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ダヴィの決定力に期待

広島は浦和を相手にタイトル防衛へ第一歩。注目の新戦力は
2013シーズンのJ1リーグ戦が、3月2日(土)、3日(日)に開催される第1節で幕を開ける。12月7日(土)まで約9カ月に及ぶ戦いがスタート。ここ3シーズンは名古屋、柏、広島と新たなチャンピオンが誕生。この流れが続くのか、あるいは鹿島、浦和、横浜FM、磐田など実績のあるチームの復活はあるのか。甲府、湘南、大分という昇格組の戦いも注目される。

鳥栖はホームのベストアメニティスタジアムで鹿島と対戦。持ち前の堅守とハードワークを基盤に、FW豊田 陽平の高さ、MF水沼 宏太のシュート力に得点の期待が懸かる。トニーニョ セレーゾ監督が8年ぶりに指揮を執る鹿島は、昨シーズンのJ2で最多の32得点を挙げたFWダヴィの決定力が、好発進へのポイントの一つとなりそうだ。


Jリーグ公式のプレビューである。
ダヴィの決定力がポイントと評する。
新戦力が噛み合い、戦術が浸透すれば、アウェイの地とはいえ勝利を掴み取ることが適おう。
強い気持ちで鳥栖に挑み、勝ち点を掴み取って戻るのだ。
開幕戦が楽しみである。

J'sGoal戦力分析レポ

【全40クラブ戦力分析レポ:鹿島】充実した戦力とタイトルへの危機感が王者を復権へ突き動かす(13.02.28)
【今季のみどころ】----------
4季ぶりのリーグ制覇を目指せる充実した戦力が揃った。選手もクラブも「今年はタイトルを獲らないといけない」と危機感が強い。6季連続で国内タイトルを獲得している状況は、他のクラブからすれば羨むべきものだろう。しかし、勝ち続けることを自らに課す鹿島としては、リーグタイトルを逃したこの3年間は屈辱的な期間だ。02年のヤマザキナビスコカップ制覇を最後に、5年間もタイトルから遠ざかった時期を経験。だからこそ、大迫勇也、柴崎岳という日本を代表する選手が中心として活躍し始めた今こそ、次の時代を切り拓くためにもリーグ王者に返り咲く必要がある。それができなければ"昔は強かったアントラーズ"と言われてしまう危機感が、チーム全体を突き動かす。

そのチームを率いるのは、2度目の指揮となるトニーニョ セレーゾだ。
かつては、自らボールを蹴りながら若手の指導に没頭し、練習時間が3時間を越すことも当たり前だった。さすがに57歳となり、膝の状態は以前と違うため、長いボールをスパスパ蹴る光景は見られなくなったが、自らもプレーしているかのように練習のなかに入り込んでしまう熱血ぶりは変わらない。新井場徹、増田誓志、興梠慎三という実績のある選手が抜け、新たに加わった若い選手に"鹿島スタイル"を植え付けるにはうってつけの監督と言えるだろう。
イタリアセリエAのローマやサンプドリアでプレーした経験を持ち、欧州での指導者研修を受けるなど、ブラジル人監督としては少し異色の経歴を持つ。それだけに戦術へのアプローチも細かく、特に守備に関してはイタリアの色合いが濃い。昨季は相手の攻撃を受けて、ボールを奪ってからの速い攻撃を目指していたが、今季はアグレッシブにボールを奪う従来のスタイルに戻されるはずだ。

宮崎合宿では急ピッチでチームを構築してきた。まだ、攻撃面では従来ほどの流動性が生まれておらず、監督からも「奪ったら繋げ!」「ボールを失うな」という指示が繰り返されている。ただ、野沢拓也の復帰で質の高いキッカーを確保し、岩政大樹、ダヴィ、植田直通、中田浩二、大迫勇也とヘディングの強い選手が揃う。堅守を取り戻せれば手堅く勝利を拾っていくこともできるはずだ。

新監督が目指している開幕ダッシュへの準備は着々と進んでいる。

【注目の新戦力】----------
●MF 35 野沢拓也
「選手名鑑をジッと見たけど野沢みたいな選手はいないんだよ」
強化部門の責任者である鈴木常務は、昨年、神戸に移籍した野沢の代わりになる選手を探そうとしたが、結局見つけることはできなかった。そして至った結論が野沢の復帰である。
「賛否両論あることはわかっている」
野沢本人も強い決意を胸に鹿島に復帰、言葉通り、練習の中でも最も目立つのは野沢の動きだ。つねに相手のギャップに位置取りパスを受けては次に繋げる。一見すると簡単そうに見えるが、彼がいないとパスの流れが途端に滞るのだ。昨季、戦い方がなかなか定まらなかった理由がよくわかる。
宮崎合宿ではFWとしてプレーし、トップの位置からチームを牽引した。セレーゾ監督が最も信頼を置く選手のひとりである。

●FW 11 ダヴィ
J2のリーグ戦が終了してからの期間が長かったため、少しぽっちゃりした状態で来日した。他チームでは王様のような態度も許されたのかもしれないが、ここは鹿島。往年の名選手であるセレーゾ監督から体脂肪を減らすことを厳命されると、練習後に素直にランニングや腹筋運動を繰り返す優等生に変貌している。
宮崎合宿でも最初の1週間は動きの悪さが見られたが、徐々にシェイプされてきた後半からは本領を発揮し始めた。重戦車のようなパワフルなプレーは、チームメイトの岩政大樹でも吹き飛ばされるほどだ。トップフォームに戻るまではもう少し時間はかかるだろうが、相手チームにとっては嫌な選手だろう。
空中でスペースを確保することができるためヘディングもうまい。セットプレーを大事にする鹿島にとっては、岩政と共に頼れるターゲットになるはずだ。
★ダヴィ選手を前クラブJ's GOAL担当ライターが紹介!≫[ニューカマー・レコメンド]

【開幕時の予想布陣】----------



昨季のこの時期は中盤をダイヤモンド型にしたフォーメーションに取り組んだが、今季は鹿島伝統のボックス型の[4-4-2]に戻すことになる。2列目の中盤、ボランチ、サイドバックの3人で、相手をサイドラインに追い込み、相手のボールを奪うのが今季の狙いだ。例えサイドチェンジされても、相手がトラップにまごつけば、一気に間合いを詰めてボールを奪う。しかし、それだけ守備にパワーをかけるため、攻撃時には無駄にボールを失わないことが徹底されている。
とはいえ、守備に比べて攻撃の熟成はそこまで進んでいない。ボールを奪ってもすぐに失ってばかりでは、試合にならないため、スターティングメンバーにはボールを失うタイプの選手は少ないと予想した。

正直、宮崎合宿でのダヴィのコンディションはまだ十分ではない。10日の練習試合では大学生相手にもボールをおさめられず、裏に抜け出すスピードにも欠けていた。しかし、12日の練習ではパワフルな突破を見せるようになった。ボールを失うタイプの選手だが、彼のような選手もいなければゴールは生まれない。トニーニョ セレーゾ監督は合宿のなかでジュニーニョを左MFで、そして野沢拓也や本山雅志をトップ起用しているため、もし間に合わなければ、野沢が1列あがり、空いた2列目にジュニーニョが入ることになるだろう。
ボランチは昨季に引き続き、小笠原満男・柴崎岳の二人がコンビを組む。ただ、そこに割って入りそうなのが梅鉢貴秀だ。アグレッシブに奪いに行くセレーゾ監督のスタイルにマッチする。練習では圧倒的な体力と出足の鋭さで、次々とボールを絡め取っているだけに、シーズン中盤には楽しみな存在だ。

2列目と同様に激戦のセンターバックは、昨季のレギュラー二人(岩政大樹、青木剛)が安定したパフォーマンスを発揮する。ただ、昌子源、植田直通も遜色ない。特に高卒ルーキーの植田は、ポジショニングなどに改善すべき点はあるが、1対1の対応はプロ顔負けのパワーとスピードを有する。なかなか選手の名前を覚えられないセレーゾ監督も、彼のことは「ウエダ!」と呼んでいる。そのポテンシャルは高く評価されているようだ。
左SBは中田浩二をコンバート。新加入の前野貴徳とポジションを争う。中田本人は「疲れる」と苦笑していたが、フィジカルコンディションは上々。34歳になるベテランの奮闘が見られるかもしれない。

※予想スタメンは2月13日時点でのものです

以上

2013.02.18 Reported by 田中滋


充実の戦力が揃ったと記すクラブ戦力分析レポである。
昨季終了後に多くの選手がクラブを去り、戦力ダウンが危惧されたが、補強した選手は大きな力を有しており、大幅な戦力アップが見込める。
特にダヴィと野沢は、Jリーグ屈指の実力の持ち主であり、勝利の伝道者と考えて良かろう。
即、チームに溶け込んでおり、PSM水戸戦では野沢のアシストからダヴィがゴールを決めておる。
更に彼等の加入で負担の減った大迫と満男は昨季以上の活躍が見込める。
新生鹿島の注目は開幕ダッシュに成功するや否やだけに絞られておる。
鳥栖戦が楽しみである。

前野、紅白戦で躍動

【鹿島】前野、異例2部練習も「大丈夫」
 鹿島は28日、開幕2日前としては異例の2部練習を行った。午前中は35分×2本の紅白戦を敢行。やや長めの時間設定ということもあり、全員がゲームに絡んだ。午後からは若手中心に指名選手だけでトレーニング。3月日の開幕戦を前にハードなメニューをこなしたが、DF前野貴徳(24)は「大丈夫です」と余裕の表情を浮かべていた。
 [2013年2月28日18時52分]

開幕前々日ということで、紅白戦に挑んだ前野である。
前半はサブ組の左SBに起用され、後半途中からはレギュラー組の左SBを担った様子。
トニーニョ・セレーゾ監督の中では、即レギュラーポジションを与えはしないが、いずれ起用することが視されておるように受け取れる。
J2を席巻した攻撃力を是非とも鹿島で発揮して欲しい。
その攻撃力を磨くためにも激しい二部練習をこなし、更なる成長を望む。
前野の左足で、仮称を勝利に導くのだ。
楽しみにしておる。

左サイドバックは中田コ

2013年02月28日(木)

9時より紅白戦を実施しました。また、一部の選手はシュート練習も行っています。

紅白戦にて左SBを担う中田コである。
先日のPSM水戸戦に於いても左SBとしてフル出場しており、今季のスタートは中田コで行くことが予想される。
水戸戦を観戦する限り、守備的かと思っておった中田コであるが、そんなことは一切無くかなり攻撃的に前に進んでおった。
ジュニーニョとの連携を深めれば、左サイドは相手にとって脅威を与えることとなろう。
ベテランのクレバーなプレイで勝利を掴み取るのだ。
中田コの活躍を期待しておる。

札幌・杉山、開幕戦先発濃厚

札幌杉山10年目初の開幕先発に意欲

練習で気合の入ったプレーを見せる札幌GK杉山(撮影・永野高輔)

 新守護神が最後尾からゲームをつくる。J2札幌は27日、熊本県民総合運動公園でゲーム形式などを行い、GK杉山哲(31)が主力組に入った。3月3日のJ2開幕千葉戦(フクダ電子アリーナ)では、プロ10年目で初の開幕戦先発が濃厚だ。「もしチャンスをもらえるなら、しっかり期待に応えたい。あと1週間もない。しっかり準備をしたい」と話した。

 本番シミュレーションだった24日の福岡戦は1失点も勝利に貢献。大人のプレーで信頼を勝ち取った。22歳曵地、18歳阿波加との争いも赤池GKコーチは「チーム全体が若返っている。後ろはどっしり構えてくれる選手の方が落ち着く。安定感という部分が大きい」と説明。昨季リーグ戦デビューし、チームGK最多11試合出場の経験と、鹿島時代から培ってきた冷静なゲームコントロール能力が決め手となった。

 指揮官のスタイルを最後尾から表現する。「GKもうまく攻撃につなげるプレーができないと監督の目指すものはできない」。昨季6月9日のナビスコ杯神戸戦では、素早いスローイングでMF岡本の得点を演出した。今季も最終ラインから起点をつくり、つないで崩す財前流を体現する。

 昨年10月に第1子となる長男の豪君が誕生。合宿中は毎日、夫人から写メールが送られてくる。「勝負の世界にいるだけに、とても癒やしになっている」。パパ初の開幕戦は当然、完封勝利で締めにいく。【永野高輔】
 [2013年2月28日10時42分 紙面から]


開幕先発が予想される札幌の杉山である。
昨季よろ札幌に加入し、最後尾からチームを鼓舞してきた。
杉山のコーチングは的確且つ通る。
札幌のつなぐサッカーにも適応しておる模様。
鹿島で培われた才能を開花させるのだ。
J2・札幌の動向にも注目である。

野沢・ダヴィ、チームを変貌させる「新戦力」

【Jリーグ】名波浩の視点/チームを変貌させる「新戦力」ベスト5
2013.02.27
佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki



巻き返しを狙う鹿島にとって、野沢拓也(写真左)の復帰は大きい。

まもなく開幕するJリーグ。今季も各クラブがさらなる躍進を目指して精力的に戦力補強を行なった。なかでも、周囲の選手に好影響を与え、チームに効果的な”化学反応”をもたらす選手は誰なのか。解説者の名波浩氏が分析する――。

 まずは今季、いい補強ができたチームはどこなのか。トップ3を上げるならば、柏レイソル、浦和レッズ、鹿島アントラーズだろう。
 柏は、昨年の夏に右サイドバックの酒井宏樹がドイツに移籍。彼の穴を埋める人材確保が急務だったが、韓国代表のキム・チャンス(←釜山アイパーク/韓国)を獲得できた。関係者の間でも評価の高い選手で、最大の懸念材料を解消できそうなのが、何より大きい。そのうえで、FWにクレオ(←広州恒大/中国)、DFに鈴木大輔(←アルビレックス新潟)が加入。現場スタッフが欲していた選手をしっかりと得て、チームの上昇度がいちばん見込める。
 同様に、浦和と鹿島も優秀な面々を補強して、チーム強化に成功した。浦和は、あらゆるポジションに即戦力となる選手を加えて、選手層の厚さはリーグ屈指となった。鹿島も、MF野沢拓也(←ヴィッセル神戸)とFWダヴィ(←ヴァンフォーレ甲府)という、願ってもない選手を獲ることができた。とりわけ、複数のチームからオファーがあったと思われるダヴィの獲得には、王座奪還への本気度がうかがえる。

第1位
MF野沢拓也

(ヴィッセル神戸→鹿島アントラーズ)

 各クラブの新戦力を個別に見ていくと、チームを最も飛躍させてくれそうな存在は、鹿島の野沢拓也だろう。彼の復帰は、鹿島にとって本当に大きいと思う。
 第一にセットプレイ。その精度の高さは誰もが認めるところで、これまでも彼の正確なキックから数多くの得点が生まれている。実際、野沢がいた一昨年の鹿島は、53得点中、セットプレイから(3プレイ以内に)生まれたゴールは21点だったが、野沢不在の昨年は50得点中、12点だった(データ提供/データスタジアム(株))。単純に昨年減った得点分が今年上乗せされると考えただけでも、チームにもたらす効果は絶大だ。
 加えて、野沢は攻撃にイマジネーションとスピードを生み出す能力が非常に高い。もちろん昨季も、MFの遠藤康や柴崎岳らがいい働きを見せていたけれども、野沢の意外性、選択肢の多さは、彼らをはるかに凌ぐ。そのうえ、シーズンを通して安定した力を発揮できるのが心強い。まさにボールを安心して預けられる存在で、攻守を結びつける前線への最適なホットラインが築けるだろう。
 野沢が入ることで、周囲の選手の負担が減り、その分新たな良さが生まれる可能性も膨らむ。昨季は2列目でプレイすることが多かった柴崎は、本来のボランチに移ることで違った一面を見せるだろうし、ボランチの小笠原満男にしても野沢にボールを託せばいいから、無理して前にボールを運ぶ必要がなくなって他の部分で余力を使えるようになる。それは、対戦相手にとっては極めてやっかいなことだ。
 そして、いちばん変化しそうなのが、FWの大迫勇也。野沢の加入で「もうひと皮むけてほしい」という願望でもある。大迫は、体が強く、スピードがあって、ゴールバリエーションも豊富。昨季は9ゴールを記録したけれども、15点くらいとってもおかしくない能力を持っている。その力を引き出すには、大迫の動きに気を使ってくれる選手が必要で、その役割を果たせるのが、野沢。彼の最適なお膳立てによって、大迫が一層輝くことを期待したい。

第2位
DF鈴木大輔
(アルビレックス新潟→柏レイソル)
 柏が優勝した一昨年は、DF近藤直也を軸としたセンターバックが充実していて、その強さがチームの勝利に大きく貢献していた。それが昨年は、近藤の負傷などもあって、やや弱体傾向にあったが、鈴木大輔の加入でその不安は完全に払拭された。
 鈴木は、1対1の強さやボールを奪う能力など、センターバックとしてのストロングポイントはもちろんのこと、カバーリングやラインコントロールにも優れている。バランス感覚も持ち合わせているため、人に強く、ハードワークしながら相手FWを抑える近藤との相性も良さそう。鈴木がいれば、近藤の負担も軽減し、より安定した守備網を確立できるのではないか。
 大谷秀和や栗澤僚一らボランチの選手が前からチェックに行くタイプだけに、彼らとの距離間をうまく保つためのすり合わせは必要になるが、五輪代表でも活躍した鈴木は順応するのも早いはず。チームの特徴や約束事などにも、時間をかけずに対応できるだろう。何より、無理なこと、無駄なことをしない選手だから、攻守の役割がはっきりしている柏のサッカーにはすごくフィットすると思う。きちんとボールも蹴れる選手なので、レアンドロ・ドミンゲスや工藤壮人など前線の個性的な選手たちも、鈴木からのパスで生かされるシーンが増えるかもしれない。

第3位
DF森脇良太
(サンフレッチェ広島→浦和レッズ)
 森脇良太の存在が、今季の浦和のサッカーを変えるのは間違いない。特に攻撃面。昨季、浦和の3バックの右には坪井慶介が入っていたが、彼は逆サイドの槙野智章の上がりをうながし、攻撃参加はほとんどしなかった。しかし森脇は、自分の状態やタイミングさえあれば、どんどん仕掛けていくタイプ。森脇がその3バックの右に入れば、攻撃時の厚みは明らかに増し、チームの持ち味とするボールポゼッションや攻撃への比重は、ますます高まっていくだろう。
 もちろん、森脇は周りの状況もきちんと把握できる選手。槙野とうまくバランスを取りながら、無闇に上がることはしないだろう。MF平川忠亮やMF関口訓充ら、前にいるサイドアタッカーの選手との関わりもそつなくこなせるのではないか。
 ただ、気になるのは、槙野と森脇のふたりが同時に上がっていったときの、リスクマネジメント。ボランチの阿部勇樹と鈴木啓太がカバーすることになると思うのだが、彼らがどこまでできるのか。特に、攻守のキーマンである阿部への負担がかかり過ぎるのは、決して得策ではない。その辺りは、勝敗を左右するポイントになると思う。

第4位
FW李 忠成
(サウサンプトン/イングランド→FC東京)
 FC東京にとって、李忠成が加わることはいい刺激になると思う。というのも、最近は周囲とのバランスを考えてプレイするFWが多い中で、彼は「いいボールはオレに寄こせ。オレが決めるから」と常に自らが責任を負うようなストイックなストライカー。そんなJリーガーの中では異色のタイプである李の存在が、わりと気を使う選手が多いFC東京で思わぬ“化学反応”を引き起こしそうだからだ。そしてそれが、いい方向に出るのではないかと思っている。
 シーズン前のテストマッチでは、李のポジションは4−2−3−1布陣の「3」の右サイドに入っていたという。1トップのルーカスがポイントになって、李がその裏を狙うような形になるのだろう。役割としては、日本代表の岡崎慎司のようなイメージで、人を使うのがうまいルーカスと、李のゴールに向かっていく姿勢が見事にはまれば、得点力アップは必至。チームの順位(昨季10位)も大幅に上がるかもしれない。
 また、李が敵DF陣を引きつけることができれば、2列目の石川直宏や東慶悟らにも決定機が巡ってくる。特にサイドから仕掛けていく石川が、李やルーカスに引っ張られた敵の間を抜けていって、そのままシュートというシーンは容易に想像できる。2009年シーズン、石川は15得点を記録したが、今季、同じようなことが起こっても不思議はない。

第5位
FWダヴィ

(ヴァンフォーレ甲府→鹿島アントラーズ)

 昨季はJ2で得点王を獲得し、かつてはコンサドーレ札幌や名古屋グランパスでも活躍したダヴィ。Jリーグのことは知り尽くしていて、以前鹿島で活躍したFWマルキーニョス(現横浜F・マリノス)に似たタイプ。得点感覚に優れ、ひとりでフィニッシュまで持ち込める、まさしく鹿島に合う選手だと思う。
 ゴールに向かって直線的に動ける選手で、鹿島得意のショートカウンターでは彼の持ち味が存分に生かされるはず。また、ダヴィの感覚的なプレイは、コンビを組む大迫とは異なっていて、そのギャップが敵を混乱させそう。ふたりだけでもさまざまな形を生み出すができ、それぞれがふた桁得点を記録するような期待感さえある。
 ここ数年は、新戦力の外国人FWに裏切られ続けた感がある鹿島。やっと期待どおりの結果を残してくれそうな選手と出会えたと言えるかもしれない。

 さて、上記5選手の他にも、FC東京のMF東慶悟(←大宮アルディージャ)をはじめ、浦和のFW興梠慎三(←鹿島アントラーズ)、ジュビロ磐田のDF伊野波雅彦(←ヴィッセル神戸)など、期待の新戦力はまだまだたくさんいる。彼らが新天地でどんな活躍を見せてくれるのか、とても楽しみだ。


周囲の選手に好影響を与え、チームに効果的な”化学反応”をもたらす選手の第1位に野沢、そして第5位にダヴィを挙げる名波である。
野沢の効果の大きな点としてセットプレイについて述べておる。
野沢が在籍した2012年に21得点を記録したセットプレイから生まれたゴールが昨季12得点に減ったことでも野沢の穴は指摘されておった。
単純にこの点だけでも大いなる補強であるが、ボールの出し手が満男と岳に限定されなくなることは注目すべき点となろう。
そして、二列目から効果的なパスが出ることにより、大迫が更なる新化を遂げると確信しておる。
また、ダヴィは昨年のJ2得点王ばかりが話題となっておるが、2008年に於いてJ1得点第2位を記録しておる選手である。
実績は十分と言えよう。
名波によるとマルキーニョスに似たタイプと評しており、鹿島での活躍は保障されたようなもの。
そして、大迫とは持ち味が異なるので、お互いに補完し合うこととなろう。
ダヴィの加入は大迫への影響も大きいと受け取れる。二人の加入で満男が、そして大迫が更なる輝きを魅せることとなる。
多くの評論家が鹿島の優勝を推すのも納得するというもの。
そのプレッシャーの中で一つ一つ勝利を積み重ねて行きたい。
シーズンの最後に多くのタイトルを得、笑顔でオフに入ることを望む。
楽しみなシーズンインである。

岩政、全体練習復帰

鹿島DF岩政練習に合流 2日先発へ
 右太もも裏を痛めていた鹿島DF岩政大樹(31)が27日に全体練習に合流し、鳥栖との開幕戦(3月2日、ベアスタ)への先発出場に意欲をみせた。2月中旬の練習中に患部を負傷し、24日の水戸戦はベンチ外だった。この日はボールを使いながら調整し、「まあぼちぼちでした」と控えめに話した。熊本・大津高から新加入した植田が、卒業式を理由にメンバーから外れることが濃厚とあってスタメンの可能性が高まる。「100%の準備をするだけです」とベテランらしく、開幕戦を見据えた。
 [2013年2月28日7時3分 紙面から]

DF岩政 開幕OK!鹿島の全体練習に合流
 鹿島は負傷離脱していたDF岩政が全体練習に合流した。19日の練習中に右太腿を痛め、24日のプレシーズンマッチ水戸戦を欠場。別メニュー調整を続けていたが、27日はフィジカル中心のトレーニングで汗を流した。

 「ケガについては話さないようにしている。自分の口でアウトプットして耳でインプットすれば、ケガを認識して治りが遅くなるから」。独特の理由で患部の状態の説明は避けたが、3月2日のリーグ開幕戦アウェー鳥栖戦には間に合う見通しだ。また、ルーキーDF植田は大津高の卒業式に出席するため、この日午後にチームを離脱。鳥栖戦はメンバー外となる可能性が高い。
[ 2013年2月28日 06:00 ]

【鹿島】岩政が練習合流 開幕戦に照準
 右太もも裏の負傷で離脱していた鹿島の日本代表DF岩政が、8日ぶりに全体合流した。ランニングやボールを使ったトレーニングを行い「試合に出るかは監督が決めること。100%の準備をするだけ」と鳥栖とのリーグ開幕戦(3月2日・ベアスタ)に照準を合わせた。プレシーズンマッチの水戸戦(24日)で2失点と不安を残しただけに、守備の要の復帰に期待がかかる。

(2013年2月28日06時02分 スポーツ報知)

全体練習に復帰した岩政である。
患部の状態へのコメントは避けており、100%の状態ではないのやも知れぬ。
とはいえ、岩政が守備の要であることは誰の目にも明らかであり、是非とも開幕戦にはピッチに立っていて欲しいところ。
岩政の力で完封を目指し、勝利を手繰り寄せたい。
岩政の出場を期待しておる。

鹿島、温故知新

【J1開幕分析】鳥栖vs鹿島
 【鳥栖】 昨季は初のJ1で5位と大健闘。主力の流出も少なく、残留を確実にして中位以上を狙うのが現実的な目標となる。攻撃陣は昨季19得点のFW豊田が核。水沼、金民友の両サイドMFの仕掛けから決めるパターンで、今季もゴール量産が期待される。

 最大の懸案は金根煥が抜けたセンターバック。G大阪から加入した金正也や、22歳の坂井らが穴を埋めたい。昨季リーグ4位の39失点と堅守を土台に躍進しただけに、守備網が崩れれば苦しむ可能性がある。

 今季も1月は3部練習とハードワークを敢行。90分間走り負けしない、粘り強い戦いで、昨季の活躍が“フロック”でなかったことを証明する。

 【鹿島】 主力だったFW興梠、MFドゥトラ、DF新井場らが他クラブへ移籍した。新加入の注目は昨季J2得点王のFWダビ。札幌、名古屋でJ1経験を持ち実績は十分。中盤でのボール支配率が高い鹿島のスタイルに適応し実力を発揮したい。また2年ぶりの復帰となるMF野沢は、パスの出し手として、また受け手としても抜群のセンスが光り、攻撃の鍵を握りそうだ。

 2000〜05年に指揮したトニーニョ・セレーゾ監督が復帰し、システムも1990年代から長年慣れ親しんだ4−4−2に戻した。“温故知新”で、クラブ史上最低の11位に終わった昨季からの巻き返しを図る。

(紙面から)

開幕カードである鳥栖と鹿島の情報を報じるサンスポである。
鹿島のチームコンセプトを“温故知新”と評しておる。
2000年の三冠を再び成し得るため、ダヴィや野沢の活躍に注目が集まる。
鹿島の勝利を信じておる。

植田、卒業式出席のため帰郷

【鹿島】新人植田、開幕戦はベンチ外
 鹿島期待の新人DF植田直通(18)が、3月2日の開幕戦(対鳥栖=ベアスタ)にベンチ外となることが決定的となった。

 27日の練習後、在学している大津高の卒業式出席のため熊本へ帰郷。全体練習も2日分を回避することとなる。「1日の夜、卒業式のあとにここ(鹿嶋市内)に戻ります。試合に出られないのは残念。まあしょうがないです」と淡々と話した。

 [2013年2月27日16時30分]

卒業式出席のためチームを離れた植田と豊川である。
これにより開幕スタメンの可能性は無くなった。
これは残念。
とはいえ、植田の才能は誰もが認めるもの。
今シーズン中には必ずやチャンスは訪れる。
是非ともその機会をものにし、レギュラーに食い込んできて欲しい。
期待しておる。

水戸・隆行、絶対的存在

2013シーズン戦力補強診断J2編 〜水戸ホーリーホック〜
フットボールチャンネルでは開幕に向けて、J2各クラブの補強動向を診断していく。今季の目標に向けて、効果的な補強を行うことができたクラブはどこなのか。今回は、即戦力の補強をピンポイントで成功させた、水戸ホーリーホックを占う。

2013年02月27日
text by 編集部 photo Kenzaburo Matsuoka


順調にステップアップ中 柱谷体制3年目の集大成

 昨季の水戸は柱谷体制2年目とあって、徐々に守備意識がチームに浸透してきた。その守備をベースに上位相手にも一歩も引けをとらない戦いを見せており、一昨季17位から昨季は13位と順調にステップアップしていることも覗える。

 そのチームからFW岡本、中盤の軸として活躍したロメロ・フランク、右サイドバックの市川らが退団したことは大きな痛手だが、難波、小暮、冨田、近藤など抜けた穴を埋める戦力を獲得できたことは大きい。鈴木隆や橋本、小澤ら、昨季の主力の多くが残留していることも事実であり、ベースそのものはまったく揺らいではいない。

 昇格を争うチームとの比較となると選手層の薄さは否めないが、それも小暮や山村といった若手の成長で補いたいところだ。今季は柱谷体制3年目の集大成として昇格プレーオフ出場権を得られる6位以内を狙う。

2013シーズン 戦力の入れ替え

IN OUT
冨田大介〔完全移籍/甲府〕 代健司〔完全移籍/愛媛〕
近藤岳登〔完全移籍/神戸〕 岡本達也〔完全移籍/鳥取〕
難波宏明〔期限付き移籍/横浜FC〕 坂井洋平〔完全移籍/草津〕
小暮郁哉〔期限付き移籍/新潟〕 ロメロフランク〔完全移籍/山形〕
新里亮〔新加入/中京大学〕 村田翔〔完全移籍/浦安SC〕
山村佑樹〔新加入/明治大学〕 市川大祐〔完全移籍/藤枝MYFC〕
岡田明久〔新加入/鹿島アントラーズユース〕 岡田佑樹〔完全移籍/藤枝MYFC〕
二瓶翼〔新加入/FC東京U-18〕 星原健太〔期限付き移籍期間満了/G大阪〕
- 吉本一謙〔期限付き移籍期間満了/FC東京〕
- 吉原宏太〔引退〕
- 小野博信〔引退〕
- ファンジュンヒュン〔未定〕
- 金久保彩〔未定〕




水戸ホーリーホック・2013シーズン 予想フォーメーション

 昨季8ゴールを挙げた岡本は鳥取に、中盤の要として機能したロメロ・フランクは山形に、元日本代表の右サイドバック市川は地元の藤枝MYFCへの移籍した。

 だが、その穴をピンポイントで埋める補強に成功。前線には横浜FCからスピードとアグレッシブさが売りの難波、各年代で代表に選出されてきた司令塔タイプの小暮、明るいキャラクターながらピッチ上ではファイターとなる近藤を右サイドバックに迎え入れた。

 センターバックに甲府から冨田が加入している点も見逃せない。鹿島とのTMでは、橋本のボランチ起用を試みて、一定の成果を出している。過去2年でできたベースにマッチする即戦力の獲得に成功したといえる。




絶対的な存在、鈴木隆行【写真:松岡健三郎】

 流出したポジションには穴を埋めるべく即戦力が加わっており、全体のチーム力はまったく落ちていないといえる。鈴木隆、橋本、小澤ら主力は残留しており、柱谷体制3年目の継続性を加味すれば、選手層はやや心もとないものの、今季は昨季以上の飛躍、そしてプレーオフ圏内を見据えた戦いも十分に可能だろう。

 2月に入ってからのトレーニングマッチではJ1勢相手に拮抗した戦いができており、恒例の鹿島とのプレシーズンマッチでは9年目にして初めて2-2と引き分けた。ロメロ・フランクが抜けたボランチの組み合わせは頭の痛いところだが、橋本のボランチ起用が可能となれば、サイドアタッカーには人材を抱えるだけに、貴重なオプションとなりそうだ。

 あとは望むべくはフィニッシュの強さ。今季も鈴木隆の絶対的な存在感は揺らがないと考えられるだけに、その周りで仕事をすることになる難波に掛かる期待は大きい。明治大から加入した山村も楽しみな存在だ。(※それぞれA〜Eランクで診断)


絶対的な存在と評される水戸の隆行である。
確かに先日行われたPSM水戸戦に於いても突出した個を出しておった。
茨城サッカーフェスティバル初の引き分けとなったのも、隆行の力があってこそ。
今季の水戸はかなり上位に付けるのでは無かろうか。
隆行の躍動に注目である。

熱烈・ポゼッション練習

2013年02月27日(水)

9時より室内練習を行った後、グラウンドでボールポゼッションのトレーニングを実施しました。また、11時半頃より室内ミーティングも行いました。

ポゼッションのトレーニングをするメンバーである。
この練習にてボールコントロールの技術を向上させ、選手間の連携を深めるのだ。
流れるようなパスワークを身に付け、相手を圧倒するのだ。
新生鹿島のポゼッションサッカーの完成が楽しみである。

エースと指揮官の言葉

J1鹿島、かく戦う 再登板の監督とエースに聞く 茨城

1月の新体制発表会見で笑顔を見せるトニーニョ・セレーゾ監督=鹿嶋市


キャンプでドリブルの練習をする大迫勇也選手=宮崎市


 サッカーJ1の鹿島は、3月2日にあるアウェーでの鳥栖戦を皮切りに、シーズンへ突入する。2005年以来2回目の登板となるトニーニョ・セレーゾ新監督と、昨季リーグ戦とナビスコ杯で計16得点を挙げたFW大迫勇也選手に戦い方や意気込みを聞いた。

■セレーゾ監督「若手育てないと」

 ――8年ぶりに鹿島の監督に戻りました。以前と現チームの違いは。
 前回就任時には、サッカーを知り尽くしている選手が多くいた。名良橋、相馬、秋田……。当時は大人のチームだったし、アグレッシブなチームだったと思う。今は素晴らしい若い選手がいる。うまく育てないといけない。
 ――大迫選手、柴崎選手といった若手が昨季、頭角を現しました。
 彼らは自然に成長していくと思う。一番重要なことは彼らが「計算できる選手」になったということで、あとはベースをアップしていけばよいだけだ。
 ――監督は以前と同じく今回もボールを支配するサッカーを掲げています。
 ポゼッション、カウンターのどちらかがあればよいという問題ではない。色々な方法ができなければならない。ただ、今回のチームの場合は、特に中盤の構成力を上げる必要がある。
 ――抱負を聞かせてください。
 前回鹿島で監督を務めた時(00〜05年に六つのタイトル獲得)と同等かそれ以上の結果を出したい。ただ日本のサッカーは年々進歩し続けている。リーグ戦はもちろん優勝を狙うが、簡単ではない。全チームに優勝の可能性がある。ゴールにたどり着くまでに、より一層の努力が必要だ。

■A代表へ「ここで頑張る」大迫選手

 ――セレーゾ監督の印象は。
 一つ一つのプレーの要求が細かいです。パスの質とか。ただ、やりがいはあります。
 ――今季は興梠選手が抜けました。エースの重圧は。
 それは変わりません。去年からエースの自覚はあります。劣っていたとも思っていないし、(ライバルには)勝たないといけない。
 ――FWでプレーするのはいつからですか。
 中学校ぐらいからです。それ以降、ほかのポジションをしたことはありませんし、「やれ」といわれたこともありません。
 ――もし言われたら、やっていましたか。
 やってないですね。点を取るのは楽しいですからね。
 ――昨季得点が急に増えました。
 とにかくゴールを狙うことを意識してたからです。監督からも「シュートを打て」とよく言われました。
 ――A代表という声も聞かれています。

 もちろん目標としてあります。でも、まだ選ばれるにはインパクトのある結果を残していないと思います。今の代表監督は海外組を大事にしていると思います。だからこそ、今は鹿島で頑張るしかないですね。

トニーニョ・セレーゾ監督と大迫のインタビューを掲載する朝日新聞である。
二度目の指揮となるトニーニョ・セレーゾ監督は若手を育てると使命感を語っており、世代交代の加速を感じさせる。
その中心となるであろう大迫と岳は自然に育つと述べており、二人のプロ意識を感じ取っておる模様。
また、戦術的には固定したものを採用するわけでは無く臨機応変に対応していくとのこと。
これは期待出来る。
そもそも、前回の指揮に於いても、「三人のブルドッグ」と称した3バックを採用したり、青木の右SB起用など、思い切った采配を魅せてきた。
今回も「驚き」を披露してくれるのでは無かろうか。
そして、大迫である。
そのトニーニョ・セレーゾ監督の指導を細かくやりがいがあると述べておる。
この監督の下、大きく成長するであろう。
鹿島を背負い、そして日本を代表するFWと成るのだ。
楽しみにしておる。
この二人を含め、チーム全てのメンバーが勝利を追求して戦う。
今季の鹿島に期待である。

源、1対1に自信

[鹿島]ポジション争いを続ける昌子「1対1は一番強い自信がある」
「1対1のディフェンスなら、鹿島のCBで一番強い自信がある。そこは対戦相手が誰であろうと、広島の(佐藤)寿人さんでも負けたくない」。26日の練習後、昌子源は開幕前のポジション争いと、自身のストロングポイントについて口にした。

 24日に行われたプレシーズンマッチ・水戸戦で昌子は先発出場を果たしたが、後半に「相手の切り返しに対して軽い対応をした」と、一瞬の隙を突かれて同点弾を許し、試合は2-2の引き分け。絶対の自信を持つ1対1からの失点を振り返り、「少し力が入り過ぎた。反省している」と悔しさをにじませた。

 それでも、「水戸戦では失点につながったが、1対1には自信がある。もっと高めていく。そこは植田(直通)や青木(剛)さんにだって譲らない」とまっすぐな眼差しで続けた昌子。高卒ルーキー・植田の加入でし烈さを増した鹿島CB陣の定位置争いは、切磋琢磨の好循環を生んでいるようだ。

(鹿島担当 倉橋捺稀)

1対1に自信を持つと語る源である。
後輩の植田は疎か、青木にさえも優ると言い切るところに源の志を感じる。
昨季は左SBとして出場機会を得、大きく成長を遂げた。
その実績を引っ提げ、今季はCBポジション争いに名乗りを上げておる。
勝負の三年目。
厳しい練習に打ち込み、ポジションを奪って欲しい。
楽しみにしておる。

J3発足、理事会にて決議

来年からJ3を新設 Jリーグ理事会
共同通信2013年2月26日 18:10

 Jリーグは26日、東京都内で理事会を開き、来年からJ2の下部に新リーグとなる「J3(仮称)」を創設することを決めた。
 日本フットボールリーグ(JFL)や地域リーグから参加クラブを募り、10チーム程度でスタートする方針。新リーグは、プロ志向でない企業チームとJリーグ入りを目指すクラブが混在する現在のJFLのあり方を見直すとともに、J2から降格するクラブの収入激減を避ける目的で検討されてきた。


今年の初頭に報じられたJ3の発足であるが、正式にJリーグ理事会にて創設が決議されたとのこと。
どのようなクラブが参加し、どのようなリーグ運営が為されるのであろうか。
今後の日本サッカーを向上させていくために、J3の成功は必須である。
注目して見守っていきたい。

ヒゲくんのパス

2013年02月26日(火)

15時よりボールを使ったフィジカルトレーニングやゲーム形式の練習、クロスからのシュート練習を実施しました。

パスを出すヒゲくんである。
ヒゲくんは攻守に優れたMFであり、ポジション奪取を虎視眈々と狙っておる。
長いシーズンに於いてヒゲくんの活躍無くして勝利を積み重ねることは適わないであろう。
是非とも深いタックルからのボール奪取と鋭いフィードで勝利に貢献して欲しいところ。
ヒゲくんの躍動に期待大である。

水戸戦レビュー

【 2013Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】レポート:チームの狙いを徹底した水戸が終盤に追いつき、9回目にして初めて鹿島から引き分けをもぎ取る!(13.02.25)
2月24日(日) 2013Jリーグプレシーズンマッチ
鹿島 2 - 2 水戸 (14:04/カシマ/9,576人)
得点者:17' ダヴィ(鹿島)、30' 橋本晃司(水戸)、41' 大迫勇也(鹿島)、83' 山村佑樹(水戸)


試合の位置づけの違いが結果を微妙に左右した。
「ボールを使ったメニューの回数を考えれば、チームが表現したものは妥当ではないかと思う」
そう言って、一定の評価を示したのは鹿島のトニーニョ セレーゾ監督だ。確かに、90分間すべての時間ではなかったが、選手たちはチームがやろうとするサッカーに前向きに取り組む姿勢を見せていた。試合前、「選手のリアクションを見たい」と話していたとおり、取り組んできた今季のサッカーがどれだけチームに浸透しているか、チェックすることが最大の目的だったことがうかがわれる。

それに対して、よりこの試合に重きを置いていたのが水戸の柱谷哲二監督である。
「もう一度、今日のゲームはやり直すんだ」
練習試合で結果が出なかったことを受け、そう選手にハッパをかけて臨んでいた。終盤、足が止まりかけたところで勝負を諦めることなく、同点に追いついた執念深さは、長く厳しい戦いが待つJ2のリーグ戦において、大きな自信となっただろう。
「選手たちはボールを追うことを止めず、しっかりとボールを奪って前に出て行く、それを90分間続けてやってくれたと思っています。我々にとってはすごく勉強になったゲームだったと思います」
試合後の会見で満足そうな表情を見せていたのも納得のゲーム内容だった。

試合は、攻める鹿島と守る水戸という構図で始まった。水戸はラインを高く設定し、なおかつ中央を固める。鹿島の2トップは大迫勇也とダヴィ。そこに野沢拓也が絡んでくることを考えれば、まず中央を固めるのは当然のことだ。鹿島の攻撃陣もディフェンスラインの裏に抜け出す動きを何度も繰り返したが、強風の影響もあり、なかなか裏のスペースに起点をつくることができない。
しかし、水戸も「選手は鹿島のすごさにびびっていたかな」と柱谷監督が述べたとおり、ボールを奪った後の精度が低かった。パスをつなぐ意識は低く、せっかく奪ってもまたすぐに相手にボールを献上してしまう。すると17分、帰ってきた野沢拓也の精度の高いCKにダヴィが頭で合わせて、鹿島があっさり先制点を奪うのだった。

だが、時間の経過とともに水戸のパスが繋がるようになる。それを引き出したのは古巣との対決となった鈴木隆行。始めは体を張ったポストプレーでボールを引き出し相手のファウルを誘っていたが、徐々にワンタッチではたく回数を上げ、スピーディな攻撃に一役買う。そして30分、大きな展開から橋本晃司の前にぽっかりとシュートコースが空く。少し距離はあったが思い切ってゴールを狙うと、曽ヶ端準が伸ばした手を弾いたボールはふわりとゴールに吸い込まれ、水戸が同点に追いつくことに成功する。

嫌な流れになりかけたが、そこで突き放すところが鹿島らしい。41分、カウンターから左サイドをジュニーニョが突破し、中央へクロスを送ると、ニアサイドに走り込んだ大迫が、本間幸司の鼻先で合わせてゴールに流し込む。前半のうちに水戸を突き放した。

前半は、お互いにシュートは3本ずつという静かな展開だったが、後半になると鹿島は10本、水戸が7本とゴール前のシーンが増えていく。鹿島は、水戸の足が止まり始めた時間帯に立て続けにチャンスを迎えたが、シュートを決めきれなかった。水戸は、鹿島の左サイドに守備の厳しさがないことを見て取った柱谷監督の指示を受け、後半は近藤岳登が何度となく攻め上がる。しかし、ペナルティエリア内でもパスをつなぐなど、シュートに対する思い切りの良さが消えてしまい、せっかくのチャンスも実らずに時間が過ぎていった。

しかし、このまま試合が終わるのかと思われた83分、山村佑樹がパスを受けるおとりの動きで西大伍の裏を取り左サイドを突破する。慌てて対応にきた昌子源もシュートフェイントでかわすと、右足に持ち替えて冷静にファーサイドへ流し込み、足が止まりかけていた時間帯で勝負への執念を見せ同点に追いつくのだった。

いばらきサッカーフェスティバル9回目の開催で、初めて鹿島に負けなかった水戸にとっては、大きな自信を得たことだろう。「今までやってきた試合の中で一番よかった」と抜群のポストプレーを見せた鈴木も、手応えを感じている様子だった。

一方の鹿島は、王者に返り咲く強さを身につけるには、いくつかの課題がありそうだ。ボールを失った後、ファーストディフェンダーとしてすばやくプレスにかかる動きは少なく、さらにジュニーニョと中田浩二が並ぶ左サイドの守備は、ライン際に相手を追い込んでいくセレーゾ監督の狙いを実践するには、少し物足りなかった。前からプレスがかからなければボランチが引き出されてバイタルエリアにスペースができてしまう。攻撃面でもサイドで起点をつくる動きは少なかった。
とはいえ、ダヴィが全力ダッシュで守備ブロックの穴を埋めようとするなど、新監督から求められている動きは、少しずつチームに浸透している。少しでも気を緩めればやられてしまう厳しいリーグであることも、改めて思い知ったはずだ。鹿島にとっても勉強になった試合だった。


以上
2013.02.25 Reported by 田中滋


鹿島の課題を挙げる田中氏のレポートである。
ボールを失った後のファーストディフェンスに問題があるとのこと。
現場は更に詳しく分析しておろう。
課題をクリアし、開幕戦を迎えたい。
また、水戸の選手としては隆行について記述しておる。
J2としては規格外の強さで鹿島の選手と対峙しておった。
特に満男とのマッチアップは見応え十分であり、このシーンを拝めただけでもこの試合の意味があったように思える。
今季の水戸はかなり良いのではなかろうか。
水戸がJ2を席巻するように思える。
J2の試合も注目である。

セレッソ・新井場、開幕戦欠場へ

C大阪新加入のDF新井場、開幕戦欠場へ
 C大阪は24日、鹿島から新加入のDF新井場徹(33)が3月2日の新潟との開幕戦(長居)を欠場することが決定的となった。21日に宮崎合宿を終え、この日から大阪市内での練習を再開したが、キャンプ中に左太もも裏を痛めていた新井場は姿を見せなかった。レビークルピ監督は「大きなけがではないが、開幕は間違いなく出られない」と話しており、出番は3月9日甲府戦以降となりそうだ。
 [2013年2月25日6時57分 紙面から]

左太股裏を痛めたセレッソの新井場である。
この負傷で開幕戦は欠場とのこと。
これは心配である。
とはいえ、セレッソの監督は大きな怪我では無いとコメントしており、第2節以降には出場しよう。
今季はリーグ戦だけで無くナビスコ杯に於いても同組になっており、セレッソとの対戦は数多い。
是非とも元気な新井場と戦い、そして勝利を掴みたい。
新井場の完治の報を持っておる。

栃木・當間、堅守を牽引

2013シーズン戦力補強診断J2編 〜栃木SC〜
フットボールチャンネルでは開幕に向けて、J2各クラブの補強動向を診断していく。今季の目標に向けて、効果的な補強を行うことができたクラブはどこなのか。今回は、5シーズン目を迎える松田監督率いる、栃木SCを占う。

2013年02月24日
text by 編集部 photo Kenzaburo Matsuoka


中位の壁を破る戦力を確保 昇格のダークホース的存在

 2年連続でJ2の中位の壁を破れなかった栃木。だが今季は昇格に手が届きそうな栃木の歴代最高の戦力を手に入れた。

 守備についてはディフェンスマスター松田浩監督が指揮5年目とあって問題はない。昨季はやや失点数が増えたものの、チームを攻撃的に移行させる過渡期の現象であって気にするほどのものでもなかった。今季も手堅い守備組織をつくりあげるだろう。

 補強のポイントは昨季やや爆発力に欠けた仕上げの部分。一昨季のリカルド・ロボのようなインパクトを前線ももたらすこと。そのタレントとして迎え入れられたのが、札幌で活躍した近藤、町田をエース格として牽引した勝又、そして、オーストリア1部レッドブル・ザルツブルグで10番を背負ったクリスティアーノという面々。昨季終盤から徐々にチームにフィットし始めたサビアはエース格に成長する可能性も十分だ。

 J2中位のチームらしく過去2年の得失点は±0を前後している。昇格するためには+20の得失点は必要なだけに、昨季から得点力+10、失点数-10という数字が一つの目安だろう。守備面の堅調さは計算できるだけに、攻撃面での成長が望めれば、昇格プレーオフ、うまくいけば自動昇格もありうるダークホース的存在だ。

2013シーズン 戦力の入れ替え

IN OUT
三都主アレサンドロ〔完全移籍/名古屋〕 河原和寿〔完全移籍/愛媛〕
近藤祐介〔完全移籍/札幌〕 鈴木修人〔完全移籍/北九州〕
榎本達也〔完全移籍/徳島〕 武田博行〔完全移籍/北九州〕
中野洋司〔完全移籍/横浜FC〕 柳川雅樹〔完全移籍/鳥取〕
勝又慶典〔完全移籍/町田〕 荒堀謙次〔完全移籍/湘南〕
クリスティアーノ〔期限付き移籍/レッドブル・ザルツブルグ(オーストリア)〕 宇佐美宏和〔完全移籍/湘南〕
原田圭輔〔期限付き移籍/仙台〕 ユデヒョン〔期限付き移籍/町田〕
西岡大輝〔期限付き移籍/広島〕 田中雄大〔期限付き移籍期間満了/川崎〕
湯澤洋介〔新加入/駒澤大学〕 棗佑喜〔期限付き移籍期間満了/川崎〕
- 佐々木竜太〔期限付き移籍期間満了/鹿島〕
- 臼井幸平〔引退〕

補強面と総合力それぞれの診断結果



 まず何よりキャプテンとして絶対的な存在感を発揮するパウリーニョが残留したことが大きい。彼の存在の有無でチームの戦闘値はガラリと変わる。オフに触手を伸ばした他クラブもあったようだが、クラブが残留させることに成功した。また、昨季はFKやスルーパスで攻撃のタクトを揮ったクラッキ菊岡も残留。武田や宇佐美は退団したものの、主力の流出は最低限に抑えた。

 その上で、昨季パワー不足を露呈した攻撃面に着手。重戦車のようなパワフルなドリブルが売りの近藤、背後への抜け出しが絶品の勝又、技術ありスピードありパワーありと三拍子揃ったクリスティアーノが前線に加入したことで昨季とは迫力が異なる。

 また、武田が退団したGKには横浜Fや神戸で経験十分の榎本が加入。さらに名古屋からは三都主アレサンドロも加わり、タフな昇格争いを戦うための経験値も上昇した。J参入5年目で本気でJ1昇格を狙える陣容は整った。




栃木SC・2013シーズン予想フォーメーション

 16日に行われたプレシーズンマッチ川崎フロンターレ戦では、相手がキャンプから戻ってきたばかりの悪コンディションという事実は割り引くとしても、J1相手にほぼ決定機すら作らせないという仕上がり具合。変わらず守備は手堅い。

 一方、この試合のゴールはサビアのPK2ゴールに終わり、流れから得点は奪えなかったものの、PK2ゴールはいずれもクリスティアーノが加わった右サイドから。今季の右サイドのスピードとパワーは大きなポイントだ。

 そして中央に君臨する闘将パウリーニョはJ2でも屈指の存在。中央でのボール奪取力で圧倒的な存在感を放っており、この日スタジアムに居合わせた観客やメディア関係者を何度もうならせていた。今季も彼がチームをリードすることは間違いない。

 堅い守備から一気のカウンター、そして昨季から取り組むポゼッションの精度もクリスティアーノの加入でさらに上がっており、ここに菊岡やFW陣がうまく絡めば相手にとっては脅威だ。2年連続でJ2中位の壁に沈んだ栃木だが、三都主や榎本の経験を活かせれば、今季は本気で昇格を狙える、面白い存在になることは間違いない。(※それぞれA〜Eランクで診断)

【了】


昨季同様レギュラーに挙げられる栃木の當間である。
守備の要として堅守を構築してくれるであろう。
今季はJ1昇格も狙える栃木を牽引するのだ。
J1での対戦を期待しておる。

水戸戦コメント

2013プレシーズンマッチ いばらきサッカーフェスティバル




鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
(ゴールを決めたダヴィ、大迫に関して)非常に良かったと思うし、献身的にチームがやろうとしていることをやっているのが感じられた。何度かフィニッシュにつながった動きもあったので良かったと思う。

サポーターが来てくれるということは分かっていたし、チームを支えてくれていることも分かっていた。皆さんに敬意を表す意味でも、最初の試合としては選手たちの動きは素晴らしかったと思うし、現段階としてやれることを最大限やってくれた。ボールを使ったメニューはまだ数回しかやっていない中、いい動きだった。ただ中を絞る相手に対し、中から攻めることに少し固執してしまったかと思う。もう少しサイドをシンプルに使っても良かったのではないかと思う。

(交代枠が多かったが)ただ闇雲に交代枠を使って、センターバックに対しセンターバック、ボランチに対しボランチというような交代をしても何の意味もない。いい流れでポゼッションしているなら、その流れを壊したくはないし、まだ選手たちの中には私が求めていることを消化し切れていない選手もいる。そういう選手を単純に出場させても仕方がないので、もっとデータをインプットしてから試合に出すようにしたい。

色々なことをまだ修正しなければいけないし、サッカーというのは複雑なもの。選手たちの能力を考えれば、ポゼッションできる選手が多いからその能力を生かしていなければいけない。ただ日本のサッカーはスピードがあるので、それに見合った形に修正していく。ただ選手たちに要求したことに関しては、やろうとする意思が見





【大迫 勇也】
メンバーを固定しないで練習している中でもスムーズに試合に入れたと思う。点を取る事は出来たけど、3点目を取れるチャンスがあった。それを決めていれば、もっと楽なゲームが出来た。

【曽ヶ端 準】
相手のシュートは変化していたと思う。上手くサイドチェンジされて展開されてしまった。紅白戦はやったけど、今日は相手あっての事だし、水戸もアグレッシブに来ていたので、難しい試合ではあったと思う。


2013年02月24日(日)

本日行われたプレシーズンマッチ 水戸戦は2-2のドローに終わりました。

【 2013Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(13.02.24)
鹿島 2 - 2 水戸 (14:04/カシマ/9,576人)
得点者:17' ダヴィ(鹿島)、30' 橋本晃司(水戸)、41' 大迫勇也(鹿島)、83' 山村佑樹(水戸)


●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):


Q:今日、ダヴィ選手と大迫選手がそろい踏みで得点をあげましたが、二人についての評価をお願いします。
「非常に良かったのではないか。献身的に、チームが今やろうとしていることを努力してやろうとしている姿が伝わってきた。また、サイドにボールが入ったとき、FWには常にボックス内に進入しなくてはいけない役割があるのだが、そう言った形でフィニッシュすることができていたのでよかったと思う」

Q:久しぶりのカシマのベンチの座り心地とサポーターの声援についてお願いします。
「サポーターが来てくれることはわかっていた。アントラーズというクラブに対して、多くのサポーターが支えてくれている。チームとしても、今季最初の試合なので素晴らしかったと思う。ボールを使ったメニューも数回しかやっていない。今、現段階でやろうとする姿勢があったと思う。最初の試合としては、今の置かれている状況においては良かったと思う。当然ながら、いい部分もあれば、悪い部分もある。ボールを使った練習を数回しかやっていないので、それは当たり前のことだ。ただ、中央に絞りすぎて中を固める相手に対しては、中、中とありすぎたかな、と思う。もう少しサイドをシンプルに使えばくぐり抜けることが簡単にできた」

Q:交代枠が何人か残っていたと思いますが、使い切れなかったということなのでしょうか?
「単純にチームとしての意思統一ができていないなかで、交代枠があるから選手を代えていくことは考えなかった。センターバックをセンターバックに、ボランチをボランチに代えても、なんのプラスにもならない。あと、今日の場合は、交代する時間も限られているなかで、30分、35分、40分というタイミングで、選手を入れ替えてリズムを失うよりも、チームはしっかりポゼッションができていたし、狙いのところもできるようになっていった。新しい選手は何人かいるが、その選手たちが私が求めているものがわからないままピッチに送り出すよりも、まず練習を積み重ねて意思統一や狙いのところ、つまりデータをインプットしてからピッチに送り出した方が彼らにとっても効果的だ。単純にもっと練習を積んでから送り出したい思いでいる」

Q:先ほど、サイドをシンプルにと仰っていましたが、2点目の展開は仰っている展開と思って良いのでしょうか?
「2点目だけではなく、1点目は野沢選手の出したボールだ。そういった状況を多く使っていかないといけない。もう一つは相手が、戦法としてペナルティ幅ぐらいに人を集めて絞っているのだったら、空いているところはサイドだ。難しい話ではない。単純でシンプルなことだ。そこを使えば相手を横に広げることができる。そうすれば中央が空いてくる。日本の場合は、選手のスピードやアジリティがあるので、中央のラインでも寄せが早い。そこでボールを受けて捌こうとしても難しい。そのため、サイドをシンプルに使えば、今度は中が使えるようになる」

Q:改めて今季の目標とどういう戦いをしたいかお願いします。
「修正しなくてはならないところがたくさんある。ここで述べるとかなり時間がかかる。サッカーは複雑なスポーツだ。ただ、抱えている選手の能力を考えれば、パスワークやポゼッションできる技術の高い選手がそろっている。能力を引き出し合いながら自分たちのサッカーをやらなくてはいけない。日本のサッカーというのはスピーディで展開が早い。ダイナミックさも求められるし、集中力の持続も求められるスタイルになっている。チームとして、少しずつ修正して、それに見合った形に表現できればと思う。あとは自分たちが今日やっていくなかで、選手たちがそれをやろうとした姿勢が感じられたので、明るい一歩を踏み出すことができたと思う。日本の場合は、J1だとうとJ2だろうと、ポジショニングや運動量で頑張るし、チームとして組織として全チームがやろうしている。初めての公式戦と捉えれば、まったく悪くない。ボールを使ったメニューの回数を考えれば、チームが表現したものは妥当ではないかと思う。ただ、簡単なリーグ戦ではないことは確信している」


以上

【 2013Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】試合終了後の各選手コメント(13.02.24)
●大迫勇也選手(鹿島):
「ダヴィとの関係はあまり考えすぎずにやりました。考えすぎると自分の良いところが消えてしまうから。良い感じでできていると思うので、あとは開幕して二人がどれだけ点を取れるかだと思います。
(ゴールも良い形だったが?)
見てくれててよかった。良いボールを入れてくれた。(みんな)技術が高いんで常にあそこは狙っています。
(ダヴィとは感覚的にやってても合う?)
そうですね。タクさんも入ってくるから、そこはタクさんがコントロールしてくれるんでやりやすいですよ。あとは結果を残すだけですね。開幕戦でしっかり結果が出せるように仕上げます」

●曽ヶ端準選手(鹿島):
(失点については?)
変化はしてましたけど、あのスピードだったら取らなきゃいけないボールだったと思います。
(フリーにさせてはいけなかったと思いますが?)
うまくサイドチェンジされてからの展開だった。
(芝がすべて入れ替えられたがどうだったか?)
継ぎ目に砂が入っていましたけど、足を取られる選手もいなかった。まだ完全に根付いている感じではなかった。まあ、大きな問題が出るほどではなかったです」


●鈴木隆行選手(水戸):
「今までやってきた試合の中で一番よかった。開幕1週間前でいい結果を出せたことは自信につながる。開幕戦はホーム。『水戸は今年やれる』と思ってもらえるような内容で勝ちたいです」

[ 2013Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸 ]

芝生の全面張り替えが終わったカシマスタジアム。ご覧のように美しいピッチが戻ってきました。

[ 2013Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸 ]

試合前にピッチの状態を確認する青木剛選手と大岩剛コーチ。青木選手は地面の固さなどもチェックしていました。


[PSM]終盤ドローに持ち込まれるも、鹿島・セレーゾ監督「ボールを使ったメニューをまだ数回しかやっていない」
13/2/24 22:04



[2.24 プレシーズンマッチ 鹿島2-2水戸 カシマ]

 前半17分に新加入のFWダヴィが先制点。追いつかれて迎えた同41分にはFW大迫勇也が勝ち越し点を奪い、鹿島アントラーズは前半を1点リードで折り返した。

 だが後半は追加点を奪うことはできなかった。逆に後半38分、水戸FW山村佑樹に同点弾を奪われた。終盤での同点劇。だがトニーニョ・セレーゾ監督は「現段階でやろうとしていることは出来ていた。良い部分も悪い部分もあったが、ボールを使ったメニューをまだ数回しかやっていないですし」と、この結果を楽観的にとらえた。

 しかしプレシーズンマッチとしては後味の悪い結果となってしまったのも事実だ。実際交代枠も2枠しか使わなかった。「CBをCB、ボランチをボランチと代えても意味がない」と強がったが、J2水戸相手に守りきれなかったことには変わりない。

「いろいろ修正しなくてはならないところはあるが、サッカーは複雑なスポーツ。幸いパスワークやポゼッションできる選手がそろっている。チームとして見合ったサッカーが出来るように修正したい」

 昨季は20年目にしてクラブ史上初の2桁順位に終わったかつての王者。だがトニーニョ・セレーゾ監督が前回就任した初年度の2000年には、鹿島はJ初の3冠(リーグ、ナビスコ杯、天皇杯)を達成した。復権を目指すシーズン開幕まで残り1週間。帰ってきた名将の手腕に期待したい。

(取材・文 児玉幸洋)

交代枠につて口を開いたトニーニョ・セレーゾ監督である。
単なる同ポジションを置き換えることに意味は無いと言い切っておる。
確かにポゼッションは出来ており、流れは良かった。
ここで、バランスを崩すことを嫌ったことは理解出来よう。
しかしながら、我らとしては新戦力をお披露目して欲しいと思う部分があったことも事実である。
前野やアツ、植田のプレイを確認してみたかった。
とはいえ、指揮官はこの試合を単なるテストマッチとは捉えてなかったということである。
やはり、若き戦力の確認は練習を見学に行くしかあるまい。
それはそれとして、ダヴィと大迫の2TOPが揃って得点を記録したのは良い兆候である。
週末の開幕に向けて問題を修正し鳥栖に挑みたい。
楽しみである。

PSM水戸戦


チーム野沢、ここにお披露目。

浦和・興梠、重傷では無い

浦和興梠は別メニュー調整「大丈夫」
 浦和に新加入のFW興梠慎三(26)は23日、別メニューで調整した。ランニングやストレッチなど、軽めのメニューを消化。21日の練習中に右太ももの張りを訴え途中で切り上げたが、「大丈夫」と言う。26日に控える広州恒大戦の遠征メンバーに入った。またこの日の紅白戦では、レギュラー組の1トップとしてFW原口がプレーした。
 [2013年2月24日7時3分 紙面から]

浦和・興梠、ACL広州恒大戦に帯同
2013年2月24日

 右太ももの違和感を訴えていたJ1浦和のFW興梠慎三(26)が、ACL広州恒大戦(26日、広州)の遠征に帯同することが23日、決まった。22日にMRI検査を受けた結果、重症ではないと判断された。ただ、この日の練習は別メニューの調整で、試合に出場できるかは微妙な状態。1トップの代役にはFW原口が有力だ。


MRI検査を受けるも特に重傷では無いと診断された浦和の興梠である。
本人も大丈夫と語っており中国への帯同する模様。
この様子であれば、5月には完治して我らの前に立ちはだかって来よう。
興梠を完全に抑え込み、邪悪なるアウェイの地にて勝利を飾るのだ。
対戦を楽しみにしておる。

ヤスの左足

2013年02月23日(土)

9時より紅白戦を実施しました。また一部の選手はミニゲームも行っています。

クロスを上げるヤスである。
今季は野沢の復帰、アツの加入で層の厚くなった攻撃的MFのポジションであるがヤスが開幕レギュラーを守った様子。
逆足となる右サイドの起用で内へ切り込んでのシュートが期待される。
また、昨季から熟成されら西大伍とのコンビネーションで相手守備陣を崩すのだ。
ヤスの攻撃力で圧倒していきたい。
楽しみなレフティである。

水戸戦プレビュー

【 2013Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】プレビュー:鹿島対水戸、9回目を迎えるいばらきダービーで開幕戦に向けての最終チェック!(13.02.23)
今年で9回目となるいばらきサッカーフェスティバルが今年も開催される。交互に開催されてきたこの大会。今回の会場は芝生の全面張り替えが完了したカシマサッカースタジアムだ。カテゴリーは違えど、鹿島アントラーズは11位、水戸ホーリーホックも13位と両チームともに昨季のリーグ戦では成績がふるわなかった。新シーズンの開幕に向けてキャンプなどで積み重ねてきた努力の成果を、一新されたピッチで試し、結果と内容を求めたいところである。

ただし、両リームともにチームの顔ぶれが変わった部分があるため、戦術の浸透度やチームがどれだけできあがっているのか未知数だ。水戸はディフェンスラインが大きく入れ替わり、ボランチで効いていたロメロ フランクも移籍してしまった。リーグ開幕を1週間後に控え、柱谷哲二監督がどのように守備を構築していくのか、腕の見せ所である。また、鹿島も、ダヴィや野沢拓也という力のある選手をどこのポジションにはめこみ、どうやってチーム力を上乗せしていくのか、その手の内をトニーニョ セレーゾ監督は見せていない。紅白戦に近い戦術練習でも、「両チームのバランスが取れるようにしている」と、主力とサブに分けるのではなく、誰が出ても同じようなサッカーができるように取り組んできた。平準化していたチーム力をどの選手を起用して先鋭化させるのか、こちらも見物である。

ただ、「先発11人に優秀な選手がいればいいわけではない。怪我や累積のときもチーム力を持続できるようにしたい」と話していた通り、今週の練習中に岩政大樹が負傷してしまった。いきなりチーム力を落とさない戦いが試される。相手のFWには、かつて鹿島の前線を牽引していた鈴木隆行がいる。青木剛が「対戦するのが楽しみ」と話していたが、カウンターを狙う水戸の起点となる選手なだけに、鈴木がキープできれば水戸の攻撃に鋭さが増し、鹿島のDF陣が仕事をさせなければボール支配率を高めることができるだろう。どちらが優位に立つかで試合の展開は大きく変わる。

鹿島としては、守備の再構築に長い時間をかけて取り組んできた。前線から最終ラインまでをコンパクトに保ち、ボールタッチに難があるポジションにパスが入った瞬間、全員が連動してプレスをかける動きに取り組んできた。相手がカウンターを狙ってくるため、自ずとポゼッション率は高くなるはずだが、自分たちがボールを失った瞬間の切り替えを徹底したいところである。

8年ぶりに指揮を執るセレーゾ監督は、チーム作りがうまくいっているのか余裕さえ漂わせている。
「プレシーズンマッチなので特別なことはない。選手がどういうリアクションをするか試す場だ。大事なのは開幕戦だ」

以上


PSM水戸戦のプレビューである。
トニーニョ・セレーゾ監督は余裕のあるコメントを発しており、準備は万全の様子。
戦術の確認と共に、負傷無く終えたいところ。
楽しみである。

岳、よりゴールに近い位置でプレイする

昨季ナビスコ杯MVP柴崎「ひとつ怖い選手になるために」前へ
13/2/23 02:00



 昨年のナビスコ杯決勝で2ゴールをマークし、鹿島アントラーズに通算16個目のタイトルをもたらしたMF柴崎岳。弱冠20歳にしてMVPを獲得したMFは、各クラブの顔が集った2013キックオフカンファレンスでも注目を集めたひとりだった。

 キックオフカンファレンスは当初、DF岩政大樹が出席する予定で柴崎は代役として出席したが、第1部のトークセッションでは司会者のターゲットに。「注目の若手」は「自分のクラブに今年ブレイクしそうな若手がいる」という質問について司会の松木安太郎氏たちから答えを求められると「(アナライザーのボタンは)押していません。ベテランにはブレイクしそうな選手はいるんですけど」と苦笑い。注目選手として自身の名を挙げなかった。それでも今年、より相手にとって怖い存在になるという思いがある。

「ボク自身、得点するところはより多くしていきたいと思いますし、アシスト数も増やしていきたいと思いますし、よりゴールに近い位置でプレーして、それを演出、直結させるプレーをより多くしていきたいなと考えています。ボクのポジションから飛び出していくプレーもできますし、それが非常に相手にとって的を絞り辛いと思うし、ひとつ怖い選手になるためには必要なことかなと思います」。

 圧倒的な技術と判断力の高さで試合をコントロールする新世代の司令塔は、昨年のリーグ戦では32試合に出場して1得点。ただし、決して前へ出ていく回数や、得点数が課題だったとは思っていない。トッププレーヤーになるために、体力、守備力の向上などこれまでコツコツ積み上げてきた柴崎にとって、次の段階へ上るための新たなピース。「足りなくはなかったと思います。自分はいつも自分を見つめて、行くべきタイミングを自分の中で考えてやっていましたし、ボクが行かないことでバランスが取れていたこともあったりしている。ですので、それは足りない部分だということではない。より精度を上げたり、質を上げたり、もちろん回数もそうですし、そういったタイミングを増やしていくこと、そういった流れをチームに持っていくことも重要だと思っているので、今年はより多くのそういった仕事をしたいなと思います。成長するため、よりレベルの高いところへ上るためにも必要不可欠な部分だと思いますし、求められる部分はどこかと言われれば、それはゴールであって、全員がそうだと思うので、それがまた評価にもつながるんじゃないかと思います」

 ただし、自身のゴールだけに注目して貰いたいわけでは決してない。「ゴールだけでなくて、ピンチを防いだディフェンスにも拍手を送ってほしいですし、それを防ぐために走っている選手にも拍手をして欲しいですし、いろいろないいところを見て、皆さんには評価してもらいたいなと思います」。大切なのは毎日の積み重ね。そしてレベルの高いチームメートと同様に、ピッチで自分自身を表現して結果として出していくことだ。「いろいろ積み上げていきたい部分はたくさんある。チームでやることが代表につながったり、いろいろな部分につながってくると思いますし、毎日の練習だったり、習慣だったり、行動だったりが全てつながってくると思うので、小さなところからコツコツ積み上げて、大きなところに行きたいなと思います」。同世代の世界的スターたちのいる場所に行くために、また積み重ねていく1年にする。

(取材・文 吉田太郎)

カンファレンスに出席した岳である。
「ピンチを防いだディフェンスにも拍手を送ってほしい」と語り、守備の好プレイへの賛辞を求めておる。
ゴールやゴールに直結売るプレイはわかりやすく、誰でも沸くものである。
しかしながら、守備のプレイは理解するのに観戦力を要する。
また、スタジアムにて生観戦せぬことには目も肥えていかぬであろう。
ここは、足繁くスタジアムに通い、岳の好プレイを堪能して欲しいところ。
岳の良さはスタジアム観戦でこそ感じられるものである。
また、まだ若き岳がチームの中心選手として育つ瞬間瞬間を目の当たりに出来ることも嬉しい。
鹿島の岳が世界的スターへの階段を昇っていく今を楽しみたい。

植田、特に緊張はしなかった

[鹿島]高卒ルーキー植田直通「特に緊張はしなかった」
 21日のセットプレー練習、青木剛とともに主力組CBとしてプレーしていたのは高卒ルーキー・植田直通だった。24日に控えるプレシーズンマッチ・水戸戦を前にチームには張りつめた空気が流れていたが、「特に緊張はしなかった」(植田)。守備では高い身体能力を生かして空中戦で強さを披露。圧巻は攻撃時で、競り合いからゴール5m手前にボールがこぼれると、いち早く反応し右足を一閃。右足から迷いなく振り抜かれたボールはゴールに突き刺さった。

 水戸戦でのデビューが現実味を帯びてきた植田。「同年代では別格」(青木)、「いずれ鹿島を背負う」(岩政)と期待される才能をJのピッチで披露できるか。

(鹿島担当 倉橋捺稀)

主力組CBに入り練習を行った植田である。
相棒の青木には「同年代では別格」、負傷中の岩政は「いずれ鹿島を背負う」と評されておる。
植田本人も緊張しなかった胆力と共に、圧倒的空中戦、そして攻撃能力は群を抜いておる様子。
これは楽しみな逸材である。
PSM水戸戦では先発が予想されておるので、植田のプレイを十分に堪能出来よう。
鹿島の将来を担う植田に期待大である。

浦和・興梠、MRI検査を受ける

右太ももはり浦和・興梠23日検査結果
2013年2月23日

 21日に右太もものはりのため、さいたま市内での練習を切り上げた浦和のFW興梠が、患部のMRI検査を受けた。結果を受けて、23日に広州恒大戦に帯同するかどうかを決める。

 この日は室内での治療とランニングを行った。練習では大卒ルーキーのFW阪野が1トップとしてテストされるなど、代役探しも進んでいる。


太股の強い張りでMRI検査を受けた浦和の興梠である。
MRI検査とは核磁気共鳴現象を利用して体内の情報を画像にし検査する医療検査である。
X線を使用したCTと似ているように思われるが別の技術である。
狭い空間にて撮影するため閉所恐怖症の人間には苦痛を与えることもある。
また、非常に大きな騒音を発する。
この検査で興梠に異常は発見されるのであろうか。
続報を待ちたい。

初代・東アジア王者戴冠より10年

【10年前のきょう】
鹿島、初代・東アジア王者(2月23日)

2013.2.23 03:09

 サッカーのA3チャンピオンズカップが22日、東京・国立競技場で行われ、J1の鹿島が韓国の城南一和と0−0で引き分け、勝ち点7で東アジアの初代王座に就いた。鹿島のDF秋田は最優秀選手賞(MVP)に選ばれ、「MVPが一番似合わない男」と照れた。「もっと高いレベルを求めたい」とも。

A3チャンピオンズカップの優勝から早10年。
懐かしい想い出である。
鹿島は東アジアの王者を決める国際大会の初代優勝クラブの栄誉を賜った。
この年はこのタイトルから始まり多くの冠が期待されたことを覚えておる。
しかしながら、ACLは集中開催の過密日程とA3にて負傷した柳沢の欠場が痛く敗退、ナビスコ杯は平瀬とフェルナンドの出場停止が響き決勝戦にて敗退、天皇杯は準決勝まで進むも延長戦にて敗退、リーグ戦は2ndステージ最終節アディショナルタイムに被弾してステージ優勝を逃す、という惜しい形でタイトルを逃した。
これほどまでに悔しい思いをしたシーズンは無かろう。
このA3というタイトルは鹿島初の国際タイトルということで非常に嬉しい。
しかしながら、上記のように悔しいシーズンの幕開けであったことも記憶に残るタイトルである。

トニーニョ・セレーゾ監督、8年ぶりの指揮

【鹿島】セレーゾ監督久々Jも「寂しい」
 今季のJ1でただ一人の新監督となった鹿島のセレーゾ監督は2005年以来の再登板。「前に日本にいたころは名古屋のストイコビッチ監督がまだ現役だった」と話したほか、当時ライバルの横浜Mを率いていた岡田監督らの名前を挙げ「彼らがいなくて寂しいね」と時の流れを感じている様子だった。

 広島の森保監督からは「(セレーゾ監督がメンバーだった)1982年ワールドカップのブラジル代表が好きでした」と、あいさつされたエピソードを明かした。

 [2013年2月22日20時31分]

8年ぶりのJリーグについて語るトニーニョ・セレーゾ監督である。
当時の選手が監督なっており、当時の名将が現場から去っておる。
時の流れはいかんともしがたい。
鹿島も当時から歴史を積み重ねてきておる。
再び指揮を採るトニーニョ・セレーゾ監督も新たなる歴史を書き加えるのだ。
今季の戦いを楽しみにしておる。

2013Jリーグキックオフカンファレンス

キックオフカンファレンス
本日、J1、J2の全チームが一堂に会したJリーグキックオフカンファレンスが行われ、アントラーズからトニーニョ セレーゾ監督と柴崎選手が出席しました。

全チームの監督が顔を揃えました。


選手は各開幕カードごとに登場。柴崎選手は鳥栖の藤田選手と登場し、握手を交わしました。


登場が終わると、質問コーナーとなりました。


質問に答える柴崎選手。

「ブレイクしそうなベテランはたくさんいます」

最後に集合写真を撮り、第1部は終了となりました。


第2部は各クラブブースごとに分かれ、取材を受けました。


隣のブースは開幕カードの相手である鳥栖となっており、監督同士、選手同士で健闘を誓い合いました。




いよいよ開幕間近です!



本日行われたJリーグキックオフカンファレンスの様子である。
鹿島からはトニーニョ・セレーゾ監督と岳が出席した。
岳は質問に答え、ブレイクしそうなベテランはたくさんいると言う。
まさにその通りであろう。
今季、左SBにコンバートされた中田コはその筆頭ではなかろうか。
左サイドを頭脳的に切り崩し得点を演出してくれるであろう。
また、岳の相棒となる小笠原主将も得点を虎視眈々と狙っておる。
そして、最後尾から怒号を上げる曽ケ端がクリーンシートを連発してくれると思われる。
鹿島はベテランから若手の融合したベストチームであると岳は述べておるのだ。
その勇姿を拝みにスタジアムに集おうではないか。
期待しておる。

満男、ヘディングシュート

2013年02月22日(金)

9時よりボールポゼッションのトレーニングとクロスからのシュート練習を行いました。

ヘディングする満男である。
今季のトニーニョ・セレーゾ戦術に於いてはボランチがゴール前まで走り込んで攻撃参加を行うことも示唆されておる。
ここは満男がゴール前にてヘディングシュートするシーンも数多く見られよう。
元来、得点力の高い満男が攻撃参加すれば、鹿島のサッカーが躍動すること間違いなしである。
今季は数多くのゴールが観られるのではなかろうか。
期待してスタジアムへ向かう。
鹿島の攻撃サッカーが楽しみである。

源と植田、世界レベルの潜在力

今季のJリーグを彩るブレイク必至の若手
世界レベルの潜在能力を発揮できるか

安藤隆人
2013年2月22日 11:40


着実に成長を遂げている“小さな重戦車”

 いよいよ2月23日のゼロックススーパーカップを経て、3月2日にJ1リーグが、3月3日にJ2リーグが開幕する。待ちに待った新シーズン。今年のJリーグは誰が躍動し、どのチームが奮闘、苦闘をするのか。開幕を待ちきれない今、今季ブレイクが期待されるヤングプレーヤーにスポットを当てていきたい。

 高卒ルーキーでは清水エスパルスのMF石毛秀樹、鹿島アントラーズのDF植田直通、セレッソ大阪のFW南野拓実に注目だ。3人とも2011年のメキシコU?17ワールドカップ(W杯)ベスト8メンバーで、世界が注目を集める若手でもある。

 石毛は168センチと小柄ながら、体幹がしっかりしており、ドリブルの切れ味も鋭い。強烈なミドルシュートを放てるパワーアタッカーでもあり、筆者はかつて“小さな重戦車”と呼んでいた。

 U?17W杯では質の高いポゼッションに加わりながらも、機を見て前線に飛び出してはチャンスに絡んだ。すばしっこく、かつ強靭(きょうじん)なボディーバランスは、並み居る強豪国のDFを苦しませ、4試合出場で3ゴールを挙げ、ベスト8進出に大きく貢献した。この活躍が認められ、2011年のアジア年間最優秀ユース選手賞を受賞し、大きな話題となった。

 さらに昨年も勢いは止まらず、2012年3月30日には早くもプロ契約。4月のヤマザキナビスコカップ第2節の新潟戦でクラブ史上最年少出場記録を塗り替えると、6月のコンサドーレ札幌戦では初ゴールを記録した。さらにリーグ戦にも12試合に出場し、ナビスコカップニューヒーロー賞を史上最年少の18歳1カ月で受賞。大ブレイクの昨季を終え、今季から背番号8を背負うなど、決してニューカマーではない、主軸の1人としての新シーズンを迎える。

 石毛のプレーで忘れられないシーンがある。それは11年5月22日の高円宮杯プレミアリーグ第2節の尚志高戦。1?0のリードで迎えた39分に、そのシーンが訪れた。右サイドタッチラインギリギリの位置でDFと激しい球際の攻防を展開すると、強い下半身と、ブレない体幹をフルに生かして、DFを背負った状態でボールをキープ。次の瞬間、体をねじ込むように強引に反転させ、前を向いてワンステップから豪快に右足を振り抜いた。ちょうどこの時、筆者はピッチサイドにいて、石毛のすぐ斜め後ろの位置にいた。彼の右足から放たれた強烈なシュートは、唸(うな)りを上げてゴール左上隅に一直線に突き刺さった。あまりにもきれいな弾道だったため、その光景は今でもはっきりと目に焼き付いている。

 Jの舞台でも再び目の前で度肝を抜いたプレーを見せてほしい。着実に成長を遂げている“小さな重戦車”。これから先、より馬力と性能は増し、破壊力が磨かれていくことを期待している。

まだ粗削りも身体能力と闘争心あふれるCB


圧倒的なフィジカルと空中戦の強さが魅力の植田(左)。若手育成に定評がある鹿島でどれだけ成長できるか【写真は共同】

 植田に関しては、個人的に将来の日本代表のセンターバック(CB)を務めてもらいたいと思っている。それくらいのポテンシャルを秘めていることは間違いないからだ。彼の最大の魅力は186センチ、77キロという恵まれた体格を生かした圧倒的なフィジカルと空中戦の強さだが、それ以上に彼の“闘争本能”に期待をしてやまない。

 どちらかというと、スマートな選手が増えてきた中で、植田の存在は異色中の異色。屈強なフィジカルから醸し出される「相手をつぶす」という本能。かつてテコンドーで世界大会にも出場した彼は、「僕はそんなにうまくはないけど、誰にも負けたくない。とにかく負けるのが嫌なんです。CBの魅力は相手をつぶせること。攻撃してくる選手を止めたり、空中戦で競り勝った時の快感がやめられません」と、体にみなぎる闘争本能を包み隠さずに表現する。

 CBとしてはまだまだ粗削りだ。それもそのはずで、植田が本格的にサッカーを始めたのは中学で、CBは大津高に入ってから。これから学ぶべきものがたくさんあるが、彼には誰にも負けない身体能力と闘争心がある。それに荒削りと言うことは、逆に言えば伸びシロがたくさんあるということ。若手育成に定評のある鹿島において、植田がどこまで磨かれるか。岩政大樹というお手本がいる中で、着実な成長を遂げてほしい。当然、1年目から出場し、経験を積ませるということも育成手段としては十分にありだ。

鹿島の将来を担う次期DFリーダー候補


CBとして決して大柄ではない昌子(白)だが、空中戦の強さやキック力には大きな魅力がある【Getty Images】

 鹿島には植田と同じCBに、これも個人的に期待をするDF昌子源がいる。鹿島と言えば、昨年の新人王に輝いたMF柴崎岳ばかりに目が行くが、同期の昌子も大きなポテンシャルを持っている。182センチとCBとしては大柄ではないが、屈強なフィジカルとバネを生かし、空中戦で強さを発揮する。さらにキック力も魅力で、最後尾からのロングフィードはチャンスを生み出す。

 今でもはっきりと印象に残っているのが、彼が高校3年生の時の沖縄インターハイの米子北対流通経済大柏の一戦で見せた、弾丸FKだ。中央やや左寄りの約30メートルの距離から右足インステップで強打したボールは、ゴールに一直線。ピッチサイドのテントにいた筆者の目の前を超高速で駆け抜けていくと、ゴール手前で急激にホップして、ゴール左上隅に突き刺さった。彼のパワーとキックの質が凝縮されたシュートだった。今季はこのシュートをJの舞台でも見てみたい。鹿島の次期DFリーダーとしてのきっかけをつかむ1年としてほしい。

 実は昌子も植田同様に、米子北高入学後にFWからCBにコンバートされた経緯を持つ。近い将来、昌子と植田のCBコンビが鹿島の不動の砦となり、そのまま日本代表の砦となる。そんな将来を思い描きながら、2人の1年目、3年目のシーズンを見ていきたい。
C大阪のクラブの“顔”の系譜候補

 最後に南野は、将来のC大阪のエースナンバー8番を背負う最有力候補だ。これまで森島寛晃、香川真司、清武弘嗣、そして今季から柿谷曜一朗というクラブの“顔”が付けている8番。その系譜を引き継ごうと、今季C大阪U?18から昇格した彼は、昨年11月に早くもJリーグデビューを果たすと、3試合に出場。天皇杯では4回戦の清水戦で初ゴールを決めるなど、早くも頭角を現した。

 高いキープ力とパスセンスを併せ持つが、南野の持ち味は何と言ってもポジショニングの良さと、ボールを受ける前の動きの質の高さだ。常に味方の状況、相手の状況を見極め、スペースを巧みに作り出して、裏に行くのか、スペースに入るのか、けん制して入るのか、絶妙なタイミングで出し入れすることで、バイタルエリアで決定的なチャンスを作り出す。このスペースの有効活用できる駆け引き、戦術眼、そしてそれを実現できるスピードとボールコントロール。トータルバランスが非常に優れたアタッカーだ。

「遠慮しないでどんどん仕掛けて行きたいし、将来は世界で戦いたい」と高みを目指すハイセンスアタッカーは、1年目からエンジンフル回転で、自身の夢を一気に手繰り寄せて行くだろう。
王者広島が誇る期待の若手3人衆
 サンフレッチェ広島の若手にも期待をしたい。個人的にはMF鮫島晃太、野津田岳人、FW浅野拓磨の3人に注目をしている。鮫島は鹿児島城西高時代から、広い視野と正確なミドル、ロングキックを駆使し、攻撃の起点となるボランチだった。しかし、高校時代の負傷の影響もあり、プロ入り後は若干出遅れた感があった。だが、ポテンシャルは非常に高く、3年目の今年は飛躍の1年にしたいところだ。

 今季ユースから昇格した野津田は、昨年すでにデビューを飾り、リーグ5試合に出場。1.5列目で力強いドリブルと、シュートセンスで今季はレギュラーポジション確保を目論(もくろ)む。

 四日市中央工高から入団した浅野は、ボールを引き出す動き、裏への抜け出しのタイミングとスピード、シュートセンスのどれもがハイレベル。ポテンシャルは非常に高く、早いうちにプロのスピードに慣れることができれば、1年目からの出場も十分にありうる。

 ここでは7選手しか挙げてはいないが、ほかにも飛躍が期待される若手はたくさんいる。もしかすると伏兵と目された選手が、一気に主役になるかもしれない。楽しみが尽きないJリーグ。それぞれのお気に入りの若手、期待の若手の存在に目を向けて見てみると、また違った楽しみが生まれるかもしれない。ぜひ、スタジアムに足を運んで将来の希望が詰まった若手の躍動を見てほしい。Jから世界へ。その息吹は確実にそこにある。

<了>


Jリーグの若手を紹介するスポーツナビのコラムである。
鹿島からは植田と源の2人が挙げられておる。
ルーキーの植田は高校時代から注目の選手で、隆雅と共に挑んだU-17W杯ではベスト8に勝ち進んでおる。
植田の身体能力は天下一品であり、それはテコンドーにて日本一になったことでも見て取れる。
このフィジカル以上に注目すべきはメンタルと言う。
大人しい選手が多くなった一方で植田ほど闘争心を前面に出す選手は貴重である。
自らをワニに例え、相手を引きずり込んで仕留めるディフェンスを信条に戦う姿は新人らしからぬオーラを醸し出しておる。
着実に成長し、鹿島のそして日本のCBとなって欲しいところ。
そして、その植田の好敵手となる昌子源である。
昨季はナビスコ杯決勝戦での左SB起用で頭角を現し、名を売った。
リーグ戦終盤には守備固めとして出場機会を増やしていったことでも記憶に残る。
今季は前野の加入で本職であるCBの起用となろう。
安藤氏も挙げるキック力を武器にレギュラー候補に名乗りを上げたいところ。
この若き2人のCBが鹿島の砦となり、堅固な守備を構築すれば、将来は安泰と言えよう。
2人の成長を見守っていきたい。
楽しみである。

Love Me Do、岳の活躍を予想

【新シーズン開幕!特別企画】Loveちゃんが占う!2013年ラッキーな選手は誰?ラッキーアドバイスもチェック!(J1編)(13.02.21)


FUJI XEROX SUPER CUPが20回目を迎えるということで、今回スペシャル企画が実現!
女子ワールドカップドイツ大会でのなでしこジャパンの優勝をはじめ、色々な予想を的中させて話題となったLove Me Doさんに、2013シーズンのJリーグを大予想して頂きました。さらに、各クラブで今年運気のいい選手や、各クラブサポーターの吉方、ラッキーフードのアドバイスももらっちゃいました!
愛するクラブの勝利するために!?参考にしてみてはいかがですか?

鹿島 柴崎 岳選手
才能が開花する年よ!チームの軸になるんじゃないかしら。ディフェンス力も評価され、身体の使い方の上手さでボールを奪ったりインターセップトからチャンスメイクを演出したりするプレーが増えそうよ!また、前線に顔を出し、得点力もアップしちゃいそう!

サポーターのラッキーフード
チョコレート

サポーターのラッキー方位
南、南西、北東


優勝予想に続き、今季、運気の良い選手を占うLove Me Doである。
鹿島からは岳が選ばれておる。
チームの軸になるとのこと。
しかしながら、この評はここまで各所にて語られたことであり、守備の向上とゴール前への飛び出しはトニーニョ・セレーゾ監督の指示でもある。
Love Me Doはサッカー情報に精通しておることが覗えて好感が持てる。
これからも鹿島のサッカーを追っていって欲しい。
サポーターとしてはチョコレートを食して岳を応援していきたい。
今季の戦いが楽しみである。

蔚山現代FC・誓志、宮崎合宿にて激励

일본 전지훈련(미야자키)
미야자키 일본 전지훈련 현장!!
미야자키 시장님이 울산현대선수단을 방문해서 격려와 함께 지역 특산물을 전달해 주셨습니다!! ^^
울산현대축구단 화이팅!!









宮崎キャンプにて激励される蔚山現代FCの誓志である。
怪我も無く息災の様子。
チームではボランチとしてポジション得つつあるとのこと。
チームを牽引し、大きく成長して欲しい。
誓志の躍動を日本の地から応援しておる。

岩政の代役は植田

【鹿島】新人DF植田が主力組でプレー
 鹿島は21日、鹿嶋市内でプレシーズンマッチ、水戸戦(24日・カシマ)へ向け約2時間の調整を行った。11対11のミニゲームでは新人DF植田直通(18)が、太もも負傷で別メニューだった日本代表DF岩政に代わり、主力組でプレー。チームでは日本代表DF内田篤人(24)=シャルケ04=以来となる、高卒ルーキーでの開幕スタメンの可能性が浮上した。「緊張はしませんでしたが、まだまだです」と話しながらも、セットプレーではこぼれ球を豪快に蹴り込み得点。センターバックでコンビを組んだMF青木も「身体能力は高校生離れしている」と評価。岩政の回復次第だが、まずは水戸戦でアピールする。
(2013年2月22日06時01分 スポーツ報知)

ミニゲームにてレギュラー組に入った植田である。
岩政の負傷で青木の相棒が誰になるかが注目されておったが、新人に託される模様。
その青木は「身体能力は高校生離れしている」と語っており、植田の新人らしからぬフィジカルを讃えておる。
是非とも今週末のPSM水戸戦に於いて大きくアピールし、ポジションを得て欲しいところ。
本人はまだまだとコメントしておるが、緊張をしていないところにルーキーらしからぬ胆力を感じる。
植田の躍動でチームに新たな活気が訪れる。
期待してスタジアムに向かいたい。
楽しみである。

浦和・興梠、キャンプ中から太股に張り

浦和・興梠、右太ももに強い張り
2013年2月22日

 J1浦和のFW興梠慎三(26)が21日のチーム練習中に右太ももの強い張りを訴え、練習を途中で切り上げた。紅白戦中にピッチ脇に退き、クラブハウスへ引き揚げた。自力で歩いていたものの、表情は暗く、右足をやや引きずっていた。

 広報は「キャンプ中も感じていた右太ももの張りが、かなり強く出たということで」と説明した。22日の練習参加は状態を見て判断するとしたが、最悪、26日のACL初戦・広州恒大戦や来月2日に控えた広島とのJ1開幕戦欠場も考えられる。興梠が入っていた1トップにはトップ下から原口が回った。代替戦力は十分とはいえ、思わぬ不安要素が浮上した。


右太股に強い張りを訴えた浦和の興梠である。
昨日の速報では張りを訴えただけであったが、「強い張り」と症状の重さが伝えられておる。
それ以上にキャンプ中から張りを感じておったとのこと。
違和感を感じながらも、練習を続けておった裏には、新天地での決意の表れなのか、言い出す雰囲気を持っていないクラブ環境なのかはわからぬ。
しかしながら、身体に不調を感じたのであれば申し出て対応するのがプロの行いと言えよう。
それとも、浦和というクラブは多少の負傷であれば無理を強いる環境なのであろうか。
状況はわからぬが、興梠の右太股が重傷で無いことを祈る。

筑波大学・赤崎くん、大学選抜メンバー選出

デンソーカップに向け全日本大学選抜メンバーを発表
2013年02月21日

 全日本大学サッカー連盟は21日、第27回デンソーカップチャレンジサッカー島原大会にに臨む全日本大学選抜チームのメンバーを発表した。同大会は3月1日(木)〜3月3日(日)まで開催される。招集メンバーは以下の通り。

◆スタッフ
監督:吉村雅文(順天堂大学)
コーチ:李 宇韺(専修大学)
GKコーチ:伊藤友彦(産業能率大学)
ドクター:島洋祐(KKR北陸病院)
トレーナー:加藤淳司(びわじま整形外科)

◆選手
1 GK 藤嶋栄介(福岡大学3年)
1992.01.31 187?80? 大津高校

21 GK 圍謙太朗(桃山学院大学3年)
1991.04.23 188?83? 大津高校

6 DF 二見宏志(阪南大学3年)
1992.03.20 179?73? 奈良育英高校

2 DF 小川大貴(明治大学3年)
1991.10.16 171?71? 磐田ユース

19 DF 寺岡真弘(関西大学3年)
1991.11.13 179?76? 神戸U-18

3 DF 大武峻(福岡大学2年)
1992.11.24 187?82? 筑陽学園高校

4 DF 松下純土(慶應義塾大学3年)
1991.5.3 180?65? 國學院久我山高校

17 DF 北爪健吾(専修大学2年)
1992.04.30 176?70? 前橋育英高校

5 MF 谷口彰悟(筑波大学3年)
1991.07.15 180?67? 大津高校

7 MF 長澤和輝(専修大学3年)
1991.12.16 173?66? 八千代高校

14 MF 下田北斗(専修大学3年)
1991.11.07 170?60? 大清水高校

8 MF 上村岬(筑波大学3年)
1991.10.28 167?65? 磐田ユース

13 MF 茶島雄介(東京学芸大学3年)
1991.7.20 166?57? 広島ユース

16 MF 窪田良(阪南大学3年)
1991.04.08 175?64? 東京Vユース

20 FW 仲川輝人(専修大学2年)
1992.7.27 162?53? 川崎U-18

18 FW 松本大輝(法政大学3年)
1991.5.29 184?65? 大津高校

11 FW 赤崎秀平(筑波大学3年)
1991.9.1 174?70? 佐賀東高校


10 FW 泉澤仁(阪南大学3年)
1991.12.17 165?63? 新潟ユース


デンソーカップの大学選抜に選出された筑波大学の赤崎くんである。
是非ともこの大会で活躍し、そして最も良いクラブを選択して欲しいところ。
デンソーカップと言えば、2003年には岩政、2011年には山村が最優秀選手に選ばれておる。
赤崎くんも最優秀選手を得て、鹿島に入団する道が開かれておるのではなかろうか。
デンソーカップに注目である。

野沢・中田コ、サーキットトレーニング

2013年02月21日(木)

15時過ぎよりサーキットトレーニングやミニゲームを行いました。

サーキットトレーニングを行う野沢である。
今季は心機一転で気持ちが高ぶっており、いつ開幕しても大丈夫の様子。
そしてその後ろには中田コが写っておる。
昨季は負傷でチームに貢献出来ず歯がゆい気持ちを味わったとのこと。
今季は左SBのレギュラーとして開幕を迎えそうで、調子は良いように見える。
クレバーなプレイで左サイドを崩して欲しい。
二人のベテランが率先して練習を引っ張り、チームに良い雰囲気を作っておる。
楽しみにシーズンが始まる予感がする。
期待したい。

浦和・興梠、太股の張り

右太もも痛めた浦和・興梠の代役に原口
2013年2月21日

 J1浦和が21日、さいたま市内でチーム練習を行った。26日のアジア・チャンピオンズリーグ、広州恒大戦(中国)で1トップでの起用が有力だったFW興梠慎三が右太ももの張りを訴え、途中で切り上げた。

 紅白戦では、トップ下(シャドー)に入っていたFW原口が急きょ、1トップに入った。今季はトップ下での起用が濃厚だったが、「前の方ならどこでもできるので」と、1トップでのプレーに戸惑いは見せなかった。


右太股の張りを訴え、練習を途中で切り上げた浦和の興梠である。
今季は新天地にて再起を図るため気持ちが先行しすぎたのであろうか。
ここはじっくり治し、万全な状態でシーズンインして欲しいところ。
さすがに5月の対戦までには完治しよう。
この対戦にて興梠を抑えきる守備を構築して、こちらも万全な体制で挑みたい。
興梠の復活を楽しみにしておる。

アツ、大きな期待を背負う

22歳・中村充孝 名門鹿島復活へ 託されたエース背番「13」
J1期待の男 鹿島MF中村充孝

 期待の大きさが背番号に表れていた。J2京都から鹿島に移籍したMF中村充孝(22)に与えられたのはチームのエースナンバー「13」。Jリーグに固定番号制が導入された97年以降は柳沢(現仙台)、興梠(現浦和)が背負った番号で、加入1年目の選手では異例の待遇となった。自身3年ぶりのJ1舞台に向け「カテゴリーがJ2からJ1に上がる中でも昨季以上の結果を出したい」と意気込んでいる。

 チームは昨季、史上初の2桁順位となる11位に低迷。カウンター主体のスタイルで結果を残せなかった。今季の目標は4年ぶりのリーグ制覇と、ポゼッションサッカーの復活。クラブ幹部は「中村はドリブルもできてパスも出せる。鹿島の伝統であるポゼッションサッカーを取り戻すために、どうしても欲しい選手だった」と説明した。

 中村は昨季、リーグ41試合に出場し得点ランク5位タイの14得点を記録。J1の複数クラブから注目され、シーズン途中の段階で磐田、清水から獲得オファーを受けていた。一時は磐田移籍が秒読みに入っていたが、12月中旬に鹿島からオファーが届き急転。「鹿島は常にタイトル争いをしている。一番、自分が成長できそうなチーム。タイトルを獲るために声を掛けてもらったと思った」と決断した。

 加入前は「話したことのある選手は1人もいない」状態だったが、宮崎合宿(4〜15日)などを通して徐々にチームにフィット。15日のJFLホンダロックとの練習試合では右MFで先発して上々の動きを見せた。「自分はゴールを取らないといけない選手。FWに負けないように点を取りたい。それがチームのためになると思う」。大きな可能性を秘めた22歳が、常勝軍団復活に向けて攻撃のタクトを振る。

 ◇中村 充孝(なかむら・あつたか)1990年(平2)9月13日、大阪府出身の22歳。市立船橋高から09年に京都入りし、今季から鹿島。京都ではJ1通算21試合1得点、J2通算66試合17得点を記録。1メートル73、67キロ。右利き。

[ 2013年2月21日 13:33 ]

J1期待の男に挙げられたアツである。
鹿島に於いては特別な意味のある背番号13を託され、フロントの期待も高い。
是非とも背番号以上のゴールを決めタイトルに尽力して欲しいところ。
そのアツは、京都からジュビロへの移籍が秒読みに入っておったところを鹿島からのオファーに受けてくれたとのこと。
それほど、鹿島というクラブの持つタイトルに絡む力と行うサッカーの魅力が高いということである。
この格を維持するためにも、アツには鹿島に馴染み、そして鹿島のサッカーを体現する中心選手となって欲しい。
アツが鹿島が融合することにより、より魅惑のサッカーが提供されるであろう。
今季の鹿島から目が離せぬ。
楽しみである。

Love Me Do、鹿島優勝を予想

【新シーズン開幕!特別企画】Loveちゃんが2013Jリーグを大予想!(13.02.21)


今年、FUJI XEROX SUPER CUPが20回目を迎えるということで、スペシャル企画が実現!
女子ワールドカップドイツ大会でのなでしこジャパンの優勝をはじめ、色々な予想を的中させて話題となったLove Me Doさんに、2013シーズンのJリーグを大予想して頂きました。さらに、各クラブで今年運気のいい選手や、各クラブサポーターの吉方、ラッキーフードのアドバイスももらっちゃいました!
愛するクラブの勝利するために!?参考にしてみてはいかがですか?

J1の上位に来るクラブはここだ!

1位 鹿島アントラーズ
「今年はジュニーニョ選手がフィットしそうな予感がするの!その理由としては、ジュニーニョ選手は乙女座なんだけど、乙女座は魚座と相性が良いの。去年鹿島には魚座の選手がいなかったんだけど、今年は、甲府から魚座のダヴィ選手が移籍して来たでしょ?これによって、ジュニーニョ選手はプレーの相性の良いダヴィ選手とプレーする事が出来て、コンデションも上がると思うわ!
また、乙女座・魚座・双子座・射手座は「柔軟星座」と呼ばれ、相性の良い星座たちなんだけど、鹿島には乙女座のジュニーニョ選手、魚座のダヴィ選手に加えて、双子座の柴崎岳選手、梅鉢貴秀選手がいるの。中盤で双子座の柴崎選手と梅鉢選手が出場すると、前線へボールが繋がりやすくゴールが決まりやすくなるかも!?この布陣で試合が出来たら好成績が期待できるわ。また、牡牛座の大迫勇也選手と獅子座の野沢拓也選手の連携にも注目よ!」

2位 名古屋グランパス
「サッカーの試合を占っていていつも感じるんだけど、同じ星座同士の連携からゴールが生まれやすいのよね。ゴールって選手同士のイメージとイメージの共有が大切じゃない?やっぱり同じ星座同士だと、性格が似ていて、気持ちが通じやすいからイメージも共有しやすいんだと思うの。
今年は、新潟から矢野貴章選手が移籍して来たでしょ?矢野選手は牡羊座なんだけど、もともと、名古屋には藤本淳吾選手と玉田圭司選手という二人の牡羊座の選手がいるから、ここに矢野選手が加わると、前線で牡羊座のトライアングルが出来上がっちゃうわけ!牡羊座の3選手が同時に出場すると、このトライアングルが機能してゴールが生まれやすいと予想するわ!Jリーグ全チームを見てもこんなに良い攻撃のバランスのチームはなさそうよ」

3位 柏レイソル
「ネルシーニョ監督は蟹座なんだけど、蟹座はグループやチーム作りが上手な星座なの。柏レイソルは、リーグ戦に加えてACLも戦わなくてはならないからコンデションを維持するのが大変そうなんだけど、蟹座のネルシーニョ監督はそれを上手くやれちゃいそうなのよね。
そして、これはみんなにも言えることなんだけど、今年は蟹座の運勢がとっても良い年なの!というわけで、蟹座の田中順也選手、谷口博之選手のコンデションが良さそうなのよね〜。また、蠍座・牡牛座・水瓶座・獅子座が「不動星座」と呼ばれ相性が良い星座達なんだけど、蠍座の大谷秀和選手とジョルジ ワグネル選手、牡牛座の工藤壮人選手と狩野健太選手、水瓶座の鈴木大輔選手が相性が良く、チームの中心になっちゃうんじゃないかしら。そして、良い結果を出せると予想するわ!」

J2の上位に来るクラブはここだ!

1位 ヴィッセル神戸
「安達亮監督も蟹座。蟹座はチームをワークを大切にする星座なのよ!だから、移籍でいなくなった選手がいても、チームを上手くまとめてくれるはず。その為、団結力が生まれて、1年でJ1に昇格させられるんじゃないかしら。そして、蟹座は今年の6月の後半から運気が高まると出ているの。蟹座の2013年のテーマは『攻撃的』『チャレンジ』『リーダーシップ』がテーマになるんだけど、神戸は、特に夏以降は攻撃的な戦術で良い成績を掴むと思うわ!」

2位 ガンバ大阪
「長谷川健太監督は天秤座。天秤座は規律やルールに厳しい星座なの。その為、チームにしっかりと規律と約束事を作り、それを浸透させるはずよ!また、天秤座の2013年の運勢は、結果を出す年と出ているの。今年の前半は、主力の遠藤保仁選手や今野泰幸選手がいない時にチームのバランスを崩すかもしれないけど、夏以降は、そのような場合でも必ず結果を出してくれるはずよ!」

3位 横浜FC
「山口素弘監督は水瓶座。水瓶座は視野が広く、全体を見通す事の出来る星座なの。山口監督は、選手全員のコンデションや性格を把握して平等に扱ってくれるので、選手から信頼も厚く、選手は気持ちよくプレーが出来るはずよ。そして、今年前半の水瓶座は、人を乗せるのが上手な時期で、褒め上手だったりもするの。山口監督の話術で選手が良い精神状態になり、良い試合結果を出せそうよ。また、双子座も運気の良い年なので、ピンチになっても、GKの双子座のシュナイダー潤之介選手が好セーブを連発し、勝利に貢献してくれるはず!」

4位 京都サンガFC
「大木武監督は蟹座。蟹座は、今年の夏以降、12星座中で一番運勢が良い星座なので、きっと良い成績を出してくれるはずよ!そして、なんと言っても、京都は、今年、川崎Fから移籍して来た、山瀬功治選手の活躍にかかっていると思うわ!山瀬選手は乙女座。乙女座は、今年「変化」を周りに与える運勢なのよね!京都は、きっと山瀬選手から良い刺激を受けて、去年足りなかった部分に良い変化を与え、上位に食い込んでくるはずよ!」

5位 東京ヴェルディ
「三浦泰年監督は蟹座。さっきも言った通り、蟹座はチームワークを重視する星座。主力の多くが入れ替わっても上手くまとめていく力があるはずよ。前半戦は、冷や冷やするゲーム展開の試合もあるかもしれないけど、シーズンの後半は、粘り強いチームを作ってくるはずね。蟹座の今年の運勢が「チャレンジ」や「リーダーシップ」がテーマだから、新しい選手で臨むチャレンジと、自身が指揮を執るリーダーシップが運勢とピッタリと重なるので、良い成績を残してくれるはずよ!」

6位 ジェフユナイテッド千葉
「鈴木淳監督は獅子座。獅子座は今年カリスマ性がある年なのよ〜!就任1年目でもチームを上手くまとめてくれるはず。そして、天秤座の谷澤達也選手がシーズンの後半から運気が高まり、大事な試合でアシストやゴールを決めてそうね。今年の天秤座はシーズン後半から運気が高まり、結果を出してくれる運勢なの。谷澤選手の活躍もあって、上位に食い込んでくるはずよ!」


以上

鹿島の優勝を予想するたLove Me Doである。
芸人のLove Me Doはサッカー好きが有名であり、趣味で占いに精通しておる。
なでしこの2011年女子ワールド杯独大会の優勝を的中させたことで有名である。
その彼が、鹿島の優勝を推してくれるのは嬉しいこと。
占いの内容的には、昨季不発に終えた乙女座のジュニーニョに相性の良い魚座のダヴィが加入しコンディションが上がる、そのジュニーニョとダヴィに相性の良い双子座の岳からボールが繋がる、そして牡牛座の大迫と獅子座の野沢の連携に注目という。
これは、星座を無視しても成り立つ図式であり、期待が持てる。
岳と大迫の成長、ダヴィと野沢の加入、そしてジュニーニョの復権で、鹿島が優勝をさらうのだ。
王座の奪還を予想したLove Me Doの期待に応えたい。
鹿島の躍進が楽しみである。

トニーニョ・セレーゾ監督、居残りシュート特訓にて実演

セレーゾ監督直伝、“居残りシュート塾”
 20日の練習後、トニーニョ・セレーゾ監督による“居残りシュート塾”が開校された。

 メニューの最後に行われるシュート練習でゴールを決められなかった選手が集められ、この日の入塾者は12名。角度や体勢を変え、豊富なパターンからシュートを放った。なかにはドライブ回転をかける高難度の要求もあり、これにはさすがの選手たちも苦戦気味。それでもセレーゾ監督が同じ位置からシュートを放つと、ボールは鮮やかな放物線を描いてネットに吸い込まれ、「こうやって打つんだ」と涼しげな表情。

 この日の入塾者・柴崎岳は、元ブラジル代表の実技指導に苦笑いを浮かべつつも、より引き締まった表情で練習を再開した。結局、日没まで続いたこの日の講義。長時間にわたってシュートを受け続けた曽ケ端準は、「まあ、昨日(19日)よりは良くなっているんじゃないか」と成長を認めた。

 24日のプレシーズンマッチの水戸戦、“塾生”のゴールに期待が懸かる。

(鹿島担当 倉橋捺稀)

居残りシュート練習が課せられた選手たちである。
シュート練習にてゴールを割れなかった選手に対してトニーニョ・セレーゾ監督自らが実践して教えたとのこと。
トニーニョ・セレーゾ監督は前回退団して離日する際にシュートの巧い選手に野沢と本山を挙げており、シュート技術について一家言持っておる。
その鑑識眼に適った野沢と本山は前回就任時に続いて今回もFW起用されておる。
逆に、前回、シュートが下手と判断された深井はMFにコンバートされた。
サッカーという球技は、ボールをゴールに入れるというシュートが重要となる。
それを強く意識してメンバー選考しておることを強く感じる。
今年一年、どのように選手が起用されていくのか、興味は尽きぬ。
このシュート特訓で頭角を現す選手に期待である。
また、今年から鹿島担当になった倉橋氏の筆にも期待したい。
多くの情報を提供して欲しい。
楽しみにしておる。

中田コ、左サイドバックのレギュラーへ

鹿島MF中田 左SBで復活だ
 元日本代表の鹿島MF中田浩二(33)が“第3の定位置”に復活をかける。昨季は3月に左膝半月板損傷、8月には左足関節靱帯(じんたい)損傷と2度の大けがに泣き、リーグ戦出場はわずか5試合。「去年はチームに貢献できなかった」と言う。今季はセレーゾ監督の意向もあり、本職のセンターバックやボランチではなく、左サイドバックでの起用が中心となりそうだ。05年、トルシエ監督が率いたフランス1部マルセイユでもプレー経験があり、宮崎キャンプ中の練習試合や20日の守備メニューでもプレー。「そうなるんじゃないですか。これだけやってますし」と本腰を据えて定位置獲得を狙う。

 02年のW杯日韓大会でも最終ラインの通称「フラット3」で左を任されており、同サイドの適性は高い。「不安はない。監督が求めるところでチームに貢献するだけ」と雪辱を誓った。

 [2013年2月21日7時16分 紙面から]

左サイドバック起用される中田コである。
昨季まで長らく左SBのレギュラーを務めておった新井場が移籍し、その穴を誰が埋めるのかが懸念されておった。
フロントとしては愛媛から前野を獲得し、元U-19日本代表の隆雅と競わせる構想であったように感じる。
とはいえ、隆雅はまだ若く経験不足は否めぬ。
前野もJ1での実績はまだ無く、それ以上に鹿島の戦術を理解するに、時間が少なかろう。
そこで、トニーニョ・セレーゾ監督が白羽の矢を立てたのは中田浩二ということとなった。
前回の就任時には若き中田コをボランチのレギュラーに抜擢し、ゲームキャプテンまで任せた過去がある。
それほど、彼の才能を信頼しておるのであろう。
オリヴェイラ監督も中田コを左SBとして起用した試合もあり、適正に問題は無い。
爆発的なスピードで駆け上がることだけがこのポジションの職務では無く、逆に試合の流れを読む戦術眼が重要である。
そう考えると中田コの抜擢は十分に理解出来よう。
左サイドを頭脳的に崩す中田コの活躍を注目したい。
楽しみである。

岩政、太腿裏を負傷

岩政 太腿裏を負傷“ぶっつけ本番”で開幕戦へ

19日の練習中に太腿裏を負傷した鹿島のDF岩政
Photo By スポニチ


 鹿島のDF岩政が、3月2日のリーグ開幕戦アウェー鳥栖戦に“ぶっつけ本番”で臨む可能性が出てきた。19日の練習中に太腿裏を負傷し、この日もジョギングのみの別メニュー調整に終始。開幕前最後の対外試合となる24日のプレシーズンマッチJ2水戸戦の出場は微妙となった。

 チームは宮崎合宿(4〜15日)で宮崎産業経営大、JFLホンダロックと対外試合を行ったが、トニーニョ・セレーゾ監督が試合を止めて指示を出す場面があるなど練習的要素が強かった。水戸戦は事実上の唯一のテストマッチとなるだけに、守備の要が欠場すれば誤算となる。

[ 2013年2月21日 06:00 ]

太腿裏を負傷し別メニューで練習した岩政である。
この負傷で今週末のPSM水戸戦への出場が微妙となった。
これは痛い。
今季は監督が替わり、戦術も変わった。
その戦術を徹底するため、CBのレギュラーは岩政と青木で固定してここまで行い連携も深まっておった。
ここで、新たな組み合わせとなるとコンビネーションに不安が残る。
とはいえ、水戸戦こそ欠場するものの、開幕には間に合う見込み。
そうであれば、さほど心配するところでは無かろう。
逆に、CBとしての岩政の代役に注目が集まるところ。
源なのか、山村なのか、高卒ルーキーの植田なのか、興味が尽きぬ。
キャンプの様子を窺う限り植田の可能性は低くないように受け取れる。
ここで植田が起用され、大活躍の結果を残せば、逆にポジションを奪うこともあり得るであろう。
PSM水戸戦への注目度が非常に増した。
期待してスタジアムに集まろうでは無いか。
楽しみである。

浦和、筑波大学・赤崎くんへ正式オファー

【浦和】“ドラフト1位候補”筑波大FW赤崎に正式オファー
 浦和が来季補強の目玉に元U―18日本代表で筑波大FW赤崎秀平(3年、写真)に獲得の正式オファーを出したことが20日、明らかになった。

 関係者によると、昨季関東大学1部リーグ得点王となった決定力から来季の“ドラフト1位候補”と呼び声の高い赤崎は、18日に打ち上げた浦和の鹿児島・指宿合宿の終盤2日間に参加。直接指導したミハイロ・ペトロヴィッチ監督(55)が高い評価を与えたという。「ぜひ必要な選手。(獲得のために)正式な文書を出させていただいた」と強化幹部。赤崎が10年の佐賀東高卒業時にも獲得に乗り出しており「獲得は4年越しの悲願」と強化幹部は意気込む。赤崎獲りに乗り出している鹿島、清水などとの争奪戦を優位に進めるつもりだ。

 今季FW興梠、DF森脇ら大型補強に成功した浦和だが、赤崎に加え専大の実力派MF長澤和輝(3年)の獲得にも動きだしており常勝軍団再建に着々と手を打っている。

 ◆赤崎 秀平(あかさき・しゅうへい)1991年9月1日、鹿児島県生まれ。21歳。筑波大3年FW。5歳でサッカーを始め、佐賀東高3年時にJクラブから勧誘されたが、2010年に筑波大入学。1年から3年連続で全日本大学選抜に選ばれた大学屈指のストライカー。174センチ、70キロ。

(2013年2月21日06時02分 スポーツ報知)

鹿島が獲得を目指している筑波大学の赤崎くんに浦和が正式オファーとのこと。
浦和は高校卒業時にもオファーを出し断られておる。
振られた相手に未練タラタラといったところか。
とはいえ、赤崎側も浦和の合宿に参加しておりまんざらでは無い様子。
鹿島としては層の薄いFWに是非とも欲しい人材である。
この争奪戦を制したいところ。
しかしながら、赤崎くんには赤崎くんのサッカー人生がある。
タイトルに絡むことを優先すべきか、数多くのサポーターに囲まれる人生が良いのか、難しいところであろう。
赤崎くんの去就に注目である。

徳島・アレックス、得点力に期待

2013シーズン戦力補強診断J2編 〜徳島ヴォルティス〜
フットボールチャンネルでは開幕に向けて、J2各クラブの補強動向を診断していく。今季の目標に向けて、効果的な補強を行うことができたクラブはどこなのか。今回は、昨シーズン昇格候補に挙げられながら、苦しいシーズンを送った徳島ヴォルティスを占う。

2013年02月20日
text by 編集部


戦力をさらに骨太にした印象 昇格争いに絡むことは間違いない

 昨季は昇格候補に挙げられながらうまく噛み合わず、長らく下位に低迷。小林体制初年は苦いシーズンとなった。しかし、昨季終盤から3-4-3システムを採用したことが転機となった。チームのベースは徐々に出来つつあったのだ。

 今オフはそのベースを一回り強固にすべくセンターラインの強化に着手。磐田からDFラインに千代反田を獲得し、守備の主軸に据える。ボランチには配球力に定評のある柴崎、前線には高崎や大崎といった一癖ある選手たちを揃え、ワンランクチーム力をアップさせた印象だ。もともと個に優れた選手を多数抱えるチームだけに、既存戦力と新戦力がうまくかみ合えば自動昇格も夢ではない。

 さらに今季は山形時代に小林監督の右腕として映像分析やスカウティングを担当した長島裕明氏がヘッドコーチとして入閣。指揮官をサポートする体制も整った。一昨年に4位と、あと一歩届かなかったJ1昇格に向けて、再び上位に肉薄する1年になるだろう。

2013シーズン 戦力の入れ替え

IN OUT
高崎寛之〔完全移籍/甲府〕 西嶋弘之〔完全移籍/横浜FC〕
アレックス〔完全移籍/鹿島〕 オスンフン〔完全移籍/京都〕
青山隼〔完全移籍/浦和〕 石川雅博〔完全移籍/アルビレックス新潟・S(シンガポール)〕
千代反田充〔完全移籍/磐田〕 榎本達也〔完全移籍/栃木〕
柴崎晃誠〔完全移籍/川崎〕 平島崇〔完全移籍/長野パルセイロ〕
大崎淳矢〔期限付き移籍/広島〕 上里一将〔期限付き移籍期間満了/札幌〕
松井謙弥〔期限付き移籍/C大阪〕 ジオゴ〔未定〕
川浪吾郎〔期限付き移籍/柏〕 エリゼウ〔未定〕
李栄直〔新加入/大阪商業大学〕 徳重隆明〔未定〕
藤原広太郎〔新加入/立命館大学〕 杉本恵太〔未定〕
木下淑晶〔新加入/中央大学〕 -
佐々木一輝〔新加入/京都産業大学〕 -

補強面と総合力それぞれの診断結果




徳島ヴォルティス・2013シーズン 予想フォーメーション

 タレントを揃える四国の雄が、さらに戦力を増強させた。DFラインには磐田からクレバーで展開力に長ける千代反田を完全移籍で獲得。ボランチには展開力のある柴崎。前線にはゴール前での強さと巧さを発揮する高崎、ドリブラーの大崎らを揃えた。

 ドウグラス、津田、アレックス、鈴木達らが居並び、十分に力のあった前線をさらに骨太にした印象だ。J2ではトップクラスの顔ぶれだろう。

 大塚製薬という強力なバックボーンを持つ徳島は、J1未経験クラブの中では随一と言っていいほど資金力に恵まれたクラブ。昨季オフの動きも万全に進んだが、ピッチ上での歯車が合わない1年となった。小林体制2年目は再出発と巻き返しの1年となる。



 戦力だけを見れば徳島はJ2ではトップクラス。チームとしてうまく噛み合えば自動昇格も狙える陣容だ。あとは個々の戦力をチームとしてどう組み合わせるかだが、それも昨季終盤になってようやく指揮官の目指すべきスタイルが構築され始めていた。今季はその路線を継続しつつ、新たに加わった戦力がどうフィットしていくかがカギを握る。小林監督の手腕が問われるところだろう。

 一昨年にわずかな勝点差で4位に沈み、ギリギリで昇格を逃す悔しさを味わった徳島。当時を主力として戦った津田やドウグラス、衛藤らは今季もチームを牽引する存在として健在。今季、その思いを晴らすべく準備は万全に整った。(※それぞれA〜Eランクで診断)

【了】


右のFWとして先発が予想される徳島のアレックスである。
背番号こそ3を着けるが今季も徳島では攻撃的なポジションで起用される見込み。
やはりアレックスの魅力は攻撃力と言って良かろう。
徳島では昨季同様に得点を重ね、勝利に貢献して欲しい。
アレックスの活躍を遠くから見守っておる。

PSM水戸戦に向けて連携深まる

【鹿島】ピッチ中央部で連係感覚養う
 鹿島は20日、茨城・鹿嶋市内で約2時間、守備中心の練習を行った。ピッチの約1/3にあたる中央部だけで11対11の攻防を繰り返し、連係の感覚を養った。24日にはJ2水戸とのプレシーズンマッチを控えており、メニューも徐々に熱を帯びてきた。

 MF青木剛(30)は「(カシマスタジアムの)芝も張り替えたみたいだし、しっかり確かめていきたい」と話した。


 [2013年2月20日19時22分]

守備のフォーメーション練習を行ったチームである。
ピッチ中央部に密集させるミニゲームで連携を養うと共に攻守の切り替えをい素早くすることができたように感じる。
この週末にはPSM水戸戦が控えており、芝生を張り替えた新たなるピッチのお披露目となる。
気持ちよくパスサッカーを行い、今季の新生鹿島を披露するのだ。
楽しみにしてスタジアムに向かいたい。

ヒゲくん、鹿島3年目の開幕へ

2013年02月20日(水)

15時過ぎより守備のフォーメーション練習、クロスからのシュート練習などを行いました。

ボールを蹴るヒゲくんである。
鹿島にて3年目となるが、1年目は代表でキャンプ合流が遅れ、昨年は負傷でまともにキャンプのメニューを消化できずに開幕を迎えた。
今季は勝負の年と言えよう。
ヒゲくんのボール奪取からのフィードは日本屈指。
この能力を最大に引き出して、勝利に貢献して欲しいところ。
ヒゲくんの活躍を楽しみにしておる。

覇権を握るための戦力は整った

【全40クラブ戦力分析レポ:鹿島】充実した戦力とタイトルへの危機感が王者を復権へ突き動かす(13.02.20)
【今季のみどころ】----------
4季ぶりのリーグ制覇を目指せる充実した戦力が揃った。選手もクラブも「今年はタイトルを獲らないといけない」と危機感が強い。6季連続で国内タイトルを獲得している状況は、他のクラブからすれば羨むべきものだろう。しかし、勝ち続けることを自らに課す鹿島としては、リーグタイトルを逃したこの3年間は屈辱的な期間だ。02年のヤマザキナビスコカップ制覇を最後に、5年間もタイトルから遠ざかった時期を経験。だからこそ、大迫勇也、柴崎岳という日本を代表する選手が中心として活躍し始めた今こそ、次の時代を切り拓くためにもリーグ王者に返り咲く必要がある。それができなければ"昔は強かったアントラーズ"と言われてしまう危機感が、チーム全体を突き動かす。

そのチームを率いるのは、2度目の指揮となるトニーニョ セレーゾだ。
かつては、自らボールを蹴りながら若手の指導に没頭し、練習時間が3時間を越すことも当たり前だった。さすがに57歳となり、膝の状態は以前と違うため、長いボールをスパスパ蹴る光景は見られなくなったが、自らもプレーしているかのように練習のなかに入り込んでしまう熱血ぶりは変わらない。新井場徹、増田誓志、興梠慎三という実績のある選手が抜け、新たに加わった若い選手に"鹿島スタイル"を植え付けるにはうってつけの監督と言えるだろう。
イタリアセリエAのローマやサンプドリアでプレーした経験を持ち、欧州での指導者研修を受けるなど、ブラジル人監督としては少し異色の経歴を持つ。それだけに戦術へのアプローチも細かく、特に守備に関してはイタリアの色合いが濃い。昨季は相手の攻撃を受けて、ボールを奪ってからの速い攻撃を目指していたが、今季はアグレッシブにボールを奪う従来のスタイルに戻されるはずだ。

宮崎合宿では急ピッチでチームを構築してきた。まだ、攻撃面では従来ほどの流動性が生まれておらず、監督からも「奪ったら繋げ!」「ボールを失うな」という指示が繰り返されている。ただ、野沢拓也の復帰で質の高いキッカーを確保し、岩政大樹、ダヴィ、植田直通、中田浩二、大迫勇也とヘディングの強い選手が揃う。堅守を取り戻せれば手堅く勝利を拾っていくこともできるはずだ。

新監督が目指している開幕ダッシュへの準備は着々と進んでいる。

【注目の新戦力】----------
●MF 35 野沢拓也
「選手名鑑をジッと見たけど野沢みたいな選手はいないんだよ」
強化部門の責任者である鈴木常務は、昨年、神戸に移籍した野沢の代わりになる選手を探そうとしたが、結局見つけることはできなかった。そして至った結論が野沢の復帰である。
「賛否両論あることはわかっている」
野沢本人も強い決意を胸に鹿島に復帰、言葉通り、練習の中でも最も目立つのは野沢の動きだ。つねに相手のギャップに位置取りパスを受けては次に繋げる。一見すると簡単そうに見えるが、彼がいないとパスの流れが途端に滞るのだ。昨季、戦い方がなかなか定まらなかった理由がよくわかる。
宮崎合宿ではFWとしてプレーし、トップの位置からチームを牽引した。セレーゾ監督が最も信頼を置く選手のひとりである。

●FW 11 ダヴィ
J2のリーグ戦が終了してからの期間が長かったため、少しぽっちゃりした状態で来日した。他チームでは王様のような態度も許されたのかもしれないが、ここは鹿島。往年の名選手であるセレーゾ監督から体脂肪を減らすことを厳命されると、練習後に素直にランニングや腹筋運動を繰り返す優等生に変貌している。
宮崎合宿でも最初の1週間は動きの悪さが見られたが、徐々にシェイプされてきた後半からは本領を発揮し始めた。重戦車のようなパワフルなプレーは、チームメイトの岩政大樹でも吹き飛ばされるほどだ。トップフォームに戻るまではもう少し時間はかかるだろうが、相手チームにとっては嫌な選手だろう。
空中でスペースを確保することができるためヘディングもうまい。セットプレーを大事にする鹿島にとっては、岩政と共に頼れるターゲットになるはずだ。


J'Goalの戦力分析レポートである。
新監督であるトニーニョ・セレーゾの実績とやり方、彼に賭ける思い、そして新戦力として野沢とダヴィ。
まさに、手垢が付くまでこの数週間見聞きしてきたことである。
とはいえ、それはぶれぬ鹿島の方向性と受け取って良かろう。
リーグタイトル奪取に向けて、準備は整っておる。
シーズン開幕が楽しみである。
期待したい。

本田、町田ゼルビア強化スカウト就任

本田泰人氏 強化・スカウト就任のお知らせ
平素はFC町田ゼルビアに温かいご声援を頂きまして誠にありがとうございます。

元日本代表MFで鹿島アントラーズの黄金期を作った本田泰人氏が、強化・スカウトに就任することが決まりましたのでお知らせ致します。

本田氏の豊富な経験・人脈を新戦力発掘などのチーム強化に活用させて頂くことをはじめ、より良いクラブになるためにピッチ内外でアドバイザー的立場としてご尽力頂きます。

ファン・サポーターの皆様に対し、「皆様、はじめまして。本田泰人です。ゼルビアが少しでも良いクラブになれるように、特に今年はJリーグに復帰するために、色々とサポートしていきたいと思っております。よろしくお願い致します」と挨拶しております。

以下、プロフィール

●本田泰人
(ほんだ やすと)

■生年月日
1969年6月25日(43歳)

■出身地
福岡県北九州市

■学歴
帝京高校

■選手歴
1988年−1992:本田技研(現:Honda FC)
1992年−2006年:鹿島アントラーズ
☆J1通算328試合4得点
※1993年:Jリーグベストイレブン
※2007年・Jリーグ功労選手賞
日本代表国際Aマッチ 通算29試合1得点

以上


今朝報じられたように本田の強化・スカウト就任が町田から公式発表になった。
本人は少しでも良いクラブになれるように尽力するとコメントしておる。
是非ともJ2昇格、そしてトップカテゴリーのJ1へ上がってきて欲しいところ。
そして鹿島の敵として立ちはだかるのだ。
我らも受けて立つ気持ちは大きく持っておる。
近い将来の対戦を楽しみにしておる。

ジュビロ・伊野波、中間管理職としての立ち位置

磐田11年ぶりVへのキーマン 「勝者のメンタリティー」持つ伊野波
J1注目の男 磐田DF伊野波雅彦


練習中、小林裕(左)、小林祐(右)とコミュニケーションをとる伊野波
Photo By スポニチ


 いつ優勝するか?今でしょ――磐田は日本代表DF伊野波雅彦(27)の加入で11年ぶりのリーグ制覇が現実味を帯びてきた。FW前田、DF駒野と代表3人をそろえる戦力はリーグ屈指。伊野波は「黄金時代の磐田を抜いて、数多くのタイトルを獲りたい」と意気込みを示す。

 今季試行する新システム「3バック」のキーマン。「若い世代にどうすれば代表に呼ばれるかを伝えていくのも役割」とプロ8年目の“中間管理職”としての立ち位置を見つめる。鹿児島キャンプでは、前田と駒野が多くは語らず背中でチームを引っ張る一方、積極的に声を掛けてリーダーシップをとった。

 自身は「(利き足と逆の)左足の精度を上げたい」とテーマを掲げ、名レフティーで知られた元日本代表MFの名波浩アドバイザーに教えを請うなど貪欲だった。

 鹿島で2度のリーグタイトルを獲得。森下監督は「勝者のメンタリティーを持つ男」と期待を寄せる。磐田は昨季先制された16試合で2勝3分け11敗。勝率は・125。先制されて意気消沈するシーンが目立ち、ずるずると最大3点差以上をつけられた試合は4試合あった。

 伊野波は「鹿島で得たものはメンタル面。気持ちで引かず“1点取られても大丈夫”という精神を伝えていければ」とイズムを浸透させて“骨太軍団”へ変えていく。

 昨季は右膝じん帯損傷などで不完全燃焼のシーズンを送った。神戸はJ2に降格した。「一度も(リーグ)全34試合出場はない。カードをもらわずにクリーンにやって達成したい」。伊野波の完全復活こそ、2度目の黄金期到来の鍵を握る。

 ◇伊野波 雅彦(いのは・まさひこ)1985年(昭60)8月28日、宮崎市生まれの27歳。06年に阪南大を休学してFC東京入り。08年に鹿島へ移籍。06年8月17日のサウジアラビア戦で国際Aマッチ初出場。ハイデュク・スプリト(クロアチア)、神戸を経て13年磐田に完全移籍。J1通算166試合3得点。国際Aマッチ通算17試合1得点。1メートル79、75キロ。利き足は右。

[ 2013年2月20日 14:24 ]

ジュビロのキーマンに挙げられる伊野波である。
ジュビロの監督からは「勝者のメンタリティを持つ男」と期待されておるとのこと。
伊野波本人も鹿島で得たものはメンタル面と語っておる。
確かにここまで鹿島がタイトルを積み重ね続けておるところにはメンタルも一つのファクターである。
伊野波が鹿島在籍時にそれを身に付けていたとしたら、ジュビロにとっては大いなる補強となろう。
ジュビロから大岩を得て鹿島が強さを継続したように、その大岩の後を引き継ぐべく補強した伊野波がジュビロに行ったことは面白い流れである。
大岩は格のあるCBとして鹿島に大いなる多くのものを残してくれた。
そのお返しに伊野波はジュビロに何かしらを与えて欲しいところ。
ここで伊野波が、ジュビロが最も欲しい「勝者のメンタリティ」を伝播しえれば、再びジュビロが鹿島の好敵手として立ちはだかってくることとなろう。
今季の最初の対戦は、リーグ戦 第17節である。
強いジュビロとの対戦を楽しみにしておる。
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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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