大目標は天皇杯とナビスコカップを含めた3冠

【第2ステージ・ラスト5のシナリオ】鹿島編|大目標は天皇杯とナビスコカップを含めた3冠
増山直樹(サッカーダイジェスト)
2015年09月30日


広島の取りこぼしを待ち、第2ステージ制覇、そしてCSへ。


ホームでは2連敗中ながら、内容は決して悪くない。むしろ守備が整理され、チームとしてまとまってきた印象だ。写真:サッカーダイジェスト

 J1リーグ第2ステージも残すところ、あと5節。ステージ優勝争いはもとより、年間勝点に左右されるプレーオフ進出・残留争いも注目されるところだ。シーズンもクライマックスを迎え、各チームはラスト5試合をいかに戦うのか。担当記者がポイントごとに探る。

――◆――◆――

ポイント1)現時点の目標と、目標到達に必要な勝点は?
J1残留/15(5勝0分け0敗ペース) 

 2位につける第2ステージはもちろん、天皇杯とナビスコカップでも勝ち残っており、今季は3冠が大目標となる。リーグ戦に目を移せば、第2ステージ首位の広島とは勝点3差。ただし得失点差では12も離れているため、現実的には勝点4差で計算すべきか。

 そうなれば当然、目指すは全勝。年間上位クラブとの対戦が続く広島の取りこぼしを待ち、第2ステージ制覇、そしてCSへつなげたいところだ。

ポイント2)ラスト5試合に向けて現状の強み、好材料は?

 このところホームで2連敗を喫しているが、ゲーム内容自体は悪くない。石井体制に移行後は前線からの守備が整理され、チームにまとまりが生まれつつある。これが現在の最大の強みで、実際に自分たちのペースで試合を進められる時間が増加している。

ポイント3)累積警告や怪我人などの懸念材料は?

 右膝十字靭帯と右膝半月板の損傷で今季絶望のジネイを除けば、怪我人によるトラブルはなさそうだ。とはいえ、今後は3つのコンペティションを戦う過密スケジュールが待ち受けており、コンディション維持には十分に注意を払いたい。一方、累積警告でリーチが掛かるのは、山村、カイオ、ファン・ソッコ、西、遠藤の5人だ。

充実の金崎は、代表に選ばれても不思議ではない。


好調をキープする金崎が攻撃陣を牽引。09年以来となる代表選出も現実味を帯びるか。写真:サッカーダイジェスト

ポイント4)目標達成へのキーマンとなるのは誰?
金崎夢生/FW

 躍動感に満ちた飛び出しと、キレのあるドリブル、積極的なミドルシュート……。最前線に入る金崎の充実は、目を見張るレベルだ。攻撃ではほとんどの局面に顔を出し、リーグ戦では、ここ5試合で3ゴールと絶好調だ。今のプレーを継続できれば、09年以来となる日本代表に選ばれても不思議ではない。

ポイント5)ラスト5試合のうち鍵を握りそうなゲームは?
14節 柏戦(@カシマ/14:00)

 残るリーグ戦の相手は、神戸、柏、湘南、横浜、名古屋。第2ステージ、年間順位ともに上位のクラブではなく、与しやすくも見える。ただし、第1ステージでの対戦成績は2勝(柏戦、横浜戦)1分(名古屋戦)2敗(神戸戦、湘南戦)と五分の勝率だ。

 なかでも注目したいのは、過密日程の最終戦となる柏戦。15日間で4試合というスケジュールを乗り切れば、以降の戦いにも弾みがつくだろう。

文:増山直樹(サッカーダイジェスト編集部)


2ndステージ残り5試合を占うサッカーダイジェストの増山記者である。
5戦全勝を目標とする。
首位・広島の取りこぼしを待ち、ステージ制覇を目指したいところ。
そのキーマンは金崎夢生と言えよう。
豊富な運動量とテクニック、何よりも貪欲にゴールを狙う姿と泥臭いプレイがチームを鼓舞する。
鹿島の象徴となるべき素晴らしきプレイヤーである。
夢生を中心にゴールを奪い、堅守にて勝利を掴んでいこうではないか。
ステージ制覇、そしてリーグタイトル奪還を狙いたい。
期待しておる。

金崎夢生の存在感

午前練習


鹿嶋は心地良い秋晴れに恵まれています。選手たちはミーティングをした後、パス練習や攻守のトレーニング、ゲーム形式のトレーニングなどを行いました。


シュート体勢の金崎夢生である。
好調な様子が伝わってくる。
夢生の思い切りの良いプレイがチームに活気を与える。
この週末から始まる過密日程も吹き飛ばす勢いをつけてくれるであろう。
夢生の存在感で勝利を積み重ねる。
活躍を期待しておる。

脩斗と満男、練習にて対決

2部練習


オフ明けの今日、選手たちは午前、午後の2部練習を行いました。


練習にて対峙する山本脩斗と満男である。
東北人魂のぶつかり合いといったところか。
試合中、この二人のホットラインは太く感じる。
左サイドが活性化しているのは、脩斗の躍動もあるが、脩斗への満男のパスが絶妙である部分も大きい。
サイドアタックは現代サッカーの生命線である。
サイドを切り裂く脩斗の突破は満男が司っておる。
これからも二人の連携にて勝利を積み重ねていこうではないか。
楽しみである。

慶應義塾大学・久保くん、衝撃的だった「岩政大樹との出会い」

衝撃的だった「岩政大樹との出会い」慶應大・久保飛翔がJ2岡山入りを決めた理由
安藤隆人
2015年09月29日

自分の『伸びしろ』に気付かせてくれた元日本代表のアドバイス。

 ある男との出会いが、彼を大きく変えた。

 慶應義塾大4年のCB久保飛翔は、練習参加したJ2ファジアーノ岡山で、これまでの考え方を覆されるような経験をし、迷わず来季の加入を決めた。

 愛媛県の強豪・済美高時代から、185センチの長身と高い身体能力で注目を集める存在だった。久保がいた世代の済美は、前線にFW藤本佳希(明治大4年)もおり、攻守の二枚看板を擁する好チームで、プリンスリーグ四国では圧倒的な力を発揮。プレミアリーグ昇格へあと一歩のところまで迫った。

 慶應義塾大に進んだ久保は、持ち前の身体能力を活かしたプレーで守備の要へと成長し、プロのスカウトの視線を浴びるようになる。だが、順調に成長できているはずだと考えていた自分の考えの甘さを、岡山で痛感することになったのだった。

「岩政大樹さんと出会って、CBとしていろんなことを教えてもらいました。一番驚いたのが、本当にプレーの一つひとつ、意識の一つひとつを細かく考えながらやっていること。自分はおおざっぱで、感覚でプレーしていることが多いと痛感しました」

 鹿島の黄金期を支え、日本代表でもプレー。さらにタイ、岡山と渡り歩き屈強なCBとして多くの経験を積んできた一方、東京学芸大時代は数学の教員免許を取得するなど、明晰な頭脳を持つ名手の言葉は、どれをとっても久保にとって驚きであり、刺激的であった。

「ヘディングひとつとっても、当てる場所、飛ぶタイミング、空中でのバランス、ヘッドした後の対応、それだけで40分以上も話してくれた。ヘッドは得意だったけど、甘かったと痛感した。自分はそこまで考えてサッカーをやっていなかった。でも、甘さが分かった以上に、嬉しかったんです。だって、それだけ自分にはまだ『伸びしろ』があると気付けたわけですから」

 自分が知らなかった世界を知ることができた。では、自分が岩政のように考えながら、分析をしながらプレーしたらどうなるのか。“知らなかった”のは決して『悪』ではない。むしろ、“知ってからその先”が重要であり、そこでの努力が大きな成長へとつながるはずだ。

 自分の可能性を見出すとともに、努力すべき方向性もはっきりと見えた。ここから練習に取り組む姿勢は大きく変わった。

「単に『弾けば良い』、『守れば良い』と思っていた自分が、理論的に考えるようになったことで、今までの自分はなんてプレーに無駄な動きや要素が多いのだろうと気付いた。もっとシンプルに、周りを意図的に動かしながら、プレーすることを意識するようになった」

 関東大学リーグ15節の法政大との一戦で、久保は成長の跡を見せた。前半から巧みなラインコントロールで守備を統率すると、法政大ペースとなった後半は矢継ぎ早に攻撃を仕掛けてくる相手に対し、中央でどんと構え、必要以上にラインを下げることなく守り切る。

 細かいラインコントロールをしながらも、果敢に空中戦を挑み、シュートブロックに身を挺し、要所では強気な守備で劣勢のチームを支え続けた。結果、0−0のドロー。後半はいつ失点してもおかしくない状況下を、無失点で切り抜けた。

 これで慶應大は3試合連続無失点。逞しく成長したディフェンスリーダーに牽引され、慶應大は2位に浮上した。

「もっと考えてプレーしていきたい。それだけ伸びしろがあるわけですから」

 自分はまだ伸びる。成長する喜びを味わっている久保の意欲は、まだまだ尽きることがないだろう。

取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)


岩政に感銘を受けた慶應義塾大学の久保飛翔くんである。
練習参加した岡山にて岩政に出会い、衝撃を受けたとのこと。
やはり岩政の持つ、選手としての偉大さ、そしてプレイ以外の部分は大きなものと言えよう。
それは、岩政のブログからも伝わってくる。
彼の内面からにじみ出る人間性には大きな感銘を受けるのは当然である。
選手としての岩政、人間としての岩政をこれからも応援していきたい。

練習試合 ソニー仙台戦

練習試合


浦和戦から一夜明けた今日、15時からソニー仙台との練習試合を行いました。鈴木優磨選手と中村選手、山村選手、豊川選手、梅鉢選手、杉本選手がゴールを決め、6-3で勝利を収めています。


ソニー仙台との練習試合に出場した大橋である。
この大型ボランチへの期待は並々ならぬものがある。
パスを散らし、機を見て前線へと上がるのだ。
楽しみな逸材である。

U-18日本代表 練習試合 静岡産業大学戦

U-18日本代表 AFC U-19選手権2016予選 直前キャンプ 練習試合マッチレポート vs 静岡産業大学
2015年09月27日

U-18日本代表 AFC U-19選手権2016予選 直前キャンプ 練習試合マッチレポート vs 静岡産業大学

練習試合 vs 静岡産業大学
2015年9月26日(土) キックオフ 10:00 試合時間 90分(45分×2)
静岡産業大学第2グランド(静岡/磐田市)
U-18日本代表 5-0(前半2-0、後半3-0) 静岡産業大学

得点
9分 堂安律(U-18日本代表)
17分 浦田樹(FK)(U-18日本代表)
55分 小川航基(U-18日本代表)
57分 小川航基(U-18日本代表)
58分 小川航基(U-18日本代表)

前半メンバー
GK:廣末陸
DF:岩田智輝、冨安健洋、中山雄太、浦田樹
MF:堂安律、鈴木徳真、坂井大将、?木彰人
FW:一美和成、岸本武流

後半メンバー
GK:山口瑠伊
DF:藤谷壮、野田裕喜、町田浩樹、舩木翔
MF:岩崎悠人、佐々木匠、森島司、久保田和音
FW:吉平翼、小川航基

サブメンバー
GK:小島亨介

マッチレポート
直前キャンプ最終日は、静岡産業大学とのトレーニングマッチ。
試合開始から日本が優位に試合を進めると、9分に堂安選手がペナルティエリア付近から左足で豪快なミドルシュートを決めて先制。続けて17分には、ゴールから30m付近で得たフリーキックを浦田選手が左足のシュートで直接ゴールネットを揺らし2点目を奪います。
後半に入っても日本のペースで試合は進むと、小川選手が4分間でゴールを量産します。55分は左足、57分には右足、58分にはヘディングでゴールを決めてハットトリックを達成。その後も日本が攻撃を続け、何度も得点のチャンスを作りますが、ラストパスの精度を欠いてしまう場面もあり追加点は奪えず試合終了。5-0で静岡産業大学に勝利し国内での直前キャンプを終えました。
U-18日本代表は、明日27日に予選会場となるラオスへ出発します。

選手コメント
岸本武流 選手(セレッソ大阪U-18)
自分自身、直前キャンプ前に怪我をしてしまい、昨日の練習からチームのトレーニングに合流しました。そして、今日の試合が直前キャンプでは初めての試合となりました。試合ではチームメイトとのコンビネーションがあまり合わなかったので、ラオスとの初戦には本調子で挑めるように体のケアやトレーニング中のコミュニケーションをしっかりとっていきたいです。そして、チームのために最善を尽くせるように頑張ります。

鈴木徳真 選手(筑波大学)
今日で国内での直前キャンプが終わり、試合結果も内容も良い状態でアジア予選に入っていけると思います。これまで、この代表に関わってくださった人達の思いを背負い、日本代表としての誇りをもって戦ってきます。日本からの熱い応援をよろしくお願いします。

森島司 選手(四日市中央工業高校)
今日は静岡産業大学と試合をしましたが、前の試合よりも守備が改善できていて、相手に縦パスを通されることが少なかったので、良かったと思います。明日からラオスに入りますが、コンディションを整えて、心身ともに良い状態で予選を迎えられるようにしたいです。

町田浩樹 選手(鹿島アントラーズユース)
今日の試合が予選前最後の試合ということで、全員立ち上がりから高い集中力をもって挑みました。攻守において多少課題はありますが、全員がやることを共有しベクトルを合わせることができました。特に2試合を通して無失点で終えることができたことは良かったです。この2試合での収穫をアジアの予選に活かしていきたいです。


スケジュール
9月21日(月) 18:00 トレーニング (エコパ補助競技場)
9月22日(火) 9:00
15:30 トレーニング (ヤマハリゾートつま恋多目的広場)
9月23日(水) 9:00
15:30 トレーニング (ヤマハリゾートつま恋多目的広場)
9月24日(木) 9:00
3-0 トレーニング (ヤマハリゾートつま恋多目的広場)
練習試合 vs ジュビロ磐田 (ヤマハスタジアム)
9月25日(金) 9:00 トレーニング (エコパ補助競技場)
9月26日(土) 5-0 練習試合 vs 静岡産業大 (静岡産業大第2グラウンド)
9月28日(月) トレーニング
9月29日(火) トレーニング
9月30日(水) トレーニング
10月1日(木) トレーニング
AFC U-19選手権バーレーン2016 予選(グループJ)
10月2日(金) 19:00 vs ラオス(National Sports Complex Stadium)
10月3日(土) トレーニング
10月4日(日) 16:00 vs フィリピン(National Sports Complex Stadium)
10月5日(月) トレーニング
10月6日(火) 16:00 vs オーストラリア(National Sports Complex Stadium)

※日本国内でのトレーニングおよびトレーニングマッチは一般の方も見学可能です

[練習試合]U-18日本代表が大学生に5-0快勝、手応えの2連勝でこの1年の集大成へ
15/9/26 22:15

[9.26 練習試合 U-18日本代表 5-0 静岡産業大 静岡産業大第2G]

 10月2日に開幕するAFC U-19選手権予選(U-20W杯アジア1次予選)に向けて静岡県内で合宿中のU-18日本代表は9月26日、静岡産業大とのトレーニングマッチを実施。5-0で圧勝し、予選に向けて弾みを付けた。

 24日の磐田との練習試合(3-0で勝利)から中1日で行われたこのゲーム、内山篤監督は「今回の予選は酷暑の中(開催地ラオスは日中30℃を軽く超える気候)、中1日で3連戦を戦うことになる。当然、メンバーは入れ替えながら総力戦でやるつもり」と語ったとおり、磐田戦から先発7名を入れ替え。新たにDF浦田樹(千葉)、野田裕喜(大津高)、岩田智輝(大分U-18)、MF鈴木徳真(筑波大)、高木彰人(G大阪ユース)、FW岸本武流(C大阪U-18)、一美和成(大津高)を先発させた。

 一方、磐田戦から引き続いてGK廣末陸(青森山田高)、DF中山雄太(柏)、MF坂井大将(大分)、堂安律(G大阪ユース)の4名が先発リストに名を連ねた。本番もこうした準ターンオーバーのようなやり方で乗り切っていくことになりそうだ。

 試合は立ち上がりから日本ペース。「チームとしての仕上がりはいい。点を取れるにおいがするチームになってきた」と主将の坂井が語るように、複数人のプレーイメージがうまく重なるようなシーンもあって、攻守が機能。堂安の見事な左足ミドルシュートで先制すると、16分にも浦田がFKを直接流し込んで追加点を奪い取った。もともと左足のキック精度に定評のある浦田だが、「実はゴール正面で距離のある位置から決めたのは初めて。イメージ通りに蹴れたし、自信になります」と笑顔で振り返った。合宿中からプレースキッカーたちが居残り練習に励んできた成果が出た格好だ。

 後半は全員を入れ替えた日本だが、ここではFW小川航基(桐光学園高)が魅せる。開始8分で力強く鋭い得意のドリブルから左足シュートを叩き込むと、その2分後に今度は右足シュートを叩き込む。さらに1分後にはMF久保田和音(鹿島)のクロスから頭でもゴール。「左足でも決められるし、ヘディングもある。自分の強みが出せた」と本人も納得の笑顔を浮かべる怒濤のハットトリックを完成した。

 ただ、その後の時間帯は押し込みながらも点を奪えない少々もどかしい展開に。MF佐々木匠(仙台ユース)の決定的なヘディングシュートは枠上に外れ、終了間際に左SB舩木翔(C大阪U-18)の高速クロスに久保田が合わせた絶好機もシュートがGK正面に飛んでゴールならず。結局、試合は5-0のまま終了となった。

 内山監督は「本番が近付いてきて選手たちの集中力も増してきた。普段の練習から相当に意識高くやってくれている」と合宿の手ごたえを話しつつ、「ラオスの暑さを考えると、もっとゲームをコントロールしていくことが大事になる」と課題も語った。「本番」は2日に開幕し、6日の第3戦で最大のライバルと見られるオーストラリアと激突することになる。確実に予選を突破するにはグループ1位になるしかないため、そこがまさに決戦の場。U-18代表が、この1年の集大成となる戦いへいよいよ旅立つ。

[写真]スペースへのパスに追いついたU-18代表・浦田がスライディングクロス

(取材・文 川端暁彦)


静岡産業大学に快勝したU-18日本代表である。
久保田和音と町田くんはメンバーを入れ替えた二本目に出場しておる。
町田くんは完封に貢献し、和音はアシストしておるとのこと。
そして、町田くんは練習試合二試合での無失点をコメントしておる。
守備の要としてアジア予選でも躍動してくれるであろう。
二人の活躍の報を楽しみにしておる。

チャンスを逃してミスから自滅を招いたのは、ある意味で必然

【鹿島】興梠に「持ってない」と指摘された、らしくない敗戦
増山直樹(サッカーダイジェスト)
2015年09月26日


チャンスを逃してミスから自滅を招いたのは、ある意味で必然。


元チームメイトの興梠(30番)から「持ってない」と指摘された“常勝軍団”。昌子(3番)もこの敗戦を重く受け止めているようだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 曽ヶ端のファンブルにいち早く反応して決勝点を奪った興梠は、「心の底から強いなと感じた」と古巣を称えながら、「勝ち切るというところでは、まだまだ鹿島も“持ってないな”」と言及した。

 残念ながら、まさにそのコメントどおりのゲームだった。ハイテンションな序盤こそ、一進一退の展開のなかで両チームにゴールが生まれたが、徐々に鹿島が主導権を掌握。両サイドからシンプルに展開し、ダヴィと金崎の2トップを絡めた攻撃で浦和ゴールに迫った。

 前半に3つ、後半に5つ。合計8つの決定機を作り、シュートは27本を記録。ともに浦和(決定機3、シュート10)の3倍近い数字である。

 それでも、勝てなかった。

 確かに浦和のGK西川は何度も素晴らしいセーブを見せていた。しかし「裏を返せば、僕らが(西川)周作さんを目掛けてシュートを打っていたような感じも多かった」(昌子)のも事実だ。

 金崎の突破は鋭く、日本代表CBの槙野を翻弄した。昌子はセットプレーで競り勝ち、何度も際どいヘディングを見舞った。それでも、「絶対に入れさせないという浦和の気迫」(昌子)の前に、最後まで2点目を奪えなかった。

 決め切るべきチャンスを逃し、ミスから自滅を招いたのは、ある意味で必然と言えよう。試合巧者らしくない敗戦。上位対決で敗れた直接的なダメージ以上に、粘り強く勝ち切った浦和に“お株”を奪われた印象が残る。互いにプレーインテンシティの高い好ゲームだったがゆえに、なおさらもどかしさを覚える。

 なにより、鹿島は勝つことで名声を上げてきたチームである。苦しみながらも、勝負どころを見極めて勝つ。抜け目なく勝点3をもぎ取る。それこそが鹿島イズムだ。選手たちは試合後、口々に「やりたいサッカーはできていた」と語ったが、そこが評価基準ではない最たるクラブが鹿島のはずだ。

 ミスを犯した曽ヶ端、本来のダイナミズムを欠いた柴崎を除けば、軒並み悪くないパフォーマンスを見せていた。しかし、プロセスだけでは意味がない。鹿島の選手たちは、誰よりもそこを理解しているだろう。

 最後の精度、若い選手と監督の経験値――。チームとして高めるべきものは少なくない。ただひとつ間違いなく言えるのは、「優勝するチームは、こういう試合を勝ち切る」(昌子)ということだ。

 第2ステージ首位の広島との差は勝点で3、得失点差では12まで開いた。これ以上、足踏みはしていられない。浦和から受けた厳しいレッスンを、是が非でも次につなげたい。

取材・文:増山直樹(サッカーダイジェスト編集部)


第2ステージ制覇に向け、これ以上足踏みはできない。結果にこだわる鹿島イズムを熟知する小笠原(40番)を筆頭に、ここからの巻き返しに注目したい。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)


浦和戦について記すサッカーダイジェストの増山氏である。
試合後のコメントから上手に記事を作っておる。
「鹿島は勝つことで名声を上げてきたチームである。苦しみながらも、勝負どころを見極めて勝つ。抜け目なく勝点3をもぎ取る。それこそが鹿島イズムだ。選手たちは試合後、口々に「やりたいサッカーはできていた」と語ったが、そこが評価基準ではない最たるクラブが鹿島のはずだ」この文章に集約されておる様に感じる。
粘り強く守り、機を見て攻めきる。
これが出来なかった試合では敗戦を喫した。
指揮官としては経験の浅い石井監督と若手の多いチームには高い授業料を支払うこととなった。
しかしながら、ここで諦めないのも鹿島のメンタルである。
強い気持ちで2ndステージ制覇を目指す。
期待しておる。

浦和戦コメント・報道

2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第12節


鹿島アントラーズ:石井 正忠
本当にたくさんの皆さんがスタジアムに来てくれた試合で、勝ち試合を見せることができず、残念な気持ちでいっぱい。浦和を相手に引いて守るのではなく、前からボールを奪う姿勢を90分間で何度も見せることはできた。崩すかたちも何度も見せられたことには満足しているが、2失点とも簡単なミスからの失点となってしまったことは残念だ。タイトルを獲るためにはミスを少なくしなくてはいけない。これから改善していく。最後は1−2から同点に追いつき、ひっくり返したいと思っていたが、交代のタイミングが少し遅かったと今は反省している。

Q. 選手たちが積極的にプレーしている点について、何が変化したポイントか?
A. ポイントはいくつかあるが、練習から試合と同じ状況を想定してやっている。一番は自分たちが練習からしっかり取り組まなくてはいけないという姿勢を見せるようになっている。そこの積み重ね。そこがチームの最低レベルであり、球際のところはしっかりいこうと言っている。



【遠藤 康】
チャンスを数多く作りながら負けてしまい、悔しい。ゴールの場面は、左サイドで良い崩しをして、後は決めるだけだった。勝ち続けないと優勝は見えてこない。どんな内容でも勝ちに行くサッカーをして、次につなげていきたい。

【昌子 源】
決定機を多く作れていたけど、自分たちのミスが響いてしまった。チームが良い流れで来ていた中で、自分が復帰した試合で負けてしまった。浦和に2度続けて逆転負けをして、本当に悔しい。

【曽ヶ端 準】
勝ち点3を取れる内容で試合を進めていた中で、あのようなプレーをしてしまった。チームに迷惑をかけてしまった。

J1 2nd 第12節 浦和戦


本日行われたJ1 2nd 第12節 浦和戦は1-2で負けを喫しました。

2ndステージ 第12節
2015年9月26日(土)15:04KO カシマ

[ 石井 正忠監督 ]
まずは、今日は本当にカシマスタジアム(県立カシマサッカースタジアム)に数多くの方が観戦に来ていただいたのに、勝ち試合を見せられなくて非常に残念な気持ちでいっぱいです。浦和さんに対して、引いて守るのではなく、前から積極的にボールを奪いに行く形を90分の中で何度も見せられたと思いますし、崩す形もたくさん出ていたと思うので、そういう点では満足している。ただ、2失点とも簡単なミスで失点してしまったことは残念に思います。そこはこれから改善していかなければならない部分ですし、タイトルを獲るためにはそういうミスはできるだけ少なくしていかなければいけないなと思いました。最後、1−2から同点に追い付いてひっくり返そうという気持ちでいたのですが、その部分で私の判断が遅れて起用する選手を入れるタイミングが若干遅かったんじゃないかと、今は反省しています。

2ndステージ 第12節
2015年9月26日(土)15:04KO カシマ

[ 曽ヶ端 準 ]
−−興梠 慎三選手に決められた72分の失点場面について。
1回味方に当たってコースが変わった。(昌子)源に「クリア」って言ったんですけど、そのタイミングで届かないなと思ったので自分で出て行って、ああいう結果になってしまった。内容は素晴らしい内容で、十分に勝点3を取れる内容の中でのああいうプレー。チームに迷惑を掛けてしまった。

[ 土居 聖真 ]
時間がなかったのでガンガン行くしかなかった。結構チャンスはあったのに決め切れなかったことが敗因かと思います。試合が終わった後、監督からは「良い試合をしてはいたし、誰の責任でもなくチーム全体の責任。リーグ戦もナビスコ(Jリーグヤマザキナビスコカップ)も天皇杯も続くから、切り替えてやっていこう」という話をされました。

石井 正忠監督(鹿島)会見『タイトルを獲るためにはミスをできるだけ少なくしなければならない』 J1【鹿島対浦和】
2015 09/27 06:40

2015年9月26日(土)15:04KICKOFF/県立カシマサッカースタジアム/29,030人
鹿島 1-2 浦和
得点者:3' 遠藤 康(鹿島)/6' 高木 俊幸(浦和)/72' 興梠 慎三(浦和)

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○石井 正忠監督
「本当にたくさんの皆さんがスタジアムに来てくれた試合で、勝ち試合を見せることができずに残念な気持ちでいっぱい。浦和さんに対して引いて守るのではなく、前からボールを奪う姿勢を90分間で何度も見せることはできたと思う。崩す形もたくさん見せられたことには満足しているが、2失点とも簡単なミスからの失点となってしまったことは非常に残念に思う。改善しなくてはならないし、タイトルを獲るためにはミスをできるだけ少なくしなければならない。最後は1-2から同点に追い付き、ひっくり返したいと思っていたが、起用する選手の交代のタイミングが少し遅かったといまは反省している」

Q:メンタル面でもプレーの面でも素晴らしい試合だったと思います。先ほど選手交代のタイミングが遅かったというお話でしたが、私個人としてはダヴィ選手を残したほうが良いと感じたのですが、その点はいかがですか?
「逆に僕は早いタイミングで(鈴木)優磨を入れたほうが良かったと感じている。土居も優磨も交代出場した二人については、個人で打開できる選手だと思っている。優磨を早いタイミングで出してスペースで受ける動きをしてもう一度中に入っていくようなプレーをしてほしかったので、早いタイミングで出せれば良かったと思っている」

Q:鹿島が勝ってもおかしくない試合でしたし、金崎選手を筆頭に球際の勝負などでも鹿島が勝っていました。選手たちが積極的にプレーできるようになった点について、何が変化したポイントなのでしょうか?
「ポイントはいくつかあると思うが、練習から試合と同じ状況を想定してやっている。一番は監督が代わったことによって、自分たちが練習からしっかり取り組まなくてはいけないという姿勢を見せるようになっている。トレーニングを一度見に来ていただければ分かると思うが、その積み重ねではないかと思う。そこがチームの最低レベルであり、ポジションに関係なく、球際のところはしっかり行こうと言っている。それが一番大きいんじゃないか。僕自身も引いて守るのはセレーゾのときにできていたので、自分たちからボールを奪うというサッカーの本質の部分に踏み込んでいくサッカーをしたいと思っているので、そういう意識も高まっていると思う」

Q:こういう意識の高いチームを作るために、これをやれと強要することが多いが、最後は自分たちがやりたい、選手たちで考えてやらないといけないという境地に達しないといけないと思いますが、そういうことを意識付けることができるのは、個人的には監督に必要なエッセンスだと感じています。その点はいかがですか?
「僕は選手に強要するのではなく、セレーゾ監督のときにはどこか自分の能力を出し惜しみする、100%出せていないと感じていたので、思う存分力を発揮できるように、トレーニングから出せるように、そういうことを狙って意識付けてきたことが良かったと思っている。練習から選手たちが判断して、個人個人の100%を出せるようにしていることがいまにつながっているんじゃないか」

鹿島アントラーズ 試合後の選手コメント『自分たちのミスが響いて、苦しい展開になってしまった』(昌子 源)+曽ケ端+鈴木+土居 J1【鹿島対浦和】
2015 09/27 06:58

2015年9月26日(土)15:04KICKOFF/県立カシマサッカースタジアム/29,030人
鹿島 1-2 浦和
得点者:3' 遠藤 康(鹿島)/6' 高木 俊幸(浦和)/72' 興梠 慎三(浦和)

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○曽ケ端 準
Q:失点の場面を振り返って。
「味方に一回当たって、コースが変わった。(昌子)源に『クリア!』と言ったんだけど、そのタイミングで自分では届かないと思ったので、あのような結果になってしまった。内容は素晴らしい内容で、勝ち点3を取れる内容だった中でのあのようなプレーをしてチームに迷惑をかけてしまった」

Q:セカンドステージでの順位争いでも痛い敗戦でした。
「こうなってしまった以上、しっかりとまた次に向けてやっていくことだけだと思う」

○鈴木 優磨
「サイドで起点は作れていたけど、相手にとって一番怖いところであるゴール前に入ることがなかった。もっとゴール前にいれば展開が変わったんじゃないかと思う」

Q:出場したタイミングでは相手の選手は疲れていたと思います。
「サイドでどんどんしかけていこうと思っていた。相手は引いているから一人かわしてもどんどんアプローチに来るので、クロスを上げるのもなかなか難しかった。ワイドの裏は取れたけど、そこからの精度が足りなかった。そこを上げていかないと。決定機はウチが多かったし、そこを決めていかないと勝てない」

Q:今季最多の観衆でした。
「そこはあまり意識していない。意識していないけどお客さんが多いことは感じていた。結果を残すことが必要で個人としてもシュートを1本しか打っていない。もっともっとチャンスに絡んで点を決めないと試合に出られない。ゴール前の質を上げていかないといけない」

Q:ご自身はゴール前にクロスを上げるシーンが目立ったが?
「サイドを取っていけと指示があったし、疲れて来ると裏に抜ける選手が少なくなるので、中で待っていることも大事だけど、動ける選手が起点を作って、そこからまた出て行くことが理想。オレも含めて、アイディアや精度が足りずに攻撃が単調過ぎたのかなと思う」

○昌子 源
「セットプレーの数も多かったけど、浦和の絶対にゴールに入れさせないという気迫を僕も感じたし、そういう部分が浦和さんはすごかった。悪い内容ではなかったし、シュートをたくさん打っていたので、それをゴールに入れる作業が必要。僕もタイミング的にヘディングも合ってきたので、決めたかった。槙野くんが激しくマーク(手を押さえてくる)してくることは分かっていたので、動き回ってつかませないようにしていた。内容は良かったけれども、ホームだし、結果が付いてきてほしかった」

Q:やりたいサッカーはできていたと。
「できていたと思うし、自分たちのミスから失点をしていた。早い時間帯で点を入れて、そのあとの10分、5分が大切と言っている中で失点をしたことが試合のポイントになったと思う。気持ちを切り替えて、よく言えば追い付かれただけだったし、そのあとのゲーム展開は良い形で進められた。僕自身、(興梠)慎三さんとは同じチームでやっていますし、プロに入って一番衝撃を受けた選手だったので、慎三さんに負けたくない思いはあった。こうやって戦えたことは自分の成長につながると思う。相手が後半はやり方を変えてきても後半は耐えられたし、あれだけ攻めてくれて、見ている人は得点は時間の問題と思っていたかもしれないけど、自分たちのミスが響いて、苦しい展開になってしまったことはディフェンス陣として申し訳なかった。僕自身も復帰戦で、チームはG大阪戦では負けていたけど、そのあとは良い流れで来た中で、僕が試合に出て負けてしまったことも申し訳ない」

Q:相手の2点目の場面を振り返って。
「(ゴールを決めた)慎三さんが見えておらず、『クリア!』という声があったのでクリアしようと思っていた。届かんなと思って結果はあのようになった。自分のポジショニングがしっかりしていればルーズボールにならなかったはず。セットプレーの流れからだったし、自分自身もマーカーである槙野くんが上がってきたときに誰が見るか、早めのリスタートだったので混乱したところを自分が統一しないといけなかった。マークがいなかったら、デカい選手に自分が付いてやれば良かった。僕が槙野くんの様子を見ているときにやられたので、自分のマーカーにパスが出されて始まったし、『リスタートが来るぞ』、『誰が見るか』といった声があればなかった失点。早いリスタートは浦和のスカウティングで入っていたし、しっかりとそういう対応ができていなかったし、集中が切れて対応できなかった。それを集中させてまとめることが僕の仕事。それができなかったことがもったいなかった」

○土居 聖真(鹿島)
「ちょっとした時間しか出ていないので、あまり言えることはない。(試合後の石井監督からは)良い試合をしていたし、誰かの責任ということではなく、チーム全体の責任なので、またリーグや天皇杯、ナビスコカップもあるので切り替えてやっていこうという話があった」

曽ヶ端がまさかのポロリ…浦和、興梠の決勝弾で鹿島に逆転勝利!!
15/9/26 16:57

[9.26 第2ステージ第12節 鹿島 1-2 浦和 カシマ]

 J1は26日、第2ステージ第12節を行い、県立カシマサッカースタジアムで第2S2位の鹿島アントラーズと第2S4位の浦和レッズによる上位対決が行われ、浦和が2-1の逆転勝利を収めた。

 ホームの鹿島は9月19日に行われた第11節甲府戦から先発1人を入れ替え、DF昌子源を先発起用。一方の浦和も前節清水戦から先発1人を入れ替え、出場停止の明けたDF槙野智章がスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合はいきなり動く。前半3分、先制に成功したのはホームの鹿島だった。FW金崎夢生とのパス交換から左サイドを駆け上がったMFカイオがグラウンダーのクロスを送ると、逆サイドからゴール前に走り込んだMF遠藤康がネットを揺らしてスコアを1-0とした。しかし、すぐさま浦和が同点に追い付く。前半6分、左サイドでMF梅崎司、MF武藤雄樹とパスをつなぐと、武藤のスルーパスからDF宇賀神友弥が最終ラインの裏に飛び出し、グラウンダーのクロスをMF高木俊幸が流し込んで試合を振り出しに戻した。

 その後は鹿島がリズムを生み出し、前半20分にはPA内に進入したFWダヴィがGK西川周作との1対1を迎えるが、シュートは西川にブロックされて勝ち越しゴールとはならず。同23分にはCKの流れから、こぼれ球を昌子が蹴り込んだがオフサイドの判定に取り消される。さらに前半アディショナルタイムにはダヴィがすらしたボールから抜け出した金崎が決定機を迎えるも、シュートは西川に弾き出されてしまった。

 1-1のまま後半を迎えると、浦和はFWズラタンとMF青木拓矢を投入し、システムを3-4-2-1に変更した。前半3分にはズラタンのパスから抜け出したFW興梠慎三が左足でネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定。同9分には左サイドでボールを受けた武藤がシュートを狙ったが、GK曽ヶ端準の守備範囲に飛んでしまった。

 後半11分には鹿島が好機を生み出し、MF柴崎岳のFKから金崎がヘッドで合わせたが、ボールはクロスバーにはね返されてしまう。さらに同21分には、左サイドを駆け上がったDF山本脩斗のグラウンダーのクロスから遠藤が左足で狙うもボールはわずかにゴール右へと外れた。

 すると後半27分、思わぬ形で浦和に勝ち越しゴールが生まれる。素早いリスタートから左サイドに展開して宇賀神がクロスを送ると、ハイボールに対応しようとした曽ヶ端がまさかのキャッチミス。こぼれ球を興梠が豪快に蹴り込んでスコアを2-1とした。

 逆転を許した鹿島は同29分、柴崎のミドルがゴールを強襲するが西川に弾き出され、こぼれ球に反応したダヴィのシュートは枠を捉え切れなかった。さらに同35分にはCKからカイオがダイレクトボレーを放つが、西川の正面に飛び、同点ゴールとはいかず。その後、鹿島の猛攻をしのぎ切った浦和が2-1の逆転勝利を収めて、3連勝を飾った。

(取材・文 折戸岳彦)

キャッチミスで決勝点献上、鹿島GK曽ヶ端「本当にチームに迷惑をかけた」
15/9/26 23:52

[9.26 第2ステージ第12節 鹿島 1-2 浦和 カシマ]

 ベテランGKの思わぬミスから決勝点を献上してしまった。試合後、鹿島アントラーズGK曽ヶ端準は「本当にチームに迷惑を掛けてしまった」と悔しさを滲ませた。

 前半3分にMF遠藤康のゴールで先制した鹿島は、同6分に浦和に同点に追い付かれたものの、その後攻勢を仕掛ける。激しいプレッシャーで浦和に攻撃の形を作らせず、攻撃では多くの決定機を創出して相手ゴールを脅かし続けた。しかし、浦和GK西川周作の好セーブもあり、勝ち越しゴールを奪えないでいると、逆に後半27分、浦和に勝ち越しを許してしまう。

 浦和が素早いリスタートで試合を再開させると、鹿島守備陣に混乱が生じる。DF昌子源が振り返る。「僕のマークは槙野(智章)選手でしたが、上がって来るのか、キッカーを務めるのか様子を見ているときに、誰を見ようかというときにスタートされてしまった」。

 右へと展開されると、サイドを突破されてMF宇賀神友弥にクロスを許す。ボールは遠藤の足に当たってコースが変わり、ゴール前へと迫って来る。曽ヶ端は「味方に一度当たってコースが変わったので、源に『クリア』と言いました」、昌子は「ソガさんから『クリア』という声があったのでクリアしようと思いました」と話したように昌子がクリアに向かう。

 しかし、ボールは昌子の頭上を越えようとしていた。「届かないと思った」(昌子)、「源は届かないと思ったので自分で出て行った」(曽ヶ端)。ゴール前から飛び出した曽ヶ端がボールの落下地点に入り、キャッチしたかと思われた。だが、次の瞬間、ボールはFW興梠慎三の目の前に落ちて、決勝ゴールを叩き込まれてしまう。

「素晴らしい内容の試合で、勝ち点3を十分に取れる内容の試合の中でああいうプレーになってしまった…。本当にチームに迷惑を掛けてしまった」。36歳のベテランGKは自責の念にかられていた。
(取材・文 折戸岳彦)

2ndステージ 第12節
2015年9月26日(土)15:04KO カシマ



鹿島曽ケ端まさかのファンブル 浦和にまたも勝てず
[2015年9月26日19時29分]


試合後、厳しい表情で引き揚げるMF小笠原(手前左)ら鹿島イレブン(撮影・江口和貴)

<J1:鹿島1−2浦和>◇第12節◇26日◇カシマ

 鹿島が逆転負けし、浦和戦の連続未勝利試合が11(5分け6敗)に伸びた。

 幸先よく前半3分に先制した。左サイドをMFカイオ(21)が破り、ゴール正面へマイナスのクロス。走り込んだMF遠藤康(27)が左足で合わせ「狙ったところに決めるだけだった」とゴール左上に突き刺した。名手の相手GK西川が1歩も動けない鮮やかな得点だった。

 しかし、その3分後にあっさり同点とされた。さらに鮮やかな連係で左サイドを突破され、DF宇賀神にグラウンダーのクロスを出される。ボールを受けたMF高木に右足で押し込まれた。さらに後半27分、勝ち越し点を許す。相手の左クロスが味方DFに当たって浮き上がると、飛び出したGK曽ケ端準(36)がまさかのファンブル。こぼれ球を元鹿島のFW興梠に右足で蹴り込まれ、逆転負けとなった。

 曽ケ端は「最初は(DF昌子)源に『クリア』と指示したが、届かなかったので自分でいった。その結果ああなった」と説明。試合はシュート27本を浴びせるなど圧倒しており「勝ち点3を取れたはずの、素晴らしい試合内容だった。その中で、あのプレー…。チームに迷惑を掛けました」とベテランは謝っていた。

鹿島第1Sと同じ逆転負け 浦和戦11戦勝利なし
[2015年9月27日7時16分 紙面から]

<J1:鹿島1−2浦和>◇第12節◇26日◇カシマ

 鹿島が、内容で圧倒しながら勝負に負けた。年間首位の浦和相手にシュート27本を浴びせたが、前半3分のMF遠藤の1点止まり。左サイドを崩して鮮やかに先制したが、その3分後、さらに鮮やかな連係で同点弾を許した。1−1の後半27分にはGK曽ケ端準(36)がファンブル。こぼす瞬間をうかがっていた元鹿島のFW興梠に決められ、逆転負けした。「素晴らしい試合をしていた中で、あのプレー。迷惑を掛けてしまった…」と守護神は肩を落とした。

 第1ステージに続く1−2の逆転負け。右膝痛から3試合ぶりに復帰したDF昌子源(22)は「同じチームに(年間)2度も逆転負けするなんて優勝チームでは起こりえない」。これで浦和戦11戦勝ちなし(5分け6敗)。赤のライバルの背中が、また遠のいた。

鹿島、V争いから後退…“ポロリ”曽ケ端、興梠を「ぶっとばす」
 明治安田J1第2ステージ第12節(26日、鹿島1−2浦和、カシマ)かつての仲間にやられた。鹿島は2012年まで所属していた浦和FW興梠に決勝弾を許して敗戦。勝ち点25で並んでいた広島が清水に勝ったため、第2ステージの優勝争いから一歩後退した。

 1−1の後半27分、GK曽ケ端のミスから興梠に決められた。「クロスが味方に当たってコースが変わった」と曽ケ端。興梠が「ソガさんと仲良くしていてよかった」と発言したことを知ると「ぶっとばします」と苦笑するしかなかった。

 今季最多の2万9030人が来場。昨季限りで現役引退した鹿島の柳沢敦コーチが「コーチになって初めて試合に出たいとうずいた」と評した熱戦だったが、痛恨の黒星となった。 (湯浅大)
(紙面から)


曽ケ端が痛恨ファンブル…鹿島 逆転負けで年間勝ち点1位消えた
J1第2S第12節 鹿島1―2浦和 (9月26日 カシマ)


<鹿島・浦和>前半、浦和・宇賀神(左)と競り合う鹿島・柴崎
Photo By スポニチ


 鹿島はホームで逆転負けを喫し、年間勝ち点1位が消滅した。1―1の後半27分に、相手のクロスボールをGK曽ケ端がファンブル。そのボールを興梠に押し込まれた。「(DF昌子)源に“クリア!!”と言ったが、届かないと思って、自分で行ったんですけど…。チームに迷惑をかけてしまった」と肩を落とした。

 試合は圧倒的に支配した。シュート数は27―10と、相手の倍以上。決定機も多くあったが、決めきれなかった。過去10戦勝ちなし(5分け5敗)と相性が最悪だった浦和にまたしても苦い敗戦。第1ステージでも逆転負けをしており、DF昌子は「同じチームに2度逆転負け。優勝するチームでは起こらないこと」とうなだれた。これで年間順位では首位の浦和と17差となり逆転は不可能となった。チャンピオンシップ出場のためには第2ステージで優勝するか、年間勝ち点2、3位に入るしかない。
[ 2015年9月27日 05:30 ]

【鹿島】浦和に痛恨逆転負け 曽ケ端、痛恨キャッチミスで頭下げる
2015年9月27日9時15分 スポーツ報知

 ◆J1第2ステージ第12節 鹿島1―2浦和(26日・カシマスタジアム)

 鹿島は痛恨の敗戦を喫した。

 浦和(10本)の倍以上となるシュート27本を放ったが、MF遠藤の先制点しかネットを揺らすことができず、後半27分にGK曽ケ端のキャッチミスから決勝点を奪われた。守護神は「勝ち点3を取れる内容だったのに、ああいうプレーでチームに迷惑をかけてしまった」と頭を下げた。

 これで首位・広島との勝ち点差は3に。ただ、DF昌子が「鹿島の試合だった」と振り返るように、内容として第1S優勝クラブを圧倒したことも事実。残り5試合での逆転優勝へ向け、遠藤は「全部勝つ」と力を込めた。


曽ケ端のミスはいくつかの要因が重なって起こった様子。
結果的に敗因となってしまったが、聖真が石井監督の言葉で言うようにチーム全体の責任。
シュート27本で1得点はあまりにも少ない。
大差で勝てる試合であった。
また、サンスポが報じる「コーチになって初めて試合に出たいとうずいた」という柳沢コーチのコメントが嬉しい。
柳沢敦がおれば、更にチャンスが増え、勝利に導いてくれたように思う。
逆に柳沢の後継者とも言われる赤?秀平が負傷により本調子でなかったことも勝敗の綾になったのではなかろうか。
もし再戦があるならば、結果は異なる。
気持ちを切り替え、2ndステージを制覇して、1stステージ勝者の浦和ともう一度戦いたい。
楽しみである。

浦和・興梠、ソガさんと仲良くしていてよかった

浦和の興梠、初カシマスタジアム弾!「ソガさんと仲良くしていてよかった」

得点した興梠は、浦和サポーターの歓声に手を振って応えた

 明治安田J1第2S第12節(26日、カシマスタジアムほか)浦和がアウェーで鹿島に2−1で逆転勝ちし、年間勝ち点を64として1位の座をキープ。鹿島から移籍して3年目の日本代表FW興梠慎三(29)が1−1の後半27分に決勝点を決め、古巣を粉砕した。広島は清水に5−1で大勝し、第2ステージ首位を守った。浦和に敗れた同2位の鹿島は、広島に勝ち点3差をつけられた。湘南−横浜Mは1−1で引き分けた。

 試合前の選手紹介で浴びた大ブーイングを、悲鳴に変えた。鹿島から移籍して3年目。浦和の選手としては3度目のカシマスタジアムで、FW興梠が“初ゴール”。レッズサポーターの前へ走り、喜びを爆発させた。

 「ゴールは相手のミスだね。もっと気持ちいいゴールがよかったけど、それで勝ち点3を取れたのはよかった」

 1−1で迎えた後半27分。DF宇賀神の左からのクロスを、鹿島GK曽ケ端がキャッチミス。こぼれ球を右足で押し込む決勝点だ。興梠は「ソガさんと仲良くしていてよかった」とおどけた。

 昨年10月26日、カシマでのアウェー戦では悪夢に見舞われた。興梠は先発したが、後半41分に負傷交代。右腓骨(ふくらはぎ付近の骨)骨折の重傷だった。それまでチーム最多の12得点を決めていたが、残り4戦は1分間出ただけ。浦和はこの4戦を1勝1分け2敗と失速し、優勝を逃した。「けがして、それから出られなかった」と興梠。悔しさを忘れたことはなかった。因縁の地で、今年は笑うことができた。


後半、勝ち越しのゴールを決める浦和・興梠慎三(中央)=カシマスタジアム(撮影・中井誠)

 昨年の屈辱を思い出し、チーム全員が体を張った。日本代表GK西川はファインセーブを連発。同DF槙野は相手の肘が当たって鼻血を出しながらフル出場。27本のシュートを打たれても、1失点に抑えた。日本代表のハリルホジッチ監督が視察する前で、それぞれに結果を出した。

 「年間1位に向けて大きな1勝。残り5戦を5連勝で乗り切りたい」

 昨季と同じ失敗はしない。興梠が悔しさを晴らし、浦和を頂点へと前進させた。
 (宇賀神隆)

興梠 決勝弾!!古巣ホームで移籍後初ゴール
J1第2S第12節 浦和2―1鹿島 (9月26日 カシマ)


<鹿島・浦和>後半、浦和・興梠(中央)がゴールを決める
Photo By スポニチ


 浦和の日本代表FW興梠が、古巣を黙らせた。1―1の後半27分、宇賀神の左クロスをGK曽ケ端がファンブル。そのこぼれ球を右足で叩き込んだ。「心の底から強いと思った」ほど鹿島に押し込まれたが少ないチャンスをモノにする決勝弾。13年に浦和に加入後、鹿島の本拠地で初ゴール。「曽ケ端さんと仲良くしていて良かった」とおどけたエースは「やってやろうという気持ちが強かった。どんな形でも点が取りたかったので良かった」。

 昨年10月に右足腓骨(ひこつ)を折った場所で、苦い記憶を払しょくした。これで今季10得点。4年連続で2桁得点に到達した。視察したハリルホジッチ監督にも好印象を残したが、背番号30は「アピールは全然できてない。それより勝ち点3が取れたことの方がうれしく思う」ときっぱり。「年間1位が目標なので、そこを目指す」と、かぶとの緒を締めていた。
[ 2015年9月27日 05:30 ]


不愉快な発言をする浦和の興梠である。
相手へのリスペクトを感じぬ、プロサッカー選手として恥ずかしいコメントと言えよう。
このような選手と成り下がってしまった彼には残念としかいいようがない。
プロサッカー選手である以前に、子の親である自覚を持って欲しいと感じる。
彼をこのような人物とさせてしまった所属クラブを可哀相に思う。

サッカーダイジェスト 浦和戦寸評

【J1採点&寸評】鹿島×浦和|鹿島は決定機数で上回りながら、浦和の粘りに屈す
増山直樹(サッカーダイジェスト)
2015年09月26日


ノーゴールながら、何度も仕掛けた金崎には及第点を与えて良い。


【警告】なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】西川周作(浦和)


【試合内容】
 左サイドから崩し、折り返したボールを1タッチで沈める――。3分と6分に似たような展開から点を取り合ったゲームは、攻守で高いテンションを保ったまま時計が進んだ。両チームとも球際が激しく、局面のバトルは見応え十分。そのなかで、前半のうちにビッグチャンスを3度迎えるなど、ペースを握ったのは鹿島だった。

 後半も緊張感が漂う好ゲームとなるが、ひとつのミスが勝敗を分ける。左サイドからのクロスに対し、曽ヶ端が痛恨のファンブル。こぼれたボールを興梠に叩き込まれ、鹿島は優勢に試合を進めながらリードを許してしまう。

 その後、前線の選手を入れ替えて浦和ゴールに迫る鹿島だったが、シュートは西川に止められるか、枠を捉えられない。アディショナルタイムにも西のヘディングが西川に弾き出されるなど最後まで1点が遠く、そのままタイムアップ。鹿島は合計27本ものシュートを放ちながら、第2ステージ優勝が遠のく厳しい1敗を喫した。

【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
試合の主導権を握りながら、またも浦和に逆転負け。好ゲームを演じただけに、ひとつのミス、多くの決定機逸が悔やまれる。

浦和 6.5
選手全員が守備の意識を強く持ち、気迫漲る球際で鹿島の攻撃を凌ぎ切る。攻撃の費用対効果も良かった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ヶ端準 4.5
昌子と重なる難しいシチュエーションだったとはいえ、ファンブルはいただけない。試合を決定付けた失点だった。

DF
22 西 大伍 5.5
空中のボールを積極的に処理し、攻め上がるタイミングも適切。ただ、2失点とも自分のサイドから奪われたのは減点要素。

3 昌子 源 5.5
興梠のポストプレーを警戒し、自由を与えず。セットプレー時は惜しいヘディングを3度放つも、ゴールは遠く……。

5 青木 剛 5.5
カバーリングやヘディングの対応は問題なし。ただし、1失点は適切なポジションをとっていれば、防げたものだった。

16 山本脩斗 6
守備ではそれほど隙を見せず、前線ではボールキープからチャンスを演出。平均点は与えていいだろう。

MF
20 柴崎 岳 5
後半はやや持ち直したが、パスミスや判断ミスが目に付く。攻守とも、いつもの躍動感が感じられなかった。

40 小笠原満男 5.5
浦和のアグレッシブさに押され気味。特に後半は、ボールを持った時のプレーの強度が足らず、打開力を欠いた。

25 遠藤 康 5.5
見事なシュートで先制点をマークするも、徐々に尻すぼみ。サイドで起点になり切れず、目立ったのはセットプレーくらい。

7 カイオ 5
確かに攻撃では可能性を感じさせたが、守備の不安のほうが大きい。肝心のフィニッシュも精度が低く、“違い”にはなれず。

FW
33 金崎夢生 6
アグレッシブな仕掛けの鋭さは特筆。何度も相手守備陣を切り裂いており、ノーゴールとはいえ合格点を与えて良い。

11 ダヴィ 5
強さと抜け目なさは取り戻しつつあるが、コンビネーションに課題。特にカイオとのそれは早急に改善したい。

交代出場
FW
34 鈴木優磨 −
指揮官の指示通りにサイドからチャンスを作るも、自ら狙うシーンは少ない。本拠地での2戦連続ゴールはならず。

MF
8 土居聖真 −
押し込んだ時間帯での登場も、限られたスペースでは技術を活かせず。不完全燃焼のまま試合を終えた。

監督
石井正忠 5
展開自体は悪くない。ただ、最後まで交代枠をひとつ残すなど、早々に動いた敵将に比べると腰の重さが際立った。


上手く攻撃を組み立てられなかった柴崎(20)。ラストパスを狙う積極性は買えるが、精度はいまいちだった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

ファインセーブ連発でチームを救った西川がMOM。

【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 7
失点は防ぎようがなく、その後はファインセーブを連発。GKがこの男でなかったら、複数失点は免れなかった。

DF
46 森脇良太 6
過剰なパフォーマンスはともかく、守備は最後まで集中力を保った。カイオとのマッチアップは見応え十分。

5 槙野智章 5.5
一発で入れ替わられるシーンなど、復帰戦のためかやや不安定な出来。周囲を鼓舞する姿は頼もしい。

22 阿部勇樹 6
攻撃には絡めずも、最終ラインで安定のリスクマネジメント。身体を投げ出すブロックも効いていた。

3 宇賀神友弥 6.5
攻守ともに積極的で、メンタル的な高い充実度を感じさせる。ゴール前へのシャープな縦パスは見事だった。

MF
24 関根貴大 6.5
何度もディフェンスラインの背後を突き、終盤は足をつりながらも守備に奮闘。タスクを完遂する冷静さが光った。

8 柏木陽介 6.5
中盤のバランスを崩さずに攻撃のスイッチを入れる。とりわけ、右サイドへのミドルフィードは美しかった。

7 梅崎 司 5.5
流れに埋没したようにも見えたが、やるべきことはやれていた印象。とはいえ目立った活躍はなく、前半のみで交代。

31 高木俊幸 6
前半のみの出場ながら、チーム最多の2本のシュート。そのうちの1本を沈めており、十分に役目は果たしたと言える。

19 武藤雄樹 6
ゴール前での見せ場は限られたが、攻守でサボらず最後まで走り抜く。積極的なプレーは好印象を抱かせた。

FW
30 興梠慎三 5.5
起点としては不十分ながら、シャドーに下がった後半に1ゴール。古巣の本拠地での初ゴールが、貴重な決勝点に。

交代出場
FW
21 ズラタン 6
1トップで投入。くさびをシンプルに落とし、時には自ら仕掛けるなど、苦しい時間帯でも攻撃の活路を開いた。

MF
16 青木拓矢 6
中央の危険な場所を埋めつつ、上がってきた相手のボランチもケア。黒子としての質の高さは健在だ。

FW
20 李 忠成 −
ズラタンと2トップを組むも、今ひとつ周囲との呼吸が合わず。85分には粘り強いドリブルからシュートに持ち込む。

監督
ペトロヴィッチ 6.5
ハーフタイムにふたりを入れ替え、バランスを修正。攻めの采配でチームに勢いを与え、苦しいゲームをモノにした。

取材・文:増山直樹(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


サッカーダイジェストの増山氏による浦和戦の寸評である。
敗戦に、総じて低い評価となっておる。
その中でも山本脩斗と金崎夢生に良い評価が与えられておる。
平均点・合格点というコメントはいかがなものかと思うが、この二人が浦和の守備陣を切り裂き脅威を与えておったという印象なのであろう。
増山氏の寸評からは惨敗のようにも受け取れるが、増山氏自身が選ぶMOMが浦和のGKであったように、このポジションが別の選手であれば鹿島の大勝もあり得た内容であった。
チャンスを数多く創り出し、圧倒したのは鹿島であったことは試合を観たものにはわかるはず。
低い評価に終えた攻撃陣も運が少々なかっただけの部分もある。
悲観する必要はない。
次に繋がる試合であった。
次節を楽しみにしておる。

Jリーグ 2ndステージ 第12節 浦和レッドダイアモンズ戦



ヤスのゴール。

源、思い通りのプレイができると思う

キーマン DF 昌子源 元鹿島の興梠封じたい
2日のヤマザキナビスコ・カップFC東京戦で負傷した右膝も回復。3週間半ぶりの実戦復帰が濃厚だ。鹿島の若きDFリーダーは「しっかり準備できた。思い通りのプレーができると思う」と力を込める。

復帰戦は宿敵・浦和が相手。


浦和戦のキーマンに挙げられる源である。
ナビスコ杯・FC東京戦にて負傷退場し、思わぬ長期の離脱となった。
この復帰戦が大一番とは、持ってる選手と言えよう。
DFリーダーとして浦和攻撃陣を抑え込み、チームに勝利をもたらすのだ。
源の活躍を楽しみにしてスタジアムに向かう。
勝利を信じておる。

ケルン・大迫、先発フル出場

大迫、終盤の決定機生かせず…ホームで昇格組とドロー
15/9/26 07:30



[9.25 ブンデスリーガ第7節 ケルン1-1インゴルシュタット]

 ブンデスリーガは25日、第7節1日目を行い、FW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンはホームでインゴルシュタットと対戦し、1-1で引き分けた。大迫は3試合連続で先発し、2戦連続のフル出場となったが、ノーゴール。長澤は4試合ぶりにベンチ入りしたが、今季初出場はならなかった。

 ケルンは前半10分、DFマルセル・リッセの右クロスにFWアントニー・モデストが頭で合わせ、先制点。今オフにホッフェンハイムから加入したフランス人FWが2試合ぶりとなる今季5ゴール目を決め、幸先よくリードを奪った。

 しかし、インゴルシュタットも前半21分、右CKからDFマルビン・マティプがヘディングで同点ゴール。同34分にもカウンターから決定機を迎えたが、FWシュテファン・レックスのシュートはGKに阻まれ、勝ち越しゴールとはならなかった。

 大迫はモデストの背後で1.5列目の位置に入り、体を張ったボールキープで起点となったが、決定的な場面を演出するには至らない。0-0で迎えた後半38分には右CKのセカンドボールをMFヤニック・ゲルハルトがエリア外から狙うと、シュートはミートせずにゴール前に流れ、大迫が胸トラップから右足でシュート。絶好のチャンスだったが、至近距離でGKに阻まれた。

 結局、試合は1-1のまま終了。ケルンは前節のヘルタ・ベルリン戦(0-2)に続いて勝利を逃し、ホームでの連勝も2で止まった。一方、アウェーでは3試合連続1-0勝利で3連勝中だった昇格組のインゴルシュタット。この日も敵地で勝ち点1を獲得し、ブンデスリーガ1部初挑戦ながら7試合を終えて3勝2分2敗の勝ち点11と健闘を続けている。


先発フル出場したケルンの大迫である。
チームは昇格チームにホームでドローと不本意の結果ながら、大迫自身は二試合フル出場と監督の信頼を得た様子。
この試合、ゴールネットを揺らすことはなかったが、チャンスはあったとのこと。
ブンデスリーガに慣れ、活躍の場を与えられておることは嬉しい。
次はゴールの報を待っておる。

浦和・興梠、勝ち点3を取りにいく

浦和・興梠、古巣の鹿島に必勝誓う「勝ち点3取りにいく」
 浦和の日本代表FW興梠が25日、古巣との対決となる26日の鹿島戦(アウェー)での必勝を誓った。昨年10月26日の対戦では腓骨(ひこつ)を骨折した苦い思い出があるが、「お互いチーム状況はよく、いい戦いになると思う。楽しみ。勝ち点3を取りにいく」。25日は雨天の中で約1時間の調整。紅白戦でシステムなどを最終確認した。(大原)
(紙面から)


古巣・鹿島戦への意気込みを語る浦和の興梠である。
サンスポは昨季の負傷について報じるが、興梠と言えば、オフサイド・ゴールと言い切って良かろう。
浦和らしい偏ったジャッジによるゴールである。
このゴールで身も心もかのクラブの選手と成り下がった。
このようなゴールは許さぬ。
興梠を抑え込み勝利を掴み取りたい。
気持ちのこもった一戦である。

ジーコ、FIFA会長選出馬断念

ジーコ氏 FIFA会長選の出馬断念へ…英スカイスポーツが報道

FIFA次期会長選への出馬断念を示唆した元日本代表監督のジーコ氏(AP)
Photo By AP


 元日本代表監督のジーコ氏(62)が、来年2月のFIFA次期会長選への出馬を断念することを示唆したと英スカイスポーツが24日に報じた。

 立候補に5協会からの推薦が必要なジーコ氏は同日、スイス・チューリヒのFIFA本部を訪問。ブラッター会長や日本の関係者と面会し、立候補規定の緩和や推薦の確約を求めたが、拒否されたもよう。母国ブラジルを含めて1つも推薦を得られていないジーコ氏は「サッカー界の高い地位にいない者が立候補することは難しい。公平ではない制度は変更すべき」と訴えた。
[ 2015年9月26日 05:30 ]


FIFA会長選への出馬を断念した報じられるジーコである。
これは残念。
クリーンで誠実なジーコは適任と感じたが、駆け引きと裏表の使い分けが出来る人物が求められておるということであろうか。
清すぎることは、時には、政治色強い場には相応しくないということなのか。
寂しいものである。

50回目の鹿島×浦和がV戦線を占う

50回目の鹿島×浦和がV戦線を占う
2015/9/25 18:50配信


金崎夢生(鹿島アントラーズ) (c)J.LEAGUE PHOTOS

9月26日(土)にキックオフを迎える鹿島アントラーズ×浦和レッズが、2ndステージ優勝戦線を左右する。ホームの鹿島は、8勝1分2敗・勝点25、得失点差でサンフレッチェ広島に次ぐ2位。アウェイに乗り込む浦和は、6勝2分3敗・勝点20で4位につける。『明治安田生命J1リーグ』2ndステージも残り6試合。両軍とも広島との直接対決は終えている(鹿島は1-0で勝利し、浦和は1-2で敗戦)。鹿島としては早く広島を逆転したいところ。浦和としてはこれ以上、勝点を離されることは許されない。

両軍ともショックな敗戦を克服した。鹿島は第10節でガンバ大阪に1-2で敗れた。ミスから失点を許し、後半は攻め立てるも守備ブロックを敷いたG大阪に追いつけなかった。ただ2か月ぶりの敗北を引きずらなかった。第11節・ヴァンフォーレ甲府戦は1-0。相手に決定機を許さずシュート5本に抑え、鹿島は19本ものシュートを放ち、大量得点も望めた展開だが、きっちり勝点3を獲得したのでよし。

浦和は2nd第9節で横浜F・マリノスに0-4、『ナビスコカップ』準々決勝第1戦でアルビレックス新潟に0-5と、2戦連続大敗のショックを断ち切った。『ナビスコ杯』4強入りはならなかったが、第2戦で新潟に3-0と完勝を収め、第10節は柏レイソルを一方的に攻め、試合終了間際に高木俊幸の今季初ゴールで勝利。第11節は清水エスパルスを相手に決定力の差を見せ、4-1とした。

両クラブともどこからでも点が奪えるのが強みだ。鹿島のチーム得点王は金崎夢生とカイオの7得点である。土居聖真と赤崎秀平が6得点、柴崎岳と遠藤康が5得点をマークする。金崎はゴールハンターの役割が板についてきた。攻撃的MFのイメージが強かったが、ダヴィとの2トップを組み、よりゴールを意識したパフォーマンスを見せている。ここ5試合で3得点、『ナビスコ杯』準々決勝第2戦・FC東京戦でも2ゴールを挙げている。

浦和も負けてはいない。11ゴールの武藤雄樹を筆頭に9得点の興梠慎三、7得点の梅崎司、ズラタン、5得点の関根貴大と1・2列目のアタッカーが得点を重ねる。ボランチの阿部勇樹と柏木陽介が3得点、CBの那須大亮(次節は出場停止)、森脇良太、槙野智章もそれぞれ2得点と、まさに分厚い攻撃を作っている。2試合連続で大量得点を奪い、1stステージで見せ付けた破壊力を取り戻したいところ。

直接対決では鹿島が通算26勝9分14敗と相性がいいが、直近の10試合では浦和が5勝5分と圧倒する。9月26日(土)・茨城県立カシマサッカースタジアムでのゲームでは、鹿島が浦和に2nd優勝戦線からの脱落を意味する印籠を渡すのか、浦和が2nd優勝に望みをつなぐとともに年間1位も死守するのか。50回目の対戦となる鹿島×浦和がキックオフ。チケット発売中。


「9月26日(土)にキックオフを迎える鹿島アントラーズ×浦和レッズが、2ndステージ優勝戦線を左右する」と記すチケットぴあのプレビューである。
鹿島としては勝点で並ぶ広島から離されるわけには行かず、一戦足りとも落とすことは出来ぬ。
この浦和戦も、当然ながら、必勝である。
ここ10試合勝っておらぬが、苦手意識など全く無い。
正々堂々と戦い、勝利を得るのだ。
楽しみな一戦である。

山形・中島、自分自身も熱い思いはある

[山形]勝利のために走る! 中島裕希
 明治安田J1・2nd第9節・松本戦(2△2)ではキム・ボムヨンの豪快なミドルシュートが決まったが、この場合、石?信弘監督はゴールを決めた本人よりも陰でサポートした選手に光を当てる傾向がある。

「(クロスを上げた)ちゃみ(宇佐美宏和)にボールが出たときに、(中島)裕希がダイアゴナルに走ってんだよ。それに対して相手がついていった。だからボム(キム・ボムヨン)のところが空いたんだよ。あれ、裕希じゃないとああいう動きができないんだよね。ほんとにすごい勢いで走ってる」

 そんな経緯を踏まえ、中島裕希に「ナイスアシスト!」と声をかけてみたが、本人がややキョトンとしたのは、「ただ、そこ(ニア)でボールが欲しかった」という思いがあったからだった。

 最近では流れを変える切り札として起用されているが、次は古巣・仙台との対戦。「ダービーはサポーターのみなさんも楽しみにしていると思うし、自分自身も熱い思いはある。勝ててないので、ぜひこのホームのダービーで勝って、次につなげたい」と勝利を誓った。
(山形担当 佐藤円)


古巣・仙台との対戦に熱い思いを馳せる山形の中島である。
前節・松本山雅戦では動きで味方のゴールをアシストした。
中島らしいプレイであったと指揮官も絶賛である。
その中島は、仙台との一戦をダービーと言い、楽しみにしておる様子。
山形に勝利を呼び込むため走ってゴールに結びつけるのだ。
活躍の報を待っておる。

年間王者占う大一番、第2ステージ優勝狙う鹿島か年間勝ち点1位目指す浦和か

年間王者占う大一番、第2ステージ優勝狙う鹿島か年間勝ち点1位目指す浦和か
 26日のJ1第2ステージ12節で、今季の年間王者を占う大一番がある。第2ステージ首位の広島と同勝ち点で2位につける鹿島が、ホームに年間勝ち点で1位に立つ浦和を迎える。どちらも落とせない一戦だ。

 前節、鹿島は敵地の甲府戦で1−0と勝利。シュート19本で1点の内容にも、柴崎は「1−0でも勝てればいい。連敗しなかったのが良かった」と勝ち点3を自賛した。12日のG大阪戦で、7月下旬の石井監督就任以降では初黒星を喫し、連勝が6で止まった。仕切り直しの一戦では、何より勝利が重要だった。

 鹿島は第2ステージ首位の広島と勝ち点で並んでいる。今節の浦和戦から柏、FC東京など、上位チームと対戦が続く。第1ステージで8位に沈み、年間王者を決めるチャンピオンシップ出場には第2ステージ優勝がほしい。ステージ制覇へ正念場。1つでも多く勝利を奪いたい。

 リーグ戦の最近10試合で、鹿島にとって浦和は“鬼門”になっている。5分け5敗と一度も勝てていない。敵地で対戦した直近の今季第1ステージ第13節(5月23日)も、相手オウンゴールで先制しながら1−2で敗れた。今節で嫌なデータを覆したいところ。

 浦和も負けられない。チャンピオンシップ決勝までシードされる、年間勝ち点1位を目標にしてきた。最近は無敗で制した第1ステージの強さが影を潜め、年間勝ち点1位を争う広島と「2」しか差がない。G大阪、FC東京など強豪との対戦も残しており、鹿島戦で勝ち点を積み上げたい。

 シーズン終盤を迎え、1戦1戦の重みが増している。鹿島、浦和とも球際で激しく競り合い、勝ち点3を狙う。(26日午後3時、茨城・カシマサッカースタジアム)


浦和戦を今節のツボと報じる産経新聞である。
前々節、連勝が止まり、勢いが止まったかに思えたが、甲府戦に勝利し、実力を示した。
この浦和戦にて鹿島の真価が問われるところ。
ここ10試合勝利のない浦和を相手に、ホームの力を得て勝点3を得るのだ。
2ndステージ優勝、そしてJリーグ制覇を占う大一番である。

聖真、優勝して初めて、『鹿島の8番は土居聖真です』と言えると思います

【鹿島インタビュー】攻撃のキーマン・土居聖真が語るタイトル獲得への青写真。「守備を良くして完璧を追求したい」
五十嵐創(サッカーダイジェスト)
2015年09月25日


「相手GKがボールを持っている時から守備が始まっている」


「チームとして充実感を持って守備ができています」。土居は好調の要因に、守備面の安定を挙げた。写真:徳原隆元

 直近のリーグ戦8試合で7勝1敗と破竹の勢いで勝点を積み重ね、第2ステージ2位と好位置につけている鹿島。ステージ制覇はもちろん、その先のチャンピオンシップや、ナビスコカップ、天皇杯での優勝も視野に入っている。狙うは2000年以来の3冠――。大きな野望を抱く常勝軍団のキーマンを直撃し、その意気込みを訊いた。

―――◆―――◆―――◆―――

――石井監督の就任以降、チームは連勝街道を走っています。

「状態はホントに良いですね。ただ、連勝しているチームは“勢い”があると言われるけど、うちの場合はそれだけではない。やるべきことをやったからこそ、結果が付いてきたんだと思っています」

――勝つべくして勝っている、と?

「内容が悪くてもセットプレーで1-0で終えたり、ゲームを上手くコントロールして勝つのが鹿島のサッカー。それを先発の11人だけでなく、サブやベンチ外も含めた全員が意識できています。

 もちろん、攻め込まれたり、ボールが上手く運べない時間帯もありますが、どんな時でも一人ひとりがやるべきことを分かっていて、状況に応じたプレーができている。そこは石井監督になって細かい指示も出ているし、チームとして強調された部分ですね」

――「細かい」を具体的に言うと?

「例えば、単に『守備をしっかりやろう』ではなく、どこでボールを奪うのか、そのためにどうやって前から守備をするかが、練習から明確になりました。

 そのおかげで(西)大伍くんなんて『守備が楽しい』と言っていますから。元々、大伍くんは前目の選手だから、やっぱり守備よりも攻撃が好き。そんな選手が『守備を楽しい』と感じるなんて、そうあることじゃないですよ」

――チームとして機能しているから「楽しい」のでしょうね。土居選手の前からのプレスも効いていますし。

「(トニーニョ・)セレーゾ前監督の時も、それぞれやっているつもりでしたが、チームとして見ると甘かった。奪いどころがハッキリしていなかったんです。

 今はチームとしてどこでボールを取るかが明確なので、自分の仕事が分かりやすくなった。だから、後ろでボールが取れると、手助けできた感覚があるし、チームとして充実感を持って守備ができています」

――大雑把だった指示が細かくなって、選手も動きやすくなったと?

「話す機会も多くなりましたし、気持ちが切り替わったのも大きかったかな。監督交代は自分たちにも責任があるので、あのタイミングで『このままじゃダメだ』『なにかを変えなきゃいけない』と悪いところを見つめ直せました」

――前線からの守備が整理されて、ボールを奪う位置が高くなった感触はありますか?

「めちゃくちゃあります。相手GKがボールを持っている時から守備が始まっている感覚で、奪いに行くところ、遅らせるところ、ミスを誘うところと、状況に応じた守備もできています」

「良い守備があってこその良い攻撃。歯車が噛み合ってきた」


石井監督の就任以降は、スタメン落ちも経験。しかし、「違う視点から見られて、ひと呼吸おけた」と自分を見つめ直すきっかけになったと言う。写真:サッカーダイジェスト

――最終ラインの位置も、明らかに以前より高くなりました。

「なりましたね。ちょっと前の頃は相手と同数になるのを嫌がって、余る傾向があった。それに、相手FWが中盤に下りてもついていかずに、そこで起点を作られたりしていました。

 それが今は、潰しに行けているし、もうひとりのCBやSBがカバーできるようにもなった。結局、奪いどころはそこなので、守備のやり方と言うか、意識が変わったと思います」

――土居選手は以前、『これじゃ何点取っても勝てないですよ』と言っていましたが、だいぶ状況は変わりましたね。

「確か、第1ステージのフロンターレ戦後に言ったんですよね。当時は、点は取れていたけど、失点も多くてなかなか勝てなかった。でも、今は守備もしっかりしてきたから、勝ちが多くなったのは必然です。

 良い守備があってこその良い攻撃なので、歯車が噛み合ってきた感じです。石井監督が就任して間もないなかで、ここまでできているのはすごいことだと思います。ただ、まだミスからの失点は少なくないので、みんなで共通意識を持ってやれればもっと向上できるはず。攻撃は好調ですし、守備をもっと良くして完璧を追求したいです」

――チームとしての意識は大きく変わったようですが、土居選手自身はどうでしょう?

「今年は背番号が8に変わって、ちょっとプレッシャーを感じていたんですが、それも監督交代で変わりました。石井監督に変わってベンチスタートになった時に、違う視点から見られて、ひと呼吸おけた。

 悔しさを感じながらも、スタメンの選手に声を掛けて鼓舞したり、ベンチから見ていて気付いた点をアドバイスしたりとか、自分がしてもらって助かったことをしました。小さいことかもしれませんが、その積み重ねが大きな結果につながったと思います」

――土居選手の個人的な節目は、7節の仙台戦でしたね。途中出場からの2ゴールは、レギュラー復帰への大きなアピールになりました。

「2点取る試合は、人生のなかで何回かあると思うんです。でも、それがあそこで出たのは良かった。普通の試合で2点取るのと、負けている試合で2点取るのは、まるで違うので。開き直れたのが良かったんでしょうね。それまでは、少しプレーが縮こまっていたかなと感じていたんですが、仙台戦は『俺が全部やってやるよ』くらいの気持ちでやれた。

 元々そういう性格ではなくて、プレーでもそんなところが課題でしたが、“オラオラ”で練習からやってみたら、良いプレーが出るようになった。これを続けて、良いところをたくさん出せればいいなと思っています」

「89分間消えていても、1分や30秒で仕事ができるように集中を保っている」


金崎(右)をはじめとする前線の選手たちとの連係は良好だ。写真:サッカーダイジェスト

――決勝点のゴールシーンは無心で足を振り抜いたように見えました。

「実はギリギリまでクロスを上げようか迷っていたんです。でも、直前にGKが見えて、『近いな。枠に行けば入るな』と思って振り抜きました。あの一瞬の判断で結果が違ってきたかなとは思います。クロスを上げても入っていたかもしれないけど、入らなかったかもしれないし」

――今は2トップの一角でプレーしていますが、トップ下の時と比べてプレー面での変化は?

「2トップ気味になって、自由度が増しましたね。自分的にはポジションはあってないようなものだと思っていて、伸び伸びやらせてもらっています。(金崎)夢生くんとの連係で前線まで運べる機会が多くなったから、ふたりで『俺らで行っちゃおうぜ』とも話しているんです」

――トップ下でプレーしていた時よりも、サイドに流れるシーンが増えた印象です。

「そこは周りの選手との状況を見てですね。石井監督からも『下りてボールを受けるより、裏へ走って相手の最終ラインを押し下げてくれ』と言われています。一度相手のラインを押し下げてからサイドで起点を作ったりとか、相手を広げる意味でもサイドで受けるのは有効かなと」

――選択肢が広がったことで、ボールを受ける回数も増えたのでは?

「確実に増えていると思います。以前は『トップ下だからここにいなくちゃいけない』という意識が強かったし、わざわざ相手からのマークが厳しいところに潜り込んで行っていた。今は速攻と遅攻を使い分けながら、自分がタメを作ったりもできている。攻撃パターンが増えているので、その意味でも自由にやらせてもらっていると思います」

――より力が発揮できる環境を与えられたと?

「そうですね。守備の負担が減ったのも大きいです。トップ下の時は相手のボランチのケアをしていましたが、今は2トップのどっちかが見ればいい。そういう役割の変化もあります。ただ、FWはボールに触る回数が少ないから、限られたチャンスをいかにゴールに結び付けられるかが大事。89分間消えていても、1分や30秒で仕事ができるように、集中を保とうと意識しています」

「優勝の瞬間にピッチに立つのと立たないのでは、今後のサッカー人生が変わってくる」


土居の目標はただひとつ。「ピッチに立って優勝の瞬間を迎える」ことだけだ。写真:サッカーダイジェスト

――最近は接戦をモノにできていますし、鹿島の伝統と言えるしたたかなゲーム運びができている印象です。

「ここ数試合で上手く追加点を奪えているのも、そこが大きいかなと。良い意味で時間を稼ぎながら、『今だ!』というタイミングで追加点を狙いに行けている。以前も個々はそういう意識を持っていたけど、チームとして共有できていなかった。ここに来て噛み合ってきた感じです」

――嫌らしく相手の弱点を付く戦いぶりも目に付きます。

「弱点を突いていこうという話はミーティングでもされますし、僕たち選手も意識しています。ただ、映像と実際のピッチ上では違うこともある。結局は選手が判断することなので、選手の地力があるから上手く行っているのかなと思います。

 そもそも鹿島は、嫌らしく攻めて隙を与えない戦い方ができるチーム。フロンターレ戦は、まさにそんな試合ができました。パスは回されたけど、肝心なところはやられなかったので」

――そうした試合を続けられれば、タイトル獲得も近づいてきますね。

「この状態をリーグ最終節まで続けていくことですよね。ここで終わったら意味がない。やっぱり、リーグ戦、ナビスコ、天皇杯を含めて、いかに継続できるかだと思います」

――土居選手がトップ昇格してから、鹿島はナビスコカップで2度優勝していますが、いずれもピッチには立っていませんでした。

「それどころか、僕はユース時代も含めて、全国大会規模での優勝は一度もないんです。去年や一昨年もリーグ制覇のチャンスはありましたが、自分の力不足でそこには至らなかった。悔しい想いをしました。やっぱり、優勝の瞬間にピッチに立つのと立たないのでは、今後のサッカー人生が変わってくる。今年は是が非でも立ちたいです」

――立てるという手応えは?

「本当にこれから、ですよね。隙を見せたらズルズルいってしまうかもしれない。だから、僕ひとりじゃなく、チーム全体として、さらに気を引き締めないと。ピッチに立っている11人だけじゃ勝てないし、累積だったり怪我だったりもあるから、代わりに出る選手、途中から出る選手がスタメン以上のものを出さなきゃいけない。僕はまだ優勝していないんでハッキリとは分かりませんが、そういうチームが優勝できるのかなと思うんです」

――タイトル獲得に貢献できれば、プレッシャーを感じていた8番もしっくりくるのではないですか?

「そうですね。優勝して初めて、『鹿島の8番は土居聖真です』と言えると思います。3連覇に貢献した野沢さんみたいなイメージを付けるためにも、優勝はもちろんですけど、1試合1試合でインパクトを残さないといけない。これからも仙台戦のようなチームを救うゴールを増やして、勝利に貢献していきたいです」


PROFILE
どい・しょうま/1992年5月21日生まれ、山形県出身。172?・63?。OSAフォルトナ山形FC−鹿島Jrユース−鹿島ユース−鹿島。足下のテクニックに長けたアタッカーは、今季より背番号8を託され、攻撃の要としてチームを牽引。本職はMFながら、石井体制下では2トップでの起用が続いている。


サッカーダイジェストの五十嵐記者による聖真のインタビューである。
聖真の現在の考えがよく伝わってくる。
聖真を含めて、チーム全体に良い雰囲気が漂っている様子。
勢いではなく、鹿島の鹿島らしさが戻ってきた。
タイトルを目指して聖真とともに戦おう。
活躍を期待しておる。

集中力を90分間切らさないことが、勝利への条件となる

【予想スタメン】両ステージ制覇を目指す浦和が鹿島との大一番へ…指揮官の采配も重要なポイントに
■鹿島アントラーズ 集中力を切らさないことが勝利への条件

 鹿島は、9月2日のFC東京とのナビスコ杯準々決勝第1戦で、右ひざを負傷した昌子源が全体練習に合流。リーグ戦で3試合ぶりに復帰する可能性が出てきた。復帰を目指す過程で“再発”したため、当初の予定よりは長引いたが、1月のアジア杯に日本代表として出場した守備の要が復帰すれば、試合の安定感は格段に増す。右肩を痛めていたダヴィも、前節の甲府戦で復帰。無得点に終わったものの、73分間プレーし、試運転は済んだ。先発するかは流動的だが、昨季のチーム得点王が出場すれば、相手にとって驚異となるに違いない。

 前々節のG大阪戦で敗れ、石井正忠監督就任以来続いていた連勝は「6」でストップ。2ndステージ首位からも陥落したが、甲府戦ではきっちりと勝ち点3を獲得した。連敗していれば、一気に転落していく可能性もあったが、優勝戦線に踏みとどまったことはモチベーションの面でも大きい。

 浦和との相性は良くない。トータルでは11勝9分11敗で五分だが、最近は10戦勝ちなし(5分5敗)と2010年3月6日のホームでの試合以来、勝ち星がない。最近2試合、途中出場で存在感を見せているルーキー鈴木優磨だが、Jリーグ・U−22選抜として23日にJ3町田戦に出場。U−22日本代表の手倉森誠監督指揮の下、45分間であるが公式戦を戦っており、疲労が心配される。いずれにせよ、1stステージを優勝した浦和の強さは本物。ミスを最小限にし、集中力を90分間切らさないことが、勝利への条件となる。(totoONE編集部)

■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
ファン・ソッコ
昌子源
山本脩斗
MF
遠藤康
小笠原満男
柴崎岳
カイオ
FW
金崎夢生
土居聖真

■浦和レッズ 槙野復帰も守備面での不安は残る

 今節は浦和にとってターニングポイントになる一戦だ。2ndステージではトップの広島と勝ち点5差。鹿島は広島と勝ち点で肩を並べるチームであり、浦和がもし今節の試合を落とすようだと、その差は8ポイントに広がり、両ステージ制覇は現実的に難しくなる。

 その大事な一戦において、槙野智章が出場停止明けで戻ってくるのは心強い。ただ、入れ替わるようにして那須大亮が累積警告で出られず、その穴の埋め方は鹿島戦の大きなポイントになりそうだ。試合3日前の練習では、槙野を那須の代わりにセンターに置く形を試した。槙野は対人守備にめっぽう強いため、シンプルなデュエルでは問題なく対応できるだろう。ただ、リベロとストッパーでは動き方やリスクの取り方も変わってくるため、周囲と呼吸を合わせる部分では不安が残る。

 一方、試合2日前には清水戦で見せたような4バック気味のシステムでトレーニングを行った。今季の浦和はミラーゲームには強いが、ギャップのできる4バック相手には苦戦するケースが目立つ。鹿島は伝統的に4バックのため、同じく4バックの清水にぶつけた形で挑む可能性がある。ただ、浦和は攻撃では元々4バックに変形するスタイルのため問題ないだろうが、守備の不安は拭えない。清水戦でも危うい場面は何度もあり、4−1というスコアほど内容面で差があったわけではない。鹿島は低迷している清水と異なり、監督が交代してから好調。その難敵を相手に、指揮官がどういった選択をするのか注目だ。(totoONE編集部)

■浦和予想スタメン
4-1-4-1
GK
西川周作
DF
森脇良太
阿部勇樹
槙野智章
宇賀神友弥
MF
柏木陽介
関根貴大
高木俊幸
武藤雄樹
梅崎司
FW
興梠慎三


「守備の要が復帰すれば、試合の安定感は格段に増す」と源の復帰を予想するサッカーキングのプレビューである。
前節でも日刊スポーツは復帰を示唆しておった経緯があり、もう万全と言って良かろう。
アウェイでの対戦時は左SBとして起用されておったが、この試合では本職のCBとしてDFラインを統率することとなろう。
持ち味であるコーチングと対人で浦和攻撃陣を封じるのだ。
源の復帰戦にて勝利を期待しておる。

選手たちは結果ほど相性の悪さを感じていない

【J1展望】2ndステージ・12節|鹿島−浦和|負けられない“赤の対決”を制するのは?
サッカーダイジェスト編集部
2015年09月25日


鹿島――浦和とのリーグ戦は10試合連続で勝利がないが…。


故障者/鹿島=中村、ジネイ、赤? 浦和=石原
出場停止/鹿島=なし 浦和=那須


J1リーグ 2ndステージ・12節
鹿島アントラーズ−浦和レッズ
9月26日(土)/15:00/県立カシマサッカースタジアム

鹿島アントラーズ
2ndステージ成績(11節終了時):2位 勝点25 8勝1分2敗 20得点・10失点
年間成績(28試合終了時):6位 勝点47 14勝5分9敗 47得点・35失点

【最新チーム事情】
●10戦勝ちなしの宿敵から5年半ぶりの勝利を狙う。
●最近4戦3発の金崎がチーム最多8点目を目指す。
●元日本代表CBの昌子が復活の可能性も。

【担当記者の視点】
 これ以上「赤のライバル」には負けられない。浦和とのリーグ戦での対戦成績は通算26勝9分14敗と勝ち越しているが、近年は巻き返されて現在10戦勝ちなしだ。第1ステージも敵地で先制したが、残り20分で2点を奪われ逆転負けした。

 ただ、選手たちは結果ほど相性の悪さを感じていない。ステージ優勝へ、10年3月6日(2-0)以来のリーグ戦勝利を目指す。

 勝てていない10試合のゴール数を見ると2得点が1試合、1得点が8試合、無得点が1試合。得点の少なさが敗因となっているなか、最近の4試合で3ゴールの金崎に期待がかかる。月間MVP候補に挙がった8月から好調で、今月6日のFC東京とのナビスコカップ準々決勝第2戦では2ゴール。名古屋時代の12年4月28日以来となる浦和戦での得点を奪えるか。

 右膝負傷で離脱していた昌子が全体練習に復帰しており、大一番でカムバックする可能性もある。同期入団(11年)の柴崎、土居、梅鉢とともに、リーグ戦では1度も経験していない浦和戦勝利を掴みに行く。

浦和――“浦和の興梠”がカシマでの初ゴールを狙う

浦和レッズ
2ndステージ成績(11節終了時):4位 勝点20 6勝2分3敗 16得点・13失点
年間成績(28試合終了時):1位 勝点61 18勝7分3敗 55得点・30失点

【最新チーム事情】
●清水戦に続き、システムは4-1-4-1が濃厚。
●出場停止の那須に代わり、阿部が最終ラインに入る。
●興梠は古巣カシマスタジアムでの初ゴールへ意気込み。

【担当記者の視点】
 今節はリベロの那須が出場停止になるため、槙野を欠いた前節の清水戦に続き、4-1-4-1が採用されそうだ。最終ラインには再び阿部が入り、槙野とCBを組む。

 ただし、従来の4バックとは志向が異なる。梅崎と関根の両ウイングバックが最終ラインまで下がり、阿部が中盤の高い位置まで出て相手を潰しに出る。あくまで最初の形が4バックだが、最終ラインの人数は3人から6人まで流動的に変化する。

 柏木は「試合のなかで一人ひとりが修正し合っている。(数字上の)システムは、見ている人が判断してくれればいい」とコメント。4-1-4-1、3-4-2-1、それとも5-4-1……数字の表記を超えた変幻自在な“浦和流4バック”で相手を翻弄する。

 柏木と武藤がテーマに挙げたのが、鹿島のボランチ対策だ。柏木は「ボランチと右サイドで落ち着きを作れるところ」を鹿島の長所に挙げ、武藤は「相手のボランチを自由にしないこと。それが守備面の仕事」と柴崎を警戒。中盤の主導権争いが、試合の趨勢を左右するキーポイントになるだろう。

 古巣との決戦に燃える興梠は、「(前節の清水戦で)得点して、気持ち良く鹿島に行ける。チームが勝ち、そのうえで自分も得点を決めたい」と浦和加入3年目、カシマスタジアムでの初ゴールを虎視眈々と狙っている。


「最近の4試合で3ゴールの金崎に期待がかかる」と夢生のゴールに期待するサッカーダイジェストのプレビューである。
トニーニョ・セレーゾ時代に於いても夢生をFW起用しておるときは好調であった。
夢生の積極性、泥臭さはチームに活気を与え、そしてゴールに結びつける。
アウェイでの試合では、ベンチからのスタートであった。
明日の試合では先発が予想されておる。
多くの期待を背負い、活躍してくれるであろう。
楽しみである。

女子マネ・佐藤美希嬢来場

【鹿島】女子マネ佐藤美希が26日(土)の浦和戦に来場!
【鹿島】女子マネ佐藤美希が26日(土)の浦和戦に来場!


浦和とのビッグマッチに佐藤 美希さんが来場!

9月26日(土)に開催する明治安田生命J1リーグ 2ndステージの第12節の鹿島アントラーズvs浦和レッズ戦に、2015Jリーグ女子マネージャーの佐藤 美希さんが来場することが決定いたしました。


浦和戦に来場する佐藤美希嬢である。
Jリーグ女子マネージャーのためにも勝利を飾りたいところ。
勝利の女神の力を得ようではないか。
楽しみである。

浦和戦前日練習の一コマ

浦和戦前日練習


選手たちは9時にトレーニングを開始し、パス練習やセットプレー練習などを実施しました。練習の途中から雨が降り始める中、レクリエーションゲームやシュート練習も行っています。


浦和戦に向けた前日練習の風景である。
鈴木優磨、山本脩斗、豊川、本山、金崎夢生に笑顔が溢れる。
雰囲気の良さが伝わってくるようである。
最高の状態で、年間順位首位の浦和を倒したいところ。
2ndステージの天王山、気持ちを高めて挑みたい。
楽しみにしてスタジアムに向かう。
勝利を信じておる。

U-18日本代表 練習試合 ジュビロ磐田戦

[練習試合]U-18日本代表、3-0快勝した磐田戦先発イレブン
15/9/25 07:54

[9.24 練習試合 U-18日本代表 3-0 磐田 ヤマハ]

 10月2日に開幕するAFC U-19選手権予選(U-20W杯アジア1次予選)に臨むU-18日本代表が24日、ジュビロ磐田と練習試合(45分×2本)を行い、合計3-0で勝利を収めた。


U-18日本代表の先発の先発メンバー


左サイドからチャンスをうかがうMF久保田和音(鹿島)


U-18日本代表 AFC U-19選手権2016予選 直前キャンプ 練習試合マッチレポート vs ジュビロ磐田
2015年09月25日

U-18日本代表 AFC U-19選手権2016予選 直前キャンプ 練習試合マッチレポート vs ジュビロ磐田

練習試合 vs ジュビロ磐田
2015年9月24日(木) キックオフ 16:00 試合時間 90分(45分×2)
ヤマハスタジアム(静岡/磐田市)
U-18日本代表 3-0(前半2-0、後半1-0) ジュビロ磐田
得点
8分 坂井大将(PK)(U-18日本代表)
15分 小川航基(U-18日本代表)
87分 岩崎悠人(U-18日本代表)

前半メンバー
GK:廣末陸
DF:藤谷壮、冨安健洋、中山雄太、舩木翔
MF:堂安律、坂井大将、佐々木匠、久保田和音
FW:吉平翼、小川航基

後半メンバー
GK:山口瑠伊
DF:岩田智輝、野田裕喜、町田浩樹、浦田樹
MF:岩崎悠人、鈴木徳真、森島司、?木彰人
FW:一美和成、小川航基

交代
60分 廣末陸 → 山口瑠伊
65分 小川航基 → 久保田和音

マッチレポート
U-18日本代表は24日、AFC U-19選手権2016予選に向けてジュビロ磐田とトレーニングマッチを実施しました。
先制点は8分。相手の右サイドで攻撃の起点を作り、MF堂安律選手がペナルティエリア内に走りこんだMF佐々木匠選手にスルーパスを出しボールを受けます。シュートまで持ち込もうとした佐々木選手が相手ディフェンダーに倒され、ペナルティキックを獲得。これをMF坂井大将選手が落ち着いてゴールを決め日本が先制します。そして15分には、右サイドで得たコーナーキックを堂安選手が精度の高いクロスを上げます。これを小川選手がヘディングで合わせ、2-0で前半を折り返します。
メンバーを大幅に入れ替えた日本は後半、パスミスが目立ち相手に攻撃を仕掛けられる場面が増えます。その辛い時間帯を耐えると、87分にはFW一美和成選手が相手陣内の右サイドで粘り強いデイフェンスでボールを奪い、ゴール前にドリブルで侵入、ゴール前に走りこんでボールを受けたMF岩崎悠人選手が相手の状況を見ながら落ち着いてシュート。これが決まり、日本は3-0でジュビロ磐田に勝利しました。試合後には昨年U-19日本代表でAFC U-19選手権に出場した川辺駿選手(ジュビロ磐田)がロッカールームに訪れ、これから予選に出場する選手に激励の言葉をかけました。

選手コメント
中山雄太 選手(柏レイソル)
予選の初戦まで少ない時間になってきました。今日の相手もとてもやりがいがあり、環境も素晴らしく、自分たちがパフォーマンスするには最高の日でした。結果は、3-0という勝利で終わることができましたが、内容では突きつめるものや、改善点など見えてきたものがあるので、また明日の練習から取り組んでいきたいです。チームのために何が大切かを個々が意識し、心身ともにベストな状態で予選を迎えられるようにしていきたいと思います。

山口瑠伊 選手(FCロリアン/フランス)
個人だけではなく、チーム全体が良い準備をし、試合に入れたと思います。良い結果と内容が出せたと思うので、そのまま次の練習試合、そしてまずは初戦を勝ちに行きたいと思います。アグレッシブなプレーで圧倒していきたいです。

久保田和音 選手(鹿島アントラーズ)
アジア予選も近いということもあり、公式戦をイメージして行いました。立ち上がりにペナルティキックで得点することができましたが、中盤でボールを失ったり組み立てのところで少しパスや動きのズレがでたりと、ボールを失うことが多かったです。守備でもボール保持者に対して寄せが甘く、相手の選択肢を減らすことができなくて、簡単にロングボールを蹴られたり縦パスを入れさせてしまったりしてしまいました。まだまだ守備でも攻撃でも連携のところで修正できると思うので、少しでも改善して予選に臨めるようにしたいです。


一美和成 選手(大津高)
プレースピードや球際などの速さなど、アジアの予選に向けた良いシミュレーションになりました。チームとしても、3得点をとり無失点に抑えて勝てたことは自信になったと思います。チーム一丸となり、良い準備を行っていきたいです。

スケジュール
9月21日(月) 18:00 トレーニング (エコパ補助競技場)
9月22日(火) 9:00
15:30 トレーニング (ヤマハリゾートつま恋多目的広場)
9月23日(水) 9:00
15:30 トレーニング (ヤマハリゾートつま恋多目的広場)
9月24日(木) 9:00
3-0 トレーニング (ヤマハリゾートつま恋多目的広場)
練習試合 vs ジュビロ磐田 (ヤマハスタジアム)
9月25日(金) 9:00 トレーニング (エコパ補助競技場)
9月26日(土) 10:00 練習試合 vs 静岡産業大 (静岡産業大第2グラウンド)
9月28日(月) トレーニング
9月29日(火) トレーニング
9月30日(水) トレーニング
10月1日(木) トレーニング
AFC U-19選手権バーレーン2016 予選(グループJ)
10月2日(金) 19:00 vs ラオス(National Sports Complex Stadium)
10月3日(土) トレーニング
10月4日(日) 16:00 vs フィリピン(National Sports Complex Stadium)
10月5日(月) トレーニング
10月6日(火) 16:00 vs オーストラリア(National Sports Complex Stadium)
※日本国内でのトレーニングおよびトレーニングマッチは一般の方も見学可能です


ジュビロに快勝したU-18日本代表である。
久保田和音は先発出場で勝利に貢献しておる。
鹿島でも公式戦出場しており、徐々に力を発揮しだした。
このU-18日本代表でも攻撃を牽引し中心選手となるのだ。
期待しておる。

山本脩斗、ラグビー日本代表との縁

[鹿島]山本脩斗と五郎丸歩
 85年生まれで早稲田大学スポーツ科学部出身の山本脩斗は、いま注目を集めているラグビー日本代表の五郎丸歩や畠山健介と同期生だ。

 特に大学卒業後、ジュビロ磐田とヤマハ発動機ジュビロと、グランドを隣接するクラブに加入した五郎丸とはなにかしらの交流があるのかと思われたが、残念ながら「大学では学科も授業も同じでしたけど特に接点はありませんでした」とのこと。ただ、大学時代の早稲田は清宮克幸監督が率いた全盛期。試合会場に足を運ぶことはできなかったがテレビ中継があれば応援していたそうだ。

 監督交代後、午前練習に変わったため夜の9時にはお子さんと一緒に就寝しているらしく、イングランドで開催されている今大会のW杯については見ることもできずいるが、日本代表の躍進を願っていた。
(鹿島担当 田中滋)


ラグビー日本代表との関係が深い山本脩斗である。
しかしながら、学生時代は交流はなかったとのこと。
とはいえ、今話題のラグビーW杯と縁があるのは嬉しいこと。
彼等の勢いに力を得て力をより発揮して欲しい。
活躍を楽しみにしておる。

本山、真剣な面持ち

午前練習


鹿嶋は穏やかな天気に恵まれています。選手たちは10時にトレーニングを開始し、パス練習や紅白戦、シュート練習などを実施しました。


練習する本山である。
表情は真剣そのもの。
これだけの実績を持つベテランが手を抜くことなくトレーニングを行うことで、チームが締まる。
伝統はそうして受け継がれていくのだ。
これからもずっとずっと。
素晴らしいクラブである。

山本脩斗、自信は成長を促す

【インタビュー】 鹿島アントラーズ 山本脩斗選手
(2015/09/24)



今も実家の部屋に貼ってあるポスター

実家の部屋は今も高校時代のままだという。そこにはサッカー少年だった当時のまま、3枚のポスターが貼られている。1枚目はイングランドのスター選手だったデイヴィッド・ベッカムで、2枚目は日本サッカー界の先駆者である中田なかた英寿ひでとしだった。

山本やまもと脩斗しゅうとは少しだけ恥ずかしそうにもう一枚のポスターについて教えてくれた。当時はそのポスターに写っている人物と一緒にプレーすることになるとは想像していなかっただろう。

「ベッカムとヒデさん(中田英寿)と……(小笠原おがさわら)満男みつおさんだったんです。今でも実家の部屋にそのまま貼ってあるんですけどね、そのポスター」

岩手県に生まれた山本にとって、6歳年上の小笠原は同郷の憧れであり、最も身近なスター選手だった。それ以上に深いつながりもあった。小笠原が大船渡高校時代に教わった齋藤さいとう重信しげのぶ先生が、その後、盛岡商業高校に移り、山本もまた齋藤先生の指導を受けたのである。

「齋藤先生からは何かあるたびに『満男は、満男は』って話を聞かされてました(笑)。それに当時の満男さんは日本代表だったので、活躍をテレビで見ることもできた。日本を背負ってプレーしているその姿を見て、自分の中では目指すべき存在というか、こういう選手になりたいなって思っていましたね」

齋藤先生を通じて小笠原からサッカー部にサイン入りのスパイクが届いたこともあったという。そのスパイクを恩師から貰い受けた山本は、大切に部屋に飾っていたそうだ。想像するに、そのスパイクを眺めながら山本少年は、「いつか自分も」と思いを馳せていたのだろう。



憧れの選手と同じピッチに立つ

山本がジュビロ磐田から鹿島に加入したのは昨シーズンのことだ。数あるオファーの中から鹿島を選んだのは、その小笠原の存在が大きかったという。

「ジュビロではなかなか試合に出られなかったこともあって、他のチームでチャレンジしてみたいという気持ちがありました。ジュビロがJ2に降格した時だったので悩みましたけど、最終的にはチャレンジしようと。(移籍を決めた理由の)割合を数字で表せば、6〜7割は挑戦という気持ちが大きくて、あとの決め手はアントラーズのチームカラーや雰囲気、それと満男さんがいたというのが2〜3割はありましたね。……やっぱり、何より満男さんがいたというのが大きかったですね。移籍の話を進めていく中で、強化部長の(鈴木すずき)満みつるさんと直接、話をする機会があったのですが、『満男が待ってるって伝えてくれって言ってたぞ』って聞いたときはうれしかったですし、自分でも鳥肌が立ったというか、『やべー』って思いましたよね。満男さんとは東北人魂(※)の活動をするようになってから、年に1回は話す機会がありましたし、絡むようにはなっていたんですけど、そう言ってもらえたことが、やっぱりうれしかったんですよね」

東北人の気質なのか、小笠原の口数は決して多くはない。だが、その行動からは気遣いや、優しさが感じられた。山本が鹿島への加入を決めると、小笠原から連絡があり、「家は決まったか。何か困ったことがあったら連絡してくれ」と、常に気に掛けてくれた。チームが始動する前の自主トレに誘ってくれたのも小笠原で、鹿島のクラブハウスを案内してくれたのも小笠原だった。

「ヤス(遠藤えんどう康やすし)や(土居どい)聖真しょうま、(柴崎しばさき)岳がくと、東北人魂の活動で知っている選手が多かったこともあったけど、満男さんのそういう気遣いがあったから、チームにも溶け込みやすかったんですよね」



部屋にポスターを貼り憧れていた選手と、同じユニフォームに袖を通して同じピッチに立つ。山本少年が見ていた夢が現実になった瞬間だった。

「アントラーズに入った時、最初に満男さんと同じユニフォームを着てピッチに立ちたいっていうことをまず強く思いました。だから当初は『あっ、同じユニフォームを着てる』って思いましたよね。本人にはもちろん、言わなかったですけど(笑)」

ただし、山本が感動に浸っていたのはそこまでだ。ピッチでは鹿島を背負ってきた男の厳しさを肌で感じた。

「練習もそうですけど、試合での雰囲気というか、球際の強さも含めた全体的なプレーに感じるところはありました。なかなか言葉にはできないですけど、これが“小笠原満男か”というのはありましたよね。あと、これは満男さんに限ったことではなくアントラーズにですが、ジュビロ時代に対戦した時もずる賢さみたいなものがありました。こっちのペースなのに試合はアントラーズが勝つというか、うまさや勝ち方を知っているというのは、中に入ってより感じましたね。昨シーズンは開幕3連勝でスタートしたんですけど、これが常に勝ち続けるチームなのかというのが最初の印象でした。勝っている時の残り10分や5分での満男さんの気の利いたプレーとかは、『なるほど』って、やりながらも思ったのは覚えています」



攻撃的な選手から守備的な選手へ

磐田ではなかなか出場機会を得られずにいた山本だが、鹿島に加入した昨シーズンはリーグ戦32試合に出場した。しかも、その全試合に先発。コンスタントに出場機会を得るのは、プロになって初めてともいえる経験だった。それだけにその1年で何を得たかを聞くと、山本は間髪を容れずに「自信」と答えた。

「そこに尽きますね。今までジュビロにいた時はコンスタントに試合に出られなかったので、やっぱりうまくプレーできない時も多かった。たとえ、うまくいったとしてもそれが数試合で終わってしまって、また控えに逆戻りみたいなことも多かった。それが今は違う。試合を経験して、守備の部分でやれるという自信がつくと、気持ちにもいい意味で余裕が生まれてくる。攻撃に入った時もそう。視野の広さやゆとりがある」

もともと山本は攻撃的なポジションの選手だった。高校時代は小笠原に憧れるのも頷ける背番号10番タイプ。大学時代もFWやトップ下でプレーし、「あまり守備はしていなかった」という。転機が訪れたのは、プロ1年目の2008年のことだ。当時は磐田でコーチを務めていた現アルビレックス新潟の柳下正明監督から、SBへのコンバートを持ちかけられた。

「シーズン終盤に行われた天皇杯の直前だったんですけど、ヤンツー(柳下やなぎした)さんに(SBを)やってみろって言われて。『はい』って答えるしかないですよね(笑)。それまで練習でも全くやっていなかったのに、いきなりSBで試合に出たんです。たまたま、その試合で開始1分も経たないうちにアシストして。試合は(1−3で)ガンバ大阪に敗れたけど、ヤンツーさんからの評価は総合的には悪くなかったみたいで。翌年からヤンツーさんがジュビロの監督になったこともあって、それからはSBとして練習するようになりました」

最初は攻撃的なポジションへの未練や葛藤もあった。「本当に必死でした」と当時を振り返るが、次第にSBというポジションにやり甲斐を感じていった。

「例えば一対一で相手を止めたときには充実感を感じるようになりました。あとは、例えば自分の背後を狙っている選手もいた場合、そこをケアしながら、相手のボランチとかがボールを持った時に、あえて駆け引きしてパスを出させてカットする。そういうところはすごく考えるようになりましたよね」

言ってみれば、それまでの攻撃的なポジションとは真逆である。SBは攻守両面での貢献を求められるとはいえ、重きは守備にある。山本は身体の使い方や足の運び方に至るまで、守備のスキルを一つずつ覚えていった。ただ、がむしゃらに取り組んでいく中で自身の強みをも理解していった。

「運動量には昔から自信があったので、今になってはそこを活かそうと思っています。90分間、求められているプレーをやり続けるというのは自分の中で大切にしていますね」

山本自身も話すように、磐田では途中出場も多く、シーズンを通して充実感を得ることはなかった。SBの楽しさを知ったのは鹿島に来てからだ。

「ジュビロの時はミスすると『うわー、やっちゃった』ってミスに対してネガティブな感じでしたけど、今はたとえ失敗しても、『仕方がない』と思って切り替えられるように考え方も変わった」

今では右の西大伍とともに左の山本も不動の存在となり、鹿島に欠かせないファクターとなっている。

「自分の特徴としては攻撃というよりも、まずは守備というのを心掛けています。守備では一対一でやられないことであったり、90分間体力を切らさずに、CBの裏に相手が走ったらしっかりセカンドボールを考えてついていくことを意識しています。あとはヘディングも特徴の一つではあるので、最近得点できましたけど、狙っていきたいですね。逆サイドのヤスや大伍は自分を見てくれるので、タイミングを見てチャンスがあればゴール前にも入っていきたい」

試合に出ることで、試合を経験することで、さらなる欲も湧いてくる。

「攻撃の部分で徐々に得点に絡めるようなプレーもできるようになってきたんですけど、もう少し攻撃のバリエーションというか、自分でもガツガツいく部分も必要かなと思いますし、そこを増やしていきたいなって考えています」

2ndステージ第7節のベガルタ仙台戦では、山本のクロスを逆サイドの西が折り返すと、走り込んだ土居がフィニッシュした。「ああいう形はどんどん狙っていきたい」と山本は語る。

ナビスコカップ準々決勝第1戦のFC東京戦では、ドリブルで左サイド深くまでえぐり、赤?あかさき秀平しゅうへいのゴールをお膳立てした。「もともとは攻撃的な選手だから、高い位置まで行ったときは後ろを気にせず仕掛けたい」と山本は意欲を示す。自身も認めるように鹿島のサイド攻撃と言えば、これまで右というイメージが強かったが、徐々に左からの攻撃でも得点につながるようになっている。真摯に、かつ丁寧に話してくれる山本の表情には紛れもない自信がみなぎっていた。



責任と自信が2ndステージの躍進に

今シーズンに話を移せば、鹿島は1stステージで8位に低迷した。2ndステージになってもチーム状況は上向かず、第3節を終えてクラブはトニーニョ・セレーゾ監督を解任すると、それまでコーチを務めていた石井いしい正忠まさただを監督に就任させた。山本がチームの転機について語る。

「セレーゾが解任されたことは、彼だけの責任ではなく、自分たちにもある。監督が代わっても、みんなが変わらなければ、何も変わらないというのは石井さんが監督に就任したときのミーティングでも話が出ました。練習から変えていこうということで、雰囲気もそうですけど、いつも以上に声も意識して、みんな出しているとは思いますね」

監督交代に踏み切った第4節から第10節でG大阪に敗れるまで、鹿島は破竹の6連勝を飾った。第10節を終えて2位。1stステージから一転、ステージ優勝をも狙える好位置につけている。

「石井さんもセレーゾ前監督がやっていたサッカーにプラスαしていくと話していましたけど、それほど大きく変わったところはないんです。ただ、セレーゾの時は練習中のスライディングが禁止だったけど、石井さんになって球際の激しさが求められるようになった。それが徐々に試合でも出せているのかなとは思います」



鹿島が掲げる伝統的なサッカーはある意味、普遍である。指揮官が代わろうとも、それが大きくぶれることはない。監督に就任した石井監督は、選手たちに戦う姿勢を取り戻させ、プレーにもアクセントを加えた。

「確かに守備は……石井さんもすごく強調するので意識するようになりました。特に僕らSBには、タイミングを見て行ける時はどんどん攻撃参加していいとは言いますけど、まずは守備から入るように言っています。だから、前よりも守備の意識というのは高くなったとは思いますね」

足りなかったのは山本が鹿島に来てつかんだのと同様、自信だったのかもしれない。「まだまだですけどね」と山本は表情を引き締める。加入してからそれほど長い月日は経っていないが、「周りからまだ2年目だっけって言われます」と本人も語るように常勝軍団の血が流れている。

「大事なのは、まずは目の前の一試合一試合に勝っていくことですよね。ここから2敗、3敗してしまえば、一気に順位も下がってしまう。だからこそ次の試合、次の試合と、毎試合が大事になっていく。ナビスコカップもそうですけど、みんなで獲ろうというのは話している。それにはリーグ戦だろうが、ナビスコカップだろうが、天皇杯だろうが気持ちが変わることなく、一つ一つのタイトルを獲るために一試合一試合、勝っていくことが大切だと思う」

先を見ず、目の前の試合に全力を尽くす——これは常に小笠原が口にしている言葉でもある。今はチームメイトとなった憧れの選手と同じ思い、意識、そして血が山本の中にも流れている。

※東北人魂とは東北六県出身の現役Jリーガー有志が設立した法人格を持たない任意団体で、東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方におけるサッカー発展のため活動している。(了)

取材・文=原田大輔(SCエディトリアル)
写真=佐野美樹




山本脩斗(やまもと・しゅうと)

1985年6月1日生まれ、岩手県出身。鹿島アントラーズ所属。DF。180cm/69kg。
早稲田大学卒業後、ジュビロ磐田への加入が決まっていたが、メディカルチェックで原発性左鎖骨下静脈血栓症が判明したため、完治した2008年6月に正式加入した。プロになりSBへコンバートされると才能がさらに開花。2014年の鹿島アントラーズ加入後は、持ち前の運動量を武器に不動の左SBとして攻守に貢献している。


山本脩斗のインタビューである。
小笠原満男への憧憬とSB転向、そして何より鹿島移籍しレギュラーとして1年を通じて出場したことについて語られる。
サッカー選手は何が転機になるかわからぬもの。
脩斗は鹿島移籍で才能を開花させた。
良いマリアージュであった。
これからも左サイドを駆け上がり、攻守に躍動してくれるであろう。
脩斗の活躍を楽しみにしておる。

キム・ジソク、練習参加

[鹿島]練習生・金智錫(キム・ジソク)について、梅鉢貴秀の印象は?
 火曜日(9月22日)から鹿島の練習に金智錫(キム・ジソク)が練習参加している。

 左利きのDFであるキムは現在18歳。もともとキム・ナミル、イ・グノ、イ・チョンスなど韓国を代表する選手たちを多数輩出した名門プピョン高校の出身で(現在は転籍)、いまはACEWAYというクラブに在籍している高校生だ。日本語はほとんど話せないながらも、自らを売り込むために鹿島以外にもいくつかの日本のクラブで練習参加してきたようだ。

 2日目のこの日は、先輩にあたるファン・ソッコもおらず、練習中はほとんど声を出さずおとなしい印象を与えた。それを見た梅鉢貴秀は「誰でも1日、2日はおとなしくしてるもんやと思います。俺でもそうでしたから」と笑っていた。チームメートから「うるさい」と、よく注意される梅鉢の予言は、果たして当たるだろうか。
(鹿島担当 田中滋)


鹿島の練習に参加しておるキム・ジソクである。
左利きのDFとのこと。
練習では左SBに入った様子。
今日の練習では大人しい印象であったとのことであるが、その様子を見てバチは、「誰でも1日、2日はおとなしくしてるもんやと思います。俺でもそうでしたから」と語る。
まだ高校生にいきなり溶け込めと言われてもなかなか難しいもの。
この印象を払拭させるプレイでアピールし、是非とも入団を勝ち得て欲しいところ。
続報を待っておる。

聖真の躍動に期待

午前練習


鹿嶋は穏やかな天気です。選手たちはミーティングをした後、パス練習や攻守のトレーニング、実戦形式のトレーニングなどを実施しました。


練習する聖真である。
この週末は浦和との対戦が組まれておる。
聖真のクイックネスで浦和の守備網をかいくぐるのだ。
聖真の躍動を楽しみにしておる。

J-22選抜・鈴木優磨、アグレッシブさを出したい

鹿島FW鈴木“手倉森ジャパン初招集”生き残りだ
[2015年9月22日7時26分 紙面から]

 サッカーのU−22(22歳以下)選抜の練習が21日、神奈川・相模原市でスタートした。

 鹿島FW鈴木優磨(19)がU−22日本代表の主力が居並ぶU−22選抜に初めて名を連ね、実質的な“手倉森ジャパン初招集”となった。高卒1年目ながら鹿島で出番をつかみ、12日のG大阪戦でデビュー戦ゴール。J3でも3得点している攻撃力が評価された。「呼ばれてビックリしたけど、アグレッシブさを売りに、生き残りたい」。手倉森監督は「ボールが収まるし、J3を見て可能性を感じた」と説明した。

鹿島FW鈴木 手倉森J“初招集”に驚き「アグレッシブさ出す」
J―22選抜合宿初日 (9月21日)


ジョギングの最中笑顔を見せる鹿島・鈴木(中央)
Photo By スポニチ


 FW鈴木が手倉森ジャパン初招集となった。鹿島では12日のG大阪戦でデビュー戦ゴールを挙げたばかり。「試合に出始めてすぐ(の招集)だったのでビックリ」と、驚きを隠さなかった。

 今回の選出はクラブだけでなくJ―22選抜でのプレーも加味されてのもの。指揮官は「相手を背負えるし中盤の仕事もできる」と評価。日本代表FW岡崎を手本にする19歳は「アグレッシブさを出したい」と、定着へ向けて意気込んだ。

 <J―22選抜メンバー>

【GK】櫛引政敏(清水)、牲川歩見(磐田)

【DF】川口尚紀(新潟)、岩波拓也(神戸)、奈良竜樹(FC東京)、植田直通(鹿島)、山中亮輔(柏)、宮原和也(広島)

【MF】大島僚太(川崎F)、喜田拓也(横浜)、野津田岳人(広島)、中島翔哉(FC東京)、井手口陽介(G大阪)、鎌田大地(鳥栖)

【FW】鈴木優磨(鹿島)、浅野拓磨(広島)
[ 2015年9月22日 05:30 ]


J-22選抜に選出された鈴木優磨がニュースになっておる。
今回のJ-22選抜はU-22日本代表のメンバーが中心であり、五輪予選への強化試合の一環と言える。
そのメンバーに優磨が割って入ったことは大きなニュースと言えよう。
今回の合宿と試合にて大きくアピールし、U-22日本代表に名を連ねるのだ。
期待しておる。

小笠原満男、俺はこういう人に付いていきたい

鹿島小笠原が決意語る「Jヴィレッジ復活までやる」
[2015年9月22日6時57分 紙面から]

 鹿島のMF小笠原満男(36)が21日、日本橋高島屋(東京・日本橋)で開催中の大東北展のトークショーで現役引退のタイミングに触れた。ともに東北出身で交流の深い日本代表シェフ西芳照氏(53)と出演。約300人を前に「Jヴィレッジが元に戻ってそこでキャンプをする。それまでは現役で。何としても頑張りたい」と本音を吐露した。

 ジーコジャパンや鹿島のキャンプ地だった同施設は東日本大震災以降、東京電力福島第1原発事故の対応拠点となり、全面再開は19年4月の予定。「東北人魂を持つJ選手の会」の発起人でもあり、復興支援活動を続けるベテランは少なくとも40歳まで走り続ける。

鹿島・小笠原、引退後は料理人!? 専属シェフに弟子入り志願
 元日本代表MF小笠原(鹿島)と、同代表で専属シェフを務める西芳照氏が21日、東京・日本橋高島屋で開催中の大東北展でトークショーを実施。代表時代に小笠原の提案でカエルを食べた話などで会場を盛り上げた。36歳の小笠原は「現役も終わりが見えてきて、こういう人についていきたい」と弟子入りを志願。西氏は「ラーメン店かカレー店でいけるかも」と約300人のファンを楽しませた。 (中央区)
(紙面から)


小笠原 40歳まで現役宣言「Jヴィレッジ再開まで頑張る」

40歳となる19年シーズンまでの現役続行を誓った鹿島MF小笠原
Photo By スポニチ


 鹿島のMF小笠原が40歳となる19年シーズンまでの現役続行を誓った。21日に日本橋タカシマヤで開催中の物産展「東北展」のトークイベントに出演。日本代表の専属シェフを務める西芳照氏との掛け合いで「Jヴィレッジが新しくなったら一番に合宿をしたい。それまでは現役で頑張りたい」と語った。

 サッカー界初のナショナルトレーニングセンターであるJヴィレッジは東日本大震災後は福島第1原発事故の対応拠点となり、練習施設を閉鎖。19年4月の全面再開に向けて、来年1月の着工が決まっている。小笠原は引退後のセカンドキャリアにも言及。震災後もJヴィレッジのある福島県双葉郡広野町でレストラン・アルパインローズを営む西シェフに「生き様が本当に格好いい。俺はこういう人に付いていきたい。弟子は取らないのですか?」と料理人として弟子入りを志願。西シェフから「Jヴィレッジの支配人になればいいのでは」と返されていた。
[ 2015年9月22日 07:05 ]


「Jヴィレッジが新しくなったら一番に合宿をしたい。それまでは現役で頑張りたい」と語る小笠原満男である。
その強い気持ちが嬉しい。
まだまだ満男のパスに痺れる試合が多い。
これからも躍動していって欲しい。
楽しみにしておる。

ケルン・大迫、凄く走らされて正直きつかった

初先発の大迫は高いキープ力で勝利に貢献…独紙「切り札になっていた」

ボルシアMG戦で今シーズン初先発を果たしたケルンFW大迫勇也 [写真]=Bongarts/Getty Images

 FW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンは、19日に行われたブンデスリーガ第5節で、ボルシアMGとの“ルール・ダービー”を1−0で制し、暫定順位ながら4位に浮上した。

 今シーズン初めて先発メンバーに名を連ねた大迫は、試合終了間際の88分までプレー。ゴール、アシストこそなかったものの、地元紙からはまずまずの評価を受けている。

『Koelner Stadt-Anzeiger』紙は及第点の「3」を与え(最高1点、最低6点)、「シモン・ツォラーに代わってスタメン出場。中盤とアントニー・モデストの間で、右サイドで効果的な動きができず、30分過ぎにペーター・シュテーガー監督から細かい指示を受けた。ここから見違えるように動きが良くなった」と、シュテーガー監督と大迫の相互理解の高さについて言及。さらに、「シュートはイマイチだったが、ボールキープ力の高さは、展開の早い試合の中では切り札になっていた」と、大迫のボールキープ力を評価した。

『EXPRESS』紙の採点も「3」となり、「ボールキープ力が高く、つねにパスを出せる動きをしていた」と、『Koelner Stadt-Anzeger』紙と同じく、ボールをしっかり持つことのできる大迫の動きが効いたとした。

 なお、両紙とも、決勝ゴールで“ダービー・ヒーロー”となったモデストにチーム最高点「2」をつけている。

 また、日本代表FW原口元気の所属するヘルタ・ベルリンは今節、アウェーでヴォルフスブルクと対戦し、0−2で敗れた。前節、今シーズン初ゴールを挙げた原口は右サイドで先発。4試合連続フル出場を果たしたが、ノーゴールに終わった。

 地元紙『Berliner Zeitung』は、「ヘルタにとって初となる慎重なシュートを撃つ。チーム2本目のシュートも原口だったが、こちらは実に強烈で、相手GKディエゴ・ベナーリオがなんとか弾き、ヘルタのコーナーキックにつながった」と、チャンスに絡んだ点を評価。しかし、「その後はボールを失うようになり、それがセバスティアン・ラングカンプの負傷にもつながった。前半で力尽きてしまったようだ」と、エンストに陥った後半の動きに厳しい目を向けている。

 22日に行われる第6節では、ヘルタ・ベルリンがケルンをホームに迎えて対戦する。

大迫、今季初先発も不発「走らされて正直きつかった」
ブンデスリーガ第5節 ケルン1―0ボルシアMG (9月19日)
 ケルンの大迫は今季初先発したが、4試合ぶりの得点はできなかった。

 チームは勝ったものの、自身は後半43分に交代。守備に追われて納得いくプレーができず、「守備がはまらず、凄く走らされて正直きつかった。シュートシーンではもっとパワーを持ってできればいいが、そのためには守備の負担を減らさないといけない」とぼやいた。

 MF長沢はベンチ入りメンバーから外れた。
[ 2015年9月21日 05:30 ]


先発出場したケルンの大迫である。
「ボールキープ力が高く、つねにパスを出せる動きをしていた」と評され、まずまずの出来の様子。
しかしながら、中盤起用にて守備に追われ、持ち味の攻撃に力を発揮出来なかったことを、本人は問題しておる様子。
とはいえ、出場試合にて勝利に貢献することは大きなこと。
これからも活躍の報を待っておる。

チャンピオンシップ出場のために鹿島は貴重な1勝

【J1 2ndステージ第11節 甲府 vs 鹿島 レビュー】チャンピオンシップ出場のために鹿島は貴重な1勝。甲府は攻撃に不安。
Text by J SPORTS 編集部



2015明治安田生命J1リーグ2ndステージは9月19日に第11節の9試合のうち7試合が行われ、今節を2位で迎えた鹿島アントラーズがヴァンフォーレ甲府を1−0で下した。決勝点は61分、MF金崎夢生がヘディングシュートで決めた。同日、首位のサンフレッチェ広島がサガン鳥栖と0−0で引き分けたため、鹿島の浮上は成らなかったものの、勝点は25で並んだ。甲府は同ステージの暫定14位が変わらず。

鹿島は年間王者を決める明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ出場のためには、2ndステージ優勝が近道だ。前節まで年間勝点では広島、浦和レッズと14の開きがあり、現時点では広島と競り合う2ndステージを制してチャンピオンシップ出場権をつかむのが現実的だろう。そのためにはホームで1−2の苦杯を喫した前節に続く連敗は避けたいところで、石井正忠監督が「(前節の)敗戦を引きずらない」ための準備をして臨んだのも当然だ。試合は予想されたように鹿島が押し込み、シュート数は19−5と約4倍。相手にほとんど決定機をつくらせず、甲府の佐久間悟監督も「(スコアは)1−0だが完敗だった」と潔く負けを認めた。

貴重な決勝点をマークした金崎は、得点以外にも見せ場を何度となくつくり、マンオブザマッチと呼ぶにふさわしい存在感を見せた。シュートは両チームを通じて最多の5本が示すように、得点への意欲にあふれていた。さらに前線では幅広く動き、チャンスメークに、相手選手へのプレスにと躍動。ゴールへ向かうスピード、迫力は抜群だ。そんな背番号33をストップしなければという思いで、90分のドリブル突破の場面では甲府DFの山本英臣と土屋征夫が懸命の対応。ところが、金崎は両ベテランDFを引き付けて、左でノーマークとなったFW鈴木優磨にパス。19歳ルーキーの2試合連続得点はならなかったものの、周囲の状況もしっかり把握する金崎の充実ぶりがうかがえるプレーだった。

今節の快勝は、小笠原満男と出場停止処分が明けた柴崎岳の両MFが、自在にパスを供給できたことも大きな要因だろう。実際、39分のDF山本脩斗のヘディングシュートは柴崎による右サイドのクロスから、44分のMFカイオのシュートは小笠原の縦パスから生まれた。それぞれ、GK河田晃兵の好守、右ゴールポストに阻まれたものの、パス能力に優れる二人が試合をコントロールし、甲府を押し込む原動力となった。金崎の決勝点は直接、彼らが関わったものではないにせよ、その得点を必然とする試合の流れをつくった点で貢献度が高い。柴崎は甲府の堅守が崩れないと見るや、59分にドリブル突破を仕掛けて相手ペナルティーエリアすぐ外側で反則を誘うなど、臨機応変さも見せた。

甲府の佐久間監督は「(小笠原と柴崎に)配球されても、そこからのパスを遮断したかった。ディフェンスラインの背後を取られたくない方を選択した」というゲームプランを明かした。つまり、中盤を厚くするより自陣ゴール前を固める策で、「鹿島に先制されると厳しい」(同監督)という警戒心があったからだろう。それでも、ここ2試合で5失点の守備が、19本のシュートで1点に抑えたところは、一定の成果があったといえる。ただ、ゴール前をしっかり固めてはね返す守りに、「クロスを上げさせてもだいじょうぶ」という心の隙は生まれなかったか。勝敗を分けたシーンの守りは、甲府の左サイドでボールを保持した鹿島のMF遠藤康に対し、MF阿部翔平とFWバレーが近くにいたがアプローチは皆無。遠藤のキックが鋭いライナー性のボールだったこともあり、ゴール前の守備陣は金崎に対するマークが遅れた。山本は「集中しないといけないところでやられた」と悔やんだ。

守備は鹿島の攻撃をよくしのいだが、攻撃では前線の人数が少なくなるという課題を残した。カウンターアタックの起点としては、ワントップのバレーにボールを収めることが重要となる。しかし、深い位置からの味方のサポートには時間が掛かり、バレーが時として3人以上の相手選手に囲まれる状況で反撃の芽はつぶれた。85分にもFW阿部拓馬が単独で持ち込みペナルティーエリア内で粘るも、ついにサポートはなく孤立無援だった。攻撃には「もう少しエネルギーをかけないと」と佐久間監督。スピードのあるFW伊東純也あたりが戦列に復帰してくれば、攻撃に厚みを出すことは可能だろう。引いた守りと攻撃への注力。このバランスを取りつつ勝点獲得に結び付けていくことが、残留争いに向けて甲府のテーマとなりそうだ。


冷静に試合を分析するJSPORTSのマッチレビューである。
夢生のMOMらしい活躍を伝え、岳と満男のパス能力について賞賛する。
この試合、鹿島のシュート数は19本とのこと。
相手GKが当たっており、クロスバーとポストにも嫌われた。
このような試合もある。
責めきったことに意味があるように思える。
また、甲府のシュートを5本に抑えた守備ももっと褒められて良いのではなかろうか。
そして、カイオとヤス、そして西がカードをもらわずに済み、次節の浦和戦に現時点でのベストメンバーにて臨めることも良い結果の一つである。
この一つの勝利が呼び水となって連勝を開始したいところ。
楽しみである。

ユースとの練習試合

練習試合


甲府戦から一夜明け、選手たちは16時からユースと練習試合を行いました。甲府戦の先発メンバーは、リカバリートレーニングを行っています。


ユースとの練習試合を行ったトップメンバーである。
本山の好調さが伝わってくる。
甲府戦でもベンチ入りしており、いつでも出場の準備が整っておる。
天皇杯・水戸戦にて勝利に導く活躍をしてくれるのではなかろうか。
また、この試合ゴールを決めた聖真も好調を維持しておる。
期待しておる。

時代が移り変わっても、鹿島はいつも優勝争いを演じている

【蹴球日本を考える】「元に戻った」鹿島が示す、なにより大事なサッカーの本質
熊崎敬
2015年09月20日


鹿島の「穴熊」対策は、カンボジア戦の日本代表に欠けていたものだった。


多彩な攻撃で揺さぶりをかけ、最後は金崎(33)のヘッドでゴールを割る。鹿島のしたたかさは、甲府戦でも存分に発揮されていた。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 シルバーウィークの初日、鹿島が1-0で甲府を退けた一戦を観た。

 最少得点差だったが、完勝と言って良い内容だった。
 追加点のチャンスは逃したものの、前半からボールを支配して敵陣に攻め込み、甲府が巻き返しに出てきた後半もほとんど決定的なチャンスを許さなかった。

 このところ鹿島のゲームを観る機会が多いが、そのなかではそれほど面白い試合だったわけではない。

 調子の良い時の鹿島は両サイドの深いところでパスとドリブルを織り交ぜ、敵を大きく揺さぶるような嫌らしい攻めを見せる。だが、この日は甲府が5−4−1という布陣でスペースを消してきたため、右の遠藤、左のカイオは窮屈なプレーを強いられた。

 苦労したサイドに代わって、攻撃を活性化したのが小笠原と柴崎の2ボランチだ。

 大きなサイドチェンジ、ショートパスの応酬、絶妙なスルーパス、果敢なドリブル突破と、「穴熊」対策のアイデアを次々と繰り出し、流れを呼び込んだ。その多彩な攻めは、カンボジア戦の日本代表に欠けていたものでもあった。

 生まれたゴールはひとつだけ。だが鹿島の攻撃を観ていると、それがゴールという目的を達成するために行なっているものだということが、良く分かる。

 悪いチームの攻撃は得てしてワンパターンに陥りがちだが、鹿島の場合は決してそうはならない。リズム、スピード、ルート、球質、角度など、あらゆるものに変化をつけることで、彼らは心理的、肉体的に敵を揺さぶろうとする。

 敵と駆け引きしながら、手の内に忍ばせた複数のカードを効果的に見せていく。このあたりのしたたかさは、鹿島の伝統といってもいい。

 この伝統について、試合後の記者会見で石井監督に尋ねると、興味深い答えが返ってきた。

ブームを追いかけまわしても、結局、なにひとつ得られない。


小笠原らが受け継いできた勝利への厳しさが、今の鹿島の好調を支えている。(C)J.LEAGUE PHOTOS

「自分が監督になり、チームが変わったというより、元に戻ったという表現のほうが合っていると思う」

 もうひとつ突っ込んで、具体的にはなにを大事にしているか尋ねてみた。

「それは最低限、戦う姿勢を見せるということです。そして球際ではしっかり勝つことを大事にしている。あとは選手自身が“自分たちがやらなければならない”という気持ちを持っていることが大きいと思う。勝負へのこだわりがあるんです」

 ひと言でいえば、ジーコ時代から脈々と受け継がれてきた勝利への厳しさが、今の勝利をもたらしているということだ。

 私は、鹿島は日本でも稀有なチームだと考えている。それは多少の浮き沈みはありながらも、Jリーグ20年の歴史で常にタイトル争いを繰り広げているからだ。

 こういうチームは他にはない。東京V、磐田、横浜、浦和、名古屋など多くのチームが頂点に立ったが、いわゆる「黄金メンバー」が抜けていくと弱体化を余儀なくされた。

 だが時代が移り変わっても、鹿島はいつも優勝争いを演じている。それはしっかりと築き上げられた哲学、精神を、新しい世代に受け継ぐことができているからだ。石井監督が述べたように、彼らには困った時に立ち返る場所がある。こういう組織は強い。

 思えば日本サッカー界では、トルシエのフラット3やオシムの走るサッカー、ハリルホジッチの縦のサッカーなど、4年周期で方向性が大きく変わる。しっかりとした自分がないため、大きな舞台で敗れるたびに右往左往しているのだ。ブームを追いかけまわして、結局、なにひとつ得てはいない。

 最先端を知るのは重要なことだ。日本らしさの追求も忘れてはならない。だが、サッカーの本質、勝負の本質をしっかりと理解するのは、もっと大事なことではないだろうか。
 鹿島の戦いぶりは、そういうことを雄弁に物語っている。

取材・文:熊崎敬


甲府と鹿島の試合を観戦したサッカーダイジェストの熊崎氏である。
「それほど面白い試合だったわけではない」と言い切る。
引き籠もった相手を崩しきれぬゲームを楽しむのは難しいもの。
プロにもそのように見えるということが伝わってきて興味深い。
そして、「私は、鹿島は日本でも稀有なチームだと考えている。それは多少の浮き沈みはありながらも、Jリーグ20年の歴史で常にタイトル争いを繰り広げているからだ」とも言う。
常にタイトル争いをし続ける要因の一つとして、「しっかりと築き上げられた哲学、精神を、新しい世代に受け継ぐことができている」と伝えておる。
これが鹿島の伝統ということであろう。
熊崎氏は、この伝統の継続を是としておる。
これからも鹿島は鹿島であり続ける。
その鹿島を応援していきたい。

甲府戦報道

鹿島金崎が決勝弾「勝ち点3を取れたことはいい」
[2015年9月19日21時37分]


サポーターに勝利のあいさつをする鹿島選手たち(撮影・中島郁夫)

<J1:甲府0−1鹿島>◇第11節◇19日◇中銀スタ

 鹿島が甲府を下し、第2ステージ8勝目を挙げた。

 後半16分、FW金崎夢生(26)が先制。右サイドのMF遠藤康(27)が左足でクロスを上げ、中央にいたFW金崎が首を振ってゴール左隅へ流し込んだ。

 前節G大阪戦(1−2)で、石井正忠監督(48)の就任後7戦目で初黒星を喫した。連勝が6で止まった後の試合で、仕切り直しのV弾を決めた金崎は「前節ふがいない試合をホームでしてしまったので勝利が欲しかった。内容は良くなかったけど勝ち点3を取れたことはいい」と喜んだ。

鹿島金崎Vヘッド決めた、チーム今季最多タイ7点目
[2015年9月20日7時14分 紙面から]

<J1:甲府0−1鹿島>◇第11節◇19日◇中銀スタ

 2位鹿島が甲府を下し、首位広島と勝ち点25で並んだ。得失点差で順位は変わらなかったが、後半16分に挙げた1点で勝ち切って肉薄。MF遠藤が右サイドから左足で上げたセンタリングに中央のFW金崎夢生(26)が頭を合わせ、ゴール左に流し込んだ。チーム最多タイの今季7点目。

 前節G大阪戦(1−2)で石井監督の就任後初めて負け、連勝が6で止まっただけに「内容が悪くても勝ち点3が欲しかった」と金崎は胸を張った。残り6試合。出場停止明けで勝利に貢献したMF柴崎岳(23)は「今後は引き分けでも厳しい。アウェーでも勝ち星を狙っていく」と優勝への道筋を立てた。

鹿島・金崎がVヘッド弾「ゴールの瞬間は覚えていない」

甲府−鹿島 後半、決勝ゴールを決め喜ぶ鹿島・金崎=中銀スタ

 明治安田J1第2ステージ第11節第1日(19日、甲府0−1鹿島、中銀スタ)FW金崎のヘディング弾で勝利。立役者は「ゴールの瞬間は覚えていない」と興奮気味だった。シュート数は相手の5本に対して19本と圧倒し、5月に敗れた相手にリベンジ。前節にG大阪に敗れて連勝は6で止まったが、勝ち点で首位の広島に並んだ。7月下旬に就任し、その後7勝1敗の石井監督は「勝負強いチームに戻ってきた」と手応えを口にした。


前半、競り合う甲府・山本(左)と鹿島・金崎=中銀スタ


甲府−鹿島 後半、競り合う鹿島・柴崎=中銀スタ


甲府に勝利し、サポーターの声援に応える鹿島イレブン=中銀スタ


(紙面から)

V戦線残った!鹿島 技あり金崎弾で勝ち点3確保
J1第2S第11節 鹿島1―0甲府 (9月19日 中銀スタ)


<甲府・鹿島>後半16分、ヘディングで決勝ゴールを決めた鹿島・金崎(左)
Photo By スポニチ


 鹿島は何とか1点をもぎ取り、優勝戦線に踏みとどまった。

 後半16分、右サイドでボールを持ったMF遠藤のクロスをFW金崎が頭でゴール左に流し込んだ。「合わせるだけでした」とアシストした遠藤を称えたが、技ありの一発だった。首位の広島が引き分けたため、再奪首はならなかったが、若き司令塔の柴崎は「1―0でも勝てればいい。勝ち点3を取れたことは良かったと思います」と胸をなで下ろした。


<甲府・鹿島>後半16分、ヘディングで決勝ゴールを決め喜ぶ鹿島・金崎
Photo By スポニチ


[ 2015年9月20日 05:30 ]

ゴールこじ開け大きな1勝 鹿島、らしさ発揮し「敵地で勝ち点3」

甲府−鹿島 前半、競り合う甲府・山本(左)と鹿島・金崎=中銀スタ

 固く閉ざされた甲府ゴールをこじ開けた。後半16分、鹿島は右サイドから遠藤が上げたクロスボールを金崎が頭でねじ込んだ。「(クロスボールに)合わせるだけだった。勝ててよかった」と、金崎は興奮冷めやらぬ様子で話した。

 ピッチを左右に大きく使う鹿島らしさを発揮し、何度も相手ゴールを脅かした。しかし、失点数で鹿島を下回ってきた甲府の守備陣に手を焼いた。ゴール前で精度を欠く場面も目立ち、放ったシュートは19本。待望の得点だった。

 前節のG大阪戦で、石井監督就任後初の黒星を喫した。リーグ戦の連勝も6でストップ。勢いが止まったときこそ、本当の力が試された。「切り替えて連敗しないことを考えよう」という指揮官の檄にチームは応えてみせた。出場停止明けで先発した柴崎は「敵地で勝ち点3を取れたことはよかった」とうなずいた。

 第2ステージの勝ち点で首位の広島に並び、ステージ制覇を視界にとらえながら、遠藤は「残り全部勝たないと優勝はない」と緊張感をみなぎらせた。「常勝軍団」らしい勝利への貪欲さも取り戻してきた。(小川寛太)

J1 鹿島粘り勝ち 甲府に1-0
明治安田J1第2ステージ第11節第1日(19日・山梨中銀スタジアムほか=7試合)鹿島が甲府を1-0で破った。首位広島が鳥栖と0-0で引き分けたため鹿島は勝ち点で広島に並んだが、得失点差で下回り、2位のまま。鹿島の通算成績は8勝1分け2敗、勝ち点25。

鹿島は後半16分、遠藤の右クロスを金崎が頭で合わせて先制。その後は守り切って3試合ぶりに無失点勝利を収めた。浦和は清水を4-1で退け、年間勝ち点61で再びトップに立った。

横浜MはFC東京に1-0で競り勝ち、川崎は名古屋に6-1で大勝。大久保がハットトリックの活躍でJ1通算得点を152とし、今季19点で得点ランキング首位となった。松本-G大阪、柏-山形は20日に行われる。

■鹿島・石井監督
前半から攻撃の形を見せて押し込めた。後半、相手が攻撃的なメンバーを入れてきたが、失点0に抑えたのは非常にいいこと。ただ、チャンスを多くつくりながらなかなかゴールに届かなかった。

■鹿島・山本
先制してから相手のリズムになりかけたが、最後のところで守備が対応できた。チャンスが多かったのでもっと点を取りたかった。


夢生一色の各紙である。
やはり、先制に決勝ゴールはインパクトが大きい。
サンスポによると「ゴールの瞬間は覚えていない」とのこと。
高い集中力と感覚でプレイしておるということであろう。
これからも夢生の活躍で勝利を積み重ねたい。
楽しみである。

サッカーダイジェスト 甲府戦寸評

【J1採点&寸評】甲府×鹿島|スコア以上に圧倒した鹿島。金崎やカイオらが躍動
橋本啓(サッカーダイジェスト)
2015年09月19日


バレーを封じられた甲府は、攻撃が機能せず完敗。


【警告】甲府=阿部拓(32分)、松橋(68分) 鹿島=ファン・ソッコ(26分)、青木(45+1分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】金崎夢生(鹿島)


【試合内容】
 甲府は開始早々、セットプレーの流れから下田がミドルシュートを放つなど積極的に攻めたが、10分過ぎから鹿島がペースを掌握する。カイオや金崎らの突破から徐々にチャンスを作り21分には、左サイドを突破した山本のクロスから決定機を迎えるが、遠藤のシュートはポストに阻まれる。

 さらに攻勢を強めた鹿島は、27分に金崎、38分には山本に決定機が訪れるも、いずれもGK河田が阻止。前半終了間際には、カイオがGKとの1対1のビッグチャンスを外し、前半をスコアレスで折り返した。

 後半も形勢は変わらず、鹿島が果敢に攻め込む。50分の柴崎のFKはまたもGKのビッグセーブに阻まれたがその直後、遠藤のクロスに金崎が頭で合わせようやく均衡を破る。その後、甲府の反撃を受けたが守備陣が決定機を与えず。1点差で鹿島が逃げ切った。

【チーム採点・寸評】
甲府 4.5
せっかくのマイボールをミスで失うなど、拙い試合運びを露呈。守備組織も、相手の攻撃を撥ね返す力はなかった。

鹿島 6
チャンスを作りながら決定力に欠いたのはいただけないが、前線のアタッカーを軸に速攻で脅威を示す。守備も概ね安定していた。

【甲府|採点・寸評】
GK
1 河田晃兵 6.5
38分に相手の右クロスから山本に至近距離で打たれたヘディングシュートを見事にセーブ。それ以外でも好守を連発し、守備にリズムをもたらした。

DF
41 土屋征夫 5
体力が消耗した後半は、カイオらの突破に翻弄される。時折見せたオーバーラップも、空転した。

4 山本英臣 5.5
金崎の執拗なチェイシングに手を焼いた。絶妙なタイミングでのインターセプトは随所で効いていたが、統率力は冴えなかった。

17 津田琢磨 5
全体的にやや安定感を欠く。前半にゴール前でクリアミスを犯し、失点場面では目の前で金崎にヘディングシュートを許した。

MF
18 下田北斗 5
パスの供給源として、積極的に高い位置へ侵入。ただ、どれも効果的なチャンスにはつながらず、インパクトを欠いた。

6 マルキーニョス・パラナ 5
動きが少なく、特に後半は相手のスピードについていけずに易々とカウンターを許す。気迫に欠けた印象も否めない。

16 松橋 優 5
カイオのケアに忙殺され、大半の時間を守備に費やす。攻撃面では精度と連係面に課題を覗かせ、効果的なプレーはなかった。


27 阿部翔平 5
前半は何度かクロスを供給も、次第に存在感が薄れた。簡単にプレスをかわされ突破を許すなど、持ち味の安定感がなかった。

FW
23 稲垣 祥 5
ボールを収め松橋の攻め上がりを促すも、タイミングが合わずにチャンスをフイにする場面も。

9 阿部拓馬 5
西の徹底マークに苦戦。前を向いたプレーが限られ、持ち前の突破力は陰を潜める。バレーとの距離感も悪かった。

10 バレー 5
鹿島のCBコンビに封じられ、自由を奪われる。周囲との呼吸が噛み合わず、苛立ちを見せた場面が、この試合の出来を物語っていた。


交代出場
14 堀米勇輝 5.5
俊敏な動きと正確なパスやクロスを織り交ぜ、攻撃を活性かさせる。わずかながら希望を感じさせたが、あと一歩が足りなかった。

24 松本大輝 5.5
右WBに入り、縦への突破を披露。カットインから左足でシュートを狙うなど、アグレッシブな動きは見せた。

11 マラニョン ―
試合の流れに入り切れず、ボールに触る頻度もわずかに。コンディションも万全とは言い難かった。

監督
佐久間悟 5
バレーを封じられた際の対処法を見出せず完敗。堀米、松本の投入も実らず、先の戦いへ不安を残す。

決勝点の金崎の出来は出色。守備陣も安定感を顕示。

【鹿島|採点・寸評】
GK 
21 曽ヶ端準 6
ゴールを脅かされる場面が少なく、暇な一日に。クロスやセットプレーの場面でも冷静に対処した。

DF
22 西 大伍 6
サイドだけでなく、中央にも顔を出すなど広範囲で守備に貢献する。38分の決定機につなげた正確なクロスも光った。

14 ファン・ソッコ 6
フィジカルの強さで、マッチアップしたバレーを封じる。空中戦とセットプレーでは、高さで迫力を見せた。

5 青木 剛 6
状況を見極めながら要所を締める守備や的確なカバーリングは秀逸。ピンチにも動じない精神的な強さも◎。

16 山本脩斗 6
時折見せた縦への突破は脅威に。カイオと上手く連係を取りながら、左サイドで何度か起点となった。

MF
20 柴崎 岳 6
前線へパスをさばきながら、タイミングをうかがってバイタルエリアにも侵入。GKのビッグセーブに阻まれたが、50分のFKはコース、スピードとも絶妙だった。

40 小笠原満男 6
柴崎とボランチを組み、頻繁に指示を出しながらチームを支える。縦パスの精度が高く、随所で判断の質が光った。

25 遠藤 康 6.5
正確なクロスで決勝点をアシスト。捉えどころのない動きと、パスセンスを発揮し、攻撃に厚みを加えた。

7 カイオ 6.5
前半終了間際、GKとの1対1を逸したのは痛恨だったが、DFを一気に抜き去る突破と技術の高さは群を抜いていた。

FW
33 金崎夢生 7
DFを翻弄する鋭利な突破や一瞬の動き出しで違いを見せた。極めつけは、頭での決勝点。この試合の主役となった。

11 ダヴィ 5.5
相手のハードマークにあい、本来の迫力ある突破は見られず。終盤の決定機を外した後に、交代を言い渡された。

交代出場
MF
8 土居聖真 5
前線をかき回しながら、果敢にボールを引き出したが見せ場は作れず。ボールにあまり触れられないまま試合終了を迎えた。

MF
34 鈴木優磨 ―
前節のG大阪戦に続き途中出場。2試合連続ゴールに期待が集まるなか、終了間際にビッグチャンス到来もシュートはGKに弾かれた。

監督
石井正忠 6.5
主導権を握り、遅攻、速攻ともほぼ狙いどおりに機能。前節の敗戦ショックを引きづらず、きっちり勝点3を掴んだ。

取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


決勝点を決めた金崎は、鋭い動きで相手DFを牽制し続け脅威を与えた。写真:J.LEAGUE PHOTOS


サッカーダイジェストの橋本氏による甲府戦の寸評である。
完封勝利に総じて評価が高い。
そんな中で最高評価がMOMでもある金崎夢生に与えられた。
唯一の得点も重要であったが、ファーストシュートを含む攻守の積極性が高評価に繋がってろう。
夢生に次ぐ評価はヤスとカイオとなっておる。
ヤスはアシストを含む攻撃の核として存在感を発揮した。
西とのコンビネーションは熟成の域となり、観るものを唸らせる。
そして、カイオの個の力は突出しておる。
満男からのロングパスに飛び出してGKと1対1になったところを決めきればMOMであったであろう。
また、石井監督にも高い評点が与えられた。
前節の敗戦からチームを立て直し、数多のチャンスを創り出したのは指揮官の指導の賜物である。
残り6節、勝利を積み重ねて行くのだ。
期待しておる。

甲府戦コメント

2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第11節




鹿島アントラーズ:石井 正忠
前半から攻撃の形を見せて、相手を押し込めていたことが良かった。後半、相手が攻撃的な選手を2人投入してきて、そこで少し押し込まれたが、無失点に抑えることができた。相手よりも1点を多く取って勝てたのは良いこと。チャンスを数多く作りながら、なかなかゴールには届かなかったが、その部分はもっと練習していかなければならない。それでも1点を取った後、2点目、3点目を取る意欲が見えたので、そこは評価したいと思う。

Q.前節で初黒星を喫して、仕切り直しとして重要な一戦だったと思うが、選手たちにはどのようなことを伝えたのか?

A.連敗をしないことをまず考えようと伝えた。G大阪戦に関して言えば、内容的には良かった部分も多かったので、選手も早く切り替えることができたのではないかと思う。「まずは連敗をせずに仕切り直していこう」という話をした。

Q.アントラーズの伝統である勝負強さやしたたかさ、粘りといった、かつてプレーしていた頃のイメージがあるか?

A.自分が監督になってチームが変わったというよりも、元に戻ったという表現の方が合っているのではないかと思う。

A.最低限、戦う姿勢を見せるということ。そして球際の部分ではしっかりと勝とうということを大事にしている。あとは、選手たち自身が「自分たちでやらなければならない」という気持ちを持っている。その部分が大きいと思う。勝負へのこだわりがあると思う。

Q.試合前にクラマー氏への黙祷があったが、個人的なつながりはあるか?

A.個人的なつながりや、お会いした経験はないが、日本のサッカー界において「父」と呼ばれているような方。今こうしてJリーグで仕事をできているのも、クラマーさんが日本にサッカーを広めて、認められた功績だと思う。一度はお会いしたかった。心からの感謝の気持ちと、ご冥福をお祈りいたします。

Q.バレー選手への対策については?

A.ハーフタイムに伝えたことだが、力で押さえつけるような形で守備をするとどうしても負けてしまう部分があるので、高さで勝負しようと。しっかり競り合おうと話した。できるだけプレーを限定しようと伝えた。イエローカードをもらっていた分、2人のセンターバックが冷静に対応してくれた部分もあるかもしれない。





【金崎 夢生】
前節はホームで不甲斐ない試合をした。今回はアウェイで、しっかりと勝ち点3を取ることができて良かった。良い内容ではなかったけど、勝てて良かった。個人としてもチームとしても、コンディションは悪くない。これからも試合は続くので、頑張っていきたい。

【柴崎 岳】
チャンスを多く作れたことをポジティブに捉えたいと思う。連勝が止まった後の試合で、連敗はしたくなかった。スコア云々ではなく、勝ち点3を取ること。1-0でもいいから、勝つことができればと思っていた。

【遠藤 康】
アシストの場面は、ゴール前に強い選手がたくさんいるので、速いボールを入れたら夢生が反応してくれた。前節は前半の入り方が良くなかったので、今節はスタートからしっかりと戦おうと話していた。守備陣がよく我慢してくれた。感謝しないといけない。

J1 2nd 第11節 甲府戦


本日行われたJ1 2nd 第11節 甲府戦は1-0勝利しました。

2ndステージ 第11節
2015年9月19日(土)17:04KO 中銀スタ

[ 石井 正忠監督 ]
前半から攻撃の形を見せて、甲府さんを押し込むことができていたので、そこはよかったと思います。後半、甲府さんが攻撃的なメンバーを2人、松本(大輝)選手と堀米(勇輝)選手を入れてきて、そこで少し押し込まれる形になりましたけど、その中でも失点ゼロに抑えて、相手よりも1点多く取って勝てたということは非常に良いことだと思います。チャンスを多く作って、なかなかゴールには届かなかったんですけど、そこの部分はこれからもっと練習していかなければいけない部分だと思います。でも、1点を取ってから、2点、3点を取るという意欲が見られたので、その部分は非常に評価したいと思います。

2ndステージ 第11節
2015年9月19日(土)17:04KO 中銀スタ

[ 山本 脩斗 ]
決めなきゃいけないですね。(チャンスが)2回あったし。もう1本あったかな。ゴール前、右足で押し込もうと思ったんですけど、ちょっと当たり損なって。相手が引いてくるのは分かっていた。そこをどう崩すかということで、前半からカイオや自分のところで仕掛けてチャンスはできていた。相手のセンターバックとサイドバックのところで、こっちから攻めようというのはチームで言っていた。前半からやろうと思っていた。守備のところでしっかりやって、タイミングを見て(攻撃に)行こうと思っていた。

[ 遠藤 康 ]
−−得点場面について。
1回、パスを出そうと思ったら相手に引っ掛かってそのままドリブルで行けた。中には高くてヘディングの強い選手がいっぱいいるので、速いボールを送ろうと思った。そうしたら(金崎)夢生が反応してくれた。前の試合は前半が悪かったので、今日は前半からしっかり戦おうとベンチメンバーを含めたみんなで話していた。立ち上がりから、らしいチャンスやポストに当たって入らなかった(場面もあった)ですけど、後ろも我慢してくれたおかげで点が取れた。前の選手が点を取りましたけど、後ろの選手にも感謝しないといけないと思います。

前節連勝ストップの鹿島、柴崎復帰で仕切り直しの1勝
15/9/19 18:56

[9.19 J1第2ステージ第11節 甲府0-1鹿島 中銀スタ]

 鹿島アントラーズはアウェーでヴァンフォーレ甲府と対戦し、1-0で競り勝った。前節のG大阪戦(1-2)で連勝が6でストップし、石井正忠監督就任後初黒星を喫したが、2試合ぶりの白星で仕切り直しの1勝を挙げた。

 立ち上がりから攻勢に出る鹿島は前半22分、出場停止明けのMF柴崎岳が高い位置でボールを奪い、MF金崎夢生が右足でミドルシュートを放つが、GKの正面。同26分にはDF山本脩斗の左クロスをGKが弾いたこぼれ球をMF遠藤康が左足で狙ったが、惜しくもクロスバーを直撃した。

 その後も決定機をつくり続ける鹿島は前半39分、柴崎のアーリークロスに逆サイドから山本が飛び込むが、ヘディングシュートはGKの好セーブに阻まれる。同44分にはMF小笠原満男の1本の縦パスにMFカイオが抜け出し、GKと1対1を迎えるが、右足アウトサイドで狙ったシュートは右ポストを叩いた。

 一方的に攻め立てながら先制点の遠い鹿島。スコアレスで折り返した後半15分には左45度から柴崎が直接FKを狙うが、GK河田晃兵がまたしてもビッグセーブを見せる。それでも同16分、このプレーで獲得した右CKのショートコーナーから遠藤の右クロスに金崎が頭で合わせ、ついにゴールをこじ開けた。

 1点をリードすると、その後は甲府の反撃にも落ち着いて対応。後半45分、途中出場のFW鈴木優磨が金崎のラストパスから決定的なシュートを放つが、GKの好守に阻まれた。前節・G大阪戦でJ1デビュー弾を決めた高卒ルーキーの2戦連発はならなかったが、そのまま逃げ切って1-0の完封勝利を飾った。

鹿島、甲府の粘りに苦しむも金崎弾で辛勝…首位奪還に向け勝ち点3獲得
 2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第11節が19日に行われ、ヴァンフォーレ甲府と鹿島アントラーズが対戦した。

 甲府は17位の松本山雅FCまで勝ち点差2の14位に沈んでおり、ホームでの一戦でなんとか勝ち点を獲得したいところ。ここ2試合で複数失点を喫している守備面が課題となる。一方の鹿島は前節、ガンバ大阪に敗れ連勝が6でストップ。セカンドステージ首位の座をサンフレッチェ広島に明け渡した。そのG大阪戦を出場停止で欠場したMF柴崎岳がスタメンに復帰し、首位奪還に向け敵地で勝ち点3を目指す。

 最初のシュートはホームの甲府。4分、左サイドで得たセットプレーのこぼれ球を下田北斗が左足のハーフボレーで狙ったが、シュートはゴール右に外れた。対する鹿島も9分、右サイドのFKから最後は遠藤康が左足でミドルシュートを狙ったがGK河田晃兵が正面で抑えた。

 さらに鹿島は22分、前線でプレッシャーをかけた柴崎がボールを奪うと、パスを受けた金崎夢生がドルブルで持ち運びエリア外右からミドルシュートを放ったがGKの正面に飛んでしまった。続く25分には鹿島に決定機。左サイドをドリブルで突破した山本脩斗がクロスを上げると、GKが弾いたボールをファーサイドにいた遠藤が左足インサイドのボレーで合わせたが、シュートはクロスバーを叩き、得点には至らない。

 39分、鹿島は右サイドでボールを持った柴崎が正確なアーリークロスを供給すると山本が頭で飛び込んだがヘディングシュートはGKのファインセーブに阻まれた。さらに44分には、小笠原満男がピッチ中央から送ったロングパスにカイオが抜けだすとGKと1対1の局面に。しかしカイオが右足でコースを狙ったシュートは惜しくも右ポストに弾かれた。序盤から主導権を握り攻勢に出た鹿島だったがゴールを奪うことができず、試合はスコアレスで前半を折り返す。

 後半に入り60分、鹿島はエリア手前左絶好の位置で得たFKを柴崎が直接狙うがここはGKが横っ飛びでファインセーブ。さらにこぼれ球に詰めた金崎のシュートはゴールのカバーに入っていた山本英臣が体を張って防いだ。しかし決定機を逃した直後の61分、鹿島が先制に成功する。右サイド深い位置から遠藤が左足でクロスを上げ、エリア内中央で金崎が合わせると、やや難しい体勢から放ったヘディングシュートがゴール左に吸い込まれた。

 失点を喫した甲府は67分、津田琢磨と稲垣祥を下げて松本大輝、堀米勇輝を投入。一方の鹿島は73分、ダヴィに代えて土居聖真をピッチに送る。

 85分、甲府は阿部拓馬が相手のボールを奪い1人でドリブル突破を仕掛けるとエリア内で倒されたがホイッスルは鳴らず、PK獲得とはならなかった。87分にはバレーに代えてマラニョンを投入した甲府だが、集中して守る鹿島ディフェンスを崩すことができずシュートまで持ち込めない。結局試合はこのまま終了を迎え、金崎の得点を守り切った鹿島が1−0で甲府を下した。

 次節、甲府はアウェーでサガン鳥栖と、鹿島はホームで浦和レッズと対戦する。

【スコア】
ヴァンフォーレ甲府 0−1 鹿島アントラーズ

【得点者】
0−1 61分 金崎夢生(鹿島アントラーズ)

【J1】柴崎が復帰した鹿島が、金崎のゴールで甲府を撃破
サッカーダイジェストWeb編集部
2015年09月19日


90分間に渡って鹿島が試合をコントロール。


決勝点を挙げた金崎は、ゴールシーン以外でも別格の存在感。強引な突破で甲府守備陣を翻弄し、チャンスに結びつけた。写真:サッカーダイジェスト

 J1リーグ第2ステージ11節の甲府対鹿島が山梨中銀スタジアムで行なわれ、1-0でアウェーの鹿島が勝利した。


 試合は立ち上がりから、鹿島ペースで進んだ。出場停止明けの柴崎を起点に、左MFカイオの仕掛けや右MF遠藤と右SB西のコンビネーションを軸に甲府守備陣を切り崩しにかかった。

 21分には前線からプレッシャーをかけた柴崎がインターセプトし、そのまま速攻で金崎のシュートにつなげる。また、24分には左SB山本のクロスを遠藤が合わせてバー直撃のボレーを放ち、さらに26分には右サイドを抜け出したダヴィのクロスから、最後は金崎がシュートを見舞った。

 以降も鹿島は何度も決定的なチャンスを作ったが、GKのファインセーブやポストに嫌われ、ゴールを奪えないまま0-0で前半を折り返した。

 両チームともメンバー変更なしで迎えた後半も、鹿島ペースは変わらない。

 最初の決定的なチャンスは59分。エリア付近で得たFKを柴崎が直接狙い、GKが弾いたところに金崎が詰める。

 これはDF山本のカバーリングに阻まれたが、直後の60分。鹿島に待望の先制点が生まれた。右サイドでのスローインから遠藤がクロスを送り、金崎がヘッドで合わせて甲府ゴールを陥れた。

 終始、圧倒されていた甲府は、67分に2枚代えを敢行。松本、堀米と攻撃的な選手を投入して打開を狙った。

 しかし、目立ったチャンスは阿部拓が個の力で突破した87分のプレーくらいで、終盤に登場したマラニョンも不発に終わった。

 試合は1-0のまま終了し、鹿島が勝点3を上積み。チャンスの数を考えると1ゴールは少なすぎたが、前節・G大阪戦で敗れた嫌な流れは払拭した。


アントラーズの伝統である勝負強さやしたたかさ、粘りについて、「自分が監督になってチームが変わったというよりも、元に戻ったという表現の方が合っているのではないかと思う」と答えた石井監督である。
伝統を復活させ、強い鹿島を構築する石井監督と共に勝利を積み重ねて行きたい。
楽しみである。

甲府戦トラッキングデータ

2ndステージ 第11節
2015年9月19日(土)17:04KO 中銀スタ



Jリーグ公式に掲載された甲府戦のトラッキングデータである。
特筆すべきは優磨のスプリント回数であろう。
10分間で8回は驚異である。
惜しくもキーパーに弾かれたシュートがあったが、あのシーンも弛まぬスプリントがあり、良い位置に動き続けたため。
これを続け、ポジションを得るのだ。
優磨の活躍が期待される。
楽しみである。

Jリーグ 2ndステージ 第11節 ヴァンフォーレ甲府戦

ヤスのクロスに夢生のヘッド。

ダヴィ、ゴールへの意欲が湧いている

キーマン FW ダビ 今季初Gへ手応え上々
リーグ戦4試合ぶりの先発のチャンスに加え、相手は古巣の甲府。「知っているスタッフもいる。ゴールへの意欲が湧いている」と今季初ゴールへ気持ちを高める。

7月に左膝の大けがから復帰したが影響が残り、コンディション調整に苦労した。


キーマンに挙げられるダヴィである。
古巣である甲府に対してゴールへの貪欲な気持ちが沸いておる様子。
力強い突破で甲府守備陣を崩すのだ。
鹿島としては苦手な中銀スタジアムにて、甲府所属時にゴールを量産した記憶のあるダヴィが活躍してくれるであろう。
楽しみである。

曽ケ端、やっぱりプロとしてタイトルはもっと獲りたいと思いますし、夢というか目標という感じですかね

「何点取られてもしっかり勝ち点3が取れればいいんじゃないかなと考えるようになりました」ヴァンフォーレ甲府 x 鹿島アントラーズ
Pre-match Words 〜鹿島アントラーズ 曽ヶ端準選手編〜

Text by 土屋 雅史

鹿島で生まれ、鹿島で育ち、鹿島でプロになった男は18年間のキャリアに自らの生き様を投影しながら、ただ目の前の試合に全てを注ぎ込んできた結果、今やその公式戦出場は600試合に迫ろうとしている。曽ヶ端準。36歳。アントラーズの歴史を外から、そして内から見つめ続けてきた文字通りの守護神が語るPre-match Words。

Q:セカンドステージも半分を過ぎている段階ですが、ここまでのチームのパフォーマンスをどのように捉えてらっしゃいますか?

A:最初は石井さんに替わるまではちょっと不安定な戦いでしたし、僕自身もファーストステージの途中から出場もなく、外から見ているという状況で、チームも勝ったり負けたりでなかなか連勝できず、チームとしてもそうですし僕自身もなかなか不甲斐ないというか、もちろんACLの結果もそうですし、優勝争いに絡めないという状況で、なかなかもどかしい気持ちの中でやっていましたね。

Q:監督も替わっていなくて、主力もそれほど替わっていない中で、特にファーストステージはどういう部分が昨年と違っていたと感じてらっしゃいますか?

A:どうなんですかね。「これだ」というのがあれば、そこまで不安定な戦いをせずに修正できたと思うんですけど、もちろん僕自身も含めてミスがそのまま失点に繋がるような場面というのはやっぱりあったので、そのあたりは去年よりも明らかに多かったと思いますし、直接失点に繋がるようなミスが自分たちの良いリズムの時にあったりという中で、そういう失点で流れを崩したりというのはあったと思います。

Q:ご自身としては開幕戦で連続出場記録が途絶えてしまって、先ほどおっしゃったようにファーストステージの途中からはベンチスタートが続く時期もありましたが、自分のパフォーマンスに昨年との違いは感じてらっしゃいましたか?

A:コンディションはずっと良かったですし、それでもなかなかチームが勝てなかったり、先ほども言いましたけど自分のミスで失点したりというのがあったので、今までも何回もありましたけど、身体と心と良い状態でいても、グラウンドの中でなかなか良いパフォーマンスができなかったりということもありましたし、多少痛みを抱えていて気にしながらやっていても良いパフォーマンスができる時もありますし、そのへんは改めて難しさというのも感じました。そういうのをなくせるようにしないとやっぱり出続けるのは難しいですし、チームを勝たせることもできないですし、自分自身の不甲斐なさも感じながらやっていました。

Q:そんな中で石井(正忠)監督が就任してから劇的に結果の部分が変わり始めましたが、曽ヶ端選手は石井監督の就任でどういう部分が一番変わったと思いますか?

A:練習で調子の良い選手を試合で使ったり、ここまで同じスタメンの11人というのはなかったですし、そういう所で練習の出来というのを凄く見ているので、ピリッとした緊張感のある練習ができています。もちろん激しさも戻ってきたので、そのへんはしっかりゲームで出ていると思いますし、途中で出た選手が結果を変えたりという試合もありましたし、そのあたりの雰囲気は変わったかなという風に思います。

Q:GKというのは練習が違う時間もあったりして、チームを客観的に見ることもできるのではないかなと思いますが、やはりチームは明らかに変わりましたか?

A:先ほど言いましたけど練習の雰囲気は変わりましたし、セレーゾの時はスライディングは「ケガ人が出ると思うようなメンバーが組めなくなるのでなるべくしないように」とか、ある程度制限を付けられてやっていましたけど、石井さんになってからはもちろんゲームではスライディングはあることですし、正当なタックルはやっぱり行かなくてはいけないしという所で、練習の中での球際の激しさは出てきたと思いますし、それはやっぱりゲームでも出てくることなので、そういう所が出てくるとピリッとした雰囲気や空気にもなりますし、それが良い状態でゲームに出ていると思います。

Q:個人的には鈴木優磨選手が前節のガンバ戦で試合に出て、しかも点を取ったというのは今の競争力の高い練習の象徴のような気がしたんですけど、それに関してはいかがですか?

A:そうですね。優磨はもちろん練習で良いパフォーマンスを見せていましたし、その前から何回かベンチにも入っていて、その前の天皇杯でも途中出場していたので、石井さんの中の選択肢の中に入っているという所はあったと思います。そういう中で出て、基点になったりディフェンスで頑張ったり、もちろんあそこのポジションに入ったら点を取るということを求められて入ったと思いますし、それでしっかり結果を出した訳ですからね。もちろんチームとして引き分けや勝ちという所に持って行ければ良かったですけど、途中で出た選手がそういう活躍をできている訳ですから、石井さんが最初に選んだ18人の時は入ったり入らなかったりしていた選手がそういう活躍をしたり、やっぱり調子の良い選手を入れ替えて使ったりという所がチームの良い雰囲気になっているんだと思います。

Q:ピッチ上のサッカーとしては、石井監督になって変わった部分というのはどういう所ですか?

A:そうですね。多少2トップ気味になって、前の選手から奪いに行くような守備をしていこうという話はしていますし、それをチーム全体として前の選手のスイッチに対して連動して取りに行くというのはできていると思いますし、そのへんはアグレッシブな守備というのができていると思います。

Q:後ろから見ていて選手の動きや躍動感は、勝ちが続いていくことで変わってきましたか?

A:そうですね。そのあたりは石井さんが「自分の良さを出そう」という所で、「チームとしても選手の特徴を生かしてあげるようなサポートをしてあげよう」という話もミーティングでしますし、選手個々の良さはゲームの中でどんどん出ているのかなという風に思います。

Q:曽ヶ端選手はご家族も住金時代からファンクラブに入るぐらいのアントラーズファンだという風に伺っているので、石井さんの現役時代もご覧になっていると思いますが、そういう人が監督になるというのは率直にいかがですか?

A:最初の時は親がファンクラブに入っていたのはアントラーズに変わった時だったので、92年とかですかね。その時はこの辺の盛り上がり自体も、最初開幕する前はそれほどでもなかったんですよね。なので、やっぱり開幕してみてから、地元のそこからの盛り上がりというのは尋常ではなかったですし、それを本当にいちファンとして見てきた自分がそのピッチに立ってプレーしているというのは当時は想像もできなかったですし、違和感があると言えばあるんですけど(笑)、そういう地元で生まれて育った所でプロとなって、ここまでゲームに出ることができているというのは凄く幸せなことですし、長くそれを続けられればなと思います。入った当初とかその前に見ていた、石井さんだけじゃなくて古川(昌明GKコーチ)さんもそうですし、ヤナギさん(柳沢敦コーチ)ももちろんそうですし、そういう見てきた選手と一緒にやったり、それが歳を重ねて教わるという感じになったり、そのへんはもちろんそれだけ自分が長くできているということもあると思いますし、そういう風に続けて行ければいいのかなと思います。



Q:石井さんってどういう人ですか?

鹿島アントラーズ 曽ヶ端準選手
A:うーん、どういう人… 基本的には優しいですし、普段クラブハウスでもピッチでもあまり怒っている所を見ないので、「石井さん、怒ったことあるのかな?」というぐらいで。ミーティングでも石井さんは「思考を変えていこう」という風に言っていて、例えばミスしたりとか、自分の思うようにいかない判定が出たりという時もそういうことを言っているので、やっぱり石井さん自体もそういう風に言っているから実行しているのかなと思いますけど、それにしても出て来ないんですよね。怒っているとか、そういう感情の所が。
だから、ちょっと前にウチの奥さんと「今度石井さんに『怒ることあるんですか?』とか聞いてみようかな?」という話はしていたんですけど(笑)、それくらい冷静にというか、戦況を見守りながら色々考えているんじゃないかなという風に思います。

Q:印象的だったのは石井監督の就任初戦となったFC東京戦で、ゴールが入った時に画面に映し出されたベンチの一体感が物凄くて、「このゲームは絶対に石井さんを勝たせたい」というチーム全体の意識を強く感じましたが、あのゲームというのは特別な一戦でしたか?

A:そうですね。そのへんはもう準備期間も含めてそうですし、スタジアムに入った時のサポーターの雰囲気もそうですし、横断幕にも「石井さんを男にしよう」とか色々書いてあって、そういう雰囲気がスタジアムも含めてできていたと思うので、そのへんはやっぱり点数が入って、ベンチも含めてそういう雰囲気にはなったと思いますし、勝ってその後でロッカーに帰った時もそうでしたし、改めて勝つことの難しさも感じましたし、喜びももちろん感じました。

Q:今シーズンはCBの顔触れが試合ごとにかなり変わる中で、GKとしてCBとの連携面で難しさというのはありますか?

A:それが初めての選手がコロコロ出てきたらアレですけど、組んだことのない選手はいないので、そのへんは別にそれほど気にはしていないです。それは監督の選択肢の中に色々な選手がいたり、対戦相手を見てという所もあると思うので、それほど僕は気にしていないですけどね。

Q:ファーストステージの柏戦はGKがチームを勝たせる典型のような試合だった印象ですが、ご自身のあのゲームに対する手応えはいかがでしたか?

A:シュートを打たれた場面はありましたけど、そこはディフェンスを含めてしっかりプレッシャーを掛けながらシュートを打たれたという場面が多かったので、ある程度は守備範囲の所にシュートが飛んできたと思いますし、そういう流れの中でやっぱり例えばミスがあったりという所でなかなかファーストステージの中でもなかなか流れを掴めなかった所はあるので、自分自身もそういう所で結果を左右するようなプレーがもう少しできたんじゃなかったかなというのは、他の試合で思いました。

Q:曽ヶ端選手には個人的にファインセーブよりも正面でキャッチすることがかなり多いという印象があって、それは安定しているGKの大事な条件ではないかと思いますが、そのあたりはいかがですか?

A:イメージはありますけど、前は「できれば自分がファインセーブした方が良いんじゃないか」とか色々考えることはありました。でも、今となってはもう自分が出ているゲームでチームが勝てば、例えば3−2であろうと、4−3であろうと、何点取られてもしっかり勝ち点3が取れればいいんじゃないかなと。例えばそれでミスして1点決められても勝てば、「コイツが出ていればチームは負けない」という選手になれば、やっぱり監督は替えづらいでしょうし、もちろんミスしないで点数も決められないで勝つのがベストですけど、やっぱりチームが勝つことが大事なので、そこから考えていくと「この選手が出ていればなんか勝つよね」という選手で良いと思いますし、チームが勝つことに貢献できるようにということを考えてやっているので、それはやっぱりそう考えていくと、ミスがなく失点しなくてというのが勝ちに繋がるのはもちろんですけど、まずは勝ち点3にどうチームが辿り着くかということを考えてという感じですね。

Q:なんか曽ヶ端選手って“事も無げに取る”というか、例えばファインセーブで乗っていくタイプの選手もいる中で、難しいセーブを難なく取るというような印象もあるんですけど、そういうことって考えていたりしますか?

A:まあ多少というか、取れるボールはしっかり取ろうとか、セーフティーにやる所はやらないといけないと思いますし、あまり大袈裟にというか、そういうタイプではないのは確かですけどね。その自分の乗せて行き方はそれぞれだと思いますし、どっちかというと僕は淡々とやる方なので。でも、アピールする所はもちろんしますし、言う所は言います。それは味方に対しても敵に対してもそうですし、それは色々な要素がありつつ、これまでの積み重ねもありながらという所ではあります。

Q:既に今シーズンも1回対戦していますが、甲府のイメージというのはいかがですか?

A:堅い守備というイメージがありますし、ウチは手こずっているイメージがあるので、ファーストステージも僕自身出ていて点を取られて負けていますし、アウェイの甲府というのも常に難しいゲームだったり、去年か一昨年には3−0で負けたりというのもあるので、前節負けているという所もあって、そのへんで難しいゲームになることは確かだと思いますし、何とか堅い守備をこじ開けることができればなと思いますけどね。

Q:ファーストステージの甲府戦は振り返るとどういうゲームでしたか?

A:入りはそんなに悪くなかったんですけど、結構中2日とか3日とかタイトなスケジュールの中での試合だったので、メンバーが多少入れ替わりながらというゲームで、入りは良かったんですけどそこからチームとして失速してしまったような感じで、甲府のプラン通りというか、早々に決められてそこから堅い守備をこじ開けることができずというような感じだったので、ある程度先に取らないと相手の思う壺というか、難しいゲームになると思うので、入りからしっかり先手を取ってゲームを動かすことができるようにできればいいと思います。

Q:今回はアウェイゲームということでJ SPORTSで観戦してくれる方も多いかと思いますが、サポーターへメッセージをいただけますか?

A:セカンドステージは良い形で、石井さんになってスタートが切れているので、前節は負けてしまいましたけど、まだ十分優勝の可能性も残っていると思いますし、いつも難しいアウェイの甲府戦をしっかり良い結果で乗り切りたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

Q:ここからはキャリアの話を聞かせて下さい。小学生の頃は波野サッカー少年団に所属されていたと思いますが、強いチームでしたか?

A:当時はまだ鹿島町だったんですけど、その中では強かったですね。小学校のスポーツ少年団だったんですけど、監督が熱心な監督で。学校の先生ではなくて消防署で働いていた方で、その方が定期的に来てという感じでした。厳しい監督でしたけどね。仲の良い友達もそうですし、2つ上の兄も先に入っていたので、必然的にというか、何の迷いもなく入りました。いつも町の何個かあるチーム同士のリーグ戦ではほとんど優勝していましたし、鹿島の中ではそこそこ強いチームでしたね。

Q:ご自身は小学校の頃から県選抜に入るような感じだったんですか?

A:小学校の時って県選抜なんてあったんですかね?このあたりの鹿島の選抜には入っていて、そのチームで県の大会とかは出ていましたけど、中学に行ってからは県選抜に入ったりしていました。

Q:中学は鹿島中のサッカー部だと思いますけど、鹿島中も強かったですよね?

A:そうですね。1年と2年の時は県で準優勝とか。3年の時はベスト8でしたけど、僕の学年は結構強くて、メンバーも鹿島町の何校かの小学校から生徒が集まった中学だったので、良いメンバーが集まっていました。ちょうど中学1年の時にアントラーズができて、ジュニアユースもあったんですけど、他のそんなに強くない中学で上手い選手はジュニアユースに行く中で、僕は鹿島中に良いメンバーが集まっていて、良い所まで行けるんじゃないかなと思ったので、ジュニアユースではなくて中学の部活を選びました。

Q:当時もジュニアユースという選択肢はあるにはあったんですね?

A:当時はありましたね。ありましたけど、特別誘われたりすることもなかったですし、それよりも部活の方が仲の良いメンバーもいましたし、メンツ的にも良い所まで行けると思っていましたね。

Q:中学の時には県選抜もそうですし、年代別の代表にも呼ばれていたんですよね?

A:代表は中学2年か3年の時に初めて入った感じですね。それまでは県のトレセンとか関東選抜とかは入っていましたけど、同じ中学校にも関東選抜に選ばれた選手もいたので、そこそこ強いチームではありましたし、県の選抜に入る選手も他にいましたし、まずまずだったと思います。

Q:当時はやっぱり高校選手権に対する憧れがかなりあったんじゃないかなと思いますが、そのあたりはいかがでしたか?

A:かなりありましたね(笑) 少年団で正月の選手権の準決勝2試合を国立に見に行くのが恒例だったので、そこに対する憧れというのはやっぱりありましたよ。小学校の頃はJリーグがあった訳ではなかったので、まずは高校選手権みたいな感じでしたし、そういうイメージは常に膨らんでいましたけどね。中学の時は県選抜や関東選抜や代表にも入っていたので、何校か高校の推薦の話もありましたけど、中学3年の夏に全部の大会が終わって、その後にアントラーズの方から同じ中学のもう1人の関東選抜に選ばれたヤツと、そのもう1人のヤツのお兄さんもアントラーズユースだったんですけど、「練習に来ないか?」と言われて、8月末か9月ぐらいから行くようになったんです。「じゃあとりあえず週1くらいで」から「じゃあ週2くらいで」という感じで行っていたら、結局月曜が休みだったんですけど、それ以外の日も全部練習に行くようになっていて(笑)
どんどん参加する日を増やされて、普通に練習に行くようになって、いつの間にかという感じでした。でも、卒業する前に進路の話とかになりますし、実際にユースに行くとなると高校受験しなくてはいけなくなるので。

Q:確かに!高校だったら推薦ですけど、ユースだったら受験が必要ですよね。

A:そうなんです。担任の先生と「さて、どうしましょうか?」みたいな話になって(笑)
でも、まずはサッカーということを考えた時に、自分のポジションがGKということもあって、GKコーチだったりとか、芝生のグラウンドで練習ができるという環境面であったり、ケガをした場合にもアントラーズのドクターに診てもらえたり、トレーナーの方に診てもらえたりという環境があったので、自分がGKじゃなかったらひょっとすると高校に行っていたかもしれないですけど、GKだったのでアントラーズユースに決めました。そうなったら受験を頑張らないといけなくなって(笑)、担任の先生と色々相談しましたね。

Q:じゃあメッチャ勉強しましたか?(笑)

A:結局、勉強推薦の方で合格はしたんですけどね(笑) でも、進学した鹿島高校で兄が3年の時に選手権に出て、そこも「兄と一緒に選手権に出たい」というのもありましたけど、自分がユースに行ったのでその夢は叶わなかったですし、今でも仲が良い2人の同級生も1年生でレギュラーで選手権に出ていて。

Q:植田と石津ですね(笑)

A:そうです。そうです(笑)その2人ですね。彼らに対するうらやましさももちろんありましたけど、自分が選んだ道でしたから。何か不思議な気持ちで見ていましたね。選手権の県予選の決勝はPK戦だったと思うんですけど、それもスタジアムで見ていましたし、複雑な気持ちではありましたけどね。

Q:しかも茨城県予選は日本テレビでやりますからね(笑)

A:そうですね。夜中に放送していた試合をビデオに撮って、兄と見ていた想い出はありますね(笑)

Q:実際に入ったアントラーズユースはいかがでしたか?

A:ちょうど僕が入った年の7月に新しいGKコーチとして、今は千葉にいる藤原(寿徳)さんが来て、僕はちょうどその時にケガしていたんですけど、初めて見た時に「怖え〜」と思って(笑)

Q:怖い人なんですか?(笑)

A:いやいや、第一印象ですよ(笑)
ちょうどその時にケガしていて、メディカルルームから治療しながら見ていて「大丈夫かよ?」と思っていましたけど(笑)、もちろん練習は凄く厳しかったですし、高校1年と2年ぐらいは一番練習もしましたし、僕自身も練習をやっていく積み重ねで「ああ、上手くなっているな」と自分が実感しながらやっていた時だったので、凄く充実感もありました。単純にグラウンドの部分だけじゃなくて色々な話もしましたし、そのあたりは凄く助けられた高校時代でした。もちろんプロになってからも、トップの練習にアシスタントみたいな形でずっと来ていたので色々話もしましたし、今でもたまに連絡して話したりもしますし、本当に僕自身の成長に凄く影響を与えてくれた人ですね。「そこで藤原さんが来ていなかったらどうなっていたんだろう」というのはあります。



Q:高校3年の時はほとんどトップチームに帯同されていたんですよね?

A:そうですね。練習は学校が終わってから、夕方だったら30分とか遅れながらでも合流して、トップの練習が終わったら時間的にずれているのでユースの練習に出てという感じでした。トップの練習だけで終わったりすることもありましたけど、ほぼ毎日トップでやっていましたね。

Q:当時のメンバーがこれまた凄いメンバーでしたよね。

A:高校2年の時はレオナルドもいましたし、高校3年の時はジョルジーニョ、マジーニョ、ビスマルクがいて、もちろん日本人選手の豪華さも凄かったですよね。僕が高校3年の時に練習に行って、小さいコートのミニゲームとかでもジョルジって容赦しないんですよ。結構遠くからでも「こんな若造に」みたいな感じで、バンバンシュートを打ってくるんですけど、それがバンバン入るんですよ(笑)
そういう厳しさというか、グラウンドに立ったら年齢は関係ないですし、それは凄く印象に残っていますね。持ったらすぐシュートぐらいの勢いで打たれて、それを全然止められなかったという感じで。距離とか関係なしに「オマエ取れんのか?」ぐらいの勢いで打たれて決められて。「いやあ、まだこのレベルでは厳しいな」というのは改めて思い知らされました。

Q:高校生でワールドカップに出たブラジル代表選手にシュートを打たれるなんて凄いことですよね。

A:本当ですよね。96年の時とかは、試合前日のジョルジーニョやレオナルドのFKやPKの練習に自分が入ったりとかしましたし、それは凄く覚えています。それがやっぱりユースの良さだと思うんですよね。今でもシーズン前の合宿にユースの選手が何人か参加したりというのも、鹿島だけじゃなくて他のチームもありますけど、そのあたりがJリーグのユースチームの良さだと思いますし、当時僕たちの年代でもイナ(稲本潤一)がJリーグの試合に出たりというのがあったので、そういうことが可能な世界ですからね。でも、まあ選手権という憧れもやっぱりありましたよ。

Q:もうプロになって今年で18年目だと思います。昔は憧れていた選手たちと一緒にプレーできる喜びを感じていた中で、今は鹿島の下部組織で特にGKをやっている子たちは曽ヶ端さんを目標にするようになっていると思いますが、そういう存在に自分がなっていることに関してはいかがですか?

A:どうなんですかね。どこまでそういうイメージで彼らが僕のことを見ているかはわからないですけど(笑)、育成の責任者の人とかと話しているとジュニアユースやユースに「“コソガ”がいるよ」とか言ってくれたり(笑)
でも、そういう風に言ってくれることも僕自身嬉しいですし、そういう選手になれればいいなとは思いますし、僕自身も中学のサッカー部の時に古川さんの蹴り方を真似したりとか、今はオリンピック代表のGKコーチをされている(佐藤)洋平さんの動きを真似したりとか、もちろんそういうことをしていましたから、自分もそういう存在になれればいいなと思いますね。

Q:まだまだそうやって自分に憧れている後輩たちがいる間は辞められないですね。

A:そうですね。本当にプロになった当初の18歳の頃はこんなに長くできるとは思わなかったですし、当時で言えば「30歳ぐらいまでできればいいのかな」というイメージでしたけど、幸いにもここまではピッチに立つ時間も長くできてきていますし、大きなケガもなくずっとできているので、それは本当に幸せなことですし、ここからもっと1日でも1年でも長くできればいいなと思いますけどね。

Q:これを最後の質問にしたいんですけど、“夢”ってありますか?

A:夢ですか?(笑)夢…
何ですかね。やっぱりプロとしてタイトルはもっと獲りたいと思いますし、夢というか目標という感じですかね。1年1年タイトルを獲るために苦しい練習をやってきているので、去年は獲れなかったですし、久しくタイトルが獲れていないですしね。やっぱり今までを振り返ってみると優勝した時の喜びは大きいですし、1回味わったら絶対に「もう一度、もう一度」となるものなので、何とかまたタイトルを獲り続けていきたいなと思います。それがやっぱり鹿島というチームだと思いますし、そういうチームに長く居続けることができればいいなと思います。

土屋 雅史
WORLD SOCCER NEWS「Foot!」スタッフを経て、現在はJリーグ中継担当プロデューサー。


JSPORTSの土屋プロデューサによる曽ヶ端インタビューである。
非常に読み応えがある。
曽ケ端がいかにして育ち、現時点でどのように考えているのかが伝わってくる。
この守護神と共にまたタイトルを獲ろうではないか。
応援しておる。

16個のタイトルを獲得してきた鹿島だが、無冠の甲府を相手に、リーグ戦では5勝2分4敗と貯金は「1」

【予想スタメン】リーグ戦連勝が止まった鹿島、司令塔柴崎復帰で本来のパフォーマンスを取り戻せるか

今節出場停止から復帰する司令塔柴崎岳 [写真]=Getty Images

■ヴァンフォーレ甲府 残留争いを見据え、失点しない戦い方へ移行も

 5月に行われた1stステージの鹿島戦では、カウンターによる一撃で勝利を収めたが、3日後にACL決勝トーナメント進出を懸けたゲームを控える鹿島が、大幅に先発メンバーを入れ替えており、「運もあった」(山本英臣)ことは否めない。その試合で決勝点を奪った伊東純也が負傷のため、残念ながら今回は欠場。両チーム揃って、その時と指揮官が交代していることもあり、今季初対戦に近い感覚かもしれない。

 石井正忠監督が就任してからの鹿島について、佐久間悟監督は「ハードワークして、球際に強く、ゴール前にガンガン飛び込んでくる。シンプルで現実的。石井監督が現役当時の鹿島のやり方に近い」として、勝負を分けるポイントに「セカンドボール」を挙げている。

 順位は大きく異なるものの、年間トータル、2ndステージのどちらを取っても、両チームの失点数に大差はない。甲府としてはディフェンス力を競い合うような展開に持ち込んで、得点力の差を埋めたいところだ。佐久間監督は今後の残留争いを見据え、「得点できなくとも、失点をしないような戦い方」への移行も示唆している。

 前節の川崎戦は、相手の巧妙なFKで隙が生まれ、そこから敗戦を喫した。昨季8月の鹿島戦では開始直後にやはり虚を突かれ、柴崎岳のロングシュートで失点。そのまま敗れている。リーグ屈指の試合巧者が相手となるだけに、90分間を通して高いレベルで集中することが重要になる。(渡辺功)

■甲府予想スタメン
3-4-2-1
GK
河田晃兵
DF
土屋征夫
山本英臣
津田琢磨
MF
松橋優
下田北斗
マルキーニョス・パラナ
阿部翔平
稲垣祥
阿部拓馬
FW
バレー

■鹿島アントラーズ リーグ戦での対甲府戦は貯金「1」と侮れず

 鹿島は前節のG大阪戦で敗れ、石井正忠監督の就任以来続いていたリーグ戦連勝が「6」でストップした。ただ、G大阪戦は柴崎岳が累積警告のために出場していなかった。甲府戦では司令塔が復帰することで、チーム全体が本来のパフォーマンスを取り戻す。

 G大阪戦では、ルーキーの鈴木優磨がリーグ戦デビューし、いきなり得点してみせた。鹿島に所属した日本人では、2004年の増田誓志(現蔚山)以来、11年ぶり2人目のデビュー戦ゴールとなった。敗れはしたものの、石井監督の采配がまたも的中した形。新戦力の活躍は、選手の競争意識を刺激するとともに、チームに勢いを与える。それによって、攻撃陣の選手層はさらに厚くなった。これまで出番の少なかったU−22日本代表候補の豊川雄太、ダヴィらもスタンバイOK。誰が出ても好パフォーマンスを発揮できる状況にある。

 ただ、9月2日のナビスコ杯準々決勝のFC東京戦で右ひざを負傷した昌子源が、16日の練習でも別メニュー調整。欠場する可能性が高く、守備の要を欠くとなれば大きな痛手となる。また、右SBの西大伍が体調不良のため16日まで別メニュー。17日の練習では合流したものの、ベストパフォーマンスを発揮できるかと言えば疑問符がつく。

 過去、16個のタイトルを獲得してきた鹿島だが、無冠の甲府を相手に、リーグ戦では5勝2分4敗と貯金は「1」。決して得意とは言えない相手。“格下”とはいえ、侮ることはできない。(totoONE編集部)

■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
ファン・ソッコ
青木剛
山本脩斗
MF
遠藤康
小笠原満男
柴崎岳
カイオ
FW
金崎夢生
土居聖真


「右SBの西大伍が体調不良のため16日まで別メニュー」という情報を流すサッカーキングのプレビューである。
右SBにはユキが控えておるとはいうものの、ここは西の出場を期待したいところ。
ヤスと西の連携は阿吽の呼吸が感じられ、観ていて心地よい。
右サイドの攻撃力はこの二人にかかっておるとも言えよう。
この予想スタメンでも西を挙げており、サッカーキングとしても外せぬと考えておる様子。
また、西とヤス、そしてカイオはカード累積による出場停止にリーチがかかっており、そこも怖いところ。
次次節には浦和との試合が組まれておるため、この試合には戻るであろう源も加えてベストメンバーで戦いたいところ。
イエロカードも含めてこの甲府戦は注目の試合である。

出場停止明けの柴崎は、休養十分で臨む

【J1展望】2ndステージ・11節|甲府‐鹿島|守備の出来が問われる甲府は、出場停止明けの柴崎を擁する鹿島の進撃を抑えられるか
サッカーダイジェスト編集部
2015年09月18日


甲府――“失点0”に抑えることに集中すべき。


故障者/甲府=伊東、新井 鹿島=ジネイ
出場停止/甲府=なし 鹿島=なし


J1リーグ 2ndステージ・11節
ヴァンフォーレ甲府 − 鹿島アントラーズ
9月19日(土)/17:00/山梨中銀スタジアム

ヴァンフォーレ甲府
2ndステージ成績(10節終了時):14位 勝点14 4勝2分4敗 14得点・16失点
年間成績(27試合終了時):14位 勝点29 8勝5分14敗 20得点・34失点

【最新チーム事情】
●「セカンドボールの奪い合いが鍵」(佐久間監督)と見て、CFとシャドーの位置関係を整理。
●盛田の1トップ、石原をWBに置いた守備型のシステムをテスト。
●前節・川崎戦を怪我で欠場した新井と伊東は別メニュー調整。今節も欠場が濃厚。

【担当記者の視点】
 1-3で敗れた前節の川崎戦に続き、強敵をホームに迎える。この一戦での最大のポイントは、守備の出来に尽きそうだ。「粘らないといけないところを粘れなかった」(山本)川崎戦と同様のパフォーマンスならば、おそらく勝点1も望めないだろう。

 嫌なことに、鹿島はここ4試合・10得点と攻撃陣が好調だ。金崎やカイオなど、個の能力に優れたアタッカーに振り回されるような展開もあり得るだけに、マークの受け渡しや緻密なラインコントロールを徹底し、まずは“失点0”に抑えることに集中したい。

 もちろん、勝点3も狙いたいところだが、現実的には厳しい。シーズン終盤に熾烈な残留争いが待っていることを考えれば、ここであえてリスクを冒さず、無難な戦いを選択したほうが得策だろう。

鹿島――柴崎が復帰し、昌子も出場可能?

鹿島アントラーズ
2ndステージ成績(10節終了時):2位 勝点22 7勝1分2敗 19得点・10失点
年間成績(27試合終了時):5位 勝点44 13勝5分9敗 46得点・35失点

【最新チーム事情】
●前節は石井監督就任後、初黒星を喫する。仕切り直しの1戦へ。
●出場停止明けの柴崎は、休養十分で臨む。
●右膝の故障で離脱中の昌子にも、復帰の可能性が残る。

【担当記者の視点】
 前節のG大阪戦で、石井体制下の全勝記録がついに止まった。7月21日の石井監督就任以降、初めての敗戦。結果的に、柴崎と昌子という攻守のキーマンふたりの欠場が大きく響いた形だ。

 第2ステージ制覇に向けて一刻も早く立ち直りたい甲府戦では、その日本代表ボランチが出場停止明けで帰ってくる。G大阪戦では代役の山村が12.32キロを走り、個人走行距離のリーグ1位を記録するなど懸命に働いたが、柴崎が戻ればチームの厚みがもう1ランク増すだろう。

 右膝の負傷で離脱中の昌子も、今節から復帰する可能性が残る。前節は宇佐美の個人技にやられたが、1対1の守備に強さを見せる男が最終ラインに戻れば、守備の安定も期待できそうだ。

前節では、19歳の高卒ルーキー鈴木優が初出場・初得点を決めた。デビュー戦でゴールを奪ったのは、鹿島の日本人選手では04年の増田誓志以来ふたり目。若手の活躍を刺激にして、再び連勝街道を走りたい。


出場停止明けの岳の先発復帰で「チームの厚みがもう1ランク増す」と称するサッカーダイジェストのプレビューである。
やはり、日本代表にも選出されるMFは大きな力となろう。
チームの中心選手として躍動してくれるはず。
分の良くないアウェイの地ではあるが、勝利に導いてくると信じておる。

常勝軍団を蘇らせた石井監督の秘策とは?

【鹿島】就任以降、リーグ戦で6勝1敗。常勝軍団を蘇らせた石井監督の秘策とは?
サッカーダイジェストWeb編集部
2015年09月18日


初日の練習から激しさを求め、選手の戦う姿勢を呼び覚ます。


石井新監督の意識改革は見事に奏功。初陣の4節・FC東京戦から「戦う姿勢」が明らかに表われていた。写真:徳原隆元

 10節のG大阪戦で黒星を喫したものの、首位・広島と勝点差2で2位をキープ。第1ステージで8位に終わった鹿島が、第2ステージ4節から指揮を執る石井新監督の下では6勝1敗と”勝てるチーム”に変わった。ここでは、その功労者の言葉を拾いながら、常勝軍団復活の要因を分析する。

ポイント1)メンタル面の改善

 好調の要因として、真っ先に挙げられるのがメンタル面の改善だ。石井新監督が初めに手をつけたのも、まさにこの点だった。

「まず、なにを変えて行きたいと思ったかと言えば、精神的な部分。最低限、戦う姿勢を見せるのが、サッカー選手がやるべきことですよね。選手自身もそう思っていたはずですが、改めて最初に伝えました」。

 指揮官は、こうした意識改革の一貫として、トニーニョ・セレーゾ前監督が禁止していた練習中のスライディングを解禁。

「練習も試合と同じ状況でやらなければ戦う姿勢は生まれない。だから、スライディングを解禁し、しっかりゲームをしようと言いました。球際に激しく行ったりだとか、意識はガラッと変わりましたね。監督がなにかしてくれると待ちの姿勢でいるのではなく、自分たちから練習にしっかり取り組もうという姿勢がすごく見られました」

 実戦さながらの練習で厳しさを取り戻した選手たちは、新監督就任から2日後の4節・FC東京戦で石井監督の初陣に花を添えた。

 そこから前体制とは一線を画したタイトな守備をベースに、「練習での姿勢が試合で出ている。結果にもつながっているので、どんどん良い状態になっています」と連勝街道に乗ったのだ。

最終ラインのタックル位置が、前体制と比較して6メートルも前へ。


ファン・ソッコ(左)らCBが果敢に前へ出てアプローチすることで、より高い位置でのボール奪取が可能になった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

ポイント2)ボールを奪う位置の明確化

 守備戦術が明確になったのも、上昇気流に乗った要因のひとつ。とりわけ、変化したのが、最終ラインと中盤のアプローチの位置だ。

「どこでボールを奪うかが曖昧だったので、そこをハッキリさせました」と言うように、守備スタイルが大きく変わった。

 具体的には、石井体制下ではトニーニョ・セレーゾ時代よりも、最終ラインが6メートル上がり、ボランチが2メートル下がっている。この数値が示すポイントはふたつ。ラインを押し上げて高い位置でのボール奪取を狙っていることと、中盤をコンパクトにしてスペースを消していることだ。

 このふたつの変化に加えて、「相手にプレッシャーがかかる距離まで寄せようと伝えています。試合前のミーティングでは、それほど強調しませんが、練習の中で寄せさせるのはかなり意識させていますね」。局面での厳しさも磨かれており、あらゆる面で対戦相手に余裕を与えていないのである。

 さらに今後は「もうワンランク上を目指したい。引いて守るところはできているので、前からボールを奪うところに取り組んでいます」と、より高い位置からの守備を志向するという。

「最終ラインの裏に流れて押し込む」。2トップ採用で攻撃がスムーズに。


9節・川崎戦では右サイドに流れた土居のクロスから先制。指揮官の思惑がハマった形だった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

ポイント3)コンビネーションプレーの増加

 守備の再構築が進んだ後に、指揮官が手をつけたのが攻撃面の整備だ。

「深い位置にボールを運んで、そこからつなぐ形は元々できていた。今はそこに、コンビネーションを加えようとしています。2トップの連係はもちろん、そこに中盤やSBが絡む展開を増やそうと」

 2トップの金崎と土居は、いずれもMFが本職でプレーの幅が広い。彼らが流動的に「最終ラインの裏に流れて相手を押し込む」仕事をこなし、そこから「コンビネーションでの崩しを入れて、ペナの中に侵入する回数を増やしていきたい」という狙いだ。

 肝になるのは2トップの連係だが、前線の選手のパス交換は増えており、9節終了時点で金崎→土居、土居→金崎ともにふた桁を超えていた。前体制以上に、前線での連係プレーが増えたのである。

 また、1トップから2トップへの変更で、守備の負担が減ったのもプラスに働いている。

「縦関係だとトップ下の負担がすごく高かった。2トップは横並びでプレスをかけられるし、ボールを奪った後に前にふたりいるので、スムーズに攻撃につなげられる」

 組み合わせも「いろんな選手を起用してきたが、それぞれが特長を出してくれた」とテスト済で、相手に合わせた起用ができているのも強みだ。

「弱点を突く」したたかさと大胆な決断で勝機を掴む


2点を先行された仙台戦では、35分にカイオを投入し、試合の流れを大きく変えた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

ポイント4)的確な試合運びと交代策

 常勝軍団と言われたかつての鹿島は、柔軟性に長けていた。相手の弱点を見極め、そこを突いてリズムを作る巧さがあった。今のチームには、そうしたしたたかさが戻ってきた印象もある。

「相手の弱いところは徹底的に突こうとミーティングでも話します。ただ、それを選手がピッチ上で表現できる判断力と技術が、なにより素晴らしい。監督がしっかり示せば選手は動いてくれるという実感は、かなりありますね」

 ここまでの7試合でリードされたのは7節・仙台戦と敗れた10節のG大阪戦のふたつ。他の多くの試合では、先制点を活かしながら上手く時間を進め、追加点を奪って勝ち切っている。

 また、仙台戦を巧みな交代策で逆転勝利に結びつけたのも見逃せない。2点を先行された35分にカイオ、ハーフタイムに金崎と突破力のある選手を入れて揺さぶりをかけ、80分に送り出した土居が決勝点を決める劇的なシナリオを演じたのだ。

「僕はまず0-1で負けている時を考えながらメンバーを選びます。そういう時にひとりで突破できる選手は武器になるし、起用のタイミングや時間帯も、いろいろシミュレーションしながらやっています」

 石井監督はそう言うが、前半の早い段階でカードを切るのは決断力がいる。まだ監督としてのキャリアは浅いものの、選手やコーチ時代に身体に染み付いた鹿島イズムが、勝負師としての勘を育んできたのだろう。

監督交代で生じた危機感が、チームの総合力アップを促進。


植田の身体能力は非凡だが、個人戦術は発展途上。「ポジショニングやコーチングを改善できるようにアプローチしていく」と石井監督は言う。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

ポイント5)若手を含めた選手層の底上げ

「今までは中心選手だけが声を出したり、チームを引っ張る形でしたが、若い選手も普通に声が出るようになりました。プレーにも遠慮がなくなって、ノビノビとやれている。全員の力が合わさっていると思いますね」

 石井監督がそう言うように、監督交代によって生まれた危機感や競争原理は、若手にも好影響を与えている。出場機会を得られていない選手もトレーニングに集中して取り組んでいるため、チームに良い雰囲気が漂っているのだ。

 タイトルを狙ううえでチーム全体のレベルアップは重要で、指揮官もこの点について「選手全員の総合力を上げるのが一番ポイントになると思っています。若い選手の意識は変わりましたが、まだ個人戦術が欠けている。練習から1対1で簡単に負けないという意識をしっかり持たせて、レベルを上げていきたい」と力を込める。

 警告累積や予想外の怪我人に見舞われた時に、「メンバーが代わって戦力が落ちてしまうようでは厳しい」。そうした苦境を乗り切るために、右SBの伊東やCBの植田といった準レギュラークラスの成長を促すだけでなく、「30人全員の総合力を上げること」に継続して取り組んでいくという。


石井監督下での戦術解析を行うサッカーダイジェストWebである。
非常にわかりやすく、納得する部分が多い。
勝利を積み重ねておることも当然のように感じる。
この路線を継続し、なんとしてでもタイトルを獲りたい。
石井監督を新指揮官に任命したクラブを信じておる。

連勝は途切れてしまったが、1stステージのリベンジを胸に選手たちは闘志を高めている

[鹿島]もう一つの5連戦
 前節(明治安田J1・2nd第10節)のG大阪戦(1●2)で2nd第9節・川崎F戦(3○1)から始まった5連戦が終わった。

 3つの異なる大会が併行して進むスケジュールのなか、鹿島が残した成績は3勝1分1敗。3戦目、4戦目、5戦目が中2日で進行する厳しいスケジュールだったことを考えれば、まずまずの成績かもしれないが、G大阪に敗れたことは痛恨。選手たちは気持ちを切り替えていた。

 川崎F戦から始まった5連戦は終わってしまったが、じつはもう一つの5連戦が鹿島には残されている。それが1stステージで敗れた相手との5連戦だ。そこで、石井正忠監督は川崎F、G大阪、甲府、浦和、神戸と続く5節は、必ず勝とうと選手たちに呼びかけてきた。連勝は途切れてしまったが、1stステージのリベンジを胸に選手たちは闘志を高めている。
(鹿島担当 田中滋)


先週のガンバ戦にて過密日程の五連戦を終えた鹿島である。
しかしながら、川崎戦から始まった、ガンバ、甲府、浦和、神戸戦はすべて1stステージにて敗れた相手。
ここに勝利することは非常に重要と言えよう。
残念ながら、ガンバには惜敗したが、甲府、浦和、神戸に連勝したいところ。
強い気持ちにて勝利を積み重ねるのだ。
期待しておる。

意地と意地のぶつかり合いをぜひとも見せてほしいものだ

【J1 2ndステージ第11節 甲府 vs 鹿島 プレビュー】3試合ぶりの勝利でJ1残留安全圏に達したい甲府。第2ステージ首位に返り咲きたい鹿島
Text by 元川 悦子



2015年J1第2ステージも残り7試合。タイトル争いもJ1残留争いも日に日に熱を帯びつつある。

まずタイトル争いの方だが、目下、第2ステージ首位を走るのは勝ち点24のサンフレッチェ広島。彼らは年間勝ち点で第1ステージ王者・浦和レッズに並び、得失点差で上回ってトップに立っている。

その広島を追走するのが、勝ち点22で2位につける鹿島アントラーズだ。鹿島は7月の石井正忠監督就任後、6連勝という快進撃を見せていたが、9月12日の前節・ガンバ大阪戦で1−2の苦杯を喫し、足踏み状態を強いられた。常勝軍団としてはその停滞感をいち早く打破し、再び勢いに乗らなければならない。次の19日のアウェー・ヴァンフォーレ甲府戦は非常に重要な一戦と言える。

迎え撃つ甲府にしても、前節・川崎フロンターレ戦を落とし、3試合ぶりの黒星を余儀なくされた。年間勝ち点は29のままで、J2降格圏に沈む16位・松本山雅FCとの差は7と、1ポイント詰められてしまった。松本山雅を筆頭に下位グループが着実に追い上げ体制に入りつつあるため、甲府が万が一、ここから勝ち点を上積みできないと、逆転J2降格という可能性もゼロではない。逆にここで勝ち点3を手にすれば、ほぼ安全圏に到達できると言っていい。そういう強いモチベーションを持って、鹿島相手に全力を注ぎたいものだ。

その甲府は年間通算得点20・失点34と、ゴール数も失点も少ないのが特徴。ただ、絶対の自信を誇る堅守が最近、崩れがちなのが気になる。2節前の8月30日の柏レイソル戦で2失点、前節・川崎戦で3失点とらしくない戦いぶりを見せており、佐久間悟監督も守備の修正には力を入れてくるだろう。

鹿島は今季通算7得点のカイオ、6点の金崎夢生、土居聖真、赤崎秀平がいて、どこからでもまんべんなく点が取れるチーム。それを封じることから甲府の勝ち点3獲得の道はスタートする。最終ラインを統率するベテラン・山本英臣、土屋征夫らの奮闘がこれまで以上に強く求められる。

そのうえで、今季途中加入ながら6ゴールをマークしているエース・バレーが爆発すれば文句なしだ。バレーは3節前の8月22日のヴィッセル神戸戦、そして前節と持ち前の得点感覚が鋭くなってきた印象が強い。その助っ人ブラジル人をチーム全体が後押しするような方向に持っていけば、いい試合ができるはずだ。2節前にゴールを奪っている阿部拓馬のゴール前の嗅覚にも大きな期待を寄せたいものだ。いずれにしても、5月2日のアウェー戦で挙げた1−0の勝利を再現すべく、彼らは惜しみないハードワークを90分間見せ続けるしかない。

けれども、鹿島の方も2連敗は許されない。石井監督もガンバ大阪戦の反省を踏まえてこの一戦に備えてくるだろう。今回の鹿島にとって心強いのは、絶対的司令塔の柴崎岳が出場停止から戻ってくること。前節は小笠原満男と山村和也のボランチコンビで戦ったが、やはり柴崎がいない分、相手を脅威に陥れる一瞬のひらめきや針の穴を通すようなスルーパスは少なかった。小笠原と柴崎がコンビを組めば中盤も安定し、攻守両面でバランスがよくなるのは間違いない。

そのうえで、積極的な攻めを繰り出す必要がある。ガンバ戦では赤崎と土居が2トップを組み、金崎と遠藤康が2列目を形成したが、今回は並びを多少なりとも変えてくる可能性もある。そこで注目したいのが、ガンバ戦でプロ初ゴールを挙げたルーキーの鈴木優磨。左サイドからのクロスをダイビングヘッドでゴールに結びつけたユース上がりの点取屋の一撃で、前節の鹿島は息を吹き返したところがあった。この新人を石井監督があえてスタメンに抜擢するのか、前回同様スーパーサブとして使うのかは興味深い点だ。鹿島では過去にも柳沢敦(現コーチ)や小笠原、柴崎と高卒新人を思い切ってスタメンに抜擢し、成長させるという大胆なアプローチが繰り返し行われてきた。そういう伝統をよく知る石井監督だけに、リスクを冒してチャレンジすることも考えられる。非常に楽しみだ。

鹿島にとっては第2ステージ制覇、年末のJリーグチャンピオンシップ参戦、甲府の方はJ1残留を引き寄せるという意味で、非常に重要なゲームに他ならない。意地と意地のぶつかり合いをぜひとも見せてほしいものだ。

元川 悦子
もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。


「常勝軍団としてはその停滞感をいち早く打破し、再び勢いに乗らなければならない」と記すJSPORTSの元川女史である。
「ガンバ戦では赤崎と土居が2トップを組み、金崎と遠藤康が2列目を形成」など、本当にガンバ戦を観ていたのか疑問残る記述がある。
元鹿島番の記者として応援したい気持ちを萎えさせ、残念な気持ちにさせられる。
とはいえ、こうして注目してくれることは重要であろう。
2ndステージ優勝のためには落とすことの出来ぬ試合が続く。
気持ちを込めて戦いたい。
楽しみな一戦である。

鹿島ユース、アジア・チャンピオンズ・トロフィーU-18勝利

鹿島ユース白星 ACTU18
サッカーのアジア・チャンピオンズ・トロフィーU-18(18歳以下)は17日、カシマスタジアムで1次リーグ第4戦の1試合を行った。B組の鹿島ユースはPVF(ベトナム)と対戦し、3-1で白星を挙げ、首位を維持した。通算成績は3勝1敗、勝ち点9。

鹿島ユースは前半21分にDF篠崎輝和のゴールで先制。前半ロスタイムに直接FKを決められ同点とされたが、後半に篠崎の2点目、DF白井亮のゴールで突き放した。

鹿島ユースの1次リーグ第5戦は10月14日、敵地でプノンペン・クラウン(カンボジア)と戦う。 

◇1次リーグ▽B組
鹿島ユース(9) 3-1 PVF(ベトナム)(2)
1-1
2-0


アジア・チャンピオンズ・トロフィーU-18にてPVFに勝利した鹿島ユースである。
これは嬉しい。
アジアの頂点を目指し、勝利を積み重ねるのだ。
期待しておる。

シャルケ・篤人、Bitte新CMオンエア

内田篤人が優しい言葉で主婦の疲れを癒やす…「Bitte」新CMがオンエア

バリスタに扮した内田はエプロン姿で主婦に労いの言葉を…

 江崎グリコ株式会社は18日、シャルケ所属のDF内田篤人が出演するチョコレート菓子「Bitte(ビッテ)」の新CM、『内田バリスタ』篇を22日(火)から全国でオンエア開始することを発表した。

 2013年の『ビビビッテ』篇、2014年の『コーヒーに合う』篇に続き3年連続での同商品CM起用となった内田。今回のCMは、バリスタとなったエプロン姿の内田が、家事など日頃頑張っている主婦に、優しい笑顔で労いの言葉をかけながら、コーヒーと「Bitte」をサーブし、至福のくつろぎ時間をプレゼントするという内容となっている。

内田篤人「僕には無理でした」新CMでラテアート
[2015年9月18日6時16分]


グリコ「Bitte」の新CMに出演が決まった内田篤人(江崎グリコ提供)

 日本代表DF内田篤人(27=シャルケ)がチョコレート菓子「Bitte(ビッテ)」の新CMに出演することが17日、江崎グリコから発表された。

 同CMには3年連続の出演で、今回はコーヒーを提供するバリスタに扮(ふん)する。カフェラテのミルクに絵を描く、ラテアートにも挑戦している。22日から全国で放送される。

 CM撮影後のインタビューで内田はバリスタ役について「普段着ることはないし、実際にラテアートをやらせてもらったけど、僕には無理でしたね(笑い)」と話した。

内田篤人が「ビッテ」新CMで主婦を癒すバリスタに“変身”
15/9/18 07:00



 シャルケのDF内田篤人が江崎グリコのチョコレート菓子「Bitte(ビッテ)」の新テレビCMに出演することが明らかになった。今月22日より全国でオンエア開始となる。

 3年連続の出演となった「ビッテ」の新テレビCM『内田バリスタ』編は、内田がバリスタに“変身”し、家事などで疲れた主婦に優しく労いの言葉をかけながらコーヒーと「ビッテ」を差し出し、至福のくつろぎ時間をプレゼントするというストーリー。日頃の疲れを癒してくれる内田の優しい笑顔に注目だ。

 3回目の「ビッテ」CM撮影となった内田は、シャツに蝶ネクタイとエプロンを身に付けたオシャレなバリスタ姿で登場。これまでと比べてセリフ付きの演技が多かったが、ソファに倒れ込む女性に向かって「がんばってますね」とささやくシーンでは、共演者の女性に「下手でも笑わないでね」と声をかけながら、さまざまなトーンで練習していたという。

「ちゃんと休むことも大事ですよ」「これで一息」「主婦、休みませんか」など、笑顔とともに優しい言葉をどんどんかけていく内田に監督からは「演技ばっちりですよ!」とお褒めの言葉も。演技をするうえでは「僕は結婚したばかりなので、まだ奥さんの苦労というのは分からないですが、母親の姿は見てきたので、そういう姿をイメージしながら挑んだ」そうで、「今日はもう自分に100点をあげたい」と笑っていた。

―日頃がんばってくれている主婦をコーヒーと「ビッテ」で癒してあげるというストーリーでしたが、演技をするうえでどんなことを気を付けましたか?
「僕は結婚したばかりなので、まだ奥さんの苦労というのは分からないですが、母親の姿は見てきたので、そういう姿をイメージしながら挑みました」

―内田さん自身がお母様に感謝していることは?
「僕はサッカーばかりやっていたので、送り迎えや洗濯もやってくれていました。ユニフォームも泥んこでしたし、小中高ほとんど一回も遅刻せずに起こしてくれました。時間が少ない中でも、自分とコミュニケーションをしっかり取ってくれて、自分のやりたいことをやらせてくれていましたし、お母さんに感謝しなきゃいけないと思います」

―世の中のがんばっている主婦の皆さんに一声かけてあげるならどんな言葉をかけますか?
「1日24時間では足りないんじゃないかなと思うくらい働いてくれていますし、束の間の休憩では是非『ビッテ』とコーヒーで癒されてほしいなと思います」

―今日の撮影の出来は点数を付けるとズバリ何点ですか?
「まず言わせてほしいのが、(この『ビッテ』のCM撮影の時期は)毎年オフに入っているんです。でも、この撮影を乗り切らないとオフじゃないんですよ、僕は。この仕事をしっかり終わらせて、リラックスしたい! だから今日はもう自分に100点をあげたいと思います(笑)」


Bitteの新CMが流れるシャルケの篤人である。
バリスタに扮して労いの言葉をかけるとのこと。
ピッチでの躍動はお預けであるが、テレビ画面にて篤人の姿を観られるのは嬉しいもの。
しばらくはこの映像にて我慢したい。
9月22日が楽しみである。

ドルトムント・パク・チュホ、初出場にて劇的決勝ゴール

[EL]香川途中出場のドルトムント、苦しみながらもパクの劇弾で公式戦10連勝
15/9/18 04:16

[9.17 ELグループリーグ第1節 ドルトムント2-1クラスノダール]

 ヨーロッパリーグ(EL)は17日、グループリーグ第1節を行い、MF香川真司の所属するドルトムント(ドイツ)はホームでクラスノダール(ロシア)に2-1で競り勝ち、白星発進した。公式戦7試合ぶりのベンチスタートとなった香川は1-1の後半開始から途中出場。チームは後半アディショナルタイムの劇的決勝点で今季公式戦無傷の10連勝を飾った。

 連戦を考慮し、12日のハノーファー戦(4-2)から先発4人を入れ替えたドルトムント。香川のほか、MFユリアン・バイグル、MFヨナス・ホフマン、GKロマン・ビュルキがベンチスタートとなり、代わってMFアドナン・ヤヌザイ、MFゴンサロ・カストロ、MFパク・チュホ、GKロマン・バイデンフェラーが先発した。

 先制したのはアウェーのクラスノダールだった。前半11分、FWフェドル・スモロフがドリブルで左サイドを深くえぐってマイナスに折り返し、FWパベル・ママエフが右足で合わせた。出はなをくじかれた格好のドルトムントは反撃に出るが、なかなか攻撃に勢いが出ない。

 前半34分、マンチェスター・ユナイテッドからレンタルで加入後公式戦初先発となったヤヌザイのスルーパスからMFヘンリク・ムヒタリアンがシュートを放つが、GKがセーブ。同39分にはヤヌザイの右CKにファーサイドのFWピエール・エメリク・オーバメヤンが合わせたが、これもGKに阻まれた。

 それでも前半アディショナルタイム、パクの左クロスにDFマティアス・ギンターが頭で合わせ、1-1の同点に追いついた。左インサイドハーフで先発し、ドルトムントで公式戦初出場となったパクのアシストで試合を振り出しに戻すと、後半開始からDFマルセル・シュメルツァーに代わって香川が出場。パクが左サイドバックにポジションを下げた。

 後半16分にはカストロに代わってバイグルがピッチに入る。徐々に攻勢を強め、後半20分にはムヒタリアンの横パスを香川がワンタッチで流し、ヤヌザイが反転しながら右足を振り抜く決定機をつくったが、GKの好セーブに阻まれた。後半27分、オーバメヤンに代えてFWアドリアン・ラモスを投入し、交代枠を使い切ったドルトムント。試合を支配しながら勝ち越しゴールが遠かったが、試合終了間際に劇的な幕切れが待っていた。

 後半アディショナルタイム、中央のMFイルカイ・ギュンドガンが右サイドに展開し、ギンターがゴール前にクロス。ニアでラモスがつぶれたファーサイドからパクが飛び込み、ダイビングヘッドでゴールに押し込んだ。パクは新天地でのデビュー戦で移籍後初ゴールを含む1ゴール1アシスト。ドルトムントが苦しみながらも2-1で競り勝ち、これでトーマス・トゥヘル監督の下、公式戦10戦10勝となった。


劇的決勝ゴールを決めたドルトムントのパク・チュホである。
試合終了間際のアディショナルタイムにダイビングヘッドで押し込んだとのこと。
また、同点弾もアシストしており、初出場で大活躍の結果を残した。
これは素晴らしい。
単なるカップ戦要員では終わらせぬ予感をさせる。
これからの活躍を期待しておる。
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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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