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優磨、シュートを打っていないので満足できていないです

【鹿島】決勝点をアシストも険しい表情の鈴木優磨が、バスに乗り込む直前に残した言葉
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年04月02日


「俺、たぶん、シュートゼロなんで」


狙いすましたスルーパスで土居の決勝点をアシストした鈴木だが、先発フル出場で“シュートゼロ”に反省を口にした。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ5節]大宮 0-1 鹿島/4月1日/NACK

 79分、レオ・シルバからパスを受けてドリブルで前に進むと、左サイドからゴール前に走り込む土居聖真の足もとにピタリとつける。

 狙いすましたスルーパスで土居の決勝点をアシストした鈴木優磨だが、その活躍についてコメントを求められても、表情は険しい。

「俺、たぶん、シュートゼロなんで。そこが反省点ですね」

 ここまでその高い得点力で評価を高めてきた男は、たしかにこの日は先発フル出場を果たしながら、1本もシュートを打てなかった。ラストパスを呼び込む動きはしていたが、思うようなボールが届かず、消化不良の内容に終わった。

 ただ一方で、チャンスメイクではポジティブな一面が見られた。土居へのアシストはもちろん、その前の74分、同じようなシチュエーションで、鈴木は右足のアウトサイドでペドロ・ジュニオールに完璧なスルーパスを通し、惜しい場面を作っている。

 右サイドに流れて、数的不利でも力強いドリブルで縦に突き抜ける。味方にスペースを空けるフリーランもこなす。

「プレーの幅が広がっているのは悪くないことだと思う。これからもっとその幅を広げられるようにしていきたい」

 鈴木本人も、“ゴール”だけでない部分で少なからず手応えを感じているのは間違いない。それでも、点取り屋としてのプライドが自らの仕事ぶりに合格点を与えない。

 バスに乗り込む直前にも、鈴木はこう言った。

「でもまあ、シュートを打っていないので、満足できていないです」

 このゴールへの強い執着心がある限り、背番号9の成長は止まることはない。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


優磨について取材したサッカーダイジェストの広島氏である。
アシストを記録し、勝利に貢献した優磨であるが、この大宮戦、シュート0に終え不満を述べる。
ストライカーたるものシュートが放てねば、ゴールは生まれぬ。
ここは、もっとシュートに繋がるプレイもしたかったことであろう。
しかしながら、この日の大宮守備陣は、守ることに気迫を放っておったことも事実と言えよう。
守り切るべく、FW二人から目を離すことはなかったように思う。
優磨もこれでは簡単なプレイは出来ぬところ。
その中で、アシスト以外にもPJへの好パスなどフットボーラーとしての幅を魅せた。
このあたり、昨季にはサイドのMFとして多く起用した石井さんの指導が表れておるのではなかろうか。
優磨は確実に成長しておる。
フリーランもアシストあるとなれば、ゴールもまた近づこう。
優磨の活躍を拝みにスタジアムに通う。
楽しみである。

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優磨、大宮戦で見せたアシストが意味するもの

【コラム】鹿島FW鈴木優磨の進化が止まらない…大宮戦で見せたアシストが意味するもの

鈴木は大宮戦で決勝点をアシストして勝利に貢献した [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

藤江直人
スポーツ報道を主戦場とするノンフィクションライター。


 日本サッカー界が生んだ不世出の点取り屋、釜本邦茂さんからストライカーの定義を聞いたことがある。

「ディフェンダーでも誰でも、点を取れる選手のことをストライカーと呼ぶんや」

 国際Aマッチで日本歴代最多の75ゴールをマークしている釜本さんは豪快に笑い飛ばしながら、日本代表が銅メダルを獲得した1968年のメキシコオリンピックを振り返った。釜本さんは7ゴールをあげて、アジアの選手では初めて得点王に輝いている。

「メキシコ大会における日本の総ゴールが9。あとの2つは渡辺正さん(故人)があげたけど、アシストしたのはともに私です。ストライカーは相手にマークされるから、味方が生きるスペースも生まれる。ストライカーはアシストも多いんですよ」

 偉大なるOBの定義に則れば、鹿島アントラーズの成長株、20歳のFW鈴木優磨はまたひとつ、ストライカーへの階段を駆け上がったことになる。大宮アルディージャのホーム、NACK5スタジアム大宮に乗り込んだ4月1日の2017明治安田生命J1リーグ第5節。鈴木が大仕事をなし遂げたのは、両チームともに無得点で迎えた79分だった。

 中盤でこぼれ球を拾ったMFレオ・シルバからパスを受けて前を向く。目の前に広がるスペースへボールを持ち出しながら、一瞬だけ左サイドをチェック。長い距離をフリーで走ってきていたMF土居聖真の姿を確認しつつ、ミドルシュートを打つ雰囲気をプンプンと漂わせる。

 当然のように、大宮守備陣の視線は鈴木の一挙手一投足に集中する。菊地光将、河本裕之の両センターバックのポジショニングも中途半端になる。ペナルティーエリアの手前まで相手を引きつけた上で、ノールックで最終ラインの背後を突いていた土居へスルーパスを送った。

「良いパスが出てくると信じて走り込みました。あまり(鈴木)優磨からのアシストはないんですけど」

 トラップから素早く右足を振り抜き、ゴール右隅に流し込んだ今シーズン初得点に笑顔を弾けさせた土居とは対照的に、感謝された鈴木はちょっぴり不満げな表情を浮かべていた。

「オレ、多分シュートがゼロなので。そこは全然満足していないし、反省点ですね」

背番号が「34番」から「9番」へ託された理由


大迫(左)と鈴木(右)はともに「34番」から「9番」に背番号を変えている [写真]=Getty Images

 鹿島アントラーズユースから昇格して3年目。昨シーズンまで背負っていた「34番」を、今シーズンから「9番」に変えた。Jリーグが固定背番号制になった1997シーズン以降、黒崎久志、鈴木隆行、平瀬智行、現在はオーストラリアでプレーする田代有三、そして大迫勇也(ケルン)と引き継がれてきた。

 昨夏にFWジネイ(現湘南ベルマーレ)が退団してからは空き番となっていた、ストライカーの象徴でもある「9番」を託した理由はただひとつ。鈴木満常務取締役強化部長が言う。

「本人も(変更を)希望していたかもしれないけど、僕たち(フロント)の方がそのように考えていた。『34』から『9』はいわゆる大迫コースだからね」

 鹿児島城西高校から2009シーズンに鹿島入りした大迫は、当初の背番号「34」を2年目から「9」に変更。ゴールへの嗅覚だけでなく、周囲を生かせる巧みなポストプレーを武器に絶対的な主軸への階段を駆け上がり、2013シーズンにはリーグ5位タイの19ゴールをマーク。ドイツへと旅立っていった。

 昨シーズンのJ1で8ゴールをゲット。準優勝したFIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016を含めて、公式戦で11ゴールと2桁に乗せた鈴木の実績を評価した鹿島のフロントは、タイミング的にも「今がベスト」と判断したのだろう。

 大迫とはタイプが異なるかもしれないが、ゴールだけでなく周囲も生かせる前線のマルチプレーヤーへ育って欲しい。4月に21歳になるジュニアからの生え抜きの若武者に、常勝軍団をけん引していく自覚を持って欲しい。2つの願いが背番号の変更に凝縮されている。

「アントラーズの『9番』は歴代のすごい選手がつけてきたので、オレもそれに恥じないような選手になりたい。点を取って勝利に貢献したいです」

 シーズン前からこう公言してきた鈴木は、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)などを含めた公式戦で、チームトップの5ゴールをマークしている。J1で3試合連発を狙った大宮戦では不発に終わったが、それでも土居から「あまりない」と指摘されたアシストには、ちょっとだけ言葉を弾ませた。

「自分のプレーの幅が広がっていることは、悪いことではないと思うので。これからもっと幅を広げていけるように、頑張っていきたい」

 大宮戦では右足首を痛めたエース金崎夢生が欠場。74分にはペドロ・ジュニオールもベンチへ下がり、デビュー戦となった途中出場の18歳、FW安部裕葵(瀬戸内高校)をけん引しながら完封勝利に貢献した。開幕戦こそFC東京に屈した鹿島だが、これで第2節からは4連勝。首位・ヴィッセル神戸に勝ち点「12」と得失点差「+3」で並び、総得点でわずかに「1」及ばない2位に肉迫した。

「最終的にはスコアで勝っていればいいので、今日はそれを遂行しただけです」

 冒頭の話を釜本さんに聞いたのは、2000年のシドニーオリンピックの直前だった。20世紀のことだが、ストライカーの定義そのものは普遍的なものでもある。味方に生かされ、相手に与える威圧感を逆に利用して味方も生かす。それでいてゴールへの渇望を抑えきれない若武者は、2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選の予備登録メンバー97人の中にも名前を連ねている。

文=藤江直人


優磨について記すサッカーキングの藤江氏である。
「鹿島アントラーズの成長株、20歳のFW鈴木優磨はまたひとつ、ストライカーへの階段を駆け上がったことになる」と評す。
日本が生んだ世界的FWの釜本の言葉を引き合いに出し、優磨を論じる。
ここまで公式戦4試合連続得点中であった優磨には、この大宮戦でもゴールの期待が高まっておった。
そこで、アシストという結果を出したことで、「ストライカー」としての評価が上がったと称す。
これは上手い言い分と言えよう。
ストライカー論はともかくとして、フットボーラーとしての器は上がったように感じる。
また、兄貴分の夢生の欠場もあり、攻撃を牽引しようとしておったようにも感じられる。
まだ二十歳という存在ではない。
そして、藤江氏は背番号9に込められた秘話を紹介する。
34→9は大迫コース。
鈴木満常務強化部長も大迫のような頼れるFWとして優磨に期待を込めておる。
成長著しい優磨は、どこまで登っていくのであろうか。
優磨の成長を目の当たりに出来る我らは幸せである。
これからも更なる活躍を期待したい。

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土居聖真は、ピンチを未然に防いでは、勝利をもたらすゴールを決めてみせた

【鹿島】日本代表の“あの選手”を彷彿とさせる土居聖真のポテンシャル
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年04月02日


守備でも、攻撃でも、ここぞという時はアクセル全開。


テクニックの高さはすでに実証済み。今季はタフさも備えつつある土居は、さらなる成長を期待させるプレーを披露し、大宮戦の勝利の立役者に。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ5節]大宮 0-1 鹿島/4月1日/NACK

 総走行距離も、スプリントの回数も、取り立てて際立つ数字ではなかった。ただ、要所でその走力を惜しみなく披露した土居聖真は、ピンチを未然に防いでは、勝利をもたらすゴールを決めてみせた。

 60分、相手のサイドチェンジに対応し、センターライン付近で大宮の右SBの奥井諒をケア。しかしそこで取り切れず、縦パスも阻止できなかった。

 奥井はそのまま縦に走り出して、リターンをもらおうとする。やや後手を踏んだ土居だが、奥井のランに全速力でついていき、江坂任からの折り返しをカットして事なきを得た。

 79分の得点シーンでも、精力的な走りが光った。

 大宮の深い位置からのパスを高い位置で安部裕葵が引っかけ、ルーズボールを拾ったレオ・シルバが、前方にいる鈴木優磨にパスを送る。

 この間、左サイドにいた土居はすでにゴールに向かって走り出していた。鈴木が前を向いてボールを前に運び出した時には、バイタルエリアにぽっかりと空いたスペースに侵入していた。

 あとはパスを受けるだけ――。

 鈴木から丁寧なスルーパスが届くと、「相手に触られないところに置くことだけは意識して」(土居)と、鮮やかなコントロールから素早くシュートを放ち、ネットを揺らした。

「前で良い形でボールを取れて、けっこう長い距離を走ったんですけど、スペースがあったので、(パスが)出てくることを信じて走りました」

 守備でも、攻撃でも、ここぞという時はアクセル全開で走り抜ける――スタミナや上下動の回数ではまだ及ばないが、攻守に何度も顔を出すタフネスさと非凡な決定力で、日本代表の左ウイングのファーストチョイスになっている原口元気を彷彿とさせるパフォーマンスだった。

 また、相手を背負った時の高いキープ力からは、巧みな身体の使い方や、簡単には倒されない足腰の強さが見て取れた。テクニシャンの印象が強い土居だが、一つひとつのプレーに力強さが宿り、そして正確さが増しているのも特筆すべき点だ。

 今季はリーグ戦と並行して、ACLにも参戦。国際舞台での激しい戦いを経て、さらに逞しさを身につけた時、日本代表入りも見えてくるはずだ。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


聖真について記すサッカーダイジェストの広島氏である。
この大宮戦では決勝点以外でも攻守によく走った。
「総走行距離も、スプリントの回数も、取り立てて際立つ数字ではなかった」とデータ上は目立っておらぬが、結果を出すところに、試合の流れを読む力が備わってきたのではなかろうか。
また、「テクニシャンの印象が強い土居だが、一つひとつのプレーに力強さが宿り、そして正確さが増しているのも特筆すべき点」と評す。
ボールキープやゴールへのパスを選択したシュートなど、今の聖真を表しておる。
昨季まではFWとして起用されたが、今季からは左サイドのレギュラーに固定された。
戦術眼を身に付け、身体の強さも兼ね備えたテクニシャンが中盤を制圧する。
昨日の大宮戦は、今季の鹿島はひと味違うと世に知らしめたのではなかろうか。

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安部裕葵、鹿島史上3番目の年少出場記録

鹿島のルーキー安部がJ1初出場…内田篤人に次ぐクラブ3位の年少記録

1日の大宮戦でJ1デビューを果たした鹿島FW安部裕葵 [写真]=Getty Images for DAZN

 4月1日に行われた明治安田生命J1リーグ第5節で、鹿島アントラーズは敵地で大宮アルディージャと対戦。MF土居聖真が決勝ゴールを挙げ、1-0と勝利を収めて4連勝を果たした。

 瀬戸内高校出身で、今季から鹿島でプレーするFW安部裕葵が74分に途中出場。J1デビューを果たした。鹿島の公式HPによると、クラブ史上3番目の年少出場記録樹立となった。

 安部は74分、ブラジル人FWペドロ・ジュニオールとの交代でピッチに立った。1999年1月28日生まれの同選手は、18歳2カ月4日でJ1初出場を記録。クラブ史上3番目の若さでデビューを果たした。

 なお、鹿島史上最年少出場記録を持っているのはMF野沢拓也(現ベガルタ仙台)で、17歳7カ月29日。2位はDF内田篤人(現シャルケ)で、17歳11カ月6日となっている。


鹿島史上3番目の年少出場記録となった安部裕葵である。
野沢の17歳7カ月29日、篤人の17歳11カ月6日に次ぐ記録となる。
偉大なる二人と同様に鹿島の軸となってくれることであろう。
そして、安部裕葵の名が鹿島ファンだけでなく日本全国、アジア全土に鳴り響く日がいずれ来よう。
楽しみである。

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安部裕葵、ボールを持っただけで嫌がられる選手になれれば

堂々Jデビュー飾った安部裕葵の“鹿島あるある”「練習のほうが試合より難しい」
17/4/2 09:30


鹿島ルーキーFW安部裕葵がJデビューを飾った

[4.1 J1第5節 大宮0-1鹿島 NACK]

 注目のルーキーが大物感を漂わせた。「緊張は全くしなかった」。今季、瀬戸内高から鹿島アントラーズに加入したFW安部裕葵(あべ・ひろき)が堂々のJデビュー。「もうちょっとやれることがあったと思うけど、これが今の実力」と自らの初陣を振り返り、「チームが勝つことを意識した。点を決めることができればベストだけど、チームが勝ってよかった」と安堵の表情を浮かべた。

 途中交代でピッチに入った5分後に決勝点が生まれた。0-0で迎えた後半29分、FWペドロ・ジュニオールに代えて投入され、2トップの一角に入った。同30分にはファーストタッチでパスをつなぎ、MF土居聖真が決定的な右足シュート。これはGKのセーブに阻まれたが、同34分、最終ラインからのパスに右足を伸ばしてコースを変えると、こぼれ球を収めたMFレオ・シルバ、FW鈴木優磨を経由し、土居のゴールにつながった。

「思い切ってやれ」。1点を狙う大事な局面で安部をピッチに送り出した石井正忠監督は「非常に動き出しがいいし、ボールが収まる。個人で仕掛けられる選手なので、そこを期待して入れた」と起用の意図を明かした。果敢なプレーにも、指揮官は「彼自身も納得いくプレーはできなかったんじゃないかな」と手厳しかったが、「非常に能力は高い。チームの力になってもらいたい」と今後の活躍に大きな期待を寄せる。

 Jクラブ最多の通算19冠を誇る常勝軍団。その一員としてピッチに立つために「常に目立たないとメンバーに入れない。毎日がセレクションのような気持ち」と奮い立っている。練習ではDF昌子源、DF植田直通の日本代表CBコンビと対峙。

「練習のほうが試合より難しいんじゃないかと思っているくらい。(昌子)源くん、植田くんを相手にしているので、練習で自信はついている」。王者のプライドを胸に、プロとしての第一歩を踏み出した18歳の若武者は「ボールを持っただけで嫌がられる選手になれれば」と進化を誓い、高みを目指していく。

(取材・文 佐藤亜希子)


安部裕葵の公式戦デビューについて取材したゲキサカの佐藤女史である。
ファーストタッチで決定機を作り出し、また決勝点も裕葵が伸ばしたつま先で相手のパスコースを微妙に変えたところから始まっておる。
持っている選手と言って良かろう。
そして、コメントには大物感が漂う。
全く緊張しなかったことや、練習の方が試合より難しいと述べるところに、メンタルの強さが垣間見える。
この大宮戦は、新たなるスター誕生の第一歩だったと後の歴史家に言わせしめたい。
楽しみな逸材である。

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聖真、この流れを大事にして全部勝っていきたい

鹿島が首位肉薄、「あんまりない」鈴木優磨のアシストで土居聖真が決勝ゴール
17/4/2 07:00


決勝点を決めたMF土居聖真が“銃撃”のゴールパフォーマンス

[4.1 J1第5節 大宮0-1鹿島 NACK]

 ゴールの予感が漂っていた。鹿島アントラーズは押し込みながらも0-0の時間帯が続いたが、迎えた後半34分、MF土居聖真がゴールをこじ開けた。

 こぼれ球を収めたMFレオ・シルバのパスからFW鈴木優磨が相手を引きつけ、PA内に絶妙なスルーパス。「長い距離を走っていた。(パスが)出てくるのを信じて走りました」。猛然と走り込んだ土居がトラップから素早く右足で蹴り込み、先制のゴールネットを揺らした。

 両チーム最多となる4本のシュートを放ち、好調ぶりを見せつけた。「点を決められたのは良かったけど、個人的には決められる場面は2点も3点もあった」。前半4分にPA手前から右足ミドル、同5分には左45度の位置から狙い澄ましたシュートを連発し、立ち上がりから大宮ゴールを脅かした。後半30分の決定機にPA内左から狙ったシュートはGK塩田仁史のセーブに阻まれたものの、その4分後にはスピードで振り切り、同じ位置からゴールを陥れた。

 得点後は右手で“銃撃”のゴールパフォーマンス。NIKEの「ゴールパフォーマンスコンテスト」から選んで採用したといい、「鈴木、三竿と点を取ったらやろうと言っていた。今日できてよかった」と照れ笑い。「あんまり(鈴木)優磨からのアシストで点を決めることはない」とストライカーからのお膳立てに感謝した。

 土居の今季初ゴールが決勝点となり、1ー0の完封勝利。開幕黒星からの4連勝を飾り、ACLとの過密日程の中でも勝ち点を積み重ねる鹿島。首位神戸が敗れたため、勝ち点12、得失点差「+3」で並び、総得点差「1」に肉薄。ACLでもグループE首位に立つ常勝軍団の一員として、8番を背負う24歳は「ACLも続くし、負けられない試合がずっと続く。この流れを大事にして全部勝っていきたい」と力強かった。

(取材・文 佐藤亜希子)


聖真の先制ゴール裏話を記すゲキサカの佐藤女史である。
「あんまり(鈴木)優磨からのアシストで点を決めることはない」と珍しいアシストに感謝の意を表す。
確かに優磨から聖真でゴールが決まった記憶は無かったように思う。
昨季までは、優磨も聖真も今季とポジションも起用法も異なり、距離感が違ったのであろう。
今季は優磨のセンターFW、聖真の左ハーフがほぼ固定されておる。
お互いの良さを理解し、コンビネーションも深まっていくのではなかろうか。
また、ゴールパフォーマンスについても伝えられておる。
NIKEの「ゴールパフォーマンスコンテスト」から採用したのこと。
面白い試みと言えよう。
この大宮戦からスパイクが変わり、ゴールも決まった。
聖真の躍動で勝利を積み重ねていきたい。
楽しみである。

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大宮戦報道

鹿島土居が先制 大宮は開幕5連敗/宮-鹿5節
[2017年4月1日22時54分]


後半、ゴールを決める鹿島MF土居(撮影・河野匠)

<明治安田生命J1:大宮0-1鹿島>◇第5節◇1日◇NACK

 鹿島アントラーズが大宮アルディージャを下し2位に浮上した。大宮は開幕から5連敗で、18チーム中、唯一勝ち点を奪えないまま5試合を終えた。

 前半から主導権を握ったのは鹿島だった。FW土居聖真(24)、FWペドロ・ジュニオール(30)が果敢にシュートを放つ。大宮の守護神GK加藤順大(32)の好セーブもありゴールを割れず、0-0で前半を折り返した。

 後半22分、大宮はGK加藤が負傷し、GK塩田仁史(35)に交代した。試合が動いたのは後半34分。鹿島はFW鈴木悠磨(20)のスルーパスに抜けだしたFW土居が右足で流し込み先制した。大宮も反撃に出るが、4試合でわずか1得点と深刻な決定力不足から抜け出せず、無得点に終わった。

鹿島土居、勝利導く初弾も「2、3本チャンスが…」
[2017年4月1日23時2分]


後半、ゴールを決めガッツポーズを見せる鹿島MF土居(撮影・河野匠)

<明治安田生命J1:大宮0-1鹿島>◇第5節◇1日◇NACK

 鹿島アントラーズがMF土居聖真(24)の今季リーグ戦初得点で、1-0と勝利した。

 後半34分、FW鈴木優磨(20)のスルーパスに、相手GKより一瞬早く反応し、右足で流し込んだ。前半に何度か好機を外していただけに「自分のところで2、3本のチャンスがあったので、決めきれなくてまだまだ」と反省も、「勝利に通じる点がとれたことは良かった」と笑顔を見せた。

 チームは開幕戦で東京に惜敗したが、第2節の甲府戦以降4連勝。首位の神戸と勝ち点12で並び、総得点差の2位に浮上した。「相手のカウンターは怖かったですけれど、集中をきらさなかったことが勝利につながった。ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)と並行して勝ち続けることだけです」。次節は8日にC大阪とホームで対戦する。

鹿島、代表CB昌子&植田で完封 4連勝で2位浮上
[2017年4月2日7時52分 紙面から]


大宮対鹿島 後半、大宮FWムルジャ(右)と激しく競り合う鹿島DF昌子(撮影・河野匠)

<明治安田生命J1:大宮0-1鹿島>◇第5節◇1日◇NACK

 鹿島アントラーズは日本代表センターバックコンビを中心に完封した。大宮アルディージャ攻撃陣に好機をつくらせず、終了間際のパワープレーも耐えた。DF昌子は「0-0でもOKくらいの気持ちでやっていた」。前節清水エスパルス戦は先に2点を失い、今季は終了間際に失点した惜敗もあったことを反省。「最後は聖真(MF土居)が能力の高さで助けてくれた」と仲間の殊勲弾にも感謝した。代表から戻った後の紅白戦では控え組に大量失点したが、しっかりと立て直した。

 DF植田は前半に2本のCKを頭で合わせるなど攻撃でも存在感を発揮した。「決めなきゃいけなかった」と悔しがった一方で、「1点取ってくれたら、後は守ってやるという気持ちだった。1-0で勝つのは理想」。4連勝のうち3試合目となる最少得点での勝利に満足感も得た。

 大宮戦は13年8月3日以来、6戦ぶりの勝利。リーグ戦4連勝で首位ヴィッセル神戸と総得点差の2位に浮上した。次節は8日にセレッソ大阪とホームで対戦。昌子は「自分たちは連勝をいつまでも伸ばしたい」。次も無失点にこだわる。【鎌田直秀】

鹿島、土居のゴールで4連勝!神戸に並ぶ…大宮は泥沼の開幕5連敗

後半、先制ゴールを決め駆けだす鹿島・土居=NACK5

 明治安田生命J1リーグ第5節が4月1日に行われ、NACK5スタジアムでは大宮アルディージャと鹿島アントラーズが対戦した。試合は鹿島が1-0で大宮を下してリーグ戦4連勝。首位・ヴィッセル神戸に勝ち点12で並んだ。一方、大宮は泥沼の開幕5連敗となった。

 昨季王者の鹿島は、前節の清水エスパルス戦で2点を先行されながらも逆転勝利を収めた。今節も勢いそのままにリーグ戦4連勝を狙いたい。一方、ここまで開幕から4戦未勝利の大宮。ホームのサポーターになんとか勝利を届けたいところ。大宮はMF金澤慎が今季初出場。鹿島はGK曽ヶ端準が今季のリーグ戦初先発、FW金崎夢生がベンチ外となった。

 最初のチャンスは鹿島。5分、右サイドを突破したペドロ・ジュニオールがクロスを入れると、ボールは逆サイドの土居聖真に渡る。土居がカットインして右足でコントロールシュートを狙ったが、ここはGK加藤順大がビッグセーブでCKに逃れる。

 さらに20分、左CKを獲得すると、遠藤康が左足でクロスを供給する。これを飛び込んだ植田直通がヘディングで合わせたが、ここもGK加藤が横っ飛びでセーブした。

 大宮は33分にカウンターからチャンスを作る。右サイドでボールを受けた江坂任がドリブルからペナルティエリア内右に進入。角度のないところから右足を振り抜いたが、惜しくも枠の右上に外れてしまった。

 36分には鹿島が右CKから決定機を迎える。小笠原満男のクロスを植田が合わせると、山本脩斗がコースを変える。これが右ポストを直撃したが、最後は加藤がゴールラインぎりぎりのところでキャッチした。このままスコアレスでハーフタイムを迎える。

 大宮は65分にGK加藤が味方と交錯して負傷。GK塩田仁史が代わってピッチに入った。

 後半も鹿島が攻勢に出る。74分、スルーパスに抜け出したペドロ・ジュニオールがGK塩田をかわしてチャンスを迎えたが、角度がなくシュートを打つことはできなかった。鹿島は直後にペドロ・ジュニオールを下げ、18歳の安部裕葵を投入。安部はプロ初出場となった。

 試合が動いたのは79分。ペナルティエリア手前でレオ・シルバからパスを受けた鈴木優磨が相手DFを引きつけてスルーパス。エリア内に走り込んだ土居がワントラップからゴールに流し込み、鹿島が先制に成功した。

 終盤は大宮が同点ゴールを目指してパワープレーに出たが、GK曽ヶ端を中心に鹿島が守りきり、1-0で大宮を下した。(Goal.com)


後半、先制ゴールを決める鹿島・土居(右)=NACK5


大宮を破り喜ぶ鹿島イレブン=NACK5


土居が千金V弾!鹿島 アウェー最速200勝で2位浮上
明治安田生命J1第5節 鹿島1―0大宮 ( 2017年4月1日 NACK )


<大宮・鹿島>後半、鹿島・土居はゴールを決めピストルを打つポーズ
Photo By スポニチ


 鹿島のMF土居がチームをアウェー最速200勝に導く値千金の決勝点を決めた。後半34分、ゴール左でFW鈴木のスルーパスに抜け出すと「GKのタイミングを外せた」とシュートを右隅に流し込み、決勝点をマーク。右手で銃を撃つポーズで誇示した。右足首痛のエース金崎はベンチ外の中、今季公式戦初得点で、チームを首位神戸と総得点差の2位に浮上させた。

 今オフは八丈島で自主トレ。体幹などの強化に励んだ。前線にはペドロ・ジュニオールやレアンドロらが加入し競争が激化。悲壮な覚悟を開幕前から胸に刻んでいた。「自分のところで2、3本まだチャンスがあった。そこで決めきれないところがまだまだ」。満足感はない。甘いマスクを引き締めた。


<大宮・鹿島>後半、決勝点となるゴールを決める鹿島・土居(中央)
Photo By スポニチ


[ 2017年4月2日 05:30 ]

【鹿島】ルーキー安部がデビュー「全然緊張しなかった」4連勝で2位浮上
2017年4月1日23時41分 スポーツ報知


後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・土居(右)に駆け寄る安部

 ◆明治安田生命J1リーグ 第5節 大宮0―1鹿島(1日・NACK5スタジアム)

 鹿島のルーキーFW安部裕葵(18)が1日の大宮戦(NACK)でJリーグデビューを飾り、チームの4連勝に貢献した。後半29分、FWペドロ・ジュニオールに代わって2トップの一角に入ると、ファーストプレーで柔らかい落としでMF土居の決定機をおぜん立て。ゴールにはつながらなかったが、同34分には相手のパスに足を伸ばして触り、ショートカウンターのきっかけに。これが土居の決勝点につながった。

 今季、瀬戸内高(広島)から鹿島入り。国内主要タイトル19個を獲得する鹿島では高卒ルーキーの出番はなかなか巡ってこないケースが多い中、日本代表DF昌子源が「人と違って面倒くさい」という独特なドリブルや相手の嫌がるプレーを武器に、リーグ戦2試合目のベンチ入りでデビューにつなげた。鹿島関係者の中には「本山(雅志=北九州)みたい」と、鹿島のレジェンドでゴールデンエージ(1979年生まれ)の天才と重ね合わせる見方もある。

 試合後、安部が「全然緊張しなかった。これまでも緊張したことはないです」と振り返る通り、ロスタイムを含め約20分、臆することなくプレーを続けた。「このチームで試合に出るという時点で自信はついている。いつも練習で(日本代表DFの昌子)源くん、植田くんを相手にしているので」と笑み。J屈指と言われるレベルの高い練習で「毎日の練習がセレクションみたい。新鮮な感覚」と充実した日々を送れていることも、早期デビューにつながった一因だという。

 「ベストは自分がゴールを取って勝つことだけど、チームの勝利が一番です。勝つために何をすべきかが大事なので」と安部。昨季Jリーグと天皇杯の2冠を獲得し、今季もリーグ2位につける鹿島。また1人、若い芽が出てきた。

【鹿島】土居、GKのタイミングずらす技ありV弾!4連勝2位浮上
2017年4月2日7時0分 スポーツ報知


大宮―鹿島 後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・土居。左は安部

 ◆明治安田生命J1リーグ 第5節 大宮0―1鹿島(1日・NACK5スタジアム)

 鹿島MF土居が今季初ゴールで4連勝に導いた。後半34分、FW鈴木からのスルーパスを「相手に触られないことを意識した」と右足でコントロール。エリア内左から「相手GKのタイミングをずらそう」とすぐに右足を振ってゴールに流し込んだ。シュート数13対4の数字が示すように多くのチャンスを作ったが生かせず、引き分けがチラつく中での千金弾だった。

 3月30日にチームの魅力を伝える目的で、自ら「始めたい」と申し出て個人ブログを開設。もともと表に出るタイプではないが、昨季終盤にポジションを確固たるものとし、鹿島を背負っていく覚悟が行動に出た。首位・神戸と勝ち点で並ぶ2位に浮上し「自分のゴールより勝てたことが一番」とうなずいた。

王者・鹿島4連勝で2位浮上 鈴木との信頼関係が土居のV弾生んだ

 後半、先制ゴールを決める鹿島・土居(右)

 「明治安田生命J1、大宮0-1鹿島」(1日、NACK5スタジアム大宮)
 2連覇を狙う鹿島は大宮を1-0で退け4連勝。勝ち点12として2位に浮上した。点差以上の強さだった。勝ち点で首位神戸に並んだ試合を石井監督は「1点あれば落ち着くと思っていた。価値ある勝ち点3」と評価した。得点は1。日本代表DF昌子、植田を擁する鹿島守備陣が守り切った。
 決勝点は後半34分。中央からのFW鈴木のスルーパスに反応したMF土居が冷静に決めた。「信じて長い距離を走った。優磨とは生かし、生かされる関係」と攻撃陣の信頼関係に胸を張った。
 この1点で十分だった。植田は「0-0でも焦りはなかった。1点取ってくれれば、守り抜ける」とこちらは攻守の信頼関係を強調する。次はC大阪戦。昌子は「攻撃にオシャレなサッカーをする選手が多い。きょうみたいに我慢強くいきます」とニヤリ。王者の歯車はガッチリかみ合っている。

鹿島4連勝で神戸に肉薄! 鬼門・大宮で土居が千金ゴ~ル!
2017年4月2日 紙面から


大宮-鹿島 後半、先制ゴールを決める鹿島・土居(右)=NACK5スタジアム大宮で(棚橋慶太撮影)

◇J-1<第5節> 鹿島1-0大宮
 2連覇を狙う鹿島は大宮を1-0で退け4連勝。勝ち点12として2位に浮上した。大宮は開幕5連敗。神戸は浦和に1-3で敗れて今季初黒星で同12も、総得点で上回り首位。浦和は柏木が2得点した。G大阪は新潟に3-2で逆転勝ちし、勝ち点11で3位に上がった。磐田は4万を超える観衆が詰めかけた清水との「静岡ダービー」に3-1で快勝した。川崎は仙台に2-0で快勝し、柏は広島を2-0で下して4戦ぶりの勝利を挙げた。広島は4連敗。C大阪は横浜Mを破った。
      ◇
 過去8戦で1勝の“鬼門”・NACK5スタジアムで、鹿島が7年ぶりに勝利を挙げた。
 無得点ドローもちらつき始めた後半34分、相手DFのパスを敵陣でマイボールにした瞬間、逆襲のスイッチが入った。
 「けっこう長い距離だったけど、パスが出てくるのを信じて走った」と土居。ボールを奪ったレオシルバから中央の鈴木にパスが入ると、その突破に合わせて土居が左サイドから長駆、ゴール前に顔を出す。スルーパスを右足アウトで受けると、間髪入れずに右足でゴール右隅に流し込んだ。
 「(トラップで追ってきた)相手が触れないところにコントロールすることを心掛けた。タイミングを外して打ったのでGKが反応できなかったんだと思う」と土居。得点機をかぎ分ける嗅覚、確かな技術、的確な判断など、多くの要素が詰まった今季初ゴールが決勝弾。そう話す顔がどこか誇らしげだった。
 ほぼ一方的に攻め込みながら、不思議とゴールが遠い、じれる展開だった。だが「我慢していれば(前の選手が)点を取ってくれると信じていた。焦りはなかった」と植田。90分間通じてゴール前に鍵をかけ続けた守備陣が陰の功労者だった。
 リーグ戦はこれで4連勝。首位・神戸と勝ち点で並んだ。エンジンのかかりが遅いなど、なお課題も散見するが、そんな中でも勝ち点3を拾う、したたかさが出てきた。殊勲の土居は「これからも勝ち続けるだけ」。鹿島がらしくなってきた。 (内田修一)

鹿島4連勝 鹿島 1-0 大宮

大宮戦に勝利し喜ぶ鹿島イレブン=NACK5スタジアム大宮、村田知宏撮影

明治安田J1第5節の鹿島は1日、さいたま市のNACK5スタジアム大宮で大宮に1-0で競り勝ち、昨年6月以来の4連勝を挙げた。通算成績は4勝1敗、勝ち点12で2位に浮上した。

鹿島は0-0で前半を折り返すと、後半34分、鈴木からのスルーパスを土居が流し込み、今季初得点を挙げた。この1点を最後まで守り切り、アウェー通算200勝目を達成した。411試合目での到達はリーグ最速。

次節は8日、カシマスタジアムで8位のC大阪と対戦する。


決勝点の聖真一色かと思いきやニッカンは日本代表CBコンビにスポットを当ててきた。
源の対人プレイは、名人芸のような様式美を魅せ、また植田はCKに合わせたり、ゴール前のFKなど完封以外にも見せ場が満載であった。
守備でお金の取れるコンビと言えよう。
また多くの紙面が割かれた聖真は、八丈島の自主トレやBlog開設などが紹介される。
そして優磨との信頼関係は、ユース出身の二人のコンビネーションということで嬉しいもの。
シュートも相手DFを意識した巧いもので、聖真の良さが伝わってくる。
とはいえ、このゴールシーンの前にあった、安部裕葵のパスからの決定機は決めて欲しかったところ。
いよいよ聖真の攻撃力が発揮された。
楽しみである。

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サッカーダイジェスト 大宮戦寸評

【J1採点&寸評】大宮×鹿島|王者・鹿島が貫禄の勝利。大宮は泥沼の5連敗に…
サッカーダイジェスト編集部
2017年04月01日


大宮――クオリティの差を見せられる結果に。


【警告】大宮=菊地(34分)、D・ムルジャ(61分) 鹿島=鈴木(28分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】土居聖真(鹿島)


[J1リーグ5節]大宮 0-1 鹿島/4月1日/NACK

【チーム採点・寸評】
大宮 5
 泥沼の開幕5連敗。何本かのカウンターでチャンスを生み出したが、決定機と呼べるものはなし。ビルドアップだけでなく、ファイナルサードの崩しでも鹿島にクオリティの差を見せつけられ、スコア以上の完敗と言って差し支えない。まずは勝点1を積み上げるための割り切りも必要では?

【大宮|採点・寸評】
GK
1 加藤順大 6(67分OUT)
6分に近距離のシュートをセーブしたシーンを筆頭に、いくつもの決定機を防ぐ。仕事をしっかりとこなしていたが、後半途中に負傷で無念の交代に。

DF
19 奥井 諒 5.5
豊富な運動量を生かしてタッチラインを疾走。右サイドからクロスボールを供給して鹿島ゴールを脅かす。飛び込んでくる選手との呼吸さえ合えば……。

2 菊地光将 5
エアバトルでは後手を踏まなかったが、地上戦ではやや不利な戦いを強いられる。オープンな展開になってスペースにパスを出されては、走力の不安が露呈したか。

3 河本裕之 5
自身の目の前で縦横に行き来するパスに混乱を強いられてしまった印象。強く寄せることを意識し過ぎて、逆に釣り出されてしまったか。失点シーンにも絡んでしまった。

22 和田拓也 6
今季、初出場で初スタメン。スタート時こそワンツーなどで剥がされてしまったが、しっかりと修正して自分のサイドだけは最後まで好きにやらせなかった。

MF
17 横谷 繁 5.5
攻撃のリズムを作ろうと奮闘したが、縦へのパスは前線と呼吸が合わず。守備でも鹿島のパスワークと人の出入りに惑わされてしまった。

23 金澤 慎 6(71分OUT)
自身が今季初出場、初スタメンに抜擢された理由を十分に理解し、中盤のフィルター役として機能。攻撃面の物足りなさは致し方なし。

28 長谷川アーリアジャスール 5.5
サイドで収める役目を担い、カウンター時の起点となった。時にはボールを追って逆サイドにも顔を出していた。

7 江坂 任 5.5
スピードと豊富な運動量によってスペースメイクするだけでなく、空いた箇所に自ら入ってボールを引き出す。サイドより前線のほうが生きるのでは。

大宮――負傷交代のエクスキューズはあるものの…。

FW
8 ドラガン・ムルジャ 5(81分OUT)
ロングボールに反応してサイドのスペースに飛び出すものの、引き出しの少なさを相手DFに読まれて手詰まりに。スマートさでなく激しさが欲しい。

10 大前元紀 6
CBとボランチの間でボールをもらう動き、裏に抜け出すフリーランにメリハリ。パスが出てくれば、と思ってしまうシーンは決して少なくなかった。

交代出場
21 塩田仁史 5.5(67分IN)
スクランブルでの出場にしては悪くないパフォーマンスと言えるが、失点シーンだけでなく、飛び出しか待ちかの判断と瞬発力が今ひとつだったか。

47 岩上祐三 5(72分IN)
足を攣った金澤との交代でピッチに立つ。攻撃ではボールの配給役にもなれず、前線への顔出しもほぼなし。守備でも危険なエリアを埋められなかった。

14 清水慎太郎 -(81分IN)
立ち姿からコンディションの良好さが窺える。ほぼ唯一と言っていいほど、仕掛けにチャンスの匂いを感じさせたが、プレー時間が少なすぎた。

監督
渋谷洋樹 5
金澤と和田の初先発でより明確に守備の意識が見て取れた。ただし、崩しの場面はいまだ精度が足りず。加藤が怪我、金澤が足を攣って交代カードを使うことになったエクスキューズはあるが、打開策を見いだせなかった。

取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

鹿島――攻守にフル回転の土居が文句なしのMOM。

【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
 主導権を握った前半は、テンポの良い攻撃で相手を押し込むも、フィニッシュの精度が足りず、ゴールは奪えなかった。後半も攻めあぐねたが、鈴木&土居の生え抜きコンビで均衡を破る。リードを得た後のゲーム運びも危なげなく、確実に勝点3を掴み取った。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
終盤の押し込まれる時間帯も、冷静沈着なセービング。ハイボールやバックパスの処理も安定しており、クリーンシートを達成した。

DF
22 西 大伍 6
開幕戦以来となる先発。遠藤とは息の合った連係で右サイドから崩しにかかる。何度でもやり直す根気強さでビルドアップでも助けになった。伊東投入後はボランチでプレー。

5 植田直通 6
19分、36分とCKから惜しいヘディングシュートを放つも、ゴールならず。70分の意表を突くFKは、威力はあったが枠を捉えられなかった。本職の守備では持ち前の高さで撥ね返した。

3 昌子 源 6.5
D・ムルジャとの局面の勝負では、ほぼ危なげなく対処。格の違いを見せつけた。外に引っ張り出されても、先手を打つディフェンスで事なきを得た。

16 山本脩斗 6
的確なポジショニングで攻守のバランスを整え、不用意なスペースを与えず。江坂や奥井の突破にもしっかりフタをした。

MF
40 小笠原満男 6(90分OUT)
シンプルかつ効果的なパスで中盤を構成。素早く攻守を切り替えて、高い位置からも積極的に奪いに行った。

4 レオ・シルバ 6.5
非凡なボール奪取力を随所に披露。囲まれても慌てずに相手をかわす鮮やかな足技で会場を沸かす場面も。

25 遠藤 康 6(90+5分OUT)
味方を前向きにさせる好パスを供給。セットプレーでも精度の高いボールでチャンスを作った。自慢の左足を駆使し、相手をいなしながら時間を作った。

MAN OF THE MATCH
8 土居聖真 7.5
序盤から際どいシュートを放つなど、ゴールへの強い意欲を見せる。抜群のキープ力でポゼッションを高め、味方へのサポートもソツなし。75分に訪れた1対1の決定機は決めたかったが、79分のチャンスは確実にネットを揺らしてみせる。攻撃だけでなく、守備も精力的で、攻守にフル回転の働きぶりだった。

鹿島――鈴木は自身のシュートゼロを反省も「6.5」の評価に。


鈴木のスルーパスに抜け出した土居(8番)が確実に押し込み、鹿島が敵地で貴重な勝点3を上積みし、2位に浮上した。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

FW
9 鈴木優磨 6.5
2試合連続でスタメンに抜擢。前半は思うようなパスが届かず、やや大人しい内容。後半は、鋭く裏を狙い、縦パスを引き出す。土居へのアシストも含め、P・ジュニオールに出したスルーパスも見事だったが、本人はシュートゼロを反省。

7 ペドロ・ジュニオール 6(74分OUT)
ショートコーナーから相手の逆を突く切り返しで決定機を演出。一列降りてきて、組み立てでも尽力する一方、推進力あるプレーで脅威を与えたが、結果を残せずに途中交代。

交代出場
FW
30 安部裕葵 6(74分IN)
P・ジュニオールとの交代で、待望のリーグデビューを飾る。ゴールという結果こそなかったが、前線から懸命にボールを追いかけ回し、マイボールにしても果敢に仕掛けた。

DF
24 伊東幸敏 -(90分IN)
ボランチの小笠原との交代だが、右SBでプレー。2列目の遠藤との距離感も良く、大きなミスなく守備を固めた。

MF
20 三竿健斗 -(90+5分IN)
限られたプレータイムのなかでも、懸命にプレーに絡んでチーム全体のテンションを落とさず、クローザー役を全うした。

監督
石井正忠 6.5
アウェーゲームだったが、序盤からペースを握り、ゲームをコントロール。ルーキー安部の投入でさらに前線を活性化させて、勝利を引き寄せた。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


サッカーダイジェストの広島氏による大宮戦の評点である。
完封勝利に全ての選手に高い評価が与えられておる。
その中で聖真に最高評点とMOMを与えた。
決勝点となる唯一の得点を記録しただけでなく、攻守に躍動し勝利に貢献したことは明らか。
得点シーンは優磨がボールを持ったところを爆発的な上がりで追い越してスルーパスを受け、決めた。
これぞ2列目といったプレイであろう。
今季初得点で勢いも増す。
聖真のプレイを楽しみにしておる。

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大宮戦コメント

2017明治安田生命J1リーグ 第5節




鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日の試合は再開初戦で、大宮は開幕4連敗後の一戦だった。準備をしていると聞いていたし、非常に厳しい戦いになると思っていた。前半からある程度は自分たちがボールを持って押し込む形ができていたし、チャンスも作れていたが、なかなか得点に結び付けることができなかった。試合内容としては少し厳しいものになってしまったが、後半も守備陣は焦れずにしっかりとボールをつなぐ形を保ちながらできていた。最後は相手の布陣が変わった中で押し込まれてしまったが、選手全員が集中力を保って失点せずに試合を終えたことは、非常に価値のある勝ち点3になったと思う。

Q.1点が欲しい場面でルーキーの安部選手を投入したが、狙いは?

A.彼は非常に動き出しが良く、ボールも収まる。個人で仕掛けられる選手なので、そこを期待した。自分も彼もそうだろうが、納得いくプレーはできなかったと思う。とはいえ、能力は非常に高いので、これをきっかけにチームの力になってもらいたい。期待している。

Q.ビジタースタンドが満席になっていたが

A.このスタジアムは非常に雰囲気が良くて好きだが、いつも多くのアントラーズサポーターの皆さんが足を運んでくれる。その声援がそれが最後の最後に得点につながったり、守備陣が跳ね返す力になると思う。本当に感謝している。この喜びを何度も味わってもらえるようにチーム一丸で頑張っていきたい。サポーターの皆さんに本当に感謝している。

Q.次節の相手はC大阪だが

A.まずはしっかりと相手の分析をした中で話をしないといけないが、自分たちはリーグ戦で連勝しているので、ホームでそれを伸ばせるように良い準備をしていきたい。





【土居 聖真】
得点の場面では良い形でボールを奪えて、パスが来ると信じて走った。GKに触られたけど、ゴールに入って良かった。2、3点取れていればもっと楽に試合を進められたと思うし、自分にもチャンスがあった。ゴールパフォーマンスは、試合前にやろうと話していた。

【曽ケ端 準】
チームとして勝利を求めてプレーした。しっかりと勝つことができて良かった。0-0の時間が長かったけど、我慢強くやろうと声をかけていた。相手はパワープレーもしてきたし、無失点に抑えることができて良かった。

【安部 裕葵】
緊張せずにピッチに入れた。周りがやりやすい環境を用意してくれた。チームが勝つことを意識して、そのために何をしなければいけないかを考えてプレーした。もう少しやれることはあったと思うけど(できなかったということが)自分の実力だと思う。

【植田 直通】
自分が決めなくてはいけない場面が2つくらいあった。悔しさが残る試合。チームが勝つことが一番なので、それを意識してプレーしていた。スコアレスでも焦りはなかった。攻撃陣が点を取ってくれると信じていた。

【西 大伍】
中断期間でコンディション調整をして、精神的にもリラックスできたと思う。これからもチームとして成長していきたい。ボランチに入ってからは、守ろうと思った。

【昌子 源】
良い形で試合を終えることができて良かった。集中力を切らすことなく、最後まで戦えたと思う。連勝を伸ばすことができるように、今日みたいに我慢強く戦っていきたい。

大宮戦


本日行われたJ1 第5節 大宮アルディージャ戦は1-0で勝利しました。

第5節
2017年4月1日(土)19:04KO NACK

[ 石井 正忠監督 ]
今日は中断明けの試合で、大宮さんは4連敗からの試合ということで、この試合に向けて非常に準備してきていると聞いていました。非常に厳しい戦いになると思っていました。内容的に前半から自分たちがボールを持って押し込む形はできていましたし、押し込むこともできたと思うんですけど、それをなかなか点に結び付けることができず、やはり試合内容としては厳しい内容となってしまいました。

後半も守備陣はじれずにしっかり自分たちでボールをつなぐ形をしながら、1点取れると落ち着くなという感じになりました。それでも最後は相手の布陣が変わった中、押し込む形になってしまいましたけど、選手全員集中力を保って失点せずに終えたということは、非常に今日は価値ある勝点3になったんじゃないかと思います。

--1点が欲しい場面で新人の安部 裕葵を入れましたが、どういう狙いだったのでしょうか?
彼は非常に動き出しがいいですし、ボールも収まる。あとは個人で仕掛けられる選手なので、そこを期待したんですけど、僕もそうですけど彼自身も納得いくプレーはできなかったんじゃないかと思います。でも非常に能力は高いので、これをきっかけにチームの力になってほしいと思っています。期待しています。

--アウェイのサポーターシートが満席だったと思います。サポーターに向けてメッセージをお願いします。
このスタジアムは非常に雰囲気が良くて僕は好きなスタジアムなんですけど、その中でもいつもこのスタジアムには鹿島のサポーターの皆さんが多く足を運んでくれます。その人たちの声援が最後の最後で得点につながったり、守備陣がはね返す力になってくれていると思っているので、非常にありがたいと思っています。感謝しています。こういう喜びをまた何度も味わってもらえるように頑張っていきたいと思います。サポーターの皆さん、本当に感謝しています。ありがとうございます。

--次節のC大阪戦に向けてコメントをお願いします。
しっかり相手を分析した中で話をしないといけないと思いますので、なかなか今の時点では難しいところがあると思うんですけど、今の時点では連勝していますし、今度はホームで戦えるので連勝を伸ばせるように、良い準備を1週間かけてやっていきたいと思います。

第5節
2017年4月1日(土)19:04KO NACK

[ 土居 聖真 ]
点を決められたのはよかったですけど、個人的にはまだ決められる場面が2点も3点もあったので、自分のところで決められればもっと楽な試合になっていた。

久々の得点でも、チームは勝っていたので、僕が決めようが決めまいが何も思っていなかった。そのうち決められるだろうと思っていました。

--珍しくパフォーマンスをやっていたが?
3人でやろうと決めていた。(三竿)健斗は忘れていたらしいんですけど、僕はやる気満々でした。昨日出発する前、練習が終わった後にやることを決めました。

[ 安部 裕葵 ]
緊張もせず入れたので、スタッフの皆さんも自分がやりやすい環境を作ってくれたので、すごいリフレッシュした気持ちでプレーできたので本当に良かったです。

--0-0の状況でしたが?
チームが勝つことを一番意識して、そのために自分が何をしないといけないのかを意識していて、ベストは自分が点を決めたりすることができたら良かったですけど、今日はチームが勝てたので本当によかったと思います。

--監督からの指示は?
「思い切ってやってこい」とそれだけでした。

--自分のプレーの出来栄えは?
もうちょっとやれることはあったのかなと思いますけど、それが今の実力なので。あとフィジカル的にも試合は練習とは全然違いますし、こういう環境に慣れるのも大事だと思ったので、いい経験ができたというか、いい経験で終わってしまったので、ゴールを決められればよかったと思います。

勝負強さ見せた鹿島が4連勝で2位浮上。大宮は開幕5連敗に
開幕4連敗を喫してしまった大宮と、開幕戦を落とした後の3連勝で持ち直した鹿島。ここまで明暗の分かれている両チームの対戦。大宮は長谷川 アーリアジャスールが先発に復帰し、和田 拓也、金澤 慎が今季初先発を果たすなど、守備に重点を置いたメンバーで臨んだ。

序盤は鹿島がサイドを中心に攻め、大宮が粘り強く対応しながらセーフティーにプレーする展開に。5分には鹿島が右サイドで裏を突き、グラウンダーのクロスを土居 聖真がシュートし、GK加藤 順大がセーブ。6分にはショートコーナーからペドロ ジュニオールがペナルティエリア内に進入したが、これも加藤 順大に防がれた。

その後もポゼッションでは鹿島が上回るものの、大宮が徐々に反撃を見せるようになる。12分には和田が左サイドの高い位置からペナルティエリア内に入った大前 元紀にスルーパス。直後の13分には右サイドバックの奥井 諒が高い位置まで進出してクロスを上げ、攻め上がった金澤がシュートまであと一歩に迫った。

鹿島も19分、遠藤 康の左CKに鈴木 優磨が頭で合わせてゴールを強襲したが、またしても加藤 順大がセーブ。さらに30分には中央をドリブルで持ち上がったペドロ ジュニオールがシュートを放ち、DFに当たったこぼれ球を遠藤がミドルシュートしたものの、枠の上へと外れていった。

一進一退の攻防の中、次のチャンスは大宮。カウンターから右サイドを江坂 任が抜け出し、対応に入った山本 脩斗を少し外して右足でシュートを放ったが、枠をとらえられず。そして36分には鹿島が遠藤のFKからチャンスをつかんだが、ポストに阻まれてゴールは生まれなかった。

45分には大前の右CKからドラガン ムルジャが決定的なヘディングを放ったが、これも枠には行かず。スコアレスのまま前半を終えた。

後半に入ると鹿島がポゼッションでの優位性を強めていく一方、なかなかシュートまでは持ち込めない。61分にはペドロ ジュニオールがペナルティエリア内で受けてシュートを放ったが、DFのアタックをかわし切れず、枠内に打つことができない。

堅実な守備を見せていた大宮だが、64分にアクシデント。守備時に奥井と接触した加藤 順大が負傷し、プレー続行が不可能に。代わって塩田 仁史が投入された。

この前後から、両チームの運動量の低下もあって全体的にオープンな展開になっていく。スペースが生まれ始めた中、鹿島は74分に18歳の安部 裕葵を投入。すると79分、安部のプレッシャーからボールを奪い、最後はスルーパスに抜け出した土居が先制点を奪った。

大宮は81分、ドラガン ムルジャに代えて清水 慎太郎を投入して挽回を図る。しかし清水にボールが入る回数は少なく、打開の糸口を見いだすことができない。岩上 祐三のロングスローや菊地 光将、河本 裕之を上げたパワープレーも功を奏さず、開幕5連敗。鹿島は4連勝で2位浮上に成功した。

[ 文:片村 光博 ]

【大宮 vs 鹿島】土居聖真、値千金の決勝ゴール!
2017年4月1日(土)



リーグ戦4連勝を目指す鹿島は、ここまで未勝利の大宮と対戦。
均衡が破れたのは79分。鈴木優磨のパスを受けた土居聖真が素早いトラップから狙いすましたシュート!
これがネットに吸い込まれ、鹿島が貴重なゴールを奪う!

試合は1-0で鹿島が勝利し、リーグ戦4連勝を完封で飾り、首位神戸と勝点12で並んだ。

【大宮 vs 鹿島】安部裕葵、Jデビュー!
2017年4月1日(土)



74分にペドロジュニオールに代わって投入されたのは、18歳のルーキー・安部裕葵。
投入直後にさっそくチャンスに絡み、相手DFのボールをブロックし決勝点につながるプレーに関わるなど、堂々としたプレーぶりでチームの勝利に貢献した。

土居聖真の決勝点で鹿島が4連勝!最下位大宮は泥沼開幕5連敗
17/4/1 21:44


MF土居聖真の決勝点で鹿島が4連勝

[4.1 J1第5節 大宮0-1鹿島 NACK]

 J1リーグは1日、第5節を行い、鹿島アントラーズは敵地で大宮アルディージャと対戦し、1-0で勝利した。鹿島はMF土居聖真の今季初ゴールが決勝点となり、開幕黒星からの4連勝。大宮はクラブ史上初となる開幕5連敗を喫した。

 最下位に低迷する大宮は前節の甲府戦(0-1)から先発4人を変更。DF菊地光将が2試合ぶり、MF長谷川アーリアジャスールが3試合ぶりに先発復帰。MF金澤慎とDF和田拓也は今季初スタメンとなった。
 鹿島は前節の清水戦(3-2)から先発3人を変更。DF西大伍が4試合ぶり、MFレオ・シルバが2試合ぶりに先発に復帰したほか、GK曽ヶ端準が今季リーグ戦初先発となった。

 鹿島が立ち上がりから主導権を握った。前半5分、右サイドを駆け上がったFWペドロ・ジュニオールのクロス。土居が左45度からシュートを放ったが、GK加藤順大が右手一本でかき出すファインセーブ。同19分にはMF遠藤康の左CKからファーサイドのDF植田直通がヘディングシュートを叩きつけたが、これもGK加藤のセーブに阻まれ、先制点とはならなかった。

 大宮はなかなかフィニッシュまで持ち込めない時間帯が続いたが、前半33分、カウンターから長谷川のパスをFW大前元紀が右サイドのMF江坂任に展開。江坂がドリブル突破から右足を振り抜いたが、シュートは枠をとらえられず。その後も互いにセットプレーからのチャンスを生かせず、スコアレスで前半を折り返した。

 後半4分、鹿島はペドロ・ジュニオールがカットインから遠藤にパスを出し、遠藤が約25mの位置から左足ミドルも、シュートはクロスバーを越える。その後は膠着状態が続いたが、後半18分、大宮にアクシデント。DF奥井諒と交錯したGK加藤が負傷交代となり、後半22分にGK塩田仁史を投入。同27分には金澤に代えてMF岩上祐三がピッチに送り込まれ、そのままボランチの位置に入った。

  鹿島も交代のカードを切り、後半29分、ペドロ・ジュニオールに代えてFW安部裕葵を投入。瀬戸内高から加入した18歳の安部が記念すべきJデビューを果たした。同30分には左サイドを駆け上がったDF山本脩斗がPA内にパスを送り、安部がつないで土居が右足シュートも、GK塩田が足に当ててセーブ。鹿島はさらに攻勢を強め、その直後となる後半34分、ついに均衡が破れた。

 安部が右足を伸ばして大宮DF河本裕之のパスコースを変えると、こぼれ球を収めたレオ・シルバがFW鈴木優磨にパス。鈴木が運んで相手を引きつけながらPA内にスルーパスを送ると、猛然と走り込んだ土居が右足シュートでゴールネットを揺らし、先制点を奪った。

 対する大宮は後半36分に最後の交代カードを切り、FW清水慎太郎を投入。勝ち点を目指し、終了間際にも猛攻をかけたが最後までゴールは遠く、0-1で敗戦。今季4度目の無得点で、クラブワースト記録を更新する開幕5連敗を喫した。
(取材・文 佐藤亜希子)

鹿島、J1最速でアウェイ通算200勝に到達…今季の3試合は全勝

J1アウェイ通算200勝を達成した鹿島 [写真]=Getty Images for DAZN

 4月1日に行われた明治安田生命J1リーグ第5節で、鹿島アントラーズは敵地で大宮アルディージャと対戦。MF土居聖真が決勝ゴールを挙げ、1-0と勝利を収めて4連勝を果たした。

 同試合での勝利で、鹿島はJ1でのアウェイ通算200勝に到達。リーグ最速記録を打ち立てた。1993年のJリーグ創設以来、J1で戦い続ける同クラブのJ1通算成績は2017年4月1日時点で456勝111分け254敗となっている。

 なお鹿島は今季、明治安田生命J1リーグ第5節を終えた時点でアウェイゲームを3度戦い、全勝を記録している。

 鹿島の次節は8日、セレッソ大阪をホームに迎える。

鹿島、土居の今季初得点を守り抜き4連勝…大宮は泥沼の開幕5連敗

ドリブルでチャンスを作ったペドロ・ジュニオール [写真]=Getty Images

 2017明治安田生命J1リーグ第5節が1日に行われ、大宮アルディージャと鹿島アントラーズが対戦した。

 開幕4連敗中の大宮は33分、江坂任がファーストシュートを放つ。直後の36分、鹿島はCKのチャンスを得ると小笠原満男のキックに植田直通が頭で合わせる。山本脩斗が左足で触れコースを変えるが、GK加藤順大の好セーブに阻まれた。

 後半に入り79分、鹿島は大宮陣内でボールを奪いショートカウンターを発動。鈴木優磨のスルーパスに抜け出した土居聖真が決め、アウェイの鹿島が均衡を破る。

 試合は0-1で終了。鹿島はリーグ戦4連勝を達成。一方の大宮はクラブ史上初の開幕5連敗となってしまった。

 次節、大宮はホームでヴィッセル神戸と、鹿島はホームでセレッソ大阪と対戦する。

【スコア】
大宮アルディージャ 0-1 鹿島アントラーズ

【得点者】
0-1 79分 土居聖真(鹿島)

虎の子の1点を挙げた土居聖真「ここだと思って走り込みました」

決勝点を挙げた土居聖真 [写真]=Getty Images

 2017明治安田生命J1リーグ第5節が1日に行われ、大宮アルディージャと鹿島アントラーズが対戦した。

 スコアレスで迎えた79分、相手陣内でボールを奪いショートカウンターを発動すると、鈴木優磨のスルーパスに抜け出した土居聖真がゴールに流し込む。土居の今季初得点が決勝点となり、鹿島が敵地で勝利を収め、リーグ戦4連勝を達成した。

 試合後、勝利の立役者となった土居がインタビューに応じている。

「スペースが空いていたので、ここだと思って走り込みました」と得点シーンを振り返った土居は「やっと初ゴール取れたので、これをきっかけにどんどん取れればいいかなと思います」と続けた。

 今後に向けては「ACLと続けて勝ち続けるだけなので。みんな勝ちにこだわる気持ちはすごい伝わってきているので、このまま続けるだけかなと思います」と意気込みを語っている。

鹿島が大宮の堅陣を突き破る「ウノゼロ」勝利。首位・神戸に勝点で並ぶ
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年04月01日


鈴木のラストパスから土居が今季初ゴール!


79分、鈴木のスルーパスから土居が流し込み決勝点。鹿島が4連勝を飾った。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ5節]大宮 0-1 鹿島/4月1日/NACK

 試合巧者の鹿島が大宮の堅守を終盤の土居の決勝弾で突き破り、2節から4連勝を飾った。

 試合は前半から鹿島がチャンスを作り出すものの、大宮がゴール前での身体を張ったディフェンスで粘り強く凌いでいく。

 前半をスコアレスで折り返すと、鹿島は後半も前半同様に攻めきれない展開が続く。流れを失う恐れもある展開のなか、「しっかり焦れずに戦うことができた」とは石井監督。

 指揮官がこう振り返った通り、終盤の79分に鹿島がついに均衡を破る。前線でのパスカットから鈴木優磨が縦に持ち出すと、左を走る土居聖真にスルーパス。パスはやや足もとに入ってしまったが、土居はワントラップ目でしっかりコントロールすると、右足でゴール右に流し込んだ。

 先制した鹿島は、この1点を手堅く守り切り、2節以来負けなしの4連勝を飾った。2位・鹿島が勝点を12に伸ばし、浦和に敗れた首位・神戸に勝点で並んだ。


安部裕葵起用についてコメントした石井監督である。
「非常に動き出しが良く、ボールも収まる。個人で仕掛けられる選手」という評価であり、期待されておることが伝わってくる。
しかしながら、「僕もそうですけど彼自身も納得いくプレイはできなかったんじゃないかと思います」と厳しいデビューとなった。
安部裕葵本人は、「緊張せずにピッチに入れた」と大物感を醸し出しながらも、「それが今の実力なので」と自分のプレイを分析する。
この日がデビューとなった裕葵には、更なる成長でチームの軸となって行って欲しい。
期待しておる。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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