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ボランチは満男と永木のコンビ

【J1展望】鹿島×鳥栖|“本気”の金崎に対し、アジア王者は意地を見せられるか
サッカーダイジェスト編集部
2018年11月30日


鹿島――2ボランチは永木と小笠原の組み合わせに


故障者/鹿島=中村、伊東、L・シルバ、三竿健、三竿雄 鳥栖=V・イバルボ、アン・ヨンウ
出場停止/鹿島=なし 鳥栖=なし


J1リーグ 第34節
鹿島アントラーズ―サガン鳥栖
12月1日(土)/14:00/県立カシマサッカースタジアム

鹿島アントラーズ
今季成績(33節終了時点):3位 勝点55 16勝7分10敗 50得点・39失点

【最新チーム事情】
●昌子が24日の仙台戦で、自身の今季初得点。
●その仙台戦で内田が82分から途中出場。10月10日のルヴァンカップ準決勝第1レグの横浜戦以来となる公式戦復帰を果たした。
●28日に開催された「AFCアニュアルアワーズ2018」で、大岩監督が年間最優秀監督賞(男性部門)を受賞。

【担当記者の視点】
 リーグ最終節の相手は、残留争いの渦中にいる15位の鳥栖。今夏まで鹿島に在籍していた金崎やF・トーレスら強力なアタッカー陣を擁する。大岩監督は「最終戦でもやることは同じ。相手はアグレッシブに前から来る印象」と鳥栖の攻撃を警戒した。

 死にものぐるいでくる相手に困難な試合が予想されるが、鹿島もACL出場権獲得となる3位以内を確保しなければいけない。最終節は三竿健が恥骨炎、L・シルバが太腿の張りを訴えて欠場が濃厚で、2ボランチは永木と小笠原の組み合わせになりそうだ。

 昌子は「(金崎)夢生君は相当本気でくると思う。楽しみ。でもうちもACLを獲って見られる目が違う。絶対に勝たないといけない」と必勝を誓った。

鳥栖――古巣相手に金崎がゴールを奪うか

サガン鳥栖
今季成績(33節終了時):15位 勝点40 10勝10分13敗 29得点・34失点

【最新チーム事情】
●前節の横浜戦で逆転勝利を収め、チームの状態は上向き。
●F・トーレスにリーグ3点目が生まれる。調子は良さそう。
●前節は途中出場だった金崎は、今節は先発出場が濃厚。

【担当記者の視点】
 プレーオフ出場か、J1残留確定かが懸かる重要な今節。鳥栖は引き分け以上で自力残留を決められる。とはいえ鹿島にしてもACL出場権獲得のために負けられない一戦で、この相手から勝点を得るのはひと筋縄ではいかないだろう。

 勝点獲得のポイントとなりそうなのは、調子が上向いている攻撃陣。前節の横浜戦では、金崎とF・トーレスのゴールで逆転勝ちを収め、チームの雰囲気も良くなっている。特に金崎は今節、古巣相手ということでモチベーションを高めているに違いない。


「2ボランチは永木と小笠原の組み合わせになりそうだ」と記すサッカーダイジェストのプレビューである。
レオ・シルバが太腿の張り、健斗が恥骨炎にて欠場濃厚で、この二人が組むこととなる。
助っ人と日本代表が抜けても元代表の二人が出てくるあたり、なんと層の厚きことよと感嘆の声を上げる。
また、外国人枠が一つ空くことでレアンドロがベンチ入りすることとなろう。
途中出場でこれほどのアタッカーが投入出来ることも大きい。
いよいよリーグ戦も最終節を迎える。
最後にホーにて勝利し、来季のACL出場を確定させたい。
楽しみな一戦である。

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チョン・スンヒョン、優しい気持ち?それは絶対にないです

【鹿島 vs 鳥栖】 ウォーミングアップコラム:プロサッカー選手としてのプライド
2018年11月30日(金)



チョン スンヒョン(写真)が鹿島に加わったのはわずか4ヶ月前の7月24日のことである。わずかな時間であると感じさせないほど、韓国人CBはあっという間に鹿島に馴染んでしまった。

188cmの威圧感ある体躯とは正反対の人懐っこい笑顔とふんわりした雰囲気で、たちまちチームの一員に。もちろんクォン スンテや内田篤人、小笠原満男などの配慮によって、鹿島に受け入れる体制が整っていたこともあるだろうが、「日本人みたいだから話しやすい」(安西幸輝)という持ち前の性格がなければ、ここまで早く鹿島に溶け込むことは難しかったはずだ。

パフォーマンスという点でも確かな結果を残している。シーズン途中の移籍はただでさえ難しいと思われるが、スンヒョンに期待されたのは植田直通の後を引き継ぐこと。どんな選手でも簡単ではなかったはずだが、プレイヤーとしても遜色ないパフォーマンスを見せる。初先発した20節の清水エスパルス戦では卓越したヘディング技術で西大伍の決勝点をアシスト。ただ弾くだけでなく味方につなげてしまう競り合いの強さに、同じくヘディングのうまい鈴木優磨をして「本当にうまい人じゃないとできない」と言わしめた。

AFCチャンピオンズリーグでは母国のクラブである水原三星に対して気迫のこもったプレーを連発。決勝でもペルセポリスに1点も与えない力強い守備を見せ、クラブ初のアジア制覇に大いに貢献した。

そのスンヒョンが鹿島に来る前に在籍していたサガン鳥栖との対戦を迎える。鹿島としては来季のACL出場権を賭けた大切な試合であり、鳥栖にとってもJ1残留がかかった負けられない試合だが、目の前の試合に勝つことに集中する。

「前のチームとの試合だけど、勝利のためにがんばります。それがプロですから」

古巣との対戦にやりづらさはないという。

「優しい気持ち?それは絶対にないです。それはプロじゃない」

ピッチに立てば、一人のプロサッカー選手として鹿島の勝利に全力を注ぐ。

文:田中滋(鹿島担当)

明治安田生命J1リーグ 第34節
12月1日(土)14:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs サガン鳥栖


チョン・スンヒョンをピックアップするJ's GOALの田中滋氏である。
シーズン途中での加入であったが、「あっという間に鹿島に馴染んでしまった」と綴る。
パフォーマンスは申し分なく、アジア制覇に貢献してくれた。
そのスンヒョンが、ACL決勝戦以来の鹿島の試合に出場となる。
それが、7月まで所属した鳥栖戦というのも運命めいておる。
強力な鳥栖の攻撃を封じ込め、勝利に貢献してくれよう。
楽しみにしてスタジアムに向かう。
完封必須である。

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あきらめの悪い奴らに祝福を!


上写真=ついにアジアの頂点に立った鹿島アントラーズ(写真◎Getty Images)

【Jリーグ開幕25周年~Vol.11】あきらめの悪い奴らに祝福を!
2018-11-30
サッカーマガジン編集部


 Jリーグの開幕25周年を記念して、開幕から取材してきた記者がその歩みを振り返っていくこのコラム。11回目となる今回は、最多タイトルを獲得している鹿島アントラーズがテーマだ。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を見事に制して20冠に到達した「常勝軍団」。彼らを支えるジーコイズムとは何なのか。そのしっぽだけでもつかんでみたい。
文◎平澤大輔(元サッカーマガジン編集長) 写真◎J.LEAGUE PHOTOS


リビング・レジェンド

 オブラディ! オブラダ!

 鹿島アントラーズがACLを制して、クラブとして20個めのタイトルを獲得した。本当におめでとうございます。サポーターの皆さんの勝利の歌『オブラディ・オブラダ』を、許されることなら一緒に歌いたい気分だ。

 2018年11月10日。イランはテヘランのアザディスタジアム。そのメインスタンドで、最初に優勝カップを掲げたのは小笠原満男だった。続けて、曽ヶ端準。ともに1979年生まれ、98年に鹿島に加わって数々のタイトルを手にしてきた「リビング・レジェンド」(生ける伝説)である。

 今季、出番を減らしている2人のベテランは、この決勝第2戦でもピッチに立っていない。ベンチには入っていたが、有事に備えながら仲間を鼓舞する役割を全うして終わった。それでもなお、キャプテンマークをつけた昌子源や遠藤康らに促されるようにして小笠原が仲間の中央に引っ張り出され、優勝カップを渡されると、照れくさそうに、でも誇らしげに右手を上げてゴール裏のサポーターに合図をしてから、一つかがみ込んだあとに両手で高々と天に盃を突き上げた。

 その瞬間、見ているこちらの胸にこみ上げてくるものがあって、それがしばらく止まらなかったことを、正直に告白しておく。

 理由は二つある。私が2000年から03年まで、そして05年に鹿島の担当記者であり、ちょうど小笠原や曽ヶ端らの勇躍する姿をつぶさに観察し、誌面で紹介することができた、という個人的な事情が一つ。
 もう一つは、「ジーコイズム」と呼ばれるものの果実が、あの表彰台にたわわに実っていたと感じたからだ。

負けないからつまらない

 鹿島がこの25年間、途切らせることなく次代へと紡ぎ続けてきた「ジーコイズム」とはなんだろう。人によって解釈は異なるかもしれない。ただ間違いなく言えるのは、勝つことである。それも、徹底して勝つことである。

 タイトル歴を見ておこう。Jリーグでは8回、チャンピオンになった。1996、98、00、01、07、08、09、16年だ(ちなみにステージ優勝は6回で、93前期、97前期、98後期、00後期、01後期、16前期)。リーグカップで6回、97、00、02、11、12、15年に頂点に立った。そして天皇杯で凱歌をあげたのは97、00、07、10、16年の5回だ。ここに18年のACLを加えて20冠となるのだが、ほかにもゼロックススーパーカップ7回(97、98、99、02、09、10、17)、A3選手権1回(03)、スルガ銀行チャンピオンシップ2回(12、13)がある。

 中でも00年は思い出深い年だ。ジーコのブラジル代表での僚友であるトニーニョ・セレーゾが監督に就任すると、リーグ、リーグカップ、天皇杯の3大タイトルすべてで優勝したのだ。Jリーグ発足以来、シーズン三冠を達成した初めてのクラブとなった。

 確かに盤石だった。高桑大二朗が守護神としてそびえ、名良橋晃、秋田豊、ファビアーノ、相馬直樹の4バックは高度の機能美を有していた。熊谷浩二と中田浩二のボランチがあふれる運動量と守備の感性で相手の侵入を許さず、その前のエリアでは、円熟のビスマルクと新進気鋭の小笠原満男が持ち前の技術で敵陣の穴を突き刺し続けた。00年のシドニー・オリンピックでも重要な役割を担った柳沢敦と平瀬智行の2トップコンビが前線をかき回した。ベテランのボランチ本田泰人、天才的なドリブルを持つスーパーサブのMF本山雅志、帰ってきた熱きFW鈴木隆行、徐々に出番を増やしてきた曽ヶ端準らの控えメンバーも充実していた。

 まずはリーグカップ(ヤマザキナビスコカップ)。11月4日の決勝では、初タイトルを狙って意気込む川崎フロンターレを中田とビスマルクのゴールでいなして2-0の勝利、この年最初のタイトルを獲得する。

 リーグ戦では8位に終わった失意のファーストステージから逆襲、セカンドステージで15試合を10勝4分け1敗で制した。4点差勝利が1試合、3点差勝利が2試合、2点差勝利が2試合で、残りの5試合、つまり勝利のうち50パーセントがシビアな1点差勝利だったのは鹿島らしい。横浜F・マリノスとのチャンピオンシップでは、第1戦の0-0のあとの第2戦(12月9日)で鈴木、名良橋、中田による3発で3-0の完勝、3度目の日本一の高みに立った。

 締めくくりの天皇杯では、2001年1月1日の決勝で清水エスパルスと対戦。小笠原と鈴木のゴールで2度、リードを奪いながら追いつかれる展開で2-2のまま延長戦に突入したが、小笠原のスーパーボレーシュートによるVゴールで3冠を達成した。

 この頃、編集部ではよく「鹿島は負けないからつまらない」と言いがかり(?)をつけられたものだ。

イタリアとブラジル

 そんな嫉妬ややっかみをも引き出す「ジーコイズム」は、選手の側から見ればどんなものだっただろう。00年当時の誌面や取材ノートを改めて見返すと、ヒントが山のようにあふれ出てきた。

 例えば、無尽蔵に走り続けた中盤のボールハンター、熊谷はこんな風に言い切っている。

「イタリア的ですね。やり過ぎなくらい」

 三冠チームが武器としていた堅守と速攻をそう評した。監督のトニーニョ・セレーゾは現役時代を長くイタリアの名門ローマ、サンプドリアで過ごしている。その影響だろう。

 例えば、左サイドバックとして日本代表でも活躍を続けた名手、相馬はこう言う。

「ブラジル風ですね」

 少ない人数でも楽しみながら相手の逆をとり、あふれる想像力でゴールを仕留めていく。そんな華麗な攻撃陣、小笠原、ビスマルク、平瀬、柳沢らへの賛辞を惜しまない。

 イタリア的でありブラジル風でもあり、日本の選手が戦う。短絡的かもしれないが、その渾然一体から良質の部分から絞り出された濃厚な思想が、「鹿島におけるジーコイズム」なのかもしれない。

 余談だが、サポーターが勝利を祝って歌う『オブラディオブラダ』は、言わずと知れたビートルズの曲。リバプール出身のビートルズが歌った唯一のレゲエ調の曲として知られており、こちらはイギリスと中南米のミックス。こじつけだが、さらに国際色が豊かになる。

壁の端から2番目の頭

 思想がいくら高尚でも、実体が伴わないと信頼が置けない。鹿島の場合、それが「技術」なのだと確信できたエピソードを思い出す。

 プロになったばかりの小笠原、本山、中田たちが全体練習後にフリーキックの練習をしていた。黄金ルーキーと呼ばれた彼らでも、壁を越してボールをゴールに送り込むのは数えるほどだった。

 その様子をしばらく遠くで見守っていたジーコが彼らに近寄ると、一言だけアドバイスを残した。

「壁の端から2人目の頭の上を狙ってみなさい」

 すると、どうだろう。まるで魔法にかかったかのように、次から次へとボールがゴールに吸い込まれていくようになったのだという。

 住友金属で監督も務め、当時は広報だった野見山篤さんから聞いた話なのだが(野見山さんもびっくりしたようで、目を丸くして興奮気味に話してくれた)、その成果は多くの人が目撃している。

 01年のJリーグチャンピオンシップ。ジュビロ磐田と激突したこの頂上決戦で、初戦の2-2のドローを受けて迎えた第2戦は決着がつかず延長戦に入っていた。100分、ゴールやや左で鹿島がフリーキックを得た。蹴るのは小笠原。右足で丁寧に送り出したボールはまさに壁の右から2人目、鈴木秀人の頭の横を抜けてゴール右に飛び込んでいったのだ。このVゴールで鹿島はJリーグ連覇を成し遂げた。

 ジーコは理論より感情の人で、緻密な戦術を積み上げることよりも選手の心を揺さぶるタイプだという見方は強い。でも、このエピソードを思い出すたびに思うのは、ジーコはただ「戦え」と口角泡を飛ばしていたのではなく、「しっかりとした技術を身につけて、その技術を最大限に生かすために頭を使って戦え」と教えていたのだと気づくのだ。

 アザディスタジアムのスタンドで弾ける笑顔を見て、そんなことを思っていた。

 変えてはいけない部分は決して変えない。でも、変えてはいけない部分がどこにあるのかを見極めるのが一番難しい。

 25年が経過してもその点において判断を間違わず、苦境から逃げず、信じて続けてきたという事実が、このACL優勝を、そしてもちろん、鹿島アントラーズというクラブそのものの価値を高めているのだと思う。

 ところで、20冠を手にしたばかりだというのに、このチームはその後のリーグ戦で勝ち続け、天皇杯でも勝ち上がっている。勝てば勝つほど、勝利に貪欲になる。なぜなら、それがジーコイズムだから。

 まったく、あきらめの悪い奴らだ。


鹿島アントラーズについて記すサッカーマガジン編集部の平澤氏である。
過去に番記者として取材したエピソードを交え、この偉大なるクラブを讃える。
単なる強いチームを作っておるわけではない。
番記者として本質を垣間見たことが伝わってくる。
これからも、鹿島を応援していきたいと改めて思った。
諦めの悪い奴らとして。

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源、夢生くんもいるし、勝ちたい理由が多い

鹿島昌子「夢生くんもいるし」因縁の鳥栖に雪辱誓う
[2018年11月30日7時22分 ]


練習でヘディングする鹿島DF昌子(撮影・杉山理紗)

鹿島アントラーズDF昌子が因縁あるサガン鳥栖に雪辱を誓った。14年のリーグ最終節では鳥栖に敗れて優勝を逃し、引退を発表していた中田浩二氏のラストマッチに花を添えられなかった。

「優勝も逃すわ、浩二さんも送れんかったわで、モヤモヤしていた。借りってわけじゃないけど、勝って終われたら。(今年7月に移籍したFW金崎)夢生くんもいるし、勝ちたい理由が多い」と語気を強めた。


鳥栖戦に向けてコメントを発した源である。
2014年シーズン最終節について語る。
勝てば優勝出来たこの試合、中田浩二の引退も決まっており、悔しさが一入であった。
植田が泣いたことでも記憶に残る。
植田のフィードで赤﨑が決めておればと悔やむ。
とはいえ、こういう試合を経験し若きチームは成長していったことも事実である。
あれから4年。
源は大きく成長し、欧州に移籍するほどのCBとなった。
これは鹿島だからこそ経験出来た多くのものを自らの向上心で吸収していったからである。
明日の試合でも若い選手が成長することとなろう。
楽しみである。

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大岩監督、年間最優秀監督賞受賞

大岩監督が年間最優秀監督賞を受賞
2018年11月29日(木)

11月28日にオマーンで開催された「AFCアニュアルアワーズ2018」において、大岩 剛監督が年間最優秀監督賞(男性部門)を受賞しました。

大岩監督コメント
「AFC年間最優秀監督賞を受賞することができ、非常にうれしく思います。ただ、この賞は僕だけの力で獲ったものではなく、素晴らしい戦いを見せた選手、それを支え続けたスタッフ、クラブに携わるすべての人の力でアジアチャンピオンズリーグを優勝し、そのご褒美みたいなものだと思います。何より、決勝戦までのすべての試合、そしてイランでのアウェイまで応援に駆け付けてくれたサポーターの力なしには、ACL優勝とこの受賞もなかったはずです。僕にできることは、チームが勝利するために全力を尽くすことだけなので、賞の名に恥じないよう、今季残りのすべての試合で勝利を目指して戦っていきたいと思います」


年間最優秀監督賞を受賞した大岩監督である。
素晴らしい。
ACL優勝がもたらせたものは大きい。
この功績を讃えよう。
おめでとうございます。

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アジア連覇のためにも、譲れないホーム最終戦

アジア連覇のためにも、譲れないホーム最終戦
明治安田J1もいよいよ最終節を迎える。勝点55で3位につける鹿島と勝点40で15位に沈む鳥栖の対戦だ。両者ともに負けられない一戦となる。

ホームの鹿島はクラブとして初めて成し遂げたアジア王者の座を来季も目指すために、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)への出場権を是が非でも手にしたい。3位までに入ればプレーオフからのスタートではあるが、アジアでの連覇を目指すことができる。2位・広島の勝点は56だが、対戦相手は4位の札幌。こちらの勝点は54ということで、広島・鹿島・札幌が2差の中でひしめいている。勝てば2位に滑り込む可能性はあるが、負ければ4位に転落する場合もあり、ACLへの出場権を確定するにはどうしても勝利が必要と言えるだろう。

一方の鳥栖も負けるわけにはいかない。現在、湘南・鳥栖・名古屋が勝点40で並んでおり、得失点差を考慮すると13位の磐田までJ1参入プレーオフに回る可能性を残していると言える。2012年より7年間J1を戦ってきただけに、残留は死守したいところだろう。

注目されるのは金崎 夢生とチョン スンヒョンの二人だ。それぞれのクラブを入れ替えるようにこの夏で移籍。金崎は鳥栖、チョン スンヒョンは鹿島に活躍の場を移した。チョン スンヒョンは鹿島のアジア制覇に貢献し、金崎は前節の横浜FM戦で同点弾を叩き込むなど、それぞれに持ち味を発揮している。元チームメートにすれば彼らが持っている能力の高さをよく知るだけに、熱い戦いが繰り広げられるだろう。

しかし、金崎をマークする立場になる昌子 源は「夢生くんだけじゃない」と話す。

「(フェルナンド)トーレス選手もチームにマッチしているだろうし、シーズンの最後だから一番良いものを持ってくるかもしれない。この間のマリノス戦のゴールは切り返しが深かった。そういうものを肌で感じられるのは楽しみ」

金崎に気を取られてしまえばフェルナンド トーレスがゴールに向かってくるだろう。守備陣にとっては気の抜けない90分となりそうだ。

前半戦の対戦では金崎のゴールで鹿島が1-0で勝利している。植田 直通(セルクル・ブルージュ)のディフェンスから鈴木 優磨がヘディングでつなぎ、金崎が豪快に右足を振り抜いた決勝点だった。植田、金崎といったこの夏で移籍した選手の活躍で勝利したことが象徴するように、そこからチームは大きく様変わりしている。それが初のアジア制覇につながった。

「ホーム最終戦といっても、まだ天皇杯の(準決勝・)浦和戦もある。区切り、という感じはない。僕らはここで試合が終わるわけじゃない」

土居 聖真は、リーグ戦が終わったあとに待つ、天皇杯とクラブW杯につなげるためにも、目の前の一戦に集中していた。

[ 文:田中 滋 ]


「注目されるのは金崎 夢生とチョン スンヒョンの二人だ」と記すJリーグ公式の田中滋氏によるプレビューである。
今夏、入れ替わってそれぞれのクラブに入団した二人の対決は見物と言えよう。
チョン・スンヒョンはCBの要として入団後ポジションを維持し、アジア制覇に大きく貢献した。
そのスンヒョンが前節は外国人枠の関係でベンチ外となり、悔しい思いをした。
その気持ちを古巣相手でもあるこの試合にぶつけてくるであろう。
そして、今季10番を背負いエースとして君臨しながらも、鳥栖に移籍した金崎がカシマスタジアムのピッチに立つ。
こちらとしては黙っておれぬところ。
源はブーイングをせずに静観して拍子抜けさせるべきと言うが、やはり気落ちが収まらぬ、声を出す者が多いのではなかろうか。
因縁の一戦となろう。
勝ってACL出場圏内に入りたいゲーム。
必勝である。


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ジネイ、契約満了にて松本山雅を退団

契約満了選手のお知らせ
2018/11/29

このたび、松本山雅FCでは、下記の選手について契約満了に伴い来季の契約を結ばないこととなりましたのでお知らせいたします。

【ジネイ選手のコメント】
「山雅に来て、たくさんの人に恵まれみんなと一緒に昇格できたことを非常に幸せに思います。これからは山雅を応援する立場になりますが、山雅の輝かしい未来を願ってます。またどこかで皆さんに会えることを楽しみにしてます。本当にありがとうございました!」

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ジネイ(Telmario De Araujo Sacramento [DINEI])
【本名】テルマリオ デ アラウージョ サクラメント(Telmario De Araujo Sacramento)
【登録名】ジネイ(DINEI)
【ポジション】 FW
【生年月日】 1983年11月11日(35歳)
【出身】 ブラジル
【身長/体重】 186cm / 76kg
【経歴】 アトレチコ パラナエンセ(ブラジル)- ECヴィトリア(ブラジル)- RCセルタ・デ・ビーゴ(スペイン)- CDテネリフェ(スペイン)- SEパルメイラス(ブラジル)- ECヴィトリア(ブラジル)- 鹿島アントラーズ - 湘南ベルマーレ - ヴァンフォーレ甲府 - 松本山雅FC


契約満了にて松本山雅を退団するジネイである。
チームを昇格させて去るあたりは格好が良い。
また、2年連続で別のクラブを昇格させたことも素晴らしい。
もし、来季、J1昇格を狙うクラブがあるのであれば、是非ともジネイにお声がけして欲しいところ。
良い報を待っておる。

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健斗、別メニュー

鹿島、最終節・鳥栖戦勝利で来季ACL切符 優磨「楽しみ」
 鹿島はホームで行われる来月1日の最終節・鳥栖戦に向け、28日は約1時間半の調整。勝てば来季のアジア・チャンピオンズリーグ出場権獲得の3位以内が決まる。J1残留がかかる鳥栖のエースは7月に鹿島から移籍したFW金崎。「お手本」と敬意を示すFW鈴木は「楽しみだけど、考えすぎずにやる」と目の前の勝利だけに集中した。日本代表MF三竿健は、恥骨に痛みを訴えて別メニューだった。 (鹿嶋市)


リーグ戦最終節・鳥栖戦に向けて意気込みを語る優磨である。
夢生との対戦に「楽しみだけど、考えすぎずにやる」と言う。
かつての鹿島の両雄が同じピッチで戦う。
最高の舞台ではなかろうか。
また、三竿健斗は別メニューだったとのこと。
これは不安である。
この週末からの過密日程を健斗抜きで戦うのは困難である。
復帰は適うのであろうか。
続報を待ちたい。

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源、鹿島の選手である以上はタイトルはもちろん獲る

鹿島昌子「クラブW杯最後かも」仏移籍前に大舞台
[2018年11月29日7時23分 ]


鹿島DF昌子源(2018年11月12日撮影)


3日のACL決勝第1戦に出場した鹿島DF昌子


鹿島アントラーズDF昌子源(25)が、12月12日開幕のクラブワールドカップ(W杯)(UAE)での“リベンジ”を誓った。16年の同大会決勝では欧州代表レアル・マドリードのFWクリスティアノ・ロナウドと渡り合い、逆転負けしたものの大きく株を上げた。今大会では1つ勝てば準決勝で対戦することになる。「目の前の試合に集中することが大事」と、平常心を強調した。

仏1部トゥールーズへの今冬の移籍が決定的となっている。昨夏はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)優勝のために残留を決めた。目的が果たされた今、海を渡ってプレーする思いはさらに強くなった。「もちろん(クラブW杯が)最後かもしれないし。天皇杯もまだ残っているけど、できることならクラブW杯でも、ACLと同じように喜びたい」。海外挑戦の前に、日本クラブがまだ手にしたことのない“世界一”の称号を鹿島にもたらす。

昌子“置き土産”タイトルへ全力 来年1月に仏移籍決定的
[ 2018年11月29日 05:30 ]


フランス1部トゥールーズへの移籍が決定的となっている鹿島DF昌子
Photo By スポニチ


 来年1月にもフランス1部トゥールーズへの移籍が決定的な鹿島のDF昌子源(25)が、改めて今季の残りのタイトルに懸ける思いを明かした。頂点への可能性を残す大会は、天皇杯とクラブW杯。「鹿島の選手である以上はタイトルはもちろん獲る。そう教わってきたので、この8年間。それに向けてやるだけ」。
 残留か、移籍か。それぞれの選択に対して背中を押してくれた周囲の人にも、感謝の思いがある。「そういう彼らともう一度、ACLの時みたいに喜べたら。Jリーグではもう喜べないので、天皇杯、できることならクラブW杯でもう一度喜べたらなと思っている」と力を込めた。


移籍濃厚の源がコメントを発する。
「彼らともう一度、ACLの時みたいに喜べたら。Jリーグではもう喜べないので、天皇杯、できることならクラブW杯でもう一度喜べたらなと思っている」と言う。
タイトルに向けて、鹿島での最後のタイトル奪取に燃えておる。
まずは国内タイトルである天皇杯にて頂点に立つのだ。
その前にリーグ戦最終節を勝利で飾ろうではないか。
いずれにせよ、源の力で残り試合全てを零封して貰いたい。
期待しておる。

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岡本英也、契約満了にて長野を退団

契約満了選手のお知らせ
この度、下記選手が今シーズン限りで契約満了となり、退団することとなりましたので、お知らせ致します。

【FW7 佐藤 悠希(Yuki SATO) 選手】

■生年月日 : 1988年2月13日

■出身地 : 奈良県

■所属歴 : 奈良育英高 - 関西大 - ジェフリザーブズ

■2018シーズン成績(第33節終了時点) :

リーグ戦18試合0得点/天皇杯2試合2得点

■本人コメント :

「長い間ありがとうございました。

チームメイト、スポンサー、そしてどんな時も応援してくださったファン、サポーターの皆様、本当に感謝しています。長野でプレーできて、幸せでした。

僕はこのクラブを去ることになりましたが、サッカーを続けられるよう努力します。」



【FW13 勝又 慶典(Yoshinori KATSUMATA) 選手】

■生年月日 : 1985年12月7日

■出身地 : 静岡県

■所属歴 : 吉原高 - 桐蔭横浜大 - FC町田ゼルビア - 栃木SC

■2018シーズン成績(第33節終了時点):

リーグ戦10試合0得点/天皇杯2試合0得点

■本人コメント :

「まず、何も達成できないまま、このクラブから去る事になり本当に悔しく思います。讃岐での入れ替え戦、Uスタのこけら落とし、たくさんの思い出があり過ぎてとても書き切れません。

その中でも、恒例になった試合後のハイタッチ。勝っても負けても続けました。いつも乗り出して、手を構えて待ってくれているみんなの姿は、いつの間にか自分の心の支えになっていました。

正直、こんなに長野を好きになるとは思いませんでした。

長野に来てからたくさんの人たちに支えられ、応援してもらい、こんな自分に良くしてくれて本当にありがとう。

これからについてはまだ何もわからないけど、いつも通り、自分らしくやっていこうと思います。どこへ行っても、また気軽に会いに来てください。

五年間、本当にお世話になりました!ありがとう!!!」



【FW11 岡本 英也(Hideya OKAMOTO) 選手】

■生年月日 : 1987年5月18日

■出身地 : 大阪府

■所属歴 : ガンバ大阪ユース - ガンバ大阪 - アビスパ福岡 – 鹿島アントラーズ - アルビレックス新潟 - 大分トリニータ - ファジアーノ岡山 - レノファ山口FC

■2018シーズン成績(第33節終了時点):

リーグ戦4試合1得点/天皇杯2試合0得点

■本人コメント:

「約1年半の間でしたが、AC長野パルセイロでプレーできたことを誇りに思います。

去年の夏に加入し、自分の納得がいくプレーや結果を出せなかったですが、それでもずっと応援して頂き、支えて頂いたファン、サポーターの皆様には本当に感謝しています。

今までありがとうございました。」



【DF20 都並 優太(Yuta TSUNAMI) 選手】

■生年月日 : 1992年1月20日

■出身地 : 東京都

■所属歴 : 東京ヴェルディユース - 関西大

■2018シーズン成績(第33節終了時点):

リーグ戦7試合0得点/天皇杯2試合0得点

■本人コメント :

「まず始めに、大卒から5年間、未熟な自分をここまで面倒見ていただきました、クラブ、クラブスポンサー、チームスタッフ、チームメイトの皆様に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

そして、どんな時も自分を支えてくださったサポーターの皆様や地域の皆様には感謝しかありません。苦しい時も、皆様の声が僕に前を向かせてくださいました。選手として満足のいく結果は自分の実力不足で出せませんでしたが、持てる全力のプレーをする努力は常にしてきました。

来シーズンからはチームのJ2昇格という大きな目標にお力添えできずに誠に残念ではありますが、今後のクラブの発展、そしてJ2昇格を心から応援させていただきます。」



【FW28 松村 亮(Ryo MATSUMURA)選手】

■生年月日 : 1994年6月15日

■出身地 : 京都府

■所属歴 : ヴィッセル神戸U-18 - ヴィッセル神戸 - 栃木SC – ヴィッセル神戸 – 徳島ヴォルティス

■2018シーズン成績(第33節終了時点):

リーグ戦22試合0得点/天皇杯2試合0得点

■本人コメント:

「1年という短い期間でしたがお世話になりました。チーム、個人としても中々結果を出せず悔しかったですが、たくさんのファン、サポーターの皆様に応援頂いたことにとても感謝しています。

本当にありがとうございました。」


長野を契約満了にて退団する岡本である。
悲願のJ2昇格に導けなかったことは無念であろう。
シュートの上手さでは定評のある岡本は、次なるクラブに移籍することとなろう。
朗報を待っておる。

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石井監督、大宮の監督を退任

石井正忠 監督 退任のお知らせ
 このたび、石井正忠監督の今シーズン限りでの退任が決まりましたので、お知らせします。なお、後任は決定次第お知らせします。また、12月3日(月)からのトレーニングは現トップチームスタッフを中心に行います。

<石井正忠(いしい まさただ)監督プロフィール>
石井正忠監督

■生年月日
1967年2月1日(51歳)

■出身地
千葉県

■選手歴
市原緑高 - 順天堂大 - NTT関東 - 住友金属工業 - 鹿島アントラーズ - アビスパ福岡

■指導歴
鹿島アントラーズユースコーチ(99〜01) - 鹿島フィジカルコーチ(02〜11) - 鹿島コーチ(12〜15.7) - 鹿島監督(15.7〜17.5) - 大宮アルディージャ監督(17.11~)

■コメント
「大宮アルディージャに関わる全ての皆さま、パートナー企業の皆さま、ファン・サポーターの皆さま、今年の目標であったJ2優勝を果たせなかったこと、プレーオフのチャンスも逃しJ1に復帰できなかったことを大変申し訳なく思っています。
 2017年のリーグ戦残り3試合での監督就任から今年最後の試合まで一生懸命、練習に取り組み、試合では全力で戦ってくれた選手たち、献身的にサポートしてくれたチームスタッフ、クラブ関係者、私に関わってくださった全ての方々の力で、素晴らしい経験をさせていただきました。感謝しています。
 ファン・サポーターの方々は、良いときも苦しいときも、ホームでもアウェイでも、常に大きな声援で選手を後押しし、一緒に戦ってくださり本当にありがたく思っています。
 私はクラブを去ることになりますが、来シーズンはファン・サポーターの方々と同じように大宮アルディージャを応援したいと思います。一年間という短い期間でしたが、大変お世話になりました」


退任が公式発表された大宮の石井監督である。
J1昇格を逃し、その責任を負った格好である。
大宮ほどの資金力を持ち、戦力が充実した中で結果が伴わなかったことで仕方の無いことだとは思う。
特に得点王を擁しながらとあっては言い訳のしようが無いところ。
とはいえ、昨季末、ほぼJ2降格が決まっておったところで就任させ、結果的に連敗して降格させたところからスタートさせたことは、クラブとしてのミスではなかろうか。
降格責任がのしかかり、また、戦力外の選定も含めてチーム作りが難しくなったように感じられる。
そのあたり、クラブの考えを聞いてみたいと思うところ。
それはそれとして、石井さんはこれにてフリーの身となった。
大宮に於いては良い結果を出せなかったが、監督の手腕に疑いはない。
次に采配を振るうクラブはいずことなろうか。
注目である。

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ダニーロ、ゴイアスへ移籍



ゴイアスでの現役続行を決断したダニーロである。
まだまだ黄金世代の輝きは衰えぬ。
コリンチャンスからは現役を引退し、フロントに入る事をオファーされたとのことであるが、プレイへのこだわりを持ったとのこと。
来季もまた活躍の報が届くであろう。
楽しみである。

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法政大学・上田綺世くん、いつか必要とされたいと思って頑張ってきた

U21エース 法大・上田 鹿島の練習参加「質が高い」
[ 2018年11月28日 05:30 ]


鹿島の練習に参加し、シュート練習に交じる法大FW上田
Photo By スポニチ


 東京五輪のエース候補が27日、“古巣”に合流した。U―21日本代表で法大2年のFW上田綺世(20)が3日間、鹿島に練習参加する。初日を終え「質が高い。仮に来たとしても、もがくと思う。でもそういう環境にいてなんぼ。厳しい環境をプラスにしていく力はなきゃいけない」と話した。
 鹿島のジュニアユースからユースに昇格できず、鹿島学園高に進学。挫折を味わったその時に決めた。「いつか鹿島入れるように頑張ってやろう」と。身体が強く、速さも嗅覚も持つFWに成長。「いつか必要とされたいと思って頑張ってきた。ここ(鹿島)は自分の中で大事な場所だし、目標にしてきた部分もある」と明かした。

 東京五輪世代の注目株。昨年10月に同世代の指揮官に森保監督が就任して以降、6回の海外遠征のうちFW陣最多の5回参加し、19試合で全選手最多の11得点をマーク(うち先発は7試合)。過去に練習参加した磐田、神戸も獲得を狙う存在。2年生ながら、その進路に注目が集まる。


上田綺世くんの練習参加がニュースになっておる。
上田くんは「質が高い。仮に来たとしても、もがくと思う。でもそういう環境にいてなんぼ。厳しい環境をプラスにしていく力はなきゃいけない」とコメントを発する。
自分に足りない部分を感じ取り、更に向上しようとする姿勢が伝わってくる。
また、ジュビロや神戸も獲得を狙っておるとのこと。
上田くん自身は「いつか必要とされたいと思って頑張ってきた。ここ(鹿島)は自分の中で大事な場所だし、目標にしてきた部分もある」と語っており、鹿島からの正式オファーが届くのであれば選んでくれる可能性は高い。
そして、在学中の獲得を狙うのであろうか。
続報を待ちたい。

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昌子源の移籍金は300万ユーロ

【鹿島】仏トゥールーズから正式オファーの昌子の移籍、容認へ
2018年11月28日5時5分 スポーツ報知

 フランス1部・トゥールーズから今冬の完全移籍で正式オファーを受けている鹿島のDF昌子源(25)について、鹿島側が移籍を容認する方針であることが27日、分かった。クラブは来季以降も必要な戦力として慰留に努めてきたが、本人の意思を尊重し、移籍を認める構え。昌子は来季以降も鹿島との契約が残っているため、違約金として推定約300万ユーロ(約3億8700万円)が鹿島側に支払われる見通し。

 昌子は今年のロシアW杯で日本の主力として16強入りに貢献。夏の移籍期間にはトゥールーズを含む複数の欧州クラブから獲得を打診されたが、ACL初制覇を目指すために残留していた。


源の違約金(移籍金)を報じる報知新聞である。
推定約300万ユーロ(約3億8700万円)とのこと。
日本人DFとしては高額と言えよう。
源はトゥールーズにてこの金額に見合う活躍をしてくれよう。
動向を追っていきたい。

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鹿島、京都の岩崎に正式オファー

京都FW岩崎 国内外で争奪戦へ!ユーベやリヨンからも興味か
[ 2018年11月28日 03:00 ]


J2京都のU―21日本代表FW岩崎
Photo By スポニチ


 U―21日本代表FW岩崎悠人(20=J2京都)の争奪戦が勃発していることが27日、分かった。すでに正式オファーを出しているのはACLを制した鹿島をはじめ、札幌とFC東京の3クラブで、湘南と柏も今後オファーを出す見込み。関係者によると、海外クラブではポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが所属するユベントス(セリエA)や、フランス1部リーグで現在2位につける強豪リヨンが興味を示しているという。
 チームでは今季33試合1得点にとどまったが、U―21代表として参加した8月のアジア大会ではチームトップの4得点を挙げて準優勝に貢献した。持ち味は馬力のある突破と豊富な運動量。同大会を視察した日本協会の田嶋会長も森保ジャパン入りを推挙するほどで、ポテンシャルは東京五輪世代でも屈指だ。

 京都との契約が残っているため完全移籍での獲得には移籍金が発生し、京都も慰留に努める。国内外7クラブが熱視線を送るアタッカーの動向から目が離せない。

 ◆岩崎 悠人(いわさき・ゆうと)1998年(平10)6月11日生まれ、滋賀県彦根市出身の20歳。G大阪などJ複数クラブからオファーがある中、17年に京都橘からJ2京都に入団。17年U―20W杯出場。18年アジア大会出場。J2通算68試合3得点。1メートル71、69キロ。


京都の岩崎に正式オファーを出した鹿島である。
札幌とFC東京もオファーを出しており、湘南と柏も出す見込みとのことで、国内だけでも多くの競合となる。
また、イタリアのユヴェントスやフランスのリヨンも興味を持つと報じられる。
U-21日本代表の主軸FWが市場に出るとなれば争奪戦は必至であろう。
岩崎は高卒時に獲得オファーを出したことで記憶に残る。
当時は地元ということで京都を選んだが、今回は実力を発揮出来るクラブを選ぶこととなろう。
また、2年前に岩崎に断られた結果、安部裕葵へのオファーに切り替えたことの方が今では有名になった。
二人が鹿島のユニフォームを着て同じピッチに立つことになるのであろうか。
注目である。

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法政大学・上田綺世くん、練習参加

午前練習


パス&コントロールや2対1、4対2を行いました。


二日のオフが明け、元気に練習するメンバーである。
篤人、聖真、蘭童通訳、レアンドロの左に見慣れぬ若人がおる。
ミズノの白いスパイクを履くのは法政大学の上田綺世くんである。
本日より練習参加しておる様子。
U-21日本代表にも選出されるFWである。
鹿島アントラーズジュニアユースノルテ出身の大学2年生にオファーをするのであろうか。
注目である。

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源、トゥールーズへ移籍濃厚

昌子、仏1部トゥールーズへ移籍濃厚 鹿島も容認
2018年11月27日15時40分


ACL決勝で声を掛け合う鹿島DF昌子源③=伊藤進之介撮影

 J1鹿島のDF昌子源(25)に、フランス1部トゥールーズからオファーが届いていることが27日分かった。昌子はワールドカップロシア大会日本代表の主力で、今冬の移籍が濃厚となった。今夏にもオファーを受けたが、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のために残留した。鹿島はACL初優勝を飾ったことで、移籍を容認する方向だ。


トゥールーズへの移籍が濃厚と報じられる源である。
クラブも移籍を容認の姿勢であり、ほぼ決まりと考えて良かろう。
ここは快く送り出したい。
残り少ない今季の試合にて、リーグ戦、天皇杯、そしてCWCにて結果を出すのだ。
頼もしいCBの活躍を目に収めておきたい。

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Jリーグ“最強”の5チーム

Jリーグ伝説の5チーム。強力な布陣、憎らしいほどに強い…歴史に残る最強のクラブは?【編集部フォーカス】
Jリーグが開幕して25年が経過した。四半世紀の歴史の中で、後世に語り継ぐべきチームが生まれている。今回フットボールチャンネル編集部では、その時代における最強のJクラブを紹介する。

2018年11月27日(Tue)10時00分配信
text by 編集部 photo Getty Images


ヴェルディ川崎(1993年)


ヴェルディ川崎(1993年)のフォーメーションや成績など【写真:Getty Images】

ヴェルディ川崎
93年シーズン成績
・サントリーステージ:2位(12勝6敗)
・NICOSステージ:1位(16勝2敗)
・チャンピオンシップ:優勝
・リーグカップ:優勝
・天皇杯:ベスト8
監督:松木安太郎(日本/当時36歳)


1993年チャンピオンシップ(対鹿島アントラーズ)先発メンバー
GK:菊池新吉
DF:中村忠、柱谷哲二、ペレイラ、石川康
MF:ラモス瑠偉、パウロ、ビスマルク、北澤豪
FW:三浦知良、武田修宏

 25年目のシーズンが終わろうとしているJリーグ。史上最も華やかなチームは、1993年のヴェルディ川崎だろう。三浦知良、ラモス瑠偉、武田修宏、北澤豪など、どこを見てもスターばかり。日本代表が揃っている通り実力も申し分なく、産声をあげたばかりのリーグをけん引した。

 派手な身なりも世間の関心を誘い、サッカー界のみならず社会全体にも大きな影響を及ぼした。チャンピオンシップでは神様ジーコ擁する鹿島アントラーズを上回り、Jリーグ初代王者に輝いた。ちなみに、このタレント軍団の指揮を執ったのは、現在解説者としてお馴染みの松木安太郎氏だった。

ジュビロ磐田(1999年)


ジュビロ磐田(1999年)のフォーメーションや成績など【写真:Getty Images】

ジュビロ磐田
99年シーズン成績
・1stステージ:1位(勝ち点36/12勝0分3敗)
・2ndステージ:12位(勝ち点15/5勝1分9敗)
・チャンピオンシップ:優勝
・リーグカップ:ベスト8
・天皇杯:ベスト8
・アジアクラブ選手権:優勝
監督:桑原隆(日本/当時51歳)


1999年アジアクラブ選手権決勝(対エステグラル)先発メンバー
GK:大神友明
DF:服部年宏、鈴木秀人、田中誠、久藤清一
MF:名波浩、福西崇史、藤田俊哉、奥大介
FW:川口信男、中山雅史

 ヴェルディ川崎、横浜マリノスの時代を経て、Jリーグには新たな2強が君臨した。その一角がジュビロ磐田である。突出した『個』はチームの中でも力を発揮。本当の黄金期はもう少し先となるが、1999年の磐田も伝説的なチームだった。

 名波浩、藤田俊哉、中山雅史らが織りなす攻撃は抜群。2強を争った鹿島アントラーズとは異なるスタイルでリーグを彩った。ハイライトはアジアクラブ選手権優勝。過酷な環境での大会制覇はクラブ史に燦然と輝いている。その後、名波はセリエAでのプレーを経験して帰還。他の選手も成長し、2001年、伝説の『N-BOX』が生まれることとなる。

横浜F・マリノス(2003年)


横浜F・マリノス(2003年)のフォーメーションや成績など【写真:Getty Images】

横浜F・マリノス
03年シーズン成績
・1stステージ:1位(勝ち点32/10勝3分2敗)
・2ndステージ:1位(勝ち点26/7勝3分5敗)
・チャンピオンシップ:優勝
・リーグカップ:ベスト8
・天皇杯:ベスト8
監督:岡田武史(日本/当時47歳)


2003年の主な先発メンバー
GK:榎本達也
DF:ドゥトラ、中澤佑二、松田直樹、ユ・サンチョル
MF:那須大亮、遠藤彰弘、奥大介、佐藤由紀彦
FW:マルキーニョス、久保竜彦

 Jリーグの歴史において『勝負強い』『試合巧者』という点で鹿島アントラーズの右に出るクラブは数少ない。唯一、挙げるとすれば2003年の横浜F・マリノスではないだろうか。

 最終ラインには中澤佑二と松田直樹が君臨し、ドゥトラやユ・サンチョルもいた。攻撃では奥大介がアクセントを加え、日本で成長し“覚醒前夜”のマルキーニョスが掻き回し、ドラゴン久保竜彦が仕留める。派手さはないが、強い。岡田武史監督が束ねたこのチームこそ歴代最強、と言う人は少なくないのではないか。

ガンバ大阪(2008年)


ガンバ大阪(2008年)のフォーメーションや成績など【写真:Getty Images】

ガンバ大阪
08年シーズン成績
・リーグ戦:8位(勝ち点50/14勝8分12敗)
・リーグカップ:ベスト4
・天皇杯:優勝
・ACL:優勝
・CWC:3位
監督:西野朗(日本/当時53歳)


2008年ACL決勝(対アデレード・ユナイテッド)先発メンバー
GK:藤ヶ谷陽介
DF:安田理大、山口智、中澤聡太、加地亮
MF:橋本英郎、明神智和、二川孝広、遠藤保仁、佐々木勇人
FW:ルーカス

 超攻撃的なサッカーは、世界を“本気”にさせた。2008年のガンバ大阪はとことん殴り合い、相手をねじ伏せてきた。リーグでは結果を出せなかったが、AFCチャンピオンズリーグでは躍動。遠藤保仁、二川孝広、明神智和、橋本英郎は全てを司っていた。

 そして迎えたクラブワールドカップ。西野朗監督率いるG大阪はマンチェスター・ユナイテッドと対戦。クリスティアーノ・ロナウド、ウェイン・ルーニーらを擁する欧州王者に一歩も引くことなく挑む。3-5で敗れたものの、その痛快な負け方は信念を貫いた彼ららしくもあった。時は流れ、前述した遠藤ら4人は今季も現役。サッカーへの飽くなき情熱が、あの時代の最強ガンバを作り上げたと言えるかもしれない。

鹿島アントラーズ(2009年)


鹿島アントラーズ(2009年)のフォーメーションや成績など【写真:Getty Images】

鹿島アントラーズ
09年シーズン成績
・リーグ戦:1位(勝ち点66/20勝6分8敗)
・リーグカップ:ベスト8
・天皇杯:ベスト8
・ACL:ベスト16
監督:オズワルド・オリヴェイラ(ブラジル/当時58歳)


2009年の主な先発メンバー
GK:曽ヶ端準
DF:新井場徹、伊野波雅彦、岩政大樹、内田篤人
MF:青木剛、小笠原満男、本山雅志、野沢拓也
FW:マルキーニョス、興梠慎三

 過去に5つのクラブが2連覇を達成しているJリーグ。チームの状況も年々変わるなか、3年連続で頂点に立つのは非常に難しい。しかし、3連覇を達成したクラブが一つだけある。鹿島アントラーズだ。

 2007年に大逆転で優勝すると、翌年は安定した強さを発揮して連覇を達成。そして、2009年も鹿島の年となった。終盤にかけて5連敗を喫するなど、決して圧倒的な強さを誇ったわけではない。それでも、他クラブが追いつけなかったということは年間通しての強さがあったからに他ならない。小笠原満男、本山雅志ら黄金世代は円熟の時を迎え、岩政大樹は『鹿島の3番』として壁を築いた。興梠慎三はエースとなり、大迫勇也という希望も台頭した。そして、内田篤人は日本を背負うまでになった。

 また、前人未踏の3連覇で満足しないのが鹿島。今季は念願のACL制覇も果たし、クラブとしての成長は止まることを知らない。

【了】


その時代に於ける最強のJクラブを5つ挙げるフットボールチャンネル編集部である。
なかなか興味深い企画であるが、納得のいかぬところが多い。
まず最初に紹介される1993年のヴェルディであるが、確かにスター選手がそろい、CSに勝利したことでリーグチャンピオンのタイトルを得た、これは認めよう。
しかしながら、2ndステージを制覇した陰にはあからさまに偏ったジャッジが連発され、その外部からの八百長めいた支えがあってのタイトルであったことをここで改めて明らかにしておきたい。
あのようなことがまかり通ったが故、未だに偏ったジャッジが横行するリーグから脱却できずにおる。
日本サッカーの悪しき歴史と言えよう。
ジャッジに不正がなければ1stステージを制した鹿島に軍配が上がったことは明らかである。
また、次に挙げられるジュビロであるが、この1999年も強かったことは事実である。
がしかし、2001年のN-Boxこそが最強のジュビロ磐田であったことは誰の目にも明らかでる。
このジュビロはジュビロ史上と言うだけでなく、日本サッカー界最強のクラブであったと明記せねば、この企画は成り立たないのではなかろうか。
とはいえ、この2001年のリーグ戦は鹿島が制しており、画竜点睛を欠いたこともまた事実であろう。
最強のチームを最強のクラブが倒した歴史的偉業とも言える。
次の2003年のFマリノスも興味深い。
この年、1st、2nd両ステージを制してリーグタイトルを得たが、その裏で2ndステージ最終節の浦和対鹿島戦に於いて忘れてはならぬ大きな出来事があった。
試合終了直前のアディショナルタイムまで鹿島がリードしており、このままであれば2ndステージ優勝は鹿島であった。
しかしながら、浦和のエメルソンに決められ結果はドローとなり、Fマリノスの優勝が決まった格好となったのである。
この時に守り切れておれば、CSにてFマリノスを破り鹿島がタイトルを取っておったことであろう。
無念である。
2008年はガンバが挙げられておる。
アジアチャンピオンは誇るべき成果であろう。
天皇杯も制しておる。
とはいえ、リーグ戦は不調であり、翌年のACL出場権を得るためにニンジンをぶら下げて天皇杯に挑んだことが伝えられる。
この年に関しては、鹿島アントラーズの強さが際立ったことが記憶される。
篤人がACLにて悪質なタックルを受けて負傷するまでの14連勝は偉業であった。
ただ、9月に満男が左ひざの半月板と前十字靱帯(じんたい)の損傷で長期離脱したことでACLも失うこととなったことが辛い。
好事魔多しの格言が体感されたことで記憶に残る。
そして、2009年シーズンのクラブは我らが鹿島アントラーズである。
三連覇は日本サッカーの歴史に残る偉業であり、鹿島の年であったことは紛れもない事実であろう。
とはいえ、三連覇のチームであれば、上に述べたように2008年の方が強さは際立っており、この2009年ではないかなとも思う。
また、鹿島アントラーズの歴史という意味では、1997年のチームこそが最強であった。
それだけは譲ることはできぬ。
三冠や三連覇、そしてこのたびのアジア制覇にて新たなるファンも増えたことであろう。
そういった人々にこそ伝えておきたい。
1997年の鹿島アントラーズこそが最強であったと。
相馬・奥野・秋田・名良橋のDFラインはほぼ日本代表であり、本田主将とジョルジーンとのボランチはJリーグ屈指であった。
FWには、マジーニョ・黒崎・長谷川・柳沢・真中ときら星のごとくタレントがそろい、彼らを司るのが増田忠俊とJリーグ最強助っ人であるビスマルクであった。
今思い出してもシビれるメンバーである。
このチームを挙げられぬフットボールチャンネル編集部は片手落ちだったとしか言いようがない。
とはいえ、CSを佐藤洋平のミスにて落とし、三冠を成し得なかったことで“最強”と言いにくいこともまた事実である。
これもまた、鹿島の歴史としておきたい。
こうこの記事のチームを見返したところで、全ての年代にて鹿島アントラーズが絡んでおることが見て取れる。
Jリーグの最強を語るということは鹿島アントラーズを語ることと同義と言えよう。
これからもその歴史を積み重ねていきたい。
楽しみである。

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町田ゼルビア、相馬監督と契約更新

相馬直樹監督 契約更新のお知らせ
2018.11.27

日頃よりFC町田ゼルビアをご支援いただきまして誠にありがとうございます。

FC町田ゼルビアは、相馬直樹監督に関し、2019シーズンも引き続きトップチームを指揮していただくことで合意しましたので、お知らせ致します。

クラブとしましては、今シーズン、過去最高位となる4位を成し遂げ、クラブを発展させていただきました。

目標としている2020シーズンのJ1挑戦に向け、相馬監督のもと、継続して築いてきたベースをさらに進化させ、強化を続けていきたいとの考えで続投をお願い致しました。

2019シーズンは非常に厳しいシーズンとなることが予想されますが、より一層、町田に必要とされるクラブとして上を目指して戦いたいと思います。

皆様引き続き、温かいご声援をよろしくお願い申し上げます。


以下、プロフィール

○相馬 直樹
(そうま なおき)
□生年月日
1971年7月19日(47歳)

□出身地
静岡県清水市(現・静岡市)

□出身校
清水市立高部小→清水市立第六中→清水東高→早稲田大

□選手経歴
高部小スポーツ少年団→清水市立第六中→清水東高→早稲田大→鹿島アントラーズ→東京ヴェルディ1969→鹿島アントラーズ→川崎フロンターレ

□指導歴・経歴
2008-2009年:川崎フロンターレU-18アドバイザーコーチ
2010年:FC町田ゼルビア監督
2011-2012年4月:川崎フロンターレ監督
2013年:モンテディオ山形ヘッドコーチ
2014年-:FC町田ゼルビア監督

□ライセンス
日本サッカー協会公認S級コーチライセンス

□備考
元日本代表
1998年フランスW杯出場
国際Aマッチ通算58試合4得点
J1リーグ通算289試合10得点
J2リーグ通算15試合0得点

以上


相馬監督と契約を更新した町田である。
親会社が変わり、潤沢な資金力を得た町田は、J1ライセンス取得を視野に入れたことも含め一歩前に進んだ。
近い将来、同じカテゴリーで戦うこととなろう。
そのクラブの将来を相馬直樹に託したことは素晴らしい。
来季もまたJ2にて旋風を巻き起こして貰おうではないか。
楽しみにしておる。

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武漢・PJ、良いオファーがあればブラジルに戻ってプレイしたい

Campeão na China, Pedro Jr. pensa em voltar ao Brasil e relembra gol de título gremista
Gazeta Press Gazeta Press25 de nov de 2018 19:00

Autor do gol que deu o título do Campeonato Gaúcho ao Grêmio em 2006, o atacante Pedro Júnior conquistou recentemente, com o Wuhan Zall, o troféu da segunda divisão do futebol chinês. Em entrevista exclusiva à Gazeta Esportiva, o centroavante relembrou o feito de 12 anos atrás e comemorou o sucesso na Ásia.

“Foi um título inesquecível. O Internacional era mais badalado, tanto que foi campeão da Libertadores e do Mundial naquele ano. Conseguimos o campeonato dentro da casa deles, foi histórico para mim. É o título mais importante da minha carreira. A recepção depois foi boa demais, até os torcedores, pessoalmente e em redes sociais, lembram e me dão os parabéns, agradecem pelo gol. Tenho um carinho muito especial pelo Grêmio”, contou.

“A temporada de 2018 foi muito boa. Conseguimos o título e o acesso para a primeira divisão do Campeonato Chinês, que vem crescendo a cada ano com grandes jogadores, como o Pato, Gil, Hulk, Anderson Talisca e Paulinho. Conseguimos o objetivo da subida e, melhor ainda, com o título”, completou.

Atuando longe do futebol brasileiro há seis anos, com passagens pelo Vissel Kobe e Kashima Antlers, do Japão, Pedro Júnior admitiu que um retorno para o país natal não está descartado, diferentemente do que pensava em momentos anteriores de sua carreira.

“Penso em voltar ao Brasil. Tempos atrás, eu queria encerrar (a carreira) fora, mas hoje tenho o pensamento de retornar. O jogador acaba sentindo saudades de tudo, da família e de, principalmente, jogar. Se aparecer um projeto legal, uma coisa bacana, tenho o pensamento sim de voltar”, revelou. “Já tive possibilidade, empresários comentando. Mas sempre respeitei contrato, não levava a sério, falava para eles que não queria nem saber qual era o time. Nunca toquei para frente, mas recebi sondagens.”

O atacante também rechaçou qualquer hipótese de mágoa com Mano Menezes, com quem perdeu espaço no Grêmio em 2007. O centroavante de 31 anos se responsabilizou pela falta de oportunidades à ocasião e foi só elogios ao trabalho do ex-técnico da Seleção Brasileira.

“Conquistamos títulos juntos, não tenho mágoa nenhuma. Treinador tem sempre a razão. Ás vezes, deixei de ser profissional e ele me deu oportunidades. Faltou cabeça para mim. Entendo mais pelo lado de um erro meu do que do Mano. Ele não contou comigo em 2007 e tive a oportunidade de ir para o Cruzeiro. Mas tenho muito respeito e admiração pelo trabalho do Mano Menezes”, finalizou.

* Especial para a Gazeta Esportiva


Gazeta Esportivaのインタビューに応じた武漢のペドロ・ジュニオールである。
グレミオでの成功について語り、また未来についても触れておる。
ブラジルに帰国しプレイすることを検討しておる様子。
すでに打診はあるものの、今は現契約を全うすることに注力しておるとのこと。
鹿島との契約は今季末で切れるため、フリーにてブラジルのクラブへ赴くこととなろう。
続報を待ちたい。

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アレックス、契約満了にて讃岐を退団

アレックス 選手 契約満了のお知らせ
2018/11/27

この度、カマタマーレ讃岐では契約満了に伴い、アレックス 選手と来シーズンの契約を更新しないことが決定しましたので、お知らせいたします。

これまでのクラブへの貢献に感謝を申し上げると共に、今後のご活躍をお祈り申し上げます。

【ポジション/背番号】DF / 31
【生年月日】1983 年4月16日
【身長/体重】172cm/69kg
【出身地】ブラジル

【経歴】
クルゼイロ EC/ブラジル→川崎フロンターレ→アビスパ福岡→柏レイソル→ジェフユナイテッド千葉→鹿島アントラーズ→徳島ヴォルティス→鹿島アントラーズ→徳島ヴォルティス→カマタマーレ讃岐

【2018シーズン出場記録】
明治安田生命J2リーグ 35試合 0得点

【通算出場記録】
J1リーグ 142試合 9得点
J2リーグ 351試合 50得点

選手コメント
「まずは私がカマタマーレ讃岐に在籍している間にいつも応援して下さったサポーターの皆様に感謝したいと思います。そしてフロント、監督、コーチングスタッフにも改めて感謝したいです。来季カマタマーレ讃岐に残る選手はベストを尽くし、J2に早く復帰できるように頑張ってください!よろしくお願いします!」

なお、アレックス選手は帰国の為、12月1日以降のチームスケジュールには参加いたしませんので併せてお知らせします。


契約満了にて讃岐を退団するアレックスである。
残念ながらクラブはJ3降格となり、無念なシーズンオフとなった。
来季は日本にてプレイするのであろうか。
ニュースを待ちたい。

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ブレーメン・大迫、最低限のことはできたかな

大迫勇也「最低限のことはできたかなと」一問一答
[2018年11月26日11時56分]


フライブルク戦に出場したブレーメンの大迫(左)(共同)

<ブンデスリーガ:フライブルク1-1ブレーメン>◇25日◇フライブルク

FW大迫勇也が所属するブレーメンはアウェーでフライブルクに1-1で引き分けた。0-1の後半47分、ブレーメンのDFアウグスティンソンが同点ゴールを決めて追いついた。ベンチスタートの大迫は後半18分から途中出場したが無得点に終わった。

大迫は途中出場で1トップの位置に入ると、得意のポストプレーでチャンスを演出。38分にはヘディングシュートも放ったが、GKの好セーブに阻まれた。

主な一問一答は以下の通り。

--今日は先発を外れた

大迫 昨日、今日と監督といろいろ話して、明日、起きたときにどういう感じか聞かせてと。ずっとコンタクトとってて。あとは僕はできると思ったけど監督の判断で、というのはミーティングの前に言われたので。でも絶対出るから準備はしといてと言われてたので、30分だけでしたけど、最低限のことはできたかなと思います。

--今日の試合は前半はあまり良くなかったように見えた。要因は?

大迫 3連敗してたのもあって、後ろに人が多すぎて、相手となかなかマッチしてなかった。後ろに人数多くて、ボールを取ってもなかなか厳しい場面があったかなと。だから勇気を出して、前に出ていくようにというのは、ハーフタイムにも(監督が)言ってました。後半の最後の方は負けていたので押し込めましたけど、ああいう展開を前半からやっていかないといけないと思う。

--マインツ戦の後に監督とポジションについて話し合いたいと言っていたが

大迫 もちろん監督も聞く耳を持ってくれる人だし。真ん中で勝負したいというのはいつも言っているので、それを分かった上で使ってくれているのかな。まだコンディションもそこまでよくなさそうなのでね。チャンスは来るかなと思いますけど。

--チームが3連敗している要因は

大迫 シーズンを通せば絶対こういう時期はくるし、たまたま起こりうると思うので。あとは選手個々の気持ちの持ちようもあると思う。ボールを運ぶことにしろ、ファーストタッチにしろ、連敗してるときは前向きにというか、そういうプレーができない心境があった。この勝ち点1を良しととらえて。次はB・ミュンヘンですけど、今シーズンはあまり調子よくないので、しっかりそこで、ホームだし勝てれば、もう1回また5試合6試合勢いに乗れるとおもうので。頑張ります。


フライブルグ戦に途中出場したブレーメンの大迫である。
大迫が入りチームが活性化したが、ドローに終えた。
そして、試合にインタビューに応じておる。
チームのこと、戦術をよく理解しておることがよくわかる。
大迫が入って試合内容が変わったことも頷ける。
これからもチームの攻撃を牽引してくれよう。
次はゴールの報を待っておる。

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鹿島ユース・佐々木翔悟くん、1年目で成長して少しでも早く試合に絡んで勝利に貢献したい

「自分がやらなきゃ」鹿島ユースの左SB佐々木はタイトル勝ち取ってトップチームへ
18/11/26 13:18


鹿島アントラーズユースの左SB佐々木翔悟が力強い攻撃参加

[11.25 高円宮杯プレミアリーグEAST第16節 青森山田高 1-1 鹿島ユース 青森山田高G]

 非常に熱く、激しい攻防戦となった青森山田高戦。鹿島アントラーズユースの左SB佐々木翔悟(3年)は試合後、冷静に90分間の感想を口にしていた。

「きょう、このアウェーの中で人も結構いて難しい試合になると思っていた。山田は勝たないとダメで、自分たちは勝てば優勝。ここで優勝を決めるという気持ちで入ったんですけれども引き分けになってしまった。これから2試合あるので優勝を狙っていきたい」

 今月1日、MF有馬幸太郎(3年)とともに来季からのトップチーム昇格が発表された佐々木は「(トップチーム昇格が)決まって自分がやらなきゃと思っていて、違いを見せなきゃというのがあります」というDFはこの日、青森山田の技巧派MFバスケス・バイロン(3年)とマッチアップ。180cm超の長身と球際の強さを兼備する大型SBは、相手の利き足である左足をケアしながら球際で迫力のある守備を見せた。

 前半にイエローカードを受けたことで思い切った守備をし辛い状況に。その中で相手の“危険人物”を封じ、決定的な仕事をさせずに試合を進めていた。だが、後半41分、縦へ仕掛けたバスケス・バイロンに上げられたクロスがアンラッキーな形でゴールイン。「もっと自分が寄せてクロスを上げさせなければ失点しなかった」と振り返り、悔しさを滲ませていた。

 攻撃面では相手を押し込むこと、裏返すことを狙って左足キック。いい形で前を向いた際には力強い攻撃参加と左足クロスも見せた。熊谷浩二監督もユース出身選手たちに期待していたが、プロ入り後は日本代表に招集された先輩FW鈴木優磨のように、鹿島のレギュラーに食い込むこと、そして代表入りを目指す。

 常勝軍団・鹿島で1年目から大活躍する力があるとは思っていない。「1年目で成長して少しでも早く試合に絡んで勝利に貢献したい」。貪欲に成長して信頼とチャンスを掴むこと。まずはユースチームで目の前の白星を勝ち取り、タイトルを獲得してプロでの挑戦に弾みをつける。

(取材・文 吉田太郎)


青森山田高校戦を振り返る鹿島アントラーズユースの々木翔悟くんである。
相手のキーマンを抑えきって勝利に貢献するはずが、クロスを上げられ失点に絡んでしまった。
「もっと自分が寄せてクロスを上げさせなければ失点しなかった」と悔やむ。
これも経験。
プロでやるには、まだまだ力不足を感じておろう。
そこは向上心と努力にて成長していくのだ。
将来、トップチームのレギュラーとなってくれることを期待しておる。

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コリンチャンス、ダニーロと契約更新せず

Corinthians comunica Danilo que não renovará contrato do meia
Veterano de 39 anos tem contrato até dezembro e, assim como Sheik, deixará o clube

Por Marcelo Braga — São Paulo
23/11/2018 10h43 Atualizado há 2 dias


A diretoria do Corinthians decidiu que não renovará o contrato do meia Danilo, de 39 anos, que tem vínculo até dezembro. A informação, publicada pelo “Meu Timão”, foi confirmada pelo GloboEsporte.com.

Danilo já foi comunicado sobre o fim de seu ciclo no Corinthians. Em conversa com a diretoria, ouviu que pode exercer um cargo na diretoria, mas não sentiu interesse. Danilo quer seguir atuando no ano que vem.

Contratado em 2010, Danilo renovou por seis vezes o seu contrato com o clube. A última no fim do ano passado, após perder toda a temporada por lesão.


Danilo não continuará no Corinthians em 2019 — Foto: Daniel Augusto Jr / Ag Corinthians

Em 2018, Danilo viveu o ano todo na reserva, mas ganhou espaço nas últimas partidas com o técnico Jair Ventura, sendo titular por cinco jogos seguidos.

A decisão da diretoria por não renovar tem relação com o custo mensal do jogador. Sem ele e Sheik, a folha salarial terá uma boa diminuição, o que deve permitir a chegada de outros atletas.

Danilo tem 357 jogos e 35 gols pelo Corinthians, onde conquistou oito títulos. Restam ainda os jogos contra a Chapecoense, domingo, e Grêmio, dia 2.


ダニーロと契約を更新しないと決定したコリンチャンスである。
ダニーロ自身は現役続行を表明しておるとのこと。
この偉大なるフットボーラーが所属するクラブはどこになるのであろうか。
注目である。

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鹿島アントラーズユース、高円宮杯プレミアリーグEAST・青森山田高校戦

[プレミアリーグEAST]首位・鹿島ユースが敵地で青森山田とドロー!優勝決定持ち越しも、勝ち点4差維持
18/11/25 21:49


意地と意地とがぶつかりあった攻防戦はドロー決着に

[11.25 高円宮杯プレミアリーグEAST第16節 青森山田高 1-1 鹿島ユース 青森山田高G]

 首位決戦はドロー決着! 25日、高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2018EAST第16節の首位・鹿島アントラーズユース(茨城)対2位・青森山田高(青森)戦が青森県青森市の青森山田高グラウンドで行われ、1-1で引き分けた。

 3試合を残して勝ち点4差。この首位決戦で鹿島が勝てば3年ぶりの優勝が決まり、青森山田が勝てば逆転優勝への可能性が広がる。「優勝」「絶対勝利」を目指した両雄の一戦は、前半12分に鹿島がスコアを動かした。

 敵陣中央での空中戦でMF小沼樹輝(3年)が競り勝つと、これをトップ昇格内定のFW有馬幸太郎(3年)も頭で繋ぐ。そして、前を向いてボールを拾ったMF前田泰良主将(3年)が「相手のDFラインと中盤の間が空くというのは分かっていた」と空いたバイタルエリアを一気にドリブルで持ち上がり、右足を振り抜く。

 青森山田のU-19日本代表CB三國ケネディエブス(3年、福岡内定)が対応する直前、また名手・GK飯田雅浩(3年)の死角になっていることも意識して放った一撃。これが、鋭い弾道を描いてゴール右隅に突き刺さった。

 主将の見事な先制ゴール。その前田は「前半は失点しないようにしながらチャンスがあればという話だった」と語り、青森山田のMF檀崎竜孔主将(3年、札幌内定)は「0-0で最後1-0というのが理想的なプランでした。(先制されると)2点取らないといけないですし、厳しい勝負になるかなと」と口にする。互いに先制点を取られたくなかった両チーム。その1点を奪った鹿島が優位に立った。

 この後はロングボールが行き交い、球際での激しい接触が増える展開に。負けたくない思いが強いあまり、深いタックルによるファウルやエキサイトするシーンも生まれる試合となった。リーグ最少10失点の鹿島と同2位で11失点の青森山田の守りは互いに堅く、簡単にはこじ開けることができない。

 前半は鹿島が青森山田のクリアボールをより収めていたことで、自分たちのペースで試合を進めていた。トップ昇格内定の左SB佐々木翔悟(3年)が力強い突破からクロスを上げるシーンもあったが、青森山田は前半終盤からグラウンダーのパスやサイドチェンジ、コンビネーションによる崩しを増やしてペースを握っていく。

 後半開始直後には相手SBの背後を取って左SB豊島基矢(3年)が決定的なクロス。また、前線でFW佐々木銀士(3年)が奮闘し、1ボランチMF天笠泰輝(3年)の存在感が増す。そして、バスケス・バイロンの仕掛けなどサイド攻撃で相手の守りに穴を開けようとする。

 だが、鹿島はU-16日本代表GK山田大樹(2年)が的確なキャッチングを連発。増崎大虎(3年)と佐藤隆曉(3年)の両CBもゴール前に入ってくるボールを確実に跳ね返していく。また、気迫の守りを見せる右SB結城将貴(3年)が、9戦連発中の青森山田MF檀崎にボールが入ることを許さず、そのシュートを頭で跳ね返すなど身体を張ってゴールを守っていた。

 このまま勝てば優勝の決まる鹿島はピッチ内から「優勝するぞ!」の声。押し込むものの1点を奪うことのできない青森山田は、後半35分に192cmCB三國を前線へ上げてパワープレーにシフトする。鹿島は勝ちにこだわるあまり、「ちょっと(相手の攻撃を)受けすぎてしまっていた」(熊谷浩二監督)。それに対し、攻撃を繰り返す青森山田は41分、天笠のドリブルからMF武田英寿(2年)がターンしながら右へ繋ぐと、縦に仕掛けたバスケス・バイロンが柔らかい右足クロス。ボールはこれを処理しようとした鹿島GK山田の指先をかすめ、そのままファーサイドのゴールネットに吸い込まれた。

 残り4分での同点ゴールに青森山田の控え部員たちがピッチへ飛び出して喜ぶ。畳み掛ける青森山田に対し、鹿島は勝利から切り替えて2点目を失わないことを重視。青森山田は武田の直接FKなど相手ゴールを脅かしたが、鹿島は前田のキープなどで時間を使い切り、アウェーで貴重な勝ち点1を加えた。

 青森山田の黒田剛監督は「優勝させなかったことはポジティブ」と語ったが、相手を飲み込みかけていただけに無念の表情。また、競り切れずに後手を踏んだ先制点のシーンや決定機でパスを選択したところを指摘していた。一方の鹿島・熊谷監督も1-0のまま我慢できなかったことを残念がっていたが、前向きな評価も。「勢いはあるけれど、緩さがあるところが今年の特長」というチームが追いつかれた後に勝ち越し点を与えなかったことについては「凌ぎきったところは成長」と頷いていた。

 鹿島は残り2試合のうち1勝すれば自力で優勝を決めることができる。前田は「ホームで残り2試合あって、この勝ち点1を活かすためにも次(富山一高戦)勝って決められれば最高ですし、スタッフ、サポーター、色々な人に見えないところでも支えてもらっている。自分たちがピッチで恩返ししていくこともそうだし、感謝の気持ちを忘れずにこれからもやっていきたい」と意気込んだ。この日出た課題を見つめ直すなど一週間準備し、来週勝って優勝を決める。

(取材・文 吉田太郎)

[MOM2728]鹿島ユースMF前田泰良(3年)_青森山田のゲームプラン崩す先制弾
18/11/25 22:34


前半12分、ドリブルで持ち込んだ鹿島アントラーズユースMF前田泰良主将が右足シュートを決める

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.25 高円宮杯プレミアリーグEAST第16節 青森山田高 1-1 鹿島ユース 青森山田高G]

 優勝決定こそ次節以降に持ち越しとなったが、首位・鹿島アントラーズユースにとっては大きな勝ち点1だ。2位・青森山田高との直接対決で“最低限”のドロー。勝利して勝ち点1差にしたかった青森山田のシナリオ、そのゲームプランを崩したのがMF前田泰良主将(3年)の先制点だった。

 前半12分、鹿島は敵陣中央での空中戦を連続で制すと、前を向いてボールを拾った前田がドリブルで一気に加速する。右前方へボールを運んだ10番は、そのまま右足一閃。グラウンダーの鋭いシュートをゴール右隅に突き刺した。

「リスクをかけないサッカーをしている中で自分の前にいいボールがこぼれてきて、立ち上がりということもあり、思い切ってシュートを狙っていこうと思っていました。コースはいいところに行ったと思います」

 相手のU-19日本代表CB三國ケネディエブス(3年)が股間を通されることを警戒し、一瞬対応が遅れた隙を見逃さなかった。同時に大型DF三國によってGKの視界が限定されることも見越して放った一撃。主将が1チャンスをものにしたことでチームは楽になり、0-0で試合を進めたかった青森山田は苦しい状況に陥ることになった。

 いい形でボールを持つ回数こそ少なかったが、前田は迫力のある仕掛けも。また、先制点に加え、1-1の後半アディショナルタイムに自陣ゴール方向へこぼれたボールをクリアするなど、この試合は結果を左右するような局面で彼のビッグプレーがあった。

 残り4分で追いつかれてから敵陣でボールキープするなど、苦しい時間帯でもチームの支えに。「みんな苦しいところで自分が時間つくったり、引っ張っていくプレーが仲間に勇気を与えると思う」というリーダーの存在感が光った一戦だった。

 失点したことを反省しつつ、我慢強く戦ったチームメートを讃えた前田は「全員が勝利に向かってプレーできてポジティブな勝ち点1と捉えていきたい」。運動量と得点にこだわる前田が一週間後の“優勝決定戦”でもチームを勇気づけるプレーをする。

(取材・文 吉田太郎)

魂の守りと声。鹿島ユース右SB結城が9戦連発中の相手エースにゴール許さず
18/11/25 23:07


鹿島アントラーズユースの右SB結城将貴(左)は青森山田高のU-18日本代表MF檀崎竜孔主将に得点を許さなかった

[11.25 高円宮杯プレミアリーグEAST第16節 青森山田高 1-1 鹿島ユース 青森山田高G]

「自分のマーカーは檀崎竜孔選手なんですけれども、ホームの時、それ以外あまり目立った仕事していなくても最後に仕事されてしまったので、『最後コイツだけは点獲らせない』という気持ちでプレーしていました」

 鹿島アントラーズユースの右SB結城将貴(3年)がこの日マッチアップした相手は青森山田高のU-18日本代表MF檀崎竜孔主将(3年、札幌内定)。プレミアリーグEASTで9試合連続得点中のエースだった。7月のホームゲームでは前半34分に1タッチシュートで同点ゴールを許している相手。結果は前回の対戦時と同じドローとなったが、結城は檀崎に得点を許さず、その連続得点をストップした。

「スピードに乗ったら止められない時もある」という相手に対し、結城は彼にボールを入れさせないこと、また後ろ向きの状態でボールを受けた際に距離を一歩でも詰めることを意識。自分がより良い準備をして対応することを心掛けてプレーした。

 自分の背後を突かれたシーンや檀崎に仕掛け、クロスを上げられるシーンもあった。また、チームは後半終了間際に追いつかれて悔しい引き分け。だが、「結果的に1失点してしまったんですけれども、どんなに頑張っていても失点してしまうことはありますし、それをどれだけ少なくするか意識していた」という結城は後半に檀崎の左足シュートを頭で跳ね返したり、身体を投げ出してシュートをブロックするなど勝ち点1獲得に大きく貢献した。

 檀崎封じについては「チームの全体で守備してくれたので自分だけではない」と謙遜。それでも、鹿島イレブンの中で特に気持ちを表現して戦っていた彼のプレーは印象的だった。主将のMF前田泰良(3年)も「気迫や対人のところはチームのプラスになっていて助かりました」と感謝。下級生時から試合に出てきたSBは影響を与えるような動きでチームを引っ張っている。

「自分、1、2年生から試合に出させてもらっていて経験も多くさせてもらっているので、何かしらでチームに恩返ししたいという思いがあります。自分ができることと言ったら声出すことだったり、ちょっとした声がけでもチームは変わりますし、滑ってシュートを止めて喜んだりすることでチームの士気も上がると思うので、意識しています」。

 首位を快走する鹿島ユースだが、上手くいかないことももちろんある。残り2試合や優勝チームが出場するプレミアリーグファイナルで経験豊富なSBは声、プレーチームを盛り上げ、落ち着かせることを意識。そして、チームメートたちと白星を重ねてタイトル獲得を喜ぶ。
 
(取材・文 吉田太郎)


青森山田高校と引き分けた鹿島アントラーズユースである。
勝てば高円宮杯プレミアリーグEASTにて優勝が決まる一戦であったが、アウェイでのドローは上々の出来であろう。
MOMには先制点の前田泰良くんが選ばれておる。
ドリブルからのミドルは強烈であった。
流石は背番号10、そしてキャプテンである。
この勝ち点1というか、相手の勝ち点を削ったことで、鹿島ユースは次節勝利すれば優勝が決まる。
ホームにて歓喜の声を上げて欲しい。
期待しておる。

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篤人、もう大丈夫

【鹿島】内田篤人が肉離れから1か月半ぶり復帰「もう大丈夫」先発復帰も見据える
2018年11月25日12時55分 スポーツ報知


ケガから復帰し、1か月半ぶりに公式戦に出場した鹿島・内田

 ◆明治安田生命J1リーグ▽第33節 仙台0―3鹿島(24日・ユアテックスタジアム仙台)

 3位の鹿島がDF昌子源の今季初ゴールなどで仙台を3―0で下し、4位以上を確定させた。

 肉離れで離脱していたDF内田篤人が約1か月半ぶりにピッチを踏んだ。後半37分にDF西大伍に代わって投入されると、少ないプレー時間ながらFW鈴木優磨にクロス2本を合わせるなど軽快にプレー。「アクシデントがなければもう大丈夫。DFラインに(交代枠を)使ってくれるのはありがたかった」と感謝した。

 「急ぎすぎず、普通な感じで」(内田)リハビリをこなし、予定通りの6週間で実戦復帰。ACL決勝に出場することはできなかったが、今後も来季ACL出場を懸けた鳥栖との最終節(12月1日)、21冠目を目指し4強入りの天皇杯、クラブW杯とまだまだ大一番が控えている。「ホームでやれる。こうやって出させてもらったら(感覚が)違うし、1週間ある」と最終節の先発復帰に意欲を示した。


復帰にコメントした篤人である。
「アクシデントがなければもう大丈夫。DFラインに(交代枠を)使ってくれるのはありがたかった」と語る。
通常はDFラインに枠は使わぬもの。
そこを曲げて指揮官は篤人を送り出した。
そのはからいに応え、観時間プレイ時間ながら優磨へのクロス2本を通しておる。
文句なしの復帰戦と言えよう。
最終節からまた始まる過密日程に於いて篤人の存在は重要である。
鳥栖戦、または浦和戦には先発に適用されることとなろう。
篤人の活躍にて来季のACL出場を勝ち得るのだ。
期待しておる。

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セルジーニョ、我々は優勝したからと言って慢心してはいけない

【鹿島】「メンバー外選手の分も戦う」主力復帰も指揮官は総力戦強調 アジア王者に慢心なし
2018年11月25日12時54分 スポーツ報知



先制ゴールを決める鹿島・昌子(中央)


 ◆明治安田生命J1リーグ▽第33節 仙台0―3鹿島(24日・ユアテックスタジアム仙台)

 3位の鹿島が昌子源の今季初ゴールなどで仙台を3―0で下し、4位以上を確定させた。

 前半34分に昌子源がキックフェイントで相手DF2人をかわすFW顔負けのゴールをサイドネットに突き刺して先制。後半25分にはクロスを安西幸輝が頭で流し込み、同30分にはセルジーニョが「FWは常にこぼれ球を狙っています」と相手のクリアミスを左足ボレーで難なく決めた。

 総力戦で過密日程を戦ってきたが、レアンドロが長期離脱から復帰し、内田篤人も1か月半ぶりに実戦復帰。一時はスタッフが紅白戦に借り出されるほどにけが人が続出していたが、ようやく戦力が厚みを増してきた。だからこそ、大岩剛監督は23日の練習後、選手を前に語気を強めた。

 「試合に出る選手は、メンバー外の選手の分も戦わないといけない。外国人枠でベンチを外れる選手も出てくるが、チーム一丸となって戦う姿勢を忘れるな」

 この日はACL決勝で180分間フル出場した韓国代表チョン・スンヒョンが外国人枠の都合でベンチ外に。天皇杯準々決勝甲府戦(21日)で決勝ゴールの土居聖真も出番なし。控え主体で2連勝したJ1・C大阪戦(10月31日)、柏戦(11月6日)のメンバーも多くがベンチを外れた。チーム内の競争は激化。それでも大岩監督はこれまで通りチーム一体となって戦う姿勢を選手たちに望んだ。

 「鹿島の(試合に出られない選手の)“腐らずやる精神”は他クラブのそれとは比べものにならないと思う」と仲間に信頼を寄せる昌子は、指揮官のゲキを「主力としての振る舞いを大事にしたい」と受け止め、先制点&無失点で勝利に貢献。安西は途中出場で控え組の意地を見せる追加点を決め「やってやりましたよ!」とクロスを捉えた頭をペチペチと叩きながら満面の笑みで取材エリアへ現れた。

 3点目のセルジーニョは言う。「当然メディアの方々は『鹿島』ではなく『アジア王者の鹿島』と表記するでしょう。しかし我々は優勝したからと言って慢心してはいけない。今まで通り、(目の前の)タイトルを目指していく姿勢で取り組んでいきます」。今季も残り最大6試合(Jリーグ1、天皇杯2、クラブW杯3)となったが、「アジア王者の鹿島」は総力戦のスクラムを崩すことなく、チーム一丸の姿勢を貫いていく。(岡島 智哉)


仙台戦について記す報知新聞の岡島記者である。
前日練習時の大岩監督のゲキから、それを受けて奮起し勝利を掴み取った選手たちのコメントを報じる。
特にセルジーニョからは「当然メディアの方々は『鹿島』ではなく『アジア王者の鹿島』と表記するでしょう。しかし我々は優勝したからと言って慢心してはいけない。今まで通り、(目の前の)タイトルを目指していく姿勢で取り組んでいきます」というコメントを引き出す。
“アジア王者”に驕ることなく、勝利を目指す鹿島の精神が伝わってくる。
津後なる戦いに集中していくのだ。
クラブに根付く伝統が素晴らしい。
次なるタイトルを獲る。
それが鹿島アントラーズである。

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オリヴェイラ監督、浦和と契約更新

オズワルド オリヴェイラ監督、2019シーズンへの契約更新のお知らせ
浦和レッズは オズワルド オリヴェイラ監督と来シーズンの契約を更新することで合意しましたので、お知らせいたします。


浦和と契約更改したオリヴェイラ監督である。
来季もまた相見えることとなる。
その前に天皇杯準決勝がある。
オリヴェイラ率いる浦和を倒し決勝進出を成し得たい。
決戦である。

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セルクル・ブルージュ・植田、いいゲーム展開ができたんじゃないかなと思います

植田オウンゴール誘発起点「あれはアシスト」と笑顔
[2018年11月25日12時18分]


ゲンク戦の前半、クリアするセルクル・ブリュージュの植田(共同)

<ベルギーリーグ:ゲンク1-2セルクル・ブリュージュ>◇24日◇ゲンク

DF植田直通が所属するセルクル・ブリュージュはアウェーで首位ゲンクに2-1で勝利した。

2試合ぶりに先発フル出場を果たした植田は、効果的なオフサイドトラップでゲンク攻撃陣を陥れる。

前半26分には植田のパスからの味方のシュートが先制のオウンゴールにつながった。後半ロスタイムに失点こそしたが、ゲンクの地で91年以来の価値ある白星を飾った。チームはこれで今季初の3連勝となった。



植田との一問一答は以下の通り。

-おめでとうございます

植田 (すてきな笑顔で)ありがとうございます。

-リードすることになった

植田 前やったときも、負けはしたんですけど、自分たちは結構、相性がいいなと思っていた。自分たちにも勝機があるなと思ってた。そこで、セットプレーという大事な形で、点が取れた。自分たちがやりたいように、いいゲーム展開ができたんじゃないかなと思います。

-1点目は…

植田 あれはアシストですね。書いておいてください、アシストだと(笑い)。

-ベルギー初のアシスト?

植田 初です! はい。よかった(笑い)。

-今日の試合はディフェンダーにとって、やりがいがある試合では

植田 ゲンクが(セルクル・ブリュージュに)負けていないというのも聞いてた。自分たちが最初に負かしてやろうという気持ちもあった。首位というのもありますし。かなり攻められる時間帯は長いと思いましたが、そこはディフェンスの見せどころじゃないですけど、そういったものを感じてたし、こういう相手だからこそ絶対に勝ってやるんだという気持ちで最初からやっていますし。

-オフサイドトラップは今日もうまく利用できた

植田 チームとして、そこは取り組んでいる。今日もたくさんオフサイドをかけて…普段、練習からやっている。そこがうまくできた部分はたくさんあった。これからにもつながると思います。

-ムスクルン戦で右サイドバックに移されて、今日はセンターバックに戻った

植田 (ムスクルン戦は)途中からね。今日は3バックでやっていて、なかなかやったことのないポジションでしたけど。今日の相手には有効的なポジションというか、フォーメーションだったとも思う。そこが生きて、しっかりと先に2点取れて…1失点しましたけど、守り切ったという形になったと思う。今は、いろいろなポジションで試合に出るのが一番大事だと思います。与えられたポジションで、しっかりと結果を出したい。

-相手にしてはセルクル・ブリュージュは嫌なチームですね。守備がうますぎ

植田 そうですか? ありがたい言葉です。うれしいです。

ー嫌がられても平気?

植田 いえいえ、そう思っていただければ一番いいです。

(エリーヌ・スウェーブルス通信員)


先発フル出場で勝利の貢献したセルクル・ブルージュの植田である。
気持ち良くインタビューに応じておる。
ゲンクに対して初勝利に導いた様子。
そして、オウンゴールを誘発させており、まさに大活躍である。
ベルギーの水にも慣れ、ポジションを掴みつつある。
これからも活躍の報を待っておる。

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仙台戦報道

鹿島昌子弾で3位、仙台好機生かせず/仙-鹿33節
[2018年11月24日16時15分]


仙台対鹿島 前半、先制ゴールを決めた鹿島DF昌子(中央)は犬飼から抱きつかれ笑顔で喜ぶ(撮影・浅見桂子)


仙台対鹿島 前半、先制ゴールを決める鹿島DF昌子(撮影・浅見桂子)


<明治安田生命J1:仙台0-3鹿島>◇第33節◇24日◇ユアスタ

鹿島アントラーズがベガルタ仙台を3-0で下して3位をキープした。

21日のJ2甲府との天皇杯準々決勝から中2日での試合。先発4人を入れ替え、日本代表にも初招集されながらけがで辞退したFW鈴木優磨が復帰した。

試合はその鹿島が先制した。前半34分、右CK付近のFKをMF遠藤康が短くMF永木亮太につないで中に入れる。DF西大伍の胸に当たって落ちたボールを、目の前にいたDF昌子源がワンテンポ遅らせてためをつくり、コースを狙い澄ましたシュート。これが右ポストに当たってゴールへと吸い込まれた。昌子はこれが今季初ゴールとなった。

ホーム最終戦となる仙台は守備ブロックをつくる形。前半16分には、左CKの混戦からMF蜂須賀孝治が右足で押し込もうとしたが、右足のシュートは浮いてしまい、得点の好機を逸した。

後半に入っても運動量が落ちない鹿島は25分、FW鈴木の左クロスを、ファーサイドでフリーでいたDF安西幸輝が頭で合わせて追加点を奪った。さらに30分には仙台MF中野嘉大のクリアミスをMFセルジーニョが左ボレーで決めて、3点目を挙げた。

後半37分には左太もも裏の肉離れで10月10日を最後に離脱していたDF内田篤人も途中出場を果たした。

意地を見せたい仙台は、後半45分にMF関口訓充のクロスをFW奧埜博亮が中央で頭で合わせたが、GK正面だった。今季最多1万9152人の観客を前に、ホーム最終戦を勝利で飾れなかった。

さすが元FW鹿島昌子が技あり弾「うわ入ったんや」
[2018年11月24日18時10分]


仙台対鹿島 前半、先制ゴールを決める鹿島DF昌子(撮影・浅見桂子)


仙台対鹿島 前半、先制ゴールを決めた鹿島DF昌子(中央)は犬飼から抱きつかれ笑顔で喜ぶ(撮影・浅見桂子)


<明治安田生命J1:仙台0-3鹿島>◇第33節◇24日◇ユアスタ

鹿島アントラーズDF昌子源が、ストライカーばりの鮮やかなゴールへの嗅覚を見せた。

0-0で迎えた前半34分のFKから、DF西大伍が胸に当てたボールが目の前に落ちてきた。その瞬間、脳裏にひらめいた。「僕はディフェンダーなんで、1発目のシュートには必ず、何人か飛び込んでくるなと思った。1度、キックフェイントを入れた方がいいなと、大伍くんが落とした時点で決めていた」。

その言葉通り、打つと見せかけてワンフェイント入れる。そこでコースがわずかに空いた。体勢を崩しながらも右足で狙い澄ましたシュートを放つ。ボールは、日本代表GKシュミット・ダニエルの手をすり抜けて、右ポストに当たってゴールに吸い込まれた。

「見えていなかったんですけど、みんなが喜びに来てくれたので『うわ、入ったんや』って。そして、みんなが『FWや、FW! さすが元FW!!』って(笑い)」。DFリーダーの今季初ゴールを、チーム全員で祝福した。中2日のチームにこの先制点は大きく、鹿島の攻守の切り替えが一気に早くなった瞬間だった。

試合前の宿泊ホテルでのミーティングで、大岩剛監督から「常に上を目指す」と言われたという。天皇杯やクラブ・ワールドカップ(W杯)も控えるが、優勝を逃したリーグ戦で言う「上」とは「2位」だと昌子は強調した。一時は13位にまで沈んでいた常勝軍団は、現在2位のサンフレッチェ広島を逆転できる勝ち点差まで詰めてきた。残すは最終節のサガン鳥栖戦だけ。その鳥栖には今夏、鹿島から移籍したFW金崎夢生がいる。そこで昌子は1つの珍提案を行った。

「夢生くんの性格的に、気合は絶対入っている。鹿島サポーターがどういう反応するか分からんけど(移籍で出て行った選手に)ブーイングって良くするやん。でも、オレは経験したことないけど、いろいろ聞くと、ブーイングされると『燃える』って言う。なんで燃えるかと言ったら『嫌な選手』だと思われているからブーイングされるわけで…。逆にブーイングせん方が『えっ、なんで?』みたいな…。スルーです、あえて。『金崎夢生』って呼ばれた瞬間、何もない。その方が、しんどないすか?」

そんな呼びかけを、冗談めいて提案した昌子だが、金崎との対戦は楽しみの1つでもある。「夢生くんと敵でやったことがないから、すごい楽しみ。紅白戦とかはあるけど、公式戦とは違うから」。そう言って目を輝かせていた。

鹿島鈴木がクラブ日本人初「10得点10アシスト」
[2018年11月25日7時24分 ]


後半、チーム2点目のゴールをアシストするパスを出す鹿島FW鈴木(右)(撮影・浅見桂子)


後半、チーム3点目のゴールを決めた鹿島FWセルジーニョ(右)と歓喜の表情で喜び合うFW鈴木(左)(撮影・浅見桂子)


<明治安田生命J1:仙台0-3鹿島>◇第33節◇24日◇ユアスタ

右足首負傷で代表を辞退した鹿島アントラーズFW鈴木が、復帰戦で10アシスト目を決めた。後半25分に左クロスでDF安西の2点目を演出。11得点と合わせて、97年のビスマルクとマジーニョ以来21年ぶり4人目、日本人ではクラブ初の「10得点10アシスト」を達成した。

試合勘の影響で、前半はプレーが遅れたが取り戻した。「今日は点を取りたかったけど、次のために取っておく」と“師匠”のFW金崎がいる最終節のサガン鳥栖戦を見据えた。

鹿島・昌子、今季初得点!過密日程も快勝

前半、先制ゴールを決め祝福される鹿島・昌子源(右)=ユアテックスタジアム仙台(撮影・土谷創造)

 明治安田J1第33節(24日、仙台0-3鹿島、ユアス)鹿島のDF昌子が自画自賛の今季初得点だ。0ー0の前半34分、FKからの流れでゴール前の混戦から一度フェイントを入れて右足シュート。「DFが飛び込んでくると思い、フェイント入れた」と笑みを浮かべた。天皇杯全日本選手権から中2日の過密日程で選手たちの動きは重かったが、さらに2点を追加。大岩監督は「最終節もしっかり勝ち、一つでも順位を上げたい」と2位浮上を見据えた。


後半、華麗なシュートを決める鹿島・セルジーニョ=ユアテックスタジアム仙台(撮影・土谷創造)


仙台-鹿島 前半、競り合う鹿島・永木(左)と仙台・奧埜=ユアスタ


仙台-鹿島 後半、ヘディングで2点目のゴールを決める鹿島・安西(左)=ユアスタ


鹿島 昌子が今季1号 離脱戦力の復帰続々、2位もあるぞ!
明治安田生命J1第33節 鹿島3―0仙台 ( 2018年11月24日 ユアスタ )


<仙台・鹿島>前半、先制ゴールを決め、祝福される鹿島・昌子(3)
Photo By 共同


 アジア王者が、2位広島まで勝ち点1差に迫った。大勝の呼び水となったのは、DF昌子の今季公式戦初得点だ。0―0の前半34分、FKからのこぼれ球に中央で反応。「1発目のシュートは必ず何人か飛び込んでくる」とあえて1度キックフェイントを入れてから右足で蹴り込んだ。

 10日のACL制覇後、天皇杯、リーグ戦と過密日程でも2連勝。FW鈴木、DF内田と戦力が続々と戻り、最終節で2位浮上の可能性も見えてきた。

[ 2018年11月25日 05:30 ]

【鹿島】貫禄3発0封で来季ACL出場権獲得に前進
2018年11月25日6時10分 スポーツ報知


前半34分、昌子(中央)が先制ゴールを決め喜ぶ鹿島イレブン

 ◆明治安田生命J1リーグ第33節 仙台0―3鹿島(24日・ユアスタ)

 アジア王者の鹿島が3発0封の貫禄勝ちで仙台を下し、来季ACL出場権(3位以内)獲得に前進した。0―0の前半34分、DF昌子がキックフェイントで相手DF2人をかわし、身長197センチの日本代表GKシュミットが届かない華麗なシュートをサイドネットに突き刺して先制。後半にも2得点で仙台を突き放し、守備陣も公式戦3試合連続完封で試合を締めた。

 一時は勝ち点19差だった2位・広島と1差に迫った。最終節・鳥栖戦で勝利すれば無条件でACL連覇の挑戦権を得ることができ、引き分け以下でも4位・札幌が同じく引き分け以下で3位以内が決定するが、昌子は「可能性がある限り上を目指す。常に前進し、常に上を見る」と2位狙いを宣言した。


快勝を報じる各紙である。
大半が源の先制点について記す中でニッカンスポーツは優磨のアシストについて報じる。
安西へのクロスで今季10アシスト目となり、優磨の成績は11G10Aとなった。
ビスマルクとマジーニョ以来の4人目の快挙となり、クラブ史上日本人初。
これは素晴らしい。
柳沢や大迫すら成し得なかった記録を作ったこととなる。
これほどのセンターFWが育成組織より出てきたことを誇りに思う。
そして、こうなっては日本に留めることは難しいのではとも感じさせられる。
優磨はこの冬、どのような決断をするのであろうか。
注目である。

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長崎、手倉森監督にオファー

J2降格の長崎 新監督候補に手倉森氏浮上
明治安田生命J1第33節 長崎1―2G大阪 ( 2018年11月24日 パナS )


手倉森誠氏
Photo By スポニチ


 来季J2降格が決まっている長崎の新監督候補に、リオデジャネイロ五輪代表監督の手倉森誠氏(51)が挙がっていることが分かった。複数の関係者によると、年俸1億5000万円を超える高額オファーを提示。すでにクラブ関係者が接触しているという。

 手倉森氏はリオ五輪後は日本代表コーチとして、W杯ロシア大会での16強入りにも貢献した。高田社長は1年でのJ1復帰を目標に掲げ「(ハードワークの)路線を継承しつつ、新たな血を入れてくれることを期待している」と話しており、堅守速攻をベースとする同氏は適任。今後の交渉に注目が集まる。

 長崎は24日はG大阪相手に一度は追い付いたものの、1―2で敗れ、今季限りでの退任が決まった高木監督は白星をつかめなかった。

[ 2018年11月25日 05:30 ]


長崎の次期監督候補に挙がった手倉森氏である。
既に具体的なオファーが提示されておる模様。
これは面白い。
仙台を躍進させ、リオデジャネイロ五輪にて手腕を発揮した手倉森監督が長崎を再びJ1に導く采配を見せてくれるのであろうか。
注目である。

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サッカーダイジェスト 仙台戦寸評

【J1採点&寸評】仙台0-3鹿島|総合力の差を見せつける完勝劇!MOMは攻守両面で存在感を発揮したレオ・シルバ!!
小林健志
2018年11月24日


鹿島――センターバック、ボランチの中央4人が及第点以上の出来


【警告】仙台=板倉(34分) 鹿島=永木(45+2分)、クォン・スンテ(83分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】レオ・シルバ(鹿島)


鹿島 6.5
前半手堅い守備を見せながら、セットプレーで先制する理想的な展開。後半は攻撃陣のエンジンがかかって着実に加点。交代選手も仕事をし、チームの総合力の差を見せつけた。

【鹿島|採点・寸評】 
GK
1 クォン・スンテ 6
ビッグセーブこそなかったが、シュートを正面で止める場面が目立ち、ポジショニングが非常に良く、無失点勝利に大きく貢献した。

DF
22 西 大伍 6(82分OUT)
序盤は相手の攻勢を受ける形となったが、右サイドでボールを落ち着かせ、パスワークに絡めたことで徐々に相手を自陣に押し込むことに成功した。

39 犬飼智也 6.5
ボールを奪ってからのパス精度が高く、攻撃の起点としての意識が高かった。相手に押し込まれた時間帯も、周りのフリーな選手を探して丁寧なパスを出せていた。

3 昌子 源 6.5
1得点目は相手守備陣が被った隙を突いてシュートを打った判断が良かった。守備では終始冷静な対応を見せ、ロングフィードも冴えを見せた。

16 山本脩斗 6
立ち上がりは蜂須賀の対応にやや苦しんだが、蜂須賀が負傷交代となってからは、積極的な攻撃参加を見せることができた。

MF
6 永木亮太 6.5
良い立ち位置を取り仙台の中盤から頭脳的にボールを奪い、精度の高いパスで決定機を作り出した。遠藤のフリーキックを受けてのクロスが1得点目につながった。

4 レオ・シルバ 7
前半はやや身体が重そうだったが、徐々に攻守で存在感を発揮。後半板倉からボールを奪ってカウンター攻撃の起点となり2得点目につなげた、勝負どころを見極めるプレーはさすがの一言。

鹿島――2トップが献身的なプレーで勝利に貢献

MF
25 遠藤 康 6(67分OUT)
得点にはつながらなかったが、ベテランらしく落ち着きのあるプレーで多くの決定機を作り出し、ボールロストも少なかった。

30 安部裕葵 6.5(77分OUT)
徐々に試合の流れに乗れるようになり、献身的な守備や、クロス、シュートで相手の脅威となった。3得点目はクロスがゴールの起点となった。

FW
18 セルジーニョ 6.5
前線からの守備を怠らず、チームプレーに徹していた。3得点目はそうした献身的姿勢が生んだご褒美と言えるゴール。

9 鈴木優磨 6.5
負傷明けとは思えない程のキレのある動きで決定機を生み出し、自身のゴールこそなかったが、安西のゴールをアシストし、チームの勝利に貢献した。

交代出場
DF
32 安西幸輝 6.5(67分IN)
投入から3分後に鈴木のクロスに飛び込んで見事なヘディングシュートを決める大仕事を成し遂げた。その後も右サイドハーフとして決定機に絡んだ。

FW
11 レアンドロ -(77分IN)
10分以上のプレー時間があったが、決定機に絡むことができず、試合にうまく入れなかった。

DF
2 内田篤人 -(82分IN)
出場時間は短かったが、精度の高いクロスから2度鈴木優磨のシュートにつなげるなど、ベテランらしい技が光った。

監督
大岩 剛 6.5
ベテラン選手中心のチーム構成で、チームに落ち着きを与えることに成功。交代した安西も得点するなど、采配も光った。

取材・文●小林健志(フリーライター)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


サッカーダイジェストの小林氏による仙台戦の寸評である。
完封勝利に非常の高い評点が付けられておる。
特にレオ・シルバに最高点とMOMが与えられた。
中盤にて存在感を発揮し、機を見る戦術眼も冴えた。
このチームの中心と言って良かろう。
また、特筆すべき寸評として犬飼を挙げたい。
「ボールを奪ってからのパス精度が高く、攻撃の起点としての意識が高かった。相手に押し込まれた時間帯も、周りのフリーな選手を探して丁寧なパスを出せていた」とパスについて高い評価が与えられておる。
犬飼はビルドアップに特徴を持ち、最後尾からの攻撃に繋げられるCBであることがよく分かる。
この能力に更に磨きをかけ、来季はチームを引っ張っていって欲しい。
期待しておる。

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仙台戦コメント

2018明治安田生命J1リーグ 第33節


鹿島アントラーズ:大岩 剛
先制点を取ることができて、落ち着いて試合を運ぶことができた。我々がやりたいことを、ほぼできたような試合。選手たちが非常によくやってくれたと思う。天皇杯から時間がない中、なかなかコンディションを整わない中で、試合の中で自分たちで軌道修正をしながら、非常によくやってくれた90分だったと評価している。

Q.天皇杯から中2日だったことの影響は、特にどのような部分で感じたか?次の最終節までは時間があくが、どのような形で臨みたいか?

A.「中2日」や「中3日」というような言い方でメディアの皆さんは括っていると思うが、実際は「中2日」ではなく、非常に短い時間の中で選手たちはリカバリーをすることになっていた。それでも、シーズン中に何度も言ってきたが、それを言い訳にはしてこなかった。選手たちの高い意識があって、次の試合に向けた準備が非常によくできていた。今日は前半に関しては、連戦の選手は体が重いだろうと予想していて、なかなかキレのある動きを出すことはできなかった。それでも軌道修正をして、自分たちで抑揚をつけながらプレーをして、後半にしっかりとスイッチを入れるということを選手の判断でやれていた。非常に評価している。最終節に向けてはしっかりとリカバリーをする。ホームでの最終節なのでしっかりと勝って、一つでも順位を上げるという気持ちで臨んでいきたい。



【昌子 源】
ワンフェイントを入れたのは、何人かが飛び込んでくると思っていたから。大伍くんが落とした時点で、キックフェイントを入れることは決めていた。(シュートを打った後は)体勢が悪くて見えなかったけど、喜びに来てくれたので入ったことが分かった。前半を1-0で終えたことが大きかったと思う。それから攻守の切り替えも速くなった。

【安西 幸輝】
優磨からのボールが全てだったと思う。サイドハーフで出る時は、まずは守備から入ることを心掛けている。その中で1点を取れたことはよかった。

【セルジーニョ】
ゴールの場面では、相手DFがクリアミスをしたので、瞬時に反応して決めることができた。攻めたいという気持ちはチームとして持っているけど、前半はみんなでゲームマネージメントをしようと言っていた。守備する時間帯もあったけど、相手はホーム最終戦で気持ちも入っていたので、前半はしっかり耐えることを考えていた。後半はギアを上げて、カウンターの場面から追加点を取ることができた。

【鈴木 優磨】
相手のプレッシャーが自分が思っていたよりも一歩早かった。剛さんもそれをわかっていたし、試合勘がなくてワンテンポ遅れていたから「もう一歩早くして」と言われていた。途中からは慣れてきた。相手はイケイケだったので、裏が空くことはわかっていた。2点目はうまく使えたと思う。

【内田 篤人】
1点を取ってからは、負ける感じはそこまでなかった。2点目をなかなか取れなかったから、相手の一発はあるかなと思っていたけど、2つ目、3つ目を取れた。レアンドロもそうだろうけど、離脱が長いといきなり先発で出るよりも途中出場が入った方が準備しやすい。そういう意味でも、使ってもらえたことはありがたい。

【遠藤 康】
自分たちは連戦で、相手はフレッシュな状態で臨んできた。仙台にとってはホーム最終戦でもあったけど、相手の勢いをうまくかいくぐることができた。1点目がいい時間に入って、守備も危ない場面を作らせなかった。みんなで勝った試合だと思う。

【犬飼 智也】
ボールを持たれることはわかっていた。持たれていても、どっしりと構えることができていたと思う。サイドハーフがスイッチを入れてくれたので、後ろとしてもやりやすかったと思う。チーム全員がいい連動性を持ってプレーできたと思う。

2018年11月24日(土)14:01KO
ユアテックスタジアム仙台

[ 大岩 剛監督 ]
先制点を取ることができて非常に落ち着いてゲームを進めることができました。われわれのやりたいことがほぼできたようなゲームで、選手たちが非常によくやってくれたと思います。天皇杯から時間がない中で、コンディションが整わない中で、ゲームの中で自分たちで軌道修正しながら非常によくやってくれた90分だったなと評価しています。

--中2日の影響を感じましたか?次節は時間が空きますが、最終節に向けてどういうお考えなのか聞かせてください。
これは中2日、中3日とメディアの皆さんも今季に限ってはくくってくれると思うんですけど、実際は中2日ではなくて、非常に短い時間の中で選手はリカバリーすることになっていました。これはシーズン中に何回も言ってきましたけど、それを言い訳には一切してこなかったですし、選手の高い意識、次の試合への準備というものがよくできていて、当然、今日の試合は連戦の選手は体が重いだろうという想像どおり、なかなかキレのある動きが出せませんでしたけど、先ほども言いましたとおり自分たちで軌道修正をつけながらプレーをして、後半しっかりスイッチを入れる。体が起きてきたところでスイッチを入れるというところも選手の判断でやれていたので非常に評価しています。

最終節に向けてですけど、ホームでやる最終節なのでしっかり勝って、一つでも順位を上げるという気持ちで臨んでいきたいなと思います。

2018年11月24日(土)14:01KO
ユアテックスタジアム仙台

FW 9
鈴木 優磨
Yuma SUZUKI

点を取りたかったです。でも二ケタ得点、二ケタアシストは狙っていたので良かった。アシストした試合は点も取れることが多いんですけど、次の試合のために取っておきます。相手のプレッシャーが自分が思っているより一個早かった。(大岩)剛さんもそれが分かっていて、「一つ早くしてくれ」と言われました。途中からやっと慣れてきた。疲れはみんなある。そういう中でもこの状況でチームとしてやらないといけないのは分かっているし、それがポジティブなほうに向かっているから勝ちにつながっていると思います。

【仙台 vs 鹿島】先手を取った鹿島
2018年11月24日(土)



0-0で迎えた34分、アウェイの鹿島は昌子源の今季J1初ゴールで先制に成功する。

【仙台 vs 鹿島】安定した強さを見せた鹿島
2018年11月24日(土)



先制した鹿島は、70分に安西幸輝(写真中央)、75分にセルジーニョ(写真右)のゴールで3-0で仙台に勝利。
安定した強さを見せた鹿島は3連勝を飾り、2位広島との勝点差も1となった。
昌子が今季初ゴール! アジア王者鹿島、連覇狙うACL出場権へ大きく前進
18/11/24 16:15


DF昌子源の今季初ゴールが決勝点となった

[11.24 J1第33節 仙台0-3鹿島 ユアスタ]

 J1リーグは24日、第33節を各地で行い、ACL圏内を争う3位の鹿島アントラーズは敵地でベガルタ仙台と対戦した。DF昌子源の今季初ゴールが決勝点となり、3-0で勝利。他会場で2位の広島が敗れたため、勝ち点1差で最終節を迎える形となった。

 ホームの仙台は国際Aマッチデーの前に行われた前節の広島戦(◯1-0)から先発2人を変更。FW阿部拓馬、FW野津田岳人が2試合ぶりに名を連ねた。鹿島は3日前の天皇杯準々決勝・甲府戦(◯1-0)から4人を入れ替え、負傷明けのFW鈴木優磨、DF山本脩斗、MFレオ・シルバ、FWセルジーニョが入った。

 立ち上がりは一進一退の攻防を迎えたが、鹿島が先手を取った。前半31分、右サイド深くでFKを獲得すると、MF遠藤康が小さく後ろにパス。DF西大伍が中央にクロスを送り込むと、DF犬飼智也のフリックからPA内にボールがこぼれる。これを拾ったのはDF昌子源。相手DFとの駆け引きから右足シュートを放つと、コントロールされたボールがゴール右隅に刺さった。

 足首の負傷で長期離脱を強いられていたキャプテンのゴールで先制した鹿島に対し、仙台は思わぬアクシデントに見舞われる。前半36分、MF安部裕葵と競り合ったMF蜂須賀孝治がピッチに倒れ込み、プレーを続けることができず。MF中野嘉大との交代を強いられた。そのままスコアは動かず、前半は鹿島の1点リードで終えた。

 仙台の渡邉晋監督は積極的に動き、後半12分に阿部に代わってFWジャーメイン良、同22分にはDF椎橋慧也に代えてMF関口訓充を入れ、交代カードを使い切る。しかし、鹿島は直後の25分、左サイドを鈴木が突破すると、左足クロスをファーサイドへ。投入されたばかりのDF安西幸輝がヘッドで押し込み、リードは2点に広がった。

 さらに鹿島は後半30分、安部の浮き玉パスは相手にクリアされたが、セカンドボールに詰めたセルジーニョがボレーで決めて3点目。同32分には安部を下げ、FWレアンドロを投入。レアンドロは4月11日の第7節FC東京戦以来、7か月ぶりのリーグ戦出場となった。そのまま最後までスコアは動かず、鹿島が連覇を狙う来季のACL出場に向けて大きな勝ち点3を収めた。


過密日程について質問に応じた大岩監督である。
この試合だけでなく、昨季より理不尽な日程が数多く組まれてきた。
それをはね除けた今だからこそ声を大にして言いたい。
鹿島にだけこのように仕組むのは何か意図があるのか否か。
心からの声である。

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Jリーグ 第33節 ベガルタ仙台戦

過密日程も、アウェイも、今の鹿島には障壁とならない。

優磨、チームはいい流れに乗っている

【鹿島】優磨、右足首捻挫から先発復帰!「悔しかった」代表辞退乗り越え復帰弾狙う
2018年11月24日6時5分 スポーツ報知


仙台戦に向けたトレーニングを行う鹿島・鈴木(右)

 3位・鹿島のFW鈴木優磨(22)が仙台戦(24日・ユアスタ)で先発出場することが濃厚になった。23日に茨城・鹿嶋市内で行われた最終調整で主力組に入り、10日のACL決勝第2戦・ペルセポリス戦(イラン・テヘラン)で右足首を捻挫して以来の復帰戦へ準備万全。「(右足首は)大丈夫です。点を取れるように頑張りたい」と気合を入れた。

 親善試合ベネズエラ戦(16日・大銀ド)、キルギス戦(20日・豊田)で初めて代表に招集されたが、負傷で無念の辞退。「行きたかったので悔しかった」と残念がったが、この2試合でゴールを挙げたFWは常連組の大迫勇也(28)=ブレーメン=だけ。今後のアピール次第ではアジア杯(来年1月・UAE)でのメンバー入りの可能性は十分に残されている。

 鹿島にとっては来季のACL出場権(3位以内)死守へ勝利が求められる一戦。「チームはいい流れに乗っている。仙台も(自分が)点を取っているイメージが強い」。直近の公式戦5戦4発の“お得意さま”を相手に復帰弾を狙う。(岡島 智哉)


仙台戦に向けた前日練習を取材した報知新聞の岡島記者である。
先発組に入った優磨のコメントを報じる。
「(右足首は)大丈夫です。点を取れるように頑張りたい」と万全なことを語る。
これは心強い。
そして、「チームはいい流れに乗っている。仙台も(自分が)点を取っているイメージが強い」とチームの勢いと自身の自信を口にする。
頼れるエースのゴールで勝利を掴み取りたい。
楽しみな一戦である。

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福岡・奥野コーチ、契約満了にて退団

チームスタッフ 契約満了のお知らせ
2018.11.23 NEWS

アビスパ福岡は、下記のチームスタッフにつきまして、2018 年シーズンでの契約満了に伴い、来シーズンの契約を更新しないこととなりましたのでお知らせいたします。

奥野 僚右(おくの りょうすけ)コーチ
[生年月日]1968年11月13日 (50歳)
[出身地] 京都府
[ライセンス]JFA公認S級ライセンス
[選手歴]
鹿島アントラーズ ⇒川崎フロンターレ⇒サンフレッチェ広島 ⇒ ザスパ草津
[指導歴]
2002~2003年 ザスパ草津(監督兼選手)
2004~2011年 鹿島アントラーズコーチ
2012~2013年 モンテディオ山形 監督
2015~2016年  和魂サッカースクール コーチ
2017~2018年 アビスパ福岡コーチ

山岸 範之(やまぎし のりゆき) GKコーチ
[生年月日] 1972年9月22日 (46 歳)
[出身地]  千葉県
[ライセンス]日本サッカー協会(JFA)公認B級コーチ
[選手歴]
修徳高等学校 ⇒ 日本大学 ⇒ NTT関東サッカー部(大宮アルディージャ) ⇒ 横河電機サッカー部(横河武蔵野FC)
[指導歴] 
2004~2005年 横河武蔵野FC GKコーチ
2005年     日本大学サッカー部 コーチ
2006~2010年 ザスパ草津 GKコーチ
2011~2016年 FC東京GKコーチ
2017~2018年 アビスパ福岡 GKコーチ

竹原 靖和(たけはら やすかず)アシスタントコーチ
[生年月日] 1981年3月12日 (37歳)
[出身地]  北海道
[ライセンス]JFA公認A級コーチ
[選手歴]  北海道札幌開成高 ⇒ 筑波大学  
[指導歴]
2004~2005年 コンサドーレ札幌ジュニアサッカースクールコーチ
2005~2006年 コンサドーレ札幌トップチームサブマネージャー
2006~2008年 コンサドーレ札幌ジュニアサッカースクールコーチ
2008~2011年 コンサドーレ旭川U-15コーチ
2012~2015年 ツエーゲン金沢トップチームヘッドコーチ
2016~2018年  アビスパ福岡アシスタントコーチ

菊池 忍 (きくち しのぶ)フィジカルコーチ
[生年月日] 1970年7月7日 (48歳) 
[出身地]   岩手県
[指導歴]
1996~1998年 名古屋グランパスエイト ユーストレーナー
1999年    名古屋グランパスエイト サテライトトレーナー
2000~2001年  名古屋グランパスエイトアシスタントフィジカルコーチ
2002年    名古屋グランパスエイトフィジカ ルコーチ
2003年    ジュビロ磐田 ユースフィジカルコーチ
2004年    ジュビロ磐田 サテライトフィジカルコーチ
2005~2006年 サガン鳥栖フィジカルコーチ
2007~2009年  ジュビロ磐田 アカデミーフィジカル担当
2010~2013年  サガン鳥栖フィジカルコーチ
2014年     カマタマーレ讃岐 U-15コーチ
2015年     湘南ベルマーレフィジカルコーチ
2016年     名古屋グランパスフィジカルコーチ
2018年    アビスパ福岡フィジカルコーチ


契約満了にて福岡を退団する奥野コーチである。
J1昇格を果たせなかった以上、仕方の無いところ。
昨季は、不可思議なゴール取り消しによりPOを勝ち上がることが出来なかった。
あのジャッジがなければ、また違った結果となったのではなかろうか。
それはそれとして、次に指導するクラブはどこになるのであろうか。
去就に注目である。

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優磨先発復帰へ

【J1展望】仙台×鹿島|アジア王者は来季のACL出場権獲得へ、負けられない一戦!
サッカーダイジェスト編集部
2018年11月23日

仙台――野津田が2試合ぶりに先発へ

ベガルタ仙台
今季成績(32節終了時):10位 勝点45 13勝6分13敗 42得点・48失点

【最新チーム事情】
●前節の広島戦で鼻骨を骨折した椎橋は、フェイスガード着用で出場の模様。
●野津田は広島からのレンタルのため前節は欠場したが、今節は先発へ。
●R・ロペスが別メニュー調整で欠場の見込み。

【担当記者の視点】
 前節の広島戦は、椎橋のサイドチェンジから中野のクロス、R・ロペスの落としから石原のシュートと仙台らしい綺麗な形で先制。シュミットの好セーブもあり1-0で競り勝った。この試合終盤に椎橋が脳しんとう、鼻骨の骨折となったが、フェイスガードをつけて練習に復帰し、試合出場は問題ない見込みだ。

 広島戦をレンタルの契約上、欠場した野津田も先発に復帰しそうだ。中2日の鹿島に対し、2週間の準備期間というアドバンテージを活かしてホーム最終戦に勝利したい。

鹿島――「借りを返さないといけない」(昌子)


故障者/仙台=R・ロペス 鹿島=中村、伊東、三竿雄
出場停止/仙台=なし 鹿島=なし


J1リーグ33節
ベガルタ仙台 ― 鹿島アントラーズ
11月24日(土)/14:00/ユアテックスタジアム仙台

鹿島アントラーズ
今季成績(32節終了時点):3位 勝点52 15勝7分10敗 47得点・39失点

【最新チーム事情】
●21日の天皇杯準々決勝の甲府戦に勝利し、2年ぶりに天皇杯4強入り。
●甲府戦で、5月に両膝を手術して長期離脱していたレアンドロが途中出場で戦列復帰。4月11日の7節・FC東京戦以来の公式戦となった。
●また10月10日のルヴァンカップ準決勝第1戦・横浜戦で左ハムストリング筋を損傷していた内田も、甲府戦でベンチ入りを果たす。

【担当記者の視点】
 アジア王者として臨む仙台戦。来季のACL出場権獲得となる3位以内を確保するためにも、絶対に落とせない試合となる。

 天皇杯の甲府戦(21日)から中2日で臨む今季最後のアウェー戦。メンバーは甲府戦をベースとし、一部変更することになりそうだ。ACL決勝のペルセポリス戦(10日)で右足首を捻挫し、日本代表の初招集を辞退した鈴木も復帰。セルジーニョと2トップを組み、2ボランチは永木とL・シルバ、CBは昌子と犬飼で中央のラインを固める。

 大岩監督は「特殊でオートマチック、そして意外性のあるサッカーをしてくる」と仙台を警戒。昌子は「前線に力のある選手がいて注意が必要。(5月20日の)ホームでは1-2でやられているだけに、借りを返さないといけない。ACL出場権は絶対に確保する」と気持ちを引き締めた。


「右足首を捻挫し、日本代表の初招集を辞退した鈴木も復帰」と記すサッカーダイジェストのプレビューである。
FWとしてセルジーニョとコンビを組む予想。
アジア最強2TOPが実現する。
これは楽しみ。
また、三竿健斗とチョン・スンヒョンは代表での疲労を考慮してかベンチ外となった。
助っ人枠が空いたことで、レアンドロが天皇杯・甲府戦に続いて帯同する模様。
途中出場にてきらめいてくれよう。
ACL圏内を死守する意味でも重要な一戦、過密日程を弾き返して勝利を掴みたい。
楽しみである。

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篤人、どちらかと言うと、クラブワールドカップよりも天皇杯優勝の方がほしいかな

内田篤人はなぜ「クラブW杯より天皇杯がほしい」のか? 鹿島をファンを愛するその素顔
鹿島アントラーズは、クラブ初となるACL優勝を成し遂げた。今季から復帰した内田篤人は、アジア王者として出場するクラブワールドカップ以上に天皇杯優勝を望んでいる本音を明かした。その言葉にある真意とは?(取材・文:藤江直人)
2018年11月23日(Fri)11時10分配信
text by 藤江直人 photo Getty Images


チームへの信頼が遠ざけたテレビ観戦


内田篤人【写真:Getty Images】

 ちょっとというか、かなり意外な言葉が返ってきた。鹿島アントラーズが長く悲願にすえてきた、アジアの頂点を初めて極めた今月11日未明。敵地テヘランのアザディスタジアムで、強敵ペルセポリス(イラン)と戦う盟友たちをどのような形で応援していたのかと、DF内田篤人に聞いた直後だった。

「いや、オレ、見ていないんですよ。試合を」

 ホームのカシマサッカースタジアムで3日に行われた、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝のファーストレグで、アントラーズは2-0の快勝を収めた。迎えたセカンドレグのキックオフは、日本時間で日付が変わる11日午前零時。放映権を持つ日本テレビのBSやCSで生中継されていた。

 環境が整っていながら、なぜテレビ越しにエールを送らなかったのか。おりしも当時の内田は、左ハムストリングス筋損傷で戦線離脱を強いられていた。だからといって、翌日のリハビリメニューを優先させて体を休めていたわけではない。アントラーズというチームへ寄せる、全幅の信頼がテレビ観戦を遠ざけた。

「まあ、(ファーストレグを)2-0で勝っていたら負けないでしょう。プレーする方はそういう気持ちじゃないと思うけど、見ている方はそんな感じだからね」

 終盤戦になって強さを身にまとったチームは、必ずアジア王者になって凱旋してくる。ならばこちらもプロフェッショナルとして、いまやるべきことに全力で取り組む。内田の信頼に応えるように、アントラーズはセカンドレグをしっかりとスコアレスドローで締めて、敵地で歓喜の雄叫びをあげた。

異例ともいえる過密日程を乗り越えた鹿島

 そして、獲得したタイトルを「20」の大台に到達させてから初めて臨む公式戦で、頼れるベテランは戦列に帰ってきた。21日に山梨中銀スタジアムで行われた、J2のヴァンフォーレ甲府との天皇杯全日本サッカー選手権準々決勝。18人のエントリーメンバーのなかに、背番号2も名前を連ねていた。

 ベンチ入りを果たすのは左太ももを痛めて後半途中に退場し、その後の精密検査で全治6週間と診断された、10月10日の横浜F・マリノスとのYBCルヴァンカップ準決勝ファーストレグ以来となる。その間に行われた公式戦7試合を、アントラーズは文字通り総力戦で乗り越えてきた。

 ルヴァンカップこそ準決勝で敗退したものの、水原三星ブルーウィングス(韓国)とのACL準決勝セカンドレグを3-3で引き分け、2戦合計6-5で決勝進出を決めた。離脱直前の内田がファーストレグの後半アディショナルタイムに決めた、アントラーズ復帰後で初めてとなるゴールが結果的に雌雄を決した。

 クラブ史上初の決勝進出は、終盤戦のJ1のスケジュールをも変更させた。ACL決勝と完全に重複したセレッソ大阪との明治安田生命J1リーグ第31節が3日、柏レイソルとの同第32節が4日、当初のスケジュールからそれぞれ前倒しされる形で開催された。

 結果として10月31日のセレッソ戦からACL決勝ファーストレグ、レイソル戦をすべて異例とも言える中2日で戦い、長時間の移動を要するACL決勝セカンドレグへもレイソル戦から中3日で臨まざるを得なくなった。アントラーズはメンバーをターンオーバーさせて、すべての試合で勝ちにいった。

高卒2年目・小田にかけた内田の言葉


内田が小田にかけた言葉【写真:Getty Images】

 リーグ戦では経験の浅い若手が数多く先発した。そのなかの一人、高卒2年目の小田逸稀(東福岡卒)はセレッソ戦がわずか6試合目の出場だった。緊張感とプレッシャーを胸中に交錯させていたキックオフの直前。右サイドバックに入る20歳の小田へ、内田がさりげなく声をかけた。「緊張している?」と。

 うなずきながら「ちょっとしています」と返した可愛い後輩へ、内田は「緊張がパフォーマンスの質をあげることもあるんだよ」とアドバイスを送っている。短い言葉だったが、不思議と力がみなぎってくるのを感じた小田は52分に、プロ初ゴールとなる値千金の決勝ゴールを得意のヘディングで決めている。

「試合前の練習だとそんなに出来なくても、いざ試合に入ると出来る人っているじゃないですか。僕もどちらかと言うとそっちのタイプなので、じゃあ緊張を受け入れようかな、と思いました。盗むところはいっぱいあるし、貴重なアドバイスもくれる。本当に尊敬できる先輩だと思っています」

 内田の存在感の大きさをこんな言葉で表現しながら感謝した小田は、レイソル戦でも右サイドバックとして先発。2-2の同点で迎えた後半開始直後には、日本代表MF伊東純也が放ったあわや勝ち越しのゴールをジャンプ一番、これも得意のヘディングでゴールライン上にて弾き返している。

 控え組を中心としたメンバーで連勝したアントラーズは、順位を来シーズンのACL出場権獲得圏内となる3位にまで浮上させた。リーグ戦の結果が、ACLに臨む主力組にも好影響を与える。終盤戦を迎えてたくましさを脈打たせるチームへ、内田はリハビリを続けながら頼もしげな視線を送っていた。

「選手が入れ替わってJリーグを戦っていたなかで、何人か若い選手も頑張っていた。これからは試合数が減ってくるのでそういう(若い選手の出場機会)のは少なくなってくるかもしれないし、オレもレアンドロも戻ってきたので、ベンチに入る、入らないというケースも出てくると思う。

 それでも、チームとして最後まで戦わないといけない。天皇杯は準決勝と決勝しかないし、リーグ戦は来シーズンのACL出場権がかかってくる。無駄な試合はひとつもないので、みんなで頑張らないと」

「まだまだ働かなきゃ、と思っています」

 アントラーズから2010年夏にブンデスリーガ1部のシャルケ04へ移籍。右ひざのけがに長く苦しみ、昨夏には出場機会を求めて同2部のウニオン・ベルリンへ移籍した内田を、実に7年半ぶりに復帰させた理由を、強化の最高責任者に就いて23年目になる鈴木満常務取締役強化部長はこう明かしたことがある。

「(小笠原)満男が試合に出られる機会がだんだん減ってきているなかで、アントラーズの伝統という役割を演じられることも含めて、満男の次の世代でそういう存在がまだ必要だというのも、(内田)篤人を呼び戻した理由のひとつでもある」

 アントラーズの伝統のひとつに、選手たちはライバルであり、同時に深い絆で結ばれた家族だという精神がある。黎明期に常勝軍団の礎を築いた神様ジーコの考え方は、21世紀になって久しいいまもチーム内に色濃く受け継がれる。セレッソ戦前に交わされた、内田と小田の会話はアントラーズの伝統そのものだった。

 内田がベンチで、あるいはウォーミングアップエリアで戦況を見つめた一戦は、ヴァンフォーレが繰り出すカウンターに何度も冷や汗をかかされながらも1-0で逃げ切った。負傷者が出た相手が10人になった時間帯にカウンターを発動させ、FW土居聖真が豪快なミドル弾を突き刺した。

 チャンスの匂いを全員が共有する、試合巧者らしい戦い方で手繰り寄せたベスト4進出は、さらなる過密日程をも誕生させた。来月16日に予定されていた浦和レッズとの準決勝(カシマサッカースタジアム)がJ1最終節から中3日の同5日に、24日の決勝(埼玉スタジアム)が同9日にそれぞれ繰り上げられた。

 アントラーズがアジア王者として臨むFIFAクラブワールドカップが、来月12日からUAE(アラブ首長国連邦)で開幕する。準決勝に勝ち残った時点で、当該チームは同22日まで試合が組まれる。天皇杯決勝と重複する事態を避けるための措置が、ヴァンフォーレ戦の勝利で正式に決まった。

「自分はACL(の決勝)とか、大事な試合でピッチに立っていなければいけない立場だと思っているけど。チームも勝ってくれて、こうやってまだ先に伸びているなかで戻って来られたのは嬉しいし、まだまだ働かなきゃ、と思っています」

短い言葉に込められた内田の思い


レアル・マドリー【写真:Getty Images】

 帰りのバスに乗り込む直前のひとコマ。内田は独特の口調で残るシーズンへの抱負を語りながら、こんな言葉も紡いでいる。

「どちらかと言うと、クラブワールドカップよりも天皇杯優勝の方がほしいかな」

 アントラーズは15日の準々決勝から登場し、北中米カリブ海代表のグアダラハラ(メキシコ)を下せば、準決勝でヨーロッパ王者レアル・マドリー(スペイン)と激突する。日本で開催された2016年大会決勝の再現であり、延長戦の末に2-4で敗れた悔しさのリベンジを果たす舞台だと誰もが夢を描く。

 もっとも、シャルケの一員として2年前のアントラーズの快進撃を応援していた内田は、ヨーロッパの舞台で長く戦ってきた経験から「みんなそう(レアル・マドリーとの再戦だと)言いますけどね」と、思わず苦笑いを浮かべた。

「ヨーロッパのクラブにすれば大変だし、シーズン中に(UAEで)試合をするのは可哀想だと思うよ。もちろん名誉なことだけど、モチベーションという意味では正直、各チームと(レアル・マドリーとでは)差があると思う。そのなかでもアジアを制し、日本を代表して臨む以上は勝ちたい。相手のモチベーションがどうこうというより、自分たちとしてはやっぱり勝ちたいよね」

 ならば、内田がクラブワールドカップよりも天皇杯制覇を上に位置づけた理由はどこにあるのか。来シーズンのACLにはJ1を連覇した川崎フロンターレと天皇杯覇者が本戦から、J1の2位および3位のチームはプレーオフからそれぞれ参戦する。

 アントラーズが描き直した青写真は2位もしくは3位に食い込んでJ1を終えたうえで、天皇杯を制して通算21個目のタイトルを手にすること。ただ、必然的に新チームの始動も早めなければいけないプレーオフを回避できることだけが、内田が天皇杯優勝を強く望む理由ではない。

「あと2つだし、日本でやるからね」

 短い言葉に込められた内田の思いを確認した。「ファンやサポーターの目の前で、喜びを分かち合えるからですか」と。内田は笑顔で「そうそう」とうなずきながらバスに乗り込んだ。常勝軍団アントラーズを、そしてファンやサポーターを、心の底から愛し続ける内田の素顔が垣間見えた瞬間だった。

(取材・文:藤江直人)

【了】


篤人を取材するフットボールチャンネルの藤江氏である。
多くの言葉を引き出しておる。
その中で、周囲やメディアはアジアを制したことで出場権を得たCWCを囃し立てるが、篤人は天皇杯が欲しいと言う。
「あと2つだし、日本でやるからね」という言葉に大いなる意味があろう。
多くのサポと共に喜びを分かち合えるのは一入である。
篤人共に日本サッカーの頂点へ。
楽しみである。

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優磨、地元が好き

鹿島鈴木が地元愛爆発 MVP賞金全額でボール寄贈
[2018年11月23日7時19分 ]


地元銚子市の全小中学校にボールを寄贈した鹿島FW鈴木

鹿島アントラーズFW鈴木優磨(22)が地元の千葉県銚子市へ恩返しを行った。22日、銚子市内の小中学全19校に3球ずつ、計57個のサッカーボールを寄贈した。

7月のJリーグ月間MVPの賞金30万円を全て使い、はみ出た分も自ら負担。「地元が好き。だから受賞したときから何かで貢献したかった。銚子があまり元気がないので、元気づけたくて」と思いを明かした。小学2年から片道約1時間かけて鹿島に通い続けるなど愛着は強い。

優勝したACL決勝第2戦で右足首を捻挫し、初選出された日本代表は辞退した。だが、既に練習にも合流。銚子について聞かれたときも「調子は常にいい」と笑い飛ばした。アジアの年間最優秀選手候補に、同僚のMF三竿健斗とともにノミネートされて「素直にうれしいし、自分じゃなく健斗が受賞しても、うれしい。そのくらい一緒に高め合って来ている仲なので」というエースは、間もなく復活する。【今村健人】


銚子市に恩返しした優磨である。
「地元が好き。だから受賞したときから何かで貢献したかった。銚子があまり元気がないので、元気づけたくて」と語る。
確かに銚子は元気がない。
ここは優磨の力で活気づけて欲しいところ。
また、練習に合流し「調子は常にいい」とコメントする。
冗談交じりの言葉に自信が感じられる。
頼もしいエースの復活は間近である。

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優磨、練習復帰

午後練習


甲府戦のスタメンとスンヒョン選手、三竿健斗選手はリカバリートレーニングを行い、それ以外の選手は、ポゼッショントレーニングや攻撃練習、シュート練習を実施しました


練習する優磨である。
負傷は癒えた。
仙台戦に間に合ったと思われる。
頼れるセンターFWの復帰で、連勝街道を進みたい。
楽しみである。

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甲府戦報道

鹿島土居V弾で4強、先発6人替えも勝負強さ際立つ
[2018年11月21日21時6分]


天皇杯準々決勝、甲府対鹿島 前半、鹿島MF安部(右)と甲府DF小出は競い合う(撮影・柴田隆二)


天皇杯準々決勝、甲府対鹿島 前半、鹿島FW金森(中央)は甲府MF佐藤のタックルで飛ばされる(撮影・柴田隆二)


<天皇杯:鹿島1-0甲府>◇準々決勝◇21日◇中銀スタ

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制した鹿島アントラーズが、J2のヴァンフォーレ甲府に1-0で競り勝ち、2年ぶりの準決勝進出を決めた。甲府は、クラブ初の4強入りはならなかった。

ACL優勝を決めた10日の決勝第2戦以来の試合となった鹿島は、代表活動でMF三竿健斗やDFスンヒョンが不在。FW鈴木優磨もけがで離脱している中、先発を6人入れ替えた。さらに、10月10日のルヴァン杯横浜F・マリノス戦で右太もも裏の肉離れを起こしたDF内田篤人と、両膝を手術して4月から戦列を離れていたMFレアンドロがベンチ入り。新たな“刺激”を送って試合に臨んだ。

試合は鹿島が試合を優位に進めるも、既にリーグ戦を9位で終えて、失うモノがない甲府が懸命に体を張る。カウンター攻撃で鹿島ゴールを脅かす場面もあった。シュート数は甲府が上回った。

それでも、最後はアジア王者の意地が上回った。後半31分、MF永木亮太がボールを持ち運び、パスを受けたMF土居聖真が中へ切り返して右足でシュート。これがクロスバーをたたいて、待望の先制点が生まれた。

後半45分にはMF遠藤康に代わって、レアンドロが約7カ月半ぶりにピッチを踏んだ。大勝ではなく、甲府の戦う気持ちも強かったものの、最後を許さない鹿島の勝負強さが際立った。

「アジア王者」鹿島勝って当たり前の重圧はねのけた
[2018年11月21日22時58分]


天皇杯準々決勝、甲府に勝利した鹿島の大岩監督(中央)はイレブンとハイタッチする(撮影・柴田隆二)


天皇杯準々決勝、子供たちと約束したゴールを決めたポーズをする鹿島FW土居聖真(撮影・柴田隆二)


<天皇杯:鹿島1-0甲府>◇準々決勝◇21日◇中銀スタ

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でクラブ悲願の初優勝を果たしてから、初めての試合だった。鹿島アントラーズにとっては、限りなく難しい試合だった。

「アジア王者」という肩書がついた。鹿島のサポーターにですら「アジア一だぞ」と言われる。周囲に見られる目が変わった。まして、相手はカテゴリーが1つ下のJ2ヴァンフォーレ甲府。「勝って当たり前」と思われてしまう。

しかし、その甲府は既にリーグ戦を終えており、失うモノが何もない。清水エスパルス、セレッソ大阪に続いて「J1を食ってやる」と、目の色を変えてやってくるのは当たり前だった。

そうした「難しさ」をどうこらえるか。「縦パスが多く、サイドチェンジが少なかった。自分たちで難しくしてしまった」とDF昌子源は言う。大岩剛監督は「自分たちのことに集中しよう、頭を切り替えようと話はしたが、意識すればするほど、切り替えようとすればするほど難しくなってしまうと私自身、感じました。ただ、選手たちは臨機応変に、うまくいかないながらも修正しながらやってくれた」。苦労し、手を焼きながらも、選手は焦らず、互いのミスを補い合い、甲府に受けては立たなかった。最後の一線を越えさせなかった。そうして後半31分のMF土居聖真の決勝点が生まれた。鹿島の勝負強さが、際立った試合と言ってもおかしくはなかった。

終了間際には両膝を手術したMFレアンドロが約7カ月半ぶりに復帰した。肉離れで離脱していたDF内田篤人もベンチ入りを果たした。今後もまだ、過密日程は続く。次のリーグ仙台戦は中2日で迎える。ただ「こういう接戦をモノにできたのは、次につながる」と、昌子はうなずいた。

鹿島天皇杯4強「アジア一は過去。21冠へ向かう」
[2018年11月22日7時17分 ]


天皇杯準々決勝、甲府対鹿島 後半、鹿島FW土居(左)はゴールを決めMF安部と抱き合う(撮影・柴田隆二)


天皇杯準々決勝、甲府対鹿島 後半、鹿島FW土居(中央手前)はゴールを決めイレブンと喜び合う(撮影・柴田隆二)


<天皇杯:鹿島1-0甲府>◇準々決勝◇21日◇中銀スタ

唯一残されていた準々決勝は、アジア王者の鹿島アントラーズがJ2ヴァンフォーレ甲府に1-0で競り勝って2年ぶりの4強進出を果たした。ACL決勝以来の試合で苦しむも、後半31分にMF土居が決勝ゴールを決めた。鹿島は12月12日開幕のクラブワールドカップ(W杯)(UAE)に出場するため、準決勝は5日、決勝は9日に前倒しして開催される。準決勝は鹿島-浦和レッズ、ベガルタ仙台-モンテディオ山形の組み合わせとなった。

最後はアジア王者の意地が勝った。後半31分、MF土居の鮮やかなミドルシュートが吸い込まれた。「いつも右足のシュートは力んじゃうが、珍しく力が抜けた。お父さんに『思い切りシュートを打つな』と言われていて、今日に限ってそう思ったのが、たまたま良いゴールになった」。ACL優勝後、最初の試合で鹿島が勝負強さを見せた。

精神的に限りなく難しい試合だった。「アジア王者」として見られる目。J2相手で「勝って当然」という雰囲気。それでいて失うモノがない甲府の大番狂わせを狙う色気。MF三竿健とDFチョン・スンヒョンが代表で離れ、FW鈴木も負傷でいない。平静を意識するほど難しくなった。

ただ、試合前「この試合が、この先を左右する」と、大岩監督や小笠原、遠藤が口をそろえて言った。それだけの意識が鹿島の選手にあった。だから焦ることなく、得点が入らなくとも集中は途切れなかった。

ACLで20冠に輝いた。だが「余韻には浸れない。アジア一は過去のこと。21冠目に向かっている」と昌子。両膝手術からMFレアンドロが約7カ月半ぶりに復帰、肉離れのDF内田もベンチに入った。今季は最低でもクラブ最多58試合を戦う。次なる戦いへ向かい続ける。【今村健人】

鹿島4強!“次なる敵”は過酷な日程…クラブW杯初戦まで25日間で最大6試合/天皇杯

後半31分に均衡を破るゴールを決めた土居。2大会ぶりの4強に導いた (撮影・中井誠)

 天皇杯全日本選手権準々決勝(21日、鹿島1-0甲府、中銀ス)準々決勝の残り1試合が行われ、J1の鹿島がJ2甲府を1-0で下し、2大会ぶりの4強入りを決めた。0-0の後半31分にFW土居聖真(26)が決勝点を奪った。12月12~22日のクラブW杯に出場する鹿島がベスト4入りしたため、浦和-鹿島、仙台-山形の準決勝は12月5日、決勝は同9日に前倒しして開催される。

 晩秋の冷え込みが厳しい甲府の夜。0-0で迎えた後半31分。FW土居が右足で巻くようなシュートで、ゴール右上に突き刺すと、スタジアムの熱が一気に高まった。

 「ボールを置く位置と蹴るタイミング、そしてコース。すべてが理想的だった。一瞬の隙を突くのはうちの伝統」

 相手に負傷者が出て、数的優位になったわずかな時間帯。ドリブル突破したMF永木からのパスを冷静に決めた。優勝すれば、来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得できる天皇杯。10日にACLを初制覇した鹿島にとって、来季の連覇を狙うためにも譲れなかった。

 もっとも、「アジア王者」の看板を背負って臨んだ最初の試合で選手たちの動きは硬かった。甲府のパスサッカーに対して後手に回り、どちらが格上か分からないような展開が続いた。「メンタル的にも難しい試合だった」と大岩監督。最後は土居の得点で何とか面目を保ち、安堵の表情を浮かべた。

 鹿島のベスト4入りで天皇杯準決勝以降が前倒しになり、この日からクラブW杯初戦のグアダラハラ(北中米カリブ海王者、メキシコ)戦まで25日間で最大6試合を戦うことになった。クラブW杯が行われるアラブ首長国連邦までの長距離移動もあり、過酷な日程となるが、土居は自らを奮い立たせた。

 「ここまできたら優勝したい」

 次はライバル関係にある浦和との準決勝。常勝軍団のイケメンFWは、その視線を主要タイトル21冠目に向けた。(一色伸裕)


後半、先制点を決める鹿島・土居=山梨中銀スタジアム(撮影・中井誠)


後半、先制点を決め喜ぶ鹿島・土居=山梨中銀スタジアム(撮影・中井誠)


後半、先制点を決め喜ぶ鹿島・土居(右)=山梨中銀スタジアム(撮影・中井誠)


後半、先制点を決め永木(左)、安部に祝福される鹿島・土居=山梨中銀スタジアム(撮影・中井誠)


後半、永木(左)、安部(右)に祝福される、先制点を決めた鹿島・土居=山梨中銀スタジアム(撮影・中井誠)


後半、先制点を決めて喜ぶ鹿島・土居=山梨中銀スタジアム(撮影・中井誠)


試合に勝ち、サポーターに挨拶する鹿島・土居=山梨中銀スタジアム(撮影・中井誠)


試合に勝ち、ポーズを決める鹿島・土居=山梨中銀スタジアム(撮影・中井誠)


試合に勝利しタッチをする鹿島・小笠原、昌子ら=山梨中銀スタジアム(撮影・中井誠)


後半、選手のプレーに拍手を送る鹿島・大岩監督=山梨中銀スタジアム(撮影・中井誠)


試合に勝ち、サポーターに挨拶する鹿島イレブン=山梨中銀スタジアム(撮影・中井誠)


前半、競り合う鹿島・小笠原=山梨中銀スタジアム(撮影・中井誠)


鹿島 21冠目にあと2勝 V弾土居「ここまで来たら優勝したい」
第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会準々決勝 鹿島1―0甲府 ( 2018年11月21日 中銀スタ )


<鹿島・甲府>後半、鹿島・土居はゴールを決める(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ


 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で初優勝を果たした鹿島が、2大会ぶりの優勝が懸かる天皇杯の4強入りを決めた。準々決勝でJ2甲府と対戦し、苦しんだ末に1―0で勝利を収めた。準決勝では浦和と対戦する。

 後半31分、永木からのパスを受けて決勝ゴールを決めた土居は「シュートを打つって決めていた。力まずにいいコースに飛んでくれたので良かった」とペナルティーエリア左に走りこんで右足を振り抜き、ゴール右上に突き刺したゴールを回想。

 「天皇杯は難しい大会。ACLで優勝した後というのもある。色々なプレッシャーもあったと思うが、何とかチーム全員で勝ち切れたっていうのは、また次も試合ができるっていうのは、幸せなことかなと思います」と安どの表情を浮かべた。

 鹿島が出場するクラブワールドカップ(W杯)と日程が重なるため、天皇杯準決勝と決勝の開催日が変更されることも決定。当初は準決勝が12月16日、決勝が12月24日に予定されていたが、準決勝が12月5日、決勝が12月9日にそれぞれ変更となる。

 前回天皇杯を制した2年前はクラブW杯で準優勝した後に天皇杯優勝となったが、今回は順番が入れ替わり、天皇杯を終えた後の12月15日に行われるクラブW杯初戦で北中米カリブ海代表のグアダラハラ(メキシコ)と対戦する。「試合を重ねるにつれて一体感はすごい感じる。これを継続してやれればなと思います」と土居。「ここまで来たら本当に優勝したいと思っている。また、皆の力でタイトル取りたいなと思います」とACLに続いて21冠目となる天皇杯のタイトルに意欲を見せていた。


<鹿島・甲府>甲府に勝利し声援に応える鹿島イレブン(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ


[ 2018年11月21日 21:38 ]

鹿島 21冠へ前進4強 12月5日に浦和と激突
天皇杯準々決勝 鹿島1―0甲府 ( 2018年11月21日 中銀スタ )


後半、鹿島・土居はゴールを決め喜ぶ(右は安部)(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ


 準々決勝残り1試合が行われ、鹿島がJ2甲府を1―0で破り、優勝した16年度シーズン以来、2季ぶりの準決勝進出を果たした。MF土居聖真(26)が決勝点を決めた。クラブW杯(12月12〜22日、UAE)に出場する鹿島の準決勝進出により、今大会の残りの日程が変更。準決勝は12月5日、決勝は9日に前倒しで行われる。

 21冠へ前進した。MF土居が貴重な一発を決めた。後半31分。ドリブルで突き進んだMF永木からパスを受け、ボックス手前から右足を強振。打つ瞬間は、ハーフタイムにDF内田から掛けられた、「もっとシュートを打て」という言葉が脳裏をよぎったという。「あれが入っていなかったら延長、PKを覚悟していた。仕事できてよかった」。ホームタウン活動で15日に訪れた神栖市横瀬小の児童と約束した“おにぎりポーズ”=丸写真=のパフォーマンスで喜んだ。

 敵地の10万人の前で歓喜したACL制覇から11日。「メンタルの部分の切り替えが非常に難しかった」と大岩監督は言う。前半から引いて守るJ2の甲府を攻めあぐね、ボールロストも連発。重い空気を、土居の一発が吹き飛ばした。後半終了間際には長期離脱していたMFレアンドロが出場。ベンチにはDF内田が戻り、右足関節捻挫のFW鈴木も早ければ24日のリーグ仙台戦から復帰できる見込みだ。天皇杯制覇、リーグACL圏内死守、そしてクラブW杯へ、追い風が吹いている。


後半、鹿島・土居はゴールを決める(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ


[ 2018年11月22日 05:35 ]

【鹿島】21冠目へ甲府下し天皇杯4強 カップ戦全3タイトル4強以上はJ史上3例目
2018年11月22日6時0分 スポーツ報知


甲府に勝利した土居(8)ら鹿島イレブン


前半、甲府・小椋(左)と競り合う鹿島・土居


 ◆天皇杯▽準々決勝 甲府0―1鹿島(21日・山梨中銀スタジアム)

 21冠目のタイトルへ再始動した鹿島が白星スタートを飾った。0―0で迎えた後半31分、FW土居聖真が中央へ切り込み、「シュートを打つと決めていた」と右足を振り抜いて決勝点。2大会ぶりの準決勝進出を決めた。

 1点が遠く、決定機も多く与えた。10日のACL決勝ペルセポリス戦(2戦合計2―0)後、初の公式戦。10万人が集まった大アウェーでの激戦から、J2クラブが相手の観衆6243人の試合。大岩剛監督(46)は「頭を切り換えなければいけないが、メンタルの部分で難しかったかもしれない」と選手の気持ちを代弁した。

 しかしピンチはあれど得点は許さず、1点を守りきる鹿島らしい勝利で準決勝進出。DF昌子源は「接戦をものにできたことは大きい」とうなずいた。優勝したACL、ベスト4のルヴァン杯に続いて4強入りを決め、カップ戦全3大会の4強進出は2008年、15年のG大阪に続き過去3例目となった。過密日程の中でも頂点だけを目指す姿勢は天皇杯でも変わらない。

 DF内田篤人が約1か月ぶりにベンチ入りを果たし、MFレアンドロも今夏に行った両膝の手術後、初めて公式戦のピッチへ。大岩監督はエースFW鈴木優磨の早期復帰も明言した。役者はそろいつつある。「ここまで来たら優勝しないと」と土居。アジア制覇に浮かれることなく、21冠目となる天皇杯獲得へ邁進する。(岡島 智哉)

鹿島4強進出 J2甲府に苦戦もFW土居が一瞬の隙突きV弾

 準決勝進出を決め、タッチを交わして喜ぶ土居(8)ら鹿島イレブン(共同)

 「天皇杯・準々決勝、甲府0-1鹿島」(21日、山梨中銀スタジアム)

 準々決勝の残り1試合が行われ、J1の鹿島がJ2甲府を1-0で下し、2大会ぶりの4強入りを決めた。後半にFW土居聖真(26)が決勝点を奪った。12月12~22日のクラブW杯に出場する鹿島がベスト4入りしたため、浦和-鹿島、仙台-山形の準決勝は12月5日、決勝は同9日に前倒しして開催される。

 大苦戦を強いられた鹿島は終盤のワンチャンスで均衡を破り、アジア王者の面目を保った。J2で9位の甲府に薄氷の勝利。2大会ぶりの頂点へ、大岩監督は「精神的な部分が非常に難しかった」と安堵(あんど)の色を浮かべた。

 悲願のアジア・チャンピオンズリーグ制覇から最初の公式戦。選手たちの動きは硬く、甲府のパスサッカーに対して後手に回った。ただ、後半31分の決勝点は鹿島らしい抜け目なさを発揮した。

 相手に1人負傷者が出て、数的優位になったわずかな時間帯。永木からパスをもらい、右足で鋭く蹴り込んだ土居は「一瞬の隙を突くのはうちの伝統」とうなずいた。

 大岩監督は「苦労したが、重要な一戦に勝てた」と強調。次はライバル関係にある浦和との大一番だ。

土居が千金ゴール 鹿島、競り勝ちで2年ぶり4強
2018年11月22日 紙面から


鹿島-甲府 後半31分、鹿島のFW土居(左)が先制ゴール決める=中銀スタジアムで(いずれも梅津忠之撮影)

◇天皇杯 鹿島1-0甲府
 準々決勝の残り1試合が行われ、J1の鹿島がJ2甲府を1-0で下し、2大会ぶりの4強入りを決めた。後半に土居が決勝点を奪った。12月12~22日のクラブW杯に出場する鹿島がベスト4入りしたため、浦和-鹿島、仙台-山形の準決勝は12月5日、決勝は同9日に前倒しして開催される。

 0-0で迎えた後半31分、ペナルティーエリア内、左45度からの鹿島・土居の右足シュートがゴール右上を射抜いた。

 「(右で打つと)いつもは力が入っちゃうんだけど、あの時はうまく抜けた」。均衡を破り、結果、決勝点となった一撃に自然と表情も和らぐ。「この前訪問した地元(ホームタウン)の小学校で約束したので」とワインとおにぎりを両手で表現したゴール後パフォーマンスも披露。「できないまま終わらず、(約束を)果たせて良かった」と胸をなで下ろした。

 半分は永木のゴールだった。前半は「相手のカウンターも鋭かったし、リスクを負うよりは」と自重していた攻め上がりを勝負どころで解禁。センターサークル付近から力感あふれるドリブルが相手の守備に混乱を呼び、土居をフリーにした。

 クラブ通算20冠目をアジア・チャンピオンズリーグ初制覇で飾ってからまだ11日。“大きな山を登った後”の気持ちの切り替えは容易ではなく、「メンタル面で難しい試合だった」(大岩監督)が、そんな試合でも90分間でしっかり仕留めるあたりが勝負強い、試合巧者と言われて久しい鹿島。「なかなかうまくいかない中で選手が臨機応変に対応、修正してくれた。次につながる勝利」と同監督。鹿島が21冠目に向け、再び力強く踏み出した。 (内田修一)

天皇杯 準々決勝 鹿島 苦しみ4強
J2甲府、1-0で下す

サッカーの第98回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は21日、山梨中銀スタジアムで準々決勝の残り1試合が行われ、J1鹿島はJ2甲府を1-0で下した。4強入りは2年ぶり14度目。

鹿島は後半31分、自陣からの速攻でペナルティーエリア内に侵入。土居が右足シュートでゴール右上隅に決めて先制した。守備陣は相手のカウンター攻撃に何度もさらされたが、無失点でしのぎきった。

▽準々決勝
鹿島(J1) 1-0 甲府(J2)
0-0
1-0
▽得点者
【鹿】土居(後31分)

【甲府】3・4・3
GK岡 辺峻範 小出 エデル 道渕 小椋 佐藤 高野 曽根田 ジエゴ 小塚 SH5 CK7 FK13 PK0

【鹿島】4・4・2
GK権純泰 西 犬飼 昌子 安西 永木 小笠原 遠藤 安部 金森 土居 SH6 CK3 FK18 PK0

▽交代【鹿】セルジーニョ(金森)レオシルバ(永木)レアンドロ(遠藤)【甲】田中(曽根田)森(ジエゴ)
▽観客 6243人


聖真一色の各紙である。
決勝点だけでなく、ボールあるところに顔出し、攻撃の起点となっておった。
素晴らしい。
スポニチによると、ハーフタイムに篤人より「もっとシュートを打て」と金言を受けたとのこと。
チーム全体で戦っておることが伝わる。
また、優磨は仙台戦にも戻ってこられそうとのこと。
これは朗報。
チーム一丸でタイトルを目指す。
楽しみである。

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甲府戦コメント

天皇杯 JFA 第98回全日本サッカー選手権大会 準々決勝


鹿島アントラーズ:大岩 剛
なかなか難しい試合の入り方になった。(入り方については)意識をさせたし、選手もしっかりと意識をしてこの難しい試合に入ってくれたと思うが、甲府の組織立ったプレー、いいプレーに苦しめられて、なかなか我々のペースに持っていくことができなかった。それでも、非常に重要な一戦に勝つことができて嬉しく思う。

Q.難しさを感じた部分は?

A.見方によっていろいろあると思うが、我々からするとACLで優勝した後の試合なので、しっかりと頭を切り替えなければいけない。精神的な部分、メンタルの部分で非常に難しかった。甲府からすれば「我々を食ってやろう」という気持ちで向かってくるだろうし、メディアの方からの我々への注目度も高い。いろいろな方向からの難しさがある試合だった。自分たちのことに集中しよう、頭を切り替えようという話はしていたが、切り替えようとすればするほど、難しくなるのだと私自身も感じた。選手もそういう気持ちの中で、臨機応変にやりながら、うまくいかない中でも修正しながらやってくれた。非常に評価できると思う。

Q.アジア王者として難しい試合だったという中で、勝利を収めた率直な感想は?

A.非常に嬉しい。選手たちはパフォーマンスを上げていってくれるので信頼しているし、次のラウンドに進めるということで、非常に嬉しく思っている。

Q.鈴木選手が欠場した影響?次の試合は出場できるのか?

A.今日に限って言えば、影響は感じなかった。他の選手がいい準備をしていたと思う。ただ、得点を決めることに苦労すれば、そういう見方をされてしまうとも思っていた。シーズンを通して言っているが、総力戦で誰が出ても自分たちのサッカーをする、うまくいかなくても粘り強く自分たちのサッカーをすると言い続けてきた。今日もそれをやれたと思う。ケガはだいぶよくなっていると聞いている。強度も上がっているし、できるだけ早く戻ってきてくれれば、選手の一体感が大きくなると思うので期待したい。



【土居 聖真】
前半は自分のところで収まりが悪くて、ボールを取った後のミスもチームとして多かった。前半の終わりはバタバタした時間もあったけど、ピンチもある中で無失点で試合を進められたのはよかった。0-1になっていたら、本当に難しい試合になったと思う。みんなでよく勝ち進んだと思う。得点が入っていなかったら、延長やPKまで覚悟していた。仕事ができてよかった。

【永木 亮太】
難しい試合だったけど、最終的に1-0で勝てたことはよかった。ACLで優勝した後の試合で本当に難しかった。みんなが集中してできた。相手のパワーも感じながらやっていたけど、無失点で抑えられて、最後に1点を取れて終わることができたのはよかったと思う。

【安部 裕葵】
相手は5バックだったし、ゆっくり攻めていても守備の枚数が揃っていることはわかっていた。一気にスイッチを入れるようなマークの剥がし方をしようとしていた。もっと質を上げていかないといけない。我慢強くやれていたことが勝ちにつながったと思う。

【犬飼 智也】
難しい試合になることは分かっていた。その中で勝ち切れたことはよかった。相手もよかったし、自分たちもしっかりと耐えながら戦えたと思う。ACL決勝の後の試合なので、難しさは覚悟していた。

【金森 健志】
前半のチャンスでしっかり決めないといけない。相手がかなり引いていたので、スペースがなくて苦労したけど、もっともっと工夫してやらなければいけなかった。相手が引くと予想はしていたけど、思っていた以上に難しい試合になった。そこを崩せるようにならないといけない。先制点を与えなくてよかった。

【レアンドロ】
シーズンの半分をケガで棒に振ってしまったけど、メディカルスタッフのおかげでやっとスタートラインに立てた。試合から遠ざかっているし、最初は不安もあった。でも1-0というスコアだったので、落ち着いてプレーすることができた。いい感じで試合に入ることができたと思う。

【昌子 源】
相手が引いている中、自分たちで難しい状況にしてしまった。この試合は本当に難しい。「この試合がこの先を左右する」と、剛さんも満男さんもヤスさんも話をしていた。チーム全員にそういう雰囲気があったから、入りはすごくよかったと思うけど、それでも難しい試合になった。

天皇杯 準々決勝
2018年11月21日(水)19:04KO
山梨中銀スタジアム

[ 大岩 剛監督 ]
なかなか難しいゲームの入り方でした。意識はさせましたけど、選手も意識をして、この難しいゲームに入ってくれたと思います。ただ、甲府さんの非常に組織だった良いプレーに、なかなかわれわれのペースにもっていけなくて苦労しましたけれど、非常に重要な一戦を勝てて非常にうれしく思います。

--試合の難しさを感じた部分はどこですか?
これは見方によっていろいろあると思うのですが、われわれからしたら優勝したあとの試合です。しっかりと頭を切り替えなければいけませんでした。精神的な部分ですね。主にメンタルの部分が非常に難しかったと思います。甲府さんにしてみたら、われわれを食ってやろうという気持ちでくると思います。メディアの方から見たら、われわれに対しての注目度も高いでしょうし、自分たちのことに集中しよう、頭を切り替えようという話はしましたけれども、意識すればするほど、切り替えよう、切り替えようとすればするほど、難しくなってしまうんだなと私自身も感じました。選手自身もそういう気持ちの中で、ゲームの中で臨機応変にやりながら、うまくいかないながらも修正をしながらやってくれたというのは、非常に評価できるところじゃないかと思います。

--アジア王者としての初戦を勝利できたことについての率直な感想をお願いします。
非常にうれしいですし、選手がパフォーマンス自体を上げてくれる選手たちなので信頼していますし、また次のラウンドに進めるということで非常にうれしく思っています。

天皇杯 準々決勝
2018年11月21日(水)19:04KO
山梨中銀スタジアム

土居 聖真 - Shoma DOI
FW 8
土居 聖真
Shoma DOI

ACLのあとという難しさはありましたけれど、そういうところはみんなあまり出さずに試合の入り方も良かった。球際も戦えるところと戦えていないところはありましたけれど、ある程度良い入り方ができました。ちょっと前半は自分のところでも収まりも悪くて、取ったあとのミスもチームとして多かったですし、前半の中盤から後半にかけてバタバタした時間がありました。0-1になってしまうと本当に難しくなったと思いますし、みんなで勝ち進めたと思います。

鹿島が土居の豪快弾で2大会ぶり天皇杯4強! J2甲府は“魔の時間帯”に無念の失点
18/11/21 20:54


決勝点を決めた鹿島FW土居聖真

[11.21 天皇杯準々決勝 鹿島1-0甲府 中銀スタ]

 天皇杯準々決勝が21日に行われ、鹿島アントラーズ(J1)は敵地でヴァンフォーレ甲府(J2)に1-0で勝利した。後半31分にカウンターからFW土居聖真が決勝点を記録し、優勝した2016年度大会以来、2年ぶりのベスト4進出。準決勝は12月5日に開催され、鹿島はホームで浦和と対戦する。

 鹿島はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝後、初の公式戦。そのACL準決勝の日程の影響により、今回のゲームは天皇杯準々決勝の他3試合より約1か月遅れで行われた。

 甲府は1年でのJ1復帰こそ逃したが、J2チームとして参加したルヴァン杯でベスト8に進出するなど、今季はカップ戦でJ1勢を相手に強さを見せている。立ち上がりの鹿島の攻撃をしのぐと、徐々にボールを持てるようになり、MF高野遼やMF道渕諒平の両ウイングバックの攻め上がりからチャンスを創出。しかし、前半は互いにゴールを奪えず、0-0で折り返した。

 後半も先に主導権を握ったのは鹿島。後半9分、MF遠藤康が得意の右45度から左足で巻いたシュートを放つが、ゴール左上の絶妙なコースを突いたボールはGK岡大生に弾かれる。同12分には甲府が縦に速い攻撃を展開。FW小塚和季のパスを受けた道渕が右から中央へ切れ込み、左足の低いシュートでゴールを襲う。しかし、GKクォン・スンテが好セーブを見せた。

 両チームともゴールが遠い展開の中、鹿島は後半25分に最初のカードを切り、FW金森健志を下げてFWセルジーニョを投入。一方、甲府は同28分にFW曽根田穣がDF昌子源との接触後の転倒で左肩を痛め、プレー続行不可能となる。一時的に10人となった甲府は交代の準備を進めていたが、この数的不利の時間帯に失点を喫してしまった。

 鹿島は後半31分にカウンターを発動。ドリブルで持ち上がったMF永木亮太がPA手前左の土居にパスを出し、受けた土居が中央に持ち出して右足を振り抜く。強烈なシュートがクロスバーの下を叩いてネットを揺らし、先制ゴールを挙げた。

 甲府は失点直後の後半32分、曽根田との交代でFW田中佑昌をピッチへ。鹿島も同時間に先制アシストの永木に代え、MFレオ・シルバを送り出す。さらに同45分、遠藤を下げて長期離脱から復帰したMFレアンドロを投入した。

 1点を追いかける甲府は後半アディショナルタイム2分、FWジエゴとの交代でFW森晃太をピッチに送る。しかし、最後までゴールは生まれず、クラブ初のベスト4進出を逃した。

【天皇杯】鹿島が21冠目に一歩前進!土居聖真のミドルで甲府を下し、2年ぶりに4強進出
サッカーダイジェストWeb編集部
2018年11月21日


粘る甲府を突き崩した土居の鮮烈ミドル!


土居が貴重な決勝弾!わずかな隙を見逃さずにゴールを射抜いた。(C)SOCCER DIGEST


難しい試合であったことを語る面々である。
アジア王者として引き立てられた部分と、相手が引くサッカーをしたことが重なり、チャンスを作る機会は少なかった。
とはいえ、優磨の不在を感じさせなかったと指揮官は送り出した選手への信頼を口にしておる。
過密日程の中でビッグタイトルを得た自信が、大岩監督も選手らも大きく成長させたことが伝わってくる。
そして、この難しい試合を勝ちきったことで、また一つステージを上がった。
これからのこのチームが楽しみである。

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天皇杯準々決勝 ヴァンフォーレ甲府戦



甲府は強かった。

日本代表・三竿健斗、サイドに引っ張られないように話してできた

守田&三竿、新コンビ上々デビュー 攻守に手応え
国際親善試合 日本4―0キルギス ( 2018年11月20日 豊田ス )

 守田&三竿のダブルボランチは上々のコンビデビューを飾った。本職で先発デビューとなった守田は、2―0の後半27分に右足ダイレクトで北川にパスを出し、大迫のゴールへつなげる活躍を見せた。「パスを入れるところ入れないところ、スピードを上げるところ上げないところ。意識してできた」と満足げ。

 翌日に鹿島で天皇杯を控えるため、後半14分での交代となった三竿も「2人とも下がらないように、サイドに引っ張られないように話してできた」と手応えを示した。
[ 2018年11月21日 05:30 ]


先発出場で完封勝利に貢献した日本代表の三竿健斗である。
「2人とも下がらないように、サイドに引っ張られないように話してできた」とバランスを取ったことを明かす。
このあたり、戦術眼の良さが表れておる。
とはいえ、鹿島のサブ組・ユースに負けるような相手では健斗の持ち味が存分に出せたとは言い難い。
そこは少々残念な試合であった。
また、途中交代は鹿島が天皇杯を控えたためと報じられる。
さすがに翌日の出場はなかろうが、指揮官が考慮してくれたことには素直に感謝したい。
鹿島に帰り、リーグ戦残り2節、天皇杯、CWCと続く連戦にて力を発揮してくれよう。
楽しみである。

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金森に期待

甲府戦前日練習


明日のヴァンフォーレ甲府戦に向け、セットプレーやレクリエーションゲームで最終調整しました。


天皇杯準々決勝・甲府戦に向けた前日練習の様子である。
金森がボールを保持する一コマが写る。
優磨が負傷離脱中の今、センターFWは金森一人となる。
ここは奮起してくれよう。
高さこそないものの、身体の強さと俊敏性で最前線のタスクをこなす。
金森の献身性で勝ち上がりを決めようではないか。
期待しておる。

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町田・相馬監督、オレと鬼木は鹿島だから

J1昇格がなくても。町田ゼルビアに
培われた相馬監督の鹿島イズム。

posted2018/11/20 10:30


川崎フロンターレを経て町田ゼルビアの監督に就任した相馬直樹監督。その手腕は今季のJ2を大いに沸かせた。

text by
郡司聡
Satoshi Gunji

photograph by
J.LEAGUE


 1-1のスコアで試合終了を告げるホイッスルが町田市立陸上競技場に鳴り響くと、町田ゼルビアの相馬直樹監督は上半身を後ろにのけ反らせて勝ち切れなかった悔しさを露わにした。

 そして後方を振り返り、ベンチに他会場の結果を確認する。首位・松本山雅FCと2位・大分トリニータの試合はともにドローであることを伝え聞いた。

 仮にあと1点を奪い、勝ち切れていれば逆転優勝だった。

 J2リーグ最終節・東京ヴェルディ戦に向けて、相馬監督は「勝たなければ何も始まらない」と選手たちに働きかけ、まずは目の前の相手から勝利を奪うことに注力していた。他会場の結果は決して耳に入れず、勝ち点3を奪うためだけに采配を振るった。

「終盤までベンチにいて、私は他会場の状況を知りませんでしたが、スタジアムのみなさんがすごく盛り上がっていました。終了間際のセットプレーが優勝への1点だったと思うと、他会場の結果を知らずにやっていた自分も、何と言うんでしょうか、知っていれば何かができたのかもしれませんが……。ただシーズンを通して見ると、この結果は優勝する力がなかったと言われたのかなと思っています」

 首位・松本と勝ち点1差、2位・大分と3位・横浜FCとは勝ち点で並んだものの得失点差で及ばず。最終節までJ2制覇の可能性を残したまま迎えた2018シーズンの町田の冒険は、4位で終わった。

クラブの関心度を高めるため。

 2014年の第2次相馬体制発足から5年目を迎えた2018シーズンは、発足以降、初めて明確な順位目標を設定した上でスタートした。

 クラブが定めたシーズン目標は「6位以内」。J2リーグにおける1つの焦点であるJ1参入プレーオフ圏内に食い込み、「人の心を動かす」(中島裕希)ことで、町田市内外に対して、クラブへの関心度を高めることが目標設定における理由の1つだった。

 クラブは当時、ハード面が条件を満たせずにJ2ライセンス。最大のネックは天然芝の練習場とクラブハウスの環境整備だった。今季中のJ1ライセンス取得が見込めない状況下でも、ピッチ上の選手たちは「自分たちの結果で環境を変えていきたい」(中島)と覚悟を決めてシーズンに突入していた。

誰が出ても“一戦必勝”で。

 6位以内を目指すための方法論は、「J1基準のチーム作り」(相馬監督)。チームの始動日から、選手たちにワンプレーごとの質にこだわることを追求し、明確なチームスタイルの下、“誰が出てもクオリティーが落ちないチーム作り”を推し進めてきた。

 ただし、チーム全体の骨格は不変だった。全体の陣形を前後左右でコンパクトに保ち、攻守両面で複数の選手がボールに関わり、奪ったボールをスピーディーなショートカウンターにつなげる。

 そのプレー水準を引き上げ、コツコツとディテールを積み重ねることで勝利の可能性を高める。そんなチームを相馬監督は作ってきた。指揮官が求める水準に達した選手だけがピッチに立てる。一方で選手たちの立場になれば、明確な基準を満たすために日々のトレーニングに取り組めるのだ。

 健全な競争の中で、選手それぞれがチームメートと切磋琢磨しながら、指揮官はチーム力を引き上げるアプローチを続けた。さらにチームマネジメントの観点では、目の前の一戦を勝ち切ることに注力する“一戦必勝”のスタンスを貫いた。

 また今季は中島、深津康太らセンターラインの選手が残留した上に、スピードが武器のCBの酒井隆介ら、これまでのチームにはなかった個性ある選手が数多く加入。シーズン開幕前、相馬監督自身も「面白いチームが作れると思っている」と話すほど、今季のチーム編成には自信を持っていた。

相馬監督不在で東京Vに快勝。

 こうして迎えた2018シーズン。開幕戦の京都サンガ戦をセットプレーでの2得点で勝ち切ると、そこから8戦無敗を記録。鹿島アントラーズからの期限付き移籍2年目を迎えた平戸太貴が、得意のプレースキックでアシストを量産するなど、セットプレーの得点力とハイプレスからのショートカウンターを軸とした戦い方で勝ち点を積み重ねた。

 今季のターニングポイントは、シーズン初黒星から3連敗で迎えた第12節・東京Vとの『東京クラシック』だった。

 相馬監督が当日の体調不良でベンチにも入れない緊急事態の中、4-1の快勝を収めた。今季からチーム主将に就任した井上裕大は「監督不在で勝ち切ったことで自信にもなりましたし、よりチームが一丸になれる試合でした。あの試合が分岐点になったと思います」と振り返っている。

 運動量が“生命線”である相馬ゼルビアは例年、夏場にチームのバイオリズムが低下するものの、今季は「シーズンを通して波が少なかった」と中島が語る通り、下げ幅を小さくできた。気づけば第30節のFC岐阜戦から第32節の水戸ホーリーホック戦までは一時首位に立つなど、大躍進を遂げたのだ。

目標は6位以内から一番上に。

 トップチームが目に見えた成果を残す一方で、クラブは4月から水面下でサイバーエージェント(CA)の経営参画を模索していた。残念ながら9月27日にJ2ライセンスの付与が発表されて来季J1昇格への道は断たれたものの、10月1日にはCAグループの子会社として再スタートを切ることが発表された。

 それに加えて、藤田晋代表取締役社長が2019年度中の練習環境整備を明言。J1ライセンス取得に見通しが立ったことで「結果で環境を変える」(中島)と、奮闘してきた選手たちの思いも報われる格好となった。

 10月初旬には相馬監督がチームの目標を当初の「6位以内」から「一番上」に“上方修正”する意向を選手たちに伝えたという。「相馬さんの決意を感じてうれしかった」と井上が言うように、J2制覇に目標を切り替えて最後まで戦ってきた。

「オレと鬼木は鹿島だから」

 そうは言っても、周囲はどうしても「J1に上がれないのに、モチベーションを維持できるのか」と黙っていてはくれなかった。当時首位だった大分を撃破した第37節の記者会見では、その質問が相馬監督に投げかけられている。

 しかし指揮官はこう言い切った。

「この試合のピッチに立てば、目の前に勝ち点3がある。ピッチに立って、勝ちに行かないような選手はウチのチームにはいらない。ライセンスとは関係なく、この結果は目の前にいる相手に勝ちに行くことを選手たちが表現してくれていることに尽きると思っている」

 川崎フロンターレが鬼木達監督の下、クラブ史上初のタイトルを手にしたときのこと。相馬監督は旧知のカメラマンに対して、「言っても、オレと鬼木は鹿島(出身)だから」と漏らしていたと聞いたことがある。

 現役時代のプロキャリアが“常勝軍団”鹿島で始まった指揮官には、20冠クラブの勝者のメンタリティーが今でも息づいている、と言っては大袈裟だろうか。こうしてシーズンラストまで持続されたモチベーションの生命線は、「一番上」を目指すことに集約されていた。

「選手に無理しか言ってない」

 最終節を2日後に控えたシーズン最後の囲み取材の折、相馬監督は「だいたい僕は選手たちに無理しか言っていないですから」と本音を漏らした。

 ワンプレーごとや“キワ”の攻防にこだわり、ボールに対して一歩でも半歩でも寄せる。それをひとつひとつ積み重ねることで、ギリギリの攻防を制してきた。とはいえ、言葉で言うほど、それを42試合という長丁場のリーグ戦で実践し続けることは簡単ではない。

 だからこそ、指揮官は「いろいろなことに折り合いをつけて、ここまで戦い抜いてくれた選手たちに満員のスタジアムで戦わせたい」と願っていた。

 こうして指揮官の願い通りに、優勝の可能性を残して迎えたホームでの最終節は、前売り時点でチケットが完売。2016シーズンのJ2開幕戦・セレッソ大阪戦以来となるクラブ史上2度目の観衆1万人越えを果たした。

J2最小クラスの予算規模でも。

 試合はJ1参入プレーオフ出場権確保に燃える東京Vを相手に、後半に入ると攻め込まれる展開が続いた。しかし、最後の局面では深津や酒井ら最終ラインの選手が体を張ってシュートをブロック。1失点は喫したものの、“キワ”の攻防にこだわる町田らしい戦いぶりだった。

 被シュート数の少なさはリーグトップクラス。まさに相馬ゼルビアの強みを証明するデータの1つだろう。しかし、結果は残酷にもあと1点が及ばず。1-1の引き分けに終わり、首位の背中を捕えることはできなかった。

「1位から4位まで可能性がある中で一番望んでいなかった4位」(相馬監督)に終わった町田は、明確な何かを手にしたわけではない。

 それでも、J2最小クラスの予算規模である町田が相馬監督の下、チームが結束し、最後の最後までJ2制覇の可能性を残したという事実は決して色褪せない。「この結果には胸を張ってもいいと思う」と話した中島の言葉に、異を唱える者は少ないだろう。

最後の最後まで走り続けた。

 試合後会見で、相馬監督はこう言った。

「昇格がないとシーズンの最初からなんとなく分かっている中で、走り続け、最後の最後まで戦い抜いてくれた選手たちを褒めてあげてほしいです。その一言に尽きるし、僕が何かをしたわけではなくて、彼らがプライドをかけて、日々の準備をしてきてくれた結果だと思います」

 J1ライセンスなき相馬ゼルビアの躍進を支えたもの――。それは、1つに集約することは難しい。ブレないスタイルとチームマネジメントを貫く指揮官の存在、そして相馬監督のチーム作りを信じてピッチ上で応え続けた選手たちの意思の強さと奮闘にある。

 4位という望外の成果は、それらを1つでも抜きにして、語ることはできない。


町田の相馬監督を取材したNumberWebの郡司氏である。
2018年シーズン、J2にて4位という成績を収めクラブ最高位を記録した。
しかしながら、最終節にて後1点決めておれば優勝というところまで行っており、惜しいとしか言いようがない。
来季は新オーナーの力にてJ1ライセンス取得が濃厚である。
こうなれば、選手を含めたクラブ全体のモチベーションも上がろう。
また、郡司氏の旧知のカメラマンが、相馬監督が川崎のJ1優勝に際して「言っても、オレと鬼木は鹿島(出身)だからとつぶやいたとのこと。
鹿島にて培った指導力が、多くのクラブにて発揮されておることがわかる。
素晴らしい。
鹿島の伝統を多くの指導者が伝導しつつある。
また、相馬監督が率いる町田とJ1の舞台にて戦う日はそう遠くない。
非常に楽しみである。

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失うものがない甲府が鹿島の21冠目に立ちはだかるのか、鹿島が21冠目に向かって進む王者の姿を見せつけるのか

勝てば勝つほどタイトな日程。56試合目と54試合目の結末やいかに
アジアチャンピオンの鹿島を、明治安田J2リーグ9位が確定した甲府が山梨中銀スタジアムに迎える準々決勝最後の試合。ベスト4には、川崎Fを3-2で下したJ2の山形、J1の浦和、仙台が勝ち上がっており、4チーム目を決めるのがこの一戦。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝に鹿島が進んだことで日程が変更されたために、甲府はリーグ戦の最終節から中3日、鹿島はACL決勝第2戦から中9日とコンディショニングに使える日数は違う。ただ、共通しているのは両クラブの今季の公式戦の多さ。JリーグYBCルヴァンカップでベスト8に進出したJ2の甲府は、この準々決勝が56試合目(リーグ戦42試合、ルヴァンカップ10試合、天皇杯4試合)、J1リーグ戦2試合とFIFAクラブワールドカップを残している鹿島は54試合目(リーグ戦32試合、ACL14試合、ルヴァンカップ4試合、天皇杯4試合)。甲府はJリーグ加盟後クラブ最多の試合数を更新する。一方、鹿島は最低でも57試合になり、双方ともに今季は疲弊しつつもよく戦ったシーズンだと言える。その中で、鹿島はアジアチャンピオンというタイトルを獲り、リーグ戦でも来季のACL出場圏内の3位と結果を残しており、クラブの底力のすごみを感じさせられる。

大きな成果を挙げた鹿島をホームに迎える甲府は今季、J1チームと12試合(ルヴァンカップ10試合、天皇杯2試合)戦った経験を生かして、粘り強く戦って勝機を見いだしたい。横浜FM時代に天皇杯を制した経験のあるプロ15年目の小椋 祥平は、「93回大会はマリノスで優勝させてもらったけど、決勝も最後に途中出場しただけで、優勝はチームメートのおかげ。自分が試合に出て勝ち取った感じではなかった。試合に出て勝ち取った感じが欲しい。今回の天皇杯は上が見えるというか、手が届きそうなところにある。相手は鹿島だけど勝つチャンスはあると思う。試合に出ている11人だけでなく、ベンチメンバー含めた18人でもなく、メンバー外のチーム全員で――リーグ戦が終わって難しいところがあるけど――タイトルに向かって一つになることが大事だと思う」と話す。

プロ2年目の道渕 諒平は、「鹿島戦は注目度が高いと思うので楽しみ。鹿島の直近のリーグ戦、レイソル戦(3○2)をDAZNで見ましたが、若い選手が多く、主力が出れば堅くなると思った。個人の能力が高く、オーソドックスな[4-4-2]を生かした堅さがあると思います。鹿島が若手ではなく、ベストメンバーで来ると思って準備をしたい。勝つためにアグレッシブにやって名前負けしないようにしたい。チャレンジャーのメンタリティーで戦える部分はやりやすいはず」と臆することなく挑もうとしている。そして、鹿島の遠藤 康は同じ宮城県仙台市出身で、スポーツ少年団『なかのFC』の先輩にあたり、プロになってからも気にかけてもらい助けてもらったそうだ。「プロを目指すきっかけになったのが遠藤選手なので、同じピッチで戦いたい」と道渕は目を輝かせる。

J1昇格という目標を達成できなかった甲府が失うものなく挑むのに対して、リーグ戦とルヴァンカップはタイトルに手が届かなかった鹿島はACLのタイトルに満足することなく、今季二つ目のタイトル、天皇杯を全力でどん欲に獲りにくる。勝てば勝つほどタイトでハードになるスケジュールであるが、いまの鹿島はそれが当たり前の感覚。失うものがない甲府が鹿島の21冠目に立ちはだかるのか、鹿島が21冠目に向かって進む王者の姿を見せつけるのか、注目が集まる試合になる。

[ 文:松尾 潤 ]


この天皇杯準々決勝が、今季の公式戦、甲府にとって56試合目、鹿島にとっての54試合目と伝えるJリーグ公式の松尾氏である。
お互いにもの凄い試合数と言って良かろう。
勝ち進めば更に加算されていく。
これが強豪の戦いである。
とはいえ、甲府はJ2を戦いの場としており、J1昇格を逃しておる。
ルヴァン杯、天皇杯を勝ち進んだが故に最も重要なコンペティションを失ってしまった格好と言えよう。
この天皇杯準々決勝は、手負いの獣として死にものぐるいで来るのではなかろうか。
恐ろしい相手である。
気を引き締めて挑まざるを得ない。
鹿島はアジアのタイトルの驕ることなく、戦うのだ。
重要な一戦である。

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三竿健斗、(AFC年間最優秀選手は)優磨じゃないですか

AFC年間MVP候補に選ばれた三竿、謙虚に同僚を推す「優磨が一番いい」
18/11/19 20:02


AFC年間最優秀選手候補に選ばれたMF三竿健斗

 謙虚にチームメイトを推挙した。アジアサッカー連盟(AFC)が発表した2018年のAFC年間最優秀選手候補にノミネートされた日本代表MF三竿健斗(鹿島)。20日のキリンチャレンジカップ・キルギス戦(豊田ス)を翌日に控える中、報道陣から自身の受賞の可能性について聞かれると、「ないですね。(鈴木)優磨じゃないですか? 俺は優磨が一番いい選手だと思う」と、同じく最終候補に選ばれたFW鈴木優磨(鹿島)を推した。

 AFC主催の大会で顕著な成績を残した選手が対象となるAFC年間表彰。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を初制覇した鹿島の三竿と鈴木、そしてDFアブドゥルカリム・ハサン(アルサッド)の3人が男子の最優秀選手候補に選出された。

 今月28日にオマーンで開催される授賞式で日本人選手2人のどちらかが最優秀選手に輝けば、2009年のMF遠藤保仁(G大阪)以来9年ぶりの快挙。それでも三竿は「僕がそこに選ばれるかどうかは正直、自信がない。選ばれたらラッキー」と、あくまで控えめだった。

 何よりも今は目の前に迫った試合に集中している。森保一監督は公式会見で「ベネズエラ戦からは大幅にメンバーを代えてキルギス戦に臨みたいと思う」と明言。16日のベネズエラ戦(△1-1)で出番のなかった三竿にも先発のチャンスがある。

 キルギスが17日に行った鹿島との練習試合など、すでに映像もチェック済み。「蹴るというよりはしっかりつないでくる。3-6-1のような形で、シャドーとウイングバックがポジションチェンジをしながらボールを引き出してくる」と、具体的な印象を口にした。

「カウンターを狙ってくると思うし、攻撃のときの後ろの準備をしっかりしたい。プレーを切るときは割り切って(プレーを)切っていいし、攻めているときも守備のことを考えながら、いつ失っても取り返せるような準備をしたい」。チャンスに飢える22歳のボランチはそう言ってプレーのイメージを膨らませた。

(取材・文 西山紘平)


AFC年間最優秀選手候補にノミネートされた健斗と優磨である。
健斗は受賞の可能性について問われると「ないですね。(鈴木)優磨じゃないですか? 俺は優磨が一番いい選手だと思う」と応じた。
この二人からと聞かれれば優磨に分があるように思う。
しかしながら、個人的にはセルジーニョが妥当と感じさせる。
何故、選ばれてないのか不思議である。
決勝トーナメント以降の出場だからであろうか。
それはそれとして、ACL優勝の立役者である優磨と健斗のどちらかが受賞することを望む。
11月28日の発表を楽しみにしたい。

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三竿健斗が狙うのはいぶし銀のプレイ

【日本代表レポート】三竿健斗が淡々とした受け答えから一転笑顔になった質問
2018年11月19日 10時0分


三竿健斗(撮影:岸本勉/PICSPORT)

それまで記者たちの質問に神妙な表情で答えていた三竿健斗が、「それ、聞かれたと言ってました」と急に笑顔になった。

質問の内容は前日の自主練習のときのこと。三竿は守田英正にボールを受けてスムーズにターンするプレーを教えてもらっていた。守田は前日、その練習について質問されていたので、そのことを三竿に伝えていたのだろう。

「(守田は)フロンターレのサッカーをやっててすごいいい選手だと思うし、ボールの引き出し方や扱い方を自分が習得すればもっとプレーの幅が広がると思ってて、いろいろ質問していました」

「人のいいところだったりどうしているのかを聞いて成長したいと思ってるので。みんなが伸びればどんどん相乗効果で周りも伸びると思うんで、学ぶ必要は大事かなと思います。普段なかなか聞けないから、そこ(日本代表)で聞いて盗もうかなと」

そう笑顔で答えていたのは、見られているとはあまり思っていなかったからだろう。代表の合宿中にでも成長したいという姿勢が見えた場面だった。

そして森保一監督が「多くの選手を使いたい」と言っている以上、20日のキルギス戦ではベネズエラ戦で出場していない三竿が先発する可能性がある。そのときに三竿は少しでも進歩していることを見せる必要がある。

ベネズエラ戦の先発組、柴崎岳と遠藤航を見て、三竿はどう感じていたのか。「2人とも攻撃も守備も出来ると思っていて、バランスもいいと思いますし、そこは超えなきゃいけない壁だと思います」。三竿はそう認めつつ、「違う味を出せれば」と意気込んだ。

「2人とも前に行く回数が多いですけど、僕はどちらかというとセンターバックの前でリスク管理をしたり安定感をもたらすというのがウリなので。守備的なポジションでプレーしている選手が『アイツがいるとやりやすい』と思ってくれたらと思います」

三竿が狙うのはいぶし銀のプレー。そしてボールを貰ったときのスムーズなターンも見所になるだろう。

【森雅史/日本蹴球合同会社】


日本代表での三竿健斗の様子を取材する日本蹴球合同会社の森氏である。
「(守田は)フロンターレのサッカーをやっててすごいいい選手だと思うし、ボールの引き出し方や扱い方を自分が習得すればもっとプレーの幅が広がると思ってて、いろいろ質問していました」
そして
「人のいいところだったりどうしているのかを聞いて成長したいと思ってるので。みんなが伸びればどんどん相乗効果で周りも伸びると思うんで、学ぶ必要は大事かなと思います。普段なかなか聞けないから、そこ(日本代表)で聞いて盗もうかなと」
というコメントを伝えてくれる。
健斗は代表の場にてより多くのものを吸収し、成長しておる。
頼もしき若者と言って良かろう。
この向上心は素晴らしい。
鹿島の三竿から世界の三竿になる日もそう遠くはないと覚悟せざるを得ない。
いぶし銀のプレイで、これからも我らを楽しませていって欲しい。
期待しておる。

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日本代表・三竿健斗、やっている選手が“あいつがいるとやりやすい”と思ってくれるといい

鹿島に0-2で敗れたキルギスに三竿「代表戦では違うと思う」
18/11/18 21:13


キルギスについて語ったMF三竿健斗

 初先発で勝利した10月12日のパナマ戦(○3-0)以来、3試合ぶりとなる出場を虎視眈々と狙っている。アジア王者の鹿島アントラーズからただ一人、日本代表合宿に参加しているMF三竿健斗は「出たときに自分の良さを発揮できるように良い準備をしたい」と静かに闘志を燃やした。

 20日に対戦するキルギスは前日17日にカシマスタジアムで鹿島と練習試合を行い、鹿島が2-0で勝利した。キルギスはFIFAランキング90位。来日メンバー23人のうち3選手が「所属クラブなし」ということもあり、実力的に不足しているのではないかという見方もある。しかし、三竿は「(鹿島とは)練習試合だし、代表戦の満員の雰囲気とはまた違うと思う」ときっぱり。「僕としては自分のパフォーマンスを最大限に出してチームに貢献できるかが大事。自分のプレーだけだと思う」と集中力を高めた。

 10月16日のウルグアイ戦(○4-3)、2日前のベネズエラ戦(△1-1)と2試合連続で先発したMF遠藤航とMF柴崎岳のロシアW杯組ボランチについて「2人とも攻撃も守備もできて、バランスが良い。そこは超えなければいけない壁だと思う」と実力を認めている。三竿が違いを出すとしたらどこか。「2人とも前に行く回数が多いけど、僕はセンターバックの前でリスク管理をしたり、安定感をもたらすところが売り。守備的な部分で、やっている選手が“あいつがいるとやりやすい”と思ってくれるといい」と自己分析した。

 ビルドアップの部分では、GKへのバックパスの際に「思いやり」を持ち、GKが次のパスを出しやすいように心掛けているという。一方、前線の選手たちについては「困ったら預けるところになれればいいい」との考えを持っている。相手に厳しく味方に優しいボランチ三竿が、キルギス戦でアピールをもくろんでいる。

(取材・文 矢内由美子)


キルギス戦に向けてコメントを発した日本代表の三竿健斗である。
「(鹿島とは)練習試合だし、代表戦の満員の雰囲気とはまた違うと思う」と言う。
親善マッチではキルギス代表も高いモチベーションで挑んでくると予想する。
是非とも、健斗には出場機会を掴んで欲しいと願う。
そして、「僕としては自分のパフォーマンスを最大限に出してチームに貢献できるかが大事。自分のプレイだけだと思う」と語り、「僕はセンターバックの前でリスク管理をしたり、安定感をもたらすところが売り。守備的な部分で、やっている選手が“あいつがいるとやりやすい”と思ってくれるといい」とプレイスタイルについて自己分析する。
健斗の良さがキルギス戦にて発揮されることを望む。
注目しておる。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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