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Jリーグ 第24節 ジュビロ磐田戦



西のゴール。

ジーコTDは、今回の復帰で常勝軍団をどう導くのか

鹿島帰還のジーコが求める自覚。
見守り刺激を与える「七味唐辛子」。

posted2018/08/23 16:30


ジーコスピリットが継承され続けてきた鹿島。その権化であるジーコTDは、今回の復帰で常勝軍団をどう導くのか。

text by
池田博一
Hirokazu Ikeda

photograph by
J.LEAGUE


 8月4日、合流初日。練習前に監督、コーチ、選手の前で言葉をかけた。

「1位以外は意味がない」

「常に勝つための生活をしなければならない」

「常に勝つための準備を怠らず、真剣に練習に取り組むこと」

「一度優勝すれば、またもう一度と欲が出る」

「サッカーに不可能はない。まずは自分たちが可能だと信じることから始まる」

 伝えられたメッセージはシンプルだった。「勝利のために、全身全霊で取り組め」。その一言に集約されるものが並んだ。

 ジーコが鹿島アントラーズにテクニカルディレクター(TD)として帰って来た。

'02年以来のTD復帰と深いチーム愛。

「16年ぶりに戻れて非常にうれしく思っています。クラブから協力してほしいということに対して、全身全霊をかけて結果として示せればと思います」

 2002年以来の鹿島TD復帰に、「まさか戻って来るとは思っていなかった」とジーコ本人も驚きを見せるとともに、「このクラブを作り上げた1人として、離れていても常に気にかけて情報を把握していた。僕の人生の一部であるアントラーズの手助けになれれば」と深いチーム愛を表した。

 テクニカルディレクターといっても、クラブによって役割は変わるもの。ジーコ自身、今回の就任は、監督を支えながらチームをより良い方向へ導いていくため、と説明する。

TDは監督の代わりではありません。

「監督の示した練習メニューに対して、選手がどう応えているか、正確に練習が行われているか。チームの弱点に対してどう補強していくか。監督やスタッフと密にコミュニケーションをとって調整をする役割。与えられた期間の中で、早急に改善しないといけないところと中長期的なものを見極めていきたいと思っています。

 TDは監督の代わりではありません。これまでもアントラーズで同役職として仕事をしましたが、一番大切なのは、監督とTDの信頼関係。そこに信頼があれば、いいコミュニケーションが取れるし、お互いにいい仕事ができる。あくまで監督のサポートをする役割なので、そこに対して全力を注ぎたい」

 シーズン途中の加入となり、難しいミッションであることは間違いない。それでも「アントラーズでなければ断っていた」というオファーを快諾した。

「問題がなければ呼ばれていないはず。早急に見つけたいと思っています」

「チーム全体が締まった」(山本)

 覚悟を持った決断だった。

 TD就任後、アントラーズの練習グラウンドにはいつもジーコの姿がある。試合日でも、ホームであれば午前中にクラブハウスで行われるメンバー外の練習にも顔を出す。

「いつも見ているよ」

 暗に込められたメッセージが、選手だけでなくクラブ全体に良い影響を与えている。

 山本脩斗は、「合流してすぐに『このチームは勝たなければいけないチーム』と言ってもらって、チーム全体が締まった。改めてアントラーズはタイトルを獲らなければいけないチームだと感じた。でも、普段は前に出て話をするわけでもなく、静かに後ろから見守っている感じ」と言う。

 加入12年目を数える遠藤康は、チームの変化を「七味唐辛子」と表現した。

「選手たちも意識する部分があるけど、一番はスタッフ。監督、コーチだけでなく、フロントも含めてクラブ全体がピリッとしている。チームは選手だけでなく、フロントはもちろんサポーターも含めて成り立っているものだから。その意味ではいい形になった。普段の雰囲気に、七味唐辛子のようにピリッとスパイスがある感じ。大人にはそれが必要でしょ」

ユニフォームを着られる誇りを。

 静かに、そっと、選手たちを見つめている。ただそれだけで、チームに刺激が加わった。

「近年、サッカーを取り巻く環境が劇的に変化しています。放映権などのピッチ外を含めた時代の変化に限らず、僕自身、人生そのものが変化していると感じている。まさか7人の孫に恵まれるなんて思ってもいなかったですから(笑)」

 ジーコは、そんなサッカー界の変化に、どう対応していくのか。

「サッカーにおいて根本的なところは変わりません。ただ、今の若い人たちにどう伝えるか。これは、簡単なようで難しい。昔のことでしょうと言われないように伝えながら、いかに彼らの才能を開花させるか。このクラブの歴史を伝えた上で、アントラーズのユニフォームを着ることに誇りと自覚を持たせないといけません。それを何カ月かかったとしても必ず伝えていきたい」

歴史を築いたのは僕だけでない。

 今年65歳となるジーコだが、情報発信に対して柔軟な姿勢で今の時代に即応している。自身のSNSがいい例だろう。自らの言葉で、多くの情報を発信している[Instagram:zico_oficial、Facebook:ZicoOficial、Twitter:@Galinho1953、YouTube:Canal Zico 10]。TD就任後、選手に対してメッセージを送るだけでなく、フロントスタッフにも、これからのアントラーズについて話をする機会を設けた。

 ではジーコは、アントラーズの未来像をどう描いているのだろうか。



「このクラブが勝者たる歴史を築き上げたのは、僕だけではなくて、監督、スタッフ、フロントが全身全霊でこのクラブを強くしようと思った結果が数々のタイトルにつながってきたわけです。まずは勝って常にタイトルを獲ること。そして、アントラーズは個の台頭を目指しているクラブではなく、チームとしての台頭を目指すクラブです。誰か1人が試合を決めるのではなく、組織としていかに強くなるかが最大の課題となります」

ロナウド、メッシ、レアルが手本。

 タイトルを獲り続けるために必要な姿勢とは。今のサッカー界に例えて、いいお手本となる存在を挙げた。

「'16年のクラブW杯では結果として準優勝でしたが、本来、そこからもう一度同じ舞台に出て優勝したいという気持ちになるはずです。ただ、それがどういう理由か、あの世界2位の時点からチームは衰退している。今のサッカー界には一番の見本がいます。C・ロナウドとメッシです。過去10年のバロンドールはほぼ2人がとっている。クラブで考えれば、レアル・マドリー。直近5年で4度のチャンピオンズリーグを制覇しました。どちらも満足することなく、また次へという意識を持ち続けた結果です。

 常に満足することなくタイトルへ向けて勝つための準備を怠らず、しっかりと真剣に取り組んでいく。それが結果に表れるということを、もう一度クラブの伝統として、再確認しなければいけないと思っています」

 シンプルに柔軟に。ジーコは時代に合わせた形で、これまでの経験を伝えていく。タイトルという目標に向かって。


ジーコのTD就任について取材したNumberWebの池田氏である。
チームの雰囲気の変化が伝わってくる。
「シンプルに柔軟に。ジーコは時代に合わせた形で、これまでの経験を伝えていく」という締めは的を射ておる。
前回と同じことをするつもりはない。
時代に合った、クラブに即した、それを実践してくれよう。
鹿島はジーコを再び迎え入れ大きく変わろうとしておる。
即効性ではなく、未来を見据えたものであろう。
今後が楽しみである。

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久しぶりのチャンスに三竿雄斗が、平常心で臨む

【鹿島 vs 磐田】 ウォーミングアップコラム:久々のチャンスに平常心で臨む三竿雄斗
2018年8月23日(木)



およそ1年3ヶ月ぶりに先発の機会が巡ってきた。

「コンディションは問題ない。練習からしっかりやれている。特に問題ない」

久しぶりのチャンスに、三竿雄斗(写真)は気負う様子もなく、平常心を保っていた。

昨季、湘南から加入して以降、期待を裏切り続けてきた。それはサポーターや起用した監督、獲得したクラブだけでなく、三竿本人も含まれている。自分の実力を示せないことにいら立ちを隠せず、さらに怪我が追い討ちをかける。ピッチで実力を示すどころか、そのピッチに立つことさえままならない日々。臥薪嘗胆とは、まさにこの日々のことを指すのだろう。

ワールドカップによる中断期間でも、三竿はまだリハビリに励んでいた。それでも復帰を目指して努力し続けたことが報われる。昨季11節浦和戦以来となる先発のチャンスを掴んだ。

とはいえ、まだ本当の意味で報われた訳ではない。チームの勝利に貢献してこそ、である。

「しっかり上下動して、中に合わせられる選手がいるので、自分のクロスから得点を狙いたい。あとは守備で相手の右サイドをしっかり抑えたい。いいときの自分はむちゃくちゃ気合いを入れる訳でもない。いつも通りやりたい」

13連戦を戦うチームにとって、代わりに出る選手が活躍することは大きなプラスとなる。久しぶりのチャンスに三竿雄斗が、平常心で臨む。

文:田中滋(鹿島担当)

明治安田生命J1リーグ 第24節
8月24日(金)19:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs ジュビロ磐田


三竿雄斗をピックアップするJ's GOALの田中滋氏である。
およそ1年3ヶ月ぶりに先発は大きなニュースと言えよう。
ここは注目するところ。
ここまで負傷が多くチームの貢献どころかピッチに立つことすらままならぬ状態であった。
その様を“臥薪嘗胆”と表す。
苦しんだ日々を耐えたご褒美が与えられるであろう。
左サイドを活性化させ、強い守備で勝利に導くのだ。
雄斗の激しい上下動を確認するためスタジアムに向かう。
楽しみである。

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ジネイ、松本山雅の練習に参加

J2松本、FWジネイを獲得へ 反町監督、練習参加で評価「前の方で1人いないと厳しい」

リラックスした表情のジネイ
Photo By スポニチ


 J2甲府を14日に退団したブラジル人FWジネイ(34)が23日、J2松本の練習に参加。獲得へ進んでいることが分かった。反町監督が明らかにした。「声を掛けるつもりはなかったけどケガ人が長引くだろうし前の方で1人いないと厳しいから」と説明した。

 ジネイは昨季湘南で12得点を挙げチームのJ1昇格に大きく貢献。今季は甲府に加入したが膝のケガの影響で12試合1得点に留まっていた。甲府の外国人枠の関係で契約が解除され所属なしとなっていた。

 松本は現在J2で暫定首位につけているが、夏の移籍でアタッカー2人が移籍。FWの永井と三島がケガ。FW前田がアジア大会で離脱と前線の枚数に不安を抱えている。

 非公開だったこの日の練習では紅白戦に出場した模様。指揮官は「全然悪くなかった」と評価。明日(24日)膝のMRIを撮影、26日の練習試合を経て問題がなければ契約する見込みだ。早ければ9月1日の水戸戦から出場が可能となる。J1昇格へラストスパートの終盤戦でブラジル人FWが力を発揮できるか注目だ。

[ 2018年8月23日 20:06 ]


松本山雅の練習に参加したジネイである。
契約に至る模様。
甲府を契約解除され現在フリーのジネイは移籍ウィンドウが閉じた今も加入出来る。
松本山雅としては大きな補強となろう。
J1昇格の切り札として活躍するのだ。
ゴールの報を待っておる。

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Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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