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ブレーメン強化担当、昌子? 細かいことは忘れたよ

オッツェ氏「ブレーメンはいい日本人選手がほしい」
[2017年4月23日11時48分]

<94年J得点王オッツェ氏インタビュー3>

 ブンデスリーガの名門・ブレーメンの強化担当を務める、オッツェことフランク・オルデネビッツ氏(52)が、ニッカンスポーツコムの単独取材に応じた。3回目の今回は、鹿島アントラーズの日本代表DF昌子源(24)を今夏の補強候補にリストアップするなど、熱視線を送る日本人選手について語った。

 -Jリーグで注目している選手は?

 オルデネビッツ氏 います。Jリーグで活躍する選手の2、3人がリストに上がっています。特別、年齢にこだわりはないですが、若い選手を取って、ブレーメンで成長させるのもありだと思うし、乗りに乗っている選手を取って即、活躍、貢献してもらうケースもある。次のシーズンに向けて動いている事案だから、成就するかは分からない。獲得の希望はクラブに出しますが、決定権があるのは私ではありません。

 -欧州の移籍市場は、各国リーグのビッグネームから移籍が決まっていき、序列が低い日本人選手の移籍も左右されてしまう

 オルデネビッツ氏 欧州の選手がリストの上にいるわけではなくて、要はいい選手か、悪い選手かが問題。今は(インターネットなどで)世界中の選手を見ることが出来る。私はJリーグでもプレーした経験から、日本に知っている人もたくさんいて、情報をもらうこともある。05年にブレーメンのスカウトに就任した時から、かなり集中的に日本人選手のスカウティングをするようになり、今も何人もの選手を見ていますよ。

 -3月4日に湘南ベルマーレとの共同育成プロジェクトを発表した会見で、セビリアからセレッソ大阪に復帰したMF清武弘嗣の獲得に失敗したと明かした。日本人MFを取りたい?

 オルデネビッツ氏 決してMFに限っているわけじゃない。いい日本人選手を、ほっしているのは事実。ポジションにかかわらず、ほしい。

 -ポジション…もっと具体的に言うと、昌子は?

 オルデネビッツ氏 昌子? 細かいことは忘れたよ(笑い)やはり、日本人はブンデスリーガに合うと思っています。既にたくさんの日本人が活躍しているので、続いてドイツやブレーメンに来ることをイメージしやすいという部分で、他の欧州主要リーグより優位性があると思います。日本人選手に来てもらえれば、早くなじんで、チームに貢献し、活躍してくれると見ています。

 -日本人FWが欧州のクラブに移籍しても、サイドで起用されることが多く良さを出し切れなかった。大迫勇也はケルン3季目で、ようやくトップのポジションで起用されている。日本人FWの評価は変わったか

 オルデネビッツ氏 現代サッカーでは、プレーシステムとして1トップを採用することが多く、FWが1トップになり切れるか難しいところがある。バイエルンのレバンドフスキくらいのレベルになれば、そこしかないとなってしまうけれど、1トップ以外なら2列目、1列目と2列目の間などになってしまうかも知れない。FWのポジションが1つしかないなら、そこに座るのは(国籍に限らず)難しいところです。

 -ヘルタで原口元気が活躍している

 オルデネビッツ氏 トップでもサイドでもフレキシブルに出来る点で、ヘルタで生きていると思う。1人の選手がセンターバックとサイドバック、もしくは守備的MFなど幾つかのポジションがこなせることは重要で、非常にいいことだとされる時代。そういう要素を持ち合わせている原口は、もともといい選手だと思っていましたよ。

 -アーセナルからシュツットガルトにレンタル移籍したFW浅野拓磨については

 オルデネビッツ氏 知っています。今、2部でプレーしているけれど、たくさんのゴールを見せてもらいたいし、学んだことをサッカー人生に生かしてもらえたらいいなと。少しレベルが抑えめのリーグでやることで、上に上がれるチャンス、きっかけを得ることもあると思う。浅野は、そこに当てはまって、上に行ってほしいね。

 オッツェ氏は、J2湘南ベルマーレらと小学生年代の育成を行う、共同プロジェクトを立ち上げる契約を結び、神奈川で7月1日に開校する、日独フットボールアカデミー神奈川校の校長に就任する。昌子をはじめとしたJリーガーのブンデスリーガ挑戦、そして日本の育成年代をブレーメンで強化したいという同氏の決意は固い。【村上幸将】


源のことは忘れたと語ったブレーメンの強化担当・フランク・オルデネビッツである。
笑い話のように語っておるが、リストアップした段階で彼の仕事は終わったと言うことであろう。
4月に視察に来るのは別の担当者なのか、それとも視察に値せぬ選手と判断されたのか、少々気になる。
とはいえ、ブレーメンの興味は薄くなったのではなかろうか。
今は鹿島に集中するのだ。
海外からの雑音を封じ、源が躍動することを楽しみにしておる。

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ジュビロ戦コメント・報道

2017明治安田生命J1リーグ 第8節


鹿島アントラーズ:石井 正忠
18,000人以上の方が応援に来てくれたなか、ホームゲームで勝てていなかったので、どうにか一緒に喜びたかったが、それができずに非常に残念。前半、後半でこちらも相手も、かなり状況が変わる試合になってしまった。川又選手の高さや中村選手のポジショニングはしっかり警戒しなくてはいけなかったのに、対応が遅れたことにより失点してしまった。追いつくために後半はメンバーを代えた。相手の背後を突くという狙いはうまくいったが、得点に結びつけることができなかった。結果的に3-0となってしまい、非常に残念だ。

Q. 日本人選手だけのスタメンを選んだ意図と、後半から2人のブラジル人選手を入れた理由は?

A. ホームで勝てていないなか、前節、アウェイの仙台戦でいい戦いができた。それをもう一度ホームにつなげていこうという意図で、選手を選んだ。サイドハーフの中村選手がケガのため出場できなかったので、安部選手の能力に期待した。そこはなかなかうまくいかなかった。前半2点を取られてしまったので、逆転するために後半からレオ シルバとペドロ ジュニオールを入れる形になった。



【昌子 源】
完敗。それ以外はない。やるべきサッカーを思い出してやっていくしかない。申し訳ない。サポーターの応援は届いている。特にセットプレーで皆さんが跳んでいる姿は目に入っている。試合後のブーイングも当たり前だと思う。

【土居 聖真】
ホームで勝てなくて申し訳ない。たくさんのサポーターの皆さんが来てくれたのに、得点を取れずに負けてしまったのは前線の選手として責任を感じている。

【西 大伍】
先制され、2点目も良い時間に取られた。ゴールは相手に勢いを与えてしまう。試合が難しくなってしまった。オフサイドが多く、相手のやり方に対応できなかった。ホームで勝てていないことは理解できている。決めるべきところで点が入っていればという試合。

【曽ケ端 準】
ホームだったし、不甲斐ない。1失点目はギャップを突かれてサイドへ展開された。実際に失点しているわけで、マークをうまく動かすことができれば良かった。連戦なので、一つひとつ準備していくしかない。

【永木 亮太】
立ち上がりを意識して試合に入ったけど、球際や切り替えの部分が緩かった。仙台戦のような戦い方を続けないといけない。

磐田戦


本日行われたJ1 第8節 磐田戦は0-3で負けを喫しました。

第8節
2017年4月22日(土)15:03KO カシマ

[ 石井 正忠監督 ]
まずは今日もホームゲームに18,000人以上の方が応援に来てくれた中、ホームゲームで少し勝っていなかったので、どうにかこのホームゲームでそういう人たちと一緒に喜ぼうと思っていたんですけど、それができなくて非常に残念です。前半と後半で、うちもジュビロさんもかなり変わった形になりました。そういう試合になってしまいましたけど、前半にしっかり警戒しなければいけなかったジュビロさんの攻撃、川又(堅碁)選手の高さであったり、中村 俊輔選手のポジショニングだったり、ケアしなければいけなかった部分で失点してしまいました。そこを追い付くために後半はメンバーを代えて、いつも自分たちが狙っている相手の背後を狙うというのを徹底的に修正して、それはうまくいったと思うんですけど、得点に結び付かずに非常に残念です。結果的に0-3という形になってしまいましたけども、非常に残念に思います。

--外国籍選手なしの先発メンバーを出した理由と、後半に投入した理由を教えて下さい。
まずは、一番最初に言いましたけど、ホームでなかなか勝てていないと。そこでこの前の仙台戦はアウェイでしたけど良い戦いができて、それをもう一度ホームゲームでもつなげていこうという思いで先発メンバーを選びました。サイドハーフの安部(裕葵)選手に関しては、中村 充孝がケガのため出られなかったので、彼の能力を加えて試合にプラスになるんじゃないかと思って起用したんですけど、なかなかうまくいきませんでした。あとは、2点を取られてしまったので、そこを逆転するためにレオ(シルバ)とペドロ(ジュニオール)を入れる形にしました。

第8節
2017年4月22日(土)15:03KO カシマ

[ 西 大伍 ]
先制点と2点目も良い時間帯で取られてしまった。点が入ると相手に勢いを与えてしまう。試合が難しくなってしまった。後半は攻めたけれど、仙台戦もそうですけれど、点を入れたチームは少しずつ引く。ああいう流れになるのは普通のことだと思う。

[ 土居 聖真 ]
自分が安部(裕葵)ちゃんと入れ替わるのもありかなと思ったけれど、修正できなかった。試合の流れを読むことを磨かないといけない。今日はスロースタートで入ったわけじゃない。仙台戦のように前からしっかり行くところから始めると言っていたし、それを心掛けていた。はまっているのか、はまってないのか分からないうちに失点してしまった。あとは前半はシュートが少なかった。後半は相当チャンスが多かったけれど、あれをベースにしないといけない。あれだけ打っても僕らは入らない。倍以上打たないといけない。

敵地で躍動した名波ジュビロ。役者揃い踏みで鹿島を撃破
前節の仙台戦を4-1で快勝した鹿島は、左サイドハーフを中村 充孝から安部 裕葵に代えて試合をスタートさせる。高卒ルーキーの安部はこれが初先発。10分までに二度のシュートチャンスを迎えるなど果敢にゴールを狙っていく。

しかし、先に得点を奪ったのはアウェイの磐田。15分、右サイドから中村 俊輔がドリブルで持ち上がりDFを引き付けると、空いたスペースを櫻内 渚が攻め上がる。フリーでパスを受けた櫻内がクロスを上げると、中央で待っていた川又 堅碁が高い打点のヘディングシュートを合わせて、磐田が先に試合を動かす。

その後、GKのカミンスキーが西 大伍との接触で左腕を負傷し、八田 直樹と交代を余儀なくされるアクシデントに見舞われるが、磐田のペースは変わらない。

21分、鹿島をゴール前に押し込むと、こぼれ球に中村 俊輔が反応しペナルティエリア外から思い切って左足を振り抜く。すると、強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さり、磐田が追加点を奪う。

得点を狙う鹿島だが選手の動きは重く、さらに思い切ってラインを上げてくる磐田の守備はコンパクトな陣形を崩さない。攻め手を見つけられないまま45分が過ぎてしまった。

後半、同点を狙う鹿島は小笠原 満男と安部を下げて、レオ シルバとペドロ ジュニオールを投入する。中央からの攻撃でボールを失いカウンターを受けることが多かったため、石井 正忠監督は「サイドからの攻撃をもう一度徹底すること」と指示を出して、選手をピッチに送り出した。

すると、後半開始から怒濤の攻撃を見せる。2点をリードしていた磐田の名波 浩監督も「1点返されるとひっくり返される」と、鹿島が攻勢を強めることを予測しつつ、集中力を持って後半も戦うことを選手たちに呼び掛け手綱を引き締めた。しかし、「さすがに45分の中で40分くらい握られるとは思っていなかった」と、相手の予想以上の攻撃に驚きを見せる。だが、前半途中から出場していた八田が奮闘。ペドロ ジュニオールや金崎 夢生が決定的なチャンスを迎えるも、鋭い飛び出しでゴールを守り、後半15本のシュートを浴びながら鹿島に得点を許さない。

すると、79分にワンチャンスから追加点を奪う。川又が体を張って収めたロングボールがこぼれたところに川辺 駿がすばやく予測して収めると、曽ヶ端 準の頭上を鋭く射抜くミドルシュートを突き刺し、ダメ押しの3点目を奪い、試合を決定づけた。

現役時代から、鹿島とは数々の名勝負を繰り広げてきた名波監督は「現役の時からこのスタジアムで勝つことを常に目標にしていたので、監督になっても勝てて良かった」とうれしそうな表情を浮かべていた。

鹿島は5勝3敗と足踏み。特にホームでは4試合を終えて1勝3敗。しかも1得点しか奪えておらず、選手たちは苦々しい表情でスタジアムをあとにしていた。

[ 文:田中 滋 ]

【J1採点&寸評】鹿島 0-3 磐田|王者を粉砕した磐田は3選手が「7」。MOMは2得点に絡んだ背番号10
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年04月22日


鹿島――ルーキー安部のリーグ初先発は、ほろ苦い内容に。


【警告】鹿島=金崎(29分)、植田(56分) 磐田=川又(82分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】中村俊輔(磐田)


[J1リーグ第8節]鹿島 0-3 磐田/4月22日/県立カシマサッカースタジアム

【チーム採点・寸評】
鹿島 4.5
 バイタルエリアとゴール前での厳しさが足りず、あっさりと2点を献上。P・ジュニオール、L・シルバを頭から投入した後半に猛攻を見せるも、著しく決定力を欠いてゴールを奪えず。79分にも3点目を決められるなど、最後まで不甲斐ない出来だった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 5
川又のヘッドはノーチャンス。中村のミドルや川辺の一撃には懸命に反応したが、防げなかった。

DF
22 西 大伍 5
川又との競り合いに負けて、失点を許す。守備面よりも攻撃面で存在感を放ったが、脅威を与えるには至らなかった。

5 植田直通 5.5
的確なポジショニングでクロスを撥ね返し、空中戦でも強さを発揮したが……。磐田の決定力の高さの前に、悔しさが残る結果に。

3 昌子 源 5
川又との肉弾戦でやや苦戦。若い小川との勝負でも格の違いを見せられず。得意のフィードも味方と呼吸が合わなかった。最終ラインの要として、求められる仕事ができなかった。

16 山本脩斗 5.5
周囲のバランスをよく見ながら、高い位置を取って攻撃をサポート。ただし、ボールホルダーに食いつきすぎて、隙を与えた面も。

MF
6 永木亮太 5.5
幅広く動き回りながら攻守をつなぐ。ただ、縦に入れるパスにミスが散見。65分のミドルは吹かしてしまい、86分の際どい一撃はGKに防がれた。

40 小笠原満男 5.5(HT OUT)
テンポ良く左右に捌いて組み立てたが、運動量が足りなかった印象。前半終了間際、中村俊とのマッチアップは見応えあり。奪い切れなかったが、抜かせなかった。

25 遠藤 康 5.5(88分OUT)
何度もダイアゴナルの動きでゴール前に侵入し、ゴールを狙ったが、磐田の堅守を崩せず。アーリークロスを放り込むなど、多彩なアプローチを見せるも奏功せず。

30 安部裕葵 5(HT OUT)
左MFでリーグ初スタメン。アグレッシブにプレーに絡み、攻撃を活性化しようとしたが、期待された決定的な仕事は果たせないまま、前半だけで終わった。

鹿島――無得点に終わった2トップは厳しく評価。


効率の良いプレーで攻撃陣をリードした金崎だったが、磐田の堅守に阻まれた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

FW
33 金崎夢生 5
シンプルなダイレクトプレーで近くにいる選手を前向きにさせる。サイドに開いてチャンスメイクもこなしたが、ゴールは遠かった。

8 土居聖真 5
スペースに顔を出してパスを引き出し、リズムをもたらすプレーは悪くなかった。後半はスタートから左MFでプレーし、シュート4本も決め切る力が足りなかった。

交代出場
MF
4 レオ・シルバ 5.5(HT IN)
小笠原に代わり、ボランチで後半からピッチに。持ち前の推進力で後半の猛攻を下支えしたが、勝利には導けずに終わる。

FW
7 ペドロ・ジュニオール 5(HT IN)
後半から出場し、金崎と2トップを形成。多くのチャンスに絡んだが、ノーゴール。63分のGKとの1対1は決めるべきだった。

FW
9 鈴木優磨 -(88分IN)
右MFで出場したが、高い位置で勝負。何度か相手ゴール前で仕事をしたものの、思うようなボールが届かず、シュートゼロで終わる。

監督
石井正忠 5
前半は我慢の展開。後半は助っ人ふたりを投入して攻撃の強度を上げたが、仕留め切れず。文字通り、完敗だった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

磐田――クリーンシートを達成した3バックは全員「6.5」。

磐田 6.5
 チャンスを確実にモノにし、前半だけで2点のリードを奪う。後半は押し込まれる時間帯が続くも、粘り強く守り、ダメ押しの3点目をゲット。王者相手に、見事な完封勝利を収めた。

【磐田|採点・寸評】
GK
21 カミンスキー 6(20分OUT)
先制した直後のプレーで、相手との接触で左腕を負傷して無念の途中交代。

DF
3 大井健太郎 6.5
森下、高橋と組む3バックは鉄壁の頑丈さ。自身は常に身体を張り続け、鹿島のエース金崎に仕事をさせなかった。

35 森下 俊 6.5
随所で気合の入ったディフェンスを披露。2列目から何度もエリア内に入ってくる相手に対しても、落ち着いて対処した。

41 高橋祥平 6.5
身体を投げ出してシュートやクロスをブロック。9分のセットプレーのチャンスではヘッドで狙うも決まらなかったが、フィードやサイドチェンジで魅せた。

MF
5 櫻内 渚 6.5
中との絡みもスムーズに、右サイドから仕掛ける。川又の先制点のアシストに見られるように、質の高いクロスを供給。ディフェンスも精力的にこなした。

23 山本康裕 7
ムサエフ欠場を受け、ボランチで久々の先発出場。飛び出してくる相手をしっかり監視し、空いたスペースを素早く埋めて、ミドルゾーンの守備力を高める。鋭い読みでインターセプトして、攻撃のスイッチを入れる働きも。終了間際の狙いすましたFKは枠の外に。

40 川辺 駿 6.5
相手が隙を見せれば、ハードなタックルをかます場面も。防戦一方だった後半、ワンチャンスを生かして強烈なミドルを突き刺し、試合を決めた。

13 宮崎智彦 6
古巣相手に健闘。まずは守備を優先させてから、機を見た攻撃参加が効いていた。相手の頭上を越すパスで局面を打開するプレーも。

MAN OF THE MATCH
10 中村俊輔 7(87分OUT)
行くと見せかけて、行かない。逆を取るプレーで相手を手玉にとり、21分には強烈ミドルでネットを揺らす。先制点の場面でも、相手を引きつけてから櫻内に配給。状況によっては最終ラインに入って守備をこなすなど、攻守両面でハイパフォーマンスを見せた。76分の高位置でのFKは壁に阻まれたが、ファウルを誘う身体の使い方はまさに熟練の技だ。

11 松浦拓弥 6
インパクトを放ったとは言えないが、要所でプレーに絡み、高いキープ力で時間を作る。ゴール前で粘り、中村のゴールをお膳立て。劣勢の後半は守備で奮闘を見せた。

磐田――途中出場の八田はMOM級の活躍ぶりを披露。

FW
20 川又堅碁 6.5(90+1分OUT)
櫻内のクロスに頭で完璧に合わせて、流れを呼び込む先制点を叩き込む。持ち前の高さは、守備時のセットプレーでも頼りになった。

交代出場
GK
1 八田直樹 7(20分IN)
前半途中のカミンスキーの負傷により急きょ、ピッチに立つも、セービングは終始安定。63分のP・ジュニオールとの1対1をビッグセーブし、最終ラインの背後のケアも万全だった。

MF
14 松本昌也 -(87分IN)
あまりボールが回ってこなくて、見せ場は作れなかった。ただ攻撃にも守備にも積極的な姿勢を見せ、勝利の確率を高めた。

FW
18 小川航基 -(90+1分IN)
昌子との球際の勝負では一歩も引かず。限られたプレータイムのなか、必死にプレーに絡もうとした。

監督
名波 浩 6.5
カミンスキーの負傷というアクシデントにも慌てずに采配。中央を固めた守備で相手の良さを消し、プラン通りに勝点3を掴んだ。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

鹿島11季ぶり本拠カシマで3失点以上の完封負け
[2017年4月22日20時28分]


先制ゴールを奪われ肩を落とす鹿島イレブン(撮影・小沢裕)


磐田にホームで完封負けを喫しがっくりと引き揚げる鹿島イレブン(撮影・小沢裕)


<明治安田生命J1:鹿島0-3磐田>◇第8節◇22日◇カシマ

 鹿島アントラーズは、06年10月14日のジェフユナイテッド千葉戦(0●4)以来、11季ぶりに本拠カシマスタジアムで3失点以上の完封負けを喫した。

 高卒ルーキーの安部裕葵(ひろき、18)が、左MFでJ1初先発した。同4分にはFW金崎夢生(28)のパスを受けると、ドリブルで積極的に仕掛けて右足でシュート。同9分には金崎の縦パスに抜け出すも、DFのタックルに倒され、得点は奪えなかった。前半のみで交代となり「今日は、早く帰りたい」と悔しい表情を浮かべた。

 安部に代わって後半開始から投入されたFWペドロ・ジュニオール(30)は、再三の好機に決定力を欠いた。同14分、MF遠藤康(29)のスルーパスに抜け出してGKと1対1となるも、右足シュートはゴールわずか左へ。同18分には金崎のグラウンダークロスを右足で合わせたが、GKの好セーブに阻まれた。同19分にも左足でシュートを放つが、DFに当たり、無得点。相手の8本を上回る、19本のシュートも実らず、試合終了。これで今季はホーム4戦で1勝3敗。得点はわずか1点しか奪っていない状況だ。

 ペドロ・ジュニオールと並ぶチーム最多4本のシュートを放ったFW土居聖真(24)は「ホームで全然勝てていないので申し訳ない。ゴールも少なく、前線の選手として責任を感じています」と反省。MF永木亮太(28)も「早い時間帯に失点してしまった。前節の仙台戦よりも、球際のところが緩かった」。前半15分、同21分と、序盤に立て続けに失点した守備面も反省した。

 26日にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ第5戦アウェー蔚山(韓国)が、中3日で行われる。2勝2敗の勝ち点6でE組2位の鹿島にとっては、決勝トーナメント進出に向け、重要な一戦。永木は「ACLも負けられない。勝てば決勝トーナメントに、ぐっと近づく。アウェーで厳しい戦いになるが、勝って帰ってきたい」と懸命に気持ちを切り替えた。【鎌田直秀】

鹿島ルーキー安部が積極プレーも「早く帰りたい…」
[2017年4月23日8時32分 紙面から]


磐田にホームで完封負けを喫しがっくりと引き揚げる鹿島イレブン(撮影・小沢裕)

<明治安田生命J1:鹿島0-3磐田>◇第8節◇22日◇カシマ

 0-4で敗れた06年のジェフユナイテッド千葉戦以来、11季ぶりにカシマで3失点以上での完封負けを喫した。

 J1初先発の鹿島アントラーズ高卒新人MF安部は、積極的にシュートを打つ場面もあったが「早く帰りたい」と悔しそう。FWペドロ・ジュニオールが再三の好機を外すなど計19本のシュートは精度を欠いた。GK曽ケ端は「ホームでふがいない。目の前の試合を勝てるように準備したい」。26日のACLアウェー蔚山戦に気持ちを切り替えた。

鹿島、前半の低調響き磐田に完敗…土居「前半のシュートが少なすぎた」

磐田に敗れ引き揚げる鹿島イレブン=カシマ

 明治安田J1第8節最終日(22日、鹿島0-3磐田、カシマ)鹿島は2失点した前半の低調ぶりが響き、磐田に完敗した。川又のヘディング、中村俊のミドルシュートと警戒していた形から失点。石井監督は「ケアしなければいけなかった部分の対応が遅れた。非常に残念」と肩を落とした。

 ペドロジュニオールらを投入した後半は攻勢を強めたが、引いて守る相手を崩せなかった。土居は「前半のシュートが少なすぎた」と、まずい試合運びを悔やんだ。

鹿島 本拠でまさかの3失点…昌子「完敗です」
明治安田生命J1第8節 鹿島0―3磐田 ( 2017年4月22日 カシマ )


磐田に敗れガックリの鹿島イレブン
Photo By スポニチ


 鹿島がホームで手痛い今季3敗目を喫した。

 前半は完全に劣勢。攻撃の起点となるサイドと2トップ手前の位置でボールを何度も奪われた。ロングボールを起点に攻撃陣が裏に抜けても、ほぼオフサイドトラップに引っかかった。0―2で迎えた後半、石井監督はMF小笠原とプロ初先発のFW安部を下げ、MFレオ・シルバとFWペドロ・ジュニオールを投入。前半の4倍近い15本のシュートを放ったが、決定機をことごとく外した。「磐田の得意なプレーをやらせてしまった。完敗ですね」とDF昌子。本拠で3失点以上して無得点で敗れたのは、06年以来11季ぶりとなった。
[ 2017年4月23日 05:30 ]

3失点 鹿島大敗 鹿島 0-3 磐田

鹿島-磐田 後半4分、鹿島・土居がシュートを放つ=カシマスタジアム、村田知宏撮影

明治安田J1第8節の鹿島は22日、カシマスタジアムで磐田に0-3で大敗した。3失点は今季リーグ戦最多。通算成績は5勝3敗、勝ち点15で順位は4位。 

鹿島は磐田の厚い守りを最後まで崩せなかった。守備も精彩を欠き、磐田に新加入した中村俊輔にミドルシュートを決められるなど3失点。後半開始からペドロジュニオールとレオシルバ、終了間際に鈴木優磨を投入したが、反撃できなかった。


「相手の背後を突くという狙いはうまくいったが、得点に結びつけることができなかった」と語った石井監督である。
高めのDFラインの裏抜け出すシーンは数多く見られ、チャンスはつくった。
しかしながら、シュートが枠に行かずノーゴールに終えたことは無念である。
西が「決めるべきところで点が入っていればという試合」と言うのも納得と言えよう。
とはいえ、これもサッカー。
今は気持ちを切り替え、次なる試合に備えるところ。
決定力はメンタルの影響も大きい。
この試合の記憶を封印して、集中力を高めよ。
蔚山戦での勝利を期待しておる。

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狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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