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鹿島がブラジル人CB獲得か

鹿島がブラジル人CB獲得か。「日本へ向かった」と現地報道
2017年07月31日(Mon)19時08分配信
photo Getty Images



マウリシオ・アントニオ【写真:Getty Images】

 ポルトガル1部マリティモに所属するDFマウリシオ・アントニオが、日本にやってくるようだ。ポルトガル紙『レコルド』が伝えている。

 ブラジル人CBのマウリシオは、30日に日本へ向かったと報じられている。新しいクラブについては「分かっていない」とのことだが、過去に鹿島アントラーズの話が出ていたことまでは把握しているそうだ。

 2016/17シーズンのポルトガル国内リーグで、マウリシオは28試合に出場。第29節以降は負傷で欠場しているだけで、チームのレギュラーだったCBだ。

【了】


なにやらブラジル人の噂が上がっておる。
ポルトガルのrecord紙によると、マリティモのマウリシオ・アントニオが日本に向かったと報じておるとのこと。
record紙は移籍先のクラブまでは把握しておらぬが、去に鹿島アントラーズの話が出ていたと報じておる様子。
以前、鹿島が調査したことはあったのであろう。
しかしながら、現在鹿島にはブエノがCBとして所属しており、また外国人枠が埋まっておるため、この新たなる助っ人を補強する可能性は低い。
とはいえ、移籍ウインドウの開いておる現在、何が起こるかは分からぬもの。
正しい報を待ちたい。


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充実ぶりが窺える鹿島の若武者が、常勝軍団でメキメキと頭角を現してきている

鹿島の新星、安部裕葵。18歳らしからぬパーソナリティーとは?
志水麗鑑(サッカーダイジェスト)
2017年07月31日


「結果が出ているときこそ、足もとを見つめて」。


鹿島の安部がJ1初ゴール決めるなど頭角を現してきた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ19節]鹿島3-0甲府/7月29日/カシマ/18,413人

 強豪セビージャを手玉に取り、一気にその名を上げた安部裕葵が、その1週間後の甲府戦でJ1初ゴール。76分から途中出場すると90分、DFの裏に抜け出し、GKを冷静に交わしてシュートを沈めた。その得点シーンを試合後、本人はこう回想した。

「レアンドロが横にワンツーで入ってきてくれて、その時点で勝負ありでした。僕はギアを上げて動く必要もなく、ただただジョギングくらいの感覚で(相手がレアンドロに食いついて空いた)スペースに走っだけ。彼のパスが9割と言っていいくらい、良いところに流してくれた。レアンドロに感謝したいです」

 謙虚な気持ちが滲み出ているコメントだが、勝負を分けたポイントを説明する様は頭の良さを感じさせた。その頭脳は、まさに戦術眼そのものであり、76分にピッチに立つまで試合を冷静に分析していたそうだ。

「外から見ていた感じではトップ下のスペースが空いていた。そこのスペースは得意でもあるし、思う存分使おうと思っていた」

 たしかに、わずか14分のプレータイムのなかで、ボールを受けたスペースはほとんどがバイタルエリアだ。そして、パスをもらっては素早くターンをして前線につなぎ、攻撃の潤滑油となっていた。

 そんな171センチの小柄な30番に大岩剛監督も賛辞を送る。

「非常にアグレッシブにやっていた。今日は2トップのひとりとして入ってもらったが、得意としている間で受けることや仕掛けるところは彼の良さが出ていた」

 確かな成長曲線を描いている安部。優れたサッカーIQと持ち前のドリブルを存分に活かせるようなった最近は、アシストやゴールといった結果もついてきている。数字が出れば慢心もしかねないが、18歳のアタッカーはいたって冷静だ。

「得点を取るとメンタル的にも自信になるが、結果が出ている時こそ、内容にこだわる。地に足をつけて、日々の練習を頑張れるようにしたい」

 このコメントに対して記者からの「それは常勝軍団・鹿島に入団したことが影響したか?」という質問には、語気を強めてこう述べた。

「結果が出ている時こそ足もとを見つめるのは、鹿島に入ってからではなく、自分のポリシー。こういう時こそ得点以外のところにこだわるのが大事。結果が出れば良いけど、上手くいかない時は絶対にある」

 サッカーの才能はさることながら、メンタルもひと味違う安部は「僕のような立場の選手が底上げをしないと、リーグ戦で優勝するのは難しいと思う」とスタメン定着へギラギラ感も漂わせる。充実ぶりが窺える鹿島の若武者が、常勝軍団でメキメキと頭角を現してきている。

取材・文:志水麗鑑(サッカーダイジェスト)


裕葵について取材したサッカーダイジェストの志水記者である。
「勝負を分けたポイントを説明する様は頭の良さを感じさせた」と試合後のコメント評する。
試合中のベンチから、自分のプレイイメージを造りあげ、途中出場でピッチに立つと、それを体現し、そしてゴールという結果を出した。
ゴールについては、「レアンドロが横にワンツーで入ってきてくれて、その時点で勝負ありでした。僕はギアを上げて動く必要もなく、ただただジョギングくらいの感覚で(相手がレアンドロに食いついて空いた)スペースに走っだけ。彼のパスが9割と言っていいくらい、良いところに流してくれた。レアンドロに感謝したいです」とアシストのレアンドロの手柄と語る。
とはいえ、このシーンに至るまでに、幾度もバイタルエリアにてボールタッチし、試合に絡んでいたからこそのゴールと言えよう。
ルーキーであそこまで試合の流れを読む選手は少ない。
裕葵のボールを引き出す能力は突出しておる。
それはサッカーIQの表れである。
そして、頭脳に関しては、奢らず、自分の足下をしっかり見据えておる部分にも表れる。
「得点を取るとメンタル的にも自信になるが、結果が出ている時こそ、内容にこだわる。地に足をつけて、日々の練習を頑張れるようにしたい」と語る。
この選手は伸びる。
謙虚さと自信を併せ持っておる。
近い将来、鹿島の中心選手となって行くであろう。
温かく見守りたい。

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ルヴァン杯、準々決勝の相手は仙台

ルヴァンカップ準々決勝マッチスケジュール確定のお知らせ
2017年07月31日(月)

8/30(水)、9/3(日)に開催されるルヴァンカップ準々決勝のマッチスケジュールが確定しましたのでお知らせいたします。

2017JリーグYBCルヴァンカップ
準々決勝第1戦
8/30(水) 19時キックオフ
ベガルタ仙台-鹿島アントラーズ
ユアテックスタジアム仙台

準々決勝第2戦
9/3(日) 18時キックオフ
鹿島アントラーズ-ベガルタ仙台
県立カシマサッカースタジアム

ルヴァンカップオープンドロー


14時よりルヴァンカップの組み合わせ抽選会が行われ西選手が参加しました。


ルヴァン杯の決勝トーナメントのドローが行われ、準々決勝の相手は仙台と決まった。
これはなかなか良い相手と言えよう。
気が早い話しではあるが、勝ち上がった際には、準決勝は川崎とFC東京の勝者となり、関東圏となる。
これもまた良い。
そして、決勝はアウェイ側となるので、2ndまたは3rdユニ着用となる。
このゲンも良いのではなかろうか。
西は良いクジを引いた。
2年ぶりのこの大会ウィナーを目指し、初のルヴァンカップチャレンジとなる。
楽しみである。

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上のレベルを経験した王者には、連覇に向けてわずかなスキも見られなかった

【鹿島】セビージャ戦の教訓はJリーグで活きたのか?鈴木優磨の回答は――
志水麗鑑(サッカーダイジェスト)
2017年07月30日


「セビージャ戦を糧にしたかった」。


セビージャ戦に続き、甲府戦でもゴールを記録した鈴木だが、彼に慢心などはなかった。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ19節]鹿島3-0甲府/7月29日/カシマ

 強豪セビージャを2-0で下した1週間後、中断期間をあけて再び開催されたJ1リーグ。鹿島は甲府戦の前半、枠内シュートが1本と苦戦を強いられたが、後半になって3点を挙げ、格下相手に手堅く勝点3を得た。

 勝利したとはいえ、1週間前に対峙したセビージャは、大岩剛監督をはじめ何人かの選手が「レベルの差を感じた」と語っていた。その“差”はJリーグで感じることの出来るものではなく、大きな刺激を鹿島の面々は受けたという。

 そうして迎えた甲府戦。強豪と相まみえた経験はどうように活きたのか。セビージャを相手に2得点、この日も1ゴールを決めた鈴木優磨はこう述べる。

「こないだのセビージャ戦とは真逆(の試合展開)だったが、(やっぱり)セビージャとの違いは感じた。セビージャはサイドを使うのが上手い。もっとセビージャ戦を糧にする試合を出来れば良かったが、こういう(前半のように苦戦を強いられる)試合は必ずシーズン中にある。後半は良かったが、前半から圧倒して自分たちからアクションを起こせるようなサッカーをしたい。勝てたことは良かったが、修正点は多かった」

 3-0の快勝でも、慢心は一切なかった。それは欧州でも指折りの強豪と対戦し、国内では感じることの出来ない高い次元のレベルを経験したことによるものだろう。

 鈴木の言葉からも分かるように、白星でもチームに満足感はない。強豪セビージャと対戦し、上のレベルを経験した王者には、連覇に向けてわずかなスキも見られなかった。

取材・文:志水麗鑑(サッカーダイジェスト)


甲府戦後の鹿島を取材したサッカーダイジェストの志水記者である。
セビージャ戦との違いに戸惑い、そして糧にしようとしていたことが伝わってくる。
鹿島は、更なる高みを目指しておる。
国内にて圧倒し、来季こそアジア制覇を。
期待しておる。

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サッカーと真摯に向き合う安部のさらなる飛躍が楽しみだ

【鹿島】J1初ゴールを決めた安部裕葵が、甲府戦の前日練習後に見ていた「ある光景」
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年07月30日


「一日一日、アピールして、頑張りたい」


甲府戦でJ1初ゴールを記録した安部。大岩監督は「間で受けるプレー、仕掛けていくプレー、そういうところで彼の良いところが出ていた」と評価した。(C)J.LEAGUE PHOTOS

[J1リーグ19節]鹿島3-0甲府/7月29日/カシマ/18,413人

 甲府戦を翌日に控えた28日の練習後、通常のメニューが終わると、ほどなくして安部裕葵はピッチに腰を下ろし、頬杖をつきながら、しばらくの間、ある光景を静かに眺めていた。

 視線の先には、なかなか試合に絡めない数人のメンバーたちが、コーチ陣の指導を受けながら、熱のこもった3対3を繰り広げていた。

 基本的に、サッカーそのものを見るのが好きだという。それが小学生でも、中学生でも、関係ない。ただ、この時はまた別の感情がその胸の中にあったようだ。

「自分は今、試合に絡めたりしていますが、それで浮かれないようにじゃないですけど、一生懸命にトレーニングしているチームメイトたちを見ていました」

 レギュラー奪取に向けて精力的にボールを追いかける仲間の姿を見て、安部自身、大いに感じる部分があったのだろう。

 ほんの少し前なら、高卒1年目の安部自身もそのグループに入り、練習に励んでいた。不断の努力が認められ、ベンチ入りする機会を得て、実際に起用される試合も増えた。

 その存在が広く知れ渡るようになったのは、7月22日に行なわれたセビージャ戦だろう。2-0で完勝を収めたゲームで、安部は途中出場でピッチに立つと、持ち前の突破力を随所に発揮し、鈴木優磨の先制点をお膳立てしてみせた。

 アグレッシブな仕掛けで攻撃を活性化させた18歳のアタッカーは、その試合のMVPに選出。1週間後の甲府戦でスタメンへの意欲を聞けば、柔らかい笑みを浮かべながら、次のように応じた。

「そこはあんまり考えてないですけど。とりあえず、アピールはできたと思いますし、次の練習からも、一日一日、アピールして頑張りたい」

 迎えた甲府戦は先発ではなかったが、76分に途中出場すると、終了間際にはレアンドロからのパスに抜け出し、GKとの1対1を制して、嬉しいJ1初ゴールを決めてみせた。

 着実に経験値を上げている安部について、昌子源は以前、次のように語っていた。

「上から目線になるけど、ドリブルの仕方とか、ちょっと人とは違う。紅白戦とかで1対1になっても、面倒くさいなと思うシーンが多い」

 鈴木満強化部長も、「いいでしょ、あいつ」とそのポテンシャルに期待している。

「守備のポジションが悪かったけど、そこを少し指導されて、だんだん理解できてきた。ドリブルだったり、スキルの高さはあるから、あとはチームの戦い方を覚えて、個人の能力を発揮できるようになれば、試合にも出られるようになる。

 体幹が強くてバランスがいいから倒れない。倒れても起き上がる早さがある。メンタルもプロ向きだし、楽しみだね」

 冒頭で記した練習後、自主トレを終えてロッカーに引き上げようとする際には、ピッチに向かって一礼する。浮き足立つ素振りなどまるでなく、サッカーと真摯に向き合う安部のさらなる飛躍が楽しみだ。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


安部裕葵について取材したサッカーダイジェストの広島記者である。
甲府戦の前日練習の風景とクラブ関係者の裕葵評を伝える。
源は、「上から目線になるけど、ドリブルの仕方とか、ちょっと人とは違う。紅白戦とかで1対1になっても、面倒くさいなと思うシーンが多い」と語る。
日本代表CBに“面倒くさい”と評されるのは、かなりのものであろう。
センスの一面が語られておる。
また、鈴木満常務強化部長は、「体幹が強くてバランスがいいから倒れない。倒れても起き上がる早さがある。メンタルもプロ向きだし、楽しみだね」と見ておる。
攻撃面では即戦力と考えておる様子。
守備戦術が頭に入れば、レギュラーも近いのではなかろうか。
そして、控え組の練習に眼差しを送り、ピッチを出る際には一礼することを広島氏は伝える。
サッカーが好きで礼節を知る選手。
そういったところも本山とかぶらせてしまう。
いずれ10番を背負う偉大な選手となって欲しい。
楽しみな逸材である。

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岡山・豊川、地を這うロングシュート

【岡山 vs 長崎】豊川の豪快ミドルで岡山先制!
2017年7月30日(日)



9分、ピッチ中央からドリブルを開始した豊川雄太(#30)は、勢いに乗ったドリブルで相手陣内を突き進み、エリア手前からミドルシュート。
これがゴール左下に決まり、岡山が先制点を奪った。

11試合無敗の好調岡山が今季初の3連勝!!豊川&竹田弾で長崎を撃破
17/7/30 21:50

[7.30 J2第25節 岡山2-0長崎 Cスタ]

 J2リーグは30日、第25節を行い、ファジアーノ岡山はホームでV・ファーレン長崎と対戦し、2-0で完封勝利をおさめた。7位の岡山は11試合無敗(7勝4分)と好調をキープ。長崎は2連敗を喫し、4位から5位に順位を落とした。

 岡山が立ち上がりから主導権を握り、前半9分、カウンターから試合を動かした。FW豊川雄太が自陣から長距離をスピードに乗ったドリブルで持ち上がり、約35mの位置から右足を一閃。狙い澄ましたグラウンダーのロングシュートがゴール左下隅に突き刺さった。

 幸先良く先制に成功した岡山は4分後の前半13分にもセットプレーから追加点。FW伊藤大介が右足で入れた左CKがファーサイドに抜けると、こぼれ球に走り込んだDF竹田忠嗣が右足で押し込み、2-0に突き放した。

 前半41分にも決定機を迎え、右後方のFW伊藤大介からのフィードで最終ラインの裏に抜け出したMF澤口雅彦がGKとの1対1から右足を振り抜いたが、シュートは惜しくも右ポストを直撃。劣勢の長崎は前半43分、早くも最初の交代枠を使い、福田を下げてMF木村裕をピッチに送り込んだ。

 2点リードで折り返した後半21分、岡山は右後方のMF澤口雅彦がアーリークロスを入れ、豊川が強烈ヘッドで叩きつけたが、決定的なシュートはGK増田卓也が至近距離でビッグセーブ。2点ビハインドの長崎も後半25分、PA手前でパスを受けたFWファンマが右足ミドルも左ポストを直撃し、ゴールネットを揺らせなかった。

 岡山は波状攻撃から何度も相手ゴールを強襲し、後半31分、高い位置で相手ボールをカットした豊川がスルーパス。走り込んだMF石毛秀樹が相手を引きつけて中央に折り返し、FW赤嶺真吾が左足を振り抜いたが、決定的なシュートは左ポストを直撃。追加点こそ奪えなかったが、最後まで押し込んだ岡山が2-0で完封勝利をおさめた。




先制点を決めた岡山の豊川である。
自陣からドリブルを開始し、グラウンダーのロングシュートを決めた。
これはゴラッソ。
素晴らしい。
豊川のストライカーとしての才能が輝いた瞬間と言って良かろう。
この先制点もあって岡山は勝利した。
チームに勝利をもたらすFWとして君臨する豊川の更なる活躍を期待しておる。

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ジュビロ・名波監督、アントラーズだったら絶対しないような展開だった

磐田・名波監督、5発快勝も「鹿島なら絶対にしない展開」…選手たちに反省を求める
ジュビロ磐田が5-2で川崎フロンターレを相手に大勝を収めた。試合後、名波浩監督が総括した。
明治安田生命J1リーグ第19節が29日に行われ、等々力陸上競技場では川崎フロンターレとジュビロ磐田が対戦。磐田が5-2で勝利を収めた。試合後、磐田の名波浩監督が試合を総括した。


「決して『90分通して我々のゲームだった』と言えるような内容ではなかった。前半、(中村)俊輔が17回、川辺(駿)が16回と、2人合わせて33回しかボールに触ってない。やっぱり守備に重たくなるだろうなと、戦前の予想通りのゲーム展開だったと思います」と、試合を振り返る名波監督。
そうした中で「連動性、流動性を持たれながら、パス回しをされるので、特に相手の両ボランチが持った時、中央を締めること」を徹底したと話す。加えて「これはあまり大きな声では言えないので、ちょっと控えさせてもらいますが」と前置きしつつ、中断期間に行ったキャンプから川崎Fへの対策をしてきたと明かした。

55分に川辺がゴールを決め、3-1となる。名波監督は「3点目が入ってちょっと楽になったのと、最終ラインの背後がだいぶスピードとパワーがなくなったため、4点目、5点目といい感じで入った。そこからゲーム展開的には楽になりました」と話す。しかし、82分に失点。「5-1から5-2になるまでの時間帯は、ふわふわしていた。(鹿島)アントラーズだったら、絶対しないような展開だった」と、選手たちに強い口調で伝えたと明かした。
総括の最後、名波監督は「公式戦Jリーグでは6連勝、天皇杯を含めたら8連勝ということで、2カ月以上負けてない。気分がいいですね」と、笑顔を見せた。


鹿島を例に出しチームを叱咤するジュビロの名波監督である。
名波の鹿島へのリスペクトが口から出ておる。
選手時代にライバルとして切磋琢磨した相手が、強さを維持し、未だに強豪であることを素直に認め、習おうとする姿勢は、やはりこちらも敬意を払わねばなるまい。
この名波監督が率いるジュビロとの対戦は最終節。
心して挑み、タイトルをこのアウェイの地にて得たい。
更なるリスペクトを。
楽しみにしておる。

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「鹿島の母」が残したもの

「鹿島の母」が残したもの 「末っ子」に託したメッセージ

<鹿島・甲府>定年退職するスタッフの道免弘子さん(中央)と試合後に記念撮影をする鹿島イレブン
Photo By スポニチ


 「鹿島の母」が、引退した。

 引退前の最後のひととき、「母」は「末っ子」にメッセージを託した。

 「これからは、あなたがクラブを背負っていかないといけないよ」――

 7月29日。ホームで甲府を3―0で下した日。鹿島では、93年からクラブで働いてきた事業部セールスグループチケット担当の道免弘子さん(60)が定年退職を迎えた。いつも働くチケットブースで、この日も最後までチケット管理の仕事を勤め上げた。

 試合後には、スタジアム内でスタッフによる送別会が開かれた。試合でJ1初得点を決めた高卒新人のFW安部裕葵(18)が「道免さんの為に決めました!」と書き込んだTシャツをプレゼント。「末っ子からもらった気分」と笑った道免さんは、先のメッセージを安部に贈った。

 在職した24年半もの間、選手たちから母のように愛され、親しまれてきた功労者だった。現役時代から付き合いの深い大岩剛監督は、道免さんについてこう語る。「僕らの現役時代を上回る活躍をされてきた方」。38歳のMF小笠原満男は言う。「ああいう人も含めてのチームだし、ファミリー。貴重な戦力を失った」。29歳のMF遠藤康も言う。「ああいう人がいたから、うちらがフロントと近い存在であり続けられた。朝に顔を見ると安心するっていうのもあったし、寂しい」。

 道免さんが鹿島で働き始めたのは、鹿島にクラブハウスができた93年の1月のこと。下の子供が小学校に入学することを機に、働き口を探して派遣会社に登録し、縁があってクラブに採用された。はじめはファンクラブに関わる業務に就いた。「日々ずっと電話を受けて、ファンクラブ会員の入会申込書を発送する作業をしていました」。朝の9時から就業時間の最後まで電話を取り続ける毎日だった。

 94年の11月からは正社員になった。やがて、チケット管理業務にも携わるようになった。鹿島のチケットは人気が高く、余りにくい時代もあった。それでも選手やスタッフ、スポンサーなどから確保の要望があれば、直前でも応えた。「選手の家族が遠くから来られるのに、“無い”って言えない。どんな時でも準備してあげられるのが担当としての仕事ですから」。道免さんの尽力で、身近な人に戦う姿を見てもらえた選手は数知れない。

 どんなにファンから人気がある選手も、そうでない選手も、分け隔てなく接した。海外へ移籍した選手がいれば、田舎の母のように連絡を取り、困ったことがないか気遣うこともあった。鹿島では、他のクラブに移籍した選手が、オフなどの休みにひょっこり顔を出すことがよくある。そんな選手の中には、道免さんに会いに、クラブハウスの2階まで顔を出す人も多かった。「選手を見るときは、やっぱり子供を見るみたいになりますね」。優しい眼差しが、戦う場所に身を置く選手を癒やした。

 24年半の間には、19個のタイトルを味わった。クラブで働き始めた当初は「ジーコさんも知らなかった。“あの方だあれ?”って聞くくらい」疎かったというサッカー。今では、つい前の人の座席を蹴ってしまうほど、熱く観戦する。試合中は90分間、落ち着いていられない。スコアが競っていればなおさらで、PKなんてもってのほか。「万が一のことがあったら(選手が)かわいそうでかわいそうで、見られないんです」。見つめる視線は母のように繊細で優しい。

 在職中はチケットブース内のテレビで試合を見ることが多かった。定年退職後はようやくゆったりとスタンドに座って観戦できる。しかし、そんな想像はお茶目に笑って否定した。「スタジアムに行って、ずっと座って見ていられるか分からない!」。これからもきっと、母のような目線で鹿島を見守り続けているはずだ。


鹿島FW安部(左)からメッセージ入りのTシャツを贈られる道免さん
Photo By スポニチ


[ 2017年7月30日 08:30 ]


道免弘子さんについて報じるスポニチである。
Jリーグ創世時から鹿島と共に歩んできた彼女の功績は計り知れぬ。
積み重ねた19個のタイトルもスタッフと共に得たものと言えよう。
最後の贈り物としてゴールした裕葵に対して、「これからは、あなたがクラブを背負っていかないといけないよ」と言葉にする。
これまで本当にありがとう。
お疲れさま。

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最後に「反省します」と言葉を残した昌子の成長した姿に期待をしたい

致命的ミスの昌子源に送られた重鎮たちの金言。「お前をキャプテンにしたのはミツオやソガの…」
志水麗鑑(サッカーダイジェスト)
2017年07月30日


「重たく刺さった言葉だった」。


精彩を欠いた昌子は多くの重鎮から叱咤激励を受けた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ19節]鹿島3-0甲府/7月29日/カシマ

「話す気分になれないです。自分自身、反省をする日なので…」

 試合後、報道陣に囲まれた昌子源は開口一番にこう言った。それもそのはず、甲府戦の昌子はどこか精彩を欠いていた。とりわけ稚拙だったのは77分のシーン。山本脩斗からのバックパスを受け、判断に迷って後ろを向いたところをドゥドゥにかっさらわれる。瞬く間にGKと1対1のピンチになったが、なんとか曽ケ端準のセーブで事なきを得た。

 軽率なプレーが目立った昌子の評価について、大岩剛監督は「ゲームの後に全員の前で(昌子へ)話をした。彼は現時点で鹿島唯一の日本代表。今日はキャプテンマークを巻いてることもあり、それなりの存在であってほしいと伝えた。あとは彼が今日の1試合をどうやって今後につなげられるかだと思うので、ぜひ彼に話を聞いてくれればと思います」

 この話を記者から聞かされた昌子は「マジすか?困ったなぁ…」と言いつつ、話を始めた。

「みんなの前でビシっと僕の名前を最初に言ってもらいました。自分はもちろん、みなさんも分かっている(ボールを奪われた)ドゥドゥのプレーがそう。CBというポジションはああいうひとつのミスで90分通して悪く見える。それは剛さんにもハッキリ言われた」

 昌子によれば、大岩監督はミーティングで「お前をキャプテンに選んだのはミツオ(小笠原満男)やソガ(曽ケ端準)の意見でもあった」と明かしたという。そのうえで、「お前たちが選んだキャプテンがこういうミスをした。それでいいのか?」と小笠原や曽ケ端に投げかけ、「いや、鹿島のキャプテンはこうじゃない。今日のお前はキャプテンにふさわしくなかった」と昌子にも激を飛ばしたそうだ。

「フワフワしていた」「交代させようと思った」とも厳しい言葉をかけられた昌子。「ホントにズッシリきた。途中で半泣きになりそうになった。そのくらい重たく、刺さった言葉だった」と心情を明かした。

重鎮たちからの叱咤激励の言葉。


現時点で鹿島における唯一の日本代表であるだけに、重鎮たちから叱咤激励の言葉をかけられた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 指揮官だけではない。昌子は鹿島の重鎮たちにも声を掛けられたそうだ。

 小笠原には「言われるだけありがたいと思え。こうやって言ってくれて次、変わっていく」と発破をかけられ、曽ケ端も「大丈夫。次で証明したらいい」。鈴木満強化部長からは、「ミツオもそうだった。お前もここからまた大きくなっていく」と背中を押された。

 これらの金言に昌子は「ホントに助かった」。さらに「(安部)裕葵とか(鈴木)優磨の得点で後輩にも救われた」とも述べる。試合後にはチームメイトに「申し訳ない」と謝罪の気持ちを伝えたという。

 そして、話のなかでしきりに「言って頂いた」「ありがたい」と感謝の言葉を並べた昌子は、この経験を糧にする意欲も示した。

「次の仙台戦(8月5日)に向けての行動で、自分を証明するしかない。これで一歩成長できた。チームメイトに感謝してやっていきたい」

 次節の仙台戦、最後に「反省します」と言葉を残した昌子の成長した姿に期待をしたい。

取材・文:志水麗鑑(サッカーダイジェスト)


甲府戦後の源を取材したサッカーダイジェストの志水氏である。
大岩監督の叱咤を真摯に受け止め、そして「ホントにズッシリきた。途中で半泣きになりそうになった。そのくらい重たく、刺さった言葉だった」と心に刻む。
また、指揮官からだけでなく、満男や、そして鈴木満常務強化部長からも言葉を貰ったとのこと。
このあたりが鹿島の鹿島たる所以である。
クラブ全体が選手を育て、クラブが更に強くなり、伝統が引き継がれていくのだ。
源はこの試合で大きなミスをした、試合中全体に良くなったように受け止められる。
しかしながら、その経験を糧に成長できたのではなかろうか。
次戦以降が楽しみである。

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甲府戦報道

鹿島3発快勝、甲府は10戦勝ちなし/鹿-甲19節
[2017年7月29日20時48分]


前半、ゴール前のボールに飛び込む鹿島FW金崎(撮影・河野匠)

<明治安田生命J1:鹿島3-0甲府>◇第19節◇9日◇カシマ

 鹿島アントラーズが3-0でヴァンフォーレ甲府に勝ち、2位をキープした。大岩剛監督就任後、6勝1分けで、7戦負けなしとした。

 序盤はMFレアンドロのシュートなどで攻勢に出たが、前半42分にはDF山本脩斗のヘッドがクロスバーに阻まれるなど不運もあった。だが、後半1分、エースFW金崎夢生が決めた。レアンドロとのワンツーパスでゴール前左サイドに抜け出すと、左足でシュート。相手GKのニアサイドに先制ゴールを決めた。

 同17分にはFW鈴木優磨が金崎の左クロスを右足ボレーで合わせて追加点を挙げた。22日の国際親善試合セビリア(スペイン)戦での2得点に続く、2戦連発。ゴール後のCロナウド(Rマドリード)をまねたパフォーマンスも2試合連続で披露した。終了間際には高卒新人のFW安部裕葵がリーグ戦初ゴールを奪った。

 甲府は決定機を外し続け、J1ワーストとなる6試合連続無得点。10戦勝ちなしは、クラブワーストを更新した。後半14分にはMF新井涼平のヘディングシュートはGK正面。同20分にはMF兵働昭弘のFKをDFエデル・リマが頭で合わせた。同27分にはFWドゥドゥの右クロスをFWウイルソンが体で押し込むもポストに阻まれた。同33分にドゥドゥがGKと1対1になっても外した。好機は何度も得たが、決定力不足は深刻な状況だ。

鹿島ルーキー安部J初ゴール「正直、遅かったかな」
[2017年7月30日1時23分]


後半、リーグ戦初ゴールを決める鹿島MF安部(撮影・河野匠)


後半、リーグ戦初ゴールを決めMFレアンドロ(手前)と抱き合う鹿島MF安部(撮影・河野匠)


<明治安田生命J1:鹿島3-0甲府>◇第19節◇29日◇カシマ

 鹿島アントラーズが、途中出場した高卒新人FW安部裕葵(ひろき、18)のJリーグ初ゴールなどで、3-0とヴァンフォーレ甲府に快勝した。

 首位セレッソ大阪に勝ち点1差と迫り、2位をキープした。

 2-0で迎えた後半45分、MFレアンドロ(24)のスルーパスを右足で受けると、巧みな切り返してGKをかわした。左足で瞬時にシュート。天皇杯では得点を経験しているが「正直、遅かったかなと思う。得点に絡むことが僕の持ち味。今まで絡めていなかったのが不思議なくらい。みんなに見てもらえる場で結果を出せて、ホッとしています」とリーグ戦初弾。「レアンドロのパスが9割。良いところに通してくれて、自分は、ただただジョギングくらいの感覚で走った。自分勝手といういいかたが正しいかは分かりませんが、自分が動いたのを見て、先輩方が動いてくれる」と仲間に感謝した。

 後半1分にはFW金崎夢生(28)が左足で決めて先制。同17分には金崎が上げた難しいバウンドの左クロスを、FW鈴木優磨(21)が右足ボレーで合わせて加点した。チーム2点目に関し、金崎が「形自体もすごくきれいでしたし、良かった」と言えば、鈴木は「僕自身は難しいクロスだと思いましたけれど、出した夢生くんが良いクロスと言っているので、決められて良かった。難しいくらいのほうが、俺は決められる」と胸を張った。

 これで大岩剛監督(45)就任後、リーグ戦7戦無敗となった。試合後には93年のJリーグ開幕時からクラブスタッフとしてチームを支え、今月末で定年退職する道免(どうめん)弘子さん(60)の“引退式”をピッチ上で開催。ラストマッチとなった甲府戦勝利も送別の品に加えた。【鎌田直秀】

鹿島大岩監督クラブ新就任7戦不敗も試合後カミナリ
[2017年7月30日7時45分 紙面から]


鹿島対甲府 後半、右足でチーム2点目のゴールを決める鹿島FW鈴木(撮影・河野匠)

<明治安田生命J1:鹿島3-0甲府>◇第19節◇9日◇カシマ

 鹿島アントラーズが3-0でヴァンフォーレ甲府に勝ち、首位C大阪に勝ち点1差に迫った。大岩剛監督(45)は就任後7戦負けなしで、15年の石井監督の途中就任後6連勝を上回るクラブ記録となった。後半に3得点を奪う快勝も、終盤に簡単なミスで失点の危機をつくったDF昌子源(24)に対し、試合後のロッカールームでカミナリを落とした。国内20冠目に向け、勝ってかぶとの緒を締めた。

 鹿島の大岩監督が、言葉の力で7戦無敗を導いた。ハーフタイムにはピッチで練習する控え選手も呼び戻して「ゴール前の崩しは、もう少しシンプルに動き出した選手を使おう」と意思統一。攻めあぐねた前半から一転、後半開始1分にFW金崎が先制、同17分にFW鈴木が右足ボレーで加点。同45分には高卒新人FW安部が巧みな足技でGKをかわしてリーグ戦初得点を奪った。指揮官は「(金崎)夢生に加えて、代わりに入った若い選手が活性化してくれた」とたたえた。

 だが、試合後のロッカールームでは鬼と化した。主将マークを巻いた日本代表DF昌子に対し「お前の今日のプレーはキャプテンにふさわしくなかった。交代させようと思って、そのために枠を1つ残した。出られなかった(小笠原)満男や(遠藤)康に申し訳なく思え」。2-0の後半33分、相手FWドゥドゥにボールを奪われGKと1対1となった場面に怒号を飛ばした。曽ケ端の好セーブに救われたが、流れを失いかねない単純なミス。選手らが凍り付くほど、快勝ムードを引き締めた。

 DF昌子も「名指しでみんなの前で真っ先にビシッと怒られたのは初めて。ズッシリきて、半泣きでした。ドゥドゥの場面は大丈夫だろうという慢心もあった。これでまた成長できると思います」と口を真一文字に結んだ。

 就任後7戦無敗は、6連勝発進した前任の石井監督を超えてクラブ初。首位C大阪に勝ち点1差と肉薄した。慢心を許さない大岩アントラーズの強さが際立つのは、ここからだ。【鎌田直秀】

鹿島・昌子、3-0で快勝も「監督から名指しで怒られた」

後半、ゴールを決め、レアンドロ(左)と喜ぶ鹿島・安部=カシマ

 明治安田J1第19節第1日(29日、鹿島3-0甲府、カシマ)鹿島が3-0で快勝した試合で、日本代表DF昌子は落胆の表情を浮かべ「(試合後に)監督から名指しで怒られた。『鹿島の主将とは何だ』といわれた」と話した。後半33分、最終ラインでの軽率なプレーでFWドゥドゥにボールを奪われピンチを招いた。失点は阻止したが、これに大岩監督は激怒。主将マークを巻いた昌子に責任あるプレーを求めた。昌子は「言葉が重く、(心に)刺さった」と神妙に反省を口にした。


後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・鈴木=カシマ


後半、先制ゴールを決める鹿島・金崎=カシマ


鹿島 18歳安部がJ1初ゴール「正直、ちょっと遅かった」
明治安田生命J1第19節 鹿島3―0甲府 ( 2017年7月29日 カシマ )


<鹿島・甲府>後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・安部(右
Photo By スポニチ


 鹿島のFW安部裕葵(18)が、甲府戦でJ1初ゴールを決めた。後半31分から途中出場し、2―0で迎えた同45分。MFレアンドロからのスルーパスに反応して抜け出すと、GKと1対1に。飛び出した守護神の動きを右足2タッチで冷静にかわし、左足で蹴り込んだ。「本当にホッとしています」と笑顔を見せた一方で、18歳と6カ月でのJ1初得点を「正直、ちょっと遅かった」と振り返った。

 22日の国際親善試合「明治安田生命 Jリーグワールドチャレンジ 2017」では、スペインの強豪セビリアを相手に独特のリズムのドリブルで3人のマークをかわし、FW鈴木の先制点をお膳立て。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。これで公式戦2戦連発。世間の注目度は増しているが、本人はいたって冷静だ。「途中出場だったので、セビリア戦も今日もスペースがあった」、「僕が動くと先輩方が動いてくれるので、やりやすい」と周囲に感謝した。
[ 2017年7月29日 22:34 ]

金崎1得点1アシスト!鹿島 甲府撃破でリーグ戦7戦負けなし
明治安田生命J1第19節 鹿島3―0甲府 ( 2017年7月29日 カシマ )


<鹿島・甲府>後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島の金崎
Photo By スポニチ


 鹿島のFW金崎が1得点1アシストの活躍を見せ、リーグ戦7戦負けなしとした。

 後半1分、MFレアンドロとのワンツーから左足で今季6点目を仕留めると、同17分には左クロスでFW鈴木の得点を演出。一部で神戸が獲得を目指すという報道があったが「意外に何も考えていないから大丈夫。自分が決めて、勝てて良かった」と話した。得点した試合は公式戦23試合連続負けなし。この日、FWペドロ・ジュニオールが左第5中足骨骨折で全治約2カ月と発表される中、連覇を目指す鹿島に欠かせない存在であることを改めて示した。
[ 2017年7月30日 05:30 ]

鹿島の昌子、快勝にも反省=Jリーグ
 鹿島には快勝しても反省点があった。後半33分、最後尾でボールを持ったDF昌子がGK曽ケ端へ戻そうとしたところ、相手にかっさらわれた。曽ケ端の好セーブに救われたが、「センターバックは一つのミスで90分間が台無しになる」と昌子。
 大岩監督体制で7試合負けなしとなっても、試合後のロッカールームでは最初に名指しで注意されたという。主将も務めるだけに「これからの僕の行動が大事になる」。大岩監督も「うちでは主将マークを巻き、唯一の日本代表。それだけの存在であってほしいと伝えた」と厳しかった。(2017/07/29-22:26)

J1 鹿島3発 甲府下す

鹿島-甲府 後半17分、ゴールを決めスタンドへ走る鹿島・鈴木=カシマスタジアム、菊地克仁撮影

3週間中断していた明治安田J1が29日再開し、第19節第1日の鹿島は、カシマスタジアムで甲府に3-0で快勝した。鹿島の通算成績は13勝1分け5敗、勝ち点40。暫定2位をキープし、敗れた首位・C大阪に勝ち点で1差に迫った。

鹿島は後半1分、レアンドロとの絶妙な縦のパス連係から金崎が先制ゴールを決めた。同17分には金崎のクロスに走り込んだ鈴木が合わせ2点目。終了間際にも安部がリーグ戦初得点を決め、甲府を圧倒した。

鹿島の次節は8月5日、ホームで仙台と対戦する。


先制点を決め1G1Aのエースの夢生かリーグ戦初ゴールのルーキー・裕葵が中心かと思いきや、源のミスを叱咤する大岩にスポットが当たった。
78分の致命的ミスが理由のように報じられるが、このシーンだけでなく大きなミスがいくつかあり、決定的ピンチを招いた。
これは、日本代表CBとして許されるものではない。
なにか、精神的に落ち着くことの出来ない理由があるのではなかろうかと勘ぐってしまう。
海外からのオファーに揺れているなどということはなかろうか。
きちんと気持ちを整えて、次戦・仙台戦にしなえて欲しいところ。
次節より真夏の過密日程となる。
ここでDFが不用意なプレイをしては、勝ち点を落とすこととなろう。
また、ニッカンとスポニチの速報に於いて安部裕葵のリーグ戦初ゴールが取り上げられておる。
裕葵は、「正直、遅かったかなと思う。得点に絡むことが僕の持ち味。今まで絡めていなかったのが不思議なくらい。みんなに見てもらえる場で結果を出せて、ホッとしています」と語る。
自身のプレイに自信を持っておることが強く伝わる。
これは更に大きくなることを予感させられる。
若く有望な選手のリーグ戦初ゴールの場に立ち会えたことを幸せに思う。
今後が楽しみである。

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サッカーダイジェスト 甲府戦寸評

【J1採点&寸評】鹿島3-0甲府|エースの貫録を見せた金崎がMOM!キャプテンマークを巻いた昌子だったが…
志水麗鑑(サッカーダイジェスト)
2017年07月29日


鹿島――昌子はどこか浮足立っていた。


【警告】鹿島=西 甲府=小椋
【退場】鹿島=なし 甲府=なし
【MAN OF THE MATCH】金崎夢生(鹿島)


[J1リーグ19節]鹿島3-0甲府/7月29日/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
前半は相手の守備ブロックを崩せず苦戦した。しかし、後半開始早々に先制点を挙げると、相手が前がかりになったところを突いて2得点。満足できる内容ではなくても、3-0快勝は評価できる。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
相手の決定的なシュートは少なかった。昌子のミスにより最大のピンチになった、ドゥドゥとの1対1のセーブは評価できる。

DF
22 西 大伍 6
攻守で最低限のことはこなした。守備では巧みなポジショニングでピンチを未然に防ぐ。攻撃では中央寄りにポジションを取り、ボランチをサポートする場面も。

5 植田直通 5.5
鋭い読みでボールを奪うこともあったが、相手に入れ変わられるシーンも散見。少々粗さが残り、自信を持つ空中戦でも目測を誤ることがあった。

3 昌子 源 5
どこか浮足立っている印象で、集中力に欠いていた。77分には安易なボールロストでこの日最大の決定機を与え、評価は低調。

16 山本脩斗 6
徐々にポジションを上げて攻撃に関与すると、42分に土居のクロスにヘッドで合わせる。前半、最大のチャンスは惜しくもクロスバーに嫌われた。

MF
4 レオ・シルバ 6
中盤低い位置でボールを受けてゲームをコントロール。この男が持つとゲームが落ち着く。スルーパスやミドルシュートも見せたが、ゴールには繋がらず。

20 三竿健斗 6
目立った働きはないが、要所でのボール奪取は冴えていた。46分、金崎に縦パスを供給し、先制点の起点に。

11 レアンドロ 6.5
序盤から積極的にシュートを放つ。ドリブルでチームに推進力を与えるだけでなく、少ないタッチでシンプルに味方を使いながら相手ゴールに迫る姿も良かった。金崎と安部のゴールをどちらも絶妙なパスでアシスト。

13 中村充孝 5.5
相手の徹底マークに苦しみ、ボールタッチ数が少なかった。ボールを持てば高い技術を見せるが、決定的な役割は果たせず存在感は薄かった。

鹿島――金崎がエースに相応しい働き。

FW
8 土居聖真 6(57分OUT)
攻守に渡って献身的なプレーを見せる。高い技術とオフ・ザ・ボールの動きが光り、前半は彼を経由した時が最もチャンスになっていた。しかし、ケガを抱えていたことが影響し、途中交代。

MAN OF THE MATCH
33 金崎夢生 7(76分IN)
縦横無尽に前線を走り回り、精力的にボールを引き出す。後半開始早々、レアンドロとのワンツーから先取点を奪った。さらに、62分にはクロスで鈴木のゴールをアシスト。まさに、エースと呼ぶにふさわしい働きぶりだった。

交代出場
FW
9 鈴木優磨 6.5(57分IN)
ポストプレーで左に展開すると、そのままゴール前に走り出し、金崎のクロスに合わせて出場から5分でネットを揺らした。わずかに空いたゴール前のスペースを見つけ出すあたりにストライカーとしての嗅覚を感じた。

MF
30 安部裕葵 6.5(76分 IN)
少ないタッチで簡単に味方を使いながら、積極的に攻撃に関与。試合終盤にはレアンドロのスルーパスに反応し、GKを抜く落ち着きも見せてダメ押し弾を挙げた。

監督
大岩 剛 6.5
後半開始早々に先制点を奪い、相手が布陣を変えて前がかりになったところで鈴木を投入。素早い攻撃から鈴木が追加点を挙げると、その後に交代出場した安部もダメ押し点を挙げ、采配が的中した。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

甲府――5-4-1の布陣で前半は健闘したが…。

【チーム採点・寸評】
甲府 4.5
5-4-1の布陣で前半は健闘した。しかし、後半は開始早々に先制点を許すと、3失点で守備が崩壊。攻撃面でもプレーの精度は低く、またしても無得点に終わる。

【甲府|採点・寸評】
GK
23 岡 大生 4.5
後半開始早々に股を射抜かれて失点。その後もセービングでチームを救うことが出来ずに3失点を許した。

DF
16 松橋 優 5
前半はマッチアップした相手に自由を与えなかった。しかし、後半から中央寄りにプレーされたことで失点を重ねただけに、味方との連係を図りたかった。

5 新里 亮 4.5
後半開始早々、マークをしていた金崎にワンツーで簡単に打開され失点。前半は守備で奮闘していたこともあり、悔しい被弾だった。

4 山本英臣 4.5(74分OUT)
前半は周囲に指示を出し、堅固なブロックを築いた。しかし、カバーリングが遅れて先制点を許す。また、2失点目のシーンでは鈴木へのチャレンジがあまりにも安易すぎた。

6 エデル・リマ 5
守備における対人の強さはあった。攻撃でもアグレッシブな姿勢を感じた。だが、ひとつひとつのプレーは雑だった。

27 阿部翔平 5(54分OUT)
相手のサイドハーフを懸命にマークした。それに気を取られたか、攻撃では積極性が見られず。

MF
8 新井涼平 5
豊富な運動量を発揮し、攻守で懸命に走った。奪った後のパスを正確にできればチャンスは増えたかもしれない。

15 兵働昭弘 4.5
オフェンス面における精度の高いパスは光った。守備では強さを見せられず、貢献度は低い。

14 田中佑昌 5
積極的に裏へ抜け出す試みは感じられたが、味方と合わず。何度か届いたボールはチャンスにできず。

甲府――またしてもノーゴール、助っ人の評価は低調。

MF
11 堀米勇輝 5.5(63分OUT)
持ち前の技術で攻撃の起点になったが、決定的な役割は果たせず。徐々にトーンダウンし、途中交代した。

FW
9 ウイルソン 4.5
前線の基準点としての働きはほぼない。72分の決定機もゴールポストに嫌われ、またしてもノーゴールに終わる。

交代出場
MF
40 小椋祥平 5(54分IN)
阿部との交代でチームも5-3-2へシステムチェンジ。積極的にボールに関与し、チームとしてボールを保持する時間が増えたが、守備のケアが足りず失点を重ねた。

FW
10 ドゥドゥ 4.5(63分IN)
裏への抜け出しなど積極性は感じられたが、72分のクロスは雑でゴールに繋がらず。昌子からボールを奪った決定機もモノにできなかった。

FW
13 河本明人 5(74分IN)
精力的なプレッシングでチームに活力を与えようと試みた。だが、攻撃面では何もできず。

監督
吉田達磨 4.5
後半開始早々に先制点を許す。反撃を試みようとシステムチェンジし、前がかりになったところを突かれて、さらに2失点。相手にゲームをコントロールされていたと言えるだろう。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文:志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)


サッカーダイジェストの志水記者による甲府戦の寸評である。
大量得点という結果に、特に攻撃陣に高評価が与えられておる。
その中で先制点の夢生に最大評点とMOMが与えられた。
1G1Aという結果に、「まさに、エースと呼ぶにふさわしい働きぶりだった」という寸評が物語っておる。
また、レアンドロ、優磨、裕葵にも高い評価が与えられておる。
レアンドロは先制点と裕葵のゴールをアシスト、また微妙なジャッジで惜しくもPK判定にならなかったが、ゲーム序盤に良い飛び出しをし、相手GKに倒されておる。
攻撃の核として機能しておることがよく分かる。
優磨は途中出場で結果を出した。
「ストライカーとしての嗅覚を感じた」と評される。
惜しむらくは、夢生に出したラストパスがカットされたシーンと言えよう。
あの場面は自らシュートを選択すべきだったのではなかろうか。
そしてルーキーの裕葵である。
ボールに良く絡み、活躍の臭いをプンプンさせておった89分にレアンドロのスルーパスに飛び出して冷静に決めた。
この落ち着きもルーキーとは思えぬ裕葵の素晴らしさの一つであろう。
ゴールラッシュのトリを務めたのも伊達ではない。
甲府の堅守をこじ開けた攻撃陣の奮闘を讃えようではないか。
後半戦が楽しみである。

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湘南・ジネイ、全得点に絡む

【湘南 vs 徳島】エースが決めた!ジネイが決めた!
2017年7月29日(土)



首位湘南と3位徳島の上位対決、均衡を破ったのは湘南だった。
48分、左サイドからのクロスを齊藤未月がダイレクトで落とすと最後がジネイが決めて湘南が先制点を奪う。

上位対決制した湘南が2発完封勝利で首位キープ!徳島は7試合ぶり黒星
17/7/29 23:22

[7.29 J2第25節 湘南2-0徳島 BMWス]

 J2リーグは29日、第25節を行い、湘南ベルマーレはホームで3位徳島ヴォルティスと対戦し、2-0で完封勝利をおさめた。上位直接対決を制した湘南は勝ち点を50に伸ばし、首位をキープ。3位徳島は7試合ぶりに黒星を喫した。
 
 スコアレスで迎えた後半開始早々に試合が動いた。後半3分、左サイドの深い位置からDF杉岡大暉がFW表原玄太に戻し、表原がファーサイドに絶妙なクロス。FW齊藤未月が至近距離からヘッドでつなぎ、FWジネイが右足ダイレクトで蹴り込んだ。

 1点ビハインドの徳島は後半5分、MF岩尾憲の縦パスに抜け出したFW渡大生がドリブルで持ち上がり、右45度の位置から狙い澄ました右足ミドル。決定的なチャンスだったがシュートは右ポストを直撃してしまい、同点ゴールとはならなかった。

 すると後半21分、湘南がカウンターから追加点を奪う。表原がドリブルで約50mを運んでMF山田直輝に預けると、PA右手前でパスを受けたジネイがフェイントを入れ、背後を追い越してきたMF秋野央樹にスルーパス。秋野は角度のない位置からGKの股間を抜く左足シュートを突き刺し、2-0で完封勝利をおさめた。

湘南ジネイ弾「叱られる」観戦の愛妻にハートパフォ
[2017年7月29日23時47分]


湘南対徳島 ゴール前で競り合う湘南FWジネイと徳島守備陣(撮影・村上幸将)

<明治安田生命J2:湘南2-0徳島>◇第25節◇29日◇BMWス

 湘南ベルマーレFWジネイ(33)が、1ゴール1アシストの活躍でチームを2戦ぶりの勝利に導いた。

 ジネイは0-0の後半3分、FW表原玄太が左から上げた浮き球パスを、ファーサイドの斉藤未月が頭で落としたボールを、落ち着いて右足で決めた。後半21分には、途中出場のFW山田直輝のパスを受けると、自身の後方からペナルティーエリア右側に抜け出したMF秋野央樹(22)にパスを出し、2点目をアシストした。

 自身のゴール後に、メインスタンドに向かって両手でハートマークを作った。パフォーマンスを誰に向かってしたかと聞かれると「サポーターに向けてという意味もあるけれど、ちょうど奥さんが見ていたんだ。奥さんがスタジアムに来ている時にやらないと、家に帰ったら、いろいろ叱られるんだよ」と笑った。

 「恐妻家? 奥さんは怖い?」と聞かれると「奥さんが怖いわけじゃなくて『ゴールを決めたらパフォーマンスしてね』って言われてるんだ。それが自分自身のモチベーションを保てる、いい刺激にもなるんだ」と照れ笑いを浮かべた。

 6月30日に、J1大宮アルディージャから元セルビア代表FWドラガン・ムルジャ(33)が加入したことも、刺激になっている。ムルジャがチームに合流する前の1日の名古屋グランパス戦でゴールを決めたが、それ以降、ゴールがなかったが、この日、ホーム初戦で出番のなかったムルジャの前で、4戦ぶりとなる今季7点目を決めた。「彼もいい選手。入ったことでJ1昇格に出来るように、チームとしても機能すると思う。そういった意味で、僕にとってもモチベーションを保てるいい機会です」。暑い夏に、ジネイのエンジンがかかってきた。【村上幸将】




1G1Aと大活躍した湘南のジネイである。
左からのクロスをファーサイドの味方が落としたボールを右足のボレーにて冷静に決めた。
やはりエースストライカーたるゴールと言えよう。
また、右サイドにてボールを受けるとスルーパスにて追加点をアシストしておる。
風格さえ感じさせる。
3位まで迫ってきた徳島を突き放す得点力はジネイの能力あってこそ。
そして、ゴール後のパフォーマンスについて問われると、「ちょうど奥さんが見ていたんだ。奥さんがスタジアムに来ている時にやらないと、家に帰ったら、いろいろ叱られるんだよ」、「奥さんが怖いわけじゃなくて『ゴールを決めたらパフォーマンスしてね』って言われてるんだ。それが自分自身のモチベーションを保てる、いい刺激にもなるんだ」と妻への愛情を口にする。
ブラジル人と言えども内助の功は大切。
これからも、サポーターだけでなく奥さんのためにもゴールを決めていって欲しい。
活躍の報を待っておる。

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松本山雅・高崎、PKを決める

【松本 vs 金沢】高崎寛之、マッスルポーズ!
2017年7月29日(土)



70分には高崎寛之がダメ押しとなる3点目をPKで決める。

ゴール後、マッスルポーズで喜ぶ高崎寛之。

ダヴィ初出場の松本、4発完勝で6位に浮上!!金沢は痛恨3連敗
17/7/29 19:54

[7.29 J2第25節 松本4-0金沢 松本]

 J2リーグは29日、第25節を行い、8位松本山雅FCはホームで17位ツエーゲン金沢と対戦し、4-0で完勝した。松本は今季4度目の2連勝で勝ち点を39に伸ばし、6位に浮上。金沢は連敗をストップできず、3連敗を喫した。

 最初に決定機を迎えたのは松本。前半17分、高い位置で相手のパスミスをカットしたMF工藤浩平がそのままエリア内に進入し、飛び出してきたGKと1対1の局面。GKをかわし、PA内右の角度のない位置から右足を振り抜いたが、シュートは枠を捉えられなかった。

 ボールを保持する松本はMFパウリーニョのミドルシュートなどで相手ゴールを強襲。対する金沢も押し返し、前半40分、PA手前からMF杉浦恭平が強烈な左足ミドル。GK鈴木智幸がパンチングで弾き出したボールをFW垣田裕暉が右足ダイレクトで叩いたが、先制点とはならなかった。

 前半42分、ボール奪取からドリブルで持ち上がったFW高崎寛之が倒され、右後方でFKを獲得。MFパウリーニョはショートパスを選択し、MF岩間雄大がワントラップから右足で低い弾道のミドルシュート。GKを破ってゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴールとなり、前半はスコアレスで折り返した。

 すると、後半立ち上がりに試合は動く。同6分、岩間のパスをPA手前の高崎がワンタッチで右にそらし、FW石原崇兆が右足でグラウンダーのクロスを入れると、走り込んだDF安川有が左足で押し込んだ。

 均衡を破った松本は攻勢を強め、4分後の後半10分にも追加点。右サイドの深い位置でDF田中隼磨のスルーパスに抜け出した石原が縦に仕掛けたが、相手DF宮崎幾笑のブロックに阻まれる。それでも、こぼれ球を拾ってエリア内のスペースに走り込み、角度のない位置から強烈な左足シュートを突き刺した。

 石原の2戦連発で2-0にリードを広げた松本は後半23分、高崎が相手のファウルを誘い、PKを獲得。自らキッカーを務めると、GKの逆を突いて右足でゴール右隅に沈め、3-0。後半32分にも途中出場のFW山本大貴がダメ押しPK弾を沈め、今季初ゴール。後半37分には札幌や甲府で活躍したブラジル人FWダヴィが投入され、加入後初出場を果たした。試合はそのままタイムアップを迎え、松本が4-0で完封勝利を飾った。




PKを決めた松本山雅の高崎である。
自ら得たPKを強烈に決めた。
このゴールがだめ押しとなり、快勝しておる。
やはりエースの得点はチームに勢いを与えるもの。
これからも良い報を待っておる。

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甲府戦コメント

2017明治安田生命J1リーグ 第19節




鹿島アントラーズ:大岩 剛
甲府のすばらしいサッカーの前に、前半はほとんど何もさせてもらえなかった。後半は効果的に得点が取れた。交代で入った選手もチームを活性化させてくれた。そこは評価したい。

Q. 後半すぐに得点が入ったが、ハーフタイムにどんな指示をしたか?

A. ビルドアップのとき相手が前線からアグレッシブにきていたので、なかなかボールをうまく運べなかった。そこに少し修正を加えた。ゴール前の崩しのところは、もう少しシンプルに、動き出した人を使おうと伝えた。

Q. 安部選手の評価は?

A. 非常にアグレッシブにプレーしていた。今日は2トップの1人として入ってもらった。彼が得意としている間で受けるプレー、仕掛けていくプレー、そういうところで彼のいいところが出ていたと思う。

Q. 土居選手に代えて鈴木選手を入れたが、交代の意図は?

A. 彼は前半で少しケガをしてしまった。ハーフタイムで代えようかと思ったが、本人がやれるということで、少し引っ張った。全体が少し下がってしまっていたので、相手の背後を狙いたい、少し押し込みたいという意図で交代した。

Q. ペドロ ジュニオール選手を使わなかった理由と、彼がいなくても3得点して勝ったことの評価は?

A. ペドロ ジュニオールに関してはケガのためベンチに入れなかった。詳しくはクラブからリリースが出るので、そちらを見てほしい。誰かに頼り過ぎず、総力戦で戦っていくつもり。彼の得点も当然重要だが、他の選手のモチベーションも高く、高いレベルでプレーできている。そういう点はすごく評価している。これからも建設的な競争のなかで、チーム全体がレベルアップできるようにやっていきたい。

Q. 昌子選手の軽率なプレーが見られたが、どう感じたか?

A. ゲームの後、全選手の前で話をした。彼は日本代表であり、キャプテンマークも巻いていた。そういった存在であってほしいと伝えた。僕から伝えたいことを伝え、選手同士で話し合うことも確認した。あとは、彼が今日の試合を今後にどうつなげていくかだと思う。

Q. 監督就任後、負けていないことの評価と次の仙台戦に向けて。

A. 選手がピッチのなかで非常にアグレッシブに戦ってくれている。自分たちの意図をピッチのなかで表現できている。いろいろなことをやられても、自分たちで判断して変えることができている。1人1人ではなく、全員で意思統一ができている。その結果、攻撃でも守備でも、いいことが起きていると感じている。仙台戦に向けては、いつも言うように、これをやり続けること。戦い続けること。継続すること。そのために、この1週間もしっかり準備していきたい。





【金崎 夢生】
前半は難しい試合になったけど、後半に点を取ることができて良かった。(2点目のアシストも)形自体もすごくきれいだったし、良かったと思う。次も勝ち点3を取って、少しでも上に行けるようにしたい。

【鈴木 優磨】
1点、2点と決めたいという気持ちを持っていた。チーム全体で勝てた試合だと思う。ただ勝てたことは良かったけど、修正点はある。得点の場面は難しいボールだったけど、決めることができて良かった。

【山本 脩斗】
「まずは守備から」という気持ちで、高い意識をもってプレーできている。点が入らなくても粘り強くできていることが、負けなしが続いている要因だと思う。ヘディングシュートの場面は自分の特長を出せた。チャンスがあれば、あのような場面を増やしていきたい。

【曽ケ端 準】
甲府は今日のような試合展開に慣れているチームで、守備をこじ開けるのは難しい。後半、早い時間で点が入って精神的にも楽になった。また気を引き締めてやっていきたい。

【三竿 健斗】
勝ち続けることが一番。自分が試合に出られるようになってから、負けていない。それは自信になるし、もっともっと勝って上に行きたい。

【安部 裕葵】
(ゴールは)レアンドロのパスが9割と言ってもいいくらい。レアンドロに感謝したい。自分のような立場の人が底上げをしないと、リーグ戦で優勝するのは難しいと思う。この流れに乗って、次節に臨みたい。

J1 第19節 甲府戦


本日行われたJ1 第19節 ヴァンフォーレ甲府戦は3-0で勝利しました。

第19節
2017年7月29日(土)18:33KO カシマ

[ 大岩 剛監督 ]
甲府さんのすばらしいサッカーを前に、ほとんど何もさせてもらえなかったのが前半だったんじゃないかと思います。後半は、効果的に得点が取れたことと、あとは代わりに入った選手がチームを活性化してくれた。そういうところはすごく評価しています。以上です。

--後半、いきなり得点が入りました。ハーフタイムにどんな修正をかけたのでしょうか?
ウチのビルドアップのときに相手が、これは吉田 達磨監督のやり方だと思うんですけど、前線からアグレッシブに来ていたので、なかなかボールを前にうまく運べなかったところで、少し修正を加えました。あとはゴール前の崩しのところですね。そこはもう少しシンプルに動き出した選手を使おうという話をしました。

--安部 裕葵選手の評価をお願いします。
非常にアグレッシブにやってもらいましたし、今日は2トップの一人として入ってもらったんですけど、彼の得意としている間で受けることとか、あとは仕掛けていくところとか、そういうところは非常に彼の良いところが出ていたんじゃないかと思います。

第19節
2017年7月29日(土)18:33KO カシマ

[ 鈴木 優磨 ]
--難しいクロスだったと思うが?
僕自身も難しいクロスだったと思いますが、出した本人は「すごく良いボールだった」と言っていたので決められて良かったです。

--勝点3を積み上げ、C大阪に近づきましたが?
上のことを気にするというよりは、1試合1試合を勝ち抜いて、最終的に首位にいれればいいという考え方なので、1戦1戦全力で勝ちたいと思います。

1点、2点取りたい気持ちもありました。また今日、オレと(安部)裕葵が決めましたけど、その前から(土居)聖真くんとかが裏を取る動きをして相手を疲れさせてくれていた。今日はチーム全体で勝てた試合だと思います。

ああやってすごく引いてくるサッカーというのはこれからもあるだろうし、この間のセビージャ戦とは真逆な感じだったと思うんですけど、ベンチから見ていてセビージャとウチとの違いは自分自身感じましたし、やっぱりサイドを使うのがセビージャはうまかった。もっとセビージャ戦を糧にする試合ができたら良かったんですけど、こういう試合はシーズン中に必ずあるし、勝てたのは良かったですけど、修正点は非常に多い試合です。

[ 安部 裕葵 ]
あそこを使うのは僕は得意なので出番があるかなと思って待っていたら、出番が回ってきた。思う存分使おうと思っていました。

--レアンドロとのコンビネーションはすばらしかった。
レアンドロが横のワンツーか何かで入ってきてくれて、その時点で勝負あった位だった。あそこにレアンドロが入ってきてくれた時点で、僕はギアを上げて動く必要もなかった。本当にレアンドロに感謝したいです。

レアンドロだけでなく、ほかの全員の選手との距離感を大事にしている。でも、自分勝手という言い方が良いのか分かりませんけど、僕が動いて先輩方が動いてくれているので、そこにすごくやりやすさを感じています。

--セビージャFC戦に続きゴールに対する感覚は上がっている?
とりあえず2戦連続で結果が出て、得点に絡むのが僕の持ち味。今まで得点も取れずアシストもできていなかったのが不思議と言ったらおかしいかもしれないですけど、いつも紅白戦では得点に絡んでいるので、それは自信にもなっていました。でも、とりあえずやっと試合というか、サポーターの皆さんに見てもらえるところで結果が残せたかな、という感じです。

金崎、鈴木、安部。ゴールラッシュの鹿島が甲府に快勝
序盤からボールを支配する鹿島は、相手ディフェンスラインの背後を突く攻撃でゴールを狙う。3分には土居 聖真のスルーパスにレアンドロが抜け出しGK岡 大生と交錯したが、主審はPKではなくプレー続行を選択。5分にも金崎 夢生のクロスのリフレクションを拾ったレアンドロがシュートを狙うも、枠をとらえ切れなかった。

その後は甲府が鹿島ゴールに迫る。10分には植田 直通がロングボールに被ってしまい、ボールがウイルソンへ。瞬間的に2対1の数的優位を作るも、昌子 源がうまく対応する。堀米 勇輝へのパスコースをけん制しつつ下がると、ウイルソンのドリブルが大きくなったところを素早く寄せてクリア。ピンチを救った。

さらに13分には新井 涼平がクロスを上げて中央で待っていたウイルソンに合わせるも、ヘディングシュートはうまくヒットせず、枠から大きく外れてしまった。

ここから再び鹿島がゴールを握るようになるが、決定的なチャンスは作れない。粘り強く守る甲府の守備に苦戦し、攻撃のリズムを作れず、シュートまで至ることができない時間が長く続く。

42分にはゴール右でパスを受けた土居が、空いている右奥のスペースに自ら蹴り出し、DFを置き去りにしてクロスを送ると、ファーサイドにいた山本 脩斗がヘディングシュート。ふわりと浮いたシュートがGK岡の頭上を越えたものの、クロスバーをたたく。前半最大のチャンスも得点につなげることができず、最初の45分はスコアレスで終わった。

しかし、後半になると鹿島の攻撃が機能し始める。46分には相手のボールを奪った三竿 健斗がすぐに金崎に縦パスを送ると、レアンドロとのワンツーパスで抜け出した金崎がゴールを射貫き、後半早々に鹿島が先制点を奪う。

ハーフタイムに「全体をもっとコンパクトに。やるべきことを整理し、集中して戦うこと」という指示を大岩 剛監督から受けたイレブンが、その言葉どおりのプレーで1点目を奪った。

その後、チャンスは作るものの追加点が決まらない時間が続き、57分に土居に代えてFW鈴木 優磨を送ると、62分にその鈴木が追加点。相手ディフェンスラインの裏に抜け出した金崎のクロスを長い距離を走ってゴール前に飛び込み、滑り込みながらつま先で合わせる美しい得点で甲府を突き放した。

2点のビハインドを背負った甲府は、布陣を[5-4-1]から[5-3-2]に変更して攻撃の枚数を増やすだけでなく、ドゥドゥや河本 明人をピッチに送り込み得点を狙う。72分にはディフェンスラインの裏に抜け出したドゥドゥの折り返しをウイルソンが合わせたが、シュートは右ポストに阻まれゴールならず。

すると鹿島が追加点。レアンドロのパスを受けた安部 裕葵がチーム3点目となるリーグ戦初ゴールを決めた。

リーグ戦再開初戦を計3得点のゴールラッシュとした鹿島が勝点を伸ばした。一方、甲府はまたも得点が奪えず、9試合未勝利とトンネルを抜け出すことができなかった。

[ 文:田中 滋 ]

【鹿島 vs 甲府】金崎が均衡を破る先制弾!
2017年7月29日(土)



前半を0-0で折り返した鹿島は、後半開始直後の46分に、金崎夢生(写真)がレアンドロとのコンビーネーションからシュートを放ち、ゴールネットを揺らして先制に成功する。

【鹿島 vs 甲府】鈴木の久々のゴール!
2017年7月29日(土)



先制に成功した鹿島は62分に、金崎夢生からのクロスに鈴木優磨が合わせて追加点を決める。鈴木はリーグ戦で第4節以来のゴールとなった。

【鹿島 vs 甲府】試合を決定づけた安部のプロ初ゴール!
2017年7月29日(土)



安部裕葵(写真:右)が90分にプロ初ゴールを決めてリードを3点差に広げ、試合を決定づけた。

セビージャ撃破の“ノッてる男たち”が躍動!!鹿島が後半3発で甲府の5バック攻略
17/7/29 20:43


追加点を挙げたFW鈴木優磨

[7.29 J1第19節 鹿島3-0甲府 カシマ]

 2位鹿島アントラーズが本拠地で15位ヴァンフォーレ甲府を3-0で下した。リーグ戦中断明けの一戦を制した鹿島は7試合負けなし(6勝1分)。敗れた甲府は2連敗で10戦未勝利(4分6敗)となった。

 鹿島は5バック気味に構える甲府の守備に苦しみ、前半こそスコアレスで折り返したが、後半に訪れたチャンスを逃さなかった。ハーフタイム明けの後半1分、MF三竿健斗のくさびを受けたFW金崎夢生が近くのMFレアンドロに預け、鋭い動き出しでリターンパスをもらう。マークを振り切ってPA内左に持ち込み、左足で確実にネットを揺らした。

 金崎の今季6得点目で均衡を破ると、後半17分には追加点をゲット。同12分に投入されていたFW鈴木優磨が浮き球のパスを送り、受けた金崎がPA内左からクロスを送る。PA内中央に走り込んだ鈴木がジャンプしながら右足で合わせ、ゴール左に決めた。

 鈴木は得点後、お馴染みの“クリロナポーズ”。2ゴールを挙げた22日の親善試合・セビージャ戦(2-0)に続く一撃でチームのムードをさらに高める。後半31分には、同じくセビージャ撃破に貢献したMF安部裕葵を投入。すると同45分にとどめの3点目が生まれた。

 レアンドロがMF中村充孝とのパス交換から裏のスペースにボールを流し込み、安部がPA内中央にフリーで抜け出す。セビージャ戦で先制点をアシストしていた18歳ルーキーは飛び出したGK岡大生を難なくかわし、左足で無人のゴールに流し込んだ。

 安部は今季出場3試合目にして、これが記念すべきJリーグ初得点。セビージャ戦で活躍した鈴木、安部のゴールでリードを広げた鹿島はそのままタイムアップを迎え、3-0の完封勝利を飾った。

鹿島、途中出場の鈴木と安部が得点し首位追走! 甲府は6試合得点なし

途中出場で2点目を決めた鈴木 [写真]=Getty Images for DAZN

 2017明治安田生命J1リーグ第19節が7月29日に行われ、鹿島アントラーズとヴァンフォーレ甲府が対戦した。

 前節、FC東京と引き分け5連勝がストップした鹿島と、リーグ戦でここ5試合得点のない甲府との対戦となった。

 最初にチャンスを掴んだのは甲府。13分に右サイドからMF新井涼平のクロスにFWウイルソンがヘッドもシュートは打てず。対する鹿島は22分、左からDF山本修斗が切り返してファーサイドにクロスを送ると、FW金崎夢生が足を伸ばすものの合わせることができない。

 さらに鹿島は攻勢を仕掛けると、29分にはMFレオ・シルバからスルーパスに反応したDF西大伍が中に折り返すと、MF土居聖が頭で合わせるもGK岡大生がブロック。41分には右サイドで土居がワンタッチから仕掛けてクロスを供給。山本がヘディングで合わせたが、ボールはクロスバーに当たって得点を奪えないまま前半を折り返した。

 後半は開始早々から試合が動く。46分、MF三竿健斗が楔のパスを入れると、金崎が受けてMFレアンドロとのワンツーで抜け出す。金崎が確実にゴールネットを揺らし、鹿島が先制に成功する。

 64分にはゴールキックから途中出場のFW鈴木優磨が頭で金崎にパスを出すと金崎が胸で返し、そのまま左サイドへ走る。鈴木はその金崎へ展開すると、クロスに最後は鈴木が右足で合わせて鹿島が追加点を奪う。

 1点が遠い甲府は72分、新井の縦パスに後半から投入されたドゥドゥが抜け出し、右からの折り返しをウイルソンが膝で合わせたがポストに嫌われてしまう。さらに77分、ドゥドゥが前線からDF昌子源のボールを奪取し、GK曽ヶ端準との1対1のチャンスとなる。しかしシュートはGKに防がれて、決めることができない。

 すると、90分に鹿島のFW安部裕葵のリーグ初得点が決まって、このまま試合終了。鹿島が勝ち点3を獲得し、勝ち点を40に延ばした。

 次節、鹿島アントラーズは8月5日にホームでベガルタ仙台と、ヴァンフォーレ甲府は同日にホームでガンバ大阪と対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 3-0 ヴァンフォーレ甲府

【得点者】
1-0 46分 金崎夢生(鹿島アントラーズ)
2-0 64分 鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
3-0 90分 安部裕葵(鹿島アントラーズ)

金崎が1G1A、鈴木はお得意の”クリロナ”ポーズ! 鹿島が甲府に3発の貫録勝ち
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年07月29日


安部はセビージャ戦に続く躍動!


金崎が1ゴール・1アシストの活躍。写真:田中研治

[J1リーグ19節]鹿島 3-0 甲府/7月29日/カシマ

 鹿島が金崎の1得点・1アシストの活躍などで甲府を振り切った。

 鹿島は前半からチャンスを掴むものの決め切れず、0-0でハーフタイムに突入。試合が動いたのは後半立ち上がり早々だった。鹿島は、レアンドロのパスに反応した金崎夢生がディフェンスラインの裏に抜け出し、GKの股間を抜くシュートでゴールネットを揺らす。ホームの鹿島が先制に成功した。

 さらに鹿島は62分、途中出場の鈴木優磨が中盤でパスカット。前線の金崎へパスを送ると、折り返しに走り込んできた鈴木が飛び込んで右足のボレーシュートを決める。ゴール後にはお得意の“クリロナ”ポーズも決めてみせた。鹿島が2点をリードする。

 その後は甲府が途中出場のドゥドゥの突破力を起点に、反撃に打って出る。72分、ドゥドゥの折り返しにウィルソンが詰めるものの、シュートはポストを直撃。ビッグチャンスを逸してしまう。

 甲府の攻勢を受ける形となった鹿島だが90分、レアンドロのパスを受けた安部裕葵が冷静に沈めリードを広げる。結局、鹿島は甲府の反撃を抑え、3-0でタイムアップ。鹿島が前線の役者とセビージャ戦に続く安部の躍動できっちりと勝ち切った。


戦術修正について語った大岩監督である。
前半はチャンスを上手く作れず、「ほとんど何もさせてもらえなかった」と言う。
そこに対して修正を加え、後半にゴールラッシュを演じたのは指揮官の采配の妙であったことが伝わる。
また、安部裕葵に対して問われると、「間で受けることとか、あとは仕掛けていくところ」という特徴を出せていたことを褒める。
上手く嵌まることを含めて送り出したのであろう。
その起用法も賞賛されるべきところ。
そして、安部裕葵本人は、「あそこを使うのは僕は得意なので出番があるかなと思って待っていたら、出番が回ってきた。思う存分使おうと思っていました」とベンチから自分のプレイイメージを持っておったことを語る。
やはり、センスを持っている選手なのであろう。
そしてゴールに関しては、「本当にレアンドロに感謝したいです」とアシストした助っ人への気持ちを口にする。
また、「レアンドロだけでなく、ほかの全員の選手との距離感を大事にしている」と、どうポジショニングすべきかを常に意識しておることが伝わってくる。
この意識がボールタッチ数に表れていると思う。
この試合では、点差がついており、楽な展開であったとは思う。
とはいえ、そこで結果を出すのは才能の証し。
この先の更なる成長を期待しておる。

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ペドロ・ジュニオール、全治2ヶ月

ペドロ ジュニオール選手の負傷について
2017年07月29日(土)

7月28日(金)の練習中に負傷したペドロ ジュニオール選手について、チームドクターより検査結果の報告がありましたのでお知らせいたします。

■受傷名:
左第5中足骨骨折

■全治等:
約2ヶ月

■負傷状況:
7月28日(金)の練習中に負傷


負傷したペドロ・ジュニオールである。
昨日の練習中に負傷し、全治2ヶ月とのこと。
これは痛い。
好調を維持し、ゴールを量産しておっただけに、戦力低下は否めぬところ。
ここは、聖真や優磨、裕葵、金森に穴を埋める活躍を望む。
総合力にて戦っていきたい。

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Jリーグ 第19節 ヴァンフォーレ甲府戦



ルーキー安部裕葵、初ゴール。

本命はC大阪より鹿島

本命はC大阪より鹿島 川崎の猛追、浦和の“大逆転劇”はあるか?【河治良幸のJリーグ後半戦展望】
by 河治良幸 更新 2017/7/29 11:30

 シーズンの後半戦に突入したJ1は中断期間を経て、今週末に第19節が行われる。浦和レッズが8月15日にスルガ銀行チャンピオンシップでブラジルのシャペコエンセと対戦するため、7月22日にイレギュラーで第22節のセレッソ大阪vs浦和が行われ、C大阪が4-2で勝利。これで首位のC大阪は2位の鹿島アントラーズと暫定で勝ち点差を4に広げた。一方の浦和は勝ち点29から伸ばせず、勝ち点41のC大阪とは12差となった。

 これまでJ2昇格組が翌シーズンにJ1優勝を果たしたケースは2011年の柏レイソル、2014年のガンバ大阪と2度あるが、いずれも前シーズンのJ2王者だった。1年前にJ2でトップに立てなかったC大阪がJ1優勝となれば、初めてのケースとなる。普通なら浮足立ってもおかしくない状況だが、厳格な指導者として知られる尹晶煥監督に油断の様子はなく、J1での経験が豊富な選手も多いため、メンタルが原因で唐突に大きく崩れることは考えにくい。

 けが人などのアクシデントを除き、懸念材料があるとすれば対戦相手が前半戦よりC大阪の戦い方を研究してくることだ。C大阪は基本布陣が固定的で、攻撃の特徴もはっきりしている。特に中盤の底から組み立て、機を見て攻め上がるソウザと、1トップで2列目にボールを落とし、そこから迫力のあるフィニッシュにつなげる杉本健勇の縦ラインは明確な起点になっているだけに、対戦相手の多くはここを封じるための対策を施すはずだ。

 タイトル争いの経験値で首位のC大阪を大きく上回るのが2位の鹿島だ。前半戦の途中まで上位に付けていたものの、大目標だったAFCアジア・チャンピオンズリーグ(以下、ACL)で敗退が決まると、昨季J1制覇の功労者である石井正忠前監督を解任し、大岩剛新監督が引き継ぐ形となった。この処遇には賛否両論あったが、新体制で臨んだ第14節の広島戦から5連勝。第18節でFC東京と引き分けたものの、新指揮官就任から負けていないことが追い風となっている。また鹿島は今夏の補強が今のところないが、開幕前に大型補強をしており、ここ5試合で6得点のペドロ・ジュニオールをはじめ新戦力が馴染んできたタイミングでもある。もともと、鹿島はACLとの“二足の草鞋”を想定したメンバーであることから、体力面の不安も少ない。ただ、ここまで得失点差はプラス9で、1点差勝利が8試合もある。相変わらずの勝負強さだが、裏を返せば相手を圧倒しているわけではない。安定した戦いの継続、第22節に待つ川崎とのアウェー戦、さらに第24節のC大阪とのアウェー戦といった“直接対決”の勝利が連覇に直結するはずだ。

 3位の川崎フロンターレは、5年間チームを率いた風間八宏前監督から引き継いだ鬼木達監督がクリエイティブな攻撃志向の戦術にハードワークを組み込んでおり、失点せず得点できるチームに成長してきている。また、ここまでACLとリーグ戦を並行する過密日程をこなしているにもかかわらず、主力にけが人が少ないことはフィジカルコーチを含め高く評価できるポイントだ。リーグ戦、ACL、天皇杯、ルヴァンカップと4つの大会を並行して戦う今後も主力に故障者が出ず、良いコンディションをキープしていけるかが川崎の生命線となる。惜しくもタイトルを逃し続けてきたチームだけに、さらにモチベーションは高まるはずだ。ただ、忘れられないのが、やはり終盤まで4つのタイトルの可能性を残しながらひとつも取れずに終わった2009年の出来事だ。全てのタイトルを狙いにいく姿勢はもちろん大事だが、クラブの体力は有限であり、どこかで優先順位の折り合いを付ける必要が生じるかもしれない。

 4位の柏はC大阪と勝ち点差7に付けており、シーズン中にも若手が成長を続けるチーム状態をキープできれば、逆転優勝の可能性はありそうだ。若手の指導に定評のある下平隆宏監督は効果的な選手交代など采配面でも手腕を発揮している。ただ、これまではワンプレーが明暗を分けるような試合展開で、守護神・中村航輔の奮闘により僅差で勝ち点3をもぎ取った試合が多い。

 過去の逆転優勝を見ると、07年の鹿島が首位に勝ち点10差をつけられたところから大逆転。14年には浦和に14差を付けられていたG大阪がJリーグ史上最大の逆転優勝を果たしている。その例を見れば、5位の横浜F・マリノス、6位のG大阪、7位のジュビロ磐田までが試合数のひとつ多いC大阪と勝ち点10差以内につけているため、逆転の可能性を見込んでもいい。その中で、14年の王者であるG大阪が得失点差プラス13とポテンシャルは高いものの、けが人や堂安律の移籍などマイナス面もあり、ACLでかかった負荷も気になるポイントだ。FW黄義助を新たに加えたチームがいかにまとまっていけるかが鍵を握る。

 C大阪と勝ち点12差で、同じ試合数を消化している8位の浦和がここから巻き返してJ1制覇となればドラマチックだが、勝ち点差だけでなく、両者の間に6つのチームが居並ぶ状況は苦しい。1つひとつ勝利を重ねて浮上するしかないが、ACLを含めたカップ戦タイトルに照準を合わせるべきタイミングがくるかもしれない。

 総合的に判断すると、優勝の本命は前回王者の鹿島。ただし、首位のC大阪が相手の対策を上回る戦いぶりで勝ち点を積み重ねられれば、“逃げ切り”のチャンスは十分にある。川崎はさらなる過密日程が想定される中で、J1でのパフォーマンスを落とさない準備ができれば逆転も可能だろう。

 柏は接戦の勝負強さを後半戦も発揮していけるかどうか。さらに横浜FM、G大阪、磐田にも数字上はチャンスが残る。浦和はここから巻き返し、06年以来となる悲願のJ1優勝となれば、14年のG大阪にも匹敵する“大逆転劇”になるが、困難なタスクであることは間違いない。(文・河治良幸)


J1の優勝争いについて記すAERA dot.の河治氏である。
後半戦の序盤としてはセレッソが首位を走り、鹿島が追う形となっておる。
タイトル争いの経験値から鹿島優位と言うものの、「安定した戦いの継続、第22節に待つ川崎とのアウェー戦、さらに第24節のC大阪とのアウェー戦といった“直接対決”の勝利が連覇に直結する」と、夏の上位対戦がカギを握る。
8月に良い戦いをすれば、優勝が見えてこよう。
河治氏は「優勝の本命は前回王者の鹿島」と言い切る。
それを現実とするため、勝利を積み重ねていきたい。
楽しみな後半戦である。

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植田、久々のJリーグになる

DF植田直通 復帰戦、勝利へ貢献誓う
鹿島の最終ラインに屈強なセンターバックが戻ってくる。「久々のJリーグになる。今できることをやりたい」と4試合ぶりのリーグ戦復帰に、気合をみなぎらせる。

6月の新潟戦で太ももを痛めていたが、22日のセビリアにフル出場。力強い守備でゴールを守り切り回復をアピールした。試合後、「理想の動きができていない」と自己評価は厳しめだったが、27日の紅白戦では打点の高いヘディングを披露するなど、本調子に近づいてきた。「試合に出ればチームの勝利に貢献するだけ」と出番に備える。


今節の顔として報じられる植田である。
久しぶりの公式戦に燃えておることが伝わってくる。
まだまだ試合勘に不安があるが、紅白戦にて打点の高いヘディングを魅せたように、能力はJリーグ随一。
守備だけでなく、セットプレイからの得点も期待できる。
植田の爆発にて勝利を掴み取りたい。
期待しておる。

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対決、ジネイvs太郎

[湘南]首位・湘南と3位・徳島のJ2上位対決。元・鹿島のジネイ対杉本太郎にも注目


 29日(日)に行われる首位・湘南と3位・徳島が相まみえる一戦は、盛り上がり必至のカードとなるだろう。一つの注目点は、鹿島でともに戦ったジネイと杉本太郎の元同僚対決。

 ジネイは約1年半、鹿島でプレー。負傷などもあり公式戦13試合の出場にとどまった。しかしボールの収まり、ゴール前の迫力、決定力でチームを助けた姿はいまでもサポーターの目に焼き付いているはず。そして湘南に移籍してからはストライカーとして前線に君臨し、今季はチームトップスコアラーの活躍を見せている。

 一方の杉本太郎は今季、出場機会を求めて鹿島から徳島へ期限付き移籍。ここまで24試合に出場し、4ゴールという成績を収めている。リズミカルなパス回しから意外性のあるプレーでチャンスを演出し、攻撃の中心的な選手に成長を遂げた。「彼はすごく速くて、うまい選手」とジネイも警戒するように、湘南にとって厄介な存在になりそうだ。

 そんな杉本とジネイは「(鹿島時代は)更衣室のなかでも近いところにいたので、いまでも友情がある」(ジネイ)という間柄だ。彼との初対戦についてジネイは「試合前に挨拶をする。始まれば敵として戦う。終われば試合を戦った仲間として挨拶をする。それがサッカーの醍醐味でもあるし、面白いところ。彼との対戦は本当に楽しみ」。

 迎える今節、ジネイが「彼(杉本)があまり活躍してくれないことを望むよ(笑)」と語るように、徳島の背番号26を抑えることも、湘南勝利へのポイント。徳島も、湘南の背番号9をどう対応するか考えてくるはず。鹿島から活躍の場を移した二人が再会を果たす一戦は、ワクワクが止まらないゲームになりそうだ。

(湘南担当 高澤真輝)


ジネイ対太郎の対決を煽るBLOGOLAの高澤氏である。
J2今節の注目カード、首位・湘南と3位徳島の対戦は熱いものとなろう。
両チームの攻撃の中心となっておるのがジネイと太郎である。
鹿島時代は更衣室が近かったということで友情があるとのこと。
二人共に活躍して欲しいと願う。
楽しみな一戦である。

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ウーロンゴン・ウルヴズ・田代、ゴール量産中

元鹿島FW田代有三、大爆発中!豪州2部で18試合9ゴールだ


2017/07/28 19:00
Written by 編集部S
Image by Gettyimages

鹿島アントラーズなどで活躍し、日本代表としても2008年の東アジア選手権に出場したイケメンFW田代有三。

昨シーズン限りでセレッソ大阪を退団し、今年3月にはオーストラリア2部ウーロンゴン・ウルヴズへの加入が決定していた。




オーストラリア2部リーグということであまり話題にはならなかったのだが、田代は新天地で暴れまくっているようだ。



リーグの公式サイトによれば、田代は18試合に出場しここまで9ゴール!2試合に1点ペースでゴールを積み重ねているという(7月23日現在)。

田代は第2節のシドニー・オリンピック戦で初ゴールをあげると、サザーランド・シャークス戦、ロックデール・シティ・サンズ戦でそれぞれ2得点。9ゴールは目下チーム内得点王であり、リーグ全体の得点ランキングで7位タイにつけている。

しかし、ウーロンゴン・ウルヴズは19節を終え7位と中位を彷徨っており、リーグは残り3試合となっている(12チームが参加)。

35歳になったばかりの田代は、ゴール数をこれ以上積み重ねることが出来るだろうか?


豪州2部リーグにてゴールを積み重ねるウーロンゴン・ウルヴズの田代である。
18試合で9ゴールと2試合に1得点の活躍をしておる模様。
さすがの得点力と言えよう。
ここにて「得点力のある隆行」と称したことが思い出される。
田代のゴールで勝利を積み重ね栄って欲しい。
これからも活躍の報を待っておる。

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安部、まだ1年目ではあるが、年齢で判断すると痛い目を見るだろう

【鹿島 vs 甲府】 ウォーミングアップコラム:いま最も乗りに乗っている男は、1年目のルーキー
2017年7月28日(金)



昨年9月に瀬戸内高校で加入内定会見が開かれたとき、鹿島の椎本邦一スカウト部長は「どんなタイプの選手か」と報道陣に聞かれ、一人の選手の姿が思い浮かんだという。

「質問されて、パッと頭に浮かんだのが本山だった」

そう振り返る椎本氏。遙か未来を見通したはずのイメージは、じつはそれほど遠くない現実だったのかもしれない。21日のセビージャ戦で安部裕葵(写真)が見せた姿は、本山雅志を彷彿とさせるものだった。

自陣でボールを受けると急加速して周囲の選手を置き去りにする。慌てて対応に来る選手をヒラリとかわしさらに前進。世界的選手であるステヘン ヌゾンジをバックステップでかわした場面では鈴木優磨の得点を演出した。

この活躍には数々の選手を見てきた鈴木満常務取締役強化部長も「久しぶりにワクワクした。05年を思い出した」と、05年にマンチェスターUとの親善試合で世界中にサポーターを持つ超ビッグクラブをきりきり舞いさせた本山を引き合いに出した。

セビージャの選手と対戦し、「彼らより巧くなりたい。自分はまだ18歳ですし、時間もあります。一日、一日を無駄にせず、早く追いついて追い越したい」と言った安部。今週に入ってもその動きは鋭く、紅白戦の1本目では主力相手にゴールを決め、2本目でも主力組に入ってネットを揺らした。

年代別代表に招集されるなど、しばらくリーグ戦での出場がなかった安部。まだ1年目ではあるが、年齢で判断すると痛い目を見るだろう。

文:田中滋(鹿島担当)

明治安田生命J1リーグ 第19節
7月29日(土)18:30KO カシマ
鹿島アントラーズ vs ヴァンフォーレ甲府


安部裕葵について記したJ’sGOALの田中滋氏である。
本山と重ねた椎本スカウト担当部長と鈴木満常務強化部長のエピソードを伝える。
セビージャ戦での活躍は、鹿島にて長らく10番を背負った本山の後継者と誰もが思ったに違いない。
個人的にはゴールシーンのアシストよりも、ボランチに下がったヤスからボールを受け、パスワークで前に進んだ後のドリブルシュートが印象深かった。
惜しくもGKにセーブされてしまったが、中盤深くからのゴール前に運んだ動き・プレイは、センスの固まりと言って良い。
FWで起用するのか2列目なのか、迷わせる才能の持ち主であるが、当面は2列目の途中出場になって行くのではなかろうか。
今日の甲府戦でも、是非とも見たい才能と言えよう。
裕葵の魅せるプレイを楽しみにしておる。

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中断期間を経て再開されるリーグ戦で白星発進したいところだ

【鹿島vs甲府プレビュー】2位と好位置につける昨季王者の鹿島…甲府の守備陣は18試合で19失点とJ1屈指の堅さ
■鹿島アントラーズ リーグ中断期間中のセビージャ戦で高いレベルのプレーを経験

リーグ戦6戦負けなしの5勝1分で中断期間を迎えた。6月以降は得点力が劇的に向上している。勝ち点を積み上げた6試合で奪ったゴールは14得点で、1試合平均得点は2.33に至る。7得点のP・ジュニオールや5得点の金崎夢生を筆頭に、計13人が得点を奪っており、攻撃パターンは豊富だ。甲府との過去通算対戦成績は9勝3分6敗で、圧倒しているわけではない。前回対戦は63分にレオ・シルバが挙げたゴールを守り切り、1-0で勝利している。

【プラス材料】
 サマーブレイクを終え、Jリーグが再開される。この期間にはそれぞれのクラブが合宿や戦力補強を行い、後半戦へ向けた修正や向上をはかる中、2位につける鹿島はいずれも行わなかった。

 だが、Jリーグワールドチャレンジ2017として開催されたセビージャ戦(スペイン)で大きな収穫を得られた。欧州リーグ(EL)3連覇中の強豪に2-0で勝利。もちろん結果から得られた自信もあるが、それ以上に大きいのは世界との「差」を感じられたこと。三竿健斗は「練習からあのレベルを意識できるし、それはすごくプラスになる」と高い目標を体感できた。セビージャはボール回し、ポジショニングや動きの質が高く、鹿島もリーグ2連覇達成へ向けて、チームとしても個人としても明確な「目指すところ」を得られたことの成果は大きい。

【マイナス材料】
 筋肉系の負傷で離脱していた植田直通が、この甲府戦で約1か月ぶりにリーグ戦復帰する。実戦復帰となったセビージャ戦では「試合勘のところでまだまだと感じた」と満足なプレーができなかったという。また、センターバックでコンビを組む昌子源も「(動きが)止まることが多かった」と植田のプレーを指摘している。この影響が甲府戦でどの程度出てくるか。

 一方でホーム開催、充実の戦力・戦術を考えれば、甲府相手に主導権を握り、守備機会はそこまで多くないことが予想される。カウンターへの対応などリスクマネジメントをチームとして徹底できれば、大きな影響を及ぼすとは考えにくい。中断期間を経て再開されるリーグ戦で白星発進したいところだ。

文:totoONE編集部

■ヴァンフォーレ甲府 リーグ中断期間中に試した5-4-1システムは機能するのか

【プラス材料】
 甲府は相手に打ち合って勝つ迫力こそないが、J1のどんな相手とも”いい試合”をする底力がある。リーグ戦9試合勝ちなしの中でも4引き分けを挙げており、18試合で19失点という守備力はJ1の上位レベルだ。

 吉田達磨監督は3週間の中断期間に5-4-1の布陣を試した。5-3-2の布陣は前から圧力がかかるものの、左右の小まめなスライドが必要になる。それに比べると5-4-1は夏場の暑い時期でも、自然と中央を固められるメリットがある。

 好調の鹿島に対して、相手にボールを長く持たれることは受け入れざるを得ないだろう。しかし新布陣の導入で「前を向いて守る」「奪ってから飛び出す」というメリハリがつきやすくなったのではないだろうか。

【マイナス材料】
 リーグ戦9試合勝ちなし、5試合連続無得点で7月の中断期間に入った。守る時間が多くなることは想定通りだが、それにしても得点力が低すぎる。ダブルエースのウイルソン、ドゥドゥは第18節を終えた時点で1得点ずつにとどまっており、取るべき人が得点を取っていない。得点の形はセットプレー、こぼれ球からのミドルシュートにほぼ限られている。サイドからの崩しを1つの狙いにしていたが、精度や連携、厚みといった要素が深まっていなかった。

 また6月にFWジュニオール・Bを獲得したものの、現有戦力を上回るような実力者ではない。札幌、大宮、広島、新潟といった残留争いのライバルは中断期間にチームを一変させる補強をしているが、それに比べると甲府は“プラスアルファ”の期待値が低い。

文:大島和人


「世界との「差」を感じられたこと」をプラス材料と記すサッカーキングのプレビューである。
花試合かと思われたセビージャ戦であるが、鹿島としては大きな収穫となった。
欧州屈指の強豪のポジショニングとパスワークは、Jリーグでは味わうことのないものであった。
それを体感した健斗は「練習からあのレベルを意識できるし、それはすごくプラスになる」と語る。
この試合の成果が即この甲府繊維表れるものではなかろうが、意識を高く持って戦うこととなろう。
より良いゲームをしてくれるのではなかろうか。
楽しみである。

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鹿島――いつも通りの戦いで確実に勝点3を掴みたい

【J1展望】鹿島×甲府|雰囲気は上々の鹿島。セビージャ戦での“気づき”を結果に結びつけられるか
サッカーダイジェスト編集部
2017年07月28日


鹿島――いつも通りの戦いで確実に勝点3を掴みたい。


故障者/鹿島=クォン・スンテ、町田 甲府=黒木、森、若杉、J・バホス
出場停止/鹿島=なし 甲府=なし


J1リーグ 第19節
鹿島アントラーズ-ヴァンフォーレ甲府
7月29日(土)/18:30/県立カシマサッカースタジアム

鹿島アントラーズ
今季成績(18節終了時):2位 勝点37 12勝1分5敗 28得点・19失点

【最新チーム事情】
●植田が筋肉系の負傷から復帰する見込み。「怪我はしないほうがいい」と言いつつも、離脱期間中を「外から試合を見られて、勉強になった部分もあった」とプラスに捉え、“再出発”を期している。
●リーグの中断期間に、遠藤のボランチ起用に着手。大岩監督は「攻撃的なオプションにできる」と手応えを口にし、遠藤本人も「鹿島のボランチは特別。ふたりが守備も攻撃もできなければいけない。やりがいがある」と前向きに取り組んでいる。
●7月22日に行なわれたセビージャ戦は2-0の勝利。結果よりも、世界との差を痛感させられたことが収穫で、相手のボール回しや動き方、ポジショニングの質などにどれだけ近づけられるかがひとつの指針に。後半戦に向けて、チームはさらに強くなるための“スパイス”を得た。

【担当記者の視点】
 連覇を果たすためには、下位に沈む甲府を相手に取りこぼすわけにはいかない。大岩監督は「セビージャ戦を受けて、いろんな“気づき”があったはず。それを促す一週間だった」と、試合に向けて準備を進めてきた。

 前日練習のチームの雰囲気は上々。ミニゲームでは正確なシュートでネットを揺らしていたP・ジュニオールは状態が良さそうで、スタメン復帰濃厚の植田も躍動感に溢れるディフェンスを披露していた。

 油断せず、いつも通りの戦いを見せて、勝点3を確実に掴み取りたい。

甲府――目立った補強はなし。残留に向けシステム変更か。

ヴァンフォーレ甲府
今季成績(18節終了時点):14位 勝点16 3勝7分8敗 10得点・19失点

【最新チーム事情】
●中央大とのトレーニングマッチは5-0で勝利。
●布陣を5-3-2から5-4-1に変更する見込み。
●別メニューで調整していたウイルソンはベンチスタートか。

【担当記者の視点】
 残留争いのライバルたちが積極的な補強を敢行するなか、目立った動きはなかったが、巻き返しのために、システム変更に踏み切る見込みだ。

 22日(土)に行なわれた中央大(関東2部)とのトレーニングマッチでは、5-4-1を採用。堅固なブロックと効果的なカウンターが光り、相手が大学生とはいえ5-0で完勝した。

 別メニューで調整していたウイルソンは、ベンチスタートか。1トップに入る見込みのドゥドゥは、昨季の第2ステージ4節・鹿島戦でデビューし、鋭い切り返しから鮮烈なミドルを突き刺している。相性は悪くないと考えられるだけに、流れを呼び込む一発を期待したい。


「ミニゲームでは正確なシュートでネットを揺らしていたP・ジュニオールは状態が良さそう」と記すサッカーダイジェストのプレビューである。
好調を維持しておる様子。
甲府の固い守備をこじ開けるには助っ人のゴールが必須。
PJの躍動にて勝利に導くのだ。
楽しみにしてスタジアムに向かう。
勝利を信じておる。

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姉さんスタッフ還暦退職に花添え

鹿島全員で勝利を!姉さんスタッフ還暦退職に花添え
[2017年7月28日20時1分]


大岩監督(中央左)と真剣な表情で話す鹿島MF小笠原(同右)(撮影・鎌田直秀)


鹿島のスタッフとして93年からチームを支えて来た道免弘子さん(撮影・鎌田直秀)


J1鹿島アントラーズMF小笠原満男(38)が「お母さんじゃ失礼、お姉さん」と慕うチームスタッフがいる。

 Jリーグ開幕前の93年1月からファンクラブやチケット担当としてチームを支え続けてきた道免(どうめん)弘子さん(60)。今月12日に還暦を迎え、今月末で退職する。28日、茨城・鹿嶋市内で甲府戦(29日、カシマ)に向けた練習が行われた。練習後、小笠原は「ああいう人も含めてのファミリーだし、俺らが頑張れる功労者。感謝しないと。最後まで働いてもらいます」と話し、試合当日はチケットブースで職務に就く“姉”に親しみを込めた。

 MF遠藤康(29)も「選手のわがままも聞いてくれる人だった。毎日、顔を見ると安心する存在。寂しいけれど、最後の試合で勝ち試合を見せて送り出したい」と勝利を誓った。選手が家族や友人をスタジアムに招待するチケットの手配も携わる。時には急なお願いもあるが、嫌な顔せずに対応してくれた。大岩剛監督(45)にとっても選手時代からお世話になった間柄。「鹿島の伝統を伝えてきてくれた1人。選手も感謝の気持ちを持てているから、Jリーグの中でもタイトル数を含めてビッグクラブになったと思う。そういう人たちを含めて、勝つんだという気持ちでやるのがアントラーズ」と思いを明かした。

 道免さんは「最初はサッカーのことは何も知らなくて…。ジーコさんのことも知らなかった」と笑う。ファンクラブ担当として、J開幕当初は入会希望者から電話を受け、宛名を書いて申し込み用紙を送付する日々が続いた。プラチナチケットを求めて、クラブハウス前に徹夜して並ぶファンにも驚いた。02年W杯日韓大会に備えてカシマスタジアムの収容人数が大幅に増えたことも思い出の1つ。「スタジアムが大きくなったことが一番の転機でした。あの時は完成まで国立開催でしたし、完成してからもチケットを販売することが大変でした。天皇杯も大変。準決勝、決勝は2日間くらいしか間がないので」と懐かしむ。

 試合当日はチケットブースで仕事をし、試合はブース内のモニターで観戦することがほとんどだった。アウェー戦などスタンドで観戦時には「前の席を蹴っちゃうほどなんです」と苦笑いするほど、今では一緒に戦う。熱くなる。国内19冠のすべてに立ち会い「毎回違う19回の優勝を味わってこられた。選手は入ってきた時から見ているので、子どもみたいな感覚。いろいろなことを見せてくれて幸せだなと感じました」と振り返った。

 一番の思い出の場面は、08年元日の天皇杯決勝。FW柳沢敦(現鹿島コーチ)の鹿島ラストマッチを挙げた。「国立でピッチを去る時に、スタンドがすごい雰囲気だった。スパイクをスタンドに投げたり。感動的だった」。鹿島から移籍した選手や、OBらも必ず道免さんのもとを訪ねるなど、実家の母のような存在だった。

 今後は自身の趣味に興じながら、鹿島を応援する。「旅行に行ったり、家庭菜園をやったり、フラワーアレンジメントをしたり。自分の人生を見つめ直したいと思います」。もちろん、カシマスタジアムのスタンドから選手らを見守るつもりだ。「90分間、座って見ていられるか分からない。ドキドキしちゃって。PK戦だけは、かわいそうで見ていられない。1度も見ていません」。もう1つ夢もある。「まだ孫はいないんですけれど、孫を連れて、一緒にサッカー観戦したいです」と願った。

 29日の甲府戦は「イベントブースの手伝いを最後までやるつもりです。最後も部屋のテレビ(モニター)で見ます。試合中もチケットの精算などもあるので」。鹿島ファミリー全員で、勝ち点3をつかみ取る。【鎌田直秀】

鹿島、定年退職“お姉さん”を勝利で送り出す
[2017年7月29日7時46分 紙面から]


鹿島のスタッフとして93年からチームを支えて来た道免弘子さん(撮影・鎌田直秀)

 鹿島アントラーズが今日29日のヴァンフォーレ甲府戦で、93年のJ開幕時からスタッフとしてチームを支え、今月末で定年退職する道免(どうめん)さんを勝利で送り出す。

 MF小笠原は「お母さんでは失礼。お姉さん。俺らが頑張れる功労者」。MF遠藤も「顔を見ると安心する存在。寂しいけれど最後の試合で勝ち試合を見せたい」と意気込んだ。チケット担当などを務めてきた道免さんは「みんな自分の子どものような感覚。私も最後までチケットブースで戦います」と話した。

「鹿島の母」の有終飾る!遠藤「勝って送り出す」29日甲府戦
明治安田生命J1リーグ・第19節 鹿島―甲府 ( 2017年7月29日 カシマ )


29日の甲府戦が定年退職前最後の試合となる鹿島の道免さん
Photo By スポニチ


 「鹿島の母」を、有終の美で送り出す。93年からクラブで働く事業部セールスグループチケット担当の道免弘子さん(60)が今月末で定年退職を迎え、甲府戦が在職最後の試合となる。

 慈しみ深く、選手から母のように慕われ続けた存在。鹿島MF小笠原が「ああいう人も含めてのチームだったりファミリー。そういう人がいて俺たちも頑張れる。選手の俺たちも感謝しないといけない」と言えば、MF遠藤は「朝に顔を見ると安心するのもあったので寂しい。最後に勝ち試合を見せて送り出したい」と力を込めた。
[ 2017年7月29日 05:30 ]

【鹿島】「鹿島の母」に惜別1勝届け
2017年7月29日6時0分 スポーツ報知

 Jリーグ開幕時からチームを支えてきた“鹿島のお姉さん”に勝利を届ける。鹿島は28日、鹿嶋市内で甲府戦に向け調整。1993年から勤務し、今月限りで定年退職する事業部チケット担当の道免(どうめん)弘子さん(60)にとって最後の試合となる。

 道免さんは選手関係者へのチケット手配も担当しており、選手から「鹿島の母」と慕われている。25日の練習前には選手会主催で送別会も行われた。MF小笠原満男(38)は「母は失礼。お姉さんでしょ」と笑い「ああいう人を含めてのチームだしファミリー。そういう人がいて俺らも頑張ることができる」と続けた。大岩剛監督(45)は「いろんな気持ちを背負って勝つのが鹿島。いつもと変わらずアントラーズらしく勝利を目指す」と誓った。

鹿島の母さん「引退」 チケット販売24年・道免さん
「19冠味わえ幸せ」


鹿島アントラーズFCを退職する道免弘子さん=鹿嶋市粟生

サッカーのJリーグ発足以来、鹿島アントラーズFCでチケット販売を担当してきた道免(どうめん)弘子さん(60)が今月末、定年を迎え退職する。鹿島の栄光を陰で支えて24年半。選手に優しい笑顔で接し、母親のように慕われてきた。「自分に与えられた仕事をしただけ」と振り返る。29日の試合を最後に、惜しまれつつ「引退」する。

Jリーグの試合が始まった1993年以来、主に選手の関係者やスポンサーに対するチケットの手配を担当してきた。「選手に余計な心配を掛けないよう気を付けた」と話し、細かな要望にも丁寧に応えた。

選手たちと接する機会も多く、「自分の子どもみたいでした」と振り返る。退職を控えた25日、選手たちからサイン入りユニホームと花束を贈られ、「本当に幸せ」と満面の笑みを見せた。

所属20年目の曽ケ端準選手(37)は「いつも笑顔で接してくれ、癒やされた」と感謝。主将の小笠原満男選手(38)は「裏方の人も含めてチームでありファミリー。貴重な戦力を失う」と惜しんだ。

道免さんは福島県いわき市出身。中学2年の時、親の転勤で鹿島町(現鹿嶋市)に移り住んだ。鹿島FCを立ち上げた住金鹿島(現新日鉄住金鹿島)に在勤していた縁もあり、93年に働き始めた。

「サッカーのことは全然知らなかった」。転機は93年5月16日、ホームでの開幕戦。ジーコやアルシンド、長谷川祥之、本田泰人ら実力選手を擁する鹿島が名古屋グランパスに5-0で圧勝すると、アントラーズ人気が爆発。同市粟生のクラブハウスにはチケットを求め、連日多くのファンが殺到した。その光景を見て「すごい所で仕事しているんだ」と実感した。

鹿島が国内主要大会19冠を誇る強豪クラブに成長する中、全ての優勝に立ち会った。「言葉では言い表せない感動。しかも、その時その時で喜びが違う。19回も味わうことができて本当に幸せ」と振り返る。

最後の勤務は29日、県立カシマサッカースタジアムで行われるヴァンフォーレ甲府戦の当日券売り場。かわいい「息子たち」の勝利のため、「最後までちゃんとやる」と裏方に徹する。 (藤崎徹)


鹿島の功労者を送り出すチームである。
チケット担当の道免弘子さん。
これまで選手のわがままを聞いてきてくれた。
一番の思いでは2007年度天応杯の決勝とのこと。
柳沢敦のラストマッチを勝利で送り届けた。
素晴らしい試合であった。
このようなスタッフがいてこその鹿島である。
これまでありがとう。

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神戸、夢生に正式オファーへ

【神戸】鹿島・金崎獲りへ近く正式オファー
2017年7月28日6時0分 スポーツ報知


大岩監督(奥)が見つめる中、練習を行う鹿島・金崎

 神戸が獲得に乗り出している元日本代表FW金崎夢生(28)について、近日中に鹿島へ正式オファーを送る方針であることが27日、分かった。関係者によると、鹿島に獲得を目指す意思を口頭で伝えた24日に「近いうちにオファーを出させていただきます」と連絡を入れたという。リーグ戦9位からの逆転優勝を実現させるため、本気で鹿島のエースを引き抜く覚悟を示した。

 一方、鹿島は神戸から連絡を受けた24日、金崎と面談を持った。「放出できない」「必要性を訴えた」と慰留に努め、金崎からは「W杯に出ることを一番に考えたい」「鹿島に何の不満もない」と返答があったという。移籍成立にはクラブ間合意が必要だが、鹿島は金崎からの強い要望がない限り「応じるつもりはない」としている。金崎はこの日の練習後、オファーについて「嫌」と取材に応じなかった。


夢生の移籍問題の経緯について報じる報知新聞である。
7月24日(月)に神戸側から鹿島に「近いうちにオファーを出させていただきます」との連絡が入り、鹿島はその当日に夢生本人と面談を行った模様。
クラブとしては、必要性と放出できない旨を伝え、夢生からは「W杯に出ることを一番に考えたい」「鹿島に何の不満もない」との返答を得たとのこと。
やはり、夢生としては日本代表復帰が今現在最も重要なミッションなのであろう。
それを叶えるには、メディカルスタッフも優秀である鹿島に在籍することが良いのではなかろうか。
クラブとしては夢生の意向を確認できたことで、神戸のオファーは断ることとなる。
とはいえ、伊野波をして「明確な方向性、ビジョン、一体感があり」と言わせしめた神戸のプレゼンテーションに夢生の心が揺れることも考えられる。
いずれにせよ、近日中に正式オファーの報とその結果が報じられることであろう。
夢生が口車に乗らないことを祈る。


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植田、狙っていかないといけない

植田 4戦ぶり先発復帰ある!29日甲府戦へ意欲
明治安田生命J1第19節 鹿島―甲府 ( 2017年7月29日 カシマ )


甲府戦で4戦ぶりに先発する可能性が高まった鹿島DF植田
Photo By スポニチ


 太腿に痛みを抱えていた鹿島DF植田が、29日の甲府戦でリーグ戦4試合ぶりに先発する可能性が高まった。

 既に22日のセビリア戦で戦列復帰しているが、薄れた試合勘を自覚。「理想の動きには程遠い」と満足できなかった。再起を懸けたリーグ戦への出場は、6月25日の新潟戦以来約1カ月ぶり。練習では打点の高いヘディングを見せ「相手はセットプレーでの失点が多いとスカウティングでも言っていたので、狙っていかないといけない」と得点にも意欲を見せた。
[ 2017年7月28日 05:30 ]


甲府戦での先発が予想される植田である。
セビージャ戦では先発フル出場したが、「理想の動きには程遠い」と満足できなかったとのこと。
なんとか完封したものの、大きなピンチを迎えたことは紛れもない事実である。
セビージャのコンディションが整ってれば大敗もあり得た。
およそ1ヶ月の公式戦離脱は大きかった。
この試合より1週間、練習を重ね、植田の試合勘も戻ったことであろう。
甲府戦では、完封劇を演じ、更にゴールも狙いたいところ。
植田の高い打点にて甲府から得点を奪うのだ。
植田の躍動を期待しておる。

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大岩監督、見つめる眼

午前練習


紅白戦を中心とする午前練習を実施しました。


紅白戦を見つめる大岩監督である。
就任から駆け足で日程が進み、下位チームとの対戦、上位との過密日程と進み、セビージャ戦にて一区切り付いた感がある。
明後日の甲府戦に送り出すメンバーが現時点のベストメンバーと考えて良かろう。
主軸では、スンテと永木が負傷離脱中ではあるが、曽ケ端と健斗はそれを補っても余る活躍が期待できる。
セビージャとの戦いで知った、パススピードやポジショニング、スピードを鹿島が実戦するとき。
大岩監督の考えるサッカーをどう体現されるのかを確認したい。
甲府戦が楽しみである。

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甲府にも付け入るスキはあるはずだ

鹿島、世界体感後のJ
スペインの強豪クラブであるセビージャFCを2-0で下した鹿島の次なる相手は甲府だ。戦いの場はJリーグに戻り、ボールを支配される立場からボールを支配する立場へと180度変わる。この急激な変化にどれだけ早くアジャストできるかが、試合のカギとなりそうだ。

大岩 剛体制に移行してからの好調はまだ続いている。公式戦8試合で7勝1分と前節・FC東京戦に引き分けた以外は全勝だった中で、セビージャFCからも勝利をもぎ取った。この9試合で複数得点を奪えなかったのは明治安田J1第13節・G大阪戦のみと、好調な攻撃陣がチームをけん引している。特に、ペドロ ジュニオールは6得点を荒稼ぎ。持ち前の得点力を一気に爆発させている。今節も最注目の選手の一人だろう。

対照的に甲府は得点力不足に苦しんでいる。今季ここまで3勝7分8敗と、17位・広島、18位・新潟の2勝に次いで勝利数が少ない。それもそのはず、18試合を終えて総得点は『10』。新潟の12得点より低いリーグワーストに沈んでいる。得点力不足は深刻で、天皇杯を含む公式戦6試合連続で無得点が続いており、最後にゴールを挙げたのは約2ヵ月前のJリーグYBCルヴァンカップBグループ第7節・鳥栖戦(2-3)までさかのぼる。ウイルソンやドゥドゥという実績のある外国籍助っ人はそれぞれ1得点にとどまっており、そのこともまた得点力不足に拍車をかけているようだ。

今季前半戦の対戦は、第2節に甲府のホームである山梨中銀スタジアムで戦い、鹿島が1-0で勝利を収めている。63分にレオ シルバの強烈なミドルシュートで先制するも、後半アディショナルタイムにPKを与えて大ピンチを迎える。しかし、そこに立ちふさがったのはGKクォン スンテ。プレー中の癖からウイルソンのシュートコースを読み切り、結果的には鹿島が勝点3を手にしたが、甲府も勝点を手にする可能性を十分に示した試合だった。

しかし、そこから5ヵ月近くが経過したいま、かみ合っていなかった歯車はピタリとかみ合って回り始めた。いまの鹿島に漂う充実度は高く、選手の意欲も高い。特に、セビージャFCとの一戦で受けたインパクトは大きく、昨年末にレアル・マドリードとの戦いで感じた差を再び思い起こさせてくれた。その思いは、大岩監督の次の言葉に凝縮される。

「いまの自分たちの意識では縮まらない。もっともっと厳しい見方、サッカーに対する取り組み方、そういうものをあらためながらレベルアップする意識を持って、日々の練習に取り組んでいきたいなと思います」

いきなり誰かがうまくなったり、チームが強くなったりすることはないが、「変えようとしないと変わらない」(土居 聖真)のは間違いない。そうした思いを抱えて初めて迎える公式戦だけに、鹿島の選手たちのパフォーマンスは注目だ。

ただ、頭の中のイメージと実際のパフォーマンスを合致させるのは簡単ではなく、スキが生まれる要素でもある。甲府にも付け入るスキはあるはずだ。

[ 文:田中 滋 ]


「ボールを支配される立場からボールを支配する立場へと180度変わる」と記すJリーグ公式の田中滋氏によるプレビューである。
先日のセビージャ戦では、前からのプレスが機能せず、セビージャにいいようにパスを回される羽目となり、ブロックを作る守備にて守り切る戦いを行った。
今度の甲府戦では、鹿島がボールを持つ戦いとなろう。
安易に攻め急いで変なボールの獲られ方をすると危険となる。
しかしながら、ボールを大事にしすぎてもゴールが遠くなる。
このあたりのやり方をきちんとチームに染みこませられたかどうかが重要となる試合と言えよう。
力の差があっても、その通りの結果とならぬのがサッカーという球技の妙である。
それは、セビージャ戦にて鹿島が証明した。
この甲府戦で逆の結果をもたらさないことこそ肝要。
気持ちを高め、チャレンジする気持ちにて迎え撃ちたい。
楽しみな一戦である。

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猛獣へ。中断明けのJ1リーグ、土居の覚悟に目を凝らそう

猛獣使いから猛獣へ。25歳、土居聖真の覚悟「結果にこだわる」

シーズン後半戦、土居聖真の獲得に注目が集まる

中川文如
朝日新聞。2010、14年W杯、07、15年アジア杯などを現地で取材。ゆるくつぶやいています(ツイッターアカウント:@nakagawafumi)。


「もう、猛獣使いになるのはやめた。俺が猛獣になるよ」

 鹿島アントラーズの土居聖真が、意を決したように言った。22日の明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ・セビージャFC戦後のミックスゾーンだ。

 ドリブルと加速に非凡な才を秘めながら、強引より確実を選択しがちなアタッカー。コンディションを落とした影響もあり、J1リーグではここ3試合、ベンチスタートが続いていた。この夜も62分からの出場だった。

 一念発起、猛獣使いから猛獣へ。ペドロ・ジュニオールや金崎夢生ら、向こうっ気の強い攻撃陣を生かすつなぎ役に徹するのではなく、リスクを取って自ら仕掛ける。そんな変化を示すプレーが87分にあった。

 逆襲からこぼれ球を拾い、左タッチライン際を疾走。切り返してペナルティーエリアに進入。眼前には2人のDFがいたが、躊躇なく右足を振り抜いた。シュートはゴール左下へ。枠をとらえ、惜しくもGKにはじかれた。

 以前の土居なら近くの同僚にパスを戻していた場面。「ぐいぐい、いったでしょ? もう、失うものはないから。FWである以上、ゴールをめざす、結果にこだわる。そういう積極性が、やっぱり自分には足りなかった」

 ずっと、わかってはいた。

 我を出していい、出すべき場面で出せない。2013年にレギュラーに抜擢してくれた恩師、トニーニョ・セレーゾ監督からは「シュートは打たなきゃ入らない」と口酸っぱく諭された。周りを気づかえる性格がピッチでは災いし、自分で奪ったPKのキッカーを同い年の柴崎岳(現・ヘタフェ)に譲ってしまった試合も。「結局、土居聖真って選手は気持ちの問題なんです」。自虐的に嘆いたことがある。

 悩み、吹っ切れたと思ったら、またいつのまにか積極性が薄れていく。葛藤と戦いながら、気がつけば25歳だ。日本代表スタッフから熱い視線を注がれた時期もある逸材、もう若くはない。今度こそ。殻を破る、機は熟しているはずだ。

「いまは、すべてを前向きにとらえるようにしている。先発から外れたのも、新たなハングリー精神が芽生えるきっかけだと」。大岩剛監督から「体、重いんじゃない?」と言葉をかけられ、こう返したという。「また(先発で)使いたいって考えてもらえるように頑張るんで、平等に見てください」

 猛獣へ。中断明けのJ1リーグ、土居の覚悟に目を凝らそう。

文=中川文如


セビージャ戦後の聖真について取材したサッカーキングの中川氏である。
「もう、猛獣使いになるのはやめた。俺が猛獣になるよ」という言葉を引き出しておる。
これまで、FWとしては淡泊な印象をもたれがちだった聖真であるが、これからは強引さを前面に出していく旨を表明した格好である。
有言実行というわけではないが、試合終了間際には、左サイドをドリブルで切り裂き、切り返して左足でのシュートを放った。
枠を捉えたもののGKに弾かれたが、スタジアムは一気に盛り上がったことは言うまでもない。
聖真が「猛獣」となった瞬間である。
これからも多くのシュートシーンを魅せてくれよう。
聖真の躍動を楽しみにスタジアムに向かう。
楽しみな選手である。

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初代Jリーグ特命PR部女子マネージャー・足立梨花嬢誕生秘話

2010年 イレブンミリオンの遺産
シリーズ 証言でつづる「Jリーグ25周年」

宇都宮徹壱
2017年7月27日(木) 11:30

「新規ファン」と「女性ファン」の獲得という課題


今季の横浜FCの開幕戦にゲストとして招かれていた足立梨花。女子マネを「卒業」した今でも、Jリーグファンの間で「あだっちぃー人気」が衰える様子はない【宇都宮徹壱】

「当時は高校生でしたから、制服姿で(各スタジアムを)回っていましたね。実は最初、カズさん(三浦知良)のことも知らなかったんです(笑)。私、ぜんぜんサッカーのこと知らないけど、大丈夫かなーって。それでも引き受けたからには、まずは勉強しようと思って、日産スタジアムで横浜F・マリノス対セレッソ大阪を見たのが最初でしたね」

 屈託のない笑顔でそう語るのは、女優でタレントの「あだっちぃー」こと足立梨花である。「当時」というのは、『Jリーグ特命PR部女子マネージャー』に任命された2010年4月のこと。早いものであれから7年以上が経過し、制服姿の女子高生は大人の雰囲気を感じさせる人気女優へと成長していた。

 それにしても7年前には「カズさんのことも知らなかった」彼女が、ちょうどカズの50歳のバースデーだった今季の横浜FCの開幕戦にゲストとして招かれていたのも、今となっては感慨深い。キックオフ前にニッパツ三ツ沢球技場を笑顔で一周した彼女には、横浜FCのサポーターのみならず、対戦相手である松本山雅FCのサポーターからも「あだっちぃー、お帰り!」という温かい声援が発せられた。13年1月に女子マネを「卒業」してから4年半が経つが、今でもJリーグファンの間で「あだっちぃー人気」が衰える様子はない。


2010年Jリーグは「特命PR部女子マネージャー」というポストを新設し、足立が任命されることとなった【(C)J.LEAGUE】

「Jリーグ25周年」を、当事者たちの証言に基づきながら振り返る当連載。第6回の今回は、2010年(平成22年)をピックアップする。前述したとおり、この年に「Jリーグ特命PR部女子マネージャー」というポストが新設され、当時はまだ無名と言ってよい存在だった足立が任命されることとなった。一方でこの10年という年は、Jリーグ公式戦の年間入場者数を1100万人にすることを目標に掲げた『Jリーグ イレブンミリオンプロジェクト』の最終年にも当たっていた。

 もっとも一般的なサッカーファンにとっては、イレブンミリオンの結果よりも、この年に女子マネとしてデビューした足立の存在のほうが印象に残っていることだろう。そもそも「Jリーグ特命PR部」とは、イレブンミリオンの一環として、メディアの露出を高めて新規ファン(特に女性ファン)の開拓を目的としたプロジェクトであった。この「新規ファン」と「女性ファン」の獲得は、その後もJリーグにとって打開策の見えない課題であり続けている。その起点となった年こそ、今回取り上げる2010年であった。

4年間で観客数を24%アップするために


イレブンミリオンの誕生について、当時Jリーグのチェアマンだった鬼武健二は「ある会議で『サッカーは11人でやるんだから、イレブンでいこうや!』と言った」と述懐する【宇都宮徹壱】

 イレブンミリオンの誕生は、第3代Jリーグチェアマンであった鬼武健二の「イレブンでいこうや!」のツルの一声で決まった。鬼武の任期は、06年7月から10年6月まで。イレブンミリオンは07年から10年までの4シーズン。両者はほとんど重なっていた。プロジェクトのネーミングが決まった経緯について、鬼武はこのように回想する。

「当時(06年)の来場者数は、いくら足し算をしても900万人くらいしかならなかったんですよ。なかなか1000万にも届かない。そこで、ある会議で『でもなあ、サッカーは11人でやるんだから、イレブンでいこうや!』と言ったのは覚えていますよ」

 実はJリーグにとって、具体的な数値目標が設定されたのはイレブンミリオンが初めてであった。もっとも、いくら「サッカーは11人でやるから」といって、1100万人という設定はいささか突飛すぎたようにも感じられる。鬼武がチェアマンに就任した06年の実績が839万256人。目標の76%である。4年間で観客数を24%アップするというのは、かなり厳しいミッションであると言わざるを得ない。実際、当時を知るJリーグのスタッフも「頑張って背伸びをしようという感じはありましたね」と語っている。

 とはいえイレブンミリオンは、単にJリーグが「各自の努力で観客数を増やせ」と、各クラブの尻をたたいていたわけではない。のちに公開された資料によると、観客数24%増のためのアクションフローは、じっくりと腰を据えたものであり、なおかつ非常に大掛かりなものであったことが分かる。07年以降の主だった施策を抽出すると、イレブンミリオン公式マーク公募(決定は08年)、海外研修(欧州2回、米国1回)、J2クラブスタッフのJ1クラブ視察、観戦者調査など、かなりの予算がつぎ込まれていたことが分かる。また大掛かりなプロジェクトゆえ、地域やカテゴリーを超えたクラブ間での情報共有がなされた点も見逃せない(それ以前のJリーグでは、ほとんど見られない動きであった)。

 かくしてJリーグによる予算投下と各クラブの努力により、入場者数は年々伸びていくことになる。07年が887万8378人、08年が910万4221人、そして09年が957万1079人。ついには達成率87%にまでこぎ着けた。もっとも09年に関しては、試合数が過去最多の839試合となっていた事実は留意すべきだろう(08年は698試合)。これは18チームとなったJ2が、3回戦総当りを行ったためだ。ちなみに翌10年のJ2は、19チームの2回戦総当りとなり、総試合数は717試合に減少している。

最終節の西京極で見た光景


岩貞和明(右)と足立。「特命PR部女子マネージャー」は手探り状態からスタートした【宇都宮徹壱】

 Jリーグにとって「勝負の年」となった10年、新たな試みとして女性タレントを起用するプランが浮上する。まず、3月に「Jリーグ特命PR部長」として起用されたのが、当時売り出し中の木下優樹菜。しかし多忙を極めていた彼女は、TBSの『スーパーサッカー』に出演するのが精いっぱい。そこで新たに「特命PR部女子マネージャー」として白羽の矢が立ったのが、足立だった。足立は07年の『ホリプロタレントスカウトキャラバン』でグランプリに選ばれていたものの、当時は決して「売れっ子」というわけではなかった。彼女の起用について、Jリーグメディアプロモーション(JMP)の岩貞和明はこう語る。

「当時はまず『女性をターゲットにしよう』というのがあったのと、芸能人のブログが話題になっていた時期でもありました。ですから、自ら発信できる女性タレントということで、木下さんになったという経緯だったんですが、スケジュール的にも厳しくてスタジアムには行けなかったんです。であれば『稼動できる女性タレントがもう1人いてもいいよね』ということで、ホリプロさんから推薦されたのが足立さんでした」

 女子マネの設定やコンセプトに関しては、足立自身はもちろん、岩貞も「あまり深くは考えていなかった」。はっきりいって手探り状態からのスタートであったが、岩貞は一貫して「サッカーに関する難しい知識はあえて教えなかった」という。むしろサッカーにまったく興味がなかった現役女子高生が、いかにしてサッカーの魅力に触れてJリーグを好きになっていくのか、そのプロセスに力点が置かれた。もともと好奇心旺盛で勉強熱心な足立には、そうした自然なアプローチで正解だったようにも思える。


女子マネ就任1年目の最終節、足立は西京極で生涯忘れることのない光景に遭遇する【(C)J.LEAGUE】

 とはいえJリーグとしては、できるだけ迅速に足立の存在をサッカーファンに知らしめる必要があった。そこで女子マネ就任1年目に実施したのが、J1・J2の全37クラブ(当時)のホームゲーム訪問。だが、当時の足立は高校に通いながらタレント活動をしており、この年はワールドカップ(W杯)の中断期間もあったため、ミッション達成は容易ではなかった。それでも何とか36クラブのホームゲームを踏破し、最終節の12月4日に訪れたのが西京極。すでにJ2降格が決まっている京都サンガF.C.が、J1残留のためには絶対に勝たなければならないFC東京を迎えるという重要な一戦であった。結果は2−0で京都の勝利。ここで足立は、生涯忘れることのない光景に遭遇することになる。

「試合後は全クラブを回ったという達成感よりも、両チームが降格したショックのほうが大きかったですね。みんな悔しいはずなのに、FC東京のサポーターが『前を向いて選手たちを迎えよう』と言っていたんです。『サッカーって、なんてすごいスポーツなんだろう』と、あの時に思いましたね。それまで昇格とか降格って、ピンとこないところがあったけれど、1試合1試合の重みというものを、あの時に知ることができました」

イレブンミリオンをどう評価すべきか?


女子マネ1年目の頃、足立の一番の楽しみはスタジアムグルメだったという。スタジアムグルメが充実するようになったのはイレブンミリオンの成果のひとつだ【(C)J.LEAGUE】

 かくして、激動の2010年シーズンは閉幕。果たして、この年の総入場者数は目標の数字に達したのであろうか? 結果は、864万5762人。達成率は前年の87%から79%に後退した。やはりJ2の試合数が減ったのは大きかったようだ(1試合平均では前シーズンより650人増加)。とはいえ、この年に南アフリカで開催されたW杯での盛り上がりが、Jリーグの集客アップにつながらなかったという事実は重い。この年の6月でチェアマンを退任した鬼武は、自らが立ち上げたイレブンミリオンをこう総括する。

「自分の力不足は認めないといかんですな。各クラブの社長さんをはじめ、皆さんが一生懸命やってくれたんだけれども、やっぱり(1100万人には)届かなかったと。まあ、ざっくばらんに言って、最初から厳しいと思っていましたよ。でも、これをすることによって気付くことがたくさんあるはずだと。お客さんにしっかり向き合うことで、いろいろな策を講じていかなあかんと。(集客アップは)その積み重ねでしかないんですよ」

 かくして「特命PR部長」は、予定通りの1年で任期を満了したものの、「稼動できる女性タレント」ということで追加招集された足立が、結果としてサッカーファンとメディアに広く親しまれ、翌シーズンも引き続き女子マネとして継続するようになったのは、歴史の副産物である。足立の女子マネとしての仕事は13年まで3シーズン続き、「卒業」後はJリーグ名誉女子マネージャーとなった。その後の彼女の活躍については、ここに書くまでもないだろう。

 結局のところ、イレブンミリオンは失敗だったのだろうか? 数値目標が達成できなかった、という点においては確かに失敗であった。とはいえ、プロジェクトそのものが無意味だったかと問われれば、決してそうではなかった。なぜならイレブンミリオンの4シーズンを通して、各Jクラブがファンサービスの重要性に気付き、さまざまに工夫をこらした施策が行われたからだ。最も分かりやすい例が試合会場での食事。サッカーをまったく知らなかった女子マネ1年目の頃、足立の一番の楽しみはスタジアムグルメだったという。

「日本全国各地にクラブがあって、ホームスタジアムで各地の名物が食べられるんですよ。高校生だった時は、特に食べることが大事でしたから『あそこに行ったら、あれが食べたい!』みたいな感じで、毎週末が楽しみでしたね(笑)」

 足立は知る由もなかったが、各スタジアムのグルメが充実するようになったのはイレブンミリオンの成果のひとつであった。また、ホームゲームでの各種イベントで有名な川崎フロンターレが、アーセナルでの事例を参考に『算数ドリル』を作ったのも、イレブンミリオンでの海外研修がきっかけである。さらに言えば、Jリーグにスタジアムプロジェクトが立ち上がったのも、集客において「最後はどうしてもハードの問題にぶち当たる」というイレブンミリオンでの結論が大きく影響していた(当連載の「2016年」の稿を参照のこと)。イレブンミリオンの遺産は、今もJリーグの至るところで生き続けている。

<この稿、了。文中敬称略>


『Jリーグ特命PR部女子マネージャー』誕生秘話について記すSportsnaviの宇都宮氏である。
鬼武健二の第3代Jリーグチェアマンの「イレブンでいこうや!」というツルの一声で始まったの『Jリーグ イレブンミリオンプロジェクト』のあだ花として任命されたことが伝わる。
イレブンミリオンPJの最終年にてこ入れとして「Jリーグ特命PR部長」に女性タレントを適当に担当させ、機能しないと見るや、現地に行ける売れていない女子高生タレントであったあだっちぃーをバーターの追加で任命したとのこと。
背景を知ると大人の世界の代理店のいい加減な仕事ぶりと芸能界の汚さばかりが浮き上がって気分が悪くなる。
Jリーグチェアマンの無能さも。
しかしながら、ここで足立梨花嬢の踏ん張りによって、この悪しき仕事が花開いてしまうのもJリーグの持っている運であろう。
全国のスタジアムに通ううら若きタレントが、最初は全くサッカーを知らずとも、徐々に理解して、好きになり、語れるようになっていく様は、我らサッカーファンの一抹の清涼剤となったことは紛れもない事実である。
足立梨花嬢はそれぞれのスタジアムにてご当地グルメを食した。
これがまた、大きなヒットであったことはいうまでもない。
スタジアムに行けば、こんなに美味しいものがある、アウェイに行けば、こんな楽しみがある、と現地観戦の楽しさを伝えてくれたのは大きな功績と言っても過言ではなかろう。
実際に、『Jリーグ特命PR部女子マネージャー』誕生の元となった『Jリーグ イレブンミリオンプロジェクト』は失敗に終わっておる。
しかしながら、各スタジアムのグルメが充実するようになったのはイレブンミリオンの成果のひとつと言える。
これは、Jリーグ特命PR部女子マネージャー・足立梨花嬢の尽力の賜と言って良かろう。
現在はその地位をサトミキに譲っておるが、サトミキもまた、先輩に負けず劣らず奮闘しておる。
この先も、この特殊なポジションを上手に使ってJリーグを盛り上げていって欲しい。
期待しておる。

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シャルケ・篤人、愛娘にデレデレ

内田篤人、愛娘にデレデレ「だって、めっちゃくちゃかわいいんだもん」
2017.7.26

怪我から復帰し、次シーズンからいよいよ本格始動する、内田篤人選手が登場。結婚のこと、お子さんのことも熱く語ります。



サッカーも上手くてカッコよくて…。こんなに女子の心を掴んだサッカー選手が今までいたであろうか!! あの衝撃のカレンダーから約2年、久しぶりに内田篤人選手がアンアンにご登場です。しかも、なんとお父さんになりました。

――ご結婚、そしてお子さんの誕生、おめでとうございます(と言いながら、お祝いのプレゼントを渡すアンアン編集部一同)。

内田:え、マジですか? いいんですか? やったー! ホントうれしいです。いやぁ、お父さんうれしいなぁ(笑)。正直、自分にって何かをもらうより、子どもにどうぞ、って何かをいただくことが、こんなにうれしいとは思わなかった。父親になっての発見ですね。ハイ、取材頑張ります(笑)。

――ではまず、やはり2年前のアンアンから出したカレンダーのお話を(笑)。ちょっと肌を見せていただいたりしたおかげで、随分話題になったのですが、何か感想はありますか?

内田:あれねぇ…。あ、今思い出した。今だから言いますけど、俺、イヤだったんですよ、脱ぐの(苦笑)。写真撮られながら、「俺、なにやってんだろう…」って、たまに冷静になったりしてたし。でも、娘にプレゼントもらったから、もう1回、脱ぎましょうか?(笑)

――あ、いえ、結構です。内田篤人、結構現金な人だった(笑)。

内田:アハハ(笑)。まあ発売されたときには、もうドイツに戻ってたから、正直そんなに反応とか、俺の耳には入ってこなかったんですけどね。でも、女の人、こんなの見たいんだ~? って感じですけどねぇ、本当に。う~ん…。

――’15年は、アンアン本誌の特集でもインタビューをさせていただいているんですが、そのときに、「結婚、そのうち俺、サクッとしちゃうと思うよ」とおっしゃってたのが印象的で。その後、本当にサクッとしちゃいましたね。

内田:あー、そんなこと言ってましたか。フフフ。しましたね。

――結婚願望は強いほうだったんですか?

内田:いや、そこは別に。まあ年齢的にはそういうもんかなぁ、とは…。というか、僕と奥さんは小・中学校の同級生なんですけど、付き合うことになったときに、奥さんに、「幼なじみ同士でそういうことになるってこと、しかも年齢が年齢なわけだから、どういうことになるのか、意味わかる?」って言われまして。僕らは結構大勢で仲が良かったんで、その関係性も崩れちゃうかもしれないわけだから、「そういうことも、ちゃんと全部わかってる?」って。で、僕が「ハイ、わかってます」と(笑)。

――実際、幼なじみの皆さんは、内田さんと奥さんが結婚したということに関しては、なんとおっしゃいました?

内田:「そうじゃないかなーと思ってた」みたいなことを言われました。



――もうご結婚しているので、こんなことを聞くのもなんですが、好きな女性のタイプってどんな感じだったんですか?

内田:女々しくない人。ベタベタするのとか、すごく苦手なんです。俗に言う、“女の子っぽい”みたいな格好とか、振る舞いとかが、すごい苦手だし、なんか面倒くさそうな気がして…。サバサバしてて、Tシャツにデニム、みたいな感じが一番好きですね。で、こっちに寄りかかりすぎない人。

――奥さんもそういう感じ?

内田:はい。子どもが生まれる前、 ドイツの家にいるとき、彼女が“外行きたいな”って言っても、俺はゲームしたいから、“行ってくれば?”って言うと、一人でスタスタ出かけていくようなタイプ。でも今は必ず一緒に行きますけど。

――その変化はなぜ?

内田:だって娘も行くから。そしたら絶対、俺も行きたいもん(笑)。

――さっきから、お嬢さんの話をするとき、めちゃくちゃ目尻が下がる&口角が上がってますよ。

内田:だって、めっちゃくちゃかわいいんだもん、うちの子。でも俺、もともと子ども好きだから、自分に子どもができたら、こうなるだろうなぁとは思ってましたけど、正直想像以上(笑)。今一番楽しいのは、娘を自分の脚の上に乗せながら、ゲームをやること。ちっちゃい手で、コントローラーを取ろうとするんですよ。それがもうねぇ、かわいいの。ゲームやって、泣いたらおもちゃ渡して、またゲームやって…ってやってます。

◇うちだ・あつと 1988年生まれ、静岡県出身。高校卒業後鹿島アントラーズに入団、即スタメン出場し話題に。’10年よりドイツ・ブンデスリーガのシャルケ04に移籍。’07年より日本代表に選出され、’14年のブラジルワールドカップに出場。以降、右膝の怪我の治療に専念し今年復帰。7月にシャルケのテストマッチで2ゴールを決め、話題に。
◇シャツ¥60,000 パンツ¥65,000 靴¥67,000(以上ニール バレット/ニール バレット GINZA SIX TEL:03・3572・5216)

◇地元静岡に、怪我をしたときのケア、怪我を予防する体の使い方を学べる「ウチダラボ」を6月にオープン。いわゆる“スポーツジム”的にも使えるところが嬉しい。「普段僕らを教えているスタッフがいるので、一般の方にはすごく新鮮なプログラムだと思います」(内田さん)。詳しくはhttp://uchida-lab.net

※『anan』2017年8月2日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・鈴木 肇 ヘア&メイク・池上 豪

(by anan編集部)


シャルケの篤人にインタビューを行ったanan誌である。
女性誌らしく、結婚観・女性観について鋭く突っ込みを入れる。
篤人は素直に答えつつも、愛娘への感情を強く語る。
良きパパであることが伝わってくる。
娘のためにももう一働き。
シャルケにてポジションを得、代表復帰を果たして欲しい。
期待しておる。

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今季はこれまで以上にハンパない大迫にお目にかかれるかもしれない

ケルン大迫勇也が開幕前から
ハンパなく好調。「新しい相棒が楽しみ」

了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 プレシーズンの様子を見ていると、大迫勇也(ケルン)のコンディションは上々という以外のなにものでもないようだ。今季の目標を聞くと、ズバリこう答えた。

「もちろん2桁得点。取らないと、ですよね。狙っていきます」

 大迫がここまで明快に目標を言い切ったことがあっただろうか。


練習試合にフル出場、好調ぶりがうかがえる大迫勇也(ケルン)

 昨季はリーグ戦30試合に出場して7得点。シーズンの前半はFWでの起用が続いた。意識的に引いて守備をしないことで、チームメイトにFWとしての存在感を印象づけていったことが功を奏した。だが、中盤にケガ人が続出するとポジションは下がり、ボランチを任されることもあった。

 ペーター・シュテーガー監督はシーズン中、そんな大迫のセンスのよさや器用な働きぶりについてたびたび言及した。大迫自身も「このポジションならやらない、とか言っていても始まらない」と割り切ってチームに貢献。さらに信頼は増していった。

 大迫はFWとして出場するにしても「あくまで2トップで。1トップをやるなら、モデストにはかなわない」と言う。大迫は大柄でフィジカルの強いストライカータイプのアントニー・モデストへのリスペクトを常に口にしていた。昨季のチーム内得点王はそのモデストで、34試合15得点だった。

 だが、そのモデストは紆余曲折の末に天津(中国)へと移籍してしまい、後釜にはマインツで武藤嘉紀とコンビを組んでいたジョン・コルドバが加入した。大迫は今季、そのコルドバと2トップを組むことになるだろう。

 1次キャンプを終え、ケルンに戻ってきて2試合行なわれた練習試合では、まだコルドバとのコンビネーションを試すには至っていない。最初のKFCウアディンゲン戦に大迫はフル出場。疲れを見せることなく走り回った。決めることはできなかったが、惜しいシュートも放ち、笑顔で引き上げてきた。

「今シーズン初めての試合だったし、ずっと激しいトレーニングをしている中で、悪くなかったんじゃないですか?」

 内容を気にする必要がないというのには理由がある。

「まだチームとしても身体づくりの段階なので。ずっと2部練習をしているし、走り込みもしているので、こんなもんかなと。動き出しはまだ少ないですけど、自然と出てくるものなので、ポジティブに考えています。メンバーも主力とサブがまだミックスしてる状態ですからね。意思疎通、ボール回しもスムーズじゃないので、見るところも全然違う。大変ですけど、しっかり出るべき選手が出れば、大丈夫だと思います」

「コルドバと早くやってみたいです。やってみないとわからない。ただ後ろの選手は僕のことをわかってくれる選手が多いので、ゴール前に入ってゴールをどんどん狙っていきたいです」

 今季、ヨーロッパリーグ(EL)も控えるケルンでは、持久力、スタミナを重視したトレーニングを行なっている。大迫が言うように、2部練習や走り込みを例年よりも増やした。その2日後に行なわれたブラウンシュバイク戦では、大迫はベンチ入りしたものの出場はなかった。

「ずいぶん前から出ないと決まっていたんです。監督は平等性が大事だと言っていて」

 各選手が平等に90分間のプレーを経験するという調整方法をとっていると、シュテーガー監督は選手たちに説明したという。そしてこの試合をベンチで眺めた大迫は、この日フル出場したコルドバに好印象を受けていた。

「結構面白そうですけどね、コルドバ。意外と動く量があったし。(モデストとの関係とは)違いますよね。彼は起点も作れそうだから、僕ももうちょっと前にいけるかな。そこはやりながらですけど、新鮮な感じで楽しみです」

 ELといえば、チャンピオンズリーグに比べて遠方への移動も多く、特に小規模クラブの場合、その過密日程によりリーグ戦にしわ寄せが来ることはままある。そこに日本代表の試合が加われば、身体的な負担は相当なものだ。だが、大迫は楽観視している。

「(大変なのは)移動だけですよね。でも、チームがスムーズにすると言ってくれている。代表も、8月でしっかり終われば、大変なこともないと思う。今は楽しみですね。しんどいという捉え方よりも、ポジティブです」

 笑顔で前向きに話す様子からは余裕すらうかがえる。今季はこれまで以上にハンパない大迫にお目にかかれるかもしれない。


ケルンの大迫について取材したSportivaの了戒女史である。
プレシーズンから好調を維持しておるとのこと。
これは重畳。
2TOPの相方が変わっても、問題なく対応してくれよう。
「結構面白そうですけどね、コルドバ。意外と動く量があったし。(モデストとの関係とは)違いますよね。彼は起点も作れそうだから、僕ももうちょっと前にいけるかな。そこはやりながらですけど、新鮮な感じで楽しみです」と語る。
今季はELの戦いも待っておる。
欧州にて活躍する大迫の勇姿が楽しみで仕方がない。
ゴールを期待しておる。

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スペインの強豪に勝っても緩みなし。常勝・鹿島のJリーグ後半戦に期待大!

スペインの強豪に勝っても緩みなし。常勝・鹿島のJリーグ後半戦に期待大!
[2017年07月27日]


強豪セビージャに対して、鹿島は植田ら守備陣が粘り強く守って無失点で勝利した

鹿島アントラーズがヨーロッパチャンピオンのレアル・マドリードを相手にギリギリまで追い詰めて称賛を浴びたのは昨年12月18日に行なわれたFIFAクラブワールドカップ決勝戦でのこと。

あれから半年以上の月日が流れ、7月22日、鹿島はそのレアルと同じスペインリーグの強豪セビージャと「Jリーグワールドチャレンジ」の舞台で対戦した。


* * *

セビージャは2013-2014シーズンからヨーロッパリーグで前人未踏の3連覇を達成、昨シーズンのスペインリーグでも優勝したレアル、2位バルセロナ、3位アトレティコ・マドリードというスペインの3大クラブに続き、4位に食い込んでいる。

多くのサッカーファンは「あのレアル・マドリードを延長戦での決着にまで追い詰めたアントラーズがセビージャ相手にどこまでやってくれるのか?」と、その勝利に期待したはずだ。すると、その期待通りのパフォーマンスを見せて2-0のスコアで勝利。スタンドを埋めた約2万8千人の観衆が歓喜したのは言うまでもない。

その一方で、試合後の選手や監督がこの試合内容を冷静に捉えていたことが印象的だった。

「状況的に自分たちが有利なのはわかっていましたし、相手も遠い日本まで来てまだ身体(コンディション)もできてない状態。そこで僕たちは負けるわけにはいかなかったので、結果が出たことは良かったと思います」

こう語ったのはセンターバックとしてフル出場を果たした植田直通だが、確かに現在シーズン中のアントラーズと、シーズン前でキャンプ中のセビージャとではコンディション面で圧倒的な違いがある。

しかもセビージャは昨シーズンに指揮を執ったホルヘ・サンパオリ前監督からエドゥアルド・ベリッソ新監督にバトンタッチし、新シーズン開幕に向けたチーム作りは始まったばかり。「負けるわけにはいかない」とコメントした植田の真意もそこにあったようだ。

これについては、敗れたセビージャの指揮官ベリッソも「この10日間はハードなフィジカルトレーニングを積んできた。今日は前半と後半で違いが見られたが、そこには疲れといった要因があったと思う」と、多くの選手のコンディションが万全ではなかったことを認めている。

しかしベリッソ監督が語ったように、前半のセビージャは急激に運動量が低下した後半と違ってハイレベルなサッカーを見せていたのも事実だ。

とりわけ前半20分過ぎあたりからはほとんどボールをキープし、アントラーズ陣内でプレー。「前半は僕たちが走らされてしまって、なかなか(ボールを奪うのが)難しかった」とは試合後の植田のコメントだが、なんとか前からボールを奪いたいと必死に動き回るアントラーズの選手をあざ笑うかのように的確なポジショニングをとって正確なパスを次々とつなぎ、レベルの高さを披露していた。

そこで戦略を変えて対応したのが、アントラーズの大岩監督だった。

「奪った後の攻撃の質、ファーストプレーの質、判断の質、ポジショニング、そういうものがよくなかった。理由はボールを奪った後にスピードアップしすぎてしまったから。そのためにボールロストも多かった」と、ボールを奪えない状況を分析し、無理に前からボールを奪いにいかず、守備ラインを下げて落ち着いて守り、カウンターを狙う戦略に切り替えた。

もちろんセビージャ側の疲労はあったが、この戦略変更の影響によって、後半の鈴木優磨の2ゴールが生まれたことは間違いないだろう。

しかも試合後の大岩監督は、勝利という結果に焦点を当てず、あくまでも自分たちのレベル差に着目。早速、試合直後、選手たちに今後の成長を促す言葉をかけたという。

「自分たちもあのレベルにならないといけない。昨年、レアル ・マドリードとああいうゲームをした後に評価をしてもらいましたが、決定的な差を感じていました。今回、その差を縮めるどころか広がったのではないか。(選手たちには)そういう話をしました」

試合後の会見で開口一番「セビージャの強さをまざまざと見せつけられたゲームでした」と振り返った大岩監督。日頃経験できないヨーロッパのクラブチームとの対戦を無駄にすることなく、真剣に戦い、勝負にこだわり、その上で試合内容にスポットを当てて選手のさらなる意識改革につなげるあたりは、とても新人監督とは思えない隙のなさと言える。

試合後、決勝点を決めた鈴木は欧州への挑戦を口にし、植田も普段戦っている「Jクラブとの試合と違った楽しさがあった」と振り返った。常に高みを目指す常勝アントラーズの伝統は、指揮官のみならず選手たちにも宿っていることが、このセビージャ戦を終えた後、改めて痛感させられる。

今年から設けられたJ1の「サマーブレイク」が終わり、今週末からリーグ戦がリスタートする。1試合消化の多い首位セレッソを4ポイント差で追うアントラーズは現在、2位。この試合で得た刺激と経験がさらにどう変化を及ぼすのか。

後半戦は、ますますアントラーズから目が離せない。

(取材・文/中山 淳 撮影/松岡健三郎)


セビージャ戦を取材した週刊プレイボーイの中山氏である。
一般雑誌に取り上げられるほどに大きな勝利であったこと、そしてこの勢いをJリーグ後半戦へ繋げて欲しいというコメントも重要である。
無駄な過密日程を招くだけと思われたサマーブレイクを有意義に使うことが出来た。
この経験とそして休養を価値あるものととし、優勝を目指す。
後半戦が楽しみである。

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源、僕らの仕事が大事になる

昌子 甲府の速攻を警戒「僕らの仕事が大事になる」
明治安田生命J1第19節 鹿島―甲府 ( 2017年7月29日 カシマ )

 鹿島のDF昌子が、29日にホームで迎え撃つ甲府の速攻を警戒した。

 スペインの強豪セビリアを2―0で下した22日の試合と「全く逆」の戦いになると予想。セビリア戦ではボールを保持される時間が長かったものの、全体が連動した守備でしぶとく耐え続けた。一方で、堅守速攻のスタイルを持つ甲府相手では、鹿島のポゼッション率が上回る可能性が高い。「FWドゥドゥ、FWウイルソンが引っ張る」と想定する速攻を許せば、DF陣に負荷が集中するだけに、「僕らの仕事が大事になる」と話した。
[ 2017年7月27日 05:30 ]


甲府を警戒する源である。
堅守速攻が身についている甲府は、ゴール前を固め、前戦の助っ人外国人に託すという戦法で来ると思われる。
ポゼッションで上回ることが想定されるため、前掛かりになったところを狙われると、CBが攻撃を受けることとなろう。
ここは源を中心としたDFが踏ん張るところ。
怖い甲府FW陣を封じ込め、勝利に導くのだ。
躍動を期待しておる。

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神戸、夢生獲得に動く

【神戸】鹿島のエース金崎獲り!逆転優勝へポドルスキ、ハーフナーに続く補強
2017年7月27日5時0分 スポーツ報知


神戸が獲得を目指す鹿島・金崎

 サッカーJ1・神戸が元日本代表FW金崎夢生(28)=鹿島=の獲得に動き出していることが26日、分かった。正式オファーに至っていないが、すでに鹿島側に獲得を目指す意思を伝えている。神戸は今夏、元ドイツ代表FWポドルスキ(32)、元日本代表FWハーフナー・マイク(30)と2人のストライカーと契約するなど、大型補強を敢行。悲願のJリーグ制覇へ向けてさらなる補強を目指す考えだ。

 神戸が逆転優勝へ向けてさらなる戦力上積みを目指す。神戸の関係者はFW金崎獲得への動きについて「(獲得)リストに入っている」と認めた上で「(前線に)個人で打開できる選手が必要だと考えている。逆転優勝に向けても、さらなる戦力が必要になる」と明かした。金崎の獲得交渉には所属クラブの許可が必要になることから、鹿島にも口頭で獲得を目指す意思を伝えたという。

 J1初制覇を目標に掲げた今季、18試合を終えた時点で9位。その一因が得点力で、20得点はJ1で13位に低迷する。今夏には元ドイツ代表の英雄FWポドルスキをトルコ1部ガラタサライから獲得。オランダ1部デン・ハーグに所属していた194センチの長身FWハーフナーの獲得にも成功したが、首位C大阪との勝ち点16差を引っ繰り返すために、鹿島のエースも必要という判断に至った。

 歴史が浅いJリーグでは、シーズン途中に上位クラブのエースを引き抜く発想はなく、獲得を打診するだけでも異例中の異例。国内移籍の主力獲得には通例、億単位の移籍金がかかり、金崎の移籍金も数億円に上るとみられる。それでも、神戸の巻き返しへの思いは強く、夏の移籍可能期限8月18日まで獲得を画策する。三重出身の金崎は、滝川二高(兵庫県)卒で神戸ともゆかりはある。

 金崎は今季、両足首の痛みで先発を外れる試合も多い中、リーグ戦15試合5得点を記録。一人でボールを運び味方の守備負担を減らせるプレーが持ち味で、数字には表れない部分のキープ力、縦への推進力、運動量などで依然として貢献度の高いプレーを続けている。日本代表から遠ざかっているが、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)からも常にマークされる存在。鹿島としては放出するつもりはないが、資金力を誇る神戸がそこを切り崩せるか、注目が集まる。

 ◆ヴィッセル神戸 1966年創部の川崎製鉄水島サッカー部が前身。95年に改称し、97年にJリーグ加盟。ヴィッセルは英語の「勝利(VICTORY)」と「船(VESSEL)」の造語。2004年に楽天グループのクリムゾンフットボールクラブに営業権を譲渡。楽天は、7月からバルセロナと4年総額2億2000万ユーロ(約286億円)のグローバル・スポンサー契約を締結。最高成績は昨季の7位。05年と12年にJ2降格。
 ◆金崎 夢生(かなざき・むう)1989年2月16日、三重・津市生まれ。28歳。兵庫・滝川二高から2007年に大分入り。10年に名古屋、13年にドイツ1部ニュルンベルク、13年途中からポルトガル2部ポルティモネンセに所属。15年に鹿島に期限付き移籍し、翌年に完全移籍。J1通算223試合出場40得点。国際Aマッチ10試合出場2得点。180センチ、70キロ。血液型A。独身。


夢生獲得を狙うヴィッセル神戸である。
既に口頭では鹿島に獲得の意思を伝えておるとのこと。
これは寝耳に水。
なんとしても阻止して欲しい。
夢生とは、2016年に4年契約を結んでおると報じられており、契約が2年半ほど残っておる。
大きな違約金が課せられておるはず。
とはいえ、ポドルスキーを獲得するほどの潤沢な資金を持つ神戸としてはそれは障害とならぬと思われる。
それ以上に優勝候補である鹿島からエースを引き抜くことによって戦力を大幅ダウンさせることは目的の一つであろう。
また、夢生自身は「移籍するなら海外、国内なら鹿島でプレイする」と口にしておることから、金銭では動かぬと考えたい。
しかしながら、神戸は2011年末に当時絶対的レギュラーであった野沢を引き抜いた過去がある。
安心することはとうてい出来ぬ。
大分時代から狙い続け、海外志向の強い夢生を説得し完全移籍にて獲得した夢生を残留させるという大きなミッションがここで発生した。
鹿島フロントの力を見せて欲しい。
夢生の去就に注目である。

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松本山雅・ダヴィ、ゴールはもちろん、前線でのキープやボール奪取を見せていきたい

[松本]J通算96得点。実績十分の点取り屋、新加入FWダヴィが松本での決意を語る


 7月21日、松本はFWダヴィの獲得を発表した。開幕からここまでの戦いを振り返り、チームの課題解消に力点を置いての戦力補強を進める中で、Jリーグでの豊富な実績を誇るストライカーに白羽の矢を当てた形だ。

 昨年末に甲府を退団し、以降は未所属の状況が続いていた。実戦機会から半年以上離れていた点は不安材料だが、メディカルチェックの結果、けがなどはなく、体脂肪率なども悪くない数値が出たとのこと。あとは試合勘を取り戻すことが重要で、本人も「たとえ少しの時間であっても試合に出られるように最大限の努力をしていきたい」と前向きにトレーニングに励んでいる。

 対戦相手という立場から見た松本の印象について「堅い守備についてはトレーニングからも高い要求をされている」と語り、「ゴールはもちろん、前線でのキープやボール奪取を見せていきたい」とチームの一員として与えられた役割をまっとうする覚悟だ。

 Jリーグでプレーした過去9シーズンのうち、6シーズンで二ケタ得点を記録している点取り屋は、日本で5チーム目となる松本で、どのような爪跡を残してくれるのか。

(松本担当 多岐太宿)


松本山雅に加入したダヴィについて取材したBLOGOLAの多岐太宿氏である。
ダヴィの意気込みが伝わってくる。
「たとえ少しの時間であっても試合に出られるように最大限の努力をしていきたい」と練習に励む姿勢を口にする。
そして、松本山雅の印象について「堅い守備についてはトレーニングからも高い要求をされている」と語っており、厳しいトレーニングを予想しておる。
松本山雅の戦術タスクを身に付け、出場機会を掴むのだ。
活躍の報を待っておる。

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ドルトムント・パク・チュホ、移籍交渉中

香川同僚の韓国代表DF、複数の伊クラブと交渉中。ギリシャ移籍の可能性も
2017年07月26日(Wed)11時20分配信
photo Getty Images


ドルトムントに所属するパク・チュホ【写真:Getty Images】

 ドルトムントに所属する30歳の韓国代表DFパク・チュホに対して、イタリアの複数のクラブが関心を示しているようだ。26日に韓国紙『朝鮮日報』が報じている。

 同紙がイタリアのサッカー専門メディア「TMW」について伝えている情報によると、イタリアのクラブがパク・チュホの獲得に興味を持っており、複数のクラブと交渉を行なっているとのこと。また、ギリシャ1部のAEKアテネに関する移籍話も浮上している。

 パク・チュホは2015年夏にマインツからドルトムントへ移籍。ただ、加入初年度からポジションを確保することは出来ず昨季は公式戦4試合の出場だった。現在、アジアツアーを行なっているドルトムントはパク・チュホを招集しておらず、事実上の戦力外となっている。

【了】


移籍が噂されるドルトムントのパク・チュホである。
パク・チュホは、今夏のアジア・ツーに招集されておらず、事実上の戦力外となっておるとのこと。
イタリアやギリシャのクラブが興味をしてしておるとの報があり、移籍が既定路線のように報じられる。
左サイドの職人を獲得するのはどこになるのであろうか。
パク・チュホの去就に注目である。

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町田・平戸、優磨から刺激

[町田]平戸太貴、オフに先輩・鈴木優磨からさらなる刺激


 前節、敵地での岐阜戦で町田移籍後、リーグ戦初先発を果たし、Jリーグ初ゴールまで決めた平戸太貴が、世界を震撼させた男から大いなる刺激を受けた。

 うれしいJ初ゴールを決めた平戸の下には、その報せを聞いた彼の友人や家族、期限付き移籍元である鹿島の選手たちから多くの「おめでとう」とのリアクションが届いたという。そして、祝福の声を直接聞けた選手が、岐阜戦と同日に開催されたJリーグワールドチャレンジでスペインのセビージャから2得点を奪った鈴木優磨。町田は岐阜戦の翌日から2日間のオフがあったため、平戸はそのオフを利用し、鈴木らと食事に出かけたという。

「優磨さん(鈴木)には直接『おめでとう』と言ってもらえました。セビージャ戦の話も聞けましたし、刺激になりました」と平戸。岐阜戦後のミックスゾーンで鈴木がセビージャから2点を取ったことを伝え聞くと、「やっぱりすごいですね」と語っていた。そんな尊敬する先輩からの祝福の声は、相当うれしかったようだ。

 ちなみに、一世を風靡している鈴木のクリスティアーノ・ロナウドを真似たゴールパフォーマンスについて、平戸は「まあ、いいんじゃないですか」と多くを語らなかった。

(町田担当 郡司 聡)


オフを利用して優磨と食事に行った町田の平戸である。
岐阜戦では初先発初ゴールと祝いが重なり、優磨からも「おめでとう」と祝福されたとのこと。
共にユースにて戦った一つ違いの先輩からの言葉は強く心に刺さったことであろう。
この刺激を胸に更なる活躍を望む。
平戸の成長は鹿島の将来に直結する。
期待しておる。

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常勝・鹿島アントラーズに学ぶ「勝ち続ける組織文化」

常勝・鹿島アントラーズに学ぶ「勝ち続ける組織文化」
2017/7/25

幸運なことに、日本での夏休み中に、「Jリーグワールドチャレンジ2017」が開催され、Jリーグが世界に誇る鹿島アントラーズと、スペインはラ・リーガの強豪セビージャとの試合が行われましたので、7月22日に観戦に行ってきました。
日本サッカーの現在位置を探るうえで、大変勉強になりましたので、下記に今回の学びを記します。

地域に根付くJリーグ

都内から1~2時間程度で車で行けるため、車で行ったのですが、鹿嶋市に近づくに連れて改めて気づきました。周りにはあまり何もなく、地方の都市とも呼べぬような、人口が6万7000人くらいのとても小さな町だということ……。
そこに、突如、素晴らしいサッカー専用スタジアムが出現するわけです。もちろんスタジアムだけではありません。いったん鹿嶋市に入ると、そこかしこにサッカーの息吹が感じられます。
そして、何より感銘を受けたのは、こんなほとんど何もないようなところ(申し訳ありません、鹿嶋市の方には失礼な表現ですが……)に、最多優勝をはじめJリーグにおいて圧倒的な戦績を誇る常勝軍団・鹿島アントラーズが君臨しているということです。
これもひとえに、鹿島アントラーズ関係者による並々ならぬ努力の賜物だとは思いますが、そもそも1993年にJリーグが始まらなければ、鹿島アントラーズは存在すらしなかったかもしれないのです。
7月10日に、「Jリーグのビジネス戦略」というNewsPicksのイベントが開催され、Jリーグの村井満チェアマンと一緒に登壇したのですが、「サッカーが文化として人々の生活に根付き、地域の人々の生活を豊かにすることができれば理想」といったようなことをお話しされていました。
鹿島の例は、まさにその成功例だと思います。
ただサッカーの1試合を見るために、鹿嶋市の人口のおよそ半分にあたる約3万人が茨城県立カシマサッカースタジアムに集まっているのを見て、改めて感銘を受けました。

世界のサッカー界が急速な勢いで成長を続けているため、Jリーグも変革を続けていかなくてはいけないのは自明ですが、地域の象徴として深く根付いたクラブを目指してきたJリーグの方向性は間違っていないし、そういう意味では「過去25年のJリーグの歩みは成功だ」と、改めて実感した夜となりました。

Jリーグワールドチャレンジ

今年からJリーグ主導で始められた「Jリーグワールドチャレンジ」ですが、素晴らしい試みだと思います。
日本サッカーのファンにとっては、UEFAヨーロッパリーグ3連覇やUEFAチャンピオンズリーグでも活躍するラ・リーガの強豪セビージャ相手に、鹿島アントラーズが金星をあげたので、素晴らしい結果となりました。
しかし、何よりもうれしかったのは、試合後の監督や選手たちのコメントです(「サッカーダジェストweb」参照)。金星に浮かれることなく、実際に対戦してわかる欧州サッカー強豪との「差」を肌で感じて、今後の成長に生かそうという姿勢です。
特に、前半はJリーグでは経験できないほど鹿島はボールを回されていましたし(「サッカーダジェストweb」参照)、鹿島の中盤のダイナモであるブラジル人選手レオ・シルバ以外は、フィジカルを含めてあまり対応できていない感じでした。
セビージャは、夏休み明けでシーズン開幕前の調整中であり、時差ボケもある中、地中海性気候の欧州とは異なる不慣れな日本の高湿度に苦戦して、当然ながら欧州で普段見ているセビージャではなかったですが、それでも選手交代の影響やアジア遠征の疲れが出てくる前の前半は、質の高いサッカーを披露していました。
あのような、Jリーグでは経験できない強い相手との試合を繰り返していかないと、日本サッカーが世界の強豪入りすることはかなわないと思うので、「Jリーグワールドチャレンジ」を続けるのはもちろんのこと、似たような国際試合の機会をもっと増やしていってほしいと思います。

ジーコが鹿島に植え付けたイズム

相手は本調子ではなくあくまでも親善試合にすぎないですし、また前半は「差」を見せつけられたにもかかわらず、最終的には勝利という「結果」を残す鹿島は、やはりすごいと改めて実感しました。
選手やスタッフの方々と話しているとすぐにわかるのですが、とにかく鹿島アントラーズの人たちは、浮ついたところがなくどこかピシッとして芯が通っているのを感じます。
何て言えばいいのかわかりませんが、あえて言うなら、「勝者のメンタリティー」というか「勝ち続けるチームの組織文化」でしょうか。
20年以上にわたる海外生活で、シリコンバレーのIT企業、欧州やアジアのサッカー組織やメディア会社などさまざまな分野で世界に冠たるトップ組織を見てきましたが、どの組織にも共通して、「勝ち続けるチームの組織文化」みたいなものがあります。
結果を出すことに対して妥協を許さないプロたちが集まり、浮ついた心を許さない「緊張感」が組織内に存在して、皆が共通の目標に向かって日々切磋琢磨している組織文化です。
以前読んだアメリカのビジネス書ベストセラーに、「勝ち続ける組織には、勝ち続けるための会社文化や組織文化が必要である」「組織文化は、最初の数週間か数カ月で築き上げられ、いったん根付いてしまうと変革することが容易ではない」というようなことが、書かれていました。
鹿島の場合は、Jリーグが始まる前のまだアマチュアチームだった初期に、先人であるジーコが「プロフェッショナリズム」と「勝者のメンタリティー」をチームにたたき込み、25年以上にわたって「ジーコイズム」という「勝ち続ける組織文化」が脈々と受け継がれてきたのだと思います。
しかし、まさに言うは易く行うは難しであり、人口たかが6万7000人くらいの地方都市に突如創られたJリーグチームが、初期に「勝ち続ける組織文化」を築き上げ、25年以上にわたって常勝軍団として君臨しているのは、とてつもない偉業です。
サッカーのみならずスポーツを通した地域創生を目指す地方都市にとって、大変参考になる成功モデルだと思いますので、NewsPicksでも今後、鹿島の「勝ち続ける組織文化」づくりを取り上げていきたいですね!


鹿島について記すNewsPicksの岡部恭英氏である。
欧州に住みCLにも精通したマーケティング界の人間にとってJリーグの鹿島というクラブは異質に映った様子。
とはいえ、実績を素直に受け止め、これが日本サッカー界を牽引するクラブとして認めるところに、ワールドワイドな目を感じる。
この偉業を岡部氏の言葉から多くの民に知って欲しい。
今後も多くの誌面を割いて欲しいところ。
楽しみにしておる。

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増田誓志、日本復帰へ

元代表MF増田誓志、日本復帰へ…UAEクラブが双方合意での退団発表

増田誓志が国内復帰へ(写真は2014年、大宮でのプレー) [写真]=Getty Images

 UAEのアル・シャールジャは25日、元日本代表MF増田誓志との契約を双方合意の下で解除したと発表した。クラブ公式ツイッターが伝えている。

 発表によると、増田はアル・シャールジャを退団し、日本のクラブとの契約締結に迫っているという。具体的な移籍先については明かされていないが、2014年以来の国内復帰が有力となっているようだ。




 増田は1985年生まれの32歳。鵬翔高校出身で、2004年に鹿島アントラーズに加入した。1年目から出場機会を得て、2007年から2009年までのリーグ3連覇にも貢献。2010年にモンテディオ山形へ期限付き移籍で加入した後、翌2011年に鹿島へ復帰した。2012年には日本代表にも選出され、国際Aマッチ1試合に出場している。

 2013年に韓国の蔚山現代へ移籍し、加入1年目はKリーグで35試合に出場して4ゴールを記録。2014年3月に大宮アルディージャへの期限付き移籍加入が発表され、J1で19試合に出場して1ゴールを挙げた。2015年には蔚山現代へ復帰し、今年1月にはUAEのアル・シャールジャに加入していた。

 増田はキャリア通算で、J1リーグ200試合出場14ゴール、ヤマザキナビスコカップ(現・JリーグYBCルヴァンカップ)46試合出場5ゴール、天皇杯23試合出場7ゴールを記録している。韓国とUAEでの経験を経て、どのクラブでプレーすることになるのだろうか。


UAEのアル・シャールジャを退団する増田誓志である。
クラブ公式Twitterによると日本のクラブと契約締結に近づいている様子。
どのクラブに入団するのであろうか。
誓志の去就に注目である。

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ヤス、ボランチに挑戦

【鹿島】遠藤、ボランチ挑戦「やりがいある」
2017年7月26日7時0分 スポーツ報知

 鹿島の日本代表候補MF遠藤が、ボランチに本格的に挑戦する。

 甲府戦(29日・カシマ)を見据えた実戦練習で本職の2列目には一度も入らず、ボランチでプレー。試合途中でボランチに入るケースはあったが、専念したのは初めて。大岩剛監督(45)は「攻撃的なオプション。タメを作れるし、展開力もある。良さは分かっている」と説明し、遠藤も「やりがいがある」と歓迎した。


ゲーム形式の練習にてボランチに入ったヤスである。
大岩監督は「攻撃的なオプション。タメを作れるし、展開力もある。良さは分かっている」と意図を語る。
セビージャ戦にて途中からボランチに入った際には、裕葵、聖真と素晴らしいパスワークを魅せ、裕葵のシュートまで持って行ったことが印象深い。
試合後には、自分が求めるボランチ像を自分なりの理想としてプレイしたい旨を語っておった。
大岩監督して、この感覚を実戦に求めておるのであろう。
ヤス本人も「やりがいがある」と語る。
鹿島の歴史としては、阿部敏之が攻撃的MFからボランチとしてプレイした。
そしてなんと言っても満男であろう。
攻撃的MFとして三冠に貢献した若き満男は、ボランチとして三連覇に貢献しJリーグMVPにも選出された。
ヤスもそのような道を歩むのであろうか。
今後の起用法に注目である。

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「目指すところ、継続するところ、改善するところ」の三つの柱を明確に

鹿島・大岩監督リーグ後半戦へ3本柱 セビリアのプレー目標に

鹿島の大岩監督
Photo By スポニチ


 リーグ後半戦に向けて、鹿島の大岩監督が「目指すところ、継続するところ、改善するところ」の3つの柱を明確にした。ミーティングでは7月の3連戦や22日のセビリア戦など過去の映像を確認。その中で目指すところの指標として挙げた一例は、セビリアのパススピードやボールの動かし方だったという。

 MF三竿健は「(セビリア戦で)ポジショニングも凄く勉強になった。自分の中に落とし込めればもっと成長できる」と、後半の戦いに生かす構えだ。
[ 2017年7月26日 05:30 ]


リーグ戦後半戦に向けてチームとミーティングした大岩監督である。
セビージャ戦の映像を確認し、相手・セビージャのパススピードやボールの動かし方を挙げ、鹿島の目指すところを示したとのこと。
大岩監督の具体的なところが良く出ておる。
メンバーも深く理解したことであろう。
後半戦は、鹿島がセビージャが如くパスを回し、相手を圧倒する戦いをしていくことを目指す。
また、三竿健斗は、「(セビージャ戦で)ポジショニングも凄く勉強になった。自分の中に落とし込めればもっと成長できる」と語る。
単なる親善試合にせず、大きなものを吸収した様子。
大岩監督が若手を多く起用した結果、このセビージャ戦を糧として成長することとなった。
中断期間を有効に使い、更に成長した後半戦の鹿島の戦いが楽しみである。

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植田の迫力

午前練習


チームミーティング後、10時よりゲーム形式のメニューを中心とした午前練習を実施しました。


練習する植田である。
負傷はもう完全に癒えた。
先日のセビージャ戦でもフル出場し完封しておる。
試合勘も十分であろう。
今週末からのリーグ戦再開に向けて万全の体制と言えよう。
植田の迫力あるディフェンスにて、甲府の攻撃を弾き返すのだ。
楽しみにしておる。

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ドゥトラ、ブラジルのアヴァイにてプレイ

元J戦士のドゥトラを覚えている?強豪沈めるゴールを決めたぞ!


2017/07/25 12:30
Written by 編集部I
Image by Gettyimages

かつて京都サンガや鹿島アントラーズでプレーしたブラジル人アタッカー、ドゥトラ・ジュニオール。29歳になった彼は現在、ブラジル1部のアヴァイでプレーしている。

そのドゥトラは全国選手権1部第16節のクルゼイロ戦で、今季3点目となるゴールを決めた。




右から低いクロスが入ってきた場面。前にいた味方選手が空振りしたものの、後ろにいたドゥトラが蹴り込みゴールを奪った。




今季1部に再昇格したアヴァイはこのドゥトラのゴールにより1-0で勝利。ちなみに、クルゼイロには同じく元Jリーガーのチアゴ・ネーヴィスが所属している。

ドゥトラ

「非常に大きい(勝利だ)。クルゼイロのような偉大なクラブ相手にね。
彼らには相当なクオリティがある。でも僕らは自分たちのやり方でプレーしたよ」


現在17位と低迷気味のアヴァイ。ホームでの勝利は実に50日ぶりのことだった。


アヴァイにてプレイするドゥトラである。
今季3ゴール目は貴重な決勝点だったとのこと。
昇格チームを1部残留に導くために尽力する。
鹿島にて大爆発した縦への推進力は健在なのであろうか。
これからも活躍の報を待っておる。

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鹿島の未来を担う若者たちの頭の中に刻まれたセビージャ戦での経験が、今後のキャリアにおいて重要なものになっただろう

鹿島から世界へ。鈴木優磨と安部裕葵、綺羅星たちがセビージャ戦で体感した「基準」
22日に行われた明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017で、鹿島アントラーズがスペインの強豪セビージャを2-0で下した。勝利の立役者は後半途中からピッチに立った21歳の鈴木優磨と18歳の安部裕葵だった。彼らはセビージャから何を感じ、未来に向けて何を思っているのだろうか。(取材・文:舩木渉)

2017年07月25日(Tue)10時20分配信
text by 舩木渉 photo Getty Images


セビージャの選手が絶賛した鹿島の「9番」と「30番」


鈴木優磨(左)と安部裕葵(右)が鹿島をセビージャ戦勝利に導いた【写真:Getty Images】

 鹿島アントラーズとの試合を終えたあと、セビージャの選手たちは一様に不機嫌そうな表情でスタジアムの外に出てきた。ほとんどがメディアの取材を拒み、足早にバスに乗り込んでいく。

 理由は明白。試合全体を通して主導権を握っていたにもかかわらず、終盤に2失点して鹿島に敗れたからだった。プレシーズンの1試合にすぎないが、彼らの根っこにある負けず嫌いな性質は我々の想像を超えていた。

 取材に応じた数少ない選手の1人、左サイドバックとして先発出場していたセルヒオ・エスクデロは言った。「後半の交代がすごく効いていた。2ゴールを決めた9番とか。30番も違いを作れる選手だった。興味深い選手だよ」と。

 スペイン代表歴を持つDFを唸らせた鹿島の9番は21歳の下部組織出身FW鈴木優磨、そして30番は高卒ルーキーの18歳・安部裕葵(ひろき)である。

 ともに後半途中から出場した2人は72分、電光石火の攻撃でセビージャから先制点を奪い取った。右サイドの伊東幸敏からパスを受けた安部は左足の1タッチ目で鋭くターンしてステベン・エンゾンジをかわすと、一気にスピードを上げてスライディングにきたクレマン・ラングレを置き去りにする。

 さらに慌ててカバーに入ったフランス代表DFセバスティアン・コルシアを巧みなダブルタッチでかわしてペナルティエリアへ侵入。最後は自分を追い越してきた鈴木にボールを渡してフィニッシュ。値千金の先制ゴールを流し込んだ若き背番号9は、お馴染みとなった「クリスティアーノ・ロナウドポーズ」で喜びを表現した。

 高速ドリブルで3人を抜き去った安部は「(ドリブルは)本当に自分の得意なプレーなので、それがああいう相手にも通用するんだなというのは自信になった。あの局面で考えている余裕は正直ないので、自然と体が動いたという方が、言い方としては合っていると思います」と圧巻のアシストを振り返った。

「理想のゴール」を決めた鈴木優磨、ヨーロッパへの憧れ隠さず…


ゴールを決めてC・ロナウドポーズを決める鈴木優磨【写真:Getty Images】

 鈴木は「あれが俺のFWの理想のゴール」と語る。

「運んできてもらって、やっぱり最後に決めるのがFWというのが俺の理想。横パスを受けて点を取るのが一番簡単なゴールですけど、俺の一番理想的なゴールなんです。こういうゴールはいままでなかったのでよかった」

 昨季はリーグ戦に31試合に出場して8ゴールを記録し、鹿島の優勝に貢献した鈴木だったが、今季は出場時間を伸ばせず苦しんでいる。スーパーサブとして見せた勝負強さを期待されながら新シーズンを迎えたものの、今季はいまだ2ゴール。最近はプレー時間を与えられないことも増えた。

「調子がいい中で自分も遅れるわけにはいかない」

 そんな強い思いを抱いて臨んだセビージャ戦、鈴木は2ゴールと結果を残した。しかし鹿島を勝利に導いた本人は「相手は疲れた状態で、体作りの状態」ということを繰り返し強調していた。万全でない相手に勝ったからといって慢心してはならないと、自らを戒めるように話す。

 それでも将来のビジョンは明確になった。「ヨーロッパはいいなと思いました。こういうチームとできて。これを日常的にするには、やっぱりヨーロッパに行かなければいけないと、俺は改めて今日思いましたし、もっと相手のコンディションがいい中で戦えるってやっぱり羨ましいなと今日改めて思いました」とは鈴木の言葉。

 セビージャとの対戦を通してヨーロッパ挑戦への憧れは強くなったようだ。だが、まずは鹿島でペドロ・ジュニオールや金崎夢生といったリーグ屈指のアタッカーたちからポジションを奪い取り、継続的に活躍しなければ道は開けない。

「成長スピードをもう一段階、二段階上げるには、やっぱり強い相手と日常的にやること。間違いないなく自分の成長スピードが上がると思う。そのためにどうするかと言ったら、今自分のいるところで一生懸命頑張るしかないと思う」

セビージャ戦を心底楽しんだ安部。観客の度肝抜いたドリブルへの自信

 小学1年生の頃から鹿島アントラーズ一筋の21歳は、一言一言に力を込める。セビージャ相手の2ゴールに一喜一憂することなく、現状をいかに打破して次のレベルへ到達するか、それだけが鈴木の目線の先にある。

 一方、安部は飄々としていた。2ゴールの先輩を差し置いて獲得したマン・オブ・ザ・マッチについて「そういうのがあるのも知らなかった」と、特に大喜びすることもない。

 広島県の瀬戸内高校に進学から鹿島に加入して1年目の安部は、本田圭佑がプロデュースするSOLTILO FCの系列チームにあたる東京都S.T.F.Cから輩出されたプロ選手第1号でもある。今季のリーグ戦出場は2試合とわずかだが、取材時の受け答えは非常に落ち着いており、すでに大物ぶりが漂っていた。

「とりあえず『止めて・蹴る』がとてもうまくて、やっぱり自分ももっと『止めて・蹴る』という基礎を練習しないといけないなと思いました。前半はピッチの外から見ていて、すごく勉強になった。今日の試合は自分にとってすごく楽しくて、見ていても楽しくて、やっていていても楽しくて、すごく充実した試合でした」

 鈴木と同じく、セビージャとの対戦を心底楽しんだ。安部は自分のドリブルが通用すると、試合前から自信を持っていたという。「自分は縦にすごく速い選手という長所を理解しているので、ああやって押し込まれている時に僕が前に推進力を出したら相手が嫌がることはわかっていた」と語る表情は自信に溢れていた。

 前半、鹿島はセビージャに試合の主導権を握られた。あれほど振り回されるJリーグ王者の姿はなかなか見られない。相手の巧みな駆け引きに翻弄され、次々チャンスを作られる。コンディションこそ万全でなかったとはいえ、鹿島がカウンターを狙うしかない状況でドリブラーの積極果敢な仕掛けは確かに生きる。

「彼らよりうまくなりたい。早く追い越したい」(安部)


安部裕葵は積極果敢にドリブルを仕掛けてセビージャに混乱をもたらした【写真:Getty Images】

 だが、安部はすぐにレギュラー奪取を考えているわけではない。「目の前の試合もすごく大事ですけど、長い目で見て2年後や3年後にどうなるかが大事だと思う。今日の試合がもしダメだったとしても、とりあえず次の練習を一生懸命頑張ろうというモチベーションになるので、今日が良かったからといって特に変わることもないですし、ひたむきに練習を続けていこうと思います」と改めて気を引き締めた。

 試合を終えてあからさまにヨーロッパへの憧れと成長への欲求を口にする鈴木と、少年のように楽しみ、落ち着いて前を見据える安部。対照的なように見える2人がセビージャ戦を通して見つけた答えは、同じだったように思える。

 世界で通用する選手になるための基準が、スペインの強豪との戦いの中で見つかった。それは彼らの脳裏に残り続け、常に意識しながら日々を過ごしていくことになるだろう。

 安部は言う。

「彼らよりうまくなりたい。まだ自分は18歳ですし、まだまだ時間もありますし、当たり前ですけど一生懸命、毎日を無駄にせず、早く追いついて追い越したいなと思います」

 鹿島の未来を担う若者たちの頭の中に刻まれたセビージャ戦での経験が、今後のキャリアにおいて重要なものになっただろう。それをいかに活かすかが、彼らの到達点の高さを決めることになるかもしれない。

(取材・文:舩木渉)

【了】


セビージャ戦後の優磨と裕葵について取材したフットボールチャンネルの舩木氏である。
優磨は、今回の対戦でより欧州への気持ちを隠さなくなった。
まだまだ通用せぬところもあろうが、行ってみることの重要性もある。
この2ゴールという活躍でオファーが届くやもしれぬ。
さすれば、挑戦することに躊躇はなかろう。
同世代の鎌田が発ち、優磨も気持ちは強いはず。
動向に注目である、
また、安部裕葵は、「彼らよりうまくなりたい。まだ自分は18歳ですし、まだまだ時間もありますし、当たり前ですけど一生懸命、毎日を無駄にせず、早く追いついて追い越したいなと思います」と語る。
高卒ルーキーの18歳に焦りはない。
鹿島にて成長できるという手応えも感じておるのではなかろうか。
もっともっと、このクラブでの活躍を観ていたい選手である。
テクニックと前への推進力でスタジアムを沸かせてくれよう。
そして、タイトルに貢献するのだ。
期待しておる。

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鹿島アントラーズジュニアユースつくば・下田栄祐くん、大会MVP選出

[NB CHAMPIONSHIP U-13]東北から鹿島アントラーズつくばで挑戦中のボランチ、MF下田栄祐が大会MVPに
17/7/25 10:49


鹿島アントラーズつくばジュニアユースのMF下田栄祐が大会MVPに

[7.24 NB CHAMPIONSHIP U-13決勝 鹿島つくばJY 2-1 鹿島JY 時之栖裾野E1]

「newbalance CHAMPIONSHIP U-13/2017」の大会MVPには優勝した鹿島アントラーズつくばジュニアユースのMF下田栄祐が選出された。

 表彰式でMVP選手として名前をコールされると、本人は「(自分が呼ばれるという考えは)無かったです。凄くびっくりでした」と照れ笑い。評価された部分については「中盤でボール取り切るというのと、中盤でボールをさばいて味方にプレーしやすいボールを出すというところで評価されたと思います」と冷静に分析していた。

 球際、ハードワーク、切り替えの速さを当たり前のこととして求められるチームの中で、下田は「まだまだですけれども」(鳴海勝也監督)、それを表現できる選手であり、一人でボールを奪い取ることができる選手だ。決勝でも「中盤でボールを取りきってDFの人を楽にプレーさせて、その奪ったボールを攻撃につなげて攻撃に得点してもらうことを重視していました」というように、中盤の激しい攻防戦の中で存在感。守備面での貢献度が高かった一方、決勝点となる2点目は、中盤で相手のプレッシャーをいなして左サイドへ展開した下田のパスが起点だった。

 手応えと課題を感じた「newbalance CHAMPIONSHIP U-13/2017」だった。「今大会で通用する部分と通用しない部分が分かったので、通用するところは伸ばしていきつつ、通用しないところは練習して通用するようにしていきたいです。いいところは守備のところと競り合いで勝つところで、できなかったところは判断の遅さとボールを受ける前に周りを見るということができていなかったです」。目の前にある課題を改善しながら成長を遂げ、より高いレベルの試合でも活躍できるようになる。

 元スペイン代表MFシャビ・アロンソが憧れという下田は岩手県の盛岡市出身。ナショナルトレセンU-12東北メンバー選出歴も持つ下田は昨年、茨城県で開催された大会で活躍して鹿島関係者の目に留まり、将来の目標を実現させるために鹿島つくばJYに加入した。「アントラーズはトップチームも活躍して、世界で通用しているので、そういうところで自分のレベルを上げられる」と決意の挑戦。「将来は日本だけでなく世界に行って、世界に行くだけでなく、世界で活躍して世界で評価される選手になりたいです」という目標を持って、「newbalance CHAMPIONSHIP U-13/2017」MVPのMFは努力し続ける。

(取材・文 吉田太郎)


NB CHAMPIONSHIP U-13を取材するゲキサカの吉田氏である。
大会MVPには鹿島アントラーズジュニアユースつくばの下田栄祐くんが選出された。
「まだまだですけれども」と鳴海勝也監督は言うが、評価された部分も多かったのであろう。
良いところを更に伸ばし、弱点を埋めていくのだ。
下田栄祐くんは、「将来は日本だけでなく世界に行って、世界に行くだけでなく、世界で活躍して世界で評価される選手になりたいです」という目標を口にする。
世界の飛び出す才能を開花させよ。
成長を期待しておる。

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鹿島アントラーズは伝統的に極めて「コスパ」のいいチームだ

J1で最も“コスパ”がいいのは磐田!
費用対効果で見るJ1、J2の経営力。

posted2017/07/25 08:00


鹿島アントラーズは伝統的に極めて「コスパ」のいいチームだ。その事実もまた、彼らの目に見えない強さを物語っている。

text by
戸塚啓
Kei Totsuka

PROFILE
photograph by
Yuki Suenaga


 プロスポーツとお金は、切り離すことができない。

 サッカーなら個々のプレーヤーの技術、体力、メンタルタフネス、個人戦術、チームとしての戦術とメンタリティなどが勝敗を決定する要素となるが、それらの背後で見え隠れするのはお金である。

 個人的な資質の高い選手を集めるのも、経験や実績のある監督を招へいするのも、相応の資金が必要だからだ。

 Jリーグ各クラブの2016年度の経営情報が、先ごろ公開された。そのなかからチーム人件費に着目し、各クラブの費用対効果をチェックしてみたい。

 2016年度の人件費トップ5は、1位が浦和レッズ、2位がヴィッセル神戸、3位がFC東京、4位が名古屋グランパス、5位が横浜F・マリノスとなっている。

 ルヴァンカップ制覇とシーズン最多勝点を記録した浦和は、人件費に見合った成果をあげたといえる。その他の4チームは、費用対効果に物足りなさを残した。神戸は第2ステージで2位に躍進したものの、年間順位では7位に止まる。FC東京は年間9位、横浜FMも10位だ。

リーグ4位の人件費で降格した名古屋は……。

 名古屋にいたっては、クラブ史上初のJ2降格である。数年前から低迷の予兆はあり、'14年はリーグで3番目に多い人件費で10位に留まり、'15年は2番目の人件費を投じながら9位に終わっていた。2010年のリーグ優勝をピークにチームが過渡期に差しかかっていったとはいえ、人件費が結果に結びついていない。若手や中堅が続々と育っているわけでもないので、投資目的だったとしても成果に疑問符がつく。

 ちなみに、'16年度の名古屋の人件費は、同年のJ2リーグで人件費下位の7チームの合計を超える。J2降格で人件費が5億円減ったとしても、'17年のJ2では間違いなくトップだ。人件費を物差しにすれば、1年でのJ1復帰は必ず果たすべきミッションと言ってもいい。

 '16年のJ1年間王者となった鹿島アントラーズ、年間勝点2位の川崎フロンターレ、同4位のガンバ大阪らは、年間順位が人件費のランキングを上回る。リーグ10位の人件費で6位となったサンフレッチェ広島も、費用対効果という視点では悪くない成績だ。

タイトルは無縁でも、甲府は評価に値する。

 年間5位に食い込んだ大宮アルディージャは、人件費がリーグ12位だった。J2に降格した'14年シーズンより、およそ3億円少ない。'16年は降格ゾーンをさまようことがなく、シーズン中の緊急補強を避けられたことで人件費が膨らまなかったこともあるが、継続性を重視したチーム作りが成果に結びついた。もっとも、J1復帰2年目の'17年は苦闘を強いられ、すでに監督交代へ踏み切っているが……。

 人件費でもうひとつ触れるべきチームは、ヴァンフォーレ甲府だろう。'14年はリーグ最少の人件費で13位、'15年はリーグで3番目に少ないなかで年間13位、'16年は再びリーグ最少の人件費で年間14位と、J1残留を果たしてきた。過去3年は7億円台に収めている。

 '14年の徳島ヴォルティス、'15年の松本山雅FC、'16年のアビスパ福岡らは、甲府よりもチーム人件費は多かったが、J2降格を避けられなかった。堅実なチーム人件費でJ1に踏みとどまっている甲府は、タイトルこそ無縁でもしっかりとした費用対効果を弾き出していると言える。

J2だったC大阪と清水の昇格は、必然だった?

 J2はどうだろう。

 '16年シーズンのセレッソ大阪と清水エスパルスのJ1昇格は、その理由を人件費からも読み取ることができる。どちらのチームもJ2では抜きん出た資金力を持ち、J1規格の選手を揃えることができていた。

 その2チームを抑えて優勝を勝ち取ったコンサドーレ札幌は、人件費では7位だった。荒野拓馬ら育成組織出身の選手が多く、キャプテンの宮澤裕樹も高卒の生え抜き選手で、即戦力の補強に寄りかかったチーム作りをしていない。このため、人件費を抑えることができているのだろう。

 リーグ戦の順位が3位だった松本山雅と同5位の京都サンガも、J1昇格プレーオフへの進出に驚きはない。京都の人件費はセレッソと清水に次ぐ3位で、松本は5位だからだ。プレーオフ準決勝で松本を破ったファジアーノ岡山も人件費は8位だ。こちらも、6位以内が進出するプレーオフの出場は現実的だった。

ポドルスキの3分の1で全体を賄う町田ゼルビアの奮闘。

 費用対効果にもっとも優れていたのは、FC町田ゼルビアである。

 チーム人件費は1億8900万円(!)で、J2リーグでもっとも少なかった。ヴィッセル神戸に加入したルーカス・ポドルスキの推定年俸は6億円だから、その3分の1ほどでチーム全体の年俸を賄っていることになる。'16年度のJ3クラブと比べても、13チームで5番目である(FC東京、ガンバ、セレッソのU-23は除く)。かくもつつましいチーム人件費で、リーグ7位に食い込んだのだから素晴らしい!

 '14年から'15年、'15年から'16年の町田のチーム人件費は、3000万円から4000万円の幅で増額されている。'17年も同様に増えているとしても、J2リーグの下位に変わりはない。24節終了時で9勝8分7敗と勝ち越している相馬直樹監督と選手たちの奮闘は、今シーズンも評価されていい。

ジュビロの名波監督、長崎の高木監督はさすが。

 町田と対照的なのがジェフ千葉だ。'16年は前年から1億円以上減っているが、9億円弱の人件費を確保している。松本山雅をわずかに上回り、リーグ4位の規模だ。リーグ戦の順位が11位では、納得できるはずはないだろう。

 '16年度の予算から'17年シーズンの戦いぶりを評価すると、J1ではジュビロ磐田の費用対効果が目を引く。10位以下の人件費でここまで7位をキープしているのは、名波浩監督のチーム作りが実を結んでいるからだろう。2017年のJ1前半戦で、もっと費用対効果に優れたチームと言っていいはずだ。

 J2では24節終了時で4位のV・ファーレン長崎が、人件費の少なさを跳ね返している。就任5年目の高木琢也監督は、毎年のように入れ替わる戦力を効果的に活用している。同節終了時で11位の水戸ホーリーホック、同12位の町田、同13位でJ2復帰1年目の大分トリニータも、限られた人件費でJ2リーグを盛り上げている。

 プロスポーツとお金は切り離すことができないが、お金があれば結果を残せるのか。お金をかけなくても勝てるのか。費用対効果からJリーグを見つめると、また違う面白さに気づくはずだ。

●2016年度のJ1各クラブの人件費

1 浦和   23億8100万円 (2)
2 神戸   20億6800万円 (7)
3 FC東京  20億2500万円 (9)
4 名古屋  19億8400万円 (16)
5 横浜FM  19億6600万円 (10)
6 鹿島   19億2900万円 (1)
7 G大阪   19億0000万円 (4)
8 柏    17億5300万円 (8)
9 川崎F   16億4300万円 (3)
10 広島   15億5300万円 (6)
11 鳥栖   14億7600万円 (11)
12 大宮   14億1100万円 (5)
13 磐田   13億7800万円 (13)
14 新潟   12億2000万円 (15)
15 仙台   11億8700万円 (12)
16 福岡    9億3700万円 (18)
17 湘南    7億9800万円 (17)
18 甲府    7億3600万円 (14)
※カッコ内の数字は年間順位

●2016年度のJ2各クラブの人件費

1 C大阪 14億9400万円 (4)
2 清水  14億7300万円 (2)
3 京都  9億6500万円 (5)
4 千葉  8億9900万円 (11)
5 松本  8億6300万円 (3)
6 徳島  7億3100万円 (9)
7 札幌  7億0300万円 (1)
8 岡山  5億6800万円 (6)
9 横浜FC 4億6400万円 (8)
10 東京V  4億3600万円 (18)
11 山形  4億2900万円 (14)
12 岐阜  4億1900万円 (20)
13 北九州 3億4300万円 (22)
14 長崎  3億2200万円 (15)
15 熊本  3億1500万円 (16)
16 愛媛  3億0600万円 (10)
17 金沢  2億9600万円 (21)
18 讃岐  2億8700万円 (19)
19 水戸  2億6200万円 (13)
20 山口  2億3100万円 (12)
21 群馬  2億2800万円 (17)
22 町田  1億8900万円 (7)
※カッコ内はリーグ戦の順位


2016年度のJリーグの費用対効果について記すNumberWebの戸塚氏である。
人件費J1中6位で優勝した鹿島は優等生と言って良かろう。
とはいえ、突出している浦和を除外した2位の神戸から7位のガンバまでは同列と考えて良く、優勝を狙いために投資してしているクラブと考えて良かろう。
鹿島は優勝すべく人件費をかけておるクラブの一つである。
結果は当然と考えて良い。
この結果を継続し続けることこそ肝要。
高騰しすぎることは避けねばならぬが、投資と結果を伴ってこそ。
今季もまた、結果を出したい。
期待しておる。

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鹿島アントラーズジュニアユース・小林康人くん、1対1で目の前の相手に強く行って勝ったりして、そこは自信になった

[NB CHAMPIONSHIP U-13]鹿島ジュニアユースは涙の準V。CB小林「今日から変えて行く」
17/7/24 22:20


鹿島アントラーズジュニアユースCB小林康人

[7.24 NB CHAMPIONSHIP決勝 鹿島つくばJY 2-1 鹿島JY 時之栖裾野E1]

 1-2で敗れた試合後、鹿島アントラーズジュニアユースには涙を流して悔しがっている選手が何人もいた。

 今回、鹿島JYは2チームを編成して神奈川遠征と静岡遠征を実施。この「newbalance CHAMPIONSHIP U-13/2017」はベストの陣容ではなかったものの、味方ゴール前の攻防で身体を張ること、PAで相手FWとの距離を詰めて自由にプレーさせないこと、シュートコースを消すことなど、個々が役割をしっかりと果たして予選リーグから5試合連続無失点で決勝へ進出した。

 だが、決勝では入りの悪かった立ち上がりに失点すると、自分たちは決定機を活かせず、前半を0-2で折り返してしまう。「焦っちゃったのがありましたね」と坂井涼コーチが振り返ったように、攻めてはいるものの、なかなかペースを握ることができない。後半18分に右FKをCB小林康人が折り返し、最後はFW大山和音が押し込んで1点を返したが、同点に追いつくことはできなかった。

 守備の柱として奮闘した小林は「相手に比べて立ち上がりが悪くて、自分たちのサッカーができなくて、相手のペースになってしまった。プレーとかじゃなくて、その前の準備だったり、それへ向けての気持ちだったり、そういうところを共有していきたい」と課題を口にしていた。

「この負けのチームの全員が悔しいと思っているので日々の練習、今日から変えて行って自分たちで高めて行ければと思っています」(小林)。負けた悔しさを忘れない。今大会の3日間で「1対1で目の前の相手に強く行って勝ったりして、そこは自信になった」という自信も得たという小林はチームメートたちとともに、日常から変えてライバルたち以上の成長を果たす。

(取材・文 吉田太郎)


NB CHAMPIONSHIP U-13を取材するゲキサカの吉田氏である。
鹿島アントラーズジュニアユースは筑波に敗れ苦汁を舐めた。
守備の中心選手としてDFライオンを引っ張った小林康人くんは、「相手に比べて立ち上がりが悪くて、自分たちのサッカーができなくて、相手のペースになってしまった。プレーとかじゃなくて、その前の準備だったり、それへ向けての気持ちだったり、そういうところを共有していきたい」語る。
この悔しさを忘れることはなかろう。
それを乗り越えて更に強くなるのだ。
「この負けのチームの全員が悔しいと思っているので日々の練習、今日から変えて行って自分たちで高めて行ければと思っています」と小林康人くんは理解しておる。
多くのものを与えてくれた大会であったと、後に思い出せるよう、前に進んでいって欲しい。
成長を楽しみにしておる。

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NB CHAMPIONSHIP U-13 鹿島アントラーズジュニアユースつくば優勝

[NB CHAMPIONSHIP U-13]鹿島アントラーズつくばがアントラーズ決戦制し、参加25チームの頂点に!
17/7/24 20:20


鹿島アントラーズつくばジュニアユースがライバル対決を制して初優勝!

[7.24 NB CHAMPIONSHIP U-13決勝 鹿島つくばJY 2-1 鹿島JY 時之栖裾野E1]

 Jアカデミー、中体連、街クラブの強豪25チームが優勝を争った全国大会級のU-13大会、「newbalance CHAMPIONSHIP U-13/2017」は24日、決勝戦を行い、鹿島アントラーズつくばジュニアユースと鹿島アントラーズジュニアユース(ともに茨城)が対戦。MF佐藤雄とFW太田凱翔のゴールによって2-1で鹿島つくばJYが勝ち、初優勝を飾った。なお、大会MVPには鹿島つくばJYのMF下田栄祐が選出されている。

 絶対に負けられない戦いだった。MF佐藤は「アントラーズ同士なので鹿島には絶対に負けたくないと思っていました」と語り、FW太田も「相手が鹿島アントラーズという自分たちと同じ名前を持つチームだったので、決勝に入る前からチームの勝利へ向けて一つになることができたと思います」と振り返る。

 決勝戦の約2時間前に準決勝を終えたばかりだった鹿島つくばJYに対し、鹿島JYは決勝戦がこの日1試合目。体力面で不利な部分があったが、アントラーズ勢対決勝利という目標へ向かった一丸となっていた鹿島つくばJYに疲れは関係なかった。メンバーを固定せずに準決勝から先発4人を入れ替えて全員で優勝にチャレンジ。エネルギッシュに走り回った鹿島つくばJYが、気迫十分の立ち上がりで相手を押し込み、先制パンチを見舞った。
 
 前半5分、鹿島つくばJYはCB鈴木千夏が前線へ入れたボールをゴールを背にした太田が頭で後方の佐藤へと落とす。ボールを受けた佐藤は左右への揺さぶりでDFを1人、2人とかわして左足シュート。華麗な一撃で先制点を奪った。

 MF武沢健伸と下田のダブルボランチが攻守で存在感を放つ鹿島つくばJYは攻守に出足が良く、主導権を離さない。そして、佐藤のアイディアある仕掛けや太田の抜け出しなどから2点目を狙った。

 対する鹿島JYは9分に左FKからフリーで抜け出したMF塙仁成が決定的なヘディングシュート。また17分にはセットプレーの流れから縦に仕掛けたCB小林康人がDF2人を振り切って折り返したボールをFW大山和音が左足ダイレクトで狙ったが、いずれも枠を外してしまう。

 決定機を逸した相手を鹿島つくばJYが突き放す。21分、下田が中央から左サイドへ展開。そしてMF大塚清瑚が左足でクロスを入れると、ファーサイドで身体を張って競り勝ったFW横塚翼が折り返す。そして、このボールを受けた太田が切り返しから左足シュートを決めてリードを広げた。

 前半を0-2で折り返すことになった鹿島JYの坂井涼コーチは「相手の方が気持ちが入っていた。やられて火が着いた部分があった」と残念がっていた。もちろん勝つ、という強い気持ちを持って決戦に臨んでいたが、勢いのあった相手の後手を踏む形に。対して鹿島つくばJYは後半開始から4人を入れ替えて、また前に出る。

 鹿島つくばJYは下田がワンツーからシュートへ持ち込んだり、右SB千葉颯斗の攻撃参加、武沢の左足ミドルなどで3点目にチャレンジ。前半同様に競り合いで身体を張り続けて、無失点のまま試合を進めた。なかなかシュート数を増やすことができなかった鹿島JYも、18分にMF岡野楽央の右FKをファーサイドの小林が折り返し、中央の大山が追撃ゴール。1点差とした鹿島JYは攻撃にパワーをかけて一気に同点を目指した。

 だが、鹿島つくばJYは気迫の守り。鹿島勢対決でも「アントラーズスピリットをやるということ。それは、どの試合もずっと言ってきている」(鳴海勝也監督)という部分を出し続けて相手に飲み込まれない。逆に前がかりになった相手の背後を突いて決定機を作るなど攻め返していた鹿島つくばJYが、ライバル対決を制して初優勝を果たした。

 鳴海監督は自分たちで判断する部分、相手の状況を見て、動いて、ボールを受ける部分などが少しずつながらも成長してきていることを認める。そして、目の前の試合を全力で勝ち続け、強豪集まる大会でタイトルを獲得したことは価値のあること。だが、彼らのゴールはずっと先になる。

 それだけに、鳴海監督は「将来プロになるために、今できることを精一杯やらないといけない」。プロになる、世界で活躍する、ワールドカップで優勝するという目標を持つ選手たちがそのためにピッチ内、ピッチ外で何をやらなければならないのか、まず、自分たち自身で気づくことが大切。参加25チームの頂点に立った鹿島つくばJYの選手たちは今回の優勝を良い意味での自信としつつ、ライバルたち以上に成長することに貪欲に取り組んで将来、それぞれの目標を達成する。
 
(取材・文 吉田太郎)

[NB CHAMPIONSHIP U-13_MOM] 鹿島アントラーズつくばMF佐藤雄_技巧派10番がDF2人をかわして先制弾!
17/7/24 21:40


鹿島アントラーズつくばジュニアユースの10番MF佐藤雄は鮮やかな先制ゴールを決めた

[中学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.24 NB CHAMPIONSHIP決勝 鹿島つくばJY 2-1 鹿島JY 時之栖裾野E1]

 10番の鮮やかな先制ゴールが鹿島アントラーズつくばジュニアユースを勢いづけた。前半5分、鹿島つくばJYはゴールを背にしたFW太田凱翔が縦パスを頭で落として10番MF佐藤雄へ繋ぐ。ボールを受けた佐藤は左右の動きで対峙したDFをかわすと、さらに2人目のDFも背中を取る形でマークを外して左足シュート。これが貴重な先制点となった。

「1対1とかでは相手に負けないようにしようと思っていました。(自分自身の特長は)ボールを受けて、仕掛けて、自分でシュート打つところです。(ボールを受けたら)シュートを打つことしか考えていないです」という佐藤が持ち味を発揮して決めたファインゴール。チームを乗せた10番はその後もゴールライン際で相手の逆を取ってDFを抜き去るなど、思い切りの良い仕掛けで存在感を放った。

 本人が課題と口にするのはよりボールを受ける部分。ボールを持てば柔らかいタッチのドリブルでチャンスメークするものの、なかなかボールを呼び込むことができず、仕掛ける回数を増やすことができていない。

 その佐藤は昨年のナショナルトレセンU-12関東メンバーにも選出されている実力者。チームメートの太田も「(佐藤の)ストロングポイントがドリブルで、基本取られないんですけどそのドリブルによって相手を抜けて、最終的にゴールを決められるのでチームにとって凄く大切な存在です」と認める10番は、これから課題を改善してさらに武器を発揮する選手を目指す。

 この日、「自分のプレーも通用したところが結構あったので良かった」と振り返ったMFは将来について「将来はワールドカップに出場して日本を優勝させたいです」と言い切った。鹿島つくばJYの初優勝に貢献したテクニシャンが今後も結果を残しながら、大目標へ向けて一歩一歩前進する。
 
(取材・文 吉田太郎)

[NB CHAMPIONSHIP U-13]「世界に出て活躍できる選手に」。鹿島アントラーズつくばFW太田が優勝ゴール
17/7/24 21:59


前半21分、鹿島アントラーズつくばジュニアユースのFW太田凱翔が決勝ゴール

[7.24 NB CHAMPIONSHIP U-13決勝 鹿島つくばJY 2-1 鹿島JY 時之栖裾野E1]

 鹿島アントラーズつくばジュニアユースのFW太田凱翔が“全国大会級”のU-13大会、「newbalance CHAMPIONSHIP U-13/2017」の優勝ゴールを決めた。

 1-0の前半21分、鹿島つくばJYはMF大塚清瑚の左クロスをファーサイドのFW横塚翼が折り返す。このボールを受けた太田は「最初にボールを持った時に振り抜こうと思ったんですけど、相手が見えたので落ち着いて中に切り返して。そして、シュートコースが見えたので、最後は流し込むだけでした」と切り返しでDFのマークを外してから、左足シュートを決めた。

 この日は前線でのポストプレーで先制点の起点になったほか、スペースへの動きでボールに絡んだり、味方のスペースを作り出したりしていた。そして2-1で終えた試合の決勝ゴール。「最近、関東リーグでも自分の得点でチームを勝利に導くことができたりしているので、今回の決勝のゴールは自信になりました」と喜んだ。
 
「岡崎(慎司)選手みたいに最後のところ、触れるか触れないかのところで身体を投げ出して、そのゴールでチームを勝利へ導けたらいい。この優勝だけで終わらず、世界に出て活躍できる選手になりたいです」と誓うストライカーは、この優勝ゴールで満足することなく、意識の高い日常を送り、世界で活躍するFWを目指す。

(取材・文 吉田太郎)


NB CHAMPIONSHIP U-13を取材するゲキサカの吉田氏である。
鹿島アントラーズジュニアユースと鹿島アントラーズジュニアユースつくばの同門対決となった決勝戦は、つくばに軍配が上がった。
先制点の佐藤雄くんは「1対1とかでは相手に負けないようにしようと思っていました。(自分自身の特長は)ボールを受けて、仕掛けて、自分でシュート打つところです。(ボールを受けたら)シュートを打つことしか考えていないです」と自身の良さについて語る。
そして、決勝点を記録したつくばの太田凱翔くんは、「最近、関東リーグでも自分の得点でチームを勝利に導くことができたりしているので、今回の決勝のゴールは自信になりました」と語る。
佐藤雄くんは「将来はワールドカップに出場して日本を優勝させたいです」、太田凱翔くんは「岡崎(慎司)選手みたいに最後のところ、触れるか触れないかのところで身体を投げ出して、そのゴールでチームを勝利へ導けたらいい。この優勝だけで終わらず、世界に出て活躍できる選手になりたいです」と言い、世界を視野に入れた選手としての思いを口にする。
是非ともそこまで育って欲しいところ。
JY、JYつくば共に若鹿の成長を期待しておる。

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数年後にどんな成長を遂げているか、とても楽しみな選手である

鹿島の18歳・安部のセビージャ戦のアシストはミスから生まれていた
2017年07月24日(月) 20時12分配信

セビージャ戦でMOMを獲得した安部のプレイを振り返る


安部は得意のドリブルでセビージャDFを翻弄した。Photo/Getty Images

映像でプレイを見たことはあったが、実際にスタジアムで目にするのははじめてだった。今季から鹿島でプレイする安部裕葵(あべ・ひろき)は高卒ルーキーで、いまはまだ18歳(1999年1月28日生まれ)。これまで出場したJ1(第5節大宮戦、第8節磐田戦)、ACLのブリスベン・ロア戦、天皇杯2回戦のFCマルヤス岡崎戦(2得点1アシスト)でのダイジェスト映像などを見ると、動きが俊敏でスピードがあるタイプとは認識していた。

なにより、鹿島で高卒1年目の選手が試合に出るのは非常にハードルが高く、当たり前だが簡単なことではない。実力不足の若い選手が試合に出られるチームではなく、たしかな実力がなければ公式戦でピッチに立てない。そう考えると、安部が高いポテルシャルを持つことは容易に想像できたが、22日のセビージャ戦(鹿島2-0セビージャ)では期待を上回るパフォーマンスを見せてくれた。

無論、相手にドッと疲労感が出てきた後半なかばから、特徴を知る由もない相手に対してのプレイだったが、それを差し引いても強烈なインパクトを残したのは間違いない。こういった親善試合では珍しく、2得点した鈴木優磨ではなく、安部がMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出されたことがどれほど輝いていたかを証明している。

実際、先制点をもたらした72分のプレイは圧巻だった。右サイドでスローインを得た鹿島は、伊東幸敏が土居聖真へ送り、そのまま伊東がシンプルにリターンを受ける。このボールに対して、中央やや右寄りにいた安部が相手に背中を向けた状態で反応し、小さく右手を動かして「ここにくれ」と要求する。伊東がワントラップで正確にその場所へパスを送ると、安部はキレのあるトラップでまずスティーブン・エンゾンジを置き去りにし、続いてアタックにきたクレマン・ラングレも瞬時のスピードでかわす。さらに、慌ててカバーにきたセバスティアン・コルシアを“ダブルダッチ”で華麗にいなし、ついにGKと1対1に。最後はより得点になる可能性が高いラストパスを左サイドに転がし、追走していた鈴木が左足シュートを決めて得点となった。

自身がパスを受けたところから、鈴木のフィニッシュまで──。試合後、安部は一連の流れについて丁寧にコメントした。曰く、「持ちネタであり、自分の武器」と語る自信のあるプレイ、普段の練習どおりだったというデザインされた動きがあれば、突発的に生まれたミスもあったという。そうしたなか、良いリアクションが取れたことがゴールにつながったと“あの瞬間”を振り返った。

トラップミスをスピードでカバー。大岩監督は「続けることが大事」と語る


J1では第8節磐田戦に先発。しかし、その後は出場がない。Photo/Getty Images

得点につながった一連の流れがはじまったプレイ、伊東からの横パスを受けたシーンについて、「あのポジションでボールが来るときに、パスが出る瞬間に一歩二歩下がって受けるのが持ちネタであり、本当に毎日の練習でも使っているプレイです。どんな選手にも通用するので、自分の武器だと思っています」(安部)と振り返った。

相手に背中を向けて自陣に下がると見せかけて、トラップの瞬間に切り返してワンタッチで相手を置き去りにする。このときマークしていたエンゾンジは極めて身体能力が高い良質な選手だが、お疲れ気味でこの動きについていけず。「後ろにスペースがあったので、1人目をかわしたらフリーになるのはわかっていました」というイメージどおりになった。ところが、このときに安部は同時にミスも犯していた。

「トラップが自分で思っているよりもちょっと内側というか、相手のほうにいってしまいました。2人目をどうするというイメージがなく、長くなってしまったんです」

少し長くなったボールに対して、セビージャはすかさずラングレが身体を寄せてきた。ここの勝負に負けていたら、ゴールはなかった。しかし、安部のミスに対するリアクションがここでの競り合いに勝利をもたらした。

「ミスによってスピードを上げないといけなくて、うまく自分がスピードに乗ることができました。相手よりも早く足が出るのが特徴なので、いいリアクションができて良かったです。練習の紅白戦でも基本はタテに早いプレイをしているので、いつもどおりでした。ゴールにつながって良かったです」

ラングレをかわした安部は、サポートにきたコルシアを今度はダブルダッチでかわし、アッという間にGKと1対1に。自分でもフィニッシュできる状況だったが、「(最後は)なにも考えていなかったです。左側にアツくん(中村充孝)が見えて、ユーマくん(鈴木優磨)が来ているのもわかっていました。ゴールも見えていましたが、左に転がせば入ると思って自然と身体が動いていました」という判断でラストパスが出され、鈴木のゴールが生まれることとなった。

セビージャ戦で強烈なインパクトを残したが、前述したとおり鹿島の生存競争は激しく、そう簡単に試合に出られるチームではない。安部はもちろん、この日に2得点した鈴木もポジションが確約されているわけではない。というより、年齢に関係なく、この部分に関してはどの選手も同じ立場というプロフェッショナルな意識が鹿島にはある。経験が浅くても、活躍によってはどんどん出場機会が増えていくのがサッカー界の常だ。大きな可能性を持つ安部、鈴木という2人の若手について、大岩剛監督は試合後に以下のようにコメントしている。

「2人とも気持ちの入ったパフォーマンスをしてくれました。これをやり続けること。本人たちが今日の試合から自信を得たかどうかわかりませんが、これからの成長の糧にして、とにかくやり続けることが大事です」

長いサッカー人生のなかで、今回のセビージャ戦がどう語られていくのか──。安部にとってハイライトとはならず、大きく飛躍する足掛かりとなった試合のひとつぐらいになることを望みたい。数年後にどんな成長を遂げているか、とても楽しみな選手である。

文/飯塚 健司
サッカー専門誌記者を経て、2000年に独立。日本代表を追い続け、W杯は98年より5大会連続取材中。日本スポーツプレス協会、国際スポーツプレス協会会員。Jリーグ登録フリーランスライター。2000年よりサンケイスポーツで「飯塚健司の儲カルチョ」を連載中。美術検定3級。


安部裕葵のプレイについて記すtheWORLD誌の飯塚氏である。
コントロールミスをゴールに繋げるセンス、ダブルタッチで交わすセンス、自ら打つかパスするかの選択を感覚でするセンスが伝わってくる。
裕葵は持って生まれたサッカーセンスをを感じさせてくれる。
これからも多くのゴールを魅せてくれよう。
才能を開花させつつある“天才”の成長を見守りたい。

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