山村くん、川崎の練習参加

流経大MF山村、川崎Fの練習参加へ
 U−22日本代表合宿に参加中のMF山村和也(流通経大4年)が、9月中にクラブの練習に参加することになった。4月中旬にも参加したが、当時は右足首を捻挫しており実戦練習に加われず、本人も再参加を希望していた。入団先を川崎F、鹿島、磐田に絞り込んでおり、川崎Fの練習参加後に進路を決める見通しだ。
 [2011年8月31日8時19分 紙面から]

鹿島が獲得を狙う流通経済大学の山村くんであるが、川崎の練習に再度参加するとのこと。
我等としては、来季以降の戦力として山村くんに掛ける期待が大きいところ。
ここは、川崎への誠意を見せた上で最も成長出来且つ優勝争いに加われるクラブを選択して欲しい。
そのクラブがどこであるかは自明の理である。

ガブさん、負傷による帰国

フェリペ ガブリエル選手が帰国 2011/08/30
フェリペ ガブリエル選手が、左ひざの検査および治療のため29日にブラジルに帰国しました。再来日の日程については、検査および治療の状況により決定いたします。

同選手は8月20日の広島戦で左ひざ前十字靭帯を損傷し、前半30分に交代しました。


ガブさんが帰国。
これは痛い。
献身的なプレイでチームに活力を与えていただけに、戦力ダウンは否めない。
シュートが枠にさえ行けばワールドクラスの実力を持つガブさんの穴はヤスに埋めてもらいたい。
ヤスは福岡戦では2ゴールの活躍をしており、レギュラーの風格が出てきた。
小ダニーロの異名も板についたと思われる。
とはいえ、簡単に埋まる穴ではない。
ガブさんの戦線復帰までチーム全体で闘い、勝利を拾っていきたいと思う。
完治まで我慢の闘いである。

公式デニム、追加販売

クールビズ目的の公式移動デニムを追加販売…鹿島
 鹿島は29日、スーツサプライヤー契約を結ぶNEWYORKERのほか、EDWINと共同開発したデニムを10月上旬に追加販売することを決めた。節電が求められるこの夏、クールビズを目的に、選手、スタッフのチーム公式移動服としてデニムを採用。一般販売したところ、用意した250本が2週間で瞬く間に完売し、新たに230本の販売を決めた。

 「暑い時期に、デニムが短期間でこれだけ売れるのは、最近では例がないことです。まだ、少しの方にしかお披露目できていないので、追加販売を決めました」とNEWYORKER担当者。リーグ柏戦(10月2日)が行われるカシマスタジアムコンコースや、NEWYORKER八重洲店などで、1本2万1000円(税込み)で販売される予定。

(2011年8月30日06時01分 スポーツ報知)

公式デニムが追加販売とのこと。
ジーンズファンも納得の一品をこの機会に手に入れておきたい。
名古屋との一戦でスタジアムに向かった際に購入してはいかがであろうか。
スレンダーとジーンと共にサイド7を偵察に行くのだ。
それがデニム曹長の役目である。

ヤス、天皇杯への思い

【鹿島】遠藤「今年も来年も優勝狙う」
 サッカーの第91回天皇杯の開幕前記者会見が29日、東京・文京区の日本協会で開かれた。9月3日に開幕する大会にはJ1、J2の全38クラブや都道府県代表など88チームが出場。優勝チームには1億円の強化費や、23日にイングランド協会(FA)から日本協会に寄贈された銀杯も贈呈される。2連覇を目指す鹿島のMF遠藤康(23)は「震災があって、僕は出身が宮城県なので人一倍この大会にかける思いが強い。今年優勝して、来年、再来年も優勝したい」と意気込んでいた。
 [2011年8月29日20時54分]

天皇杯への思いを語るヤスである。
年の始に優勝で始められる天皇杯を獲ると、気分は最高であろう。
来年も再来年も国立のピッチに立って欲しい。
宮城県人の粘り腰でチームを牽引するのだ。
期待しておる。

福岡戦レポート

【J1:第24節 鹿島 vs 福岡】レポート:鹿島が咲かせた6発の大輪の華。大差で福岡を下し上位陣を追撃する。(11.08.29)
8月28日(日) 2011 J1リーグ戦 第24節
鹿島 6 - 0 福岡 (18:34/カシマ/13,434人)
得点者:19' 田代有三(鹿島)、45' 遠藤康(鹿島)、48' 岩政大樹(鹿島)、57' 中田浩二(鹿島)、80' 遠藤康(鹿島)、88' 田代有三(鹿島)


試合前日に行われた「鹿嶋市復興花火大会」さながら、6発のゴールが鹿嶋の夜を彩った。1999年11月の平塚戦以来の6点差での大勝で福岡を下した鹿島は、これで7戦無敗。例年、苦手としてきた8月を5勝1分の無敗で乗り切った。

口火を切ったのは野沢拓也と田代有三の息の合ったプレーだった。この試合の前、すでに8得点を挙げていた田代だが、昨年のようなクロスボールに合わせるようなゴールがないことを懸念。左サイドバックのアレックスに「速いボールではなくタイミングが合わせやすいボールを」と要求するだけでなく、オズワルドオリヴェイラ監督が日々の練習でもクロスからのシュート練習を繰り返したことが奏功した。左サイドの最前線に開く野沢の足下にロングパスがおさまるのを見た田代がゴール前に走り出すと、そのコースへ完璧にコントロールされたクロスが送られる。頭で軽くすらしたシュートはゴール右隅に吸い込まれ、19分に鹿島が先制点をあげた。

その後は福岡が押し返す。必死に高いDFラインを保つことで、鹿島の最終ラインに効果的なパスを許さず、難なくボールを奪う場面も見られた。しかし、なかなかFWにボールがおさまらず、松浦拓弥の突破力を生かすことが出来ない。徐々に体力を失うと前半終了間際にはピタリと足が止まってしまう。こうなると鹿島の速攻が威力を発揮。何度もチャンスをつくると、45分に遠藤康がゴールを奪い、前半を2-0で折り返す。

なんとか反撃に出ようとする福岡。鹿島のホームタウンでもある鉾田市出身の浅野哲也監督は「チャンスはある」と鼓舞し、切り札でもある田中佑昌を投入してチャンスをうかがう。しかし、またも得点を決めたのは鹿島。48分、野沢のCKから岩政大樹が追加点を挙げダメを押す。最後まで攻撃の手を緩めないゆ鹿島はさらに3得点を加え6-0の大勝。福岡に付けいる隙を与えなかった。

試合後、浅野監督は苦しい表情で会見を始めた。
「我々のサッカーが、ほぼ90分間できなくて、なかなか活路を見出せない展開でした」
狙い通りのサッカーが出来ず、後遺症となりかねない6失点の大敗では当然だろう。残り10試合で8勝程度しなければ残留は難しく、J2降格が現実のものとして忍び寄る。J1リーグは2週間の間隔が空くため、その期間でもう一度チームを立て直したいところだ。

福岡と同じように、シーズン序盤から結果の出なかった鹿島だが、ここに来て7戦無敗と盛り返してきた。世代交代、未曾有の大震災、期待外れに終わった新外国籍選手、相次ぐFWの負傷。度重なるアクシデントに見舞われてきたが、それを言い訳にすることもなく、自力で立ち直ってきたことは特筆すべき事実だ。負けが込んだ時期も「まだ終わっていない」と気丈に振る舞ったオリヴェイラ監督の姿は、選手たちにどれだけの勇気を与えたことだろう。選手たちも結果からに逃げず、もがき苦しんだからこそ、今の順位がある。

結果が出ないならもがくしかない。福岡には「まだ終わっていない」というオリヴェイラ監督の言葉を贈りたい。残り10試合、鹿島の監督・選手は優勝を目指し、まだまだもがくつもりだ。


以上
2011.08.29 Reported by 田中滋


試合開始前の練習に於いて、鹿島にしては珍しくシュート練習を行う田代の姿があった。
サイドからのクロスを幾度もシュートする田代の努力が実った試合だったと言えよう。
田代の得点は二桁に乗り、キャリアハイも見えてきた。
田代の跳躍が如く、チームも高く跳び上がりたい。

中田コ、天皇杯の抱負を語る

サッカー天皇杯、連覇狙うと中田 開幕前記者会見で抱負

 記者会見で天皇杯を手にする、鹿島の中田浩二(左)と日本サッカー協会の小倉純二会長=29日午後、東京都文京区

 サッカーの第91回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)の開幕前記者会見が29日、東京都内で行われ、2大会連続5度目の優勝を狙うJ1鹿島のDF中田浩二は「元日にサッカーをするのは、選手にとって夢でもある。伝統ある大会なので、連覇できるよう頑張りたい」と抱負を述べた。

 大会はJ1とJ2の全38クラブや、各都道府県代表の47チームなど88チームが出場する。元日恒例の決勝は来年1月1日、東京・国立競技場で開催される。

 優勝チームにはイングランド協会(FA)が復元した銀製カップも手渡される。

2011/08/29 17:19 【共同通信】


復刻されたFAシルバーカップ(右)、天皇杯を前に、開幕会見に臨む(左から)前回王者鹿島のMF遠藤康、DF中田浩二、日本協会の小倉純二会長=東京都文京区

今季の天皇杯へ抱負を語る中田コである。
元日に向けた夢を叶えるのだ。
日本サッカー界の頂点に立つべく、今季も戦いたい。
鹿島の緒戦は10月12日である。
平日ではあるが聖地へ集いたい。
楽しみである。

中田コ・ヤス、天皇杯記者会見出席

2011年08月29日(月)

今日、第91回天皇杯の記者会見がJFAハウスで行われ、チームを代表して中田選手、遠藤選手が出席しました。

天皇杯記者会見に出席した中田コとヤスである。
鹿島はディフェンディング・チャンピオンとして挑戦者を倒さねばならぬ。
とはいえ、カップ戦はアップセットの起こりやすいもの。
気持ちを引き締めて戦わねばならぬ。
ここは、レギュラーの風格の出てきたヤスの左足に期待したい。
ミドルが枠を捉えれば、更に株も上がるであろう。
楽しみである。

アウトゥオリ氏、U-22カタール代表監督就任

アウトゥオリ氏が五輪監督 カタール
 カタール・サッカー協会は28日、来年のロンドン五輪出場を目指す同国のU−22(22歳以下)代表監督に、2006年にJ1鹿島を指揮したブラジル人のパウロ・アウトゥオリ氏(55)が就任すると公式サイトで発表した。
 カタールは五輪アジア最終予選A組で韓国、サウジアラビア、オマーンと戦う。(共同)
[ 共同通信 2011年8月29日 18:22 ]


2006年に鹿島の監督を務めたアウトゥオリ氏がU-22カタール代表監督に就任とのこと。
紆余曲折があり、鹿島の監督を継続しなかったことが昨日のように思い起こされる。
戦術家であり、チームにかなり手を加えた日々が懐かしい。
スタメンは毎回のように変わり、ベテランを冷遇し、選手交代が早かったアウトゥオリ監督時代は変化が多く面白いといえば面白かったが、タイトルには手が届かなかった。
特にナビスコ杯のためにリーグ戦を捨てた上に準優勝に終えたことは悲しい歴史である。
ただ、ナビスコに敗れタイトルにこだわりが無くなったところで、吹っ切れたような采配と選手起用で勝ち続けたことも皮肉であった。
彼が監督を続けておれば、今の鹿島はなかったであろう。
違う歴史も興味があるが、サッカーにタラレバは不要である。
今はU-22カタール代表がロンドン五輪出場を手にすることを願う。

シャルケ・篤人、先発フル出場

“定位置”で今季初出場 内田、守備で勝利に貢献

ボルシアMG戦の前半、攻め込むシャルケの内田(右)
Photo By 共同


 サッカーのドイツ1部リーグでシャルケに所属するDF内田篤人は28日、ホームで大津祐樹が加入したボルシアMG戦にフル出場し、1―0の勝利に貢献した。大津はベンチ入りしなかった。

 内田は右サイドバックでリーグ戦に今季初出場し、守備面で活躍した。(共同)
[ 2011年8月29日 08:57 ]


右サイドバックとして先発出場し完封勝利に貢献したシャルケの篤人である。
やはり慣れ親しんだポジションでの起用は正解と言えよう。
篤人が疾り、チームは躍動する。
シャルケの翼は内田篤人である。

福岡戦報道

鹿島6点圧勝 ホーム17戦不敗/J1

後半、2点目のゴールを決めた鹿島FW田代(撮影・小沢裕)

<J1:鹿島6−0福岡>◇第24節◇28日◇カシマ

 鹿島がFW田代有三(29)の2得点などで福岡を下した。前半19分、MF野沢の左クロスを走り込みながらのヘディングシュートでゴールラッシュの口火を切った。5−0で迎えた後半43分にも加点し、99年11月の湘南戦以来の6点差勝利に貢献。ACLと合わせ公式戦11得点にも「昨季は公式戦で16得点決めている。あと、5点は決めたい」と貪欲な姿勢を見せた。

 ホーム得点不敗神話を17試合(16勝1分け)に伸ばし、リーグ戦10点目で得点ランキング5位タイに浮上。チームも田代の高さを生かすべく、サイドからのクロスを練習しており、中央突破に加え攻撃の幅をもたらしている。残り10戦で首位G大阪との勝ち点差は12。「07年もあきらめずに戦って優勝できた」と残り5試合で勝ち点10差を逆転した07年を引き合いに、奇跡の逆転優勝を見据えた。
 [2011年8月29日8時8分 紙面から]


鹿島FW田代はこの日2点目のゴールを奪い駆け出す(撮影・小沢裕)

鹿島12年ぶり6点差爆勝!田代好調2発
2011.8.29 05:00

 J1第24節最終日(28日、鹿島6−0福岡、カシマ)FW田代が前半19分、MF野沢のセンタリングに狙いすましたヘッド弾を決めるなど2ゴール。股関節痛、左足首のけがと2度の離脱を経たが、出場15試合で10得点と勝負強さを見せつけている。「1点目のようなゴールを増やしていけば攻撃パターンも増える。カップ戦も含めあと5点以上はとりたい」。99年11月の湘南戦(6−0)以来のクラブ最多得点差となる6−0爆勝。終盤の9連勝で浦和との最大勝ち点差11を逆転した07年のV再現へ「あきらめずにやる」と田代は気を引き締めた。
(紙面から)


後半、3点目のゴールを決めガッツポーズを見せる鹿島・岩政=28日、カシマ(撮影・大橋純人)


後半、相手GKをかわして5点目のゴールを決める鹿島・遠藤康=28日、カシマ(撮影・大橋純人)


後半、相手の厳しいマークを受けながらも遠藤康にパス。5点目をお膳立てした鹿島・野沢=28日、カシマ(撮影・大橋純人)


後半、4点目のゴールを決め喜ぶ鹿島・中田浩二=28日、カシマ(撮影・大橋純人)


前半、追加点となるゴールを決め喜ぶ鹿島・遠藤康=28日、カシマサッカースタジアム(撮影・大橋純人)


前半、ゴール前で相手ディフェンスと競り合う鹿島・興梠慎三(左)=28日、カシマサッカースタジアム(撮影・大橋純人)


2ゴールをあげ試合後にインタビューを受ける鹿島・田代=28日、カシマ(撮影・大橋純人)


「一発芸」効果!?鹿島6点圧勝7戦負けなし
J1第24節 鹿島6―0福岡 (8月28日 カシマ)


<鹿島・福岡>後半、チーム4点目を決めた鹿島・中田(左)は野沢に抱きつかれ笑顔(右は田代)
Photo By スポニチ


 鹿島が今季最多6得点を挙げて福岡に6―0で大勝した。MF野沢拓也(30)が前半19分に正確なクロスでFW田代有三(29)の先制弾を演出するなど全6得点に絡む活躍。6点差での勝利は約12年ぶりで、7戦負けなしとなった。首位G大阪との勝ち点差は12あるが、大逆転Vを信じて最後まで戦い抜く。

 ネットが揺れるたびに、スタジアムも揺れた。大勝劇を演出したのは野沢だ。前半19分に左サイドで小笠原のパスを受けて、ニアサイドにクロス。走り込んだ田代の頭にピタリと合わせて先制弾をアシストすると、前半45分には正確なサイドチェンジで遠藤のゴールを演出。後半3分には左CKで岩政のヘッド弾を導いた。後半35分には遠藤へスルーパスを通して4アシストを記録。「いつもとやっていることは変わらない。たまたまです」と振り返ったが、全6得点に絡む活躍だった。

 6点差での勝利は99年11月23日の平塚(現J2湘南)戦以来、約12年ぶりとなった。前節24日の甲府戦で引き分け、連勝は5でストップ。チームに漂いかけた悪いムードを断ち切ったのが「一発芸」だった。オリヴェイラ監督は8月に入り、レクリエーション的な練習の罰ゲームに「一発芸」を導入。選手がアントニオ猪木の物まねを披露するなどグラウンドには笑いが絶えない。

 関係者は「物まねが始まってからチームは負けていない」と説明した。昨年8月は3分け2敗と未勝利に終わったが、今年は5勝1分けと無敗。驚異的なペースで勝ち点を積み上げ、一時はJ2降格圏の16位に沈むなど低迷が続いたチームは5位まで浮上してきた。

 2得点で今季ゴールが2桁に到達した田代は「もっと自分の良いところを出してチームの勝利に貢献していきたい」と力を込めた。小笠原は「気持ちいい試合」と笑顔。首位G大阪の背中は遠いが、可能性がある限り2季ぶりの優勝は諦めない。鹿島が最高の形で中断期間を迎えた。
[ 2011年8月29日 06:00 ]

6発爆勝!野沢「勝つしかなかった」全得点絡む…鹿島
 ◆J1第24節 鹿島6―0福岡(28日・カシマ) 鹿島が爆勝で反撃ののろしを上げた。前半19分、FW田代がヘディングシュートで口火を切ると、MF遠藤の2得点などで福岡ゴールに計6得点をたたき込んだ。6点差の勝利は、1999年11月の平塚戦以来、約12年ぶり。全6点に絡む活躍を見せたMF野沢は「勝つしかなかったこの夏を勝利で締めくくれた」と振り返った。

 一時は暫定順位ながら、クラブ史上初のJ2降格圏となる16位まで落ち込んだ。被災した影響もあって不安定な戦いを強いられたが、オリヴェイラ監督(60)は選手に「前を向こう」と言い聞かせた。8月に新加入のFWタルタが初めて出席したミーティングでは、スタッフに漫才を指令。低迷するチームがふさぎ込まず、上向きになるように策を施していた。

 過去3年、4勝3分け7敗と苦手にしていた8月。今年は5勝1分けの無敗で乗り切り、5位まではい上がってきた。だが、首位・G大阪とは勝ち点差12と開いており、野沢は「今までの分を取り返すためにも勝たなきゃいけない」と口元を引き締めた。他の選手も歴史的大勝に笑みすら見せない。それこそが常勝軍団の姿。鹿島の逆襲が始まる。
(2011年8月29日06時01分 スポーツ報知)

J1鹿島 決定機逃さず
鹿島 6-0 福岡
J1第24節最終日(28日・カシマスタジアムほか=5試合)鹿島は福岡に6-0で大勝し、引き分けを挟んで6連勝。勝ち点38とし、5位を守った。鹿島は好機を逃さず得点を重ねた。田代、遠藤が2ゴール。岩政、中田もゴールを決めた。

【評】鹿島が決定機を逃さず、大量6点を奪った。前半19分に田代が頭で先制し、同45分に遠藤が巧みな個人技から加点。後半も田代、遠藤がこの日2点目を決めるなど、次々と点を重ねた。福岡はマークが甘く、攻撃も単調で精彩を欠いた。


スタッフの漫才を報じる報知と選手のモノマネのスポニチが面白い。
これで雰囲気は最高潮に達したのか、8月を無敗で終えた。
リーグ戦は残り10試合。
すべて勝つという意気込みと共に、目の前の試合に集中していこうではないか。

大迫、安静が必要

鹿島・大迫の追加招集なし、U−22日本
2011.8.29 05:00

 24日のJ1甲府戦(中銀ス)で両太もも付け根部分を裂傷し9針縫う傷を負った鹿島のU−22日本代表FW大迫勇也(21)は28日の福岡戦(カシマ)を欠場。当面安静が必要なため、29日からのU−22代表候補合宿の追加招集は見送られた。
(紙面から)

甲府戦で悪質なチャージを受け負傷した大迫であるが、安静が必要とのこと。
U-22日本代表候補合宿への追加招集も見送られることとなった。
幸いなことに、リーグは中断期間であり、今日明日とチームはオフとなる。
ここで、完治させ、新潟戦には元気な姿を見せて欲しいところ。
チームとしては田代が絶好調でゴールを量産しており、興梠も得点こそ無いもののチャンスメイクに奔走しておる。
新加入のタルタはアシストを記録し、惜しいシュートを放ち実力の片鱗を魅せた。
ここに大迫が戻ることとなれば、FWのポジション争いは激化の一途と言えよう。
9月からの闘いが楽しみである。

福岡戦コメント

J1リーグ 第24節
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
スコア通り完勝だったかと言えば、そうではないし、福岡も悪かったわけではない。相手もチャンスはあったと思う。内容的には福岡もいいところはあったし、簡単な相手ではなかった。(8月は無敗だったが)自分たちのやり方を変えてわけではない。8月に入るまでは負けが込んでいた時もあったが、相手に圧倒されたゲームはそれほどなかったと思う。決めるところを決めきれず、逆に失点してしまうことがあった。相手が明らかに上回っていた試合はこれまでもなく、今は点を効率的に取っているのだと思う。また守備に関しては全員で90分間、意識を高く保ち持続するということが出来ている。また勝利が重なれば個々もチームも自信を持ってやれる。それが今、出ていると思う。(好調な攻撃陣に関して)競争というよりも調子のいい選手が出続けるのだと思う。(田代選手に関しては)非常に良くなっている。怪我をしながら我慢してやっているが、ここで少し空くので怪我の回復を優先させたい。残り10試合で勝点30。今、首位との差は12ポイントあるのだから我々は勝ち続けるしかない。それしかない。

【小笠原 満男】
こういう試合は良い。やっていて気持ちが良い。観ている方もそうだと思う。でも毎回、このような事はない。中断といってもわずかな期間なので、変に休んで走り込みをするより、ずっと試合の方が良い。

【遠藤 康】
自分の得点よりチームが勝った事のほうがうれしいし、サポーターが喜んでくれれば、なおうれしい。もっとたくさんの人に観てもらいたい。連勝の勢いを消さないようにしていた。走ればタクさんからボールが出てくる。福岡はラインが高くて前から来る事はわかっていたので、その裏で起点を作って攻撃する狙いだった。毎試合、このように出来ると良い。

【アレックス】
今日は点を取りたかった。100試合出場とは知らなかった。知っていたら余計に点を取りたかったけど、取れなくて残念。

【増田 誓志】
点が入れば、元気が出る。(自分のミドルシュートは)決めないと駄目ですね。後半はバランスを見るだけだった。これが鹿島の理想。福岡は走れていないと思った。大勝した次の試合が大事。

【田代 有三】
もっと点を取れるチャンスがあった。2週間空くので、体の状態も良くなる。去年はクロスからの点が多かったので、1点目のようなゴールを増やしたい。昨年は公式戦で16ゴールを取っているがリーグ戦では10ゴール以上取っていないので、あと5点以上は取りたい。点を取ってチームに貢献したい。


2011年08月28日(日)

本日行われたJ1第24節福岡戦は、6-0で勝利しました。

【J1:第24節 鹿島 vs 福岡】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(11.08.28)
8月28日(日) 2011 J1リーグ戦 第24節
鹿島 6 - 0 福岡 (18:34/カシマ/13,434人)
得点者:19' 田代有三(鹿島)、45' 遠藤康(鹿島)、48' 岩政大樹(鹿島)、57' 中田浩二(鹿島)、80' 遠藤康(鹿島)、88' 田代有三(鹿島)


●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:6-0という結果でしたが、スコア通り今シーズンのベストゲームといってよろしいでしょうか?
「スコア通りのベストゲームかと言えば、僕はそうではないと思います。アビスパが6失点をするような姿勢や戦い方をしたのかといえば、そうではない思います。まず、攻撃の意図を明確にやろうとしていましたし、何度か我々のゴールにも来ました。最後のほうは点差があるので相手が前に出てこなくてはいけないところから、差が開いたところはありますが、ただ内容に相当するような弱点を相手が見せたのかと言ったらそうではないと思います」

Q:これで8試合負けなしになりましたが、その要因は?
「別にやり方を変えたとか、自分たちのゲームコントロールができていないということは全くなかったと思います。結果が伴わなかった時期はありますが、内容を見てもらえば相手に圧勝されたものはなかったと思います。逆に自分たちがゲームコントロールをしてチャンスを多くつくりながら、そのチャンスをものにすることができず、不利な形で失点をしてしまい、同点にされたり逆転されたこともありました。しかし完全に相手に支配された内容があったかと言えばそうではないと思います。会見でも何度も言っていますけど、効率性というところで、つくったチャンスをしっかりものに出来るようになっただけであって、以前はチャンスをつくってもなかなか得点することができなかっただけです。当然ながら、守備の安定性ということで、全員でいままで通り、守備に対する意識を持続する。一時的ではなく、90分間持続することをやっていたわけであって、その持続力というものが試合を通してみんなでできるようになった。あとは当然ながら勝っていけば自信も深まるわけであって、それは個の部分でもありますし、組織としてもそうです。そうなれば自信をもってプレーできるようになると思います」

Q:今日、2得点しました田代選手への評価をお願いします。これから中断期間に入って、おそらく大迫選手も戻って来ると思いますが、競争が激しくなるFW陣に期待すること、どのように起用していくのか、そのあたりを教えて下さい。
「田代選手に関してなんですが、非常によくなってきていると思います。残念ながら2つの怪我を背負いながらプレーし続けてる状況で、それを我慢しながらやっています。この中断期間を利用して、その回復ができるようにしたいと思いますし、それができればもっといい結果を出し続けることができると思います。また、彼の成長、向上に繋がればと思います。まあ、怪我がなければ、そうやってシーズンをいい形で終えることができると思います」

Q:下位に沈んだときに、この会見で「優勝は難しいのでは」という質問がありました。そのとき監督は「まだ終わっていない」と話されましたが、いま順位も上がってきて、まだ上位とは差がありますが、この時点で優勝の実現性についてはどのように考えておられますか?
「残り10試合で勝点30。上との差がたぶん12だと思いますが、我々は全勝するしかないと思います。やるべきことをやり続ける。それしかないと思います」


以上

【J1:第24節 鹿島 vs 福岡】試合終了後の各選手コメント(11.08.28)
●野沢拓也選手(鹿島):
「甲府戦は自分たちのミスから点を取られた。そこは反省して、今日の勝ちになった。この夏は鹿島が自分たちのサッカーが出来たので勝てた。いままでの分を取り戻すためにも全部勝たないといけない」

●遠藤康選手(鹿島):
「自分の点よりチームが勝てたことがうれしい。サポーターも喜んでくれた。それまでずっと連勝出来てたし、(甲府戦を)引きずらなかったのが良かった。やっぱり走ったらたくさんボールをくれる。それは(小笠原)満男さんも、(増田)誓志さんもそうだけど。相手がラインを高くしてくるのはわかっていた。1点、2点取ってからは相手が前がかりになったので、それがうまくはまった。自分的にはあまりよくはなかった。もっと攻撃で積極的に仕掛けたかった」

●アレックス選手(鹿島):
「100試合出場とは全然知らなかった。今日来たら、そう言われたからビックリした。点取りたかった(笑)残念でした」

●増田誓志選手(鹿島):
「あれだけ点が入れば元気が出ますよね。今日は最近、(小笠原)満男さんに譲りつつあったので、早めに高い位置を取ったら満男さんがバランスを取ってくれると思った。いつもは満男さんが前に行っていた。あの人はボールに絡む速さが速い。でも、それじゃ満足できなかったので(笑)。後半はバランスを取るだけだった。でも一番良いというか、これが鹿島の理想なのかもしれません。大勝すると、次の試合でなかなかゴールが入らないと我慢できなくなる。後ろが言ったことを聞くようすればいい。点が入らないと戻らなくなることもあるので」

●田代有三選手(鹿島):
(10得点になりましたが?)
まだ取れるチャンスはあった。満足せず、2週間あるからもっと体の状態も良くなると思う。昨年はセンタリングから取れていたので、もっとセンタリングから取りたいし、自分もそういう方が調子が上がる。(野沢)タクさんが持ったときにファーから走ってくるというのができた。息が合った。
去年より取るのが今年の目標です。去年は公式戦で16ゴール取った。だから、カップ戦を含めてあと5点以上は取りたい。そこを目標にやりたい。Jでも10点より多く取ったことがないので、これから取ってチームに貢献したいです」


[ J1:第24節 鹿島 vs 福岡 ]

好調の鹿島は19分、左から野沢拓也のクロスを6試合ぶりの先発出場の田代有三(写真)がヘッドで合わせて先制点をあげる。田代有三は今季9点目のゴールとなった。

[ J1:第24節 鹿島 vs 福岡 ]

先制した鹿島は前半終了間際の45分、野沢拓也のパスから遠藤康が相手を一人かわし、冷静に左足で決めて追加点をあげる。遠藤康は80分にも左足でゴールをあげて、チームの勝利に貢献した。

[ J1:第24節 鹿島 vs 福岡 ]

2点をリードする鹿島は48分、左からのCKを岩政大樹(写真右)がタイミングがずれながらもヘディングシュートを決めてリードを3点に広げる。

[ J1:第24節 鹿島 vs 福岡 ]

この日の試合でほとんどの得点に絡んだ野沢拓也(鹿島)。正確なキックとテクニックで攻撃陣を引っ張った。

[ J1 第24節 鹿島vs福岡 ] WOWプレーヤーズアワード

本日の試合で決勝点をあげた田代有三選手(鹿島)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。


喜びを顕にする選手たちとは対照的に大勝も謙虚なオリヴェイラ監督である。
この勝利はブレずに自分たちのサッカーを貫いてきた結果なのである。
集中を切らさず、高いモチベーションを持って試合に挑めば、結果はついてくる。
ここから先も鹿島のサッカーで一つ一つ勝利を積み重ねていきたい。

Jリーグ 第24節 アビスパ福岡戦


田代のヘッドがゴールショウの幕開け。

横浜FC・宮崎、アシストに完封

【J2:第26節 横浜FC vs 草津】試合終了後の各選手コメント(11.08.27)
●宮崎智彦選手(横浜FC):
「アシストは初めてですね。いい形で野崎さんが出してくれて、中の状態をちゃんと見ながらクロスを上げることができたし、理想的なゴールだったと思う。勝ち続けていることで、みんな自信が出てきているし、その自信がついたのも練習から話し合いながらできているので、チームが落ち着いてプレーできているんだと思う。

追加点をアシストした横浜FCの宮崎である。
宮崎の正確なクロスが勝利を呼び込んだ。
DFとして完封に貢献し、実力を発揮しておる模様。
左サイドバックとして才能を開花させ、鹿島への帰還を期待したい。
楽しみにしておる。

アレックスに注目

J1鹿島、きょう福岡戦 アレックス古巣に闘志

【写真説明】
古巣戦で活躍が期待されるアレックス=クラブハウスグラウンド


J1第24節最終日は28日、各地で5試合を行い、5位鹿島はカシマスタジアムで18位福岡と対戦する。キックオフは午後6時半。前節は甲府戦で引き分けた。下位との戦いで、勝ち点の取りこぼしは許されない。古巣との対戦となるアレックスに大暴れを期待したい。今季通算成績は10勝5分け8敗、勝ち点35。

アレックスは福岡で2003〜07年までプレーし、来日以来最も長く在籍したチーム。DF山形とは仲が良かっただけに、サイドバック対決を「楽しみ」にする。福岡以外にも川崎、柏、千葉に在籍して活躍を続けてきた。「ドリブルなどの技術を見せるよりもチームの特徴を先に理解する」と順応の秘訣(ひけつ)を話す。

今季加入した鹿島にもすっかり溶け込み、23試合中19試合に出場しているが、もっと見せ場をつくれるはずだ。攻撃で特に意識するのは、田代の能力を十分に生かせるクロス。本人は「速さよりもタイミング」を求められたと言い、絶妙なボールを上げられるよう心掛けける。また、主力選手がほとんど得点を決めた中で「1点も取っていない」と、貪欲にゴールも狙う。

福岡の攻略法については「鹿島のサッカーができれば相手は関係ない。優勝はまだ諦めない」と、6戦負けなしの実績に自信を深めている。


古巣との対戦を楽しみにするアレックスである。
アレックスが左サイドを切り裂き、福岡を粉砕したいところ。
クロスに得点と自慢の攻撃力に注目したい。
楽しみにしておる。

岳、ベンチ入りへ

柴崎14戦ぶりベンチ入り 負傷の大迫は外れる
 右第4中足骨骨折から復帰した鹿島のMF柴崎が28日の福岡戦でリーグ14試合ぶりにベンチ入りする。6月22日の神戸戦で負傷。全治2カ月の診断を受け、長期離脱を強いられていた。

 福岡は4月29日の対戦でプロデビューを飾った思い入れの強い相手。「福岡戦に縁があるのかな。実戦感覚が戻っているか分からないけど出たらやるしかない。自信を持ってやりたい」と力を込めた。24日の甲府戦で両足付け根に裂傷を負ったFW大迫は患部に痛みが残るためベンチ外となった。

[ 2011年8月28日 06:00 ]

大迫の痛みは引かなかったとのこと。
大迫にとっては無念であろう。
ここは、耐え、完全なる状態で新潟戦に照準を合わせて欲しい。
その大迫欠場の替りにベンチ入りするのは岳である。
神戸の悪質なファールで二ヶ月の戦線離脱を余儀なくされておったが、ここに来て復帰である。
本人には試合勘を懸念しておるが、ボールの触れば蘇ってくるものである。
是非とも出場を果たし、勝利に貢献して欲しいところ。
楽しみにしておる。

鳥人・田代、天高く飛ぶ

2011年08月27日(土)

明日の福岡戦に向けてシュート練習など軽めのトレーニングで最終調整を行いました。また一部のメンバーは攻撃練習を実施しています。

高い打点の田代である。
チーム内得点王として頼りになるストライカーとして君臨しておる。
後方に走る興梠との2TOPも熟成されて来た。
興梠も怪我が癒え、本調子になりつつある。
田代と二人でゴールを量産するのだ。
鹿島が誇る強力FWに期待したい。
楽しみである。

福岡戦プレビュー

【J1:第24節 鹿島 vs 福岡】プレビュー:カシマスタジアムでは対福岡無敗を誇る鹿島。データ通りの結果を残し上位陣追撃を目指す(11.08.27)
大迫勇也とフェリペ・ガブリエルが負傷しており、さらに今節は西大伍は出場停止。3人の選手が出られない事態に見舞われた鹿島だが、代わりに前回の福岡戦でプロ初出場を果たした柴崎岳が戻ってきそうだ。
「なにか縁があるんですかね」
久々のベンチ入りに輝く笑顔を見せた柴崎。練習では美しいパスやシュートを連発していたが、怪我して以降、練習試合や紅白戦を経験せずいきなりの実戦復帰。それだけに、オリヴェイラ監督の期待の高さがうかがわれる。
「実戦的な経験、対人をあまりやっていないので怖い部分もあります。でも、出たら自信をもってやりたい」
怪我をしている間、鹿島の試合を客観的に"お客さん気分"で見ていたという。そのときに、もっとこうしたらいいのかも、ということがいろいろと頭に浮かんだそうだ。鹿島は5連戦の5試合目ということもあり疲労の蓄積は否めない。試合展開にもよるだろうが14試合ぶりの出場となったとき、どういうプレーを見せてくれるのか楽しみだ。

ただ、前節、甲府に勝ちきることができず連勝が止まってしまった。特に、FWの組み合わせが大迫とフェリペのコンビから興梠慎三・田代有三に戻ったことで、パスまわしのイメージが微妙に変わり、甲府戦では効果的な攻撃が出来るようになるまで少し時間がかかってしまった。ただ、興梠と田代もともに練習を積むようになって感覚を取り戻してきた印象は強い。田代は自分の欲しいクロスボールが少ないことから、左サイドバックのアレックスに対して、スピードのあるボールではなくタイミングを合わせやすいボールを要求していた。興梠も「怪我がだいぶ良くなってきた」と話すだけあって、練習でもキレのある動きが戻っている。2トップの活躍には期待だ。

最下位の福岡だが、前節はアディショナルタイムに重松健太郎が起死回生のゴールを決めて、神戸から勝点1をもぎとっている。特に直近の3試合では前半を耐え、後半に得点を奪い返すという粘り強い戦いが出来ている。浅野哲也監督の狙いが徐々に浸透し、監督の考えるサッカーを実践できる時間は増えている証拠だろう。とはいえ、前節では前半45分に、思うような展開に持ち込めていないことが、勝点3を得られない結果を招いている。今節までの短い時間のなかで、どこまで修正できたのかにも注目だ。
ただ、それは鹿島も同じ。前節は一瞬の気の緩みが失点を招き、自ら勝利を手放してしまった。どんな相手でも集中力が切れれば厳しい結果が待っていることを学んだだろう。どちらのチームも、前節を教訓に良い試合をしたいところだ。ちなみに、両チームの対戦成績は鹿島の13勝1分1敗、カシマスタジアムでは負けたことがないそうだ。


以上
2011.08.27 Reported by 田中滋


ベンチ入りする岳である。
思い起こせば初出場も福岡戦であった。
連勝が止まったチームに活力を与えてくれるであろう。
また、興梠の怪我もだいぶ良くなったということで、活躍が期待できよう。
広島戦、甲府戦とすべての特典に絡んでおるが、ゴールは記録せなんだ。
福岡戦では得点というわかりやすい結果が欲しいところ。
楽しみにしておる。

日本サッカーに向上に物申したい

[鹿島]甲府戦の試合後会見でオリヴェイラ監督がJリーグの判定基準に苦言。「血を流してもがんばれと言うことと、 タフさとは違うと思います」
GELマガvol.19では、鹿島のオリヴェイラ監督が甲府戦の試合後会見の全文を配信いたしました。
ブロゴラでは、今回の会見の全文を無料で配信いたします。
■オズワルド・オリヴェイラ監督


――名古屋とガンバが勝って勝点差が12に開きました。この引き分けの価値は?
「1-0になっていましたし、自分たちがボールを保持しており、あの時間帯は2点目を取れる匂いがしていました。そのあと、自分たちのミスという部分を含め、相手が献身的に諦めない姿勢を見せて戦ったことでボールを奪い返し、カウンターを仕掛けて得点をしたわけです。自分たちが勝てた試合を、自分たちから手放してしまったことは明らかです。ただ、相手のメリットは讃えなくてはいけないし、自分たちも2点目を取れる時間帯は何度もチャンスがあったわけですから、それを決めていれば問題ありませんでした。いままではそれが入っていたのに、今日は入らなかったということに尽きます。あとは相手が努力をし続けたことに敬意を表さないといけないと思います」

――大迫選手の怪我の具合については?
「正直、いままでサッカーを長くやっていますが、こういう怪我を見たことがありません。初めて見る怪我です。ただ、不思議なのはフェアプレーということを訴えているわけですが、うちの選手は毎回怪我をしています。今回も縫う
ような怪我をしましたし、前節も縫うほどの怪我をしています。他の試合でも、鼻を骨折したり、フェリペ選手なんかはあばらのところにスパイクの跡がついています。それほどのことをされているにも関わらず、それを見ていない人が
いるというのが不思議で仕方ありません。このスタジアムの中でも、あるいは他のスタジアムでも、誰一人見ていないのかな、と。そういう報道、そういう指摘がないというのは不思議に思うところです。うちの選手が相手に悪質な怪
我を負わせたということは、5年間監督をやっていますけどたぶんないと思います。逆に、相手の悪質な姿勢を誰も言わない。見て見ぬ振りをしているということが、不思議で仕方ありません。今日の試合でも、前半10分までにサイドチェンジをするたびにアフターチャージに来ているのに、アフターチャージという認識を持ったのは後半の最後の方、もしくは中盤くらいからです。そういった悪質な、反スポーツ的な部分が随所にあって、それを誰も指摘せず、負けた、引き分けた、勝ったという結果しか見ていないのは寂しいことです。建設的な報道や伝え方があると思います。どういう怪我なのか、写真はありますけど、あとで個人的にお見せすることはできます。監督を長くやっていますけど、こんなところを怪我するのかとビックリするような場所です。接触が多いスポーツですので、接触から打撲をすることもあります。ただ、これが毎試合続いているということに関しては、皆さんも疑問に思いませんか。それがもう一つ不思議に思うことです。また、当然ながらその判定を下すものもいます。彼らが不思議に思わないことが、逆に僕は不思議です。考え難い怪我が今日起こってしまい、ビックリしています」

「2007年から監督に就任してやってきておりますが、日本サッカー全体はものすごいスピードで成長していると感じております。技術的な部分でも、だいぶ向上していますし、選手たちの能力もあがってきています。僕はサッカーの指導者をしています。ただ、日本の場合は、ラグビーというスポーツが、あるいはラグビーが混じっているような状況になっています。タフな選手を育てるということは一つのテーマとしてあることはわかります。ただ、タフな選手を育てるということと、悪質なやり方や蹴り方、アフターチャージ、後ろからの接触に関して、そうしたファウルを受けて血を流してもがんばれと言うことと、タフさとは違うと思います。ですので、立ち上がりの10分を見てもらえばわかると思いますが、うちの選手が負傷退場しなければいけない場面が何度もあります。サッカーのルールで、僕が知っている限り、立ち上がりの10分でイエローカードを出してはいけないというルールは無いと思います。逆に反紳士的な行為について撲滅しなければいけないと訴えているにも関わらず、それを見て見ぬ振りをしているということは、いったいどこにその姿勢は消えてしまったのでしょう。僕は批判をしているわけではなく、そういった部分を建設的に報道できないのか、と訴えたいと思います。タフさを持った選手を育てるのなら、どういった選手がタフなのか。相手にぶつけられ、肘打ちをされ、膝蹴りをされ、それで痛みを我慢することなのか。それは違うと思います。その違いの教育をもう少し改善していかないと、サッカーラグビーという新たなスポーツの誕生に繋がってしまうと思います」

――今年、レフリングの柱として、フットボールコンタクト、つまりサッカーにあっておかしくないコンタクトは流す、という方針でやっていると思いますが、そのレフリングの方針がこうしたラフなプレーと関連があると思いますか?
「サッカーというのは球技である。足でやる球技である、と。多少、足以外にも頭を使いますし、キーパーは手を使えますが、基本的には足でやるスポーツです。そこに丸いボールがあって、転がるという使い方があるわけです。しかし、どういう風にタフさを身につけるのかを間違ってはいけない。いちばんわかりやすいのは、アウェイのヴィッセル戦で柴崎選手が、ボールに対していこうとして、もう間に合わないという思いでスライディングをしにいった。そのときのヴィッセルの選手の動きを見てもらえればわかると思うのですが、一旦、スピードを出していく、でも、やっぱり間に合わないと思ってゆるめる。ただ、うちの柴崎選手がスライディングをしたところで、もう一回ものすごいスピードをあげて両足でタックルしにいく。で、うちの柴崎を骨折させているわけです。その悪質な行為というものが映像を通して見えているわけですし、試合を通しても見えているわけです。それを見えてないというのなら、技術的なものに達すると思うわけです。ただ、彼らも一生懸命向上しようと、研修会を開いて勉強しようとしていることは聞いています。なにがタフさなのか。ただ、倒れない。撲られても、蹴られても、ずっと立ち続けてボールに行けというのは、なにかおかしいと思います。いまの教育、いまの方針であれば、つねに毎試合怪我人が出るような荒い内容になってしまうと思います。そのまま代表選手となれば、他国と試合をしたとき、そうした行為は重い罰則を受けますし、長期の出場停止に繋がると思います。僕は、サッカーというのは、足技のテクニックを発揮して相手ゴールに到るスポーツだと思いますし、それがサッカーの美しさだと思います。選手たちには積極的にシュート、ドリブル、いろんなアイデアを出してみるということを言い続けています。球際のアグレッシブさは要求してますけど、上から悪質にやるようなやり方(スパイクするなどの行為)はまったく指示していません。どういう方向性で選手を育てるのか、全体で見直すべきだと思います。それが日本サッカーをもっと進歩させることに繋がるはずです。ですので、判定を下す者が、より良い方針や指導や勉強会で考えるべき部分があると思います。

最近、日本対アルゼンチン、日本対韓国の試合を観ましたけど、試合は勝ちましたし、特に韓国戦なんかは悪質なやり方でボールを奪ったりということもなく、サッカーという部分で3-0で勝ったわけです。アルゼンチン戦のときもそうでした。相手に怪我をさせて、血を流させるという行為は代表のなかにはまったく見られず、あれがサッカーの美しさであり、戦いながらゴールにむかっていくことです。それをJリーグのなかでも目指さなくてはいけないと思います。
悪質な、反紳士的な行為というものを罰するべきだし、撲滅するようにみんなで取り組まないといけないと思います。

僕は80年代からアジアで仕事をしていますが、正直、日本が韓国に対してあれだけ圧勝した試合は観たことがありません。あのときは本当にサッカーの美しさがありましたし、悪質な接触プレーもありませんでした。サッカーの美しさ
と醍醐味があり、相手陣内でプレスをかけ続けることを実践していました。サッカーをして勝ったという美しさがありました。では、タフな選手を育てるということで、なぜ怪我人が続出するような判定基準だったり、教育をしているのでしょうか。確かに、サッカーは男らしくとか、タフといったことを求められます。ただ、ひとつは選手生命に関わらない程度の接触というものを考えなければなりません。いまはなにをやってもいい状況にあります。そこを考え直すというか、見直すべきだと思います。今後の日本のサッカーにも影響を与えますし、みんなで良くしていく方向があると思います」


甲府戦後の監督インタビューである。
GELマガにて配信されておったが、田中氏・ブロゴラの厚意で公表されることとなった。
甲府戦で起こったことに関しては、まさにオリヴェイラ監督の申す通りと言えよう。
Jリーグをレベルの低いリーグと切り捨てることは簡単である。
しかしながら、日本代表がW杯に於いてベスト16に入り、アジア杯で優勝するような国のリーグとして考えるのであれば、もっともっと上を目指さねばならぬ。
ジャッジもプレイも高いレベルに上がってこそ、国を代表するナショナルチームの格も上がるというもの。
日本全体としてこの問題について考えて欲しい。

田代のゴールに期待

[鹿島]8ゴール目のFW田代選手「逆に不安です」
「(ゴール)2桁いきたいんですけどね」と甲府戦を前にゴールへの渇望を口にしていたFW田代選手。すると先日の甲府戦では、途中出場でありながら見事先制点をゲット。今季8点目とし、自身が目標とする2桁得点まであと2点。また、俄然チーム1の得点数もさることながら15試合で8得点。ぐんぐん“得点率”を上げています。
そんな田代選手に今季のゴールについて聞くと、「自分としてはやっぱりセンタリングからのゴールが得意なんですけど、今年はそういう形での得点がないので逆に不安ですね。甲府戦みたいなゴールも必要ですけど、センタリングからの得点がないと自分らしくない」「もっと試合に出なきゃいけない。20試合以上していて半分しか出ていない。怪我をしないということも目標にしないといけないし、そういうところから信頼を得ないといけない」と意外な答えのオンパレード。負傷に泣かされてきた印象の濃い今季、「連戦に出れていないぶん、走り切りたい」とすでに目は次節の福岡戦に向けられていました。
また、その相手・福岡は田代選手の故郷。「元気な姿を見せたかったんですけど、怪我していていけなかった」前回対戦時でしたが、今回はFW大迫選手に代わっての先発出場が濃厚。「(福岡は)小さい頃から育った場所だし、愛情はある。(アビスパ福岡は)昔から知っているチームだし、高校の時に練習に行ったこともある。選手は変わっているけど、小さい頃から憧れているチームとやれるのは楽しみ」と1度目は怪我で叶わなかった“故郷戦・第2ラウンド”を楽しみにしていました。

(鹿島担当 村本裕太)

チーム内得点王も出場機会に不満を持つ田代である。
田代は新人時も初出場で横浜Fマリノスの悪質なファールで負傷退場と、常に負傷に悩まされて来た。
それだけ相手から警戒される怖い存在なのである。
高さもさることながら足元もしっかりしており、相手DFにちょっとした隙が生まれようならば、あっという間にゴールを奪い取る力を持っておる。
大迫が負傷ということもあり、明日の福岡戦は田代にかかる期待は大きい。
生まれ故郷のクラブを恐怖のどん底に落とすのだ。
それが、育んでくれた福岡への恩返しとなろう。
田代のゴールが楽しみである。

レクリエーション・トレーニング

2011年08月26日(金)

16時より室内でのミーティング後、グラウンドでレクリエーション要素を取り入れた練習を実施しました。一部メンバーはシュート練習もしています。

レクリエーション要素のあるトレーニングでフィジカルとメンタルの両面で向上するチームである。
8月の無敗を賭け明後日は福岡に挑む。
最下位に沈むチームとはいえ、監督が交代し、手強くなっておると思われる。
ここは、気持ちを高めて戦わえばなるまい。
期待しておる。

シャルケ・篤人、途中出場

内田の途中出場に「ウシー」大合唱/欧州L
2011.8.26 10:47


HJKヘルシンキ戦の後半途中から出場し、パスを出すシャルケの内田(中央)=ゲルゼンキルヘン(共同)

 サッカー・欧州リーグ予選PO第2戦(25日、シャルケ6−1HJKヘルシンキ、ゲルゼンキルヘン)スタンドを埋めた5万人以上の地元ファンが、愛称「ウシー」の大合唱で内田をピッチに迎えた。5−1と大量リードを奪い、勝利が確実となった後半33分に登場。守備では相手のクロスを懸命にクリアし、積極的な攻撃参加も見せ、短時間ながら奮闘した。
 今季は新加入のヘガーに先発の座を奪われ、出場機会が減った。必死のアピールだったが「あまり考えずにやった。この時間帯に入って失点につながるのは良くないので」と、普段と変わらず淡々と振り返った。(共同)


EL予選プレーオフに途中出場したシャルケの篤人である。
レギュラーポジションは失っておるものの、地元のサポーターの心は掴んでおる様子。
心折れることなく努力し、また元気に躍動して欲しい。
活躍を楽しみにしておる。

大迫、U-22日本代表候補外れる

鹿島・大迫、U−22代表候補外れる
2011.8.26 05:01

 鹿島FW大迫がU−22代表候補メンバーから外れた。前日24日の甲府戦(中銀ス)で相手DFのスパイクが下腹部に当たり、両太もも付け根部分を裂傷。9針縫う傷を負った。縫合部が固まるまで安静が必要で、経過次第では追加招集される可能性もある。
(紙面から)

甲府の悪質なチャージは大迫の負傷はロンドン五輪を目指すU-22日本代表へも暗い影を落とした。
あのようなプレイが横行するのはジャッジの質が低いことから来るもの。
日本サッカーが前に進むためには、サッカー界全体で考慮する必要があろう。
また、大迫には治療に専念してもらい、また好調な姿を魅せて欲しいと願う。
大迫は日本サッカー界を背負って立つ逸材なのだから。

源、出場へ向けて汗を流す

2011年08月25日(木)

甲府戦にスタメン出場した選手たちは、ランニングや室内練習など、リカバリートレーニングを実施しました。その他のメンバーは、ミニゲームを行っています。

練習するサブ組である。
中央の源はそろそろ出場機会がありそうな予感がする。
西が出場停止になり、次節は新井場とアレックスがSBとなる。
シーズンも進み、カードの累積が心配となってくる時期である。
岩政も中田コもクリーンな守備をしており、CBとしてはカードが少ないが、それでも累積の可能性はある。
代役の第一候補は青木となろうが、源にも十分にチャンスがあろう。
練習でアピールをし、是非とも表舞台に登場して欲しいところ。
楽しみにしておる。

甲府戦レポート

【J1:第23節 甲府 vs 鹿島】レポート:甲府が鹿島から奪い取った勝点1は満足の「1」ではないが、期待と夢を繋ぐ「1」(11.08.25)
8月24日(水) 2011 J1リーグ戦 第23節
甲府 1 - 1 鹿島 (19:04/中銀スタ/11,959人)
得点者:61' 田代有三(鹿島)、74' 阿部吉朗(甲府)


6月15日のアウェイ鹿島戦(第15節 http://www.jsgoal.jp/game/2011/20110100010220110615.html )のときも「鹿島はスター揃いだなぁ」なんて思ってアップを見ていたが、ホーム・中銀スタジアムで見ても印象は同じ。カシマスタジアムでは、解説の林健太郎氏と「集中力がすごいよね」、「そうでしょ」なんて話をしたが、J1にいると鹿島のようなチームと山梨で試合が出来るのがやっぱりイイ。鹿島のレプリカジャージをネット通販で買いそうにはならなかったが、人気が全国区な理由はわかる。それだけすごいチームだから第15節で勝ったときはうれしかったし、「鹿島に連勝したらすごいなぁ」と不安ながらも夢を持ってキックオフを待った。

この日の甲府は浦和戦( http://www.jsgoal.jp/game/2011/20110100010120110820.html )よりもディフェンスラインが少し低かったように感じたが、立ち上がりから主導権は鹿島に明け渡した。お互いにボール回していても、甲府が足元パスと足元へのリターンかミスパスなのに対して、鹿島はクサビからワンタッチパスを有効に使って裏を狙ううまさがあった。ただ、某J1クラブから求愛されているという噂のダニエルが決定機を潰して鹿島のストライカーに最後の仕事をさせなかった。甲府に最初のチャンスがやってきたのは5分で、パウリーニョが裏を取ったときは記者席のテープルの下で足を動かして一緒にシュートを打ったが、決まらずゲームは膠着していく。ゴールの匂いが強かった鹿島は、29分に負傷し36分まで頑張った好調・大迫勇也が負傷交代する想定外もあったがチーム力は落ちない。リーグ戦で勝った次のゲームを4回連続で落としている甲府が5回目の屈辱にまみれそうな予感を抑えきれない前半だった。

ハーフタイム前から降り出した雨が本降りになった後半、「雨が甲府有利に働けば…」と願うしかなかった。メインスタンドのビキニのように小さい屋根の下にある記者席にも雨が吹き込んできて、ノートを濡らさずにメモを書くシステムを構築していたら試合はどんどん進み、攻撃が噛み合わない甲府に対して鹿島は天候に関係なくゴールの匂いを更に強くする。ミスで甲府を助ける場面も少なからずあったが、手数の多さで甲府の守備陣を疲れさせ、どんどん追い詰めていた。そして、61分に小笠原満男のミドルシュートのこぼれを田代有三が決めてついに均衡が崩れた。感情の均衡も崩れて、「勝った次のゲームでも3人くらいメンバーを代えないと甲府の渇望は足らないんじゃないか」、「ダニエルがいなかったら何点取られていたことか」などの不満が心の中から湧き出してきた。

でも、ピッチで戦っている選手は諦めていなかった。時間と共にそのことをどんどん感じるようになる。鹿島が試合を決める2点目を取り損ねていた面もあるが、甲府の選手はいい内容ではなかったが諦めないという気持ちがこれまでより明らかに強かった。これまでなら失点を重ねていたが、ギリギリのところで踏ん張っていた。まさに気持ちのサッカー。それが74分の阿部吉朗の同点ゴールに繋がった。序盤の9試合で3ゴールを挙げてレギュラーの座を不動にした阿部だが、その後の13試合ではゴールを決めることが出来ず、先発の座も明け渡した。そんな状況でも準備を怠らなかった。
「最初は(ハーフナー)マイクのこぼれを狙おうと思ってファーにいたら、(市川大祐がクロスを入れる瞬間)マイクがファーに来たから『一緒にいても(ゴールの)可能性はない』と思って空いたニアに入った。普段から市川選手とはどんなボールが欲しいのか話をしているので狙い通りのボールが来た。(最近ゴールがなかったが)やることをやっていればゴールは近いと思っていた」と試合後に話した阿部。市川の伝家の宝刀クロスと阿部の泥臭ゴールが耐えに耐えたチームを救った。2点目を取ることが出来なかったことは、それぞれの目標から遠ざかる結果だが、ダメージが大きいのは鹿島だろう。ただ、甲府としては鹿島という成熟したチームと2回戦って勝点4を手に出来たことは素晴らしい経験だし、素晴らしい対戦相手の存在に感謝したい。できれば、鹿島には第32節の大宮戦では大勝してほしい。

甲府はここ2試合で浦和、鹿島というビッグクラブ相手に勝点4をもぎ取った。前節なら先制ゴールに繋がった井澤惇の運任せのバックヘッドから積極性と流れを掴んで勝利を手にし、今節なら鹿島の攻撃に耐え、2点目を取り損ねているときに決めた阿部吉朗の同点ゴールで引分けと、ギリギリの戦いの中で少しずつ何かを掴んで勝点に繋げている。試合終了の笛が鳴った瞬間、鹿島の選手は膝に手を置いたが倒れ込んだのは甲府の選手。井澤惇は「最後は相当きつかった。でも出し惜しみしないで気持ちも体力も全部出した」と言う。鹿島のように成熟したチームではないが、青いチームなりの意地では対等以上に戦った。整列した選手の中で山本英臣は遠めに見ても特に消耗していることが明らかだった。佐久間悟監督が会見で「私がやっている守備の隊形は前からプレッシャーが掛かりにくいので、掛からない相手に支配される時間が長く、疲弊していく部分があった」と話したが、それでも諦めず手を抜くことなく選手は戦った。4−3−3にシステムを変えて選手がフィットすればピッチが上手く埋まると思うが、これはすぐには出来ない。次節の名古屋戦(8/28@豊田ス)もこの厳しい戦い方で勝って、その後の2週間で4−3−3をフィットさせることになるだろう。
今年度最初の会見では「J1では守りきれないと残留できない。だから三浦俊也監督を招へいした」という趣旨の話でスタートした甲府だが、残念ながらリーグワーストに近い失点で降格の危機。選手もサポーターも望んでいるのは4−3−3で攻撃的に戦うサッカーではないだろうか。ずいぶんと遠回りしてしまった。佐久間悟監督になって山形には敗れたが、浦和と鹿島との戦いで手にした勝点4とその戦い方の中に甲府に似合う服が見ているように思える。選手からは勝点3を取れなかったことを悔しがるコメントが多かったが、貴重な勝点1だと思う。この「1」にはサポーターの期待と夢を繋げる力もある。甲府はまだまだ戦える。


以上
2011.08.25 Reported by 松尾潤


鹿島をビッグクラブと称する甲府目線のレポートである。
確かに多くのタイトルを獲り、収入もJリーグとしては多い方ではあるが、いささかビッグクラブという表現には違和感がある。
陸の孤島に存在し、Jリーグ参加を99.9999%ダメと言われた過去が、そう思わせるのやも知れぬ。
圧倒的資金力で、強引に物事を進めるようなこともせぬし、謙虚に勝利を狙うだけのクラブと言えよう。
そのようなクラブがビッグクラブであろうはずもない。
その鹿島は、甲府から、今季は勝ち点1しか得ることが出来なかった。
まだまだ、謙虚さが足りなかったということであろう。
相手をリスペクトし、丁寧に弱点を突いていけば、違った結果だった可能性もある。
しかしながら、そうはならなんだ。
これが、歴史として刻まれたのである。
この甲府戦は過去となった。
次の試合はすぐに来る。
次節は勝利して、歴史を作っていきたい。
それが鹿島というクラブの使命である。

甲府戦コメント・報道

J1リーグ 第23節
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
勝利を逃した試合。2点を取れるような状況の中で、相手の勝負をあきらめない気持ちで同点にされた。その後は相手にも逆転できるチャンスがあった。2点目をこちらがきちんと取れば、これほど難しい試合にはならなかったと思う。前半は何度もエリア内に侵入できたが、相手は0--0で終わらすつもりだったのは明らかだった。残念だったのは、大迫が退かなければならない状況に追い込まれたこと。我々は全勝するしかない。次からもまた勝ち続ける気持ちを持ってやっていきたい。とても難しいが、全員で気持ちを強く持ってやればいい方向に向かうと思う。

【本山 雅志】
久々にサッカーをした。楽しかったからもっとやりたかった。トップ下でボールを受け、散らすということとボランチをカバーしろと指示を受けた。久しぶりの試合で結果を出したかった。帰ってしっかり練習をしたい。途中出場で300試合達成は、自分らしい。

【曽ヶ端 準】
雨は気にならなかった。(相手のシュートをセーブしたシーンは)ボールの勢いが無かったから。上のチームの事を気にしても仕方がない。自分たちが勝つしかない。6連勝できれば良かったけど、負けなかった事をプラスに考えたい。

【西 大伍】
連勝は途切れても、気持ちは切れていない。今日は前半から重くて、自分もチームもいけなかった。(失点シーンは)マークをはっきりさせれば良かった。頑張るところは、あそこだったと思う。累積で福岡戦に出られないので、次は全力で応援したい。


2011年08月24日(水)

本日行われたJ1第23節甲府戦は、1-1の引き分けに終わりました。

【J1:第23節 甲府 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(11.08.24)
8月24日(水) 2011 J1リーグ戦 第23節
甲府 1 - 1 鹿島 (19:04/中銀スタ/11,959人)
得点者:61' 田代有三(鹿島)、74' 阿部吉朗(甲府)


●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:この引分けをどう考えますか?
「1−0になっていたわけで、自分たちがボールを保持していて2点目を取れる匂いがしていてその中で、自分たちも含めて相手の諦めない姿勢がボールを奪ってカウンターから得点した。勝てた試合を自分たちから手放した。(連勝中と違うのは)明らかに何度もチャンスがあったのに今日は2点間が入らなかった。相手が努力をし続けたことに敬意を表さないといけないと思う」


以上

【J1:第23節 甲府 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(11.08.24)
●中田浩二選手(鹿島):
「甲府がしっかり守ったということ。でも、もう1点取れていればゲームは決まっていた。勝っている時はもう1点が取れていた。今日のような展開になると難しくなる。試合の入り方は悪くなかったし、ウチのペースで試合が出来ていた」

●西大伍選手(鹿島):
「隙を突いて点を取って、隙を突かれて点を取られた。(失点シーンは)僕がついていくのか、マークをハッキリすればよかった」


[ J1:第23節 甲府 vs 鹿島 ]

13試合得点のない興梠慎三(鹿島)。スピードを生かしたプレーで甲府の脅威となったが、この日もノーゴールで80分にタルタと途中交代となった。

[ J1:第23節 甲府 vs 鹿島 ]

6連勝を狙う鹿島は61分、小笠原満男のミドルシュートのこぼれ球を途中出場の田代有三がつめて先制に成功する。
写真は田代有三を祝福する鹿島の選手たち。


鹿島6連勝逃す…甲府とドロー/J1
<J1:甲府1−1鹿島>◇第23節◇24日◇中銀ス

 鹿島が甲府と引き分け、6連勝を逃した。0−0の後半16分、FW田代有三(29)が今季8点目となるゴールで先制。田代は「ゴールはよかったが、それ以外のプレーで貢献できなかった。勝ち点3に結びつかなくて残念」と振り返った。前半36分に好調だったU−22(22歳以下)日本代表FW大迫勇也(21)が左内転裂傷で交代。2針縫うけがで全治約1週間と診断された。オリベイラ監督も「サッカーの指導者を長く続けてきたが、今まで見たことがないけが」と嘆く痛い離脱。首位との勝ち点差最大18差を5連勝で10差まで詰めた鹿島だったが、この日、G大阪が勝ち、差は12に広がった。
 [2011年8月25日9時0分 紙面から]



後半、ゴールを決め、歓喜する鹿島FW田代(撮影・中島郁夫)



連勝が途切れ、肩を落とし引き揚げる小笠原(左)ら鹿島イレブン=中銀スタ


前半、競り合う鹿島・小笠原(右)と甲府・ハーフナー=中銀スタ


大迫9針縫う裂傷 怒りの指揮官「格闘技か!」
J1第23節 鹿島1―1甲府 (8月24日 中銀スタ)


<甲府・鹿島>興奮した表情で記者会見する鹿島・オリヴェイラ監督
Photo By スポニチ


 鹿島のオリヴェイラ監督が甲府のラフプレーに怒りを爆発させた。前半30分の接触プレーで、U―22日本代表FW大迫が両足付け根を裂傷。一度はプレーを続けようとしたが「すれて痛くてできなかった」と前半36分に途中交代して計9針を縫った。

 今季は柴崎の右第4中足骨骨折、中田の左目上裂傷など負傷者が続出しており、指揮官は試合後の会見で大迫の患部の写真を公開して激怒。「こんなケガを見たのは初めて。日本のサッカーには格闘技が交じっている」とまくし立てた。

 試合は後半16分に田代の今季8点目で先制したが、後半29分に失点。後半35分から途中出場してJ1通算300試合出場を達成した本山の奮闘も実らず、J2降格圏の16位に沈む甲府に痛恨ドローを喫して、連勝は5で止まった。残り11試合で首位G大阪との勝ち点差は12に開き、2季ぶりの優勝は極めて厳しい状況だ。後味の悪い試合となったが、大迫は痛みさえ引けば次節28日の福岡戦に出場できる見通し。中田は「悲観する内容ではなかった。連勝が止まった後が大事」と必死に前を向いた。



[ 2011年8月25日 06:00 ]

オリヴェイラ監督、大迫の左足つけ根負傷に激怒…鹿島
 ◆J1第23節 甲府1―1鹿島(24日・山梨中銀スタジアム) 鹿島のオリヴェイラ監督が試合後、公式会見で怒りの行動に出た。質疑応答が終わると、担当記者を呼び寄せ、FW大迫の負傷部位を写した写真を公開。左太もものつけ根2か所がぱっくり割れ、最終的には計9針縫った深い傷が鮮明に写されていた。「毎試合、骨折や縫う選手がいる。今まで長くサッカーをやってきて、こんな傷は見たことがない」と吐き捨てた。

 前半29分、大迫がスライディングでルーズボールを拾いにいった際、相手DFのスパイクの裏側が下腹部に入った。同36分に「痛くてできなかった」とうずくまり、交代。6月にはMF柴崎が悪質なタックルで足を骨折し、前節の広島戦(20日)でもDF中田が左目上を縫う裂傷を負った。大迫は幸いにも重症ではないが、同監督は「ラグビーと格闘技が交じっている。サッカーラグビーという新たなスポーツが誕生してしまう」と怒りをあらわにした。

(2011年8月25日06時01分 スポーツ報知)

大迫について、ニッカンでは全治1週間とあるが、痛みさえ引けば次節に出場可能と報じるスポニチである。
不幸中の幸いというところか。
連勝は止まったが、次戦からまた積み重ねていくことが肝要と言えよう。
短い時間を有効に使い、次へ備えて欲しい。

山形・川島、PKキッカーを担う

[ J1:第23節 山形 vs 清水 ]

1-1で迎えた試合終了間際、山形はPKを獲得。キッカーは川島大地。果たしてゴールなるか!? 

[ J1:第23節 山形 vs 清水 ]

川島大地のPKは惜しくもGKにセーブされ、逆転とはならず。
試合は結局、1-1の引き分けで終了。勝点1を分け合う結果となった。


試合終了間際に裏の飛び出しPKを得た川島である。
惜しくも逆転となるPKは読まれてしまったが、これも良い経験となろう。
川島のドリブルは確実に武器となっておる。
山形で成長を続ける川島に注目である。

大迫、9針を縫う裂傷

大迫負傷に怒りのオリベイラ監督「ラグビーと格闘技がまざっている」
J1第23節 鹿島1―1甲府 (8月24日 中銀スタ)

 鹿島はU―22(22歳以下)日本代表の大迫が前半36分に負傷交代した。相手のタックルを受けて両脚の付け根を合計9針も縫う裂傷を負い、オリベイラ監督は「こんなけがは見たことがない。日本のサッカーにはラグビーと格闘技がまざっている」と試合後の会見で怒りをあらわにした。

 チームの連勝も5で止まり、監督は「勝てた試合を自分たちで手放してしまった」と不機嫌だった。

[ 2011年8月24日 22:52 ]

負傷退場した大迫は9針も縫う裂傷だったとのこと。
これには怒り心頭である。
ジャッジ的にはノーファールであったが、明らかに悪質であり、カードの対象であったと言えよう。
ここは主審の見逃しも含めJリーグの未熟さを感じたところである。
チームも痛いが、好調であった大迫本人はもっと痛い。
日本サッカーの成熟のため、向上を促したい。

Jリーグ 第23節 ヴァンフォーレ甲府戦

祝!本山300試合出場。

大迫、昔の感覚を思い出す

[鹿島]絶好調のFW大迫選手「昔の感覚を思い出しました」
 前節、広島に快勝し破竹の5連勝。いつしかの奇跡を思い浮かべているファンもさぞ多いのではないでしょうか。「いまは負ける気がしない」(遠藤選手)のも手応えと自信を掴んでいる証拠なのでしょう。
 さて、この5連勝を支えている男と言えば、なんといっても絶好調のFW大迫選手。確実に結果を残し、チームを牽引しているその姿は、もはや「第87回全国高等学校サッカー選手権大会」で鹿児島城西高校を準優勝へと導いた時の“怪物ぶり”を自然と想起させるもの。“超高校級”と呼ばれ、いまだ破られていない「1大会最多得点記録の樹立。多くのサッカーファンを席巻したあの衝撃から3年、いよいよプロの世界でも「半端ねえなんて声が聞こえてきそう。
23日の今日、そんな高校時代のプレーに話がのぼると、
「昔(高校の時)の感覚を思い出しました」
そう話してくれた大迫選手。そういえば……。
 第21節の仙台戦。2つのPK獲得に絡み、ほぼ自身の得点ともいえるMFフェリペ選手の決勝PKをアシスト未遂したあと、その活躍ぶりを問われた大迫選手は、「自分の持ち味は仕掛けだと思う。仕掛けていこうと思った。(中田)浩二さんのアドバイスが大きかった。『失ってもいいから』という思い切りが出た」と話していました。
 結果、第9節のC大阪戦では強烈な無回転ミドルでのゴラッソに加え、驚異的なドリブル突破からMF増田選手の決勝点をアシスト。続く前節の広島戦でも、絶妙なポストプレーでMF野沢選手の追加点をアシストし、終始エースの風格漂う圧巻のプレーを披露してくれました。
 ただ、それでも広島戦に限っては「(シュート)4は少ないッスね……。5か6は撃ちたい」と本人は意外にも反省しきり。アシストよりもノーゴールに終わったことを悔やんでいました。
 このゴールへの飽くなき貪欲さこそ“昔の感覚”なのだと、大迫選手の言葉を聞いてそう思いました。

(鹿島担当 村本裕太)

絶好調の大迫にスポットが当たっておる。
中田コのアドバイスで、昔の感覚を取り戻し、攻撃の核となっておる。
しかしながら、広島戦では無得点に終え、シュート数も少なかったと悔やんでおる。
FWとしてゴールという結果は最も重要なファクターである。
大迫も得点にこだわり、相手に更に脅威を与える存在となって欲しい。
大迫がゴールを量産するストライカーとなれば、チームの勢いは更に増すであろう。
期待しておる。

福西氏が語るJ1前半戦ベストゴール

福西崇史「磐田の山田は勢いに乗っている」
元日本代表が語るJ1前半戦ベストゴール

2011年8月24日(水)

 2011年のJ1もシーズンの半分を折り返し、今季もさまざまなスーパーゴールが生まれるなか、世界を舞台に戦ってきた元日本代表MF福西崇史氏が前半戦のベストゴールをセレクト。かつてジュビロ磐田で中心選手として黄金時代を築き、現在は解説者としてもその落ち着いた口調と冷静な分析力でサッカーの魅力を発信し続けている福西氏が選ぶゴールとは!?

■福西氏のベストゴールセレクション(前半戦)

ベストゴール:山田大記/磐田 第18節 vs.福岡


 相手を誘ってまたを抜き、あの角度からのループシュートはイメージがないとできない。非常に難しい選択だし、チャレンジして結果を残したのは素晴らしい。完全に今の磐田を引っ張っているし、10番という重い番号を背負いながらしっかりプレーできる落ち着きは新人離れしている。コントロールからのターン、体の持って行き方、GKの動きを見てループシュートに決めた判断、メンタル面の強さ含め、総合的に前半戦ベストゴールにふさわしいゴールだった。

乾貴士/C大阪(現ボーフム/ドイツ2部) 第19節 vs.鹿島

 ターンから2人の間を抜けて、相手のコースを邪魔しながらスピードに乗ったままボールに力を伝えている。しっかり止めて蹴る、ドリブルする、基本的なことの大事さが凝縮されている得点だった。止めて蹴るで言えば、ヤット(遠藤保仁/G大阪[第17節 vs.柏])のゴールとも悩んだが、こちらの方が『こういうドリブルをしてしっかり練習しなさい』というメッセージが伝えられるかなという点で選択させてもらった。

小笠原満男/鹿島 第19節 vs.C大阪

 ボールを奪った瞬間にGKを見られる視野の広さと枠に入れる裏づけされた技術、シュートを選択した決断力、簡単そうに見えて非常に難しい得点だし、何よりワクワクさせてくれるゴール。サッカーは遠いから入らないとかではないし、サッカーの醍醐味(だいごみ)を伝えてくれる1つの得点だったと思う。


ハーフナー マイク/甲府 第5節 vs.G大阪

 敵を抑えながら自分の体を支えられる強さと、その中でボールを向こうに運ぶ技術、感覚というのは、高さのない日本の中ではなかなか見られないもの。ボールの勢いは比較的そのまま伝えられるが、ボールの角度を変える当て感、力加減は非常に難しいだけに、こういうシュートを決めてくれると周りの選手は楽になる。

石原直樹/大宮 第3節 vs.G大阪

 ストライカーらしい動きと、とっさの判断、動きながら自分の考えていたボールが来なかった中でのアイデア。試合を見ている人は思わず『えっ』となるプレーが楽しいわけで、このアイデアは好きですね。外れたら外れたで「アイデアはすごいね」となるが、結果を出さなければいけない世界でアイデアと結果が一致した面白いゴールだった。

■駆け引きの重要性と面白さ

 今季のゴールの傾向は、斜め45度の巻くシュートが多いこと。もちろんボール自体の影響、意識の問題もあるが、外国に比べるとミドルシュートが少なかったなか、技術は格段に上がってきている。ただ、ゴールの選定について言うと、やはりサッカーは11人でやるものだし、シュートまでのつくり、つくってくれている人の動き、そういうものに目がいってしまう。あとは基本がちゃんとできているかと、駆け引き。乾のゴールにしても、自分の体をしっかり整えて蹴らないと力は入らなかったし、山田のゴールはもしGKがじっと立っていて上を狙っていたら無理だった。そういったところに面白さを感じる。

 現役時代の自分のスタイルをあらためて分析すると、僕自身、駆け引きが好きだった。ボールを取る前に体を当てにいったり、相手のスピードを殺すためにコースに入っておくとか、自分のところでボールを取るために前の選手にコースを切らせたり、逆に僕が誘い込んで後ろの人に取ってもらうとか、そういうプレーに魅力を感じていた。選手としては自分を知るというのはひとつ大事なところで、僕は走れないというのが分かっていたし、じゃあ走らなくていいためには、チームとして力を出すためにはどう協力すればいいかを考えた。個人競技じゃないし、それを補ってチームとしての力にすればいい。今はサッカーをやっていて本当に良かったなと思う。

 チームを作り上げる上で、選手として一緒にやりやすかったのは言葉で言わなくても分かり合える選手。あの磐田の黄金時代の選手たち(当時中山雅史、名波浩、藤田俊哉、奥大介らが在籍)は言葉いらずでサッカーができるので、OBになって動けなくなってもいまだにやれる。イメージが合う選手とはボールを蹴るだけで分かるし、日本代表で言えばヤットはやりやすかった。反対に相手選手としてやりにくかったのは、裏を突こうとする選手。俊輔(中村/横浜FM)は技術もしっかりしていて、相手との駆け引きで局面を変えるし、個人個人でやっていても嫌な選手だった。ただ、一番はやはりあの黄金時代の磐田の選手たち。敵にしたら絶対に嫌だし、もうお手上げだと思う(笑)。

■若手の勢いとベテランの経験、サッカーの醍醐味

 今季のJ1を眺めると、ベストゴールにも選ばせてもらった山田は勢いに乗っているなと感じる。もちろん柏の田中順也や川崎の小林悠ら結果を出している選手たちというのは、それが自信になって思い切りのいいプレーが出ている。そういうことが成長を助けるし、新人なのでミスをして当たり前。思い切りのよさは新人の特権だし、柏の酒井宏樹が右サイドを駆け上がっていく姿なんていうのは、彼は最初ケガをしていたわけだけど、プレーしていくなかで自分の思った通りのプレーができて、そこで生まれた自信が彼の良さを引き出していると感じている。

 ベテランで言えばヤットは当然見るべき選手だし、見る側としては経験豊富な選手が新人をコントロールしているところまで見られれば面白いし、サッカーをより知ることができる。僕がボランチをしていたこともあって後ろで安定感を作るところに目が行ってしまうが、楢崎(正剛)が落ち着いてやっているところや闘莉王(以上、名古屋)が指示している姿、中澤(佑二)がうまく栗原(勇蔵=以上、横浜FM)のカバーをしているとか、そういうところに魅力を感じる。外国人選手では、レアンドロ ドミンゲス(柏)が気に入っている。基本に忠実なところと献身的なところ。組織の重要性が増す中、助っ人がなじめないこともよくあるが、チームの一員として技術をいかんなく発揮しているし、チームの躍進に大きな影響を与えている。

 チームとして今見ていて面白いのは、やはり柏。J2から昇格したばかりでJ1の上位にいられるのは力がないとできないし、全員守備、全員攻撃というJ2で戦ってきた力がそのまま出ている。あとは広島もこの4、5年ずっとやってきて、誰が出ても同じようなサッカーができるのは見ていて面白い。僕の理想のチーム像は、自分たちでボールを奪いにいって奪えて、攻撃では相手に触らせずにゴールを決められるようなチーム。選手としてやっている中で「サッカーは楽しくないと」と思ってずっとやっていたが、そういう方が見ている人も応援したくなるだろうし、面白いと思う。ただ、相手がいればうまくいかないし、それをうまくいかせようと駆け引きする。やっぱり、それがサッカーの醍醐味だと思う。


<了>
(取材日:2011年8月9日)


2011年Jリーグ前半のベストゴールに満男を銅像ゴールを選ぶ福西氏である。
簡単そうに見えて難しい得点と語っておる。
子のゴールは胸をすく気持の良いものであった。
満男の視野の広さと技術が生んだこの素晴らしいゴールを、福西氏はサッカーの醍醐味と称した。
このようなプレイを堪能すべく、我等はスタジマムに向かう。
そして、また素晴らしいゴールに出会えるであろう。
楽しみにしたい。

シャルケ・篤人、のんびりやりますよ

【ドイツ】リーグ戦スタメン落ちが続く内田篤人の変化と復活のきざし
了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
木場健蔵●写真 photo by Koba Kenzo



出場機会がなかったマインツ戦だが、その表情は明るかった

 内田篤人が少しずつ復活に向けて動き出している。
 今季に入ってからの公式戦出場は、UEFAヨーロッパリーグプレイオフのヘルシンキ戦に左サイドバックで先発したにとどまっている。それも決して出来が良かったとは言えず、ビルト誌では最低評価に相当する6点をつけられるなど、まるで戦犯扱い。格下のヘルシンキに敗れたうっぷんを晴らされているかのようでもあった。
 その週のリーグ戦、つまり第3節マインツ戦では再び先発から外れている。これで開幕から3戦連続のスタメン落ちとなった。
 それでも少しずつ上昇モードにあると感じさせるのはなぜなのだろうか。まずは見た目の違いだ。ドルトムントとスーパーカップを戦った7月下旬は、華奢(きゃしゃ)な内田にしてはいくぶんぽっちゃりとしているように見えた。本人も「このオフで2キロ増えました」と打ち明けている。体型にはさほど影響は現れないようではあるが、顔つきは一目瞭然だった。それがだいぶ引き締まり、頬(ほお)はこけ、鋭い目つきが戻ってきたように思う。
 ただ単に身体をしぼっているのではなく、自分のサッカー人生で初めて、チーム練習以外に筋トレを行なっているのだそうだ。「体をでっかくしたいなと思って、ユリアン(・ドラクスラー)と、『たいしたことないなあ』とか言ったりしながらやっている。それにしても外国人って、すぐ筋肉がつくんですね。あそこまでムキムキになりたいわけじゃないけど。まあ、楽しみながらできればね」と、笑いを交えながら、筋肉強化に取り組んでいることを語る。

 また、そんな話をする内田の表情も、これまでと変わったように見える。一時は、下を向きながら「まあまあのんびりやりますよ」と、現状を気にしていない風を装いながら、なんだかうしろめたそうな様子がありありと見えた。だが先発から外れ、悔しい思いをしている分、それを自分自身のパワーアップにつなげたいという意識が生まれてきたようだ。内田は「この時間をムダにしたくないなと思って」と言う。昨季までの、「欲がない」「向上心がない」などと自分を評していたころからすると、大きな変化だ。
 マインツ戦でシャルケは、前半に2点をリードされるも、後半に4点を返す大逆転劇を演じた。後半開始と同時にドラクスラーとファルファンを投入し、一気に流れをひっくり返した。「自分がもしも交代出場を命じられたらどういうプレイをしようとイメージしていた?」と聞かれた内田は、「もう、ハーフタイムの時点で今日はないなと思った」と苦笑いした。
 この日の試合は午後3時半キックオフ。30度を超える暑さだったが、「ドイツ人は暑い、暑いと言ってるけれど、この程度で暑いの? 日本じゃプレイできないね、みんな」と、楽しそうに話していた。そんな雰囲気も、「まあのんびりやりますよ」と自嘲気味に話していた1ヵ月前とは違う。
 久々に与えられたヘルシンキ戦のチャンスはものにできなかった。それでもこのまま上昇モードを続けていけば、再びシャルケの先発として必要とされる日は、案外、遠くなさそうだ。


レギュラー落ちも筋力強化に励むシャルケの篤人である。
篤人本人はのんびり構えておるように語るが、内心は出場意欲に燃えておるであろう。
是非とも、出場機会を得、再びレギュラーを奪い取って欲しいところ。
スピードにパワーを付けた、新たなる身体で欧州を跋扈するのだ。
楽しみにしておる。

興梠、先発復帰へ

興梠、先発復帰も!大迫と2トップで連勝街道だ
 鹿島は24日のアウェー甲府戦でFW興梠がリーグ7試合ぶりに先発復帰する可能性が高まった。右ふくらはぎ肉離れから復帰後は3試合連続で途中出場が続いていたが、負傷離脱中のMFフェリペ・ガブリエルに代わりFW大迫と2トップを組む。

 「途中出場よりも先発の方が試合に入りやすい。連勝を止めないようにしたい」と力を込めた。チームは5連勝中で、甲府戦と28日の福岡戦に勝てばクラブ史上7度目の7連勝となる。過去7連勝以上を記録した6シーズンのうち5シーズンで優勝しており、今後を占う重要な連戦になる。

[ 2011年8月24日 06:00 ]

興梠が先発復帰との報。
これは頼もしい。
本人も途中出場よりも試合に入りやすいと述べており、気持ちは高ぶっておろう。
前節でも、交代直後守備に追われたものの、徐々に大迫との連携が深まっていった。
その結果、大迫のパスに飛び出して先制点につながるファールをゲットした。
そして、試合終盤には追加点の起点となるクロスを大迫へ送っておる。
興梠のスピードで甲府DFを切り裂くのだ。
勝利のために疾れ。
楽しみである。

鹿島、ナビスコ杯に無料招待

ナビスコ杯準々決勝にサポーター2万人招待…鹿島
 鹿島がナビスコ杯準々決勝(10月5日・相手未定)に2万3000人を無料招待することが分かった。クラブ初の試みで、今月末からクラブ広報誌FREAKS会員を対象に観戦券の配布を始める。08年から3年連続準々決勝で敗退中。関係者は「勝ち抜くために多くのサポーターに集まってほしい」と話した。
(2011年8月24日06時01分 スポーツ報知)

10月5日のナビスコ杯緒戦に2万3千人のサポーターを招待とのこと。
これは良い企画である。
平日のナビスコ杯は客入りが悪く、選手のモチベーションを維持するのが難しい。
そこに、大人数の観客が入れば、気持ちは高揚するというもの。
無料招待されずとも、多くの者共が集まるスタジアムは雰囲気も良い。
是非とも聖地へ足を運びたい。
今季は久し振りにこのタイトルを手にしたいのだ。
秋空の国立で、ナビスコのお菓子を食べながら声援を送りたい。
まずは緒戦に大勝を飾るのだ。
気合を入れなおしたい。

小澤、パラグアイでの経験

南米の地で呼び覚まされていったゴールキーパーの本能
「他人に合わせていたら認めてもらえない」



 2010年12月、パラグアイ。首都アスンシオン。
交差点の信号で車を停めると、男がいそいそと近寄ってきた。頼んでもいないのに手にしたワイパーで窓を拭き、当然の権利のようにチップを要求してくる。小さくため息をつきながらもポケットのコインを無造作につかみ、半分近く開けた窓から手渡した。不用意に全開すると、そこから腕を入れドアを開け、体をねじ込んで強盗まがいの行為に遭うこともある。
信号が変わり、彼は188cm、84kgの巨躯(きょく)をシートに預けてアクセルを踏んだ。虚(うつ)ろな目をして立つストリートチルドレンを視界の隅に捉えた。速度が上がり、雑多な風景は背後に飛んでいった。
「無謀な挑戦」
そんな言葉を背中に浴びながら日本を出て、もうすぐ1年が過ぎようとしていた。カーステレオから流れる音楽は騒がしいヒップホップだった。この国では何かをくよくよ考えず、頭を空っぽにできる曲の方がいい。
<いつの間にか音楽の趣味まで変わったな>
彼は思わず苦笑いを浮かべた。
2009年12月、小澤英明は所属していたJ1鹿島アントラーズから契約更新の誘いを受けながら、その申し出を断った。強化部長や監督だけではなく、社長からも説得を受け、申し訳ない気持ちと心からの感謝に胸を詰まらせながらも、決心を変えずにチームを出た。他に行く当てがあったわけではない。
「誰も自分を知らない海外で、正GKとして思い切り戦ってみたい」。35才の日本人GKはその一念で年俸2000万円と安定した生活を捨てた。
Jリーグでの18年間、彼はベンチ生活を余儀なくされている。控え選手として記録した257試合は史上最多記録。「品行方正で勤勉」というのが彼の評判だった。試合に出られない選手は我慢できずチーム内で衝突を起こして移籍を繰り返すか、もしくは挫折を感じて引退を考えるのだが、彼はプレイする可能性がほぼ閉ざされていても毎試合準備を怠らなかった。関係者からは、「我慢強い性格、指導者に向いているよ」と称えられた。
単行本『アンチ・ドロップアウト』の取材ではそんな彼の本音に迫っている。
温厚に見えた小澤は、もうひとりの自分とたえず格闘していた。控えGKとして周囲に合わせて生きてきた自分。やがて、“分別顔”のマスクを捨て去りたくなった。 荒々しい闘争本能を剥き出しにする自分を取り戻したい。その衝動を抑えきれなくなった彼は、代理人を通じて話があったパラグアイに渡る決意をした。
2010年1月、小澤は東京から40時間近いフライトで南米パラグアイのアスンシオンに到着している。人口約85万人、アルゼンチン国境近くにある国内最大の町は、決して裕福とは言えない。平均月給は約3万円。町中にバラック小屋のような家を多く見かけるなど慢性的な貧困を抱え、昨今の世界不況の影響で治安は以前よりも著しく悪くなっているという。
しかし、パラグアイサッカーは熱気を失っていない。4大会連続の出場となった南アフリカW杯では日本を破り、ベスト8に進出。盛況を呈す国内リーグは、ネルソン・バルデス(エルクレス)、オスカル・カルドソ(ベンフィカ)、ロケ・サンタクルス(ブラックバーン)、ルーカス・バリオス(ドルトムント)など欧州のトップリーグやアルゼンチン、メキシコの名門クラブに数多くの選手を輩出している。
かつては廣山望(セロ・ポルテーニョ)、福田健二(グアラニ)と、日本人選手も活躍を遂げ、彼らを送り込んだ代理人と小澤は契約した。
1月12日、アスンシオンに本拠を置く古豪スポルティボ・ルケーニョの練習に初めて参加した。世界的名声を誇ったパラグアイ人GKホセ・ルイス・チラベルトもプレイしたクラブで、その一歩を踏み出すことになった。兄のロランド・チラベルト監督からはセービング能力を高く評価され、「2試合、レセルバ(リザーブチーム)でプレイしたら、トップで使うから」とお墨付きをもらうほどだった。
2月17日、小澤は約1ヵ月間の練習参加の末、半年契約にサインした。
「練習はかなり激しかったですよ」と小澤は説明する。
「試合前なのに“2部練”があったり、バーベルスクワットなど膝がカクカクになるまで追い込みます。へたれ込みそうになると、『どうした? それで終わりか』とコーチが挑発してくるんです。『サッカーをやりたい奴はこの国にはごまんといる。お前は音を上げるのか?』と。『やってやるよ』という気になりますよ。その壁を越えると、コーチが全身で努力を称えてくれるんです」
男同士、問答無用のやりとりだった。
一方、小澤は練習を重ねる中で、語学修得の必要性も強く感じた。彼は片言のスペイン語はマスターしていたが、ピッチの共通語はグアラニー語だったのである。
「チームメイトの多くは先住民族グアラニー族で、グアラニー語を使い意思疎通を図っていました。すぐにスペイン語で引けるグアラニー語の辞書を購入し、最初はハウベイ(こんにちわ)、イコラ(元気です)など挨拶程度から覚えましたね。ピッチでもジェンバイ(マイボール)みたいにグアラニー語を使うようにしました。グアラニー語を使うとパラグアイの人たちは本当に嬉しそうな顔をするんです。現地のスペイン語はSpainのSは発音せず、そうすることで征服されたスペインへの思いを表しているなんて言う人もいます」
彼は環境の激変に必死についていった。
「なにより、“自分らしい戦い”を見せる必要がありました。日本にいた頃は、ディフェンス全体のことを考えて、サブGKはレギュラーGKと同じようなリズムでプレイするように心がけてきました。自分を殺してもチームに報いるプレイが大事だったんです。ところが、こっちでは他人に合わせようものなら、『お前は誰なんだ?』と、認めてもらえない。最初は少なからず戸惑いました。自分らしさを見せるために海を渡ってきたけど、長年の習慣は抜けなかったから」
しかしパラグアイ人たちと一緒にプレイすると、次第に野性的本能が呼び覚まされていく気がした。
「ピッチの選手たちは本能のままにボールを追いかけ、まるで獣のようなんです。例えば五分五分のボール、日本だと相手との距離を測って飛び込みますが、向こうはボールしか見ていない。相手を殺す気迫で向かってくるから、こちらも殺すか殺されるかで挑まざるを得ないんです。シャツを引っ張るなんて可愛いもんで、わざと顔を殴ったり足を踏んだり、殺伐としていますね。叫び声、うめき声、うなり声が聞こえる。野生動物ですよ」
ピッチでは肉と骨が軋(きし)む音が聞こえた。もし接触プレイから逃げれば、グアラニー語で「ニャティニュ」と嘲(あざけ)りを受ける。ニャティニュは蚊を指し、戦場に立つ資格がない者という意味だ。まるで未開のジャングルで獣が獲物を奪い合う獰猛さだが、彼は怯まなかった。足を踏ん張り、格闘した。
いつしか現地では、「Hide」と呼ばれていた。スペイン語圏ではHが発音されないため、イデになったが、友人への親しさと戦友への敬意が込められた呼称だと彼は気に入った。日本では、「小澤さん」と呼ばれることが多く、それは敬称に違いなかったとはいえ、“おとなしい優等生”と言われているようにも聞こえたのだ。
小澤は日々順調にパラグアイサッカーに適応していった。
しかしチラベルト監督との約束は果たされぬまま、レセルバの試合に出場するだけで6月2日には前期リーグが終わってしまう。チラベルトからは、「Hide、お前のことを使う気でいた。しかし、もし使ってしくじってみろ? 俺は日本人GKを起用した監督としてバッシングを受けていたはずだ。それが怖かった」と説明を受けた。小澤には戦い続けるしか手だてはなかった。
1軍出場試合が0でも半年契約を更新できたのは、孤高の日本人GKの闘争心と献身が高く評価されたからに他ならない。
<ここに自分が来たのは、必ず意味がある>
彼は赤土の大地と生い茂った木々を眺めながら思った。太陽は高い位置で、怒りを振りまくみたいに照りつけ、生命力が沸き立つような自然の迫力が心を癒してくれるような気がした。

試合に出るためには賄賂(わいろ)が必要?



6月下旬、短いオフを終えてチームに戻ると、ロッカールームから自分の荷物が消えていた。新たに監督に就任したビクトール・ヘレス監督は、「お前のことなど知らない。用はないから出て行け。練習の帯同も許さない」ととりつく島がなかった。小澤は当然、「契約がある」と強く抗弁した。実際、会長と契約書にサインを交わしていたが、運悪く会長は南アフリカW杯に視察に出かけていて、押し問答が続いた。
数日後、契約が確認されてチーム活動に帯同できたが、ぼろぼろの練習着を渡され隅っこで汗を流す日々だった。練習後は監督から「俺のシュートを受けろ」と命じられた。レセルバの試合出場すら許されなかった小澤は「少しでもアピールを」と気丈にもダイブを繰り返したが、それは見せしめだった。
「見てみろ、日本人はこんなシュートも取れねぇぞ」。彼は仲間たちの面前で、激しく罵倒された。
後期リーグ開幕後わずか3試合、8月にヘレス監督は成績不振を理由に呆気なく解雇された。小澤はようやく屈辱から解放されることになったわけだが、彼はその頃、絶望的現実を突き付けられている。
「この国は賄賂とコネが物を言う。誰でもいい。有力者に金を積むんだ。会長、監督、主力選手、記者。あいつらはきっと金を受け取り、お前がプレイするように計らってくれるだろう。さもなければ、日本人GKがこの国でプレイするのは奇跡だ」
周囲の言葉に小澤は耳を疑ったが、思い当たる節はあった。
「パパは本当に頑張っていました! だから、『賄賂を払えば、正GKになれる』なんて話を耳にしたときは“冗談じゃない”と腹が立ちました。そんなの許せなかった。でも、それが現実だったんです。実は夫婦二人では、『これは無理かもね』と話をしましたけど、『最後まで家族で戦おう』と誓ったんです」
これは小澤の妻である明子夫人の告白である。
「最初は夫だけがパラグアイに旅立ったんです。でも、Skypeのビデオ電話で話していると、みるみるうちに頬がこけてきて。水にあたったらしいんですけど、“私が行かなくちゃいけない”と決心しました。
治安は悪い国という認識はありましたよ。指輪やピアスなど装飾品は全部日本に置いていくことにしたし、服装も目立たない安い服だけを持って行きました。でも怖いよりも、“彼を助けに行かなくちゃ”という思いが強かった。“私がご飯を作って食べさせてあげるんだ”って。だから、8才と6才になる二人の娘たちにも、『パパ一人で頑張っているでしょ? みんなで行ったら、元気になるよ』と言いました。パラグアイがどこの国だか、よく分かっていなかったようですけど。
パパが一世一代の決心で頑張っているのに、今、家族が助けないでいつ助けるんだと妻として思ったんです。
日本を発ったのは4月4日です。初めて見たアスンシオンは道が汚かったし、危ないから一人では外に出歩けず不便でした。
でも、嫌いにはならなかったです。
家族を送り出すとやることもないからお勝手を片付け、床にモップを掛けるんですが、決まって涙が出ました。最初の頃は戸惑いましたが、涙はどうにもならないので、3ヵ月ほど止めどなく流れるままにしたんです。泣くのは決まって掃除の時だけ。泣くだけ泣いたら、すっごく気持ちがすっきりしました。寂しいとか、孤独だとかではないんです。うまく説明できないんですが、“夫は楽な境遇を捨ててこんなにも頑張っている”という気持ちが大地に伝わり、受け止めてもらい癒されるというか。“自分はこの国で家族と自然と共存して生きている”と実感して、抱えていたものが吹っ切れたんです。
きっと、日本では周囲のことを気にしすぎていたんでしょうね。夫自身が“いい人”と美化されていたので、必要以上に自分たちは目立っちゃいけないと思っていたのが、パラグアイでは余計な気遣いをしなくて済んだ。パラグアイ人はみんな本能のままにピッチで戦っていましたから、こっちも気兼ねしている場合じゃなかったし、全部が真剣勝負で、私は初めてサッカーが好きになりました。
娘たちも、『パパ、楽しそうだね』と嬉しそうに言うんです。日本にいた頃、『パパ、サッカーやっていて楽しいの?』と私に尋ねてきて、ショックでした。パパはその時は笑顔だったのに、子供は本心が読み取れるんですかね? 彼が本当の感情を隠さなくなったことは、娘たちにも伝わったみたい。上の娘はどちらかといえば内向的でしたが、向こうに行ってからとても明るくなりました。
ただ、娘に辛い思いをさせたこともありました。
スクールバスで日本人学校に通っていたんですが、下の娘がバスの中で寝ているとき、上の娘は一人で窓の外を眺めていて、銃を突きつけている人を見てしまったらしいんです。何があったのか聞いても、彼女は口を閉ざし、話してくれませんでした。ずっと後になって、『ワイパーを持った人がタクシー運転手を銃で脅していた』と話してくれたのですが、幼い娘に怖い思いを抱えさせたかと思うと、申し訳なくなりました。
でも、私たちはパパを支えようと誓ったんです。
試合では、向こうの選手が“日本人GKを潰せ。手柄になるぞ”とわざと蹴り上げてきたから、とにかく無事を祈っていました。敵選手も生きるために必死なんでしょうけど、それならこっちだって一緒ですよ。“家族みんなで燃えて戦うぞ”と心を一つにしました。家にいるときは他にやることもないから、みんな一緒になっていろんな話をしましたね。おかげで絆が深まりました。
私は何もできないけど、“サポーターを味方に付けよう”と考えました。現地にいる日本人の人たちが助けてくれました。応援を呼びかけるポスターを作ってくれる方もいて、ありがたいですよね。8月に「Hide Luque」というサポーターチームを作り、メーリングリストでレセルバの試合情報を流したら、最初5人だった応援団は徐々に増えて10月には50人以上になりました。
『Hideは日本人サポーターを背負っている』と新聞でも話題になって。今思えば、そこを契機に流れが変わったんです」

そしてつかんだ正GKの座



南半球は7,8,9月が冬だ。寒さは厳しいが、ロッカールームのシャワーは一つで水しか出なかった。選手たちはそれをみんなで分け合う。
しかしだからと言って、パラグアイ人選手は決してべたべたとしない。いつもふざけ合いバカ騒ぎしているのに、ある朝その同僚が練習場に来なくなったとしても平然としている。この国の選手は、常にいい条件を求めて移籍を繰り返すからだ。ルケでも同じチームに1年いれば“古参選手“扱いで、実際シーズン当初いた30人の登録選手で終了まで残ったのはわずか8人だった。
誰も感傷には浸らない。立ち止まると、不安が轟々(ごうごう)と立ち上ってくるのか、選手たちは情が絡んだ湿っぽさを嫌い、ひたすら今を生きている。
「コワンガ」
グアラニー語で選手たちは口々に言う。「今だ」と。日本で慣れ親しんだ「次、行こうぜ」という掛け声は意味を成さない。勝った後のロッカールームでは乱痴気騒ぎになるが、負ければ誰も口をきかず、親しい人が死んだような暗さに包まれる。今がなければ次などない。おかげでロッカールームはいつもカラッと乾いている。
そんなチームに半年以上在籍し、小澤は常に闘う姿勢を見せてきた。選手たちの多くは這い上がるために競争相手を出し抜こうとするが、戦う者を疎略(そりゃく)には扱わない。
「Hideをトップチームで使うべきだ」
10月に入ってもチームが負け続けてリーグ最下位を彷徨(さまよ)う中、そんな声が出始めた。
小澤にとって幸運だったのは、10月に急遽監督に就任したカルロス・ハラとGKコーチのハシント・ロドリゲスが色眼鏡を持たず、日本人GKのプレイを正当に評価してくれたことだろう。10月24日のナシオナル戦で初のトップ招集を受け、この試合で出場機会はなかったものの、11月1日のリザーブリーグ、ルビオ・ニュ戦でマンオブザマッチに選出されると、11月12日のオリンピア戦の先発出場が決まった。
「『お前で行く』と言われたことはそれまでもあったから、半信半疑でした。監督とGKコーチは人格者で、“この人たちに出会えただけでも自分の財産になる”と考えていましたね。ただ、出たらやれる自信は当然ありました」
オリンピア戦、小澤は“奇跡”のデビュー戦を果たすことになる。相手は3度の南米王者に輝いた強豪だったが臆することはなかった。
「念願の出場だからと言って、特に緊張することはなかったですよ。なぜなら、ライフル銃を持った人たちが町の中に突っ立ち、車のない選手も銃は持っている国で、僕は生きてきたんですから。練習もそうですが日常が戦いの連続で、誰が相手でも怖さはなかった。命を取られるよりも怖いことはないですから」
試合前、ロッカールームで仲間たちと円陣を組んだ。彼が円の中心に立ち、気合いの言葉を口にすると、チームメイトがそこに「行くぞ」とか、「やるぞ」とか、あるいはもっと俗的な言葉を被せ、全員で気持ちを高めていく。室内には神父がいて、選手は体のどこかに十字を切ってもらった。小澤は手の甲に十字を切られ、宗教心はないのに何かの加護を受けた気がした。
前半4分にルケーニョはセットプレイからゴールを決め先制するも、前半24分にオリンピアに追いつかれてしまい、その後は劣勢だった。しかし、小澤が持ち前の守備範囲の広さを発揮してピンチを防ぎ、冷静なコーチングで崩れかかる守備陣を立て直す。一進一退の攻防が続いたが、引き分けは負けも同然と思っている強豪オリンピアが、強引にゴールをこじ開けに来た。
ゴール前、小澤がハイボールをキャッチに行った時だ。彼は膝を曲げて相手をブロックしながら飛んだが、そこになりふり構わず相手選手が飛び込んできた。相手も死に物狂いなのだ。自分の膝が相手の内臓にめり込み、もんどり打って倒れるのが見えた。一方、小澤も衝突した時に足の付け根に激しい痛みを感じ、悶絶しそうになった。しばらく突っ伏していると、頭上から声がした。
「Hide、さっさと立つんだ。今、俺たちが戦っている舞台はPrimera(1部リーグ)なんだぞ!」
小澤は一瞬にして体が熱くなるのを覚えた。声の主は、リザーブリーグで一緒に戦ってきたディフェンスの選手だった。苦しみを分かち合い、同時期にトップチームに招集された同士だからこそ、その言葉の意味が伝わってきた。言葉に奮い立つと痛みはどこかに消え、「痛みは心が肉体に与えるものだ」とパラグアイ人トレーナーから真顔で諭されたことを思い出した。
日本人GKは再び守護神として立ちふさがった。決定的なシュートも何度かストップした。結局、試合は1−1のまま終わった。
「小澤のショーのような試合だった。多くの決定機を防いだだけでなく、自身のサポータークラブまで引き連れ、スタジアムを沸かせた。小さな目をしたGKがゴールマウスに立つと、その存在感は絶大だった」
パラグアイの有力紙「ウルティマオーラ」はそう論評し、出場選手中最高の7点を付け、マンオブザマッチに選出した。
11月21日のタクアリ戦でも小澤は先発して3−1の勝利に貢献。11月28日のスポルト・コロンビア戦では1部残留をかけて挑んできた相手を零封し、アウエーで“最高の憎まれ役”になった。ウルティマオーラ紙ではまたもマンオブザマッチに選ばれた。最終節、12月5日のソルデルアメリカ戦でもゴールを守り、最下位に沈んでいたチームは最後の4試合を1勝3分けの無敗で切り抜けている(パラグアイリーグの降格チームは3シーズン合計ポイントで争われ、ルケは残留)。
トップチームの勝利給は約2万円。J1時代の10分の1以下だった。これを多いと捉えるか、少ないと捉えるか。その価値は戦った者にしか分からなかった。

次なる戦いの場、新潟へ



ルケーニョの練習参加から最終節までの298日間、小澤は最後まで戦い切っている。
<この国のピッチによく立てたもんだ>
彼はつくづく思う。
練習時間は頻繁に変更になり、選手に伝わらないことや、チームメイトが抜け駆けしようとウソの情報を流すこともあった。トップリーグの試合開始時間も頻繁に変更された。16時と発表されていながら、当日に「天候の影響」で15時に変更され、10分ほどで着替え、慌ただしくアップを済ませ、ピッチに立つこともあった。
一事が万事、不便なことばかり。ロッカールームでは何度か“泥棒”に遭い、置いていたスパイクやサンダルを盗まれたこともある。人によっては眩暈(めまい)を覚えて逃げ出したくなる環境かもしれない。
運転中に起きる事件も日本では想定外だった。
警官から呼び止められ、何ごとかと思い車を停めると、「消火器と三角灯を積んでいるか」と横柄な態度で尋ねられ、「規則だとは知らず、積んでいない」と答えると、「見逃してやるから金をよこせ」と日本円で約500円ほどの賄賂を要求してきた。その後は消火器も三角灯も積み込んで運転したが、今度は「スピード違反」と呼び止められた。結局は金の無心なのだ。
<わずかな金のために大の大人がここまで姑息なことをするのか>
ハードボイルド小説の世界に飛び込んだ気分だった。しかし、しばらくすると彼は汚職警官への対処法を見つけた。相手の意図する話とは違う方向に、会話を持って行くのだ。週末の試合のことやパラグアイ生活など何でも良い。会話を進めているうちに、相手は途端に親しげになり、引き下がることも増えた。パラグアイ人は欲は深いが、基本的におしゃべりで朗らかなのだ。
大らかでいい加減、それがパラグアイ人の流儀とも言える。
しかし一方、人々が思いのままに生きているエネルギーはとてつもなく熱かった。
ホームゲームの最中、娘たちが「Dale、Dale、Luque」(行け、行け、ルケ)と声援を送り始めた時のことだ。小さな歓声の波は周囲の何人かを取り込み、ゴール裏、メインスタンドをも巻き込んでやがてスタジアム全体を覆った。小澤は大地が震えるような響きを体感し、その場所に立っていられることに大きな幸せを感じた。
感情や欲望が剥き出しになった国だからこそ、彼は正GKの座をつかめたのかもしれない。
シーズン終了後、小澤は契約更新のオファーを受け、パラグアイの有力チームからも誘われたが、娘たちの教育問題もあり家族は一度帰国した。しかし、それは次なる戦いの準備だった。
「日本を出るとき、“あと10年現役をやる”と決めたんです。残り9シーズン。もっと成長していきたいし、必ずやれると思います。四十代で日本代表なんて格好いいじゃないですか! ゾフやシーマンみたいに」
小澤にしては大風呂敷を広げたように思えたが、そこにいるのはHideだった。
2011年4月8日、小澤のアルビレックス新潟への移籍が発表された。オフシーズンの間、パラグアイの強豪クラブと交渉を始め、渡航直前まで進んでいたのだが、3月に入りかかってきた一本の電話が彼の心を動かした。
「お前の力を貸して欲しい」
鹿島時代の戦友である黒崎久志監督からの着信だった。事情を聞くと、GKが一人負傷したのだという。正GKの東口順昭は日本代表候補でしばしばチームを留守にすることも予想された。勝負を挑むにも、若手有力GKは相手にとって不足はなかった。海外でのプレイにひきずられる思いがないではなかったが、東日本大震災の不安もつきまとう中、水戸の実家は被災していた。当然、妻と二人の幼い娘を残して旅立つには躊躇(ためら)いもあった。
そもそも、37歳の選手にJ1のクラブから声が掛かることは奇跡に近い。彼には新潟へ赴(おもむ)くことが天命のように思えた。Jリーグという闘技場で、男は再戦を仕掛ける。壮絶な戦いの記憶を胸に。


小澤のパラグアイ記である。
当然のごとく苦労の連続だった模様。
それ以上に助けたのは夫人の内助の功であろう。
アスリートとして大成するには周囲の協力が必須である。
これほど経験を積め、今だに現役でピッチに立つ小澤には素晴らしい伴侶がおったことを記録しておきたい。

甲府戦プレビュー

【J1:第23節 甲府 vs 鹿島】プレビュー:5度目の挑戦。前節の偉大な勝利を活かすためにも連勝が欲しい甲府。成熟した鹿島に青い甲府がホームで挑む(11.08.23)
降格ゾーンを抜け出せない甲府にとって、第15節(6月15日)のアウェイ鹿島戦を1−0で勝ったことは大きな自信になったし、戦い方の原点を見出せたように思えた勝利だった。しかし、その後は4連敗。未勝利だった福岡にも初勝利をプレゼントしてしまい、鹿島に勝った理由や意味があやふやになってしまった。新潟に勝って連敗を止め、清水戦の負けを挟んでG大阪に勝ったもののヤマザキナビスコカップを挟んで再び4連敗して三浦俊也監督が辞任。ACL組の名古屋、鹿島、G大阪に勝っているのに、降格ゾーンのチームに勝てない不安定な戦いが続いている。強いチームは対戦相手の能力を引き出してくれるという側面もあるし、甲府に負けたACL組のチームはタイトなスケジュールのダメージが残っていたのか、好調とは遠い状況でもあった。しかし、それが下位に負けた理由にはならない。弱いから負けただけ。

5連勝で5位まで上がってきた鹿島。第15節で勝ったときから「次のホーム鹿島戦は絶対厳しい試合になる」と思っていたが、ついにそのときが来た。鹿島にとってここからハードルが高くなるので順位を上げるには更に勝ち続けるしかないが、その前に第15節のお礼参りゴールをブチ込まないと気が済まないだろう。選手もサポーターも相当気合を入れてくることは確実。鹿島のセットプレーやカウンターが怖いことは知っているが、一番怖いのは本気で逆転優勝を狙っているということ。他のチームならポーズだと疑うかもしれないが、鹿島なら本気だと疑わない。だから2週連続の水曜ゲームでもコンディションを言い訳にすることはないだろう。前節はゴールポストもいい仕事をしたが、そうやってでも勝つことでベテランの持っている勝者のメンタリティが若い選手にどんどん浸透してくるはず。サポーターも優勝争いをしないシーズンなんて受け入れられないだろう。何といっても鹿島は優秀な強化部が作り上げた成熟したチームだし、大きな余震が頻発する地域にありながらもこれだけの戦いをしているのは凄い。青い甲府が成熟した鹿島に連勝することは相当難しい。でも、甲府には青いチームなりの意地があるし、降格の淵に追い詰められたチームにしか出せない必死のパワーもある。

前節、国立で浦和に初勝利した甲府は鹿島に勝って今シーズン初の連勝ができるのか、それとも、これまで4回繰り返してきた勝利の後は悪い内容で負ける不安定なチームのままなのか。客観的に考えれば、後者の可能性が高いと考えざるを得ない。鹿島が強いとか弱いとか関係なく、甲府は勝った次の試合ではなんとなく漂う甘さがあったからだ。で、鹿島は強いからもっと不安。甲府がやるべき戦いは、システム云々やゾーンディフェンスかマンマークかなどを論じる以前の基本である、運動量を惜しまず戦い、最後まで諦めないこと。選手に戦術眼がないわけではないから、それが出来れば鹿島が嫌がる甲府として戦うことが出来るはず。また、佐久間悟監督が先発を入れ替えたことでチーム内に危機感が生まれている。佐久間監督によると、伊東輝悦がチームの仕事として参加したイベントで「(先発を外れた浦和戦で)井澤(惇)の活躍をみて感情の中に闘争本能が芽生えた。負けたくないと改めて思った」と話したそうだ。常に感情が安定しているように見える伊東でもこう感じるのだから、この危機感はチームをいい方向に向かわせるだろう。甲府の期待は先発の座を勝ち取った井澤、柏好文、片桐淳至、冨田大介、内山俊彦という若手からフレッシュなオジサンたちの持つ渇望というエネルギー。それがチーム全体に行き渡ることでサポーターが愛した甲府の原点のサッカーが蘇る。ただ、気持ちがあってもクロスを入れるだけでは勝てない。片桐、パウリーニョ、柏、井澤がドリブルで仕掛けて鹿島のディフェンスラインを疲れさせることでハーフナー マイクが活きるし、勝機も見えてくる。誰もサボらず、仲間のミスはみんなでカバーし、ミスを恐れず積極的に戦えば素晴らしい試合ができるはず。

片桐は「守備的に行くことは考えない。先制点を取りたいし、もし取られても取り返す。鹿島はちゃんとサッカーしてくれるチーム。鹿島となら自分たちもサッカーが出来る。ここまで勝った試合の次は100%負けているから、繰り返したくない。厳しい試合になるだろうけど、上位のチームから最低でも勝点1はもぎ取らないと駄目だと思う」と言うし、井澤は「ミスを恐れずにボールを前に運びたい。小笠原(満男)選手とマッチアップするのが楽しみ。厳しくやられるだろうけど、負けないで戦いたい」と、浦和戦の勝利に満足している雰囲気はなく、渇望したまま。この意気込みで戦っても厳しい相手なのが鹿島だが、戦場はホーム・山梨中銀スタジアム。サポーターは仕事を早仕舞いしたり、なかにはありもしない用事をでっち上げたり、急に体調が悪くなったことにしてスタジアムに来てくれるはず。山梨県で総力戦を挑んで、甲府に輝く夜空を呼び込もう。


以上
2011.08.23 Reported by 松尾潤


甲府にとってはアウェイであったカシマスタジアムで勝利を飾った6月からはや二ヶ月が去った。
甲府はその勝利で気を良くしておるかと思いきや、強い鹿島を警戒しておる様子。
とはいえ、彼等にとってはホームであり、守備を固めて守り切る戦術を取ることは出来ぬであろう。
必ずや前に出てくるはず。
我等としては、そこを叩き、得点を奪いたいところ。
同じチームに連敗は出来ぬ。
邪悪なるアウェイながら、甲府から勝ち点を奪い、更なる上昇気流に乗りたい。
気分を高めて、試合に臨みたい。
期待しておる。

大迫、シュート練習

2011年08月23日(火)

明日の甲府戦に向けてミーティング後、シュート練習など軽めのトレーニングで最終調整を行いました。また一部のメンバーはミニゲームも行っています。

シュート練習をする大迫である。
ここに来て急成長をし、チームを牽引しておる大迫であるが、ゴール数は少々物足りぬ。
ここは精進し、得点を重ねて欲しいところ。
大迫の攻撃力で、明日の甲府戦は勝利を掴みたい。
楽しみにしておる。

ジーコ、イラク代表監督就任へ

ジーコ氏イラク監督就任へ「サインだけ」
 元日本代表監督のジーコ氏は22日、イラク代表監督就任について「すべてについて合意しており、あとは契約書にサインするだけ」と述べ、正式決定が間近になっていることを明らかにした。

 イラクは2014年W杯ブラジル大会のアジア3次予選に進出している。

 [2011年8月23日9時26分]

ジーコがイラク代表監督に就任とのこと。
これは素晴らしい。
ジーコのあくなき勝利への気持ちが中東の雄に力を与えるであろう。
是非ともイラクをブラジル杯へ導いて欲しいところ。
戦争の爪痕深いイラクの民に夢と希望を与えるのだ。
楽しみである。

平瀬、スーパープレイに期待

震災復興支援サッカー J1仙台の平瀬アンバサダーがPR

「スーパープレーに期待してほしい」と語るJ1仙台の平瀬アンバサダー

 イタリアと日本のサッカー界をリードしてきたプロサッカー選手のOBたちが、東日本大震災の被災地を励まそうと31日、仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台に集まり、慈善試合「震災復興支援 日伊レジェンドマッチ」と銘打った慈善試合に臨む。宮城県サッカー協会などの主催。ピッチ上で数々の「伝説」を生んだ名選手たちのプレーの魅力について、元日本代表FWでJ1仙台、鹿島などでプレーした仙台アンバサダーの平瀬智行さん(34)に語ってもらった。(聞き手はスポーツ部・千葉淳一)

 ―イタリア1部リーグ(セリエA)のACミランで活躍した選手たちが間もなく来日します。
 「被災地の宮城にACミランのOBが大勢、わざわざ来てくれることは本当に素晴らしい。2002年の日韓ワールドカップ(W杯)で、イタリア代表が仙台をキャンプ地に選んだことで生まれた仙台とイタリアの交流も、彼らの来日を後押しするきっかけの一つになったのでは」
 ―注目すべき選手は?
 「何と言っても、元イタリア代表DFのバレージ選手でしょう。3バックのスイーパーというポジションの元祖とも言われる選手で、巧みなプレーだけでなく、DFとしての強さに加えて、相手の動きを予測する賢さなども備えた選手です」
 ―対戦したことがある選手はいますか。
 「日韓W杯でイタリア代表だったFWのビエリ選手とは、鹿島時代に練習試合で対戦しました。フィジカルの強さを生かした突破はまさに重戦車。強烈なシュートを決められたことを覚えています。その試合では僕も得点しましたけどね」
 ―平瀬さんも、歴代の日本代表選手らと共に出場します。ファンに訴えたいことは?
 「神戸で一緒にプレーしたカズさん(J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良選手)らも参加してくれることになったようですね。名選手を見たいファンだけでなく、多くの人々に駆け付けてもらいたい。復興支援が大きな目的ですから」
 ―どんな試合になりそうですか。
 「驚きあり、笑いありのスーパープレーを全員で披露するつもり。イタリアの選手にも、地元仙台や全国から集まるサポーターの熱い応援を存分に感じてもらいたい」

<出場メンバー>

 ACミランとJリーグの各OBチームで、出場が予定されている主な選手は次の通り。(年齢は8月31日現在、ミランの★は元ブラジル代表、☆は元イタリア代表)
 【ACミラン】GK=★ジダ(37)▽DF=☆フランコ・バレージ(51)、☆アレッサンドロ・コスタクルタ(45)、★ホッキ・ジュニオール(35)▽MF=☆ジャンルイージ・レンティーニ(42)、☆ディエゴ・フゼール(42)、★セルジーニョ(40)▽FW=☆ダニエレ・マッサーロ(50)、☆クリスチャン・ビエリ(38)
 【Jリーグ】GK=小島伸幸(45)、都築龍太(33)▽DF=秋田豊(41)、井原正巳(43)、小村徳男(41)▽MF=岩本輝雄(39)、北沢豪(43)、沢登正朗(41)、千葉直樹(34)、森保一(43)▽FW=長谷川健太(45)、平瀬智行(34)、三浦知良(44)

<入場料1000〜5000円>

 ACミランのOBチームとJリーグOBチームの慈善試合の入場料は、最高がカテゴリー1(指定席、記念Tシャツ付き)の5000円。ほかのブロック指定席は3000円と2000円。小中高生は1000円。
 収益の全額が宮城県サッカー協会を通して「東北サッカー未来募金」に寄付され、被災地のサッカー関連の復興支援に充てられる。
 入場券はチケットぴあ、ローソンチケットなどで販売中。このイベントに関する連絡先は、日伊レジェンドマッチ実行委員会事務局03(5459)2907(平日の午前10時〜午後5時)。

2011年08月23日火曜日

ユアテックスタジアムで開催される震災復興支援試合のPRをする平瀬である。
ビエリとの対戦経験を語っておるが、平瀬はこの試合でイタリア代表DFからゴールを奪っておる。
日本代表に選ばれず2002年日韓W杯には出場叶わなかったが、実力は代表以上であったと言えよう。
その平瀬も出場する親善マッチは非常に楽しみである。
是非とも平瀬には往年のスピードを魅せて欲しい。
期待である。

山村くん、大学世界一

山村「一人一人の力がある」/ユニバ
<ユニバーシアード夏季大会:男子サッカー決勝・日本2−0英国>◇11日目◇22日◇中国・深セン

 日本が英国を2−0で下し、3大会ぶり5度目の優勝を決めた。山村和也のコメント。

 「(日本は)一人一人の力がすごくあると思う。点を取られても慌てないように、と話していた。大学の世界一はうれしい」

 [2011年8月23日9時2分]

ユニバーシアードで優勝した山村くんである。
この大会の優勝で山村くんは大学世界一となった。
王者として、鹿島を選んでくれることを望んでおる。
彼の決断を待ちたい。

オリヴェイラ監督インタビュー

20/08/2011 14h35 - Atualizado em 20/08/2011 16h02
Kashima vence e chega ao quinto jogo invicto no Campeonato Japonês

Time do técnico Oswaldo de Oliveira derrota Sanfrecce Hiroshima e faz ótima campanha de recuperação no Japão

Sob o comando do técnico Oswaldo de Oliveira, o Kashima Antlers venceu neste sábado o Sanfrecce Hiroshima, por 2 a 0, em jogo válido pela 22ª rodada do Campeonato Japonês. Com o triunfo, o time do treinador brasileiro atingiu uma invencibilidade de cinco partidas e está fazendo uma campanha de recuperação excelente exatamente como aconteceu em 2007. Na época, Oswaldo de Oliveira quebrou um recorde e fez o time alcançar a marca de nove vitórias consecutivas no torneio, passando a ser o detentor da maior sequência de triunfos da história da competição.

Confira a classificação atualizada do Campeonato Japonês

Na atual temporada da J-League, após o terremoto e tsunami ocorridos no último mês de março, que adiaram alguns jogos, o Kashima chegou a ficar na 14º e agora já é o quinto colocado na tabela de classificação.
- Apesar dos problemas no início da temporada e das lesões de vários jogadores, o Kashima Antlers está buscando sua recuperação e estou feliz com a campanha do time. Muitas pessoas no Japão estão lembrando da campanha de 2007 quando iniciamos a arrancada logo depois que sofremos uma goleada para o Gamba Osaka. Coincidentemente isso aconteceu agora novamente, mas não podemos ficar presos ao passado. Temos que trabalhar muito se quisermos continuar em busca das primeiras posições na tabela de classificação - avisou o técnico.


Oswaldo comando o Kashima (Foto: Divulgação)

Oswaldo de Oliveira contou que está realizando este ano um trabalho de renovação no Kashima Antlers. Além dos jogadores japoneses promovidos das categorias de base, ele conta com dois brasileiros jovens no grupo, o atacante Tartá, ex-Fluminense e o apoiador Fellype Gabriel, ex-Flamengo.
- Estou trabalhando para rejuvenescer o Kashima Antlers. Nessa partida, por exemplo, eu tinha em campo quatro jogadores de 32 anos, um de 30 e dois de 29. Contratamos Tartá que é jovem e está em fase de adaptação ainda. Já Fellype Gabriel já nos ajudou muito, mas, infelizmente, sofreu uma torção no joelho no primeiro tempo deste jogo e ainda estou esperando a avaliação do nosso departamento médico. Torço para que não tenha sido grave - disse.


五連勝が海の向こうでニュースになっておる。
オリヴェイラ監督は、ガンバ戦の大敗後から連勝が始まったことで、2007年を彷彿させると述べておる。
しかしながら、それは過去であり、それに囚われてはおらぬとも語る。
また、チームの改革を行っておる最中とのこと。
今季も中盤を越え、ナビスコ杯と天皇杯が始まる。
若きタルタを加えたチームで、ひとつでも多くの勝利を掴みたい。
楽しみにしておる。

練習を楽しむ

2011年08月22日(月)

16時より室内でのミーティング後、グラウンドでレクリエーション要素を取り入れた練習を実施しました。広島戦のスタメン以外のメンバーはシュート練習もしています。

遊戯性のある練習を楽しむ選手たちである。
緊張感の高まる過密日程に於いて、試合に集中するためにはこういった練習メニューが効果的と言えよう。
チームの雰囲気を上げ、且つ、フィジカルも整う練習を行い、甲府戦に備えたい。
邪悪なるアウェイの闘いに勝利し、チームの勢いを更に増したいところ。
期待しておる。

仙台・柳沢、シュート外す

柳沢シュートミス悔やむ「決めなきゃだめ」
 「あれは決めなくちゃいけない」。仙台FW柳沢敦(34)が21日、ミニキャンプが行われた愛知・刈谷市総合運動公園で、前日20日の名古屋戦でのシュートミスについて語った。後半38分、相手陣右サイドでGKからボールを奪ったものの、約30メートル先の無人のゴールへシュートミス。会場はその日一番のどよめきと歓声に包まれた。

 記者の質問に第一声は「終わったことだからね。次に切り替えてます」だったが、次に出たのは反省の言葉だった。

 柳沢 あれは決めなきゃだめでしょ。蹴った時、外れたとは思わなかった。チームを苦しくしてしまった。勝てて良かったです。

 ほっとした表情で安堵(あんど)の笑みを浮かべた。後ろから名古屋DFが迫っていなかった場面で、ドリブルの選択肢もあったが「それは結果論だからね」。雨で滑りやすいピッチにも言い訳はしなかった。

 前半ロスタイムにもゴールまで約20メートルの決定的なシュートを外したが、さすが柳沢という動きの質で、試合を通してくさびに入り起点となり続けた。間違いなく10戦ぶり勝利の立役者。24日の磐田戦、初ゴールで挽回する。【三須一紀】
 [2011年8月22日11時19分 紙面から]


無人のゴールへのシュートを外した仙台の柳沢である
本人は気持ちを切り替えるも反省しきりの様子。
我等としては、幾度もシュートを外すシーンを観てきたため何の感情も持たぬ。
それだけのチャンスを創りだす才能こそが、彼の真骨頂なのである。
柳沢がクリエイトする数多くの決定機を決めていけば、必ずや勝利に近づくというもの。
仙台は良い選手を得たと喜びを噛み締めて欲しい。

逆襲は止まらない

5連勝を飾った鹿島の逆襲は止まらない
22 8月 2011



鹿島アントラーズの勢いが止まらない。

8月の厳しいコンディションに加え、中2日のスケジュールで迎えた一戦で、鹿島は勝負強さを見せる。65分、野沢拓也のFKから岩政大樹が得意のヘッドでゴールネットを揺らし、先制点を奪取。

その後は相手の反撃を受ける時間帯もあったが、岩政らを中心に守備陣が奮起し、得点を許さない。すると87分、抜群のスピードを生かして左サイドを突破した興梠慎三のクロスからチャンスを作り、最後は野沢が繊細なボールタッチでゴールに流し込み、勝負をつけた。

チャンスを確実にものにし、守るべき場面はしっかりと守りきる。それが、勝利の“鉄則”だ。

5連勝を飾り、5位に浮上した鹿島は、さらなる上位浮上を目指す。

WITH HOPE WE CAN COPE

常勝軍団の強さと誇りを取り戻した鹿島の逆襲は止まらない。


怒涛の五連勝を伝えるナイキである。
感極まる岩政のゴールは、相手GKがPAを飛び出して与えた一発レッド級のファールによるものである。
そのファールを誘ったのは興梠のスピードであるが、彼に素晴らしいボールを送ったのは大迫であった。
追加点は逆に興梠から大迫へ渡り、野沢へ。
ガブさんの負傷で急遽組むこととなった2TOPであるが、結果につながる連携を魅せておる。
この若きFWの活躍で更なる上を目指したい。
逆襲は止まらないのである。

カルロン、抱負を語る

ブラガ、カルラン獲得で前線を補強
掲載: 2011年8月21日(日), 18.17CET


シーズン終了後に完全移籍のオプション付きでブラガに加わったカルラン(左)
©Getty Images


日本の鹿島アントラーズに所属するカルランが、UEFAヨーロッパリーグ・プレーオフに出場中のSCブラガに1年間の期限付きで加入。契約には完全移籍できるオプションもついている。

この25歳のブラジル人FWがポルトガルでプレーするのは今回が初めてではなく、日本に渡る前に3年間UDレイリアに所属し、リーグ戦通算55試合27得点を記録している。「僕のキャリアにおいて重要な一歩だ」とカルランは話した。「ブラガは素晴らしいクラブであり、今回の決断に満足している。レイリアでは満足のいくシーズンを過ごせたので、ここではさらにいい結果を出したい」

レオナルド・ジャルディム監督率いるブラガはさらにスペインのクラブ・アトレティコ・マドリーから、22歳のナイジェリア人FWサムソン・カヨデも同じく今季限りの期限付きで獲得した。ブラガは25日のUEFAヨーロッパリーグ・プレーオフ第2戦でBSCヤングボーイズの本拠地に乗り込む。両者の第1戦は0‐0の引き分けに終わっている。


カルロンのレンタル移籍を伝えるUEFAのサイトである。
カルロンはブラガでの高いモチベーションをコメントしており、日本での失敗を払拭しようとしておる。
ELで得点を量産するのだ。
ELを勝ち上がり、是非とも篤人のいるシャルケとの対戦して欲しい。
カルロンの活躍が楽しみである。

JEF・深井、単調な攻め

【J2:第25節 千葉 vs 富山】試合終了後の各選手コメント(11.08.21)
●深井正樹選手(千葉):
「今シーズンの千葉はトーレ(オーロイ選手)を中心に作ったチームなので、トーレがいなくなったことで攻撃のやり方が微妙に変わってくるので、時間がかかるところがある。今日は攻撃が少し単調になってしまったと思う。
(今節終了時に順位がJ1昇格圏の3位から4位に後退してしまったことについて)自分たちが首位にいた時も、僕は順位を気にしていなかったので、今は気にしていない。シーズンが終わった時に気にすればいいことだと思う。今はとにかく3位までのチームに離されないように、しっかりついていかないといけない」

Q:試合中にドワイト監督から深井選手と林選手にはワイドに張って、あまり早く中に入らないようにという指示があったようだが、そうなると他の選手との距離が遠くなってしまって、サイドの単独突破では深井選手に相手の選手が2人くらいマークに来る感じで大変だと思うが?
「監督の指示には、僕らが開いて真ん中のスペースを空けることで、他の選手にそのスペースを使ってもらうということがある。真ん中を他の選手にうまく使ってもらえばいいことなので、そんなに問題はないと思う」


【千葉】深井反省「攻めが単調」/J2
<J2:千葉0−0富山>◇25節◇21日◇フクアリ

 千葉FW深井正樹(30)が試合運びを反省した。前半は攻め込み決定機も多くあったが無得点。後半に入ると富山のカウンターを浴びた。「前半はチャンスを作れてたし悪くなかった。後半は攻めが単調になった。賢くボールを入れないと」とボランチやMF米倉恒貴(23)を経由するパス回しをすべきだったと振り返った。勝ち点を1つ積み上げたが順位は1つ後退し4位に。「今は順位は気にしない。上に離されないようについていくことが大事」と切り替えていた。

 [2011年8月21日22時27分]

スコアレスドローで順位を落としたJEFの深井である。
今季はJ2で得点を重ねておるが、この試合では決めることが出来なかった模様。
とはいえ、まだまだ昇格を狙える位置におる。
深井の得点で是非ともJ1昇格を成し得て欲しいところ。
来季の対戦を楽しみにしておる。

逆転の布石

【後藤健生コラム】アントラーズに火をつけたC大阪の先制ゴール
3月の震災以来初めてカシマ・スタジアムに行ってきた。第9節の延期分、鹿島アントラーズ対セレッソ大阪の試合である。震災で被災したスタジアムは、外見的にはすっかり元通りに戻っていた。大きな違いは、屋根に取り付けられていた照明が落下したため、上段スタンドのコーナー付近に照明が取り付けられていること。カシマ・スタジアムの記者席はスタンドの最上段の高いところにあるので、自分の目の高さよりも下に照明が設置されているということになる。このスタジアムは、照明が屋根に付いていたときでも、視線と同じくらいの高さだったのでかなり眩しかった。それよりも下に照明があるというので、「それで眩しくないのか?」と思っていたが、存外眩しくは感じなかった。照明は下に向けられているからだろう。もっとも、選手の立場から見ると、照明の位置が多少低くなった分、眩しいようだ。

慣れていないセレッソ大阪の選手は、時折、ボールが照明に入って眩しそうにしていた。茨城県ではまだまだ余震も多発しており、試合当日朝にも震度4を感じる大きな余震があったし、試合終了直前にもスタンドが揺れた。それでも、スタジアムも元に戻り、そして、低迷していたアントラーズも3連勝と強さが復活して向かえたC大阪戦だった。

前半のアントラーズは、良い意味でも、悪い意味でも、いつものアントラーズに戻っていた。「良い意味」というのは、ボールを丁寧に扱うところである。しっかりとキープして、けっして焦ることなくつなぐ。暑いコンディションを考えても合理的な試合の進め方である。C大阪の方もボールを丁寧につなぐチームだから、前半はともにパスが回る試合だった。

面白かったのは、トップの選手が次々と離脱したアントラーズで、本来はMF(サイドアタッカー)のフェリペガブリエルが大迫勇也と組んでトップでプレーしていたこと。もともとがMFだから、トップに張らずにポジションを動かし、パス回しに参加する。左サイドの野沢拓也とポジションを入れ替える動きなども有効で(C大阪のレビー・クルピ監督好みのプレーでもある)、25分にフェリペガブリエルが左のサイドに開き、野沢がその開いたスペースに走りこんだ場面は大きなチャンスだったが、その動きを狙った小笠原満男のパスは珍しく流れてゴールラインを割ってしまった。

また、フェリペガブリエルと組んだ大迫も、前半からいい働きをしていた。大迫は、後半、すばらしいミドル・シュートで同点ゴールを突き刺して注目されたのだが、前半からトップでしっかりボールを収め、大きなフェイントで相手DFをはずしてシュートまで持ち込む動きがじつにスムースだった。選手によって、突然、何かの拍子に大きく、飛躍的に成長するタイプと、着実に、徐々に成長を続ける選手がいる。どうやら大迫は後者のタイプのようで、見るたびに少しずつプレーの幅が大きくなってきている。鹿島をよく見ている同僚の話では、「U-22代表に呼ばれたことも刺激になっているのでは」ということだったが、U-22代表のためにも大迫の成長は喜ばしいことだ。

閑話休題。「良い意味」でのアントラーズらしさが見えた前半だったが、同時に「悪い意味」でのアントラーズらしさも見えていた。つまり、ボールは持っているのだけれど、強引にしかける場面が少なすぎるのだ。せっかく相手のDFをうまくはずして、突破できる場面を作ったのに、安全第一で後方に戻してしまう場面が目に付いた。もっとも、これはC大阪の方も同じで、こちらも、しっかりキープして、ボランチの中後雅喜や扇原貴宏(リーグ初スタメン)からキム・ボギョンや清武弘嗣へつなげて良い形は作るのだが、決定力には欠けた。

そんな膠着状態に変化を与えたのが、38分の茂庭照幸の一発退場だった。ロングボールを受けた大迫に入れ替わられ、スピードで置いていかれた茂庭が追いかけて、ペナルティーエリア前で後ろからタックル。得点機会の阻止と併せての退場だった。この日の主審の広瀬格氏はファウルの判定が厳しすぎる傾向があったが、この退場の判定は正当なもの。そして、この退場の判定が膠着状態を崩してゲームを動かしたのだから、ゲームの演出としても絶好の判定だった!

さて、1人多くなったアントラーズとしては、どうしても勝点3を取らなければいけないゲームとなった。首位の名古屋グランパスとは勝点で14もの差がある9位。これから逆転優勝を狙う立場のチームとしては、勝点1を積み上げていても意味はない。勝点3を奪うために、後半、どこまで無理をして仕掛けられるか……と注目していたら、ゲームはさらに動いてしまう。

なんと、1人少ないC大阪が先制したのである。

52分、カウンターの場面である。中盤で選手がちょっともつれて、この日の判定基準からするとFKになるかと思われたが、そのままプレーオン。これで、集中が欠けたのか、C大阪が左サイドに展開し、清武のクロスに中央で小松塁とキム・ボギョンが絡んで、あっさりとC大阪が先制したのだ。そして、「1人少ない相手に先制された」という状況で、さすがの鹿島アントラーズにも火がついたのだ。

先制ゴールからわずか4分で、大迫が左から右へと大きく切り替えし、20メートル以上の距離から右足でゴール左上に突き刺す豪快なシュートを決めて同点とすると、オズワルド・オリヴェイラ監督も、興梠慎三、田代有三とFWを2人投入して攻めに入る。そして、選手たちにも、いつもは足りない「強引さ」のようなものが見られた。74分には前線で激しいプレッシャーをかけて、キム・ボギョンのミスを誘い、増田がカットしてチャンスを作り、大迫からのリターンを受けた増田がフリーになって決めて逆転に成功した(逆転した後すぐに大迫を退けて、青木剛を入れて守りに入るあたりは、あの監督らしかった)。

しっかりボールはつながるが、強引に決めきれないいつものアントラーズだった前半。「これでは、逆転優勝は難しいか」と思っていたら、茂庭の退場とC大阪の先制ゴールがアントラーズに火をつけた。もし、今シーズン鹿島アントラーズの逆転優勝があるとしたら、このC大阪戦は大きな転機となった試合として記憶されるはずだ。

後藤 健生 08月18日14:54

後藤氏によるセレッソ戦のコラムである。
鹿島の強さが詰め込まれたこの試合を観戦し、逆転優勝の目を感じておる様子。
我等は後藤氏に言われなくとも信じておる。
今季の最後に笑顔を以って終わりたい。
楽しみにしておる。

攻守のトレーニング

2011年08月21日(日)

広島戦にスタメン出場した選手たちは、ランニングや室内練習など、リカバリートレーニングを実施しました。その他のメンバーは、攻守のトレーニングを行っています。

攻守トレーニングを行う田代である。
ベンチ入りこそしておるものの出場機会は少ない。
やはり、まだ痛みがあるのであろうか。
完全なる状態に戻れば得点を量産する能力があるだけに期待が高まる。
この過密日程に於いて田代の活躍は必須と言えよう。
甲府戦、福岡戦で出場しゴールを記録して欲しいところ。
期待しておる。

広島戦レポート

【J1:第22節 鹿島 vs 広島】レポート:鹿島、会心の試合で5連勝。中二日の厳しいコンディションのなか広島を術中にはめ、連勝を伸ばす!(11.08.21)
8月20日(土) 2011 J1リーグ戦 第22節
鹿島 2 - 0 広島 (18:33/カシマ/16,237人)
得点者:65' 岩政大樹(鹿島)、87' 野沢拓也(鹿島)


中二日という厳しいコンディションで鹿島の疲労感は否めなかった。しかも相手は1週間の間隔が空いておりコンディション的には万全。試合前から条件が異なる難しい試合だったにも関わらず、選手たちは監督の提示したゲームプランを見事に完遂。会心のゲームで5連勝を飾った。

とはいえ、90分間プラン通りに試合が推移したわけではない。序盤は互いに攻め合う内容で、特に広島は高萩洋次郎、ミキッチが続けざまにシュートをバーに直撃させるなど、得点チャンスを迎えていた。さらに、広島に得点機があったことが影響してか、鹿島の選手たちはボールが欲しいあまり、無理に前からボールを追いかけて逆に相手にスペースを与えてしまう。「前半の特に立ち上がりの対応は、どちらかというと運が味方してくれた部分もあった」と、オリヴェイラ監督も悲観する内容。「前半だけの内容であれば、サンフレッチェが勝ってもおかしくない内容」と続けるほどだった。

しかし、前半30分にフェリペ ガブリエルがアクシデントで負傷退場。代わりに興梠慎三が入ったことでうまく守備バランスが整う。
「青山さんをケアした。前半、見ていたらフェリペがサイドにいっちゃうから守備がうまくいってなかった。広島はボランチから展開してくるので、ボランチに(パスが)入ったところで挟みに行くことをとりあえずサコ(大迫勇也)に伝えた」
この守備の見直しにより、広島がボールを保持するものの、最終ラインでのパスまわしが多くなり、なかなか2シャドーに楔のパスが入らなくなる。相手のDFラインの裏に抜け出す佐藤寿人へのパスは、最終ラインから狙わざるを得ないため、なかなか距離感が合わない。いつしか右サイドのミキッチ一辺倒の攻撃となってしまった。突破力のあるミキッチだが、コースを限定すればそこまで怖くはない。何度もゴール前にクロスが送られるものの、そこに待ちかまえているのはいつも紅いユニホームの選手たちだった。

ところが、鹿島も攻め手がない。ボールを奪っても動き出しは遅く、サイドで起点をつくっても相手はすでにゴール前を固めており、チャンスらしいチャンスは数えるほどしか作れない。守備のプランは揺るぎなかったが、攻撃にはもう一つアクセントが必要かと思われた。

しかし、膠着した試合を戦いながら、得点機が作れないことに焦れるのではなく、逆に虎視眈々と機会を狙えるのが鹿島の選手たち。65分、裏に抜けだした興梠がゴール右横でファウルを受ける。スタジアムが騒然とするなかで、集中力を研ぎ澄ませていたのは岩政大樹。「来る、と思っても来ないときもあるから半々なんだけどね」と謙遜したが、チャンスを見逃さないところはさすが。野沢拓也が蹴ったフリーキックがゴール前に飛ぶと、見事にマークを外し、強烈なヘディングシュートを叩き込み、貴重な先制点をもたらした。

さらに87分には、左コーナーでボールキープするかと見せかけた興梠が、ゴール前に飛び込んできた大迫へグラウンダーのクロスを送る。それをトラップしたところに走り込んできたのが野沢。キーパーの手の届かないコースへコントロールされたシュートがファーサイドへ突き刺さり、ダメ押しの2点目となった。

「サンフレッチェのサイドとしては素晴らしいゲームが出来た」
そう言ったあと、肩を落としたペトロヴィッチ監督。
「いいゲームだったとは思うが、私自身、選手にどうやったらゴールが出来るかということを教える能力がないのかもしれない」
チャンスはつくったがゴールは遠く、悔しさの残る敗戦となった。水本裕貴がまずまずのパフォーマンスを見せたことは朗報だが、森崎和幸が腰を痛めて前半で退いてしまい今後に不安を残す。熱を出してこの日の出場を回避した李忠成を含め、なかなかメンバーが揃わないもどかしさが募る。次の浦和戦で巻き返しを図りたいところだ。

鹿島は広島と順位を入れ替え、5位へ浮上。5連勝で、連勝前は18あった首位との勝点差も10にまで一気に縮めた。残り試合数は12と少なくなっているが、鹿島の猛追がリーグ戦を熱くすることは間違いない。1つ1つの試合を大事に戦うことを自分に言い聞かせるようにしている選手たちの様子が印象的だった。


以上
2011.08.21 Reported by 田中滋


結果的にはガブさんの負傷退場がターニングポイントとなった。
これも勝負のアヤである。
前半の不調時もアヤが噛み合わず、勝利が遠のいておった。
今は相手のシュートがポストに当たるなど、若干幸運もある。
とはいえ、五連勝は運だけで出来るものではない。
綿密なプランと、それを行使するクオリティがあってこそである。
この勢いを続け、奇跡を引き起こしたい。
楽しみである。

ヒゲくん、今季絶望

鹿島本田が今季絶望 足首手術
 鹿島は20日、MF本田拓也(26)がこの日、都内で右足首の手術を受け、全治4〜5カ月と診断されたことを発表した。今季中の復帰は絶望となった。本田は3月下旬の代表合宿中に負傷。当初は捻挫と診断されたが完治せず、復帰と離脱を繰り返していた。

 「練習しながら治したい」と痛みを抱えながらトレーニングを積む時期もあった。だが、捻挫による合併傷害の1つで、一部軟骨がかけてはがれる右距骨(きょこつ)軟骨損傷と診断され、手術に踏み切った。本田は今季リーグ戦は途中出場の3試合にとどまっていた。

 [2011年8月21日8時34分 紙面から]

ヒゲくんの手術を報じるニッカンである。
今季絶望も、完治して実力を発揮するのであれば問題は少なかろう。
今季のボランチは誓志に目処が立ち、若返った。
攻撃力と運動量を兼ね備えた誓志の相棒として来季以降にヒゲくんが定着することとなれば、世代交代という意味でもヒゲくんには期待である。
来季の補強・第一弾はヒゲくんと捉えたい。
来年が楽しみである。
プロフィール

Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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