互いに勝利は譲れないビッグマッチになることは必至だ

首位浮上を懸けた一戦の舞台は、鹿島にとって“幸運の地”吹田S
例年にない混戦模様が続く明治安田J1で、東西の常勝軍団が“首位獲り”を懸けて激突する。AFCチャンピオンズリーグの開催で順延されていた第13節で火花を散らすのが、暫定ながら3位の鹿島と4位のG大阪だ。

「今季のJリーグでは上位陣も取りこぼしをしない状態が続いているし、一つでも負けてしまうと差を離されてしまうという危機感がある」と話す倉田 秋の言葉は、両チームにとって共通するものだろう。

暫定首位のC大阪を勝点2差で追う鹿島にとって、勝てば待望の首位浮上。一方、G大阪も3点差以上の勝利で、今季二度目の単独首位に立てる一戦だ。

似た立ち位置にある両者だが、直近の試合はいずれも接戦の末に3-2のスコアで勝ち切っており、モチベーション的にもチームの雰囲気的にも充実した状態でのぶつかり合いが期待できるはずだ。

「次こそ勝利は譲れない。連戦が続くので、次の鹿島戦も非常に大事な試合になる。攻守両面にアグレッシブにプレーしたい」。J1第17節・仙台戦で見事なシュートを決めている井手口 陽介が「次こそ」と意気込むのはもっともだ。ホーム・市立吹田サッカースタジアムでは、鹿島に昨季の開幕戦で敗戦。仙台相手に後半アディショナルタイムで勝ち切った勢いを、難敵・鹿島にぶつけたい。

「相手に応じて臨機応変に形を変えたい」と話すのは長谷川 健太監督だ。中3日で行われる夏場の連戦だけに、遠藤 保仁や今野 泰幸らの起用法は一つのポイントになるだろう。長谷川監督も言う。「しっかりとコンディションを整えさせて、ホームでもっとアグレッシブなサッカーをやれるように準備をしていきたい」。泉澤 仁や藤本 淳吾ら実力者がサブにそろうのも心強い材料で、得点こそなかったものの、仙台戦ではアデミウソンがキレのあるプレーで攻撃をけん引。オランダのFCフローニンゲンへと期限付き移籍した堂安 律の不在を感じさせない層の厚さで、鹿島に勝ち切りたい。

一方、4連勝中の鹿島にとって市立吹田サッカースタジアムは“幸運の地”である。J1だけでなく、FIFAクラブワールドカップや天皇杯を含めて公式戦4戦全勝。南米王者を下し、世界中に「カシマ」の名をアピールした良いイメージとともに乗り込んでくるはずだ。

大岩 剛監督の就任後、4連勝と波に乗る鹿島だが、J1第17節・柏戦で決勝ゴールをたたき出したペドロ ジュニオールにとっては古巣との一戦ということもあり、ひときわモチベーションを高めているに違いない。

ただ、鹿島は柏戦から中2日でのアウェイ戦だけに、日程的にはG大阪に分があるのも間違いない。

Jリーグで最多のタイトルホルダーである鹿島と、2位のG大阪の顔合わせに凡戦なし――。互いに勝利は譲れないビッグマッチになることは必至だ。

[ 文:下薗 昌記 ]


「モチベーション的にもチームの雰囲気的にも充実した状態でのぶつかり合いが期待できるはずだ」と記すJリーグ公式の下薗氏によるプレビューである。
共に勝てば首位となる可能性を秘めた戦いだけに、非常に高いモチベーションにて挑むこととなる。
特に日程が過密となっておる鹿島にとっては、緊張感が途切れることなく戦いが続く。
ここは、日程を組んだ、仕組んだ側に対しても戦いを挑むということもモチベーションとなる。
この逆境を跳ね返してこそ、笑うことも出来るというもの。
公式戦4連勝中の吹田スタジアムにて、5勝目を記録したい。
気持ちの高ぶる一戦である。

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鹿島ユース・山田大樹くん、U-15日本代表選出

U-15日本代表 中国遠征(7/10~18@渭南)メンバー・スケジュール 【Silk Road・Hua Shan Cup CFA International Youth Football Tournament Weinan 2017】
2017年07月03日

スタッフ
監督:有馬 賢二 アリマ ケンジ(日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ/ナショナルトレセンコーチ)
コーチ:廣山 望 ヒロヤマ ノゾミ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/JFAアカデミー福島)
GKコーチ:水原 大樹 ミズハラ ヒロキ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/横浜FC)

選手
GK
山田 大樹 ヤマダ タイキ(鹿島アントラーズユース)
佐々木 雅士 ササキ マサト(柏レイソルU-15)
ジョーンズ レイ ジョーンズ レイ(大宮アルディージャジュニアユース)
DF
半田 陸 ハンダ リク(モンテディオ山形ユース)
田島 詳基 タジマ ミツキ(清水エスパルスジュニアユース)
田中 芳拓 タナカ ヨシヒロ(清水エスパルスジュニアユース)
角 昂志郎 スミ コウシロウ(東京武蔵野シティFCU-15)
鈴木 海音 スズキ カイト(ジュビロ磐田U-15)
菅原 一真 スガハラ カズマ(FC東京U-15深川)
佐古 真礼 サコ マアヤ(東京ヴェルディジュニアユース)
中野 伸哉 ナカノ シンヤ(サガン鳥栖U-15)
MF
荒木 遼太郎 アラキ リョウタロウ(東福岡高)
森田 凛 モリタ リン(徳島ヴォルティスユース)
中川 敦瑛 ナカガワ ノブテル(横浜FCジュニアユース)
横川 旦陽 ヨコカワ アサヒ(湘南ベルマーレU-15平塚)
近藤 蔵波 コンドウ クラバ(セレッソ大阪U-15)
成岡 輝瑠 ナルオカ ヒカル(清水エスパルスジュニアユース)
谷口 大晟 タニグチ タイセイ(大宮アルディージャジュニアユース)
FW
池端 今汰 イケハタ キョウタ(ジュビロ磐田U-15)
中野 桂太 ナカノ ケイタ(京都サンガF.C.U-15)
青木 友佑 アオキ ユウスケ(FC東京U-15深川)
大澤 朋也 オオサワ トモヤ(大宮アルディージャジュニアユース)
※U-15日本代表=FIFA U-17ワールドカップ2019出場を目指すチーム

スケジュール
7月11日(火) AM/PM トレーニング
7月12日(水) AM/PM トレーニング
Silk Road ・Hua Shan Cup CFA International Youth Football Tournament Weinan 2017
7月13日(木) 19:35 vs U-15中国代表(Weinan Sports Center Stadium)
7月14日(金) AM/PM トレーニング
7月15日(土) 19:35 vs U-15チェコ代表(Weinan Sports Center Stadium)
7月16日(日) AM/PM トレーニング
7月17日(月) 16:00 vs U-15ウズベキスタン代表(Weinan Sports Center Stadium)
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。


U-15日本代表に選出された鹿島ユースの山田大樹くんである。
このチームは中国に遠征し、Silk Road・Hua Shan Cup CFA International Youth Football Tournament Weinan 2017に出場する。
山田大樹くんとしては貴重な国際経験を積むチャンスと言えよう。
大きく成長し、いずれトップチームへの昇格を勝ち取って欲しいところ。
期待しておる。

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伝説のFKか

ロナウジーニョの“アレ”みたい?鹿島MF永木亮太、「超FK」をもう見たか
2017/07/03 12:00
Written by 編集部S


先週末に行われたJ1の上位対決、柏レイソル対鹿島アントラーズ戦。

試合は2-3という打ち合いの末鹿島が敵地で勝利し、柏を首位から引きずり下ろした。

そんなこの一戦は豪快なゴールがいくつか生まれたのだが、なかでもお見事だったのは1-1で迎えた56分に永木亮太が決めたこの一撃!



ゴールまで25mはあろうかという距離から、インスイングの強いボールを蹴った永木。

角度が角度だけに味方選手に合わせてくるかに思われたのだが、ゴールエリアの近辺でボールはグイッと曲がる!するとそのままトップコーナーに吸い込まれ、これが直接ゴールとなった。

ピッチにいた誰もが騙され、日本代表に選出されたGK中村航輔をしても防げず…。ポジショニングに若干問題があったとは言え、それでもあれだけ大きく曲がってくれば止めるのは難しかったかもしれない。

試合後、この得点について「狙ってないです」とコメント。

また、「GKと相手のDFの間を狙ったんですけど、蹴った瞬間に風が多分吹いて、その風に乗ってうまく入ったんじゃないかと思います」と話しており、練習の時から言われていた「ポイントに入る選手のところに落とす感じ」を意識したのが吉と出たという。

永木にとって、これが鹿島移籍後のJリーグで初得点。湘南ベルマーレ時代は直接フリーキックからゴールも奪っていたが、永木と言えばどちらかというストレート系の印象が強い。

2002年のワールドカップ、ブラジル対イングランド戦でロナウジーニョが決めたあのフリーキックを思い出させるような意表をついた得点だった。


柏戦の永木のFKについて伝えるQoly誌である。
誰もが味方選手に会わせると思われたボールは、大きく曲がってゴールのファーに吸い込まれた。
素晴らしいFKであったと言えよう。
永木本人は狙っておらぬと言うが、結果は満点であった。
Qoly誌は、このキックを2002年日韓W杯のイングランドvsブラジルのロナウジーニョと重ね合わせる。
事実上の決勝戦とまで言われたこの対戦は、このセットプレイが決勝点となりブラジルが制した。
飛び出したシーマンを責めるよりも、決めたそして狙ったロナウジーニョを賞賛するところ。
今回については、永木は狙っておらぬとは言うが、決めた事実は素晴らしい。
これから多くのゴールを決めていって欲しい。
期待しておる。

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源、こちらのほうが勢いが勝っていた

取りつ取られつの乱打戦…鹿島DF昌子「こちらのほうが勢いが勝っていた」
17/7/3 07:00


チームで唯一全試合フル出場しているDF昌子源

[7.2 J1第17節 柏2-3鹿島 柏]

 昨季はJ1王者に輝きながらも、柏レイソル戦では2連敗を喫していたが、今季は3-2の逆転勝利できっちりと“借り“を返した。鹿島アントラーズのキャプテンマークを巻いて首位撃破に貢献したDF昌子源は、前半を1点ビハインドで折り返すも、昨季との違いを体感していた。

「去年のアウェーのとき(●0-2)は前半から圧倒されてたけど、今回はそこまで……。うちもチャンスがあったし。失点はしましたけど、そこまでネガティブになることはなかった。自分たちも思っていたし、(大岩剛)監督も『それ(失点)以外は問題はなかった』と(ハーフタイムに)送り出してくれたので、それを信じた結果かなと」

 怪我人が続々と戦列に復帰している鹿島は、MFレオ・シルバが5試合ぶり、FW金崎夢生が6試合ぶりに先発した一方で、柏戦ではDF植田直通は欠場となり、DF三竿健斗がセンターバックに入り昌子とコンビを組んだ。日本代表のレギュラーも務める24歳は、4学年下の三竿に対して試合中に積極的にコミュニケーションをとったという。「健斗が足を出すのを待って、足を出した瞬間にちょんと先にさわられて、入れ替わられたり」と高い技術を持つ柏のFWクリスティアーノへの対策として、「1秒2秒でも遅らせてくれたら、俺がカバーに行く」と試合中に講じていた。

 クリスティアーノが右サイドから切り込んで昌子との1対1を迎えた場面では、クリスティアーノが得意とする“切り返し”を読み切って見せた。「足裏通すフェイントは(試合の中で)1回はしてくる。健斗に(助言を)言っていて、言った張本人なのでやられるわけにはいかなかった」と笑みをこぼした昌子。抜かれていたら柏のチャンスとなっていただけに、ピンチを未然に防いだ好プレーだった。

 柏に2点を献上したものの、それを上回るゴールを重ねて勝利を挙げた。「(鹿島の)3点ともビューティフルゴールだったけど、そういうのが入るということは、こちらのほうが勢いが勝っていた」。優勝争いをするライバルを叩いた鹿島は、1試合未消化ながらも2位柏と勝ち点1差、首位・C大阪とは勝ち点2差で3位につけている。勝てば首位に浮上する次戦は5日、敵地でのG大阪戦だ。

(取材・文 奥山典幸)


源について取材したゲキサカの奥山氏である。
健斗への助言から、自らがクリスティアーノのフェイントを読み切ったエピソードは、源のCBとしての風格を示す。
そして、「(鹿島の)3点ともビューティフルゴールだったけど、そういうのが入るということは、こちらのほうが勢いが勝っていた」と、サッカーには目に見えぬ“流れ”があることを語る。
リーグ戦序盤は、GKとの1対1が入らぬなど、不本意な結果が続いたが、ここに来て“流れ”を掴んだ。
この勢いを持ってガンバに挑む。
首位を目指して戦いたい。

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柏戦報道

鹿島逆転勝利!大岩新体制後4連勝/柏-鹿17節
[2017年7月2日21時5分]


柏対鹿島 後半、ゴールを決めDF山本(右)と抱き合って喜ぶ鹿島FWペドロ・ジュニオール(撮影・鈴木正人)

<明治安田生命J1:柏2-3鹿島>◇第17節◇2日◇柏

 鹿島アントラーズが、柏レイソルとの上位対決を3-2で制した。

 柏は満員となったホームのサポーターにも後押しされ、前半24分に主将のMF大谷が先制した。

 DF輪湖のパスをFWクリスティアーノがワンタッチでゴール前にパスし、大谷が冷静に右足で蹴りこんだ。同34分にはFW武富のスルーパスに、FWクリスティアーノが角度のないところから右足で放ったシュートはわずかに外れ、追加点はならなかった。

 昨季はJ王者となったにもかかわらず、柏には2戦とも0-2で敗れている鹿島は、FW金崎が6戦ぶり、MFレオ・シルバが5戦ぶりに先発復帰した。

 同39分にはCKをDF山本が頭で合わせ、同40分にはMFレアンドロが右足でミドルシュートを放つも、枠をとらえることはできなかった。

 後半4分には鹿島GKクォン・スンテがゴール前で相手選手と接触し、左手負傷で退場。GK曽ケ端と交代した。

 直後の8分、左サイドでボールを受けたFW金崎が相手DFをフェイントでかわすと、右足を豪快に振り切りネットを揺らして同点。同11分には左45度の角度から約30メートルのFKをMF永木が直接決めて一気にリードを奪った。

 柏も同17分、DF小池のクロスをゴール前でFWクリスティアーノが右足で合わせて2-2の同点とした。だが、同27分に左サイドでスローインを受けたFWペドロジュニオールがDF2人をかわしてシュート。ボールは右ポスト内側に当たって決勝弾となった。

 大岩新体制後無傷の4連勝とした鹿島は勝ち点を33に伸ばし、柏との差を1に縮めた。柏は今季初の逆転負けを喫した。

鹿島大岩監督、金崎弾を称賛「スーパーシュート」
[2017年7月2日22時50分]


柏対鹿島 試合に勝利し、引き揚げる鹿島イレブン(撮影・鈴木正人)

<明治安田生命J1:柏2-3鹿島>◇第17節◇2日◇柏

 鹿島アントラーズが3-2で競り勝ち、柏レイソルを首位から引きずり下ろした。

 前半24分に先制された流れを変えたのは、FW金崎夢生(28)だった。後半8分、左サイドでボールを受けると、右足を思い切り振り抜いた。シュートはゴール右上に突き刺さる豪快な同点弾。両足首に慢性的な痛みを抱え、5月4日の浦和戦以来6戦ぶりの得点に「(ゴールは)良かったね」と笑顔を見せた。

 同11分にはMF永木亮太(29)が45度の角度から約30メートルFK弾で加点。一時は同点とされるも、同27分にはFWペドロ・ジュニオール(30)が個人技でDF2人をかわすとミドルシュート。右ポスト内側に当たってネットを揺らし、勝利を呼び込んだ。

 就任後、無傷の4連勝となった大岩剛監督(45)はエース金崎に対し「スタジアムの雰囲気を変えたり、チームの流れをつくったりするのが彼の持ち味。スーパーシュートは間違いない」とたたえた。GKクォン・スンテ(32)が左手親指を痛めて負傷交代するなどしたが、首位に立ったC大阪とは1試合少ない中での勝ち点2差の3位。中2日で迎えるG大阪戦(吹田)に勝てば首位に浮上する。DF昌子源(24)は「この勝利はかなりデカイ。3点ともビューティフルゴール」。ガンバ大阪戦後も中2日でFC東京戦(味スタ)、中3日で天皇杯モンテディオ山形戦(NDスタ)とアウェー4連戦が続く。昌子は「(日程に関しての苦言は)ガンバさんに勝ってから言います」と胸に秘め、総力戦で勝ち点を積み上げるつもりだ。

鹿島金崎が先発復帰弾!大岩監督も称賛 5日首位も
[2017年7月3日7時35分 紙面から]


後半、ゴールを決めジャンプし喜ぶ鹿島FW金崎(撮影・鈴木正人)

<明治安田生命J1:柏2-3鹿島>◇第17節◇2日◇柏

 鹿島アントラーズのエースFW金崎の豪快なシュートで試合の流れが一変した。0-1の後半8分、左サイドでボールを受けた金崎はフェイントでDFを抜き去る。ペナルティーライン上で右足を振り抜いてネットに突き刺し、右拳を突き上げた。試合後は「(ゴールは)良かったね」とほほえみながら「(永木)亮太くんと同世代で頑張ろうと言っていたからね」と、後半11分に約30メートルのFK弾を決めた仲間と喜びを分かちあった。

 今季は慢性的な両足首痛などに悩まされ、先発は1-0で勝った5月4日の浦和レッズ戦(埼玉)以来6戦ぶり。得点も、その日以来だった。練習後には足首を冷やすアイシング器具を持って帰る毎日。「これが友達」と苦笑いした時もあった。好きなお笑い番組を見てリラックスする時も、食事する時も、常に両足を冷たい氷水に入れた。冷却しない時間は愛車を運転する時くらい。「オレの恋人だね」と、スポーツカーを走らせることが癒やしだった。

 2-2とされても、後半27分にFWペドロ・ジュニオールが個人技で決勝弾。金崎は、Cロナポーズも披露した2トップの“相棒”のお尻をポンとたたいて祝福した。就任後4連勝の大岩監督は「チームの流れを変えたりすることが彼の持ち味。でも、あまり褒めるとね…。スーパーシュートは間違いない」と金崎をたたえた。首位セレッソ大阪とは、1試合少ない中で勝ち点2差。5日のアウェー・ガンバ大阪戦に勝てば、昨季王者が首位を奪取する。【鎌田直秀】

金崎がゴールした試合は今季8戦全勝!“隠れ首位”鹿島3位浮上

同点ゴールに右腕を突き上げた金崎。“不敗神話”を継続させ、チームは事実上の隠れ首位だ (撮影・中井誠)

 明治安田J1第17節最終日(2日、日立柏サッカー場ほか)第17節最終日 金崎弾で、負けない鹿島!! 鹿島が柏を3-2で下し、4連勝で勝ち点33として3位に浮上した。けがから約2カ月ぶりに先発復帰したFW金崎夢生(28)が同点弾。公式戦でゴールした試合は8戦負けなしの“不敗神話”を継続した。前節首位の柏は11試合ぶりの敗戦で、2位に後退。C大阪がFC東京に3-1で逆転勝ちし、7戦負けなしで同35に伸ばし、暫定の首位に立った。


後半 勝ち越しゴールを決め鹿島・山本脩と喜ぶ鹿島のペドロ・ジュニオール=日立柏サッカー場 (撮影・中井誠)

 強烈な一撃がチームを勇気づけた。後半8分、慢性的な両足首痛などから約2カ月ぶりに先発復帰したFW金崎が強引に右足を振り抜いた。矢のようなシュートは伸び上がるような軌道を描き、GK中村の頭上を抜く同点弾となった。

 「スーパーシュート。あれでチームが乗った」

 汗っかきの大岩監督が額の汗を気持ちよさそうにぬぐった。

 前半は走り負けて先制を許し、後半立ち上がりにはGK権純泰が負傷交代。その嫌な空気をエースが一気に振り払うと、3分後に「あれは狙っていない」とMF永木が苦笑いで明かした左FKがうまく曲がってゴールに吸い込まれる。2-2の後半27分には左を切り込んだFWペドロジュニオールのシュートが相手に当たって入り、これが決勝点となった。

 普段から口数の少ない金崎がうれしそうに振り返った。「試合前に(永木と)『同世代でやってやろう』と話していた」。2人は男子テニスでツアー初優勝を遂げた杉田と同じ1988年度生まれ。今季、公式戦で金崎が得点した試合は8戦全勝。勝率10割の“不敗神話”は、あの藤井四段も超える!?

 5月31日に就任した大岩監督の影響も大きい。選手の自主性を重んじた石井前監督とは異なり、選手を名指しし、積極的に問題点を修正する。勝ち星が続くと「メンバーを変えない」という指導者が多い中、状況を見て積極的に選手を入れ替えながら競争心をあおる。

 監督交代後、無傷の4連勝と波に乗る昨季J1覇者。1試合未消化のチームは、事実上の“隠れ首位”で、G大阪との次戦は首位浮上のチャンスだ。 (一色伸裕)


後半、ペドロ・ジュニオール(右)が勝ち越しゴールを決め抱き合って喜ぶ鹿島・大岩監督=日立柏サッカー場(撮影・吉澤良太)


後半、フリーキックで勝ち越しゴールを決め、祝福される鹿島・永木(中央)=日立柏サッカー場 (撮影・中井誠)


後半、永木(中央)が直接FKでゴールを決め鹿島が勝ち越し=日立柏サッカー場 (撮影・吉澤良太)


鹿島4連勝で3位浮上!金崎22戦不敗弾 5日勝てば首位に
明治安田生命J1リーグ・第17節 鹿島3―2柏 ( 2017年7月2日 柏 )


<鹿島・柏>前半、鹿島・ペドロ・ジュニオールのオーバーヘッドを顔面で止めに行く柏・輪湖(左)右は金崎
Photo By スポニチ


 3試合が行われた。鹿島は柏を3―2で下して4連勝。勝ち点を33に伸ばし首位に2差の3位に浮上した。リーグ戦6試合ぶり先発のFW金崎夢生(28)がゴールを挙げて、得点した公式戦22試合連続で負けなしとなった。柏は11戦ぶりの黒星で首位陥落。C大阪が3―1でFC東京を下し、12年ぶりとなる首位に浮上した。

 “不敗神話”は大一番でも健在だった。0―1で迎えた後半開始直後、GK権純泰(クォン・スンテ)が左手親指の付け根を痛めて負傷交代。そんな負の流れをエース金崎が一変させた。

 8分に左サイドから緩急をつけたドリブルでマークをかわし、右足を一閃(いっせん)。ボールは伸び上がるような軌道でGK中村の頭上を抜いた。ゴールを挙げた公式戦は22試合連続で負けなし。「亮太(永木)と“同じ世代で頑張ろう”と話してた。良かった」。ベンチ方向に走り、右拳を2度強く握って喜びを爆発させた。

 大岩新体制となって以降、先発は選手の状態によって柔軟に変化するようになった。「チーム内の競争が激しくなった」とDF昌子。両足首の状態が万全ではない金崎も例外ではない。リーグ戦6戦ぶりの先発で期する思いがシュートには込められた。指揮官は「ああいう姿がスタジアムの雰囲気を変えたり、チームの勢いを生み出す。彼の素晴らしいところ」と振り返った後、「あんまり褒めると…」と一拍置いてからさらに絶賛した。「スーパーシュートだった」

 金崎のゴールの3分後には、同学年のMF永木が直接FKを決めた。「俺と夢生と康(遠藤)は同世代でチームの中堅だし、俺ら3人で引っ張っていきたいという気持ちは凄く強い」。再び同点に追い付かれるも27分にFWペドロ・ジュニオールがリーグ戦3試合連続ゴールを決め、激戦を制した。

 4連勝で3位へと浮上。ACL出場により未消化だった5日の敵地・G大阪戦に勝てば首位に立つ。監督交代から1カ月。苦難を乗り越えた鹿島の、連覇への道がくっきりと見えてきた。


<鹿島・柏>後半決勝ゴールのペドロ・ジュ二オール(右)を抱きしめる大岩監督
Photo By スポニチ


[ 2017年7月3日 05:30 ]

【鹿島】10戦無敗の柏止めた!大岩監督就任後公式戦5連勝!
2017年7月3日6時0分 スポーツ報知


後半27分、勝ち越しゴールを決めた鹿島のペドロ・ジュニオール(中)(カメラ・竜田 卓)

 ◆明治安田生命J1リーグ 第17節 柏2―3鹿島(2日・日立柏サッカー場)

 1試合消化の少ない鹿島がアウェーで柏に3―2と逆転勝利。大岩剛監督(45)は5月の就任後、公式戦無傷の5連勝に導いた。首位の柏は4月8日以来11戦ぶりの敗戦で暫定2位に転落。C大阪はMF水沼宏太(27)が2アシストの活躍でF東京を3―1で下し、7戦負けなしで暫定ながら2005年11月以来、12年ぶりの首位に立った。

 大岩監督の一言が勝利をたぐり寄せた。1点ビハインドで迎えたハーフタイム。「失点シーン以外は素晴らしい内容。逆転できる」と語りかけた。アウェーの雰囲気に包まれる中、前半は首位・柏の勢いある攻撃を受けて劣勢。ただ「内容は悪くはなかったと感じていた」(DF昌子)という選手は「監督がそう言ってくれた」(同)とスコアに惑わされなかった。

 口火を切ったのはエースだ。両足首の負傷から先発復帰したFW金崎が後半8分、豪快に相手GK頭上を抜く右足ミドルを決めて同点。3分後には右サイドのFKからMF永木が「狙ったものではない」というクロスが、放物線を描いてゴール右へ吸い込まれる幸運な得点となった。2―2とされた同27分にはFWペドロ・ジュニオールが個人技で突破し、右足でゴール右に決勝点を流し込んだ。

 解任された石井正忠前監督(50)の後を受け、5月31日に就任した。変わったのが言葉だった。前監督に限らず、ミーティングで「絶対に勝たなきゃいけない」というゲキが「オレたち、勝つよ」に変わった。「球際で激しくいかなきゃいけない」は「負けないよ」に。常勝戦士にとっては縛られる言葉よりも、背中を押してくれる言葉が「耳に入ってくる」(DF西)。停滞していた攻守に血が通った。

 大岩監督の就任後はリーグ戦4連勝、天皇杯を含めた公式戦では5連勝を飾った。4月16日の神戸戦から2か月以上、10試合不敗だった柏をアウェーで止め、首位から引きずり下ろした。ACLによる未消化分の次節、G大阪戦(5日・吹田S)で勝てば首位に浮上する。「監督が代わった刺激があるかもしれないけど、グラウンドの中でアグレッシブな姿勢を見せてくれる選手全員を評価したい」と指揮官。「全勝」を目標に、大岩アントラーズが反撃に出る。(内田 知宏)

鹿島、エース金崎が千金同点弾 大岩監督「褒めたくないけど、スーパーゴール」

 柏-鹿島 後半、同点ゴールを決め、駆けだす鹿島・金崎(左端)=柏

 「明治安田生命J1、柏2-3鹿島」(2日、日立柏サッカー場)
 エースの一撃が流れを変えた。後半8分、FW金崎が、日本代表GK中村が頭上に出した両腕をはじき飛ばしてゴールに突き刺す同点弾。その3分後にMF永木の直接FKでいったん勝ち越し。一時は同点とされたが、ペドロジュニオールの決勝弾で振り切った。
 両足首痛などで、5月4日の浦和戦以来の先発出場。金崎は、上を狙ったかと問われて「そうだね」と短く返答。大岩監督は「あまり褒めたくないけど、スーパーシュートだった」と笑った。
 これで大岩監督就任から無傷の4連勝。ここ10戦無敗の柏を首位の座から引きずり降ろして、1試合未消化ながら暫定3位に浮上した。“暫定”が外れる5日のG大阪戦は勝てば単独首位に立つ。昨季の覇者は、定位置へはい上がる。

鹿島4連勝!大岩体制 無傷キープ ペドロジュニオールV弾で柏撃破

 後半、決勝ゴールを決め喜ぶ鹿島・ペドロジュニオール(中央)=共同

 「明治安田生命J1、柏2-3鹿島」(2日、日立柏サッカー場)
 鹿島は柏を3-2で下し、4連勝で勝ち点を33として3位に。前節首位の柏は11試合ぶりの敗戦で、2位に後退した。
 6試合ぶり先発出場のFW金崎が豪快な同点弾。MF永木はラッキーな直接FKを決め、FWペドロジュニオールの決勝弾。大岩監督就任4連勝目は、直近10戦無敗の柏を首位の座から引きずり降ろす会心の勝利だった。
 「ゴールは狙ってなかった。風にうまく乗って入った。GKに取られると思いました」。鹿島移籍後の初ゴールを永木は振り返る。運もあったが、勝因は別にある。「相手は球際、走る力が強い。そこで負けないテンションの高いゲームができた」と胸を張った。
 これで1試合未消化ながら暫定3位に浮上。“暫定”が外れる5日のG大阪戦は勝てば単独首位に立つ。中2日の厳しい日程に、DF昌子は「ガンバに勝ってから文句を言います」。昨季の覇者は、勝って定位置にはい上がる。

鹿島3発逆転で4連勝 5日G大阪戦に勝てば首位
2017年7月3日 紙面から


柏-鹿島 後半、直接FKを決め、鈴木(上)に祝福される鹿島・永木=柏で

◇J1第17節 鹿島3-2柏
 鹿島は大岩新監督が就任してからリーグ戦4連勝を飾り、5位から3位に浮上した。前節まで首位の柏を3-2で撃破、5日のG大阪戦で勝てば1位に躍り出る。指揮官は「理想的な展開ではなかったが、選手たちが落ち着いてゲームを運んでくれた」と逆転勝利の味をかみしめた。
 前半24分に先制を許す展開だったが、「大人」の鹿島が「若さ」の柏をひねった。後半8分に金崎が豪快なミドル弾を突き刺し、3分後にはMF永木が約40メートルの左サイドからのFKを相手GKの目測ミスもあって直接放り込んだ。湘南から鹿島に移籍後2年目でリーグ戦初得点を記録した永木は「狙っていなかった。風にうまく乗った」と苦笑い。運も味方につけた。
 後半17分には2-2とされるも、10分後にペドロジュニオールがドリブル突破から決勝弾を沈めた。今季の鹿島はラスト5分は無失点。先発の平均年齢が24・18歳の柏に隙を与えず締めくくった。6試合ぶりの先発で1得点の金崎は「(永木)亮太とは同世代で頑張ろうと言っていたのでうれしい」と喜んだ。昨季王者が折り返し地点を前に、慣れ親しんだ首位の座を視界に捉えた。 (占部哲也)

鹿島、経験の4連勝 柏は3カ月ぶり敗戦
2017年7月3日 朝刊


柏-鹿島 後半、決勝ゴールを決め喜ぶ鹿島・ペドロジュニオール(中)=柏で

◇明治安田J1第17節最終日(2日・キンチョウスタジアムほか=3試合)
 C大阪がFC東京に3-1で逆転勝ちし、7戦負けなしで首位に浮上した。鹿島は柏を3-2で下し、4連勝で同33として3位に。前節首位の柏は11試合ぶりの敗戦で、2位に後退した。
   ◇
 首位柏がほぼ3カ月ぶりの敗戦。C大阪に首位の座を明け渡し、同時に、上位チームの差がぐんと縮まった。
 柏が柏らしい見事なコンビネーションとゴールに向かう姿勢で先制すれば、鹿島は圧倒的な「個の力」で逆転、柏が追いつくと鹿島が突き放すといった試合。最後は鹿島が修羅場をくぐり抜けてきた経験を生かして逃げ切った。
 目先の順位ではなく、「年間勝ち点70」を目標にした柏としては、せめて勝ち点1がほしかったところ。チャンスの数では上回りながら敗れた柏の下平監督は、悔しさをにじませながらも「鹿島のほうが勝ちきる力は上だった」と素直に認めた。
 この3カ月間、U-20ワールドカップでDF中山が抜けた以外は、ほぼ固定したメンバーで戦い続けてきた柏。11人の先発中、アカデミー(下部組織)出身選手が8人。その時代から下平監督がたたき込んできたチームのために戦う姿勢はこの試合でも貫かれ、個々の力だけを見れば上の鹿島と互角以上の戦いができたことは高く評価される。
 「自分たちのペースになりかけたかなと思ったときに鹿島はゴールを決めたり、何かをしてペースを取り戻した」と下平監督。「私も選手も、いい経験になった」と、敗戦を前向きにとらえた。
(大住良之=サッカージャーナリスト)

鹿島4連勝 首位柏下す
2017/7/2 04:00


柏-鹿島 後半6分、ゴール前に攻め込む鹿島・金崎(右)=日立柏サッカー場、村田知宏撮影

明治安田J1第17節最終日の鹿島は2日、千葉県柏市の日立柏サッカー場で首位柏を3-2で下し、4連勝を飾った。通算成績は11勝5敗、勝ち点33で3位。柏は2位に後退した。

鹿島は1点を追う後半に反撃開始。8分に金崎の強烈な右足のシュートで同点とし、3分後には永木がフリーキックを直接決めて勝ち越した。17分に追い付かれたが、27分にペドロジュニオールがドリブル突破から決勝ゴールを決めた。

鹿島の次戦は5日、アウェーでG大阪と対戦する。


首位との大一番に記名記事が並ぶ各紙である。
ニッカンの鎌田記者は、アイシングする夢生の「「オレの恋人だね」と、スポーツカーを走らせる」というエピソードを紹介する。
やはりストライカーにはスポーツカーがよく似合う。
鹿島の街を走らせる姿が目に浮かぶようである。
サンスポの一色記者は、「今季、公式戦で金崎が得点した試合は8戦全勝。勝率10割の“不敗神話”は、あの藤井四段も超える!?」と今は旬の将棋の藤井四段に例えた。
しかしながら、藤井四段は昨日敗れ、少々ゲンが悪かった。
報知の内田記者は、「変わったのが言葉だった」と大岩監督の言葉、言い方にスポットを当てた。
常勝戦士にとっては縛られる言葉よりも、背中を押してくれる言葉が「耳に入ってくる」という西のコメントから、大岩マジックの片鱗を報じておる。
これは、小さいようで大きな変化であろう。
背中を押され、結果を出しておる選手らも感じておるのではなかろうか。
そして、この大一番を制したことで、水曜日の未消化試合に勝利すれば首位に立つ。
緊張感のある重要な試合が続く。
高い集中力で、勝利を目指したい。
期待しておる。

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サッカーダイジェスト 柏戦寸評

【J1採点&寸評】柏2-3鹿島|勝敗を分けた個の力。MOMは反撃の狼煙を上げた鹿島のエース
多田哲平(サッカーダイジェスト)
2017年07月02日


柏――中村はセービングでのミスが目立った。


【警告】柏=伊東(42分) 鹿島=土居(90+1分)、伊東(90+4分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】金崎夢生(鹿島)


[J1リーグ17節]柏2-3鹿島/7月2日(日)/柏

【チーム採点・寸評】
柏 5.5
緊張感のある展開のなか、全員が球際に激しく寄せて相手に流れを渡さず1点リードで前半を折り返す。しかし後半は要所で勝負弱さを見せて3失点。リーグ戦11試合ぶりの敗戦を喫した。

【柏|採点・寸評】
GK
23 中村航輔 4.5
この日は、らしくないセービングミスが目立った。失点はいずれも防げたもので、とりわけFKの目測を見誤ったのは痛恨だった。

DF
4 中谷進之介 5.5
前半は、ポジションチェンジを繰り返す相手の2トップから目を離さずに対応。しかし後半は金崎の力強いポストプレーに後手を踏んだ。さらにP・ジュニオールにエリア内に侵入を許し、失点にも関与。

5 中山雄太 5.5
球際に激しくぶつかり、相手の2トップに対抗。完全に封じ込んでいた前半から一転、後半は徐々にトーンダウンし、マークが緩くなった。

13 小池龍太 5.5
対面した中村との1対1はほとんど負けなかった。さらに62分にはサイドを駆け上がりアシストを記録と攻守に奮闘。パフォーマンスは悪くなかっただけに72分にP・ジュニオールにシュートを許したのが悔やまれる。

22 輪湖直樹 5
セットプレーなどでCBコンビが攻め上がった時のカバーリングは見事。ただそれ以外で、見せ場は少なく相手FWに力負けしていた印象だった。

MF
7 大谷秀和 6
冷静に右足を振り抜き先制点を奪取。さらに幅広く動き回り、ルーズボールをことごとく回収するなど存在感は大きかった。

8 武富孝介 5.5(74分 OUT)
中盤から前線まで精力的に動き回り、ビルドアップに絡んだ。しかしシュート0本と物足りない出来に。

14 伊東純也 5.5
山本とのマッチアップは見応え十分。ただし、かわし切れないシーンも多く、決定的な仕事はできなかった。

17 手塚康平 6(82分OUT)
正確なパスでチャンスを演出するだけでなく、素早くボールホルダーを囲い込み守備でも奮闘。中盤の主導権を相手に握らせなかった。

19 中川寛斗 5(62分OUT)
度々決定機に顔を出すも、決めきれず。懸命なプレッシングも外される場面が少なくなく、対策に遭った。

柏――クリスティアーノは1得点・1アシストと好パフォーマンス。

FW
9 クリスティアーノ 6.5
パワフルなドリブルで攻撃の基準点として君臨。24分に大谷の先制点をお膳立てすると、62分には追加点を奪取。決定機にはいつもこのブラジル人FWの姿があった。

交代出場
FW
11 ディエゴ・オリヴェイラ 5.5(64分IN)
自慢の推進力を生かして攻撃を活性化。流れを変えたものの、シュートチャンスは1回で無得点と監督の期待に応えられず。

FW
10 大津祐樹 5(74分 IN)
左サイドハーフで出場すると、果敢にゴール前に飛び出し得点を狙った。しかしシュートをふかす印象のほうが強く残った。

MF
6 小林祐介 -(82分IN)
リーグ戦11試合ぶりの出場。時にバランスを崩して攻め上がったりと積極性は見せたが、これと言って目立った働きはなかった。

監督
下平隆宏 5
62分に追加点を奪い同点とすると、すかさずD・オリヴェイラを投入し、攻勢を強める。しかし逆に3失点目を喫してからは、打開策を欠いた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

鹿島――期待値を考えれば、昌子は及第点には届かない。

【チーム採点・寸評】
鹿島 6
失点シーンでは連係に綻びが見られたが、攻撃陣の圧倒的な個人技が光った。守備で課題が浮き彫りになったものの、ギリギリの戦いを勝ち切ったのは何より大きい。

【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 5.5(49分 OUT)
正面に来たミドルシュートなどをキャッチし切れず、取りこぼす場面が見られた。47分に相手と交錯して無念の途中交代。

DF
3 昌子 源 5.5
キャプテンマークを巻いて出場。最終ラインをうまく統率し、1対1でも強さを見せたが、カバーリングが遅れがちだったのが気になった。期待値を考えれば及第点には届かず。

16 山本脩斗 6
伊東のスピードに苦戦。下がり目のポジションを取らざるを得ず、攻撃参加の機会は限られた。とはいえ決定的な仕事はさせなかった点は評価に値。

20 三竿健斗 5.5
主戦場のボランチではなくCBで先発出場。やや迷いが見られ、クリスティアーノのパワーに押され気味に。度々シュートチャンスを作られた。

22 西 大伍 6
右サイドでスタートすると、後半途中から左サイドに。どちらのサイドでも常に攻守のバランスに気を遣い、落ち着いてプレーしていた。

MF
4 レオ・シルバ 6
決定的な仕事はなかったが、90分間高い集中力を維持。ボールロストはほとんどなく、安定したパフォーマンスを披露した。

6 永木亮太 6
守備面では、バイタルエリアを空ける稚拙さも見られた。しかし、57分のFKでは、直接ゴールに吸い込まれるラッキーな形で追加点を決めた。

11 レアンドロ 5(84分OUT)
独特のリズムでプレー。流れを変え得る存在だったものの、この日はそれが裏目に。パスが合わずにピッチ上でひとり浮いていた。39分のシュートチャンスもモノにできなかった。

13 中村充孝 5(74分OUT)
積極的にスペースに顔を出してパスを交換しながら、攻撃にテンポを生んだ。しかし、ドリブル突破は少なく、存在感は薄かった。

鹿島――個の力を見せつけた2トップは高評価。


金崎が強烈なショットを叩き込む。この1点が流れを大きく変えた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

FW
7 ペドロ・ジュニオール 6.5
多彩な動きでボールを引き出したが、なかなかボールを収められず。それでも72分にキレ味鋭いドリブル突破から右足を振り抜き決勝ゴールをゲット。大仕事を果たした。

MAN OF THE MATCH
33 金崎夢生 7
前半は抑え込まれたものの、後半は気迫漲るポストワークで反撃を促した。54分には強烈なミドルシュートを叩き込み同点ゴールを奪取。特大のプレゼンスで流れを変えた。

交代出場
GK
21 曽ヶ端準 6(49分IN)
クォン・スンテの負傷を受け、後半途中に出場。失点を喫したのはマイナス要素だが、試合終盤に声を張り上げ守備陣を引き締めた。

MF
8 土居聖真 6(74分 IN)
目立ったプレーこそなかったが、絶えず走り回り、攻撃にも守備にも顔を出して貢献。無難に役割をこなした。

DF
24 伊東幸敏 -(84分IN)
右SBで出場し、対面した大津に対応。何度かマークを外す場面が見られピンチを迎えた。失点には至らなかったものの課題が残った。

監督
大岩 剛 5.5
GKが負傷するアクシデントにも落ち着いて対処。とはいえ流れを変えるような決定的な采配はなく、選手の頑張りに助けられた印象が強かった。

取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


サッカーダイジェストの多田記者による柏戦の寸評である。
その中で夢生に最高評価とMOMを与えておる。
やはりあの同点弾はエースの風格と存在感を魅せてくれた、
素晴らしい。
そして、PJもにも高い評点が付けられておる。
決勝点の個人技はスタジアムを歓喜の渦に巻き込んだ。
2TOPのゴールで逆転勝利は素晴らしい結果と言えよう。
これからも多くのゴールを積み重ねて欲しい。
楽しみにしておる。

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柏戦コメント

2017明治安田生命J1リーグ 第17節




鹿島アントラーズ:大岩 剛
素晴らしいスタジアムの雰囲気の中で、アントラーズサポーターも数多く来ている中で、互いがレベルの高いサッカーができたと思う。先制された後のリアクションについて、選手たちがしっかりと示してくれたし、落ち着いてプレーを進めてくれていたので、自信を持って前後半を戦えたと思う。

Q.チャンスの数は互角か相手の方が多かったと思うが、理想通りの試合展開だったか?

A.いや、理想通りではないですね。先制されたということもあるし、柏が前線から積極的に来ると予想していた中で、選手たちが少し拍子抜けしたかもしれない。前半はうちの良いペースの中で失点してしまったので、修正する必要がある。

Q.金崎選手が久々に先発復帰となったが、評価は?

A.あのような姿がスタジアムの雰囲気を変えたり、チームの勢いを作り出したりするが、それが彼の素晴らしいところだと感じている。スーパーシュートだったのは確かで、あれでチームが勢いに乗ったと思う。

Q.就任後負けなしだが、短期間で何を変えたのか?どのようなマネージメントをしているのか?

A.ベースは変わっていない。選手個々の特長や組み合わせによって起こり得る変化を考えながら選手を選んでいる。ただそれだけではうまくいかないこともある。どの選手にも言っているのは「自信を持ってプレーしなければいけない」ということと「相手との駆け引きに上回らないといけない」ということ。個人的にアドバイスすることもあるし、監督が交代になったという刺激もあるだろうが、グラウンドの中で見せるアグレッシブな姿勢はどの選手についても評価したいと思っている。

Q.両サイドハーフがかなり高い位置を取っていて、4-2-4システムのようだったが?

A.4-2-4でやるつもりはなかったが「相手のビルドアップに対して積極的にプレッシャーをかけていこう」という指示を出していた。そこだけではなく、ボランチの1人が必ずそこへ加わるということも伝えていた。選手個々が反応して、逆サイドにボールがある時のポジショニングや、全体をコンパクトに保つということも臨機応変にやってくれたと思う。





【ペドロ ジュニオール】
首位との対戦で、難しい戦いになることは予想できていたし、実際に厳しい戦いとなった。得点の場面は個人技で、あのゾーンでボールを受けた時のプレーは自分の特長だと思っている。積極性を出せた。ただそれよりも、勝って勝ち点3を取れたことで、アントラーズというチームを評価してもらえると思う。

【永木 亮太】
暑い中、ハードな戦いになることはわかっていた。柏は球際や走力の部分が強いので、そこで負けないようにという話をしていた。みんながその部分でしっかりと頑張れたことが勝ち点3につながったと思う。得点はうまく風に乗って入ってくれた。アントラーズに入ってからリーグ戦では得点がなかったので、ホッとしている。

【三竿 健斗】
源くんとはお互いを見ながらプレーをしていた。今日の反省を生かして、チャレンジしてプレーしていけばどんどん良くなっていくと思う。1対1の対応や駆け引きで勝てるようになりたい。

【昌子 源】
この勝利はかなり大きいと思う。勢いで相手を上回っていたかもしれないし、チーム力を示せたと思う。2点を取って逆転してから追い付かれて、相手が勢いをもって攻めてくる中で個人技で強引に流れを引き寄せることができた。

【山本 脩斗】
首位との対戦で勝つか負けるかは全然違う。次につながる勝利だと思う。サポーターの声はよく聞こえていたし、力になった。

【曽ケ端 準】
自分が入ってからすぐに2点を決めてくれた。その後に追い付かれたけど、落ち着いて試合を進めることができたと思う。GKで交代枠を1つ使うことになってしまったけど、みんなでカバーし合えたと思う。勝ち切れて良かった。

【中村 充孝】
こういう試合で勝てたことは大きい。上位との差を縮めることができた。失点以外のところは、こちらが主導権を握れてプレーできていた。後半はいろいろ形からゴールを決めることができた。打ち合いになったけど、タフな試合に勝てて良かった。

柏戦


本日行われたJ1 第17節 柏レイソル戦は3-2で勝利しました。

第17節
2017年7月2日(日)18:33KO 柏

[ 大岩 剛監督 ]
すばらしいスタジアムの雰囲気の中で、鹿島サポーターもたくさん来ている中で、お互いがレベルの高いサッカーができたのではないかと自分自身感じています。ウチからしてみたら、先制されたあとのリアクションというものに対して、選手がグランドの中でしっかりプレーしてくれてましたし、落ち着いてゲームを運んでいたので、自信を持って前半、後半戦えたんじゃないかと思います。

--チャンスの数としては互角か柏のほうが多かった。試合の狙いは思ったとおりだったのか?
理想どおりではないですね。先制されましたし、柏さんが前から来ると予想していたんですけど、あまりアグレッシブさがなかったので選手が少し拍子抜けしたんじゃないかなというところがあった。あとは前半最初、ウチのペースが良かったところで先制されてしまった。ああいうところも少し修正する必要があるんじゃないかな、と感じています。

--金崎 夢生選手の一発が流れを変えたと思います。ひさびさに先発した彼の評価をお願いします。
やっぱりああいう姿が、スタジアムの雰囲気を変えたり、チームの勢いを作り出したり、そういうところが彼のすばらしいところだと感じています。あまり褒めると……(苦笑)。スーパーシュートだったことは確かなので、あれでチームに勢いが出たかな、と思います。

第17節
2017年7月2日(日)18:33KO 柏

[ 永木 亮太 ]
ゴールは狙ってないです。GKと相手のDFの間を狙ったんですけど、蹴った瞬間に風が多分吹いて、その風に乗ってうまく入ったんじゃないかと思います。「ポイントに入る選手のところに落とす感じで」と言われているので、その意識で蹴ったのがうまく入ってくれました。

リーグ戦では初めての得点だった。なかなかここまで点が取れなかったですし、ボランチの選手が点を取っていかないとチームとしても上には行けないと思っていたので、流れの中ではないですけど、良いきっかけになってくれればと思います。

[ ペドロ ジュニオール ]
監督からは1回ではなくて持続するということ、次のプレー、次の試合で持続することを常に意識してほしいと言われています。アディショナルタイムが5分であろうと8分であろうと10分であろうと、われわれは最後までやり続けないといけないことを練習から意識させられています。監督の指示というものがあったので、最後まで試合を締めるというところまで、全員で意識してできたと思っています。

--すぐにG大阪との試合があるが?
今日、終わるまではガンバという次の対戦相手のことは意識してなかったですけど、終わったところから意識して、この2日間でしっかりと準備を進めていきたいと思います。そう簡単に勝てる相手ではないので、敬意を持ってわれわれは謙虚に、やってきていることをまた全員でできるようにがんばっていきたいと思います。

熱戦に決着をつけたのは“個の力”。鹿島が柏との勝点差を『1』に縮める
シーズンの折り返しに、暫定首位・柏と同3位・鹿島のビッグマッチが実現した。

柏はベンチを含め、おなじみのメンバー。“鹿島キラー”の伊東 純也も順当にスタメンに名を連ねた。一方の鹿島は前節から3名を変更。ケガの影響で欠場の植田 直通に代わり、三竿 健斗がセンターバックに入り、レオ シルバが5月14日の明治安田J1第11節・神戸戦以来、金崎 夢生が5月4日の第10節・浦和戦以来、先発出場を果たした。

前半ペースを握ったのは柏だった。ビルドアップ時には今季はあまり採用していなかった“アンカー落とし”を実行。ボールを持てば、両センターバックの間にボランチの大谷 秀和か手塚 康平のどちらかが素早く入り、鹿島の前線からのプレッシャーをかわしていった。

そして、先に試合を動かしたのも柏。24分、右サイドを伊東が抜け出しクロス。これは中と合わず、ファーサイドに流れるが、オーバーラップしていた左サイドバックの輪湖 直樹が懸命に折り返すと、ゴール前で待ち構えていたクリスティアーノにつながり、最後はクリスティアーノの丁寧な落としを大谷が落ち着いて流し込み、先制点を奪った。

守っても守備陣が奮闘。中山 雄太は金崎とのマッチアップを何度も迎えるが、力強い対応で応戦し、チャンスは作らせず。前半唯一のピンチだった39分のシーンでも、ペナルティエリア内でGKをかわし、角度のないところから放ったレアンドロのシュートをカバーに入った輪湖がしっかり弾き返し、柏が1点のリードを奪ったまま前半を折り返した。

何としてでも同点、そして逆転に持ち込みたいアウェイチームを後半早々、アクシデントが襲う。ゴール前でGKクォン スンテが相手選手と接触して負傷。思わぬ形で選手交代を余儀なくされた。

しかし、ここから王者が底力を見せる。53分に鹿島のエース・金崎がペナルティエリア左角から豪快にたたき込み、まずは同点。その3分後には永木 亮太のFKが目測を誤ったGK中村 航輔の頭上を越え、直接ゴールに吸い込まれ、瞬く間に逆転する。

ところが、これで終わらないのが上位対決。62分、右サイドを完璧な連係で崩すと、今度は柏のエース・クリスティアーノが冷静に押し込み、再びゲームは振り出しに戻る。

そんなスペクタクルなゲームに決着を付けたのは圧巻の個人技だった。72分、左サイドでボールを受けたペドロ ジュニオールが対応にきた相手DFをものともせず、カットインしながら右足を振りぬくと、低い弾道のシュートが右ポストに当たり、ゴールイン。再逆転に成功した。

終盤は柏が猛攻を仕掛けるも、あと1歩及ばず。鹿島が敵地で勝利を収め、大岩 剛監督就任後の連勝を『4』に伸ばし、柏との勝点差も『1』に縮めた。一方、柏は4月8日の第6節・清水戦以来の敗戦。無敗記録も『10』でストップした。

[ 文:須賀 大輔 ]

【柏 vs 鹿島】夢生の同点弾!
2017年7月2日(日)



1点を追いかける鹿島は53分、左サイドでボールを持った金崎夢生(写真)が中央に切れ込み、強烈なシュート。このシュートが柏GK中村航輔の手をかすめれるもゴールに吸い込まれ、同点に追い付く。
金崎は今季5点目のゴールとなった。

【柏 vs 鹿島】永木のFKで逆転!
2017年7月2日(日)



同点に追いついた鹿島は56分、FKのチャンスから永木亮太が蹴ったボールをゴール方向にカーブしていき、相手GKも触れずゴールに吸い込まれる。

【柏 vs 鹿島】決勝点はペドロ!
2017年7月2日(日)



2-2で迎えた72分、鹿島は左サイドでボールを受けたペドロ ジュニオール(写真)が圧倒的な個人技を見せて、最後は右足でシュートをねじ込み再び逆転に成功する。
試合はこのゴールが決勝点となり、3-2で鹿島が柏に勝利して、順位を3位に浮上させた。

昨季王者が首位叩き!鹿島が柏との壮絶シーソーゲーム制す
17/7/2 20:28


鹿島はFW金崎夢生(左)が反撃の狼煙となる1点目

[7.2 J1第17節 柏2-3鹿島 柏]

 折り返しとなるJ1第17節、勝ち点34で暫定首位に立つ柏レイソルは、勝ち点30で暫定5位の王者・鹿島アントラーズと対戦。注目の上位決戦は、得点の奪い合いの末に鹿島が3-2で競り勝ち、柏に11試合ぶりとなる土をつけた。

 10戦負けなし、ホームでは5連勝中の柏は、GK中村航輔、DF中谷進之介、FWクリスティアーノら不動のイレブンが先発。前節決勝点を挙げたFWディエゴ・オリヴェイラは、ベンチスタートとなった。
 大岩剛監督就任後、3連勝と調子を上げている鹿島は、MFレオ・シルバが5試合ぶり、FW金崎夢生が6試合ぶりに先発に名を連ねた。

 チケットは前売りで完売、黄色と赤に染まるスタジアムは、序盤から球際での激しい攻防が繰り広げられた。柏のMF大谷秀和とMF手塚康平、鹿島のレオ・シルバとMF永木亮太がボールを運んでいくが、前線に入ったボールは、すぐさまプレッシャーをかけられ、チャンスをつくれない状況がつづく。

 拮抗した展開の中、チャンスを確実にものにしたのは柏だった。24分、FW伊東純也の右サイドからのクロスはFW武富孝介が合わせきれず逆サイドに流れる。DF輪湖直樹が再び中央に入れたボールをクリスティアーノが落とすと、最後は大谷。キャプテンの右足から放たれたシュートがゴールネットを揺らした。

 右サイドへのロングボールに抜け出したFW武富孝介が右サイドでキープして、走り込んだクリスティアーノへ送ると鋭く右足を振り抜く。しかし、ボールはゴールマウスをとらえることはできなかった。39分には鹿島も決定機をつくる。MFレアンドロがGK中村をかわしシュートまで持ち込んだが、輪湖がカバーに入ってピンチをしのいだ。

 1点を追いかけて後半に入った鹿島にアクシデント。クリスティアーノのシュートをGKクォン・スンテがセーブするとこぼれ球につめていたMF中川寛斗と接触し、プレー続行不可能となりGK曽ヶ端準との交代を余儀なくされた。

 柏のプレッシャーをかいくぐり攻撃の時間を増やしていく鹿島は8分、左サイドでボールを持った金崎が中央にカットインすると右足を一閃。矢のようなシュートが突き刺さり試合は振り出しに戻った。

 さらにその3分後には、左サイドで得たFKで、MF永木亮太の右足から放たれたクロス性のボールは、そのまま誰も触れることなく柏ゴールに吸い込まれる。永木の今季初ゴールで鹿島が逆転に成功する。

 柏も首位を行く底力を見せる。伊東、DF小池龍太のコンビで右サイドを攻略すると、小池は中央のクリスティアーノへ。背番号9はトラップから右足でゴールに蹴り込んで2-2。試合はまたしても同点となった。

 この試合の4点目が入ったことでさらにゴール前での場面が増えていく。FWディエゴ・オリヴェイラも投入して3点目を奪いにいく柏は、左サイドでDFをかわしたクリスティアーノがゴール前でフリーになっていた伊東へパスを通すことができず。ピンチをしのいだ鹿島は、ペナルティエリアのFWペドロ・ジュニオールがDFに囲まれながらもドリブルでキープしつつシュートを放つと、ゴール右隅に入り鹿島が勝ち越し点を奪った。

 4連勝を飾った鹿島は、勝ち点を33にのばし暫定2位に。未消化の試合をひとつ残しながらも首位・柏へ勝ち点1差に迫った。今季5敗目となった柏は勝ち点34から積み上げることができず、19時キックオフのC大阪がFC東京に勝利すれば勝ち点でかわされて首位陥落となる。

(取材・文 奥山典幸)

FK弾は「狙っていなかった」が柏撃破に攻守で貢献、鹿島MF永木「テンションの高いゲームができた」
17/7/2 22:26


MF永木亮太のFK弾など5ゴールが生まれた

[7.2 J1第17節 柏2-3鹿島 柏]

 鹿島アントラーズにとってのチーム2点目は、先制された後の逆転弾となった。後半11分、左サイドで得たFKでMF永木亮太がキッカーを務めると、20m以上はある距離からクロスを選択したという。「GKにそのまま取られるか、味方はさわれないかな」というボールはゴール前に入り乱れる選手の頭上を越えて、柏のゴールにそのまま入った。「狙ってないんですけどね(苦笑)。風にうまくのって入ってくれた」と自嘲ぎみに語った永木は、「鹿島にきてリーグ戦でゴールがなかったので、ああいう形でしたけど、点を取れてホッとしてます」と安堵した。

 両チーム合わせて5ゴール。先制、同点、逆転、同点、勝ち越しとなった試合に、超満員となった日立柏サッカー場は熱を帯びた。「テンションの高いゲームができた」と永木。大岩剛監督も「お互いがレベルの高いサッカーができたんじゃないかと感じています」と、両チームが演じた死闘をそう評した。

 他チームが対応に手を焼いている柏のMF中川寛斗に対しても対策を講じていたという。「彼はホントに嫌なポジションとるので。ただそれは分析でわかっていた。前半は捕まえるところで連携が少しできていなかったところはありますけど、後半はできていた」。後半に入ってチームが押し込まれるとともに存在感を消していた中川は、後半17分に交代となった。

 6分のアディショナルタイムも含めると、20分以上リードを守る展開を強いられたが「途中から入ってきた幸(伊東幸敏)だったり聖真(土居聖真)が守備で貢献してくれたし、スタメンで出ている選手も『またやろう』という気持ちになりました」とスイッチを入れ直し、柏の反撃をしのぎきった。

 5月の時点では7位に沈んでいた鹿島だが、大岩新監督就任以降4連勝をマーク。1試合消化試合が少ないが、勝ち点33の3位につけている。5日に行われる第13節延期分のG大阪戦に勝利すれば、上にいるC大阪と柏をかわして首位に立つことができる。「中2日というタイトなスケジュールはなかなか経験していないですけど、チーム全員で戦って、連戦を乗り切って連勝を続けていきたいと思います」。王者・鹿島の逆襲は続きそうだ。

(取材・文 奥山典幸)

柏、逆転負けで11試合ぶり黒星…好調鹿島が上位対決制して4連勝

ゴールを喜ぶ鹿島の選手たち [写真]=JL/Getty Images for DAZN

 2017明治安田生命J1リーグ第17節が2日に行われ、柏レイソルと鹿島アントラーズが対戦した。

 先制したのはホームの柏。24分、右サイドから仕掛けると、伊東純也の折り返しを武富孝介がダイレクトで狙う。ここはうまくミートすることができなかったが、流れたボールを輪湖直樹、クリスティアーノとつなぎ、最後は大谷秀和が右足のシュートを流し込んだ。

 追いかける鹿島は38分、スルーパスでペナルティエリア内右に抜け出したレアンドロがGKをかわして左足で狙ったが、シュートはDFにブロックされた。前半はこのまま柏の1点リードで折り返す。

 後半に入り53分、鹿島は左サイドで受けた金崎夢生が中へ運びながら右足を振り抜く。強烈なシュートがクロスバーをかすめてネットに突き刺さり、1点を返した。さらに直後の56分、左サイドからのFKを永木亮太がゴール前へ放り込むと、カーブがかかったボールがGK中村航輔の頭上を超えてそのままゴール右へ吸い込まれ、あっという間に試合をひっくり返した。

 柏は62分、伊東からのスルーパスでエリア内右に抜け出した小池龍太が中央へラストパス。これを受けたクリスティアーノがワントラップから右足で流し込み、スコアをタイに戻す。

 しかし72分、鹿島は左サイド深くでスローインを受けたペドロ・ジュニオールが個人技でエリア内に侵入し、右足でシュート。DFに当ってわずかにコースが変わったボールが右ポストの内側を叩いてゴールに収まり、再びリードを奪った。

 試合はこのままタイムアップを迎え、アウェイの鹿島が逆転勝利で4連勝を達成。柏は11試合ぶりの黒星となった。

 次節、柏は8日にセレッソ大阪とアウェイで対戦。鹿島は5日に第13節延期分でガンバ大阪と、8日に第18節でFC東京と、いずれもアウェイで対戦する。

【スコア】
柏レイソル 2-3 鹿島アントラーズ

【得点者】
1-0 24分 大谷秀和(柏)
1-1 53分 金崎夢生(鹿島)
1-2 56分 永木亮太(鹿島)
2-2 62分 クリスティアーノ(柏)
2-3 72分 ペドロ・ジュニオール(鹿島)

鹿島が柏との上位対決を制す! 大岩監督の就任以来4連勝を達成!
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年07月02日


柏は守備陣のミスが響き今季5敗目。暫定2位に転落。


先発出場の金崎は53分、強烈なシュートを叩き込んだ。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ17節]柏 2-3 鹿島/7月2日/柏

 柏は前節の札幌戦で決勝ゴールを奪ったディエゴ・オリヴェイラがベンチに控える。一方、大岩監督の就任以来3連勝と波に乗る鹿島は、レオ・シルバがスタメンに復帰した。

 20分、柏は右サイドでボールを受けた伊東純也の横パスを手塚康平がダイレクトで狙うが、左足のシュートは枠を捉えきれない。

 24分、伊東のクロスはファーサイドに流れるも、輪湖直樹、クリスティアーノと繋ぎ、最後は大谷秀和が右足でネットを揺らす。ホームの柏が先制点を奪う。

 39分、鹿島は柏DFの背後に抜け出したレアンドロがGK中村航輔を交わすが、左足のシュートは輪湖にクリアされ、惜しくもゴールはならない。

 前半は拮抗した展開だったが、少ない決定機をものにした柏の1点リードで折り返す。

 後半に入り46分、柏はクリスティアーノのシュートがGKクォン・スンテに阻まれ、そのこぼれ球を中川寛斗が詰めるも、ボールはゴールラインを割らずにノーゴールに終わる。

 しかし、鹿島はクォン・スンテが手を痛めて負傷退場。49分に曽ヶ端準との交代を余儀なくされる。

 53分、鹿島は金崎夢生がカットインから強烈な右足のシュートを放つと、中村の手をかすめゴールイン。同点に追いつき、さらに3分後の56分、左サイドからの永木亮太のクロス気味のFKが直接ネットを揺らし、逆転に成功する。

 リードを奪われた柏だったが62分、鹿島DFの裏を取った伊東から小池龍太と繋ぎ、最後はクリスティアーノがきっちりと決め、すぐさま同点に追いつく。

 同点に追いついた直後の63分、柏は中川を下げD・オリヴェイラを投入する。69分、クリスティアーノが三竿健斗を振り切るが、伊東へのラストパスを合わせることができない。

 72分、鹿島はペドロ・ジュニオールがドリブルでペナルティエリア内に侵入し右足のシュート。ボールは柏DFに当たってコースが変わりゴールイン。再び勝ち越しに成功する。

 74分、柏は武富に代えて大津祐樹を投入。一方の鹿島も中村充孝を下げ、土居聖真をピッチに送り込む。

 82分、柏は手塚を下げ、小林祐介をピッチに送り、3枚の交代カードを使い切る。鹿島も84分、レアンドロに代えて、伊東幸敏を投入し、逃げ切りを図る。

 試合はこのまま鹿島が逃げ切り3-2で勝利。大岩監督が就任して以来4連勝で、勝点を33に伸ばした。一方の柏は、守備陣のミスが響き今季5敗目を喫し、勝点34で暫定2位に転落した。

【鹿島】スーパーショットの金崎は喜び。「頑張ろう」と声をかけていた同世代の選手とは?
多田哲平(サッカーダイジェスト)
2017年07月03日


試合後、同世代の戦友とともにゴールを決めた喜びを口にした。


圧巻のパフォーマンスで鹿島の攻撃を牽引した金崎(33番)。その気迫溢れるプレーはチームメイトを勢いづけた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ17節]柏2-3鹿島/7月2日(日)/柏

 柏を3-2で下した鹿島が3位に浮上した。

 勝利の立役者となったのは、エースの金崎夢生だろう。53分、左サイドから中央にカットインし、強烈なミドルシュートを突き刺した。

 セービングに定評のある柏のGK中村航輔でさえ反応が間に合わない、圧巻のスーパーショットだった。

 鹿島の大岩剛監督も、エースの活躍に脱帽した様子で「やっぱりああいう姿が、スタジアムの雰囲気を変えたり、チームの勢いを作り出したりする。そういうところが彼の素晴らしいところだと感じています。あまり褒めたくないですけど……、スーパーシュートだったことは確か。あれでチームに勢いが出たかなと思います」と称賛する。

 まさに、この金崎のゴールで勢いづいた鹿島は、その3分後にFKで永木亮太が追加点を奪取。62分に一度は追いつかれるも、72分にペドロ・ジュニオールが独力で突破して決勝点を決めて、接戦をモノにした。

 金崎本人も試合後は上機嫌でミックスゾーンに姿を現し、ひと言。

「亮太と同じ世代で頑張ろうと言っていたので、良かった」

 この日、チームの2点目を決めた永木とは、同学年(金崎は89年の早生まれ、永木が88年生まれ)。金崎は、同世代の戦友とともにゴールを決めた喜びを口にした。

 中盤で潰し役を担う永木、ゴール前で決定的な仕事を求められるエースの金崎。ともにチームの中心として活躍する。

 現在、鹿島はリーグ戦4連勝。好調のチームを支える同世代コンビから目が離せない。

取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)

【鹿島】永木が明かす移籍後リーグ戦初ゴールの真実。「狙っていないんですけど…」
多田哲平(サッカーダイジェスト)
2017年07月03日


「正直、GKにそのまま取られるかと思った」。


永木(6番)は移籍後初得点をゲット。このゴールでさらに波に乗れるか。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ17節]柏2-3鹿島/7月2日(日)/柏

 シーズン折り返しの17節、暫定首位の柏との上位対決に臨んだ昨季王者が、3-2で勝利を収めた。この日の2点目を決めたのは、永木亮太。昨季湘南から加入したボランチだった。

 56分、FKのチャンスで永木の右足から放たれた回転のかかったボールは、GKの頭上を越えてネットを揺らした。

 本人は「狙っていないんですけど、風にうまく乗って入った。正直、GKにそのまま取られるかと思った」と、ラッキーゴールだったことを明かした。

 このゴールが永木にとって、鹿島に移籍後リーグ戦初得点。「鹿島に来てリーグ戦でゴールがなかった。なので、ああいう形でしたけど、取れてホッとしています」と安堵の表情を浮かべた。

 さらに、永木は柏戦をこう振り返る。

「暑くてハードな戦いになることは試合前から分かっていた。柏は球際が激しいし、チームとしての組織力があるので、そこでまずは負けないようにと言っていた。スコアは結構動きましたけど、そこでしっかり自分たちが頑張れたのが今日の勝点3につながった。

 攻守の切り替えが激しくて観ている人たちも面白かったんじゃないかな。やっている自分たちもテンションの高いゲームができたし、こういう試合をしっかり勝ち切って終わることができたというのは、また自分たちにすごくプラスになると思う」

 さらに、「これから連戦が続くし、夏場に入るので、こういう試合をベースにしてやっていければいいかなと」と言うように、この試合で今後の戦い方のヒントを得たようだ。

 3日後の5日にはG大阪とのアウェーゲームが控えている(ACLの影響で13節の2試合はこの日に開催)。

 自身のゴールに喜ぶのも束の間、G大阪戦に話が及ぶと真剣な顔つきに戻る。「次の試合まで中2日と、ここまでタイトなスケジュールは経験していない。ですけど、チーム全員で戦って連戦を乗り切って連勝を続けていきたい」

 鹿島は現在リーグ戦4連勝。G大阪戦に勝利すれば首位に躍り出る。移籍後リーグ戦初ゴールを決めた永木が、再びチームを勝利に導けるか。

 取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)


「ゴールは狙ってないです」と語った永木である。
現地でもそう感じたが、ここは豪語してくれても面白かったように思う。
とはいえ、永木の人間性が伝わってきて嬉しい。
正直者には福が来る。
その永木に、「亮太と同じ世代で頑張ろうと言っていたので、良かった」と夢生は言う。
同世代の絆は深く強い。
調子乗り世代がチームの中心となっておる。
この勢いで連勝を続けていこうではないか。
調子に乗っていきたい。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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