FC2ブログ

ペドロ・ジュニオールは今季で契約切れ

鹿島のターゲットは神戸のP・ジュニオール?来季ACLを見据えてのリストアップか
サッカーダイジェスト編集部
2016年10月28日


神戸は契約延長をオファーしたというが、 鹿島からの誘いに心を動かされているようだ。


レアンドロと抜群のコンビネーションを見せるP・ジュニオール(7番)を神戸は手放したくないようだが……。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 今オフに神戸との契約が切れるペドロ・ジュニオールは、鹿島への移籍が決定的だと、まことしやかに囁かれる。
 
 高速ドリブルと高い決定力を武器に、神戸の前線の核として活躍するブラジル人は、日本サッカーと生活環境にフィットしている点も大きな魅力だ。
 
 2007年に大宮に加入して以来、Jリーグでは5クラブでプレー。新潟に所属していた09 年には高額の移籍金でG大阪に引き抜かれ、その能力は来日間もない頃から高く評価されていた。

 西野朗監督(当時)との軋轢が引き金となってG大阪を退団するなど、FC東京に在籍した11年あたりまでは気性の粗さが目についたが、20代も後半に差し掛かるとメンタル面が安定。13年には韓国の済州ユナイテッドで17ゴールをマークしている。

 神戸では昨季こそ、グロインペイン症候群の影響で13試合・1ゴールに終わったが、今季は好調を維持。第2ステージではチームの上位進出の原動力となった。
 
 神戸としては、同じブラジル人FWのレアンドロと抜群のコンビネーションを見せるストライカーを来季も貴重な戦力と捉え、すでに契約延長をオファーしたという。しかし、 鹿島からの誘いが舞い込み、本人は心を動かされているようだ。
 
 P・ジュニオールの獲得が有力視されるその鹿島は、今季、第1ステージこそ制したものの、第2ステージはまさかの失速。まだチャンピオンシップの戦いが残っているが、来季へ向け、早々にこのブラジリアンアタッカーに目をつけた。リーグ戦はもちろん、ACLでの戦い(出場は未決定)を見据えてのリストアップだろう。

 昨季終了時にダヴィが、今夏にカイオが退団してからというもの、鹿島には個の力でフィニッシュまで持ち込める外国籍選手が不在で、膠着した試合を落としがちだった。日本サッカーを熟知するこの点取り屋を確保できれば、大きな戦力アップとなるのは間違いない。


神戸のペドロ・ジュニオールの去就について掲載するサッカーダイジェスト誌である。
今季で契約が切れるペドロ・ジュニオールに対して神戸は延長オファーを行ったようであるが、鹿島からの正式オファーに心は傾いておる様子。
鹿島としては、現在、ダヴィやカイオ、ドゥトラのような個で勝負できる助っ人を欠いておる。
この役目をペドロ・ジュニオールに課したいところ。
日本生活も長く、また年齢的にも円熟期を迎えるこのブラジル人は、まさに待望のFWと言えよう。
果たして、鹿島のユニフォームに袖を通してくれるであろうか。
正式発表を待ちたい。

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チャンピオンシップを見据え、手応えを得られるような内容で、勝利を目指したい

【J1展望】鹿島×川崎|CSの前哨戦!? 柴崎、大島の名手を欠くも、白熱の攻防を期待
サッカーダイジェスト編集部
2016年10月28日


鹿島――西や中村、遠藤らが悩めるチームを立て直す!


故障者/鹿島=柴崎、土居 川崎=チョン・ソンリョン、奈良、井川、武岡、大島
出場停止/鹿島=なし 川崎=なし


J1リーグ・2ndステージ16節
鹿島アントラーズ-川崎フロンターレ
10月29日(土)/14:00/県立カシマサッカースタジアム

鹿島アントラーズ
2ndステージ成績(15節終了時):10位 勝点20 6勝2分7敗 24得点・22失点
年間成績(32試合終了時):3位 勝点59 18勝5分9敗 53得点・32失点

【最新チーム事情】
●柴崎が右足の違和感で練習を回避しており、欠場する可能性がある。代わりに小笠原の先発復帰が見込まれる。
●故障明けの西と中村が先発復帰の見込み。前節のFC東京戦では崩しの形が見られなかったが、このふたりの活躍で改善を期待したい。
●腰痛からの復帰2戦目を迎える昌子。復帰戦となったFC東京戦では関係者に「まだ怖い部分もある」と漏らしていたが、すでに「怖さ? ない」と明言するまでに回復した模様。頼れるDFリーダーが川崎の強力な攻撃陣に立ち向かう。

【担当記者の視点】
 大宮、FC東京を相手に今季2度目の連敗。チームの調子は下降線を辿り、さらに柴崎、土居という主力ふたりを欠くなかで迎える川崎戦は、苦戦を免れそうにない。

 もっとも、西や中村の復帰は心強い。前節に戦列に戻った遠藤もコンディションが上がってきているはずで、実績のある彼らがいかにチームの立て直しに貢献できるかに命運はかかっている。

 あとは、金崎や赤﨑の2トップが、献身的な守備をこなしながら、いかにゴール前で勝負強さを発揮できるか。チャンピオンシップを見据え、手応えを得られるような内容で、勝利を目指したい。

川崎――大島の欠場が濃厚。代役は好調を維持する森谷か。

J1リーグ・2ndステージ16節
鹿島アントラーズ-川崎フロンターレ
10月29日(土)/14:00/県立カシマサッカースタジアム

川崎フロンターレ
2ndステージ成績(15節終了時):2位 勝点31 10勝1分4敗 32得点・21失点
年間成績(32試合終了時):2位 勝点69 21勝6分5敗 65得点・36失点

【最新チーム事情】
●すでにCSは決めているが、年間勝点1位と第2ステージ制覇に向けて気持ちが緩む様子はない。
●全体をコンパクトに維持することを意図した練習が続く。
●大島僚太が足を痛め、大事を取って欠場の方向へ。

【担当記者の視点】
 第2ステージ優勝の芽は限りなく小さくなったものの、チームの士気はまったく落ちていない。視線は年間順位1位と、その先にあるチャンピオンシップに向けられており、練習にも熱がこもっている。今節の相手は、チャンピオンシップで対戦する可能性がある鹿島。ここで叩いておけば、後々の戦いも優位に運べるはずだ。

 心配の種は、大島の欠場だろう。中村とともにパスワークの起点になるこのMFの不在は、攻撃の迫力不足につながりかねない。ただ、代役が予想される森谷は好調を維持しており、前節の広島戦では豪快なミドルを決めている。今節での活躍も期待できるか。


「チームの調子は下降線を辿り、さらに柴崎、土居という主力ふたりを欠くなかで迎える川崎戦は、苦戦を免れそうにない」と記す、サッカーダイジェストのプレビューである。
確かに、公式戦2連敗中のチーム状態に加え主力である岳と聖真の負傷離脱を聞けば、チーム状態は下降線と言わざるを得ない。
とはいえ、満男と優磨という、チームトップクラスの戦力が代わりに出るとなれば、話は別と言えよう。
満男の実力は周知の如く、そして2年目とはいえ優磨の存在感は他の選手と比肩するものではない。
この二人の持つタレントは、チーム状況さえも好転させるものがある。
ベテランと若手の融合にて勝利を掴み取る。
楽しみな一戦である。

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優磨、絶対、勝ちます

【鹿島 vs 川崎F】 ウォーミングアップコラム: 「やっと来たという感じですね。いまから楽しみで仕方ないです」
2016年10月28日(金)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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体を揺らしながら、少し上目遣いの目つきは獲物を狙う肉食獣のそれ。ちょっと目を離せば舌なめずりしていそうな雰囲気さえ漂わせる。草食系全盛の時代に、こんなストライカーっぽいストライカーが生息していること自体貴重なことだ。

5試合ぶりの先発は待望のFW起用。鈴木優磨(写真)は、ゴールを渇望する飢餓感を滾らせていた。

前節のFC東京戦は先発する予定でいた。本人もそのつもりで準備を続け、「いま自分のなかではすごく自信が持てている。タイに行ったことがでかい」と意欲に満ち溢れて試合を待っていた。しかし、直前でメンバー変更。ベンチスタートとなり、後半頭から出場し、チームを引っ張る活躍を見せたが終盤のアシストに留まり、チームも1-2の完敗に終わった。

試合後、鈴木は「先発を外れた悔しい気持ちをぶつけようと思った。試合結果に反映できずに残念です」と肩を落とした。

わずか2年目の選手だが、気持ちを前面に出したプレーはチームメイトだけでなく、スタンドから見る者にも熱い気持ちが伝わるほど。練習でも、一番に目が行くのは鈴木だ。

1stステージで3得点だったゴール数も、2ndステージに入り5点を加算。柳沢敦コーチが2年目に記録した8得点に肩を並べている。

「ヤナさんから『早く越えてくれ』と言ってる」

これまで、ゴールパフォーマンスはクリスティアーノ・ロナウドやネイマールを真似したものが多かったが、次の得点は柳沢コーチを意識したものを考えているという。

「絶対、勝ちます」

そう言い切れてしまう若さと勢い。いま鹿島を引っ張っているのは20歳の肉食系ストライカーである。

文:田中滋(鹿島担当)

明治安田生命J1リーグ 2nd 第16節
10月29日(土)14:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 川崎フロンターレ


優磨について記すJ’sGoalの田中滋氏である。
「ストライカーっぽいストライカー」と評す。
その優磨は5試合ぶり、そしてFWとして先発起用される見込み。
これは期待が持てよう。
今季既に8得点。
柳沢コーチが2年目の歳に記録したゴール数に並んでおる。
ここは、越えて鹿島に優磨ありと名を轟かせるのだ。
柳沢パフォーマンスも楽しみ。
優磨のプレイに魅了されるべくスタジアムに向かう。
勝利を信じておる。

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文字通りの大一番で、自然体を貫く大ベテラン、本山の存在感がますます大きくなる。

本山雅志、プロ19年目で初体験の“プレッシャー”。故郷・北九州で挑むJ2残留争い
鹿島アントラーズで一時代を築いたレジェンド、37歳のMF本山雅志がJ2の舞台で奮闘している。今シーズンから完全移籍で加わった、生まれ故郷のギラヴァンツ北九州でJ2への残留争いを強いられているなかで、濃密すぎる経験と持ち前の明るく飄々としたキャラクター、日本代表でも発揮された卓越したテクニックでチームを鼓舞している大ベテランの“いま現在”を直撃した。(取材・文:藤江直人)

2016年10月28日(Fri)10時39分配信
text by 藤江直人 photo Kaz Photography, Getty Images

現在最下位に甘んじている北九州


今シーズンからギラヴァンツ北九州でプレーする本山雅志【写真:Kouichi Takamori/Kaz Photography】

 通算19シーズン目を迎えたプロサッカー選手人生で、37歳の大ベテラン、MF本山雅志は初めて経験する“プレッシャー”の真っただ中にいる。

 高校サッカー史上で初めてとなる三冠獲得の勲章を引っさげ、東福岡高校から鹿島アントラーズに入団したのが1998シーズン。神様ジーコが礎を築いた常勝軍団で5年目から栄光の背番号「10」を託され、前人未到のリーグ戦3連覇を含めた14個ものタイトル獲得を経験してきた。

 一転して、今シーズンから完全移籍で加入したJ2のギラヴァンツ北九州は、残り5試合となったリーグ戦で最下位に甘んじている。このままシーズンを終えれば、J3降格の憂き目にあう。ひとつ順位を上げて21位になっても、ホーム&アウェイ形式で行われるJ3の2位との入れ替え戦が待つ。

 これが20位に滑り込めば残留を果たせる。現時点で21位のFC岐阜との勝ち点差はわずか「1」で、20位のツエーゲン金沢とは「3」。ツエーゲンと勝ち点36で並び、得失点差でわずかに上回るカマタマーレ讃岐が19位につける。痺れるような状況に、百戦錬磨の経験をもつ本山も苦笑いを隠せない。

「後がない感じは優勝争いと似ているかもしれませんけど、頂点へ向かっていくときに感じるプレッシャーと、下に落ちるかもしれないというプレッシャーは、やっぱりまったく異なるものなので。その部分では難しいですけど、だからこそモチベーションをどれだけ上げられるか。(優勝争いと)似たような感じだと言い聞かせながら(プレッシャーを)いい方向に変えて、目の前の試合で自分のプレーをしっかりとすることだけを考えています」

「1試合、1試合がめちゃくちゃ疲れます」

 アントラーズ時代で唯一、「降格」の二文字がちらついたのは本山が加入して2年目の1999シーズンくらいだろうか。この年は開幕から低空飛行が続いた末に、セカンドステージ途中でゼ・マリオ監督を解任。ジーコが総監督として急きょ指揮を執り、最終的には年間総合順位を9位で終えた。

 当時の本山はまだ途中出場が多く、リーグ戦におけるゴールも記録していなかった。それだけに、37歳にして初めて経験する残留争いは、逆の意味で新鮮に感じられるのだろう。1試合を終えたときに覚える感覚が「まったく違いますね」と、再び苦笑いしながらこう続ける。

「1試合、1試合がめちゃくちゃ疲れます。勝った試合ももちろんですけど、負けたらどこが悪かったのかをすぐに考えるので。何よりも『勝たなきゃいけない』という状況が、やっぱり疲れますよね」

 昨シーズンはわずか6試合、合計139分間のプレーに終わった。先発出場はセカンドステージ第5節のサガン鳥栖戦だけ。リーグ戦終了後にフロントと話し合いの場をもち、退団が決まった。当時のアントラーズのオフィシャルサイトには、本山のこんなコメントが綴られている。

「今後を考えるうえで自分のキャリアを振り返ったとき、いろいろな情景や感情が沸いてきました。しかし、最後には『まだピッチに立ち続けたい』という気持ちが残りました。試合に出場して、チームに貢献したい。プロ選手としてあるべき姿を追い求めたいという願いから、退団を決意しました」

 いくつかのオファーを受けたなかで真っ先に声をかけてくれて、柱谷幸一監督が茨城県鹿嶋市へ足を運んで熱意も伝えてくれたギラヴァンツを選んだ。カテゴリーがJ2となることに、何も不安もなかった。むしろ北九州市で生まれ育ち、サッカーを始めた本山は原点に戻る思いを胸中に募らせていた。

「10」番を背負うことも状況次第では可能だった


鹿島では長年にわたり10番を背負った【写真:Getty Images】

 たとえば背番号。今シーズンはチーム内でもっとも大きな「43」を背負っているが、これは登録が遅れたからではなく、本山自身が望んでつけたものだ。ギラヴァンツ側は当初、アントラーズにおける本山の功績に敬意を表して、背番号に関してこんな言葉をかけてきた。

「10番をつけたいのならば、コテに聞いてみて」

 コテとは大分トリニータから加入した2013シーズンから、背番号「10」を託されてきたMF小手川宏基。アントラーズ時代に続いて「10」番を背負うことも状況次第では可能だったが、本山はギラヴァンツへの移籍が決まったときから「43」しか考えていなかった。

 北九州市立二島中学校から、全国の猛者たちが集まる名門・東福岡高校へ進んだ1995年。練習試合に臨むために手渡されたユニフォームに記されていた番号が、実は「43」だった。

「東福岡は僕が飛躍したチームでもあるので。そこで付けた最初の背番号のもとで、原点に戻ってサッカーをやりたいな、という気持ちですね。なので『10』に関しては何も考えていませんでした」

 迎えた今シーズン。昨シーズンはJ1を戦ったモンテディオ山形をホームの北九州市立本城陸上競技場に迎えた2月28日の開幕戦で、ギラヴァンツはJ2に加盟して7シーズン目にして初となる白星発進を果たす。本山も後半24分から途中出場し、歓喜の瞬間をピッチのうえで味わった。

 しかし、J3から初めて昇格したレノファ山口に初勝利を献上した第2節を境に、風向きが大きく変わる。第13節のFC町田ゼルビア戦まで実に11試合も勝ち星から見離され、松本山雅FCに苦杯をなめた第16節終了時には2010シーズン以来となる最下位に転落した。

 本山自身も後半途中からの出場が多くなった。しかし、自身のコンディションと、何よりもチームが置かれた状況と戦力とを考えたときに、それが指揮を執って4シーズン目となる柱谷監督の考えうるベストの戦略だと受け止めて、与えられたチャンスでベストを尽くしてきた。

「けが明けという時期もありましたけど、チームとして守備を重視する戦い方が多くなってきたので、その部分で後半に勝負をかける途中交代だったと思っています」

ベテランの自問自答。いまの自分に何ができるか

 アントラーズ時代に培った濃密な経験と、Jクラブのなかでも希有な強さを誇る「勝者のメンタリティー」を、生まれ故郷に産声をあげたギラヴァンツに伝授したいという思い。なかなか勝ち星をあげられずに、もがき苦しんでいる現実。そのはざまでいまの自分に何ができるかを、本山は自問自答してきた。

「もちろん勝つための試合をしたい。けれども、鹿島とはまた違った色があるチームなので、そこは監督がやりたいサッカーや、みんなができるサッカーというものに準じていかなきゃいけない。その部分では難しい部分がありましたけど、前半戦に比べればそういう状況にも慣れてきましたし、もっと違う部分も出していけるのかな、と思っています。

 やっぱりこのチームは前からボールを奪いにいくというよりは、(自陣に)引いてボールを奪ってカウンターという形が多いので。引いてボールを奪ったときに、しっかりとボールをつないで起点になる、あるいは自分たちがボールをもつ時間を長くすることが僕にはできると思うので。そういうプレーを、もっとやっていきたいですね」

 厳しい状況に置かれても泰然自若としているオーラを発しているのは、アントラーズ時代の経験がなせる業なのかもしれない。コンディションも上がり、8試合連続で先発に名前を連ねた23日の清水エスパルス戦。敵地で0‐2と苦杯をなめ、5試合ぶりに黒星を喫しても、後半23分にベンチへ退いた本山の口調は穏やかだった。

「勝ち点1でも取って帰ろう、というプランで臨んだんですけど。先に点を取られて、それでも粘り強く攻めていくなかでチャンスを作れればと思って試合を進めていきましたけど、向こうがボールをもつ時間が長くなってくるにつれて難しい状況になりましたね。僕自身のコンディションはいいですよ。今日もまだまだできる感じだったので」

 J1昇格プレーオフ圏内につける京都サンガ、首位を快走する北海道コンサドーレ札幌とスコアレスドローにもちこんで勝ち点1を稼ぎ、前節では残留を争うカマタマーレに3‐0で快勝。ツエーゲンに代わって最下位を抜け出したが、1試合で逆戻りしてしまった。

どうしても残留したい理由。新スタジアムのオープン


地元北九州に帰り、現在は実家から練習に通っているという本山【写真:Kazuhito Yamada/Kaz Photography】

 残りは5試合。ギラヴァンツにはどうしてもJ2に残留したい理由がある。悲願でもあった新スタジアムである、建設中の北九州スタジアムが来年3月12日に正式オープンすることが決まったからだ。

 JR小倉駅から北へわずか500メートル、徒歩約7分に位置する、いわゆる「街中スタジアム」は約1万5000人収容の球技専用で、J1規格をも満たしている。2014シーズンには5位に食い込みながら、現在の北九州市立本城陸上競技場の不備でJ1ライセンスが付与されなかったがゆえに、J1昇格プレーオフに出場できなかった。

 念願がかなって、今年9月には来シーズンのJ1ライセンスが交付された。人口約96万人を抱える北九州のサッカー界にとって、新スタジアムのこけら落としとともに新たな歴史が幕を開ける2017年。象徴をなすギラヴァンツがJ3で迎えるわけにはいかないと、本山も力を込める。

「僕たちにはもう(J2に)残留するしかないので。(来年は)J1へはいけないので、残留に向けてしっかりやらなきゃいけないので。結果が伴ってくれば、北九州市は人口も多いので、どんどんサポーターも増えてくるはずなので。それを目指して頑張っていきたい」

 アントラーズ時代の晩年は1年契約を続け、目の前の試合に集中してきた。一転してギラヴァンツに移籍した際には2年契約を結んだ。そこにはチームが待ち焦がれてきた真新しいスタジアムで、新たな歴史を作っていく一員になりたいという熱き思いが込められている。

 移籍を決めてからは単身赴任の形で、北九州市内で鮮魚店を営む実家から日々の練習に通っている。実家住まいの37歳のJリーガーという現状に照れ笑いする姿からも、ボールを追いかけ始めたころの原点に戻り、愛してやまないサッカーに夢中になっている本音が伝わってくる。

「僕の部屋ですか? 残っていたといえば、残っていたという感じですね。親と話す時間も多くありますし、本当に“超”がつくほどの地元なので、いろいろな友だちにも会える。懐かしい感覚のなかで、楽しくしています」

 30日の次節はホームにFC岐阜を迎える。J2残留を争うチームとの直接対決はこれが最後。勝てば最下位を再び脱出し、ツエーゲンとカマタマーレの結果次第では、一気に19位にまで順位を上げることができる。文字通りの大一番で、自然体を貫く大ベテラン、本山の存在感がますます大きくなる。

(取材・文:藤江直人)

【了】


北九州の本山について取材したフットボールチャンネルの藤江氏である。
本山が加入し躍進するかと思われた今季の北九州であるが、まさかのJ2残留争いをしている。
これには周囲も本山も困惑するところ。
しかしながら、今は残留に向け自分に出来ることを考えておる本山である。
ここからの終盤戦、纏うオーラでチームを結束させ、J2残留を掴み取るのだ。
応援しておる。

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シャルケ・篤人、今回聞こえてくる復帰への足音は、過去のものとは明らかに差異がある

シャルケ内田篤人が語るケガの回復。
「試合に出してくれと言っている」

鈴木智貴●文 text by Suzuki Toshikiphoto by AFLO


個別トレーニングで調整を続ける内田

 今回聞こえてくる復帰への足音は、過去のものとは明らかに差異がある。
 2015年3月10日に開催された、欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のセカンドレグ、レアル・マドリード戦を最後に、内田篤人は1軍のユニフォームに袖を通していない。同年夏のオフ、以前から痛めていた右膝の膝蓋腱(しつがいけん)を手術し、その後1年以上、彼はリハビリと検査をくり返すだけだった。
 内田は10月4日、今後の復帰へ向けたプランニングにおいて、極めて重要な意味を持つMRI検査を実施した。その直前、ドイツの専門誌『キッカー』が「プロ選手キャリア終焉の可能性もある」と伝えたことが発端で、『WAZ』や『レヴィーア・シュポルト』など地元紙をはじめとするドイツメディアは、「内田引退か?」という見出しをつけ、シャルケの右SBの危機を報じていた。しかし、それらは幸いにも杞憂(きゆう)に終わっている。
 9月29日のヨーロッパリーグ、ザルツブルク戦後に「俺のケガは特定の人じゃなきゃ治せない。(その特定のドクターは)日本にいるんですけど、ドイツの人と連絡を取りあって、そういう練習やっているから、今はめっちゃよくなってます」と話すように、検査前からすでに内田は一定の手ごたえを感じていた。

 先述の検査後、クラブは「9月6日のものよりも明らかな改善が見られた」と発表しており、トレーニングの負荷も上昇。11月初めに再度チェックする予定ではあるものの、スポーツディレクターを務めるクリスティアン・ハイデル氏も、「いい方向に進んでいる。これが続けば、4~6週間後にはチームの全体トレーニングに復帰できるだろう」と語っていた。
 その回復ぶりはハイデルSDら周囲の予想を上回るほどであり、内田いわく、今月下旬の時点で、すでに「チームに合流はしてるし、できる」状態である。
「もうだいぶやれるかな。『チームと全部やらせてくれ』って言ってるし、できるんですけど、やっぱヨーロッパリーグが入ってくると、チーム練習が軽くなっちゃう。その軽い練習を俺が一緒に参加しても……って感じで、完全に(チーム練習に)入れるけど、チームの練習が軽いから入れない。みんなと一緒にサッカーテニスやってもしょうがないしね(苦笑)。
 ただ、サッカーには事故的なことがあるからね。自分のタイミングじゃないタイミングで動いたりとか、滑ったり、相手が乗っかってきたりとかもあるんで、そうなったらぶっちゃけ、手術したしないは関係なくケガしちゃう。動きは戻ってきてるから、あとはそういう事故とか、思った以上の負荷に耐えられるかどうかだね」

 そして、自身のコンディションが戻ってきていることを説明するため、内田はこんな例も挙げてくれた。
「ちょっと前に、地面に1から9まで(番号が付けられているマーカーが)5m×5mくらいの範囲で(等間隔に)置かれて、映された数字をすぐにタッチするっていう練習があって。その時に、『チームで一番だったら練習復帰させてくれ。試合に出してくれ』って言って、ちゃんとトップを取った(笑)。そこまで(膝の状態が)戻ってきてる。いい感じなのはいい感じだよ」
 しかし、約20カ月も戦列を離れているだけあって、監督や医療スタッフは慎重に慎重を重ねている。そこにもどかしさはないのか、と聞いてみると、内田は間髪入れず「ありますよ」と答えている。
「早く復帰させてほしいなっていうのはあるけど、やっぱりドクターとかトレーナーの意見は『ゆっくり』っていう……。だから最近、珍しく俺、トレーナーと言い合ってるからね。『サッカー選手の寿命の短さを分かってんのか』と(笑)。……まぁでも、彼らの言ってることもすごく分かる。これだけ時間かかってるから」

 シャルケが拠点を置くゲルゼンキルヘンは、かつて炭鉱の町として栄え、そこに従事していた労働者たちによって、同クラブは設立された。彼らは仕事中、地上への無事の帰還を願う『Glück Auf(※Glückは「幸運」、Aufは「上へ」)』を合言葉とし、その掛け声は今もクラブのキャッチコピーとしてファンに愛されている。
 1年8カ月以上もの長期離脱は、炭鉱のように、長く暗いトンネルだった。間近に迫っている内田のカムバック――それが実現した暁には、ホームスタジアムのフェルティンス・アレーナへ詰めかけた6万人の観衆から、こんな大声援が送られるかもしれない。
「Uschi, Glück Auf!」


シャルケの篤人を取材したSportivaの鈴木氏である。
復帰まであと一歩、という感触が伝わってくる。
もどかしい、不安がある、など気持ちの交錯もあろう。
元気な姿でピッチに立つまでもう少し。
我らは待っておる。

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CS前哨戦とも言える一戦はどのような試合になるだろうか

鹿島vs川崎F、CS出場が確定している両クラブ。“前哨戦”の行方は?【注目試合プレビュー】
2016シーズンJ1リーグ1stステージを制した鹿島アントラーズと、年間2位以上を確定させている川崎フロンターレ。ともにチャンピオンシップの出場権はすでに獲得している両クラブが、2ndステージ第16節で激突する。CS前哨戦とも言える一戦はどのような試合になるだろうか。

2016年10月28日(Fri)11時49分配信
text by 編集部 photo Getty Images


CS出場が確定している両チーム


鹿島アントラーズの金崎夢生(左)と川崎フロンターレの中村憲剛(右)【写真:Getty Images】

 明治安田生命J1リーグ1stステージを制したのは鹿島アントラーズだった。12勝3分2敗で乗り切り、失点は最少の『10』と鹿島らしさを披露しての優勝だった。

 ところが2ndステージは煮え切らない戦いが続く。連勝し、調子を上げてきたかと思えばあっさり連敗を喫してしまう。前節のFC東京戦は持ち味であるはずの攻守の切り替えで相手に上回られ敗戦。1-2ではあったが、スコア以上の完敗だった。

 川崎フロンターレは前節、サンフレッチェ広島に2-0で勝利。前半のパフォーマンスには不安が残ったが、それでも結果的には完封勝利。内容に課題を残しながらも勝ち点3を積み上げられるのは、彼らの力を表しているといえるのではないか。

 今シーズン限りで風間八宏監督の退任が決まっている。チームに攻撃サッカーを植え付け、中村憲剛、大久保嘉人といったベテランを1ランク上のステージへと導き、小林悠はもはやチームのエースと呼べるまでに成長した。ピッチ上で表現するサッカーは常に魅力的だったが、今はそこに結果がついてきている。リーグの覇権を握るには今シーズンがベストのタイミングだろう。

 両者の対戦は常に見ごたえのあるものだった。現在の勢いという面では川崎に分がありそうだが、白熱必死なのは間違いない。

 このままシーズンが終われば、チャンピオンシップ準決勝はこの2チームの対戦となる。いいイメージを持ってCSに向かうためにも、今節の直接対決はどちらにとっても勝利が欲しいところだ。

鹿島アントラーズの予想スタメン


鹿島アントラーズの予想スタメン(編集部が予想)

GK:曽ヶ端準
DF:山本脩斗
DF:昌子源
DF:ファン・ソッコ
DF:伊東幸敏
MF:永木亮太
MF:小笠原満男
MF:中村充孝
MF:遠藤康
FW:金崎夢生
FW:鈴木優磨

 ガンバ大阪が昌子源に興味を示しているという報道があったが、今は鹿島の選手であり、最終ラインの絶対的なリーダーでもある。ここ2試合は複数失点していることもあり、本人も悔しさを募らせていることだろう。伝統的に堅守が持ち味のクラブである。鹿島の背番号3を背負う者として、獅子奮迅の活躍が求められる。

川崎フロンターレの予想スタメン


川崎フロンターレの予想スタメン(編集部が予想)

GK:新井章太
DF:エドゥアルド
DF:谷口彰悟
DF:田坂祐介
MF:エドゥアルド・ネット
MF:大島僚太
MF:車屋紳太郎
MF:エウシーニョ
MF:中村憲剛
FW:大久保嘉人
FW:小林悠

 相変わらずの攻撃力を誇り、現在65得点は最多の数字だ。大久保は最近沈黙しているが、小林がエースの活躍を見せる。前節は森谷賢太郎が目の覚めるようなゴールを叩き込むなど、どんなシチュエーションからもネットを揺らすことができる。

 守備面に改善の余地はありそうだが、それも過去のシーズンよりも改善されている。攻守にグレードアップした川崎が初のリーグ制覇へまい進する。


「現在の勢いという面では川崎に分がありそう」と記すフットボールチャンネルのプレビューである。
勢いという意味ではそう取るのも頷ける。
それは仕方のないところ。
とはいえ、鹿島のホームで戦うこの試合、そう簡単に予想できるものにはさせぬ。
岳と聖真の欠場は濃厚とはいえ、満男が戻る布陣はチームに勢いを増す。
気の利いたポジショニング、そしてここ一発のパスは、岳や永木が学び取るべき大きな才能である。
満男を中心に、川崎を崩しきる。
そして、満男の今季初ゴールにも注目である。

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岳、右足に違和感

鹿島・柴崎 右足に違和感で欠場も…復帰のめど「分からない」
明治安田生命J1第2S第16節 鹿島―川崎F (10月29日 カシマ)

 鹿島MF柴崎が29日の川崎F戦に欠場する可能性が浮上した。右足に違和感があり、全体練習を欠席。スタッフによると「無理を避けるため」の措置だが、前日26日から2日連続でクラブハウス内での別調整となった。

 本人は状態について「大丈夫」としながらも、復帰のめどについては「分からない」と返答。年間勝ち点2位の川崎Fとは、チャンピオンシップの準決勝で再び対戦する可能性が高い。叩いておきたい“前哨戦”を前に、背番号10に黄色信号がともった。
[ 2016年10月28日 05:30 ]


全体練習を欠席した岳である。
右足に違和感があるとのこと。
これは不安にさせられる。
リーグ終盤、岳の力が必要なときである。
とはいえ、天皇杯・CSと試合は続く。
それまでに完治させることこそ重畳。
岳の復帰を待っておる。

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