曽ケ端、結局はタイトルですね
スタジアム近所の子供が守護神に。
曽ヶ端準とアントラーズの幸せな歩み
寺野典子●文 text by Terano Noriko五十嵐和博●撮影 photo by Igarashi Kazuhiro
遺伝子 ~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(5)
曽ヶ端準 前編
広いミックスゾーンの中央で、昌子源と話していたガンバ大阪の東口順昭は、鹿島アントラーズの曽ヶ端準(そがはた ひとし)の姿を見つけると、サッと駆け寄り挨拶をした。短い言葉を交わしたのち、両手で曽ヶ端と握手する姿が印象深かった。
鹿島vsG大阪が行なわれた3月3日のカシマスタジアムでの光景だ。
「曽ヶ端さんをはじめ、(川口)能活さんやナラさん(楢崎正剛)が長く活躍してくれているのは、本当に力になりますからね。もっともっと続けてほしい」
試合の行方を左右するピンチを救い続けた東口は、日本代表ゴールキーパーの先輩たちの名前を口にした途端、敗戦でわずかに硬くなっていた表情が一気に破顔する。
1998年、鹿島アントラーズに新加入した”高卒6人衆”。小笠原満男を筆頭に、世代別の代表にも名を連ねる高校サッカーの雄が揃っていた。曽ヶ端もその一員ではあったが、当時はまだ代表の守護神という立ち位置ではなかった。
曽ヶ端のプロのキャリアは、市川友也に次ぐ2人目の鹿島ユース出身選手としてスタートした。その後、1998年のAFC U-19選手権、1999年のワールドユースを経て、2000年にA代表デビューを飾る。2002年日韓W杯メンバーに入り、2004 年にはオーバーエイジ枠でアテネ五輪にも出場した。
鹿島での時間が曽ヶ端の進化を促したことは言うまでもない。ポジションは違えども、同期の活躍が後押しになっているのだろう。

長らく鹿島の守護神として活躍してきた曽ヶ端準
***
――今季で、鹿島在籍21年目を迎えましたね。
「引退する選手もいるなかで、サッカーを続けていられることに幸せを感じます。僕はカシマスタジアムの近くで生まれて、育ちました。生まれた町にプロクラブがあり、そこでプレーできるなんていう幸せを味わえる人は、そう何人もいるわけじゃないでしょう? 同じ市ならまだしも、スタジアムが徒歩圏内ですからね」
――「ここにスタジアムができるのかぁ」と、子どもの頃は思っていたんですか?
「ジーコが住友金属サッカー部へ来たのが小学生の頃。スタジアムそばの小学校へ通っていました。そして、中学時代に鹿島アントラーズが生まれた。スタジアムもそうですけど、何もないところを切り拓くような感じでスタートしましたから」
――しかも、地元のクラブが国内有数のビッグクラブというのも幸せですよね。
「確かにそうですね。強くなければ、ここまで大きなクラブにはなれなかったと思いますね」
――鹿島中学から鹿島ユースへ。やはり、プロになるなら下部組織でという気持ちが強かったのでしょうか?
「プロになるという夢みたいなものはあったかもしれないけれど、ほかのポジションなら僕は違う選択をしていたと思います」
――ゴールキーパーだったから、というのは?
「当時の部活でゴールキーパーコーチがいる環境は少なかったと思うし、地元でそれを求めるとなれば、自然と鹿島しかなかった。だから一番の理由は練習環境でしたね。僕がユースへ入った年、兄貴が進学した鹿島高校が初めて高校選手権に出場したんですよ。僕の中学の同級生も出ました。
僕らが小学生だった頃はまだプロリーグがない時代で、サッカーを始める動機なんて『選手権に出て、国立競技場に立ちたい』が一番だったから、複雑な心境でしたね」
――そしてプロ入り。もう何度も曽ヶ端選手がお話しされていますが、そこで「~ら」問題が……。
「メディアで、何度も『小笠原満男、本山雅志、中田浩二、山口武士、中村祥朗ら』って、報じられました。『僕は”ら”なのか』と思うたびに、見返してやろうと力が湧いてきました。『なにくそ』って(笑)」
――ゴールキーパーは勝敗に直結しやすいポジションです。極端な話、失点しなければ負けることはないですから。プロとしてその重責を担っていると実感したのはいつですか?
「デビュー戦(1999年5月アビスパ福岡戦)で勝利したあと、3連敗してポジションを失いました。そこから1年以上Jリーグでの出番がなかった。自分の実力のなさを痛感しましたね。ゲームのなかで何もできなかった。いつも前の選手に助けられているところがあった。だから、試合に出られないのはある意味納得できました。3冠を達成するチームを見ながら、結果、勝利へのこだわりは自然と強くなったと思います」
――2001年にレギュラーを獲得し、そこからリーグ優勝は3連覇を含む5回、ナビスコカップが4回、天皇杯3回。個人では出場500試合達成、連続フルタイム出場試合数244試合を達成するなど、Jリーグの歴史に名を残すゴールキーパーになりました。
「昔は試合に出たら、自分がいいプレーをしなくちゃいけないと思っていました。だから、チームが3点取っても1失点したら、『あぁ~やられたぁ』と落ち込んでいました。いつもとにかく無失点にしたいというふうに考えていた。
もちろん、今もゼロにする、無失点で抑えるほうが勝利には近い形ではあるけれど、今、僕が大事にしているのは、『いかに勝ち点3を取るか』ということです。ゴールキーパーに限らず、フィールドの選手も含めてミスはあること。だから、失点しても、気持ちを持ち直せるようになりました」

――キーパーは自分のミスを取り返すのがほとんど不可能ですよね。得点をあげるという意味においては。
「可能性はゼロではないけれど、その通りですね。ゴールキーパーの後ろには守るべきゴールがある。その前に立つプレッシャーは、ゴールキーパーにしかわからないと思います」
――35歳を過ぎれば、身体に変化も生じると思います。今年で39歳になる曽ヶ端さんが、ゴールキーパーとして大事にしていることは?
「キーパーとしては技術も身体能力も重要です。年齢を重ねれば、昔と同じというわけにもいかない。だけど、それをカバーできる経験もあります。うまくディフェンダーを動かすことでも補える。この仕事の難しさは今も日々感じています」
――メンタル面での成長も大きいのでしょうか?
「メンタルは絶対に大事ですね。いつからかわからないけど、『チームの状況に左右されたらダメだ』と考え、それができる試合が徐々に増えていきました。昔なら、(攻撃陣の)簡単なシュートが決まらない。そういうのを後ろで見ていて、イライラしてしまうこともありました。それが自分のプレーに悪影響を与えてしまうんですよね。
今ではディフェンダーの選手に、昔の自分の姿を見るような気持ちになるときもあります。そんなときはひと声かけるようにしています」
――チームメイトとの関係性も変わりましたか?
「試合に出始めたころは、秋田(豊)さん、奥野(僚右)さん、相馬(直樹)さん、名良橋(晃)さんと、前にいるディフェンス陣にはさまざまな点で助けてもらいました。プレーもそうだし、守備範囲のカバーだったり、かけてもらう言葉だったり。
今は(昌子)源やナオ(植田直通)をはじめ、みんな年下です。だからといって、いつも僕が何かをしてあげているわけでもなくて……。源たちに助けられることも多いし、中盤やフォワードの選手に助けられることもあります。それはチームとして当然のこと。誰かがミスをしてもカバーできれば、ミスがミスにならない。そういう気持ちが大切だと思います」
曽ヶ端準「ヘタでも、チームを
勝たせられる選手なら使うでしょ?」
寺野典子●文 text by Terano Noriko五十嵐和博●撮影 photo by Igarashi Kazuhiro
遺伝子 ~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(6)
曽ヶ端準 後編
2月21日のACL水原三星戦で、久しぶりに公式戦のゴールマウスに立ったクォン・スンテは、PK阻止という大仕事をやってのけ、勝利に貢献した安堵感に包まれていた。
韓国代表ゴールキーパーとして2017年に鹿島アントラーズに加入。クラブ史上初となる外国人ゴールキーパーだった。しかし、その年の7月に左指を痛めると、そこから試合出場機会を失うことになる。
「誰もが試合に出たいと思っている。でも、僕からソガさんに何かを言うことなんてないですよ(笑)」
スンテは敬愛の念に溢れた表情でそう語り、目を細めた。

鹿島で21年目のシーズンを迎えた曽ヶ端準
他のポジションと違い、ライバルと近い距離でトレーニングを行ない、ひとつの椅子を競い合うゴールキーパー。長らく正GKの座を守り続けてきた曽ヶ端準(そがはた ひとし)とて、その場所に安住できるわけじゃない。
スンテの加入はそれくらい大きなインパクトがあった。しかし曽ヶ端は、ライバルの負傷によって得たスタメン出場のチャンスを活かし、ポジションを奪い返した。ケガから復帰したスンテをベンチに座らせたまま、正GKとして活躍を続けたのだ。
***
――これまでもさまざまなライバルがいたわけですが、スンテ選手の加入は新たな危機感を与えたのではないでしょうか? そもそも補強というのは、現状に満足していないというクラブからのメッセージでもあるわけですが。
「特別に何かを思うことはありませんでしたね。過去にも櫛引(政敏/モンテディオ山形)をはじめ、いい選手が加入してきましたから。現役の韓国代表というのは過去になかったですけど。そして、『ベンチでいいや』なんて気持ちで移籍してくる選手はいませんからね」
――誰もが、曽ヶ端選手の座を脅(おびや)かすことを考えていたと。
「当然でしょう。だから僕も、そういう選手との競争だということは自覚していますし、覚悟している。でも、こういう厳しい競争がある環境が僕には合っています」
――その競争に勝ち抜くために重要なのは?
「練習です。練習で見せるしかない。ブレながら練習していたらダメ。しっかりと自分を持ち、アピールすることが大事です。心身ともにコンディションがいいことを見せるのも練習だし、監督だけじゃなくて、チームメイトも納得させられるプレーをしないと試合には出られない。だから、必死に練習するだけです」
――10代の頃に憧れたゴールキーパー像があったとして、現時点で目指しているキーパー像と違いはありますか?
「身体能力的な部分には、昔ほど頼れなくはなっている。でも、勝たせられるゴールキーパーというところで、チームに貢献する方法があると考えています。ゲームの流れを読んだり、流れを作ったり……多方面からアプローチができると思う。でも、自分のミスで失点してしまうこともありますからね。漠然としたもので表現するのは難しいけれど、極論を言えばヘタでもいいんですよ。チームを勝たせられれば。そういう選手であれば、試合に使うでしょう?」
――例えば、「あいつは持っている」というオーラでもいいと。
「そうそう。そういう選手は外せない。それはゴールキーパーに限らず、『あいつはゴールを決めるね』でもいいんです。それを練習で見せなくちゃいけない。練習でできなければ、ピッチには立てません」
――そういった「勝たせるオーラ」を、曽ヶ端選手は鹿島の守備陣から感じてきたんでしょうね。
「はい。僕が若い頃のディフェンス陣はすごかったですね。相手にとってのやりづらさは、僕らにとっては安心感でもあった。そういうものを背中で見せてくれました」
――今季、チームに復帰した内田篤人選手のことはどう評価していますか?
「篤人が鹿島に来たときから、すごく守備センスの高い選手だなと思っていました。日本代表では『攻撃力は高いけど、守備は……』となってしまい、ワールドカップ南アフリカ大会では先発を外れた。でも俺は、篤人が『攻撃の選手』と言われるのを聞くたびに、ずっと『違うな』と思っています。篤人の守備能力は抜群です。守備範囲の広さや1対1の読みもそう。何度も彼のカバーで助けられてきたから」

――内田選手が不在だった8年弱の間に、若い選手も中堅、ベテランとなりました。
「そうですね。ヤス(遠藤康)も篤人がいたときはまだレギュラーじゃなかったですからね」
――今では遠藤選手がゲームキャプテンになっていますね。
「僕はそれほど多くキャプテンマークをつけた試合はないんですけど、それでも責任感が生まれたし、それによって発言や言動にも変化がありました。でも、今のヤスや(昌子)源ほどではないです。僕がキャプテンマークをつけた頃は、他に引っ張ってくれる選手がいたからでしょうね。それに比べると、ヤスや源は本当に変わりました。積極的になったし、会話もそう。その内容や雰囲気にも違いを感じます。自覚と自信の表れだと思います」
――鹿島の歴史を振り返ると、「紀元前、紀元後」みたいに、「小笠原満男前、小笠原満男後」と言えるのではないかと。曽ヶ端選手をはじめ小笠原選手と同年代の選手が歴史の中心に立ち、過去から未来へとバトンを渡す立場にいるんだなと思えます。
「若い時に比べたら、満男も変わりましたからね。あそこまでしゃべるヤツじゃなかったですから。何がきっかけかはわからないですけど」
――長年プレーを続けていくうえで、何がモチベーションになっているのですか?
「結局はタイトルですね。勝つことに対するモチベーションがなければ、長くはできないと思います。厳しい練習を何のためにするのかといえば、やっぱり優勝の喜びを味わいたいから。『また、もう一度味わいたい』と思うからです」
――特に印象深かった優勝はありますか?
「どの優勝もうれしいです。2016年シーズンは、年間勝ち点は3位だったのにチャンピオンシップに勝っての優勝でいろいろ言われたけれど、やっぱり優勝すればうれしかった。クラブワールドカップは、いくらレアル相手であっても負ければ悔しい。それで、その後の天皇杯で勝ってまたうれしい。その喜びのためにやっているんじゃないですかね」
――レアル・マドリードとの一戦を振り返るとどうですか?
「今のレアルの試合を見ると、僕らが対戦したときのチームとはスピードも違うし、最高の(状態の)レアルとやったわけじゃない。それにレアルは、僕らが格下の相手と戦うときに感じるようなやりづらさを感じていたかもしれない。だからこそ勝ちたかったけれど、そこまで甘くはないということです」
――ACL(AFCチャンピオンズリーグ)では、なかなか勝てない状況が続いていますが。
「それは事実ですから、今までと同じようにはやっていたらダメだと思う。クラブワールドカップもACLで優勝して出場したわけじゃなかったし、去年はJリーグのタイトルも獲れていないわけですから。選手が入れ替わったりといろいろと変化はある。その中で何かを変えなくちゃいけないし、もっともっと細かいところを追求して、こだわっていくべきだと思っています。
それは僕自身も同じです。チームが1点を獲ったとして、それが勝ち点1になるのか、3になるのか。どうすれば『3』にできるのかを考える。単純なミスをしないよう、毎日の練習から意識を高く持っていないといけません」
――ACLで優勝しないと、曽ヶ端選手も小笠原選手も引退できないですね(笑)。
「獲ったら引退しろってことですか(笑)」
——いえいえ。その先もタイトルを獲ってください。
「(笑)。年齢を考えたら、先が短いのはわかっています。だけど、引退のことなんてまだ何もイメージできないですから」
曽ケ端について取材したSportivaの寺野女史である。
曽ケ端のサッカー観であったり選手評が伝わってくる。
入団時の「メディアで、何度も『小笠原満男、本山雅志、中田浩二、山口武士、中村祥朗ら』って、報じられました。『僕は”ら”なのか』と思うたびに、見返してやろうと力が湧いてきました。『なにくそ』って(笑)」は微笑ましいエピソードと言えよう。
「ら」であっても努力と才能で長くトップフォームとしてプレイできることを証明しておる。
また、篤人評も面白い。
「篤人が『攻撃の選手』と言われるのを聞くたびに、ずっと『違うな』と思っています」というのは、GKとしての視点で興味深い。
曽ケ端がおるからこそ鹿島が勝利を積み重ねられる。
これからもタイトルを勝ち得ていこうではないか。
まだまだである。

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曽ヶ端準とアントラーズの幸せな歩み
寺野典子●文 text by Terano Noriko五十嵐和博●撮影 photo by Igarashi Kazuhiro
遺伝子 ~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(5)
曽ヶ端準 前編
広いミックスゾーンの中央で、昌子源と話していたガンバ大阪の東口順昭は、鹿島アントラーズの曽ヶ端準(そがはた ひとし)の姿を見つけると、サッと駆け寄り挨拶をした。短い言葉を交わしたのち、両手で曽ヶ端と握手する姿が印象深かった。
鹿島vsG大阪が行なわれた3月3日のカシマスタジアムでの光景だ。
「曽ヶ端さんをはじめ、(川口)能活さんやナラさん(楢崎正剛)が長く活躍してくれているのは、本当に力になりますからね。もっともっと続けてほしい」
試合の行方を左右するピンチを救い続けた東口は、日本代表ゴールキーパーの先輩たちの名前を口にした途端、敗戦でわずかに硬くなっていた表情が一気に破顔する。
1998年、鹿島アントラーズに新加入した”高卒6人衆”。小笠原満男を筆頭に、世代別の代表にも名を連ねる高校サッカーの雄が揃っていた。曽ヶ端もその一員ではあったが、当時はまだ代表の守護神という立ち位置ではなかった。
曽ヶ端のプロのキャリアは、市川友也に次ぐ2人目の鹿島ユース出身選手としてスタートした。その後、1998年のAFC U-19選手権、1999年のワールドユースを経て、2000年にA代表デビューを飾る。2002年日韓W杯メンバーに入り、2004 年にはオーバーエイジ枠でアテネ五輪にも出場した。
鹿島での時間が曽ヶ端の進化を促したことは言うまでもない。ポジションは違えども、同期の活躍が後押しになっているのだろう。

長らく鹿島の守護神として活躍してきた曽ヶ端準
***
――今季で、鹿島在籍21年目を迎えましたね。
「引退する選手もいるなかで、サッカーを続けていられることに幸せを感じます。僕はカシマスタジアムの近くで生まれて、育ちました。生まれた町にプロクラブがあり、そこでプレーできるなんていう幸せを味わえる人は、そう何人もいるわけじゃないでしょう? 同じ市ならまだしも、スタジアムが徒歩圏内ですからね」
――「ここにスタジアムができるのかぁ」と、子どもの頃は思っていたんですか?
「ジーコが住友金属サッカー部へ来たのが小学生の頃。スタジアムそばの小学校へ通っていました。そして、中学時代に鹿島アントラーズが生まれた。スタジアムもそうですけど、何もないところを切り拓くような感じでスタートしましたから」
――しかも、地元のクラブが国内有数のビッグクラブというのも幸せですよね。
「確かにそうですね。強くなければ、ここまで大きなクラブにはなれなかったと思いますね」
――鹿島中学から鹿島ユースへ。やはり、プロになるなら下部組織でという気持ちが強かったのでしょうか?
「プロになるという夢みたいなものはあったかもしれないけれど、ほかのポジションなら僕は違う選択をしていたと思います」
――ゴールキーパーだったから、というのは?
「当時の部活でゴールキーパーコーチがいる環境は少なかったと思うし、地元でそれを求めるとなれば、自然と鹿島しかなかった。だから一番の理由は練習環境でしたね。僕がユースへ入った年、兄貴が進学した鹿島高校が初めて高校選手権に出場したんですよ。僕の中学の同級生も出ました。
僕らが小学生だった頃はまだプロリーグがない時代で、サッカーを始める動機なんて『選手権に出て、国立競技場に立ちたい』が一番だったから、複雑な心境でしたね」
――そしてプロ入り。もう何度も曽ヶ端選手がお話しされていますが、そこで「~ら」問題が……。
「メディアで、何度も『小笠原満男、本山雅志、中田浩二、山口武士、中村祥朗ら』って、報じられました。『僕は”ら”なのか』と思うたびに、見返してやろうと力が湧いてきました。『なにくそ』って(笑)」
――ゴールキーパーは勝敗に直結しやすいポジションです。極端な話、失点しなければ負けることはないですから。プロとしてその重責を担っていると実感したのはいつですか?
「デビュー戦(1999年5月アビスパ福岡戦)で勝利したあと、3連敗してポジションを失いました。そこから1年以上Jリーグでの出番がなかった。自分の実力のなさを痛感しましたね。ゲームのなかで何もできなかった。いつも前の選手に助けられているところがあった。だから、試合に出られないのはある意味納得できました。3冠を達成するチームを見ながら、結果、勝利へのこだわりは自然と強くなったと思います」
――2001年にレギュラーを獲得し、そこからリーグ優勝は3連覇を含む5回、ナビスコカップが4回、天皇杯3回。個人では出場500試合達成、連続フルタイム出場試合数244試合を達成するなど、Jリーグの歴史に名を残すゴールキーパーになりました。
「昔は試合に出たら、自分がいいプレーをしなくちゃいけないと思っていました。だから、チームが3点取っても1失点したら、『あぁ~やられたぁ』と落ち込んでいました。いつもとにかく無失点にしたいというふうに考えていた。
もちろん、今もゼロにする、無失点で抑えるほうが勝利には近い形ではあるけれど、今、僕が大事にしているのは、『いかに勝ち点3を取るか』ということです。ゴールキーパーに限らず、フィールドの選手も含めてミスはあること。だから、失点しても、気持ちを持ち直せるようになりました」

――キーパーは自分のミスを取り返すのがほとんど不可能ですよね。得点をあげるという意味においては。
「可能性はゼロではないけれど、その通りですね。ゴールキーパーの後ろには守るべきゴールがある。その前に立つプレッシャーは、ゴールキーパーにしかわからないと思います」
――35歳を過ぎれば、身体に変化も生じると思います。今年で39歳になる曽ヶ端さんが、ゴールキーパーとして大事にしていることは?
「キーパーとしては技術も身体能力も重要です。年齢を重ねれば、昔と同じというわけにもいかない。だけど、それをカバーできる経験もあります。うまくディフェンダーを動かすことでも補える。この仕事の難しさは今も日々感じています」
――メンタル面での成長も大きいのでしょうか?
「メンタルは絶対に大事ですね。いつからかわからないけど、『チームの状況に左右されたらダメだ』と考え、それができる試合が徐々に増えていきました。昔なら、(攻撃陣の)簡単なシュートが決まらない。そういうのを後ろで見ていて、イライラしてしまうこともありました。それが自分のプレーに悪影響を与えてしまうんですよね。
今ではディフェンダーの選手に、昔の自分の姿を見るような気持ちになるときもあります。そんなときはひと声かけるようにしています」
――チームメイトとの関係性も変わりましたか?
「試合に出始めたころは、秋田(豊)さん、奥野(僚右)さん、相馬(直樹)さん、名良橋(晃)さんと、前にいるディフェンス陣にはさまざまな点で助けてもらいました。プレーもそうだし、守備範囲のカバーだったり、かけてもらう言葉だったり。
今は(昌子)源やナオ(植田直通)をはじめ、みんな年下です。だからといって、いつも僕が何かをしてあげているわけでもなくて……。源たちに助けられることも多いし、中盤やフォワードの選手に助けられることもあります。それはチームとして当然のこと。誰かがミスをしてもカバーできれば、ミスがミスにならない。そういう気持ちが大切だと思います」
曽ヶ端準「ヘタでも、チームを
勝たせられる選手なら使うでしょ?」
寺野典子●文 text by Terano Noriko五十嵐和博●撮影 photo by Igarashi Kazuhiro
遺伝子 ~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(6)
曽ヶ端準 後編
2月21日のACL水原三星戦で、久しぶりに公式戦のゴールマウスに立ったクォン・スンテは、PK阻止という大仕事をやってのけ、勝利に貢献した安堵感に包まれていた。
韓国代表ゴールキーパーとして2017年に鹿島アントラーズに加入。クラブ史上初となる外国人ゴールキーパーだった。しかし、その年の7月に左指を痛めると、そこから試合出場機会を失うことになる。
「誰もが試合に出たいと思っている。でも、僕からソガさんに何かを言うことなんてないですよ(笑)」
スンテは敬愛の念に溢れた表情でそう語り、目を細めた。

鹿島で21年目のシーズンを迎えた曽ヶ端準
他のポジションと違い、ライバルと近い距離でトレーニングを行ない、ひとつの椅子を競い合うゴールキーパー。長らく正GKの座を守り続けてきた曽ヶ端準(そがはた ひとし)とて、その場所に安住できるわけじゃない。
スンテの加入はそれくらい大きなインパクトがあった。しかし曽ヶ端は、ライバルの負傷によって得たスタメン出場のチャンスを活かし、ポジションを奪い返した。ケガから復帰したスンテをベンチに座らせたまま、正GKとして活躍を続けたのだ。
***
――これまでもさまざまなライバルがいたわけですが、スンテ選手の加入は新たな危機感を与えたのではないでしょうか? そもそも補強というのは、現状に満足していないというクラブからのメッセージでもあるわけですが。
「特別に何かを思うことはありませんでしたね。過去にも櫛引(政敏/モンテディオ山形)をはじめ、いい選手が加入してきましたから。現役の韓国代表というのは過去になかったですけど。そして、『ベンチでいいや』なんて気持ちで移籍してくる選手はいませんからね」
――誰もが、曽ヶ端選手の座を脅(おびや)かすことを考えていたと。
「当然でしょう。だから僕も、そういう選手との競争だということは自覚していますし、覚悟している。でも、こういう厳しい競争がある環境が僕には合っています」
――その競争に勝ち抜くために重要なのは?
「練習です。練習で見せるしかない。ブレながら練習していたらダメ。しっかりと自分を持ち、アピールすることが大事です。心身ともにコンディションがいいことを見せるのも練習だし、監督だけじゃなくて、チームメイトも納得させられるプレーをしないと試合には出られない。だから、必死に練習するだけです」
――10代の頃に憧れたゴールキーパー像があったとして、現時点で目指しているキーパー像と違いはありますか?
「身体能力的な部分には、昔ほど頼れなくはなっている。でも、勝たせられるゴールキーパーというところで、チームに貢献する方法があると考えています。ゲームの流れを読んだり、流れを作ったり……多方面からアプローチができると思う。でも、自分のミスで失点してしまうこともありますからね。漠然としたもので表現するのは難しいけれど、極論を言えばヘタでもいいんですよ。チームを勝たせられれば。そういう選手であれば、試合に使うでしょう?」
――例えば、「あいつは持っている」というオーラでもいいと。
「そうそう。そういう選手は外せない。それはゴールキーパーに限らず、『あいつはゴールを決めるね』でもいいんです。それを練習で見せなくちゃいけない。練習でできなければ、ピッチには立てません」
――そういった「勝たせるオーラ」を、曽ヶ端選手は鹿島の守備陣から感じてきたんでしょうね。
「はい。僕が若い頃のディフェンス陣はすごかったですね。相手にとってのやりづらさは、僕らにとっては安心感でもあった。そういうものを背中で見せてくれました」
――今季、チームに復帰した内田篤人選手のことはどう評価していますか?
「篤人が鹿島に来たときから、すごく守備センスの高い選手だなと思っていました。日本代表では『攻撃力は高いけど、守備は……』となってしまい、ワールドカップ南アフリカ大会では先発を外れた。でも俺は、篤人が『攻撃の選手』と言われるのを聞くたびに、ずっと『違うな』と思っています。篤人の守備能力は抜群です。守備範囲の広さや1対1の読みもそう。何度も彼のカバーで助けられてきたから」

――内田選手が不在だった8年弱の間に、若い選手も中堅、ベテランとなりました。
「そうですね。ヤス(遠藤康)も篤人がいたときはまだレギュラーじゃなかったですからね」
――今では遠藤選手がゲームキャプテンになっていますね。
「僕はそれほど多くキャプテンマークをつけた試合はないんですけど、それでも責任感が生まれたし、それによって発言や言動にも変化がありました。でも、今のヤスや(昌子)源ほどではないです。僕がキャプテンマークをつけた頃は、他に引っ張ってくれる選手がいたからでしょうね。それに比べると、ヤスや源は本当に変わりました。積極的になったし、会話もそう。その内容や雰囲気にも違いを感じます。自覚と自信の表れだと思います」
――鹿島の歴史を振り返ると、「紀元前、紀元後」みたいに、「小笠原満男前、小笠原満男後」と言えるのではないかと。曽ヶ端選手をはじめ小笠原選手と同年代の選手が歴史の中心に立ち、過去から未来へとバトンを渡す立場にいるんだなと思えます。
「若い時に比べたら、満男も変わりましたからね。あそこまでしゃべるヤツじゃなかったですから。何がきっかけかはわからないですけど」
――長年プレーを続けていくうえで、何がモチベーションになっているのですか?
「結局はタイトルですね。勝つことに対するモチベーションがなければ、長くはできないと思います。厳しい練習を何のためにするのかといえば、やっぱり優勝の喜びを味わいたいから。『また、もう一度味わいたい』と思うからです」
――特に印象深かった優勝はありますか?
「どの優勝もうれしいです。2016年シーズンは、年間勝ち点は3位だったのにチャンピオンシップに勝っての優勝でいろいろ言われたけれど、やっぱり優勝すればうれしかった。クラブワールドカップは、いくらレアル相手であっても負ければ悔しい。それで、その後の天皇杯で勝ってまたうれしい。その喜びのためにやっているんじゃないですかね」
――レアル・マドリードとの一戦を振り返るとどうですか?
「今のレアルの試合を見ると、僕らが対戦したときのチームとはスピードも違うし、最高の(状態の)レアルとやったわけじゃない。それにレアルは、僕らが格下の相手と戦うときに感じるようなやりづらさを感じていたかもしれない。だからこそ勝ちたかったけれど、そこまで甘くはないということです」
――ACL(AFCチャンピオンズリーグ)では、なかなか勝てない状況が続いていますが。
「それは事実ですから、今までと同じようにはやっていたらダメだと思う。クラブワールドカップもACLで優勝して出場したわけじゃなかったし、去年はJリーグのタイトルも獲れていないわけですから。選手が入れ替わったりといろいろと変化はある。その中で何かを変えなくちゃいけないし、もっともっと細かいところを追求して、こだわっていくべきだと思っています。
それは僕自身も同じです。チームが1点を獲ったとして、それが勝ち点1になるのか、3になるのか。どうすれば『3』にできるのかを考える。単純なミスをしないよう、毎日の練習から意識を高く持っていないといけません」
――ACLで優勝しないと、曽ヶ端選手も小笠原選手も引退できないですね(笑)。
「獲ったら引退しろってことですか(笑)」
——いえいえ。その先もタイトルを獲ってください。
「(笑)。年齢を考えたら、先が短いのはわかっています。だけど、引退のことなんてまだ何もイメージできないですから」
曽ケ端について取材したSportivaの寺野女史である。
曽ケ端のサッカー観であったり選手評が伝わってくる。
入団時の「メディアで、何度も『小笠原満男、本山雅志、中田浩二、山口武士、中村祥朗ら』って、報じられました。『僕は”ら”なのか』と思うたびに、見返してやろうと力が湧いてきました。『なにくそ』って(笑)」は微笑ましいエピソードと言えよう。
「ら」であっても努力と才能で長くトップフォームとしてプレイできることを証明しておる。
また、篤人評も面白い。
「篤人が『攻撃の選手』と言われるのを聞くたびに、ずっと『違うな』と思っています」というのは、GKとしての視点で興味深い。
曽ケ端がおるからこそ鹿島が勝利を積み重ねられる。
これからもタイトルを勝ち得ていこうではないか。
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ジュビロ・宮崎、今季初先発へ
[磐田]宮崎智彦、リーグ戦初先発へ。「このチャンスをものにしたい」

30日、エコパスタジアムで磐田が4月1日・浦和戦に向けた実戦形式中心のトレーニングを行った。紅白戦の主力組と思われるチームでは、宮崎智彦が左サイドでプレーし、浦和戦スタメンが濃厚となった。
宮崎は、2月17日に練習試合で負傷下右大腿二頭筋肉離れを負って出遅れていたが、ルヴァンカップGS第2節・札幌戦で、今季公式戦初出場を果たし復帰。また26日に行われた練習試合(vs松本)でフル出場を果たし、自身も「90分間プレーできたので、(浦和戦も)不安なくやれると思う」と着実にコンディションを上げてきた。
浦和戦に先発出場すれば、今季リーグ初先発となる。その浦和について「相手はうまいし、ボールを持たれる時間は長くなると思うけど、焦れずに我慢したい」と警戒。また自身のプレーについては、「チームのバランスを考えながらプレーできる点が自分の良さだと思うので、そこを出していきたい」と話した。「このチャンスをものにできるようにしたい」と話したように、スタメン定着を狙っている。レギュラー定着のために、浦和戦で自身の持ち味をしっかりと発揮し、チームを勝利に導きたい。
(磐田担当 森亮太)
【磐田】宮崎、左MFで今季初先発だ「このチャンス生かしたい」
2018年3月31日7時0分 スポーツ報知

セットプレー練習でボールの前に立つ宮崎(左)と松浦
J1ジュビロ磐田MF宮崎智彦(31)があす4月1日の浦和戦(エコパ、午後3時)で今季リーグ初先発することが濃厚になった。30日にエコパで行われた紅白戦で左MFに入り、「このチャンスを生かしたい。まずは浦和に勝つことだけを考える」と燃えている。
昨季リーグ戦29試合に出場も、開幕前の練習試合で右太ももを痛め離脱。ポジションを争う新加入のDFギレルメ(30)が開幕から4戦連続先発するなど復帰後もベンチ外が続いた。浦和は今季未勝利。だが、「浦和はうまいので、じれずに我慢していく。ゲームコントロールできるのが僕の良さ」と話す。背番号13が勝利に導く。
先発起用が予想されるジュビロの宮崎である。
スタメンとなれば今季初先発となる。
負傷にて出遅れておったが、宮崎にとっては開幕と言ったところであろう。
持ち味を発揮し活躍して欲しい。
良い報を待っておる。

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30日、エコパスタジアムで磐田が4月1日・浦和戦に向けた実戦形式中心のトレーニングを行った。紅白戦の主力組と思われるチームでは、宮崎智彦が左サイドでプレーし、浦和戦スタメンが濃厚となった。
宮崎は、2月17日に練習試合で負傷下右大腿二頭筋肉離れを負って出遅れていたが、ルヴァンカップGS第2節・札幌戦で、今季公式戦初出場を果たし復帰。また26日に行われた練習試合(vs松本)でフル出場を果たし、自身も「90分間プレーできたので、(浦和戦も)不安なくやれると思う」と着実にコンディションを上げてきた。
浦和戦に先発出場すれば、今季リーグ初先発となる。その浦和について「相手はうまいし、ボールを持たれる時間は長くなると思うけど、焦れずに我慢したい」と警戒。また自身のプレーについては、「チームのバランスを考えながらプレーできる点が自分の良さだと思うので、そこを出していきたい」と話した。「このチャンスをものにできるようにしたい」と話したように、スタメン定着を狙っている。レギュラー定着のために、浦和戦で自身の持ち味をしっかりと発揮し、チームを勝利に導きたい。
(磐田担当 森亮太)
【磐田】宮崎、左MFで今季初先発だ「このチャンス生かしたい」
2018年3月31日7時0分 スポーツ報知

セットプレー練習でボールの前に立つ宮崎(左)と松浦
J1ジュビロ磐田MF宮崎智彦(31)があす4月1日の浦和戦(エコパ、午後3時)で今季リーグ初先発することが濃厚になった。30日にエコパで行われた紅白戦で左MFに入り、「このチャンスを生かしたい。まずは浦和に勝つことだけを考える」と燃えている。
昨季リーグ戦29試合に出場も、開幕前の練習試合で右太ももを痛め離脱。ポジションを争う新加入のDFギレルメ(30)が開幕から4戦連続先発するなど復帰後もベンチ外が続いた。浦和は今季未勝利。だが、「浦和はうまいので、じれずに我慢していく。ゲームコントロールできるのが僕の良さ」と話す。背番号13が勝利に導く。
先発起用が予想されるジュビロの宮崎である。
スタメンとなれば今季初先発となる。
負傷にて出遅れておったが、宮崎にとっては開幕と言ったところであろう。
持ち味を発揮し活躍して欲しい。
良い報を待っておる。

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源・植田、先発予想
鹿島 昌子&植田が先発濃厚、帰国直後…厳しい日程なんの!
明治安田生命J1第5節 鹿島-札幌 ( 2018年3月31日 カシマ )

31日札幌戦に先発の可能性が高くなった鹿島・昌子
Photo By スポニチ
鹿島は31日のホーム札幌戦に、日本代表DFの昌子と植田が先発する可能性が高くなった。
ベルギー遠征の帰国から中1日。厳しい日程だが、昌子は「札幌には(タイ代表)チャナティップ選手や(U―21日本代表)三好選手もいる。僕とナオ(植田)と健斗(三竿)も言い訳にしかならない」とキッパリ。「まずはこの札幌戦に全部出したい」と力を込めた。
三竿健は練習を欠席。大岩監督は「少し体調不良を訴えていたので(出場は)流動的」と話した。
[ 2018年3月31日 05:30 ]
【鹿島】昌子、植田は健在「勝ちます!」
2018年3月31日7時0分 スポーツ報知
鹿島は30日、札幌戦(カシマ)に向けて茨城・鹿嶋市内のクラブハウスで調整を行った。ベルギー遠征のマリ戦に先発した日本代表DF昌子源(25)、ウクライナ戦先発の同DF植田直通(23)は主力組で調整。昌子は「連戦を気にしたらダメ。札幌戦にとにかく集中する」と意気込んだ。
代表組は29日早朝に帰国。日本の深夜帯に合わせ、機内で6時間ほどの睡眠時間を確保する予定だったが、昌子はわずか2時間しか寝られず。同遠征に帯同したMF三竿健斗(21)は発熱で全体練習を欠席したが、「今に始まったことじゃないから」(昌子)と代表常連で今季リーグ戦4試合1失点のセンターバックコンビは健在。昌子は「時差ぼけは言い訳にならない。勝ちます!」と力強く語った。
先発が予想される源と植田である。
欧州からの帰国後中1日という強行スケジュールであるが、「札幌には(タイ代表)チャナティップ選手や(U―21日本代表)三好選手もいる。僕とナオ(植田)と健斗(三竿)も言い訳にしかならない」と源は言う。
やはり代表の主軸ともなると強い気持ちを持っているもの。
この札幌戦は二人の代表CBの力で完封を成し遂げて欲しいところ。
楽しみにしておる。

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明治安田生命J1第5節 鹿島-札幌 ( 2018年3月31日 カシマ )

31日札幌戦に先発の可能性が高くなった鹿島・昌子
Photo By スポニチ
鹿島は31日のホーム札幌戦に、日本代表DFの昌子と植田が先発する可能性が高くなった。
ベルギー遠征の帰国から中1日。厳しい日程だが、昌子は「札幌には(タイ代表)チャナティップ選手や(U―21日本代表)三好選手もいる。僕とナオ(植田)と健斗(三竿)も言い訳にしかならない」とキッパリ。「まずはこの札幌戦に全部出したい」と力を込めた。
三竿健は練習を欠席。大岩監督は「少し体調不良を訴えていたので(出場は)流動的」と話した。
[ 2018年3月31日 05:30 ]
【鹿島】昌子、植田は健在「勝ちます!」
2018年3月31日7時0分 スポーツ報知
鹿島は30日、札幌戦(カシマ)に向けて茨城・鹿嶋市内のクラブハウスで調整を行った。ベルギー遠征のマリ戦に先発した日本代表DF昌子源(25)、ウクライナ戦先発の同DF植田直通(23)は主力組で調整。昌子は「連戦を気にしたらダメ。札幌戦にとにかく集中する」と意気込んだ。
代表組は29日早朝に帰国。日本の深夜帯に合わせ、機内で6時間ほどの睡眠時間を確保する予定だったが、昌子はわずか2時間しか寝られず。同遠征に帯同したMF三竿健斗(21)は発熱で全体練習を欠席したが、「今に始まったことじゃないから」(昌子)と代表常連で今季リーグ戦4試合1失点のセンターバックコンビは健在。昌子は「時差ぼけは言い訳にならない。勝ちます!」と力強く語った。
先発が予想される源と植田である。
欧州からの帰国後中1日という強行スケジュールであるが、「札幌には(タイ代表)チャナティップ選手や(U―21日本代表)三好選手もいる。僕とナオ(植田)と健斗(三竿)も言い訳にしかならない」と源は言う。
やはり代表の主軸ともなると強い気持ちを持っているもの。
この札幌戦は二人の代表CBの力で完封を成し遂げて欲しいところ。
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健斗欠場か
【J1展望】鹿島×札幌|海外遠征帰りのキーマンたちが熾烈なバトル!
サッカーダイジェスト編集部
2018年03月30日
鹿島――ホームでの相性の良さを活かせるか

故障者/鹿島=内田、遠藤、三竿健、安西 札幌=菊地、河合
出場停止/鹿島=なし 札幌=なし
J1リーグ5節
鹿島アントラーズ - 北海道コンサドーレ札幌
3月31日(土)/15:00/県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ
今季成績(4節終了時):6位 勝点7 2勝1分1敗 2得点・1失点
【最新チーム事情】
●内田が3月27日に30歳の誕生日を迎え、鈴木、金森、山口、安西からダイソン社製の空気清浄機能付きファンヒーターをプレゼントされる。
●左膝蓋じん帯を負傷していたレアンドロが、26日の練習から復帰。
【担当記者の視点】
先の日本代表の欧州遠征に参加していた昌子、植田、三竿健は、29日早朝に遠征先のベルギーから羽田空港へと帰国。そのまま鹿島に戻ると、午前9時半の練習に参加した。
ただ、三竿健は札幌戦前日の練習には発熱で不参加。永木とL・シルバがボランチを組むことが予想される。
札幌とは、ホームでの過去の公式戦7試合で全勝。非常に相性が良いが、大岩監督は「前線にクオリティの高い選手がおり、戦い方も特殊」と慎重な姿勢を見せている。
札幌――エースが欠場も…
北海道コンサドーレ札幌
今季成績(4節終了時):11位 勝点4 1勝1分2敗 6得点・8失点
【最新チーム事情】
●右足負傷のジェイが欠場か? 代役は都倉が濃厚。
●ボランチの宮澤が負傷から復帰。
●2日前移動で敵地に乗り込み、前日は現地調整に。
●菅、三好がU-21代表のパラグアイ遠征から帰国。
【担当記者の視点】
前節は長崎に劇的な勝利を収め、今季公式戦初勝利を飾った。その勢いを今後につなげられるか否か、という意味でも非常に重要な一戦だと言えるだろう。
ただし、この試合を前にFWジェイが右足を負傷。出場の可否が流動的な状況だ。前節は得点のみならず、チャナティップの決勝点をアシストしている大型ストライカーが欠場となれば痛い。仮に欠場となれば、代役は都倉賢となりそうだ。
また、MF三好康児、MF菅大輝がU-21日本代表のパラグアイ遠征から帰国し、鹿島戦にもメンバー入りする模様だ。南米の地で得た手応えをチームに還元し、強者・鹿島に果敢に挑んでほしいところだ。
「三竿健は札幌戦前日の練習には発熱で不参加。永木とL・シルバがボランチを組むことが予想される」と記すサッカーダイジェストのプレビューである。
ボランチの軸が欠場ということで不安が募るところであるが、ここで出場機会を得るのが永木とレオ・シルバというのは選手層の厚さを物語る。
この戦力で札幌を打ち倒し、連戦の初戦をものにしたいところ。
気持ちの高ぶる一戦である。

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サッカーダイジェスト編集部
2018年03月30日
鹿島――ホームでの相性の良さを活かせるか

故障者/鹿島=内田、遠藤、三竿健、安西 札幌=菊地、河合
出場停止/鹿島=なし 札幌=なし
J1リーグ5節
鹿島アントラーズ - 北海道コンサドーレ札幌
3月31日(土)/15:00/県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ
今季成績(4節終了時):6位 勝点7 2勝1分1敗 2得点・1失点
【最新チーム事情】
●内田が3月27日に30歳の誕生日を迎え、鈴木、金森、山口、安西からダイソン社製の空気清浄機能付きファンヒーターをプレゼントされる。
●左膝蓋じん帯を負傷していたレアンドロが、26日の練習から復帰。
【担当記者の視点】
先の日本代表の欧州遠征に参加していた昌子、植田、三竿健は、29日早朝に遠征先のベルギーから羽田空港へと帰国。そのまま鹿島に戻ると、午前9時半の練習に参加した。
ただ、三竿健は札幌戦前日の練習には発熱で不参加。永木とL・シルバがボランチを組むことが予想される。
札幌とは、ホームでの過去の公式戦7試合で全勝。非常に相性が良いが、大岩監督は「前線にクオリティの高い選手がおり、戦い方も特殊」と慎重な姿勢を見せている。
札幌――エースが欠場も…
北海道コンサドーレ札幌
今季成績(4節終了時):11位 勝点4 1勝1分2敗 6得点・8失点
【最新チーム事情】
●右足負傷のジェイが欠場か? 代役は都倉が濃厚。
●ボランチの宮澤が負傷から復帰。
●2日前移動で敵地に乗り込み、前日は現地調整に。
●菅、三好がU-21代表のパラグアイ遠征から帰国。
【担当記者の視点】
前節は長崎に劇的な勝利を収め、今季公式戦初勝利を飾った。その勢いを今後につなげられるか否か、という意味でも非常に重要な一戦だと言えるだろう。
ただし、この試合を前にFWジェイが右足を負傷。出場の可否が流動的な状況だ。前節は得点のみならず、チャナティップの決勝点をアシストしている大型ストライカーが欠場となれば痛い。仮に欠場となれば、代役は都倉賢となりそうだ。
また、MF三好康児、MF菅大輝がU-21日本代表のパラグアイ遠征から帰国し、鹿島戦にもメンバー入りする模様だ。南米の地で得た手応えをチームに還元し、強者・鹿島に果敢に挑んでほしいところだ。
「三竿健は札幌戦前日の練習には発熱で不参加。永木とL・シルバがボランチを組むことが予想される」と記すサッカーダイジェストのプレビューである。
ボランチの軸が欠場ということで不安が募るところであるが、ここで出場機会を得るのが永木とレオ・シルバというのは選手層の厚さを物語る。
この戦力で札幌を打ち倒し、連戦の初戦をものにしたいところ。
気持ちの高ぶる一戦である。

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永木、いい感じで蹴れてます
【鹿島 vs 札幌】 ウォーミングアップコラム:守備のスイッチングを入れろ。永木亮太、いよいよ本領を発揮
2018年3月30日(金)

前節の鳥栖戦、永木亮太(写真)は球際で戦ってくる相手の勢いを上まわる運動量と当たりの強さを見せた。
「自分なりに今年準備してきたことがしっかり出せたかな。初先発だったシドニーFC戦でその手応えがあったので、今日もそのまま行こうと思っていた。ずっと準備してたんで、その成果が出たんじゃないかと思います」
鹿島のボランチには鳥栖戦でもコンビを組んだ日本代表の三竿健斗の他に、レオ シルバや小笠原満男と言ったリーグ屈指の実力者が揃っている。それもあり、シーズン開幕当初、永木にはなかなか出番が回ってこなかった。しかし、2週間のインターバルを経て再びリーグ戦の戦いが始まろうとするなか、ボランチのポジションは永木が再び射止めることになりそうだ。
「前節でできた球際の強さだったり、相手に走り負けないことは最低限のベース。それは札幌戦でもやらないといけない。むこうはポゼッションしてくると思うけど、こっちもできるだけボールを保持したい」
チーム全体がボールを奪いに行くスイッチを入れるのが彼の役目でもある。猟犬のように狙いを定めた鋭いボール奪取が見られれば、試合のペースは鹿島のものになるだろう。ただ、彼の武器はそれだけではない。このところセットプレーのキックは驚くべき精度を誇っている。「いい感じで蹴れてます」と自信を持つ右足も注目したい。
文:田中滋(鹿島担当)
明治安田生命J1リーグ 第5節
3月31日(土)15:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 北海道コンサドーレ札幌
永木をクローズアップするJ's GOALの田中滋氏である。
札幌戦に向け、「前節でできた球際の強さだったり、相手に走り負けないことは最低限のベース。それは札幌戦でもやらないといけない。むこうはポゼッションしてくると思うけど、こっちもできるだけボールを保持したい」というコメントを取っておる。
今季よりポゼッションに戦術を変えた札幌に対して、ボールハンターである永木が襲いかかりボールを刈り取ってくれよう。
また、セットプレイも永木の持ち味である。
得点源として良いボールを蹴ってくれるはず。
永木の活躍を拝みにスタジアムに向かう。
楽しみである。

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2018年3月30日(金)

前節の鳥栖戦、永木亮太(写真)は球際で戦ってくる相手の勢いを上まわる運動量と当たりの強さを見せた。
「自分なりに今年準備してきたことがしっかり出せたかな。初先発だったシドニーFC戦でその手応えがあったので、今日もそのまま行こうと思っていた。ずっと準備してたんで、その成果が出たんじゃないかと思います」
鹿島のボランチには鳥栖戦でもコンビを組んだ日本代表の三竿健斗の他に、レオ シルバや小笠原満男と言ったリーグ屈指の実力者が揃っている。それもあり、シーズン開幕当初、永木にはなかなか出番が回ってこなかった。しかし、2週間のインターバルを経て再びリーグ戦の戦いが始まろうとするなか、ボランチのポジションは永木が再び射止めることになりそうだ。
「前節でできた球際の強さだったり、相手に走り負けないことは最低限のベース。それは札幌戦でもやらないといけない。むこうはポゼッションしてくると思うけど、こっちもできるだけボールを保持したい」
チーム全体がボールを奪いに行くスイッチを入れるのが彼の役目でもある。猟犬のように狙いを定めた鋭いボール奪取が見られれば、試合のペースは鹿島のものになるだろう。ただ、彼の武器はそれだけではない。このところセットプレーのキックは驚くべき精度を誇っている。「いい感じで蹴れてます」と自信を持つ右足も注目したい。
文:田中滋(鹿島担当)
明治安田生命J1リーグ 第5節
3月31日(土)15:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 北海道コンサドーレ札幌
永木をクローズアップするJ's GOALの田中滋氏である。
札幌戦に向け、「前節でできた球際の強さだったり、相手に走り負けないことは最低限のベース。それは札幌戦でもやらないといけない。むこうはポゼッションしてくると思うけど、こっちもできるだけボールを保持したい」というコメントを取っておる。
今季よりポゼッションに戦術を変えた札幌に対して、ボールハンターである永木が襲いかかりボールを刈り取ってくれよう。
また、セットプレイも永木の持ち味である。
得点源として良いボールを蹴ってくれるはず。
永木の活躍を拝みにスタジアムに向かう。
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鹿島の“走れるファンタジスタ“安部裕葵
鹿島の“走れるファンタジスタ“安部裕葵
東京五輪世代、過去と今と可能性(8)
川端暁彦
2018年3月30日(金) 11:00

巡ってきたチャンスをつかみ、瞬く間に常勝軍団の“戦力”となった安部裕葵に話を聞いた【スポーツナビ】
東京五輪世代の「これまで」と「未来」の双方を掘り下げていく当連載。第8回に登場するのは、昨季広島の瀬戸内高校から鹿島アントラーズに加入した上質のファンタジスタ、安部裕葵。鹿島のスタッフはそんな高卒2年目のFWを「オッサンですよ」と紹介する。
ルーキーイヤーのときから鹿島独特の空気感やプレッシャーの中でもオドオドしそうな様子はまるで見せず、巡ってきたチャンスで瞬く間に常勝軍団の“戦力”としての地位をつかみ取った。「緊張、しないんですよね」と笑って言ってのける19歳の“オッサンぶり”に迫ってみた。(取材日:2018年3月15日)
とにかくボールに触りたかった「ドリブル小僧」

昔はとにかくボールを持ったら離さない「ドリブル小僧」だったという安部。「たくさん怒られていた」そう【写真:アフロ】
――安部選手というと、西が丘サッカー場で会ったのを思い出します。日本クラブユース選手権(U−18)の決勝。「なんで、ちょっと前にインターハイに出ていた安部選手がここにいるんだ?」と思いました(笑)
ああ、ありましたね。たまたま帰省していたタイミングでした。高校が広島なのでよく間違われますけれど、生まれも育ちも東京です。小学校が一緒で仲の良かった岡崎慎(当時FC東京U−18、現FC東京)が出ていたので行ってみました。彼はすごい。小学校時代は岡崎の「お」と安部の「あ」で出席番号も近かったので、徒競走とかも一緒に走るのですが、めちゃくちゃ速かった。
背の順になるとあいつが一番後ろで、自分は一番前。「前にならえ」とか、したことないです。(岡崎は)背が高くてかっこいいし、モテる(笑)。仲もすごく良くて、だからFC東京の下部組織に入って活躍している彼からは、本当に大きな刺激をもらってきましたね。
――岡崎選手は昔から注目選手だったけれど、安部選手は?
全然ですね。選抜とかも地区のトレセンだけです。それも小5で1個上に混ざって入っていたのに、小6では落ちましたから(笑)。(東京)都のトレセンはもちろん入っていないですし、僕よりうまい選手はいっぱいいましたよ。
――中学は帝京FC(現S.T.FC)だけど、どうして?
親がセレクションを受けなさい、と。ユースとかすごくカッコイイじゃないですか。Jリーグのエンブレムをつけてプレーしていて、それにすごくあこがれていて。でもそんなところに受かるわけもないので、部活も考えたのですが、(東京都には)学区の制限もあって難しかった。でも、逆に東京は街クラブでも強いチームがたくさんあるので、その中でも帝京FCは強いチームだったので、「そこにしよう」と思いました。
――昔はボールを持ったら離さない「ドリブル小僧」だったという話を聞くけれど。
そうでしたかね(笑)。まあ、たくさん怒られていたのは確かです。とにかくボールに触りたいタイプでした。ボールも奪いたかったので、守備でも走って攻撃でも走って、たくさん取られて、たくさん取り返してみたいな。暴れていましたね(笑)。小学校時代はボランチで、中学校でサイドをやったりFWをやったり。高校はトップ下、サイド、FW。そんな感じでした。
瀬戸内高に進学するまでの経緯、寮生活で得たもの

東京出身の安部が選んだのは、広島の瀬戸内高校への進学。珍しい進路を選択した理由は?【(C)J.LEAGUE】
ナチュラルである。プライベートで高校生の選手を見かけても、基本的にあいさつ以上のことはしないようにしているのだが、まれに向こうから迫ってくる選手もいる。当時、安部のことをじっくり取材したのは一度だけ。それほど深い関係性があったわけではないのだが、西が丘サッカー場で安部のほうから話し掛けてきて、「おもしろいヤツだな」とあらためて思った記憶がある。プレーも意外性が売りの選手だが、進路の選択も意外性に富んでいる。選んだ先は、遠く広島の瀬戸内高校だった。
――広島と何か縁があったんですか?
土地としてはないですよ。ただ、中学のクラブチームのスタッフだった人が向こうに行っていたので、それで声をかけてもらえた感じですね。
――しかし、珍しい進路ではあります。
よく言われます。僕の場合は、インターハイ(高校総体)狙いですね。プロになりたかったので。僕が行く前は(瀬戸内は)インターハイに3年連続で出ていたので、すごく魅力的で。3年の時は開催地なので、見事2位抜け(※)で出られました。1位で抜けられれば良かったんですけれど、結果オーライです(笑)。
※編注:高校総体は開催地枠があり、安部が3年の時は広島県から2校が出場できた。
――東京の高校や、ほかの選択肢は考えなかったんですか?
選択肢は何個かありました。でも中学時代はそんなに力のある選手ではなかったので、名門校に行くレベルではなかった。そういうマイナーな……、自分の母校をマイナーというのはどうかと思いますけれど(笑)。
でもそういうところ(名門校)は最初から選択肢になかったですね。当然、東京に残ることも考えました。両親は寮生活には反対だったので、両親の意見を踏まえるならば、東京の高校だったんだと思います。でもだからこそ、「広島に行こう」と。
――親元を離れての生活、どうでした?
寮生活をした身として、周りにいる小さい子だったり家族だったりにも、すごく寮生活を勧めてしまうくらい合っていました(笑)。今、まだ19(歳)ですけれど、高校3年間が一番、得られたものが大きかったと思います。
とにかく僕は親から「だらしない」と言われて育っていて、(兄がいて)下の子ですし、いろいろ心配される身でもあり、何をするにも常に親の声がありました。もちろん、自分の考えもあったんですが、それを実行することはできなくて……。親の判断で何でもやっている感覚がすごく嫌でした。だから高校を選ぶときは、親の考えじゃなくて自分の考えで、自分で判断して、寮生活を選びました。
――親元を離れる効用をよく「自立」と言います。
親は絶対に支えてくれるのですが、自分のことは自分で支えられないとダメだと思います。別に親が悪いことをしているわけではないですけれど、自立しようとすると、親が近くにいることで甘えも出ると思います。ウチは中学校のときから学校に行くのも早くて、サッカー(の練習)で帰ってくるのも遅かったので、家族内のコミュニケーションは少なかったと思います。親が仕事している姿を見て、頑張っているのはすごく分かっていたので、僕もその姿を見て「やらなきゃな」と思っていました。
みんなそれぞれで頑張っている中で、自分が寮生活になったことで寂しさが出るとかはなくて、親も頑張っているし、兄貴も頑張っているから、俺も頑張る、というか。そういう意識を持てたこと自体が良かった。広島にいるから(姿は)見えないですけれど、僕が頑張ったら今はネットがあるので、(掲載されている自分の)記事を見るだけで、「頑張っているんだな」と思ってもらえる、と考えてやっていましたね。遠くても、家族にいい影響を与えられたらと思っていました。
――サッカーの面でも順風ではなかったですよね。
怒られてばかりで、本当に怒られた思い出はたくさんあります(笑)。良いことも悪いことも、何でもハッキリと言ってくださった安藤(正晴)先生やスタッフには感謝しかないです。僕がプロ志望だと知っていたので、余計に厳しくしてもらえたと思います。最初はなかなか試合に出られなかった。
2年生になったときもそうでしたけれど、でも100パーセントの力で練習していましたし、自分のレベルが上がっていることは間違いなく実感していました。サンフレッチェ(広島)ユースが広島県の中では一番レベルが高いので、そういう選手たちと試合をしている中で、そういう選手を僕は「プロ」という目標への“ものさし”にしてやっていました。
届いた待望のオファー、鹿島との不思議な“縁”

鹿島からのオファーに「正直驚いた」と話す安部。鹿島入りは即決だったという【スポーツナビ】
瀬戸内高校で徐々に頭角を現した若武者のもとに待望のオファーが届く。実は高校からは、ある条件以外では大学へ行けと勧められていたのだというから、そのオファーは実に不思議な縁だった。
――鹿島入りは即決だったと聞いています。
オファーが来たのは、西が丘で会ったその次の日くらいだったんじゃないかと思います。性格的に先のことはあまり考えないのですが、プロに行けないんじゃないかとかは、そんなに心配もしていなかったですね。ダメだったら勉強しようかなという感じでした(笑)。正直、(鹿島からのオファーは)驚きましたけれど。
――オファーがあるならJ2でも、という感じだった?
いや、高校からは「いきなりプロにいってもつぶれるだけだから、大学に行ってほしい」と(言われていた)。でも、「鹿島からオファーがあるなら、俺は勧めるよ」と安藤先生が言っていて、それがちょうど僕が(高校)3年生になった頭のタイミングでした。
――え、そのときはまったく話がなかったんですよね?
はい。まったくなかったですが、僕も「鹿島がいいです!」と言っていて、そうしたら本当に話が来ました(笑)。椎本(邦一スカウト)さんは、「ちゃんと僕の意見を聞いて決めてくれ」という話をしていたらしいんですけれど、先生からの電話では「本当に鹿島から(オファーが)来たから、もうOKと言っていいよな」みたいな感じでしたね(笑)。だから他のクラブからも声がかかっていたかとか、全然知らないんですよ。
――経歴も珍しいけれど、その流れもちょっとファンタジーですね(笑)。そういう「枠からはみ出る」というところはプレースタイルにも感じます。
何も考えていないですよ。感覚でやっています。やっぱり、自分にボールが入った時には何かしたいというのはありますし。今はすごく考えてやっていますけれど、考えてしまうと分からなくなってしまう部分もありますね。
僕が大切にしているのが、練習でのイメージ。今日も(練習で)5対5をやりましたれど、ああいう中でとっさに、考えずに出てくるものを一番大事にしています。もちろん、試合の流れや時間帯は考えなくてはいけないですけれど、調子の良いときはとっさに全部出てくる。そういう“感覚”は大事にしたいと思います。(大岩)剛さん(鹿島監督)も、僕に対して「お前は自分の感覚を大事にしたほうがいい」と言ってくれるので。
体重増加のため、トレーニング中。目指すはアザール?

プロ入り後に6キロほど体重が増えたという安部。現在はアザール(写真)のような体を目指してトレーニング中【写真:ロイター/アフロ】
――体も太くなったと思うんですが。
だいぶ太くなりましたね。プロに入ったときはビビりましたね。「みんなこんなにデカイんや」って(笑)。俺、ヤバイなと思って、筋トレは継続してやっています。
――体重も増えたでしょう。
はい、めちゃくちゃ増えています。(鹿島に)入って3カ月で5キロ以上増えましたね。身長もまだ少し伸びているみたいで。いま65キロくらいなので、もっと増やしたいと思っています。鹿島に入ったときは59キロでしたから、ガリガリです(笑)。いまは(エデン・)アザール(チェルシー)くらいになりたいと思ってやっています。
――デカいな!(笑)。
いやもう、あのくらいになりたいんです。75キロくらいですよね、確か。身長もそんなに変わらないのに、10キロも違うんですよ(※)。そりゃあ勝てないな、と。負けていられないですね。
※編注:安部は171センチ65キロ、アザールは173センチ76キロ。
――海外サッカーが好きそうですね。
見ますね。
――海外が好きなら、去年セビージャとやれたのはうれしかった?
はい、楽しかったですね。充実していました。あのときこそ、本当に感覚のプレーでした。サポーターの方も、あの試合での僕のプレーが僕の“ものさし”になっているので、正直ちょっとプレッシャーになるかもしれません。でも僕自身も、あれをものさしだと思ってやらなければいけないと思うので、あのようなプレーをたくさんできたらと思います。
「将来はプレミアのピッチでプレーしてみたい」

日の丸の責任を負う中でどう伸びていくか、これからの成長が楽しみな選手だ【(C)J.LEAGUE】
――2年後の東京五輪、自分のイメージはありますか?
ないです。
――そう言うと思った(笑)。
先のことは本当に何も考えないですね(笑)。
――海外志向が強い選手なのかとは思っていたけれど。
ああ、そうですね。海外志向はとても強いです。プレミアでやりたいですね。だから(体を)デカくしないといけない。ああいうスピード感のあるカウンターの繰り返しのようなサッカーは、僕はすごく得意だと思うので。
――うまいだけじゃなく、走れるもんね。
そうなんですよ。で、クイックネスもある。ああいう、カウンターでやり合うみたいなのが大好きなので。いつか、あの国のピッチでプレーしてみたいですね。
まだ身長が伸びているという事実からも分かるように、成長期が遅く来たために評価を得られなかったタイプだろう。中村俊輔や本田圭佑の例を出すまでもなく、このタイプはまだまだのびしろを残しているはずで、さらなる成長を期待していいはずだ。
経歴的には“雑草”に属するタイプであり、年代別日本代表に初めて入ったのも鹿島入り後のこと。Jリーグでの活動を優先したこともあり、招集されたのもわずかに3回しかない。「五輪」どころか、まだまだ代表チームに対するイメージ自体を持てていない様子だったが、見ている側からすると、日の丸の責任を負う中でどう伸びていくか、楽しみにしたい選手でもある。
今年の秋にはAFC U−19選手権、そして来年はU−20ワールドカップがある。その胸(鍛錬中)に秘める大志と、19歳にしてオッサンの境地に達しているメンタル、そして“走れるファンタジスタ”の個性を思えば、その国際舞台でのブレイクスルーは是非とも果たしてもらいたいし、その可能性は確かに持っている選手である。
安部裕葵(あべ・ひろき)
【スポーツナビ】
1999年1月28日生まれ。東京都出身。171センチ65キロ。キレのあるドリブル突破が特長のFW。城北アスカFCからS.T. FOOTBALL CLUBジュニアユースを経て、広島県の瀬戸内高校に進学。2016年9月に鹿島アントラーズへの加入が発表された。
17年4月1日のJ1リーグ第5節の大宮アルディージャ戦でプロ初出場を果たすと、7月22日のワールドチャレンジ・セビージャ戦ではマン・オブ・ザ・マッチに選出される活躍を見せ、一気にその名を上げた。18年シーズンは開幕戦で先発出場を果たしており、これからの活躍が期待される。
安部裕葵を取材したSportsnaviの川端氏である。
幼少期から育成年代での裕葵がどのようなサッカー少年であったか、そして今現在のサッカー観について伝わってくる。
先を考えず、感覚的な部分は、天才肌のファンタジスタと言ってよいのであろう。
それが、観る者にワクワク感を与えてくれる。
また、高校時代の恩師である安藤先生の「鹿島からオファーがあるなら、俺は勧めるよ」という言葉は、いかに鹿島が育成に定評があり、高校界隈に良い評判が轟いておる証拠である。
この素晴らしい逸材が、鹿島に入団したのは偶然ではない。
鹿島にて更に成長し、活躍してくれよう。
また、プレミア移籍も夢ではない。
裕葵の好感度がまたアップした。
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東京五輪世代、過去と今と可能性(8)
川端暁彦
2018年3月30日(金) 11:00

巡ってきたチャンスをつかみ、瞬く間に常勝軍団の“戦力”となった安部裕葵に話を聞いた【スポーツナビ】
東京五輪世代の「これまで」と「未来」の双方を掘り下げていく当連載。第8回に登場するのは、昨季広島の瀬戸内高校から鹿島アントラーズに加入した上質のファンタジスタ、安部裕葵。鹿島のスタッフはそんな高卒2年目のFWを「オッサンですよ」と紹介する。
ルーキーイヤーのときから鹿島独特の空気感やプレッシャーの中でもオドオドしそうな様子はまるで見せず、巡ってきたチャンスで瞬く間に常勝軍団の“戦力”としての地位をつかみ取った。「緊張、しないんですよね」と笑って言ってのける19歳の“オッサンぶり”に迫ってみた。(取材日:2018年3月15日)
とにかくボールに触りたかった「ドリブル小僧」

昔はとにかくボールを持ったら離さない「ドリブル小僧」だったという安部。「たくさん怒られていた」そう【写真:アフロ】
――安部選手というと、西が丘サッカー場で会ったのを思い出します。日本クラブユース選手権(U−18)の決勝。「なんで、ちょっと前にインターハイに出ていた安部選手がここにいるんだ?」と思いました(笑)
ああ、ありましたね。たまたま帰省していたタイミングでした。高校が広島なのでよく間違われますけれど、生まれも育ちも東京です。小学校が一緒で仲の良かった岡崎慎(当時FC東京U−18、現FC東京)が出ていたので行ってみました。彼はすごい。小学校時代は岡崎の「お」と安部の「あ」で出席番号も近かったので、徒競走とかも一緒に走るのですが、めちゃくちゃ速かった。
背の順になるとあいつが一番後ろで、自分は一番前。「前にならえ」とか、したことないです。(岡崎は)背が高くてかっこいいし、モテる(笑)。仲もすごく良くて、だからFC東京の下部組織に入って活躍している彼からは、本当に大きな刺激をもらってきましたね。
――岡崎選手は昔から注目選手だったけれど、安部選手は?
全然ですね。選抜とかも地区のトレセンだけです。それも小5で1個上に混ざって入っていたのに、小6では落ちましたから(笑)。(東京)都のトレセンはもちろん入っていないですし、僕よりうまい選手はいっぱいいましたよ。
――中学は帝京FC(現S.T.FC)だけど、どうして?
親がセレクションを受けなさい、と。ユースとかすごくカッコイイじゃないですか。Jリーグのエンブレムをつけてプレーしていて、それにすごくあこがれていて。でもそんなところに受かるわけもないので、部活も考えたのですが、(東京都には)学区の制限もあって難しかった。でも、逆に東京は街クラブでも強いチームがたくさんあるので、その中でも帝京FCは強いチームだったので、「そこにしよう」と思いました。
――昔はボールを持ったら離さない「ドリブル小僧」だったという話を聞くけれど。
そうでしたかね(笑)。まあ、たくさん怒られていたのは確かです。とにかくボールに触りたいタイプでした。ボールも奪いたかったので、守備でも走って攻撃でも走って、たくさん取られて、たくさん取り返してみたいな。暴れていましたね(笑)。小学校時代はボランチで、中学校でサイドをやったりFWをやったり。高校はトップ下、サイド、FW。そんな感じでした。
瀬戸内高に進学するまでの経緯、寮生活で得たもの

東京出身の安部が選んだのは、広島の瀬戸内高校への進学。珍しい進路を選択した理由は?【(C)J.LEAGUE】
ナチュラルである。プライベートで高校生の選手を見かけても、基本的にあいさつ以上のことはしないようにしているのだが、まれに向こうから迫ってくる選手もいる。当時、安部のことをじっくり取材したのは一度だけ。それほど深い関係性があったわけではないのだが、西が丘サッカー場で安部のほうから話し掛けてきて、「おもしろいヤツだな」とあらためて思った記憶がある。プレーも意外性が売りの選手だが、進路の選択も意外性に富んでいる。選んだ先は、遠く広島の瀬戸内高校だった。
――広島と何か縁があったんですか?
土地としてはないですよ。ただ、中学のクラブチームのスタッフだった人が向こうに行っていたので、それで声をかけてもらえた感じですね。
――しかし、珍しい進路ではあります。
よく言われます。僕の場合は、インターハイ(高校総体)狙いですね。プロになりたかったので。僕が行く前は(瀬戸内は)インターハイに3年連続で出ていたので、すごく魅力的で。3年の時は開催地なので、見事2位抜け(※)で出られました。1位で抜けられれば良かったんですけれど、結果オーライです(笑)。
※編注:高校総体は開催地枠があり、安部が3年の時は広島県から2校が出場できた。
――東京の高校や、ほかの選択肢は考えなかったんですか?
選択肢は何個かありました。でも中学時代はそんなに力のある選手ではなかったので、名門校に行くレベルではなかった。そういうマイナーな……、自分の母校をマイナーというのはどうかと思いますけれど(笑)。
でもそういうところ(名門校)は最初から選択肢になかったですね。当然、東京に残ることも考えました。両親は寮生活には反対だったので、両親の意見を踏まえるならば、東京の高校だったんだと思います。でもだからこそ、「広島に行こう」と。
――親元を離れての生活、どうでした?
寮生活をした身として、周りにいる小さい子だったり家族だったりにも、すごく寮生活を勧めてしまうくらい合っていました(笑)。今、まだ19(歳)ですけれど、高校3年間が一番、得られたものが大きかったと思います。
とにかく僕は親から「だらしない」と言われて育っていて、(兄がいて)下の子ですし、いろいろ心配される身でもあり、何をするにも常に親の声がありました。もちろん、自分の考えもあったんですが、それを実行することはできなくて……。親の判断で何でもやっている感覚がすごく嫌でした。だから高校を選ぶときは、親の考えじゃなくて自分の考えで、自分で判断して、寮生活を選びました。
――親元を離れる効用をよく「自立」と言います。
親は絶対に支えてくれるのですが、自分のことは自分で支えられないとダメだと思います。別に親が悪いことをしているわけではないですけれど、自立しようとすると、親が近くにいることで甘えも出ると思います。ウチは中学校のときから学校に行くのも早くて、サッカー(の練習)で帰ってくるのも遅かったので、家族内のコミュニケーションは少なかったと思います。親が仕事している姿を見て、頑張っているのはすごく分かっていたので、僕もその姿を見て「やらなきゃな」と思っていました。
みんなそれぞれで頑張っている中で、自分が寮生活になったことで寂しさが出るとかはなくて、親も頑張っているし、兄貴も頑張っているから、俺も頑張る、というか。そういう意識を持てたこと自体が良かった。広島にいるから(姿は)見えないですけれど、僕が頑張ったら今はネットがあるので、(掲載されている自分の)記事を見るだけで、「頑張っているんだな」と思ってもらえる、と考えてやっていましたね。遠くても、家族にいい影響を与えられたらと思っていました。
――サッカーの面でも順風ではなかったですよね。
怒られてばかりで、本当に怒られた思い出はたくさんあります(笑)。良いことも悪いことも、何でもハッキリと言ってくださった安藤(正晴)先生やスタッフには感謝しかないです。僕がプロ志望だと知っていたので、余計に厳しくしてもらえたと思います。最初はなかなか試合に出られなかった。
2年生になったときもそうでしたけれど、でも100パーセントの力で練習していましたし、自分のレベルが上がっていることは間違いなく実感していました。サンフレッチェ(広島)ユースが広島県の中では一番レベルが高いので、そういう選手たちと試合をしている中で、そういう選手を僕は「プロ」という目標への“ものさし”にしてやっていました。
届いた待望のオファー、鹿島との不思議な“縁”

鹿島からのオファーに「正直驚いた」と話す安部。鹿島入りは即決だったという【スポーツナビ】
瀬戸内高校で徐々に頭角を現した若武者のもとに待望のオファーが届く。実は高校からは、ある条件以外では大学へ行けと勧められていたのだというから、そのオファーは実に不思議な縁だった。
――鹿島入りは即決だったと聞いています。
オファーが来たのは、西が丘で会ったその次の日くらいだったんじゃないかと思います。性格的に先のことはあまり考えないのですが、プロに行けないんじゃないかとかは、そんなに心配もしていなかったですね。ダメだったら勉強しようかなという感じでした(笑)。正直、(鹿島からのオファーは)驚きましたけれど。
――オファーがあるならJ2でも、という感じだった?
いや、高校からは「いきなりプロにいってもつぶれるだけだから、大学に行ってほしい」と(言われていた)。でも、「鹿島からオファーがあるなら、俺は勧めるよ」と安藤先生が言っていて、それがちょうど僕が(高校)3年生になった頭のタイミングでした。
――え、そのときはまったく話がなかったんですよね?
はい。まったくなかったですが、僕も「鹿島がいいです!」と言っていて、そうしたら本当に話が来ました(笑)。椎本(邦一スカウト)さんは、「ちゃんと僕の意見を聞いて決めてくれ」という話をしていたらしいんですけれど、先生からの電話では「本当に鹿島から(オファーが)来たから、もうOKと言っていいよな」みたいな感じでしたね(笑)。だから他のクラブからも声がかかっていたかとか、全然知らないんですよ。
――経歴も珍しいけれど、その流れもちょっとファンタジーですね(笑)。そういう「枠からはみ出る」というところはプレースタイルにも感じます。
何も考えていないですよ。感覚でやっています。やっぱり、自分にボールが入った時には何かしたいというのはありますし。今はすごく考えてやっていますけれど、考えてしまうと分からなくなってしまう部分もありますね。
僕が大切にしているのが、練習でのイメージ。今日も(練習で)5対5をやりましたれど、ああいう中でとっさに、考えずに出てくるものを一番大事にしています。もちろん、試合の流れや時間帯は考えなくてはいけないですけれど、調子の良いときはとっさに全部出てくる。そういう“感覚”は大事にしたいと思います。(大岩)剛さん(鹿島監督)も、僕に対して「お前は自分の感覚を大事にしたほうがいい」と言ってくれるので。
体重増加のため、トレーニング中。目指すはアザール?

プロ入り後に6キロほど体重が増えたという安部。現在はアザール(写真)のような体を目指してトレーニング中【写真:ロイター/アフロ】
――体も太くなったと思うんですが。
だいぶ太くなりましたね。プロに入ったときはビビりましたね。「みんなこんなにデカイんや」って(笑)。俺、ヤバイなと思って、筋トレは継続してやっています。
――体重も増えたでしょう。
はい、めちゃくちゃ増えています。(鹿島に)入って3カ月で5キロ以上増えましたね。身長もまだ少し伸びているみたいで。いま65キロくらいなので、もっと増やしたいと思っています。鹿島に入ったときは59キロでしたから、ガリガリです(笑)。いまは(エデン・)アザール(チェルシー)くらいになりたいと思ってやっています。
――デカいな!(笑)。
いやもう、あのくらいになりたいんです。75キロくらいですよね、確か。身長もそんなに変わらないのに、10キロも違うんですよ(※)。そりゃあ勝てないな、と。負けていられないですね。
※編注:安部は171センチ65キロ、アザールは173センチ76キロ。
――海外サッカーが好きそうですね。
見ますね。
――海外が好きなら、去年セビージャとやれたのはうれしかった?
はい、楽しかったですね。充実していました。あのときこそ、本当に感覚のプレーでした。サポーターの方も、あの試合での僕のプレーが僕の“ものさし”になっているので、正直ちょっとプレッシャーになるかもしれません。でも僕自身も、あれをものさしだと思ってやらなければいけないと思うので、あのようなプレーをたくさんできたらと思います。
「将来はプレミアのピッチでプレーしてみたい」

日の丸の責任を負う中でどう伸びていくか、これからの成長が楽しみな選手だ【(C)J.LEAGUE】
――2年後の東京五輪、自分のイメージはありますか?
ないです。
――そう言うと思った(笑)。
先のことは本当に何も考えないですね(笑)。
――海外志向が強い選手なのかとは思っていたけれど。
ああ、そうですね。海外志向はとても強いです。プレミアでやりたいですね。だから(体を)デカくしないといけない。ああいうスピード感のあるカウンターの繰り返しのようなサッカーは、僕はすごく得意だと思うので。
――うまいだけじゃなく、走れるもんね。
そうなんですよ。で、クイックネスもある。ああいう、カウンターでやり合うみたいなのが大好きなので。いつか、あの国のピッチでプレーしてみたいですね。
まだ身長が伸びているという事実からも分かるように、成長期が遅く来たために評価を得られなかったタイプだろう。中村俊輔や本田圭佑の例を出すまでもなく、このタイプはまだまだのびしろを残しているはずで、さらなる成長を期待していいはずだ。
経歴的には“雑草”に属するタイプであり、年代別日本代表に初めて入ったのも鹿島入り後のこと。Jリーグでの活動を優先したこともあり、招集されたのもわずかに3回しかない。「五輪」どころか、まだまだ代表チームに対するイメージ自体を持てていない様子だったが、見ている側からすると、日の丸の責任を負う中でどう伸びていくか、楽しみにしたい選手でもある。
今年の秋にはAFC U−19選手権、そして来年はU−20ワールドカップがある。その胸(鍛錬中)に秘める大志と、19歳にしてオッサンの境地に達しているメンタル、そして“走れるファンタジスタ”の個性を思えば、その国際舞台でのブレイクスルーは是非とも果たしてもらいたいし、その可能性は確かに持っている選手である。
安部裕葵(あべ・ひろき)
【スポーツナビ】
1999年1月28日生まれ。東京都出身。171センチ65キロ。キレのあるドリブル突破が特長のFW。城北アスカFCからS.T. FOOTBALL CLUBジュニアユースを経て、広島県の瀬戸内高校に進学。2016年9月に鹿島アントラーズへの加入が発表された。
17年4月1日のJ1リーグ第5節の大宮アルディージャ戦でプロ初出場を果たすと、7月22日のワールドチャレンジ・セビージャ戦ではマン・オブ・ザ・マッチに選出される活躍を見せ、一気にその名を上げた。18年シーズンは開幕戦で先発出場を果たしており、これからの活躍が期待される。
安部裕葵を取材したSportsnaviの川端氏である。
幼少期から育成年代での裕葵がどのようなサッカー少年であったか、そして今現在のサッカー観について伝わってくる。
先を考えず、感覚的な部分は、天才肌のファンタジスタと言ってよいのであろう。
それが、観る者にワクワク感を与えてくれる。
また、高校時代の恩師である安藤先生の「鹿島からオファーがあるなら、俺は勧めるよ」という言葉は、いかに鹿島が育成に定評があり、高校界隈に良い評判が轟いておる証拠である。
この素晴らしい逸材が、鹿島に入団したのは偶然ではない。
鹿島にて更に成長し、活躍してくれよう。
また、プレミア移籍も夢ではない。
裕葵の好感度がまたアップした。
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代表組合流
鹿島昌子&三竿健斗、寝不足なんの即紅白戦出場
[2018年3月30日7時41分 ]

ベルギーから帰国後、鹿島に即合流して練習する日本代表DF昌子(右)とMF三竿健
鹿島アントラーズの日本代表3人が“徹夜”で合流した。朝5時に羽田空港に帰国し、4時間半後には茨城県鹿嶋市で練習。機内で寝られない中、リカバリーのDF植田を除き、DF昌子とMF三竿健斗は寝不足もいとわず紅白戦に出場した。
「ウクライナは本当に強かったと思うが、そういったチームに本番で覆す可能性が日本にはある」と昌子。マリ戦でアシストの三竿健は「世界との差は大きい。試合を早くしたい」と意識が高かった。
鹿島、代表組が合流 三竿健「早く試合やりたい」

全体練習に合流した昌子=クラブハウスグラウンド
サッカー日本代表に招集されていた昌子と三竿健が29日、鹿島の練習に合流し、紅白戦でプレーした。植田はクラブハウス内で回復メニューに取り組んだ。3人は同日早朝に帰国。時差ぼけを抱えながら、31日のJ1札幌戦に向けて調整した。
日本代表は国際親善試合2試合を実施。昌子は引き分けた23日のマリ戦にフル出場。代表戦はビルドアップ時の戦術が鹿島と異なることもあり、パスの供給で苦しむ場面があった。「ハリル(ホジッチ監督)はボランチが下がるのを嫌うので、センターバックのパスが多くなる。代表と鹿島で使い分けをしていきたい」と課題を口にした。帰国直後の練習は移動の疲労を残しながらも、「やらないと動けない」と精力的に汗を流していた。
三竿健は交代で入ったたマリ戦で同点ゴールをアシスト。敗れた27日のウクライナも途中出場した。自身のプレーについては「手応えはない」と厳しく振り返り、「代表で感じたことをこっちのピッチで表現したい。早く試合をやりたい」と気持ちを切り替えていた。
植田はウクライナ戦に先発。前半に右こめかみから流血したが、フル出場した。2失点しての敗戦はセンターバックとして責任を感じている。「試合に出たことで見つかった課題もある。そこはチームに戻って改善していければいい」と成長の糧にするつもりだ。
U-19(19歳以下)日本代表に招集されていた安部も、この日の紅白戦でプレーした。
(岡田恭平)font>

全体練習に合流した三竿健=クラブハウスグラウンド全体練習に合流した三竿健=クラブハウスグラウンド
練習に合流した代表の三人と年代別代表の裕葵である。
それぞれ欧州遠征にて得るものがあった様子。
次は鹿島にて得た経験を活かすのだ。
活躍を楽しみにしておる。

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[2018年3月30日7時41分 ]

ベルギーから帰国後、鹿島に即合流して練習する日本代表DF昌子(右)とMF三竿健
鹿島アントラーズの日本代表3人が“徹夜”で合流した。朝5時に羽田空港に帰国し、4時間半後には茨城県鹿嶋市で練習。機内で寝られない中、リカバリーのDF植田を除き、DF昌子とMF三竿健斗は寝不足もいとわず紅白戦に出場した。
「ウクライナは本当に強かったと思うが、そういったチームに本番で覆す可能性が日本にはある」と昌子。マリ戦でアシストの三竿健は「世界との差は大きい。試合を早くしたい」と意識が高かった。
鹿島、代表組が合流 三竿健「早く試合やりたい」

全体練習に合流した昌子=クラブハウスグラウンド
サッカー日本代表に招集されていた昌子と三竿健が29日、鹿島の練習に合流し、紅白戦でプレーした。植田はクラブハウス内で回復メニューに取り組んだ。3人は同日早朝に帰国。時差ぼけを抱えながら、31日のJ1札幌戦に向けて調整した。
日本代表は国際親善試合2試合を実施。昌子は引き分けた23日のマリ戦にフル出場。代表戦はビルドアップ時の戦術が鹿島と異なることもあり、パスの供給で苦しむ場面があった。「ハリル(ホジッチ監督)はボランチが下がるのを嫌うので、センターバックのパスが多くなる。代表と鹿島で使い分けをしていきたい」と課題を口にした。帰国直後の練習は移動の疲労を残しながらも、「やらないと動けない」と精力的に汗を流していた。
三竿健は交代で入ったたマリ戦で同点ゴールをアシスト。敗れた27日のウクライナも途中出場した。自身のプレーについては「手応えはない」と厳しく振り返り、「代表で感じたことをこっちのピッチで表現したい。早く試合をやりたい」と気持ちを切り替えていた。
植田はウクライナ戦に先発。前半に右こめかみから流血したが、フル出場した。2失点しての敗戦はセンターバックとして責任を感じている。「試合に出たことで見つかった課題もある。そこはチームに戻って改善していければいい」と成長の糧にするつもりだ。
U-19(19歳以下)日本代表に招集されていた安部も、この日の紅白戦でプレーした。
(岡田恭平)font>

全体練習に合流した三竿健=クラブハウスグラウンド全体練習に合流した三竿健=クラブハウスグラウンド
練習に合流した代表の三人と年代別代表の裕葵である。
それぞれ欧州遠征にて得るものがあった様子。
次は鹿島にて得た経験を活かすのだ。
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三竿健斗、2時間しか眠れなかった
[鹿島]マリ戦でアシストを記録した鹿島の三竿健斗。帰国直後の練習に参加しアシストの真相を語る

29日早朝にベルギー遠征から帰国した日本代表の三竿健斗は、9時半からの鹿島の練習に参加。「2時間しか眠れなかった」と時差に苦しみながらも紅白戦では主力組に入った。
マリ戦では終了間際にアシストを記録。「みんなに『シュートだろ』と言われたけどクロスです。ペナの中ではイメージが大事だと思うので、見えてなかったですけど誰かいるだろうと思った」と振り返った。
ただ、欧州CLに出場するシャフタールの選手で構成されたウクライナ代表との試合では「世界との差はあった」と実感。「自分のプレーの出来がよくなかった。与えられた時間で満足できるプレーができなかった」と手応えを感じられなかったと話した。
とはいえ、「自分が伸びるためには必要な2試合だった。早く試合がしたいです」とすでに気持ちを切り替える。「感じたことをこっちで表現したい」と札幌戦に向けて準備を整えていた。
(鹿島担当 田中滋)
日本代表の欧州遠征より帰国後、即紅白戦に出場した三竿健斗である。
代表の試合では、2試合共に共に途中出場し存在感をアピールした。
特にマリ戦では劇的なアシストをしたが、周囲からはシュートミスだと揶揄されたとのこと。
本人はシュートは無理と考えスペースに出したことを語る。
素晴らしい判断力と言って良かろう。
結果的に結果を残したのである。
ロシアW杯への道をほんの少しこじ開けたと言って良い。
ここから先は、鹿島にて実績を積み上げるしかない。
札幌戦でも先発が予想される。
チームに勝利をもたらす存在として活躍していけば、日本代表定着となり得る。
健斗の躍動を楽しみにしておる。

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29日早朝にベルギー遠征から帰国した日本代表の三竿健斗は、9時半からの鹿島の練習に参加。「2時間しか眠れなかった」と時差に苦しみながらも紅白戦では主力組に入った。
マリ戦では終了間際にアシストを記録。「みんなに『シュートだろ』と言われたけどクロスです。ペナの中ではイメージが大事だと思うので、見えてなかったですけど誰かいるだろうと思った」と振り返った。
ただ、欧州CLに出場するシャフタールの選手で構成されたウクライナ代表との試合では「世界との差はあった」と実感。「自分のプレーの出来がよくなかった。与えられた時間で満足できるプレーができなかった」と手応えを感じられなかったと話した。
とはいえ、「自分が伸びるためには必要な2試合だった。早く試合がしたいです」とすでに気持ちを切り替える。「感じたことをこっちで表現したい」と札幌戦に向けて準備を整えていた。
(鹿島担当 田中滋)
日本代表の欧州遠征より帰国後、即紅白戦に出場した三竿健斗である。
代表の試合では、2試合共に共に途中出場し存在感をアピールした。
特にマリ戦では劇的なアシストをしたが、周囲からはシュートミスだと揶揄されたとのこと。
本人はシュートは無理と考えスペースに出したことを語る。
素晴らしい判断力と言って良かろう。
結果的に結果を残したのである。
ロシアW杯への道をほんの少しこじ開けたと言って良い。
ここから先は、鹿島にて実績を積み上げるしかない。
札幌戦でも先発が予想される。
チームに勝利をもたらす存在として活躍していけば、日本代表定着となり得る。
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。過去の成績がそのまま反映されるか、それとも新たな歴史が開くのか、試合の行方に注目したい
鹿島の課題は明確。再開初戦でつかみたい得点力不足解決の契機
約2週間のインターバルを経て、リーグ戦が再開される。開幕前に思い描いていたスタートダッシュを切れたチームも、切れなかったチームも、この期間でネジを巻き直した。ここからは5月のゴールデンウィークの先まで連戦が続く日程が待っている。立ち止まってチームを見直す余裕はなく、走り続けながら結果を出さなければならない。
現在、2勝1分1敗の鹿島はまずまずのスタートだろうか。広島に苦杯をなめたものの、前節は難敵の鳥栖をクリーンシートで抑えて、1-0の勝利を収めた。AFCチャンピオンズリーグと並行した日程の中、アジアの戦いではグループ首位につけている。狙いどおりとまではいかないが、及第点の結果ではあるだろう。
特に、ここまで4試合で相手に許した得点はわずかに1。守備の安定度はかなり高く、堅実な戦いができている。しかし、だからこそ得点の少なさがクローズアップされる。4試合の合計得点がわずかに『2』と得点力不足は顕著だ。勝った2試合はいずれも1-0で終わっており、これから待つ連戦を戦っていくには、もう少しラクな展開を作らなければどこかで息切れする恐れもある。この中断期間で負傷から戻ってきた西 大伍とレアンドロには攻撃のテコ入れが期待される。特に2列目の選手にケガ人が続出していただけに、彼らの復帰は戦力の充実という意味でも助けとなるだろう。
対する札幌は1勝1分2敗と負けが先行する。前節、昇格組の長崎を2-1で下し、今季初勝利を挙げたが、こちらはもう少し勝点を稼いでおきたかったのかもしれない。しかし、その前節ではジェイとチャナティップという二枚看板がそれぞれの得点をアシストする活躍を見せ、内容的にも後半アディショナルタイムに勝ち越す劇的な勝利だった。試合後、ペトロヴィッチ監督は「結果が出ない中で、サポーターが素晴らしい雰囲気を作ってくれました。彼らの後押しなしには勝てませんでした。彼らに勝利を捧げたいと思います」とサポーターに感謝を述べていた。この勢いに乗ってさらなる勝点を狙いたい。
ただインターバルがあったとはいえ、インターナショナルマッチウィークだったため、各国の代表選手は休む暇なく試合をこなしてきた。鹿島は昌子 源、植田 直通、三竿 健斗の3人が、札幌はタイ代表のチャナティップが、それぞれの代表チームに招集されていた。ほかにも鹿島は安部 裕葵がU-19日本代表、札幌は三好 康児と菅 大輝がU-21日本代表に参加している。彼らのコンディション面も試合に影響を与えそうだ。
これまで両チームはリーグ戦で12試合を戦い、鹿島が10勝1分1敗という成績を残してきた。特に県立カシマサッカースタジアムでは鹿島が6戦全勝(1試合は延長Vゴールでの勝利)と札幌を圧倒している。過去の成績がそのまま反映されるか、それとも新たな歴史が開くのか。試合の行方に注目したい。
[ 文:田中 滋 ]
「ここからは5月のゴールデンウィークの先まで連戦が続く日程が待っている」と記すJリーグ公式の田中滋氏である。
インターナショナルマッチウィークにて中断されたリーグ戦が再開し、待ちに待った気持であるが、ここから1ヵ月半ほどの過密日程・連戦が続く。プレイヤーは、体力と気力を持続させ、勝利に導くため尽力し続けることとなる。
楽しくも苦しいところである。
その日程の中で西とレアンドロが復帰したことは朗報といえよう。
主軸の復帰にて、攻撃力のアップが期待できる。
ここまで、リーグ戦は夢生の2得点と少々寂しい結果となっておる。
他の攻撃陣も、この戦力強化でゴールに近づくこととなろう。
この札幌戦にて力を見せてもらおうではないか。
楽しみにしてスタジアムに向かう。
複数得点を期待しておる。

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約2週間のインターバルを経て、リーグ戦が再開される。開幕前に思い描いていたスタートダッシュを切れたチームも、切れなかったチームも、この期間でネジを巻き直した。ここからは5月のゴールデンウィークの先まで連戦が続く日程が待っている。立ち止まってチームを見直す余裕はなく、走り続けながら結果を出さなければならない。
現在、2勝1分1敗の鹿島はまずまずのスタートだろうか。広島に苦杯をなめたものの、前節は難敵の鳥栖をクリーンシートで抑えて、1-0の勝利を収めた。AFCチャンピオンズリーグと並行した日程の中、アジアの戦いではグループ首位につけている。狙いどおりとまではいかないが、及第点の結果ではあるだろう。
特に、ここまで4試合で相手に許した得点はわずかに1。守備の安定度はかなり高く、堅実な戦いができている。しかし、だからこそ得点の少なさがクローズアップされる。4試合の合計得点がわずかに『2』と得点力不足は顕著だ。勝った2試合はいずれも1-0で終わっており、これから待つ連戦を戦っていくには、もう少しラクな展開を作らなければどこかで息切れする恐れもある。この中断期間で負傷から戻ってきた西 大伍とレアンドロには攻撃のテコ入れが期待される。特に2列目の選手にケガ人が続出していただけに、彼らの復帰は戦力の充実という意味でも助けとなるだろう。
対する札幌は1勝1分2敗と負けが先行する。前節、昇格組の長崎を2-1で下し、今季初勝利を挙げたが、こちらはもう少し勝点を稼いでおきたかったのかもしれない。しかし、その前節ではジェイとチャナティップという二枚看板がそれぞれの得点をアシストする活躍を見せ、内容的にも後半アディショナルタイムに勝ち越す劇的な勝利だった。試合後、ペトロヴィッチ監督は「結果が出ない中で、サポーターが素晴らしい雰囲気を作ってくれました。彼らの後押しなしには勝てませんでした。彼らに勝利を捧げたいと思います」とサポーターに感謝を述べていた。この勢いに乗ってさらなる勝点を狙いたい。
ただインターバルがあったとはいえ、インターナショナルマッチウィークだったため、各国の代表選手は休む暇なく試合をこなしてきた。鹿島は昌子 源、植田 直通、三竿 健斗の3人が、札幌はタイ代表のチャナティップが、それぞれの代表チームに招集されていた。ほかにも鹿島は安部 裕葵がU-19日本代表、札幌は三好 康児と菅 大輝がU-21日本代表に参加している。彼らのコンディション面も試合に影響を与えそうだ。
これまで両チームはリーグ戦で12試合を戦い、鹿島が10勝1分1敗という成績を残してきた。特に県立カシマサッカースタジアムでは鹿島が6戦全勝(1試合は延長Vゴールでの勝利)と札幌を圧倒している。過去の成績がそのまま反映されるか、それとも新たな歴史が開くのか。試合の行方に注目したい。
[ 文:田中 滋 ]
「ここからは5月のゴールデンウィークの先まで連戦が続く日程が待っている」と記すJリーグ公式の田中滋氏である。
インターナショナルマッチウィークにて中断されたリーグ戦が再開し、待ちに待った気持であるが、ここから1ヵ月半ほどの過密日程・連戦が続く。プレイヤーは、体力と気力を持続させ、勝利に導くため尽力し続けることとなる。
楽しくも苦しいところである。
その日程の中で西とレアンドロが復帰したことは朗報といえよう。
主軸の復帰にて、攻撃力のアップが期待できる。
ここまで、リーグ戦は夢生の2得点と少々寂しい結果となっておる。
他の攻撃陣も、この戦力強化でゴールに近づくこととなろう。
この札幌戦にて力を見せてもらおうではないか。
楽しみにしてスタジアムに向かう。
複数得点を期待しておる。

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U-19日本代表 インドネシア遠征
U-19日本代表 3連勝でインドネシア遠征を終える
2018年03月28日

練習試合 vs Persika Karawang
2018年3月27日(火) キックオフ時間15:00 試合時間90分(45分ハーフ)
ABC Football Field B(インドネシア・ジャカルタ)
U-19日本代表 3-2(前半2-0、後半1-2)Persika Karawang
得点
19分 山田康太(U-19日本代表)
30分 髙橋大悟(U-19日本代表)
77分 OG(Persika Karawang)
82分 失点(Persika Karawang)
87分 OG(U-19日本代表)
スターティングメンバー
GK:谷晃生
DF:川井歩、阿部海大、谷口栄斗、荻原拓也
MF:髙橋大悟、伊藤洋輝、川村拓夢、山田康太
FW:宮代大聖、安部裕葵
サブメンバー
GK:大迫敬介、若原智哉
DF:石原広教、橋岡大樹、小林友希、東俊希
MF:齊藤未月、堀研太、郷家友太、喜田陽
FW:原大智、安藤瑞季
交代
HT 谷晃生 → 若原智哉
62分 川井歩 → 喜田陽
65分 髙橋大悟 → 郷家友太
70分 川村拓夢 → 齊藤未月
77分 山田康太 → 堀研太
77分 荻原拓也 → 東俊希
77分 宮代大聖 → 原大智
マッチレポート
U-19日本代表は27日(火)、インドネシア遠征の第3戦が行われ、Persika Karawangと対戦し、3-2で勝利し、3連勝で遠征を終えました。
Persika Karawangは、インドネシアのプロリーグである、ゴジェック・トラベローカ・リーガ2に所属しているチームで、登録している全ての選手を帯同させてきました。
試合は、2分にMF山田康太選手の目の覚めるロングシュートで開始すると、攻守の切り替えが早い展開で進みます。相手はU-19インドネシア代表戦の試合を観戦し、日本をよく研究してきたと話す通り、日本の素早いパス交換に対応するように、守備に人数を固め、ロングボールやサイドを起点にカウンター攻撃を仕掛け、チャンスを作っていきます。しかし日本は、試合が進むに連れて、落ち着いてパスを交換し、ゴール前に迫っていきます。そして19分、ゴール前スルーパスに上手く抜け出したFW宮代大聖選手が、相手GKを交わしてクロスを上げると、MF山田康太選手が合わせ先制点を奪います。さらに、30分にはMF髙橋大悟選手が中央でボールを受けると、鋭く左足を振り抜き、追加点を奪います。その後は、相手が1点を奪おうと、複数枚イエローカードが飛び交う程試合は激しさを増していきますが、前半はそのまま2-0で終了します。

後半、試合はより激しさを増していきます。日本は攻撃の良い形を何度も作りますが、パスミスから何度も相手のカウンター攻撃を受けます。58分には、MF伊藤洋輝選手のクロスを宮代選手が上手くトラップして決めますが、惜しくもオフサイドの判定。66分には、左サイドを崩されて、相手に決定的なクロスを上げられますが、DF阿部海大選手が必死でクリアし、失点を許しません。しかしカウンター攻撃の威力を増す相手に、リズムを掴めずにいると、77分、バックパスがそのままゴールに入ってしまい、不用意なオウンゴール(OG)で1点返されます。さらに82分には、GKとDFラインの間にロングボールを放り込まれます。GK若原智哉選手が果敢に飛び出すも、相手FWが辛うじて先に触りループシュートを決められ、同点ゴールを許してしまいます。苦しい防戦一方の展開になりかけましたが、日本は最後に意地を見せます。87分、ゴール前でMF安部裕葵選手が個人技で仕掛け、左サイドから鋭いクロスを上げると、飛び込んできたMF堀研太選手が相手DFのOGを誘発し、勝ち越しゴールを奪います。試合はそのまま3-2で終了し、日本が何とか接戦を制しました。
今回、U-19日本代表はAFC U-19選手権2018インドネシアを想定したシミュレーション遠征を実施しましたが、インドネシアサッカー協会の協力もあり、素晴らしい雰囲気の中、3試合も親善試合を経験でき、かつ気候面やピッチコンディション、相手の特徴など、多くの面でシミュレーションできました。ピッチ外での活動では、遠征期間中、在インドネシア日本国大使館のサポートにより、バンタルグバン施設内の学校施設にて、地元の子どもたちとの交流を得ることができました。選手の意識も、AFC U-19選手権2018インドネシア本番を向いていますので、今後もU-19日本代表は強化トレーニングや海外遠征を通して、チームを強化していきます。

監督・選手コメント
影山雅永 監督
今回の遠征は、10月に開催されるAFC U-19選手権インドネシア2018の開催地となるインドネシア・ジャカルタにおいて、気候、芝、ピッチの状態、食事などを感じてもらうシミュレーション遠征として実施しました。2月にスペイン・カナリア諸島で開催されたU-19 International TournamentCopa del Atlantico大会から、そしてFIFA U-17ワールドカップインド2017を経験した2000年生まれの年下の選手たちが融合しています。しかし、スペイン遠征では、Jリーグの新人研修により参加できないプロ選手も多かった為、今回は更に競争力の上がった中での融合でした。
シミュレーションなので、様々な経験ができることが望ましいのですが、遠征3日目くらいから下痢、腹痛、嘔吐、発熱などにより離脱する選手が続出し、トレーニングと試合に参加できる選手の数が減っていきました。環境の異なる中でコンディションを保つのは難しいことですが、時間差はあれども計9人もの選手が一時ホテルで安静することになり、本番でないことが幸いだと思う反面、改めてコンディションを保つ重要性と難しさをスタッフ・選手は痛感しました。また、インドネシアサッカー協会の素晴らしい準備によって、U-19インドネシア代表との試合はナショナルスタジアムで本番さながらの雰囲気、観衆も4,000人弱が入った中で実施することができました。しかもスコールの中での戦いとなり、完全アウェイで戦えたのは我々にとって最高のシミュレーションとなりました。あのような素晴らしい試合を実現してくれたインドネシアサッカー協会に大変感謝しております。
インドネシアプロサッカーリーグ(ゴジェック・トラベローカ・リーガ)に所属している2チームとの試合を含め、計3試合を行い全勝してこのキャンプを終えることが出来たのは選手、スタッフの様々な努力の成果です。そして、暑熱順化や食事の工夫、アウェイでの戦い方の注意など収穫が多かったのは間違いありません。試合の流れにおける柔軟な戦い方などまだまだ課題はありますが、今後の活動の中でさらに我々は成長し、来年ポーランドで開催が決まったFIFA U20ワールドカップ2019への出場を目指して強くなって行きたいと思います。
GK #23 谷晃生 選手(ガンバ大阪)
初めてU-19日本代表に招集されて、多くのことを学びました。先日のU-19インドネシア代表との試合は、途中出場でしっかり無失点で終えたかったのですが、連携ミスから失点してしまいました。気持ちを切り替えて臨んだ一戦で、前半を無失点で集中して抑えられたことは良かったと思います。簡単にゴール前まで運ばれたり、リスク管理の面では、チームも個人も多くの課題が見つかったので、今後皆で共有して改善していきたいと思います。今回のAFC U-19選手権インドネシア2018のシミュレーション遠征を終えて、ピッチ内、ピッチ外において、多くのことを学べたのでいい経験になったと思います。U-17日本代表でFIFAワールドカップインド2017を経験して、様々な経験を学び、この経験を活かしつつ、所属チームに戻り、今回のU-19日本代表で経験したことを含めて、さらにレベルアップし、日本代表に戻ってきたいと思います。
MF #7 伊藤洋輝 選手(ジュビロ磐田)
10日間という短い遠征でしたが、10月のAFC U-19選手権インドネシア2018に向けて充実した日々を送ることができました。今回、サッカーの部分ではもちろん、インドネシアの気候や食事の面でも学ぶことが本当に多くありました。U-19インドネシア代表との試合は、やりがいのある最高の会場の雰囲気でしたし、本番をイメージする良いシミュレーション試合となりました。所属チームに戻れば、競争があるので、多くの試合に出られるように誰よりも頑張ります。そして、必ず10月のAFC U-19選手権インドネシア2018メンバーに選出され、FIFA U-20ワールドカップポーランド2019の出場権を獲得出来るように頑張ります。
MF #10 安部裕葵 選手(鹿島アントラーズ)
今回の遠征は、まず前回AFC U-19選手権予選モンゴルの時と同じチームメイトが多く、同学年の齊藤未月選手や石原広教選手の存在があったため、個人的にはとても過ごしやすい環境でありました。前回のAFC U-19選手権予選モンゴルに比べ、オンザピッチ、オフザピッチともにコミュニケーションを多く取れていたため、かなりチームワークが増した遠征となった実感があります。AFC U-19選手権インドネシア2018の地でこのように事前合宿を経験でき、今後の活動においてとても良く時間を過ごせたと思います。この代表の活動で集まる度に周りの選手のレベルアップを肌で感じているので、また次の活動に向けしっかり準備をしたいと思います。そしてチームメイト、チームスタッフ、今回の活動に携わって頂いた方々に感謝しています。
スケジュール
3月20日(火) AM/PM トレーニング
3月21日(水) AM/PM トレーニング
3月22日(木) AM
5-0 トレーニング
練習試合 vs Cilegon United F.C.(ABC Football Field)
3月23日(金) AM/PM トレーニング
3月24日(土) AM トレーニング
3月25日(日) 4-1 国際親善試合 vs U-19インドネシア代表(Gelora Bung Karno Stadium)
3月26日(月) AM トレーニング
3月27日(火) 3-2 練習試合 vs Persika Karawang(ABC Football Field B)
※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
Persika Karawangと練習試合を行ったU-19日本代表である。
裕葵は先発フル出場し、勝ち越し弾の起点となったとのこと。
背番号10の面目躍如である。
その裕葵は、今回の遠征を総括し、「オンザピッチ、オフザピッチともにコミュニケーションを多く取れていたため、かなりチームワークが増した遠征となった実感があります」と語る。
この年代の主軸選手として、チームの成長を感じておることガが伝わってくる。
また、「チームメイト、チームスタッフ、今回の活動に携わって頂いた方々に感謝しています」とコメントを締める。
感謝の心がサッカーにおいて重要なことは紛れもない事実。
それを備え、成長を続ける裕葵を更に応援していきたい。
期待の選手である。

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2018年03月28日

練習試合 vs Persika Karawang
2018年3月27日(火) キックオフ時間15:00 試合時間90分(45分ハーフ)
ABC Football Field B(インドネシア・ジャカルタ)
U-19日本代表 3-2(前半2-0、後半1-2)Persika Karawang
得点
19分 山田康太(U-19日本代表)
30分 髙橋大悟(U-19日本代表)
77分 OG(Persika Karawang)
82分 失点(Persika Karawang)
87分 OG(U-19日本代表)
スターティングメンバー
GK:谷晃生
DF:川井歩、阿部海大、谷口栄斗、荻原拓也
MF:髙橋大悟、伊藤洋輝、川村拓夢、山田康太
FW:宮代大聖、安部裕葵
サブメンバー
GK:大迫敬介、若原智哉
DF:石原広教、橋岡大樹、小林友希、東俊希
MF:齊藤未月、堀研太、郷家友太、喜田陽
FW:原大智、安藤瑞季
交代
HT 谷晃生 → 若原智哉
62分 川井歩 → 喜田陽
65分 髙橋大悟 → 郷家友太
70分 川村拓夢 → 齊藤未月
77分 山田康太 → 堀研太
77分 荻原拓也 → 東俊希
77分 宮代大聖 → 原大智
マッチレポート
U-19日本代表は27日(火)、インドネシア遠征の第3戦が行われ、Persika Karawangと対戦し、3-2で勝利し、3連勝で遠征を終えました。
Persika Karawangは、インドネシアのプロリーグである、ゴジェック・トラベローカ・リーガ2に所属しているチームで、登録している全ての選手を帯同させてきました。
試合は、2分にMF山田康太選手の目の覚めるロングシュートで開始すると、攻守の切り替えが早い展開で進みます。相手はU-19インドネシア代表戦の試合を観戦し、日本をよく研究してきたと話す通り、日本の素早いパス交換に対応するように、守備に人数を固め、ロングボールやサイドを起点にカウンター攻撃を仕掛け、チャンスを作っていきます。しかし日本は、試合が進むに連れて、落ち着いてパスを交換し、ゴール前に迫っていきます。そして19分、ゴール前スルーパスに上手く抜け出したFW宮代大聖選手が、相手GKを交わしてクロスを上げると、MF山田康太選手が合わせ先制点を奪います。さらに、30分にはMF髙橋大悟選手が中央でボールを受けると、鋭く左足を振り抜き、追加点を奪います。その後は、相手が1点を奪おうと、複数枚イエローカードが飛び交う程試合は激しさを増していきますが、前半はそのまま2-0で終了します。

後半、試合はより激しさを増していきます。日本は攻撃の良い形を何度も作りますが、パスミスから何度も相手のカウンター攻撃を受けます。58分には、MF伊藤洋輝選手のクロスを宮代選手が上手くトラップして決めますが、惜しくもオフサイドの判定。66分には、左サイドを崩されて、相手に決定的なクロスを上げられますが、DF阿部海大選手が必死でクリアし、失点を許しません。しかしカウンター攻撃の威力を増す相手に、リズムを掴めずにいると、77分、バックパスがそのままゴールに入ってしまい、不用意なオウンゴール(OG)で1点返されます。さらに82分には、GKとDFラインの間にロングボールを放り込まれます。GK若原智哉選手が果敢に飛び出すも、相手FWが辛うじて先に触りループシュートを決められ、同点ゴールを許してしまいます。苦しい防戦一方の展開になりかけましたが、日本は最後に意地を見せます。87分、ゴール前でMF安部裕葵選手が個人技で仕掛け、左サイドから鋭いクロスを上げると、飛び込んできたMF堀研太選手が相手DFのOGを誘発し、勝ち越しゴールを奪います。試合はそのまま3-2で終了し、日本が何とか接戦を制しました。
今回、U-19日本代表はAFC U-19選手権2018インドネシアを想定したシミュレーション遠征を実施しましたが、インドネシアサッカー協会の協力もあり、素晴らしい雰囲気の中、3試合も親善試合を経験でき、かつ気候面やピッチコンディション、相手の特徴など、多くの面でシミュレーションできました。ピッチ外での活動では、遠征期間中、在インドネシア日本国大使館のサポートにより、バンタルグバン施設内の学校施設にて、地元の子どもたちとの交流を得ることができました。選手の意識も、AFC U-19選手権2018インドネシア本番を向いていますので、今後もU-19日本代表は強化トレーニングや海外遠征を通して、チームを強化していきます。

監督・選手コメント
影山雅永 監督
今回の遠征は、10月に開催されるAFC U-19選手権インドネシア2018の開催地となるインドネシア・ジャカルタにおいて、気候、芝、ピッチの状態、食事などを感じてもらうシミュレーション遠征として実施しました。2月にスペイン・カナリア諸島で開催されたU-19 International TournamentCopa del Atlantico大会から、そしてFIFA U-17ワールドカップインド2017を経験した2000年生まれの年下の選手たちが融合しています。しかし、スペイン遠征では、Jリーグの新人研修により参加できないプロ選手も多かった為、今回は更に競争力の上がった中での融合でした。
シミュレーションなので、様々な経験ができることが望ましいのですが、遠征3日目くらいから下痢、腹痛、嘔吐、発熱などにより離脱する選手が続出し、トレーニングと試合に参加できる選手の数が減っていきました。環境の異なる中でコンディションを保つのは難しいことですが、時間差はあれども計9人もの選手が一時ホテルで安静することになり、本番でないことが幸いだと思う反面、改めてコンディションを保つ重要性と難しさをスタッフ・選手は痛感しました。また、インドネシアサッカー協会の素晴らしい準備によって、U-19インドネシア代表との試合はナショナルスタジアムで本番さながらの雰囲気、観衆も4,000人弱が入った中で実施することができました。しかもスコールの中での戦いとなり、完全アウェイで戦えたのは我々にとって最高のシミュレーションとなりました。あのような素晴らしい試合を実現してくれたインドネシアサッカー協会に大変感謝しております。
インドネシアプロサッカーリーグ(ゴジェック・トラベローカ・リーガ)に所属している2チームとの試合を含め、計3試合を行い全勝してこのキャンプを終えることが出来たのは選手、スタッフの様々な努力の成果です。そして、暑熱順化や食事の工夫、アウェイでの戦い方の注意など収穫が多かったのは間違いありません。試合の流れにおける柔軟な戦い方などまだまだ課題はありますが、今後の活動の中でさらに我々は成長し、来年ポーランドで開催が決まったFIFA U20ワールドカップ2019への出場を目指して強くなって行きたいと思います。
GK #23 谷晃生 選手(ガンバ大阪)
初めてU-19日本代表に招集されて、多くのことを学びました。先日のU-19インドネシア代表との試合は、途中出場でしっかり無失点で終えたかったのですが、連携ミスから失点してしまいました。気持ちを切り替えて臨んだ一戦で、前半を無失点で集中して抑えられたことは良かったと思います。簡単にゴール前まで運ばれたり、リスク管理の面では、チームも個人も多くの課題が見つかったので、今後皆で共有して改善していきたいと思います。今回のAFC U-19選手権インドネシア2018のシミュレーション遠征を終えて、ピッチ内、ピッチ外において、多くのことを学べたのでいい経験になったと思います。U-17日本代表でFIFAワールドカップインド2017を経験して、様々な経験を学び、この経験を活かしつつ、所属チームに戻り、今回のU-19日本代表で経験したことを含めて、さらにレベルアップし、日本代表に戻ってきたいと思います。
MF #7 伊藤洋輝 選手(ジュビロ磐田)
10日間という短い遠征でしたが、10月のAFC U-19選手権インドネシア2018に向けて充実した日々を送ることができました。今回、サッカーの部分ではもちろん、インドネシアの気候や食事の面でも学ぶことが本当に多くありました。U-19インドネシア代表との試合は、やりがいのある最高の会場の雰囲気でしたし、本番をイメージする良いシミュレーション試合となりました。所属チームに戻れば、競争があるので、多くの試合に出られるように誰よりも頑張ります。そして、必ず10月のAFC U-19選手権インドネシア2018メンバーに選出され、FIFA U-20ワールドカップポーランド2019の出場権を獲得出来るように頑張ります。
MF #10 安部裕葵 選手(鹿島アントラーズ)
今回の遠征は、まず前回AFC U-19選手権予選モンゴルの時と同じチームメイトが多く、同学年の齊藤未月選手や石原広教選手の存在があったため、個人的にはとても過ごしやすい環境でありました。前回のAFC U-19選手権予選モンゴルに比べ、オンザピッチ、オフザピッチともにコミュニケーションを多く取れていたため、かなりチームワークが増した遠征となった実感があります。AFC U-19選手権インドネシア2018の地でこのように事前合宿を経験でき、今後の活動においてとても良く時間を過ごせたと思います。この代表の活動で集まる度に周りの選手のレベルアップを肌で感じているので、また次の活動に向けしっかり準備をしたいと思います。そしてチームメイト、チームスタッフ、今回の活動に携わって頂いた方々に感謝しています。
スケジュール
3月20日(火) AM/PM トレーニング
3月21日(水) AM/PM トレーニング
3月22日(木) AM
5-0 トレーニング
練習試合 vs Cilegon United F.C.(ABC Football Field)
3月23日(金) AM/PM トレーニング
3月24日(土) AM トレーニング
3月25日(日) 4-1 国際親善試合 vs U-19インドネシア代表(Gelora Bung Karno Stadium)
3月26日(月) AM トレーニング
3月27日(火) 3-2 練習試合 vs Persika Karawang(ABC Football Field B)
※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
Persika Karawangと練習試合を行ったU-19日本代表である。
裕葵は先発フル出場し、勝ち越し弾の起点となったとのこと。
背番号10の面目躍如である。
その裕葵は、今回の遠征を総括し、「オンザピッチ、オフザピッチともにコミュニケーションを多く取れていたため、かなりチームワークが増した遠征となった実感があります」と語る。
この年代の主軸選手として、チームの成長を感じておることガが伝わってくる。
また、「チームメイト、チームスタッフ、今回の活動に携わって頂いた方々に感謝しています」とコメントを締める。
感謝の心がサッカーにおいて重要なことは紛れもない事実。
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HappyBirthday 篤人
鹿島内田篤人30歳の誓いはタイトルと若手にお返し
[2018年3月27日19時5分]

30歳の誕生日、砂場でのサーキットトレーニングを終えて、引き揚げる鹿島DF内田

30歳の誕生日、砂場でサーキットトレーニングを行う鹿島DF内田
鹿島アントラーズDF内田篤人が30歳の誕生日を迎えた27日、後輩から予期せぬサプライズ? の祝福を受けた。
練習後に「サプライズをしたいので治療室にいてください」とわざわざ言われると、FW鈴木優磨、金森健志、山口一真とDF安西幸輝の4人が集まり、ダイソン社製の空気清浄機能付ファンヒーターが贈られた。
思い出せる限り、後輩からの贈り物は初めての経験だという。「かわいい後輩ね。ただ、見返りを求めるんだけどね、あいつらは。『自分の誕生日は何月何日です!』と言って帰っていったから。そうやって、後輩がいるのはうれしいことです」と笑った。
発起人の1人の鈴木は「篤人さんも鹿島に来たばっかりなので、扇風機みたいのはないだろうなと思って買いました。やっぱり学ぶものが多いので。経験をチームに還元して、落とし込んでくれている。早く復帰してもらって、また一緒にサッカーやりたいですね」と思いを明かした。
内田は3月1日の練習中に右太もも裏に張りを覚えて以来、全体練習には加わっていない。ただ、この日も砂場でサーキットトレーニングを精力的に行うなど「いつ戻ってもいい」と近い復帰を目指している。
「何も変わらない」という30歳の目標を聞かれると「鹿島でタイトルをまず1つ。(リーグ、ルヴァン杯、天皇杯、ACLの)4つ取る目標ですけど、まず1つ目を取らないとチームもガラッと変わらない」と答えた。そしてもう1つ、笑いながら付け加えた。「あとは(贈り物を)くれた若いのに、見返りをちゃんとプレゼントできるようにします」。
内田篤人、30歳の目標は「タイトルをまず1つ」
[2018年3月28日7時55分 ]

30歳の誕生日、砂場でサーキットトレーニングを行う鹿島DF内田
鹿島アントラーズDF内田が27日、30歳の誕生日に後輩から祝われた。
「サプライズしたいので治療室にいて下さい」と言われてFW鈴木、金森、山口とDF安西からダイソン社製の空気清浄機能付きファンヒーターが贈られた。「かわいい後輩。ただ『自分の誕生日は何月何日です』と言って帰っていった」と笑った。右太もも裏の張りで離脱中も復帰は近く、30歳の目標は「タイトルをまず1つ」。そして「若いのに見返りをプレゼントできるように」と目を細めた。
内田 個別“調整”快調!30歳誕生日に後輩からプレゼント

30歳の誕生日を迎えた日、砂地で個別のフィジカルトレーニングを行う鹿島DF内田
Photo By スポニチ
鹿島のDF内田が30歳の誕生日を迎えた。練習後には若手の鈴木、安西、山口、金森から約6万円するダイソンの空気清浄器付きファンヒーターを贈られた。ついでに後輩たちから自身の誕生日まで伝えられたことも明かし「見返りを求めているんだけど、可愛いよね」とうれしそうに目を細めた。
1日に右太腿裏に張りを訴えて以降、個別調整が続く。この日は関節機能強化につながる砂地でのフィジカルメニューを敢行。「リハビリじゃない。調整。いつチームに戻ってもいいけど別で練習したほうが体調がいい」と説明した。
[ 2018年3月28日 05:30 ]
【鹿島】内田、30歳誕生日で後輩から冷暖房機能付き空気清浄機贈られる
2018年3月28日7時15分 スポーツ報知

練習を終え、器具を手に引きあげる内田
鹿島のDF内田が27日に30歳の誕生日を迎えた。FW金森ら若手4人から冷暖房機能付き空気清浄機を贈られ「鹿島でタイトルをまずは1つ。そしてかわいい後輩に見返りのプレゼントをする」と語った。
今月上旬に右太もも裏の違和感を訴えて以降は別メニュー調整。来月中の試合出場を目指しており「(復帰の)イメージはできています」。15年3月以来となる代表招集への機運も高まっている。
篤人の誕生日を取材する各紙である。
優磨、金森、一真、安西から空気清浄機能付ファンヒーターを贈られたとのこと。
小さい子供いる家庭にはピッタリの贈り物と言えよう。
なかなかのセンスである。
篤人は、「かわいい後輩ね。ただ、見返りを求めるんだけどね、あいつらは。『自分の誕生日は何月何日です!』と言って帰っていったから。そうやって、後輩がいるのはうれしいことです」と語る。
鹿島というクラブの雰囲気が伝わるエピソードである。
篤人もいよいよベテランと呼ばれる年齢となった。
とはいえ、現代サッカーにおいては脂ののる年代に達したとも言える。
ここまで培ったクレバーなプレイでチームに勝利をもたらしてくれよう。
そして、篤人の現状については、「リハビリじゃない。調整。いつチームに戻ってもいいけど別で練習したほうが体調がいい」と言う。
「いつ戻ってもいい」という言葉は心強い。
今週末からの超過密日程・連戦中には復帰してくれよう。
楽しみにしておる。

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[2018年3月27日19時5分]

30歳の誕生日、砂場でのサーキットトレーニングを終えて、引き揚げる鹿島DF内田

30歳の誕生日、砂場でサーキットトレーニングを行う鹿島DF内田
鹿島アントラーズDF内田篤人が30歳の誕生日を迎えた27日、後輩から予期せぬサプライズ? の祝福を受けた。
練習後に「サプライズをしたいので治療室にいてください」とわざわざ言われると、FW鈴木優磨、金森健志、山口一真とDF安西幸輝の4人が集まり、ダイソン社製の空気清浄機能付ファンヒーターが贈られた。
思い出せる限り、後輩からの贈り物は初めての経験だという。「かわいい後輩ね。ただ、見返りを求めるんだけどね、あいつらは。『自分の誕生日は何月何日です!』と言って帰っていったから。そうやって、後輩がいるのはうれしいことです」と笑った。
発起人の1人の鈴木は「篤人さんも鹿島に来たばっかりなので、扇風機みたいのはないだろうなと思って買いました。やっぱり学ぶものが多いので。経験をチームに還元して、落とし込んでくれている。早く復帰してもらって、また一緒にサッカーやりたいですね」と思いを明かした。
内田は3月1日の練習中に右太もも裏に張りを覚えて以来、全体練習には加わっていない。ただ、この日も砂場でサーキットトレーニングを精力的に行うなど「いつ戻ってもいい」と近い復帰を目指している。
「何も変わらない」という30歳の目標を聞かれると「鹿島でタイトルをまず1つ。(リーグ、ルヴァン杯、天皇杯、ACLの)4つ取る目標ですけど、まず1つ目を取らないとチームもガラッと変わらない」と答えた。そしてもう1つ、笑いながら付け加えた。「あとは(贈り物を)くれた若いのに、見返りをちゃんとプレゼントできるようにします」。
内田篤人、30歳の目標は「タイトルをまず1つ」
[2018年3月28日7時55分 ]

30歳の誕生日、砂場でサーキットトレーニングを行う鹿島DF内田
鹿島アントラーズDF内田が27日、30歳の誕生日に後輩から祝われた。
「サプライズしたいので治療室にいて下さい」と言われてFW鈴木、金森、山口とDF安西からダイソン社製の空気清浄機能付きファンヒーターが贈られた。「かわいい後輩。ただ『自分の誕生日は何月何日です』と言って帰っていった」と笑った。右太もも裏の張りで離脱中も復帰は近く、30歳の目標は「タイトルをまず1つ」。そして「若いのに見返りをプレゼントできるように」と目を細めた。
内田 個別“調整”快調!30歳誕生日に後輩からプレゼント

30歳の誕生日を迎えた日、砂地で個別のフィジカルトレーニングを行う鹿島DF内田
Photo By スポニチ
鹿島のDF内田が30歳の誕生日を迎えた。練習後には若手の鈴木、安西、山口、金森から約6万円するダイソンの空気清浄器付きファンヒーターを贈られた。ついでに後輩たちから自身の誕生日まで伝えられたことも明かし「見返りを求めているんだけど、可愛いよね」とうれしそうに目を細めた。
1日に右太腿裏に張りを訴えて以降、個別調整が続く。この日は関節機能強化につながる砂地でのフィジカルメニューを敢行。「リハビリじゃない。調整。いつチームに戻ってもいいけど別で練習したほうが体調がいい」と説明した。
[ 2018年3月28日 05:30 ]
【鹿島】内田、30歳誕生日で後輩から冷暖房機能付き空気清浄機贈られる
2018年3月28日7時15分 スポーツ報知

練習を終え、器具を手に引きあげる内田
鹿島のDF内田が27日に30歳の誕生日を迎えた。FW金森ら若手4人から冷暖房機能付き空気清浄機を贈られ「鹿島でタイトルをまずは1つ。そしてかわいい後輩に見返りのプレゼントをする」と語った。
今月上旬に右太もも裏の違和感を訴えて以降は別メニュー調整。来月中の試合出場を目指しており「(復帰の)イメージはできています」。15年3月以来となる代表招集への機運も高まっている。
篤人の誕生日を取材する各紙である。
優磨、金森、一真、安西から空気清浄機能付ファンヒーターを贈られたとのこと。
小さい子供いる家庭にはピッタリの贈り物と言えよう。
なかなかのセンスである。
篤人は、「かわいい後輩ね。ただ、見返りを求めるんだけどね、あいつらは。『自分の誕生日は何月何日です!』と言って帰っていったから。そうやって、後輩がいるのはうれしいことです」と語る。
鹿島というクラブの雰囲気が伝わるエピソードである。
篤人もいよいよベテランと呼ばれる年齢となった。
とはいえ、現代サッカーにおいては脂ののる年代に達したとも言える。
ここまで培ったクレバーなプレイでチームに勝利をもたらしてくれよう。
そして、篤人の現状については、「リハビリじゃない。調整。いつチームに戻ってもいいけど別で練習したほうが体調がいい」と言う。
「いつ戻ってもいい」という言葉は心強い。
今週末からの超過密日程・連戦中には復帰してくれよう。
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レアンドロ、やるべきことは全部やったのでもう大丈夫
鹿島レアンドロが合流「もう大丈夫」MFが続々復帰
[2018年3月27日7時50分 ]
写真コメント

左膝のけがから完全合流した鹿島MFレアンドロ
左膝のけがで開幕前から離脱していた鹿島アントラーズMFレアンドロが完全合流した。
「(リハビリの)フィジカルは嫌なので完全合流だと願っている」と笑わせた。一時はサイドの選手不足に陥っていたチームだが、徐々にけが人が戻ってきた。レアンドロは「やるべきことは全部やったのでもう大丈夫だと思う。チームが勝てれば大丈夫」と話した。
完全合流にコメントを発したレアンドロである。
「フィジカルは嫌なので完全合流だと願っている」と言う。
さすがのレアンドロもフィジカルメニューの連続には少々嫌気が差していた模様。
これにはウケる。
この復帰より過密日程となり、コンディションメニューと試合の連続となる。
フィジカル練習どころではない連戦を楽しい試合で乗り切るのだ。
レアンドロの力でチームを勝利に導き、より楽しくさせて貰おうではないか。
活躍を期待しておる。

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[2018年3月27日7時50分 ]
写真コメント

左膝のけがから完全合流した鹿島MFレアンドロ
左膝のけがで開幕前から離脱していた鹿島アントラーズMFレアンドロが完全合流した。
「(リハビリの)フィジカルは嫌なので完全合流だと願っている」と笑わせた。一時はサイドの選手不足に陥っていたチームだが、徐々にけが人が戻ってきた。レアンドロは「やるべきことは全部やったのでもう大丈夫だと思う。チームが勝てれば大丈夫」と話した。
完全合流にコメントを発したレアンドロである。
「フィジカルは嫌なので完全合流だと願っている」と言う。
さすがのレアンドロもフィジカルメニューの連続には少々嫌気が差していた模様。
これにはウケる。
この復帰より過密日程となり、コンディションメニューと試合の連続となる。
フィジカル練習どころではない連戦を楽しい試合で乗り切るのだ。
レアンドロの力でチームを勝利に導き、より楽しくさせて貰おうではないか。
活躍を期待しておる。

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日本代表・昌子源、チャレンジしないことには始まらない
ドイツ代表CBに触発された昌子「チャレンジしないことには始まらない」
18/3/27 02:16

ウクライナ戦に向けて調整するDF昌子源
チームは前を向いて進んでいる。日本代表DF昌子源(鹿島)は23日のマリ戦(1-1)後のチーム状態について「雰囲気的にはそんな暗くない。試合が終わったあとは選手同士で課題を話したけど、今日は明るかった」と指摘。27日のウクライナ戦に向けては「マリよりすべてが上のチーム」としたうえで、「みんな“やってやろう”“勝ってやろう”という気持ちが高まっている。いい雰囲気だと思う」と強調した。
単調なロングボールが増えたマリ戦の後半の反省も踏まえ、最終ラインからのビルドアップの重要性を再認識した。マリ戦後にはドイツ対スペインの国際親善試合も宿舎でテレビ観戦。その思いを強くした。
「フンメルスとボアテングのセンターバック2人が組み立てに関わっているシーンが多かった。それが現代のサッカーだと思う」。世界を代表するセンターバックのDFマッツ・フンメルス、DFイェロメ・ボアテング(ともにバイエルン)のプレーに触発された。
「(相手が)来ていないのに前の選手に預ける必要はないし、相手がブロックをつくっているのにセンターバックが前に運んで突っ込んでいっても仕方がない。使い分けが大事だし、(ドイツ代表は)センターバックからの縦パスが多い。チャレンジしないことには始まらない」
ただ回すだけでもなく、簡単にロングボールを蹴るわけでもない。状況に合わせ、臨機応変にプレーを選択する。攻撃の第一歩となるセンターバックからのビルドアップにもこだわり、攻撃が手詰まりになったマリ戦の借りを返す。
(取材・文 西山紘平)
ウクライナ戦を前に取材に応じた日本代表の昌子源である。
「みんな“やってやろう”“勝ってやろう”という気持ちが高まっている。いい雰囲気だと思う」と語る。
周囲はW杯に向けてマリ戦の結果で悲観的な意見ばかりが報じられておるが、プレイする選手は気持ちを切り替えておることが伝わってくる。
そういうところがトップ選手の条件なのであろう。
また、ウクライナの分析にて「フンメルスとボアテングのセンターバック2人が組み立てに関わっているシーンが多かった。それが現代のサッカーだと思う」と言う。
対戦相手に触発され、CBとしてレベルアップしてくれると思われる。
“チャレンジ”して大いなる活躍をしてくれるのではなかろうか。
楽しみである。

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18/3/27 02:16

ウクライナ戦に向けて調整するDF昌子源
チームは前を向いて進んでいる。日本代表DF昌子源(鹿島)は23日のマリ戦(1-1)後のチーム状態について「雰囲気的にはそんな暗くない。試合が終わったあとは選手同士で課題を話したけど、今日は明るかった」と指摘。27日のウクライナ戦に向けては「マリよりすべてが上のチーム」としたうえで、「みんな“やってやろう”“勝ってやろう”という気持ちが高まっている。いい雰囲気だと思う」と強調した。
単調なロングボールが増えたマリ戦の後半の反省も踏まえ、最終ラインからのビルドアップの重要性を再認識した。マリ戦後にはドイツ対スペインの国際親善試合も宿舎でテレビ観戦。その思いを強くした。
「フンメルスとボアテングのセンターバック2人が組み立てに関わっているシーンが多かった。それが現代のサッカーだと思う」。世界を代表するセンターバックのDFマッツ・フンメルス、DFイェロメ・ボアテング(ともにバイエルン)のプレーに触発された。
「(相手が)来ていないのに前の選手に預ける必要はないし、相手がブロックをつくっているのにセンターバックが前に運んで突っ込んでいっても仕方がない。使い分けが大事だし、(ドイツ代表は)センターバックからの縦パスが多い。チャレンジしないことには始まらない」
ただ回すだけでもなく、簡単にロングボールを蹴るわけでもない。状況に合わせ、臨機応変にプレーを選択する。攻撃の第一歩となるセンターバックからのビルドアップにもこだわり、攻撃が手詰まりになったマリ戦の借りを返す。
(取材・文 西山紘平)
ウクライナ戦を前に取材に応じた日本代表の昌子源である。
「みんな“やってやろう”“勝ってやろう”という気持ちが高まっている。いい雰囲気だと思う」と語る。
周囲はW杯に向けてマリ戦の結果で悲観的な意見ばかりが報じられておるが、プレイする選手は気持ちを切り替えておることが伝わってくる。
そういうところがトップ選手の条件なのであろう。
また、ウクライナの分析にて「フンメルスとボアテングのセンターバック2人が組み立てに関わっているシーンが多かった。それが現代のサッカーだと思う」と言う。
対戦相手に触発され、CBとしてレベルアップしてくれると思われる。
“チャレンジ”して大いなる活躍をしてくれるのではなかろうか。
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レアンドロ、完全合流
午前練習

パス練習やポゼッショントレーニングを行いました。
鹿島 左膝ケガのレアンドロ完全合流「非常にいい」
鹿島のブラジル人MFレアンドロが26日の練習から完全合流した。2月7日に左膝蓋じん帯を損傷し、全治3、4週間と診断されていた。「リハビリ期間中はとにかくいい状態で戻るということしか考えていなかった」という24歳は、状態について「非常にいい」と明かし、対人プレーについても「やるべきことは全部やったので、もう大丈夫だと思う」と万全をアピールした。
期限付き移籍で加入した昨季はリーグ戦23試合に出場し、11得点をマーク。今季はパルメイラスからの完全移籍を果たした。「まず自分がここに残りたいという気持ちがあったので、それが実現できてうれしく思っている。あとはクラブから信頼されて獲得されたので、しっかりアントラーズの勝利に貢献して恩返しできればなと。それが勝利やタイトルにつながれば」。シーズン開幕前の負傷だったため、完全移籍後は公式戦のピッチに立っていない。31日ホーム札幌戦以降の今季初出場に向け、ピッチを上げていく。
[ 2018年3月26日 16:31 ]
レアンドロ、順調回復 J1鹿島、全体練習に完全合流

全体練習に完全合流したレアンドロ=クラブハウスグラウンド
J1鹿島のレアンドロが26日、クラブハウスでの全体練習に完全合流した。レアンドロは今季公式戦初戦を1週間後に控えた2月7日、J3盛岡との練習試合で左膝蓋(しつがい)靱帯(じんたい)を損傷。以降はリハビリを続け、今月22日に部分合流していた。
けがの回復具合については「非常にいい。やるべきことは全部やったのでもう大丈夫」ときっぱり。昨季の鹿島加入から長期離脱は初めてだったが、リハビリ期間中は「とにかくいい状態で戻ることしか考えず、気持ちは落ち着いていた」という。
来日初年度の昨季はリーグ戦11得点。高い技術と俊敏性を武器に活躍し、攻撃的MFとして不動の地位を築いた。本人の強い意志もあって今季は完全移籍が実現。「クラブから信頼されて獲得してもらった。アントラーズの勝利に貢献して恩返ししたい。それがタイトルにつながればいい」と熱い思いを口にした。
25日の練習試合では既に全体練習に合流していた三竿雄、西が出場して実戦復帰。リーグ戦の中断期間で着々と戦力が整ってきた。 (岡田恭平)
チーム練習に完全合流したレアンドロである。
これは朗報。
シーズン開幕直前の練習試合にて負傷し、全治3〜4週間と発表されたものの復帰が遅れており心配されておった。
今日の練習後のコメントにて「非常にいい」と語っており、万全と言えよう。
今週末から始まる超過密日程に間に合い、2列目の戦力が一気に厚くなったと思われる。
レアンドロの活躍にて、この強烈な連戦を勝ち抜きたい。
期待しておる。

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鹿島 左膝ケガのレアンドロ完全合流「非常にいい」
鹿島のブラジル人MFレアンドロが26日の練習から完全合流した。2月7日に左膝蓋じん帯を損傷し、全治3、4週間と診断されていた。「リハビリ期間中はとにかくいい状態で戻るということしか考えていなかった」という24歳は、状態について「非常にいい」と明かし、対人プレーについても「やるべきことは全部やったので、もう大丈夫だと思う」と万全をアピールした。
期限付き移籍で加入した昨季はリーグ戦23試合に出場し、11得点をマーク。今季はパルメイラスからの完全移籍を果たした。「まず自分がここに残りたいという気持ちがあったので、それが実現できてうれしく思っている。あとはクラブから信頼されて獲得されたので、しっかりアントラーズの勝利に貢献して恩返しできればなと。それが勝利やタイトルにつながれば」。シーズン開幕前の負傷だったため、完全移籍後は公式戦のピッチに立っていない。31日ホーム札幌戦以降の今季初出場に向け、ピッチを上げていく。
[ 2018年3月26日 16:31 ]
レアンドロ、順調回復 J1鹿島、全体練習に完全合流

全体練習に完全合流したレアンドロ=クラブハウスグラウンド
J1鹿島のレアンドロが26日、クラブハウスでの全体練習に完全合流した。レアンドロは今季公式戦初戦を1週間後に控えた2月7日、J3盛岡との練習試合で左膝蓋(しつがい)靱帯(じんたい)を損傷。以降はリハビリを続け、今月22日に部分合流していた。
けがの回復具合については「非常にいい。やるべきことは全部やったのでもう大丈夫」ときっぱり。昨季の鹿島加入から長期離脱は初めてだったが、リハビリ期間中は「とにかくいい状態で戻ることしか考えず、気持ちは落ち着いていた」という。
来日初年度の昨季はリーグ戦11得点。高い技術と俊敏性を武器に活躍し、攻撃的MFとして不動の地位を築いた。本人の強い意志もあって今季は完全移籍が実現。「クラブから信頼されて獲得してもらった。アントラーズの勝利に貢献して恩返ししたい。それがタイトルにつながればいい」と熱い思いを口にした。
25日の練習試合では既に全体練習に合流していた三竿雄、西が出場して実戦復帰。リーグ戦の中断期間で着々と戦力が整ってきた。 (岡田恭平)
チーム練習に完全合流したレアンドロである。
これは朗報。
シーズン開幕直前の練習試合にて負傷し、全治3〜4週間と発表されたものの復帰が遅れており心配されておった。
今日の練習後のコメントにて「非常にいい」と語っており、万全と言えよう。
今週末から始まる超過密日程に間に合い、2列目の戦力が一気に厚くなったと思われる。
レアンドロの活躍にて、この強烈な連戦を勝ち抜きたい。
期待しておる。

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日本代表・三竿健斗、もっともっと自分が出されている意味を考えて強くなりたい
「勝てなきゃいる意味がない」 最年少MF三竿健斗、代表2戦目で見出した“生き残る道”
2018.03.24

後半アディショナルタイムに中島の劇的同点弾を演出した21歳MF三竿健斗【写真:Getty Images】
後半アディショナルタイムに中島の劇的同点弾を演出「心理的にそんなに焦りはなかった」
マリ戦(1-1)の後半アディショナルタイムも4分を回ろうとしていた時間帯に生まれた、FW中島翔哉の劇的な同点ゴール。演出したのは同じ東京ヴェルディユース出身である、今回の欧州遠征最年少の21歳MF三竿健斗だった。
FW大迫勇也の落としたボールを拾おうとしたがマリに拾われ、そこから突破されたところを粘り強く追ってDF酒井高徳のボール奪取を助ける。ファーストパスを受けて中島に素早く付け、ドリブル突破を促進。そこから左で受けたFW小林悠がファーサイドに走り込むFW本田圭佑を狙ったボールは相手DFに触られるも、前線まで上がっていた三竿が浮き球のボールを反対側に送り、そこに走り込んだ中島が左足で押し込んだ。
「シュートを最初打とうと思ったんですけど、体勢とボールの場所的に無理だろうなと思って、イメージして蹴ったら翔哉くんがいた感じです。イメージだけだったので、そこにいてくれた感じですね」
そう振り返る三竿だが、「心理的にそんなに焦りはなかった」という。自分のプレーは目立つより誰かを支える意識が強いと言うが、起点のパスから攻め上がり、こぼれ球をゴールにつなげるという重要な仕事をやってのけた。
後半アディショナルタイムに中島の劇的同点弾を演出「心理的にそんなに焦りはなかった」
後半途中から中島と一緒に投入された三竿はキャプテンのMF長谷部誠に代わり、MF山口蛍と中盤のバランスを取りながらボールを奪う役割を求められた。初めは積極的にボールを奪いに行ったが、かわされたところからドリブルで破られ、DF槙野智章とDF昌子源のCBコンビやDF長友佑都に救われるシーンがあった。
「ドリブルのリズムはぜんぜん違いますし、そこにしっかりアプローチして止まって対応するようにして、途中から慣れてきた。全体的に時間帯もありますけど、スペースが空いてきてカウンター気味に相手が攻めてくることが多くて、そこで前から行ってしまうと数的不利になってしまうので、引き込んでから1対1に持っていってみんなと距離を近くというのは意識していました」
縦を切りながらアプローチする守り方に切り替えたことで危険なプレーを防ぐことに成功。ただ、右サイドへの展開など起点になるシーンもあったが、効果的なパスで攻撃のリズムを作ることができず、「もっと自分が受けて捌くというのを積極的にやりたい」と反省する。
デビュー戦でいきなり失点の原因になるミスをするなど、ほろ苦い経験をした昨年12月のE-1選手権の韓国戦を考えれば、A代表2試合目としては十分に成長を感じさせるパフォーマンスだった。しかし、本大会まで3カ月を切り、5月のメンバー発表はすぐそこに迫っている。
「Jでやっている球際の強度で行って負けていた」
今回の選考から外れた有力候補は三竿より経験のある選手ばかり。彼らを押しのけて本大会のメンバーをつかむには、まだ物足りないことは本人も認識している。今回が“仮想セネガル”のマリということを考えれば、三竿の持ち味であるデュエルの部分でもっと強さを出す必要があったし、ボール捌きも安定感をもたらす必要があった。
「単純にいつものJリーグでやっている球際の強度で行って負けていた。今回はそれを経験できたので、日頃から意識できたらなと。そこで勝てなかったらいる意味がないと思うので、もっともっと自分が出されている意味を考えて強くなりたい」
そう課題を語る三竿は、ウクライナ戦で起用されるチャンスはある。“仮想ポーランド”とされるまた特徴の違う相手だが、まずは練習でアピールし、出場すればさらに持ち味を発揮して、ハリルジャパンでの存在価値を高めたいところだ。
(河治良幸 / Yoshiyuki Kawaji)
日本代表の三竿健斗を取材したFOOTBALL ZONE WEBの河治氏である。
「シュートを最初打とうと思ったんですけど、体勢とボールの場所的に無理だろうなと思って、イメージして蹴ったら翔哉くんがいた感じです。イメージだけだったので、そこにいてくれた感じですね」とアシストシーンを振り返っており、シュートミスではなく、パスを狙ったことがわかる。
これが健斗のセンスなのであろう。
また、「単純にいつものJリーグでやっている球際の強度で行って負けていた。今回はそれを経験できたので、日頃から意識できたらなと。そこで勝てなかったらいる意味がないと思うので、もっともっと自分が出されている意味を考えて強くなりたい」と豊富と経験を口にする。
伸び盛りの健斗は、この代表にて大きなものを吸収しておることが伝わってくる。
更に大きく成長し、日本代表の主軸へとなって行って欲しい。
期待しておる。

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2018.03.24

後半アディショナルタイムに中島の劇的同点弾を演出した21歳MF三竿健斗【写真:Getty Images】
後半アディショナルタイムに中島の劇的同点弾を演出「心理的にそんなに焦りはなかった」
マリ戦(1-1)の後半アディショナルタイムも4分を回ろうとしていた時間帯に生まれた、FW中島翔哉の劇的な同点ゴール。演出したのは同じ東京ヴェルディユース出身である、今回の欧州遠征最年少の21歳MF三竿健斗だった。
FW大迫勇也の落としたボールを拾おうとしたがマリに拾われ、そこから突破されたところを粘り強く追ってDF酒井高徳のボール奪取を助ける。ファーストパスを受けて中島に素早く付け、ドリブル突破を促進。そこから左で受けたFW小林悠がファーサイドに走り込むFW本田圭佑を狙ったボールは相手DFに触られるも、前線まで上がっていた三竿が浮き球のボールを反対側に送り、そこに走り込んだ中島が左足で押し込んだ。
「シュートを最初打とうと思ったんですけど、体勢とボールの場所的に無理だろうなと思って、イメージして蹴ったら翔哉くんがいた感じです。イメージだけだったので、そこにいてくれた感じですね」
そう振り返る三竿だが、「心理的にそんなに焦りはなかった」という。自分のプレーは目立つより誰かを支える意識が強いと言うが、起点のパスから攻め上がり、こぼれ球をゴールにつなげるという重要な仕事をやってのけた。
後半アディショナルタイムに中島の劇的同点弾を演出「心理的にそんなに焦りはなかった」
後半途中から中島と一緒に投入された三竿はキャプテンのMF長谷部誠に代わり、MF山口蛍と中盤のバランスを取りながらボールを奪う役割を求められた。初めは積極的にボールを奪いに行ったが、かわされたところからドリブルで破られ、DF槙野智章とDF昌子源のCBコンビやDF長友佑都に救われるシーンがあった。
「ドリブルのリズムはぜんぜん違いますし、そこにしっかりアプローチして止まって対応するようにして、途中から慣れてきた。全体的に時間帯もありますけど、スペースが空いてきてカウンター気味に相手が攻めてくることが多くて、そこで前から行ってしまうと数的不利になってしまうので、引き込んでから1対1に持っていってみんなと距離を近くというのは意識していました」
縦を切りながらアプローチする守り方に切り替えたことで危険なプレーを防ぐことに成功。ただ、右サイドへの展開など起点になるシーンもあったが、効果的なパスで攻撃のリズムを作ることができず、「もっと自分が受けて捌くというのを積極的にやりたい」と反省する。
デビュー戦でいきなり失点の原因になるミスをするなど、ほろ苦い経験をした昨年12月のE-1選手権の韓国戦を考えれば、A代表2試合目としては十分に成長を感じさせるパフォーマンスだった。しかし、本大会まで3カ月を切り、5月のメンバー発表はすぐそこに迫っている。
「Jでやっている球際の強度で行って負けていた」
今回の選考から外れた有力候補は三竿より経験のある選手ばかり。彼らを押しのけて本大会のメンバーをつかむには、まだ物足りないことは本人も認識している。今回が“仮想セネガル”のマリということを考えれば、三竿の持ち味であるデュエルの部分でもっと強さを出す必要があったし、ボール捌きも安定感をもたらす必要があった。
「単純にいつものJリーグでやっている球際の強度で行って負けていた。今回はそれを経験できたので、日頃から意識できたらなと。そこで勝てなかったらいる意味がないと思うので、もっともっと自分が出されている意味を考えて強くなりたい」
そう課題を語る三竿は、ウクライナ戦で起用されるチャンスはある。“仮想ポーランド”とされるまた特徴の違う相手だが、まずは練習でアピールし、出場すればさらに持ち味を発揮して、ハリルジャパンでの存在価値を高めたいところだ。
(河治良幸 / Yoshiyuki Kawaji)
日本代表の三竿健斗を取材したFOOTBALL ZONE WEBの河治氏である。
「シュートを最初打とうと思ったんですけど、体勢とボールの場所的に無理だろうなと思って、イメージして蹴ったら翔哉くんがいた感じです。イメージだけだったので、そこにいてくれた感じですね」とアシストシーンを振り返っており、シュートミスではなく、パスを狙ったことがわかる。
これが健斗のセンスなのであろう。
また、「単純にいつものJリーグでやっている球際の強度で行って負けていた。今回はそれを経験できたので、日頃から意識できたらなと。そこで勝てなかったらいる意味がないと思うので、もっともっと自分が出されている意味を考えて強くなりたい」と豊富と経験を口にする。
伸び盛りの健斗は、この代表にて大きなものを吸収しておることが伝わってくる。
更に大きく成長し、日本代表の主軸へとなって行って欲しい。
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縦への攻撃を急がせるハリルホジッチ監督と、それに戸惑う選手たちの姿が浮き彫りになった
“迷走”ハリル戦術にモノ申す!大迫「縦に速い攻撃だけでは無理」
サッカー・日本代表ベルギー遠征(25日、リエージュ)「仮想セネガル」のマリに辛くもドロー。縦への攻撃を急がせるハリルホジッチ監督と、それに戸惑う選手たちの姿が浮き彫りになった。W杯まで3カ月を切った時期に“迷走”は避けたい。FW大迫が提言した。
「単に縦に速い攻撃だけでは無理。1、2本揺さぶるパスで相手を食い付かせることで、裏への意識を引き立たせることができる」
指揮官の意向を尊重しながらも、もうひと工夫が必要と主張。ベンチで見ていたFW原口も「あまりにも裏、裏になっていたのでメリハリをつけたい」と同意見だ。
W杯メンバー23人の選考は最終段階。監督の顔色が気になるのも無理はない。しかし、チームの改善点が見えているのなら意見を統一する必要がある。
大迫は「プレーするのも評価されるのも自分たち。だから、選手同士が話すことが大事。それでよくなると思う」といい、守備ラインを統率するDF槙野も「チームの規律を大事にしながらも、いい意味で監督を裏切らないといけない」と語る。27日のウクライナ戦を無駄にはできない。
「縦への攻撃を急がせるハリルホジッチ監督と、それに戸惑う選手たちの姿が浮き彫りになった」と報じるサンスポである。
ヘッドラインでは大迫が戦術批判をしたような印象操作をしておるが、実際はメディアとして代表監督批判をしておる記事と言えよう。
日本のメディアは、このように読者の目を惑わせる記事を量産する。
怖いこととである。
日本代表の戦術的な部分については、個人的に考えるに起用法のもんだお出はないかと感じる。
特に中盤は選考も含めて、ずっと気になっておった。
ここにピースが一つ嵌まれば変わってこよう。
所詮、次戦のウクライナ戦もテストマッチに過ぎぬ。
結果に一喜一憂するファンとしてテレビ観戦するが、それが本戦のロシアW杯に直結するわけではない。
戦術批判ではなく選手のプレイを楽しみたい。

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サッカー・日本代表ベルギー遠征(25日、リエージュ)「仮想セネガル」のマリに辛くもドロー。縦への攻撃を急がせるハリルホジッチ監督と、それに戸惑う選手たちの姿が浮き彫りになった。W杯まで3カ月を切った時期に“迷走”は避けたい。FW大迫が提言した。
「単に縦に速い攻撃だけでは無理。1、2本揺さぶるパスで相手を食い付かせることで、裏への意識を引き立たせることができる」
指揮官の意向を尊重しながらも、もうひと工夫が必要と主張。ベンチで見ていたFW原口も「あまりにも裏、裏になっていたのでメリハリをつけたい」と同意見だ。
W杯メンバー23人の選考は最終段階。監督の顔色が気になるのも無理はない。しかし、チームの改善点が見えているのなら意見を統一する必要がある。
大迫は「プレーするのも評価されるのも自分たち。だから、選手同士が話すことが大事。それでよくなると思う」といい、守備ラインを統率するDF槙野も「チームの規律を大事にしながらも、いい意味で監督を裏切らないといけない」と語る。27日のウクライナ戦を無駄にはできない。
「縦への攻撃を急がせるハリルホジッチ監督と、それに戸惑う選手たちの姿が浮き彫りになった」と報じるサンスポである。
ヘッドラインでは大迫が戦術批判をしたような印象操作をしておるが、実際はメディアとして代表監督批判をしておる記事と言えよう。
日本のメディアは、このように読者の目を惑わせる記事を量産する。
怖いこととである。
日本代表の戦術的な部分については、個人的に考えるに起用法のもんだお出はないかと感じる。
特に中盤は選考も含めて、ずっと気になっておった。
ここにピースが一つ嵌まれば変わってこよう。
所詮、次戦のウクライナ戦もテストマッチに過ぎぬ。
結果に一喜一憂するファンとしてテレビ観戦するが、それが本戦のロシアW杯に直結するわけではない。
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金沢・垣田、先制弾
【金沢 vs 町田】金澤が垣田のゴールで先手を取る!
2018年3月25日(日)

前半は互いに得点なく迎えた51分、金沢は垣田裕暉の今季初ゴールで試合を動かす。
金沢が先制点も“鬼門”突破ならず…町田はドロー決着も開幕からの無敗キープ
18/3/25 16:12
[3.25 J2第6節 金沢1-1町田 石川西部]
J2リーグは25日、第6節を各地で行った。石川県西部緑地公園陸上競技場ではツエーゲン金沢とFC町田ゼルビアが対戦し、1-1で引き分けた。町田は開幕から3勝3分で無敗をキープしている。
開幕戦以降、4試合白星から遠ざかっている金沢(2分2敗)。今節ホームに迎えた町田は、J3所属時から未だ勝利がない(4分3敗)“鬼門”の相手だ。先発は前節・山口戦(2-2)から5人を入れ替え、DF石田崚真とMF宮崎幾笑、MF大橋尚志、MF加藤大樹、FW垣田裕暉を起用した。一方、前節・松本に勝利し、2位に浮上した町田。中3日の今節はスタメン2人を変更し、DF深津康太とMF森村昂太が選出された。
町田は前半19分、MF平戸太貴の右CKからニアに走り込んだ深津がヘディングシュートを放ったが、ゴール右に逸れた。対する金沢は37分、左サイドからMF加藤大樹がグラウンダーのクロスを入れ、FWマラニョンが競ってこぼれたボールを右足で願ったが、GK高原寿康に止められてしまう。39分にもマラニョンが左サイドを突破し、PA左深くからマイナスに折り返したボールを宮崎が合わせたが、ミートしきれなかった。
試合は後半立ち上がりに動く。金沢は6分、左サイドでFKを獲得し、キッカーの宮崎がゴール前に入れると、こぼれたボールをマラニョンが左足シュート。相手のブロックに遭うが、クリアされたボールをPA手前でDF沼田圭悟が受けて素早く左足でクロスを入れる。これを垣田が頭で合わせ、2次攻撃からゴールネットを揺らした。
町田は後半11分、MF中村祐也に代えてMF杉森考起を投入。だが、金沢が最終ラインの裏やサイドのスペースをうまく突き、追加点を狙いに行った。それでも徐々に町田が主導権を握ると、16分には右サイドから杉森が相手のタイミングをずらしてクロスを供給。FW戸高弘貴のヘディングシュートは枠上に外れたが、直後に同点に追いつく。
後半19分、町田は杉森がドリブルで仕掛け、相手を引き付けてPA内からマイナス気味に横パス。これを後方から走り込んだDF大谷尚輝が右足を振り抜き、ゴール左に突き刺した。杉森が攻撃に良いリズムをもたらし、積極的にゴールに迫る町田は、相性の良い金沢相手に逆転ゴールを狙いに行くが、1点が遠い。26分にDF酒井隆介、40分にMFロメロ・フランクを入れたが、試合はそのまま1-1で終了。町田と金沢は勝ち点1を分け合った。
【金沢】FW垣田が今季1号先制ヘッドも…ドローで町田戦14戦勝ちなし
2018年3月25日19時17分 スポーツ報知

今季初ゴールを決め、笑顔でサポーターの歓声に応える金沢・垣田
◆明治安田生命Jリーグ J2第6節 金沢1―1町田(25日・石川県西部緑地公園陸上競技場)
J2ツエーゲン金沢は、ホームで町田と引き分け、今季本拠地3戦目でも初勝利はならなかった。
試合は終始押し気味に進め、後半6分にはFW垣田裕暉(20)がDF沼田圭悟(27)の浮き球パスを、187センチの長身を生かして頭で押し込み先制。今季ホーム初先発で自身今季1号、チームにとってもホーム初得点となり「フリーで打つことができた」と笑顔で振り返った。
しかし後半19分、守備陣のミスからフリーにしてしまった町田DF大谷尚輝(22)に今季初ゴールとなる右足ミドルを決められ、引き分けに終わった。
シュート数で12対5と圧倒も、勝ち点3を逃し、町田戦はJFL時代の2010年から14戦勝ちなし(6分け8敗)となった。今季は開幕戦のアウェー・愛媛戦(2月25日、2〇1)から1か月、白星から遠ざかり、3戦連続引き分けで勝ち点6の16位(22チーム中)となっている。
柳下正明監督(58)は試合後「勝ち点3を取らなければいけないゲームで、守備も攻撃も狙いを持ったプレーはできたと思う。ただ、2点目、3点目、もしかしたらもっと取れていたチャンスを失った。シュートミスであったり、ラストパスの1個前のパスミスであったり…。しっかり練習して、うまくなってもらうしかない」と、選手たちにさらなる成長をうながしていた。
【金沢】垣田が先制弾も痛恨ドロー…“天敵”町田に14戦勝ちなし
2018年3月26日7時0分 スポーツ報知

後半6分、今季初ゴールとなるヘディングシュートを決めた金沢・垣田(右から2人目)
◆明治安田生命J2リーグ第6節 金沢1―1町田(25日・石川県西部緑地公園陸上競技場)
ツエーゲン金沢はホームで町田と1―1で引き分けた。後半6分、今季本拠地初先発のFW垣田裕暉(20)が、今季初得点となる先制ヘッド。しかし後半19分、守備のミスからフリーでミドルシュートを決められドロー。チームはシュート数で12対5と圧倒も、今季ホーム初勝利を逃し、町田戦はJFL時代の2010年から14戦勝ちなし(6分け8敗)となった。
垣田も決定機で外すシーンもあり「自分がもっと決めていれば勝てた。練習しないと」と反省。それでもJ1鹿島から期限付き移籍した昨季(3得点)は、初得点が8月だっただけに「早い段階で取れて良かった。昨年より取れるように頑張りたい」。次戦のアウェー横浜C戦(4月1日)以降の戦いに意欲をみせていた。(竹内 竜也)
先制弾を決めた金沢の垣田である。
セットプレイからの流れから、大橋が空振ったボールからクロスとなり豪快に頭で決めた。。
先発起用に応えた格好である。
しかしながら、チームは追い付かれてのドローとなり悔しい結果となった。
これは、ゴールの嬉しさも半減であろう。
次はドッペルパックでチームに勝利をもたらせるのだ。
垣田の活躍を楽しみにしておる。

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2018年3月25日(日)

前半は互いに得点なく迎えた51分、金沢は垣田裕暉の今季初ゴールで試合を動かす。
金沢が先制点も“鬼門”突破ならず…町田はドロー決着も開幕からの無敗キープ
18/3/25 16:12
[3.25 J2第6節 金沢1-1町田 石川西部]
J2リーグは25日、第6節を各地で行った。石川県西部緑地公園陸上競技場ではツエーゲン金沢とFC町田ゼルビアが対戦し、1-1で引き分けた。町田は開幕から3勝3分で無敗をキープしている。
開幕戦以降、4試合白星から遠ざかっている金沢(2分2敗)。今節ホームに迎えた町田は、J3所属時から未だ勝利がない(4分3敗)“鬼門”の相手だ。先発は前節・山口戦(2-2)から5人を入れ替え、DF石田崚真とMF宮崎幾笑、MF大橋尚志、MF加藤大樹、FW垣田裕暉を起用した。一方、前節・松本に勝利し、2位に浮上した町田。中3日の今節はスタメン2人を変更し、DF深津康太とMF森村昂太が選出された。
町田は前半19分、MF平戸太貴の右CKからニアに走り込んだ深津がヘディングシュートを放ったが、ゴール右に逸れた。対する金沢は37分、左サイドからMF加藤大樹がグラウンダーのクロスを入れ、FWマラニョンが競ってこぼれたボールを右足で願ったが、GK高原寿康に止められてしまう。39分にもマラニョンが左サイドを突破し、PA左深くからマイナスに折り返したボールを宮崎が合わせたが、ミートしきれなかった。
試合は後半立ち上がりに動く。金沢は6分、左サイドでFKを獲得し、キッカーの宮崎がゴール前に入れると、こぼれたボールをマラニョンが左足シュート。相手のブロックに遭うが、クリアされたボールをPA手前でDF沼田圭悟が受けて素早く左足でクロスを入れる。これを垣田が頭で合わせ、2次攻撃からゴールネットを揺らした。
町田は後半11分、MF中村祐也に代えてMF杉森考起を投入。だが、金沢が最終ラインの裏やサイドのスペースをうまく突き、追加点を狙いに行った。それでも徐々に町田が主導権を握ると、16分には右サイドから杉森が相手のタイミングをずらしてクロスを供給。FW戸高弘貴のヘディングシュートは枠上に外れたが、直後に同点に追いつく。
後半19分、町田は杉森がドリブルで仕掛け、相手を引き付けてPA内からマイナス気味に横パス。これを後方から走り込んだDF大谷尚輝が右足を振り抜き、ゴール左に突き刺した。杉森が攻撃に良いリズムをもたらし、積極的にゴールに迫る町田は、相性の良い金沢相手に逆転ゴールを狙いに行くが、1点が遠い。26分にDF酒井隆介、40分にMFロメロ・フランクを入れたが、試合はそのまま1-1で終了。町田と金沢は勝ち点1を分け合った。
【金沢】FW垣田が今季1号先制ヘッドも…ドローで町田戦14戦勝ちなし
2018年3月25日19時17分 スポーツ報知

今季初ゴールを決め、笑顔でサポーターの歓声に応える金沢・垣田
◆明治安田生命Jリーグ J2第6節 金沢1―1町田(25日・石川県西部緑地公園陸上競技場)
J2ツエーゲン金沢は、ホームで町田と引き分け、今季本拠地3戦目でも初勝利はならなかった。
試合は終始押し気味に進め、後半6分にはFW垣田裕暉(20)がDF沼田圭悟(27)の浮き球パスを、187センチの長身を生かして頭で押し込み先制。今季ホーム初先発で自身今季1号、チームにとってもホーム初得点となり「フリーで打つことができた」と笑顔で振り返った。
しかし後半19分、守備陣のミスからフリーにしてしまった町田DF大谷尚輝(22)に今季初ゴールとなる右足ミドルを決められ、引き分けに終わった。
シュート数で12対5と圧倒も、勝ち点3を逃し、町田戦はJFL時代の2010年から14戦勝ちなし(6分け8敗)となった。今季は開幕戦のアウェー・愛媛戦(2月25日、2〇1)から1か月、白星から遠ざかり、3戦連続引き分けで勝ち点6の16位(22チーム中)となっている。
柳下正明監督(58)は試合後「勝ち点3を取らなければいけないゲームで、守備も攻撃も狙いを持ったプレーはできたと思う。ただ、2点目、3点目、もしかしたらもっと取れていたチャンスを失った。シュートミスであったり、ラストパスの1個前のパスミスであったり…。しっかり練習して、うまくなってもらうしかない」と、選手たちにさらなる成長をうながしていた。
【金沢】垣田が先制弾も痛恨ドロー…“天敵”町田に14戦勝ちなし
2018年3月26日7時0分 スポーツ報知

後半6分、今季初ゴールとなるヘディングシュートを決めた金沢・垣田(右から2人目)
◆明治安田生命J2リーグ第6節 金沢1―1町田(25日・石川県西部緑地公園陸上競技場)
ツエーゲン金沢はホームで町田と1―1で引き分けた。後半6分、今季本拠地初先発のFW垣田裕暉(20)が、今季初得点となる先制ヘッド。しかし後半19分、守備のミスからフリーでミドルシュートを決められドロー。チームはシュート数で12対5と圧倒も、今季ホーム初勝利を逃し、町田戦はJFL時代の2010年から14戦勝ちなし(6分け8敗)となった。
垣田も決定機で外すシーンもあり「自分がもっと決めていれば勝てた。練習しないと」と反省。それでもJ1鹿島から期限付き移籍した昨季(3得点)は、初得点が8月だっただけに「早い段階で取れて良かった。昨年より取れるように頑張りたい」。次戦のアウェー横浜C戦(4月1日)以降の戦いに意欲をみせていた。(竹内 竜也)
先制弾を決めた金沢の垣田である。
セットプレイからの流れから、大橋が空振ったボールからクロスとなり豪快に頭で決めた。。
先発起用に応えた格好である。
しかしながら、チームは追い付かれてのドローとなり悔しい結果となった。
これは、ゴールの嬉しさも半減であろう。
次はドッペルパックでチームに勝利をもたらせるのだ。
垣田の活躍を楽しみにしておる。

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岡山・後藤圭太、復帰弾
【岡山 vs 甲府】後藤の今季初ゴール!
2018年3月25日(日)

岡山は、21分に後藤圭太(写真中央)の決勝点で無敗をキープ!
前節に“歴史”塗り替えた岡山、甲府に完封勝利で首位がっちりキープ!
18/3/25 15:56

岡山DF後藤圭太のゴールが決勝点となった
[3.25 J2第6節 岡山1-0甲府 Cスタ]
首位ファジアーノ岡山がホームで12位ヴァンフォーレ甲府に1-0で勝利した。前節・京都戦(1-0)の勝利でクラブ史上初めて第4節以降に首位へ躍り出た岡山。開幕6戦無敗(5勝1分)とし、今節も首位をキープした。
立ち上がりに流れをつかんだのは甲府。2017年の加入後リーグ戦初先発となったFWジュニオール・バホスを中心に攻め込み、前半12分には高い位置でのボール奪取からバホスが左足を振り抜くが、シュートはGK一森純の守備範囲に飛んだ。
手数をかけて攻撃を組み立てる甲府に対し、岡山は徐々に守備面で対応すると、前半21分にセットプレーで先制。PA右脇で獲得したFKからキッカーのMF上田康太が左足でクロスを送り、甲府のゾーンディフェンスの間にうまく飛び込んだDF後藤圭太がPA内中央から頭で叩きつけてゴール左に決める。4シーズンぶりに岡山へ復帰した後藤は今季初得点となった。
岡山は後半もしたたかに甲府の隙を突き、追加点を狙っていく。後半7分、PA手前左でFKを獲得し、キッカーのFW伊藤大介が右足でゴール右隅の絶妙なコースにシュート。しかし、GK河田晃兵がファインセーブで2点目を許さない。同11分にはDF喜山康平のロングフィードから裏へ抜け出した伊藤がGK河田との1対1を迎えるも、右足で試みたループシュートは高さが足りずに止められた。
1点を追いかける甲府もショートパスを主体に攻撃を仕掛けるが、自陣にブロックを敷く岡山を崩し切れない。交代策も実らずに0-1でタイムアップを迎え、今季初の連敗を喫した。
決勝点を決めた岡山の後藤圭太である。
セットプレイから打点の高いヘディングで決めた。
移籍後初ゴールが、貴重な先制弾となった。
素晴らしい。
岡山になくてはならない男として戻ってきたことは大正解であったと言えよう。
そして、J2の守備を走る岡山の守備の要としても完封に貢献しておる。
これからの活躍し続けて欲しい。
朗報を待っておる。

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2018年3月25日(日)

岡山は、21分に後藤圭太(写真中央)の決勝点で無敗をキープ!
前節に“歴史”塗り替えた岡山、甲府に完封勝利で首位がっちりキープ!
18/3/25 15:56

岡山DF後藤圭太のゴールが決勝点となった
[3.25 J2第6節 岡山1-0甲府 Cスタ]
首位ファジアーノ岡山がホームで12位ヴァンフォーレ甲府に1-0で勝利した。前節・京都戦(1-0)の勝利でクラブ史上初めて第4節以降に首位へ躍り出た岡山。開幕6戦無敗(5勝1分)とし、今節も首位をキープした。
立ち上がりに流れをつかんだのは甲府。2017年の加入後リーグ戦初先発となったFWジュニオール・バホスを中心に攻め込み、前半12分には高い位置でのボール奪取からバホスが左足を振り抜くが、シュートはGK一森純の守備範囲に飛んだ。
手数をかけて攻撃を組み立てる甲府に対し、岡山は徐々に守備面で対応すると、前半21分にセットプレーで先制。PA右脇で獲得したFKからキッカーのMF上田康太が左足でクロスを送り、甲府のゾーンディフェンスの間にうまく飛び込んだDF後藤圭太がPA内中央から頭で叩きつけてゴール左に決める。4シーズンぶりに岡山へ復帰した後藤は今季初得点となった。
岡山は後半もしたたかに甲府の隙を突き、追加点を狙っていく。後半7分、PA手前左でFKを獲得し、キッカーのFW伊藤大介が右足でゴール右隅の絶妙なコースにシュート。しかし、GK河田晃兵がファインセーブで2点目を許さない。同11分にはDF喜山康平のロングフィードから裏へ抜け出した伊藤がGK河田との1対1を迎えるも、右足で試みたループシュートは高さが足りずに止められた。
1点を追いかける甲府もショートパスを主体に攻撃を仕掛けるが、自陣にブロックを敷く岡山を崩し切れない。交代策も実らずに0-1でタイムアップを迎え、今季初の連敗を喫した。
決勝点を決めた岡山の後藤圭太である。
セットプレイから打点の高いヘディングで決めた。
移籍後初ゴールが、貴重な先制弾となった。
素晴らしい。
岡山になくてはならない男として戻ってきたことは大正解であったと言えよう。
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松本山雅・高崎、今季初ゴール
松本、今季初勝利がスルリ…土壇場で追いついた山口が執念のドロー
18/3/25 17:03
[3.25 J2第6節 山口2-2松本 みらスタ]
J2リーグは25日、第6節を各地で行った。維新みらいふスタジアムではレノファ山口FCと松本山雅FCが対戦し、2-2で引き分けた。松本は今季初勝利とはならなかった。
2試合白星なしも開幕から5試合12得点と攻撃陣が好調な山口は、21日の金沢戦(2-2)と同じ11人を起用。一方、開幕から3分2敗と未だ勝利がない松本は、前節・町田戦(1-2)から4人を変更し、DF下川陽太とMF藤田息吹、MFセルジーニョ、MF前田直輝がスターティングメンバーに名を連ねた。
松本は前半1分、PA右にこぼれたボールをMF岩上祐三が右足で狙うが、惜しくもクロスバーを直撃。開始早々にスタジアムがどよめいた。対する山口は7分、左サイドからDF瀬川和樹が上げたクロスをFWオナイウ阿道がヘディングシュート。しかし、これはクロスバー上に外れた。
山口にボールを持たせ、守備からリズムを作る松本にアクシデント発生。前半41分にFW永井龍がピッチに倒れ込み、FW高崎寛之との交代を余儀なくされた。前半のうちに交代カードを使うことになったが、これが好転する。前半アディショナルタイム1分、MFパウリーニョが落としたボールをペナルティーアーク内から高崎が右足を一閃。強烈なシュートがゴールネットを揺らし、前半を1-0で折り返した。
松本は後半5分、岩上の左CKからGK藤嶋がパンチングしたボールをPA内でMFセルジーニョが回収。左足でシュートを放つが、GK藤嶋に止められてしまう。直後に獲得した左CKから今度は岩上が直接狙うと、GK藤嶋に当たって後方にこぼれたが、ライン上でDF前貴之に当たって追加点とはならなかった。
1点ビハインドの山口は後半9分、MF高橋壱晟を下げてFW山下敬大を投入。流れを変えたいところだったが、松本に追加点を許してしまう。28分、左サイドでパスを受けた高崎が後方に落とし、セルジーニョがダイレクトで右に展開。フリーとなっていた岩上がPA右手前からコントロールショットを放ち、ゴール左に突き刺した。
山口は後半30分、MF大崎淳矢に代えてMF池上丈二をピッチに送り込む。だが、最後のところで松本の守備陣に阻まれ、なかなかシュートに持ち込むことができない。それでも45分、右サイドからMF小野瀬康介がクロスを上げ、山下が頭で中央へ折り返すと、オナイウが反転シュートをねじ込み、1-2とした。
スタジアムのボルテージが上がる中、山口は後半アディショナルタイム2分、池上の横パスを受けた前がPA内から右足を振り抜くと、相手の隙間を抜けてゴール右隅に決まり、土壇場で同点に追いつく。さらにアディショナルタイム4分には、PA左からオナイウが放ったシュートが左ポストを直撃。試合はそのまま2-2で終了し、劇的な幕切れとなった。
先制弾を決めた松本山雅の高崎である。
前半終了間際に途中出場でピッチに立つと豪快に決めた。
先発を外れたことが発憤材料となったのであろうか。
ただチームは、追加点を奪い2点差としながらも追い付かれるという失態を演じておる。
これは悔しかろう。
今季、未だ未勝利に思うところもあるはず。
レギュラーを奪い返し、チームに勝利をもたらすセンターFWとして君臨するのだ。
ゴールの報を待っておる。

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18/3/25 17:03
[3.25 J2第6節 山口2-2松本 みらスタ]
J2リーグは25日、第6節を各地で行った。維新みらいふスタジアムではレノファ山口FCと松本山雅FCが対戦し、2-2で引き分けた。松本は今季初勝利とはならなかった。
2試合白星なしも開幕から5試合12得点と攻撃陣が好調な山口は、21日の金沢戦(2-2)と同じ11人を起用。一方、開幕から3分2敗と未だ勝利がない松本は、前節・町田戦(1-2)から4人を変更し、DF下川陽太とMF藤田息吹、MFセルジーニョ、MF前田直輝がスターティングメンバーに名を連ねた。
松本は前半1分、PA右にこぼれたボールをMF岩上祐三が右足で狙うが、惜しくもクロスバーを直撃。開始早々にスタジアムがどよめいた。対する山口は7分、左サイドからDF瀬川和樹が上げたクロスをFWオナイウ阿道がヘディングシュート。しかし、これはクロスバー上に外れた。
山口にボールを持たせ、守備からリズムを作る松本にアクシデント発生。前半41分にFW永井龍がピッチに倒れ込み、FW高崎寛之との交代を余儀なくされた。前半のうちに交代カードを使うことになったが、これが好転する。前半アディショナルタイム1分、MFパウリーニョが落としたボールをペナルティーアーク内から高崎が右足を一閃。強烈なシュートがゴールネットを揺らし、前半を1-0で折り返した。
松本は後半5分、岩上の左CKからGK藤嶋がパンチングしたボールをPA内でMFセルジーニョが回収。左足でシュートを放つが、GK藤嶋に止められてしまう。直後に獲得した左CKから今度は岩上が直接狙うと、GK藤嶋に当たって後方にこぼれたが、ライン上でDF前貴之に当たって追加点とはならなかった。
1点ビハインドの山口は後半9分、MF高橋壱晟を下げてFW山下敬大を投入。流れを変えたいところだったが、松本に追加点を許してしまう。28分、左サイドでパスを受けた高崎が後方に落とし、セルジーニョがダイレクトで右に展開。フリーとなっていた岩上がPA右手前からコントロールショットを放ち、ゴール左に突き刺した。
山口は後半30分、MF大崎淳矢に代えてMF池上丈二をピッチに送り込む。だが、最後のところで松本の守備陣に阻まれ、なかなかシュートに持ち込むことができない。それでも45分、右サイドからMF小野瀬康介がクロスを上げ、山下が頭で中央へ折り返すと、オナイウが反転シュートをねじ込み、1-2とした。
スタジアムのボルテージが上がる中、山口は後半アディショナルタイム2分、池上の横パスを受けた前がPA内から右足を振り抜くと、相手の隙間を抜けてゴール右隅に決まり、土壇場で同点に追いつく。さらにアディショナルタイム4分には、PA左からオナイウが放ったシュートが左ポストを直撃。試合はそのまま2-2で終了し、劇的な幕切れとなった。
先制弾を決めた松本山雅の高崎である。
前半終了間際に途中出場でピッチに立つと豪快に決めた。
先発を外れたことが発憤材料となったのであろうか。
ただチームは、追加点を奪い2点差としながらも追い付かれるという失態を演じておる。
これは悔しかろう。
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レギュラーを奪い返し、チームに勝利をもたらすセンターFWとして君臨するのだ。
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日本代表・植田直通、次勝つことが大事だと思う
中島のデビュー弾にも驚きなし、植田「あれがあいつの良さ」
18/3/25 00:36

練習でFW中島翔哉と競り合うDF植田直通
驚きはなかった。日本代表DF植田直通(鹿島)は同じリオデジャネイロ五輪世代のFW中島翔哉(ポルティモネンセ)がデビュー戦となった23日のマリ戦で代表初ゴールを決めたことに「パッと来て結果を出す。あれがあいつの良さ。(周りを)気にしないで自分のプレーに集中すれば結果を残せるヤツだから」と、史上30人目の国際Aマッチデビュー弾も織り込み済みだったようだ。
同じ23歳の戦友とはこの日も並んでバスから降りてくるなど、合宿中から仲の良さを伺わせている。「(中島のゴールは)うれしいですよ。同年代でもあるし、チームメイトでもある。刺激を受けるし、負けてられない」と、お互いを高め合っている。
マリ戦で出場機会のなかった植田ら控え組はこの日、強度の高いハードなメニューをこなした。練習後はさすがに選手の表情にも疲労の色が浮かんだが、植田は「いつもこんな練習をやってますよ」とどこ吹く風。「次の試合に向けていい練習ができたと思うし、試合に出てない選手はいい準備ができたと思う」と強調した。
練習前の円陣ではハリルホジッチ監督が身振り手振りをまじえて選手にゲキを飛ばした。チームに緊張感も漂う中、「(W杯まで)もう日も近づいているし、焦りもあるかもしれないけど、練習からしっかりやっていけば問題ないと思うし、次勝つことが大事だと思う」と、27日のウクライナ戦に視線を向けた。
(取材・文 西山紘平)
ウクライナ戦に向けて準備を進める植田直通…同世代の活躍に「負けていられない」

激しいトレーニングで自分を追い込む植田直通
23日のマリ代表戦に出場しなかったメンバーは、ハードな練習メニューをこなした。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が「チャンスを与えたい」と語ったように、植田直通(鹿島アントラーズ)にも27日に開催されるウクライナ戦で出場機会を与えるかもしれない。
「本当にいいトレーニングができました。試合に出ていない選手はいい準備できたと思います」
1-1と引き分けた試合を外から見ていて、自分が試合に出た時のシミュレーションを頭の中で行なっていた。
「どんなに調子が良くてもうまくいかない時もあるだろうし、そういった時の割り切りも大事です。そういった時に後ろがどれだけ耐えられるかも大事になってくると思うので。全体的にあの試合は、選手も見ている人も納得できなかったので、次の試合ではまず勝つことを追い求めたいです」
また、後半から途中出場した中島翔哉(ポルティモネンセ)が試合終了間際に同点弾を決めた。同じ世代が活躍したことで「嬉しいです」と素直な心の内を明かしながらも、「負けていられない」と火がついた。
「チームメイトとしてもあそこで追いつくことはうれしいこと。こうやってパッと来て、試合に出て結果を残すということに、僕もすごく刺激を受けました。のびのびとプレーすることがあいつの良さ。気にしないで自分のプレーに集中してもらえれば、結果は残せるやつです」
取材に応じた日本代表の植田直通である。
リオデジャネイロ五輪を共に戦った中島翔哉について「パッと来て結果を出す。あれがあいつの良さ。(周りを)気にしないで自分のプレイに集中すれば結果を残せるヤツだから」とコメントする。
戦友として共に高め合っておることが伝わってくる。
同世代として、植田の活躍にも注目が集まる。
今季の植田は、鹿島にて昌子源を揺るがす圧倒的なパフォーマンスを魅せておる。
これをこの代表にて表して欲しいところ。
是非ともウクライナ戦にて起用されて欲しい。
期待してテレビの前に座る。
楽しみである。

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18/3/25 00:36

練習でFW中島翔哉と競り合うDF植田直通
驚きはなかった。日本代表DF植田直通(鹿島)は同じリオデジャネイロ五輪世代のFW中島翔哉(ポルティモネンセ)がデビュー戦となった23日のマリ戦で代表初ゴールを決めたことに「パッと来て結果を出す。あれがあいつの良さ。(周りを)気にしないで自分のプレーに集中すれば結果を残せるヤツだから」と、史上30人目の国際Aマッチデビュー弾も織り込み済みだったようだ。
同じ23歳の戦友とはこの日も並んでバスから降りてくるなど、合宿中から仲の良さを伺わせている。「(中島のゴールは)うれしいですよ。同年代でもあるし、チームメイトでもある。刺激を受けるし、負けてられない」と、お互いを高め合っている。
マリ戦で出場機会のなかった植田ら控え組はこの日、強度の高いハードなメニューをこなした。練習後はさすがに選手の表情にも疲労の色が浮かんだが、植田は「いつもこんな練習をやってますよ」とどこ吹く風。「次の試合に向けていい練習ができたと思うし、試合に出てない選手はいい準備ができたと思う」と強調した。
練習前の円陣ではハリルホジッチ監督が身振り手振りをまじえて選手にゲキを飛ばした。チームに緊張感も漂う中、「(W杯まで)もう日も近づいているし、焦りもあるかもしれないけど、練習からしっかりやっていけば問題ないと思うし、次勝つことが大事だと思う」と、27日のウクライナ戦に視線を向けた。
(取材・文 西山紘平)
ウクライナ戦に向けて準備を進める植田直通…同世代の活躍に「負けていられない」

激しいトレーニングで自分を追い込む植田直通
23日のマリ代表戦に出場しなかったメンバーは、ハードな練習メニューをこなした。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が「チャンスを与えたい」と語ったように、植田直通(鹿島アントラーズ)にも27日に開催されるウクライナ戦で出場機会を与えるかもしれない。
「本当にいいトレーニングができました。試合に出ていない選手はいい準備できたと思います」
1-1と引き分けた試合を外から見ていて、自分が試合に出た時のシミュレーションを頭の中で行なっていた。
「どんなに調子が良くてもうまくいかない時もあるだろうし、そういった時の割り切りも大事です。そういった時に後ろがどれだけ耐えられるかも大事になってくると思うので。全体的にあの試合は、選手も見ている人も納得できなかったので、次の試合ではまず勝つことを追い求めたいです」
また、後半から途中出場した中島翔哉(ポルティモネンセ)が試合終了間際に同点弾を決めた。同じ世代が活躍したことで「嬉しいです」と素直な心の内を明かしながらも、「負けていられない」と火がついた。
「チームメイトとしてもあそこで追いつくことはうれしいこと。こうやってパッと来て、試合に出て結果を残すということに、僕もすごく刺激を受けました。のびのびとプレーすることがあいつの良さ。気にしないで自分のプレーに集中してもらえれば、結果は残せるやつです」
取材に応じた日本代表の植田直通である。
リオデジャネイロ五輪を共に戦った中島翔哉について「パッと来て結果を出す。あれがあいつの良さ。(周りを)気にしないで自分のプレイに集中すれば結果を残せるヤツだから」とコメントする。
戦友として共に高め合っておることが伝わってくる。
同世代として、植田の活躍にも注目が集まる。
今季の植田は、鹿島にて昌子源を揺るがす圧倒的なパフォーマンスを魅せておる。
これをこの代表にて表して欲しいところ。
是非ともウクライナ戦にて起用されて欲しい。
期待してテレビの前に座る。
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負傷者復帰情報
【#鹿島 】
— スポーツ報知・サッカー取材班 (@hochi_football) 2018年3月24日
西大伍選手、三竿雄斗選手が東京学芸大との練習試合で実戦復帰。
レアンドロ、内田篤人、安西幸輝の3選手についても、クラブ関係者は「遅くとも4月中頃には3人復帰できるかな」。
31日の札幌戦から週2日の連戦が再びスタート。頼れる戦力が帰ってくると同時にチーム内の競争も激化します。 pic.twitter.com/8J0R5hlnKE
鹿島を取材した報知新聞である。
負傷者の状況についてクラブ関係者からコメントを取っておる。
「遅くとも4月中頃には3人復帰できるかな」とレアンドロ、篤人、安西について語ったとtweetする。
個人的には、3人の内の一人はレアンドロではなくヤスのことを差しておるように思う。
それはそれとして、過密日程の最中には戦力がグッと増すことが伝えられる。
チーム内の競争も激化し、活性化して行くであろう。
4月の連戦を勝利で乗り切り、タイトルを目指そうではないか。
楽しみである。

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西大伍、練習試合にてアシスト
【鹿島】東京学芸大と2―2でドロー 実戦復帰の西が金崎ゴールをアシスト
2018年3月24日18時31分 スポーツ報知

右サイドバックで出場した西(左)
◆練習試合 鹿島2―2東京学芸大(24日、鹿島クラブハウス)
鹿島は24日、茨城・鹿嶋市内のクラブハウスで東京学芸大と練習試合(45分×2)を行い、2―2で引き分けた。
1本目は開始15分で2失点するなど不安定な内容に。3か月半ぶりに実戦復帰し、右サイドバックで出場したDF西大伍のパスをFW金崎夢生が流し込んで1点を返すのみに終わった。
10人を入れ替えた2本目は終始攻勢の展開に。好調を維持しているMF永木亮太、MF土居聖真らを起点に試合を支配し、FWペドロジュニオール、FW山口一真の2トップが積極的にDFラインの裏を狙い攻撃を活性化。MF小笠原満男のCKから相手のオウンゴールで得点した。
練習試合にて夢生のゴールをアシストした西大伍である。
右SBとして1本目に出場した西は、負傷の不安もなくプレイした模様。
アシストという結果も出しており、試合勘も問題ない。
これは朗報である。
来週末に迫った札幌戦では先発起用もあるのではなかろうか。
負傷者が続出したSBに大きな戦力補強と言えよう。
活躍が楽しみである。

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2018年3月24日18時31分 スポーツ報知

右サイドバックで出場した西(左)
◆練習試合 鹿島2―2東京学芸大(24日、鹿島クラブハウス)
鹿島は24日、茨城・鹿嶋市内のクラブハウスで東京学芸大と練習試合(45分×2)を行い、2―2で引き分けた。
1本目は開始15分で2失点するなど不安定な内容に。3か月半ぶりに実戦復帰し、右サイドバックで出場したDF西大伍のパスをFW金崎夢生が流し込んで1点を返すのみに終わった。
10人を入れ替えた2本目は終始攻勢の展開に。好調を維持しているMF永木亮太、MF土居聖真らを起点に試合を支配し、FWペドロジュニオール、FW山口一真の2トップが積極的にDFラインの裏を狙い攻撃を活性化。MF小笠原満男のCKから相手のオウンゴールで得点した。
練習試合にて夢生のゴールをアシストした西大伍である。
右SBとして1本目に出場した西は、負傷の不安もなくプレイした模様。
アシストという結果も出しており、試合勘も問題ない。
これは朗報である。
来週末に迫った札幌戦では先発起用もあるのではなかろうか。
負傷者が続出したSBに大きな戦力補強と言えよう。
活躍が楽しみである。

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三竿雄斗、刺激になるし、素直にうれしいですね
鹿島三竿雄斗「負けたくない」弟の同点演出から刺激
[2018年3月24日18時58分]

東京学芸大との練習試合で、久しぶりに実戦復帰した鹿島DF三竿雄

東京学芸大との練習試合で、久しぶりに実戦復帰した鹿島DF三竿雄
J1鹿島アントラーズは24日、茨城県鹿嶋市のクラブハウスで東京学芸大と練習試合を行い、けがで離脱していたDF西大伍(30)とDF三竿雄斗(26)の2人が対外試合での実戦に復帰した。
2人は右と左のサイドバックでともに前半45分間の出場。既に紅白戦も行っていた西は、FW金崎夢生の得点をアシストした。
シーズン開幕前にケガで離脱していた三竿雄はCKやFKのキッカーを務める場面もあり「体力的にはきつかったけど、ダッシュやスピード、ステップには違和感がなかった。あとは持久力をつけるだけ」と話した。
弟の鹿島MF三竿健斗(21)が23日の日本代表対マリ戦で、終了間際に同点アシストを決めた。その場面もテレビで見ていた。「当然、弟には負けたくないと思うけど、ああやって自分の弟がW杯前の大事な試合で途中から出て結果を出すのは、刺激になるし、素直にうれしいですね」。お兄ちゃんの表情ものぞかせていた。
試合は2-2で引き分けた。
東京学芸大学との練習試合後に三竿雄斗を取材したニッカンスポーツである。
開幕前に負傷離脱し、ここまで長引いておったが、もう不安はない模様。
「体力的にはきつかったけど、ダッシュやスピード、ステップには違和感がなかった。あとは持久力をつけるだけ」と語る。
ゲーム大量を戻せれば、十分な戦力となろう。
また、セットプレイのキッカーを担う場面もあり、信頼を得つつあることが覗える。
そして、健斗の日本代表での活躍をテレビにて観、刺激を受けたとのこと。
「当然、弟には負けたくないと思うけど、ああやって自分の弟がW杯前の大事な試合で途中から出て結果を出すのは、刺激になるし、素直にうれしいですね」と言う。
日本代表のSBは危機的状況であり、セットプレイも蹴れる雄斗にもチャンスの可能性は0ではない。
発憤し、鹿島にてポジションを掴み取るのだ。
期待しておる。

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[2018年3月24日18時58分]

東京学芸大との練習試合で、久しぶりに実戦復帰した鹿島DF三竿雄

東京学芸大との練習試合で、久しぶりに実戦復帰した鹿島DF三竿雄
J1鹿島アントラーズは24日、茨城県鹿嶋市のクラブハウスで東京学芸大と練習試合を行い、けがで離脱していたDF西大伍(30)とDF三竿雄斗(26)の2人が対外試合での実戦に復帰した。
2人は右と左のサイドバックでともに前半45分間の出場。既に紅白戦も行っていた西は、FW金崎夢生の得点をアシストした。
シーズン開幕前にケガで離脱していた三竿雄はCKやFKのキッカーを務める場面もあり「体力的にはきつかったけど、ダッシュやスピード、ステップには違和感がなかった。あとは持久力をつけるだけ」と話した。
弟の鹿島MF三竿健斗(21)が23日の日本代表対マリ戦で、終了間際に同点アシストを決めた。その場面もテレビで見ていた。「当然、弟には負けたくないと思うけど、ああやって自分の弟がW杯前の大事な試合で途中から出て結果を出すのは、刺激になるし、素直にうれしいですね」。お兄ちゃんの表情ものぞかせていた。
試合は2-2で引き分けた。
東京学芸大学との練習試合後に三竿雄斗を取材したニッカンスポーツである。
開幕前に負傷離脱し、ここまで長引いておったが、もう不安はない模様。
「体力的にはきつかったけど、ダッシュやスピード、ステップには違和感がなかった。あとは持久力をつけるだけ」と語る。
ゲーム大量を戻せれば、十分な戦力となろう。
また、セットプレイのキッカーを担う場面もあり、信頼を得つつあることが覗える。
そして、健斗の日本代表での活躍をテレビにて観、刺激を受けたとのこと。
「当然、弟には負けたくないと思うけど、ああやって自分の弟がW杯前の大事な試合で途中から出て結果を出すのは、刺激になるし、素直にうれしいですね」と言う。
日本代表のSBは危機的状況であり、セットプレイも蹴れる雄斗にもチャンスの可能性は0ではない。
発憤し、鹿島にてポジションを掴み取るのだ。
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東京学芸大学・色摩くん、先制ゴール
[鹿島]東京学芸大と練習試合を行った鹿島はドローに終わる

24日、鹿島はクラブハウス練習場で東京学芸大と練習試合を行い2-2の引き分けに終わった。
開始早々、相手の素早いプレスからボールを失い、鹿島ユース出身の色摩雄貴にゴールを奪われる苦しい展開となる。前半、さらにミスから失点を重ねると攻撃のリズムを作れず金崎夢生が1点を返すのみに終わる。
後半になり、テンポのいい攻撃が見られるようになるとボールをほぼ支配したが、今度はなかなかゴールを割ることができない。終盤、CKのクリアがそのままゴールインする相手のオウンゴールもあり、辛くも同点で試合を終えた。
(鹿島担当 田中滋)
鹿島との練習試合にて先制点を決めた東京学芸大学の色摩くんである。
町田や稔也と鹿島ユースにて同期であった色摩くんは好調な様子。
ゴールを積み重ね、プロへの門戸をこじ開けて欲しい。
活躍の報を待っておる。

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24日、鹿島はクラブハウス練習場で東京学芸大と練習試合を行い2-2の引き分けに終わった。
開始早々、相手の素早いプレスからボールを失い、鹿島ユース出身の色摩雄貴にゴールを奪われる苦しい展開となる。前半、さらにミスから失点を重ねると攻撃のリズムを作れず金崎夢生が1点を返すのみに終わる。
後半になり、テンポのいい攻撃が見られるようになるとボールをほぼ支配したが、今度はなかなかゴールを割ることができない。終盤、CKのクリアがそのままゴールインする相手のオウンゴールもあり、辛くも同点で試合を終えた。
(鹿島担当 田中滋)
鹿島との練習試合にて先制点を決めた東京学芸大学の色摩くんである。
町田や稔也と鹿島ユースにて同期であった色摩くんは好調な様子。
ゴールを積み重ね、プロへの門戸をこじ開けて欲しい。
活躍の報を待っておる。

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練習試合 東京学芸大学戦
練習試合

学芸大学と練習試合を行い、金崎選手のゴールとオウンゴールで2-2の引き分けに終わりました。
東京学芸大学と練習試合を行った鹿島である。
メンバーをシャッフルし、45分ハーフにて2本行ったとのこと。
前半に2点先制されるも追い付いた形で、良い実戦経験となったであろう。
また、1本目のSBは西と雄斗であり、負傷から復帰したことがと伝わってくる。
4月からの過密日程に向けて朗報と言えよう。
負傷者が復帰し、チームは加速していく。
楽しみである。

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学芸大学と練習試合を行い、金崎選手のゴールとオウンゴールで2-2の引き分けに終わりました。
東京学芸大学と練習試合を行った鹿島である。
メンバーをシャッフルし、45分ハーフにて2本行ったとのこと。
前半に2点先制されるも追い付いた形で、良い実戦経験となったであろう。
また、1本目のSBは西と雄斗であり、負傷から復帰したことがと伝わってくる。
4月からの過密日程に向けて朗報と言えよう。
負傷者が復帰し、チームは加速していく。
楽しみである。

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日本代表・三竿健斗、このままでは何も通用しない
代表2戦目の三竿が劇的アシストも…「このままじゃ通用しない」
18/3/24 01:47

途中出場のMF三竿健斗が同点ゴールをアシストした
[3.23 国際親善試合 日本1-1マリ リエージュ]
味方を信じて放り込んだ。0-1で迎えた後半アディショナルタイム、PA内右手前の位置でセカンドボールに反応した日本代表MF三竿健斗(鹿島)の目にFW中島翔哉の姿は「見えていなかった」という。
「だれかしらがいるというイメージであそこに蹴った。そこにたまたま(中島が)いた」。右足ダイレクトで折り返したボールにゴール前の中島が左足で合わせ、劇的な同点ゴールが生まれた。
国内組で臨んだ昨年12月16日のE-1選手権・韓国戦(1-4)に後半21分から途中出場し、A代表デビュー。国際Aマッチ出場2試合目で貴重な同点アシストを記録した。
この日は後半15分からMF長谷部誠に代わってダブルボランチの一角で途中出場。「ボールを奪うところ、シンプルに前に付けることを言われていた」とピッチに入ったが、「自分にできることをやろうと思ったけど、球際の部分が足りなかった」と、身体能力の高いアフリカ勢相手に手を焼く場面もあった。
「ドリブルのリズムが全然違う。そこにしっかりアプローチして対応することが大事だった」。それでも「途中からは慣れて、うまくできるようになった」と、試合の中で適応したが、手応えと呼べるほどの収穫はなかった。「本大会の選手はレベルが違う。このままじゃ何も通用しない。もっとレベルを上げないといけない」。W杯を見据え、三竿は険しい表情を崩さなかった。
(取材・文 西山紘平)
三竿健 絶妙初アシスト!A代表2戦目で生き残り猛アピール
国際親善試合 日本1―1マリ ( 2018年3月23日 ベルギー・リエージュ )

<日本・マリ>後半、途中出場し競り合う三竿(右)
Photo By スポニチ
MF三竿健が絶妙な右クロスで代表初アシストをマークした。
後半15分に長谷部に代わり途中出場。後半アディショナルタイムに小林の右クロスのこぼれ球を右足ダイレクトでファーサイドの中島に合わせた。一連のプレーも自身の左足の縦パスから始まっており、まさに起点&アシストの活躍を見せた。代表は国内組で臨んだ昨年末の東アジアE―1選手権の韓国戦以来2試合目だったが、生き残りへ猛アピール。それでも試合後は「このままでは何も通用しない。本大会へ向けてレベルを上げないと」と反省ばかりが口を突いた。
[ 2018年3月24日 05:30 ]
マリ戦後にコメントを発した日本代表の三竿健斗である。
途中出場し、同点アシストしたが、自身のプレイには満足いっておらぬ様子。
「本大会の選手はレベルが違う。このままじゃ何も通用しない。もっとレベルを上げないといけない」と言う。
この国際経験は、三竿にとって良い影響を及ぼしたように感じさせる。
更なるレベルアップをし、日本代表でも主軸を担って欲しい。
期待しておる。

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18/3/24 01:47

途中出場のMF三竿健斗が同点ゴールをアシストした
[3.23 国際親善試合 日本1-1マリ リエージュ]
味方を信じて放り込んだ。0-1で迎えた後半アディショナルタイム、PA内右手前の位置でセカンドボールに反応した日本代表MF三竿健斗(鹿島)の目にFW中島翔哉の姿は「見えていなかった」という。
「だれかしらがいるというイメージであそこに蹴った。そこにたまたま(中島が)いた」。右足ダイレクトで折り返したボールにゴール前の中島が左足で合わせ、劇的な同点ゴールが生まれた。
国内組で臨んだ昨年12月16日のE-1選手権・韓国戦(1-4)に後半21分から途中出場し、A代表デビュー。国際Aマッチ出場2試合目で貴重な同点アシストを記録した。
この日は後半15分からMF長谷部誠に代わってダブルボランチの一角で途中出場。「ボールを奪うところ、シンプルに前に付けることを言われていた」とピッチに入ったが、「自分にできることをやろうと思ったけど、球際の部分が足りなかった」と、身体能力の高いアフリカ勢相手に手を焼く場面もあった。
「ドリブルのリズムが全然違う。そこにしっかりアプローチして対応することが大事だった」。それでも「途中からは慣れて、うまくできるようになった」と、試合の中で適応したが、手応えと呼べるほどの収穫はなかった。「本大会の選手はレベルが違う。このままじゃ何も通用しない。もっとレベルを上げないといけない」。W杯を見据え、三竿は険しい表情を崩さなかった。
(取材・文 西山紘平)
三竿健 絶妙初アシスト!A代表2戦目で生き残り猛アピール
国際親善試合 日本1―1マリ ( 2018年3月23日 ベルギー・リエージュ )

<日本・マリ>後半、途中出場し競り合う三竿(右)
Photo By スポニチ
MF三竿健が絶妙な右クロスで代表初アシストをマークした。
後半15分に長谷部に代わり途中出場。後半アディショナルタイムに小林の右クロスのこぼれ球を右足ダイレクトでファーサイドの中島に合わせた。一連のプレーも自身の左足の縦パスから始まっており、まさに起点&アシストの活躍を見せた。代表は国内組で臨んだ昨年末の東アジアE―1選手権の韓国戦以来2試合目だったが、生き残りへ猛アピール。それでも試合後は「このままでは何も通用しない。本大会へ向けてレベルを上げないと」と反省ばかりが口を突いた。
[ 2018年3月24日 05:30 ]
マリ戦後にコメントを発した日本代表の三竿健斗である。
途中出場し、同点アシストしたが、自身のプレイには満足いっておらぬ様子。
「本大会の選手はレベルが違う。このままじゃ何も通用しない。もっとレベルを上げないといけない」と言う。
この国際経験は、三竿にとって良い影響を及ぼしたように感じさせる。
更なるレベルアップをし、日本代表でも主軸を担って欲しい。
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増田忠俊、代表より鹿島を優先
代表より鹿島を優先した増田忠俊。
「でも、1キャップに感謝しようと」
posted2018/03/23 07:00

大事にしている代表ユニフォームと増田忠俊。彼の教え子から日本代表選手が生まれるのを楽しみにしたい。
text by
吉崎エイジーニョ
“Eijinho”Yoshizaki
photograph by
“Eijinho”Yoshizaki
「試合でのプレーは何も覚えていないんですよ。本当に」
切れ味鋭いドリブル、スペースへの飛び出しで'97年鹿島アントラーズのシーズン2冠に貢献した増田忠俊。彼にとっての、たった一度の日本代表キャップはこのゲームで刻まれた。
'98年2月15日、オーストラリア戦@アデレード。3-0。得点者中田英寿(5分PK)、平野孝(65分)、同(70分)。
中盤をダイアモンド型に組んだ4-4-2のトップ下として先発出場。63分に平野孝との交代でピッチを退いた。
試合出場までの出来事はよく覚えている。岡田武史監督の下、フランスワールドカップに臨むチームに呼ばれた。1月、オフを過ごしていたハワイに電話が入った後、鹿島の合宿を経由してオーストラリアに向かった。機内では「生き残りには、一度きりの勝負」と誓った。監督は中田英寿のパートナーを探している。そう感じた。北沢豪、森島寛晃といったポジションの近い選手とは「同じプレーをしていても仕方がない」とも。
カズ、中田……しかし試合の記憶はない。
現地に入ると、静岡学園つながりの三浦知良が気さくに声をかけてくれた。チームはやはり中田中心という雰囲気があり、先輩達も若きMFを立てる雰囲気があった。増田自身が年齢も近い中田の部屋に行くと、野菜嫌いを補うかのようなサプリメントがたくさん置いてあった。
試合の出場は当日告げられた。観客もまばらなスタンドだった。父が現地まで観に来てくれていた。合宿合流直後はチームの雰囲気を「Jリーグ選抜のよう」とも感じたが、パスポートチェックと国歌斉唱で確かにこれは、代表戦なんだなと自覚した。
しかし覚えているのはそこまで。理由はいくつかある。本人は「がむしゃらすぎて余裕がなかったんでしょう。悔しさもありますし」という。
時代背景もある。このゲーム、今では考えにくい「テレビ中継のない日本代表戦」だったのだ。フランスワールドカップ予選の「ジョホールバルの歓喜」を経て、翌年2月に招集されたチーム。当時19歳の中村俊輔も招集された。
そういった状況でも、試合は日本に中継されなかった。
周囲から試合のことを言われることも少ないし、試合の関連動画がインターネットで閲覧できるわけでもない。
もうひとつ、本人にとって“その他の日本代表”での記憶が鮮烈だったからだ。
「ジーコと共に戦える」という喜び。
若かりし頃の増田は、個人技に長けた、攻撃的MFだった。
「わざと2~3人に囲まれて、それをヒュッと抜いたりとかしてね。お客さんがわーっと沸くようなプレーをわざとしたりするような選手でした」
静岡学園出身。3年間、個人技術を徹底的に叩き込まれたが、無名のまま卒業した。全国大会出場歴なし、県選抜歴もなし。'92年の高校卒業時は、Jリーグが誕生する直前だった。名門高のつてで、日産(横浜マリノス)、全日空(横浜フリューゲルス)、住友金属(鹿島アントラーズ)に練習参加する機会を得た。いわば「テスト生」。そのうち、住金での練習で好感触を得た。母校の井田勝通監督からも「ポジションが重複する選手が少ないチーム」を薦められた。自身にとっては「ジーコと共に戦える」点が魅力的だった。
'93年に入団後、2年めから出場機会を増やした増田に、“日本代表”からの声がかかる。アトランタ五輪予選に挑む西野朗から招集を受けたのだ。'95年1月のことだった。
合宿地だったオーストラリアに行った。
同年代でスーパースターだった小倉隆史、前園真聖らがいた。しかし、当の本人にとってそれはまったく興味の湧かないものだった。
「オリンピックの価値、権威というものが全く分からなかったんですよ。そこに呼ばれるのなら、鹿島でレギュラーを獲りたい。そう思っていました」
五輪代表よりも鹿島が重要と思っていた。
当時の時代背景ならありうることだった。'73年生まれの静岡の高校生にとって、最高峰は「高校サッカー」。中高時代にJリーグは存在しない。日曜朝の欧州サッカーの録画中継には興味があった。一方、国内サッカーについて増田自身は'90年に三浦知良がブラジル・サントスから読売クラブに入団し、「日本リーグを少し観るようになった」程度。
日本代表は「弱かった」。
アトランタ五輪は日本サッカー界にとって28年ぶりの本大会出場だった。だから、五輪でのサッカーを観たこともないし、イメージもない。
それ以上に、当時の増田にとっては自らのチーム、鹿島アントラーズが重要に思えたのだ。 レオナルドやジョルジーニョとトレーニングしたほうが、絶対に自分にプラスだと思っていた。当時の鹿島は4人の中盤のうち、両者に加え本田泰人という絶対的な存在がいた時代。1つのポジションを自身を含め7~8人で争うような状況だったが、それでも「鹿島でレギュラーになればフル代表に入れる」といわれた時代だった。そちらを目指したかった。
西野監督との面談で話したこと。
オリンピック代表に選ばれたことは光栄だったが、どうしても自分のなかでピンとこない。選手選考の競争に本気になりきれない。
そのうえ、現地に呼ばれても、試合での起用は限られた。増田自身、朝の散歩の時間に遅刻してしまう失態も犯した。
西野朗監督とも面談の機会を持った。
「キレが戻っていない」
そんなことを言われた。
鹿島アントラーズ始動前の合宿でもあったのだ。
しばらくは我慢の時を過ごしたが、ついに増田は西野に直訴した。
「ここで出られないんだったら、鹿島でしっかりレギュラーを獲ったほうがいいです」
つまり、日本に帰りたいと。
「それでいいのか?」と西野は聞き返した。
増田は「はい」と答えた。
翌日、現地の空港で時の日本サッカー協会強化委員田嶋幸三(現会長)に付き添われ、1人で日本に降り立った。
クラブハウスに直行すると2時間の説教。
チーム離脱。
この話題にスポーツ新聞が飛びつかないわけはない。すでに増田に対し「確執」「異端児」といった見出しが飛び交っていた。
帰国後、鹿島アントラーズのクラブハウスに直行すると、2時間の説教が待っていた。
「なんてことしてんだ! もう一生、二度と、代表には呼ばれないぞ」
クラブの上層部からこっぴどく叱られた。増田が想像するに、帰国までの間にも協会と鹿島の間でかなりのやりとりがあったようだった。
今思えば、「確かに当時の自分はちょっとナメた部分があった」と思う。自己主張が強い。'96年からチームを率いたブラジル人指揮官ジョアン・カルロスとは度々監督室に呼び出されるほど意見し、「おまえほど大変なやつはいない」と言われたこともあった。
離脱して本当に代表の価値を知った。
増田はこの時、「分かりました」と答えた。いっぽう内心でこう思った。
「だからこそ、もう一度、日本代表に選ばれよう。今度はフル代表に」
自分の感情を行動で示したことで、身近にいる自分を支えてくれていた人たちから強く意見された。その周囲の反応から「とんでもないことをしたんだな」と知った。
と同時に、逆にこんな感情も芽生えたのだ。
「スッキリしたんですよ。よし、じゃあ次に向かおうと」
周囲にはあまり見せることなく、筋力トレーニングに取り組んだ。チームメートだった秋田豊の助言を受けながら、大きな筋肉を鍛えるウェイトトレーニング、小さな筋肉を鍛えるチューブを使ったトレーニングに打ち込んだ。また、自ら課題とも感じていた後半の運動量低下をカバーすべく、ランニングも採り入れた。回り道的なテクニックを見せつけるよりも、ゴールに向かうプレーを意識づけた。鹿島にはいい手本がたくさんいた。
「なにくそ精神ですよね。今では西野さんとも言葉を交わすんですが、当時は『見返そう』という気持ちが芽生えていた。協会の方にも『生まれ変わってもう一度見てもらおう』と。良し悪しはあるでしょうが、本気になれたんです」
一方で、離脱をしたことで本当に日本代表の価値を知った。だから、もう一度戻る。そう誓ったのだった。
増田はちょっと大人になったかな、って。
そしてついに、'98年1月、増田は念願叶って日本代表に「戻った」。
'98年1月1日の天皇杯決勝で横浜フリューゲルスに3-0の勝利。4分に先制点を奪い、25分の2点めをアシストした。柳沢敦とともに新聞に「代表入り確実」とも書かれる活躍を評価されたものだった。
「サッカーに対する取り組み方が変わったことが伝わったんだなと思いました。増田はちょっと大人になったかな、と観て下さったんでしょう。同時に鹿島のスタッフの方々が協会のほうにかなり話をしてくださったのではないか、とも感じていました」
しかし、「日本代表に戻る」その目的は果たされたものの、その日本代表での2キャップめを刻むことは許されなかった。
超満員の横浜でのゴールと公式記録。
増田には、オーストラリア戦よりもはるかに強い記憶のあるフル代表での試合がある。'98月3月4日、横浜国際総合競技場で戦ったダイナスティカップの第2戦だ。
「横浜国際のこけら落としの大会だったんですよ。超満員でした。トップ下で先発して、40分にゴールも決めたんですよ。このゲームは結果が残せたこともあって、よく覚えています」
しかし、この試合の相手は「香港リーグ選抜」。フル代表同士の対戦ではない。公式記録では国際Aマッチにカウントされない。それゆえ、増田に刻まれた日本代表としての記録は「キャップ1」のままなのだ。
「中国戦、韓国戦では結局出場機会がなかったんです。そうすれば2つめが刻まれたんですが。
自分としては、力が通用しなかったとは思っていないんですよ。あの時のチームの中でも、ドリブルで仕掛ける部分では他の選手にはない特長があったと思います。でもそれを決めるのは、監督なんですよ。監督のチョイスによって決まる。ダメだったというのは現実。認めなきゃいけないことですよね」
フランスワールドカップのエントリーには残れず。その後、8月のサンフレッチェ広島戦で右すねを複雑骨折。復帰まで1年以上を要した。
「体がキレキレの状態だったんですよ。ピッチを飛んでるような感覚だったんですけどね。そういう時に限って怪我をするという」
'99年に復帰後、鹿島では小笠原満男とのポジションを争う形になった。出場機会が減少するなか、'00年に東京に移籍を決意。その後、'02年ジェフユナイテッド市原(現千葉)、'03年柏レイソル、'06年大分トリニータでプレーした。この年には腰痛に苦しめられリーグ戦3試合の出場に終わると、プロのキャリアに終止符を打った。2度めの日本代表キャップを刻む機会は、ついぞ訪れなかった。
引退後は大分で子どもたちを指導。
引退後、大分トリニータのスクールコーチなどを務めた。そのまま大分に留まり、現在は自ら設立したスクール「M.S.S.」で子どもたちに「徹底的に基本技術を身につける」とのスタイルでサッカーを教える。大分トリニータのゲーム中継時などには解説も務める。
日本代表キャップ1。これは増田にとって幸せな数字か否か。本人の人生にどんな影響を与えているのか。
「今、仕事をしていくなかで『元日本代表』という肩書がつくけど……実質上、人生のなかで日本代表にいたのは3週間から1カ月です。本当に元代表と言えるのか? そう思うこともありますよ。ただ、その当時の仲間とあの時期にやれたことは誇りに思います。代表に入ることもすごく難しいことだったんで、自信を持ってもいいことだと思いますけどね」
今の仕事でも肩書を使えることに感謝。
いまだ受け容れ方に戸惑っているのだろうか。答えは、少し長く続いた。
「キャップ1という数字はね、何かの大きな大会に出ていればもっと数字が延びたんだろうなとか、チャンスを活かせなかった当時の自分をもったいないなとか思ったりもしますよ。うんでもまあ、繰り返しになるけどそこまでの過程や、代表に入ることを考えたら……ありがたいことですよね。たとえ1であっても、本当に。
今の仕事でもその肩書を使えることに感謝しようって。だって解説の仕事でも『元日本代表』と言ってもらえますもん。恥ずかしい気持ちはあるけど、誇りは持とうって。評価してくれた人、周りの人がいてくれてこその結果ですから。そりゃキャップ100の選手とは経験は大きく違いますよ。うん、でも1を恥じていたら、今の選手にも失礼ですよね。胸を張って『俺は元日本代表』と言いますよ」

数字上は「1」しか残らない。しかし増田は若き日に主張を貫き、顧みるべきところは顧みた。弱点を補う決心に至り、それをプレーで表現し、周囲に伝えた。そうしてたどりついた「1」でもある。若いから許された。やり直しができた。周囲に支えられた結果。「1」の数字にはそんな意味が込められている。
「自分の色を出してやってほしい」
そんな立場から、現在の日本代表でプレーする選手に対してはこう思う。
「あんまり偉そうなことは当然言えないんですけど! 胸についている日の丸は当然重たいものですが、やりきってもらいたいですよね。本当にやれる選手が残る場所。それが代表ですから。
あとはできる限り、自分の色を出してやってほしいですよね。今のサッカーは監督の指示を守ることが重要視されているように見えるんですよね。昔の選手はもっと『俺が、俺が』と出ていったじゃないですか。ピッチ上の11人はパズルみたいな部分があって、組み合わせでいろんな絵が出てくると思っています。だから自分の特長を出して、子どもたちにいい影響を与えるようなサッカーをしてほしいなと思いますね」
いつの日かトップチームを率いてみたい。そんな希望もあるが、現在は大分の地でよい選手を育てることに集中する。100人を超える、大分のスクール「M.S.S.」の子どもたちにも伝えたいことがある。
「自分を超える存在が出てきてほしいですよね。つまり、日本代表キャップ2以上の選手ですよ!」
ジュニアを立ち上げて4年め、そしてジュニアユースを立ち上げ3年め、今年初めて“卒業生”を送り出す。その歩みは着実に進んでいる。この春、ギラヴァンツ北九州ユースや母校・静岡学園に進む選手もいるという。
増田忠俊氏について取材したNumberWebの吉崎氏である。
代表1キャップ、そしてそこに至るまでの五輪代表候補からの離脱などが綴られる。
若さと、この記事には記されぬが、鹿島でのポジション争いの熾烈さが、このような結果をもたらせたこととなった。
増田忠俊氏にとっては鹿島でのポジションが重要であり、当時はそのような価値観もあったことも事実である。
これもまたフットボーラーの人生と言えよう。
鹿島の歴史に名を刻んだ増田忠俊氏を讃えたい。
選手育成を応援しておる。

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「でも、1キャップに感謝しようと」
posted2018/03/23 07:00

大事にしている代表ユニフォームと増田忠俊。彼の教え子から日本代表選手が生まれるのを楽しみにしたい。
text by
吉崎エイジーニョ
“Eijinho”Yoshizaki
photograph by
“Eijinho”Yoshizaki
「試合でのプレーは何も覚えていないんですよ。本当に」
切れ味鋭いドリブル、スペースへの飛び出しで'97年鹿島アントラーズのシーズン2冠に貢献した増田忠俊。彼にとっての、たった一度の日本代表キャップはこのゲームで刻まれた。
'98年2月15日、オーストラリア戦@アデレード。3-0。得点者中田英寿(5分PK)、平野孝(65分)、同(70分)。
中盤をダイアモンド型に組んだ4-4-2のトップ下として先発出場。63分に平野孝との交代でピッチを退いた。
試合出場までの出来事はよく覚えている。岡田武史監督の下、フランスワールドカップに臨むチームに呼ばれた。1月、オフを過ごしていたハワイに電話が入った後、鹿島の合宿を経由してオーストラリアに向かった。機内では「生き残りには、一度きりの勝負」と誓った。監督は中田英寿のパートナーを探している。そう感じた。北沢豪、森島寛晃といったポジションの近い選手とは「同じプレーをしていても仕方がない」とも。
カズ、中田……しかし試合の記憶はない。
現地に入ると、静岡学園つながりの三浦知良が気さくに声をかけてくれた。チームはやはり中田中心という雰囲気があり、先輩達も若きMFを立てる雰囲気があった。増田自身が年齢も近い中田の部屋に行くと、野菜嫌いを補うかのようなサプリメントがたくさん置いてあった。
試合の出場は当日告げられた。観客もまばらなスタンドだった。父が現地まで観に来てくれていた。合宿合流直後はチームの雰囲気を「Jリーグ選抜のよう」とも感じたが、パスポートチェックと国歌斉唱で確かにこれは、代表戦なんだなと自覚した。
しかし覚えているのはそこまで。理由はいくつかある。本人は「がむしゃらすぎて余裕がなかったんでしょう。悔しさもありますし」という。
時代背景もある。このゲーム、今では考えにくい「テレビ中継のない日本代表戦」だったのだ。フランスワールドカップ予選の「ジョホールバルの歓喜」を経て、翌年2月に招集されたチーム。当時19歳の中村俊輔も招集された。
そういった状況でも、試合は日本に中継されなかった。
周囲から試合のことを言われることも少ないし、試合の関連動画がインターネットで閲覧できるわけでもない。
もうひとつ、本人にとって“その他の日本代表”での記憶が鮮烈だったからだ。
「ジーコと共に戦える」という喜び。
若かりし頃の増田は、個人技に長けた、攻撃的MFだった。
「わざと2~3人に囲まれて、それをヒュッと抜いたりとかしてね。お客さんがわーっと沸くようなプレーをわざとしたりするような選手でした」
静岡学園出身。3年間、個人技術を徹底的に叩き込まれたが、無名のまま卒業した。全国大会出場歴なし、県選抜歴もなし。'92年の高校卒業時は、Jリーグが誕生する直前だった。名門高のつてで、日産(横浜マリノス)、全日空(横浜フリューゲルス)、住友金属(鹿島アントラーズ)に練習参加する機会を得た。いわば「テスト生」。そのうち、住金での練習で好感触を得た。母校の井田勝通監督からも「ポジションが重複する選手が少ないチーム」を薦められた。自身にとっては「ジーコと共に戦える」点が魅力的だった。
'93年に入団後、2年めから出場機会を増やした増田に、“日本代表”からの声がかかる。アトランタ五輪予選に挑む西野朗から招集を受けたのだ。'95年1月のことだった。
合宿地だったオーストラリアに行った。
同年代でスーパースターだった小倉隆史、前園真聖らがいた。しかし、当の本人にとってそれはまったく興味の湧かないものだった。
「オリンピックの価値、権威というものが全く分からなかったんですよ。そこに呼ばれるのなら、鹿島でレギュラーを獲りたい。そう思っていました」
五輪代表よりも鹿島が重要と思っていた。
当時の時代背景ならありうることだった。'73年生まれの静岡の高校生にとって、最高峰は「高校サッカー」。中高時代にJリーグは存在しない。日曜朝の欧州サッカーの録画中継には興味があった。一方、国内サッカーについて増田自身は'90年に三浦知良がブラジル・サントスから読売クラブに入団し、「日本リーグを少し観るようになった」程度。
日本代表は「弱かった」。
アトランタ五輪は日本サッカー界にとって28年ぶりの本大会出場だった。だから、五輪でのサッカーを観たこともないし、イメージもない。
それ以上に、当時の増田にとっては自らのチーム、鹿島アントラーズが重要に思えたのだ。 レオナルドやジョルジーニョとトレーニングしたほうが、絶対に自分にプラスだと思っていた。当時の鹿島は4人の中盤のうち、両者に加え本田泰人という絶対的な存在がいた時代。1つのポジションを自身を含め7~8人で争うような状況だったが、それでも「鹿島でレギュラーになればフル代表に入れる」といわれた時代だった。そちらを目指したかった。
西野監督との面談で話したこと。
オリンピック代表に選ばれたことは光栄だったが、どうしても自分のなかでピンとこない。選手選考の競争に本気になりきれない。
そのうえ、現地に呼ばれても、試合での起用は限られた。増田自身、朝の散歩の時間に遅刻してしまう失態も犯した。
西野朗監督とも面談の機会を持った。
「キレが戻っていない」
そんなことを言われた。
鹿島アントラーズ始動前の合宿でもあったのだ。
しばらくは我慢の時を過ごしたが、ついに増田は西野に直訴した。
「ここで出られないんだったら、鹿島でしっかりレギュラーを獲ったほうがいいです」
つまり、日本に帰りたいと。
「それでいいのか?」と西野は聞き返した。
増田は「はい」と答えた。
翌日、現地の空港で時の日本サッカー協会強化委員田嶋幸三(現会長)に付き添われ、1人で日本に降り立った。
クラブハウスに直行すると2時間の説教。
チーム離脱。
この話題にスポーツ新聞が飛びつかないわけはない。すでに増田に対し「確執」「異端児」といった見出しが飛び交っていた。
帰国後、鹿島アントラーズのクラブハウスに直行すると、2時間の説教が待っていた。
「なんてことしてんだ! もう一生、二度と、代表には呼ばれないぞ」
クラブの上層部からこっぴどく叱られた。増田が想像するに、帰国までの間にも協会と鹿島の間でかなりのやりとりがあったようだった。
今思えば、「確かに当時の自分はちょっとナメた部分があった」と思う。自己主張が強い。'96年からチームを率いたブラジル人指揮官ジョアン・カルロスとは度々監督室に呼び出されるほど意見し、「おまえほど大変なやつはいない」と言われたこともあった。
離脱して本当に代表の価値を知った。
増田はこの時、「分かりました」と答えた。いっぽう内心でこう思った。
「だからこそ、もう一度、日本代表に選ばれよう。今度はフル代表に」
自分の感情を行動で示したことで、身近にいる自分を支えてくれていた人たちから強く意見された。その周囲の反応から「とんでもないことをしたんだな」と知った。
と同時に、逆にこんな感情も芽生えたのだ。
「スッキリしたんですよ。よし、じゃあ次に向かおうと」
周囲にはあまり見せることなく、筋力トレーニングに取り組んだ。チームメートだった秋田豊の助言を受けながら、大きな筋肉を鍛えるウェイトトレーニング、小さな筋肉を鍛えるチューブを使ったトレーニングに打ち込んだ。また、自ら課題とも感じていた後半の運動量低下をカバーすべく、ランニングも採り入れた。回り道的なテクニックを見せつけるよりも、ゴールに向かうプレーを意識づけた。鹿島にはいい手本がたくさんいた。
「なにくそ精神ですよね。今では西野さんとも言葉を交わすんですが、当時は『見返そう』という気持ちが芽生えていた。協会の方にも『生まれ変わってもう一度見てもらおう』と。良し悪しはあるでしょうが、本気になれたんです」
一方で、離脱をしたことで本当に日本代表の価値を知った。だから、もう一度戻る。そう誓ったのだった。
増田はちょっと大人になったかな、って。
そしてついに、'98年1月、増田は念願叶って日本代表に「戻った」。
'98年1月1日の天皇杯決勝で横浜フリューゲルスに3-0の勝利。4分に先制点を奪い、25分の2点めをアシストした。柳沢敦とともに新聞に「代表入り確実」とも書かれる活躍を評価されたものだった。
「サッカーに対する取り組み方が変わったことが伝わったんだなと思いました。増田はちょっと大人になったかな、と観て下さったんでしょう。同時に鹿島のスタッフの方々が協会のほうにかなり話をしてくださったのではないか、とも感じていました」
しかし、「日本代表に戻る」その目的は果たされたものの、その日本代表での2キャップめを刻むことは許されなかった。
超満員の横浜でのゴールと公式記録。
増田には、オーストラリア戦よりもはるかに強い記憶のあるフル代表での試合がある。'98月3月4日、横浜国際総合競技場で戦ったダイナスティカップの第2戦だ。
「横浜国際のこけら落としの大会だったんですよ。超満員でした。トップ下で先発して、40分にゴールも決めたんですよ。このゲームは結果が残せたこともあって、よく覚えています」
しかし、この試合の相手は「香港リーグ選抜」。フル代表同士の対戦ではない。公式記録では国際Aマッチにカウントされない。それゆえ、増田に刻まれた日本代表としての記録は「キャップ1」のままなのだ。
「中国戦、韓国戦では結局出場機会がなかったんです。そうすれば2つめが刻まれたんですが。
自分としては、力が通用しなかったとは思っていないんですよ。あの時のチームの中でも、ドリブルで仕掛ける部分では他の選手にはない特長があったと思います。でもそれを決めるのは、監督なんですよ。監督のチョイスによって決まる。ダメだったというのは現実。認めなきゃいけないことですよね」
フランスワールドカップのエントリーには残れず。その後、8月のサンフレッチェ広島戦で右すねを複雑骨折。復帰まで1年以上を要した。
「体がキレキレの状態だったんですよ。ピッチを飛んでるような感覚だったんですけどね。そういう時に限って怪我をするという」
'99年に復帰後、鹿島では小笠原満男とのポジションを争う形になった。出場機会が減少するなか、'00年に東京に移籍を決意。その後、'02年ジェフユナイテッド市原(現千葉)、'03年柏レイソル、'06年大分トリニータでプレーした。この年には腰痛に苦しめられリーグ戦3試合の出場に終わると、プロのキャリアに終止符を打った。2度めの日本代表キャップを刻む機会は、ついぞ訪れなかった。
引退後は大分で子どもたちを指導。
引退後、大分トリニータのスクールコーチなどを務めた。そのまま大分に留まり、現在は自ら設立したスクール「M.S.S.」で子どもたちに「徹底的に基本技術を身につける」とのスタイルでサッカーを教える。大分トリニータのゲーム中継時などには解説も務める。
日本代表キャップ1。これは増田にとって幸せな数字か否か。本人の人生にどんな影響を与えているのか。
「今、仕事をしていくなかで『元日本代表』という肩書がつくけど……実質上、人生のなかで日本代表にいたのは3週間から1カ月です。本当に元代表と言えるのか? そう思うこともありますよ。ただ、その当時の仲間とあの時期にやれたことは誇りに思います。代表に入ることもすごく難しいことだったんで、自信を持ってもいいことだと思いますけどね」
今の仕事でも肩書を使えることに感謝。
いまだ受け容れ方に戸惑っているのだろうか。答えは、少し長く続いた。
「キャップ1という数字はね、何かの大きな大会に出ていればもっと数字が延びたんだろうなとか、チャンスを活かせなかった当時の自分をもったいないなとか思ったりもしますよ。うんでもまあ、繰り返しになるけどそこまでの過程や、代表に入ることを考えたら……ありがたいことですよね。たとえ1であっても、本当に。
今の仕事でもその肩書を使えることに感謝しようって。だって解説の仕事でも『元日本代表』と言ってもらえますもん。恥ずかしい気持ちはあるけど、誇りは持とうって。評価してくれた人、周りの人がいてくれてこその結果ですから。そりゃキャップ100の選手とは経験は大きく違いますよ。うん、でも1を恥じていたら、今の選手にも失礼ですよね。胸を張って『俺は元日本代表』と言いますよ」

数字上は「1」しか残らない。しかし増田は若き日に主張を貫き、顧みるべきところは顧みた。弱点を補う決心に至り、それをプレーで表現し、周囲に伝えた。そうしてたどりついた「1」でもある。若いから許された。やり直しができた。周囲に支えられた結果。「1」の数字にはそんな意味が込められている。
「自分の色を出してやってほしい」
そんな立場から、現在の日本代表でプレーする選手に対してはこう思う。
「あんまり偉そうなことは当然言えないんですけど! 胸についている日の丸は当然重たいものですが、やりきってもらいたいですよね。本当にやれる選手が残る場所。それが代表ですから。
あとはできる限り、自分の色を出してやってほしいですよね。今のサッカーは監督の指示を守ることが重要視されているように見えるんですよね。昔の選手はもっと『俺が、俺が』と出ていったじゃないですか。ピッチ上の11人はパズルみたいな部分があって、組み合わせでいろんな絵が出てくると思っています。だから自分の特長を出して、子どもたちにいい影響を与えるようなサッカーをしてほしいなと思いますね」
いつの日かトップチームを率いてみたい。そんな希望もあるが、現在は大分の地でよい選手を育てることに集中する。100人を超える、大分のスクール「M.S.S.」の子どもたちにも伝えたいことがある。
「自分を超える存在が出てきてほしいですよね。つまり、日本代表キャップ2以上の選手ですよ!」
ジュニアを立ち上げて4年め、そしてジュニアユースを立ち上げ3年め、今年初めて“卒業生”を送り出す。その歩みは着実に進んでいる。この春、ギラヴァンツ北九州ユースや母校・静岡学園に進む選手もいるという。
増田忠俊氏について取材したNumberWebの吉崎氏である。
代表1キャップ、そしてそこに至るまでの五輪代表候補からの離脱などが綴られる。
若さと、この記事には記されぬが、鹿島でのポジション争いの熾烈さが、このような結果をもたらせたこととなった。
増田忠俊氏にとっては鹿島でのポジションが重要であり、当時はそのような価値観もあったことも事実である。
これもまたフットボーラーの人生と言えよう。
鹿島の歴史に名を刻んだ増田忠俊氏を讃えたい。
選手育成を応援しておる。

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日本代表・昌子源、もう“負けて課題が出ましたた”という年じゃない
強化試合5連勝でロシア行き目指す昌子「チームとして勝ち癖は大事」
18/3/23 00:58

強化試合5連勝を誓うDF昌子源
W杯本大会でも起こり得るシチュエーションだ。DF吉田麻也不在で臨むベルギー遠征。W杯アジア最終予選で全試合にフル出場したDFリーダーを欠く中、DF昌子源(鹿島)は「本選に行ったとき、(吉田)麻也くんがケガをする可能性だってある。いる選手で勝ちにいかないといけない」と力説した。
W杯までに残された強化試合は5試合。今遠征では23日にマリ、27日にウクライナと対戦し、本大会直前には5月30日のガーナ戦(日産ス)、6月8日のスイス戦(ルガーノ)、6月12日のパラグアイ戦(インスブルック)が控える。
「W杯まで試合は少ない。チームとして勝ち癖は大事。明日からW杯まで、全部勝つことをチームとして目標にしている」。目指すのは5連勝でのロシア入り。「勝って右肩上がりで(ロシアに)入って、W杯でピークに持っていきたい。W杯イヤーの一発目。もう“負けて課題が出ましたた”という年じゃない」と、何よりも勝利にこだわるつもりだ。
(取材・文 西山紘平)
昌子源、PA内のデュエルに勝つ「そこで負けたら『点取ってください』って言うようなもの」
2018年03月23日(Fri)2時45分配信
日本代表は22日、マリ代表戦に向けて前日練習を行った。
今シリーズは吉田麻也が負傷中のため選外だが、昌子源は「いる選手で勝ちに行きたい」と話す。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督がチームに求めてきた『デュエル』。昌子は昨年11月のブラジル、ベルギー戦を例に挙げ、ディフェンダーの視点でこう語る。
「デュエルに持ち込む前にファーストタッチで抜かれていて、体を当てられないとか、球際に行かせてくれないっていうのが多かった。基本的にデュエルはどこでって言ったらペナ内だと思う。ペナ内で結局、ベルギーの時もクロスだったし、そういうのをしっかりタイトにマークするっていうのはすごく大事。そこはどんだけ世界の人らがうまくても、結局はデュエルだと思う。レヴァンドフスキとかがうまいと思うんですけど、そこで負けていたら、『はいどうぞ、点取ってください』って言ってるようなもの」
昌子の口からは、ワールドカップ本大会で対戦するポーランドのエースストライカーの名前も出た。もちろん、PA内に攻め込まれないような戦いができればベストであり、鹿島アントラーズの守備の要も「入れないのが理想」と言う。だが「どうしても後ろに重たくなるってのはあると思うし、そういう時にいかにデュエルで戦うかっていうのがすごい大事だと思うので」と続けた。
広告
inRead invented by Teads
ワールドカップに向けて「勝ち癖をつけたい」と昌子は話している。今年最初の代表戦を勝利で飾り、今後に勢いをつけたいところだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
【了】
DF昌子源「セットプレーが大事」自身も得点狙うぞ
[2018年3月23日0時50分]

マリ戦前日練習でウオーミングアップする昌子(撮影・江口和貴)

マリ戦前日練習の準備をする昌子(左)と久保(撮影・江口和貴)
ベルギー遠征中の日本代表DF昌子源(25=鹿島)が、組織的な守備の重要性を説いた。
国際親善試合マリ戦を翌日に控えた22日、試合会場のスタッド・モーリス・デュフランで冒頭15分を公開した公式練習を実施。
昨年11月の欧州遠征では強豪のブラジルやベルギーに完敗し「個の差があった」と分析した。その上で「個で勝てないところはチームで修正していかないといけない」と指摘した。
攻撃面では「セットプレーが大事」とキッパリ。「CKやFK、直接FKもなかなか決まっていない」。直接FKとなると4年半前13年9月のグアテマラ戦でG大阪のMF遠藤保仁が決めたのが最後。昌子自身もセットプレーから得点を狙っていく。
マリ戦を前に取材に応じた日本代表の昌子源である。
自信を持って挑む気持ちが伝わってくる。
この代表の中心選手である自覚が表に出ておる。
その力を発揮し、マリ攻撃陣を封じるのだ。
楽しみにしておる。

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18/3/23 00:58

強化試合5連勝を誓うDF昌子源
W杯本大会でも起こり得るシチュエーションだ。DF吉田麻也不在で臨むベルギー遠征。W杯アジア最終予選で全試合にフル出場したDFリーダーを欠く中、DF昌子源(鹿島)は「本選に行ったとき、(吉田)麻也くんがケガをする可能性だってある。いる選手で勝ちにいかないといけない」と力説した。
W杯までに残された強化試合は5試合。今遠征では23日にマリ、27日にウクライナと対戦し、本大会直前には5月30日のガーナ戦(日産ス)、6月8日のスイス戦(ルガーノ)、6月12日のパラグアイ戦(インスブルック)が控える。
「W杯まで試合は少ない。チームとして勝ち癖は大事。明日からW杯まで、全部勝つことをチームとして目標にしている」。目指すのは5連勝でのロシア入り。「勝って右肩上がりで(ロシアに)入って、W杯でピークに持っていきたい。W杯イヤーの一発目。もう“負けて課題が出ましたた”という年じゃない」と、何よりも勝利にこだわるつもりだ。
(取材・文 西山紘平)
昌子源、PA内のデュエルに勝つ「そこで負けたら『点取ってください』って言うようなもの」
2018年03月23日(Fri)2時45分配信
日本代表は22日、マリ代表戦に向けて前日練習を行った。
今シリーズは吉田麻也が負傷中のため選外だが、昌子源は「いる選手で勝ちに行きたい」と話す。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督がチームに求めてきた『デュエル』。昌子は昨年11月のブラジル、ベルギー戦を例に挙げ、ディフェンダーの視点でこう語る。
「デュエルに持ち込む前にファーストタッチで抜かれていて、体を当てられないとか、球際に行かせてくれないっていうのが多かった。基本的にデュエルはどこでって言ったらペナ内だと思う。ペナ内で結局、ベルギーの時もクロスだったし、そういうのをしっかりタイトにマークするっていうのはすごく大事。そこはどんだけ世界の人らがうまくても、結局はデュエルだと思う。レヴァンドフスキとかがうまいと思うんですけど、そこで負けていたら、『はいどうぞ、点取ってください』って言ってるようなもの」
昌子の口からは、ワールドカップ本大会で対戦するポーランドのエースストライカーの名前も出た。もちろん、PA内に攻め込まれないような戦いができればベストであり、鹿島アントラーズの守備の要も「入れないのが理想」と言う。だが「どうしても後ろに重たくなるってのはあると思うし、そういう時にいかにデュエルで戦うかっていうのがすごい大事だと思うので」と続けた。
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ワールドカップに向けて「勝ち癖をつけたい」と昌子は話している。今年最初の代表戦を勝利で飾り、今後に勢いをつけたいところだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
【了】
DF昌子源「セットプレーが大事」自身も得点狙うぞ
[2018年3月23日0時50分]

マリ戦前日練習でウオーミングアップする昌子(撮影・江口和貴)

マリ戦前日練習の準備をする昌子(左)と久保(撮影・江口和貴)
ベルギー遠征中の日本代表DF昌子源(25=鹿島)が、組織的な守備の重要性を説いた。
国際親善試合マリ戦を翌日に控えた22日、試合会場のスタッド・モーリス・デュフランで冒頭15分を公開した公式練習を実施。
昨年11月の欧州遠征では強豪のブラジルやベルギーに完敗し「個の差があった」と分析した。その上で「個で勝てないところはチームで修正していかないといけない」と指摘した。
攻撃面では「セットプレーが大事」とキッパリ。「CKやFK、直接FKもなかなか決まっていない」。直接FKとなると4年半前13年9月のグアテマラ戦でG大阪のMF遠藤保仁が決めたのが最後。昌子自身もセットプレーから得点を狙っていく。
マリ戦を前に取材に応じた日本代表の昌子源である。
自信を持って挑む気持ちが伝わってくる。
この代表の中心選手である自覚が表に出ておる。
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鹿島が出遅れ分を取り戻し、一気に上昇気流に乗る
鹿島、W杯イヤーに過密日程も“経験”が強み

アジアチャンピオンリーグのシドニーFC戦で競り合う鹿島FW金崎夢生
【No Ball,No Life】J1鹿島はリーグ中断期間前の鳥栖戦(18日)に1-0で勝利し、つかの間の休みに入った。アジア・チャンピオンズリーグ、リーグ戦と連戦だったチームにとって安息のオフだ。
今季の鹿島はACLの2戦からスタート。ホームでの初戦(2月14日)上海申花(中国)戦は1-1の引き分けに終わり、第2戦(2月21日)アウェー水原三星(韓国)戦は、今季から10番を背負うFW金崎夢生の2得点の活躍で2-1で競り勝った。シドニーFC(豪州)とも2戦を戦い、1勝1分けの成績。他のJクラブが1次リーグ突破に向け苦戦を強いられてい中で、まずまずの調子といえるだろう。
一方のJリーグ。2月25日の開幕戦は、敵地で清水と0-0で引き分けた。続くG大阪戦(3月3日)は1-0で今季初白星を飾ったが、第3節広島戦(10日)は1失点の零封負け。早くも今季初黒星がついた。直近の鳥栖戦(18日)では再び勝利したが、安定感を欠く開幕スタートとなった。
W杯イヤーの今年は、どのチームも過密日程を強いられることになる。長距離移動もあるACL参戦組にとってはかなり苦しい日程だが、FW土居聖真が「昨年もきつかった。あれに比べたらまだまだ。それにシーズン序盤だから」と話すように、昨季途中は天皇杯を含めるアウェー4連戦を経験。さらにいえば、一昨年はリーグ戦終了とともにCSの3試合を戦い、終わればクラブW杯に出場。快進撃をみせ決勝までの4試合をこなし世界2位となると、締めくくりは天皇杯も元日の決勝まで戦い抜き、精神面でも鍛えられた。鹿島には他のクラブにはない“経験”がある。
今季も序盤で連戦を強いられたが、故障者続出の中で“上出来”とはいえない成績ながら乗り切ることができたのは幸いだ。昨年からの離脱しているDF西大伍(右膝内側側副靭帯(じんたい)断裂)、DF三竿雄斗(慢性的な恥骨痛)に加え、2月からの約1カ月の間で、MFレアンドロ(左膝蓋靱帯損傷)、MF遠藤康(左大腿二頭筋損傷)、MF安部裕葵(右膝負傷)、DF内田篤人(右もも裏の張り)、DF安西幸輝(右膝内側側副靱帯損傷)らが相次いで負傷した。勝利を義務づけられたチームだが、“野戦病院”状態では試合をするのがやっと。よく持ちこたえたと感心するものがある。
けが人も徐々に復帰し、ようやく通常の状態に戻りつつある。調子の上がらなかったブラジル人選手たちもここにきて復調の兆しを見せている。「きつかったけど、もう慣れっこ。これからでしょ」と日本代表DF昌子源。王座奪還へ。鹿島が出遅れ分を取り戻し、一気に上昇気流に乗る。(一色伸裕)
今季の過密日程について記すサンケイスポーツの一色記者である。
今季は、W杯の影響もあり、連戦が強いられる。
特にACL出場クラブは、移動距離もあり、かなりの疲労が想定されるところ。
それに対して、「精神面でも鍛えられた。鹿島には他のクラブにはない“経験”がある」と言い切ってくれる。
近くで取材を続ける番記者からの太鼓判は心強い。
序盤は、全勝とは言えず、少々不満を持った輩も多かった。
しかしながら、主軸に負傷者が続出した中でのこのポジションは悪くはない。
特にACLは、グループ首位におり、トーナメント進出に王手をかけおるのは見事と言ってよかろう。
中断明けには、負傷者が復帰し、そして助っ人のコンディションも上がる。
更なる過密日程に向けて、仕切り直しである。
連戦を分厚い選手層で乗り切り、シーズン終了時には笑顔になろうではないか。
楽しみである。

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アジアチャンピオンリーグのシドニーFC戦で競り合う鹿島FW金崎夢生
【No Ball,No Life】J1鹿島はリーグ中断期間前の鳥栖戦(18日)に1-0で勝利し、つかの間の休みに入った。アジア・チャンピオンズリーグ、リーグ戦と連戦だったチームにとって安息のオフだ。
今季の鹿島はACLの2戦からスタート。ホームでの初戦(2月14日)上海申花(中国)戦は1-1の引き分けに終わり、第2戦(2月21日)アウェー水原三星(韓国)戦は、今季から10番を背負うFW金崎夢生の2得点の活躍で2-1で競り勝った。シドニーFC(豪州)とも2戦を戦い、1勝1分けの成績。他のJクラブが1次リーグ突破に向け苦戦を強いられてい中で、まずまずの調子といえるだろう。
一方のJリーグ。2月25日の開幕戦は、敵地で清水と0-0で引き分けた。続くG大阪戦(3月3日)は1-0で今季初白星を飾ったが、第3節広島戦(10日)は1失点の零封負け。早くも今季初黒星がついた。直近の鳥栖戦(18日)では再び勝利したが、安定感を欠く開幕スタートとなった。
W杯イヤーの今年は、どのチームも過密日程を強いられることになる。長距離移動もあるACL参戦組にとってはかなり苦しい日程だが、FW土居聖真が「昨年もきつかった。あれに比べたらまだまだ。それにシーズン序盤だから」と話すように、昨季途中は天皇杯を含めるアウェー4連戦を経験。さらにいえば、一昨年はリーグ戦終了とともにCSの3試合を戦い、終わればクラブW杯に出場。快進撃をみせ決勝までの4試合をこなし世界2位となると、締めくくりは天皇杯も元日の決勝まで戦い抜き、精神面でも鍛えられた。鹿島には他のクラブにはない“経験”がある。
今季も序盤で連戦を強いられたが、故障者続出の中で“上出来”とはいえない成績ながら乗り切ることができたのは幸いだ。昨年からの離脱しているDF西大伍(右膝内側側副靭帯(じんたい)断裂)、DF三竿雄斗(慢性的な恥骨痛)に加え、2月からの約1カ月の間で、MFレアンドロ(左膝蓋靱帯損傷)、MF遠藤康(左大腿二頭筋損傷)、MF安部裕葵(右膝負傷)、DF内田篤人(右もも裏の張り)、DF安西幸輝(右膝内側側副靱帯損傷)らが相次いで負傷した。勝利を義務づけられたチームだが、“野戦病院”状態では試合をするのがやっと。よく持ちこたえたと感心するものがある。
けが人も徐々に復帰し、ようやく通常の状態に戻りつつある。調子の上がらなかったブラジル人選手たちもここにきて復調の兆しを見せている。「きつかったけど、もう慣れっこ。これからでしょ」と日本代表DF昌子源。王座奪還へ。鹿島が出遅れ分を取り戻し、一気に上昇気流に乗る。(一色伸裕)
今季の過密日程について記すサンケイスポーツの一色記者である。
今季は、W杯の影響もあり、連戦が強いられる。
特にACL出場クラブは、移動距離もあり、かなりの疲労が想定されるところ。
それに対して、「精神面でも鍛えられた。鹿島には他のクラブにはない“経験”がある」と言い切ってくれる。
近くで取材を続ける番記者からの太鼓判は心強い。
序盤は、全勝とは言えず、少々不満を持った輩も多かった。
しかしながら、主軸に負傷者が続出した中でのこのポジションは悪くはない。
特にACLは、グループ首位におり、トーナメント進出に王手をかけおるのは見事と言ってよかろう。
中断明けには、負傷者が復帰し、そして助っ人のコンディションも上がる。
更なる過密日程に向けて、仕切り直しである。
連戦を分厚い選手層で乗り切り、シーズン終了時には笑顔になろうではないか。
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町田・平戸、1G1A

【町田 vs 松本】1得点1アシストの平戸
2018年3月21日(水)
1点をリードした町田は、81分にカウンターアタックから戸高弘貴がドリブルでゴール前に運んだボールを、平戸太貴がシュート。これがゴール右隅に決まって町田が貴重な追加点を挙げた。平戸は先制点のアシストに続き、1得点1アシストの活躍となった。
5試合で1G5A…町田2位浮上の立役者、MF平戸太貴が“森保ジャパン”に猛アピール中
18/3/21 22:00

1ゴール1アシストを記録した町田MF平戸太貴
[3.21 J2第5節 町田2-1松本 町田]
今季初得点を含む1ゴール1アシスト、2位に浮上したFC町田ゼルビアMF平戸太貴が止まらない。今季はここまでリーグトップの4アシストを記録していたが、またしても得意のFKで先制点をお膳立て。鹿島から武者修行中の20歳が“森保ジャパン”選出に向けて猛アピールを続けている。
得点が入らないまま迎えた後半30分、平戸はゴール前約35mで獲得したFKのポジションに着いた。第2節の大宮戦(○3-2)でも終盤の勝ち越しゴールを呼び込んだ得意の位置だ。「事故が起きるようなボールを意識して蹴った」。見事にコントロールしたボールを華麗にゴール前へ落とし、DF藤井航大の先制弾を導いた。
ボールの軌道はほとんど変わらなかったため、最初は自らの得点かと思っていたという。「僕のゴールじゃないかなと思うんですが、まあ点が入ったので良かったです」と“幻”の今季初ゴールに複雑な表情を浮かべつつも、「みんなあれは『太貴のゴールだよ』って言ってくれたんですが、(藤井の)喜び勝ちだと思います」と冗談めかしながら鹿島ユースの先輩を立てていた。
それでも後半36分、そんな殊勝な背番号8に“ご褒美”が訪れる。左サイドをドリブル突破したMF戸高弘貴がゴール前で転倒すると、ボールはPA内に走り込んだ平戸の足元へと転がり込み、あとは無人のゴールへプッシュ。正真正銘の今季第1号に「こぼれてきて良かった」とほほ笑んだ。
今季は右足のキックからチームの大半の得点を挙げてきており、「うまくフィーリングが合っている」と手応えを得ている。「もっと流れの中でもボールに絡んで、もっとチャンスに絡みたい」と課題も口にするが、前半にはクロスに飛び込むシーンを見せるなど、徐々に新たなチャレンジにも取り組んでいるようだ。
そうなれば、目指すところは“日の丸”の舞台だ。東京五輪世代のU-21日本代表パラグアイ遠征メンバーには不選出となったが、リーグ戦で活躍を続けていれば目に止まらないはずはない。報道陣に思いを聞かれた平戸は「今回は選ばれなかったけど、だからこそチームで結果を出し続けないといけない。(東京五輪は)もちろん意識してやっています」と力強く宣言した。
(取材・文 竹内達也)
第5節
2018年3月21日(水)18:03KO 町田
[ 平戸 太貴 ]
--1点目のアシストの場面はどんなイメージで蹴ったのでしょうか?
(J2第2節の)大宮戦でも同じような距離からのFKがあって、間に落として事故の場面が起こるようなキックをイメージして蹴りました。気候のことも計算して蹴ることができましたし、狙ったところに蹴ることができました。僕のゴールでも良いかなと思うのですが……、チームが勝てたので自分のゴールでなくても良いです。ゴールを決めた(藤井)航大さんからは「ナイスボール」と言ってもらえました。
--2点目のゴールシーンを振り返ってください。
良い形でのカウンターをしかけることができたと思います。(戸高)弘貴さんからボールが来るなと思っていたので、そのポジションを取っていたら良いボールが来たので、決めるだけでした。
--この雨の中、応援してくれたファン・サポーターの存在も選手たちが発奮する材料になったのでは?
連戦でこういう悪天候の中、実際にピッチでプレーしている選手も寒かったぐらいですから、見ている方たちはもっと寒かったと思います。応援に来てくれたファン・サポーターのためにも、絶対に勝たないといけないという思いの下、戦って勝つことができて良かったです。
1G1Aと町田の全ゴールに絡んだ平戸である。
まさに攻撃の核と言えよう。
先制点はFKからアシスト。
触らなくとも入っておったようにも見える。
2点目はカウンターから左足にて。
ゴール前まで張り込んだ走力と、良いポジショニングガウンだゴールである。
素晴らしい。
ここまで今シーズン5試合で1G5Aと大活躍しておる。
これは、東京五輪メンバーへ大きなアピールとなったのではなかろうか。
是非とも選出されて欲しいと願う。
これからも活躍を続けて欲しい。
期待しておる。

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三竿健斗、一生懸命にガムシャラにやりたい
“ちょっと高め”に目標設定する三竿健斗、W杯出場は「自分の努力次第でチャンスは増える」
18/3/21 04:16

日本代表MF三竿健斗
目標を設定し、それを達成したら新たな目標を設定する。そうすることで日本代表MF三竿健斗は自身を成長させてきた。たとえ、その目標が「少し高め」だとしてもだ。
一昨季、下部組織から育った東京Vを離れ、鹿島に完全移籍を果たした。初年度は思ったように出場機会をつかめず、4試合、わずか30分の出場にとどまった。しかし、2年目には監督交代を機にレギュラーポジションを奪い取り、第14節からは出場停止の1試合を除いて全試合フル出場を果たすなど、飛躍の年につなげた。
「鹿島に入ってからスタメンで出るという目標、レギュラーを奪うという目標を立ててきた。周りは無理だと思うかもしれないけど、そういう目標を立てたら自然とそこに向かって、自分で努力する。目標はちょっと高めに設定するのがちょうどいい」
そして、高校3年のときに「次の(ロシア)W杯に出たい」と思い描いた。当時は「半信半疑」だったものの、「今は少し現実味がある」ところまで近付いている。「自分の努力次第でチャンスは増える。それが達成できるように、一生懸命にガムシャラにやりたい」と今活動で猛アピールして、W杯出場に向けてさらに歩を進めたいところだ。
(取材・文 折戸岳彦)
日本代表の練習に参加する三竿健斗を取材したゲキサカの折戸氏である。
「鹿島に入ってからスタメンで出るという目標、レギュラーを奪うという目標を立ててきた。周りは無理だと思うかもしれないけど、そういう目標を立てたら自然とそこに向かって、自分で努力する。目標はちょっと高めに設定するのがちょうどいい」というコメントを引き出した。
健斗の目標設定と実戦が良く伝わる。
この向上心が健斗を成長させておる。
また、高校3年時に「次の(ロシア)W杯に出たい」と思い描いた像が、現実味を帯びてきた。
この欧州遠征にて実績を積み上げ、是非とも掴み取って欲しいところ。
DREAMS COME TRUEである。

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18/3/21 04:16

日本代表MF三竿健斗
目標を設定し、それを達成したら新たな目標を設定する。そうすることで日本代表MF三竿健斗は自身を成長させてきた。たとえ、その目標が「少し高め」だとしてもだ。
一昨季、下部組織から育った東京Vを離れ、鹿島に完全移籍を果たした。初年度は思ったように出場機会をつかめず、4試合、わずか30分の出場にとどまった。しかし、2年目には監督交代を機にレギュラーポジションを奪い取り、第14節からは出場停止の1試合を除いて全試合フル出場を果たすなど、飛躍の年につなげた。
「鹿島に入ってからスタメンで出るという目標、レギュラーを奪うという目標を立ててきた。周りは無理だと思うかもしれないけど、そういう目標を立てたら自然とそこに向かって、自分で努力する。目標はちょっと高めに設定するのがちょうどいい」
そして、高校3年のときに「次の(ロシア)W杯に出たい」と思い描いた。当時は「半信半疑」だったものの、「今は少し現実味がある」ところまで近付いている。「自分の努力次第でチャンスは増える。それが達成できるように、一生懸命にガムシャラにやりたい」と今活動で猛アピールして、W杯出場に向けてさらに歩を進めたいところだ。
(取材・文 折戸岳彦)
日本代表の練習に参加する三竿健斗を取材したゲキサカの折戸氏である。
「鹿島に入ってからスタメンで出るという目標、レギュラーを奪うという目標を立ててきた。周りは無理だと思うかもしれないけど、そういう目標を立てたら自然とそこに向かって、自分で努力する。目標はちょっと高めに設定するのがちょうどいい」というコメントを引き出した。
健斗の目標設定と実戦が良く伝わる。
この向上心が健斗を成長させておる。
また、高校3年時に「次の(ロシア)W杯に出たい」と思い描いた像が、現実味を帯びてきた。
この欧州遠征にて実績を積み上げ、是非とも掴み取って欲しいところ。
DREAMS COME TRUEである。

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レオナルド氏、素晴らしい経験だった
レオナルド、鹿島時代のトリックを明かす「皆、私が日本語を話せると思っていたが…」

鹿島アントラーズでのプレー経験を持つレオナルド氏は、日本での体験を振り返った。
ブラジル代表として活躍したほか、ミランなど強豪クラブでプレーした経験を持つレオナルド氏が19日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のテレビ番組に出演し、現役時代にプレーした日本について語った。
レオナルド氏は1993年、サンパウロのメンバーとして、インターコンチネンタルカップのために来日。当時、鹿島アントラーズでプレーしていたジーコ氏からクラブ加入を直接打診された。その2カ月後、若きレオナルド氏は敬愛するジーコの誘いを受け、日本移籍を決断した。
「日本では2年間プレーした。私にとって東洋はいつも魅力的だった。私より大きい人もいたよ。クラブ運営についても知ることができて、素晴らしい経験だった」
また海外移籍において障害となる言葉の問題についても言及。レオナルド氏は事前に単語を記憶しておくことで、日本のファンとのコミュニケーションを図った。
「言葉の問題? 私はフレーズをいくつか記憶しておいて、試合終了後に使っていた。だから皆、私が日本語を話せると思っていたよ」
さらにレオナルド氏は、母国ブラジルについても見解を示した。
「ブラジルはワールドカップ出場を逃したことがない。いつも出場している。いまはネイマール・フィーバーが起きている。ブラジルの攻撃陣は非常に若く、守備陣はベテラン勢だ」
そして「ネイマールはきっと間に合うと私は思うよ」と、2月のマルセイユ戦で右足を負傷したパリ・サンジェルマン所属のブラジル代表FWネイマールの復帰を願った。
鹿島でのプレイを語ったレオナルド氏である。
「日本では2年間プレーした。私にとって東洋はいつも魅力的だった。私より大きい人もいたよ。クラブ運営についても知ることができて、素晴らしい経験だった」とコメントする。
鹿島での経験が、その後の人生に大きく影響を及ぼしたことが伝わってくる。
また、言葉の問題については、「フレーズをいくつか記憶しておいて、試合終了後に使っていた」と明かす。
これは秘策である。
今後、海外に飛び出す日本人プレイヤーも、この手法を心得ておいてはいかがであろうか。
先人の知恵は、素直に受け入れるが吉である。

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鹿島アントラーズでのプレー経験を持つレオナルド氏は、日本での体験を振り返った。
ブラジル代表として活躍したほか、ミランなど強豪クラブでプレーした経験を持つレオナルド氏が19日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のテレビ番組に出演し、現役時代にプレーした日本について語った。
レオナルド氏は1993年、サンパウロのメンバーとして、インターコンチネンタルカップのために来日。当時、鹿島アントラーズでプレーしていたジーコ氏からクラブ加入を直接打診された。その2カ月後、若きレオナルド氏は敬愛するジーコの誘いを受け、日本移籍を決断した。
「日本では2年間プレーした。私にとって東洋はいつも魅力的だった。私より大きい人もいたよ。クラブ運営についても知ることができて、素晴らしい経験だった」
また海外移籍において障害となる言葉の問題についても言及。レオナルド氏は事前に単語を記憶しておくことで、日本のファンとのコミュニケーションを図った。
「言葉の問題? 私はフレーズをいくつか記憶しておいて、試合終了後に使っていた。だから皆、私が日本語を話せると思っていたよ」
さらにレオナルド氏は、母国ブラジルについても見解を示した。
「ブラジルはワールドカップ出場を逃したことがない。いつも出場している。いまはネイマール・フィーバーが起きている。ブラジルの攻撃陣は非常に若く、守備陣はベテラン勢だ」
そして「ネイマールはきっと間に合うと私は思うよ」と、2月のマルセイユ戦で右足を負傷したパリ・サンジェルマン所属のブラジル代表FWネイマールの復帰を願った。
鹿島でのプレイを語ったレオナルド氏である。
「日本では2年間プレーした。私にとって東洋はいつも魅力的だった。私より大きい人もいたよ。クラブ運営についても知ることができて、素晴らしい経験だった」とコメントする。
鹿島での経験が、その後の人生に大きく影響を及ぼしたことが伝わってくる。
また、言葉の問題については、「フレーズをいくつか記憶しておいて、試合終了後に使っていた」と明かす。
これは秘策である。
今後、海外に飛び出す日本人プレイヤーも、この手法を心得ておいてはいかがであろうか。
先人の知恵は、素直に受け入れるが吉である。

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中田浩二CRO、まだまだやれることはあるんじゃないかと
中田浩二「アントラーズの紅白戦は
きつかった。試合がラクに感じた」
寺野典子●文 text by Terano Noriko 井坂英樹●写真 photo by Isaka Hideki
遺伝子 ~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(3)
中田浩二 前編
「プロになったら、競争は当たり前。先発とかベンチとか、そういうことで気持ちが揺れたりはしません。チャンスが来たら、自分のプレーをするだけです」
3月3日、今季の公式戦初勝利を飾った土居聖真は、淡々とそう語った。このガンバ戦ではアグレッシブな守備と連動する攻撃で、相手陣に攻め入った鹿島の攻撃軸として、存在感を示した土居は1-0の勝利に貢献する。
また、ボランチを務めた三竿健斗は「前節の清水戦直後から、選手同士で修正点をたくさん話し合った。その成果が出たと思います」とも話していた。
選手間の濃密なコミュニケーションが試合の質に大きな影響を与えていた。それは試合に出た選手だけではない。
3月7日のACL第3節シドニーFC戦、敵地のピッチに立ったメンバーは、4日前のガンバ大阪戦から8人も入れ替わっていた。
相手の攻撃を凌ぎ、好機を待つ……彼らがそんな鹿島らしい戦いを演じる。チャンスを得た若い選手たちは自己アピールよりも、チームとしての戦いを第一に思考していたのだろう。0-2とアウェーながら完勝した鹿島は、無敗でグループリーグ首位を走っている。
* * *

テレビ解説でもおなじみの中田浩二。現在、所属は鹿島アントラーズ事業部
2014年に現役を引退。現在は鹿島アントラーズ事業部に所属し、クラブ・リレーションズ・オフィサー(C.R.O.)を務める中田浩二。フランス・マルセイユ、スイス・バーゼルでプレーした経験を持ち、2002年ワールドカップ日韓大会の代表メンバーでもある。
1999年にワールドユース(現U-20ワールドカップ)で準優勝を果たし「黄金世代」と呼ばれる1979年生まれだ。小笠原満男、本山雅志(北九州)、曽ヶ端準、山口武士(エンフレンテ熊本スポーツクラブコーチ)、中村祥朗(HOUKOKU FC)とともに高卒ルーキー6人衆のひとりとして、1998年鹿島に加入した。
――現在はスポンサーの方との仕事も多いと思いますが、「鹿島アントラーズ」には強固なブランド力があると感じます。
「Jリーグ初年度のファーストステージで優勝し、ジーコがもたらしたスピリッツを証明できたと思います。当時のスタッフがそれを大切にし、今に至るまで、そのスタンスをずっと変えずに来たことが大きいと思います。
『勝利へのこだわり』を持ち、『強いチーム』として結果を残してきた。鹿嶋という場所柄、勝たなくちゃいけないという現実があった。弱ければ、試合を見に来てくれる人はいないだろうし、選手も集まらない。だから、クラブ全体がトップチームの勝利のために力を尽くしている。サポーターはもちろん、スポンサーの方々もいっしょに戦ってくれている。それを引退後、痛感しています」
――新人選手として感じた鹿島の「勝利へのこだわり」とはどういうものでしたか?
「当時、本田(泰人)さん、秋田(豊)さん、相馬(直樹)さん、名良橋(晃)さんと、日本代表選手がたくさんいるレベルの高い環境だということは自覚していました。
たとえ練習であっても、ちょっとしたポジショニングが違っていたり、サボるとすぐに怒られる。誰かが手を抜いて、チーム内の共通理解が壊れたら、試合ではそこを突かれてしまう。練習から試合を想定しているので、曖昧な状況を許さないんです。練習中からたくさんの議論があり、選手それぞれが『チームの勝利のためになにをすべきか』を考えていることが伝わってきました」
――選手同士、要求をし合っていると……。
「自分がこういうプレーをしたいからというんじゃなくて、すべてが『チームのため』という前提があった。しかも、誰かが一方的に訴えるだけじゃなく、話し合っているんです。『こういうポジションをとってほしい』『だけど、そこはこうなんじゃないのか?』と、お互いをリスペクトしたうえで、納得するまで話し合う。
それは練習後にも続きます。10分で終わることもあれば、マッサージを受けながら1時間続くこともある。同じ意識を共有するために、濃いコミュニケーションを日々行なっているので、試合でそれを落とし込める。選手がチームの勝利に真剣に向き合っていると強く感じました」
――そういう輪のなかには、新人だと入りづらいですよね。でも、試合出場することを考えたら、そのコニュニケ―ションに加わらなければならない。
「もちろん、最初はビビッているところもあるから、自分の意見なんて言えなかった。でも、話さないとわからないことを理解してもらうこともできない。そういうとき、奥野(僚右)さんが、『お前はどう思うの?』と声をかけてくれるんです。そうして話し始めても、『お前は1年目なのに、生意気な』というような空気にはならない。みんなが僕の意見を聞いてくれる。
そして、『お前はそう思ったかもしれないけど、こういうときにはこういうやり方もあるんだ。だから、お前はそうしなくちゃいけないんだ』と話してくれる。僕も『なるほどな』と気づける。そういう教えを重ねて、自然と自分が試合のなかで何をしなくちゃいけないかが明確になってくる」
――当時、柳沢敦(鹿島コーチ)さんが「どんなに幼い子どもであっても、その子の意見に耳を貸さなくちゃいけない」とジョルジーニョに言われたと話していました。そういう空気が鹿島にはずっと漂っているように感じます。ご自身がベテランになったときも、それは大事にされていましたか?
「もちろん。話しづらいだろう若手にもこちらから声をかけるし、彼らの意見も大切にしました。コミュニケーションがなければ、勝利のためにチームがひとつにはなれない。だから、議論を省略することはできないんです」
――中田さんの同期は6人の選手がいて、普通に考えたら、ライバルが多い状況ですよね。しかも強豪クラブだから、競争は激しい。
「よく6人が集まったなと思います。でも、きっと誰もが『自分は試合に出られる』と思っていたはず。鹿島は簡単に試合に出られるような環境ではなかったけれど、そういう競う同期がいたから、奮起し続けられた。
僕が最初に試合に出た。そうなれば、ほかの選手は『負けたくない』とトレーニングをしただろうし、その後、満男が出れば、僕はやっぱり悔しかった。だからといって、練習で削ってやろうなんて思わない。満男がレギュラー組と話していたら、『どんな話をしたの?』と聞き、逆の立場で聞かれれば、隠すことなくすべてを話す。そんなライバル関係があったからこそ、自分が伸びていると実感できました」
――同期がみんなBチームだったとき、トップチームとの紅白戦で、「いかに勝つかと必死だった」と小笠原選手が話していました。Bチームも「勝つために」という意識だったんですね。
「紅白戦はきつかった。だから、試合に出たとき、ラクだなって思うこともありましたから。ライバルがいて、厳しい競争がある。同期のあいつらがいてくれて本当によかった。だから、やめるときは、ちょっと悔しさがありましたね」
――鹿島でプロとしてスタートし、鹿島で現役を終えた。そんなキャリアを今、どう考えていますか?
「チームメイトもそうですけど、スタジアムに来てくれるサポーターからのプレッシャーもある。それを常に感じながら、サッカーができたことを幸せに思います。プレッシャーがあるから、努力もできた。この環境じゃなければ、甘えが出て、成長できなかったかもしれない。
日本ではここしか知らないけれど、ここでずっとサッカーができたことは、自分のキャリアのなかで大きな意味があると感じています。鹿島じゃなければ、日本代表にもなれなかっただろうし、これほど長くプレーできなかったんじゃないかと」
――そういう環境を今後も継続していくことが鹿島の未来にとっても大きいですね。
「はい。サポーターもスポンサーも本気で応援してくれる。そういう環境を今まで作り上げて、積み上げてきたのがアントラーズです。クラブの事業部の一員として、今後もそこは求めていかないとダメだと思います」
中田浩二は考えた。「元選手が
経営サイドに身を置くことは重要だ」
寺野典子●文 text by Terano Noriko 井坂英樹●写真 photo by Isaka Hideki
遺伝子 ~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(4)
中田浩二 後編
3月10日のJリーグ第3節・サンフレッチェ広島戦を0-1で落とすと、3月13日のACL対シドニーFC戦も1-1と引き分けに終わった鹿島アントラーズ。試合後、SNSにはサポーターの厳しい声が上がっていた。
シュート数では相手を上回りながらも、ゴールを奪えず、勝利を飾れない。鹿島の勝利を信じているからこそ、そのフラストレーションも大きい。共に戦っているという自負があるからこそ、チームを甘やかさない。彼らの声は熱く、そして真摯だ。そんなクラブ愛に溢れているのはスタンドを埋めるサポーターだけではない。長年スポンサーを務める企業もまた、鹿島とともに戦っている。
2014年に現役を引退した中田浩二は、ピッチを離れた今、それを強く感じていると話す。
大岩剛監督、柳沢敦・羽田憲司両コーチ、そして今季からは新たに佐藤洋平GKコーチが就任。ユースチームでも熊谷浩二監督が指揮を執(と)っている鹿島アントラーズ。かつての現役選手を指導者として起用することに以前から積極的だった。ブラジル人監督時代もOBの日本人コーチを置き、指導者育成に努めてきた。

指導者ではないが、現役選手に声をかけることもあるという中田浩二C.R.O
そんな鹿島が初めてクラブの職員にOB選手を起用したのが、2015年から事業部でクラブ・リレーション・オフィサー(C.R.O.)を務める中田だった。
* * *
――現役引退後、指導者のキャリアを歩む人は少なくありません。そういうなか、ピッチという現場ではなく、クラブの職員として仕事を始めたのはなぜですか?
「サッカーに関わる仕事は、指導者だけではないだろうという思いがありました。日本のサッカーをよくしていくうえで、元選手が経営サイドに身を置くことの重要性を感じたんです」
――メディアやスポンサー、サポーターとクラブとを繋ぐC.R.O.を3年あまり務めての実感や手ごたえとはどんなものですか?
「たとえばスポンサーさんのもとへ行けば、とても喜んでもらえます。そこは元選手という僕の強みだと感じます」
――現在、トップチームをどのように見ていますか?
「客観的に見ています。練習を見る機会はあまりないですが、試合を見て、感じることがあれば、選手に声をかけます。特に若い選手。ちょっと悩んでいるのかなと思えば、クラブハウスで会ったときに自然と声をかける。そこは先輩という感覚かもしれませんね。
でも、僕は強化部でもないし、監督でもコーチでもないから。事業部の僕はチームに干渉する立場ではない。でも、元選手、元チームメイトということで、話しやすいことがあるかもしれないし。そこは、適度な距離を保ちながら、『どうなの? なんか元気ないじゃん』と声もかけられるので。
C.R.O.というのは、クラブと外部とのリレーションという役割でもあるけれど、クラブと選手とを繋ぐ仕事でもあるなと。
たとえば、事業部としては、スポンサーやサポーターとトップチームとの距離を近づけたいと考えるけれど、同時に選手の負担になることは避けたい。そういうときに、『ここまでなら大丈夫』とか、『これは難しいかな』という意見を出すこともできます。
基本は選手がサッカーに集中できる環境を維持することが重要ですが、サポーターやスポンサーなど、自分たちを支えてくれている人たちの存在を選手にも理解してもらいたいという気持ちもあります。だから選手サイドにも元選手として、意見を反映させながら、距離を縮めていくことができればと」
――今の仕事に就いたことで、そういう支えがあることを、改めて気づいた部分はありますか?
「そうですね。本当に応援してくれている。でも、選手との距離を感じている部分があるというのは、この仕事をしないとわからないことでした。同時にサッカー選手として生きていくことができるのは、いろいろな人の支えがあったからこそということも強く感じました。『いっしょになって戦っている人』の存在を選手にも伝えたい。そこは元選手だから話せることもあると思うので」

――今、新しい環境で、ご自身の力不足を感じるのはどんな点ですか?
「たくさんありますよ。確かにずっとサッカーをやってきたので、たとえば、エクセルやワード、パワーポイントなどをうまく使えるかと言われたら、そういう普通の人ができることができない。そして、プレゼンテーション力だとか、ファイナンスの知識もないし、ビッグデータから何を抽出するのかというような思考も弱い。実務能力はまだまだ足りないと思っています。
それを認識したうえで、時間はかかるだろうけれど、学んでいくしかない。元選手というバリューに頼っているだけでは、この仕事は続けられないという覚悟はあります。実務面で仕事ができないとなれば、迷惑をかけてしまう。そこは元選手だからといって、甘えられるわけじゃない」
――鹿島アントラーズというクラブは、事業面、経営面でも「攻めの姿勢」というか、スタジアムの指定管理者になったりと、いろいろなチャンレジをしているなと感じます。
「スタジアムの有効利用をはじめ、いろいろな施策、仕掛けをしていかないと生き残っていけないクラブだという自覚があります。30km圏内をホームタウンと考えると、鹿島は半分が海だし、人口も少ない。立地としては恵まれているわけではないので、チャレンジし続けなくてはならない。
先日、スペインのデポルティーボへ行ったのですが、町(ア・コルーニャ)の規模としては鹿島と変わらないけれど、ソシオが2万7000人もいる。鹿島はその10分の1程度ですから、まだまだやれることはあるんじゃないかと」
――フランスのマルセイユやスイスのバーゼルといった、ヨーロッパでの選手経験が、クラブ経営という面で武器にもなるんじゃないですか? サッカーが文化として根づき、スタジアムが街の中心地として機能しているさまを体験したのだから。
「特にバーゼルは、スタジアム内にショッピングセンターや老人ホームがあったりと、有効利用しています。そして、充実したVIPルームやサービス面での工夫も怠らない。日本はプロ化されて25年。100年を超える歴史のあるヨーロッパとすぐには同じようにはできないけれど、それを目指して歩んでいます。
でも、ピッチ上のサッカーだけでなく、経営、ビジネス面でもヨーロッパのクラブはスピード感を持ち、進化し続けています。だからこそ、競技者としてサッカーを学び、経営も学んだ人間が必要だと思うんです」
――今の立場でも「チームが勝つためになにをすべきか」という思考は重要ですか?
「もちろん。クラブチームというのは、トップチームだけでは成り立たない。それを今つくづく感じています。当然クラブを引っ張るのはトップチームです。そこを充実させるためには資金も必要です。だから、事業部としてそれを準備する。強化と事業の両輪をバランスよく回すことで、いっしょに戦っている。
スタジアムへ足を運んでくれるサポーターは、遠くからも来てくれます。バスを2、3時間乗ってきて、つまらない試合を見せるわけにはいかない。満足感を持って帰ってもらいたいし、それが愛着を生むはずです。いっしょに戦い、タイトルを獲れたときの興奮を味わってほしい。
トップチームが勝つために『自分は何をやらなくちゃいけないか』をみんなが考えています。それがジーコのいう”ファミリー”なんだと思います」
中田浩二CROについて取材したSportivaの寺野女史である。
入団当初、同期とのライバル関係と友情を綴る。
「紅白戦はきつかった。だから、試合に出たとき、ラクだなって思うこともありましたから」というのは鹿島だからこそ味わえた経験であろう。
また、選手出身者として異例の経営側へのキャリアスタートについて、「ピッチ上のサッカーだけでなく、経営、ビジネス面でもヨーロッパのクラブはスピード感を持ち、進化し続けています。だからこそ、競技者としてサッカーを学び、経営も学んだ人間が必要だと思うんです」と心強い。
鹿島は次世代への投資を怠っておらぬ。
頼もしい経営者として育っていって欲しい。
期待しておる。

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きつかった。試合がラクに感じた」
寺野典子●文 text by Terano Noriko 井坂英樹●写真 photo by Isaka Hideki
遺伝子 ~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(3)
中田浩二 前編
「プロになったら、競争は当たり前。先発とかベンチとか、そういうことで気持ちが揺れたりはしません。チャンスが来たら、自分のプレーをするだけです」
3月3日、今季の公式戦初勝利を飾った土居聖真は、淡々とそう語った。このガンバ戦ではアグレッシブな守備と連動する攻撃で、相手陣に攻め入った鹿島の攻撃軸として、存在感を示した土居は1-0の勝利に貢献する。
また、ボランチを務めた三竿健斗は「前節の清水戦直後から、選手同士で修正点をたくさん話し合った。その成果が出たと思います」とも話していた。
選手間の濃密なコミュニケーションが試合の質に大きな影響を与えていた。それは試合に出た選手だけではない。
3月7日のACL第3節シドニーFC戦、敵地のピッチに立ったメンバーは、4日前のガンバ大阪戦から8人も入れ替わっていた。
相手の攻撃を凌ぎ、好機を待つ……彼らがそんな鹿島らしい戦いを演じる。チャンスを得た若い選手たちは自己アピールよりも、チームとしての戦いを第一に思考していたのだろう。0-2とアウェーながら完勝した鹿島は、無敗でグループリーグ首位を走っている。
* * *

テレビ解説でもおなじみの中田浩二。現在、所属は鹿島アントラーズ事業部
2014年に現役を引退。現在は鹿島アントラーズ事業部に所属し、クラブ・リレーションズ・オフィサー(C.R.O.)を務める中田浩二。フランス・マルセイユ、スイス・バーゼルでプレーした経験を持ち、2002年ワールドカップ日韓大会の代表メンバーでもある。
1999年にワールドユース(現U-20ワールドカップ)で準優勝を果たし「黄金世代」と呼ばれる1979年生まれだ。小笠原満男、本山雅志(北九州)、曽ヶ端準、山口武士(エンフレンテ熊本スポーツクラブコーチ)、中村祥朗(HOUKOKU FC)とともに高卒ルーキー6人衆のひとりとして、1998年鹿島に加入した。
――現在はスポンサーの方との仕事も多いと思いますが、「鹿島アントラーズ」には強固なブランド力があると感じます。
「Jリーグ初年度のファーストステージで優勝し、ジーコがもたらしたスピリッツを証明できたと思います。当時のスタッフがそれを大切にし、今に至るまで、そのスタンスをずっと変えずに来たことが大きいと思います。
『勝利へのこだわり』を持ち、『強いチーム』として結果を残してきた。鹿嶋という場所柄、勝たなくちゃいけないという現実があった。弱ければ、試合を見に来てくれる人はいないだろうし、選手も集まらない。だから、クラブ全体がトップチームの勝利のために力を尽くしている。サポーターはもちろん、スポンサーの方々もいっしょに戦ってくれている。それを引退後、痛感しています」
――新人選手として感じた鹿島の「勝利へのこだわり」とはどういうものでしたか?
「当時、本田(泰人)さん、秋田(豊)さん、相馬(直樹)さん、名良橋(晃)さんと、日本代表選手がたくさんいるレベルの高い環境だということは自覚していました。
たとえ練習であっても、ちょっとしたポジショニングが違っていたり、サボるとすぐに怒られる。誰かが手を抜いて、チーム内の共通理解が壊れたら、試合ではそこを突かれてしまう。練習から試合を想定しているので、曖昧な状況を許さないんです。練習中からたくさんの議論があり、選手それぞれが『チームの勝利のためになにをすべきか』を考えていることが伝わってきました」
――選手同士、要求をし合っていると……。
「自分がこういうプレーをしたいからというんじゃなくて、すべてが『チームのため』という前提があった。しかも、誰かが一方的に訴えるだけじゃなく、話し合っているんです。『こういうポジションをとってほしい』『だけど、そこはこうなんじゃないのか?』と、お互いをリスペクトしたうえで、納得するまで話し合う。
それは練習後にも続きます。10分で終わることもあれば、マッサージを受けながら1時間続くこともある。同じ意識を共有するために、濃いコミュニケーションを日々行なっているので、試合でそれを落とし込める。選手がチームの勝利に真剣に向き合っていると強く感じました」
――そういう輪のなかには、新人だと入りづらいですよね。でも、試合出場することを考えたら、そのコニュニケ―ションに加わらなければならない。
「もちろん、最初はビビッているところもあるから、自分の意見なんて言えなかった。でも、話さないとわからないことを理解してもらうこともできない。そういうとき、奥野(僚右)さんが、『お前はどう思うの?』と声をかけてくれるんです。そうして話し始めても、『お前は1年目なのに、生意気な』というような空気にはならない。みんなが僕の意見を聞いてくれる。
そして、『お前はそう思ったかもしれないけど、こういうときにはこういうやり方もあるんだ。だから、お前はそうしなくちゃいけないんだ』と話してくれる。僕も『なるほどな』と気づける。そういう教えを重ねて、自然と自分が試合のなかで何をしなくちゃいけないかが明確になってくる」
――当時、柳沢敦(鹿島コーチ)さんが「どんなに幼い子どもであっても、その子の意見に耳を貸さなくちゃいけない」とジョルジーニョに言われたと話していました。そういう空気が鹿島にはずっと漂っているように感じます。ご自身がベテランになったときも、それは大事にされていましたか?
「もちろん。話しづらいだろう若手にもこちらから声をかけるし、彼らの意見も大切にしました。コミュニケーションがなければ、勝利のためにチームがひとつにはなれない。だから、議論を省略することはできないんです」
――中田さんの同期は6人の選手がいて、普通に考えたら、ライバルが多い状況ですよね。しかも強豪クラブだから、競争は激しい。
「よく6人が集まったなと思います。でも、きっと誰もが『自分は試合に出られる』と思っていたはず。鹿島は簡単に試合に出られるような環境ではなかったけれど、そういう競う同期がいたから、奮起し続けられた。
僕が最初に試合に出た。そうなれば、ほかの選手は『負けたくない』とトレーニングをしただろうし、その後、満男が出れば、僕はやっぱり悔しかった。だからといって、練習で削ってやろうなんて思わない。満男がレギュラー組と話していたら、『どんな話をしたの?』と聞き、逆の立場で聞かれれば、隠すことなくすべてを話す。そんなライバル関係があったからこそ、自分が伸びていると実感できました」
――同期がみんなBチームだったとき、トップチームとの紅白戦で、「いかに勝つかと必死だった」と小笠原選手が話していました。Bチームも「勝つために」という意識だったんですね。
「紅白戦はきつかった。だから、試合に出たとき、ラクだなって思うこともありましたから。ライバルがいて、厳しい競争がある。同期のあいつらがいてくれて本当によかった。だから、やめるときは、ちょっと悔しさがありましたね」
――鹿島でプロとしてスタートし、鹿島で現役を終えた。そんなキャリアを今、どう考えていますか?
「チームメイトもそうですけど、スタジアムに来てくれるサポーターからのプレッシャーもある。それを常に感じながら、サッカーができたことを幸せに思います。プレッシャーがあるから、努力もできた。この環境じゃなければ、甘えが出て、成長できなかったかもしれない。
日本ではここしか知らないけれど、ここでずっとサッカーができたことは、自分のキャリアのなかで大きな意味があると感じています。鹿島じゃなければ、日本代表にもなれなかっただろうし、これほど長くプレーできなかったんじゃないかと」
――そういう環境を今後も継続していくことが鹿島の未来にとっても大きいですね。
「はい。サポーターもスポンサーも本気で応援してくれる。そういう環境を今まで作り上げて、積み上げてきたのがアントラーズです。クラブの事業部の一員として、今後もそこは求めていかないとダメだと思います」
中田浩二は考えた。「元選手が
経営サイドに身を置くことは重要だ」
寺野典子●文 text by Terano Noriko 井坂英樹●写真 photo by Isaka Hideki
遺伝子 ~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(4)
中田浩二 後編
3月10日のJリーグ第3節・サンフレッチェ広島戦を0-1で落とすと、3月13日のACL対シドニーFC戦も1-1と引き分けに終わった鹿島アントラーズ。試合後、SNSにはサポーターの厳しい声が上がっていた。
シュート数では相手を上回りながらも、ゴールを奪えず、勝利を飾れない。鹿島の勝利を信じているからこそ、そのフラストレーションも大きい。共に戦っているという自負があるからこそ、チームを甘やかさない。彼らの声は熱く、そして真摯だ。そんなクラブ愛に溢れているのはスタンドを埋めるサポーターだけではない。長年スポンサーを務める企業もまた、鹿島とともに戦っている。
2014年に現役を引退した中田浩二は、ピッチを離れた今、それを強く感じていると話す。
大岩剛監督、柳沢敦・羽田憲司両コーチ、そして今季からは新たに佐藤洋平GKコーチが就任。ユースチームでも熊谷浩二監督が指揮を執(と)っている鹿島アントラーズ。かつての現役選手を指導者として起用することに以前から積極的だった。ブラジル人監督時代もOBの日本人コーチを置き、指導者育成に努めてきた。

指導者ではないが、現役選手に声をかけることもあるという中田浩二C.R.O
そんな鹿島が初めてクラブの職員にOB選手を起用したのが、2015年から事業部でクラブ・リレーション・オフィサー(C.R.O.)を務める中田だった。
* * *
――現役引退後、指導者のキャリアを歩む人は少なくありません。そういうなか、ピッチという現場ではなく、クラブの職員として仕事を始めたのはなぜですか?
「サッカーに関わる仕事は、指導者だけではないだろうという思いがありました。日本のサッカーをよくしていくうえで、元選手が経営サイドに身を置くことの重要性を感じたんです」
――メディアやスポンサー、サポーターとクラブとを繋ぐC.R.O.を3年あまり務めての実感や手ごたえとはどんなものですか?
「たとえばスポンサーさんのもとへ行けば、とても喜んでもらえます。そこは元選手という僕の強みだと感じます」
――現在、トップチームをどのように見ていますか?
「客観的に見ています。練習を見る機会はあまりないですが、試合を見て、感じることがあれば、選手に声をかけます。特に若い選手。ちょっと悩んでいるのかなと思えば、クラブハウスで会ったときに自然と声をかける。そこは先輩という感覚かもしれませんね。
でも、僕は強化部でもないし、監督でもコーチでもないから。事業部の僕はチームに干渉する立場ではない。でも、元選手、元チームメイトということで、話しやすいことがあるかもしれないし。そこは、適度な距離を保ちながら、『どうなの? なんか元気ないじゃん』と声もかけられるので。
C.R.O.というのは、クラブと外部とのリレーションという役割でもあるけれど、クラブと選手とを繋ぐ仕事でもあるなと。
たとえば、事業部としては、スポンサーやサポーターとトップチームとの距離を近づけたいと考えるけれど、同時に選手の負担になることは避けたい。そういうときに、『ここまでなら大丈夫』とか、『これは難しいかな』という意見を出すこともできます。
基本は選手がサッカーに集中できる環境を維持することが重要ですが、サポーターやスポンサーなど、自分たちを支えてくれている人たちの存在を選手にも理解してもらいたいという気持ちもあります。だから選手サイドにも元選手として、意見を反映させながら、距離を縮めていくことができればと」
――今の仕事に就いたことで、そういう支えがあることを、改めて気づいた部分はありますか?
「そうですね。本当に応援してくれている。でも、選手との距離を感じている部分があるというのは、この仕事をしないとわからないことでした。同時にサッカー選手として生きていくことができるのは、いろいろな人の支えがあったからこそということも強く感じました。『いっしょになって戦っている人』の存在を選手にも伝えたい。そこは元選手だから話せることもあると思うので」

――今、新しい環境で、ご自身の力不足を感じるのはどんな点ですか?
「たくさんありますよ。確かにずっとサッカーをやってきたので、たとえば、エクセルやワード、パワーポイントなどをうまく使えるかと言われたら、そういう普通の人ができることができない。そして、プレゼンテーション力だとか、ファイナンスの知識もないし、ビッグデータから何を抽出するのかというような思考も弱い。実務能力はまだまだ足りないと思っています。
それを認識したうえで、時間はかかるだろうけれど、学んでいくしかない。元選手というバリューに頼っているだけでは、この仕事は続けられないという覚悟はあります。実務面で仕事ができないとなれば、迷惑をかけてしまう。そこは元選手だからといって、甘えられるわけじゃない」
――鹿島アントラーズというクラブは、事業面、経営面でも「攻めの姿勢」というか、スタジアムの指定管理者になったりと、いろいろなチャンレジをしているなと感じます。
「スタジアムの有効利用をはじめ、いろいろな施策、仕掛けをしていかないと生き残っていけないクラブだという自覚があります。30km圏内をホームタウンと考えると、鹿島は半分が海だし、人口も少ない。立地としては恵まれているわけではないので、チャレンジし続けなくてはならない。
先日、スペインのデポルティーボへ行ったのですが、町(ア・コルーニャ)の規模としては鹿島と変わらないけれど、ソシオが2万7000人もいる。鹿島はその10分の1程度ですから、まだまだやれることはあるんじゃないかと」
――フランスのマルセイユやスイスのバーゼルといった、ヨーロッパでの選手経験が、クラブ経営という面で武器にもなるんじゃないですか? サッカーが文化として根づき、スタジアムが街の中心地として機能しているさまを体験したのだから。
「特にバーゼルは、スタジアム内にショッピングセンターや老人ホームがあったりと、有効利用しています。そして、充実したVIPルームやサービス面での工夫も怠らない。日本はプロ化されて25年。100年を超える歴史のあるヨーロッパとすぐには同じようにはできないけれど、それを目指して歩んでいます。
でも、ピッチ上のサッカーだけでなく、経営、ビジネス面でもヨーロッパのクラブはスピード感を持ち、進化し続けています。だからこそ、競技者としてサッカーを学び、経営も学んだ人間が必要だと思うんです」
――今の立場でも「チームが勝つためになにをすべきか」という思考は重要ですか?
「もちろん。クラブチームというのは、トップチームだけでは成り立たない。それを今つくづく感じています。当然クラブを引っ張るのはトップチームです。そこを充実させるためには資金も必要です。だから、事業部としてそれを準備する。強化と事業の両輪をバランスよく回すことで、いっしょに戦っている。
スタジアムへ足を運んでくれるサポーターは、遠くからも来てくれます。バスを2、3時間乗ってきて、つまらない試合を見せるわけにはいかない。満足感を持って帰ってもらいたいし、それが愛着を生むはずです。いっしょに戦い、タイトルを獲れたときの興奮を味わってほしい。
トップチームが勝つために『自分は何をやらなくちゃいけないか』をみんなが考えています。それがジーコのいう”ファミリー”なんだと思います」
中田浩二CROについて取材したSportivaの寺野女史である。
入団当初、同期とのライバル関係と友情を綴る。
「紅白戦はきつかった。だから、試合に出たとき、ラクだなって思うこともありましたから」というのは鹿島だからこそ味わえた経験であろう。
また、選手出身者として異例の経営側へのキャリアスタートについて、「ピッチ上のサッカーだけでなく、経営、ビジネス面でもヨーロッパのクラブはスピード感を持ち、進化し続けています。だからこそ、競技者としてサッカーを学び、経営も学んだ人間が必要だと思うんです」と心強い。
鹿島は次世代への投資を怠っておらぬ。
頼もしい経営者として育っていって欲しい。
期待しておる。

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鳥栖戦報道
鹿島金崎が先制V弾 鳥栖が今季初黒星/鳥-鹿4節
[2018年3月18日18時16分]

前半、先制ゴールを決める鹿島FW金崎(撮影・栗木一考)

前半、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島FW金崎
鹿島金崎「しっかりできていた」V弾も守備陣に感謝
[2018年3月18日21時3分]

前半、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島FW金崎

前半、先制ゴールを決める鹿島FW金崎(撮影・栗木一考)
<明治安田生命J1:鳥栖0-1鹿島>◇第4節◇18日◇ベアスタ
ボール保持率はサガン鳥栖に上回られた。後半25分を過ぎると、パワープレーを仕掛けられた。「こんな早く仕掛けてくるんやと思った」と日本代表DF昌子源。耐えしのぐ時間がずっと続いた。ただ、それを耐え抜けるだけの強さが、鹿島アントラーズにあった。「最後まで戦えていた。こういう難しい戦いを制して勝つのが、ウチだと思う」。日本代表MF三竿健斗は1-0の勝利に胸を張った。
待望の先制点はエースの足から生まれた。前半14分、元コロンビア代表の鳥栖FWイバルボがボールを収めきれなかったところを、日本代表DF植田直通が右足でつついた。そのボールをFW鈴木優磨が頭でつなぐと、最後に受けたFW金崎夢生がペナルティーエリアの外から右足を一閃(いっせん)した。ただ、その金崎も「ディフェンスを中心にしっかりできていた」。今日は守備陣に感謝しつつ、チーム全員の勝利を誇った。
鹿島の代表組が「コロンビア」封じ、81分間耐えた
[2018年3月19日7時51分 ]

鳥栖対鹿島 鳥栖FWイバルボ(中央)と競り合う鹿島DF昌子(右から2人目)。左から鹿島DF植田、鹿島MF三竿(撮影・栗木一考)

鳥栖対鹿島 鳥栖FWイバルボ(左)と競り合う鹿島DF植田(撮影・栗木一考)

鳥栖対鹿島 後半、鳥栖FWイバルボと競り合う鹿島DF昌子(撮影・栗木一考)
<明治安田生命J1:鳥栖0-1鹿島>◇第4節◇18日◇ベアスタ
鹿島アントラーズの日本代表トリオがW杯ロシア大会1次リーグ初戦で対戦する“仮想敵”を封じた。昌子源、植田直通の両センターバックとボランチのMF三竿健斗が連係し、サガン鳥栖の元コロンビア代表FWビクトル・イバルボを厳しくチェック。残り20分間のパワープレーにも耐え、前半14分のFW金崎夢生の先制弾を守り抜き、1-0で勝利した。J1は日本代表の活動で中断し、30日に再開する。
試合終了の笛が鳴ると、昌子は両手を膝についてうなだれた。勝ったにもかかわらず。もう体を起こす力も残っていなかった。それが、激闘を物語っていた。
「しんどい。本当にしんどかった。後半は45分間攻められていたんじゃないかというぐらい」。前半14分に先制した。そこからロスタイムを含めれば計81分間、守り抜いた。残り20分間も鳥栖のパワープレーを受け続けた。それは水中で息を止め、耐え忍ぶような時間だった。
対イバルボ。圧倒的な身体能力を持ち、14年のW杯ブラジル大会にも出場した元コロンビア代表への対応が、最大の焦点だった。
そこでまず、ロングボールに競り合う役を三竿健が担った。競り負けても両センターバックが控える。「1人が負けても後ろでしっかりカバーしていれば全然、大丈夫」と植田。抜かれても、昌子と植田が飛び込まずに時間をかけて中盤を待つ。「健斗が頑張ってくれたから、最後まで僕と(植田)ナオは動けた」と昌子は感謝した。
貴重な先制点も対イバルボからだった。植田がプレッシャーをかけて、浮いたボールを足でつついた。それが鈴木、金崎とつながった。「最初は前を向かせないでおこうかなと思ったけど、ボールが落ち着いていなかったので、いけると思ってつついた」。いつもクールな植田も、勝利の瞬間は拳を突き上げていた。
力、技、駆け引き-代表戦を前にした世界レベルの戦いでつかんだ手応え。「(イバルボのような)そういう選手がたくさんいるチームとやれるのは、非常に楽しみ」。代表合流に向かう三竿健の表情は、晴れやかだった。【今村健人】
予行演習バッチリ!鹿島、昌子&植田の壁で元コロンビア代表の鳥栖・イバルボ完封

鳥栖に勝利し、サポーターにあいさつする鈴木(左端)、昌子(右端)ら鹿島イレブン=ベアスタ
明治安田J1第4節(18日、ベストアメニティスタジアムほか)9試合を行い、鹿島は日本代表DFコンビの昌子源(25)と植田直通(23)が1点を守り抜き、鳥栖を退けた。2連覇を狙う川崎は同じく代表の車屋紳太郎(25)らDF陣が名古屋を零封。勝ち点を10に伸ばし首位に立った。広島は得失点差で2位。代表勢はロシアW杯のメンバー発表前では最後の海外遠征となるベルギーへ向かい、代表活動で中断となるJ1は30日に再開する。

前半、ゴールを決めガッツポーズする鹿島・金崎=ベアスタ
W杯1次リーグH組のライバル、コロンビア“対策”に自信を得た。鹿島が誇る日本代表ツインタワー、DF昌子とDF植田が鳥栖の元コロンビア代表を完封した。
2014年W杯ブラジル大会に出場した元コロンビア代表ストライカーのFWイバルボと、序盤から激しい肉弾戦。競り合いで後手に回る場面もあったが、タイミングをずらして競るなど工夫。後半2分に中央突破を受けた際は昌子と植田が連係して抑え、決定打を許さなかった。昌子は「化け物だった」と本音を漏らしつつ、「駆け引きで勝ちにいった」と充実感を漂わせた。
試合はFW金崎の2戦連発弾で勝利。エースが決めると負けない不敗神話を33に伸ばした。零封勝利も守備の奮闘あってのもの。昌子は「みんなの力があるからこそ、無失点で守れる。それは代表でも一緒」。確かな自信を胸に、ベルギーへ乗り込む。 (一色伸裕)
代表トリオで完封だ!夢生弾“お膳立て”3戦ぶり鹿島勝利!
明治安田生命J1第4節 鹿島1-0鳥栖 ( 2018年3月18日 ベアスタ )

前半、小野(手前)とボールを奪い合う鹿島・三竿
Photo By スポニチ
各地で9試合が行われ、鹿島は敵地で鳥栖を1―0で下した。前半14分、日本代表DF植田直通(23)のボール奪取から金崎の決勝ゴールが生まれた。DF昌子、MF三竿健を含めた日本代表トリオが、元コロンビア代表FWイバルボを封じ込め、公式戦3戦ぶりの白星に貢献。ベルギー遠征前最後のリーグ戦で存在をアピールした。
隙のない守備が、決勝点の起点となった。前半14分、中盤でゴールに背を向けてパスを受ける鳥栖のFWイバルボに、植田はぴたりと体を寄せた。「前を向かせないようにいこう」と考えた直後、イバルボのトラップが大きく浮く。その瞬間を見逃さなかった。「“ここはいけるかな”と思った。落ち着いてうまく味方につながった」。競り合いながら右足で出した浮き球のパスが鈴木から金崎に渡り、先制点につながった。
日本代表のベルギー遠征前最後のリーグ戦。「J1で身体能力は一番」と昌子が評すように、メンバー入りした植田、昌子、三竿健がそろって警戒していたのが、前回のW杯ブラジル大会にも出場した敵のエースだった。コロンビアはW杯2大会連続で1次リーグは日本と同組。“前哨戦”は激しい火花が散った。空中戦ではまず三竿健が競りにいき、センターバック残り2人がカバー。昌子はトラップ際を狙って奪い植田は時間をつくるようサイドに追い込み、三竿健も競り合いの距離感に工夫を見せて自由にさせなかった。
決定機は前半24分のシュート1本のみ。後半のパワープレーにも体を張り続けた。「3人でずっと話し合って、ここが崩れなければ大丈夫と話していた。相手の狙いを遮断できた」と三竿健。ベルギー遠征を前に、“仮想コロンビア代表”との激しい肉弾戦に3人で勝利した意味は大きい。終了の笛が鳴ると、植田は力強く拳を握った。しばらく膝に手をついた昌子の額からは、大粒の汗が滴り落ちた。

前半、シュートを防ぐ鹿島・昌子(3)
Photo By スポニチ

前半、イバルボと競り合う鹿島・植田(右)
Photo By スポニチ

前半14分、右足でゴールを決める鹿島・金崎
Photo By スポニチ

鳥栖に勝利しサポーターにあいさつする鹿島イレブン
Photo By 共同
[ 2018年3月19日 05:30 ]
【鹿島】エース金崎のゴールで鳥栖に1―0で勝利!金崎得点試合の“不敗神話”は33試合に
2018年3月18日20時59分 スポーツ報知

前半14分、金崎が右足で先制ゴールを決める
◆明治安田生命J1リーグ▽第4節 鹿島1―0鳥栖(19日・ベアスタ)
鹿島が敵地で鳥栖を1―0で下した。
前半14分、鳥栖FWイバルボがキープするボールを、背後からDF植田直通が懸命に右足を伸ばしてカット。前線に送ったボールをFW鈴木優磨が落とし、走り込んだFW金崎夢生が右足を一振り。決勝点をゴール左に突き刺した。金崎は「相手に押し込まれるシーンが多かったが、しっかり勝てたので良かった」と語った。これで金崎がゴールを決めた試合は33試合連続で負けなしとなった。
DF昌子源が「苦しい展開になった」と振り返ったように、鳥栖の連動したプレスに押し込まれる展開が続き追加点を奪えず。後半25分過ぎからはMF永木亮太が「ビックリした」と振り返る鳥栖のパワープレー攻撃が異例の20分以上にわたって続いたが、昌子、DF植田直通、MF三竿健斗の日本代表トリオを中心に1点を守りきり、勝ち点3を手にした。
【鹿島】昌子源ら元コロンビア代表封じた「みんなの力で無失点。これは代表でも一緒」
2018年3月19日6時0分 スポーツ報知

後半、鳥栖・イバルボ(右)とヘディングで競り合う鹿島・昌子〈3〉(カメラ・豊田 秀一)
◆明治安田生命J1リーグ第4節 鳥栖0―1鹿島(18日・ベストアメニティスタジアム)
鹿島はベルギー遠征(23日・マリ戦、27日・ウクライナ戦)に臨むDF昌子源(25)ら日本代表3人がロシアW杯で同組のコロンビアの元代表FWビクトル・イバルボ(27)を封じ、鳥栖に1―0で今季リーグ戦2勝目を挙げた。
鹿島の代表トリオがコロンビアの点取り屋を封じ込めた。前半14分、鳥栖FWイバルボがキープするボールに対し、背後から植田が懸命に右足を伸ばした。ブラジルW杯にも出場した代表21キャップの巨漢FWに競り勝ち「うまくつながれば」と前線に送ったボール。FW鈴木を経由し、金崎が右足を一振り。決勝点をゴール左に突き刺した。
昌子は「後ろで俺らが構えてるから問題ない」と中盤の底を務める三竿健にイバルボとの徹底した“デュエル”を指示。植田とともにこぼれ球を拾い続けた。後半1分には昌子、同26分には植田がイバルボのシュートを体を張ってブロック。追加点が奪えず守備の時間が続いたが「難しい展開を制して勝つのが鹿島」(三竿健)と1点を守り切った。
前節の広島戦。三竿健の不用意なパスからゴールを許した。リーグ戦の連続無失点試合が5で止まり、0―1で敗戦。試合後には一部サポーターから三竿健を責める暴言が飛んだ。
迎えた翌日の練習後。昌子は三竿健に言った。「俺が何回失点に絡んでるか知ってるか。ナオ(植田)もそう。本当にボロカス言われたぞ」。激励の輪の中に主将の小笠原も加わった。「俺なんて代表で15分で交代させられたことあんぞ」。三竿健は「ミスを引きずったらダメ。練習から(以前より)積極的にパスを出すようにした」と前を向いた。
昌子は「みんなの力で無失点。これは代表でも一緒。頑張ります」、植田も「鹿島でやっていることをやるだけ」と胸を張った。三竿健も「失うものはない。楽しみです」とニヤリ。自信みなぎる鹿島の代表トリオが、意気揚々とベルギーに乗り込む。(岡島 智哉)
鹿島、鳥栖下す 3戦ぶり白星 1点死守

鳥栖-鹿島 後半9分、相手と競り合う鹿島・金崎(中央)=ベストアメニティスタジアム、村田知宏撮影
明治安田J1第4節(18日・ベストアメニティスタジアムほか=9試合)鹿島は鳥栖に1-0で勝利した。通算成績は2勝1分け1敗、勝ち点4。順位は6位に上げた。
鹿島は前半14分、後方からのボールを鈴木が頭で落とし、抜け出した金崎の右足シュートで先制した。その後は両者とも激しい球際争いを繰り広げた。試合終盤は鳥栖のロングボールを放り込む攻めに手を焼いたが、無失点でしのいだ。
鳥栖 1勝1敗2分け(5) 0-1 鹿島 2勝1敗1分け(7)
0-1
0-0
■鹿島・大岩監督 タフなゲーム
タフなゲームだったが、最後まで集中を切らすことなく、クリーンシート(無失点)で終えることができたのは評価できる。
■鹿島・植田 みんなで戦った
準備してきたことが生きた。カバリングの意識を持ち続けられた。チームみんなで戦い、勝てたのがうれしい。
■鹿島・土居 いい時間で先制
いい時間で先制できた。チャンスになったどこかで、もう1点を取れれば楽になった。本当に肉弾戦だった。
■鹿島・昌子 無失点こだわる
後ろが失点0なら負けることはない。無失点にこだわっていきたい。最後は体を張って守れればいい。
決勝点の夢生を抑え代表トリオの文字が並ぶ各紙である。
やはり、代表選手中心に記事を作れとの指示が上から飛ぶのであろう。
このあたり、日本のサッカーメディアが成熟しない部分なのではなかろうか。
とはいえ、後半は防戦一方であり、守備陣にスポットを当てるのも納得は行く。
その中で、報知の岡島記者は、広島戦後の健斗へ向けた先輩たちの言葉を報じる。
普段からこのように取材しておることが伝わり、エピソードが嬉しい。
ミスも含めてサッカーであり、健斗は成長したと思う。
この鳥栖戦では素晴らしいパフォーマンスを発揮したと言えよう。
天晴れである。

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[2018年3月18日18時16分]

前半、先制ゴールを決める鹿島FW金崎(撮影・栗木一考)

前半、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島FW金崎
鹿島金崎「しっかりできていた」V弾も守備陣に感謝
[2018年3月18日21時3分]

前半、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島FW金崎

前半、先制ゴールを決める鹿島FW金崎(撮影・栗木一考)
<明治安田生命J1:鳥栖0-1鹿島>◇第4節◇18日◇ベアスタ
ボール保持率はサガン鳥栖に上回られた。後半25分を過ぎると、パワープレーを仕掛けられた。「こんな早く仕掛けてくるんやと思った」と日本代表DF昌子源。耐えしのぐ時間がずっと続いた。ただ、それを耐え抜けるだけの強さが、鹿島アントラーズにあった。「最後まで戦えていた。こういう難しい戦いを制して勝つのが、ウチだと思う」。日本代表MF三竿健斗は1-0の勝利に胸を張った。
待望の先制点はエースの足から生まれた。前半14分、元コロンビア代表の鳥栖FWイバルボがボールを収めきれなかったところを、日本代表DF植田直通が右足でつついた。そのボールをFW鈴木優磨が頭でつなぐと、最後に受けたFW金崎夢生がペナルティーエリアの外から右足を一閃(いっせん)した。ただ、その金崎も「ディフェンスを中心にしっかりできていた」。今日は守備陣に感謝しつつ、チーム全員の勝利を誇った。
鹿島の代表組が「コロンビア」封じ、81分間耐えた
[2018年3月19日7時51分 ]

鳥栖対鹿島 鳥栖FWイバルボ(中央)と競り合う鹿島DF昌子(右から2人目)。左から鹿島DF植田、鹿島MF三竿(撮影・栗木一考)

鳥栖対鹿島 鳥栖FWイバルボ(左)と競り合う鹿島DF植田(撮影・栗木一考)

鳥栖対鹿島 後半、鳥栖FWイバルボと競り合う鹿島DF昌子(撮影・栗木一考)
<明治安田生命J1:鳥栖0-1鹿島>◇第4節◇18日◇ベアスタ
鹿島アントラーズの日本代表トリオがW杯ロシア大会1次リーグ初戦で対戦する“仮想敵”を封じた。昌子源、植田直通の両センターバックとボランチのMF三竿健斗が連係し、サガン鳥栖の元コロンビア代表FWビクトル・イバルボを厳しくチェック。残り20分間のパワープレーにも耐え、前半14分のFW金崎夢生の先制弾を守り抜き、1-0で勝利した。J1は日本代表の活動で中断し、30日に再開する。
試合終了の笛が鳴ると、昌子は両手を膝についてうなだれた。勝ったにもかかわらず。もう体を起こす力も残っていなかった。それが、激闘を物語っていた。
「しんどい。本当にしんどかった。後半は45分間攻められていたんじゃないかというぐらい」。前半14分に先制した。そこからロスタイムを含めれば計81分間、守り抜いた。残り20分間も鳥栖のパワープレーを受け続けた。それは水中で息を止め、耐え忍ぶような時間だった。
対イバルボ。圧倒的な身体能力を持ち、14年のW杯ブラジル大会にも出場した元コロンビア代表への対応が、最大の焦点だった。
そこでまず、ロングボールに競り合う役を三竿健が担った。競り負けても両センターバックが控える。「1人が負けても後ろでしっかりカバーしていれば全然、大丈夫」と植田。抜かれても、昌子と植田が飛び込まずに時間をかけて中盤を待つ。「健斗が頑張ってくれたから、最後まで僕と(植田)ナオは動けた」と昌子は感謝した。
貴重な先制点も対イバルボからだった。植田がプレッシャーをかけて、浮いたボールを足でつついた。それが鈴木、金崎とつながった。「最初は前を向かせないでおこうかなと思ったけど、ボールが落ち着いていなかったので、いけると思ってつついた」。いつもクールな植田も、勝利の瞬間は拳を突き上げていた。
力、技、駆け引き-代表戦を前にした世界レベルの戦いでつかんだ手応え。「(イバルボのような)そういう選手がたくさんいるチームとやれるのは、非常に楽しみ」。代表合流に向かう三竿健の表情は、晴れやかだった。【今村健人】
予行演習バッチリ!鹿島、昌子&植田の壁で元コロンビア代表の鳥栖・イバルボ完封

鳥栖に勝利し、サポーターにあいさつする鈴木(左端)、昌子(右端)ら鹿島イレブン=ベアスタ
明治安田J1第4節(18日、ベストアメニティスタジアムほか)9試合を行い、鹿島は日本代表DFコンビの昌子源(25)と植田直通(23)が1点を守り抜き、鳥栖を退けた。2連覇を狙う川崎は同じく代表の車屋紳太郎(25)らDF陣が名古屋を零封。勝ち点を10に伸ばし首位に立った。広島は得失点差で2位。代表勢はロシアW杯のメンバー発表前では最後の海外遠征となるベルギーへ向かい、代表活動で中断となるJ1は30日に再開する。

前半、ゴールを決めガッツポーズする鹿島・金崎=ベアスタ
W杯1次リーグH組のライバル、コロンビア“対策”に自信を得た。鹿島が誇る日本代表ツインタワー、DF昌子とDF植田が鳥栖の元コロンビア代表を完封した。
2014年W杯ブラジル大会に出場した元コロンビア代表ストライカーのFWイバルボと、序盤から激しい肉弾戦。競り合いで後手に回る場面もあったが、タイミングをずらして競るなど工夫。後半2分に中央突破を受けた際は昌子と植田が連係して抑え、決定打を許さなかった。昌子は「化け物だった」と本音を漏らしつつ、「駆け引きで勝ちにいった」と充実感を漂わせた。
試合はFW金崎の2戦連発弾で勝利。エースが決めると負けない不敗神話を33に伸ばした。零封勝利も守備の奮闘あってのもの。昌子は「みんなの力があるからこそ、無失点で守れる。それは代表でも一緒」。確かな自信を胸に、ベルギーへ乗り込む。 (一色伸裕)
代表トリオで完封だ!夢生弾“お膳立て”3戦ぶり鹿島勝利!
明治安田生命J1第4節 鹿島1-0鳥栖 ( 2018年3月18日 ベアスタ )

前半、小野(手前)とボールを奪い合う鹿島・三竿
Photo By スポニチ
各地で9試合が行われ、鹿島は敵地で鳥栖を1―0で下した。前半14分、日本代表DF植田直通(23)のボール奪取から金崎の決勝ゴールが生まれた。DF昌子、MF三竿健を含めた日本代表トリオが、元コロンビア代表FWイバルボを封じ込め、公式戦3戦ぶりの白星に貢献。ベルギー遠征前最後のリーグ戦で存在をアピールした。
隙のない守備が、決勝点の起点となった。前半14分、中盤でゴールに背を向けてパスを受ける鳥栖のFWイバルボに、植田はぴたりと体を寄せた。「前を向かせないようにいこう」と考えた直後、イバルボのトラップが大きく浮く。その瞬間を見逃さなかった。「“ここはいけるかな”と思った。落ち着いてうまく味方につながった」。競り合いながら右足で出した浮き球のパスが鈴木から金崎に渡り、先制点につながった。
日本代表のベルギー遠征前最後のリーグ戦。「J1で身体能力は一番」と昌子が評すように、メンバー入りした植田、昌子、三竿健がそろって警戒していたのが、前回のW杯ブラジル大会にも出場した敵のエースだった。コロンビアはW杯2大会連続で1次リーグは日本と同組。“前哨戦”は激しい火花が散った。空中戦ではまず三竿健が競りにいき、センターバック残り2人がカバー。昌子はトラップ際を狙って奪い植田は時間をつくるようサイドに追い込み、三竿健も競り合いの距離感に工夫を見せて自由にさせなかった。
決定機は前半24分のシュート1本のみ。後半のパワープレーにも体を張り続けた。「3人でずっと話し合って、ここが崩れなければ大丈夫と話していた。相手の狙いを遮断できた」と三竿健。ベルギー遠征を前に、“仮想コロンビア代表”との激しい肉弾戦に3人で勝利した意味は大きい。終了の笛が鳴ると、植田は力強く拳を握った。しばらく膝に手をついた昌子の額からは、大粒の汗が滴り落ちた。

前半、シュートを防ぐ鹿島・昌子(3)
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前半、イバルボと競り合う鹿島・植田(右)
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前半14分、右足でゴールを決める鹿島・金崎
Photo By スポニチ

鳥栖に勝利しサポーターにあいさつする鹿島イレブン
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[ 2018年3月19日 05:30 ]
【鹿島】エース金崎のゴールで鳥栖に1―0で勝利!金崎得点試合の“不敗神話”は33試合に
2018年3月18日20時59分 スポーツ報知

前半14分、金崎が右足で先制ゴールを決める
◆明治安田生命J1リーグ▽第4節 鹿島1―0鳥栖(19日・ベアスタ)
鹿島が敵地で鳥栖を1―0で下した。
前半14分、鳥栖FWイバルボがキープするボールを、背後からDF植田直通が懸命に右足を伸ばしてカット。前線に送ったボールをFW鈴木優磨が落とし、走り込んだFW金崎夢生が右足を一振り。決勝点をゴール左に突き刺した。金崎は「相手に押し込まれるシーンが多かったが、しっかり勝てたので良かった」と語った。これで金崎がゴールを決めた試合は33試合連続で負けなしとなった。
DF昌子源が「苦しい展開になった」と振り返ったように、鳥栖の連動したプレスに押し込まれる展開が続き追加点を奪えず。後半25分過ぎからはMF永木亮太が「ビックリした」と振り返る鳥栖のパワープレー攻撃が異例の20分以上にわたって続いたが、昌子、DF植田直通、MF三竿健斗の日本代表トリオを中心に1点を守りきり、勝ち点3を手にした。
【鹿島】昌子源ら元コロンビア代表封じた「みんなの力で無失点。これは代表でも一緒」
2018年3月19日6時0分 スポーツ報知

後半、鳥栖・イバルボ(右)とヘディングで競り合う鹿島・昌子〈3〉(カメラ・豊田 秀一)
◆明治安田生命J1リーグ第4節 鳥栖0―1鹿島(18日・ベストアメニティスタジアム)
鹿島はベルギー遠征(23日・マリ戦、27日・ウクライナ戦)に臨むDF昌子源(25)ら日本代表3人がロシアW杯で同組のコロンビアの元代表FWビクトル・イバルボ(27)を封じ、鳥栖に1―0で今季リーグ戦2勝目を挙げた。
鹿島の代表トリオがコロンビアの点取り屋を封じ込めた。前半14分、鳥栖FWイバルボがキープするボールに対し、背後から植田が懸命に右足を伸ばした。ブラジルW杯にも出場した代表21キャップの巨漢FWに競り勝ち「うまくつながれば」と前線に送ったボール。FW鈴木を経由し、金崎が右足を一振り。決勝点をゴール左に突き刺した。
昌子は「後ろで俺らが構えてるから問題ない」と中盤の底を務める三竿健にイバルボとの徹底した“デュエル”を指示。植田とともにこぼれ球を拾い続けた。後半1分には昌子、同26分には植田がイバルボのシュートを体を張ってブロック。追加点が奪えず守備の時間が続いたが「難しい展開を制して勝つのが鹿島」(三竿健)と1点を守り切った。
前節の広島戦。三竿健の不用意なパスからゴールを許した。リーグ戦の連続無失点試合が5で止まり、0―1で敗戦。試合後には一部サポーターから三竿健を責める暴言が飛んだ。
迎えた翌日の練習後。昌子は三竿健に言った。「俺が何回失点に絡んでるか知ってるか。ナオ(植田)もそう。本当にボロカス言われたぞ」。激励の輪の中に主将の小笠原も加わった。「俺なんて代表で15分で交代させられたことあんぞ」。三竿健は「ミスを引きずったらダメ。練習から(以前より)積極的にパスを出すようにした」と前を向いた。
昌子は「みんなの力で無失点。これは代表でも一緒。頑張ります」、植田も「鹿島でやっていることをやるだけ」と胸を張った。三竿健も「失うものはない。楽しみです」とニヤリ。自信みなぎる鹿島の代表トリオが、意気揚々とベルギーに乗り込む。(岡島 智哉)
鹿島、鳥栖下す 3戦ぶり白星 1点死守

鳥栖-鹿島 後半9分、相手と競り合う鹿島・金崎(中央)=ベストアメニティスタジアム、村田知宏撮影
明治安田J1第4節(18日・ベストアメニティスタジアムほか=9試合)鹿島は鳥栖に1-0で勝利した。通算成績は2勝1分け1敗、勝ち点4。順位は6位に上げた。
鹿島は前半14分、後方からのボールを鈴木が頭で落とし、抜け出した金崎の右足シュートで先制した。その後は両者とも激しい球際争いを繰り広げた。試合終盤は鳥栖のロングボールを放り込む攻めに手を焼いたが、無失点でしのいだ。
鳥栖 1勝1敗2分け(5) 0-1 鹿島 2勝1敗1分け(7)
0-1
0-0
■鹿島・大岩監督 タフなゲーム
タフなゲームだったが、最後まで集中を切らすことなく、クリーンシート(無失点)で終えることができたのは評価できる。
■鹿島・植田 みんなで戦った
準備してきたことが生きた。カバリングの意識を持ち続けられた。チームみんなで戦い、勝てたのがうれしい。
■鹿島・土居 いい時間で先制
いい時間で先制できた。チャンスになったどこかで、もう1点を取れれば楽になった。本当に肉弾戦だった。
■鹿島・昌子 無失点こだわる
後ろが失点0なら負けることはない。無失点にこだわっていきたい。最後は体を張って守れればいい。
決勝点の夢生を抑え代表トリオの文字が並ぶ各紙である。
やはり、代表選手中心に記事を作れとの指示が上から飛ぶのであろう。
このあたり、日本のサッカーメディアが成熟しない部分なのではなかろうか。
とはいえ、後半は防戦一方であり、守備陣にスポットを当てるのも納得は行く。
その中で、報知の岡島記者は、広島戦後の健斗へ向けた先輩たちの言葉を報じる。
普段からこのように取材しておることが伝わり、エピソードが嬉しい。
ミスも含めてサッカーであり、健斗は成長したと思う。
この鳥栖戦では素晴らしいパフォーマンスを発揮したと言えよう。
天晴れである。

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3月23日のマリ戦、27日のウクライナ戦は三竿健のサッカー人生においても、重要な一戦となるはずだ
鹿島の“潰し屋”三竿健斗 「信頼を掴まないといけない」と語る日本代表へのスタンスは?
梶山大輔(サッカーダイジェスト)
2018年03月19日
「自分に失うモノはない」

三竿健は潰し屋として際立ったパフォーマンスを披露。今や鹿島に欠かせない男だ。(C)SOCCER DIGEST
[J1リーグ4節]鳥栖0-1鹿島/3月18日/ベアスタ
鹿島が今季リーグ2勝目をアウェーの地で挙げた。14分に金崎夢生が決めた先制点を守り抜いての完封勝利。したたかさを存分に発揮した鹿島らしい白星だった。
この試合で輝きを放ったのが、ダブルボランチの一角で先発した三竿健斗だ。ビクトル・イバルボら鳥栖攻撃陣をハードなタックルで封じ込める、果敢なプレーでピンチの芽を摘み取ったのだ。
「前半は積極的にボールを受けて、叩いてというプレーを皆ができていた。すごく手応えがあったし、その中で先制点を決められて、よい試合運びができた。後半は早い時間帯で相手がパワープレーを仕掛けてきて、それに耐える形だった。ただ、しっかり無失点で終われたし、こういう難しい試合を勝つのが鹿島だと思う」
冷静に試合を振り返った背番号20は続けて、プレーで意識した点に言及する。
「V・イバルボは身体も強いし、(駆け引きの)タイミングが上手い。なので、自由に競らせないように意識した。センターバック(昌子源、植田直通)が競って背後を取られるよりは、僕が競った方がよいので。3人で話し合って、誰かが(競りに)行けば、誰かがカバーできていたし、相手の狙いを封じれたと思う」
激しい守備で中盤を引き締め、今や鹿島に欠かせない存在となった三竿健は、日本代表での活躍も期待されている。昨年12月のE-1選手権に続いて、今月のベルギー遠征に臨む代表メンバーに名を連ねたのだ。
「今日の試合で勝つことだけを考えていたが、それが達成できたので、良い形で代表に参加できる。自分に失うモノはないので、ガンガン(潰しに)行って、チームのためになれるようにしたい。Jリーグで通用している部分が、どこまでできるか楽しみ。いずれにしても、試合に出られるように信頼を掴まないといけない」
ロシア・ワールドカップまで残り3か月。「失うモノはない」と語る21歳の若武者は、代表定着に向けたアピールをベルギーの地で果たせるか。3月23日のマリ戦、27日のウクライナ戦は三竿健のサッカー人生においても、重要な一戦となるはずだ。
取材・文●梶山大輔(サッカーダイジェスト編集部)
鳥栖戦後の三竿健斗を取材したサッカーダイジェストの梶山記者である。
イバルボ封じの秘策について、「V・イバルボは身体も強いし、(駆け引きの)タイミングが上手い。なので、自由に競らせないように意識した。センターバック(昌子源、植田直通)が競って背後を取られるよりは、僕が競った方がよいので。3人で話し合って、誰かが(競りに)行けば、誰かがカバーできていたし、相手の狙いを封じれたと思う」と明かす。
代表トライアングルが機能しておったことが伝わってくる。
是非とも、代表でも、三人をセットで起用して欲しいと願う。
そして健斗は代表に向けて「今日の試合で勝つことだけを考えていたが、それが達成できたので、良い形で代表に参加できる。自分に失うモノはないので、ガンガン(潰しに)行って、チームのためになれるようにしたい。Jリーグで通用している部分が、どこまでできるか楽しみ。いずれにしても、試合に出られるように信頼を掴まないといけない」と語っておる。
健斗のプレイが世界に通じることは、この鳥栖戦にて体感できたはず。
次は代表にてその存在感を示すのだ。
期待しておる。

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梶山大輔(サッカーダイジェスト)
2018年03月19日
「自分に失うモノはない」

三竿健は潰し屋として際立ったパフォーマンスを披露。今や鹿島に欠かせない男だ。(C)SOCCER DIGEST
[J1リーグ4節]鳥栖0-1鹿島/3月18日/ベアスタ
鹿島が今季リーグ2勝目をアウェーの地で挙げた。14分に金崎夢生が決めた先制点を守り抜いての完封勝利。したたかさを存分に発揮した鹿島らしい白星だった。
この試合で輝きを放ったのが、ダブルボランチの一角で先発した三竿健斗だ。ビクトル・イバルボら鳥栖攻撃陣をハードなタックルで封じ込める、果敢なプレーでピンチの芽を摘み取ったのだ。
「前半は積極的にボールを受けて、叩いてというプレーを皆ができていた。すごく手応えがあったし、その中で先制点を決められて、よい試合運びができた。後半は早い時間帯で相手がパワープレーを仕掛けてきて、それに耐える形だった。ただ、しっかり無失点で終われたし、こういう難しい試合を勝つのが鹿島だと思う」
冷静に試合を振り返った背番号20は続けて、プレーで意識した点に言及する。
「V・イバルボは身体も強いし、(駆け引きの)タイミングが上手い。なので、自由に競らせないように意識した。センターバック(昌子源、植田直通)が競って背後を取られるよりは、僕が競った方がよいので。3人で話し合って、誰かが(競りに)行けば、誰かがカバーできていたし、相手の狙いを封じれたと思う」
激しい守備で中盤を引き締め、今や鹿島に欠かせない存在となった三竿健は、日本代表での活躍も期待されている。昨年12月のE-1選手権に続いて、今月のベルギー遠征に臨む代表メンバーに名を連ねたのだ。
「今日の試合で勝つことだけを考えていたが、それが達成できたので、良い形で代表に参加できる。自分に失うモノはないので、ガンガン(潰しに)行って、チームのためになれるようにしたい。Jリーグで通用している部分が、どこまでできるか楽しみ。いずれにしても、試合に出られるように信頼を掴まないといけない」
ロシア・ワールドカップまで残り3か月。「失うモノはない」と語る21歳の若武者は、代表定着に向けたアピールをベルギーの地で果たせるか。3月23日のマリ戦、27日のウクライナ戦は三竿健のサッカー人生においても、重要な一戦となるはずだ。
取材・文●梶山大輔(サッカーダイジェスト編集部)
🎦 ハイライト動画
— Jリーグ (@J_League) 2018年3月18日
🏆 明治安田生命J1リーグ 第4節
🆚 鳥栖vs鹿島
🔢 0-1#Jリーグ
その他の動画はこちら👇 https://t.co/CfyiYDdRkw pic.twitter.com/S1vjdfafiW
鳥栖戦後の三竿健斗を取材したサッカーダイジェストの梶山記者である。
イバルボ封じの秘策について、「V・イバルボは身体も強いし、(駆け引きの)タイミングが上手い。なので、自由に競らせないように意識した。センターバック(昌子源、植田直通)が競って背後を取られるよりは、僕が競った方がよいので。3人で話し合って、誰かが(競りに)行けば、誰かがカバーできていたし、相手の狙いを封じれたと思う」と明かす。
代表トライアングルが機能しておったことが伝わってくる。
是非とも、代表でも、三人をセットで起用して欲しいと願う。
そして健斗は代表に向けて「今日の試合で勝つことだけを考えていたが、それが達成できたので、良い形で代表に参加できる。自分に失うモノはないので、ガンガン(潰しに)行って、チームのためになれるようにしたい。Jリーグで通用している部分が、どこまでできるか楽しみ。いずれにしても、試合に出られるように信頼を掴まないといけない」と語っておる。
健斗のプレイが世界に通じることは、この鳥栖戦にて体感できたはず。
次は代表にてその存在感を示すのだ。
期待しておる。

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サッカーダイジェスト 鳥栖戦寸評
【J1採点&寸評】鳥栖0-1鹿島|試合巧者の鹿島が貫録の完封勝利! MOMは攻守に貪欲だった…
梶山大輔(サッカーダイジェスト)
2018年03月18日
鳥栖――後半は立て直したが…

【警告】鳥栖=チョン・スンヒョン(15分)、V・イバルボ(55分)、田川(90+2分) 鹿島=永木(34分)、安部(51分)、金崎(68分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】金崎夢生(鹿島)
[J1リーグ第4節]鳥栖0-1鹿島/3月18日/ベアスタ
【チーム採点・寸評】
鳥栖 5.5
鹿島の巧みなポゼッションに翻弄された前半は、ペースを掴めなかった。前半終了間際にシステムを中盤フラットの4-4-2へ変更。これが功を奏し、後半は攻勢を強めた。ただ結果的にゴールを奪えず、試合巧者の鹿島に力の差を見せつけられた。
【鳥栖|採点・寸評】
GK
20 権田修一 6
7本のシュートを浴びたが、これといったミスはなかった。失点シーンは金崎を褒めるべきだろう。
DF
5 キム・ミンヒョク 5.5
足を出して金崎のシュートをブロックしたが、無情にも被弾。後半は安定したプレーを見せていただけに、この失点が悔やまれる。
13 小林祐三 5
90分を通してオーバーラップを自重し、リスク管理を心掛けた。1点を追う後半は、攻撃の比重を高めたかった。
5 チョン・スンヒョン 5.5
鈴木へのチェックがわずかに遅れ、失点に繋がってしまった。最終盤は前線でパワープレー要員となったが、良いボールに恵まれず。
23 吉田 豊 6
武器である1対1の強さが際立ち、マッチアップした伊東を封じる。失点後は前へ出る姿勢を強めたが、報われなかった。
MF
4 原川 力 6
サイドに流れる金崎、鈴木と激しくやり合う。プレースキックの精度は高く、脅威を与えていた。
6 福田晃斗 6
前半は思うようにプレーに関与できず。左サイドに移った後半は、エリア内に侵入するなど躍動。反撃ムードを作った。
鳥栖――イバルボはプレッシャーに苦しみ…

攻撃の起点になろうと奮闘したV・イバルボ(中央)だが、昌子(左)のマークに自由を奪われた。(C)SOCCER DIGEST
36 髙橋秀人 6
常にバランスを考えてプレーし、的確な縦パスで攻撃のスイッチを入れた。すっかりチームに馴染んだ印象だ。
FW
9 チョ・ドンゴン 5
22分に強烈なシュートで沸かせたが、見せ場はこのシーンだけ。昌子&植田の日本代表コンビに抑え込まれた。
FW
32 ビクトル・イバルボ 5.5
屈強なフィジカルを活かし、ボールの収まりどころに。ただ、昌子&植田のタイトな寄せに苦しみ、効果的に機能したとは……。22分のシュートはポストに嫌われた。
FW
40 小野裕二 5.5(86分 OUT)
キックオフから軽快な動きを披露。ただ、右サイドに移った後半はボールに触る機会が減り、ゴールを演出できず。
交代出場
FW
27 田川享介 5.5(63分 IN)
投入直後から背後への動き出しでチャンスを窺う。スペースを消されてしまい、スピードを活かせなかった。
FW
22 池田 圭 ―(86分 IN)
ラスト4分で登場。ゴールを期待されたが、短い時間ではシュートまで持ち込めなかった。
MF
14 高橋義希 ―(86分 IN)
原川に代わってダブルボランチの一角に入る。豊富な運動量で中盤を活性化させた。
監督
マッシモ・フィッカデンティ 6
劣勢の前半を受け、得意とするシステム変更で修正を図る。目論見通り流れは良くなったが、最後まで1点が遠かった。2、3枚目のカードをもう少し早めに切れれば、さらに攻勢を強められたか。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●梶山大輔(サッカーダイジェスト編集部)
鹿島――したたかさを存分に発揮。
【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
先制点が決まった後は、サイドを起点に巧妙なパスワークで主導権を握った。相手がシステム変更でリズムを掴んだ後半は押し込まれたが、昌子&植田のCBコンビを中心に逃げ切った。したたかさを存分に発揮し、難しい試合を制した。
【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 6.5
22分のチョ・ドンゴンの強烈なシュートを危なげなくセーブ。ハイボールの処理も盤石で、クリーンシートを達成。
DF
3 昌子 源 7
予測の早さで上回り、安定感のあるディフェンスを披露。大声で味方を鼓舞し続け、最終ラインを完璧に統率した。
5 植田直通 7
先制点はこの男のインターセプトから生まれた。対人プレーの強さは圧巻で、V・イバルボを見事に抑え込む。クロスの跳ね返しも出色だった。
16 山本脩斗 6
機を見たオーバーラップでアタッカーをサポート。後半の劣勢にも、ベテランらしく落ち着いて対応した。
24 伊東幸敏 6
持ち前の攻撃参加は沈黙気味。ただ後半は、左サイドに移った福田に粘り強く食らいつき、完封勝利に貢献した。
MF
6 永木亮太 6
広範囲をカバーする動きで中盤を引き締める。3列目からの飛び出しも時折見せ、徐々に本来の姿を取り戻しつつある。
8 土居聖真 6(87分 OUT)
俊敏な動きでDFをかわし、時間を作る。連戦で疲れはあったはずだが、攻守によく走った。
鹿島――2トップが攻守に躍動。

14分、金崎が強烈な一撃をお見舞い。頼れるエースが勝点3をもたらした。(C)SOCCER DIGEST
20 三竿健斗 6.5
球際に強さを見せ、果敢なタックルでピンチの芽を摘んだ。特に押し込まれた後半の働きぶりはお見事。サイドチェンジの質が高まれば文句なしだ。
30 安部裕葵 6(70分 OUT)
鋭いターンとドリブルで攻撃のアクセントに。決定機には絡めなかったが、ハードワークは見せた。
FW
9 鈴木優磨 6.5
正確な落としで金崎のゴールをお膳立て。前線からの献身的なプレスも精力的で、プレーに勢いがあった。
MAN OF THE MATCH
10 金崎夢生 7(81分 OUT)
先制点のシュートはスピード、コースともに抜群だった。貪欲にボールを追い、ゴールを狙い続ける“らしさ全開”のプレーで勝利に導いた。
交代出場
FW
14 金森健志 6(70分 IN)
疲れが見えた安部に代わってピッチへ。劣勢の中で、守備のバランスを第一に考え振る舞った。
FW
7 ペドロ・ジュニオール ―(81分 IN)
時間は限られたが、迫力のある仕掛けでインパクトを残した。
MF
4 レオ・シルバ ―(87分 IN)
最終盤にクローザーとして登場。V・イバルボの突進を止めた90分のプレーは流石だった。
監督
大岩 剛 6.5
2トップに推進力のある金崎と鈴木を配置し、攻守にアグレッシブな姿勢を貫いた。疲れが見えた安部をフレッシュな金森と交代させ、レオ・シルバをクローザーとして送り込むなど、的確な交代策を披露。リーグ戦2試合ぶりの勝利を手にした。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●梶山大輔(サッカーダイジェスト編集部)
サッカーダイジェストの梶山記者による鳥栖戦の寸評である。
完封勝利に全員に良い評点が与えられた。
中でも、源、植田、夢生に特に良い評価が与えられた。
夢生は決勝ゴールに加え、アグレッシブなプレイが印象強く、MOMも与えられておる。
このガッツはチームに勢いを与える。
また、完封に貢献した両CBは鳥栖の攻撃陣、特に助っ人のイバルボを封じ込めたことが高い評価に繋がったと思う。
このコロンビア人は怖かった。
前半のシュートがポストに嫌われてなかったら結果は大きく変わっておったであろう。
それから、植田は先制点の起点ともなっており、成長を感じさせる。
存在感が光っておった。
複数得点がなされておれば、植田がMOMであったのではなかろうか。
攻守が噛み合い、タフな試合にて勝ち点3を得た。
このような試合を勝ちきったことは大きい。
中断明け以降も勝利を積み重ねていきたい。
期待しておる。

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梶山大輔(サッカーダイジェスト)
2018年03月18日
鳥栖――後半は立て直したが…

【警告】鳥栖=チョン・スンヒョン(15分)、V・イバルボ(55分)、田川(90+2分) 鹿島=永木(34分)、安部(51分)、金崎(68分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】金崎夢生(鹿島)
[J1リーグ第4節]鳥栖0-1鹿島/3月18日/ベアスタ
【チーム採点・寸評】
鳥栖 5.5
鹿島の巧みなポゼッションに翻弄された前半は、ペースを掴めなかった。前半終了間際にシステムを中盤フラットの4-4-2へ変更。これが功を奏し、後半は攻勢を強めた。ただ結果的にゴールを奪えず、試合巧者の鹿島に力の差を見せつけられた。
【鳥栖|採点・寸評】
GK
20 権田修一 6
7本のシュートを浴びたが、これといったミスはなかった。失点シーンは金崎を褒めるべきだろう。
DF
5 キム・ミンヒョク 5.5
足を出して金崎のシュートをブロックしたが、無情にも被弾。後半は安定したプレーを見せていただけに、この失点が悔やまれる。
13 小林祐三 5
90分を通してオーバーラップを自重し、リスク管理を心掛けた。1点を追う後半は、攻撃の比重を高めたかった。
5 チョン・スンヒョン 5.5
鈴木へのチェックがわずかに遅れ、失点に繋がってしまった。最終盤は前線でパワープレー要員となったが、良いボールに恵まれず。
23 吉田 豊 6
武器である1対1の強さが際立ち、マッチアップした伊東を封じる。失点後は前へ出る姿勢を強めたが、報われなかった。
MF
4 原川 力 6
サイドに流れる金崎、鈴木と激しくやり合う。プレースキックの精度は高く、脅威を与えていた。
6 福田晃斗 6
前半は思うようにプレーに関与できず。左サイドに移った後半は、エリア内に侵入するなど躍動。反撃ムードを作った。
鳥栖――イバルボはプレッシャーに苦しみ…

攻撃の起点になろうと奮闘したV・イバルボ(中央)だが、昌子(左)のマークに自由を奪われた。(C)SOCCER DIGEST
36 髙橋秀人 6
常にバランスを考えてプレーし、的確な縦パスで攻撃のスイッチを入れた。すっかりチームに馴染んだ印象だ。
FW
9 チョ・ドンゴン 5
22分に強烈なシュートで沸かせたが、見せ場はこのシーンだけ。昌子&植田の日本代表コンビに抑え込まれた。
FW
32 ビクトル・イバルボ 5.5
屈強なフィジカルを活かし、ボールの収まりどころに。ただ、昌子&植田のタイトな寄せに苦しみ、効果的に機能したとは……。22分のシュートはポストに嫌われた。
FW
40 小野裕二 5.5(86分 OUT)
キックオフから軽快な動きを披露。ただ、右サイドに移った後半はボールに触る機会が減り、ゴールを演出できず。
交代出場
FW
27 田川享介 5.5(63分 IN)
投入直後から背後への動き出しでチャンスを窺う。スペースを消されてしまい、スピードを活かせなかった。
FW
22 池田 圭 ―(86分 IN)
ラスト4分で登場。ゴールを期待されたが、短い時間ではシュートまで持ち込めなかった。
MF
14 高橋義希 ―(86分 IN)
原川に代わってダブルボランチの一角に入る。豊富な運動量で中盤を活性化させた。
監督
マッシモ・フィッカデンティ 6
劣勢の前半を受け、得意とするシステム変更で修正を図る。目論見通り流れは良くなったが、最後まで1点が遠かった。2、3枚目のカードをもう少し早めに切れれば、さらに攻勢を強められたか。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●梶山大輔(サッカーダイジェスト編集部)
鹿島――したたかさを存分に発揮。
【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
先制点が決まった後は、サイドを起点に巧妙なパスワークで主導権を握った。相手がシステム変更でリズムを掴んだ後半は押し込まれたが、昌子&植田のCBコンビを中心に逃げ切った。したたかさを存分に発揮し、難しい試合を制した。
【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 6.5
22分のチョ・ドンゴンの強烈なシュートを危なげなくセーブ。ハイボールの処理も盤石で、クリーンシートを達成。
DF
3 昌子 源 7
予測の早さで上回り、安定感のあるディフェンスを披露。大声で味方を鼓舞し続け、最終ラインを完璧に統率した。
5 植田直通 7
先制点はこの男のインターセプトから生まれた。対人プレーの強さは圧巻で、V・イバルボを見事に抑え込む。クロスの跳ね返しも出色だった。
16 山本脩斗 6
機を見たオーバーラップでアタッカーをサポート。後半の劣勢にも、ベテランらしく落ち着いて対応した。
24 伊東幸敏 6
持ち前の攻撃参加は沈黙気味。ただ後半は、左サイドに移った福田に粘り強く食らいつき、完封勝利に貢献した。
MF
6 永木亮太 6
広範囲をカバーする動きで中盤を引き締める。3列目からの飛び出しも時折見せ、徐々に本来の姿を取り戻しつつある。
8 土居聖真 6(87分 OUT)
俊敏な動きでDFをかわし、時間を作る。連戦で疲れはあったはずだが、攻守によく走った。
鹿島――2トップが攻守に躍動。

14分、金崎が強烈な一撃をお見舞い。頼れるエースが勝点3をもたらした。(C)SOCCER DIGEST
20 三竿健斗 6.5
球際に強さを見せ、果敢なタックルでピンチの芽を摘んだ。特に押し込まれた後半の働きぶりはお見事。サイドチェンジの質が高まれば文句なしだ。
30 安部裕葵 6(70分 OUT)
鋭いターンとドリブルで攻撃のアクセントに。決定機には絡めなかったが、ハードワークは見せた。
FW
9 鈴木優磨 6.5
正確な落としで金崎のゴールをお膳立て。前線からの献身的なプレスも精力的で、プレーに勢いがあった。
MAN OF THE MATCH
10 金崎夢生 7(81分 OUT)
先制点のシュートはスピード、コースともに抜群だった。貪欲にボールを追い、ゴールを狙い続ける“らしさ全開”のプレーで勝利に導いた。
交代出場
FW
14 金森健志 6(70分 IN)
疲れが見えた安部に代わってピッチへ。劣勢の中で、守備のバランスを第一に考え振る舞った。
FW
7 ペドロ・ジュニオール ―(81分 IN)
時間は限られたが、迫力のある仕掛けでインパクトを残した。
MF
4 レオ・シルバ ―(87分 IN)
最終盤にクローザーとして登場。V・イバルボの突進を止めた90分のプレーは流石だった。
監督
大岩 剛 6.5
2トップに推進力のある金崎と鈴木を配置し、攻守にアグレッシブな姿勢を貫いた。疲れが見えた安部をフレッシュな金森と交代させ、レオ・シルバをクローザーとして送り込むなど、的確な交代策を披露。リーグ戦2試合ぶりの勝利を手にした。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●梶山大輔(サッカーダイジェスト編集部)
#金崎夢生 がPA中央から右足を振り抜く!
— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2018年3月18日
金崎のゴールでアウェイの鹿島が先制に成功する。
明治安田J1第4節 鳥栖×鹿島は https://t.co/u4BaoHbwDg でライブ中。#時代を変えろ#DAZN@atlrs_official pic.twitter.com/WVt3Pm7fSq
サッカーダイジェストの梶山記者による鳥栖戦の寸評である。
完封勝利に全員に良い評点が与えられた。
中でも、源、植田、夢生に特に良い評価が与えられた。
夢生は決勝ゴールに加え、アグレッシブなプレイが印象強く、MOMも与えられておる。
このガッツはチームに勢いを与える。
また、完封に貢献した両CBは鳥栖の攻撃陣、特に助っ人のイバルボを封じ込めたことが高い評価に繋がったと思う。
このコロンビア人は怖かった。
前半のシュートがポストに嫌われてなかったら結果は大きく変わっておったであろう。
それから、植田は先制点の起点ともなっており、成長を感じさせる。
存在感が光っておった。
複数得点がなされておれば、植田がMOMであったのではなかろうか。
攻守が噛み合い、タフな試合にて勝ち点3を得た。
このような試合を勝ちきったことは大きい。
中断明け以降も勝利を積み重ねていきたい。
期待しておる。

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ケルン・大迫、最下位脱出弾
エース大迫、2戦連発今季4点目!!ケルンを最下位脱出に導く
18/3/19 01:25

FW大迫勇也が今季4点目
[3.18 ブンデスリーガ第27節 ケルン2-0レバークーゼン]
ブンデスリーガは18日、第27節3日目を行い、FW大迫勇也が所属するケルンはホームでレバークーゼンと対戦し、2-0で勝利した。5試合連続で先発した大迫は2試合連発となる先制点を決め、今季4点目。2トップの一角でフル出場した。
日本代表のエースストライカーが2試合連続ゴールを挙げた。前半9分、左サイドを突破したMFレオナルド・ビッテンコートがクロスを入れると、大迫が巧みな左足トラップでコントロールし、強烈な左足シュートを叩き込んだ。
前半33分にはレバークーゼンFWルーカス・アラリオが一発退場。数的優位に立ったケルンは後半24分にFWジモン・ツォラーが追加点を決め、2-0で完封勝利。3試合ぶりの勝利で勝ち点を20に伸ばしてハンブルガーSVを上回り、ついに最下位を脱出した。
ケルン大迫2戦連発!ハリルJし烈ポジション争いも好調手土産
ブンデスリーガ ケルン2-0レバークーゼン ( 2018年3月18日 )

前半、ゴールを決めるケルン・FW大迫
Photo By 共同
ケルンの日本代表FW大迫が18日のレバークーゼン戦で今季4点目を決めた。
0―0の前半9分、左からのグラウンダーのクロスを左足で巧みにトラップ。すぐさま左足を振り抜くと、強烈なシュートはドイツ代表GKレノの左手に当たり、そのままゴールラインを割った。12日のブレーメン戦に続く2試合連続ゴールで、前半を1―0と折り返した。
日本代表のハリルホジッチ監督はベルギー遠征に臨む日本代表にも選出。FW杉本(C大阪)、小林(川崎F)とのポジション争いはし烈だが好感触を手土産にベルギーへ乗り込む。
[ 2018年3月19日 05:30 ]
先制点を決めたケルンの大迫である。
2試合連続ゴールでチームを勝利に導き、最下位を脱出することに成功した。
好調を維持し、中断明けも活躍して奇跡の1部残留を成し遂げよ。
期待しておる。

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18/3/19 01:25

FW大迫勇也が今季4点目
[3.18 ブンデスリーガ第27節 ケルン2-0レバークーゼン]
ブンデスリーガは18日、第27節3日目を行い、FW大迫勇也が所属するケルンはホームでレバークーゼンと対戦し、2-0で勝利した。5試合連続で先発した大迫は2試合連発となる先制点を決め、今季4点目。2トップの一角でフル出場した。
日本代表のエースストライカーが2試合連続ゴールを挙げた。前半9分、左サイドを突破したMFレオナルド・ビッテンコートがクロスを入れると、大迫が巧みな左足トラップでコントロールし、強烈な左足シュートを叩き込んだ。
前半33分にはレバークーゼンFWルーカス・アラリオが一発退場。数的優位に立ったケルンは後半24分にFWジモン・ツォラーが追加点を決め、2-0で完封勝利。3試合ぶりの勝利で勝ち点を20に伸ばしてハンブルガーSVを上回り、ついに最下位を脱出した。
ケルン大迫2戦連発!ハリルJし烈ポジション争いも好調手土産
ブンデスリーガ ケルン2-0レバークーゼン ( 2018年3月18日 )

前半、ゴールを決めるケルン・FW大迫
Photo By 共同
ケルンの日本代表FW大迫が18日のレバークーゼン戦で今季4点目を決めた。
0―0の前半9分、左からのグラウンダーのクロスを左足で巧みにトラップ。すぐさま左足を振り抜くと、強烈なシュートはドイツ代表GKレノの左手に当たり、そのままゴールラインを割った。12日のブレーメン戦に続く2試合連続ゴールで、前半を1―0と折り返した。
日本代表のハリルホジッチ監督はベルギー遠征に臨む日本代表にも選出。FW杉本(C大阪)、小林(川崎F)とのポジション争いはし烈だが好感触を手土産にベルギーへ乗り込む。
[ 2018年3月19日 05:30 ]
先制点を決めたケルンの大迫である。
2試合連続ゴールでチームを勝利に導き、最下位を脱出することに成功した。
好調を維持し、中断明けも活躍して奇跡の1部残留を成し遂げよ。
期待しておる。

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鳥栖戦コメント
2018明治安田生命J1リーグ 第4節


鹿島アントラーズ:大岩 剛
非常にタフなゲームだったが、最後まで集中力を切らすことなくクリーンシートで終わることができたことは非常に評価できると思う。
Q.どのような指示を与えて試合に臨んだのか?
A.「タフなゲームになる。相手は体の強さを前面に出してくるゲームになるだろう」と伝えた。昨季、我々はここで負けているので、それを踏まえてしっかりとゲームに入ろうと思っていた。昨季の悔しい思いをぶつけようという姿勢でピッチに送り出した。
Q.ACLでは悔しい引き分けがあったが、それを踏まえて選手たちにどのような言葉をかけたのか?
A.ACLとは切り離して考えている。別の大会であり、JリーグはJリーグでしっかりと試合に入ろうと話している。切り替えというよりも、やるべきことをしっかりと整理して試合に入ろうと伝えた。昨季、ここで負けた悔しさを強く感じているので、その気持ちを大前提として持ちながら、相手のストロングポイントを消して我々のストロングポイントを出すこと、相手のウィークポイントを突いていくことを伝えた。


【三竿 健斗】
イバルボ選手は体が強いし、競り合うタイミングもうまい。自由に競らせないように意識していた。周りもしっかりとサポートしてくれていた。相手の狙いをしっかりと遮断できたと思う。
【永木 亮太】
非常に難しい試合だった。このような試合で勝ち点3を取れたことはプラスに考えていいと思う。リーグ戦での先発は久しぶりだったけど、勝利に貢献できて良かった。
【昌子 源】
本当にしんどい試合だった。鳥栖との試合では、特にこちらがリードしている時には今日のような展開になることが多い。非常に苦しい展開になった。2点目、3点目を取れるようなサッカーをしていきたい。
【植田 直通】
こういう試合になることはわかっていた。それに対して準備をしてきたことをしっかりと出せて、勝つことができたのだと思う。みんなでカバーする意識を持って守備をすることができていた。
【伊東 幸敏】
早い時間で先制点を取れて、そこからは守備の時間が長くなってしまった。後半は守備しかしていないような展開だったけど、全員が高い集中力を持って戦えた。結果として無失点で終えることができたのは、アントラーズらしさなのかなと思う。
【土居 聖真】
前半はいい時間帯に先制できて、試合内容もコントロールできていたと思う。後半は相手の形を出されてしまって、最後までうまく耐えることができた。みんなでうまく対応できた。この勝ち点3は大きいと思う。
【安部 裕葵】
肉弾戦になると思っていたので、とにかく戦うことと逃げないことを考えていた。セカンドボールを拾うこと、前からプレスをかけることを意識していた。とにかく勝ててよかった。
サガン鳥栖

本日行われたJ1 第4節 サガン鳥栖戦は1-0で勝利しました。
第4節
2018年3月18日(日)16:03KO ベアスタ
[ 大岩 剛監督 ]
非常にタフなゲームだったんですけど、最後まで集中を切らすことなくクリーンシートで終われたことは非常に評価できるんではないかと思います。
--選手たちにはどんな指示を出して臨んだのでしょうか?
先ほども申し上げたとおり、タフなゲームになると。相手の体の強さを前面に出したゲームになるだろうと。昨季、われわれはここで負けているので、そういうことを踏まえながらしっかりゲームに入っていこうと。昨年の悔しい気持ちをぶつけようとゲームに送り出しました。
--先日のACLでは悔しい引き分けがありましたが、それを踏まえて選手たちにはどのような声をかけたのでしょうか?
ACLとは切り離して考えています。別の大会ですし、JリーグはJリーグでしっかり入ろうと選手には話しています。切り替えというよりも、われわれがやるべきことを整理してゲームに入ろうと。先ほども申しましたとおり、昨年負けた悔しさを強く感じていますので、そういう気持ちを大前提として持ちながら、相手のストロングポイントを消しつつわれわれのストロングポイントを出していく。相手のウィークポイントを突いていくという話を選手にはしました。
第4節
2018年3月18日(日)16:03KO ベアスタ
[ 植田 直通 ]
--ハードな試合だったが?
こういう試合になることは分かっていたし、それに対して自分たちが準備してきたことが生きて、今日は勝つことができたんじゃないかと思います。
--ビクトル イバルボ選手に対しては?
一人が負けたとしても後ろにしっかりカバーしていれば全然大丈夫だと思っていた。みんなでカバーする意識を持っていたので、やられることはなかったと思います。
--ビクトル イバルボ選手個人への対応の部分では?
しっかり時間を作れていたと思うし、時間を作れたことによって中盤の選手たちも戻ってくることができていた。サイドに流れる展開が多かったし、そういったところでも自由にやらせないようにできていたんじゃないかと思います。
鹿島、勝負強さ発揮。しのぎ切っての勝点3奪取
鳥栖はリーグ戦初勝利を挙げた前節・横浜FM戦とまったく同じ先発メンバー。一方の鹿島は敗れた前節・広島戦から4人を変更。伊東 幸敏、永木 亮太、安部 裕葵、鈴木 優磨が先発に名を連ねた。
良い入りを見せたのは鳥栖。2分、ビクトル イバルボのキープを起点に吉田 豊がクロス。趙 東建がオーバーヘッドでゴールを狙うも、ファウルを取られてしまう。しかし、鹿島が徐々にペースを握る。14分、ビクトル イバルボに植田 直通が競り勝ち、前線にボールを送る。これを鈴木がうまく金崎 夢生につなぐ。金崎がペナルティーエリアすぐ外から放った強烈なシュートが対角線にゴール左へ突き刺さり、鹿島が先制に成功する。
先制を許した鳥栖も23分にチャンスを迎える。自陣FKからのロングフィードを趙 東建が落とし、原川 力がシュートを放つ。ビクトル イバルボがコースを変えるが、シュートはポストに阻まれてしまう。さらに跳ね返りをフリーで拾った趙 東建が強烈なシュートを放つが、これはGKクォン スンテの正面を突いてしまい、鳥栖はこの決定機をモノにできなかった。鳥栖はその後も吉田、原川が良いコンビネーションを見せる左サイドを中心に攻勢をかけるものの、鹿島のカウンターの脅威にもさらされ、波状攻撃を仕掛けることができない。前半は鹿島が1点リードで折り返した。
前半の終盤からシステムをボックス型の[4-4-2]に変更していた鳥栖だが、後半は立ち上がりから攻勢をかける。47分にCKから鄭 昇炫が頭でゴールを狙うも、シュートはわずかに枠の外。52分にはロングカウンターからビクトル イバルボがシュートを放つが、クォン スンテの正面を突いてしまう。60分にはペナルティーエリア右外から原川がインスイングのボールを入れると、誰も触ることなくゴール方向へ。カバーに入った三竿 健斗が体に当ててボールを枠の外に押し出し、なんとか難を逃れた。
鳥栖はその後も怒とうの攻勢を見せ、鹿島を完全に自陣に押し込んだ状態でゲームを進めていく。鹿島は守備の時間が長くなるが、ゴール前での集中力を途切れさせることなく、なんとか耐えながら時計の針を進めていく。鹿島は金森 健志、ペドロ ジュニオールといったカードを切って攻撃の活性化を図るも、目に見える効果は生まれずに守勢の展開を変えることができない。鳥栖は最後まで猛攻を仕掛けるが、終了直前にCKから鄭 昇炫が放った渾身のヘディングシュートもクォン スンテに阻まれてしまい、試合はそのまま終了した。
試合後に「非常にタフなゲームだったが、最後まで集中力を切らすことなくクリーンシートで終わることができたことは非常に評価できる」と大岩 剛監督は選手たちの姿勢について高く評価した。チームにとっては昨季、ここで敗戦を喫し、6連勝を阻止された悔しさを晴らした勝利となった。一方の鳥栖は、先制されて以降はほぼ鹿島を押し込みながらも、得点を奪うことができずにリーグ戦の連勝は達成できず。「連戦の中でもうまく勝点3を持って帰ってしまう。それは鹿島の強さ」と権田 修一は鹿島の試合運びのうまさを認めていた。
[ 文:杉山 文宣 ]
【鳥栖 vs 鹿島】エースがもたらした先制点!
2018年3月18日(日)

鈴木優磨からパスを受けた金崎夢生(#10)は、PA手前から思い切りよく右足を振り抜くと、このシュートは相手DFに当たるも勢いそのままにゴールに突き刺さる!アウェイの鹿島が先制。
【鳥栖 vs 鹿島】エースの得点を守りきり勝点3
2018年3月18日(日)

鹿島は、エース金崎夢生の得点を最後まで守りきり、今季リーグ戦2度目となる無失点勝利をあげた!
金崎“大暴れ”の鹿島がエース弾で2戦ぶり白星! 鳥栖は「ベストゲーム」再現ならず
18/3/18 18:51

FW金崎夢生のゴールで鹿島が鳥栖に1-0で勝利
[3.18 J1第4節 鳥栖0-1鹿島 ベアスタ]
9位鹿島アントラーズが敵地で6位サガン鳥栖を1-0で下した。アウェーでの同対戦は2連敗中だったが、苦手意識を払拭してリーグ戦2試合ぶりの白星。次節は中断期間を挟んで31日に行われ、鹿島は札幌、鳥栖は名古屋といずれもホームで対戦する。
鹿島が均衡を破ったのは前半14分。敵陣中央でルーズボールに反応したFW鈴木優磨がDF鄭昇炫に潰されながらも頭で右横につなぎ、受けたFW金崎夢生がPA手前やや右で右足を強振する。シュートはカバーに戻ったDFキム・ミンヒョクの右足をかすめたが、ホップするような軌道でゴール左隅に突き刺さった。
金崎は2試合ぶりの得点で今季2ゴール目。後半36分に交代するまでチーム最多2本のシュートを記録するなど気を吐いた一方、同23分に突っ込むようなチャージでFWビクトル・イバルボを倒し、イエローカードを受ける。同30分には浮き球の競り合いでMF高橋秀人の顔面付近に右足を振り上げてしまい、高橋が右目を押さえて倒れ込んだものの、2度目の警告は免れた。
1点ビハインドの鳥栖は最終的に鹿島の7本を上回る8本のシュートを記録。CKも鹿島の3回に対して10回を記録したが、90分を通してゴールに結び付けることはできず。昨季の同対戦カードで、マッシモ・フィッカデンティ監督がJリーグ公式サイトを通じて「鳥栖に来てからのベストゲーム」と語る1-0の完勝を飾った鳥栖は、その再現を果たせずに今季初黒星を喫した。
「結果として無失点で終えることができたのは、アントラーズらしさなのかなと思う」と語るユキである。
耐える時間が多く、不満を持つ者もおろうが、こういった試合展開があるのもサッカーであり、そこで勝ち点を拾ったのは鹿島らしさが出たと言えよう。
ユキはそれがわかっておる。
負傷者続出の中、ユキの存在が頼もしい。
また、ここで一息つき、中断期間明けには負傷者も戻ってこよう。
改めて仕切り直しである。

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鹿島アントラーズ:大岩 剛
非常にタフなゲームだったが、最後まで集中力を切らすことなくクリーンシートで終わることができたことは非常に評価できると思う。
Q.どのような指示を与えて試合に臨んだのか?
A.「タフなゲームになる。相手は体の強さを前面に出してくるゲームになるだろう」と伝えた。昨季、我々はここで負けているので、それを踏まえてしっかりとゲームに入ろうと思っていた。昨季の悔しい思いをぶつけようという姿勢でピッチに送り出した。
Q.ACLでは悔しい引き分けがあったが、それを踏まえて選手たちにどのような言葉をかけたのか?
A.ACLとは切り離して考えている。別の大会であり、JリーグはJリーグでしっかりと試合に入ろうと話している。切り替えというよりも、やるべきことをしっかりと整理して試合に入ろうと伝えた。昨季、ここで負けた悔しさを強く感じているので、その気持ちを大前提として持ちながら、相手のストロングポイントを消して我々のストロングポイントを出すこと、相手のウィークポイントを突いていくことを伝えた。


【三竿 健斗】
イバルボ選手は体が強いし、競り合うタイミングもうまい。自由に競らせないように意識していた。周りもしっかりとサポートしてくれていた。相手の狙いをしっかりと遮断できたと思う。
【永木 亮太】
非常に難しい試合だった。このような試合で勝ち点3を取れたことはプラスに考えていいと思う。リーグ戦での先発は久しぶりだったけど、勝利に貢献できて良かった。
【昌子 源】
本当にしんどい試合だった。鳥栖との試合では、特にこちらがリードしている時には今日のような展開になることが多い。非常に苦しい展開になった。2点目、3点目を取れるようなサッカーをしていきたい。
【植田 直通】
こういう試合になることはわかっていた。それに対して準備をしてきたことをしっかりと出せて、勝つことができたのだと思う。みんなでカバーする意識を持って守備をすることができていた。
【伊東 幸敏】
早い時間で先制点を取れて、そこからは守備の時間が長くなってしまった。後半は守備しかしていないような展開だったけど、全員が高い集中力を持って戦えた。結果として無失点で終えることができたのは、アントラーズらしさなのかなと思う。
【土居 聖真】
前半はいい時間帯に先制できて、試合内容もコントロールできていたと思う。後半は相手の形を出されてしまって、最後までうまく耐えることができた。みんなでうまく対応できた。この勝ち点3は大きいと思う。
【安部 裕葵】
肉弾戦になると思っていたので、とにかく戦うことと逃げないことを考えていた。セカンドボールを拾うこと、前からプレスをかけることを意識していた。とにかく勝ててよかった。
サガン鳥栖

本日行われたJ1 第4節 サガン鳥栖戦は1-0で勝利しました。
第4節
2018年3月18日(日)16:03KO ベアスタ
[ 大岩 剛監督 ]
非常にタフなゲームだったんですけど、最後まで集中を切らすことなくクリーンシートで終われたことは非常に評価できるんではないかと思います。
--選手たちにはどんな指示を出して臨んだのでしょうか?
先ほども申し上げたとおり、タフなゲームになると。相手の体の強さを前面に出したゲームになるだろうと。昨季、われわれはここで負けているので、そういうことを踏まえながらしっかりゲームに入っていこうと。昨年の悔しい気持ちをぶつけようとゲームに送り出しました。
--先日のACLでは悔しい引き分けがありましたが、それを踏まえて選手たちにはどのような声をかけたのでしょうか?
ACLとは切り離して考えています。別の大会ですし、JリーグはJリーグでしっかり入ろうと選手には話しています。切り替えというよりも、われわれがやるべきことを整理してゲームに入ろうと。先ほども申しましたとおり、昨年負けた悔しさを強く感じていますので、そういう気持ちを大前提として持ちながら、相手のストロングポイントを消しつつわれわれのストロングポイントを出していく。相手のウィークポイントを突いていくという話を選手にはしました。
第4節
2018年3月18日(日)16:03KO ベアスタ
[ 植田 直通 ]
--ハードな試合だったが?
こういう試合になることは分かっていたし、それに対して自分たちが準備してきたことが生きて、今日は勝つことができたんじゃないかと思います。
--ビクトル イバルボ選手に対しては?
一人が負けたとしても後ろにしっかりカバーしていれば全然大丈夫だと思っていた。みんなでカバーする意識を持っていたので、やられることはなかったと思います。
--ビクトル イバルボ選手個人への対応の部分では?
しっかり時間を作れていたと思うし、時間を作れたことによって中盤の選手たちも戻ってくることができていた。サイドに流れる展開が多かったし、そういったところでも自由にやらせないようにできていたんじゃないかと思います。
鹿島、勝負強さ発揮。しのぎ切っての勝点3奪取
鳥栖はリーグ戦初勝利を挙げた前節・横浜FM戦とまったく同じ先発メンバー。一方の鹿島は敗れた前節・広島戦から4人を変更。伊東 幸敏、永木 亮太、安部 裕葵、鈴木 優磨が先発に名を連ねた。
良い入りを見せたのは鳥栖。2分、ビクトル イバルボのキープを起点に吉田 豊がクロス。趙 東建がオーバーヘッドでゴールを狙うも、ファウルを取られてしまう。しかし、鹿島が徐々にペースを握る。14分、ビクトル イバルボに植田 直通が競り勝ち、前線にボールを送る。これを鈴木がうまく金崎 夢生につなぐ。金崎がペナルティーエリアすぐ外から放った強烈なシュートが対角線にゴール左へ突き刺さり、鹿島が先制に成功する。
先制を許した鳥栖も23分にチャンスを迎える。自陣FKからのロングフィードを趙 東建が落とし、原川 力がシュートを放つ。ビクトル イバルボがコースを変えるが、シュートはポストに阻まれてしまう。さらに跳ね返りをフリーで拾った趙 東建が強烈なシュートを放つが、これはGKクォン スンテの正面を突いてしまい、鳥栖はこの決定機をモノにできなかった。鳥栖はその後も吉田、原川が良いコンビネーションを見せる左サイドを中心に攻勢をかけるものの、鹿島のカウンターの脅威にもさらされ、波状攻撃を仕掛けることができない。前半は鹿島が1点リードで折り返した。
前半の終盤からシステムをボックス型の[4-4-2]に変更していた鳥栖だが、後半は立ち上がりから攻勢をかける。47分にCKから鄭 昇炫が頭でゴールを狙うも、シュートはわずかに枠の外。52分にはロングカウンターからビクトル イバルボがシュートを放つが、クォン スンテの正面を突いてしまう。60分にはペナルティーエリア右外から原川がインスイングのボールを入れると、誰も触ることなくゴール方向へ。カバーに入った三竿 健斗が体に当ててボールを枠の外に押し出し、なんとか難を逃れた。
鳥栖はその後も怒とうの攻勢を見せ、鹿島を完全に自陣に押し込んだ状態でゲームを進めていく。鹿島は守備の時間が長くなるが、ゴール前での集中力を途切れさせることなく、なんとか耐えながら時計の針を進めていく。鹿島は金森 健志、ペドロ ジュニオールといったカードを切って攻撃の活性化を図るも、目に見える効果は生まれずに守勢の展開を変えることができない。鳥栖は最後まで猛攻を仕掛けるが、終了直前にCKから鄭 昇炫が放った渾身のヘディングシュートもクォン スンテに阻まれてしまい、試合はそのまま終了した。
試合後に「非常にタフなゲームだったが、最後まで集中力を切らすことなくクリーンシートで終わることができたことは非常に評価できる」と大岩 剛監督は選手たちの姿勢について高く評価した。チームにとっては昨季、ここで敗戦を喫し、6連勝を阻止された悔しさを晴らした勝利となった。一方の鳥栖は、先制されて以降はほぼ鹿島を押し込みながらも、得点を奪うことができずにリーグ戦の連勝は達成できず。「連戦の中でもうまく勝点3を持って帰ってしまう。それは鹿島の強さ」と権田 修一は鹿島の試合運びのうまさを認めていた。
[ 文:杉山 文宣 ]
【鳥栖 vs 鹿島】エースがもたらした先制点!
2018年3月18日(日)

鈴木優磨からパスを受けた金崎夢生(#10)は、PA手前から思い切りよく右足を振り抜くと、このシュートは相手DFに当たるも勢いそのままにゴールに突き刺さる!アウェイの鹿島が先制。
【鳥栖 vs 鹿島】エースの得点を守りきり勝点3
2018年3月18日(日)

鹿島は、エース金崎夢生の得点を最後まで守りきり、今季リーグ戦2度目となる無失点勝利をあげた!
金崎“大暴れ”の鹿島がエース弾で2戦ぶり白星! 鳥栖は「ベストゲーム」再現ならず
18/3/18 18:51

FW金崎夢生のゴールで鹿島が鳥栖に1-0で勝利
[3.18 J1第4節 鳥栖0-1鹿島 ベアスタ]
9位鹿島アントラーズが敵地で6位サガン鳥栖を1-0で下した。アウェーでの同対戦は2連敗中だったが、苦手意識を払拭してリーグ戦2試合ぶりの白星。次節は中断期間を挟んで31日に行われ、鹿島は札幌、鳥栖は名古屋といずれもホームで対戦する。
鹿島が均衡を破ったのは前半14分。敵陣中央でルーズボールに反応したFW鈴木優磨がDF鄭昇炫に潰されながらも頭で右横につなぎ、受けたFW金崎夢生がPA手前やや右で右足を強振する。シュートはカバーに戻ったDFキム・ミンヒョクの右足をかすめたが、ホップするような軌道でゴール左隅に突き刺さった。
金崎は2試合ぶりの得点で今季2ゴール目。後半36分に交代するまでチーム最多2本のシュートを記録するなど気を吐いた一方、同23分に突っ込むようなチャージでFWビクトル・イバルボを倒し、イエローカードを受ける。同30分には浮き球の競り合いでMF高橋秀人の顔面付近に右足を振り上げてしまい、高橋が右目を押さえて倒れ込んだものの、2度目の警告は免れた。
1点ビハインドの鳥栖は最終的に鹿島の7本を上回る8本のシュートを記録。CKも鹿島の3回に対して10回を記録したが、90分を通してゴールに結び付けることはできず。昨季の同対戦カードで、マッシモ・フィッカデンティ監督がJリーグ公式サイトを通じて「鳥栖に来てからのベストゲーム」と語る1-0の完勝を飾った鳥栖は、その再現を果たせずに今季初黒星を喫した。
「結果として無失点で終えることができたのは、アントラーズらしさなのかなと思う」と語るユキである。
耐える時間が多く、不満を持つ者もおろうが、こういった試合展開があるのもサッカーであり、そこで勝ち点を拾ったのは鹿島らしさが出たと言えよう。
ユキはそれがわかっておる。
負傷者続出の中、ユキの存在が頼もしい。
また、ここで一息つき、中断期間明けには負傷者も戻ってこよう。
改めて仕切り直しである。

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優磨、もっと得点のにおいがするプレイをしたい
鹿島鈴木、金髪からブルーアッシュに戻し心機一転
[2018年3月18日7時56分 ]

髪の毛を金色からブルーアッシュに染め直したFW鈴木
鹿島アントラーズFW鈴木が髪色を変えた。金髪から一転、シーズン前にも染めていたブルーアッシュに戻した。ACLではH組首位を走るも、Jリーグは3試合で1得点にとどまる攻撃陣。
MF永木も約半年ぶりにリーグ戦に先発するサガン鳥栖戦に向けて、今季公式戦全てで出場する若きストライカーは「動き自体は悪くないが、もっと得点のにおいがするプレーをしたい」。心機一転でゴールを狙う。
髪をブルーアッシュにした優磨である。
キャンプ時にはこの髪で好調をアピールしておった。
ここは心機一転でゴールを狙いたいところ。
今季初ゴールを決めるのだ。
注目しておる。

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[2018年3月18日7時56分 ]

髪の毛を金色からブルーアッシュに染め直したFW鈴木
鹿島アントラーズFW鈴木が髪色を変えた。金髪から一転、シーズン前にも染めていたブルーアッシュに戻した。ACLではH組首位を走るも、Jリーグは3試合で1得点にとどまる攻撃陣。
MF永木も約半年ぶりにリーグ戦に先発するサガン鳥栖戦に向けて、今季公式戦全てで出場する若きストライカーは「動き自体は悪くないが、もっと得点のにおいがするプレーをしたい」。心機一転でゴールを狙う。
髪をブルーアッシュにした優磨である。
キャンプ時にはこの髪で好調をアピールしておった。
ここは心機一転でゴールを狙いたいところ。
今季初ゴールを決めるのだ。
注目しておる。

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永木、発散するのは試合しかない
鹿島MF永木 半年ぶり先発へ「走り続けて勝利に貢献したい」
明治安田生命J1第4節 鹿島-鳥栖 ( 2018年3月18日 ベアスタ )

半年ぶりの先発が期待される鹿島・永木
Photo By スポニチ
鹿島は敵地で臨む18日の鳥栖戦でMF永木が先発する可能性が高まった。リーグ戦の先発は昨年9月23日のG大阪戦以来、約半年ぶり。「(うっぷんを)発散するのは試合しかない。90分間走り続けて勝利に貢献したい」と力を込めた。ケガで出遅れた昨季の反省を生かし、今季はシーズン前から好調を維持。練習からプレースキックの質も高い。日本代表DF昌子からも「前への推進力は素晴らしいものがある。チーム自体強くなるんじゃないか」と期待を寄せられた。
[ 2018年3月18日 05:30 ]
【鹿島】ゴール欠乏症解消へ永木が先発 セットプレーは「自分の強み」
2018年3月18日10時23分 スポーツ報知

リフティングでボールの感触を確かめる永木
“ゴール欠乏症”解消のカギはセットプレーにあり。鹿島は17日、鹿嶋市内で鳥栖戦へ向け調整。チームNO1のセットプレー精度を誇る元日本代表MF永木亮太(29)の今季リーグ戦初先発が濃厚となった。永木は「チャンスが回ってきた時に気持ちをぶつけるしかない」と闘志を燃やした。
リーグ戦3試合1得点と決定力不足に苦しむ鹿島。昨季柏の日本代表GK中村航輔(23)から30メートル近い距離の直接FK弾を決めるなど、セットプレーを得意とする永木に先発の座が回ってきた。
今季もACLシドニーFC戦でCKから得点を演出し、練習ではGK権純泰(33)、曽ケ端準(38)の2人が一歩も動けない直接FKを沈めるなど好調。永木は「そこは自分の強み。点につなげたい」と意気込んだ。
先発が予想される永木である。
リーグ戦の先発は昨季の9月23日以来となる。
素早い出足も魅力であるが、それ以上にセットプレイのキッカーとして期待が懸かる。
鳥栖の堅守を崩すにはセットプレイがカギを握ろう。
昨季はリーグ戦にて唯一の直接FKを決めておる永木の一発を注目したい。
楽しみである。

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明治安田生命J1第4節 鹿島-鳥栖 ( 2018年3月18日 ベアスタ )

半年ぶりの先発が期待される鹿島・永木
Photo By スポニチ
鹿島は敵地で臨む18日の鳥栖戦でMF永木が先発する可能性が高まった。リーグ戦の先発は昨年9月23日のG大阪戦以来、約半年ぶり。「(うっぷんを)発散するのは試合しかない。90分間走り続けて勝利に貢献したい」と力を込めた。ケガで出遅れた昨季の反省を生かし、今季はシーズン前から好調を維持。練習からプレースキックの質も高い。日本代表DF昌子からも「前への推進力は素晴らしいものがある。チーム自体強くなるんじゃないか」と期待を寄せられた。
[ 2018年3月18日 05:30 ]
【鹿島】ゴール欠乏症解消へ永木が先発 セットプレーは「自分の強み」
2018年3月18日10時23分 スポーツ報知

リフティングでボールの感触を確かめる永木
“ゴール欠乏症”解消のカギはセットプレーにあり。鹿島は17日、鹿嶋市内で鳥栖戦へ向け調整。チームNO1のセットプレー精度を誇る元日本代表MF永木亮太(29)の今季リーグ戦初先発が濃厚となった。永木は「チャンスが回ってきた時に気持ちをぶつけるしかない」と闘志を燃やした。
リーグ戦3試合1得点と決定力不足に苦しむ鹿島。昨季柏の日本代表GK中村航輔(23)から30メートル近い距離の直接FK弾を決めるなど、セットプレーを得意とする永木に先発の座が回ってきた。
今季もACLシドニーFC戦でCKから得点を演出し、練習ではGK権純泰(33)、曽ケ端準(38)の2人が一歩も動けない直接FKを沈めるなど好調。永木は「そこは自分の強み。点につなげたい」と意気込んだ。
先発が予想される永木である。
リーグ戦の先発は昨季の9月23日以来となる。
素早い出足も魅力であるが、それ以上にセットプレイのキッカーとして期待が懸かる。
鳥栖の堅守を崩すにはセットプレイがカギを握ろう。
昨季はリーグ戦にて唯一の直接FKを決めておる永木の一発を注目したい。
楽しみである。

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甲府・ジネイ、先制点

【福岡 vs 甲府】ジネイが技ありゴール!
2018年3月17日(土)
50分、左サイドから高野遼がクロスを供給。このボールは相手に渡るが、相手DFのクリアミスを拾ったジネイ(写真右 #9)が右足でボレーを放つ。相手DFの股を抜く鋭いシュートが決まり、甲府が先制!
先制弾を決めた甲府のジネイである。
相手のクリアミスを逃さず、素晴らしいゴールを決めた。
エースとしての仕事を全うするジネイは素晴らしい。
甲府をJ1昇格に導く助っ人として活躍してくれよう。
楽しみにしておる。

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徳島・太郎、勝ち越し弾

【徳島 vs 千葉】杉本が勝ち越し弾を叩き込む!
2018年3月17日(土)
同点に追いつかれた徳島は前半終了間際、左サイドからドリブルで中に切り込んだ杉本太郎(写真中央 #10)が右足を一閃!強烈なシュートがサイドネットに突き刺さり、徳島が良い時間帯に勝ち越しに成功する!
勝ち越し弾を決めた徳島の太郎である。
左サイドから抜け出し、右足一閃、豪快にゴールネットを揺らした。
背番号10に見合った活躍と言えよう。
これからもゴールを積み重ねてくれるのではなかろうか。
楽しみにしておる。

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堅実な守備でまずは無失点に抑え、鋭いカウンターで仕留めたい
【J1展望】鳥栖×鹿島|鳥栖のエース・イバルボは、鹿島の日本代表CBコンビを崩せるか
サッカーダイジェスト編集部
2018年03月17日
鳥栖――“アキトコール”をもう一度。

故障者/鳥栖=谷口、赤星 鹿島=レアンドロ、内田、遠藤、安西
出場停止/=なし
J1リーグ第3節
サガン鳥栖 ― 鹿島アントラーズ
3月18日(日)/16:00/ベストアメニティスタジアム
サガン鳥栖
2018年成績:6位 勝点5 1勝2分0敗 5得点・4失点
【最新チーム事情】
●リーグ戦では1勝2分と負けなし。ホーム初勝利を飾れるか。
●鹿島戦と言えば福田晃斗! “アキトコール”をもう一度。
●好調のV・イバルボがキーマンに。
【担当記者の視点】
やや不安定な戦いぶりでサポーターをヤキモキさせながらも、3節を終えて6位につけている。今季ホーム初勝利を狙い、9位の鹿島を迎え撃つ。
鹿島戦と言えば、昨季の完封勝利(28節、スコアは1-0)が思い出される。前回対戦で決勝点を奪った福田晃斗が今節もゴールネットを揺らせば、スタンドから“アキトコール”が沸き上がるはずだ。背番号6の勝負強さに期待したい。
また前線では、V・イバルボが好調をキープ。鹿島が誇る日本代表CBコンビ(昌子、植田)のふたりを打ち崩せるか。エースがゴールを決め、守備陣が無用な失点を減らせれば――。更なる上位進出は可能だ。
鹿島――“鬼門”のスタジアムで勝点を奪えるか
鹿島アントラーズ
2018年成績:9位 勝点4 1勝1分1敗 1得点・1失点
【最新チーム事情】
●ハリルジャパンのベルギー遠征のメンバーに昌子、植田、三竿健の3人が招集された。
●13日のACL4節・シドニー戦で、小田がプロ初先発を記録。
●慢性的な恥骨痛で屋内でのリハビリが続いていた三竿雄が、15日から屋外練習を始め、17日には全体練習に合流。
【担当記者の視点】
ホーム開催となった13日のACL4節・シドニー戦から中4日、アウェーの鳥栖戦に臨む。チームは14日には先月27日以来15日ぶりのオフを取り、身体を休めた。
鳥栖との通算対戦成績は5勝2分5敗の五分。敵地ベアスタでは過去2勝1分3敗で、直近では2年連続で黒星を喫しており、“鬼門”のスタジアムだ。
元コロンビア代表V・イバルボや豊田に苦戦を強いられてきたが、その豊田はKリーグの蔚山へと移籍。「豊田さんがいるのといないのでは違う」と昌子は話すが、V・イバルボは前節・横浜戦で決勝点を決めるなど調子は上向きなだけに、油断はできない。堅実な守備でまずは無失点に抑え、鋭いカウンターで仕留めたい。
「直近では2年連続で黒星を喫しており、“鬼門”のスタジアム」と記す、サッカーダイジェストのプレビューである。
ベストアメニティスタジアムは、どうも相性が悪い。
とはいえ、苦手意識でだけというわけではなかろう。
裕葵の復帰など明るい話題があり、この鬼門にて勝利を掴むことが可能となるはずである。
苦手アウェイにて勝利を飾り、過密日程の締めくくりとしたいところ。
楽しみな一戦である。

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サッカーダイジェスト編集部
2018年03月17日
鳥栖――“アキトコール”をもう一度。

故障者/鳥栖=谷口、赤星 鹿島=レアンドロ、内田、遠藤、安西
出場停止/=なし
J1リーグ第3節
サガン鳥栖 ― 鹿島アントラーズ
3月18日(日)/16:00/ベストアメニティスタジアム
サガン鳥栖
2018年成績:6位 勝点5 1勝2分0敗 5得点・4失点
【最新チーム事情】
●リーグ戦では1勝2分と負けなし。ホーム初勝利を飾れるか。
●鹿島戦と言えば福田晃斗! “アキトコール”をもう一度。
●好調のV・イバルボがキーマンに。
【担当記者の視点】
やや不安定な戦いぶりでサポーターをヤキモキさせながらも、3節を終えて6位につけている。今季ホーム初勝利を狙い、9位の鹿島を迎え撃つ。
鹿島戦と言えば、昨季の完封勝利(28節、スコアは1-0)が思い出される。前回対戦で決勝点を奪った福田晃斗が今節もゴールネットを揺らせば、スタンドから“アキトコール”が沸き上がるはずだ。背番号6の勝負強さに期待したい。
また前線では、V・イバルボが好調をキープ。鹿島が誇る日本代表CBコンビ(昌子、植田)のふたりを打ち崩せるか。エースがゴールを決め、守備陣が無用な失点を減らせれば――。更なる上位進出は可能だ。
鹿島――“鬼門”のスタジアムで勝点を奪えるか
鹿島アントラーズ
2018年成績:9位 勝点4 1勝1分1敗 1得点・1失点
【最新チーム事情】
●ハリルジャパンのベルギー遠征のメンバーに昌子、植田、三竿健の3人が招集された。
●13日のACL4節・シドニー戦で、小田がプロ初先発を記録。
●慢性的な恥骨痛で屋内でのリハビリが続いていた三竿雄が、15日から屋外練習を始め、17日には全体練習に合流。
【担当記者の視点】
ホーム開催となった13日のACL4節・シドニー戦から中4日、アウェーの鳥栖戦に臨む。チームは14日には先月27日以来15日ぶりのオフを取り、身体を休めた。
鳥栖との通算対戦成績は5勝2分5敗の五分。敵地ベアスタでは過去2勝1分3敗で、直近では2年連続で黒星を喫しており、“鬼門”のスタジアムだ。
元コロンビア代表V・イバルボや豊田に苦戦を強いられてきたが、その豊田はKリーグの蔚山へと移籍。「豊田さんがいるのといないのでは違う」と昌子は話すが、V・イバルボは前節・横浜戦で決勝点を決めるなど調子は上向きなだけに、油断はできない。堅実な守備でまずは無失点に抑え、鋭いカウンターで仕留めたい。
「直近では2年連続で黒星を喫しており、“鬼門”のスタジアム」と記す、サッカーダイジェストのプレビューである。
ベストアメニティスタジアムは、どうも相性が悪い。
とはいえ、苦手意識でだけというわけではなかろう。
裕葵の復帰など明るい話題があり、この鬼門にて勝利を掴むことが可能となるはずである。
苦手アウェイにて勝利を飾り、過密日程の締めくくりとしたいところ。
楽しみな一戦である。

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鹿島のトライアングル
鹿島昌子ら代表3人、元コロンビア代表と対決に気合
[2018年3月17日7時41分 ]

日本代表に選出された左から鹿島DF昌子、MF三竿健、1人おいてDF植田のトリオ
鹿島アントラーズが代表トリオで仮想コロンビアを完封する。
昌子、植田の両CBとMF三竿健は18日のサガン鳥栖戦で先発が確実。相手には元コロンビア代表のFWイバルボがいて、昌子は「身体能力はJリーグで1番」と警戒した。敵地ベアスタでは過去2勝3敗1分けと“苦手”だが、昨年末の初招集から連続して代表入りした三竿健は「強い気持ちをいつも以上に持っている」と、代表に向けて景気をつける。
鹿島の代表組3人気合!アウェー鳥栖戦勝って合流だ
鹿島は18日に敵地で鳥栖と対戦する。
日本代表DF昌子が「ハードワークをしてくるチーム」と警戒すれば、DF植田も「1点を争う試合になると思う」と気合を入れた。前回9月の対戦時はマークのズレがあり、敵地で0―1の敗戦。直後に代表合宿があり、J1で敗れた国内組はハリルホジッチ監督から“大目玉”を食らった。鳥栖戦は三竿健も含め、代表3人が先発する見込み。今回は勝って合流する。
[ 2018年3月17日 05:30 ]
【鹿島】代表トライアングルで“イバルボ包囲網”W杯同組コロンビア元代表封じる
2018年3月17日6時0分 スポーツ報知
写真コメント

ボールを運ぶ昌子
J1は18日、各地で9試合が行われる。DF昌子源(25)らベルギー遠征(23日・マリ戦、27日・ウクライナ戦)に臨む鹿島の日本代表勢3人は、W杯1次リーグで同組となるコロンビアの元代表FWビクトル・イバルボ(27)を擁する鳥栖と対戦する。
鹿島は16日、茨城・鹿嶋市内で調整。紅白戦の主力組では日本代表に選出された昌子、DF植田直通(23)がセンターバック、MF三竿健斗(21)が中盤の底でプレー。日本代表トライアングルが“イバルボ包囲網”でハリルホジッチ監督に欧州遠征出場をアピールする。
イバルボはブラジルW杯で3試合に出場するなどコロンビア代表通算21キャップを誇る。セリエAのローマに所属した経験を持ち、横浜Mの元日本代表DF中沢佑二(40)が「一級品。本気出したらJで一番」と評したこともある。今季初出場となった前節の横浜M戦では得点も決めており、昌子は「パワーが規格外」と警戒。植田は「起点になる」、三竿健も「強い。柔らかい。スピードもある」と続いた。
ハリル監督は15日の会見でブラジルW杯の日本―コロンビアの映像を確認したことを明かすなど、対戦相手を見据えた選手選考を行っている。昌子ら3人にとって、イバルボ封じは絶好のアピールチャンス。植田は「球際で勝つ」、三竿健は「強い気持ちで戦う」と気合を入れ、昌子は「勝って代表に合流したい」と勝利を誓った。(岡島 智哉)
代表組三人を軸に報じる各紙である。
植田と源と健斗は鳥栖戦に揃って先発する模様。
特に負傷などはない様子。
これには安心させられた。
過密日程であり、故障や体調不良などといった不測の事態にならなかったことを喜びたい。
この代表の三人は鳥栖のイバルボを警戒する。
この元コロンビア代表を抑えきらねば勝利がおぼつかぬ。
海外の選手と戦う代表選手として、この“強い”助っ人を封じるのだ。
ペガサス三姉妹のトライアングル・アタックが如く躍動せよ。
期待しておる。

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[2018年3月17日7時41分 ]

日本代表に選出された左から鹿島DF昌子、MF三竿健、1人おいてDF植田のトリオ
鹿島アントラーズが代表トリオで仮想コロンビアを完封する。
昌子、植田の両CBとMF三竿健は18日のサガン鳥栖戦で先発が確実。相手には元コロンビア代表のFWイバルボがいて、昌子は「身体能力はJリーグで1番」と警戒した。敵地ベアスタでは過去2勝3敗1分けと“苦手”だが、昨年末の初招集から連続して代表入りした三竿健は「強い気持ちをいつも以上に持っている」と、代表に向けて景気をつける。
鹿島の代表組3人気合!アウェー鳥栖戦勝って合流だ
鹿島は18日に敵地で鳥栖と対戦する。
日本代表DF昌子が「ハードワークをしてくるチーム」と警戒すれば、DF植田も「1点を争う試合になると思う」と気合を入れた。前回9月の対戦時はマークのズレがあり、敵地で0―1の敗戦。直後に代表合宿があり、J1で敗れた国内組はハリルホジッチ監督から“大目玉”を食らった。鳥栖戦は三竿健も含め、代表3人が先発する見込み。今回は勝って合流する。
[ 2018年3月17日 05:30 ]
【鹿島】代表トライアングルで“イバルボ包囲網”W杯同組コロンビア元代表封じる
2018年3月17日6時0分 スポーツ報知
写真コメント

ボールを運ぶ昌子
J1は18日、各地で9試合が行われる。DF昌子源(25)らベルギー遠征(23日・マリ戦、27日・ウクライナ戦)に臨む鹿島の日本代表勢3人は、W杯1次リーグで同組となるコロンビアの元代表FWビクトル・イバルボ(27)を擁する鳥栖と対戦する。
鹿島は16日、茨城・鹿嶋市内で調整。紅白戦の主力組では日本代表に選出された昌子、DF植田直通(23)がセンターバック、MF三竿健斗(21)が中盤の底でプレー。日本代表トライアングルが“イバルボ包囲網”でハリルホジッチ監督に欧州遠征出場をアピールする。
イバルボはブラジルW杯で3試合に出場するなどコロンビア代表通算21キャップを誇る。セリエAのローマに所属した経験を持ち、横浜Mの元日本代表DF中沢佑二(40)が「一級品。本気出したらJで一番」と評したこともある。今季初出場となった前節の横浜M戦では得点も決めており、昌子は「パワーが規格外」と警戒。植田は「起点になる」、三竿健も「強い。柔らかい。スピードもある」と続いた。
ハリル監督は15日の会見でブラジルW杯の日本―コロンビアの映像を確認したことを明かすなど、対戦相手を見据えた選手選考を行っている。昌子ら3人にとって、イバルボ封じは絶好のアピールチャンス。植田は「球際で勝つ」、三竿健は「強い気持ちで戦う」と気合を入れ、昌子は「勝って代表に合流したい」と勝利を誓った。(岡島 智哉)
代表組三人を軸に報じる各紙である。
植田と源と健斗は鳥栖戦に揃って先発する模様。
特に負傷などはない様子。
これには安心させられた。
過密日程であり、故障や体調不良などといった不測の事態にならなかったことを喜びたい。
この代表の三人は鳥栖のイバルボを警戒する。
この元コロンビア代表を抑えきらねば勝利がおぼつかぬ。
海外の選手と戦う代表選手として、この“強い”助っ人を封じるのだ。
ペガサス三姉妹のトライアングル・アタックが如く躍動せよ。
期待しておる。

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源、イバルボを警戒
[鹿島]「Jで一番の身体能力」と鹿島のCB昌子源が警戒する、鳥栖の攻撃の核とは?

16日、鹿島CBの昌子源が週末に対戦が控える鳥栖のビクトル・イバルボを警戒した。
ここまで好調を維持するイバルボは鳥栖の攻撃を牽引している。その高い身体能力について昌子は「Jで一番じゃないかな。間違いなく攻撃の核」と最大級に評価した。
昨季の対戦ではうまく抑えた場面もあったが、前節の広島戦ではパトリックに手を焼いた。昌子自身のパフォーマンスが上がりきっていないことを本人も自覚。イメージと実際のプレーに乖離がないように努め、ACLのシドニーFC戦では修正を見せた。
鳥栖戦のあとには代表での欧州遠征も控えており「チームとして勝って中断に入りたい」と表情を引き締めていた。
写真:田中滋
(鹿島担当 田中滋)
源を取材したBLOGOLAの田中滋氏である。
源は、鳥栖のイバルボについて、「Jで一番じゃないかな。間違いなく攻撃の核」と評し、警戒する。
身体能力が高く、対応に難儀することになろう。
とはいえ、日本代表に選出された能力を最大限に発揮し、抑えきるのだ。
源ならば出来る。
イバルボを封じ込めて勝利に導け。
源の躍動を楽しみにしておる。

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16日、鹿島CBの昌子源が週末に対戦が控える鳥栖のビクトル・イバルボを警戒した。
ここまで好調を維持するイバルボは鳥栖の攻撃を牽引している。その高い身体能力について昌子は「Jで一番じゃないかな。間違いなく攻撃の核」と最大級に評価した。
昨季の対戦ではうまく抑えた場面もあったが、前節の広島戦ではパトリックに手を焼いた。昌子自身のパフォーマンスが上がりきっていないことを本人も自覚。イメージと実際のプレーに乖離がないように努め、ACLのシドニーFC戦では修正を見せた。
鳥栖戦のあとには代表での欧州遠征も控えており「チームとして勝って中断に入りたい」と表情を引き締めていた。
写真:田中滋
(鹿島担当 田中滋)
源を取材したBLOGOLAの田中滋氏である。
源は、鳥栖のイバルボについて、「Jで一番じゃないかな。間違いなく攻撃の核」と評し、警戒する。
身体能力が高く、対応に難儀することになろう。
とはいえ、日本代表に選出された能力を最大限に発揮し、抑えきるのだ。
源ならば出来る。
イバルボを封じ込めて勝利に導け。
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裕葵、主力組にてプレイ
【鹿島】鳥栖戦に向けて調整 けが明けの西、安部も紅白戦でプレー
2018年3月16日14時48分 スポーツ報知

金森(右)の飛び出しを警戒する植田(左)
鹿島は16日、茨城・鹿嶋市内のクラブハウスで第4節鳥栖戦(18日・ベアスタ)に向けた調整を行った。
チームは全体練習前に鳥栖の映像をチェック。DF昌子源が「Jリーグでフィジカルは一番」と語るなど、欧州遠征に臨む日本代表に選出された昌子、DF植田直通、MF三竿健斗の3選手はいずれも鳥栖の元コロンビア代表FWイバルボを要注意人物に挙げた。
この日の練習では負傷明けのDF西大伍、MF安部裕葵も紅白戦でプレー。右MFの位置で主力組にも入った安部は「(試合を)スタンドから見ないとわからないこともある。勉強になりました。けがを前向きにとらえて成長のチャンスにしたい」と語った。
鳥栖戦に向けた前々日練習を取材した報知新聞である。
怪我が癒えた裕葵はレギュラー組にてプレイしたとのこと。
これは嬉しい報。
二列目として躍動してくれよう。
裕葵自身は、「(試合を)スタンドから見ないとわからないこともある。勉強になりました。けがを前向きにとらえて成長のチャンスにしたい」と語る。
苦難を糧に成長しておることが伝わってくる。
この向上心は素晴らしい。
裕葵は更に伸びよう。
楽しみな逸材である。

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2018年3月16日14時48分 スポーツ報知

金森(右)の飛び出しを警戒する植田(左)
鹿島は16日、茨城・鹿嶋市内のクラブハウスで第4節鳥栖戦(18日・ベアスタ)に向けた調整を行った。
チームは全体練習前に鳥栖の映像をチェック。DF昌子源が「Jリーグでフィジカルは一番」と語るなど、欧州遠征に臨む日本代表に選出された昌子、DF植田直通、MF三竿健斗の3選手はいずれも鳥栖の元コロンビア代表FWイバルボを要注意人物に挙げた。
この日の練習では負傷明けのDF西大伍、MF安部裕葵も紅白戦でプレー。右MFの位置で主力組にも入った安部は「(試合を)スタンドから見ないとわからないこともある。勉強になりました。けがを前向きにとらえて成長のチャンスにしたい」と語った。
鳥栖戦に向けた前々日練習を取材した報知新聞である。
怪我が癒えた裕葵はレギュラー組にてプレイしたとのこと。
これは嬉しい報。
二列目として躍動してくれよう。
裕葵自身は、「(試合を)スタンドから見ないとわからないこともある。勉強になりました。けがを前向きにとらえて成長のチャンスにしたい」と語る。
苦難を糧に成長しておることが伝わってくる。
この向上心は素晴らしい。
裕葵は更に伸びよう。
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健斗、一選手としてロシアW杯は意識している
ハリル監督秘蔵っ子の三竿健斗「しっかりアピール」
[2018年3月16日7時50分 ]

初招集から続けて日本代表に選出された鹿島MF三竿健斗は、練習で汗を流す
日本サッカー協会は15日、都内でベルギー遠征の日本代表メンバー26人を発表した。
MF三竿が初招集だった昨年12月の東アジアE-1選手権に続いて選ばれた。もともとの高いボール奪取能力に加えて、今季は攻撃への意識を強く持っている。秘蔵っ子に成り得るか。「今年の目標に『ワールドカップ(W杯)出場』があり、一選手としてロシアW杯は意識している。この欧州遠征メンバーに選ばれるかどうかが最後のチャンスだと思っていた。しっかりとアピールしたい」と話した。
日本代表に選出された三竿健斗を取材したニッカンスポーツである。
健斗は「今年の目標に『ワールドカップ(W杯)出場』があり、一選手としてロシアW杯は意識している。この欧州遠征メンバーに選ばれるかどうかが最後のチャンスだと思っていた。しっかりとアピールしたい」と語る。
昨年末のE-1選手権より続けての選出となり、E-1での招集時にハリルホジッチ日本代表監督の眼鏡に適い、今季も高いパフォーマンスを持続しているとの判断があったのであろう。
ニッカンの記者は「もともとの高いボール奪取能力に加えて、今季は攻撃への意識を強く持っている」と健斗を評す。
攻撃への意識に高さは、観ておる我らにも強く感じさせる。
起点となるべくプレイをしているのは明らかと言って良かろう。
更にレベルアップし、チームを勝たせる存在となって行くのだ。
健斗の躍動は、鹿島の躍進、日本代表の勝利に繋がる。
期待しておる。

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[2018年3月16日7時50分 ]

初招集から続けて日本代表に選出された鹿島MF三竿健斗は、練習で汗を流す
日本サッカー協会は15日、都内でベルギー遠征の日本代表メンバー26人を発表した。
MF三竿が初招集だった昨年12月の東アジアE-1選手権に続いて選ばれた。もともとの高いボール奪取能力に加えて、今季は攻撃への意識を強く持っている。秘蔵っ子に成り得るか。「今年の目標に『ワールドカップ(W杯)出場』があり、一選手としてロシアW杯は意識している。この欧州遠征メンバーに選ばれるかどうかが最後のチャンスだと思っていた。しっかりとアピールしたい」と話した。
日本代表に選出された三竿健斗を取材したニッカンスポーツである。
健斗は「今年の目標に『ワールドカップ(W杯)出場』があり、一選手としてロシアW杯は意識している。この欧州遠征メンバーに選ばれるかどうかが最後のチャンスだと思っていた。しっかりとアピールしたい」と語る。
昨年末のE-1選手権より続けての選出となり、E-1での招集時にハリルホジッチ日本代表監督の眼鏡に適い、今季も高いパフォーマンスを持続しているとの判断があったのであろう。
ニッカンの記者は「もともとの高いボール奪取能力に加えて、今季は攻撃への意識を強く持っている」と健斗を評す。
攻撃への意識に高さは、観ておる我らにも強く感じさせる。
起点となるべくプレイをしているのは明らかと言って良かろう。
更にレベルアップし、チームを勝たせる存在となって行くのだ。
健斗の躍動は、鹿島の躍進、日本代表の勝利に繋がる。
期待しておる。

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