敵地での難敵相手でも盤石の強さを見せてくれるはずだ

【J1展望】G大阪×鹿島|勝てば首位浮上も!? 注目必至の上位対決を制すのは?
サッカーダイジェスト編集部
2017年07月04日


G大阪――球際の攻防でいかに優位に立てるか。


故障者/G大阪=米倉 鹿島=植田、町田
出場停止/G大阪=なし 鹿島=なし


J1リーグ16節
ガンバ大阪-川崎フロンターレ
7月5日(水)/19:00/吹田スタジアム

ガンバ大阪
今季成績(17節終了時):4位 勝点32 9勝5分2敗 31得点・15失点

【最新チーム事情】
●前節の仙台戦を3-2で制し、アウェー2連勝。
●ファビオが仙台戦で移籍後初ゴール。
●G大阪U-23も栃木を3-2で下す。

【担当記者の視点】
 前節の仙台戦から先発メンバーやシステムは変えずに臨みそうだ。長沢、アデミウソンの2トップやトップ下の遠藤にボールを集めながら、中盤の倉田、今野、井手口の攻撃参加を上手く引き出して勝機を窺いたい。

 G大阪としては3点差以上の勝利、鹿島も勝てば首位奪取となる大一番とあり、互いの意地がぶつかり合う激しい展開も想定される。目下4連勝中と勢いに乗る鹿島には、金崎、P・ジュニオールら個の打開力に秀でたタレントが集うだけに、守備時には球際の攻防でいかに優位に立てるかもポイントとなりそうだ。

鹿島――戦力的な不安はない。狙うは怒涛の5連勝!

鹿島アントラーズ
今季成績(16節終了時):3位 勝点33 11勝0分5敗 25得点・17失点

【最新チーム事情】
●クォン・スンテが左手親指付け根の脱臼で全治1か月。代役は曽ケ端が務めるが、大岩監督は「何の不安もない」と信頼を寄せる。
●昨季の開幕戦を含め、クラブワールドカップの第2ラウンドと準決勝で勝利し、天皇杯では優勝を決めた吹田スタジアムは鹿島にとって相性の良いスタジアム。選手からも「良いイメージがある」との声が多く聞かれた。
●3戦連発中のP・ジュニオールは試合前日のミニゲームでキレのある動きを見せるなど好調を維持。

【担当記者の視点】
 前節・柏戦は先制される展開も逆転に成功し、その後に追いつかれたが再び突き放してリーグ4連勝を達成。当時の首位チームを高い攻撃力でねじ伏せてみせた。

 P・ジュニオールがハイパフォーマンスを披露する一方、足を痛めていたエース金崎が復調し、前線に迫力が出てきたのは大きい。ボランチとCBで出場機会を増やす三竿健も堂々とした働きぶりを示し、今節はレギュラー格の遠藤が先発復帰予定だ。

 クォン・スンテの負傷離脱は痛いが、ベテラン曽ケ端が控えているだけに、戦力的な不安はない。波に乗る常勝軍団が5連勝を見据え、敵地での難敵相手でも盤石の強さを見せてくれるはずだ。


「遠藤が先発復帰予定」と記すサッカーダイジェストのプレビューである。
天皇杯では先発しておったが、負傷からの復帰後、リーグ戦初先発となる。
ヤスのキープ力にて時間を作り、レアンドロとは異なったリズムで攻撃を仕掛けたい。
首位を狙う大一番。
ヤスの活躍に注目と言えよう。
重要な一戦である。

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大岩監督、準備期間がなくても、信頼して送り出せるメンバー

鹿島 大岩監督 大一番のG大阪戦は「準備期間がなくても、信頼して送り出せるメンバー」で
 鹿島は4日、5日の敵地・G大阪戦に向けて鹿嶋市内で前日練習を行った。柏戦から中2日。準備期間も少ない中、勝てば首位に立つ大一番を迎える。大岩監督は「メンバーも多少替わるが、経験のある選手たち。準備期間がなくても、信頼して送り出せるメンバー」と力を込めた。

 2日の柏戦で負傷したGK権純泰がクォンスンテ「は左母指(ぼし)MP関節脱臼で全治3〜4週間の診断。GK曽ケ端がリーグ戦3試合ぶりに先発することが濃厚だ。また、左大腿二頭筋筋損傷から復帰したMF遠藤が、リーグ戦6試合ぶりに先発する可能性も高い。吹田スタジアムではリーグ戦、クラブW杯、天皇杯と公式戦4連勝中。相性のいい地で首位奪回を狙う。
[ 2017年7月4日 15:50 ]


ガンバ戦に向けた前日練習を取材したスポニチである。
大岩監督の「メンバーも多少替わるが、経験のある選手たち。準備期間がなくても、信頼して送り出せるメンバー」というコメントを報じる。
どのようなメンバーで組んでくるのか非常に気になる。
ただ、ガンバのような素晴らしい相手とは、フルメンバーにて対戦したかったいうのが本音である。
変則日程で鹿島だけが中2日となってはそれは叶わぬ。
見えぬ力が働いたことは明らか。
残念である。

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ペドロ・ジュニオールに期待

午前練習


明日のG大阪戦に向け、セットプレーやレクリエーションゲームなどで最終調整しました。


ガンバ戦に向けた前日練習の一コマである
リラックスして練習するペドロ・ジュニオールが写る。
現在、リーグ戦三試合連続ゴール中であり、明日のガンバ戦でも得点が期待される。
速さにてガンバ守備陣をぶっちぎり、ゴールに迫るのだ。
緩急を付けたプレイでメリハリを付けよ。
PJの古巣への恩返し弾で首位を狙いたい。
期待しておる。

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三竿健斗、夏が終わった後に(レギュラーを)取れていればいいなと思います

【Viewpoint of J】鹿島の監督交代で起きた、三竿健斗の変化。
2017-07-04
サッカーマガジン編集部



監督交代後、三竿はボランチとセンターバックで4試合連続フル出場(17節時点)

2017.07.02 明治安田生命J1リーグ第17節 
柏レイソル 2-3 鹿島アントラーズ

文◎小林康幸(サッカーマガジン編集部)

大岩監督の下で変わった意識

大岩剛監督就任以降、勝利を重ねる鹿島において、その立役者のひとりとなっているのが三竿健斗だ。首位・柏との天王山においても、ケガをしたセンターバックの植田直通の穴を埋めたのは三竿だった。

「(16節)新潟戦後の練習からセンターバックをやっていたので、植田選手のケガもあり、(今日の試合は)センターバックかな、とは思っていました。ボランチのときは両足をそろえてポジションを取るのですが、『センターバックは半身でやれ』とか、昨日の練習後に(大岩監督から)アドバイスをもらいました」

抜てきされた三竿は、慣れないポジションながら随所に体を張ったプレーで柏の攻撃陣を食い止め、チームの勝利を呼び込んだ。対峙した相手FWクリスティアーノに「今日は完全に駆け引きで負けていました」と反省しながらも、「2点を取られた後に、それ以上の失点をしなくて良かったなと思います」と安堵した。

3カ月前はまるで違う表情を見せていた。4月8日のことだ。今季初先発となったC大阪戦(●0-1)に敗れた後、「イージーなパスミスや、予測が遅くなってボールを奪えないシーンがあった」と、肩を落とした。同点のチャンスで放ったシュートがバーに阻まれた場面について聞いても、「決めなければならなかったですけれど、それを決め切れないのが現状です」と自戒する言葉を口にしている。限られた出場時間で結果を残さねばならない焦りからか、プレーの精度を欠いた。自らのパフォーマンスにも疑心暗鬼になっていた。

そんななか、指揮官が大岩監督へと交代し、その初陣(14節広島戦・○3-0)でいきなり先発フル出場を果たした。「自信を持ってプレーしなければいけない。相手との駆け引きの中で上回らなければいけない」と、大岩監督がそうした姿勢を強く求めることによって、三竿のなかでも意識が変わっていった。

「剛さんには信頼して使ってもらえていると思うので、それが自分の中で結構大きい。落ち着いて、自信を持ってプレーできている要因なのかなと思います」

チャンスの間に良さを出す

今季序盤のプレーについても尋ねてみた。

「あのとき(C大阪戦)は連戦で、(チームが)ターンオーバーだったから、試合に出られたのだと思います。なかなかスタメンで出られなかったので、(石井)監督(当時)から自分はどう思われているのか、少なからず不安はあったと思います」

冷静に当時の心境を振り返る三竿の表情に迷いや不安は感じない。

「今はまだレギュラーを勝ち取っているとは思っていなくて、チャンスを与えられている最中だと思っています。試合に出られている間に、できるだけ自分の良さを出して、夏が終わった後に(レギュラーを)取れていればいいなと思います」

主戦場となるボランチをはじめ、鹿島のポジション争いはし烈を極めている。それでも、大岩監督に背中を押される21歳は、手に入れた自信を胸に定位置獲得へ意欲を燃やす。


17節柏戦でセンターバック起用も「プラスにしか考えていない」と三竿


三竿健斗について記すサッカーマガジンの小林記者である。
健斗がどのような気持ちで今季を過ごし、成長しているのかが伝わってくる。
大岩監督になって、ここまでリーグ戦4試合全て先発し、フル出場しておる。
信頼の証しように感じるが、健斗本人は、「今はまだレギュラーを勝ち取っているとは思っていなくて、チャンスを与えられている最中だと思っています」と言う。
チームを勝利に導き、勝つ選手育成が叶えば、大岩監督の手腕は更に証明される。
健斗はそれを実戦するのだ。
期待の大型ボランチ・三竿健斗の躍動を楽しみにしておる。

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クォン・スンテ、全治約3~4週間

スンテ選手の負傷について
2017年07月04日(火)

7月2日(日)明治安田J1第17節 柏レイソル戦で負傷したクォン スンテ選手について、チームドクターより検査結果の報告がありましたのでお知らせいたします。

■受傷名:
左母指MP関節脱臼

■全治等:
約3~4週間

■負傷状況:
7月2日(日)明治安田J1リーグ第17節 柏レイソルで負傷


柏戦にて負傷退場したスンテの症状が公式発表された。
左母指MP関節脱臼にて全治約3~4週間とのこと。
これは痛い。
甲府戦または仙台戦よりの復帰となろうか。
ここは、曽ケ端に奮起して貰うところ。
昨年末に魅せた、CSからCWC、天皇杯と続いて連戦時のパフォーマンスを期待したい。
チーム総力にて勝利を引き寄せる。
結束である。

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永木の神クリア

“超絶FK”の鹿島MF永木亮太、ゴールライン上でやった「神クリア」が話題に
2017/07/04 12:00
Written by 編集部S
Image by Gettyimages


先週末に行われた柏レイソル戦で、驚きのフリーキックを決めた鹿島アントラーズMF永木亮太。

ロナウジーニョの“アレ”みたい?鹿島MF永木亮太、「超FK」をもう見たか

ゴールという目に見える形で鹿島の勝利に貢献したそんな永木だが、この試合では他にもチームを救っていた。

1-0とリードされ迎えた47分、こんなシーンがあった(01:03から)。



縦に速い攻撃からチャンスを掴んだ柏。

クリスティアーノのシュートをGKクォン・スンテが弾き、ここに中川寛斗が詰めるとボールはゴールの方へ。しかし、これに対して永木が懸命に足を伸ばしゴールライン上でのクリアに成功した。





安心してください、割ってませんよ!

攻守の両方で活躍を見せた永木は、このゲームで「マン・オブ・ザ・マッチ」級の活躍だった。

鹿島は5日(水)、アウェイでガンバ大阪と対戦する。


柏戦の永木のクリアについて伝えるQoly誌である。
スンテの手ごと蹴られたシュートはゴールに向かって転がった。
このボールを間一髪クリアしたのは永木亮太であった。
プレイを止めず、集中したこのシーンは永木の素晴らしさであろう。
この試合、FKによる得点とこの得点阻止を考えれば、MVPは永木と言いきって良かろう。
攻撃陣に目が行く試合であったが、このような部分に戦う選手たちの姿があったことも事実である。
僅差で勝ちきったのは、永木がいてこそ。
頼もしいフットボーラーである。

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大岩剛新監督のもとで、リーグ戦4連勝と怒涛のV字回復を遂げた舞台裏

これぞ鹿島の底力。大岩新監督のもとV字回復。昨季の二冠王者、復調の舞台裏
昨シーズンの二冠王者・鹿島アントラーズが復調してきた。首位に立つ柏レイソルのホームに乗り込んだ2日のJ1第17節で、壮絶なゴールの奪い合いの末に3‐2の鮮やかな逆転勝利をゲット。石井正忠前監督の電撃解任から1ヶ月あまり。ヘッドコーチから昇格した大岩剛新監督のもとで、リーグ戦4連勝と怒涛のV字回復を遂げた舞台裏に迫った。(取材・文:藤江直人)

2017年07月04日(Tue)12時12分配信
text by 藤江直人 photo Getty Images


1点ビハインドのハーフタイム。泰然自若としていた大岩監督


鹿島アントラーズの大岩剛監督【写真:Getty Images】

 憎たらしいほどの強さが脈打っていた。敵地を支配する大声援にも動じない。先制を許しても浮き足立たない。そして、最後には笑う。常勝軍団・鹿島アントラーズが完全復活の雄叫びをあげた。

 満員で埋まった日立柏サッカー場で、首位に立つ柏レイソルと対峙した2日のJ1第17節。前半24分にゴールネットを揺らされ、1点のビハインドで迎えたハーフタイム。大岩剛監督は泰然自若としていた。

「失点の場面以外は素晴らしい内容だ。後半も攻守に連動した動きを続けよう」

 果たして、リーグ戦では6試合ぶりに先発したFW金崎夢生が、後半8分に目の覚めるようなミドルシュートを一閃。余韻が残る同11分には、MF永木亮太の直接FKがそのままゴールに吸い込まれる。

 左タッチライン際からファーサイドを狙ったキックは一陣の風に乗って伸び、さらにカーブの軌道を描きながら急降下。日本代表GK中村航輔の判断ミスを誘い、飛び出した頭上を越えていった。

 神懸かり的なスーパーセーブを連発し、8連勝を含めた10戦連続無敗を支えてきた22歳の若き守護神が犯したまさかのミスが、怒涛のように押し寄せるアントラーズのプレッシャーを物語っていた。

 好調を維持するレイソルも、6分後にFWクリスティアーノの一撃で同点に追いつく。ますます白熱する死闘を制したのはアントラーズ。27分にFWペドロ・ジュニオールが決めた勝ち越し弾を守り切った。

 GKクォン・スンテの負傷退場などで、後半アディショナルタイムは6分間が表示された。それでも再度リードを奪われてからは決定機を作れなかった展開に、レイソルの下平隆宏監督は脱帽するしかなかった。

「鹿島アントラーズというクラブの底力を感じたというか。自分たちのペースになりかけたときにファウルをもらうとか、また流れをもっていかれるようなプレーがちょこちょこ出てくる。上手く時間を使われたなかで、なかなか乗っていけない、追いつくパワーを出すところまでもっていけないと感じました」

代表招集から復帰後、昌子が感じた変化


鹿島アントラーズのDF昌子源【写真:Getty Images】

 伝統とも言っていい勝負強さを、これでもかと発揮した末にもぎ取った価値ある白星。これで今シーズン2度目の4連勝をマークしたが、ほんの1ヶ月前はまさに“嵐”の真っただ中にいた。

 広州恒大(中国)に敗れ、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)初制覇の悲願を決勝トーナメント1回戦で断たれてから一夜明けた5月31日、石井正忠監督の解任が電撃的に発表された。

 その時点でリーグ戦は7勝5敗と黒星がかさんでいた。ACLもアウェイゴール数で負けるなど、二冠を獲得し、FIFAクラブワールドカップでも準優勝した昨シーズン終盤に見せた勝負強さが消えかけていた。

 ヘッドコーチから昇格した大岩新監督は、石井前監督のもとで培われてきた、チームのベースになる部分は変えないと明言。そのうえで、鼓動を再び強く奏でさせるためのマネジメントをほどこした。

「選手個々の特徴や組み合わせ、起用するポジションによって起こりうる変化といったものを、自分のなかで考えながら選手を選んでいます。それだけではなかなか上手くいかないときもありますけど、自信をもってプレーしなきゃいけない、相手との駆け引きで上回らなきゃいけないとは全員に言っています」

 緊急登板から5日目で迎えた、6月4日のサンフレッチェ広島戦は3‐1で勝利した。前体制下で先発の機会に恵まれなかった両MF、中村充孝の初ゴール、レアンドロの2発で前半のうちに試合を決めた。

 ハリルジャパンに招集され、直後から留守にしたDF昌子源は、シリア代表との国際親善試合、イラク代表とのワールドカップ・アジア最終予選を戦い終えて、再合流したアントラーズに変化を感じたという。

「石井さんのときにあまり出番がなかった選手、名前を挙げればアツ君(中村)やレアンドロの調子がよくて、結果を残せば試合に出る。調子が悪ければ、これも名前を挙げれば(土居)聖真はずっと試合に出ていたけど、柏戦では先発から外れた。チーム内の競争が、ちょっと激しくなったのかなと」

競争意識がより鮮明に。煽られたチームの意識

 新体制になってからのリーグ戦4試合で、中村とレアンドロはすべてに先発している。一方で昨シーズンに8ゴールをあげたFW鈴木優磨は、レイソル戦を含めて3試合連続でピッチに立っていない。

 石井前監督のもとでも、もちろん競争はあった。新体制下でより鮮明に促されたことで、チーム内の意識が煽られた。それは昌子と植田直通のコンビでほぼ不動だった、センターバックにも当てはまる。

 レイソル戦では植田がコンディション不良で、ベンチからも外れた。外国人枠の関係でブエノは起用できない。代役に指名され、及第点のプレーを演じたのはボランチが主戦場の21歳、三竿健斗だった。

「本職ではない(三竿)健斗がセンターバックでいいプレーをすると、僕自身もそうだし、ましてや今日の試合をテレビで見ているかもしれんナオ(植田)もすごい刺激を受けるので」

 昌子が感じる競争意識の高まりは、フォワード陣にも波及している。慢性的な両足首の痛みもあり、途中出場が続いていた金崎が決めたスーパーゴールと、その直後にあげた雄叫びはその象徴と言っていい。

「ああいう姿がスタジアムの雰囲気を変え、チームの勢いを作り出す。あまり褒めるとあれなんですけど、そういった点は彼(金崎)の素晴らしいところだと感じています」

 試合の流れを強引に手繰り寄せたエースの一撃を称賛した大岩監督は、一方で自身の存在がチーム内に化学反応を引き起こす触媒になっていると感じている。

「監督が代わったという刺激が選手の間にあるんでしょうけれども、選手がグラウンドのなかで見せるアグレッシブな姿勢というものは、全員に対して高く評価したいといまは感じています」

“生き物”であるチーム。監督交代というショック療法


鹿島アントラーズのMF永木亮太【写真:Getty Images】

 シーズン途中で指揮官が交代するのは、トニーニョ・セレーゾ元監督が解任された2015年7月以来のこと。相手のミスも手伝い、移籍後初ゴールを決めた永木はチーム内の空気が変わったと言う。

「石井さんを代えてしまったのは、僕たち選手たちの責任でもある。だからこそ、代わった(大岩)剛さんのもとでチームを勝たせたいという気持ちが、選手それぞれにあると思うので。そういう思いがいま、プレーになって表れているんじゃないかと」

 2年前も石井前監督のもとでチームは復調。ヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)を制し、3年ぶりとなるタイトル獲得で昨シーズンのJ1年間王者獲得と天皇杯制覇につなげた。

 指揮官更迭というショック療法を契機とする変化を見れば、あらためてチームは“生き物”であることがわかる。今回も自主性を重んじた前任者から、兄貴分的な大岩監督への交代が奏功したと言っていい。

 昌子はアントラーズから唯一、ハリルジャパンに招集されたことを意気に感じるとともに、一抹の心残りも感じていた。国際Aマッチ開催でJ1が中断される期間は、新監督の戦術を浸透させられるからだ。

 ディフェンスリーダーの心中を察したのか。大岩監督はシリア戦を翌日に控えた味の素スタジアムに姿を見せ、昌子に「こっちの心配はせずに、代表に集中してこい」と檄を飛ばしている。

 シリア戦、そして中立地テヘランで行われたイラク戦にともに先発フル出場した昌子は、大岩監督からかけられた言葉に心を奮い立たされたと明かしている。

「ちょっとの間は鹿島のことを忘れるというか。剛さんの言葉を信じて、鹿島のことは置いて、しっかりと代表でプレーしたいという気持ちになりました」

「みんながついていきたくなるような人」

 現役時代はセンターバックとしてプレーした大岩監督は、2003シーズンにジュビロ磐田から加入。2010シーズン限りで引退した後はコーチを務め、米子北高校から加入した昌子を直接指導している。

「剛さんに何度同じことを言われたか。何回同じミスをするねん、何でそこで足を出すねん、と。高校のときにできたことはプロでは通用せんと言われたけど、その通りで歯が立たんかったよね。高校では抑えられていたから、けっこう自信はあったんですけどね」

 大岩コーチの厳しくも愛が込められた檄を糧に、心技体をゼロから鍛え直してきたからこそいまがあると昌子は語ったことがある。たとえば中村も、チームメイトのためにもっと走れと発破をかけられてきた。

 アントラーズ出身の日本代表FW大迫勇也(ケルン)も、シリア戦前日に大岩監督と談笑している。その人柄を熟知するからこそ、アントラーズの再出発へこんな期待を託していた。

「すごく厳しさがあり、優しさもある人だからね。みんながついていきたくなるような人だし、これからがすごく楽しみですよ」

 昨シーズンの陣容に、MFレオ・シルバやペドロ・ジュニオール、クォン・スンテらを補強。戦力的には何ら問題のなかったアントラーズは、ちょっとした袋小路に入りかけていた状態だったと言っていい。

 石井前監督が残した足跡はもちろん評価されるが、忌憚なくものを言い、そのなかに愛情も込める大岩監督が見せる大きな、頼れる背中が選手たちには進むべき羅針盤と映ったのかもしれない。

 休む間もなく、ACLの関係で未消化だったガンバ大阪との第13節が中2日で行われる。万全を期すために、レイソル戦後に左すねと右ふくらはぎを厳重にアイシングしていた昌子はニヤリと笑った。

「ガンバに勝ってから、(過密日程には)文句をめちゃ言います」

 敵地・市立吹田サッカースタジアムでの大一番に勝てば、暫定で上位につけるセレッソ大阪やレイソルを抜き去り、体制下で一気に加速してきたアントラーズの首位ターンが決まる。

(取材・文:藤江直人)

【了】


鹿島について記すフットボールチャンネルの藤江氏である。
監督交代後の快進撃について綴る。
多くのコメントは、これまでたのメディアに登場したものであり、目新しいことはない。
何が変わった、どう変わったかについても、良い答えが出されたわけではないように感じさせる。
個人的には、負傷者が戦列に戻り、助っ人のコンディションが上がった時期と重なったようにも感じさせる。
大岩采配としては、2列目を中に絞らせ、攻撃陣の距離感を変えたことは、大きな変化であったことは事実ではある。
現時点では、攻撃は機能したが、守備に不安が残っておる。
また、緒戦以降の4試合が下位のチームとの対戦であり、復調させるにはもってこいであったことも意図的であったであろう。
それに関しては、トニーニョ・セレーゾから石井さんにバトンタッチした際も岳の復帰と重ねてそうさせた旨を鈴木満常務強化部長の著書「血を繋げる。」に記されておる。
今回も同様に、この下位三連戦に合わせたことは明白である。
それはそれとして、ACL敗退のショックと監督交代を重ねることでチームに衝撃を与えて復調させたことは、一つの手腕であろう。
藤江氏も「指揮官更迭というショック療法を契機とする変化を見れば、あらためてチームは“生き物”であることがわかる」と記す。
この“生き物”を更に昇華させることが、大岩監督に託されたミッションである。
これから、どのようにチームが変化していくのであろうか。
楽しみである。

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J1史上初“アウェイ戦全勝の折り返し”に挑む

鹿島J1初「アウェー戦全勝折り返し」で首位狙う
[2017年7月4日7時23分 紙面から]


応援に駆けつけた子どもたちとサッカーを楽しむ鹿島FW金崎(撮影・鎌田直秀)

 鹿島アントラーズが、J1史上初の「アウェー戦全勝の折り返し」に挑む。2日の敵地柏レイソル戦に3-2で勝ち、今季のリーグのアウェー戦は無傷の7連勝。ACLの影響で明日5日に行われるガンバ大阪戦(吹田S)に勝てば快記録を達成し、セレッソ大阪を上回って首位に浮上する。3日は茨城・鹿嶋市内で調整。FW金崎ら柏戦の先発組は軽めのメニューで疲労回復に努めた。

 アウェー戦は、3月4日のヴァンフォーレ甲府戦で試合終了間際にGKクォン・スンテがPKを止めて1-0。2点を先取された3月18日の清水エスパルス戦は逆転。5月4日には浦和レッズに最少得点で競り勝った。MF永木は「アウェーで引き分けでも良いと思える試合で勝ち点3を取れてきたことは大きい」と、敵地勝利の重要性を強調した。

 MF小笠原は「あまり意味がない。興味がない。ホームでも勝てよってこと」と、ホームでの4勝5敗を反省し、DF昌子は「そういうのを知ると負けそうだから気にしない」と言った。鹿島にとってアウェー8連勝は連覇への通過点にすぎない。

 ◆J1のアウェー戦無敗での折り返し 97年の第1ステージで鹿島がPK戦勝ち1試合を含めて8戦全勝があるが、90分以内での全勝は過去ない。年間34試合制となった05年以降、引き分けを含む無敗は過去4回。07年の浦和は6勝3分け、10年の清水は3勝5分け、15年の浦和は3勝5分け、16年の川崎Fが6勝2分け。


シーズン折り返しとなるアウェイのガンバ戦を前に鹿島を取材したニッカンスポーツである。
ここまで、アウェイの試合を全て勝利で飾ってきたことを選手に問うた。
永木は「アウェイで引き分けでも良いと思える試合で勝ち点3を取れてきたことは大きい」と言い、敵地に於いては引き分けやむなしが染みついておることを語る。
アジアでは、その戦いも重要ではあるが、Jリーグではそうは行かぬもの。
アウェイでも確実に勝ちに行けるかどうかが優勝への道と言えよう。
その切り替えをチーム全体に共有していって欲しいところ。
また、源は「そういうのを知ると負けそうだから気にしない」とコメント。
いらぬプレッシャーは聞きたくないと言うところ。
周囲の雑音に惑わされてはならぬ。
そして、小笠原主将は「あまり意味がない。興味がない。ホームでも勝てよってこと」と語った。
リーグ戦全日程でであれば、それなりの記録であろうが、途中段階でアウェイ全勝というのは全く意味が無い。
ここまでアウェイで勝っておってもホームにてふがいない結果であったためにこの順位に甘んじておることは紛れもない事実。
やはり、ホームにて勝ってこそという部分を強調しておる。
とはいえ、ここまでアウェイにて全勝しておるのは大きな事。
そして、前半戦最後に巡ってきたこの大一番に勝利すれば、首位に立つ。
アウェイであること、過密日程あることなど、逆風が吹く中で勝利を掴みたい。
記録とは無関係に、重要な一戦である。

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源、G大阪に勝ってから言いたい

【鹿島】昌子、試練の日程克服し首位奪還目指す
2017年7月4日6時0分 スポーツ報知

 鹿島DF昌子が試練の日程を克服し、首位奪回を目指す。

 ACLで未消化だった5日のG大阪戦(吹田S)で勝利すれば首位に浮上するが、5日に試合を行う4クラブのうち中2日&アウェー2連戦を強いられるのは鹿島だけ。「今、それを言っても日程は変わらない。G大阪に勝ってから(意見を)言いたい」と意気込んだ。


源のコメントを報じる報知新聞である。
「今、それを言っても日程は変わらない。G大阪に勝ってから言いたい」と語った。
何故か柏戦は(他の試合は土曜日にであるにもかかわらず)日曜日に組まれ、そして(浦和は日曜日に試合をするにもかかわらず)FC東京戦は土曜日に開催、その間にACLでの延期試合が入っておる。
他のACL延期組のガンバ、浦和、川崎は土曜日二試合をしておる。
ここは、考慮して欲しかったところ。
とはいえ、今ここで文句を言っても試合日が変わることも、疲労が減るわけでもない。
このような不条理を覆してこそ、意見が言えるというもの。
この苦境を乗り切り、大手を振って声をあげたい。
気持ちで優り、勝利を掴もうではないか。
試練の時である。

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Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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