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前線がプレッシングをすることで、2列目、3列目にも刺激を与えられる

戸田和幸氏が鹿島対C大阪を総括…ターンオーバーの鹿島は「良い影響を出せなかった」

鹿島はターンオーバーが裏目に(C)Getty Images for DAZN
(C)Getty Images for DAZN


2017/04/09 8:56:49

明治安田生命J1リーグ第6節が4月8日に行われ、鹿島アントラーズとセレッソ大阪が対戦。試合は1-0でC大阪が勝利を収めた。試合後、DAZNで解説を務めた戸田和幸氏が試合を総括した。

明治安田生命J1リーグ第6節が4月8日に行われ、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズとセレッソ大阪が対戦。試合は、MF山村和也が古巣相手にゴールを決め、1-0でC大阪の白星となった。試合後、DAZNで解説を務めた戸田和幸氏が試合を総括した。

試合終了直後、戸田氏は「(これまでの試合で得た経験を生かし)C大阪は、良い試合の入り方ができた。ただし、前節(2-0で勝利を収めた横浜F・マリノス戦)もそうだったが、後ろ(ディフェンスライン)を5枚にした結果、鹿島に勢いを与えてしまった。ゲームの終わらせ方を考えた方が良い」と指摘。C大阪は終盤、MF山村とMF関口訓充を下げ、DF山下達也とMF丸岡満を投入していた。さらに終盤のピッチを振り返り、「どれだけ人がそろっていても、ボールが飛んでくると何が起こるか分からない。リードされている鹿島はゴール前に当然、ボールを入れてくる。ボールを蹴らせない守備ができれば、C大阪はより安全だった」と分析した。

ただ、C大阪の尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督にとって「この勝利は大きい」と話す。「チームの骨格もできてきた。浦和(レッズ)に負けた時は、それを利用して『自分たちは変わらないといけない』という方向に持っていったが、この勝利は『これを続けていけば良い』と持っていける」と説明した。

敗れた鹿島に関しては「中盤をガラッと変えたが、良い影響を出せなかった」と、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)をにらんだターンオーバーが、うまく機能しなかったと分析する。両チームの走行距離を比較し、「C大阪の118.39キロは多い方だが、それでも鹿島の107.52キロは少ない」と指摘。その原因として「前線からのプレッシングが、前半はほとんどなかった」と語り、「前線がプレッシングをすることで、2列目、3列目にも刺激を与えられる」と、改善点を挙げた。

なお、鹿島は12日にACLでブリスベン・ロアーと対戦するが、戸田氏は「守備を改善することでも、攻撃に良い影響を与えられるので、修正してほしい」と語った。


セレッソ戦を総括した戸田和幸である。
「前線からのプレッシングが、前半はほとんどなかった」と分析する。
実際にトラッキングデータを調べると、PJが9.666km、優磨が8.801kmと90分フル出場したにしては少々少ない。
この辺りに現在のチームの問題点があるのではなかろうか。
また、夢生の穴とも言い換えられる。
圧倒的なスプリントと運動量を誇る夢生がいないことで、このような事態になっておることが手に取るように分かる。
逆に夢生が復帰すれば、大きく改善されよう。
楽しみに待っておる。

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セレッソ戦コメント・報道

2017明治安田生命J1リーグ 第6節


鹿島アントラーズ:石井 正忠
前半からかなり激しい戦いになった。覚悟していたところだが、相手陣内でうまくボールをつなぐことができず、相手の特長である高さからの攻撃を受けてしまった。後半、早いタイミングで失点したことで、相手の特長がさらに生かされ、90分が終わってしまった。メンバーを入れ替えることによって、相手陣内でボールを動かしてチャンスを多く作ることができたが、ゴールに結びつかず負けてしまった。メンバー選びからすべて、私が決めたことであり、今日の敗因はすべて私にあると思う。

Q. メンバー選びに関して、どんな意図があり、どう評価しているか?

A. (今日選んだメンバーは)練習、紅白戦から、非常に安定してプレーしていた。当然、公式戦で変わるところはあるが、公式戦でもしっかりしたパフォーマンスを見せてくれると期待して、メンバーを選んだ。相手の分析であったり、今後の試合も考慮して、勝てると思って選んだ。結果、負けてしまったので、全体的には良くなかったといえるが、しかし、それぞれが自分たちのポジションで、しっかり役割を果たしてくれていた。

Q. 交代で遠藤、土居の両選手を入れた意図は?

A. ボールを保持する時間が全体的に少なかったので、多くしたかった。それにより相手が引いてしまう形になったが、そこからサイドハーフを起点とし、さらにボランチを代えることでアタッキングサイドでボールを動かすことを意図していた。

Q. 勝てると思って送り出したメンバーで、期待から足りなかったものは何か?

A. 中盤でボールを失う回数が多かった。そこは、もっと向上していきたい。もしかすると、同じ選手でもっと多くの時間プレーすれば、よくなっていくことかもしれない。



【山本 脩斗】
守備としては最初にやられたので、入れられても焦れずにやらないといけなかった。ワンチャンスを入れられたのは反省点。点を取られてからも時間があったので、1、2点を取り返さないといけなかった。上を目指すには勝っていかないといけない。すぐにACLがあるので、切り替えてやっていきたい。

【鈴木優磨】
先に点を決められないとこうなってしまう。個人としても自分の得意とするクロスに合わせるときのマークが厳しくなっているのを感じている。そのなかでも点をとる選手になっていかないといけない。選手として次のステージにいくチャンス。切り替えて頑張るしかない。

【クォン スンテ】
残念な結果に終わり、悔しい。ホームは勝たないといけない。失点した場面は反省しないといけない。守備の仕方がどうこうよりも失点して負けてしまった以上、うまく守れたとはいえない。優勝するために連敗は許されない。次はACLなので、切り替えていい準備をしたい。

【昌子 源】
メンバーは関係ない。それは本人たちが分かっている。前半、セットプレーやCKがなかったことがこの試合を物語っている。今日も点が入らずスコアレスで終わるか、また終盤に点を入れて勝つ展開かとは思っていた。一番やられてはいけないクロスに、一番やらてはいけない背の高い選手で、一番やられてはいけない人にやられた。もったいない。

【三竿 健斗】
予想が遅くなってボールを奪うのが遅かった。身体だったり脳だったり判断力が遅く、そこを鍛えなくてはいけない。(シュートがポストにあたったのは、)決め切れないのが現状。練習からやっていきたい。押し込む形が自分たちからできなかった。全員がそれを感じてやる必要がある。サイドで起点を作らないといけなかった。個人的には後半のプレーの質が落ちるのでリセットして入った。FWとの距離感が遠いと感じた時もあった。ワンタッチだったりスペースに運んで3人目が受けるような形も必要。相手のボランチの方が嫌なプレーをしていた。

【中村 充孝】
相手の事はある程度、予想した通りの展開だったが、こちらのすべてが良くなかった。試合の入り方も悪かった。もっとやらないとダメ。

C大阪戦


本日行われたJ1 第6節 C大阪戦は0-1で負けを喫しました。

第6節
2017年4月8日(土)15:03KO カシマ

[ 石井 正忠監督 ]
今日、前半からかなり激しい戦いになって、それは覚悟していた部分なんですけど、ボールを相手陣内でつなぐことができなくて、相手の特長である高さからの攻撃を受けてしまいました。後半、ああいう早いタイミングで1失点してしまったことで、さらにC大阪さんの特長が生かされてしまった展開になってしまって、90分終わってしまう形になってしまいました。

1点取られてからは、後半の中盤以降はメンバーを入れ替えることによって相手陣内でボールを動かしてチャンスを作ることができたと思うんですけど、ゴールに結び付かなかったことで負けてしまいました。メンバー選びから全て私が最終的には決めたことなので、今日の敗戦は私の責任ではないかと思っています。

--メンバー選びに関して、6人を代えたことはどういう意図があり、11人のプレーはどう映りましたか?
まず選んだ過程ですけど、練習の紅白戦から非常に安定した形でプレーしていたので、当然こういう公式戦とは違いますけど、そこでもパフォーマンスを出してくれるんじゃないかという期待でメンバーを選びました。それは相手の分析だったり、今後の試合日程でもメンバーをこういう形で替えていけるんじゃないかと思って選びました。パフォーマンスですが、結果、負けてしまったので、それは当然全体的には良くなかったと言えると思います。でも個人個人、各ポジションの役割というのはしっかりやってくれていたんじゃないかと思います。

--1点を失ってからサイドハーフの2人を交代しましたが、どういうところを活性化しようとしたのでしょうか?
うまく相手陣内でボールを保持する時間が全体的に少なかったと思うので、そこを多くしようということと、それによって相手は引いてしまう形になりましたけど、そこからサイドハーフを起点にして、ボールをアタッキングサードで動かすことを意図して、サイドハーフを代え、その後ボランチを代えました。

--勝てるという期待よりも足りなかった部分はどこになりますか?
中盤でボールを失う回数が多かったと思います。そこはもっともっと向上しないといけないと思います。それは長い時間、同じ選手でやっていけばもっと良くなるのかもしれないですし、僕の判断としてはメンバーが替わった中でも、紅白戦だったり今までの練習を見ていて、うまくいくんじゃないかと思ってこういうメンバーを選びました。

第6節
2017年4月8日(土)15:03KO カシマ

[ 昌子 源 ]
きれいに崩してやろうという感じだった。前半はうちのセットプレーは1本もなかった。それはある意味で試合展開を物語っていると思う。でも、前半はうちの方がボールを支配していたのに、それでセットプレーがなんで1回もないのか。多分、今日も点が入らんのかな、と30分くらいに思った。0-0でいいと割り切ってプレーしようと思った。また終盤に点を入れて勝つ展開になるのかなと思った。その中で、一番やられてはいけない中へのクロスで、でかい人。一番やられたくない時間帯に、一番やられたくない展開で、一番やられたくない人にやられた。もったいない点だったかな。

[ 山本 脩斗 ]
最後のところをチームとしても高めないといけない。守備としては、後半の最初のところでやられてしまった。相手は基本的には前の2人を目掛けて、という感じだった。そんなにサイドでやられることはなかった。セットプレーと前にボールが入った時の裏への抜け出しを注意する、ということだった。時間はあったので、1点、2点を取って勝つ力を付けないと上は目指せない。

古巣相手に魅せた山村。C大阪が連勝を『3』に伸ばす
細かい霧雨が舞う中、明治安田J1第6節、鹿島vsC大阪の火ぶたが切られた。J1通算500試合出場の大記録がかかる曽ヶ端 準と小笠原 満男はともにベンチスタート。ゴールマウスにはクォン スンテ、ボランチには鹿島加入後、リーグ戦初先発となる三竿 健斗と、永木 亮太が入る。鹿島はほかにもリーグ戦初先発のレアンドロと、中村 充孝を中盤に起用。石井 正忠監督は、前節から先発を6人入れ替える大胆な采配をふるう。

先にチャンスを迎えたのはアウェイのC大阪。13分、古巣戦で燃える山村 和也がドリブルからミドルシュートを放つが、惜しくもクロスバーを直撃。その後も杉本 健勇が昌子 源からボールを奪い右サイドの深い位置までボールを運ぶが、ファーサイドへのクロスは伊東 幸敏にクリアされてしまう。27分には松田 陸からパスを受けた山口 蛍がミドルシュートを狙うが、ゴール左に大きく外れてしまった。C大阪は単発ながらも鹿島ゴールに迫っていく。

対する鹿島は、ボールはそれなりに支配するものの攻撃の形を作っていけない。ボランチが変わった影響か攻撃のリズムを作れず、ゴールを予感させる場面は少なかった。

42分、右サイドからレアンドロらの細かいパス交換からゴール前に走り込んだペドロ ジュニオールが左足でシュートを放ったものの、キム ジンヒョンの正面を突いた。前半は互いにゴールを奪えず、スコアレスで終えた。

後半になると、いきなりゲームが動く。46分、ソウザからスルーパスを受けた関口 訓充が右サイドからクロスを送ると、中央にいた山村がうまくマークを外してニアサイドに走り込み、ヘディングシュートを放つと、今度はポストをかすめながらゴールイン。山村の見事な動きでC大阪が先制点を奪う。

反撃に出たい鹿島は57分、中村とレアンドロを下げて、土居 聖真と遠藤 康を投入。ボールの支配率は高めたが、決定機を作り出すことができない。すると76分に永木を下げてレオ シルバを投入し、さらに相手を押し込んで攻撃の圧力を増していく。

しかし、鹿島がなかなかゴールに結び付けられずにいると、C大阪は84分に殊勲の山村を下げて山下 達也を投入し、布陣を5バックに変更して逃げ切りを図る。

鹿島も土居が鈴木 優磨とのパス交換でペナルティエリアからゴールを狙うなど、チャンスを作っていく。88分には、土居のクロスから生まれた流れの中、三竿 健斗が左足を振り抜くも右ポストに跳ね返り、ゴールならず。鹿島は後半アディショナルタイムにも怒濤の攻撃を見せる。左CKから鈴木が渾身のシュートを放つも、キム ジンヒョンがガッチリ押さえ、アウェイのC大阪が山村の1点を守り切り、勝点3を手にした。

決勝点を挙げた山村は、「古巣相手に成長した姿を見せられた」とうれしそうな表情を見せていた。「気持ちは試合前から強く持っていた」と、この一戦に向けて並々ならぬ意気込みを持っていたのだろう。尹 晶煥監督も「初めて流れの中からゴールが生まれた」と喜んでいた。これでC大阪は3連勝。序盤は苦しいスタートだったが、徐々に波に乗ってきた。

鹿島は連勝が4でストップ。前節から先発を6人入れ替えた石井監督は、「今日の敗戦は私の責任ではないかと思っています」と敗戦の弁。試合翌日にはAFCチャンピオンズリーグのため、ブリスベンに発つ。気持ちを入れ替えてアジアの戦いに臨みたい。

[ 文:田中 滋 ]

【鹿島 vs C大阪】連勝は4でストップ
2017年4月8日(土)



鹿島は46分に先制点を奪われ、その後、C大阪ゴールを脅かしたが得点は生まれず、0-1で敗戦。連勝は4でストップした。

C大阪が山村の先制弾でリーグ3連勝、鹿島はノーゴールで連勝途絶える

鹿島とC大阪が対戦した [写真]=Getty Images for DAZN

 2017明治安田生命J1リーグ第6節が8日に行われ、鹿島アントラーズとセレッソ大阪が対戦した。

 4連勝中の鹿島はDF昌子源やFW鈴木優磨らが先発。対するC大阪はMF山口蛍やFW柿谷曜一朗らがスターティングメンバーに名を連ねた。

 最初にチャンスを作ったのはC大阪。12分、山村和也がドリブルでエリア手前まで運んでシュートを打つ。しかし、ボールはクロスバーに直撃し、惜しくもゴールとはならなかった。一方の鹿島は23分、伊藤幸敏が右サイドからカットインしてシュートを狙うが、ここは味方選手に当たってしまう。

 26分にはC大阪の関口訓充が中央へパスを供給し、山口がダイレクトでシュートを放ったが、ボールは枠を外れた。対する鹿島も31分、中村充孝が味方とのパス交換からシュートを狙うが、相手GKが落ち着いて処理する。両チームとも連携から相手ゴールに襲い掛かるものの、チャンスを生み出すには至らない。

 徐々にペースを掴んできた鹿島は35分、ペドロ・ジュニオールが離れた位置からロングシュート。しかし、ボールはGKの正面に吸い込まれた。さらに41分、エリア内の混戦からペドロ・ジュニオールが左足を振り抜くが、ここは相手GKの好セーブに見舞われる。両チーム無得点のまま前半を折り返した。

 後半開始早々にいきなり試合が動く。46分、右サイドを駆け上がったC大阪の関口がクロスを上げると、山村がヘディングで合わせてゴール。アウェイのC大阪が先制に成功した。同点を狙う鹿島は56分、中村とレアンドロに代えて遠藤康と土居聖真を投入する。

 攻勢をかけるC大阪は58分、丸橋祐介が中央へ鋭いグラウンダーのパスを供給。しかし、エリア内で待つ山村にはわずかに合わない。続く68分、柿谷からのパスをフリーで受けた山村がシュートを放つが、ボールは枠右に逸れた。追加点を狙うC大阪が立て続けにチャンスを作る。

 76分、鹿島は永木亮太に代えてレオ・シルバを投入。すると87分、クロスのこぼれ球に反応した三竿健斗が胸トラップからボレーシュート。しかし、ボールはポストに直撃した。終了間際にも立て続けにシュートを放つ鹿島だが、C大阪の堅い守備に阻まれ、同点に追いつくことができない。
 
 試合はこのまま終了。C大阪が鹿島を下し、3連勝を飾った。

 次節、鹿島は16日にベガルタ仙台と、C大阪はガンバ大阪と対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 0-1 セレッソ大阪

【得点者】
46分 0-1 山村和也(C大阪)

【J1採点&寸評】鹿島 ×C大阪|恩返し弾の山村が文句なしのMOM!小笠原、L・シルバを温存した鹿島は…
サッカーダイジェスト編集部
2017年04月08日


鹿島――指揮官の采配が完全に裏目に。


【警告】鹿島=永木(54分)、土居(62分) C大阪=ソウザ(90+2分)、キム・ジンヒョン(90+5分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】山村和也(C大阪)


[J1リーグ6節]鹿島0-1C大阪/4月8日/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
大宮戦から中盤の4人を始め、先発6人を入れ替えて臨んだが、攻守で連動性を欠く内容。個々は高い能力を示したが、チームとしての判断の遅れや選択肢の数の少なさが結果に影響した。

【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 6
雨で濡れたピッチを苦にせず、冷静にシュートを弾き出した。フィードやスローも安定。1失点の責任を押しつけるのは酷。

DF
16 山本脩斗 5
C大阪にサイドをケアされ、効果的な攻撃参加はできなかった。同サイドからこの試合唯一の失点につながるクロスを許した。

3 昌子 源 6
相手のロングボールに対して冷静に対処。1対1で負けることはなく、カバーリングや遅らせる守備もほぼ完璧にこなした。

5 植田直通 5
山村のクロスへの入り方が秀逸だったとはいえ、完全にマークを外されたCBとしては情けない失点。名誉挽回のヘディングシュートも防がれた。

24 伊東幸敏 5.5
攻撃参加ではゴールの臭いを感じさせるクロス2本を供給。守備も無難にこなした。安全な判断が多かった。

MF
6 永木亮太 5(76分OUT)
初先発の三竿健とのコンビで、良い関係が築けなかった。小笠原、L・シルバ不在の中盤に不安があることを浮かび上がらせた。

20 三竿健斗 5.5
守備では素早い判断から相手との距離を縮めて、ピンチの芽を摘んだ。攻撃では時折雑なパスが見られ、相手ボールに。

13 中村充孝 5.5(57分OUT)
自陣深くまで守備に戻り、クロスを許させなかったが、左サイドの攻撃では珍しく簡単なミスでボールを取られる場面もあった。

11 レアンドロ 5(57分OUT)
中央でボールを受けることがほとんどで、サイドを起点にしたいチームのサッカーとは少し違う動きをした。相手の守備に足を削られ、躍動感失う。

鹿島――2トップが決定機を決めていれば…。


レアンドロは中央寄りでプレーしたが機能していなかった。写真:徳原隆元

FW
9 鈴木優磨 5.5
エリア内での動きで迫力を出したが、決定的なヘディングシュートは決めきれなかった。相手の守備もあり、局面を打開するには至らず。

7 ペドロ・ジュニオール 5.5
チーム最多のシュート4本を放つも無得点。徐々にゴールに近づいている印象はあるが、エースの仕事はできなかった。

交代出場
MF
8 土居聖真 6(57分IN)
相手を含め混雑する前線でパスを引きだそうとする動きを随所に見せた。

MF
25 遠藤 康 6(57分IN)
最終ラインの裏へのパスを要求するなど、停滞した攻撃にアクセントをつけた。先発で出ていれば違う結果になったか、と思わせるプレー。

MF
4 レオ・シルバ 6(76分IN)
少々強引に映ったドリブルを始め、パス、展開力と持てる力を出し、状況に応じた的確な判断を見せた。

監督
石井正忠 5
先発6人を入れ替えたが、悪いほうに出た。この1試合だけを見れば当然評価は低い。だが、長いスパンで見た場合は必ずしもそうでないか。

C大阪――守備陣が身体を張り、GKも安定したプレー。

【チーム採点・寸評】
C大阪 6.5
序盤から最終ラインからトップまでの距離をコンパクトに保ち、強力な鹿島攻撃陣に思うような攻撃をさせなかった。こぼれ球への反応も良く、1点をリードしてからはロングボールも効果的に使った。全員で掴み取った勝点3。

【C大阪|採点・寸評】
GK
キム・ジンヒョン 6.5
シュートに対しては、ほぼ正面で対応していた。ポジショニングの的確さが無失点に抑えられた主な理由。終始、冷静だった。

DF
2 松田 陸 6
エリア内からの決定的なシュートに対し、身体を投げ出して対応した。鹿島の生命線、サイド攻撃を封じた立役者。

14 丸橋祐介 6
後半途中に流血。テーピングを巻いてピッチに戻ると、気持ちが切れることはなく、それ以上に気持ちのこもったプレー。

15 木本恭生 6
ヨニッチとの関係で完成を見るような動き。カバーリングやポジショニングで綻びを見せることはなかった。

22 マテイ・ヨニッチ 6
主に対人の強さを見せて完封に大きく貢献。準備や予測など頭を使った守備でピンチを未然に防ぐなど、存在感は大きかった。

MF
6 ソウザ 6
相手の攻撃の起点を潰す守備。攻撃に移った時のキープ力と、展開力でも時間を有効的に使う存在だった。

7 関口訓充 6(84分OUT)
山村への決勝クロスは、正確で息が合ったもの。昌子の守備に苦戦する場面はあったものの、アシストで仕事。

C大阪――巧みにDFの背後を取った山村の動きは秀逸。

10 山口 蛍 6.5
ボランチの役目すべてで期待値以上の働き。こぼれボールを拾い、そこから持ち上がる。展開する。彼なくして勝利はなかった。

24 山村和也 7(84分OUT)
MAN OF THE MATCH
関口のクロスを合わせて決勝ゴール。植田の右からではなく、左から回り込んだ動きに異才を感じさせる。脅威であり続けた。

FW
8 柿谷曜一朗 6
攻撃での貢献度はそれほど目立つことはなかったが、守勢に回った時には大いにチームを助けた。黒子の働き。

9 杉本健勇 6(89分OUT)
空中戦に自信を持つ植田を相手に、空中戦で競り勝つ場面も多く、前線で起点になった。押し込まれる時間を短くしたのは杉本の貢献。

交代出場
DF
23 山下達也 ―(84分IN)

MF
13 丸岡 満 ―(84分OUT)

FW
11 リカルド・サントス ―(89分IN)

監督
ユン・ジョンファン 6.5
清武弘嗣を負傷で欠くなか、選手へ戦い方を90分徹底させた。ある意味で割り切ったロングボールも使い、有効に時間を進めた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

鹿島石井監督「敗因は私の責任」6人入れ替え失敗
[2017年4月9日0時31分]


出番なく終了した鹿島MF小笠原(中央左)(撮影・たえ見朱実)

<明治安田生命J1:鹿島0-1C大阪>◇第6節◇8日◇カシマ

 鹿島アントラーズはJ1初先発のMF三竿健斗(20)ら6人を前節大宮アルディージャ戦から替えて臨んだが、FC東京との開幕戦以来5戦ぶりとなる完封負けを喫した。

 ボールは保持したが、そっくり入れ替えた中盤4人から前線へのパスミスも目立ち、前半の決定機はほとんどなし。後半開始39秒には、15年まで鹿島に所属したセレッソ大阪MF山村和也(27)に先制点を奪われた。

 それでもMF土居聖真(24)、遠藤康(29)、レオ・シルバ(31)を投入するとリズムが生まれた。同42分には三竿健の左足シュートがポストに直撃。終了間際にはFW鈴木優磨(20)が右足でシュートを放つも、相手GKの正面をついた。後半だけで11本のシュート。相手の2倍となる合計18本を放ったが、時すでに遅し。1点が遠かった。J2東京Vから移籍2年目で初めて90分フル出場した三竿健は「スタメンということで結果を残す強い気持ちでやったが、負けたことが悔しいです。1試合を通して、もっとクオリティーの高いプレーをすることが課題。1タッチなどで縦に早い、テンポを変えるパスが必要だった」と反省した。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)との過密日程を見据えたターンオーバーに失敗し、連勝も4で止まった。石井正忠監督(50)は「メンバー選びから、すべて私が決めたこと。敗因は私の責任。中盤でボールを失う回数が多かった」と全責任を背負った。9日にはACL1次リーグ第4戦ブリスベン戦(12日)に備え、オーストラリアに出発する。【鎌田直秀】

鹿島まさかの「ターンオーバー失敗」連勝4で止まる
[2017年4月9日8時0分 紙面から]


後半、競り合う鹿島FW鈴木(左)C大阪DF山下(撮影・たえ見朱実)

<明治安田生命J1:鹿島0-1C大阪>◇第6節◇8日◇カシマ

 鹿島アントラーズがACLとの過密日程を見据えたターンオーバーに失敗し、連勝が4で止まった。前節大宮アルディージャ戦から先発6人を大幅変更。MF小笠原に替えてJ1初先発の20歳MF三竿健をボランチ起用するなど、中盤4人を全員入れ替えたが、5戦ぶりの完封負けを喫した。石井監督は「メンバー選びから、すべて私が決めたこと。敗因は私の責任。中盤でボールを失う回数が多かった」と肩を落とした。

 後半開始直後にカウンターからのクロスに対応しきれずに失点すると、中盤3人を交代。打開できなかった相手守備を崩す場面も増え、後半だけで11本のシュートを放った。同42分には三竿健の左足シュートがポストに直撃。終了間際にはFW鈴木が右足でシュートを放つも、相手GKの正面をついた。三竿健は「縦にテンポを上げる必要があった」と反省した。今日9日にはACL1次リーグのブリスベン戦(12日)に備え、オーストラリアに出発する。

鹿島・石井監督「負けたのは私の責任」 主力温存も機能せず黒星

C大阪に敗れ肩を落とす鹿島イレブン=カシマ

 明治安田J1第6節最終日(8日、鹿島0-1C大阪、カシマ)鹿島はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)との連戦を見据え前節から先発6人を入れ替えたが、主力を欠いた布陣はうまく機能せず黒星を喫した。

 今季初先発の三竿健や中村が並んだ中盤でパスがつながらず、終盤にレオシルバを投入してからリズムをつかんだが1点が遠かった。石井監督は「メンバー変更は全て私が決めたこと。負けたのは私の責任」と厳しい表情で話した。

鹿島、首位獲り失敗 縦のバランス崩壊招いた“中盤全員ターンオーバー”
明治安田生命J1リーグ第6節最終日 鹿島0―1C大阪 ( 2017年4月8日 カシマ )


前節から中盤4人を入れ替えて臨んだ(前列左から)永木、レアンドロ、中村(後列左から)昌子、三竿健、鈴木、クォン・スンテ
Photo By スポニチ


 先発6人を入れ替えた鹿島はC大阪に敗れ5試合ぶりの黒星を喫した。敗因は中盤の総取っ換えだった。ボランチとサイドハーフの4人を変更。永木以外の3人は今季リーグ戦初先発。ボランチの三竿健はJ1初先発、右MFのレアンドロに至ってはJリーグデビュー戦だった。

 理由はACLを含めた連戦対策。「代わって入る選手が力をつけてきたのと、(チームが)安定してきたからこそ(変更が)できる」(石井監督)。だが、本番では歯車が狂った。守備の際はブロックを引くC大阪。前を向いてパスを出そうとしたMF永木が下がり気味となり、その後ろで攻守のバランスを取ろうとしたMF三竿健がさらに下がり、両ボランチと2トップの距離が拡大。縦の関係が壊れ、試合勘の無さからかレアンドロと中村の両サイドハーフにはボールが収まらず、中盤のボールロストが目立った。

 この日、起用された中盤の4人は練習では本来の主力組を打ち負かすほどの好パフォーマンスを見せていた。指揮官は中盤の横の関係を重視し、そっくり入れ替えた。だが、試合ではプレッシャーも球際の激しさも違う。横の関係を重視した分、普段合わせる時間の少ない前線とDF陣との縦のバランスが崩れた。「メンバー選びから全て私が決めたこと。今日の敗因は私の責任」。勝てば得失点差で首位になる可能性もあった一戦で3位後退。メンバーを入れ替えながら過密日程を戦う難しさを石井監督は痛感した。
[ 2017年4月9日 05:30 ]

鹿島のターンオーバー失敗で連勝4で止まる 石井監督「責任は私にある」

前半、シュートを放つ鹿島・ペドロジュニオール(右)=カシマスタジアム(撮影・出月俊成)


ホームでの敗戦に肩を落として引き揚げる鹿島イレブン(撮影・出月俊成)


 「明治安田生命J1、C大阪1-0鹿島」(8日、カシマスタジアム)
 ターンオーバー失敗で連勝は4で止まった。
 ACLを見据えて、前節から先発6人を入れ替えたが、中盤の攻防で主導権を握られて後手を踏んだ。
 石井監督は「紅白戦などを見て安定したプレーをしていたので、そこに期待して(先発を)入れ替えた。最終的には私が決めたことなので(敗戦の)責任は私にあると思う」と語った。

三竿健、雪辱ならず J1初先発

鹿島-C大阪 前半23分、左サイドでボールを奪う鹿島・三竿健=カシマスタジアム、村田知宏撮影

○…J1初先発となった20歳の三竿健は攻守に存在感を発揮したが、チームを勝利には導けなかった。1点を追う後半43分、鈴木のお膳立てから利き足とは逆の左足で放った強烈なシュートは、ゴール右のポストを直撃。「決めきれないのが現状の力」と淡々と振り返った。

三度目の正直とはならなかった。C大阪とは2年前のJ2東京V時代に対戦。プロデビュー戦と東京Vでの最後の試合の相手だったが、1分け1敗と勝てていなかった。雪辱を晴らそうと、持ち味のボール奪取力を生かして守備を引き締めたが、またしても苦杯を喫した。「後半はプレーの質が落ちた」と反省しきり。「1試合を通して体や脳の反応を保てるように鍛えていく」と成長を誓った。


結果的にはチャンスを貰ったサブ組が結果を残せず、起用した指揮官の責任ということになろう。
それはそれで正しい見解である。
確かに、前半はパスミスも多く、連携に難ありとも受け取れた。
それは、レアンドロやアツは独特のリズムがあり、面白い存在だからこそと言える。
このリズムは、鹿島の武器となろう。
逆に決定機を外したFW陣には奮起を促したい。
優磨自身も「先に点を決められないとこうなってしまう」と反省点を口にする。
優磨へのマークも厳しくなってきたので、ここでもう一皮剥けることを期待する。
そして脩斗は「最後のところをチームとしても高めないといけない」と、フィニッシュの精度について言う。
脩斗自身のヘディングも三竿健斗の左足も、決まっておればヒーローであったが、結果は残念なものであった。
ただ、この試合、シュートは打てていたので、形はあったように思う。
決定力を磨き、次なる試合に臨む。
ゴールを期待しておる。

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セレッソ・山村、成長した姿を結果で見せられたことは良かった

C大阪、満開3連勝!“浪速のジダン”山村が古巣に恩返し弾

シュートを放つ山村。古巣相手に成長をみせ、チームも公式戦4連勝だ

 明治安田J1第6節最終日(8日、カシマほか)C大阪は敵地で鹿島に1-0で勝利し、リーグ戦3連勝を飾った。MF山村和也(27)が値千金の決勝点で昨季王者を撃破。6位に浮上し、リーグ次節のG大阪との大阪ダービーへ、これ以上ない勢いをつけた。神戸は大宮に2-0で快勝し、勝ち点15で首位を守った。


ヘディングでゴールを決めた山村(右)。新ポジションで躍動だ

 小雨の敵地で満開の桜が咲いた。昇格したてのセレッソが昨季覇者・鹿島を撃破。古巣相手となったMF山村が見事な“恩返し弾”で主役を演じた。

 「ここに帰ってくることを目標にしていた。思い入れがある分、複雑だったけど成長した姿を見せられてよかった」

 後半1分だ。右サイドを抜け出したMF関口が中央へクロス。すると山村は鹿島DF植田の前へ巧みに抜け出し、ヘディングでゴールに突き刺した。かつて定位置を争ったライバルとのマッチアップを制しての一発。「植田がどうこうより、僕自身がセンターバックだったときに嫌だった動きをやろうと」。昨季開幕前にJ2だったC大阪に移籍し、今季からの新ポジションで進化した姿を見せつけた。

 2012年に鹿島入り。主戦場はセンターバックかボランチだったが、今季からトップ下やFWの攻撃的なポジションに配置転換。尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督は「豊富な運動量、長身な割に技術があり、競り合いの強さもある」と説明した。

 1メートル86で華麗な足さばき。チームメートからつけられたあだ名は元フランス代表MFジダンだ。「ちょっと違うかなと思いますけど…」と苦笑いしながらも「そうやってすごい選手にたとえてもらえるのはうれしいですね」と喜んだ。


後半、決勝ゴールを決め、チームメートに祝福されるC大阪・山村(中央)=カシマ

 公式戦4連続完封勝利と勢いに乗り、12日にルヴァン杯・甲府戦を戦った後の16日にはG大阪との大阪ダービーが待っている。日本代表MF清武が左太もも故障で2戦連続欠場となったが、チームは絶好調。「自分は初めての大阪ダービーだけど、特別な試合。いい準備をして結果につなげられるようにしたい」と山村。満開の桜は、まだまだ散らない。 (大石豊佳)

鹿島-C大阪を視察した日本代表のハリルホジッチ監督
「C大阪は(ピッチで)素晴らしい表現をしていた。代表候補選手の顔は知っているので、新しい発見はなかった」

山村 和也(やまむら・かずや)
 MF。1989(平成元)年12月2日生まれ、27歳。長崎県出身。国見高、流通経大を経て2012年にJ1鹿島入団。16年にJ2C大阪へ移籍。34試合出場し、6得点。日本代表では10年アジア杯予選カタール戦でAマッチデビュー。12年ロンドン五輪代表。今季J1で5試合2得点、J1通算68試合6得点。代表通算1試合0得点。1メートル86、80キロ。背番号「24」

C大阪・山村、古巣相手にV弾「成長した姿を見せられて良かった」
明治安田生命J1リーグ第6節最終日 C大阪1―0鹿島 ( 2017年4月8日 カシマ )

 かつて挫折を味わった古巣相手に決勝点をもぎ取った。チームを3連勝に導いたC大阪MF山村は「ちょっと複雑だが、成長した姿を結果で見せられたことは良かった」と穏やかに胸中を語った。

 2トップの一角に入り、後半1分。ゴール前で日本代表DF植田の背後から鋭くニアサイドへ走り込み、クロスを頭で流し込んだ。流通経大から2012年に鹿島入団も定位置をつかめなかった。かつては日本代表に名を連ねながら伸び悩み、16年に当時J2のC大阪へ移籍。今季就任した尹晶煥(ユンジョンファン)監督にFWへコンバートされ、素質が開花した。「出たところで結果を出したい」と山村は言葉に力を込めた。
[ 2017年4月9日 05:30 ]

【C大阪】山村、古巣・鹿島から決勝ゴール!3連勝!
2017年4月8日18時46分 スポーツ報知


後半1分、C大阪・山村(中央)が先制点決め祝福される

 ◆明治安田生命J1リーグ 第6節 鹿島0―1C大阪(8日・カシマスタジアム)

 C大阪MF山村和也が古巣鹿島を相手に躍動した。トップ下で先発出場し、後半1分、右サイドからのクロスをニアで合わせ、決勝点を奪った。「(鹿島に)成長した姿を見せることができて良かった」。その後も決定的なシュートや空中戦で現役日本代表のDF昌子源、植田直通が守る鹿島の守備陣に対して脅威であり続け、チームの3連勝に大きく貢献した

 山村は12年に流経大から鹿島入り。センターバックとボランチをこなせる大型選手だったが、出場機会が減った16年にC大阪に完全移籍した。3節の札幌戦(3月11日)から尹晶煥監督は「ボランチやセンターバックでは少し不安があると聞いていたし、自分も感じた。長身だが、足元の技術もしっかりしている。前戦のポジションがふさわしい」という判断で、トップ下にコンバート。山村が新境地で結果を残した。

【C大阪】山村Vヘッド!昇格組が王者鹿島に敵地で勝った
2017年4月9日7時0分 スポーツ報知


後半、鹿島・三竿健(下)と競り合うC大阪・山村

 ◆明治安田生命J1リーグ 第6節 鹿島0―1C大阪(8日・カシマスタジアム)

 3季ぶりにJ1へ昇格したC大阪が、昨季J1王者の鹿島を相手に金星を挙げた。2015年まで鹿島に在籍したMF山村和也(27)が、ヘディングで決勝ゴール。3戦連続の完封勝利で勝ち点11の6位に浮上した。鹿島の連勝は4で止まった。

 試合終了の笛が鳴った途端、C大阪ベンチにお祭り騒ぎの輪ができた。3年ぶりにJ1昇格したチャレンジャーの立場で、クラブW杯準優勝の鹿島を完封。しかも敵地での番狂わせだ。「選手が最後まで走ってくれてこの結果が得られた。鹿島は何人か選手を替えていたが、内容でも負けたとは思わない」。雨の中で闘志と規律を保ち続けたイレブンを、尹晶煥監督(44)が手放しで褒めたたえた。

 後半開始わずか39秒、カウンターで右サイドを突破したMF関口のクロスに、186センチの長身がピタリと合った。MF山村だ。軽く頭で合わせたボールは、バーを叩いてゴールへ。「ニアサイドは前半から狙っていた。クニさん(関口)がいいボールを上げてくれた」。今季初勝利を挙げた3月18日の鳥栖戦に続く、ヘディングの決勝弾だった。

 12年ロンドン五輪日本代表の山村は、15年まで鹿島に在籍。しかし、常勝軍団で役割を失い出場機会を求めて昨年C大阪に移った。今季も開幕はベンチだったが、3月11日の札幌戦からトップ下で出場。守備的MFが本業だが「長身なのに足元の技術もある」と見抜いた尹監督のポジション変更で再び花開いた。「(鹿島は)思い入れあるチームで複雑な気持ちもあったけど、成長した姿を見せることができて良かった」。試合後、鹿島イレブンから「決めるなよ」と冷やかされ、思わず頬がゆるんだ。

 今季は開幕から3試合未勝利と苦しんだが、3月15日のルヴァン杯・横浜M戦から公式戦4連勝。この間すべて無失点と、守備の堅さに磨きがかかってきた。主将のFW柿谷は「自分たちはJ2から上がってきた身だけど、自信を持って90分間力を出せば、結果はついてくる」と胸を張る。次節は勝ち点で並んだG大阪との大阪ダービー。今の勢いなら、決してひるむ相手ではない。(中村 卓)

C大阪が3連勝 山村、古巣のスキ見逃さずV弾「成長見せられた」

 後半、先制ゴールを決め、チームメートに祝福されるC大阪・山村(中央

 「明治安田生命J1、鹿島0-1C大阪」(8日、カシマサッカースタジアム)
 2連勝中のC大阪は敵地で昨季王者の鹿島と対戦。後半1分にMF山村和也(27)がヘディングでネットを揺らし、これを守り切って1-0で勝利した。鹿島は連勝が4で止まった。神戸は大宮に2-0で快勝し、勝ち点15で首位を守った。大宮は開幕6連敗。
 一瞬のスキを見逃さなかった。後半1分、右サイドをMF関口が突破すると、MF山村は鹿島DF植田の視界からスッと消えていった。「前半からニアサイドは狙っていた。良いボールがきた」。ウエーブのような動きでDFの前へと飛び出すと、ヘディングをゴールへぶち込んだ。
 プロ6年目で、本職はセンターバックやボランチ。流通経大時代にA代表入りを経験し、複数のJ1クラブでの争奪戦を経て、12年に加入した先が鹿島だった。だが、徐々に出場機会を失い16年からC大阪に加入。古巣との一戦に「得点はうれしい。成長した姿を見せられた」と話す一方で「思い入れのあるクラブなので、複雑な思いもあった」という。
 自身の中に潜む適性を見抜いた尹晶煥監督の下、今季から攻撃的MFとしてプレー。「自分がDFの時、やられて嫌だったことをやろうとした」という決勝弾を含め、多くの決定機に絡むなど存在感を放った。これでリーグ3連続完封勝利。C大阪の桜前線は、満開だ。

新境地で輝く「守備の人」 セ大阪・山村
毎日新聞2017年4月8日 22時04分(最終更新 4月8日 22時04分)

 ○セ大阪1-0鹿島●(カシマ・8日)

 本職のストライカーのような一撃だ。後半1分、セ大阪の2トップに入った山村が頭で決めたゴールは、古巣でもある昨季王者・鹿島の連勝を止める決勝点に。「守備の人」が新境地で輝いている。

 長年のセンターバックの経験が生きた動き出しだった。カウンターから、ゴール前で相手DFの背後に回り、死角から右クロスに合わせてタイミング良く前へ。「センターバックをやっていて嫌なことをできればと」。さらりと言ってのけた。

 これまで、期待された潜在能力の高さほどは活躍できなかった。2012年ロンドン五輪はアジア予選で主将を務めたが、本大会はオーバーエージ枠のDF吉田(現サウサンプトン)に役割を奪われた。鹿島で守備的MFも務めたが出番がなく、昨季にセ大阪へ移籍。今季から指揮を執る尹晶煥監督に「長身だが足元の技術もあり、前線にふさわしい」と見いだされた。堅い守りを基本とする尹監督の戦術には、前線で献身的な守備ができ、中盤や最後列にも入れる山村は「活用価値ある選手」(尹監督)だ。

 古巣への「恩返し」となるゴールに「複雑だが成長を見せられて良かった」と笑った27歳。「積極的に自分のできることをやっていきたい」。新たな挑戦が、チームも活性化させている。【大島祥平】


決勝ゴールを決めたセレッソの山村である。
古巣・鹿島相手に決めたゴールは貴重な先制弾であった。
植田のマークを外し、視界から消えてニアに飛び込む様は、まさにFW。
これはやられたとしか言いようがない。
手痛い得点にて、山村の成長を目の当たりにさせられた。
山村はこれからもセレッソにて躍動して行くであろう。
今後も活躍の報を待っておる。

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町田・中島、ハットトリック達成

【福岡 vs 町田】わずか8分間でハットトリックを達成した中島裕希!
2017年4月8日(土)



中島裕希(#30)は87分に同点となるゴールを決めると、90分、後半アディショナルタイムにも得点を挙げ、わずか8分間でハットトリックを達成!

中島裕希が後半42分からハット達成!10人で1点ビハインドを跳ね返して町田が劇的な逆転勝利
17/4/8 20:03

[4.8 J2第7節 福岡1-3町田 レベスタ]

 J2リーグは8日、第7節1日目を行った。FC町田ゼルビアは敵地でアビスパ福岡と対戦し、3-1で逆転勝利をおさめた。町田は3試合ぶり白星。福岡は開幕戦以来、6試合ぶりの黒星を喫した。

 3連勝から2試合連続で引き分けとなっている福岡は、前半7分にMF山瀬功治が右足ミドルシュートを放ち、同13分には右サイドからカットインしたMF亀川諒史が枠内に左足ミドルを放つなど、積極的な入りをみせた。

 一方、今季2勝目を目指す町田は前半20分、左サイドからDF松本怜大が鋭いクロスを送り、ニアにFW戸島章が飛び込むもヘディングシュートはわずかに左。同24分には、左CKからこぼれたに反応したMF森村昂太がシュートを放つも枠を捉えきれなかった。

 福岡は後半開始早々の2分、FW石津大介が左サイドからGKとDFの間のスペースにクロスを送り、FWウィリアン・ポッピがこれに反応したが、GK高原寿康のブロックに阻まれる。同19分には、山瀬に代えて今季加入したMFジウシーニョが福岡デビューを果たすと、直後にいきなりゴールネットを揺らした。右CKのセカンドボールからMF三門雄大がボレーシュート。GK高原が弾いたボールをジウシーニョが左足で押し込み、1-0とした。

 追いつきたい町田だが、後半26分にDF増田繁人がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場。同28分にMF谷澤達也に代えてDF金聖基、同39分にはMF井上裕大に代えてMF平戸太貴を送り込むもなかなか攻撃の形を作れない。それでも、同42分にワンチャンスをモノにする。途中出場のMF吉濱遼平がゴール前に浮き球パスを送り、これをFW中島裕希が頭で合わせ、10人の町田が同点に追いついた。

 興奮さめやらぬ中、町田は後半45分に右サイド深くでFKを獲得する。キッカーの吉濱がゴール前に入れると、ニアに飛び込んだ中島がヘディングシュート。これがゴール左隅に吸い込まれ、2-1と逆転に成功する。さらに同アディショナルタイム5分、カウンターからセットプレーで上がっていたGK杉山力裕のいない無人のゴールに中島が流し込み、ハットトリック達成。10人の町田が3-1で逆転勝利をおさめた。


ハットトリックを達成した町田の中島である。
試合終了間際の87分からの8分間、しかも退場者が出て一人少ない状況にて決めたこともまた素晴らしい。
センターFWの活躍はチームを活性化させる。
また、この試合、平戸も途中出場しており逆転勝利に貢献しておる。
相馬監督の信頼を得つつあるのではなかろうか。
町田の快進撃の報を楽しみにしておる。

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松本山雅・高崎、先制PK弾

【松本 vs 長崎】 高崎が得点ランキングトップタイに並ぶ
2017年4月8日(土)



ホームの松本は16分、現在3得点で得点ランキング3位タイの高崎寛之のゴールで先制に成功する。高崎はこのゴールで得点ランキングトップタイに並んだ。

松本が長崎の進撃止めて2連勝! 宮阪は直接FKのJ2最多得点更新
17/4/8 15:57

[4.8 J2第7節 松本3-0長崎 松本]

 松本山雅FCがホームでV・ファーレン長崎に3-0で快勝した。松本は今季2度目の2連勝。4勝1分2敗の勝ち点13とした。

 松本は前節から先発1人を変更した。開幕6試合連続スタメンだったMFセルジーニョが今季初めて先発を外れ、MFパウリーニョが4試合ぶりにスタメン入り。セルジーニョが務めていたシャドーのところにボランチのMF宮阪政樹が1列上がり、パウリーニョが中盤の底に入った。

 3連勝中の長崎のスタメン変更も1人。2試合連続ゴール中だったFWファンマがベンチ外となり、空いた1トップを3試合ぶりの先発となるMF木村裕が務めた。システムは松本と同じ3-4-2-1。フィールド選手の登録ポジションがDF3人、MF7人、FW0人となっていたが、選手の並び自体はこれまでと変わらなかった。

 先制したのはホームの松本。前半14分、宮阪が右足で裏へ浮き球のパスを送り、PA内右にFW高崎寛之が走り込む。高崎が頭でコントロールしようとすると、追走して右足を振り上げた長崎DF田代真一のファウルとなり、松本がPKを獲得。同16分に自らキッカーを務めた高崎が右足でゴール右に沈め、早い時間帯にリードを奪った。

 さらに前半22分にはPA後方左で直接FKのチャンスを迎え、キッカーは宮阪。右足でカーブをかけたシュートがゴール左上隅に吸い込まれ、一気に2-0とした。宮阪はこれで直接FKでJ2通算15ゴール目。前節に直接FKでの得点数J2歴代単独トップに立っていたプレースキックの名手は、自身の最多得点記録を更新した。

 前半の終盤には両チームにアクシデント。長崎のMF島田譲が足を引きずって自らピッチを退き、前半42分にMF前田悠佑が交代で入った。松本も直前のプレーで相手GKと交錯して倒れたDF飯田真輝が担架で運び出される。1度は戦列に戻ったものの、同アディショナルタイム1分にDF安川有との交代を余儀なくされた。

 松本の2点リードで迎えた後半は、修正を施した長崎が攻め込む時間帯もあったが、次の1点も松本に生まれた。後半29分、MF工藤浩平のクロスのこぼれ球を拾った長崎MF翁長聖からパウリーニョがボールを奪い、PA内中央からゴール左を狙って左足でシュート。パウリーニョの今季初ゴールが決まり、松本がさらに点差を広げた。

 終盤に長崎も反撃を図り、後半39分には田代のパスをPA内右で受けた木村が左足を振り抜くが、シュートはゴール右外へ。そのまま3-0で終了し、長崎の連勝を3で止めた松本が今季2度目の2連勝を飾った。


PKを決めた松本山雅の高崎である。
このゴールでJ2得点ランキングのトップタイに躍り出たとのこと。
まさにエース。
チームを引っ張るゴールゲッターと言えよう。
来季の対戦が見え隠れする。
楽しみにしておる。

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Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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