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西大伍のダイナミックで華麗な得点の軌跡

【鹿島】仙台守備網を一瞬で無力化した男。西大伍のダイナミックで華麗な得点の軌跡
古田土恵介(サッカーダイジェスト)
2017年04月18日


「トラップの時点で、あそこまで行こうとは思っていなかった」


曽ケ端からのゴールキックを収めるとドリブルを開始。西はそのまま単独で仙台ゴールを陥れてみせた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)


対峙した平岡をフェイントで抜き去った西。ゴールまでの過程は、生粋のドリブラーのような力強さがあった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)


[J1リーグ7節]仙台 1-4 鹿島/4月16日(日)/ユアスタ

 J1通算500試合出場を達成した曽ヶ端準が「狙ったところに蹴ることができた」というボールは、ハーフラインを越えたあたりで西大伍に収まった。ワントラップで前を向く。

 仙台の2ボランチ、三田啓貴と藤村慶太のポジショニングが明らかに前掛かり過ぎる。バイタルエリアがポッカリと大きな口を開けて待っている。その目の前にある広大なスペースに、西は飛び込んで行った。

 追いすがる佐々木匠のプレッシャーなど感じないように、ゴールマウスに向かってドリブルが続く。5メートル、10メートル……。

 味方がフリーランで相手DFを混乱させる。仙台守備陣はズルズルとラインを下げざるを得なかった。佐々木が必死に伸ばした足に当たったか、ボールはやや中央へ流れた。合わせて西の進路も変わる。

 だが、止まらない。「トラップの時点で、あそこまで行こうとは思っていなかった」と振り返っているが、それにしても迷いがなかった。そしてペナルティアーク手前、ゴールほぼ正面に到達した。

 ゴールキックで試合が再開してから、ここまで約8秒。眼前には腰を落として立ち塞がる平岡康裕。軽く左側に重心を傾けると、一気に逆へ。右足のアウトサイドでボールを動かし、往年の加地亮(元日本代表、現・岡山)を彷彿とさせるステップで抜き去った。

 そして右足を一閃。ブロックに入ろうと滑った仙台の3選手の抵抗虚しく、GKの脇を抜けて、「最後のDFを抜くまでは考えてなかった」というシュートがゴールネットに突き刺さった。

 この日、西が放った唯一のシュートはダイナミックで、華麗で、周囲との連動性があって、そして常勝軍団に試合の流れを運んできた。手もとの公式記録には「25分、鹿島22西大伍」と刻まれている。

 試合後、ミックスゾーンに現われた背番号22に記者たちが群がり、「ナイスゴール」の声が掛かった。「はい、おかげ様で」。フッと空気が緩む。真面目に、時にのらりくらりと、時に笑いを生む。

 仙台守備網を的確な判断力と確かなテクニックで無力化した男は、そうしてアウェーの戦いを締め括った。

取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)


西のゴールを解説するサッカーダイジェストの古田氏である。
曽ケ端のゴールキックから始まったこの攻撃は、スタジアムに最初の歓喜をもたらせた。
古田氏の筆も走り、この感動を上手く伝えてくれる。
日本屈指の右SBである西はクラッキと言って良かろう。
西の攻撃力でこれからも勝利を積み重ねたい。
楽しみである。

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ジュビロ・宮崎、試合になったら敵になるので、ガツガツ行きたい

[磐田]鹿島でプロになった磐田・宮崎智彦。500試合出場を達成した二人の大先輩を尊敬する理由


 磐田の宮崎智彦が18日、今節・鹿島戦に向けて意気込みを語った。
 前節の鳥栖戦は後半アディショナルタイムに逆転し、2-1で勝利した。「王者に挑むためにも、鳥栖戦で勝てたのは大きい」と宮崎が言うように、チームとして弾みがつく1勝となった。
 宮崎にとって鹿島はプロキャリアをスタートさせたクラブだ。そんな古巣についてこう語る。
「鹿島は個の能力がどのポジションも高い。チームで声を掛け合いながら、相手にスキを見せないことを心がけなければいけない。鹿島は『ここ』というところで決める力があるし、ゲームを読む力もある。90分とおしてスキを見せないことが大事」
 鹿島は前節、小笠原満男と曽ヶ端準がJ1通算500試合出場を達成した。宮崎は「たぶん勝率も相当すごいと思う」と、常勝軍団をけん引する大先輩に尊敬の念を抱いている。
 百戦錬磨の二人は、ピッチ内では自分にも仲間にも厳しい印象がある。だが、ピッチ外ではまた違った一面があったという。
「満男さんはイタズラっ子。ソガさんもふざけるときもある。試合のときはそんな雰囲気はまったくないけど」と宮崎。そして「そういうギャップも含めて、僕ら後輩がすごく尊敬するところ」と続けた。
 小笠原、曽ヶ端へのリスペクトの言葉を繰り返す宮崎だが「試合になったら敵になるので、ガツガツ行きたい」と決意を口にした。
 今季初の連勝を果たすべく、王者に挑戦する。

(磐田担当 青木務)


古巣である鹿島との対戦について意気込みを語るジュビロの宮崎である。
「鹿島は個の能力がどのポジションも高い。チームで声を掛け合いながら、相手にスキを見せないことを心がけなければいけない。鹿島は『ここ』というところで決める力があるし、ゲームを読む力もある。90分とおしてスキを見せないことが大事」とかなりのリスペクトを口にする。
宮崎がスキを見せぬプレイをしたとしても、そこをこじ開けてゴールを狙いたいところ。
この宮崎は、大学No.1左SBとして入団するもレギュラーを取るに至らず移籍の道を選んだ。
2010年度の天皇杯優勝は宮崎の置き土産である。
ちょっとした歴史の掛け違いで鹿島に骨を埋めることもあったであろう。
また、先日J1通算500試合出場を果たした満男と曽ケ端に関して、「満男さんはイタズラっ子。ソガさんもふざけるときもある」と内情を暴露する。
二人のベテランは、気持ちの切り替えがあるからこそ偉業を達成したのであろう。
鹿島が育てた宮崎を迎え撃ち、勝利を掴みたい。
週末の対戦が楽しみである。

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40m級の「キラーパス」を見逃すな

鹿島DF昌子、こんなこともできる!40m級の「キラーパス」を見逃すな


2017/04/18 06:50
Written by 編集部S


昨年行われたクラブワールドカップで好パフォーマンスを披露し、日本人の若手DFでは「No.1」の呼び声も高い昌子源。

相棒である植田直通と強固なセンターバックを築き、鹿島のJ1最小失点(5)に大きく貢献している。

そんな昌子は先週末のベガルタ仙台戦にも先発フル出場。0-1とリードし迎えた32分、素晴らしいパスから追加点をお膳立てした。



植田からパスを受け、高い位置でボールを持った昌子。

すると、右方向から中村充孝が中へと潜り込むのを見逃さず、このスルーパス!

中央を割る40m級のボールはしっかりと通り、結局中村は石川直樹に倒され鹿島がPKを獲得した(PKは成功、鹿島が0-2とリードを広げた)。



仙台は鹿島戦でも3バックを採用し、このシーンでは真ん中に入ったDF平岡康裕が金崎夢生のマークで釣り出されてしまい、空いた中央のスペースを中村に上手く使われた形だ。

中村の動き方も見事だが、これだけ長い距離のパスをしっかりと通した昌子の足技もあっぱれだ。日本代表でもこんなフィードが見たい!



なお、この試合で鹿島に先制点をもたらしたのは西大伍。

GKクォン・スンテからのパスを受け取ると一人で独走し、素晴らしい得点を決めて見せた。このゴールは『DAZN』の週間ゴールランキングで1位に選ばれている。


源のスルーパスに注目するQoly誌の編集部S氏である。
大量得点のこの試合、得点シーンのダイジェストは放送されたが、このシーンはリプレイされずにおった。
このあたり、日本がまだまだサッカー文化が根付いておらぬ証拠と言えよう。
そこに注目してくれたことを嬉しく思う。
そして、このシーンは、アツがスペースを見つけウェーブの動きでオフサイドにならぬよう素早く動き出し、それを見逃さなかった源のロングパスが実ったいわゆるビッグプレイである。
スタジアムは一気に盛り上がった。
源のパスも素晴らしいが、テレビには映らぬところで動いておるアツのプレイも非常に良い。
得点に結び付くことは少ないが、アツの攻撃的センスを感じさせられる。
このような動きは幾度も行っておるが、テレビ中継ではボール周辺だけが映されるため、気付くものは多くはない。
それを知るのはスタジアム観戦の醍醐味の一つと言えよう。
生観戦の素晴らしさを多くの民に知って欲しい。
また、その良さを事情により現地に行けぬ者に知らせるためメディアは尽力して欲しい。
そして、一部分だけでも伝えてくれたQoly誌に感謝しておる。

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シャルケ・篤人、投げ出さずにしっかり

シャルケ内田ベンチ入り「行けと言われたら行く」
[2017年4月18日8時46分 紙面から]


ベンチ入りしたが出番はなかったシャルケの内田(右)(共同)

<ブンデスリーガ:ダルムシュタット2-1シャルケ>◇16日◇ダルムシュタット

 シャルケDF内田篤人(29)が1-2で敗れたダルムシュタット戦で、リーグ戦では15年4月11日以来約2年ぶりにベンチ入りした。一昨年夏に右ひざの手術を受け、長期離脱。欧州リーグでは1次リーグの消化試合となった昨年12月のザルツブルク戦で10分だけプレーしていた。

 出番はなかった内田は久しぶりのベンチ入りに「いつ以来か覚えていない。入れてよかった。監督も試合ができると思っているということ」と表情は明るい。チームは現在11位で余裕のある選手起用ができない状況。「先発は狙っているけど、タイミングがある。投げ出さずにしっかり。もし監督から『90分行け』と言われたら、行く」と前向きだった。

内田、リーグ戦2年ぶりベンチ入り「監督から90分行けといわれたら行く」

ダルムシュタット戦でベンチ入りしたが出番はなかったシャルケの内田(右)=ダルムシュタット(共同)

 ブンデスリーガ(16日、ダルムシュタットほか)右膝の手術を受けて長期離脱していたシャルケのDF内田篤人(29)が1-2で敗れたダルムシュタット戦で約2年ぶりにベンチ入りしたが出番はなかった。ハンブルガーSVの日本代表DF酒井高徳(26)は、アウェーのブレーメン戦に守備的MFでフル出場した。チームは1-2で逆転負けした。

 DF内田が国内リーグで最後にベンチ入りしたのは一昨年の4月11日。「いつぶりか、もう覚えていない。入れて良かった。監督も試合ができると思っているということだから」。ピッチには立てなかったが表情は明るかった。一昨年夏に右膝を手術。昨年12月、欧州リーグの消化試合だったザルツブルク(オーストリア)戦で終盤の約10分間プレーしたものの、それ以降で勝ち点の懸かる試合でのメンバー入りはこれが初だった。「もし監督から90分行けといわれたら、行く」と力強く宣言した。

内田ブンデス2年ぶりベンチ入り 次は来月代表招集だ
ブンデスリーガ シャルケ1―2ダルムシュタット ( 2017年4月16日 )


<ザルツブルク・シャルケ>後半に途中出場し、パスを出すシャルケの内田
Photo By 共同


 15年夏に右膝を手術したシャルケのDF内田篤人(29)が16日のアウェー・ダルムシュタット戦で約2年ぶりのベンチ入りを果たした。「いつぶりか、もう覚えていない。入れて良かった。監督も試合ができると思っているということだから」。出場機会はなく試合も1―2で敗れたが、表情は明るかった。

 1次リーグ突破を決めて消化試合となった昨年12月8日の欧州リーグ・ザルツブルク戦で後半38分から途中出場。3月28日にはハノーバーとのチャリティーマッチにフル出場したが、勝負の懸かった試合でのメンバー入りは15年4月11日のフライブルク戦以来だった。

 3月下旬には練習試合に出場。その後、右膝の痛みなど強いリバウンドはなく、練習もフルメニューを消化している。試合勘や実戦での体力が戻っているかは分からないが、確実に前進している手応えはある。チームは残留争いがちらつく11位に低迷しておりテスト的な選手起用はできない状況。出場へのハードルは高く「先発は狙っているけど、タイミングがある。投げ出さずにしっかり」と焦ることなく出場指令を待っている。

 今後の状況次第では6月13日にW杯アジア最終予選アウェー・イラク戦(開催地未定)を控える日本代表に招集される可能性もある。欧州リーグがオフとなる5月下旬には国内で欧州組を集めた調整合宿が予定されており、患部の状態を含めたコンディションの確認が可能。6月7日にはシリアとの親善試合(味スタ)が組まれており、“本番”を前に段階が踏めるのも好材料だ。内田は「もし監督から90分行けと言われたら、行く」と頼もしい。完全復活へ、カウントダウンに入った。
[ 2017年4月18日 05:30 ]

ハリル監督に朗報!内田篤人が三重苦乗り越え2年ぶりベンチ入り
2017年4月18日6時0分 スポーツ報知


ダルムシュタット戦でベンチ入りしたが出番はなかったシャルケの内田(右=共同)

 ◆ブンデスリーガ第29節 ダルムシュタット2-1シャルケ04(16日、ダルムシュタット)

 右膝の手術を受けて長期離脱していたDF内田篤人(29)=シャルケ04=が16日、アウェーのダルムシュタット戦でベンチ入りした。試合出場はなかったが、ドイツ1部のリーグ戦では2015年4月11日、フライブルク戦以来、約2年ぶりのベンチ入り。今回のベンチ入りでは戦闘態勢にあることを示し、5月下旬からの日本代表海外組合宿の判断次第では、6月に日本代表に復帰する可能性も見えてきた。試合は1―2で敗れた。

 内田が完全復活へ向け、確かな一歩を踏み出した。ダルムシュタット戦で国内リーグ戦では15年4月11日、フライブルク戦以来、約2年ぶりのベンチ入り。「いつぶり(のベンチ入り)か、もう覚えていない。入れて良かった」と優しい笑みを浮かべ、「監督も試合ができると思っているということだから」と続けた。リーグ戦のピッチには立てなかったが、その表情は明るかった。

 15年6月に右膝の手術を受け、長期離脱を余儀なくされた。腱(けん)が骨化する症状で痛みが引かず、全治6か月の診断は大幅に遅れた。あらゆる治療法を試したが、回復に向かわない時期が長く続いた。ようやく光が差し込んだのは昨年5月。古巣の鹿島で「自分の感覚に近い」というトレーナーと出会い、リハビリを開始した。その後、目に見えてピッチが近づいていった。

 昨年12月、欧州リーグ(EL)1次リーグ・ザルツブルク戦で約10分間プレーし、実戦復帰。今年3月にはチャリティーマッチに出場した。ただ、ELは消化試合。勝ち点のかかった試合で招集されたのは今回が初めてだ。この間、内田は「もう大丈夫」と主張したが、再発を防ぎたい医療チームやバインツィール監督は慎重。ストレスも感じたが、今回のベンチ入りで本人の感覚だけではなく、医療、フィジカル、戦術など多角的に見ても戦える状態が整ったといえる。

 3月下旬には練習試合に出場。リバウンドがないことも確認し、チームの練習もすべてこなしている。「先発は狙っているけど、タイミングがある。投げ出さずにしっかり。もし、監督から90分行けと言われたら、行く」と内田。試合勘や連戦に耐えられるかなど今後確認すべきことはあるが、復帰を待ち望んでいる日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)にとっても朗報になったはず。昨年5月には、ハリル監督の要望でキリン杯(6月)に向けた海外組合宿(千葉県内)に参加するなど、代表への思いは変わらない。5月下旬から6月上旬にかけて行われる、W杯アジア最終予選イラク戦(6月13日、イラン・テヘラン)へ向けた海外組合宿で状態を確認し、同戦へ向けたメンバーに招集される可能性もある。

内田 2年ぶりにベンチ入り 前進に笑顔「入れてよかった」

 ダルムシュタット戦でベンチ入りしたが出番はなかったシャルケ・内田(右)=共同

 「ドイツ1部リーグ、SVダルムシュタット2-1シャルケ」(16日、ダルムシュタット)
 右膝の手術を受けて長期離脱していたシャルケのDF内田篤人(29)が1-2で敗れたダルムシュタット戦で約2年ぶりにベンチ入りしたが出番はなかった。ハンブルガーSVのDF酒井高徳(26)は1-2で敗れたブレーメン戦にフル出場した。
 ピッチには立てなかったが、内田の表情は澄み切っていた。国内リーグで最後にベンチ入りしたのは一昨年の4月11日。「いつぶりか、もう覚えていない。入れて良かった。監督も試合ができると思っているということだから」と言葉を紡いだ。
 一昨年夏に右膝を手術し、長期離脱を余儀なくされた。昨年12月、欧州リーグの消化試合だったザルツブルク戦で終盤の約10分間プレーしたものの、それ以降で勝ち点の懸かる試合でのメンバー入りはこれが初だった。
 長く苦しいリハビリの日々を思えば、大きな前進だ。ただ、チームは残留争いがちらつく11位で余裕のある選手起用ができる状態ではなく、出場へのハードルは高い。内田は「先発は狙っているけど、タイミングがある。投げ出さずにしっかり」と前を見据える。
 3月下旬の練習試合に出場し、その後に右膝の痛みなど強いリバウンドはないという。「もし監督から90分行けと言われたら、行く」。力強く言い切れるだけの自信が、手応えが、今はある。


ダルムシュタット戦にてベンチ入りしたシャルケの篤人である。
完全復帰に一歩近づいた。
次は出場、そして先発と進んでいって欲しい。
不屈の精神で勝ち取って欲しい。
良い報を待っておる。

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小笠原と曽ヶ端は根幹をブレさせない、その変わらぬ強さが、クラブの基礎体力となっていると再認識させられた

【鹿島】J1通算500試合出場の偉業。それでも小笠原満男と曽ヶ端準の姿勢は変わらない
古田土恵介(サッカーダイジェスト)
2017年04月17日


「今日もいつもの試合と同じだった」(曽ヶ端)


辿り着いたJ1通算500試合出場という偉業。このゲームでも小笠原は汚れ役を厭わず、中盤の底で積極的に身体を張っていた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)


「500試合に想うことは特にない」と苦笑した曽ヶ端。長年にわたって鹿島を支えてきた守護神は、数字にとらわれることなく、目の前のゲームだけを考えている。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)


[J1リーグ7節]仙台 1-4 鹿島/4月16日(日)/ユアスタ

「ソガ(曽ヶ端準)に聞いて」

 そのひと言だけが残った。“鹿島の魂”である小笠原満男は、大勢の記者たちを引き連れて、決して立ち止まることなく足早にミックスゾーンから立ち去って行った。

 誤解を恐れずに言えば、肩透かし以外の何ものでもない。だが、「らしいな」とも思った。確かにJ1通算500試合出場というメモリアルデーではあった。しかし、数字は数字。500分の1試合でしかない。

 中盤の底で85分までプレーし、時には攻撃の舵を取り、時には泥にまみれることをなんとも思わずに身体を張って守備をする。そんな背番号40が辿り着いた500。では、同様の数を積み上げた守護神は何を想うのか。

 曽ヶ端の対応も、実に「らしいな」と感じさせた。4-1という勝利に舞い上がることもない。饒舌にはならない。偉業は偉業かもしれないが、ひとつのゲームでしかないのだ。

「今日もいつもの試合と同じだった。ただ連敗していたので、そういうなかで勝てて本当に良かったとは思っている。

 500試合に想うことは特にないですけど(笑)。試合数を求めているわけじゃなくて、これまでと変わらず、ひとつひとつ目の前の試合にしっかりと出場できる準備をして、チームの勝利に貢献できるようにできれば。

 同じゲームで達成することとなったが、むこう(小笠原)は1年間イタリアにいったり怪我で離脱したりしたなかでのもの。僕はずっといながらもここまで時間が掛かってますしね」

 長年にわたって、常勝軍団を支えてきたふたりのベテラン。すべては勝利のために。すべてはタイトル獲得のために。本当に「目の前の試合に全力を尽くす」を体現できている選手がどれだけいるだろうか。

 見据えるは、先ではないのだ。どんなにゲームをこなそうとも、小笠原と曽ヶ端は根幹をブレさせない。その変わらぬ強さが、クラブの基礎体力となっていると再認識させられた。

取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)


満男と曽ケ端を取材したサッカーダイジェストの古田氏である。
二人のJ1通算500試合出場に対して特別なコメントを期待した様子。
しかしながら、二人共に“らしい”コメントが帰って来、平常運転で肩すかしを食らっておる。
このように、周囲が特別な試合のように感じ取っておっても、平常心にて普段と変わらぬ試合としてプレイできるからこそ、500試合という偉業を成し遂げられるのであろう。
このあたり、偉人ではない我らも見習いたいところ。
一喜一憂はファンとして当然ではあるが、常に目の前のことに集中することもまた重要なことである。
満男と曽ケ端より学びたい気持ちである。
ブレない二人に敬服である。

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第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会開幕記者会見

天皇杯開幕会見が実施…王者・鹿島の植田直通「またこのタイトルがほしい」

会見に出席した(左から)植田直通、田嶋幸三JFA会長、石井正忠監督

 日本サッカー協会(JFA)は17日、JFAハウスにて第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会の開幕記者会見および天皇杯返還式を行った。

 近年は夏に1回戦を行っていた天皇杯だが、今季は4月22日に開幕を迎えるほか、2回戦から準々決勝まではすべて水曜日に試合を行うなど、日程面で大きな変化が見られる。

 登壇した田嶋幸三JFA会長は、「まず、(日本)代表選手が出られる日程にしました。つまり、本当にベストなチームが出られる大会にしたいというのを最優先しました」と、その理由を説明。「水曜日開催にすることで、必ずしも収益がプラスになるわけではない。しかし、ベストなチーム同士が戦える環境にしていきたいということです」と、大会のレベルを高めることを目的としていると主張した。

 会見後には、昨季王者の鹿島アントラーズから石井正忠監督とDF植田直通が出席し、天皇杯の優勝トロフィーを返還。植田は「正月に試合をするというのはなかなかないことで、テレビで見ていた世界なので、そこで優勝できたことは(今までの)自分にはない喜びでした」と昨季を振り返ると、「なので、またこのタイトルがほしいという気持ちになりました」と大会連覇に意欲を燃やした。



 また石井監督も、「前年チャンピオンということは忘れて、1試合1試合、勝つことにこだわっていきます」と述べたうえで、「ガンバ大阪さんはこの大会で連覇を2回されていますが、うちも、まずは(初の)連覇を目指したいと思います」と意気込みを語った。



鹿島植田「常にチャレンジャー精神で」天皇杯会見
[2017年4月17日14時28分]


天皇杯の開幕前会見で、日本協会田嶋会長(中央)に天皇杯を返還した鹿島DF植田(左)と石井監督(撮影・鎌田直秀)

 第97回天皇杯全日本サッカー選手権の開幕前会見が17日、都内のJFAハウスで行われ、前回王者の鹿島アントラーズDF植田直通(22)、石井正忠監督(50)らが出席した。

 日本協会の田嶋幸三会長(59)に天皇杯を返還した植田は「タイトルをとったかもしれないが、常にチャレンジャー精神で臨みたい。初戦から気が抜けない。連覇できるよう、チーム全体で協力して戦いたい」。来年1月1日に埼玉スタジアム2002で初開催される決勝舞台に立つ決意を表明した。

 今大会は4月22日、23日の1回戦で開幕する。鹿島などJ1、J2勢の登場は6月21日の2回戦から。新たに2回戦から10月25日の準々決勝までは水曜日のナイター開催。リーグ戦との並行で日程も過密になるが、石井監督は「強いチームは過密日程で戦うことが普通にならないといけない。ガンバ大阪さんが大会2連覇を2回していますし、うちも2連覇を目指したい」と話した。田嶋会長も平日開催に関して「代表選手が(試合に)出られる日程にした。売り上げなどの予算ではなく、ベストなチームで臨むことを最優先。スリリングでレベルの高い試合になることを信じています」と期待した。

 今大会はJリーグ勢を含めて、2021チームが参加。すでに今月9日に都道府県代表が出そろい、組み合わせも決定。鹿島アントラーズは2回戦でアルテリーヴォ和歌山(和歌山代表)-FCマルヤス岡崎(愛知代表)の勝者と対戦。前回準優勝の川崎フロンターレは、2回戦で栃木ウーヴァFC(栃木代表)-FCパラフレンチ米沢(山形代表)の勝者と対戦する。初出場は、いわきFC(福島代表)と、元日本代表FW中山雅史(49)やMF伊東輝悦(42)らが所属するアスルクラロ沼津(静岡代表)の2チームだ。【鎌田直秀】


第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会の開幕記者会見に臨んだ石井監督と植田である。
今年の元日に栄冠を掲げたことが昨日のようである。
また新しい戦いが始まる。
王者としてマークも厳しくなろうが、鹿島史上初の天皇杯連覇に挑みたいところ。
鹿島の初戦は、6月21日の2回戦となる。
気持ちを高めチャレンジャーとして戦う。
来年の元日には、埼玉スタジアムにて再び栄冠を掲げようではないか。
楽しみな大会である。

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中田浩二、満男と曽ケ端にメッセージ

中田浩二氏 小笠原&曽ヶ端へ「いつか3人で強い鹿島をつくっていきたい」
明治安田生命J1第7節 鹿島4―1仙台 ( 2017年4月16日 ユアスタ )


中田浩二氏
Photo By スポニチ


 鹿島が仙台に4―1で圧勝した。ともに先発したMF小笠原満男(38)とGK曽ケ端準(37)は通算500試合出場を達成。チームは勝ち点を15に伸ばし、2位に浮上した。2人と同期入団の中田浩二氏(スポニチ本紙評論家)がメッセージを寄せた。

 私が鹿島に入団した際の同期は6人。その中に小笠原と曽ケ端、北九州に移籍した本山がいた。互いに刺激し合いながら競争し、3年目から私と小笠原、4年目から本山、5年目から曽ケ端が試合に出るようになったが、いいライバルだった。

 入団直後はよく「俺たちで試合に出て強いチームにしよう」と言い合った。小笠原は人見知りであまりしゃべらなかったが、芯が強かった。私が試合に出ると悔しそうな顔をしていたし、練習でも常に真剣勝負だった。小笠原がイタリアに行った時は正直驚いた。でも帰国後は社交的になった。曽ケ端はコーチングがうまく、DFがシュートコースを限定しやすくしてくれる。レストランで別の席に若手を見かけると、黙って代金を払って帰ったりする。

 500試合出場はまだ10人もいない金字塔だが、2人にとってはまだ通過点。プレーもまだいけるし、記録ももっと伸ばしてほしいと思う。今でも家族ぐるみで時々食事をするが、立場は変わってもいつか3人で強い鹿島をつくっていきたい。小笠原が監督なら最高だ。(元日本代表DF、本紙評論家)
[ 2017年4月17日 08:40 ]


満男と曽ケ端のJ1通算500試合出場に対して口を開いた中田浩二である。
同期入団の偉業達成には思うところがあろう。
いち早く引退してしまったことも含めて、気持ちが伝わってくる。
入団当初のこと、海外移籍のこと、今後のこと、数々のエピソードが素晴らしい。
そして、いずれ現役を退くであろう二人に対して、3人で強い鹿島をつくっていきたいと述べる。
「小笠原が監督なら最高だ」と言う言葉に力がこもっておる。
そのときには中田浩二が社長を務めておるのであろうか。
楽しみである。

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仙台戦報道

鹿島が前半3得点で大勝、仙台3連敗/仙-鹿7節
[2017年4月16日21時35分]


前半、ゴールを決め祝福される鹿島DF西(撮影・下田雄一)


仙台対鹿島 前半、仙台FW石原(右)と競り合う鹿島GK曽ケ端(撮影・野上伸悟)


<明治安田生命J1:仙台1-4鹿島>◇第7節◇16日◇ユアスタ

 鹿島アントラーズが大差でベガルタ仙台を下し、GK曽ケ端とMF小笠原のJ1通算500試合出場に花を添えた。

 前半25分、DF西がゴール前に攻め上がり、最後はDFをフェイントでかわし、ペナルティーエリアすぐ外の中央付近から右足で先制ゴールを決めた。同32分、FW金崎がPKを決めた。さらに同43分、ペナルティーエリア内でFW土居が後方にパスを出し、走り込んできたMF遠藤が右足でゴール左隅に突き刺した。

 後半に失点を許したが、鹿島は落ち着いたボール回しで試合を支配した。ロスタイム。FWペドロ・ジュニオールがペナルティーエリア内に進入すると、右足でダメ押し弾を決めた。

 仙台は後半開始からDF永戸と、体調不良のため前日練習に不参加だったMF富田を投入。同5分にFWクリスランがCKをヘッドで合わせてリーグ戦初ゴールを決めたが、その後が続かず、リーグ戦3連敗に終わった。

鹿島祝4発J1500試合曽ケ端&小笠原は良い手本
[2017年4月16日23時36分]


Jリーグ通算500試合目となるピッチに入る鹿島MF小笠原(左)とGK曽ケ端(撮影・野上伸悟)

<明治安田生命J1:仙台1-4鹿島>◇第7節◇16日◇ユアスタ

 鹿島アントラーズが、今季最多4得点を挙げて快勝し、2位に浮上した。

 GK曽ケ端準(37)と、MF小笠原満男(38)が先発出場して、J1通算500試合を達成。98年同期入団で、プロ20年目同士の2人が同ピッチで達成したことは奇跡的快挙となった。

 GKながら曽ケ端が、先制点の起点となった。ゴールキックをDF西大伍(29)が胸トラップ。華麗なドリブル突破からそのままゴールした技術に「大伍がうますぎた」と感謝。自身の記録に関しては「試合数を求めているのではない。これからもチームの勝利を導けるようにしたい。連敗していたので、そういう中で勝てて良かったです」。8日のリーグ戦セレッソ大阪戦は0-1、12日のアジア・チャンピオンズリーグではブリスベン(オーストラリア)に1-2。公式戦連敗ストップに達成感を得ていた。

 小笠原も攻守に奮闘した。試合後は「ソガに聞いて」と照れ笑いを浮かべながら、表情はうれしそう。プレーでも的確な危険察知で相手の攻撃を寸断し、後半14分にはイエローカード覚悟で速攻を止める状況判断で、勝利に貢献した。

 足首痛により4試合ぶりに試合復帰し、前半32分にPKを決めたFW金崎夢生(28)は「記念試合に出られて、すごいうれしいです」。同43分には小笠原と同じ東北出身のMF遠藤康(29)が左足で加点。途中出場のFWペドロ・ジュニオール(30)は、後半ロスタイムに右足で移籍後リーグ初得点を奪い「2人におめでとうと言いたい。ビッグクラブでこの数字を出すことは難しい。プロ意識の表れ。良い手本だし、近づきたい」と敬意を表した。

 先制点を決めた西も「まだまだいけちゃうということは、若いやつがだらしないということですよね」。2人の試合出場を脅かす、チーム全体のさらなる奮起に期待も寄せた。【鎌田直秀】

鹿島曽ケ端&小笠原500試合出場、奇跡の日に快勝
[2017年4月17日7時34分 紙面から]


後半、仙台FW石原(左)をマークする鹿島MF小笠原(撮影・野上伸悟)


通算500試合出場を勝利で飾り笑顔を見せる鹿島GK曽ケ端(撮影・野上伸悟)


<明治安田生命J1:仙台1-4鹿島>◇第7節◇16日◇ユアスタ

 鹿島アントラーズがJリーグ史上初の「メモリアルデー」に快勝した。GK曽ケ端とMF小笠原の98年同期入団の2人が先発し、同じピッチでJ1通算500試合出場を達成。過去6人しかいない記録で、ガンバ大阪MF遠藤と横浜F・マリノスDF中沢が同日達成した例はあるが、同じチームで切磋琢磨(せっさたくま)してきたプロ20年目同士の同日達成は奇跡に近い。

 今季リーグ戦2試合目の曽ケ端はDF西の先制点の起点になった。「大伍がうますぎた」と華麗なドリブル突破からの得点に感謝。「試合数を求めているのではない。これからもチームの勝利を導けるようにしたい」。今季チーム最多の4得点で、公式戦の連敗を2で止めたことを喜んだ。

 小笠原も相手の速攻を警告をもらってまで止めるなど、攻守に貢献。記録については「ソガに聞いて」と照れ笑い。ロッカールームでは記念白星の祝勝会。駆けつけた岩手・大船渡高時代の恩師・斎藤重信氏らにも祝福され、笑顔を見せた。

 ▼J1通算500試合出場 鹿島のGK曽ケ端とMF小笠原が、16日のベガルタ仙台戦(ユアスタ)で先発出場して達成。達成者は8人となった。初出場は曽ケ端が99年5月8日の福岡戦、小笠原が98年4月15日のG大阪戦。ともに国内では鹿島一筋でプロ20年目。初出場から同一クラブで500試合到達は浦和DF山田に次いで2、3人目。

鹿島・小笠原&曽ケ端、過去6人しかいないJ1通算500試合出場

試合前、引き締まった表情を見せる鹿島・小笠原(右)と曽ヶ端=ユアテックスタジアム仙台(撮影・土谷創造)

 明治安田J1第7節(16日、仙台1-4鹿島、ユアス)2人のベテランが偉大な記録を達成した。MF小笠原とGK曽ケ端が仙台戦に出場し、過去6人しかいないJ1通算500試合出場を遂げた。小笠原は後半40分に途中交代。曽ケ端は今季2試合目のフル出場で「試合数を求めているわけではない。これまでのスタンスでやっていきたい」。試合後はロッカールームで石井監督が音頭をとり、この日21歳となったMF三竿健の誕生日祝いも兼ね、全員で「おめでとう」と合唱した。


後半、ボールを追う鹿島・小笠原(左)=ユアテックスタジアム仙台(撮影・土谷創造)


後半、ボールを追う鹿島・小笠原(左)=ユアテックスタジアム仙台(撮影・土谷創造)


後半、シュートを放つ鹿島・小笠原(左)=ユアテックスタジアム仙台(撮影・土谷創造)


後半、ドリブル突破を見せる鹿島・小笠原=ユアテックスタジアム仙台(撮影・土谷創造)


後半、クロスに走り込む鹿島・小笠原(右)=ユアテックスタジアム仙台(撮影・土谷創造)


試合終了後、スタンドに挨拶をする鹿島イレブン=ユアテックスタジアム仙台(撮影・土谷創造)


鹿島、4発祝砲で2位浮上!小笠原&曽ヶ端が500戦出場 20年目の金字塔
明治安田生命J1第7節 鹿島4―1仙台 ( 2017年4月16日 ユアスタ )


<仙台・鹿島>後半、ドリブルする鹿島・小笠原(右は曽ヶ端)
Photo By スポニチ


 鹿島が仙台に4―1で圧勝した。ともに先発したMF小笠原満男(38)とGK曽ケ端準(37)は通算500試合出場を達成。チームは勝ち点を15に伸ばし、2位に浮上した。

 鹿島未到の領域に、レジェンド2人がそろって突入した。38歳の小笠原と37歳の曽ケ端。20年目の同期が金字塔を打ち立てた。「みんながハードワークしてしっかり走って勝って良かった」。公式戦の連敗を2で止め、曽ケ端は安どの表情。後半40分に退くまで中盤の底で攻守のバランスを取った小笠原主将は「ソガに聞いて」と目元を緩めた。

 小笠原のデビューは入団した98年4月のG大阪戦。「衝撃を受けた。落ち着いていて、技術があり、視野が広かった」と鈴木満常務取締役を驚かせた。中2の時、Jリーグが始まった。テレビで見て「凄いな」と思ったという。約10年後、今度は小笠原のプレーをテレビの前で「本当にいい選手」と憧れながら見ていた9歳下の青年がいた。この日ボランチを組んだ永木だった。

 GK曽ケ端は99年5月8日の福岡戦で初出場した。入団した頃、ぼんやりと想像していた引退の年齢は30歳。「まさか自分がここまでくるとは考えられなかった」。毎年、正月に奉納する絵馬には2つの願いを書く。「優勝」「全試合フル出場」。今年も書いた。だが、GK権純泰(クォンスンテ)の加入で出番は減少。それでも「どんなケガでも試合には立つ。(ケガは)俺らにも言わない」(GK川俣)、精神力は健在だ。

 曽ケ端のゴールキックから生まれたDF西の先制点を皮切りに、チームは今季公式戦最高の4得点。クラブW杯で快進撃を見せた昨季の主力を軸に快勝した。試合後は石井監督の音頭で仲間から2人に「おめでとう」と祝福の声が降り注いだ。

 「目の前の試合を勝利に導けるようにやってきた。これからもそのスタンスは変わらない」と曽ケ端。小笠原は「カズさんに比べたらまだまだ子供」と言う。2人がいて、2人の背中を追う選手がいる限り、鹿島は常勝軍団であり続ける。
[ 2017年4月17日 05:30 ]

【鹿島】小笠原&曽ケ端500試合に花添える4発
2017年4月17日6時0分 スポーツ報知


J1出場500試合を同時達成した鹿島・小笠原(左)と曽ケ端

 ◆明治安田生命J1リ―グ 第7節 仙台1―4鹿島(16日・ユアテックスタジアム)

 自分の道は外れない。仙台戦で先発したMF小笠原、GK曽ケ端は同時にJ1史上7人目となる通算500試合出場を果たし、チームの2位浮上に貢献した。小笠原は「ソガに聞いて」と喜ばなかった。東日本大震災の復興支援を続ける小笠原は被災地の1つ、仙台で記録を達成したため談話を控えたという。曽ケ端も「いつもの試合? そうですね。公式戦2連敗中だったので、勝たなければいけないという気持ちだった」と冷静だった。

 J1では過去に631試合のGK楢崎(名古屋)を筆頭に6人が500試合出場を達成したが、鹿島では初となった。19冠の常勝軍団ではポジション争いはブラジル代表候補が相手。毎年国内随一の新人も加入する。最も出場を重ねにくいクラブだ。2人は「勝てる選手が試合に出るべき」と考え、負ければ次の試合は「外される」と覚悟する。そして「歯を食いしばって」(小笠原)練習で巻き返す。その繰り返しの末にたどり着いた偉業だった。

 FWペドロ・ジュニオールが、J1通算1万9999ゴールとなる4点目を挙げるなど大勝した鹿島。個人記録に背を向け、チームの勝利を追求するベテランを見て、石井正忠監督(50)は「ピッチに2人の指揮官がいる」と表現した。(内田 知宏)

鹿島の小笠原、曽ケ端がそろってJ1通算500試合出場達成

 仙台-鹿島 後半、競り合う鹿島・小笠原(右)。J1通算500試合出場を達成した=ユアスタ


 仙台-鹿島 前半、セーブする鹿島・GK曽ケ端。J1通算500試合出場を達成した=ユアスタ


 仙台に快勝し喜ぶ鹿島イレブン=ユアスタ


 「明治安田生命J1、仙台1-4鹿島」(16日、ユアテックスタジアム仙台)
 鹿島MF小笠原満男(38)、GK曽ケ端準(37)が、そろって史上7人目のJ1通算500試合出場を達成した。昨季の2トップに戻しての布陣で、チームも今季最多の4得点で祝福。C大阪戦、ACLブリスベン戦と続いた連敗も止めて、2位に浮上した。
 前半25分には曽ケ端からのパスを受けたDF西が長いドリブルからシュートを決めて先制。前半32分のPKの好機。メモリアルゴールを期待する鹿島サポーターから「小笠原!」とコールが沸くシーンもあった。結局FW金崎が決めた。
 曽ケ端は「試合数を求めているわけじゃない。目の前のゲームを戦っている」と通過点を強調。小笠原は「ソガに聞いて」と出場記録には関心を示さなかった。試合後はこの日誕生日のMF三竿との3人がロッカーで「おめでとう」と祝福された。

J1 鹿島猛攻、4発快勝 仙台撃破、2位浮上
明治安田J1第7節(16日・ユアテックスタジアム仙台ほか=9試合)鹿島は4-1で仙台に勝ち、2試合ぶりに勝ち点3を得た。通算成績は5勝2敗、勝ち点15で2位に浮上した。

この試合で鹿島の曽ケ端と小笠原がJ1通算500試合出場を同時に達成した。鹿島所属の選手では初めて、リーグ全体では7位タイ。

鹿島は前半25分の西のゴールを皮切りに、18分間で3得点。後半5分に1点を返されたが、試合終了間際にはペドロジュニオールが4点目を決め危なげなく勝ち切った。

■連敗止められて良かった 鹿島・石井監督
(中3日で)準備期間が短い中、連敗を止められて良かった。前半は相手にプレッシャーをかけてボールを奪う理想的な形(の守備)ができた。攻撃はいろんなポジションの選手が得点を取ったので、継続していきたい。

■記録メモ
▽J1通算500試合出場
仙台-鹿島戦で鹿島の小笠原と曽ケ端が達成。出場試合のチーム成績は小笠原が263勝89分け148敗、曽ケ端は261勝101分け138敗。


満男と曽ケ端のJ1通算500試合出場に多くの紙面を割く各紙である。
同期加入の二人が同時に500出場を果たすのはJリーグ史上初となる。
また、500試合出場を果たしたした選手は鹿島としては初である。
それもこれも含めて素晴らしい。
各紙には多くのエピソードが彩られ、Jリーグの歴史、鹿島の歴史が思い起こされる。
また、この日誕生日を迎えた三竿も共に祝われたことも欠かせぬ。
アシストを記録し、若手ボランチの筆頭となったことがアピールされた。
楽しみな逸材と頼りになるベテランが融合し、更に歴史を積み重ねていきたい。
楽しみである。

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サッカーダイジェスト 仙台戦寸評

【J1採点&寸評】仙台×鹿島|貫禄の王者。前半で勝負を決めて、全選手が及第点以上に
古田土恵介(サッカーダイジェスト)
2017年04月16日


仙台――ボロボロだった前半。怖さはなかった。


【警告】仙台=石川(31分)、クリスラン(53分) 鹿島=山本(16分)、小笠原(59分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】西 大伍(鹿島)


[J1リーグ7節]仙台 1-4 鹿島/4月16日(日)/ユアスタ

【チーム採点・寸評】
仙台 4.5
鹿島の守備網の外側でボールは回るも、前半は特に怖さを生む縦パスがなく決定機はゼロ。永戸と富田を投入した後半に少しは立て直しができたが、セットプレーから1点を返すのが精一杯。最終盤にトドメを刺されて、川崎(0-2)、浦和(0-7)、鹿島(1-4)と強豪に連敗を喫した。

【仙台|採点・寸評】
GK
1 シュミット・ダニエル 4.5
19分と65分にビッグセーブを披露したが、4失点ではどうしても評価が下がる。また、ゴールには至らなかったものの、致命的なパスミスがあるなど、フィードも安定感を欠いていた。

DF
25 菅井直樹 5(58分OUT)
攻守に難しい判断を迫られて、ダイナミックな攻撃参加が前半は影を潜めた。後半は持ち直し気味だったが、それでもパフォーマンスは低空飛行から抜け出せなかったと言っていいか。

27 大岩一貴 5
最初の45分は特に厳しい状況に追い込まれるシーンが多く、鹿島の2トップと両サイドハーフの臨機応変な動きの対応に苦慮。良いフィードもあったが、効果的なものが数えるほどだったのが悩ましい。

13 平岡康裕 4.5
1失点目は西のステップに翻弄されてしまい、3失点目は遠藤と土居のパスワークに後手を踏む。3バックの中央に陣取る者として、4ゴールを失ってはかなり厳しく採点せざるを得ない。

5 石川直樹 4.5
土居と金崎の2トップを捕まえ切れなかっただけでなく、遠藤のテクニックにも苦戦。中村のダイアゴナルランと昌子のキラーパスに反応が遅れ、ペナルティエリア内でファウルを献上。後半は少し持ち直したものの……。

MF
26 藤村慶太 4.5(HT OUT)
最終ラインからのパスを引き出せずに、ボールを足もとに収めては慌ててしまい、脅威となる縦パスを通せず。外に散らすだけでは、「逃げのプレー選択」と言われても致し方ないか。守備面の貢献も小さかった。

18 三田啓貴 5
相手の連動した守備の前に為す術はなし。攻撃で存在感を出したのは後半になってから。左からのCKでクリスランのリーグ戦初ゴールをアシストしたのは好印象だったものの、前半の出来を差し引くとマイナスが大きい。

28 佐々木匠 5(71分OUT)
前半終了時に鹿島の遠藤から「もっともっと仕掛けないと」と声を掛けられたように、突っ掛けるべきシーンで大人しさが前に出てしまった。戦える感触は手にしたようで、次節以降の奮起に期待したい。

仙台――交代出場の永戸、富田、梁が光明に。

MF
31 茂木駿佑 4.5(HT OUT)
キック精度を披露することもなく、全体的に積極性が足りないままに前半45分でピッチを去ることに。粗さは守備面で顕著に見られ、スペースを使われる、食い付き過ぎる、逆に待ち過ぎるなど、アピールは失敗か。

FW
11 石原直樹 5.5
前節・浦和戦では不在によって己の存在意義を示したが、今節では出場して同様に価値を高めた。守備では労を惜しまぬチェイシングとプレスバック、攻撃ではパスを収めてその後の展開を優位に。「FWでノーゴール」という結果から5.5だが、6を与えても文句は出ないはずだ。

20 クリスラン 6
強く、高く、そして勤勉。味方がファウルを受けた際にボールが流れ、それを走って取りに行く様がすべてを物語っている。リーグ戦での嬉しい来日初ゴールも記録し、最前線に立つ選手として役目は果たした。

交代出場
2 永戸勝也 6(HT IN)
プロになってからリーグ戦では初のベンチスタート。後半開始から茂木に代わってピッチに立つと、恐れることなく仕掛けてクロスを供給。CKも多くゲットした。前節・浦和戦の歴史的大敗と今節の敗戦をバネに飛躍できるか。

17 富田晋伍 6(HT IN)
チームにとってどれだけ大切な存在かを、不在で鹿島に好き勝手やられた前半に周囲は実感したはず。藤村と交代すると、中盤の底で好パフォーマンスを披露。勢いを取り戻すのにひと役買った。

10 梁 勇基 6(71分IN)
アディショナルタイムも含めて20分強のプレー。チャンスメイクという点では物足りなさが残るものの、「まだ世代交代はさせない」という意気込みを感じさせた。判断力の的確さは衰えない。

監督
渡邉 晋 4.5
ルヴァンカップの勢いを買うメンバー編成も、失点後に緩んでしまう悪癖を修正できないままに前半で3失点。後半頭から富田と永戸を入れた交代手腕は良かったが、1-4という結果では低評価は致し方ないだろう。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

鹿島――後半に反撃を食らうが、全体として好パフォーマンス。

【鹿島|採点・寸評】
鹿島 7
前半は完璧と言っても差し支えないパフォーマンス。ボールを支配しながら急所を抉る縦パスを入れて、確実にチャンスを仕留めた。後半こそ守勢に回る時間が多く、CKからゴールネットを揺らされたが、前掛かりの相手の息の根を止める4点目は「鹿島らしい」と言える。

GK
21 曽ケ端準 6.5
相手を怖がらずに飛び出して危機を回避する様は守護神のそれ。失点を喫したものの、プレーは終始安定しており、勝利で自身のJ1通算500試合出場に華を添えた。

DF
22 西 大伍 7 Man of The Match
ボールを落ち着かせ、タイミング良くパスを通し、絶妙なオーバーラップを披露。ハーフライン付近からドリブルで持ち込み、ステップで平岡をかわして決めた先制点は感嘆の声が漏れるほど。

5 植田直通 6.5
クリスランの高さや強さ、佐々木の俊敏さに手を焼く場面も。ただ、決定的にやられたシーンはなく、粗さも目を瞑れる範囲。闘志を内に秘めて、集中力を最後まで切らさずによく戦い抜いた。

3 昌子 源 6.5
最終ラインを見事に統率。ロングボールに対しても冷静に対処した。31分にはスルーパスを中村に通してPKを呼び込む。失点は自身のマーク、クリスランに決められたもので少々厳しくなるが0.5を減点することに。

16 山本脩斗 6.5
前半はチーム全体がほぼ完璧だったために、そこまで目立たず。しかし、後半の仙台が勢いづいた後に真価を発揮する。味方には気の利いた、敵には嫌な位置取りを続けていた。

MF
6 永木亮太 6.5
豊富な運動量で自軍ペナルティエリアから相手陣ペナルティエリアまでをカバー。ボックス・トゥ・ボックスの意味を示していた。ただし、「7」とした西や遠藤に比べたらインパクトは大きくないか。

40 小笠原満男 6.5(85分OUT)
J1通算500試合出場を達成した“鹿島の魂”。汚れ役を厭わず、積極的に身体を張ってフィルターになるとともに、攻撃時には舵取りもこなす。なぜ第一線にいられるのかが理解できるパフォーマンスだった。

25 遠藤 康 7
高いテクニックで対峙したDFを翻弄。細かいスペースをすり抜けるドリブル、周囲の押し上げを助けるキープを見せつける。土居とのパス交換から狙いすましたシュートで挙げたチーム3点目には技術力が詰まっていた。

鹿島――ブレない監督の采配を高く評価したい。


遠藤(写真右)が決めたチーム3点目は、土居(写真中央)とのコンビネーションから生まれた。「息が合う」とはまさにこのことだ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

MF
13 中村充孝 6.5
サイドでボールを受けるだけでなく、ダイアゴナルに入って仙台の最終ラインを翻弄する。その象徴的なシーンが昌子のパスを引き出した31分のシーン。ペナルティエリア内で石川直のファウルを誘って、PKを獲得した。

FW
8 土居聖真 6.5
最前線でパスを呼び込むと、狭いスペースでも華麗にターン。その後のチャンスメイクはボディブローのように効いていた。43分には遠藤と呼吸バッチリの落としで、ゴールをアシスト。後半になってトーンダウンしたが、減点材料にはならないだろう。

33 金崎夢生 6.5(83分OUT)
果敢なチェイシングでボールの出どころを封じる。普段と比べて凄みは足りなかったかもしれないが、彼のハードワークは攻守で必要不可欠だった。32分にはPKを冷静に沈めて相手の勢いを削いだ。

交代出場
FW
7 ペドロ・ジュニオール 6.5(83分IN)
金崎との交代で、ピッチに立つ。約10分間とプレータイムが短いなかでもカウンターから仙台のゴールネットを揺らす。まさに起用に応えるパフォーマンスだった。また、随所に巧みさも見せた。

MF
20 三竿健斗 -(85分IN)
J1通算500試合出場を達成した小笠原に代わって投入される。自身が入った意味、役割をしっかりと理解しながらプレーした。P・ジュニオールのゴールを生むパスも出して、自身の使い勝手を見事にアピール。

監督
石井正忠 6.5
守勢に回る時間帯が増えた後半にも、ブレることなく鹿島のサッカーを選手たちに貫かせる。P・ジュニオールを投入した選手交代も当たり、素晴らしい采配だったと言っていい。

取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


サッカーダイジェストの古田氏による仙台戦の評点である。
大勝に全ての選手に高い評価が与えられておる。
その中で西とヤスに最高評点が与えられた。
西はMOMにも選出され、活躍が賞賛されておる。
勝利を呼び込む先制点は、セクシーとも受け取れる動きで華麗に決めた。
改めて西の才能を感じさせられた。
素晴らしい。
また、ヤスは「高いテクニックで対峙したDFを翻弄」と評される。
技術力で決めたゴールも、セーブされてしまったシュートも含めて、ヤスのプレイは賞賛に値する。
また「ブレない監督の采配を高く評価したい」と称するように、采配に関しても絶賛と言えよう。
完封こそ逃したが、鹿島らしい試合を演じられたのは石井監督の采配あってこそ。
途中出場の三竿健斗のアシストでこれまた途中投入のPJが決めるところも含めて、褒めるべきところ。
この調子を維持し、勝利を積み重ねていきたい。
楽しみである。

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仙台戦コメント

2017明治安田生命J1リーグ 第7節




鹿島アントラーズ:石井 正忠
公式戦2連敗、そして時間もない中、この仙台で連敗を止めることができてよかった。前半は理想的な形で戦うことができた。先制した後もさらにたたみかけることができた。しかし後半は早い時間帯に失点してしまい、その後押し込まれたのは反省したい。前半のような戦いを90分間することが重要。ただ、最後にペドロが点を取ったように様々な選手が点を取っていくことが理想なので、その点はすごく良かったと思う。

Q. 今日のスターティンメンバーの意図は?また通算500試合を達成した曽ケ端選手と小笠原選手に関しては?

A. 彼らの存在も含めて、時間のない中、昨季からスタイルを変えてきた仙台をしっかり抑えたいということで今日の布陣にした。マークの受け渡し、連携が大事だったので昨シーズン長く一緒にやってきたメンバーを選んだ。満男やソガの存在は、ピッチ上に指揮官がいるようなもの。彼ら2人の存在は、ウチの強みだと思う。





【ペドロ ジュニオール】
自分自身の形を出せたゴールだった。重要なのはチームが勝つこと。アントラーズ加入後のリーグ戦初ゴールより、チームの勝利に貢献できたことが良かった。リーグ戦で上位陣に引き離されないためにも、公式戦の連敗を止めるためにも、この勝利は重要だった。

【西 大伍】
ソガさんからのボールが来た時、相手の選手が被ると思ったのでトラップした。DFを抜くまではシュートは考えていなかった。シュートを打つ時、ゴールは見ていなかった。点が入る時は入るし、入らない時は入らない。お互いに力を出し合えるようにできればいい。今日はテンポが良かった。

【中村 充孝】
遊び心を持ちながら厳しさを出していったが、得点を取れなかったから納得はしていない。まだまだだと思う。

【曽ケ端 準】
連敗していたし、このスタジアムでは難しい試合になるから、勝てて良かった。試合数の記録を求めているわけではなく、勝利に導けるようにプレーしてきた。そのスタンスはこれからも変わらない。

【土居 聖真】
連敗はしていたけど、試合前の雰囲気は良かったし、切羽詰まった感じではなかった。1失点はいらなかったけど、今季最多の4得点で勝てたことはすごくプラスだと思う。結果を出せたことが一番良かった。

【昌子 源】
前半から点が入って、攻撃陣には感謝したい。ただ、自分のところでやられてしまったし、相手のパワーなどを含めてわかっていたプレーでもあっただけに、あの失点は余計だった。

仙台戦


本日行われたJ1 第7節 ベガルタ仙台戦は4-1で勝利しました。

第7節
2017年4月16日(日)19:03KO ユアスタ

[ 石井 正忠監督 ]
公式戦2連敗した中で、このアウェイの仙台戦に向けて準備をする時間がなかなかない中やってきたんですけど、まずは公式戦の連敗を止めることができて本当に良かったと思います。前半、自分たちから相手を制限してプレッシャーを掛けてボールを奪うという理想的な形ができたということ。そして、1点目を取った後もさらに畳み掛けるような攻撃ができたことは、今日は非常に良かったと思います。後半に入って早い時点で失点してしまったことによって、後半は押し込まれる時間が長くなってしまったことは反省しないといけない部分だと思います。前半の戦い方を90分しないといけないな、という反省は残りますが、最後、またペドロ(ジュニオール)が4点目を取ってくれて、今日はいろんなポジションの選手が得点を取る形になりましたけども、こういう形をこれからもどんどん作りたいなと思います。

--今日の先発メンバーは、新加入選手がいないメンバーでしたがその狙いと、J1通算500試合出場を果たした小笠原 満男選手と曽ヶ端 準選手の存在の大きさをお願いします。
彼らの存在も含めてなんですけど、今日、こういう布陣にしたのは、期間も少ない中、仙台戦に向かわなければいけなかったので。仙台さんは昨年から少しスタイルを変えてきています。そこに対する対応策として、変則的な組み立てのところをしっかり抑えるという意味で今日の布陣を選びました。それがうまくいったんじゃないかと思います。やっぱりコミュニケーションの部分が大事で、マークの受け渡しなどが今日は重要になると思っていました。その辺が昨季数多く試合に出たメンバーがやることで、そこが安定した形として現れたんじゃないかと思います。

あと、小笠原選手と曽ヶ端選手ですけども、ピッチ内に指揮官が2人いるという話を昨日もしたんですけど、本当にそういう存在だと思います。それがうちの強みだと思います。

第7節
2017年4月16日(日)19:03KO ユアスタ

[ 曽ヶ端 準 ]
試合数を求めてやっているわけじゃなくて目の前の試合に出られる準備をしっかりして、チームを勝利に導けるようにやってきましたし、これからも変わらずそういうスタンスでやっていくと思います。

--小笠原 満男選手とはなにかロッカーで話したんですか?
何もないです(苦笑)。

--いつもの試合と同じでしたか?
そうですね。まあでも、連敗していたというのはもちろんありますし、そういう中で勝てたのは良かったです。

--1点目の起点になりましたが?
狙ったところには蹴れましたけど、(西)大伍がうま過ぎたので。良かったです。

前半に畳み掛けた鹿島。4得点で連敗を逃れる
仙台と鹿島、4月12日の公式戦から中3日でこの試合を迎えた両チームが、明治安田J1第6節の敗戦から立ち直るためにユアテックスタジアム仙台で激しい戦いを繰り広げた。

ホームの仙台は、12日にJリーグYBCルヴァンカップAグループ第2節・磐田戦で先発した11人が、この日もスターティングラインナップを飾った。佐々木 匠とシュミット ダニエルは、どちらもJ1で初めて先発した。また、石原 直樹はこの試合で、J1通算200試合出場を達成した。

アウェイの鹿島は、12日にAFCチャンピオンズリーグでブリスベンロアー戦を戦ったこともあり、リーグ戦前節からメンバーを入れ替え。ベテランの小笠原 満男と曽ヶ端 準が、ともにJ1通算500試合出場の節目を迎えた。

立ち上がりから攻勢を掛けたのは鹿島。積極的なプレスで仙台を押し込むと、4分に土居 聖真が左サイドから切れ込みシュートを狙う。しかしこれは密集の中でブロックされた。仙台も負けじと6分に反撃。左サイドからの佐々木のクロスに対してクリスランがオーバーヘッド気味にシュートを狙ったが、これはファウルで決定機とならなかった。

7分には鹿島がチャンス。左サイドでつなぎ、最後は中村 充孝がシュートしたが、これはシュミット ダニエルにセーブされた。10分には逆に仙台にチャンス。石原が右サイドから上げたクロスに、走り込んできた佐々木が頭で合わせたが、これは左に外れた。

その後、一進一退の状況になり、19分に鹿島が決定的なチャンスを迎える。中央から土居が抜け出しシュートを打ったが、これはシュミット ダニエルのファインセーブで止められた。

そして25分、鹿島が試合を動かす。中央へドリブルで持ち上がった西 大伍が自らフィニッシュ。これが決まって、アウェイチームが先制した。

さらに31分、鹿島はPKを獲得。32分に金崎 夢生が決め、鹿島がリードを広げた。そして43分、遠藤 康が右サイドからのミドルシュートを決め、3点目を奪取。前半は鹿島が試合を支配して、45分間を終えた。

後半から仙台は2人の選手を交代。永戸 勝也と富田 晋伍が投入された。渡邉 晋監督からも「応援してくれているサポーターのためにも絶対あきらめるな」とはっぱをかけられた選手たち。すると50分、勢いを得た仙台はCKからクリスランのヘディングシュートで1点を返した。

仙台はその後もCKのチャンスを得ると、66分には大岩 一貴がヘディングシュート。これは曽ヶ端にキャッチされた。畳み掛けたい仙台は71分、佐々木に代えて梁 勇基を投入した。

仙台の攻勢は続く。74分、再びCKを得ると、最後は石川 直樹がシュート。しかしこれは枠を外れた。

83分に鹿島は金崎からペドロ ジュニオールに交代。85分には小笠原に代えて三竿 健斗を投入した。

その後も仙台の攻勢は続き、89分には梁 勇基のクロスに菅井 直樹が頭で合わせる。これは曽ヶ端にキャッチされた。その後も仙台の攻勢は続いたが、90+2分にカウンターからペドロ ジュニオールが決めて、鹿島が差を広げた。

試合は1-4で終了。前後半で内容の異なる試合となったが、前半のうちに畳み掛けた鹿島が逃げ切り、公式戦での連敗を止めた。

[ 文:板垣 晴朗 ]

【仙台 vs 鹿島】 西が見事なドリブルからゴール!
2017年4月16日(日)



2試合ぶりの勝利を目指すアウェイの鹿島は25分、西大伍(写真中央)が見事なドリブル突破から右足で決めて幸先よく先制する。西は今季初ゴールとなった。

仙台 vs 鹿島】 金崎のPKで点差は2点に
2017年4月16日(日)



1点をリードする鹿島は32分にPKを獲得。このPKを金崎夢生(写真)が決めてリードを2点に広げる。

【仙台 vs 鹿島】 前半で3点リード!
2017年4月16日(日)



2点をリードして試合を優位に進める鹿島は43分、土居聖真のアシストから遠藤康が得意の左足で決めて、前半でリードを3点とする。

【仙台 vs 鹿島】 P・ジュニオールが待望の移籍後初ゴール!
2017年4月16日(日)



1点を返された鹿島はアディショナルタイムの90+2分、途中出場のペドロ ジュニオールがとどめとなる4点目をあげる。ペドロ ジュニオールは待望の移籍後初ゴールとなった。

鹿島が金崎のPK弾などで仙台に快勝!曽ヶ端&小笠原のJ1通算500試合出場を白星で祝う
17/4/16 20:54


鹿島が仙台に3-1で勝利した

[4.16 J1第7節 仙台1-4鹿島 ユアスタ]

 J1リーグは16日、第7節を行い、鹿島アントラーズは敵地でベガルタ仙台と対戦し、4-1で勝利した。鹿島は2試合ぶりの白星、仙台は3連敗となった。

 入りが良かったのは仙台だった。FW石原直樹(32)やMF三田啓貴(26)らが、MF佐々木匠(19)、MF茂木駿佑(20)といった若手をうまくサポートし、鹿島ゴールに迫り、リーグ戦初先発となったFWクリスランが高さと強さをいかして攻撃を展開していった。

 一方、GK曽ヶ端準(37)とMF小笠原満男(38)がJ1通算500試合出場となった鹿島は、FW金崎夢生が3試合ぶりに先発復帰。前半25分、GK曽ヶ端のゴールキックをハーフェーライン付近で受けたDF西大伍が反転からドリブルで攻め上がり、ペナルティーアーク内から右足を振り抜く。これがゴール右隅に突き刺さり、鹿島が先制に成功した。

 さらに鹿島は前半31分、MF中村充孝がDF石川直樹に倒され、PKを獲得。これをキッカーの金崎が落ち着いてゴール右隅に流し込み、2-0とする。43分には、右サイドからMF遠藤康がFW土居聖真とのパス交換で中央に切れ込み、左足シュートをゴール左隅に沈めた。

 3点ビハインドの仙台は後半開始からDF永戸勝也とMF富田晋伍を投入する。すると、5分に1点を返す。MF三田啓貴の左CKからFWクリスランがヘディングシュートを決め、1-3。クリスランのリーグ戦初ゴールで反撃の狼煙を上げる。その後、オープンな展開となり、32分に左CKのセカンドボールを石川が左足ジャンピングボレー。決まったかに見えたがわずかに右に外れ、点差を縮めることができない。

 鹿島は後半40分に小笠原を下げてMF三竿健斗を投入。守護神・曽ヶ端を中心に仙台の反撃を1点におさえ、後半アディショナルタイム2分にカウンターからFWペドロ・ジュニオールがとどめの一撃を沈め、4-1で勝利。鹿島がベテラン2人の記念試合を白星で祝った。

鹿島が敵地・仙台で4発快勝…曽ヶ端&小笠原のJ1通算500試合を勝利で飾る

J1通算500試合出場を達成した小笠原 [写真]=Getty Images for DAZN

 2017明治安田生命J1リーグ第7節が16日に行われ、ベガルタ仙台と鹿島アントラーズが対戦した。

 25分、右サイドバックの西大伍がドリブル突破から、自らシュートを沈め、アウェイの鹿島が先手を取る。さらに32分には中村充孝が倒されてPKを獲得すると、このPKを金崎夢生が決めて追加点。43分、遠藤康が左足を振り抜き、鹿島が前半で3得点を奪う。

 後半に入り早々の50分、仙台はCKからクリスランが頭で合わせ1点を返す。しかし後半アディショナルタイム、ペドロ・ジュニオールがカウンターからダメ押し点を挙げ、試合は1-4で終了。

 鹿島はリーグ戦2試合ぶりの勝利。仙台はリーグ戦3連敗、3試合で13失点となった。

 次節、仙台はアウェイでサンフレッチェ広島と、鹿島はホームでジュビロ磐田と対戦する。

【スコア】
ベガルタ仙台 1-4 鹿島アントラーズ

【得点者】
0-1 25分 西大伍(鹿島)
0-2 32分 金崎夢生(鹿島)
0-3 43分 遠藤康(鹿島)
1-3 50分 クリスラン(仙台)
1-4 90+2分 ペドロ・ジュニオール(鹿島)

小笠原&曽ヶ端が500試合出場! 鹿島が金崎ら4発の快勝劇で2位浮上!!
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年04月16日


前半で3ゴールも、後半は仙台の攻勢を凌ぎ終盤にダメ押し。


金崎が今季2得点目となるPKを沈める。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ7節]仙台 1-4 鹿島/4月16日/ユアスタ

 小笠原と曽ヶ端がともに500試合出場を達成した試合で、鹿島が4発の快勝劇を見せた。

 試合は立ち上がりから、互いにゴール前でチャンスが訪れる。7分、鹿島は山本のパスを受けた中村が右足のシュートを放つもGKシュミットが好セーブ。続く10分には、仙台の2年目、佐々木が石原からのパスを頭で合わせるが、惜しくも枠を外れた。

 25分、先制したのは鹿島。中盤からドリブルで持ち込んだ西が、そのままペナルティエリア手前から右足を振り抜いたシュートがゴールネットに突き刺さった。鹿島が先制点を奪う。

 さらに、鹿島は31分、仕掛けた中村がペナルティエリア内で石川直に倒され、PKを獲得。これを金崎が落ち着いて沈め、追加点を奪った。金崎は今季2ゴール目。

 鹿島の勢いは止まらず、43分には土居との連係から遠藤が左足のシュートを叩き込み3点目。鹿島が3-0と大きくリードして、前半を終了した。

 後半、巻き返したい仙台は茂木に代えて永戸、藤村に代えて富田を投入。顔ぶれを変えて反撃に打って出る。

 すると立ち上がりの50分、仙台は左CKの三田のキックにクリスランが頭で合わせて、1点を返す。

 仙台はなおも、三田の精度の高いキックからチャンスを掴むが、決め手を欠き追加点を奪うことができない。

 対して鹿島は、後半アディショナルタイムに途中出場のペドロ・ジュニオールがダメ押しの4点目を奪う。結局、鹿島が4-1で敵地での一戦をモノにした。

 勝点を15に伸ばした鹿島は、得失点差で神戸を1ポイント上回り、2位に浮上した。一方の仙台は12位に順位を落としている。

口数は少なくとも――。鹿島・遠藤康から同郷仙台の佐々木匠へと贈られた「仕掛けろ」の重み
古田土恵介(サッカーダイジェスト)
2017年04月17日


「(佐々木は)仙台出身だったんで、「頑張れよ」と」(遠藤)


43分にチーム3点目となるシュートを冷静に決めた遠藤。前半終了時に同郷の佐々木に助言を贈った。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)


ルヴァンカップ・磐田戦の再現はならず。佐々木は「もっと仕掛けないと」と遠藤からアドバイスをもらったことを明かした。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)


[J1リーグ7節]仙台 1-4 鹿島/4月16日(日)/ユアスタ

 前半のシュート数は鹿島が9本、仙台が2本。しかし、その数字以上にリーグ王者が圧倒していた。25分に西大伍がハーフライン付近からドリブルしてゴールを陥れれば、32分には金崎夢生がPKを冷静に決め、43分には遠藤康が土居聖真とのパス交換からゴールネットを揺らした。

 前半だけで3-0。アウェーチームがほぼ完璧にゲームをコントロールしたため、ホームチームからすれば、為す術なしといった内容だったろう。

 そんななか、「自分のゴールがチームの勝利につながったのが嬉しかった」と語ったのは宮城県出身の遠藤だ。地元凱旋――。自ら華を添えてみせた背番号25は、前半終了のホイッスルが鳴ってロッカーに引き上げる際、仙台の佐々木匠に声を掛けたという。

「自分から話し掛けました。(佐々木は)仙台出身だったんで、『頑張れよ』と。やっぱり地元の選手には活躍してほしいですからね。佐々木への評価? それは僕のすることじゃない。コメントを控えさせてもらいます」

 では、同郷の先輩から声を掛けられた佐々木はどう受け止めたのだろうか。2シャドーの一角に入り、記録したシュートは2本(前半に1本、後半に1本)。9.376キロを走り、22回ものスプリントを繰り返し、71分にピッチから退いた。

「遠藤選手からは『若い選手がもっともっと仕掛けないと』と……。嬉しかったですね。(ゴールもプレーぶりも)さすがは遠藤選手だと思ったし、見習わないといけない」

 12日のルヴァンカップ・磐田戦でプロ入り後初ゴールを決め、この試合がリーグ戦初先発。局面局面で“仙台の至宝”たる所以を示せてはいた。しかし、鹿島戦については「シュートする前にイメージが浮かばなかった。しっかりと判断をしないといけない」と反省が口をつく。

 話した時間は一瞬かもしれない。口数は少なかったかもしれない。鹿島の右サイドハーフとして輝きを放った先輩は、これから光の差す道を歩くであろう仙台の攻撃的MFにわざわざアドバイスを送った。

 仙台の未来を担う後輩は、随所に巧みなボール扱いを披露してゴールという結果も残した鹿島の先輩の言葉を反芻して、前進するための糧に、血肉に変える。

 お手本はチーム内だけではない。纏うユニホームの色も、誇りに想うエンブレムも違う。それでもピッチ内には確かに、見えない糸で結ばれているような先輩・後輩の絆があった。

取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)


「連携が大事だったので昨シーズン長く一緒にやってきたメンバーを選んだ」と語った石井監督である。
昨季より布陣を替え、新しい戦い方をする仙台に対して、昨年より長い時間を共にし、CS・CWC・天皇杯を戦ったメンバーを起用したことは納得できる采配と言えよう。
ACLからの短い時間で結果を戻すことも叶った。
このあたりが伝統と実績を併せ持つ鹿島ならではのもの。
また、アツは「得点を取れなかったから納得はしていない」と悔しさをはっきりにじませた。
この試合のファーストシュートを放ったアツは、得点意欲に燃えておる。
2点目となったPKのシーンも良い飛び出しをしておる。
ゴールまであと少し。
次節には決めてくれるのではなかろうか。
そして、「自分のゴールがチームの勝利につながったのが嬉しかった」と言うヤスである。
出身地・仙台での試合は特別なものがあろう。
その地でゴールを決めたことは、我らも嬉しい。
聖真との連携で決めたこともまた意味がある。
ヤスの左足は、これからもチームを勝利を導いてくれよう。
楽しみである。

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浦和・興梠、決勝弾

【FC東京 vs 浦和】 興梠の2試合連続弾!
2017年4月16日(日)



0-0で迎えた14分、アウェイの浦和はラファエル シルバのパスから興梠慎三(写真)が決めて先制に成功する。興梠は2試合連続のゴールで、今季6点目のゴールとなった。

浦和興梠弾で首位 手押し相撲でも負けない体幹発揮
[2017年4月17日7時34分 紙面から]


前半、ゴールを決める浦和MF興梠(右)。左は東京DF丸山(撮影・狩俣裕三)

<明治安田生命J1:東京0-1浦和>◇第7節◇16日◇味スタ

 浦和レッズがFC東京を1-0で下し、3連勝で2位から今季初めて首位に浮上した。前半14分にカウンターからMF興梠慎三(30)が2戦連発となる決勝ゴール。今季6点目で、得点ランキングも並んでいた同僚のFWラファエル・シルバを抜いてトップに立った。

 ワンチャンスで仕留めた。自陣でラファエル・シルバがボールを持つと、興梠はDF3人の間を加速した。「ラファが前を向いたら、とにかくスペースを見つけて走ることを第一に考える」。背後からの地をはうパスを、DF丸山を背負いながら左足ダイレクトで合わせた。飛び出した日本代表GK林の手と丸山の足の間を射抜き、ゴール右隅に流し込んだ。技ありゴールに「あのコースしかなかった。あれが精いっぱい」と照れくさそうに笑った。

 興梠は激しく体を当てられても簡単には倒れない。この日のように体勢を崩されてもシュートは枠を外さない。FW武藤から「慎三さんは点も取れるしボールも収めてくれる」と信頼されるボディーバランスの持ち主だ。強固かつしなやかな体幹を、オーバーエージ枠で参加した昨夏のリオ五輪でも証明した。チームメートとの手押し相撲で無敗の“横綱”だった。押し勝つだけでなく、相手の押しを受け流して勝つこともあった。スポーツにおける駆け引きの中で、相手の力をいなす体の使い方を感覚的に知っており、一見無理な体勢でもシュートを決める。仲間から「あいつは天才」と言われるゆえんだ。

 長所が生きたゴールで、チームに勝ち点3をもたらした。後半は我慢の守備を強いられたこともあり笑顔は少なかったが、「年間を通して悪い時期はくる。そこで勝ち点3を取れるかが優勝につながる」と視線を落としはしなかった。かつて鹿島でリーグ3連覇に貢献した勝負師の前向きな姿勢もまた頼もしい。【岡崎悠利】

浦和 興梠“キング弾”で単独首位!倒れ込み左足一閃「うまくずらせた」
明治安田生命J1リーグ第7節 浦和1―0FC東京 ( 2017年4月16日 味スタ )


<FC東京・浦和>前半14分、ゴールを決めてラファエル・シルバ(右から2人目)と抱き合う興梠(右)
Photo By スポニチ


 V奪回を目指す浦和は、FC東京を1―0で下し今季初めて単独首位に浮上。前半14分に決勝点を挙げたFW興梠慎三(30)は、得点ランクの単独トップに立った。

 一気に攻撃のスイッチを押した。興梠が1本のパスから仕留めた。「ラファエル・シルバが持ったら走りだす。後は自分の技術で決めるだけ。GKのタイミングをうまくずらせた」。前半14分、縦パスに抜け出すと、スピードで相手DF丸山を振り切った。瞬時にGKの間合いを測る。最後は倒れ込みながら左足を一閃(いっせん)。絶妙な一撃が決まった。

 得点ランク単独トップに立つ6点目には興梠の神髄が見えた。現在4年連続2桁得点が続くエースも30歳。「昔は届いたのに届かなくなったというのはある。そこは経験と技術でカバー」と話していた。序盤からFC東京の圧力を受けた。「前半から押された。逆を言えば(カウンター攻撃の)チャンス」。冷静に流れを読み、反撃の機会をうかがっていた。

 抜群の身体能力と繊細なタッチ。「82」のベストスコアを持つ趣味のゴルフでは「得意なのはドライバーと“寄せ”」と話す。飛距離は280〜290ヤード。寄せには繊細さが光る。ラファエル・シルバが加入し、従来の1トップからシャドーに移った今季「ラファが下がった時は裏に抜けることを意識している」と言う。その相棒も「興梠はクレバーな動きだしをする」と絶賛した。まさに、あうんの呼吸だ。

 後半は興梠、武藤と2人のシャドーが、相手SBをマークする布陣に移行。試合前まで6戦20発の得点力を誇ったが、この日はしたたかに1点を守り切った。興梠は「内容が良くなくてもこういう試合に勝てたのは大きい」と言う。戦い方に幅ができ、勝負に徹する戦術を見せた浦和。幾多のタイトルを逃してきた姿はない。開幕戦で敗れた後、怒濤(どとう)の勢いで5勝1分けとし、いよいよ単独首位に躍り出た。


<FC東京・浦和>前半14分、丸山(右から2人目)と競り合いながらゴールを決める興梠(右)
Photo By スポニチ


[ 2017年4月17日 05:30 ]


決勝点を決めた浦和の興梠である。
この試合のファーストシュートで決めるあたりは、興梠の良さと言ったところか。
この興梠を抑えることが鹿島DF陣に求められるタスクである。
ちょっとやそっとではブレぬ体幹とゴルフでも発揮される繊細なタッチを封じ込めねばならぬ。
植田や源はどのような対応をすのであろうか。
5月4日の対戦が楽しみである。

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Jリーグ 第7節 ベガルタ仙台戦

やっと出た夢生の復帰弾とPJの今季初ゴール。

満男と曽ケ端、J1通算500試合出場同時達成へ

【鹿島】小笠原&曽ケ端、J1通算500試合出場同時達成へ
2017年4月16日7時0分 スポーツ報知

 鹿島MF小笠原満男(38)とGK曽ケ端準(37)が16日の仙台戦(ユアスタ)でJ1通算500試合出場を同時達成する。2人は15日、セットプレー練習で主力組に入り先発が有力に。同一カードでの同時達成は史上初でリーグ7人目の到達となる。小笠原は「個人的なことは関係ない。勝つことが一番」と公式戦2連敗中のチームの勝利を優先する決意だ。

 2人は1998年に鹿島へ入団した同期。今季でプロ20年目を迎える間には、小笠原がセリエA・メッシーナ(06~07年)に移籍し、曽ケ端もけがで出場できない時期があったが、偶然にも同じ試合で500試合にたどり着く。小笠原は「あいつと一緒にしないで」と言うが、2人は強い信頼関係で結ばれている。「数字でサッカーをする訳じゃない」をモットーとする曽ケ端。2人は節目の試合でも、これまで通り勝ち点3を目指してピッチに立つ。


先発出場が予想される満男と曽ケ端である。
共に前日のセットプレイ練習にて主力組に入ったとのこと。
節目となる500試合出場の記念試合にて、クリーンシートを達成して欲しいところ。
頼れるベテランが躍動し、仙台の夜を華やかにしてくれよう。
楽しみな一戦である。

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湘南・ジネイ、起死回生の同点ヘッド

【湘南 vs 岐阜】二度追いつき勝点1を獲得
2017年4月15日(土)



湘南は試合開始早々に先制するも後半に3失点。ジネイ(写真)の得点などで追いつき勝点
1を獲得した。

計6発の激しい打ち合いはドロー決着…湘南は首位浮上の好機逃す
17/4/15 18:51

[4.15 J2第8節 湘南3-3岐阜 BMWス]

 J2は15日に第8節を開催し、Shonan BMWスタジアム平塚では湘南ベルマーレと岐阜FCが対戦。前半9分にMF菊地俊介の得点で湘南が先制するが、後半17分にDF福村貴幸が決めて岐阜が同点に追い付く。その後、両チームともに2点を奪い合う激しい打ち合いとなった試合は3-3の引き分けに終わった。

 首位の名古屋が徳島と引き分けたため、勝利すれば首位に浮上するホーム湘南が前半9分に試合を動かす。MF齊藤未月が蹴り出したCKをDFアンドレ・バイアが競り合うと、こぼれ球に反応した菊地が蹴り込んでスコアを1-0とした。その後は岐阜がボール保持率を高めてゴールに迫ろうとするが、湘南の粘り強い対応に遭って決定機を創出できず、前半終了のホイッスルが吹かれた。

 しかし1-0と湘南がリードしたまま迎えた後半17分、DF田森大己が送ったロングパスから最終ライン裏を突いた福村がヘディングで合わせて鮮やかにネットを揺らし、岐阜が試合を振り出しに戻す。さらに後半26分にはFW風間宏矢が蹴り出したCKの流れから最後はDFヘニキが決めて、岐阜が一気に逆転に成功した。

 逆転を許した湘南は後半31分、素早いパスワークからゴール前で齊藤がフリーになったものの、シュートは距離を詰めたGKビクトルに阻まれてしまう。だが同34分、右サイドからMF奈良輪雄太が送ったクロスのこぼれ球に反応したDF岡本拓也が、ミドルレンジから強烈なシュートを突き刺して2-2の同点に追い付いた。

 その後も両チームともにゴールに迫る場面を作り出すと、後半36分、FW古橋亨梧のクロスがPA内の奈良輪のハンドを誘って岐阜がPKを獲得すると、キッカーを務めたMF庄司悦大がきっちりネットを揺らして再び勝ち越しに成功。しかし同40分、左サイドのDF石原広教のクロスをFWジネイがヘッドで叩き込み、スコアは3-3に。激しい打ち合いとなった試合はその後スコアは動かずに3-3のまま、終了のホイッスルが吹かれた。


同点弾を決めた湘南のジネイである。
左サイドからの優しいクロスにヘッドで決めた。
ジネイらしいゴールと言えよう。
チームはこのゴールにて勝ち点1を得ることとなった。
敗戦を免れたのは良かったのではなかろうか。
これからも湘南に勝ち点をもたらすゴールを決めていって欲しい。
良い報を待っておる。

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ヤスの左足に期待

仙台戦前日練習


明日の仙台戦に向け、戦術練習やセットプレー、レクリエーションゲームなどで調整しました


仙台戦に向けた前日トレーニングに勤しむヤスである。
今節、前戦に変化が起こりそうではあるが、攻撃の核となるのはヤスの左足となる。
西との連携で崩し、聖真や夢生にボールを送り届けるのだ。
また、セットプレイにも期待である。
ヤスの活躍を拝みにスタジアムに向かう。
楽しみである。

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鹿島――金崎&土居のコンビに期待

【J1展望】仙台×鹿島|ホームに王者を迎える仙台。歴史的大敗から立て直せるか
サッカーダイジェスト編集部
2017年04月15日


仙台――キーマン・石原の復帰は攻守に効果大。


故障者/仙台=平山、金久保、中野 鹿島=三竿雄
出場停止/仙台=なし 鹿島=なし


J1リーグ・7節
ベガルタ仙台 – 鹿島アントラーズ
4月16日(日)/19:00/ユアスタ

ベガルタ仙台
今季成績(6節終了時):10位 勝点9 3勝0分3敗 3得点・11失点

【最新チーム事情】
●ルヴァンカップ・磐田戦で結果を出した茂木と佐々木はベンチ入りか。
●同試合で来日初得点を決めたクリスラン。リーグ戦初スタメンも。
●前節は契約の都合上出場できなかった石原は先発復帰へ。

【担当記者の視点】
 前節・浦和戦は0-7と歴史的な大敗。ネガティブな雰囲気がチームを覆ったが、12日のルヴァンカップ・磐田戦で2-0と勝利して、少しだが落ち着きを取り戻したようだ。

 なかでも、クリスランの来日初ゴールと下部組織出身・佐々木の公式戦初ゴールは好材料。カップ戦とはいえ、新戦力や若手の台頭はチーム力アップへ欠かせない出来事だろう。

 また、今節は浦和戦に契約の都合上出場できなかった石原も復帰する。前線でボールを収められるキーマンの存在は、全体の押し上げという点で攻守に絶大な効果を発揮するはずだ。

鹿島――金崎&土居のコンビに期待。

J1リーグ・7節
ベガルタ仙台 – 鹿島アントラーズ
4月16日(日)/19:00/ユアスタ

鹿島アントラーズ
今季成績(6節終了時):3位 勝点12 4勝0分2敗 6得点・4失点

【最新チーム事情】
●曽ケ端、小笠原が先発の見込み。ふたり揃ってJ1通算500試合出場達成なるか。
●金崎が右足首の負傷から復帰予定。4節・清水戦以来のゴールを期待。

【担当記者の視点】
 4月8日のJ1・C大阪戦に続き、同12日のACL・ブリスベン・ロアー戦も黒星と、公式戦2連敗と調子を落としている。それだけに、この仙台戦はアウェーゲームだが負けるわけにはいかない。悪い流れを止める勝利が是が非でも欲しい。

 期待したいのが、2トップで先発予想の金崎&土居のコンビ。前者は負傷明けだが、エースの意地を見せられるか。後者は今季、ここまでサイドハーフで起用されてきてFWは久々だが、高い得点センスには定評がある。

 ふたりのコンビネーションも悪くない。シンプルだが効率の良い崩しでゴールチャンスを演出し、勝点3を掴み取りたい。


「2トップで先発予想の金崎&土居のコンビ」と称するサッカーダイジェストのプレビューである。
昨季の良いときの2TOPが採用される見込み。
これは期待できよう。
聖真の攻撃力がより発揮される。
また、夢生の復帰も嬉しい。
そして、2列目にはアツが起用される様子。
先日のブリスベン・ロアー戦にて逆襲の1点を返した際には、FWに聖真が上がりアツが2列目に入った。
そしてのそのアツがアシストしてゴールに繋がっておる。
好調なアツを起用する采配は、チームのモチベーションをより上げる。
また、前節は出場機会が無かった満男と曽ケ端も先発に名を連ね、揃って500試合出場となる見込み。
勝利で花を添えようではないか。
楽しみな一戦である。

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小笠原満男、試合があれば何試合でも出られますよ

小笠原満男、J1通算500試合出場
達成へ。「週2回戦う準備はできている」

津金一郎●文 text by Tsugane Ichiro  五十嵐和博●写真 photo by Igarashi Kazuhiro

 鹿島アントラーズは現在リーグ戦第6節を終えて4勝2敗の3位。並行して戦っているACLでも今週12日にブリスベン・ロアー(オーストラリア)に敗れたものの、2勝2敗でグループEの2位をキープしている。まずまずのスタートを切ったといえる鹿島ではあるが、小笠原満男は「もっと勝てると思っていた」と渋面を浮かべる。


J1通算500試合出場の記録達成が目前に迫った小笠原満男

「シーズンは始まったばかりですけど、もっとできるポテンシャルがあるチームなんでね。結果についてもだし、内容についてもまだまだですよ。今年は1試合あたり得点が1点とか2点しかない。もっと多くのゴールを決められるようにしないといけないし、ビルドアップやプレスでももっと高いレベルでやれると思っているので」

 昨シーズンは1stステージで優勝し、チャンピオンシップのファイナルで浦和レッズを倒してJリーグ王者になった鹿島は、今シーズンを迎えるにあたり積極的な補強を展開した。とりわけ、センターラインにはFWに昨季はヴィッセル神戸で11得点とリーグトップのアシストを記録したペドロ・ジュニオール、守備的MFに昨季までの4シーズンを新潟で活躍したレオ・シルバ、GKに韓国代表でKリーグ3年連続ベストイレブンのクォン・スンテと、個の能力が高い選手を獲得したことで選手層は厚みを増した。しかし、小笠原の評価は「まだそれだけ」と厳しい。

「戦力的に上積みしているように見えるけど、実際にやっているサッカーはまだ去年のレベルに達してない。能力の高い選手が加わればチームとして強化されるかと言ったら、そうとは限らないのがサッカーなんでね。それを組み合わせて、チームとしてひとつにまとまらないといけないけれど、いまの状況は、選手は揃っているけれどチームにはなっていない。その割には勝っているとも言えるけれど、目指しているのはそこではないから」

 小笠原がもどかしさを覚える理由は、昨シーズン終盤の鹿島がチャンピオンシップ、クラブワールドカップと立て続けに試合が続くなか、メンバーを固定しながらチームとして成熟していき、世界を驚かせるサッカーを実現できたことにもある。

「去年の終盤は連戦、連戦で疲労もあったけど、チームとしてすごく良いサッカーができた。あの内容をベースにして、そこから上積みできて初めて強化と言えると思うんですよ。でも、今年はまだ去年のベースにも達していない。新しい選手が入ってきたことでのズレがまだある。例えばプレッシャーをかけるにしても、1人目が寄せて、2人目がいって、3人目がいく。一人ひとりの一歩や二歩の遅れが、全体になると大きなズレになっている。だから、去年はできていた高い位置でボールを奪う守備にしても、今シーズンは高い位置で奪う回数がまだ少ない。こうしたズレは守備だけではなく、攻撃でもバリエーションは足りないし、ゴールに迫るチャンスの数を増やせるようにしないと。そのためにはコミュニケーションをもっと高める必要があると考えています」
 
 コミュニケーションと言葉にするのは容易いが、チームの根幹を担うセンターラインが新たな外国人選手であることで、言葉の壁もあって意思の疎通はなかなか難しい。しかも、優勝を争うチームにとって、コミュニケーションを深めるための時間は限られている。

「優勝を狙っていなければ時間はあるけど、3敗も4敗もしたら優勝争いから置いていかれてシーズンは終わっちゃうんで。だからこそ、日々の練習を大事にして、細かなことでも気づいたらすぐに話し合う。お互いが何を求めているのかをすり合わせる地道な作業を繰り返して作り上げていくしかない」

 プロになってから小笠原が手にしてきたタイトルは、リーグ優勝6回、天皇杯3回、リーグカップ5回。これほど優勝経験を持つ選手はJリーグには、ほかにはいない。それだけに今シーズンのチームにタイトル獲得への手応えを掴んでいるからこそ、高いレベルでの内容を求めているのだ。

「補強はJリーグとACLの両方を獲りに行くというクラブのメッセージだと思っているし、それを目指せるだけのメンバーがいる。どんな内容でも勝ち点を稼ぐことは重要だけど、内容がともなっていないまま放っておいたら、今後は積み重ねることができなくなるので」

 JリーグとACLの両タイトルを追い求めるには、5月上旬まで週末はJリーグ、週半ばにはACLのグループステージを戦う。しかも海外への移動もある。37歳の小笠原でなくても、肉体的なタフさを求められることになるが、小笠原は「大歓迎!」と言い切る。

「ヨーロッパのクラブはリーグ戦とチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグを戦い、そのうえでカップ戦や代表戦もある。トップレベルの選手になれば、週にほぼ2試合やるのが当たり前。その環境でパフォーマンスを維持して、ポジションを取り続けるタフさがないと、世界では戦えないということ。日本サッカーが本気で世界トップレベルに追いつこうとするなら、個人的には週1試合というスケジュールはどうかなという思いがある。だから、ACLとリーグ戦は両方ともフル出場したいですよね。チーム方針もあってなかなかフル出場はできないけれど、いつでも行ける準備はできていますよ」

 小笠原は16日の試合に出場すると、J1通算500試合出場という節目を迎える。個人記録には興味をあまり示さないが、37歳になったいまもタフな戦いを欲している。それには心強いサポートがあることも大きい。契約するニューバランス社のスパイクが、その理由だと打ち明ける。

「スパイクは裸足に近い感覚が一番いいと思っているんだけど、いまのスパイクはそれを実現してくれている。疲労が残らないから、週2試合は余裕ですよ」

 さらに小笠原は続ける。

「疲労の心配をされるけど、サッカーは走り回ればいいというほど単純なものじゃない。効果的にサッカーをする方法はいくらでもある。たとえば、守備をするにしても、相手を追いかけ回して潰すだけではなく、パスが通されたら危険なスペースに立って消すという守備のやり方もある。経験を積むことで手にした賢いやり方があるんで、試合があれば何試合でも出られますよ」


 1998年のプロ入りから、毎シーズン1得点以上は記録してきた小笠原は、昨年初めてゴールを記録しないままシーズンを終えた。20年目のシーズンをタイトル獲得の大きな目標に向かってチームを牽引する小笠原に、最後にゴールへの意欲を訊いた。

「そりゃあ攻撃したいですよ。声を大にして言わないだけで。前に行きたがるタイプの選手が多いので攻守のバランスを見ていますけど、チャンスがあればゴールは決めたい。だから、今シーズンはチャンスがあれば、フリーキックは蹴ろうと思っていますよ。永木亮太や遠藤康など上手い選手が揃っているので、全部が全部というわけにはいかないけど、調子を見ながら、”ここぞ”という試合の重要な場面で決めたい。ただ、ゴールにしろ、チームをまとめるにしろ、すべては試合に勝って優勝するためにやることなので。そこを徹底して求めていきますよ」


小笠原満男について取材したSportivaの津金氏である。
「小笠原がもどかしさを覚える理由は、昨シーズン終盤の鹿島がチャンピオンシップ、クラブワールドカップと立て続けに試合が続くなか、メンバーを固定しながらチームとして成熟していき、世界を驚かせるサッカーを実現できたことにもある」と満男の声を代弁する。
今季、アジアと国内のタイトルを狙うため、鹿島は大賀補強を敢行した。
その有り余る戦力を、使いこなしながら、スケジュールを進めておる。
しかしながら、国内でもアジアでも、「良い位置」といえば聞こえが良いが、そこそこのポジションにいることも事実と言えよう。
圧倒的な強さを見せつけていないことは誰の目にも明らかである。
満男自身は、以下のように語る。
「去年の終盤は連戦、連戦で疲労もあったけど、チームとしてすごく良いサッカーができた。あの内容をベースにして、そこから上積みできて初めて強化と言えると思うんですよ。でも、今年はまだ去年のベースにも達していない。新しい選手が入ってきたことでのズレがまだある。例えばプレッシャーをかけるにしても、1人目が寄せて、2人目がいって、3人目がいく。一人ひとりの一歩や二歩の遅れが、全体になると大きなズレになっている。だから、去年はできていた高い位置でボールを奪う守備にしても、今シーズンは高い位置で奪う回数がまだ少ない。こうしたズレは守備だけではなく、攻撃でもバリエーションは足りないし、ゴールに迫るチャンスの数を増やせるようにしないと。そのためにはコミュニケーションをもっと高める必要があると考えています」
新戦力を上積みとするには、もっとコミュニケーションを積み重ねる必要があろう。
それがサッカーというものである。
また、ターンオーバーやローテーションと呼ばれるような、選手の入れ替えについては、「疲労の心配をされるけど、サッカーは走り回ればいいというほど単純なものじゃない。効果的にサッカーをする方法はいくらでもある。たとえば、守備をするにしても、相手を追いかけ回して潰すだけではなく、パスが通されたら危険なスペースに立って消すという守備のやり方もある。経験を積むことで手にした賢いやり方があるんで、試合があれば何試合でも出られますよ」と言い切る。
経験と実力のある者は、変に入れ替えて戦う必要は無いと言って良い。
このあたり、難しい問題でもある。
長いシーズン、コンディションを整えて戦うこと、またベテランと若手、そして助っ人のメンタルの違いなどを考慮すると、現場の声だけで判断できない部分もある。
とはいえ、満男個人に目を向ければ、疲労など考慮せず、ガンガンに使って貰って勝っていきたいという気合いが感じられて頼もしく思う。
500試合は一つの通過点として、これからも鹿島の勝利に尽力してくれよう。
楽しみである。

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植田、必死にサッカーをやっていく

【鹿島】植田、地元・熊本復興をプレーで後押し「これからも必死にサッカーやる」
2017年4月15日6時0分 スポーツ報知


笑顔で調整する鹿島・植田

 日本代表DF植田直通(22)=鹿島=が熊本地震から1年となった14日、地元の復興をプレーで後押しする考えを明かした。仙台戦(16日・ユアスタ)に向けクラブハウスで練習に参加。「まだまだつらい思いをしている人がいる。ピッチで頑張っている姿は県民の方々に届くと思う。これからも必死にサッカーをやっていく」と誓った。

 地元の熊本・宇土市は震度5強を記録し、市役所が半壊するなどの被害を受けた。直後に行われた湘南戦(16年4月16日・BMWス)に出場後、地元の映像を見たショックから「思い出の詰まった場所。すごくつらい」と涙を流したほど。すぐにMF小笠原満男(38)らとともに救援物資を持参して被災地入りした。熊本出身者として感じ、移した行動は1年を経た今でも「変わっていない」と断言した。

 ここ数試合は自身のミスが失点につながり公式戦2連敗中。「自分自身、責任を感じている。切り替えてチームのために働きたい」。節目の一年。名誉挽回。仙台戦では必死に勝利を目指す。(内田 知宏)


植田について取材した報知新聞の内田記者である。
熊本地震から丸一年が経った。
植田としても思うところがあろう。
地元に希望を与えるためにも、植田の活躍が必須。
多くの勝利に貢献していき、更に名を轟かせるのだ。
熊本出身の植田の勇姿を拝みにスタジアムに向かう。
楽しみにしておる。

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夢生の疾走

午後練習


ミーティング後、シュート練習やミニゲームを行いました。


練習にて気を吐く夢生である。
全体練習に合流し、躍動しておる。
この様子であれば、仙台戦への出場は叶うのではなかろうか。
とはいえ、足首のサポーターが痛々しい。
少々不安にさせられる。
無理をさせて良いものであろうか。
しかしながら、チームは公式戦2連敗中であり、ここは夢生に救世主として期待したいところ。
夢生の疾走にてチームに勝利をもたらせて欲しい。
楽しみにしておる。

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頼れる2人、金崎夢生とP・ジュニオールが全体練習に合流

【仙台vs鹿島プレビュー】仙台はリーグ前節の7失点負けを払拭できるか…公式戦2連敗中の鹿島をホームに迎える
■ベガルタ仙台 ルヴァン杯第2節・磐田戦で活躍のクリスラン&佐々木匠がチームに新風を吹き込む

【プラス材料】
 12日のルヴァン杯第2節磐田戦では、勝利でリーグ戦につながるいい流れが作れた。これは仙台にとって今季初めて複数得点で勝利できた試合であり、公式戦3試合ぶりに無失点で勝利できた試合でもある。

 中でも、攻撃で新たに戦力として名乗りを挙げたのが、クリスランと佐々木匠だ。それぞれ磐田戦でゴールをしている。クリスランは負傷より復帰してからコンディションを上げており、磐田戦では初めて先発出場して先制点を決めた。さらに、このゴールをアシストした佐々木は、ループシュートで自身のゴールも記録。仙台ユースから昇格2年目の19歳は、昨季の大けがという試練を乗り越え、仙台を救おうとしている。

 相手の鹿島は強敵だが、仙台は昨季のリーグ戦2戦2勝という相性の良さも味方につけ、ホームで勝利したい。

【マイナス材料】
 12日のルヴァン杯第2節磐田戦で勝ち、ひとまず悪い流れは切った。だがリーグ戦は現在連敗中。こちらでも、悪い流れを断たなければならない。リーグ前々節の川崎、前節の浦和に続いて、今節は鹿島と、強敵相手の試合は続くが、ひるんでいる場合ではない。

 リーグ戦についていえば、ここ2節は無得点で敗戦している。決定機が全く作れていないわけではないのだが、ショートパスでの組み立てが相手のプレッシャーで寸断され、カウンターを受けることが多い。プレッシャーに負けない攻撃はできるか。

 また、前節にクラブ史上最多となる7失点での敗戦を喫し、ショッキングな結果が残った。特に先制されてから一気に守備の秩序が失われる展開は避けたい。仙台は今季逆転勝ちがない。先制されたとしても慌てないことが望まれる。

文:totoONE編集部

■鹿島アントラーズ 頼れる2人、金崎夢生とP・ジュニオールが全体練習に合流

【プラス材料】
 リーグ戦4連勝の後、C大阪戦とACLのブリスベン・ロアー戦で連敗した鹿島は、中3日でアウェイ仙台戦に臨む。右足首を痛めていた金崎夢生、太もも裏に痛みがあったP・ジュニオールは全体練習に合流しており、今節での復帰が見込まれる。

 ここ最近、試合の入り方が悪いケースが多くなっているが、2人の復帰はチームにとっても大きな刺激となるため、改善が期待できる。2連敗中とはいえ、西大伍は「みんな元気」と話すように練習の雰囲気は悪くなく、オーストラリアから帰国直後の日程にも、小笠原満男は「余裕、余裕」と言い訳にしないつもり。ブリスベン・ロアー戦でゴールを挙げた永木亮太も徐々に復調してきており、連敗を止める勝ち点3を手にするために仙台の地に乗り込む。

【マイナス材料】
 ACLのブリスベン・ロアー戦で、相手選手から足首にタックルを受けた鈴木優磨が仙台戦を欠場する可能性がある。帰国後、鹿島クラブハウスで行われた14日の練習を休んだ。金崎の欠場中は、2トップの一角で先発を担い、スーパーサブとしてもチームに貢献してきただけに、チームにとっては大きな痛手となる。実力十分の中村充孝、ポテンシャルの高さを示すルーキー、安部裕葵らがカバーする見込みだ。

 チームは公式戦2連敗中で、ミスから失点することも増えてきた。攻撃陣もチャンスを生かせないなど、歯車がかみ合わない試合が続いている。そこでDFリーダー、昌子源が強調するのは、集中力、チーム貢献への意識を徹底すること。練習で修正が効かない連戦の中だからこそ、原点に立ち返ることでチームを上向きにさせたい。

文:totoONE編集部


「原点に立ち返ることでチームを上向きにさせたい」と記すサッカーキングのプレビューである。
多少不調であったとしても、原点に立ち返ることで、チーム状況を上向きに得きるのは、Jリーグにて唯一の伝統を持つ鹿島ならではのことと言えよう。
公式戦2連敗は由々しき仕儀。
しかしながら、さほど気にすることでもないとも言い切れる。
リーグ戦は首位との勝ち点差は3であり、直接対決にて追いつける、ACLはGSであり、2位でも抜けることが出来る。
この仙台戦にて勝利することで流れを引き寄せたい。
そんな中で、負傷欠場していた夢生とPJが全体練習に参加とのこと。
これは朗報。
強力な2TOPでゴールを奪え。
楽しみな一戦である。

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緊張感ある展開でバランスを整えるボランチに注目

立て直しを図る両者。緊張感ある展開でバランスを整えるボランチに注目
週中に別大会を挟んで迎える、明治安田J1第7節の仙台vs鹿島。コンディション調整に気を使いながらの一戦となるが、勝って最近の敗戦から心身を立て直したいところだ。

アウェイチームの鹿島は、前節はC大阪を相手に1点をめぐる僅差の戦いの末に敗戦。昨季のJリーグ王者として、連敗は避けたいところだ。4月12日にAFCチャンピオンズリーグのブリスベンロアー戦をアウェイで戦ったために疲労が心配されるが、今季は適確な補強で選手層を昨季より分厚くしているため、メンバーを入れ替えながら戦ったとしても戦術理解度が落ちることはない。序盤戦はそうして公式戦で勝利を重ねており、またも敵地での戦いとなる今節も大きく戦い方を変えず、出場したメンバーがベストを尽くすだろう。

その上で注目したいのが、良い攻守のバランスの下、柔軟な戦い方ができる鹿島にあって、そのバランスを司るボランチのポジションだ。経験豊富なベテランの小笠原 満男、人への守備もこぼれ球への反応も鋭い永木 亮太といった既存の戦力も強力。今季はそこに、攻守に献身的なレオ シルバが加わった。今回の一戦で、石井 正忠監督がどのようなボランチの組み合わせをピッチに送り込むのか、注目だ。

ホームで王者を迎え撃つ仙台は、前節に浦和と対戦し、0-7というクラブ史上最多失点で黒星を喫してしまった。ショックの少なくない負け方だったが、「現実はしっかり受け止める。しかし、この悔しさを晴らせるのはピッチの中だけだ」と渡邉 晋監督から呼び掛けられ、今週のJリーグYBCルヴァンカップAグループ第2節・磐田戦と今節・鹿島戦で立て直しを図っている。

その1戦目だった磐田戦では、新加入のクリスランが、鋭い抜け出しから左足で仙台での初得点を記録。また、彼のゴールをアシストした2年目の佐々木 匠も、鮮やかなループシュートでプロ初ゴールを決めた。「次はリーグ戦でのゴールを決めたい」と意気込むクリスランのように、ゴールに近いポジションの選手たちはゴールによって勢いづき、チーム全体をけん引する役割も果たす。この勢いを鹿島戦に持ち込みたい。また、シュミット ダニエルら守備陣の奮闘により無失点でゲームを終えたことも、悪い流れを断ち切ることにつながった。

仙台はリーグ戦でも3試合ぶりに勝利を挙げたいところ。そのためにも、悪い流れの時に崩れていた攻守のバランスをしっかりコントロールしたい。こちらのチームのボランチとしては、ボール奪取能力に優れたキャプテン・富田 晋伍と、豊富な運動量と左足のキックでチームを活性化させる三田 啓貴の2人が、リーグ戦においてコンビを組んできた。今季の仙台は[3-4-2-1]のシステムを基本として、攻撃を徹底するときには最大5トップ、守備を徹底するときには最大5バックまで並びを変える。この幅広い攻守のレンジの間で、ボランチの2人は状況に応じてどのようにポジショニングを調整するのか。この連係とバランスコントロールに注目したい。

この一戦で立て直しを図る両チームが、時に攻撃寄り、時に守備寄りになる中で、どのような態勢をボランチを中心に取るのか。それぞれのコントロール能力に注目だ。

[ 文:板垣 晴朗 ]


「今回の一戦で、石井 正忠監督がどのようなボランチの組み合わせをピッチに送り込むのか、注目だ」と記すJリーグ公式の板垣氏である。
インターナショナル・マッチ・ウィークの中断前まではレオ・シルバを軸にリーグ戦を満男、ACLを永木を起用して戦ってきた。
しかしながら、前節のセレッソ戦とブリスベン・ロアー戦では、それを覆した。
セレッソ戦では、リーグ戦初先発した三竿健斗が良いパフォーマンスを魅せたことで、序列に変化が起こった可能性がある。
この仙台戦ではどのような組み合わせで挑むこととなるのであろうか。
リーグ制覇にはもう星を落とすことは出来ぬ。
そして、チームの背骨となるボランチには、高い能力が期待される。
石井監督の采配に注目である。

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鹿島アントラーズユース・山田大樹くん、U-15日本代表選出

U-15日本代表 欧州遠征(4/21~5/3)メンバー・スケジュール【第14回デッレナツィオーニトーナメント】
2017年04月14日

スタッフ
監督:有馬 賢二 アリマ ケンジ(日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ/ナショナルトレセンコーチ)
コーチ:廣山 望 ヒロヤマ ノゾミ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/JFAアカデミー福島)
GKコーチ:水原 大樹 ミズハラ ヒロキ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/横浜FC)

選手
GK
1 山田 大樹 ヤマダ タイキ(鹿島アントラーズユース)
18 鈴木 彩艶 スズキ ザイオン(浦和レッズジュニアユース)
DF
2 半田 陸 ハンダ リク(モンテディオ山形ユース)
5 下川 太陽 シモカワ タイヨウ(セレッソ大阪U-18)
12 古薗 汰久己 フルゾノ タクミ(JFAアカデミー福島U15)
4 横川 旦陽 ヨコカワ アサヒ(湘南ベルマーレU-15平塚)
3 佐藤 優斗 サトウ ユウト(浦和レッズジュニアユース)
16 鈴木 海音 スズキ カイト(ジュビロ磐田U-15)
15 佐古 真礼 サコ マアヤ(東京ヴェルディジュニアユース)
MF
6 荒木 遼太郎 アラキ リョウタロウ(東福岡高)
8 渡辺 綾平 ワタナベ リョウヘイ(前橋育英高)
7 西川 潤 ニシカワ ジュン(桐光学園高)
10 前田 龍大 マエダ リュウダイ(セレッソ大阪U-15)
13 成岡 輝瑠 ナルオカ ヒカル(清水エスパルスジュニアユース)
19 角 昂志郎 スミ コウシロウ(東京武蔵野シティフットボールクラブU-15)
20 植田 啓太 ウエダ ケイタ(横浜F・マリノスジュニアユース)
FW
9 吉田 有志 ヨシダ ユウジ(セレッソ大阪U-15)
11 近藤 蔵波 コンドウ クラバ(セレッソ大阪U-15)
14 中野 桂太 ナカノ ケイタ(京都サンガF.C.U-15)
17 大澤 朋也 オオサワ トモヤ(大宮アルディージャジュニアユース)
※U-15日本代表=FIFA U-17ワールドカップ2019出場を目指すチーム

スケジュール
4月23日(日) AM/PM トレーニング
4月24日(月) AM/PM トレーニング
第14回デッレナツィオーニトーナメント
4月25日(火) 17:30 vs U-15アラブ首長国連邦代表(Lignano)
4月26日(水) 18:00 vs U-15イタリア代表(Gorizia)
4月27日(木) 11:00 vs U-15ポルトガル代表(Cervignano)
4月28日(金) AM/PM トレーニング
4月29日(土) TBC 準決勝/順位決定戦(イタリア、オーストラリア、スロベニアで開催)
4月30日(日) AM/PM トレーニング
5月1日(月) TBC 決勝/順位決定戦(イタリア、オーストラリア、スロベニアで開催)
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

第14回デッレナツィオーニトーナメント
グループA イタリア、アラブ首長国連邦、日本、ポルトガル
グループB オーストリア、クロアチア、マレーシア、メキシコ
グループC スロベニア、イングランド、ロシア、アメリカ


デッレナツィオーニトーナメントに出場するU-15日本代表に選出された鹿島アントラーズユースの山田大樹くんである。
この欧州遠征にて貴重な体験をしてくれるであろう。
大きく成長することを期待しておる。

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ガンバ・秀平、先発の可能性

ガンバ赤崎 大阪ダービーで移籍後初先発も「流れをつかみたい」

今季途中に鹿島からG大阪に期限付き移籍したFW赤崎
Photo By スポニチ


 G大阪FW赤崎が大一番“大阪ダービー”で移籍後初先発に抜てきされる可能性が出てきた。コンディション不良のFWアデミウソンが13日、MRI(磁気共鳴画像装置)検査を実施。16日のC大阪戦(長居)出場は困難な状況となった。

 「僕を含めて初めて大阪ダービーを戦う選手は多い。でもセレッソが降格した時に僕は得点を取った。長居は良いイメージがある」。鹿島に所属していた14年11月29日、C大阪相手に2得点。4―1で圧勝し、C大阪のJ2降格を決定づけた。チームは公式戦2試合連続無得点で2連敗。ここまで2試合計16分間の出場しかないが、今季途中に鹿島から期限付き移籍してきたストライカーにかかる期待は大きい。

 「今は苦しい試合が続いている。ここで大きな流れをつかみたい」。大阪ダービーで移籍後初得点を決め、チームメートとサポーターの信頼を一気につかみ取る。
[ 2017年4月14日 07:50 ]


セレッソ戦にて先発起用の可能性が出てきたガンバの赤﨑である。
手薄なFW陣に更に負傷者が出たことで、抜擢される様子。
このチャンスは大きい。
セレッソをJ2送りにした2014年の試合では2ゴールの大活躍をした。
この大阪ダービーでも結果を出し、ガンバに赤﨑ありと名を上げるのだ。
活躍の報を待っておる。

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愛媛・隆雅、入籍

04/14  鈴木 隆雅 選手 入籍のお知らせ
この度、愛媛FC所属の鈴木 隆雅 選手が4月11日(火)に入籍いたしましたのでお知らせします。

■鈴木 隆雅 選手 入籍の情報について
【入籍日】2017年4月11日(火)
※お相手は一般の方ですので、プロフィール等は差し控えさせていただきます。

■鈴木 隆雅 選手 プロフィール
【氏名】鈴木 隆雅(すずき りゅうが)
【背番号】40
【ポジション】FW
【生年月日】1994年2月28日
【出生地】宮城県
【身長/体重】180cm/68kg
【サッカー歴】マリソル松島SSS-FCみやぎバルセロナJrユース-鹿島アントラーズユース-鹿島アントラーズ-ジェフユナイテッド千葉-鹿島アントラーズ-栃木SC-鹿島アントラーズ

■コメント
私事ですが、この度2017年4月11日に入籍いたしました。
どんな時も1番近くで僕の支えになってくれました。次は僕が彼女を支えて行けるように責任と覚悟を持ってサッカーに取り組んでいきたいと思います。
これからも引き続き応援よろしくお願いします。


入籍を発表した愛媛の隆雅である。
内助の功を持って更なる活躍を期待する。
お幸せに。

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ブリスベン・ロアー戦コメント・報道

AFCチャンピオンズリーグ2017 グループステージ 第4節


鹿島アントラーズ:石井 正忠
オーストラリアまでサポーターの皆さんが応援に来てくれた中、一緒に笑って日本に帰りたいと思っていたが、それを果たせなくて非常に残念に思っている。ふさわしい表現かどうかはわからないが、試合の入り方が少しおとなしくなってしまった。入り方が良くなくて、自分たちのミスから失点してしまった。まずは2点を返さないといけない状況になった。そういう苦しい状況になったことが一番の敗因だと思う。後半は交代出場のメンバーがチームを活性化してくれて良い戦いができたと思うが、やはり90分間、試合の頭から続けていかなければいけなかった。非常に残念だが、まだまだ終わっていない。残り2試合にしっかりと勝って、グループステージを突破したい。

Q.グループステージのアウェイゲームを2つとも落としているが、アウェイで結果を出せていないことは不安な材料か

A.不安材料ではないと思う。全体的に、国内の試合でも入り方が悪いことが続いているので、改善しないといけない。先制される試合が増えているので、それが(結果が出ない)原因だと思う。

Q.非常にミスが多い試合になったが、原因は何だと思うか

A.グラウンドやボールがいつもと違うので、感覚的な部分がもしかしたらあるのかもしれない。慌ててしまっているというか、いつもの形で試合に入ることができなかった。自分たちのミスからボールを失うことが多かった。今は原因をはっきりとは言えないが、ミスが多かったとは思う。

Q.ブリスベン・ロアーFCは試合前から勝ち点3を取りに来ていたが、カシマでの試合と違った勢いがあったか?

A.うちのホームゲームでも、前線からプレッシャーをかけてきていた。勝ちに来ていたと思う。今回は相手のホームで、もっと強くプレッシャーをかけてくると想定していた。違う形を見せてくるとも思っていたし、厳しい戦いになると考えていた。うちがそれを上回る気持ちを持たないと絶対に勝てないということをミーティングでも話した。特に1対1のバトルと球際の部分では激しくいこうという話をした。その部分が前半はうまくいかなかった。ミスもあって、失点をしてしまった。タフな戦いになることはわかっていたので、それ(バトル、球際)に負けてしまったことが一番の敗因だと思う。

Q.ブリスベン・ロアーFCの9番(ジェイミー マクラーレン)が調子を上げてきていて、タフな相手になることは想定していたと思うが、どのような対策をしていたのか。そのうえで、ゴールを決められてしまったことについて、彼の印象は?

A.動き出し、動き直しの質が良いことは前回の試合や分析でも感じていた。DF陣全体が彼の動き出しに遅れないことを考えていたと思うが、あの角度からゴールを決めたのは能力の高さだと思う。



【鈴木 優磨】
相手はそれほど良かったとは感じなかった。アウェイの難しさだと思う。マークの厳しさはわかっていること。これを次に活かさなければいけない。

【山本 脩斗】
立ち上がりからなかなかペースを掴めなかった。後半の立ち上がりに2点目を取られて難しい試合になってしまった。アウェイでも、しっかり勝たないといけない試合だった。結果は残念だが、切り替えてやるしかない。

【西 大伍】
相手が良かった部分もあるし、うちが悪かった部分がある。全員が中途半端だった。少しずつ人任せになっていた部分があった。自分自身も余裕がなかったし、周りに気を使う余裕がなかった。キツい試合だった。自分がちゃんとやっていれば勝てるチームだと思う。

【永木 亮太】
点を取るチャンスがあったし、勝たなければいけない相手だった。2点、3点を取らなければいけないところで取れなかったのは、力不足だと思う。どっちつかずのルーズボールが相手のところに行ってしまってペースを握られてしまった印象だったので、自分が入ったら前から行くことだけを意識した。公式戦3連敗はできない。切り替えてリーグ戦でしっかり勝ちたい。

【昌子 源】
ホームでは3-0で勝っていたし、緩さがどこかにあったと思う。改善しないといけない。最近はずっと、エンジンがかかるのが遅い。前半で点を取ったことがない。失点をしてからエンジンをかけても遅い。結局、それで追いつけない。2試合連続で同じ負け方をして情けない。

ブリスベン戦


本日行われたAFCチャンピオンズリーグ2017 グループステージ 第4節 ブリスベン・ロアーFC戦は1-2で負けを喫しました。

AFCチャンピオンズリーグ グループステージ MD4
2017年4月12日(水)18:00KO ブリスベン

[ 石井 正忠監督 ]
まずは今日もオーストラリアまでアントラーズサポーターの皆さんが応援に来てくれました。その人たちと最後は笑って日本に帰りたかったのですが、それが果たせず残念です。

ゲームの入り方がおとなしい、と表現していいのか分かりませんが、ゲームの入り方が良くなくて、自分たちのミスで失点してしまったことによって2点返さなければいけない苦しい状況になってしまったことが、一番の敗因じゃないかと思っています。

後半は、交代して入ったメンバーが非常にチームを活性化してくれて、いい戦いができたと思うんですけど、それを90分間、ゲームの頭から続けていかなければいけなかったと思っています。非常に残念ですけど、ACLはまだまだ終わっていないので、あと2試合しっかり勝って、グループステージを突破したいと思います。

AFCチャンピオンズリーグ グループステージ MD4
2017年4月12日(水)18:00KO ブリスベン

[ 永木 亮太 ]
勝たなきゃいけない相手。2点、3点取らないといけなかった。ホームで戦った時より勢いがあったし、セカンドボールが相手の方にこぼれていた。自分が入ったら「前から行け」と石井さん(石井 正忠監督)からも言われていたので、意識していた。長時間移動してすぐに試合があって厳しいが、公式戦3連敗はできない。

[ 昌子 源 ]
両方ともクリアミスが失点につながってしまった。何か緩さがあったのかもしれない。改善していかないとこのまま引きずってしまうかもしれない。前回は3-0で勝っていますし、いろんな気持ちがあったのかもしれない。

試合前にチームでエンジンがかかるのがすごい遅い、と言う話をした。前半は点が取れていない。いつエンジンがかかるのかといったら、相手に入れられてからエンジンがかかっている。(今日は)それぞれのミスから入れられて、エンジンがかかったけど、そのまま追い付けないで負けた。何回同じことを繰り返して負けているのか。特に2試合連続で同じような展開だし、非常に情けないなと思います。

[ 山本 脩斗 ]
最初の5分、10分はしっかり入ろうということだった。相手も前から来るだろうし、受けて立ったら相手のペースになるから、そこはみんなで行こうと話していた。立ち上がりの部分はそんなに悪くなかったと思うのですが、そこから点を取るという部分で、先に点を取られてしまった。1点だったら良かったけど、後半の立ち上がりに(追加点を)取られてしまって難しくなった。相手もイケイケでその流れに押されてしまった。

エンジンがかかるのが遅かった鹿島、ブリスベンロアーに初勝利を献上
金崎 夢生とペドロ ジュニオールの2人を欠く鹿島は、金森 健志を前線に起用する。金森は鹿島に加入後初出場初先発の大抜てき。本人も「リーグ戦では負けているし、このきつい連戦で勝って次につなげられるのが一番いいと思うので、その勝利に貢献できるプレーをしたいと思います」と、初めての起用に意気込んでいた。

序盤からボールを支配する鹿島は慎重にゲームを進めていく。ゆったりとしたパス回しで相手を押し込むことができていたが、シュートに至るような攻撃の鋭さは見せられない。すると18分、浮き球のパスをつながれると、ジェイミー マクラーレンに抜け出され、左足でゴールを決められてしまう。

ゴールを奪いたい鹿島だが、ブリスベンロアーはラインを下げてパスを回し、鹿島のディフェンスを前に引き出しながら、空いたスペースにパスを入れていく。反撃の糸口をつかめないまま時計の針は進んでいったが、35分あたりから再びペースを握り返す。レオ シルバが中盤から長い距離をドリブルで切り裂きシュートを放つと、41分には遠藤 康の右CKにニアで合わせた西 大伍がヘディングシュート。ゴールネットを揺らすかと思われたが、左ポストをたたきゴールならず。前半を0-1とリードを許したまま折り返す。

後半からエンジンをかけたい鹿島だったが、逆に追加点を許してしまう。49分、ゴール前のFKを横に流し、トーマス クリステンセンが放ったシュートを小笠原 満男がはじき返したが、その跳ね返りをブレット ホルマンがそのままボレーシュート。すると、きれいにミートしたシュートが鹿島のゴールネットを揺らし、これまでの3試合で無得点だったブリスベンロアーが2点のリードを奪う。

苦しい状況に追い込まれた鹿島は61分に小笠原と鈴木 優磨を下げて、永木 亮太と安部 裕葵を投入する。すると、「前から行け」と指示を受けた永木が自由にボールを動かしていたトーマス クリステンセンに食らい付き、簡単に前を向くことを許さない。次第にプレスがはまるようになり、ようやくエンジンがかかる。そして79分、ピッチに入ったばかりの中村 充孝が左サイドで揺さぶりをかけてクロスをゴール前に入れると、永木が飛び込み、ようやく1点を返す。さらに攻め立てる鹿島は積極的にゴールを狙うが、あと一歩届かず、ブリスベンロアーに初勝利をプレゼントしてしまった。

これで鹿島は2勝2敗。思うような試合運びができず、ムアントン戦に続きアウェイゲームを落とすこととなった。

石井 正忠監督は「非常に残念ですけど、ACLはまだまだ終わっていないので、あと2試合しっかり勝って、グループステージを突破したいと思います」と前を向いたが、直近の明治安田J1第6節でもC大阪に0-1で敗れ、公式戦2連敗と調子を崩している。

次節は蔚山とのアウェイゲーム。次も厳しい試合が予想されるが、勝点3を積み重ねないとグループステージ突破も危うくなってしまう。

[ 文:田中 滋 ]

ACLで2敗目、公式戦2連敗の鹿島…昌子は反省の弁「情けない」

ブリスベン・ロアー戦を振り返った昌子源(中央) [写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2017グループステージ(GS)第4節が12日に行われ、ブリスベン・ロアー(オーストラリア)と鹿島アントラーズ(日本)が対戦。鹿島は2点ビハインドを追う苦しい展開を強いられ、79分にMF永木亮太のゴールで1点を返したものの、2-1と敗れた。

 ACLのGSでは2勝2敗となった鹿島。8日に行われた明治安田生命J1リーグ第6節セレッソ大阪戦に続いての敗戦で、公式戦2連敗となった。試合後、日本代表DF昌子源が心境を明かしている。クラブの公式HPがコメントを伝えた。

 昌子は「ホーム(でのGS第3節)では3-0で勝っていたし、緩さがどこかにあったと思う。改善しないといけない」と反省の弁。リーグ戦では第6節終了時点で前半に得点を挙げた試合がなく、ここ2試合は先制ゴールを許している現状に言及した。

「最近はずっと、エンジンがかかるのが遅い。前半で点を取ったことがない。失点をしてからエンジンをかけても遅い。結局、それで追いつけない。2試合連続で同じ負け方をして情けない」

 課題を口にした昌子。鹿島は次戦、16日の明治安田生命J1リーグ第7節でベガルタ仙台と対戦し、ACLの次節は26日、アウェイでの蔚山現代(韓国)戦を控えている。

【ACL】鹿島が最下位・ブリスベンにまさかの敗戦。植田の痛恨クリアミスから先制許す
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年04月12日


ムアントン・U対蔚山現代の結果次第で2位に転落。


L・シルバが果敢に放ったミドルはゴールに結びつかなかった。(C)Getty Images

[ACLグループステージ4節]ブリスベン・ロア2-1鹿島/4月12日/ブリスベン

 ACLグループステージ4節のブリスベン・ロア対鹿島が12日、オーストラリアのブリスベンスタジアムで行なわれ、鹿島が1-2で敗れた。

 アウェーに乗り込んだ鹿島は、8日のJ1リーグ6節・C大阪戦からスタメン6人を変更。伊東幸敏、永木亮太、三竿健斗、レアンドロ、中村充孝、ペドロ・ジュニオールに代えて、西大伍、レオ・シルバ、小笠原満男、土居聖真、遠藤康、金森健志を先発起用した。

 鹿島は立ち上がりから思わぬ苦戦を強いられる。ブリスベンの高い位置からプレスに戸惑い、最終ラインがミスを頻発。なかなか攻撃のリズムを掴めないまま、18分にまさかの先制点を奪われてしまった。

 相手FWのブランドン・ボレロがペナルティエリア内に浮き球のパスを送ると、植田直通がこれをクリアミス。ジェイミー・マクラーレンに拾われ、左足のシュートでサイドネットを射抜かれた。

 ブリスベンは、これが今季ACLで初得点。前半は、そのまま鹿島が1点のビハインドを背負って折り返した。

 迎えた後半、鹿島はまたも手痛い失点を喫する。49分、ペナルティエリア付近で与えたFKを一度はDFが撥ね返したが、こぼれ球をブレット・ホルマンに拾われてシュートを突き刺された。

 鹿島はその後、61分に永木亮太、安部裕葵を同時投入。さらに77分に中村を入れて攻撃をテコ入れする。すると79分、ペナルティエリア内でセカンドボールを拾った中村がグラウンダーのクロスを送り、永木が詰めて1点を返した。

 しかし、反撃はここまで。終盤に放った遠藤の決定的なシュートも枠を外れ、1-2で黒星を喫した。

 グループ最下位のブリスベンに敗れた鹿島は、4節を終えて2勝2敗の勝点6。暫定ながら1位をキープしたものの、2位のムアントン・ユナイテッドとは勝点1差で、日本時間21時30分にキックオフされるムアントン・U対蔚山現代の結果次第で2位に転落する。

鹿島石井監督が敗因分析「体重たく反応が鈍かった」
[2017年4月12日23時12分]


ブリスベンに敗れた鹿島イレブン(共同)

<ACL:ブリスベン2-1鹿島>◇1次リーグE組◇12日◇ブリスベン

 鹿島アントラーズは痛恨のミスから、ブリスベン(オーストラリア)に先制点を許した。

 日本代表DF植田直通(23)が、相手の浮き球パスを右足で空振り。オーストラリアリーグ得点ランクトップのFWマクラーレンにネットを揺らされた。

 石井正忠監督(50)は「前半は少し体が重たくて反応が鈍かった。特に1対1のバトルと球際の部分では激しくいこうという話をしたが、それに負けてしまったことが一番の敗因」。8日のセレッソ大阪戦では中盤4人をそっくり入れ替えるなど、先発6人を変更するターンオーバーで黒星。満を持してMF小笠原満男(38)ら主力組に戻したが、後半4分にも加点されて今季初の2点ビハインドを喫するなど、敵地で精彩を欠いた。

 攻撃陣は足首痛で離脱中のFW金崎夢生(28)に加え、FWペドロ・ジュニオール(30)やMFレアンドロ(23)らも負傷。福岡から移籍後初出場のFW金森健志(23)を2トップの一角に起用した。後半11分には持ち味のドリブルでゴール前に迫ったが、シュートはDFにブロックされた。CKを頭で合わせたDF西大伍(29)のシュートがポストに当たるなど、運にも見放され、途中出場のMF永木亮太(28)の1点に終わった。指揮官は「あと2試合を勝つために準備したい」。初制覇に挑むが、1次リーグE組は大混戦に変わった。次節の第5節は、26日に蔚山(韓国)とアウェーで戦う。

鹿島2失点で首位陥落 石井監督「あと2試合勝つ」
[2017年4月13日7時49分 紙面から]


ブリスベン対鹿島 前半、ゴールを狙う鹿島・遠藤(右)(共同)

<ACL:ブリスベン2-1鹿島>◇1次リーグE組◇12日◇ブリスベン

 E組の鹿島アントラーズはブリスベン(オーストラリア)に1-2で敗れ、首位から2位に後退した。

 相手に今大会初勝利を献上し、首位から陥落した。前半にDF植田が相手の浮き球パスを空振りして先制点を許し、後半4分にも加点され、今季初の2点ビハインド。直前のC大阪戦で中盤4人を入れ替えて黒星を喫し、万全の布陣を整えて臨んだが、途中出場したMF永木の1点のみ。アウェーは2戦2敗で、石井監督は「あと2試合にしっかりと勝って突破したい」と混戦を勝ち抜く決意を示した。

鹿島、下位相手に黒星…遅すぎた永木弾/ACL

後半、2点目を許した鹿島・GK権純泰(左端)ら=ブリスベン(共同)

 アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグE組第4戦(12日、ブリスベン2-1鹿島、ブリスベン)敵地とはいえ、いまだ勝利なく、得点もなかったブリスベン相手に手痛い敗戦を喫した。「前半は体が重く、反応が鈍かった。後半は立て直したが、1点取るのに時間がかかった」と石井監督。前半18分、ミスも絡んで先制点を許し、後半の立ち上がりには、FKのクリアボールを蹴り込まれた。後半34分に途中出場のMF永木が1点を返したが、あと1点が遠かった。


後半、攻め込む鹿島・永木=ブリスベン(共同)


後半、永木(6)に指示を出す鹿島・石井監督=ブリスベン(共同)


ブリスベンに敗れた鹿島イレブン=ブリスベン(共同)


後半、競り合う鹿島・小笠原(右)=ブリスベン(共同)


前半、攻め込む鹿島・金森(中央)=ブリスベン(共同)


前半、先制を許した鹿島の(左から)植田、昌子、レオシルバ、GK権純泰=ブリスベン(共同)


前半、ゴールを狙う鹿島・遠藤(右)=ブリスベン(共同)


鹿島陥落…最下位相手に苦杯 故障者続出で若手起用も実らず
ACL1次リーグE組 鹿島1―2ブリスベン ( 2017年4月12日 ブリスベン )


<ブリスベン・鹿島>E組最下位の相手に敗れてうなだれる鹿島イレブン
Photo By 共同


 鹿島はE組最下位のブリスベンに敗れ、首位から2位へ陥落。石井監督は「ミスで失点したことによって、苦しい状況になってしまったことが一番の敗因」と痛恨の1敗を振り返った。

 ミスが出た。前半18分にDF植田が裏への浮き球の処理をしきれず、FWマクラーレンに今大会チーム初得点となる先制ゴールを決められた。後半4分にはMFレオ・シルバがFKを与え、MF小笠原のクリアをFWホルマンにダイレクトで仕留められた。

 苦しい台所事情だ。右足首痛のFW金崎に加えFWペドロ・ジュニオールも右足痛で離脱。今季福岡から加入し公式戦未出場だったFW金森を先発に抜てきし、後半16分には1日のリーグ・大宮戦で公式戦初出場したばかりの18歳のFW安部を投入した。安部は果敢にゴールに迫り、後半34分に途中出場のMF永木が1点を返したが、反撃は及ばなかった。

 次戦にも11年以来となる16強入りが決まる可能性も出てきたが、永木は「2、3点取れたと思う。自分たちの力不足」と上を見据えて反省した。

 ▼鹿島の決勝トーナメント(T)進出条件 ブリスベンに敗れて2位に転落した鹿島だが、次節(26日)にも決勝T進出が決まる可能性がある。アウェーの蔚山戦に○、E組首位に立ったムアントンがブリスベン戦に○か△で、鹿島の2位以内が確定し、決勝T進出が決まる。
[ 2017年4月13日 05:30 ]

【鹿島】最下位に敗れ首位陥落…石井監督「試合の入りがおとなしかった」
2017年4月13日6時0分 スポーツ報知


アウェーでブリスベンに敗れた鹿島イレブンは肩を落とす(共同)

 ◆AFCアジアチャンピオンズリ―グ第4節 ▽E組 ブリスベン2―1鹿島(12日・サンコープスタジアム)

 E組でJリーグ王者の鹿島は敵地で豪州リーグ3位のブリスベンに1―2で敗戦。前節からアウェー2連敗で通算2勝2敗となり、首位から2位に転落した。

 鹿島がアウェーにのみ込まれた。E組で最下位に沈み3試合無得点、未勝利だったブリスベンに2失点。石井正忠監督(50)は「試合の入りがおとなしいと感じた。2点を返さないといけない状況になった。苦しい状況になったことが一番の敗因」と振り返った。乾いたピッチでボールが高く弾む一方、荒れた地面では転がらない。不慣れなピッチで序盤からミスが生じ、前半18分にはDF植田のクリアミスから失点。後半4分にはセットプレーから追加点を許した。

 DF昌子は「(気持ちの)緩さがどこかにあった」と指摘し、FW鈴木は「アウェーの難しさ」と分析。エースFW金崎、ペドロ・ジュニオールが負傷欠場した影響もあった。首位をムアントン(タイ)に譲ったが、残り2試合を連勝すれば無条件で1次リーグを突破できる。指揮官は「勝つために準備していく」と前を向いた。

鹿島 敵地でブリズベンに敗れる…勝ち点は6のまま

 鹿島-ブリスベン 前半、先制を許した鹿島の(左から)植田、昌子、レオシルバ、GK権純泰=ブリスベン(共同)

 「ACL1次リーグ・E組、ブリスベン2-1鹿島」(12日、ブリスベン)
 J1鹿島が敵地でブリスベン(オーストラリア)に敗れ、4試合2勝2敗で勝ち点6のまま。ブリスベンは1勝1分け2敗で同4となった。
 鹿島は前半18分、相手FWマクラーレンに先制ゴールを許した。
 鹿島は前半40分に右CKからFW西がニアで頭で合わせたが、ボールはゴール左ポストに跳ね返りゴールとはならず前半を0-1とリードされて終えた。
 鹿島は後半4分にこぼれ球を相手FWホールマンにシュートされて2点目のゴールを奪われた。
 鹿島は後半34分にMF中村のクロスからMF永木がゴールを決めて1点を返したが、ブリスベンに逃げ切られた。


「入り方が悪いことが続いているので、改善しないといけない」と語る指揮官である。
この試合だけでなく、今季はこのようなゲームが続いておる。
自らのミスでリズムを崩し、失点してしまうところもデジャブのように見える。
守備の問題というよりは、攻撃にもう一つ波を持って行けないところに問題があるように思う。
ただ、そういう部分を改善するのは、変に選手起用をいじったり、ましてやシステムに手を入れるようなことをしては逆効果であろう。
メンタル的なところを上げて、強い気持ちで戦うのだ。
次戦での改善を待っておる。

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ACL GS ブリスベン・ロアー戦

光明は安部裕葵。

町田、U-20日本代表候補メンバー選出

町田選手 U-20日本代表候補メンバー選出のお知らせ
2017年04月12日(水)

本日、U-20(FIFA U-20ワールドカップ韓国2017)日本代表候補 トレーニングキャンプ(4/17~18)に向けて、 メンバーが発表されました。

鹿島アントラーズからは、町田選手選手が選出されました。


U-20日本代表候補合宿メンバーに選出された町田である。
いよいよU-20W杯が近づいてきた。
この大きな大会に挑むため、この合宿にて良いパフォーマンスを魅せるのだ。
期待しておる。

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金森、初先発へ

鹿島、FW陣奮起を ACLブリスベン戦


サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ第4戦は12日、各地で行い、E組首位の鹿島はオーストラリアのサンコープスタジアムで、最下位のブリスベン(オーストラリア)と対戦する。キックオフは午後7時(日本時間同6時)。通算成績は2勝1敗、勝ち点3。

鹿島は勝てば1次リーグ突破に王手がかかる。ACLはまだ敵地戦で勝てていないが、石井監督は「勝ち点3を持ち帰る」と強気だ。今後の戦いを有利に運ぶためにも、首位を死守したい。

鹿島は直近のJ1でC大阪に0-1で敗れた。シュートを18本放ちながら得点を奪えず、決定力に課題を残した。ブリスベン戦は右足首痛で離脱中のエース金崎に加え、C大阪戦でけがを負ったペドロ・ジュニオールも欠場。勝利には20歳の鈴木や23歳の金森ら、若いFW陣の奮起が必要だ。


先発が予想される金森である。
満を持して公式戦初起用となる。
先日23歳の誕生日を迎え、気持ちも高ぶっておろう。
積極的に仕掛け、相手DFを切り裂くのだ。
期待しておる。

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ACL・ブリスベン・ロアー戦前日会見

ブリスベン・ロアーFC戦前日トレーニング(公式練習&公式記者会見)
2017年04月11日(火)

AFCチャンピオンズリーグ2017 グループステージ第4節 ブリスベン・ロアーFC戦を明日に控え、公式会見と公式練習を試合会場のサンコープスタジアムで行いました。11時より行われた公式会見には、石井監督と鈴木選手が出席しました。



石井正忠監督:
「リーグ戦で攻撃的なポジションの選手に負傷者がでてしまったが、全員が各ポジションの役割を分かっているし、出場した選手がその役割を果たしてくれると期待している。優磨に関しては、今までやってきたプレーをしてくれれば十分だと思うし、得点だけでなくゴールに絡むアシストのプレーもできるので、試合では両方に期待したい。日程については、以前よりもJリーグで調整をしてくれている部分がある。クラブも質の高いチームを作れるような準備をしてくれたので、選手層が厚くなっている。シーズンが始まる前に(日程を)頭に入れながら計画を立てていたし、JリーグとACLという2つの大会を戦ううえでは、こういう中でも勝ち抜いていかなくてはならないと思っている。アジアの大会でも良い結果を出していきたい」



鈴木優磨選手:
「今回の試合は、ホームでやった時とは全然違うものになると思っている。相手も勢いを持ってきて、難しいゲームになると思う。早い時間帯に先制点を取れれば、良い試合運びができると思っている」

ジョン アロイージ監督:
「この試合は勝つことしか考えていないし、勝てると思っている。グループステージを突破するためには2位までに入ることが必要。チャンスはあるし、それを達成するために明日の試合は全てを出す。試合が終わって、勝ち点3を手にしていることを願っている。前回の対戦では負けたが、いいところはたくさんあった。明日はホームゲームなので、もっと組織的にやれるし、アントラーズにとって難しい状況を作ることができるだろう。また明日はブリスベンのサポーターにだけではなく、オーストラリアの全てのフットボールファンに対して素晴らしい試合が披露できると考えている」

トーマス クリステンセン選手:
「いい準備はできている。チームの状態もいいし、戦う準備はできている」

公式練習は16時スタートでしたが、選手たちは少し早めに到着しました。ピッチの横で各々がウォーミングアップをした後、公開した冒頭15分の練習ではボール回しを行いました。長距離移動の疲れも見せず、選手たちは良い緊張感を持ってトレーニングに励んでいました。





公式練習


ブリスベン・ロアー戦を明日に控え、選手たちは試合会場のとなるサンコープスタジアムで公式練習を実施しました。冒頭15分のみメディアに公開されました。公式会見には、石井監督と鈴木選手が出席しました。

[鹿島]主力FW負傷の鹿島。ACL第4節は「出たメンバーが役割を果たしてくれる」(石井監督)


 11日、ACL第4節・ブリスベンvs鹿島の試合前日会見が豪州のサンコープ・スタジアムで行われ、鹿島からは石井正忠監督と鈴木優磨選手が参加した。
 ブリスベン・ロアーとは第3節で対戦し3-0で勝利している鹿島に対し、現地メディアからは「ブリスベンがホームでどのくらいの力を見せると思うか?」と質問が飛ぶと、石井監督は「相手の監督さんも選手もホームでは絶対に勝つという強い気持ちになったと思いますし、明日もかなりタフな戦いになるとは思います」と、慎重な姿勢を崩さなかった。
 遠征にはFWの金崎夢生、ペドロ・ジュニオールが負傷中のため参加せず、前線は試合経験が豊富なのは鈴木のみという苦しい状況だが、石井監督は「ウチの選手はすべて各ポジションの役割はしっかり分かっていると思いますし、出たメンバーがその役割を果たしてくれると期待しています」と述べた。
 現在、勝ち点6でグループ首位に立つ鹿島。ブリスベンは勝ち点1の最下位に低迷しているだけに、石井監督は「しっかり勝ち点3を取って日本に帰りたい」と意気込んでいた。

(鹿島担当 田中滋)


ACL・ブリスベン・ロアー戦に向けた公式前日練習と公式会見の様子である。
攻撃陣に負傷者が相次ぎ、FWが少ない陣容になっていることに対して石井監督は、「ウチの選手はすべて各ポジションの役割はしっかり分かっていると思いますし、出たメンバーがその役割を果たしてくれると期待しています」と述べ、不安を感じさせぬ意気込みを伝える。
そのFWの中で唯一実績のある優磨が会見に同席しコメントする。
「相手も勢いを持ってきて、難しいゲームになると思う」と相手をリスペクトしておる。
ホームでは大差にて勝利したが、アウェイではそうはいかぬもの。
気持ちを引き締めて挑みたい。
重要な一戦である。

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FWの層は薄いが、逆手に取って新たな組み合わせや選手を見いだして起爆剤としたいところだ

ホームで必勝を期すブリスベンロアーに挑む鹿島。注目は攻撃陣の組み合わせ
現在、2勝1敗でグループEの首位に立つ鹿島が、1分2敗で最下位のブリスベンロアーのホームに乗り込む。3月14日に県立カシマサッカースタジアムで対戦した時は、鈴木 優磨らのゴールで鹿島が3-0と快勝した。あれから約1ヵ月が経過し、再びブリスベンロアーと対戦する時がきた。

チームは、月曜日にブリスベン入り。この日の予想最高気温は28度。湿度はほどよく気持ちのいい気候だ。直行便でも9時間近くかかるブリスベンまでの移動は大変だが、環境的には大きな問題はないだろう。試合が行われるのは19時(現地時間)。過ごしやすい気温まで下がっていることだろう。

前回の対戦直後、ブリスベンロアーのジョン アロイージ監督は、ホームに戻れば気候がアドバンテージになると言っていた。

「われわれはホームでは強い力を出せるので、ホームでの対戦を心待ちにしています。オーストラリアは長距離の移動になりますし、現地は非常に暑い状況にあります。アウェイのチームにとっては困難な状況の中で戦わなければならないのでホームでの試合を2つ勝てば、まだグループステージ突破の可能性はあると思っています」

カシマでの試合は冷たい雨が降る中で行われたため、ブリスベンロアーの選手たちにはかなりこたえる寒さだっただろう。ホームに戻れば、と言いたくなるのもよく分かる。また、この第4節の鹿島戦と最終節の蔚山戦はホームで戦うことができる。そこで勝利できればグループステージ突破への望みはつながるかもしれない。指揮官の言葉を信じれば、最後まで全力を懸けて戦ってくる相手だ。

鹿島としても4月8日の明治安田J1第6節でC大阪に0-1といいところなく敗れてしまっただけに、気持ちを入れ替えて臨まなければいけない。今月のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)はアウェイの試合が続くが、そこで2連勝できればグループステージ突破を果たすことができるだろう。石井 正忠監督は「グループステージを突破するにはこのアウェイの2試合は大事になる。リーグ戦から気持ちを切り替えて臨もう」と選手たちに話したそうだ。

ただ、金崎 夢生が右足首を痛めて離脱中であるのに続き、ペドロ ジュニオールも軽いケガで今回の遠征への参加は見合わせることとなった。3月中旬に赤﨑 秀平がG大阪に期限付き移籍したため、FWは鈴木と金森 健志、安部 裕葵という若い3人のみ。金森は移籍加入後公式戦での出場がなく、安部はリーグ戦で途中出場が一度あるだけ。いきなりの起用があるかもしれない。

石井監督は攻撃陣の組み合わせについて「どういう組み合わせがいいのかこれから考えていきたい」と言及した。ACLでは3試合で6得点とまずまずの攻撃力を見せているが、リーグ戦では得点力不足に悩まされている。FWの層は薄いが、逆手に取って新たな組み合わせや選手を見いだして起爆剤としたいところだ。

[ 文:田中 滋 ]


「いきなりの起用があるかもしれない」と抜擢を示唆するJリーグ公式の田中滋氏である。
FW陣に負傷者が続出したため、帯同メンバーとしては優磨と金森、安部裕葵の3人となっておる。
このところレギュラーでプレイしておる優磨は当確として、その相棒に鹿島では出場機会のない金森か、途中出場が1度あるだけの高卒ルーキーである裕葵が選ばれる可能性が高まった。
どちらが出ても、大抜擢ということとなる。
この期待に応えて活躍をして欲しいところ。
記念すべき試合となるだろうか。
楽しみな一戦である。

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聖真の眼差し

前々日練習


ブリスベン・ロアー戦を2日後に控え、現地時間の昼過ぎ頃、ブリスベンに到着し夕方から練習を実施しました。


ブリスベンにて現地練習をするメンバーである。
日差しに異国感が漂う。
その中で練習するユキと対峙する聖真の眼差しに野獣の光りが宿っておる。
アタッカー陣に負傷者が相次ぎ、聖真にかかる責任は大きい。
攻撃を牽引しゴールを狙え。
期待しておる。

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高円宮杯U-18プレミアリーグEAST開幕

[プレミアリーグEAST]闘魂の鹿島ユース、粘る市立船橋を振り切り、貴重な勝ち点3
17/4/10 15:31


後半9分、決勝点のMF渡邉伶那斗を鹿島アントラーズユースイレブンが祝福

[4.9 高円宮杯プレミアリーグEAST第1節 市立船橋高 1-2 鹿島ユース 味スタ西]

 高円宮杯U-18プレミアリーグEASTは9日、味の素スタジアム西競技場で第1節第2日を実施。その第3試合では昨季3位の市立船橋高(千葉)と一昨年の王者である鹿島アントラーズユース(茨城)が激突し、2点を先行した鹿島ユースが市立船橋の追撃を振り切り、2-1で開幕白星を飾った。

 ウォーミングアップから気合い十分の鹿島は、下位に低迷した昨年からの流れを振り払うように、持ち前のアグレッシブに戦う姿勢を見せる。対する市立船橋はテクニカルな選手がそろうメリットを生かし、しっかりゲームを組み立てながらゴールを狙っていく。熊谷浩二監督が常日ごろから主張してきたように、そこに描かれたのはありがちなユースと高体連の図式ではなく、プレミアリーグらしいボーダーレスなスタイルによる攻防となった。

 立ち上がりに先手を取ったのは鹿島だった。前半7分、MF出津真哉のCKをDF中村勇太が頭で折り返すと、最後はFW金澤蓮がこちらも頭で合わせて先制点を奪い取る。「イチフナさんが相手ですし、点を取るならセットプレーなどで少ないチャンスを決めていくしかないと思っていた」(熊谷監督)という狙いどおりの先制ゴールだった。

 鹿島はさらに後半の立ち上がりにも追加点を奪い取る。出津のFKを市立船橋DFが跳ね返したところをDF白井亮がシュート。これがこぼれたところを、抜け目ないポジションをとっていたMF渡邉伶那斗が流し込んで、2-0と突き放した。オフサイドにも見えたシーンだったが、映像を観るとこれはオンサイド。副審のファインジャッジだった。

 2点のビハインドを負うことになった市立船橋は新10番MF郡司篤也のポジションを前に出しながら反撃の態勢を整えて、猛攻を開始する。後半、鹿島のシュート数はゴールになった立ち上がりの1本のみで、ここからは完全に市立船橋が鹿島を殴り続ける展開。後半38分には郡司の見事なシュートも決まって流れは大きく傾いたかに見えた。

 だが、鹿島の守備陣はこの劣勢に対してハードに対抗。CBの中村と増崎大虎が得意のヘディングで粘りの防戦を見せ、負傷明けで状態が心配されていた元U-16日本代表GK沖悠哉も勇戦。「『どうしても出たい』と言ってきた思いを見せて、やり抜いてくれた」(熊谷監督)と、どこかを痛めているとは思えぬ果敢な守備姿勢で市船攻撃陣と対峙し、味方を鼓舞し続ける。常に謙虚な熊谷監督も「ウチにはそれしかない」と胸を張る長所、つまり団結力と気迫の攻守で市立船橋を上回った鹿島が、2-1のまま逃げ切り、貴重な勝ち点3を開幕戦にて積み上げてみせた。

 敗れた市立船橋・朝岡隆蔵監督は「リーダーが出てきてほしい」と切実な言葉を漏らしつつ、「このままなら監督の自分がキャプテン役をやるしかなくなる」とも言う。同時に自分たちに足りないモノを押し出してくる「アントラーズのようなチームとやれて良かった」とも語った。内容面も踏まえて「そんなに悲観してはいない」と強調した朝岡監督にとっての開幕戦は「勝負強さや逞しさをどうやって付けていくのか」という“上手い”選手の多いチームの課題をあらためて噛みしめる開幕ゲームともなった。

(取材・文 川端暁彦)

[MOM2093]鹿島FW金澤蓮(3年)_急伸のストライカーが抜け目ない先制弾で勝利を呼ぶ
17/4/10 15:39


前半7分、鹿島アントラーズユースFW金澤蓮が先制ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.9 高円宮杯プレミアリーグEAST第1節 市立船橋高 1-2 鹿島ユース 味スタ西]

 市立船橋・朝岡隆蔵監督は重ねて立ち上がりの悪さを悔やんだが、逆に言えばそこを突き切ったことこそ鹿島アントラーズユースの勝因だった。

 前半7分、両チームの明暗を分けるCKの攻防で、MF出津真哉が選択したのは大きくファーサイドへ弧を描くボール。これに合わせたのは「ヘディングのところはもっと自信をもってもらいたい」と熊谷浩二監督もその“頭”に信頼を置くDF中村勇太。完全に競り勝って折り返したボールに、FW金澤蓮が抜け目なくこちらも頭で合わせて先制点を奪い取った。

 マークに付いていた市立船橋の選手がファーサイドへ飛んだCKに対してボールウォッチャーになっていたスキを見逃さず、動き出してフリーになっての一撃。昨季はDF登録になっていたこともあるのだが、このゴールはまさにストライカーらしさを表現するものだった。その後も頑健な体を前線で張りながら、守備でも奮闘しつつ、ゴールを狙い続ける。記録したシュート数の約半分は金澤から放たれたものとなった。

 そんな金澤について熊谷監督は「今季のチームのキーになって欲しい選手」と形容する。エース候補のFW石津駿斗が出遅れていることもあり、昨年秋から出場機会をつかんで急成長してきたストライカーにかかる期待は大きい。「技術的に粗いところもあるけれど、得点感覚があって、フィジカルもある」と熊谷監督も評価する。大きな期待を背負う金澤がこのまま得点を積み上げていけるかどうかは、鹿島ユースの今季浮沈をも大きく左右することにもなりそうだ。

(取材・文 川端暁彦)


高円宮杯U-18プレミアリーグEAST開幕戦にて市立船橋高校に勝利した鹿島アントラーズユースである。
この競合に勝利したことで今年のチームは自信を付けたのではなかろうか。
MOMには先制点の金澤蓮くんの名が挙げられる。
ゴールという結果だけでなく、最多シュート数、前戦での頑張りなどチームのエースとして異彩を放った様子。
熊谷監督も「今季のチームのキーになって欲しい選手」と称す。
そして、「技術的に粗いところもあるけれど、得点感覚があって、フィジカルもある」と評される金澤蓮くんには今季、多くのゴールが期待される。
いよいよ開幕した高円宮杯U-18プレミアリーグEAST、より良い成績を残して欲しい。
楽しみにしておる。

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FW緊急事態

鹿島石井監督「気持ちで」ACLに向け選手ら鼓舞
[2017年4月10日7時34分 紙面から]


出発前の成田空港で選手らと談笑する鹿島の石井監督(右)(撮影・鎌田直秀)

 鹿島アントラーズが9日、ACL1次リーグ敵地ブリスベン戦(12日)に向け、成田空港からオーストラリアに出発した。

 前日8日のリーグ戦では中盤4人を入れ替えて臨み、セレッソ大阪に0-1と敗戦。足首痛のFW金崎に加え、FWペドロ・ジュニオールもケガのため同行できなくなった。石井監督は「ケガ人が出てしまったけれど、強い気持ちで戦ってほしい」と鼓舞した。


FWが緊急事態である。
夢生の負傷は癒えず、PJも怪我を負い、豪州へは帯同しておらぬとのこと。
ここに来て赤﨑をレンタルに出したことが痛い。
とはいえ、ここをやりくりしてこその鹿島である。
聖真を上げる、新戦力の金森を起用する、途中出場にてインパクトを与えた安部裕葵を抜擢するなど、逆に楽しみになってくる。
この苦境を結束で乗り切りたい。

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チーム渡豪

鹿島が豪州出発、石井監督がACLへ「切り替えて」
[2017年4月9日21時3分]


出発前の成田空港で選手らと談笑する鹿島の石井監督(右)(撮影・鎌田直秀)

 鹿島アントラーズは9日、敵地で戦うアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ第4戦ブリスベン戦(12日)に備え、成田空港からオーストラリアに出発した。

 雨の中での午前練習後に移動。8日のリーグ戦ではセレッソ大阪に0-1で敗れただけに、石井正忠監督(50)は「(ACLは)別の大会なのでグループ突破のために切り替えてほしい」と選手らを鼓舞した。

 ACLでは2勝1敗の勝ち点6でE組首位。ブリスベンには先月14日のホーム戦で3-0で快勝しているが「ビルドアップのところからプレッシャーをかけてきた。攻撃には勢いがある。相手は代表選手がケガから戻ってくる。グループリーグ突破に向けて、勝ち点3をとって帰ってきたい」と気を引き締めていた。


ブリスベン・ロアー戦に向けて渡豪したチームメンバーである。
先日のセレッソ戦に敗れ、メンタル的なことが危ぶまれるところもあったが、石井監督は「別の大会なのでグループ突破のために切り替えてほしい」と選手に伝えておる。
気持ちを切り替えて、アジアの舞台へ立つ。
勝利が必須である。

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前線がプレッシングをすることで、2列目、3列目にも刺激を与えられる

戸田和幸氏が鹿島対C大阪を総括…ターンオーバーの鹿島は「良い影響を出せなかった」

鹿島はターンオーバーが裏目に(C)Getty Images for DAZN
(C)Getty Images for DAZN


2017/04/09 8:56:49

明治安田生命J1リーグ第6節が4月8日に行われ、鹿島アントラーズとセレッソ大阪が対戦。試合は1-0でC大阪が勝利を収めた。試合後、DAZNで解説を務めた戸田和幸氏が試合を総括した。

明治安田生命J1リーグ第6節が4月8日に行われ、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズとセレッソ大阪が対戦。試合は、MF山村和也が古巣相手にゴールを決め、1-0でC大阪の白星となった。試合後、DAZNで解説を務めた戸田和幸氏が試合を総括した。

試合終了直後、戸田氏は「(これまでの試合で得た経験を生かし)C大阪は、良い試合の入り方ができた。ただし、前節(2-0で勝利を収めた横浜F・マリノス戦)もそうだったが、後ろ(ディフェンスライン)を5枚にした結果、鹿島に勢いを与えてしまった。ゲームの終わらせ方を考えた方が良い」と指摘。C大阪は終盤、MF山村とMF関口訓充を下げ、DF山下達也とMF丸岡満を投入していた。さらに終盤のピッチを振り返り、「どれだけ人がそろっていても、ボールが飛んでくると何が起こるか分からない。リードされている鹿島はゴール前に当然、ボールを入れてくる。ボールを蹴らせない守備ができれば、C大阪はより安全だった」と分析した。

ただ、C大阪の尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督にとって「この勝利は大きい」と話す。「チームの骨格もできてきた。浦和(レッズ)に負けた時は、それを利用して『自分たちは変わらないといけない』という方向に持っていったが、この勝利は『これを続けていけば良い』と持っていける」と説明した。

敗れた鹿島に関しては「中盤をガラッと変えたが、良い影響を出せなかった」と、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)をにらんだターンオーバーが、うまく機能しなかったと分析する。両チームの走行距離を比較し、「C大阪の118.39キロは多い方だが、それでも鹿島の107.52キロは少ない」と指摘。その原因として「前線からのプレッシングが、前半はほとんどなかった」と語り、「前線がプレッシングをすることで、2列目、3列目にも刺激を与えられる」と、改善点を挙げた。

なお、鹿島は12日にACLでブリスベン・ロアーと対戦するが、戸田氏は「守備を改善することでも、攻撃に良い影響を与えられるので、修正してほしい」と語った。


セレッソ戦を総括した戸田和幸である。
「前線からのプレッシングが、前半はほとんどなかった」と分析する。
実際にトラッキングデータを調べると、PJが9.666km、優磨が8.801kmと90分フル出場したにしては少々少ない。
この辺りに現在のチームの問題点があるのではなかろうか。
また、夢生の穴とも言い換えられる。
圧倒的なスプリントと運動量を誇る夢生がいないことで、このような事態になっておることが手に取るように分かる。
逆に夢生が復帰すれば、大きく改善されよう。
楽しみに待っておる。

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セレッソ戦コメント・報道

2017明治安田生命J1リーグ 第6節


鹿島アントラーズ:石井 正忠
前半からかなり激しい戦いになった。覚悟していたところだが、相手陣内でうまくボールをつなぐことができず、相手の特長である高さからの攻撃を受けてしまった。後半、早いタイミングで失点したことで、相手の特長がさらに生かされ、90分が終わってしまった。メンバーを入れ替えることによって、相手陣内でボールを動かしてチャンスを多く作ることができたが、ゴールに結びつかず負けてしまった。メンバー選びからすべて、私が決めたことであり、今日の敗因はすべて私にあると思う。

Q. メンバー選びに関して、どんな意図があり、どう評価しているか?

A. (今日選んだメンバーは)練習、紅白戦から、非常に安定してプレーしていた。当然、公式戦で変わるところはあるが、公式戦でもしっかりしたパフォーマンスを見せてくれると期待して、メンバーを選んだ。相手の分析であったり、今後の試合も考慮して、勝てると思って選んだ。結果、負けてしまったので、全体的には良くなかったといえるが、しかし、それぞれが自分たちのポジションで、しっかり役割を果たしてくれていた。

Q. 交代で遠藤、土居の両選手を入れた意図は?

A. ボールを保持する時間が全体的に少なかったので、多くしたかった。それにより相手が引いてしまう形になったが、そこからサイドハーフを起点とし、さらにボランチを代えることでアタッキングサイドでボールを動かすことを意図していた。

Q. 勝てると思って送り出したメンバーで、期待から足りなかったものは何か?

A. 中盤でボールを失う回数が多かった。そこは、もっと向上していきたい。もしかすると、同じ選手でもっと多くの時間プレーすれば、よくなっていくことかもしれない。



【山本 脩斗】
守備としては最初にやられたので、入れられても焦れずにやらないといけなかった。ワンチャンスを入れられたのは反省点。点を取られてからも時間があったので、1、2点を取り返さないといけなかった。上を目指すには勝っていかないといけない。すぐにACLがあるので、切り替えてやっていきたい。

【鈴木優磨】
先に点を決められないとこうなってしまう。個人としても自分の得意とするクロスに合わせるときのマークが厳しくなっているのを感じている。そのなかでも点をとる選手になっていかないといけない。選手として次のステージにいくチャンス。切り替えて頑張るしかない。

【クォン スンテ】
残念な結果に終わり、悔しい。ホームは勝たないといけない。失点した場面は反省しないといけない。守備の仕方がどうこうよりも失点して負けてしまった以上、うまく守れたとはいえない。優勝するために連敗は許されない。次はACLなので、切り替えていい準備をしたい。

【昌子 源】
メンバーは関係ない。それは本人たちが分かっている。前半、セットプレーやCKがなかったことがこの試合を物語っている。今日も点が入らずスコアレスで終わるか、また終盤に点を入れて勝つ展開かとは思っていた。一番やられてはいけないクロスに、一番やらてはいけない背の高い選手で、一番やられてはいけない人にやられた。もったいない。

【三竿 健斗】
予想が遅くなってボールを奪うのが遅かった。身体だったり脳だったり判断力が遅く、そこを鍛えなくてはいけない。(シュートがポストにあたったのは、)決め切れないのが現状。練習からやっていきたい。押し込む形が自分たちからできなかった。全員がそれを感じてやる必要がある。サイドで起点を作らないといけなかった。個人的には後半のプレーの質が落ちるのでリセットして入った。FWとの距離感が遠いと感じた時もあった。ワンタッチだったりスペースに運んで3人目が受けるような形も必要。相手のボランチの方が嫌なプレーをしていた。

【中村 充孝】
相手の事はある程度、予想した通りの展開だったが、こちらのすべてが良くなかった。試合の入り方も悪かった。もっとやらないとダメ。

C大阪戦


本日行われたJ1 第6節 C大阪戦は0-1で負けを喫しました。

第6節
2017年4月8日(土)15:03KO カシマ

[ 石井 正忠監督 ]
今日、前半からかなり激しい戦いになって、それは覚悟していた部分なんですけど、ボールを相手陣内でつなぐことができなくて、相手の特長である高さからの攻撃を受けてしまいました。後半、ああいう早いタイミングで1失点してしまったことで、さらにC大阪さんの特長が生かされてしまった展開になってしまって、90分終わってしまう形になってしまいました。

1点取られてからは、後半の中盤以降はメンバーを入れ替えることによって相手陣内でボールを動かしてチャンスを作ることができたと思うんですけど、ゴールに結び付かなかったことで負けてしまいました。メンバー選びから全て私が最終的には決めたことなので、今日の敗戦は私の責任ではないかと思っています。

--メンバー選びに関して、6人を代えたことはどういう意図があり、11人のプレーはどう映りましたか?
まず選んだ過程ですけど、練習の紅白戦から非常に安定した形でプレーしていたので、当然こういう公式戦とは違いますけど、そこでもパフォーマンスを出してくれるんじゃないかという期待でメンバーを選びました。それは相手の分析だったり、今後の試合日程でもメンバーをこういう形で替えていけるんじゃないかと思って選びました。パフォーマンスですが、結果、負けてしまったので、それは当然全体的には良くなかったと言えると思います。でも個人個人、各ポジションの役割というのはしっかりやってくれていたんじゃないかと思います。

--1点を失ってからサイドハーフの2人を交代しましたが、どういうところを活性化しようとしたのでしょうか?
うまく相手陣内でボールを保持する時間が全体的に少なかったと思うので、そこを多くしようということと、それによって相手は引いてしまう形になりましたけど、そこからサイドハーフを起点にして、ボールをアタッキングサードで動かすことを意図して、サイドハーフを代え、その後ボランチを代えました。

--勝てるという期待よりも足りなかった部分はどこになりますか?
中盤でボールを失う回数が多かったと思います。そこはもっともっと向上しないといけないと思います。それは長い時間、同じ選手でやっていけばもっと良くなるのかもしれないですし、僕の判断としてはメンバーが替わった中でも、紅白戦だったり今までの練習を見ていて、うまくいくんじゃないかと思ってこういうメンバーを選びました。

第6節
2017年4月8日(土)15:03KO カシマ

[ 昌子 源 ]
きれいに崩してやろうという感じだった。前半はうちのセットプレーは1本もなかった。それはある意味で試合展開を物語っていると思う。でも、前半はうちの方がボールを支配していたのに、それでセットプレーがなんで1回もないのか。多分、今日も点が入らんのかな、と30分くらいに思った。0-0でいいと割り切ってプレーしようと思った。また終盤に点を入れて勝つ展開になるのかなと思った。その中で、一番やられてはいけない中へのクロスで、でかい人。一番やられたくない時間帯に、一番やられたくない展開で、一番やられたくない人にやられた。もったいない点だったかな。

[ 山本 脩斗 ]
最後のところをチームとしても高めないといけない。守備としては、後半の最初のところでやられてしまった。相手は基本的には前の2人を目掛けて、という感じだった。そんなにサイドでやられることはなかった。セットプレーと前にボールが入った時の裏への抜け出しを注意する、ということだった。時間はあったので、1点、2点を取って勝つ力を付けないと上は目指せない。

古巣相手に魅せた山村。C大阪が連勝を『3』に伸ばす
細かい霧雨が舞う中、明治安田J1第6節、鹿島vsC大阪の火ぶたが切られた。J1通算500試合出場の大記録がかかる曽ヶ端 準と小笠原 満男はともにベンチスタート。ゴールマウスにはクォン スンテ、ボランチには鹿島加入後、リーグ戦初先発となる三竿 健斗と、永木 亮太が入る。鹿島はほかにもリーグ戦初先発のレアンドロと、中村 充孝を中盤に起用。石井 正忠監督は、前節から先発を6人入れ替える大胆な采配をふるう。

先にチャンスを迎えたのはアウェイのC大阪。13分、古巣戦で燃える山村 和也がドリブルからミドルシュートを放つが、惜しくもクロスバーを直撃。その後も杉本 健勇が昌子 源からボールを奪い右サイドの深い位置までボールを運ぶが、ファーサイドへのクロスは伊東 幸敏にクリアされてしまう。27分には松田 陸からパスを受けた山口 蛍がミドルシュートを狙うが、ゴール左に大きく外れてしまった。C大阪は単発ながらも鹿島ゴールに迫っていく。

対する鹿島は、ボールはそれなりに支配するものの攻撃の形を作っていけない。ボランチが変わった影響か攻撃のリズムを作れず、ゴールを予感させる場面は少なかった。

42分、右サイドからレアンドロらの細かいパス交換からゴール前に走り込んだペドロ ジュニオールが左足でシュートを放ったものの、キム ジンヒョンの正面を突いた。前半は互いにゴールを奪えず、スコアレスで終えた。

後半になると、いきなりゲームが動く。46分、ソウザからスルーパスを受けた関口 訓充が右サイドからクロスを送ると、中央にいた山村がうまくマークを外してニアサイドに走り込み、ヘディングシュートを放つと、今度はポストをかすめながらゴールイン。山村の見事な動きでC大阪が先制点を奪う。

反撃に出たい鹿島は57分、中村とレアンドロを下げて、土居 聖真と遠藤 康を投入。ボールの支配率は高めたが、決定機を作り出すことができない。すると76分に永木を下げてレオ シルバを投入し、さらに相手を押し込んで攻撃の圧力を増していく。

しかし、鹿島がなかなかゴールに結び付けられずにいると、C大阪は84分に殊勲の山村を下げて山下 達也を投入し、布陣を5バックに変更して逃げ切りを図る。

鹿島も土居が鈴木 優磨とのパス交換でペナルティエリアからゴールを狙うなど、チャンスを作っていく。88分には、土居のクロスから生まれた流れの中、三竿 健斗が左足を振り抜くも右ポストに跳ね返り、ゴールならず。鹿島は後半アディショナルタイムにも怒濤の攻撃を見せる。左CKから鈴木が渾身のシュートを放つも、キム ジンヒョンがガッチリ押さえ、アウェイのC大阪が山村の1点を守り切り、勝点3を手にした。

決勝点を挙げた山村は、「古巣相手に成長した姿を見せられた」とうれしそうな表情を見せていた。「気持ちは試合前から強く持っていた」と、この一戦に向けて並々ならぬ意気込みを持っていたのだろう。尹 晶煥監督も「初めて流れの中からゴールが生まれた」と喜んでいた。これでC大阪は3連勝。序盤は苦しいスタートだったが、徐々に波に乗ってきた。

鹿島は連勝が4でストップ。前節から先発を6人入れ替えた石井監督は、「今日の敗戦は私の責任ではないかと思っています」と敗戦の弁。試合翌日にはAFCチャンピオンズリーグのため、ブリスベンに発つ。気持ちを入れ替えてアジアの戦いに臨みたい。

[ 文:田中 滋 ]

【鹿島 vs C大阪】連勝は4でストップ
2017年4月8日(土)



鹿島は46分に先制点を奪われ、その後、C大阪ゴールを脅かしたが得点は生まれず、0-1で敗戦。連勝は4でストップした。

C大阪が山村の先制弾でリーグ3連勝、鹿島はノーゴールで連勝途絶える

鹿島とC大阪が対戦した [写真]=Getty Images for DAZN

 2017明治安田生命J1リーグ第6節が8日に行われ、鹿島アントラーズとセレッソ大阪が対戦した。

 4連勝中の鹿島はDF昌子源やFW鈴木優磨らが先発。対するC大阪はMF山口蛍やFW柿谷曜一朗らがスターティングメンバーに名を連ねた。

 最初にチャンスを作ったのはC大阪。12分、山村和也がドリブルでエリア手前まで運んでシュートを打つ。しかし、ボールはクロスバーに直撃し、惜しくもゴールとはならなかった。一方の鹿島は23分、伊藤幸敏が右サイドからカットインしてシュートを狙うが、ここは味方選手に当たってしまう。

 26分にはC大阪の関口訓充が中央へパスを供給し、山口がダイレクトでシュートを放ったが、ボールは枠を外れた。対する鹿島も31分、中村充孝が味方とのパス交換からシュートを狙うが、相手GKが落ち着いて処理する。両チームとも連携から相手ゴールに襲い掛かるものの、チャンスを生み出すには至らない。

 徐々にペースを掴んできた鹿島は35分、ペドロ・ジュニオールが離れた位置からロングシュート。しかし、ボールはGKの正面に吸い込まれた。さらに41分、エリア内の混戦からペドロ・ジュニオールが左足を振り抜くが、ここは相手GKの好セーブに見舞われる。両チーム無得点のまま前半を折り返した。

 後半開始早々にいきなり試合が動く。46分、右サイドを駆け上がったC大阪の関口がクロスを上げると、山村がヘディングで合わせてゴール。アウェイのC大阪が先制に成功した。同点を狙う鹿島は56分、中村とレアンドロに代えて遠藤康と土居聖真を投入する。

 攻勢をかけるC大阪は58分、丸橋祐介が中央へ鋭いグラウンダーのパスを供給。しかし、エリア内で待つ山村にはわずかに合わない。続く68分、柿谷からのパスをフリーで受けた山村がシュートを放つが、ボールは枠右に逸れた。追加点を狙うC大阪が立て続けにチャンスを作る。

 76分、鹿島は永木亮太に代えてレオ・シルバを投入。すると87分、クロスのこぼれ球に反応した三竿健斗が胸トラップからボレーシュート。しかし、ボールはポストに直撃した。終了間際にも立て続けにシュートを放つ鹿島だが、C大阪の堅い守備に阻まれ、同点に追いつくことができない。
 
 試合はこのまま終了。C大阪が鹿島を下し、3連勝を飾った。

 次節、鹿島は16日にベガルタ仙台と、C大阪はガンバ大阪と対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 0-1 セレッソ大阪

【得点者】
46分 0-1 山村和也(C大阪)

【J1採点&寸評】鹿島 ×C大阪|恩返し弾の山村が文句なしのMOM!小笠原、L・シルバを温存した鹿島は…
サッカーダイジェスト編集部
2017年04月08日


鹿島――指揮官の采配が完全に裏目に。


【警告】鹿島=永木(54分)、土居(62分) C大阪=ソウザ(90+2分)、キム・ジンヒョン(90+5分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】山村和也(C大阪)


[J1リーグ6節]鹿島0-1C大阪/4月8日/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
大宮戦から中盤の4人を始め、先発6人を入れ替えて臨んだが、攻守で連動性を欠く内容。個々は高い能力を示したが、チームとしての判断の遅れや選択肢の数の少なさが結果に影響した。

【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 6
雨で濡れたピッチを苦にせず、冷静にシュートを弾き出した。フィードやスローも安定。1失点の責任を押しつけるのは酷。

DF
16 山本脩斗 5
C大阪にサイドをケアされ、効果的な攻撃参加はできなかった。同サイドからこの試合唯一の失点につながるクロスを許した。

3 昌子 源 6
相手のロングボールに対して冷静に対処。1対1で負けることはなく、カバーリングや遅らせる守備もほぼ完璧にこなした。

5 植田直通 5
山村のクロスへの入り方が秀逸だったとはいえ、完全にマークを外されたCBとしては情けない失点。名誉挽回のヘディングシュートも防がれた。

24 伊東幸敏 5.5
攻撃参加ではゴールの臭いを感じさせるクロス2本を供給。守備も無難にこなした。安全な判断が多かった。

MF
6 永木亮太 5(76分OUT)
初先発の三竿健とのコンビで、良い関係が築けなかった。小笠原、L・シルバ不在の中盤に不安があることを浮かび上がらせた。

20 三竿健斗 5.5
守備では素早い判断から相手との距離を縮めて、ピンチの芽を摘んだ。攻撃では時折雑なパスが見られ、相手ボールに。

13 中村充孝 5.5(57分OUT)
自陣深くまで守備に戻り、クロスを許させなかったが、左サイドの攻撃では珍しく簡単なミスでボールを取られる場面もあった。

11 レアンドロ 5(57分OUT)
中央でボールを受けることがほとんどで、サイドを起点にしたいチームのサッカーとは少し違う動きをした。相手の守備に足を削られ、躍動感失う。

鹿島――2トップが決定機を決めていれば…。


レアンドロは中央寄りでプレーしたが機能していなかった。写真:徳原隆元

FW
9 鈴木優磨 5.5
エリア内での動きで迫力を出したが、決定的なヘディングシュートは決めきれなかった。相手の守備もあり、局面を打開するには至らず。

7 ペドロ・ジュニオール 5.5
チーム最多のシュート4本を放つも無得点。徐々にゴールに近づいている印象はあるが、エースの仕事はできなかった。

交代出場
MF
8 土居聖真 6(57分IN)
相手を含め混雑する前線でパスを引きだそうとする動きを随所に見せた。

MF
25 遠藤 康 6(57分IN)
最終ラインの裏へのパスを要求するなど、停滞した攻撃にアクセントをつけた。先発で出ていれば違う結果になったか、と思わせるプレー。

MF
4 レオ・シルバ 6(76分IN)
少々強引に映ったドリブルを始め、パス、展開力と持てる力を出し、状況に応じた的確な判断を見せた。

監督
石井正忠 5
先発6人を入れ替えたが、悪いほうに出た。この1試合だけを見れば当然評価は低い。だが、長いスパンで見た場合は必ずしもそうでないか。

C大阪――守備陣が身体を張り、GKも安定したプレー。

【チーム採点・寸評】
C大阪 6.5
序盤から最終ラインからトップまでの距離をコンパクトに保ち、強力な鹿島攻撃陣に思うような攻撃をさせなかった。こぼれ球への反応も良く、1点をリードしてからはロングボールも効果的に使った。全員で掴み取った勝点3。

【C大阪|採点・寸評】
GK
キム・ジンヒョン 6.5
シュートに対しては、ほぼ正面で対応していた。ポジショニングの的確さが無失点に抑えられた主な理由。終始、冷静だった。

DF
2 松田 陸 6
エリア内からの決定的なシュートに対し、身体を投げ出して対応した。鹿島の生命線、サイド攻撃を封じた立役者。

14 丸橋祐介 6
後半途中に流血。テーピングを巻いてピッチに戻ると、気持ちが切れることはなく、それ以上に気持ちのこもったプレー。

15 木本恭生 6
ヨニッチとの関係で完成を見るような動き。カバーリングやポジショニングで綻びを見せることはなかった。

22 マテイ・ヨニッチ 6
主に対人の強さを見せて完封に大きく貢献。準備や予測など頭を使った守備でピンチを未然に防ぐなど、存在感は大きかった。

MF
6 ソウザ 6
相手の攻撃の起点を潰す守備。攻撃に移った時のキープ力と、展開力でも時間を有効的に使う存在だった。

7 関口訓充 6(84分OUT)
山村への決勝クロスは、正確で息が合ったもの。昌子の守備に苦戦する場面はあったものの、アシストで仕事。

C大阪――巧みにDFの背後を取った山村の動きは秀逸。

10 山口 蛍 6.5
ボランチの役目すべてで期待値以上の働き。こぼれボールを拾い、そこから持ち上がる。展開する。彼なくして勝利はなかった。

24 山村和也 7(84分OUT)
MAN OF THE MATCH
関口のクロスを合わせて決勝ゴール。植田の右からではなく、左から回り込んだ動きに異才を感じさせる。脅威であり続けた。

FW
8 柿谷曜一朗 6
攻撃での貢献度はそれほど目立つことはなかったが、守勢に回った時には大いにチームを助けた。黒子の働き。

9 杉本健勇 6(89分OUT)
空中戦に自信を持つ植田を相手に、空中戦で競り勝つ場面も多く、前線で起点になった。押し込まれる時間を短くしたのは杉本の貢献。

交代出場
DF
23 山下達也 ―(84分IN)

MF
13 丸岡 満 ―(84分OUT)

FW
11 リカルド・サントス ―(89分IN)

監督
ユン・ジョンファン 6.5
清武弘嗣を負傷で欠くなか、選手へ戦い方を90分徹底させた。ある意味で割り切ったロングボールも使い、有効に時間を進めた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

鹿島石井監督「敗因は私の責任」6人入れ替え失敗
[2017年4月9日0時31分]


出番なく終了した鹿島MF小笠原(中央左)(撮影・たえ見朱実)

<明治安田生命J1:鹿島0-1C大阪>◇第6節◇8日◇カシマ

 鹿島アントラーズはJ1初先発のMF三竿健斗(20)ら6人を前節大宮アルディージャ戦から替えて臨んだが、FC東京との開幕戦以来5戦ぶりとなる完封負けを喫した。

 ボールは保持したが、そっくり入れ替えた中盤4人から前線へのパスミスも目立ち、前半の決定機はほとんどなし。後半開始39秒には、15年まで鹿島に所属したセレッソ大阪MF山村和也(27)に先制点を奪われた。

 それでもMF土居聖真(24)、遠藤康(29)、レオ・シルバ(31)を投入するとリズムが生まれた。同42分には三竿健の左足シュートがポストに直撃。終了間際にはFW鈴木優磨(20)が右足でシュートを放つも、相手GKの正面をついた。後半だけで11本のシュート。相手の2倍となる合計18本を放ったが、時すでに遅し。1点が遠かった。J2東京Vから移籍2年目で初めて90分フル出場した三竿健は「スタメンということで結果を残す強い気持ちでやったが、負けたことが悔しいです。1試合を通して、もっとクオリティーの高いプレーをすることが課題。1タッチなどで縦に早い、テンポを変えるパスが必要だった」と反省した。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)との過密日程を見据えたターンオーバーに失敗し、連勝も4で止まった。石井正忠監督(50)は「メンバー選びから、すべて私が決めたこと。敗因は私の責任。中盤でボールを失う回数が多かった」と全責任を背負った。9日にはACL1次リーグ第4戦ブリスベン戦(12日)に備え、オーストラリアに出発する。【鎌田直秀】

鹿島まさかの「ターンオーバー失敗」連勝4で止まる
[2017年4月9日8時0分 紙面から]


後半、競り合う鹿島FW鈴木(左)C大阪DF山下(撮影・たえ見朱実)

<明治安田生命J1:鹿島0-1C大阪>◇第6節◇8日◇カシマ

 鹿島アントラーズがACLとの過密日程を見据えたターンオーバーに失敗し、連勝が4で止まった。前節大宮アルディージャ戦から先発6人を大幅変更。MF小笠原に替えてJ1初先発の20歳MF三竿健をボランチ起用するなど、中盤4人を全員入れ替えたが、5戦ぶりの完封負けを喫した。石井監督は「メンバー選びから、すべて私が決めたこと。敗因は私の責任。中盤でボールを失う回数が多かった」と肩を落とした。

 後半開始直後にカウンターからのクロスに対応しきれずに失点すると、中盤3人を交代。打開できなかった相手守備を崩す場面も増え、後半だけで11本のシュートを放った。同42分には三竿健の左足シュートがポストに直撃。終了間際にはFW鈴木が右足でシュートを放つも、相手GKの正面をついた。三竿健は「縦にテンポを上げる必要があった」と反省した。今日9日にはACL1次リーグのブリスベン戦(12日)に備え、オーストラリアに出発する。

鹿島・石井監督「負けたのは私の責任」 主力温存も機能せず黒星

C大阪に敗れ肩を落とす鹿島イレブン=カシマ

 明治安田J1第6節最終日(8日、鹿島0-1C大阪、カシマ)鹿島はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)との連戦を見据え前節から先発6人を入れ替えたが、主力を欠いた布陣はうまく機能せず黒星を喫した。

 今季初先発の三竿健や中村が並んだ中盤でパスがつながらず、終盤にレオシルバを投入してからリズムをつかんだが1点が遠かった。石井監督は「メンバー変更は全て私が決めたこと。負けたのは私の責任」と厳しい表情で話した。

鹿島、首位獲り失敗 縦のバランス崩壊招いた“中盤全員ターンオーバー”
明治安田生命J1リーグ第6節最終日 鹿島0―1C大阪 ( 2017年4月8日 カシマ )


前節から中盤4人を入れ替えて臨んだ(前列左から)永木、レアンドロ、中村(後列左から)昌子、三竿健、鈴木、クォン・スンテ
Photo By スポニチ


 先発6人を入れ替えた鹿島はC大阪に敗れ5試合ぶりの黒星を喫した。敗因は中盤の総取っ換えだった。ボランチとサイドハーフの4人を変更。永木以外の3人は今季リーグ戦初先発。ボランチの三竿健はJ1初先発、右MFのレアンドロに至ってはJリーグデビュー戦だった。

 理由はACLを含めた連戦対策。「代わって入る選手が力をつけてきたのと、(チームが)安定してきたからこそ(変更が)できる」(石井監督)。だが、本番では歯車が狂った。守備の際はブロックを引くC大阪。前を向いてパスを出そうとしたMF永木が下がり気味となり、その後ろで攻守のバランスを取ろうとしたMF三竿健がさらに下がり、両ボランチと2トップの距離が拡大。縦の関係が壊れ、試合勘の無さからかレアンドロと中村の両サイドハーフにはボールが収まらず、中盤のボールロストが目立った。

 この日、起用された中盤の4人は練習では本来の主力組を打ち負かすほどの好パフォーマンスを見せていた。指揮官は中盤の横の関係を重視し、そっくり入れ替えた。だが、試合ではプレッシャーも球際の激しさも違う。横の関係を重視した分、普段合わせる時間の少ない前線とDF陣との縦のバランスが崩れた。「メンバー選びから全て私が決めたこと。今日の敗因は私の責任」。勝てば得失点差で首位になる可能性もあった一戦で3位後退。メンバーを入れ替えながら過密日程を戦う難しさを石井監督は痛感した。
[ 2017年4月9日 05:30 ]

鹿島のターンオーバー失敗で連勝4で止まる 石井監督「責任は私にある」

前半、シュートを放つ鹿島・ペドロジュニオール(右)=カシマスタジアム(撮影・出月俊成)


ホームでの敗戦に肩を落として引き揚げる鹿島イレブン(撮影・出月俊成)


 「明治安田生命J1、C大阪1-0鹿島」(8日、カシマスタジアム)
 ターンオーバー失敗で連勝は4で止まった。
 ACLを見据えて、前節から先発6人を入れ替えたが、中盤の攻防で主導権を握られて後手を踏んだ。
 石井監督は「紅白戦などを見て安定したプレーをしていたので、そこに期待して(先発を)入れ替えた。最終的には私が決めたことなので(敗戦の)責任は私にあると思う」と語った。

三竿健、雪辱ならず J1初先発

鹿島-C大阪 前半23分、左サイドでボールを奪う鹿島・三竿健=カシマスタジアム、村田知宏撮影

○…J1初先発となった20歳の三竿健は攻守に存在感を発揮したが、チームを勝利には導けなかった。1点を追う後半43分、鈴木のお膳立てから利き足とは逆の左足で放った強烈なシュートは、ゴール右のポストを直撃。「決めきれないのが現状の力」と淡々と振り返った。

三度目の正直とはならなかった。C大阪とは2年前のJ2東京V時代に対戦。プロデビュー戦と東京Vでの最後の試合の相手だったが、1分け1敗と勝てていなかった。雪辱を晴らそうと、持ち味のボール奪取力を生かして守備を引き締めたが、またしても苦杯を喫した。「後半はプレーの質が落ちた」と反省しきり。「1試合を通して体や脳の反応を保てるように鍛えていく」と成長を誓った。


結果的にはチャンスを貰ったサブ組が結果を残せず、起用した指揮官の責任ということになろう。
それはそれで正しい見解である。
確かに、前半はパスミスも多く、連携に難ありとも受け取れた。
それは、レアンドロやアツは独特のリズムがあり、面白い存在だからこそと言える。
このリズムは、鹿島の武器となろう。
逆に決定機を外したFW陣には奮起を促したい。
優磨自身も「先に点を決められないとこうなってしまう」と反省点を口にする。
優磨へのマークも厳しくなってきたので、ここでもう一皮剥けることを期待する。
そして脩斗は「最後のところをチームとしても高めないといけない」と、フィニッシュの精度について言う。
脩斗自身のヘディングも三竿健斗の左足も、決まっておればヒーローであったが、結果は残念なものであった。
ただ、この試合、シュートは打てていたので、形はあったように思う。
決定力を磨き、次なる試合に臨む。
ゴールを期待しておる。

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セレッソ・山村、成長した姿を結果で見せられたことは良かった

C大阪、満開3連勝!“浪速のジダン”山村が古巣に恩返し弾

シュートを放つ山村。古巣相手に成長をみせ、チームも公式戦4連勝だ

 明治安田J1第6節最終日(8日、カシマほか)C大阪は敵地で鹿島に1-0で勝利し、リーグ戦3連勝を飾った。MF山村和也(27)が値千金の決勝点で昨季王者を撃破。6位に浮上し、リーグ次節のG大阪との大阪ダービーへ、これ以上ない勢いをつけた。神戸は大宮に2-0で快勝し、勝ち点15で首位を守った。


ヘディングでゴールを決めた山村(右)。新ポジションで躍動だ

 小雨の敵地で満開の桜が咲いた。昇格したてのセレッソが昨季覇者・鹿島を撃破。古巣相手となったMF山村が見事な“恩返し弾”で主役を演じた。

 「ここに帰ってくることを目標にしていた。思い入れがある分、複雑だったけど成長した姿を見せられてよかった」

 後半1分だ。右サイドを抜け出したMF関口が中央へクロス。すると山村は鹿島DF植田の前へ巧みに抜け出し、ヘディングでゴールに突き刺した。かつて定位置を争ったライバルとのマッチアップを制しての一発。「植田がどうこうより、僕自身がセンターバックだったときに嫌だった動きをやろうと」。昨季開幕前にJ2だったC大阪に移籍し、今季からの新ポジションで進化した姿を見せつけた。

 2012年に鹿島入り。主戦場はセンターバックかボランチだったが、今季からトップ下やFWの攻撃的なポジションに配置転換。尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督は「豊富な運動量、長身な割に技術があり、競り合いの強さもある」と説明した。

 1メートル86で華麗な足さばき。チームメートからつけられたあだ名は元フランス代表MFジダンだ。「ちょっと違うかなと思いますけど…」と苦笑いしながらも「そうやってすごい選手にたとえてもらえるのはうれしいですね」と喜んだ。


後半、決勝ゴールを決め、チームメートに祝福されるC大阪・山村(中央)=カシマ

 公式戦4連続完封勝利と勢いに乗り、12日にルヴァン杯・甲府戦を戦った後の16日にはG大阪との大阪ダービーが待っている。日本代表MF清武が左太もも故障で2戦連続欠場となったが、チームは絶好調。「自分は初めての大阪ダービーだけど、特別な試合。いい準備をして結果につなげられるようにしたい」と山村。満開の桜は、まだまだ散らない。 (大石豊佳)

鹿島-C大阪を視察した日本代表のハリルホジッチ監督
「C大阪は(ピッチで)素晴らしい表現をしていた。代表候補選手の顔は知っているので、新しい発見はなかった」

山村 和也(やまむら・かずや)
 MF。1989(平成元)年12月2日生まれ、27歳。長崎県出身。国見高、流通経大を経て2012年にJ1鹿島入団。16年にJ2C大阪へ移籍。34試合出場し、6得点。日本代表では10年アジア杯予選カタール戦でAマッチデビュー。12年ロンドン五輪代表。今季J1で5試合2得点、J1通算68試合6得点。代表通算1試合0得点。1メートル86、80キロ。背番号「24」

C大阪・山村、古巣相手にV弾「成長した姿を見せられて良かった」
明治安田生命J1リーグ第6節最終日 C大阪1―0鹿島 ( 2017年4月8日 カシマ )

 かつて挫折を味わった古巣相手に決勝点をもぎ取った。チームを3連勝に導いたC大阪MF山村は「ちょっと複雑だが、成長した姿を結果で見せられたことは良かった」と穏やかに胸中を語った。

 2トップの一角に入り、後半1分。ゴール前で日本代表DF植田の背後から鋭くニアサイドへ走り込み、クロスを頭で流し込んだ。流通経大から2012年に鹿島入団も定位置をつかめなかった。かつては日本代表に名を連ねながら伸び悩み、16年に当時J2のC大阪へ移籍。今季就任した尹晶煥(ユンジョンファン)監督にFWへコンバートされ、素質が開花した。「出たところで結果を出したい」と山村は言葉に力を込めた。
[ 2017年4月9日 05:30 ]

【C大阪】山村、古巣・鹿島から決勝ゴール!3連勝!
2017年4月8日18時46分 スポーツ報知


後半1分、C大阪・山村(中央)が先制点決め祝福される

 ◆明治安田生命J1リーグ 第6節 鹿島0―1C大阪(8日・カシマスタジアム)

 C大阪MF山村和也が古巣鹿島を相手に躍動した。トップ下で先発出場し、後半1分、右サイドからのクロスをニアで合わせ、決勝点を奪った。「(鹿島に)成長した姿を見せることができて良かった」。その後も決定的なシュートや空中戦で現役日本代表のDF昌子源、植田直通が守る鹿島の守備陣に対して脅威であり続け、チームの3連勝に大きく貢献した

 山村は12年に流経大から鹿島入り。センターバックとボランチをこなせる大型選手だったが、出場機会が減った16年にC大阪に完全移籍した。3節の札幌戦(3月11日)から尹晶煥監督は「ボランチやセンターバックでは少し不安があると聞いていたし、自分も感じた。長身だが、足元の技術もしっかりしている。前戦のポジションがふさわしい」という判断で、トップ下にコンバート。山村が新境地で結果を残した。

【C大阪】山村Vヘッド!昇格組が王者鹿島に敵地で勝った
2017年4月9日7時0分 スポーツ報知


後半、鹿島・三竿健(下)と競り合うC大阪・山村

 ◆明治安田生命J1リーグ 第6節 鹿島0―1C大阪(8日・カシマスタジアム)

 3季ぶりにJ1へ昇格したC大阪が、昨季J1王者の鹿島を相手に金星を挙げた。2015年まで鹿島に在籍したMF山村和也(27)が、ヘディングで決勝ゴール。3戦連続の完封勝利で勝ち点11の6位に浮上した。鹿島の連勝は4で止まった。

 試合終了の笛が鳴った途端、C大阪ベンチにお祭り騒ぎの輪ができた。3年ぶりにJ1昇格したチャレンジャーの立場で、クラブW杯準優勝の鹿島を完封。しかも敵地での番狂わせだ。「選手が最後まで走ってくれてこの結果が得られた。鹿島は何人か選手を替えていたが、内容でも負けたとは思わない」。雨の中で闘志と規律を保ち続けたイレブンを、尹晶煥監督(44)が手放しで褒めたたえた。

 後半開始わずか39秒、カウンターで右サイドを突破したMF関口のクロスに、186センチの長身がピタリと合った。MF山村だ。軽く頭で合わせたボールは、バーを叩いてゴールへ。「ニアサイドは前半から狙っていた。クニさん(関口)がいいボールを上げてくれた」。今季初勝利を挙げた3月18日の鳥栖戦に続く、ヘディングの決勝弾だった。

 12年ロンドン五輪日本代表の山村は、15年まで鹿島に在籍。しかし、常勝軍団で役割を失い出場機会を求めて昨年C大阪に移った。今季も開幕はベンチだったが、3月11日の札幌戦からトップ下で出場。守備的MFが本業だが「長身なのに足元の技術もある」と見抜いた尹監督のポジション変更で再び花開いた。「(鹿島は)思い入れあるチームで複雑な気持ちもあったけど、成長した姿を見せることができて良かった」。試合後、鹿島イレブンから「決めるなよ」と冷やかされ、思わず頬がゆるんだ。

 今季は開幕から3試合未勝利と苦しんだが、3月15日のルヴァン杯・横浜M戦から公式戦4連勝。この間すべて無失点と、守備の堅さに磨きがかかってきた。主将のFW柿谷は「自分たちはJ2から上がってきた身だけど、自信を持って90分間力を出せば、結果はついてくる」と胸を張る。次節は勝ち点で並んだG大阪との大阪ダービー。今の勢いなら、決してひるむ相手ではない。(中村 卓)

C大阪が3連勝 山村、古巣のスキ見逃さずV弾「成長見せられた」

 後半、先制ゴールを決め、チームメートに祝福されるC大阪・山村(中央

 「明治安田生命J1、鹿島0-1C大阪」(8日、カシマサッカースタジアム)
 2連勝中のC大阪は敵地で昨季王者の鹿島と対戦。後半1分にMF山村和也(27)がヘディングでネットを揺らし、これを守り切って1-0で勝利した。鹿島は連勝が4で止まった。神戸は大宮に2-0で快勝し、勝ち点15で首位を守った。大宮は開幕6連敗。
 一瞬のスキを見逃さなかった。後半1分、右サイドをMF関口が突破すると、MF山村は鹿島DF植田の視界からスッと消えていった。「前半からニアサイドは狙っていた。良いボールがきた」。ウエーブのような動きでDFの前へと飛び出すと、ヘディングをゴールへぶち込んだ。
 プロ6年目で、本職はセンターバックやボランチ。流通経大時代にA代表入りを経験し、複数のJ1クラブでの争奪戦を経て、12年に加入した先が鹿島だった。だが、徐々に出場機会を失い16年からC大阪に加入。古巣との一戦に「得点はうれしい。成長した姿を見せられた」と話す一方で「思い入れのあるクラブなので、複雑な思いもあった」という。
 自身の中に潜む適性を見抜いた尹晶煥監督の下、今季から攻撃的MFとしてプレー。「自分がDFの時、やられて嫌だったことをやろうとした」という決勝弾を含め、多くの決定機に絡むなど存在感を放った。これでリーグ3連続完封勝利。C大阪の桜前線は、満開だ。

新境地で輝く「守備の人」 セ大阪・山村
毎日新聞2017年4月8日 22時04分(最終更新 4月8日 22時04分)

 ○セ大阪1-0鹿島●(カシマ・8日)

 本職のストライカーのような一撃だ。後半1分、セ大阪の2トップに入った山村が頭で決めたゴールは、古巣でもある昨季王者・鹿島の連勝を止める決勝点に。「守備の人」が新境地で輝いている。

 長年のセンターバックの経験が生きた動き出しだった。カウンターから、ゴール前で相手DFの背後に回り、死角から右クロスに合わせてタイミング良く前へ。「センターバックをやっていて嫌なことをできればと」。さらりと言ってのけた。

 これまで、期待された潜在能力の高さほどは活躍できなかった。2012年ロンドン五輪はアジア予選で主将を務めたが、本大会はオーバーエージ枠のDF吉田(現サウサンプトン)に役割を奪われた。鹿島で守備的MFも務めたが出番がなく、昨季にセ大阪へ移籍。今季から指揮を執る尹晶煥監督に「長身だが足元の技術もあり、前線にふさわしい」と見いだされた。堅い守りを基本とする尹監督の戦術には、前線で献身的な守備ができ、中盤や最後列にも入れる山村は「活用価値ある選手」(尹監督)だ。

 古巣への「恩返し」となるゴールに「複雑だが成長を見せられて良かった」と笑った27歳。「積極的に自分のできることをやっていきたい」。新たな挑戦が、チームも活性化させている。【大島祥平】


決勝ゴールを決めたセレッソの山村である。
古巣・鹿島相手に決めたゴールは貴重な先制弾であった。
植田のマークを外し、視界から消えてニアに飛び込む様は、まさにFW。
これはやられたとしか言いようがない。
手痛い得点にて、山村の成長を目の当たりにさせられた。
山村はこれからもセレッソにて躍動して行くであろう。
今後も活躍の報を待っておる。

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町田・中島、ハットトリック達成

【福岡 vs 町田】わずか8分間でハットトリックを達成した中島裕希!
2017年4月8日(土)



中島裕希(#30)は87分に同点となるゴールを決めると、90分、後半アディショナルタイムにも得点を挙げ、わずか8分間でハットトリックを達成!

中島裕希が後半42分からハット達成!10人で1点ビハインドを跳ね返して町田が劇的な逆転勝利
17/4/8 20:03

[4.8 J2第7節 福岡1-3町田 レベスタ]

 J2リーグは8日、第7節1日目を行った。FC町田ゼルビアは敵地でアビスパ福岡と対戦し、3-1で逆転勝利をおさめた。町田は3試合ぶり白星。福岡は開幕戦以来、6試合ぶりの黒星を喫した。

 3連勝から2試合連続で引き分けとなっている福岡は、前半7分にMF山瀬功治が右足ミドルシュートを放ち、同13分には右サイドからカットインしたMF亀川諒史が枠内に左足ミドルを放つなど、積極的な入りをみせた。

 一方、今季2勝目を目指す町田は前半20分、左サイドからDF松本怜大が鋭いクロスを送り、ニアにFW戸島章が飛び込むもヘディングシュートはわずかに左。同24分には、左CKからこぼれたに反応したMF森村昂太がシュートを放つも枠を捉えきれなかった。

 福岡は後半開始早々の2分、FW石津大介が左サイドからGKとDFの間のスペースにクロスを送り、FWウィリアン・ポッピがこれに反応したが、GK高原寿康のブロックに阻まれる。同19分には、山瀬に代えて今季加入したMFジウシーニョが福岡デビューを果たすと、直後にいきなりゴールネットを揺らした。右CKのセカンドボールからMF三門雄大がボレーシュート。GK高原が弾いたボールをジウシーニョが左足で押し込み、1-0とした。

 追いつきたい町田だが、後半26分にDF増田繁人がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場。同28分にMF谷澤達也に代えてDF金聖基、同39分にはMF井上裕大に代えてMF平戸太貴を送り込むもなかなか攻撃の形を作れない。それでも、同42分にワンチャンスをモノにする。途中出場のMF吉濱遼平がゴール前に浮き球パスを送り、これをFW中島裕希が頭で合わせ、10人の町田が同点に追いついた。

 興奮さめやらぬ中、町田は後半45分に右サイド深くでFKを獲得する。キッカーの吉濱がゴール前に入れると、ニアに飛び込んだ中島がヘディングシュート。これがゴール左隅に吸い込まれ、2-1と逆転に成功する。さらに同アディショナルタイム5分、カウンターからセットプレーで上がっていたGK杉山力裕のいない無人のゴールに中島が流し込み、ハットトリック達成。10人の町田が3-1で逆転勝利をおさめた。


ハットトリックを達成した町田の中島である。
試合終了間際の87分からの8分間、しかも退場者が出て一人少ない状況にて決めたこともまた素晴らしい。
センターFWの活躍はチームを活性化させる。
また、この試合、平戸も途中出場しており逆転勝利に貢献しておる。
相馬監督の信頼を得つつあるのではなかろうか。
町田の快進撃の報を楽しみにしておる。

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松本山雅・高崎、先制PK弾

【松本 vs 長崎】 高崎が得点ランキングトップタイに並ぶ
2017年4月8日(土)



ホームの松本は16分、現在3得点で得点ランキング3位タイの高崎寛之のゴールで先制に成功する。高崎はこのゴールで得点ランキングトップタイに並んだ。

松本が長崎の進撃止めて2連勝! 宮阪は直接FKのJ2最多得点更新
17/4/8 15:57

[4.8 J2第7節 松本3-0長崎 松本]

 松本山雅FCがホームでV・ファーレン長崎に3-0で快勝した。松本は今季2度目の2連勝。4勝1分2敗の勝ち点13とした。

 松本は前節から先発1人を変更した。開幕6試合連続スタメンだったMFセルジーニョが今季初めて先発を外れ、MFパウリーニョが4試合ぶりにスタメン入り。セルジーニョが務めていたシャドーのところにボランチのMF宮阪政樹が1列上がり、パウリーニョが中盤の底に入った。

 3連勝中の長崎のスタメン変更も1人。2試合連続ゴール中だったFWファンマがベンチ外となり、空いた1トップを3試合ぶりの先発となるMF木村裕が務めた。システムは松本と同じ3-4-2-1。フィールド選手の登録ポジションがDF3人、MF7人、FW0人となっていたが、選手の並び自体はこれまでと変わらなかった。

 先制したのはホームの松本。前半14分、宮阪が右足で裏へ浮き球のパスを送り、PA内右にFW高崎寛之が走り込む。高崎が頭でコントロールしようとすると、追走して右足を振り上げた長崎DF田代真一のファウルとなり、松本がPKを獲得。同16分に自らキッカーを務めた高崎が右足でゴール右に沈め、早い時間帯にリードを奪った。

 さらに前半22分にはPA後方左で直接FKのチャンスを迎え、キッカーは宮阪。右足でカーブをかけたシュートがゴール左上隅に吸い込まれ、一気に2-0とした。宮阪はこれで直接FKでJ2通算15ゴール目。前節に直接FKでの得点数J2歴代単独トップに立っていたプレースキックの名手は、自身の最多得点記録を更新した。

 前半の終盤には両チームにアクシデント。長崎のMF島田譲が足を引きずって自らピッチを退き、前半42分にMF前田悠佑が交代で入った。松本も直前のプレーで相手GKと交錯して倒れたDF飯田真輝が担架で運び出される。1度は戦列に戻ったものの、同アディショナルタイム1分にDF安川有との交代を余儀なくされた。

 松本の2点リードで迎えた後半は、修正を施した長崎が攻め込む時間帯もあったが、次の1点も松本に生まれた。後半29分、MF工藤浩平のクロスのこぼれ球を拾った長崎MF翁長聖からパウリーニョがボールを奪い、PA内中央からゴール左を狙って左足でシュート。パウリーニョの今季初ゴールが決まり、松本がさらに点差を広げた。

 終盤に長崎も反撃を図り、後半39分には田代のパスをPA内右で受けた木村が左足を振り抜くが、シュートはゴール右外へ。そのまま3-0で終了し、長崎の連勝を3で止めた松本が今季2度目の2連勝を飾った。


PKを決めた松本山雅の高崎である。
このゴールでJ2得点ランキングのトップタイに躍り出たとのこと。
まさにエース。
チームを引っ張るゴールゲッターと言えよう。
来季の対戦が見え隠れする。
楽しみにしておる。

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Jリーグ 第6節 セレッソ大阪戦

三竿健斗フル出場。

三竿健斗、後がないと思ってやる

今節の顔 MF・三竿健斗 J1初先発、成長見せる
J2東京Vから鹿島に移籍して2年目で、J1初先発のチャンスが巡ってきた。ボール奪取に優れる守備的MFは「後がないと思ってやる」と強い覚悟をにじませる。

昨季は出場機会に恵まれなかったものの、日本代表クラスの選手らが多い鹿島でもまれ「細かい指示を出せるようになった」と、守備のかじ取り役として大きく成長した。今節は東京Vでプロデビューしたときと同じ、C大阪が相手。その試合は引き分けたが「2年前とは自分も変わっている」と、自信たっぷりに話した。


今節の顔をとして報じられる三竿健斗である。
リーグ戦初先発に強い覚悟を決めておる。
奇しくも対戦相手は自分がプロデビューした際の相手であったセレッソとのこと。
これは不思議な巡り合わせと言えよう。
当時在籍したフォルランに、試合中にもかかわらず年齢を聞くなど、当時から太い神経を持っておったと聞く。
今日の試合でも、的確なコーチングと高い身体能力とテクニックでセレッソ攻撃陣を封じ込めるのだ。
三竿健斗ここにあり。
期待しておる。

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アツとレアンドロ、個人で局面を打開できる能力が高い

鹿島、8日C大阪戦へ6人入れ替え 石井監督「かえながらやっていく」
 鹿島はホームでのC大阪戦を翌日に控えた7日、約1時間半の練習を実施した。勝てば首位浮上の可能性のある一戦で石井正忠監督(50)は、大幅なメンバー変更を決意。「Jリーグ、ACLを含め、メンバーをかえながらやっていく」。C大阪戦、ACLブリスベン戦(12日)、仙台戦(16日)と9日間で3試合。1日の大宮戦から6人を入れ替え、連戦を白星で乗り切るつもりだ。 (鹿嶋市)

鹿島、中盤総入れ替え C大阪戦
中村、レアンドロに期待


ミニゲームで調整する中村(右)と永木=クラブハウスグラウンド

明治安田J1第6節最終日は8日、各地で7試合を行い、リーグ戦4連勝中の鹿島はカシマスタジアムでC大阪と対戦する。キックオフは午後3時。通算成績は4勝1敗、勝ち点12で暫定3位。

鹿島は12日にアジア・チャンピオンズリーグがあり、今節を含め9日間で3試合を戦う。過密日程を考慮し、C大阪戦は前節の大宮戦から先発6人を入れ替えて臨む。

注目は4人総入れ替えの中盤だ。攻撃的MFは中村とレアンドロが今季のリーグ戦初先発。ともに個人で局面を打開できる能力が高いため、積極的にゴールへ迫るプレーが期待できる。

守備的MFはJ1初先発となる三竿健と永木が担う。経験豊富な永木は「声を掛け合い、自分たちのところで(相手攻撃を)防ぎたい」と若い三竿健を引っ張り、守備を引き締めるつもりだ。

チーム状態が好調の中での大幅なメンバー変更は異例だが、石井監督は「代わって入る選手らは力をつけてきている。紅白戦でも思った以上によかったので心配はない」と自信をのぞかせた。

試験的な要素が多いものの、出場時間が短かった選手らにとっては、評価を上げる大きなチャンスとなる。中村は「死ぬ気でやる」と気合十分。永木は「(今までのメンバーと)同等かそれ以上の試合をできれば、本当に強いチームになっていける」と話した。

GKは韓国代表帰りの権純泰、右サイドバックは伊東が、ともに2試合ぶりに復帰。J1通算500試合出場に王手をかけている曽ケ端は控え、小笠原はベンチ外の見込み。   (藤崎徹)



大幅メンバー変更にて挑むセレッソ戦である。
石井監督は「Jリーグ、ACLを含め、メンバーをかえながらやっていく」と述べる。
アジアと国内、両タイトルを狙うための決意が伝わってくる。
起用されるメンバーについては、「代わって入る選手らは力をつけてきている。紅白戦でも思った以上によかったので心配はない」と評価しておる。
練習でアピールし、試合に出ることは正当な競争が働いておる証拠。
また、中盤のユニットをそのまま起用することで連携も期待できよう。
そして、今季、リーグ戦初先発となるアツは「死ぬ気でやる」と気持ちを前面に出す。
二列目で異才を発揮せよ。
才能の高さは実証済み、ゴールを決めそれをファンに見せつけるのだ。
期待しておる。

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浦和・興梠、ハットトリック達成

【浦和 vs 仙台】 ハットトリック・興梠!
2017年4月7日(金)



20分、27分、45+2分と前半だけでハットトリックを達成した興梠慎三(浦和)

前半だけで3発!! リーグ戦初ハットの浦和FW興梠「やっぱり3点目は…」
17/4/7 23:19


リーグ戦初のハットトリックを達成した浦和レッズFW興梠慎三

[4.7 J1第6節 浦和7-0仙台 埼玉]

 J1リーグ通算102点を奪いながら、一度もハットトリックがなかった浦和レッズFW興梠慎三だが、仙台戦では前半だけでリーグ戦初となるハットトリックを達成した。

 まずは前半20分、右サイドからMF関根貴大が送ったクロスに反応すると、「ああいうのはあんまりないので、決められて良かった」と打点の高いヘディングシュートを叩き込み1点目。「関根から良いボールが来た。あの1点が自分にとっても非常に大きかった」と乗った。

 さらに前半27分にはDF森脇良太とのパス交換でPA内に進入した関根のラストパスを押し込んで2点目を記録。そして同アディショナルタイムには、MF宇賀神友弥がPA内で倒されてPKを得ると、「蹴るとしたら俺か阿部ちゃんだったけど、阿部ちゃんが『行け』と言ってくれた。『ありがとうございます』という感じだった」とキッカーを務めると、右足のシュートでネットを揺らしてハットトリックを完成させた。

 キャリア初のハットトリックは昨年10月9日のルヴァン杯準決勝第2戦FC東京戦で達成。埼玉スタジアムで行われた試合で、3点目は同じようにPKを沈めていた。「やっぱり3点目はPKなんだな」と苦笑しつつも、リーグ戦初の1試合3得点に「素直にうれしい」と喜びを表した。

(取材・文 折戸岳彦)


ハットトリックを達成した浦和の興梠である。
絶好調の様子。
これほどのFWを抑えきるのは難しい。
そのミッションは源と植田に託す。
浦和との対戦は来たる5月4日となる。
邪悪なるアウェイの地ではあるが、必ずや封じ込め勝利を掴んで帰りたい。
来月の対戦が楽しみである。

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鹿島アントラーズ 選手層の厚さはリーグ随一

【鹿島vsC大阪プレビュー】鹿島はリーグ戦4連勝、C大阪も2連勝中…好調のチーム同士が激突


■鹿島アントラーズ 選手層の厚さはリーグ随一、ローテーションを行いながら結果も出ている

【プラス材料】
 前節のアウェイ大宮戦でしぶとく粘り勝ち、リーグ戦4連勝とした鹿島。昌子源が「0-0引き分けでもいいと思って守っていた」と話すように、内容としては満足いくものではなかったが、勝ち点3を手にできたことは大きい。新加入のP・ジュニオール、レアンドロがコンディション、周囲との連係を向上させており、チームは今後右肩上がりの曲線を描く公算が大きい。層の厚い選手層を持ちながら、石井正忠監督が選手を入れ替えながら戦う起用を見せており、主力組とサブ組の温度差が少ないこともチームが前向きに進んでいく要素である。

 ACLとの連戦の第一歩となるC大阪戦。ホームでしっかりと勝ち点3を手にしたいところだ。

【マイナス材料】
 エース金崎夢生が足首の負傷で別メニュー調整を続けており、C大阪戦も欠場する見込み。鈴木優磨ら穴を埋める戦力を抱えるだけに大きな心配にはならないが、金崎の得点はチームに勢いをもたらすだけに、早期復帰が望まれる。また、リーグ通算500試合出場に王手をかけている小笠原満男、曽ヶ端準は先発組からは外れる見込み。このベテラン2人が揃って先発しなかった試合は、攻撃や守備の抑揚が薄れることが多い。永木亮太、昌子がチームを主導する役目を担うが、試合の中で状況に応じた判断、チームへの意思統一を図れるか、が鍵になりそうだ。

 リーグ戦4連勝中とは言え、気を抜けない相手であり、最近よく見られる序盤の拙攻が続くと足元をすくわれかねない。

文:totoONE編集部

■セレッソ大阪 公式戦3連続完封勝利、試合ごとに進化を見せている守備組織

【プラス材料】
 中断明けのJ1第5節横浜M戦で2-0と勝利。ホームで公式戦3連続完封勝利を果たし、尹晶煥監督のもとで取り組む守備組織も、試合ごとに進化している、C大阪。前節では『ラッキーボーイ』木本恭生がJ1初先発初ゴールを記録すれば、エースの柿谷曜一朗も今季初得点。明るいニュースも多いなか、昨季王者・鹿島とのアウェイ戦を迎える。

 この一戦での注目は古巣対決となる山村和也。「(J1に復帰して)鹿島と、あのスタジアムに立って試合をすることをずっと目標にやってきた。そこはすごく楽しみにしている。C大阪の一員としてしっかり戦い、試合に勝って、成長した姿を見せたい」という『ユン・セレッソ』のキーマンが、鹿島時代には見られなかった攻撃的なポジションでのプレーで、どんな活躍を見せてくれるか。勝利に導く凱旋ゴールに期待したい。

【マイナス材料】
 日本代表MF清武弘嗣が、J1第5節横浜M戦前に負傷し、全治2週間という発表があり、今節も欠場。引き続き攻撃の要を欠くのは、C大阪にとっても痛い。

 ここまで開幕戦以外ではチームでゴールを決めているとはいえ、すべてセットプレー絡み。しかも、公式戦7得点の半数以上を、マテイ・ヨニッチ(2得点)と木本恭生(2得点)というセンターバックコンビが決めている。今節こそ、杉本健勇ら攻撃陣には一層の奮起が期待される。

 3年ぶりの顔合わせとなるが、前回対戦の2014年J1第33節では1-4と大敗を喫し、その試合でJ2降格が決まった、因縁の相手。その時のリベンジを果たすためにも、C大阪は昨季王者に果敢に立ち向かい、アウェイでも勝利を目指す。

文:totoONE編集部


「チームは今後右肩上がりの曲線を描く公算が大きい」と記すサッカーキングのプレビューである。
助っ人陣のコンディションが上がり、潜在能力が発揮されそうである。
アタッカーとしてのPJとレアンドロのコンビネーションはなかなかのもの。
実際にACL・ムアントン戦では二人でゴールを奪っておる。
ここはこのセレッソ戦でも期待したいところ。
レアンドロのクロスにPJなのか、PJのアシストでレアンドロが決めるのか。
ブラジル人コンビの躍動に期待大である。

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三竿健斗、『安心してください。出番ないですよ』と言えるようにしたい

鹿島三竿健J1初先発へ「満男さん安心して下さい」
[2017年4月7日20時46分]


練習を終えてクラブハウスに戻る鹿島MF三竿健(右)。左はMF遠藤(撮影・鎌田直秀)

 鹿島アントラーズは7日、セレッソ大阪戦(8日、カシマ)に備えた前日練習を茨城・鹿嶋市内で行い、セットプレーの守備連係確認では前節大宮戦から主力組6人を入れ替えた。

 昨季J2東京ヴェルディから移籍し、大宮アルディージャ戦でも途中出場したMF三竿健斗(20)が、J1初先発することも確実。MF小笠原満男(38)とMFレオ・シルバ(31)に替わり、MF永木亮太(28)とともにボランチで起用される見通しだ。

 小笠原がJ1通算500試合出場に王手をかけている状況での先発に、三竿は「良いプレーをして、満男さんに『安心してください。出番ないですよ』と言えるようにしたい」と、一気に定位置獲得も狙う意気込みだ。永木とのコンビに関しても「亮太くんは前で思い切りつぶしたいタイプ。相棒として後ろでバランスをとりたい。練習してきたことをリラックスしてやりたい」。高まる気持ちを抑えるように、冷静に語った。

 「セレッソとは良い縁がありますね」と言う通り、J2デビュー戦(1△1)も、東京Vラストマッチ(0●2)もC大阪だった。だが、勝利はない。それでも「勝っていないが、良いプレーをできたイメージがある」と次は勝利を呼び込む自身の表情を見せた。「セレッソはセットプレーの攻撃が武器。高さもある」と分析。181センチの高さも生かした守備に加え、攻撃でもサイドチェンジなどの展開力で貢献するつもりだ。

 今季は同学年のFW鈴木優磨(20)が得点を量産していることにも大きな刺激を受けている。自身は過去5試合の途中出場。「今までは悔しさしかなかった。自分が出ていなくて優磨が活躍している。僕たち若い選手が、もっと頑張らないと」と底上げを誓った。今後はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)との過密日程が続くだけに、結果を出して、数多くの出番をつかむ。【鎌田直秀】

鹿島MF三竿健 J1初先発濃厚!小笠原“代役”に抜てきへ
明治安田生命J1第6節 鹿島―C大阪 ( 2017年4月8日 カシマ )


C大阪戦でJ1初先発することが濃厚となった鹿島MF三竿健
Photo By スポニチ


 鹿島は20歳のMF三竿健がC大阪戦でJ1初先発することが濃厚となった。

 C大阪はJ2東京V時代の15年3月に公式戦デビューし、移籍前最後の公式戦となった同年11月にも対戦。「縁があるのを感じる。個人的にはいいイメージがある」という。ACLを含む連戦に備え、J1での500試合出場に残り1試合のMF小笠原主将に代わり抜てきされる予定。「いいプレーをして“もう満男さんの出番はないですよ”と言えるようになりたい」と力を込めた。
[ 2017年4月8日 05:53 ]


三竿健斗について報じるニッカンスポーツの鎌田氏とスポニチである。
鹿島の移籍して二年目、満を持してのリーグ戦初先発となる。
ここは高いモチベーションで挑むところ。
「良いプレイをして、満男さんに『安心してください。出番ないですよ』と言えるようにしたい」とはなかなかの言葉。
高さ・強さ、そしてクレバーなプレイでボランチに健斗ありと名を轟かせるのだ。
健斗の躍動を拝みにスタジアムに向かう。
活躍が楽しみである。

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この4連勝はすべて1点差の勝利で、持ち前の勝負強さは健在

【J1展望】鹿島×C大阪|勝負強さは健在の常勝軍団。小笠原、曽ケ端は“大台到達”なるか
サッカーダイジェスト編集部
2017年04月07日


鹿島――エース金崎の負傷欠場が濃厚だが…。


故障者/鹿島=金崎、小田 C大阪=澤上、山内
出場停止/鹿島=なし C大阪=なし


J1リーグ 第6節
鹿島アントラーズ-セレッソ大阪
4月8日(土)/15:00/県立カシマサッカースタジアム

鹿島アントラーズ
今季成績(5節終了時):2位 勝点12 4勝0分1敗 6得点・3失点

【最新チーム事情】
●J1通算500試合出場に小笠原、曽ケ端が王手。C大阪戦で達成されるか。
●三竿健が今季初先発の見込み。東京Vから移籍2年目。この試合でレギュラー奪取の足掛かりを掴めるかに注目。
●永木も2試合ぶりの先発復帰が濃厚。チームを牽引するプレーを心がける。

【担当記者の視点】
 前節の大宮戦で勝利し、これでリーグ戦は4連勝を達成。得点数で1点足りず2位に位置するが、首位神戸と勝点差で並んだ。

 この4連勝はすべて1点差の勝利で、持ち前の勝負強さは健在。メンバーを入れ替えながらも、チーム力を落とさず、勝利を手繰り寄せている。

 今節はエース金崎が負傷で欠場濃厚だが、鈴木は好調をキープし、P・ジュニオールもチームにフィットし始めているだけに、大きな不安はない。先発が見込まれる三竿健や、レアンドロ&中村の両サイドの働きにも注目だ。

C大阪――山村は古巣との初対戦に燃える。

J1リーグ 第6節
鹿島アントラーズ-セレッソ大阪
4月8日(土)/15:00/県立カシマサッカースタジアム

セレッソ大阪
今季成績(5節終了時):8位 勝点8 2勝2分1敗 5得点・4失点

【最新チーム事情】
●3月30日の練習中に左太ももを痛めた清武(全治約2週間)は今節も欠場。中盤2列目の右には前節の横浜戦(2-0)同様、関口が入りそうだ。
●昨季、鹿島から移籍してきた山村は、古巣との初対戦に燃える。
●キム・ジンヒョンは韓国代表の同僚クォン・スンテとの対決へ。モチベーションは高い。

【担当記者の視点】
 左太ももを痛めている清武の代役は、前節の横浜戦で好パフォーマンスを見せた関口が務めそうだ。ただ、横浜戦で途中出場し、PKを獲得した丸岡も調子を上げており、彼を起用する可能性もある。

 一方、鹿島戦へモチベーションを上げているのは山村とキム・ジンヒョンだ。前者は古巣との初対戦に、後者は韓国代表の同僚クォン・スンテとの対決に燃えている。トップ下の山村が攻撃に上手く絡めるかは、ひとつの鍵になるだろ。


「先発が見込まれる三竿健や、レアンドロ&中村の両サイドの働きにも注目」と綴るサッカーダイジェストのプレビューである。
前節より6人を入れ替える布陣は驚きをも感じさせられる。
特に三竿健斗は鹿島に移籍してリーグ戦初先発となる。
この采配は興味深いところ。
やはりここは、マッチアップするセレッソの山村封じがタスクとして課せられておるのであろう。
セレッソの攻撃の中心には山村がおる。
そこを抑えることが叶えば勝機を引き寄せることが出来よう。
健斗にかかる期待は大きい。
また、二列目はアツとレアンドロが担うこととなる。
この二人には、攻撃を活性化させ、ゴールという結果が欲しいところ。
堅守のセレッソから勝利を掴み取るには、この試合を託された選手にかかる。
必ずや結果を出してくれよう。
楽しみな一戦である。

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コンビネーションプレイも向上した鈴木優磨が、鹿島の攻撃の中心を担っている

【鹿島 vs C大阪】 ウォーミングアップコラム:弱冠20歳ながらもチームを牽引するストライカー・鈴木優磨
2017年4月7日(金)



春休みの間、鹿島アントラーズのクラブハウス練習場は、たくさんの人たちであふれかえった。特に目立つのは親子連れ。昨年暮れ、地上波のゴールデンタイムにレアル マドリード(スペイン)と戦った一戦は、確実にファンの裾野を広げた。

なかでも子どもたちに人気なのが鈴木優磨(写真)だ。Jリーグにおいても、ゴールというわかりやすい結果を見せてくれる20歳のストライカーは、男の子たちにとってヒーローと言える存在だ。中学生くらいになると今度は女の子のファンが増える。どこか危険な香りをまとう存在は、この年代には不思議と魅力的に映るものだ。

今季開幕前、クラブはペドロ ジュニオールやレアンドロを獲得し攻撃陣に厚みを加えていた。鈴木にとっては苦しい位置からのスタートが予想されるなか「本気でポジションを取りに行く」と宣言。開幕前のプレシーズンマッチからFUJI XEROX SUPER CUPの浦和戦、そしてアジアチャンピオンズリーグ初戦の蔚山現代戦まで7戦7発という文句なしの結果を残し続けた。しかし、Jリーグ開幕戦ではスタメンを飾れず、石井正忠監督からは「組み立ての部分にまだ課題がある」と指摘された。

しかし、あっという間にその課題も乗り越える。ここ2試合は、金崎夢生の怪我もあって先発の座を掴むといずれもフル出場で勝利に貢献した。
「少しずつやることが整理できて、やれることが増えているのは感じています。前を向いてスルーパスとかもっとそういうプレーが増えてくれば自分のストロングポイントも生かせるようになる」

ゴールだけしか見えなかった時期は終わり、視野を広く持ってプレーすることができている。選択肢を多く持っている選手はディフェンスも守りづらい。ペドロ ジュニオールとのコンビネーションプレーも向上した鈴木優磨が、鹿島の攻撃の中心を担っている。

文:田中滋(鹿島担当)

明治安田生命J1リーグ 第6節
4月8日(土)15:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs セレッソ大阪


優磨について記すJ’sGOALの田中滋氏である。
子供たちに大人気であることを伝える。
ゴールという分かりやすい結果をCWCで出し、パフォーマンスと共に大きく報じられたこともあり、一気にお茶の間の人気者となった。
この人気にあぐらをかくことなく、今季はポジションを得ておる。
そして、前節はスルーパスでアシストするという一つ皮の剥けたプレイを魅せた。
まだまだ成長過程、だがスター性がある。
明日のセレッソ戦でも活躍し、少年少女の期待に応えよ。
楽しみにしておる。

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HappyBirthdayヤス

C大阪戦前日練習


明日のC大阪戦に向け、セットプレーやレクリエーションゲームなどで最終調整しました。


セレッソ戦に向けた前日練習に勤しむヤスである。
明日はベンチスタートが予想されておるが、準備を怠ってはならぬ。
不測の事態はいつ起こるか分からぬもの。
ヤスのキープ力と左足はJリーグ随一。
その迫力ある攻撃力でチームに貢献するのだ。
誕生日おめでとう。

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カシマスタジアム、大型映像装置増設

大型スクリーン2台に カシマで8日から


サッカーJ1の鹿島アントラーズの本拠地、鹿嶋市神向寺の県立カシマサッカースタジアムの北側2階観客席に最新鋭の大型映像装置が増設された。南側の同装置も先行して改修。スタジアムのどの座席からも鮮明なゴールシーンなどのリプレー映像が見られるようになり、観戦環境が向上する。

導入されたスクリーンは縦9・6メートル、横19・2メートル。昨年まで南側にあった旧映像装置に比べて1・4倍の大きさ。南北2画面の総面積は369平方メートルで、約230畳分に匹敵する。画質も、日本代表戦が頻繁に行われる埼玉スタジアム(さいたま市)や日産スタジアム(横浜市)よりも優れた国内最高クラス。総事業費は約4億9千万円。

同スタジアムは2020年東京五輪のサッカー競技の追加会場の候補に挙がっている。五輪会場や日本代表戦開催の誘致に向けた大きなアピール材料の一つとなる。

これまで大型スクリーンは南側にしかなく、北側にあるのは、得点と時間のみを表示する電光掲示板だった。そのため、南側スタンドから映像を見るには背後を見上げなければならなかった。両側を整備したことで、Jリーグの試合時は、ホームとアウェーの両クラブサポーターとも同じ条件で見られることになる。地震などの災害時にも避難情報が伝わりやすくなる。

改修工事では、スタジアム内のカメラを1台から5台に増設した。アマチュアの試合でもスクリーンの利用が可能。得点表示は手元のタブレット端末で操作できるなど簡易化した。

同スタジアムを管轄する県事業推進課は「スタジアムの魅力アップにつなげたい」と期待する。

南側は2月に運用をスタート。北側は3月末に工事が完了し、今月8日の鹿島-セレッソ大阪戦から使用される。


完成したカシマスタジアムの大型ビジョンである。
明日のセレッソ戦では、ホームのゴール裏からも大きな映像が楽しめることとなる。
これにて、情報をスタジアムに流すことが出来、より観やすいスタジアムとなろう。
新たな気持ちでスタジアムに向かう。
鹿島のゴールシーンを多くリプレイして欲しい。
楽しみである。

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鹿島アントラーズ、メルカリ社とスポンサー契約

鹿島 メルカリと“タッグ”年間4000万円でスポンサー契約へ
 鹿島のオフィシャルスポンサーに株式会社メルカリ(本社・東京都港区)が決まったことが6日、分かった。7日に発表される。CMで話題のメルカリは20、30代の女性に人気があり、Jリーグで最も入場者数に占める女性ファンの比率が高い鹿島とのコラボレーションが注目される。決勝に進出した昨年末のクラブW杯効果が具体的な形となって表れた。

 “世界2位”になったことが、大型のスポンサー契約をもたらした。お笑い芸人の渡辺直美や千原せいじらを起用したコミカルなCMが話題のメルカリと鹿島がタッグを組む。クラブのオフィシャルスポンサー契約の額は最低でも年間4000万円(推定)。スポンサー契約を結ぶ76社の中でも、メルカリはトップスポンサーの仲間入りを果たす。

 同社は日本最大のスマートフォン向けフリーマーケットアプリを展開する。13年の創業以来、日米合算で6000万ダウンロードを記録する、新進気鋭の企業だ。クラブ幹部は「急成長を遂げたメルカリ社との関係構築は、今季クラブとして重視しているデジタル施策の強化、および新規顧客層の開拓に向けて大きなメリットとなる」と説明する。

 メルカリのアプリは20、30代の女性を中心に人気を集めるが、鹿島も昨季、Jリーグが統計した入場者数に占める女性比率が44%(ホーム浦和戦時)とJ1最高だった。さらなる「鹿女」の増加、そして、男性ファンやコアなサポーター以外の未開拓の顧客層へのアプローチも可能になる。同幹部は「お互いにウィンウィンの関係が築けるようにしたい」と話した。

 契約を機に駅から2番ゲート付近へと延びる通路を「メルカリロード」と命名。8日のC大阪戦では関連イベントも行われる。また、22日の磐田戦以降のホームの試合では、試合後に選手が着用したユニホームなどの出品をライブ配信する予定もある。

 茨城県出身のメルカリ小泉文明取締役は「日本だけでなく世界のトップを目指す姿は、フィールドは違えど共通の思い」と互いのフィロソフィーが合致して契約に至ったことを明かした。今季ACLを含めた全大会優勝を目標に掲げる鹿島。タイトル獲りへ、力強いバックアップだ。
[ 2017年4月7日 05:50 ]


新たにスポンサーに加わったメルカリ社である。
これは嬉しい報。
スマートフォン・フリーマーケットアプリを運営する同社は成長著しい。
また、ファンの女性比率がJ1最高の鹿島との相性も良い。
これはお互いに良い効果が得られるのではなかろうか。
この大型契約の締結にて、鹿島サッカースタジアム駅からゲートまでの道を「メルカリロード」と命名するとのこと。
列車にて通う人々への大きなアピールとなる。
そして、これから大きなイベントを数多く行っていき、双方に利益をもたらせてくれよう。
大型スポンサー契約で更なるステップアップをしていく。
楽しみである。

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Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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