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疲れ知らずの安西は誰よりもピッチに立つ機会を待ち望んでいる

好調鹿島を支える左SBのタフさが半端ない!安西幸輝の衝撃的な走力を生み出す原動力は?
松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)
2018年09月30日


9月の8連戦では7試合に出場。それでも安西の運動量は不変!


29日の神戸戦でも安西は運動量と驚異的なスプリント能力を前面に押し出し、チームの勝利に貢献した。(C)SOCCER DIGEST

[J1リーグ28節]神戸0-5鹿島/9月29日/ノエスタ

「こんな過密日程は人生で初めて」

 試合後、安西幸輝の口から思わず本音が出た。それもそのはずだ。鹿島はJ1リーグに加え、アジア・チャンピオンズリーグ、ルヴァンカップ、天皇杯を並行して戦っている。そのため、9月は過密日程となって怒涛の8連戦。中4日以上試合間隔が空いたのは、9月9日のルヴァンカップ準々決勝・川崎戦から9月14日のJ1・26節の湘南戦にかけてのみだ。

 そうした過酷なスケジュールにもかかわらず、安西は9月の8試合で途中出場2試合を含む7試合で出番を得た。内訳を見ると、4試合がフル出場で途中交代1試合、途中出場2試合。いずれも20分以上出場しており、ピッチに立たなかったACLの天津権健戦もマカオでのアウェーゲームに帯同している。まさに”フル稼働”と呼べる状態でチームの勝利に貢献してきた。

 9月を締めくくる29日の28節・神戸戦もやはりスターティングイレブンに名を連ね、左SBとして最後まで出場。序盤から何度も前線に駆け上がり、最終盤に入ってもタフさは衰えない。安西は連戦の疲れをまるで感じさせないプレーで5-0の快勝に貢献した。

「持ち味は運動量なので、1試合1試合(スタミナが)落ちないように心掛けている」
さらりと言ってのけた安西だが、なぜ試合に出続けても走り切れるのだろうか。

 東京Vユース時代から運動量とスプリント能力に定評があり、プロの世界に飛び込んでからもその武器により一層磨きをかけてきた。だからこそ、今季加わった鹿島で多くの出番を得ているわけだが、安西が連戦を戦えている理由として挙げたのはメンタルの充実だ。

「J2だと1週間しっかり練習をしてコンディションを整えて挑める試合が多かったけど、鹿島はJ1もルヴァンもACLもある。これがいつかいい経験になると思うので、今は楽しんでやっています」(安西)

 過酷な状況ですら、ポジティブに捉えられるメンタリティが今の安西を支えている。「競争をすごくしていて、負けたくないと思っている。鹿島の選手は全員そう思っているし、僕は1試合でも多く出たいと思っている」とこれだけの連戦をこなしても、まだサッカーに飢えているほどだ。

 次の試合は10月3日に行なわれるアジア・チャンピオンズリーグの水原三星戦。9連戦目となるが、疲れ知らずの安西は誰よりもピッチに立つ機会を待ち望んでいる。

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)


過密日程の最中にいる安西について取材したサッカーダイジェストの松尾記者である。
「持ち味は運動量なので、1試合1試合(スタミナが)落ちないように心掛けている」という言葉を引き出しておる。
安西の特長は運動量にあり、それが試合終盤まで落ちぬところにある。
それを維持するための秘訣はこの記事では明かされぬが、並行するコンペティションを戦う過密日程を「いつかいい経験になると思うので、今は楽しんでやっています」と逆にモチベーションに転換しておることを口にする。
まだまだ連戦は続く、それを乗り切るため、安西を含めたメンバーが高いメンタリティで戦い続けることこそ肝要である。
勝利を積み重ね、高いモチベーションにてタイトルを目指す。
高い意識である。

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神戸戦報道

鹿島金森、移籍後初弾も「あれは聖真くんのゴール」
[2018年9月29日19時55分]

<明治安田生命J1:神戸0-5鹿島>◇第28節◇29日◇ノエスタ

鹿島アントラーズのFW金森健志が、恐れ多い? 初ゴールを決めた。

4-0で大勢が決まっていた後半33分に途中出場。すると後半ロスタイム、FW土居聖真が相手DFの股を抜くシュートを放つと、ゴール前にいた金森の右足に当たった。これがコースを変えて、相手GKの股を抜く5点目となった。

喜ぶ土居に集まるチームメートの中で、思わず右手を上げて「オレ?」と確認してしまった金森。ただ、得点者は分からず、金森も土居のところに行って祝福した。

しかし、公式記録は金森のゴール。昨季、アビスパ福岡から移籍してきて、これがリーグ初ゴールとなった。

ただ、試合後は開口一番「いや(土居)聖真くんのゴールです。後で言いに行きますけど、あれは聖真くんのゴールにしてあげたい」と恐縮しきり。「聖真くんは今日、2点目、3点目もフリーランで相手を引きつけて、犠牲になる動きもたくさんしていました。聖真くんのゴールにしてあげたいです。僕はいいです」。

初ゴールがうれしくないはずがないが、自分のことはさておき、90分間、献身的に動き回った背番号8の土居を最後までたたえていた。

鹿島鈴木優磨が1G1A「全員連動守備続けた結果」
[2018年9月29日20時53分]

<明治安田生命J1:ヴィッセル神戸0-5鹿島アントラーズ>◇第28節◇29日◇ノエスタ

狙っていた。その目を、集中を、途切らせることなく。まるで、野獣だった。

ヴィッセル神戸が自陣で行った右からのスローインがセンターバックに渡ったとき、鹿島アントラーズのFW鈴木優磨はのらりくらりと、気づかれない程度に前へと歩を進めていた。そして、ボールがさらにGKキム・スンギュに戻った瞬間、猛然とダッシュで駆けた。慌てたキムが右足アウトサイドでワントラップし、かわそうとしたところを、構わずかっさらった。悲鳴を上げた神戸サポーターを背にした鈴木は、歓喜に湧く鹿島サポーター側の無人のゴールへと、ボールを運んだ。3-0。後半11分のこのゴールで、試合の大勢は決した。

「前半から全員で連動した守備を続けていたので、その結果があのゴールにつながったと思います」

鹿島の新エースは、その存在感を日増しに高めている。0-0で拮抗(きっこう)していた前半30分には、FW土居聖真からのパスを受けて左サイドを疾走。MFレオ・シルバへの先制点をアシストした。前節札幌戦に続く1得点1アシスト。得点はリーグ3試合連続ゴールで、今季はこれで11得点9アシストの合計「20」へと記録を伸ばした。得点感覚もラストパサーの能力も優れた、まさに万能型ストライカー。なくてはならない頼もしい存在へと変貌している。

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)もルヴァン杯も天皇杯も勝ち抜くチームは、23日の札幌戦から22日間で7試合をこなす超過密日程。次戦は、水原(韓国)とのACL準決勝第1戦が控える。「10月はこれから厳しい連戦が続きますが、全ての試合で勝利できるよう、みんなで戦っていきます」。

その言葉が、頼もしく聞こえる。

鹿島犬飼胸を張る4戦連続完封「全員で戦えている」
[2018年9月29日21時13分]


笑顔で引き揚げる鈴木(左から3人目)ら鹿島イレブン(共同)

<明治安田生命J1:神戸0-5鹿島>◇第28節◇29日◇ノエスタ

思わぬ大差がついた。こうした試合では、守備に何らかの隙が生まれるもの。だが、鹿島アントラーズのDF陣が集中力を切らすことはなかった。

ヴィッセル神戸のFWウェリントンをDF町田浩樹が抑え、中盤に下がることもあったFWポドルスキには、DF犬飼智也がうまく対処した。許したシュートはわずか5本。試合を経るごとに頼もしさが増す犬飼は「ボランチとうまくコミュニケーション取りながらできていた。受け渡しやポジションをうまく90分通してやれていた」と胸を張った。

120分間も戦った天皇杯から中2日。だが、その広島戦でフル出場し、神戸戦も先発した犬飼とMFレオ・シルバの2人は疲れを感じさせなかった。レオ・シルバに至っては前半30分、味方のカウンター攻撃に反応。「優磨が1対1になった状況で、それをかわしたらチャンスになるなと思っていたら、しっかりかわしてスピードアップしたので、これはいけるなと。グラウンダーで来たので合わせやすかった。あとは決めるだけでした」。機を見て懸命にゴール前まで走り、先制点を挙げた。

その2人が音を上げないのだから、ほかの選手が疲れを見せるわけにはいかない。相乗効果で、敵地で完勝した。

これで公式戦6連勝で、4試合連続の完封勝利。マイナスのときもあった得失差も「プラス8」に伸び、一時は15位にまで沈んだ順位も暫定3位に浮上した。

上り調子で、ホームで10月3日に行われる水原(韓国)とのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦に臨める。レオ・シルバは警告累積で出場停止だが、犬飼は「今のメンバーは、誰が出てもチームのために戦う選手ばかり。出ていない選手を含めて、全員で戦えている。それが今の鹿島の強さだと思います」と誇った。

鹿島もキタ~3位浮上!敵地で取りも取ったり5得点

強烈ミドルを決めた鹿島FWセルジーニョに飛びつく三竿健 (撮影・大島千佳)

 明治安田J1第28節第1日(29日、神戸0-5鹿島、ノエス)常勝・鹿島が順位を上げてきた。神戸サポーターの声援もどこ吹く風で、敵地で取りも取ったり5得点。3位に浮上した。

 「しんどい中であれだけのパフォーマンスを続けてできる選手を褒めたい」

 大岩監督が目を細めた。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)、天皇杯などを合わせて9月は公式戦8試合目。しかも前節・札幌戦から天皇杯の広島戦、今節と中2日の試合が続いたが、サイドからの崩しやセットプレーで圧倒した。

 前半30分、MFレオシルバが左からの折り返しを右足で押し込んで先制。前半にもう1点を追加し、後半11分にはFW鈴木が相手GKとDFのパス交換の隙を突いてボールを奪い、無人のゴールに流し込んだ。

 公式戦6連勝。指揮官は「いろいろな局面で選手が自分で判断して戦ってくれた」と称賛した。残り6試合となり佳境を迎えたリーグ戦。苦しい終盤の上り坂で、名門の勝負強さが光った。 (原田遼太郎)


後半のアディショナルタイムに5点目を決めた鹿島・金森(#14・右から2人目)=ノエビアスタジアム神戸(撮影・林俊志)


前半40分、2点目を決めた鹿島・西(左端)=ノエビアスタジアム神戸(撮影・林俊志)


後半のアディショナルタイムに5点目を決めた鹿島・金森(#14・左から2人目)=ノエビアスタジアム神戸(撮影・林俊志)


鹿島、5発でACL圏内3位浮上 公式戦6連勝&4戦連続完封
明治安田生命J1第28節 鹿島5―0神戸 ( 2018年9月29日 ノエスタ )


<神戸・鹿島>前半40分、チーム2点目のゴールを決めた鹿島・西(右)はアシストした犬飼(左)らとタッチ (撮影・奥 調)
Photo By スポニチ


 鹿島が圧巻のゴールラッシュで暫定3位に浮上した。MFレオ・シルバの公式戦2試合連続弾を皮切りに5得点。一時は15位まで沈みながら、公式戦6連勝でついに来季のACLプレーオフ出場圏内へ突入だ。

 「全員で連動した守備を続けていたので、その結果がゴールにつながった」。後半11分にGKからボールをかっさらう個人技でリーグ3戦連発。直近のリーグ4試合で3得点3アシストのFW鈴木は胸を張った。

 22日間で4大会7試合を戦う過密日程の3試合目。26日の天皇杯・広島戦から先発8人を代えながら、高い連動性を維持した。好調の要因は公式戦4試合連続完封を誇る、守備の意思統一にある。苦しい時間帯を割り切って耐え、好機になれば連動した守備から鋭く奪う。「強い時の鹿島の戦い方。あの時みたいに、流れが悪い時は(ボールを)回されているけど“回させている”感じ」。MF土居の言う「あの時」とはリーグ逆転優勝の末にクラブW杯準優勝した16年。昨季無冠の屈辱を乗り越えた鹿島に今、同じくらい強い、勝利への緊張感がある。

[ 2018年9月30日 05:30 ]

【鹿島】5発快勝で暫定3位浮上 中2日3連戦を合計9発0封で締めくくり!
2018年9月29日23時8分 スポーツ報知


前半40分、鹿島・西(右)のゴールを喜ぶ(左から)犬飼、永木、土居

 ◆明治安田生命J1リーグ▽第28節 神戸0―5鹿島(29日・ノエスタ)

 鹿島が神戸に5―0で大勝し、リーグ戦3連勝で暫定3位に浮上した。

 前半30分にFW鈴木優磨のクロスをMFレオシルバが流し込み先制。同40分にはMF永木亮太のCKをニアでDF犬飼智也がそらし、ファーサイドでDF西大伍が押し込んだ。

 後半も勢いは止まらず。11分にFW鈴木優磨が相手GKからボールをかっさらい、無人のゴールに流し込んで3点目。同30分にはMF三竿健斗のボール奪取からセルジーニョ、ロスタイムにはFW土居聖真のシュートをFW金森健志がコースを変えてダメ押し点を挙げた。

 3つのカップ戦(ACL、ルヴァン杯、天皇杯)を勝ち上がる中で迎えた中2日3連戦。26日の天皇杯4回戦広島戦は延長120分の激闘となったが、3試合合計9得点無失点で終えた。全3試合にフル出場したDF犬飼智也は「結果がついてきているので、チームとして自信もついてきた」と充実の表情。公式戦4試合ぶりの先発となったDF町田浩樹は「この(連勝の)流れを途切れさせてはいけないと、いい意味でのプレッシャー、緊張感がありました」と無失点に笑顔を見せた。

【鹿島】横綱相撲で公式戦6連勝!全公式戦に主力動員“大岩式ターンオーバー”で暫定3位!
2018年9月30日6時0分 スポーツ報知


後半11分、鹿島・鈴木(左)がゴールし喜ぶ(右から)犬飼、シルバ(カメラ・小梶 亮一)

 ◆明治安田生命J1リーグ第28節 神戸0―5鹿島(29日・ノエスタ)

 圧巻の横綱相撲で鹿島が暫定3位に浮上した。前半にMFレオシルバの先制弾で主導権を握り、セットプレーからDF西大伍が追加点。神戸が攻勢を強めた後半11分にエース鈴木優磨が加点し、途中出場のFWセルジーニョ、金森健志が続けざまにダメ押し点を奪い試合を締めた。

■過密日程なんのその

 金森は「連勝はチームが1つになっているから」とうなずいた。5発大勝で公式戦6連勝&4戦連続無失点。ACL、ルヴァン杯(ともに4強入り)、天皇杯(8強入り)との過密日程を消化する中でリーグ戦も3連勝とし、第11節終了時の15位からついにACL出場圏内にまで上りつめた。

■全試合に“主力”動員

 絶対的なレギュラーは一人もいない。大岩剛監督(46)は全大会の頂点を目指し、リーグ戦とカップ戦で大幅にメンバーを変える「ターンオーバー」を導入せず、巧みにメンバーを組み替えながら全試合に“主力”を動員して連戦に臨んでいる。

■「誰が出ても鹿島のために」

 6連勝の間に20人がピッチに立ったが、同じ11人が並んだ組み合わせは一度もなく、全試合先発も0人。日本代表のMF三竿健斗ですら先発は3試合だけ。5戦連続で先発していたMF遠藤康にはこの日、ベンチからも外して休養を与えた。「誰が出ても鹿島のために戦える」(DF犬飼智也)状態が好調の原動力だ。

■「みんなで戦っていく」

 次戦は中3日で迎えるACL準決勝第1戦・水原三星(韓国)戦(10月3日・カシマ)。“大岩式ターンオーバー”により、この日ベンチスタートの内田篤人、三竿健斗、セルジーニョらが先発起用される見込みだ。鈴木は「全ての試合で勝利できるよう、みんなで戦っていく」と力を込めた。(岡島 智哉)


大勝と暫定3位浮上に紙面が踊る各紙である。
その中で特筆すべきは報知新聞の岡島記者の記事であろう。
過密日程にターンオーバー、総力戦と、鹿島の現状を報じてくれておる。
全てのコンペティションに全力で向かっておる鹿島の姿勢は素晴らしい。
そして、マネージメントし結果を出しておる大岩監督に対して賞賛したいところ。
とはいえ、我らは今はまだ何も手にしておらぬ。
まだまだ続く過密日程を乗り越え、多くのタイトルを得ようではないか。
全力疾走である。

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サッカーダイジェスト 神戸戦寸評

【J1採点&寸評】神戸0-5鹿島|鹿島は圧巻のハードワークを見せた2ボランチを高評価。守備が崩壊した神戸は...
松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)
2018年09月29日



【警告】なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】レオ・シルバ(鹿島)


鹿島――攻守で圧巻のパフォーマンスを見せたL・シルバがMOM!


レオ・シルバは30分に貴重な先制点を奪取。運動量も豊富で集中力も最後まで切れなかった。(C)SOCCER DIGEST

【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
盤石の試合運びでリーグ3連勝を達成。相手にボールを握らせながら、一瞬の隙を突いて確実にネットを揺らしたのは流石だった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 6
堅実な守りでゴールを死守。セーブとパンチングで逃げる場面の使い分けが良く、安心して見ていられた。

DF
22 西 大伍 6.5
対面の相手を潰しつつ、攻撃に参加。40分には永木のCKを犬飼が頭ですらすと、そのボールに反応して貴重な2点目を奪った。

39 犬飼智也 6.5
最終ラインを統率。相手にボールを持たせながらも、ペナルティエリア内では仕事をさせず、最後まで集中力を切らさなかった。

28 町田浩樹 6.5
ウェリントンと真っ向からやり合い、互角以上の勝負を展開。マークの受け渡しがスムーズで周囲との連係もまずまずだった。

32 安西幸輝 6
持ち前のスプリント能力はこの日も健在。得点に繋がる場面はなかったが、走力で相手を圧倒してチームの勝利に貢献した。

MF
6 永木亮太 6.5(78分OUT)
ボランチでコンビを組むL・シルバの動きを見つつ、的確な位置に陣取る。球際の勝負にも目を見張るものがあった。セットプレーの質も高く、CKから2点目となった西のゴールを演出。

4 レオ・シルバ 7
MAN OF THE MATCH
積極的に高い位置を取り、見事に先制点を奪った。運動量も豊富で攻守の切り替えが早く、試合を通じてハイレベルなプレーを披露。まさに鹿島の心臓だ。

鹿島――途中出場のセルジーニョは高質な左足で勝利に貢献


セルジーニョ(右)は65分に投入されると、75分にひと仕事。自らボールを持ち運び、豪快なミドルを突き刺した。(C)SOCCER DIGEST

13 中村充孝 6(73分 OUT)
サイドでボールを受ける動きに加え、ゴール前にも何度も顔を出す。高い位置での守備も効果的で終盤に交代するまでハードワークを怠らなかった。

30 安部裕葵 6
決定機を作る場面は多くなかったが、サイドから勇猛果敢にドリブルを仕掛ける。カウンターでも威力を発揮し、相手の脅威となった。

FW
8 土居聖真 6.5
カウンターの起点として機能。迷わずボールを前に持ち運び、精度の高いラストパスやシュートで相手を何度も慌てさせる。守備面での貢献度も高かった。

9 鈴木優磨 6.5(65分OUT)
前線でボールを収め、攻撃に奥行きをもたらす。ゴールに向かう迫力もあり、56分には高い位置で神戸GKキム・スンギュからボールを奪い、ネットを揺らした。

交代出場
MF
20 三竿健斗 6(73分IN)
与えられたタスクを完遂し、中盤の守備を引き締める。気の利いたポジションニングも光り、危険な場面を未然に防いだ。

FW
18 セルジーニョ 6.5(65分IN)
途中からピッチに入ると、鮮やかにボールを持ち運んで4点目をもぎ取る。チャンスを逃さない決定力の高さは流石だった。

FW
14 金森健志 6.5(78分IN)
短い時間でもきっちり結果を残す。得点以外でもサイドからドリブルを仕掛け、チャンスメーカーとして存在感を示した。

監督
大岩 剛 6.5
ACLとリーグ戦を並行して戦う状況で3連勝を達成。疲労した選手を休ませながらもアウェーで勝点3を掴むなど、チームマネジメントも完璧だった。

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


サッカーダイジェストの松尾記者による神戸戦の寸評である。
大勝に全ての選手に高評価が付けられた。
その中でレオ・シルバに最高評点とMOMが与えられておる。
長い距離を走っての先制点と90分動ききった運動量で結果を出しており当然と言えよう。
素晴らしいパフォーマンスであった。
また、通常であれば採点の対象とならぬプレイ時間の金森にも札幌戦に続いて評点が与えられておる。
やはり、観時間時間でもインパクトを与えられる選手として高い評価が付けられるようになった。
「短い時間でもきっちり結果を残す。得点以外でもサイドからドリブルを仕掛け、チャンスメーカーとして存在感を示した」という寸評がよく表しておる。
この過密日程にて、金森や町田などにもチャンスが与えられ、そして結果を出しておる。
そして、結果を出したことでより大きく成長したことが伝わってくる。
今季だけでなく、この先も鹿島のために戦える選手となって行ってくれよう。
楽しみである。

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神戸戦コメント

2018明治安田生命J1リーグ 第28節




鹿島アントラーズ:大岩 剛
非常に締まった、いい試合だと思う。選手たちには「ディテールのところが大事だ」と伝えて送り出した。守備からの攻撃をするうえで、いろいろな場面で局面局面での判断をしっかりとやって90分を戦ってくれたと思う。非常に評価している。

Q.過密日程の中で試合を進めている状態で、選手起用には気を使っているように感じるが、どのようにして選考しているのか?

A.ケガ人もいるし、コンディションが日々異なる選手もいる。無理をしてピッチに立ってもらっている選手もいる。何がベストなのかを考えながら、毎試合に向かっている。皆さんが思っている以上に選手はしんどいと思うが、それでもあれだけのパフォーマンスを継続していることは選手をほめたいし、評価したい。次の試合、その次の試合が決まっている状況なので、1時間単位で調整をしてリカバリーをして、コンディションを見極めないといけない。今後も過密日程が続くので、しっかりと選手を見てメンバーを選びたい。

Q.不利にも思われるレフェリングだったが?

A.レフェリングについては「セルフジャッジをしないようにしよう」と常日頃から言っていて、それはチーム内で決められたことでもある。複数の大会を戦っている中で、アジアでもいろいろな基準の笛がある。しっかりと次のプレーへ気持ちを切り替えよう、アクティブに気持ちを切り替えようという話をしている。今日も一番怒っていたのは自分だと思う。レフェリングに関しては、ハーフタイムには選手たちに「気持ちを切り替えよう。怒るのは自分だけでいい」ということを伝えた。試合に向けた準備が非常にいい形でできているので、信頼して選手たちをピッチに送り出している。





【鈴木 優磨】
前半から全員で連動した守備を続けていたので、その結果として点を取れたと思う。これからも連戦が続くけど、全ての試合で勝てるようにみんなで戦っていきたい。

【セルジーニョ】
オープンな試合展開で、自分が入った時には3-0だった。次の1点を取れば試合を終わらせることができる状況だった。全員が「今、何をしなければいけないのか」ということについて整理ができていて、役割を果たせていると思う。

【中村 充孝】
みんながハードワークをして、勝利にこだわるという部分をしっかりと表現できたと思う。自分がどうこうということよりも、勝てるようにプレーしていた。今日は取るべき場面でしっかりと決めて勝てた。

【金森 健志】
聖真くんのゴールにしてあげたいと思いますけど…。やることははっきりしていたし、点差が開いていたので自分もゴールを狙うつもりでピッチに入った。状況を見ながらプレーして、最後までやり切ることを意識していた。

【レオ シルバ】
優磨が1対1になった状況で、かわせばチャンスになると思っていた。そこからスピードを上げて突破したので「これは行ける」と思ってファーサイドに詰めていったら、グラウンダーでこぼれてきた。打ちやすいボールだった。トレーニングの成果が出て、チームに貢献できていると思う。

【犬飼 智也】
このように大量得点を取れた試合で、ちょっとした隙が生まれて失点をしてしまうことはよくあるので、最後までゼロで抑えることができてよかった。しっかり守りながら攻撃に行けているし、攻めている時も準備ができている。2点目のアシストは練習の成果が出たので、すごく嬉しかった。

【町田 浩樹】
チームとして、展開を読みながら試合運びをすることができた。無失点の試合が続いていたので、自分が入っても継続したいと思っていた。競り合いは自分の特長だし、負けてはいけない部分。ウェリントン選手との競り合いでもしっかりと対応できたと思う。

明治安田生命J1リーグ 第28節
2018年9月29日(土)16:03KO
ノエビアスタジアム神戸

[ 大岩 剛監督監督 ]
非常に締まった良いゲームだったと思っています。選手には「ディテールのところが大事だ」と送り出したんですが、しっかり守備からの攻撃、いろんなところ、局面局面で自分たちの判断をして、90分戦ってくれたと思う。非常に評価しています。

--過密日程で試合を進めているが、選手の使い分け、交代など気を遣っている?
これはケガ人も当然いますし、コンディションも日に日に違う選手もいます。無理してピッチに立ってもらっている選手もいます。報道に出ていないような、チーム内で情報共有しながら何がベストなのか、コンディションを含めて毎試合毎試合向かっているだけですね。それしかいまは。多分これは言ってもしょうがないですが、皆さんが思っている以上に選手はしんどいと思います。ただその中であれだけのパフォーマンスができる、続けてやることができるっていうところは本当に選手を褒めたいですし、評価している。スケジュールに関しては次の試合が決まっている状況なので、時間単位でリカバリーをしてキックオフ時間は今日は16時になりましたし、1時間単位で選手のコンディションを見極めないといけない状態。今後も続いていく過密日程の中で、選手をしっかり見て、メンバーを選びたいと思います。

明治安田生命J1リーグ 第28節
2018年9月29日(土)16:03KO
ノエビアスタジアム神戸

FW 14
金森 健志
Takeshi KANAMORI

--交代出場だったが?
やることはハッキリしていたし、点差も離れていたので自分もゴールを狙いにいくつもりだった。その中でも時間と状況を考えながら、時間を使うところは使い、スペースがあるカウンターのときは攻めて、最後までやり切るところを意識していた。いま連勝しているのはチームが一つになっているからだと思う。

--ゴールシーンについて。
(土居)聖真君のゴールですよ。もちろん点は取りたいですけど、チームが勝つのが一番ですし、聖真君も今日は2点目、3点目もフリーランで犠牲になる動きをしていましたし、聖真君のゴールにしてあげたい(笑)。

【神戸 vs 鹿島】レオ シルバの先制点でゴールラッシュの幕開け
2018年9月29日(土)



30分、鈴木優磨のマイナスの折り返しをファーサイドに走り込んだレオ シルバが難なく押し込んでゴール。レオ シルバの今季リーグ戦2点目で鹿島が先制した。

【神戸 vs 鹿島】西が決め、2点差で折り返す
2018年9月29日(土)



先制から10分後の40分、永木の右CKからニアサイドの犬飼智也が頭でフリックしたボールをファーサイドの西大伍がワンタッチで決めて追加点。鹿島が2点をリードして前半を折り返した。

【神戸 vs 鹿島】3戦連発と絶好調の鈴木
2018年9月29日(土)



前節に続き、先制点をアシストした鹿島の鈴木優磨は、56分に前線でのボール奪取からゴールを決めて3点目をもたらした。鈴木は3試合連続ゴールで絶好調ぶりを見せつけた。

【神戸 vs 鹿島】結果を残したセルジーニョ
2018年9月29日(土)



65分に交代出場でピッチに立った鹿島のセルジーニョは、75分に試合を決定付ける4点目を決め、きっちりと役割を果たした。

【神戸 vs 鹿島】今季初の3連勝で暫定3位に浮上
2018年9月29日(土)



鹿島は後半アディショナルタイムにこの試合でJ1通算50試合出場を果たした金森健志(#14)がダメ押しの5点を挙げて、神戸に5-0で圧勝。今季初の3連勝で暫定3位に浮上した。

リージョ初ベンチ入りも崩壊止まらない神戸…大量5発の鹿島が公式戦6連勝でACLに弾み
18/9/29 17:56


鹿島がゴールラッシュでACLに弾みをつけた

[9.29 J1第28節 神戸0-5鹿島 ノエスタ]

 J1第28節が29日に行われ、暫定5位の鹿島アントラーズは敵地で同9位のヴィッセル神戸に5-0で勝利した。前半30分にMFレオ・シルバ、同40分にDF西大伍がネットを揺らすと、後半11分にFW鈴木優磨、同30分にFWセルジーニョ、同アディショナルタイム1分にFW金森健志がそれぞれ加点。ゴールラッシュで公式戦6連勝を飾り、10月3日に控えるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦のホーム水原三星戦に弾みをつけた。

 鹿島は延長戦までもつれた26日の天皇杯4回戦・広島戦(2-0)から中2日の過密日程。その広島戦からDF犬飼智也、レオ・シルバ、MF安部裕葵を除く先発8人を変更した。一方の神戸はMFアンドレス・イニエスタが2試合連続でベンチ外。前節・浦和戦(0-4)に続いて林健太郎氏が暫定監督を務め、新指揮官として申請中のフアン・マヌエル・リージョ氏がアシスタントコーチ登録で初めてベンチ入りした。

 立ち上がりから押し気味に進める鹿島は前半30分に先制する。FW土居聖真からパスを受けたFW鈴木優磨が左サイドをえぐり、PA内左からマイナス方向にパス。ニアの安部がDFを引き付けながら潰れると、ノーマークでファーに入ったレオ・シルバが右足で難なく蹴り込んだ。

 前半40分には右CKからキッカーのMF永木亮太が右足でクロスを供給。ニアの犬飼が頭でそらしたボールをファーの西が右足で押し込み、2点リードでハーフタイムを迎えた。

 後半も主導権を渡さない鹿島。後半11分、鈴木がビルドアップに参加してPA外に出ていたGKキム・スンギュからボールを奪い、無人のゴールに流し込む。鈴木はリーグ戦3試合連続で得点を記録し、キャリアハイを更新する今季11ゴール目となった。

 神戸は3点のビハインドを背負う苦しい展開。後半16分にMF藤谷壮からボールをもらったFWルーカス・ポドルスキがPA手前中央から左足で強烈なシュートを放つも、右ポストの外側を通過する。

 鹿島は後半20分に鈴木との交代でセルジーニョ、同28分に9試合ぶり先発のMF中村充孝との交代でMF三竿健斗を投入。すると同30分、カウンターから右サイドの三竿がセルジーニョにつなぎ、ドリブルでPA手前中央まで運んだセルジーニョが左足のシュートを突き刺して4-0とする。

 鹿島の猛攻は続く。後半アディショナルタイム1分、PA内左の土居がカットインから右足でシュートを打つと、藤谷の股を抜いたボールに金森が右足を出してわずかにコースを変える。これがGKキム・スンギュの股下も通過し、自身の今季初得点で5-0と試合を決定づけた。

 今季最多5失点の神戸は直近5試合で16失点目。チケット完売の一戦だったが、最後までゴールが遠く、5連敗を喫した。

好調・鹿島がイニエスタ不在の神戸を5-0で粉砕!エースの鈴木優磨は今季11点目
サッカーダイジェストWeb編集部
2018年09月29日


公式戦6連勝!鹿島の勢いが止まらない


鈴木(9番)はGKのミスを見逃さずにボールを奪い、抜け目なくゴールを決めた。(C)SOCCER DIGEST


「不利にも思われるレフェリングだったが?」と聞くインタビュワーである。
それだけこの試合のジャッジは酷いものであった。
公式戦2試合こうでは、まともに試合にならぬもの。
それを完封で連勝出来たことは大きい。
とはいえ、これまでジャッジで落とした試合が多く、それを思い出すと悲しい気持ちとなる。
特に昨季の最終戦に於いて取り消されたゴール、ホーム最終戦のハンドリングがあれば、リーグ優勝を成し遂げていただけに悔しさが沸き起こる。
とはいえ、それがサッカーというもの。
Jリーグにて最多の偏ったジャッジにて泣かされたクラブが鹿島であることを歴史に刻み込んでいきたい。

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Jリーグ 第28節 ヴィッセル神戸戦

眠れる獅子・金森、鹿島での嬉しい初ゴール。

オイペン・豊川、スポーンって獲りたい

オイペンが快勝で暫定9位浮上! 豊川雄太はGKと1対1も3戦ぶりゴール逃す
18/9/29 08:41


先発のFW豊川雄太は後半34分までプレー

[9.28 ベルギー・リーグ第9節 コルトライク1-3オイペン]

 ベルギー・リーグ第9節が28日に行われ、FW豊川雄太の所属する12位オイペンは敵地で11位コルトライクと対戦し、3-1で勝利した。3試合ぶりの白星で暫定9位に浮上。豊川は2試合ぶりに先発出場したが、第6節スタンダール・リエージュ戦(2-1)以来のゴールは挙げられず、後半34分に途中交代している。

 オイペンは前半4分、MFルイス・ガルシアのFKの流れからDFモルテザ・プラリガンジが右足でシュートを決め、先制に成功する。直後の同5分にはFWエリック・オカンセイのスルーパスを受けた豊川がDFを弾き飛ばし、PA内右でGKとの1対1を迎えるが、ループシュートは惜しくもクロスバーを越えた。

 すると前半6分、コルトライクのMFヨバン・ストヤノビッチに裏を取られ、同点ゴールを献上。それでも同24分にルイス・ガルシアのFKをMFシャビ・モリナが豪快に頭で叩き込み、2-1と再びリードを奪う。

 後半2分にはオカンセイの右クロスをファーのルイス・ガルシアが受け、右足で冷静に決めて3-1。豊川は同34分に交代で退き、チームはそのまま2点差で逃げ切った。次節は10月6日に開催され、オイペンはホームでアントワープと対戦する。

豊川獲得FKから2発「得意のファウル」で逆転勝ち
[2018年9月29日9時18分]

<ベルギーリーグ:コルトレイク1-3オイペン>◇28日◇コルトレイク

FW豊川雄太が所属するオイペンはアウェーでコルトレイクに3-1で逆転勝ちした。

豊川はリーグ戦2試合ぶりに1トップで先発。自らが得たFK2本が得点に繋がりチームを勝利に導いた。

まずは0-1とリードされた前半6分、右サイドでドリブル突破を図り1人交わした後、ファウルで倒された。このFKからの攻撃でMFプーラリガンジが決めて同点となった。さらに同24分にも右サイドを突いて、相手ファウルを誘い、そのFKをDFシャビモリーナが頭で合わせて勝ち越し点を奪った。

ラッキーボーイぶりを発揮した豊川は「僕が得意のファウル。キックの精度の良いルイス・ガルシアがいるから武器になる、あそこでファウルをもらうのも1つの手」としてやったりの表情。ただ、得点は奪えずこれで3試合連続無得点。「そろそろ点を取らないとヤバイです。スポーンって獲りたい」と意気込んだ。

後半34分に足をつって交代したが「日本じゃあんまりつらなかったんですけどね。後半25分でもうつってました。そりゃあ、代えられてしまいますよね。でもプラスに考えれば、後半25分まで全力でやるという気持ちで、今はやってます。今は1トップ(型のFW)が2人もベンチにいるから自分は立ち上がりから全力でやる」とうなずいた。

リーグ戦3試合ぶりに勝利を挙げたオイペンは、3勝1分け5敗の勝ち点10で暫定9位。


先発出場したオイペンの豊川である。
ゴールこそ無かったが、得点に繋がるファウルゲットにて勝利に貢献した。
「僕が得意のファウル。キックの精度の良いルイス・ガルシアがいるから武器になる、あそこでファウルをもらうのも1つの手」と語る。
ゴールに繋がるプレイを続けることこそ肝要。
次は自身のゴールを望む。
活躍の報を待っておる。

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ユキ、関節鏡視下前十字靭帯再建術

伊東選手の手術について
2018年09月29日(土)

8月25日(土)の練習中に負傷した伊東 幸敏選手について、9月28日(金)に東京都内の病院においてチームドクターの執刀による手術を受けましたのでお知らせいたします

■受傷名:
右膝前十字靭帯損傷

■術式:
関節鏡視下前十字靭帯再建術

■全治等:
約6ヶ月

■負傷状況:
8月25日(土)の練習中に負傷


手術を受けたユキである。
全治まで約6ヶ月とのこと。
長く苦しいことは想像に難くない。
ここはこの苦難を乗り越え、戻って来る日を待ち望む。
耐えた期間は、ある意味ユキの財産となる。
応援しておる。

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ジーコ、『献身・誠実・尊重』について語る

鹿島復帰は喜びだけではなかったジーコ。
「非常にがっかりしている」

寺野典子●文 text by Terano Noriko井坂英樹●写真 photo by Isaka Hideki

遺伝子~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(29)
ジーコ 前編


「最後に不用意なミスがあったからな」

 取材を受ける犬飼智也の後ろを通り過ぎた羽田憲司コーチは、顔見知りの記者ばかりだと確かめたうえで、犬飼にツッコミを入れる。勝利の喜びを浮かべていた犬飼の表情が一瞬で引き締まる。

「さっき、羽田コーチにも言われましたけど、やっぱりああいうミスをしてはいけなかった」

 ACL準々決勝対天津権健戦。ファーストレグに続き、セカンドレグも完封勝利を飾った鹿島アントラーズ。

 多くの怪我人に悩まされたシーズン開幕から半年が過ぎた。リーグ優勝が困難な状況は未だ続いてはいるが、ACLだけでなく、ルヴァンカップの準々決勝も突破した。苦しい時間がやっと実になろうとしているのかもしれない。若いチームは着実に進化を示しているという手ごたえもある。

「行くところと自陣に引いて守るところ。そういう意識をチーム全体で共有できている」と対天津権健戦のセカンドレグ後、三竿健斗は振り返った。

「昔のチームのレベルと比べたら、今の11人がめちゃめちゃレベルが高いかって言ったら、そういうわけでもない。それでも僕自身の過去に跳ね返されてきた。それを次のラウンドに進めるというのは、素晴らしいこと。今の鹿島には若い選手がいるし、俺とか(小笠原)満男さんとか、ソガさん(曽ヶ端準)とか、昔からやっている人もいるし、(大岩)剛さんも含めて、ハネさん(羽田コーチ)とか、悔しい経験をしたスタッフもいます。そういう人たちの想いがあるから。準決勝は韓国のチーム、うちにはふたりの選手、ひとりの通訳と3人の韓国人がいるから絶対に勝たせてあげたい」と内田篤人は、チームの、そしてチームメイトや仲間たちの「想い」について口にした。

 これもまたひとつの自己犠牲精神なのだろう。

 試合後、ロッカールームから出てきた大岩剛監督の手には、試合で使用した用具があった。ACLのアウェイ戦ではスタッフも総力戦で荷物を運ぶ。鈴木満強化部長が台車を押す姿を見たこともある。立場に関係なく、手の空いた人間が助け合う。こんなところにも『スピリット・オブ・ジーコ』の「献身・誠実・尊重」が感じられた。

 小笠原満男はその日も取材対応はしなかった。それでも「壁をひとつ越えましたか?」と声をかけると、人差し指と中指を立てた。Vサインにも見えるし、あと2ステージあるというふうにも見える。どちらかはわからないが、その表情は柔らかかった。

 クラブ史上初のベスト4進出を飾った9月18日マカオの夜、鹿島アントラーズは温かな空気に包まれていた。

 2018年夏、16年ぶりにジーコが鹿島アントラーズに戻ってきた。テクニカルディレクターとして、トップチームの試合に帯同し、毎日そのトレーニングを視察し、育成年代のチームの練習にも姿を見せるなど精力的に仕事を行なっている。インタビューは来日から3週間が経った8月22日に行われた。この時間はジーコがクラブの現状を把握することに費やされたようだ。


鹿島でやりたいビジョンについて熱く語ったジ-コ

――鹿島アントラーズの仕事に再び就いて、一番うれしかったことはなんでしょうか?

「サポーターが変わらずチームを支えている姿というのは、非常に喜ばしい姿でした。そして、私が以前から言っていた下部組織の整備、強化ができていること。下部組織の選手たちがトップチームで活躍しているのもうれしいことでした。日伯友好カップ(1998年から毎年開催されるU-15チームによる大会。鹿島アントラーズやJリーグ選抜などが参加し、ブラジルの同世代のチームと対戦している)などの海外遠征の機会は、選手としての成熟を促したと考えています。そして、昔、アントラーズでプレーし、象徴となった選手たちが現在クラブで仕事をしていることも喜ばしいことでした。それは、現役の若い選手にとっての励みになるでしょう。今後自分が活躍すれば、引退後にこんな立場、仕事に就けるという新たな夢、目標にもなるはずで、非常によかったかなと思います」

――いろんなクラブでお仕事をされてきたわけですが、鹿島アントラーズはジーコさんにとってどのように特別なクラブでしょうか?

「特別なクラブといえば、最初にブラジルのフラメンゴを挙げなければなりません。子どもの頃から20年間、私を育ててくれたフラメンゴは特別なクラブです。選手として、人間として、構築し、教育してくれた場所ですから。

 そして、アントラーズも非常に特別な存在です。クラブを作るときから、私は携わってきたのですから。アントラーズでは11年間仕事をしました。その後、4年間は日本代表での時間を過ごしましたが、私の中では、日本で仕事をした15年間は鹿島アントラーズに関わったという気持ちなのです。というのも、鹿島アントラーズがあるから、私は日本代表の仕事に就いた。アントラーズの人間として、アントラーズを代表して、日本代表の監督をやっているという自覚を持っていました。

 その後、トルコやギリシャなど多くの国でも仕事をしましたが、私のキャリアのなかで、『結果』を残したのは、フラメンゴに次いで鹿島アントラーズだなと思っています。クラブ創設時から、アントラーズでの仕事については、いろいろなことにこだわり、愛情を注いできたという自負があります。

 だからこそ、シーズンの途中で、テクニカルディレクターとして、クラブに関わることは、あまり好ましいタイミングではないという風にも思いました。しかし、要請があるということは、鹿島アントラーズが何か問題を抱えているということだと思い、この仕事を承諾したわけです。

 そして、来日から20日ほどが過ぎました。正直に言うと、私が作ったアントラーズは別のアントラーズになってしまったと感じ、非常にがっかりしています」

――問題点があるのでしょうか? それはなんでしょう?

「問題点というよりも、修正しなくてはならないことがあるんです。人生のなかで、あなたも私も、問題は多く抱えているでしょう? そのなかでも仕事については、修正すれば改善できることも多いはずです。だから私は『こういうふうに改善すれば』と提案させてもらうわけです」

――どういう点でしょうか?

「すべてをここでは話せませんが、ひとつ挙げれば、下部組織の整備というのは、私がずっと求めてきたことです。そして、現在、下部組織で育った選手がトップチームのレギュラーとして活躍できるようになり、安定しているなと感じています。けれど、今後も若い選手たちが『鹿島に来たい』という気持ちにさせる必要があります。そういう意味では、創設から25年余りが経ったインフラ面での整備を進めるべきではないかと思っています。今以上にクラブとしてのレベルアップが必要です。若い選手が鹿島へ来たときに、サプライズというか、感動してもらえるようにしなくてはいけないと」

――インフラというと、クラブハウスについてということでしょうか?

「今、アントラーズは下部組織とトップチームは同じ施設で練習をしています。しかし、世界のトップクラブの多くでは、トップチームと下部組織は別の設備、環境で活動しています。トップにはトップの、下部組織には下部組織のクラブハウスやトレーニングセンターが整備されている。アントラーズもそろそろ、下部組織を独立させる必要があると考えています。これはクラブが成長するためにやむを得ないことでもあります。

 もちろん、新しい施設を作り、運営するには資金が必要となります。新たなスポンサーや施設を作る業者を探さなければなりません。そういう力を貸してくれる企業にとっても、鹿島アントラーズは必ず優勝する、もしくは優勝争いをするとなれば、メリットはあるでしょう。この25年間、鹿島アントラーズがピッチの上で表現してきた、残してきた結果を今後も続けていくと示すことで、企業も興味を持ってくれるのではないかと考えています」

――鹿島アントラーズのサポーターだけではなく、日本のサッカーファンが鹿島アントラーズに戻ってきたジーコさんが、どんなふうに鹿島を変えるのか注視しています。そんな期待を感じていますか?

「鹿島アントラーズがこの25年間作り上げたものがあります。しかし、私がここを離れてからの間に起きたことに対しては、私は関わっていません。なので、今はアントラーズの現状を把握しなければなりません。今起こっていることは、急に始まったことではなく、おそらく、以前からその予兆があったはずです。そして、現在のいろいろな問題、課題になったのだろうと推測しています。だから、私が来て、いきなりそれを変えられません。

 ただ唯一できるとしたら、選手個々の成長を促すための助言でしょう。もちろん、私自身の今までの経験を活かして、『こうしたほうがいいんじゃないか』と助言をすることもできます。そのうえで、変えるか、変えないかというのは、助言を受け止める側の意識になります。強制はできないし、短時間で変えるのはなかなか難しい。

 本当に変えるとしたら、シーズン前から関わって、スタッフ、選手など、いろいろなものに対して、昔のように私が権限を持ち、行なうことが必要だと考えています。それは、来年、来シーズンの話になってくる。なので、今年中にすべてを変えられるわけではないと思っています。それでも今は少しずつ修正を提案していくということしかできない。半年間で何かを変えようとしても、数年前から起きていることを変えるのは、難しいでしょう」

ジーコが鹿島を称賛。「引き継ぎ、
やり続けたことが成果になっている」

寺野典子●文 text by Terano Noriko井坂英樹●写真 photo by Isaka Hideki

遺伝子~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(30)
ジーコ 中編


 左アウトサイドで85分に途中出場した安西幸輝は、豊富な運動量だけでなく、守備でも身体を張ってピンチを防いだ。

「(サイドバックではなく)サイドハーフをやるときは、自分の色というのを出さないといけないし、あの時間帯というのは、走ることが自分に求められるタスクだと思うので、1本ピンチをしのげて良かったし、失点しなくて良かったです」

 曽ヶ端準は、好調の要因について次のように語った。

「まず、勝つことが大事ですし、そのために、(失点)ゼロというのは一番近道だと思います。みんなでいい守備からいい攻撃ができていると思いますし、そこがずっと続いて勝っている要因だと思います。連勝することで自信が生まれるし、自信はゲームに臨むうえで大きいと思いますし、それをこう過信せずにみんなで1試合1試合謙虚に戦っていきたいです」

 苦しい前半戦を経て、2018年のシーズンは佳境を迎えようとしているなか、出場するすべての大会で勝ち残ってはいる。しかし、慢心はこのチームには似合わない。

「残りの試合はすべて決勝戦のつもりで戦う。僕らは何も手にしていない。先を見ずに目の前の1試合1試合に集中していきたい」

 三竿健斗の言葉には、過去数多くのタイトルに挑み、喜びと悔しさを味わってきた鹿島アントラーズらしい姿勢が漂っていた。

 1991年、当時日本サッカーリーグ2部だった住友金属の選手として現役復帰したジーコ。鹿島アントラーズとしてJリーグ加盟を目指すクラブ創設にも尽力し、強豪と呼ばれるクラブの土台を作った。鹿島アントラーズには、クラブの哲学とも言える『スピリット・オブ・ジーコ』がある。そこに込められたジーコの想いを訊いた。(取材は8月22日)


『スピリット・オブ・ジーコ』について詳しく語ってくれたジーコ

――鹿島アントラーズの歴史を支えてきた『スピリット・オブ・ジーコ』について教えてください。「献身・誠実・尊重」という3つの言葉をクラブに託した理由は?

「実は、私自身が提案したのではなく、当時、いっしょに仕事をしていた兄のエドゥから、この3つの言葉を『スピリット・オブ・ジーコ』として掲げたいと考えていると相談され、それは人生のモットーでもあるので、賛成したんです」

――ジーコさん自身も大切にされているスピリッツだったんですね。

「そうですね。自分の人生を生きるうえでの哲学にも当てはまります。私の価値感のひとつとして、大切にしているものだからこそ、アントラーズとも共有したいと思いました」

――ひとつずつ教えてください。最初に献身。

「献身っていうのは努力ということでもあります。ポルトガル語を直訳すると、ハードワークになります。サッカーに限らず、どんな仕事においても、日々一生懸命取り組むということです。一生懸命、全力を尽くすのは、ごく当たり前のことですが、それを当たり前にできるかできないかで、人生が変わってきます」

――続いて、誠実。

「スポーツという競争社会、ましてやプロスポーツは目立つ世界であり、華やかな世界でもあります。だから、どうしても個人のエゴが生まれやすいんだと思います。しかし、仲間に対して誠実に接すること、誠実さがなければ素晴らしい関係は生まれないし、よい空気、雰囲気は作れないし、歓喜の瞬間を味わうことはできません」

――そして、尊重。

「尊重というのは、さまざまなことに対して非常に重要な姿勢です。社会、組織、クラブのルールなど規律を尊重すること。そして仲間、相手、レフリーを尊重する姿勢。たとえば、自分が試合に出ているうちはよいけれど、ベンチスタートになったり、出場機会が減ったりすることもあります。そんなふうに自分の立場が変わったとしても、自分の代わりに出場するメンバーに対して、尊重する心がなければいけません。簡単に言えば、人としての道理や礼儀をわきまえること。その心を尊重という言葉で表現させてもらいました」

――非常にシンプルですが、大切な言葉ですね。

「たとえば、クラブには監督がいて、コーチ、テクニカル、メディカル、通訳とさまざまなスタッフがいます。そして、選手がいて、フロントがいて、掃除や洗濯を担うスタッフ、チケットを販売する人、スポンサーを担当する営業など、本当にいろいろな仕事を務める人間が働いています。懸命に仕事をするあまり、自分が目立つことを最優先する人、自分のことだけを考える人間がいたら、おそらくよい結果は出せません。団体スポーツであるサッカー同様に組織も同じなのです。  

 まず、第一に考えるのは、自分のことではなく、最優先させるべきはチーム、クラブ、組織であるべきです。そうでなければ、どこかの部署、あるいは、誰かが崩れると、すべてが崩れてしまうという状況になってしまいます」

――エゴが集まっても組織の強さには繋がらない。

「お互いを尊重し合い、誠実に接することが、強くて良い組織、形作りに繋がるんです。サッカーで例えるとわかりやすいかもしれません。どんなに優秀な選手、能力の高い選手がいても、結果の出ないクラブは世界中にあります。『俺が俺が』というように、『俺がPKを蹴りたい』とか、選手がそれぞれ自己主張して、チーム内がバラバラになり、ゴチャゴチャと問題が起きれば、結果には繋がらないんです」

――なるほど。

「世界のプロサッカー界でこういう問題が起きる一因には、メディアの影響もあると思います。メディアが作るスターシステムの悪影響ですね。サッカーはチームスポーツであるにも関わらず、メディアは個人の結果、個人の記録ばかりを大々的に取り上げるからです。ようは、何回バロンドールを獲得したとか、得点王に輝いたとかが重要ではないんです。大事なのは『何度優勝したのか?』『どれくらい優勝に貢献したのか?』であるべきなのに。これはとても大きな問題だと思います」

――得点者だけを持ち上げるのは分かりやすいけれど、本質を見失う。

「そして、クラブと選手との契約にも問題はあります。クラブが選手のゴール数、アシスト数といった個人成績に対してボーナスを設定していることです。そうなれば、選手が個人成績に注力してしまう。わかりやすい数字、個人成績をあげれば、さらに良い条件で移籍ができる。そういうサイクルが生じているんです。

 これには、クラブの経営がオーナー制度であることにも原因があると思っています。オーナーが独断と偏見で、スター選手を手に入れ、スターに好条件を与えるからです。サッカーは団体競技である以上、そのクラブ、そのチームに対して、忠誠心を示し、いかに勝利、優勝に貢献したのか。優勝メンバーであったことがもっとも評価されるべきだと思います。しかし、個人にスポットライトを当てる報道の仕方、選手の扱い方については、メディアの皆さんにも考えてもらいたい点ではあります」

――そういう個人主義を許さないのが『スピリット・オブ・ジーコ』だと思います。それがあるからこそ、アントラーズは強豪と呼ばれる結果を生んだのですね。

「当然ながら、繋がっていると思います。なぜかといえば、私のキャリア、優勝回数を見てもらえれば、今は3つの言葉になっていますが、『スピリット・オブ・ジーコ』と関連性があるんじゃないかなと感じます。

 ただ、『スピリット・オブ・ジーコ』があったから、アントラーズが勝ったのかと言えば、そうではありません。当然、優秀な選手がいて、優秀な監督がいて、フロント、サポーターのみなさんが一体となり、こういう結果に繋がったというのは間違いありません。25年間のアントラーズの歴史のうち、私がいたのは11年間だけ。残りの14年間はいなかったわけだから、私の存在がその結果に繋がったということではないんです。だから、あくまでも、その『スピリット・オブ・ジーコ』を引き継ぎ、やり続けたことが、このような結果になったのかなと思っています」

――偶然ではないと。

「『スピリット・オブ・ジーコ』は私が急にひらめいて作りだしたとか、無理やり作ったのではないということだけは、明確にしておいてほしい。これはあくまでも、私が人生、サッカー人生を生きるうえで、私の先輩方とか、チームメイト、フラメンゴ、ウディネーゼ、ブラジル代表での経験、勝者として認められたことを経て培ったものであり、それを私は、ここ鹿島アントラーズにDNAとしてインプラントしたわけです。

 アントラーズを離れて、ほかの代表やクラブ、国でも、私は同じことを言い続けてきましたし、徹底してきました。多少、結果という意味ではそれぞれ違ったかもしれませんが、ともに仕事をしてきた人にとっては、ある程度の成果を残せたと考えています。

 ここには『献身・誠実・尊重』という3つの言葉に集約されていますが、ここから派生するいろいろなものが存在し、大切にすべきものはあります。それでもやはり骨格となるのは、この3つであることには間違いないと私は考えています。ただ、これは別に強制するものではないし、私はこれを大切にして勝者としてこの世界を生きてきた。しかし、成功の秘訣がこれだけとは限りません。ほかのやり方で、成功することもあるでしょうから」


ジーコTDを取材したSportivaの寺野女史である。
「今起こっていることは、急に始まったことではなく、おそらく、以前からその予兆があったはずです。そして、現在のいろいろな問題、課題になったのだろうと推測しています。だから、私が来て、いきなりそれを変えられません」と語る。
鹿島の問題について、既に見抜いておるように感じさせる。
ジーコの鑑識眼は鋭い。
この先の改革には注目するところである。
そして、特に育成組織・アカデミーの充実を提唱する。
トップとはクラブハウスを分け、育成には育成の理論にて育てていきたい意向が伝わってくる。
また、「献身・誠実・尊重」という『スピリット・オブ・ジーコ』についても語っておる。
ジーコが大切にしておるスピリッツは、多くの民が生活し、生きていく上で指針となる。
そして「オーナーが独断と偏見で、スター選手を手に入れ、スターに好条件を与える」という言葉は、成功を焦る特定クラブへのアンチテーゼとなろう。
我らは、「献身・誠実・尊重」を大切にし、地に足を付けて一歩一歩進んでいきたい。

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CBコンビは町田と犬飼

鹿島、120分天皇杯から中2日も我慢で3連勝狙う
[2018年9月29日7時29分 ]


神戸戦で公式戦4試合連続無失点に挑む鹿島DF犬飼(手前)と町田


鮮やかなボールさばきを見せる鹿島DF犬飼


鹿島アントラーズが我慢で今季初のリーグ3連勝を狙う。

120分戦った天皇杯から中2日。7日間で3試合目となるが、MFレオ・シルバと並んで3試合連続の先発が確実なDF犬飼は「30分増えただけ。意外と大丈夫」と笑った。

公式戦3試合連続完封中で、ヴィッセル神戸戦も無失点に抑えれば15-16年シーズンの5試合連続以来となる。先発が濃厚なDF町田は「イニエスタとやりたいですが、誰が出てきても勝ち切るだけ」と話した。


神戸人に先発予定のCB二人のコメントである。
犬飼は「30分増えただけ。意外と大丈夫」と、水曜日の延長戦について語る。
この言葉を信じる。
犬飼はすっかり頼もしくなった。
自身も成長の手応えを感じ取り自信を持っておる様子。
また、町田は「イニエスタとやりたいですが、誰が出てきても勝ち切るだけ」と言う。
世界に名を馳せたスーパースターとの対戦はまたの機会になりそうではあるが、この先発起用のチャンスを大きく活かして欲しいところ。
左足のフィードで勝利に貢献するのだ。
来月のルヴァン杯を視野に入れたCBコンビに期待である。

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コリンチャンスのダニーロ、ブラジルのサッカー史上最も成功した選手の一人

キャリア通算25冠…元鹿島ダニーロ、決勝進出のカップ戦制覇へ意欲

2009年まで鹿島でプレーした(右)ダニーロがコパ・ド・ブラジル制覇に意欲 [写真]=Getty Images

サッカーキング編集部

 ブラジル全国選手権1部(カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA)のコリンチャンスに所属するブラジル人MFダニーロが、コパ・ド・ブラジル制覇への抱負を語った。ブラジルメディア『MEU TIMAO』が27日に伝えた。

 コリンチャンスはフラメンゴとの準決勝を2試合合計2-1で制し、決勝へ進出。タイトルを懸けてクルゼイロと激突することとなった。

 2007年から2009年まで鹿島アントラーズでプレーしたダニーロは「私のキャリアにはまだない。自分に欠けているものなんだ。勝利を願っているよ」とコメント。コパ・ド・ブラジル制覇への思いを語っている。

 現在39歳のダニーロは、サンパウロでプレーしていた2005年にコパ・リベルタドーレスやFIFAクラブ世界選手権(現FIFAクラブワールドカップ)を制し、翌2006年にはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA優勝を果たした。そして2007年から2009年まで鹿島でプレーして史上初のJ1リーグ3連覇に大きく貢献。2010年からコリンチャンスでプレーしている。2012年には自身2度目となるFIFAクラブワールドカップ制覇も果たした。

 同メディアは、ダニーロがキャリア通算でクラブタイトルを25個獲得していることを紹介。「ブラジルのサッカー史上最も成功した選手の一人」と表現し、称賛している。

 2016年8月に右足の脛骨と腓骨を骨折し、動脈へのダメージや神経への影響が発生したことで足を切断する危機にも陥ったダニーロ。長期のリハビリを経て、昨年11月に復帰を遂げた。果たして、26個目のチームタイトル獲得は実現できるだろうか。


ブラジルメディアにて抱負を語ったコリンチャンスのダニーロである。
「私のキャリアにはまだない。自分に欠けているものなんだ。勝利を願っているよ」と語る。
タイトルへの渇望が素晴らしい。
鹿島の三連覇に大きく貢献したことも肯ける。
この記事には「ブラジルのサッカー史上最も成功した選手の一人」とダニーロが紹介されておるとのこと。
ダニーロの更なる成功を願っておる。

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アツ、先発へ

鹿島3位浮上へ!MF中村 14戦ぶりに先発濃厚
明治安田生命J1第28節 鹿島―神戸 ( 2018年9月29日 ノエスタ )


公式戦14試合ぶりの復帰が濃厚な鹿島MF中村
Photo By スポニチ


 鹿島はアウェー神戸戦で、MF中村が公式戦14試合ぶりに先発することが濃厚となった。

 左太腿裏痛から約2カ月ぶりの復帰。「個人はどうでもいい。チームがどういう目標を持っているか分かっているので、そこに向かってしっかりやっていきたい」。公式戦6連勝が懸かり、来季のACLプレーオフ出場圏内となる3位浮上を目指す一戦。延長まで120分間を戦った26日の天皇杯・広島戦から中2日のリーグ戦で、関西出身の28歳がチームプレーに徹する。

[ 2018年9月29日 05:30 ]


アツの先発起用がニュースになっておる。
この過密日程にアツが戻ってきたことは大きい。
相手を圧倒するプレイにて観る者を唸らせて欲しい。
楽しみにしておる。

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鹿島――過密日程でもチーム状態は上向き

【J1展望】神戸×鹿島|勢いを増す鹿島を不調の神戸は抑えられるか。気になるイニエスタの出場は?
サッカーダイジェスト編集部
2018年09月28日


神戸――ポイントは古橋と藤谷か


故障者/神戸=増山、イニエスタ 鹿島=昌子、伊東、レアンドロ
出場停止/神戸=なし 鹿島=なし


J1リーグ28節
ヴィッセル神戸―鹿島アントラーズ
9月29日(土)/16:00/ノエビアスタジアム神戸

ヴィッセル神戸
今季成績(27節終了時):9位 勝点36 10勝6分11敗 33得点・35失点

【最新チーム事情】
●前節の浦和戦を欠場したイニエスタの回復具合は不明。
●浦和戦でスタメン情報を漏洩してしまった高橋は、9月24日から自宅謹慎中。
●リージョ監督の正式就任時期は未定。

【担当記者の視点】
 林暫定監督に率いられて臨んだ前節の浦和戦は0-4の大敗。これでリーグ戦4連敗と調子を落とし、9位に下降。残留争いにも巻き込まれそうな気配すらある。

 勢いを取り戻したい今節で気になるのは、右足の付け根を痛めているイニエスタの回復具合だろう。前節の浦和戦は欠場し、今節も出場は未定。この司令塔が欠場する場合は、4-4-2システムにしてミラーゲームに持ち込む可能性もある。

 長身2トップを配した布陣ではサイドアタックに偏りそうだが、そこでポイントとなるのが、右SBの藤谷、左サイドハーフの古橋というスピードのあるふたり。ウェリントンと長沢を狙った放り込みだけでなく、ふたりの推進力と突破力を活かして攻撃にアクセントをつけたい。

鹿島――過密日程でもチーム状態は上向き

鹿島アントラーズ
今季成績(27節終了時):4位 勝点42 12勝6分9敗 37得点・34失点

【最新チーム事情】
●天皇杯ラウンド16で広島を破り、3年連続の8強入りを果たす。
●その広島戦で曽ケ端がフル出場し、天皇杯通算62試合出場を記録。自身の保有する歴代記録を更新した。

【担当記者の視点】
 今季初の公式戦5連勝中の鹿島は、敵地で神戸戦に臨む。

 直近の天皇杯ラウンド16の広島戦は延長戦までもつれこんだが、L・シルバ、三竿健がゴールを決め、2-0で勝利。「選手たちが自信を持ってやっているところが大きい。前線から連動した良い守備があり、良い結果につながっている」と大岩監督は評価した。

 同じく2-0で勝利したリーグの札幌戦(23日)から中2日で天皇杯の広島戦(26日)に臨み、さらに中2日で神戸戦を戦う過密日程だ。結果が出ていなければ心身の疲労にも影響してくるが、チーム状態は上向き。山本は「過密日程の中でも、良い流れでできている」と手応え。怪我人も徐々に復帰し、神戸戦では中村の先発復帰が濃厚だ。

 アウェーでの神戸戦は現在7試合連続負けなし(5勝2分)と相性が良いが、指揮官は「外国籍選手は高いポテンシャルを持っている。注意したい」と警戒する。勝って勢いをつけて、10月3日のACL準決勝ファーストレグの水原三星戦につなげたい。


「神戸戦では中村の先発復帰が濃厚」と記すサッカーダイジェストのプレビューである。
アツは負傷離脱が想像以上に長引いてしまった。
ここは、この過密日程の最中に満を持しての復帰である。
天下一品のテクニックにて神戸の守備を切り裂くのだ。
アツの活躍で神戸を下そうではないか。
期待しておる。

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大岩監督、分析も含めていろんな準備をしている

鹿島・大岩監督 神戸戦は“同級生対決”「会えることを楽しみに」

神戸戦に向けて練習するMF中村(中央)ら鹿島イレブン
Photo By スポニチ


 鹿島は29日に敵地で神戸と対戦する。28日に鹿嶋市内で前日練習を終えた大岩剛監督(46)は、スペイン人のフアンマヌエル・リージョ氏(52)の就任まで暫定で指揮を執っている神戸の林健太郎監督(46)との“同級生対決”を心待ちにした。

 「S級(ライセンス取得)が一緒で、同級生。昔からずっと知っている仲なので、会えることを楽しみにしている」。鹿島としては公式戦6連勝、さらに4試合連続完封勝利が懸かる一戦。神戸は監督交代に伴い、システムやセットプレー時の動き、選手の配置を変えてくる可能性があるが、「分析も含めていろんな準備をしている」と力を込めた。

 120分の熱戦を繰り広げた26日の天皇杯・広島戦から中2日のハードスケジュール。選手を入れ替えながら、来季ACLプレーオフ出場圏内の3位浮上に向けて白星をつかみ取る。

[ 2018年9月28日 13:15 ]


神戸戦に向けた前日練習を取材したスポニチである。
大岩監督の意気込みを伝える。
神戸の林健太郎暫定監督について「S級(ライセンス取得)が一緒で、同級生。昔からずっと知っている仲なので、会えることを楽しみにしている」と語っておる。
ここは旧知の仲として勝負に勝って欲しいところ。
同級生対決と言えば、ジュビロの名波監督が有名であるが、こちらの対決は3試合ドローが続いておる。
神戸の林暫定監督に対しては、優位に事を進めて欲しい。
そのためにも神戸の戦術を分析し、対策を練って挑むのだ。
楽しみにしておる。

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クォン・スンテ、いろいろな大会での経験が選手の財産になっている

【鹿島】神戸戦で公式戦4戦連続無失点目指す イニエスタ出場不透明もポドルスキ先発濃厚
2018年9月28日6時5分 スポーツ報知


大声で選手を鼓舞する大岩剛監督(右はMF永木亮太)

 暫定4位の鹿島は27日、同9位の神戸戦(29日・ノエスタ)に向けて鹿嶋市内でトレーニングを行った。

 神戸は負傷中の元スペイン代表MFイニエスタの出場が不透明も、主将の元ドイツ代表FWポドルスキは先発は濃厚。だが鹿島は今季のACLで元ブラジル代表FWフッキ、パト、MFオスカルら“規格外”の外国籍選手と対戦し、勝利を重ねてきた実績がある。GK権純泰は「いろいろな大会での経験が選手の財産になっている」と強調する。

 守備陣は公式戦3試合連続で無失点を継続中。複数失点は直近10試合でわずか1試合と、DF昌子源を負傷で欠く中でチームとして高い守備意識を発揮している。“規格外”選手を封じ、公式戦4戦連続無失点でリーグ戦3連勝を目指す。


神戸戦に向けた前々日練習を取材した報知新聞である。
次節の対戦相手である神戸はワールドクラスの助っ人を擁しておる。
実際にホームでの対戦ではポドルスキにアシストを決められ悔しい引き分けに終えた。
しかしながら、それから5ヶ月が経ち、チームは多くの経験を積んでおる。
クォン・スンテが「いろいろな大会での経験が選手の財産になっている」と言うように、大きく成長しておるのだ。
特に犬飼の成長が著しい。
ここは神戸の攻撃をシャットアウトしてくれるのではなかろうか。
また、神戸の攻撃以上に過密日程との戦いが続く。
中二日にてどこまで回復出来るかが重要であろう。
それも多くの大会を平行して戦う強者の“さだめ”である。
心して挑みたい。

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FCポルト、カイオの身辺調査

Caio pode ser alternativa para a esquerda


Extremo atua nos Emirados Árabes Unidos.

Caio Lucas Fernandes, extremo-esquerdo de 24 anos que atua no Al-Ain, dos Emirados Árabes Unidos, estará no radar do FC Porto. Formado nas escolas do São Paulo, deixou o Brasil aos 17 anos para jogar no Japão (Kashima Antlers), mudando-se depois para o atual clube, com o qual termina contrato em junho. Os portistas terão abordado o seu empresário para saber as condições para uma eventual contratação no verão.

No que toca a contratações no último verão, o FC Porto reforçou-se com Saidy Janko, Mbemba, João Pedro, Marius, Éder Miltão, Bazoer e Jorge.


FCポルトが調査を始めたアルアインのカイオである。
いよいよ欧州移籍が叶うのであろうか。
カイオは中東程度に甘んじておる器ではない。
今冬、カイオの去就に注目である。

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優磨、万能型アタッカーの系譜

鹿島鈴木10発10Aへ 万能型アタッカーへ進化


鹿島アントラーズFW鈴木優磨(22)が、万能型アタッカーに進化を遂げている。23日の北海道コンサドーレ札幌戦(2-0)で1得点1アシスト。今季チーム最多10ゴール目(9位タイ)となり、リーグ戦で自身初の2ケタ得点をマークした。アシスト数も今季のJ1で2位タイの8アシスト目。ラストパサーとしての能力の高さも示し、鹿島では97年のビスマルクとマジーニョ以来21年ぶり4人目、日本人選手としてはクラブ初の「10得点10アシスト」を達成しそうな勢いだ。

15年に鹿島ユースからトップ昇格。昨季までの3年間は64試合(2162分)の出場で16得点3アシストだった。今季は27試合(2013分)で10得点8アシスト、その2つの合計は18。20ゴールで得点ランク首位に並ぶ名古屋グランパスFWジョー(3アシスト)サンフレッチェ広島FWパトリック(同0)に次いで3位となる。

どの部位でもゴールを決めることができる上、味方にピンポイントで合わせる鋭い弾道のクロス、繊細なタッチで送るスルーパスなどプレーの幅も広がっている。今季の日本人選手で最も多くのゴールに絡んでいるのが鹿島の新エース。チームも今季最高の4位に浮上した。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)


優磨のデータについて記すニッカンスポーツの石川氏である。
今季ここまで、前節の札幌戦終了時でリーグ戦10G8Aと結果を残しておる。
得点ランク上位のジョーとパトリックに比べてアシストの多さが光る。
これは得点に特化したストライカーではなく万能型のFWであることの証明と言えよう。
鹿島の歴史を紐解けば、アルシンドやマジーニョの系譜となる。
素晴らしい。
石井監督がルーキーの優磨をMFで起用した理由も見えてくるところ。
得点力とアシスト力を兼ね備えた優磨の活躍にてタイトルを積み重ねていきたい。
楽しみである。

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広島戦報道

まるでキャプ翼「反動蹴速迅砲」鹿島三竿が必殺弾
[2018年9月26日23時18分]

<天皇杯:鹿島アントラーズ2-0サンフレッチェ広島>◇4回戦◇26日◇カシマ

人気サッカー漫画「キャプテン翼」の世界が、現実に生まれた!?

それは天皇杯4回戦の鹿島-広島戦の延長後半だった。1点をリードして迎えた同12分、鹿島FW土居聖真が懸命につなぎ、MF永木亮太を経て日本代表MF三竿健斗がボールを受け取った。そのとき、目の前にはスペースが空いていた。だが、最初に選んだのはドリブルだった。

「受ける前からシュートするイメージはあったけど、最初にボールの置きどころがあまり納得いくところでなくて…」。

シュートのタイミングがワンテンポ、遅れた。相手DFが目の前に迫った。覚悟を決めて右足を振り上げた。

「もう1回触ったら取られそうだったので、変な取られ方するより、ごちゃごちゃってなった方がいいかなって思った」。

ペナルティーエリアのライン上。シュートに行った。相手の方がわずかに先にボールに触れていた。それでも構わず、振り抜いた。その弾道は、相手のクリアを蹴り返した形になり、威力を増したか、ゴール右に突き刺さった。

「キャプテン翼と同じです」と三竿健は笑った。まるで、漫画内のキャラクターで中国代表の肖俊光が得意とする「反動蹴速迅砲」だった。相手のキックを蹴り返して威力を倍増させるシュートで、ペナルティーエリア外からはゴールを許さないGK若林源三からゴールを奪ったことでも知られる必殺技だが、現実でやってみせた。それが三竿健の今季初ゴールだった。

「打ったら入っちゃいました。もう1つ早く打ちたかったんですけど、体勢的にちょっと厳しかったので、持ち直した。あとは気持ち。パワーで打ちました」。試合を決める駄目押しゴールにもなり、歓喜の輪が生まれた。

直近のJリーグから中2日。今月だけで7試合目を数えた広島戦。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)やルヴァン杯でも勝ち上がり、今後も超過密日程が続く。だが、三竿健は歓迎する。「こういう日程だからこそ、より一丸となれると思っている。どんどんどんどん勝って、日程を組んだ人を見返したいなと思います(笑い)」。もちろん、気を緩めることはなかった。「まだ僕たちは何も勝ち取っていない。最後につらい思いや、みんなで頑張ったというのが報われれば」。

リーグでも、一時は15位まで落ちた順位が暫定ながら4位に浮上した。鹿島の伝統の粘り強さが増してきている。

鹿島3年連続8強「同じ相手に3回負けるわけには」
[2018年9月27日8時2分 ]


鹿島対広島 前半、ゴールを狙う鹿島の内田(中央)(共同)


鹿島MF三竿健


天皇杯準々決勝以降の組み合わせ


<天皇杯:鹿島2-0広島>◇4回戦◇26日◇カシマ

鹿島アントラーズがJ1首位のサンフレッチェ広島を延長の末に2-0で破り、3大会連続で準々決勝へ進んだ。10月24日に行われる準々決勝で鹿島はJ2のヴァンフォーレ甲府と対戦する。

今季2戦2敗の広島を延長戦で破り、3年連続の8強に進んだ。ACL、ルヴァン杯も勝ち抜き、今月だけで7試合目。だが、「同じ相手に3回も負けるわけにはいかない」と鼓舞し合った。今後も29日のヴィッセル神戸戦から16日間で5試合など超過密日程は続くが、延長後半に2点目を決めたMF三竿健は「日程を組んだ人を見返したい」と笑った。

鹿島、公式戦5連勝!大岩監督「素晴らしい」/天皇杯

前半、空中で競り合う鹿島・犬飼(右)と広島・ベリーシャ=カシマ

 サッカー・天皇杯全日本選手権4回戦(26日、カシマスタジアムほか)残り2試合が行われ、鹿島がJ1首位の広島を延長の末に2-0で破り、3大会連続で準々決勝へ進んだ。磐田は札幌に4-2で勝ち、2大会連続の8強入り。準々決勝で鹿島はJ2の甲府と対戦し、磐田は仙台との顔合わせとなる。

 鹿島は延長を含めた120分でも堅守は揺るがなかった。J1で首位に立つ広島をわずかシュート2本に封じ、無失点勝利。公式戦5連勝に大岩監督は「このスケジュールの中であれだけのパフォーマンス。素晴らしい」。冷静に攻守のバランスを取りながらセットプレーで均衡を破り、日本代表MF三竿健のミドルシュートで畳み掛ける会心の展開。三竿健は「みんながやることを共有できていた」と胸を張った。


前半、ゴールを狙う鹿島・内田(中央)=カシマ


延長後半、ゴールを決め、喜ぶ鹿島・三竿健(右)=カシマ


延長前半、ゴールを決め、喜ぶレオシルバ(右から2人目)ら鹿島イレブン=カシマ


鹿島・三竿“漫画チックな一撃”で天皇杯3季連続の8強進出!
天皇杯4回戦 鹿島2―0広島 ( 2018年9月26日 カシマ )


ゴールを決め喜ぶ鹿島・三竿健(中)(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ


 4回戦の2試合が行われた。鹿島は延長戦の末に広島に2―0で競り勝ち、3季連続の8強進出。延長前半6分にMFレオ・シルバ(32)のゴールで先制すると、延長後半12分には日本代表MF三竿健斗(22)が追加点を挙げた。磐田は札幌に4―2で勝利。2大会連続で準々決勝に駒を進めた。

 漫画チックな一撃で勝利を決定づけた。1―0の延長後半12分、敵陣に進入した三竿健のドリブルがわずかに大きくなった。そのままシュートモーションに入ったが、クリアを試みた相手DF水本が一瞬早くボールにタッチ。クリアを蹴り返した形のミドルシュートが右隅に突き刺さった。漫画「キャプテン翼」に登場する、相手のシュートを蹴り返して威力を増幅させる技「反動蹴速迅砲(はんどうしゅうそくじんほう)」をほうふつさせる一撃。三竿健は「キャプテン翼ですね」と笑った。

 大岩監督は23日の札幌戦から先発6人を変更。ターンオーバーしながら公式戦5連勝を飾った。リーグ戦は4位に浮上しルヴァン杯、ACLも4強入り。過密日程が続くが、指揮官は「目の前の試合に集中して臨みたい」と一戦必勝を期した。
[ 2018年9月27日 05:30 ]

【鹿島】内田「過密日程だか何だか知らないけど」異なる4大会で4連勝!天皇杯も8強入り
2018年9月27日6時5分 スポーツ報知

 ◆天皇杯▽4回戦 鹿島2―0広島(26日・カシマスタジアム)

 ACLとルヴァン杯で4強に進出している鹿島は、リーグ戦で首位に立つ広島を延長戦の末に2―0で破り、8強入りを決めた。

 FWセルジーニョのシュートが3度枠に直撃するなど運にも見放され、「途中からは我慢比べ」(MF三竿健斗)の展開となり試合は延長へ。だが0―0で迎えた延長前半6分、MFレオシルバの直接FKで先制に成功。同後半12分には三竿健斗のミドルシュートで追加点を奪い、試合を決定付けた。

 22日間7試合の過密日程を消化する中、これで全4大会の4試合(ルヴァン杯準々決勝第2戦、ACL準々決勝第2戦、J1第27節、天皇杯4回戦)で4連勝を達成し、公式戦5連勝で3戦連続無失点。フル出場したDF内田篤人は「センターバック2枚が本当によくやっている。俺?ウロウロしてるだけ」と笑顔を見せつつ、「過密日程だか何だか知らないけど。連戦でも延長でも、自分たちは4つ(タイトルを)取る目標でやっている」と力を込めた。

 中2日の戦いで120分を制したが、次戦(J1神戸戦)も中2日。その次は中3日でACL準決勝の大一番・水原三星戦が控える。大岩剛監督は「次々に試合がやってくる。目の前の試合に集中して臨みたい」と見据えた。

天皇杯4回戦 鹿島8強入り

鹿島-広島 延長後半12分、ゴールを決める鹿島・三竿健=カシマスタジアム、菊地克仁撮影

サッカーの第98回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は26日、カシマスタジアムなどで4回戦の残り2試合が行われた。J1鹿島は延長の末、2-0で広島(J1)を下し、3年連続で8強に駒を進めた。公式戦の連勝は5に伸ばした。

鹿島は0-0で迎えた延長前半6分、レオシルバの左FKがそのままゴールに吸い込まれて先制。同後半12分には三竿健がペナルティーエリア手前からミドルシュートを決めた。

磐田は札幌に4-2で勝ち、2大会連続の8強入り。

準々決勝で鹿島はJ2の甲府と対戦し、磐田は仙台との顔合わせとなる。

■鹿島・大岩監督 粘り強かった
120分間、しっかりとした守備から攻撃につなげ、判断を変えながらボールを動かすことができていた。そこからセットプレーのチャンスを決めることができた。粘り強くじれずにやったことが延長戦の勝利につながった。

■鹿島・犬飼 うまく対応できた
パトリックにうまく対応できていた。いいポジショニングが取れていた。これからもやり続けることが大事。

■鹿島・GK曽ケ端 いい攻守できている
バランスよく守れていた。いい守備からいい攻撃ができている。自信が付いていることが大きい。

■鹿島・レオシルバ
味方が相手DFの邪魔をしたおかげで点が入った。チームで取った得点だった。

▽4回戦
鹿島(J1) 2-0 広島(J1)
0-0
0-0
延長
1-0
1-0

▽得点者
【鹿】レオシルバ(延長前6分)三竿健(延長後12分)


三竿健斗のミドルシュートがニュースになっておる。
キャプテン翼の「反動蹴速迅砲」と未済健斗自身が語る。
このようなシーンが飛び出すのもチーム状態がよいからこそ。
広島のシュートを2本に抑えた守備戦術が、良い攻撃に繋がっておる。
セルジーニョの3回のチャンスが決まっておれば、90分で試合は決まっておった。
それ以上に、篤人へのファールに足して正当なジャッジが成されればPKにて勝負は決まったはず。
審判に壊されずに済んだのは、レオ・シルバと健斗が決めきってくれたからこそ。
素直に今はそれを喜びたい。

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広島戦コメント

天皇杯 JFA 第98回全日本サッカー選手権大会 4回戦




鹿島アントラーズ:大岩 剛
結果的に120分戦い、選手たちはこのスケジュールのなかであれだけのパフォーマンスを見せてくれた。本当にすばらしかったと思う。選手の姿勢がすばらしかった。彼らのパフォーマンスに驚き、僕自身うれしかった。試合の後も、選手たちが次に向かうんだという気持ちを見せている。そういう姿勢をすごく評価している。素直にほめたいと思う。試合の総括にはならないが、今日の試合を振り返るより、次の試合に向かいたいという気持ちが強い。すばらしい120分だった。

Q.いい守備からいい攻撃というところが出ていたと思うが、どう評価しているか?

A. 120分、見てもらった通り。しっかりした守備からすばやい攻撃、サイドを変えてボールを動かすというところができていた。そういうところでセットプレーを取り、最後の最後にそのセットプレーを決めることができた。前半からたくさんのチャンスがあったなかで、なかなか決まらなかったところを、粘り強く、じれずにやったことが勝利につながった。

Q. 9月連戦が続いたなかで、結果が出ているが、どのあたりに手応えを感じているか?

A. 守備に関しては、選手たちが自信を持ってやっているところが大きい。そこが前提にあり、選手が思い切って前に出ていけたり、ボールを動かすところで整理されたり、ゴール前でのイマジネーションが出やすい状況ができている。前線から連動したいい守備があり、それがベースとなりいい結果につながっている。自信につながって、勝利につながっていると思う。





【内田 篤人】
リーグ戦で2度負けていた相手だったし、同じ相手に負けるのはアントラーズとしてはやってはいけないこと。絶対に勝たなければいけないと思っていた。今日のようなキツい試合でいかに耐えられるか。今、センターバックが頑張っているので、助けたいと思っていた。

【犬飼 智也】
こういうキツい試合で勝つことができて嬉しい。メンバーが入れ替わっていたとはいえ、リーグ戦で連敗していた相手だったので「同じチームに負けられない」と剛さんも話していた。うまく対応できたし、いいポジショニングを取れた。これを続けていきたい。

【曽ケ端 準】
バランスよく守れていた。前半からチャンスを作れていたし、いい試合だったと思う。まずは勝つことが大事。そのためには無失点で抑えることが一番の近道。いい守備からいい攻撃ができていた。過信せず、1試合ずつ戦っていきたい。

【山本 脩斗】
チームとして90分連動して、ミスをしてもカバーリングできていたし、いいタイミングで点を取れた。勝つことで自信もついてくる。過密日程の中でも、いい流れでできている。

【三竿 健斗】
固い試合になることは分かっていた。後ろがゼロで抑えていれば、前線が点を取ってくれると話していた。セットプレーで点を取れて、いい試合になった。(得点の場面は)パスを受ける前からシュートをイメージしていた。もう一つ早く打ちたかったけど、体勢が厳しかったので持ち直して打った。

【レオ シルバ】
残念ながら、リーグ戦で連敗していた相手。3連敗はダメだし、天皇杯というタイトルを掴むという思いでプレーしていた。山本選手がうまく入ってくれて、入ったゴール。チームとして取ったゴールだと思う。今日はゴールという形で貢献できてよかった。

天皇杯 ラウンド16
2018年9月26日(水)19:03KO カシマ

[ 大岩 剛監督 ]
結果的に120分戦った中で、選手がこのスケジュールにもかかわらずあれだけのパフォーマンスをしてくれるということに、本当に素晴らしいなと、ただ単に選手のパフォーマンスが素晴らしいなと驚いたというか、僕自身もすごくうれしかったです。こういうスケジュールの中でまたもう一回、次に向かうんだという気持ちに選手自身が試合のあともなっていますので、そういう姿勢についても、なかなか言葉が見つからないんですけれどすごく評価しています。素直に褒めたいと思います。

今日120分戦って次があることを考えると、今日の試合というよりはもう次に向かいたい気持ちが強いのでこういうコメントになってしまいますが、素晴らしい120分だったと思います。

--良い守備から良い攻撃というところがよく出たと思います。評価できるポイントはどのあたりでしょうか?
おっしゃるとおり、この120分を見てもらったとおりだと思います。しっかりした守備から自分たちが素早い攻撃であったり、判断を変えてボールを動かしたり、そういうところができていたので、そういうところでセットプレーを取り、セットプレーからのチャンスを最後の最後で決めると。前半からたくさんチャンスがある中で、なかなか決まらなかったところを粘り強く、焦れずに行ったことが、延長戦での勝利につながったんではないかと感じています。

--今月最初、広島に負けましたが、どのあたりが前と違った手ごたえにつながっていますでしょうか?
やっぱり守備に関しては選手自身が自信を持ってやれていることが大きいと思います。それが前提にあって、選手が思い切って前に出ていくということであったり、ボールを動かすところが整理されたところであったり、ゴール前でのイマジネーション、創造性であったり、そういうところが出やすい状況を選手自身が作っているのではないかと思います。 前線から連動した守備があって、それがベースにあることが良い結果につながり、それが自信につながり、勝利につながっているのではないかと思っています。

天皇杯 ラウンド16
2018年9月26日(水)19:03KO カシマ

[ レオ シルバ ]
残念ながらリーグ戦ではホーム・アウェイともに同じ相手に連敗してしまいました。その意味ではチームとしても同じ相手に3連敗はしてはいけないですし、そういう意識のもとで、全員でピッチに立ちました。天皇杯というタイトルを獲れるチャンスがあるので、それをみんなで達成しようという思いで、全員でピッチに立ちました。

まずチームに貢献するということを考えてやっているんですけど、今日は得点というおまけがついてきました。チームの勝利につながることができればいいと思っています。

[ 内田 篤人 ]
広島戦には今季(先発で)出ていなかった。でも2つ負けている。同じ相手に3回負けるということは、鹿島としてはあっちゃいけない。(リーグ戦で)首位を走っているチームにやすやすと天皇杯まで、とは思っていない。

試合数は多くなるけど、4つのタイトルを獲るということで俺もここに帰ってきている。試合数が多かろうが延長だろうが、ホームだし、バスや電車がギリギリでもこれだけの人が残ってくれていた。そういう人のためにも今日は絶対に勝たないとダメだった。

「味方が邪魔をしてくれた」決勝FK弾に笑顔のレオ・シルバ
18/9/26 22:14


FKで先制点を挙げた鹿島MFレオ・シルバ

[9.26 天皇杯4回戦 鹿島 2-0(延長) 広島 カシマ]

 鹿島アントラーズは26日、天皇杯4回戦でホームにサンフレッチェ広島を迎え、延長戦の末に2-0で勝利した。延長前半6分に勝利の決め手となる先制ゴールを挙げたMFレオ・シルバは「チームで取った得点」と仲間に感謝を語っている。

 レオ・シルバはスコアレスで迎えた延長前半6分、左サイドのFKから右足でクロスを蹴り込むと、ゴール前でDF山本脩斗が相手と競り合いながら反応。これが広島GK林卓人のブラインドとなり、ゴール右に決まった。鹿島は延長後半12分にMF三竿健斗のミドルシュートで突き放し、2-0で勝利。3大会連続のベスト8進出を果たした。

 ラッキーに見えた先制弾は、チームとして狙いの1つだったようだ。レオ・シルバは試合後のヒーローインタビューで「ずっと練習から(セットプレーで)ゴール方向に蹴るというのはみんなで意識しながらやっていました」と明かし、「山本選手が相手のディフェンスの邪魔をしてくれて点を取ることができたので、チームで取った得点ではないかなと思います」と振り返った。

 また、この日は自身の子供たちがスタンドで観戦。次男の誕生日が近いということもあり、最後に「今日のゴールは君のために決めました」とメッセージを送ると、周囲にいたチームメイトに祝福されて満面の笑みを見せた。

【天皇杯】鹿島が3大会連続の8強入り!延長戦の末に2-0でJ1首位の広島を撃破
サッカーダイジェストWeb編集部
2018年09月26日


レオ・シルバのFKが直接ゴールへ!


激しい中盤での鍔迫り合いが続いた試合は、延長の末に鹿島が勝利。三竿(右)は117分にトドメの2点目を決めた。写真:徳原隆元


「守備に関しては、選手たちが自信を持ってやっているところが大きい」と語る指揮官である。
守備がハマり公式戦三試合連続完封を記録しておる。
これは素晴らしい。
その立役者の一人である犬飼は「うまく対応できたし、いいポジショニングを取れた」と言う。
CBとして掴んだものがあるように感じさせる。
この調子を維持し、天皇杯を掲げたい。
また、先制点のレオ・シルバは「山本選手が相手のディフェンスの邪魔をしてくれて点を取ることができたので、チームで取った得点ではないかなと思います」とゴールシーンを振り返る。
相手GKの前にて脩斗がブラインドを作ったおかげで直接ゴールインしたことがわかる。
チームが一丸となっておる結果と言えよう。
苦しい試合を掴み取ったのは、チームの結束の成果である。
この力で超過密日程を乗り切り、タイトルを目指したい。
期待しておる。

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天皇杯 4回戦 サンフレッチェ広島戦



審判、審判、ヘッタクソ!

ジーコTD、鹿嶋市長訪問

ジーコ氏「川崎戦来場を」 カシマで来月7日 市長表敬し呼び掛け

鹿嶋市役所を表敬訪問した鹿島アントラーズのジーコ氏(左)。右は錦織孝一市長=同市平井

サッカーJ1鹿島アントラーズのテクニカルディレクターに再任した元日本代表監督のジーコ氏(65)が25日、鹿嶋市平井の市役所に錦織孝一市長らを訪ね、10月7日午後1時からの川崎フロンターレ戦への来場を呼び掛けた。

同市の名誉市民でもあるジーコ氏が来庁すると、大勢の市職員らがポルトガル語で「お帰り」などと書かれた紙を掲げて歓迎。ジーコ氏は「27年前、妻とこの庁舎を訪れた時も笑顔で歓迎してくれた。また、温かい歓迎をしてくれありがたい」と感謝した。錦織市長との懇談では「市民の力なく鹿島は存在できなかった」などと、クラブと市のつながりの重要性を熱く語った。

県立カシマサッカースタジアム(同市神向寺)での川崎戦は、ホームタウンデイズ「鹿嶋の日」として開催。市内全12の小学校の児童約3500人を招待し、大応援団で鹿島の勝利を後押する。錦織市長は「子どもたちに試合を見せ、将来の鹿島を支える存在にしたい」と狙いを説明。ジーコ氏は「子どもたちにはスタジアムだけでなくクラブハウスにも来てもらい、一緒に写真を撮ったりしたい」と述べた。

全校応援のほか、同市をPRするステージイベントや特産品を使った料理を販売。同市在住、在学、在勤者は入場料を優待。小中高生と65歳以上、ファンクラブ会員は無料。そのほかは千円で観戦できる。(藤崎徹)


鹿嶋市役所に市長を訪ねたジーコTDである。
「市民の力なく鹿島は存在できなかった」と力強く語る。
ホームの力をジーコはよくわかっておる。
多くの民がスタジアムに集まり、愛するクラブに声援を送る。
正しい姿を続けていこうではないか。
これからもずっと未来永劫に。

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まだ見ぬ頂へ、常勝軍団が激戦必至の4試合に挑む

ついに“壁”を突破した常勝軍団…悲願のアジア制覇へのキーマンは?

アジア制覇まで、あと4試合。チームの調子は上向き、準々決勝で快勝を収めた [写真]=Getty Images

サッカーキング編集部

 9月22日、日本テレビは「サッカーアース」を放送。ベスト4が出揃ったAFC・チャンピオンズリーグ(ACL)を特集した。

 日本勢で唯一勝ち残った鹿島アントラーズは、準々決勝で中国の天津権健と対戦。1stレグをレオ・シルバ、セルジーニョのゴールで2-0で勝利し、2ndレグに挑んだ。マカオで開催された一戦は13分、セルジーニョの2試合連続弾で鹿島が幸先よく先制に成功する。さらに、27分に安部裕葵が追加点を挙げると、後半には土居聖真のゴールで勝負あり。2戦合計5-0で天津権健を下し、初のベスト4進出を果たした。

 悲願のアジア制覇が見えてきた。通算獲得タイトルで歴代最多の19冠を誇る鹿島が、唯一手にできていないアジアタイトル。あと4試合、熾烈を極めるホーム&アウェイの戦いを勝ち抜けば、クラブ史上初のビッグタイトルが手に入る。内容も充実している。上海上港(中国)との1回戦では、フッキ、オスカル、エウケソンら強力ブラジル人を擁する強豪相手に4-3で競り勝った。天津権健戦では計5得点を挙げると、2試合連続でクリーンシートを記録。リーグ戦、カップ戦の勝利も含め、現在公式戦4連勝中とチーム全体の調子も上向きだ。同番組で解説を務める北澤豪氏も、現在の鹿島の強さに太鼓判を押した。

「(ACLの)準々決勝まで来て合計5点を獲れる攻撃力もそうだけど、一番は無失点で抑えられたことじゃないですか。相手も強いから攻められる時間帯はあると思うんですよ。それをきっちりみんなで守り切れることは強みだと思います」

 北澤氏が言うように、天津権健とのアウェイゲームは序盤から攻め込まれる時間帯が続いた。それでも、チーム一丸でピンチを脱すると、攻撃にもリズムが生まれ快勝を収めた。特筆すべきは内田篤人の攻守に渡る奮闘だ。サイドのマッチアップで優位に立つと、前半には相手のシュートをゴールライン上でブロックし、失点を阻止。守備で活躍を見せた後にはチャンスと見るや攻撃参加し、阿部のゴールをアシストした。


内田篤人は持ち前の攻撃参加に加え、守備でも貢献した [写真]=Getty Images

「あとはセルジーニョですね。大事なところでの決定力が高い。さすがジーコが認めただけのことはある」(北澤氏)

 セルジーニョは7月末にチームへ入団すると、すぐにフィットした。リーグ首位のサンフレッチェ広島戦で初ゴールをマークすると、川崎フロンターレと対戦したカップ戦でも得点。さらに、天津権健には2戦連続でゴールを見舞い、準決勝進出に大きく貢献した。

 サントスに所属していた7月、中東からもオファーが届く中、テクニカルディレクターのジーコ氏が興味を示したことを知り、鹿島入団を決意。ここまではフィニッシャーとしてチームの原動力となっているが、チャンスメーカーとしての一面も持ち合わせているテクニシャンだ。左足から繰り出される長短を織り交ぜたテクニカルなパス、強烈なシュートは準決勝を勝ち抜く上でも強力な武器になることは間違いない。


7月に加入したセルジーニョは準々決勝2試合でゴールを記録した [写真]=Getty Images

 10月3日、鹿島は決勝進出を懸けて韓国の水原三星と対戦する。まだ見ぬ頂へ、常勝軍団が激戦必至の4試合に挑む。

 なお、次回の「サッカーアース」は、10月6日(土)25:30から放送される(関東ローカル)。


ACLを勝ち上がっておる鹿島アントラーズについて語るサッカーアースの北澤氏である。
そのキーマンにセルジーニョの名を挙げる。
「大事なところでの決定力が高い。さすがジーコが認めただけのことはある」と言い切る。
アジアを託された助っ人。
セルジーニョはここからの戦いでこそ輝いてくれよう。
頂点まで後4試合、活躍を楽しみにしておる。

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愛情と情熱を受け止め、アントラーズファミリーとともに突き進む

PICK UP PLAYER


「周りにいい選手がたくさんいるので、コミュニケーションを取りながら自分がやるべきことに集中できています。それがいい結果につながっているんだと思います」

 元セレソンのアタッカー、アレシャンドレ パトと対峙したマカオの90分。そして「Jリーグで最も高さがあって、パワーがある2選手」と評した大型ストライカー、都倉とジェイとのエアバトルを繰り返した札幌の夜。センターバックの勲章であるクリーンシートを2枚重ねた後であっても、チョン スンヒョンは謙虚な言葉を連ねていた。「味方の手助けがあったおかげで、無失点で終えることができました」。穏やかな表情で勝利を振り返り、札幌ドームを後にした。

「Jリーグで一番の名門クラブだと思いますし、最高のチームに来られたことに感謝しています。チームの名を汚さないよう、優勝するために最善を尽くしたいと思います」

 内外に衝撃を与えた金崎の移籍と時を同じくして、鳥栖からの加入が発表されたのは7月24日だった。プロフットボーラーとして迎えた、4年目の夏。リオ五輪に続いてワールドカップのメンバーにも選出された栄誉、そしてロシアのピッチに立てなかった悔しさを胸に秘めた24歳が、新たな挑戦としてアントラーズでのプレーを決断したのだった。

 加入発表からわずか2日後、大阪遠征中のチームに合流。兄貴分のクォン スンテが「もともと静かな性格」という新戦力は、少し強張った面持ちでグラウンドへ向かった。そこへキャプテンが歩み寄る。ペアを組み、言葉を交わしながらウォーミングアップ。その表情を見れば、緊張がほぐれていく様子が手に取るように分かった。そしてその2日後、さっそくベンチ入りメンバーに名を連ねる。内田に導かれ、吹田のビジタースタンドを埋め尽くした背番号12に挨拶。“アントラーズのスンヒョン”が誕生した瞬間だった。

「DFとして無失点で終えることを意識していたので、実際に無失点で終わることができて嬉しいです。全ての選手が僕を助けようという意識でプレーしてくれて、いい試合ができたと思います」

 待望のデビューは8月5日。西の劇的な決勝弾で、聖地が沸騰した夜だった。スンヒョンは犬飼とコンビを組み、スンテのアクシデントで急遽先発した曽ケ端とともに守備陣を形成。ポストに救われる場面もあったとはいえ、清水の攻撃をシャットアウトしてみせた。そして後半アディショナルタイム、打点の高いヘディングでゴールを演出したのも背番号5だ。「赤いユニフォームが見えたので、そこに落とそうとしたんです」。攻守両面の活躍で「素晴らしいサポーターの前でデビューできて、勝つことができて嬉しいです」と、初戦で掴んだ勝利を喜んだ。隣で戦った犬飼も「対人が強いし、いい形でプレーできていたと思います」と、頼もしき新戦力を称えていた。

 「チームのために体を投げ出して守備をする、献身性を見てもらいたいと思っています」。その言葉を体現するように、スンヒョンは気迫に満ちたプレーでチームを支え続けている。リーグ戦では清水戦から8試合連続でフル出場。35番を背負うACLでも、天津権健との180分を無失点で終えた。百戦錬磨の曽ケ端をして「経験がある選手だから」と言わしめる24歳は、「ロングボールを単純に跳ね返すだけでなく、味方につなぐヘディングをしてくれますし、チームとして助かります。周りも見えているし、競り合いも強いですね」と、守護神の信頼を掴んでいる。デビューからまだ2ヶ月足らずという事実が信じられないほどに、スンヒョンはアントラーズに不可欠な存在となった。

 そして、守護神はもう一人。「いろいろなことを聞かれます。意欲を持っている選手なので、できるだけサポートをしていきたいですね」。スンテもまた、“弟”が見せる積極的な姿勢を明かし、期待をかけていた。「集中していない時は、日本人選手よりも叱ってしまうかもしれないですね」と冗談交じりに笑う背番号1。当のスンヒョンに話を向けると、呼応するように「後ろにスンテさんがいるので、集中できています。韓国でも最高のGKで、大先輩です。『失点したらぶっ飛ばす』と言われていますけどね」と、こちらも笑顔を見せている。金髪の好青年は巧みに操る日本語で「スンテさん、コワイから…」と、報道陣の笑いを誘っていた。

「最高のチームだと思っているし、最高のサポーターだと思っています。その後押しで力をもらって、もっともっと頑張れます」

 鹿のエンブレムを纏い、既に10試合を戦ったスンヒョン。チームにすっかり溶け込んだ今、改めてアントラーズでプレーする心境を聞いた。返ってきたのは、ともに戦う背番号12への思い。「昨季のACL、蔚山に所属していた時に対戦した試合の印象があったんです。素晴らしいサポーターです」。愛情と情熱を受け止め、アントラーズファミリーとともに突き進む。鹿嶋で紡ぐ物語を、栄光で彩るために――。



「前回の試合はパトリック選手を抑えられず、悔しい負けになりました。今回は集中して抑えていく。そうすれば、勝機は増えると思います」

 今夜、聖地で対峙するのはリーグ首位の広島だ。忘れもしないアウェイでの惨敗、同点被弾はスンヒョンにとって心底悔しいものだった。パトリックとの空中戦、先に跳んでボールを弾き返したプレーがファウルを取られると、FKのマークを外されてヘディングで決められた。「結果的にファウルになったので…」と多くを語ろうとはしなかったが、その瞳に闘志が宿った。

「次の試合は必ず勝ちます」。札幌の夜を締めくくったのは、勝利への誓いだった。ミッドウィークの一戦、広島がメンバー変更を施してくる可能性もあるが、誰が相手でも決意が揺らぐことはない。勝負のシーズン終盤、プロフットボーラーとして初めてのタイトルへ――。難敵を迎え撃つ、聖地でのノックアウトマッチ。スンヒョンがアントラーズを守る。スンヒョンとともに、ベスト8の切符を掴み取る。


チョン・スンヒョンをピックアップするFreaks+である。
謙虚な姿勢が伝えられる。
「Jリーグで一番の名門クラブだと思いますし、最高のチームに来られたことに感謝しています。チームの名を汚さないよう、優勝するために最善を尽くしたいと思います」と言う言葉は、人間性がよくわかって応援したくなる。
スンヒョンと共に日本一を目指す。
楽しみである。

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金沢・垣田、決勝ヘッド

【金沢 vs 山形】垣田の今季8点目!
2018年9月24日(月)



大橋尚志の狙いすました右足のクロスに走り込んだ垣田裕暉(写真)がバックヘッド気味で押し込んで金沢が8分に先制!

【金沢 vs 山形】今季ホーム3勝目!
2018年9月24日(月)



垣田裕暉(写真)の開始早々のゴールが決勝点!
1-0で山形に勝利し、第19節・栃木戦以来のホームゲームでの勝利を飾った!

出場停止明けFW垣田が決勝弾、金沢がホームで3か月ぶり勝利!
18/9/24 17:42

[9.24 J2第34節 金沢1-0山形 石川西部]

 24日にJ2第34節の1試合が行われ、ホームのツエーゲン金沢がモンテディオ山形に1-0で勝利した。金沢は4戦ぶりの勝利。ホームでは6月16日の栃木戦以来となった。

 前半5分のセットプレーからのチャンスはクロスバーに嫌われていた金沢だが、同8分に先制に成功する。MF大橋尚志が入れたアーリークロスを頭に当てたFW垣田裕暉がコースを変えて流し込む。出場停止明けとなった背番号19の今季8点目でスコアを動かした。

 試合は金沢がこの1点を守り抜いて1-0で勝利した。垣田は「決める場面が後半は2本くらいあったけど、そこはまた練習したい。勝てたのはよかった。気持ちを前面に出して戦うことが大事。なかなかホームで勝てていなかったので、次はもっと点を取って余裕の勝利を届けたい」と笑顔を弾けさせた。

 一方の上位争いに踏みとどまるためにも、讃岐戦から中3日で迎えるアウェー連戦とはいえ、負けたくない一戦だった。しかし終盤にMF汰木康也やFW北川柊斗といったカードを切ったが、金沢に守り切られてしまった。

【金沢】ホームで7戦ぶり勝った!垣田Vヘッドでチーム最多タイ8点目
2018年9月24日20時19分 スポーツ報知


サポーターの前で勝利の“カキダンス”を披露する金沢・垣田(中央)

 ◆明治安田生命Jリーグ J2第34節 金沢1―0山形(24日・石川県西部緑地公園陸上競技場)

 ツエーゲン金沢は、山形に1―0で完封勝利を収めた。4試合ぶりの白星で、3連敗中だったホームでは6月16日の栃木戦(2〇0)以来3か月、7試合ぶりの勝利となった。順位は16位から15位に浮上した。

 前半8分、1トップのFW垣田裕暉(21)がMF大橋尚志(21)のパスに反応。山形守備陣の裏に抜け出し、先制ヘッドをたたき込んだ。「オフサイドかな、と思った分、力が抜けましたね。とにかく勝てて良かった」。大橋とのJ1鹿島出身ラインによる得点が決勝点となり、試合後は勝利の“カキダンス”も披露した。

 今季11勝目だが、ホームはようやく3勝目。この日はスタンドに3783人が詰めかけ、チームカラーの赤に染めた金沢サポーターは大喜びだった。

 垣田はこれでFWマラニョン(25)と並んでチーム最多タイの8得点。残り8試合で目標の2桁ゴールまであと2に迫った。しかし後半、FW杉浦恭平(29)のスルーパスと、マラニョンの横パスから2度の決定機があったが、ゴールネットを揺らせなかった。「もっと冷静になって決めなきゃいけなかった。決めていれば2桁いっていたのに」と、ハットトリックを逃して反省しきりだった。

 次戦30日のホーム・岐阜戦(14時、石川西部)で今季2度目の連勝に貢献する。




先制・決勝弾を決めた金沢の垣田である。
試合開始早々の8分に大橋からのクロスをヘッドで決めた。
素晴らしい。
長身ストライカーらしいゴールであったと言えよう。
とはいえ、その後に訪れた再三再四のチャンスを決めきれなかったことには苦言を呈したい。
決定力を上げ、更に怖いFWと成長していって欲しい。
期待しておる。

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選手を入れ替えて戦う中で、今回はどちらが上回るのか注目したい

困難極めるメンバー選び。したたかに戦うのはどっち?
天皇杯はラウンド16を迎え、鹿島と広島の対戦となった。両者とも天皇杯を制した経験を持つ名門クラブである。鹿島は1997年の初制覇から数えて5回の優勝経験を持ち、広島は前身の東洋工業サッカー部時代に3回の経験を持つ。広島になってからは優勝がなく、5回決勝戦に進出したが、いずれも準優勝に終わっている。そのジンクスを破る戦いと言えるかもしれない。

今季は明治安田J1の2試合を終えており、広島が2勝している。内容的にも広島が堅い守備と鋭い攻撃を見せた完勝であり、特に今月1日に行われた第25節の試合は鹿島の選手たちに強い印象を植えつけていた。若きエースストライカーである鈴木 優磨は「普段、対戦相手と差を感じることはあまりないんだけど、単純にウチにパトリックがいたらと考えると完敗だった」と完敗を認めていた。

しかし、鹿島にとってはその試合が転機となった。そこから大きく舵を切り、守備から試合を作ることをチームとして共有するようになると、それ以降の公式戦5試合で4勝1分と結果を残せるように。選手を入れ替えながらも同じような戦い方ができており、連戦の厳しさこそあるものの、勝つことで勢いが生まれ疲労も軽減できている。良い流れの中にチームが入っていると言えるだろう。

4つの大会を同時並行で戦う難しさも良い方向に転じることができている。負ければ終わりのカップ戦がリーグ戦の間に挟まることで、選手たちは1点の重みを意識しながらピッチに立つことができている。良い守備から良い攻撃を狙う上で、そうした意識の変化がプラスに働いている。ただし、日程はかつてないほど厳しい。第27節のアウェイ札幌戦から中2日でホームに広島を迎えなければならない。さらにこの試合のあとも中2日で第28節のアウェイ神戸戦が待っている。メンバー構成は今まで以上に困難を極めるだろう。監督の判断が注目される。

選手を選ぶ難しさは広島も同様だ。ホームで戦った第27節・FC東京戦から中3日でこの試合を迎え、さらに中2日で第28節・G大阪戦が待っている。広島にとってはアウェイの2連戦。3年ぶりのリーグ優勝を狙い首位をひた走ってきたが、ここに来て川崎Fに勝点4差まで迫られており、残り7試合となったリーグ戦は一つも落とせない状況だ。それだけに天皇杯の戦い方は難しい。とはいえ3回戦では名古屋と戦い、リーグ戦から大きくメンバーを入れ替えて臨んだが、4-1で相手を粉砕している。こちらも戦い方はチーム全体に浸透している。

リーグ戦では中盤で激しくぶつかり合う中で次第に広島がペースを握り、相手のファウルを誘うと、そこで得たFKから得点を重ねていった。試合巧者ぶりは広島のほうが上回っていた。選手を入れ替えて戦う中で、今回はどちらが上回るのか注目したい。

[ 文:田中 滋 ]


「良い流れの中にチームが入っていると言えるだろう」と記すJリーグ公式の田中滋氏による天皇杯・広島戦のプレビューである。
リーグ戦に於けるアウェイ広島戦での敗戦からチームの戦い方の舵を切ってチームに勢いをもたらせておると伝える。
敗戦からも学ぶことがある例と言えよう。
あの試合は、パトリックにやられた。
強力なセンターFWはその存在感がチームに勝利をもたらせることを教えてくれた。
今回は、優磨とセルジーニョにその役目を担って貰うところ。
この短期間に大きく成長したところを示すのだ。
楽しみにしておる。

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サッカーダイジェスト 札幌戦寸評

【J1採点&寸評】札幌0-2鹿島|MOMは1G1Aの鈴木優磨!! その働きぶりはゴール前だけにあらず!
サッカーダイジェストWeb編集部
2018年09月24日


鹿島――点差こそ離れなかったが、札幌をほぼ寄せ付けず


【警告】札幌=なし 鹿島=鈴木(33分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】鈴木優磨(鹿島)


【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
点差こそ大差はつかなかったものの、ほぼ札幌を寄せ付けなかったと言っていいだろう。圧倒的にボールを支配したわけではないが、攻守のバランスがしっかりと維持され、最後まで淡々と相手を追い込んでいったところはさすが。

【鹿島|採点・寸評】
GK 
1 クォン・スンテ 6
目立った場面は特にないが、時間の使い方などや、ピンチ後の冷静な立ち振る舞いなどでチームに安心感を与えていた。

DF
22 西 大伍 6 
前半の早い時間帯に決定的なパスを右サイドから通し、そのワンプレーで完全に右サイドで優位に立つことに成功。

5 チョン・スンヒョン 6.5
ジェイ、都倉といったパワーのある相手にもまったく屈することなくシャットアウト。地味ながらも見事なプレーぶり。

DF
39 犬飼智也  6.5
決定機の一歩手前を見極める力はさすがというより他はない。崩せそうでまったく崩れない。そんな守備網を構築した。

16 山本脩斗 6 
中盤の選手とうまく連係を保ちながら、システムのミスマッチによる数的不利にも陥らず、無難にプレーをし続けた。

MF
6 永木亮太 6
決して飛び抜けたプレーがあったわけではないが、守備時にしっかりと要所を引き締め、マイボールもミスなくつないだ。

4 レオ・シルバ 6.5
高い位置からの、独特の間合いで寄せる守備で相手のビルドアップを乱し、時には奪いきって攻撃へと転じた。シュートも3本。

鹿島――大岩監督はACLを挟んだなかで、しっかりとチームをマネジメントした


鹿島は遠藤が見事な先制ゴール。質の高さを見せつけた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

25 遠藤 康 6.5(70分OUT)
試合の行方をおおよそ決めた見事な先制点は、連係の良さもさることながら、しっかりと枠に収める質の高さも見せつけた。

32 安西幸輝 6
追加点となるPKはこの選手のドリブルから。相手の弱点を見つけ、そこにつけいる狡猾さは見事なものだった。

FW
8 土居聖真 6(88分OUT)  
序盤に決定機を外してはいたものの、この選手の読みの鋭いポジショニングが相手守備を押し込んだ。

MAN OF THE MATCH
9 鈴木優磨 6.5(83分OUT)
1得点・1アシストの結果もさることながら、いきなりトップスピードになる前線からのチェイシングは間違いなく札幌の選手たちの脅威となり続けていた。

交代出場
MF
30 安部裕葵 6(70分IN)
独力で敵陣深くまでボールを運ぶことで、リードしながらもバランスの良い試合運びを可能にした。

FW
18 セルジーニョ 6(83分IN)
短いプレー時間だったため特徴は出せなかったが、その存在は間違いなく相手の攻め上がりを牽制した。

FW
14 金森健志 6(88分IN)
プレー時間があまりにも短く、見せ場は特になし。ただし、敵地での勝利にはしっかりと貢献した。

監督
大岩 剛 6
簡単な試合ではなかったが、ほぼ問題なく札幌を退けたとも言える。ACLを挟んだなかで、しっかりとマネジメントした。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


サッカーダイジェストによる札幌戦の寸評である。
快勝に全ての選手に良い評価が与えられた。
その中で優磨にMOMが与えられておる。
1G1Aの結果だけでなく「いきなりトップスピードになる前線からのチェイシングは間違いなく札幌の選手たちの脅威となり続けていた」と、ファーストディフェンダーとしてのプレイが高く評価されておる。
完封に大きく貢献したことは言うまでもない。
それから、犬飼について「決定機の一歩手前を見極める力はさすがというより他はない」と寸評は的を射ておろう。
決定的ピンチを防いだシーンがいくつもあり、これこそ鹿島のCBと大きく成長しておることはわかる。
素晴らしい。
また、本来であればプレイ時間から評点が付かぬ金森も評価されておる。
それだけ金森の勝利に貢献するチームプレイは素晴らしかった。
十分にスペースがあり、エゴを出してゴールに向かいたいところをグッと抑え、コーナーに向かった姿は、観る者を熱くさせた。
これでこそ鹿島の選手である。
チーム一丸となって掴んだ勝利、この試合は今季のベストマッチだったのではなかろうか。
超過密日程の連戦初戦にてこれだけのゲームが出来たことは大きい。
タイトルに向けて追い風である。

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セルクル・ブルージュ・植田、先発出場

植田も失点に絡む…セルクル・ブルージュは今季最多5発被弾で大敗
18/9/24 08:27


DF植田直通は2試合ぶりにスタメン出場

[9.22 ベルギー・リーグ第8節 セルクル・ブルージュ2-5ゲンク]

 ベルギー・リーグ第8節が22日に行われ、DF植田直通の所属する9位セルクル・ブルージュはホームで2位ゲンクと対戦し、2-5で敗れた。これで4試合勝ちなし(1分3敗)。植田は2試合ぶりにスタメン出場して90分間プレーしたが、失点に絡むなどホロ苦い結果に終わった。

 セルクル・ブルージュは前半1分、相手の左クロスを植田がクリアし切れずにファーへボールが流れると、DFジョアキム・マーレに右足で叩き込まれ、いきなり先制を許す。

 前半32分にカウンターからMFゲバン・トルマンが左足で決めて一時同点に追いつくも、同43分にゲンクのFWレアンドロ・トロサールに勝ち越し点を献上した。

 後半11分にはゲンクのMFアレハンドロ・ポスエロのゴールで1-3とされる。同12分にFWジャンニ・ブルーノが1点を返すが、同34分と同37分にゲンクのトロサールが立て続けに決めてハットトリックを達成。セルクル・ブルージュは今季最多の5失点で2試合ぶりの黒星を喫した。


先発出場したセルクル・ブルージュの植田である。
失点に絡み大敗したとのこと。
これは悔しいところ。
とはいえ、これも経験と考えるしかない。
国は違えど、タイトルを争うクラブから、昇格したばかりであり残留を願うクラブに移籍した結果と言って良い。
このような戦いも多くあるはず。
これからも勝ち点を拾うことを目的としていくこととなる。
それもサッカーなのである。
その為には、植田の守備力が重要となる。
更に成長し、1部残留をもぎ取りステップアップするのだ。
注目しておる。

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札幌戦報道

鹿島2連勝4位浮上、札幌7位後退/札-鹿27節
[2018年9月23日22時2分]


札幌対鹿島 前半、得点を決め抱き合う鹿島MF遠藤(中央)(撮影・黒川智章)

<明治安田生命J1:札幌0-2鹿島>◇第27節◇23日◇札幌ド

18日のACL準々決勝から中4日で臨んだ鹿島アントラーズがリーグ戦2連勝、順位は7位から4位まで浮上した。

アウェーの鹿島が主導権を握った。開始直後からチャンスを連発。前半2分にはFW土居聖真(26)が右足で放ったシュートは惜しくもゴール左に外れた。

同8分には再び土居が右クロスから頭で狙うがゴールポスト右に直撃した。押し込む中で先制点が生まれたのは同24分。左サイドのFW鈴木優磨(22)がアーリークロスを入れ、守備ラインの裏に抜け出したMF遠藤康(30)がダイレクト右足ボレーを決めた。

後半も鹿島の勢いは衰えなかった。3分、ドリブルで切り込んだMF安西幸輝(23)がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。鈴木が右足で冷静に決めて突き放した。

北海道コンサドーレ札幌はFWジェイ(36)MF都倉賢(32)が中心となり攻め、ゴール前まで形は作るが得点を奪えず。17分にMF早坂良太(33)、21分にMF三好康児(21)、30分にMF小野伸二(38)を投入するが巻き返しはならなかった。

この日は6日未明に発生した北海道胆振東部地震後、初めて札幌で開催された試合となった。両チームは左腕に喪章を付け、試合前には黙とうがささげられた。

鹿島4位浮上、「練習できない」過密日程でも2連勝
[2018年9月24日7時3分 ]


前半、得点を決め抱き合う鹿島MF遠藤(中央)(撮影・黒川智章)


鹿島三竿(右)から北海道胆振東部地震の義援金を受け取る札幌都倉(撮影・黒川智章)


試合前に黙とうする両チームの選手たち(撮影・黒川智章)


<明治安田生命J1:札幌0-2鹿島>◇第27節◇23日◇札幌ド

鹿島アントラーズが2連勝で順位を7位から4位に上げた。

前半24分、札幌DFライン裏に抜け出したMF遠藤がダイレクトの右足ボレーを決めて先制。後半3分にはPKで追加点を奪った。この日はクラブ史上初の4強入りを決めた18日のACL準々決勝から中4日。過密日程に遠藤は「コンディション調整より練習できないのが難しい。試合で話し合いながらやっている。今日はうまく対応できた」と振り返った。

鈴木初2桁弾!鹿島、4位浮上

自身初のリーグ戦10点目に喜ぶ鈴木(右から2人目)。名門クラブがジワリと浮上してきた

 明治安田J1第27節最終日(23日、札幌ドームほか)鹿島がFW鈴木優磨(22)のゴールなどで札幌に2-0で快勝し、勝ち点42で4位に浮上した。札幌は同41で7位。浦和は神戸に4-0で完勝。同38とし、神戸と入れ替わって8位に上がった。吉田孝行監督(41)が退任し、林健太郎監督(46)が暫定的に指揮を執る神戸は4連敗。

 ルヴァン杯とアジア・チャンピオンズリーグで4強入り。どこよりも厳しい日程を戦う中、今季最高の4位まで順位を上げてきた。長距離移動を挟んだ中4日の一戦でも札幌に2ゴールの完勝。後半3分にFW鈴木が自身初のリーグ2桁得点となる10点目を決めた。全タイトル獲得の可能性を残す唯一のチーム。大岩監督は「今季は全てのタイトルを取ろうとスタートした。(中2日の)天皇杯へ切り替えたい」と威勢が良かった。


前半、先制ゴールを決め、祝福される鹿島・遠藤(右から2人目)=札幌ドーム


前半、ヘディングで競り合う札幌・都倉(右)と鹿島・山本=札幌ドーム


鹿島 超過密日程なんの!2発完勝で4位浮上、公式戦4連勝
明治安田生命J1第27節 鹿島2―0札幌 ( 2018年9月23日 札幌ド )


<鹿島・札幌>前半24分、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・藤(中央)(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ


 鹿島はルヴァン杯、ACLで4強入りし、どこよりも厳しい日程の中、今季最高の4位まで順位を上げてきた。90分を通じて引き締まった内容に、大岩監督は「最初から、やるべきことをしっかり表現できていた」とうなずいた。全タイトル獲得の可能性を残す唯一のチーム。公式戦4連勝を飾ったが、ベテランの遠藤は「まだ何も獲っていない。充実感は最後にタイトルを獲ったときだけ」とみじんも満足感を見せなかった。


<鹿島・札幌>後半、PKを決め喜ぶ鹿島・鈴木(右から2人目)
Photo By 共同


<札幌・鹿島>試合前、黙祷を捧げる両チームの選手(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ


[ 2018年9月24日 05:30 ]

【鹿島】11節終了時15位も…ついに4位浮上!22日間で4大会7試合の過密日程初陣制す
2018年9月24日7時5分 スポーツ報知


試合前に黙とうする札幌と鹿島の両イレブン

 ◆明治安田生命J1リーグ第27節 札幌0―2鹿島(23日・札幌ドーム)

 鹿島はエースFW鈴木優磨の1ゴール1アシストで札幌に2―0で完勝し、公式戦4連勝で今季最高位となる暫定4位に浮上した。

 ACLで4強入りを決めている鹿島が、J1の舞台でもギアを上げてきた。前半24分、FW鈴木のクロスをMF遠藤康が決めて先制。後半3分にはFW鈴木が自身初の2ケタ得点となる今季10点目で勝利を手繰り寄せた。第11節終了時の15位からジワジワと順位を上げ、ついに暫定4位に浮上した。

 この日から22日間7試合の連戦に突入した。カップ戦の結果次第では11月中旬まで週2試合が続く可能性も。だが今季開幕前に「全冠制覇」を目標に掲げた時点で、過密日程は分かりきっていたこと。全北現代(韓国)でACLを制した経験を持つGK権純泰(クォンスンテ)は「いろいろな大会で経験を重ねることで、選手に自信がついてきていますね」と“過密日程の巧妙”に笑顔を見せた。

 大岩剛監督(46)は「我々は全タイトルを取る目標で今季をスタートさせている」と強調。遠藤は「充実感はまだ。タイトルを取ったわけじゃない」と首を横に振った。首位・広島とは勝ち点14差。リーグVは絶望的な状況だが、可能性が残る限り、鹿島は頂点だけを目指す姿勢を貫いていく。


4位浮上がニュースとなっておる。
一時は降格圏もあり得た15位からジワジワと上げてきた。
傍から見ればこのあたりが民衆が求める情報と考えるのであろう。
ここはもう一つ掘り下げ、ACL出場圏内まで勝ち点1であるところを強調して欲しかった。
とはいえ、この試合で下した札幌は消化試合が少なく、それを考慮すると、暫定でしかない。
となると、やはりそう報じるわけにはいかなかったことも理解出来るところ。
それはそれとして、ACL出場圏内である3位は、(札幌を考慮しても)視野に入ったことは紛れもなく事実である。
来季の編成も始まるこの時期に、この位置に上がってきたことは大きい。
ここからのリーグ戦の戦いにも注目である。

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札幌戦コメント


2018明治安田生命J1リーグ 第27節





鹿島アントラーズ:大岩 剛
非常に難しい試合だったが、札幌相手にやるべきことを前半の最初から選手たちがピッチで表現してくれた。それぞれがいい判断をして、チームとしての一体感を出せた。いい試合だったと思う。次に活かしていくために、天皇杯に向けて気持ちを切り替えていきたい。

Q.チームとしてやるべきこととは、具体的には?

A.しっかりと守備をすること。全員での守備が非常によくできていたと思う。

Q.札幌が地震後初めて迎えるホームゲームだったが、選手たちに何か伝えたことは?

A.ミーティングで直接そのことに触れることはなかったが、こちらに到着してから札幌市内を見たり、ニュースの映像であったり、そういうことから選手たちの心に刻み込まれたと思う。北海道出身の選手もいるし、被災された方々を思いながらプレーしてくれたと思う。マカオで試合をした時もそうだったが、ここで試合をできることに感謝しようという話をしていた。それを選手たちがしっかりと表現してくれたと思う。





【遠藤 康】
被災後初のホームゲームということで、相手はすごく気合いを入れて臨んでくると思っていた。いい守備から入って、みんなで集中してプレーできていたことがよかった。優磨がいいボールをくれて、決めるだけだった。右足では器用なことはできないので、当てるだけという感じ。

【クォン スンテ】
無失点は簡単なものではないけど、周りの選手たちのおかげで達成できた。ボールを持てる時にはしっかりとつなぐことを意識している。ビルドアップも改善できていて、攻撃の時間が長くなっている。大きい大会を重ねることで、選手たちは自信をつけてきていると思う。

【西 大伍】
(地震発生後、札幌ドームで試合ができたことについて)試合に入ってしまうと、そこまで考えてはいなかったけど、いい試合をしたいと思っていた。被害の大きい地域も残っているので、それを忘れないようにしたい。相手の強い気持ちを感じたけど、それは自分たちもそうだった。

【チョン スンヒョン】
(都倉選手とジェイ選手は)J1で最も高さがあって、パワーがある2選手だと思う。味方の手助けがあったおかげで、無失点で終えることができた。チーム全体が集中してプレーできていた。

【犬飼 智也】
前線からプレスをかけてパスコースを制限してくれた中、後ろの自分たちがしっかりとボールを回収できたと思う。前半は少し後ろに重心がかかっていた感じだったけど、後半は修正できた。行くところと行かないところをはっきり区別できて、全体的にいい守備ができたと思う。

第27節
2018年9月23日(日)19:03KO 札幌ド

[ 大岩 剛監督 ]
--試合を振り返って。
非常に難しいゲームをしっかり選手たちが前半の最初から、やるべきことをしっかりとピッチで表現してくれて、良い判断とチームとしての一体感が出た素晴らしいゲームだったと思います。これを次の天皇杯に向けて、気持ちを切り替えていきたいと思います。

--「やるべきこと」というのはどういった部分だったのか。
しっかり守備をするところが、今日は非常によくできていたと思います。

--震災後、札幌の最初のホームゲームでしたが。
直接的に震災についてのミーティングはしませんでしたが、こちらに入って札幌市内を見たり、テレビなどで見た映像だったりが選手の心に刻み込まれ、こちら出身の選手もいますから、被災された方々を思いながらプレーをしてくれたと思っています。ACLでのマカオでも同じような話をしたのですが、「ここでプレーできることを感謝しよう」と選手には話し、それを選手が発揮してくれたと思っています。

第27節
2018年9月23日(日)19:03KO 札幌ド

[ 遠藤 康 ]
得点の場面は、良いパスが出てきたので自分はそれに合わせるだけで良かった。良いところで得点を奪うことができて良かったと思う。今日の試合は守備の時間も長かったが、みんなで粘り強く守り、粘り強く戦うことで勝利につなげることができたと感じている。ここからはACLなども含めて連戦が続いていくスケジュールだが、誰が出ても勝てるように、チームみんなで力を合わせて残り試合を勝ち続けていきたいと思っている。まだタイトルを獲ったわけではないので、これを続けていかなければいけない。

【札幌 vs 鹿島】遠藤のワンタッチで幸先良く先制
2018年9月23日(日)



24分、鹿島は鈴木優磨からの絶妙なクロスを、札幌DFライン裏に走り込んだ遠藤康がワンタッチで仕留めて先制点。幸先良くリードを奪った。

【札幌 vs 鹿島】初のふた桁得点を記録した鈴木
2018年9月23日(日)



鹿島の先制点をアシストした鈴木優磨は、48分にPKで追加点を挙げて、今季10得点目をマーク。自身初のJ1リーグふた桁得点を達成した。

【札幌 vs 鹿島】手堅い勝利で4位に浮上
2018年9月23日(日)



鹿島はアウェイで札幌を2-0で破り、手堅く勝点3を獲得。勝点を42に伸ばし、暫定4位に浮上した。

鈴木優磨1G1Aの鹿島、2連勝で暫定4位…札幌は震災後初のホーム戦飾れず
18/9/23 20:53


鹿島が2-0で札幌を下した

[9.23 J1第27節 札幌0-2鹿島 札幌ド]

 J1第27節が23日に行われ、暫定7位の鹿島アントラーズは敵地で同5位の北海道コンサドーレ札幌に2-0で勝利した。前半24分にMF遠藤康が先制ゴールを挙げ、後半3分にはFW鈴木優磨がPKで追加点を奪取。守っても4試合ぶりの無失点で2連勝を飾り、暫定4位に浮上した。

 札幌は今月6日の北海道胆振東部地震の発生後、初のホームゲーム。試合前には黙祷が行われた。

 先に攻勢を仕掛けたのは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で初のベストの4進出を果たして勢いに乗る鹿島。前半2分、右サイドの遠藤からのバックパスを札幌市出身のDF西大伍が意表を突き、ワンタッチで前方に送る。PA内右でフリーのFW土居聖真がターンから右足でシュートを放つも、ゴール左外にそれた。

 続けて前半7分、遠藤が右サイドから右足でクロスを上げ、ニアの土居がヘディングシュート。しかし、右ポストの外側をかすめて外れる。その後も好機を量産し、同24分に先制。PA後方左でボールを持った鈴木がタイミングを図って右足でクロスを送ると、MF菅大輝の死角からファーに飛び込んだ遠藤が右足でプッシュし、今季4得点目で1-0とした。

 ビハインドを負った札幌はセットプレーから好機をうかがうも、前半31分に鹿島が札幌のCKを防いでカウンターを発動。1度目のチャンスで鈴木は決め切れなかったが、二次攻撃から左サイドの西、PA内左の鈴木とつながり、鈴木のラストパスにゴール前の土居が左足で合わせる。しかし左ポストに嫌われ、追加点とはならなかった。

 後半も鹿島ペースは続く。後半2分、MF安西幸輝がDF山本脩斗とのパス交換からPA内左に進入すると、DF石川直樹とMF宮澤裕樹に挟まれて倒され、PKを獲得。同3分にPKキッカーを務めた鈴木がGKク・ソンユンの逆を突いて右足でゴール左に決め、キャリア初の二桁となる今季10点目を記録した。

 前節の川崎F戦(0-7)に続き、またしても複数失点を喫した札幌。後半6分にMF深井一希のパスを受けたMF都倉賢がPA内中央で絶好機を迎えるが、戻ったDF犬飼智也に体を寄せられ、中途半端な左足のシュートはGKクォン・スンテにストップされる。同14分にはDF福森晃斗の正確な左クロスからファーのFWジェイがヘディングシュートを放つも、クロスバーを越えた。

 後半17分になると最初の交代カードとして、菅とMF早坂良太を交代。同21分には負傷のMFチャナティップに代え、MF三好康児をピッチに送り出す。アジア大会でキャプテンを務めた三好は、前節の川崎F戦は契約により出場できなかったため、同大会から復帰後初の公式戦出場となった。

 鹿島も後半25分、先制ゴールを決めた遠藤を下げてMF安部裕葵を投入。追いかける札幌は同28分にPA手前左でFKを獲得し、キッカーの福森が左足でシュートを打つが、都倉に当たって枠の右に外れる。同30分には最後のカードを切り、MF白井康介に代えてMF小野伸二を送り出した。

 終盤も攻撃の手を緩めない鹿島。後半36分にPA内右に進入した鈴木がバックパスを出し、中央のMFレオ・シルバが右足でゴールを襲うが、GKク・ソンユンのファインセーブに遭う。同38分には鹿島が2枚目の交代枠を使い、鈴木を下げてFWセルジーニョを投入した。

 鹿島は追加点を狙いつつ守備でも集中力を高く保ち、札幌に付け入る隙を与えない。後半43分には最後のカードを切り、土居とFW金森健志を交代。そのまま2-0で逃げ切り、2連勝を収めた。敗れた札幌は今季2度目の連敗。鹿島に順位で逆転を許し、暫定7位に後退した。

鈴木優磨が1G1A!! ACLから中4日の鹿島が試合巧者ぶりを発揮、札幌に2-0快勝!
サッカーダイジェストWeb編集部
2018年09月23日


鈴木が巧みなボールキープから遠藤の先制点をアシスト!


自身初の二桁得点を記録した鈴木。(C) SOCCER DIGEST


「良い判断とチームとしての一体感が出た素晴らしいゲームだった」と評する指揮官である。
特に「しっかり守備をするところ」を高く評価しておる。
素晴らしい。
鹿島らしさが体現出来たのではなかろうか。
また、クォン・スンテが「大きい大会を重ねることで、選手たちは自信をつけてきていると思う」と語る。
ACL準々決勝、ルヴァン杯準々決勝と大会を経たことでチームが成長しておる。
やはり、経験というものは大きい。
更に経験を積みタイトルへ繋げていこう。
期待しておる。

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長野・岡本、決勝PK弾

【長野 vs 相模原】決勝点は岡本!
2018年9月23日(日)



1-1で迎えた終盤の81分、6節以来の出場となった途中出場の岡本英也が決勝点となるPKを沈める!
試合は、長野が2-1で勝利して、これで3試合負けなし。順位を10位浮上させた。




決勝点を決めた長野の岡本である。
後半に途中出場し、PKにて決めた。
素晴らしい。
長野を悲願のJ2に導くため尽力を続けるのだ。
期待しておる。

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Jリーグ 第27節 コンサドーレ札幌戦

MOMは1G1Aの優磨。
個人的MVPは犬飼。

オイペン・豊川、まだまだ課題だと思ってます

オイペン敗戦、豊川は途中出場「課題が…」消化不良
[2018年9月23日15時8分]

<ベルギーリーグ:KVオーステンデ2-1オイペン>◇22日◇ケールウェグスタジアム

FW豊川雄太(24)が所属するオイペンはホームでKVオーステンデと対戦し、1-2で敗れた。

豊川はベンチスタート。前半13分にKVオーステンデに先制される苦しい立ち上がり、なかなか相手エリアに攻め込むことができない。前半40分から豊川がアップをはじめると、スタンドからは歓声があがり、後半スタートから豊川がピッチに入ると、スタンドは「トヨ、トヨ、トヨカワ」と歌い、大きな期待を寄せた。14分、ガルシアがFKを決めて同点に追いつく。

再び勝ち越された後の後半25分、豊川が右足でシュートも相手DFに当たり、豊川はハンドを主張もビデオ判定ではハンドは認められず。そのまま1点リードを追いつけず、オイペンは敗戦。試合後の豊川はベンチスタートについて「たぶん、監督もうまくいかないと思ったのではないか?そこで、途中から、(僕が)後半から入って、勝ち切ることができなかったというのはまだまだ課題だと思ってます」と消化不良の口調だった。

また、最近好調だったチームがメンバーを替えて敗戦したことに触れ「そうなんですよね。そう言われますね、たぶん、見ている人はみんな言うと思います。これが勝てば別に何も言われないんですけど。いい流れできて、負けたというのは、まあ、あまりいい印象じゃないですけど。後半で出た選手が結果を残さないといけないと思いますし。僕もそうですけど、そういう途中から出た選手は結果を残さないといけないので、それをゴールを挙げられなかった、今日は負けたと思います」と、流れを変えられなかったことを振り返っていた。

今後はカップ戦とリーグ戦で試合が続く。「連戦で試合があっていいです。全然出たいですし。火曜日も金曜日も、カップ戦もリーグ戦も両方勝たないといけないです」と、フル出場と勝利への意欲を示した。(エリーヌ・スウェーブルス通信員)


途中出場したオイペンの豊川である。
1点先制された状況で投入され、一時は同点に追い付くも勝ち越され、そのままタイムアップとなったとのこと。
豊川は、「たぶん、監督もうまくいかないと思ったのではないか?そこで、途中から、(僕が)後半から入って、勝ち切ることができなかったというのはまだまだ課題だと思ってます」と語り、更に「そうなんですよね。そう言われますね、たぶん、見ている人はみんな言うと思います。これが勝てば別に何も言われないんですけど。いい流れできて、負けたというのは、まあ、あまりいい印象じゃないですけど。後半で出た選手が結果を残さないといけないと思いますし。僕もそうですけど、そういう途中から出た選手は結果を残さないといけないので、それをゴールを挙げられなかった、今日は負けたと思います」と言う。
試合結果に対し、大きく不満を持っておる。
それを力に変え、次はゴールを奪うのだ。
そして、カップ戦も並行で行われ連戦となることについて、「連戦で試合があっていいです。全然出たいですし。火曜日も金曜日も、カップ戦もリーグ戦も両方勝たないといけないです」と意気込んでおる。
豊川の力でオイペンに勝利を呼び込むのだ。
次なる報を待っておる。

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鹿島――手堅く、慎重に試合に臨みたい

【J1展望】札幌×鹿島|前節の7失点大敗からの切り替えがカギ。鹿島はACL激闘の爪痕を乗り越えられるか
サッカーダイジェストWeb編集部
2018年09月22日


札幌――前回対戦では手応えありのスコアレスドロー


故障者/札幌=河合 鹿島=昌子、伊東、レアンドロ
出場停止/札幌=なし 鹿島=なし


J1リーグ27節
北海道コンサドーレ札幌 - 鹿島アントラーズ
9月23日(日)/19:00/札幌ドーム

北海道コンサドーレ札幌
今季成績(25試合終了時):5位 勝点41 11勝8分6敗 35得点・36失点

【最新チーム事情】
●前節は2位・川崎に0-7の大敗…いかに立て直せるかが焦点。
●三好、駒井が復帰する見込み。
●鹿島との前回対戦は0-0も内容では上回った。

【担当記者の視点】
 前節は川崎に0-7という大差で敗れてしまった。大量失点を喫したダメージは決して小さくないだろう。今節までにどこまで気持ちを切り替え、課題を修正できるかがポイントと言えるはずだ。

 ただし、鹿島との前回対戦は敵地で0-0ドローながらも内容面では上回っており、選手たちの手応えとなった一戦。それだけにイメージは決して悪くない。加えて今節からはアジア大会から戻ってきた三好が復帰する見通しで、また、左手首痛で前節を欠場した駒井も出場が可能な様子だ。戦力を整え、前節の悔しさを晴らしたい。

鹿島――手堅く、慎重に試合に臨みたい

鹿島アントラーズ
今季成績(26節終了時点):7位 勝点39 11勝6分9敗 35得点・34失点

【最新チーム事情】
●天津権健とのACL準々決勝セカンドレグは3-0で勝利。合計スコア5-0でクラブ初のベスト4進出を決めた。
●その天津権健戦でプロ2年目の安部がACL初得点を記録。

【担当記者の視点】
 札幌との通算対戦成績は、13勝2分1敗と相性は良い。順位は相手のほうが上だが、上位浮上のためには確実に叩いておきたい。

 ACL準々決勝セカンドレグの天津権健戦は3-0で勝利し、チームは公式戦3連勝中だ。「(リーグ戦の)優勝の可能性だってまだ残っている。可能性がある以上、それを目指していくのがプロ。以前のように試合の流れが悪くても、勝ちきることができるようになってきた」と土居も手応えを感じている。

 アウェーの連戦ということもあり、疲れを考慮して鈴木や三竿健のベンチスタートが濃厚。札幌は前節・川崎戦で0-7と大敗しているが、古巣が相手となる西は「そんな簡単な相手ではない」と警戒。手堅く、慎重に試合に臨み、確実に勝点3を取りにいく。


聖真を先発予想するサッカーダイジェストのプレビューである。
天津権健戦での悪質なチャージもものともせず、この連戦に起用される模様。
堅固な札幌の3バックからゴールを奪うには、ギャップに入り込んで前が向ける聖真の能力を使いたいという判断であろうか。
ヤス・西とのコンビネーションで崩しきってチャンスを量産するのだ。
活躍を期待しておる。

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鹿島、超過密日程突入

【鹿島】22日間で7試合の超過密日程突入…11月中旬まで週2試合が続く可能性も
2018年9月22日7時5分 スポーツ報知

 J1鹿島は21日、札幌戦(23日)に向け、雨中の鹿嶋市内で調整を行った。札幌戦を手始めに22日間で7試合の過密日程に突入。ACLでクラブ初のアジア4強を決め、ルヴァン杯、天皇杯も順当に勝ち上がっており、過去に類を見ない“地獄のスケジュール”が鹿島を待ち受けている。

 ◆9月だけで移動距離1万キロ

 今季はW杯による中断期間があり、各クラブが連戦を強いられてきた。その中でルヴァン杯と天皇杯をともに勝ち上がったのは鹿島だけ。9月の敵地5試合(広島、東京、マカオ、札幌、神戸)で鹿嶋市からの総移動距離が東京~フランス間に相当する1万キロを超えるなど過酷な日程の中、全冠制覇を目標に試合をこなしてきた。

 ◆ACL制せばクラブW杯も

 他クラブの連戦が一息つく中、鹿島はここからが勝負どころとなる。札幌戦から22日間で7試合(リーグ3、ルヴァン杯2、ACL1、天皇杯1)。中2日で3試合、中3日で4試合をこなす。カップ戦を勝ち進めばさらに11月中旬まで週に2試合が続く“超過密日程”に。ACLを制した先にはクラブW杯(12月12~22日、UAE)も控える。

 ◆「ジーコ・スピリット」体現へ

 負傷のリスクから週に1試合の起用が続くDF内田篤人(30)は「早くもっといいコンディションにしないと」とギアを上げる構え。この日は18日の天津権健戦先発組がランニングを行う中、出番に飢える控え組が紅白戦でアピールを繰り返した。「全タイトルで頂点を目指す―」。地獄の連戦に総力戦で立ち向かい、ジーコ・スピリットの体現を目指す。(岡島 智哉)


鹿島が挑む超過密日程について報じる報知新聞の岡島記者である。
明日の札幌戦を皮切りに、22日間で7試合の日程が開始する。
これはまさに過密。
移動距離も多大で、選手にかかる負荷はどれほどなのか想像もつかぬところ。
そして、この連戦をクラブ一丸となって乗り切れば、チームは大きく成長することとなる。
この試練こそ神が与えた成長の場と捉えたい。
ピンチはチャンスである。

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篤人、ACL準々決勝第2戦トップ5選出

鹿島DF内田篤人、海外メディア選定「ACL準々決勝第2戦トップ5」に日本人唯一の選出
2018.09.21


鹿島アントラーズDF内田【写真:荒川祐史】

内田は天津権健との第2戦でチーム2点目をアシスト、クラブ史上初の4強進出に貢献

 アジア最強クラブを決めるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)は準々決勝を終え、ベスト4の4チームが出揃った。初の4強入りを果たした鹿島アントラーズ(日本)、優勝2回を誇る水原三星ブルーウィングス(韓国)、元スペイン代表MFシャビを擁するアル・サッド(カタール)、イランの名門ペルセポリスが国の威信を懸けて鎬を削るが、衛星放送「FOXスポーツ」アジア版の公式インスタグラムは独自に準々決勝第2戦から5選手を「トップ5」と称して厳選。日本が誇る熟練SBも名を連ねている。

「ACL2018準々決勝が無事終了したので、今週のトップ5を選ぶ時だ! 第2レグのあなたのスタープレーヤーは誰?」

「FOXスポーツ」アジア版公式インスタグラムは、そう記してセレクトした5人を紹介している。

内田篤人(鹿島アントラーズ/元日本代表DF)
フマーム・ターリク(エステグラル/イラク代表MF)
ジャラル・ホセイニ(ペルセポリス/イラン代表DF)
シン・ファヨン(水原三星/韓国GK)
アクラム・アフィーフ(アル・サッド/カタール代表FW)

 鹿島は天津権健(中国)との第1戦にホームで2-0と勝利。9月18日に敵地に乗り込んで第2戦を迎えたなか、内田は初戦に続いて右SBで先発フル出場し、スピードに乗ったドリブルからチーム2点目を演出するなど、クラブ史上初の準決勝進出に大きく貢献した。

 アフィームはエステグラルとの第2戦(2-2)で前半27分に先制点を奪取し、ホセイニも後半12分に同点ゴールで反撃の狼煙を上げてレフウィヤ(カタール)撃破を演出。水原三星の守護神シン・ファヨンは第2戦で3失点を喫して敗れたが、2戦合計スコアで並んで突入したPK戦で2本をストップし、ベスト4進出の立役者となった。ターリクは5人の中で唯一、ベスト8敗退チームからの選出となった。

【動画】Jリーグ公式YouTubeチャンネルが公開、内田篤人がドリブル突破から“トライアングルパス”でMF安部裕葵のゴール演出(該当シーン:38秒付近~)


鹿島アントラーズDF内田篤人がドリブル突破から“トライアングルパス”でMF安部裕葵のゴール演出


ACL準々決勝第2戦の「トップ5」プレイヤーの一人に選出された篤人である。
これは素晴らしい。
先制点のセルジーニョではなく、追加点の裕葵、聖真ではなく篤人であることがまたサッカーがわかっておる見識と言えよう。
日本屈指の実績・実力を有する篤人が長期の負傷を乗り越えて復活を見せてきた。
それが何より嬉しい。
篤人と共にアジアを制したい。
これまで以上に期待しておる。

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清水秀彦氏、(鹿島は)チームのために個を犠牲にして勝とうというチームだよ

ACL4強入り! 鹿島アントラーズ、チーム作りの秘密とは
清水秀彦 そういうことだろ~
2018.9.21


ACL準決勝進出を決め喜ぶ鹿島イレブン。フォア・ザ・チームが持ち味だ(共同)

 --鹿島が8度目の挑戦でアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のベスト4

 清水「大変なんだよな、アジアのカップ戦は」

 --試合のことですか

 「まず日本からの飛行機移動だよ。欧州なんて、どこへ行くにも2~3時間で済むが、アジアの場合は下手すりゃ1日がかり」

 --鹿島にとっては念願のベスト4

 「これはJリーグがリーグ戦の日程を考慮したり、クラブがビジネスクラスにアップグレードしたりとか、いろいろアシストをしたおかけでもあるよな」

 --最近の鹿島はどうか

 「このクラブは個人よりチーム。それはJリーグ創設当時から全く変わっていない。オレが監督して対戦したときも、とにかくあきらめないチームだった」

 --それでも最近、何か小ぢんまりした感も

 「ジーコ、ジョルジーニョ、レオナルド…ブラジル代表のスターたちがいたときは確かに違うけど、チームのために個を犠牲にして勝とうというチームだよ」

 --そういえば昔からFWにスターがいない

 「だろ~? (元日本代表の)柳沢にしても決してスーパーな点取り屋ではなかった。MFの小笠原や柴崎、DFの昌子、OBでもDFの秋田、名良橋など、地道にチームのために働く選手たちでここまで作り上げてきたクラブだ」

 --西の方のどこかのクラブのようにお金で作り上げていない?

 「アハハ、まぁそうだわな。鹿島はリーグ戦が厳しくなったいま、ACLを本気でとりいくだろう。10月の準決勝こそ本番だよ」

 ■清水秀彦(しみず・ひでひこ) 1954年11月4日、東京都生まれ。ポジションはMF。浦和市立高、法大、日産サッカー部(現J1横浜)で日本一を経験。93年のJリーグ開幕戦で横浜Mを率い勝利を収めたのを皮切りに、Jリーグ4クラブで監督を務め通算134勝を達成。


鹿島について語る夕刊フジの清水氏である。
ACLの勝ち上がりから鹿島というクラブの個性を論じる。
「このクラブは個人よりチーム。それはJリーグ創設当時から全く変わっていない。オレが監督して対戦したときも、とにかくあきらめないチームだった」と言い切る。
個の力を持った選手が、チームのために労を惜しまぬところがクラブの伝統となっておる。
これまでも、この先も、それが出来るプレイヤーが集まってタイトルを目指していくのだ。
地道にチームのために働きアジアを制しようではないか。
楽しみにしておる。

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聖真、ミニゲームをプレイ

午前練習


ミーティング後、ポゼッショントレーニングやミニゲームを行いました。


ミニゲームを行うメンバーである。
聖真がボールをキープしておる姿が写る。
天津権健戦にて悪質なチャージを受けた左足が痛々しい。
しかしながら、練習に参加しており、プレイには支障は無い様子。
これは朗報。
この過密日程の連戦の中で層の薄いFWに負傷が出ることとなると非常に痛いところであった。
ホッと一安心しておる。
聖真と共にアウェイの札幌戦を制したい。
活躍を楽しみにしておる。

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西大伍、『見にきてよかった』と思う試合をしたい

鹿島・西、好プレー誓う 23日に出身地札幌戦
 鹿島は20日、23日の札幌戦(アウェー)に向けて練習を行った。中国でのアジア・チャンピオンズリーグ準々決勝、天津権健戦を終えて前日19日に帰国したばかり。主力組は約30分の軽めの調整にとどめた。札幌出身のDF西は6日に北海道で起きた地震について、「募金などをSNSで呼びかけていきたい。『見にきてよかった』と思う試合をしたい」と故郷を思った。 (鹿嶋市)

札幌出身の鹿島・西、地震被災者に勇気与える「いい試合をしたい」
 鹿島は23日のアウェー札幌戦に向け調整した。

 札幌にとっては北海道胆振東部地震発生後にホームで迎える初めての試合となる。震災後に自身のツイッターで給水所情報を取りまとめて発信するなどしてきた、札幌市出身のDF西は「いい試合をしたい。僕自身も“見に来て良かったな”と思われるプレーができれば」と力を込めた。

[ 2018年9月21日 05:30 ]


アウェイのACL・天津権健戦を終え帰国後の練習を行ったチームである。
気持ちを切り替え札幌戦に向けて気持ちが切り替わっておる。
その中で札幌のアカデミー出身の西にスポットが当たっておる。
古巣相手に気持ちも高まろう。
「いい試合をしたい。僕自身も“見に来て良かったな”と思われるプレイができれば」と語る。
思い起こせば、ホームでの札幌戦は、今季最悪の内容で、0-0という引き分けという結果ではあるが、敗戦以上のダメージを受ける試合であった。
“見に来て良かったな”の真逆の内容であったと言えよう。
あれから半年が過ぎ、チーム状況が変わり選手も入れ替わった。
最高の内容と結果をもたらせて欲しい。
楽しみな一戦である。

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ACL準決勝の相手は水原三星ブルーウイングス

ACL 準決勝対戦相手確定のお知らせ
2018年09月19日(水)

本日(9/19)に行われたAFCチャンピオンズリーグ準々決勝の結果により、準決勝は、水原三星ブルーウイングスと対戦することが決まりました。

AFC チャンピオンズリーグ2018 準決勝
第1戦 10/3(水) キックオフ時間未定
鹿島アントラーズ vs 水原三星ブルーウイングス

第2戦 10/24(水) キックオフ時間未定
水原三星ブルーウイングスvs 鹿島アントラーズ

キックオフ時間、スタジアム、チケット発売日については確定次第、お知らせいたします。


ACL準決勝の相手が水原と決まった。
全北との準々決勝にPK戦を制して勝ち上がってきた。
お互いにアウェイにて3得点を奪う激しい戦いだったことが伝わってくる。
これは恐ろしい相手と言えよう。
また、水原はGSにて同組であったことで記憶に新しい。
アウェイでは夢生の2ゴールもあり、2−1と競り勝った。
この試合ではスンテのPKストップもあったことも重要である。
ホームでは、FKから決められて0−1の敗戦を喫しておる。
この記録からも難敵と考えて良い。
ただ、今季に対戦したことがあり、アウェイにも行っておることは、一つ良い部分ではなかろうか。
チームがより力を発揮しやすいように思う。
再来週のホームにて先手を打ち、決勝進出への足がかりとしたい。
楽しみである。

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内田篤人が体現する「鹿島らしさ」

内田篤人が体現する「鹿島らしさ」。
ACLでも輝いた巨大な存在感。

posted2018/09/19 18:00


内田篤人は、鹿島アントラーズの魂を次世代につなぐ重要な存在だ。自らその役割を任じるところに彼の非凡さがある。

text by
寺野典子
Noriko Terano

photograph by
J.LEAGUE


 遠藤康から受けたパスを足元に置くと、スルスルとスピードに乗ったドリブルで、右サイドを駆け抜け、クロスボールをゴール前へ蹴りこんだ。

 それを受けた安部裕葵のシュートは相手DFに当たったものの、ゴールイン。ファーストレグを2-0で勝利していた鹿島は、27分のゴールで2戦目も2-0とリードし、準決勝進出を引き寄せた。

 ACL準々決勝セカンドレグ天津権健戦。鹿島アントラーズの2点目を演出したのは、内田篤人だった。

 天津権健のキープレーヤーである、ACミランなどで活躍したパトについて内田はこう語る。

「一番前でボールを持てなくても、2列目や1.5列目でパッと前を向いたら、ドリブルでのスピードが違う。技術はもちろん高いし、彼が中心だった。今回はあんまり左、こっちには流れてこなかったですけど、ああいう仕事ができる選手はチームみんなでしっかり受け渡しながら守るというのを意識していました。

 ボールを持たせてもいいんだけど、ドリブルで突っかけられたりマークの受け渡しで1人はがされたときに、ズルズルいかれるのは危ない。遠目からズドンというのもあるし、9番とのコンビネーションもよかった」

パトとの1対1も、守備陣の統率も。

 この日のパトは、内田のいる右サイドでのプレーを回避しているようにも見えた。それはファーストレグでの経験があったからだろう。内田はパトとの1対1でも決して引くことはない。冷静に丁寧に対峙し、まったく動じる素振りもなくパトの攻撃を封じていた。

「1度交錯して倒れこんでしまい、そのときは負傷したかと思ったけど、あれ以外はちゃんと抑えられた。ヨーロッパでもああいう選手がいっぱいいたし、なんか思い出した感覚がある。向こうは1対1がはっきりしているから、タイマンになる。

 久しぶりにそういう選手だなって思いました。雰囲気とかポジショニングとかあったけど対人に関してはやられる感じもなくて、普通にやれたかな」

 個人プレーの場面だけでなく、守備陣を統率するという面でも内田は大きな存在感を見せている。

「ホームアンドアウェイって絶対にホームで失点しちゃいけないんだけど、それができたというのがひとつ。試合中もDFラインを集めて『絶対にホームで失点しちゃいけない』って話をした。

最後シュートを打って終わるとか、当り前のことをやっていかないと勝てない。そこらへんは散々ホームアンドアウェイをやってきたんで。わかっているつもりではいます」

 シャルケ在籍時代の7シーズン、欧州チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグに出場(15-16シーズンは負傷のため未出場)してきたキャリアが内田にはあるのだ。

7月にはまだ万全ではなかった。

 7月28日に先発したガンバ大阪とのリーグ戦では、まだまだコンディション的には万全ではないと話していた。長期離脱の影響との戦いはまだ終わっていなかった。

「DFなので、相手のターンとかフェイントに合わせなくちゃいけない。そこで大事なのがコンディション。練習をさぼらずにちゃんとやってきたから、できたのかなと思う。ターンもできるようになってきたし、今日もジャンプを高く飛べたから。一番怖いのは着地なんだけどね。自分のなかで少し、前に進んでいる感じがある」

 そこからの1カ月、ベンチ入りしても出場はわずかという状況だったが、いつ練習をのぞいても内田がグラウンドで気持ちよく汗を流しているのが印象的だった。

 そして満を持して迎えたのが、8月28日ACL準々決勝天津戦での先発だった。約4カ月ぶりのフル出場で勝利を飾った。

「こっちは普通にやればいい」

 この試合以降、リーグやルヴァンカップでもベンチ入りを続けて、9月9日にルヴァンカップ準々決勝セカンドレグの川崎戦を迎える。

 ホームでのファーストレグを1-1で終えた鹿島だったが、消極的な空気がチームに漂い、相手の決定力の無さに救われたドローだった。川崎との相性は決してよくない。

「難しいゲームは向こうなんだから、こっちは普通にやればいい」

 キックオフ直前、円陣を組むチームメイトに内田はそう訴えた。アウェイゴールのルールを考えれば、鹿島が1点取ればそれは相手に重くのしかかる。だからこそ難しいのは川崎であって、自分たちではないと。

「1戦目は俺が思うに、DFラインがフワッとしていた。だから、今日は俺がそこをしっかりと締めたいと考えていた。川崎にはボールはどうしても回される。3人目の動きの質も高い、そういうスタイルのチームだから、我慢が重要だと。

 1戦目は、真ん中の2枚がどっしりと構えているという雰囲気がなかった。先発したわんちゃん(犬飼智也)やマチ(町田浩樹)には、(大岩)剛さんや岩政(大樹)さんみたいに経験がたくさんあるわけじゃないけれど、鹿島のCBってJリーグのほかのチームとは違うと思うんだよね、俺は。だからふたりのCBを助けたい。DFラインをしっかり締めることを考えた」

小笠原に突き返されたキャプテンマーク。

 試合は左サイドバックの山本脩斗が2点を決めて、2-0でハーフタイムを迎えた。しかし、51分にPKを決められてしまう。その直後、センターサークルにボールが置かれるまでのわずかな時間に、鹿島の選手が内田を中心に集まっていた。

「どうしても受け身に入ってしまうから、PKのあとに全員を集めて『2-2でもいいんだから。普通にやろう。ここは我慢しなくちゃダメだ』と伝えた」

 長短のパスを繋ぎ、周囲と連動して動きまわり、ボールを保持する川崎の攻撃を何度も何度も跳ね返し続けた。72分に追加点が決まって3-1になったあとも粘り強く戦った。

 内田はその中心で、泥臭く身体を張って守備をしていた。そして、チームは準決勝進出を決めた。

「(小笠原)満男さんだったり、(中田)浩二さんだったり、いろんな人がアントラーズの伝統というか、戦う姿を見せてくれた。教えてくれる選手がいた。せっかくこのチームに戻ってきたんだから、自分が見て学んだことは伝えたいし、表現しなければもったいない。

 それをここでやるのは、俺を獲得してくれたクラブの決断理由のひとつだと思うし、自分がやらなくちゃいけない仕事だと思っている。こういう難しいゲームでも鹿島らしさというのを示さなくちゃいけない。ただ俺が鹿島で見てきたプレーをそのままやっているだけですよ」

 この試合で内田は、59分で交代した遠藤からキャプテンマークを渡された。89分、セルジーニョと交代でピッチに入る小笠原満男に渡そうとセルジーニョにキャプテンマークを託したが、それを受け取った小笠原はピッチに入るとすぐさま内田の元へ行き、キャプテンマークを返した。

「お前がつけろと言われた。リーダーシップを持った選手は他にもいるし、誰がつけてもいいと思っている」と内田はサラリと話す。しかし、内田に手渡したキャプテンマークには、小笠原のいろいろな想いが込められているのだろうと感じる印象的なシーンだった。

「中2日、3日でやれる身体に」

 ACL2戦にルヴァンカップ1戦で先発フル出場を果たし、3連勝と結果を残した。コンディションも良好で、内田の手ごたえも大きいのではないだろうか。

「もちろんそういうつもりで帰ってきたし、ドイツでやっていたんで、今更できたなぁとは思わない。中2日、3日でバンバン試合をやれる身体に持っていくまでは、復帰とは思っていない。

 今は週1で剛さんがタイミングみながら、こういう大事な試合でボンと使ってくれている。そういうポイントで出させてもらっているので、結果は出したい。普通の選手じゃいけないと思っているし、自分が出る意味というのをしっかりと示していきたい」

ACLに跳ね返されてきた鹿島で勝つ。

 鹿島史上初のACLベスト4進出を果たした。

「昔のチームのレベルと比べたら、俺らの今の11人がめちゃめちゃレベルが高いわけでもないし、相手やタイミングというのもある。それでも、昔自分もその壁に跳ね返されてきた。そのなかで次のラウンドへ進めるというのは、素晴らしいこと。若い選手もいるけれど、俺とか満男さんとかソガ(曽ヶ端準)さんとかね、昔からやっている人もいる。

 それに剛さんとか、ハネさん(羽田憲司コーチ)とか、悔しさを味わったスタッフもたくさんいる。そういう想いがあるから。次の準決勝は韓国のチームと当たる。うちには韓国人が選手2人と通訳が1人いるから、彼らのためにも絶対に勝たせてあげたいと思う」

 鹿島が手にしたことのないACLというタイトルだけでなく、リーグ、ルヴァン、天皇杯と4冠を目指して始まった鹿島の2018シーズン。

「俺らには波があるんだよ」

 新加入選手の数は少なく、しかもその多くが若手という中で、唯一の補強と言われたのが内田篤人だった。しかし前半戦は離脱が続き、芳しい成績を残せないチームに対して不甲斐なさを抱いていたはずだ。それでも、新天地で自分のやるべきこと、やれることを見つけて、尽力してきたのも事実だ。

「俺らには波があるんだよ。広島戦みたいにボロンって負けたり、ACLや今日みたいにいい試合ができたり。それは俺らには地力がないということ。能力のある選手が揃ってはいるけど、チームの底力がまだない。でもいい試合を続けていけば、気がついたときには勝ってきたな、タイトル獲ってきたなってなるチームだから、鹿島は」

 苦戦したとしても原因を洗い出し、次の試合で勝利につなげる。その勝利が進化を促す要因となる。所属選手の大半が試合に出場し、文字通りの総力戦で戦っている鹿島。クラブW杯決勝まで、まだ数多くの試合が残されている。そのひとつひとつの勝利が大きな自信となるのは、内田自身もチームと同じだろう。

 教わる立場から、伝える立場へ。その自覚が彼を新たなステージへと導くはずだ。


篤人について取材したNumberWebの寺野女史である。
ACL・天津権健戦直後からルヴァン杯・川崎戦後のコメントを伝える。
その篤人は、7月はまだ万全ではなかったとのこと。
それがここに来てフル出場にて勝利に貢献するようになった。
ACLとルヴァン杯のベスト4進出は、篤人の力が大きい。
また、川崎戦では、途中出場の満男にキャプテンマークを渡そうとするが、返されておる。
そのときの言葉は「お前がつけろと言われた。リーダーシップを持った選手は他にもいるし、誰がつけてもいいと思っている」とのこと。
言葉少なに後継者指名を受けたと考えて良かろう。
篤人のキャプテンシーでアジアと国内の頂点に立つ。
楽しみにしておる。

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天津権健戦報道

鹿島対応力で4強、布陣変更気付き「我慢」で耐えた
[2018年9月19日0時35分]


ベスト4進出を決めてカジノホテルが近隣にそびえ立つスタジアムを引き揚げる右から安部、セルジーニョら鹿島の選手たち(撮影・今村健人)

<ACL:天津権健0-3鹿島>◇準々決勝第2戦◇18日◇マカオ五輪スポーツセンター

勝負は、キックオフ前についていたのかもしれない。

ピッチに散らばった瞬間、鹿島アントラーズの選手たちは天津権健のフォーメーションの変化に気づいた。第1戦や直近で採用していて予想した4バックではなく、3バック。中盤では横に5枚、並んでいた。

即座に声を掛け合った。「DFラインの両脇が空く。そこを突いていこう」。サイドハーフの守備位置や、センターバックがカバーに出た際のボランチのケア-。選手自らが判断し、対応した。得点が必要な相手が前がかりになることは分かっていた。何よりも「我慢」を言い聞かせて試合に臨んだ。だから、序盤に元ブラジル代表FWパトを中心に攻め込まれても、辛抱強く耐えられた。

「立ち上がりのピンチでみんなで体を張って失点をせず、先制点を取れたことが非常に大きかった。2点目を取れたが、2-0はサッカーで1番危ない点数なので後半もう1点取り…試合は荒れたが、その中でみんなで戦った」。MF三竿健斗が胸を張った。

前半13分のFWセルジーニョの先制点で勢いに乗り、同27分にMF安部裕葵が追加点を挙げる理想的な展開。後半21分にはFW土居聖真がとどめを刺した。そして、第1戦に続いて完封した守備陣の踏ん張り。クラブ史上初の4強は、全員の力でもぎ取った。

大岩剛監督は「ベスト4進出は非常にうれしい。クラブとしても悲願ですし。ただ、我々の目標は優勝に置いている。そのためにしっかりと準決勝の準備をすることしか頭にない。その先に、結果がついてくればいい」と気を緩めることなく、前を見据えた。

鹿島初4強 悪環境&台風猛威の中立地マカオで完勝
[2018年9月19日7時13分 ]


準決勝進出を喜ぶ、先制ゴールを決めた鹿島のセルジーニョ(右)と3点目の土居(共同)


ACL準々決勝以降の組み合わせ


<ACL:天津権健0-3鹿島>◇準々決勝第2戦◇18日◇マカオ五輪スタジアム

日本勢で唯一、勝ち残る鹿島アントラーズが天津権健(中国)を3-0で下し、2戦合計5-0(第1戦2-0)でクラブ史上初の4強入りを果たした。前半13分にFWセルジーニョ(23)が頭で先制すると、同27分にMF安部裕葵(19)、後半21分にはFW土居聖真(26)が追加点を奪い、台風などの影響を全く感じさせずに快勝した。準決勝は10月3日にホーム、同24日にアウェーで水原-全北(ともに韓国)の勝者と対戦する。

まるで「マカオ」が祝福していた。前半13分にセルジーニョが右CKを頭で合わせた。アウェーで貴重な先制弾。その瞬間、偶然にも近隣の5つ星カジノホテルのイルミネーションが点滅した。かつてのポルトガル領がポルトガル語のブラジル人FWを“歓迎”。同27分はDF内田がえぐり、安部が追加点を挙げた。アドバンテージに頼ることなく、前半で勝負をつけた。

カジノホテルと高層マンションに囲まれたマカオの会場。本来の天津では同時期に国際会議があり、警備に不備があるとして変わった。完全アウェーでない代わりに、台風22号の猛威に遭った。出発を1日早めて2ルートに分かれ、大半は中国・広州から約3時間のバス移動を強いられた。外出禁止令が出された16日は、宿舎のジムやプールを使い、リカバリー組は一般客の中で汗を流した。前日は芝生を回復させるために、試合会場が使えなかった。

そんな悪環境も内田は「国際試合では良くあること。慣れっこ」。キックオフ直前には相手が従来の4バックではなく3バックだと見抜き、全員で声を掛け合った。先制につながるCKと2点目はいずれも内田が、スペースのあるサイドを突いた形。「相手に応じたプレーの選択を若い選手もできている」とMF三竿健。選手はたくましかった。

クラブ初の4強。「昔のレベルと比べたらオレらはめちゃくちゃ高いわけではない。オレとか(小笠原)満男さんやソガさんとか昔からやっている人がいて、(監督の大岩)剛さんや(コーチの)羽田さんらの思いがある」。若手の成長とベテラン勢の思い。その強さが、今の鹿島にある。

鹿島がACL初4強!2戦合計5-0、天津権健を圧倒

後半、3点目を決めた土居(奥)は三竿健と抱き合って喜んだ (共同)

 アジア・チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦(18日、マカオ)ホームアンドアウェー方式で行われ、J1鹿島が天津権健(中国)を3-0で下し、2戦合計5-0で初の4強入りを決めた。鹿島は前半にFWセルジーニョ(23)のゴールで先制し、DF内田篤人(30)ら守備陣が反撃を許さなかった。10月3、24日に行われる準決勝では水原-全北(ともに韓国)の勝者と顔を合わせる。鹿島によると天津で国際会議が開かれた影響で、試合会場が当地に変更された。

 クラブ初の4強入りを懸けた一戦は、前半で勝負がついた。想定と違う布陣で挑んできた天津権健に立ち上がりは押し込まれたが、最初の好機を生かしてあっさり大勢を決めた。

 「選手が状況を把握し、それにしっかりと対応した」。4強入りを果たした大岩監督は、満足げにうなずいた。

 緊張感を漂わせていた立ち上がり、前半13分の右CK。MF遠藤が左足で曲げた絶妙なボールを、ニアサイドで待ち構えたFWセルジーニョが頭で決めて幸先よく先制した。守備でも同25分、元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトの決定機をDF内田がゴールラインぎりぎりでクリアして、失点を阻止した。

 ピンチを切り抜けた2分後、今度はMF安部が追加点を奪い一気に突き放す。勢いに乗ったチームは後半21分、FW土居が引導を渡す駄目押し弾。3-0で快勝し、初の準決勝に駒を進めた。

 「ベスト4は非常にうれしいが、われわれの目標は優勝。そのための準備をしっかりやる」と胸を張った指揮官。国内主要タイトル19冠を誇る強豪が、悲願のアジア王者へまた一歩近づいた。


準決勝進出を決め、サポーターにあいさつする鹿島イレブン=マカオ(共同)

鹿島DF内田
「我慢しながら、落ち着いていこうとピッチで話していた。セットプレーでさくっと先制点を取れたのが良かった」


前半、相手FKに壁をつくる(右から)三竿健、鈴木ら鹿島イレブン=マカオ(共同)


前半、2点目のゴールを決め、喜ぶ安部(左端)ら鹿島イレブン=マカオ(共同)


後半、指示を出す鹿島・大岩監督=マカオ(共同)


前半、先制ゴールを決める鹿島・セルジーニョ(18)=マカオ(共同)


前半、先制ゴールを決め、喜ぶ鹿島・セルジーニョ=マカオ(共同)


前半、先制ゴールを決め、ポーズをとる鹿島・セルジーニョ=マカオ(共同)


鹿島、6度目の決勝Tで扉開いた!敵地豪快3発でACL初4強
ACL準々決勝第2戦 鹿島3―0天津権健 ( 2018年9月18日 マカオ )


準決勝進出を喜ぶ、先制ゴールを決めた鹿島・セルジーニョ(右)と3点目の土居(共同)
Photo By 共同


 鹿島は代替地のマカオで天津権健(中国)との準々決勝第2戦に臨み、3―0で勝利を収めて2戦合計5―0とし、クラブ史上初のベスト4入りを決めた。前半のうちにFWセルジーニョ(23)、MF安部裕葵(19)がアウェーゴールを決め、早々に勝負を決めた。準決勝は19日に行われる水原―全北(ともに韓国)の勝者と、来月3日にホームで第1戦、同24日に敵地で第2戦を戦う。

 きらびやかな高層建築物に囲まれたマカオの街で、鹿島が新しい歴史を鮮やかに築いた。立ち上がりは劣勢。「我慢しよう」という声が飛び交った。しぶとく耐え続け、迎えた13分。DF内田とMF遠藤の連係から右CKを奪うと、FWセルジーニョの頭によるファーストシュートがゴールラッシュの口火となった。前半だけで2得点。あっさりと決着をつけた。

 世界経済フォーラム「ダボス会議」の開催に伴い、警備が困難という理由で会場が2週間前に天津からマカオに変更された。一見さほど悪く見えないピッチの芝は「中に入ってみるとガタガタ」(クラブ関係者)だったが、悪条件を感じさせなかった。ジーコTDも予定を前倒ししてブラジルから駆けつける中、6度目の決勝トーナメントにしてついに準決勝進出を決めた。

 19個の国内主要タイトルを獲りながら、唯一ないタイトルが、ACL。2点目のアシストとともに前半の2点に絡んだ内田は4強入りを受けて言う。「昔のチームと比べたら、今の11人のレベルが高いわけでもない。でも俺とか満男さん(小笠原)とかソガさん(曽ケ端)とかね、昔からやっている人もいるし、そこには剛さん(大岩監督)含め、ハネさん(羽田コーチ)とかいろんな思いがある」。脈々と受け継がれた常勝軍団のDNAが敵地で流れを引き寄せた。

 もちろん満足する選手はいない。「難しい試合になると思っていたが、皆が勝つために、上に行くために走り続けた結果」と胸を張った遠藤は、試合が始まる前から言っていた。「ベスト4になったから何かを得られるわけではない。僕らは優勝を目指している」。鹿島にとっては、4強も通過点にすぎない。

 ≪日本勢5チーム目の4強≫鹿島がクラブ史上初の準決勝進出を果たした。日本勢では浦和(07、08、17年)、G大阪(08、15年)名古屋(09年)、柏(13年)に次いで5チーム目。鹿島はホームでの1戦目も○2―0で勝利。準々決勝を連勝で通過したのは07年浦和、08年G大阪に次ぐ3チーム目で、過去2チームはいずれも優勝しているだけに鹿島もACL初制覇に期待が懸かる。


前半、先制ゴールを決め、ポーズをとる鹿島・セルジーニョ(共同)
Photo By 共同


[ 2018年9月19日 05:30 ]

【鹿島】カシマを止めるな!突然の会場変更、台風…タイトルへの執念で逆境乗り越えクラブ初4強
2018年9月19日6時0分 スポーツ報知


準決勝進出を喜ぶ、先制ゴールを決めた鹿島・セルジーニョ(右)と3点目の土居(共同)


前半13分、先制ゴールを決める鹿島・セルジーニョ(中央=共同)


マカオに駆けつけ、声援を送る鹿島サポーター


 ◆ACL準々決勝 ▽第2戦 天津権健0―3鹿島(18日・マカオ)

 【マカオ(中国)18日=岡島 智哉】鹿島が敵地で天津権健を3―0で下し、2戦合計5―0で準決勝進出を決めた。

 DF内田が右サイドを全速力で駆け上がった。相手DF2人を置き去りにしつつ、ニアに走り込むMF安部を両目でしっかりと捉えた。安部はクロスを難なくダイレクトで流し込み、1―0の前半27分、相手を絶望の淵に追い込む2点目が決まった。鹿島にとって悲願のアジア4強。内田は「次のラウンドに進めるというのは素晴らしいこと」と表情を緩めた。

◆2週間前の会場変更通達

 鹿島のタイトルへの執念が逆境を打ち破った。2週間前の4日、アジア・サッカー連盟から試合会場が天津からマカオに変更されることが通達された。日程が差し迫っていたこともあり、チームは2グループに別れてマカオ入り。A組は湘南戦(14日)終了の11時間後の15日早朝に羽田空港から出発。B組はその2時間後に広州(中国)へ飛び、広州から陸路で約3時間150キロを走りマカオ入りした。

◆スタッフの尽力

 これらは全て、1日でも早く現地に入り、選手のコンディションを整えるための最善策だった。関係者によると、航空券の発券は出発2日前の13日。ギリギリまで試合3日前の15日に現地入りすることを模索した結果だった。猛威を振るった台風22号の影響で16日のマカオは陸の孤島に。スタッフの尽力がなければ試合前日や当日の現地入りとなっていた。第1戦で渋滞のため予定便に乗れず、試合前日の来日となった天津権健とは、タイトルへの思いに歴然とした差があった。

◆「我々は優勝に目標を置いている」

 アジアの頂点まで残り2つ。ACL優勝クラブが出場する12月のクラブW杯(UAE)では初戦の準々決勝で勝てば、16年大会決勝で対決したRマドリードと準決勝で再戦できる。大岩剛監督(46)は「ベスト4はクラブにとって悲願です。しかし我々は優勝に目標を置いている。準決勝に向けてしっかり準備をすることしか頭にない」と力強く語った。J最多19冠の鹿島が手にしていない悲願のタイトルが射程圏内に入ってきた。

鹿島初4強!2戦合計5-0、悲願のアジア王者へ快進撃

 前半、先制ゴールを決め、ポーズをとる鹿島・セルジーニョ(共同)

 「アジアCL・準々決勝第2戦、天津権健0-3鹿島」(18日、マカオ)

 ホームアンドアウェー方式の準々決勝第2戦がマカオで行われ、ホームの第1戦で2-0と先勝したJ1鹿島は3-0で天津権健(中国)を下し、2試合合計5-0で初の4強入りを決めた。鹿島は日本勢で唯一の勝ち残り。10月の準決勝に進めば、水原-全北(ともに韓国)の勝者と顔を合わせる。鹿島によると天津で国際会議が開かれた影響で、試合会場がマカオに変更された。

 勝負は開始13分で決まった。大岩監督が「慎重かつ、アグレッシブにゲームに入ることに注力する」と緊張感を漂わせていた立ち上がり。第1戦で先勝した鹿島は最初の好機を生かしてあっさり大勢を決め、悠々と初の4強入りを果たした。

 相手の必死の攻めを切り抜け、迎えた右CK。遠藤が左足で曲げた絶妙なボールを、中央のセルジーニョが頭でたたき込む。ブラジル人FWを中心に、ピッチで歓喜の輪ができた。

 このCKを獲得した場面には攻守の切り替えを強調する練習の成果が表れていた。守勢の中で左MFの安部が鋭く詰めて奪い、すぐさまマークの緩い右へ展開した。「守るときにも、どう攻めるか常に考えている」と話す安部が、いい守備からリズムを生み出した。

 台風の影響で旅程を変更するドタバタの影響を感じさせず、先制した後も安部らのゴールで畳み掛け、遠藤は「勝つためにみんなが走り続けた結果」と胸を張った。国内主要タイトル19冠を誇る強豪が、悲願のアジア王者へまた一歩近づいた。

アジアCL 準々決勝第2戦 鹿島圧倒 初4強 天津権健に3-0
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は18日、各地で準々決勝第2戦が行われた。日本勢で唯一勝ち上がっている鹿島はマカオの澳門奧林匹克体育中心運動場で天津権健(中国)を3-0で下し、2戦合計5-0としてクラブ初の4強入りを決めた。

鹿島は前半13分、遠藤の右CKをセルジーニョが頭で押し込み先制。同27分には右サイドを駆け上がった内田のパスを安部がダイレクトで蹴り込み、追加点を奪った。後半21分にはパス交換でペナルティーエリア内に進入した土居が左足シュートを決めた。(時間は非公式)

■鹿島・大岩監督の話 目標は優勝

天津権健がアグレッシブに戦ってきたところで受けに回ったが、その中で先制点を取り、前半のうちに2点目も取れた。ベスト4は非常にうれしいが、われわれの目標は優勝。そのための準備をしっかりやる。

【決勝トーナメント】
▽準々決勝第2戦
鹿島 3-0 天津権健(中国)
2-0
1-0
※鹿島が2戦合計5-0で準決勝進出

▽得点者
【鹿】セルジーニョ(前13分)安部(前27分)土居(後21分)


準決勝進出に多くの紙面が踊る。
その中で報知新聞がスタッフの尽力を伝えることが嬉しい。
アクシデントの連続で、チームがより力を発揮出来るよう裏で大きな力を発揮したのは裏方のスタッフであったはず。
彼らが働いたおかげで、選手らはゴールを重ね完封勝利にて勝ち上がりを達成出来た。
素晴らしい。
クラブ一丸にて悲願のアジア制覇を目指す。
次の戦いが楽しみである。

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天津権健戦コメント

AFCチャンピオンズリーグ2018 準々決勝 第2戦




鹿島アントラーズ:大岩 剛
前半、天津権健が非常にアグレッシブに戦ってきた中で少し受け身になってしまったが、先制点、追加点と前半のうちに2得点を取れたことが大きかった。しっかりと準備してきたことを90分に渡って出してくれた。選手を非常に評価している。そして、 マカオまで来てくれたサポーターの力があってこその勝利だと思う。非常に感謝している。

Q.クラブ史上初のACLベスト4進出となったが、次のラウンドへ進んだことの意味は?決勝進出、そしてタイトル獲得のチャンスがあるが?

A.ベスト4進出を非常に嬉しく思っている。ただ、我々の目標は優勝。次の準決勝に向けた準備をしていき、その先で結果が付いてくると思う。

Q.ここまで中国の3クラブに勝ってきているが、弱点はどこなのか?そして中国のクラブにアドバイスはあるか?

A.中国のクラブは外国籍選手を中心に、力のあるチームが多い。タイトな試合が多く、非常にリスペクトしている。100%、120%の力で戦わなければ勝てない相手で、ホームでもアウェイでも非常にパワーを使うので、難しい相手になっている。

Q.試合の入り方を重視していたが、先制点を取るまでの戦い方についてどのように考えているか?CK獲得のプレーや2点目に内田選手が絡んでいたが、評価は?

A.試合の入りを非常に重視していたことは事実。ホイッスルが鳴って、天津権健がシステムを変えて臨んできた中、選手が状況を把握して冷静に対応してくれた。少し押し込まれたが、冷静に対応してくれた。内田は経験があるので、相手との駆け引きの中で「出ていくところ、出ていかないところ」の判断をして、チャンスがあれば出ていく。実際にチャンスを得たので評価したい。周りの選手のサポートも忘れてはいけないし、チーム全体で連動していた結果がチャンスにつながり、得点につながり、勝利につながったと感じている。





【三竿 健斗】
立ち上がりのピンチでみんなで体を張って失点をせず、先制点を取れたことが大きかった。アウェイゴールなので非常に大きかった。追加点を前半のうちに取れて、2-0は危険なスコアという中で3点目を取れて、みんなで最後まで戦えた。アウェイまでサポーターの方が来てくれた中で非常にいい試合ができたと思う。

【安部 裕葵】
練習通りの形だった。優磨くんがファーに流れて、相手DFを釣り出してくれてフリーになれたし、いいボールも来た。味方に感謝したい。ピッチ状態はいいとは言えなかったけど、それは相手も同じ。その中でイージーミスもなかったし、集中して戦うことができた。最初は嫌な雰囲気だったけど、セットプレーからセルジーニョが決めてくれて、チームとしてすごく楽になった。

【内田 篤人】
簡単な相手ではないし、第1戦での2-0では全然差がない。先制点を取れて、2点目も取れたから、あのような展開になった。セットプレーで点が取れたのは大きかった。ライン上のクリアは、GKが出た時に空いているコースに入れば、ボールは飛んでくる。パトだから絶対に枠に飛んでくると思った。アシストのパスは久々にマイナスに出した。裕葵がうまく入ってきてくれた。

【遠藤 康】
ベスト4云々というよりも、目の前の試合にまず勝つということを考えていた。相手は3バックだったので、その脇を突いていこうと思っていた。それがいい時間帯での先制点につながったと思う。セットプレーは常にチャンスで、点が入れば楽になる。1点を取ってからだいぶ落ち着いたところもある。セルジーニョがよく入れてくれたと思う。

【犬飼 智也】
引く時やボールに行く時の(意思の)共有がうまくいっていたと思う。一人ひとりがサボることなく、自分の仕事をまっとうした結果。思ったより相手がボールを動かしてきたけど、慌てることなくどこから守備を始めるのかがうまくいっていた。それはよかったと思う。

AFCチャンピオンズリーグ 準々決勝 第2戦
2018年9月18日(火)20:30KO 澳門

[ 大岩 剛監督 ]
前半、天津が非常にアグレッシブに戦ってきたところで少し受け身になったんですけれども、その中で先制点、追加点と前半のうちに2点取れたことが大きかったと思います。しっかりと準備した結果、90分戦うことができたので、選手を非常に評価しています。そしてマカオまで来てくれたサポーターの力があってこその勝利だと思っています。非常に感謝しています。

--クラブ史上初めてのACL準決勝進出となりました。クラブにとって次のラウンドに進出した意味を教えてください。可能であれば決勝に進む、このタイトルを獲る可能性がどれくらいあるか聞かせてください。
ベスト4進出は非常にうれしく思っています。クラブとしても悲願です。ただ、われわれとしては優勝を目標に置いています。そのために次の準決勝の準備を分析からしっかりとしていくということしか頭にありません。その先に結果がついてくればいいと思っています。

--今まで中国のチームと3チーム戦いました。中国のチームの弱点はどこか。あとアドバイスがあれば教えてください。
非常に中国のチームは外国籍選手を中心に力のあるチームが多いです。実際に非常にタイトな試合に毎回なっていますし、非常にリスペクトしています。われわれも100%もしくは120%の力で向かっていかなければ勝てない相手でした。ホーム&アウェイでどちらのゲームでもパワーを使う難しいゲームが多かったです。アドバイスすることはありません。

AFCチャンピオンズリーグ 準々決勝 第2戦
2018年9月18日(火)20:30KO 澳門

[ 安部 裕葵 ]
(鈴木)優磨くんがファーに流れて相手のDFを釣ってくれたので、フリーになることができました。良いボールも来ましたし、味方に感謝したいと思います。ピッチの状況は良いとは言えないですけど、相手も同じですし、そういうイージーミスもなかったですし、集中してできたと思います。

すごく最初はイヤな雰囲気だったんですけど、セットプレーでセルジーニョが決めてくれてチームとしてすごくラクになった。すごく良かったです。

[ 内田 篤人 ]
そんな簡単な相手ではないし、2-0は相手にもチャンスがあった。先制点を取れて2点目をサクッと取れたらああいう展開になる。 自分のライン上のクリアがあったし、相手はセットプレーでじわりじわり、というのもあった。本当は自分たちがあれをできればいいんだけど、我慢しながら落ち着いていこうという話をグラウンドでもしていた。セットプレーでサクッと1点取れたのが大きかった。

[ 三竿 健斗 ]
立ち上がりのピンチでみんなで体を張って失点せずに先制点を取れたことが、アウェイゴールとして非常に大きかったですし、その中で2点目を前半に取って、2-0というのがサッカーでは一番危ない点数なので後半も3点目を取って、ゲームは荒れましたけど、その中でもみんなで最後まで戦ってアウェイで勝てて良かったと思います。

鹿島、初のACL4強入り!!2戦合計5-0で天津粉砕
18/9/18 22:22


鹿島は第1戦に続いてFWアレシャンドレ・パトを封じた

[9.18 ACL準々決勝第2戦 天津権健0-3鹿島 マカオ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は18日、準々決勝第2戦を行い、日本勢で唯一ベスト8まで勝ち上がった鹿島アントラーズは中立地のマカオで天津権健(中国)と対戦し、3-0で快勝した。2試合合計5-0とし、クラブ初の4強入りが決定。準決勝では水原三星(韓国)と全北現代(韓国)の勝者と対戦する。

 ホームでの第1戦に2-0で先勝した鹿島は14日のJ1湘南戦(2-1)から先発5人を入れ替え、FW鈴木優磨、MFレオ・シルバ、DF内田篤人、DF犬飼智也、DF山本脩斗が公式戦2試合ぶりに先発復帰。すると立ち上がりのセットプレーで先制に成功し、価値あるアウェーゴールを奪った。

 前半13分の右CK。MF遠藤康が左足でゴール前に蹴り込むと、相手GKの前にポジションを取ったFWセルジーニョがフリーになり、ヘディングシュートを叩き込んだ。ホームでの第1戦で来日初ゴールを決めたセルジーニョはACL2戦連発。直近の公式戦6試合で4得点目となった。

 2試合合計3-0とし、たとえここから3失点して3-3になってもアウェーゴールの差で勝ち抜けが決まる鹿島。圧倒的に優位な立場に立ち、その後も落ち着いてゲームを進めた。

 前半24分、天津は波状攻撃からFWアレシャンドレ・パトがミドルシュートを放つも、ゴールライン上の内田がクリア。ファインプレーでピンチを救った右サイドバックはその直後に追加点をアシストする。前半27分、右サイドをドリブルで駆け上がった内田がマイナスに折り返し、MF安部裕葵が豪快に蹴り込んだ。

 2-0とリードを広げ、2試合合計スコアは4-0に。鹿島はここから5失点しない限り、準決勝進出が決まる展開となった。後半15分、レオ・シルバがイエローカードを受け、累積により準決勝第1戦の出場停止が決定。それでも同21分、途中出場のMF土居聖真がセルジーニョとのワンツーでPA内に走り込み、左足でゴール左上隅に叩き込んだ。

 3-0とダメを押した鹿島は2試合合計5-0で天津を圧倒。クラブ初のベスト4進出を決め、悲願のアジアタイトル獲得へまた一歩前進した。10月に行われる準決勝の相手は水原三星または全北現代。明日19日に行われる韓国勢対決でベスト4が出そろう。


「練習通りの形だった」と言い切る裕葵である。
攻撃の形がずばりとハマったことが伝わってくる。
アシストした篤人は、「アシストのパスは久々にマイナスに出した」と語る。
これまで優磨へのクロスをファーストチョイスとしておったが、優磨を囮としたパターンが確立させた事がわかる。
中断明けより無得点試合はない。
それだけ攻撃が充実しておることがわかる。
多彩な攻撃にてアジアを制したい。
次は韓国のクラブとの対戦となる。
気合いを入れて挑みたい。

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ACL 準々決勝 第2戦 天津権健戦

相手のラフプレイは怖かったが、完封で勝利。

ヤス、この90分で勝つつもりで

【鹿島】クラブ初4強へ遠藤康「この90分で勝つつもりで」きょう準々決勝第2戦
2018年9月18日10時15分 スポーツ報知


17日、前日調整で汗を流した鹿島の選手たち

  ◆ACL準々決勝▽第2戦 天津権健―鹿島(18日・マカオ)

 クラブ初の4強入りを目指し、ホームでの第1戦を2―0で先勝した鹿島は18日、マカオで天津権健との第2戦を戦う。

 過密日程を考慮し、メンバーを入れ替えた中で白星を手にした14日の湘南戦(2〇1)からMFレオシルバ、FW鈴木優磨らが先発に復帰する見込み。鈴木は「受け身になったら必ずやられる。自分たちから積極的にやっていきたい」と意気込む。

 台風22号の影響もあり、会場の澳門運動場は芝の状態が不安定。AFC(アジア・サッカー連盟)が会場で予定されていた両チームの前日練習を取りやめる判断をしたほどだ。

 リスクをおかさず、安全第一でロングボールを前線に蹴りこむ場面も必要だが、第1戦でフィジカル任せの放り込みサッカーを展開した天津権健と同じ土俵に立つことは避けたい。DF内田篤人は「体格は向こうが上」と話し、「先に1点を取られたら相手は勢いに乗る」と警戒する。

 試合登録数よりも1人多い19人を遠征に帯同させており、ベンチ入りリストを含めた采配も重要。地上戦に強いMF小笠原満男や永木亮太、チームNO1の“追い回し力”を誇るFW金森健志、好調なFW土居聖真らの試合展開に合わせた起用のタイミングも勝負のカギを握る。MF遠藤康は「守るよりも、この90分で勝つつもりで。先にアウェーゴールを取れれば楽になる。普通にやれば負ける相手でもない」と意気込んだ。


天津権健戦に向けたチームを取材した報知新聞である。
現地に帯同しておることは素晴らしい。
この会場の変更あったり、悪天候であったりと、かなり厳しいミッションであったと思われる。
そして、今日の試合を記事にし、大きく報じてくれるであろう。
楽しみにしておる。

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篤人、そういうのは慣れっこ

鹿島、初4強へ台風“直撃”なんの 外出禁止令も内田「慣れっこ」

ブラジルから駆けつけたジーコ・テクニカル・ダイレクターが見守る中、前日練習を行うイレブン
Photo By スポニチ


 台風ニモ負ケズ、過密日程ニモマケズ、クラブ初のACL4強へと駆け上がる。鹿島は18日、ホームでの準々決勝第1戦を2―0で折り返した天津権健(中国)と、代替地のマカオで対戦する。

 フィリピンで60人以上の死者を出した大型台風22号が16日午後に中国南部へと上陸。チームは前倒しでリーグ湘南戦翌日の15日早朝にマカオ入りし、行政から外出禁止令が出された16日は宿舎内のジムで調整した。1日ぶりに外出可能となったこの日は、芝の回復を図るため、試合会場ではなく近隣の大学施設を使用。ここも台風の影響で屋根のトタンが崩れ落ちる危険性をはらんでいた。本番は芝が緩い可能性もあり、台風の影響は大きい。

 それでもDF内田は「そういうのは慣れっこ。チームとしても個人としてもタフじゃないと」とさらり。“神様”ジーコTDもブラジルから駆けつけ、明るい雰囲気で準備を整えた。
[ 2018年9月18日 05:30 ]

【鹿島】台風で宿舎“軟禁”前日練習もスタジアムから大学に変更…あらゆる障壁乗り越え4強へ
2018年9月18日6時5分 スポーツ報知


公式会見に出席した鹿島・大岩監督(左)と鈴木

 ◆ACL準々決勝 ▽第2戦 天津権健(中国)―鹿島(18日・マカオ)

 【マカオ(中国)17日=岡島 智哉】鹿島は開催地のマカオで天津権健戦に向けた最終調整を行った。第1戦を2―0で先勝し、クラブ初の4強に大きく前進したまま残りの90分間を迎える。大岩剛監督(46)は「必ず自分たちが勝利するという強い気持ちでマカオに来た」と勝利を誓った。

 マカオには16日昼頃から17日早朝にかけて、猛烈に強い大型の台風22号「マンクット」が上陸。16日付の現地紙「マカオ・ニュース」電子版によると、約2万戸が停電状態となり、約6000人の住民が避難。英国紙「BBC」はフィリピンなど近隣諸国で多数の死者も出たと報じている。

 鹿島が滞在する宿舎周辺も「まるで川のよう」(クラブ関係者)な状態に。選手には宿舎から「外出禁止令」が通達された。16日は室内での調整を余儀なくされ、「窓に近づくな」という“お達し”もあったという。

 この日も試合会場で予定されていた公式練習がピッチ状況不良のため行えず、近隣の大学構内での練習となった。それでもDF内田篤人(30)は「国際試合にそういう問題は出てくるもの。チームとしても個人としてもタフじゃないと」と涼しい顔。あらゆる障壁を乗り越えた先に、J最多19冠の鹿島が手にしていない悲願のACLのタイトルがある。


アクシデントが相次いだACL準々決勝第2戦である。
アウェイの戦いが中立国に変更され、台風直撃にて出国スケジュールが変更、練習場も大学となった。
多くの事柄が重なり、クラブは対応に難儀したことであろう。
それに対し篤人は「国際試合にそういう問題は出てくるもの。チームとしても個人としてもタフじゃないと」と語る。
経験豊富な篤人だからこその言葉に、チームは安心感を得たのではなかろうか。
この戦いで選手らは多くの経験を得る。
タフになって成長してくれよう。
そして勝利を掴み取りたい。
期待しておる。

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ジーコ合流

天津権健戦前日トレーニング(公式練習&公式記者会見)
2018年09月17日(月)

AFCチャンピオンズリーグ2018 準々決勝 第2戦 天津権健戦を明日に控え、今日は試合会場となる澳門運動場にて公式練習が予定されていました。しかし台風22号の影響で、ピッチの状態を保全するため、マカオ大学のグラウンドに練習会場が変更となっています。公式練習を16時から行いました。



マカオ大学の周辺の木々は風でなぎ倒され、落下物の可能性があるため、スタンドは立ち入り禁止でした。

ブラジルから駆け付けてチームに合流したジーコTDも見守る中、練習は行われました。冒頭の15分間のみがメディアに公開されています。






メディアに公開された15分では、ウォーミングアップをした後にポゼッショントレーニングを行いました。





公式練習後、18時より澳門運動場にて公式会見が行われ、大岩監督と鈴木優磨選手が出席しました。



大岩監督
「今回の台風で、マカオに住んでいる方やその周辺諸国で住んでいらっしゃる方、被害に遭われたクラブを代表しまして、お見舞いを申し上げます。その中で、我々が明日試合をできるということに感謝をしながら、マカオサッカー協会を含めて感謝をしながら、しっかりと準備をして臨みたいと思う」



鈴木優磨選手
「自分たちがリードしている中で迎える試合なので、難しいと思うが、準決勝に進出できるように頑張りたいと思う」



天津権健の公式会見は、澳門運動場で18時15分から行われ、公式練習はマカオ大学で19時30分から実施しました。


天津権健戦に向けた公式練習と会見の様子である。
台風の影響は大きい事が伝わる。
そん中でジーコが合流した。
これは身が引き締まる。
2点リードという有利な状況ではあるが、何が起こるかわからぬアジアの地である、そこにジーコがおることでの安心感は大きなものがある。
強い気持ちで準決勝勝ち上がりを掴み取りたい。
楽しみな一戦である。

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台風直撃にて外出禁止令

【鹿島】スーパー台風「マンクット」直撃で外出禁止令…マカオ開催のACL準々決勝天津権健戦
2018年9月17日7時4分 スポーツ報知

 ◆ACL準々決勝 ▽第2戦 天津権健(中国)―鹿島(18日・マカオ)

 クラブ初の4強入りを目指す鹿島は18日、マカオで天津権健との第2戦を戦う。

 開催地のマカオには16日から17日にかけて、超大型のスーパー台風22号「マンクット」が上陸した。16日付の「マカオ・ニュース」電子版によると、約2万戸が停電状態となり、約6000人の住民が避難。記事内には「観測史上最大規模の台風が、多くの建物の窓ガラスを破壊した」とある。また、空の便では16日発着の計177便が欠航。香港や中国大陸からのフェリー便も運休となった。

 鹿島は15日にマカオ入り。クラブによると16日は宿舎から外出禁止令が通達されたため、室内で調整を余儀なくされた。17日は公式会見と公式練習が予定されている。

 天津権健との第2戦は天津で開催予定だったが、試合当日にダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)が天津で行われるため、警備面での調整がつかず。今月4日にAFCが第3国扱いとなるマカオでの開催となることを発表した。


室内待機が余儀なくされたチームである。
マカオ現地では超大型台風直撃により多大な被害が出てることが伝えられる。
チームは室内のジムやプールにて調整を行った。
台風自体は既に一過したとの報があるが、本日も雨の予報である。
前日練習はどのようになるのであろうか。
そして明日には無事に試合が開催され、勝ち上がることを望む。
安全第一である。

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クラブの対応力が問われる

心の準備はできているか。リードして迎える中立地での第2戦
8月28日の準々決勝第1戦から20日あまりが過ぎ第2戦を迎える。ホームで戦った第1戦は前半からペースを握り何度もチャンスを作ったが、なかなかゴールが奪えなかった。後半に入り60分にレオ シルバのゴールで先制点を挙げると、セルジーニョが強烈なミドルシュートを叩き込んで追加点を挙げる。相手にゴールも許さずに2-0で完勝した。

アウェイに舞台を移す第2戦は、天津権健の運営の不手際により会場がマカオに変更された。中国国内でのアウェイゲームはホームに詰めかけた大観衆により異様な雰囲気となることが多い。その意味では中立地であるマカオでの開催に変更されたことは、鹿島の追い風となったかもしれない。しかし、現地マカオに台風22号が接近していることもあって、一度ならず二度までもスケジュール変更を余儀なくされた。台風通過後に試合を行うためピッチの状況など分からないことも多い。 突如降りかかるアクシデントに柔軟に対応できる心の準備も、この試合を制するための重要な要素となりそうだ。

第1戦をホームで戦ったあと、アウェイの第2戦に向かう順番も、このところ良い流れをもたらしている。ラウンド16を戦った上海上港戦では、第1戦を3-1で終えたことがアドバンテージとなり、第2戦を1-2で落としたものの、合計スコアで上回りクラブ初のノックアウトステージ初戦突破につなげた。

天津権健との第1戦を戦い終えたあとに行った、川崎FとのJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝においても、ホームで行った第1戦の内容は悪かったものの1-1で終えたことが、第2戦で目の覚めるような内容の変化につながった。

良い守備から良い攻撃が始まる、というこのクラブが長年培ってきた理念を強く意識せずとも実行しやすい側面があるのだろう。大岩 剛監督も第2戦に向かうにあたり次のように述べている。

「上海上港戦はわれわれがリードしながらアウェイで非常に苦しみました。やっぱり自分たちがリードしていても試合の立ち上がりや入り方を十分に注意しなければなりませんし、リードしているというよりは0-0の状況だと思って入りたい。そういう準備をしたいと思います」

天津権健は、第1戦では前からプレッシャーを掛けてくるようなことはなく、自陣に引いてカウンターを狙う戦い方をしてきた。しかし、相手は勝たなければ突破がないという状況である。必然的に戦い方を変えてくるだろう。相手の出方が分からないことは不安を誘う。そんなとき、ルヴァンカップ準々決勝第2戦で内田 篤人がチームメートに呼びかけた言葉がよみがえる。

「プレッシャーがあるのは相手のほう。いつもどおり戦おう」

その言葉は今回もきっと役に立つはずだ。

[ 文:田中 滋 ]


「突如降りかかるアクシデントに柔軟に対応できる心の準備も、この試合を制するための重要な要素となりそう」と記すJリーグ公式の田中滋氏によるプレビューである。
台風が接近し、ピッチ状況など不確定要素が多いこの試合、対応力が問われる。
それはプレイする選手、指揮を執る監督ら現場だけでなく、クラブ全体で行っていくこととなろう。
是が非でも獲りたいこのアジアのタイトルを引き寄せるため、この第2戦は落とせぬ。
クラブの総合力にて戦いたい。
楽しみな一戦である。

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安部裕葵、サッカーのことだけしか考えていないので

安部裕葵は中学でプロになると決意。
その挑戦期限は18歳までだった

寺野典子●文 text by Terano Noriko渡部 伸●写真 photo by watanabe shin

遺伝子~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(27)
安部裕葵 前編


「カシーマ、アントラーズ」「カシーマ、アントラーズ」

 閑散としたスタンドにサポーターのコールが響く。数分前の試合終了直後には罵声が飛んでいた。

 9月5日ルヴァンカップ準々決勝ファーストレグ、ホームで行われた対川崎フロンターレ戦は1-1のドローで終わった。その直後のブーイング。想いのこもった叱咤だった。そんな重苦しい空気を背に受けながら、鹿島の選手たちは逆サイドのサポーターへ挨拶に行く。負けてはいない。しかし、内容は不甲斐ないものでもあった。自分たちが立つ状況の厳しさを痛感している。胸を張れない選手たちのそばに寄り添うような激励の「アントラーズコール」だった。

「試合前は気持ちで勝とうと話していたけれど、今日も気持ちの部分では勝っていなかった」と金森健志は、試合をそう振り返った。

 球際、セカンドボールの奪い合いで勝てない場面が目立った。そのうえ、攻撃時でも強さを感じられなかった。ペースアップができず、守備をこじ開けられない。小さな判断ミスや技術的なミスが攻守に渡り、連動性を奪っていた。

「自分も含めて、もっと強引に仕掛ける部分があってもいいと思うし、ゆっくりやりすぎているところもあると思う」と安西幸輝が言うようにチーム全体に漂う消極的な空気。結果が出ていないからこそ、自信が持てないのかもしれない。

 タイトル獲得が命題と言われ、勝利にこだわりを見せることが、クラブの歴史を築いてきた。しかし、最終節で優勝を逃した昨季の影響が残っているのだろうか? 今季もリーグ戦は苦戦続きだ。

 ACLは勝ち残っているものの、リーグ戦では優勝争いから大きく後退。上位のサンフレッチェ広島、FC東京にはホームでもアウェイでも勝てなかった。川崎のホームでも大敗している。

 ACL、ルヴァンカップ、天皇杯。残されたタイトルは3つ。しかし、国内タイトルはルヴァンの川崎、天皇杯の広島と強敵が立ちはだかっているが、立ち向かっていくしかない。


9月5日に行われた川崎戦ではスタメン出場だった安部裕葵

「毎年、その世代のナンバー1選手を獲得するのがアントラーズ」

 大迫勇也、柴崎岳、植田直通と年代別代表で中心となる高校生が次々と加入してきた歴史をそんなふうに話すJクラブのスカウトは多い。しかし、2017年広島県瀬戸内高校から加入した安部裕葵は、スター高校生と呼べる選手ではなかった。

 それでも、鹿島の一員となって以降、U-18代表にも選出され、2018年秋のAFC U-19選手権(2019年U-20ワールドカップアジア予選)を戦うチームでの活躍も期待される成長株となった。

 1999年1月に東京都で生まれた安部。その年の3月、小笠原満男はワールドユース選手権(現U-20ワールドカップ)で、準優勝している。

「僕はまだ満男さんの半分しか生きていないんですね。すごいなぁ」

――サッカーを始めたころ、アイドル選手はいましたか?

「いなかったですね。そういう意味では冷めた子どもだったかもしれませんね」

――Jリーガーになりたいという夢は抱いていたのでしょうか?

「リアリティはなかったですね、まったく。ただサッカーが好きで、負けず嫌いだったから、頑張っていたけれど、トレセン(選抜チーム)に選ばれたこともなかったし、Jリーグの下部組織に所属する機会もなかったですから」



――中学に進学すると、エスティーフットボールクラブに所属。このクラブは本田圭佑選手が経営に関わっているクラブとして有名ですね。

「僕が入ったときは別の名前のクラブだったんですが、3年になるときにエスティーフットボールクラブになりました。実際、本田さんが練習に来てくださったこともあり、いろいろな刺激を頂きました」

――高校は単身、瀬戸内高校へ進学するわけですが、その経緯というのは?

「中学時代に『プロになる』という決意をしました。そのうえで、高校ではインターハイに出場したいと。ちょうど、瀬戸内と鹿島高校や青森山田から声をかけてもらったんです。でも、青森山田は日程の関係で練習会に参加できなくて、練習会に参加した瀬戸内と鹿島高校の2択になり、インスピレーションというか、『瀬戸内へ行こう』と決めたんです」

――ご家族は賛成してくれましたか?

「反対でしたね。両親はふたりともスポーツをやっていたので、プロになることの難しさをわかっていたんだと思います。だから、小学生のころは、Jの下部組織でプレーするだけじゃなくて、勉強もしっかりやらないとダメだというスタンスでした。それでも僕のプロを目指すという目標を応援してくれるようになりました。でも、瀬戸内は遠いし、過去にプロ選手がいたわけではないので、心配していました。でも、僕は親元を離れて、寮生活をしてみたいという気持ちもありました。なにより瀬戸内は、インターハイ出場校だったのも大きかったです」

――プロになりたいと決意した理由は?

「家族のためというのが大きいですね。僕がサッカーを続けるのを応援してくれていた両親が一生懸命働いている姿も見ていました。サッカーをするにはお金もかかるから。将来、もし僕がプロになれなかったとき、両親がガッカリするんじゃないのか? という責任感みたいなものがありました。同時にプロを目指してサッカーを頑張ってきた兄が、高校卒業後その道を諦めた姿を見たこともあります。プロは兄の夢でもあったので、自分がやってやるんだと決意したんです。でも、高校進学を決断したときは、『プロになれなかったら』とは、考えなかったですね。そういう気持ちがあるとサッカー選手になるうえで、ベストな選択が難しくなる。決断をするときは、一番大事なものを100で考えます。サッカー70、勉強30ではなくて、100とゼロというふうに考えて決断しました」

――プロというのは、J1?

「そうですね。ほかのカテゴリーは考えていなかったです」

――プロになるうえで、大学を卒業というイメージはありましたか?

「なかったですね。高卒でプロになれなかったら、プロを目指すのはやめようと思っていました。『チャレンジするのは18歳まで』という話は両親にもしていました。兄がそうだったし、自分だけ弟だからといって、特別扱いしてほしくはなかったから。両親から『18歳でその後の人生が決まる。その間になにをするかで人生が変わってくる』と、子どものころからずっと言われてきたんです。だから、この3年間で人生が決まると思って、高校生活を送ってきました」

――どんな3年間でしたか?

「今もそうですけど、計画を立てずに、1日1日今日やるべきことをしっかりと、という感じでやっていました。必要なものが明確にわかっているときは、計画を立てて、逆算もいいと思うんです。でも、プロになる方法やサッカーが上手くなるために、何が必要かなんてわからない。そういう状況で逆算するのはナンセンスだと思うんです」

――この階段を登っていけば、ゴールにたどり着けるというルートに答えはないわけだから、目の前のことに実直に取り組むことが重要なのですね。

「自分は巧いんだと信じるほうが成長に繋がるという人と、下手なんだと考えるほうが良い人と方法論なんて、人それぞれだから。僕は僕にあったやり方をするのが一番だと思います。それは、毎日淡々とやること。あまり先のことは考えず、1日1日できることを整理してやっていけば、行けるところまで行けるかなと思います」

――それが安部裕葵のひとつの成功体験なんですね。

「ですね。そうやって僕はプロになれたという自信もあります。こういう考え方でやることが、自分の成長に繋がると今も思っています」

――鹿島アントラーズからのオファーに驚きはありましたか?

「もちろん。3年の夏、インターハイ(3得点を決めてベスト8進出に貢献)後に、その大会で2試合見て決めたとオファーを頂きました。高校のスタッフとも『プロ入り後もしっかりと面倒を見てくれるクラブに行かせたい。アントラーズなら理想だね』と話をしていたこともあって、即決でした」

――アントラーズのイメージは?

「世界的なクラブでいえば、レアル(・マドリッド)。国でいえばブラジル。Jリーグのなかではそういう立ち位置のクラブだと思っていました。練習のレベルが高いという話も聞いていました」

――不安は?

「ないです。やるしかないので」

――大きなチャンスだと?

「何も思わないです。アントラーズでプレーするというだけでした。鹿島でその日何をするかが一番大事なことですから」

安部裕葵は断言。「環境や先輩が
僕をサッカーに夢中にさせてくれる」

寺野典子●文 text by Terano Noriko渡部 伸●写真 photo by watanabe shin

遺伝子~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(28)
安部裕葵 後編


「このゲーム、難しいのは相手のほうなんだから。俺らは普通にやればいい」

 9月9日ルヴァンカップ準々決勝セカンドレグの対川崎フロンターレ戦。試合開始直前。円陣を組んだとき、内田篤人はそう話した。5日に行われたファーストレグでは1-1と引き分けた。しかし、その内容に満足している選手はいなかった。

「チームとしてもやっぱり、前節の敗因というか、負けてはいないけれど、内容が良くなかったというのは、みんなわかっていたし、ミーティングでもそういう話になった。だから、今日(セカンドレグ)は、しっかり複数点をとって、しっかり勝とうと。やっぱりこの前の試合(ファーストレグ)のフワッとした入りに対しての反省もあって、今日は立ち上がりから、しっかり入れた」と語った山本修斗が28分、37分と2ゴールを決め、試合は鹿島有利な展開に持ち込めた。

 「どうしても失点をするとドタバタしてしまうという現象があったので、レオを通じて、『3点目をとったら試合が終わるんだから、そのタイミングをみんなで見計らって狙っていこう。落ち着いてやってほしい』と伝えてもらった」

 後半へ向かう直前、セルジーニョはレオシルバに依頼する。

 51分、PKを決められて、失点してしまう。失点直後、DF陣を集めて内田篤人は繰り返す。「2-2でも俺らが勝てる。普通にやろう」と。

「多少(ボールを)回させても、鹿島のセンターバックは、真ん中2枚がどっしり構えている。そういう雰囲気があるけれど、第1戦の試合ではそれがなかった。ワンちゃん(犬飼智也)やマチ(町田浩樹)は、昔の(大岩)剛さんや岩政(大樹)さんみたいに数多くの経験があるわけじゃないけれど、鹿島のセンターバックって、Jリーグのほかのチームとは違うと思うんだよね、俺は。それを助けたい。DFラインをしっかり締めること、雰囲気」と内田は言い切った。若いセンターバックが醸し出すべき”雰囲気”を作ろうと考えたのだろう。それは彼が鹿島でなすべきひとつの任務でもあった。

「自分が見てきた、上の人たちのプレーをそのままやっているだけです。アントラーズの伝統というか、そういうのはやっぱり、伝えたり、表せなければ、もったいない。下に伝えるというのは、自分がやらなくちゃいけない仕事だと思っている」

 球際で激しく戦い、タッチを割ったボールが相手ボールとなれば悔しがった。小さなディテールにこだわり、闘志を表現した。

 試合の行方を決定づける3点目は、後半27分にセルジーニョが決めた。

「自分というよりは、チームとしてその3点目をとれれば楽になるので、それを考え、みんなでプレーしていた。たまたま自分のところにこぼれてきたので、それを決めることができた。こういうプラスの結果を全員が求めていたので、それができて良かったと思います」

 エゴよりも忠誠心や献身性を大切にするセルジーニョの姿勢が表れるコメントだった。

「内容や結果に波がある。俺たちには地力がまだない」

 内田はそうクラブの現状を口にする。同時にこうも言った。

「今日みたいな試合を続けていくと、気づいたときには勝ってきたな、タイトル獲ってきたなって、なるチームだから」

 9月18日、いよいよACL準々決勝セカンドレグの対天津権健戦が行われる。異例の直前の会場変更でマカオでの開催となり、ピッチを含めて、スタジアムなどの環境面での不安も少なくはない。それでも、2-0と快勝した第1戦を繋ぐ試合にしてほしい。

2018年6月、ワールドカップロシア大会を戦っていた日本代表の宿舎では、U-19日本代表も合宿を行っていた。第1戦のコロンビア戦翌日、その試合に出場しなかった代表選手とU-19は紅白戦を行っている。そのとき、安部裕葵は、U-19チームではなく、代表チームの一員としてプレーした。

「周りの選手が代表選手で、自分より巧い先輩たちのなかで、プレーする楽しさや幸福感は今でも覚えています。でも、自分がなにをプレーすべきかということしか考えてなかったです」

 19歳の安部は淡々とそう振り返った。動じない強いメンタルが伝わってくる。


9月9日の川崎戦ではセルジーニョの3点目をアシストした安部裕葵

――テクニカル・ディレクターに就任したジーコさんのことをどんな風に感じていますか?

「最初は非日常的な感覚がありましたね。『ジーコさん、いるんだ』みたいな。それは、アントラーズに来た当初、クラブワールドカップで準優勝した姿をテレビで見ていた選手たちを実際に間近で見て、驚いたのに、少し似ているかもしれません」

――ジーコTD(テクニカルディレクター)からのメッセージをどう受け止めていますか?

「普段、練習や試合で、先輩やコーチングスタッフからかけてもらう言葉と根底が同じなので、改めてこのクラブが大事にしているものを再確認しています。同じ言葉であってもジーコさんが、違う角度から言ってくれるので、そのメッセージの重要性を改めて理解できます。目に見えるものだけが大事なわけじゃなくて、目には見えない力というのも当然大事だし、ジーコさんの存在が雰囲気を作るだろうし、自然と意識が高くなりました」



――勝利へのこだわりというのが、アントラーズには強く受け継がれていると言われています。

「勝ち方というのも重要です。でも、アントラーズの選手は、勝つことにすごくこだわりを持っていて、その姿勢が内容に出ているだけで、僕らは内容にこだわろうとしているわけではない。勝つことにこだわっているから、勝つための内容になるんだと思います」

――そのためには、自分のゴールよりも、チームメイトのゴールを優先することもある。

「もちろんあります。だけど、自分で行くべきところもあります。チームのためが自分のためになることもあれば、自分のためにすることがチームのためになることもあります」

――競争という意味では、自身の特長をどう考えていますか?

「僕の特長というのはその試合その試合で変わっていくものだと思っています。そのうえで、まだ僕にないものを身に付けなくちゃいけないですし、あるものはもっと伸ばさないといけない。1年後、5年後、10年後まったく違うプレースタイルになっているかもしれないですし。それはわからない。何がいいのかもわからない。そこは柔軟にやっていこうと思っています」

――プロになって1年半が経ちましたが。

「小さいころから憧れていた職業に就いたわけですが、本当に幸せな仕事に就いたなと、プロになって改めて感じています。自分が頑張って、なにかをすることで、喜んでくれる人がいるというのは幸せですね。学生時代は家族や友だちだけだったけれど、今ではたくさんの人に影響を与えられる。その責任やプレッシャーはもちろんありますが、それはどんな仕事でも同じだと思います。だから特別だとは思わないけれど……」

――それでも、子どもたちに夢を与えられる。

「(そういう)仕事だと思います。小さい子が僕らに会うだけで、目をキラキラさせている。僕自身、子どものころに憧れの選手がいなかったので、そういう経験がない。だから、プロになって初めて『そういう仕事なんだ』と思いました。こういう立場にいることを感謝して、やっていかなくちゃいけない」

――ワールドカップロシア大会を現地で観戦し、地元チームとの親善試合もあったロシア遠征で、ワールドカップが現実味を帯びましたか?

「スタジアムに足を運び、その雰囲気を体感して、『ああ、ここでやりたい』と鳥肌が立ちました。そんなふうに見たモノに憧れを抱いた経験は、僕の人生では初めてのことでした」

――今後、U-20ワールドカップ、東京オリンピックと、世界の舞台に立つチャンスがありますね。

「そういう舞台を経験すれば、また想いは強くなるんだと思います」

――5年後のビジョンはどんなふうに描いていますか?

「まだ、なんとなくですけど、海外でプレーしたいというのはあります。常に新しい環境にチャンレンジするのが好きなので。それは、アントラーズを出たいというわけじゃなくて、ここでプレーし続けたいという気持ちも当然強いです。でも、挑戦できる立場なのだから、挑戦したい。今の僕は、なんでもできる立場だし、可能性がある。チャレンジできるタイミングがあれば、チャレンジしなくちゃいけない。世界中で多くの人が目指している職業になれたというのは、運がいいことですし、だからこそ、サッカー選手になったことを無駄にはしたくない」

――10月にはAFC U-19選手権(2019年U-20ワールドカップアジア予選)が開催されます。

「どんなメンバーになるかもわからないですし、僕が選ばれるかもわからない。だから、僕がやることは、アントラーズでいい準備をして、代表に呼ばれたときに、いかに力になれるかだと思っています。U-19代表のために鹿島アントラーズで練習するわけじゃなく、自分のレベルアップのためにやっていければ。日本のためにも鹿島アントラーズのためになると思っています」

――忙しくなりますね。

「この仕事をしていて、忙しいというのは、充実しているということだから、もっと忙しくなるように頑張りたい。でも、浮かれず、足元を見ながらやっていきたいです。1日1日しっかりやり抜くというのは、一番単純だけど、一番難しいことなのかなと。でもだからこそ、それを大事にしたいです」

――アントラーズというクラブの環境は、ご自身にどんな影響をもたらしていますか?

「プラスであることは間違いないです。でも、本当にそれが良いものだったのかどうかは、今はわかりません。この先、僕が日本を代表する選手になったとき、ここへ来たことが正しかったと言えるんだと思います。ただひとつ言えるのは、今僕はサッカーに夢中だということ。周りの環境や先輩の存在が、僕をサッカーに夢中にさせてくれている。だから毎日疲れも感じないです。サッカーのことだけしか考えていないので」


安部裕葵を取材したSportivaの寺野女史である。
プロ入りへの流れや将来について伝えてくれる。
高校進学時は鹿島高校の可能性もあったというのは驚きであった。
その道を選んでおったら、どのようになって行ったであろうか。
高卒時にプロ入りが叶わねば、サッカー選手は諦めたという。
その裕葵は鹿島だからこそプロサッカー選手になり得たと言えよう。
この先どこまで成長していくのであろうか。
また、5年後については、「なんとなく」と前置きをしながらも海外でのプレイをイメージしておるとのこと。
裕葵が鹿島でプレイする時間は短い。
この所属期間に多くのタイトルを共に得たい。
活躍を楽しみにしておる。

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今の鹿島なら、最後には大きな成果を手にしているかもしれない

【鹿島|戦評】ふてぶてしいまでの勝負強さ。耐え忍び、勝機を掴むのが「今のベスト」
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2018年09月15日


「すべてを圧倒して勝つのはたぶん、難しい」(西)


湘南戦は苦しみながらも、最後は鈴木(9番)のゴールで勝点3をもぎとった。写真:徳原隆元


この日は正確なクロスで2アシストを記録した西は、「我慢とか、守備からっていうのをやらないとダメ」と語る。写真:徳原隆元


[J1リーグ26節]鹿島 2-1 湘南/9月14日/カシマ

 たとえ前半は主導権を握られたとしても、今の鹿島はどこか安心して見ていられる。むしろ、0-0で前半を折り返せば、後半の“逆襲”が楽しみになってくる。

 事実、49分にはセットプレーの流れから、最後は西大伍のクロスを土居聖真が押し込んで先制に成功。66分に一瞬の隙を突かれ同点に追いつかれるも、90+1分には、再び西のクロスから途中出場の鈴木優磨が豪快なヘディングシュートを突き刺し、決着をつけた。

 最後に勝てばいい――そんな割り切った戦い方を辛抱強く貫く。劣勢の時間が長く続いても、慌てる素振りは見せない。

 西はチームの現状を次のように語る。

「今のこのチームで、すべてを圧倒して勝つのはたぶん、難しいので。理想と、現実的に考える部分の難しさがあって、我慢とか、守備からっていうのをやっぱり、やらないとダメかなと思いますけどね」

 相手を圧倒できない理由は「いろいろある」(西)。それを理解したうえで、勝利を引き寄せるためには何をすべきかを、選手たちは理解しているのだろう。そして、最後に勝つ。

 我慢するところは我慢する。守ると決めたら、それ以上は求めない。愚直に、攻め込んでくる相手の攻撃を一つひとつ、潰していく。それだけに集中する。そして、流れが来れば、ワンチャンスを確実にモノにしていく。

「今日は、我慢するところはみんなで我慢していたし、決定的なピンチはそんなに作られなかった。こっちもあんまり(チャンスは)なかったですけど」(西)

静かに、しかし着実に前に進んでいる


劣勢の時間帯でも、個々が球際で激しく戦ってピンチを未然に防ぐ。守備の強度はここに来てさらに高まってきた印象だ。写真:徳原隆元

 ここまでの戦いぶりを振り返れば、リーグ戦では2連勝が精一杯で、良い流れを続けられず、たしかに“圧倒的”な強さは感じられない。それでも、ここにきて伝統の勝負強さを発揮するゲームが増えてきている。昨季リーグ王者の川崎を退けたルヴァンカップ準々決勝しかり、ホームで2-0の完勝を収めた中国の天津権健とのACL準々決勝ファーストレグしかり、要所ではふてぶてしいまでの勝負強さを見せている。

 今回の湘南戦もそうだった。前半は我慢して、後半はリードを奪っても追いつかれ、このまま引き分けかと思われた終了間際に、きっちりと勝ち越し点を挙げてみせた。

 湘南戦の勝利で、暫定ながらリーグ戦では6位に浮上。3位のFC東京と勝点3差まで迫り、来季のACL出場権獲得も視野に捉える。

 耐え忍びながら、勝機は逃さない。こうした戦い方、勝ち方が「今のベスト」と西はきっぱりと言う。

 静かに、しかし着実に前に進んでいる。ともすれば、他のライバルと比べて、戦力的にも、チームの完成度でも劣るかもしれない。だが勝負所をしかと見極めることができている今の鹿島なら、最後には大きな成果を手にしているかもしれない。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


湘南戦を評するサッカーダイジェストの広島記者である。
「たとえ前半は主導権を握られたとしても、今の鹿島はどこか安心して見ていられる。むしろ、0-0で前半を折り返せば、後半の“逆襲”が楽しみになってくる」と綴る。
鹿島の鹿島らしさを伝えてくれる。
というよりも、今季失っておったこの“らしさ”を取り戻したと言って良かろう。
「静かに、しかし着実に前に進んでいる」という評は的を射ておると思う。
今季のサッカーが見えてきた試合。
これがこの湘南戦だったやもしれぬ。
ここからの戦いが楽しみである。

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聖真、“そこにいたんかい!”みたいなポジション

【鹿島】“そこにいたんかい!”を極めたい土居聖真にゴール量産の予感
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2018年09月15日


「ポジショニングはやっぱり大事。もっと磨いていきたい」


貪欲にさらなる高みを目指す土居。鋭いターンや緩急をつけたフェイントも持ち味だ。写真:徳原隆元

[J1リーグ26節]鹿島 2-1 湘南/9月14日/カシマ

「どんなボールが来ても、合わせようとは思っていました。大伍くんは、別に(土居を)見ていたわけじゃなくて、『適当に上げた』って言っていましたけど(笑)」

 試合の均衡を破る得点が生まれたのは、後半が始まってすぐ、49分だった。FKのこぼれ球を拾った西大伍が、右サイドの深い位置からゴール前に柔らかいクロスを入れる。これを、ファーで待ち構えていた土居聖真が頭で押し込んだ。

 映像を見返せば、西がボールを足もとに収めた瞬間、土居はすでに動き出している。“初動”は相手DFより速く、シュート体制に入る。「そこにいれたのが、ゴールにつながった要因だと思います」と、土居自身もそう話す。

 ただ、ゴール前のポジショニングで悔やまれるシーンもあった。

「大伍くんがCKをヘディングでそらして、ファーに抜けていったのがありましたけど、あの場面、いつもなら僕、そこにいるはずなんです。でも、その時は狙いがあってGKの近くにいて……。ポジショニングはやっぱり大事だし、もっと磨いていきたい」

 チームに勢いをもたらす先制点を決めたが、改めて、ゴール前ではどこでスタンバイしているべきかも考えさせられた。

「“そこにいたんかい!”みたいなポジションを取れれば、さらに点を取れるはず。もっと駆け引きをしていきたい」

 リーグ戦はもちろん、ACLやルヴァンカップ、天皇杯とタイトルがかかる熾烈な戦いのなかで、神出鬼没にゴールを狙う背番号8の活躍を期待したい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


湘南戦後の聖真を取材したサッカーダイジェストの広島記者である。
先制弾を決め、FWとしての仕事をした。
試合展開によってはもっとニュースになっておったであろう。
広島記者は、「映像を見返せば、西がボールを足もとに収めた瞬間、土居はすでに動き出している」と記す。
この動きが聖真の特徴の一つである。
スペースを見つけ、そこに入り込んでいくのだ。
そして聖真は、「“そこにいたんかい!”みたいなポジションを取れれば、さらに点を取れるはず。もっと駆け引きをしていきたい」と語る。
ポジショニングを更に極め、怖い存在となって行ってくれよう。
楽しみである。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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