最高の雰囲気でホーム開幕戦へ
2012年03月16日(金)

明日のホーム開幕戦に向けてセットプレーの練習を実施しました。トレーニング後、チームスタッフも交えミニゲームを行い、雰囲気は上々です。
良い雰囲気でホーム開幕に挑むチームである。
最高に盛り上がった状態で試合をしたいところ。
予報では生憎の雨ではあるが、聖地は熱気に包まれるであろう。
勝利の歓喜に酔いしれるため民は集うのだ。
楽しみである。

明日のホーム開幕戦に向けてセットプレーの練習を実施しました。トレーニング後、チームスタッフも交えミニゲームを行い、雰囲気は上々です。
良い雰囲気でホーム開幕に挑むチームである。
最高に盛り上がった状態で試合をしたいところ。
予報では生憎の雨ではあるが、聖地は熱気に包まれるであろう。
勝利の歓喜に酔いしれるため民は集うのだ。
楽しみである。
シャルケ・篤人、逆転勝利に貢献
内田、ラウルに絶妙パス!8強に貢献/欧州L

トウェンテ戦で競り合うシャルケの内田(右)=ゲルゼンキルヘン(共同)
サッカーの欧州リーグは15日、各地で決勝トーナメント2回戦第2戦を行い、DF内田篤人が所属するシャルケはトウェンテに4−1で逆転勝ちした。
第1戦の敗戦で後がないシャルケはカウンター狙いのトウェンテに先制され、3点を取らないと8強が見えない状況となったが、内田は「ホームだから何とかなるかな」と落ち着いていた。観客の大声援を受けて前半に追いつき、後半11分にPKで2−1とした。
同26分には内田が「ラウルが相手DFを背負っているのが見えた。(だからクロスを高く)上げるよりも、彼の足元に、という感じで」と右サイドから中央のMFラウルに絶妙なパス。ラウルからのヒールパスを受けたジョーンズが3点目を決めた。
シャルケは今季「欧州リーグ制覇が目標」と宣言している。8強入りを決めるゴールに絡んだ内田も「まだ、ここからかな」と淡々とした表情。逆転勝ちの余韻に浸っている暇はない、とでも言いたげだった。(共同)
大逆転でトーナメントを勝ち上がったシャルケの篤人である。
ホームの地の利を活かし、篤人は躍動した模様。
ラウールへの縦パスで得点機を作った。
ELで確実に羽ばたく篤人がまぶしい。
更なる飛躍を期待する。

トウェンテ戦で競り合うシャルケの内田(右)=ゲルゼンキルヘン(共同)
サッカーの欧州リーグは15日、各地で決勝トーナメント2回戦第2戦を行い、DF内田篤人が所属するシャルケはトウェンテに4−1で逆転勝ちした。
第1戦の敗戦で後がないシャルケはカウンター狙いのトウェンテに先制され、3点を取らないと8強が見えない状況となったが、内田は「ホームだから何とかなるかな」と落ち着いていた。観客の大声援を受けて前半に追いつき、後半11分にPKで2−1とした。
同26分には内田が「ラウルが相手DFを背負っているのが見えた。(だからクロスを高く)上げるよりも、彼の足元に、という感じで」と右サイドから中央のMFラウルに絶妙なパス。ラウルからのヒールパスを受けたジョーンズが3点目を決めた。
シャルケは今季「欧州リーグ制覇が目標」と宣言している。8強入りを決めるゴールに絡んだ内田も「まだ、ここからかな」と淡々とした表情。逆転勝ちの余韻に浸っている暇はない、とでも言いたげだった。(共同)
大逆転でトーナメントを勝ち上がったシャルケの篤人である。
ホームの地の利を活かし、篤人は躍動した模様。
ラウールへの縦パスで得点機を作った。
ELで確実に羽ばたく篤人がまぶしい。
更なる飛躍を期待する。
ファントム飛来再び
開幕戦でのF-4ファントム戦闘機展示飛行について
アントラーズホームタウン協議会(会長・内田俊郎鹿嶋市長)主催のホーム開幕戦イベントとして、航空自衛隊百里基地所属のF-4ファントム戦闘機がスタジアム上空で展示飛行を行うことになりましたのでお知らせいたします。
■目的
東日本大震災に対する追悼の意と復興への想いを表すとともに、鹿行地区の振興の一助とする。
■主催
アントラーズホームタウン協議会(会長・内田俊郎鹿嶋市長)
■対象試合
3月17日(土)14:00キックオフ(茨城県立カシマサッカースタジアム)
Jリーグディビジョン1第2節 鹿島アントラーズvs川崎フロンターレ
■実施タイミング
13:58、14:03
■飛行方向
5ゲート側から常陽銀行ゲート方向へ
■その他:
悪天候により中止となる場合がございます。
昨年に続き、今年も聖地の上空をファントムが飛来するとのこと。
これは楽しみである。
登場するのは神田鉄雄と栗原宏美の二人であろうか。
パイロットのためにもキュンキュンと勝利を掴みたい。
期待しておる。
アントラーズホームタウン協議会(会長・内田俊郎鹿嶋市長)主催のホーム開幕戦イベントとして、航空自衛隊百里基地所属のF-4ファントム戦闘機がスタジアム上空で展示飛行を行うことになりましたのでお知らせいたします。
■目的
東日本大震災に対する追悼の意と復興への想いを表すとともに、鹿行地区の振興の一助とする。
■主催
アントラーズホームタウン協議会(会長・内田俊郎鹿嶋市長)
■対象試合
3月17日(土)14:00キックオフ(茨城県立カシマサッカースタジアム)
Jリーグディビジョン1第2節 鹿島アントラーズvs川崎フロンターレ
■実施タイミング
13:58、14:03
■飛行方向
5ゲート側から常陽銀行ゲート方向へ
■その他:
悪天候により中止となる場合がございます。
昨年に続き、今年も聖地の上空をファントムが飛来するとのこと。
これは楽しみである。
登場するのは神田鉄雄と栗原宏美の二人であろうか。
パイロットのためにもキュンキュンと勝利を掴みたい。
期待しておる。
川崎戦プレビュー
【J1:第2節 鹿島 vs 川崎F】鹿島側プレビュー:ホーム開幕戦はスタジアムの完全復旧や古巣対決など、さまざまな要素が絡み合う。選手たちはその思いに応えるため勝利を目指す!(12.03.16)
昨年の震災により被害を受けた県立カシマサッカースタジアムが完全復旧して帰ってきた。昨季は応急処置を施し試合が行うことができたものの、落下する危険性のある照明など屋根に取り付けられていた器具をすべて撤去する必要があったため、2階席の一部に仮の形で照明が取り付けられていた。選手たちは「影響はない」と話していたものの、それは応急作業をしてくれた人々への感謝の想いを込めた配慮の部分もあっただろう。しかしながら、だからこそ完全復旧を果たしたこの試合は勝たないといけないと小笠原満男は言う。
「あのとき試合をしていたら多くの人が被害にあっていたと聞いています。スタッフやいろんな人のおかげでここまで来られた。一番の恩返しは勝つことだと思う。その人たちに報いるためにも勝たないといけない」
もし勝利すれば、カシマスタジアムでの通算勝利数が200勝に到達する。300試合での達成はもちろんJリーグ史上初。数々の史上初の記録を打ち立ててきたアントラーズに、またひとつ記録が積み上げられることになる。
「200勝の全部を自分たちが勝ったわけじゃない。ジーコに始まり、ジョルジーニョやいろんな人が積み上げてきた。歴史の重さを感じる」
長きにわたり、鹿島の看板を背負ってきた小笠原だからこそ、感じるものがあるようだった。
ただ、一般のサッカーファンからすれば、それ以上に目が行く要素がこの試合にはある。今季から鹿島に加入したジュニーニョが、9年間を過ごした古巣・川崎フロンターレと初めて対戦することになるからだ。
仙台戦で激しいチャージを受けた影響で、試合前日の全体練習には姿を見せなかったジュニーニョだが、室内で別メニューをこなし、試合への準備を整えていたという。注目の一戦を前にした気持ちに、周囲が懸念するような乱れはないようだ。
「長い間、フロンターレに在籍したのでたくさんの思い出があります。しかし、ピッチの上では別です。プロとしての姿勢を見せたい。私はどの選手と対戦できるから楽しみというように感じることはありません。私が喜びを感じるのはピッチに立てることに対してです。それはどの対戦相手だろうと変わりません」
ブラジル時代にも古巣との対決を経験したことがあるというジュニーニョ。下部組織から所属していたバイーアとは3度対戦し、通算成績は2勝1分。ゴールを決めたこともあるそうだ。
「皆さんの期待に応えられるようにしたいです」
ニヤリと笑った痩身のストライカーは、何度となくプロとしての姿勢を強調した。やるべきことは鹿島を勝利に導くこと。その表情に迷いはなかった。
以上
2012.03.16 Reported by 田中滋
[ J1:第2節 鹿島 vs 川崎F ]試合前日練習

開幕戦前日のクラブハウス。入り口側のグラフィックも増田誓志選手、興梠慎三選手、西大伍選手がデザインされた今季のバージョンに変わっています。
いよいよホーム開幕戦である。
復旧工事を終え、生まれ変わったカシマスタジアムでの初の公式戦となる。
ここは必ずや勝利を掴まねばならぬ。
気持ちを込めて聖地へ向かおうではないか。
必勝である。
昨年の震災により被害を受けた県立カシマサッカースタジアムが完全復旧して帰ってきた。昨季は応急処置を施し試合が行うことができたものの、落下する危険性のある照明など屋根に取り付けられていた器具をすべて撤去する必要があったため、2階席の一部に仮の形で照明が取り付けられていた。選手たちは「影響はない」と話していたものの、それは応急作業をしてくれた人々への感謝の想いを込めた配慮の部分もあっただろう。しかしながら、だからこそ完全復旧を果たしたこの試合は勝たないといけないと小笠原満男は言う。
「あのとき試合をしていたら多くの人が被害にあっていたと聞いています。スタッフやいろんな人のおかげでここまで来られた。一番の恩返しは勝つことだと思う。その人たちに報いるためにも勝たないといけない」
もし勝利すれば、カシマスタジアムでの通算勝利数が200勝に到達する。300試合での達成はもちろんJリーグ史上初。数々の史上初の記録を打ち立ててきたアントラーズに、またひとつ記録が積み上げられることになる。
「200勝の全部を自分たちが勝ったわけじゃない。ジーコに始まり、ジョルジーニョやいろんな人が積み上げてきた。歴史の重さを感じる」
長きにわたり、鹿島の看板を背負ってきた小笠原だからこそ、感じるものがあるようだった。
ただ、一般のサッカーファンからすれば、それ以上に目が行く要素がこの試合にはある。今季から鹿島に加入したジュニーニョが、9年間を過ごした古巣・川崎フロンターレと初めて対戦することになるからだ。
仙台戦で激しいチャージを受けた影響で、試合前日の全体練習には姿を見せなかったジュニーニョだが、室内で別メニューをこなし、試合への準備を整えていたという。注目の一戦を前にした気持ちに、周囲が懸念するような乱れはないようだ。
「長い間、フロンターレに在籍したのでたくさんの思い出があります。しかし、ピッチの上では別です。プロとしての姿勢を見せたい。私はどの選手と対戦できるから楽しみというように感じることはありません。私が喜びを感じるのはピッチに立てることに対してです。それはどの対戦相手だろうと変わりません」
ブラジル時代にも古巣との対決を経験したことがあるというジュニーニョ。下部組織から所属していたバイーアとは3度対戦し、通算成績は2勝1分。ゴールを決めたこともあるそうだ。
「皆さんの期待に応えられるようにしたいです」
ニヤリと笑った痩身のストライカーは、何度となくプロとしての姿勢を強調した。やるべきことは鹿島を勝利に導くこと。その表情に迷いはなかった。
以上
2012.03.16 Reported by 田中滋
[ J1:第2節 鹿島 vs 川崎F ]試合前日練習

開幕戦前日のクラブハウス。入り口側のグラフィックも増田誓志選手、興梠慎三選手、西大伍選手がデザインされた今季のバージョンに変わっています。
いよいよホーム開幕戦である。
復旧工事を終え、生まれ変わったカシマスタジアムでの初の公式戦となる。
ここは必ずや勝利を掴まねばならぬ。
気持ちを込めて聖地へ向かおうではないか。
必勝である。
大伍、別メニュー
[ J1:第2節 鹿島 vs 川崎F ]試合前日練習

西大伍選手は残念ながら膝を痛めており別調整が続いています。大岩剛コーチと一緒にランニングで汗を流していました。
別メニューでランニングする大伍である。
本人はすぐにでも復帰出来そうなコメントをしておったが、まだまだかかりそうな様子。
あせらず、じっくり治療し、完全な状態で復帰して欲しい。
大伍の復活が反撃の狼煙となろう。
楽しみである。

西大伍選手は残念ながら膝を痛めており別調整が続いています。大岩剛コーチと一緒にランニングで汗を流していました。
別メニューでランニングする大伍である。
本人はすぐにでも復帰出来そうなコメントをしておったが、まだまだかかりそうな様子。
あせらず、じっくり治療し、完全な状態で復帰して欲しい。
大伍の復活が反撃の狼煙となろう。
楽しみである。
ヤス、左足のキッカー
[ J1:第2節 鹿島 vs 川崎F ]試合前日練習

コーナーキックの練習では遠藤康選手がキッカーを務め、鋭いボールを蹴っていました。ジョルジーニョ監督からも「ナイスボール!」という声が飛んでいました。
CKを蹴るヤスである。
PSM水戸戦ではヤスのCKから中田コが得点し、勝利しておる。
ここに来てヤスが左足のキッカーに名乗りを上げた。
鋭いボールで相手ゴールを脅かすのだ。
楽しみである。

コーナーキックの練習では遠藤康選手がキッカーを務め、鋭いボールを蹴っていました。ジョルジーニョ監督からも「ナイスボール!」という声が飛んでいました。
CKを蹴るヤスである。
PSM水戸戦ではヤスのCKから中田コが得点し、勝利しておる。
ここに来てヤスが左足のキッカーに名乗りを上げた。
鋭いボールで相手ゴールを脅かすのだ。
楽しみである。
ダイアモンドを熟成させよ
新システムの鹿島、名門ミランを参考教材に習得に挑む
敵地での今季開幕戦を落とした鹿島アントラーズは、17日にホーム初戦を迎える。対戦相手は川崎フロンターレ。チームを率いるのは、かつて鹿島で活躍した相馬直樹監督であり、今年から鹿島の指揮官に就任したジョルジーニョ監督にとっては元チームメイトとの対戦となった。さらには今季で10年目のJリーグを迎えるジュニーニョにとっても、9年間を過ごした古巣との対戦ということもあり、注目の一戦だ。
とはいえ、開幕戦を見る限り、鹿島の状態はまだまだと言わざるを得ない。5年間に渡る長期政権だったオズワルド・オリベイラ前監督からジョルジーニョへと交代し、中盤の並びは「4−4−2」のボックス型からダイヤモンド型へと変更されたが、選手たちは最適なバランスを見いだせていない。特に守備面で相手を苦しめることができておらず、背後に控えるセンターバックの岩政大樹は「まだ手探り状態」と感じていた。
「いまはまだ、どうしても相手のサイドバックやボランチがフリーで(ボールを)持ててしまう。仙台のボランチはそこまで厳しいところに当ててこなかったけれど、川崎には(中村)憲剛がいるから」
そう言って川崎の攻撃をつかさどる中村憲剛に対しての警戒心をあらわにした。
Jリーグだけでなく、世界的に見ても取り組むチームが少ないダイヤモンド型の布陣のため、「鹿島としても(パウロ)アウトゥオリ(※2006年に鹿島を指揮)のときからやっていないし、教材も少ない」と岩政。そこでイタリアの名門クラブでありダイヤモンド型を十八番とするミランの試合を見ることで、この特徴的な布陣を分析しているそうだ。
「マッシミリアーノ・アッレグリ(ミラン監督)はものすごくち密。チームのみんなには『ミランはこんな風にやっている』と伝えています」(岩政)
臨機応変な判断力や選手の自主性を重んじるジョルジーニョ監督は、中盤に自由を与えている。その分、守から攻、攻から守へ切り替わるときのポジションバランスが難しく、岩政だけでなく、小笠原満男や増田誓志といった選手を中心に、練習のたびに意見をぶつけ合い、問題点を解決してきた。
「新しいことにチャレンジするのは楽しいです。やっているチームが少ない分、うちがダイヤモンド型をうまくものにできれば、相手も戸惑うだろうし、アドバンテージを生むことができる」(岩政)
教員免許を持つ岩政にとって、頭をフル回転させる必要のある難問は大好物。ミランを手本にして、意欲的に取り組んでいた。因縁の古巣対決だけでなく、1週間でどこまで解答に近づけたのかにも注目したい。
取材・文:田中滋(フリーライター)
[ スポーツナビ 2012年3月16日 13:28 ]
ミランの試合を観てダイアモンドの布陣を熟成させようとする岩政である。
ダイアモンドの布陣はアウトゥオリ監督の下、2006末期は機能しておっただけに、この布陣が鹿島に全く不向きというわけであるまい。
ただ、あのときと大きく異なるのは、アンカーの中後と2TOPにポストに優れるアレックス・ミネイロと決定力の高い田代がおったことであろう。
現在の布陣は、FWにボールが収まっておらぬ。
ここをどう改善するかが鍵のように思える。
ミランを参考にボールの経路を確立するのだ。
圧倒的な攻撃力を魅せて欲しい。
期待しておる。
敵地での今季開幕戦を落とした鹿島アントラーズは、17日にホーム初戦を迎える。対戦相手は川崎フロンターレ。チームを率いるのは、かつて鹿島で活躍した相馬直樹監督であり、今年から鹿島の指揮官に就任したジョルジーニョ監督にとっては元チームメイトとの対戦となった。さらには今季で10年目のJリーグを迎えるジュニーニョにとっても、9年間を過ごした古巣との対戦ということもあり、注目の一戦だ。
とはいえ、開幕戦を見る限り、鹿島の状態はまだまだと言わざるを得ない。5年間に渡る長期政権だったオズワルド・オリベイラ前監督からジョルジーニョへと交代し、中盤の並びは「4−4−2」のボックス型からダイヤモンド型へと変更されたが、選手たちは最適なバランスを見いだせていない。特に守備面で相手を苦しめることができておらず、背後に控えるセンターバックの岩政大樹は「まだ手探り状態」と感じていた。
「いまはまだ、どうしても相手のサイドバックやボランチがフリーで(ボールを)持ててしまう。仙台のボランチはそこまで厳しいところに当ててこなかったけれど、川崎には(中村)憲剛がいるから」
そう言って川崎の攻撃をつかさどる中村憲剛に対しての警戒心をあらわにした。
Jリーグだけでなく、世界的に見ても取り組むチームが少ないダイヤモンド型の布陣のため、「鹿島としても(パウロ)アウトゥオリ(※2006年に鹿島を指揮)のときからやっていないし、教材も少ない」と岩政。そこでイタリアの名門クラブでありダイヤモンド型を十八番とするミランの試合を見ることで、この特徴的な布陣を分析しているそうだ。
「マッシミリアーノ・アッレグリ(ミラン監督)はものすごくち密。チームのみんなには『ミランはこんな風にやっている』と伝えています」(岩政)
臨機応変な判断力や選手の自主性を重んじるジョルジーニョ監督は、中盤に自由を与えている。その分、守から攻、攻から守へ切り替わるときのポジションバランスが難しく、岩政だけでなく、小笠原満男や増田誓志といった選手を中心に、練習のたびに意見をぶつけ合い、問題点を解決してきた。
「新しいことにチャレンジするのは楽しいです。やっているチームが少ない分、うちがダイヤモンド型をうまくものにできれば、相手も戸惑うだろうし、アドバンテージを生むことができる」(岩政)
教員免許を持つ岩政にとって、頭をフル回転させる必要のある難問は大好物。ミランを手本にして、意欲的に取り組んでいた。因縁の古巣対決だけでなく、1週間でどこまで解答に近づけたのかにも注目したい。
取材・文:田中滋(フリーライター)
[ スポーツナビ 2012年3月16日 13:28 ]
ミランの試合を観てダイアモンドの布陣を熟成させようとする岩政である。
ダイアモンドの布陣はアウトゥオリ監督の下、2006末期は機能しておっただけに、この布陣が鹿島に全く不向きというわけであるまい。
ただ、あのときと大きく異なるのは、アンカーの中後と2TOPにポストに優れるアレックス・ミネイロと決定力の高い田代がおったことであろう。
現在の布陣は、FWにボールが収まっておらぬ。
ここをどう改善するかが鍵のように思える。
ミランを参考にボールの経路を確立するのだ。
圧倒的な攻撃力を魅せて欲しい。
期待しておる。