鹿島のSBは日本代表。
鹿島4バック全員が代表選出「変わらずやる」西大伍
[2017年11月30日19時28分]

紅白戦でボールを持つ西大伍(左)(撮影・松尾幸之介)
鹿島アントラーズは30日、茨城・鹿嶋市内で練習を行い、前日29日に東アジアE-1選手権(12月9日開幕)に臨む日本代表に選出されたDF西大伍(30)とDF山本脩斗(32)が意気込みを語った。
今回の代表には鹿島から2人のほか、昨年6月以来の招集となったFW金崎夢生や初招集のMF三竿健斗ら6人が選出。これまでもコンスタントに選ばれてきたDF昌子源とDF植田直通と合わせ、鹿島の4バックを務める4人全員が選ばれた。
西は「どこのチームの人も知ってる人ばかりだから、うちから(守備陣が)4人いるとかはあまり関係ない」と話しつつ「鹿島でもこうしようと決めてやっているわけではないですけど、周りの選手や相手の動きなども含めてプレーできているので、そういうところは変わらずやれればいいかなと思います」と活躍を誓った。
ザックジャパンや、アギーレジャパン時代にも代表招集経験はあるが「アギーレ監督の時は試合に出てないし、今が一番自分のプレーはいいと思う。頑張ろうかなと思っています」と自信をのぞかせた。
代表発表会見でハリルホジッチ監督は西の攻撃面での動きを評価しつつ、「デュエル(1対1の勝負)のパフォーマンスを上げてもらいたい」と注文もつけた。西は「そこは聞いてみようかなとも思います」と積極的に監督とコミュニケーションもとる意向だ。
一方の山本は06年アジア大会でU-21(21歳以下)日本代表選出経験はあるものの、A代表は初招集。妻からは「おめでとう」と声をかけられ、周囲からの祝福メッセージも絶えなかったという。「うれしいし、光栄に思う。やらなきゃなっていう気持ちもある」と喜び、自分を含む6人が選出されたことには「チームがやってきたことが評価されたのかなと思うので、自分としてもしっかり特徴を出していけたらなと思います」と笑顔をみせた。
日本代表に選出された鹿島の両翼に取材を敢行したニッカンスポーツである。
二人はそれぞれの気持ち・想いを語っておる。
SBなら鹿島と今回証明されたと思う。
二人の活躍にて日本代表にタイトルをもたらせて欲しい。
楽しみにしておる。

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[2017年11月30日19時28分]

紅白戦でボールを持つ西大伍(左)(撮影・松尾幸之介)
鹿島アントラーズは30日、茨城・鹿嶋市内で練習を行い、前日29日に東アジアE-1選手権(12月9日開幕)に臨む日本代表に選出されたDF西大伍(30)とDF山本脩斗(32)が意気込みを語った。
今回の代表には鹿島から2人のほか、昨年6月以来の招集となったFW金崎夢生や初招集のMF三竿健斗ら6人が選出。これまでもコンスタントに選ばれてきたDF昌子源とDF植田直通と合わせ、鹿島の4バックを務める4人全員が選ばれた。
西は「どこのチームの人も知ってる人ばかりだから、うちから(守備陣が)4人いるとかはあまり関係ない」と話しつつ「鹿島でもこうしようと決めてやっているわけではないですけど、周りの選手や相手の動きなども含めてプレーできているので、そういうところは変わらずやれればいいかなと思います」と活躍を誓った。
ザックジャパンや、アギーレジャパン時代にも代表招集経験はあるが「アギーレ監督の時は試合に出てないし、今が一番自分のプレーはいいと思う。頑張ろうかなと思っています」と自信をのぞかせた。
代表発表会見でハリルホジッチ監督は西の攻撃面での動きを評価しつつ、「デュエル(1対1の勝負)のパフォーマンスを上げてもらいたい」と注文もつけた。西は「そこは聞いてみようかなとも思います」と積極的に監督とコミュニケーションもとる意向だ。
一方の山本は06年アジア大会でU-21(21歳以下)日本代表選出経験はあるものの、A代表は初招集。妻からは「おめでとう」と声をかけられ、周囲からの祝福メッセージも絶えなかったという。「うれしいし、光栄に思う。やらなきゃなっていう気持ちもある」と喜び、自分を含む6人が選出されたことには「チームがやってきたことが評価されたのかなと思うので、自分としてもしっかり特徴を出していけたらなと思います」と笑顔をみせた。
日本代表に選出された鹿島の両翼に取材を敢行したニッカンスポーツである。
二人はそれぞれの気持ち・想いを語っておる。
SBなら鹿島と今回証明されたと思う。
二人の活躍にて日本代表にタイトルをもたらせて欲しい。
楽しみにしておる。

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小雨の降りしきる中、グランドには大きな声で指示を出す選手らの声が飛び交った
鹿島DF植田「やり返さないと」雪辱Vへ闘志メラッ
[2017年11月30日18時24分]

鹿島DF植田(17年10月14日撮影)
鹿島アントラーズは30日、茨城・鹿嶋市内で優勝のかかる2日のジュビロ磐田戦(ヤマハ)に向けた練習を行った。パス練習などを行ったのち、レギュラー組とサブ組に分けての紅白戦も実施。小雨の降りしきる中、グランドには大きな声で指示を出す選手らの声が飛び交った。
ACLの日程上の関係で延期されていた川崎F-浦和戦が前日29日に行われ、川崎Fが勝ったため、優勝決定は最終節までもつれ込むことになった。
DF植田直通(23)は「川崎の結果は関係なく、しっかり勝って終わりたい。相手はホームだし、接戦になるだろうけど、小さなところでの勝負だと思う。隙はみせないようにいきたい」と意気込む。
ホームで対戦した前回の磐田戦では、MF中村俊輔(39)に豪快なミドルシュートを決められるなど、0-3の完敗。植田は「やり返さないといけない。前線に体の強い選手や、高さがあって、スピードのある選手がそろっている。相手が攻め残りした時にどういうマークにつくのかなど、話し合っていけたらいいなと思っています」。
GK曽ケ端準(38)も「相手のセットプレーからの攻撃は強みですし、得点の数にも現れている。あとは前線の個の力。川又選手や、アダイウトン、松浦選手もボールを1人で運べる力がある」と相手攻撃陣を警戒。失点数では磐田が30点でJ1最少。31点の鹿島が僅差で次いでおり、守備の安定したチーム同士の対戦でもある。曽ケ端は「しっかり前線の選手から制限してやっていくというやり方は変わらないし、チームとして連動してやっていければ。前節のレイソル戦でもそうですけど、そこからしっかり攻撃もできてます」と話した。
本日の試合前々日練習を取材したニッカンスポーツである。
紅白戦を中心にジュビロ戦に備えた。
ジュビロは残り1試合を残して失点30とJ1随一を誇る。
これは素晴らしい記録と言えよう。
鹿島は31である。
最終的にこの記録がひっくり返っておれば、鹿島の優勝となる。
それを目指し、気持ちを高めて戦う。
楽しみな一戦である。

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[2017年11月30日18時24分]

鹿島DF植田(17年10月14日撮影)
鹿島アントラーズは30日、茨城・鹿嶋市内で優勝のかかる2日のジュビロ磐田戦(ヤマハ)に向けた練習を行った。パス練習などを行ったのち、レギュラー組とサブ組に分けての紅白戦も実施。小雨の降りしきる中、グランドには大きな声で指示を出す選手らの声が飛び交った。
ACLの日程上の関係で延期されていた川崎F-浦和戦が前日29日に行われ、川崎Fが勝ったため、優勝決定は最終節までもつれ込むことになった。
DF植田直通(23)は「川崎の結果は関係なく、しっかり勝って終わりたい。相手はホームだし、接戦になるだろうけど、小さなところでの勝負だと思う。隙はみせないようにいきたい」と意気込む。
ホームで対戦した前回の磐田戦では、MF中村俊輔(39)に豪快なミドルシュートを決められるなど、0-3の完敗。植田は「やり返さないといけない。前線に体の強い選手や、高さがあって、スピードのある選手がそろっている。相手が攻め残りした時にどういうマークにつくのかなど、話し合っていけたらいいなと思っています」。
GK曽ケ端準(38)も「相手のセットプレーからの攻撃は強みですし、得点の数にも現れている。あとは前線の個の力。川又選手や、アダイウトン、松浦選手もボールを1人で運べる力がある」と相手攻撃陣を警戒。失点数では磐田が30点でJ1最少。31点の鹿島が僅差で次いでおり、守備の安定したチーム同士の対戦でもある。曽ケ端は「しっかり前線の選手から制限してやっていくというやり方は変わらないし、チームとして連動してやっていければ。前節のレイソル戦でもそうですけど、そこからしっかり攻撃もできてます」と話した。
本日の試合前々日練習を取材したニッカンスポーツである。
紅白戦を中心にジュビロ戦に備えた。
ジュビロは残り1試合を残して失点30とJ1随一を誇る。
これは素晴らしい記録と言えよう。
鹿島は31である。
最終的にこの記録がひっくり返っておれば、鹿島の優勝となる。
それを目指し、気持ちを高めて戦う。
楽しみな一戦である。

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ジュビロ・名波監督、大岩評
「大岩に勝つ」名波監督火花 2日鹿島戦、初対決 J1磐田
(2017/11/30 17:00)
J1磐田は12月2日の今季最終戦で鹿島とホームで対戦する。敵将は、名波浩監督(45)の清水商高時代の同級生で、磐田でも共にプレーした大岩剛監督(45)。指揮官として初対決に、名波監督は「(大岩は)緻密な性格が監督向き。選手時代から臨機応変さがあり、選手の良さを引き出そうとしている。できること、できないことの判断が早い」と闘志を燃やす。
大岩監督は静岡市清水区出身で、藤枝市生まれの名波監督いわく「小学生の頃からしのぎを削った仲」。初めて一緒のチームになった静岡県中学選抜や清水商高の入学当初から主力だった大岩監督に対し、当時控えだった名波監督は「同じピッチに立つのが目標だった」と振り返る。
清水商高時代に日本一に輝き、磐田では第1、2ステージを完全制覇した2002年も共に戦い、互いをよく知る間柄。ただ、仲が良いからこそライバル心も強い。大岩監督は5月末の就任後、9戦負け無し。磐田も6、7月は6戦全勝で、当時の名波監督は「大岩より先に負けられない」と口にしていた。
大岩監督はシーズン途中から初めての監督業で結果を残した。名波監督は「(大岩は)緻密な性格が監督向き。選手時代から臨機応変さがあり、選手の良さを引き出そうとしている。できること、できないことの判断が早い」と評価する。
大岩監督就任前の4月の敵地戦は3―0で勝利したが、名波監督は「あの試合を参考にしたら間違いなく負ける」と油断はない。待ちわびた同級生指揮官の初対決。ベンチワークも激しい火花が散りそうだ。
大岩剛を評するジュビロの名波浩である。
「(大岩は)緻密な性格が監督向き。選手時代から臨機応変さがあり、選手の良さを引き出そうとしている。できること、できないことの判断が早い」と語る。
最高の評価ではなかろうか。
リスペクトしつつも、「(大岩は)緻密な性格が監督向き。選手時代から臨機応変さがあり、選手の良さを引き出そうとしている。できること、できないことの判断が早い」と言い、ライバル心を隠さぬ。
これはかえって気持ちいい。
良い試合が出来るのではなかろうか。
石井監督が率いた前半での戦いは0-3と鹿島が惨敗したが、「あの試合を参考にしたら間違いなく負ける」と言い切る。
今回は鹿島の戦術も変わり対応する秘策があるのであろう。
名波監督が率い、ジュビロは確実に力を付けておる。
強いジュビロと名勝負を演じようではないか。
気合いの入る一戦である。

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(2017/11/30 17:00)
J1磐田は12月2日の今季最終戦で鹿島とホームで対戦する。敵将は、名波浩監督(45)の清水商高時代の同級生で、磐田でも共にプレーした大岩剛監督(45)。指揮官として初対決に、名波監督は「(大岩は)緻密な性格が監督向き。選手時代から臨機応変さがあり、選手の良さを引き出そうとしている。できること、できないことの判断が早い」と闘志を燃やす。
大岩監督は静岡市清水区出身で、藤枝市生まれの名波監督いわく「小学生の頃からしのぎを削った仲」。初めて一緒のチームになった静岡県中学選抜や清水商高の入学当初から主力だった大岩監督に対し、当時控えだった名波監督は「同じピッチに立つのが目標だった」と振り返る。
清水商高時代に日本一に輝き、磐田では第1、2ステージを完全制覇した2002年も共に戦い、互いをよく知る間柄。ただ、仲が良いからこそライバル心も強い。大岩監督は5月末の就任後、9戦負け無し。磐田も6、7月は6戦全勝で、当時の名波監督は「大岩より先に負けられない」と口にしていた。
大岩監督はシーズン途中から初めての監督業で結果を残した。名波監督は「(大岩は)緻密な性格が監督向き。選手時代から臨機応変さがあり、選手の良さを引き出そうとしている。できること、できないことの判断が早い」と評価する。
大岩監督就任前の4月の敵地戦は3―0で勝利したが、名波監督は「あの試合を参考にしたら間違いなく負ける」と油断はない。待ちわびた同級生指揮官の初対決。ベンチワークも激しい火花が散りそうだ。
大岩剛を評するジュビロの名波浩である。
「(大岩は)緻密な性格が監督向き。選手時代から臨機応変さがあり、選手の良さを引き出そうとしている。できること、できないことの判断が早い」と語る。
最高の評価ではなかろうか。
リスペクトしつつも、「(大岩は)緻密な性格が監督向き。選手時代から臨機応変さがあり、選手の良さを引き出そうとしている。できること、できないことの判断が早い」と言い、ライバル心を隠さぬ。
これはかえって気持ちいい。
良い試合が出来るのではなかろうか。
石井監督が率いた前半での戦いは0-3と鹿島が惨敗したが、「あの試合を参考にしたら間違いなく負ける」と言い切る。
今回は鹿島の戦術も変わり対応する秘策があるのであろう。
名波監督が率い、ジュビロは確実に力を付けておる。
強いジュビロと名勝負を演じようではないか。
気合いの入る一戦である。

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新たな名勝負の予感
連覇懸かる鹿島に磐田はダブル達成なるか。新たな名勝負の予感
かつて“ナショナルダービー”と称され、数々の名勝負を演じてきた両チームが今季最終節でぶつかる。
磐田は前節、鳥栖を2-0で下し2試合ぶりの勝点3を手にした。開始早々に相手のオウンゴールで先制すると、56分にはアダイウトンが左サイドでのドリブルからペナルティエリア内に進入。シュートのこぼれに川又 堅碁が詰めて、リードを広げた。守備でも鳥栖のパワフルな攻めに粘り強く対応し、守護神・カミンスキーの誕生日を勝利で飾った。
この試合では[4-2-3-1]の布陣で臨み、若手の上原 力也をスタメンに抜てきするなどメンバーも少し入れ替えた。「新しく入った選手もいる中で、どうかなというところも見ている方々にはあったかもしれないですけど、自信を持って送り出したメンバー。相手のシステムが二度、三度と変わる中で柔軟に対応してくれたんじゃないかなと思っています」と、名波 浩監督はイレブンを称賛した。
また、敵将のマッシモ フィッカデンティ監督は磐田を「試合巧者」という言葉で表現。サックスブルーは、ゲームの流れを読む目などで成長を示している。今季の無失点試合が『13』を数えることも、その証左ではないだろうか。
対する鹿島は前節、勝てば優勝が決まる状況で柏と対戦した。前半からハイプレスを敢行し、次々に相手へ襲い掛かる。ボール保持力の高い柏の最終ラインからのビルドアップを狂わせるほど、厳しくアプローチを掛けた。
時間がたっても鹿島の足は止まらず、後半は柏にボールを思うように前へ運ばせなかった。その後半立ち上がり、ホームの声援を受けた鹿島は波状攻撃を仕掛ける。56分にレオ シルバがシュート、58分には遠藤 康が左足ボレーを放つ。しかし、いずれもGK中村 航輔のビッグセーブに阻まれた。さらに59分、CKから合わせた昌子 源のヘッドはクロスバーに嫌われた。相手の6倍近い23本ものシュートを放ったが、最後までゴールは遠く、スコアレスドローに終わった。
試合後、大岩 剛監督は「非常に良いゲームをしたんですけど、最後の最後、なかなか決め切れずに残念な終わり方でした」と話し、「次の試合にしっかり切り替えて準備したい」と最終節に目を向けた。その磐田戦については「非常に注目されるようなゲームになると思うので、それにしっかり準備をしたいと思います。個人的なところを皆さんが取り上げてくれたり、盛り上げてくれたり、そういうところは非常にうれしく思っています。そういうものもしっかり受け止めながらゲームの準備を進めたいと思います」と語った。
名波監督と大岩監督は清水商業高(現・清水桜が丘高)時代の同級生で、ともにJリーグで活躍し、現在はそれぞれの古巣で指揮を執っている。名波監督は親友へのライバル心を隠しておらず、並々ならぬ想いで今節に向かうことだろう。
また、磐田の中心選手に成長した川辺 駿は、「優勝が懸かった状態で来てくれたほうがこっちもモチベーションが上がる。今季の最後なので、1年間やってきたことを出せれば」と、常勝軍団とのガチンコ勝負を希望した。
29日の試合で2位の川崎Fが浦和を1-0で下したことにより、優勝の行方は最終節の結果に委ねられることとなった。勝利のために、両チームとも最高の準備を経て試合当日のピッチに立つに間違いない。磐田が首位相手にシーズンダブルを達成するか、それとも鹿島がリーグ連覇を成し遂げるか。注目の一戦は12月2日、14時からヤマハスタジアム(磐田)でキックオフだ。
[ 文:青木 務 ]
「名波監督と大岩監督は清水商業高(現・清水桜が丘高)時代の同級生」と記すJリーグ公式の青木務氏によるジュビロ戦のプレビューである。
90年代待ちから00年代初頭まで名勝負を演じてきた2つのクラブの関係以上に、両監督のライバル心がぶつかる試合となりそうである。
意識するなと言われても困ろう。
特にジュビロの名波監督はことあるごとに大岩監督のことを引き合いに出しておる。
負けたくない気持ちの強さは天下一品であろう。
また、このライバル関係以上に重要なのは、二人が共にJリーグ史上最強であったジュビロのチームメイトであったことである。
名波が中心となるN-BOXを超えるチームは未だ現れておらぬ。
その一角を担った大岩が、名波率いるジュビロを倒すのは必然と言って良かろう。
名波ジュビロを倒すのは大岩鹿島だ。
勝負の行方を熱く見守りたい。
楽しみな一戦である。

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かつて“ナショナルダービー”と称され、数々の名勝負を演じてきた両チームが今季最終節でぶつかる。
磐田は前節、鳥栖を2-0で下し2試合ぶりの勝点3を手にした。開始早々に相手のオウンゴールで先制すると、56分にはアダイウトンが左サイドでのドリブルからペナルティエリア内に進入。シュートのこぼれに川又 堅碁が詰めて、リードを広げた。守備でも鳥栖のパワフルな攻めに粘り強く対応し、守護神・カミンスキーの誕生日を勝利で飾った。
この試合では[4-2-3-1]の布陣で臨み、若手の上原 力也をスタメンに抜てきするなどメンバーも少し入れ替えた。「新しく入った選手もいる中で、どうかなというところも見ている方々にはあったかもしれないですけど、自信を持って送り出したメンバー。相手のシステムが二度、三度と変わる中で柔軟に対応してくれたんじゃないかなと思っています」と、名波 浩監督はイレブンを称賛した。
また、敵将のマッシモ フィッカデンティ監督は磐田を「試合巧者」という言葉で表現。サックスブルーは、ゲームの流れを読む目などで成長を示している。今季の無失点試合が『13』を数えることも、その証左ではないだろうか。
対する鹿島は前節、勝てば優勝が決まる状況で柏と対戦した。前半からハイプレスを敢行し、次々に相手へ襲い掛かる。ボール保持力の高い柏の最終ラインからのビルドアップを狂わせるほど、厳しくアプローチを掛けた。
時間がたっても鹿島の足は止まらず、後半は柏にボールを思うように前へ運ばせなかった。その後半立ち上がり、ホームの声援を受けた鹿島は波状攻撃を仕掛ける。56分にレオ シルバがシュート、58分には遠藤 康が左足ボレーを放つ。しかし、いずれもGK中村 航輔のビッグセーブに阻まれた。さらに59分、CKから合わせた昌子 源のヘッドはクロスバーに嫌われた。相手の6倍近い23本ものシュートを放ったが、最後までゴールは遠く、スコアレスドローに終わった。
試合後、大岩 剛監督は「非常に良いゲームをしたんですけど、最後の最後、なかなか決め切れずに残念な終わり方でした」と話し、「次の試合にしっかり切り替えて準備したい」と最終節に目を向けた。その磐田戦については「非常に注目されるようなゲームになると思うので、それにしっかり準備をしたいと思います。個人的なところを皆さんが取り上げてくれたり、盛り上げてくれたり、そういうところは非常にうれしく思っています。そういうものもしっかり受け止めながらゲームの準備を進めたいと思います」と語った。
名波監督と大岩監督は清水商業高(現・清水桜が丘高)時代の同級生で、ともにJリーグで活躍し、現在はそれぞれの古巣で指揮を執っている。名波監督は親友へのライバル心を隠しておらず、並々ならぬ想いで今節に向かうことだろう。
また、磐田の中心選手に成長した川辺 駿は、「優勝が懸かった状態で来てくれたほうがこっちもモチベーションが上がる。今季の最後なので、1年間やってきたことを出せれば」と、常勝軍団とのガチンコ勝負を希望した。
29日の試合で2位の川崎Fが浦和を1-0で下したことにより、優勝の行方は最終節の結果に委ねられることとなった。勝利のために、両チームとも最高の準備を経て試合当日のピッチに立つに間違いない。磐田が首位相手にシーズンダブルを達成するか、それとも鹿島がリーグ連覇を成し遂げるか。注目の一戦は12月2日、14時からヤマハスタジアム(磐田)でキックオフだ。
[ 文:青木 務 ]
「名波監督と大岩監督は清水商業高(現・清水桜が丘高)時代の同級生」と記すJリーグ公式の青木務氏によるジュビロ戦のプレビューである。
90年代待ちから00年代初頭まで名勝負を演じてきた2つのクラブの関係以上に、両監督のライバル心がぶつかる試合となりそうである。
意識するなと言われても困ろう。
特にジュビロの名波監督はことあるごとに大岩監督のことを引き合いに出しておる。
負けたくない気持ちの強さは天下一品であろう。
また、このライバル関係以上に重要なのは、二人が共にJリーグ史上最強であったジュビロのチームメイトであったことである。
名波が中心となるN-BOXを超えるチームは未だ現れておらぬ。
その一角を担った大岩が、名波率いるジュビロを倒すのは必然と言って良かろう。
名波ジュビロを倒すのは大岩鹿島だ。
勝負の行方を熱く見守りたい。
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三竿健斗の活躍に期待
午前練習

ミーティング後、紅白戦やシュート練習を行いました。
紅白戦に出場した三竿健斗である。
ジュビロ戦もまた先発起用と見受けられる。
フル代表に初選出され気持ちも盛り上がっておろう。
ハリルホジッチ日本代表監督も認めたボール奪取能力とファーストパスにてチームに勝利をもたらせるのだ。
三竿の雄姿が頼もしい。
楽しみな逸材である。

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ミーティング後、紅白戦やシュート練習を行いました。
紅白戦に出場した三竿健斗である。
ジュビロ戦もまた先発起用と見受けられる。
フル代表に初選出され気持ちも盛り上がっておろう。
ハリルホジッチ日本代表監督も認めたボール奪取能力とファーストパスにてチームに勝利をもたらせるのだ。
三竿の雄姿が頼もしい。
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ジュビロ・宮崎、一緒にプレイさせてもらったことが良い経験になっている
磐田宮崎、古巣の先輩鹿島大岩監督にきつい恩返しだ
[2017年11月30日11時55分 紙面から]」

古巣鹿島戦に闘志を燃やすMF宮崎
ジュビロ磐田MF宮崎智彦(31)が、古巣撃破に燃えている。29日は、12月2日の最終節ホーム鹿島アントラーズ戦(午後2時、ヤマハ)に向けて磐田大久保グラウンドで約2時間の練習。時折、笑みを浮かべるなど調整も順調のようで「良い形で来シーズンに向かうためにも、勝って締めくくりたい」と、勝ち点3に照準を合わせた。
鹿島には09年のプロ入りから10年までの2年間、在籍。敵将の大岩剛監督(45)ともプレーを共にした。宮崎は、10年の天皇杯準決勝東京戦(2-1で勝利)で見せた大岩監督のプレーを回想しながら、「ポジショニングや声掛けなど、本当に多くのことを学ばせてもらった。一緒にプレーさせてもらったことが良い経験になっている」。指揮官となった先輩の目の前で、プレーに感謝の気持ちを込める。
前節アウェー鳥栖戦では、左サイドバックで2試合ぶりの先発。フル出場を果たし、2-0の快勝に貢献した。鹿島戦は3-6-1の左サイドで先発が有力で、この日のシュート練習では豪快にネットを揺らすなど今季初得点のにおいも漂う。それでも「ゴールを取りたい気持ちもあるけど、それよりもチームとして勝ちたい」とキッパリ。今季3度目となる連勝でのフィニッシュへ、チームの勝利を最優先に攻守でフル回転する。【前田和哉】
古巣・鹿島との対戦に闘志を燃やすジュビロの宮崎である。
「良い形で来シーズンに向かうためにも、勝って締めくくりたい」と語る。
そうは問屋が卸すまいと言いたいところである。
宮崎の対面はヤスと西が対応することとなろう。
自由にはプレイさせぬ。
特にヤスとのレフティ対決は見物となろう。
注目のデュエルである。

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[2017年11月30日11時55分 紙面から]」

古巣鹿島戦に闘志を燃やすMF宮崎
ジュビロ磐田MF宮崎智彦(31)が、古巣撃破に燃えている。29日は、12月2日の最終節ホーム鹿島アントラーズ戦(午後2時、ヤマハ)に向けて磐田大久保グラウンドで約2時間の練習。時折、笑みを浮かべるなど調整も順調のようで「良い形で来シーズンに向かうためにも、勝って締めくくりたい」と、勝ち点3に照準を合わせた。
鹿島には09年のプロ入りから10年までの2年間、在籍。敵将の大岩剛監督(45)ともプレーを共にした。宮崎は、10年の天皇杯準決勝東京戦(2-1で勝利)で見せた大岩監督のプレーを回想しながら、「ポジショニングや声掛けなど、本当に多くのことを学ばせてもらった。一緒にプレーさせてもらったことが良い経験になっている」。指揮官となった先輩の目の前で、プレーに感謝の気持ちを込める。
前節アウェー鳥栖戦では、左サイドバックで2試合ぶりの先発。フル出場を果たし、2-0の快勝に貢献した。鹿島戦は3-6-1の左サイドで先発が有力で、この日のシュート練習では豪快にネットを揺らすなど今季初得点のにおいも漂う。それでも「ゴールを取りたい気持ちもあるけど、それよりもチームとして勝ちたい」とキッパリ。今季3度目となる連勝でのフィニッシュへ、チームの勝利を最優先に攻守でフル回転する。【前田和哉】
古巣・鹿島との対戦に闘志を燃やすジュビロの宮崎である。
「良い形で来シーズンに向かうためにも、勝って締めくくりたい」と語る。
そうは問屋が卸すまいと言いたいところである。
宮崎の対面はヤスと西が対応することとなろう。
自由にはプレイさせぬ。
特にヤスとのレフティ対決は見物となろう。
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平戸太貴、U-20日本代表選出
平戸太貴選手 U-20日本代表タイ遠征メンバー選出のお知らせ
2017.11.30
日頃よりFC町田ゼルビアをご支援いただきまして誠にありがとうございます。
MF平戸太貴選手がタイ遠征を行うU-20日本代表メンバーに選出されましたのでお知らせ致します。年代別日本代表選出は初めてのこととなります。
6日に代表チームに合流し、タイでは『M-150カップ2017』に参戦。U-23タイ代表(9日)やU-23朝鮮民主主義人民共和国代表(11日)などと試合を行います。
よって10日の『2017FC町田ゼルビアシーズン終了報告会』には欠席となります。平戸選手はファン・サポーターの皆様に対し、以下のようにメッセージを寄せております。
------------------------------
今回、初招集されたことをとても嬉しく思いますし、東京五輪につながる世代ということで、光栄に感じています。
ここからが勝負になると思うので、チャンスを無駄にせずに、日々の練習からしっかりとアピールし、結果にこだわって頑張ってきたいと思います。
ここまで育ててくれた鹿島アントラーズ関係者の皆様、そして成長させてくれたFC町田ゼルビア関係者、サポーターの皆様の期待に応えられるように頑張りますので、応援をよろしくお願い致します。
------------------------------
以下、プロフィール
○MF平戸太貴
(ひらと たいき)
■生年月日
1997年4月18日(20歳)
■出身地
茨城県ひたちなか市
■身長 / 体重
177cm / 68kg
■利き足
右
■出身校
ひたちなか市立田彦小→ひたちなか市立田彦中→鹿島学園高
■所属チーム歴
鹿島アントラーズジュニア→鹿島アントラースJrユース→鹿島アントラーズユース→鹿島アントラーズ
■ゼルビア加入年
2017年
■年度別成績
2016(鹿島・J1)リーグ戦0試合0得点・リーグカップ戦2試合0得点・天皇杯0試合0得点
2017(町田・J2)リーグ戦26試合3得点・天皇杯1試合0 得点
☆J1リーグ通算0試合0得点
☆J2リーグ通算26試合3得点
☆リーグカップ通算2試合0得点
※2017年11月30日現在の数字
以上
M-150カップ2017を戦うU-20日本代表に選出された町田の平戸である。
これは嬉しい。
年代別代表は初の招集ではなかろうか。
正確なキックとポジショニングでこのチームの軸となって欲しいところ。
活躍を楽しみにしておる。

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2017.11.30
日頃よりFC町田ゼルビアをご支援いただきまして誠にありがとうございます。
MF平戸太貴選手がタイ遠征を行うU-20日本代表メンバーに選出されましたのでお知らせ致します。年代別日本代表選出は初めてのこととなります。
6日に代表チームに合流し、タイでは『M-150カップ2017』に参戦。U-23タイ代表(9日)やU-23朝鮮民主主義人民共和国代表(11日)などと試合を行います。
よって10日の『2017FC町田ゼルビアシーズン終了報告会』には欠席となります。平戸選手はファン・サポーターの皆様に対し、以下のようにメッセージを寄せております。
------------------------------
今回、初招集されたことをとても嬉しく思いますし、東京五輪につながる世代ということで、光栄に感じています。
ここからが勝負になると思うので、チャンスを無駄にせずに、日々の練習からしっかりとアピールし、結果にこだわって頑張ってきたいと思います。
ここまで育ててくれた鹿島アントラーズ関係者の皆様、そして成長させてくれたFC町田ゼルビア関係者、サポーターの皆様の期待に応えられるように頑張りますので、応援をよろしくお願い致します。
------------------------------
以下、プロフィール
○MF平戸太貴
(ひらと たいき)
■生年月日
1997年4月18日(20歳)
■出身地
茨城県ひたちなか市
■身長 / 体重
177cm / 68kg
■利き足
右
■出身校
ひたちなか市立田彦小→ひたちなか市立田彦中→鹿島学園高
■所属チーム歴
鹿島アントラーズジュニア→鹿島アントラースJrユース→鹿島アントラーズユース→鹿島アントラーズ
■ゼルビア加入年
2017年
■年度別成績
2016(鹿島・J1)リーグ戦0試合0得点・リーグカップ戦2試合0得点・天皇杯0試合0得点
2017(町田・J2)リーグ戦26試合3得点・天皇杯1試合0 得点
☆J1リーグ通算0試合0得点
☆J2リーグ通算26試合3得点
☆リーグカップ通算2試合0得点
※2017年11月30日現在の数字
以上
M-150カップ2017を戦うU-20日本代表に選出された町田の平戸である。
これは嬉しい。
年代別代表は初の招集ではなかろうか。
正確なキックとポジショニングでこのチームの軸となって欲しいところ。
活躍を楽しみにしておる。

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鹿島優勝のキーマンはこの男か
鹿島優勝のキーマンはこの男か 先発時の勝率が凄まじいことに
2017年11月30日(木) 13時10分配信

久々に出場機会が与えられるのか photo/Getty Images
勝利が求められる鹿島
今季の明治安田生命J1リーグ第33節終了時点で、2位川崎フロンターレとの勝ち点差2の首位に立っている鹿島アントラーズ。来月2日に行われる同リーグ第34節でジュビロ磐田に勝利した場合、自力でのリーグ優勝が決定する。
重要な一戦を控えるなか、磐田戦では同クラブMF小笠原満男の起用法が鍵を握るかもしれない。大岩剛監督が就任して以降、リーグ戦6試合に先発出場を果たしている同選手だが、その全ての試合で同クラブが勝利を収めているからだ。また、この6試合で同クラブが1失点も喫していないことから、同選手の存在感が際立っている。
リーグ戦では第25節以降出場がない小笠原。豊富な経験に裏打ちされた的確なポジショニングや正確なパスは健在なだけに、大岩監督の最終節の人選に注目したいところだ。
滿男について記すthe World紙である。
大岩監督就任後、小笠原満男は6試合に先発し、その全てで勝利を掴んでおる。
そして、無失点勝利を成し遂げておるとのデータを挙げる。
これは凄まじい結果と言えよう。
ここは優勝がかかる最終節へ向けて、起用させて欲しいという意見が飛び交うのも理解出来る。
ジュビロ戦の先発は、本日の紅白戦にて決まっておろう。
ノンビブス組に誰がいたか、そこに滿男の姿はあったのか。
注目である。

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2017年11月30日(木) 13時10分配信

久々に出場機会が与えられるのか photo/Getty Images
勝利が求められる鹿島
今季の明治安田生命J1リーグ第33節終了時点で、2位川崎フロンターレとの勝ち点差2の首位に立っている鹿島アントラーズ。来月2日に行われる同リーグ第34節でジュビロ磐田に勝利した場合、自力でのリーグ優勝が決定する。
重要な一戦を控えるなか、磐田戦では同クラブMF小笠原満男の起用法が鍵を握るかもしれない。大岩剛監督が就任して以降、リーグ戦6試合に先発出場を果たしている同選手だが、その全ての試合で同クラブが勝利を収めているからだ。また、この6試合で同クラブが1失点も喫していないことから、同選手の存在感が際立っている。
リーグ戦では第25節以降出場がない小笠原。豊富な経験に裏打ちされた的確なポジショニングや正確なパスは健在なだけに、大岩監督の最終節の人選に注目したいところだ。
滿男について記すthe World紙である。
大岩監督就任後、小笠原満男は6試合に先発し、その全てで勝利を掴んでおる。
そして、無失点勝利を成し遂げておるとのデータを挙げる。
これは凄まじい結果と言えよう。
ここは優勝がかかる最終節へ向けて、起用させて欲しいという意見が飛び交うのも理解出来る。
ジュビロ戦の先発は、本日の紅白戦にて決まっておろう。
ノンビブス組に誰がいたか、そこに滿男の姿はあったのか。
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2回目なので別に
鹿島、優勝3度目持ち越しにも「別に」自力で決める
[2017年11月30日7時58分 紙面から]

ランニングする小笠原(右)と金崎(撮影・松尾幸之介)
<明治安田生命J1:浦和0-1川崎F>◇第33節◇29日◇埼玉
鹿島アントラーズの優勝は3度目の持ち越しとなった。
ACL決勝の影響で「試合なし優勝」の可能性も2度目だった。チームは午前から通常通り練習をこなし、各自帰路についた。FW土居は「2回目なので別に。時間があれば試合を見たいなとは思っていますけれど、予定もあるので」。DF山本も「子どもの寝かしつけをしているかも」と特別な雰囲気はなかった。最終戦で対戦する磐田名波監督と大岩監督は清水商(現清水桜が丘)で同学年で、監督としては初対決となる。15年広島の年間最多勝ち点74に並んでの連覇達成で、国内主要タイトル20冠を達成するつもりだ。
▼最終節決着 J1優勝決定は最終節に持ち越された。2ステージ制だった15、16年を除き、年間34試合制となった05年以降の11シーズンで、優勝争いが最終節までもつれ込んだのは今季で9度目。10年の名古屋は3試合、12年の広島は1試合を残して優勝を決めたが、1シーズン制でのJ1の優勝決定は最終節が多くなっている。最終節で優勝が決まった過去8度のうち、首位チームの逃げ切りが5度、逆転優勝が3度。
【鹿島】川崎戦テレビ観戦せず DF昌子「川崎が勝つと思って準備する」
2017年11月30日7時10分 スポーツ報知
鹿島は午前にクラブハウスで練習。夜には、川崎が引き分け以下ならJ1史上初の試合なし優勝が決まる浦和戦をチームとしてテレビ観戦はせず、最終節に備えた。
DF昌子が「川崎が勝つと思って準備する」と話すように、予定通り磐田戦に照準を合わせて調整を進めていくだけ。勝てば9度目の優勝が決まる。
昨日の練習後に選手のコメントを取った各紙である。
聖真は「2回目なので別に。時間があれば試合を見たいなとは思っていますけれど、予定もあるので」、脩斗は「子どもの寝かしつけをしているかも」、そして源は「川崎が勝つと思って準備する」と語る。
特に意識せずに夜を迎えることを口にしておる。
明後日はいよいよ最終節。
このシーズンの締めくくりである。
勝利し、優勝しようではないか。
楽しみにして二晩を過ごす。
ワクワクしておる。

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[2017年11月30日7時58分 紙面から]

ランニングする小笠原(右)と金崎(撮影・松尾幸之介)
<明治安田生命J1:浦和0-1川崎F>◇第33節◇29日◇埼玉
鹿島アントラーズの優勝は3度目の持ち越しとなった。
ACL決勝の影響で「試合なし優勝」の可能性も2度目だった。チームは午前から通常通り練習をこなし、各自帰路についた。FW土居は「2回目なので別に。時間があれば試合を見たいなとは思っていますけれど、予定もあるので」。DF山本も「子どもの寝かしつけをしているかも」と特別な雰囲気はなかった。最終戦で対戦する磐田名波監督と大岩監督は清水商(現清水桜が丘)で同学年で、監督としては初対決となる。15年広島の年間最多勝ち点74に並んでの連覇達成で、国内主要タイトル20冠を達成するつもりだ。
▼最終節決着 J1優勝決定は最終節に持ち越された。2ステージ制だった15、16年を除き、年間34試合制となった05年以降の11シーズンで、優勝争いが最終節までもつれ込んだのは今季で9度目。10年の名古屋は3試合、12年の広島は1試合を残して優勝を決めたが、1シーズン制でのJ1の優勝決定は最終節が多くなっている。最終節で優勝が決まった過去8度のうち、首位チームの逃げ切りが5度、逆転優勝が3度。
【鹿島】川崎戦テレビ観戦せず DF昌子「川崎が勝つと思って準備する」
2017年11月30日7時10分 スポーツ報知
鹿島は午前にクラブハウスで練習。夜には、川崎が引き分け以下ならJ1史上初の試合なし優勝が決まる浦和戦をチームとしてテレビ観戦はせず、最終節に備えた。
DF昌子が「川崎が勝つと思って準備する」と話すように、予定通り磐田戦に照準を合わせて調整を進めていくだけ。勝てば9度目の優勝が決まる。
昨日の練習後に選手のコメントを取った各紙である。
聖真は「2回目なので別に。時間があれば試合を見たいなとは思っていますけれど、予定もあるので」、脩斗は「子どもの寝かしつけをしているかも」、そして源は「川崎が勝つと思って準備する」と語る。
特に意識せずに夜を迎えることを口にしておる。
明後日はいよいよ最終節。
このシーズンの締めくくりである。
勝利し、優勝しようではないか。
楽しみにして二晩を過ごす。
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植田、借りを返さないといけない
鹿島、Vお預け…自力で決める!植田「(川崎戦は)見ない」
29日、2位の川崎が浦和に勝ち、鹿島の優勝は最終節までお預けになった。チームはこの日午前に約1時間半の練習を行ったが、DF植田は「(川崎戦は)見ない」と淡々と話し、家路についた。この日、東アジアE-1選手権の日本代表メンバーが発表され、初招集のMF三竿健、DF山本ら6人が選出された。 (鹿嶋市)
鹿島・植田“待ってました”川崎F勝利、最終節「勝って優勝」

磐田戦に向けて練習を行う(左から)日本代表の金崎、昌子ら鹿島イレブン
Photo By スポニチ
首位の鹿島は29日、12月2日の最終節・アウェー磐田戦に向け、鹿嶋市内のクラブハウスで調整を行った。敵の負けを願わないというスタンスを貫き、全体でのテレビ観戦などは行わなかった。20冠目のタイトルは“有終の美”で決める。川崎Fの勝利によりお預けとなった連覇は、磐田戦に勝てば無条件で決まる。日本代表DF植田は「勝って優勝を決めたい」と力を込めた。
磐田には借りがある。4月のホーム戦は前線で何度もボールを奪われ0―3で完敗した。「借りを返さないといけない。前線にスピードがある選手や体の強い選手がいるので、自由にやらせてしまえば相手の思うつぼ」と植田。今季16度の完封でリベンジを狙う。
勝てば15年の広島、16年の浦和に並ぶ歴代最多勝ち点74に到達。さらに年間34試合制でJ1歴代最多の24勝目となる。Vに王手をかけてから約1カ月。最後はきっちりと勝ち、記録ずくめの連覇を決める。
[ 2017年11月30日 05:30 ]
鹿島 優勝に王手をかけながら4度目の持ち越し DF植田無関心「次に勝てば優勝」
2位の川崎がFW小林悠(30)のゴールで浦和を1-0で下し、勝ち点を69に伸ばした。同71で首位の鹿島に2差と迫り、優勝決定は12月2日の最終節にもつれ込んだ。
王手をかけながら4度目の持ち越しとなった。26日に勝てば優勝だったが、引き分け。試合のない日に優勝する可能性が2度あったが、この日を含めて川崎が勝利して決まらなかった。この日は午前中の練習を終えて、選手は家路についた。日本代表DF植田は「川崎戦?見ないです」と無関心。「次(12月2日・磐田戦)に勝てば優勝というのは変わらない。しっかり準備するだけです」と自力で決める思いだ。
鹿島イレブン、連覇誓う 最終節の磐田戦勝利でV DF植田「自分たちで勝って決める」

雨の中の練習を終えて引き上げる鹿島の(右から)金崎、植田、昌子ら
「明治安田生命J1、磐田-鹿島」(12月2日、ヤマハスタジアム)
鹿島は30日、連覇が懸かる磐田戦に向けて鹿嶋市内で練習した。
前夜の浦和-川崎戦で川崎が引き分け以下なら優勝が決まっていたが、結果は川崎の勝利。GK曽ヶ端は「みんな(前夜決まるとは)思っていないし、やることは変わらないです」と自力で決める思いを新たにした。
磐田戦は勝てば優勝。川崎-大宮戦で川崎が引き分け以下でも優勝が決まる。DF植田は「自分たちで最終節に勝って決める。ジュビロには(4月22日にホームで)0-3でやられている。やり返さないといけないし、いい結果を出して優勝したい」と誓った。
水曜日の練習後に取材に応じた植田である。
この日の夜に開催される川崎戦について聞かれると、「川崎戦?見ないです」と答えたとのこと。
それはそうであろう。
周囲はともかく、当事者である選手は結果に左右されることなく週末の最終節・ジュビロ戦に集中するのは当然である。
優勝が決まったところで、試合に挑み勝利を目指すことに変わりはない。
ホームでのジュビロ戦は酷いものであった。
植田は、「借りを返さないといけない。前線にスピードがある選手や体の強い選手がいるので、自由にやらせてしまえば相手の思うつぼ」と語る。
ジュビロのやり方は頭に入っていることが言葉から伝わってくる。
植田の力で勝利を掴み取りたい。
躍動を期待しておる。

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29日、2位の川崎が浦和に勝ち、鹿島の優勝は最終節までお預けになった。チームはこの日午前に約1時間半の練習を行ったが、DF植田は「(川崎戦は)見ない」と淡々と話し、家路についた。この日、東アジアE-1選手権の日本代表メンバーが発表され、初招集のMF三竿健、DF山本ら6人が選出された。 (鹿嶋市)
鹿島・植田“待ってました”川崎F勝利、最終節「勝って優勝」

磐田戦に向けて練習を行う(左から)日本代表の金崎、昌子ら鹿島イレブン
Photo By スポニチ
首位の鹿島は29日、12月2日の最終節・アウェー磐田戦に向け、鹿嶋市内のクラブハウスで調整を行った。敵の負けを願わないというスタンスを貫き、全体でのテレビ観戦などは行わなかった。20冠目のタイトルは“有終の美”で決める。川崎Fの勝利によりお預けとなった連覇は、磐田戦に勝てば無条件で決まる。日本代表DF植田は「勝って優勝を決めたい」と力を込めた。
磐田には借りがある。4月のホーム戦は前線で何度もボールを奪われ0―3で完敗した。「借りを返さないといけない。前線にスピードがある選手や体の強い選手がいるので、自由にやらせてしまえば相手の思うつぼ」と植田。今季16度の完封でリベンジを狙う。
勝てば15年の広島、16年の浦和に並ぶ歴代最多勝ち点74に到達。さらに年間34試合制でJ1歴代最多の24勝目となる。Vに王手をかけてから約1カ月。最後はきっちりと勝ち、記録ずくめの連覇を決める。
[ 2017年11月30日 05:30 ]
鹿島 優勝に王手をかけながら4度目の持ち越し DF植田無関心「次に勝てば優勝」
2位の川崎がFW小林悠(30)のゴールで浦和を1-0で下し、勝ち点を69に伸ばした。同71で首位の鹿島に2差と迫り、優勝決定は12月2日の最終節にもつれ込んだ。
王手をかけながら4度目の持ち越しとなった。26日に勝てば優勝だったが、引き分け。試合のない日に優勝する可能性が2度あったが、この日を含めて川崎が勝利して決まらなかった。この日は午前中の練習を終えて、選手は家路についた。日本代表DF植田は「川崎戦?見ないです」と無関心。「次(12月2日・磐田戦)に勝てば優勝というのは変わらない。しっかり準備するだけです」と自力で決める思いだ。
鹿島イレブン、連覇誓う 最終節の磐田戦勝利でV DF植田「自分たちで勝って決める」

雨の中の練習を終えて引き上げる鹿島の(右から)金崎、植田、昌子ら
「明治安田生命J1、磐田-鹿島」(12月2日、ヤマハスタジアム)
鹿島は30日、連覇が懸かる磐田戦に向けて鹿嶋市内で練習した。
前夜の浦和-川崎戦で川崎が引き分け以下なら優勝が決まっていたが、結果は川崎の勝利。GK曽ヶ端は「みんな(前夜決まるとは)思っていないし、やることは変わらないです」と自力で決める思いを新たにした。
磐田戦は勝てば優勝。川崎-大宮戦で川崎が引き分け以下でも優勝が決まる。DF植田は「自分たちで最終節に勝って決める。ジュビロには(4月22日にホームで)0-3でやられている。やり返さないといけないし、いい結果を出して優勝したい」と誓った。
水曜日の練習後に取材に応じた植田である。
この日の夜に開催される川崎戦について聞かれると、「川崎戦?見ないです」と答えたとのこと。
それはそうであろう。
周囲はともかく、当事者である選手は結果に左右されることなく週末の最終節・ジュビロ戦に集中するのは当然である。
優勝が決まったところで、試合に挑み勝利を目指すことに変わりはない。
ホームでのジュビロ戦は酷いものであった。
植田は、「借りを返さないといけない。前線にスピードがある選手や体の強い選手がいるので、自由にやらせてしまえば相手の思うつぼ」と語る。
ジュビロのやり方は頭に入っていることが言葉から伝わってくる。
植田の力で勝利を掴み取りたい。
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日本代表に6人、 “勝負強さ”が評価か
金崎、昨年6月以来の日本代表復帰「前線でたくさん動く」
日本協会は29日、12月の東アジアE-1選手権に出場する日本代表メンバー23人を発表した。
FW金崎(鹿島)が昨年6月以来となる日本代表に復帰。同年8月、チームの石井監督(当時)への造反行為が問題視され代表への招集が見送られていたが、ハリルホジッチ監督は「前線でたくさん動く。他の選手と比較するとパワーがあり、アグレッシブ」と評価した。金崎はこの日、鹿嶋市内の練習場で約1時間半の調整を行った。
“みそぎ”済んだ金崎が日本代表復帰 鹿島から最多6人選出
12月9日開幕E―1選手権・日本代表メンバー発表

日本代表に復帰した鹿島FW金崎
Photo By スポニチ
鹿島からは6人が選出された。最終ラインは西、植田、昌子、山本の全員がメンバー入り。中盤では21歳のMF三竿健が初めて入った。
FW金崎は昨年8月の湘南戦で途中交代に不満を表し、石井前監督の握手を拒否するなどの問題行動を起こして以来の招集。ハリルホジッチ監督から「過去のこと。今現在、文句のないパフォーマンスをしている」と評価された28歳はクラブを通じ「日本代表のピッチでも自分のやるべきことは変わらないので、全てのプレーにおいてチームに貢献できるように頑張りたい」とコメントした。
[ 2017年11月30日 05:30 ]
サッカー東アジアE-1選手権 代表に鹿島勢6人
“勝負強さ”持ち込めるか

東アジアE-1選手権の日本代表に選ばれた鹿島・西(前列右から2人目)、植田、昌子、三竿健、山本、金崎(後列左から)=26日、カシマスタジアム、村田知宏撮影
日本サッカー協会は29日、12月の東アジアE-1選手権に臨む男子の日本代表23人を発表し、MF清武(C大阪)やFW金崎(鹿島)が復帰し、DF初瀬(G大阪)やMF三竿健(鹿島)、FW伊東(柏)阿部(川崎)らが初選出された。海外組は招集せず、国内組のみで編成した。
鹿島からは6人が選ばれた。鹿島で見せてきた“勝負強さ”を代表に持ち込めるか、注目が集まる。
期待されるのは山本、昌子、植田、西のDFライン。日本は5試合連続失点中と、守備が不安定。今季J1で33試合で31失点の堅守を誇る鹿島DF陣が、日本の守備の立て直し役を担う。
センターバックの昌子と植田は代表常連だが、左の山本は初、右の西は3年ぶりの復帰でハリルホジッチ監督になってからは初めての招集。戦術を理解する時間は限られており、2人の順応性が試される。32歳で初招集となった山本は「クラブでやってきたことを信じ、優勝を目指す」と自信を見せた。
三竿健はこの1年、鹿島で最も飛躍した守備的MF。ボール奪取力が高く、的確な位置取りが持ち味だ。ハリルホジッチ監督からは「奪った後のファーストパスも面白い」と攻撃面も評価されている。初招集を受けた21歳は「自分のよさをプレーで発揮したい」と意気込む。
鹿島のエース・金崎は昨年6月以来の復帰。同年8月の湘南戦で、途中交代を巡り石井前監督と口論になった行為をハリルホジッチ監督に問題視され、代表を遠ざかっていた。その後、鹿島のリーグ優勝に貢献し、今季もチームトップの12得点をマークしている。結果を出し続けることで復帰を勝ち取り「日本代表のピッチでも自分のやるべきことは変わらない」と決意を述べた。 (藤崎徹)
鹿島からの日本代表招集がニュースになっておる。
32歳でのフル代表初選出の山本脩斗は「クラブでやってきたことを信じ、優勝を目指す」と代表以前にクラブでの優勝争いがあることを強調する。
この週末に向け、集中していることが伝わってくる。
素晴らしい。
それでこそ鹿島のDF、そして日本代表に選出されるべき人間性と言えよう。
また、久しぶりの招集となった夢生は「日本代表のピッチでも自分のやるべきことは変わらないので、全てのプレイにおいてチームに貢献できるように頑張りたい」とコメントする。
ハリルホジッチ日本代表監督は少々動きすぎると評し、センターFWとして中央にて身体を張るプレイを求めることを示唆しておる。
このあたりはどのように折り合いを付けるのであろうか。
そして、ハリルホジッチ日本代表監督は夢生のこれまでについては、石井監督との件での選外は1回だけで、そこから先はライバルとの兼ね合いであったり、得点数不足であったことが明言された。
いまだに確執のように報じるメディアには辟易しておったが、代表監督からの言葉によりそれが払拭されたと思われる。
これからは偏向報道を止めて欲しいと切に願う。
また、鹿島から6人もの日本代表が選出された。
特にDFラインが丸ごと選ばれるのは快挙であろう。
是非とも揃って先発に名を連ねて欲しい。
この大会を楽しみにしておる。

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日本協会は29日、12月の東アジアE-1選手権に出場する日本代表メンバー23人を発表した。
FW金崎(鹿島)が昨年6月以来となる日本代表に復帰。同年8月、チームの石井監督(当時)への造反行為が問題視され代表への招集が見送られていたが、ハリルホジッチ監督は「前線でたくさん動く。他の選手と比較するとパワーがあり、アグレッシブ」と評価した。金崎はこの日、鹿嶋市内の練習場で約1時間半の調整を行った。
“みそぎ”済んだ金崎が日本代表復帰 鹿島から最多6人選出
12月9日開幕E―1選手権・日本代表メンバー発表

日本代表に復帰した鹿島FW金崎
Photo By スポニチ
鹿島からは6人が選出された。最終ラインは西、植田、昌子、山本の全員がメンバー入り。中盤では21歳のMF三竿健が初めて入った。
FW金崎は昨年8月の湘南戦で途中交代に不満を表し、石井前監督の握手を拒否するなどの問題行動を起こして以来の招集。ハリルホジッチ監督から「過去のこと。今現在、文句のないパフォーマンスをしている」と評価された28歳はクラブを通じ「日本代表のピッチでも自分のやるべきことは変わらないので、全てのプレーにおいてチームに貢献できるように頑張りたい」とコメントした。
[ 2017年11月30日 05:30 ]
サッカー東アジアE-1選手権 代表に鹿島勢6人
“勝負強さ”持ち込めるか

東アジアE-1選手権の日本代表に選ばれた鹿島・西(前列右から2人目)、植田、昌子、三竿健、山本、金崎(後列左から)=26日、カシマスタジアム、村田知宏撮影
日本サッカー協会は29日、12月の東アジアE-1選手権に臨む男子の日本代表23人を発表し、MF清武(C大阪)やFW金崎(鹿島)が復帰し、DF初瀬(G大阪)やMF三竿健(鹿島)、FW伊東(柏)阿部(川崎)らが初選出された。海外組は招集せず、国内組のみで編成した。
鹿島からは6人が選ばれた。鹿島で見せてきた“勝負強さ”を代表に持ち込めるか、注目が集まる。
期待されるのは山本、昌子、植田、西のDFライン。日本は5試合連続失点中と、守備が不安定。今季J1で33試合で31失点の堅守を誇る鹿島DF陣が、日本の守備の立て直し役を担う。
センターバックの昌子と植田は代表常連だが、左の山本は初、右の西は3年ぶりの復帰でハリルホジッチ監督になってからは初めての招集。戦術を理解する時間は限られており、2人の順応性が試される。32歳で初招集となった山本は「クラブでやってきたことを信じ、優勝を目指す」と自信を見せた。
三竿健はこの1年、鹿島で最も飛躍した守備的MF。ボール奪取力が高く、的確な位置取りが持ち味だ。ハリルホジッチ監督からは「奪った後のファーストパスも面白い」と攻撃面も評価されている。初招集を受けた21歳は「自分のよさをプレーで発揮したい」と意気込む。
鹿島のエース・金崎は昨年6月以来の復帰。同年8月の湘南戦で、途中交代を巡り石井前監督と口論になった行為をハリルホジッチ監督に問題視され、代表を遠ざかっていた。その後、鹿島のリーグ優勝に貢献し、今季もチームトップの12得点をマークしている。結果を出し続けることで復帰を勝ち取り「日本代表のピッチでも自分のやるべきことは変わらない」と決意を述べた。 (藤崎徹)
鹿島からの日本代表招集がニュースになっておる。
32歳でのフル代表初選出の山本脩斗は「クラブでやってきたことを信じ、優勝を目指す」と代表以前にクラブでの優勝争いがあることを強調する。
この週末に向け、集中していることが伝わってくる。
素晴らしい。
それでこそ鹿島のDF、そして日本代表に選出されるべき人間性と言えよう。
また、久しぶりの招集となった夢生は「日本代表のピッチでも自分のやるべきことは変わらないので、全てのプレイにおいてチームに貢献できるように頑張りたい」とコメントする。
ハリルホジッチ日本代表監督は少々動きすぎると評し、センターFWとして中央にて身体を張るプレイを求めることを示唆しておる。
このあたりはどのように折り合いを付けるのであろうか。
そして、ハリルホジッチ日本代表監督は夢生のこれまでについては、石井監督との件での選外は1回だけで、そこから先はライバルとの兼ね合いであったり、得点数不足であったことが明言された。
いまだに確執のように報じるメディアには辟易しておったが、代表監督からの言葉によりそれが払拭されたと思われる。
これからは偏向報道を止めて欲しいと切に願う。
また、鹿島から6人もの日本代表が選出された。
特にDFラインが丸ごと選ばれるのは快挙であろう。
是非とも揃って先発に名を連ねて欲しい。
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レオ・シルバ、シュート練習
2部練習

午前練習は、シュート練習や守備練習、攻守のトレーニングを行いました。午後練習は指定メンバーのみ、フィジカルトレーニングやボール回しを実施しました。
シュート練習をするレオ・シルバである。
最終節は爆発の予感がする。
ここにきてコンディションの良さを感じさせるプレイをしており、シュート意欲も強い。
ジュビロ相手に優勝に導くゴールを決めるのだ。
活躍を期待しておる。

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午前練習は、シュート練習や守備練習、攻守のトレーニングを行いました。午後練習は指定メンバーのみ、フィジカルトレーニングやボール回しを実施しました。
シュート練習をするレオ・シルバである。
最終節は爆発の予感がする。
ここにきてコンディションの良さを感じさせるプレイをしており、シュート意欲も強い。
ジュビロ相手に優勝に導くゴールを決めるのだ。
活躍を期待しておる。

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源・植田・脩斗・健斗・西・夢生、日本代表選出
日本代表選出のお知らせ
2017年11月29日(水)
本日、EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会 vs朝鮮民主主義人民共和国代表(12/9@味スタ)、vs中国代表(12/12@味スタ)、vs韓国代表(12/16@味スタ)に向けて、日本代表メンバーが発表されました。
鹿島アントラーズからは、昌子選手、植田選手、山本選手、三竿健斗選手、西選手、金崎選手が選出されました。
EAFF E-1サッカー選手権を戦う日本代表に選出された西、脩斗、源、植田、健斗、夢生である。
これは素晴らしい。
DFライン4人が選ばれ、ボランチの健斗、そしてセンターFWとして夢生が呼ばれておる。
大きく活躍して欲しい。
楽しみな大会である。

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2017年11月29日(水)
本日、EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会 vs朝鮮民主主義人民共和国代表(12/9@味スタ)、vs中国代表(12/12@味スタ)、vs韓国代表(12/16@味スタ)に向けて、日本代表メンバーが発表されました。
鹿島アントラーズからは、昌子選手、植田選手、山本選手、三竿健斗選手、西選手、金崎選手が選出されました。
EAFF E-1サッカー選手権を戦う日本代表に選出された西、脩斗、源、植田、健斗、夢生である。
これは素晴らしい。
DFライン4人が選ばれ、ボランチの健斗、そしてセンターFWとして夢生が呼ばれておる。
大きく活躍して欲しい。
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曽ケ端、目の前の試合に勝つことをずっとやってきた
鹿島GK曽ケ端、緊張感を力に「最終節勝つ」12・2磐田戦

鹿島GK曽ケ端
Photo By スポニチ
鹿島は川崎Fが浦和に引き分け以下の場合は連覇が決まるが、2日の磐田戦だけに集中する。GK曽ケ端は「目の前の試合に勝つことをずっとやってきた。そのスタンスは変わらない」と力を込めた。
王手をかけてから優勝がなかなか決まらないが「緊張感やプレッシャーは、こういう状況にいないと味わえない。試合に出ていない選手も含めてチームとしてこういう雰囲気を感じるのは大事」と守護神。特別な空気も力に変え、最終節に備える。
[ 2017年11月29日 05:30 ]
ジュビロ戦に向けてコメントを発した曽ケ端である。
「目の前の試合に勝つことをずっとやってきた。そのスタンスは変わらない」と語る。
他試合や周囲の雑音に左右されるようでは、このようなトップフォームを続けることは難しいことが分かる。
常に集中し、目の前の試合に勝ってきたからこそ、偉大なるGKとして名を轟かせることになったのだ。
これは見習うべき事であろう。
偉大なる人物になれぬまでも、多少なりとも器を広げることが出来る。
また、曽ケ端は「緊張感やプレッシャーは、こういう状況にいないと味わえない。試合に出ていない選手も含めてチームとしてこういう雰囲気を感じるのは大事」とも言う。
数多くの優勝争いをし、タイトルを得てきたからこそ語れるコメントである。
曽ケ端が言うように、レギュラーでなくともこのチームにおるからこそ成長出来るチャンスであることは紛れもない事実である。
今季もまた鹿島は成長する。
来季も楽しみである。

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鹿島GK曽ケ端
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鹿島は川崎Fが浦和に引き分け以下の場合は連覇が決まるが、2日の磐田戦だけに集中する。GK曽ケ端は「目の前の試合に勝つことをずっとやってきた。そのスタンスは変わらない」と力を込めた。
王手をかけてから優勝がなかなか決まらないが「緊張感やプレッシャーは、こういう状況にいないと味わえない。試合に出ていない選手も含めてチームとしてこういう雰囲気を感じるのは大事」と守護神。特別な空気も力に変え、最終節に備える。
[ 2017年11月29日 05:30 ]
ジュビロ戦に向けてコメントを発した曽ケ端である。
「目の前の試合に勝つことをずっとやってきた。そのスタンスは変わらない」と語る。
他試合や周囲の雑音に左右されるようでは、このようなトップフォームを続けることは難しいことが分かる。
常に集中し、目の前の試合に勝ってきたからこそ、偉大なるGKとして名を轟かせることになったのだ。
これは見習うべき事であろう。
偉大なる人物になれぬまでも、多少なりとも器を広げることが出来る。
また、曽ケ端は「緊張感やプレッシャーは、こういう状況にいないと味わえない。試合に出ていない選手も含めてチームとしてこういう雰囲気を感じるのは大事」とも言う。
数多くの優勝争いをし、タイトルを得てきたからこそ語れるコメントである。
曽ケ端が言うように、レギュラーでなくともこのチームにおるからこそ成長出来るチャンスであることは紛れもない事実である。
今季もまた鹿島は成長する。
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浦和・興梠、けがも嫌なんで…
浦和・興梠、得点王チャンスも出場微妙「けがも嫌なんで…」
浦和は28日、29日の川崎戦(埼玉)に向けて約1時間調整した。逆転での得点王を狙うFW興梠はコンディションが万全とはいえず、川崎戦の出場は微妙だ。「個人のタイトルもかかっているけど、けがも嫌なんで…」。現在、リーグ2位の20得点でトップのFW杉本(C大阪)とは2得点差。来月のクラブW杯(アラブ首長国連邦)に向けて無理はできない。(大原)
川崎戦を前にコメントを発した浦和の興梠である。
「けがも嫌なんで…」と語る。
これは期待のしようもない。
これは浦和というチーム全体に漂っている雰囲気なのであろう。
もう気もそぞろであることが感じさせられる。
彼らを応援する者どもは幸せではないと改めて思う。
残念である。

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浦和は28日、29日の川崎戦(埼玉)に向けて約1時間調整した。逆転での得点王を狙うFW興梠はコンディションが万全とはいえず、川崎戦の出場は微妙だ。「個人のタイトルもかかっているけど、けがも嫌なんで…」。現在、リーグ2位の20得点でトップのFW杉本(C大阪)とは2得点差。来月のクラブW杯(アラブ首長国連邦)に向けて無理はできない。(大原)
川崎戦を前にコメントを発した浦和の興梠である。
「けがも嫌なんで…」と語る。
これは期待のしようもない。
これは浦和というチーム全体に漂っている雰囲気なのであろう。
もう気もそぞろであることが感じさせられる。
彼らを応援する者どもは幸せではないと改めて思う。
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岩政大樹、鹿島を取材
【スカサカ!ライブ】土居、遠藤、大岩監督に聞く“強さの秘密” 鹿島OB岩政が迫る
Promoted by:スカパー! Jリーグ

鹿島アントラーズは2017シーズンのJ1において、第12節終了時点で7勝5敗の6位と低迷していた。そのため石井正忠前監督(現大宮アルディージャ監督)を解任し、大岩剛コーチが監督に昇進。その後のリーグ戦20試合(番組放送終了時点)で16勝1分3敗と復調した。番組レギュラー解説委員を務める岩政大樹(東京ユナイテッドFC)が、自身の古巣でもある鹿島のクラブハウスを訪問し、復調の要因を探った。
鹿島の得点数は、開幕からの12試合では14ゴールだったのが、大岩監督就任後の20試合で39ゴールと大幅に増加している。2007年から在籍する遠藤康は、監督交代後の変化についてこう語っている。

「全員がゴールに向かう推進力、スピード感が増えたのが大きな変化だと思います。(変わったのは)メンタルのところじゃないですかね。別に剛さんは『これをしろ』と言っているわけではないし、どっちかと言うと攻撃はうちらに自由を与えてもらっているので。あと剛さんになってからレアンドロとか出る選手がちょっと変わった部分も多少あるのかなと思います」
アカデミー出身の土居聖真も、監督交代を機に自由にやれる部分が増えたと語る。
「戦い方としては大きく変わってないですけど、もっとアグレッシブにというか、躊躇せずに、自分が思っているとおりにやれと言われるので。僕が迷っていた時にもアドバイスをくれて、攻撃は自分が思ったとおりにやればいいと言ってくれるので、そこはすごく嬉しかったというか、これで間違ってないんだと感じたんで。他の選手もたぶんそう言われているんだなと感じるんで、そこのやりやすさはあるんじゃないのかなと思います」

そしてシーズンを通じての精神状態について、土居はこのように語っている。
「特に重くは感じていないですけど、試合が近くなるにつれて、選手たちの発言や気持ちはジワジワ感じるかな。僕もあまりリラックスしすぎず、気負いすぎず、バランスのいい精神面、コンディションで臨めればいいと思っています」
当の大岩監督は、自分の立場の変化についてどう考え、チームに何をもたらそうとしたのだろうか。
「アシスタントコーチとして一緒にやっていたわけだし、その流れ、今いる選手も全く変わらないので、ベースは変えていないし、変えないでいこうと。ただ、僕が監督になった時っていうのは、チームが勝ったり負けたり不安点なところで今一つ選手自身が自信を持てずにゲームに臨んでいたと感じていたんで。アプローチの仕方は昔から口うるさく言っていたし、そのアプローチの仕方は変わってないですけど、選手が自信を持ってグラウンドに立つための準備はしようと思いました」

そして“鹿島の強さ”については次のように分析した。
「走り続けること、戦い続けること。次の試合に全力を尽くすことはずっと言ってきた。特別なことをしているわけじゃない。雰囲気もいつもの鹿島だし。監督に僕がなろうがなるまいが選手は同じスタンス、厳しい姿勢でやっている。それがウチの強みなんでね」
12月1日21時から放送の『スカサカ!ライブ』では、J1最終節・J2プレーオフ特集や、セリエA第15節注目カードプレビューなどが放送される。

スカパー!の番組・スカサカ!ライブにて鹿島を取材した岩政大樹である。
古巣ということで、緊張と照れが混ざり合い楽しめる内容となった。
特に三連覇時にはCBとしてコンビを組んだ大岩監督へのインタビューは微妙な距離感を感じさせた。
また、ヤスと聖真への問いかけで、ゴール数の増加を聞いておったが、この二人はこれまでの実績に比べて今季のゴール数は非常に少ない。
それでは、良いコメントは引き出せなかったのではなかろうか。
Jリーグの試合映像が使用不可となったスカパー!としてはこのような企画モノが増えていくことであろう。
それもまた楽しい。
DAZNに集約することで、後々どのような対応されるか分からぬもの。
特に異人はどのような条件を出すか分からぬ。
ここはスカパー!に最後の牙城として踏ん張って欲しい。
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鹿島アントラーズは2017シーズンのJ1において、第12節終了時点で7勝5敗の6位と低迷していた。そのため石井正忠前監督(現大宮アルディージャ監督)を解任し、大岩剛コーチが監督に昇進。その後のリーグ戦20試合(番組放送終了時点)で16勝1分3敗と復調した。番組レギュラー解説委員を務める岩政大樹(東京ユナイテッドFC)が、自身の古巣でもある鹿島のクラブハウスを訪問し、復調の要因を探った。
鹿島の得点数は、開幕からの12試合では14ゴールだったのが、大岩監督就任後の20試合で39ゴールと大幅に増加している。2007年から在籍する遠藤康は、監督交代後の変化についてこう語っている。

「全員がゴールに向かう推進力、スピード感が増えたのが大きな変化だと思います。(変わったのは)メンタルのところじゃないですかね。別に剛さんは『これをしろ』と言っているわけではないし、どっちかと言うと攻撃はうちらに自由を与えてもらっているので。あと剛さんになってからレアンドロとか出る選手がちょっと変わった部分も多少あるのかなと思います」
アカデミー出身の土居聖真も、監督交代を機に自由にやれる部分が増えたと語る。
「戦い方としては大きく変わってないですけど、もっとアグレッシブにというか、躊躇せずに、自分が思っているとおりにやれと言われるので。僕が迷っていた時にもアドバイスをくれて、攻撃は自分が思ったとおりにやればいいと言ってくれるので、そこはすごく嬉しかったというか、これで間違ってないんだと感じたんで。他の選手もたぶんそう言われているんだなと感じるんで、そこのやりやすさはあるんじゃないのかなと思います」

そしてシーズンを通じての精神状態について、土居はこのように語っている。
「特に重くは感じていないですけど、試合が近くなるにつれて、選手たちの発言や気持ちはジワジワ感じるかな。僕もあまりリラックスしすぎず、気負いすぎず、バランスのいい精神面、コンディションで臨めればいいと思っています」
当の大岩監督は、自分の立場の変化についてどう考え、チームに何をもたらそうとしたのだろうか。
「アシスタントコーチとして一緒にやっていたわけだし、その流れ、今いる選手も全く変わらないので、ベースは変えていないし、変えないでいこうと。ただ、僕が監督になった時っていうのは、チームが勝ったり負けたり不安点なところで今一つ選手自身が自信を持てずにゲームに臨んでいたと感じていたんで。アプローチの仕方は昔から口うるさく言っていたし、そのアプローチの仕方は変わってないですけど、選手が自信を持ってグラウンドに立つための準備はしようと思いました」

そして“鹿島の強さ”については次のように分析した。
「走り続けること、戦い続けること。次の試合に全力を尽くすことはずっと言ってきた。特別なことをしているわけじゃない。雰囲気もいつもの鹿島だし。監督に僕がなろうがなるまいが選手は同じスタンス、厳しい姿勢でやっている。それがウチの強みなんでね」
12月1日21時から放送の『スカサカ!ライブ』では、J1最終節・J2プレーオフ特集や、セリエA第15節注目カードプレビューなどが放送される。

スカパー!の番組・スカサカ!ライブにて鹿島を取材した岩政大樹である。
古巣ということで、緊張と照れが混ざり合い楽しめる内容となった。
特に三連覇時にはCBとしてコンビを組んだ大岩監督へのインタビューは微妙な距離感を感じさせた。
また、ヤスと聖真への問いかけで、ゴール数の増加を聞いておったが、この二人はこれまでの実績に比べて今季のゴール数は非常に少ない。
それでは、良いコメントは引き出せなかったのではなかろうか。
Jリーグの試合映像が使用不可となったスカパー!としてはこのような企画モノが増えていくことであろう。
それもまた楽しい。
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浦和・興梠、得点王への道筋
【浦和 vs 川崎F】 ウォーミングアップコラム:“みんなのために”わがままに!興梠慎三、得点王への道筋
2017年11月28日(火)

今シーズン、興梠慎三(写真)は開幕からコンスタントにゴールを決め続けている。Jリーグでは32試合に出場して30得点をマークし、少し前までは得点王争いでトップに立っていた。だが、ライバルの杉本健勇が26日の神戸戦で2得点を決めて先頭に出て、現在はその杉本を2ゴール差で追いかける立場となっている。
もっとも、本人は得点王というタイトルにたいして興味を持っていない。「個人のことよりチームで優勝した方がうれしい」といったコメントは過去に幾度も聞かされたものだが、実際に興梠のプレーはまさに“チームプレーヤー”そのものだ。自分でゴールを狙える位置でボールを受けても、より良いポジションに味方がいれば躊躇なくパスを出す。
「もちろん自分が3点を取ればたぶんチームも勝つと思うけど、自分のために点を取るとかじゃなくて、チームのために取りにいっているので。自分のゴールは結果として自分のゴールになっているだけで」
ゴールを決めにいくのは、あくまでチームのためだ。その姿勢は一貫している。チームのためになるのなら、泥に塗れることも厭わない。すべてのプレーはチームの勝利のためにある。だからこそ、時に選手に厳しい浦和のサポーターを瞬く間に魅了し、深く愛されるようになったのだ。
ただ、今だけは、自分のためにプレーしても誰も怒らないだろう。リーグ戦はあと2試合残っているが、仮に2連勝しても順位は現在の7位から上がることはない。今シーズンはリーグ王者になれる可能性も、来年のACL出場権を手にできる可能性も残っていない。
ここからはもう、わがままにやってもいいのではないか。いや、むしろ、もう少しわがままにプレーすべきと言ってもいい。なぜなら、得点王のタイトルは本人以上に周囲が望んでいるものだからだ。柏木陽介は「慎三を得点王にするのが目標」と公言しているが、それはチームメートの総意でもある。サポーターもこれまでチームのために戦ってきてくれた自慢のエースが栄誉に輝くことを願っているはずだ。
“みんなのために”得点王になる。それならなんとも興梠らしいではないか。そのためにはまず川崎F戦でゴールを決め、頂点に向かってラストスパートをかけたい。
文:神谷正明(浦和担当)
明治安田生命J1リーグ 第33節
11月29日(水)19:30KO 埼玉
浦和レッズ vs 川崎フロンターレ
川崎戦に向けて浦和の興梠をピックアップするJ’sGOALの神谷氏である。
今季は得点王をひた走っておったが、この終盤戦に来てゴールが遠ざかり、セレッソの杉本健勇に抜かれてしまった。
神谷氏は、興梠の特長である・フォアザチームを捨ててでも、自分のため・わがままにやって良いと記す。
確かに、チームには優勝の可能性もACL出場権もない。
となれば、勝利を二の次として個人タイトルに、となる。
それがライターにまで染みついた浦和というクラブの文化なのであろう。
これには賛同しかねる。
とはいえ、勝利に固執しない文化が根付いておっては致し方のないところ。
興梠の得点王のため、ゴールを量産する戦術にて敗戦してしまうのであろうか。
それは、興梠自身は望んでおらぬのではなかろうか。
また、アジア王者として、みっともない姿を晒すのであろうか。
注目したい。

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2017年11月28日(火)

今シーズン、興梠慎三(写真)は開幕からコンスタントにゴールを決め続けている。Jリーグでは32試合に出場して30得点をマークし、少し前までは得点王争いでトップに立っていた。だが、ライバルの杉本健勇が26日の神戸戦で2得点を決めて先頭に出て、現在はその杉本を2ゴール差で追いかける立場となっている。
もっとも、本人は得点王というタイトルにたいして興味を持っていない。「個人のことよりチームで優勝した方がうれしい」といったコメントは過去に幾度も聞かされたものだが、実際に興梠のプレーはまさに“チームプレーヤー”そのものだ。自分でゴールを狙える位置でボールを受けても、より良いポジションに味方がいれば躊躇なくパスを出す。
「もちろん自分が3点を取ればたぶんチームも勝つと思うけど、自分のために点を取るとかじゃなくて、チームのために取りにいっているので。自分のゴールは結果として自分のゴールになっているだけで」
ゴールを決めにいくのは、あくまでチームのためだ。その姿勢は一貫している。チームのためになるのなら、泥に塗れることも厭わない。すべてのプレーはチームの勝利のためにある。だからこそ、時に選手に厳しい浦和のサポーターを瞬く間に魅了し、深く愛されるようになったのだ。
ただ、今だけは、自分のためにプレーしても誰も怒らないだろう。リーグ戦はあと2試合残っているが、仮に2連勝しても順位は現在の7位から上がることはない。今シーズンはリーグ王者になれる可能性も、来年のACL出場権を手にできる可能性も残っていない。
ここからはもう、わがままにやってもいいのではないか。いや、むしろ、もう少しわがままにプレーすべきと言ってもいい。なぜなら、得点王のタイトルは本人以上に周囲が望んでいるものだからだ。柏木陽介は「慎三を得点王にするのが目標」と公言しているが、それはチームメートの総意でもある。サポーターもこれまでチームのために戦ってきてくれた自慢のエースが栄誉に輝くことを願っているはずだ。
“みんなのために”得点王になる。それならなんとも興梠らしいではないか。そのためにはまず川崎F戦でゴールを決め、頂点に向かってラストスパートをかけたい。
文:神谷正明(浦和担当)
明治安田生命J1リーグ 第33節
11月29日(水)19:30KO 埼玉
浦和レッズ vs 川崎フロンターレ
川崎戦に向けて浦和の興梠をピックアップするJ’sGOALの神谷氏である。
今季は得点王をひた走っておったが、この終盤戦に来てゴールが遠ざかり、セレッソの杉本健勇に抜かれてしまった。
神谷氏は、興梠の特長である・フォアザチームを捨ててでも、自分のため・わがままにやって良いと記す。
確かに、チームには優勝の可能性もACL出場権もない。
となれば、勝利を二の次として個人タイトルに、となる。
それがライターにまで染みついた浦和というクラブの文化なのであろう。
これには賛同しかねる。
とはいえ、勝利に固執しない文化が根付いておっては致し方のないところ。
興梠の得点王のため、ゴールを量産する戦術にて敗戦してしまうのであろうか。
それは、興梠自身は望んでおらぬのではなかろうか。
また、アジア王者として、みっともない姿を晒すのであろうか。
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ドルトムントのパク・チュホ、韓国のクラブに移籍か
韓国代表DFパク、キャリア初の母国でプレーの可能性も。ドルト3季で僅か11試合
2017年11月28日(Tue)8時20分配信
photo Getty Images

ボルシア・ドルトムントのパク・チュホ【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントに所属する韓国代表DFパク・チュホが今冬に同クラブを去る可能性が高まってきている。韓国紙『東亜日報』が報じている。
パクは2015年にマインツから移籍してきた。しかしチーム内のレギュラー争いに勝てずこれまで公式戦わずか11試合のみの出場となっており今季はセカンドチームでプレーしている。
そんな30歳のパクに対して複数の韓国クラブか興味を示しているようだ。同紙によるとその中でも水原三星ブルーウィングスは既にパク側と交渉に入っていると伝えている。同クラブは今季終了後にドルトムントとの契約が切れるパクを移籍金がかかっても今冬に獲得したい意向を持っているようだ。
同紙ではこの移籍はドルトムントとパクの両者にとって良いものだとの見解を示している。ドルトムントは戦力外となっている選手を放出することで他の選手獲得のための資金を捻出できる。パクにとっても韓国代表として来年のロシアW杯出場を目指すうえで常時プレー出来るクラブに移籍をする必要があるからだ。
なお、日本のJリーグ水戸ホーリーホックでプロデビューを果たしたパクは仮に移籍が決まった場合、自らのキャリアで初めて母国のリーグでプレーする事になる。
【了】
水原三星ブルーウィングスと交渉するドルトムントのパク・チュホである。
これは移籍がまとまるやもしれぬ。
パク・チュホは現在戦力外とされ、セカンドチームでのプレイを余儀なくされておる。
夏までの契約で、フリー移籍よりは幾ばくかの違約金をせしめた方がドルトムントとしてもよかろう。
パク・チュホ側としてもプレイ機会が欲しいはず。
この冬に契約が決まるであろうか。
パク・チュホの去就に注目である。

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2017年11月28日(Tue)8時20分配信
photo Getty Images

ボルシア・ドルトムントのパク・チュホ【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントに所属する韓国代表DFパク・チュホが今冬に同クラブを去る可能性が高まってきている。韓国紙『東亜日報』が報じている。
パクは2015年にマインツから移籍してきた。しかしチーム内のレギュラー争いに勝てずこれまで公式戦わずか11試合のみの出場となっており今季はセカンドチームでプレーしている。
そんな30歳のパクに対して複数の韓国クラブか興味を示しているようだ。同紙によるとその中でも水原三星ブルーウィングスは既にパク側と交渉に入っていると伝えている。同クラブは今季終了後にドルトムントとの契約が切れるパクを移籍金がかかっても今冬に獲得したい意向を持っているようだ。
同紙ではこの移籍はドルトムントとパクの両者にとって良いものだとの見解を示している。ドルトムントは戦力外となっている選手を放出することで他の選手獲得のための資金を捻出できる。パクにとっても韓国代表として来年のロシアW杯出場を目指すうえで常時プレー出来るクラブに移籍をする必要があるからだ。
なお、日本のJリーグ水戸ホーリーホックでプロデビューを果たしたパクは仮に移籍が決まった場合、自らのキャリアで初めて母国のリーグでプレーする事になる。
【了】
水原三星ブルーウィングスと交渉するドルトムントのパク・チュホである。
これは移籍がまとまるやもしれぬ。
パク・チュホは現在戦力外とされ、セカンドチームでのプレイを余儀なくされておる。
夏までの契約で、フリー移籍よりは幾ばくかの違約金をせしめた方がドルトムントとしてもよかろう。
パク・チュホ側としてもプレイ機会が欲しいはず。
この冬に契約が決まるであろうか。
パク・チュホの去就に注目である。

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〜スマートスタジアム化とその先へ〜
鹿島アントラーズの目指すファンディベロップメント〜スマートスタジアム化とその先へ〜

「Antlers Wi-Fi」のイメージ。スタジアム全体を高密度Wi-Fi網が取り囲む。
今年の夏、鹿島アントラーズのホームスタジアムである茨城県立カシマサッカースタジアムは大きく生まれ変わった。Jリーグとの協業で高密度Wi-Fi網「Antlers Wi-Fi」が設置され、「スマートスタジアム」としての第1歩を踏み出したのだ。来場者が多く賑わうスタンド及びコンコース、また待機列の出来る各ゲート近辺を確実にカバーするため、そのアクセスポイントは455を数える。この高密度Wi-Fi網を活用して、今夏から様々な取り組みを実施。「Antlers Wi-Fi」にアクセスした来場者のみが楽しめる、専用ポータルサイト「Antlers Wi-Fi Portal」では試合ハイライトやゴール集、そして当日の試合前解説や試合後フラッシュインタビューなどの動画コンテンツの充実化を図った。また当日のアクティビティーでもARやVRなど、高密度Wi-Fi網が設置されているからこそ、来場者が快適に楽しめるコンテンツを増やした。

「Antlers Wi-Fi Portal」の動画コンテンツ。クラブレジェンドの中田浩二が企画し、自ら出演
Jリーグのデジタル戦略の一環として推進される「スマートスタジアム化」だが、アントラーズにとってはそれは決して”目的”ではない。ご存じの通り、アントラーズのホームタウンは鹿嶋市を中心とする鹿行地域だが、高齢過疎化も進み、スタジアムを中心とする50km圏内の人口を比較すると他のJ1クラブとの差は圧倒的だ。そのため、集客の半分は首都圏のサポーターに頼らざるを得ないところだが、その交通手段は自家用車、または高速バスが中心となる。そしてカシマスタジアムへの平均アクセス時間は100分を超え、主要J1クラブの平均の2倍。これに高速バスの待ち時間や渋滞待ちなどを入れると、往復で実に8時間を超える”旅”を経てスタジアムへ駆けつけるサポーターも多くいる。

「Antlers Wi-Fi Portal」を参考にしながら、コンコースイベントを楽しめる

ARイベントでは、スマホが必須。今季は試合前にサポーターが参加できるアクティビティーが増えた
ここまでして、ともに戦ってくれるサポーターを、カシマスタジアムでいかにもてなすか。来場体験の充実と来場者の満足度を最大限に高めることこそが、クラブの”目的”であり、「スマートスタジアム化」はその”手段”に過ぎない。来季へ向けて、現在、アントラーズが取り組んでいるのは年間指定席と駐車場が付随されている、ファンクラブの最高グレードであるSOCIOメンバーとファンクラブ限定のシーズンチケットの販売拡大。特に駐車場の権利も有するSOCIOメンバーからは、「着いてからの駐車場の心配もなく、確実に観戦できることが大きなメリット」という声が多く聞こえる。過去20年以上、地元行政や関係各所と取り組み続けているアクセス問題が、短期的に改善されることは期待できない。その状況下で、2〜4時間というカシマスタジアムでの滞在時間を楽しんでもらい、「また来よう」と思ってもらえるか。来場者に対するメールマガジンでのフォローアップなど、試合日以外でのアプローチも重要になってくる。時間とおカネを使ってもリピートしてもらえる、”夢の舞台”THE DREAM BOXの実現へ向け、アントラーズとカシマスタジアムの挑戦は続く。
スマートスタジアム特設ページ

ARスタンプを集めて、選手サイングッズをゲット。こういったライブ性のイベントが増加するだろう

試合前のウォーミングアップエリアでVR映像を楽しむ。こういう付加価値性も今後は重要

複数回来場者へ向けてのSOCIOメンバー訴求メール。データに基づくアプローチが可能となった

来場者へのThank Youメール。試合後のフォローアップも手厚くして、来場者満足度をアップしていきたい
カシマスタジアムの「スマートスタジアム化」について記すサッカーキングである。
最先端の技術を投資しWi-Fi網を敷いただけでなく、オリジナルコンテンツで顧客満足度を上げる施策は、国内随一の方針ではなかろうか。
まことに持って素晴らしい。
遠方からの民により楽しんでもらうために様々なことをやっていかねば生き残っていけぬ。
常に“考える”鹿島の戦術が良く反映されておる。
この先も最先端を走り、“勝利”を追求していきたい。
期待しておる。

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「Antlers Wi-Fi」のイメージ。スタジアム全体を高密度Wi-Fi網が取り囲む。
今年の夏、鹿島アントラーズのホームスタジアムである茨城県立カシマサッカースタジアムは大きく生まれ変わった。Jリーグとの協業で高密度Wi-Fi網「Antlers Wi-Fi」が設置され、「スマートスタジアム」としての第1歩を踏み出したのだ。来場者が多く賑わうスタンド及びコンコース、また待機列の出来る各ゲート近辺を確実にカバーするため、そのアクセスポイントは455を数える。この高密度Wi-Fi網を活用して、今夏から様々な取り組みを実施。「Antlers Wi-Fi」にアクセスした来場者のみが楽しめる、専用ポータルサイト「Antlers Wi-Fi Portal」では試合ハイライトやゴール集、そして当日の試合前解説や試合後フラッシュインタビューなどの動画コンテンツの充実化を図った。また当日のアクティビティーでもARやVRなど、高密度Wi-Fi網が設置されているからこそ、来場者が快適に楽しめるコンテンツを増やした。

「Antlers Wi-Fi Portal」の動画コンテンツ。クラブレジェンドの中田浩二が企画し、自ら出演
Jリーグのデジタル戦略の一環として推進される「スマートスタジアム化」だが、アントラーズにとってはそれは決して”目的”ではない。ご存じの通り、アントラーズのホームタウンは鹿嶋市を中心とする鹿行地域だが、高齢過疎化も進み、スタジアムを中心とする50km圏内の人口を比較すると他のJ1クラブとの差は圧倒的だ。そのため、集客の半分は首都圏のサポーターに頼らざるを得ないところだが、その交通手段は自家用車、または高速バスが中心となる。そしてカシマスタジアムへの平均アクセス時間は100分を超え、主要J1クラブの平均の2倍。これに高速バスの待ち時間や渋滞待ちなどを入れると、往復で実に8時間を超える”旅”を経てスタジアムへ駆けつけるサポーターも多くいる。

「Antlers Wi-Fi Portal」を参考にしながら、コンコースイベントを楽しめる

ARイベントでは、スマホが必須。今季は試合前にサポーターが参加できるアクティビティーが増えた
ここまでして、ともに戦ってくれるサポーターを、カシマスタジアムでいかにもてなすか。来場体験の充実と来場者の満足度を最大限に高めることこそが、クラブの”目的”であり、「スマートスタジアム化」はその”手段”に過ぎない。来季へ向けて、現在、アントラーズが取り組んでいるのは年間指定席と駐車場が付随されている、ファンクラブの最高グレードであるSOCIOメンバーとファンクラブ限定のシーズンチケットの販売拡大。特に駐車場の権利も有するSOCIOメンバーからは、「着いてからの駐車場の心配もなく、確実に観戦できることが大きなメリット」という声が多く聞こえる。過去20年以上、地元行政や関係各所と取り組み続けているアクセス問題が、短期的に改善されることは期待できない。その状況下で、2〜4時間というカシマスタジアムでの滞在時間を楽しんでもらい、「また来よう」と思ってもらえるか。来場者に対するメールマガジンでのフォローアップなど、試合日以外でのアプローチも重要になってくる。時間とおカネを使ってもリピートしてもらえる、”夢の舞台”THE DREAM BOXの実現へ向け、アントラーズとカシマスタジアムの挑戦は続く。
スマートスタジアム特設ページ

ARスタンプを集めて、選手サイングッズをゲット。こういったライブ性のイベントが増加するだろう

試合前のウォーミングアップエリアでVR映像を楽しむ。こういう付加価値性も今後は重要

複数回来場者へ向けてのSOCIOメンバー訴求メール。データに基づくアプローチが可能となった

来場者へのThank Youメール。試合後のフォローアップも手厚くして、来場者満足度をアップしていきたい
カシマスタジアムの「スマートスタジアム化」について記すサッカーキングである。
最先端の技術を投資しWi-Fi網を敷いただけでなく、オリジナルコンテンツで顧客満足度を上げる施策は、国内随一の方針ではなかろうか。
まことに持って素晴らしい。
遠方からの民により楽しんでもらうために様々なことをやっていかねば生き残っていけぬ。
常に“考える”鹿島の戦術が良く反映されておる。
この先も最先端を走り、“勝利”を追求していきたい。
期待しておる。

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中田浩二CRO、こういうピリピリした雰囲気の中でやることで、選手はさらに成長できる
【鹿島】連覇&20冠はお預け……歴戦の大先輩・中田浩二が口にした重みあるひと言
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年11月27日
「ネガティブな部分は、決められなかったことぐらい」

シュート数は23対4。果敢に柏ゴールに迫ったが、フィニッシュの精度を欠いて無得点。試合はドローに終わり、連覇と20冠はお預けとなった。写真●徳原隆元
[J1リーグ33節]鹿島 0-0 柏/11月26日/県立カシマサッカースタジアム
2000年の「三冠」を含め、リーグ優勝5回、リーグカップ4回、天皇杯2回と、鹿島で多くのタイトル獲得に貢献してきた中田浩二。常勝軍団の歴史を紡いできた男は現在、クラブ・リレーションズ・オフィサー(以下、C.R.O)の肩書で、スタッフとしてクラブを下支えしている。
そんな中田C.R.Oは、勝てばリーグ連覇と節目の「20冠」が達成されたが、スコアレスドローに終わった先の柏戦をどう見ていたのか。
「いろんな要素が重なりましたよね。たとえば、この柏戦はアントラーズにとって3週間ぶりのゲームでした。練習試合はやっていても、(公式戦とは)真剣さが違う。プラスアルファ、優勝もかかっていて、いつもなら強引に行けるところを、少し慎重になってしまったり。
今日に限っては、レイソルもすごく頑張っていたと思います。目の前で優勝されたくない、という気持ちで戦っていたように見えましたね。人数を割いて守備を固めてくる。ああなると点を取るのは難しいですよね。GKの中村航輔も“当たって”いましたし」
もっとも、結果は出せなかったとはいえ、「試合の入り方や内容は良かった。人もボールも動いていた」とチームの戦いぶりを称え、「ネガティブな部分は、決められなかったことぐらい」と続けた。
今回の柏戦は、鹿島にとって今季のホーム最終戦だった。しかもタイトルがかる大一番で、チケットは8年ぶりのソールドアウト。最高の舞台が整っていたが、シーズンがこれで終わるわけではない。
「この試合で決めなければ、というシチュエーションなら、最後はパワープレーとかに出たと思いますけど、そうではない。イニシアチブはまだ僕らが持っている。最後、ジュビロに勝てばいい。その前に、フロンターレがレッズに勝てなければ、そこで優勝が決まる(※1)。だから、無理する必要はなかった。そういう意味でも、難しかったのではないですかね」
※1=2位川崎が延期分の浦和戦で引き分け以下なら、最終節を残して首位・鹿島と川崎は勝点4~5差となり、鹿島のリーグ優勝が決まる。
当然ながら、柏戦で決着をつけたかったはずだ。ただそれがかなわなかったとしても、「(タイトルは)まだ自分たちの手の中にある」と中田C.R.Oは冷静に語った。
「最終的に、上にいればいいんですから」

磐田との前回対戦は、ホームで0-3の完敗。リベンジの意味も込めて、最終節は是が非でも勝利を挙げて優勝を喜びたい。(C)SOCCER DIGEST
大観衆が集まったホームの柏戦で、優勝を決めるのが理想だったのは間違いない。それでも、「決められなくて残念だ、という気持ちは、そこまでないんじゃないかなという気がします。うちが追い込まれている状況ではないですから」(中田C.R.O)。
そして、現役時代は幾多もの厳しい勝負に競り勝ち、タイトルを掴んできた男が何気ない調子で発したその言葉には、説得力と重みがあった。
「最終的に、上にいればいいんですから」
大事なのは、最後まで集中を切らさず、しっかりと準備をして、最終節の磐田戦を迎えることだ。
「それを考えると、今日のレイソル戦の内容が悲観的かといえば、そうではない。うちが支配して、押し込めていた。最後のところで点は取れなかったけど、そこは修正すればいいだけだと思います」
一時は2位川崎との勝点差は「8」まで離れていたが、結局は最終節までもつれこむ可能性が出てきた。この状況を中田C.R.Oはポジティブに受け止める。
「こういうピリピリした雰囲気の中でやることで、選手はさらに成長できる。次のジュビロ戦も当然、そうなりますよね。特に若手は確実に伸びる。それは選手にとっても、クラブにとっても財産になります」
こうして鹿島は常勝軍団としての歴史を歩んできたのだろう。今季のラストマッチとなる磐田戦、チームがどんな戦いを見せるか楽しみだ。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
柏戦後に中田浩二CROを取材したサッカーダイジェストの広島記者である。
中田浩二CROは、「(タイトルは)まだ自分たちの手の中にある」と言いきる。
追われる者として、周囲である我らは気が気でないもの。
しかしながら、これまで多くのタイトルを得てきた猛者は、「決められなくて残念だ、という気持ちは、そこまでないんじゃないかなという気がします。うちが追い込まれている状況ではないですから」と言い、当事者はそうは感じておらぬ事を口にする。
また、試合内容についても、「それを考えると、今日のレイソル戦の内容が悲観的かといえば、そうではない。うちが支配して、押し込めていた。最後のところで点は取れなかったけど、そこは修正すればいいだけだと思います」とポジティブに分析しておる。
残り1試合、緊張感と共に過ごし、最後に上にいようではないか。
楽しみにしておる。

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広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年11月27日
「ネガティブな部分は、決められなかったことぐらい」

シュート数は23対4。果敢に柏ゴールに迫ったが、フィニッシュの精度を欠いて無得点。試合はドローに終わり、連覇と20冠はお預けとなった。写真●徳原隆元
[J1リーグ33節]鹿島 0-0 柏/11月26日/県立カシマサッカースタジアム
2000年の「三冠」を含め、リーグ優勝5回、リーグカップ4回、天皇杯2回と、鹿島で多くのタイトル獲得に貢献してきた中田浩二。常勝軍団の歴史を紡いできた男は現在、クラブ・リレーションズ・オフィサー(以下、C.R.O)の肩書で、スタッフとしてクラブを下支えしている。
そんな中田C.R.Oは、勝てばリーグ連覇と節目の「20冠」が達成されたが、スコアレスドローに終わった先の柏戦をどう見ていたのか。
「いろんな要素が重なりましたよね。たとえば、この柏戦はアントラーズにとって3週間ぶりのゲームでした。練習試合はやっていても、(公式戦とは)真剣さが違う。プラスアルファ、優勝もかかっていて、いつもなら強引に行けるところを、少し慎重になってしまったり。
今日に限っては、レイソルもすごく頑張っていたと思います。目の前で優勝されたくない、という気持ちで戦っていたように見えましたね。人数を割いて守備を固めてくる。ああなると点を取るのは難しいですよね。GKの中村航輔も“当たって”いましたし」
もっとも、結果は出せなかったとはいえ、「試合の入り方や内容は良かった。人もボールも動いていた」とチームの戦いぶりを称え、「ネガティブな部分は、決められなかったことぐらい」と続けた。
今回の柏戦は、鹿島にとって今季のホーム最終戦だった。しかもタイトルがかる大一番で、チケットは8年ぶりのソールドアウト。最高の舞台が整っていたが、シーズンがこれで終わるわけではない。
「この試合で決めなければ、というシチュエーションなら、最後はパワープレーとかに出たと思いますけど、そうではない。イニシアチブはまだ僕らが持っている。最後、ジュビロに勝てばいい。その前に、フロンターレがレッズに勝てなければ、そこで優勝が決まる(※1)。だから、無理する必要はなかった。そういう意味でも、難しかったのではないですかね」
※1=2位川崎が延期分の浦和戦で引き分け以下なら、最終節を残して首位・鹿島と川崎は勝点4~5差となり、鹿島のリーグ優勝が決まる。
当然ながら、柏戦で決着をつけたかったはずだ。ただそれがかなわなかったとしても、「(タイトルは)まだ自分たちの手の中にある」と中田C.R.Oは冷静に語った。
「最終的に、上にいればいいんですから」

磐田との前回対戦は、ホームで0-3の完敗。リベンジの意味も込めて、最終節は是が非でも勝利を挙げて優勝を喜びたい。(C)SOCCER DIGEST
大観衆が集まったホームの柏戦で、優勝を決めるのが理想だったのは間違いない。それでも、「決められなくて残念だ、という気持ちは、そこまでないんじゃないかなという気がします。うちが追い込まれている状況ではないですから」(中田C.R.O)。
そして、現役時代は幾多もの厳しい勝負に競り勝ち、タイトルを掴んできた男が何気ない調子で発したその言葉には、説得力と重みがあった。
「最終的に、上にいればいいんですから」
大事なのは、最後まで集中を切らさず、しっかりと準備をして、最終節の磐田戦を迎えることだ。
「それを考えると、今日のレイソル戦の内容が悲観的かといえば、そうではない。うちが支配して、押し込めていた。最後のところで点は取れなかったけど、そこは修正すればいいだけだと思います」
一時は2位川崎との勝点差は「8」まで離れていたが、結局は最終節までもつれこむ可能性が出てきた。この状況を中田C.R.Oはポジティブに受け止める。
「こういうピリピリした雰囲気の中でやることで、選手はさらに成長できる。次のジュビロ戦も当然、そうなりますよね。特に若手は確実に伸びる。それは選手にとっても、クラブにとっても財産になります」
こうして鹿島は常勝軍団としての歴史を歩んできたのだろう。今季のラストマッチとなる磐田戦、チームがどんな戦いを見せるか楽しみだ。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
柏戦後に中田浩二CROを取材したサッカーダイジェストの広島記者である。
中田浩二CROは、「(タイトルは)まだ自分たちの手の中にある」と言いきる。
追われる者として、周囲である我らは気が気でないもの。
しかしながら、これまで多くのタイトルを得てきた猛者は、「決められなくて残念だ、という気持ちは、そこまでないんじゃないかなという気がします。うちが追い込まれている状況ではないですから」と言い、当事者はそうは感じておらぬ事を口にする。
また、試合内容についても、「それを考えると、今日のレイソル戦の内容が悲観的かといえば、そうではない。うちが支配して、押し込めていた。最後のところで点は取れなかったけど、そこは修正すればいいだけだと思います」とポジティブに分析しておる。
残り1試合、緊張感と共に過ごし、最後に上にいようではないか。
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世界と戦うために…秋田豊氏が語る現役時代のトレーニング
世界と戦うために…秋田豊氏が語る現役時代のトレーニング/第1回
Promoted by:サッカーキング・アカデミー スポーツビジネス

池田敏明
海外サッカー専門誌の編集を務めた後にフリーとなり、ライター、エディター、スペイン語の翻訳&通訳、フォトグラファーとマルチに活動を展開中。
力強いヘディングとフィジカルコンタクトの強さ、そして強烈なリーダーシップを武器に、鹿島アントラーズと日本代表の最終ラインに君臨してきた秋田豊氏。外国人FWとも対等に渡り合ったその激しいプレーは、学生時代から取り組んでいたフィジカルトレーニングの賜物だったという。
現役引退後、秋田氏は指導者や解説者を務める傍ら、今年から『株式会社サンクト・ジャパン』という会社を立ち上げてその代表取締役を務めている。「サンクトバンド」というトレーニング用ゴムチューブ・ゴムバンドの販売に携わっているのだ。秋田氏の屈強な肉体を作り上げてきた現役時代のトレーニング、そして「サンクトバンド」の効果的な活用法を伺った。
――まず、プロになる前の経歴を教えてください
秋田 豊 少学2年生の時にサッカーを始めたのですが、実はもともとやりたかったわけではなかったんです。最初は野球をやっていたんだけど、サッカー部の監督に誘われて両方やり始めました。中学でも野球をやろうと思っていたけど、サッカー部のレベルが高かったのでサッカー部に入りました。気づいたらサッカーに熱中していて、そこで全国大会にも出場することができました。高校進学時は愛知高校の監督に誘っていただいてサッカー部に入り、全国高等学校サッカー選手権大会にも出場し、系列の愛知学院大学にサッカーの特待生で進学しました。
――鹿島アントラーズ加入の経緯を教えてください。
秋田 豊 愛知学院大の監督と住友金属(後の鹿島アントラーズ)の強化部の方が知り合いだった関係で、毎春、鹿島に合宿に行っていました。そのたびに住金の方から「うちに来い」と誘っていただいていて、その縁で1993年に鹿島アントラーズに加入することになりました。

――Jリーグ開幕当初は、右サイドバックを務めていたと記憶しています。
秋田 豊 そうですね。最初はレギュラーではなかったんですが、チームが93年4月にイタリアに遠征に行った時、クロアチア代表とトレーニングマッチをしました。僕は出ていなかったんですけど1-7で負けてしまったんです。そこで守備へのテコ入れが必要だということで、ジーコに「やってみろ」と言われて、コーチングやポジショニングを教わりながらやるようになりました。そしてインテルと試合をしたところ、1-1で引き分けることができたんです。そこが分岐点になりましたね。
――純粋なサイドバックというより、サイドバックのポジションにセンターバックがいる、という感覚でしょうか。
秋田 豊 そうですね。変形の3バックみたいな感じ。あと、レギュラーメンバーにケガをさせないため、という狙いもあったらしいです。僕が控え組にいて紅白戦をやると、マッチアップしたレギュラーのFWにケガをさせてしまう恐れがあると(笑)。それを避けるためだった、といううわさもあります(笑)。
――屈強でパワフルな選手というイメージでしたが、いつごろ培われたものなのでしょうか。
秋田 豊 大学3年の頃に、愛知高校の同級生が2浪で愛知学院大に入ってきて、「パワーリフティングをやる」と。僕は当時、オリンピック代表候補から落選し、自分がどこに向かっていけばいいかと悩んでいた時期だったんですが、その友人から「一緒に体づくりをやろう」と誘われて、二人で毎日、筋力トレーニングをやるようになりました。当時からヘディングは強かったんですが、世界で戦える体づくりを目指して、他の人だったら1日で音を上げてしまうようなハードトレーニングをしていました。

――プロ入り後も、激しいフィジカルトレーニングをしていたのでしょうか。
秋田 豊 はい。みんな目が点になっていましたね。「何やってんだあいつは?」って(笑)。試合の翌日にクラブハウスで筋力トレーニングをやっていたら、ジーコから「何をやっているんだ! 試合翌日は疲労を回復させる日なのに、そんなにトレーニングをして!」と怒られた記憶があります。でも、他の選手よりも筋量が多かったので試合をしても疲れにくかったですし、回復しやすかったので、翌日にフィジカルトレーニングをしても平気だったんですよね。
――そのフィジカルトレーニングが、後の日本代表での活躍にもつながったということですね。
秋田 豊 それがなかったら、今の自分はないと思います。もちろんやりすぎは良くないですが、しっかりとベースを作ったことで、37歳まで現役生活を送れたし、外国人選手とのフィジカルコンタクトも怖いと思わなかったです。僕がフィジカルコンタクトをして、「こいつは強烈だな」と思ったのは一人だけです。
――それは誰ですか?
秋田 豊 中田英寿です。ヒデが20歳、僕は27歳ぐらいで一番脂が乗っていた時期だったんですが、代表のトレーニングキャンプで、「跳ね飛ばしてやろう」と思って腰と腰でバーンとぶつかり合ったところ、僕のほうが打撲したんですよ。「こいつは凄いな」と思いました。後で聞いたら、彼もやはり試合前日でもウェートトレーニングをやっていて、その理由が世界で戦うことを目指していたから、ということでした。

――現役時代は様々な思い出があると思いますが、特に印象的だった出来事は何でしょうか。
秋田 豊 やっぱり日本で初めてのFIFAワールドカップ出場を決めることができた(98年フランス大会)こと、実際にW杯のピッチに立てたこと。これはずっとサッカーをやってきて、本当に良かったな、と思いましたね。あとは、ジュビロ磐田との対戦の中で、中山雅史さん(現アスルクラロ沼津)と何度もマッチアップできたことは、自分の中での財産だと思います。
――引退後は指導者としても活動されましたが、難しさを感じた部分はありますか?
秋田 豊 最初は「できないわけがない」と思っていました。自分は現役時代、ピッチに立ちながらチームの苦しい状況を改善することを目指して戦っていましたし、どうすれば相手の弱点を突き、自分たちの特徴を出せるかは、十分に理解しているつもりでした。しかし指導者は全く別もので、選手をうまくコントロールして動かすこと、選手たちの心をつかむことについては難しさを感じました。特に苦労したのは、選手たちのメンタリティーをどう変えるか。試合に勝てず、自信をなくしていった選手たちのメンタルを、どうポジティブに変えていくかという部分が、自分にとっての課題でした。
――今は解説者のイメージが強いですが、その他にどのような活動をされているのでしょうか。
秋田 豊 解説者以外には、『株式会社サンクト・ジャパン』の代表取締役を務めています。今年1月に立ち上げた会社なんですが、マレーシアで生まれた「サンクトバンド」というトレーニング用ゴムバンド、ゴムチューブの正規販売代理店をやっています。
インタビュー・文/池田敏明
写真/兼子愼一郎
【怪我をせず1vs1で勝つための身体づくり】秋田豊直伝!フィジカルトレーニングセミナー

世界と戦うために…秋田豊氏が語る現役時代のトレーニング/第2回
Promoted by:サッカーキング・アカデミー スポーツビジネス

力強いヘディングとフィジカルコンタクトの強さ、そして強烈なリーダーシップを武器に、鹿島アントラーズと日本代表の最終ラインに君臨してきた秋田豊氏。外国人FWとも対等に渡り合ったその激しいプレーは、学生時代から取り組んでいたフィジカルトレーニングの賜物だったという。
現役引退後、秋田氏は指導者や解説者を務める傍ら、今年から『株式会社サンクト・ジャパン』という会社を立ち上げてその代表取締役を務めている。「サンクトバンド」というトレーニング用ゴムチューブ・ゴムバンドの販売に携わっているのだ。秋田氏の屈強な肉体を作り上げてきた現役時代のトレーニング、そして「サンクトバンド」の効果的な活用法を伺った。
――「サンクトバンド」とは、どのようなものなのでしょうか。
秋田 豊 トレーニング用のゴムバンド、ゴムチューブなのですが、他社の製品に比べてゴムに添付するパウダーが少なく、耐久性にも優れていて、ラテックスアレルギーになりやすいタンパク質を95パーセント除去している、クオリティーの高いトレーニング用ゴムバンド、ゴムチューブです。大きさや抵抗力は様々ですし、用途によって種類も様々あります。
――「サンクトバンド」を扱うようになった経緯を教えてください。
秋田 豊 知り合いがマレーシアの会社の人とつながりがあって、日本での正規販売代理店をやってくれる人を探していたんです。僕自身、現役時代はほぼ毎日、ゴムチューブを使ったトレーニングをしていて、主に足首やお尻周りのアクティベーション(筋動員数を上げるためのウォーミングアップ)のために使用していたんですが、「サンクトバンド」は当時、使用していたものに近い製品で関心を持ったのと、自分自身も会社をやってみたいと考えていたので、周囲にリサーチし、3人で会社でスタートさせました。

――現役のプロ選手も使用しているのでしょうか。
秋田 豊 鹿島アントラーズやベガルタ仙台でも使ってもらっていますし、福岡ソフトバンクホークスの選手たちも使っています。先日、ホークスが日本シリーズで優勝した時には、工藤公康監督から「選手たちがみんな使っていた。ありがとう」とお礼の言葉をいただきました。カズさん(三浦知良/横浜FC)も購入してくれましたよ。
――どのような効果があるのでしょうか。
秋田 豊 これはね、“すべて”なんですよ。何も抵抗がない状態から筋肉に負荷をかけるための用具なんですけど、もちろん筋肉を鍛えることもできますし、弱い負荷で筋肉に刺激を与えて“起こす”こともできます。筋繊維の一本一本に刺激を与えて起こすのは非常に難しいんですが、それをすれば筋繊維への負担が少なくなります。ただ歩くにしても体を動かしやすくなりますし、肉離れもしにくくなるし、筋肉がちゃんと機能すれば関節への負担も少なくなります。それによってケガのリスクを減らすこともできますし、動きの中でのモーターコントロール(脳から筋肉への指令)に対して、反応が遅かったり、思い通りの動きができなかったりという状態を改善し、反応が良くなるという作用もあります。ウエイトトレーニングの際にプラスアルファの負荷をかけることができて、あらゆる筋力トレーニングができる。なおかつ場所を取らない。一畳ぶんのスペースがあれば効果的なトレーニングができます。

――具体的に、使用することで効果が表れたエピソードはありますか?
秋田 豊 小学生にヘディングをやらせてみると、イメージどおりにいかずカブってしまう子がいますよね。その子にゴムチューブで負荷を与えて何度かジャンプさせてみて、その後にもう一度、ヘディングをさせると、届くようになるんですよ。ジャンプの時にどの筋肉を使えばいいかが分かるようになって、すぐに効果が出ます。小学生で運動が苦手な子は、モーターコントロールがうまくいかないので、そこに刺激を与えることによって、筋肉を使って動きやすくなるんです。
――セミナーではどのようなメニューを実施する予定なのでしょうか。
秋田 豊 アクティベーションのメニューを考えています。ケガをしないため、ウォーミングアップのためになぜ、それをやるのか、やることによってどう変わるのかを体感してもらおうと思っています。それ以外にも、ケガをした時のトレーニング方法や、「スーパーループ」という長めのゴムチューブを使っての乳酸系のトレーニング、筋反射を上げてスピード、パワーを上げるトレーニングもやっていこうと思っています。今回は指導者・アスリート向けのトレーニングを行いますが、肩こりや腰痛を改善したい方、美尻を作りたい女性の方、高齢者向けのメニューなどもあるので、今後はあらゆる方にも体感していただきたいと思っていますね。

――最後に、セミナーへの参加を検討している方へのメッセージをお願いします。
秋田 豊 たぶん、来ないと損しますよ(笑)。指導者の方はもちろん、現役の選手も本当に変化を感じられる時間だと思います。やることでどんな効果があるのかを実感することができると思います。何かきっかけがほしいチームや選手にとっては、参加することでそのきっかけをつかむことができるかもしれませんし、僕としても「やらなければならないこと」を伝えていきたいと思っています。
* * * * *
現役時代から誰よりもハードなフィジカルトレーニングをこなしてきた秋田氏は、いわば“筋肉のスペシャリスト”。そんな秋田氏から、「サンクトバンド」を活用したトレーニング方法を学べるこのセミナーは、参加者にとって間違いなく有意義な時間になるであろう。
インタビュー・文/池田敏明
写真/兼子愼一郎
【怪我をせず1vs1で勝つための身体づくり】秋田豊直伝!フィジカルトレーニングセミナー

秋田豊氏にインタビューを行ったサッカーキングの池田氏である。
面白いエピソードが並ぶ。
特にレギュラー選手を怪我させないためにレギュラー組に入った話は現役時代の秋田を良く象徴しておる。
その秋田がトレーニングセミナーを開催するとのこと。
是非とも多くの民に参加して欲しいところ。
筋肉のスペシャリストに乾杯である。

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池田敏明
海外サッカー専門誌の編集を務めた後にフリーとなり、ライター、エディター、スペイン語の翻訳&通訳、フォトグラファーとマルチに活動を展開中。
力強いヘディングとフィジカルコンタクトの強さ、そして強烈なリーダーシップを武器に、鹿島アントラーズと日本代表の最終ラインに君臨してきた秋田豊氏。外国人FWとも対等に渡り合ったその激しいプレーは、学生時代から取り組んでいたフィジカルトレーニングの賜物だったという。
現役引退後、秋田氏は指導者や解説者を務める傍ら、今年から『株式会社サンクト・ジャパン』という会社を立ち上げてその代表取締役を務めている。「サンクトバンド」というトレーニング用ゴムチューブ・ゴムバンドの販売に携わっているのだ。秋田氏の屈強な肉体を作り上げてきた現役時代のトレーニング、そして「サンクトバンド」の効果的な活用法を伺った。
――まず、プロになる前の経歴を教えてください
秋田 豊 少学2年生の時にサッカーを始めたのですが、実はもともとやりたかったわけではなかったんです。最初は野球をやっていたんだけど、サッカー部の監督に誘われて両方やり始めました。中学でも野球をやろうと思っていたけど、サッカー部のレベルが高かったのでサッカー部に入りました。気づいたらサッカーに熱中していて、そこで全国大会にも出場することができました。高校進学時は愛知高校の監督に誘っていただいてサッカー部に入り、全国高等学校サッカー選手権大会にも出場し、系列の愛知学院大学にサッカーの特待生で進学しました。
――鹿島アントラーズ加入の経緯を教えてください。
秋田 豊 愛知学院大の監督と住友金属(後の鹿島アントラーズ)の強化部の方が知り合いだった関係で、毎春、鹿島に合宿に行っていました。そのたびに住金の方から「うちに来い」と誘っていただいていて、その縁で1993年に鹿島アントラーズに加入することになりました。

――Jリーグ開幕当初は、右サイドバックを務めていたと記憶しています。
秋田 豊 そうですね。最初はレギュラーではなかったんですが、チームが93年4月にイタリアに遠征に行った時、クロアチア代表とトレーニングマッチをしました。僕は出ていなかったんですけど1-7で負けてしまったんです。そこで守備へのテコ入れが必要だということで、ジーコに「やってみろ」と言われて、コーチングやポジショニングを教わりながらやるようになりました。そしてインテルと試合をしたところ、1-1で引き分けることができたんです。そこが分岐点になりましたね。
――純粋なサイドバックというより、サイドバックのポジションにセンターバックがいる、という感覚でしょうか。
秋田 豊 そうですね。変形の3バックみたいな感じ。あと、レギュラーメンバーにケガをさせないため、という狙いもあったらしいです。僕が控え組にいて紅白戦をやると、マッチアップしたレギュラーのFWにケガをさせてしまう恐れがあると(笑)。それを避けるためだった、といううわさもあります(笑)。
――屈強でパワフルな選手というイメージでしたが、いつごろ培われたものなのでしょうか。
秋田 豊 大学3年の頃に、愛知高校の同級生が2浪で愛知学院大に入ってきて、「パワーリフティングをやる」と。僕は当時、オリンピック代表候補から落選し、自分がどこに向かっていけばいいかと悩んでいた時期だったんですが、その友人から「一緒に体づくりをやろう」と誘われて、二人で毎日、筋力トレーニングをやるようになりました。当時からヘディングは強かったんですが、世界で戦える体づくりを目指して、他の人だったら1日で音を上げてしまうようなハードトレーニングをしていました。

――プロ入り後も、激しいフィジカルトレーニングをしていたのでしょうか。
秋田 豊 はい。みんな目が点になっていましたね。「何やってんだあいつは?」って(笑)。試合の翌日にクラブハウスで筋力トレーニングをやっていたら、ジーコから「何をやっているんだ! 試合翌日は疲労を回復させる日なのに、そんなにトレーニングをして!」と怒られた記憶があります。でも、他の選手よりも筋量が多かったので試合をしても疲れにくかったですし、回復しやすかったので、翌日にフィジカルトレーニングをしても平気だったんですよね。
――そのフィジカルトレーニングが、後の日本代表での活躍にもつながったということですね。
秋田 豊 それがなかったら、今の自分はないと思います。もちろんやりすぎは良くないですが、しっかりとベースを作ったことで、37歳まで現役生活を送れたし、外国人選手とのフィジカルコンタクトも怖いと思わなかったです。僕がフィジカルコンタクトをして、「こいつは強烈だな」と思ったのは一人だけです。
――それは誰ですか?
秋田 豊 中田英寿です。ヒデが20歳、僕は27歳ぐらいで一番脂が乗っていた時期だったんですが、代表のトレーニングキャンプで、「跳ね飛ばしてやろう」と思って腰と腰でバーンとぶつかり合ったところ、僕のほうが打撲したんですよ。「こいつは凄いな」と思いました。後で聞いたら、彼もやはり試合前日でもウェートトレーニングをやっていて、その理由が世界で戦うことを目指していたから、ということでした。

――現役時代は様々な思い出があると思いますが、特に印象的だった出来事は何でしょうか。
秋田 豊 やっぱり日本で初めてのFIFAワールドカップ出場を決めることができた(98年フランス大会)こと、実際にW杯のピッチに立てたこと。これはずっとサッカーをやってきて、本当に良かったな、と思いましたね。あとは、ジュビロ磐田との対戦の中で、中山雅史さん(現アスルクラロ沼津)と何度もマッチアップできたことは、自分の中での財産だと思います。
――引退後は指導者としても活動されましたが、難しさを感じた部分はありますか?
秋田 豊 最初は「できないわけがない」と思っていました。自分は現役時代、ピッチに立ちながらチームの苦しい状況を改善することを目指して戦っていましたし、どうすれば相手の弱点を突き、自分たちの特徴を出せるかは、十分に理解しているつもりでした。しかし指導者は全く別もので、選手をうまくコントロールして動かすこと、選手たちの心をつかむことについては難しさを感じました。特に苦労したのは、選手たちのメンタリティーをどう変えるか。試合に勝てず、自信をなくしていった選手たちのメンタルを、どうポジティブに変えていくかという部分が、自分にとっての課題でした。
――今は解説者のイメージが強いですが、その他にどのような活動をされているのでしょうか。
秋田 豊 解説者以外には、『株式会社サンクト・ジャパン』の代表取締役を務めています。今年1月に立ち上げた会社なんですが、マレーシアで生まれた「サンクトバンド」というトレーニング用ゴムバンド、ゴムチューブの正規販売代理店をやっています。
インタビュー・文/池田敏明
写真/兼子愼一郎
【怪我をせず1vs1で勝つための身体づくり】秋田豊直伝!フィジカルトレーニングセミナー

世界と戦うために…秋田豊氏が語る現役時代のトレーニング/第2回
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力強いヘディングとフィジカルコンタクトの強さ、そして強烈なリーダーシップを武器に、鹿島アントラーズと日本代表の最終ラインに君臨してきた秋田豊氏。外国人FWとも対等に渡り合ったその激しいプレーは、学生時代から取り組んでいたフィジカルトレーニングの賜物だったという。
現役引退後、秋田氏は指導者や解説者を務める傍ら、今年から『株式会社サンクト・ジャパン』という会社を立ち上げてその代表取締役を務めている。「サンクトバンド」というトレーニング用ゴムチューブ・ゴムバンドの販売に携わっているのだ。秋田氏の屈強な肉体を作り上げてきた現役時代のトレーニング、そして「サンクトバンド」の効果的な活用法を伺った。
――「サンクトバンド」とは、どのようなものなのでしょうか。
秋田 豊 トレーニング用のゴムバンド、ゴムチューブなのですが、他社の製品に比べてゴムに添付するパウダーが少なく、耐久性にも優れていて、ラテックスアレルギーになりやすいタンパク質を95パーセント除去している、クオリティーの高いトレーニング用ゴムバンド、ゴムチューブです。大きさや抵抗力は様々ですし、用途によって種類も様々あります。
――「サンクトバンド」を扱うようになった経緯を教えてください。
秋田 豊 知り合いがマレーシアの会社の人とつながりがあって、日本での正規販売代理店をやってくれる人を探していたんです。僕自身、現役時代はほぼ毎日、ゴムチューブを使ったトレーニングをしていて、主に足首やお尻周りのアクティベーション(筋動員数を上げるためのウォーミングアップ)のために使用していたんですが、「サンクトバンド」は当時、使用していたものに近い製品で関心を持ったのと、自分自身も会社をやってみたいと考えていたので、周囲にリサーチし、3人で会社でスタートさせました。

――現役のプロ選手も使用しているのでしょうか。
秋田 豊 鹿島アントラーズやベガルタ仙台でも使ってもらっていますし、福岡ソフトバンクホークスの選手たちも使っています。先日、ホークスが日本シリーズで優勝した時には、工藤公康監督から「選手たちがみんな使っていた。ありがとう」とお礼の言葉をいただきました。カズさん(三浦知良/横浜FC)も購入してくれましたよ。
――どのような効果があるのでしょうか。
秋田 豊 これはね、“すべて”なんですよ。何も抵抗がない状態から筋肉に負荷をかけるための用具なんですけど、もちろん筋肉を鍛えることもできますし、弱い負荷で筋肉に刺激を与えて“起こす”こともできます。筋繊維の一本一本に刺激を与えて起こすのは非常に難しいんですが、それをすれば筋繊維への負担が少なくなります。ただ歩くにしても体を動かしやすくなりますし、肉離れもしにくくなるし、筋肉がちゃんと機能すれば関節への負担も少なくなります。それによってケガのリスクを減らすこともできますし、動きの中でのモーターコントロール(脳から筋肉への指令)に対して、反応が遅かったり、思い通りの動きができなかったりという状態を改善し、反応が良くなるという作用もあります。ウエイトトレーニングの際にプラスアルファの負荷をかけることができて、あらゆる筋力トレーニングができる。なおかつ場所を取らない。一畳ぶんのスペースがあれば効果的なトレーニングができます。

――具体的に、使用することで効果が表れたエピソードはありますか?
秋田 豊 小学生にヘディングをやらせてみると、イメージどおりにいかずカブってしまう子がいますよね。その子にゴムチューブで負荷を与えて何度かジャンプさせてみて、その後にもう一度、ヘディングをさせると、届くようになるんですよ。ジャンプの時にどの筋肉を使えばいいかが分かるようになって、すぐに効果が出ます。小学生で運動が苦手な子は、モーターコントロールがうまくいかないので、そこに刺激を与えることによって、筋肉を使って動きやすくなるんです。
――セミナーではどのようなメニューを実施する予定なのでしょうか。
秋田 豊 アクティベーションのメニューを考えています。ケガをしないため、ウォーミングアップのためになぜ、それをやるのか、やることによってどう変わるのかを体感してもらおうと思っています。それ以外にも、ケガをした時のトレーニング方法や、「スーパーループ」という長めのゴムチューブを使っての乳酸系のトレーニング、筋反射を上げてスピード、パワーを上げるトレーニングもやっていこうと思っています。今回は指導者・アスリート向けのトレーニングを行いますが、肩こりや腰痛を改善したい方、美尻を作りたい女性の方、高齢者向けのメニューなどもあるので、今後はあらゆる方にも体感していただきたいと思っていますね。

――最後に、セミナーへの参加を検討している方へのメッセージをお願いします。
秋田 豊 たぶん、来ないと損しますよ(笑)。指導者の方はもちろん、現役の選手も本当に変化を感じられる時間だと思います。やることでどんな効果があるのかを実感することができると思います。何かきっかけがほしいチームや選手にとっては、参加することでそのきっかけをつかむことができるかもしれませんし、僕としても「やらなければならないこと」を伝えていきたいと思っています。
* * * * *
現役時代から誰よりもハードなフィジカルトレーニングをこなしてきた秋田氏は、いわば“筋肉のスペシャリスト”。そんな秋田氏から、「サンクトバンド」を活用したトレーニング方法を学べるこのセミナーは、参加者にとって間違いなく有意義な時間になるであろう。
インタビュー・文/池田敏明
写真/兼子愼一郎
【怪我をせず1vs1で勝つための身体づくり】秋田豊直伝!フィジカルトレーニングセミナー

秋田豊氏にインタビューを行ったサッカーキングの池田氏である。
面白いエピソードが並ぶ。
特にレギュラー選手を怪我させないためにレギュラー組に入った話は現役時代の秋田を良く象徴しておる。
その秋田がトレーニングセミナーを開催するとのこと。
是非とも多くの民に参加して欲しいところ。
筋肉のスペシャリストに乾杯である。

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源、口で言うのは簡単なんで、ピッチで、それを見せられるように頑張ります
優勝お預けでも、鹿島の軸はブレず。
昌子「俺が決めてやる、じゃなくて」
posted2017/11/27 17:00

レアンドロが鹿島の攻撃にアクセントを加える存在なことは間違いない。しかし、昌子はこの日「フォア・ザ・自分」を感じとったのだろう。
text by
松本宣昭(Number編集部)
Yoshiaki Matsumoto
PROFILE
photograph by
Kiichi Matsumoto
内容は決して悪くなかった。柏レイソルのビルドアップに対して鹿島アントラーズは高い位置から積極的にプレッシャーをかけて、クリスティアーノやディエゴ・オリヴェイラに良い形でボールを渡さない。特に後半は攻守の切り替えの早さで柏を圧倒し、計23本ものシュートを放った。
でも、0-0の結果はやっぱり悔しい。
いやいや、11月29日の浦和レッズvs.川崎フロンターレ戦で川崎Fが引き分け以下ならば優勝が決まる。もし川崎Fが勝ったとしても、まだ首位。最終節でジュビロ磐田に勝てば、文句なしで優勝できる。
でも、やっぱり満員のホームで決めたかった。
東城穣主審がタイムアップの笛を鳴らした直後、3万6080人の観衆で埋まったカシマスタジアムは、鹿島アントラーズの選手とサポーターの複雑な心境を表すように、しんと静まり返った。いつもなら選手は場内を1周してロッカールームに引き上げるが、この日はホーム最終戦。試合後すぐにセレモニーが予定されていた。
最初に挨拶をすることになっている選手会長・昌子源は、セレモニー開始までのわずか数分の間で、懸命に考えていた。優勝に足踏みした状況で、目の前のサポーターと、背後に並ぶチームメイトに、どんな言葉で自分の思いを伝えるべきか。
模範的な挨拶の後に続けた、刺激的な発言。
場内アナウンスで名前が呼ばれ、スタンドマイクの前に立ったディフェンスリーダーは、まっすぐに前を向いて語り始めた。まずは、1年間チームを支え続けてくれたファン・サポーターと、スポンサーへの感謝。続いて、アウェーでの最終節・ジュビロ磐田戦で「必ず勝ちます」という決意。
ここまでは“模範的”な挨拶だった。スタンドから大きな拍手を受けると、表情が一層引き締まった。意を決したような顔で、言葉を続ける。
「俺が守ってやる、俺が決めてやるじゃなくて、このチームが勝てばいい。このファミリーが勝てばいい。この気持ちでジュビロ戦、必ず勝ちます。こうして口で言うのは簡単です。ピッチの上でその姿勢を見せたいと思います」
「俺が決めてヒーローに」と思うと決まらない。
自分の思いを素直に表現する昌子らしい直球勝負の挨拶。ただし捉え方によっては、この日のチームの戦いぶりへの不満にも聞こえる。だから、試合後の取材エリアで真意を尋ねた。
「あの挨拶の内容で、僕が何か言われるのは全然問題ないんで。だから、あえて言いました。とにかくチームが勝ってくれればいいんです。今日のように勝てば優勝が決まる試合ともなると、点を決めた人がヒーローになる。だけど、『俺が決めてヒーローになってやる』とか、そういう気持ちばかりだと勝てない。そういうときに限って入らないんですよ。いつもならフリーの選手にパスをしている選手が、強引に打ったりすると」
昌子が具体例として挙げたのが、66分のプレーだった。ペナルティーエリア手前でパスを受けたレアンドロが、鋭い切り返しで4人の選手を次々とかわしてゴール前に進入。しかし、シュートの角度はわずかしかない。
中央には、金崎夢生、土居聖真、遠藤康の3人がフリーで待っている。それでもレアンドロは左足シュートを選択し、GK中村航輔に弾き出された。
セットプレーの好機も、有効に使えなかった。CKをゾーンで守る柏は、明らかにゴール前に飛び込んでくる鹿島の選手たちを捕まえ切れていなかったが、レオ・シルバのキックは何度もニアサイドの相手に跳ね返される。ショートコーナーや、ファーサイドに大きく振って折り返すなどの工夫もなく、13度ものCKのチャンスをフイにした。
「フォア・ザ・自分」を抑えてチームのために。
大岩剛監督が「非常に良いゲームをした」と語ったとおり、悲観する内容ではない。三竿健斗のセカンドボールへの出足、レアンドロのプレスバック、相手センターバックとサイドバックの間でパスを引き出して起点になる金崎の動き出しなど、今季の鹿島の長所を象徴する場面は随所にあった。
ところがフィニッシュの局面では、徹底的に相手の嫌がることを繰り返す、鹿島らしい効果的な判断ができなかった。昌子はそこに「フォア・ザ・チーム」ではなく、大一番での「フォア・ザ・自分」の意識を感じたというわけだ。
「とにかくチームが勝てばいい。変な話、ソガさん(GK曽ヶ端準)がゴールを決めてヒーローになってもいいんです。そういうことを伝えたかった。セレモニーでも言いましたけど、口で言うのは簡単なんで、ピッチで、それを見せられるように頑張ります」
12月2日、ヤマハスタジアム。有言実行を目指す男の手に、優勝シャーレは戻ってくるか。
柏戦後に源を取材したNumberWebの松本記者である。
源は「とにかくチームが勝てばいい。変な話、ソガさん(GK曽ヶ端準)がゴールを決めてヒーローになってもいいんです。そういうことを伝えたかった。セレモニーでも言いましたけど、口で言うのは簡単なんで、ピッチで、それを見せられるように頑張ります」と応じた。
全員が勝利という方向を向いて戦う鹿島らしいサッカーを体現して、そして勝つのだ。
最高のシーズンとしよう。
楽しみに週末を待つ。
源の言葉を信じておる。

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昌子「俺が決めてやる、じゃなくて」
posted2017/11/27 17:00

レアンドロが鹿島の攻撃にアクセントを加える存在なことは間違いない。しかし、昌子はこの日「フォア・ザ・自分」を感じとったのだろう。
text by
松本宣昭(Number編集部)
Yoshiaki Matsumoto
PROFILE
photograph by
Kiichi Matsumoto
内容は決して悪くなかった。柏レイソルのビルドアップに対して鹿島アントラーズは高い位置から積極的にプレッシャーをかけて、クリスティアーノやディエゴ・オリヴェイラに良い形でボールを渡さない。特に後半は攻守の切り替えの早さで柏を圧倒し、計23本ものシュートを放った。
でも、0-0の結果はやっぱり悔しい。
いやいや、11月29日の浦和レッズvs.川崎フロンターレ戦で川崎Fが引き分け以下ならば優勝が決まる。もし川崎Fが勝ったとしても、まだ首位。最終節でジュビロ磐田に勝てば、文句なしで優勝できる。
でも、やっぱり満員のホームで決めたかった。
東城穣主審がタイムアップの笛を鳴らした直後、3万6080人の観衆で埋まったカシマスタジアムは、鹿島アントラーズの選手とサポーターの複雑な心境を表すように、しんと静まり返った。いつもなら選手は場内を1周してロッカールームに引き上げるが、この日はホーム最終戦。試合後すぐにセレモニーが予定されていた。
最初に挨拶をすることになっている選手会長・昌子源は、セレモニー開始までのわずか数分の間で、懸命に考えていた。優勝に足踏みした状況で、目の前のサポーターと、背後に並ぶチームメイトに、どんな言葉で自分の思いを伝えるべきか。
模範的な挨拶の後に続けた、刺激的な発言。
場内アナウンスで名前が呼ばれ、スタンドマイクの前に立ったディフェンスリーダーは、まっすぐに前を向いて語り始めた。まずは、1年間チームを支え続けてくれたファン・サポーターと、スポンサーへの感謝。続いて、アウェーでの最終節・ジュビロ磐田戦で「必ず勝ちます」という決意。
ここまでは“模範的”な挨拶だった。スタンドから大きな拍手を受けると、表情が一層引き締まった。意を決したような顔で、言葉を続ける。
「俺が守ってやる、俺が決めてやるじゃなくて、このチームが勝てばいい。このファミリーが勝てばいい。この気持ちでジュビロ戦、必ず勝ちます。こうして口で言うのは簡単です。ピッチの上でその姿勢を見せたいと思います」
「俺が決めてヒーローに」と思うと決まらない。
自分の思いを素直に表現する昌子らしい直球勝負の挨拶。ただし捉え方によっては、この日のチームの戦いぶりへの不満にも聞こえる。だから、試合後の取材エリアで真意を尋ねた。
「あの挨拶の内容で、僕が何か言われるのは全然問題ないんで。だから、あえて言いました。とにかくチームが勝ってくれればいいんです。今日のように勝てば優勝が決まる試合ともなると、点を決めた人がヒーローになる。だけど、『俺が決めてヒーローになってやる』とか、そういう気持ちばかりだと勝てない。そういうときに限って入らないんですよ。いつもならフリーの選手にパスをしている選手が、強引に打ったりすると」
昌子が具体例として挙げたのが、66分のプレーだった。ペナルティーエリア手前でパスを受けたレアンドロが、鋭い切り返しで4人の選手を次々とかわしてゴール前に進入。しかし、シュートの角度はわずかしかない。
中央には、金崎夢生、土居聖真、遠藤康の3人がフリーで待っている。それでもレアンドロは左足シュートを選択し、GK中村航輔に弾き出された。
セットプレーの好機も、有効に使えなかった。CKをゾーンで守る柏は、明らかにゴール前に飛び込んでくる鹿島の選手たちを捕まえ切れていなかったが、レオ・シルバのキックは何度もニアサイドの相手に跳ね返される。ショートコーナーや、ファーサイドに大きく振って折り返すなどの工夫もなく、13度ものCKのチャンスをフイにした。
「フォア・ザ・自分」を抑えてチームのために。
大岩剛監督が「非常に良いゲームをした」と語ったとおり、悲観する内容ではない。三竿健斗のセカンドボールへの出足、レアンドロのプレスバック、相手センターバックとサイドバックの間でパスを引き出して起点になる金崎の動き出しなど、今季の鹿島の長所を象徴する場面は随所にあった。
ところがフィニッシュの局面では、徹底的に相手の嫌がることを繰り返す、鹿島らしい効果的な判断ができなかった。昌子はそこに「フォア・ザ・チーム」ではなく、大一番での「フォア・ザ・自分」の意識を感じたというわけだ。
「とにかくチームが勝てばいい。変な話、ソガさん(GK曽ヶ端準)がゴールを決めてヒーローになってもいいんです。そういうことを伝えたかった。セレモニーでも言いましたけど、口で言うのは簡単なんで、ピッチで、それを見せられるように頑張ります」
12月2日、ヤマハスタジアム。有言実行を目指す男の手に、優勝シャーレは戻ってくるか。
柏戦後に源を取材したNumberWebの松本記者である。
源は「とにかくチームが勝てばいい。変な話、ソガさん(GK曽ヶ端準)がゴールを決めてヒーローになってもいいんです。そういうことを伝えたかった。セレモニーでも言いましたけど、口で言うのは簡単なんで、ピッチで、それを見せられるように頑張ります」と応じた。
全員が勝利という方向を向いて戦う鹿島らしいサッカーを体現して、そして勝つのだ。
最高のシーズンとしよう。
楽しみに週末を待つ。
源の言葉を信じておる。

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鈴木満常務取締役、秋田とか岩政だったら
【鹿島】「秋田や岩政だったら……」強化部長が語る“勝ち切れなかった常勝軍団”の課題
多田哲平(サッカーダイジェストWeb)
2017年11月27日
鈴木満強化部長は「勝ちたかった」とポツリ。

59分のCKでは、昌子のヘディングもバーに弾かれ、ネットを揺らせず。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)
[J1リーグ33節]鹿島0-0柏/11月26日/県立カシマサッカースタジアム
鹿島にとっては、残念なドローだった。
J1リーグ33節の柏戦。2017年シーズンのホーム最終戦でもある試合で、鹿島は勝てばリーグ優勝が決定する。チケットは売り切れ、当日の県立カシマサッカースタジアムには3万6000人以上のサポーターが集まった。
満員のホームスタジアムで優勝を決めようと鹿島の選手は果敢にプレスをかけ、ボールを奪うと、テンポの良いアタックで積極的にゴールを狙った。しかし、攻めても攻めても、柏の固い壁を崩すことができない。
この試合、チームが放ったシュートは23本。FWだけでなく、L・シルバや三竿健らボランチも積極的にゴールを狙ったが、柏のGK中村航輔に阻まれた。結局、一度もネットを揺らすことができず、スコアレスドロー。“常勝軍団”と言われる鹿島だが、今節は勝点3を奪えず、リーグ優勝を決めることはできなかった。
この試合を見ていた鹿島の鈴木満強化部長は、「勝ちたかった」とポツリと呟き、その後、チームの課題を口にした。
「セットプレーの精度が低すぎる。こういう得点が取れない流れでも、勝っている時は、セットプレーを一発決めて逃げ切ったりする。そういう試合がないと。可能性が感じられないし、もうちょっと工夫しなきゃいけない」
柏戦では、13本のCK、14本のFKを得たがゴールには至らず。59分のCKでは昌子の渾身のヘディングもバーに弾かれた。
「蹴るほうも、受けるほうも……。中の選手も同じような入り方している。意表を突くプレーが必要。まずボールに触れられていない。秋田(豊)とか岩政(大樹)だったら、決める決めないは別にしても、ボールを呼び込んで頭に当てていた。キッカーの質もあるけど、そういう精度を上げなくては。苦しい試合をセットプレーで勝てるチームになれば、もっと強くなれる」
今年で就任20年目の鈴木強化部長は、秋田や岩政といった先人を例に挙げ、現メンバーに苦言を呈した。
とはいえ、鈴木強化部長が、「チームが噛み合わっていないわけではないし、点が入らなかっただけで負けるような試合ではなかった」とも言うように、柏戦の内容は決して悲観するようなものではなかった。しかも、首位であることは変わらない。
最終節のアウェー磐田戦では、勝負強さを発揮して、“常勝軍団”と言われる所以を証明してくれるはずだ。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB)
柏戦後に鈴木満常務取締役を取材したサッカーダイジェストの多田氏である。
攻めながらもゴールが奪えずドローに終えた試合に「勝ちたかった」と心の言葉を聞いた。
そして、「セットプレーの精度が低すぎる。こういう得点が取れない流れでも、勝っている時は、セットプレーを一発決めて逃げ切ったりする。そういう試合がないと。可能性が感じられないし、もうちょっと工夫しなきゃいけない」と試合を表する。
苦しいときの伝家の宝刀がこの日の鹿島にはなかった。
これまでの鹿島の歴史を振り返りながら、「蹴るほうも、受けるほうも……。中の選手も同じような入り方している。意表を突くプレーが必要。まずボールに触れられていない。秋田(豊)とか岩政(大樹)だったら、決める決めないは別にしても、ボールを呼び込んで頭に当てていた。キッカーの質もあるけど、そういう精度を上げなくては。苦しい試合をセットプレーで勝てるチームになれば、もっと強くなれる」と述べる。
古の秋田、三連覇に貢献した岩政は、この苦し時にこそゴールを決めてくれた印象がある。
それは、この試合でバーに当てゴールとならなかった源のヘディングに重ねてしまうところ。
とはいえ、「チームが噛み合わっていないわけではないし、点が入らなかっただけで負けるような試合ではなかった」と内容には不満はない。
次節に勝って決めるだけである。
勝負強さを発揮して、“ライバル”のジュビロに勝利しようではないか。
期待しておる。

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多田哲平(サッカーダイジェストWeb)
2017年11月27日
鈴木満強化部長は「勝ちたかった」とポツリ。

59分のCKでは、昌子のヘディングもバーに弾かれ、ネットを揺らせず。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)
[J1リーグ33節]鹿島0-0柏/11月26日/県立カシマサッカースタジアム
鹿島にとっては、残念なドローだった。
J1リーグ33節の柏戦。2017年シーズンのホーム最終戦でもある試合で、鹿島は勝てばリーグ優勝が決定する。チケットは売り切れ、当日の県立カシマサッカースタジアムには3万6000人以上のサポーターが集まった。
満員のホームスタジアムで優勝を決めようと鹿島の選手は果敢にプレスをかけ、ボールを奪うと、テンポの良いアタックで積極的にゴールを狙った。しかし、攻めても攻めても、柏の固い壁を崩すことができない。
この試合、チームが放ったシュートは23本。FWだけでなく、L・シルバや三竿健らボランチも積極的にゴールを狙ったが、柏のGK中村航輔に阻まれた。結局、一度もネットを揺らすことができず、スコアレスドロー。“常勝軍団”と言われる鹿島だが、今節は勝点3を奪えず、リーグ優勝を決めることはできなかった。
この試合を見ていた鹿島の鈴木満強化部長は、「勝ちたかった」とポツリと呟き、その後、チームの課題を口にした。
「セットプレーの精度が低すぎる。こういう得点が取れない流れでも、勝っている時は、セットプレーを一発決めて逃げ切ったりする。そういう試合がないと。可能性が感じられないし、もうちょっと工夫しなきゃいけない」
柏戦では、13本のCK、14本のFKを得たがゴールには至らず。59分のCKでは昌子の渾身のヘディングもバーに弾かれた。
「蹴るほうも、受けるほうも……。中の選手も同じような入り方している。意表を突くプレーが必要。まずボールに触れられていない。秋田(豊)とか岩政(大樹)だったら、決める決めないは別にしても、ボールを呼び込んで頭に当てていた。キッカーの質もあるけど、そういう精度を上げなくては。苦しい試合をセットプレーで勝てるチームになれば、もっと強くなれる」
今年で就任20年目の鈴木強化部長は、秋田や岩政といった先人を例に挙げ、現メンバーに苦言を呈した。
とはいえ、鈴木強化部長が、「チームが噛み合わっていないわけではないし、点が入らなかっただけで負けるような試合ではなかった」とも言うように、柏戦の内容は決して悲観するようなものではなかった。しかも、首位であることは変わらない。
最終節のアウェー磐田戦では、勝負強さを発揮して、“常勝軍団”と言われる所以を証明してくれるはずだ。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB)
柏戦後に鈴木満常務取締役を取材したサッカーダイジェストの多田氏である。
攻めながらもゴールが奪えずドローに終えた試合に「勝ちたかった」と心の言葉を聞いた。
そして、「セットプレーの精度が低すぎる。こういう得点が取れない流れでも、勝っている時は、セットプレーを一発決めて逃げ切ったりする。そういう試合がないと。可能性が感じられないし、もうちょっと工夫しなきゃいけない」と試合を表する。
苦しいときの伝家の宝刀がこの日の鹿島にはなかった。
これまでの鹿島の歴史を振り返りながら、「蹴るほうも、受けるほうも……。中の選手も同じような入り方している。意表を突くプレーが必要。まずボールに触れられていない。秋田(豊)とか岩政(大樹)だったら、決める決めないは別にしても、ボールを呼び込んで頭に当てていた。キッカーの質もあるけど、そういう精度を上げなくては。苦しい試合をセットプレーで勝てるチームになれば、もっと強くなれる」と述べる。
古の秋田、三連覇に貢献した岩政は、この苦し時にこそゴールを決めてくれた印象がある。
それは、この試合でバーに当てゴールとならなかった源のヘディングに重ねてしまうところ。
とはいえ、「チームが噛み合わっていないわけではないし、点が入らなかっただけで負けるような試合ではなかった」と内容には不満はない。
次節に勝って決めるだけである。
勝負強さを発揮して、“ライバル”のジュビロに勝利しようではないか。
期待しておる。

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浦和・興梠、大盤振る舞い
ACL優勝後の浦和FW興梠、深夜の『吉野家』で客に大奮発?
2017/11/26 18:00
Written by 編集部T
Image by Gettyimages Twitter
25日、ACLを制し『アジアNo.1』の称号を手にした浦和レッズ。
この喜びは選手にとっても一入のものだったようで、試合後には自身のSNSなどを通して様々なコメントをファンに向けて投稿。各方面を巻き込んで話題となっている。
そんな中、“まさかの形”で大きな注目を集めた男がいる、先月には日本代表にも招集された興梠慎三だ。
なんと、優勝を決めた試合後の深夜1時に浦和駅の『吉野家』に入店すると、(酔いもあったせいか?)店内の客に対して牛丼を振舞ったというのである。
上記はその場に居合わせた方のツイートだが、その驚きの様子が十分伝わる内容と写真ということもあり、瞬く間に拡散。Twitterでもスマッシュヒットとなった。
なぜこの店内でそのような展開になったのかは気になるところだが…。
※@yukiasiteru09z様、ご協力ありがとうございました。
ACL優勝の美酒に酔い吉野家にて大盤振る舞いをした浦和の興梠である。
よほどの上機嫌であったのであろう。
気持ちはわからなくもない。
2008年のアウェイアデレード戦にて、2回のチャンスを興梠がふいにし、敗退した。
この記憶がまだあろう。
ここで決めておれば、鹿島の興梠としてアジアのチャンピオンになっていたはず。
誠にもって残念であった。
その記憶を払拭するがごとく、王座に勝ち上がったことは興梠にとって良いことであった。
次は、水曜日に川崎を倒すという大仕事が待っておる。
是非とも活躍して欲しい。
心から願っておる

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2017/11/26 18:00
Written by 編集部T
Image by Gettyimages Twitter
25日、ACLを制し『アジアNo.1』の称号を手にした浦和レッズ。
この喜びは選手にとっても一入のものだったようで、試合後には自身のSNSなどを通して様々なコメントをファンに向けて投稿。各方面を巻き込んで話題となっている。
そんな中、“まさかの形”で大きな注目を集めた男がいる、先月には日本代表にも招集された興梠慎三だ。
なんと、優勝を決めた試合後の深夜1時に浦和駅の『吉野家』に入店すると、(酔いもあったせいか?)店内の客に対して牛丼を振舞ったというのである。
友達と浦和駅いったんです……いったんです
— だり(さん.Pー)⊿高嶺ツボミちゃん (@yukiaisiteru09z) 2017年11月25日
そしたら
何とおおおおおお??
力と吉野家で興梠慎三さん発見です
サッカーファンレッズサポーターの皆さんには申し訳ないです
でも本物を見てしましまいました
酔っ払って皆さんに牛丼奢ってました
勿論私も食べました♂#興梠慎三#浦和レッズ #浦和駅 pic.twitter.com/kosWQnGkSN
上記はその場に居合わせた方のツイートだが、その驚きの様子が十分伝わる内容と写真ということもあり、瞬く間に拡散。Twitterでもスマッシュヒットとなった。
なぜこの店内でそのような展開になったのかは気になるところだが…。
※@yukiasiteru09z様、ご協力ありがとうございました。
ACL優勝の美酒に酔い吉野家にて大盤振る舞いをした浦和の興梠である。
よほどの上機嫌であったのであろう。
気持ちはわからなくもない。
2008年のアウェイアデレード戦にて、2回のチャンスを興梠がふいにし、敗退した。
この記憶がまだあろう。
ここで決めておれば、鹿島の興梠としてアジアのチャンピオンになっていたはず。
誠にもって残念であった。
その記憶を払拭するがごとく、王座に勝ち上がったことは興梠にとって良いことであった。
次は、水曜日に川崎を倒すという大仕事が待っておる。
是非とも活躍して欲しい。
心から願っておる

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足踏みしたが、鹿島有利は変わらない
【山本昌邦チェック】鹿島、試合終盤の勝負強さ際立つ
2017年11月27日10時0分 スポーツ報知
◆明治安田生命J1リーグ 第33節 鹿島0―0柏(26日・カシマスタジアム)
鹿島はストロングポイントの右サイドで西、遠藤、金崎らが絡み、いくつか決定的な形を作った。だが、柏の日本代表GK中村のファインセーブもあった。先制したら、ここまで負けなし。最後の15分に限ると、得点が18、失点が1。試合終盤の勝負強さは際立っている。
残りの試合数が1試合多い川崎との勝ち点差は5に縮まったが、鹿島の優位は揺るがない。29日の浦和―川崎戦の行方は分からないが、鹿島にとっての明確な目標は、最後に1勝すること。それを成し遂げられる能力もあり、経験値の高い選手もいる。足踏みしたが、鹿島有利は変わらない。(スポーツ報知評論家)
柏戦を解説する報知新聞の山本昌邦氏である。
鹿島の右サイドがストロングポイントであると評し、夢生、ヤス、西の連携にて決定機を作ったと述べる。
ただ、柏のGK・中村航輔のファインセーブもあり、ゴールに至らなかったことが、この試合のドロ−という結果に結びついたことも記す。
我らとしては、満員のスタジアムでの優勝は成し遂げられずに悔しい気持ちになった。
とはいえ、山本昌邦氏が言うように「鹿島の優位は揺るがない」。
アウェイながらジュビロに勝利するだけである。
最終節に決めるのは、三連覇時もそうであった。
言うならば、昨季の1stステージも。
最後に勝って笑おう。
山本昌邦氏の予言を実行しよう。
楽しみにしておる。

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2017年11月27日10時0分 スポーツ報知
◆明治安田生命J1リーグ 第33節 鹿島0―0柏(26日・カシマスタジアム)
鹿島はストロングポイントの右サイドで西、遠藤、金崎らが絡み、いくつか決定的な形を作った。だが、柏の日本代表GK中村のファインセーブもあった。先制したら、ここまで負けなし。最後の15分に限ると、得点が18、失点が1。試合終盤の勝負強さは際立っている。
残りの試合数が1試合多い川崎との勝ち点差は5に縮まったが、鹿島の優位は揺るがない。29日の浦和―川崎戦の行方は分からないが、鹿島にとっての明確な目標は、最後に1勝すること。それを成し遂げられる能力もあり、経験値の高い選手もいる。足踏みしたが、鹿島有利は変わらない。(スポーツ報知評論家)
柏戦を解説する報知新聞の山本昌邦氏である。
鹿島の右サイドがストロングポイントであると評し、夢生、ヤス、西の連携にて決定機を作ったと述べる。
ただ、柏のGK・中村航輔のファインセーブもあり、ゴールに至らなかったことが、この試合のドロ−という結果に結びついたことも記す。
我らとしては、満員のスタジアムでの優勝は成し遂げられずに悔しい気持ちになった。
とはいえ、山本昌邦氏が言うように「鹿島の優位は揺るがない」。
アウェイながらジュビロに勝利するだけである。
最終節に決めるのは、三連覇時もそうであった。
言うならば、昨季の1stステージも。
最後に勝って笑おう。
山本昌邦氏の予言を実行しよう。
楽しみにしておる。

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柏戦コメント・報道
2017明治安田生命J1リーグ 第33節

鹿島アントラーズ:大岩 剛
非常にいいゲームをしたが、最後の最後で決めきれず、残念な結果になってしまった。しっかり切り替えて次の試合の準備をしたい。
Q. 攻めていたが点が取れなかった。次の試合に向けての改善点は?
A. 映像を見て確認したいと思っている。もう少しサイドからの攻撃を増やすことによって、バリエーションを増やすことができたのではないかと考えている。
Q. 交代枠を1つ残したが、どんなイメージで点を取りたいと考えていたか?
A. 攻撃、守備のバランスをみて、カードを残した。伊東を入れることで幅を使った攻撃を狙い、中央でペドロのスピード、レアンドロとのコンビネーションからのゴールを期待していた。
Q. 選手から勝てば優勝というプレッシャーが感じられたか?
A. 選手にプレッシャーはかかっていなかったと感じている。

【昌子 源】
数多くのセットプレーがあって、サポーターの声援も聞こえていた。柏の守備が良かったという面はあると思う。優勝できると信じている。誰一人として疑っていない。最後まで貫いて戦う。
【西 大伍】
勝たなければいけない試合では、このような展開になることが多い。チャンスを決め切りたいと思っていた。次で勝つだけ。
【山本 脩斗】
チームとして、ホーム最終戦を勝って終えたかった。前から行くことができていたし、前半よりは後半の方が自分たちのペースだった。次でしっかりと勝たないといけない。勝つことだけを考えて臨みたい。
【伊東 幸敏】
プレッシャーを感じるような選手はいなかったと思う。前半から堅い内容だった。互いに勝ちたいという気持ちが出ていた試合。次は絶対に勝つ。
【土居 聖真】
サポーターの皆さんの声はもちろん聞こえていた。あと1試合が残っているので、しっかりと勝てるように準備をしていきたい。
【曽ケ端 準】
結果を求めて臨んだけど、勝ち点3を取れなかったので残念。前線の2人がすごく頑張って(相手のパスコースを)限定してくれたので、守備陣としては安定していた。危ない場面はなく、良い形での守備ができたと思う。まだ自分たちが首位。次に向けてやるべきことをやって、良い準備をして磐田戦に臨みたい。
【三竿 健斗】
前線の選手を信じて、失点しないことを考えてプレーしていた。前線から(パスコースを)制限してくれていたので、やりやすかった。球際でも戦っていて、みんなで守れていた。次に向けて、良い準備をして臨みたい。
柏レイソル戦

本日行われたJ1 第33節 柏レイソル戦は0-0のスコアレスドローに終わりました。
第33節
2017年11月26日(日)13:05KO カシマ
[ 大岩 剛監督 ]
非常に良いゲームをしたんですけど、最後の最後、なかなか決め切れずに残念な終わり方でした。あとは次の試合にしっかり切り替えて準備したいなという気持ちでいます。
--1枚交代選手を残していましたけど、その理由は?
カードを残していたことはチームのバランスですね。攻撃においても守備においても、そういうところを見てそのまま行きました。攻撃について言えば伊東(幸敏)を入れることで幅を使った攻撃もそうですし、中央でペドロ(ジュニオール)のスピード、あとはレアンドロとのコンビネーション、そういうところを非常に期待して、攻撃のバリエーションを増やしたいなというふうに感じていました。
--勝てば優勝というプレッシャーが選手に何かしらの影響を与えていたところはありますか?
いや、プレッシャーは選手には掛かっていなかったと自分では感じています。
--次は古巣の磐田との対戦で大一番を迎えますが?
いま現在では想像でしかないんですけど、最終節ですし、非常に注目されるようなゲームになると思うので、それにしっかり準備をしたいと思います。個人的なところを皆さんが取り上げてくれたり、盛り上げてくれたり、そういうところは非常にうれしく思っています。そういうものもしっかり受け止めながらゲームの準備を進めたいと思います。
第33節
2017年11月26日(日)13:05KO カシマ
[ 曽ヶ端 準 ]
ゲームとしてはもちろん結果を求めてやったわけで、勝点3を取れなかったことは残念ですけど、前線の二人がすごくがんばって限定してくれて、後ろとしてはすごく安定したというか危ない場面はほとんどなく、僕自身の仕事もほとんどなかった。良い形の守備ができたと思いますし、ゴール前までも行ってチャンスもあったので、残念な結果ではありますけど、自分たちが首位。次に向けてやるべきことをやって、良い準備をして磐田戦に臨みたい。
[ 昌子 源 ]
次に僕らが勝てば優勝なのは変わりないので、そのために準備するだけだと思います。川崎Fがガンバに勝ったときと同様に、最終節で僕らは勝って決めるだけですし、良い準備をしたいと思います。
CKは多かったので、なかなかキッカーと僕らの意図が合わないところはありましたけど、今週1週間で話したら改善できると思う。どこが相手の狙い目なのかまた話をして、ジュビロ戦に向かいたいと思います。
中村航輔の牙城を崩せず、鹿島のリーグ連覇は持ち越しに
2009年の開幕戦以来のチケット完売となった県立カシマサッカースタジアムは、試合前から熱気にあふれていた。ゴール裏は上から下まで深紅に染まる。アウェイゴール裏の一部だけを黄色に染め上げた柏サポーターは違うだろうが、それ以外の大部分は鹿島が優勝する瞬間を見にスタジアムを訪れていたはずだ。なにしろホームスタジアムで鹿島が優勝を決めれば2007年の大逆転優勝以来のこと。しかし、対戦相手の柏もAFCチャンピオンズリーグ出場を考えると絶対に負けられない。両チームのゴール裏にいつも以上の力が入るのは当然のことだった。
ピッチの上も力のこもった展開となる。サイドハーフにクリスティアーノと伊東 純也という個の突破力に優れた選手を並べる柏がサイドから攻撃を仕掛けていくと、鹿島は高い位置から全体が連動した守備でそれを阻止する。しかし、完全に封じるのはどんなチームだろうと難しいもの。10分には伊東が右サイドの突破に成功したが、このときは昌子 源がうまくカバーしてゴールを許さない。32分にも細かいパス交換で再び伊東をフリーにすると、ゴール前まで快足を飛ばされる。だが、この場面では曽ヶ端 準が鋭くゴールから飛び出し、1対1では守れない相手をチーム全員で封じた。
鹿島も攻撃で惜しい場面を作っていた。29分には相手のクリアを土居 聖真が引っ掛けると、それを拾ったレアンドロがフワリと浮かせたループ気味のシュートでゴールを狙う。ただ、これは中村 航輔が横っ飛びでゴールマウスの外へはじき出す。前半45分は互いにスキを見せない戦いで0-0のまま折り返した。
後半になると鹿島がギアを上げる。相手陣内に柏を押し込みつつ、ボールを失ってもすぐに奪い返す展開に持ち込むと、59分には右CKから昌子がクロスバー直撃のヘディングシュートを見舞う。それ以外にもレアンドロや土居がゴールを狙うも、ことごとく中村が立ちふさがる。
67分にはレアンドロが足裏をうまく使ったボールコントロールで狭い局面を突破してゴールを狙ったが、ここも中村がニアサイドに飛んだシュートをはじき返す。圧倒的に攻め込んだ鹿島だが、ゴールネットを揺らせない展開が続いた。
後半からなかなか鹿島陣内に入れなくなった柏は、66分に中川 寛斗に代えて武富 孝介を投入し、状況に変化を加えようとする。対する鹿島も、77分にペドロ ジュニオール、84分に伊東 幸敏を入れて攻撃の活性化を狙ったが、両チームともに決定打を欠き、決定的なチャンスを作れないまま試合終了の笛が鳴る。
試合終了後に行われたホーム最終戦セレモニーでは、マイクの前に立った選手会長の昌子が「ここにいる誰もがホームで優勝を決めたかったと思います。ですが、僕らにはまだ優勝できるチャンスが残っています。次のアウェイ、必ず勝ちます」と宣言した。
[ 文:田中 滋 ]
首位・鹿島、柏とスコアレスドローで優勝決定ならず【速報:明治安田J1 第33節】

鹿島は柏を相手に苦戦を強いられ、スコアレスドローで試合を終了。優勝決定とはならなかった
【鹿島 vs 柏】バー直撃の惜しいヘッドを放った昌子
2017年11月26日(日)

鹿島の守備の要、昌子源は59分に右CKからヘディングシュートを放ったが、惜しくもクロスバー直撃してゴールならず。
【鹿島 vs 柏】シュート数で圧倒するも無得点
2017年11月26日(日)

ホームで優勝を狙う鹿島はシュート数で23-4と柏を圧倒。レアンドロの4本を筆頭に柏ゴールを再三脅かしたが、ゴールネットを揺らすことはできず。
【鹿島 vs 柏】優勝決定は持ち越し
2017年11月26日(日)

勝てばホームでリーグ優勝が決まる鹿島だったが、シュート23本の猛攻が実らず、スコアレスドロー。勝点1を得るにとどまり、優勝決定は持ち越しとなった。
鹿島の連覇決定はお預け…柏とドローで最速Vは29日に
17/11/26 14:55

鹿島の優勝決定は持ち越しとなった
[11.26 J1第33節 鹿島0-0柏 カシマ]
J1第33節が26日、各地で行われ、鹿島アントラーズはホームで柏レイソルと0-0で引き分けた。勝てば2年連続9回目のリーグ優勝が決まる鹿島だったが、連覇決定はお預け。29日に行われる浦和対川崎F(埼玉)の試合で川崎Fが引き分け以下に終われば、その時点で鹿島の優勝が決まるが、川崎Fが勝てば、優勝争いの行方は最終節までもつれ込むことになる。
勝てば連覇の決まる鹿島は前節の浦和戦(1-0)から先発に変更なし。ACL出場圏の3位C大阪と勝ち点2差の4位につける柏は前節の磐田戦(1-0)から先発2人を入れ替えた。MFキム・ボギョンが出場停止で、FWハモン・ロペスも12試合ぶりのベンチスタート。MF栗澤僚一とFWディエゴ・オリヴェイラが2試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]
優勝、あるいはACL出場権と、目指すところは違えど互いに負けられない一戦。アウェーの柏も積極的な入りを見せ、鋭いカウンターで鹿島ゴールに迫った。前半7分、左サイドをドリブルで駆け上がったFWクリスティアーノがスピードを生かしてDF植田直通を振り切り、ゴール前にクロス。これはDF山本脩斗が間一髪のところでクリアした。このプレーで獲得した左CK。クリスティアーノの鋭いキックにニアのDF中山雄太が飛び込んだが、わずかに届かなかった。
鹿島も徐々に押し返すが、試合は膠着状態に。鹿島は前半18分、山本の横パスからMF遠藤康が左足でミドルシュートを放つが、枠外。同29分にはPA内左でキープしたFW土居聖真が落としたボールをMFレアンドロが右足で狙ったが、GK中村航輔のファインセーブに阻まれた。前半35分、遠藤の強烈な左足ミドルも中村がセーブ。前半は互いに見せ場少なく、スコアレスで折り返した。
後半に入ると、一気に鹿島が攻勢に出る。後半11分、セカンドボールを拾ったMFレオ・シルバがPA手前中央から右足でミドルシュート。しかし、これも中村が右手1本で弾き出す。同13分にはセットプレーのこぼれ球を拾った山本がロングフィード。PA内左の遠藤が左足ダイレクトボレーで合わせたが、またしても中村のビッグセーブに阻まれた。同14分、レオ・シルバの右CKからDF昌子源が放ったヘディングシュートもクロスバーを直撃した。
劣勢の柏は後半21分、MF中川寛斗に代えてFW武富孝介を投入するが、鹿島の流れは変わらない。同22分にはレアンドロが圧巻の個人技を披露。PA内でボールをキープし、3人の間を強引にこじ開けると、鋭い切り返しで2人をかわし、左足を振り抜いた。しかし、これも至近距離で中村がセーブ。一方的に攻め立てながら1点が遠かった。
鹿島は後半32分に最初の交代カードを切り、土居に代えてFWペドロ・ジュニオールをピッチに送り込む。同40分には遠藤に代えてDF伊東幸敏を投入。1点を目指して攻め込んだが、最後まで柏ゴールをこじ開けることができず、0-0のスコアレスドローで優勝決定も持ち越しとなった。
(取材・文 西山紘平)
V争いは混沌と…昌子「鹿島の得意技で返されるわけにはいかない」
17/11/26 16:59

DF昌子源は最終節に気持ちを切り替えた
[11.26 J1第33節 鹿島0-0柏 カシマ]
1点を取り切れなかった。シュート数は23本対4本。後半は一方的に攻め立て、再三、決定機を迎えながらGK中村航輔の牙城を破れなかった。勝てば2年連続9回目のリーグ優勝が決まった鹿島アントラーズはスコアレスドロー。連覇は持ち越しとなった。
「どれか一つ入ってくれたらという思いが届かなかったのかなと思う。次はその一つが届くようにしっかりやりたい」。そう唇を噛んだDF昌子源にもチャンスはあった。後半14分、MFレオ・シルバの右CKからヘディングシュート。しかし、惜しくもクロスバーを叩き、優勝決定弾とはならなかった。
試合の観戦チケットは完売。3万6080人が詰めかけたホーム最終戦で優勝を決め切れず、試合直後はショックも隠せなかった。「負けたときは……」。思わずそう言い間違えるほどだったが、「引き分けたときは負けた雰囲気になっていたけど、次、勝てば優勝は変わらない」と、ミックスゾーンに姿を見せた昌子は気持ちを切り替えていた。
29日には第33節残り1試合の浦和対川崎F(埼玉)が行われ、2位川崎Fが引き分け以下に終われば、その時点で鹿島の優勝が決まる。しかし、「(川崎Fが)勝つと思って準備するだけ。最終節、僕らが勝って決めるだけ」と、他力本願に頼るつもりはない。
川崎Fが浦和に勝てば、勝ち点差2で最終節を迎えることになる。得失点差では川崎Fが上回っているため(現時点で鹿島+22、川崎F+33)、川崎Fが残り2試合に連勝した場合、鹿島は最終節(vs磐田)で引き分けても首位陥落となる。勝利が求められる最終節。「そう簡単に優勝させてくれないなと。一時は勝ち点8離れていたときもあったけど、結局こうなる。年間優勝は難しいなと」。そう本音も漏らした。
「(首位チームに)食らいついて最後に逆転するというのは、これまで鹿島がやってきた。鹿島の得意技で返されるわけにはいかない」。最後は勝って決める。連覇、そして国内タイトル通算20冠へ、王者の底力を見せつけるときだ。
(取材・文 西山紘平)
「全然疲れなかった」鹿島DF西、満員のサポに感謝も…
17/11/26 17:14

DF西大伍は満員のスタジアムに「疲れを感じなかった」とサポーターに感謝した
[11.26 J1第33節 鹿島0-0柏 カシマ]
満員のサポーターに優勝をプレゼントすることはできなかった。チケット完売で3万6080人の大観衆で埋まったカシマスタジアム。勝てば2年連続9回目のリーグ優勝が決まる鹿島アントラーズだったが、ホーム最終戦で連覇を決めることはできなかった。
「これだけの雰囲気をつくってくれて、ホームで決めたかった」。GK曽ヶ端準がそう悔やめば、DF西大伍も「たくさんの人が来てくれて、僕は全然疲れなかった。ああいう雰囲気でできると、疲れを感じない」と感謝する。だからこそ、満員のサポーターの前で優勝を決めたかったとの後悔が募った。
29日には第33節残り1試合の浦和対川崎F(埼玉)が行われ、川崎Fが引き分け以下に終われば、その時点で鹿島の優勝が決まる。しかし、川崎Fが浦和に勝てば、優勝争いは勝ち点2差で最終節までもつれ込む。
鹿島の最終節はアウェーの磐田戦(ヤマハ)。試合後のホーム最終戦セレモニーで「この試合で決めたかった。みなさんの前で決めたかった」と悔しさをにじませた大岩剛監督は「ただ、もう1試合、自力で決める試合がある。もう一回、みなさんの力を借りて、磐田に絶対に勝ちます」と力強く宣言した。
(取材・文 西山紘平)
鹿島、満員のホームでJ1連覇決められず…優勝争いの行方は川崎の結果次第に

鹿島の優勝は川崎の結果次第となった [写真]= JL/Getty Images for DAZN
明治安田生命J1リーグ第33節が26日に行われ、鹿島アントラーズと柏レイソルが対戦した。
勝てばJ1連覇が決定する鹿島は前節と同じ11名。金崎夢生と土居聖真の2トップで臨む。柏は今夏加入したキム・ボギョンが出場停止。栗澤僚一が2試合ぶりのスタメンとなった。
前線からチームが連動して積極的なプレスを掛ける鹿島に対し、柏は伊東純也を起点としたカウンターで得点を狙う。前半は両チームともに決定機はなくスコアレスで折り返す。
後半に入り59分、CKから昌子が頭で合わせるが惜しくもクロスバーに阻まれる。さらにレアンドロや金崎らが幾度となくゴール前に攻め込むが、守護神・中村が好セーブを連発。ペドロ・ジュニオール、伊東幸敏を投入し、1点を目指したが最後まで得点を奪うことができずタイムアップ。
この結果、29日に行われる第32節浦和対川崎の一戦で、2位川崎が引き分け以下に終わると、鹿島の2年連続9回目のJ1リーグ優勝が決定する。
【スコア】
鹿島アントラーズ 0-0 柏レイソル
鹿島の"20冠"は持ち越し…後半に猛攻を仕掛けるも柏の守備を崩し切れずにドロー決着
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年11月26日
2位・川崎との勝点差は5に。29日の結果次第で…。

レアンドロはキレのあるドリブル突破を見せたが、最後のところで柏の守備陣に阻まれた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)
[J1リーグ33節]鹿島0-0柏/11月26日/カシマ
J1リーグ33節の鹿島対柏が26日、県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、0-0の引き分けに終わった。
前半は一進一退の展開だった。鹿島が金崎夢生のキープ力を生かして圧力をかければ、柏もクリスティアーノやディエゴ・オリヴェイラの個人能力で局面を打開にかかる。ともに迫力は十分で、どちらに点が入ってもおかしくない攻防が続いた。
しかし、後半に入ると、徐々に鹿島が優勢に立つ。58分のCKでは昌子のヘッドがバーを叩き、65分にはレオ・シルバが惜しいミドルを放つ。66分にはレアンドロがドリブルで柏DFを翻弄し、エリア内でシュート。いずれもゴールにはならなかったが、立て続けにチャンスを作った。
終盤には土居聖真に代えてペドロ・ジュニオールを投入して攻撃に手を加える。さらに84分には運動量のある伊東幸敏を投入してギアをさらに上げたが、GK中村航輔を中心とする柏の守備陣に阻まれ、最後のところを崩し切れなかった。
結局、そのまま0-0で試合は終了。この結果、鹿島の優勝は持ち越しとなった。これで鹿島は勝点を71とし、2位の川崎との勝点差は5に。29日に行なわれる浦和対川崎で、川崎が引き分け以下に終われば、鹿島のリーグ連覇と国内タイトル”20冠”が決まる。
【J1採点&寸評】鹿島 0-0 柏|柏GK中村が好守連発! 鹿島はホーム最終戦で連覇を決められず…
サッカーダイジェスト編集部
2017年11月26日
鹿島――DFリーダーは今ひとつピリッとしない内容。

【警告】鹿島=昌子(73分)、三竿健(87分) 柏=D・オリヴェイラ(32分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】中村航輔(柏)
[J1リーグ第33節]鹿島 0-0 柏/11月26日/県立カシマサッカースタジアム
【チーム採点・寸評】
鹿島 5
前半はペースを掴む時間帯もあったが、なかなかフィニッシュに持ち込めない。ただ相手にボールを握られても、慌てずに対処。後半は50分過ぎから立て続けに決定機を迎えたものの、これをモノにできず。その後も攻め立てたが、柏の堅守の前に結局はノーゴール。満員のホーム最終戦で優勝を決められなかった。
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
31分、ドリブルで仕掛けてきた伊東には前に出てストップ。ピンチ自体は少なく、足元の処理も危なげなかった。
DF
22 西 大伍 5.5
開始早々、ビッグチャンスにつながる縦パスを供給。独特のテンポで相手をいなし、アクセントをもたらしたが、決定的な仕事には絡めなかった。
5 植田直通 6
的確な位置取りでパスコースを作り、ボールを出し入れ。相手FWとのスピード勝負でも負けなかった。
3 昌子 源 5.5
細かいミスでヒヤリとさせるなど、今ひとつピリッとしない内容。59分にはCKのチャンスにヘッドで合わせたが、これはバーに嫌われた。
16 山本脩斗 5.5
積極的に前に出て攻撃をサポート。しかし、本職の守備では対面の伊東とのマッチアップで苦しめられた。
MF
20 三竿健斗 5.5
無駄な時間をかけず中央から両サイドに展開も、イージーな横パスをかっさわれることも。攻撃面でやや物足りなかった印象。
4 レオ・シルバ 6
鋭い出足からのボール奪取や狙いを定めたプレスバックなど、前後にボリュームある守備。56分のコントロールショットは相手GKの好守に阻まれる。
25 遠藤 康 5.5(84分OUT)
サイドで起点となる働き。裏に飛び出す意識も高く、58分には決定的なボレーシュートを打ち込んだが、ネットは揺らせなかった。
11 レアンドロ 6
山本と息の合った連係で左サイドから崩しにかかる。狭いエリアでも高い技術を発揮し、29分、67分に中村を慌てさせる際どいシュートを放った。
鹿島――助っ人FWは期待に応えられず。

攻守に奮闘を見せたエース金崎だったが、優勝に導く働きは示せなかった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)
FW
33 金崎夢生 6
敵陣の深い位置に果敢に侵入し、脅威を与える。力強く迷いのないプレーで前線を活性化し、高い位置からの守備も精力的だった。
8 土居聖真 5.5(77分OUT)
要所でプレーに絡むも、思うようにコントロールできず。スペースやギャップを突く動きは悪くなかったが……。63分の左足シュートは決めきれず。
交代出場
FW
7 ペドロ・ジュニオール -(77分IN)
土居に代わり、2トップの一角で投入される。勝負を決定づけるゴールを期待されたが、指揮官の期待には応えられなかった。
DF
24 伊東幸敏 -(84分IN)
西が2列目に上がり、自身は右SBでプレー。周囲とのつなぎの部分では問題なかったが、得意のクロスでは見せ場を作れなかった。
監督
大岩 剛 5.5
主導権を握る時間帯は長かったが、最後の場面で崩しきれずにドローに終わる。P・ジュニオール、伊東の投入も実らなかった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
柏――再三のピンチを防いだ中村がMOMだ。
【チーム採点・寸評】
柏 6
両サイドハーフを高めに配置し、3トップに近い形でアタックを仕掛けた。しかしパスミスが散見し、なかなかリズムを掴めず、伊東任せの攻撃が目立った。とはいえ多くの時間を押されながらも、無失点に抑えたことは評価できる。
【柏|採点・寸評】
GK
MAN OF THE MATCH
23 中村航輔 6.5
29分、レアンドロのシュートを横っ飛びでセーブすると、56分にはL・シルバの一撃もストップ――。そのほか再三のピンチを防ぎ、ゴールに鍵をかけた。
DF
2 鎌田次郎 6
リーグ戦2試合連続の先発出場。フィードが乱れる場面も見られたが、常にセーフティな選択で危険を回避。完封に貢献した。
5 中山雄太 6
後半はレアンドロのフェイントに翻弄され、金崎の抜け出しに対しても後手を踏んだ。とはいえ、紙一重のところで懸命に足を伸ばして失点を免れた。
13 小池龍太 6
機を見たオーバーラップで攻撃に厚みを加え、伊東との上質なコンビネーションで右サイドを突破。1対1の守備に不安も攻撃面で貢献した。
22 輪湖直樹 5.5
球際では身を挺して激しくブロックにいくも、ボールを奪うには至らず。やや安定感を欠いていた印象は拭えない。
MF
7 大谷秀和 5.5
時に最終ラインまで戻り、守備の強度向上にひと役買った。ただディフェンスでのタスクが多かった分、攻撃にはほとんど絡めなかった。
9 クリスティアーノ 5
対面の西の的確な対応に苦戦し、相手ゴールになかなか迫れなかった。またトラップ、パスでらしくない凡ミスが目についた。
14 伊東純也 6
持ち前の快足を飛ばして山本の背後を突き、度々エリア内に侵入。チームが守勢に回った終盤にはトーンダウンしたが、相手の脅威であったのは間違いない。
19 中川寛斗 5.5(66分OUT)
プレッシングが光った一方で、攻撃では足もとで受けることばかりに意識がいき過ぎ、裏への抜け出しはほとんどなく迫力に欠けた。後半途中に交代を告げられる。
28 栗澤僚一 6(90+1分OUT)
ベテランらしく老練されたポジショニングでチームのバランスを取った。目立ちはしなかったものの、無難に役目を果たした。
柏――D・オリヴェイラはゴール前で存在感を発揮できず…。厳しく評価した。
FW
11 ディエゴ・オリヴェイラ 4.5
前線を縦横無尽に動き回りパスを引き出したが、ゴール前では存在感が薄かった。シュートチャンスは数えるほどで、“沈黙”した。
交代出場
MF
8 武富孝介 5.5(66分IN)。
スペースに積極的に顔を出し、ボールを受けては果敢に仕掛け、攻撃を活性化。ただ決定的な仕事はできなかったのが残念だった。
MF
37 細貝 萌 -(90+1分IN)
流れを変えるには十分なプレータイムをもらったものの、最も期待されたゴールを奪うことはできず。チームを勝利に導けなかった。
監督
下平隆宏 5
D・オリヴェイラを先発起用も、効果は薄かった。R・ロペスら攻撃の駒を残したまま、終盤に細貝を入れて守備に回ったのは実に消極的な一手だった。
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【鹿島】「年間優勝ってこんなに…」最終節を前に昌子源は何を思う?
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年11月26日
追われる立場だが、このまま突っ走る覚悟で。

試合後のセレモニーでは、選手会長の昌子は「チームが勝てばいい、このファミリーが勝てばいい。その想いで、ジュビロ戦、必ず勝ちます」と力強く語った。写真:徳原隆元
[J1リーグ第33節]鹿島 0-0 柏/11月26日/県立カシマサッカースタジアム
ホーム最終戦。チケットは完売。勝てばリーグ連覇、節目の20冠目を達成する。
舞台は整った――しかし、鹿島は柏相手に0-0のスコアレスドロー。“勝点1”以外は何も手にできなかった。
改めて、優勝する難しさについて昌子源は次のように語った。
「それは感じましたね。やっぱり、そう簡単に優勝させてくれない。一時は(2位と)勝点差が「8」離れたりもしたけど、結局はこういう展開になっている。年間優勝ってこんなに難しいんだって」
それでも、まだ首位にいるのは事実。追われる立場ではあるが、このまま突っ走るつもりでいる。
「最後までくっついて、最後に逆転する。それは今まで鹿島がやってきたことでもある。それをそっくりそのまま、“鹿島の得意技”でやられるわけにはいかない。逃げ切る、という言い方が正しいのかな。逃げ切り優勝? まあ、優勝できればなんでもいいです」
11月29日には、延期分の浦和対川崎がある。この試合で川崎が引き分け以下なら、その時点で鹿島のリーグ優勝が決まる。ただ昌子は“他力”を考えていない。
「(川崎が)勝つと思って準備をするだけ。最終節で僕らが勝って決める。良い準備をしたいです」
鹿島の最終節は、アウェー磐田戦。前回対戦では0-3の完敗を喫している。そのリベンジも含め、最後はしっかりと勝ち切って、笑顔でシーズンを締め括りたい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
連覇お預けの鹿島、大岩剛監督「選手たちにプレッシャーはなかった」

(C)Getty Images for DAZN
明治安田生命J1リーグ第33節、鹿島アントラーズ対柏レイソルは0-0で引き分け。試合後、鹿島の大岩剛監督が采配について語った。
明治安田生命J1リーグ第33節が26日に行われ、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズと柏レイソルが対戦した。試合は0-0で引き分け。試合後、鹿島の大岩剛監督がこの試合での采配について語った。
リーグ連覇の懸かった試合で無得点に終わったゲームに関し「プレッシャーは選手には掛かっていなかったと自分では感じています」と語る大岩監督は、「もう少しサイドからの攻撃を増やすことによって、バリエーションがもっと出たんじゃないかなと感じています。細かいところは映像を見て確認したいなと思いますけど」と分析する。
スコアレスで終盤を迎えながらも、交代カードを1枚残したまま試合終了を迎えた大岩監督。「カードを残していたのは、チームのバランスですね、攻撃においても、守備においても、バランスを見てそのまま行きました」と説明。
途中出場で起用したのは、FWペドロ・ジュニオールとDF伊東幸敏の2人。「攻撃について言えば、伊東を入れることで、幅を使った攻撃を期待しました。そして中央でペドロのスピード、レアンドロとのコンビネーション。そういうところで攻撃のバリエーションを増やしたいなと感じていました」と采配の意図を語った。
12月2日に控える最終節・ジュビロ磐田戦に向けては「非常に注目されるゲームになると思う」とし、「しっかり切り替えて1週間準備をしたいという気持ちでいます」と気合を入れていた。
「優勝すればなんでもいい」鹿島・昌子源、国内タイトル20冠へ野心むき出し

(C)Getty Images for DAZN
明治安田生命J1リーグ第33節、鹿島アントラーズ対柏レイソルは0-0で引き分け。試合後、鹿島のDF昌子源が連覇への思いを語った。
明治安田生命J1リーグ第33節が26日に行われ、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズと柏レイソルが対戦した。試合は0-0で引き分け。試合後、鹿島のDF昌子源が連覇への思いを語った。
勝てば優勝という大一番をスコアレスドローで終えた鹿島。29日に行われる浦和レッズと川崎フロンターレの一戦で、川崎Fが勝てなければ自動的に優勝が決まるが、「それは考えてないですね。最終節で僕らが勝って決めるだけです」と、昌子はあくまでも最終節での勝利を渇望する。
無得点に終わった攻撃については、「CKは多かったけど、キッカーの意図と僕らの意図がなかなか合わなかった。(西)大伍くんの上げたクロスを(山本)脩斗くんがヘディングするとか、そういう機会が今日はあまり多くなかった。もしかしたら、いつもの鹿島とは少し違ったかもしれない」と、優勝を意識しての硬さがあったと指摘した。
連覇お預けの鹿島、大岩剛監督「選手たちにプレッシャーはなかった」
「やっぱりそう簡単に優勝させてくれないなっていうのは思うし。一時は(勝ち点差が)8離れたりもしたけど、結局はこういう展開になっているし。本当に年間優勝って、こんなに難しいんだっていうのを感じました」とタイトル獲得の厳しさを痛感。「もちろん逆の立場やったら、最後までくっついて最後に逆転というのが、いままで鹿島のやってきたこと。それをそっくり返されるわけにはいかない。しっかり逃げ切って優勝したい。なんでも、優勝すればなんでもいいです」と強い気持ちを口にした。
鹿島は今季リーグ戦を制すれば、国内タイトル20冠を達成する。「トップに立ってそのまま逃げ切り優勝するわ、下におっても最後に食いつくわ、これほど嫌われるチームはないと思う。だから、とことん嫌われようやって。20冠達成して『なんなん?』って思われるぐらいがちょうどいい。そういうクラブになっていきたい」と野心的に語った。
鹿島・西大伍、リーグ優勝の難しさを口に「そう簡単じゃない」

Getty Images
鹿島アントラーズのDF西大伍が、柏レイソル戦を振り返った。
明治安田生命J1リーグ第33節が26日に行われ、首位の鹿島アントラーズが柏レイソルとスコアレスドローに終わった。西大伍が試合を振り返った。
勝てば優勝が決まる一戦だった鹿島は、前半立ち上がりから高い位置でプレスを掛けるなど、積極的な姿勢を見せる。しかし、最後まで得点を奪えず。無得点でタイムアップの笛を聞いた。西は「サイドをもうちょっと…。僕が空いている場面が結構あったので、そこを使いながらシンプルに回しても良かった」とこの試合の反省点を挙げた。
それでも鹿島は後半に猛攻を仕掛け、柏ゴールを何度も強襲。「前で奪う場面もいっぱいあったので。悪くはなかったというか、良いゲームだったとは思う」と、決して悲観する内容では無かったと西は振り返る。
この試合は「僕、全く疲れなかったんですよ。やっぱりああいう雰囲気の中でできると、いつもより疲れを感じないというか。そこ、太字で書いておいてください(笑)」とジョークを飛ばす余裕も見せた。
今節も自力で優勝するチャンスがあったが、お預けとなってしまった鹿島。西は「そう簡単じゃない」と、リーグ優勝の難しさを口にする。
29日に行われる浦和レッズvs川崎フロンターレで川崎Fが引き分け以下に終わればその時点でリーグ連覇が決定する。仮に川崎Fが勝利した場合でも、鹿島は12月2日に行われる最終節のジュビロ磐田戦で勝利すれば自力で優勝を達成できる。
次こそは「決めます」。クールに言い切った西の目は、すでに最終戦へと向けられていた。
鹿島GK曽ヶ端準、ホームで優勝決定逃すも「特別変わることはない」と平常心

(C)Getty Images for DAZN
ホームゲームでの優勝を逃した鹿島アントラーズ。しかし、GK曽ヶ端準は平常心を強調する。
明治安田生命J1リーグ第33節が26日に行われ、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズと柏レイソルが対戦した。試合はスコアレスドロー。鹿島はホーム最終戦で連覇達成とはならなかった。鹿島GK曽ヶ端準は試合後、柏戦を振り返った。
「勝ち点3を取れなかったことは残念」と語る曽ヶ端。この試合は無得点に終わったが、「前線の2人がすごく頑張って限定して、後ろとしてはすごく安定した。危ない場面もほとんどなく、僕自身の仕事もほとんどなくいい形の守備はできていた」と、前線の選手をねぎらう。
ホームスタジアムは満員御礼となった。曽ヶ端は「ピッチに入れば誰もが感じるものはある。素晴らしい雰囲気でゲームができましたね」と、サポーターに感謝を述べる。それだけに「やっぱりホームで決めたかった」と、ホームで優勝とならなかったことを悔しがった。
最終節は、アウェイでジュビロ磐田と対戦する。この1週間、特別な過ごし方を考えているのだろうか。その問いに曽ヶ端は「いや、特別変わることはない」と答える。プレッシャーはないのか。その問いにも「いや、全然。自分たちが首位にいるわけですし、自分たち次第なので」と回答。あくまでも「しっかり準備して臨むだけ」と強調した。
鹿島ドローでV持ち越し 最短29日/鹿-柏33節
[2017年11月26日15時26分]

鹿島対柏 スコアレスドローで優勝とならず厳しい表情で整列する鹿島イレブン(撮影・江口和貴)

鹿島対柏 前半、シュートを放つ鹿島FW土居(左)。右は柏DF中山(撮影・狩俣裕三)
<明治安田生命J1:鹿島0-0柏>◇第33節◇26日◇カシマ
勝てば優勝の決まる首位鹿島だったが、GK中村航輔を中心とした柏の粘り強い守備を最後まで崩しきれず、引き分けに終わった。29日に2位川崎Fが浦和に引き分けるか、負けると鹿島の優勝が決まる。
勝ってホームで優勝を決めたい鹿島は前半から攻勢に出る。前半29分にはFWレアンドロがペナルティーエリア内でループ気味のシュートを放ったが、GK中村にはじき出される。その後もFW金崎夢生やレアンドロにボールを集めて攻め込むも、なかなか中村の壁を崩すことができない。
優勝の瞬間を見届けようと集まった3万人を超える鹿島サポーターの声援を背に、後半も攻撃の手を緩めない。しかし、後半11分にMFレオシルバが至近距離から放ったシュートも中村に横っ跳びでかきだされると、同22分にレアンドロがドリブルで3人をかわして狙ったボールもしっかりとブロックされ、得点には至らず。
試合はそのままスコアレスで終了。鹿島はホーム最終戦で優勝を決めることができず、対する柏も3位以内に与えられるACL出場権獲得が遠のく、両者にとって痛い引き分けとなった。
鹿島昌子「優勝できると信じてる」最終節決着に闘志
[2017年11月26日17時5分]

引き分けに終わり、ホーム最終戦で優勝を飾ることができず、ぶぜんとした表情の鹿島イレブン(撮影・狩俣裕三)
<明治安田生命J1:鹿島0-0柏>◇第33節◇26日◇カシマ
引き分けに終わった鹿島アントラーズの大岩剛監督(45)は、試合後の会見でやや疲れた様子で「非常にいい試合でしたが、残念な終わり方でした。これから1週間、切り替えて次戦に向けて準備したい」と、切り出した。
後半はFK、CKを連続して奪い、得点まであと1歩と迫ったが、ゴールを割れなかった。「映像で細かいところの確認が必要ですが、もっとサイドからの攻撃を増やすことで、バリエーションが出たと感じてます」。
29日に2位川崎Fが浦和に引き分けるか、負けると鹿島の優勝が決まるが、当面は最終節の磐田戦を念頭に置く。「今は何も想像はできません」と、冷静に応じたが、古巣磐田との大一番が、優勝がかかる最終節となり、いや応なく注目される。「最終節ですし、注目される試合になります。皆さんは私の個人的なところを聞きたいと思いますが、そういうところを取り上げていただき、盛り上げてくださることはうれしく思っています」。大岩監督は、少しだけ表情を緩め、磐田の名波監督との最終節決着に闘志を見せた。
鹿島は4月に磐田とホームで対戦し、0-3で完敗を喫している。DF昌子は「前回やられていますから、今度は相手のホームで借りを返すだけです。みんな、自分たちが優勝できると信じてますし、仲間を信じて最後の磐田戦に集中したい」と、ハキハキとした口調で磐田戦への思いを口にした。
鹿島ドローで“試合無しV”再浮上 本拠サポため息
[2017年11月27日8時2分 紙面から]

鹿島対柏 引き分けに終わり、座り込み悔しがる鹿島FW金崎(撮影・狩俣裕三)
<明治安田生命J1:鹿島0-0柏>◇第33節◇26日◇カシマ
首位鹿島アントラーズが0-0で柏レイソルに引き分け、2年連続9度目の優勝は持ち越しとなった。試合のない29日に、2位川崎フロンターレが浦和レッズに引き分けるか負ければ決まり、J1史上初の“試合なしV”の可能性が再浮上した。8月9日から首位に立ち、一時は2位と勝ち点8差をつけたが、12月2日のジュビロ磐田との最終戦までもつれれば重圧となりそうだ。セレッソ大阪は来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフ(PO)に出場できる3位以内が確定した。
後半48分23秒。勝てば優勝の状況の中、引き分けを告げるホイッスルが鳴り、鹿島の選手たちはうなだれた。09年以来のチケット完売で3万6080人をのみ込んだスタジアムの歓声もため息に変わった。大岩監督もMF小笠原主将もホーム最終戦セレモニーまでベンチから立ち上がれない。DF昌子は「全員がホームで勝って決めたかったから残念」。国内主要タイトル19冠すべてに関わってきた強化担当の鈴木常務取締役も「大敗した気分」と最高の決定舞台を逃したショックを隠しきれなかった。
CK13本。シュート23本。後半14分にCKを頭で合わせるも、バーに阻まれた昌子は「どれか1つでも入ってくれればということが届かなかった」。ACLによる変則日程で、鹿島だけ3週間空いた大一番。同22分にドリブルやフェイントでDF3人をかわしたMFレアンドロがゴール前に3人がフリーでいるにもかかわらず、強引にシュートした場面も気迫の空回り。サポーターを前に昌子は「俺が守るとか、俺が点をとるとかじゃなく、このファミリーが勝てばいい。その思いでジュビロに勝ちます」と自戒を込めて約束した。
2位の川崎Fとの勝ち点差は5。29日に川崎Fが引き分け以下なら優勝は決まるが、チームは磐田との最終戦に勝って決める思いで一致している。ここから川崎Fが連勝し、鹿島が敗れればV逸。昌子は「次はソガさん(GK曽ケ端)が決めても相手が(オウンゴールを)入れてくれてもいい。国内20冠を決めて、やっぱりまた鹿島か~と、とことん嫌われたい」。残り1戦にすべてを懸ける。【鎌田直秀】
鹿島のチームスポンサー・リクシル、社屋でPV大応援

鹿島応援パブリックビューイング=東京・大島
明治安田J1第33節第1日(26日、鹿島0-0柏、カシマ)J1鹿島のチームスポンサーの住宅設備メーカー、LIXIL(リクシル)は26日、東京・大島の社屋でパブリック・ビューイングを実施した。優勝の瞬間を見届けようと社員やその家族ら約200人が、応援用Tシャツを着て大型スクリーンで観戦。シュートのたびに大歓声が上がったが、試合は引き分けに終わった。家族で参加した同社社員の高橋英二さんは「惜しい場面がたくさんありました。優勝は勝って決めてほしい」とリーグ制覇を心待ちにしていた。
鹿島Vお預け…柏とドロー 昌子「優勝する難しさ感じた」

ファウルを受けて倒れる鹿島・西(右)。勝って2連覇とはいかなかった (撮影・中井誠)
明治安田J1第33節第1日(26日、鹿島0-0柏、カシマ)痛恨のスコアレスドロー。約3万6000人のサポーターの前で2連覇を決められなかった。日本代表DF昌子は右手で顔の汗をぬぐい、淡々とした表情を浮かべた。
「優勝する難しさを感じた。そう簡単に優勝させてもらえない。ホームで決められずに悔しい」
勝てば2年連続9度目のリーグVが決定する柏戦は、2009年以来の前売り券完売となった。前線からのプレスを徹底し、序盤から優勢に出たが詰めの精度を欠いた。後半は相手の3本に対し、17本のシュート。14分には右CKで昌子のヘディングシュートがクロスバーをたたくなど、ゴールは遠かった。
29日の川崎-浦和で川崎が引き分け以下なら“自動V”となる。「(川崎が)勝つと思って準備するだけ」と昌子。5月の就任以降続いていたホーム連勝記録が9で止まった指揮官も「いいゲームだったが、攻守で精度を上げないといけない。しっかりと準備していきたい」。最終節(12月2日)の磐田戦をしっかりと見据えた。(一色伸裕)

後半、シュートを阻まれる鹿島・金崎(手前左)=カシマ

柏と引き分けに終わり、肩を落とす鹿島イレブン=カシマ

前半、競り合う鹿島・金崎、柏・中山=カシマスタジアム(撮影・蔵賢斗)

前半、攻め込む鹿島・金崎。右は柏・中山=カシマスタジアム(撮影・蔵賢斗)

前半 競り合う、鹿島・金崎(左)=カシマサッカースタジアム(撮影・中井誠)
鹿島、最終戦決着へ!29日川崎F引き分け以下でVも“無視”
明治安田生命J1リーグ・第33節 鹿島0―0柏 ( 2017年11月26日 カシマ )

<鹿島・柏>前半、中山(左)に倒される金崎(中央
Photo By スポニチ
明治安田生命J1リーグは26日、第33節の8試合が行われ、首位の鹿島は柏に0―0で引き分けた。勝てば連覇の決まるホーム最終戦でシュート23本を放つも、スコアレスドロー。2位の川崎Fが29日の浦和戦で引き分け以下の場合は優勝が決まるが、12月2日の最終節・磐田戦での勝利しか視界にはない。大宮は甲府と引き分け、J2降格が決まった。
連覇に懸ける思いが強すぎたのか。3週間ぶりの公式戦ゆえの難しさがあったのか。シュート数は23―4。柏の長所を消し、付け入る隙を与えない守備は光った。内容では上回った。それでもスコアは動かなかった。FW土居は“待った”がかかったタイトルへの思いを口にした。
「そんなに簡単に優勝できない。どんな試合でも楽には勝てない。だからその分、優勝したときの喜びは大きい。しっかりみんなで苦労して(磐田戦で優勝を)決めたい」
立ち上がりから、いつにも増して前線から激しくプレスをかけた。球際で激しく、ボールを奪い取り続けた。「全体が落ちついていて、凄く良かった試合」とGK曽ケ端も言う。ただ、柏もしぶとかった。手堅く守備を敷き続けられ、ゴール前でのスペースがない。鹿島は局面での力も入りすぎていた。
コーナーキックは前後半で計13本。後半14分にこぼれ球に反応したDF昌子が放ったクロスバー直撃のヘディングを除き、多くは受け手と出し手の呼吸が合わなかった。ただ、それは「話し合いだけでも改善できる部分」と昌子。悲観する内容は一つもない。
試合後のセレモニー。選手会長の昌子は、3万6080人の観客に向かって声を張り上げた。「“俺が守ってやる”とか、“俺が決めてやる”とかじゃなくて、“チームが勝てばいい”“このファミリーが勝てばいい”――、その思いで、ジュビロ戦に必ず勝ちます!」。29日の浦和―川崎F戦は視界にない。20冠目は、まだはっきりと見えている。
▼J1優勝争い 首位鹿島は柏戦に0―0の引き分けで優勝決定は持ち越しとなった。29日に2位川崎Fがアウェーの浦和戦に▲か○ならば、当日試合のない鹿島の優勝が決まる。川崎Fが●ならば優勝決定は最終節(12月2日)まで持ち越し。その場合は川崎Fが大宮戦に●、鹿島が磐田戦に▲か○で、川崎Fが逆転で初タイトル獲得。それ以外は鹿島の9度目のリーグ制覇となる。
[ 2017年11月27日 05:30 ]
手倉森コーチ、鹿島MF三竿健を高評価
2017年11月27日5時0分 スポーツ報知
◆明治安田生命J1リーグ 第33節 鹿島0―0柏(26日・カシマスタジアム)
日本代表の手倉森誠コーチ(50)が鹿島―柏戦を視察。
12月のE―1東アジア選手権の日本代表招集に向け、鹿島MF三竿健を「リオ五輪(代表候補)の時から見ているが、相当伸びたね」と高評価。今月の欧州遠征は浦和から5人が選ばれたが、クラブW杯出場により選外に。「いろんな選手に経験を積ませてW杯につなげていきたい」と、新勢力の発掘を示唆した。
【鹿島】ホームでドロー また連覇お預け
2017年11月27日5時0分 スポーツ報知

鹿島・金崎(手前)がシュートを放つが、ブロックされる(後方は植田)
◆明治安田生命J1リーグ 第33節 鹿島0―0柏(26日・カシマスタジアム)
連覇を狙う鹿島はホームで柏と0―0に終わり、優勝は持ち越し。この日、試合のなかった2位・川崎が29日の浦和戦(埼玉)に引き分け以下で、2年連続9度目のリーグ優勝が決まる。17位の大宮は今季のホーム最終戦で16位の甲府と0―0のドロー。1試合を残して3年ぶりのJ2降格が決まった。14位の清水はJ2降格が決まっている18位の新潟に2―3で逆転負けし、15位に転落。来季のJ1最後のイスを巡る争いは、15位の清水と16位の甲府に絞られた。
今にも歓喜の瞬間が訪れそうだった。後半11分、MFレオ・シルバがドリブルでエリア内に進入し、右足シュート。その2分後にはMF遠藤が左足ボレーを放った。どちらも柏GK中村の好守に阻まれ、同14分のDF昌子のヘディングシュートはバーをたたいた。「最後の最後を決めきれず、残念な終わり方」と大岩剛監督(45)。勝てば優勝が決まる一戦で、決定打を欠いた。
9度目の優勝に王手をかけたのが11月5日。川崎の引き分け以下で29日に決めても24日間、待たされることになる。強化責任者の鈴木満常務(60)は「間隔が空いた影響があった」と分析する。5日の浦和戦後、試合間隔が3週間も空いた。国際Aマッチによる中断に加え、浦和がACL決勝(18、25日)に進んだことで浦和戦が前倒しになった。2度の練習試合で調整したものの感覚は戻らず、鈴木常務は「攻撃の最後のところの連係、判断」を無得点の一因に挙げた。
GK曽ケ端は「いつも通りなら点を取れて勝てていたかもしれない。いつも通りだったのか」と問題提起した。09年3月の浦和戦以来、8年ぶりに観戦チケットが完売。3万6080人が観客席を埋めた。選手も「全員がホームで決めてやろうと思っていた」(DF昌子)が、空転した。
ただ、大岩監督が「非常に良いゲームだった」と指摘するように、悲観する必要はない。29日に川崎が浦和に引き分け以下で、延びても12月2日に磐田戦で鹿島が勝てば連覇が決まる。「チームが勝てばいい。ピッチでその姿勢を見せます。ラスト1試合、必ず勝って優勝しましょう」。選手会長の昌子がホーム最終戦のセレモニーで宣言した。惜しみない拍手が降り注いだ。(内田 知宏)
鹿島のリーグ優勝は持ち越し ホームで柏と0-0ドロー

スコアレスドローに終わり厳しい表情を見せる昌子(左端)と金崎(右端)=鹿島スタジアム(撮影・堀内翔)

前半、競り合う鹿島・金崎(左)と柏・中山=鹿島スタジアム(撮影・堀内翔)

前半、好セーブを見せたGK曽ヶ端=鹿島スタジアム(撮影・堀内翔)
「明治安田生命J1、鹿島0-0柏」(26日、カシマサッカースタジアム)
勝てば優勝が決まる鹿島は、終始攻勢に進めながら無得点に終わり引き分け。優勝は持ち越しとなった。29日に唯一第33節を行う浦和-川崎戦(埼玉)で川崎が引き分け以下になるか、鹿島が最終節の12月2日の磐田戦(ヤマハ)で勝てば優勝が決まる。
ホーム最終戦を終えて選手会長のDF昌子があいさつ。「きょうの試合に誰も満足していません。だが、まだ僕らには優勝できるチャンスが残っています。ホームで決めたい思いがありましたが、次のアウェーで必ず勝ちます」と満員のサポーターに宣言した。

鹿島-柏 後半、シュートを放つ鹿島・金崎(手前)=カシマ
鹿島ドローでV持ち越し…ホーム最終戦で決められず 23発のシュートは全て空砲

リーグ優勝は持ち越しとなり、厳しい表情で場内を一周する昌子(中央)ら鹿島イレブン
「明治安田生命J1、鹿島0-0柏」(26日、カシマサッカースタジアム)
23本のシュートは、すべて空砲に終わった。試合開始と同時に果敢に攻めながら、1点が遠かった。勝てば連覇。迎えたホーム最終戦。8年ぶりに前売り段階でチケットが完売した中で、ホーム連勝が9で止まる引き分け。思いは届かず、持ち越しとなった。
「全員が、ホームで決めたい思いがあった」。試合後のセレモニーで、選手会長のDF昌子が切ない思いを漏らした。後半14分、CKから放った自身のヘディングシュートはバーを直撃。「入ってくれという思いが届かなかった」と振り返った。この結果、鹿島の優勝条件は①29日の浦和-川崎戦で川崎が引き分け以下、②29日に川崎が勝った場合、12月2日の最終節で鹿島が磐田に勝つか、川崎が大宮に引き分け以下-となった。
大岩監督にとって磐田・名波監督は清水商の同級生。「自力で決める試合がある。磐田に絶対勝ちます」と宣言。「きょうは硬さがあったかもしれない」と話す昌子も「次は届くようにしっかり練習したい」。最終節。勝って決める。
鹿島、連覇持ち越し 柏と0-0ドロー
2017年11月27日 紙面から

鹿島-柏肩 を落とす金崎(手前)ら鹿島イレブン=カシマスタジアムで(岩本旭人撮影)
◇J1第33節 鹿島0-0柏
首位の鹿島は柏と0-0で引き分け、優勝決定は持ち越された。勝ち点は71。試合のない29日に、2試合を残す同66の2位川崎が浦和に引き分けるか負ければ、2年連続9度目の優勝が決まる。C大阪は神戸に3-1で逆転勝ちし、5連勝で3位以上を確定した。杉本が2ゴールし、22点で得点ランキング単独トップに立った。
表情が渋い。苦虫をかみつぶしたようだった。首位の鹿島はホーム最終戦の勝利で優勝が決まる一戦だった。だが、結果はスコアレスドロー。試合後のセレモニーで主将の小笠原、エースの金崎は無念、悔しさを隠さず、怒気の色が浮かんだ。代表してあいさつした昌子は3万人以上のファンに誓った。
「全員がホームで優勝を決めたかった思いはありましたが、(次の)アウェーで必ず勝ちます。オレが決めてやるとか、オレが止めてやるとかじゃなくて、チーム、ファミリーで勝つのが一番大事。その思いで必ず勝ちます」
攻めに攻めた。シュートは柏の4本に対して、23本も浴びせた。大岩監督も「いい形で攻撃できていた。最後は決められず残念だが、ゲーム自体は良かった」と話した。ただ、力が入った。CKを13本も獲得。後半14分の左CKから日本代表DF昌子が放ったヘディングはバーにはじかれた。運にも見放された。
ただ、有利な立場は変わらない。29日に2位の川崎が浦和に勝たなければ、優勝が決まる。最終節までもつれ込んでも、アウェー・磐田戦(12月2日)で白星を手にすれば自力で連覇を手にできる。昌子は「これが年間優勝の難しさ」と言いつつも、「仲間を信頼することを忘れずにやる」と締めた。この日の苦味を喜びの味に変える。その先に連覇、そしてクラブ20個目のタイトルが待つ。 (占部哲也)
J1鹿島、勝ち点3遠く 29日 川崎敗戦かドローでV
柏と0-0

鹿島-柏 試合後、サポーターにあいさつする鹿島イレブン=カシマスタジアム、村田知宏撮影
明治安田J1第33節第1日(26日・カシマスタジアムほか=8試合)首位鹿島は0-0で引き分け、優勝は持ち越された。通算成績は23勝2分け8敗、勝ち点71。同節最終日の29日に、2位川崎が浦和に引き分けるか負ければ、鹿島の2年連続9度目の優勝が決まる。
鹿島は手堅い守備から主導権を握り、後半は一方的に攻めた。しかし、柏の粘り強い守備を最後まで崩しきれず、今季2度目の引き分けに終わった。
結果について言葉を並べる監督・選手である。
ゴールレスドローという結果は望むものではなかった。
守備を固め攻める気のない相手をどう崩していくかは、この先も課題となって行こう。
また、西は「僕、全く疲れなかったんですよ。やっぱりああいう雰囲気の中でできると、いつもより疲れを感じないというか。そこ、太字で書いておいてください(笑)」語る。
大観衆の前でのプレイは気持ちあり方が異なる様子。
来季はこのように多くのサポーターが集まる試合を多くしていきたいところ。
また、この試合を視察した日本代表の手倉森コーチは、三竿健斗の成長に目を細める。
U-22日本代表を率いていた際は、健斗を招集して元にて指導した。
そのときは「遅い」と評しておった。
鹿島に移籍し2年研鑽し、大きく成長したことを伝わる。
まだ若い健斗は、更に大きくなってくれよう
楽しみである。

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鹿島アントラーズ:大岩 剛
非常にいいゲームをしたが、最後の最後で決めきれず、残念な結果になってしまった。しっかり切り替えて次の試合の準備をしたい。
Q. 攻めていたが点が取れなかった。次の試合に向けての改善点は?
A. 映像を見て確認したいと思っている。もう少しサイドからの攻撃を増やすことによって、バリエーションを増やすことができたのではないかと考えている。
Q. 交代枠を1つ残したが、どんなイメージで点を取りたいと考えていたか?
A. 攻撃、守備のバランスをみて、カードを残した。伊東を入れることで幅を使った攻撃を狙い、中央でペドロのスピード、レアンドロとのコンビネーションからのゴールを期待していた。
Q. 選手から勝てば優勝というプレッシャーが感じられたか?
A. 選手にプレッシャーはかかっていなかったと感じている。

【昌子 源】
数多くのセットプレーがあって、サポーターの声援も聞こえていた。柏の守備が良かったという面はあると思う。優勝できると信じている。誰一人として疑っていない。最後まで貫いて戦う。
【西 大伍】
勝たなければいけない試合では、このような展開になることが多い。チャンスを決め切りたいと思っていた。次で勝つだけ。
【山本 脩斗】
チームとして、ホーム最終戦を勝って終えたかった。前から行くことができていたし、前半よりは後半の方が自分たちのペースだった。次でしっかりと勝たないといけない。勝つことだけを考えて臨みたい。
【伊東 幸敏】
プレッシャーを感じるような選手はいなかったと思う。前半から堅い内容だった。互いに勝ちたいという気持ちが出ていた試合。次は絶対に勝つ。
【土居 聖真】
サポーターの皆さんの声はもちろん聞こえていた。あと1試合が残っているので、しっかりと勝てるように準備をしていきたい。
【曽ケ端 準】
結果を求めて臨んだけど、勝ち点3を取れなかったので残念。前線の2人がすごく頑張って(相手のパスコースを)限定してくれたので、守備陣としては安定していた。危ない場面はなく、良い形での守備ができたと思う。まだ自分たちが首位。次に向けてやるべきことをやって、良い準備をして磐田戦に臨みたい。
【三竿 健斗】
前線の選手を信じて、失点しないことを考えてプレーしていた。前線から(パスコースを)制限してくれていたので、やりやすかった。球際でも戦っていて、みんなで守れていた。次に向けて、良い準備をして臨みたい。
柏レイソル戦

本日行われたJ1 第33節 柏レイソル戦は0-0のスコアレスドローに終わりました。
第33節
2017年11月26日(日)13:05KO カシマ
[ 大岩 剛監督 ]
非常に良いゲームをしたんですけど、最後の最後、なかなか決め切れずに残念な終わり方でした。あとは次の試合にしっかり切り替えて準備したいなという気持ちでいます。
--1枚交代選手を残していましたけど、その理由は?
カードを残していたことはチームのバランスですね。攻撃においても守備においても、そういうところを見てそのまま行きました。攻撃について言えば伊東(幸敏)を入れることで幅を使った攻撃もそうですし、中央でペドロ(ジュニオール)のスピード、あとはレアンドロとのコンビネーション、そういうところを非常に期待して、攻撃のバリエーションを増やしたいなというふうに感じていました。
--勝てば優勝というプレッシャーが選手に何かしらの影響を与えていたところはありますか?
いや、プレッシャーは選手には掛かっていなかったと自分では感じています。
--次は古巣の磐田との対戦で大一番を迎えますが?
いま現在では想像でしかないんですけど、最終節ですし、非常に注目されるようなゲームになると思うので、それにしっかり準備をしたいと思います。個人的なところを皆さんが取り上げてくれたり、盛り上げてくれたり、そういうところは非常にうれしく思っています。そういうものもしっかり受け止めながらゲームの準備を進めたいと思います。
第33節
2017年11月26日(日)13:05KO カシマ
[ 曽ヶ端 準 ]
ゲームとしてはもちろん結果を求めてやったわけで、勝点3を取れなかったことは残念ですけど、前線の二人がすごくがんばって限定してくれて、後ろとしてはすごく安定したというか危ない場面はほとんどなく、僕自身の仕事もほとんどなかった。良い形の守備ができたと思いますし、ゴール前までも行ってチャンスもあったので、残念な結果ではありますけど、自分たちが首位。次に向けてやるべきことをやって、良い準備をして磐田戦に臨みたい。
[ 昌子 源 ]
次に僕らが勝てば優勝なのは変わりないので、そのために準備するだけだと思います。川崎Fがガンバに勝ったときと同様に、最終節で僕らは勝って決めるだけですし、良い準備をしたいと思います。
CKは多かったので、なかなかキッカーと僕らの意図が合わないところはありましたけど、今週1週間で話したら改善できると思う。どこが相手の狙い目なのかまた話をして、ジュビロ戦に向かいたいと思います。
中村航輔の牙城を崩せず、鹿島のリーグ連覇は持ち越しに
2009年の開幕戦以来のチケット完売となった県立カシマサッカースタジアムは、試合前から熱気にあふれていた。ゴール裏は上から下まで深紅に染まる。アウェイゴール裏の一部だけを黄色に染め上げた柏サポーターは違うだろうが、それ以外の大部分は鹿島が優勝する瞬間を見にスタジアムを訪れていたはずだ。なにしろホームスタジアムで鹿島が優勝を決めれば2007年の大逆転優勝以来のこと。しかし、対戦相手の柏もAFCチャンピオンズリーグ出場を考えると絶対に負けられない。両チームのゴール裏にいつも以上の力が入るのは当然のことだった。
ピッチの上も力のこもった展開となる。サイドハーフにクリスティアーノと伊東 純也という個の突破力に優れた選手を並べる柏がサイドから攻撃を仕掛けていくと、鹿島は高い位置から全体が連動した守備でそれを阻止する。しかし、完全に封じるのはどんなチームだろうと難しいもの。10分には伊東が右サイドの突破に成功したが、このときは昌子 源がうまくカバーしてゴールを許さない。32分にも細かいパス交換で再び伊東をフリーにすると、ゴール前まで快足を飛ばされる。だが、この場面では曽ヶ端 準が鋭くゴールから飛び出し、1対1では守れない相手をチーム全員で封じた。
鹿島も攻撃で惜しい場面を作っていた。29分には相手のクリアを土居 聖真が引っ掛けると、それを拾ったレアンドロがフワリと浮かせたループ気味のシュートでゴールを狙う。ただ、これは中村 航輔が横っ飛びでゴールマウスの外へはじき出す。前半45分は互いにスキを見せない戦いで0-0のまま折り返した。
後半になると鹿島がギアを上げる。相手陣内に柏を押し込みつつ、ボールを失ってもすぐに奪い返す展開に持ち込むと、59分には右CKから昌子がクロスバー直撃のヘディングシュートを見舞う。それ以外にもレアンドロや土居がゴールを狙うも、ことごとく中村が立ちふさがる。
67分にはレアンドロが足裏をうまく使ったボールコントロールで狭い局面を突破してゴールを狙ったが、ここも中村がニアサイドに飛んだシュートをはじき返す。圧倒的に攻め込んだ鹿島だが、ゴールネットを揺らせない展開が続いた。
後半からなかなか鹿島陣内に入れなくなった柏は、66分に中川 寛斗に代えて武富 孝介を投入し、状況に変化を加えようとする。対する鹿島も、77分にペドロ ジュニオール、84分に伊東 幸敏を入れて攻撃の活性化を狙ったが、両チームともに決定打を欠き、決定的なチャンスを作れないまま試合終了の笛が鳴る。
試合終了後に行われたホーム最終戦セレモニーでは、マイクの前に立った選手会長の昌子が「ここにいる誰もがホームで優勝を決めたかったと思います。ですが、僕らにはまだ優勝できるチャンスが残っています。次のアウェイ、必ず勝ちます」と宣言した。
[ 文:田中 滋 ]
首位・鹿島、柏とスコアレスドローで優勝決定ならず【速報:明治安田J1 第33節】

鹿島は柏を相手に苦戦を強いられ、スコアレスドローで試合を終了。優勝決定とはならなかった
【鹿島 vs 柏】バー直撃の惜しいヘッドを放った昌子
2017年11月26日(日)

鹿島の守備の要、昌子源は59分に右CKからヘディングシュートを放ったが、惜しくもクロスバー直撃してゴールならず。
【鹿島 vs 柏】シュート数で圧倒するも無得点
2017年11月26日(日)

ホームで優勝を狙う鹿島はシュート数で23-4と柏を圧倒。レアンドロの4本を筆頭に柏ゴールを再三脅かしたが、ゴールネットを揺らすことはできず。
【鹿島 vs 柏】優勝決定は持ち越し
2017年11月26日(日)

勝てばホームでリーグ優勝が決まる鹿島だったが、シュート23本の猛攻が実らず、スコアレスドロー。勝点1を得るにとどまり、優勝決定は持ち越しとなった。
鹿島の連覇決定はお預け…柏とドローで最速Vは29日に
17/11/26 14:55

鹿島の優勝決定は持ち越しとなった
[11.26 J1第33節 鹿島0-0柏 カシマ]
J1第33節が26日、各地で行われ、鹿島アントラーズはホームで柏レイソルと0-0で引き分けた。勝てば2年連続9回目のリーグ優勝が決まる鹿島だったが、連覇決定はお預け。29日に行われる浦和対川崎F(埼玉)の試合で川崎Fが引き分け以下に終われば、その時点で鹿島の優勝が決まるが、川崎Fが勝てば、優勝争いの行方は最終節までもつれ込むことになる。
勝てば連覇の決まる鹿島は前節の浦和戦(1-0)から先発に変更なし。ACL出場圏の3位C大阪と勝ち点2差の4位につける柏は前節の磐田戦(1-0)から先発2人を入れ替えた。MFキム・ボギョンが出場停止で、FWハモン・ロペスも12試合ぶりのベンチスタート。MF栗澤僚一とFWディエゴ・オリヴェイラが2試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]
優勝、あるいはACL出場権と、目指すところは違えど互いに負けられない一戦。アウェーの柏も積極的な入りを見せ、鋭いカウンターで鹿島ゴールに迫った。前半7分、左サイドをドリブルで駆け上がったFWクリスティアーノがスピードを生かしてDF植田直通を振り切り、ゴール前にクロス。これはDF山本脩斗が間一髪のところでクリアした。このプレーで獲得した左CK。クリスティアーノの鋭いキックにニアのDF中山雄太が飛び込んだが、わずかに届かなかった。
鹿島も徐々に押し返すが、試合は膠着状態に。鹿島は前半18分、山本の横パスからMF遠藤康が左足でミドルシュートを放つが、枠外。同29分にはPA内左でキープしたFW土居聖真が落としたボールをMFレアンドロが右足で狙ったが、GK中村航輔のファインセーブに阻まれた。前半35分、遠藤の強烈な左足ミドルも中村がセーブ。前半は互いに見せ場少なく、スコアレスで折り返した。
後半に入ると、一気に鹿島が攻勢に出る。後半11分、セカンドボールを拾ったMFレオ・シルバがPA手前中央から右足でミドルシュート。しかし、これも中村が右手1本で弾き出す。同13分にはセットプレーのこぼれ球を拾った山本がロングフィード。PA内左の遠藤が左足ダイレクトボレーで合わせたが、またしても中村のビッグセーブに阻まれた。同14分、レオ・シルバの右CKからDF昌子源が放ったヘディングシュートもクロスバーを直撃した。
劣勢の柏は後半21分、MF中川寛斗に代えてFW武富孝介を投入するが、鹿島の流れは変わらない。同22分にはレアンドロが圧巻の個人技を披露。PA内でボールをキープし、3人の間を強引にこじ開けると、鋭い切り返しで2人をかわし、左足を振り抜いた。しかし、これも至近距離で中村がセーブ。一方的に攻め立てながら1点が遠かった。
鹿島は後半32分に最初の交代カードを切り、土居に代えてFWペドロ・ジュニオールをピッチに送り込む。同40分には遠藤に代えてDF伊東幸敏を投入。1点を目指して攻め込んだが、最後まで柏ゴールをこじ開けることができず、0-0のスコアレスドローで優勝決定も持ち越しとなった。
(取材・文 西山紘平)
V争いは混沌と…昌子「鹿島の得意技で返されるわけにはいかない」
17/11/26 16:59

DF昌子源は最終節に気持ちを切り替えた
[11.26 J1第33節 鹿島0-0柏 カシマ]
1点を取り切れなかった。シュート数は23本対4本。後半は一方的に攻め立て、再三、決定機を迎えながらGK中村航輔の牙城を破れなかった。勝てば2年連続9回目のリーグ優勝が決まった鹿島アントラーズはスコアレスドロー。連覇は持ち越しとなった。
「どれか一つ入ってくれたらという思いが届かなかったのかなと思う。次はその一つが届くようにしっかりやりたい」。そう唇を噛んだDF昌子源にもチャンスはあった。後半14分、MFレオ・シルバの右CKからヘディングシュート。しかし、惜しくもクロスバーを叩き、優勝決定弾とはならなかった。
試合の観戦チケットは完売。3万6080人が詰めかけたホーム最終戦で優勝を決め切れず、試合直後はショックも隠せなかった。「負けたときは……」。思わずそう言い間違えるほどだったが、「引き分けたときは負けた雰囲気になっていたけど、次、勝てば優勝は変わらない」と、ミックスゾーンに姿を見せた昌子は気持ちを切り替えていた。
29日には第33節残り1試合の浦和対川崎F(埼玉)が行われ、2位川崎Fが引き分け以下に終われば、その時点で鹿島の優勝が決まる。しかし、「(川崎Fが)勝つと思って準備するだけ。最終節、僕らが勝って決めるだけ」と、他力本願に頼るつもりはない。
川崎Fが浦和に勝てば、勝ち点差2で最終節を迎えることになる。得失点差では川崎Fが上回っているため(現時点で鹿島+22、川崎F+33)、川崎Fが残り2試合に連勝した場合、鹿島は最終節(vs磐田)で引き分けても首位陥落となる。勝利が求められる最終節。「そう簡単に優勝させてくれないなと。一時は勝ち点8離れていたときもあったけど、結局こうなる。年間優勝は難しいなと」。そう本音も漏らした。
「(首位チームに)食らいついて最後に逆転するというのは、これまで鹿島がやってきた。鹿島の得意技で返されるわけにはいかない」。最後は勝って決める。連覇、そして国内タイトル通算20冠へ、王者の底力を見せつけるときだ。
(取材・文 西山紘平)
「全然疲れなかった」鹿島DF西、満員のサポに感謝も…
17/11/26 17:14

DF西大伍は満員のスタジアムに「疲れを感じなかった」とサポーターに感謝した
[11.26 J1第33節 鹿島0-0柏 カシマ]
満員のサポーターに優勝をプレゼントすることはできなかった。チケット完売で3万6080人の大観衆で埋まったカシマスタジアム。勝てば2年連続9回目のリーグ優勝が決まる鹿島アントラーズだったが、ホーム最終戦で連覇を決めることはできなかった。
「これだけの雰囲気をつくってくれて、ホームで決めたかった」。GK曽ヶ端準がそう悔やめば、DF西大伍も「たくさんの人が来てくれて、僕は全然疲れなかった。ああいう雰囲気でできると、疲れを感じない」と感謝する。だからこそ、満員のサポーターの前で優勝を決めたかったとの後悔が募った。
29日には第33節残り1試合の浦和対川崎F(埼玉)が行われ、川崎Fが引き分け以下に終われば、その時点で鹿島の優勝が決まる。しかし、川崎Fが浦和に勝てば、優勝争いは勝ち点2差で最終節までもつれ込む。
鹿島の最終節はアウェーの磐田戦(ヤマハ)。試合後のホーム最終戦セレモニーで「この試合で決めたかった。みなさんの前で決めたかった」と悔しさをにじませた大岩剛監督は「ただ、もう1試合、自力で決める試合がある。もう一回、みなさんの力を借りて、磐田に絶対に勝ちます」と力強く宣言した。
(取材・文 西山紘平)
鹿島、満員のホームでJ1連覇決められず…優勝争いの行方は川崎の結果次第に

鹿島の優勝は川崎の結果次第となった [写真]= JL/Getty Images for DAZN
明治安田生命J1リーグ第33節が26日に行われ、鹿島アントラーズと柏レイソルが対戦した。
勝てばJ1連覇が決定する鹿島は前節と同じ11名。金崎夢生と土居聖真の2トップで臨む。柏は今夏加入したキム・ボギョンが出場停止。栗澤僚一が2試合ぶりのスタメンとなった。
前線からチームが連動して積極的なプレスを掛ける鹿島に対し、柏は伊東純也を起点としたカウンターで得点を狙う。前半は両チームともに決定機はなくスコアレスで折り返す。
後半に入り59分、CKから昌子が頭で合わせるが惜しくもクロスバーに阻まれる。さらにレアンドロや金崎らが幾度となくゴール前に攻め込むが、守護神・中村が好セーブを連発。ペドロ・ジュニオール、伊東幸敏を投入し、1点を目指したが最後まで得点を奪うことができずタイムアップ。
この結果、29日に行われる第32節浦和対川崎の一戦で、2位川崎が引き分け以下に終わると、鹿島の2年連続9回目のJ1リーグ優勝が決定する。
【スコア】
鹿島アントラーズ 0-0 柏レイソル
鹿島の"20冠"は持ち越し…後半に猛攻を仕掛けるも柏の守備を崩し切れずにドロー決着
サッカーダイジェストWeb編集部
2017年11月26日
2位・川崎との勝点差は5に。29日の結果次第で…。

レアンドロはキレのあるドリブル突破を見せたが、最後のところで柏の守備陣に阻まれた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)
[J1リーグ33節]鹿島0-0柏/11月26日/カシマ
J1リーグ33節の鹿島対柏が26日、県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、0-0の引き分けに終わった。
前半は一進一退の展開だった。鹿島が金崎夢生のキープ力を生かして圧力をかければ、柏もクリスティアーノやディエゴ・オリヴェイラの個人能力で局面を打開にかかる。ともに迫力は十分で、どちらに点が入ってもおかしくない攻防が続いた。
しかし、後半に入ると、徐々に鹿島が優勢に立つ。58分のCKでは昌子のヘッドがバーを叩き、65分にはレオ・シルバが惜しいミドルを放つ。66分にはレアンドロがドリブルで柏DFを翻弄し、エリア内でシュート。いずれもゴールにはならなかったが、立て続けにチャンスを作った。
終盤には土居聖真に代えてペドロ・ジュニオールを投入して攻撃に手を加える。さらに84分には運動量のある伊東幸敏を投入してギアをさらに上げたが、GK中村航輔を中心とする柏の守備陣に阻まれ、最後のところを崩し切れなかった。
結局、そのまま0-0で試合は終了。この結果、鹿島の優勝は持ち越しとなった。これで鹿島は勝点を71とし、2位の川崎との勝点差は5に。29日に行なわれる浦和対川崎で、川崎が引き分け以下に終われば、鹿島のリーグ連覇と国内タイトル”20冠”が決まる。
【J1採点&寸評】鹿島 0-0 柏|柏GK中村が好守連発! 鹿島はホーム最終戦で連覇を決められず…
サッカーダイジェスト編集部
2017年11月26日
鹿島――DFリーダーは今ひとつピリッとしない内容。

【警告】鹿島=昌子(73分)、三竿健(87分) 柏=D・オリヴェイラ(32分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】中村航輔(柏)
[J1リーグ第33節]鹿島 0-0 柏/11月26日/県立カシマサッカースタジアム
【チーム採点・寸評】
鹿島 5
前半はペースを掴む時間帯もあったが、なかなかフィニッシュに持ち込めない。ただ相手にボールを握られても、慌てずに対処。後半は50分過ぎから立て続けに決定機を迎えたものの、これをモノにできず。その後も攻め立てたが、柏の堅守の前に結局はノーゴール。満員のホーム最終戦で優勝を決められなかった。
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
31分、ドリブルで仕掛けてきた伊東には前に出てストップ。ピンチ自体は少なく、足元の処理も危なげなかった。
DF
22 西 大伍 5.5
開始早々、ビッグチャンスにつながる縦パスを供給。独特のテンポで相手をいなし、アクセントをもたらしたが、決定的な仕事には絡めなかった。
5 植田直通 6
的確な位置取りでパスコースを作り、ボールを出し入れ。相手FWとのスピード勝負でも負けなかった。
3 昌子 源 5.5
細かいミスでヒヤリとさせるなど、今ひとつピリッとしない内容。59分にはCKのチャンスにヘッドで合わせたが、これはバーに嫌われた。
16 山本脩斗 5.5
積極的に前に出て攻撃をサポート。しかし、本職の守備では対面の伊東とのマッチアップで苦しめられた。
MF
20 三竿健斗 5.5
無駄な時間をかけず中央から両サイドに展開も、イージーな横パスをかっさわれることも。攻撃面でやや物足りなかった印象。
4 レオ・シルバ 6
鋭い出足からのボール奪取や狙いを定めたプレスバックなど、前後にボリュームある守備。56分のコントロールショットは相手GKの好守に阻まれる。
25 遠藤 康 5.5(84分OUT)
サイドで起点となる働き。裏に飛び出す意識も高く、58分には決定的なボレーシュートを打ち込んだが、ネットは揺らせなかった。
11 レアンドロ 6
山本と息の合った連係で左サイドから崩しにかかる。狭いエリアでも高い技術を発揮し、29分、67分に中村を慌てさせる際どいシュートを放った。
鹿島――助っ人FWは期待に応えられず。

攻守に奮闘を見せたエース金崎だったが、優勝に導く働きは示せなかった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)
FW
33 金崎夢生 6
敵陣の深い位置に果敢に侵入し、脅威を与える。力強く迷いのないプレーで前線を活性化し、高い位置からの守備も精力的だった。
8 土居聖真 5.5(77分OUT)
要所でプレーに絡むも、思うようにコントロールできず。スペースやギャップを突く動きは悪くなかったが……。63分の左足シュートは決めきれず。
交代出場
FW
7 ペドロ・ジュニオール -(77分IN)
土居に代わり、2トップの一角で投入される。勝負を決定づけるゴールを期待されたが、指揮官の期待には応えられなかった。
DF
24 伊東幸敏 -(84分IN)
西が2列目に上がり、自身は右SBでプレー。周囲とのつなぎの部分では問題なかったが、得意のクロスでは見せ場を作れなかった。
監督
大岩 剛 5.5
主導権を握る時間帯は長かったが、最後の場面で崩しきれずにドローに終わる。P・ジュニオール、伊東の投入も実らなかった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
柏――再三のピンチを防いだ中村がMOMだ。
【チーム採点・寸評】
柏 6
両サイドハーフを高めに配置し、3トップに近い形でアタックを仕掛けた。しかしパスミスが散見し、なかなかリズムを掴めず、伊東任せの攻撃が目立った。とはいえ多くの時間を押されながらも、無失点に抑えたことは評価できる。
【柏|採点・寸評】
GK
MAN OF THE MATCH
23 中村航輔 6.5
29分、レアンドロのシュートを横っ飛びでセーブすると、56分にはL・シルバの一撃もストップ――。そのほか再三のピンチを防ぎ、ゴールに鍵をかけた。
DF
2 鎌田次郎 6
リーグ戦2試合連続の先発出場。フィードが乱れる場面も見られたが、常にセーフティな選択で危険を回避。完封に貢献した。
5 中山雄太 6
後半はレアンドロのフェイントに翻弄され、金崎の抜け出しに対しても後手を踏んだ。とはいえ、紙一重のところで懸命に足を伸ばして失点を免れた。
13 小池龍太 6
機を見たオーバーラップで攻撃に厚みを加え、伊東との上質なコンビネーションで右サイドを突破。1対1の守備に不安も攻撃面で貢献した。
22 輪湖直樹 5.5
球際では身を挺して激しくブロックにいくも、ボールを奪うには至らず。やや安定感を欠いていた印象は拭えない。
MF
7 大谷秀和 5.5
時に最終ラインまで戻り、守備の強度向上にひと役買った。ただディフェンスでのタスクが多かった分、攻撃にはほとんど絡めなかった。
9 クリスティアーノ 5
対面の西の的確な対応に苦戦し、相手ゴールになかなか迫れなかった。またトラップ、パスでらしくない凡ミスが目についた。
14 伊東純也 6
持ち前の快足を飛ばして山本の背後を突き、度々エリア内に侵入。チームが守勢に回った終盤にはトーンダウンしたが、相手の脅威であったのは間違いない。
19 中川寛斗 5.5(66分OUT)
プレッシングが光った一方で、攻撃では足もとで受けることばかりに意識がいき過ぎ、裏への抜け出しはほとんどなく迫力に欠けた。後半途中に交代を告げられる。
28 栗澤僚一 6(90+1分OUT)
ベテランらしく老練されたポジショニングでチームのバランスを取った。目立ちはしなかったものの、無難に役目を果たした。
柏――D・オリヴェイラはゴール前で存在感を発揮できず…。厳しく評価した。
FW
11 ディエゴ・オリヴェイラ 4.5
前線を縦横無尽に動き回りパスを引き出したが、ゴール前では存在感が薄かった。シュートチャンスは数えるほどで、“沈黙”した。
交代出場
MF
8 武富孝介 5.5(66分IN)。
スペースに積極的に顔を出し、ボールを受けては果敢に仕掛け、攻撃を活性化。ただ決定的な仕事はできなかったのが残念だった。
MF
37 細貝 萌 -(90+1分IN)
流れを変えるには十分なプレータイムをもらったものの、最も期待されたゴールを奪うことはできず。チームを勝利に導けなかった。
監督
下平隆宏 5
D・オリヴェイラを先発起用も、効果は薄かった。R・ロペスら攻撃の駒を残したまま、終盤に細貝を入れて守備に回ったのは実に消極的な一手だった。
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【鹿島】「年間優勝ってこんなに…」最終節を前に昌子源は何を思う?
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2017年11月26日
追われる立場だが、このまま突っ走る覚悟で。

試合後のセレモニーでは、選手会長の昌子は「チームが勝てばいい、このファミリーが勝てばいい。その想いで、ジュビロ戦、必ず勝ちます」と力強く語った。写真:徳原隆元
[J1リーグ第33節]鹿島 0-0 柏/11月26日/県立カシマサッカースタジアム
ホーム最終戦。チケットは完売。勝てばリーグ連覇、節目の20冠目を達成する。
舞台は整った――しかし、鹿島は柏相手に0-0のスコアレスドロー。“勝点1”以外は何も手にできなかった。
改めて、優勝する難しさについて昌子源は次のように語った。
「それは感じましたね。やっぱり、そう簡単に優勝させてくれない。一時は(2位と)勝点差が「8」離れたりもしたけど、結局はこういう展開になっている。年間優勝ってこんなに難しいんだって」
それでも、まだ首位にいるのは事実。追われる立場ではあるが、このまま突っ走るつもりでいる。
「最後までくっついて、最後に逆転する。それは今まで鹿島がやってきたことでもある。それをそっくりそのまま、“鹿島の得意技”でやられるわけにはいかない。逃げ切る、という言い方が正しいのかな。逃げ切り優勝? まあ、優勝できればなんでもいいです」
11月29日には、延期分の浦和対川崎がある。この試合で川崎が引き分け以下なら、その時点で鹿島のリーグ優勝が決まる。ただ昌子は“他力”を考えていない。
「(川崎が)勝つと思って準備をするだけ。最終節で僕らが勝って決める。良い準備をしたいです」
鹿島の最終節は、アウェー磐田戦。前回対戦では0-3の完敗を喫している。そのリベンジも含め、最後はしっかりと勝ち切って、笑顔でシーズンを締め括りたい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
連覇お預けの鹿島、大岩剛監督「選手たちにプレッシャーはなかった」

(C)Getty Images for DAZN
明治安田生命J1リーグ第33節、鹿島アントラーズ対柏レイソルは0-0で引き分け。試合後、鹿島の大岩剛監督が采配について語った。
明治安田生命J1リーグ第33節が26日に行われ、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズと柏レイソルが対戦した。試合は0-0で引き分け。試合後、鹿島の大岩剛監督がこの試合での采配について語った。
リーグ連覇の懸かった試合で無得点に終わったゲームに関し「プレッシャーは選手には掛かっていなかったと自分では感じています」と語る大岩監督は、「もう少しサイドからの攻撃を増やすことによって、バリエーションがもっと出たんじゃないかなと感じています。細かいところは映像を見て確認したいなと思いますけど」と分析する。
スコアレスで終盤を迎えながらも、交代カードを1枚残したまま試合終了を迎えた大岩監督。「カードを残していたのは、チームのバランスですね、攻撃においても、守備においても、バランスを見てそのまま行きました」と説明。
途中出場で起用したのは、FWペドロ・ジュニオールとDF伊東幸敏の2人。「攻撃について言えば、伊東を入れることで、幅を使った攻撃を期待しました。そして中央でペドロのスピード、レアンドロとのコンビネーション。そういうところで攻撃のバリエーションを増やしたいなと感じていました」と采配の意図を語った。
12月2日に控える最終節・ジュビロ磐田戦に向けては「非常に注目されるゲームになると思う」とし、「しっかり切り替えて1週間準備をしたいという気持ちでいます」と気合を入れていた。
「優勝すればなんでもいい」鹿島・昌子源、国内タイトル20冠へ野心むき出し

(C)Getty Images for DAZN
明治安田生命J1リーグ第33節、鹿島アントラーズ対柏レイソルは0-0で引き分け。試合後、鹿島のDF昌子源が連覇への思いを語った。
明治安田生命J1リーグ第33節が26日に行われ、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズと柏レイソルが対戦した。試合は0-0で引き分け。試合後、鹿島のDF昌子源が連覇への思いを語った。
勝てば優勝という大一番をスコアレスドローで終えた鹿島。29日に行われる浦和レッズと川崎フロンターレの一戦で、川崎Fが勝てなければ自動的に優勝が決まるが、「それは考えてないですね。最終節で僕らが勝って決めるだけです」と、昌子はあくまでも最終節での勝利を渇望する。
無得点に終わった攻撃については、「CKは多かったけど、キッカーの意図と僕らの意図がなかなか合わなかった。(西)大伍くんの上げたクロスを(山本)脩斗くんがヘディングするとか、そういう機会が今日はあまり多くなかった。もしかしたら、いつもの鹿島とは少し違ったかもしれない」と、優勝を意識しての硬さがあったと指摘した。
連覇お預けの鹿島、大岩剛監督「選手たちにプレッシャーはなかった」
「やっぱりそう簡単に優勝させてくれないなっていうのは思うし。一時は(勝ち点差が)8離れたりもしたけど、結局はこういう展開になっているし。本当に年間優勝って、こんなに難しいんだっていうのを感じました」とタイトル獲得の厳しさを痛感。「もちろん逆の立場やったら、最後までくっついて最後に逆転というのが、いままで鹿島のやってきたこと。それをそっくり返されるわけにはいかない。しっかり逃げ切って優勝したい。なんでも、優勝すればなんでもいいです」と強い気持ちを口にした。
鹿島は今季リーグ戦を制すれば、国内タイトル20冠を達成する。「トップに立ってそのまま逃げ切り優勝するわ、下におっても最後に食いつくわ、これほど嫌われるチームはないと思う。だから、とことん嫌われようやって。20冠達成して『なんなん?』って思われるぐらいがちょうどいい。そういうクラブになっていきたい」と野心的に語った。
鹿島・西大伍、リーグ優勝の難しさを口に「そう簡単じゃない」

Getty Images
鹿島アントラーズのDF西大伍が、柏レイソル戦を振り返った。
明治安田生命J1リーグ第33節が26日に行われ、首位の鹿島アントラーズが柏レイソルとスコアレスドローに終わった。西大伍が試合を振り返った。
勝てば優勝が決まる一戦だった鹿島は、前半立ち上がりから高い位置でプレスを掛けるなど、積極的な姿勢を見せる。しかし、最後まで得点を奪えず。無得点でタイムアップの笛を聞いた。西は「サイドをもうちょっと…。僕が空いている場面が結構あったので、そこを使いながらシンプルに回しても良かった」とこの試合の反省点を挙げた。
それでも鹿島は後半に猛攻を仕掛け、柏ゴールを何度も強襲。「前で奪う場面もいっぱいあったので。悪くはなかったというか、良いゲームだったとは思う」と、決して悲観する内容では無かったと西は振り返る。
この試合は「僕、全く疲れなかったんですよ。やっぱりああいう雰囲気の中でできると、いつもより疲れを感じないというか。そこ、太字で書いておいてください(笑)」とジョークを飛ばす余裕も見せた。
今節も自力で優勝するチャンスがあったが、お預けとなってしまった鹿島。西は「そう簡単じゃない」と、リーグ優勝の難しさを口にする。
29日に行われる浦和レッズvs川崎フロンターレで川崎Fが引き分け以下に終わればその時点でリーグ連覇が決定する。仮に川崎Fが勝利した場合でも、鹿島は12月2日に行われる最終節のジュビロ磐田戦で勝利すれば自力で優勝を達成できる。
次こそは「決めます」。クールに言い切った西の目は、すでに最終戦へと向けられていた。
鹿島GK曽ヶ端準、ホームで優勝決定逃すも「特別変わることはない」と平常心

(C)Getty Images for DAZN
ホームゲームでの優勝を逃した鹿島アントラーズ。しかし、GK曽ヶ端準は平常心を強調する。
明治安田生命J1リーグ第33節が26日に行われ、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズと柏レイソルが対戦した。試合はスコアレスドロー。鹿島はホーム最終戦で連覇達成とはならなかった。鹿島GK曽ヶ端準は試合後、柏戦を振り返った。
「勝ち点3を取れなかったことは残念」と語る曽ヶ端。この試合は無得点に終わったが、「前線の2人がすごく頑張って限定して、後ろとしてはすごく安定した。危ない場面もほとんどなく、僕自身の仕事もほとんどなくいい形の守備はできていた」と、前線の選手をねぎらう。
ホームスタジアムは満員御礼となった。曽ヶ端は「ピッチに入れば誰もが感じるものはある。素晴らしい雰囲気でゲームができましたね」と、サポーターに感謝を述べる。それだけに「やっぱりホームで決めたかった」と、ホームで優勝とならなかったことを悔しがった。
最終節は、アウェイでジュビロ磐田と対戦する。この1週間、特別な過ごし方を考えているのだろうか。その問いに曽ヶ端は「いや、特別変わることはない」と答える。プレッシャーはないのか。その問いにも「いや、全然。自分たちが首位にいるわけですし、自分たち次第なので」と回答。あくまでも「しっかり準備して臨むだけ」と強調した。
鹿島ドローでV持ち越し 最短29日/鹿-柏33節
[2017年11月26日15時26分]

鹿島対柏 スコアレスドローで優勝とならず厳しい表情で整列する鹿島イレブン(撮影・江口和貴)

鹿島対柏 前半、シュートを放つ鹿島FW土居(左)。右は柏DF中山(撮影・狩俣裕三)
<明治安田生命J1:鹿島0-0柏>◇第33節◇26日◇カシマ
勝てば優勝の決まる首位鹿島だったが、GK中村航輔を中心とした柏の粘り強い守備を最後まで崩しきれず、引き分けに終わった。29日に2位川崎Fが浦和に引き分けるか、負けると鹿島の優勝が決まる。
勝ってホームで優勝を決めたい鹿島は前半から攻勢に出る。前半29分にはFWレアンドロがペナルティーエリア内でループ気味のシュートを放ったが、GK中村にはじき出される。その後もFW金崎夢生やレアンドロにボールを集めて攻め込むも、なかなか中村の壁を崩すことができない。
優勝の瞬間を見届けようと集まった3万人を超える鹿島サポーターの声援を背に、後半も攻撃の手を緩めない。しかし、後半11分にMFレオシルバが至近距離から放ったシュートも中村に横っ跳びでかきだされると、同22分にレアンドロがドリブルで3人をかわして狙ったボールもしっかりとブロックされ、得点には至らず。
試合はそのままスコアレスで終了。鹿島はホーム最終戦で優勝を決めることができず、対する柏も3位以内に与えられるACL出場権獲得が遠のく、両者にとって痛い引き分けとなった。
鹿島昌子「優勝できると信じてる」最終節決着に闘志
[2017年11月26日17時5分]

引き分けに終わり、ホーム最終戦で優勝を飾ることができず、ぶぜんとした表情の鹿島イレブン(撮影・狩俣裕三)
<明治安田生命J1:鹿島0-0柏>◇第33節◇26日◇カシマ
引き分けに終わった鹿島アントラーズの大岩剛監督(45)は、試合後の会見でやや疲れた様子で「非常にいい試合でしたが、残念な終わり方でした。これから1週間、切り替えて次戦に向けて準備したい」と、切り出した。
後半はFK、CKを連続して奪い、得点まであと1歩と迫ったが、ゴールを割れなかった。「映像で細かいところの確認が必要ですが、もっとサイドからの攻撃を増やすことで、バリエーションが出たと感じてます」。
29日に2位川崎Fが浦和に引き分けるか、負けると鹿島の優勝が決まるが、当面は最終節の磐田戦を念頭に置く。「今は何も想像はできません」と、冷静に応じたが、古巣磐田との大一番が、優勝がかかる最終節となり、いや応なく注目される。「最終節ですし、注目される試合になります。皆さんは私の個人的なところを聞きたいと思いますが、そういうところを取り上げていただき、盛り上げてくださることはうれしく思っています」。大岩監督は、少しだけ表情を緩め、磐田の名波監督との最終節決着に闘志を見せた。
鹿島は4月に磐田とホームで対戦し、0-3で完敗を喫している。DF昌子は「前回やられていますから、今度は相手のホームで借りを返すだけです。みんな、自分たちが優勝できると信じてますし、仲間を信じて最後の磐田戦に集中したい」と、ハキハキとした口調で磐田戦への思いを口にした。
鹿島ドローで“試合無しV”再浮上 本拠サポため息
[2017年11月27日8時2分 紙面から]

鹿島対柏 引き分けに終わり、座り込み悔しがる鹿島FW金崎(撮影・狩俣裕三)
<明治安田生命J1:鹿島0-0柏>◇第33節◇26日◇カシマ
首位鹿島アントラーズが0-0で柏レイソルに引き分け、2年連続9度目の優勝は持ち越しとなった。試合のない29日に、2位川崎フロンターレが浦和レッズに引き分けるか負ければ決まり、J1史上初の“試合なしV”の可能性が再浮上した。8月9日から首位に立ち、一時は2位と勝ち点8差をつけたが、12月2日のジュビロ磐田との最終戦までもつれれば重圧となりそうだ。セレッソ大阪は来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフ(PO)に出場できる3位以内が確定した。
後半48分23秒。勝てば優勝の状況の中、引き分けを告げるホイッスルが鳴り、鹿島の選手たちはうなだれた。09年以来のチケット完売で3万6080人をのみ込んだスタジアムの歓声もため息に変わった。大岩監督もMF小笠原主将もホーム最終戦セレモニーまでベンチから立ち上がれない。DF昌子は「全員がホームで勝って決めたかったから残念」。国内主要タイトル19冠すべてに関わってきた強化担当の鈴木常務取締役も「大敗した気分」と最高の決定舞台を逃したショックを隠しきれなかった。
CK13本。シュート23本。後半14分にCKを頭で合わせるも、バーに阻まれた昌子は「どれか1つでも入ってくれればということが届かなかった」。ACLによる変則日程で、鹿島だけ3週間空いた大一番。同22分にドリブルやフェイントでDF3人をかわしたMFレアンドロがゴール前に3人がフリーでいるにもかかわらず、強引にシュートした場面も気迫の空回り。サポーターを前に昌子は「俺が守るとか、俺が点をとるとかじゃなく、このファミリーが勝てばいい。その思いでジュビロに勝ちます」と自戒を込めて約束した。
2位の川崎Fとの勝ち点差は5。29日に川崎Fが引き分け以下なら優勝は決まるが、チームは磐田との最終戦に勝って決める思いで一致している。ここから川崎Fが連勝し、鹿島が敗れればV逸。昌子は「次はソガさん(GK曽ケ端)が決めても相手が(オウンゴールを)入れてくれてもいい。国内20冠を決めて、やっぱりまた鹿島か~と、とことん嫌われたい」。残り1戦にすべてを懸ける。【鎌田直秀】
鹿島のチームスポンサー・リクシル、社屋でPV大応援

鹿島応援パブリックビューイング=東京・大島
明治安田J1第33節第1日(26日、鹿島0-0柏、カシマ)J1鹿島のチームスポンサーの住宅設備メーカー、LIXIL(リクシル)は26日、東京・大島の社屋でパブリック・ビューイングを実施した。優勝の瞬間を見届けようと社員やその家族ら約200人が、応援用Tシャツを着て大型スクリーンで観戦。シュートのたびに大歓声が上がったが、試合は引き分けに終わった。家族で参加した同社社員の高橋英二さんは「惜しい場面がたくさんありました。優勝は勝って決めてほしい」とリーグ制覇を心待ちにしていた。
鹿島Vお預け…柏とドロー 昌子「優勝する難しさ感じた」

ファウルを受けて倒れる鹿島・西(右)。勝って2連覇とはいかなかった (撮影・中井誠)
明治安田J1第33節第1日(26日、鹿島0-0柏、カシマ)痛恨のスコアレスドロー。約3万6000人のサポーターの前で2連覇を決められなかった。日本代表DF昌子は右手で顔の汗をぬぐい、淡々とした表情を浮かべた。
「優勝する難しさを感じた。そう簡単に優勝させてもらえない。ホームで決められずに悔しい」
勝てば2年連続9度目のリーグVが決定する柏戦は、2009年以来の前売り券完売となった。前線からのプレスを徹底し、序盤から優勢に出たが詰めの精度を欠いた。後半は相手の3本に対し、17本のシュート。14分には右CKで昌子のヘディングシュートがクロスバーをたたくなど、ゴールは遠かった。
29日の川崎-浦和で川崎が引き分け以下なら“自動V”となる。「(川崎が)勝つと思って準備するだけ」と昌子。5月の就任以降続いていたホーム連勝記録が9で止まった指揮官も「いいゲームだったが、攻守で精度を上げないといけない。しっかりと準備していきたい」。最終節(12月2日)の磐田戦をしっかりと見据えた。(一色伸裕)

後半、シュートを阻まれる鹿島・金崎(手前左)=カシマ

柏と引き分けに終わり、肩を落とす鹿島イレブン=カシマ

前半、競り合う鹿島・金崎、柏・中山=カシマスタジアム(撮影・蔵賢斗)

前半、攻め込む鹿島・金崎。右は柏・中山=カシマスタジアム(撮影・蔵賢斗)

前半 競り合う、鹿島・金崎(左)=カシマサッカースタジアム(撮影・中井誠)
鹿島、最終戦決着へ!29日川崎F引き分け以下でVも“無視”
明治安田生命J1リーグ・第33節 鹿島0―0柏 ( 2017年11月26日 カシマ )

<鹿島・柏>前半、中山(左)に倒される金崎(中央
Photo By スポニチ
明治安田生命J1リーグは26日、第33節の8試合が行われ、首位の鹿島は柏に0―0で引き分けた。勝てば連覇の決まるホーム最終戦でシュート23本を放つも、スコアレスドロー。2位の川崎Fが29日の浦和戦で引き分け以下の場合は優勝が決まるが、12月2日の最終節・磐田戦での勝利しか視界にはない。大宮は甲府と引き分け、J2降格が決まった。
連覇に懸ける思いが強すぎたのか。3週間ぶりの公式戦ゆえの難しさがあったのか。シュート数は23―4。柏の長所を消し、付け入る隙を与えない守備は光った。内容では上回った。それでもスコアは動かなかった。FW土居は“待った”がかかったタイトルへの思いを口にした。
「そんなに簡単に優勝できない。どんな試合でも楽には勝てない。だからその分、優勝したときの喜びは大きい。しっかりみんなで苦労して(磐田戦で優勝を)決めたい」
立ち上がりから、いつにも増して前線から激しくプレスをかけた。球際で激しく、ボールを奪い取り続けた。「全体が落ちついていて、凄く良かった試合」とGK曽ケ端も言う。ただ、柏もしぶとかった。手堅く守備を敷き続けられ、ゴール前でのスペースがない。鹿島は局面での力も入りすぎていた。
コーナーキックは前後半で計13本。後半14分にこぼれ球に反応したDF昌子が放ったクロスバー直撃のヘディングを除き、多くは受け手と出し手の呼吸が合わなかった。ただ、それは「話し合いだけでも改善できる部分」と昌子。悲観する内容は一つもない。
試合後のセレモニー。選手会長の昌子は、3万6080人の観客に向かって声を張り上げた。「“俺が守ってやる”とか、“俺が決めてやる”とかじゃなくて、“チームが勝てばいい”“このファミリーが勝てばいい”――、その思いで、ジュビロ戦に必ず勝ちます!」。29日の浦和―川崎F戦は視界にない。20冠目は、まだはっきりと見えている。
▼J1優勝争い 首位鹿島は柏戦に0―0の引き分けで優勝決定は持ち越しとなった。29日に2位川崎Fがアウェーの浦和戦に▲か○ならば、当日試合のない鹿島の優勝が決まる。川崎Fが●ならば優勝決定は最終節(12月2日)まで持ち越し。その場合は川崎Fが大宮戦に●、鹿島が磐田戦に▲か○で、川崎Fが逆転で初タイトル獲得。それ以外は鹿島の9度目のリーグ制覇となる。
[ 2017年11月27日 05:30 ]
手倉森コーチ、鹿島MF三竿健を高評価
2017年11月27日5時0分 スポーツ報知
◆明治安田生命J1リーグ 第33節 鹿島0―0柏(26日・カシマスタジアム)
日本代表の手倉森誠コーチ(50)が鹿島―柏戦を視察。
12月のE―1東アジア選手権の日本代表招集に向け、鹿島MF三竿健を「リオ五輪(代表候補)の時から見ているが、相当伸びたね」と高評価。今月の欧州遠征は浦和から5人が選ばれたが、クラブW杯出場により選外に。「いろんな選手に経験を積ませてW杯につなげていきたい」と、新勢力の発掘を示唆した。
【鹿島】ホームでドロー また連覇お預け
2017年11月27日5時0分 スポーツ報知

鹿島・金崎(手前)がシュートを放つが、ブロックされる(後方は植田)
◆明治安田生命J1リーグ 第33節 鹿島0―0柏(26日・カシマスタジアム)
連覇を狙う鹿島はホームで柏と0―0に終わり、優勝は持ち越し。この日、試合のなかった2位・川崎が29日の浦和戦(埼玉)に引き分け以下で、2年連続9度目のリーグ優勝が決まる。17位の大宮は今季のホーム最終戦で16位の甲府と0―0のドロー。1試合を残して3年ぶりのJ2降格が決まった。14位の清水はJ2降格が決まっている18位の新潟に2―3で逆転負けし、15位に転落。来季のJ1最後のイスを巡る争いは、15位の清水と16位の甲府に絞られた。
今にも歓喜の瞬間が訪れそうだった。後半11分、MFレオ・シルバがドリブルでエリア内に進入し、右足シュート。その2分後にはMF遠藤が左足ボレーを放った。どちらも柏GK中村の好守に阻まれ、同14分のDF昌子のヘディングシュートはバーをたたいた。「最後の最後を決めきれず、残念な終わり方」と大岩剛監督(45)。勝てば優勝が決まる一戦で、決定打を欠いた。
9度目の優勝に王手をかけたのが11月5日。川崎の引き分け以下で29日に決めても24日間、待たされることになる。強化責任者の鈴木満常務(60)は「間隔が空いた影響があった」と分析する。5日の浦和戦後、試合間隔が3週間も空いた。国際Aマッチによる中断に加え、浦和がACL決勝(18、25日)に進んだことで浦和戦が前倒しになった。2度の練習試合で調整したものの感覚は戻らず、鈴木常務は「攻撃の最後のところの連係、判断」を無得点の一因に挙げた。
GK曽ケ端は「いつも通りなら点を取れて勝てていたかもしれない。いつも通りだったのか」と問題提起した。09年3月の浦和戦以来、8年ぶりに観戦チケットが完売。3万6080人が観客席を埋めた。選手も「全員がホームで決めてやろうと思っていた」(DF昌子)が、空転した。
ただ、大岩監督が「非常に良いゲームだった」と指摘するように、悲観する必要はない。29日に川崎が浦和に引き分け以下で、延びても12月2日に磐田戦で鹿島が勝てば連覇が決まる。「チームが勝てばいい。ピッチでその姿勢を見せます。ラスト1試合、必ず勝って優勝しましょう」。選手会長の昌子がホーム最終戦のセレモニーで宣言した。惜しみない拍手が降り注いだ。(内田 知宏)
鹿島のリーグ優勝は持ち越し ホームで柏と0-0ドロー

スコアレスドローに終わり厳しい表情を見せる昌子(左端)と金崎(右端)=鹿島スタジアム(撮影・堀内翔)

前半、競り合う鹿島・金崎(左)と柏・中山=鹿島スタジアム(撮影・堀内翔)

前半、好セーブを見せたGK曽ヶ端=鹿島スタジアム(撮影・堀内翔)
「明治安田生命J1、鹿島0-0柏」(26日、カシマサッカースタジアム)
勝てば優勝が決まる鹿島は、終始攻勢に進めながら無得点に終わり引き分け。優勝は持ち越しとなった。29日に唯一第33節を行う浦和-川崎戦(埼玉)で川崎が引き分け以下になるか、鹿島が最終節の12月2日の磐田戦(ヤマハ)で勝てば優勝が決まる。
ホーム最終戦を終えて選手会長のDF昌子があいさつ。「きょうの試合に誰も満足していません。だが、まだ僕らには優勝できるチャンスが残っています。ホームで決めたい思いがありましたが、次のアウェーで必ず勝ちます」と満員のサポーターに宣言した。

鹿島-柏 後半、シュートを放つ鹿島・金崎(手前)=カシマ
鹿島ドローでV持ち越し…ホーム最終戦で決められず 23発のシュートは全て空砲

リーグ優勝は持ち越しとなり、厳しい表情で場内を一周する昌子(中央)ら鹿島イレブン
「明治安田生命J1、鹿島0-0柏」(26日、カシマサッカースタジアム)
23本のシュートは、すべて空砲に終わった。試合開始と同時に果敢に攻めながら、1点が遠かった。勝てば連覇。迎えたホーム最終戦。8年ぶりに前売り段階でチケットが完売した中で、ホーム連勝が9で止まる引き分け。思いは届かず、持ち越しとなった。
「全員が、ホームで決めたい思いがあった」。試合後のセレモニーで、選手会長のDF昌子が切ない思いを漏らした。後半14分、CKから放った自身のヘディングシュートはバーを直撃。「入ってくれという思いが届かなかった」と振り返った。この結果、鹿島の優勝条件は①29日の浦和-川崎戦で川崎が引き分け以下、②29日に川崎が勝った場合、12月2日の最終節で鹿島が磐田に勝つか、川崎が大宮に引き分け以下-となった。
大岩監督にとって磐田・名波監督は清水商の同級生。「自力で決める試合がある。磐田に絶対勝ちます」と宣言。「きょうは硬さがあったかもしれない」と話す昌子も「次は届くようにしっかり練習したい」。最終節。勝って決める。
鹿島、連覇持ち越し 柏と0-0ドロー
2017年11月27日 紙面から

鹿島-柏肩 を落とす金崎(手前)ら鹿島イレブン=カシマスタジアムで(岩本旭人撮影)
◇J1第33節 鹿島0-0柏
首位の鹿島は柏と0-0で引き分け、優勝決定は持ち越された。勝ち点は71。試合のない29日に、2試合を残す同66の2位川崎が浦和に引き分けるか負ければ、2年連続9度目の優勝が決まる。C大阪は神戸に3-1で逆転勝ちし、5連勝で3位以上を確定した。杉本が2ゴールし、22点で得点ランキング単独トップに立った。
表情が渋い。苦虫をかみつぶしたようだった。首位の鹿島はホーム最終戦の勝利で優勝が決まる一戦だった。だが、結果はスコアレスドロー。試合後のセレモニーで主将の小笠原、エースの金崎は無念、悔しさを隠さず、怒気の色が浮かんだ。代表してあいさつした昌子は3万人以上のファンに誓った。
「全員がホームで優勝を決めたかった思いはありましたが、(次の)アウェーで必ず勝ちます。オレが決めてやるとか、オレが止めてやるとかじゃなくて、チーム、ファミリーで勝つのが一番大事。その思いで必ず勝ちます」
攻めに攻めた。シュートは柏の4本に対して、23本も浴びせた。大岩監督も「いい形で攻撃できていた。最後は決められず残念だが、ゲーム自体は良かった」と話した。ただ、力が入った。CKを13本も獲得。後半14分の左CKから日本代表DF昌子が放ったヘディングはバーにはじかれた。運にも見放された。
ただ、有利な立場は変わらない。29日に2位の川崎が浦和に勝たなければ、優勝が決まる。最終節までもつれ込んでも、アウェー・磐田戦(12月2日)で白星を手にすれば自力で連覇を手にできる。昌子は「これが年間優勝の難しさ」と言いつつも、「仲間を信頼することを忘れずにやる」と締めた。この日の苦味を喜びの味に変える。その先に連覇、そしてクラブ20個目のタイトルが待つ。 (占部哲也)
J1鹿島、勝ち点3遠く 29日 川崎敗戦かドローでV
柏と0-0

鹿島-柏 試合後、サポーターにあいさつする鹿島イレブン=カシマスタジアム、村田知宏撮影
明治安田J1第33節第1日(26日・カシマスタジアムほか=8試合)首位鹿島は0-0で引き分け、優勝は持ち越された。通算成績は23勝2分け8敗、勝ち点71。同節最終日の29日に、2位川崎が浦和に引き分けるか負ければ、鹿島の2年連続9度目の優勝が決まる。
鹿島は手堅い守備から主導権を握り、後半は一方的に攻めた。しかし、柏の粘り強い守備を最後まで崩しきれず、今季2度目の引き分けに終わった。
結果について言葉を並べる監督・選手である。
ゴールレスドローという結果は望むものではなかった。
守備を固め攻める気のない相手をどう崩していくかは、この先も課題となって行こう。
また、西は「僕、全く疲れなかったんですよ。やっぱりああいう雰囲気の中でできると、いつもより疲れを感じないというか。そこ、太字で書いておいてください(笑)」語る。
大観衆の前でのプレイは気持ちあり方が異なる様子。
来季はこのように多くのサポーターが集まる試合を多くしていきたいところ。
また、この試合を視察した日本代表の手倉森コーチは、三竿健斗の成長に目を細める。
U-22日本代表を率いていた際は、健斗を招集して元にて指導した。
そのときは「遅い」と評しておった。
鹿島に移籍し2年研鑽し、大きく成長したことを伝わる。
まだ若い健斗は、更に大きくなってくれよう
楽しみである。

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今季の集大成
鹿島20冠目へ 昌子10連勝で10年ぶり本拠地V必ず
明治安田生命J1第33節 鹿島―柏 ( 2017年11月26日 カシマ )

サポーターが用意した横断幕や旗をバックに、リラックスゲームを行ったFW金崎(右端)らイレブン
Photo By スポニチ
J1は26日、第33節の8試合を行う。首位の鹿島はクラブ20冠目のタイトルを懸けて柏戦に挑む。勝てば連覇が決定する大一番の開催地は、カシマスタジアム。鹿島在籍7年目の日本代表DF昌子源(24)は、自身にとって初めてとなる本拠での優勝決定の瞬間を待ちわびた。
最高の舞台が整った。過去19冠を獲得してきたクラブだが、ホームでの優勝決定はわずか4回。10冠目の07年リーグ優勝が最後だ。プロ7年目のDF昌子でさえ、まだ一度も“ホームの歓喜”を知らない。「ホームで勝って、優勝を味わってみたい」と願った。
チケットは8季ぶりとなる完売。試合前日の練習場も約800人の人であふれた。指揮官はこの日の円陣で「選ばれた18人が、他のチームメートの分も戦わないといけない」と鼓舞。いつもと変わらない言葉で、勝てばホーム10連勝となる決戦への準備を整えた。変則日程で3週間公式戦がない期間が続いた中、難しい調整期間も乗り越えて挑む一戦だ。
過去8回のリーグ優勝では逆転する展開が多く、3カ月も首位を維持した今季は珍しい。「だからこそ、優勝したら一回りも二回りも大きくなれる。とにかくどんなことがあっても勝つ」と昌子。ホームで、自力で決められる運命のような巡り合わせ。大切な場所で、20冠目の節目を刻む。
[ 2017年11月26日 05:30 ]
【鹿島】“優勝”禁句 大岩監督「いつも通り」
2017年11月26日7時0分 スポーツ報知

柏戦に向けて調整する鹿島・昌子(手前)
J1は第33節の8試合が26日、各地で行われる。鹿島は25日、勝てば9度目の優勝が決まる柏戦(26日・カシマ)に備えクラブハウスで調整。大岩剛監督(45)は「優勝」という言葉を封印し、クラブ記録となる勝ち点73、最多無失点(15試合)でJ史上最速の20冠をたぐり寄せる。2位の川崎はACL決勝に進出した浦和と29日に対戦するため、鹿島が26日に優勝を決める条件は勝利のみ。J1残留争いは16位・甲府、17位・大宮の同時降格が決まる可能性がある。
連覇を実現するために大岩監督は「優勝」というフレーズを封印した。この日の練習では多くのサポーターが駆けつけ、旗が振られた。指揮官は「サポーターが非常に良い雰囲気を作ってくれた」と感謝しつつも、選手には「優勝という言葉は言っていない。いつも通り柏戦にフォーカスして準備しようと言った」と静かに大一番を見据えた。
今季32試合のうち14試合が無失点で、Vゴールが廃止された2003年以降のクラブ最多記録に並んだ。勝ち点も現行制度の05年以降でクラブ最多(07年の勝ち点72)を更新するペースで積み上げ70に到達。指揮官は「優勝を経験している選手がほとんど。全く心配はしていない」と断言し、これまで通りの姿勢を貫く考えだ。
GK曽ケ端は「チームとしても個人としても、優勝が決まるからといって特別なことはしない。いつも通り準備する」と意向をくんだ。DF昌子も「理想は完封だけど勝てばいい。結果がすべて」と続いた。09年3月の浦和戦以来8年ぶりにチケットが完売したホーム最終戦。タイトル獲得数で2位のG大阪(9冠)を大きく引き離す20冠目を、超満員のカシマで決める。(内田 知宏)
鹿島、20冠へ闘志 J1、26日ホームで柏戦
チケット完売 声援力に勝利目指す

セットプレーの練習に取り組む鹿島イレブン=クラブハウスグラウンド
明治安田J1第33節第1日は26日、各地で8試合を行い、首位鹿島はカシマスタジアムで4位柏と対戦する。キックオフは午後1時。鹿島は勝てば主要タイトル20冠目となる2年連続9度目の優勝が決まる。チケットが完売したホーム最終戦で歓喜の瞬間を迎えられるか。通算成績は23勝1分け8敗、勝ち点70。
ホーム戦はシーズン途中に大岩監督が就任して以降、9戦全勝を誇る。加えてチケット完売は2009年の開幕戦以来。“12番目の選手”が勝利の後押しをしてくれるのは心強い。11年に加入した昌子は「自分が入ってからホームが満員になるのは初めて。五つのタイトルに関わったが、全部アウェーか中立地だったので、ホームで(優勝を)味わいたい」と意欲を燃やした。
気掛かりなのは試合勘の差。鹿島はアジア・チャンピオンズリーグ決勝の影響で前節の浦和戦から3週間試合がなかったが、柏は先週試合をこなしている。鹿島は19日の練習試合を今節と同じ時間に実施。練習試合までも公式戦時と同内容の練習で調整。実戦感覚の維持に努め、大岩監督は「柏戦に向けしっかり準備できた」と自信をのぞかせる。
前節は相手の攻撃をシュート3本に封じて1-0で勝ち、チームの完成度の高さを示した。土居は「今のサッカーはこの1年の積み重ね。やってきたことを信じて戦う」と、今季の集大成を見せるつもりだ。 (藤崎徹)

柏戦に向けた前日の様子を取材した各紙である。
クラブハウス練習場には800人ものサポが集結し、前日トレーニングを見学したことが伝えられる。
良い雰囲気を作り出した様子。
サポーターと共にタイトルを獲るのだ。
ホームの力を見せるとき。
いよいよ気持ちは最高潮となる。
気分の高まりを感じつつスタジアムに向かう。
楽しみな一戦である。

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明治安田生命J1第33節 鹿島―柏 ( 2017年11月26日 カシマ )

サポーターが用意した横断幕や旗をバックに、リラックスゲームを行ったFW金崎(右端)らイレブン
Photo By スポニチ
J1は26日、第33節の8試合を行う。首位の鹿島はクラブ20冠目のタイトルを懸けて柏戦に挑む。勝てば連覇が決定する大一番の開催地は、カシマスタジアム。鹿島在籍7年目の日本代表DF昌子源(24)は、自身にとって初めてとなる本拠での優勝決定の瞬間を待ちわびた。
最高の舞台が整った。過去19冠を獲得してきたクラブだが、ホームでの優勝決定はわずか4回。10冠目の07年リーグ優勝が最後だ。プロ7年目のDF昌子でさえ、まだ一度も“ホームの歓喜”を知らない。「ホームで勝って、優勝を味わってみたい」と願った。
チケットは8季ぶりとなる完売。試合前日の練習場も約800人の人であふれた。指揮官はこの日の円陣で「選ばれた18人が、他のチームメートの分も戦わないといけない」と鼓舞。いつもと変わらない言葉で、勝てばホーム10連勝となる決戦への準備を整えた。変則日程で3週間公式戦がない期間が続いた中、難しい調整期間も乗り越えて挑む一戦だ。
過去8回のリーグ優勝では逆転する展開が多く、3カ月も首位を維持した今季は珍しい。「だからこそ、優勝したら一回りも二回りも大きくなれる。とにかくどんなことがあっても勝つ」と昌子。ホームで、自力で決められる運命のような巡り合わせ。大切な場所で、20冠目の節目を刻む。
[ 2017年11月26日 05:30 ]
【鹿島】“優勝”禁句 大岩監督「いつも通り」
2017年11月26日7時0分 スポーツ報知

柏戦に向けて調整する鹿島・昌子(手前)
J1は第33節の8試合が26日、各地で行われる。鹿島は25日、勝てば9度目の優勝が決まる柏戦(26日・カシマ)に備えクラブハウスで調整。大岩剛監督(45)は「優勝」という言葉を封印し、クラブ記録となる勝ち点73、最多無失点(15試合)でJ史上最速の20冠をたぐり寄せる。2位の川崎はACL決勝に進出した浦和と29日に対戦するため、鹿島が26日に優勝を決める条件は勝利のみ。J1残留争いは16位・甲府、17位・大宮の同時降格が決まる可能性がある。
連覇を実現するために大岩監督は「優勝」というフレーズを封印した。この日の練習では多くのサポーターが駆けつけ、旗が振られた。指揮官は「サポーターが非常に良い雰囲気を作ってくれた」と感謝しつつも、選手には「優勝という言葉は言っていない。いつも通り柏戦にフォーカスして準備しようと言った」と静かに大一番を見据えた。
今季32試合のうち14試合が無失点で、Vゴールが廃止された2003年以降のクラブ最多記録に並んだ。勝ち点も現行制度の05年以降でクラブ最多(07年の勝ち点72)を更新するペースで積み上げ70に到達。指揮官は「優勝を経験している選手がほとんど。全く心配はしていない」と断言し、これまで通りの姿勢を貫く考えだ。
GK曽ケ端は「チームとしても個人としても、優勝が決まるからといって特別なことはしない。いつも通り準備する」と意向をくんだ。DF昌子も「理想は完封だけど勝てばいい。結果がすべて」と続いた。09年3月の浦和戦以来8年ぶりにチケットが完売したホーム最終戦。タイトル獲得数で2位のG大阪(9冠)を大きく引き離す20冠目を、超満員のカシマで決める。(内田 知宏)
鹿島、20冠へ闘志 J1、26日ホームで柏戦
チケット完売 声援力に勝利目指す

セットプレーの練習に取り組む鹿島イレブン=クラブハウスグラウンド
明治安田J1第33節第1日は26日、各地で8試合を行い、首位鹿島はカシマスタジアムで4位柏と対戦する。キックオフは午後1時。鹿島は勝てば主要タイトル20冠目となる2年連続9度目の優勝が決まる。チケットが完売したホーム最終戦で歓喜の瞬間を迎えられるか。通算成績は23勝1分け8敗、勝ち点70。
ホーム戦はシーズン途中に大岩監督が就任して以降、9戦全勝を誇る。加えてチケット完売は2009年の開幕戦以来。“12番目の選手”が勝利の後押しをしてくれるのは心強い。11年に加入した昌子は「自分が入ってからホームが満員になるのは初めて。五つのタイトルに関わったが、全部アウェーか中立地だったので、ホームで(優勝を)味わいたい」と意欲を燃やした。
気掛かりなのは試合勘の差。鹿島はアジア・チャンピオンズリーグ決勝の影響で前節の浦和戦から3週間試合がなかったが、柏は先週試合をこなしている。鹿島は19日の練習試合を今節と同じ時間に実施。練習試合までも公式戦時と同内容の練習で調整。実戦感覚の維持に努め、大岩監督は「柏戦に向けしっかり準備できた」と自信をのぞかせる。
前節は相手の攻撃をシュート3本に封じて1-0で勝ち、チームの完成度の高さを示した。土居は「今のサッカーはこの1年の積み重ね。やってきたことを信じて戦う」と、今季の集大成を見せるつもりだ。 (藤崎徹)

柏戦に向けた前日の様子を取材した各紙である。
クラブハウス練習場には800人ものサポが集結し、前日トレーニングを見学したことが伝えられる。
良い雰囲気を作り出した様子。
サポーターと共にタイトルを獲るのだ。
ホームの力を見せるとき。
いよいよ気持ちは最高潮となる。
気分の高まりを感じつつスタジアムに向かう。
楽しみな一戦である。

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柏戦前日練習
柏戦前日練習

明日の柏レイソル戦に向け、セットプレーやレクリエーションゲームで最終調整しました。
柏戦に向けた前日練習の一コマである。
緊張した面持ちで大岩監督の言葉を聞く。
柏の戦術を頭に入れ、弱点を突いてゴールを奪うのだ。
スキを見せてはならぬ。
高い集中力で勝利を呼び込め。
重要な一戦である。

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明日の柏レイソル戦に向け、セットプレーやレクリエーションゲームで最終調整しました。
柏戦に向けた前日練習の一コマである。
緊張した面持ちで大岩監督の言葉を聞く。
柏の戦術を頭に入れ、弱点を突いてゴールを奪うのだ。
スキを見せてはならぬ。
高い集中力で勝利を呼び込め。
重要な一戦である。

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平常心と緊張感
J1鹿島、26日に勝てばV決定
セットプレーなど最終確認
2017/11/25 17:37
©一般社団法人共同通信社

柏戦に向けて調整する鹿島・昌子(手前)=茨城県鹿嶋市
J1首位の鹿島は26日に柏をホームに迎え、勝てば2年連続9度目のリーグ優勝が決まる。25日は茨城県鹿嶋市内で調整し、大岩監督は「いつも通りの準備をしてきた。試合で起こりうること全てに、いい緊張感を持って対応したい」と平常心を強調した。
練習では大勢のサポーターが見守る中、金崎や昌子らがセットプレーの確認などに取り組んだ。昌子は「ホームで優勝を決められることほどうれしいことはない。今は高ぶる気持ちを抑えている感じ」と集中した様子だった。
前節からの間隔が3週間と長く試合勘には不安がある。それでも大岩監督は「スケジュールを言い訳にしない」と意に介さなかった。
柏戦に向けた前日練習を取材した共同通信社である。
大岩監督は、「いつも通りの準備をしてきた。試合で起こりうること全てに、いい緊張感を持って対応したい」と語り、特別な試合ではないことを強調する。
こういう試合で重要なことは、如何に平常心を保ち、いつも通りにプレイすることであろう。
気負いし過ぎず、冷静にサッカーをプレイにするのだ。
とはいえ、10年ぶりのホームでの優勝がかかる試合に源は、「ホームで優勝を決められることほどうれしいことはない。今は高ぶる気持ちを抑えている感じ」と正直に話す。
やはり、考えるなと言っても難しい部分もあろう。
満員のスタジアムも更に緊張感を増すのではなかろうか。
しかしながら、源は昨季の優勝を味わっており、CWC決勝も知っておる。
多少の高ぶりがあろうとも、平常心を忘れるようなことはなかろう。
いよいよ決戦。
勝利でスタジアムに歓喜を脇起こすのだ。
楽しみにしておる。

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セットプレーなど最終確認
2017/11/25 17:37
©一般社団法人共同通信社

柏戦に向けて調整する鹿島・昌子(手前)=茨城県鹿嶋市
J1首位の鹿島は26日に柏をホームに迎え、勝てば2年連続9度目のリーグ優勝が決まる。25日は茨城県鹿嶋市内で調整し、大岩監督は「いつも通りの準備をしてきた。試合で起こりうること全てに、いい緊張感を持って対応したい」と平常心を強調した。
練習では大勢のサポーターが見守る中、金崎や昌子らがセットプレーの確認などに取り組んだ。昌子は「ホームで優勝を決められることほどうれしいことはない。今は高ぶる気持ちを抑えている感じ」と集中した様子だった。
前節からの間隔が3週間と長く試合勘には不安がある。それでも大岩監督は「スケジュールを言い訳にしない」と意に介さなかった。
柏戦に向けた前日練習を取材した共同通信社である。
大岩監督は、「いつも通りの準備をしてきた。試合で起こりうること全てに、いい緊張感を持って対応したい」と語り、特別な試合ではないことを強調する。
こういう試合で重要なことは、如何に平常心を保ち、いつも通りにプレイすることであろう。
気負いし過ぎず、冷静にサッカーをプレイにするのだ。
とはいえ、10年ぶりのホームでの優勝がかかる試合に源は、「ホームで優勝を決められることほどうれしいことはない。今は高ぶる気持ちを抑えている感じ」と正直に話す。
やはり、考えるなと言っても難しい部分もあろう。
満員のスタジアムも更に緊張感を増すのではなかろうか。
しかしながら、源は昨季の優勝を味わっており、CWC決勝も知っておる。
多少の高ぶりがあろうとも、平常心を忘れるようなことはなかろう。
いよいよ決戦。
勝利でスタジアムに歓喜を脇起こすのだ。
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レオ・シルバと共にタイトルを
【鹿島 vs 柏】 ウォーミングアップコラム:レオ シルバが見せるタイトルへの強い意気込み
2017年11月25日(土)

試合のピッチに立つ直前、ロッカールームではキャプテンや指名された選手がチームを代表して全員を鼓舞する。試合直前ということもあり、その声かけの内容は重要だ。リーグ戦も残り10試合となった25節の大宮アルディージャ戦では、レオ シルバ(写真)が「残りの10試合、すべて決勝戦のつもりで戦おう」と呼びかけ、チーム全体の士気を高めた。
それからしばらく、レオ シルバがその役目を担うことはなかったが、前節の浦和戦、円陣を組むチームメイトの輪からすっと前に進み出ると再びチームに呼びかけた。
「ここまで来たら絶対に勝とう!優勝しよう!」
2013年に来日したレオ シルバにとっては初めてのリーグタイトル獲得のチャンスだ。2014年にはJリーグベストイレブンに選出されるなど、個人としての評価は確固たるものを築いてきたが、選手の価値を最も表すのは獲得したタイトルの数だ。特にブラジル人はその意識が強く、レオ シルバもその一人。クラブハウスに飾られた数々の優勝写真にじっくり目を通し「自分もクラブの歴史に名を刻みたい」と強い気持ちを抱いてきた。
目標としてきたリーグタイトルまであと一つ。
「決勝戦のつもりで戦う」意識は、チーム全体で共有されている。
文:田中滋(鹿島担当)
明治安田生命J1リーグ 第33節
11月26日(日)13:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 柏レイソル
ホーム最終戦を前にレオ・シルバをピックアップするJ’sGOALの田中滋氏である。
前節・浦和戦でのエピソードを挙げる。
「ここまで来たら絶対に勝とう!優勝しよう!」とチームに呼びかけたとのこと。
この試合、レオ・シルバのパフォーマンスは素晴らしかった。
高いモチベーションにてチームに勢いをもたらせておる。
今節も鹿島にタイトルをもたらせるために移籍してきた助っ人の言葉を体現しようではないか。
レオ・シルバをクラブの歴史に名を刻ませるのだ。
Jリーグ最強ボランチの躍動にてタイトルを掴む。
期待しておる。

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2017年11月25日(土)

試合のピッチに立つ直前、ロッカールームではキャプテンや指名された選手がチームを代表して全員を鼓舞する。試合直前ということもあり、その声かけの内容は重要だ。リーグ戦も残り10試合となった25節の大宮アルディージャ戦では、レオ シルバ(写真)が「残りの10試合、すべて決勝戦のつもりで戦おう」と呼びかけ、チーム全体の士気を高めた。
それからしばらく、レオ シルバがその役目を担うことはなかったが、前節の浦和戦、円陣を組むチームメイトの輪からすっと前に進み出ると再びチームに呼びかけた。
「ここまで来たら絶対に勝とう!優勝しよう!」
2013年に来日したレオ シルバにとっては初めてのリーグタイトル獲得のチャンスだ。2014年にはJリーグベストイレブンに選出されるなど、個人としての評価は確固たるものを築いてきたが、選手の価値を最も表すのは獲得したタイトルの数だ。特にブラジル人はその意識が強く、レオ シルバもその一人。クラブハウスに飾られた数々の優勝写真にじっくり目を通し「自分もクラブの歴史に名を刻みたい」と強い気持ちを抱いてきた。
目標としてきたリーグタイトルまであと一つ。
「決勝戦のつもりで戦う」意識は、チーム全体で共有されている。
文:田中滋(鹿島担当)
明治安田生命J1リーグ 第33節
11月26日(日)13:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 柏レイソル
ホーム最終戦を前にレオ・シルバをピックアップするJ’sGOALの田中滋氏である。
前節・浦和戦でのエピソードを挙げる。
「ここまで来たら絶対に勝とう!優勝しよう!」とチームに呼びかけたとのこと。
この試合、レオ・シルバのパフォーマンスは素晴らしかった。
高いモチベーションにてチームに勢いをもたらせておる。
今節も鹿島にタイトルをもたらせるために移籍してきた助っ人の言葉を体現しようではないか。
レオ・シルバをクラブの歴史に名を刻ませるのだ。
Jリーグ最強ボランチの躍動にてタイトルを掴む。
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鹿島――大舞台で緊張するようなチームではない
【J1展望】鹿島×柏|満員のスタジアムで、常勝軍団は節目の“20冠”達成なるか
サッカーダイジェスト編集部
2017年11月25日
鹿島――大舞台で緊張するようなチームではない。

故障者/鹿島=三竿雄、田中 柏=手塚、小林
出場停止/鹿島=なし 柏=キム・ボギョン
J1リーグ 第33節
鹿島アントラーズ-柏レイソル
11月26日(日)/13:00/県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ
今季成績(32節終了時):1位 勝点70 23勝1分8敗 53得点・31失点
【最新チーム事情】
●勝てば優勝が決まる柏戦で、先発は浦和戦から変更ない見込み。
●大岩監督は「目の前の試合への準備」を強調し、ミーティングなどで「優勝」という言葉を使わなかった。
●柏戦の観戦チケットは、09年浦和戦以来となる完売。GK曽ケ端は「自然とスイッチが入る。期待を感じる」と意気込んだ。
【担当記者の視点】
勝てばリーグ連覇が決まる大一番。今季のホーム最終節でもあり、是が非でも勝利を掴んで、最高の形で節目の“20冠”を達成したい。
柏との前回対戦では、3-2の打ち合いを制した。敵はACL出場権獲得のために勝点3を狙ってくるはずで、今節も激しいバトルが繰り広げられそうだ。
チケットはすでにソールドアウト。ただし、こうした大舞台で緊張するようなチームではない。大岩監督が就任後、ホームでは目下9連勝中だ。持ち前の勝負強さを発揮して、タイトルを手に入れるだけだ。
柏――再確認した「ボールを握ること」。
柏レイソル
今季成績(32節終了時):4位 勝点58 17勝7分8敗 48得点・33失点
【最新チーム事情】
●いずれも負傷していた武富(第4腰椎横突起骨折)とユン・ソギョン(右外側ハムストリング肉離れ)らが戦列復帰。
●19日のいわきFCとの練習試合は1−0で勝利。柏U-18の田中陸が得点。
●今週は4日間の非公開練習を敢行。
【担当記者の視点】
前節の磐田戦では、リーグ戦5試合ぶりの勝利を挙げ、ACL出場権獲得へ向けて望みをつないだ。DF鎌田を中心とした気迫溢れる守備が光ったが、ただ本来のサッカーができたとは言い難い。鹿島戦はいかに自分たちのペースで試合を進めるかがひとつの鍵となる。下平監督は今節へ向けて「ボールを握ること」を選手に再確認させて、準備を進めた。
また出場停止のキム・ボギョンに代わり、大谷とボランチを組むのは栗澤だろう。もっとも、スムーズなビルドアップを考えれば、負傷から明けた中谷と鎌田をCBで組ませ、パスセンスのある中山をボランチに抜擢する可能性はゼロではない。
「持ち前の勝負強さを発揮して、タイトルを手に入れるだけだ」と言いきるサッカーダイジェストのプレビューである。
チケット完売・満員のスタジアムとなるのは2009年開幕の浦和戦以来とのこと。
この時は37,878人の観客の前にて2-0というスコア以上に浦和を圧倒した。
その試合でもゴールマウスを守った曽ケ端は、「自然とスイッチが入る。期待を感じる」と今回も気持ちが愛っておる。
高い集中力でクリーンシートを達成して欲しい。
さすれば、攻撃陣が得点を奪ってくれよう。
楽しみにしてスタジアムに向かう。
勝利を信じておる。

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サッカーダイジェスト編集部
2017年11月25日
鹿島――大舞台で緊張するようなチームではない。

故障者/鹿島=三竿雄、田中 柏=手塚、小林
出場停止/鹿島=なし 柏=キム・ボギョン
J1リーグ 第33節
鹿島アントラーズ-柏レイソル
11月26日(日)/13:00/県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ
今季成績(32節終了時):1位 勝点70 23勝1分8敗 53得点・31失点
【最新チーム事情】
●勝てば優勝が決まる柏戦で、先発は浦和戦から変更ない見込み。
●大岩監督は「目の前の試合への準備」を強調し、ミーティングなどで「優勝」という言葉を使わなかった。
●柏戦の観戦チケットは、09年浦和戦以来となる完売。GK曽ケ端は「自然とスイッチが入る。期待を感じる」と意気込んだ。
【担当記者の視点】
勝てばリーグ連覇が決まる大一番。今季のホーム最終節でもあり、是が非でも勝利を掴んで、最高の形で節目の“20冠”を達成したい。
柏との前回対戦では、3-2の打ち合いを制した。敵はACL出場権獲得のために勝点3を狙ってくるはずで、今節も激しいバトルが繰り広げられそうだ。
チケットはすでにソールドアウト。ただし、こうした大舞台で緊張するようなチームではない。大岩監督が就任後、ホームでは目下9連勝中だ。持ち前の勝負強さを発揮して、タイトルを手に入れるだけだ。
柏――再確認した「ボールを握ること」。
柏レイソル
今季成績(32節終了時):4位 勝点58 17勝7分8敗 48得点・33失点
【最新チーム事情】
●いずれも負傷していた武富(第4腰椎横突起骨折)とユン・ソギョン(右外側ハムストリング肉離れ)らが戦列復帰。
●19日のいわきFCとの練習試合は1−0で勝利。柏U-18の田中陸が得点。
●今週は4日間の非公開練習を敢行。
【担当記者の視点】
前節の磐田戦では、リーグ戦5試合ぶりの勝利を挙げ、ACL出場権獲得へ向けて望みをつないだ。DF鎌田を中心とした気迫溢れる守備が光ったが、ただ本来のサッカーができたとは言い難い。鹿島戦はいかに自分たちのペースで試合を進めるかがひとつの鍵となる。下平監督は今節へ向けて「ボールを握ること」を選手に再確認させて、準備を進めた。
また出場停止のキム・ボギョンに代わり、大谷とボランチを組むのは栗澤だろう。もっとも、スムーズなビルドアップを考えれば、負傷から明けた中谷と鎌田をCBで組ませ、パスセンスのある中山をボランチに抜擢する可能性はゼロではない。
「持ち前の勝負強さを発揮して、タイトルを手に入れるだけだ」と言いきるサッカーダイジェストのプレビューである。
チケット完売・満員のスタジアムとなるのは2009年開幕の浦和戦以来とのこと。
この時は37,878人の観客の前にて2-0というスコア以上に浦和を圧倒した。
その試合でもゴールマウスを守った曽ケ端は、「自然とスイッチが入る。期待を感じる」と今回も気持ちが愛っておる。
高い集中力でクリーンシートを達成して欲しい。
さすれば、攻撃陣が得点を奪ってくれよう。
楽しみにしてスタジアムに向かう。
勝利を信じておる。

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連覇の瞬間は極上の1杯とともに。
鹿島名物「食肉のモツ煮」物語。
連覇の瞬間は極上の1杯とともに。
posted2017/11/25 09:00

フラッと訪れるには少々決意のいるカシマスタジアム。だからこそ「食肉のモツ煮」を食した瞬間の幸福は何ものにも代えがたいのだ。
text by
池田博一
Hirokazu Ikeda
PROFILE
photograph by
J.LEAGUE PHOTOS
「はい、お待ち!」
ネギを自分の裁量で投入し、七味をかける。箸を割ってフーフーフー。一口含むと思わずため息と合わせて白い息がこぼれ出る。意外とあっさりの味噌仕立て。具がたっぷりで深く染み込んだ味わい。モツ特有の臭みが少なく、誰でも口にできる味を実現しているのは、手間暇かけている証しだろう。
その味は、Jリーグスタジアムグルメで3年連続ベストイレブンに入り、殿堂入り。
「サントリーモルツメニューコンテスト」というカシマスタジアム内のグルメコンテストで優勝したこともあるほど。ビジターのサポーター専用エリアでは購入できないため、わざわざバックスタンドやメインスタンドのチケットを買うアウェイサポーターもいるという。
「しょくにくのもつに」といえば、“アントラーズサポーターなら誰もが知る一品”と言っても過言ではないだろう。カシマスタジアムのモツ煮の中で最も人気を博している鹿島食肉事業協同組合の「モツ煮」、通称「食肉のモツ煮」のことだ。
出店のきっかけは「たまたま」日韓W杯だった。
そんな大人気の逸品。どんな人が、いつから作っているのだろう。調べてみると、やっぱりそうだ。いつも店頭でモツ煮をよそってくれる、あの人。笹本精肉店の笹本渉さんだ。
「本職は肉屋。ふだんは肉を切って、それを売っています。モツ煮はふだんお店でも売っているんですよ」
鹿嶋市で生まれ育ち、高校を卒業して実家の肉屋を継いだ。スタジアムで出店するようになったのは、2002年W杯のときにスタジアムが増改築されてからだという。
「もともと食肉事業協同組合のなかで、スタジアムで出店できないかという話をしていたんです。そしたら、2002年W杯がカシマスタジアムで開催されることになって、改装して大きくなったら売店数も増やすことになった。そのときにたまたまポッと入れたんですよ。それから今まで続けて来たという感じです。出店できたというより、たまたまなんですよ」
「年間通じて涼しいから1年中売れるのかも」
今やモツ煮は、カシマスタジアムに来て何を食べるか考えたとき、誰もがまず頭に浮かべるメニューの1つとなった。だが「スタジアムで出店当時から出していたメニューではあったんですが、人気が出たのは最近なんですよ」と笹本さん。
「みんなインターネットとかで見て来てくれるのかね」
そっと微笑む。大人気の秘密はいかに。味付けのこだわりを聞くと、意外や意外「昔ながらのものを出しているだけ。そんなにこだわってという訳ではない」という。
あえて言えば、という前置きのあと、1つ教えてくれた。
「新鮮なモツを選んで煮ることくらいですかね。それと鹿嶋は年間を通じて涼しいんです。それはスタジアムも同じ。だから1年中みんな買ってくれるのかもしれないですね」
毎試合、長野から片道8時間かけてくる人も。
いつも自身が店頭に立ってモツ煮を手際よく盛りつける。そんな笹本さんにとっての楽しみは、“モツ煮が売れる”ということよりも、サポーターとのコミュニケーションをとることだという。
「お客さんの顔を見ているだけで楽しいんですよ。結構、遠くから来る人もいてね。毎試合、長野県から片道8時間かけて1人で来る人もいる。お客さんの中にはアウェイも見に行って、全国を回っている人もいるから、お土産を買って来てくれる人もいるんです」
今季アントラーズサポーターの観客席は、ホームとアウェイが入れ替えとなった。これまでホーム側のゴール裏に近かった鹿島食肉事業協同組合にとって、アントラーズサポーターから少し遠い位置になった。
「今年からうちの店はアウェイ寄りになったんですが、売れ行きがこれまでとそんなに変わらないんです。遠くなってもそれだけ買いに来てくれる人がいるってことなのかな。そういうのはうれしいですよね」
言葉が弾む。
「買いに来てくれる人たちは、僕がモツ煮をよそって一言二言話すだけでも楽しいみたいで。うちのモツ煮を食べて、試合で勝った。だからゲンを担いで、続けて食べる。そういう方も多いんです。まあ、声をかけると言っても今日は寒いなあとか言うくらいなんですけどね」
「モツだけで1試合約200kg使います」
開場してから試合が始まるまで、とにかく鹿島食肉事業協同組合の前は常に行列ができる。1人で並んで大事そうにネギと七味をかけて食べている人もいれば、みんなの分をまとめて買っているのか、3、4杯一気に頼んで両手がふさがっている人も。1試合でどれだけ売れるのだろう。
「1試合で何杯売れるのか……それは企業秘密かな。ん? モツだけで1試合約200kg使います」
200kgのモツがどれくらいの量か想像したことがあるだろうか。ただ、ものすごい量だということは簡単に想像できる。「何杯か? そのへんは想像にお任せします」と笑って返す。
では、これだけの量を準備するのに、どれだけ時間がかかるのだろう。
「1回で200升から250升しか作れないんです。だから、何回も炊かないといけない。うちは必ず当日にスタジアム入りするまでに作り上げるので、逆算して前日から準備して作っていきます」
1升は約1.8リットル。200升とは約360リットルにもおよぶ。それが1回2時間で完成。出来上がればまた作る。その繰り返しだ。
いつも朝までに用意してスタジアム入り。
「スタジアムに入るのがキックオフの7時間前だから、その30分前までにすべて仕上げないと間に合わない。いつも徹夜で朝までに用意してスタジアム入り。冬場は早い時間帯のキックオフが多いので、いつも寝る時間はないですね」
スタジアム売店を管理するクラブスタッフも驚くのが、販売予測だ。どれだけお客さんが入るのか、スタッフよりも正確な予測をすることが多いという。
「何人くらい観客が入ったら何杯分を持っていけば足りるかは把握しています。それだけ何年も通っていますから。だいたい予測は立ちます」
前売りのチケット販売状況を見て、逆算して作る量を決めていく。長年の経験が、より効率的にたくさんのサポーターの笑顔を生んでいる。
「みんな負けたときは選手の悪口なんかを言いながら、僕とは話もしないで帰っちゃう。でも、勝ったときはみんな笑顔なんですよね。勝ったときは声をかけてもらったり、話をしたりすることもあるんですよ」
「柏戦、前日は20時から準備しますよ」
これまでカシマスタジアムでの出店時に優勝を経験したのは2007年の一度だけ。
「ニュースとか見ますよ。やっぱり結果も気になる」
11月26日、ホーム最終戦となるJ1第33節柏レイソル戦。2度目となる可能性があるこの日、すでにチケットは2009年J1開幕試合の浦和レッズ戦以来となる完売の状況だ。
「柏戦はたくさん人が入るみたいですからね。前日の19時に肉屋の仕事を終えて、20時から準備します。今度の試合も勝ってもらわないとね」
優勝をかけた柏戦で、サポーターと笑顔で話をするために。今夜も“食肉のモツ煮”を乗せたコンロに、火がともる。
鹿島食肉事業協同組合の「モツ煮」について記すNumberWebの池田氏である。
カシマスタジアムと言えばモツ煮とまで言われるほどの名物グルメであるが、ここのモツ煮は以外と歴史が浅く2002日韓W杯を機にとのこと。
これは知らなんだ。
確かに増築後には、更にグルメスタジアムとしての地位を確立したように感じる。
その一角にこのモツ煮があったことは事実であろう。
明日の柏戦はチケット完売、いつも以上にモツ煮需要が高まる。
もし優勝が決まれば、カシマスタジアムの戴冠は2007年以来10年ぶりのこととなる。
この素晴らしい瞬間をモツ煮と共に味わいたい。
楽しみである。

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連覇の瞬間は極上の1杯とともに。
posted2017/11/25 09:00

フラッと訪れるには少々決意のいるカシマスタジアム。だからこそ「食肉のモツ煮」を食した瞬間の幸福は何ものにも代えがたいのだ。
text by
池田博一
Hirokazu Ikeda
PROFILE
photograph by
J.LEAGUE PHOTOS
「はい、お待ち!」
ネギを自分の裁量で投入し、七味をかける。箸を割ってフーフーフー。一口含むと思わずため息と合わせて白い息がこぼれ出る。意外とあっさりの味噌仕立て。具がたっぷりで深く染み込んだ味わい。モツ特有の臭みが少なく、誰でも口にできる味を実現しているのは、手間暇かけている証しだろう。
その味は、Jリーグスタジアムグルメで3年連続ベストイレブンに入り、殿堂入り。
「サントリーモルツメニューコンテスト」というカシマスタジアム内のグルメコンテストで優勝したこともあるほど。ビジターのサポーター専用エリアでは購入できないため、わざわざバックスタンドやメインスタンドのチケットを買うアウェイサポーターもいるという。
「しょくにくのもつに」といえば、“アントラーズサポーターなら誰もが知る一品”と言っても過言ではないだろう。カシマスタジアムのモツ煮の中で最も人気を博している鹿島食肉事業協同組合の「モツ煮」、通称「食肉のモツ煮」のことだ。
出店のきっかけは「たまたま」日韓W杯だった。
そんな大人気の逸品。どんな人が、いつから作っているのだろう。調べてみると、やっぱりそうだ。いつも店頭でモツ煮をよそってくれる、あの人。笹本精肉店の笹本渉さんだ。
「本職は肉屋。ふだんは肉を切って、それを売っています。モツ煮はふだんお店でも売っているんですよ」
鹿嶋市で生まれ育ち、高校を卒業して実家の肉屋を継いだ。スタジアムで出店するようになったのは、2002年W杯のときにスタジアムが増改築されてからだという。
「もともと食肉事業協同組合のなかで、スタジアムで出店できないかという話をしていたんです。そしたら、2002年W杯がカシマスタジアムで開催されることになって、改装して大きくなったら売店数も増やすことになった。そのときにたまたまポッと入れたんですよ。それから今まで続けて来たという感じです。出店できたというより、たまたまなんですよ」
「年間通じて涼しいから1年中売れるのかも」
今やモツ煮は、カシマスタジアムに来て何を食べるか考えたとき、誰もがまず頭に浮かべるメニューの1つとなった。だが「スタジアムで出店当時から出していたメニューではあったんですが、人気が出たのは最近なんですよ」と笹本さん。
「みんなインターネットとかで見て来てくれるのかね」
そっと微笑む。大人気の秘密はいかに。味付けのこだわりを聞くと、意外や意外「昔ながらのものを出しているだけ。そんなにこだわってという訳ではない」という。
あえて言えば、という前置きのあと、1つ教えてくれた。
「新鮮なモツを選んで煮ることくらいですかね。それと鹿嶋は年間を通じて涼しいんです。それはスタジアムも同じ。だから1年中みんな買ってくれるのかもしれないですね」
毎試合、長野から片道8時間かけてくる人も。
いつも自身が店頭に立ってモツ煮を手際よく盛りつける。そんな笹本さんにとっての楽しみは、“モツ煮が売れる”ということよりも、サポーターとのコミュニケーションをとることだという。
「お客さんの顔を見ているだけで楽しいんですよ。結構、遠くから来る人もいてね。毎試合、長野県から片道8時間かけて1人で来る人もいる。お客さんの中にはアウェイも見に行って、全国を回っている人もいるから、お土産を買って来てくれる人もいるんです」
今季アントラーズサポーターの観客席は、ホームとアウェイが入れ替えとなった。これまでホーム側のゴール裏に近かった鹿島食肉事業協同組合にとって、アントラーズサポーターから少し遠い位置になった。
「今年からうちの店はアウェイ寄りになったんですが、売れ行きがこれまでとそんなに変わらないんです。遠くなってもそれだけ買いに来てくれる人がいるってことなのかな。そういうのはうれしいですよね」
言葉が弾む。
「買いに来てくれる人たちは、僕がモツ煮をよそって一言二言話すだけでも楽しいみたいで。うちのモツ煮を食べて、試合で勝った。だからゲンを担いで、続けて食べる。そういう方も多いんです。まあ、声をかけると言っても今日は寒いなあとか言うくらいなんですけどね」
「モツだけで1試合約200kg使います」
開場してから試合が始まるまで、とにかく鹿島食肉事業協同組合の前は常に行列ができる。1人で並んで大事そうにネギと七味をかけて食べている人もいれば、みんなの分をまとめて買っているのか、3、4杯一気に頼んで両手がふさがっている人も。1試合でどれだけ売れるのだろう。
「1試合で何杯売れるのか……それは企業秘密かな。ん? モツだけで1試合約200kg使います」
200kgのモツがどれくらいの量か想像したことがあるだろうか。ただ、ものすごい量だということは簡単に想像できる。「何杯か? そのへんは想像にお任せします」と笑って返す。
では、これだけの量を準備するのに、どれだけ時間がかかるのだろう。
「1回で200升から250升しか作れないんです。だから、何回も炊かないといけない。うちは必ず当日にスタジアム入りするまでに作り上げるので、逆算して前日から準備して作っていきます」
1升は約1.8リットル。200升とは約360リットルにもおよぶ。それが1回2時間で完成。出来上がればまた作る。その繰り返しだ。
いつも朝までに用意してスタジアム入り。
「スタジアムに入るのがキックオフの7時間前だから、その30分前までにすべて仕上げないと間に合わない。いつも徹夜で朝までに用意してスタジアム入り。冬場は早い時間帯のキックオフが多いので、いつも寝る時間はないですね」
スタジアム売店を管理するクラブスタッフも驚くのが、販売予測だ。どれだけお客さんが入るのか、スタッフよりも正確な予測をすることが多いという。
「何人くらい観客が入ったら何杯分を持っていけば足りるかは把握しています。それだけ何年も通っていますから。だいたい予測は立ちます」
前売りのチケット販売状況を見て、逆算して作る量を決めていく。長年の経験が、より効率的にたくさんのサポーターの笑顔を生んでいる。
「みんな負けたときは選手の悪口なんかを言いながら、僕とは話もしないで帰っちゃう。でも、勝ったときはみんな笑顔なんですよね。勝ったときは声をかけてもらったり、話をしたりすることもあるんですよ」
「柏戦、前日は20時から準備しますよ」
これまでカシマスタジアムでの出店時に優勝を経験したのは2007年の一度だけ。
「ニュースとか見ますよ。やっぱり結果も気になる」
11月26日、ホーム最終戦となるJ1第33節柏レイソル戦。2度目となる可能性があるこの日、すでにチケットは2009年J1開幕試合の浦和レッズ戦以来となる完売の状況だ。
「柏戦はたくさん人が入るみたいですからね。前日の19時に肉屋の仕事を終えて、20時から準備します。今度の試合も勝ってもらわないとね」
優勝をかけた柏戦で、サポーターと笑顔で話をするために。今夜も“食肉のモツ煮”を乗せたコンロに、火がともる。
鹿島食肉事業協同組合の「モツ煮」について記すNumberWebの池田氏である。
カシマスタジアムと言えばモツ煮とまで言われるほどの名物グルメであるが、ここのモツ煮は以外と歴史が浅く2002日韓W杯を機にとのこと。
これは知らなんだ。
確かに増築後には、更にグルメスタジアムとしての地位を確立したように感じる。
その一角にこのモツ煮があったことは事実であろう。
明日の柏戦はチケット完売、いつも以上にモツ煮需要が高まる。
もし優勝が決まれば、カシマスタジアムの戴冠は2007年以来10年ぶりのこととなる。
この素晴らしい瞬間をモツ煮と共に味わいたい。
楽しみである。

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ヘタフェ・岳、元ハロプロ・真野恵里菜嬢と真剣交際
柴崎、真野恵里菜と真剣交際「アモール」結婚視野に1年前から遠距離愛

真剣交際していることが分かった真野恵里菜と柴崎岳
Photo By スポニチ
来年のサッカーW杯ロシア大会の日本代表入りを目指すMF柴崎岳(25=ヘタフェ)とハロー!プロジェクト出身の人気女優・真野恵里菜(26)が真剣交際していることが24日、分かった。昨秋に出会い、日本とスペインという約1万キロの遠距離ながらじっくり愛を育んでいる。日本人で初めてバルセロナとレアル・マドリードから得点を奪った背番号10。「アモール」を励みにスペイン・リーグでもフル回転をしてみせる。
サッカー界と芸能界の美男美女カップルの誕生だ。
関係者によると、2人は共通の知人を介して知り合い、1年ほど前に交際に発展。約1万キロ離れたスペインと日本を互いに行き来して愛を育んできた。周囲の友人は「具体的に結婚の話は出ていないけど、お互いに心の中では決めているんじゃないでしょうか」と、結婚を視野に入れた真剣交際であることを明かした。
柴崎が代表入りを目指す中で、心身ともに支えとなっているのが、スペイン語で愛する人を意味する、この「アモール」の存在だ。スペイン1部での初得点を奪った今年9月のバルセロナ戦で左足第5中足骨を骨折し、戦線を離脱。10月に手術を受けた後、日本でリハビリを行った。そこでも真野が献身的にサポートをしたようだ。柴崎は現在、クラブで戦列復帰に向けてトレーニングをしている。
真野は07年からハロプロのフットサルチームで活躍し、サッカーに詳しく、柴崎と共通の話題が多い。現在もプライベートでチームを組んでいるほどで、背番号も柴崎と同じ「10」。料理も得意で、母直伝のロールキャベツや絶品のスイートポテトなどで胃袋もつかんでいる。08年にデビューしてアイドルとして活躍したが、最近は女優として才能を開花。昨年のNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」では、主人公が働く会社の厳しい先輩を好演した。
柴崎は、雄弁ではないが芯が強く、かつてのチームメートが「背中で引っ張るタイプ」と評するなど男気にあふれるタイプ。一方の真野はおっとりしたマイペースな性格で知られ、そんな1歳年上のアモールを柴崎がリードしている。
サッカー関係者は「長友(佑都)さんのアモーレ(平愛梨)も年上。勝負の世界でこれから一番大事な時を迎える柴崎にとって“姉さんアモール”はベストな相手。これからこういうケースは増えていくのではないか」と指摘する。
柴崎は交際が始まって間もない昨年12月、鹿島の司令塔としてクラブW杯決勝でレアル・マドリードから2得点を挙げた。日本人で初めてレアル、バルサのスペイン・リーグ2強から公式戦でゴールを奪うなど、アモールの存在が良い結果をもたらしている。
その真野は25日、都内で出演映画「覆面系ノイズ」の初日舞台あいさつを行う。どんな報告をするのか、注目が集まる。
◆柴崎 岳(しばさき・がく)1992年(平4)5月28日、青森県生まれの25歳。青森山田から11年に鹿島入り。12年Jリーグベストヤングプレーヤー賞、ナビスコ杯MVP。14年Jリーグベストイレブン。16年クラブW杯決勝Rマドリード戦で2得点と活躍し、17年1月にスペイン2部テネリフェ入り。同7月に同1部昇格のヘタフェに4年契約で加入した。背番号は10。日本代表では国際Aマッチ14試合3得点。1メートル75、62キロ。利き足は右。
◆真野 恵里菜(まの・えりな)1991年(平3)4月11日、神奈川県生まれの26歳。06年にアイドル集団「ハロー!プロジェクト」の研修生「ハロプロエッグ」第2期メンバーに合格。09年にシングル「乙女の祈り」でデビュー。13年2月にハロプロを卒業し、以降は女優業に注力。映画「THE NEXT GENERATION ―パトレイバー―」、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」など人気作に出演。1メートル59。血液型B。

真野と1年前から交際していたことが分かった柴崎
Photo By 共同

「ハロプロ」時代の真野
Photo By スポニチ
[ 2017年11月25日 06:40 ]
女優の真野恵里菜嬢と真剣交際が発覚したヘタフェの岳である。
1年ほど前から交際しておったとのこと。
浦和との決戦でJリーグの頂点となったCS、世界一を目指したCWC、日本一となった天皇杯の時期には二人は蜜月関係にあったことが伝えられる。
思い起こせば、CSの川崎戦は欠場し、浦和との1st legも途中出場であった。
負傷からの回復に寄り添ったのが真野恵里菜嬢であったのであろう。
1年を経て公に報じられるところを観ると、交際はかなり順調なのであろう。
彼女は岳の一つ上。
「年上の女房は金のわらじを履いてでも探せ」という。
是非ともゴールインし、内助の功を発揮して欲しいところ。
次なる幸せな報を待っておる。

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真剣交際していることが分かった真野恵里菜と柴崎岳
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来年のサッカーW杯ロシア大会の日本代表入りを目指すMF柴崎岳(25=ヘタフェ)とハロー!プロジェクト出身の人気女優・真野恵里菜(26)が真剣交際していることが24日、分かった。昨秋に出会い、日本とスペインという約1万キロの遠距離ながらじっくり愛を育んでいる。日本人で初めてバルセロナとレアル・マドリードから得点を奪った背番号10。「アモール」を励みにスペイン・リーグでもフル回転をしてみせる。
サッカー界と芸能界の美男美女カップルの誕生だ。
関係者によると、2人は共通の知人を介して知り合い、1年ほど前に交際に発展。約1万キロ離れたスペインと日本を互いに行き来して愛を育んできた。周囲の友人は「具体的に結婚の話は出ていないけど、お互いに心の中では決めているんじゃないでしょうか」と、結婚を視野に入れた真剣交際であることを明かした。
柴崎が代表入りを目指す中で、心身ともに支えとなっているのが、スペイン語で愛する人を意味する、この「アモール」の存在だ。スペイン1部での初得点を奪った今年9月のバルセロナ戦で左足第5中足骨を骨折し、戦線を離脱。10月に手術を受けた後、日本でリハビリを行った。そこでも真野が献身的にサポートをしたようだ。柴崎は現在、クラブで戦列復帰に向けてトレーニングをしている。
真野は07年からハロプロのフットサルチームで活躍し、サッカーに詳しく、柴崎と共通の話題が多い。現在もプライベートでチームを組んでいるほどで、背番号も柴崎と同じ「10」。料理も得意で、母直伝のロールキャベツや絶品のスイートポテトなどで胃袋もつかんでいる。08年にデビューしてアイドルとして活躍したが、最近は女優として才能を開花。昨年のNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」では、主人公が働く会社の厳しい先輩を好演した。
柴崎は、雄弁ではないが芯が強く、かつてのチームメートが「背中で引っ張るタイプ」と評するなど男気にあふれるタイプ。一方の真野はおっとりしたマイペースな性格で知られ、そんな1歳年上のアモールを柴崎がリードしている。
サッカー関係者は「長友(佑都)さんのアモーレ(平愛梨)も年上。勝負の世界でこれから一番大事な時を迎える柴崎にとって“姉さんアモール”はベストな相手。これからこういうケースは増えていくのではないか」と指摘する。
柴崎は交際が始まって間もない昨年12月、鹿島の司令塔としてクラブW杯決勝でレアル・マドリードから2得点を挙げた。日本人で初めてレアル、バルサのスペイン・リーグ2強から公式戦でゴールを奪うなど、アモールの存在が良い結果をもたらしている。
その真野は25日、都内で出演映画「覆面系ノイズ」の初日舞台あいさつを行う。どんな報告をするのか、注目が集まる。
◆柴崎 岳(しばさき・がく)1992年(平4)5月28日、青森県生まれの25歳。青森山田から11年に鹿島入り。12年Jリーグベストヤングプレーヤー賞、ナビスコ杯MVP。14年Jリーグベストイレブン。16年クラブW杯決勝Rマドリード戦で2得点と活躍し、17年1月にスペイン2部テネリフェ入り。同7月に同1部昇格のヘタフェに4年契約で加入した。背番号は10。日本代表では国際Aマッチ14試合3得点。1メートル75、62キロ。利き足は右。
◆真野 恵里菜(まの・えりな)1991年(平3)4月11日、神奈川県生まれの26歳。06年にアイドル集団「ハロー!プロジェクト」の研修生「ハロプロエッグ」第2期メンバーに合格。09年にシングル「乙女の祈り」でデビュー。13年2月にハロプロを卒業し、以降は女優業に注力。映画「THE NEXT GENERATION ―パトレイバー―」、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」など人気作に出演。1メートル59。血液型B。

真野と1年前から交際していたことが分かった柴崎
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「ハロプロ」時代の真野
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[ 2017年11月25日 06:40 ]
女優の真野恵里菜嬢と真剣交際が発覚したヘタフェの岳である。
1年ほど前から交際しておったとのこと。
浦和との決戦でJリーグの頂点となったCS、世界一を目指したCWC、日本一となった天皇杯の時期には二人は蜜月関係にあったことが伝えられる。
思い起こせば、CSの川崎戦は欠場し、浦和との1st legも途中出場であった。
負傷からの回復に寄り添ったのが真野恵里菜嬢であったのであろう。
1年を経て公に報じられるところを観ると、交際はかなり順調なのであろう。
彼女は岳の一つ上。
「年上の女房は金のわらじを履いてでも探せ」という。
是非ともゴールインし、内助の功を発揮して欲しいところ。
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西大伍、お客さんも優勝の瞬間を見に来る。残念な顔で帰さない
鹿島、大一番は8年ぶりチケット完売 Vへ緊張感
[2017年11月25日7時42分 紙面から]

紅白戦で意見を言い合う鹿島DF昌子(左)とDF西(撮影・鎌田直秀)
鹿島アントラーズが09年3月7日浦和レッズ戦(3万7878人)以来となるチケット完売のホーム柏レイソル戦(明日26日、カシマ)で連覇を決める。
勝てば優勝の大一番に向け、紅白戦など約1時間半の調整。DF昌子と西がピッチで声を荒らげて守備の意見交換をするなど、3週間ぶりの公式戦に緊張感が高まってきた。昌子は「お互いが口に出すのは勝ちたい気持ちの表れ。ピリッとする意味でも良かった」。西も「お客さんも優勝の瞬間を見に来る。残念な顔で帰さない」と意気込んだ。
鹿島の紅白戦を取材したニッカンスポーツである。
昨日の速報にもあったように西と源は守備の連携について声を荒げた事が伝えられる。
その当事者の西は、チケット完売で満員となるスタジアムに関して、「お客さんも優勝の瞬間を見に来る。残念な顔で帰さない」と語る。
我らに良い結果をもたらせてくれよう。
有言実行を期待する。

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[2017年11月25日7時42分 紙面から]

紅白戦で意見を言い合う鹿島DF昌子(左)とDF西(撮影・鎌田直秀)
鹿島アントラーズが09年3月7日浦和レッズ戦(3万7878人)以来となるチケット完売のホーム柏レイソル戦(明日26日、カシマ)で連覇を決める。
勝てば優勝の大一番に向け、紅白戦など約1時間半の調整。DF昌子と西がピッチで声を荒らげて守備の意見交換をするなど、3週間ぶりの公式戦に緊張感が高まってきた。昌子は「お互いが口に出すのは勝ちたい気持ちの表れ。ピリッとする意味でも良かった」。西も「お客さんも優勝の瞬間を見に来る。残念な顔で帰さない」と意気込んだ。
鹿島の紅白戦を取材したニッカンスポーツである。
昨日の速報にもあったように西と源は守備の連携について声を荒げた事が伝えられる。
その当事者の西は、チケット完売で満員となるスタジアムに関して、「お客さんも優勝の瞬間を見に来る。残念な顔で帰さない」と語る。
我らに良い結果をもたらせてくれよう。
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三竿健斗、やることは明確
【鹿島】21歳・三竿健「緊張を力に」…連覇決める
2017年11月25日7時0分 スポーツ報知

鹿島DF三竿健(右)
鹿島MF三竿健がピンチの芽を摘んで連覇に貢献する。
勝てば優勝が決まる柏戦(26日・カシマ)では、ボランチでの先発が有力。初めて主力として優勝争いを経験するだけに、「勝手に緊張はすると思う」と言いながら、「それをパワーに変えられるかだと思う」と前を向いた。「残り10試合くらいから決勝のつもりでやってきたし、やることは明確」と、力強かった。
報知新聞の取材に応じた三竿健斗である。
「勝手に緊張はすると思う」、「それをパワーに変えられるかだと思う」とタイトルのかかった試合に対する気持ちを語る。
初のタイルマッチに気持ちの高ぶりを隠さぬ。
また、「残り10試合くらいから決勝のつもりでやってきたし、やることは明確」とも語り、緊張を持続させてきたことも明かす。
チームを頂上に導くため尽力するのだ。
そして、報知はこの記事の写真も兄の雄斗を使っておる。
誠に持って残念。
こちらはキャプションも間違っておる。
悲しき報道である。

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2017年11月25日7時0分 スポーツ報知

鹿島DF三竿健(右)
鹿島MF三竿健がピンチの芽を摘んで連覇に貢献する。
勝てば優勝が決まる柏戦(26日・カシマ)では、ボランチでの先発が有力。初めて主力として優勝争いを経験するだけに、「勝手に緊張はすると思う」と言いながら、「それをパワーに変えられるかだと思う」と前を向いた。「残り10試合くらいから決勝のつもりでやってきたし、やることは明確」と、力強かった。
報知新聞の取材に応じた三竿健斗である。
「勝手に緊張はすると思う」、「それをパワーに変えられるかだと思う」とタイトルのかかった試合に対する気持ちを語る。
初のタイルマッチに気持ちの高ぶりを隠さぬ。
また、「残り10試合くらいから決勝のつもりでやってきたし、やることは明確」とも語り、緊張を持続させてきたことも明かす。
チームを頂上に導くため尽力するのだ。
そして、報知はこの記事の写真も兄の雄斗を使っておる。
誠に持って残念。
こちらはキャプションも間違っておる。
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三竿健斗、日本代表メンバーにリストアップ
ハリル監督、鹿島MF三竿健をE―1選手権で初招集も
2017年11月25日6時0分 スポーツ報知

鹿島・三竿(右)
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が、12月のE―1選手権(旧東アジア杯)に招集する日本代表に、MF三竿健斗(21)=鹿島=をリストアップしていることが24日、分かった。
日本協会関係者によると、同監督は11月上旬の欧州遠征時にMF長沢和輝(25)=浦和=を選出したが、最後まで2人で迷っていたという。海外組が招集されない同選手権では、代表初招集される可能性がある。
三竿は昨季、東京Vから移籍し、今季途中から首位を走る鹿島でボランチのポジションを獲得した。戦術理解度が高く、相手の攻撃の芽を摘む守備にたけている。この日、フランスから成田空港着の航空機で来日したハリル監督は、同選手権の目的に「A代表の候補になれる選手を見る。何人の選手に与えるかはわからないが、新たな選手にチャンスを与えたいと思う」と、新戦力の招集を示唆した。
日本代表メンバーにリストアップされた三竿健斗である。
11月に欧州遠征メンバーでも候補として迷っておったとのこと。
これは朗報。
観るべき選手を観ていることが分かる。
メンバーの固定化が感じられる日本代表であるが、今回のE-1選手権はJリーガーが中心となり新顔が招集されよう。
その中に健斗がおれば、非常に嬉しい。
それはそれとして、報知の選んだ写真は兄の三竿雄斗である。
キャプションは「三竿」なので間違いではないが記事内容とは乖離しておる。
このあたり、フェイクニュースを連発する日本のメディアらしい。
偏向報道の余波がスポーツにまで及んでおることは悲しい。
とはいえ、三竿健斗の才能には何の関係もない。
日本代表発表に注目である。

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2017年11月25日6時0分 スポーツ報知

鹿島・三竿(右)
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が、12月のE―1選手権(旧東アジア杯)に招集する日本代表に、MF三竿健斗(21)=鹿島=をリストアップしていることが24日、分かった。
日本協会関係者によると、同監督は11月上旬の欧州遠征時にMF長沢和輝(25)=浦和=を選出したが、最後まで2人で迷っていたという。海外組が招集されない同選手権では、代表初招集される可能性がある。
三竿は昨季、東京Vから移籍し、今季途中から首位を走る鹿島でボランチのポジションを獲得した。戦術理解度が高く、相手の攻撃の芽を摘む守備にたけている。この日、フランスから成田空港着の航空機で来日したハリル監督は、同選手権の目的に「A代表の候補になれる選手を見る。何人の選手に与えるかはわからないが、新たな選手にチャンスを与えたいと思う」と、新戦力の招集を示唆した。
日本代表メンバーにリストアップされた三竿健斗である。
11月に欧州遠征メンバーでも候補として迷っておったとのこと。
これは朗報。
観るべき選手を観ていることが分かる。
メンバーの固定化が感じられる日本代表であるが、今回のE-1選手権はJリーガーが中心となり新顔が招集されよう。
その中に健斗がおれば、非常に嬉しい。
それはそれとして、報知の選んだ写真は兄の三竿雄斗である。
キャプションは「三竿」なので間違いではないが記事内容とは乖離しておる。
このあたり、フェイクニュースを連発する日本のメディアらしい。
偏向報道の余波がスポーツにまで及んでおることは悲しい。
とはいえ、三竿健斗の才能には何の関係もない。
日本代表発表に注目である。

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三竿健斗、平常心でプレイすることだけを考える
鹿島・三竿健、人生初タイトルへ「平常心」26日V懸かる柏戦

鹿島MF三竿健
Photo By スポニチ
鹿島MF三竿健がプロ人生初のタイトル獲得に挑む。大岩監督就任後からレギュラーに定着。優勝が懸かる大一番に出場するのは今回が初めて。「経験できるのは限られた人しかいない。幸せなところにいる」と勝てば連覇が決まる26日の柏戦を待ちわびた。
過去に数々の優勝を経験したプロ11年目のMF遠藤からは「(優勝が懸かる試合は)難しい展開が続くことが多い。うまくいかないこともあるけど、我慢していれば大丈夫」と焦らずに勝機を待つことの大切さを説かれたという。三竿健は「平常心でプレーすることだけを考える」と話した。
[ 2017年11月25日 05:30 ]
スポニチの取材を受ける三竿健斗である。
レギュラーとして初めて迎える大一番に対して「経験できるのは限られた人しかいない。幸せなところにいる」と語る。
移籍してきた昨季は、チームは優勝したもののベンチ外であり、心境は全く異なろう。
「限られた人」という言葉の重みを強く感じさせる。
また、ヤスから「難しい展開が続くことが多い。うまくいかないこともあるけど、我慢していれば大丈夫」と助言を飢えたとのこと。
ヤスは入団1年目に優勝を体験し、その優勝決定した清水戦にルーキーながら途中出場した経験を持つ。
そのエクスペリエンスを伝えるのもベテランの域に達したヤスの役目であろう。
大いなる先輩から伝統を受け継ぎ、健斗はいつも通りにプレイし勝利に貢献してくれよう。
信頼しておる。

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鹿島MF三竿健
Photo By スポニチ
鹿島MF三竿健がプロ人生初のタイトル獲得に挑む。大岩監督就任後からレギュラーに定着。優勝が懸かる大一番に出場するのは今回が初めて。「経験できるのは限られた人しかいない。幸せなところにいる」と勝てば連覇が決まる26日の柏戦を待ちわびた。
過去に数々の優勝を経験したプロ11年目のMF遠藤からは「(優勝が懸かる試合は)難しい展開が続くことが多い。うまくいかないこともあるけど、我慢していれば大丈夫」と焦らずに勝機を待つことの大切さを説かれたという。三竿健は「平常心でプレーすることだけを考える」と話した。
[ 2017年11月25日 05:30 ]
スポニチの取材を受ける三竿健斗である。
レギュラーとして初めて迎える大一番に対して「経験できるのは限られた人しかいない。幸せなところにいる」と語る。
移籍してきた昨季は、チームは優勝したもののベンチ外であり、心境は全く異なろう。
「限られた人」という言葉の重みを強く感じさせる。
また、ヤスから「難しい展開が続くことが多い。うまくいかないこともあるけど、我慢していれば大丈夫」と助言を飢えたとのこと。
ヤスは入団1年目に優勝を体験し、その優勝決定した清水戦にルーキーながら途中出場した経験を持つ。
そのエクスペリエンスを伝えるのもベテランの域に達したヤスの役目であろう。
大いなる先輩から伝統を受け継ぎ、健斗はいつも通りにプレイし勝利に貢献してくれよう。
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1人1人がやるべきことを積み重ねていきたい
【鹿島vs柏プレビュー】鹿島は今節で優勝を決められるか…柏はキム・ボギョンを出場停止で欠く

前回対戦は接戦。3-2で鹿島が柏を下した。鹿島の決勝点はペドロ・ジュニオール(左から2人目)が挙げた [写真]=J.LEAGUE
■鹿島アントラーズ 今節勝利でリーグ優勝が決定
ACL決勝を戦う浦和の日程の関係で、第32節は他クラブより2週間ほど前に実施。ホームに浦和を迎えた一戦は80分、西大伍のクロスをレアンドロが合わせるとこれが決勝点となり、1-0で今季リーグ23勝目を挙げた。9月以降のリーグ8試合のうち5試合が複数得点と攻撃が機能している。柏とのリーグ前回対戦は7月。前半に先制を許したものの、後半に金崎夢生、永木亮太、P・ジュニオールが得点を挙げて3-2で競り勝っている。
【プラス材料】
勝てば優勝が決まる柏戦へ向け、集中した練習が行われている。ピッチには主力組、サブ組といった立ち位置に関係なく、多くの選手から指示の声が響いた。球際の激しさも試合に近いものがある。これまでもカップ戦決勝やリーグタイトルが懸かった、いわゆる大一番を前にした時、鹿島特有のスイッチが入るが、今はまさにその状態にあると言える。土居聖真は「試合に関われない選手も、チームのためにああいう空気を作ってくれて感謝したい」と明かした。
先発メンバーはリーグ前節の浦和戦から変更されない見込み。負けようがない内容によって1-0で勝利した浦和戦同様、1人1人がやるべきことを積み重ねていきたい。
【マイナス材料】
ホームでの前節浦和戦が行われたのは5日のこと。そこから代表マッチウィークを挟み、浦和戦を先に消化した影響で18日間も試合がなかった。そのため、鹿島にとってはこの柏戦が3週間ぶりの試合となる。この間、2度の練習試合を組み、練習内容も工夫して取り組んできたが、試合勘という点において不安がある。特に影響が出るのが試合序盤で、ゲームの入り方に気をつけたいところだ。
タイトルの重圧には慣れているクラブとはいえ、そのなかで普段通りの戦い方ができるか。昌子源、植田直通が言うように「細かいプレーが勝負を決する」という試合になるだろう。また、西大伍が話すように「気持ちの強い方が勝つ」という試合でもある。
文:totoONE編集部
■柏レイソル リーグ前節は苦しい内容でも勝利、来季のACL出場圏獲得に弾み
【プラス材料】
リーグ前節の磐田戦で1-0と勝利を収め、5試合ぶりに白星を手にした。それまでのチームに欠けていた勝利への執着心、球際の迫力、戦う意識などをベテランの鎌田次郎が身を以て体現。後半は磐田に押し込まれ、内容的には良い試合とは言えなかったが、けが人続出の苦しい台所事情のなかで手にした泥臭い勝利は、来季のACL出場圏内を狙う柏にとってきっかけとなりうる1勝だった。
そして今週の練習は磐田戦を欠場した中谷進之介が復帰。さらに武富孝介、ユン・ソギョンも全体練習に加わり、徐々にだが陣容は整いつつある。いきなりスタメンに抜擢するとは考えにくいが、流れを変えられる武富をベンチに置いてスーパーサブとして起用する可能性はゼロではないだろう。
【マイナス材料】
今節はキム・ボギョンが出場停止となる。すでにけがにより戦列を離れている手塚康平、小林祐介を欠くうえに、チームのパスの供給源となるキムが不在となれば、チーム全体のビルドアップにスムーズさが損なわれる懸念が生じる。
しかも前節の磐田戦では、後半に相手のシステム変更と選手交代によって主導権を奪われ、柏本来のスタイルを発揮できたとは言い難い内容に終始。単にボールを保持できなかったことだけではなく、マイボールになった直後の守から攻へのトランジションでミスが頻発し、効果的なカウンターを繰り出せずに拙さが目立った点も試合を難しくした原因だった。その課題を克服できているかどうかは今節へのポイントになりそうだ。
文:鈴木潤
「先発メンバーはリーグ前節の浦和戦から変更されない見込み」と記すサッカーキングのプレビューである。
浦和戦から3週間経ちPJが戦列復帰したが、ここは聖真を起用する様子。
「勝ってるチームはいじるな」というサッカー格言を守り、バランスを崩さずに戦いたい。
勝利を信じておる。

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前回対戦は接戦。3-2で鹿島が柏を下した。鹿島の決勝点はペドロ・ジュニオール(左から2人目)が挙げた [写真]=J.LEAGUE
■鹿島アントラーズ 今節勝利でリーグ優勝が決定
ACL決勝を戦う浦和の日程の関係で、第32節は他クラブより2週間ほど前に実施。ホームに浦和を迎えた一戦は80分、西大伍のクロスをレアンドロが合わせるとこれが決勝点となり、1-0で今季リーグ23勝目を挙げた。9月以降のリーグ8試合のうち5試合が複数得点と攻撃が機能している。柏とのリーグ前回対戦は7月。前半に先制を許したものの、後半に金崎夢生、永木亮太、P・ジュニオールが得点を挙げて3-2で競り勝っている。
【プラス材料】
勝てば優勝が決まる柏戦へ向け、集中した練習が行われている。ピッチには主力組、サブ組といった立ち位置に関係なく、多くの選手から指示の声が響いた。球際の激しさも試合に近いものがある。これまでもカップ戦決勝やリーグタイトルが懸かった、いわゆる大一番を前にした時、鹿島特有のスイッチが入るが、今はまさにその状態にあると言える。土居聖真は「試合に関われない選手も、チームのためにああいう空気を作ってくれて感謝したい」と明かした。
先発メンバーはリーグ前節の浦和戦から変更されない見込み。負けようがない内容によって1-0で勝利した浦和戦同様、1人1人がやるべきことを積み重ねていきたい。
【マイナス材料】
ホームでの前節浦和戦が行われたのは5日のこと。そこから代表マッチウィークを挟み、浦和戦を先に消化した影響で18日間も試合がなかった。そのため、鹿島にとってはこの柏戦が3週間ぶりの試合となる。この間、2度の練習試合を組み、練習内容も工夫して取り組んできたが、試合勘という点において不安がある。特に影響が出るのが試合序盤で、ゲームの入り方に気をつけたいところだ。
タイトルの重圧には慣れているクラブとはいえ、そのなかで普段通りの戦い方ができるか。昌子源、植田直通が言うように「細かいプレーが勝負を決する」という試合になるだろう。また、西大伍が話すように「気持ちの強い方が勝つ」という試合でもある。
文:totoONE編集部
■柏レイソル リーグ前節は苦しい内容でも勝利、来季のACL出場圏獲得に弾み
【プラス材料】
リーグ前節の磐田戦で1-0と勝利を収め、5試合ぶりに白星を手にした。それまでのチームに欠けていた勝利への執着心、球際の迫力、戦う意識などをベテランの鎌田次郎が身を以て体現。後半は磐田に押し込まれ、内容的には良い試合とは言えなかったが、けが人続出の苦しい台所事情のなかで手にした泥臭い勝利は、来季のACL出場圏内を狙う柏にとってきっかけとなりうる1勝だった。
そして今週の練習は磐田戦を欠場した中谷進之介が復帰。さらに武富孝介、ユン・ソギョンも全体練習に加わり、徐々にだが陣容は整いつつある。いきなりスタメンに抜擢するとは考えにくいが、流れを変えられる武富をベンチに置いてスーパーサブとして起用する可能性はゼロではないだろう。
【マイナス材料】
今節はキム・ボギョンが出場停止となる。すでにけがにより戦列を離れている手塚康平、小林祐介を欠くうえに、チームのパスの供給源となるキムが不在となれば、チーム全体のビルドアップにスムーズさが損なわれる懸念が生じる。
しかも前節の磐田戦では、後半に相手のシステム変更と選手交代によって主導権を奪われ、柏本来のスタイルを発揮できたとは言い難い内容に終始。単にボールを保持できなかったことだけではなく、マイボールになった直後の守から攻へのトランジションでミスが頻発し、効果的なカウンターを繰り出せずに拙さが目立った点も試合を難しくした原因だった。その課題を克服できているかどうかは今節へのポイントになりそうだ。
文:鈴木潤
「先発メンバーはリーグ前節の浦和戦から変更されない見込み」と記すサッカーキングのプレビューである。
浦和戦から3週間経ちPJが戦列復帰したが、ここは聖真を起用する様子。
「勝ってるチームはいじるな」というサッカー格言を守り、バランスを崩さずに戦いたい。
勝利を信じておる。

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鹿島がJリーグで勝ち続ける必然
“鹿島る”の正体とは何か?
鹿島がJリーグで勝ち続ける必然

2017.11.24 TEXT BY Kenji Nishibe
“鹿島る”の正体とは何か?鹿島がJリーグで勝ち続ける必然
西部謙司の戦術リストランテ Jリーグ編
第3回「鹿島アントラーズ」
海外サッカー月刊誌footballistaの名物連載『戦術リストランテ』のJリーグ版がWEBで開店! 第3回は、9度目のJリーグ制覇を目前にした鹿島アントラーズの強さの秘密に迫る。「戦術上の正解」と「試合の流れの中での正解」は違う。日本サッカーに足りないものを鹿島は持っている。
構成 浅野賀一

■鹿島のベースはブラジルサッカー
―― 鹿島はJリーグ開幕時から[4-2-2-2]のブラジルスタイルでした。まずはこのシステムの話からお願いします。
最初はトップ下にジーコがいたので中盤ダイアモンド型の[4-4-2]でしたけどね。3バックの時もありましたが、今の[4-2-2-2]に定着しました。DFは4人、ボランチ2人、攻撃的MF2人、2トップの構成です。典型的なブラジル式の[4-2-2-2]ですね。攻撃的MFのサイドハーフは押し込むにつれて中央へ絞り込み、SBが前に出て幅を取ります。2トップの1人はセカンドトップ型で、人選によっては[4-2-3-1]になりますが、攻守の機能性に大きな差はありません。
[4-2-2-2]は完全に左右対称のフォーメーションです。CB、SB、ボランチ、攻撃的MF、2トップがそれぞれ対になっているので、その中でバランスを取っていけばチーム全体のバランスも取りやすいという特徴があります。ジーコが「つるべの動き」を強調したのはそのためでしょう。ジーコが現役最後にプレーしたクラブで、その後テクニカルディレクターとして草創期を支え、監督や助っ人選手もブラジル人ばかり。一言でいうと、ブラジルのサッカーですね。「10番はこう」「左SBはこう」と、それぞれのポジションのイメージができているので迷いがないですし、もう何も考えなくても自動的にやれてしまう感じです。

―― ブラジルサッカーでも質実剛健なスタイルですよね。インテルナシオナウみたいな。
ブラジルサッカーといえば華やかなイメージを持つ人が多いですが、あれはセレソンの印象です。あんなにいっぱいクラブチームがあるんだから、弱いところは当然カウンターを狙いますし、地域やクラブによって違いがあります。鹿島はブラジルサッカーの中でも標準型というか、オーソドックスなチームです。ブラジル人ならすぐ馴染めると思います。
―― 今季のチームはどう分析しますか?
ハイレベルのGK2人、CBは昌子と植田の日本代表コンビ、SBは右に西、左は山本がレギュラーでしょうか。西は1つ前のポジションやボランチもできるので、非常に現代的なSBですね。ボランチは何と言ってもレオ・シルバ。守備力抜群、さばくのも安定しています。もう1人は代表にも選出された永木、重鎮の小笠原、そして終盤にレギュラーになった三竿がいます。攻撃的MFはさらに多彩で、レアンドロ、土居、中村、遠藤、安部がいます。2トップは金崎がエースですが、ペドロ・ジュニオール、金森、鈴木、MFの土居、レアンドロ、安部がFWでプレーすることもできます。
どのポジションもとにかく層が厚い。DAZNマネーで賞金が跳ね上がった今季のリーグを獲ることがいかに重要かをフロントが理解しているのでしょう。プレミアリーグでも最初の2年で優勝したマンチェスター・ユナイテッドがその後の覇権を握り続けました。プレミア以前にユナイテッドが優勝したのはジョージ・ベストの時代ですよ。高額の賞金が獲れる時に優勝することが、その後のアドバンテージになります。
どのポジションも層が厚くなったことで、序盤はメンバーを固定しにくいですし、チーム内競争が悪い方へ出る懸念もありました。実際、途中は失速しかけて石井監督を更迭しています。この決断の早さも鹿島ならではでしょう。昨季の優勝監督をあの段階でクビにできるチームはそうないと思います。それだけ今季のリーグへ懸ける意気込みが強いことがうかがえます。後任の大岩監督はチームをうまくまとめて軌道に乗せ、目論み通り優勝目前です。
■“鹿島る”の正体
―― 終盤の時間稼ぎなどを指した“鹿島る”という言葉もあるように、とにかく鹿島は試合巧者というイメージが強い。その源泉はどこにあると思いますか?
ある意味、個に依存しているのが鹿島の強みです。戦術はシンプルで、ずっと変わっていない。戦術的な特殊性や意外性には依存していません。選手個々もやることは明確です。その分、個人に自由度があると思います。チームに縛られずに個々が独立した判断ができるんですね。
終了間際にコーナーフラッグ付近で時間稼ぎするのは誰でもできますが、それだけでなく、時間帯、点差、試合の流れに応じてやるべきプレーの判断ができている。このあたりの状況に応じた判断が優れている。個々がどうすればいいかわかっているのが強みであり、他チームとの差として表れています。監督の指示なしでピッチ上の選手の判断でやれているはずです。だから監督が代わってもそんなに影響のないチームだと思います。
―― 日本人選手は局面に応じた判断を苦手にしているじゃないですか。なぜ、鹿島の選手はそれができるのでしょう?
一つは、ブラジルサッカーの影響でしょうね。ブラジル人はとにかく相手を見てサッカーをします。「相手がこうしてきたから、こうする」というプレーの仕方なんですね。ストリートサッカー的というか、駆け引きがうまい。例えば、日本のチームは相手を置かないパターン確認の練習をよく行っているのですが、ブラジル人選手はあまりうまくできないことがあります。相手がいないから何をしていいかわからない。プレーの選択にあたって相手がいないのはかえってやりにくいからです。その代わり、相手がいる実戦では一番うまくプレーします。
もう一つは鹿島の伝統ではないでしょうか。実際に何度もタイトルを獲ってきたので、勝つためにどうすればいいかを知っていますし、それを積み重ねてきた自信もあります。ユベントスやバイエルンもそうですが、こういうチームは強いです。
―― ただ、タイトルを獲っているチームは他にもいるじゃないですか。ガンバ大阪やサンフレッチェ広島も勝った経験がありますが、鹿島は何か違う気がします。
例えば、広島はミシャ式の特殊なサッカーをやっていましたよね。ああいう型があるサッカーは斬新さで相手の上を行くことができますが、研究されると効果が下がってきますし、初期段階では選手が(高度な)戦術を遂行することで一杯いっぱいになっちゃうんですね。だから相手を見る余裕がない。そうすると監督の言うことしかできない状態になりやすい。監督の指示や戦術だけで勝てる試合はありません。選手が状況に応じて賢くプレーしなければならないのがサッカーという競技の性質としてあります。日本人には言われたことや決まり事をしっかりやる良さがある半面、今現在の状況を判断するセンサーが働かなくなりやすい傾向があると思います。
鹿島やブラジルのサッカーは良くも悪くもシンプルなので、ピッチ上でプレーしている選手は戦術遂行についてはそんなに考えずに済む。呼吸するようにプレーできるので、試合中は相手を見てサッカーができます。広島やガンバ大阪も相手を見てプレーできますが、むしろ自分たちのスタイルで押し切る強さですね。簡単にいえば試合運びの上手さを一番活用しているのが鹿島ということだと思います。
―― なるほど。頭の中のすべてのリソースを「駆け引き」に費やせるわけですね。
誰がどうプレーするかはもう見なくてもわかるレベルなので、「勝つために今何をすべきか」に集中できるわけです。そういうサッカーは研究しようがないのも強みですね。スカウティングしても、「誰それが調子いいから気をつけろ」くらいしか言えない(笑)。
―― お話を聞いていて思ったのは、ブラジルのチームはクラブW杯で戦力的には段違いのヨーロッパ王者と常に際どい勝負をするじゃないですか。高度な戦術がなくても、局面ごとに正しい判断ができていれば勝負できるのがサッカーの奥深さですよね。レアル・マドリーに善戦した鹿島もまさにそうですが。
今やるべきことに集中しているので、落ち着いていますよね。相手は見ているんだけど、ボールを持つ時はこうプレーする、持たれたらこうプレーする、としか考えていないから相手がどこでも関係ないというか、レアル・マドリーでも川崎フロンターレでもやることは同じなんですね。いい意味で図太いというか、どんな展開でもパニックにならない。
余談ですが、鹿島のサッカーを見ていると、ギー・ルー監督のオセールを思い出します。ギー・ルーは40年ぐらい監督をやっていた名物監督でしたが、ずっと[4-3-3]で守備はマンツーマンでした。はっきり言って戦術的には60年代の化石サッカーでしたが、だいたいフランスリーグで上位に入っていましたし、優勝した年(95-96シーズン)はカップ戦も制してダブル達成でした。ただ、それよりもこのクラブの目的は選手を育てて高く売ること。都市の規模が小さ過ぎるので財政も大きくない。で、古くさい[4-3-3]システムは若手強化のための負荷みたいな役割を果たしていました。戦術が超シンプルなので、その点は選手に迷いがない。戦術を理解するとか適応するとか、そういうのが要らない。その結果、個人の成長が早くなっていました。チーム戦術は何も解決してくれないので個人が頑張って解決するしかないからです。鹿島はチャンピオンチームなのでオセールとは違いますが、戦術的な縛りをシンプルにして選手個々を成長させる、個を生かすという意味では似ているところがあると思います。

オセール時代のギー・ルー監督
■「形」のない伝統を継承する方法
―― 一つ聞きたいテーマがあります。ギー・ルーのように40年間監督をやっているならまだしも、鹿島の監督は代わりますよね。バルセロナのように理論化されたコンセプトは人が変わっても継続できますが、ブラジルや鹿島のようなサッカーはどうやって伝承されていくのでしょう?
監督が代わっても、やり方は同じですから継続できます。戦術的にもシンプルですし。あとは人から人へ伝承されていくのだと思います。例えば10代の頃の小笠原はボールタッチやパスセンスは天才的なものがありましたが、今のようなずる賢さはあまりありませんでした。ただ、長年このチームでプレーし、先輩のプレーから学び成熟したのだと思います。今では鹿島の権化みたいなプレーヤーですからね。

鹿島の強さはクラブカルチャーや流れを作ってきた強化部のブレのない方針が大きい。強化部長の鈴木満さんは住友金属の時からチームにいた生え抜き中の生え抜きですからね。そういう人がいるのはクラブの財産だと思います。多くのクラブはその時の監督の方針に左右されています。最近はそうでないチームも増えてきましたけど、鹿島ほどの年期はまだない。鹿島の[4-2-2-2]だって戦術的に凄いというわけではないし、特殊性は全然ないけど、一貫性があるので選手は育っているしチームも強い。とりあえず旗を立てるだけでも違うのではないでしょうか。
強化の責任者が方針を出して、一貫性を持つ。そうすると将来を見越しての補強もやりやすい。チームに来てから方針が変わって「良い選手だけどウチには合わない」とか、そういう無駄もないですから。もし立てた方針がダメだったら責任者が交代すればいいだけのこと。そういうプロフェッショナルな姿勢がないと、チームも選手も力を発揮できなくなります。権限を持っている人が何も決めない、責任も取らない、責任者の交代が外にわからない政治的な理由で決まっていく……これが最悪のケースでしょう。
―― 鹿島は基本的にブラジル人監督がチームを指揮してきましたが、石井、大岩と日本人監督が続いています。なぜでしょう?
単純に「ブラジルのサッカー」から「鹿島のサッカー」になったということじゃないですか。もう20年以上、同じやり方をやり続けているので借り物ではなく自分たちのやり方として完全に定着した。だからもう必ずしもブラジル人監督でなくてもいいのでしょう。
―― 完成しているがゆえにこれ以上の上積みは難しいようにも感じますが、それについてはどう考えますか?
鹿島の課題は国内での安定感と強さをACLで発揮し切れていないことでしょうか。ユベントス型というか、ユーベも90年代までは国内は圧倒的なのに、欧州の舞台ではミランの方が強かったんですよね。アジア王者になるには、もう1つ突き抜けたものがほしいかもしれません。
チーム全体のインテンシティを高めていくのもそうですし、あとは単純に個の能力を上げることですね。一番簡単な方法は、強力なブラジル人FWを連れて来ること(笑)。それだけでも一気にアジアで勝てるようになるかもしれません。ただ、それなしでもユース出身の若手も育っていますし、リクルートもうまいのでいい若手を獲ってきますよね。特に18歳の安部はクラブの将来を背負って立つ逸材です。ディバラのような雰囲気があって、技術があって頭もいい。ポジションはサイドから前までどこでもやれますし、ドリブルでの突破力があります。こういうスケールの大きい選手を育てていけば、チームのスケールも同時に上がっていくと思います。

中央が期待の18歳、安部裕葵
■日本にはびこる“教科書サッカー”
―― 日本人は戦術好きですが、鹿島はそれだけじゃないサッカーの奥深さを感じさせてくれるチームですね。
ただ、(飛び抜けたクラブ規模を持つわけではない)鹿島にこれだけ勝たれてしまうJリーグの他クラブにも問題を感じますけどね。鹿島ならほとんどやらない判断ミスがけっこうあります。例えば、1点リードしていて後半ロスタイム、サイドへボールを運んで、後ろはカウンター警戒で上がらない。ここまでは正しい判断なんですが、中に1人しかいないのになぜかクロスを上げてしまうとか。局面的には正しくても、時間帯と点差を考えるとどうなの? というプレーも少なくない。残り数分でCBも前線に出ているのに放り込まないとかもそうです。
―― 負けている側はそのままだと終わりだから、ハイリスク&ハイリターンの展開に持ち込むべきですからね。
放り込むにしてもペナに大勢が入っちゃって、こぼれ球を拾えないとか。放り込んでもクリアされる確率の方が断然高いわけですから、むしろこぼれ球を拾う方が大事なはずです。状況に合わせて何をやるべきかという点で段取りが悪過ぎる場面もけっこう見られますよね。
―― 足下で繋ぐサッカーが正しいという変なこだわりがあるのかもしれませんし、単純にパワープレーの練習が足りないのかもしれません。
「正しいプレー」というのは時間帯や点差などの試合状況によってその都度変わってきます。プレスのやり方なんてまさにそうです。監督が「前から行け!」と言ったとしても、相手の出方や状況を見てやり方を決めなければならない。よく「前から行くのかどうか」「どの時間帯でやるべきか」ということでチーム内の意見が分かれるみたいな話を聞きますけど、どこからどう守るかはすべてその時の状況次第。で、その状況も局面だけでなく、点差や残り時間など試合展開を考慮する必要があります。
「前から行く」という話なら、FWはその判断を間違ったらダメ。前が行ってしまったら後ろはついて行くしかないので。逆に言うと、後ろから「行くな!」と声がかかったらFWは行ってはダメです。
―― それで問題を感じれば監督からDFに「ラインを上げろ!」と言えばいいわけですからね。
日本人選手は総じてチームで決めたマニュアル通りにプレーしたがります。しかし「戦術上の正解」と「試合の流れの中での正解」は必ずしも同じになりません。高度な戦術を理解できる反面、基本中の基本が抜けてしまうというのは意外と起こることです。試合の流れを読み間違えない、試合巧者の鹿島がそれで優位性を持っている現状には少し複雑な思いもあります。そうした試合を読む力は、ある意味誰でも身につけられるものだからです。本来、そこはあまり差別化できない部分だと思うんですよね。
―― 鹿島は地味に強いので評価されにくい部分がありますが、「勝つために何をすべきか?」は日本サッカー全体の課題ですし、あらためて鹿島に学ぶ必要がありそうですね。
日本では試合をやっていて点差がわからないという選手が普通にいますよ。今、スコアがどうなっているのか把握していないでプレーしているわけです。よく「相手は関係ない」という選手もいますが、程度はともかく「関係ない」わけないです(笑)。相手もスコアも関係なくプレーするだけならゲームではなくエクササイズですよね。
―― ゴールがないまま走るマラソンみたいな感じですよね。走ることが目的というか。
サッカーをプレーすることと勝つためにプレーすることは微妙に違います。そこは日本サッカー全体で少し気をつけなければいけないところかもしれませんね。

Photo: Getty Images
Kenji Nishibe
1962年9月27日、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、会社員を経て、学研『ストライカー』の編集部勤務。95~98年にフランスのパリに住み、欧州サッカーを取材。02年にフリーランスとなる。『戦術リストランテⅣ 欧州サッカーを進化させるペップ革命』(小社刊)が発売中。
鹿島の戦術について解説するfootballistaの西部氏である。
鹿島のサッカーをシンプルと評する。
そして「ユベントスやバイエルンもそうですが、こういうチームは強いです」という言葉には説得力があり誇らしい。
日本に於いて鹿島と並ぶチーム・クラブはない。
そしてこの先出てくることはないのではなかろうか。
他者の追随を許さず独走する。
素晴らしい。
これからも応援し続けたい。

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鹿島がJリーグで勝ち続ける必然

2017.11.24 TEXT BY Kenji Nishibe
“鹿島る”の正体とは何か?鹿島がJリーグで勝ち続ける必然
西部謙司の戦術リストランテ Jリーグ編
第3回「鹿島アントラーズ」
海外サッカー月刊誌footballistaの名物連載『戦術リストランテ』のJリーグ版がWEBで開店! 第3回は、9度目のJリーグ制覇を目前にした鹿島アントラーズの強さの秘密に迫る。「戦術上の正解」と「試合の流れの中での正解」は違う。日本サッカーに足りないものを鹿島は持っている。
構成 浅野賀一

■鹿島のベースはブラジルサッカー
―― 鹿島はJリーグ開幕時から[4-2-2-2]のブラジルスタイルでした。まずはこのシステムの話からお願いします。
最初はトップ下にジーコがいたので中盤ダイアモンド型の[4-4-2]でしたけどね。3バックの時もありましたが、今の[4-2-2-2]に定着しました。DFは4人、ボランチ2人、攻撃的MF2人、2トップの構成です。典型的なブラジル式の[4-2-2-2]ですね。攻撃的MFのサイドハーフは押し込むにつれて中央へ絞り込み、SBが前に出て幅を取ります。2トップの1人はセカンドトップ型で、人選によっては[4-2-3-1]になりますが、攻守の機能性に大きな差はありません。
[4-2-2-2]は完全に左右対称のフォーメーションです。CB、SB、ボランチ、攻撃的MF、2トップがそれぞれ対になっているので、その中でバランスを取っていけばチーム全体のバランスも取りやすいという特徴があります。ジーコが「つるべの動き」を強調したのはそのためでしょう。ジーコが現役最後にプレーしたクラブで、その後テクニカルディレクターとして草創期を支え、監督や助っ人選手もブラジル人ばかり。一言でいうと、ブラジルのサッカーですね。「10番はこう」「左SBはこう」と、それぞれのポジションのイメージができているので迷いがないですし、もう何も考えなくても自動的にやれてしまう感じです。

―― ブラジルサッカーでも質実剛健なスタイルですよね。インテルナシオナウみたいな。
ブラジルサッカーといえば華やかなイメージを持つ人が多いですが、あれはセレソンの印象です。あんなにいっぱいクラブチームがあるんだから、弱いところは当然カウンターを狙いますし、地域やクラブによって違いがあります。鹿島はブラジルサッカーの中でも標準型というか、オーソドックスなチームです。ブラジル人ならすぐ馴染めると思います。
―― 今季のチームはどう分析しますか?
ハイレベルのGK2人、CBは昌子と植田の日本代表コンビ、SBは右に西、左は山本がレギュラーでしょうか。西は1つ前のポジションやボランチもできるので、非常に現代的なSBですね。ボランチは何と言ってもレオ・シルバ。守備力抜群、さばくのも安定しています。もう1人は代表にも選出された永木、重鎮の小笠原、そして終盤にレギュラーになった三竿がいます。攻撃的MFはさらに多彩で、レアンドロ、土居、中村、遠藤、安部がいます。2トップは金崎がエースですが、ペドロ・ジュニオール、金森、鈴木、MFの土居、レアンドロ、安部がFWでプレーすることもできます。
どのポジションもとにかく層が厚い。DAZNマネーで賞金が跳ね上がった今季のリーグを獲ることがいかに重要かをフロントが理解しているのでしょう。プレミアリーグでも最初の2年で優勝したマンチェスター・ユナイテッドがその後の覇権を握り続けました。プレミア以前にユナイテッドが優勝したのはジョージ・ベストの時代ですよ。高額の賞金が獲れる時に優勝することが、その後のアドバンテージになります。
どのポジションも層が厚くなったことで、序盤はメンバーを固定しにくいですし、チーム内競争が悪い方へ出る懸念もありました。実際、途中は失速しかけて石井監督を更迭しています。この決断の早さも鹿島ならではでしょう。昨季の優勝監督をあの段階でクビにできるチームはそうないと思います。それだけ今季のリーグへ懸ける意気込みが強いことがうかがえます。後任の大岩監督はチームをうまくまとめて軌道に乗せ、目論み通り優勝目前です。
■“鹿島る”の正体
―― 終盤の時間稼ぎなどを指した“鹿島る”という言葉もあるように、とにかく鹿島は試合巧者というイメージが強い。その源泉はどこにあると思いますか?
ある意味、個に依存しているのが鹿島の強みです。戦術はシンプルで、ずっと変わっていない。戦術的な特殊性や意外性には依存していません。選手個々もやることは明確です。その分、個人に自由度があると思います。チームに縛られずに個々が独立した判断ができるんですね。
終了間際にコーナーフラッグ付近で時間稼ぎするのは誰でもできますが、それだけでなく、時間帯、点差、試合の流れに応じてやるべきプレーの判断ができている。このあたりの状況に応じた判断が優れている。個々がどうすればいいかわかっているのが強みであり、他チームとの差として表れています。監督の指示なしでピッチ上の選手の判断でやれているはずです。だから監督が代わってもそんなに影響のないチームだと思います。
―― 日本人選手は局面に応じた判断を苦手にしているじゃないですか。なぜ、鹿島の選手はそれができるのでしょう?
一つは、ブラジルサッカーの影響でしょうね。ブラジル人はとにかく相手を見てサッカーをします。「相手がこうしてきたから、こうする」というプレーの仕方なんですね。ストリートサッカー的というか、駆け引きがうまい。例えば、日本のチームは相手を置かないパターン確認の練習をよく行っているのですが、ブラジル人選手はあまりうまくできないことがあります。相手がいないから何をしていいかわからない。プレーの選択にあたって相手がいないのはかえってやりにくいからです。その代わり、相手がいる実戦では一番うまくプレーします。
もう一つは鹿島の伝統ではないでしょうか。実際に何度もタイトルを獲ってきたので、勝つためにどうすればいいかを知っていますし、それを積み重ねてきた自信もあります。ユベントスやバイエルンもそうですが、こういうチームは強いです。
―― ただ、タイトルを獲っているチームは他にもいるじゃないですか。ガンバ大阪やサンフレッチェ広島も勝った経験がありますが、鹿島は何か違う気がします。
例えば、広島はミシャ式の特殊なサッカーをやっていましたよね。ああいう型があるサッカーは斬新さで相手の上を行くことができますが、研究されると効果が下がってきますし、初期段階では選手が(高度な)戦術を遂行することで一杯いっぱいになっちゃうんですね。だから相手を見る余裕がない。そうすると監督の言うことしかできない状態になりやすい。監督の指示や戦術だけで勝てる試合はありません。選手が状況に応じて賢くプレーしなければならないのがサッカーという競技の性質としてあります。日本人には言われたことや決まり事をしっかりやる良さがある半面、今現在の状況を判断するセンサーが働かなくなりやすい傾向があると思います。
鹿島やブラジルのサッカーは良くも悪くもシンプルなので、ピッチ上でプレーしている選手は戦術遂行についてはそんなに考えずに済む。呼吸するようにプレーできるので、試合中は相手を見てサッカーができます。広島やガンバ大阪も相手を見てプレーできますが、むしろ自分たちのスタイルで押し切る強さですね。簡単にいえば試合運びの上手さを一番活用しているのが鹿島ということだと思います。
―― なるほど。頭の中のすべてのリソースを「駆け引き」に費やせるわけですね。
誰がどうプレーするかはもう見なくてもわかるレベルなので、「勝つために今何をすべきか」に集中できるわけです。そういうサッカーは研究しようがないのも強みですね。スカウティングしても、「誰それが調子いいから気をつけろ」くらいしか言えない(笑)。
―― お話を聞いていて思ったのは、ブラジルのチームはクラブW杯で戦力的には段違いのヨーロッパ王者と常に際どい勝負をするじゃないですか。高度な戦術がなくても、局面ごとに正しい判断ができていれば勝負できるのがサッカーの奥深さですよね。レアル・マドリーに善戦した鹿島もまさにそうですが。
今やるべきことに集中しているので、落ち着いていますよね。相手は見ているんだけど、ボールを持つ時はこうプレーする、持たれたらこうプレーする、としか考えていないから相手がどこでも関係ないというか、レアル・マドリーでも川崎フロンターレでもやることは同じなんですね。いい意味で図太いというか、どんな展開でもパニックにならない。
余談ですが、鹿島のサッカーを見ていると、ギー・ルー監督のオセールを思い出します。ギー・ルーは40年ぐらい監督をやっていた名物監督でしたが、ずっと[4-3-3]で守備はマンツーマンでした。はっきり言って戦術的には60年代の化石サッカーでしたが、だいたいフランスリーグで上位に入っていましたし、優勝した年(95-96シーズン)はカップ戦も制してダブル達成でした。ただ、それよりもこのクラブの目的は選手を育てて高く売ること。都市の規模が小さ過ぎるので財政も大きくない。で、古くさい[4-3-3]システムは若手強化のための負荷みたいな役割を果たしていました。戦術が超シンプルなので、その点は選手に迷いがない。戦術を理解するとか適応するとか、そういうのが要らない。その結果、個人の成長が早くなっていました。チーム戦術は何も解決してくれないので個人が頑張って解決するしかないからです。鹿島はチャンピオンチームなのでオセールとは違いますが、戦術的な縛りをシンプルにして選手個々を成長させる、個を生かすという意味では似ているところがあると思います。

オセール時代のギー・ルー監督
■「形」のない伝統を継承する方法
―― 一つ聞きたいテーマがあります。ギー・ルーのように40年間監督をやっているならまだしも、鹿島の監督は代わりますよね。バルセロナのように理論化されたコンセプトは人が変わっても継続できますが、ブラジルや鹿島のようなサッカーはどうやって伝承されていくのでしょう?
監督が代わっても、やり方は同じですから継続できます。戦術的にもシンプルですし。あとは人から人へ伝承されていくのだと思います。例えば10代の頃の小笠原はボールタッチやパスセンスは天才的なものがありましたが、今のようなずる賢さはあまりありませんでした。ただ、長年このチームでプレーし、先輩のプレーから学び成熟したのだと思います。今では鹿島の権化みたいなプレーヤーですからね。

鹿島の強さはクラブカルチャーや流れを作ってきた強化部のブレのない方針が大きい。強化部長の鈴木満さんは住友金属の時からチームにいた生え抜き中の生え抜きですからね。そういう人がいるのはクラブの財産だと思います。多くのクラブはその時の監督の方針に左右されています。最近はそうでないチームも増えてきましたけど、鹿島ほどの年期はまだない。鹿島の[4-2-2-2]だって戦術的に凄いというわけではないし、特殊性は全然ないけど、一貫性があるので選手は育っているしチームも強い。とりあえず旗を立てるだけでも違うのではないでしょうか。
強化の責任者が方針を出して、一貫性を持つ。そうすると将来を見越しての補強もやりやすい。チームに来てから方針が変わって「良い選手だけどウチには合わない」とか、そういう無駄もないですから。もし立てた方針がダメだったら責任者が交代すればいいだけのこと。そういうプロフェッショナルな姿勢がないと、チームも選手も力を発揮できなくなります。権限を持っている人が何も決めない、責任も取らない、責任者の交代が外にわからない政治的な理由で決まっていく……これが最悪のケースでしょう。
―― 鹿島は基本的にブラジル人監督がチームを指揮してきましたが、石井、大岩と日本人監督が続いています。なぜでしょう?
単純に「ブラジルのサッカー」から「鹿島のサッカー」になったということじゃないですか。もう20年以上、同じやり方をやり続けているので借り物ではなく自分たちのやり方として完全に定着した。だからもう必ずしもブラジル人監督でなくてもいいのでしょう。
―― 完成しているがゆえにこれ以上の上積みは難しいようにも感じますが、それについてはどう考えますか?
鹿島の課題は国内での安定感と強さをACLで発揮し切れていないことでしょうか。ユベントス型というか、ユーベも90年代までは国内は圧倒的なのに、欧州の舞台ではミランの方が強かったんですよね。アジア王者になるには、もう1つ突き抜けたものがほしいかもしれません。
チーム全体のインテンシティを高めていくのもそうですし、あとは単純に個の能力を上げることですね。一番簡単な方法は、強力なブラジル人FWを連れて来ること(笑)。それだけでも一気にアジアで勝てるようになるかもしれません。ただ、それなしでもユース出身の若手も育っていますし、リクルートもうまいのでいい若手を獲ってきますよね。特に18歳の安部はクラブの将来を背負って立つ逸材です。ディバラのような雰囲気があって、技術があって頭もいい。ポジションはサイドから前までどこでもやれますし、ドリブルでの突破力があります。こういうスケールの大きい選手を育てていけば、チームのスケールも同時に上がっていくと思います。

中央が期待の18歳、安部裕葵
■日本にはびこる“教科書サッカー”
―― 日本人は戦術好きですが、鹿島はそれだけじゃないサッカーの奥深さを感じさせてくれるチームですね。
ただ、(飛び抜けたクラブ規模を持つわけではない)鹿島にこれだけ勝たれてしまうJリーグの他クラブにも問題を感じますけどね。鹿島ならほとんどやらない判断ミスがけっこうあります。例えば、1点リードしていて後半ロスタイム、サイドへボールを運んで、後ろはカウンター警戒で上がらない。ここまでは正しい判断なんですが、中に1人しかいないのになぜかクロスを上げてしまうとか。局面的には正しくても、時間帯と点差を考えるとどうなの? というプレーも少なくない。残り数分でCBも前線に出ているのに放り込まないとかもそうです。
―― 負けている側はそのままだと終わりだから、ハイリスク&ハイリターンの展開に持ち込むべきですからね。
放り込むにしてもペナに大勢が入っちゃって、こぼれ球を拾えないとか。放り込んでもクリアされる確率の方が断然高いわけですから、むしろこぼれ球を拾う方が大事なはずです。状況に合わせて何をやるべきかという点で段取りが悪過ぎる場面もけっこう見られますよね。
―― 足下で繋ぐサッカーが正しいという変なこだわりがあるのかもしれませんし、単純にパワープレーの練習が足りないのかもしれません。
「正しいプレー」というのは時間帯や点差などの試合状況によってその都度変わってきます。プレスのやり方なんてまさにそうです。監督が「前から行け!」と言ったとしても、相手の出方や状況を見てやり方を決めなければならない。よく「前から行くのかどうか」「どの時間帯でやるべきか」ということでチーム内の意見が分かれるみたいな話を聞きますけど、どこからどう守るかはすべてその時の状況次第。で、その状況も局面だけでなく、点差や残り時間など試合展開を考慮する必要があります。
「前から行く」という話なら、FWはその判断を間違ったらダメ。前が行ってしまったら後ろはついて行くしかないので。逆に言うと、後ろから「行くな!」と声がかかったらFWは行ってはダメです。
―― それで問題を感じれば監督からDFに「ラインを上げろ!」と言えばいいわけですからね。
日本人選手は総じてチームで決めたマニュアル通りにプレーしたがります。しかし「戦術上の正解」と「試合の流れの中での正解」は必ずしも同じになりません。高度な戦術を理解できる反面、基本中の基本が抜けてしまうというのは意外と起こることです。試合の流れを読み間違えない、試合巧者の鹿島がそれで優位性を持っている現状には少し複雑な思いもあります。そうした試合を読む力は、ある意味誰でも身につけられるものだからです。本来、そこはあまり差別化できない部分だと思うんですよね。
―― 鹿島は地味に強いので評価されにくい部分がありますが、「勝つために何をすべきか?」は日本サッカー全体の課題ですし、あらためて鹿島に学ぶ必要がありそうですね。
日本では試合をやっていて点差がわからないという選手が普通にいますよ。今、スコアがどうなっているのか把握していないでプレーしているわけです。よく「相手は関係ない」という選手もいますが、程度はともかく「関係ない」わけないです(笑)。相手もスコアも関係なくプレーするだけならゲームではなくエクササイズですよね。
―― ゴールがないまま走るマラソンみたいな感じですよね。走ることが目的というか。
サッカーをプレーすることと勝つためにプレーすることは微妙に違います。そこは日本サッカー全体で少し気をつけなければいけないところかもしれませんね。

Photo: Getty Images
Kenji Nishibe
1962年9月27日、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、会社員を経て、学研『ストライカー』の編集部勤務。95~98年にフランスのパリに住み、欧州サッカーを取材。02年にフリーランスとなる。『戦術リストランテⅣ 欧州サッカーを進化させるペップ革命』(小社刊)が発売中。
鹿島の戦術について解説するfootballistaの西部氏である。
鹿島のサッカーをシンプルと評する。
そして「ユベントスやバイエルンもそうですが、こういうチームは強いです」という言葉には説得力があり誇らしい。
日本に於いて鹿島と並ぶチーム・クラブはない。
そしてこの先出てくることはないのではなかろうか。
他者の追随を許さず独走する。
素晴らしい。
これからも応援し続けたい。

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西と源、守備連係について激しく意見交換
鹿島西「思いを持って」満員サポーターと2連覇だ!
[2017年11月24日19時16分]

紅白戦で意見を言い合う鹿島DF昌子(左端)とDF西(右端)(撮影・鎌田直秀)

紅白戦で熱くなり、MFレオ・シルバ(奥)と遠藤(右)になだめられる鹿島DF昌子(撮影・鎌田直秀)
J1で2年連続9度目の優勝に王手をかけている鹿島アントラーズは24日、26日柏レイソル戦(カシマ)に向け、茨城・鹿嶋市内で約1時間の練習を行った。
紅白戦では主力組に入ったDF昌子源(24)とDF西大伍(30)が、守備連係について激しく意見交換するなど、緊張感も漂った。18日に再開したJリーグで試合がなかったため、公式戦は約3週間ぶり。昌子は「大伍くんの(こだわりのように、相手に)小さいことすら許さないことが大切なこと。こういう雰囲気はピリッとする意味でも良かったかもしれない。プラスに動いてくれれば」と、勝てば優勝の決まる大一番への気持ちを高めた。
西も右サイドバックから途中で中盤に上がってプレーするなど、攻守での期待大。チケットは09年3月7日浦和戦(3万7878人)以来8年ぶりの完売だけに「いろいろな人がいろいろな思いを持っての試合になる。お客さんを残念な顔で帰さないようにしたい」と、満員の本拠でサポーターと喜びを分かち合うことを誓った。
紅白戦中に激しく意見を言い合った西と源である。
守備連携について意思疎通を図った様子。
源は、「大伍くんの(こだわりのように、相手に)小さいことすら許さないことが大切なこと。こういう雰囲気はピリッとする意味でも良かったかもしれない。プラスに動いてくれれば」と語る。
大一番に向けて気持ちの高まりを感じさせる。
緊張感と平常心を併せ持って、柏戦に挑みたい。
優勝がかかった試合ではあるが、1/34であることに変わりはない。
勝つことだけを目的として集中しようではないか。
楽しみな一戦である。

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[2017年11月24日19時16分]

紅白戦で意見を言い合う鹿島DF昌子(左端)とDF西(右端)(撮影・鎌田直秀)

紅白戦で熱くなり、MFレオ・シルバ(奥)と遠藤(右)になだめられる鹿島DF昌子(撮影・鎌田直秀)
J1で2年連続9度目の優勝に王手をかけている鹿島アントラーズは24日、26日柏レイソル戦(カシマ)に向け、茨城・鹿嶋市内で約1時間の練習を行った。
紅白戦では主力組に入ったDF昌子源(24)とDF西大伍(30)が、守備連係について激しく意見交換するなど、緊張感も漂った。18日に再開したJリーグで試合がなかったため、公式戦は約3週間ぶり。昌子は「大伍くんの(こだわりのように、相手に)小さいことすら許さないことが大切なこと。こういう雰囲気はピリッとする意味でも良かったかもしれない。プラスに動いてくれれば」と、勝てば優勝の決まる大一番への気持ちを高めた。
西も右サイドバックから途中で中盤に上がってプレーするなど、攻守での期待大。チケットは09年3月7日浦和戦(3万7878人)以来8年ぶりの完売だけに「いろいろな人がいろいろな思いを持っての試合になる。お客さんを残念な顔で帰さないようにしたい」と、満員の本拠でサポーターと喜びを分かち合うことを誓った。
紅白戦中に激しく意見を言い合った西と源である。
守備連携について意思疎通を図った様子。
源は、「大伍くんの(こだわりのように、相手に)小さいことすら許さないことが大切なこと。こういう雰囲気はピリッとする意味でも良かったかもしれない。プラスに動いてくれれば」と語る。
大一番に向けて気持ちの高まりを感じさせる。
緊張感と平常心を併せ持って、柏戦に挑みたい。
優勝がかかった試合ではあるが、1/34であることに変わりはない。
勝つことだけを目的として集中しようではないか。
楽しみな一戦である。

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鈴木隆雅、契約満了にて愛媛を退団
11/24 愛媛FC 契約満了選手のお知らせ
契約満了に伴い、弊クラブと来季の契約を更新しない選手をお知らせいたします。
■三原 向平 選手 プロフィール
【氏名】三原 向平(みはら こうへい)
【背番号】6
【ポジション】DF
【生年月日】1989年12月8日
【出生地】香川県
【身長/体重】167cm/67kg
【サッカー歴】
丸亀FC-丸亀東中-尽誠学園高-神奈川大-湘南ベルマーレ-愛媛FC-湘南ベルマーレ-愛媛FC-湘南ベルマーレ-愛媛FC
【出場記録】
シーズン 所属チーム リーグ戦 カップ戦 天皇杯
2012 湘南ベルマーレ(J2) 6(0) - 1(0)
2013 愛媛FC(J2) 38(1) - 0(0)
2014 愛媛FC(J2) 24(1) - 1(0)
2015 愛媛FC(J2) 29(3) - 0(0)
2016 愛媛FC(J2) 9(0) - 1(0)
2017 愛媛FC(J2) 9(1) - 1(0)
通算 J2 115(6) - 4(0)
※表内の数字は出場試合数、カッコ内の数字は得点数です。
■安田 晃大 選手 プロフィール
【氏名】安田 晃大(やすだ こうだい)
【背番号】10
【ポジション】MF
【生年月日】1989年8月8日
【出生地】大阪府
【身長/体重】165cm/60kg
【サッカー歴】
ガンバ大阪ジュニア-ガンバ大阪Jrユース-ガンバ大阪ユース-ガンバ大阪-ギラヴァンツ北九州-東京ヴェルディ-ガイナーレ鳥取-東京ヴェルディ-愛媛FC-東京ヴェルディ-愛媛FC
【出場記録】
シーズン 所属チーム リーグ戦 カップ戦 天皇杯
2008 ガンバ大阪(J1) 0(0) 0(0) 0(0)
2009 ガンバ大阪(J1) 0(0) 0(0) 0(0)
2010 ガンバ大阪(J1) 0(0) 0(0) 0(0)
2011 ギラヴァンツ北九州(J2) 37(3) - 2(0)
2012 ギラヴァンツ北九州(J2) 35(1) - 1(0)
2013 東京ヴェルディ(J2) 18(1) - 1(0)
2014 東京ヴェルディ(J2) 3(0) - -
ガイナーレ鳥取(J3) 16(1) - -
2015 東京ヴェルディ(J2) 10(0) - -
愛媛FC(J2) 12(0) - 0(0)
2016 愛媛FC(J2) 20(2) - 2(0)
2017 愛媛FC(J2) 12(0) - 2(0)
通算 J1 0(0) 0(0) 0(0)
J2 147(7) - 8(0)
J3 16(1) - 0(0)
※表内の数字は出場試合数、カッコ内の数字は得点数です。
■深谷 友基 選手 プロフィール
【氏名】深谷 友基(ふかや ゆうき)
【背番号】22
【ポジション】DF
【生年月日】1982年8月1日
【出生地】愛知県
【身長/体重】180cm/73kg
【サッカー歴】
三好高-阪南大-大分トリニータ-大宮アルディージャ-大分トリニータ-FC岐阜-愛媛FC
【出場記録】
シーズン 所属チーム リーグ戦 カップ戦 天皇杯
2005 大分トリニータ(J1) 32(1) 5(0) 2(0)
2006 大分トリニータ(J1) 31(1) 5(1) 2(0)
2007 大分トリニータ(J1) 31(3) 5(0) 2(0)
2008 大分トリニータ(J1) 32(1) 9(0) 0(0)
2009 大分トリニータ(J1) 14(1) 3(0) 2(0)
2010 大宮アルディージャ(J1) 25(6) 2(0) 0(0)
2011 大宮アルディージャ(J1) 27(1) 2(0) 1(0)
2012 大宮アルディージャ(J1) 11(0) 4(0) 1(0)
2013 大分トリニータ(J1) 4(0) 1(0) 1(0)
2014 FC岐阜(J2) 3(0) - 0(0)
2015 FC岐阜(J2) 10(0) - 2(0)
2016 愛媛FC(J2) 11(0) - 3(0)
2017 愛媛FC(J2) 9(0) - 1(0)
通算 J1 207(14) 36(1) 11(0)
J2 33(0) - 6(0)
※表内の数字は出場試合数、カッコ内の数字は得点数です。
■鈴木 隆雅 選手 プロフィール
【氏名】鈴木 隆雅(すずき りゅうが)
【背番号】40
【ポジション】FW
【生年月日】1994年2月28日
【出生地】宮城県
【身長/体重】180cm/68kg
【サッカー歴】
マリソル松島SSS-FCみやぎバルセロナJrユース-鹿島アントラーズユース-鹿島アントラーズ-ジェフユナイテッド千葉-鹿島アントラーズ-栃木SC-鹿島アントラーズ-愛媛FC
【出場記録】
シーズン 所属チーム リーグ戦 カップ戦 天皇杯
2012 鹿島アントラーズ(J1) 0(0) 0(0) 1(0)
2013 鹿島アントラーズ(J1) 0(0) 0(0) -
ジェフユナイテッド千葉(J2) 2(0) - 1(0)
2014 栃木SC(J2) 10(0) - 0(0)
2015 鹿島アントラーズ(J1) 2(0) 0(0) 1(0)
2016 愛媛FC(J2) 10(1) - 3(3)
2017 愛媛FC(J2) 8(0) - 2(0)
通算 J1 2(0) 0(0) 2(0)
J2 30(1) - 6(3)
※表内の数字は出場試合数、カッコ内の数字は得点数です。
契約満了にて愛媛を退団する隆雅である。
昨季はリーグ戦にてゴールを決め、天皇杯ではハットトリックも達成し、契約延長を勝ち得たが、監督が変わった今季は、レギュラーを奪うほどのアピールにはならなかった模様。
かつては年代別代表に名を連ね、U-17W杯では背番号10を背負った男である。
タッパがあり、足も速くキック力も十分、そして何より左利きという高スペックの隆雅が次に所属するクラブはどこになるのであろうか。
注目したい。

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契約満了に伴い、弊クラブと来季の契約を更新しない選手をお知らせいたします。
■三原 向平 選手 プロフィール
【氏名】三原 向平(みはら こうへい)
【背番号】6
【ポジション】DF
【生年月日】1989年12月8日
【出生地】香川県
【身長/体重】167cm/67kg
【サッカー歴】
丸亀FC-丸亀東中-尽誠学園高-神奈川大-湘南ベルマーレ-愛媛FC-湘南ベルマーレ-愛媛FC-湘南ベルマーレ-愛媛FC
【出場記録】
シーズン 所属チーム リーグ戦 カップ戦 天皇杯
2012 湘南ベルマーレ(J2) 6(0) - 1(0)
2013 愛媛FC(J2) 38(1) - 0(0)
2014 愛媛FC(J2) 24(1) - 1(0)
2015 愛媛FC(J2) 29(3) - 0(0)
2016 愛媛FC(J2) 9(0) - 1(0)
2017 愛媛FC(J2) 9(1) - 1(0)
通算 J2 115(6) - 4(0)
※表内の数字は出場試合数、カッコ内の数字は得点数です。
■安田 晃大 選手 プロフィール
【氏名】安田 晃大(やすだ こうだい)
【背番号】10
【ポジション】MF
【生年月日】1989年8月8日
【出生地】大阪府
【身長/体重】165cm/60kg
【サッカー歴】
ガンバ大阪ジュニア-ガンバ大阪Jrユース-ガンバ大阪ユース-ガンバ大阪-ギラヴァンツ北九州-東京ヴェルディ-ガイナーレ鳥取-東京ヴェルディ-愛媛FC-東京ヴェルディ-愛媛FC
【出場記録】
シーズン 所属チーム リーグ戦 カップ戦 天皇杯
2008 ガンバ大阪(J1) 0(0) 0(0) 0(0)
2009 ガンバ大阪(J1) 0(0) 0(0) 0(0)
2010 ガンバ大阪(J1) 0(0) 0(0) 0(0)
2011 ギラヴァンツ北九州(J2) 37(3) - 2(0)
2012 ギラヴァンツ北九州(J2) 35(1) - 1(0)
2013 東京ヴェルディ(J2) 18(1) - 1(0)
2014 東京ヴェルディ(J2) 3(0) - -
ガイナーレ鳥取(J3) 16(1) - -
2015 東京ヴェルディ(J2) 10(0) - -
愛媛FC(J2) 12(0) - 0(0)
2016 愛媛FC(J2) 20(2) - 2(0)
2017 愛媛FC(J2) 12(0) - 2(0)
通算 J1 0(0) 0(0) 0(0)
J2 147(7) - 8(0)
J3 16(1) - 0(0)
※表内の数字は出場試合数、カッコ内の数字は得点数です。
■深谷 友基 選手 プロフィール
【氏名】深谷 友基(ふかや ゆうき)
【背番号】22
【ポジション】DF
【生年月日】1982年8月1日
【出生地】愛知県
【身長/体重】180cm/73kg
【サッカー歴】
三好高-阪南大-大分トリニータ-大宮アルディージャ-大分トリニータ-FC岐阜-愛媛FC
【出場記録】
シーズン 所属チーム リーグ戦 カップ戦 天皇杯
2005 大分トリニータ(J1) 32(1) 5(0) 2(0)
2006 大分トリニータ(J1) 31(1) 5(1) 2(0)
2007 大分トリニータ(J1) 31(3) 5(0) 2(0)
2008 大分トリニータ(J1) 32(1) 9(0) 0(0)
2009 大分トリニータ(J1) 14(1) 3(0) 2(0)
2010 大宮アルディージャ(J1) 25(6) 2(0) 0(0)
2011 大宮アルディージャ(J1) 27(1) 2(0) 1(0)
2012 大宮アルディージャ(J1) 11(0) 4(0) 1(0)
2013 大分トリニータ(J1) 4(0) 1(0) 1(0)
2014 FC岐阜(J2) 3(0) - 0(0)
2015 FC岐阜(J2) 10(0) - 2(0)
2016 愛媛FC(J2) 11(0) - 3(0)
2017 愛媛FC(J2) 9(0) - 1(0)
通算 J1 207(14) 36(1) 11(0)
J2 33(0) - 6(0)
※表内の数字は出場試合数、カッコ内の数字は得点数です。
■鈴木 隆雅 選手 プロフィール
【氏名】鈴木 隆雅(すずき りゅうが)
【背番号】40
【ポジション】FW
【生年月日】1994年2月28日
【出生地】宮城県
【身長/体重】180cm/68kg
【サッカー歴】
マリソル松島SSS-FCみやぎバルセロナJrユース-鹿島アントラーズユース-鹿島アントラーズ-ジェフユナイテッド千葉-鹿島アントラーズ-栃木SC-鹿島アントラーズ-愛媛FC
【出場記録】
シーズン 所属チーム リーグ戦 カップ戦 天皇杯
2012 鹿島アントラーズ(J1) 0(0) 0(0) 1(0)
2013 鹿島アントラーズ(J1) 0(0) 0(0) -
ジェフユナイテッド千葉(J2) 2(0) - 1(0)
2014 栃木SC(J2) 10(0) - 0(0)
2015 鹿島アントラーズ(J1) 2(0) 0(0) 1(0)
2016 愛媛FC(J2) 10(1) - 3(3)
2017 愛媛FC(J2) 8(0) - 2(0)
通算 J1 2(0) 0(0) 2(0)
J2 30(1) - 6(3)
※表内の数字は出場試合数、カッコ内の数字は得点数です。
契約満了にて愛媛を退団する隆雅である。
昨季はリーグ戦にてゴールを決め、天皇杯ではハットトリックも達成し、契約延長を勝ち得たが、監督が変わった今季は、レギュラーを奪うほどのアピールにはならなかった模様。
かつては年代別代表に名を連ね、U-17W杯では背番号10を背負った男である。
タッパがあり、足も速くキック力も十分、そして何より左利きという高スペックの隆雅が次に所属するクラブはどこになるのであろうか。
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勝負どころでの鹿島の集中力は誰もが知るところ
時は来た。鹿島、完売のホームで戴冠のチャンス
今季のリーグチャンピオンが決まるかもしれない大一番だ。残り2節となった現在、鹿島は2位の川崎Fに勝点4差をつけて首位に立っている。この試合に勝利すれば、29日に行われる浦和対川崎Fで川崎Fが勝利しても、鹿島の勝点には及ばない。鹿島の目の前には自らの手で優勝を決めるチャンスが転がっている。
シーズン途中の明治安田J1第14節・広島戦から大岩 剛監督が指揮を執って以降、鹿島は16勝1分3敗という猛スピードで駆け抜けてきた。ここ5試合は3勝2敗とその勢いに衰えが見えるものの、ホームである県立カシマサッカースタジアムでは大岩監督就任以降、9連勝を飾っている。さらに18得点1失点とその強さを遺憾なく発揮してきた。優勝が懸かった大事な試合のチケットはすでに完売。2009年の開幕戦以来となる満席のスタンドが選手を後押しするだろう。
2011年から鹿島でプレーする西 大伍は「どんな雰囲気かは試合になってみないと分からないけど、僕が来てからは(完売は)初めて。お客さんは優勝を見に来ると思うので、残念な顔で帰さないようにしたい」と話し、「いろんな人のいろんな思いのこもった試合になる。思いの強いほうが勝つと思う」と続けた。
もし県立カシマサッカースタジアムで優勝が決まるとなれば、2007年の大逆転優勝以来のこととなる。リーグ3連覇はそこから始まったが、あとの二つの優勝は札幌ドームと埼玉スタジアム2002での決定だった。ホームに集まった多くのファン・サポーターの前で優勝を決めたいというのは、このクラブに携わる全ての人に共通した思いだろう。
しかし、そこに立ちふさがるのは強敵・柏。第17節で対戦したときは、鹿島が3-2で制したものの大熱戦だった。
大谷 秀和が24分に先制点を挙げて柏がリードを奪うと、後半に入り鹿島が反撃。53分に金崎 夢生、56分に永木 亮太が一気に決めて逆転に成功する。しかし柏も屈せず、62分にクリスティアーノの一撃で同点に追い付いたが、72分にペドロ ジュニオールが豪快なシュートを決めて熱戦に終止符を打った。
当時、柏は10戦無敗。9勝1分という絶好調だったが、それを力でねじ伏せた鹿島は一気に優勝争いに加わっていく。
現在4位につける柏は、3位までに与えられる来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権を手に入れるためにも負けられない一戦だ。クリスティアーノだけでなく、伊東 純也、ハモン ロペスなど、個の能力に優れた選手を前線にそろえ、最終ラインからボールをつないでいく攻撃は洗練されており、昨季の対戦では柏が2連勝を収めた。
鹿島は3週間試合間隔が空いたのに対し、柏は先週末に試合を行っており、試合勘という面では柏のほうが有利なのも見逃せない。
ただ、勝負どころでの鹿島の集中力は誰もが知るところ。この試合に勝てば9回目のリーグ制覇が達成される。もし引き分けの場合は、29日の浦和対川崎Fで川崎Fが引き分けか負ければ鹿島の優勝、川崎Fが勝てば最終節までもつれ込むこととなる。果たしてシャーレの行方はどうなるだろうか。
[ 文:田中 滋 ]
「試合勘という面では柏のほうが有利」と記すJリーグ公式の田中滋氏による柏戦のプレビューである。
確かに、鹿島が3週間開いたことに対し、柏は先週ジュビロを下しており、調子の維持という意味では分が良い。
ここは気を引き締めねばなるまい。
また、この試合を前に西は、「どんな雰囲気かは試合になってみないと分からないけど、僕が来てからは(完売は)初めて。お客さんは優勝を見に来ると思うので、残念な顔で帰さないようにしたい」、「いろんな人のいろんな思いのこもった試合になる。思いの強いほうが勝つと思う」と語る。
西にとって、大きな試合となろう。
強い思いで挑むこととなる。
気持ちの強さで勝り、優勝を我が手に掴み取りたい。
楽しみな一戦である。

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今季のリーグチャンピオンが決まるかもしれない大一番だ。残り2節となった現在、鹿島は2位の川崎Fに勝点4差をつけて首位に立っている。この試合に勝利すれば、29日に行われる浦和対川崎Fで川崎Fが勝利しても、鹿島の勝点には及ばない。鹿島の目の前には自らの手で優勝を決めるチャンスが転がっている。
シーズン途中の明治安田J1第14節・広島戦から大岩 剛監督が指揮を執って以降、鹿島は16勝1分3敗という猛スピードで駆け抜けてきた。ここ5試合は3勝2敗とその勢いに衰えが見えるものの、ホームである県立カシマサッカースタジアムでは大岩監督就任以降、9連勝を飾っている。さらに18得点1失点とその強さを遺憾なく発揮してきた。優勝が懸かった大事な試合のチケットはすでに完売。2009年の開幕戦以来となる満席のスタンドが選手を後押しするだろう。
2011年から鹿島でプレーする西 大伍は「どんな雰囲気かは試合になってみないと分からないけど、僕が来てからは(完売は)初めて。お客さんは優勝を見に来ると思うので、残念な顔で帰さないようにしたい」と話し、「いろんな人のいろんな思いのこもった試合になる。思いの強いほうが勝つと思う」と続けた。
もし県立カシマサッカースタジアムで優勝が決まるとなれば、2007年の大逆転優勝以来のこととなる。リーグ3連覇はそこから始まったが、あとの二つの優勝は札幌ドームと埼玉スタジアム2002での決定だった。ホームに集まった多くのファン・サポーターの前で優勝を決めたいというのは、このクラブに携わる全ての人に共通した思いだろう。
しかし、そこに立ちふさがるのは強敵・柏。第17節で対戦したときは、鹿島が3-2で制したものの大熱戦だった。
大谷 秀和が24分に先制点を挙げて柏がリードを奪うと、後半に入り鹿島が反撃。53分に金崎 夢生、56分に永木 亮太が一気に決めて逆転に成功する。しかし柏も屈せず、62分にクリスティアーノの一撃で同点に追い付いたが、72分にペドロ ジュニオールが豪快なシュートを決めて熱戦に終止符を打った。
当時、柏は10戦無敗。9勝1分という絶好調だったが、それを力でねじ伏せた鹿島は一気に優勝争いに加わっていく。
現在4位につける柏は、3位までに与えられる来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権を手に入れるためにも負けられない一戦だ。クリスティアーノだけでなく、伊東 純也、ハモン ロペスなど、個の能力に優れた選手を前線にそろえ、最終ラインからボールをつないでいく攻撃は洗練されており、昨季の対戦では柏が2連勝を収めた。
鹿島は3週間試合間隔が空いたのに対し、柏は先週末に試合を行っており、試合勘という面では柏のほうが有利なのも見逃せない。
ただ、勝負どころでの鹿島の集中力は誰もが知るところ。この試合に勝てば9回目のリーグ制覇が達成される。もし引き分けの場合は、29日の浦和対川崎Fで川崎Fが引き分けか負ければ鹿島の優勝、川崎Fが勝てば最終節までもつれ込むこととなる。果たしてシャーレの行方はどうなるだろうか。
[ 文:田中 滋 ]
「試合勘という面では柏のほうが有利」と記すJリーグ公式の田中滋氏による柏戦のプレビューである。
確かに、鹿島が3週間開いたことに対し、柏は先週ジュビロを下しており、調子の維持という意味では分が良い。
ここは気を引き締めねばなるまい。
また、この試合を前に西は、「どんな雰囲気かは試合になってみないと分からないけど、僕が来てからは(完売は)初めて。お客さんは優勝を見に来ると思うので、残念な顔で帰さないようにしたい」、「いろんな人のいろんな思いのこもった試合になる。思いの強いほうが勝つと思う」と語る。
西にとって、大きな試合となろう。
強い思いで挑むこととなる。
気持ちの強さで勝り、優勝を我が手に掴み取りたい。
楽しみな一戦である。

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レオ・シルバの活躍に期待
午前練習

ミーティング後、紅白戦やシュート練習を行いました。
紅白戦に出場したレオ・シルバである。
左足でゴールを決めておる。
好調を維持しておる。
Jリーグ屈指のボランチの力を柏戦でも魅せてくれよう。
活躍を楽しみにしておる。

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ミーティング後、紅白戦やシュート練習を行いました。
紅白戦に出場したレオ・シルバである。
左足でゴールを決めておる。
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Jリーグ屈指のボランチの力を柏戦でも魅せてくれよう。
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曽ケ端、しっかり準備したい
【鹿島】曽ケ端、自身17冠目リーグVへ「しっかり準備したい」
2017年11月24日7時0分 スポーツ報知
鹿島のGK曽ケ端がJリーガー最多で自身17冠目となるリーグ連覇に意欲を見せた。
柏戦(26日・カシマ)で勝利すれば優勝が決まり、これまでのタイトルは「刺激になった」と断言。「(優勝時に)ベンチ外ならベンチに入りたい、ベンチなら試合に出たいと思った。ピッチで味わった時はもっといいパフォーマンスをしたいと思った」と回顧し、柏戦に「しっかり準備したい」と誓った。
柏戦に向けてコメントした曽ケ端である。
「しっかり準備したい」と語る。
今季、クォン・スンテが加わりベンチを温める試合も多かったが、スンテの負傷を機に完全にポジションを奪い返した。
やはり、Jリーグ屈指のGKは、常に高いパフォーマンスを維持祖続けていることが証明された。
残り2試合もしっかりゴールマウスを守り、勝利に貢献してくれよう。
また、これまでのタイトルを振り返り、「刺激になった」、「(優勝時に)ベンチ外ならベンチに入りたい、ベンチなら試合に出たいと思った。ピッチで味わった時はもっといいパフォーマンスをしたいと思った」と言う。
タイトルを積み重ねてきた選手の気持ちが良く伝わってくる。
次なるタイトルまであと一つ。
強いメンタルで掴み取って欲しい。
期待しておる。

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2017年11月24日7時0分 スポーツ報知
鹿島のGK曽ケ端がJリーガー最多で自身17冠目となるリーグ連覇に意欲を見せた。
柏戦(26日・カシマ)で勝利すれば優勝が決まり、これまでのタイトルは「刺激になった」と断言。「(優勝時に)ベンチ外ならベンチに入りたい、ベンチなら試合に出たいと思った。ピッチで味わった時はもっといいパフォーマンスをしたいと思った」と回顧し、柏戦に「しっかり準備したい」と誓った。
柏戦に向けてコメントした曽ケ端である。
「しっかり準備したい」と語る。
今季、クォン・スンテが加わりベンチを温める試合も多かったが、スンテの負傷を機に完全にポジションを奪い返した。
やはり、Jリーグ屈指のGKは、常に高いパフォーマンスを維持祖続けていることが証明された。
残り2試合もしっかりゴールマウスを守り、勝利に貢献してくれよう。
また、これまでのタイトルを振り返り、「刺激になった」、「(優勝時に)ベンチ外ならベンチに入りたい、ベンチなら試合に出たいと思った。ピッチで味わった時はもっといいパフォーマンスをしたいと思った」と言う。
タイトルを積み重ねてきた選手の気持ちが良く伝わってくる。
次なるタイトルまであと一つ。
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レアンドロ、完全移籍間近
Palmeiras fica perto de vender Leandro a clube japonês
Dirigentes do Kashima Antlers vieram ao Brasil para finalizar a negociação, que deve ser anunciada nos próximos dias. Atacante tem feito sucesso e está perto do título nacional

Leandro jogou no Palmeiras em 2013 e 2014, e depois foi emprestado a três clubes (Foto: Kashima Antlers)
Fellipe Lucena 23/11/2017 12:30 São Paulo (SP)
O Palmeiras está finalizando a venda do atacante Leandro ao Kashima Antlers, do Japão, clube para o qual o jogador está emprestado desde o início da temporada. Dirigentes japoneses vieram ao Brasil para apresentar a proposta à diretoria alviverde, que gostou dos valores - ainda não revelados.
Leandro ainda tem contrato com o Palmeiras até dezembro de 2018 e voltaria ao clube em janeiro. Mas a vontade do atleta, que gostou muito da vida no Japão e tem se destacado, sempre foi permanecer por lá.
Com 28 jogos, 12 gols e seis assistências pelo Kashima, Leandro pode ser campeão japonês no domingo. Basta vencer o Kashiwa Reysol, em casa, ou torcer por um tropeço do vice-líder Kawasaki Frontale.
Leandro foi um dos jogadores emprestados pelo Grêmio ao Palmeiras na negociação que levou Hernán Barcos para Porto Alegre no início de 2013. Foi titular, campeão da Série B e artilheiro do Verdão naquele ano, com 19 gols em 43 jogos. Chegou a disputar um amistoso pela Seleção Brasileira de Luiz Felipe Scolari, contra a Bolívia, e marcou um gol. Tudo isso motivo o clube a comprar 64% de seus direitos econômicos por R$ 8 milhões.
O dinheiro foi todo aportado por Paulo Nobre, então presidente do Palmeiras, que tem direito a receber o valor de volta quando a venda for consumada. Se a negociação sair por mais de R$ 8 milhões, o clube fica com o excedente.
Leandro não conseguiu repetir o bom desempenho em 2014, quando marcou apenas três gols em 34 jogos. Foi emprestado ao Santos em 2015, ao Coritiba em 2016 e ao Kashima Antlers em 2017.
レアンドロの状況について報じるブラジル・Lance紙である。
レアンドロの保有権を持つパルメイラスは、鹿島の提示額に満足し、完全移籍間近とのこと。
これは朗報。
来季もまた、鹿島のレアンドロが観られそうである。
楽しみである。

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Dirigentes do Kashima Antlers vieram ao Brasil para finalizar a negociação, que deve ser anunciada nos próximos dias. Atacante tem feito sucesso e está perto do título nacional

Leandro jogou no Palmeiras em 2013 e 2014, e depois foi emprestado a três clubes (Foto: Kashima Antlers)
Fellipe Lucena 23/11/2017 12:30 São Paulo (SP)
O Palmeiras está finalizando a venda do atacante Leandro ao Kashima Antlers, do Japão, clube para o qual o jogador está emprestado desde o início da temporada. Dirigentes japoneses vieram ao Brasil para apresentar a proposta à diretoria alviverde, que gostou dos valores - ainda não revelados.
Leandro ainda tem contrato com o Palmeiras até dezembro de 2018 e voltaria ao clube em janeiro. Mas a vontade do atleta, que gostou muito da vida no Japão e tem se destacado, sempre foi permanecer por lá.
Com 28 jogos, 12 gols e seis assistências pelo Kashima, Leandro pode ser campeão japonês no domingo. Basta vencer o Kashiwa Reysol, em casa, ou torcer por um tropeço do vice-líder Kawasaki Frontale.
Leandro foi um dos jogadores emprestados pelo Grêmio ao Palmeiras na negociação que levou Hernán Barcos para Porto Alegre no início de 2013. Foi titular, campeão da Série B e artilheiro do Verdão naquele ano, com 19 gols em 43 jogos. Chegou a disputar um amistoso pela Seleção Brasileira de Luiz Felipe Scolari, contra a Bolívia, e marcou um gol. Tudo isso motivo o clube a comprar 64% de seus direitos econômicos por R$ 8 milhões.
O dinheiro foi todo aportado por Paulo Nobre, então presidente do Palmeiras, que tem direito a receber o valor de volta quando a venda for consumada. Se a negociação sair por mais de R$ 8 milhões, o clube fica com o excedente.
Leandro não conseguiu repetir o bom desempenho em 2014, quando marcou apenas três gols em 34 jogos. Foi emprestado ao Santos em 2015, ao Coritiba em 2016 e ao Kashima Antlers em 2017.
レアンドロの状況について報じるブラジル・Lance紙である。
レアンドロの保有権を持つパルメイラスは、鹿島の提示額に満足し、完全移籍間近とのこと。
これは朗報。
来季もまた、鹿島のレアンドロが観られそうである。
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植田、ここまで来たら少しの差で決まる
鹿島・植田、連覇へ雨もプラスに「必ずためになる」26日柏戦

鹿島DF植田
Photo By スポニチ
鹿島は07年以来となるカシマスタジアムでの優勝決定を狙う。勝てば連覇が決まる26日の柏戦に向け、DF植田は「ここまで来たら少しの差で(勝負が)決まる。隙を見せないように、いい準備をしたい」と力を込めた。この日は雨の影響でグラウンドに巨大な水たまりができて練習にも影響したが、そんなコンディションも「試合に向けて必ずためになる」と前向きに捉えた。
どんな状況に置かれても勝つために対応できるのが鹿島らしさ。晴れ予報のホームで味わう10年ぶりの歓喜に向け、集中力が高まってきている。
[ 2017年11月24日 05:30 ]
雨の練習を取材したスポニチである。
クラブハウスグラウンドには水たまりが出来、思うようなトレーニングとはならなかったが、悪環境をものともしない歴史が鹿島にはある。
そして、植田は「ここまで来たら少しの差で(勝負が)決まる。隙を見せないように、いい準備をしたい」とコメントする。
高い集中力で、強力な柏攻撃陣を封じるのだ。
決戦は近づいておる。
メンタルを高め、勝利に向けて準備しようではないか。
楽しみにしておる。

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鹿島DF植田
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鹿島は07年以来となるカシマスタジアムでの優勝決定を狙う。勝てば連覇が決まる26日の柏戦に向け、DF植田は「ここまで来たら少しの差で(勝負が)決まる。隙を見せないように、いい準備をしたい」と力を込めた。この日は雨の影響でグラウンドに巨大な水たまりができて練習にも影響したが、そんなコンディションも「試合に向けて必ずためになる」と前向きに捉えた。
どんな状況に置かれても勝つために対応できるのが鹿島らしさ。晴れ予報のホームで味わう10年ぶりの歓喜に向け、集中力が高まってきている。
[ 2017年11月24日 05:30 ]
雨の練習を取材したスポニチである。
クラブハウスグラウンドには水たまりが出来、思うようなトレーニングとはならなかったが、悪環境をものともしない歴史が鹿島にはある。
そして、植田は「ここまで来たら少しの差で(勝負が)決まる。隙を見せないように、いい準備をしたい」とコメントする。
高い集中力で、強力な柏攻撃陣を封じるのだ。
決戦は近づいておる。
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ジーコの半生、ミュージカル化
「日本人にも見てもらえれば…」 元日本代表監督ジーコの半生がミュージカル化決定

リオの街に生まれてから鹿島時代まで、ジーコの半生がブラジルでミュージカルに
ブラジルでジーコの半生がミュージカル化されることが発表された。2014年のリオのカーニバルではジーコのサッカー人生がパレードのテーマにもなるなど、今でもブラジルの英雄として称えられるジーコ。誕生日をサポーターがともに祝おうと、ジーコが所属したフラメンゴのクラブ前に集結し、警察が出動して交通規制を行ったこともあるほどだ。
今なおブラジル国民に愛され続ける理由は、ピッチ外での行動も影響している。例えば毎年、年末にジーコは経済的に恵まれない子供たちのためのチャリティーマッチを行っており、今年で第14回目を迎える。ネイマールをはじめ、ロナウドやロマーリオ、マラドーナらも出場したことがあり、例年5〜6万人の観客を集めるビッグイベントと化している。 自治体やスポンサー企業と組み、貧しい地区の子供たちのために無償のサッカー教室も開いており、2008年にスタートしたプロジェクトは全国で展開中だ。
そうした人格者としての面も尊敬されるジーコのミュージカルでは、リオの街に生まれてから、1994年に鹿島アントラーズで現役生活に幕を閉じるまでが描かれるという。数々の栄光だけでなく、貧困や痩せっぽちだった体格、膝の負傷など、数々の困難を克服してきた道のりにもスポットが当てられる予定だ。
発案者のホドリゴ・ジアス氏は、ジーコの友人であり、数々の文化イベントなどで広報を手がけてきた人物でもある。ミュージカル制作の意図を次のように語った。

情熱を注いだ日本時代もクローズアップ
「ジーコのサッカーは、まさに“一つのプレーが世界を変えることもできる”という言葉がぴったりだった。そして今なお、世界で最も有名で、影響力のある人物の一人だ。しかも謙虚な人間であるうえに、彼の半生は多くの人々にとってのお手本なんだ。目標を達成し、自分自身の人生における勝者となるために、人々の意識を変える手助けしてくれる。それを感じてもらいたい」
演出は、ブラジルでは知らない人がいないと言っても過言ではないほど、数々のドラマや映画、演劇を手がけてきたペドロ・ヴァスコンセーロス氏。台本は、ブラジルの著名歌手の半生を描いたミュージカルなどで有名なホムロ・ホドリゲス氏が担当する。
来年半ばの上演を目指し、年明けから役者のオーディションもスタート予定。すでにサッカー人生で縁のあったイタリアやトルコ、それ以外にはアメリカから早くも招聘公演に関する問い合わせが来ているという。
ジーコが現役時代の晩年に情熱を注いだ日本時代についても劇中で大きく扱われることになり、本人は「日本の人たちにも見てもらえる機会があれば、これほど嬉しいことはない」と語っている。
【了】
藤原清美●文 text by Kiyomi Fujiwara
フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web
ミュージカル化されるジーコの半生である。
これは素晴らしい。
ジーコの人間性と偉業を音楽と踊りで表現される様は非常に期待出来よう。
とはいえ、地球の裏側まで観に行くのは困難である。
可能な人には是非とも足を運んで欲しいところ。
ジーコの半生に興味津々である。

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リオの街に生まれてから鹿島時代まで、ジーコの半生がブラジルでミュージカルに
ブラジルでジーコの半生がミュージカル化されることが発表された。2014年のリオのカーニバルではジーコのサッカー人生がパレードのテーマにもなるなど、今でもブラジルの英雄として称えられるジーコ。誕生日をサポーターがともに祝おうと、ジーコが所属したフラメンゴのクラブ前に集結し、警察が出動して交通規制を行ったこともあるほどだ。
今なおブラジル国民に愛され続ける理由は、ピッチ外での行動も影響している。例えば毎年、年末にジーコは経済的に恵まれない子供たちのためのチャリティーマッチを行っており、今年で第14回目を迎える。ネイマールをはじめ、ロナウドやロマーリオ、マラドーナらも出場したことがあり、例年5〜6万人の観客を集めるビッグイベントと化している。 自治体やスポンサー企業と組み、貧しい地区の子供たちのために無償のサッカー教室も開いており、2008年にスタートしたプロジェクトは全国で展開中だ。
そうした人格者としての面も尊敬されるジーコのミュージカルでは、リオの街に生まれてから、1994年に鹿島アントラーズで現役生活に幕を閉じるまでが描かれるという。数々の栄光だけでなく、貧困や痩せっぽちだった体格、膝の負傷など、数々の困難を克服してきた道のりにもスポットが当てられる予定だ。
発案者のホドリゴ・ジアス氏は、ジーコの友人であり、数々の文化イベントなどで広報を手がけてきた人物でもある。ミュージカル制作の意図を次のように語った。

情熱を注いだ日本時代もクローズアップ
「ジーコのサッカーは、まさに“一つのプレーが世界を変えることもできる”という言葉がぴったりだった。そして今なお、世界で最も有名で、影響力のある人物の一人だ。しかも謙虚な人間であるうえに、彼の半生は多くの人々にとってのお手本なんだ。目標を達成し、自分自身の人生における勝者となるために、人々の意識を変える手助けしてくれる。それを感じてもらいたい」
演出は、ブラジルでは知らない人がいないと言っても過言ではないほど、数々のドラマや映画、演劇を手がけてきたペドロ・ヴァスコンセーロス氏。台本は、ブラジルの著名歌手の半生を描いたミュージカルなどで有名なホムロ・ホドリゲス氏が担当する。
来年半ばの上演を目指し、年明けから役者のオーディションもスタート予定。すでにサッカー人生で縁のあったイタリアやトルコ、それ以外にはアメリカから早くも招聘公演に関する問い合わせが来ているという。
ジーコが現役時代の晩年に情熱を注いだ日本時代についても劇中で大きく扱われることになり、本人は「日本の人たちにも見てもらえる機会があれば、これほど嬉しいことはない」と語っている。
【了】
藤原清美●文 text by Kiyomi Fujiwara
フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web
ミュージカル化されるジーコの半生である。
これは素晴らしい。
ジーコの人間性と偉業を音楽と踊りで表現される様は非常に期待出来よう。
とはいえ、地球の裏側まで観に行くのは困難である。
可能な人には是非とも足を運んで欲しいところ。
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“いい風呂の日”に優勝を
【鹿島】柏戦で“いい風呂V” 選手寮風呂に入浴剤、一人暮らしの選手にも配布
2017年11月23日6時0分 スポーツ報知

鹿島は昨季に続く優勝に王手をかけている
鹿島が“いい風呂V”を実現させる。22日は、勝てばリーグ連覇が決まる柏戦(26日・カシマ)に備え、クラブハウスで紅白戦など約2時間の練習を行った。MF土居が「練習の雰囲気でも、集中が高まってきているのを感じる」と手応えを口にし、DF昌子も「小さなところで勝負が決まる試合になる。しっかりと準備したい」と同戦で9度目のリーグV達成を誓った。
その日にこだわる理由がある。11月26日は日本浴用剤工業会が定めた「いい風呂」の日。鹿島は10月にサプライヤー契約を結んだルフロ社(本社・東京都港区)から「湯治入浴液」の提供を8月から受け始めた。豊富なミネラルを含んだ入浴剤で疲労回復や体温の保温効果があり、温泉に入る以上の効果も期待できるという。
クラブは選手寮の風呂に入れ、一人暮らしの選手にも配布。温泉好きのDF西らも愛用している。その効果もあり、昨季は天皇杯決勝(元日)を戦った影響でオフが短かったものの、夏場を過ぎても失速することはなかった。練習後の水風呂導入を含め、最も「風呂」を身近に感じた今季。そのハイライトが「いい風呂の日」なら最高だ。(内田 知宏)
連日、鹿島を取材する報知新聞の内田記者である。
聖真と源のコメントを引き出しておる。
優勝をかけた一戦に集中力が増しておることが伝わってくる。
そして、来たる柏戦は11月26日ということで“いい風呂の日”に優勝を決めたいエピソードを伝える。
この夏よりサプライヤー契約を結んだルフロ社の「湯治入浴液」を寮の風呂に入れ、一人暮らしの選手にも配布しておるとの事。
その効果は覿面ではなかろうか。
チームは夏より首位を走り、優勝に王手をかけておる。
我らも「湯治入浴液」の湯に浸かり、26日には勝利の余韻を楽しみたい。
楽しみである。

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2017年11月23日6時0分 スポーツ報知

鹿島は昨季に続く優勝に王手をかけている
鹿島が“いい風呂V”を実現させる。22日は、勝てばリーグ連覇が決まる柏戦(26日・カシマ)に備え、クラブハウスで紅白戦など約2時間の練習を行った。MF土居が「練習の雰囲気でも、集中が高まってきているのを感じる」と手応えを口にし、DF昌子も「小さなところで勝負が決まる試合になる。しっかりと準備したい」と同戦で9度目のリーグV達成を誓った。
その日にこだわる理由がある。11月26日は日本浴用剤工業会が定めた「いい風呂」の日。鹿島は10月にサプライヤー契約を結んだルフロ社(本社・東京都港区)から「湯治入浴液」の提供を8月から受け始めた。豊富なミネラルを含んだ入浴剤で疲労回復や体温の保温効果があり、温泉に入る以上の効果も期待できるという。
クラブは選手寮の風呂に入れ、一人暮らしの選手にも配布。温泉好きのDF西らも愛用している。その効果もあり、昨季は天皇杯決勝(元日)を戦った影響でオフが短かったものの、夏場を過ぎても失速することはなかった。練習後の水風呂導入を含め、最も「風呂」を身近に感じた今季。そのハイライトが「いい風呂の日」なら最高だ。(内田 知宏)
連日、鹿島を取材する報知新聞の内田記者である。
聖真と源のコメントを引き出しておる。
優勝をかけた一戦に集中力が増しておることが伝わってくる。
そして、来たる柏戦は11月26日ということで“いい風呂の日”に優勝を決めたいエピソードを伝える。
この夏よりサプライヤー契約を結んだルフロ社の「湯治入浴液」を寮の風呂に入れ、一人暮らしの選手にも配布しておるとの事。
その効果は覿面ではなかろうか。
チームは夏より首位を走り、優勝に王手をかけておる。
我らも「湯治入浴液」の湯に浸かり、26日には勝利の余韻を楽しみたい。
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源、優勝してお礼を言うのが一番かっこいい
鹿島DF昌子、感謝する愛妻へ誓うリーグ連覇 26日柏戦
11月22日“いい夫婦”の日に、鹿島の日本代表DF昌子が「優勝を成し遂げて“ありがとう”と伝えたい」と愛妻への感謝を伝えるリーグ連覇を誓った。昨年10月に結婚。今季は「初めて一年を通して一緒に戦った」シーズンだった。
「何げない一言で“そうだな”と思うこともある」と話すように、精神面でも広い視点から助言をくれる夫人の支えは大きかった。「感謝しかない。優勝してお礼を言うのが一番かっこいい」。26日の柏戦に勝って連覇を決め、感謝を表現する。
[ 2017年11月23日 05:30 ]
“いい夫婦の日”に妻への愛情を語る昌子源である。
昨年10月に結婚をし、初めて夫婦として共にシーズンを戦った。
そのご褒美に優勝を捧げたいところであろう。
源の躍動は奥さんの内助の功があってこそ。
ホーム・柏戦にて決めよう。
源には“ありがとう”と言わせたい、そして我らも改めて“おめでとう”と言おうではないか。
感謝である。

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11月22日“いい夫婦”の日に、鹿島の日本代表DF昌子が「優勝を成し遂げて“ありがとう”と伝えたい」と愛妻への感謝を伝えるリーグ連覇を誓った。昨年10月に結婚。今季は「初めて一年を通して一緒に戦った」シーズンだった。
「何げない一言で“そうだな”と思うこともある」と話すように、精神面でも広い視点から助言をくれる夫人の支えは大きかった。「感謝しかない。優勝してお礼を言うのが一番かっこいい」。26日の柏戦に勝って連覇を決め、感謝を表現する。
[ 2017年11月23日 05:30 ]
“いい夫婦の日”に妻への愛情を語る昌子源である。
昨年10月に結婚をし、初めて夫婦として共にシーズンを戦った。
そのご褒美に優勝を捧げたいところであろう。
源の躍動は奥さんの内助の功があってこそ。
ホーム・柏戦にて決めよう。
源には“ありがとう”と言わせたい、そして我らも改めて“おめでとう”と言おうではないか。
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