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川崎戦コメント・報道

2017明治安田生命J1リーグ 第22節


鹿島アントラーズ:大岩 剛
前半から川崎Fの素晴らしいプレッシャーを前に、自分たちが受けてしまった。試合を通じて相手の良さを出させてしまった。ただ選手たちは、後半に1点を返すという気持ちを見せてくれたし、最後まで戦ってくれた。そこは評価したいと思う。

Q.後半のシステム変更の狙いと評価について

A.前半は支配される時間が長くて、変化を与えるために配置を変えた。ボールの動かし方も戸惑いながらやってくれていたが、このようなレベルの高い試合ではなかなかうまくいかないと考えさせられた。選手たちに対してはミーティングでも言ってきたが、「良いプレーをしてくれた」という評価をしている。

Q.4バックから3バックに変えたことの意図と評価について

A.変化を加えたい、前線に人数をかけたいということでシステム変更をした。だが、やり慣れていないためにボールをうまく動かすことができなかった。ビルドアップも含めて、もっと精度を上げていきたいと感じている。



【鈴木 優磨】
サイドからの形を狙っていた。もっとあのようなプレーを増やせれば良かった。大事なのは次で、真価を問われるのは次だと思う。本当に悔しいけど、次の試合が本当に大事だと思う。

【安部 裕葵】
あのチャンスで決めていたら違う展開になったと思う。0-2ということを意識しすぎて、力が入り過ぎてしまった。縦への突破を意識していた。

【曽ケ端 準】
前半は特にピッチ半分(自陣)でやっているような形になってしまって、難しい試合だった。それもある程度は想定していた。システムを変えたことによって、押し込めた部分もある。システムは関係なく、相手の方が厳しさが上回っていた。

【伊東 幸敏】
自分が入って活性化したとは思っていない。優磨が入ってから流れが良くなっていたと思う。同じ相手に(2度)負けたことが悔しい。でも、最後に優勝できればいいと思っている。その時に「この試合があったから」ということになればいい。

【遠藤 康】
連戦で疲れている選手もいただろうし、そういうことを考慮して、もっとうまく戦えたと思っている。次の試合が来ることは全員がわかっている。引きずる選手はいない。

川崎F戦


本日行われたJ1 第22節 川崎フロンターレ戦は1-3で負けを喫しました。

第22節
2017年8月13日(日)19:03KO 等々力

[ 大岩 剛監督 ]
前半から川崎Fさんのすばらしいプレッシャーを自分たちが受けてしまって、試合を通じて相手の良さを出させてしまったゲームだったんじゃないかと思います。ただ、選手は後半1点返す、そういう気持ちを見せてくれていましたし、最後の最後まで戦ってくれていましたので、そこはすごく評価しています。

--後半、だいぶ選手の並びを変更しました。その狙いとどこまで結果につながったのかをお願いします。
前半、支配される時間が長くて何か変化を与えたいなということで、システム・配置を変えたんですけど、選手は少しボールの動かし方も戸惑いながらもやってくれていましたけど、やっぱりこういうレベルの高いゲームではなかなかうまくいかないということを僕自身も考えさせられました。選手に対して、いまミーティングで言ってきましたけど、「良いプレーをしてくれた」と良い評価をしているところです。

--前半終了前に4バックから3バックに変更したと思いますが、その意図と、試合を通じてどうだったのかをお願いします。
先ほども言いましたけど、少し変化を加えたい、前線に人数を掛けたいということでシステムを変更しました。ただ、やはりやり慣れていないせいか、ボールをうまく動かすことができなかったので、一定の評価はしていますけど、もっともっと精度、後ろからのビルドアップもそうですけど、精度を上げていきたいなと感じました。

第22節
2017年8月13日(日)19:03KO 等々力

[ 鈴木 優磨 ]
3失点目のところで体を張れなかった。そういうところで失点が出る。自分のミスです。チームでもう一回やるときかな、と思う。1回負けて次が大事になる。ひさびさに負けた。良い雰囲気ではないけれど、勝って当たり前のチームもいいけれど、それが慢心に変わってはダメ。勝って修正すること。あらためて勝ち続けることが大事だと思った。次の試合が真価が問われると思う。

会心の戦い見せた川崎Fが首位・鹿島の無敗記録を止める
4位に位置している川崎Fがホームに迎えたのは、大岩 剛監督に代わりリーグ戦9試合負けなしと飛ぶ鳥を落とす勢いで突っ走る首位の鹿島。注目の上位対決は等々力陸上競技場で幕を開けた。

前節に3試合ぶりの勝利を飾った川崎Fは先発を2枚変更。ケガの状態を見てベンチスタートとなった小林 悠に代わって、ひさびさに家長 昭博がスターティングラインナップに名を連ねた。一方の鹿島も逆転勝利を飾った神戸戦から1枚をチェンジ。土居 聖真ではなく遠藤 康をスタートから起用した。

立ち上がりからボールを握ったのはホームチームだ。阿部 浩之を頂点に左の登里 享平、中央の中村 憲剛、右の家長が流動的に動きながら多彩な攻撃を繰り出していく。さらに、そこに大島 僚太やエウシーニョが絡むことで鹿島陣内を強襲していった。

ただ、我慢強い守備を続ける鹿島も黙っていない。40分には粘り強い守備から自陣でボールを奪取すると、カウンターを発動。ペナルティエリア内で中村 充孝がシュートを放つと、これはチョン ソンリョンがセーブしたものの、こぼれ球を金崎 夢生がヘディングを狙う。しかし、これは空振りに終わり、得点には至らなかった。

ピンチをしのぎ切った川崎Fはすぐに反撃。42分に登里とのパス交換から中村のシュートがクロスバーを直撃する場面を作ると、前半のアディショナルタイムに試合が動く。45+1分、自陣でボールを奪った川崎Fはエドゥアルド ネットが前に運んでカウンターを開始。右を経由して家長が中央にボールを入れると、阿部のスルーから大島へ。これが西 大伍のオウンゴールを誘い、川崎Fが先制に成功した。

前半をリードして折り返し、「しっかり前に出ていく。リスク管理もハッキリとしていこう」と鬼木 達監督に送り出された川崎Fは後半も攻撃の意識を高めていく。すると、後半開始直後の46分に追加点が生まれる。右サイドでエウシーニョが単独突破に成功し、中央へグラウンダーのクロスを入れると、これを登里が受けて後方へパス。このボールに反応したのは阿部。左足で合わせたグラウンダーのシュートがゴール左に鮮やかに決まり、川崎Fがリードを2点に広げた。

この失点により点を取りにいくしかなくなった鹿島は、システムを変更しつつ重心を前へと傾けていく。一方の川崎Fは、ある程度鹿島の攻撃を許しながらも、スペースを有効活用してカウンターを仕掛けていった。

互いに攻め合う展開となった時間帯。試合の勝敗を左右する次の得点を決めたのはホームチームだった。73分、自陣でボールを奪った川崎Fは広大なスペースを使ってカウンター。途中出場の小林とのパス交換から前を向いた家長がカットインから左足を振り抜く。これが曽ヶ端 準の手をはじいてゴール左に決まり、川崎Fに3点目がもたらされた。

その後、攻勢を強める鹿島は87分に鈴木 優磨が得点を奪うも、2点のリードは大きく、試合を振り出しに戻すことはできず。注目の上位対決は首位の鹿島を相手に3点を奪った川崎Fが、ホームで会心の勝利を挙げている。

[ 文:林 遼平 ]

【川崎F vs 鹿島】鈴木優磨が1点を返す!
2017年8月13日(日)



3点を追う鹿島は87分、途中出場の鈴木優磨(写真)のゴールで1点を返す。鈴木優は今季5点目のゴールとなった。

3バック変更も奏功せず…鹿島が大岩体制10戦目で初黒星
17/8/13 23:33


試合中、DF昌子源と言葉をかわす大岩剛監督

[8.13 J1第22節 川崎F3-1鹿島 等々力]

 大岩体制10戦目で初黒星を喫した。鹿島アントラーズは川崎Fに1-3で敗れ、5月19日の川崎F戦(0-3)以来、10試合ぶりの敗戦。大岩剛監督の初陣となった6月4日の広島戦(3-1)以降、無敗(8勝1分)を守っていたが、ついに土が付いた。

 序盤から川崎Fにゲームを支配される苦しい展開。前半40分までシュートさえ打てない展開に前半終了間際からは3バックにシステムを変更した。「少し変化を加えたい。前線に人数をかけたい」(大岩監督)という狙いだったが、直後の前半アディショナルタイムに失点。後半も3バックを継続したが、後半開始50秒で追加点を許した。

「入れられた時間が2点とも悪かった」と指摘するDF昌子源は3バックについても「やり方云々というより、俺が左のセンター(バック)、ナオ(植田直通)が右のセンター(バック)で、普段サイドバックがいるところまで行ったほうがいいのか分からなくて、曖昧な部分があった」と率直に振り返った。

 百戦錬磨の鹿島といえど、不慣れな3バックに試合の中で臨機応変に対応するのは難しかった。ましてや、ここからというところでの連続失点。ゲームキャプテンを務めたMF遠藤康も3バック時はボランチでプレーし、「ポジションが変わって、そこでズレがあって、隙を突かれた。もっと中でいろいろ話してやれた部分もあると思う」と悔やんだ。

 2位C大阪と勝ち点2差の首位はキープしたが、3位横浜FMとは勝ち点3差、4位川崎F、5位柏とも同4差に縮まった。混戦の様相を呈す中、王者がここで踏みとどまることができるか。次節は19日、ホームで清水と対戦する。

(取材・文 西山紘平)

【J1採点&寸評】川崎 3-1 鹿島|家長、阿部を高評価!ただしMOMに選出したのは…。
本田健介(サッカーダイジェスト)
2017年08月13日


川崎――家長は川崎でのリーグ戦初ゴールをゲット!


【警告】川崎=ハイネル(67分) 鹿島=レアンドロ(38分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】大島僚太(川崎)


[J1リーグ22節]川崎3-1鹿島/8月13日/等々力

【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
前半はボールを保持しながら点が取れない時間が続いたが、45+1分に先制点を奪うと、後半は勢いよく2ゴール。昨季、苦汁を飲まされた相手に連勝を果たした。

GK
1 チョン・ソンリョン 6.5
60分過ぎからの鹿島の猛攻を鋭い反応で阻止。ノーマークで鈴木にヘッドを打たれて1点は失ったが、勝利に貢献した。

DF
18 エウシーニョ 6.5
常に高い位置を取り攻撃をサポート。裏のスペースを突かれる場面はあったものの、阿部のゴールは彼のパスから生まれた。

3 奈良竜樹 6.5
金崎と激しいバトルを展開。22分には金崎にハードタックルを受けたが、その後も冷静に対処した。後半は身体を張ったシュートブロックも光った。もっとも終盤の失点場面では、鈴木に前に入られた。

5 谷口彰悟 6.5
前節同様に奈良とCBを組む。鹿島のカウンターに気を配りながら“キャプテン”として周囲を鼓舞した。

7 車屋紳太郎 6
タイミングの良い攻め上がりで相手陣内へ進攻。ディフェンス面でも粘り強く守った。

MF
21 エドゥアルド・ネット 6
大島とともに川崎のパスサッカーを支えた。前半はシュートを枠に飛ばせなかったが、後半には右足で鹿島ゴールを強襲した。

MAN OF THE MATCH
10 大島僚太 7
ここ数試合同様のハイパフォーマンスを披露。抜群のキープ力、的確なパスと、川崎の中盤は彼なしでは成り立たないと言えるほどだった。前半終了間際にはPA内に走り込み、オウンゴールを誘発。貴重な先制点をもたらした。

14 中村憲剛 6(72分OUT)
相手守備網のギャップを突いてボールを受け、シンプルにはたき、攻撃を活性化させた。41分の決定機は決めたかった。

41 家長昭博 7(90+3分OUT)
中盤右で先発したが、頻繁に中央へ入りパスを引き出した。周囲とのコンビネーションも問題なく、リズムよくパス回しに参加。先制点の起点となり、55分にも決定機を演出。72分には自慢の左足で、リーグ戦今季初ゴールを決めた!

2 登里享平 6.5(64分OUT)
車屋とのコンビネーションで左サイドを攻め上がりチャンスに絡んだ。41分には絶妙な落としで中村のシュートをお膳立てするも、惜しくも決まらなかった。それでも46分に阿部のゴールをアシスト。一方、55分のチャンスはバーの上に外してしまった。

川崎――阿部はコントロールショットで追加点をマーク。

FW
8 阿部浩之 7
秀逸なワンタッチプレーで攻撃を加速させ、毎度のことながら守備意識も非常に高かった。後半開始早々には素晴らしいコントロールショットで追加点をゲット!

交代出場
MF
22 ハイネル 6(64分IN)
前がかりになった鹿島の最終ラインの裏を狙い、カウンターの先導役となった。半面、66分のイエローは余計だった。

FW
11 小林 悠 6(72分IN)
負傷の影響でベンチスタートも、チームがリードを得るなかピッチに登場。家長にパスをつないで3点目を呼び込んだ。

MF
6 田坂祐介 -(90+3分IN)
クローザーとして登場。2点のリードを守ったまま試合を終わらせた。

監督
鬼木 達 6.5
家長の先発起用が大正解。序盤から鹿島を押し込み、相手のシステムチェンジにも焦ることなく対応した。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

鹿島――3バックへのシステムチェンジが裏目に。

【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
前半はボールを回されたが、守備組織を崩されたわけではなかった。それだけにを0-0で折り返していたら、ゲームは分からなかった。前半終盤から3バックにシステムチェンジし、バランスを崩した。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 5.5
3失点した手前、採点は高くできないが、特に後半は好セーブを連発。彼がいなければさらに失点は増えていた。

DF
22 西 大伍 5.5
序盤から柔軟なディフェンスを見せた。ただ、先制点の場面ではカバーに入るも、足に当たったボールがネットに吸い込まれオウンゴールを献上。後半は積極的に攻撃参加した。

5 植田直通 5.5
前半は昌子とともに自陣に高い壁を築いた。一方、3バック変更に伴い動きに迷いが出た。

3 昌子 源 5.5
1対1の対応、カバーリングと個人のパフォーマンスは悪くなかった。だが、3失点は悔いの残る結果だ。

16 山本脩斗 5.5
頻繁にポジションを変える家長、高い位置を取ったエウシーニョに苦しめられた。途中からはウイングバックとプレーするも、良い形でクロスは供給できなかった。

MF
20 三竿健斗 5.5
空いたスペースをそつなく埋めるなど、目立たずとも中盤でよく働いた。が、2失点目の場面では登里へのマークが甘くなってしまった。87分には鈴木のゴールをアシスト。

4 レオ・シルバ 5.5
前半は中村の動きに目を配りながら中盤をコントロール。2点を取られた後はチームが前に人数をかけるなか、難しい舵取りを強いられた。

25 遠藤 康 5(77分OUT)
前半は最終ラインまで戻り、よく川崎の攻撃を抑えた。しかし、後半始めの失点シーンではエウシーニョへの対応がやや軽くなり、72分にも家長のシュートを止め切れずに失点した。

11 レアンドロ 5(61分OUT)
攻撃に推進力をもたらしたかったが、前半はチームの重心が低かったこともあり、なかなか良い形でボールをもらえなかった。プレー面より判定を巡ってエキサイティングする姿が目立ってしまった。

鹿島――鈴木は強烈なヘッドで一矢報いる。


川崎に主導権を握られた鹿島は3バックにシステムを変更。しかし、その後、3点を失った。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

FW
33 金崎夢生 5.5
奈良へのハードタックルなど前半はプレーが激しくなりすぎた。後半は鈴木、安部らとの連係で川崎ゴールに迫るも、最後までネットは揺らせなかった。

13 中村充孝 5(56分OUT)
2トップの一角として先発。前線からのプレスなどで貢献したが、攻撃の起点にはなれず。

交代出場
FW
9 鈴木優磨 6(56分IN)
交代出場直後に金崎へ好クロスを供給。87分にはヘッドで豪快に決め、一矢報いた。

MF
30 安部裕葵 6(61分IN)
64分には西のパスを受け、谷口をかわして右足を強振。シュートは惜しくも外れたが、ポテンシャルの高さを感じさせるプレーだった。

DF
24 伊東幸敏 -(77分IN)
80分のダイレクトでの折り返し、87分の鈴木へのクロスとチャンスは作った。ただ、最後までゴールにはつながらなかった。

監督
大岩 剛 5
試合途中での3バックへの変更は奏功せず。「相手の良さを出させてしまった」と、試合後には肩を落とした。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

鹿島DF昌子源、カウンター攻撃を狙うも「すごく悪かった」…失点のタイミングを悔いる

(C)Getty Images for DAZN

明治安田生命J1リーグ第22節、首位・鹿島アントラーズは1-3で川崎フロンターレに黒星を喫した。試合後、鹿島DF昌子源は、失点のタイミングが悪かったと悔いた。

明治安田生命J1リーグ第22節が13日に行われ、等々力陸上競技場では川崎フロンターレと鹿島アントラーズが対戦した。試合は3-1で川崎Fが勝利。鹿島DF昌子源は試合後、守備における課題を挙げた。
川崎Fが得意とするボール回しで鹿島を圧倒しているように見えた。しかし、昌子は「予想通りの展開」だと話す。そして「いつも川崎とやる時は、こんな感じ。やってる僕らはそんな悪くはなかった」と説明。得点には至らなかったが、「何本かカウンターのチャンスあったし、いい場面もあった」と続ける。ただし、前半アディショナルタイムと後半開始1分という失点のタイミングについては「すごく悪かった」と悔やんだ。
後半の途中、鹿島は4バックから3バックに変更する。「僕が左のセンター(バック)となった」と話す昌子だが、「普段、サイドバックがいるところまで出て良いのかなど、あいまいというか、戸惑いがあった。もっと(コミュニケーションを)密にやっていく必要がある」と課題を挙げた。

鹿島3カ月ぶり敗戦 慣れない3バック変更アダに
[2017年8月13日23時2分]


川崎Fに敗れ厳しい表情で引き揚げる鹿島FW金崎(左から2人目)らイレブン(撮影・江口和貴)

<明治安田生命J1:川崎F3-1鹿島>◇第22節◇13日◇等々力

 鹿島アントラーズが1-3で川崎フロンターレに敗れ、大岩剛監督(45)就任後10戦目で、初黒星を喫した。

 08年に浦和を率いたエンゲルス監督が記録した10戦無敗のJ1最多記録に並ぶことは出来なかった。

 序盤から相手に試合を支配されると、前半終了間際に4バックから、ほとんど練習していない3バックに布陣変更した。指揮官が「川崎さんの素晴らしいプレッシャーに受けてしまった。前線の数を増やしたく、変化を加えた。やりなれないせいか、ボールを動かせない部分もあった」と振り返ったように、変更直後のロスタイムにDF西大伍(29)のオウンゴールで先制を許した。後半1分にも、相手パスでDFを崩されて失点。右MFからボランチに替わった遠藤康(29)も「ポゼッション率を上げるためのシステム。みんな前がかりになりすぎてしまって、後ろのスペースをやられてしまった」と反省。同27分にも今季最多タイの3失点目を喫した。

 同42分には途中出場のFW鈴木優磨(21)が、MF三竿健斗(21)の右クロスを頭で合わせて、1点は返した。だが、同20分にゴール前でスルーパスを受けたMF安部裕葵(18)がGKと1対1となって放ったシュートは、ゴールわずか左に。同30分の西のシュートもクロスバー。終了間際にはFW金崎夢生(28)も決定機を逃すなど、運もなかった。

 敵地での無敗記録もクラブ新記録に1つ及ばず、10で止まった。DF昌子源(24)は「負けはいずれくると思っていた。目標は負けなしでいくことですけれど、その分、相手はすごい勢いで来る。ここから勝たないと意味がない。まずは次のホームで勝つことが重要」。試合のなかった2位セレッソ大阪と勝ち点2差の首位は変わらず、約3カ月ぶりの敗戦に気を引き締め直した。

鹿島負けた 大岩監督の無敗J1最多タイ記録ならず
[2017年8月14日7時30分 紙面から]


試合後、ベンチに座る鹿島大岩監督(右)と柳沢コーチ(撮影・江口和貴)

<明治安田生命J1:川崎F3-1鹿島>◇第22節◇13日◇等々力

 鹿島アントラーズの大岩監督が就任後10戦目で初黒星を喫した。序盤から圧倒され、4バックから、ほとんど練習していない3バックに布陣変更。「前線の数を増やしたく、変化を加えたかった。やり慣れないせいか、ボールを動かしきれない部分もあった」。変更直後の前半ロスタイムにオウンゴールで先制を許し、後半1分にも失点。9戦無敗中はうまくいっていた選手起用なども、この日は裏目に出た。

 今季アウェー戦初黒星で、クラブ新を狙った敵地無敗も10試合で止まった。ボランチからセンターバックに移動した三竿健は「試合後のロッカールームでは『どこか慢心もあったかもしれない。また原点に戻ろう』とみんなで話した」。右MFからボランチに入った遠藤も「いろいろなフォーメーションができれば、もっと強くなれる」。首位に立つ昨季王者が気を引き締め直した1敗となった。

鹿島、リーグ戦無敗記録9でストップ…大岩体制で公式戦初黒星
明治安田生命J1リーグ・第22節 鹿島1―3川崎F ( 2017年8月13日 等々力 )


<鹿島・川崎F>無敗記録が9でストップし、ガックリの鹿島イレブン
Photo By スポニチ


 鹿島は大岩監督就任後、公式戦初黒星を喫した。リーグ戦の無敗記録は9でストップ。クラブ最長記録に並んでいたアウェーでの無敗記録も10で止まった。守勢だった前半終盤、指揮官は「前線に人数をかけたい」と伝統ともいえる4―4―2の布陣を3―4―2―1に変更し、直後に失点。「やり慣れていないせいか、ボールをうまく動かすことができなかった」と攻守で連動性を欠いた。

 GK曽ケ端は「フォーメーションどうこうより、川崎Fの方が厳しく激しく、全体的に上回っていた」と反省。終盤に今季5点目を決めたFW鈴木は「次の試合で本当の真価が問われる」と切り替えた。
[ 2017年8月14日 05:30 ]

鹿島 大岩体制10戦目で初黒星「選手は最後の最後まで戦ってくれた」

後半、ゴールならず悔しがる鹿島・安部

 「明治安田生命J1、川崎3-1鹿島」(13日、等々力陸上競技場)
 鹿島は大岩体制になった6月以降、10戦目にして初めて土がついた。劣勢に立った前半にオウンゴールで失点するなど、後半27分までに3失点。後半42分にFW鈴木のゴールで1点をかえすのがやっとだった。
 大岩監督は会見で「川崎さんの素晴らしいプレッシャーを受けてしまった。試合を通して相手の良さを出させてしまった。選手は1点をかえす気持ちを見せて最後の最後まで戦ってくれた」と総括した。
 試合途中から3バックに変更し、前掛かりな布陣で臨んだが、機能しなかった。「変化を与えようとしたが、ボールをうまく動かすことはできなかった。もっと精度を上げていかないといけない」と振り返った。

鹿島 完敗 大岩監督初黒星 鹿島 1-3 川崎

川崎-鹿島 完敗しサポーターにあいさつする鹿島イレブン=等々力陸上競技場、菊地克仁撮影

明治安田J1第22節最終日の鹿島は13日、神奈川県川崎市の等々力陸上競技場で川崎に1-3で敗れた。鹿島の敗戦は5月19日の川崎戦以来で、大岩監督は就任後初黒星。鹿島は通算成績15勝1分け6敗、勝ち点46。2位C大阪の試合がなかったため、首位のまま。

鹿島は前半終了間際にオウンゴールで失点した。後半開始早々にも川崎・阿部に決められ、同27分には3失点目。同42分に鈴木のゴールなどで終盤反撃したが、追い付けなかった。

鹿島の次節は19日、ホームで清水と対戦する。


試合中のシステム変更に対して「こういうレベルの高いゲームではなかなかうまくいかないということを僕自身も考えさせられました」コメントした大岩監督である。
やはり、試合中に慣れぬ事にチャレンジしたことは失敗だったと結論づけた様子。
昨季、チェルシーがアーセナル戦に於いて大敗した際に、試合途中から3バックに変更し、その試合こそ落としたものの、そこから3バックが機能してプレミアリーグをぶっちぎりで優勝した故事に倣ったとも思える。
コンテ監督は、ユヴェントスやイタリア代表にて3バックを機能させて好成績を残した実績があった。
大岩監督としては、日本サッカー界の歴史上最強と言えるジュビロのN-Boxを体験しておるため、それを実践したいと考えておるのやも知れぬ。
「もっと精度を上げていきたいと感じている」と語るように、今後も3バックにチャレンジしていくのではなかろうか。
また、ユキが「優磨が入ってから流れが良くなっていたと思う」と言うように。優磨の途中投入は効いておる。
この得点感覚はこれからもチームに良い結果をもたらせてくれるであろう。
そして裕葵も相手にとって危険な存在であった。
64分のボレーが枠を捉えれば、結果を変える力を持っておったと思われる。
裕葵自身は「力が入り過ぎてしまった」と若さを露呈してしまった。
この経験を糧に常に冷静にシュートを打つことを心がけてくれよう。
この試合は既に過去のもの、源が「ここから勝たないと意味がない。まずは次のホームで勝つことが重要」と言うようにこの試合を引きずらず、次の清水戦にて勝利し、首位を守ることこそ肝要。
また、健斗は「試合後のロッカールームでは『どこか慢心もあったかもしれない。また原点に戻ろう』とみんなで話した」と語る。
ここからまた挑戦者としての気持ちを持ち、原点に戻って戦うのだ。
“原点”は重要と改めて思う。
次戦の勝利を期待しておる。

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山口一真くん、自分が成長できるチームかどうか

“本能のまま生きる”鹿島内定・阪南大MF山口一真「自分が成長できるチームかどうか」
17/8/13 20:17


鹿島への入団を決めたFW山口一真

 阪南大のMF山口一真(4年=山梨学院高)の鹿島アントラーズ来季加入内定が13日に発表された。今夏には約1週間、デュッセルドルフ(ドイツ)の練習参加も経験したMF。複数クラブから注目されるなか、鹿島を選んだ。

 昨年から全日本大学選抜の主力として活躍。ユニバーシアード日本代表入りはならなかったが、阪南大ではチームの一番の武器である攻撃力を支え、今季の関西学生1部リーグでは前期を終えて、得点ランキングで計7得点で2位。アシストランキングでは11アシストでトップを走っている。

 結果を示すMFは、J1複数クラブから注目を集めたが「自分が成長できるチームがどうかというのを基準に選びたい。そういうところで判断したい」と考えた末に、鹿島への入団を決めた。鹿島にとって、大卒選手の獲得は2014年に筑波大から加入したFW赤崎秀平(現・G大阪)以来、4年ぶりとなる。

 鹿島からのリリースでは“MF”と表記された山口。前めのポジションではどこでもこなすことができ、今季の阪南大では“FW”としてプレーしている。J入りを見据えては、「一番はトップ下というのが自分の持ち味が出しやすいと思いますが、Jリーグではそのポジションにはいい選手や外国人選手が多いので、サイドで使われるようになっても、そこで自分の良さを出していきたいです。どこでも駒になる必要があるし、そういうプレーが求められていると思う」と言い、「サイドハーフやトップ下とか2トップの下がり気味とかで、とにかくチームの役に立ちたい」と誓った。

 今季の関西学生リーグでは得点とアシストで目に見える結果を出し、チームの前期2位折り返しに大きく貢献した。しかし本人は「満足していないです」と険しい表情。「自分の理想の結果は出せていなくて、こんなものしか出せないのかとはいつも思っています。得点数もアシスト数もまだまだ稼げたなと、これじゃだめだと。まだまだ自分は下手くそな部分がたくさんあるので、そこを伸ばしたい」と貪欲に口にする。

 そんな悔しさを持って前期リーグを終えると、今年7月末にはドイツのデュッセルドルフへ約1週間に渡って練習参加した。今年3月に行われた全日本大学選抜・ドイツ遠征でのデュッセルドルフとの強化試合を観戦していたクラブ会長が山口のプレーを見初めたことで実現したのだという。

 ドイツでのプレーは「やれるところもやれないところも、予想通りというか想像通りでした。日本とサッカーのスタイルも違って、得るものが大きかったです」と振り返る。

「パススピードに驚きがありました。日本では味方に気を遣って、わざとゆっくりしたパスを出したり、パスの質にこだわって、浮かないボールを出したりしますけど。海外の選手はとにかくスピードにこだわるので質とかは関係ない。それでトラップできなかったら、そいつのせいという。そういうところを一番感じましたね」

「足りない部分はめちゃくちゃありましたけど、通用する部分もあった。たとえば通用したのはボールを持ったときに、敵を二枚、三枚はがす部分とか。あとキックの精度やミドルシュートのパンチ力も通用した。ただフィジカルや球際の強さやスピード感は全然通用しなくて、そういうところももっと伸ばしていければ、世界で戦えると思いました」

 欧州クラブの練習に参加し、一番感じたのは「海外でサッカーをしてみたい」というもの。「デュッセルドルフに練習参加するまでは、海外でプレーする自分は想像できなくて、海外にいきたいという夢はあったんですけど、確実なものではなかった。それでも今回を経験したことで、より海外でサッカーをしてみたいという気持ちになりました。この先に(日本で)活躍して、そういう話があれば、いつか必ずいきたいと思っています」。

 ドイツでの練習参加で刺激を受けつつ、まず日本でプロとしての一歩を踏み出すことになった。J入りを控えた大学ラストシーズンで残るは、夏の大学日本一決定戦である総理大臣杯と、リーグ戦、そして全日本大学選手権(インカレ)だ。まず目前を見つめた山口は「自分は阪南のタイトルのために戦いたい。全国に挑戦できる大会はあと2回あるので、その大会で活躍して、チームが優勝できれば、大学に来てよかったなと思えるので。そこを目指します」と力を込めた。

 感覚の人、本能のまま生きる人。“問題児”と見られることもあるが、山口一真は“結果で認めさせてやる”という真っ直ぐすぎる気持ちとともに、不器用に歩みを進めてきたように見える。大学4年間で酸いも甘いも経験し、様々な人の支えを受けつつ、もがき進んできたMFは次なる挑戦の場を鹿島に決めた。ここからどんな道を切り拓くか。

(取材・文 片岡涼)


鹿島に入団の内定した阪南大の山口一真くんを取材したゲキサカの片岡氏である。
数多くのオファーから、最も成長出来るクラブとして鹿島を選んだ模様。
また、阪南大ではFWとしてプレイするが、本人はトップ下が持ち味を出しやすいと述べる。
事実、ゴール以上にアシストを記録しておることからも、生粋のストライカーとしてよりも、少々下がった位置が得意と思われる。
ただ、トップ下は現代サッカーでは置かれることの少ないポジションであるため、鹿島では2列目のポジションが与えられるのではなかろうか。
本人は「サイドで使われるようになっても、そこで自分の良さを出していきたい」と語る。
そして、ドイツのデュッセルドルフの練習参加を経験し、海外移籍への気持ちを強く持っておることを公言する。
この時代、海の向こうは遙か彼方ではない。
篤人や大迫、岳のようにいずれ鹿島から巣立っていくこともあろう。
その為にも、鹿島にて大きく活躍するのだ。
期待しておる。

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