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神戸・田代、スタメン予想

2013シーズン戦力補強診断J2編 〜ヴィッセル神戸〜
フットボールチャンネルでは開幕に向けて、J2各クラブの補強動向を診断していく。今季の目標に向けて、効果的な補強を行うことができたクラブはどこなのか。今回は、昨シーズン残念ながらJ2降格となってしまった、ヴィッセル神戸を占う。

2013年02月19日
text by 編集部 photo Kenzaburo Matsuoka


堅守速攻への原点回帰 J2をリードする存在に

 度重なる指揮官の交代の末、J2降格の憂き目にあったヴィッセル神戸。オフには大久保、伊野波、野沢ら代表クラスの選手が退団したが、かつての神戸を知るメンバーが復帰したのは心強い。今季のチームが目指すは本来のスタイルである堅守速攻への原点回帰。

 そのスタイルを肌身で理解するポポや有田、河本、大屋らが復帰したこともあり、J2では順調な再スタートが切れそうだ。また、エステバン、マジーニョといった魅力的な外国籍選手らも加入し、神戸のスタイルにうまくのフィットすれば2位以内の自動昇格も十分に狙えるだけの陣容と言える。

 安達監督が引き続き指揮を執る上、かつてのメンバーがこぞって復帰。田代や相馬らも残留した。手堅いスタイルで安定した戦いが予想できるだけに、序盤から着々と勝点を重ねて今季のJ2をリードする可能性もある。

2013シーズン 戦力の入れ替え

IN OUT
高柳一誠〔完全移籍/札幌〕 近藤岳登〔完全移籍/水戸〕
山本海人〔完全移籍/清水〕 伊野波雅彦〔完全移籍/磐田〕
ポポ〔完全移籍/浦和〕 野沢拓也〔完全移籍/鹿島〕
エステバン〔完全移籍/蔚山現代(韓国)〕 大久保嘉人〔完全移籍/川崎〕
マジーニョ〔期限付き移籍/パルメイラス(ブラジル)〕 高木和道〔完全移籍/大分〕
杉浦恭平〔期限付き移籍/川崎〕 廣田隆治〔期限付き移籍/鳥取〕
有田光希〔期限付き移籍から復帰/愛媛〕 嘉味田隼〔期限付き移籍/鳥取〕
河本裕之〔期限付き移籍から復帰/大宮〕 フェルナンド〔期限付き移籍期間満了/サンカエターノ(ブラジル)〕
紀氏隆秀〔期限付き移籍から復帰/鳥取〕 アンデルソン〔期限付き移籍期間満了/サントス(ブラジル)〕
大屋翼〔期限付き移籍から復帰/岡山〕 羽田憲司〔引退〕
岩波拓也〔新加入/ヴィッセル神戸U-18〕 朴康造〔引退〕
和田倫季〔新加入/ヴィッセル神戸U-18〕 ぺ・チョンソク〔未定〕
前田凌佑〔新加入/ヴィッセル神戸U-18〕 -
松村亮〔新加入/ヴィッセル神戸U-18〕 -

補強面と総合力それぞれの診断結果




ヴィッセル神戸・2013シーズン 予想フォーメーション

 大久保、伊野波、野沢ら質の高い選手たちの退団は大きな戦力ダウンといえるが、一方で、ポポや河本、有田らヴィッセルのスタイルを熟知する選手たちが復帰したことで総合力は昨季同等との評価もできる。

 前線にはポポを筆頭に田代、都倉、昨季愛媛で主力として活躍し14得点を挙げた有田など、一気のカウンターから仕上げるタレントに事欠かない。J2では屈指と言える前線の顔ぶれだ。

 中心軸にはボランチに新外国人のエステバン、センターバックに河本が復帰、GKには清水から山本が加入した。左サイドバックの相馬も残留したことで、J2ではトップクラスのメンバーが揃った。



 個々のタレントではガンバにやや劣るものの、総合力ではJ2トップレベルの陣容だ。個々の能力だけでチーム力が決まらないことを証明できるか。新スローガンは「トモニイコウ。」。

 度重なる指揮官の交代劇の末、失われた一体感を取り戻すための1年とも言える。昨季終盤から引き続き指揮を執る安達監督の下、チームが原点に回帰し、堅守速攻スタイルで一丸となれれば、J2では恐れる敵はいない。新戦力も含めて、うまく噛み合うか、噛み合わないか。一つになれるか、なれないか。今季のヴィッセルはその一点に尽きるだろう。(※それぞれA〜Eランクで診断)

【了】


スタメン予想される神戸の田代である。
怪我が無ければ日本代表クラスの田代がコンスタントに出場すれば、神戸の勝利は堅いのでは無かろうか。
今季はフル出場を目指して神戸のJ1昇格に尽力して欲しいところ。
田代の活躍を祈っておる。

ダヴィ、引退後は悠々自適

【ニューカマー・レコメンド】難しいゴールは決めて簡単な決定機に割と外す両面ミラクル:ダヴィ(甲府→鹿島)(13.02.20)


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J1のビッグクラブとは財布の厚みが随分違うから甲府に残ってくれる可能性は低いと思っていたので移籍の覚悟はできていた。で、興味があったのはどこに行くのかということ。(浦和かなぁ・・・)と勝手に思っていたけれど、鹿島に決定。ダヴィがトニーニョセレーゾ監督の現役時代のプレーをどれだけ覚えているかは知らないが、2人がどんな関係を作るのかが注目点のひとつ。日本人監督との関係とブラジル人監督 ――好きな選手はロマーリオらしいが―― それもスーパースターが監督のときにダヴィがどんな反応をするのか興味深い。セレーゾ監督がどんな接し方をするのかも興味津々。

ダヴィ自身は子供の頃からブラジル代表になりたいという夢はなかったようで、「子供の頃はプロになってビッグクラブで活躍してお金を稼いで、いい生活をしたいと考えていた」という趣旨の話をしたことがあった。結構ドライな印象を受けたけれど、これが現実的な話なのかなぁとも思った。「引退したら仕事はしたくない」と話したのもちょっと驚きで、現役時代にドーンと稼いであとは悠々自適な生活というプランらしい。正直に話してくれているのだけど、「話が膨らまんなぁ〜」と思ったのも正直な気持ち。ただ、偽って笑顔を見せたりはしないのでダヴィの感情を慮ることはできる。

J2で32ゴール(42節中38試合出場、出場停止は計4節)という数字は圧倒的だが、印象としては難しいゴールを決めるけれど、簡単そうな決定機を割と外す・・・という印象もある。この点は昔甲府にいたバレー(2013年からJリーグ復帰で清水入り)と似た感じ。不運なケガさえなければプレーは去年よりよくなるはずなので、プレッシャーは大きくなるが鹿島というハード・ソフト両面でクオリティの高いクラブにどう適応して進化するのかは ――甲府戦を除いて―― 楽しみ。

鹿島は序盤にビッグゲームが多いが、ダヴィが5月の浦和戦で決勝ゴールを決めれば盛り上がるはず。ちなみに、前所属クラブに北京国安があるが、短期間練習に参加しただけで1試合も出場していない。


以上

2013.02.18 Reported by 松尾潤


ダヴィについて語る甲府番の松尾氏である。
甲府の財政事情から甲府への残留は諦めておったとのこと。
ダヴィ自身が現役時代に大きく稼ぎ、引退後は悠々自適の生活を望んでおるところからも、金銭勝負にて勝てる相手は少ないと考えたのであろう。
その相手は、当初、浦和だと考えておったとのこと。
確かに浦和は札束で選手を引き抜く印象が強い。
興梠も大幅年俸アップにて去っていった。
その、浦和と鹿島が対戦する5/11にダヴィがゴールを決めれば盛り上がると松尾氏は語る。
甲府番としてもこの対戦は注目なのであろうか。
是非とも、この予言が現実のものとなって欲しいところ。
ダヴィの活躍に期待しておる。

欧州リーグ、春秋制への移行を検討

欧州リーグ「春秋制」移行を検討 Jリーグ「秋春制」議論白紙も
 欧州各国・地域のリーグが22年のカタールW杯以降に、Jリーグと同じ「春秋制」へのシーズン移行を検討していることが19日、分かった。Jリーグは欧州と同じ「秋春制」への移行を検討しているが、展開次第では議論が白紙に戻る恐れも出てきた。

 今月上旬、197クラブが加盟する欧州クラブ協会が主催する「世界クラブ会議」がカタール・ドーハで開催。出席したJクラブ幹部によると、欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ会長やドイツ1部バイエルンのカールハインツ・ルンメニゲ会長が「カタールW杯の後に春秋制への移行を考えている」と発言したという。同W杯は1月に開催される可能性が高く、その時期に合わせるものだ。

 Jリーグも欧州側の動きは察知しており、中西大介競技・事業統括本部長は「ルンメニゲの発言は重大なものと考えています」と話した。一度「秋春制」に移行してしまえば後戻りはできない。シーズン移行を検討している戦略会議は5月をメドに結論を出すが、予断を許さない状況になってきた。

[2013/2/20-06:02 スポーツ報知]

欧州リーグが春ー秋制への移行を検討しているとのこと。
これは重畳。
今現在は検討段階とのことであるが、是非とも実現して欲しいところ。
欧州のサッカーカレンダーが変更されることで、日本サッカー界への影響も大きい。
これにてJリーグのシーズン移行も再検討されるであろう。
ここは、今現在の春ー秋制を続行して欲しいところ。
それが日本サッカー繁栄への道である。
欧州サッカーシーズンの続報に注目である。

トニーニョ・セレーゾ監督、熱血指導

【鹿島】セレーゾ監督“鬼指導”2時間半トレ
 鹿島のトニーニョ・セレーゾ新監督(57)が19日、鬼指導を見せた。鹿嶋市内でミニゲームなど約2時間半のトレーニング。昨季は、長くても2時間ほどで若手選手は「だいぶ長いですね。でも、若いうちはもっとやらないと」と驚いていた。それでも、前回指揮した時(00〜05年)には3時間を超えることもあり、当時を知るMF小笠原は「甘くなったんじゃない」と涼しい顔。
(2013年2月20日06時02分 スポーツ報知)

トニーニョ・セレーゾ監督の練習量を報じる報知である。
厳しい練習を行うと以前から伝えられておったが、実際に始まってみると、記者には想像以上だった様子。
とはいえ、前回の様子を知る満男は特に気にしておらず、また若手選手はもっとやるべきと語る。
トニーニョ・セレーゾ監督の練習で成長した選手たちがピッチで躍動する日が近付いておる。
まずは、今週末のPSM水戸戦。
楽しみにしてスタジアムに向かいたい。

J3、東南アジア枠導入を検討

J3に「東南アジア枠」導入へ!アジア戦略の一環
 Jリーグが、J2の下部リーグとして来年から創設するJ3で、新たな助っ人枠として「東南アジア枠」の導入を検討していることが19日、分かった。Jリーグが推し進めるアジア戦略の一環で、実現すれば現在はいないタイ、ミャンマー、ベトナムなど東南アジア諸国出身のJリーガーが誕生することになる。

 アジア戦略は昨年から本格化した。タイ、ベトナム、ミャンマーの各国リーグとパートナーシップ協定を締結。磐田、名古屋などがタイでキャンプを実施するなどその動きは目覚ましい。関係者は「東南アジアの選手が日本に来て成長し母国のリーグで活躍する。一つの夢がある」と語った。

 東南アジア枠は09年からJ1、J2で導入している「アジア枠」と同じコンセプト。通常の外国人枠とは別に保有できる助っ人枠で、試合レベルの向上や国際交流、事業的発展が目的。既に来季のJ3参入を目指すFC琉球(JFL)がマレーシア出身選手を獲得するなど先駆けた動きも見え始めている。

 昨年はタイ、インドネシア、ベトナム、マレーシアが地上波でJリーグの試合を中継。今後、母国の英雄がJ3でプレーするとなれば、注目度が高まるはず。放送権料など大きなビジネスに発展する可能性もある。J3の創設は26日のJリーグ理事会で決定し、9月には参入クラブも決まる予定。夢が膨らんでくる。

[ 2013年2月20日 06:00 ]

来季より創設されるJ3に新たなる外国人枠として東南アジア枠が検討されておるとのこと。
これは面白い試みと言えよう。
サッカーが盛り上がっておる東南アジアの国々に於いてプロサッカーで身を立てたい人間も多かろう。
彼等をアジア最高の環境でプレイする機会を設けるのは良いことである。
また、この試みを通じて、日本サッカーが東南アジアサッカー界とのパイプを強めて行くことを望む。
サッカー界に於いて大東亜圏を作るのだ。
日本サッカーのこれまで以上の躍進を期待する。

本田、町田の強化・スカウト部門のスタッフへ

本田泰人氏、強化・スカウト部門でJFL町田入閣
 元日本代表MFでサンケイスポーツ専属評論家の本田泰人氏(43)が、JFL町田の強化・スカウト部門でスタッフ入りすることが19日、分かった。1年契約で、近日中にクラブから発表される見通し。

 1年でJ2復帰を目指す町田は、今季から指揮をとる秋田豊監督(42)が昨年11月の就任当初から、鹿島で一緒にプレーした本田氏の入閣を熱望していた。

 本田氏は北九州市出身。東京・帝京高から本田技研を経て1992年に鹿島入りした。日本代表として98年フランスW杯アジア予選など29試合出場1得点。2006年限りで現役を引退するまで、J1で328試合に出場して4得点を挙げた。

(紙面から)

町田の強化・スカウト部門に入閣する本田元主将である。
町田は昨年末に秋田が監督に就任し、その際、本田の入閣を切望しておった。
その願いが叶った形である。
本田の見識眼が町田に与える影響は大きかろう。
秋田とのコンビで是非ともJ2昇格を勝ち得て欲しいところ。
町田の動向に注目である。

朝日新聞、J1戦力診断

鹿島、パスサッカーへ原点回帰(J1戦力診断)

大迫勇也


鹿島予想布陣図


 【増田創至】クラブ史上最低の11位から立て直しを図るのは、8年ぶりに戻ったトニーニョ・セレーゾ監督。取り組むテーマは原点回帰だ。

 優勝回数で最多7度のビッグクラブが低迷した原因は「らしさ」を失っていたことに尽きる。「昨季はカウンターしか攻め手がなかった」と鈴木強化部長。歴代のブラジル人監督が志向してきたパスサッカーに立ち返るため、鹿島の原点「ジーコ」らとともにブラジル代表で「黄金のカルテット」を組んだ監督は練習試合中もピッチの中まで入って、細かい指示を叫ぶ。

 世代交代も課題の一つ。左サイドのDF新井場、トップ下で攻撃を担ったMFドゥトラ、チーム得点王のFW興梠らを放出し、大幅な入れ替えを断行した。3年目のMF柴崎、5年目のFW大迫らの成長なしに復活はない。
 補強はまずまず。神戸に1年出たパスサッカーの切り札、MF野沢が戻った。甲府から加入した昨季J2得点王のFWダビと大迫の2トップは良い連係をみせている。


今季の鹿島を予想する朝日新聞である。
本文の内容はこれまでに報じられてきたことが述べられており、特筆すべきことはない。
まさに岳と大迫の成長にかかる期待は大きいと言って良いところ。
注目は予想布陣であろう。
新加入であるダヴィ、野沢、アツ、前野、そして新人の植田の全てを入れてきた。
これは大抜擢である。
実際にここまで刷新されると面白いと思うところ。
しかしながら、キャンプからここまでの経緯を見る限り、昨季の布陣をベースにしておるように思える。
助っ人のダヴィはともかく、アツと前野はチーム戦術を身に付ける最中であり、植田も即起用される気配はない。
とはいえ、シーズン後半には彼等が戦力として起用されるようになっている可能性は高い。
この布陣になる試合もあるのではなかろうか。
どのような選手が起用されるのかを楽しみにして毎試合スタジアムに向かいたい。

植田、パワフルなルーキー

2013年02月19日(火)

15時よりCBからのロングフィードやクロスに対する攻守のトレーニングを行いました。その後、ミニゲームやシュート練習も実施しています。

練習するメンバーである。
その中でひときわ目立つ新人の植田。
彼の志は高く、師と仰ぐ岩政を越えることを目標としておる。
1対1ならば既にプロレベルと言って良かろう。
次は経験と声によるコーチングである。
ルーキーらしくミスを恐れず、果敢に挑み続けるのだ。
植田がピッチに立つ日は近いと感じさせる練習風景である。
期待しておる。

浦和・興梠、このタイミングでの移籍がラストチャンス

【ニューカマー・レコメンド】人情に篤いワンタッチゴーラー:興梠慎三(鹿島→浦和) (13.02.19)


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2012年のリーグ最終戦が終わり恒例の監督挨拶が行われている間、興梠慎三はベンチウォーマーのフードを目深にかぶり溢れる涙を隠していた。ライバルである鹿島から浦和への移籍は過去に例も少なく大きな波紋を生んだが、もともと情に篤いタイプだ。サポーターが慰留を望んでいることは痛いほど感じていたのだろう。しかし、それでも移籍する決断に踏み切ったところに、興梠の決意を感じる。

宮崎・鵬翔高校から加入した当時はドリブラーという意識を本人も持っていた。カウンターになると中盤からゴール前まで一気にドリブルで持ち上がる場面をつくり、「ドリブラーなんで、そこは仕掛けていかないと」と意欲的に仕掛けていた。しかし、マルキーニョスとコンビを組むようになったあたりから、その意識が変わりだす。「ペナルティエリア内でのプレーが自分の特長」と話すようになり、事実、エリア内でのワンタッチゴールや鋭い反転からのゴールが代名詞として変わっていった。だからこそ、シーズン途中から1トップに切り替わり、そこでスペシャルな活躍を見せる大迫勇也が不動の地位を築けば築くほど、FWとしてプレーさせてもらえない昨季の状況は、興梠の心情に少なからず影響を与えたはずだ。特にシーズンオフに自分を見直し、調子の良かったシーズンにどういうプレーをしていたのかをチェック。ペナルティエリア内こそ自分の仕事場という思いを強くして臨んだシーズンだっただけに傷は深かったのかもしれない。

「自分のプレースタイルだと選手寿命は30歳くらいだと思う」

速さを武器にするタイプであることを自認し、それがいつまでも持続するものでないことも常に認識していた。今年で27歳となることを考えると、サッカー選手としてのピークを楽しめる時間も限られており、このタイミングでの移籍がラストチャンスになると感じていたようだ。「来年がほんとうに勝負の年になる」そう言って鹿島を飛び出していった。

やんちゃな印象が強いかもしれないが、信頼に応えようとする気持ちは人一倍強い。以前の指揮官であるオズワルド・オリヴェイラに対し「監督は俺のことが嫌いなんだと思う」と言いながら「なぜだかわからないけど最後は監督の言うとおりになる。監督のために優勝したい」と、男気を見せてきた。父性の強さはペトロヴィッチ監督も引けを取らないように感じる。鹿島のときと同じように忠誠心を尽くすはずだ。

以上


2013.02.18 Reported by 田中滋

鹿島番の田中氏による興梠評である。
2008年より鹿島のレギュラーを務め、2TOPの相棒であるマルキーニョスに影響を受けた模様。
PA内でのプレイが特徴と豪語するだけの結果は出してきた。
多くのタイトルにも恵まれたのは興梠の才能もあるが、鹿島という日本国内では無比のクラブに在籍しておったからこそ。
今季より、プレッシャーの強いクラブへの移籍を決断した。
彼の地にてどのような結果を残していくのであろうか。
更なる活躍にて再び代表に呼ばれるまでに成って欲しいと思う。
そして、そのとき、それは鹿島で育まれたことを忘れないでいて欲しいと願う。
遠くから見守っておる。

雨天の必勝祈願

鹿島08年リーグVと同じ“雨”の必勝祈願
 冷たい雨にタイトルの予感!? 鹿島は18日、約200人のサポーターが見守る中、茨城・鹿島神宮へ必勝祈願に訪れた。例年なら選手は参拝通路で宮司の祈りに頭を下げるが、雨に見舞われたこの日は5年ぶりに本殿へ上がって祈念。神により「近い」位置からの「誓い」はかないやすいのか? チームスタッフが「前回、必勝祈願の日に雨が降った年は優勝したんじゃないかな」と振り返ったように、雷雨となった08年はリーグ制覇を達成している。

 参拝前から“予兆”はあった。今季は1月28日の新体制発表記者会見が大雪で延期となり、宮崎キャンプ始動日の今月5日も雨が降るなど節目が悪天候と重なっている。鹿島にとっては“恵みの雨”であるかのように、宮崎キャンプ中に故障者は出ず、4季ぶりのリーグ制覇と7年連続のタイトル獲得に向けて視界良好。選手会長のMF遠藤康(24)は「全ての大会で優勝できるようにする」とあらためて目標を口にした。【湯浅知彦】
 [2013年2月19日6時56分 紙面から]


吉兆!鹿島 Vの08年以来、雨の必勝祈願

雨の降る中で必勝祈願を終えた(前列右から)木札を手にする遠藤、トニーニョ・セレーゾ監督ら鹿島イレブン
Photo By スポニチ


 鹿島は雨の中、鹿島神宮で必勝祈願を行った。雪で練習が中止になった1月28日の始動日に続き天候に恵まれなかったが、雨天の必勝祈願は優勝した08年以来とあり「吉兆の雨」との声も上がった。

 夜にはホテルにスポンサーら約800人を集めてキックオフパーティーを開催。8年ぶりに復帰するセレーゾ監督は「タイトルに向けて開幕から全力で戦う」と宣言した。昨季は開幕から5試合勝利がなく(1分け4敗)、最終順位もクラブ史上初の2桁となる11位に低迷した。今季は例年にも増してスタートダッシュを意識している。
[ 2013年2月19日 06:00 ]

【鹿島】雨降ってV!?セレーゾ監督ら必勝祈願
 鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督(57)、選手らが鹿島神宮で必勝を祈願した。あいにくの雨だったが、前回雨が降った08年には、リーグ優勝を果たすなど縁起はいい。井畑滋社長(60)は「開幕ダッシュを成し遂げたい」と集まった約200人のサポーターに約束。夜には都内のホテルでスポンサー関係者を集めた「キックオフパーティー」を開いた。

(2013年2月19日06時02分 スポーツ報知)

鹿島神宮への必勝祈願がニュースになっておる。
雨の必勝祈願は吉兆とのこと。
今から遡ること五年前、2008年の必勝祈願は、晴天から雨に変わり、雷が鳴るという急転直下の天候の中で行われた。
このときは前年の奇跡的な逆転優勝に沸いており、非常に活性しておったことを覚えておる。
そして迎えた2008年は戦術も徹底され、選手の連携も深く、とても強力なチームに仕上がっておった。
開幕の札幌戦4-0と大勝すると、ヴェルディFマリノス新潟JEFと撃破し開幕五連勝を飾っておる。
このときと同様に強いチームを作り上げ、全てのタイトルにて優勝出来るよう戦っていこうではないか。
必勝態勢で挑みたい。

鹿島神宮必勝祈願

鹿島神宮必勝祈願
2月18日、リーグ開幕前恒例の必勝祈願を鹿島神宮にて行いました。


先頭を切って、井畑社長、トニーニョ セレーゾ監督が本殿へ進みました。


雨の中の必勝祈願となったため、選手たちも傘をさして進みます。


宮司の鹿島則良さんに激励のお言葉をいただきました。


クラブを代表して、井畑社長からご挨拶。


全員そろっての記念撮影。


鹿島神宮からの祈願札を持つ新選手会長の遠藤選手。今シーズンの更なる活躍を期待しましょう!


鹿島神宮にて必勝祈願を行ったチームである。
その中心には新選手会長のヤスの姿がある。
昨年結婚し、今年には父になる予定のヤスの責任感は高い。
その志でリーグタイトルを、そしてカップウィナーの座を勝ち得て欲しいところ。
鹿島の神の力を得て大いなる勝利を積み重ねて行こうではないか。
期待しておる。

仙台・柳沢、全体練習に復帰

【仙台】柳沢が復帰、豪快ヘディング

雨の中、水しぶきを飛ばしてヘディングシュートを放つ柳沢

 宮崎でキャンプ中の仙台は18日、宮崎市内で練習を行った。両太もも裏の張りを訴えて別メニュー調整が続いていたFW柳沢敦(35)が全体練習に復帰。豪快なヘディングシュートを決めるなど、順調な回復ぶりを披露した。

 翌19日は東京との開幕前最後の練習試合も控えているが「だいぶ良くなってきたけど、筋肉系のケガだから無理はせずに、だね。明日の試合は出ないと思う」と話した。

 [2013年2月18日13時19分]

全体練習に復帰した仙台の柳沢である。
昨日、順調に回復と報じられ、復帰が示唆されておったが、早速、豪快なヘディングを決めるなど、調子の良さをアピールしておる。
仙台の攻撃陣を引っ張るのはこの男しかおるまい。
柳沢敦の活躍を期待しておる。

躍進する鹿島の今シーズンの予兆

セレーゾ監督復帰で王者復活の狼煙!!
鹿島が春季キャンプで準備したもの。

佐藤俊 = 文
text by Shun Sato
photograph by Kyodo News

2013/02/18 12:00


 15日、鹿島アントラーズは、11日間の宮崎キャンプを打ち上げた。

 宮崎は晴天率が高く、2月の最高気温が13.8度とこの時期にしては比較的暖かく、日差しの当たる場所はアウターも必要ないほどだ。周囲の練習場からは、プロ野球のキャンプが行なわれているのだろう、ポップな音楽が流れ、宮崎がプロスポーツの一大キャンプ地であることを実感させられる。

 鹿島は今季、2000年にJリーグで唯一となる3冠を達成した指揮官だったトニーニョ・セレーゾが8年ぶりに監督に戻ってきた。2009年以来のリーグ戦制覇を始め、“強い鹿島”の復活を託されての監督復帰だった。その期待に応えるべく、宮崎キャンプは、セレーゾ監督の王座奪回への執念が垣間見える厳しいものだった。

 キャンプ前半は2部練習で、フィジカル中心。さすがに後半は疲労などが考慮され、1部練習だけになったが、キャンプがハードだったか否かは、選手の表情を見れば一目瞭然だ。

 各選手とも、やや疲れ気味だが、顔のラインがシャープになり、体は非常に絞れていた。キャンプ前はウエイトがオーバー気味だったダヴィでさえ、「いい調整が出来た。明日、開幕でも大丈夫」と、最終日のホンダロック(JFL)との練習試合では軽快な動きを見せていた。

試合終盤で弱かったチームに、徹底的に持久力をつけさせた。

 ややホッソリした中田浩二は言う。

「昨年は、どちらかというとアジリティ系、瞬発系などスピードを重視したトレーニングが多かった。でも、今年はミドルパワー、持久力系のトレーニングがすごく増えた。それは、昨年、後半に動きが落ちたり、追い付かれたり、そういうのを監督が見て、考えたんだと思う。そのトレーニングが出来たので、今年は体力的にはすごくバランスが取れていると思う」

 中田が指摘した通り、昨年の鹿島は後半30分以降に失点するケースが多く、追い付かれることもしばしば。逆に、そういう場面で勝ち越したりすることも出来なくなっていた。後半に運動量が落ち、集中力を持続出来なかったことが影響しているのは間違いなかった。

 その反省を活かし、セレーゾは90分間走れる体力作りをこのキャンプのメインにした。

J2得点王ダヴィは大迫、ジュニーニョとの相性も良し。

 過去、鹿島が最後まで諦めずに攻撃をし続け、押されても巧くいなしながら勝てたのは、厳しい練習によって育まれた豊富な運動量という裏付けがあったからだ。ただ、以前のセレーゾは練習時間が長く、ハードだったが、今回は科学的なトレーニングを導入し、中田曰く「短時間でも密度の濃いトレーニングが出来ていた」という。

 昨年末、鹿島は新井場徹(→C大阪)、興梠慎三(→浦和)、増田誓志(→蔚山現代)ら主力が移籍で抜けたが、代わりに野沢拓也(←神戸)が復帰し、ダヴィ(←甲府)、中村充孝(←京都)らが加入した。ホンダロック戦では、その新加入組の活躍を始め、昨年の鹿島とは違ういくつものシーンが見られた。鹿島は昨年、チャンスは作れるが得点できずにシーズンを通して得点力不足に苦しんだ。だが、それは今季では改善されそうだ。

 練習試合後半、出場したダヴィは、チャンスとあれば積極的にシュートを放ちゴールを決めるなど、昨年J2得点王の勢いそのままにプレーしていた。大迫勇也、ジュニーニョとの相性も良く、前線の迫力は格段に増し、得点力は大きく向上するだろう。

鹿島の伝統“繋ぐサッカー”の復活をチーム全員で目指す!

 また、戦い方にも変化が見られた。

 昨季は攻撃の時、縦に急ぎ過ぎるため中盤がついてこれず、厚みのある攻撃が出来ていなかった。だが、今シーズンは「しっかり繋いで回す」というセレーゾ監督の考えが浸透している。ミニゲームでもとにかく「しっかり繋げ」と、声を張り上げ、繋ぐ意識を徹底させていた。柴崎岳も「慌てないでボールを回しながらチャンスを窺う。もちろん早く攻める時もあるけど、監督はそのメリハリをつけることを求めている」と言うように、中盤で時間とリズムを作り、緩急をつけて攻める意識付けをしていたのだ。

 鹿島の伝統とも言える繋ぐサッカーの復活は、選手起用からも窺えた。

 練習試合では、センターバックに岩政大樹と青木剛が入り、左サイドバックには中田が入った。

 青木は、「自分がセンターバックとして求められているのは、ビルドアップの部分」と語り、中田も「サイドで起点になること」と、守備のみならず、攻撃での役割を期待されていることを認識していた。青木は元ボランチで繋ぎがうまいところを評価されての起用。中田も元ボランチでトゥルシエが代表監督だった時は、フィードの精度を高く評価されて代表入りも果たしており、2人ともしっかりとビルドアップできる選手といえる。

ベテランの中田が、サイドバックで豊富な運動量を披露。

 中田は、サイドを何度も行き来するサイドバックで起用されているが、プレーはもちろん運動量的にも全く問題はなかった。

 小笠原満男や本山雅志と同じ'79年組で今年34歳になるが、ホンダロック戦では再三、サイドを駆け上がり、ベンチで見ていた選手から冷やかしの歓声を浴びていたほどだ。

「今年は、左サイドバックだけど、自分的には問題はない。メンバーが大きく変わったわけじゃないので、コンビネーションも問題ないしね。左右のサイドでの攻撃の作り、全体の戦術的なことは、これから鹿島に帰ってから本格的にやると思うけど、選手の意識付けなど、今の時点でこれだけ出来ているのはいいことだと思う」

 そう語って、中田は満足そうな表情を浮かべた。

 攻撃のオプションも期待できそうだ。

 新加入の中村もホンダロック戦でゴールを挙げたが、試合では再三、裏を取る動きで相手を翻弄した。鹿島には、スピードがあって裏を取る動きができる選手が少なかっただけに貴重な戦力となるだろう。

「今年は……勝ちたいっすね」

 ホンダロック戦は、7−0で圧勝。

 ボールはほぼ鹿島が支配し、ほとんど相手に攻撃をさせなかった。

 セレーゾ監督も「自分たちが常にゴールを狙うという姿勢、ボールを取られてもすぐに奪ってゴールを狙うという姿勢が出せた。非常にいい練習が出来た」と、充実した表情で宮崎キャンプを総括した。

「今年は……勝ちたいっすね」

 試合後、小笠原はそう言った。

過去6年連続で必ず何かのタイトルをとってきた鹿島。

 リーグ戦は2009年以来獲れていないが、2010年には天皇杯、2011年と2012年にはナビスコ杯2連覇を達成するなど、2007年以降6年連続で何かしらのタイトルを獲ってきている。にも、かかわらず、物足りなさを感じるのは、鹿島というチームに対する期待の表れでもある。

「そういう風に思われるクラブって、Jではないでしょ。だから、鹿島っていいなって思うし、だからこそ今年は全タイトルを獲って、ACLの出場権も獲って、2000年の3冠達成を越えていきたいと思う」

 小笠原は、強い決意で、そう語った。

 選手は勝利とタイトルに飢え、そのための準備も着々と進んでいる。

 合宿最終日、朝まで冷たい雨が降っていたが試合開始前には止み、陽も射してきた。

 雨のち晴れ――。

 それは、昨シーズンの不調を乗り越え、躍進する鹿島の今シーズンの予兆のように見えた。


ナンバーの佐藤氏によるキャンプレポートである。
特筆すべきは、今回のトニーニョ・セレーゾ監督の指導は科学的なトレーニングが導入されておるというところであろうか。
前回の就任時には練習時間が長くハードであったが、今回はより科学的になり短時間でも密度の濃い練習になっておる模様。
これにてベテランの現役寿命も延びるのではなかろうか。
トニーニョ・セレーゾ監督自身も41歳まで現役プレイヤーを続行しており、ベテランの経験というモノを理解しておる。
世代交代は叫ばれておるが、老獪なテクニックを持つ経験者の実績は簡単には外せまい。
ベテランと中堅、若手が融合する強き鹿島がこのキャンプで出来上がったのではなかろうか。
今季は昨季以上のタイトルを得、更なる躍進が期待出来る。
シーズン開幕が楽しみである。

ジュビロ・宮崎、練習試合で3アシスト

磐田宮崎3アシスト タイチームに快勝

3アシストと活躍した磐田DF宮崎

 磐田は17日、磐田市内で、今季からタイ・プレミアリーグに昇格したラチャブリと練習試合を行い、4−0で快勝した。前日16日の清水との試合に先発した主力は出場せず、サテライトが主体。中でもDF宮崎智彦(26)が、左からの正確なクロスで3アシストと躍動しアピールした。

 今季の磐田は選手層が厚く、全ポジションで高レベルなレギュラー争いが続いている。宮崎は昨季、サテライトからレギュラーをつかみリーグ26試合に出場も今季はキャンプからサテライトで、清水戦ではベンチメンバーから外れた。「試合に出ていない現実を受け止め、腐らずはい上がっていけるよう、日々の練習から頑張って常にポジション奪取できるように頑張りたい」と前を向いた。3アシストには「練習試合でアピールするのが一番だと思う。うまく周囲が動いてくれたし、いい位置でボールも受けることができた」と振り返った。【岩田千代巳】
 [2013年2月18日11時39分 紙面から]


練習試合にて3アシストを記録したジュビロの宮崎である。
昨季はレギュラーとして定着し、ジュビロへの完全移籍を成し遂げた宮崎であるが、今季はシステム変更もありサブに甘んじておる様子。
その宮崎が正確なクロスを供給したことは、ジュビロにとって明るい兆しと言って良かろう。
得意の左足でアシストを連発し、レギュラーポジションを再び奪って欲しいところ。
宮崎の躍動を期待しておる。

トニーニョ・セレーゾ監督、鳥かごに参加

2013年02月18日(月)

9時よりウォーミングアップを行った後、インターバル走を実施しました。ウォーミングアップの鳥かごにはトニーニョ セレーゾ監督も参加しています。

二日間のオフが空け、また練習の日々となるチームである。
今週末にはPSM水戸戦、そして開幕戦となり、練習から試合というサイクルが始まる。
トニーニョ・セレーゾ監督はどのように選手のコンディションを整えて行くであろうか。
今季の期待と共に興味は尽きぬ。
チーム一丸となって勝利に突き進む鹿島を観ることが出来よう。
楽しみにしてスタジアムに向かいたい。
いよいよシーズンインである。

仙台・柳沢、順調に回復

【仙台】故障組の柳沢、和田が順調に回復
 宮崎で第3次キャンプを張っている仙台は17日、宮崎市内で練習を行った。前日16日が45分×4本の練習試合だったこともあり、出場組は軽めのメニューでリカバリー。故障で別メニュー調整が続いていたFW柳沢敦(35)やDF和田拓也(22)が復帰へ順調な回復を見せる一方、右ふくらはぎを痛めているMF菅井直樹(28)は練習場に姿を見せなかった。

 手倉森誠監督(45)は菅井について「(延岡第2次キャンプ中に受けた)最初の診断では異常なしということだったが、宮崎でもう1度病院にいったら肉離れしていた」と説明。昨季リーグ優秀選手にも選ばれた右サイドバックが仙台に戻ってから本格的なトレーニングを開始することになり、同監督も「セカンドオピニオンというのは大事なんだな」と苦笑するしかなかった。

 [2013年2月17日18時19分]

負傷から順調に回復する仙台の柳沢である。
主将としてチームを牽引するベテランが復帰することで、メンバーに与える影響は大きかろう。
今季はACLへの参加があり、柳沢としても気持ちが高ぶっておるのではなかろうか。
2002年のACLには出場しておらず、その前身であったアジアクラブ選手権では、様々な壁があり悔しい思いをしておる。
その思いを吹き飛ばすためにもアジアにて活躍して欲しい。
柳沢のアジアでの躍動を期待しておる。

ダヴィ、甲府をJ2優勝に導いた男

【J2 9月度MIP受賞インタビュー】ダヴィ選手(甲府):「これだけはきちんと伝えたい。サポーターの力があったから優勝できた」(12.11.16)
昨季7月、甲府のJ1残留のために途中加入したもののノーゴールで期待に応えられなかったダヴィ。しかし、今季は開幕3試合で5ゴールとスタートから爆発。中盤戦以降はセルフコントロールも、うまくなって警告も激減し、終盤戦の厳しい相手との対戦でもゴールを挙げ続けて、甲府のJ2初優勝に大きく貢献した。最終節は累積警告で出場停止となってしまい、今季は32ゴールで終了。惜しくも37ゴールというJ2記録を超えることはできなくなったが、32ゴールという数字は42試合制ではトップの成績。甲府をJ2初優勝に導いた――超現実的――ストライカーは、どんなことを考えているのか。帰国前のダヴィにインタビュー。

咄嗟のシュートがゴールを決めるコツ

Q:9月の月間MIPおめでとうございます。チームのJ1昇格だけでなく、優勝も決めた9月の5試合の中で、一番印象的な試合はどの対戦ですか?
「まず、月間MIPに選んでもらったことを感謝しています。
9月で一番印象的だった試合は、迷いなく第32節・大分戦です。終了間際に同点に追いつかれて、最後は勝点1を拾って帰ろうというようなゲーム展開。でも、最後の最後にボールがこぼれてきて決めることができた(動画)。どの試合でも勝点は重要だけれど、大分から勝点3を挙げたことは大きかったと思う。勝って甲府に帰ることができたことがうれしかった」
Q:ホームで敗れていた第35節・北九州戦も、メンタル的に大事だったのではないですか?
「そうですね、前半戦はホームで悔しい負け方をしていた(第6節)ので、リベンジしたいという気持ちは強かったですね。先制して、逆転されて、同点までいって最後はアディショナルタイムのゴール。勝ちたいという気持ちをみんなが持っていたから最後の1点が決まったのだと思います」
Q:ファン・サポーターから多くの質問が来ています。ここからは、その質問に答えてください。最初は「やす」さんからの質問で、「どうしてそんなに身体が丈夫なのですか」という質問です。
「う〜ん、生まれつき丈夫でした。特別なトレーニングはやっていないし、特別なものを食べているわけでもありません。丈夫なおかげで大きなケガはしたことがありません」
Q:次は「ジョニーキルロイ」さんから「味噌ラーメンが好きだということは有名ですが、甲府でお気に入りのラーメン屋さんはできましたか。好きな日本食は何ですか」
「マンションの隣にラーメン屋さんがあって、週に2回くらいはそこで食べています。もちろん、味噌ラーメンです。食べ歩きはしていないので、ほかのラーメン屋さんと比べることはできませんが気に入っています。味噌ラーメンは札幌にいた時に好きになりました。札幌はおいしい店が多くて楽しい街でしたね。日本食はアウェイに行った時のホテルで食べるくらいで、普段はほとんどブラジル料理なんです。ホテルの食事では味噌汁が好きです」
Q:「もっちゃん」ほか、数人の方々からの質問です。多くの人が知りたい内容だと思いますが、「点を取るコツは?何でそんなに点が取れるのですか」
「今は点を取れるチャンスがいっぱい来ている。それをうまく使っているだけ。取れないときは取れませんよ。昨季みたいに」
Q:シュートを打てるチャンスが来た時に、ドリブルしたりボールを持ち直したりなどの余裕がある時と、一瞬だけしかボールに触れない時がありますが、どちらのケースが決めやすいですか?
「状況にもよりますが、日本でプレーしている場合、判断もプレーも速いのでゴール前では考える時間がないですね。とっさに何も考えずにシュートすることが増えています。ブラジルのリーグを見ていると、ゴール前で考える時間があるので、かわしてシュートをする場面もありますが。早く決断したほうが、シュートが決まりやすいし、いいシュートも打てると思います」
Q:「跳ねる親父」さんは「ゴールを決めたあと、天に向かってつぶやいている内容を知りたい」ということです。教えてくれますか?
「普段から常に神様に感謝しています。サッカーでゴールを決めることができるのも神様の祝福だと思っているので、感謝の気持ちを伝えています」
Q:「俺たちのダヴィ」さんは「城福監督ってどんな人ですか」と質問しています。
「日本で出会った中でNo.1の監督だと思います。ブラジル人選手の気質やプライドを理解し、尊重してくれるし、どうやって一緒に生活すればいいのかをよくわかってくれていると思います。チームのブラジル人全員が、仕事をやりやすいと思っています」

■ブラジル代表よりも大事なことがある

Q:「まっちゃん」さんからの質問で、「子供の頃に憧れた選手はいますか」
「ロマーリオですね」
Q:ロマーリオはブラジル代表やバルセロナでも活躍したスーパースターですが、「中込P」さんからは「ブラジル代表は狙っていますか」という質問が来ています。
「子どもの頃からブラジル代表になりたいという気持ちはありませんでした。サッカーでプロ選手になって、ビッグクラブで成功して、しっかりお金を稼ぐことを目標にしていました。ブラジル代表には簡単になれないし、選手として結果を出してお金を稼いでいい生活ができるようになってから、そういうことは考えようと思っていました。だから、子どもの頃からプロサッカー選手になるということがブラジル代表になりたいということに直結することはなかったですね」
Q:成功して手に入れたいものは何ですか?
「欲しいものはほとんど全部あります。自分のことだけではなくて、家族に対する恩返しをすることができて満足しています。来年6〜7月に生まれてくる子どもが将来いい生活ができるようにしてあげたい。私はまだサッカーができるので、そのためにも頑張っていきたい。今年のオフは、親戚を集めて日曜日の昼食を盛大に食べることを楽しみにしています。早くみんなに会いたいですね」
Q:引退後の計画やアイディアはありますか?
「まだ何も考えていないけれど、仕事はしたくない。家族と旅行に行ったりして楽しみたい。まだまだサッカー選手としてプレーできるので、現役を楽しんでそれから考えます」
Q:「小松」さんからの質問で、「日本で気に入っている場所はありますか」とのことですが、思い付く場所はありますか?
「妻はよく出かけますが、私は練習と試合以外ではあまり出かけないんです。気に入った場所で思いつくのは、札幌時代に登った山です。ものすごく景色がきれいで今でも覚えています。ただ、その山の名前などは忘れてしまいました」
Q:では、サポーターからの最後の質問にします。「こわじ」さんほか、多くの人から。「来季も甲府に残ってくれますか」
「みんなに聞かれますが、残念ながら確定していません。今の段階で確実に言えるのは、オフシーズンは身体をしっかり休めて次のシーズンの準備をするということだけです」
Q:奥さんが「甲府にいたい」とおっしゃれば、来季も甲府に残る可能性は高くなりますか?
「そういうチャンスはあるかもしれませんが、(契約の問題なので)来季も私が日本でプレーできるかどうかもわかりません。そういう状況なので、甲府でプレーできるかどうかはもっとわからない。残念ながら今は何も決められないのです」
Q:では最後に、甲府のサポーターに1年締めくくりの挨拶をするとすればどんなことを伝えたいですか?
「甲府サポーターの皆さんに感謝していることをまず伝えたいです。ビッグクラブのサポーターのように大勢のサポーターが応援してくれました。私だけでなく、選手みんなが誇りに感じていると思います。J2に降格してホームの観客数が減ったと聞きましたが、今季来られなかったファンやサポーターのみなさんが、来季は再びスタジアムに来てくれたらうれしいです。今季はJ2で優勝し、サポーターも満足してくれていると思いますが、これは選手とスタッフだけの力ではなく、サポーターの力があったからです。このことは、はっきりと伝えたい。サポーターの力があったから優勝できました。なかなか勝てない時でも最後まで応援してくれたことを感謝したいです」

以上

取材日:11月2日
取材・構成:松尾潤


昨年11月に掲載された当時甲府に在籍したダヴィのインタビューである。
32ゴールを決め甲府のJ1昇格に多大なる尽力をした。
甲府のサポーターに愛されていたことが伝わってくる。
結果的にユニフォームを替えることとなったが、鹿島のサポーターも選手に対する愛情は深い。
今季は鹿島のためにゴールを積み重ねてくれるであろう。
そして、我らは大いなる声援を送る。
ダヴィと共にタイトルを目指すのだ。
期待しておる。

浦和・興梠、注目の男

浦和 得点力UPは至上命令 興梠「求められるものは分かっている」
J1注目の男 浦和FW興梠慎三


練習後、槙野(左)とじゃれ合う興梠
Photo By スポニチ


 浦和はこのオフ、日本代表クラス4選手を補強し、移籍市場の主役を演じた。ペトロヴィッチ監督の愛弟子で指揮官のサッカーを熟知する広島のDF森脇、仙台からMF関口、柏からDF那須を獲得。そして得点源として大きな期待がかかるのが鹿島から加入したFW興梠慎三(26)だ。

 昨季はMFマルシオ・リシャルデスの9得点がチームトップ。本来はドリブラーながら不慣れな1トップに入ったFW原口は6得点で、FWポポ(現J2神戸)も3得点に終わった。得点力アップは至上命令で、興梠も「FWなんで求められるものは分かっている」。早くもエースの自覚を漂わせている。

 最大の持ち味は動きだしだ。一瞬のスピードを生かしてマークを外し、少ないボールタッチでゴールを陥れる。その動きは昨季MVPと得点王を獲得した広島のFW佐藤と似たスタイルで、3、4人が絡む連動性が生命線となる“ミシャ(ペトロヴィッチ監督の愛称)サッカー”にも適応。1月29日の大分との練習試合で早速ゴールを決めた。本人は「まだまだ。もうちょっと動きだしを良くすれば、マルシオや(柏木)陽介から良いボールが出てくる」と反省の弁が口を突いたが、指揮官は「われわれが必要とする選手で、機能するところを見せてくれた」と合格点を与えた。

 今季、浦和は5年ぶりにアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場する。「ACL出場は魅力的」と国際大会を求めて移籍を決断した興梠にとっても待ち望んだ舞台だ。鹿島では3連覇に貢献するなど勝者のメンタリティーも持ち合わせている男が浦和を再びJリーグ、そしてアジアのトップへと押し上げる。

 ◇興梠 慎三(こうろき・しんぞう)1986年(昭61)7月31日、宮崎県宮崎市生まれの26歳。鵬翔から05年に鹿島に入団し今季から浦和。日本代表では12試合0点。J1通算192試合49得点。1メートル75、67キロ。利き足は右。

[ 2013年2月16日 14:24 ]

注目の男として取り上げられる浦和の興梠である。
浦和の大型補強の中で特に大きな期待がかかるとのこと。
浦和は1TOPの布陣を敷いており、そのポジションに見合う人材として興梠に白羽の矢が立った様子。
確かに、2010年度の天皇杯制覇は興梠の1TOPが機能した結果の賜物であり、興梠の1TOP適性が証明された大会であった。
準々決勝では先制点、準決勝では決勝点を記録しておる。
とはいえ、興梠の1TOPの影に左サイドで尽力した大迫の存在があったことも事実である。
昨季終盤、逆に大迫の1TOPに対して興梠をサイドに配した布陣は機能したように思えぬ。
昨季の天皇杯四回戦ではジョルジーニョ監督の指示を無視しFWのポジションに残ったことでも見て取れる。
しかしながら、この時点では興梠の心は浦和に移っており、正確に判断することは適わぬ状況であった。
1TOPとしては大迫に敗れ、サイドとしては機能しなかった。
これでは、ベンチに置く以外になかったのは、当時の戦術・戦力から考慮された結論であろう。
興梠が新天地をに於いて、輝きを取り戻すとなれば、それは嬉しい報となる。
我らは、それ以上の輝きを増し、その報を霞ませていきたい。
気持ちを込めて新シーズンを迎えようではないか。

ジュビロ・伊野波、3バックの右に起用

磐田伊野波 駒野と代表コンビで相乗効果

ロングキックの練習に励む磐田DF伊野波

 磐田と清水が今日16日、午後2時から沼津・愛鷹広域公園多目的競技場で、今季初ダービーとなるプレシーズンマッチを行う。ホームの磐田は、3バックの右に日本代表DF伊野波雅彦(27)の起用が予想され、代表のチームメートでもあるDF駒野友一(31)とのコンビで清水の堅守に挑む。

 15日の磐田は前日14日に続き、紅白戦で3バックの右に伊野波が入った。正確なロングパスをFW前田遼一(31)の頭に供給。前田が落としたボールを、FW山崎亮平(23)が左サイドを駆け上がったDF山本脩斗(27)にパス。山本脩のクロスから再び前田がヘッドでゴールに押し込み、伊野波を起点に流れるような攻撃力を見せつけた。

 世界基準のカバリングとスピードを持つ伊野波が最終ラインの右に入ることで、右サイドの駒野がより高い位置で前を向いて攻撃参加するチャンスも増えてくる。鹿児島キャンプでの浦和との練習試合では、守備の時間が長く、駒野の上がりとクロスが発揮できなかった。

 伊野波は「まだ発展途上の段階でもう少し時間はかかる」と前置きした上で「コマちゃんの特徴は分かっているし、なるべく僕が右に入った時には前に行かせてあげたいし、守備への負担を減らしてあげたい。その方がコマちゃんも前に行きやすいし破壊力はある」と話す。駒野も「(伊野波は)カバリングの能力があるので、自分も後ろを気にすることもあるけど、前だけを考えながらできるかな」と相乗効果を期待した。

 キャンプ中の練習試合では、守備陣形を崩されての失点は皆無だった。森下仁志監督(40)は「(清水は)守備が堅いチーム。今、自分たちのやってることが攻守でどれぐらいできるかが分かる。いくらチャンス作ってもゴールを取らなくては話にならない。去年以上に攻撃的にいく」と話す。選手交代枠はすべて使い、さらなるポジション競争も促すつもりだ。

 初ダービーとなる伊野波は「特別な感じを楽しみたい。結果は大事ですが、前回の浦和戦よりどれだけ進化しているかが一番大事。無駄なファウルはなくして、失点をゼロに抑えることも大事」と話した。【岩田千代巳】
 [2013年2月16日10時53分 紙面から]


清水とのPSMに挑むジュビロの伊野波である。
今季のジュビロは3バックの布陣で行くようで、その一角に伊野波は起用される模様。
CBとしては屈指のスピードを誇る伊野波が後ろに控えることで、より攻撃的いけるとの考えがある様子である。
伊野波には、堅守を披露し、ジュビロのファンに自分の良いところをアピールして欲しい。
伊野波の安住の地がジュビロになることを祈っておる。

鹿島、練習試合に大勝でキャンプを打ち上げ

練習試合に快勝 ’13鹿島宮崎キャンプ・合宿打ち上げ

【写真説明】安定感のあるプレーを見せた柴崎=宮崎県総合運動公園陸上競技場

J1鹿島の宮崎キャンプ最終日は15日、宮崎県総合運動公園陸上競技場で日本フットボールリーグ(JFL)のホンダロックと練習試合を行い、11日間のキャンプを打ち上げた。

前半と後半で選手を全員入れ替え、主力組は後半に出場。メンバーはGK曽ケ端、DF西、岩政、青木、中田、MF遠藤、柴崎、小笠原、ジュニーニョ、FW大迫、ダビ。

試合は7-0で鹿島が圧勝した。前半、3年目の土居の先制点を皮切りに3得点。後半も手を緩めず遠藤が2得点、大迫とダビがそれぞれGKとの1対1を制してゴールを決め、計4得点を奪う猛攻だった。

選手は疲労をものともせず多くの時間帯でパスをつないでボールを支配。守っては前線からプレスをかけて相手の攻撃の芽を摘んだ。

存在感を見せた遠藤は、「いい感じで仕上がっている」と手応え。チームの狙いについて大迫は「アグレッシブにいく、自分から仕掛けること」と話した。全日程を終え、小笠原は「(心疾患の)八木の離脱は残念だが、大きなけが人もなく充実したキャンプができた」と話し、トニーニョ・セレーゾ監督については「情熱を持って指導してくれている」と語った。

鹿島は2日間のオフを挟み、18日午前に練習再開、午後は鹿島神宮で必勝祈願を行う。24日にはJ2水戸とのプレシーズンマッチに臨み、3月2日の開幕戦(対鳥栖)に備える。


宮崎キャンプを打ち上げた鹿島である。
心疾患でチームを離脱しておる八木以外には負傷者が出ることもなく、無事に工程を終えた。
最終日の練習試合では戦術の確認が為され、パスをつなぐサッカーが浸透し、守備も機能しておる模様。
ヤスは主力組に入り二得点の活躍を魅せた。
昨季、通年でレギュラーに起用され、大きく成長を遂げ、今季もチームを引っ張る選手として注目が集まる。
そして、抜群の安定感で二十歳とは思えぬプレイを魅せる岳は今季のチームの大黒柱と考えて良かろう。
開幕まで2週間、更に戦術を熟成させ、連携を深めて鳥栖に挑みたい。
また、鹿島のチャレンジャーとしての1年が始まる。
楽しみである。

大迫・ダヴィ、強力な2TOP

【鹿島】大迫&ダヴィの2トップが機能
 ◆練習試合鹿島7―0ホンダロック(15日・宮崎・総合運動公園陸上競技場、45分×2) 鹿島がJFLのホンダロックと練習試合行い、7―0で快勝し宮崎キャンプを締めくくった。昨季終盤は1トップだったが、今季初の主審を置いての対外試合で、トニーニョ・セレーゾ新監督(57)は4―4―2システムを採用。後半コンビを組んだFW大迫と新加入FWダヴィが共に1得点1アシストするなど、結果を残した。大迫は「今まで以上にダヴィとコミュニケーションを取りたい」と連係強化を誓った。
(2013年2月16日06時01分 スポーツ報知)

ホンダロック戦に於いてダヴィとの2TOPを組んだ大迫である。
ここまで、主力組は本山と大迫の組み合わせで練習してきたが、キャンプの最後に大物助っ人とエースを組ませてきた。
その期待に応え、大迫1G1Aダヴィ1G1Aと共に結果を出しておる。
特にダヴィの得点は大迫とのコンビで崩したものであり、コンビネーションの良さを感じさせる。
大迫はこれまで以上にコミュニケーションを取ると語っており、更に連携は深まるであろう。
強力な2TOPでゴールを量産し、勝利を積み重ねたい。
楽しみである。

ダヴィ、1ゴール1アシストの活躍

ダヴィ 鹿島移籍後、初の本格実戦で1得点1アシスト記録
練習試合 鹿島7−0ホンダロック (2月15日 宮崎県総合運動公園陸上競技場)

 鹿島のブラジル人FWダヴィ(28)が甲府からの移籍後初ゴールを含む1得点1アシストを決めた。宮崎産業経営大と2度の練習試合を行っていたが、いずれも試合を所々止めながら進める形式。この日は初の本格的な実戦となった。

 主力組で臨んだ後半、昨季のJ2得点王は、後半4分に遠藤のゴールをお膳立て。同19分には大迫からのパスをゴールにねじ込み「凄く楽しいです」と片言の日本語で喜びを表現した。この日で宮崎キャンプは打ち上げとなったが「体重をあと1、2キロ減らさないと」と3月2日の鳥栖との開幕戦へ向けてさらにコンディションを上げていく構え。大迫とのコンビネーションも「いい。でも、もうちょっと」と、より深めていくことを誓っていた。

[ 2013年2月16日 06:00 ]

ホンダロック戦に於いて1G1Aのダヴィである。
早速、実力の片鱗を見せつけた。
やはり、助っ人が活躍することで、新しいシーズンへの希望が大きくなる。
大迫とのコンビネーションについては「もうちょっと」と語っておるが、それは開幕までの2週間で深まるであろう。
それよりも、来日時に「あと2キロ絞れば問題ない」と語っておったダヴィが、未だに「あと1、2キロ減らさないと」と言っておるところは少々心配と言えよう。
とはいえ、練習量では定評のあるトニーニョ・セレーゾ監督がしごききってくれると思われる。
ダヴィの活躍で勝利を掴み取りたい。
期待しておる。

J3、14クラブが参加の意向

来季発足J3に14球団名乗り
 Jリーグが新たな下部リーグとして来季からの発足を目指している「J3」に、14クラブが参加の意向を示していることが15日、分かった。JFLの10クラブに加え、盛岡や奈良など地域リーグからも4クラブが名乗りを上げている。J3は10〜12クラブでスタート予定のため、今後は成績や経営面の精査が行われ、9月に参加クラブが決まる見通しだ。

 この日は都内のJFAハウスでJ1、J2クラブの幹部に現状報告が行われた。J3では競技場の収容人員や財務基準などの条件を満たすことが必要なクラブライセンス制度は適用されない。しかし、出席者からは「健全経営に向けた基準を設けてほしい」という要望が出た。ただ総論では各クラブの賛成を得ており、早ければ今月のJリーグ理事会で発足が決まる。

(2013年2月16日06時01分 スポーツ報知)

来季よりの発足が予定されておるJ3に14クラブが名乗りを上げたとのこと。
これは朗報。
観客数やスポンサー獲得など、難易度の高い問題があるため、チーム数の確保を心配しておったが杞憂に終わった様子。
とはいえ、競技場の問題などハード面の状況を調査する必要があろう。
それ以上に健全経営が為されるのかどうかが大きな問題である。
大きな手腕を発揮する経営者が、日本サッカー界の裾野を広げるために尽力してくれるかどうかを厳しく査問して欲しいところ。
J3の発足を楽しみにしておる。

大迫、タイトルのために鹿島にいる

鹿島・大迫、今季“10冠”タイ獲ル!

練習試合で奮闘した大迫。今季の目標に10冠を掲げた (撮影・伊藤昇)

 J1鹿島は15日、JFLのホンダロックと練習試合を行い、7−0で大勝して宮崎合宿を打ち上げた。主力組で臨んだ後半はFW大迫勇也(22)が2トップの一角で出場し、1得点1アシストと活躍。3月2日に開幕する今季の目標を「タイトルを取れるだけ取りたい」と宣言し、チームと個人合わせて国内の主要“10冠”を狙う。

控えめな口調のなかにも、確かな決意がこもっていた。

 「タイトルは取れるだけ取りたい。そのために鹿島にいる」

 FW大迫が宣言した。チームとしては13年ぶりとなるリーグ戦、ナビスコ杯、天皇杯の3冠が目標。得点王などの個人タイトルも含めれば10冠が目標になる。

 今季初の実戦形式となった練習試合では、主力組として後半から出場。同9分にGKをかわして左足で無人のゴールに流し込み、同19分には新加入のFWダビ(28)の得点をアシスト。「調子はいいです」との言葉通り、軽快にピッチを走り回った。

 開眼したスタイルを今季も貫く。昨季の後半は1トップを任され、ジョルジーニョ前監督から「とにかくシュートを打て」と言われ続けたことで、ポストプレーやパス重視からゴール重視へと変わった。今後はダビとコンビを組む機会が増えそうだが、「セレーゾは自分で仕掛けろと言ってくれてる。取れるだけ取る」と得点の量産に意欲を燃やす。

 リーグ戦11位に終わったチームの再建の切り札として、トニーニョ・セレーゾ監督(57)が8年ぶりに復帰した。以前の在任中には計5冠を獲得し、“常勝軍団”復活にはうってつけの人物。大迫も「はっきりしたサッカーができると思う」と歓迎する。

 前線でのボール保持が得意など日本代表のザッケローニ監督が求めるFW像と重なるところもあり、「サッカー選手をしている以上、そこを目指すというか、それ以上の選手になれたら」と代表定着も目標の1つ。22歳の若武者が飛躍を狙っている。 (伊藤昇)
(紙面から)


タイトルについて口にした大迫である。
タイトルのために鹿島にいるとも語っておる。
まさにその通りと言えよう。
Jリーグで最もタイトルを獲っており、大迫については入団以降、常にタイトルを得ておる。
タイトルが欲しければ、鹿島と考えるのは当然と言えよう。
その大迫がエースとして挑む今季、大迫のゴールで勝利を積み重ねたい。
さすればタイトルも近付いて来よう。
大迫の躍動に期待大である。

鹿島、Jリーグの主役へ

王座奪回を目指す鹿島が宮崎合宿最終日に大爆発
2013.2.15 20:03


8年ぶりに鹿島の指揮を執るセレーゾ新監督(右)。15日に打ち上げた宮崎合宿で笑顔がのぞいていた=宮崎市内

 サッカーJ1で3連覇を達成した2009年以来の王座奪回を目指す鹿島が15日、宮崎市内で行っていた11日間の合宿を打ち上げた。最終日には日本フットボールリーグ(JFL)のホンダロックと練習試合を行い、7−0と大勝。8年ぶりに指揮を執るトニーニョ・セレーゾ新監督の目指すサッカーも浸透しつつあり、再びJの主役を奪い返そうな勢いだ。

 ホンダロック戦では仕上がりの順調さを印象づけた。控え組中心の前半に3点、主力組中心の後半に4点を奪取。新加入で昨季J2得点王のダビが後半に出場してゴールを挙げ、控え組には本山や野沢、本田、山村といった実力者が名を連ねて選手層の厚さを見せつける。最高の形で宮崎合宿を打ち上げ、小笠原は「監督の考えを意識付ける意味ではいいトレーニングができた」と納得の表情を浮かべた。

 鹿島は10年の天皇杯、11、12年のナビスコ杯連覇と、タイトルを毎シーズン獲得し続けている。しかし、過去2年のリーグ戦では終盤まで優勝争いに絡むことができず、国内屈指の実績を誇る常勝軍団としては物足りなかった。

 そこでクラブ再生の切り札として起用されたのが、セレーゾ監督だ。前回の監督在任中の00〜05年には00年にJリーグ、天皇杯、ナビスコ杯の3冠を達成するなど5つの国内主要タイトルを獲得。“名将”の手腕は早くも古巣再興に向けて「非常にいい準備ができている」と手応えをつかんでいる。

 何より選手が勝利に飢えている。00年の3冠に貢献した小笠原は「結果を残せばACL(アジア・チャンピオンズリーグ)も見えてくるし、3冠は超えたい」と目標を高く掲げ、飛躍が期待される大迫も「取れるだけタイトルを取りたい」と貪欲だ。

 「開幕のピッチにはチームにプラスアルファをもたらせる選手が立つ」。セレーゾ監督が目を光らせる中、鹿島は牙を研ぎ続ける。(奥山次郎)


宮崎合宿の打ち上げを報じる産経新聞である。
指揮官も選手も満足する内容だった模様。
トニーニョ・セレーゾ監督が目指すサッカーが浸透し、選手のフィジカルも向上し得た。
そもそも、鹿島は、今季、J1唯一の監督交代であった。
しかしながら、新指揮官は再任であり、鹿島を熟知しており、前政権下の選手も主軸として残っておる。
再び三冠当時のメンタリティを取り戻すだけで良いのだ。
若手の岳や大迫も育ってきており、外国人助っ人の実績も十分である。
戦力に問題はない。
戦力と戦術、そしてメンタルが揃った今季、目指すは勝利のみと言えよう。
多くのタイトルを得るため、チーム一丸となって戦う。
研ぎ澄まされた牙を向けられる相手はたまったものではない。
開幕に向けて、準備は整っておる。
期待して迎えたい。

宮崎キャンプ、ホンダロック戦にて打ち上げ

宮崎キャンプトレーニング最終日
9時45分よりホンダロックと練習試合を行いました。結果は、前半が土居選手、本山選手、野沢選手のゴールで3-0、全員入れ換えて挑んだ後半が遠藤選手の2ゴール、そして大迫選手、ダヴィ選手のゴールで4-0と、合計7-0で勝利しました。


先制ゴールを決めた土居選手。サイドやセンターから再三に渡って突破を見せていました。


クロスから2アシストした伊東選手。練習の成果が表れています。


巧みな連係からゴールを決めた野沢選手。


左サイドからドリブル突破を試みる中村選手。


相手に危ないシーンをほとんど作らせなかった本田選手。


得意の左足で相手を翻弄し、2ゴールと活躍した遠藤選手。


冷静にゲームをコントロールする柴崎選手。


ループシュートでゴールを決めたダヴィ選手。


ベンチに座ることなく、バックサイドやゴールラインから大声で選手たちにアドバイスするトニーニョ セレーゾ監督。


トニーニョ セレーゾ監督:「相手も若さや勝ちたいという気持ちがあり、非常に良い試合ができた。このようなゲーム形式が一番良い練習で、選手たちの状態もよく分かる」


キャンプ最終日は恒例のホンダロックとの練習試合である。
2本行われ、それぞれ3-0、4-0と勝利した。
1本目では伊東の2アシストが際立つところ。
二年目となり、ポジション争いへの自覚が大きくなったように思える。
層の薄いSBというポジションに於いて伊東が台頭すれば、鹿島は盤石となろう。
是非とも今季は公式戦デビューを飾って欲しい。
2本目では新戦力のダヴィに得点が生まれたことが嬉しい。
実績のあるメンバーが集まっておる2本目に於いては、ダヴィのフィットだけが不安材料であった。
そのダヴィが大迫とのワンツーから抜け出してループシュートを決めたとなると、連携の深まりを感じさせる。
この調子を維持し、開幕からゴールを量産して欲しいと願う。
そして、ホンダロックのメンバーが勝ちたいという気持ちを前面に出してくれたおかげで、鹿島の選手の状態もわかったと指揮官が述べておる。
良い練習試合が出来、キャンプを打ち上げられた。
今季もいよいよ2週間後に開幕である。
楽しみにして迎えたい。

全日本大学選抜・赤崎くん、甲府相手に先制点

[練習試合]J注目のFW赤崎&MF長澤ゴール!全日本大学選抜が甲府撃破
13/2/15 22:44

 今夏、ロシア・カザンで開催されるユニバーシアードに出場する全日本大学選抜は宮崎合宿最終日の15日、小田爪陸上競技場でヴァンフォーレ甲府と練習試合(30分×3本)を行い、2-1で競り勝った。

 全日本大学選抜はJクラブが争奪戦を繰り広げている注目アタッカー2人がゴール。1本目終了間際に筑波大FW赤崎秀平(3年=佐賀東高)が先制ゴールを決めると、3本目4分には専修大MF長澤和輝(3年=八千代高)が決勝ゴールを決めた。


鹿島が獲得に動いておる筑波大学の赤崎くんであるが、全日本大学選抜チームの練習試合に於いて得点とのこと。
プロ相手に勝利を掴むとは、さすがのものと言えよう。
この実力を是非とも鹿島にて発揮して欲しい。
赤崎くんの去就に注目である。

U-17日本代表・町田くん、宮崎産業経営大学戦に出場

U-17日本代表候補トレーニングキャンプ vs宮崎産業経営大学戦試合結果
◆キャンプ第7戦
2013年2月15(金)12:00キックオフ@生目の杜運動公園多目的グランドB
U-17日本代表vs.宮崎産業経営大学
0−2(0−0)(0−2)

◆得点経過
80分 失点
87分 失点

◆スターティングメンバー



GK オビ パウエル オビンナ(JFAアカデミー福島)
DF 岡田優希(川崎フロンターレU-18)
DF 北川航也(清水エスパルスユース)
DF 町田浩樹(鹿島アントラーズつくばジュニアユース)
DF 野口航 (大津高校)
MF 品川侑輝(前橋商業高校)
MF 上原力也(ジュビロ磐田U-18)
MF 安藤翼 (長崎総合科学大学附属高校)
MF 永島悠史(京都サンガF.C.U-18)
FW 石田崚真(ジュビロ磐田U-18)
FW 平岡翼 (作陽高校)

◆サブメンバー
GK 小島亨介(名古屋グランパスU18)
MF 市丸瑞希(ガンバ大阪ジュニアユース)
選手コメント

品川侑輝選手(前橋商業高校)
「初めての招集で戸惑いはあったが、周りのサポートもあり徐々に慣れた。チームメイトはひとつひとつのプレーにこだわりを持ってやっているし、質を向上させるための意識高いと感じた。今日の試合は、相手の前からのチェイシングにミスをしたが、良いタイミングでボールが回せている時間帯もあった。ボールをスムーズに回す為に、もっともっとボールを受けに入り得点チャンスを作りたい。」

上原力也選手(ジュビロ磐田U-18)
「今日の試合は良い形でボールをポゼッションできている時間帯もあり、勝利がそこまで来ていたと思う。相手が自分達の布陣に合わせ中央を固く閉めてきた変化に対応できず、完全に主導権を握られている時間帯があった。相手の立ち位置をもっと見て、相手に合わせたポジショニングを取らないと、ポゼッションサッカーができないことを痛感した。キャンプも残り2日間・2試合残すだけとなったので、無駄にならないように仲間とイメージを合わせてアクションを起こせるようなプレーをしたい。強敵だが、半分以上自分達に主導権のあるゲームにしたい。」


宮崎産業経営大学との練習試合に出場したU-17日本代表の町田くんである。
さすがに中学生にとっては大学生相手は荷が重かった様子。
とはいえ、この敗戦を糧に成長したであろう。
町田くんが大きな経験を積むことは鹿島の将来に及ぼす影響は計り知れぬ。
今後を楽しみにしておる。

ヴェルディ・石神・中後、レギュラー予想

2013シーズン戦力補強診断J2編 〜東京ヴェルディ〜
フットボールチャンネルでは開幕に向けて、J2各クラブの補強動向を診断していく。今季の目標に向けて、効果的な補強を行うことができたクラブはどこなのか。今回は、新監督に三浦泰年氏を迎え、大きくチームを刷新してシーズンに挑む、東京ヴェルディを占う。

2013年02月15日
text by 編集部 photo Kenzaburo Matsuoka


「刷新」したヴェルディ 三浦新監督の手腕に期待

 昨季は25節に首位にも立ったが、終盤戦は急失速。川勝良一前監督が一転して辞任に追い込まれ、チームは最後まで浮上できずに7位でフィニッシュした。ヴェルディらしいサッカーでJ1復帰を目指す――川勝監督が思い描いていた絵はついに叶わなかった。

 今オフの動きからは、過去と完全に決別し、新生ヴェルディの土台づくりに着手した様子が色濃く見える。

 土屋を筆頭に昨季チームを牽引したメンバーがごっそりと退団。そして、ギラヴァンツ北九州を戦えるチームへと変貌させた三浦泰年新監督が古巣に復帰。三浦監督は変わらずにギラついているだろうが、今季は手持ちの戦力でいかにチーム力を高められるかの勝負になるだろう。

2013シーズン 戦力の入れ替え

IN OUT
高原直泰〔完全移籍/東京V〕 阿部拓馬〔完全移籍/VfRアーレン(ドイツ)〕
福井諒司〔完全移籍/柏〕 新井章太〔完全移籍/川崎〕
鈴木惇〔完全移籍/福岡〕 高橋祥平〔完全移籍/大宮〕
金鐘必〔完全移籍/北九州〕 土屋征夫〔完全移籍/甲府〕
安田晃大〔完全移籍/北九州〕 和田拓也〔完全移籍/仙台〕
佐藤優也〔完全移籍/北九州〕 小林祐希〔完全移籍/磐田〕
常盤聡〔完全移籍/北九州〕 梶川諒太〔完全移籍/湘南〕
石神直哉〔期限付き移籍/湘南〕 吉弘充志〔完全移籍/町田〕
キローラン菜入〔期限付き移籍から復帰/北九州〕 深津康太〔完全移籍/町田〕
キローラン木鈴〔期限付き移籍から復帰/北九州〕 高野光司〔期限付き移籍/町田〕
井林章〔新加入/関西学院大学〕 平本一樹〔期限付き移籍/甲府〕
前田直輝〔新加入/東京ヴェルディユース〕 田中貴大〔期限付き移籍/町田〕
吉野恭平〔新加入/東京ヴェルディユース〕 柴崎貴弘〔期限付き移籍/横浜FC〕
ポープ ウイリアム〔新加入/東京ヴェルディユース〕 柴崎晃誠〔期限付き移籍期間満了/川崎〕
中島翔哉〔新加入/東京ヴェルディユース〕 ジミーフランサ〔期限付き移籍期間満了/清水〕
安在和樹〔新加入/東京ヴェルディユース〕 佐伯直哉〔引退〕
楠美圭史〔新加入/東京ヴェルディユース〕 土肥洋一〔未定〕
- 竹中公基〔未定〕
- 秋葉勇志〔未定〕
- アレックス〔未定〕
- 木島良輔〔未定〕
- 中谷勇介〔未定〕

補強面と総合力それぞれの診断結果



 実に退団者は19人。「刷新」という言葉が見事に当てはまる今オフの動きだった。2年連続二桁得点で昨季は18ゴールを挙げた阿部が海外へ移籍。さらに土屋、梶川、高橋、和田といった昨季の主力組もこぞって退団。新たに17人が加入することになっただけに、まったくの新チームという陣容だ。

 最大の補強は三浦新監督だろう。ギラヴァンツ北九州でアグレッシブな攻撃サッカーを展開し、一定の成果をあげたが、近い将来J1へ昇格できないクラブ側の事情などもあり退団。北九州時代の教え子たちを6人引き連れての古巣復帰となった。

 その他目立った動きは、東京ヴェルディの内部昇格組が6人。昨季栃木戦でハットトリックを記録した中島翔哉は主力への成長に期待がかかる。さらに若手が大半を占めるチームにあってベテランの高原直泰は再起を誓う1年となる。




東京ヴェルディ・2013シーズン 予想フォーメーション

 これまで上位をキープをしてきた東京ヴェルディも昨季はプレーオフ進出すら逃す7位でフィニッシュ。19人が退団するなど大幅に血を入れ替えて、まったくの新チームとして船出する1年となる。

 全体に経験値の少ない若手中心のメンバー構成が予想されるだけにチーム力低下は否めない。三浦新監督の手腕の見せどころだろう。とはいえ、北九州では他クラブで解雇された選手たちをうまく再生し、チームとして戦える集団へ生まれ変わらせた実績があるだけに十分に期待はできる。

 血は入れ替わろうとも東京ヴェルディに流れる伝統のスタイルというものは脈々と引き継がれるもの。そのヴェルディに未だ残るものに、指揮官のパスサッカーを十分に理解した北九州組が融合できれば、今季のJ2をかき回す存在になる可能性は十分に秘めている。(※それぞれA〜Eランクで診断)

【了】


スタメン予想されるヴェルディの中後と石神である。
今季のヴェルディはダイアモンドの中盤を用いる様子で、その底に中後が据えられる模様。
これは中後が最も輝くポジションと言って良かろう。
思い起こせば2006年の後半、中後をここに置いた布陣で勝利を積み重ねた日々が昨日のことのように思い起こされる。
あの時、中後は鹿島を背負って立つ選手と確信しておった。
それから幾年月が経ち、ヴェルディでこのポジションを任されるとは縁とは不思議なものと言えよう。
そして、左サイドには石神が選ばれておる。
フィジカル・レフティの異名を持つ石神が惜しむことなく上下動を繰り返せば、相手の弱点を突くこととなろう。
今年こそ悲願のJ1昇格を成し遂げるために二人には尽力して欲しいところ。
良い報を待っておる。

カシマスタジアム、中継施設導入

スタジアムへの中継設備の導入について
株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー(以下、鹿島アントラーズFC)は、指定管理者となっている茨城県立カシマサッカースタジアムに、ソニー製の新中継設備を導入することになりました。サッカークラブが中継設備を保有する画期的な事例となります。
鹿島アントラーズFCは、Jリーグクラブの中で唯一、ホームゲームの自社制作を行っており、2013年3月9日(土)ベガルタ仙台戦のスカパー!中継から、新設備を利用した中継制作を行ってまいります。新設備下においては、スタジアム内のコントロールルームでスイッチング(画面切り替え)やスロー再生等の作業が可能となり、中継車の手配が不要となります。また、場内大型スクリーンを含めた映像利用の一括管理(マルチスクリーンコントロール)などが可能になります。

■アントラーズ × ソニー
鹿島アントラーズは、ソニー株式会社の関連会社であるソニービジネスソリューション株式会社と2010年7月よりテクニカルサプライヤー契約を締結しており、ハイテクスタジアム化のパートナーとして、中継用のスタジアム内固定カメラの設置、監視カメラの中継への利用、PSP®「プレイステーションポータブル」を用いた場内映像配信などのソリューション展開を行っています。

■アントラーズ × スカパー!
鹿島アントラーズは、JリーグのオフィシャルブロードキャスティングパートナーであるスカパーJSAT株式会社(スカパー!)との間で、2012年2月より5年間の「メディアアライアンス」契約を締結しており、その間にスカパー!が放送するJリーグ公式戦のアントラーズホームゲームを制作しています。アントラーズの集客、スカパーの加入者増に相互協力することを目的としています。


カシマスタジアムに中継施設を導入する鹿島である。
鹿島は昨年よりスカパー!と「メディアアライアンス」契約を結んでおり映像制作を行っておる。
今度は最新機材を導入し、更なる映像を追求していくこととなろう。
スタジアムに来られぬ者はスカパー!にて、また観戦後のチェックを録画した映像にて、より楽しむことが出来る。
素晴らしい環境が提供される鹿島アントラーズに感謝である。

野沢、FW起用に応えゴール

2013年02月15日(金)

9時45分より行われたホンダロックとの練習試合は、土居、本山、野沢、大迫、ダビの5選手のゴールと遠藤選手の2ゴールの活躍で7-0で勝利しました。

ホンダロックとの練習試合に出場した野沢である。
サブ組中心の1本目にFWとして出場した野沢は本山と2TOPを組んだ。
二人のパス交換から野沢がゴールを決めており、ファンタジェスタの共演が炸裂した様子。
現時点に於いては、トニーニョ・セレーゾ監督はこのテクニシャンをFWとして考えておるように映る。
前回、指揮を執った際もFWとして起用しておるので、それが継続されるのであろう。
とはいえ、シーズンは長い。
その中で色々と変化する可能性もある。
まずはシーズンインに向けて幸先の良い勝利を飾った。
この調子を維持し、開幕ダッシュと行きたい。
楽しみである。

若手中心の練習試合にてアピール

宮崎キャンプトレーニング10日目
宮崎キャンプ10日目となる今日は、10時より宮崎産業経営大学と45分ハーフの練習試合を行いました。前回の練習試合と同じように主審を置かず、トニーニョ セレーゾ監督がピッチ内で指示を送りながらの変則マッチとなっています。午後からは午前中に出場しなかった選手と青木選手、ユースの選手をまじえてのミニゲームとシュート練習を実施しました。


先発出場した豊川選手


右サイドを突破しクロスを上げる伊東選手


山村選手は前半はボランチ、後半はCBでプレー


何度もドリブルで攻め上がった梅鉢選手


試合を止めて土居選手にアドバイスを送るトニーニョ セレーゾ監督


練習でも再三に渡って好セーブを見せる佐藤選手


練習試合にも出場し、午後練習にも参加した青木選手

練習後、山村選手、梅鉢選手に話を聞きました。


山村選手:「去年、怪我をしていたのでコンディションを早く取り戻せるように意識してキャンプに取り組んている」


梅鉢選手:「人数が揃っているポジションなので、負けずに戦っていきたい」


若手主体の練習試合に出場した青木である。
背番号も5となり気持ちはリフレッシュしておる様子。
まだまだベテランとは呼ばせぬという気概が伝わってくるようである。
そして、昨季は負傷で後半戦を棒に振った山村はボランチとCBをテストされた。
足下が巧く常に冷静な山村は現代的DFである。
山村からの縦パスは大いなる武器となろう。
コンディションを整えレギュラー争いに加わって欲しいところ。
また、ボランチとして練習試合にフル出場したバチはボランチの層の厚さについてコメントしておる。
満男、岳、ヒゲくん、青木、山村、中田コと日本代表経験者の揃うメンバーは豪華絢爛と言えよう。
そこに割り込むのは容易ではない。
とはいえ、鋭い出足からの守備やドリブルでの攻め上がりなどバチの長所をアピールしていけばチャンスは必ずやってくる。
今季の飛躍を期待しておる。

小笠原満男、日本屈指のボランチ

2013年02月14日(木)

15時よりミニゲームとシュート練習を行いました。

ミニゲームをプレイする満男である。
今季もチームの中心はこの小笠原主将となる。
守備に攻撃に獅子奮迅の活躍をして貰おうではないか。
トニーニョ・セレーゾが前回の契約を終えて日本を去る際に、当時攻撃的MFであった満男を日本最高のボランチと評して離日したことを覚えておる。
今回はボランチとして君臨する満男を指揮することとなり、至上の喜びを感じておるのではなかろうか。
日本屈指のボランチを軸にJリーグを席巻しようではないか。
楽しみである。

トニーニョ・セレーゾ監督、若手選手に発破

【鹿島】セレーゾ監督「いつでもガチ」
 宮崎キャンプ中の鹿島が14日、地元の宮崎産業経営大と練習試合を行った。

 控え組が中心で、トニーニョ・セレーゾ監督(57)が主審を務め、途中でプレーを止めたり、FKやCKを繰り返させながらの試合。同監督は「オレがフリーだと呼ぶことすらできないのか」「90分間走れないなんて論外だ!」などとげきを飛ばしながら指導。ベンチに戻ってきた選手に「オレはいつでもガチ(本気)だぞ」と熱い口調で語りかけていた。

 [2013年2月14日17時34分]

練習試合の様子を報じるニッカンの速報である。
トニーニョ・セレーゾ監督の振るまいが伝わってくる。
この練習試合は若手主体のチームであったため、トニーニョ・セレーゾの指示は更に細かくなっておった様子。
若い選手は監督に影響され大きく成長することとなろう。
未来を託された指揮官の怒号に応える選手に期待である。

U-17日本代表・町田くん、全日本学生選抜戦に出場

U-17日本代表候補トレーニングキャンプ vs.全日本学生選抜戦試合結果(2/13)
◆キャンプ第4戦
2013年2月13(水)12:00キックオフ@宮崎県総合運動公園陸上競技場
U-17日本代表vs.全日本学生選抜
2−12(1−5)(1−7)

◆得点経過
7分 失点
9分 失点
22分 失点
31分 失点
36分 瓜生昴勢(筑陽学園高校)
45分 失点
58分 失点
67分 杉森考起(名古屋グランパスU15)
68分 失点
68分 失点
78分 失点
79分 失点
78分 失点

◆スターティングメンバー



GK 小島亨介(名古屋グランパスU18)
DF 岩田智輝(大分トリニータU-15宇佐)
DF 茂木力也(浦和レッズユース)
DF 町田浩樹(鹿島アントラーズつくばジュニアユース)
DF 山口真司(ヴィッセル神戸U-18)
MF 三好康児(川崎フロンターレU-18)
MF 鈴木徳真(前橋育英高校)
MF 瓜生昴勢(筑陽学園高校)
FW 杉本太郎(帝京大可児高校)
DF 石田崚真(ジュビロ磐田U-18)
FW 北川航也(清水エスパルスユース)
FW 平岡翼 (作陽高校)

選手コメント

石田崚真選手(ジュビロ磐田U-18) 
「ワイドトップで出場したが、なかなか良いポジションが取れず、前に思い切って出ることができなかった。DFに回ってからは、1対1は負けなかったので自信になったが、ビルドアップの時に体の向きやボールの置き所が悪く、中盤の選手にスムーズにパスを送ることができず、相手にボールを奪われていた。今日はセンタリングからの失点が多かったので、GKとDFの連携を強めて行くことが求められると思う。このキャンプ中にしっかりと修正していきたい。」

市丸瑞希選手(ガンバ大阪ジュニアユース) 
「後半の開始からセンターバックで出場したが、相手のFWがとても大きく早かったので対応に苦しんだ。ビルドアップの時に、ボールを前に進められず、チーム全体のリズムが作れなかった。途中から中盤に上がってからは、ボールを保持する時間も増えて、だんだん相手のプレッシャーも緩くなっていたが、自分達のリズムで試合ができている時間もあったにも関わらず7失点をしたことは悔やまれる。まだまだ強い相手との対戦が続くので、少しでも成長出来るように頑張りたい。」


全日本学生選抜チームとの練習試合に出場したU-17日本代表の町田くんである。
CBとして起用された模様。
試合結果としては大敗しており悔し思いをした様子である。
この経験を糧に大きく成長したのではなかろうか。
この年代の選手はちょっとしたきっかけで一回りも二回りも成長する。
町田くんには将来の鹿島を背負う選手となって欲しい。
期待しておる。

中川・宮内、気持ちのこもった若手

’13鹿島宮崎キャンプ FW中川、猛アピール

【写真説明】クロスにシュートを合わせる中川=宮崎県総合運動公園陸上競技場

J1鹿島の宮崎キャンプ第9日は13日、宮崎県総合運動公園陸上競技場などで行い、2日連続のミニゲームで試合感覚を磨いた。キャンプ打ち上げまであと3日に迫る中、総仕上げの段階に入った。

選手は室内で調整後、ピッチへ登場。DF陣は守備的MFとパス交換しながら細かなポジショニングを確認。FWとMF陣はサイドを崩したクロスからのシュート練習を反復した。締めのミニゲームはバックパスを禁止する約束事を取り入れ、ボールを前に運ぶ意識を高めた。

FW陣は大迫やダビが順調な仕上がりを見せる中、実績のない2年目の中川は元気のよさを前面に出し、「チャンスが来たときに(仕事が)できるための準備をしている」と出番を求め、猛アピールが続く。

中川同様、昨季出場のなかった攻撃的MFの宮内もがむしゃらな姿が目立つ。14日には練習試合が組まれており、「自分はゴールを決めてなんぼの選手」と強気で臨む構えを見せた。

第10日は14日、宮崎産業経営大との練習試合などを行う。


クロスからのシュート練習をした攻撃陣である。
先日の宮崎産業経営大学との練習試合後に指揮官は「中盤から前へのボールの運び方は良くしていかないといけない」と語っており、ボールの運び方には不満を漏らしておった。
これを踏まえ、ミニゲームに於いてバックパスを禁止し、ボールを前に運ぶ意識を高めたとのこと。
攻撃の形をつくり、得点力を高めるのだ。
そんな中で、二年目FWの中川が元気の良さを前面に出し、同じく二年目のMF・宮内ががむしゃらな姿を魅せておる模様。
二人の同期がコンビネーションを高めて攻撃に絡めば鬼に金棒と言えよう。
ユース時代からの仲である、息は合っておる。
宮内のクロスに中川が合わせてゴールを狙うのだ。
楽しみな若者である。

課題を乗り越えよ

宮崎キャンプトレーニング9日目
午前中にオフをとったチームは、15時よりGK以外は室内トレーニングを行いました。GKは15時よりグラウンドでキャッチング練習を実施しています。室内トレーニングを終えた選手たちは16時よりグラウンドでFWとMF、DFに分かれて練習を行いました。FW、MFはサイド攻撃、DFは守備のフォーメーション練習を行い、最後は全選手でのミニゲームで終えています。


このキャンプで幾度となくアシストをしている川島選手。


ミニゲームで激しく競り合う梅鉢選手と小笠原選手。


大迫選手のシュートに飛び付くユースのGK小泉選手。

岩政、宮内、植田の3選手に話を聞きました。


岩政選手:「(練習試合をやって)まだまだな部分とまあまあの部分と確認しながらプレーしている状態なので、手応えというものはまだない」


宮内選手:「練習試合では、攻撃時にもっと落ち着いてボールを保持し、起点になれればよかった。課題が多く見つかった試合だと思う」


植田選手:「サッカー人生のスタートラインに立てた。自分を追い込んでスタメンを狙いたい」


キャンプで存在をアピールした川島である。
大きな怪我もあり、これまで鹿島では実績のない川島であるが、持っておるテクニックは天下一品。
是非とも勝利に貢献するため試合に出場して欲しいところ。
そして、満男と競るバチは大きく成長しておる模様。
ボールへのアプローチが素速く、ボールを狩るハンターとしてのポジションを掴みつつある。
植田はスタメン奪取への気持ちを語っておる。
プロサッカー選手として1年生ではあるが、臆することなくレギュラーポジションを欲しがっておる。
このメンタルは重要と言えよう。
そうは語りながらも、レギュラーの岩政のプレイには一目置いておる。
この心がけは重要である。
一日一日、成長を重ねて行くであろう。
そして、岩政を越え、青木を超えてスタメンを掴む日もそう遠くはないであろう。
楽しみである。

大迫、クロスに合わせろ

2013年02月13日(水)

15時より室内練習を行った後、FW、MFはクロスからのシュート練習、DFは守備のフォーメーション練習を行い、最後にミニゲームを実施しました。

シュート練習を行う大迫である。
しっかりとクロスを上げる選手を確認しており、ボールに合わせる準備をしておる。
今季はエースとして大いなる飛躍が期待される大迫であるが、その大迫にクロスを供給するのは誰になるのであろうか。
このキャンプで選手の特徴を掴み、ゴールを量産するのだ。
期待しておる。

山形・相馬コーチ、守備を構築

山形守備立て直すデカ声指導熱いぜ相馬塾

DF作田(左)と競り合う山形相馬ヘッドコーチ

 「熱血相馬塾」で守備を立て直す! J2山形は長崎・雲仙キャンプ5日目の12日、守備練習を重点的に行った。DF陣への指導で相馬直樹ヘッドコーチ(41)が存在感を発揮。大きな声で指示を出し、選手に交じってボールを追いかけた。奥野僚右監督(44)の信頼も厚い元日本代表左サイドバックが、チームに刺激を与えている。

 良いプレーは1つ1つ褒め、ミスが出ればすぐに呼び寄せる。相馬ヘッドは練習の最初から最後まで大きな声を出し続けて選手を鼓舞した。川崎Fなどで監督を務めたが、コーチは初。「役割は全然違う」と言うが、戸惑いはない。早大から鹿島時代までともにプレーした奥野監督からは「『選手に自分を出して』と言われているし、(指導も)認めてもらっている」。厚い信頼関係でチーム作りに臨んでいる。ゴール前での守備練習では、奥野監督に「ミスター・マーク」と指名され、選手に手本を見せた。

 基本をたたき込んでいる。DF陣を集めて行ったクリア練習では「しゃべって! (ボールに行くのは)どっちなの!」と声を出し合うことを徹底。自ら相手FW役を務め、選手とボールを追いかけた。DF作田裕次(25)は「守備は基本が一番大事。忘れてる部分をあらためて指摘してくれる」。現役時代は日本代表としても活躍し、98年のキリン杯では相手の意表を突くゴールを決めて日本中を驚かせたこともある。ただ、選手として数多く見せてきたクレバーなプレーも基本、基礎があってこそだ。

 特にDF山田拓巳(23)らサイドバック陣には、攻撃時のクロスまでのボールの受け方なども詳細にアドバイス。今季の飛躍を誓う山田は「細かく言ってくれるので去年より(得る物が)大きい。どんどん聞いていきたい」と話す。現役時と同じポジションだからこそ期待も大きく、その熱意は選手にも伝わっている。

 守備強化を最大の課題に挙げて臨んだ今キャンプ。相馬コーチの熱い指導でチームが大きく変わりそうな予感がする。【鹿野雄太】
 [2013年2月13日11時9分 紙面から]


熱血指導を行う山形の相馬コーチである。
奥野監督とのコンビネーションも現役時代から確立されており、今季の山形は期待が持てる。
相馬奥野の鹿島ラインでJ1昇格を目指すのだ。
良い報を待っておる。

町田・秋田監督、J3を歓迎

町田秋田監督J3歓迎「選手も経営面も」

「J3」の新設を歓迎した町田の秋田監督

 今季、J2からJFLへ降格した町田の指揮を執る秋田豊監督(42)が「J3」の新設を歓迎した。宮崎・西都キャンプ中の秋田監督は12日、J2長崎、福岡大との試合後、「プロリーグが増えるのはうれしいし、そういう幅ができれば、プレーする人数が増える。プロを夢見ている選手にとっては素晴らしいこと」と話した。

 秋田監督は1シーズンでのJ2復帰をもくろんでいるため、町田が来季J3でプレーする可能性については考えていない。それでも一般論として「Jリーグ」の文字がつけばスポンサーが集めやすいなどのメリットがあるため、経営的側面からもJ3新設を評価する。

 さらに秋田監督は、多くの日本人選手が欧州でプレーする今が、下位リーグのクラブにとってチャンスだという。若い選手の育つ余地があり、「ファンの人たちも、若い良い選手を見つけ出すことを楽しめるから」と説明する。

 ここまでフィジカルを中心のトレーニングで疲労がたまる中、町田は長崎と0−0の引き分け。練習生も参加した福岡大との試合は1−3で敗れた。“熱い男”秋田監督だが「感情のままに言わないようにしています。体罰? 自分はやろうと思わない。特に若い世代には何度も話して聞かせるの繰り返しだと思う」。試合後には冷静に選手へアドバイスし、1人でも多くファンに愛される選手を育成するという姿勢を示した。【千葉修宏】
 [2013年2月13日7時4分 紙面から]


J3の新設を歓迎する町田の秋田監督である。
単に、昨季、町田がJFLへ降格したことからではなく、プロサッカーの裾野の広がりを考慮してのコメントと言えよう。
サッカー界を今以上に盛り上げるにはプレイヤー人数の増加が必須である。
プロリーグの増加はプレイヤー数の増加に直結しよう。
確かに一時的にはプレイの質の低下などの問題も抱えることとなる。
プロと呼ぶべき選手では無い選手が試合に出場する可能性も出て来よう。
しかしながら、長い目で見れば、器の大きさに満たされる選手の質は上がっていくことが考えられる。
また、J3設置を機に指導者の質も上がって行くであろう。
とはいえ、決して金銭的に恵まれることのないJ3を運営して行くには、より能力の高い経営者が必要となってくる。
サッカーに対する考えの深い経営者がより多く現れてくれることを期待したい。

今季のサッカーの一端が見え始める

’13鹿島宮崎キャンプ 迫力マッチアップ ダビVS岩政“ガチバトル”

【写真説明】競り合うダビ(右)と岩政=宮崎県総合運動公園陸上競技場

J1鹿島の宮崎キャンプ第7、8日は11、12の両日、宮崎県総合運動公園陸上競技場などで行い、個人の技術力向上に時間を割くメニューが並んだ。11日は筋力トレーニング中心のフィジカル強化を実施。12日は攻守での1対1を重視したミニゲームやサイド攻撃からのシュート練習を繰り返した。

キャンプも中間地点を折り返し、トニーニョ・セレーゾ監督の志向するサッカーの一端が見え始めた。12日の7対7のミニゲームは選手を4チームに分けた総当たり戦で、マッチアップする相手を事前に確定。お互いに激しくぶつかり合った。

新加入のダビと岩政の“重量級対決”は迫力十分。遠慮のない接触プレーと駆け引きが繰り広げられ、岩政は「ダビとは楽しかった。体が強い。シュートもうまいし点が取れそうな選手」と評した。レギュラー取りに挑む3年目の土居も「サッカーをやっているなと感じる。練習から(ライバルに)負けないようにしたい」と語った。

指揮官が求めるサッカーについて、柴崎は「去年よりアグレッシブになっていると思う。練習メニューもハード。より高いレベルを要求されている」と話した。

第9日は13日、午後練習を行う。


今季のサッカーについて語る岳である。
昨季以上にアグレッシブとのこと。
より積極的、攻撃的と受け取って良かろう。
ハードな練習でこのサッカーを具現化するのだ。
また、聖真はポジション争いに参戦である。
本山と野沢がFWにカウントされており、聖真に二列目のレギュラーを狙うチャンスが舞い降りてきた。
是非ともライバルとの戦いを制し、出場機会を得て欲しいところ。
そして、岩政はミニゲームで対峙したダヴィの印象を身体が強くシュートが巧いと評しておる。
深刻であった決定力不足を補うことを期待される助っ人は徐々にコンディションが上がってきており、ゴール量産の兆しが見えてきた。
新生・鹿島が朧気ながら見えてきた。
楽しみである。

曽ケ端、八木の回復を祈る。

【鹿島】曽ケ端、後輩・八木の早期回復祈る
 鹿島は12日、宮崎キャンプ9日目を迎え、2部練習を実施。正GK曽ケ端が心疾患で離脱しているGK八木への思いを語った。当面チームを離れる後輩へ「一緒に自主トレもやっていました。キャンプ前に話は聞きました。八木の早い回復を祈るだけです」と願った。GK練習では素早い反応を見せるなどコンディションは上々。後輩の復活を願いながらゴールを守り抜く。
(2013年2月13日06時03分 スポーツ報知)

心疾患の八木について口を開いた曽ケ端である。
今年初めから共に自主トレーニングを行っており、心痛の深さが伝わってくる。
八木の分まで踏ん張り、鹿島のゴールマウスを死守していくのだ。
八木の回復を祈ると共に曽ケ端の奮起に期待である。

山形・中島、順調な仕上がり

【山形】中島順調「ゴール前では大胆に」

クロスを右足で合わせる山形FW中島(中央)

 J2山形FW中島裕希(28)が順調な仕上がりをアピールした。長崎・雲仙キャンプ5日目の12日、全体練習でも積極的にゴールを狙い、終了後は雨の中でも居残りでシュート練習。

 次々とGKの届かない位置へたたき込んだ。昨季はチームトップの9得点をマークしたが、2ケタには届かず。今季から完全移籍したエースは「枠に行く確率を上げて、ゴール前では大胆にいきたい」と得点への強い意欲を見せた。

 [2013年2月12日22時13分]

順調に仕上げている山形の中島である。
今季から山形に完全移籍し、気持ちも高ぶっておろう。
是非とも山形をJ1に昇格さえ、奥野と相馬を男にするのだ。
中島の活躍に注目である。

キャンプはより実戦的に

宮崎キャンプトレーニング8日目
午前練習は途中から雨が降るあいにくの天気のなか、サイドからの攻守のトレーニングを行いました。今回はこれまでと違って守備を入れての練習となっています。また午後からはミニゲームを行いました。


ポジションにこだわらず試合出場を優先する青木選手。


ミニゲームで豊富な運動量を活かし、攻守に走り回り得点も決めた梅鉢選手。


大迫選手の突破を必死で止める植田選手。

練習後、野沢、ジュニーニョ、曽ヶ端の3選手に話を聞きました。


野沢選手:「合宿は体を痛める場所であって、いい状態で開幕を迎えられることと、来年の1月1日の決勝まで行くための合宿だと思っている」


ジュニーニョ選手:「コンディションは日々良くなっている。開幕までにもっとコンディションを上げ、良い準備をして初戦を迎えたい」


曽ヶ端選手:「多少疲れと痛みはあるが、メニューは全てこなせているし、去年のスタートよりも良いと思う」


ポジションにこだわらず出場機会優先と語る青木であるが、今現在は昨季同様にCBのレギュラー候補である。
青木の速さとフィジカルが指揮官の信頼に値しておる模様。
その青木のポジションが下がった恩恵でボランチとして出場機会を得られそうなバチは豊富な運動量をアピールしたとのこと。
これは重畳。
関西大学第一高校時代に「月まで走れ」と練習に取り組んだ成果が活きておる。
そしてゴールを記録し、監督の目に留まったのではなかろうか。
また、植田は大迫と対峙し、プロのFWを体感しておる。
Jリーグでも屈指のストライカーである大迫を止めることによって、植田の感覚は更に研ぎ澄まされたことであろう。
キャンプも後半になり、選手のコンディションも上がり、そしてより実戦的な練習となっておる。
ここからPSMを経て開幕へ向かう。
楽しみである。

対決、満男と豊川

2013年02月12日(火)

15時半よりミニゲームを行いました。ゲーム中、トニーニョ セレーゾ監督は休むことなく指示を送り続けていました。

満男と競る豊川である。
この大ベテランにも臆することもなく挑むルーキーはなかなかのものである。
また、トニーニョ・セレーゾ監督の細かい指示を受け、大きく成長するのだ。
若き戦士に期待がかかる。

佐々木竜太、FCダラスのトライアウトを受ける

Japanese Forward Ryuta Sasaki in Camp with FCD for Week
By Todd Date
tdate@3rddegree.net
4:33 pm on January 28, 2013 | Permalink




When FC Dallas hit the practice field on Monday morning for its first training session of the second week of preseason, there was a new face among the mix of players. That face belongs to Ryuta Sasaki, a 24-year-old striker from Japan who was most recently playing in that country’s second division.

Here’s the rundown on the guy FCD head coach Schellas Hyndman refers to as “Sasa”.

“We’ve never had a Japanese player over here on trial and I thought it would be nice not just to look at the player but also evaluate that level of play because I’m always invited over there to look at players, like a combine or something and it never seemed to fit into the schedule.” Hyndman said. “So he arrived Saturday so now he’s just getting his legs under him. We’ll get a better opportunity to evaluate him as the week goes on but we’ll have him here for a week.”

As for where he can play on the field, it definitely is at a current place of need for the club.

“Striker/second striker, it’s what we need,” Hyndman said. “The one thing I know about the Japanese players having done clinics there is they’re very technical, have good work ethics. The thing that they kind of fall on a little bit is tactics. We’ll see.”


MLSのFCダラスのキャンプに参加した佐々木竜太である。
「ささ」と呼ばれ親しまれておる様子。
結果はどうなったのであろうか。
続報を待ちたい。

攻守のトレーニングで戦術を徹底

2013年02月12日(火)

9時よりサイドからの攻守のトレーニングを実施しました。また、交えてミドルシュートの練習も行いました。

岩政をマークする中村充孝である。
身長差はあれども、身体を当て、重心を崩すことで守り切ることも可能と言えよう。
攻撃的な選手とはいえ、中村充孝には守備も覚えて貰わねばならぬ。
素速い攻守の切り替えこそが鹿島の生命線である。
それを体得し、ピッチに立つのだ。
中村充孝の活躍を期待しておる。

宮崎産業経営大学戦フォトニュース

▼[練習試合]リーグタイトルを目指す、鹿島の主力選手たち(16枚)
 宮崎キャンプを行っている鹿島アントラーズは10日に練習試合を行った。ベテラン中心の3本目、安定した戦いを見せる。チームは9-0で勝利した。


青空広がる宮崎


GK曽ケ端準が、しっかりボールをキャッチ


MF柴崎岳は2本目から引き続きプレー


右SBを務めるDF西大伍


左SBに入ったMF中田浩二


MF遠藤康が2列目右に入る


左SHに入ったジュニーニョ


トップ下はMF本山雅志


FW大迫勇也が3本目の1トップに入る


DF岩政大樹は精度の高いフィードも披露


チームの心臓は小笠原満男


DF青木剛は最終ラインから、精度の高いパスを通す


この日最後のゴールを決めたのがDF岩政大樹


FW大迫勇也は、ダヴィ、ジュニーニョらとポジションを争う


今季のMF本山雅志は、スーパーサブか、スタメンか


王座奪還へ、自信アリ?


宮崎産業経営大学との練習試合のフォトニュースである。
チームメンバーの表情が覗える。
主力には実績の高い選手が選ばれておる様子。
やはり、鹿島というクラブを良く知っておる選手はトニーニョ・セレーゾ監督の戦術・やり方を理解しておるのであろう。
ここからより実践的になってく練習に新たな選手が加わっていき、今季の陣容が固まる。
楽しみに経過を見守りたい。

ジュビロ・伊野波、リーグ優勝を目指す

磐田・森下監督、連敗も守備に手応え
 磐田は11日、浦和と練習試合を行った。FCソウル(韓国)とのキャンプ初戦には勝ったものの、8日の京都戦に続いて2連敗。それでも森下監督は、「守備については手応えをつかんだ。次は攻撃を上げていく」と、12日に打ち上げる合宿に満足顔。新加入した日本代表DF伊野波は「決定機を決めていれば勝てた試合」と話し、「リーグ優勝を目指す」と今季の目標を口にした。 (鹿児島・鴨池)

練習試合にて敗戦したジュビロの伊野波である。
決定機を決めておれば勝てたと述べておる。
さすがに報道で端折られたコメントだけで判断するのは危険な気もするが、少々、他人事なのではなかろうか。
実際に守備陣は失点しておる。
そこで、無得点を敗戦の理由にされては角が立つように思える。
ここまでの報道から漏れ聞こえてくる伊野波のコメントには残念な気持ちにさせられることが多い。
単に報道機関の編集にて印象操作されておる可能性も否定出来ぬが、こうも多く残念なコメントを聞かされると、本人の人間性を疑いたくなってくることも事実であろう。
一度は日本で最高のクラブのユニフォームに袖を通した男である。
もう少し、周囲に与える印象を良くする努力をした方が良いのではなかろうか。

ダヴィに注目

宮崎キャンプトレーニング7日目
午前中はオフとなり、午後から練習を行いました。15時からGKと一部のメンバーを除いて室内トレーニングを行った後、16時半からグラウンドでサーキットトレーニングを行っています。室内でも3kmほど走った選手たちですが、グラウンドでもポールをスラロームしたり、小さなハードルをジャンプしたりとハードなトレーニングをこなしました。GKは別メニューでキャッチング練習を行っています。

鹿嶋で体力測定ができなかった選手たちは15時より体力測定を行いました。


体力測定に取り組む豊川選手と植田選手。


山村選手も新人研修に参加したため宮崎での体力測定となっています。


練習見学に訪れた関塚氏と記念撮影をするトニーニョ セレーゾ監督。

練習後、大迫、ダヴィ、川俣の3選手に話を聞きました。


大迫選手:「一年間フルで戦える体を作ることが第一。プラス、得点が取れるように力強い体を作れればよい」


ダヴィ選手:「私が今やらなくてはいけないのはコンディションを良くすること。毎日のトレーニングで体の動きは良くなっているし時間はかからないと思う」


川俣選手:「自分としても良い感じで出来ているし、キーパー全体も同じようにできていると思う」


体力測定をした山村である。
思い起こせば1年前はU-23日本代表としてチームを離れており、新人研修も受けられなんだ。
今季は心機一転し、新たな気持ちでシーズンイン出来よう。
また、キャンプを見学に来た関塚とトニーニョ・セレーゾ監督の2ショットは嬉しいもの。
三冠当時のコーチは関塚であった。
このコンビは素晴らしい成果を上げたのである。
そして、コンディション調整に勤しむダヴィに注目が集まる。
徐々に身体の動きは良くなってきておると語っており、開幕には合わせて来るであろう。
決定力不足を補うためにはダヴィの得点力は重要なピースである。
豪快にゴールを決め、鹿島に勝利をもたらせて欲しい。
期待しておる。
プロフィール

Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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