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セレッソ戦レビュー

【J1:第5節 鹿島 vs C大阪】レポート:手堅い内容で鹿島が1-0の勝利をあげ、セレーゾ監督通算100勝、チーム通算1200ゴールを祝う(13.04.07)
4月6日(土) 2013 J1リーグ戦 第5節
鹿島 1 - 0 C大阪 (15:04/カシマ/10,837人)
得点者:58' 遠藤康(鹿島)

試合前、アウェイゴール裏に集まったセレッソ大阪サポーターから新井場徹へコールが起きた。すると、逆サイドのゴール裏に集まった鹿島アントラーズのサポーターがすぐにそれに反応する。新たな鹿島の左サイドバック、前野貴徳の名前を連呼したのである。鹿島というクラブにとってサイドバックは生命線。そのポジションで9年を捧げてくれた新井場への惜別と同時に、新たな才能を強く後押しすることを誓う瞬間だった。

しかし、序盤はC大阪のペースでスタートする。試合後は、「他のチームと比べてそんなに意識することはなかった」と照れ隠ししていた新井場だが、古巣との対戦であることを十二分に意識していたのだろう。積極的に高い位置を取って攻撃に絡む。さらにエジノ、柿谷曜一朗、山口螢、ブランコが流動的に動きまわり、鹿島の選手たちはなかなかマークを掴まえられず、押し込まれてしまうのだった。新井場や柿谷、山口らが入れ替わりサイドを突いて来ることに対応していた前野も「前半はあまり守備のところでも行けてなかった。前半はあそこを自由にさせてしまった」と振り返る。C大阪がすばらしい立ち上がりで試合に入るのだった。

だが、10分過ぎから鹿島の動きが安定感をグッと増す。
「青木さんと満男さんとの関係でもありますし、一人はボールにアタックしようという話もしてましたし、うまく受け渡しながらできたかな、と思います」
同じ左サイドに位置する青木剛、小笠原満男と連携を取り、どう対応するかを明確にしていったと前野は明かした。そして、その作業は左サイドだけでなく、中央でも、右サイドでも行われ、わずかな時間のなかで、相手の攻撃に対応して見せたのである。良い守備は良い攻撃に繋がる。ボール支配率で相手を上回るようになると、徐々にゴールへ近づくのだった。

とはいえ、C大阪も4試合でわずか2失点と守備が安定したチームである。中央でどんなパスでも受けてくれる大迫勇也がいないこともあり、攻撃のスイッチとなる縦パスがなかなか入らなかった。ところが、そうした展開とは全く無関係なところで試合が動く。58分、DFからのバックパスを受けたキム ジンヒョンが、ボールコントロールに失敗し、ダヴィに奪われてしまうと、サポートに入った遠藤康がゴール決め、鹿島が待望の先制点を奪った。鹿島にとってはこれがリーグ通算1200得点というメモリアルゴール。決めた遠藤は翌7日が誕生日ということもあり、ダブルで嬉しい前祝いとなった。

その後、C大阪は南野拓実、杉本健勇を投入するも鹿島のゴールを割ることができずにタイムアップ。足踏み状態が続いていたトニーニョ・セレーゾ監督のJ1通算100勝も達成。守備面で相手にほとんどチャンスをつくらせずに1−0で逃げ切る勝利に、選手からも「今日は鹿島らしいというか、相手の隙を突いて1点取って、しっかりゼロで試合を終わらせるというのが、ようやくできた試合」(青木)という声も聞かれた。セレーゾ監督が理想とする守備にかなり近づいている手応えを感じた勝利と言えるだろう。

試合後、スタンドに向けて一礼した選手たちが健闘を讃え合う。するとC大阪の最後尾に並んだ新井場のもとに、数多くの鹿島の選手たちが駆け寄り声を掛けていく。この日、セレーゾ監督は今年で34歳になる本山雅志を先発させ30歳を過ぎるとすぐにベテランという括りで扱う我々マスコミに釘を刺しているが、新井場も本山と同じ79年組のひとりである。本山のプレーも見事だったが、新井場も未だにリーグ屈指のSBであることを示した。

新井場はセレッソサポーターへの挨拶が終わると、鹿島サポーターの待つホームゴール裏に足を向けた。スタンドに拍手を送り、さらに指を指したあと、自分の胸を何度も叩く。その光景にホームゴール裏が赤い波となって応える。大きな温かい拍手がスタジアム全体を包み込んだ。
「あれだけしてもらったら応えなあかん」
あまり目立つことは好まない新井場が、そこまでしてでも伝えたいものがあった。
だが、プロフェッショナルの鑑はいつまでも感傷に浸っていなかった。
「セレッソはほんまに良いチーム。伸びしろはまだまだある」
5月にはヤマザキナビスコカップでの対戦がある。そのときまでに、お互いさらに成長した姿を見せたい。

以上

2013.04.07 Reported by 田中滋


鹿島の生命線はサイドバックと言い切るレポートである。
その左SBの新旧対決となったこのセレッソ戦は見応えがあった。
前半は高めにポジション獲るセレッソの新井場に悩まされた前野だがが、後半は溌剌としたプレイを魅せておった。
特にジュニーニョとのコンビネーションで突破したシーンは、新しい左サイドの攻撃を感じさせた。
クロスをミスしてしまったところは前野本人も反省しておるが、この形が今後多く観られることとなろう。
また、DFとしても完封に貢献しており、合格点である。
左サイドの躍動が新しい鹿島のサッカーに芽生えた。
今後が楽しみである。

セレッソ戦報道

【鹿島】セレーゾ監督4人目100勝/J1

鹿島対C大阪 レビークルピ監督と握手する鹿島のセレーゾ監督(撮影・丹羽敏通)

<J1:鹿島1−0C大阪>◇第5節◇6日◇カシマ

 鹿島のセレーゾ監督がJ1通算100勝目を挙げた。G大阪などで244勝している西野朗氏、磐田や浦和などを率いたハンス・オフト氏、柏のネルシーニョ監督に次いで史上4人目。

 2000〜05年にリーグ戦で98勝をマークし、8年ぶりに復帰した今季2勝目で節目に到達した。ナビスコ杯並行して週に2試合をこなす日程が続き、「体力を回復することしかできないが、チームには常に高いパフォーマンスを要求している」と話した。
 [2013年4月6日21時29分]

セレーゾ監督100勝、史上4人目/J1
<J1:鹿島1−0C大阪>◇第5節◇6日◇カシマ

 鹿島トニーニョ・セレーゾ監督(57)がC大阪を破り、史上4人目のJ1監督100勝目を挙げた。「多くの支えやいい選手に恵まれた」と感慨深げ。00年から6季で98勝、第2次政権となった今季2勝目。外国人としてはオフト監督を抜いて、最速189試合目での到達となった。

 今季から着手する「高いラインからの守備」が、決勝点につながった。後半13分、相手のバックパスにFWダビが反応。GKキム・ジンヒョンが焦って蹴り出したボールをカット。宙に浮いたルーズボールをキムが右手でクリアしたところ、今日7日に25歳になるMF遠藤がねじ込んだ。勝利に貢献したダビは「記念すべき100勝に立ち会えて光栄」と喜んだ。

 チーム事情に合わせた指導に着手してきた。00年ごろには4時間のトレーニングを課すこともあった。今は違う。試合で見つかった課題をミニゲームなどで的確に修正。早ければ1時間以内で終わる。DF中田は「ダラダラやることなく、内容が濃くなった感じ」と違いを実感している。

 DF青木が「100勝はすごいけど、まだまだ勝って欲しい」と話すように、100勝は通過点。「我々はまだまだ勝ち続けなければならない」。常勝軍団再建への道は、まだ始まったばかりだ。【湯浅知彦】
 [2013年4月7日7時38分 紙面から]

鹿島・遠藤、ごっつぁん誕生日前祝い弾!

後半、決勝ゴールを決め、チームメートと喜ぶ鹿島・遠藤(左)=カシマ

 J1第5節(6日、鹿島1−0C大阪、カシマ)鹿島は、ここまで公式戦7連勝中と“お得意様”のC大阪に1−0で勝利。後半13分、FWダビがバックパスを受けた相手GKに詰め、こぼれ球をMF遠藤が左足でズドン。G大阪に次ぐ、チームのJ1通算1200得点となった。昨年11月に結婚し、5月下旬に長男が生まれる予定。7日に迎える25歳の誕生日を自ら前祝いし、「シュートは緊張したけど、勝ててよかった」と笑顔だった。


後半、決勝ゴールを決める鹿島・遠藤(右)=カシマ


C大阪を破り、喜ぶ鹿島イレブン=カシマ


鹿島−C大阪 後半、ヘディングで競り合う鹿島・大迫(右)とC大阪・丸橋=カシマ


J1通算100勝目となったC大阪戦で、選手に指示を出す鹿島・セレーゾ監督=カシマ


鹿島−C大阪 後半、オーバーヘッドシュートを放つ鹿島・柴崎(左)=カシマ


(紙面から)

セレーゾ監督 采配ズバリ!史上4人目の通算100勝
J1第5節 鹿島1―0C大阪 (4月6日 カシマ)


<鹿島・C大阪>J1通算100勝目となったC大阪戦で、選手に指示を出す鹿島・セレーゾ監督
Photo By 共同


 鹿島のセレーゾ監督がJ1通算100勝を達成した。C大阪に競り勝ち今季2勝目。00〜05年の1次政権で98勝を挙げており、西野、ネルシーニョ、オフトの各氏に続く史上4人目の快挙となった。

 後半13分にダヴィのパスを受けた遠藤が今季初ゴール。本山を今季初先発させる采配も的中して3試合ぶりの白星を挙げた。高い位置でボール奪取を狙う戦術も徐々に機能しており、指揮官は「チャンスの数もわれわれの方が多かった」と満足げだった。


<鹿島・C大阪>後半、決勝ゴールを決め、チームメートと喜ぶ鹿島・遠藤(左)
Photo By 共同


[ 2013年4月7日 06:00 ]

鹿島・青木 元チームメートのお笑い芸人に負けず体張った
J1第5節 鹿島1―0C大阪 (4月6日 カシマ)


<鹿島・C大阪>後半、競り合う鹿島・青木。右はC大阪・エジノ
Photo By 共同


 同級生に感化され、鹿島のDF青木剛(30)が体を張ったプレーで完封に貢献した。「昔のチームメートが頑張っている姿は刺激になります。自分も負けていられない」。試合後に携帯電話でフェイスブックをチェックすると、いつものように笑顔でフライパンを曲げる筋骨隆々の男の写真がアップされていた。

 昔のチームメートとはお笑い芸人「ジャスティス岩倉」。小学生時代に選抜チームで知り合い、FC前橋ジュニアユース、前橋育英高ではともに日本一を目指した。マラドーナに憧れを抱いていた岩倉少年は筋力トレとプロテインの摂取し過ぎで、高校在学中に体重が約30キロも増加。体が重くなりプレーの切れを失ったことで、Jリーガーになることを断念した。

 自衛隊を経て怪力自慢の芸人として活躍。素手での自動車解体やフライパン曲げを特技とし、1分間に8個曲げる世界記録も保持している。鹿島―C大阪戦当日も結婚式の営業でフライパン曲げを披露。鹿島の勝利を知ると「完封は凄い。僕も負けないように頑張りマッスル」と喜んだ。

 今季から青木は背番号を15から5に変更。昨季まで複数ポジションで起用されたが、今季はセンターバックに固定されリーグ戦にフル出場している。30歳を迎え充実のシーズンを送るが「僕より岩倉を取り上げてください」と仲間を思う優しい心の持ち主だ。体脂肪率約8%の低さは常にチームトップクラス。ジャスティス岩倉とは違うシャープな肉体で、鹿島の最終ラインの平和を守る。
[ 2013年4月7日 08:47 ]

【鹿島】セレーゾ監督、外国人最速J1・100勝
 ◆J1第5節 鹿島1―0C大阪(6日・カシマスタジアム) 鹿島は1―0でC大阪を破り、トニーニョ・セレーゾ監督(57)が通算4人目、外国人監督では史上最速(189試合目)となるJ1通算100勝を達成した。

 ゴールを決めたMF遠藤は「ほとんどダヴィのゴール。ボールが来たときは緊張したけれど、決まって良かった」と、J1通算1200得点の記念弾を控えめに振り返った。昨年11月に結婚した夫人が見守る中、結果を残した背番号25。7日は25歳の誕生日、5月には第1子も誕生予定で「まだ1点。切り替えていきたい」と次戦を見据えた。
(2013年4月7日06時02分 スポーツ報知)

鹿島セレーゾ監督J1通算100勝
2013年4月7日


 J1通算100勝目となったC大阪戦で、選手に指示を出す鹿島・セレーゾ監督

 「J1、鹿島1-0C大阪」(6日、カシマ)

 鹿島はFWダビの活躍で、セレーゾ監督のJ1通算100勝目となる記念の白星をつかんだ。

 0‐0の後半13分にFWダビが相手GKからボールを奪って、MF遠藤にラストパス。このリードを守りきった。母国ブラジルでは英雄扱いされる指揮官に、史上4人目の快挙を与えた助っ人は「チーム全員が思っているだろうけど、彼にプレゼントができて良かった」と笑った。

鹿島攻守がっちり C大阪に1-0
J1第5節(6日・カシマスタジアムほか=9試合)鹿島は遠藤の今季初ゴールでC大阪を1-0で下し、3試合ぶりの白星を飾った。通算成績は2勝2分け1敗、勝ち点8の6位。

0-0で迎えた後半13分、鹿島はダビのパスを受けた遠藤が左足でシュートを決めた。守備も安定し相手を零封した。C大阪は初黒星。

首位の横浜Mは中町の勝ち越し点などで広島を3-1で破り、開幕5連勝とした。


トニーニョ・セレーゾ監督のリーグ戦通算100勝が中心である。
外国人監督しては最速の189試合目であり、非常に喜ばしい。
また、その勝利を呼び込んだヤスの得点は鹿島の通算1200ゴールとのこと。
選手会長としてチームを引っ張る新婚に嬉しい記念弾となった。
一日早い誕生日プレゼントであろう。
そして、スポニチが青木の旧知の友人を取り上げておる。
お笑い芸人「ジャスティス岩倉」この機会に名を覚えておきたい。

Fマリノス・マルキーニョス、外国人最多ゴール

横浜マルキ、外国人最多の125発/J1
<J1:広島1−3横浜>◇第5節◇6日◇Eスタ

 横浜FWマルキーニョス(37)が、外国人選手では歴代最多記録となるリーグ通算125得点目を挙げた。2−1の後半35分、ドゥトラの左足ミドルシュートをGK西川がはじくと、すかさず拾って右足で決めた。名古屋や広島でプレーしたFWウェズレイの124得点を抜き、新たな金字塔を打ち立てた助っ人は「日本で長いことやってきて、歴史に名を刻むことができてうれしい」と話した。鹿島に所属した08年には、この日の横浜と同じ開幕5連勝を決める試合(対千葉)でもゴールを決めていた。今季6得点のエースは「当時は鹿島が調子が良かったけど、今年は横浜がこの調子を続けていきたい。地に足をつけてトレーニングしていく」と前を向いた。
 [2013年4月7日7時37分 紙面から]

【横浜M】開幕5連勝!マルキ祝砲!外国人最多125ゴール
 ◆J1第5節 広島1―3横浜M(6日・エディオンスタジアム広島) 首位の横浜Mはアウェーで昨季王者の広島を3―1と下し、現行制度となってからは08年の鹿島に並ぶ最多となる開幕5連勝を飾った。FWマルキーニョス(37)が後半35分、外国人歴代最多となるJ通算125得点目をマークした。

 この強さは本物だ。横浜Mの選手たちは終了の笛が鳴っても大喜びせず、淡々とピッチを引き揚げた。昨季優勝の広島相手にも勝つことが当たり前と言わんばかりだ。クラブ新記録、そして1シーズン制が定着した05年以降最多タイとなる開幕5連勝を達成した。

 前半42分にMF富沢のスーパーミドル弾で先制すると、いったんは同点にされながら、後半29分にはMF中町が勝ち越しゴール。同35分にはDFドゥトラのシュートのこぼれ球をFWマルキーニョスが押し込んだ。広島、名古屋で活躍したウェズレイを抜き、外国人の歴代最多得点をマーク。文字通りの「最強助っ人」は「とてもうれしい。チームメートのおかげだね」と喜びを口にした。

 昨季は開幕7試合で勝ちがなく、18チーム中13位の44得点と得点力不足だった。それが、今季は1試合平均3・4得点となる計17ゴールを奪っての5連勝発進。「今年はトップ下がいいからね。いや冗談だよ」とMF中村はジョークめかして笑う。ただ、実際に司令塔の体調がよく、中盤でタメができて攻撃の幅が広がった。昨季とメンバーが変わらないことでコンビネーションがよくなり、MF兵藤は「去年と違って、みんなゴール前で落ち着いている」と胸を張った。

 雨天となったこの日、広島はぬかるんだピッチでボールが止まる中、横パスで何度もピンチを作った。対して横浜Mは、攻め急ぐことなくパスを回してチャンスをうかがった。先発平均年齢が30・64歳という「おじさん軍団」が、老かいな試合運びで昨季王者を沈めた。

 中村は「レイソル(柏)、浦和、仙台と強い相手との試合がある。これからだよ」と気を引き締めた。破壊力抜群の攻撃力に経験豊富な選手がそろう横浜Mの連勝が、どこまで続くか楽しみだ。

(2013年4月7日06時04分 スポーツ報知)

リーグ通算125得点目を決めたFマリノスのマルキーニョスである。
この得点でJリーグに於ける外国人最多得点記録保持者となった。
これも長らく日本で活躍を続けた結果である。
これからも多くゴールを決めて欲しい。
そのマルキーニョスとの戦いは5月3日に迫っておる。
この強力なFWを抑え込み勝利を掴み取りたい。
対戦が楽しみである。

セレッソ・新井場、結果が出なくて、すごく残念

古巣・鹿島と初対戦のDF新井場「セレッソのことだけを考えてプレーした」
13/4/6 19:16



[4.6 J1第5節 鹿島1-0C大阪 カシマ]

 試合前、セレッソ大阪のバスが到着すると、コンコースにいた鹿島アントラーズのサポーターが歓声をあげた。2004年から昨シーズンまで鹿島に在籍し、多くのタイトル獲得に貢献したDF新井場徹への声援だった。バスを降りた新井場は、コンコースのサポーターから見える位置まで歩き、サポーターの前で挨拶して、ロッカールームへと向かって行った。

 試合が始まると、鹿島サポーターは新井場がボールを持つたびに、愛情に満ちたブーイングを浴びせた。そして、試合後には新井場が鹿島サポーターの前に行き、大きな拍手の中で一礼した。

 チームを離れてからも、これほど愛される選手もなかなかいないだろう。「それはもうね、今までサポーターと築いてきた関係だから」と、新井場は笑顔を見せた。

 鹿島時代、常にチームのことを最優先に考えてきたからこそ、今も不動の人気を誇るのだろう。その姿勢は、C大阪の背番号7を付ける今も変わらない。「歓迎してもらって、すごく嬉しかったですけど、試合が始まればセレッソのことだけを考えてプレーしました。結果が出なくて、すごく残念です」と、敗戦を悔しがった。

 古巣・鹿島との初対戦について「あまり他の試合と変わりませんでした。しっかりチームとしてゲームに入れたと思います。やるサッカーは伝統的に昔から変わらないので、ある程度、メンツを見て、どういうサッカーをしてくるかは分かりました。ダヴィとかは一緒にやっていませんが、個人技があることも分かっていたので、しっかり対応ができたと思います」と、振り返る。

 新井場は、前半から何度も攻撃参加を見せ、タイミング良くボールを受けて、次のプレーにつないだ。この日は右サイドで先発したことで、鹿島では自身が務めることの多かった左SBの後継者DF前野貴徳と向かい合う形になった。対面した前野は「山口選手、柿谷選手と(のマッチアップ)が多かったので、直接、マッチアップをする回数は少なかったですが、(新井場は)いつの間にか高い位置にいてやりにくかった」と、前任者のプレーに刺激を受けた様子だった。

 思い入れのあるスタジアムでの試合を終えた新井場は、すぐに次の試合を見据えた。「もちろん今日は勝ちたかったです。でも、それは相手が鹿島だからというわけではなく、すべてのチームに勝ちたいですし、タイトルを目指すには勝たないといけません。今日も結果的に負けましたが、やろうとしていることは、そんなに間違っていない。今日のようにいろんな経験をして、継続してやっていけば、チームとして成長できると思います。ナビスコ杯もすぐにあるので、切り替えてやっていきます」。常勝軍団・鹿島で培った勝者のメンタリティを、新井場はC大阪にも植え付けていく。それができれば、C大阪でも鹿島と同じように愛される選手になることは、間違いないだろう。


(取材・文 河合拓)

古巣・鹿島に敗戦も気持ちを切り替える語るセレッソの新井場である。
この試合では再三再四、右サイドを駆け上がり、前野を悩ませた。
その前野は「いつの間にか高い位置にいてやりにくかった」とコメントしておる。
前野にはこの経験を糧とし、新井場を越える左サイドバックとなって欲しい。
期待しておる。

セレッソ戦コメント

2013Jリーグ ディビジョン1 第5節


鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・勝つと記者さんが少なくなる(笑)。(序盤は押されたが)立ち上がりは相手が前からプレスをかけて来て我々のビルドアップを防ごうという狙いがあったと思う。それを瞬時に感じて、キレイなサッカーというよりもロングボールを入れて相手のラインを下げさせることをやらなければいけなかった。これはごく当たり前のことかと思う。相手が前からプレッシングし続けることを90分やり通せるかと言ったら、出来ないわけであって、それを抜け出すための作業というものをもう少し賢くやれれば良かったかなと思う。

・前半はポゼッション率ではC大阪の方が高かったと思うが、効率性や目的意識という部分では我々の方がゴールへ向かうというところやゴールにたどり着くところで、そのプロセスが良かった。C大阪の選手たちを見ると、特に中盤から前にかけては非常に有望な若い選手がいて、とても手強い相手だと試合前から知っていたし、それに加えて外国籍選手が絡み、非常ににいい形での融合の仕方をしている。バランスの取れたチームであると思う。こういうチームから勝つには、チーム全体でこの時間帯は何をすべきかというようなことを実行できるようにならないといけない。

・日本の場合、30歳を超えたら皆さんは「ベテラン」という扱いをすることが多いが、海外では30歳以上の選手たちが高いレベルでプレーしているわけであり、それは当たり前のこと。だから、そういう扱いの仕方によって、選手たちにもダメージを与えてしまう。こういう扱いを控えることは選手たちにもプラスになると思う。ウチでは恐らく6、7名が30近くか30歳以上の選手であるが、私は31〜34、35歳でもごく普通に扱う。小笠原、本山、中田、野沢、そして他にも30歳以上の選手がいるが、急にサッカーセンスや視野といったものを忘れるかと言ったら、忘れるわけがない。ただそれを実行するための運動量やパワーというものをしっかりと持ってもらえれば、継続して力を発揮できる。こちらで準備の仕方を考えてあげれば、彼らも今まで通りにやれるし、そこにプラスされるものが10代、20代から培ってきた経験というもので試合の駆け引きだったりに使えるわけで、それを単純にベテランという言い方で終わらせてしまうのは好ましくないと思う。

・若い選手に関しても、有望な選手がいるので育てていかなければならない。先ずはしっかりと準備させなければいけないし、大きなクラブというものはワンプレーで今後の人生が変わるもの。それに対する責任や重圧は往々にして若い選手が背負えるものではない。そういう準備をきちんと彼らもしていかなければならないし、いい状態で選手がピッチに立てるようにするのが私の役割であって、そのタイミングというものを逃してはいけないし、いい形でつなげていかなければならない。



【遠藤 康】
立ち上がりに押し込まれてしまったが、モトさんがボールを触れるようになってからはこっちのペースになった。シュートは思いっきり打てば、誰も触れないと思った。守備はSBと良い連係も取れているし、攻守の切り替えも早かった結果が無失点につながったと思う。

【前野 貴徳】
後半、相手を前に向かせなかったと思う。集中して守備をして0に抑えられて良かったが、もう少し守備で起点になれれば良かった。良いタイミングでオーバーラップしたところにジュニさんがパスを出してくれたので良いクロスを上げたかったが、ミスをしてしまったので修正したい。

【青木 剛】
無失点で勝てた事は良かった。序盤は勢いを持って来られたけど、失点しない様に考えてプレーした。しっかり守っていれば自分たちのペースになると思ってしのいだ。

【ダヴィ】
自分のプレーを最後まで信じてやった結果がヤスへのパスにつながった。DFやGKはミスをすると信じて、プレーした結果だと思う。チームとして良い試合を継続してやりたい。

【岩政 大樹】
最初は相手の特長が出るところもあったが、裏に抜けるような選手がいなかった。徐々に相手の攻撃に慣れてきて守備がはまるようになった。はまってしまえば、あとは集中力の問題だけ。

2013年04月06日(土)

本日行われたJ1第5節C大阪戦は1-0で勝利しました。

【J1:第5節 鹿島 vs C大阪】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(13.04.06)
4月6日(土) 2013 J1リーグ戦 第5節
鹿島 1 - 0 C大阪 (15:04/カシマ/10,837人)
得点者:58' 遠藤康(鹿島)

●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):

Q:序盤は押されていましたが、その後は無失点でした。守備の評価についてお願いします。あと本山選手のパフォーマンスに対する評価もお願いします。
「立ち上がりというのは、入りというよりは相手が前からプレスを掛けてうちのビルドアップを防ごうという戦法や狙いがありました。それはチームとして瞬時に感じて、きれいなサッカーというよりは確実なことをやらねばなりませんでした。ロングボールを蹴って相手を下げさせる作業をやらなければならず、ごく当たり前のことではないかと思います。相手が前からプレスを掛けるのであれば、それが90分持続できるかと言えばできないわけであって、そこから抜け出すための作業をもう少し賢くやればよかったかな、という部分はあります。おそらく前半はポゼッション率に関してはセレッソの方が高かったと思います。ただ、効率性とか目的意識に関しては、我々の方がゴールに向かうところやたどりつく部分でプロセスが良かったかな、と思います。まあ、セレッソの選手を見ていくと、特に中盤から前は将来有望な若い選手がいて、とても手強い相手だという印象が試合前からありました。それに外国人選手が加わって良い融合の仕方をしており、バランスのとれたチームだったと思います。ですので、こちらとしてはチームとしてやるべきことの整理が必要でした。あとは、みなさんがよく30歳を超えたらベテランという表記をすることが多いと思いますが、海外では30歳を超えた選手が高いレベルのプレーをしています。それは当たり前のことで、その扱いや表記の仕方によって選手にダメージを与えます。もう少し、その見解や表記は変えることができると思いますし、選手にも、あるいは優秀な日本人選手にもプラスの影響を与えると思います。うちは、6〜7名の選手が30歳以上ですが、ただ僕は30歳から35歳でも普通の選手として扱っていますし、例えば小笠原、本山、中田、野沢、ほかにも30歳を超えている選手がいますが、急にサッカーのやり方やサッカーセンス、ボールコントロールや視野の持ち方を忘れるのかと言ったら忘れるわけではありません。それを実行するための運動量やパワーというものが持続できれば、それを継続して発揮できるわけです。その扱い方や準備の仕方を考えてあげれば、彼らも普通にやれるし、それにプラスされるのが10代、20代から培ってきた経験というものがありますし、試合の駆け引きや相手を突くべきタイミングもわかっています。ベテランというくくりで表記されることはあまり好ましいことではないと、僕は思いますが、それは自由なことなので規制することはできませんし、皆さんのやり方なので尊重したいと思います。あとは若い選手についてですが、有望な若い選手がいて、それを育てていかなければいけない。そのサイクルが普通であって、彼らはまず準備をしなければいけません。大きなクラブになれば、あるいはプロの世界というものは、勝敗や1つのパスで自分の評価や今後の人生が変わってきます。それに対する圧力は、若い選手は背負えない部分があるので、そのための準備をしていかないといけない。それをやることによって、選手たちが良い状態でピッチに立てるようにしなければならないし、そこに繋がるように僕は手を尽くさないといけないと思っています」

Q:中盤でボールが繋がってゲームを支配していたと思いますが、前に行く速さが少し足りないように思ったのですが?
「単体でこの試合だけで考えればその考えになるかもしれません。しかし我々はタイトな日程を戦っており、水曜にヤマザキナビスコカップをやって、またすぐに次の水曜日にヤマザキナビスコカップがあって、その週末にもリーグ戦があります。そのなかで修正しなければいけないので時間がない。この日程だと体力回復しかできず、修正するためには映像と口頭で注意するしかありません。残念な部分は、時間がないということです。例えば今日の試合に関して言えば、セレッソさんもどれだけのチャンスをつくったのかを見てもらえれば、それだけ質というものに表れているわけです。今日に関して言えば、つくったチャンスの数を天秤に掛けて、得点数とシュート数の部分を大目に見ざるを得ないと思います。選手にはつねに高いレベルでのパフォーマンスを要求していますし、ぎりぎりの状態にいるということは、試合の内容を見てもらえればわかると思います。もっと向上させたいのですが、それもできない状態です。だから、単体で試合だけを評価するのではなく、タイトな日程のなかでどう乗り越えていくのかを見てもらえればと思います。あとは、我々の場合は水曜のマザキナビスコカップでも勝たなければいけなかった試合でしたし、次の水曜の試合も勝たなければなりません。選手たちはその圧力のなかでやっていかなければならないため、体力的な疲労だけでなく精神的な疲労も体力につながっていく。いろいろ複合的な要素を監督としては評価しないといけません」

以上

【J1:第5節 鹿島 vs C大阪】試合終了後の各選手コメント(13.04.06)
●本山雅志選手(鹿島):
「前半の方はチャンスもつくれたし、相手のボランチを消すことも多少はできたし、もっと厳しくやれる部分はあったと思うので、そういうところはしっかりやっていきたいと思います。
(Q:先発と言われて、まず考えたことは?)
ゲームをつくることと、ボランチを消す仕事が多くなるので、そのバランスのことですね。
(Q:ヤマザキナビスコカップの値千金のゴール、今日のゲームをつくるところ、良い流れをつくっていると思いますが?)
うーん。みんな巧いんで。僕がなにをするという問題ではないんですけど、良い形で繋ぎ役になれればと思っていました。ただ、もっとやれると思う。(柴崎)岳とかのパスを引き出せると思うし、(遠藤)ヤスの動きを引き出すとかもやれると思う。でもあんまり一緒にやってないんでね。つねにベンチからだったので、もっと上げていければ良いと思います。
(Q:今日はどういうことを考えてプレーしていましたか?)
やっぱりリズムをしっかりと。あとは(野沢)タクとかにボールを預けたらキープできるので、周りをうまく使うことを考えていました。あと、ダヴィからもっと引き出せれば良かったんですけど。行けちゃうんで。というか全部行っちゃうんですけど(笑)、そういうところをもっと引き出していければもっとおもしろい攻撃が仕掛けられると思うんですけどね。まあ、勝ったんで、良かったと思います」

●岩政大樹選手(鹿島):
「連戦は5分の3が終わりました。2週間は覚悟を決めて挑んでいるつもりですし、連戦の時には自己管理が如実に出ると思っています。すべてを快復に費やして、試合で良いパフォーマンスを出すということを繰り返さないと、例えばこの年になれば連戦だしベテランだから休ませようということになって出場数は減ってくる。そうなりたくないので連戦は特に良い準備をするようにしてます。
(Q:セレッソのディフェンスがいろんな動きをしてきましたけど、それに対してどういう準備をしていましたか?)
うーん、そうですね。そんなに裏に抜け出すタイプの選手はいなかった。自分たちの前でうまいことはしてましたけど。最初の時間は少し、相手の特徴が出るシーンがいくつかあって、そのなかで自分たちがリズムに慣れるというか、そういう時間がどうしても必要。その時間で失点しないということが必要でしたし、そこがゼロになっていれば自然にリズムに慣れてくるので、守備がはまってくるというか。よくある展開だったと思います。はまってからは、あとは集中力の問題で守れますんで、そこだけ意識してやっていました」

●青木剛選手(鹿島):
「鳥栖戦の辺りから、後半がくっと落ちることもなく、だいぶ慣れてきたのかな、というところは個人的には感じています。
(Q:1-0で逃げ切るのは優勝していた当時を思い起こさせますが、プレーをしていてどう感じていましたか?)
1-0で逃げ切るというのは鹿島の一つのスタイルでもあるので、そう言った意味では今日は鹿島らしいというか、相手の隙を突いて1点取って、しっかりゼロで試合を終わらせるというのが、ようやくできた試合でもある。それを継続できたら良いと思います。ゼロで終わるのにプラスして、もう少しカウンターで点が取れれば、もっと良い試合運びができると思う。まずはしっかりゼロで終わらせるということを継続して、もう少し攻めてきたところを逆にとって、またカウンターで攻めるという戦い方ができればと思います」

●柴崎岳選手(鹿島):
「そんなにチャンスもつくられなかったですし、一人一人がマークに責任を持って付いていたし、受け渡しもうまくいっていた。フリーの選手が生まれることもなかったし、ミドルシュートのところでも最後の最後のところで誰か一人が出るということもできていた。まあ、ここ数試合のなかでは守備は一番機能していたと思います。こういう試合ができればもっともっと上に行くことも可能じゃないかと思います。
(Q:試合の序盤は相手が良い時間帯をつくっていたと思いますが、どういう声を掛け合っていたのですか?)
相手もすごく流動的に選手を配置して動いてきて、それを掴まえるのに手間取る時間もありましたけど、声を掛け合って、そういって流動的に動く選手を捕まえる意識になっていた。相手の良い時間もあったんですけど、修正力というか、そこから立て直していくことが今日はできていた。今日は守備に関しては、チームとしては合格点じゃないかなと思います。
(Q:攻撃はもう少しですか?)
精度でまだまだの部分がありますし、カウンターの精度だったりもまだまだ甘い。引いた相手に対してちょっと急いでしまう部分もあったんで、そこの使い分けというか、行ったり来たりにならないように自分らがボールを保持するところは保持して、カウンターをするときはしっかり精度を持ってシュートで終わる。2次カウンターにならないようにしていかないといけない。1−0でしたけど、もっともっと点数は決められた試合ではないかと思います」

●遠藤康選手(鹿島):
「立ち上がりはちょっと押し込まれましたけど、モトさん(本山)とかがボールを触れるようになってからは、徐々にうちのペースになってきたんじゃないかなと思います。
(Q:白星が先行しました。気分良くアウェイに行けるのでは?)
そうですけど、次の試合は次の試合でまた別の相手なんで、切り替えてやっていきたいと思います。
(Q:守備が崩されなかったと思うが、変わった部分はあるか?)
ちょっと押し込まれた部分はありましたけど、サイドバックと良い連携が取れてるんで。みんなの切り替えも速いですし、そういう部分が繋がってるんじゃないかと思います。
(Q:2点目のチャンスもあったが?)
そうですね、ああいうのもちゃんと決めていかないといけないと思います」

●前野貴徳選手(鹿島):
「前半はあまり守備のところでも行けてなかったが、後半は前を向かせなかったと思いますし、全体的にみんな集中して戦っていたのでゼロに抑えられて良かったと思います。
(Q:自分のプレーについてはどういう考えだったのか?)
もう少し攻撃のところで起点になれれば良かったんですけど、どっちかというと守備に追われる時間が長かったので、とりあえず失点しないことを考えていました。
(Q:上がっていたときはスルーパスをよく狙っていたと思いますが?)
狙えるところは狙っていこうと思っていましたし、結構雨が降ってきてボールが走るようになっていたので、速いボールで相手をはがそうと思った。まあ、ところどころずれていたり、後半最後のクロスもミスりましたし、そういうところは修正が必要ですし、集中してやりたいなと思います。
(Q:このチームでやる手応えは感じていますか?)
もっとやるべきことが僕自身ありますし、ほんとうに三冠目指してますし、それに向けてチーム一丸となってやりたいと思います。
(Q:新井場選手とは?)
今日に関しては、新井場さんというよりは、山口選手であったり柿谷選手がマッチアップすることが多かったんですけど、イバさんも良いタイミングで上がってきた。いつの間にか高い位置に来てるんで、その辺は脅威というか、ボール持ったら落ち着いて崩されましたし、やっぱ巧いですね。
(Q:終わった後に話していませんでしたか?)
『おつかれさま』『がんばって』みたいな感じで、終わった後に挨拶はありました。
(Q:この前の試合は60点と言っていたけれど、今日は?)
いや、今日の方が悪かったかなという印象です。守備のところは多少良くなりましたけど、攻撃のところではあんまりだったんで。次、がんばります」

●野沢拓也選手(鹿島):
「守備に関しては良い試合ができたと思います。みんなで声を掛け合って相手にあまりチャンスをつくらせなかった。最初、相手の時間帯というのがありましたけど、そこでみんなが慌てることなくカバーできたかなという感じでしたし、ゼロで終わったことがチームとして良かったと思います。
(Q:今日みたいな試合ができると勝点も増えるのでは?)
そうですね、全員がああやって守備意識をもって90分を戦えたことは良かったと思います」

●新井場徹選手(C大阪):
「(Q:古巣対決でしたが?)
他のチームとくらべてそんなに意識することはなかった。まあ、試合に入ってしまえば関係ないので。チームとしてはしっかりゲームに入れたと思います。
(Q:鹿島のサッカーで、去年と違うところは?)
鹿島がやるサッカーは伝統的に昔から変わっていない。ある程度、メンツを見てどういうサッカーをやってくるのかは(わかった)。まあダヴィとはやってませんけど、ある程度はわかっていたのでしっかり対応はできたと思います。
(Q:ブーイングはどのように聞いていましたか?)
試合に入ってしまえば気にならない。集中していました。
(Q:それだけに勝ちたかったということでしょうか?)
もちろんそうですね。それは相手が鹿島どうこうではなく、すべてのチームに対して。タイトルを目指すという意味では勝たないといけないですし、今日も負けましたけど、やろうとしていることはそんなに間違ってないと思うし、こういういろいろな経験をして、また継続してやっていけば、チームとして成長していけると思いますけどね。すぐまたヤマザキナビスコカップが入ってきますので、切り替えてやっていきたいと思います。
(Q:悲観すべき内容ではない?)
結果がすべてみたいなことがあるんでね、負けたことをしっかり受け止めてやりたいとは思いますけど、内容的にそんなに鹿島がチャンスをつくってやれていたのかと言えば、まあそうではないと思いますし、うちもチャンスはありました。課題は最後の精度を高めるとか、連携をよくするとか、勝つときは全員のおかげで勝ってるし、負けるときも全員の責任。しっかりチームとしてやっていきたいです。すぐに試合が来ますんで、切り替えてやっていきたいと思います」

[ J1:第5節 鹿島 vs C大阪 ]

スコアレスのまま前半を折り返した試合は58分、GKキム ジンヒョンにダヴィがプレスをかけボールを奪うと最後は遠藤康(写真/#25)が左足で決め鹿島が先制した。

[ J1:第5節 鹿島 vs C大阪 ]

古巣・鹿島との対戦となったC大阪の新井場徹(写真右/#7)。一方、鹿島も大迫勇也(写真左/#9)怪我から復帰し途中出場を果たした。

[ J1:第5節 鹿島 vs C大阪 ]

1点を守り切った鹿島が今季リーグ戦2勝目。敗れたC大阪はリーグ戦初黒星を喫した。

[ J1:第5節 鹿島 vs C大阪 ]WOWプレーヤーズアワード:遠藤康選手(鹿島)

本日の試合で決勝点をあげた遠藤康選手(鹿島)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。


無敗C大阪を完封の鹿島、トニーニョ・セレーゾ監督のJ1通算100勝目を挙げる
13/4/6 16:54



[4.6 J1第5節 鹿島1-0C大阪 カシマ]

 J1は6日、各地で第5節を行い、鹿島アントラーズはホームのカシマサッカースタジアムでセレッソ大阪と対戦した。後半13分にMF遠藤康のゴールで先制した鹿島は、C大阪に反撃を許さずに1-0で勝利。今季無敗だったC大阪に初黒星を付け、8年ぶりに復帰したトニーニョ・セレーゾ監督のJ1通算100勝目を飾っている。

 鹿島は3日のナビスコ杯の鳥栖戦(1-0)で決勝点を挙げたMF本山雅志を昨年10月27日の清水戦(1-2)以来となるスタメン出場で起用。一方のC大阪も、3日のナビスコ杯新潟戦(1-2)で退場処分となったDF山下達也に代わり、ケガ明けのDF藤本康太がスタメン入りした。

 立ち上がりから攻勢のC大阪は、前半2分にMFブランコのパスを受けたMF山口螢がシュートを放つが、GK曽ヶ端準に弾かれる。ボールを保持しながらも、なかなかシュートに持ち込めないC大阪に対し、鹿島は前半18分にMF柴崎岳がドリブルからフィニッシュに持って行く。同21分にはDF前野貴徳のサイドチェンジをDF西大伍が受けて、MF遠藤康に落とす。中にボールを持ち込んだ遠藤がシュートを放ったが、クロスバーを越えて行った。

 前半24分にも鹿島は右サイドの遠藤が縦パスを入れるとFWダヴィがDF藤本康太を抜き去りPA内に侵入。中央には本山と柴崎が走り込んでいたが、ダヴィはシュートを選択し、右サイドネットに外してしまった。同32分にも鹿島はC大阪のCKから速攻に出る。遠藤からパスを受けた本山が、タメをつくって絶妙なスルーパスを遠藤に返す。PA内でボールを持った遠藤だが、ボールを上手くコントロールできずにチャンスを生かせなかった。

 なかなかリズムをつくれないC大阪も、前半36分に見事な速攻を見せる。GKキム・ジンヒョンのロングフィードを受けた柿谷がトラップから前を向き、そのままシュート。GK曽ヶ端の好守に阻まれたが、積極的にゴールを目指してチームを引っ張った。

 スコアレスで前半を折り返すと、後半の立ち上がりは鹿島がボールを支配する。6分には右サイドの折り返しから、柴崎がオーバーヘッドでゴールを狙ったが、ボールはGKキム・ジンヒョンの正面を突いた。後半13分にはダヴィが山口のバックパスにプレスを掛ける。GKキム・ジンヒョンがコントロールにもたついたところ、ボールを奪ったダヴィが中央に折り返すと、これを遠藤が豪快に叩き込み、鹿島が先制点を挙げた。

 先制直後にも、遠藤に決定的なシュートを打たれたC大阪は、シンプリシオとブランコを下げて、FW杉本健勇とMF南野拓実をピッチに送り出し、流れを変えようと試みる。対する鹿島も後半22分に本山と遠藤を下げ、FW大迫勇也とFWジュニーニョを起用。ダヴィと大迫の2トップにし、ジュニーニョを左SHに置いた。C大阪はジュニーニョのいる右サイドから攻撃に出る。柿谷、新井場の連動したパスワークからゴール前にクロスを入れるが、味方に合わなかった。

 終盤は両チームの運動量が落ち、ゲームが停滞する。後半40分、鹿島は野沢をベンチに下げて、MF本田拓也を起用して試合を締めにかかった。後半43分には、その本田のパスからダヴィが抜け出してシュートまで持ち込んだが、これはGKキム・ジンヒョンに弾かれた。3分間のロスタイムも守り切った鹿島が1-0で勝利し、2勝2分1敗と勝ち越している。
(取材・文 河合拓)

決勝点アシストのFWダヴィ「監督に100勝目をプレゼントでき嬉しい」
13/4/7 01:05



[4.6 J1第5節 鹿島1-0C大阪 カシマ]

 ブラジル人にとっては、特別な存在だ。鹿島アントラーズを指揮するトニーニョ・セレーゾ監督のことである。現役時代はブラジル代表として、1978年、1982年と2度のW杯にも出場。手厳しい自国メディア、ファンが、W杯に優勝できなかったにもかかわらず称賛するのは、彼を含めた『黄金のカルテット』のいたセレソンくらいだろう。

 この試合のキックオフ直前にも、C大阪のMFシンプリシオ、MFブランコ、FWエジノがそろって挨拶をしに、鹿島ベンチ前へ行った。もちろん、鹿島で指導を受けているブラジル人選手たちも、リスペクトしている。今季から鹿島に加入したFWダヴィが、前線から献身的な守備を見せている要因の一つに、母国のレジェンドから指導を受けていることもあるだろう。

 そのチェイシングが、この日の決勝点を呼んだ。後半13分、MF山口螢がGKキム・ジンヒョンにバックパスを出すと、ダヴィはすかさずプレッシングを掛けた。キム・ジンヒョンはダヴィをかわそうとしてキックフェイントをしたが、ダヴィは引っかからなかった。キム・ジンヒョンと競り合いながら、浮き球を中央に入れると、これをMF遠藤康が受けて、左足で強烈なシュート。これが決まり、鹿島が1-0で勝利した。

 ダヴィは「自分のプレーを最後まで信じてやったことが、遠藤へのラストパスにつながったと思います。途中であきらめてはいけません。DF、GKは必ずミスをすると、信じてプレーしたことが、あのゴールにつながったと思います」と、自身のアシストを振り返った。

 この日はC大阪の守備陣も、ダヴィを警戒し続けた。DF茂庭照幸やDF藤本康太と激しい肉弾戦を繰り広げる場面もあったが「それは起こり得ることですし、自分も準備しないといけない」と、冷静だ。そして「試合を重ねることで、相手も分析をしてきます。試合の中で、どこが攻撃の起点になっているかが分かれば、そこに厳しく来るわけですからね」と、攻撃をけん引しているという自負を口にした。

 今季リーグ戦2度目の勝利で、8年ぶりに鹿島に戻った指揮官はJ1通算100勝に到達した。決勝点をアシストしたダヴィは、特別な1勝をもたらせたことについて「100勝目をプレゼントできて、とてもうれしく思っています。私だけではなく、チーム全員がそういう気持ちです。彼はブラジルでも、日本でもスターですし、日本でも監督として多くの功績を残しているので、記念となるプレゼントができて、すごく嬉しいです」と、恩返しができたことを喜んだ。

(取材・文 河合拓)

通算100勝目のトニーニョ・セレーゾ監督「前半も我々のプロセスの方が良かった」
13/4/6 18:46



[4.6 J1第5節 鹿島1-0C大阪 カシマ]

 J1通算100勝。過去3人しか達成していない偉業を成し遂げた鹿島アントラーズのトニーニョ・セーレゾ監督は「勝つと記者が減りますね」と、笑顔で試合後の記者会見場に現れた。中3日で臨んだJ1第5節は難しい一戦となった。今シーズン、勝利のなかったC大阪の前になかなかボールを保持できない時間が続く。それでも、粘り強く勝ち点3をつかんだ。

 過去にも鹿島を指揮し、常勝軍団をつくりあげた指揮官は、前半からチームが何をするべきか分かっていたという。「立ち上がりは相手が前からプレスを掛けて、うちのビルドアップを防ごうという狙いがありました。私たちはチームとして瞬時に切り変え、綺麗なサッカーではなく、確実なことをやらないといけません。ロングボールを入れて相手を下げさせる作業ですね。90分、相手がプレッシャーを掛け続けることは不可能です。ですから、前半のポゼッション率はC大阪の方が高かったと思いますが、効率性、目的意識、どうやってゴールにたどり着くかという面では、我々のプロセスの方が良かったと思います」と、胸を張った。

 実際に後半、C大阪の運動量が落ち、試合は鹿島ペースで進んだ。そして後半13分にはFWダヴィが相手のバックパスに対し、猛烈なプレッシングを掛け、C大阪のGKキム・ジンヒョンのミスを誘発。ボールを奪ったダヴィはMF遠藤康にパス。これを遠藤が豪快にゴールに蹴り込み、1点を挙げた。その後もC大阪に好機を与えることなく試合は終了している。

 勝利への道筋をしっかりと示し、J1で4人目となる偉業を達成した指揮官。2000年にはチームを史上初の年間三冠(リーグ、ナビスコ杯、天皇杯)にも導いている男の目には、タイトルへの道筋も見えているはずだ。


(取材・文 河合拓)

選手の年齢について言及するトニーニョ・セレーゾ監督である。
確かに多くの者が30を越えた選手をベテラン扱いし、峠を過ぎた選手とするケースがある。
それは誤りであり、選手の質を語るに年齢は除外考えているとのこと。
トニーニョ・セレーゾ監督自身が41歳まで現役を続けた経験を持ち、選手を長く続けることの意味をよく知っておる。
多くの選手が長く現役を続けてくれることを願っておる。
プロフィール

Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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