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川崎戦コメント

J1リーグ 第13節 vs川崎フロンターレ
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
フロンターレのトップにはスピードのあるドリブラーも多く、彼らを自由にさせてはいけない。その彼らの起点が中村憲剛であって、彼を自由にさせれば素晴らしいボールを供給されてしまうので(彼を)徹底的に抑えるように指示をした。(相手が1人少ないにも関わらず互角の展開だったと言われるが)確かに互角だったかもしれない。ただ、1人少なくなって相手も点を取りたいという気持ちが先走るはずであり、そのスペースの空きを突き、相手をゆさぶることを考えていた。我々もゴール前のチャンスが何もあったが、相手の圧力を耐えられたなかで全員で追い込む作業がしっかりとできたと思う。フロンターレ戦は今日で10回目の試合になるが、毎回厳しい戦いになる。そう簡単に勝てる相手ではないので、今日はいい勝利だったと思う。(フロンターレは2人海外移籍して戦力ダウンになったように思われているが)確かに今までとは違うかもしれない。ただフロンターレにはアグレッシブさや攻撃の怖さはある。(2人が抜けた後でも)選手層や質も高く、今日の試合でもそれは証明されたと思う。

(Q:久しぶりにトップに返り咲き、このままの勢いで優勝に突っ走るのでは?)
まだ22試合あるし、長丁場の戦いはつづく。1位になったからといってリードできる試合はない。あくまでもJリーグが再開し、ウォーミングアップをやりはじめたばかり。まだまだ先の話であり、今は1つ1つの試合をコツコツとやること。(リーグ最後に)1位になることを目指して努力することは断言したい。

2010年07月17日(土)

本日行われたJ1第13節川崎F戦はフェリペ選手とジョンス選手のゴールが決まり、2-1で勝利しました。

【J1:第13節 鹿島 vs 川崎F】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.07.17)
7月17日(土) 2010 J1リーグ戦 第13節
鹿島 2 - 1 川崎F (19:04/カシマ/26,607人)
得点者:21' フェリペガブリエル(鹿島)、39' 黒津勝(川崎F)、78' イジョンス(鹿島)
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●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

「今日はエアコンの効きが良いので非常に快適です。長時間の話ができる環境が整っています。皆さんと会見をしているとき、たまにこのライトが熱くて早く帰りたいと思う時があります。1回、試合後に日焼け止めを塗ってきたこともありました」

Q:李正秀選手の得点の後、すぐに青木選手を投入しましたが、彼が本来のポジションのボランチよりも前目に入って、それですごく攻守に渡って機能したように思ったのですが、あの辺は監督の指示だったのでしょうか?
「当然ながら自分の指示がありました。勝ち越したところで相手の状況も見極めなくてはいけませんでした。相手はトップにスピードのある選手、ドリブルを特徴とする選手がいるわけで、彼らを自由にさせてはいけないということで後ろの選手への注意を託しました。当然ながら、そこに供給されるボールがあって、それがどこからでるかと言えばみなさんご存じのとおり中村選手です。そこを徹底的に抑えなければならないということで、供給するところを遮断するということを青木選手に求めました。自由にさせれば皆さんがよく見ているスルーパス、あるいはFWへすばらしいボールが供給されます。それを防ぐ役割を今回は与えました」

Q:相手は一人少ない。勝ち越しゴールも決めた。後半のイメージなんですけど、相手は一人少ないにもかかわらず、意外と互角の展開になったような。チャンスの数もヴィトール・ジュニオールがフリーでシュートを打ったり、内容的にも互角だったと思うんですね。もちろんアントラーズもチャンスをつくったけど、決められないと。流れとしてはどちらかというと引き分けちゃうんじゃないかという雰囲気が流れていたのですが、その辺を解説していただけませんか
「互角というか、そういった状況になってしまいました。まずフロンターレさんの前にいる選手の特徴を考えれば、取るべき戦法はカウンターではないかと思います。自分たちの持っている選手の武器を引き出すということを考えればカウンターです。逆に10人になったことで、もっと彼らに理想的な状況になったのではないかと思います。それは何故かというと、一人相手が少なくなったところで、どうしても点を取りたいと先走ってしまう気持ちを抑えきれずにうちの選手が出始めたところで、逆にスペースが多くできるようになりました。スペースができればスピードやドリブルを持ってる選手の方が活きるわけです。そういった状況になってしまいました。そこで、出した指示というのが揺さぶるということです。一人多いというアドバンテージをどうやって使うのか。やはり相手がピッチの幅で揺さぶられたら、徐々に運動量が落ち、集中力も落ちてチャンスをつくれます。チャンスをつくればクロスボールが多くなり、ディフェンスの選手にも負担がかかって疲労が溜まったところから注意力、集中力が欠けていく。それは流れの中でもそうですし、セットプレーでもそうです。得点の場面の前にもいくつかチャンスはありました。確か岩政選手のヘディングシュートもありました。その前にも李正秀選手のヘディングシュートもありました。そこで決まるだろうという状況になっていたので、圧力をどれくらいかけられて、相手はそれに耐えられるかという我慢比べに追い込む作業を全員でやった成果ではないかと考えています」

Q:フロンターレに勝ったことは大きいと思いますが、その意味をお聞かせ下さい。
「まずフロンターレ戦というのは厳しい戦いなわけであって、今日でちょうど10回目の対戦ではないかと思います。リーグ戦で7回やって、ナビスコ杯で2回やって、天皇杯で1回やって、今日で10回目ではないかと思います。毎回、厳しい戦いを強いられて、そう簡単に勝てる相手ではない。そういう意味では、いい勝利だったのではないかと思います。理論上、彼らが海外移籍した選手がいたりして戦力ダウンと思われるかも知れませんが、そういったことはフロンターレさんに関しては無いのではないかと思います。それが今日の試合で証明されたわけであって、本当に選手が替わったのかな、と思うほどの選手層の厚さがありました。多少、選手個人の特徴が違うのでいままでやってきたサッカーとちょっと変わったところがありましたけど、アグレッシブさや攻撃の怖さというものは持っているのではないかと思います。競争意識という部分でも、以前よりあるのではないかと思います」

Q:2点目を取って最後の終わりの時間ではありましたが割と早めに選手たちが守ろうという姿勢に入っていました。途中、マルキーニョス選手に指示をしているように見えたんですけど、その辺は監督が守ろうという指示をしたのでしょうか?最後5分くらいならわかるのですが、割と早かったので。
「サッカー界ではごく当たり前のことであって、勝ち越していれば残り時間をいかにして有効活用するのか、あるいは相手が勢いを増しているときにゲームを冷めさせるという駆け引きだったり、心理戦を仕掛けるのは当たり前のことです。ただし、今日に関してはあまりにも早い時間にやりだしたので、逆に注意をしにいきました。そうではなくて、やるべき時間帯というのはサッカーのテクニカルな部分としてあるわけです。ただ、今日はちょっと早すぎたかなという注意を選手にしました」

Q:久しぶりにトップに返り咲いたと。先ほどの質問につながるのですが、ああいう状況で李正秀が点が取れるという勝負強さ。勝負強いアントラーズのことを考えると、トップに立ったアントラーズと。このまま走られてしまうのではないかなとみんな考えていると思うんですけど、それについてはどう思われますか?
「僕自身はそう簡単には考えていません。なぜかというと、まだ22試合残っているわけです。長丁場なのであって、1回首位になったからといってそのままいられるかといえば、Jリーグはそんなに簡単なリーグではありません。競争意識の高いリーグです。対戦相手もレベルの高いチームが揃っているわけで、まだなにも決まってないのではないかと思います。あくまでもJリーグが再開した中で、代表に行っていた選手たちが徐々に復帰し始めて、ウォーミングアップを始めたところではないかと考えています。まだ先の遠い話であって、ひとつひとつコツコツとやり続けることが、我々のやるべきことではないかと思います。ただ、また最後の1位を目指して努力し続けることは断言します」


以上

【J1:第13節 鹿島 vs 川崎F】試合終了後の各選手コメント(10.07.17)
●小笠原満男選手(鹿島)
(ファウルで倒れた時は?)頭が取れるかと思った(笑)。試合の入りはよかったと思う。そんなに暑くないでしょ?
(これで首位に立ちましたが?)上位がこけただけのこと。勝つことより、首位に居続けることが大事。最後まで居続けたい。
(10人なってから攻められたが?)あれが向こうの狙い。ジウトンがあれだけミスが多いと。あそこで取られてた。ヤス(遠藤)が入ると顔を上げてなかを見てくれるし。相手はジウトンに入れさせて、プレスをかけていた。
(逃げ切りが早かった?)あそこから点を取りに行きたかった。最後のワンプレーならわかるけど…。マルキがキープし始めたので。もう1点、取ってもよかったかと思う」

●大迫勇也選手(鹿島):
「練習量がずっと多かったので動けていた。あの1本が入ってたらよ良かった。
(状態は良さそうだったけど?)あんだけ練習すれば悪くはないですね。このまま続けたいです。
(今日はチャンスだと思ってた?)慎三さんがああなって(左目の結膜炎で欠場)、ここで俺が頑張ればと思っていた。でもチームが勝つことが大事です」

●新井場徹選手(鹿島):
「ひとり退場してもあれだけの試合になった。厳しい試合をやって最後に勝ててよかったけど、もっと良い試合をしたかった。その辺が課題だと思う。勝点3は取れたけれど課題は残った。
(これで首位ですが?)今の順位は関係ない。1stステージならいいんやけど」

●李正秀選手(鹿島):
「数的有利になってDFラインは安全にゲームを進めていこうと思いました。
(追加点を取ってからのイメージは?)合わせたことが無い遠藤選手が左に入ってきて驚いたけど、攻められる時間はなかったので落ち着いてできたと思います。
(失点の時は?)うまく切り替えされてしまった。左利きの得意な選手なのに順義ができていなかった。次はしっかり準備できるようにしたい」


●中田浩二選手(鹿島):
「勝ててよかった。
(左SBに入りましたが?)ジウトンもいなかったしね。試合を通じて狙われていたし、もう誰もいなかったから。ヤスじゃまだ難しいでしょ。まあ、しょうがないよね。
(最初は遠藤選手が左?)ヤスが入ったけど、ヤスは高い位置にあげて、3バック気味にして俺がCBとの間に入っていた。
(左SBに入ったのは監督の指示だったのですか?)満男としゃべって『俺の方がいいんじゃない』ということで。青木は(中村)憲剛にマンツーマンで付いて高い位置にいた。その辺は竜太が戻ってサイドをケアしてくれたと思う。
このチームは首位にいることは大事。これから居続けられるようにしたい。疲れてはいたけれど、(相手が)フロンターレだから嫌でも気持ちが入る。勝ててよかったと思う」

●フェリペガブリエル選手(鹿島):
「今日のJリーグ初ゴールを嬉しく思います。これを皮切りにゴールが生まれれば良いと思います。何よりチームが勝利したことが嬉しいです。

(今の状態は?)100%の状態ではないです。足の怪我をしていたので、そこからコンディションを取り戻す努力を指定増しtあ。まだ調整段階なのかと思います。ただ、水曜の湘南戦でプレーすることができました。あとはゲーム感を取り戻して、もっとコミュニケーションをあげていきたいです

(早くゴールをあげたい気持ちがあったのでは?)早く決めたかったです。この間のベルマーレ戦では家族が見に来ていました。試合後には息子に『お父さん、今日はゴールを決めたの?』と聞かれていたので、次の試合では必ず決めると約束していたので決められてよかったです。
(今日も来ているのですか?)ただ、天候が暑かったことと、子供が走り回ったりしていたので今日は家でTV観戦しています」


[ J1:第13節 鹿島 vs 川崎F ]

注目の上位対決に先制したのは鹿島。21分、相手ゴール前のルーズボールをフェリペ ガブリエル(右から二人目)が頭で押し込んでゴール!フェリペ ガブリエルはこれが嬉しいJ初ゴール。

[ J1:第13節 鹿島 vs 川崎F ]

1-1の同点で迎えた78分、野沢の右CKからイ ジョンスが頭で押し込みゴール!これが決勝点となり、鹿島が2-1で川崎Fに勝利。第4節以来となる首位に返り咲いている。


首位に立ったが、気を緩めることなく、逆に気を引き締めておる。
一つ一つ勝利を積み重ね、最後に笑いたい。

Jリーグ第13節 川崎フロンターレ戦

ガブさんの先制点は、大迫のスピードにのったダッシュとシュートから。

キーマンは野沢

J1鹿島きょう川崎戦 宿敵倒し首位狙え
2010/07/17(土) 本紙朝刊 スポーツ A版 4頁

野沢、5戦連続弾なるか
 Jリーグ1部(J1)第13節は17日、各地で6試合を行い、鹿島はカシマスタジアムで川崎と対戦する。キックオフは午後7時。昨季の1、2位が激突する注目の一戦。鹿島は宿敵相手にリーグ戦はこの2年間、2分け2敗と勝てず、3季ぶりの白星を狙う。勝ち点1差の首位清水にプレッシャーを掛けられるか。今季通算成績は7勝3分け2敗、勝ち点24で2位。



【写真説明】
リーグ戦5試合連続ゴールが懸かる野沢=クラブハウスグラウンド


5戦連発が掛かる野沢である。
野沢の活躍で勝利を掴みたい。

慎三、欠場か

鹿島痛い…興梠、結膜炎の疑いで欠場も
 鹿島のFW興梠が結膜炎の疑いで川崎F戦を欠場する可能性が出てきた。この日は左目が開けられないほど腫れたため練習を欠席。

 リーグ戦の川崎F戦は過去2シーズン未勝利(2分け2敗)と鬼門だけに欠場となれば痛手。代役候補のFW大迫は「出るかどうかは聞いてないけど、居残りでシュート練習もやってきたし、出たらチームが勝つためにやりたい」と意欲的に話した。

[ 2010年07月17日 ]

興梠欠場の可能性有りとの報。
これは心配である。
とはいえ、我等には大迫がおる。
ベルマーレ戦に於いても、途中出場で良いキレを魅せておった。
誰が出ても鹿島は鹿島である。
楽しみにしたい。

真夏にはビール

カシマスタジアムで今年もビアガーデン!
 鹿島は今夏もカシマスタジアムでビアガーデンを開催する。期間は7月22日〜8月28日の間の木、金、土曜日(試合開催日と雨天の日は休業)で、木、金は午後6時から10時、土は午後5時から10時。アウェーの24日の磐田戦、8月7日の清水戦はパブリックビューイングが行われ、しちりんの炭火焼きで肉や魚介を焼き、ハイボールなどでほろ酔い気分になりながらサッカー観戦が可能だ。クラブ関係者は「昨年が好評だったため、今年も開催しました。ぜひ、いらしてもらって楽しんでいただきたいですね」と話していた。
 [2010年7月16日23時54分]

聖地のビアガーデンが今年も開催されるとのこと。
真夏の夜に楽しみが増えたと言えよう。
しかも、ジュビロ戦と清水戦はパブリック・ビューイングが行われる。
なんと素晴らしい。
是非ともスタジアムへ向かいたい。

練習風景三コマ

[ 鹿島:前日練習の様子 ]

今日の練習にはかつて鹿島でプレーしていたアルシンド選手のご子息のイゴールくんが参加していました。先週あたりからユースの練習に合流していたのですが、この日はトップに混ざっていました。目の辺りにお父さんの面影を感じます。

[ 鹿島:前日練習の様子 ]

夏です。フェリペ選手の髪の毛もさっぱり短くなりました。

[ 鹿島:前日練習の様子 ]

先日の試合では惜しいシュートを2本も外してしまった遠藤選手。次の試合ではゴールが期待されます。


今日の練習風景である。
中々可愛いアルシンドの息子はトップに混ざるほどの実力とは期待できる。
どれほどの実力なのであろうか。
また、髪を切って気合い十分のガブさんには明日のゴールを期待したい。
ガブさんは、明日の試合の重要度を理解しているのであろう。
活躍間違い無しである。
そして、ガブさんを抑えて先発濃厚のヤスはシュートを外してしまったとのこと。
それは、悔しい。
ベルマーレ戦では、決定的なヘディングを相手GKに阻まれ、辛酸を舐めた。
ガブさん以上に、川崎戦ではゴールを期待したい。

勝利の方法を探し当てよ

鹿島DF岩政が因縁の相手戦へ気合!
 鹿島は16日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスでホーム川崎F戦(17日、カシマ)に向けた調整練習を行った。近年、J1の覇権を争い、昨季のホーム開催試合では豪雨による中断、再開試合というドタバタもあった因縁の相手。リーグ戦4戦勝ちなしと相性の悪さもあるが、日本代表DF岩政大樹は「やりやすいわけではないけど、やりにくい相手でもない。どんな展開でも勝ち点3を取るための方法を探すだけ」と意気込んでいた。
 [2010年7月16日19時19分]

冷静な岩政である。
「意気込む」と因縁を煽るメディアに対して冷静なコメントを発しておる。
岩政とイ・ジョンスの守りで川崎を抑え、勝ち点3を得たい。
その為に聖地へ向かおうと思う。
幸せの待つ、スタジアムへ。

野沢を見つめるガブさん

2010年07月16日(金)

川崎戦を明日に控え、チームは室内ミーティングを行った後、グラウンドに出てクロスからのシュート練習などで最終調整を行いました。

好調な野沢である。
野沢の美技にはブラジル人のガブさんも惚れるところであろう。
そろそろ、ガブさんにも得点を期待したいところ。
明日こそは、気合いの入ったゴールを見せて欲しい。
期待しておる。

川崎戦プレビュー

【J1:第13節 鹿島 vs 川崎F】プレビュー:近年、Jを代表してきた鹿島と川崎F。激戦は必至!(10.07.16)
昨年、リーグ戦とヤマザキナビスコカップで4度対戦した鹿島と川崎F。川崎Fの2勝1分1敗という結果だったが、引き分けをのぞく3試合は、いずれも90分間では1点差の試合だった。内容的にもどちらも一歩も引かない好ゲームだったことからも、近年のJリーグを代表する2チームであることがよくわかる。実際、鹿島が3連覇を成し遂げている間、08、09シーズンの2回は川崎Fが2位なのだ。互いに長所を消す作業をしながらも攻撃的な姿勢は失わない。鹿島のゴールマウスを守る曽ヶ端準も「見てておもしろい試合になると思いますよ」と話す。

名勝負を繰り広げてきた両者の対戦では、相手の長所を消しながら、どのタイミングで自分たちの強みを出していくかの勝負だった。次の対戦でも同じようなことを両監督は狙ってくるはずだ。そう考えると、鹿島のオズワルドオリヴェイラ監督の方が少し余裕があるかもしれない。なぜならば、未消化だった第11節の内容が対照的なものだったからだ。
鹿島は、最下位の湘南を相手に盤石の試合運びを見せしっかり勝点3を手にした。相手GKの好守に阻まれたことも影響し、得点はわずかに1に留まったものの、ほとんどの時間で試合を支配し、気がゆるんでもおかしくない中でも高い集中力を見せたのである。
それに対し、川崎Fは大宮を相手にスコアレスドロー。中心選手だった川島永嗣、鄭大世の相次ぐ移籍、さらにはレナチーニョ、森勇介が出場停止ということで、高畠勉監督は頭を悩ませなければならなかった。今節、そのレナチーニョが復帰するが、攻撃力の高さが売りだったチームに得点力が戻ってくるかどうかは未知数だ。特に今年は12節までで失点が20を数える。鹿島の10に比べると倍だ。中断前の戦いでは守備に安定感を欠いてきただけに、今季こそ悲願のタイトルを目指すためにはいち早く攻守のバランスを整えたいところだろう。

とはいえ、鹿島にとっても相手のメンバーがわからないのは不気味な要素と言える。前節から中二日での対戦ということで、試合に備えた練習は両チーム共に軽めの調整のみで終えたようだ。試合前日の鹿島は、鳥かごやシュート練習という試合前日恒例のメニューで練習を終えた。そんな中で、ジュニーニョの状況を逆に尋ねてくる選手たちが多かったことは、彼の存在がこれまでの試合に大きな影響を与えてきたことを物語っている。
また、毎回の対戦時に鄭大世と激しいバトルを繰り広げてきた岩政大樹は「個人的にはいつもと違ってテセがいない。数少ない好勝負をする選手だっただけに、ちょっと雰囲気が違うと思います」と、少し寂しそうな表情を見せた。ただ、川崎Fという強豪との対戦については「お互いに激しくやりあう相手同士。どちらかが優勢に進めていく時間も少ない」と、緊張感のある試合になることを予想していた。

19時キックオフとはいえ、今年の鹿島は暑い。7月14日に行われた第11節では試合時間の気温が26度、湿度は80%を越えていた。冬の南アフリカから戻ってきたばかりのW杯組にとっては、つらい気候に違いない。しかし、早めにチームに合流していた岩政は「全然問題ない」と胸を張った。そして「(中村)憲剛さんやイナさん(稲本潤一)の方が悪いという情報が入っている」と不敵な笑みを浮かべる。両チームのいろいろな思惑が絡み合い、意地と意地のぶつかり合いから、激しい試合が展開されるのは必定。目の離せない対戦となることだろう。


以上

移籍した鄭 大世を懐かしむ岩政である。
レギュラーが二人抜けた川崎に対して、篤人が抜け、本山が負傷欠場の鹿島の対戦は注目であろう。
しかしながら、我等としてはホームの試合を落とすわけには行かぬ。
曽ケ端の申すように、面白い試合をした上で勝ち点3をもぎ取りたい。
期待して聖地へ向かおうと思う。

Jリーグチェアマン候補、大東社長に一本化

Jリーグ新チェアマン 元ラガーマンの鹿島社長で一本化

Jリーグの新チェアマン候補として一本化された大東和美氏
Photo By 共同


 Jリーグの新チェアマン候補が、J1鹿島の大東和美社長(61)に一本化されたことが16日、複数のJリーグ関係者の話で分かった。20日の理事会で互選し正式決定する。任期は2年。定年を迎えた鬼武健二チェアマン(70)は任期満了に伴い、退任する。

 早大から住友金属に入社した大東氏は、2006年に鹿島の社長に就任。経営面から、07年からの史上初となるリーグ3連覇を支えた。08年7月からJリーグ理事を務めている。

 Jリーグのチェアマンは大東氏で4代目。02年〜06年まで2代目を務めた鈴木昌氏に続いて、鹿島出身のチェアマン誕生となる。

 大東氏は元ラグビー日本代表の経歴も持ち、早大時代の70年に主将として日本選手権優勝、76年には早大監督として全国大学選手権を制した。

[ 2010年07月16日 12:12 ]

7月14日に報じられたように、次期Jリーグチェアマンの候補に挙がっておった大東社長であるが、一本化されたとのこと。
これは、鹿島での実績を評価されたこととして素直に喜びたい。
我等としては、これまでクラブの社長を兼任した例はないので、次の社長を捜さねばならぬ。
クラブを更に強く大きく育てられる、霞ヶ浦がごとき雄大な社長を望む。

集中する野沢

鹿島MF野沢5戦連弾、川崎戦勝利へ意欲
 鹿島MF野沢拓也(28)が5戦連続ゴールを決め、川崎Fへの苦手意識をぬぐい去る。15日は中2日で迎えるホーム川崎F戦(17日、カシマ)に備え、主力組は軽い調整メニューに終始。リーグ戦では07年9月1日の白星以来、4戦未勝利(2分け2敗)と相性が悪いが「相手どうこうじゃない。得点も大事だけど、勝ち点3を取ることに集中したい」。現在4戦連発中の背番号8が川崎F戦2年10カ月ぶりの勝利をもたらす。
 [2010年7月16日7時44分 紙面から]

集中する野沢である。
分が悪い相手と称される川崎であるが、事実、関塚監督になってからは大きく負け越しておる。
我等としては、この流れを払拭したい。
とはいえ、アウェイの等々力では未勝利なだけで、聖地に於いてはさほど悪くない成績である。
明日の試合はホームの地の利を活かし、勝利を掴みたい。
我等もはせ参じ、チームを鼓舞したい。
勝ち点3を積み重ね、勝利の歓喜にわき上がろうではないか。
楽しみである。

岩政、鹿島で経験を

岩政「鹿島で経験積んで」再び代表目指す
 鹿島のDF岩政が国内で実績を積み重ねて再び代表入りを狙う。日本代表選手が次々に海外移籍しているが「自分が経験を得られる場所を見極めないと。今の実績で海外の大きなクラブには行けないし、鹿島で試合に出て経験を積んだ方がいい」と国内で代表入りをアピールする考え。

 結果次第で第4節以来、112日ぶりに首位浮上の可能性がある17日の川崎F戦に向けても「冷静に対応したい」と力を込めた。

[ 2010年07月16日 ]

自分の居場所を改めて公言する岩政である。
現時点に於いて国内での最高DFの実績はあると言って良い。
しかしながら、国際経験となると些か少ないと言わざるを得ないであろう。
ここは、これからも鹿島で実績を積んでいくしかないところ。
それは、正論であろう。
岩政のクレバーなところが伺える。
ところが、そこをどう取れば「代表を目指す」になるのか分からぬ。
メディアとは恐ろしい。
選手に与えられるタスクは、監督によって大きく異なってくる。
偉大で才能豊かな選手が代表から漏れることは良くあること。
無理に、代表を目指す必要など露程もないのだ。
一つ一つ、目の前の試合で、良いプレイを重ねて行くことが肝要である。
岩政もそれを理解し、実戦して行くであろう。

川崎戦へ気合い

鹿島、川崎F戦に向け気合入れる
 鹿島は15日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスで川崎F戦(17日、カシマ)に向けた調整練習を行った。14日の湘南戦から中2日と厳しい日程を強いられるため、主力組はグラウンドには出ずに室内でクールダウンや補強など軽いメニューを消化。近年、常にリーグ優勝を争ってきた強豪との対戦となるだけに、「本当に1試合ずつ大事に戦っていきたい。次もしっかり勝つために頑張りたい」と気合を入れていた。
 [2010年7月15日19時19分]

次節は川崎フロンターレ戦である。
21世紀になり関塚監督が率いてからは、相性の良くない相手である。
ここは気合いを入れたいところ。
しかしながら、肩に力が入っては、通常の実力が発揮できぬ。
ここは、平常心で挑みたい。
どこが相手であろうと、自分たちのサッカーを貫くのだ。
一つ一つ勝利を積み重ね、最後に優勝を掴み取るのが理想である。
聖地に集い、勝利の喜びを分かち合いたい。

守備的三人衆

2010年07月15日(木)

湘南戦から一夜明け、今日のトレーニングは16時スタートとなりました。先発組みはランニングなどのリカバリーを、その他の選手はミニゲームなどを行いました。

リカバリーをする三人である。
昨日は守備的な三人の活躍もあり完封で勝利を飾った。
特に新井場は守備陣とは思えぬ上がりっぷりで、ゴールを決めてもおかしくなかった。
明後日はすぐに川崎戦である。
今度こそ新井場のゴールを期待したい。
楽しみである。

ベルマーレ戦レビュー

【J1:第11節 鹿島 vs 湘南】レポート:鹿島盤石の勝利。野沢のビューティフルゴールで湘南を粉砕する(10.07.15)
7月14日(水) 2010 J1リーグ戦 第11節
鹿島 1 - 0 湘南 (19:04/カシマ/9,472人)

3位の鹿島と最下位の湘南の対戦となったこの試合、湘南の反町康治監督は自陣深くに引いてゴールを守ることを選択した。最終ラインに5人を並べる守備的な布陣。再開直前の練習試合で右サイドバックの臼井幸平を失った末の窮余の策だった。

いくらチーム間に差があるとはいえ、極端に守備的な布陣を敷かれると崩しきるのは難しいもの。ただし、「ある程度予想通りだった」(野沢拓也)という鹿島のイレブンは、そうした相手にも慌てることなく、じっくりパスを回して攻撃の糸口を探す。
すると9分、思わぬところで突破口が開けた。自陣に引きこもる相手に対し、ゴール正面から小笠原満男が渾身のミドルシュートを放つ。しかし、低い弾道でパスとも見紛うシュートだったため、ゴール前にいたマルキーニョスがこれをトラップしてしまう。ただし、こぼれたボールにいち早く反応したのは湘南の選手ではなく、野沢拓也だった。
「シュートはあまり相手がディフェンスに来なかったのでコースを狙うだけだった」
見事にコントロールされたシュートは、ゴール右のサイドネットに突き刺さる。ゴールを守る都築龍太からは、湘南の選手がブラインドになるように意識された高度なシュートだった。

「スペースがない中でいかに崩すかが課題だった」
右サイドバックに入った新井場徹が話すように鹿島としては、引いた相手から得点を奪う難しさを、これまで嫌というほど体験してきた。それは、リーグを3連覇してきた鹿島が避けて通れない道とはいえ、どんなにチーム間に差があってもゴールを奪うのは簡単なことではない。それでも慌てずに、一瞬の隙を突いて得点を奪って見せたことは、これまでの成果と言えるだろう。

逆に、5バックを敷きながら前半9分で失点してしまった湘南にとっては苦しい試合展開となった。前半45分をなんとか1点差で終え、終盤のパワープレーに勝機を見出すしか策がなかった。試合展開は単調になってしまったものの、その思惑通り、鹿島に追加点を与えなかったことは大きな自信となったのだろう。反町監督は「非常にポジティブな敗戦だったと捉えてます」と胸を張った。
確かに、失点の危機は何度となくあった。前半37分にはファーサイドに走り込んだ遠藤康からフリーでヘディングシュートを放たれたものの、これを都築が間一髪でセーブ。後半6分にも速攻から右サイドを崩され、ゴール前に決定的なクロスを送り込まれたものの、走り込んだ遠藤のシュートを村松大輔が阻止。さらに後半26分には、小笠原のスルーパスを受けた興梠慎三が見事な反転からシュートを放つも、都築が絶妙の飛び出しでゴールを許さなかった。
しかし、攻撃面では見るべきものが少なかったのも事実。オズワルドオリヴェイラ監督がそうした姿勢を非難したのも無理はないだろう。
ただ、湘南はリーグ戦が中断していた時期に行われたヤマザキナビスコカップで3戦連続3失点し、守備の構築が急務であった。そうした事情を考えると、1失点で終えたことは今後に繋がる戦いだったのだろう。

AFCチャンピオンズリーグを逃し、国内タイトルに照準を切り替えた鹿島としては、盤石の試合運びだった。内田篤人の移籍、本山雅志の怪我など、さまざまな懸案事項がありながら、それを払拭する試合内容。まずは、好スタートを切ったと言えるだろう。


以上
2010.07.15 Reported by 田中滋


田中氏によるレポートである。
これだけ、ボールキープし攻め続けた挙げ句に最低限の結果となった試合についてコメントするのは難しかったと思える。
しかしながら、新井場のコメントを取ったのであれば、新井場が作り出したチャンスの数々を列挙して欲しかった。
特に昨日の試合は篤人の穴を新井場がどれだけ埋めたかが争点だったはず。
物足りなかったと思うのか、チャンスを生かせなかっただけで満足であったのかを述べるべきであろう。
また、最後に替わって出たイノパンについても同様である。
試合結果同様、物足りなさが残るレポートであった。

田代対中島、陸奥の対決

元鹿島FW対決!田代「無回転」決める…山形

練習中に金根煥(右)と競り合う山形・田代

 J1では初となるモンテディオ山形とベガルタ仙台の「みちのくダービー」が17日、NDスタで行われる。14日の練習後には、山形のFW田代友三(27)と仙台FW中島裕希(26)が、互いを意識したコメントを出した。元鹿島のイケメンFW2人が、勝敗のカギを握ることになりそうだ。

 田代が、モンテのエースになった姿を旧友に見せつける。山形は14日、仙台戦を想定して攻撃の連係を確認。小林監督は「彼のハードワークが全体の守備をコントロールする」と、ダービー3連勝のキーマンに指名した。最前線から相手を追いかけ回す姿は、移籍1年目にして組織守備を誇るチームの象徴になりつつある。

 ライバルのエース・中島はプロ1年目の05年、鹿島の紅白戦で2トップを組んだ間柄。練習試合で対戦した宮崎キャンプ以来の激突となる。

 「(中島が)どんな動きをするのか分かっている。でも、特別な意識はない」と平常心を強調。ただ、「僕と試合するときは点をとってほしくないけど、それ以外は期待して見ています」と、2歳下の元同僚は気になる存在のようだ。

 秘密兵器もある。J1再開となる次戦から、使用するミズノ社のスパイクを変更。南アフリカW杯で日本代表を躍進させた本田圭佑が履いたものと同じタイプのものだ。「無回転で(ゴールを)決めたいと思います」と挑発的なコメントでゴール宣言。勝利への先導役は中島には譲らない。

(2010年7月15日11時13分 スポーツ報知)

元鹿島FW対決!中島「ゴール数で勝つ」…仙台

元同僚の田代とのイケメンFW対決に闘志を燃やした中島


 J1では初となるモンテディオ山形とベガルタ仙台の「みちのくダービー」が17日、NDスタで行われる。14日の練習後には、山形のFW田代友三(27)と仙台FW中島裕希(26)が、互いを意識したコメントを出した。元鹿島のイケメンFW2人が、勝敗のカギを握ることになりそうだ。

 エースの出来が勝敗を分けることを中島は分かっている。「決める自信はある。勝つには点が必要ですからね」。口ぶりには自信が漂う。それを証明するかのように、この日のシュート練習では豪快なボレーで何度もネットを揺らした。言い訳はしない。田代より多くのゴールを奪って勝つだけだ。

 05年。大卒で鹿島に入団してきた田代に、高卒3年目の中島は目を奪われた。「ジャンプ力がすごかった。空中で止まってるんですよ。Jで一番、跳んでるんじゃないですか?」。その高い能力を間近で感じていた。それだけではない。「尻の大きさがヤバかった」。すべてにおいてすごかった。

 その実力を知っているからこそ、敵としての対戦が待ち遠しい。一緒にプレーしたのは1年だけだが、食事に連れて行ってもらうなど親交は深かった。「やっぱり楽しみですよね」と言う。しかも、舞台はJ1初の“みちのくダービー”。「サポーターだけでなく自分たちも盛り上がる。テンション、上がりっぱなしですね」と笑う。「調子はいいですよ」。準備は万端。最高の舞台で、最高の恩返しをする。

(2010年7月15日11時13分 スポーツ報知)

みちのくダービーを元鹿島FW対決と煽る報知である。
田代はレンタル移籍故、元とは少々違うがここでは不問としよう。
その田代はスパイクを替え、試合に挑むとのこと。
田代のジャンプ力が、より強化されることを期待する。
一方、中島は田代の尻の大きさを懐かしんでおる。
二人の対決は、サッカーしに残るものと言えよう。
お互いに得点できれば我等も嬉しい。
活躍を望んでおる。

篤人、練習試合出場

シャルケ・内田、猛練習の洗礼に苦笑い
2010.7.15 05:04
 シャルケDF内田が、13日夜の練習試合で実戦デビューした。同日午前に初練習を行ったばかりで、5部相当のアマチーム、シュバルツ・ロート・エッセン相手に前半の45分間、本職の右サイドバックで出場。「思ったより足が動かなかった」と苦笑いだ。マガト監督の厳しいメニューの洗礼を早くも浴びた形だが、「この練習を続けていけば、強くなれる」と前を向いた。(ゲルゼンキルヘン=円賀貴子通信員)

シャルケ内田に“マガト監督の洗礼”会見後即実戦
 ドイツ・ブンデスリーガのシャルケへ移籍した日本代表DF内田篤人(22)が13日、入団会見直後に異例の実戦デビューを果たした。

 ドイツ5部のSWエッセン戦に右サイドバックで先発。前半の45分間のみの出場となったが、39分には左ポスト直撃のシュートを放つなど存在感を示した。

 12日夜にドイツへ到着すると、13日の午前10時からの練習に早速参加。正式契約を済ませた後に入団会見を行うと、午後7時開始の練習試合に45分間出場――と、1日3部練習を課すことでも知られるマガト監督の洗礼をいきなり受けた形だが、内田は「初めてなので手探りでやっていたが、練習でアピールして自分のクオリティーを見せていければ。こちらは体づくりのための練習が多いので、戦える体をつくりたい」と意欲的に話していた。

[ 2010年07月15日 ]

内田、電撃先発デビュー!入団会見直後の練習試合に出場
 【ゲルセンキルヘン(ドイツ)14日】ドイツ1部ブンデスリーガのシャルケ04に移籍した日本代表DF内田篤人(22)が、合流から2日目の練習に臨んだ。13日は入団会見後に行われたエッセン(同5部)との練習試合で右サイドバックで先発出場。45分間で決定機を作るなど、持ち前の攻撃力を見せた。合流初日の出場、しかも先発抜てきは極めて異例。試合はシャルケ04が5―2で勝利した。

 電光石火のデビュー戦だった。正式サイン、入団会見が終わってから、わずか約5時間後。青いユニホームをまとい、DF内田はエッセン市内のウーレンクル陸上競技場のピッチに立った。合流初日の対外試合戦でデビュー。さらにスタメン抜てき。異例ずくめの事態に「ピッチに出てからスタメンだと分かった」と驚きながらも、持ち前の攻撃参加を見せた。

 まずは前半21分。自陣からのカウンター攻撃で、左サイドを疾走した。50メートル5秒台の俊足を生かし、味方、相手を次々に追い越し、左サイドからクロス。FWエドゥーの胸に合わせ、シュートへつなげた。同39分には飛び出しから相手GKと1対1を作り、「ゴールを狙った」と右足シュート。左に外れたが、出場45分で持ち前の攻撃力を発揮した。

 マガト監督はアーヘン市内で行われたセレモニーに出席したため、試合の指揮は執らなかったが、入団会見で「今日の試合で起用する」と明言し、先発に抜てきした。主力右サイドバックDFラフィーニャが負傷していることもあるが、Rマドリードから新加入のDFメッツェルダー、ドイツ代表候補DFヘーベデスとDFラインを組み、主力組でデビューを果たした。

 保護具のすね当ては大きなものしかなく「太ももくらいのサイズしかなくて、ぐるぐる回っていた」という中でプレー。ドイツ入り翌日で時差ぼけが残る中で「動けなかった」と反省点もあるが、「初めはこんなものかな。これからみんなに見てもらえるように頑張っていく」と言い切った。14日は練習場周辺で、1時間の階段上りというきついメニューをこなした内田。「これをこなしていければ確実に強くなれる」。疲労の中にも充実感が漂っている。

[2010/7/15-06:04 スポーツ報知]

いきなり実戦投入される篤人である。
アピールする場を与えられることは重要である。
チャンスも作った様子であり、レギュラーに半歩近付いたのでは無かろうか。
楽しみな知らせである。

篤人、お別れ映像

シャルケ移籍の内田スクリーンであいさつ
<J1:鹿島1−0湘南>◇第11節◇14日◇カシマ

 ハーフタイムに、シャルケに移籍したDF内田篤人(22)のあいさつが大型スクリーンに流された。移籍決定後、サポーターに正式なあいさつができずに渡欧したため、出発間際に映像を収録。「本当は直接あいさつしたかったです。(中田)浩二さんや(小笠原)満男さんのように向こうで頑張ってきたい。4年半ありがとうございました」というメッセージが流されると、会場から拍手がわき起こった。

 [2010年7月15日8時6分 紙面から]


シャルケ入り内田、ビデオでファンにお礼
2010.7.15 05:01


鹿島−湘南のハーフタイム、内田はビデオで鹿島サポーターに移籍の報告(撮影・吉澤良太)

 J1第11節(14日、鹿島1−0湘南、カシマ)シャルケ入りしたDF内田が、湘南戦のハーフタイムにビデオメッセージでホームのファンにあいさつした。「いまドイツにいます。本当は直接お礼を伝えたいですが、皆さんの応援を胸にがんばります。(入団の06年から)4年半ありがとうございました」。W杯では出番がなく、雪辱の思いで活躍を誓う22歳に大きな拍手が送られた。

ハーフタイムの挨拶が報じられる篤人である。
結果的には直接挨拶に出来ずに旅立ったが、鹿島で育ち、鹿島を優勝に導いた篤人のことを悪く思うサポーターはおらぬであろう。
ひとまず、これでお別れではあるが、篤人のことは心の中に留めておきたい。
ドイツでの活躍を祈っておる。

ベルマーレ戦報道

鹿島、ウッチー抜けても白星再出発/J1


後半、湘南DF田村と競り合う岩政(撮影・中島郁夫)

<J1:鹿島1−0湘南>◇第11節◇14日◇カシマ

 4連覇を狙う鹿島が湘南を下し2位に浮上した。

 内田が抜けても鹿島は王者だった。リーグ戦再開初戦で超守備的布陣の湘南に1−0で勝利。不動の右サイドバック内田がシャルケに移籍した直後だが、その穴を感じさせない内容で首位に勝ち点1差の2位に浮上。主将のMF小笠原満男(31)は「内田の移籍は寂しいけど、マイナスをプラスに変えないと」と言い切った。

 勝負を決めたのは大舞台に強いMF野沢拓也(28)だった。前半9分。FWマルキーニョスのパスを受け1トラップ。次の瞬間、右足を振り抜き豪快な先制ミドルを突き刺した。「内田が代表でいない時もウチは勝ってきた。移籍したことは言い訳にできない」と強調した。

 本来、左サイドバックの新井場を内田のいた右サイドに、今季加入のDFジウトンを左に配置。3日のプレシーズンマッチのJ2千葉戦では連係に不安をのぞかせたが、この日は安定。W杯日本代表のDF岩政も「ウチのできは悪くなかった」と評した。

 この日、ACL組が未消化の第11節分を開催したことで、全クラブが12試合を消化。「定位置」の首位に肉薄した。小笠原は「内田が欠けた分、チャンスが出てくる選手がいる。それを生かせばいい」。リーグ4連覇へ、鹿島が着実な再スタートを切った。
【菅家大輔】
 [2010年7月15日8時59分 紙面から]



先制ゴールを決め、祝福される鹿島MF野沢(中央)(撮影・中島郁夫)

J再開!鹿島、内田へ惜別の劇勝で2位浮上
2010.7.15 05:04

 J1第11節(14日、鹿島1−0湘南、カシマ)日本が16強入りした南アW杯による約2カ月の中断から再開。史上初の4連覇がかかる鹿島はMF野沢拓也(28)の決勝点で湘南を1−0で下し、勝ち点24の2位に浮上。大宮と0−0で引き分けた川崎は同21の4位に上がった。W杯日本代表MF遠藤保仁(30)が欠場したG大阪は京都と1−1ドロー。C大阪は後半の5得点で広島に5−0で大勝した。17日には6試合が行われ、本格的に再スタートする。

 試合に飢えていた。5月16日の名古屋戦以来、2カ月ぶりのJ再開戦に臨んだ鹿島MF野沢が前半9分、右足を振り抜いた。相手の元日本代表GK都築も反応できない豪快なミドル弾だ。

 「今日が本当に待ち遠しかった。いつまでも休んでいられない。W杯を見ていれば、サッカー選手なら誰だって試合をしたいと思う」。中断前から4戦連発となった頼れる男の先制ゴールでペースを奪うと、最下位の湘南を寄せつけずにリードを守りきった。

 W杯決勝から3日。この夜のカシマスタジアムにはブブゼラの音も鳴り響き、南アの熱気の余韻は残っていた。だが、平日夜のホーム戦で入場者数は9472人。平均2万7000人強の集客を誇る常勝軍団の本拠地としては寂しい数字に、サポーターからブーイングも。「W杯ぐらいJリーグを盛り上げたい」と野沢は力を込めた。

 W杯代表選出も、出場機会がなかったDF岩政も、「悔しさというモチベーションを得られたのがW杯の唯一の収穫」。DF内田がシャルケに移籍。DFジウトンを加えた新4バックでの完封勝利に、「チーム全体でいい守備ができた。試合ができる幸せを感じながらプレーしていた」と手応えを口にした。

 次戦は17日の川崎戦。V3王者は首位・清水へ勝ち点1差に迫り、「より高いプレーを見せないと」と岩政。中2日で迎える強敵との激突で、ホームのファンをW杯並みに熱狂させる。
(丸山汎)


鹿島−湘南 後半、前線にパスを出す鹿島・野沢(左から2人目)


試合後、サポーターに挨拶する鹿島の野沢拓也(8番)(撮影・吉澤良太)


前半、鹿島のイ・ジョンス(李正秀)(鹿島)(左)(撮影・吉澤良太)


鹿島−湘南 前半、シュートを放つ鹿島・小笠原(左)=カシマ


前半、シュートコースを塞ぐ鹿島の岩政大樹(中央)=カシマサッカースタジアム (撮影・吉澤良太)


前半、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島の野沢(中央)(撮影・吉澤良太)


岩政、完封に貢献!もっとタイトルを…

<鹿島・湘南>後半、ヘディングシュートを放つ鹿島・岩政(右)
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 【鹿島1―0湘南】W杯で出番がなかった鹿島の日本代表DF岩政が、約2カ月ぶりの公式戦となった湘南戦で1―0の完封勝利に貢献した。

 代表の主力組が帰国後も取材ラッシュで多忙な日々を過ごしている姿を見て「テレビで取り上げられてる姿を見てると悔しい」と奮起。シャルケへ移籍した内田抜きのDF陣を引っ張り、MF野沢の4戦連発となるゴールの1点を守り切った。

 「僕は3連覇に貢献して、ベストイレブンも3年連続で獲っているけど(代表での)評価を覆すためにはもっとタイトルを獲らないと」とさらなる活躍を誓っていた。

[ 2010年07月15日 ]

岩政が完封に貢献「試合ができて幸せ」…鹿島
 ◆J1第11節 鹿島1―0湘南(14日・カシマ) 南アW杯のため中断していたJ1は未消化だった第11節の4試合を行い、約2か月ぶりに再開した。3位の鹿島は南アW杯メンバーで出場機会のなかったDF岩政大樹(28)を中心にした堅守で1点を守りきり湘南に1―0で勝ち2位に浮上した。

 鹿島は前半9分のMF野沢のゴールを守り切り、1―0完封勝利。首位・清水と勝ち点差1の2位に浮上し、“定位置”は目前だ。W杯メンバーに選出されながらも出場機会がなかったDF岩政は「試合ができる幸せを感じ、楽しかったです」と大きく息を吐き出した。「大会中はいろんな意味で悔しかった。評価を覆すためにも、もっと、もっとタイトルを取らないといけない」と4連覇を誓った。

(2010年7月15日06時01分 スポーツ報知)


前半9分、野沢が先制ゴール決め喜ぶ 左から中田浩 右は小笠原とマルキーニョス

J1再開 鹿島2位浮上
2010/07/15(木) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁

 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のため、約2カ月中断していたJリーグ1部(J1)は14日、アジア・チャンピオンズリーグに出場した4チームが未消化だった試合を実施してリーグ戦が再開、鹿島はカシマスタジアムで湘南を1−0で下した。勝ち点を24に伸ばし、2位に浮上した。今季通算成績は7勝3分け2敗。
 鹿島は前半から圧倒的にボールを支配。同9分、ゴール正面から野沢が狙い澄ましたシュートを決めて先制した。後半も追加点こそ奪えなかったが終始、試合を優勢に進め、最後まで手堅くリードを保った。
 日本代表の内田が海外に移籍、布陣は変わっても、落ち着いた試合運びは同じだった。



【写真説明】
鹿島−湘南 前半9分、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・野沢(左)=カシマスタジアム


重要なJリーグの再開であるが、少々扱いが小さいのでは無かろうか。

ベルマーレ戦コメント

J1リーグ 第11節 vs湘南ベルマーレ
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
目的は勝ち点3をとること。(未消化の試合で)しっかりと勝って上位に圧力をかける意味でも今日こうやって勝って勝ち点3をとって達成することができ満足している。内容としては、今日(の試合)は来てくれたサポーター、テレビで応援して見てる側にとってはつまらない試合だったのではないか。90分通して、相手は1点を取りにこれば勝ち点1を取れるのに、最後まで勝とうとする意欲が見られなかったし、ようやく最後のロスタイムに入ってパワープレーが多くなってきただけであった。相手の消極的な姿勢、勝つ意欲がまったく感じられず、サッカーを愛するものにとっては今日の試合は残念であった。

(Q:新井場とジウトンについて)
新井場、ジウトンという組み合わせは今回が初めてではない。選手にとっても戸惑うこともない。ジウトンも攻撃のチャンスを作っていたし、新井場も右利きだし、再三シュートを狙ってチャンスを作っていたので今日は非常に良かったと思う。

(Q :シャルケに移籍した内田について)
理想としては、いてほしかった部分はある。ただ、サッカー選手として1度しかない人生、人間としてプレーヤーとして成長するためのステップなので、将来の夢を持ち続けてプレーすることは大事。個人的には彼が(シャルケで)成功することを望んでいるし、ブンデスリーガという世界の舞台で活躍することを期待したいし、彼を応援していきたい。

2010年07月14日(水)

本日行われたJ1第11節湘南戦は野沢選手のゴールが決まり、1-0で勝利しました。

【J1:第11節 鹿島 vs 湘南】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.07.14)
7月14日(水) 2010 J1リーグ戦 第11節
鹿島 1 - 0 湘南 (19:04/カシマ/9,472人)
得点者:9' 野沢拓也(鹿島)
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●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:再開にあたって大事な1戦目でしっかり勝点3が取れたことについてコメントをいただけますか。
「まず、目的というのが勝点3を取ることでした。未消化試合でしたので勝点3を取れればトップに圧力をかけられます。それは達成することができ、そういった点では満足しています。
試合の内容に関しては、最近ずっとホームの試合では、昨年や一昨年を含め、お客さんにとってはつまらない試合が多いのではないかと思います。特に相手が消極的な姿勢を見せて、攻撃を捨てて、攻めるときは2人、3人、多くて4人というチームがあります。見ている側としてはまったくつまらない内容、姿勢になっているのではないかと思います。今日の90分を通して、相手は最下位ですので勝点を1点でも取っていかなければいけない立場であって、そういった消極的な姿勢で、試合を勝とうあるいは勝とうとする意識が見ている側からは感じられなかったと思います。前半に1回くらいはチャンスがありましたが、そのセットプレー以外はまったくないわけであって、時には自陣に11人の選手が戻って守備をやっている。最後はパワープレーでなんとかチャンスがあればという形のやり方だったことを考えると、TVを見ている人やスタジアムに足を運んで感動的なサッカーの試合を見たいという人の立場からすれば、つまらない試合だったのではないかと思います。それは今日だけでなく、他の試合でも同じような姿勢が相手から見受けられ、残念な部分ではないかと思います。
ただ、讃えなければいけないのは都築選手の活躍というものがあります。我々が何度かチャンスをつくった中で彼がそれを阻止したということは讃えなければいけないし、駆け引きという部分ではGKやボールを戻すという行為の中で90分のうち10分くらいは稼いだのではないでしょうか。消極的な姿勢や勝つ意欲が感じられないということは、サッカーを愛する者としては非常に残念で仕方ありません」

Q:内田選手が移籍して新井場選手が右、ジウトン選手が左という両サイドバックでしたが、新しいチームになった手応えについてのコメントをお願いします。
「新井場選手とジウトン選手という組み合わせは、今回が初めてではありません。前節の名古屋戦でもそうですし、他の試合でもあったので、チームとしては戸惑う部分はないのではと思います。多少、ジウトン選手が攻撃に絡む回数が多かったと思いますし、新井場選手も右利きですので右サイドをやっても違和感なくできます。前半は新井場選手が行ったり、後半はジウトン選手が行ったり、お互いにバランスを考えながらやったところもよかったと思います。非常に良かったのではないかと思います。
また、内田選手に関してですが、非常に理想的な話だけをすれば、チームにいてもらいたかったというのが理想です。ただ、サッカーの世界は一度しかない人生ですし、やはり前に進まなくてはいけない。人間として選手としていろんなことを経験するということも、彼にとっては良いことだと思います。彼はプロとしてスタートしたときから、地道に取り組んできた成果としてブンデスリーガの舞台に立てるチャンスをもらったわけであって、僕自身は個人の応援団として彼の成功を祈りたいし、また彼がブンデスリーガで成功するのではないかと期待しています」

Q:W杯が終わってリーグが再開したわけですが、もし日本代表の試合をご覧になっていたら、試合を観戦した感想をお願いします。
「僕はしっかり見ていました。日本のサッカー界で仕事をしている者としては応援していたのでしっかり見ていました。大会に入る前に期待されていた結果、あるいは皆さんが予想していたものとは逆の結果になったわけで、僕はすごくうれしく思いました。カメルーン戦、デンマーク戦では非常に良いパフォーマンスを見せたのではないかと思います。オランダ戦は多少質の差があるので、苦戦することは予想されました。その中でもチャンスがあったと思うし、良かったのではないかと思います。また、最後のパラグアイ戦についても、勝てるチャンスは何度か試合の中でもあったし、自分たちでやるべきことを組織として結束・団結して実行した姿勢は評価するべきだと思います。今後の日本サッカーの発展にとっては、とても良いパフォーマンスだったのではないかと思います」


以上

【J1:第11節 鹿島 vs 湘南】試合終了後の各選手コメント(10.07.14)
●小笠原満男選手(鹿島):
「相手は極端な戦いをしてきた。もっとゴールを取りたかったですね。ああいう戦い方をしてくるチームからもうちょっとゴールを取って勝ちたかった」

Q:得点の場面は?
「渾身のシュートですよ(笑)。相手はあまり攻めてこなかったので、試合をした気がしないですね」

Q:内田選手が移籍しましたが?
「頑張ってほしい気持ちと寂しい気持ちがある。このことをマイナスにもプラスにも持っていけるけど、プラスに持っていきたい。ジウトンの他にも可能性がある選手がいるので、待つのではなく自分から掴みに行ってほしい」


●遠藤康選手(鹿島):
「(シュートは)惜しかったね…。(2回目のクロスは)実は触ったんだけど、足が短いから触っていないみたいに見られる。(1回目のヘディングも)コースを狙ったんだけど、キーパーが触ってしまって。もっと攻撃的にいけばよかったかな。あれだけ引かれると難しい。でも、タクさん(野沢)が早めに取ってくれて楽になった。ただ、次の試合が勝負。そこで勝てば楽になるんじゃないか。
久しぶりの試合だから張り詰めたものがあった。タクさんのシュートはすごかった。満男さんのパスもマルキ(マルキーニョス)のトラップもすごかった(笑)」

●興梠慎三選手(鹿島):
「疲れた。途中からやばかった。(結膜炎のせいで)普段からぼやけて見えるのに、ライトのせいで余計にぼやけていた。地面が揺れてるみたいだった」

●野沢拓也選手(鹿島):
「シュートはあまり相手がディフェンスに来なかったのでコースを狙うだけだった。あそこまで引くのはある程度予想通りだった。もっと点を取ってディフェンス陣を楽にしてあげたかった。
(Q:ジウトンが入ったことについては?)
今までやってきたメンバーだし、大きく変わらない。誰かが抜けていろいろ言われることもあるだろうけど、がんばりたい」
(Q:次は川崎Fとの試合ですが?)
相手どうこうじゃない。勝点3を取ることに集中したい」

●新井場徹選手(鹿島):
「ああいう状況になることは想定内だった。スペースがない中でいかに崩すかが課題だっただけに、ああいう形で点が入ってよかった。でも、追加点が取れなかったので、まだまだ課題が残る。勝てたことは勝てたけど、チームとしてまだまだやるべきことはある。ただ、再開初戦で勝点3を取れたのはよかったし、他のチームは苦戦しているみたいだから。
(Q:シュートの場面が多かったですが?)
正直、あれが入っていればもっと楽に勝ててた。そういう意味では、まあ、俺のせいか…って、これは誘導尋問か?(笑) まあ、今回が入らなかったからといって打たなくなるのではなく、これからも打ちまくっていきたい。精度が上がれば入るだろうし、2点差、3点差になるになるのと1点差では大きく違う。練習したいですね。
(Q:再開初戦で良いスタートを切れた?)
相手をなめず、勝点3を重ねていければいい。毎年夏場はつまずくし、ここからが大事。
(Q:今日は暑かったようですが?)
暑かったね。まだ試合に慣れていないというのもあったかもしれない」

●岩政大樹選手(鹿島):
「南アフリカでは4試合やらせてもらっていたので、ゲーム勘に関しては他の鹿島の選手よりよかったんじゃないですか。勝てたことが一番ですね。僕と(イ・)ジョンスが戻ってきて、サポーターの皆さんもいろいろな思いを持ってスタジアムにいらしたと思います。(失点が)ゼロで終わったことがよかったと思います。相手は僕のところを避けて蹴ってきたのでボールが来なかった。今日の仕事はいかに集中を切らさないかだった。最後の10分でようやく楽しくなってきた感じでした。ジウトンもよかったと思います。あれだけやってくれれば十分だと思います」


[ J1:第11節 鹿島 vs 湘南 ]

この日カシマスタジアムに登場した2010Jリーグ特命PR部女子マネの足立梨花さん。南アフリカワールドカップから帰国した岩政大樹選手に花束を渡す大役を務めた。

[ J1:第11節 鹿島 vs 湘南 ]

南アフリカワールドカップから戻ってきた岩政大樹(鹿島)。この日の試合では韓国代表としてワールドカップに出場したイ ジョンスと共に無失点に貢献した。

写真:試合前に2010Jリーグ特命PR部女子マネの足立梨花さんから花束を受け取る岩政。

[ J1:第11節 鹿島 vs 湘南 ]
2試合連続の得点を狙って湘南ゴールに襲いかかるマルキーニョス(鹿島)。湘南のディフェンス陣も体を張ってこれを防ぐ。

[ J1:第11節 鹿島 vs 湘南 ]

ホームの鹿島は9分、野沢拓也(中央)がミドルシュートを決め先制する。野沢はこのゴールで今季5点目。リーグ戦4試合連続のゴールとなった。
結局このゴールが決勝ゴールとなり鹿島が湘南を1−0で下し、順位を2位に浮上させた。


湘南の戦術を批判するオリヴェイラ監督である。
現地の我等も納得は行かなかった。
とはいえ、彼等としては得失点差を重要視したことも、考えてあげたい。
弱者には弱者の事情というものがあるのである。
ヤスのヘッドや、慎三の飛び出し、新井場のシュートなど、決めるだけの場面はいくらでもあった。
最低限の結果だけでももぎ取ったことを良しとしようではないか。

Jリーグ 第11節 湘南ベルマーレ戦


トステム賞は野沢。
しかしながら、全員で掴んだ勝利である。

慎三、フォルランをお手本に

興梠フォルラン化「能力高く見本になる」
 鹿島FW興梠慎三(23)が、W杯南アフリカ大会MVPのウルグアイ代表FWフォルランを手本にさらなる進化を遂げる。13日、茨城県鹿嶋市内でリーグ再開初戦の湘南戦(14日、カシマ)に向けた練習に参加。「フォルランがW杯で一番印象に残った」と話した。

 普段は世界のサッカーシーンにさほど興味がないが、W杯は別だった。「フォルランの名前を初めて知ったけど、技術的にも貢献度もすごい。1つのチャンスをモノにしていた。あらためて得点の重みも感じた」。大会得点王にも輝いた点取り屋に感銘を受けた。

 目を見張ったのはプレーの精度。左右両足から豪快かつ正確なシュートを放ち、FWのパートナーが変更されても柔軟に対応。アシストも多く、ボールのないところでも献身的に走る姿に「能力が高いと思う。見本になる」と笑顔で言い切った。

 DF長友、MF本田ら同年代の選手が日本代表をけん引し、16強に貢献したことも刺激になった。「落選した時はそうでもなかったけど、テレビで見てたら4年後は(W杯に)行ってみたいと思った」。湘南戦のゴールで14年ブラジル大会に向けた第1歩を踏み出す。
【菅家大輔】
 [2010年7月14日9時0分 紙面から]


フォルランをお手本とする慎三である。
南アフリカW杯に於いてFIFAゴールデンボール賞を受賞したフォルランは大会屈指のストライカーであった。
FWとしてだけでなく、トップ下での出場もし、大会最多得点を記録した。
欧州でのキャリア・スタートであるマンチェスターUでは監督とのソリが合わず移籍することとなったが、リーガ・エスパニョーラではピチーチ賞(得点王)を二度獲得しておる。
きらびやかな実績である。
ワールドカップでの活躍も当然である。
慎三も良いお手本を見つけたと言えよう。
フォルランが如くプレイすれば、慎三に引っ張られ、鹿島が更に躍進するであろう。
慎三の活躍に期待大である。

セットプレイで競り勝て

再開 鹿島きょう湘南戦 好発進で首位に迫れ
2010/07/14(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 4頁

内田の抜けた穴 ジウトン先発
Jリーグ1部(J1)第11節は14日、アジア・チャンピオンズリーグのため未消化だった残り4試合を各地で行い、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で約2カ月間中断していたJリーグが再開される。鹿島はカシマスタジアムで湘南と対戦。キックオフは午後7時。勝てば首位清水と勝ち点1差に迫るため、最下位相手から確実に勝利を収めたい。内田が移籍し、総合力が問われる後半戦、幸先良いスタートを切れるか。今季通算成績は6勝3分け2敗、勝ち点21で3位。
 アジアタイトルを逃し、後半戦は残る国内3冠奪取へ高いモチベーションで挑む。完全復活が期待された本山は、右ふくらはぎ痛のため欠場が決定的。3日のJ2千葉とのプレシーズンマッチで敗れ不安もあるが「前半戦はアウェーが多い中でいい位置につけた。順位を落とさず、勝ち点を伸ばさないといけない」と岩政。勢いをつけるにも落とせない一戦だ。
 11年ぶりにJ1へ復帰した湘南は、公式戦6連敗中と明るい要素は少ない。ただ、鹿島は前半戦で仙台、C大阪の昇格組に黒星を喫し、中田は「相手を元気にさせないよう、早めに点を取ってリズムをつかみたい」。守備を固めると予想される相手に対し、早々の先取点を誓う。
 内田の抜けたサイドバックには、身長184センチのジウトンが入る。高さに厚みが加わり、セットプレーの得点チャンスは増えるだろう。練習では岩政、李正秀、中田と中で合わせる動きを細かく確認した。「セットプレーはうちの勝ちパターン。厳しい夏場に、この形で点を取ることは大切になってくる」。岩政は力を込めた。




セットプレイに自信を付けた岩政である。
高さだけでなく巧さ・速さも持ち合わせるイ・ジョンスと岩政がそびえ立ち、ファーにはユダが走り込む。
蹴るのは野沢と満男である。
Jリーグ屈指の破壊力と言えよう。
厳しい夏場を一つ一つ勝利を重ねたい。

大東社長、Jリーグチェアマン就任へ

次期チェアマンに鹿島社長・大東氏就任へ
 Jリーグの次期チェアマンに鹿島の大東和美社長(61)の就任が濃厚となった。13日、複数の関係者が明らかにした。鬼武健二チェアマン(70)の定年(70歳未満)に伴い、今月20日に開催されるJリーグ総会・理事会での理事による互選によって正式決定する見通し。

 この日、鬼武チェアマンは「(後任)人事については頭の中にあります。基本的には私の考えを受け継いでいただきたい」と語った。当初は日本サッカー協会の犬飼会長の「兼任案」も検討されたが、過去に例がなく、激務となることが予想されるため、大東氏に白羽の矢が立てられた。早大時代、名門ラグビー部の主将として日本選手権制覇を果たした大東氏は、06年から鹿島の社長に就任。常勝軍団を築き上げた手腕がJリーグでも期待される。

[ 2010年07月14日 ]

7月2日に報じられた大東社長のJリーグ・チェアマン就任が現実味を帯びてきた。
大東社長の手腕を考慮すると当然のことと言えよう。
我等としては、悲願のアジア征圧を達成するまでは、この社長に手腕を発揮して欲しいと願う。
しかしながら、Jリーグの、そして日本サッカー界の発展を担うには、大東社長が適任と言わざるを得ない。
ここは、心を広く持ち快く受け入れようではないか。
我等も、自分たちの力で前へ進んでいきたい。

Jリーグで結果を残せ

W杯未出場…岩政「中沢、闘莉王超え」だ!
 鹿島の日本代表DF岩政が、14日の湘南戦から「中沢、闘莉王超え」に挑む。W杯で未出場に終わり「(W杯に)選ばれるだけで満足すると思ってたけど、そうではなかった」

 代表での定位置獲りへフィードのレベルアップ、スピード系FWへの対応と自身の課題克服に取り組んでいる。この日はセットプレー練習で最終調整。約2カ月ぶりの公式戦となる岩政は「やっと試合が始まる。結果を出していくしかない」と力を込めた。

[ 2010年07月14日 ]

岩政、W杯出番なしも「試合で発散」…鹿島
 3連覇中の王者鹿島が、14日の湘南戦(カシマ)で再スタートを切る。1日付でドイツ1部・シャルケ04に移籍した内田とともに南アで試合出場のなかったDF岩政は「代表でも鹿島でも姿を見せられずファンに寂しさや悔しい思いをさせてしまった。試合で発散したい」。W杯メンバーに落選したFW興梠も「W杯に出ている選手がうらやましかった。4年後のブラジル大会を目指して、チームで一生懸命頑張りたい」と闘志を燃やしていた。
(2010年7月14日06時01分 スポーツ報知)

南アフリカW杯が閉幕し、Jリーグが再開する。
選手達は目の前の試合に集中である。
そして、次回のワールドカップ・ブラジル大会では鹿戦士の勇姿が拝めることを期待しておる。
毎試合、結果を残し、実績を重ねて欲しい。

篤人、シャルケ入団会見

内田、背番「22」シャルケと正式契約
2010.7.14 05:05


シャルケの練習に参加した内田(右)。疲れも見せず、ピッチを走り回った(AP)

 【ゲルゼンキルヘン(ドイツ)13日=円賀貴子通信員】J1鹿島からブンデスリーガ・シャルケに移籍した南アW杯日本代表のDF内田篤人(22)が13日、チームと正式契約を結び、記者会見を行った。背番号は「22」に決定。会見ではドイツ語であいさつし、「戦うつもりで来た」と強い決意も口にした。

 新天地の空気を、胸いっぱいに吸い込んだ。世界で通用するサイドバックになる。その思いを実現させるため、内田がドイツで海外挑戦の第一歩を踏み出した。

 「早くこっちへ来たかった。勉強に来たというより、戦うつもりで来た。一生懸命やりたい」

 日本の若武者が、しっかりとした口調で強い決意を口にした。

 晴れ舞台となるはずの南アW杯は、出番がなかった。「自分の実力不足だったと思う」。内田はシャルケから与えられた3週間の休みを返上し、チームに合流した。

 前日の12日夜にドイツ入りし、この日は午前中から練習に参加。午後にメディカルチェックと正式契約を済ませ、会見に臨んだ。背番号は「22」に決定。練習では移動の疲れも見せずに軽快にピッチを駆け回り、30分ほど行われたミニゲームでは本職の右サイドバックで出場した。

 語学修得にも意欲的で「できるだけ早く通訳の人を追っ払いたい。ドイツ人になったつもりでやりたい」。さっそく「Ich heisse Atsuto」(私はアツトといいます)とドイツ語でもあいさつ。1日も早くチームにとけ込みたい考えだ。

 厳格な指導で有名なフェリックス・マガト監督(56)は、よほど内田を気に入ったのか終始笑顔。07年から2年間、ウォルフスブルクで長谷部を指導した経験もあるが、「内田も長谷部のように発展してくれる」と期待した。

 「サッカーだけじゃなく、人間的にも大きくなりたい」と内田。海外修行で成長し、4年後のW杯では主役になってみせる。


内田 シャルケ入団会見「ドイツ人のつもりで…」

シャルケと正式契約しマガト監督(左)とユニホームを手にする内田篤人
Photo By 共同


 日本代表DF内田篤人(22)は13日、ドイツ・ブンデスリーガのシャルケと正式契約を結び、本拠地のフェルティンス・アレナ・スタジアムで入団会見を行った。内田はやや緊張した表情で「ドイツ人になったつもりでこの国に対応できる選手になりたい」と決意表明。背番号は22に決まった。

 会見に同席したマガト監督は「長谷部はボルフスブルクで成長し、日本代表の(ゲーム)主将になった。内田がここで長谷部と同じようなことを成し遂げてくれることを願っている」と期待を寄せた。

[ 2010年07月14日 ]

内田、シャルケ入団会見「勝負しに来た」背番は「22」
 【ゲルセンキルヘン(ドイツ)13日】ドイツ1部ブンデスリーガのシャルケ04に移籍した日本代表DF内田篤人(22)が13日、正式契約を交わし、ゲルセンキルヘン市内のヴェルティンスアレナで入団会見を行った。契約は3年。背番号は22に決定。会見に同席したフェリックス・マガト監督から、ブラジル代表候補DFラフィーニャに代わる主力サイドバックとしての期待をかけられた。

 決意は固まっていた。会見では現地メディアから、言葉、環境についての質問が相次いだが、「ドイツ人になったつもりでこの国に対応していく。通訳も早く取っ払いたい」ときっぱり。日本人が多く集まるデュッセルドルフへの居住を勧められても「日本人が多い。できるだけ日本人から距離を置きたい。僕はここに勉強より、勝負しにきた」とはねのけた。

 マガト監督の期待を感じている。シャルケは昨季までラフィーニャが右サイドバックに君臨したが、「ラフィーニャは中盤もできる。優れた選手だから他クラブからのオファーもあるかもしれない。その補強で内田を獲得した。日本人は頭脳的に走る。新システムへの順応も早い」とマガト監督。ラフィーニャのコンバートや放出も視野に入れていることを明かした。

 「好きな番号」 背番号は「好きな番号」という2が重なった番号をリクエスト。さらに、22歳での再スタートという意味も込められた。「日本人もドイツでできることを証明したい」と内田。強い気持ちを持って、第2の人生に挑む。

[2010/7/14-06:01 スポーツ報知]

ドイツ語で挨拶をする篤人である。
正式規約を済ませた篤人は名実共にシャルケの選手である。
マガト監督の期待に応え、活躍して欲しい。
ドイツで駆け抜けろ。
楽しみである。

DF陣、不安無し

鹿島が湘南戦へ向け調整練習
 鹿島は13日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスでリーグ再開初戦の湘南戦(14日、カシマ)に向けた調整練習を行った。今週に入り練習量をガクンと落とし、コンディショニングを重視したメニューに変更。この日も負荷の軽いメニューで練習を終えた。今季は昇格組の仙台、C大阪に敗れており、湘南に敗れて3連敗は避けたいところ。不動の右サイドバック内田篤人がシャルケ移籍で抜け、本来左サイドバックのDF新井場徹を右に、ジウトンを左に置く布陣を取るが、GK曽ヶ端準は「既にそのDFラインでもプレーしているし、僕だけでなく、みんな不安はないと思う」と話した。
 [2010年7月13日19時31分]

いよいよ再開である。
篤人不在のDF陣であるが、不安は全く無い。
聖地での試合で、勝ち点3を積み上げたい。

シャルケの篤人

ドイツ人になったつもりで シャルケ移籍の内田が会見
 【ゲルゼンキルヘン(ドイツ)共同】サッカー日本代表DF内田篤人(22)は13日、ドイツ1部リーグのシャルケと正式契約を結び、本拠地であるゲルゼンキルヘンのスタジアムで入団記者会見した。やや緊張した面持ちの内田は「ドイツ人になったつもりで、この国に対応できる選手になりたい。サッカーだけでなく人間的にも大きくなれるのではないか」と抱負を述べた。背番号は22。
 シャルケのマガト監督は、ウォルフスブルク時代に日本代表MF長谷部誠を指導した経験を持つ。内田に対しては「運動量も多く、頭脳プレーも得意。相手のゴールを脅かすプレーにも期待する」と話した。
 ドイツは8月20日にリーグ戦が始まり、シャルケは同21日にアウェーでハンブルガーSVと開幕戦を行う。昨季リーグ戦2位のシャルケは欧州チャンピオンズリーグにも出場する。

[ 共同通信 2010年7月13日 22:13 ]





ドイツに到着した篤人である。
登録名は「Atsuto」となった模様。
今後はシャルケの篤人として羽ばたいて欲しい。

いばらき夢ガイド、古橋涼子さん

2010年07月13日(火)

湘南戦前日練習後、リーグ再開に先立ち茨城のマスコットキャラクターである『ハッスル黄門』が激励に訪れ、選手会長の岩政選手がチームを代表して茨城産タカミメロンを受け取りました(写真中央はいばらき夢ガイドの古橋涼子さん)。

[鹿島:茨城県のイメージマスコット「ハッスル黄門」がクラブハウスを訪問]

茨城県のイメージマスコット「ハッスル黄門」がクラブハウスを訪れ、韓国代表としてFIFAワールドカップ南アフリカで2ゴールと活躍したイ・ジョンス選手を”慰労”した。茨城空港からソウルに定期便が就航していることもあって、ハッスル黄門はイ・ジョンス選手に茨城をアピール。名産のメロンをプレゼントした。このアピールは韓国人に届くのでしょうか。

写真中央は、ハッスル黄門の”通訳”として同行の”いばらき夢ガイド”古橋涼子さん。

以上

ハッスル黄門と記念撮影をする岩政とイ・ジョンスである。
明日は二人の力で完封を望みたい。
日韓代表が誇る鉄壁の守備で相手を弾き返すのだ。
頼もしい二人の活躍を期待しておる。

ベルマーレ戦プレビュー

【J1:第11節 鹿島 vs 湘南】プレビュー:W杯で、そしてキャンプで、それぞれが体感した成果を見せたい再開初戦(10.07.13)
南アフリカ大会の狂騒も終わり、いよいよJリーグの日常が帰ってくる。まずは、AFCチャンピオンズリーグに出場していた関係で開催が延期されていた4チームの主催試合から再開となる。鹿島が対戦するのは湘南。仙台、C大阪と相手のホーム試合ながら今季昇格チームに連敗を喫してきただけに、今回は負けられない。
しかし、7月3日に行われた千葉とのプレシーズンマッチは0-1と敗れてしまう。「ここで(試合を)やっておいてよかったですね」(曽ヶ端準)というように、この敗戦を契機にチームはさらに引き締まったようだった。

先週からは、それまでほとんど行ってこなかった試合形式の練習(紅白戦)を何度となく繰り返し動きを確認。その課程で本山雅志が太もも裏を痛めてしまい、この試合に間に合わなくなってしまったことは誤算だったが、ジウトンが左サイドバックに入る新布陣の連携を深めてきた。
注目のジウトンはプレシーズンマッチでは超ロングスローで観客を楽しませたが、流れのなかでの攻撃ではまだまだ。それだけに、岩政大樹らチームの中心選手からも彼がプレーしやすいようにフォローしたいという声が聞かれている。
「ジウトンは若いし、ハングリー。日本人の若手より、その辺を出してプレーできる。うちは経験の多い選手が多いけど逆に、そのせいか安定感やコントロールに入ってしまい、アグレッシブさに欠けることがある。(内田)篤人も代表と行き来してそんな感じだった。彼の良さを出させてあげたい」

そのジウトンの隣に立つのはイ・ジョンス。韓国代表が戦った4試合すべてに出場し、2得点をあげる活躍を見せた。
「韓国と日本がベスト16に入り、アジアのプライドを見せられたと思います」と胸を張る。
アルゼンチンとの対戦では、世界的なビッグネームとの対戦を経験し、「メッシとはレベルの差を感じました。でも、イグアインとテベスに関しては対等にやれたと思う。W杯で経験したことを出せればいい」と大きな自信を胸にピッチに立つ。

湘南戦に備え、日曜からはそれまでのハードなメニューとは対照的に、軽めの練習で調整したオリヴェイラ監督。その様からは、やるべきことを終えた余裕がうかがえた。
対する湘南は、野澤洋輔らGKに相次いだ故障を埋めるため、浦和から都築龍太を獲得した。しかし、今度は練習試合で臼井幸平が怪我をしたという情報が入ってきた。サイドバックの層が薄いだけに怪我の状態が心配だ。また、この中断期間で元F東京のエメルソンを獲得したが、今節は開催が延期されていた第11節のため、出場が可能になるのは週末の第13節から。お披露目までは少し待ちたい。

台所事情の苦しい湘南だが、率いるのは反町康治監督。南アフリカで反町監督と話をしたという岩政は「監督はソリさんなのでいろんなことを考えてやってくるでしょうね」と、相手の指揮官に警戒心を見せた。
4連覇を狙う鹿島はもちろんのこと、現在のところ最下位の湘南も少しでも勝点が欲しいところだ。ワールドカップで見られたような勝点を巡る激しい戦いが、Jリーグでも見られるとしたら…。胸は躍る。


以上

[ 鹿島:前日練習の様子 ]

先日、31歳の誕生日を迎えた新井場徹選手。右サイドにポジションを移し、新たなチャレンジを開始します。

[ 鹿島:前日練習の様子 ]

左サイドバックとして先発出場が期待されるジウトン選手。アグレッシブな攻撃参加を湘南戦でも見せて欲しいところです。

[ 鹿島:前日練習の様子 ]

中断期間の練習では抜群の切れ味を見せていた興梠慎三選手には、マルキーニョス選手と共に、チームを勢いづける得点が期待されます。


ジウトンに若きし頃の篤人を重ね合わせるユダである。
我等は篤人の成長を目の当たりにし、共に成長を共感してきた。
ジウトンとも同様に、成長していきたいと思う。
ここで、悲しき情報として、復帰した本山が明日間に合わないとのこと。
本山のファンタジーを聖地で拝むことを楽しみにしておったファンも多かろう。
とても残念である。
その替わりと言っては何だが、ヤスがその穴を埋めておつりが来るほどの活躍を見せてくれることを期待したい。
ジウトン・ヤス・ユダのレフティ・トリオで湘南を撃破するのだ。
大きな声でチームを鼓舞したいと思う。

篤人、渡航報道

シャルケ内田渡欧「強い男になってくる」


内田は、大勢の女性ファンに囲まれながらドイツへ出発した

 ドイツ・ブンデスリーガのシャルケに完全移籍する前鹿島の日本代表DF内田篤人(22)が、いきなり鬼軍曹マガト監督の洗礼を受ける。12日、成田空港発の航空機で渡欧。この日夜に現地入り、13日午後に正式契約を結び記者会見に臨む予定だが、それより先の13日午前の練習にいきなり参加することが決定。体調次第では同夜の練習試合エッセン戦に出場する可能性も浮上した。選手を徹底的に鍛えることで有名な指揮官のもと、内田がドイツでの第1歩を踏み出す。

 世界基準の右サイドバックに成長するために、内田が鬼軍曹マガト監督のいきなり洗礼を新天地での第1歩にする。この日の出発前「せっかくなら、あのような厳しい監督のもとで練習をガッツリやって、サッカーとは何ぞや−ということを勉強したい」と宣言した。

 現地到着予定は12日夜。13日午後にはメディカルチェック、正式契約、記者会見を控えるが、なんとマガト監督から同日午前の練習への参加指令が出ていた。「遊びで行くんじゃないから、問題ない」と内田は話したものの、長距離移動の疲労や時差ボケが残る中、正式契約前という状況での練習参加は異例だ。

 洗礼はこれだけでは終わらない。シャルケ関係者は「状態次第だが、練習試合に出場するかもしれない」と明言。現地入り翌日、同日午後7時から近隣の街エッセンで行われる、地域リーグのシュワルツベイス・エッセン戦へ出場する可能性まで出てきたのだ。

 普段から午前練習、筋トレ、午後練習という過酷な3部練習を取り入れるマガト監督らしい指令だが、「強い男になってくる」と話す内田は努めて前向きにとらえた。マガト監督の指導を受けた経験のあるボルフスブルクの日本代表MF長谷部からは「練習はすごいやるけど、まじめにやっていれば必ず評価してくれるから大丈夫」と助言も受けており、厳しい環境を真っ向から受け止める構えだ。

 故障や体調不良を発端にW杯直前に日本代表の先発を外され、W杯は出場なし。線の細さを指摘されたこともある内田だが「W杯でしたくない経験をした。心の底でふつふつと思うことがある。これからは自分の頑張り次第で上にも下にも行くから」。15日からは9日間で5試合が組まれるオーストリア合宿も始まる。鬼軍曹の「鬼指令」を乗り越えれば、世界基準の強さを手にできるはずだ。
【菅家大輔】
 [2010年7月13日9時4分 紙面から]


内田&長友、日本の両サイドが決意の渡欧
2010.7.13 05:04
 南アW杯で明暗を分けた、日本代表の両サイドバックが12日、それぞれの決意を胸に、渡欧した。W杯では出番のなかったDF内田篤人(22)は、鹿島からブンデスリーガのシャルケ入り。4試合にフル出場したDF長友佑都(23)=FC東京=は来季セリエAに昇格するチェゼーナの移籍が最終段階を迎えた。

 シャルケはハードな練習で知られるマガト監督が率いる強豪で、内田は「サッカーとはなんぞやと、感じるところはあると思う。監督の下で『がっつり』やりたい」と気合十分。13日から練習に合流、入団会見も予定される。15日からは11日間で練習試合7戦を消化するオーストリア合宿が待つ。

 長友は13日にチェゼーナと正式契約を交わす見通し。W杯1次リーグで対戦し、激しくマークしたカメルーン代表のFWエトー(インテル・ミラノ)と「もう1度やりたい」と意気込んだ。内田と長友は北京五輪でともに戦った同年代。長友は前夜、内田と言葉を交わしたことも明かし、「両サイドのボクらが活躍すれば日本サッカーも盛り上がる」。若きサムライの挑戦が始まった。
(丸山汎)

内田はドイツヘ出発 合流即実戦デビューも

ドイツに向け出発した内田は報道陣に囲まれる
Photo By スポニチ


 W杯日本代表DF内田篤人(22)が12日、シャルケと正式契約を結ぶために成田空港から出発した。13日にメディカルチェックと入団会見を行うが、会見前には練習に合流することが決定。

 厳しい練習を課すことで有名なマガト監督だけに、同日午後7時から行われる地元クラブとの練習試合で「合流即実戦デビュー」の可能性も出てきた。

 シャルケは13日から13日間で練習試合8戦を予定。「ああいう監督の下でガッツリやって、サッカーとは何ぞやというのを感じたい。(W杯で出場できず)心の底でふつふつと思うことがあるので」と気合十分だ。マガト監督はボルフスブルク時代には長谷部や大久保を鍛えており、内田も体をいじめ抜く覚悟だ。

[ 2010年07月13日 ]

内田、カバンひとつでドイツ出発
 鹿島からドイツ1部シャルケ04へ移籍した日本代表DF内田篤人(22)が12日、成田空港からドイツへ出発。見送りに若い女性ファン50人以上が詰めかけ、黄色い声援が飛び交った。

 「人間的にも大人になりたい。いい男になれれば」。荷物はスーツケース1つだけ。「スパイクと服も少しだけ。体一つじゃないですけどね」。男一匹、異国でもまれ、筋金入りの大人に成長することを約束した。12日の到着後、13日は午前に練習、メディカルチェックを経て午後に入団会見。夕方の練習試合に出場する可能性もある。

[2010/7/13-06:01 スポーツ報知]

内田、ドイツへ出発 「選手として大きくなる」
2010/07/13(火) 本紙朝刊 スポーツ A版 10頁

 ドイツ1部リーグ・シャルケへ移籍するDF内田篤人(22)が12日、成田空港からドイツへ向けて出発した。
 W杯は出場なしに終わったが、注目度の高さを示すように、空港には多くの報道陣やファンが集まった。「期待と不安は半々くらい。ドイツで勝負して、サッカー選手として大きくなりたい」と決意を語った。
 ドイツで3カ月間は通訳を付け、「その間に言葉を覚えて、自分からチームに飛び込んで行けるようにしたい」と抱負。フランスとスイスでプレー経験のある鹿島・中田から電子辞書をもらい、イタリアでプレーした小笠原からは炊飯器の購入を勧められたという。オリベイラ監督から惜別に贈られた高級時計を左腕に着け「欧州で生活するチャンスはそんなにあるわけではない。人間的にも大人になりたい」と、旅立った。
 内田は現地で正式契約やメディカルチェックを行い、15日からはオーストリアでチームキャンプに参加。ドイツ1部リーグの新シーズンは8月20日に開幕し、シャルケは21日、ハンブルガーSVと対戦する。
 日本代表DF長友佑都(23)=FC東京=はイタリア1部リーグ(セリエA)チェゼーナとの最終的な交渉のため、同じく成田空港から出発。長友は「世界トップのサイドバックになれるよう努力したい」と新天地へ思いをはせた。13日にメディカルチェックを受け、交渉がまとまれば、移籍が実現する。



【写真説明】
ドイツ出発前、報道陣に抱負を述べる内田=成田空港


到着後、即、練習試合に出場の可能性があるとのこと。
篤人としては、ACLに出場後、試合に出場しておらず、試合勘に不安があるであろう。
ここは望むところである。
一刻も早く、シャルケに馴染み、レギュラーポジションを掴んで欲しい。
毎日、ご飯を炊いて、銀シャリパワーで頑張るのだ。
篤人の活躍は日本の未来と担っておる。

再開だよ!J員集合

[ 再開だよ!J員集合 ] 鹿島編

Jリーグファン・サポーターの皆さんが待ちに待ったJリーグが、いよいよ7月14日(水)から再開します。ワールドカップでのSAMURAI BLUE(日本代表)の活躍で日本のサッカー熱も高っていますし、会社の同僚や、お友達も誘ってスタジアムでサッカーを楽しみましょう!

ジウトン選手(鹿島)からファン・サポーターの皆さんにメッセージが届きました。(ちなみに、ジウトン選手の後ろに隠れてピースをしているのは、マルキーニョス選手です)


●ジウトン選手(鹿島):

「前半戦では左サイドバックとして何試合か出場しましたけれど、自分の中ではまずまずのパフォーマンスを見せることが出来ました。前半戦で見せられたようなパフォーマンスを、後半戦でも見せていけれればいいと思っています。
リーグ再開後は、毎試合出続けることが私の目標です。監督が自分のことを信頼してくれているので、自分もその期待に答えたいという気持ちでいっぱいです。ピッチに入った時は自分の持っているものをすべて出し切りたいと思います。後半戦も応援よろしくおねがいします!!」


いよいよ明後日に迫ったリーグ戦の再開である。
そのキーマンは、右に回った新井場の替わりに左サイドを務めるジウトンであろう。
前半戦に於いて先発した試合では全て勝利し、強運を持っておるSBと言えよう。
とはいえ、ジウトンの持っておる潜在能力はこんなものでは無かろう。
もっと爆発的に駆け上がり、好クロスを強シュートを魅せて欲しいのだ。
写真が如くマルキーニョスを陰に追いやるほどの活躍を期待しておる。
楽しみである。

篤人の旅立ち

独移籍の内田が出発「まずはレギュラーを」
 サッカーJ1鹿島からドイツ1部・シャルケへの移籍が決まっている日本代表DF内田篤人が12日、成田空港からドイツへと旅立った。W杯本大会では出場機会がなく「悔しい思いもした」と話すだけに、ドイツへの移籍を「遊びにいくわけじゃない。まずはレギュラーを目指して頑張る」と抱負を語った。
 女性人気が高い内田だけに、空港には大勢の女性ファンが集結。内田はドイツ到着翌日の13日から練習に参加予定。同日中にメディカルチェックと正式契約を結び、現地で会見を開く見込みだ。

[ デイリースポーツ 2010年7月12日 15:33 ]

内田がドイツへ出発「自分の頑張り次第」
2010.7.12 12:13


空港に駆けつけた女性ファンから激励を受け、ドイツへ出発する内田篤人(左)=12日午前、成田空港(撮影・大橋純人)

 サッカーのJリーグ1部(J1)鹿島からドイツ1部リーグ、シャルケへ移籍する日本代表DF内田篤人(22)が12日、ドイツへ出発した。成田空港で取材に応じ「ワールドカップ(W杯)で、したくない経験をした。心の底でふつふつと思うことがある。自分の頑張り次第で上にも下にも行く」と、出場機会のなかったW杯南アフリカ大会の悔しさを胸にドイツでの決意を語った。

 13日にメディカルチェックを受け、正式契約を結んだ後、入団記者会見を行う予定。

 日本代表DF長友佑都(23)=FC東京=はイタリア1部リーグ(セリエA)チェゼーナとの移籍交渉のため、同じく成田空港から出発。


ドイツへ旅立った篤人である。
篤人の穴は新井場が埋める。
當間も成長し、笠井健太もおる。
心置きなくシャルケに集中せよ。
絶対にレギュラーを獲るのだ。
我等も篤人と共に戦っていくのである。

Happy Birthday 新井場

2010年07月12日(月)

2日後に迫った湘南戦に向けて、チームはフットバレーなど軽めのメニューで調整を行いました。また、今日が31歳の誕生日となった新井場選手が、練習後にチームメイトから手荒い祝福を受けました。

練習前から卵、小麦粉、水がこっそりではなく堂々と置かれていた。
本日、7月12日は新井場徹選手の誕生日。
恒例のブラジル流のお祝いで手荒い祝福を受けていました。
というのも、その選手に気付かれずこっそり卵を片手に忍び寄るのが常のはずですが、この日は練習前から堂々と卵、小麦粉、水が目につく場所におかれ、新井場選手も「ヤバイ」と思っていたそうです。しかし、練習が終わったときにはすっかり忘れてしまい、気が付いたときにはジウトン選手に捕まり観念。頭に卵をぶつけられたところに、小麦粉をどっさりかけられていました。
「小麦粉が毛に絡まってありんこみたいになって取れへん。○ン毛もそんなんなって…」
あー、うん。それはめんどくさそう。
とりあえず、おめでとうございます!

(鹿島担当 田中滋)2010年7月12日 20:35

ブラジル流の祝福を受ける新井場である。
篤人が旅立った右サイドを担う新井場には期待が掛かる。
まずは湘南戦である。
注目の試合に、確認に集まろうではないか。
31歳になった新井場を拝みに聖地へ集おう。
いよいよ再開である。

飛び込む篤人

内田通訳限定3カ月独シャルケ移籍で決意
 ドイツ・ブンデスリーガの強豪シャルケに移籍する日本代表DF内田篤人(22)が、新天地で「チェンジ」する。10日、茨城県鹿嶋市内の鹿島クラブハウスを訪れ、軽いトレーニングを実施。渡欧後3カ月間は通訳をつけ、その後は通訳なしでコミュニケーションを図る意向を明かした。本来は慎重な性格だが、「自分で飛び込んでいかないと」と話した。今回のW杯では出番機会なし。自分を変えながら、世界基準の右サイドバックを目指す。

 4年半を過ごした鹿島のクラブハウスで行う、12日の渡欧前最後の練習。去り際にサポーターへのサインに応じた後、内田は力強く言い切った。「通訳? 最初の3カ月だけつけるけど、その後は自分で飛び込んでいかないと。ドイツ語は勉強してるし、そんなに難しくはないから」

 普段から「石橋をたたいて渡る」と言うほど、人付き合いも含めて慎重な性格だ。だが、異国の地の強豪クラブで「世界基準の選手になりたい」という目標を達成するには、チームメートの懐に積極的に飛び込む必要がある。そのためにも早めに通訳を外し、独力で会話することを選択した。

 海外挑戦を相談し、フランスとスイスでプレー経験がある鹿島の先輩MF中田の「どんどん自分から選手の輪に飛び込め。食事に行って、いじられるくらいになれ」という助言も決断を後押しした。現時点で14カ国から精鋭が集まる多国籍軍団シャルケの中で、積極外交に転じる。まさに自分を「チェンジ」だ。

 8月21日のハンブルガーSV戦でリーグは開幕する。通訳がつくのは開幕後2カ月までということになり、練習中からマガト監督のドイツ語の指示を理解する必要があるが「おれは楽な方に甘えちゃうから、厳しい環境に追い込まないといけないと思う」と強調した。

 当初はレギュラー確実とみられたW杯では全4戦出場なしという屈辱を味わった。「もうあんな思いはしたくない。この経験を生かせるかは自分次第だから」。落ち込んでいる暇はない。シャルケは昨季リーグ2位で今季の欧州CL出場権も持つ強豪だけに、定位置争いも当然厳しい。15日のオーストリア合宿ではいきなり試合の連続となるが「監督が代われば考え方も違うし、新鮮でいいと思う」。自己変革の先に大きな成長がある。
【菅家大輔】
 [2010年7月11日8時34分 紙面から]


「甘えるから…」内田 通訳は3カ月限定
 ドイツ・ブンデスリーガのシャルケへ移籍するW杯日本代表DF内田篤人(22=鹿島)が、通訳を期間限定にして1年目のシーズンに臨む。

 初の海外移籍でチームに溶け込むには通訳の力が必要だが、通訳をつけるのは合流から最初の3カ月だけ。「甘えちゃうから自分を厳しい環境に追い込まないと駄目」と専属通訳をつけることを固辞し、移籍に備えて勉強してきたドイツ語の成果を披露する。この日は鹿島のクラブハウスで自主トレを行い「何事も勉強です」と意欲的に話した。

[ 2010年07月11日 ]

ドイツ語の通訳を三ヶ月限定とする篤人である。
言葉を早くマスターし、チームに馴染んで欲しい。
そして右サイドを駆け抜けるのだ。

篤人にエール

小笠原&中田が内田にゲキ「大きくなって」…鹿島
 かつてイタリアのメッシーナでプレーした鹿島MF小笠原と、フランス1部・マルセイユなどでプレーした経験を持つMF中田が9日、後輩・内田へエールを送った。「海外の監督に認められるのは難しいけど、いろいろな面で成長してほしい」と小笠原。中田も「サッカー以外の私生活も大変だと思うけど、南アW杯の悔しさを晴らして大きくなってほしい」。中田は、自身も海外生活で役立ったという電子辞書をプレゼントする予定も明かしていた。
(2010年7月10日06時01分 スポーツ報知)

篤人にエールを送る満男とユダである。
二人の経験が篤人に与えた影響は計り知れぬ。
これまでのようにサッカーにだけ集中することが難しくなるであろう。
それを乗り越え、よりサッカーに集中し、レギュラーを奪取して欲しい。
その為の電子辞書である。
こんなところにもユダの気配りが効いておる。

篤人に腕時計を贈る

内田、鹿島に別れ…独強豪シャルケに移籍
2010.7.10 05:03


オリベイラ監督(右)から激励される内田。欧州で飛躍してみせる(鹿島提供)

 ブンデスリーガ・シャルケに移籍する日本代表DF内田篤人(22)が9日、06年の入団からプロ生活を送ったJ1鹿島に別れを告げた。茨城・鹿嶋市内のクラブハウスで、オリベイラ監督から記念の腕時計を贈られ、「強くなる。強い男、いい男になりたい」と決意を口にした。

 南アW杯は大会直前の負傷で、出場機会がなかった。「力がなかった。もうあんな勉強はしたくない」と悔しさは癒えない。しかし、新天地は昨季リーグ2位で、欧州CL出場権も手にした強豪。「自分は“1年生”。まずはレギュラーが目標」と前を向いた。

 12日に日本を発ち、15日からチーム合宿に合流する。「CLはW杯以上のレベル。肌で感じられたら」。スピードスターの“第二章”が幕を開ける。
(丸山汎)

シャルケ移籍 内田「いい男になりたい」
 ドイツ・ブンデスリーガのシャルケへ移籍する日本代表DF内田篤人(22)が9日、今季途中まで所属した鹿島のクラブハウスを訪れた。

 ミーティングに出席し、オリベイラ監督から激励され、DF岩政からは選手全員のサイン入りの背番号2のユニホームを贈られ、「まずは環境に慣れて、その中で強くなっていければ。自分のレベルアップにつながるように、大きくなるというか、いい男になりたい」と決意を示した。内田は12日に渡欧し、正式契約後、15日からのオーストリア合宿に合流する。

[ 2010年07月10日 ]

内田、ドイツで結果残し本田になる!


鹿島サポーターとの別れを惜しむ内田

 1日付でドイツ・ブンデスリーガのシャルケ04に完全移籍した日本代表DF内田篤人(22)が9日、古巣・鹿島のクラブハウスを訪れチームメートにあいさつした。南アW杯は試合での出場機会がなく悔しい思いをした内田は、W杯でブレークした同MF本田圭佑(24)=CSKAモスクワ=を目指すと宣言。欧州CL8強など海外で実績を作った本田のように、ドイツで結果を残し、さらなる飛躍を目指す。

 黒のスーツに身を包み、古巣のクラブハウスを訪れた内田は、W杯での悔しさを押し殺すように、淡々と語った。「(本田は)活躍しましたからね。でも、海外で頑張れば、あの人みたいになれるんじゃないかな」。南ア大会で差をつけられた盟友に追いつくためにも、ドイツでの飛躍をあらためて誓った。

 内田にとって、南アW杯は満足とはほど遠いものとなった。「悔しいですね。力がなかった。けが(左太もも裏炎症など)も実力のうちだけど、あんな思いはしたくない」。同アジア予選では10試合に先発出場した内田だったが、本大会での出場はゼロ。一方、年齢は2つ上だが、ともに北京五輪を戦った“同世代”の本田は、2得点を挙げて、岡田ジャパン16強入りの立役者となった。同予選で3試合に出場しただけの本田とはたった1か月で立場は逆転した。

 新天地では、一つ一つ階段をのぼる。「優勝を目指すとか言う前に、試合に出たい。まずはレギュラーを取るためにも、4年後(14年ブラジル大会)のことは考えない」と、決意を口にした。シャルケ04のマガト監督は猛練習を行うことで知られている。だが、内田は「監督の下でマジメにやれば絶対に強くなる。強くなって、大きくなって、いい男になりたい」と、前を見据えた。

 鹿島での最後のミーティングで流されたのは内田のプレー集だった。オリヴェイラ監督から激励の言葉を受け、チームメートからは全員のサインが書かれたユニホームを受け取るなど、温かく送り出された。ドイツでは7月下旬から実戦が始まり、昨季王者バイエルンなどとの練習試合も組まれている。W杯での屈辱をバネに、欧州での第一歩を踏み出す。

[2010/7/10-06:03 スポーツ報知]

「レギュラー取る」 内田、独移籍で決意
W杯「力の無さ感じた」
 移籍がクラブ間で合意に達したのは6月13日。W杯は海外でのプレーを前に、技術や体力がどこまで通用するのか、試金石になるはずだった。
 だが、左太もものけが、大会直前に守備的戦術への移行など逆風が重なり、予選で不動の右サイドバックは、出場機会もなく本大会を終えた。「力不足。違う環境で、もっと自分のレベルを上げないといけない。ベンチで満足する選手なんていない。気持ちは全然切り替えられなかった」
 送り出した鹿島の新井場も同じ気持ちでいた。「(ソニーの)CMでしかテレビに映んなくて、どないすんねん」。南アフリカで、電話越しに聞いた関西弁が身にしみた。
 活躍の舞台、ドイツはW杯で4強入りした強豪国。「優勝とかよりも、まずはレギュラーを取る。環境に慣れて、その中で成長したい」。マガト監督はリーグ優勝3度の名将で、1日3部練習もするなど厳しいトレーニングで有名。「どうせなら、そういうところでやりたい」とレベルアップに胸を膨らませる。
 高校卒業後、鹿島で1年目からレギュラーになり3連覇に貢献。順風満帆のサッカー人生は、不本意なW杯を経て、どうなるのか。「試合に出られないのは勉強になった。でも、もうしたくない」。欧州の強豪チームでレギュラーを奪う。心を燃やし、世界へと身を投じる。



【写真説明】
鹿島のクラブハウスを訪れ、新天地での活躍を誓った内田=鹿島クラブハウス


旅立つ篤人へ腕時計を贈るオリヴェイラ監督である。
やはり、仕事をする大人の男は時間を気にするものであろう。
篤人もこの腕時計を身に着け、ドイツへ向かうのだ。
活躍を見守りたい。

岳くん、南アフリカ漫遊記

次世代を担う若手選手の夢を応援するプロジェクト
“Team make.believe”

2010年7月9日(金)
■日本のサッカー界を担う2人が肌で感じた2010 FIFA ワールドカップ


“Team make.believe”に参加した柴崎選手(左)と三平選手【ソニー】
 将来有望な若手選手の「夢」をサポートするために、世界最高峰の舞台であるワールドカップを「体験」してもらいたい──ソニーグループのブランドメッセージ“make.believe(夢を実現する)”という信念に基づくプロジェクト“Team make.believe”。

 今回は、将来の日本代表を担うであろう柴崎岳(青森山田高校/18歳)、三平和司(湘南ベルマーレ/22歳)が、世界中の若者を代表してソニーのサッカーを通したさまざまな活動を体験した。

 2人の目に、ワールドカップは、世界は、どのように映ったのだろうか。

■柴崎選手「4年後、ワールドカップのピッチに立ってプレーしたい」


日本とオランダの試合をスタジアムで観戦【ソニー】
 元南アフリカ代表キャプテンで、1996年アフリカ選手権でもキャプテンを務めたニール・トーヴェさんと朝食を一緒にさせていただく機会があり、アフリカ選手権で優勝しネルソン・マンデラ氏が来てくれた話などをしてくださり、大変興味深かったです。

 日本─オランダ戦は結果はどうあれ、生でいろいろなプレーを見て思うこと、考えることがたくさんありました。特に、スナイデル選手の得点シーンは本当に鳥肌が立ちました。ああいう時間、雰囲気、プレッシャーの中であんなシュートを打てる技術、精神力は素晴らしいと思います。

 また、ブラジル─コートジボワール戦を観戦した際は、個人の能力がとにかく高いという印象を受けました。カカ選手、ルイス・ファビアーノ選手は1人でゴールへ行ける。自分も強烈な個性を持った選手にならなければ、上のレベルの試合で活躍できないと痛感しました。


元南アフリカ代表キャプテンのルーカス・ラデベ氏と対談【ソニー】
 ネルソンマンデラスクエアにあるソニーのパビリオンでは、元南アフリカ代表キャプテンでイングランドのリーズ・ユナイテッドでもキャプテンを務めた、ルーカス・ラデベ氏と対談しました。ラデベ氏は現役を引退した今でも、現地の人々にすごい人気で、歓声がたくさん飛んでいました。その際、一緒に日本─オランダ戦の試合を3Dで観たのですが、ラデベ氏も自分もその臨場感と迫力に驚きました。

 とにかく、平等に与えられている時間の中で考えて練習して、高いレベルの試合を経験していくこと。世界のレベルをはじめ、今回感じたものをしっかりイメージしてプレーしていくことが大切だと思います。

 4年後、ワールドカップのピッチに立ってプレーすること、そして勝つことを目指していこうという思いをあらたにしました。

■三平選手「サッカーの素晴らしさをあらためて実感」


元南アフリカ代表のニール・トーヴェさんと写真に納まる【ソニー】
 ニール・トーヴェさんと朝食を一緒にさせていただいた際に、いろいろと興味深いお話をうかがうことができた中で、一番印象に残った言葉は「どんなときでも自信を持ってサッカーを楽しむこと」です。ニールさんの言葉は、自分にとってとても影響のあるものでした。

 その後、ダーバンスタジアムで日本とオランダの試合を観戦したのですが、ファン・ペルシ選手の動き出しの速さやテクニック、スナイデル選手のシュートなど、レベルの高さを目の当たりにし、驚きました。サッカーシティでブラジルとコートジボワールの試合も観戦したのですが、こちらは全体的にとても参考になった試合でした。


3D映像体験では、その迫力と臨場感を楽しんだ【ソニー】
 さらに、ネルソンマンデラスクエアにあるソニーの3D映像体験パビリオンのステージでルーカス・ラデベ氏と対談するという機会もあり、とても緊張しました。ルーカスさんは、「一番大切なことは、まず自分自身がサッカーを楽しむことだ」と話され、ニールさんと共通していたことに驚くと同時に、強く印象に残りました。また、そこで開幕戦などの3D映像を体験したのですが、自分がピッチに立っているような感覚になりました。

 今回、生でワールドカップを観ることができたのはもちろんのこと、さまざまな出会いを通して、また、世界中から集まっているサッカーファンたちの盛り上がりを目の当たりにして、サッカーの素晴らしさをあらためて実感しました。


南アフリカW杯を体感し、刺激を受けた岳くんである。
W杯だけでなく、サッカーの先人達にも会って話を聞く機会にも恵まれ、精神的に成長することが出来たと言えよう。
まだ18歳の高校生が、地球の裏側でサッカーを観、話を聞くことで成長していく姿を共有できる。
我等は本当に幸せ者である。
この逸材が、来季より鹿島でプレイすることとなるのだ。
まずはU-20、そしてロンドン五輪、更にはフル代表とステップアップしていって欲しい。
我等も共に成長していきたい。

篤人とチームメイト

2010年 7月9日(金)

ドイツの強豪クラブであるシャルケ04へ移籍する内田選手がクラブハウスを訪れ、チームメイトやチーム関係者に最後の挨拶を行いました。

篤人を囲むチームメイトである。
篤人の両サイドには同期入団の大道とよよが陣取っておる。
負傷の癒えた大道は、篤人不在の埋める活躍が期待される。
才能ならば同期随一と篤人とよよに賞賛される大道には、ここまで出場機会に恵まれず悔しい思いをした分を発奮してもらいたい。
そして、驚異の決定力を見せつけるよよには、これまで以上に出場機会を増やし、得点を重ねて欲しい。
また、密かに岳くんも写っておる。
女性ファンをスタジアムに呼ぶためにも、篤人の人気を受け継いで欲しいと願う。

篤人、チームに挨拶

[鹿島:内田篤人選手がチームメイトへ挨拶]

本日、鹿島アントラーズからシャルケに移籍した内田篤人選手がクラブハウスを訪れ4年半を共にしたチームメイトに挨拶。チームメイトから全員のサインが入ったユニホームをプレゼントされました。

[鹿島:内田篤人選手がチームメイトへ挨拶]

ミーティングルームで行われたチームメイトへの挨拶の後、スカウティングビデオが流されるのかと思いきや、内田選手のプレーを編集したビデオが放映されました。そのため「最後の挨拶だからって湿っぽくなるのはイヤだよ」という内田選手のリクエストに応じ、記者陣は最後の囲み取材を前にアントラーズのソシオフェスタで使用したコスプレ衣装を着用。記者室に入ってきたときは、ギョッとした表情で驚いていた内田選手も喜んでいました。

篤人にチーム全員のサイン入りユニを渡す岩政である。
クラブの人気を引っ張るのも岩政が引き継いで欲しいところ。
とはいえ、既婚者の岩政には荷が重かろう。
ここは、特別に練習参加しておる岳くんがバトンを受け継いでもらおうではないか。
縁があるのか、現在は2番のユニで練習しておる。
阿部、本山、誓志、篤人と引き継がれた人気者の系譜は岳くんにお願いしたい。

篤人、クラブハウス訪問

シャルケ移籍の内田「男として成長を」


内田(左)は、オリベイラ監督から激励された。(鹿島アントラーズ提供)
 ドイツ・ブンデスリーガのシャルケに移籍する日本代表DF内田篤人(22)が9日、茨城県鹿嶋市内の鹿島クラブハウスを訪れ、06年から4年半をともに過ごした選手やスタッフにあいさつをした。練習前のミーティングに出席。微妙に遅刻したものの、オリベイラ監督から激励を受け、選手会長のDF岩政大樹からは選手全員のサインが入った背番号2のユニホームを贈られた。「(シャルケで)自分のレベルアップにつながるように、選手として男として成長できるように頑張りたい」と意気込んだ。

 内田は12日に渡欧し、正式サインを交わした後に15日からのオーストリア合宿に参加する予定。

 [2010年7月9日14時49分]

シャルケ移籍の内田「レギュラーが目標」
2010.7.9 11:45
 Jリーグ1部(J1)鹿島からドイツ1部リーグのシャルケへ移籍するDF内田篤人(22)が9日、「まずはレギュラーが目標。強く、大きく、いい男になりたい」と新天地での活躍を誓った。この日は茨城県鹿嶋市内の鹿島のクラブハウスを訪れ、チームメートらにあいさつ。12日に日本を出発する予定。
 日本代表では右サイドバックの主力としてワールドカップ(W杯)南アフリカ大会出場に貢献したが、左太もも痛などの影響もあって南アの舞台で出場機会はなかった。
 シャルケはリーグ戦で2位となり、新シーズンは欧州チャンピオンズリーグにも出場する強豪。
 内田は2006年に静岡・清水東高から鹿島入り。日本代表は通算31試合出場で1得点。J1通算は124試合出場で3ゴールを挙げている。


シャルケ移籍の内田「強く、大きく、いい男になりたい」
 Jリーグ1部(J1)鹿島からドイツ1部リーグのシャルケへ移籍するDF内田篤人(22)が9日、「まずはレギュラーが目標。強く、大きく、いい男になりたい」と新天地での活躍を誓った。この日は茨城県鹿嶋市内の鹿島のクラブハウスを訪れ、チームメートらにあいさつ。12日に日本を出発する予定。

 日本代表では右サイドバックの主力としてW杯南アフリカ大会出場に貢献したが、左太もも痛などの影響もあって南アの舞台で出場機会はなかった。

 シャルケはリーグ戦で2位となり、新シーズンは欧州チャンピオンズリーグにも出場する強豪。

[ 2010年07月09日 11:19 ]


シャルケでの目標を語る内田

篤人がクラブハウスを訪れ挨拶をしたとのこと。
鹿島不動のレギュラーとして4年半を過ごしてきた篤人であるが、シャルケではポジション争いが待っておる。
練習から強くアピールし、レギュラーを奪い取って欲しい。
ドイツで輝く篤人が、CLに出場し、欧州一を目指すのだ。
我等も同じステージで戦えるよう、来季のアジア制覇を目論んでおる。
その為に、今季もリーグ優勝をし、四連覇の偉業を成し遂げたい。
篤人が居なくとも、鹿島は鹿島である。
強い結束力で、篤人と対戦出来るよう精進したい。

抜群のコンビ

2010年 7月8日(木)

午前練習では、グラウンドでフットバレーやセットプレーの確認を行いました。

フットバレーをプレイする2TOPである。
この二人のコンビネーションに更に磨きが掛かれば、鬼に金棒である。
共にテクニックとスピード、運度量で勝負するタイプ故、息があった際の破壊力は天下無双と言えよう。
来週から再開するリーグ戦に於いても、この二人で相手守備陣を切り崩し得点を重ねて行って欲しいものである。
FWの得点はチームに勢いを与える。
Jリーグ屈指の2TOPの活躍で、勝利を積み重ねたい。

岩政、湘南戦に集中

岩政「終わりではない」時期代表入り意欲
 鹿島のW杯日本代表DF岩政大樹(28)が「次期代表」入りへ意欲を示した。7日はリーグ再開初戦の湘南戦(14日、カシマ)に向けた実戦中心の練習で汗を流した。次期代表は監督も決まっておらず、不透明な部分が多いものの「今は湘南戦しか見ていない。次の代表監督も決まってませんし、4年後(W杯ブラジル大会)は見えない。でも、僕の中で代表はこれで終わりということはない」と話した。
 [2010年7月8日9時4分 紙面から]

湘南戦に集中する岩政に対し、誘導尋問で代表入りを引き出すニッカンである。
選手たちは岩政も含め、W杯モードからリーグ戦モードへの切り替えが終わっているはず。
そこを、先の見えぬ4年後の話を持ってこられても、リップサービスを発するだけであろう。
とはいえ、岩政は日本を代表するCBであり、今後の鹿島を背負って立つ人材である。
鹿島が日本のサッカー界を引っ張っておる以上、日本の守備の要は岩政と言っても過言ではない。
岩政には、鹿島での実績を更に積み上げ、日本を世界へ導いて欲しいと願う。

集中、実戦練習

14日J再開へ鹿島が実戦形式で練習
 鹿島は7日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスでリーグ再開初戦となる湘南戦(14日、カシマ)に向けた練習を行った。じとじとした暑さの中で、紅白戦など実戦形式のメニューを中心に約2時間のメニューを消化。3日のプレシーズンマッチ千葉戦に0−1で敗れただけに、チーム状態を上げるための細かい修正などが施された。日本代表DF岩政大樹は「今は目の前の試合に集中している。しっかりと整えていきたいと思う」と前向きに話した。
 [2010年7月7日20時20分]

練習試合とはいえJ2のJEFに敗れたことは、チームにとってショックだった模様。
再開の湘南戦へ向け集中しておる。
公式戦に於いては醜態を晒すわけにはいかぬ。
気合いを入れ直して、気持ちを勝利へ向けたい。
リーグ戦再開まで、あと一週間である。

若きストライカー

2010年 7月7日(水)

今日のトレーニングでは攻撃パターンの練習を行った後、昨日に引き続き30分の紅白戦を実施しました。

イ・ジョンスと対峙する大迫である。
世界に名を馳せるCBと対戦することにより、この若きストライカーは更なる飛躍を遂げるであろう。
大迫の成長が、我等の未来を左右すると言っても過言では無かろう。
世界的なFWとして、得点を積み重ねて欲しい。
その為には、今はサブでも、プレイに磨きを掛けていくのだ。
頼もしい男になる日を待ちわびておる。

レオナルド、時期ブラジル代表監督有力候補

ブラジル代表の次期監督にレオナルド氏が有力か

ブラジル代表の次期監督は、ミラン前監督のレオナルド氏が有力と見られている【Getty Images】
 ブラジルのスポーツ専門チャンネルESPNは、4日に解任されたブラジル代表監督カルロス・ドゥンガ氏の後任として、昨シーズンにミランの指揮官を務めたレオナルド氏の就任が有力視されていることを明らかにした。また同国紙『Uol』は、ブラジルサッカー協会(CBF)のリカルド・テイシェイラ会長とレオナルド氏との間で、ほぼ合意に達したと伝えている。

 2日に行われたワールドカップ(W杯)準々決勝でオランダに敗れて以来、ドゥンガ監督の後任指揮官として、2002年の日韓大会で同代表を優勝に導いたルイス・フェリペ・スコラーリ氏の名前などが浮上していたが、CBFは最終的にレオナルド氏に代表を託すことで一本化したようだ。とはいえ、スコラーリ監督がテクニカルスタッフとして代表入りする可能性もあると見られている。
 CBFは7月後半に次期代表監督を正式に発表することになっている。


(C)MARCA.COM

我等がレオナルドがセレソンの監督に推されておるとのこと。
監督としてのレオは、昨季のミランを率い、4-2+ファンタジーアという戦術でイタリア・セリエAを席巻したことで記憶に残る。
限られた戦力で多くの者を魅了した実績はブラジル代表でも活きるであろう。
期待したい。
選手としては、1994年から1996年まで鹿島に在籍し、華麗なプレイと得点力で多くのファンの心を掴んだ。
鹿島の貴公子とはレオナルドのことである。
昨季の実績を聞いた者が鹿島の監督に招聘できぬものかと、言い出す始末である。
その、レオナルドには、母国開催の監督はよく似合うであろう。
ブラジル国民に失意の南アフリカW杯を忘れさせ、未来を託すには適任では無かろうか。
4年後のW杯が今から楽しみである。

旅立つ篤人へ

内田篤人 「経験の差?それとも…」ドイツで探す
2010年7月6日


ジョージのキャンプで練習する内田=西畑志朗撮影
 日本の不動の右サイドバックだった。しかし、W杯に向けて5月21日にチームが集合した後、内田篤人(22)=鹿島=に出番は巡ってこなかった。原因不明の吐き気、腰やひざの痛み。細身の体は過密日程に悲鳴を上げていた。「中心選手の不調が続いていた。どこかで踏ん切りをつけなければいけなかった」と岡田監督が明かしたのは1次リーグ突破後。中村俊と共に構想から外れていた。

 「けがで出遅れた。他の先輩の調子がよかった。その中で、自分の存在を揺るぎないものにする実力が足りなかった」。パラグアイ戦後。涙がにじんだ。一言ずつ、かみしめるように話した。

 静岡・清水東高時代から年代別日本代表に選ばれていた。J1鹿島で、新人だった2006年から定位置を獲得した。07年の20歳以下W杯、08年の北京五輪で主力を担った。順風満帆なサッカー人生。このW杯が、初めて経験する控え暮らしだった。「どうすればいいか、わからない」。心が折れかけていた時、携帯電話に1通の短いメールが届いた。チームが南アフリカ入りした6月6日。送り主は鹿島の8歳上の先輩、新井場。「理想のサイドバック」と慕う存在だった。

 「何してんねん」

 慌てて電話した。「先発落ちしました。蚊帳の外です」

 「腐っちゃ、あかん。最終的には、お前が試合に出なければチームは攻められないんだから」

 「いい先輩を持てて幸運だった」。吹っ切れた。紅白戦や練習試合で、切れ味の鋭い攻撃参加が戻った。「チームがうまく回っている時、DFを代えるのが難しいことはわかっている。僕にできるのは練習で力を出し尽くすこと」。本番でベンチから声をからした。「周りが今まで僕にそうしてくれていた。控えにも役割がある。当たり前のことに改めて気づいた」

 ピッチに立てないまま見届けたW杯。パラグアイ戦を終え、ある疑問が頭に浮かんだ。

 「日本には勢いがあったのに勝てなかった。経験の差? それとも……。なぜだろう」

 この夏、シャルケ(ドイツ)に移籍する。今月中旬の合宿から合流する予定だ。欧州チャンピオンズリーグに出場する強豪で自らを追い込む。「何年か後に『ドイツへ行ってよかった』と思えるか。このまま、ずるずると落ちていくか。すべては自分次第」

 南アフリカで見つからなかった答えを探す旅に出る。
(中川文如)

篤人を叱咤激励する新井場である。
W杯に行く直前までは、不動の右サイドバックであった内田篤人が、レギュラーから外れたのは青天の霹靂であった。
負傷により、鹿島に於けるラストマッチの名古屋戦も不出場となり、誰もが心配しておった。
負傷が癒えたとの情報後も、ピッチに立つ篤人の姿はなく、我等の思いはくらくなる一方であったと言えよう。
その内情として、苦悩する篤人がいたことも事実である。
それを支え、前向きにさせたのは何を隠そう新井場徹である。
鹿島の両翼として、篤人にサイドバックのイロハを教え、レギュラーとしての才能を引き出したのも新井場であった。
サイドバックは攻める守備陣である。
現代サッカーの攻撃の起点となるのもサイドバックである。
篤人が出場せず、攻めのコマが足りなかったこともまた事実であろう。
日本代表は、ベスト16で散った。
その要因の一つに篤人が絡んでおることは間違いない。
その篤人が、成長した陰に新井場の姿が合ったことも確かと言えよう。
シャルケに旅立つ篤人は、日本代表敗退の理由と、自分の成長について熟考する必要が有る。
十分に考え、答えを出せば、更なる成長が待っておろう。
そして、新井場のような名選手となって欲しいと願うのである。

鉄壁の二人

2010年 7月6日(火)

本日、チームは午前と午後の2部練習となっており、9時から行われた午前練習では30分の紅白戦を実施しました。

イ・ジョンスである。
相棒の岩政も後方に控える。
この二人がアジアの壁として君臨し、相手攻撃陣を弾き返す姿は何度観ても頼もしい。
また来週から、鉄壁の守備を誇ってくれるであろう。
そして、セットプレイ時には竜虎が如く相手ゴールに襲いかかる。
驚異のコンビである。
二人の力で四連覇を、そして二度目の三冠を勝ち取って欲しい。

岩政、気分一新

鹿島DF岩政、新ヘアでチームに合流

髪形を短髪にし、気分一新チーム練習に合流した岩政

 鹿島の日本代表DF岩政大樹(28)が新ヘアスタイルで屈辱感を吹き飛ばす。5日からチームに合流。パーマを当てていた頭髪をバッサリと切り、短髪で現れた。W杯で出場時間ゼロに終わったのは、フィールドプレーヤーではFW森本、DF内田と3人のみ。「出られなかったのが、負けたのと同じくらい悔しかった。髪形? 悔しい時は何かしら変えたくなりますよ」。気分を一新して14日のリーグ湘南戦に臨む。
 [2010年7月6日8時30分 紙面から]

ニュースになる岩政のヘア・スタイルである。
やはり、パーマはメディアの間でも評判が悪かったのであろう。
髪型がスッキリとし、心なしか顔つきが精悍になったように思える。
気持ちを切り替え、戦いの場をJリーグに移すのだ。
日本を代表するDFは日本の頂点に立つに相応しい。
この短髪に掛ける意気込みで、後半戦の巻き返しに期待したい。

日韓代表CBコンビ

李正秀はW杯で自信 岩政は悔しさが収穫
 鹿島のW杯日本代表DF岩政と韓国代表DF李正秀が練習に合流した。フィールドプレーヤーではDF内田、FW森本とともに出番がなかった岩政は「悔しいというモチベーションを得られたのは収穫」とJリーグ再開初戦となる14日の湘南戦でうっ憤を爆発させる考え。

 2得点を挙げて韓国代表の16強進出に大きく貢献した李正秀は「(アルゼンチンの)メッシとはレベルの違いを感じたけど、イグアインやテベスとはやれる手応えも得た」と自信をつけた様子だった。

[ 2010年07月06日 ]

J1鹿島 W杯戦士がチーム合流
2010/07/06 (火) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
サッカーのワールドカップ(W杯)で16強入りした日本代表の岩政大樹、韓国代表の李正秀が5日、Jリーグ1部(J1)鹿島の練習に合流した。岩政は「出られなかった悔しさが強い」、2得点で攻守に活躍した李正秀は「自信を深めた」と語った。W杯での思いをリーグ戦にぶつける。


■岩政大樹 ?悔しさ?Jにぶつける
W杯を終え、昨年から伸ばしていた髪を短くした。「こういう時は、何かしら気分を変えたくなる」。出番なし。世界の舞台を踏めずはっきりと口にした。「悔しい」
メンバー入りしても、出場の見込みが薄いことは分かっていた。試合中は、控えの役割に徹していた。だが、サッカー選手としての「欲」を抑えられない自分がいた。「次のチャンスは4年後」と考えると、「W杯に出られるだけで、満足感はあるのか」との大会前の想像は、吹き飛んでいた。
「W杯は試合ができなかった悔しさと、新しいモチベーションを得られた」。髪を切って気持ちを切り替えた表情には、熱い感情がふつふつとわき出した。「早く中断明けのJリーグに、気持ちをぶつけたい」


■李正秀 世界と相対、貴重な財産
全試合にフル出場。セットプレーから2ゴールを決め、決勝トーナメント進出に大きく貢献した。「アジアのチームが世界に通用することを証明できた」
欧州で活躍する選手を数多くそろえ、史上最強と言われたチームの守備を最後まで支えた。アルゼンチン戦はイグアイン、テベスといった世界一線級のFWと相対し、「ある程度普通に戦えた」。メッシとも「瞬間的なスピードが全く違った」と貴重な財産となった。
敗戦から大きな教訓を得た。「世界の強豪は守備力が違う。勝ち残るのはすべてディフェンスが強い。私たちが8失点したことはとても残念」。すべての経験が「自信につながった」
というW杯の次は、日本のピッチで期待に応える。
「自分が経験したことを、Jリーグで存分に出したい」

南アフリカW杯でそれぞれ成長を果たしたCBコンビである。
岩政は悔しさをバネにイ・ジョンスは強豪との試合で自らの力に自信を付けて還ってきた。
特にイ・ジョンスは守備だけでなく二得点という大きな結果を出したと言えよう。
我等が壁は世界の壁なのである。
野沢と満男からのボールに岩政とイ・ジョンスが飛び込めば必ずや得点機に結びつこう。
来週に再開するJリーグが楽しみである。
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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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