぎ澄まさせておくのだ。
チャンスは必ずや来る。
その時に襲いかかるのだ。
期待しておる。
我等もその姿を追いに邪悪なるアウェイの地へ足を運ぼうではないか。

湘南・反町監督コメント

【J2:第50節 湘南 vs 草津】反町康治監督(湘南)記者会見コメント(09.11.29)

Q:来週に向けて、選手にも心理的にプレッシャーが相当かかると想像するが、そのあたりのマネジメントで何か考えていることはありますか。
「いや、もうここまで来たら、あまりいろんなことを言っても難しいかもしれないですよね。まあ、オリベイラ監督に電話して訊きたいと思います(会場笑)」


オリヴェイラ監督をリスペクトする反町氏である。
北京五輪で監督の資質に疑問が持たれ、数々のコメントで人間性にも疑問が持たれる監督ではあるが、鈴木修人を貸し出しておる関係上、鹿島とは切っても切れぬ関係にある。
鹿島を参考にしたい気持ちがあるのであろう。
とはいえ、奇を衒った戦術で戦い続けておっては我等の尻尾を掴むことすら出来ぬでと言えよう。
電話して聞く前に爪の垢を煎じて飲むが良い。

篤人負傷

鹿島・内田、途中交代…半月板痛めていた
2009.11.29 05:00
 J1第33節第1日(28日、鹿島5−1G大阪、カシマ)鹿島の日本代表DF内田が後半31分に途中交代。鈴木満強化部長は「右ひざを悪化させたようだ。半月板に傷がある。きょうの(出場)でちょっと大きくなっている可能性がある」と説明した。前節の試合後も足を引きずっていたが、「言い訳になるので」などと明かさなかった内田。30日に精密検査を受けるが、鹿島はもちろん岡田ジャパンにとっても不安材料だ。

内田また右ヒザ痛めた…W杯に影響も

<鹿島・G大阪>後半13分、ゴールを決めた鹿島・野沢拓也(中)はマルキーニョス(左)興梠慎三と喜ぶ
Photo By スポニチ

 鹿島DF内田が来月5日の浦和戦を欠場する可能性が出てきた。以前から痛みを訴えていた右ひざの状態が悪化し、後半31分に途中交代。鈴木満取締役強化部長は「右ひざの半月板を痛めていたが、また痛めたみたい。足が曲がってなかった。浦和戦?分からない」と説明した。

 内田自身は「シーズンが終わったら話すよ」と話すにとどめたが、オフ明けの30日にMRI検査を受ける予定だ。今季は度重なるおう吐の症状に悩まされ、さらに今度は右ひざの負傷と、来年6月のW杯への影響も懸念される。

 また、FWマルキーニョスも左太腿裏の違和感を訴え、試合終了を待たずにベンチに退き、最後は10人で戦った。鈴木強化部長は「大事を取った」と話したが、内田と同様に浦和戦への出場は微妙だ。

[ 2009年11月29日 ]

内田、右ひざ悪化か 半月板損傷も次戦強行志願…鹿島
 ◆J1第33節 鹿島5―1G大阪(28日・カシマ) 鹿島が5―1でG大阪を下し、リーグ3連覇に王手をかけた。最終節の浦和戦(12月5日・埼玉)で勝利すれば、史上初のリーグ3連覇が決まる。ただ、日本代表DF内田篤人(21)が右ひざ半月板損傷を悪化させた疑いがあり、同戦出場が微妙な状況となった。

 DF内田がG大阪戦で右ひざ半月板損傷を悪化させた可能性が出てきた。数日前にMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受けた結果、半月板に損傷が見られたが、3連覇がかかる試合に強行出場を志願。後半31分に途中交代を余儀なくされた。週明けに精密検査を受ける可能性がある。

 異変を感じたのは約2か月前。試合で右ひざ内側のじん帯を痛めたが、検査で異常が見られなかったため、その後も加療しながら試合に出続けた。ただ、今月に入っても痛みが引かなかったため、再検査を受け、損傷が判明。この日、メディカルスタッフは「悪化させた可能性がある。週明けに検査を受けるかもしれない」と説明した。

 損傷の程度によっても違うが、軽度の場合はそのままプレーすることが可能。ただ、損傷部分が広がる可能性があるため、将来を考えれば早急な手術が求められる。手術を受けた場合、全治は数か月に及ぶことから長期離脱は避けられない。次節は勝利で3連覇となる浦和戦。内田は「大丈夫。次も出られます」と気丈に話した。

(2009年11月29日06時01分 スポーツ報知)

篤人が半月板損傷、マルキーニョスが左太腿裏の違和感と負傷者続出である。
リーグも終盤となり、チームは満身創痍である。
特に篤人はかなり重いらしく、検査の結果如何では手術も必要とのこと。
非常に心配である。
とはいえ、篤人本人は次節・浦和戦に出場意欲満々である。
優勝がかかる大一番にピッチに立つことは重要であろう。
我等としても出場に期待したい。
しかしながら、損傷が重度であるならば気持ちを切り替えることとなろう。
走り続けた篤人も休む日が来たと思うしかないのである。

ガンバ戦報道

鹿島今季最多5発!3連覇を確信/J1

ゴールを決めたMF野沢(背中)に飛びつく鹿島イレブン
<J1:鹿島5−1G大阪>◇第33節◇28日◇カシマ
 首位鹿島がFW興梠慎三(23)の2ゴールなど今季最多5得点でG大阪を退けた。勝ち点を63に伸ばし、史上初のリーグ3連覇へ王手をかけたが、DF内田篤人(21)が右ひざ半月板損傷、FWマルキーニョス(33)が左太もも肉離れの疑いがあることが判明。勝てば優勝の最終節(12月5日)浦和戦は手負いの状態で臨む。

 3万5000人の大観衆の前で、名将が史上初の3連覇達成を約束した。試合後のホーム最終戦セレモニー。オリベイラ監督は指を3本立て「残り1試合。みなさんが勇気、声援、愛情を注いでくれれば、期待される3連覇を成し遂げられると思う」と言い切った。

 優勝を争うG大阪から最高の勝利を挙げた。後半11分に興梠がMF小笠原のスルーパスを受けて鮮やかな先制点を奪取。野沢の追加点の後、1点を返されたが、同17分に再び興梠が野沢のクロスを合わせダメ押し弾。「1点目はパスを出せと言いました。大一番で2点取れたのが大きい」と満面の笑みを浮かべた。

 鹿島が勝ち、川崎Fがドロー以下なら優勝が決まる状況ながら、選手、スタッフは川崎Fの情報をシャットアウト。会場内の他会場の途中経過放送もやめ、目の前の勝利に集中した。試合後も小笠原は「次も間違いなく厳しい勝負になる」と話し、最終節浦和戦を見すえた。

 だが、G大阪に完勝し、3連覇へ前進した王者に不安も生じた。DF内田が9月に痛めながらひた隠しにしていた右ひざ半月板損傷を悪化させ、後半31分に交代。FWマルキーニョスも左太もも肉離れの疑いが浮上。鈴木満強化部長は「週明けに検査する。(内田)篤人は次はまだ分からない」と現状を明かした。

 オリベイラ監督は試合後の控室でのミーティングで「この1週間が本当に大事だ。100%の状態で戦えるようにケアしてくれ」と選手たちに訴えた。故障者は痛手に違いない。ただ、やることは1つ。浦和に勝つだけだ。内田は「浦和戦は面白い試合になる」と前を向けば、興梠は「自分たちのいつも通りのプレーをするだけ」と言った。決意を固めた手負いの王者は、敵地で前人未到の3連覇をつかみ取る。
 【菅家大輔】
 [2009年11月29日8時0分 紙面から]


鹿島5発で3連覇前祝い!V決定は最終節へ
2009.11.29 05:03

ゴールを決めた野沢(8番)に鹿島イレブンが駆け寄り、内田(左)は飛び乗って大喜び(撮影・財満朝則)
 J1第33節第1日(28日、鹿島5−1G大阪、カシマ)首位・鹿島が日本代表FW興梠慎三(23)の2得点などで3位G大阪に5−1と大勝。2位川崎も北朝鮮代表FW鄭大世(25)のゴールで1−0と新潟を下し、優勝争いは5季連続で最終節に持ち越された。G大阪の優勝の可能性は消滅した。柏は大宮と引き分けて4季ぶりのJ2降格が決定。磐田のFW中山雅史は広島戦で、42歳2カ月5日のJ1最年長出場記録をマークした。

 ホームでの3連覇は決められなかった。それでも、2階席まで真っ赤に染まったスタジアムは熱狂を見せた。5ゴールの爆勝。立役者となった興梠が声を弾ませた。

 「大事な試合で、今年一番のプレーをみんながした。2点を挙げられてうれしい」

 通算100試合出場も果たした背番号13の口元から、笑みがこぼれた。大詰めのV争いでガンバと激突。0−0の後半11分、MF小笠原のパスにゴール右から相手をかわして、鮮やかに右足で先制を決めた。MF野沢の追加点後に1点を失うが、同17分に今度は野沢のアシストで2ゴール目。興梠は総立ちのスタンドへ、両手を掲げた。

 「個々のレベルは変わらないが、気持ちの強い方が勝つと思った」と力強く口にした。しかし、この1週間は眠れない日が続いていた。「初めての経験。前回の京都戦で調子悪かったので。3時、4時まで眠れなかった」。だが重圧もはねのけた。FW田代、MFダニーロもダメ押しゴール。07年6月の広島戦以来の5得点で、ホーム最終戦を飾った。

 終了時に川崎の勝利がスクリーンに映され、場内はため息に。しかし「浦和戦が消化試合になるなんて誰も思っていなかった」(DF岩政)と選手たちの表情は一切変わらなかった。最終節で浦和を破れば、文句なしに史上初の3連覇が決まる。「また眠れない日が続きそう。でも勝って優勝を決めたい」。興梠の言葉に自信がのぞいた。
(丸山汎)


後半、鹿島・興梠慎三がゴールを決め喜ぶ=28日、カシマ(撮影・財満朝則)


後半、鹿島・野沢拓也(中央)がゴールを決めマルキーニョス(左)らに祝福を受ける=カシマ (撮影・財満朝則)


後半、先制ゴールを挙げる鹿島・興梠慎三=28日、カシマ(撮影・財満朝則)


後半、鹿島・野沢拓也がゴールを決める=28日、カシマ(撮影・財満朝則)


後半、鹿島・興梠慎三(左)が先制ゴールを決め歓喜。手前はG大阪のGK藤ヶ谷陽介=28日、カシマ(撮影・財満朝則)


鹿島5発王手!最終節勝って3連覇決める

<鹿島・G大阪>試合終了後のセレモニーでサポーターに3連覇を誓ったオリヴェイラ監督
Photo By スポニチ

 J1第33節の28日、鹿島がホームで3位・G大阪を5―1と圧倒して連勝を4に伸ばし、史上初のリーグ3連覇へ王手をかけた。FW興梠慎三(23)が2得点するなど今季最多の5ゴールを挙げて大勝。12月5日の最終節・浦和戦(埼玉)で勝てば3年連続7度目のリーグ優勝が決まる。

 鮮やかなゴールラッシュに超満員のスタジアムが揺れた。優勝に向け負けられない大一番での圧勝劇。火付け役となったFW興梠は「後半戦はチームに迷惑をかけてきたけど、この大一番で2点決められたのは大きい。大事な試合で今年一番のプレーができて良かった」と声を弾ませた。

 興梠の先制点が猛攻の合図だった。後半11分にMF小笠原のパスカットから興梠がパスを受けると、ゴール前で2度切り返して落ち着いてゴール。2―1と1点差に迫られた同17分にはMF野沢の左クロスを右足で合わせて追加点。相手の戦意を喪失させるには十分な一撃で、途中出場のFW田代、MFダニーロのダメ押し弾を呼び込んだ。

 興梠は後半戦で12試合連続無得点と不振に陥り、チームも90分以内ではクラブ史上初となる5連敗を記録した。「自分のことで精いっぱいだった」ともがき苦しんでいた興梠を救ったのはオリヴェイラ監督の言葉だった。出場停止だった10月17日の磐田戦前日。チームが遠征に出発する前にオリヴェイラ監督から「おまえのことを信頼してるから。来週(10月24日の千葉戦)準備しておけよ」と声をかけられた。先発落ちも覚悟していた中での指揮官の言葉。その千葉戦で13試合ぶりのゴールを決めると、その後は4戦3発と復調。起用し続けてくれる指揮官への恩返し弾でもあった。

 今節で優勝が決まる可能性が浮上してからは重圧との闘いだった。「ここ何日間は眠れなかった。(午前)3時、4時まで寝つけないこともあった。人生で初めて眠れなくなった」。それでも気迫あふれるプレーでプレッシャーをはねのけ、プロ5年目で初の2ケタ得点(11得点)をマーク。今季、興梠が得点した試合は8勝1分けと、不敗記録も継続させた。

 07年のオリヴェイラ監督就任後、11月以降の試合はこれで11連勝。失点も11試合で3と終盤の勝負強さはJ屈指だ。2位の川崎Fが勝ったため、優勝争いは5季連続で最終節に持ち越されたが、指揮官はピッチ上で3本の指を掲げて「3連覇を勝ち取ろう!」と絶叫した。歓喜の瞬間はもうすぐそこにある。

13 興梠慎三(こうろき・しんぞう)FW
鹿島 生年月日:1986/7/31 出身:宮崎 身長:175 体重:67

[ 2009年11月29日 ]

今季最多ゴール!5発でV3前祝い…鹿島

後半13分、追加点を奪った鹿島・野沢(中)のゴールに一緒に駆け出して喜んだ興梠(右)とマルキーニョス(左)
 ◆J1第33節 鹿島5―1G大阪(28日・カシマ) 鹿島が5―1でG大阪を下し、リーグ3連覇に王手をかけた。後半11分、FW興梠慎三(23)が先制点を挙げ、同13分にはMF野沢拓也(28)が追加点。その後も3点を追加し、今季最多の5得点で大勝した。最終節の浦和戦(12月5日・埼玉)で勝利すれば、史上初のリーグ3連覇が決まる。ただ、日本代表DF内田篤人(21)が右ひざ半月板損傷を悪化させた疑いがあり、同戦出場が微妙な状況となった。また、2位川崎も1―0で新潟を下し、優勝争いに踏みとどまった。

 鹿島のMF小笠原は試合後、チームメートとハイタッチを交わしながら整列に加わった。MF野沢は握手を交わし、小笠原の後を追う。川崎の結果次第でV3が決まるかもしれない。だが、誰も他会場の結果を気にするそぶりを見せず、「元々残り2試合で2勝するしかないと思っていた。決まるとは思っていない」(小笠原)。平然と優勝に王手をかけた。


サポーターに3連覇を誓った鹿島・オリヴェイラ監督

 後半11分、小笠原がボールを奪い、前線にパス。FW興梠が相手DFをかわして、右足で先制点をたたき込んだ。同13分にはMF野沢が「レオナルド(ミラン監督)みたい」(小笠原)と評される左足ループで追加点。1点差とされた同17分には興梠が2得点目。FW田代、MFダニーロと続き、大量5得点でG大阪をたたきのめした。

 引き分けか負けなら一気に優勝が遠のく天下分け目の一戦。興梠は「昨日は眠れたけど、2、3日前は眠れなかった」と重圧を感じていた。だが、オリヴェイラ監督は連覇した07、08年の原動力となった「親族からのビデオレター」などの特別な演出を封印。「何も言わなくても、選手は何をすべきか分かっている」と、全幅の信頼でピッチへと送り出した。

 試合後のホーム最終戦セレモニー。07、08年と絶叫、涙したあいさつで、指揮官は「あと1試合。勇気と声援と愛情のすべてをください」と冷静に呼びかけた。FWマルキーニョスが左太もも裏肉離れの疑いで負傷退場し、DF内田は右ひざ半月板を損傷。最終戦の出場は微妙だが、小笠原は「最後もいつも通りやる」と言い切る。3連覇は次節に持ち越されただけにすぎない。

(2009年11月29日06時03分 スポーツ報知)

興梠一色である。
不眠症を克服した興梠は更に大きく羽ばたくこととなろう。
次は最終節・浦和戦である。
興梠に期待大である。

船山2ゴール

【J2:第50節 C大阪 vs 岐阜】試合終了後の各選手コメント(09.11.28)
●船山祐二選手(C大阪)
「(2点目のファインゴールは)塁さん(小松)がいい形でキープに入ってくれて、いい形で落してくれたので、打とうと思ってて、あそこはダイレクトで打ったんですが、トラップかダイレクトかで迷ってたくらいで、パスの選択肢はなかったんで。今週はいい練習ができたので、振り抜くことができました。
(Q:大舞台での大仕事で、C大阪サポーターに強烈な印象を与えたと思うが?)
だといいんですけど。とりあえず勝利と、アキ(西澤)のためにという気持ちが強かったから、そこで勝利に貢献できてよかったです。アキさんにはハーフタイムに『次、決めたら来いよ』と言われて、『行きます!』って言ったんですけど、後半は動くことができなかったです(笑)。交代については、むしろ交代してほしかったくらいなんで、そこはレヴィー(クルピ監督)と合いましたね(笑)。フレッシュな選手が出たほうがいいし、あそこで自分かなと思ったので、よかったかなと思います。優勝は、やっている限りはあきらめたくないですし、あきらめてない。自分たちがあと1勝するだけでいい。結果はあとから付いてくるもので、自分たちの戦いに集中して、残り1試合頑張っていきたい」


[ J2:第50節 C大阪 vs 岐阜 ]

今日2得点の船山祐二(C大阪)。前半23分の2点目は、見事なミドルシュートを決める。左足アウトにかけたシュートが“ここしかない”ゴール右隅に突き刺さった。

セレッソにレンタルしておる船山が輝いておる。
次節は鳥栖への旅と日曜のファン感謝デイを楽しんできて欲しい。

ガンバ戦コメント

鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
ガンバの特徴は組織で崩す、そして個の力をしっかりと持っているチームなので難しい戦いになるとは思っていたが、いい時間帯の中で先制できたのは喜ばしいことであって、小笠原の特徴がよく出ていたと思う。(調子が悪かったと言われている時期については)我々は常に勝利を目指して戦っているし、調子が悪かったとは思っていない。我々だけが調子を落としたと言われているが相手あってのこと。相手が我々の長所を消すサッカーをしてきていたことで自分たちのサッカーができなかった。
(最終戦については?)
慎重になることは全くない。1位という順位は、積極性を持って戦った上での結果であり、勝たなければ大きな結果は得られない。まずは自分たちのやるべきこと。浦和は素晴らしい能力を持っている選手が多い。我々は自分たちのサッカーをやり続けるということが大事だと思っている。


【J1:第33節 鹿島 vs G大阪】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(09.11.28)
11月28日(土) 2009 J1リーグ戦 第33節
鹿島 5 - 1 G大阪 (14:04/カシマ/35,598人)
得点者:56' 興梠慎三(鹿島)、58' 野沢拓也(鹿島)、60' 二川孝広(G大阪)、62' 興梠慎三(鹿島)、85' 田代有三(鹿島)、89' ダニーロ(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:先制点は小笠原選手のすばらしいボール奪取からのカウンターだったと思います。ただ、そのカウンターを導いた流れとして、鹿島にとって良い流れをつくった上でカウンターが出たのかなと感じたのですが、監督のお考えはどうですか?
「ガンバの特長というのはパスワーク、組織で崩していくというところ。あとは個の力を各々で持っているわけであって、なかなかそれを普通に止めるのは難しいところがあります。ただ、そのなかで読んで、自分たちの良い時間帯のなかで得点できたことは非常に喜ばしいことでもあるし、また小笠原選手の特長というものがよく出ていた場面ではないかと思います。千葉戦(30節)でも相手を押し込んでいるところで、あるいは組み立てをしているところで狙える場面も出て、それを我々は積み重ねてきました。そういったところができたのは良かったと思います。」

Q:アントラーズが勝てなかった時期を、オリヴェイラ監督は調子が悪かったと思っていますか。勝負強さが蘇ってきた一番のきっかけはなんだと思っていますか。
「別におもしろくするために何かをやったわけではありません。自分たちは常に勝利を目指して戦っていく中で負けがあったり引き分けがあったりしました。皆さんは我々だけが調子を落としたという表現をしていますが、当然ながら対戦相手がいて、対戦相手が我々を追い込んだという部分もあって、相手にもメリットあるという部分を忘れてはいけないと思います。彼らが我々の長所を消そうと努力したものを評価するべきではないかと思います。当然ながら調子を落とす要素がいろいろあるわけであって、まず日本のリーグというのはレベルの差がない対戦相手と毎週当たるわけです。気の抜けない戦いが毎週あります。本当にレベルの高いところがあって、あとはスケジュールの部分で複雑で不可解なことが考えられます。いままでは優勝すればJ2の優勝チームとの開幕カードということが多かったと思いますけど、今年はなぜかそういったことになっていませんでした。また最後の方をみると我々はガンバ(33節)とレッズ(34節)という組み合わせになっています。明らかに強豪との試合を持ってくることは、何かの狙いやなんとか防ごうという意図があるかないかは別にして、どうしてもそうやってみてしまうわけです。現代サッカーにおいては1日の休みが24時間あるかないかがパフォーマンスにも影響してきます。調子を落としてしまったという指摘の時期を振り返っていきますと、ACLでラウンド16のFCソウル戦をホームでやりました(6/24<水>)。そこで120分戦った後でPK戦をやって敗れました。3日後に広島まで移動してサンフレッチェとの戦いとなり(編集部注:実際には6/28<日>九石ドでの大分戦)、そこから負けが始まって(編集部注:連敗スタートと言っている広島戦は8/1<土>の試合)、そのあと確かホームのF東京戦(8/23<日>)で1回盛り返して、そのあと連敗が続きました。では、サンフレッチェ戦のあと、また次の週に試合があったのか、また水曜に試合があったのかといえばないわけです。2週間も空いて、その間にJOMO CUPがあった。
チームによっては、日曜日に試合を組まれているチームもあるし、1日休みがあるのかないのかはACLを戦っている上では大きな差がピッチに出ます。そこに意図があるのかないのかは構成された方に聞いてもらえればわかると思います。ただ、現場としては1日休みがあるのかないのかでまったく違うパフォーマンスが出てくるわけです」

Q:最終節はとても大きな試合になるわけですが、アウェイということでスタイルを変えるとか、いつもより慎重に入るとか、そういうお考えはありますか?
「慎重になることは全くないです。この1位という順位にいる理由は、自分たちのやるべきことを積極性をもって戦った結果だと思いますし、シーズン当初からやっていることであって、終盤になってなにかを変える必要性はないし、勝たなければ大きな結果は得られません。まず自分たちのやるべきことをしっかりやりたいと思います。もしうちが引いてしまえば、相手は浦和レッズというチームであり、個でもすばらしい能力をもった選手がいるわけですから、自分たちのゴールにおびき寄せることになってしまいます。やるべきことは自分たちがやってきたサッカーをやり続けるということに尽きると思います」

Q:今日の3点目が鹿島の強さを凝縮してると思います。ガンバが1点取って、さらに攻撃に来ているところでセットプレーでの集中。その集中はどういうところから生まれると監督は思っておられますか?
「まずサッカーにはベースとなる3つの状況があって、攻撃・守備・攻守の切り替えの3つです。もしかしたら、一番大切なのは攻守を切り替えた瞬間かもしれません。自陣であろうと敵陣であろうとその切り替えを早くできるほうが理想的な形をつくれるし、相手陣内ですぐに守備に切り替えてボールを奪えれば自分たちの得点の確率を高めることができます。3つの条件の中のメニューをいろいろシーズン通して、あるいは就任当初から取り組んできたことで、こうした試合の中でも生かされる形になります。急激に、昨日言って今日できるという話ではないし、意識を少しずつ変えてよくしていって、意識を変えることはどういうことなのか、メリットはどこにあるのかという話をしながらやってきた結果ではないかと思います」

Q:内田選手が早めに交代した理由と、マルキーニョス選手がベンチに下がった理由を教えてください。
「内田選手については、僕は就任して3年目なのですが就任当初から代表を行き来しています。当然ながら行き来をしながら次の試合の回復時間はすごく短くて、慎重にいろいろとケアをしないといけない部分があります。我々鹿島アントラーズと日本代表関係者が愛情を持って接していかないといけない、あるいは彼を使っていかないといけないと思います。アントラーズにとっても重要な選手ですけれど、代表にとっても重要な選手ですので、いろんな意味でちょっと気をつけないといけない部分があると思います。
マルキーニョス選手に関してはちょっと違和感を訴えたので、試合ももう最後でしたし5-1というスコアでしたので休ませました」

Q:等々力の川崎Fの結果は監督の耳に入っていたかと思いますが、これほど良い試合をしたわけですから今日で優勝を決めたかった気持ちはありませんでしたでしょうか?
「まず、間違っていただきたくない部分があります。ベンチには一切、そういった情報は入っておりません。それは間違ってはいけない部分です。例年、最終節でリーグ優勝が決まることが多いわけであって、対戦相手どうこう、対戦するチームがどういう風にやってくるかを操る能力はありません。いまは自分たちがやるべきことに集中して取り組まなければいけないわけであって、そこに尽きると思います。今日の試合で決めなければいけないとか、そういうことはなかったわけであって、まず試合に勝たないと次には進めないわけです。自分たちの準備をしっかりやれば良い結果が得られることはわかっているわけですから、その準備をあと1週間しっかり取り組んでいきたいと思います」


以上

【J1:第33節 鹿島 vs G大阪】試合終了後の各選手コメント(09.11.28)
●小笠原満男選手(鹿島):
「ボールの寄せもあったし、良い入り方ができていた。全体的にも良い試合だったと思います。(ペドロ・ジュニオールは)ひとりでムキになってつっこんでた。俺らがディフェンスと挟めば問題はなかった。怖さはなかったです。野沢はこの間はジーコでしたけど、今日はレオナルドを超えましたね」

●本山雅志選手(鹿島):
「攻めても点が入らなかったですね。もっと回されると思っていました。カウンターの時にピンチになっていたので、ハーフタイムにみんなもカウンターに注意しようと言っていました。雰囲気的に上がってきている。最終戦はアウェイだし、しっかり1週間用意したいと思います。
(Q:体の方は?)
いや、痛いっすよ(笑)監督からはハーフタイムに、『もっと戻りを早くしろ。あと15分がんばれ』と言われました。そのなかで先に点が取れた。相手が出てきたウラを突けたと思います。
(Q:良くない時期をどうやって乗り越えた?)
みんなやるべきことを信じてやり続けてきたことだと思います。優勝したときによくがんばったとか、いろいろな気持ちが出てくると思います。次、勝たないとがんばってきたことが無になるのでがんばりたいです」

●野沢拓也選手(鹿島):
「強い相手とできて、良い緊張感の中でできたことはサッカー選手としてよかった。(リフティングは)やる必要はなかったけど…(笑)
(Q:ピクシー<名古屋・ストイコビッチ監督>のようでしたが?)
そういうつもりではなかったです」

●田代有三選手(鹿島):
「この前の京都戦でチャンスがあったのに決められず、苦しい展開になってしまった。今日は良い試合ができて良かった。次が最後の試合なので勝たないと意味がない。引き分けでもだめだと思うし、状況は変わらない。今日の試合で優勝すると思っている人は、選手の中にはいなかったと思いますよ。来週しっかり戦えるようにしたいと思います」

●岩政大樹選手(鹿島):
「3点目で楽になりましたね。ディフェンス陣としては失点したことを反省したいと思います。ガンバの場合、怖いのは外国人FWの突破力。ある程度怖さは感じましたけど、うまく対応できたと思います」

●興梠慎三選手(鹿島):
「1点目は『出せ!』っていいました。良いボールが来て、1対1になったら仕掛けようと思っていました。モトさん(本山)にも、ふくらんだときにそのタイミングで出してほしいと言っていました。前半はスペースができずに何もできなくてどうしようかなと思っていました。後半はスペースができた。中盤で(小笠原)満男さんがうまく奪って、そこに出してくれました。この大一番で決められたのは大きい。みんなも今年一番のプレーをしたと思う。ここ何日間か眠れてなくて、11時に横になっても3時、4時まで寝付けないことが続いていました。でも、昨日はなぜかぐっすり眠れました。また来週続くと思うと嫌ですね。なんで昨日眠れたのかはわかりません。眠れなくなることは初めてでした。京都戦がすごく悪かったので、プレッシャーとかあったのかもしれません。僕らがやることはいつもどおり。周りは気にせず厳しい試合になるけどがんばりたいです」


[ J1:第33節 鹿島 vs G大阪 ]

競り合う本山(鹿島)と佐々木(G大阪)。注目の上位対決は前半を0-0で折り返す。

[ J1:第33節 鹿島 vs G大阪 ]

0-0で迎えた後半11分、小笠原からのパスを受けた興梠が相手をかわしてシュート!これがゴール左隅に決まってついに先制!これで興梠は今季10得点目の二ケタ得点となった。

[ J1:第33節 鹿島 vs G大阪 ]

1点を奪った鹿島は後半13分、野沢が絶妙のループシュートを左足で決めて追加点!大きな得点が入った。この後興梠の今日2得点目も決まり、鹿島は6分で3点を奪う猛攻をみせる。

[ J1:第33節 鹿島 vs G大阪 ]

5-1で勝利したものの今節での優勝決定はならなかったが、ホーム最終戦ということで、選手・スタッフがクラブとして1年間の応援に感謝してピッチを1周。サポーターも大声援で選手達に応える。

野沢のリフティング・ドリブルにはスタジアム全体が沸いた。

Jリーグ第33節 ガンバ吹田戦


終わってみればゴールラッシュ。
勝利の美酒は旨かろう。
明日の二日酔いに注意である。

トルシエ観戦

鹿島、攻撃的G大阪に“パス回させろ”

FKの練習をする中田。後方は小笠原(撮影・柴田隆二)
 鹿島、川崎F、G大阪の3強が優勝争いを繰り広げ、残り2試合となったJ1は28日、第33節を開催する。史上初のリーグ3連覇を狙う首位鹿島はホームで3位G大阪と対戦。G大阪に勝ち、川崎Fがドロー以下だと優勝が決まる。日本屈指の攻撃力を誇るG大阪に対し、「急がば回させろ」の精神で強引にボールを奪いにいく守備ではなく、パスを回させるだけ回させ要所を締める作戦で快挙達成を目指す。

 慌てず、焦らず。王者鹿島が「急がば回させろ」の精神でG大阪攻撃陣を封じ、史上初のリーグ3連覇へ前進する。この日はセットプレーの確認など、軽い調整で終了。心地よい緊張感が漂う中、主将のMF小笠原は「いつも通りやるだけ」と不動心を貫いた。

 数々の激戦を繰り広げてきたG大阪の特徴は把握している。MF本山は「パスを回される時間が多くなるだろうから、回されるのは仕方ないと割り切って最後をつぶせばいい」と断言。MF中田も「パスを回されても慌てないことが大事だと思う」と強調した。

 本来、鹿島の守備の特徴は積極的なプレッシングにある。だが、G大阪はMF遠藤、二川、明神など中盤に実力者をそろえるだけに、劣勢を強いられる時間帯も増える。そこで慌ててボールを奪いにいけば、軽くいなされ相手の思うつぼ。だから、冷静にパスを見極め「ここぞというところをつぶす」(本山)作戦だ。

 その中で、G大阪の攻撃封じの鍵となるのがMF中田だ。「G大阪は知り合いが多いので楽しみ。やりにくさはない」と話すように、代表でともに戦った遠藤などの手の内はお見通し。世の中で予算を削減する「仕分け人」が話題だが、決戦の舞台で中田がG大阪の攻撃力を削減させる「仕分け人」になるはずだ。

 3連覇達成は自身の勝利に加え、川崎Fの結果に左右されるだけに本山は「優勝はまだ決まらない。最終節もある」と冷静そのもの。精神面も安定し、策も万端。あとは白星をつかみ、歓喜の瞬間を待つだけだ。
【菅家大輔】
 [2009年11月28日7時59分 紙面から]


鹿島、J初のV3へ強敵撃破で結果待つ!
2009.11.28 05:02

天王山を翌日に控え、きびきびした動きを見せる小笠原(右)。一気に3連覇を決めてみせる(撮影・財満朝則)
 優勝争いが3チームに絞られたJ1は、28日の第33節で首位鹿島が3位G大阪との直接対決に勝ち、2位川崎が新潟に引き分けるか負けると、鹿島のリーグ史上初の3連覇と通算7度目の優勝が決まる。日本代表DF内田篤人(21)は27日、茨城・鹿嶋市内での前日練習を終えると、新潟と並んで今季ここまで最少29失点の堅守で、強敵撃破に自信を見せた。

 勝てばJ初となる3連覇達成の可能性があるG大阪戦を前に、セットプレーの確認を終えた内田は、「調子はいつも通り」と落ち着いた表情を見せた。

 相手は今季ここまで59得点。9月には新潟からFWペドロジュニオールを獲得し、リーグトップの川崎(60得点)と並ぶ攻撃力を誇る。「ヤット(MF遠藤)さんもうまいけど、1番怖いのはFWだね」と内田。それでも、「オレらもいいチームだから試合は楽しいんじゃない」と、4戦連続無失点中の堅守に自信を見せた。

 日本代表と並行する厳しい日程をこなしたことで、「どうであれ結果を出すのがプロ。今年はそれをオズワルドから学んだ」と勝利へのこだわりがさらに強くなった。今年1月から体重も5キロ増え、「背中と尻が大きくなった」と、敵の強力FW陣に当たり負けはしない。

 昨季はリーグ戦2試合ともスコアレスドローに終わったガンバ戦だが、今年は開幕前のゼロックス杯で3−0、5月の敵地対決で1−0と負けなし。勝利を挙げて結果を待つ。
(丸山汎)

鹿島 一気に決める!30歳コンビ、歴代最多へ気合!!

練習に汗を流す(左から)小笠原、本山、内田
Photo By スポニチ

 史上初のリーグ3連覇を狙う鹿島は28日、ホームで3位のG大阪と対戦する。過去リーグ優勝を5回経験しているMF小笠原満男と本山雅志の30歳コンビは、優勝すればJリーグ史上最多の自身6度目の優勝となる。鹿島の黄金期を支えてきた中盤の核が歴史に名を刻む。

 常勝鹿島を支えてきた小笠原と本山がJ新記録に挑む。優勝が懸かった一戦を前にしても小笠原は「いつも通りです。変わったのは報道陣の数だけ」と淡々と話した。

 6回目の優勝となれば、元チームメートのMFビスマルク(V川崎時代を含む)とFW柳沢を抑えて歴代最多となる。本山は「その話はまだまだ先。重要な一戦なので大事に戦えれば。ホームなのでしっかり勝ちたい」と目の前の一戦に集中する考え。だが、その瞬間は確実に近づいている。

 今季は17戦不敗のJ1記録を更新したが、90分以内ではクラブ史上ワーストの5連敗も喫した。その汚点をぬぐい去るためにもタイトルは絶対に必要なのだ。

 「緊迫感は毎年のこと」と本山。頼もしいベテランがけん引する3連勝中の鹿島が、一気に優勝を決める。

 <中継NHKは特別シフト>鹿島―G大阪戦を中継するNHKは、大一番に備えて特別シフトで対応する。試合を中継する総合テレビでは通常テレビカメラ10台のところを今回は13台。さらに日本代表の試合などで使用される1秒間で90コマが撮影可能なハイスピードカメラも2台導入する。衛星第1で放送する川崎F―新潟戦の結果も優勝決定の条件に含まれているため、総合テレビで随時川崎F戦の映像を流して緊迫感のある優勝争いを伝えていく。

2 内田篤人(うちだ・あつと)DF
鹿島 生年月日:1988/3/27 出身:静岡 身長:176 体重:62

40 小笠原満男(おがさわら・みつお)MF
鹿島 生年月日:1979/4/5 出身:岩手 身長:173 体重:72
10 本山雅志(もとやま・まさし)MF
鹿島 生年月日:1979/6/20 出身:福岡 身長:175 体重:66

[ 2009年11月28日 ]

恩師?トルシエ監督の前で小笠原V3決める…鹿島

セットプレーの練習をする鹿島・小笠原(左から内田、1人おいて大迫、青木)
 J史上初の3連覇を目指す首位・鹿島は28日、G大阪とホームで対戦する。勝って2位・川崎が新潟に引き分け以下で偉業達成となる。カシマには同戦にフィリップ・トルシエ元日本代表監督(54)=現FC琉球総監督=の来場が判明し、MF小笠原満男(30)がチームを勝利に導き、成長した姿を見せることを誓った。また、16位・柏は15位・大宮と残留を懸けて、直接対決。柏は引き分け以下で降格が決定する。

 天敵「赤鬼」に闘将の姿を見せつける。G大阪戦に勝ち、2位・川崎の結果次第で、史上初の3連覇が決まる一戦を前に、MF小笠原は「とにかく目の前の試合に集中する。いつも通りやるだけ。大事な1試合には変わらない」と平常心を強調。全体練習ではセットプレー、個人練習では入念にFKの感触を確かめ、練習を切り上げた。

 燃える材料がある。G大阪戦には、元日本代表のトルシエ監督が来場することが判明。FC琉球広報部によれば「試合観戦の一環」だという。U―23日本代表の中東遠征では、気持ちを面に出さないことから強制帰国を命じられ、代表合宿に呼ばれるたびに「自分を表現しろ」とどなられた。

 「何でサッカー以外のことで、こんなに怒られなければいけないのか」と思ったが、今では「何だかんだで自分を評価してくれて代表に呼んでくれた人」と明かす。最終的には02年日韓W杯メンバーに抜てきされ、今では「闘将」にふさわしいプレースタイルを持ち味としている。かつての天敵へ、勝利と気迫あるプレーで応える。

(2009年11月28日06時04分 スポーツ報知)

篤人の成長、満男・本山の最多優勝回数目前、そしてトルシエ氏観戦である。
報知のトルシエがなかなか興味深い。
昨日といい最近の報知は頑張っておると言って良いであろう。
泣いても笑っても天王山である。
気持ちを引き締めて聖地へ集合しようではないか。

いつも通り集中

集中!集中!集中!…V3へ鹿島内田集中

3連覇に向けてヘディングの練習をする鹿島小笠原満男(撮影・柴田隆二)
 首位の鹿島は27日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスで28日のホームG大阪戦に向けて調整練習を行った。G大阪に勝ち、2位川崎Fが新潟に引き分け以下で史上初のリーグ3連覇が達成される。それだけに心地よい緊張感が漂う中、練習を終えたDF内田篤人は「まだまだ。集中、集中ですよ」とキッパリ。主将のMF小笠原満男も「いつも通りやるだけ」と平常心を強調した。入場券もこの日までに3万7000枚直前まで売れ、当日券(ゴール裏自由席1000枚、2階メーン席若干枚)の発売も決定。決戦はホームのサポーターでぎっしり埋まったスタジアムで行われることになる。
 [2009年11月27日20時22分]

この大一番は頼れるキャプテン・小笠原満男に託すしかない。

緊張・前日練習

2009年 11月 27日(金)

明日のG大阪戦に向けて、チームは9時よりクラブハウスで最終調整を行いました。選手たちの表情からは強い集中力が感じられ、最高の状態で明日の天王山に臨めそうです。

[ 鹿島:前日練習の様子 ]

快晴に恵まれた鹿島アントラーズ練習グランド。上着が必要ないくらいおだやかな天気でした。さすがに選手たちは口数が少なく、明日の試合にむけて集中力を高めているようでした。

[ 鹿島:前日練習の様子 ]

セットプレーの練習をする小笠原満男選手。意外なことにG大阪戦は今季初出場です。優勝に向けて、3連覇に向けて、大きな期待がかかります。

セットプレイの確認に余念のないチームである。
小笠原主将の正確なキックでゴールを脅かしたい。
実力が拮抗するだけにちょっとしたあやで勝負は決まる。
集中力を切らさぬよう緊張感を持ってピッチに立って欲しい。
我等も緊張感を持続して聖地へ向かおうではないか。

岩政と田代

鹿島 充実の1時間半 岩政「どうなるか予想もつかない」
 リーグ3連覇を狙う鹿島は27日、28日のG大阪戦(カシマ)に向けて約1時間半セットプレーの確認などを行った。今節にも優勝が決まる可能性があるだけに、練習中も引き締まった表情で入念に調整。大一番を前日に控えたDF岩政は「どうなるか予想もつかない。90分間頑張り通すしかない」と気合十分。FW田代は「大事な試合というのはみんな分かってる。相手が攻めてくる分、こっちにもスペースができてチャンスも多くなるんじゃないか」と意気込んでいた。

9 田代有三(たしろ・ゆうぞう)FW
鹿島 生年月日:1982/7/22 出身:福岡 身長:181 体重:77

[ 2009年11月27日 14:22 ]

岩政と田代の82年組コメントである。
「予想もつかない」と岩政は申すが、岩政としては完封を目指して戦うだけであろう。
高さでは負けないところを見せ、ガンバ攻撃陣を弾き返して欲しいところ。
田代も気合いは十分である。
出番を虎視眈々と狙うのだ。
チャンスを確実に決めて、勝負強さを発揮して欲しい。
それだけの才能はあるのだ。
明日の試合へ向け、緊張は高まる一方である。
緊迫した試合になるであろう。
我等は聖地へ集い、大いに声を出そうではないか。。

クロワッサンのマツじゃき、再び

鹿島、3連覇へ「情報」シャットアウト
 鹿島がリーグ3連覇に向けて、「情報」をシャットアウトする。28日のホームG大阪戦は勝利を収め、2位川崎Fが引き分け以下だと優勝が決まる。同時刻に行われる川崎F−新潟戦の途中結果は気になるところだが、経過情報は入れない方針だ。オリベイラ監督がこの日の会見で「我々は(3連覇を)意識していないし、残り2試合を1つ1つ勝つしかない」と話したように、目の前の試合に集中する。
 [2009年11月27日7時46分 紙面から]

鹿島・オリベイラ監督「勝つだけ」
2009.11.27 05:01
 鹿島は26日、J史上初のV3へ向け、28日のG大阪とのホーム最終戦を前に、厳戒の非公開練習。前日に腰の痛みで離脱したMF本山も復帰し、オリベイラ監督も「(G大阪は3位にいて)手ごわいが、試合に勝つだけ」と気合。当日は3万5151人が来場すれば、カシマスタジアムにおける年度別ホーム平均観衆も最多(これまでは02年の2万1590人)となる。前売り券はすでに3万5894枚を販売。大一番へ注目もヒートアップする。(カシマ)

鹿島 試合中は川崎Fの情報シャットアウト
 鹿島は、28日のG大阪戦で勝って、2位の川崎Fが引き分け以下なら3連覇が決まるが、オリヴェイラ監督は情報をシャットアウトして選手をプレーに集中させる方針だ。

 関係者によれば、指揮官は同時刻に開始される川崎F―新潟戦の結果を選手ら現場レベルに試合中に伝達しないよう要請している。今季5度目の非公開練習を行った指揮官は「選手たちは(優勝争いを)何度も味わってきてるので、どうやって打開するか分かっている」と仕上がりに自信を見せていた。

[ 2009年11月27日 ]

V3へ経験&神頼み!…鹿島

V宣言した鹿島・オリヴェイラ監督(中央)
 リーグ3連覇に王手をかけている鹿島は26日、次節G大阪戦(28日・カシマ)に備え、茨城県内で非公開練習を行った。オズワルド・オリヴェイラ監督(58)は会見で、就任後11月無敗の「経験」を武器に同戦勝利に自信をみせた。スタッフは「赤パン」「参拝」「勝利を呼ぶクロワッサン」など、3連覇へ執念の「験担ぎ」を開始していることが分かった。

 経験と神頼みで3連覇をたぐり寄せる。オリヴェイラ監督は「(優勝争いを)経験した者しか分からない雰囲気がある。幸いにも、その打開策はウチの選手は経験から分かっている。経験はお金には代えられないもので、選手はやってくれるはずだ」と断言。07、08年連覇を果たした選手に全幅の信頼を置き、G大阪撃破に自信を見せた。

 それを裏付けるデータがある。07年に監督就任以降、11月は過去8試合7勝1分けと不敗。MF青木は「準備期間があるから」と分析する。この時期は例年1週間1試合となるため、体力回復、相手の分析に時間を割ける。そうした環境に「(優勝争いは)慣れている」(MF小笠原)という経験が加わる。

 神頼みも万全だ。DF内田は5連敗を脱した後から汚れた愛車を洗車していない。スタッフの間ではチームカラーの赤い下着を身につけるという験担ぎが浸透し、「赤パン」出勤者が続出。昨季の優勝シャーレは「1位」になる願いを込め、11月11日午前11時11分にJリーグへ返却した。鹿島神宮の地震を防ぐといわれる「要石(かなめいし)」を参拝し、「リーグが揺れないように」と願って出勤するスタッフもいる。近隣の洋菓子店からは「3連覇を祈念して」とG大阪戦“3”日前から、“三”日月を意味するクロワッサンの差し入れが続く。

 同戦に勝利し、2位川崎が引き分け以下で、3連覇が決まる大一番。その第一条件の勝利は、誰もが信じて疑わない。

(2009年11月27日06時01分 スポーツ報知)

J1鹿島 監督「選手信じる」 G大阪戦前に会見
2009/11/27(金) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 Jリーグ1部(J1)鹿島のオズワルド・オリベイラ監督は26日、会見を行い、G大阪戦に向け「外国人選手3人に加え日本人選手の能力も高い。厳しい試合になると思う。相手の攻撃をどう受け止めて戦えるか」と、守りの出来を勝負のポイントに挙げた。
 自力優勝可能な立場ながら、敗れれば一気に窮地に陥る状況。同監督は「(連覇した)過去2年の経験は何物にも替え難い。選手たちは落ち着いて戦ってくれると信じている」と選手への厚い信頼を語った。ホームでの試合は大きなアドバンテージとなり、サポーターに対し、「タフな試合にはなるが、多くのサポーターに応援してほしい」と呼び掛けた。ただ、「残り2試合とも勝たないといけないし、連勝しか考えていない」と目先の勝利だけにとらわれない姿勢も強調した。


【写真説明】
G大阪戦へ向けた会見で抱負を述べたオズワルド・オリベイラ監督=鹿嶋市内


各紙、昨日の非公開練習後の監督会見から記事を起こしておるが、報知だけが独自の路線で書いておる。
選手もスタッフもゲンを担いでおるとのこと。
赤いパンツや篤人の無洗車など興味深い。
その中でも勝利を呼ぶクロワッサンは奇跡を起こした2007年が記憶に新しい。
今年もまた、このクロワッサンで勝利を呼ぶじゃき。

内田・岩政・興梠、日本代表候補ショートキャンプ招集

日本代表候補ショートキャンプメンバーに内田、岩政、興梠選手が選出
本日、日本代表候補ショートキャンプ(12月8日、9日@東京)のメンバーが日本サッカー協会より発表され、鹿島アントラーズからは、岩政大樹、内田篤人、興梠慎三の3選手が選ばれました。

この三人は限りなく南アフリカが近づいたと考えて良いだろうか。
そう信じたい。

聖地動員新記録へ

鹿島本拠動員新記録へ監督が来場呼びかけ
 鹿島が「ホーム動員新記録」を目指す。28日のホームG大阪戦は史上初のリーグ3連覇がかかる決戦となる。鹿島が勝ち、2位川崎Fが新潟に引き分け以下なら悲願が達成される状況で、カシマスタジアムの入場券の前売りは既に3万5000枚を突破。さらに売れ行きが伸びる可能性が高い。鹿島がリーグ戦のホームゲームをすべてカシマスタジアムで行った年の最多平均入場者数は、02年の21590人。G大阪戦で35151人以上動員できれば新記録が成し遂げられる。史上初の3連覇へホームのサポーターの後押しは必要不可欠。26日の非公開練習後に会見したオリベイラ監督も「できるだけ多くのサポーターに来ていただければと思う」と話していた。
 [2009年11月26日19時16分]

リーグ戦動員クラブ最多記録を更新が期待出来るガンバ戦である。
多くのサポーターが聖地へ足を運ぶであろう。
しかしながら、まだ足りぬ。
もっともっと多くの鹿島サポを集めたい。
真っ赤に染まったスタジアムを選手と監督に魅せたいのだ。
我等の声でチームを勝利に導きたい。
勝利のためにカシマスタジアムへ集って欲しい。

落ち着きが重要

鹿島V3へ非公開調整「落ち着きが重要」
 鹿島は26日、茨城県鹿嶋市内のカシマスタジアムで28日のホームG大阪戦に向けて非公開練習を実施した。G大阪戦で勝ち、2位川崎Fが新潟に引き分け以下だと史上初のリーグ3連覇が決定するだけに、完全シャットアウトのもとで調整に汗を流した。練習後に会見したオリベイラ監督は「(07年、08年の優勝を)経験したものはお金に換えられない。選手は今、落ち着いて責任を持って取り組んでいる。選手が落ち着いていることが重要」と話していた。
 [2009年11月26日19時13分]

連覇は確実に選手の経験となっておるとの監督の弁。
圧倒的不利からの逆転勝利、マークが厳しかった終盤戦、2007年も昨季も苦しい戦いを経て優勝の歓喜に包まれた。
また、新たな経験を積んで、更なるチームへと進化しつつある。
その為には目の前の試合に勝利する冷静さが重要である。
沈着冷静であれ。
焦る必要は微塵もないのだ。
刻々と近づいてくる決戦に胸が躍るところを落ち着いて対処していきたい。

非公開練習は準備の一環

オリヴェイラ監督「誰が出るというのは重要ではない」
 3連覇を狙う鹿島は26日、28日のG大阪戦(カシマ)に向けて鹿嶋市内で非公開練習を行った。今季5度目の非公開練習を敢行したオリヴェイラ監督は「試合の準備の一環だ。2つ勝つことしか考えてない」と平常心で試合に臨む考え。25日の練習でMF本山が別メニュー調整を行ったことについても「誰が出るというのは重要ではない。鹿島アントラーズとしてピッチに立つことが重要だ」とチーム一丸を強調していた。
[ 2009年11月26日 13:15 ]

記者も本山の動向が心配と見えてあえて質問をぶつけておる。
しかしながら、我等がオリヴェイラ監督は一枚上手である。
サラッと受け流し、誰が出ても鹿島は鹿島と言わせたがっておる。
そう、ピッチに立った者が鹿島アントラーズなのである。
チーム一丸となり、ガンバをそして浦和を倒したい。
今年も勝利の美酒に酔いしれたいのだ。
と、はやる気持ちを抑え、目の前の試合に集中しようではないか。

船山、攻撃的ポジションで起用

香川の代役は「無敗男」船山…C大阪
 “無敗男”がC大阪に逆転Vを引き寄せる。24日に右足小指を手術したMF香川に代わって、28日の岐阜戦(長居)からの残り2試合にはMF船山が先発予定。7月に鹿島から移籍後、出場13試合で10勝3分けの強運の持ち主だ。敗れた前節・仙台戦は出場停止だっただけに「前回は悔しかった。求められることを考えて、結果を出したい」と意気込んだ。
(2009年11月26日10時40分 スポーツ報知)

セレッソにレンタル移籍している船山が日本代表・香川の負傷欠場の代役として先発出場するとのこと。
セレッソでの出場は主にマルチネスの代役であり、中盤の守備的なポジションが多かった。
ボールをはたき、ゴール前に飛び出していったり、中盤に残りゲームをコントロールしたりと、中盤の要となっておったことは“無敗男”の名が示すとおりであろう。
今回は攻撃的なポジションでの起用となるため、船山の攻撃力が活かされると言えよう。
とても楽しみである。
そしてこの経験を来季は鹿島で活かして欲しい。
我等は「もっておる男」の力を持ってして更なる進化を遂げたいのである。

本山、別メニュー調整

腰と足に張りも…本山 大一番は強行出場
 J1首位の鹿島のMF本山雅志(30)が、28日のG大阪戦(カシマ)に強行出場する。25日の午前練習は腰と足の張りを訴えて別メニュー調整。午後もマッサージで回復に努めるなど満身創痍(い)の状態にもかかわらず、「誰でもこの時期は張りとかはある。あす(26日)からやりますよ」とキッパリ話した。

 豊富な運動量やサポートの動きなどチームに欠かせない存在。勝ち点3差で3位のG大阪も逆転優勝の可能性を残しており、激しい試合になることは間違いないが、本山は「お互いガチガチやって面白い試合になるんじゃないか」と史上初の3連覇達成へ肉弾戦も辞さない覚悟だ。J1は1シーズン制に移行した05年以降はすべて最終節に優勝が決定。今週に優勝を決めると1試合を残し“最速”での優勝決定となる。

10 本山雅志(もとやま・まさし)MF
鹿島 生年月日:1979/6/20 出身:福岡 身長:175 体重:66

[ 2009年11月26日 ]

昨日の練習で本山は別メニューで調整したとの報。
これは少々心配である。
しかしながら、本山本人も関係者もガンバ戦への出場に太鼓判を押しており、大事には至らぬ様子である。
その本山はガンバ戦を楽しみにしており、ガチガチにやって面白い試合にしてくれるとのと。
サッカーが楽しいものだと改めて思わせてくれる、本山のプレイにはいつも魅了される。
本当に素晴らしい選手である。
楽しみながらも、地の利を活かし、最後には笑っていられるシナリオを望む。
我等も聖地へ向かい、本山のプレイを楽しみながら、勝利へ声を出していきたい。
決戦は間近である。

信頼関係

選手を信頼!V3へオズの魔法使わない…鹿島
 優勝に王手をかけている首位・鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督(58)が25日、今季はサプライズ演出封印を選手に伝えた。07、08年では終盤戦の大一番前に演出を行い、連覇へと導いてきたが、この日のミーティングで「もう演出をやらない。やるべきことは分かっているだろうし、みんなを信頼しているからだ」と訴えたという。

 引き分け以下でV逸だった07年11月24日の浦和戦前には、舞台慣れさせるために浦和サポーターの応援する映像を大音量で流した。08年11月23日の大分戦前には、極秘裏に撮影された選手家族からのビデオレターをサプライズ上映。演出でモチベーションを高め、大一番で競り勝って、優勝へと加速した歴史がある。

 今回のG大阪戦は勝利すれば優勝が決まる可能性があり、敗れれば史上初の3連覇が遠くなる天下分け目の一戦となるが、「信頼」の下に封印を決断した。DF新井場は「今まで通り1戦必勝」と指揮官の意図をくむ。鹿島が「オズの魔法」に頼らず、G大阪を撃破する。

(2009年11月26日06時01分 スポーツ報知)

選手を信頼するオリヴェイラ監督である。
我等も選手を信頼し、選手を信頼するオリヴェイラ監督を信頼しておる。
偉業まであと二つの勝利まで来た。
とはいえ、奢ることなく目の前の試合に集中し、一つ一つ勝利を積み重ねていくのだ。
我等もスタジアムへ向かい声を出して後押ししようではないか。

練習は非公開

鹿島、3連覇へ鉄のカーテン…練習非公開に
2009.11.26 05:02
 J史上初のリーグ3連覇に王手をかけた首位・鹿島が25日、3位・G大阪との直接対決(28日)に向け、臨戦態勢に突入。26日に予定されていた通常練習を急遽(きゅうきょ)、試合会場となるカシマスタジアムでの非公開に変更した。

 ホーム最終戦で前人未到の偉業達成を狙う。ガンバ戦で勝利し、2位・川崎が引き分け以下の結果なら優勝が決まる鹿島。オリベイラ監督はこの日、26日の練習をクラブの練習場から試合会場に移し、非公開とすることを決定した。

 見学に訪れるファンのためにも練習公開を基本方針としているが、今季は9、10月の宿敵・川崎との試合前に計3度、さらに前節・京都戦前の19日にも非公開を実施し、今季これで5度目。異例の2週連続での鉄のカーテンとなった。

 「きょうでもう、そういう(決戦)モードに入った」と日本代表FW興梠。この日は、連係からのシュート練習も繰り返し、難敵突破を誓った。MF本山が腰の痛みを訴えて練習を回避するアクシデントもあったが、チーム関係者は「大事を取っただけ」

 07年の逆転V、昨年の連覇と、ともに最終節で決めただけに、大詰めでのV争いには一日の長も自負する。DF新井場は「優勝も他会場も意識せず、目の前の敵から勝ち点3を獲ることに集中する。このチームのスタンスは変わらない」と、平常心を強調した。
(丸山汎)

鹿島?決戦モード? きょうの練習、非公開に 28日G大阪戦
2009/11/26(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 7頁
 Jリーグ1部(J1)鹿島は25日、3連覇が懸かったG大阪戦(28日・カシマスタジアム)へ向け、26日の練習を非公開にすると発表した。
 首位に返り咲き今節、鹿島が3位G大阪戦に勝ち、2位川崎が引き分け以下で史上初の3連覇が決定するため、通常の午前練習を予定していたが、集中できる環境で準備を行うため、急きょ変更した。
 すでに前売り券は3万5千枚を突破。チームオフィシャルホームページで、カシマスタジアム周辺道路の渋滞情報を載せるなど、天王山へムードも高まっている。
 興梠は「試合モードに入った。今週は緊迫した練習が続くと思う」と気合の入った表情で話した。


ガンバ戦を前に非公開練習を敢行するとのこと。
これでチームは一気に気を引き締めることとなろう。
試合に集中し、勝利を掴みたい。
我等も週末の試合へ向け、気持ちを高ぶらせていきたいと思う。
とはいえ、気持ちが空回りせぬよう注意である。
冷静に勝利を目指していこうではないか。

渋滞警報発令

鹿島が公式HPで週末の渋滞警報発令
 鹿島が史上初の3連覇のかかる28日のホームG大阪戦に備え、「渋滞警報」を発令している。公式ホームページ上で行っているもので、3月7日の開幕戦の浦和戦でも出されたが、鹿島が勝ち、2位川崎Fが新潟に引き分け以下だと優勝が決まる注目の一戦に再び発令された。既にチケット発売は3万5000枚を超え、さらに売り上げを伸ばしている状況。チームは25日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスで調整練習を行い、26日は非公開練習となることも決定。FW興梠慎三は「今週はどんどん気持ちが上がっていくと思う」と話したように、決戦ムードは日増しに高まっている。
 [2009年11月25日14時46分]

次節は大渋滞が予想される。
昨季のホーム最終戦も大渋滞であった。
晩の刺身を頼んでおいた場合は注意すること。

クールビズ・オブ・ザ・イヤー受賞

アントラーズ・エコプログラムがクールビズ・アース2009を受賞

プレゼンテーターのコシノヒロコ氏と大東社長
株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー(代表取締役社長・大東和美)が実施したエコプログラム「食用油でチームトラックを動かそう!」が、「クールビズ・アース2009」を受賞しました。
「第3回クールビズ・オブ・ザ・イヤー」の表彰式が本日、東京・帝国ホテルで行われ、地球温暖化防止のため特徴ある活動を実践した団体に対する部門賞「クールビズ・アース2009」が贈られました。
今回のエコプログラムは、5月10日(日)のJリーグ・ディビジョン1第11節・清水エスパルス戦に来場したサポーターから食用油を回収し、それをバイオディーゼル燃料(BDF)へと精製。チームトラックの燃料とするものです。食用油のBDF化によってCO2を削減し地球温暖化を防止しようとする取り組みです。
チームトラックは試合に臨む選手たちのユニフォームやスパイクなどの用具類を運ぶもので、6月20日(土)にカシマサッカースタジアムで行われたJリーグ・ディビジョン1第14節ジュビロ磐田戦から、BDFによる走行を行っています。
清水戦で実施した食用油回収では、373世帯から油が集まり、当初の予想を大幅に上回る約336リットル(市販の600グラム入り食用油で約560本)を回収しました。

■食用油回収データ
 回収日:5月10日(日)J1第11節・清水エスパルス戦にて
 会 場:カシマサッカースタジアム
 回収量:336リットル(市販600グラム入りボトルで約560本分)
 協 力:373世帯(1000人以上に相当)

<代表取締役社長・大東和美コメント>
受賞を光栄に思います。私どもは平均2万人を動員するイベントを年間通して開催しているわけで、CO2排出と無関係ではありません。今後も、高い意識を持って環境問題に関して真摯に取り組んでいきたいと思います。
鹿島アントラーズは、2006年4月に茨城県よりカシマサッカースタジアムの指定管理者に選定されたことを受け、スタジアム利活用策を「THE DREAM BOX」として展開しています。その一環として、エコプログラムを推進しており、2006年12月2日(土)J1リーグ第34節・ジュビロ磐田戦から観戦者参加型のエコプログラムを実施しています。今後も引き続き、エコプログラムに取り組んでまいります。


■過去の主なアントラーズ・エコプログラム
 ・試合で使用する電力をグリーン電力化(3000kwh分)
 ・飲食売店でのリユース食器の利用
 ・スタジアムでのゴミの分別回収の徹底
 ・ペットボトルのキャップを回収しワクチンにかえる運動
 ・環境教育の実施(エコキッズ、体験コーナーの設置)
 ・環境に優しい自動車(電気自動車・水素燃料自動車)のPR
 ・乗り合い来場の呼びかけ

■鹿島アントラーズ・エコプログラム〜食用油でチームトラックを動かそう!〜
企画・運営:鹿島アントラーズFC
      国立環境研究所
      筑波大学
      博報堂DYメディアパートナーズ
特別協力:チーム・マイナス6%(環境省)
参考サイト:「廃食用油で車を走らせるプロジェクト 」
      http://jsrsai.envr.tsukuba.ac.jp/~biod/


まず1冠?J1鹿島にクールビズ賞
 地球温暖化防止につながる活動の推進者を表彰する「クールビズ・オブ・ザ・イヤー」にサッカーJリーグ1部(J1)鹿島アントラーズFCの大東和美社長ら8人が選ばれ、25日、東京・内幸町のホテルで贈呈式があった。

 アントラーズはチームの用具を運ぶトラックの燃料に、廃食用油をバイオ燃料に精製して活用した。大東社長は「栄誉ある賞を頂いてうれしい。エコへの取り組みはサポーターの協力があったからこそ実現できた」と話していた。

 ほかに受賞したのはメルビン駐日デンマーク大使▽越村敏昭東急電鉄社長▽宮嶋宏幸ビックカメラ社長▽井上礼之ダイキン工業会長▽藤田和芳100万人のキャンドルナイト呼びかけ人代表▽大森利夫・全国理容生活衛生同業組合連合会理事長▽千葉憲二・日本ラーメン協会理事長。

 表彰と贈呈式は小池百合子元環境相らが設立した協議会が主催し、今年で3回目。

[ 2009年11月25日 15:53 ]

今季、無冠の鹿島アントラーズであるが、意外な表彰を受けた模様。
地球温暖間防止への活動が認められたものである。
クラブ一丸となり取り組んできた成果と言えよう。
地球を守る鹿島アントラーズである。

戦闘スイッチON

鹿島 決戦前に“戦闘モード”入り
 鹿島は25日、28日のG大阪戦に備えて練習前に約1時間のミーティングを行い、相手の試合映像を確認した。

 その後の練習では攻守に分かれ、約2時間、戦術練習などを行った。FWマルキーニョス、興梠、田代の攻撃陣のシュート練習では、オリヴェイラ監督自らパス出しを行うなど熱血指導。興梠は「きょうぐらいから戦闘モードに入ってきた。これから緊迫した練習になっていくんじゃないか」と気を引き締めていた。

9 田代有三(たしろ・ゆうぞう)FW
鹿島 生年月日:1982/7/22 出身:福岡 身長:181 体重:77

18 マルキーニョス(マルコス・ゴメス・デ・アラウージョ)FW
鹿島 生年月日:1976/3/23 出身:ブラジル 身長:174 体重:76

[ 2009年11月25日 14:39 ]

戦闘スイッチを入れた興梠である。
これから徐々に緊迫感を高め、試合で大爆発するのだ。
今季の目標である二桁得点も背番号得点も未だ達成しておらぬ。
我等の期待を一身に背負っておることを忘れるでない。
ゴールという結果で我等の期待に応えて欲しい。
緊迫した試合こそ、興梠のメンタリティが生きるであろう。
ガンバ戦、注目は興梠である。

幸せな篤人

内田のノーロッククロスで鹿島V3だ!
 鹿島DF内田篤人(21)が岡田ジャパンで重要視される「ノールック・クロス」でチームに史上初の3連覇をもたらす。24日、茨城県鹿嶋市内で28日のホームG大阪戦に向け練習を行い、「優勝争いができるのは幸せ。次は一番面白い試合になる」と意気込んだ。

 10月の日本代表合宿で岡田監督が強調したのが、顔を上げて中央を確認するよりも早いタイミングで蹴りこむクロス。内田が「前から意識していた。代表もクラブも同じ」と言うクロスは、抜群の飛び出しの速さが武器のマルキーニョス、興梠の2トップを擁する鹿島でもいきる。G大阪のセンターバック山口、中沢の持ち味が速さではないだけに、ノールック・クロスが2トップに合えば絶好機につながるはずだ。3位のG大阪に勝ち、2位川崎Fが新潟に引き分け以下だと3連覇が決まる。内田は「1つ1つ戦うだけ」と集中していた。

 [2009年11月25日8時26分 紙面から]

優勝争いに加わる幸せを噛み締める篤人である。
思い起こせば四年前、まだ齢十七歳であった篤人が練習参加したことが昨日のようである。
当時は名良橋が怪我に悩まされ、「うっちー」こと内田潤がトニーニョ・セレーゾの信頼を勝ち得るに至っておらなんだ。
そこへ新星との如く現れた右SBであった。
まさか当時は、入団初年度からレギュラーとなり、日本代表へ駆け上がるとは思ってもおらなんだ。
もし篤人が当時オファーしておった他のクラブへ入団しておったならば、優勝争いはおろか降格レースの最中におったであろう。
鹿島で勝者のメンタリティを培ったことが更なる幸せにつながっておる。
これからも篤人と共に勝利の味を噛み締めていきたい。

中盤の攻防

鹿島“天王山”は中盤の攻防がカギ


練習で内田篤人(右)をかわして攻め上がる本山雅志
Photo By スポニチ

 28日のG大阪戦は中盤を制して3連覇をたぐり寄せる。鹿島は中田、小笠原のダブルボランチに変更した10月24日の千葉戦以降は3連勝だが、山形、京都と下位が相手だった。

 G大阪は遠藤らタレントがそろい、中盤でし烈な攻防が繰り広げられることは必至。MF本山は「ラストパスを出せる選手がたくさんいるので、フリーでパスを出させないようにしたい」と主導権を握りたい考えだ。中盤での攻防を制すれば勝ち点3が見えてくる。

2 内田篤人(うちだ・あつと)DF
鹿島 生年月日:1988/3/27 出身:静岡 身長:176 体重:62

25 遠藤康(えんどう・やすし)MF
鹿島 生年月日:1988/4/7 出身:宮城 身長:168 体重:69

40 小笠原満男(おがさわら・みつお)MF
鹿島 生年月日:1979/4/5 出身:岩手 身長:173 体重:72

6 中田浩二(なかた・こうじ)MF
鹿島 生年月日:1979/7/9 出身:滋賀 身長:182 体重:74

10 本山雅志(もとやま・まさし)MF
鹿島 生年月日:1979/6/20 出身:福岡 身長:175 体重:66

[ 2009年11月25日 ]

鹿島、史上初3連覇へ J1優勝争い佳境
2009/11/25(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
G大阪に○、川崎△か●で決定次節
 Jリーグ1部(J1)は残り2試合となり、首位の鹿島は次節にも史上初の3連覇を手にする可能性がある。2位川崎、3位G大阪と三つどもえの優勝争いを繰り広げており、鹿島が28日にカシマスタジアムで行われるG大阪との大一番で勝利し、川崎が引き分け、もしくは敗れると鹿島の優勝が決まる。1シーズン制が導入された2005年以降、最終節を待たずに優勝が決まった年はない。果たしてジンクスを破り栄冠をつかみ取ることができるか。
 鹿島は21日の京都戦で3連勝を収め、翌日に川崎が敗れたため首位に返り咲いた。第29節の磐田戦で引き分け、連敗を5で止めてからは4試合連続無失点と堅守が戻り、ついに自力優勝の芽が復活した。中田は「気持ちの部分でこっちに余裕ができたのは確か」と素直に喜ぶ。
 ただ、過去2年間の優勝までの苦しさを知っている選手に特別な気負いはない。「どういう状況になっても残りの試合を全部勝たなくちゃ優勝はない」と内田。小笠原は「いいタイミングでいい相手とやれるので楽しみ」と最高の舞台で戦う宿敵との一戦に闘志を燃やす。
 負ければ優勝が消えるG大阪は、9戦負けなしと調子は右肩上がり。昨季のアジア王者らしい底力でしっかりと優勝争いに絡んでいる。前線のルーカス、今季途中加入のペドロ・ジュニオールはともに好調を維持。司令塔の遠藤は「力まず、楽しみたい」と抱負を述べる。
 先のナビスコカップ決勝で初タイトルを逃した川崎にとっても、残り2戦は真価が問われる。最下位・大分に敗れた悪い流れを土壇場で払しょくできるか。自力優勝こそないが、新潟戦を乗り切れば最終節の相手はJ1残留の瀬戸際に立たされている柏。連勝の可能性もある。
 鹿島は24日、レクリエーション形式の練習で汗を流し、25日からはG大阪戦へ向け本格的な戦術練習を行う予定だ。


【写真説明】
21日の京都戦でゴールを決め喜ぶ野沢(左から2人目)ら鹿島イレブン=西京極


ガンバの中盤を警戒する本山である。
ゼロックス・スーパー杯リーグ戦第13節では欠場しておった二川も復帰しており、危険度はより増しておる。
それ以上にオウンゴールを献上してくれる橋本の不在は痛い。
とはいえ、我等もベストメンバーで挑める強みがある。
今季、二つの勝利に小笠原主将が欠場しておったが、今節は負傷も出場停止もない。
主将もこの戦いを楽しみにしておる。
がっぷりと四つに組んだ戦いを魅せてくれるであろう。
中盤を制し、勝利を掴み取るのだ。
我等も聖地へ集い、後押しをしたい。
スタジアム全体で相手を圧倒するのだ。

余裕のユダ

28日にも史上初V3!鹿島が自然体で調整
 史上初のリーグ3連覇を狙う鹿島は24日、茨城県鹿嶋市内で28日のホームG大阪戦に向けた調整練習を行った。G大阪戦に勝ち、2位川崎Fが同日の新潟戦に引き分け以下ならば3連覇達成となるが、DF岩政大樹が「優勝するにふさわしい準備をしてやるしかないので」と冷静に話せば、MF中田浩二は「気持ち的な部分では1位にいることでウチには余裕があると思う」と自然体を貫いていた。
 [2009年11月24日20時49分]

首位に立ったことで余裕を見せるユダである。
余裕と言っても、奢りではなく精神的な安定感という言い方に替えても良かろう。
残り二試合についてしっかり準備し、勝ち点をきちんと積み重ねたい。
我らが望むのは勝利である。
勝利を続けた先には、歓喜の栄冠が待っておる。
地道に努力し、最後に笑いたい。

リラックス調整

リラックスムードの鹿島「向こうも負けたら終わり」
 3連覇を狙う鹿島は24日、優勝が決定する可能性のある28日のG大阪戦(カシマ)に向けて本格的な練習を再開した。この日はミニゲームなどを行い、ピリピリ感はなくリラックスムードで約2時間の調整を行った。

 2位の川崎Fとは勝ち点2差で、対戦相手の3位のG大阪とは同3差。1節ごとの結果で順位が大きく変動するが、GK曽ケ端は「向こうも負けたら終わり。そういうチームとできるのは楽しみですね」と闘志を燃やしていた。

[ 2009年11月24日 13:55 ]

リーグ戦残り二節は緊張感のある戦いとなる。
しかしながら、練習時から張り詰めておっては、出来ることも出来ずに終わるであろう。
試合に集中出来るよう、練習では肩の力を抜いて調整をするのだ。
その戦いに最後尾から参加する曽ケ端準は楽しみにして織る模様。
ここ数試合はディフェンスが機能しキーパーとしては仕事が少なかったが、ガンバ戦はそうも行くまい。
必死のセービングもあろうかと思われる。
曽ケ端の力で完封を達成して欲しい。
我等も週末に向けて徐々に緊張感を高めていきたいと思う。

勝負の美学

【後藤健生コラム】1−0こそ勝利の美学?
「バランスを崩さない」ゲームプランで首位奪回の鹿島

寒い寒い香港から帰国した。

今回の遠征は、初夏の南アフリカと香港ということで、暖かいところを旅行するつもりで支度をしていったら、南アフリカ(ポートエリザベス)も風が強くてかなり涼しく、さらに香港も寒波でコートが手放せない状態で、毎日夏用のシャツやカーディガンなどを重ね着してすごす毎日だった(中国全土が寒波で大雪が降ったりしていたらしい)。

さて、帰国してみると、香港からの飛行機を乗り間違えてしまったらしく、到着したのは成田空港ではなく関西国際空港だった。

「おお、大阪は香港より暖かいぞ!」というのが第一印象。で、調べてみると、週末に京都でJリーグの首位争いをしている鹿島アントラーズの試合があるというので、ついでに鹿島の試合を見てから東京に帰ってきた。土曜日の昼ごろまではけっこう暖かかったが、午後になると風も強くなり、京都は香港並みに寒くなった。

一時の不調は脱出した鹿島。中断前は2連勝していたが、相手は下位の千葉と山形だったから、まだ「本調子」とは断言できない。そのうえこの試合は鹿島はDFの岩政とFWのマルキーニョスという中心選手2人が出場停止で不在で、岩政の代わりにはベテランの大岩が入り、トップには日本代表で帰国したばかりの興梠と田代。中盤は小笠原、本山、中田という懐かしい顔ぶれが並んでいた。

案の定、立ち上がりは京都が攻め込んだ。左右のスペースを使ってチャンスをつかみ、また、鹿島のミスパスをカットしてのカウンターのチャンスもあったが、決めきれない。16分にはクリアボールを柳沢が落として林がドリブルで攻め込んで鹿島のDF伊野波に止められたチャンスがあったが、京都の攻勢はここまでで打ち止め。その後は、鹿島にスペースを埋められてしまって、ボールを持ち込むことは持ち込めるのだが、ゴール前には入れさせてもらえない状態が続いた。

一方、ゲームはコントロールしたものの、鹿島の攻めも迫力がない。もともと、運動量があるというチームではないが、ボールが回っても選手の動きが少なくすぎて、攻撃は単発のものばかり。開始3分、小笠原が正面やや右のスペースを狙ってスピードを殺したパスを送り、興梠が回り込むようにしてスペースに入り込んだり(シュートがはずれる)、6分に本山がDFとDFの間を通す縦パスを入れて興梠が飛び込んだり(GKがカット)と、小笠原や本山のセンスでチャンスを作るが、全体的に動きが悪い。

本来なら、鹿島の攻めにダイナミズムを与えるはずの右サイドバックの内田は、日本代表の遠征でほぼフル出場しており、案の定お疲れの様子で攻め上がりの回数も少ないし、上がっていってもパスの精度も落ち、ミスも多い。左サイドバックの新井場も、かつてのような精力的な攻撃参加は見られない。というわけで、まったりとした空気の中で試合は進んでいった。

そして、36分、大岩の縦パスを田代が高い打点のヘディングで落としたボールを拾った野沢が持ち込み、マークしていた水本が突破を防ぎ、シュートコースを消そうとした瞬間に、ペナルティーエリアの外からシュートを放った。右足でひっかけて回転をかけたボールが大きなカーブを描いてGKの頭上を抜き、ファーサイドのポスト内側に当たってゴールに飛び込んだ。これは、見事なシュート。相手としては、防ぎようのないシュートである。

こうして、前半のうちに守備の安定している鹿島がリードしてしまったのでは、ゲームの行方は決まってしまったも同然。京都は、攻め込んではいても、クロスが単調すぎてことごとく撥ね返されてしまう。「90分やっても、180分やっても、これでは点は入らないだろうな」という展開がその後も延々と続いた。

膠着状態を破るには、メンバー交替などなんらかの変化が必要だったが、京都の加藤監督は「流れ自体は悪くなかった。経験の少ない選手を入れてリズムを壊したくなかった」として、増嶋の足がつって交替を余儀なくされた82分に金成勇(キム・ソンヨン)を入れるまで動かなかった。ちょっと消極的という気もしないではないが、結局は「先発メンバーに替えて勝負を託すに足るだけのコマがなかった」ということだろう。

鹿島のオリヴェイラ監督は、「やるべきことはバランスを崩さない」だったという。京都はホームなのだから攻めに出てくる。そこで、そのスペースを利用すれば、いつか点は取れる。「だから」というのである。そして、「相手には明らかなチャンスはなかったんじゃないか?」と涼しい顔。つまり、最初から、「バランスを崩さず、しっかり守る」が鹿島のゲームプランだったということになる。その鹿島が先制してしまったのだから、その後スペクタクルとは無縁のゲームになってしまったのは当然だろう。

中心選手の出場停止といった状況にあったことを考えれば、当然の策だとも思うが、「1−0こそ勝負の美学」とはまるでイタリア人監督のようだ。そして、1−0というスコアは不運あるいは事故が起これば、容易に0−0または1−1になってしまう危険とも裏腹である。

こうして、予定通り鹿島アントラーズは勝点3をゲット。翌日には川崎フロンターレが最下位の大分トリニータに完敗したおかげで、鹿島は首位に返り咲いたのだ。

徹底したリアリズムに徹して勝点を積み重ねる鹿島。先日のナビスコカップに続いて、優勝は手の届くところにありながら、なかなか勝ちきれずに苦しむ川崎。そして、リアリズムより攻めの美学を貫いて盛り返してきたガンバ大阪。さて、もう一波乱があるのかどうか……。次週は、いよいよ「リアリズム対美学」の直接対決である。

あ、それから、冒頭の香港で飛行機に乗り間違えたというのは、もちろんジョークです。大阪で仕事があったので、香港から直接大阪に行っただけです。


後藤 健生 11月24日01:38

「リアリズムに徹する鹿島」とは言い得て妙である。
特にオリヴェイラ監督就任後はバランスを重視しており、大幅に崩れることは希である。
安定した戦いこそ王者の戦い方と言えよう。
今季の戦いも残り少なくなってきた。
気を引き締めて、一つ一つ勝利を積み重ねていきたい。

パク・チュホ、ジュビロ移籍か

磐田に3人目韓国人、鹿島MFパク獲得へ
 磐田が、鹿島の元U−20韓国代表MFパク・チュホ(22)を獲得することが23日、濃厚となった。浦和も獲得に乗り出していたが、Jリーグ関係者は「磐田入りするようだ」と、移籍先を決断したもよう。シーズン終了後に発表される見通し。正確な左足キックが武器のレフティーで、高いキープ力があり左サイドで持ち味を発揮する。08年にJ2水戸へ入団し、今季移籍した鹿島では19試合に出場。日本語も堪能だという。磐田にとってはFWイ・グノ(24)と、来季の獲得が決まっている同代表DFイ・ガンジン(23=釜山)に続く3人目の韓国人になる。
 [2009年11月24日8時21分 紙面から]

浦和移籍は白紙になり一安心しておったパク・チュホであるが、今度はジュビロ移籍濃厚との報道である。
確かにパク・チュホはサブに甘んじておる実力の持ち主では無かろう。
レギュラーを保証してくれるクラブへの移籍は間違っておると断言するものでもない。
しかしながら、優勝から遠のき、アジアもないクラブへの移籍にどのようなメリットがあるのか理解に苦しむところもある。
とはいえ、人間は簡単な生き物ではないのである。
人それぞれ生き方があり、深いものを内に秘めておるのだ。
どのような結果になろうとも、それがサッカー人生なのである。
最終回に全く老けておらぬ初音が出てきてしまうくらい意味不明で深みにないドラマも世の中にはあるので、どのようなことも許すしかないと言えよう。

カズV予想再び

カズ、鹿島のV3達成を予言「堅いのでは」
2009.11.24 05:04

鹿島の3連覇に太鼓判を押したカズ(右)は岩政と握手(撮影・川口良介)
 カズが太鼓判! 史上初のJリーグ3連覇を次節28日にも決める首位・鹿島が23日、J2横浜FCとサブ組同士の練習試合を行い3−0で勝利。90分間出場した横浜FCの元日本代表FW三浦知良(42)は鹿島の選手層の厚さを肌で感じ、「堅いのでは」とV3達成を予言した。

 日本サッカー界最高のカリスマ、カズが、鹿島の偉業達成を予告した。

 「強さを感じた。V3? もちろん何が起こるか分からないけど、堅いのではないかと思う」

 秋晴れの鹿嶋市での練習試合。右足首痛などで公式戦ベンチ外の続くカズも復帰を目指して90分間出場したが、0−3完敗。鹿島の底力を肌で感じての言葉だった。サブ組同士の一戦。だが鹿島はMF青木やダニーロ、FW大迫、前節出場停止だった日本代表DF岩政ら、他クラブならレギュラー確実な強者ぞろい。「これでAチームでないとはね」とさすがのカズも舌を巻くばかりだ。

 試合後、11番のもとには鹿島選手が集まった。岩政はユニホームをもらって大喜び。主力組のDF内田やMF野沢らは試合に出ていないのにわざわざ足を運び、記念撮影を願い出た。現役選手にとっても英雄的存在のカズのV予告に野沢は「うれしい」とほほ笑んだ。

 28日、勝ち点3差で3位のG大阪との天王山に勝ち、2位川崎が引き分け以下なら最終節を待たずに優勝。数字上近いのも間違いないが、キングの言葉がさらに強く後押しした。
(須田雅弘)


“おねだり”した岩政はカズのユニホームをゲット(撮影・川口良介)


岩政は誰にも渡さないぞとばかり、抱きしめた(撮影・川口良介)


岩政 志願の練習試合でコンディション確認
 21日の京都戦で出場停止だった鹿島のDF岩政が23日、J2横浜FCとの練習試合に出場した。日本代表の南アフリカ・香港遠征は出場機会がなく、8日の山形戦以来実戦から遠ざかっていたことから出場を直訴。守備では危ない場面をつくらず3―0の勝利に貢献し「コンディションを含めて確認できて良かった」と笑顔で話した。

 昨季は11月以降のリーグ戦は4戦連続無失点。今季もここまで2試合連続無失点と守備陣は終盤戦で無類の強さを誇る。3連覇が決まる可能性のある28日のG大阪戦に向けて岩政は「気持ちは少しずつ高ぶってきてる」と意気込んでいた。

[ 2009年11月24日 ]

カズ予言「鹿島がV3」…横浜C
 カズが鹿島の3連覇を予言した。横浜CのFW三浦知良(42)が23日、鹿島との練習試合にフル出場。サブ組中心の鹿島に0―3で敗戦後、「小笠原選手や曽ケ端選手がいない中でもこれだけのチーム力がある。サテライトというのは失礼」と絶賛し、3連覇の実現性について「何が起こるか分からないけど、僕はそうなると思う。堅いんじゃないか」と話した。

 鹿島は22日に川崎から首位の座を奪回。次節G大阪戦(28日)で勝利し、川崎が新潟に引き分け以下で優勝が決まる。「鹿島のサッカーが好きで、スカパーでいつも見ている」というカズは「連敗もあったけど、今は勝者のメンタリティーを取り戻している」と説明。試合後にはDF岩政にユニホームをプレゼント、DF内田らとの記念撮影に応じていた。

(2009年11月24日06時01分 スポーツ報知)

岩政、軽快な動き J1鹿島練習試合
2009/11/24(火) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 Jリーグ1部(J1)鹿島のDF岩政大樹が23日、優勝の懸かった次節・G大阪戦への調整を兼ねて、クラブハウスグラウンドで行われたJ2横浜FCとの練習試合(45分ハーフ)に出場。「調整試合としてはいい確認ができた」と軽快な動きを見せた。
 先週まで同行していた日本代表遠征では出番がなく、21日の京都戦も出場停止。「実戦から遠ざかっていたし、ガンバ戦に不安を残したくなかった」とオズワルド・オリベイラ監督に直訴しての出場だった。
 鹿島が圧倒的にボールを支配して守備機会こそ少なかったが、球際では圧倒的な強さを披露。実戦での感覚を確認しながら、後半27分まで出場した。残り2試合で、次節に3連覇が決まる可能性もあり、「首位に立つのは予想していた。次は間違いなくすごい試合になると思う。選手としては幸せな1週間を過ごせるのでいい準備をしたい」と静かな闘志を燃やしていた。


【写真説明】
〈練習試合〉鹿島−横浜FC G大阪戦に向けて軽快な動きを見せた鹿島・岩政=クラブハウスグラウンド


昨季も鹿島の優勝を予言したキング・カズであるが、今季は練習試合の手応えを感じ、更に重みのある言葉を発しておる。
そして報知によれば、鹿島のサッカーが好きで試合をチェックしているとのこと。
ここまで来るとサポーター認定である。
2007年最終節で浦和の阿部をぶっちぎってアシストしたことも頷ける。
スターの後押しを受け、更なる上を目指していきたい。

岩政、お宝ゲット

カズがフル出場も横浜FC敗戦/練習試合
<練習試合:鹿島3−0横浜FC>◇14日◇茨城・鹿島クラブハウス
 鹿島は23日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスで横浜FCと練習試合を行い、FW大迫勇也らのゴールで3−0で快勝した。両チームとも控え中心のメンバー構成の中、鹿島はDF岩政大樹が調整出場。横浜FCは42歳のFWカズ(三浦知良)がフル出場した。出場停止や日本代表遠征などが理由で28日のG大阪戦まで3週間試合間隔が空くため、調整出場した岩政は試合後にカズのユニホームをゲット。「狙ってました。ぼくたちの世代のヒーローですから。サインももらいました。横浜FCの戸川が大学時代の友人で、カズさんとよく食事に行っているみたいなので、オフに遊ぶ約束もしました」と大喜びしていた。

 [2009年11月23日19時48分]

岩政がカズのユニをゲットし思わずガッツポーズである。
やはりスターに憧れる気持ちは忘れてはならぬ。
お宝を得た岩政は更なるパワーアップをしたであろう。

練習試合 FC横浜戦

2009年 11月 23日(月)

14時から行われた横浜FCとの練習試合は、ダニーロ、大迫、遠藤の3選手がそれぞれゴールし3−0と勝利しました。

J2相手の練習試合に岩政、ダニーロ、青木は反則であろう。
快勝も当然である。
岩政の試合勘もこれで十分に取り戻せたと思われる。
リーグ戦終盤の大一番に岩政の力は欠かせぬ。
二試合を完封して有終の美と行きたいところである。

ジュビロ、田代を狙う

磐田新旧エース流出危機 前田にオファー
 ゴンに続き得点王までジュビロを離れるのか…。J1磐田のFW前田遼一(28)が、G大阪から獲得オファーを受けたことが22日、明らかになった。すでにG大阪側が条件提示しており、今季20得点を決め、7年ぶりの日本人得点王に向けて独走するエースが、潤沢な資金を持つ強豪クラブからの標的となっている。今季限りでの退団が決まっている元日本代表FW中山雅史(42)だけでなく、新旧エースそろっていなくなる可能性が出てきた。

 磐田は6日に前田に対し、複数年での年俸増を提示していたが、その翌日の7日に、G大阪から正式オファーが届いた。中山の背番号「9」を託すなど慰留に全力を尽くす方針だが、金銭面で上乗せできる余裕はない。最悪の事態を想定して
鹿島FW田代有三(27)と東京FW赤嶺真吾(25)をリストアップし、調査に乗り出している。

 エース流出の可能性を抱えながら、今週末の28日、次節広島戦でホーム最終戦を迎える。柳下監督は中山をベンチ入りさせることを示唆しており、クラブも功労者を送り出す試合として準備することになる。惜別ムードが高まる中、チームの再編成が急がれるオフを迎えようとしている。

 [2009年11月23日11時27分 紙面から]

ジュビロが田代をリストアップとのこと。
ガンバが前田にオファーした為、その玉突きである。
鹿島も田代へは契約延長オファーしておるが、合意には至っておらぬ。
これで、田代がクラブを去ることになろうものならば、FWの層は一気に薄くなってしまう。
少々不安である。
とはいえ、昨季もFW4人体制で優勝しており、なんとでもなると言えよう。
しかしながら、田代が早い決断を下すのであれば、補強に動くことも叶う。
どのような決断も受け入れる準備はある。
フロントの来季は既に佳境なのである。

オリヴェイラ監督続蹴、マルキーニョス残留へ

ACL決定で鹿島オリベイラ監督続投へ
 史上初のリーグ3連覇を狙う鹿島が、オズワルド・オリベイラ監督(58)に来季の続投要請を出した。22日、クラブ幹部が明言した。21日の京都戦に勝ち、リーグ3位以内が確定。来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得したことで決断した。

 今季は悲願のアジア制覇こそ成し遂げられなかったが、リーグ戦では2試合を残し首位に浮上。3連覇が見えてきた。クラブ側はその手腕を評価。オリベイラ監督も来季の指揮に意欲を示しており、契約の細部を詰める今後の交渉が潤滑に進めば、年内にも続投が正式決定する見込みだ。

 同幹部が「来季のテーマの1つは改革」と話すように、主軸のMF小笠原、本山、中田、DF新井場、GK曽ケ端が今年で30歳を迎えており、来季は若手の育成が必要不可欠。同時にアジア制覇を狙っており、育成と結果の両方を求める。そんな「難関」に挑戦するシーズンを就任4年目となる名将に託すことになる。

 今夏もオイルマネーで潤沢な資金力を誇る中東のクラブから獲得のオファーを受けながら、「鹿島愛」を貫いたオリベイラ監督。今は前人未到の3連覇達成へ全精力を注ぎ込む。

 [2009年11月23日7時31分 紙面から]

オリヴェイラ監督続投へ、マルキも残留
 鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督(58)が来季も続投することが22日、決定的となった。21日の京都戦に勝利し、来季のACL出場圏内のリーグ戦3位以内が確定。クラブ幹部は「リーグ戦で安定した成績を収めているし、3年連続でACL出場権も獲得した」と指揮官の手腕を高く評価しており、リーグ戦終了後にも契約延長に向けた交渉に入る見込みだ。

 オリヴェイラ監督は就任1年目の07年に優勝を飾ると、08年には連覇を達成した。J史上初の3連覇が懸かった今季は、夏場に5連敗と失速して首位から陥落したが、その後は3勝1分けと復活。22日に川崎Fが敗れて5節ぶりに首位に浮上し、28日にも優勝が決まる。

 また、エースFWマルキーニョス(33)の残留も決定的。円熟期を迎えるオリヴェイラ体制で来季に臨むことになる。

[ 2009年11月23日 ]

11月14日に自らが来季への契約に前向きと報じられたオリヴェイラ監督であるが、クラブも同じ考えであるとのこと。
来季こそ、悲願のアジアを征圧して欲しいところ。
また、マルキーニョスの残留も朗報である。
熟成されたチームで更なる栄冠を目指していきたい。

京都戦報道

鹿島野沢弾で「逆転V」見えた!?/J1
<J1:鹿島1−0京都>◇第32節◇21日◇西京極
 史上初のリーグ3連覇を狙う鹿島がアウェーで京都を下し、22日に大分戦を控える川崎Fをかわして暫定首位に立った。前半36分にMF野沢拓也(28)が左斜め45度から鮮やかなミドルシュートを決め、決勝点を奪取。07年に最終節での逆転優勝を導いた同年11月24日の浦和戦で決めたミドルシュートの「再現弾」でチームを3連覇へ前進させた。

 芸術的なゴールが王者鹿島を暫定首位に押し上げた。前半36分だ。左斜め45度、ゴールまで20メートル強。野沢の右足から放たれたシュートは、鮮やかな曲線を描きながら、ポストに当たってゴールに吸い込まれた。「練習でもやってたし、GKが前に出ているのが分かった。イメージ通り」。自画自賛の決勝点だった。

 歓喜に沸くイレブンの中で、踊るようなパフォーマンスを見せた背番号8。「サンバを踊ろうとしたら、アッという間に試合が始まっちゃった」。11月以降のリーグ戦の得点数はクラブ史上首位の13点目。「Mr.クライマックス」と称される男は、おどけながら振り返った。

 奇跡の瞬間を思い出させるゴールだった。07年11月24日、アウェーの浦和戦。引き分け以下で優勝の可能性が消える一戦で、野沢は同じ位置から決勝点を決めた。演出したのが田代、主審が扇谷氏というのも同じ。最終節での逆転Vへつないだ2年前のゴールを再現したかのような縁起の良い一撃に「あの時に似てたけど、今日の(得点の)方がきれいだったね」と笑った。

 通算3勝4敗と相性の悪い西京極、そしてFWマルキーニョスとDF岩政という攻守の柱が出場停止。苦境の中でチームは一丸となった。1年1カ月ぶりのリーグ戦先発のFW田代は前線で高さを生かして起点となり、DF大岩はベテランらしい読みで完封に貢献。「これからは毎試合決勝戦だと思って戦おう」というオリベイラ監督の言葉に奮い立ったイレブンが、貴重な勝ち点3をつかんだ。

 リーグ戦3位以内を確定させ、来季のアジア・チャンピオンズリーグ出場が決まった。だが、最終目標はまだ先にある。野沢は「1試合1試合勝つだけ」と言い切った。川崎Fの結果待ちの状況に変わりはない。だが、3連覇の可能性を信じて残り2試合を勝ち抜くしかない。
【菅家大輔】
 [2009年11月22日8時15分 紙面から]


鹿島が暫定首位!野沢、自画自賛弾
2009.11.22 05:04

ゴールを決め祝福される鹿島・野沢
 J1第32節第1日(21日、京都0−1鹿島、西京極総合運動公園陸上競技場)前半36分、ペナルティーエリア左外からの鹿島・野沢の右足弾は、右ポストを直撃してゴールへ突き刺さった。14日の天皇杯・神戸戦に続く、公式戦2戦連発で1−0勝利。チームを暫定首位に押し上げた野沢は人さし指を突き上げ、サンバのダンスも披露した。

 「すごかったですね」

 自画自賛する野沢の11月以降の通算得点はクラブ歴代最多の13ゴール。シーズン最終盤の活躍でチーム内で“ミスター・クライマックス”と呼ばれる存在は、日本代表DF内田に「天才。同じチームでよかった」と言わせるほど。FWマルキーニョス、日本代表DF岩政が警告累積で出場停止の状況で、底力を見せて危なげなく3連勝。鹿島が逆転Vへ加速する。
(丸山汎)


京都−鹿島 後半、激しく競り合う鹿島・興梠(左)と京都・水本=西京極

鹿島 野沢技あり弾でACL切符ゲット

<京都・鹿島>前半36分、鹿島・野沢拓也が決勝ゴールを決める
Photo By 共同

 【鹿島1―0京都】鹿島が野沢のファインゴールで暫定首位に立った。前半36分、野沢がゴール左45度から右足で狙うと、カーブがかかった約25メートルのシュートは、右ポストに当たってゴールに吸い込まれた。

 「ボールが来たら打とうと決めていた。GKが出ていたし、風も吹いていた。一瞬間合いが空いたから、コースに決めるだけだった」。向かい風でよりカーブが鋭くなることも計算して決めた野沢の技術に、主将の小笠原も「ジーコを超えたね」と冗談交じりに褒めちぎった。

 攻守の要であるマルキーニョス、岩政を出場停止で欠く中で、代役の田代、大岩が活躍しての3連勝。これで3位以内が確定し、来季のACL出場権も獲得した。「こういうときこそ力が試される。チーム全体で戦うのがアントラーズの戦い方」と小笠原。残り2試合。土壇場で王者が完全に本来の姿を取り戻した。

8 野沢拓也(のざわ・たくや)MF
鹿島 生年月日:1981/8/12 出身:茨城 身長:176 体重:70

[ 2009年11月22日 ]


京都―鹿島 前半36分、ゴールを決め祝福される鹿島・野沢(8)
Photo By 共同


3連覇へ王者の堅守戻った 暫定首位浮上!4戦連続完封!3連勝…鹿島

前半36分、鹿島・野沢(左から2人目)が決勝ゴール決め祝福される
 ◆J1第32節 京都0―1鹿島(21日・西京極) 鹿島が京都を1―0で退け、次節にも優勝が決まる可能性が出てきた。前半36分にMF野沢拓也(28)が挙げた1点を4戦連続の完封で守り、3連勝で暫定首位。川崎が大分戦(22日・九石ド)、新潟戦(28日・等々力)に連敗し、鹿島がG大阪戦(28日・カシマ)で勝利すれば史上初の3連覇となる。J2降格決定の可能性があった柏は、元ブラジル代表FWフランサ(33)の値千金弾で新潟を1―0で下し、今季初の連勝。残留争いの相手・大宮との勝ち点差を「4」に縮め、28日の直接対決に望みをつないだ。

 鹿島が全員で逆転優勝への可能性をつないだ。前半36分、MF野沢がゴール左45度から右足を軽く振り抜いた。「パスが来たらシュートを打とうと決めていた。相手GKが前にいたし、風もあったからそういうシュートになった」。ループ気味のシュートは逆風の中、大外からぐんぐんゴールへ向かい、最後は右ポスト内側に当たったボールがゴール内に弾んだ。

 FWマルキーニョス、DF岩政が累積警告で出場停止。攻守の大黒柱2人を失った。さらに日本代表の南アフリカ遠征に参加していたFW興梠、DF内田が帰国から中1日での出場を余儀なくされた。リーグ3連覇へ、1分けも、1敗も許されない状況。そのヤマ場を前に、07、08年と連覇を導いてきた「オズの魔法使い」が動いた。

 天皇杯神戸戦(14日)後。オリヴェイラ監督が全員に訴えた。「チームも、興梠も上向きに来ている。代表に行くと興梠は調子を落としやすい。みんなで電話して、状態を維持するように言おうじゃないか」。南アフリカで、香港で、興梠の携帯電話は連日鳴った。「鹿島のことを忘れるな」「帰国後のことを考えとけよ」。同行した内田にも、その意思は当然伝わっていた。

 興梠は「ダメ」と肩を落としたが、後半44分に交代した際、指揮官に拍手で迎えられた。代役のDF大岩、FW田代は決勝点に結びつくボールをつないだ。暫定首位に浮上すると同時に3位以内を確定させ、来季のACL出場権を獲得。「誰かがいなくても、残り試合数が少なくなっても、うちはいつも一緒。何も変わらない」とMF小笠原主将。残り2試合。怒とうの追い込みをかける。

(2009年11月22日06時01分 スポーツ報知)


京都―鹿島 前半36分、鹿島・野沢が決勝ゴールを決める


【写真説明】
京都−鹿島 前半36分、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・野沢(右)と新井場=西京極


決勝点の野沢一色である。
ジーコを超えた天才とはまさに素晴らしい。
その中で報知が代表へ行っていた興梠へ電話をかけ続けたエピソードを報じておる。
興梠自身は結果を残したとは言い難いが、勝利へ貢献したことは紛れもない事実である。
胸を張って勝者をアピールして良いであろう。
記録に残ったのは野沢のゴールであるが、全員で勝ち取った勝利である。

京都戦コメント

鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
重要な試合だが、いつも通り自分たちがやるべきことをやろうと試合に入った。相手の攻撃陣にタレントが多いので安定した守備をして、バランスを崩さずにしていればどこかのタイミングでスペースができてチャンスができると思っていたし、今日はそれがうまくいったと思う。相手に明らかなチャンスをまったく与えなかったし、ゲームコントロールがうまくできた。選手たち全員の姿勢が良かった。

【J1:第32節 京都 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(09.11.21)
11月21日(土) 2009 J1リーグ戦 第32節
京都 0 - 1 鹿島 (14:04/西京極/14,043人)
得点者:36' 野沢拓也(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:試合前に選手にどの様な言葉をかけたのか? そして試合の総括を。
「試合前は、やはり重要な試合ではあるんですが、まず自分たちのやるべきことをしっかりとやると。それは何かというとバランスを崩さないこと。相手がホームと言う事で、攻撃陣のタレント性、能力と言う事を考えれば、危険性があるのでその守備の危険性があるので守備の安定をしっかりとやれば、おのずと相手がホームなのでどこかの時間帯で出てくるだろうと。その出てきたタイミングでスペースが出来る訳であって、後はウチがしっかりとそのスペースを使っていけばチャンスは生まれるだろうと思いましたし、その通りに出来たのではと思います。試合を振り返る中で、今は試合が終わった直後なので、全部頭の中をよぎっているシーンの中では相手に明らかなチャンス、又は曽ヶ端選手がセービングをしたような場面が全くなかったのではと思いますし、非常にゲームコントロールを、あるいはマネージメントもしっかりできた試合ではなかったかと思いますし、チーム全員の姿勢は良かったのではないかと思います」

Q:前半30分くらいまでの攻撃についてどう考えているか?
「30分だけでなく、90分通してチャンスを多く作ったのはこっちだと思うし、まず、立ち上がりの20分くらいで明らかな得点の場面が2回、田代選手が失ったのではないかなと。一つはプレッシングのところで、もう一つはF.Kのフォアにいったボールが、ボールに乗っかってしまったのかなと思いますけど、そういった場面が90分通して相手がチャンスを作れたのかといったら多分作れていないと思いますし、90分の中で我々が2点3点、あるいはそれ以上の得点をする状況を多く作れたと思います」


以上

【J1:第32節 京都 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(09.11.21)
●本山雅志選手(鹿島)
Q:自分たちのやりたいサッカーが出来たのでは?
「はい。先制点を取って勝つことができたのでその面では自分たちのやりたいサッカーが出来たと思いますけど、個人的にパフォーマンスが悪かったという部分があったので修正して次に生かしたいと思います」

Q:なかなか点が入らなかったが、焦りというようなものは?
「FWに高さがあったので、裏を狙って高さを持ってやりたかったんですけど、その形から1点取れたというのは良かったと思いますし、1点取ってからは落ち着きが少し出てきましたけど、それまでは縦一辺倒になってしまった部分があるので、その辺が良くなかったので修正して行きたいなと思います」

●大岩剛選手(鹿島)
Q:今日は鹿島のサッカーが出来たのでは?
「はい。そうですね」

Q:相手にはディエゴ、柳沢と能力の高い選手がいましたが?
「やっぱり自由にさせないということを頭に置いていましたけど。あまりいいボールが彼らに入らなかったので中盤の選手がよく守ってくれたと思います」

Q:後半、相手がサイドに起点を置いていたが、それほど怖いボールが入ってこなかったという感じか?
「そうですね、はい」

Q:柳沢は裏に走り込むのが上手い選手だが?
「長い期間やっているので、彼の特徴は分かっていますし、僕と伊野波で上手く守れたかなと思います」


[ J1:第32節 京都 vs 鹿島 ]

36分、先制点を挙げた野沢拓也を中心に、鹿島イレブンが歓喜の輪をつくる。野沢はドリブルで持ち込み自らシュート、カーブをかけたボールはファーのネットに吸い込まれた。これが決勝点となり1−0で鹿島が勝利、暫定首位に立って明日の川崎Fの試合を待つ。

[ J1:第32節 京都 vs 鹿島 ]

決勝ゴールを決めた野沢拓也(鹿島)。出場停止のマルキーニョスに代わって先発した田代有三の落としたボールを受け、見事なコントロールシュートを披露した。

自分たちのサッカーで勝利を掴んだと監督も選手も認識しておる。
目標に向かって視点が定まっておることが伝わってくる。
我等が何をすべきかは明白である。
次は聖地へ集うのだ。

Jリーグ第32節 京都サンガ戦

田代の競り勝ちに野沢のテクニック。
それぞれの良さが光る。
チームの結束が勝利を呼び込んだ。

パク・チュホ、浦和移籍白紙

ポスト闘莉王探しに躍起も香川&パク獲りに失敗…浦和
 浦和が補強計画の崩壊危機に直面したことが20日、分かった。正式オファーを出したMF香川真司(20)=C大阪=とDFパク・チュホ(22)=鹿島=の獲得に失敗したことが判明。強化幹部は移籍濃厚な日本代表DF田中マルクス闘莉王(28)の後釜に、ブラジルでのDF探しと並行し、DFストヤノフ(32)=広島=をリストアップしたが、豊富な資金を投入し豪華な補強をしてきた“浦和バブル”は完全にはじけた。

 迷走中の浦和に待っていたのは悲報だ。香川はオランダ1部VVV、F東京などと争奪戦を繰り広げていたが、C大阪関係者は「(希望移籍先から)浦和はなくなったようです」と説明。浦和は移籍市場の最大の目玉の獲得レースから完全に脱落した。

 本職不在で手薄だった左サイドの救世主と期待して獲得を狙ったDFパクだが、関係者によると、選択肢は鹿島残留か、磐田移籍の二者択一で浦和は脱落状態。MF金崎、DF森重(ともに大分)、MF柏木(広島)の獲得に乗り出すなどオファー乱発状態だが、更にDFストヤノフをリストアップしたことも発覚。強化関係者は「ストヤノフは獲得の候補に入っている」と説明した。

 今季で契約が切れる闘莉王とは21日の磐田戦後に来季に関しての話し合いを行うが、退団に備え、強化担当者がブラジルでDF3人と交渉を進めている。その失敗を視野に入れてリストに挙げたのがストヤノフ。空中戦の強さと得点力で闘莉王と似たタイプではあるが、戦力ダウンは免れない。

 豊富な資金をバックに他クラブの主力を一本釣りすることは収入減により難しくなった。2年連続無冠がほぼ確実となり、07年に千葉からMF阿部を争奪戦の末に獲得した時のような絶大なブランド力も消えかけている。成績と内容不振にもかかわらずフィンケ監督続投の方針を打ち出した浦和だが、「チームが何を考えているのかさっぱり分からない」とある主力はため息。。浦和の凋落(ちょうらく)はあまりに深刻で、王者復活の兆しは全く見えてこない。

(2009年11月21日06時01分 スポーツ報知)

チュホの浦和移籍は無くなったとのこと。
11月14日にスポニチが報じたパク・チュホの移籍であるが、全くのガセであった。
とはいえ、ジュビロ移籍の可能性は残り予断は許されぬ。
そして石神の去就にも注目である。

翔べ!田代

2位鹿島、1年ぶり先発田代の神通力期待
 川崎F、鹿島、G大阪の3強が優勝を争うJ1は約2週間の中断が明け、残り3試合を迎える。史上初の3連覇を狙い、首位川崎Fと勝ち点1差の2位の鹿島は、21日のアウェー京都戦で、元日本代表FW田代有三(27)がリーグ戦では1年1カ月ぶりに先発することが決定的。プロ入り後、得点すれば26勝1敗という勝利の「神通力」を持つ田代が勝利に導くか。

 苦渋に満ちた1年を乗り越えた田代が、ここ1番で勝利の「神通力」を発揮する。待ちに待ったリーグ戦で1年1カ月ぶりの先発。05年のプロ入り後、得点した試合は26勝1敗で9割6分3厘の高勝率を誇る男は「あまり意識しすぎず、でも点を取りたい」と話した。

 自身の故障や新人FW大迫の台頭で、今季はベンチ生活を余儀なくされ、14日の天皇杯神戸戦で今季公式戦初先発を飾ったばかりだった。それでも気持ちを切らさなかったからこそ、優勝を左右する終盤に巡ってきたチャンスに「いい準備をしたい」と意気込んだ。

 08年10月26日の東京戦以来のリーグ戦先発となる京都戦は、FWマルキーニョス、DF岩政の攻守の柱2人を出場停止で欠く苦境を強いられる。だが、3連覇を達成するためにも、残り3試合で全勝が求められるだけに「とにかくやるしかない」と言い切った。

 10月24日のリーグ戦千葉戦で1年ぶりの公式戦ゴールを決めた後は好調を維持。オリベイラ監督が「あれだけ特殊な能力を持った選手は日本にいない」と評する高さが持ち味の身長181センチの背番号9は「結果を出して勝利に貢献したい」。通算3勝4敗と相性の悪い敵地西京極で、その跳躍力を発揮し、王者に必要不可欠の勝ち点3をもたらす。
【菅家大輔】
 [2009年11月21日7時58分 紙面から]


史上初V3へ!先発・田代が気合…鹿島

京都戦を控え、セットプレーの練習でボールに飛びつく鹿島・興梠
 日本代表の南ア、香港遠征で中断していたJリーグが21日、再開する。首位・川崎に勝ち点差1で2位の鹿島は20日、京都戦(21日・西京極)に備え練習を行い、元日本代表FW田代有三(27)の今季リーグ戦初先発が決定的になった。

 FW田代は、この日のセットプレー練習で、累積警告で出場停止のエースFWマルキーニョスに代わり、主力組に入った。今季は大物ルーキーFW大迫の加入もあり、好調を維持しながらもリーグ戦での先発機会はなかったが、「最後までボールを追う」とチームの窮地を救う決意を見せた。

 DF岩政も出場停止で、攻守の柱2人を欠く。さらに会場は過去公式戦3勝4敗と負け越している西京極。ただ、逆転優勝には残り3試合を全勝し、川崎が勝ち点を取りこぼすことを祈るしかないだけに「自分たちは最後まであきらめない」と言い切った。岩政も鹿嶋市内のクラブハウスで練習後、「近くで見守りたい」と試合会場まで出向く予定。逆転での史上初の3連覇へ、田代が舞う。

(2009年11月21日06時01分 スポーツ報知)

J1鹿島 きょう京都戦、勝利あるのみ
2009/11/21(土) 本紙朝刊 スポーツ A版 7頁
興梠、田代で2トップ 首位川崎に重圧を
 Jリーグ1部(J1)第32節第1日は21日、各地で7試合を行い、鹿島は京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場で京都と対戦する。キックオフは午後2時。攻守の柱、マルキーニョスと岩政が出場停止で、真価が問われる。興梠と田代が今季初めて先発で2トップを組み、得点の期待が掛かる。公式戦5連勝を飾り、翌日試合の首位川崎にプレッシャーを掛けたい。今季通算成績は17勝6分け8敗、勝ち点57で2位。
 残り3試合となり、シーズンも佳境。翌週は3位のG大阪との対決があり、京都戦での取りこぼしは3連覇へ致命傷となる。攻守の要不在の逆境をはね返すべく、曽ケ端は「勝たないと残りのガンバ、レッズ戦へつながらない。チーム全員で戦い抜きたい」と意気込む。


【写真説明】
2トップとして先発が見込まれる興梠(右)と田代=クラブハウスグラウンド


田代で勝利を掴みたい。
出場停止の岩政もスタジアムへ向かう。
チーム一丸となって勝ち点3をもぎ取るのだ。

篤人・興梠、強行出場

人いない!!鹿島強行!!京都戦に内田、興梠

1年1カ月ぶりのリーグ戦先発が濃厚な鹿島FW田代(撮影・菅家大輔)
 鹿島は20日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスで21日のアウェー京都戦に向けた調整練習を行い、セットプレーの確認などの軽いメニューを消化した。京都戦は主力のFWマルキーニョスとDF岩政大樹が出場停止で不在。日本代表遠征から19日に帰国したばかりのFW興梠慎三とDF内田篤人は強行出場を強いられる。決してベストではない状況だが、首位川崎Fに勝ち点差1の2位につけ、残り3試合となったリーグ戦で負けは許されない。興梠は「とにかく勝てればいいと思う」と話せば、マルキーニョスの代役として先発が濃厚なFW田代有三は「チャンスなので貢献したい」と息巻いていた。
 [2009年11月20日19時14分]

出場停止と代表帰りの強行出場でピンチであるとはニッカンの速報である。
確かにベストメンバーではないと言えよう。
しかしながら、岩政に替わる大岩は経験十分の元日本代表CBであり、マルキーニョスに替わる田代は高さに特徴がある特異な才能を有するFWである。
また、日本代表帰り篤人と興梠であるが、篤人は笑顔で練習し、勝利に飢えておる。
興梠に至ってはベンチ観戦であり出場への渇望をしておるであろう。
野獣のごときプレイが期待出来る。
邪悪なるアウェイ西京極であるが、八つ橋を食べれば疲労も吹っ飛ぶというもの。
勝ち点3を持ち帰り、東国の力を見せつけようではないか。

ご機嫌な篤人

2009年 11月 20日(金)

明日に迫ったアウェイ京都戦へ向け、チームはセットプレーの確認などを行い最終調整を終えました。日本代表から帰ってきたばかりの内田、興梠、岩政の3選手も元気な姿でトレーニングを行っていました。

笑顔の篤人である。
体調はかなり回復しておるのでは無かろうか。
明日の京都戦ではゲームの組み立てにカウンターにと奮闘を期待したい。
右サイドの王子は自分であると改めて世に知らしめるのだ。

カシマサッカースタジアム 観客席更新工事

【一般競争入札 入札公告等】     企画部事業推進課

工事番号  第5−2−A号
工 事 名  平成21年度 地球にやさしいスタジアム化事業
       カシマサッカースタジアム 観客席更新工事
工事箇所  鹿嶋市神向寺地内


カシマスタジアムの観客席が更新されるとのこと。
18,022席を撤去し、新たに17,568席を新規に設置する。
これは楽しみである。
出来ることならば、新たなる椅子は赤い色を選択して欲しい。
その赤も臙脂にして欲しいのである。
臙脂のスタジアムで、臙脂のユニフォームを纏った選手達を臙脂のレプリカを来た我等が声援する。
素晴らしきことではないか。
是非とも心ある業者に入札をお願いしたい。
治水ならば伊達政宗であろうが、鹿島の地には足を踏み入れてこないであろう。

代表組無事帰国

J1鹿島 内田ら代表組帰国
2009/11/20(金) 本紙朝刊 スポーツ A版 7頁
 J1鹿島の内田篤人、興梠慎三、岩政大樹を含むサッカー日本代表が19日、国際親善試合の南アフリカ戦(14日・南アフリカ)とアジア・カップ最終予選の香港戦(18日・香港)を終え、成田空港に帰国した。
 内田は2試合に先発出場。「香港戦はパスを回せてボールも持てた。仕掛けるのが自分のテーマだった。チームに戻ってもその意識は無駄にならない」と感想を述べ、南アフリカ戦でキレのある動きを見せた興梠は「調子は良い」と話した。
 21日の京都戦はマルキーニョス、岩政が出場停止のため攻守の要を欠く。興梠は「(京都戦は)問題なくやれる。代表に行って調子を落としたとは言われたくないし、いい所を見せたい」と活躍を誓い、内田は「ここがヤマ。勝たなくちゃいけない」と抱負を述べた。


日本代表の三人が無事帰国。
京都戦に出場する二人とも京都戦へ気持ちを切り替えておる様子である。
興梠は香港戦ベンチ外の悔しさをぶつけて欲しい。
マルキーニョス欠場の穴を埋めるのは日本代表の肩書きを持つ興梠の働き以外にない。
田代の高さと興梠の突破は相性が良い。
二人のコンビネーションで京都の守備を切り裂くのだ。
疲労が心配される篤人も先発は間違いない。
苦しい日程ではあるが、それも才能を持つ者の証である。
更なる名声を高めるため、古都京都で名乗りを上げようぞ。
京都で守備を行っておると密かに真田幸村から呼び出しを受けるやも知れぬ。
真の歴史に逆らい千姫救助の嘆願をするのだ。

新井場、鋭いオーバーラップ

J1鹿島 新井場が全体練習合流
2009/11/19(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
京都戦出場へ意欲
 左足太もも裏肉離れで戦線離脱していたJリーグ1部(J1)鹿島のDF新井場徹が18日、全体練習に合流した。けがの回復具合は順調で、21日の京都戦へ向け、「使う使わないかは監督が決めることだけど、そこ(京都戦)を目指す」と闘志を込めた。
 8日の山形戦で肉離れを再発。14日の天皇杯を欠場するなど別メニューで調整を続けていた。紅白戦では主力組の左サイドバックに入り、状態や動きを確認しながらのプレーだったが、随所に鋭いオーバーラップを見せていた。
 19日は非公開練習の予定で、アウェーでの京都戦へ戦術などを確認する。優勝には1試合も落とせず、「まずは力を出し切れるような状態に戻したい。上がつまずくと信じて、勝ち続ける」と必勝を期した。


【写真説明】
全体練習に合流し、京都戦へ向けて調整する新井場=クラブハウスグラウンド


昨日、スポニチの速報にあったように新井場が全体練習に合流した。
新井場のオーバーラップで京都の右サイドを切り裂きたい。
そして3年半ぶりの西京極での勝利を持ち帰りたいのだ。
最後に勝利した2006年4月22日のように田代へアシストして欲しい。
新井場に期待である。

柳沢敦、父となる

柳沢パパ!由香里さん妊娠を発表…京都
 京都の元日本代表FW柳沢敦(32)に第1子が誕生することが18日、分かった。妻でモデルの小畑由香里さん(30)が自身のブログで、「ママになります。安定期に入ったのでここで一番に報告させてもらいました」と妊娠を報告した。

 柳沢はJ1通算100得点にあと2点と迫り、21日に古巣の鹿島戦(西京極)を迎える。史上5人目の快挙で勝利に導けば、クラブのJ1通算100勝も同時達成のおまけつき。鹿島には特別な思いがある。絶対に負けられない」と“100得点&100勝”へ闘志をみなぎらせた。

 さらにチームは6試合未勝利。最低目標だったJ1残留をいまだに決めきれていない状況だ。古巣は優勝争いの渦中にいるが、次戦に勝てば降格圏を脱するだけに鹿島の優勝を信じているけど、僕たちも負けられない状況は同じ。(残留を)決めなければその先はない」と危機感たっぷり。待望の第1子に「父・柳沢」が記録ずくめの記念ゴールをささげる。

(2009年11月19日06時01分 スポーツ報知)

柳沢前主将が父になるとの報。
これは素晴らしい。
新しき生命の誕生は神秘的なもの、これで柳沢前主将も選手として、サッカー人として、そして人間として一回り成長することとなろう。
そして、彼は前所属クラブである我等の優勝を信じておるとのこと。
これは期待に応えねばなるまい。
まずは前主将の前でゴールを決め、勝ち点3を持ち帰りたい。
一つ一つ勝利を積み重ねた先に優勝というご褒美を父となる柳沢前主将に報告したい。

日本代表・内田篤人、完封勝利に貢献

【AFCアジアカップ2011カタール 予選Aグループ 香港 vs 日本】試合終了後の内田篤人選手(鹿島)コメント(09.11.18)
11月18日(水) AFCアジアカップ2011カタール 予選Aグループ
香港 0 - 4 日本 (19:30/香港/13,254人)
得点者:33' 長谷部誠(日本)、75' 佐藤寿人(日本)、84' 中村俊輔(日本)、90+1' 岡崎慎司(日本)

●内田篤人選手(鹿島):
「岡田監督も話していましたが、そんな簡単な相手ではないと言われていました。
前半は練習どおりでしたし、練習の意識を変えればやれると思う。
俊輔さんが入って二人で崩そうと話していた。
(シュートのところは)いつも狙っている形でした。俊さんも見てくれてたんですけどね。練習します。
(コンディションについて)オレらがホームでやっている時にアウェイのチームはやってますし、時差とかきついとか言える事はないです。
無失点で終われたのは大きいと思う。ただ、それはディフェンスラインだけではないと思います」


以上

[ AFCアジアカップ2011カタール 予選Aグループ 香港 vs 日本 ]

後半、相手CKからのカウンターで抜け出した内田篤人(鹿島)が狙いすましたシュートを放つ。しかしわずかにポストに当たりゴールとはならなかった。

ポスト直撃!ウッチー惜しいシュートも

<香港・日本>前半、相手選手と競り合う内田篤人
Photo By 共同

 【日本4―0香港】DF内田は積極的なオーバーラップで日本の勝利に貢献した。前半40分に右サイドからFW岡崎へピンポイントのクロスを上げると、後半29分にはカウンターから右足シュート。惜しくも左ポストにはじかれたが、攻撃面での活躍が光った。

 南アフリカ戦ではサイド攻撃を展開できなかっただけに「練習通りのことができた。(今年の代表戦の)最後だったんで、勝って終われて良かった」と充実した表情だった。

[ 2009年11月19日 ]

日本代表の完封勝利に貢献した篤人である。
カウンターから積極果敢に攻め上がり、惜しいシュートも放っておった。
調子は上向きと考えて良かろう。
これで、年内の日本代表の試合は無い。
クラブに集中出来ると言って良かろう。
次は鹿島の勝利へ力を注ぐのだ。

新井場、全体練習合流

逆転Vへ…鹿島・新井場が全体練習に合流
 左太腿裏の肉離れで離脱中だった鹿島のDF新井場徹(30)が、18日の全体練習に合流した。紅白戦では左サイドバックに入ってプレー。8日の山形戦以来となる実戦だったが、安定したプレーを見せて順調な回復ぶりをアピールした。21日のアウェー京都戦での先発復帰も濃厚となり、「ケガでできなかった分を取り返したい。(逆転優勝を)信じてやるしかない」と意気込んでいた。

7 新井場徹(あらいば・とおる)DF
鹿島 生年月日:1979/7/12 出身:大阪 身長:182 体重:74

[ 2009年11月18日 14:34 ]

新井場が全体練習に合流とのこと。
順調に回復したとみて良かろう。
新井場の復帰で攻撃力は確実に増加する。
邪悪なる西京極であるが我等は勝ち点3を持ち帰らねばならぬのだ。
左サイドの制圧を新井場に託したいと思う。

三冠戦士・高桑大二郎引退

高桑 大二朗選手・片岡 功二選手 現役引退のお知らせ

徳島ヴォルティスの高桑 大二朗選手・片岡 功二選手が今シーズンをもちまして、現役を引退することを決意いたしましたので、お知らせいたします。

■高桑 大二朗(たかくわ だいじろう)プロフィール
ポジション: GK
背番号: 1
生年月日: 1973年8月10日(36歳)
身長・体重: 190cm・82kg
出身地: 東京都
経   歴: 1989年   日大日吉高
1992年   横浜マリノス
1996年8月 鹿島アントラーズ(※1996期限付き移籍/1997〜完全移籍)
2002年   東京ヴェルディ1969(※期限付き移籍)
2003年   ベガルタ仙台
2007年   横浜F・マリノス
2009年   徳島ヴォルティス
代表歴:   2000年   国際Aマッチ1試合
個人タイトル:2000年   ベストイレブン

出場記録
J1:113試合 0得点
J2:112試合 0得点


今季また2000年三冠戦士が引退との報が入った。
寂しいことである。
堅守の要として多くのセービングを行った高桑の勇姿は今でも我等の心に焼き付いておる。
高桑と言えばピンチを救うビッグセーブであるが、スタイルの良い長身で女心をがっちり掴んでおったことが記憶に残る。
守備的であった2000年はGKにもスポットが当たっておった。
歴史上初の三冠キーパーがピッチを去るのは感慨深いものがある。
高桑大二郎、記憶にも記録にも残るキーパーである。

元鹿島のV6・山口武士引退

山口武士選手 現役引退のお知らせ
このたび、当クラブの山口武士選手(MF/5)が、今シーズン限りでプロサッカー選手としての現役を引退することになりました。
なお、ホームゲーム最終戦の11/29(日)J2第50節(カターレ富山戦)の試合終了後、引退セレモニーを開催予定です。

山口 武士 選手(MF/ 5)

・生年月日:1979年6月10日(30歳)
・出身:熊本市
・サッカー歴
大津高校〜鹿島アントラーズ(1998〜1999)〜大分トリニータ(2000 ※レンタル移籍)〜鹿島アントラーズ(2001)〜ソニー仙台(2002〜2004)〜ロアッソ熊本(2005〜)

・出場歴(ロアッソ熊本)
2005年 九州リーグ 17試合/4得点  天皇杯 1試合/0得点
2006年 JFL 22試合/0得点  天皇杯 3試合/0得点
2007年 JFL 20試合/2得点  天皇杯 なし
2008年 J2 18試合/1得点  天皇杯 なし
2009年 J2(第48節終了時点)1試合/0得点   天皇杯 なし

・本人コメント

今年で引退する事を決意いたしました。
自分が今の舞台でプレーできたのも、これまでチームに携わって下さった皆様のお陰だと思っています。地元熊本でプレーできて幸せでした。
今後は、お世話になった皆様に恩返しする事と、自分がもっと成長できるよう頑張っていきたいと思います。5年間本当にありがとうございました。


ロアッソ熊本の山口武士が引退。
我等としては花の98年入団組として記憶に残る選手である。
V6と謳われた六人衆も引退の声が聞こえてきたとは寂しいもの。
とはいえ、鹿島に残っておる満男、本山、曽ケ端、ユダの4人はそろいも揃ってレギュラーバリバリである。
まだまだ衰えてもらっては困る。
山口の分まで踏ん張って欲しい。

新井場、京都戦へ向け調整

新井場 肉離れも21日出場に前向き
 8日の山形戦で左太腿裏を肉離れし、14日の天皇杯神戸戦を欠場した鹿島DF新井場が、21日の京都戦に出場する可能性が出てきた。この日はインターバル走などのメニューを消化し「残り3試合しかないし、100%に持っていけるように努力したい」と前向きに話した。19日にはオリヴェイラ監督の要望で練習を非公開とすることを決定。新井場の実戦復帰をテストする考えもあるとみられ、早期復帰に向けて調整のピッチを上げていく。

7 新井場徹(あらいば・とおる)DF
鹿島 生年月日:1979/7/12 出身:大阪 身長:182 体重:74

[ 2009年11月18日 ]

肉離れで天皇杯・神戸戦を欠場した新井場であるが、次節・京都戦に出場するべくトレーニングに励んでおるとのこと。
やはり新井場の攻撃力は捨てがたい。
パク・チュホも悪くないが、まだまだ発展途上である。
快足・新井場が左サイドを切り裂けば、中央に待つ攻撃陣の得点力が生きるというもの。
昨季の西京極では野沢のゴールへつながるパスを送っておる。
今季は更なる活躍を期待したい。
残り三試合を完全燃焼するのだ
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Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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