ドゥトラ、清水加入
予てから報じられておったようにドゥトラが清水に加入する運びとなった。
これは面白い補強である。
ドゥトラと言えば、鹿島に於けるイエローハット賞初代受賞者として名を残す。
この攻撃力を清水でも発揮してくれよう。
そして、犬飼や町田がこのドゥトラをどう抑えるのかが見ものである。
対戦を楽しみにしておる。

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ジュニオール ドゥトラ選手(SCコリンチャンス・パウリスタ) 完全移籍にて加入決定のお知らせ
2019.07.31
このたび、SCコリンチャンス・パウリスタ(ブラジル)のジュニオール ドゥトラ選手が、完全移籍にて加入することが決定しましたので、お知らせいたします。
ジュニオール ドゥトラ (Sergio Dutra Junior)FW 11
【出 身 地】
ブラジル
【生年月日】
1988年4月25日
【身長/体重】
188cm/76kg
【利き足】
右
【選 手 歴】
ECサント・アンドレ(ブラジル/2008-2009) - 2010-2011 京都サンガF.C.(2010-2011)
- 鹿島アントラーズ(2012) - スポルティング・ロケレン(ベルギー/2013-2015)
- アル・アラビ(カタール/2015-2016) - ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル/2016)
- アヴァイ(ブラジル/2017) - コリンチャンス(ブラジル/2018) - フルミネンセ(ブラジル/2018)
- アル・ナスル(サウジアラビア/2019)
【2019成績】
サウジアラビア1部リーグ(12試合/3得点)、ACL(1試合/0得点)、
【通算成績】
J1リーグ(53試合/13得点)、J2リーグ(30試合/6得点)、
ブラジル1部リーグ(72試合/11得点)、ブラジル2部リーグ(12試合/1得点)、
ベルギー1部リーグ(45試合/9得点)、ベルギーリーグプレーオフ(18試合/3ゴール)、
サウジアラビア1部リーグ(12試合/3得点)、カタール1部リーグ(21試合/11ゴール)
【コメント】
『日本でまたプレーできることを嬉しく思っていますし、清水エスパルスという大きなクラブに来られたことも非常に光栄に思っています。エスパルスができるだけ上位でシーズンを終えられるよう、たくさんのゴールを決めて貢献したいと思っています。よろしくお願いします』
これは面白い補強である。
ドゥトラと言えば、鹿島に於けるイエローハット賞初代受賞者として名を残す。
この攻撃力を清水でも発揮してくれよう。
そして、犬飼や町田がこのドゥトラをどう抑えるのかが見ものである。
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ジュニオール ドゥトラ選手(SCコリンチャンス・パウリスタ) 完全移籍にて加入決定のお知らせ
2019.07.31
このたび、SCコリンチャンス・パウリスタ(ブラジル)のジュニオール ドゥトラ選手が、完全移籍にて加入することが決定しましたので、お知らせいたします。
ジュニオール ドゥトラ (Sergio Dutra Junior)FW 11
【出 身 地】
ブラジル
【生年月日】
1988年4月25日
【身長/体重】
188cm/76kg
【利き足】
右
【選 手 歴】
ECサント・アンドレ(ブラジル/2008-2009) - 2010-2011 京都サンガF.C.(2010-2011)
- 鹿島アントラーズ(2012) - スポルティング・ロケレン(ベルギー/2013-2015)
- アル・アラビ(カタール/2015-2016) - ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル/2016)
- アヴァイ(ブラジル/2017) - コリンチャンス(ブラジル/2018) - フルミネンセ(ブラジル/2018)
- アル・ナスル(サウジアラビア/2019)
【2019成績】
サウジアラビア1部リーグ(12試合/3得点)、ACL(1試合/0得点)、
【通算成績】
J1リーグ(53試合/13得点)、J2リーグ(30試合/6得点)、
ブラジル1部リーグ(72試合/11得点)、ブラジル2部リーグ(12試合/1得点)、
ベルギー1部リーグ(45試合/9得点)、ベルギーリーグプレーオフ(18試合/3ゴール)、
サウジアラビア1部リーグ(12試合/3得点)、カタール1部リーグ(21試合/11ゴール)
【コメント】
『日本でまたプレーできることを嬉しく思っていますし、清水エスパルスという大きなクラブに来られたことも非常に光栄に思っています。エスパルスができるだけ上位でシーズンを終えられるよう、たくさんのゴールを決めて貢献したいと思っています。よろしくお願いします』
内田篤人、試合をしなきゃうまくならない
内田篤人を取材したNumberWebの了戒女史である。
負傷から復帰出来ず苦悩する姿が伝わる。
“今”の気持ちであろう。
苦しいであろうが乗り越えて復帰してくる日を待つ。
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内田篤人が鹿島で新たに抱える悩み。
「やってないと発言権ってないよな」
posted2019/07/31 11:40

内田篤人は3月30日の磐田戦以来、ピッチに立てていない。しかし転換期を迎えた鹿島に必要な人材であることは間違いない。
text by
了戒美子
Yoshiko Ryokai
photograph by
Getty Images
クラブ史上における、一大転換期を迎えている鹿島アントラーズ。経営権がどこに移っても、主力が大量に移籍してしまっても、内田篤人をクラブに関わる皆が待ちわびているということに変わりはない。
新旧の経営陣だって、海を渡った若手たちだって、内田の全力の、全開のプレーを早く見たいという思いは、だれもが持っているはずだ。
あらためて振り返ると 、内田は昨季いっぱいで引退した小笠原満男のあとを引き継ぎ、今季から主将に就任した。サッカースタイルにおいてもそうだが、過去からの一貫性、連続性を重んじるというのが鹿島のカラーであるように見える。
主将になるといっても、本人がなりたいからなるというのではなく、周囲からそのカラーの守り手として認められて引き継ぐというものだ。だから、精神的な重さが他チームのそれよりも重いのではないかと思う。
ただ、役割を担ったは良いが内田はここまで、Jリーグでは出場4試合、ACLではベンチに2度入っただけだ。
3月30日に行われた磐田戦での接触により、再び右ひざを負傷した。当初はもう少し早い時期での復帰が予想されていたが、その期待をよそに時間はかかり、7月に入ってようやく全体練習に合流。7月29日に紅白戦で初めてプレーできたばかりという段階だ。夏明けごろの公式戦復帰を目指すのだという。
怪我をするたびに思うんだけど。
紅白戦に入った感想は、
「うーん、ま、こんなもんかな」
というところだったという。そんな風にあっさりしているのはいつもの内田だ。
ただ、やはり負傷離脱には忸怩たる思いが常につきまとう。
「怪我をするたびに思うんだけど、チームを離れたくないなって。(監督・大岩)剛さんも(強化部長・鈴木)満さんも、“何をしてるんだ”って思っているだろうし、なによりいつも一緒にやってないと、周りに思ったことを強く言えないんだよね。監督とかスタッフはそれでも周りに言ってくれ、っていうんだけどねえ……」
今の俺に文句言える人って……。
ドイツで7年半プレーし、鹿島に復帰するにあたって内田に求められたのは欧州トップレベルでの経験の還元でもある。それなのに、怪我をしてピッチを離れていてはチームメイトを見ていて思うことがあっても強く言えない。
これが海外にいれば違う。おもしろいことに外国人選手は、自分が思ったことであれば立場などどうであっても、思ったことをどんどん口にする。ただ、日本ではそうではない。
「リハビリやっててさ、若い奴らと練習してたりするとさ、やっぱり紅白戦とかちゃんとやってるやつじゃないと発言権ってないよな、って思うんだよ」
プレーができないだけでなく、具体的なアドバイスはおろか思いも伝えられない。
自分の発言にどうしても慎重になってしまう。それは立場が大きいからでもある。年長者であり、主将であり、圧倒的なキャリアを誇る先輩なのだ。
「今の俺に文句言える人っていないんだよね。わがままを言えちゃう。だからその分、気をつけないと。もし俺が若手だったら『何言ってんだ、お前』って(先輩に)言ってもらって、それで終わりだと思うんだけど、そうもいかないしさ」
過去にはない悩みが1枚上乗せされている感じである。
いっつも難しいところを怪我する。
今回の膝の負傷は、予想以上に重かった。右ひざや周辺の骨や靭帯の複数箇所を同時に痛めた。
「ドクターからさ、いっつも難しい、症例の少ないところばっかり怪我するって言われるの。もっと簡単なところ怪我すればいいのに、って」
といって笑う。そういった治療の難しい箇所のけがだからこそ、復帰まで毎回長引くのだと思うと本来は笑えることではないのだが、どうにもならないことは笑ってしまうのが内田だ。
試合をしなきゃうまくならない。
今後の方針は、明確だ。
「練習で怪我をしたくない。このキャリアになって、もう練習を100%の力でやってうまくなるっていうことはないし、試合をしなきゃうまくならない。
だから練習では怪我をしないようにして、コンディション調整はチームとは別にやって、試合にもっていけるようにっていう感じ。剛さんも『できるだけチームから離れないで』って言ってくれるからさ」
現役選手はピッチにたってこそ、でもある。苦しいのは本人だが、それでも「もがいているし、もがきたい」のが内田なのだ。
右サイドを駆け抜ける姿を想像しつつ、夏が明ける頃を待ちたい。
負傷から復帰出来ず苦悩する姿が伝わる。
“今”の気持ちであろう。
苦しいであろうが乗り越えて復帰してくる日を待つ。
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内田篤人が鹿島で新たに抱える悩み。
「やってないと発言権ってないよな」
posted2019/07/31 11:40

内田篤人は3月30日の磐田戦以来、ピッチに立てていない。しかし転換期を迎えた鹿島に必要な人材であることは間違いない。
text by
了戒美子
Yoshiko Ryokai
photograph by
Getty Images
クラブ史上における、一大転換期を迎えている鹿島アントラーズ。経営権がどこに移っても、主力が大量に移籍してしまっても、内田篤人をクラブに関わる皆が待ちわびているということに変わりはない。
新旧の経営陣だって、海を渡った若手たちだって、内田の全力の、全開のプレーを早く見たいという思いは、だれもが持っているはずだ。
あらためて振り返ると 、内田は昨季いっぱいで引退した小笠原満男のあとを引き継ぎ、今季から主将に就任した。サッカースタイルにおいてもそうだが、過去からの一貫性、連続性を重んじるというのが鹿島のカラーであるように見える。
主将になるといっても、本人がなりたいからなるというのではなく、周囲からそのカラーの守り手として認められて引き継ぐというものだ。だから、精神的な重さが他チームのそれよりも重いのではないかと思う。
ただ、役割を担ったは良いが内田はここまで、Jリーグでは出場4試合、ACLではベンチに2度入っただけだ。
3月30日に行われた磐田戦での接触により、再び右ひざを負傷した。当初はもう少し早い時期での復帰が予想されていたが、その期待をよそに時間はかかり、7月に入ってようやく全体練習に合流。7月29日に紅白戦で初めてプレーできたばかりという段階だ。夏明けごろの公式戦復帰を目指すのだという。
怪我をするたびに思うんだけど。
紅白戦に入った感想は、
「うーん、ま、こんなもんかな」
というところだったという。そんな風にあっさりしているのはいつもの内田だ。
ただ、やはり負傷離脱には忸怩たる思いが常につきまとう。
「怪我をするたびに思うんだけど、チームを離れたくないなって。(監督・大岩)剛さんも(強化部長・鈴木)満さんも、“何をしてるんだ”って思っているだろうし、なによりいつも一緒にやってないと、周りに思ったことを強く言えないんだよね。監督とかスタッフはそれでも周りに言ってくれ、っていうんだけどねえ……」
今の俺に文句言える人って……。
ドイツで7年半プレーし、鹿島に復帰するにあたって内田に求められたのは欧州トップレベルでの経験の還元でもある。それなのに、怪我をしてピッチを離れていてはチームメイトを見ていて思うことがあっても強く言えない。
これが海外にいれば違う。おもしろいことに外国人選手は、自分が思ったことであれば立場などどうであっても、思ったことをどんどん口にする。ただ、日本ではそうではない。
「リハビリやっててさ、若い奴らと練習してたりするとさ、やっぱり紅白戦とかちゃんとやってるやつじゃないと発言権ってないよな、って思うんだよ」
プレーができないだけでなく、具体的なアドバイスはおろか思いも伝えられない。
自分の発言にどうしても慎重になってしまう。それは立場が大きいからでもある。年長者であり、主将であり、圧倒的なキャリアを誇る先輩なのだ。
「今の俺に文句言える人っていないんだよね。わがままを言えちゃう。だからその分、気をつけないと。もし俺が若手だったら『何言ってんだ、お前』って(先輩に)言ってもらって、それで終わりだと思うんだけど、そうもいかないしさ」
過去にはない悩みが1枚上乗せされている感じである。
いっつも難しいところを怪我する。
今回の膝の負傷は、予想以上に重かった。右ひざや周辺の骨や靭帯の複数箇所を同時に痛めた。
「ドクターからさ、いっつも難しい、症例の少ないところばっかり怪我するって言われるの。もっと簡単なところ怪我すればいいのに、って」
といって笑う。そういった治療の難しい箇所のけがだからこそ、復帰まで毎回長引くのだと思うと本来は笑えることではないのだが、どうにもならないことは笑ってしまうのが内田だ。
試合をしなきゃうまくならない。
今後の方針は、明確だ。
「練習で怪我をしたくない。このキャリアになって、もう練習を100%の力でやってうまくなるっていうことはないし、試合をしなきゃうまくならない。
だから練習では怪我をしないようにして、コンディション調整はチームとは別にやって、試合にもっていけるようにっていう感じ。剛さんも『できるだけチームから離れないで』って言ってくれるからさ」
現役選手はピッチにたってこそ、でもある。苦しいのは本人だが、それでも「もがいているし、もがきたい」のが内田なのだ。
右サイドを駆け抜ける姿を想像しつつ、夏が明ける頃を待ちたい。
対浦和戦データ情報
浦和と鹿島の対戦データ情報である。
興味深いデータが並ぶ。
特に「鹿島は今季、先制点を挙げた試合での勝利数がリーグ最多タイ(10勝/12試合、川崎と並び)。対する浦和は、ホームで先制点を奪われた試合数がリーグで2番目に多い」という情報は鹿島にとって有利に思える。
しかしながら、浦和の失点に関しては前監督時代のものから算出されており、さほど今回の対戦には無意味であろう。
また、「セルジーニョは2019年5月12日の神戸戦以降、鹿島がアウェイ戦で挙げた直近6得点のうち4点に直接関与している(3得点1アシスト)。この間、敵地でのシュート数(12)とラストパス本数(8)はいずれもチーム最多」というデータは、セルジーニョが好調を維持しておる証拠であり、期待が持てる。
頼れる助っ人の躍動にて勝利を掴み取ろうではないか。
楽しみな対戦である。

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浦和レッズvs鹿島アントラーズ 第16節
・浦和対鹿島の通算56試合では、浦和が17勝9分30敗と大きく負け越している。浦和にとって鹿島は、現在J1に在籍しているチームの中で、1試合平均の獲得勝ち点が最も少ない相手(1.07)。
・浦和は鹿島戦直近6試合で4敗(2勝)。それ以前の今カードでは11試合連続無敗を記録していた(6勝5分)。
・浦和は大槻毅が監督に就任して以降の直近6試合でわずか2敗(3勝1分)。それ以前には4連敗を喫していた。
・鹿島は現在6試合連続無敗(4勝2分)。同一シーズン内の連続無敗としては、2017年6月~8月以降でクラブベストの成績(当時9試合連続)。
・鹿島は今季、先制点を挙げた試合での勝利数がリーグ最多タイ(10勝/12試合、川崎と並び)。対する浦和は、ホームで先制点を奪われた試合数がリーグで2番目に多い(6試合:1勝1分4敗)。
・浦和は今季、枠内シュート数がリーグで3番目に少なく(58本)、枠内シュート率が2番目に低い(38.4%)。対する鹿島は、被枠内シュート率が今季リーグで2番目に低い(26.2%、56/221本)。
・浦和はホーム戦で挙げた得点数が今季リーグワーストタイ(7得点、松本と並び)。また、本拠地で喫した失点数は今季リーグで3番目に多い(15失点、磐田と並び)。
・セルジーニョは2019年5月12日の神戸戦以降、鹿島がアウェイ戦で挙げた直近6得点のうち4点に直接関与している(3得点1アシスト)。この間、敵地でのシュート数(12)とラストパス本数(8)はいずれもチーム最多。
※ファクト内の数字はJ1での成績
データ提供:opta
興味深いデータが並ぶ。
特に「鹿島は今季、先制点を挙げた試合での勝利数がリーグ最多タイ(10勝/12試合、川崎と並び)。対する浦和は、ホームで先制点を奪われた試合数がリーグで2番目に多い」という情報は鹿島にとって有利に思える。
しかしながら、浦和の失点に関しては前監督時代のものから算出されており、さほど今回の対戦には無意味であろう。
また、「セルジーニョは2019年5月12日の神戸戦以降、鹿島がアウェイ戦で挙げた直近6得点のうち4点に直接関与している(3得点1アシスト)。この間、敵地でのシュート数(12)とラストパス本数(8)はいずれもチーム最多」というデータは、セルジーニョが好調を維持しておる証拠であり、期待が持てる。
頼れる助っ人の躍動にて勝利を掴み取ろうではないか。
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浦和レッズvs鹿島アントラーズ 第16節
・浦和対鹿島の通算56試合では、浦和が17勝9分30敗と大きく負け越している。浦和にとって鹿島は、現在J1に在籍しているチームの中で、1試合平均の獲得勝ち点が最も少ない相手(1.07)。
・浦和は鹿島戦直近6試合で4敗(2勝)。それ以前の今カードでは11試合連続無敗を記録していた(6勝5分)。
・浦和は大槻毅が監督に就任して以降の直近6試合でわずか2敗(3勝1分)。それ以前には4連敗を喫していた。
・鹿島は現在6試合連続無敗(4勝2分)。同一シーズン内の連続無敗としては、2017年6月~8月以降でクラブベストの成績(当時9試合連続)。
・鹿島は今季、先制点を挙げた試合での勝利数がリーグ最多タイ(10勝/12試合、川崎と並び)。対する浦和は、ホームで先制点を奪われた試合数がリーグで2番目に多い(6試合:1勝1分4敗)。
・浦和は今季、枠内シュート数がリーグで3番目に少なく(58本)、枠内シュート率が2番目に低い(38.4%)。対する鹿島は、被枠内シュート率が今季リーグで2番目に低い(26.2%、56/221本)。
・浦和はホーム戦で挙げた得点数が今季リーグワーストタイ(7得点、松本と並び)。また、本拠地で喫した失点数は今季リーグで3番目に多い(15失点、磐田と並び)。
・セルジーニョは2019年5月12日の神戸戦以降、鹿島がアウェイ戦で挙げた直近6得点のうち4点に直接関与している(3得点1アシスト)。この間、敵地でのシュート数(12)とラストパス本数(8)はいずれもチーム最多。
※ファクト内の数字はJ1での成績
データ提供:opta
ザスパクサツ群馬・小泉勇人、ヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍
ヴァンフォーレ甲府に期限付き移籍するザスパクサツ群馬の小泉勇人である。
これは良い報。
是非とも甲府にてポジションを得て活躍して欲しい。
192センチ・左利きのGKには夢がある。
大きく成長するのだ。
楽しみにしておる。

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小泉 勇人選手 ザスパクサツ群馬より期限付き移籍加入のお知らせ
2019.07.31(水)
この度、ザスパクサツ群馬より小泉勇人選手が期限付き移籍加入することとなりましたので、お知らせいたします。小泉選手のプロフィールは下記の通りです。
記
小泉 勇人(こいずみ ゆうと)選手
■生年月日:1995年9月14日生まれ(23歳)
■出身地:茨城県
■身長/体重:192cm/83kg
■血液型:A型
■ポジション:GK
■背番号:33
■利き足:左
■期限付き移籍期間:2019年8月1日~2020年1月31日
■サッカー歴:
2003年~2008年:大野原SSS
2008年~2011年:鹿島アントラーズJrユース
2011年~2014年:鹿島アントラーズユース
※2013年4月~12月 鹿島アントラーズ(2種登録選手)
2014年~2017年5月:鹿島アントラーズ
※Jリーグ・アンダー22選抜(2014年~2015年)
2017年5月~2018年6月:水戸ホーリーホック
※2017年5月~12月は鹿島アントラーズからの期限付き移籍
2018年6月~12月:グルージャ盛岡
※水戸ホーリーホックからの期限付き移籍
2019年~:ザスパクサツ群馬
■出場記録:
2014年[鹿島][J1]0試合0得点[カップ戦]0試合0得点[天皇杯]0試合0得点
2014年[J-22選抜][J3]1試合0得点
2015年[鹿島][J1]0試合0得点[カップ戦]0試合0得点[天皇杯]0試合0得点[ACL]0試合0得点
2016年[鹿島][J1]0試合0得点[カップ戦]0試合0得点[天皇杯]0試合0得点[クW杯]0試合0得点
2017年[鹿島][J1]0試合0得点[カップ戦]0試合0得点[天皇杯]0試合0得点[ACL]0試合0得点
2017年[水戸][J2]0試合0得点[天皇杯]0試合0得点
2018年[水戸][J2]0試合0得点[天皇杯]0試合0得点
2018年[盛岡][J3]12試合0得点[天皇杯]0試合0得点
2019年[草津][J3]0試合0得点[天皇杯]0試合0得点
[J1通算]0試合0得点
[J2通算]0試合0得点
[J3通算]13試合0得点
■コメント:
この度、ザスパクサツ群馬から加入することになりました、小泉勇人です。
ヴァンフォーレ甲府という素晴らしいクラブに加入することが出来るということにとても喜びを感じています。
J1昇格へ向けて共に闘っていきましょう!!
【トップチーム】小泉 勇人選手 ヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍のお知らせ
この度、ザスパクサツ群馬所属の小泉勇人選手がヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍することに決まりましたのでお知らせいたします。小泉選手のプロフィールとコメントは下記の通りとなります。
■小泉 勇人(Yuto KOIZUMI)選手プロフィール
【ポジション】GK
【生年月日】1995年9月14日(23歳)
【身長/体重】192cm/83kg
【出身地】茨城県
【経歴】大野原SSS-鹿島アントラーズジュニアユース-鹿島アントラーズユース-鹿島アントラーズ-水戸ホーリーホック-グルージャ盛岡-ザスパクサツ群馬(2019年~)
【出場歴】Jリーグ:13試合/0得点(J3:13試合/0得点)
※初出場2014年4月6日 J3 第5節 J-22(vsYS横浜@ニッパ球)
※J3リーグはJ-22選抜での出場を含む
天皇杯:1試合/0得点
群馬県サッカー協会長杯:1試合/0得点
■小泉選手コメント
「この度ヴァンフォーレ甲府に移籍することになりました。
シーズン途中の大事な時期に移籍という決断に至ったこと、急な報告になったこと、本当に申し訳なく思います。
素晴らしいサポーターの皆さんのご支援のもと、半年間、素晴らしい日々を過ごすことが出来たことに感謝でいっぱいです。今までありがとうございました。」
※期限付き移籍期間は、2020年1月31日までとなります。
これは良い報。
是非とも甲府にてポジションを得て活躍して欲しい。
192センチ・左利きのGKには夢がある。
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小泉 勇人選手 ザスパクサツ群馬より期限付き移籍加入のお知らせ
2019.07.31(水)
この度、ザスパクサツ群馬より小泉勇人選手が期限付き移籍加入することとなりましたので、お知らせいたします。小泉選手のプロフィールは下記の通りです。
記
小泉 勇人(こいずみ ゆうと)選手
■生年月日:1995年9月14日生まれ(23歳)
■出身地:茨城県
■身長/体重:192cm/83kg
■血液型:A型
■ポジション:GK
■背番号:33
■利き足:左
■期限付き移籍期間:2019年8月1日~2020年1月31日
■サッカー歴:
2003年~2008年:大野原SSS
2008年~2011年:鹿島アントラーズJrユース
2011年~2014年:鹿島アントラーズユース
※2013年4月~12月 鹿島アントラーズ(2種登録選手)
2014年~2017年5月:鹿島アントラーズ
※Jリーグ・アンダー22選抜(2014年~2015年)
2017年5月~2018年6月:水戸ホーリーホック
※2017年5月~12月は鹿島アントラーズからの期限付き移籍
2018年6月~12月:グルージャ盛岡
※水戸ホーリーホックからの期限付き移籍
2019年~:ザスパクサツ群馬
■出場記録:
2014年[鹿島][J1]0試合0得点[カップ戦]0試合0得点[天皇杯]0試合0得点
2014年[J-22選抜][J3]1試合0得点
2015年[鹿島][J1]0試合0得点[カップ戦]0試合0得点[天皇杯]0試合0得点[ACL]0試合0得点
2016年[鹿島][J1]0試合0得点[カップ戦]0試合0得点[天皇杯]0試合0得点[クW杯]0試合0得点
2017年[鹿島][J1]0試合0得点[カップ戦]0試合0得点[天皇杯]0試合0得点[ACL]0試合0得点
2017年[水戸][J2]0試合0得点[天皇杯]0試合0得点
2018年[水戸][J2]0試合0得点[天皇杯]0試合0得点
2018年[盛岡][J3]12試合0得点[天皇杯]0試合0得点
2019年[草津][J3]0試合0得点[天皇杯]0試合0得点
[J1通算]0試合0得点
[J2通算]0試合0得点
[J3通算]13試合0得点
■コメント:
この度、ザスパクサツ群馬から加入することになりました、小泉勇人です。
ヴァンフォーレ甲府という素晴らしいクラブに加入することが出来るということにとても喜びを感じています。
J1昇格へ向けて共に闘っていきましょう!!
【トップチーム】小泉 勇人選手 ヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍のお知らせ
この度、ザスパクサツ群馬所属の小泉勇人選手がヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍することに決まりましたのでお知らせいたします。小泉選手のプロフィールとコメントは下記の通りとなります。
■小泉 勇人(Yuto KOIZUMI)選手プロフィール
【ポジション】GK
【生年月日】1995年9月14日(23歳)
【身長/体重】192cm/83kg
【出身地】茨城県
【経歴】大野原SSS-鹿島アントラーズジュニアユース-鹿島アントラーズユース-鹿島アントラーズ-水戸ホーリーホック-グルージャ盛岡-ザスパクサツ群馬(2019年~)
【出場歴】Jリーグ:13試合/0得点(J3:13試合/0得点)
※初出場2014年4月6日 J3 第5節 J-22(vsYS横浜@ニッパ球)
※J3リーグはJ-22選抜での出場を含む
天皇杯:1試合/0得点
群馬県サッカー協会長杯:1試合/0得点
■小泉選手コメント
「この度ヴァンフォーレ甲府に移籍することになりました。
シーズン途中の大事な時期に移籍という決断に至ったこと、急な報告になったこと、本当に申し訳なく思います。
素晴らしいサポーターの皆さんのご支援のもと、半年間、素晴らしい日々を過ごすことが出来たことに感謝でいっぱいです。今までありがとうございました。」
※期限付き移籍期間は、2020年1月31日までとなります。
鹿島経営陣「100億で東京」より地元優先
メルカリへの株式譲渡の裏側を伝えるニッカンスポーツの盧載鎭記者である。
新日鉄住金(現・日本製鉄)の体制に問題があったことがよくわかる。
今回はクラブとして受け入れ先を探し、熟考してメルカリ社が選ばれた。
手を挙げた会社の中には「100億円単位の資金を投資する代わりに、地元を東京に移転し、ホームスタジアムを新国立に移すことを要求する企業もあった」とのこと。
見かけだけの条件で選んでおらぬ。
クラブは良い判断をした。
これからも鹿島が鹿島であり得る。
素晴らしいクラブと共に歩む幸せを噛みしめたい。

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鹿島経営陣「100億で東京」より地元優先/解説
[2019年7月31日7時7分 ]

鹿島の庄野洋社長(中央)、日本製鉄の津加宏執行役員(左)と会見を行ったメルカリ社の小泉文明社長
フリーマーケットアプリ大手のメルカリが鹿島アントラーズの経営権を取得することが30日、決まった。この日、親会社の日本製鉄が保有していた株式72・5%のうち61・6%を、16億円でメルカリに譲渡する契約が結ばれた。日本製鉄、メルカリ、鹿島の3社は都内で会見を開き、鹿島の今後の方針について説明した。
◇ ◇ ◇
今回の発端は、12年10月に新日鉄が住金を吸収合併し、新日鉄住金(現在は日本製鉄)が鹿島の親会社となったことだ。野球やラグビーを応援してきた新日鉄に対し、47年に住金蹴球団設立から72年間も鹿島を運営した住金。スポーツ事業の主導権は新日鉄側が持ち、住金側の意見は反映しづらくなった。鹿島担当の窓口は、役員クラスから部長クラスに下がった。
鹿島は地道な経営努力もあり、年間の営業収益を70億円超にまで伸ばした。親会社の支援なしでもクラブ経営ができるまでに成長したが、その規模を維持するには親会社の支援は無視できない。将来を見据えた親会社からの投資が見込めなくなり不安も募った。そこで新たにサッカーへの理解がある企業を探した。
外資系会社の日本法人も含み、複数の会社から打診を受けた。中には100億円単位の資金を投資する代わりに、地元を東京に移転し、ホームスタジアムを新国立に移すことを要求する企業もあった。そこで一昨年4月にスポンサー契約を結んだメルカリが、地元を維持することを第1条件にバックアップすることを提案した。結局、鹿島経営陣は巨額の資金より地元優先の選択をした。【盧載鎭】
新日鉄住金(現・日本製鉄)の体制に問題があったことがよくわかる。
今回はクラブとして受け入れ先を探し、熟考してメルカリ社が選ばれた。
手を挙げた会社の中には「100億円単位の資金を投資する代わりに、地元を東京に移転し、ホームスタジアムを新国立に移すことを要求する企業もあった」とのこと。
見かけだけの条件で選んでおらぬ。
クラブは良い判断をした。
これからも鹿島が鹿島であり得る。
素晴らしいクラブと共に歩む幸せを噛みしめたい。

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鹿島経営陣「100億で東京」より地元優先/解説
[2019年7月31日7時7分 ]

鹿島の庄野洋社長(中央)、日本製鉄の津加宏執行役員(左)と会見を行ったメルカリ社の小泉文明社長
フリーマーケットアプリ大手のメルカリが鹿島アントラーズの経営権を取得することが30日、決まった。この日、親会社の日本製鉄が保有していた株式72・5%のうち61・6%を、16億円でメルカリに譲渡する契約が結ばれた。日本製鉄、メルカリ、鹿島の3社は都内で会見を開き、鹿島の今後の方針について説明した。
◇ ◇ ◇
今回の発端は、12年10月に新日鉄が住金を吸収合併し、新日鉄住金(現在は日本製鉄)が鹿島の親会社となったことだ。野球やラグビーを応援してきた新日鉄に対し、47年に住金蹴球団設立から72年間も鹿島を運営した住金。スポーツ事業の主導権は新日鉄側が持ち、住金側の意見は反映しづらくなった。鹿島担当の窓口は、役員クラスから部長クラスに下がった。
鹿島は地道な経営努力もあり、年間の営業収益を70億円超にまで伸ばした。親会社の支援なしでもクラブ経営ができるまでに成長したが、その規模を維持するには親会社の支援は無視できない。将来を見据えた親会社からの投資が見込めなくなり不安も募った。そこで新たにサッカーへの理解がある企業を探した。
外資系会社の日本法人も含み、複数の会社から打診を受けた。中には100億円単位の資金を投資する代わりに、地元を東京に移転し、ホームスタジアムを新国立に移すことを要求する企業もあった。そこで一昨年4月にスポンサー契約を結んだメルカリが、地元を維持することを第1条件にバックアップすることを提案した。結局、鹿島経営陣は巨額の資金より地元優先の選択をした。【盧載鎭】
3連勝中の勢いそのままに埼玉スタジアムに乗り込む
「鹿島は3連勝中の勢いそのままに埼玉スタジアムに乗り込む」と記すサッカーダイジェストのプレビューである。
ジュビロ戦、仙台戦、鳥栖戦と良い流れで勝利しておる。
何よりこの三戦にて失点が疑惑のジャッジのゴール一つに抑えておる守備陣が素晴らしい。
左SBに定着した小池の力は小さくないと思われる。
また、中断期間を経て負傷者リストの人数が減ってきた。
篤人、レオ・シルバ、アツの三人を残すのみである。
絶対的レギュラーであったレオ・シルバの離脱は痛いが、ここは名古が十分に穴を埋めておる。
その名古は、「攻撃のところでも守備のところでも、ボランチがキーになってくると思う」と語る。
中盤を制圧することが、この試合のキーポイントであることをよくわかっておる。
名古は、この浦和戦でも躍動してくれよう。
それから、浦和の選手らは鹿島戦を特別と話すとのことだが、鹿島としては1/34の単なる一試合ととらえて挑みたい。
平常心で戦い、他の試合と同様に勝ち点3を得るのだ。
上位との勝ち点を縮める大きなチャンス。
気持ちを高めてスタジアムに向かう。
注目の一戦である。

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【J1展望】浦和×鹿島|激戦必至の赤きライバル対決はボランチがポイントに。上田綺世、小泉慶らのデビューは?
サッカーダイジェスト編集部
2019年07月31日
浦和――柴戸が出場停止も、エヴェルトンが戦列復帰
浦和レッズ
今季成績(19試合終了時):9位 勝点27 8勝3分8敗 18得点・25失点
【最新チーム事情】
●鹿島戦は特別だと話す選手たち
●大槻監督はメンバー選考の変化を語る
●古巣対決の興梠はバースデーゲーム
【担当記者の視点】
ACLの影響で延期されていた日程がここで消化され、全チームの試合数が揃う。ルヴァンカップでの対戦も決まり、今季は最大7試合対戦する鹿島との初戦だけに、良いイメージを作るためにもホームで勝利したい。
宇賀神や武藤は、鹿島戦のスタジアムの空気を「特別なもの」と話す。下部組織育ちの宇賀神友弥は「浦和の選手として、鹿島戦は34分の1ではない」と宣言。また、武藤雄樹は「鹿島戦は戦術以前にインテンシティが高い。戦うことを大事にしようと監督からも話があった」と明かした。
その大槻監督は、メンバー選考について「やりたいことを表現できる回数が増えてきて、その選択肢を優先したい」として「勝つことからの逆算が一番」と話した。鹿島対策よりも、現状の最大値を出す選考が進むことになりそうだ。
柴戸海が累積警告で出場停止も、左肩鎖関節を脱臼していたエヴェルトンが全体練習に復帰。ボランチの組み合わせは指揮官の試合へのアプローチが表現されそうだ。そして、興梠慎三は試合当日が誕生日。エースのバースデーゴールで勝利を飾りたい。
鹿島――川崎の結果次第では2位浮上の可能性も

故障者/浦和=なし 鹿島=内田、L・シルバ、中村
出場停止/浦和=柴戸 鹿島=なし
J1リーグ16節
浦和レッズ―鹿島アントラーズ
7月31日(水)/19:30/埼玉スタジアム2002
鹿島アントラーズ
今季成績(19試合終了時):4位 勝点37 11勝4分4敗 34得点・16失点
【最新チーム事情】
●法政大サッカー部を退部したFW上田綺世が加入。
●柏からMF小泉慶が加入。紅白戦では右SBでプレー。
●FW金森健志が鳥栖へ期限付き移籍。
【担当記者の視点】
鹿島は3連勝中の勢いそのままに埼玉スタジアムに乗り込む。ここで勝点3を掴めば、試合のない首位FC東京と勝点2差に迫り、川崎の結果次第では2位浮上の可能性もある。
先発が濃厚なMF名古新太郎は「攻撃のところでも守備のところでも、ボランチがキーになってくると思う」とこのビッグマッチを見据えている。
法政大サッカー部を退部したFW上田綺世、柏から加入のMF小泉慶のふたりは、さっそくメンバー入りの可能性も。上田のプロ契約は8月2日からのため、この試合に限っては特別指定選手としてのプレーとなる。
ジュビロ戦、仙台戦、鳥栖戦と良い流れで勝利しておる。
何よりこの三戦にて失点が疑惑のジャッジのゴール一つに抑えておる守備陣が素晴らしい。
左SBに定着した小池の力は小さくないと思われる。
また、中断期間を経て負傷者リストの人数が減ってきた。
篤人、レオ・シルバ、アツの三人を残すのみである。
絶対的レギュラーであったレオ・シルバの離脱は痛いが、ここは名古が十分に穴を埋めておる。
その名古は、「攻撃のところでも守備のところでも、ボランチがキーになってくると思う」と語る。
中盤を制圧することが、この試合のキーポイントであることをよくわかっておる。
名古は、この浦和戦でも躍動してくれよう。
それから、浦和の選手らは鹿島戦を特別と話すとのことだが、鹿島としては1/34の単なる一試合ととらえて挑みたい。
平常心で戦い、他の試合と同様に勝ち点3を得るのだ。
上位との勝ち点を縮める大きなチャンス。
気持ちを高めてスタジアムに向かう。
注目の一戦である。

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【J1展望】浦和×鹿島|激戦必至の赤きライバル対決はボランチがポイントに。上田綺世、小泉慶らのデビューは?
サッカーダイジェスト編集部
2019年07月31日
浦和――柴戸が出場停止も、エヴェルトンが戦列復帰
浦和レッズ
今季成績(19試合終了時):9位 勝点27 8勝3分8敗 18得点・25失点
【最新チーム事情】
●鹿島戦は特別だと話す選手たち
●大槻監督はメンバー選考の変化を語る
●古巣対決の興梠はバースデーゲーム
【担当記者の視点】
ACLの影響で延期されていた日程がここで消化され、全チームの試合数が揃う。ルヴァンカップでの対戦も決まり、今季は最大7試合対戦する鹿島との初戦だけに、良いイメージを作るためにもホームで勝利したい。
宇賀神や武藤は、鹿島戦のスタジアムの空気を「特別なもの」と話す。下部組織育ちの宇賀神友弥は「浦和の選手として、鹿島戦は34分の1ではない」と宣言。また、武藤雄樹は「鹿島戦は戦術以前にインテンシティが高い。戦うことを大事にしようと監督からも話があった」と明かした。
その大槻監督は、メンバー選考について「やりたいことを表現できる回数が増えてきて、その選択肢を優先したい」として「勝つことからの逆算が一番」と話した。鹿島対策よりも、現状の最大値を出す選考が進むことになりそうだ。
柴戸海が累積警告で出場停止も、左肩鎖関節を脱臼していたエヴェルトンが全体練習に復帰。ボランチの組み合わせは指揮官の試合へのアプローチが表現されそうだ。そして、興梠慎三は試合当日が誕生日。エースのバースデーゴールで勝利を飾りたい。
鹿島――川崎の結果次第では2位浮上の可能性も

故障者/浦和=なし 鹿島=内田、L・シルバ、中村
出場停止/浦和=柴戸 鹿島=なし
J1リーグ16節
浦和レッズ―鹿島アントラーズ
7月31日(水)/19:30/埼玉スタジアム2002
鹿島アントラーズ
今季成績(19試合終了時):4位 勝点37 11勝4分4敗 34得点・16失点
【最新チーム事情】
●法政大サッカー部を退部したFW上田綺世が加入。
●柏からMF小泉慶が加入。紅白戦では右SBでプレー。
●FW金森健志が鳥栖へ期限付き移籍。
【担当記者の視点】
鹿島は3連勝中の勢いそのままに埼玉スタジアムに乗り込む。ここで勝点3を掴めば、試合のない首位FC東京と勝点2差に迫り、川崎の結果次第では2位浮上の可能性もある。
先発が濃厚なMF名古新太郎は「攻撃のところでも守備のところでも、ボランチがキーになってくると思う」とこのビッグマッチを見据えている。
法政大サッカー部を退部したFW上田綺世、柏から加入のMF小泉慶のふたりは、さっそくメンバー入りの可能性も。上田のプロ契約は8月2日からのため、この試合に限っては特別指定選手としてのプレーとなる。
メルカリ社鹿島アントラーズFC経営権取得報道
メルカリ社の鹿島アントラーズFCの経営権取得を報じる各紙である。
まさに大きなニュースであり、多くの紙面を割いておる。
16億円という金額は鹿島アントラーズというサッカークラブの価格としては非常に低額に思える。
しかしながら、企業としてみれば資産価値や売上高、企業としての成長予想を考慮すれば、思うような高額設定は出来ぬように思う。
それをきちんと判断出来たメルカリの小泉社長の経営センスを評価したい。
また、逆にこの小泉社長のメルカリ社だからこそ信頼して託せると判断したことも伝わってくる。
これまでの大企業の一子会社として、経営判断を仰ぐ立場から、新興のスピード感ある経営に移行することのメリットは大きい。
そして、小泉社長のコメントから、独善的・独断で決定していくような人物ではないように感じる。
この新たなる経営者と共に鹿島アントラーズはかわっていく部分もあろう。
伝統とかわる。
両軸で勝利を追求して、事業規模も成長させていくのだ。
期待しておる。

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ジーコTDも理解、新生鹿島「三方良し」の経営可能
[2019年7月30日20時57分]
鹿島の庄野洋社長(中)、日本製鉄の津加宏執行役員(中央)と並んで会見を行ったメルカリ社の小泉文明社長兼COO
フリーマーケットアプリ大手のメルカリが鹿島アントラーズの経営権を取得することが30日、決まった。
この日、親会社の日本製鉄が保有していた株式72・5%のうち61・6%を、16億円でメルカリに譲渡する契約が結ばれた。日本製鉄、メルカリ、鹿島の3社は都内で会見を開き、鹿島の今後の方針について説明した。
◇ ◇ ◇
新しい鹿島が誕生する。17年からスポンサーを務めてきたメルカリが、鹿島の親会社になる。メルカリの小泉文明社長は、父が鹿島のホームタウンである旧麻生町(現在は行方市)出身で、自身もJリーグ発足当時からスタジアムへ足を運んでいたファン。両社はこれまで何度も話し合いを重ねており、ホームタウンを移転せず積極的に地域貢献を行うこと、鹿島の伝統を尊重した経営を順守することなどが、経営権譲渡の決め手となった。
メルカリは6月期の連結決算で7期連続の赤字を計上しているが、これは新規事業への投資を行っているから。資金調達も順調といい、鹿島を子会社化する上で問題がないことは、日本製鉄も精査済みという。
メルカリの小泉氏も「今の経営陣が作ってきたすばらしいチームがある。これまでアントラーズを経営してきた方たちの延長線に、テクノロジーをアドオン(付加)する考え方でいきたい」と説明した。加えて「チーム強化よりビジネスの部分で回してきたい」と、あくまでかじを取るのは、ピッチ外の事象であることも強調した。
具体的に、メルカリが鹿島の親会社となることで、双方にどんなメリットがあるのか。メルカリの主要サービスであるフリマアプリ「メルカリ」やスマホ決済サービス「メルペイ」は、利用者層が20代女性だ。一方で鹿島のファン層は40代男性が多い。両者が異なる利用者、ファンを有していることで、相互の乗り入れが見込まれる。ACL王者鹿島の親会社になることは、企業のブランド力向上にももってこいだ。
一方の鹿島にとっては、メルカリのもつテクノロジーを享受できる。広告を例にあげると、実物と映像を融合させた「プロジェクションマッピング」を使った広告を打ち出すことで、これまで広告を出していなかった企業を取り付けることなどを検討しているという。小泉氏の言葉を借りれば「三方良しの経営ができる」ということだ。
今回の決定には、草創期から鹿島とともに歩み、現在テクニカルディレクターを務めるジーコ氏も理解を示したという。8月中には小泉社長が鹿島の社長に就任する見込み。スポーツ専門の動画配信サービス「ダゾーン」の参入で大きく様相を変えたJリーグが、またひとつ新しい時代に突入しようとしている。【杉山理紗】
メルカリが鹿島買収!リーグ最多8度Vの名門を16億円で

会見する左から日本製鉄の津加宏執行役員、鹿島の庄野洋社長、メルカリの小泉文明社長 (撮影・古厩正樹)
フリーマーケットアプリ大手のメルカリが30日、サッカーJ1鹿島の経営権取得を発表した。鹿島が発行する株式の61.6%について、日本製鉄から譲渡を受けることで契約を締結した。取得額は約16億円。メルカリ側は茨城・鹿嶋市の本拠地や使用スタジアム、クラブ名や運営方針は維持するとした上で、業界トップクラスのマーケティング力でスタジアムを変えていく方針を示した。
突然の“買収”に、衝撃が走った。茨城・鹿嶋市に本拠を置き、リーグ最多の優勝8度など日本を代表する強豪クラブのJ1鹿島の筆頭株主が、日本製鉄(旧・新日鉄住金)からメルカリに代わる。
この日午後6時から鹿島、メルカリ、日本製鉄の3者がそろって東京都内で会見。メルカリの小泉文明社長兼CEO(38)は、「鹿島は成功の象徴。ビジネス面でチャレンジして資金を獲得し、チームを強化する」と言い切った。
2013年創業のメルカリは、17年から鹿島のスポンサーを務めてきた。小泉氏は、父親が鹿島のホームタウンの茨城・行方(なめがた)市出身でJリーグ発足時から観戦するなど個人的な縁もあり、思い入れは強い。「鹿島のフィロソフィーは大事にしたい。大物選手の獲得も現在は考えていない」。現状の強化部門や運営などは変えず、J1神戸のような大物外国選手の大量補強などによる急速な変化は求めない方針を強調した。
鹿島といえば、Jリーグ創世時に加入したジーコ氏(66)がコーチ兼テクニカルダイレクターを務めている。鹿島の庄野洋社長(66)は経営母体が代わることをジーコ氏に事前報告したといい、「彼も住友金属時代からいてノスタルジーもあると思うが、『いいじゃないか』と言っていました」と明かした。

メルカリは2017年から鹿島のスポンサーを務めていた
なぜ経営権譲渡に至ったのか。庄野氏は日本製鉄の前身の住友金属に入社して約30年間、クラブと関わってきた。「(鉄鋼業のような)素材産業では、Jリーグの取り巻く環境の変化に対応するのは難しい」。スポーツ専門の配信サービスDAZN(ダゾーン)が参入し、モバイル事業なども複雑化。新時代のクラブ経営を、新興のIT企業に任せることとなった。
小泉氏は共同通信のインタビューに「日本を代表する会社になる」と宣言。知名度の高いスポーツチームの経営を通じて企業ブランドを向上させる狙いが、メルカリ側にはある。今年6月期の連結決算で137億円の最終赤字になる見通しというが、鹿島を「恒常的に黒字にできる」と自信を見せた。
具体的には今シーズン中にスタジアム内の売店で、スマートフォン決済サービス「メルペイ」を利用できるようにすると説明。チケットのキャッシュレス化や、快適なスタジアム観戦の推進などのスタジアム改革に取り組んでいく。
「キャッシュレス化や観戦しやすい環境、それをやるのに適しているのがメルカリさんだと信じている」と庄野氏。常勝鹿島を、さらなる高みへ。令和の新時代に、鹿島も新たな歴史を積み上げていく。(宇賀神隆)
★日本製鉄、今後も経営に関与
これまで筆頭株主だった日本製鉄の津加宏執行役員(56)は「世界で鹿島が戦い続けるには、新しい経営に移行することが最良という結論に至った」と説明。前身の住友金属の時代から親会社としてチームを支えてきた歴史に幕が下りる形。「経営の主体はメルカリに委ねるが、今後も第2位の主要株主として経営に関与していく」と強調した。
★この日の鹿島
31日の浦和戦(埼玉)に備えて、選手たちはいつもと同じように練習を行った。午前9時から鹿嶋市内の練習場で約1時間、公開して調整。午後は埼玉県内の宿泊施設へと移動した。

住友金属時代のジーコ氏
★主なスポーツチームの経営権譲渡
◆プロ野球ソフトバンク 2004年に経営が悪化したダイエーからソフトバンクが球団を総額200億円で買収。
◆プロ野球DeNA 11年にTBSHDが保有していた横浜ベイスターズ株をDeNAへ譲渡。
◆J1神戸 03年に母体の神戸市が民事再生法の手続きを行い、楽天社長の三木谷浩史氏が所有するクリムゾングループが引き継ぎ、14年に楽天が経営権を取得。
◆J2町田 サイバーエージェントが18年10月に運営するゼルビア株の80%を総額11億4800万円で取得。
メルカリ
2013年2月1日設立。本社は東京都港区。スマートフォンから誰でも簡単に売買が楽しめる日本最大のフリーマーケットアプリを日本と米国で運営。月間利用者数は1000万人超、年間売買金額は300億円以上で、昨年6月に東証マザーズへ上場した。社名の「mercari」はラテン語で「商い」を意味する。代表取締役会長兼CEOは山田進太郎氏。
鹿島アントラーズ
1947年に住友金属工業蹴球同好会として創部。元ブラジル代表の名選手ジーコを招いて強化を進め、Jリーグ創設に参加した。J1は2016年をはじめ8度制覇、YBCルヴァン杯(旧ヤマザキナビスコ杯)で6度の優勝はいずれも最多。天皇杯は5度制覇し、18年にはアジア・チャンピオンズリーグでアジア王者となり20冠を達成。アントラーは英語で「シカの枝角」。ホームタウンは茨城県鹿嶋市など5市。本拠地はカシマスタジアム。
アントラーズOB・本田氏、メルカリの鹿島買収に衝撃「伝統は譲らないと信じている」

鹿島の現役当時の本田氏。OBは複雑な思いで経営権譲渡の発表を受け止めた
J1鹿島の経営権をフリーマーケットアプリ大手のメルカリが取得することが30日、発表された。住友金属時代からチームを支えてきた日本製鉄が“名門”を手放す形となるが、1992年から2006年まで同クラブに所属したサンケイスポーツ専属評論家の元日本代表MF本田泰人氏(50)が心境を吐露した。
突然の発表。鹿島OBの本田氏も驚きを隠しきれない様子だ。
「びっくりした。鹿島OBとしては、そういう時代なのかと寂しさを感じる。こうなった以上はポジティブに考えたい」
今回の譲渡に至った理由は、Jリーグを巡る環境の大きな変化。「共存から競争への時代に入った」と日本製鉄の津加執行役員は語った。本田氏は「よりパワーがあり、新しい経営ノウハウのある会社と一緒に戦うということは良いこと」。新時代にさしかかるリーグでもトップを走り続けるための良きパートナーとなることを期待する。
一方で危惧するのは、トップダウンの運営にならないかという点だ。本田氏は「伝統は何があっても譲らないと信じている」と、日本リーグ時代からチームを支えてきた人材も残っている運営陣に期待した。幼い頃からの鹿島ファンだというメルカリの小泉社長も、会見で「アドオン」を強調。伝統を守りつつ、新しいものを加えるという考えはOBと合致している。
W杯での8強入りを目指す日本サッカー界。それでも国内ではサッカー選手より、野球選手の方が年俸は高い状況が続いている。本田氏は「企業側も、どうしても野球を応援する。企業の支援面でも野球を上回らないと、W杯で優勝などできない。お金だけで言うと、一歩進んだかな」。今回の譲渡をきっかけに今以上に企業がサッカーに投資をする時代が来るよう熱望した。(山下幸志朗)
メルカリ・小泉社長、強化方針を尊重「ビジネスの方を回していきたい」
フリーマーケットアプリ大手のメルカリが30日、サッカーJ1鹿島の経営権取得を発表した。鹿島が発行する株式の61.6%について、日本製鉄から譲渡を受けることで契約を締結した。
--どういう経緯で今回の譲渡が決まった
「3年くらいスポンサーとして関わり、どちらからというわけではなく意見交換などをする中で、お互いの強みが違うので一緒にやった方がいいんじゃないかと自然発生的に出てきて、話がまとまった」
--社長になるのか、代表権を持つ何らかのポジションに入るのか
「それはチームと話していきたい。チームの強化はこれまで作ってきたフィロソフィーがある。どちらかというとビジネスの方をしっかりと回していきたい」
--スタジアムなどのキャッシュレス化は
「例えばメルペイであれば、ビールをあらかじめ買っておいてハーフタイムに受け取るだけでいいとか、そういうこともできると思う」
--ユニホームの鎖骨に入れている広告ロゴは胸に移すのか
「LIXILさんも20年以上、鹿島の胸をやってきているので『はい、どいてください』とはできない。ファミリーの方々には引き続きご支援いただきたい」
メルカリ 16億円で鹿島の経営権取得「スマート化」で常勝軍団に新たな血
[ 2019年7月31日 05:30 ]

握手を交わす(左から)日本製鉄株式会社・津加宏執行役員、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー・庄野洋代表取締役社長、株式会社メルカリ・小泉文明取締役社長兼COO(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ
フリーマーケットアプリ大手のメルカリは30日、J1鹿島の経営権取得を発表した。鹿島が発行する株式の61・6%(約16億円)について、日本製鉄から譲渡を受けることで契約を締結。この日、都内で行われたJリーグの理事会において承認された。本株式譲渡完了後(8月30日予定)、メルカリ社から新たに経営陣を加えた新体制を公表する。
93年の開幕からJリーグをけん引してきた鹿島が、新しい時代を迎えた。住友金属工業時代の91年に行政などとクラブを立ち上げ、30年近く筆頭株主を務めてきた日本製鉄から、経営が13年創業の新進気鋭のメルカリ社に移る。歴史に残る大きな転換点だ。鹿島の庄野洋社長は「クラブとして受け継がれてきたフィロソフィーは継承していきながら、変えるべきものは変えていく」と説明。元住金でクラブの礎を築いたジーコ・テクニカルディレクターも理解を示し、現実化した。
求めたのは、時代を先取るための経営変革だった。年間1000万人の利用者を誇るフリマアプリ「メルカリ」を筆頭に、スマホ決済サービスなどを短期間で運営、発展させてきた同社。常勝軍団を育む強化方針には全く手を触れず、同社の技術や経営術を生かして「ビジネスをしっかりと回し、そのお金でチームを補強し、さらに常勝軍団としての地位を獲得していきたい」(小泉文明社長)との思いから、17年のオフィシャルスポンサー就任以降、深い関係が築かれていった。
経営参画に際し、鹿島が求めた条件は、本拠地の移転をしないこと。従来通り指定管理権を持つカシマスタジアム(鹿嶋市)が本拠となる。将来的にトップチームのクラブハウスをカシマスタジアムに移転して周辺一帯を発展させる構想がある。今季スポンサー契約を結んだNTTドコモとともに、顔認証システムで入場から飲食やグッズ購入まで可能になる「スマートスタジアム化」も、テクノロジーを有するメルカリ社の経営参画でさらに加速する。J開幕以来、積み上げてきたタイトルはACL含めて20冠。新たな黄金時代へ、異業種の風を取り入れる。
▽株式会社メルカリ 2013年2月1日設立。主な事業はスマートフォン向けフリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運営。17年から鹿島のオフィシャルスポンサー。18年6月期(17年7月~18年6月)の決算で売上高は約357億円(前年度比62%増)、営業損益は約44億円の赤字。資本金は695億8700万円(18年6月末時点、資本準備金含む)。山田進太郎代表取締役会長兼CEO。
【鹿島】メルカリが15億8800万円で経営権取得「さらにチームを常勝軍団に」
2019年7月31日 6時0分スポーツ報知

鹿島のユニホームの肩にあるメルカリのロゴ(写真は内田)
フリーマーケットアプリ大手のメルカリ(東京・港区)と日本製鉄(東京・千代田区)は30日、J1鹿島の経営権を譲渡することで合意したと発表し、都内のJFAハウスで会見した。メルカリは日本製鉄が保有していた発行済み株式72・5%のうち、61・6%を15億8800万円で取得。8月30日にも、メルカリ取締役社長兼COO(最高執行責任者)の小泉文明氏(38)が鹿島社長に就任し、新体制が発足する。日本製鉄はクラブの発展を考えて決断。メルカリはリーグ優勝8度の名門とともに、本業の世界進出を図る。
メルカリが、Jリーグの雄・鹿島の経営に乗り出すことが決まった。この日のJリーグ理事会で、筆頭株主だった日本製鉄からメルカリに60%超の株式が約16億円で譲渡されることが承認され、発表された。18年からユニホームの鎖骨部分のスポンサーを務めていたメルカリの小泉社長は、早ければ8月末にクラブの新社長に就任する見込みで「さらにチームを常勝軍団として、地位を獲得していきたい」と意気込んだ。
譲渡のきっかけは取り巻く環境の変化にあった。鹿島の前身は、1947年に創部された住友金属(住金)工業蹴球団。住金はその後、鹿島工場で働く社員の福利厚生として鹿島を組織し、J1加盟に尽力した。“サッカーの神様”ジーコを招いてクラブの礎を築き、今ではJ1で他の追随を許さない20個のタイトルを獲得する常勝軍団に育て上げた。
その住金が2012年に新日鉄(当時)と経営統合。会社規模が大きくなり、鹿島は約400の子会社に組み込まれた。鹿島だけが特別に許されることはなく、経営判断がスピード感をもってできなくなった。日本製鉄も課題としていたが、解決策はなかった。また、企業を対象に営業する「B to B」の日本製鉄にとって経営目的はそれほど多くはなかった。
これらを総合的に判断し、「Jリーグも共存から競争の時代になった。(鹿島が)世界で戦い続けるためには経営基盤の強化、価値を高める具体的な方策が必要と考え、新たな展開、新しいパートナーを迎え入れることが最良の方策との結論に至った」(日本製鉄・津加宏執行役員)。1947年の住友金属蹴球団から始まった運営母体の役割を終える決断に至った。
譲渡の条件として挙げたのが〈1〉本拠を変えない〈2〉地域密着の理念を継承することで、メルカリも賛同した。メルカリの子会社は鹿島で4社目で判断のスピード化も果たせる。小泉社長は〈1〉顧客層の拡大〈2〉ブランド向上〈3〉ビジネス機会の創出が、鹿島を経営することで期待できると説明。「鹿島の伝統、フィロソフィーを大事にしたい。順守していくべき」と選手の強化策については口を出さない意向を示した。(内田 知宏)
◆メルカリ 本社は東京都港区。2013年2月設立。18年6月にマザーズ上場。スマホ向けフリーマーケットアプリを中心に事業を展開し、ダウンロード数は国内1億以上。スマホ決済「メルペイ」も有名。売上(連結)は約357億円(18年)。
20冠クラブ買収はお買い得!?…メルカリが鹿島の経営権取得
2019年7月31日 6時0分スポーツ報知

記者発表をする(左から)津加宏・日本製鉄株式会社執行役員、庄野洋・株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長、小泉文明・株式会社メルカリ取締役社長兼COO
フリーマーケットアプリ大手のメルカリ(東京・港区)と日本製鉄(東京・千代田区)は30日、J1鹿島の経営権を譲渡することで合意したと発表し、都内のJFAハウスで会見した。メルカリは日本製鉄が保有していた発行済み株式72・5%のうち、61・6%を15億8800万円で取得。8月30日にも、メルカリ取締役社長兼COO(最高執行責任者)の小泉文明氏(38)が鹿島社長に就任し、新体制が発足する。日本製鉄はクラブの発展を考えて決断。メルカリはリーグ優勝8度の名門とともに、本業の世界進出を図る。
メルカリが鹿島の経営権を取得するのにかけた資金は約16億円だった。鹿島の18年度の営業収益は約73億3000万円で、神戸(同96億6600万円)と浦和(同75億4900万円)に次ぐJ1で3位。昨季まで20のタイトルを獲得し、これまでW杯にJクラブ最多の12人が選出された輝かしい実績と人気を考慮しても割安感がある。
湘南(同29億7800万円)の経営権を取得したRIZAPは18~20年の3年間で10億円以上を投資。町田(同7億5500万円)の経営権を取得したサイバーエージェントは11億4800万円で株式の80%を保有した。クラブ規模や過去の成績から見て、鹿島ほどのビッグクラブの買収にしては“お買い得感”が否めない額となった。
IT企業とスポーツのこれまで…メルカリが鹿島の経営権取得
2019年7月31日 6時0分スポーツ報知
フリーマーケットアプリ大手のメルカリ(東京・港区)と日本製鉄(東京・千代田区)は30日、J1鹿島の経営権を譲渡することで合意したと発表し、都内のJFAハウスで会見した。メルカリは日本製鉄が保有していた発行済み株式72・5%のうち、61・6%を15億8800万円で取得。8月30日にも、メルカリ取締役社長兼COO(最高執行責任者)の小泉文明氏(38)が鹿島社長に就任し、新体制が発足する。日本製鉄はクラブの発展を考えて決断。メルカリはリーグ優勝8度の名門とともに、本業の世界進出を図る。
◆IT企業とスポーツ
▽ソフトバンク 04年11月、プロ野球の福岡ダイエーホークスを買収。
▽楽天 球界再編問題に揺れる中、04年11月、東北楽天ゴールデンイーグルスとして球界参入。14年12月には、Jリーグ神戸の運営会社の全株を取得。元スペイン代表MFイニエスタら海外の大物選手を獲得。スペイン1部バルセロナのスポンサーでもある。
▽DeNA 11年12月に球界参入。13年4月には「エスビー食品陸上競技部」の選手、スタッフらを受け入れる形で「DeNAランニングクラブ」を設立。Bリーグ「川崎ブレイブサンダース」も運営。
▽ミクシィ F東京とスポンサー契約を締結したほか、Bリーグの「千葉ジェッツふなばし」も運営。今後、スポーツ事業を中心に拡大していく方針。
▽サイバーエージェント 18年10月、J2・FC町田の約11億円で経営権を取得。
▽アカツキ 同12月、アプリ開発などを行うアカツキが東京Vの株式を取得し、関連会社となる。
過去のJクラブの経営母体変更は…メルカリが鹿島の経営権取得
2019年7月31日 6時0分スポーツ報知

記者発表をする(左から)津加宏・日本製鉄株式会社執行役員、庄野洋・鹿島アントラーズ代表取締役社長、小泉文明氏
フリーマーケットアプリ大手のメルカリ(東京・港区)と日本製鉄(東京・千代田区)は30日、J1鹿島の経営権を譲渡することで合意したと発表した。メルカリは日本製鉄が保有していた発行済み株式72・5%のうち、61・6%を15億8800万円で取得。8月30日にも、メルカリ取締役社長兼COO(最高執行責任者)の小泉文明氏(38)が鹿島社長に就任し、新体制が発足する。日本製鉄はクラブの発展を考えて決断。メルカリはリーグ優勝8度の名門とともに、本業の世界進出を図る。
◆主なJクラブの経営母体変更
▽横浜フリューゲルス 98年10月。出資会社の1つ佐藤工業が経営不振のため撤退。もう1つの出資会社の全日空も赤字で、横浜Mの親会社・日産自動車と協議し、吸収合併されることに。クラブは事実上消滅し、チーム名は「横浜F・マリノス」に。
▽V川崎 91年に読売新聞社、よみうりランド、日本テレビの3社出資で運営会社が設立されたが、98年に読売新聞社とよみうりランドが撤退。09年には日本テレビも完全撤退し「東京ヴェルディホールディングス株式会社」に譲渡された。
▽V・ファーレン長崎 09年2月、通信販売会社「ジャパネットたかた」がJFLに昇格したクラブのメーンスポンサーに決定。17年4月に全株式を取得し、子会社化。創業者の高田明氏が社長に就任した。
▽湘南ベルマーレ 18年4月、プライベートジムを運営するRIZAP(ライザップ)が湘南の筆頭株主である三栄建築設計と共同で合弁会社を設立。クラブ株式の過半数を取得し、経営権を得た。
メルカリがJ1鹿島の経営権取得日本製鉄から16億円で

記者会見後に記念写真に納まる(右から)メルカリの小泉文明社長、J1鹿島の庄野洋社長、日本製鉄の津加宏執行役員=30日午後、東京都内
フリーマーケットアプリ大手のメルカリは30日、サッカーのJ1鹿島の経営権取得を発表した。鹿島が発行する株式の61・6%について、日本製鉄から譲渡を受けることで契約を締結した。取得額は約16億円。鹿島はリーグ優勝8度を誇る日本を代表する強豪クラブ。茨城県鹿嶋市の本拠地や使用スタジアムなどに変更はない。
東京都内で記者会見したメルカリの小泉文明社長は「わくわくしている。私たちとアントラーズ、地域の三位一体でチームを強化したい」と述べ、鹿島の庄野洋社長は「クラブの伝統やフィロソフィーは、しっかりと継承しながら、変えるべきものはしっかり変えていく」と話した。
J1鹿島経営、メルカリに 株譲渡額15億9700万円 本拠地、強化方針変わらず

握手する日本製鉄の津加宏執行役員と鹿島アントラーズFCの庄野洋社長、メルカリの小泉文明社長(左から)=30日、東京都文京区の日本サッカー協会ビル
サッカーJ1鹿島アントラーズFC(鹿嶋市粟生、庄野洋社長)は30日、日本製鉄(東京)とその子会社が保有する発行済み株式72・5%のうち、61・6%をフリーマーケットアプリ大手のメルカリ(同)に譲渡する契約を締結したと発表した。譲渡額は15億9700万円。同日開かれたJリーグの理事会で承認された。
今後はメルカリの小泉文明社長が経営に関わるとみられるが、経営陣の新体制は8月30日に予定されている株式譲渡完了後に公表する。本拠地やホームスタジアムは変更しない。チームの強化策はこれまでの方針を踏襲し、小泉社長は「現状で大きな選手補強は考えていない」と話した。
インターネットで洋服や雑貨などを売買するフリーマーケットアプリ運営のメルカリは2017年、鹿島FCとオフィシャルスポンサー契約を締結。今回の経営権取得で顧客層の拡大やブランド力向上を目指す。小泉社長は同社のデジタル技術を生かして、スタジアム内でスマートフォン決済サービス「メルペイ」や仮想現実(VR)での試合観戦の導入を示し、「テクノロジーを使ってアントラーズ、地域との関係をつくっていきたい」と語った。
鹿島FCはスタジアム事業などの多角化経営を進め、今年初めて営業収入が70億円を超えた。日本製鉄は住友金属工業時代の1991年のクラブ創設時から筆頭株主だったが、鹿島FCが売り上げを伸ばしていくためには「素材産業の当社よりも、精通している新しいパートナーを迎え入れて事業展開を図るのが得策と判断した」(津加宏日本製鉄執行役員)という。地域密着を理念とする鹿島FCとメルカリの意向が合致したことが決め手となった。
近年のJリーグは動画配信「DAZN(ダ・ゾーン)」と結んだ巨額放送権料を原資とした配分金が増え、選手の海外移籍が活発になった。各クラブ間の競争が激化する中、津加執行役員は「株式譲渡はあくまでもアントラーズの企業価値拡大、経営基盤強化を目的としている」と説明した。
鹿島FCは将来的に売上高100億円を掲げ、世界のトップチームと渡り合う姿を目指している。小泉社長は「アントラーズとともに世界を取りたい。その階段を上っていきたい」と意気込み、旧住友金属工業出身の庄野社長は「スポーツエンターテインメントに親和性のあるパートナーと組むのが一番いいと思う」と話した。Jリーグの村井満チェアマンは「鹿島が発展していくときに、消費者に接点を持っている会社の知見は大切になる」と経営権取得を歓迎した。(岡田恭平)
■大井川和彦知事の話 本県の振興に寄与を
経営権の変更については、クラブのさらなる成長のための処置であると理解している。鹿島アントラーズは県や鹿行地域と一体となって成長してきたクラブであり、その関係性は変わらないものと理解している。今後もさらに魅力的なクラブとして成長し、本県の振興に寄与していただくことを期待している。
■錦織孝一鹿嶋市長の話 クラブの体制強固に
クラブの経営体制がさらに強固になるものと確信している。鹿島は多くの市民に夢や希望、感動を与えてくれている。これからもホームタウンとして“常勝軍団”鹿島のさらなる飛躍を支えていくことはもちろん、新しい経営体制の下、スポーツ振興を通じてまちづくり、地域づくりが推進されていくことを期待している。
★メルカリ
スマートフォン向けアプリの開発会社。山田進太郎氏が2013年、東京・六本木で創業。当時の社名は「コウゾウ」。インターネット上で個人同士が洋服や雑貨などの品物を売買できるフリーマーケットアプリ「メルカリ」を提供し、スマホによる手軽な出品を売りに急成長。日米英の3カ国で年間計3千億円以上が売買されている。18年に東京証券取引所の新興市場マザーズに株式を上場。18年6月期の売上高は357億円の大幅増だったが、注力している米国事業などへの先行投資がかさみ、純損益は70億円の赤字。19年6月期も137億円の赤字見通しだが、売上高の予想は利用者層の裾野拡大を見込み大幅増の516億円。スマホ決済アプリ「メルペイ」の展開も今年2月から始めた。社名は「商いをする」という意味のラテン語が語源。
まさに大きなニュースであり、多くの紙面を割いておる。
16億円という金額は鹿島アントラーズというサッカークラブの価格としては非常に低額に思える。
しかしながら、企業としてみれば資産価値や売上高、企業としての成長予想を考慮すれば、思うような高額設定は出来ぬように思う。
それをきちんと判断出来たメルカリの小泉社長の経営センスを評価したい。
また、逆にこの小泉社長のメルカリ社だからこそ信頼して託せると判断したことも伝わってくる。
これまでの大企業の一子会社として、経営判断を仰ぐ立場から、新興のスピード感ある経営に移行することのメリットは大きい。
そして、小泉社長のコメントから、独善的・独断で決定していくような人物ではないように感じる。
この新たなる経営者と共に鹿島アントラーズはかわっていく部分もあろう。
伝統とかわる。
両軸で勝利を追求して、事業規模も成長させていくのだ。
期待しておる。

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ジーコTDも理解、新生鹿島「三方良し」の経営可能
[2019年7月30日20時57分]
鹿島の庄野洋社長(中)、日本製鉄の津加宏執行役員(中央)と並んで会見を行ったメルカリ社の小泉文明社長兼COO
フリーマーケットアプリ大手のメルカリが鹿島アントラーズの経営権を取得することが30日、決まった。
この日、親会社の日本製鉄が保有していた株式72・5%のうち61・6%を、16億円でメルカリに譲渡する契約が結ばれた。日本製鉄、メルカリ、鹿島の3社は都内で会見を開き、鹿島の今後の方針について説明した。
◇ ◇ ◇
新しい鹿島が誕生する。17年からスポンサーを務めてきたメルカリが、鹿島の親会社になる。メルカリの小泉文明社長は、父が鹿島のホームタウンである旧麻生町(現在は行方市)出身で、自身もJリーグ発足当時からスタジアムへ足を運んでいたファン。両社はこれまで何度も話し合いを重ねており、ホームタウンを移転せず積極的に地域貢献を行うこと、鹿島の伝統を尊重した経営を順守することなどが、経営権譲渡の決め手となった。
メルカリは6月期の連結決算で7期連続の赤字を計上しているが、これは新規事業への投資を行っているから。資金調達も順調といい、鹿島を子会社化する上で問題がないことは、日本製鉄も精査済みという。
メルカリの小泉氏も「今の経営陣が作ってきたすばらしいチームがある。これまでアントラーズを経営してきた方たちの延長線に、テクノロジーをアドオン(付加)する考え方でいきたい」と説明した。加えて「チーム強化よりビジネスの部分で回してきたい」と、あくまでかじを取るのは、ピッチ外の事象であることも強調した。
具体的に、メルカリが鹿島の親会社となることで、双方にどんなメリットがあるのか。メルカリの主要サービスであるフリマアプリ「メルカリ」やスマホ決済サービス「メルペイ」は、利用者層が20代女性だ。一方で鹿島のファン層は40代男性が多い。両者が異なる利用者、ファンを有していることで、相互の乗り入れが見込まれる。ACL王者鹿島の親会社になることは、企業のブランド力向上にももってこいだ。
一方の鹿島にとっては、メルカリのもつテクノロジーを享受できる。広告を例にあげると、実物と映像を融合させた「プロジェクションマッピング」を使った広告を打ち出すことで、これまで広告を出していなかった企業を取り付けることなどを検討しているという。小泉氏の言葉を借りれば「三方良しの経営ができる」ということだ。
今回の決定には、草創期から鹿島とともに歩み、現在テクニカルディレクターを務めるジーコ氏も理解を示したという。8月中には小泉社長が鹿島の社長に就任する見込み。スポーツ専門の動画配信サービス「ダゾーン」の参入で大きく様相を変えたJリーグが、またひとつ新しい時代に突入しようとしている。【杉山理紗】
メルカリが鹿島買収!リーグ最多8度Vの名門を16億円で

会見する左から日本製鉄の津加宏執行役員、鹿島の庄野洋社長、メルカリの小泉文明社長 (撮影・古厩正樹)
フリーマーケットアプリ大手のメルカリが30日、サッカーJ1鹿島の経営権取得を発表した。鹿島が発行する株式の61.6%について、日本製鉄から譲渡を受けることで契約を締結した。取得額は約16億円。メルカリ側は茨城・鹿嶋市の本拠地や使用スタジアム、クラブ名や運営方針は維持するとした上で、業界トップクラスのマーケティング力でスタジアムを変えていく方針を示した。
突然の“買収”に、衝撃が走った。茨城・鹿嶋市に本拠を置き、リーグ最多の優勝8度など日本を代表する強豪クラブのJ1鹿島の筆頭株主が、日本製鉄(旧・新日鉄住金)からメルカリに代わる。
この日午後6時から鹿島、メルカリ、日本製鉄の3者がそろって東京都内で会見。メルカリの小泉文明社長兼CEO(38)は、「鹿島は成功の象徴。ビジネス面でチャレンジして資金を獲得し、チームを強化する」と言い切った。
2013年創業のメルカリは、17年から鹿島のスポンサーを務めてきた。小泉氏は、父親が鹿島のホームタウンの茨城・行方(なめがた)市出身でJリーグ発足時から観戦するなど個人的な縁もあり、思い入れは強い。「鹿島のフィロソフィーは大事にしたい。大物選手の獲得も現在は考えていない」。現状の強化部門や運営などは変えず、J1神戸のような大物外国選手の大量補強などによる急速な変化は求めない方針を強調した。
鹿島といえば、Jリーグ創世時に加入したジーコ氏(66)がコーチ兼テクニカルダイレクターを務めている。鹿島の庄野洋社長(66)は経営母体が代わることをジーコ氏に事前報告したといい、「彼も住友金属時代からいてノスタルジーもあると思うが、『いいじゃないか』と言っていました」と明かした。

メルカリは2017年から鹿島のスポンサーを務めていた
なぜ経営権譲渡に至ったのか。庄野氏は日本製鉄の前身の住友金属に入社して約30年間、クラブと関わってきた。「(鉄鋼業のような)素材産業では、Jリーグの取り巻く環境の変化に対応するのは難しい」。スポーツ専門の配信サービスDAZN(ダゾーン)が参入し、モバイル事業なども複雑化。新時代のクラブ経営を、新興のIT企業に任せることとなった。
小泉氏は共同通信のインタビューに「日本を代表する会社になる」と宣言。知名度の高いスポーツチームの経営を通じて企業ブランドを向上させる狙いが、メルカリ側にはある。今年6月期の連結決算で137億円の最終赤字になる見通しというが、鹿島を「恒常的に黒字にできる」と自信を見せた。
具体的には今シーズン中にスタジアム内の売店で、スマートフォン決済サービス「メルペイ」を利用できるようにすると説明。チケットのキャッシュレス化や、快適なスタジアム観戦の推進などのスタジアム改革に取り組んでいく。
「キャッシュレス化や観戦しやすい環境、それをやるのに適しているのがメルカリさんだと信じている」と庄野氏。常勝鹿島を、さらなる高みへ。令和の新時代に、鹿島も新たな歴史を積み上げていく。(宇賀神隆)
★日本製鉄、今後も経営に関与
これまで筆頭株主だった日本製鉄の津加宏執行役員(56)は「世界で鹿島が戦い続けるには、新しい経営に移行することが最良という結論に至った」と説明。前身の住友金属の時代から親会社としてチームを支えてきた歴史に幕が下りる形。「経営の主体はメルカリに委ねるが、今後も第2位の主要株主として経営に関与していく」と強調した。
★この日の鹿島
31日の浦和戦(埼玉)に備えて、選手たちはいつもと同じように練習を行った。午前9時から鹿嶋市内の練習場で約1時間、公開して調整。午後は埼玉県内の宿泊施設へと移動した。

住友金属時代のジーコ氏
★主なスポーツチームの経営権譲渡
◆プロ野球ソフトバンク 2004年に経営が悪化したダイエーからソフトバンクが球団を総額200億円で買収。
◆プロ野球DeNA 11年にTBSHDが保有していた横浜ベイスターズ株をDeNAへ譲渡。
◆J1神戸 03年に母体の神戸市が民事再生法の手続きを行い、楽天社長の三木谷浩史氏が所有するクリムゾングループが引き継ぎ、14年に楽天が経営権を取得。
◆J2町田 サイバーエージェントが18年10月に運営するゼルビア株の80%を総額11億4800万円で取得。
メルカリ
2013年2月1日設立。本社は東京都港区。スマートフォンから誰でも簡単に売買が楽しめる日本最大のフリーマーケットアプリを日本と米国で運営。月間利用者数は1000万人超、年間売買金額は300億円以上で、昨年6月に東証マザーズへ上場した。社名の「mercari」はラテン語で「商い」を意味する。代表取締役会長兼CEOは山田進太郎氏。
鹿島アントラーズ
1947年に住友金属工業蹴球同好会として創部。元ブラジル代表の名選手ジーコを招いて強化を進め、Jリーグ創設に参加した。J1は2016年をはじめ8度制覇、YBCルヴァン杯(旧ヤマザキナビスコ杯)で6度の優勝はいずれも最多。天皇杯は5度制覇し、18年にはアジア・チャンピオンズリーグでアジア王者となり20冠を達成。アントラーは英語で「シカの枝角」。ホームタウンは茨城県鹿嶋市など5市。本拠地はカシマスタジアム。
アントラーズOB・本田氏、メルカリの鹿島買収に衝撃「伝統は譲らないと信じている」

鹿島の現役当時の本田氏。OBは複雑な思いで経営権譲渡の発表を受け止めた
J1鹿島の経営権をフリーマーケットアプリ大手のメルカリが取得することが30日、発表された。住友金属時代からチームを支えてきた日本製鉄が“名門”を手放す形となるが、1992年から2006年まで同クラブに所属したサンケイスポーツ専属評論家の元日本代表MF本田泰人氏(50)が心境を吐露した。
突然の発表。鹿島OBの本田氏も驚きを隠しきれない様子だ。
「びっくりした。鹿島OBとしては、そういう時代なのかと寂しさを感じる。こうなった以上はポジティブに考えたい」
今回の譲渡に至った理由は、Jリーグを巡る環境の大きな変化。「共存から競争への時代に入った」と日本製鉄の津加執行役員は語った。本田氏は「よりパワーがあり、新しい経営ノウハウのある会社と一緒に戦うということは良いこと」。新時代にさしかかるリーグでもトップを走り続けるための良きパートナーとなることを期待する。
一方で危惧するのは、トップダウンの運営にならないかという点だ。本田氏は「伝統は何があっても譲らないと信じている」と、日本リーグ時代からチームを支えてきた人材も残っている運営陣に期待した。幼い頃からの鹿島ファンだというメルカリの小泉社長も、会見で「アドオン」を強調。伝統を守りつつ、新しいものを加えるという考えはOBと合致している。
W杯での8強入りを目指す日本サッカー界。それでも国内ではサッカー選手より、野球選手の方が年俸は高い状況が続いている。本田氏は「企業側も、どうしても野球を応援する。企業の支援面でも野球を上回らないと、W杯で優勝などできない。お金だけで言うと、一歩進んだかな」。今回の譲渡をきっかけに今以上に企業がサッカーに投資をする時代が来るよう熱望した。(山下幸志朗)
メルカリ・小泉社長、強化方針を尊重「ビジネスの方を回していきたい」
フリーマーケットアプリ大手のメルカリが30日、サッカーJ1鹿島の経営権取得を発表した。鹿島が発行する株式の61.6%について、日本製鉄から譲渡を受けることで契約を締結した。
--どういう経緯で今回の譲渡が決まった
「3年くらいスポンサーとして関わり、どちらからというわけではなく意見交換などをする中で、お互いの強みが違うので一緒にやった方がいいんじゃないかと自然発生的に出てきて、話がまとまった」
--社長になるのか、代表権を持つ何らかのポジションに入るのか
「それはチームと話していきたい。チームの強化はこれまで作ってきたフィロソフィーがある。どちらかというとビジネスの方をしっかりと回していきたい」
--スタジアムなどのキャッシュレス化は
「例えばメルペイであれば、ビールをあらかじめ買っておいてハーフタイムに受け取るだけでいいとか、そういうこともできると思う」
--ユニホームの鎖骨に入れている広告ロゴは胸に移すのか
「LIXILさんも20年以上、鹿島の胸をやってきているので『はい、どいてください』とはできない。ファミリーの方々には引き続きご支援いただきたい」
メルカリ 16億円で鹿島の経営権取得「スマート化」で常勝軍団に新たな血
[ 2019年7月31日 05:30 ]

握手を交わす(左から)日本製鉄株式会社・津加宏執行役員、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー・庄野洋代表取締役社長、株式会社メルカリ・小泉文明取締役社長兼COO(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ
フリーマーケットアプリ大手のメルカリは30日、J1鹿島の経営権取得を発表した。鹿島が発行する株式の61・6%(約16億円)について、日本製鉄から譲渡を受けることで契約を締結。この日、都内で行われたJリーグの理事会において承認された。本株式譲渡完了後(8月30日予定)、メルカリ社から新たに経営陣を加えた新体制を公表する。
93年の開幕からJリーグをけん引してきた鹿島が、新しい時代を迎えた。住友金属工業時代の91年に行政などとクラブを立ち上げ、30年近く筆頭株主を務めてきた日本製鉄から、経営が13年創業の新進気鋭のメルカリ社に移る。歴史に残る大きな転換点だ。鹿島の庄野洋社長は「クラブとして受け継がれてきたフィロソフィーは継承していきながら、変えるべきものは変えていく」と説明。元住金でクラブの礎を築いたジーコ・テクニカルディレクターも理解を示し、現実化した。
求めたのは、時代を先取るための経営変革だった。年間1000万人の利用者を誇るフリマアプリ「メルカリ」を筆頭に、スマホ決済サービスなどを短期間で運営、発展させてきた同社。常勝軍団を育む強化方針には全く手を触れず、同社の技術や経営術を生かして「ビジネスをしっかりと回し、そのお金でチームを補強し、さらに常勝軍団としての地位を獲得していきたい」(小泉文明社長)との思いから、17年のオフィシャルスポンサー就任以降、深い関係が築かれていった。
経営参画に際し、鹿島が求めた条件は、本拠地の移転をしないこと。従来通り指定管理権を持つカシマスタジアム(鹿嶋市)が本拠となる。将来的にトップチームのクラブハウスをカシマスタジアムに移転して周辺一帯を発展させる構想がある。今季スポンサー契約を結んだNTTドコモとともに、顔認証システムで入場から飲食やグッズ購入まで可能になる「スマートスタジアム化」も、テクノロジーを有するメルカリ社の経営参画でさらに加速する。J開幕以来、積み上げてきたタイトルはACL含めて20冠。新たな黄金時代へ、異業種の風を取り入れる。
▽株式会社メルカリ 2013年2月1日設立。主な事業はスマートフォン向けフリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運営。17年から鹿島のオフィシャルスポンサー。18年6月期(17年7月~18年6月)の決算で売上高は約357億円(前年度比62%増)、営業損益は約44億円の赤字。資本金は695億8700万円(18年6月末時点、資本準備金含む)。山田進太郎代表取締役会長兼CEO。
【鹿島】メルカリが15億8800万円で経営権取得「さらにチームを常勝軍団に」
2019年7月31日 6時0分スポーツ報知

鹿島のユニホームの肩にあるメルカリのロゴ(写真は内田)
フリーマーケットアプリ大手のメルカリ(東京・港区)と日本製鉄(東京・千代田区)は30日、J1鹿島の経営権を譲渡することで合意したと発表し、都内のJFAハウスで会見した。メルカリは日本製鉄が保有していた発行済み株式72・5%のうち、61・6%を15億8800万円で取得。8月30日にも、メルカリ取締役社長兼COO(最高執行責任者)の小泉文明氏(38)が鹿島社長に就任し、新体制が発足する。日本製鉄はクラブの発展を考えて決断。メルカリはリーグ優勝8度の名門とともに、本業の世界進出を図る。
メルカリが、Jリーグの雄・鹿島の経営に乗り出すことが決まった。この日のJリーグ理事会で、筆頭株主だった日本製鉄からメルカリに60%超の株式が約16億円で譲渡されることが承認され、発表された。18年からユニホームの鎖骨部分のスポンサーを務めていたメルカリの小泉社長は、早ければ8月末にクラブの新社長に就任する見込みで「さらにチームを常勝軍団として、地位を獲得していきたい」と意気込んだ。
譲渡のきっかけは取り巻く環境の変化にあった。鹿島の前身は、1947年に創部された住友金属(住金)工業蹴球団。住金はその後、鹿島工場で働く社員の福利厚生として鹿島を組織し、J1加盟に尽力した。“サッカーの神様”ジーコを招いてクラブの礎を築き、今ではJ1で他の追随を許さない20個のタイトルを獲得する常勝軍団に育て上げた。
その住金が2012年に新日鉄(当時)と経営統合。会社規模が大きくなり、鹿島は約400の子会社に組み込まれた。鹿島だけが特別に許されることはなく、経営判断がスピード感をもってできなくなった。日本製鉄も課題としていたが、解決策はなかった。また、企業を対象に営業する「B to B」の日本製鉄にとって経営目的はそれほど多くはなかった。
これらを総合的に判断し、「Jリーグも共存から競争の時代になった。(鹿島が)世界で戦い続けるためには経営基盤の強化、価値を高める具体的な方策が必要と考え、新たな展開、新しいパートナーを迎え入れることが最良の方策との結論に至った」(日本製鉄・津加宏執行役員)。1947年の住友金属蹴球団から始まった運営母体の役割を終える決断に至った。
譲渡の条件として挙げたのが〈1〉本拠を変えない〈2〉地域密着の理念を継承することで、メルカリも賛同した。メルカリの子会社は鹿島で4社目で判断のスピード化も果たせる。小泉社長は〈1〉顧客層の拡大〈2〉ブランド向上〈3〉ビジネス機会の創出が、鹿島を経営することで期待できると説明。「鹿島の伝統、フィロソフィーを大事にしたい。順守していくべき」と選手の強化策については口を出さない意向を示した。(内田 知宏)
◆メルカリ 本社は東京都港区。2013年2月設立。18年6月にマザーズ上場。スマホ向けフリーマーケットアプリを中心に事業を展開し、ダウンロード数は国内1億以上。スマホ決済「メルペイ」も有名。売上(連結)は約357億円(18年)。
20冠クラブ買収はお買い得!?…メルカリが鹿島の経営権取得
2019年7月31日 6時0分スポーツ報知

記者発表をする(左から)津加宏・日本製鉄株式会社執行役員、庄野洋・株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長、小泉文明・株式会社メルカリ取締役社長兼COO
フリーマーケットアプリ大手のメルカリ(東京・港区)と日本製鉄(東京・千代田区)は30日、J1鹿島の経営権を譲渡することで合意したと発表し、都内のJFAハウスで会見した。メルカリは日本製鉄が保有していた発行済み株式72・5%のうち、61・6%を15億8800万円で取得。8月30日にも、メルカリ取締役社長兼COO(最高執行責任者)の小泉文明氏(38)が鹿島社長に就任し、新体制が発足する。日本製鉄はクラブの発展を考えて決断。メルカリはリーグ優勝8度の名門とともに、本業の世界進出を図る。
メルカリが鹿島の経営権を取得するのにかけた資金は約16億円だった。鹿島の18年度の営業収益は約73億3000万円で、神戸(同96億6600万円)と浦和(同75億4900万円)に次ぐJ1で3位。昨季まで20のタイトルを獲得し、これまでW杯にJクラブ最多の12人が選出された輝かしい実績と人気を考慮しても割安感がある。
湘南(同29億7800万円)の経営権を取得したRIZAPは18~20年の3年間で10億円以上を投資。町田(同7億5500万円)の経営権を取得したサイバーエージェントは11億4800万円で株式の80%を保有した。クラブ規模や過去の成績から見て、鹿島ほどのビッグクラブの買収にしては“お買い得感”が否めない額となった。
IT企業とスポーツのこれまで…メルカリが鹿島の経営権取得
2019年7月31日 6時0分スポーツ報知
フリーマーケットアプリ大手のメルカリ(東京・港区)と日本製鉄(東京・千代田区)は30日、J1鹿島の経営権を譲渡することで合意したと発表し、都内のJFAハウスで会見した。メルカリは日本製鉄が保有していた発行済み株式72・5%のうち、61・6%を15億8800万円で取得。8月30日にも、メルカリ取締役社長兼COO(最高執行責任者)の小泉文明氏(38)が鹿島社長に就任し、新体制が発足する。日本製鉄はクラブの発展を考えて決断。メルカリはリーグ優勝8度の名門とともに、本業の世界進出を図る。
◆IT企業とスポーツ
▽ソフトバンク 04年11月、プロ野球の福岡ダイエーホークスを買収。
▽楽天 球界再編問題に揺れる中、04年11月、東北楽天ゴールデンイーグルスとして球界参入。14年12月には、Jリーグ神戸の運営会社の全株を取得。元スペイン代表MFイニエスタら海外の大物選手を獲得。スペイン1部バルセロナのスポンサーでもある。
▽DeNA 11年12月に球界参入。13年4月には「エスビー食品陸上競技部」の選手、スタッフらを受け入れる形で「DeNAランニングクラブ」を設立。Bリーグ「川崎ブレイブサンダース」も運営。
▽ミクシィ F東京とスポンサー契約を締結したほか、Bリーグの「千葉ジェッツふなばし」も運営。今後、スポーツ事業を中心に拡大していく方針。
▽サイバーエージェント 18年10月、J2・FC町田の約11億円で経営権を取得。
▽アカツキ 同12月、アプリ開発などを行うアカツキが東京Vの株式を取得し、関連会社となる。
過去のJクラブの経営母体変更は…メルカリが鹿島の経営権取得
2019年7月31日 6時0分スポーツ報知

記者発表をする(左から)津加宏・日本製鉄株式会社執行役員、庄野洋・鹿島アントラーズ代表取締役社長、小泉文明氏
フリーマーケットアプリ大手のメルカリ(東京・港区)と日本製鉄(東京・千代田区)は30日、J1鹿島の経営権を譲渡することで合意したと発表した。メルカリは日本製鉄が保有していた発行済み株式72・5%のうち、61・6%を15億8800万円で取得。8月30日にも、メルカリ取締役社長兼COO(最高執行責任者)の小泉文明氏(38)が鹿島社長に就任し、新体制が発足する。日本製鉄はクラブの発展を考えて決断。メルカリはリーグ優勝8度の名門とともに、本業の世界進出を図る。
◆主なJクラブの経営母体変更
▽横浜フリューゲルス 98年10月。出資会社の1つ佐藤工業が経営不振のため撤退。もう1つの出資会社の全日空も赤字で、横浜Mの親会社・日産自動車と協議し、吸収合併されることに。クラブは事実上消滅し、チーム名は「横浜F・マリノス」に。
▽V川崎 91年に読売新聞社、よみうりランド、日本テレビの3社出資で運営会社が設立されたが、98年に読売新聞社とよみうりランドが撤退。09年には日本テレビも完全撤退し「東京ヴェルディホールディングス株式会社」に譲渡された。
▽V・ファーレン長崎 09年2月、通信販売会社「ジャパネットたかた」がJFLに昇格したクラブのメーンスポンサーに決定。17年4月に全株式を取得し、子会社化。創業者の高田明氏が社長に就任した。
▽湘南ベルマーレ 18年4月、プライベートジムを運営するRIZAP(ライザップ)が湘南の筆頭株主である三栄建築設計と共同で合弁会社を設立。クラブ株式の過半数を取得し、経営権を得た。
メルカリがJ1鹿島の経営権取得日本製鉄から16億円で

記者会見後に記念写真に納まる(右から)メルカリの小泉文明社長、J1鹿島の庄野洋社長、日本製鉄の津加宏執行役員=30日午後、東京都内
フリーマーケットアプリ大手のメルカリは30日、サッカーのJ1鹿島の経営権取得を発表した。鹿島が発行する株式の61・6%について、日本製鉄から譲渡を受けることで契約を締結した。取得額は約16億円。鹿島はリーグ優勝8度を誇る日本を代表する強豪クラブ。茨城県鹿嶋市の本拠地や使用スタジアムなどに変更はない。
東京都内で記者会見したメルカリの小泉文明社長は「わくわくしている。私たちとアントラーズ、地域の三位一体でチームを強化したい」と述べ、鹿島の庄野洋社長は「クラブの伝統やフィロソフィーは、しっかりと継承しながら、変えるべきものはしっかり変えていく」と話した。
J1鹿島経営、メルカリに 株譲渡額15億9700万円 本拠地、強化方針変わらず

握手する日本製鉄の津加宏執行役員と鹿島アントラーズFCの庄野洋社長、メルカリの小泉文明社長(左から)=30日、東京都文京区の日本サッカー協会ビル
サッカーJ1鹿島アントラーズFC(鹿嶋市粟生、庄野洋社長)は30日、日本製鉄(東京)とその子会社が保有する発行済み株式72・5%のうち、61・6%をフリーマーケットアプリ大手のメルカリ(同)に譲渡する契約を締結したと発表した。譲渡額は15億9700万円。同日開かれたJリーグの理事会で承認された。
今後はメルカリの小泉文明社長が経営に関わるとみられるが、経営陣の新体制は8月30日に予定されている株式譲渡完了後に公表する。本拠地やホームスタジアムは変更しない。チームの強化策はこれまでの方針を踏襲し、小泉社長は「現状で大きな選手補強は考えていない」と話した。
インターネットで洋服や雑貨などを売買するフリーマーケットアプリ運営のメルカリは2017年、鹿島FCとオフィシャルスポンサー契約を締結。今回の経営権取得で顧客層の拡大やブランド力向上を目指す。小泉社長は同社のデジタル技術を生かして、スタジアム内でスマートフォン決済サービス「メルペイ」や仮想現実(VR)での試合観戦の導入を示し、「テクノロジーを使ってアントラーズ、地域との関係をつくっていきたい」と語った。
鹿島FCはスタジアム事業などの多角化経営を進め、今年初めて営業収入が70億円を超えた。日本製鉄は住友金属工業時代の1991年のクラブ創設時から筆頭株主だったが、鹿島FCが売り上げを伸ばしていくためには「素材産業の当社よりも、精通している新しいパートナーを迎え入れて事業展開を図るのが得策と判断した」(津加宏日本製鉄執行役員)という。地域密着を理念とする鹿島FCとメルカリの意向が合致したことが決め手となった。
近年のJリーグは動画配信「DAZN(ダ・ゾーン)」と結んだ巨額放送権料を原資とした配分金が増え、選手の海外移籍が活発になった。各クラブ間の競争が激化する中、津加執行役員は「株式譲渡はあくまでもアントラーズの企業価値拡大、経営基盤強化を目的としている」と説明した。
鹿島FCは将来的に売上高100億円を掲げ、世界のトップチームと渡り合う姿を目指している。小泉社長は「アントラーズとともに世界を取りたい。その階段を上っていきたい」と意気込み、旧住友金属工業出身の庄野社長は「スポーツエンターテインメントに親和性のあるパートナーと組むのが一番いいと思う」と話した。Jリーグの村井満チェアマンは「鹿島が発展していくときに、消費者に接点を持っている会社の知見は大切になる」と経営権取得を歓迎した。(岡田恭平)
■大井川和彦知事の話 本県の振興に寄与を
経営権の変更については、クラブのさらなる成長のための処置であると理解している。鹿島アントラーズは県や鹿行地域と一体となって成長してきたクラブであり、その関係性は変わらないものと理解している。今後もさらに魅力的なクラブとして成長し、本県の振興に寄与していただくことを期待している。
■錦織孝一鹿嶋市長の話 クラブの体制強固に
クラブの経営体制がさらに強固になるものと確信している。鹿島は多くの市民に夢や希望、感動を与えてくれている。これからもホームタウンとして“常勝軍団”鹿島のさらなる飛躍を支えていくことはもちろん、新しい経営体制の下、スポーツ振興を通じてまちづくり、地域づくりが推進されていくことを期待している。
★メルカリ
スマートフォン向けアプリの開発会社。山田進太郎氏が2013年、東京・六本木で創業。当時の社名は「コウゾウ」。インターネット上で個人同士が洋服や雑貨などの品物を売買できるフリーマーケットアプリ「メルカリ」を提供し、スマホによる手軽な出品を売りに急成長。日米英の3カ国で年間計3千億円以上が売買されている。18年に東京証券取引所の新興市場マザーズに株式を上場。18年6月期の売上高は357億円の大幅増だったが、注力している米国事業などへの先行投資がかさみ、純損益は70億円の赤字。19年6月期も137億円の赤字見通しだが、売上高の予想は利用者層の裾野拡大を見込み大幅増の516億円。スマホ決済アプリ「メルペイ」の展開も今年2月から始めた。社名は「商いをする」という意味のラテン語が語源。
メルカリに譲渡決め手は“鹿島愛”
「メルカリ社以外にも譲渡先の候補はあった」と語る津加執行役員である。
しかしながら、「いくつかお声掛けをいただいた会社はありました。ただ、やはり鹿嶋の地で、今までの伝統がありますので、本拠地を鹿嶋にというのと、スタジアムをそのまま使うのが大前提。それに共感して、さらに地域貢献ですね、活性化に寄与していただけるのを確認しました。積極的にやっていきたいというのがありましたので期待しています」とメルカリ側の地元愛が決め手だったことが明かされた。
IT企業ということで、東京への憧憬が強いのではなかろうかと勘ぐる輩も多かったが、鹿島にて根を張って行くことがよくわかる。
“鹿島”アントラーズとして更に発展していくことであろう。
楽しみである。

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メルカリに譲渡決め手は“鹿島愛”複数候補から選定
[2019年7月30日20時20分]
J1鹿島アントラーズの筆頭株主となったメルカリ社(東京都港区)が30日、東京・文京区のJFAハウスで記者会見を行った。同社の小泉文明社長兼COO、鹿島の庄野洋社長、日本製鉄の津加宏執行役員が登壇した。
日本製鉄は住友金属時代から鹿島とともにJリーグを引っ張ってきた。増資などクラブを手放す以外の選択肢もあったのではという問いに、津加執行役員は「今までが40億、50億ぐらいでずっと推移して、昨年70億。アントラーズの構想としては100億ぐらいにしないと世界のチームと戦っていけないと、そのためにビッグクラブをつくるんだという構想がある。それを実現するためにはどうすべきか。やはり今のアントラーズの経営基盤をさらに強固し、企業価値をさらに高めていくことになるので、これまで通りの鉄鋼業、資材産業よりも裾野の広い産業からいろんな経営ノウハウをいただきながらやる方が得策であると判断しました」と経緯を報告。「(メルカリ社は)いろんなノウハウを持たれているので鹿島アントラーズのブランドにうまく融合させていただいて、ともに企業価値を上げていただくと、我々としては期待しています」と語った。
メルカリ社以外にも譲渡先の候補はあったという。だが津加執行役員は「いくつかお声掛けをいただいた会社はありました。ただ、やはり鹿嶋の地で、今までの伝統がありますので、本拠地を鹿嶋にというのと、スタジアムをそのまま使うのが大前提。それに共感して、さらに地域貢献ですね、活性化に寄与していただけるのを確認しました。積極的にやっていきたいというのがありましたので期待しています」と、決め手は“鹿島愛”だったと説明。譲渡額の約16億円についても「お互いに合理的な金額算定をした結果」とした。
しかしながら、「いくつかお声掛けをいただいた会社はありました。ただ、やはり鹿嶋の地で、今までの伝統がありますので、本拠地を鹿嶋にというのと、スタジアムをそのまま使うのが大前提。それに共感して、さらに地域貢献ですね、活性化に寄与していただけるのを確認しました。積極的にやっていきたいというのがありましたので期待しています」とメルカリ側の地元愛が決め手だったことが明かされた。
IT企業ということで、東京への憧憬が強いのではなかろうかと勘ぐる輩も多かったが、鹿島にて根を張って行くことがよくわかる。
“鹿島”アントラーズとして更に発展していくことであろう。
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メルカリに譲渡決め手は“鹿島愛”複数候補から選定
[2019年7月30日20時20分]
J1鹿島アントラーズの筆頭株主となったメルカリ社(東京都港区)が30日、東京・文京区のJFAハウスで記者会見を行った。同社の小泉文明社長兼COO、鹿島の庄野洋社長、日本製鉄の津加宏執行役員が登壇した。
日本製鉄は住友金属時代から鹿島とともにJリーグを引っ張ってきた。増資などクラブを手放す以外の選択肢もあったのではという問いに、津加執行役員は「今までが40億、50億ぐらいでずっと推移して、昨年70億。アントラーズの構想としては100億ぐらいにしないと世界のチームと戦っていけないと、そのためにビッグクラブをつくるんだという構想がある。それを実現するためにはどうすべきか。やはり今のアントラーズの経営基盤をさらに強固し、企業価値をさらに高めていくことになるので、これまで通りの鉄鋼業、資材産業よりも裾野の広い産業からいろんな経営ノウハウをいただきながらやる方が得策であると判断しました」と経緯を報告。「(メルカリ社は)いろんなノウハウを持たれているので鹿島アントラーズのブランドにうまく融合させていただいて、ともに企業価値を上げていただくと、我々としては期待しています」と語った。
メルカリ社以外にも譲渡先の候補はあったという。だが津加執行役員は「いくつかお声掛けをいただいた会社はありました。ただ、やはり鹿嶋の地で、今までの伝統がありますので、本拠地を鹿嶋にというのと、スタジアムをそのまま使うのが大前提。それに共感して、さらに地域貢献ですね、活性化に寄与していただけるのを確認しました。積極的にやっていきたいというのがありましたので期待しています」と、決め手は“鹿島愛”だったと説明。譲渡額の約16億円についても「お互いに合理的な金額算定をした結果」とした。
メルカリ・小泉文明社長兼COO、鹿島のフィロソフィーは大事にしたい
筆頭株主となり経営に参画するメルカリの小泉社長のコメントである。
「これまで3年間、スポンサーとして支援してきた。お互いの考え方、今後の成長戦略の意見交換をしていく上でこの結論にいたった」と説明した。
また、選手の補強などについては、「鹿島のフィロソフィーは大事にしたい。補強だけでなく育成、アントラーズが大事にしてきた考え方を重視」と述べる。
これは一つ安心したい。
鹿島というクラブはこのやり方で強さを維持してきた。
それを他のクラブのような旬の過ぎた名前だけの選手を獲得してFAXで指示を出すようなことになってしまってはと危惧しておったが、杞憂に終えた。
ジーコTDが大きく推進する育成の方針も継続されよう。
きちんとした育成と正しい補強でチームが機能し、クラブに利益を与えるといった経営循環を目指して貰いたい。
新たなる経営陣の手腕を期待しておる。

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メルカリ社長が鹿島の補強に見解「考え方を重視」
[2019年7月30日18時35分]
J1鹿島アントラーズは30日、フリーマーケットアプリなどを手がけるIT企業のメルカリ社に身売りすることを発表した。鹿島アントラーズの親会社である日本製鉄が、保有する発行済み株式の61・6%をメルカリに譲渡。日本製鉄は残った鹿島の株式11・0%を保有する。この日、都内で鹿島アントラーズの庄野洋社長、メルカリの小泉文明社長兼COO、日本製鉄の津加宏執行役員が会見に臨んだ。
メルカリの小泉社長は、この時期の鹿島の経営参画に「これまで3年間、スポンサーとして支援してきた。お互いの考え方、今後の成長戦略の意見交換をしていく上でこの結論にいたった」と説明。メルカリはキャッシュレスサービスにも力を入れており、今後もスタジアムでの飲食のキャッシュレス、チケットのペーパレスなど、同社が持つテクノロジーを使用してスタジアムを快適にするイメージを挙げた。
最近では神戸が元スペイン代表MFイニエスタ、FWビジャらビッグネームを補強している。鹿島の今後の選手の補強については「鹿島のフィロソフィーは大事にしたい。補強だけでなく育成、アントラーズが大事にしてきた考え方を重視」と見解を述べた。
「これまで3年間、スポンサーとして支援してきた。お互いの考え方、今後の成長戦略の意見交換をしていく上でこの結論にいたった」と説明した。
また、選手の補強などについては、「鹿島のフィロソフィーは大事にしたい。補強だけでなく育成、アントラーズが大事にしてきた考え方を重視」と述べる。
これは一つ安心したい。
鹿島というクラブはこのやり方で強さを維持してきた。
それを他のクラブのような旬の過ぎた名前だけの選手を獲得してFAXで指示を出すようなことになってしまってはと危惧しておったが、杞憂に終えた。
ジーコTDが大きく推進する育成の方針も継続されよう。
きちんとした育成と正しい補強でチームが機能し、クラブに利益を与えるといった経営循環を目指して貰いたい。
新たなる経営陣の手腕を期待しておる。

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メルカリ社長が鹿島の補強に見解「考え方を重視」
[2019年7月30日18時35分]
J1鹿島アントラーズは30日、フリーマーケットアプリなどを手がけるIT企業のメルカリ社に身売りすることを発表した。鹿島アントラーズの親会社である日本製鉄が、保有する発行済み株式の61・6%をメルカリに譲渡。日本製鉄は残った鹿島の株式11・0%を保有する。この日、都内で鹿島アントラーズの庄野洋社長、メルカリの小泉文明社長兼COO、日本製鉄の津加宏執行役員が会見に臨んだ。
メルカリの小泉社長は、この時期の鹿島の経営参画に「これまで3年間、スポンサーとして支援してきた。お互いの考え方、今後の成長戦略の意見交換をしていく上でこの結論にいたった」と説明。メルカリはキャッシュレスサービスにも力を入れており、今後もスタジアムでの飲食のキャッシュレス、チケットのペーパレスなど、同社が持つテクノロジーを使用してスタジアムを快適にするイメージを挙げた。
最近では神戸が元スペイン代表MFイニエスタ、FWビジャらビッグネームを補強している。鹿島の今後の選手の補強については「鹿島のフィロソフィーは大事にしたい。補強だけでなく育成、アントラーズが大事にしてきた考え方を重視」と見解を述べた。
株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーの株式譲渡に関するお知らせ
株式譲渡の公式リリースである。
本日、滞りなく行われ、Jリーグの理事会の承認も得られておるとのこと。
株主の変更があったということで、今日明日には大きな変化が現れることはなかろう。
今は不安に思う必要はない。
ただ、日本サッカー界の時代の変化に対応するため、この大きな変更で対応していくこととなる。
これからが楽しみである。

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株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーの株式譲渡に関するお知らせ
2019年07月30日(火)
このたび、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー(本社:茨城県鹿嶋市 代表取締役社長庄野洋)が発行する株式の61.6%について、株式会社メルカリ(本社:東京都港区、代表取締役会長兼CEO:山田進太郎)と日本製鉄株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:橋本英二)が、本日7月30日付で株式譲渡契約を締結し、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の理事会において、本株式譲渡について承認がなされましたので、お知らせいたします。
なお、本株式譲渡には、公正取引委員会の承認が得られることを条件としており、本株式譲渡完了後(8月30日予定))、速やかに新体制を公表することとしております。
株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー
代表取締役社長 庄野洋
「鹿島アントラーズは、住友金属工業時代から長きにわたりクラブを支えてきた日本製鉄に加えて、今般新たにメルカリを迎え入れ、草創期の伝統を守りつつ、新たな時代を切り拓いてまいります。クラブの持続的な成長と発展に向けて、メルカリが有するさまざまな資産を活用し、ホームタウンやステークホルダーの皆さまと、アントラーズの永遠のテーマである「Football Dream」を追求してまいります」
【鹿島アントラーズ・エフ・シー概要】
会社名:株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー
所在地:〒314-0021 茨城県鹿嶋市粟生東山2887番地
事業内容:プロフットボールクラブ運営、茨城県立カシマサッカースタジアム指定管理
代表者名:庄野洋
■参考資料:3社共同発表リリース

2019年7月30日
株式会社メルカリ
日本製鉄株式会社
株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー
株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーの株式譲渡に関するお知らせ
株式会社メルカリ(本社:東京都港区、代表取締役会長兼CEO:山田進太郎、以下「メルカリ」)と日本製鉄株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:橋本英二、以下「日本製鉄」)は、本日、日本製鉄およびその子会社が保有する株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー(本社:茨城県鹿嶋市、代表取締役社長:庄野洋、以下「鹿島アントラーズ」)の発行済株式72.5%のうち61.6%をメルカリに譲渡(以下、本株式譲渡)する株式譲渡契約を締結したことをお知らせいたします。なお、本株式譲渡は、公正取引委員会の承認が得られることを条件としております。

※持株比率については、小数点以下第2位を四捨五入
鹿島アントラーズは、1993年のJリーグ発足以降、地域に根差したクラブとして定着し、リーグ優勝8回、Jリーグカップ優勝6回、天皇杯優勝5回、AFCチャンピオンズリーグ優勝1回の計20冠を達成するJリーグ屈指のクラブチームとして、世界に挑む強いクラブであり続けることをクラブビジョンとして掲げております。
メルカリは、日本だけでなく世界のトップを目指す鹿島アントラーズの姿勢に共感し、ともに世界を目指す仲間として2017年にクラブオフィシャルスポンサー契約を締結して以来、鹿島アントラーズをサポートしてまいりました。
このたび、メルカリの持つテクノロジーと経営ノウハウを提供することが、さらなる経営基盤の強化に繋がると判断し、日本製鉄から株式を譲り受ける契約を締結するにいたりました。今後、鹿島アントラーズのホームタウンである鹿行地域(鹿嶋市・潮来市・神栖市・行方市・鉾田市)と一体となり、メルカリ・鹿島アントラーズ・地域の三位一体でスポーツ事業の振興に貢献し、すべてのアントラーズファミリーの皆さまに愛されることを目指してまいります。
日本製鉄(当時:住友金属工業株式会社)は、鹿島製鉄所の立地する鹿行地域の活性化を図るために、1991年に行政・地元企業とともに鹿島アントラーズを立ち上げ、筆頭株主として約30年にわたりアントラーズを支援してまいりました。
日本製鉄は、こうした歴史や理念を尊重し、今回の株式譲渡後も、引き続き鹿島アントラーズの主要な株主として同社の経営に関与するとともに、クラブオフィシャルスポンサーとしてのサポートに努めてまいります。
鹿島アントラーズは、住友金属工業時代から長きにわたりクラブを支えてきた日本製鉄に加えて、今般新たにメルカリを迎え入れ、草創期の伝統を守りつつ、新たな時代を切り拓いてまいります。クラブの持続的な成長と発展に向けて、メルカリが有するさまざまな資産を活用し、ホームタウンやステークホルダーの皆さまと、アントラーズの永遠のテーマである「Football Dream」を追求してまいります。
株式会社メルカリからの詳細については、下記をご覧ください。
https://about.mercari.com/ir/news/
以上
【メルカリ概要】
会社名:株式会社メルカリ
所在地:〒106-6118 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
事業内容:スマートフォン向けフリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運営
代表者名:山田進太郎
【日本製鉄概要】
会社名:日本製鉄株式会社
所在地:〒100-8071 東京都千代田区丸の内2-6-1
事業内容:製鉄事業、エンジニアリング事業、ケミカル&マテリアル事業、システムソリューション事業
代表者名:橋本英二
【鹿島アントラーズ・エフ・シー概要】
会社名:株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー
所在地:〒314-0021 茨城県鹿嶋市粟生東山2887番地
事業内容:プロフットボールクラブ運営、茨城県立カシマサッカースタジアム指定管理
代表者名:庄野洋
本日、滞りなく行われ、Jリーグの理事会の承認も得られておるとのこと。
株主の変更があったということで、今日明日には大きな変化が現れることはなかろう。
今は不安に思う必要はない。
ただ、日本サッカー界の時代の変化に対応するため、この大きな変更で対応していくこととなる。
これからが楽しみである。

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株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーの株式譲渡に関するお知らせ
2019年07月30日(火)
このたび、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー(本社:茨城県鹿嶋市 代表取締役社長庄野洋)が発行する株式の61.6%について、株式会社メルカリ(本社:東京都港区、代表取締役会長兼CEO:山田進太郎)と日本製鉄株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:橋本英二)が、本日7月30日付で株式譲渡契約を締結し、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の理事会において、本株式譲渡について承認がなされましたので、お知らせいたします。
なお、本株式譲渡には、公正取引委員会の承認が得られることを条件としており、本株式譲渡完了後(8月30日予定))、速やかに新体制を公表することとしております。
株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー
代表取締役社長 庄野洋
「鹿島アントラーズは、住友金属工業時代から長きにわたりクラブを支えてきた日本製鉄に加えて、今般新たにメルカリを迎え入れ、草創期の伝統を守りつつ、新たな時代を切り拓いてまいります。クラブの持続的な成長と発展に向けて、メルカリが有するさまざまな資産を活用し、ホームタウンやステークホルダーの皆さまと、アントラーズの永遠のテーマである「Football Dream」を追求してまいります」
【鹿島アントラーズ・エフ・シー概要】
会社名:株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー
所在地:〒314-0021 茨城県鹿嶋市粟生東山2887番地
事業内容:プロフットボールクラブ運営、茨城県立カシマサッカースタジアム指定管理
代表者名:庄野洋
■参考資料:3社共同発表リリース

2019年7月30日
株式会社メルカリ
日本製鉄株式会社
株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー
株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーの株式譲渡に関するお知らせ
株式会社メルカリ(本社:東京都港区、代表取締役会長兼CEO:山田進太郎、以下「メルカリ」)と日本製鉄株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:橋本英二、以下「日本製鉄」)は、本日、日本製鉄およびその子会社が保有する株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー(本社:茨城県鹿嶋市、代表取締役社長:庄野洋、以下「鹿島アントラーズ」)の発行済株式72.5%のうち61.6%をメルカリに譲渡(以下、本株式譲渡)する株式譲渡契約を締結したことをお知らせいたします。なお、本株式譲渡は、公正取引委員会の承認が得られることを条件としております。

※持株比率については、小数点以下第2位を四捨五入
鹿島アントラーズは、1993年のJリーグ発足以降、地域に根差したクラブとして定着し、リーグ優勝8回、Jリーグカップ優勝6回、天皇杯優勝5回、AFCチャンピオンズリーグ優勝1回の計20冠を達成するJリーグ屈指のクラブチームとして、世界に挑む強いクラブであり続けることをクラブビジョンとして掲げております。
メルカリは、日本だけでなく世界のトップを目指す鹿島アントラーズの姿勢に共感し、ともに世界を目指す仲間として2017年にクラブオフィシャルスポンサー契約を締結して以来、鹿島アントラーズをサポートしてまいりました。
このたび、メルカリの持つテクノロジーと経営ノウハウを提供することが、さらなる経営基盤の強化に繋がると判断し、日本製鉄から株式を譲り受ける契約を締結するにいたりました。今後、鹿島アントラーズのホームタウンである鹿行地域(鹿嶋市・潮来市・神栖市・行方市・鉾田市)と一体となり、メルカリ・鹿島アントラーズ・地域の三位一体でスポーツ事業の振興に貢献し、すべてのアントラーズファミリーの皆さまに愛されることを目指してまいります。
日本製鉄(当時:住友金属工業株式会社)は、鹿島製鉄所の立地する鹿行地域の活性化を図るために、1991年に行政・地元企業とともに鹿島アントラーズを立ち上げ、筆頭株主として約30年にわたりアントラーズを支援してまいりました。
日本製鉄は、こうした歴史や理念を尊重し、今回の株式譲渡後も、引き続き鹿島アントラーズの主要な株主として同社の経営に関与するとともに、クラブオフィシャルスポンサーとしてのサポートに努めてまいります。
鹿島アントラーズは、住友金属工業時代から長きにわたりクラブを支えてきた日本製鉄に加えて、今般新たにメルカリを迎え入れ、草創期の伝統を守りつつ、新たな時代を切り拓いてまいります。クラブの持続的な成長と発展に向けて、メルカリが有するさまざまな資産を活用し、ホームタウンやステークホルダーの皆さまと、アントラーズの永遠のテーマである「Football Dream」を追求してまいります。
株式会社メルカリからの詳細については、下記をご覧ください。
https://about.mercari.com/ir/news/
以上
【メルカリ概要】
会社名:株式会社メルカリ
所在地:〒106-6118 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
事業内容:スマートフォン向けフリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運営
代表者名:山田進太郎
【日本製鉄概要】
会社名:日本製鉄株式会社
所在地:〒100-8071 東京都千代田区丸の内2-6-1
事業内容:製鉄事業、エンジニアリング事業、ケミカル&マテリアル事業、システムソリューション事業
代表者名:橋本英二
【鹿島アントラーズ・エフ・シー概要】
会社名:株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー
所在地:〒314-0021 茨城県鹿嶋市粟生東山2887番地
事業内容:プロフットボールクラブ運営、茨城県立カシマサッカースタジアム指定管理
代表者名:庄野洋
ヴァスコダガマ、レアンドロを調査
レアンドロ(とガンバのアデミウソン)を調査するヴァスコダガマである。
ブラジルの名門が、この鹿島の2列目に目を付けた。
レアンドロは今季末までの契約とあり、移籍に発展するやもしれぬ。
どのような結果釜っておるのであろうか。
続報を待ちたい。

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E aí, Luxa? Vasco mira dois atacantes brasileiros no Japão; ambos estão em fim de contrato
29/07/2019 às 05:07:41
O Vasco da Gama pós-Copa América, definitivamente, é outro. Depois de amargar rodadas na zona de rebaixamento do Campeonato Brasileiro, a chegada de Vanderlei Luxemburgo deu um novo rumo ao time, que, três jogos depois da volta do torneio, já se vê um pouco mais longe do Z-4 e capaz de brigar por objetivos maiores na temporada. No último sábado (27), por exemplo, o Cruz-Maltino conseguiu somar um ponto diante do então líder Palmeiras, no Allianz Parque.
De fato, Luxa conseguiu recuperar o psicológico do elenco cruz-maltino e os jogadores compraram a ideia do “projeto”. Ainda assim, o comandante aguarda a chegada de mais um ou outro reforço para fechar seu plantel. Durante a Copa América, a diretoria conseguiu anunciar dois jogadores novos – o meia Marquinho, ex-Athletico-PR, e o volante Richard, que foi emprestado pelo Corinthians. Resta um centroavante para a vaga antes ocupada por Maxi López.

Weverson Leandro Moura
O perfil ideal do tão sonhado “camisa 9” para o presidente Alexandre Campello seria um jogador livre no mercado, ou em final de vínculo dada à grave situação financeira que atravessa o Vasco. Por isso vários nomes são oferecidos por meio de empresários e intermediários à comissão técnica, porém nenhum até aqui convenceu. Reportagem do perfil “Detetives Vascaínos”, que traz informações quentes dos bastidores de São Januário, informa que o Cruz-Maltino sondou a situação de dois atacantes nos últimos dias.
A direção vascaína procurou saber valores de possíveis negociações envolvendo os brasileiros Leandro, ex-Grêmio e Palmeiras, e Ademilson, revelado nas categorias de base do São Paulo. Ambos estão no futebol japonês: Leandro defende hoje o Kashima Antlers, enquanto que Ademilson vem defendendo o Gamba Osaka. Os dois jogadores já podem assinar um pré-contrato com qualquer outro clube, já que seus vínculos se encerram em janeiro de 2020.
Vale citar que o Vasco não avançou em nenhum dos “candidatos”. Foram sondagens por ambos os atacantes, que estão adaptados ao país, porém se Luxa der o aval, a tendência é que alguma oferta chegue ao Japão. Lembrando que a janela de transferências para a chegada de reforços internacionais ao Brasil fecha na próxima quarta-feira (31).
Revelado no Grêmio, Leandro foi considerado o melhor jogador do Campeonato Gaúcho de 2011 ao lado de Leandro Damião, do Internacional. O Colorado acabou ficando com o título, o que tirou um pouco do brilho do atacante tricolor. Em 2013, ele se transferiu para o Palmeiras – na polêmica troca com Barcos – e ajudou o time a voltar à elite do Campeonato Brasileiro. O troféu da Série B o permitiu ser lembrado por Luiz Felipe Scolari na Seleção Brasileira.
A partir daí, Leandro não repetiu o desempenho e começou a ser perseguido pela torcida palmeirense. Em 2015, foi emprestado ao Santos, mas só marcou um gol durante o período na Vila Belmiro. Na temporada seguinte, defendeu o Coritiba, onde se destacou com 12 gols. O Verdão conseguiu vender o atleta em definitivo ao Kashima em 2017, onde foi campeão da Supercopa do Japão (2017) e a Liga dos Campeões da Ásia (2018).
Já Ademilson se orgulha de ter disputado mais de 100 partidas com a camisa do São Paulo, onde despontou para o futebol. Em 2012, o atacante fez parte do elenco vencedor da Copa Sul-Americana, exatamente o último título do Tricolor. Ele permaneceu no Morumbi até 2015, quando foi emprestado ao Yokohama Marinos. Em 2016, foi repassado ao Gamba Osaka, clube que o compraria em outubro daquele ano.
ブラジルの名門が、この鹿島の2列目に目を付けた。
レアンドロは今季末までの契約とあり、移籍に発展するやもしれぬ。
どのような結果釜っておるのであろうか。
続報を待ちたい。

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E aí, Luxa? Vasco mira dois atacantes brasileiros no Japão; ambos estão em fim de contrato
29/07/2019 às 05:07:41
O Vasco da Gama pós-Copa América, definitivamente, é outro. Depois de amargar rodadas na zona de rebaixamento do Campeonato Brasileiro, a chegada de Vanderlei Luxemburgo deu um novo rumo ao time, que, três jogos depois da volta do torneio, já se vê um pouco mais longe do Z-4 e capaz de brigar por objetivos maiores na temporada. No último sábado (27), por exemplo, o Cruz-Maltino conseguiu somar um ponto diante do então líder Palmeiras, no Allianz Parque.
De fato, Luxa conseguiu recuperar o psicológico do elenco cruz-maltino e os jogadores compraram a ideia do “projeto”. Ainda assim, o comandante aguarda a chegada de mais um ou outro reforço para fechar seu plantel. Durante a Copa América, a diretoria conseguiu anunciar dois jogadores novos – o meia Marquinho, ex-Athletico-PR, e o volante Richard, que foi emprestado pelo Corinthians. Resta um centroavante para a vaga antes ocupada por Maxi López.

Weverson Leandro Moura
O perfil ideal do tão sonhado “camisa 9” para o presidente Alexandre Campello seria um jogador livre no mercado, ou em final de vínculo dada à grave situação financeira que atravessa o Vasco. Por isso vários nomes são oferecidos por meio de empresários e intermediários à comissão técnica, porém nenhum até aqui convenceu. Reportagem do perfil “Detetives Vascaínos”, que traz informações quentes dos bastidores de São Januário, informa que o Cruz-Maltino sondou a situação de dois atacantes nos últimos dias.
A direção vascaína procurou saber valores de possíveis negociações envolvendo os brasileiros Leandro, ex-Grêmio e Palmeiras, e Ademilson, revelado nas categorias de base do São Paulo. Ambos estão no futebol japonês: Leandro defende hoje o Kashima Antlers, enquanto que Ademilson vem defendendo o Gamba Osaka. Os dois jogadores já podem assinar um pré-contrato com qualquer outro clube, já que seus vínculos se encerram em janeiro de 2020.
Vale citar que o Vasco não avançou em nenhum dos “candidatos”. Foram sondagens por ambos os atacantes, que estão adaptados ao país, porém se Luxa der o aval, a tendência é que alguma oferta chegue ao Japão. Lembrando que a janela de transferências para a chegada de reforços internacionais ao Brasil fecha na próxima quarta-feira (31).
Revelado no Grêmio, Leandro foi considerado o melhor jogador do Campeonato Gaúcho de 2011 ao lado de Leandro Damião, do Internacional. O Colorado acabou ficando com o título, o que tirou um pouco do brilho do atacante tricolor. Em 2013, ele se transferiu para o Palmeiras – na polêmica troca com Barcos – e ajudou o time a voltar à elite do Campeonato Brasileiro. O troféu da Série B o permitiu ser lembrado por Luiz Felipe Scolari na Seleção Brasileira.
A partir daí, Leandro não repetiu o desempenho e começou a ser perseguido pela torcida palmeirense. Em 2015, foi emprestado ao Santos, mas só marcou um gol durante o período na Vila Belmiro. Na temporada seguinte, defendeu o Coritiba, onde se destacou com 12 gols. O Verdão conseguiu vender o atleta em definitivo ao Kashima em 2017, onde foi campeão da Supercopa do Japão (2017) e a Liga dos Campeões da Ásia (2018).
quase que o Vasco ganha ontem, luxa mudou o espírito do time
— pelé (@leoneccrvg) July 28, 2019
Já Ademilson se orgulha de ter disputado mais de 100 partidas com a camisa do São Paulo, onde despontou para o futebol. Em 2012, o atacante fez parte do elenco vencedor da Copa Sul-Americana, exatamente o último título do Tricolor. Ele permaneceu no Morumbi até 2015, quando foi emprestado ao Yokohama Marinos. Em 2016, foi repassado ao Gamba Osaka, clube que o compraria em outubro daquele ano.
メルカリ社、鹿島アントラーズFCの経営権取得へ
鹿島アントラーズFCの経営権を取得するメルカリ社である。
これは驚きの報。
これまでの親会社である新日鐵住金・日本製鉄から株式を譲渡される模様。
これにてどのような変化が起こるのであろうか。
今の状況では予想だにしない。
ただ、鹿島の伝統は継続してくれることだけは望む。
そしてこれも一つの時代の流れなのであろう。
これが“かわる”である。

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【解説】IT企業がプロスポーツに参入する理由…メルカリが鹿島の経営権取得へ
2019年7月30日 15時38分スポーツ報知

鹿島のレジェンド的存在のジーコ
メルカリ社(本社・東京都港区)がJ1鹿島の経営権を取得することで、これまで運営してきた日本製鉄と大筋合意したことが30日、分かった。この日のJリーグ理事会で報告されるとみられ、承認されればメルカリ社が都内で会見し、経緯などを説明する。
「ITとスポーツの親和性は高い。これからも続々と参入してくるのではないか」。大手IT企業幹部はメルカリがJリーグ・鹿島の経営権を取得する方針を固めた背景についてこう分析する。「ネット中継やVRやAIなどの最新技術を活用することで、よりスポーツの魅力は高まる。相乗効果は計り知れない」
一方、金融筋によると、Jリーグ創設時から安定したクラブ経営を続けてきた鹿島だが、2012年10月に大きな転機が訪れた。住友金属工業は業界最大手の新日本製鉄(現・日本製鉄)と合併。これを契機に鹿島の今後についても議論されるようになった。
業界トップの新日鉄はこれまで、社会人野球部やラグビーの新日鉄釜石などを所有しており、スポーツ振興にも積極的だった。だが、1990年代後半の鉄鋼不況を受け、これまでの方針を大きく転換。2000年代に入ると国際競争は一層、激化した。経営合理化を進める中で、社会人チームを廃止してきた経緯がある。
メルカリによる鹿島の経営権取得はその流れを象徴したものとなった。
◆IT企業とスポーツ
▼ソフトバンク 04年11月、福岡ダイエーホークスを買収。
▼楽天 球界再編問題に揺れる中、04年11月、東北楽天ゴールデンイーグルスとして球界参入。また、14年12月には、Jリーグ神戸の運営会社の全株を取得。元スペイン代表MFイニエスタら海外の大物選手を獲得。
▼DeNA 11年12月、球界参入。13年4月には「エスビー食品陸上競技部」の選手、スタッフらを受け入れる形で「DeNAランニングクラブ」を設立。Bリーグ「川崎ブレイブサンダース」も運営。
▼ミクシィ FC東京とスポンサー契約を締結したほか、Bリーグの「千葉ジェッツふなばし」も運営。今後、スポーツ事業を中心に拡大していく方針。
▼サイバーエージェント 18年10月、J2・FC町田の約11億円で経営権を取得。
▼アカツキ 同12月、アプリ開発などを行うアカツキが東京Vの株式を取得し、関連会社となる。
これは驚きの報。
これまでの親会社である新日鐵住金・日本製鉄から株式を譲渡される模様。
これにてどのような変化が起こるのであろうか。
今の状況では予想だにしない。
ただ、鹿島の伝統は継続してくれることだけは望む。
そしてこれも一つの時代の流れなのであろう。
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【解説】IT企業がプロスポーツに参入する理由…メルカリが鹿島の経営権取得へ
2019年7月30日 15時38分スポーツ報知

鹿島のレジェンド的存在のジーコ
メルカリ社(本社・東京都港区)がJ1鹿島の経営権を取得することで、これまで運営してきた日本製鉄と大筋合意したことが30日、分かった。この日のJリーグ理事会で報告されるとみられ、承認されればメルカリ社が都内で会見し、経緯などを説明する。
「ITとスポーツの親和性は高い。これからも続々と参入してくるのではないか」。大手IT企業幹部はメルカリがJリーグ・鹿島の経営権を取得する方針を固めた背景についてこう分析する。「ネット中継やVRやAIなどの最新技術を活用することで、よりスポーツの魅力は高まる。相乗効果は計り知れない」
一方、金融筋によると、Jリーグ創設時から安定したクラブ経営を続けてきた鹿島だが、2012年10月に大きな転機が訪れた。住友金属工業は業界最大手の新日本製鉄(現・日本製鉄)と合併。これを契機に鹿島の今後についても議論されるようになった。
業界トップの新日鉄はこれまで、社会人野球部やラグビーの新日鉄釜石などを所有しており、スポーツ振興にも積極的だった。だが、1990年代後半の鉄鋼不況を受け、これまでの方針を大きく転換。2000年代に入ると国際競争は一層、激化した。経営合理化を進める中で、社会人チームを廃止してきた経緯がある。
メルカリによる鹿島の経営権取得はその流れを象徴したものとなった。
◆IT企業とスポーツ
▼ソフトバンク 04年11月、福岡ダイエーホークスを買収。
▼楽天 球界再編問題に揺れる中、04年11月、東北楽天ゴールデンイーグルスとして球界参入。また、14年12月には、Jリーグ神戸の運営会社の全株を取得。元スペイン代表MFイニエスタら海外の大物選手を獲得。
▼DeNA 11年12月、球界参入。13年4月には「エスビー食品陸上競技部」の選手、スタッフらを受け入れる形で「DeNAランニングクラブ」を設立。Bリーグ「川崎ブレイブサンダース」も運営。
▼ミクシィ FC東京とスポンサー契約を締結したほか、Bリーグの「千葉ジェッツふなばし」も運営。今後、スポーツ事業を中心に拡大していく方針。
▼サイバーエージェント 18年10月、J2・FC町田の約11億円で経営権を取得。
▼アカツキ 同12月、アプリ開発などを行うアカツキが東京Vの株式を取得し、関連会社となる。
小泉慶、自分たちらしいサッカーをして結果をつかみたい
小泉慶を取材した報知新聞の岡島記者である。
浦和戦を見据えた紅白戦の2本目では主力組に入るなど、加入そうそう実力が認められておる様子。
まずは篤人不在の右SBに入ることが想定される。
レオ・シルバが欠場濃厚の中で、永木を途中からボランチにあげて小泉慶を投入するという采配になろうか。
アグレッシブなプレイで鹿島デビューを果たして欲しい。
期待しておる。

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【鹿島】新加入MF小泉、31日浦和戦即デビューも J2柏で今季出場1試合で鹿島入り
2019年7月30日 6時5分スポーツ報知

先発の可能性が浮上した鹿島MF小泉
鹿島は29日、浦和戦(31日・埼玉)に向けて鹿嶋市内で調整を行い、柏から24日に加入したばかりのMF小泉慶(24)が紅白戦の2本目で主力組の右サイドバックに抜てきされた。小泉は「試合のようなバチバチした雰囲気で紅白戦ができました」と満足げに語った。
新潟時代は主力として活躍したが、柏では今季リーグ戦1試合に途中出場したのみ。チーム内の紅白戦メンバーからも漏れるなど、事実上の戦力外扱いを受けていた。他クラブへの移籍を模索する中、届いたオファーはまさかの鹿島。さらに合流から2日後の26日に行われた練習試合でアシストを記録するなど持ち前のアグレッシブさをアピールし、MFレオシルバ(33)、DF内田篤人(31)らの欠場に伴って合流後の初陣でデビューの可能性が浮上した。
1試合消化が少ない鹿島は、浦和戦に勝利すれば試合のない首位・F東京と勝ち点2差に迫る。小泉は「自分たちらしいサッカーをして結果をつかみたい」と意気込んだ。(岡島 智哉)
◆小泉 慶(こいずみ・けい)1995年4月19日、東京・足立区生まれ。24歳。横浜Mジュニアユース、流通経大柏高(千葉)を経て2014年に新潟に加入。18年に柏、19年7月に鹿島へ完全移籍。ボランチとサイドバックをこなし、長渕剛を心から尊敬する。J1通算137試合5得点、J2通算1試合0得点。173センチ、70キロ。右利き。
浦和戦を見据えた紅白戦の2本目では主力組に入るなど、加入そうそう実力が認められておる様子。
まずは篤人不在の右SBに入ることが想定される。
レオ・シルバが欠場濃厚の中で、永木を途中からボランチにあげて小泉慶を投入するという采配になろうか。
アグレッシブなプレイで鹿島デビューを果たして欲しい。
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【鹿島】新加入MF小泉、31日浦和戦即デビューも J2柏で今季出場1試合で鹿島入り
2019年7月30日 6時5分スポーツ報知

先発の可能性が浮上した鹿島MF小泉
鹿島は29日、浦和戦(31日・埼玉)に向けて鹿嶋市内で調整を行い、柏から24日に加入したばかりのMF小泉慶(24)が紅白戦の2本目で主力組の右サイドバックに抜てきされた。小泉は「試合のようなバチバチした雰囲気で紅白戦ができました」と満足げに語った。
新潟時代は主力として活躍したが、柏では今季リーグ戦1試合に途中出場したのみ。チーム内の紅白戦メンバーからも漏れるなど、事実上の戦力外扱いを受けていた。他クラブへの移籍を模索する中、届いたオファーはまさかの鹿島。さらに合流から2日後の26日に行われた練習試合でアシストを記録するなど持ち前のアグレッシブさをアピールし、MFレオシルバ(33)、DF内田篤人(31)らの欠場に伴って合流後の初陣でデビューの可能性が浮上した。
1試合消化が少ない鹿島は、浦和戦に勝利すれば試合のない首位・F東京と勝ち点2差に迫る。小泉は「自分たちらしいサッカーをして結果をつかみたい」と意気込んだ。(岡島 智哉)
◆小泉 慶(こいずみ・けい)1995年4月19日、東京・足立区生まれ。24歳。横浜Mジュニアユース、流通経大柏高(千葉)を経て2014年に新潟に加入。18年に柏、19年7月に鹿島へ完全移籍。ボランチとサイドバックをこなし、長渕剛を心から尊敬する。J1通算137試合5得点、J2通算1試合0得点。173センチ、70キロ。右利き。
内田篤人、ヤマ場はまだ夏明け
紅白戦に出場した内田篤人である。
2本目の後半にサブ組として出場した。
とはいえ、まだまだ本格復帰は近くない様子。
篤人自身は、「チームもうまくいっている。ヤマ場はまだ夏明け。大事なときにいられるように、良いコンディションを作るのもひとつあるかな」と語る。
ルヴァン杯の相手も決まり、天皇杯、ACLもあるこの先は過密日程となる。
そのヤマ場にチームを支えてくれると考えて良かろう。
頼れるキャプテンの復帰を心待ちにしておる。

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鹿島内田篤人4カ月ぶりゲーム練習「ヤマ場夏明け」
[2019年7月29日18時45分]
鹿島アントラーズDF内田篤人(31)が29日、3月の磐田戦で右膝を負傷して以来約4カ月ぶりに、ゲーム形式の練習に復帰した。
31日の浦和戦(埼スタ)を想定した紅白戦で、浦和の右ウイングバックを務めるDF橋岡のポジションに入り、約15分間プレー。得点に直結する場面はなかったが、久々にチームを引っ張るキャプテンの声がピッチに響いた。
それでも復帰は急がない構えだ。負傷後約1カ月チームに合流できなかったこともあり、「練習は一緒にやらなきゃダメ」と内田。再負傷は避けたい状況だ。本職でない右サイドバックで奮闘しているMF永木が安定したパフォーマンスを見せていることもあり、「チームもうまくいっている。ヤマ場はまだ夏明け。大事なときにいられるように、良いコンディションを作るのもひとつあるかな」と、長いシーズンを見据えて慎重に調整していく方針を明かした。
2本目の後半にサブ組として出場した。
とはいえ、まだまだ本格復帰は近くない様子。
篤人自身は、「チームもうまくいっている。ヤマ場はまだ夏明け。大事なときにいられるように、良いコンディションを作るのもひとつあるかな」と語る。
ルヴァン杯の相手も決まり、天皇杯、ACLもあるこの先は過密日程となる。
そのヤマ場にチームを支えてくれると考えて良かろう。
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鹿島内田篤人4カ月ぶりゲーム練習「ヤマ場夏明け」
[2019年7月29日18時45分]
鹿島アントラーズDF内田篤人(31)が29日、3月の磐田戦で右膝を負傷して以来約4カ月ぶりに、ゲーム形式の練習に復帰した。
31日の浦和戦(埼スタ)を想定した紅白戦で、浦和の右ウイングバックを務めるDF橋岡のポジションに入り、約15分間プレー。得点に直結する場面はなかったが、久々にチームを引っ張るキャプテンの声がピッチに響いた。
それでも復帰は急がない構えだ。負傷後約1カ月チームに合流できなかったこともあり、「練習は一緒にやらなきゃダメ」と内田。再負傷は避けたい状況だ。本職でない右サイドバックで奮闘しているMF永木が安定したパフォーマンスを見せていることもあり、「チームもうまくいっている。ヤマ場はまだ夏明け。大事なときにいられるように、良いコンディションを作るのもひとつあるかな」と、長いシーズンを見据えて慎重に調整していく方針を明かした。
上田綺世の鹿島加入が示すこと
上田綺世について記すNumberWebの寺野女史である。
前倒し入団の裏側を伝えてくれる。
この上田綺世もいずれ欧州に旅立つこととなろう。
鹿島での在籍期間はそう長くない可能性が高い。
それを見越し、良い人材を礎多得ていくことこそ肝要。
時代は変わった。
鹿島が鹿島であることを理解した上で“かわる”ということあのである。

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上田綺世の鹿島加入が示すこと。
部活が強い日本サッカー界の変化。
posted2019/07/29 18:00

鹿島は、次々と若い才能が世界へ巣立っていくクラブになった。上田綺世もその系譜に名を連ねようとしている。
text by
寺野典子
Noriko Terano
photograph by
Kyodo News
コパ・アメリカに出場した日本代表でただひとり大学サッカー部に所属していた法政大学3年のFW上田綺世が、サッカー部を退部して、8月より鹿島アントラーズとプロ契約を結ぶことが7月26日発表された。
鹿島アントラーズのジュニアユースに所属していた上田だったが、ユースには昇格できず、鹿島学園高校でサッカーを続けた。プロ入りは幼い頃からの夢だったが、高校卒業時にその夢は叶わず、法政大学へ進学する。
1年時から活躍し、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント制覇に貢献、関東大学サッカーリーグ戦・新人賞も受賞した。U-20代表にも選ばれ、2年時の2018年には全日本大学サッカー選手権大会で優勝した。
法政大のエースとしてだけでなく、東京五輪世代の代表のエースとしても注目を集め、Jクラブも早くから獲得競争に乗り出した。各クラブの練習に参加した結果、上田は2年生の時に、2021年度に鹿島アントラーズに加入する仮契約を結ぶ。今回はそれが前倒しになったのだ。
「成長曲線をとどめることはできない」
上田は鹿島への加入会見で、その経緯を次のように語った。
「この決断をするのに半年かかりました。3年になるタイミングでサッカー部を退部することも考えたけれど、まだ法政でできることもあると思いました。そしてこの半年でやることはやり切った。大学生としてコパ・アメリカに選ばれたことがきっかけにもなりました」
無得点で終わったコパ・アメリカでの経験がプロ入りを決意させたわけではなく、ベルギーへ移籍した鈴木優磨の後釜として、鹿島側が獲得を急いだわけでもなかったという。鹿島の鈴木満強化部長は、「ここからシーズン後半、非常に重要な試合が増えチーム編成が難しい状況で、即戦力として考えられる上田選手の獲得は嬉しい」と話した。
法政大の長山監督は、このタイミングで送り出す理由をこう語った。
「ここ2年ぐらいで非常に成長している。その成長曲線をとどめることはできない。上田は日本を代表する選手になると思う。指導者として彼がより成長するための環境を整えたいと思った。大学サッカーに留まらせるわけにはいかなかった」
プロ入りは絶好のタイミングだった。
2年半前には、実現できなかったプロとしての一歩を踏み出すことになった上田は、「自分のサッカー人生のなかで一番大事な2年半だった」と法政大での日々を振り返っている。
選手が伸びる時期は、人それぞれだ。背が高くなる時期といった個人的な要因だけでなく、指導者やチームメイトとの出会いなど外的な要因も影響する。仮に高校卒業時に上田がプロ入りしていたとしても、現在のような成長を遂げていたという保証はない。大学へ進学し、試合の経験を積みながら、研鑽した結果が彼を進化させたのだろう。
「ジュニアユースからユースへ昇格はできなかったけれど、鹿島学園、法政大学で鍛えてもらった上田選手が鹿島へ帰ってきてくれた」と鈴木強化部長は目を細めた。
コパ・アメリカで得点こそなかったものの、南米のA代表相手に可能性を見せつけた上田にとって、その直後でのプロ入りは、絶好のタイミングだった。
「代表での活動を経験しながら、刺激を受けた」ことが、プロ入りへの欲を高めたと話す上田。「刺激」は、国際試合という舞台からだけでなく、すでにプロでプレーしている同世代のチームメイトの姿から受けたであろうことは想像に難くない。
「大学サッカーをやめて、とは言えない」
過去にも上田のように大学サッカー部に所属しながら、世代別の代表に参加した選手はいる。ただ、上田と同じ想いを抱いたとしても、プロ転向は、容易ではないのも事実だ。たとえば推薦入学など、各選手個別の事情もある。「(2年生での)内定時にすぐさまプロ入りを打診しなかったのか?」と鈴木強化部長に訊ねたところ、「うちから大学のサッカー部をやめて、ということは言えない」と答えた。今回のプロ入りも上田の希望から端を発し、大学内部での了承を経て実現されている。
欧州サッカー界では、年齢に関係なく、選手の成長に応じた環境でプレーができる。リーグやクラブによって、レベルの格差があるため、選択肢も多い。ポテンシャルを評価されれば、10代後半でトップレベルのチームでのプレーも可能だ。
しかし、学校の部活動が盛んな日本では、選手が自身の成長に応じた環境を選ぶことは難しい。クラブの下部組織であっても、中学生が高校生の試合に出るケースはわずかだろう。年齢に縛られることで、本来であれば早くから開花するはずの才能が、見いだされるのが遅れたり、日の目を見なかったりする危険性は残る。
海外クラブとの獲得競争にも“効力”が?
日本サッカー協会には高校や大学のサッカー部に在籍しながら、プロの試合にも出場できるJFA・Jリーグ特別指定選手制度がある。もともとはJリーグが選手の成長を促す「刺激」となることが求められて始まった制度だったが、選手獲得の囲い込みに繋がるという懸念から、加入内定者に限るとルールが変更された。上田の獲得競争が2年時に加熱した理由はここにあった。
鹿島の場合、2010年に高校2年生だった柴崎岳の加入を内定させたのを機に、卒業を待たずに仮契約を結び内定を出すケースが増えている。以前、「選手サイドから早く決めたいという要望があった」と椎本邦一スカウト担当部長が語っていたが、この流れは今後加速する可能性は高い。内定を出すのは、特別指定選手として活動させるためだけでなく、海外クラブとの獲得競争における“効力”にも繋がると見られるからだ。
この夏、バルセロナが獲得を模索している日本人選手がいる。桐光学園の西川潤だ。飛び級でU-20ワールドカップメンバー入りを果たした西川は、セレッソ大阪への加入が内定し、特別指定選手として活動している。18歳になった時点でバルセロナが獲得に動き出すと報じられた。
アマチュアからの移籍であれば、育成費は出ても移籍金は生じない。欧州であれば、高校生であってもプロ契約を結べるが、部活動でプレーする日本の選手には、Jクラブが内定を出すことしかできない。それが欧州のマーケットと対抗するための手段になる。「内定の仮契約であっても、法的拘束力を持つ契約であると思っている」と鈴木満強化部長は話す。
日本がレベルアップしたからこそ。
鹿島は植田直通、昌子源、安西幸輝、安部裕葵、鈴木優磨と1年間で5人もの選手を移籍で失った。多くが20代前半。戦力として目途が立った、これからの選手ばかりだ。
鈴木強化部長は言う。
「ジーコとも話をしたけれど、日本の選手に海外から声がかかるようになったのは、日本がレベルアップしたから。ブラジルは欧州へ数多くの選手を送り出しても、新しい選手を育て続けている。鹿島も、選手を移籍させても、タイトルを獲りながら次の選手を育てていくしかない。それが世界の流れだから」
その胸中は、法政大学の長山監督と同じだろう。プロとはいえ、海外という環境に挑戦し、成長したいと願う選手をとどめることはできない。
上田も海外でのプレーが目標。
上田も、海外でのプレーを目標においている。半年後、1年後に海外へ送り出す可能性さえある。鹿島サイドもそういう事態が起こりうることは理解している。鈴木強化部長は上田との契約について、「詳細は話せないけれど、海外へ出るための契約ではない」と話す。鹿島は海外移籍しやすいクラブと思われるかもしれないが、移籍金という対価は得ている。
海外移籍を希望する選手たちは、契約時にその想いを告げる。移籍時の違約金の設定には、国内移籍と海外移籍とで金額に違いを設けるのも昨今では、当然のこととなった。そして移籍時にも、その後の選手の活躍次第で、移籍元のクラブ側が収入が得られるといった、欧州では当たり前の契約を交わすケースもある。
今夏、海外へ移籍した選手たちの年齢はみな若い。「23歳の夏がラストチャンス」と語った鈴木優磨のように、選手の意識も変わり、それに応じたオファーが届く。とはいえ、いきなりビッグクラブへ移籍できず、欧州でのステップアップを目指すなら、23歳でも遅すぎるのかもしれない。
Jリーグでは30代でもプレーする選手が多いし、選手として脂が乗るのは20代後半という見方もあるが、欧州のマーケットでは事情が違う。欧州での実績がなければ、20代後半での移籍は難しいものになる。
日本サッカー界も変わる必要がある。
小池裕太は流通経済大学4年夏に大学サッカー部を退部し、ベルギーのシント・トロイデンへ加入したものの、出場機会がなく、1年を待たず、今季鹿島にレンタル移籍し、プロとしての経験を積んでいる。アマチュアとプロとでは背負うプレッシャーも違う。現在の小池にとっては、母国でプレーすることが最適な環境だったのだろう。
選手としてのキャリアに、約束されたルートは存在しない。それでも、選手たちにとって、欧州でのプレーが単なる夢ではなく、明確な目標として現実味を持つようになったからこそ、日本サッカー界も変わっていく必要がある。
成長に応じ、環境を整える。今回の法政大学の決断のような“柔軟な移籍”が増えることで、それは可能になるはずだ。
前倒し入団の裏側を伝えてくれる。
この上田綺世もいずれ欧州に旅立つこととなろう。
鹿島での在籍期間はそう長くない可能性が高い。
それを見越し、良い人材を礎多得ていくことこそ肝要。
時代は変わった。
鹿島が鹿島であることを理解した上で“かわる”ということあのである。

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上田綺世の鹿島加入が示すこと。
部活が強い日本サッカー界の変化。
posted2019/07/29 18:00

鹿島は、次々と若い才能が世界へ巣立っていくクラブになった。上田綺世もその系譜に名を連ねようとしている。
text by
寺野典子
Noriko Terano
photograph by
Kyodo News
コパ・アメリカに出場した日本代表でただひとり大学サッカー部に所属していた法政大学3年のFW上田綺世が、サッカー部を退部して、8月より鹿島アントラーズとプロ契約を結ぶことが7月26日発表された。
鹿島アントラーズのジュニアユースに所属していた上田だったが、ユースには昇格できず、鹿島学園高校でサッカーを続けた。プロ入りは幼い頃からの夢だったが、高校卒業時にその夢は叶わず、法政大学へ進学する。
1年時から活躍し、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント制覇に貢献、関東大学サッカーリーグ戦・新人賞も受賞した。U-20代表にも選ばれ、2年時の2018年には全日本大学サッカー選手権大会で優勝した。
法政大のエースとしてだけでなく、東京五輪世代の代表のエースとしても注目を集め、Jクラブも早くから獲得競争に乗り出した。各クラブの練習に参加した結果、上田は2年生の時に、2021年度に鹿島アントラーズに加入する仮契約を結ぶ。今回はそれが前倒しになったのだ。
「成長曲線をとどめることはできない」
上田は鹿島への加入会見で、その経緯を次のように語った。
「この決断をするのに半年かかりました。3年になるタイミングでサッカー部を退部することも考えたけれど、まだ法政でできることもあると思いました。そしてこの半年でやることはやり切った。大学生としてコパ・アメリカに選ばれたことがきっかけにもなりました」
無得点で終わったコパ・アメリカでの経験がプロ入りを決意させたわけではなく、ベルギーへ移籍した鈴木優磨の後釜として、鹿島側が獲得を急いだわけでもなかったという。鹿島の鈴木満強化部長は、「ここからシーズン後半、非常に重要な試合が増えチーム編成が難しい状況で、即戦力として考えられる上田選手の獲得は嬉しい」と話した。
法政大の長山監督は、このタイミングで送り出す理由をこう語った。
「ここ2年ぐらいで非常に成長している。その成長曲線をとどめることはできない。上田は日本を代表する選手になると思う。指導者として彼がより成長するための環境を整えたいと思った。大学サッカーに留まらせるわけにはいかなかった」
プロ入りは絶好のタイミングだった。
2年半前には、実現できなかったプロとしての一歩を踏み出すことになった上田は、「自分のサッカー人生のなかで一番大事な2年半だった」と法政大での日々を振り返っている。
選手が伸びる時期は、人それぞれだ。背が高くなる時期といった個人的な要因だけでなく、指導者やチームメイトとの出会いなど外的な要因も影響する。仮に高校卒業時に上田がプロ入りしていたとしても、現在のような成長を遂げていたという保証はない。大学へ進学し、試合の経験を積みながら、研鑽した結果が彼を進化させたのだろう。
「ジュニアユースからユースへ昇格はできなかったけれど、鹿島学園、法政大学で鍛えてもらった上田選手が鹿島へ帰ってきてくれた」と鈴木強化部長は目を細めた。
コパ・アメリカで得点こそなかったものの、南米のA代表相手に可能性を見せつけた上田にとって、その直後でのプロ入りは、絶好のタイミングだった。
「代表での活動を経験しながら、刺激を受けた」ことが、プロ入りへの欲を高めたと話す上田。「刺激」は、国際試合という舞台からだけでなく、すでにプロでプレーしている同世代のチームメイトの姿から受けたであろうことは想像に難くない。
「大学サッカーをやめて、とは言えない」
過去にも上田のように大学サッカー部に所属しながら、世代別の代表に参加した選手はいる。ただ、上田と同じ想いを抱いたとしても、プロ転向は、容易ではないのも事実だ。たとえば推薦入学など、各選手個別の事情もある。「(2年生での)内定時にすぐさまプロ入りを打診しなかったのか?」と鈴木強化部長に訊ねたところ、「うちから大学のサッカー部をやめて、ということは言えない」と答えた。今回のプロ入りも上田の希望から端を発し、大学内部での了承を経て実現されている。
欧州サッカー界では、年齢に関係なく、選手の成長に応じた環境でプレーができる。リーグやクラブによって、レベルの格差があるため、選択肢も多い。ポテンシャルを評価されれば、10代後半でトップレベルのチームでのプレーも可能だ。
しかし、学校の部活動が盛んな日本では、選手が自身の成長に応じた環境を選ぶことは難しい。クラブの下部組織であっても、中学生が高校生の試合に出るケースはわずかだろう。年齢に縛られることで、本来であれば早くから開花するはずの才能が、見いだされるのが遅れたり、日の目を見なかったりする危険性は残る。
海外クラブとの獲得競争にも“効力”が?
日本サッカー協会には高校や大学のサッカー部に在籍しながら、プロの試合にも出場できるJFA・Jリーグ特別指定選手制度がある。もともとはJリーグが選手の成長を促す「刺激」となることが求められて始まった制度だったが、選手獲得の囲い込みに繋がるという懸念から、加入内定者に限るとルールが変更された。上田の獲得競争が2年時に加熱した理由はここにあった。
鹿島の場合、2010年に高校2年生だった柴崎岳の加入を内定させたのを機に、卒業を待たずに仮契約を結び内定を出すケースが増えている。以前、「選手サイドから早く決めたいという要望があった」と椎本邦一スカウト担当部長が語っていたが、この流れは今後加速する可能性は高い。内定を出すのは、特別指定選手として活動させるためだけでなく、海外クラブとの獲得競争における“効力”にも繋がると見られるからだ。
この夏、バルセロナが獲得を模索している日本人選手がいる。桐光学園の西川潤だ。飛び級でU-20ワールドカップメンバー入りを果たした西川は、セレッソ大阪への加入が内定し、特別指定選手として活動している。18歳になった時点でバルセロナが獲得に動き出すと報じられた。
アマチュアからの移籍であれば、育成費は出ても移籍金は生じない。欧州であれば、高校生であってもプロ契約を結べるが、部活動でプレーする日本の選手には、Jクラブが内定を出すことしかできない。それが欧州のマーケットと対抗するための手段になる。「内定の仮契約であっても、法的拘束力を持つ契約であると思っている」と鈴木満強化部長は話す。
日本がレベルアップしたからこそ。
鹿島は植田直通、昌子源、安西幸輝、安部裕葵、鈴木優磨と1年間で5人もの選手を移籍で失った。多くが20代前半。戦力として目途が立った、これからの選手ばかりだ。
鈴木強化部長は言う。
「ジーコとも話をしたけれど、日本の選手に海外から声がかかるようになったのは、日本がレベルアップしたから。ブラジルは欧州へ数多くの選手を送り出しても、新しい選手を育て続けている。鹿島も、選手を移籍させても、タイトルを獲りながら次の選手を育てていくしかない。それが世界の流れだから」
その胸中は、法政大学の長山監督と同じだろう。プロとはいえ、海外という環境に挑戦し、成長したいと願う選手をとどめることはできない。
上田も海外でのプレーが目標。
上田も、海外でのプレーを目標においている。半年後、1年後に海外へ送り出す可能性さえある。鹿島サイドもそういう事態が起こりうることは理解している。鈴木強化部長は上田との契約について、「詳細は話せないけれど、海外へ出るための契約ではない」と話す。鹿島は海外移籍しやすいクラブと思われるかもしれないが、移籍金という対価は得ている。
海外移籍を希望する選手たちは、契約時にその想いを告げる。移籍時の違約金の設定には、国内移籍と海外移籍とで金額に違いを設けるのも昨今では、当然のこととなった。そして移籍時にも、その後の選手の活躍次第で、移籍元のクラブ側が収入が得られるといった、欧州では当たり前の契約を交わすケースもある。
今夏、海外へ移籍した選手たちの年齢はみな若い。「23歳の夏がラストチャンス」と語った鈴木優磨のように、選手の意識も変わり、それに応じたオファーが届く。とはいえ、いきなりビッグクラブへ移籍できず、欧州でのステップアップを目指すなら、23歳でも遅すぎるのかもしれない。
Jリーグでは30代でもプレーする選手が多いし、選手として脂が乗るのは20代後半という見方もあるが、欧州のマーケットでは事情が違う。欧州での実績がなければ、20代後半での移籍は難しいものになる。
日本サッカー界も変わる必要がある。
小池裕太は流通経済大学4年夏に大学サッカー部を退部し、ベルギーのシント・トロイデンへ加入したものの、出場機会がなく、1年を待たず、今季鹿島にレンタル移籍し、プロとしての経験を積んでいる。アマチュアとプロとでは背負うプレッシャーも違う。現在の小池にとっては、母国でプレーすることが最適な環境だったのだろう。
選手としてのキャリアに、約束されたルートは存在しない。それでも、選手たちにとって、欧州でのプレーが単なる夢ではなく、明確な目標として現実味を持つようになったからこそ、日本サッカー界も変わっていく必要がある。
成長に応じ、環境を整える。今回の法政大学の決断のような“柔軟な移籍”が増えることで、それは可能になるはずだ。
泥臭く這い上がる上田の逆襲が楽しみだ
上田綺世について記すフットボールチャンネルの元川女史である。
プロ入り決断の経緯などについて伝えてくれる。
その中で、上田綺世の「将来的には5大リーグに行ければいいですけど、僕の理想はどの環境、どの状況でも点の取れるFWになること。出場時間も環境も国もチームメートも関係なく点を取れる、そういう存在になれればいいと思っている」という言葉は、彼の考えを強く示していると思う。
点取り屋としてのプレイ度が感じられる。
鹿島にて苦しい状況でもゴール決めきるFWとなって行ってくれよう。
そして、いずれ欧州へと旅立つこととなる。
偉大なるストライカーの卵が入団した。
これからが楽しみである。

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上田綺世、コパで「戦犯」と呼ばれた男の逆襲。アントラーズで始まる【コパ・アメリカに挑んだ若きサムライの今(5)】
ブラジル代表の優勝で幕を閉じたコパ・アメリカ2019(南米選手権)。東京五輪世代の選手中心に挑んだ日本代表は、グループリーグを2分1敗で終え、ベスト8入りを逃している。それでも、若い選手たちにとっては収穫の多い大会となったに違いない。そんな彼らはコパ・アメリカというビッグトーナメントを経て、現在は所属クラブでどのような時を過ごしているのか。第5回は鹿島アントラーズのFW上田綺世。(取材・文:元川悦子)
2019年07月29日(Mon)11時00分配信
法政大サッカー部を退部。プロの世界へ

法政大サッカー部を退部し、鹿島アントラーズへ入団した上田綺世【写真:元川悦子】
「コパ・アメリカ(ブラジル)に行く1・2週間前に僕の中で決めていて、それを(法政大学の長山一也)監督に伝えたのは、ブラジル出発の日。監督室に行って話をしました。今後プロになり、海外へ行ったりというキャリアを積むためには、早く鹿島に入ってプレーすることが大事だと感じた。それでこのタイミングでの決断になりました」
法政大サッカー部を3年の途中で退部し、8月から鹿島アントラーズの一員として本格的にプロキャリアをスタートさせることになった20歳のFW上田綺世。26日の記者会見で前倒し入団を決めた理由をこう語った。
森保一監督率いる東京五輪代表チームの立ち上げとなった2017年12月のM−150カップで大学1年ながら抜擢され、2018年アジア大会などでもコンスタントに活躍してきた彼は「このまま大学で安穏としていてはダメだ」という焦燥感を日に日に強めていった。2021年から鹿島入りが決まった今年2月の時点で、一度は「このタイミングで大学を辞めてプロになった方がいいのではないか」と考えたが、「まだ法政で全てをやりきったわけではない」という思いもあって、もう半年間続けることにしたという。
しかしながら、6月にA代表の一員としてコパ・アメリカ2019(南米選手権)に参戦することになって、プロ入りに対する気持ちはより一層、強まった。7月のユニバーシアードにも出場すれば大学サッカー界、法政大にも最大限貢献できる。そういったタイミングも考えて、ここでの決断に至ったようだ。
この流れは、同じく大学途中にプロ入りした長友佑都、武藤嘉紀、室屋成らに続く形。上田も先輩たちが歩んだエリート街道を驀進することになるのかもしれない。
不完全燃焼となったコパ・アメリカ

コパでは全3試合に出場するも無得点。「戦犯」と揶揄されるなど苦い経験をした【写真:Getty Images】
未来を嘱望される点取り屋にとってコパ参戦が重要な節目になったのは紛れもない事実だろう。彼は初戦・チリ戦にスタメンに名を連ねたのを皮切りに、ウルグアイ戦とエクアドル戦でジョーカーとして投入されるなど全3試合に出場。チリ戦では4度の決定機を決められず、エクアドル戦でも惜しいチャンスを逃し、世界の高い壁を痛感することになった。
「上田さえ決めていたら、日本は1次リーグを突破してブラジルと準々決勝を戦えていた可能性が高かった」という声も出たほど。ある意味、「コパ敗退の戦犯」と揶揄されるような苦い経験をしたのである。
「第3者の意見はもちろんあるし、それがプロフェッショナル。僕はあの環境で唯一、プロじゃない存在ではありましたけど、日本代表っていうプロ集団の中の1人と見られていたのは間違いない。活躍できなかったらいろいろ言われるのは当たり前だと思います。僕を見てくれている人がいる中で活躍できなかった自分がただ情けなかった。そういう思いはあります。
あの大会で何が足りなかったかというのは明確には分からないです。大舞台で決められなかった理由がハッキリしているのなら、そこにトライするだけで僕の選手生命は終わっちゃう。それじゃあ、面白くないですよね。局面局面で何ができるかというのは結局、自分が持っている経験値が大きいと思うんです。未知の環境や雰囲気、質の中で何を出せるかはやっぱり経験によるところが大事だし、高いレベルで積み重ねていく必要があるなとコパでも感じました。
大学でやっている時は余裕があるし、判断もしやすいですけど、その選択肢が限られるくらいの環境に身を置きたいと思った。それもプロ入りを決断した1つではありました」と上田は不完全燃焼に終わったコパに対する複雑な胸中をのぞかせた。
鹿島で始まる逆襲
ただ、本人が言うように、より高いレベルに身を投じなければ、ああいう大舞台で確実に点を取れるFWに飛躍するのは難しい。それはA代表で活躍する誰もが認めるところだろう。一緒にコパ・アメリカで戦った川島永嗣や岡崎慎司、柴崎岳にしても、Jリーグや欧州で数々の修羅場をくぐってきた。その領域に達するためにも、常勝軍団・鹿島でレギュラーをつかみ、ゴールを量産し、いち早く海外へ行くこと。それを果たせれば、東京五輪やA代表定着といった大きなテーマに自ら手が届くはずだ。
「海外移籍した(安部裕葵=バルセロナや前田大然=マリティモら)同世代の仲間のことは刺激になりますけど、僕はまだそこの土俵に立てていない。でも負けてるとは思ってないし、彼らにも勝てる部分はあると感じてる。そこを出していくためにもプロの実績、経験を積みたい。間違いなくコパに出て海外でやりたいって気持ちは強くなった。僕は代表が全てだとは決して思ってないし、東京五輪に出ることが目標でもない。自分は自分のキャリアを積みながら、最終的に彼らを追い越せるような存在になれたらいいかなと思ってます。
将来的には5大リーグに行ければいいですけど、僕の理想はどの環境、どの状況でも点の取れるFWになること。出場時間も環境も国もチームメートも関係なく点を取れる、そういう存在になれればいいと思っているので。スペインだったり、ドイツだったり、主要国で活躍したいって思いはありますけど、どこでも活躍できるのがいいFW。僕はコパだろうが、大学の練習試合だろうが決めたいって気持ちはいつも同じ。そうなれるように努力していきます」
飽くなき向上心を前面に押し出している上田。さしあたって乗り越えなければならないのは、鹿島というハードルの高いクラブでのFW争いに勝ち抜くことだ。
鈴木優磨がシント=トロイデンへ移籍したとはいっても、最前線にはセルジ―ニョや伊藤翔、土居聖真や金森健志らがいて、森保監督から信頼を寄せられる上田といえども、ポジションが保証されているわけではない。鈴木満強化本部長は「31日の浦和レッズ戦から戦力になってほしい」と期待を寄せたが、彼のプロデビューは果たしていつになるのか。期待通りの結果を残せるのか。そこは大いに気になる。
「プレースタイル的に大迫勇也に最も近いFW」とも目される万能型だけに順調に伸びて行けば、森保ジャパンの救世主になってくれることも考えられる。コパの挫折を糧に泥臭く這い上がる上田の逆襲が楽しみだ。
(取材・文:元川悦子)
【了】
プロ入り決断の経緯などについて伝えてくれる。
その中で、上田綺世の「将来的には5大リーグに行ければいいですけど、僕の理想はどの環境、どの状況でも点の取れるFWになること。出場時間も環境も国もチームメートも関係なく点を取れる、そういう存在になれればいいと思っている」という言葉は、彼の考えを強く示していると思う。
点取り屋としてのプレイ度が感じられる。
鹿島にて苦しい状況でもゴール決めきるFWとなって行ってくれよう。
そして、いずれ欧州へと旅立つこととなる。
偉大なるストライカーの卵が入団した。
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上田綺世、コパで「戦犯」と呼ばれた男の逆襲。アントラーズで始まる【コパ・アメリカに挑んだ若きサムライの今(5)】
ブラジル代表の優勝で幕を閉じたコパ・アメリカ2019(南米選手権)。東京五輪世代の選手中心に挑んだ日本代表は、グループリーグを2分1敗で終え、ベスト8入りを逃している。それでも、若い選手たちにとっては収穫の多い大会となったに違いない。そんな彼らはコパ・アメリカというビッグトーナメントを経て、現在は所属クラブでどのような時を過ごしているのか。第5回は鹿島アントラーズのFW上田綺世。(取材・文:元川悦子)
2019年07月29日(Mon)11時00分配信
法政大サッカー部を退部。プロの世界へ

法政大サッカー部を退部し、鹿島アントラーズへ入団した上田綺世【写真:元川悦子】
「コパ・アメリカ(ブラジル)に行く1・2週間前に僕の中で決めていて、それを(法政大学の長山一也)監督に伝えたのは、ブラジル出発の日。監督室に行って話をしました。今後プロになり、海外へ行ったりというキャリアを積むためには、早く鹿島に入ってプレーすることが大事だと感じた。それでこのタイミングでの決断になりました」
法政大サッカー部を3年の途中で退部し、8月から鹿島アントラーズの一員として本格的にプロキャリアをスタートさせることになった20歳のFW上田綺世。26日の記者会見で前倒し入団を決めた理由をこう語った。
森保一監督率いる東京五輪代表チームの立ち上げとなった2017年12月のM−150カップで大学1年ながら抜擢され、2018年アジア大会などでもコンスタントに活躍してきた彼は「このまま大学で安穏としていてはダメだ」という焦燥感を日に日に強めていった。2021年から鹿島入りが決まった今年2月の時点で、一度は「このタイミングで大学を辞めてプロになった方がいいのではないか」と考えたが、「まだ法政で全てをやりきったわけではない」という思いもあって、もう半年間続けることにしたという。
しかしながら、6月にA代表の一員としてコパ・アメリカ2019(南米選手権)に参戦することになって、プロ入りに対する気持ちはより一層、強まった。7月のユニバーシアードにも出場すれば大学サッカー界、法政大にも最大限貢献できる。そういったタイミングも考えて、ここでの決断に至ったようだ。
この流れは、同じく大学途中にプロ入りした長友佑都、武藤嘉紀、室屋成らに続く形。上田も先輩たちが歩んだエリート街道を驀進することになるのかもしれない。
不完全燃焼となったコパ・アメリカ

コパでは全3試合に出場するも無得点。「戦犯」と揶揄されるなど苦い経験をした【写真:Getty Images】
未来を嘱望される点取り屋にとってコパ参戦が重要な節目になったのは紛れもない事実だろう。彼は初戦・チリ戦にスタメンに名を連ねたのを皮切りに、ウルグアイ戦とエクアドル戦でジョーカーとして投入されるなど全3試合に出場。チリ戦では4度の決定機を決められず、エクアドル戦でも惜しいチャンスを逃し、世界の高い壁を痛感することになった。
「上田さえ決めていたら、日本は1次リーグを突破してブラジルと準々決勝を戦えていた可能性が高かった」という声も出たほど。ある意味、「コパ敗退の戦犯」と揶揄されるような苦い経験をしたのである。
「第3者の意見はもちろんあるし、それがプロフェッショナル。僕はあの環境で唯一、プロじゃない存在ではありましたけど、日本代表っていうプロ集団の中の1人と見られていたのは間違いない。活躍できなかったらいろいろ言われるのは当たり前だと思います。僕を見てくれている人がいる中で活躍できなかった自分がただ情けなかった。そういう思いはあります。
あの大会で何が足りなかったかというのは明確には分からないです。大舞台で決められなかった理由がハッキリしているのなら、そこにトライするだけで僕の選手生命は終わっちゃう。それじゃあ、面白くないですよね。局面局面で何ができるかというのは結局、自分が持っている経験値が大きいと思うんです。未知の環境や雰囲気、質の中で何を出せるかはやっぱり経験によるところが大事だし、高いレベルで積み重ねていく必要があるなとコパでも感じました。
大学でやっている時は余裕があるし、判断もしやすいですけど、その選択肢が限られるくらいの環境に身を置きたいと思った。それもプロ入りを決断した1つではありました」と上田は不完全燃焼に終わったコパに対する複雑な胸中をのぞかせた。
鹿島で始まる逆襲
ただ、本人が言うように、より高いレベルに身を投じなければ、ああいう大舞台で確実に点を取れるFWに飛躍するのは難しい。それはA代表で活躍する誰もが認めるところだろう。一緒にコパ・アメリカで戦った川島永嗣や岡崎慎司、柴崎岳にしても、Jリーグや欧州で数々の修羅場をくぐってきた。その領域に達するためにも、常勝軍団・鹿島でレギュラーをつかみ、ゴールを量産し、いち早く海外へ行くこと。それを果たせれば、東京五輪やA代表定着といった大きなテーマに自ら手が届くはずだ。
「海外移籍した(安部裕葵=バルセロナや前田大然=マリティモら)同世代の仲間のことは刺激になりますけど、僕はまだそこの土俵に立てていない。でも負けてるとは思ってないし、彼らにも勝てる部分はあると感じてる。そこを出していくためにもプロの実績、経験を積みたい。間違いなくコパに出て海外でやりたいって気持ちは強くなった。僕は代表が全てだとは決して思ってないし、東京五輪に出ることが目標でもない。自分は自分のキャリアを積みながら、最終的に彼らを追い越せるような存在になれたらいいかなと思ってます。
将来的には5大リーグに行ければいいですけど、僕の理想はどの環境、どの状況でも点の取れるFWになること。出場時間も環境も国もチームメートも関係なく点を取れる、そういう存在になれればいいと思っているので。スペインだったり、ドイツだったり、主要国で活躍したいって思いはありますけど、どこでも活躍できるのがいいFW。僕はコパだろうが、大学の練習試合だろうが決めたいって気持ちはいつも同じ。そうなれるように努力していきます」
飽くなき向上心を前面に押し出している上田。さしあたって乗り越えなければならないのは、鹿島というハードルの高いクラブでのFW争いに勝ち抜くことだ。
鈴木優磨がシント=トロイデンへ移籍したとはいっても、最前線にはセルジ―ニョや伊藤翔、土居聖真や金森健志らがいて、森保監督から信頼を寄せられる上田といえども、ポジションが保証されているわけではない。鈴木満強化本部長は「31日の浦和レッズ戦から戦力になってほしい」と期待を寄せたが、彼のプロデビューは果たしていつになるのか。期待通りの結果を残せるのか。そこは大いに気になる。
「プレースタイル的に大迫勇也に最も近いFW」とも目される万能型だけに順調に伸びて行けば、森保ジャパンの救世主になってくれることも考えられる。コパの挫折を糧に泥臭く這い上がる上田の逆襲が楽しみだ。
(取材・文:元川悦子)
【了】
金森健志、鳥栖に期限付き移籍
鳥栖に期限付き移籍する金森である。
鹿島としては上田綺世の加入で層の厚くなったFWで、この先出場機会に恵まれぬ事が予想され、鳥栖としては得点力不足に納屋されておるということで、win-winの移籍と言えよう。
金森は身体が強く、キック力があるので、使い方次第では大きく成長するはず。
鳥栖にて大爆発し、J1残留に尽力するのだ。
ゴールの報を待っておる。

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金森選手がサガン鳥栖に期限付き移籍
2019年07月29日(月)
金森 健志選手がサガン鳥栖に期限付き移籍することとなりましたので、お知らせいたします。なお、期限付き移籍期間は2020年1月31日までとなります。
<選手プロフィール>
■選手名: 金森 健志(かなもり・たけし)
■生まれ: 1994年4月4日、福岡県出身
■サイズ: 171センチ、74キロ
■ポジション: FW
■経歴:
若久サッカー少年団-筑陽学園中学-筑陽学園高校-アビスパ福岡(2013)-鹿島ア
ントラーズ(2017)
■公式戦成績:
J1リーグ通算 59試合6得点
J2リーグ通算 99試合21得点
リーグカップ通算 8試合2得点
天皇杯通算 11試合3得点(鹿島では5試合2得点)
AFCチャンピオンズリーグ 16試合1得点
■金森選手コメント
「まずは2年半ありがとうございました!僕はこのクラブとチームメイトが大好きで、ACL制覇をはじめ、アントラーズでのサッカー人生は素晴らしく濃いものでした。このタイミングでの移籍は悔しさや申し訳ない気持ちでいっぱいですが、アントラーズでの経験と自分の思いを次に生かし、また皆さんに成長した姿を見せられるよう頑張ってきます!」
金森健志選手 鹿島アントラーズより期限付き移籍加入のお知らせ
この度、サガン鳥栖では金森健志選手が鹿島アントラーズより期限付き移籍加入しますのでお知らせいたします。
期間は2019年7月30日~2020年1月31日となっております。
なお、金森健志選手は契約により、期限付き移籍期間中はサガン鳥栖と鹿島アントラーズが対戦する全ての公式戦に出場できません。
金森健志選手コメント
自分の持ち味であるスピードや運動量をピッチの中で見せ、1日でも早くサガン鳥栖の勝利に貢献できるよう、プレーで示したいと思います。
応援よろしくお願いします!
鹿島としては上田綺世の加入で層の厚くなったFWで、この先出場機会に恵まれぬ事が予想され、鳥栖としては得点力不足に納屋されておるということで、win-winの移籍と言えよう。
金森は身体が強く、キック力があるので、使い方次第では大きく成長するはず。
鳥栖にて大爆発し、J1残留に尽力するのだ。
ゴールの報を待っておる。

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金森選手がサガン鳥栖に期限付き移籍
2019年07月29日(月)
金森 健志選手がサガン鳥栖に期限付き移籍することとなりましたので、お知らせいたします。なお、期限付き移籍期間は2020年1月31日までとなります。
<選手プロフィール>
■選手名: 金森 健志(かなもり・たけし)
■生まれ: 1994年4月4日、福岡県出身
■サイズ: 171センチ、74キロ
■ポジション: FW
■経歴:
若久サッカー少年団-筑陽学園中学-筑陽学園高校-アビスパ福岡(2013)-鹿島ア
ントラーズ(2017)
■公式戦成績:
J1リーグ通算 59試合6得点
J2リーグ通算 99試合21得点
リーグカップ通算 8試合2得点
天皇杯通算 11試合3得点(鹿島では5試合2得点)
AFCチャンピオンズリーグ 16試合1得点
■金森選手コメント
「まずは2年半ありがとうございました!僕はこのクラブとチームメイトが大好きで、ACL制覇をはじめ、アントラーズでのサッカー人生は素晴らしく濃いものでした。このタイミングでの移籍は悔しさや申し訳ない気持ちでいっぱいですが、アントラーズでの経験と自分の思いを次に生かし、また皆さんに成長した姿を見せられるよう頑張ってきます!」
金森健志選手 鹿島アントラーズより期限付き移籍加入のお知らせ
この度、サガン鳥栖では金森健志選手が鹿島アントラーズより期限付き移籍加入しますのでお知らせいたします。
期間は2019年7月30日~2020年1月31日となっております。
なお、金森健志選手は契約により、期限付き移籍期間中はサガン鳥栖と鹿島アントラーズが対戦する全ての公式戦に出場できません。
金森健志選手コメント
自分の持ち味であるスピードや運動量をピッチの中で見せ、1日でも早くサガン鳥栖の勝利に貢献できるよう、プレーで示したいと思います。
応援よろしくお願いします!
尚志高校・染野唯月くん、ストライカーとしての進化を誓う
インターハイ・神村学園高校戦にて同点弾をアシストした尚志高校の染野唯月くんである。
前線にてゴールを背にボールを受け、反転しながらのスルーパス。
素晴らしい。
その状況を染野唯月くんは、「冷静に考えた時に、あのスルーパスは良い選択だった」と振り返る。
そして、「(リードされていたために)高ぶっていて、『自分で行きたい』という気持ちだった。でも、冷静にプレイできたことがスルーパスに繋がった」と語る。
染野唯月くんの冷静な判断力が伝わってくる。
また、自身のプレイスタイルについて、「自分の切り返しが読まれてきている」と分析する。
得意なプレイも単調になっては切れ味も落ちる。
「一個目で無理な体勢でも打たないといけないというのが増えてくるので、FWとして決めるところを一発で仕留める力をもっとつけていけないといけない。当たって入ったりするシーンもよく見られるので、予測して打てば、何か起こると考えて打てればいい」とバリエーションを増やすことを視野に入れておる。
高校最後の年に多くの試合を経て更に成長してくれよう。
楽しみな逸材である。

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尚志FW染野はスルーパスで同点アシスト。“半端ない”FWはDFの警戒超えるための打開策実行へ
19/7/29 06:46

ストライカーとしての進化を誓う尚志高FW染野唯月。(写真協力=高校サッカー年鑑)
[7.28 総体3回戦 尚志高 1-1(PK4-2)神村学園高 吉の浦公園ごさまる陸上競技場]
“半端ない”ストライカーは次のステップを求めていく。尚志高のU-18日本代表FW染野唯月(3年、鹿島内定)は怪我を抱えていることもあって今大会、3試合連続でのベンチスタート。この日は0-1の後半開始からピッチに立ち、同点ゴールをアシストした。
クーリングブレイク直後の後半24分、前線でゴールを背にしたままボールを受けた染野は、反転しながらスルーパス。絶妙なタイミングで抜け出したFW山内大空主将(3年)がGKの鼻先で左足シュートを決めた。
染野は「冷静に考えた時に、あのスルーパスは良い選択だった」と振り返る。「(リードされていたために)高ぶっていて、『自分で行きたい』という気持ちだった。でも、冷静にプレーできたことがスルーパスに繋がった」。相手のマークが集中する中で最良の判断。高いパスセンスも備えるストライカーは自身を囮にする形でチームに歓喜をもたらした。
大仕事をした染野にとってこの3回戦は、FWとしての進化の必要性も感じる試合となった。染野は1月の高校選手権準決勝でハットトリックの活躍。特に切り返し一発でDF3人とGKの逆を取った2点目は「本当に思い通りに行った」というゴールだった。優勝校相手の衝撃的な3発、そして同大会得点王を獲得したFWは、進路である鹿島出身の日本代表FW大迫勇也同様“半端ないストライカー”の代名詞がついた。
染野は、新チームになった後もサニックスカップなどで切り返しからゴールを決めている。だが、知名度が上がるとともに、その切り返しは相手から警戒されることに。この日も切り返しからシュートを狙うシーンがあったが、相手DFがその動きについて来てブロックされた。
染野も「自分の切り返しが読まれてきている」と分析する。その打開策として、「一個目で無理な体勢でも打たないといけないというのが増えてくるので、FWとして決めるところを一発で仕留める力をもっとつけていけないといけない。当たって入ったりするシーンもよく見られるので、予測して打てば、何か起こると考えて打てればいい」と明かした。
この日は、最初のシュート体勢に入った時にブロックされると感じて切り返しを選択。だが、自身のシュート力を信じて強引に打ち切っても良い。また、コンマ数秒速く足を振り抜くことができれば、DFに当てずに決めることができるかもしれない。これまではDFの動きが見えているからこそ、切り返しで逆を取ろうとしていた。だが、判断速くシュートを打つ機会を増やせば、切り返しもまた効果を発揮する可能性が高い。
「きょうは全然打っていないので、1試合2桁くらい打てるように」と染野。警戒される中でもそれを乗り越えてゴールを破るという覚悟を固めた染野が、この後の戦いでどのような活躍を見せるか注目だ。
「自分が良いプレーを出せば、チームも良くなってくると言われている。自分が前向きのプレーを心がけていけば、最終的に自分たちの求めているものを手に入れられると思う」。自身の出場時間が限られている中、着実に進化を遂げているチームメートたちのプレーから刺激を受けている。自身はゴールを。注目FWが、このインターハイでゴールハンターとして覚醒する。
(取材・文 吉田太郎)
前線にてゴールを背にボールを受け、反転しながらのスルーパス。
素晴らしい。
その状況を染野唯月くんは、「冷静に考えた時に、あのスルーパスは良い選択だった」と振り返る。
そして、「(リードされていたために)高ぶっていて、『自分で行きたい』という気持ちだった。でも、冷静にプレイできたことがスルーパスに繋がった」と語る。
染野唯月くんの冷静な判断力が伝わってくる。
また、自身のプレイスタイルについて、「自分の切り返しが読まれてきている」と分析する。
得意なプレイも単調になっては切れ味も落ちる。
「一個目で無理な体勢でも打たないといけないというのが増えてくるので、FWとして決めるところを一発で仕留める力をもっとつけていけないといけない。当たって入ったりするシーンもよく見られるので、予測して打てば、何か起こると考えて打てればいい」とバリエーションを増やすことを視野に入れておる。
高校最後の年に多くの試合を経て更に成長してくれよう。
楽しみな逸材である。

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尚志FW染野はスルーパスで同点アシスト。“半端ない”FWはDFの警戒超えるための打開策実行へ
19/7/29 06:46

ストライカーとしての進化を誓う尚志高FW染野唯月。(写真協力=高校サッカー年鑑)
[7.28 総体3回戦 尚志高 1-1(PK4-2)神村学園高 吉の浦公園ごさまる陸上競技場]
“半端ない”ストライカーは次のステップを求めていく。尚志高のU-18日本代表FW染野唯月(3年、鹿島内定)は怪我を抱えていることもあって今大会、3試合連続でのベンチスタート。この日は0-1の後半開始からピッチに立ち、同点ゴールをアシストした。
クーリングブレイク直後の後半24分、前線でゴールを背にしたままボールを受けた染野は、反転しながらスルーパス。絶妙なタイミングで抜け出したFW山内大空主将(3年)がGKの鼻先で左足シュートを決めた。
染野は「冷静に考えた時に、あのスルーパスは良い選択だった」と振り返る。「(リードされていたために)高ぶっていて、『自分で行きたい』という気持ちだった。でも、冷静にプレーできたことがスルーパスに繋がった」。相手のマークが集中する中で最良の判断。高いパスセンスも備えるストライカーは自身を囮にする形でチームに歓喜をもたらした。
大仕事をした染野にとってこの3回戦は、FWとしての進化の必要性も感じる試合となった。染野は1月の高校選手権準決勝でハットトリックの活躍。特に切り返し一発でDF3人とGKの逆を取った2点目は「本当に思い通りに行った」というゴールだった。優勝校相手の衝撃的な3発、そして同大会得点王を獲得したFWは、進路である鹿島出身の日本代表FW大迫勇也同様“半端ないストライカー”の代名詞がついた。
染野は、新チームになった後もサニックスカップなどで切り返しからゴールを決めている。だが、知名度が上がるとともに、その切り返しは相手から警戒されることに。この日も切り返しからシュートを狙うシーンがあったが、相手DFがその動きについて来てブロックされた。
染野も「自分の切り返しが読まれてきている」と分析する。その打開策として、「一個目で無理な体勢でも打たないといけないというのが増えてくるので、FWとして決めるところを一発で仕留める力をもっとつけていけないといけない。当たって入ったりするシーンもよく見られるので、予測して打てば、何か起こると考えて打てればいい」と明かした。
この日は、最初のシュート体勢に入った時にブロックされると感じて切り返しを選択。だが、自身のシュート力を信じて強引に打ち切っても良い。また、コンマ数秒速く足を振り抜くことができれば、DFに当てずに決めることができるかもしれない。これまではDFの動きが見えているからこそ、切り返しで逆を取ろうとしていた。だが、判断速くシュートを打つ機会を増やせば、切り返しもまた効果を発揮する可能性が高い。
「きょうは全然打っていないので、1試合2桁くらい打てるように」と染野。警戒される中でもそれを乗り越えてゴールを破るという覚悟を固めた染野が、この後の戦いでどのような活躍を見せるか注目だ。
「自分が良いプレーを出せば、チームも良くなってくると言われている。自分が前向きのプレーを心がけていけば、最終的に自分たちの求めているものを手に入れられると思う」。自身の出場時間が限られている中、着実に進化を遂げているチームメートたちのプレーから刺激を受けている。自身はゴールを。注目FWが、このインターハイでゴールハンターとして覚醒する。
(取材・文 吉田太郎)
三竿健斗、「俺がいれば勝てる」と言わせたい
ルヴァン杯オープンドローに参加した三竿健斗である。
準々決勝の対戦相手に浦和を引き当てコメントを発する。
「浦和戦は毎回、強度の高い緊張感のある試合になる。お客さんもたくさん入るので選手としてはうれしい」と注目度の高いカードを歓迎する。
そして、「アウェーでは得点を取って、ホームで無失点で勝つことを意識して上に行きたい。僕が鹿島に来てから取れていないタイトルなので、何が何でも、絶対に取りたい」とH/Aの戦い方とこの大会への意気込みを語る。
“ルヴァン杯”と大会名称が変わってからこのタイトルは手にしておらぬ。
是非とも今季は優勝したい。
また、引退した小笠原満男氏と欧州移籍した昌子源に対して問われると、「やっぱり、あの2人はチームを勝たせることができる選手だった。今までは満男さんや源くんの背中を見て戦っている部分もあったけど、今は自分が『勝たせる』という思いでピッチに立っている」とコメントする。
チームに勝利をもたらせる特別な存在であったことがよくわかる。
そして三竿は、「『俺がいれば勝てる』と言わせたいと僕も思っている。その覚悟はできている」と言い切る。
頼もしい。
満男と源がフュージョンした頼れる男。
多くのタイトルをもたらせてくれよう。
期待しておる。

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鹿島三竿が浦和に雪辱誓う「悔しい思いがある分」
[2019年7月28日19時42分]

準々決勝で対戦する鹿島MF三竿健斗(左)と浦和DF橋岡大樹(撮影・杉山理紗)

左から広島MF東、札幌FW鈴木、東京FW永井、G大阪FW食野、鹿島MF三竿、浦和DF橋岡、名古屋FW相馬、川崎F・MF田中(撮影・杉山理紗)
ルヴァン杯準々決勝の組み合わせ抽選が28日、都内で行われ、ともにアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を勝ち上がっている浦和レッズと鹿島アントラーズが、準々決勝でいきなり顔を合わせることに決まった。
両チームはACLの影響でリーグ戦が一部未消化となっており、31日に今季初対戦する。ACLでも、ともに準決勝に進出すれば戦うことになり、天皇杯も含めると今季は最多7回も対戦する可能性がある。
抽選に参加した鹿島MF三竿は「浦和戦は毎回、強度の高い緊張感のある試合になる。お客さんもたくさん入るので選手としてはうれしい」と歓迎。直近の対戦は昨年12月5日の天皇杯準決勝で、惜しくも敗れて決勝進出を逃しているが、「僕はケガで出ていなかったけど見ていて悔しかったし、あそこで勝ち進めていたら優勝できていたと思う。悔しい思いがある分、それを次の試合やルヴァンで返したい」と力を込めた。
その他のカードは広島-札幌、名古屋-川崎F、東京-G大阪。名古屋風間監督、東京長谷川監督にとってはかつて率いた因縁の“古巣対決”となった。
【杉山理紗】
ルヴァン杯決勝T組み合わせ決定…リーグ王者の川崎は名古屋と激突
2019年7月29日 6時5分スポーツ報知

ルヴァン杯決勝トーナメント組み合わせ
ルヴァン杯決勝トーナメントの組み合わせ抽選が28日、都内のフジテレビで行われ、アジア・チャンピオンズリーグ参戦のため、1次リーグが免除されたリーグ王者の川崎は、風間八宏監督(57)率いる名古屋と激突することが決まった。
過去に4度決勝で敗れた川崎は、初のカップ戦タイトルを狙う。抽選に参加したMF田中碧(20)は「(名古屋は)うまい選手が多いし、楽しみ。リーグ戦では引き分けだったので、次は勝ちたい」と宣言した。
また、準々決勝で浦和とのACL勢対決が決まった鹿島のMF三竿健斗(23)は「浦和とはいつも緊張感ある試合になる。上回りたい」。大会は決勝を除き、ホーム&アウェー方式で開催。リーグ首位のF東京はG大阪と、広島は札幌と対戦する。
「あの2人は勝たせられる選手だった」…鹿島MF三竿健斗の覚悟
19/7/28 17:56

鹿島アントラーズMF三竿健斗
在籍年数は4年目を迎えた。チーム内での立ち位置は徐々に変化してきた。鹿島アントラーズMF三竿健斗は「今年は僕がこのチームを引っ張っていくことを意識してやっている」と先頭に立つことを意識してシーズンを過ごしている。
28日に行われたルヴァン杯プライムステージの組み合わせ抽選会に出席した三竿。準々決勝の対戦相手が浦和に決定し、「いつもすごく緊張感のあるインテンシティーの高い試合になる。そういう試合がまたできると思うと、すごく楽しみ」と意気込みを示すと、トーナメント戦では「アウェーゴールが大事になると思う」と続けている。
「アウェーでは得点を取って、ホームで無失点で勝つことを意識して上に行きたい。僕が鹿島に来てから取れていないタイトルなので、何が何でも、絶対に取りたい」
昨シーズン限りで長年チームをけん引してきた小笠原満男氏が現役を引退し、DF昌子源がフランスへと新天地を求めた。「やっぱり、あの2人はチームを勝たせることができる選手だった。今までは満男さんや源くんの背中を見て戦っている部分もあったけど、今は自分が『勝たせる』という思いでピッチに立っている」との自覚がより強くなってきたようだ。
今夏にはFW鈴木優磨、MF安部裕葵、DF安西幸輝と3人もの主力選手が海外へと飛び立った。戦力ダウンは必至と思われるが、「残っている選手が『俺が勝たせる』という雰囲気が出ているし、チームとしてのまとまりがもう一回強くなりつつある」と決してマイナス面だけではない。そして、三竿自身も「『俺がいれば勝てる』と言わせたいと僕も思っている。その覚悟はできている」と力強く前だけを見据えた。
(取材・文 折戸岳彦)
準々決勝の対戦相手に浦和を引き当てコメントを発する。
「浦和戦は毎回、強度の高い緊張感のある試合になる。お客さんもたくさん入るので選手としてはうれしい」と注目度の高いカードを歓迎する。
そして、「アウェーでは得点を取って、ホームで無失点で勝つことを意識して上に行きたい。僕が鹿島に来てから取れていないタイトルなので、何が何でも、絶対に取りたい」とH/Aの戦い方とこの大会への意気込みを語る。
“ルヴァン杯”と大会名称が変わってからこのタイトルは手にしておらぬ。
是非とも今季は優勝したい。
また、引退した小笠原満男氏と欧州移籍した昌子源に対して問われると、「やっぱり、あの2人はチームを勝たせることができる選手だった。今までは満男さんや源くんの背中を見て戦っている部分もあったけど、今は自分が『勝たせる』という思いでピッチに立っている」とコメントする。
チームに勝利をもたらせる特別な存在であったことがよくわかる。
そして三竿は、「『俺がいれば勝てる』と言わせたいと僕も思っている。その覚悟はできている」と言い切る。
頼もしい。
満男と源がフュージョンした頼れる男。
多くのタイトルをもたらせてくれよう。
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鹿島三竿が浦和に雪辱誓う「悔しい思いがある分」
[2019年7月28日19時42分]

準々決勝で対戦する鹿島MF三竿健斗(左)と浦和DF橋岡大樹(撮影・杉山理紗)

左から広島MF東、札幌FW鈴木、東京FW永井、G大阪FW食野、鹿島MF三竿、浦和DF橋岡、名古屋FW相馬、川崎F・MF田中(撮影・杉山理紗)
ルヴァン杯準々決勝の組み合わせ抽選が28日、都内で行われ、ともにアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を勝ち上がっている浦和レッズと鹿島アントラーズが、準々決勝でいきなり顔を合わせることに決まった。
両チームはACLの影響でリーグ戦が一部未消化となっており、31日に今季初対戦する。ACLでも、ともに準決勝に進出すれば戦うことになり、天皇杯も含めると今季は最多7回も対戦する可能性がある。
抽選に参加した鹿島MF三竿は「浦和戦は毎回、強度の高い緊張感のある試合になる。お客さんもたくさん入るので選手としてはうれしい」と歓迎。直近の対戦は昨年12月5日の天皇杯準決勝で、惜しくも敗れて決勝進出を逃しているが、「僕はケガで出ていなかったけど見ていて悔しかったし、あそこで勝ち進めていたら優勝できていたと思う。悔しい思いがある分、それを次の試合やルヴァンで返したい」と力を込めた。
その他のカードは広島-札幌、名古屋-川崎F、東京-G大阪。名古屋風間監督、東京長谷川監督にとってはかつて率いた因縁の“古巣対決”となった。
【杉山理紗】
ルヴァン杯決勝T組み合わせ決定…リーグ王者の川崎は名古屋と激突
2019年7月29日 6時5分スポーツ報知

ルヴァン杯決勝トーナメント組み合わせ
ルヴァン杯決勝トーナメントの組み合わせ抽選が28日、都内のフジテレビで行われ、アジア・チャンピオンズリーグ参戦のため、1次リーグが免除されたリーグ王者の川崎は、風間八宏監督(57)率いる名古屋と激突することが決まった。
過去に4度決勝で敗れた川崎は、初のカップ戦タイトルを狙う。抽選に参加したMF田中碧(20)は「(名古屋は)うまい選手が多いし、楽しみ。リーグ戦では引き分けだったので、次は勝ちたい」と宣言した。
また、準々決勝で浦和とのACL勢対決が決まった鹿島のMF三竿健斗(23)は「浦和とはいつも緊張感ある試合になる。上回りたい」。大会は決勝を除き、ホーム&アウェー方式で開催。リーグ首位のF東京はG大阪と、広島は札幌と対戦する。
「あの2人は勝たせられる選手だった」…鹿島MF三竿健斗の覚悟
19/7/28 17:56

鹿島アントラーズMF三竿健斗
在籍年数は4年目を迎えた。チーム内での立ち位置は徐々に変化してきた。鹿島アントラーズMF三竿健斗は「今年は僕がこのチームを引っ張っていくことを意識してやっている」と先頭に立つことを意識してシーズンを過ごしている。
28日に行われたルヴァン杯プライムステージの組み合わせ抽選会に出席した三竿。準々決勝の対戦相手が浦和に決定し、「いつもすごく緊張感のあるインテンシティーの高い試合になる。そういう試合がまたできると思うと、すごく楽しみ」と意気込みを示すと、トーナメント戦では「アウェーゴールが大事になると思う」と続けている。
「アウェーでは得点を取って、ホームで無失点で勝つことを意識して上に行きたい。僕が鹿島に来てから取れていないタイトルなので、何が何でも、絶対に取りたい」
昨シーズン限りで長年チームをけん引してきた小笠原満男氏が現役を引退し、DF昌子源がフランスへと新天地を求めた。「やっぱり、あの2人はチームを勝たせることができる選手だった。今までは満男さんや源くんの背中を見て戦っている部分もあったけど、今は自分が『勝たせる』という思いでピッチに立っている」との自覚がより強くなってきたようだ。
今夏にはFW鈴木優磨、MF安部裕葵、DF安西幸輝と3人もの主力選手が海外へと飛び立った。戦力ダウンは必至と思われるが、「残っている選手が『俺が勝たせる』という雰囲気が出ているし、チームとしてのまとまりがもう一回強くなりつつある」と決してマイナス面だけではない。そして、三竿自身も「『俺がいれば勝てる』と言わせたいと僕も思っている。その覚悟はできている」と力強く前だけを見据えた。
(取材・文 折戸岳彦)
ルヴァン杯準々決勝の相手は浦和レッズ
2019年ルヴァン杯準々決勝の組み合わせが決定した。
相手は浦和、第1戦がアウェイ、第2戦がホームとなる。
これは面白い対戦となろう。
浦和は、リーグ戦はホームアウェイとも残しており、ACL、天皇杯も勝ち上がっておる。
今季、これから7回対戦する可能性を持っておる。
奇しくもこの前哨戦ともなるリーグ戦の浦和戦が三日後の7/31に開催される。
これは気持ちが盛り上がる。
この試合に勝利し、ルヴァン杯へ弾みを付けようではないか。
盛り上がる対戦である。

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2019JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝マッチスケジュール確定のお知らせ
2019年07月28日(日)
本日(7/29)、2019JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージのオープンドローが⾏われ、準々決勝のマッチスケジュールが確定しましたのでお知らせいたします。
第1戦 9/4(水)
浦和レッズ vs 鹿島アントラーズ
埼玉スタジアム2002
第2戦 9/8(日)
鹿島アントラーズ vs 浦和レッズ
カシマスタジアム
相手は浦和、第1戦がアウェイ、第2戦がホームとなる。
これは面白い対戦となろう。
浦和は、リーグ戦はホームアウェイとも残しており、ACL、天皇杯も勝ち上がっておる。
今季、これから7回対戦する可能性を持っておる。
奇しくもこの前哨戦ともなるリーグ戦の浦和戦が三日後の7/31に開催される。
これは気持ちが盛り上がる。
この試合に勝利し、ルヴァン杯へ弾みを付けようではないか。
盛り上がる対戦である。

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2019JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝マッチスケジュール確定のお知らせ
2019年07月28日(日)
本日(7/29)、2019JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージのオープンドローが⾏われ、準々決勝のマッチスケジュールが確定しましたのでお知らせいたします。
第1戦 9/4(水)
浦和レッズ vs 鹿島アントラーズ
埼玉スタジアム2002
第2戦 9/8(日)
鹿島アントラーズ vs 浦和レッズ
カシマスタジアム
雨中の綺世
練習する上田綺世である。
公式発表後初の練習は生憎の雨であったが、鋭い眼光で高い集中力を保っておることがわかる。
後ろから見る大岩監督に強いピールが出来たことであろう。
次戦・浦和戦では出場機会が与えられるであろうか。
注目の逸材である。

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午前練習

オフ明けの今日は、パス&コントロールやポゼッショントレーニングを行いました。
公式発表後初の練習は生憎の雨であったが、鋭い眼光で高い集中力を保っておることがわかる。
後ろから見る大岩監督に強いピールが出来たことであろう。
次戦・浦和戦では出場機会が与えられるであろうか。
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午前練習

オフ明けの今日は、パス&コントロールやポゼッショントレーニングを行いました。
地方の会社が「鹿島アントラーズから学ぶべきこと」
鹿島アントラーズFCの経営について記す経済アナリストの中原氏である。
極東の辺境に位置するこのクラブがどのような努力をして成り立ち、成功を収めておるのか。
“軌跡”という言葉で片付けてはならぬ。
多くの経営者がモデルケースとして学習すべきである。
チームの強さとその継続性がクローズアップされる事は多いが、それを支える経営も素晴らしい。
ますます鹿島アントラーズが好きになる。
これからもこのクラブについて勉強していきたい。
素晴らしい企業である。

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地方の会社が「鹿島アントラーズから学ぶべきこと」(前編)
中原圭介 | 経営アドバイザー、経済アナリスト
7/27(土) 10:00

カシマスタジアムの観客の半数は首都圏から訪れている。(写真:ロイター/アフロ)
なぜアントラーズの経営は凄いといえるのか
私は鹿島アントラーズが地方の会社経営(自営業も含む)のお手本になるとずっと考えてきました。経営の常識から判断すれば、茨城県の東端という人口の少ない地域で、Jリーグのトップリーグ(J1)で優勝争いをするクラブ運営ができているのは凄いことだからです。
サッカー業界では以前から、クラブチームの商圏(マーケット)は半径30キロだといわれています。アントラーズの本拠地がある鹿嶋市は人口が6万7千人、半径30キロの同心円の半分は海(太平洋)と地理的にも厳しく、マーケットには78万人しか住んでいないのです。
プロサッカー球団の経営をするためには、マーケットが最低100万人いないと成り立たないといわれています。たとえば、FC東京のマーケットには2300万人、浦和レッズには1700万人~1800万人が住んでいます。経済合理性から考えたらありえない状況のなかで、アントラーズが存続してきたこと自体が奇跡に近いというわけです。
マーケットが小さいのに、Jリーグで最も成功を収めている秘訣とは
人口が少ない地域で成功を収めている秘訣は、マーケットの外から顧客を呼ぶことができているということです。それは、最大の収入源であるカシマスタジアムの観客数の内訳を見れば一目瞭然です。
カシマスタジアムの平均観客数は約2万人ですが、実は半径30キロのマーケット内からの観客数は全体の25%を占めているに過ぎません。マーケット外の茨城県や北関東からの観客数が25%、東京23区などの首都圏からの観客数が50%というのが、アントラーズの顧客シェアになっているのです。
なぜ茨城県の東端にあるチームにわざわざ首都圏から半数もの観客が訪れるのかというと、それはアントラーズが常に優勝争いができる強いチームであるからです。だからこそアントラーズは、徹底的に勝利にこだわって強いチームづくりを進めてきたというわけです。
茨城のチームを応援するのは東京のチームを応援するよりも、時間と体力とお金を使います。そういう顧客に渋滞の中でも満足して帰ってもらえるようにと、アントラーズの選手全員に勝ちへのこだわりとファンへの感謝の気持ちが浸透しているといいます。
世界のトップと勝負するためには、売り上げを上げていくしかない
鹿島アントラーズの鈴木秀樹取締役事業部長によれば、J1で親会社から自立したうえで優勝しようとしたら、とにかく売り上げを伸ばしていくしかないといいます。昨年度のJ1の18チームの平均売り上げが30億円に達しない状況下で、日本のチームが世界のトップチームと互角の勝負をするためには、将来的に100億円を目指さなければならないというのです。
FIFA(国際サッカー連盟)はクラブワールドカップなどの大会に参加する各チームにパッケージとして50人分の費用を出しています。選手以外にもメディカルスタッフをはじめ様々な役割のスタッフが必要になるからです。鈴木氏がそこで驚きだったのは、レアル・マドリードが周辺のスタッフだけで50人を大幅に超える人数を連れてきていたということです。
クラブワールドカップでレアル・マドリードに2回負けてわかったのは、選手の技術力の差は別として、スタッフの差の部分だけでも埋めなければアントラーズがレアルに勝ちたいとは言えないということです。そのために、売り上げ規模で100億円を目指そうということになったといいます。
前年度はAFCチャンピオンズリーグの優勝で約4.5億円、クラブワールドカップのベスト4で約2.3億円の賞金が入ってきたため、クラブとして売り上げが初めて70億円台を達成することができたということです。今後のアントラーズが志すのは、顧客を満足させるために勝つ、それによって売り上げを増やしていく、この好循環を実現していくことだといいます。
マーケティングに人手と時間を惜しまない
そこでマーケティングが重要な要素になってくるわけですが、アントラーズはすでにアメリカのプロスポーツチームのデジタル戦略を模倣して、国内で試行錯誤を繰り返してきました。Jリーグのチームで初めてスタジアム内にハイスペックWi-Fiを導入し、インターネットの環境整備にも余念がありません。
デジタル戦略を推し進めた成果として、ファンに関する様々な調査によってデータが蓄積していき、新しいアイデアが次々と生まれているといいます。こういうアイデアを実行すれば、こういう結果が出るということが予想しやすくなったというのです。仮に予想が外れて思わしくない結果が出れば、次回からやめればいいというわけです。
10年以上前にはスポンサーからチラシを配るように依頼され、その効果があるのか疑わしい中で多くの人員を使って配っていましたが、デジタル戦略を駆使するようになってからは、逆にこちらからスポンサーに「デジタルクーポン」を配ろうと提案できるようになったといいます。データの裏付けがあるならばスポンサーは賛同してくれますし、コストが安いゆえに失敗しても次は成功しようと前向きに考えられるというのです。
デジタル技術の進化が日進月歩で進み、マーケティングの結果に基づいて以前の数分の一のコストでビジネスができることは、アントラーズにとって売り上げを伸ばす原動力となっています。ただし、決してアナログの調査を軽視することなく、デジタルとアナログの両方の調査には、人手と時間を惜しまずにかけているということです。
アントラーズは地方の会社経営のお手本になる
私は、アントラーズのデジタル戦略は地方の会社経営にとってお手本になると思っております。人口の減少度合いが大きい地方で経営をすればするほど、デジタルを駆使しなければならないということ、マーケティングに労力と時間をかけなければならないということ、この二つの要素が重要であると考えております。
これまでの地方の会社経営では、とりわけ小売業では商圏(マーケット)で何事も考える傾向があったため、距離というものが絶対的に大事な尺度になっていました。ところが、デジタルを駆使すれば距離はあまり意識する必要がないことがわかってきています。地方の経営者に最も求められるのは、マーケティングの結果をもとに、顧客の興味を引きつけるアイデアや仕掛けを次々とつくっていくことなのです。
地方の会社が「鹿島アントラーズから学ぶべきこと」(後編)
中原圭介 | 経営アドバイザー、経済アナリスト
7/28(日) 8:45

鹿島アントラーズの経営は地方の会社経営のお手本になるだろう。(写真:アフロスポーツ)
アントラーズは「町おこし」で始まったチームだった
前回の記事(前編)では、アントラーズが地方の会社経営のお手本となる秘訣として、デジタルを駆使しながらマーケティングに労力と時間をかけていることについて述べました。アントラーズの前年度の売り上げはクラブとして初めて70億円台に達し、今後は100億円を目指して会社と選手が一丸となって邁進しているそうです。
アントラーズが発足した25年前には、そのような売り上げを伸ばそうという発想はまったくなかったといいます。親会社の住友金属(現在の日本製鉄)や鹿島臨海工業地帯に進出した企業の方針に従って、町おこしをしようと始まったクラブチームだったからです。そういう経緯があったため、アントラーズの経営陣は親会社や鹿島進出企業がしっかりとチームを支援してくれるだろうと思っていたというのです。
ところが意外にも、Jリーグのクラブチームとしてスタートした直後から、親会社や鹿島進出企業が「イニシャルコスト(初期費用)は出すが、ランニングコスト(運営費用)は何とか自らで稼げるようになりなさい」と自立した経営を促されたといいます。他のJリーグのチームとは異なり初めから厳しい現実に直面し、それでは一生懸命稼ぐしかないだろうと腹をくくったということです。
アントラーズが生き残ることができたのは、強い危機意識があったからこそ
これまでアントラーズの経営を支えてきたのは、25年ものあいだ常に「明日、つぶれるかもしれない」と考えながら、強い危機意識を持ってやってきたということです。商圏(マーケット)が他のチームと比べて圧倒的に小さいために、「つぶれないためには、勝つしかない」「勝つためには、何をなすべきか」といった思考回路のもとに、強いチームづくりと売り上げの伸びの両立を目標として運営されてきたのです。
Jリーグが誕生した当時のクラブチーム(10チーム)は親会社の単なる広告・宣伝部門と見なされていたのですが、今でもJ1からJ3までの55チームのうち、経営的に親会社から自立できているチームはほとんどありません。日本のプロスポーツチームの経営はその親会社がある程度は補填して成り立っているので、そういった意味では、アントラーズは稀有な存在だったといえるでしょう。
ただし、アントラーズと同じように町おこしで始めた小さなクラブの中には、今現在、しっかりと自立できているチームもあります。たとえば、J1に昇格して優勝を目指そうとしたりしなければ、運営にかかる規模や経費を縮小しながら、稼げる範囲でクラブ経営をすることは可能です。しかし、Jリーグの発足時は1リーグ10チームしかなかったこともあり、当時は縮小均衡という状況は考えられなかったといいます。
技術の進歩に合わせて、時代の変化に敏感にならなければならない
携帯電話(スマートフォン)の世界では、あと数年のうちに第5世代移動通信システム(5G)が普及し始めるといわれていますが、それは携帯の通信システムが第4世代から第5世代に変化するまでに10年程度しかかからない計算になります。人間の世代が1つ変わるのに30年程度かかるのと比べて、デジタル通信は10年程度で1世代進むのだから、アントラーズの経営も同じ早さで進化していかなければ、世の中の変化のスピードについていけなくなるという緊迫感を持っているといいます。
その一方で、今の経営陣がいくら頑張ったとしても10年後~20年後には誰もいなくなるので、会社に新しい人材を次々と入れて成長させていかなければ、遅かれ早かれビジネスの現場では後れを取ってしまいます。時代の変化に敏感になっていなければ、その変化に気づいた時に適応しようとしても、すでに手遅れになってしまうという危機意識も持っているといいます。
アントラーズの経営陣は、サッカーにかぎらずプロスポーツはエンターテインメント・ビジネスかつコンシューマー・ビジネスの中心にいると自覚しています。だからこそ、アントラーズが嫌いになったといわれないように、顧客のニーズに対して絶えず手抜きをするわけにはいかないというのです。プロスポーツチームはデジタル戦略で顧客のニーズに鋭敏に対応しながら、ビジネスのやり方を変化させていく必要があるというわけです。
会社経営は10年後、20年後を予測して取り組まなければならない
私は、会社の経営者は10年あるいは20年スパンで未来を予測して対応していかねばならないと思っています。とりわけ地方の会社経営者は10年後や20年後に人口が具体的にどれだけ減るのかということを意識しながら、戦略的に事業を縮小して利益が出やすい体質に変えていかなければなりません。今からそういった備えを怠れば、地方の会社が生き残ることは難しいのではないでしょうか。
それに加えて私は、アントラーズが会社としていつも考えているように、10年後の顧客の変化を予想しなければこれからビジネスはできないという意識が欠かせないと考えています。10年後の社会はどう変わっているのだろうか、10年後の顧客のライフスタイルはどう変わっているだろうか予測をしながら、今から少しずつ準備をしていかなければならないのです。
アントラーズの鈴木秀樹取締役事業部長は社員たちに対して「その仕事をやることによって、10年後はどうなっているの?」という問いかけをいつもしているそうですが、考えることができる社員はきちんと考えていて、「10年後はこうなるから、今はこの仕事をやるのです」と答えてくれるといいます。それは、社員の中でも「変化に気づいてから対応しても遅すぎるだろう」という考えが共有されていることを示しています。
人口減少社会に対応した「縮む戦略」の有効性
アントラーズが将来を見据えて成し遂げたいのは、カシマスタジアムの収容能力を現在の4万人から2万5000人に大幅に落としたいということです。2002年に日韓ワールドカップがすでに開催され、2020年に東京オリンピックが終わった後は、ワールドカップやオリンピックに適応できる収容能力は維持する必要がないと考えているというのです。
アントラーズの構想では、最大利益を得るための適正な収容能力は2万5000人であり、そのうち5000人分をスイートボックス(いわゆるVIP席)にしたいということです。ヨーロッパでは2割のエグゼクティブの入場料収入が全体の収入の8割を占めるという手法が成り立っていることを鑑みれば、スイートボックスを5000席にすることで収益は今よりもずっと上がるといいます。
私もその考え方には大いに賛成です。人口減少社会に備えて戦略的に縮小していくと同時に、付加価値が高いスイートボックスを増やすことで収益力が高まるというのは、感覚的に正しいと思っています。ただし、私がスイートボックスで観戦した経験からいえば、スイートボックスはもっと豪華なつくりにして、茨城だけでなく首都圏の経営者たちが集まるサロンみたいな場所にしたらおもしろいだろうと思い描いています。
地方の会社経営はアントラーズを参考にしよう
鹿島アントラーズの運営が上手くいっている理由について、前編と後編の2回にわたって述べてきましたが、これは人口減少が加速している地方の会社経営にとって非常に重要な内容であります。今回のお話の内容が地方の経営者の心に響いて行動を起こすきっかけになってもらえれば幸いであると思っています。
極東の辺境に位置するこのクラブがどのような努力をして成り立ち、成功を収めておるのか。
“軌跡”という言葉で片付けてはならぬ。
多くの経営者がモデルケースとして学習すべきである。
チームの強さとその継続性がクローズアップされる事は多いが、それを支える経営も素晴らしい。
ますます鹿島アントラーズが好きになる。
これからもこのクラブについて勉強していきたい。
素晴らしい企業である。

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地方の会社が「鹿島アントラーズから学ぶべきこと」(前編)
中原圭介 | 経営アドバイザー、経済アナリスト
7/27(土) 10:00

カシマスタジアムの観客の半数は首都圏から訪れている。(写真:ロイター/アフロ)
なぜアントラーズの経営は凄いといえるのか
私は鹿島アントラーズが地方の会社経営(自営業も含む)のお手本になるとずっと考えてきました。経営の常識から判断すれば、茨城県の東端という人口の少ない地域で、Jリーグのトップリーグ(J1)で優勝争いをするクラブ運営ができているのは凄いことだからです。
サッカー業界では以前から、クラブチームの商圏(マーケット)は半径30キロだといわれています。アントラーズの本拠地がある鹿嶋市は人口が6万7千人、半径30キロの同心円の半分は海(太平洋)と地理的にも厳しく、マーケットには78万人しか住んでいないのです。
プロサッカー球団の経営をするためには、マーケットが最低100万人いないと成り立たないといわれています。たとえば、FC東京のマーケットには2300万人、浦和レッズには1700万人~1800万人が住んでいます。経済合理性から考えたらありえない状況のなかで、アントラーズが存続してきたこと自体が奇跡に近いというわけです。
マーケットが小さいのに、Jリーグで最も成功を収めている秘訣とは
人口が少ない地域で成功を収めている秘訣は、マーケットの外から顧客を呼ぶことができているということです。それは、最大の収入源であるカシマスタジアムの観客数の内訳を見れば一目瞭然です。
カシマスタジアムの平均観客数は約2万人ですが、実は半径30キロのマーケット内からの観客数は全体の25%を占めているに過ぎません。マーケット外の茨城県や北関東からの観客数が25%、東京23区などの首都圏からの観客数が50%というのが、アントラーズの顧客シェアになっているのです。
なぜ茨城県の東端にあるチームにわざわざ首都圏から半数もの観客が訪れるのかというと、それはアントラーズが常に優勝争いができる強いチームであるからです。だからこそアントラーズは、徹底的に勝利にこだわって強いチームづくりを進めてきたというわけです。
茨城のチームを応援するのは東京のチームを応援するよりも、時間と体力とお金を使います。そういう顧客に渋滞の中でも満足して帰ってもらえるようにと、アントラーズの選手全員に勝ちへのこだわりとファンへの感謝の気持ちが浸透しているといいます。
世界のトップと勝負するためには、売り上げを上げていくしかない
鹿島アントラーズの鈴木秀樹取締役事業部長によれば、J1で親会社から自立したうえで優勝しようとしたら、とにかく売り上げを伸ばしていくしかないといいます。昨年度のJ1の18チームの平均売り上げが30億円に達しない状況下で、日本のチームが世界のトップチームと互角の勝負をするためには、将来的に100億円を目指さなければならないというのです。
FIFA(国際サッカー連盟)はクラブワールドカップなどの大会に参加する各チームにパッケージとして50人分の費用を出しています。選手以外にもメディカルスタッフをはじめ様々な役割のスタッフが必要になるからです。鈴木氏がそこで驚きだったのは、レアル・マドリードが周辺のスタッフだけで50人を大幅に超える人数を連れてきていたということです。
クラブワールドカップでレアル・マドリードに2回負けてわかったのは、選手の技術力の差は別として、スタッフの差の部分だけでも埋めなければアントラーズがレアルに勝ちたいとは言えないということです。そのために、売り上げ規模で100億円を目指そうということになったといいます。
前年度はAFCチャンピオンズリーグの優勝で約4.5億円、クラブワールドカップのベスト4で約2.3億円の賞金が入ってきたため、クラブとして売り上げが初めて70億円台を達成することができたということです。今後のアントラーズが志すのは、顧客を満足させるために勝つ、それによって売り上げを増やしていく、この好循環を実現していくことだといいます。
マーケティングに人手と時間を惜しまない
そこでマーケティングが重要な要素になってくるわけですが、アントラーズはすでにアメリカのプロスポーツチームのデジタル戦略を模倣して、国内で試行錯誤を繰り返してきました。Jリーグのチームで初めてスタジアム内にハイスペックWi-Fiを導入し、インターネットの環境整備にも余念がありません。
デジタル戦略を推し進めた成果として、ファンに関する様々な調査によってデータが蓄積していき、新しいアイデアが次々と生まれているといいます。こういうアイデアを実行すれば、こういう結果が出るということが予想しやすくなったというのです。仮に予想が外れて思わしくない結果が出れば、次回からやめればいいというわけです。
10年以上前にはスポンサーからチラシを配るように依頼され、その効果があるのか疑わしい中で多くの人員を使って配っていましたが、デジタル戦略を駆使するようになってからは、逆にこちらからスポンサーに「デジタルクーポン」を配ろうと提案できるようになったといいます。データの裏付けがあるならばスポンサーは賛同してくれますし、コストが安いゆえに失敗しても次は成功しようと前向きに考えられるというのです。
デジタル技術の進化が日進月歩で進み、マーケティングの結果に基づいて以前の数分の一のコストでビジネスができることは、アントラーズにとって売り上げを伸ばす原動力となっています。ただし、決してアナログの調査を軽視することなく、デジタルとアナログの両方の調査には、人手と時間を惜しまずにかけているということです。
アントラーズは地方の会社経営のお手本になる
私は、アントラーズのデジタル戦略は地方の会社経営にとってお手本になると思っております。人口の減少度合いが大きい地方で経営をすればするほど、デジタルを駆使しなければならないということ、マーケティングに労力と時間をかけなければならないということ、この二つの要素が重要であると考えております。
これまでの地方の会社経営では、とりわけ小売業では商圏(マーケット)で何事も考える傾向があったため、距離というものが絶対的に大事な尺度になっていました。ところが、デジタルを駆使すれば距離はあまり意識する必要がないことがわかってきています。地方の経営者に最も求められるのは、マーケティングの結果をもとに、顧客の興味を引きつけるアイデアや仕掛けを次々とつくっていくことなのです。
地方の会社が「鹿島アントラーズから学ぶべきこと」(後編)
中原圭介 | 経営アドバイザー、経済アナリスト
7/28(日) 8:45

鹿島アントラーズの経営は地方の会社経営のお手本になるだろう。(写真:アフロスポーツ)
アントラーズは「町おこし」で始まったチームだった
前回の記事(前編)では、アントラーズが地方の会社経営のお手本となる秘訣として、デジタルを駆使しながらマーケティングに労力と時間をかけていることについて述べました。アントラーズの前年度の売り上げはクラブとして初めて70億円台に達し、今後は100億円を目指して会社と選手が一丸となって邁進しているそうです。
アントラーズが発足した25年前には、そのような売り上げを伸ばそうという発想はまったくなかったといいます。親会社の住友金属(現在の日本製鉄)や鹿島臨海工業地帯に進出した企業の方針に従って、町おこしをしようと始まったクラブチームだったからです。そういう経緯があったため、アントラーズの経営陣は親会社や鹿島進出企業がしっかりとチームを支援してくれるだろうと思っていたというのです。
ところが意外にも、Jリーグのクラブチームとしてスタートした直後から、親会社や鹿島進出企業が「イニシャルコスト(初期費用)は出すが、ランニングコスト(運営費用)は何とか自らで稼げるようになりなさい」と自立した経営を促されたといいます。他のJリーグのチームとは異なり初めから厳しい現実に直面し、それでは一生懸命稼ぐしかないだろうと腹をくくったということです。
アントラーズが生き残ることができたのは、強い危機意識があったからこそ
これまでアントラーズの経営を支えてきたのは、25年ものあいだ常に「明日、つぶれるかもしれない」と考えながら、強い危機意識を持ってやってきたということです。商圏(マーケット)が他のチームと比べて圧倒的に小さいために、「つぶれないためには、勝つしかない」「勝つためには、何をなすべきか」といった思考回路のもとに、強いチームづくりと売り上げの伸びの両立を目標として運営されてきたのです。
Jリーグが誕生した当時のクラブチーム(10チーム)は親会社の単なる広告・宣伝部門と見なされていたのですが、今でもJ1からJ3までの55チームのうち、経営的に親会社から自立できているチームはほとんどありません。日本のプロスポーツチームの経営はその親会社がある程度は補填して成り立っているので、そういった意味では、アントラーズは稀有な存在だったといえるでしょう。
ただし、アントラーズと同じように町おこしで始めた小さなクラブの中には、今現在、しっかりと自立できているチームもあります。たとえば、J1に昇格して優勝を目指そうとしたりしなければ、運営にかかる規模や経費を縮小しながら、稼げる範囲でクラブ経営をすることは可能です。しかし、Jリーグの発足時は1リーグ10チームしかなかったこともあり、当時は縮小均衡という状況は考えられなかったといいます。
技術の進歩に合わせて、時代の変化に敏感にならなければならない
携帯電話(スマートフォン)の世界では、あと数年のうちに第5世代移動通信システム(5G)が普及し始めるといわれていますが、それは携帯の通信システムが第4世代から第5世代に変化するまでに10年程度しかかからない計算になります。人間の世代が1つ変わるのに30年程度かかるのと比べて、デジタル通信は10年程度で1世代進むのだから、アントラーズの経営も同じ早さで進化していかなければ、世の中の変化のスピードについていけなくなるという緊迫感を持っているといいます。
その一方で、今の経営陣がいくら頑張ったとしても10年後~20年後には誰もいなくなるので、会社に新しい人材を次々と入れて成長させていかなければ、遅かれ早かれビジネスの現場では後れを取ってしまいます。時代の変化に敏感になっていなければ、その変化に気づいた時に適応しようとしても、すでに手遅れになってしまうという危機意識も持っているといいます。
アントラーズの経営陣は、サッカーにかぎらずプロスポーツはエンターテインメント・ビジネスかつコンシューマー・ビジネスの中心にいると自覚しています。だからこそ、アントラーズが嫌いになったといわれないように、顧客のニーズに対して絶えず手抜きをするわけにはいかないというのです。プロスポーツチームはデジタル戦略で顧客のニーズに鋭敏に対応しながら、ビジネスのやり方を変化させていく必要があるというわけです。
会社経営は10年後、20年後を予測して取り組まなければならない
私は、会社の経営者は10年あるいは20年スパンで未来を予測して対応していかねばならないと思っています。とりわけ地方の会社経営者は10年後や20年後に人口が具体的にどれだけ減るのかということを意識しながら、戦略的に事業を縮小して利益が出やすい体質に変えていかなければなりません。今からそういった備えを怠れば、地方の会社が生き残ることは難しいのではないでしょうか。
それに加えて私は、アントラーズが会社としていつも考えているように、10年後の顧客の変化を予想しなければこれからビジネスはできないという意識が欠かせないと考えています。10年後の社会はどう変わっているのだろうか、10年後の顧客のライフスタイルはどう変わっているだろうか予測をしながら、今から少しずつ準備をしていかなければならないのです。
アントラーズの鈴木秀樹取締役事業部長は社員たちに対して「その仕事をやることによって、10年後はどうなっているの?」という問いかけをいつもしているそうですが、考えることができる社員はきちんと考えていて、「10年後はこうなるから、今はこの仕事をやるのです」と答えてくれるといいます。それは、社員の中でも「変化に気づいてから対応しても遅すぎるだろう」という考えが共有されていることを示しています。
人口減少社会に対応した「縮む戦略」の有効性
アントラーズが将来を見据えて成し遂げたいのは、カシマスタジアムの収容能力を現在の4万人から2万5000人に大幅に落としたいということです。2002年に日韓ワールドカップがすでに開催され、2020年に東京オリンピックが終わった後は、ワールドカップやオリンピックに適応できる収容能力は維持する必要がないと考えているというのです。
アントラーズの構想では、最大利益を得るための適正な収容能力は2万5000人であり、そのうち5000人分をスイートボックス(いわゆるVIP席)にしたいということです。ヨーロッパでは2割のエグゼクティブの入場料収入が全体の収入の8割を占めるという手法が成り立っていることを鑑みれば、スイートボックスを5000席にすることで収益は今よりもずっと上がるといいます。
私もその考え方には大いに賛成です。人口減少社会に備えて戦略的に縮小していくと同時に、付加価値が高いスイートボックスを増やすことで収益力が高まるというのは、感覚的に正しいと思っています。ただし、私がスイートボックスで観戦した経験からいえば、スイートボックスはもっと豪華なつくりにして、茨城だけでなく首都圏の経営者たちが集まるサロンみたいな場所にしたらおもしろいだろうと思い描いています。
地方の会社経営はアントラーズを参考にしよう
鹿島アントラーズの運営が上手くいっている理由について、前編と後編の2回にわたって述べてきましたが、これは人口減少が加速している地方の会社経営にとって非常に重要な内容であります。今回のお話の内容が地方の経営者の心に響いて行動を起こすきっかけになってもらえれば幸いであると思っています。
尚志・FW染野唯月が鹿島内定で変化した勝利への意識
インターハイ3回戦にコマを進めた尚志高校の染野唯月くんを取材したサッカーダイジェストの手塚記者である。
強豪校を牽引する責任感を口にする。
また、鈴木優磨よりアドバイスがあったことを語る。
「ゴール前に入っていく回数を増やせって前に会ったときに話してくれて、自分もゴール前に入る回数っていうのをもっともっと増やしていければ、もっと良い選手になれるのかなと思います」。
欧州移籍を果たした鈴木優磨の助言により、染野唯月くんは更に成長してくれよう。
来季より入団の鹿島では優磨以上の活躍を期待したい。
楽しみにしておる。

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尚志・FW染野唯月が鹿島内定で変化した勝利への意識。鈴木優磨からのアドバイスも
手塚集斗(サッカーダイジェストWeb)
2019年07月28日
尚志とプロの共通点は多くの人間の上でプレーしているという責任

染野は鹿島への入団が内定してから自身の意識に様々な変化があったという。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
7月27日、インターハイの2回戦に挑んだ尚志(福島)は、東海大相模(神奈川2)と対戦。後半アディショナルタイムの勝ち越し弾で3-2で勝利し、3回戦に駒を進めた。
鹿島アントラーズに入団が内定しているFW染野唯月は、この試合に後半から出場し、巧みなポストワークから攻撃のリズムを生み、勝利に貢献した。
染野は高校サッカー屈指のストライカーで、インターハイでも得点王候補として注目を集めている。来季からプロの世界で戦うことが決まり、勝利への意識にも変化があった。
「鹿島は常勝軍団という強いイメージがあるので、尚志も常に勝ち続けなければいけないチームになっていければいいと思います」
また、尚志でプレーする上では、プロの世界に似た良い意味でのプレッシャーがあると染野は話す。それは多くの人間が関わるなか、その代表としてプレーしているという責任だ。
「尚志の部員は百何名いて、責任っていうのがあります。その中で背負っているものっていうのが大きいと思うので、17人っていうトップチームの中で、入れなかった人たちの分まで戦っている気持ちっていうのが勝ちに繋がる要因なのかなと思います」
さらに染野には自身のゴールへの意識にも変化があった。同じストライカーであるベルギーのシント=トロイデンに移籍した鈴木優磨にはアドバイスをもらったという。
「ゴール前に入っていく回数を増やせって前に会ったときに話してくれて、自分もゴール前に入る回数っていうのをもっともっと増やしていければ、もっと良い選手になれるのかなと思います」
すでに驚異的な決定力を誇り、高校サッカー屈指の逸材として注目されている染野。今後もさらに様々な経験をして成長していくであろうストライカーから引き続き目が離せない。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
強豪校を牽引する責任感を口にする。
また、鈴木優磨よりアドバイスがあったことを語る。
「ゴール前に入っていく回数を増やせって前に会ったときに話してくれて、自分もゴール前に入る回数っていうのをもっともっと増やしていければ、もっと良い選手になれるのかなと思います」。
欧州移籍を果たした鈴木優磨の助言により、染野唯月くんは更に成長してくれよう。
来季より入団の鹿島では優磨以上の活躍を期待したい。
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尚志・FW染野唯月が鹿島内定で変化した勝利への意識。鈴木優磨からのアドバイスも
手塚集斗(サッカーダイジェストWeb)
2019年07月28日
尚志とプロの共通点は多くの人間の上でプレーしているという責任

染野は鹿島への入団が内定してから自身の意識に様々な変化があったという。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
7月27日、インターハイの2回戦に挑んだ尚志(福島)は、東海大相模(神奈川2)と対戦。後半アディショナルタイムの勝ち越し弾で3-2で勝利し、3回戦に駒を進めた。
鹿島アントラーズに入団が内定しているFW染野唯月は、この試合に後半から出場し、巧みなポストワークから攻撃のリズムを生み、勝利に貢献した。
染野は高校サッカー屈指のストライカーで、インターハイでも得点王候補として注目を集めている。来季からプロの世界で戦うことが決まり、勝利への意識にも変化があった。
「鹿島は常勝軍団という強いイメージがあるので、尚志も常に勝ち続けなければいけないチームになっていければいいと思います」
また、尚志でプレーする上では、プロの世界に似た良い意味でのプレッシャーがあると染野は話す。それは多くの人間が関わるなか、その代表としてプレーしているという責任だ。
「尚志の部員は百何名いて、責任っていうのがあります。その中で背負っているものっていうのが大きいと思うので、17人っていうトップチームの中で、入れなかった人たちの分まで戦っている気持ちっていうのが勝ちに繋がる要因なのかなと思います」
さらに染野には自身のゴールへの意識にも変化があった。同じストライカーであるベルギーのシント=トロイデンに移籍した鈴木優磨にはアドバイスをもらったという。
「ゴール前に入っていく回数を増やせって前に会ったときに話してくれて、自分もゴール前に入る回数っていうのをもっともっと増やしていければ、もっと良い選手になれるのかなと思います」
すでに驚異的な決定力を誇り、高校サッカー屈指の逸材として注目されている染野。今後もさらに様々な経験をして成長していくであろうストライカーから引き続き目が離せない。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
内田篤人が振り返る「W杯メンバー落ち」の真実
内田篤人 悲痛と希望の3144日からの抜粋である。
篤人がロシアW杯を真剣に目指し、そして叶わなかった記録がここにある。
サッカー選手の目指す場所がどこなのか、篤人がどのような気持ちで温かが伝わってくる。
是非とも全編を読んで欲しい。
「内田篤人 悲痛と希望の3144日」、必読である。

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監督室でぽろぽろと涙を流したあの日……内田篤人が振り返る「W杯メンバー落ち」の真実
ブラジルでの悔しさを晴らすのは、ロシアだと思っていた
了戒 美子
2018年、長らく拠点としていたドイツから帰国し、古巣・鹿島アントラーズに復帰した内田篤人。2014年のW杯ブラジル大会では本田圭佑、長友佑都、香川真司らとともにチームを牽引したがグループステージで敗退。その悔しさを糧に、2018年のW杯ロシア大会を目指した。
だが、ブラジル大会前に負った右膝のけがに、その後の4年間はずっと苦しめられた。ロシア大会直前まで懸命にリハビリを行い、周囲の協力もあおぎ、なりふり構わずメンバー入りを目指したが叶うことはなかった。
当時の様子を、今年3月に上梓した「内田篤人 悲痛と希望の3144日」から、一部紹介する。
◆◆
W杯を目指せば目指すほど酷使する身体との闘い
シーズン初戦の2月14日ホームのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第1節・上海申花戦にフル出場、続くアウェイの水原三星ブルーウィングス戦には同行しなかったが、25日のJリーグ開幕節・清水エスパルス戦で再び先発し84分までプレーした。上海申花戦で太もも前の肉離れをしており、テーピングをしながらのJ開幕戦だった。
「痛いけど、もも前ってテーピングしちゃえば試合できちゃうんだよね」

高校卒業後にプロとなってからドイツに渡るまで在籍していた鹿島アントラーズ時代 ©文藝春秋
試合でプレーはできるが、負傷を治すことを考えれば休むにこしたことはない。だが、なるべく多くの試合に出てワールドカップ(W杯)のためにアピールしなくては、ということが常に脳裏にあった。だが、このシーズンも復帰と負傷を繰り返した。膝蓋腱も大腿二頭筋腱も問題はない。ただ、試合が少し続き負荷がかかるとどこかで肉離れが起きることの繰り返しだった。
「お前が諦めてどうするんだ」後輩を励ましながら粘り続けた
それでもリハビリ仲間であり、”舎弟”と呼ぶ清武弘嗣と励まし合いながらW杯を目指した。
「キヨは何回もふくらはぎをやっていて、半分くらい心が折れていたから。『待て待て、がんばろうぜ』って言い合ってね。キヨって予選の時なんか(香川)シンジよりポジションとっていたこともあるじゃん。W杯まで3ヵ月になって、諦めてどうすんだよって。サッカー人生やっててW杯目指せるなんて、今後こんなチャンスあるか分からないぞ。だから、がんばろうぜ。やれることは全部やろうぜって言ってね」
清武にも内田にも互いの存在は支えになった。

2014年のW杯ブラジル大会直前のコンフェデレーションズカップでは、強豪・ブラジルと対戦した ©文藝春秋
「最後の最後まで俺もアツトくんも、W杯目指していました。俺は何回も諦めましたけどね。17年は4回、18年も4~5回は負傷離脱しているんですよ。でも、アツトくんが『オレは2年間プレーしてない中でまだ目指すんだから、お前が諦めてどうすんだ。4週間とか5週間の怪我を、確かに何回もしているけど、何を諦めてるんだ』って言ってくれて。『オレとお前は、最後に滑り込みだ、絶対』。俺が2月にふくらはぎをやった時でさえ、『最後の最後、5月14日に、35人決定だからとりあえず粘れ』っていう感じでしたよ」
「まず電撃メンバー入り」しかし予想だにしない”監督交代劇”
目指すは大逆転での電撃メンバー入りだ。日本代表メンバーは3つの段階を踏んで23人に絞り込まれることになっていた。まずは5月14日に国際サッカー連盟(FIFA)に35人の予備登録リストを提出する。このメンバーは非公表だ。ついで、18日に、30日に国内で行われる壮行試合・ガーナ戦のメンバー27人が発表される。この時点でメンバーに入っていなければ、基本的にロシア行きはない。最後はガーナ戦翌日にロシアに行く正式なメンバー23人が発表される。とりあえず27人に入れば、23人が発表されるまでの間に多少怪我を治せるという算段だ。2人は同じ目標に向かって、手を携えていた。

トレーニングをする内田 ©文藝春秋
ところが肝心の日本代表は過去に例をみない緊急事態に陥っていた。3月の欧州遠征で振るわなかったことを受けて、4月にヴァヒド・ハリルホジッチ日本代表監督の解任と西野朗・新監督就任が発表された。
確かにハリルホジッチは、コミュニケーションの取りづらい監督であり、戦術の方向性も日本人に合っているのかという点でも批判の対象になった。つまりは、うまくいっているとは言い難かったわけだ。結果的に、この監督交代劇がまるでカンフル剤のように機能し、日本代表のスタッフや選手を含めた面々が一つにまとまった感もある。この監督交代は、受け入れられたということだ。

ヴァヒド・ハリルホジッチ監督解任は内田にとっては予期せぬ事態だった ©文藝春秋
だが、内田にとっては難しい事態になった。たとえメンバーに入っていなくても、怪我をしていても、時にはデュッセルドルフを訪れるなどして内田を気にかけていたハリルホジッチが解任されたのだ。
「うーん、どうなるかなという感じになったよね」
というのが監督交代を受けた内田の感触だった。多くの日本代表メンバーとは違い、ほとんど代表に招集されていない内田にとって監督交代は痛手だった。
大きく変わった状況で発表されたメンバーは……
日本代表では、だいたい50人程度の怪我の状態やコンディションなどをウォッチしているそうだ。内田の場合はこれだけ怪我を繰り返していても50人枠には入っていたし議論の対象にもなった。だが、5月18日に西野監督が発表したメンバーには入らなかった。清武も入らなかった。

変わってW杯ロシア大会で日本代表監督を務めた西野朗監督 ©文藝春秋
「27人に入れば23人が発表されるまでの間に怪我は治せるかもしれない。だから、27人にさえ入れれば(5月31日までの間に)どうにかなる気がしてたんだけどね……」
内田のW杯へのチャレンジは終わった。
W杯へのチャレンジ敗れ、泣いた日
内田は関係各所に電話を入れ、詫びを入れた。アントラーズ監督の大岩剛にも直接頭を下げた。
「すいません剛さん、メンバーに入ってなかったです」
大岩もあやまった。4月から5月にかけてJリーグでは5試合連続で先発出場している。起用することで、コンディションの問題がないというアピールに繫がれば、選出のための好材料になるのではという判断もあった。
「『内田の怪我はいける状態だと示して後押ししたくて、いっぱい試合に出しちゃったけど逆に怪我が重なって、俺の責任だな』って言ってくれて」
大岩の思いを知り、内田は監督室でぼろぼろと涙をこぼした。

2014年W杯ブラジル大会コートジボワール戦で出場した内田 ©JMPA
鈴木満・強化部長も残念に思っていた。
「満さんはね、柳さん(柳沢敦)の時もそうだったけど、『うちは選手を代表に推したいから、ぎりぎりまで付き合ってやりたかったけど推し切れずごめんな』って」 内田と大岩や鈴木とのやりとりは、クラブハウス内で行われていた。当然メディカルスタッフたちの耳にも届く。 「メディカルルームに入っていったら、みんなものすごく申し訳なさそうな顔をしてるの。治してあげられなくてごめん、みたいな。『W杯出たかったのに、ごめんなー』って言うから、オレが『さあ、治療しようぜ!!』って言って終わり」
「やれることはやった。後悔はない」
清武とも連絡を取った。
「W杯、お互いダメだったな、って確認し合って。でも、あの時こうしていれば良かったというのは一切ないよ」
可能な限りの治療も受け、できるトレーニングは行い、取れるコミュニケーションは取った。内田は全てやり切った。
清武も同じ感想だ。
「結局、知らされた時に、『やれることはやりましたねー、後悔ないっすねー』っていう話はしました。でもね、アツトくんのホントの心の内は分からないですよ。連絡はずっと取り合っているけど、会ってないんで。でも、俺は結構スカっとしていましたけどね。やれること全部やったので。怪我が続いたこととか、パフォーマンス自体には悔いは残りましたけど、怪我に対しての治療やリハビリでやれることは全てやったので、後悔はしてないですね」
2人とも14年の悔しさを晴らすのは、ロシアだと思っていたが、叶わなかった。

W杯ブラジル大会で惜しくも敗れたコートジボワール戦 試合後の2人 ©JMPA
篤人がロシアW杯を真剣に目指し、そして叶わなかった記録がここにある。
サッカー選手の目指す場所がどこなのか、篤人がどのような気持ちで温かが伝わってくる。
是非とも全編を読んで欲しい。
「内田篤人 悲痛と希望の3144日」、必読である。

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監督室でぽろぽろと涙を流したあの日……内田篤人が振り返る「W杯メンバー落ち」の真実
ブラジルでの悔しさを晴らすのは、ロシアだと思っていた
了戒 美子
2018年、長らく拠点としていたドイツから帰国し、古巣・鹿島アントラーズに復帰した内田篤人。2014年のW杯ブラジル大会では本田圭佑、長友佑都、香川真司らとともにチームを牽引したがグループステージで敗退。その悔しさを糧に、2018年のW杯ロシア大会を目指した。
だが、ブラジル大会前に負った右膝のけがに、その後の4年間はずっと苦しめられた。ロシア大会直前まで懸命にリハビリを行い、周囲の協力もあおぎ、なりふり構わずメンバー入りを目指したが叶うことはなかった。
当時の様子を、今年3月に上梓した「内田篤人 悲痛と希望の3144日」から、一部紹介する。
◆◆
W杯を目指せば目指すほど酷使する身体との闘い
シーズン初戦の2月14日ホームのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第1節・上海申花戦にフル出場、続くアウェイの水原三星ブルーウィングス戦には同行しなかったが、25日のJリーグ開幕節・清水エスパルス戦で再び先発し84分までプレーした。上海申花戦で太もも前の肉離れをしており、テーピングをしながらのJ開幕戦だった。
「痛いけど、もも前ってテーピングしちゃえば試合できちゃうんだよね」

高校卒業後にプロとなってからドイツに渡るまで在籍していた鹿島アントラーズ時代 ©文藝春秋
試合でプレーはできるが、負傷を治すことを考えれば休むにこしたことはない。だが、なるべく多くの試合に出てワールドカップ(W杯)のためにアピールしなくては、ということが常に脳裏にあった。だが、このシーズンも復帰と負傷を繰り返した。膝蓋腱も大腿二頭筋腱も問題はない。ただ、試合が少し続き負荷がかかるとどこかで肉離れが起きることの繰り返しだった。
「お前が諦めてどうするんだ」後輩を励ましながら粘り続けた
それでもリハビリ仲間であり、”舎弟”と呼ぶ清武弘嗣と励まし合いながらW杯を目指した。
「キヨは何回もふくらはぎをやっていて、半分くらい心が折れていたから。『待て待て、がんばろうぜ』って言い合ってね。キヨって予選の時なんか(香川)シンジよりポジションとっていたこともあるじゃん。W杯まで3ヵ月になって、諦めてどうすんだよって。サッカー人生やっててW杯目指せるなんて、今後こんなチャンスあるか分からないぞ。だから、がんばろうぜ。やれることは全部やろうぜって言ってね」
清武にも内田にも互いの存在は支えになった。

2014年のW杯ブラジル大会直前のコンフェデレーションズカップでは、強豪・ブラジルと対戦した ©文藝春秋
「最後の最後まで俺もアツトくんも、W杯目指していました。俺は何回も諦めましたけどね。17年は4回、18年も4~5回は負傷離脱しているんですよ。でも、アツトくんが『オレは2年間プレーしてない中でまだ目指すんだから、お前が諦めてどうすんだ。4週間とか5週間の怪我を、確かに何回もしているけど、何を諦めてるんだ』って言ってくれて。『オレとお前は、最後に滑り込みだ、絶対』。俺が2月にふくらはぎをやった時でさえ、『最後の最後、5月14日に、35人決定だからとりあえず粘れ』っていう感じでしたよ」
「まず電撃メンバー入り」しかし予想だにしない”監督交代劇”
目指すは大逆転での電撃メンバー入りだ。日本代表メンバーは3つの段階を踏んで23人に絞り込まれることになっていた。まずは5月14日に国際サッカー連盟(FIFA)に35人の予備登録リストを提出する。このメンバーは非公表だ。ついで、18日に、30日に国内で行われる壮行試合・ガーナ戦のメンバー27人が発表される。この時点でメンバーに入っていなければ、基本的にロシア行きはない。最後はガーナ戦翌日にロシアに行く正式なメンバー23人が発表される。とりあえず27人に入れば、23人が発表されるまでの間に多少怪我を治せるという算段だ。2人は同じ目標に向かって、手を携えていた。

トレーニングをする内田 ©文藝春秋
ところが肝心の日本代表は過去に例をみない緊急事態に陥っていた。3月の欧州遠征で振るわなかったことを受けて、4月にヴァヒド・ハリルホジッチ日本代表監督の解任と西野朗・新監督就任が発表された。
確かにハリルホジッチは、コミュニケーションの取りづらい監督であり、戦術の方向性も日本人に合っているのかという点でも批判の対象になった。つまりは、うまくいっているとは言い難かったわけだ。結果的に、この監督交代劇がまるでカンフル剤のように機能し、日本代表のスタッフや選手を含めた面々が一つにまとまった感もある。この監督交代は、受け入れられたということだ。

ヴァヒド・ハリルホジッチ監督解任は内田にとっては予期せぬ事態だった ©文藝春秋
だが、内田にとっては難しい事態になった。たとえメンバーに入っていなくても、怪我をしていても、時にはデュッセルドルフを訪れるなどして内田を気にかけていたハリルホジッチが解任されたのだ。
「うーん、どうなるかなという感じになったよね」
というのが監督交代を受けた内田の感触だった。多くの日本代表メンバーとは違い、ほとんど代表に招集されていない内田にとって監督交代は痛手だった。
大きく変わった状況で発表されたメンバーは……
日本代表では、だいたい50人程度の怪我の状態やコンディションなどをウォッチしているそうだ。内田の場合はこれだけ怪我を繰り返していても50人枠には入っていたし議論の対象にもなった。だが、5月18日に西野監督が発表したメンバーには入らなかった。清武も入らなかった。

変わってW杯ロシア大会で日本代表監督を務めた西野朗監督 ©文藝春秋
「27人に入れば23人が発表されるまでの間に怪我は治せるかもしれない。だから、27人にさえ入れれば(5月31日までの間に)どうにかなる気がしてたんだけどね……」
内田のW杯へのチャレンジは終わった。
W杯へのチャレンジ敗れ、泣いた日
内田は関係各所に電話を入れ、詫びを入れた。アントラーズ監督の大岩剛にも直接頭を下げた。
「すいません剛さん、メンバーに入ってなかったです」
大岩もあやまった。4月から5月にかけてJリーグでは5試合連続で先発出場している。起用することで、コンディションの問題がないというアピールに繫がれば、選出のための好材料になるのではという判断もあった。
「『内田の怪我はいける状態だと示して後押ししたくて、いっぱい試合に出しちゃったけど逆に怪我が重なって、俺の責任だな』って言ってくれて」
大岩の思いを知り、内田は監督室でぼろぼろと涙をこぼした。

2014年W杯ブラジル大会コートジボワール戦で出場した内田 ©JMPA
鈴木満・強化部長も残念に思っていた。
「満さんはね、柳さん(柳沢敦)の時もそうだったけど、『うちは選手を代表に推したいから、ぎりぎりまで付き合ってやりたかったけど推し切れずごめんな』って」 内田と大岩や鈴木とのやりとりは、クラブハウス内で行われていた。当然メディカルスタッフたちの耳にも届く。 「メディカルルームに入っていったら、みんなものすごく申し訳なさそうな顔をしてるの。治してあげられなくてごめん、みたいな。『W杯出たかったのに、ごめんなー』って言うから、オレが『さあ、治療しようぜ!!』って言って終わり」
「やれることはやった。後悔はない」
清武とも連絡を取った。
「W杯、お互いダメだったな、って確認し合って。でも、あの時こうしていれば良かったというのは一切ないよ」
可能な限りの治療も受け、できるトレーニングは行い、取れるコミュニケーションは取った。内田は全てやり切った。
清武も同じ感想だ。
「結局、知らされた時に、『やれることはやりましたねー、後悔ないっすねー』っていう話はしました。でもね、アツトくんのホントの心の内は分からないですよ。連絡はずっと取り合っているけど、会ってないんで。でも、俺は結構スカっとしていましたけどね。やれること全部やったので。怪我が続いたこととか、パフォーマンス自体には悔いは残りましたけど、怪我に対しての治療やリハビリでやれることは全てやったので、後悔はしてないですね」
2人とも14年の悔しさを晴らすのは、ロシアだと思っていたが、叶わなかった。

W杯ブラジル大会で惜しくも敗れたコートジボワール戦 試合後の2人 ©JMPA
鈴木満常務強化部長、鹿島のDNAが発揮されるのはこれから
鈴木満常務強化部長を取材したサッカーダイジェストの広島記者である。
クラブの考え方が伝わってくる。
「今は我慢の時とも言える。それでも、選手の育成を含めた“鹿島らしさ”を持続させ、結果も求めていく。その両立は簡単ではないし、どちらに比重を置くかは、時代の流れやチーム状況に応じてバランスを考えていかなくてはならない」と語る。
また「選手の成長率を重視する時もある。そこをないがしろにすれば、将来的に勝てる戦力にならない。ある程度、選手が揃っていて、勝ち続けて、そのチームを“出がらし”になるまで引っ張っていると、すぐに成績は下がる。どんと落ちる。そうならないように、どこかで我慢して次を準備しておくことが長期的な安定につながる」とも。
これは応援するものとして肝に銘じておくところであろう。
そして今季については、「鹿島のDNAが発揮されるのはこれから。選手が抜けるのは大変だし、正直ダメージもある。でも、それに対する覚悟が必要。こういう時のために自分たち強化部がいるわけだから。腕の見せ所ではないけど、ここで働かなければ、いつ仕事をするんだというね(笑)」と鹿島と強化部のあり方を語る。
選手が旅建っていこうとも、育成と補強の両軸を回し、強さを維持していくこととなろう。
最後に、「今年もタイトルを獲るつもりだし、獲れると確信している」と言い切ってくれる。
我らもこの言葉を信じ、声援を送り続ける。
タイトルを確信しておる。

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「鹿島のDNAが発揮されるのはこれから」鈴木強化部長に訊いた現状と今後の展望
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2019年07月27日
「正直、アップアップだね(笑)」

クラブ創設から尽力してきた鈴木強化部長。この男なくして、今の“常勝軍団”としての姿はあり得なかった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)
昨季に悲願のACL優勝で節目となる「20冠」を達成。そしてレジェンド小笠原満男がスパイクを脱ぎ、鹿島アントラーズは今季、新たなサイクルに突入した。
新時代の幕開けとなるシーズンの戦いぶりは? 次なるタイトルの可能性は? クラブ創設から多大なる貢献を示し、国内随一の常勝軍団の礎を築き、“鹿島らしさ”を守り続けている鈴木満常務取締役強化部長に訊いた。
――新時代の幕開けとなる今季のここまでの戦いぶりをどう見ていますか?
正直、アップアップだね(笑)。過渡期とも言える今シーズン、前半戦はのらりくらりじゃないけど、それなりの成績は収められた。とはいえ、怪我人の多さや、何人かの選手が抜けることもあり、現場とはこれまで以上に、いろいろとすり合わせをしていかなければならない。クラブとしてのベースはあるけど、そこからアップデートするところまでは、なかなか行けていないのが実情だ。
今は我慢の時とも言える。それでも、選手の育成を含めた“鹿島らしさ”を持続させ、結果も求めていく。その両立は簡単ではないし、どちらに比重を置くかは、時代の流れやチーム状況に応じてバランスを考えていかなくてはならない。
負けてもいい、なんてことは絶対にない。しかし、選手の成長率を重視する時もある。そこをないがしろにすれば、将来的に勝てる戦力にならない。ある程度、選手が揃っていて、勝ち続けて、そのチームを“出がらし”になるまで引っ張っていると、すぐに成績は下がる。どんと落ちる。そうならないように、どこかで我慢して次を準備しておくことが長期的な安定につながる。
この作業はこれまでずっと続けてきたことでもあるし、その継続性が、「鹿島アントラーズ」というブランドを高めて、確固たるものにしてきたことにもつながっていると思う。例えば、個の力が10しかないとしても、鹿島のユニホームを着れば、15ぐらいの力を引き出せる。良いか悪いかは別として、鹿島という名前で勝てる試合もある。
それは、これまで勝ち続けてきた歴史があるから。そういうチームにしてきたつもりだし、選手たちにも、自分はアントラーズの選手だというプライドもある。みんな負けたくない、勝ちたいという欲が強い。そんな彼らが結集すれば、自ずと勝ちは拾える。
「今年もタイトルを獲るつもりだし、獲れると確信している」

前節の鳥栖戦は2-1の勝利。これで3連勝を含む6戦負けなしと好調をキープし、リーグでは暫定3位に浮上した。(C)SOCCER DIGEST
――「20冠」のその先にある次なるタイトルの可能性は?
これから過密日程となり、秋以降は重要度の高いゲームが続くだろう。そうなってくると、自然と選手たちの集中力がグッと高まって、プラスアルファの力や、個々が本来持っているポテンシャルを出し切るようになる。それが鹿島のDNAだ。決勝戦の舞台に立った時の選手たちの集中の仕方なんて、こっちが感心するぐらいだ。あ、これは違うぞと、見ていてすぐに分かる。
頂上に立った者の強みもある。ACLでは、長いことベスト16の壁に阻まれてきた。去年なんとかその壁をクリアして優勝したら、それまで全然イメージできなかった壁の向こう側が見えて、こうすれば勝てるんだというのが分かった。ルヴァンカップや天皇杯でもそうだけど、頂上に立てば、あそこの坂ではアクセルを踏んで昇って、その後は少しゆっくり走ろうとか、そういう道筋が見えてくる。勝ち方が明確になる。それは去年のACLで改めて思った。
ルヴァンカップでは、これまでの26大会中、鹿島は9回、決勝に行って、そのうちの6回優勝している。3大会に1回はファイナルに進出している計算で、負ける時もあるけど、鹿島との一発勝負でタイトルを争うのは嫌だなと思うチームは少なくないはず。こっちは決勝まで行けば負けないよと、そういう自信があれば勝てるものなんだ。
鹿島のDNAが発揮されるのはこれから。選手が抜けるのは大変だし、正直ダメージもある。でも、それに対する覚悟が必要。こういう時のために自分たち強化部がいるわけだから。腕の見せ所ではないけど、ここで働かなければ、いつ仕事をするんだというね(笑)。
Jリーグが始まった当初はヴェルディやマリノスとやり合い、その後はジュビロと覇権を争って、次はレッズやガンバ、今ではフロンターレが好敵手に。26年間でいろんなクラブがライバルとなってきたが、我々アントラーズはJ1ではだいたい6位以内に入り、リーグタイトルを何度も掴んできた。勝つことよりも、勝ち続けることのほうが難しい。その安定感を振り返れば、これまでの歩みは間違っていないという自負はある。
今年もタイトルを獲るつもりだし、獲れると確信している。
PROFILE
鈴木 満(常務取締役強化部長)
すずき・みつる/1957年5月30日生まれ、宮城県出身。現役時代は中央大を卒業後、住友金属工業蹴球団(鹿島の前身)に加入。89年の引退後は同クラブの監督に就任して、92年からは鹿島のヘッドコーチを務める。96年から強化の職に就き、常勝軍団の礎を築いて現在に至る。強化部長として日本ナンバーワンの実力者は、誰とでも気さくに話す人柄で、“マンさん”の愛称で多くの人に親しまれている。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
※本記事は、サッカーダイジェスト8月8日号(7月25日発売)掲載の記事から一部抜粋・加筆修正したもの。
クラブの考え方が伝わってくる。
「今は我慢の時とも言える。それでも、選手の育成を含めた“鹿島らしさ”を持続させ、結果も求めていく。その両立は簡単ではないし、どちらに比重を置くかは、時代の流れやチーム状況に応じてバランスを考えていかなくてはならない」と語る。
また「選手の成長率を重視する時もある。そこをないがしろにすれば、将来的に勝てる戦力にならない。ある程度、選手が揃っていて、勝ち続けて、そのチームを“出がらし”になるまで引っ張っていると、すぐに成績は下がる。どんと落ちる。そうならないように、どこかで我慢して次を準備しておくことが長期的な安定につながる」とも。
これは応援するものとして肝に銘じておくところであろう。
そして今季については、「鹿島のDNAが発揮されるのはこれから。選手が抜けるのは大変だし、正直ダメージもある。でも、それに対する覚悟が必要。こういう時のために自分たち強化部がいるわけだから。腕の見せ所ではないけど、ここで働かなければ、いつ仕事をするんだというね(笑)」と鹿島と強化部のあり方を語る。
選手が旅建っていこうとも、育成と補強の両軸を回し、強さを維持していくこととなろう。
最後に、「今年もタイトルを獲るつもりだし、獲れると確信している」と言い切ってくれる。
我らもこの言葉を信じ、声援を送り続ける。
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「鹿島のDNAが発揮されるのはこれから」鈴木強化部長に訊いた現状と今後の展望
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2019年07月27日
「正直、アップアップだね(笑)」

クラブ創設から尽力してきた鈴木強化部長。この男なくして、今の“常勝軍団”としての姿はあり得なかった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)
昨季に悲願のACL優勝で節目となる「20冠」を達成。そしてレジェンド小笠原満男がスパイクを脱ぎ、鹿島アントラーズは今季、新たなサイクルに突入した。
新時代の幕開けとなるシーズンの戦いぶりは? 次なるタイトルの可能性は? クラブ創設から多大なる貢献を示し、国内随一の常勝軍団の礎を築き、“鹿島らしさ”を守り続けている鈴木満常務取締役強化部長に訊いた。
――新時代の幕開けとなる今季のここまでの戦いぶりをどう見ていますか?
正直、アップアップだね(笑)。過渡期とも言える今シーズン、前半戦はのらりくらりじゃないけど、それなりの成績は収められた。とはいえ、怪我人の多さや、何人かの選手が抜けることもあり、現場とはこれまで以上に、いろいろとすり合わせをしていかなければならない。クラブとしてのベースはあるけど、そこからアップデートするところまでは、なかなか行けていないのが実情だ。
今は我慢の時とも言える。それでも、選手の育成を含めた“鹿島らしさ”を持続させ、結果も求めていく。その両立は簡単ではないし、どちらに比重を置くかは、時代の流れやチーム状況に応じてバランスを考えていかなくてはならない。
負けてもいい、なんてことは絶対にない。しかし、選手の成長率を重視する時もある。そこをないがしろにすれば、将来的に勝てる戦力にならない。ある程度、選手が揃っていて、勝ち続けて、そのチームを“出がらし”になるまで引っ張っていると、すぐに成績は下がる。どんと落ちる。そうならないように、どこかで我慢して次を準備しておくことが長期的な安定につながる。
この作業はこれまでずっと続けてきたことでもあるし、その継続性が、「鹿島アントラーズ」というブランドを高めて、確固たるものにしてきたことにもつながっていると思う。例えば、個の力が10しかないとしても、鹿島のユニホームを着れば、15ぐらいの力を引き出せる。良いか悪いかは別として、鹿島という名前で勝てる試合もある。
それは、これまで勝ち続けてきた歴史があるから。そういうチームにしてきたつもりだし、選手たちにも、自分はアントラーズの選手だというプライドもある。みんな負けたくない、勝ちたいという欲が強い。そんな彼らが結集すれば、自ずと勝ちは拾える。
「今年もタイトルを獲るつもりだし、獲れると確信している」

前節の鳥栖戦は2-1の勝利。これで3連勝を含む6戦負けなしと好調をキープし、リーグでは暫定3位に浮上した。(C)SOCCER DIGEST
――「20冠」のその先にある次なるタイトルの可能性は?
これから過密日程となり、秋以降は重要度の高いゲームが続くだろう。そうなってくると、自然と選手たちの集中力がグッと高まって、プラスアルファの力や、個々が本来持っているポテンシャルを出し切るようになる。それが鹿島のDNAだ。決勝戦の舞台に立った時の選手たちの集中の仕方なんて、こっちが感心するぐらいだ。あ、これは違うぞと、見ていてすぐに分かる。
頂上に立った者の強みもある。ACLでは、長いことベスト16の壁に阻まれてきた。去年なんとかその壁をクリアして優勝したら、それまで全然イメージできなかった壁の向こう側が見えて、こうすれば勝てるんだというのが分かった。ルヴァンカップや天皇杯でもそうだけど、頂上に立てば、あそこの坂ではアクセルを踏んで昇って、その後は少しゆっくり走ろうとか、そういう道筋が見えてくる。勝ち方が明確になる。それは去年のACLで改めて思った。
ルヴァンカップでは、これまでの26大会中、鹿島は9回、決勝に行って、そのうちの6回優勝している。3大会に1回はファイナルに進出している計算で、負ける時もあるけど、鹿島との一発勝負でタイトルを争うのは嫌だなと思うチームは少なくないはず。こっちは決勝まで行けば負けないよと、そういう自信があれば勝てるものなんだ。
鹿島のDNAが発揮されるのはこれから。選手が抜けるのは大変だし、正直ダメージもある。でも、それに対する覚悟が必要。こういう時のために自分たち強化部がいるわけだから。腕の見せ所ではないけど、ここで働かなければ、いつ仕事をするんだというね(笑)。
Jリーグが始まった当初はヴェルディやマリノスとやり合い、その後はジュビロと覇権を争って、次はレッズやガンバ、今ではフロンターレが好敵手に。26年間でいろんなクラブがライバルとなってきたが、我々アントラーズはJ1ではだいたい6位以内に入り、リーグタイトルを何度も掴んできた。勝つことよりも、勝ち続けることのほうが難しい。その安定感を振り返れば、これまでの歩みは間違っていないという自負はある。
今年もタイトルを獲るつもりだし、獲れると確信している。
PROFILE
鈴木 満(常務取締役強化部長)
すずき・みつる/1957年5月30日生まれ、宮城県出身。現役時代は中央大を卒業後、住友金属工業蹴球団(鹿島の前身)に加入。89年の引退後は同クラブの監督に就任して、92年からは鹿島のヘッドコーチを務める。96年から強化の職に就き、常勝軍団の礎を築いて現在に至る。強化部長として日本ナンバーワンの実力者は、誰とでも気さくに話す人柄で、“マンさん”の愛称で多くの人に親しまれている。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
※本記事は、サッカーダイジェスト8月8日号(7月25日発売)掲載の記事から一部抜粋・加筆修正したもの。
上田綺世、入団会見報道
上田綺世の入団会見の様子を報じる各紙である。
上田綺世は「本当は3年生になるタイミングで(大学を)辞めることも考えていたし、中退して鹿島に専念するという決断もあった」とプロ内定時のことを語り、「僕が法政でやれることはやり切った。コパ・アメリカに行く1、2週間前に僕の中で決断した」とこの決断が、南米選手権出場以前に行っていたことを明かす。
日本代表選出とユニバーシアード出場で大学サッカーを“卒業”すると一つの区切りとした様子。
お互いに良かったのではなかろうか。
法政大学側としては、この意向を受け、南米選手権の期間中に鹿島に打診し、調整を経て、この早期加入の運びとなった。
これまで、スポーツ推薦入学という問題から大学生を全うすると思われておったが、大学側からの調整ということで、問題はクリアとなったことがわかる。
また、プロ契約は8月からであるが、7/31の浦和戦も特別指定選手として出場可能である。
ACLにも登録されるであろう。
しかしながら天皇杯は法政大学のメンバーとして出場しておるために登録不可である。
鹿島は大きな戦力を得た。
上田綺世はタイトルを目指し、躍動してくれよう。
期待しておる。

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なぜ、このタイミングとなったのか…“前倒し”で鹿島加入のFW上田綺世「コパの結果がきっかけではない」
19/7/26 20:27

鹿島アントラーズに加入する法政大FW上田綺世
鹿島アントラーズへの加入が発表された法政大FW上田綺世(3年)が26日、同大学で加入記者会見を行った。
1998年8月28日生まれ、茨城県水戸市出身の20歳は中学時代は鹿島の下部組織である鹿島アントラーズノルテに在籍し、ユース昇格は叶わなかった。鹿島学園高、法政大とキャリアを歩み、2年次の今年2月には2021年シーズンの鹿島加入内定が発表されていたが、法政大サッカー部を退部して今季より加入が決定。今月28日よりチームに合流することになった。
実は2月の21年シーズン加入内定が発表される前に一つの考えがあったという。「本当は3年生になるタイミングで(大学を)辞めることも考えていたし、中退して鹿島に専念するという決断もあった」ようだが、「(法政大の長山一也)監督やスタッフの方と話しをして、まだ法政大でできることがあると僕は感じたし、それを実現しないと(法政を)出れないと思った」と法政大サッカー部でプレーを続ける決断を下した。
「この半年、なかなか活躍できなかった」。本人の言葉を借りれば、ピッチ上での活躍は限られたのかもしれないが、ピッチ内外で仲間に刺激を与えてきた。「代表や上のレベルを経験している人間は僕しかいないので、代表で感じたことをピッチ内で表現したり、後輩や同じポジションの選手に伝えてきたし、自分が持っている技術や思考を伝えるために、シュート練習をしながら伝えられる限りの感覚を伝える努力をした」。これまで以上に自身の経験をチームに還元できたいう感覚もあり、「僕が法政でやれることはやり切った。コパ・アメリカに行く1、2週間前に僕の中で決断した」と鹿島加入を決断し、コパ・アメリカ出発当日、長山監督にその旨を伝えたという。
コパ・アメリカでは初戦のチリ戦から鋭い動き出しや抜群のポジショニングを武器にして、幾度となく決定機に顔を出した。ノーゴールに終わって「僕はまだ力が足りなかった。力不足を知れたのは良かった」と悔しさを露わにしており、この経験が今回の決断に影響を与えたかと思われたが、「コパの結果がきっかけになったわけではない」と説明する。
「大学生としてコパに選ばれる存在になれたことで、次のステップに進むきっかけになった。だから、コパに行く前に監督には決断を伝えていて、その間に監督やスタッフの方が動いて頂いたので、これだけスムーズに事が進んでいると思う。そこにはすごく感謝がある」。法政大でやるべきことをやり切ったという思いと、コパ・アメリカを戦うA代表に初選出されたことが、次のステップへと進もうとする上田の背中を押すことになった。
鹿島は今夏、FW鈴木優磨、MF安部裕葵、DF安西幸輝が海外へと飛び立った。「かなりの主力が抜けたというチーム状況もある」と語った鈴木満強化部長が、「上田選手は貴重な即戦力。31日にレッズとの試合があるが、そこから試合に出て頑張ってもらいたいくらい期待している」と続けたように、上田には大きな期待が寄せられている。ステップアップを果たすストライカーは、「僕が思うプロフェッショナルというのは、人を魅了する、感動させることだと思っている。まずは試合に出ること。結果を残すことをやっていきたい」と新たなステージでの飛躍を誓う。
(取材・文 折戸岳彦)
ありがとう法政大サッカー部、ありがとう大学サッカー…鹿島加入のFW上田綺世「一番大事な2年半になった」
19/7/26 21:17

鹿島アントラーズに加入する法政大FW上田綺世
プロになるという一つの夢を叶えた。今季から鹿島アントラーズへの加入が発表された法政大FW上田綺世は感謝を示す。「今、こういう立場になれているのも、法政の選手と切磋琢磨した2年半があったからだと思っている」と――。
中学時代は鹿島の下部組織である鹿島アントラーズノルテに在籍した上田だったが、ユース昇格は叶わなかった。その後、鹿島学園高を経て、法政大に進学すると、1年次の総理大臣杯決勝で決勝ゴールを奪い、35年ぶりの同大会制覇へと導いた。さらに2年次には42年ぶりの全日本大学サッカー選手権(インカレ)制覇に貢献するなど、法政大での存在感を高めていった。
それは17年の年末にデビューした東京五輪代表でも変わらなかった。森保一監督が就任したばかりの17年12月にU-20日本代表に初選出を果たすと、五輪代表にコンスタントに招集され、約1年半の活動の中で14得点を奪って同代表得点王(19年7月時点)となっている。大学の活躍が認められ、五輪代表へ選出された。そして、五輪代表での活躍が認められたことで、今年6月にはコパ・アメリカを戦うA代表に初選出されるなど、着実なステップアップを果たしてきた。
今、このような状況にいられるのも法政大サッカー部に在籍していたからこそ、そして大学サッカーがあったからこそだと実感している。
「この2年半が僕にとって大事な2年半。今まで16年間サッカーをやってきた中で一番大事な2年半になったし、一番濃い時間だったと思う。そこで出会った仲間、法政の選手が僕にとってすごく大きな存在で、刺激を常にもらえた。その刺激が僕を成長させてくれた」
五輪代表の活動があるたび、上田は「僕は大学サッカーの代表」であることを強調してきた。「大学生なので、プロに負けたくない気持ちもある。大学生もプロに負けないぞというところは、プロと一緒にやる機会でしか証明できない部分でもあると思うので、僕が活躍していくことが、大学サッカーを盛り上げることにつながる」。その言葉どおり、大学生としての誇りを持ち、五輪代表ではプロにも負けない活躍を披露し続けてきた。
21年の加入内定が発表されていた鹿島に、前倒しでの加入が決まった。大学サッカーを卒業し(大学には在学)、今後はJリーグ、プロの世界を舞台に戦うことになる。「日の目を浴びさせてくれ、こういう状況になれたのは法政の選手の活躍だったり、僕の活躍を支えてくれた選手がいたから。この大学サッカーという環境が今の僕を作ったのは間違いない」と2年半で大きな成長を遂げさせてくれた“舞台”に感謝を示すと、「僕はプロになるけど、大学サッカーを広めていけるような存在になっていければと思うし、大学サッカーを背負っていければいい」との決意を胸にプロの世界へと飛び込んでいく。
(取材・文 折戸岳彦)
法大FW上田綺世が鹿島入団前倒し「成長を考え」
[2019年7月26日19時20分]

鹿島入団会見に臨む法大・上田(撮影・大野祥一)
日本代表FW上田綺世(あやせ、20)が法大サッカー部を退部し、21年の入団予定を前倒しして今夏鹿島入りすることが26日、発表された。
大学自体は退学せず、卒業を目指す。上田は記者会見を開き、6月の南米選手権出発当日に法大・長山監督に意思を伝えたと説明。今季初めにプロ入りすることも考えたというが、法大でまだやれることがあると考え、半年引き延ばした。
1年時はリーグ戦12得点、2年だった18年は11得点。結果は残したが、スコアラーが自身だけという状況に満足できなかった。FW陣を集めてシュート練習をするなど、世代別代表での経験をチームに還元した今季は、チームメートが活躍。「僕が刺激を与えて、逆に与え返される状況ができた。僕がいる必要もないかとスッキリ決断できた」と迷いはなくなった。
プロ契約は8月2日からだが、特別指定選手として31日の浦和戦(埼スタ)でJデビューの可能性も。鈴木強化部長は「貴重な即戦力。浦和戦から出てほしい」と大きな期待を寄せた。
◆上田綺世 うえだ・あやせ。1998年(平10)8月28日、水戸市生まれ。中学時代は鹿島アントラーズノルテに所属。鹿島学園高を経て法大スポーツ健康学部に進学し、現在3年。50メートル走6秒0、両足のキック、ヘディングの強さが武器。今年6月の南米選手権で初めてA代表入りした。182センチ、76キロ
法大・上田、鹿島入団会見 タイトルに意欲

記者会見でポーズをとる、J1鹿島入りを前倒しした法大の上田綺世=26日、東京都町田市
鹿島への入団を当初予定の2021年から前倒しした法大のFW上田綺世(20)が26日、東京・町田市内で記者会見し「早い決断が失敗じゃなかったといえるようにプレーしたい。タイトル獲得に貢献したい」と意気込みを語った。背番号は36。8月2日にプロ契約を結ぶ。東京五輪での活躍が期待される点取り屋。鈴木強化部長は「31日の浦和戦から試合に出てもらいたいぐらい」と語った。
法大・上田、鹿島に“前倒し入団” チーム初の大学生プロ
[ 2019年7月27日 05:30 ]

法大で入団会見に臨んだ上田(中央)。右は鈴木強化部長、左は法大の長山監督
Photo By スポニチ
鹿島は26日、21年の加入が内定していた特別指定選手の日本代表FW上田綺世(20)が法大サッカー部を退部し、加入することを発表した。法大で会見した上田は「法政でやれることはやりきったので決断した。鹿島のタイトル獲得に向けて貢献していけたらうれしい」と抱負。背番号は36に決まった。
日本代表初選出を受けて南米選手権の2週間前にプロ転向を決断。ブラジル出発日に法大の長山監督に意思を伝え、前倒し加入に結びついた。大学在学中にプロとなるのは長友、室屋(ともに明大→FC東京)の例があるが、鹿島では初。同じ東京五輪世代の安部、久保らが海外へ移籍し、「僕もいち早くプロで活躍して、彼らに追いつき追い越せたら」と力を込めた。
鹿島は今夏、エースのFW鈴木が移籍した。鈴木満強化部長は「貴重な即戦力。31日に浦和との試合があるが、そこから試合に出て頑張ってもらいたいなというくらい期待している」と話した。プロ契約は8月2日からだが、現状の特別指定選手のまま“前倒し”のJ1初出場にも含みを持たせた。
【鹿島】法大・上田綺世が“長友ロード”で加入…南米選手権がきっかけ
2019年7月27日 6時0分スポーツ報知

鹿島入りを発表し、ユニホーム姿を披露した法大・上田
鹿島は26日、南米選手権の日本代表で、東京五輪世代のエースFW上田綺世(あやせ、3年)=法大=がサッカー部を退部し、今季から加入することを発表した。2021年の加入が内定していたが1年半前倒し。大学には引き続き通学し、学生とプロ選手の「二足のわらじ」でレベルアップを目指す。
東京・町田市内のキャンパスで加入会見を行った上田は「南米選手権のメンバー入りがキッカケにはなったが、法政でやれることはやり切ったのかなと思い、この決断になった」と明かした。同席した鹿島の強化責任者の鈴木満常務は「主力が抜けたチーム事情もある。貴重な即戦力を得られたことを非常にうれしく思う」と話し、31日のJ1第16節、浦和戦(埼玉)のメンバー入りに「そこから試合に出て頑張ってもらいたい」と期待を寄せた。
前例の極めて少ない大学生プロJリーガー。五輪前年のチャレンジはリスクも伴うが“出世例”もある。上田と同じく五輪前年に明大からF東京入りしたDF長友佑都(32)=ガラタサライ=だ。鹿島ユース昇格がかなわず、高卒でのプロ入りも逃した上田と同様、長友も明大のスタンドで太鼓をたたいた日々を乗り越え、3年時にサッカー部を退部して07年にF東京でプロ入り。08年北京五輪から成り上がりストーリーが始まった。上田も「プロは目標ではあったが、夢はもっと先にある」と闘志を燃やした。
「もしかしたら法政で試合を重ねていた方が五輪に近いかもしれない。でも僕は飛び込む。まずは周りの信頼を得て、こういう選手だというのを伝えていきたい」。東京五輪での躍動が期待される点取り屋は“長友ロード”で進化を遂げる。(岡島 智哉)
上田綺世が鹿島入団!法大退部で1年半前倒し 南米選手権前から早期プロ入り構想

8月からのJ1鹿島入りが決まった法大・上田綺世(中央)
8月からJ1鹿島に加入することになったサッカー日本代表FW上田綺世(20)=法大=が26日、都内の法大多摩キャンパス内で会見を行った。当初は、卒業後の2021年からプロのキャリアをスタートさせる予定だったがサッカー部を退部し、1年半ほど前倒してのプロ入りとなる。
自身初のA代表となった南米選手権前から、早期のプロ入りについて構想があったと明かし「この決断が失敗じゃなかったと言えるようにしたい。鹿島のタイトルに貢献したい」と語った。プロ契約は8月からだが、以前から特別指定選手であることで、最短での鹿島デビューは31日のリーグ浦和戦となる。
鹿島は今夏に多くの主力が海外へと移籍。会見に同席した鹿島の鈴木強化部長も「この状況で、即戦力の上田選手に来てもらってうれしく思う。31日の浦和戦から試合に出て頑張ってほしい」と期待をかけていた。
五輪エース候補、異例の前倒し入団 鹿島入りの上田
河野正樹 2019年7月26日20時29分

鹿島のユニホームを着て笑顔を見せる上田綺世

21歳以下日本代表に選ばれ、2018年アジア大会に出場した上田綺世⑮=加藤諒撮影

鹿島のユニホームを手にして笑顔を見せる上田綺世(中央)

21歳以下日本代表に選ばれ、2018年アジア大会に出場した上田綺世⑮=加藤諒撮影

記者会見する上田綺世(中央)

日本代表として南米選手権に参加した上田綺世(左)=内田光撮影
「日本代表でプロ選手とかかわるうちに、そこの環境にいち早く身を置きたいという気持ちになった」。サッカー南米選手権に大学生として唯一、日本代表入りした法大FW上田綺世(あやせ)(20)が26日、内定していたJ1鹿島に1年半前倒しで加入することを明らかにした。22歳以下日本代表で東京五輪のエース候補は、FW鈴木優磨(シントトロイデン)ら主力3人が海外移籍した鹿島にとって大きな戦力になる。
東京都町田市の法大多摩キャンパスで記者会見を開いた。上田は「決断に半年かかってしまった」と振り返る。今年2月に鹿島加入が内定したときも加入を考えたが、長山一也監督らの説得で翻意していた。ところが、大学では「突き抜けた存在」で、成長するためにはより厳しい環境が必要。上田は「法政でやれることはやりきった。ステップアップしたかった」と6月の南米選手権に旅立つ前に長山監督にプロ入りを志願した。日本代表DF長友佑都やFW武藤嘉紀のように大学4年生からプロ入りした例があるが、3年生でしかもシーズン途中でのプロ入りは異例だ。
上田は茨城県出身で、鹿島の下部組織、茨城・鹿島学園高を経て法大へ。大学生になって、森保一監督の目にとまり、年代別代表に選ばれるようになった。南米選手権では同世代の安部裕葵(バルセロナ)や久保建英(レアル・マドリード)からも刺激を受けた。「南米選手権に選ばれたことがきっかけとなった」という。
上田は身長182センチながら、パスを引き出す動きにたけた万能型。まずは、鹿島でFW伊藤翔やFWセルジーニョとポジションを争う。「まだアマチュアからプロに飛び込んだだけ。まずは出ると言うこと。結果を残すことをやっていきたい。早い決断をしたのが失敗じゃなかったと自分で言えるように、鹿島でプレーしていきたい」と意気込んだ。
鹿島にとっては朗報だ。小笠原満男が引退し、昌子源らが移籍をした今季、鹿島は過渡期だ。それにもかかわらず、この夏には鈴木以外にも安部裕葵(バルセロナ)と安西幸輝(ポルティモネンセ)と主力3人が移籍。けが人が続出する中で、どうにかJ1で3位につけている。
リーグ戦以外にアジア・チャンピオンズリーグ、ルヴァン杯、天皇杯を残しており、後半戦は過密日程が予想される。鹿島の鈴木満強化部長は「(鈴木)優磨が移籍して補強ポイントだったところに、この話があった。本当に助かる。31日の浦和戦にも出て頑張って欲しい」。早くも戦力として期待している。(河野正樹)
【法政大→鹿島】上田綺世「前倒し加入」の真実。南米選手権前には決断していた
2019年7月27日

(左から)法政大の長山一也監督、上田綺世、鹿島の鈴木満強化部長。(C)SAKANOWA
法政大のチームメイトには「ずっと言わずにいた」。
日本代表としてコパ・アメリカ(南米選手権)にも臨んだ法政大学のFW上田綺世が7月26日、この夏から鹿島アントラーズに加入することを発表した。現在3年生の上田は、卒業後の2021年春に鹿島に加入することが内定していた。しかし今年3月のDENSOカップでMVPを受賞するなど大学で突き抜ける活躍を見せ、コパ・アメリカ(南米選手権)を前にしたタイミングで1年半早めての「プロ入り」を決断した。
コパ・アメリカでの悔しさがあり加入を決めた、というわけではなかった。
今年2月に鹿島への2年後の加入を発表した直後だった。3月3日のDENSOカップで全日本選抜として北関東B・北信越から決勝ゴールを奪い、1-0の勝利を収めた。カターレ富山でもプレー経験のある長山一也監督はその時点で、「大学のレベルでは突き抜けた存在になっている」と改めて感じた。
当初は特別指定選手として鹿島と法政大の両輪で大学3、4年と強化していこうという狙いだった。ただ永山監督も「彼がより成長していくための環境を整えないといけない」と検討。すると上田から前倒しで、この夏から鹿島中心にプレーできないだろうかという相談を受けた。
そして、東京五輪代表(現U-22日本代表)にもコンスタントに選ばれてきた上田のコパ・アメリカ(南米選手権)での日本代表入りも決まる。
長山監督は上田にコパの開催期間、鹿島入りを前提として関係者との調整を進めることを伝えた。
果たしてそのような”前倒し”は可能なのか? その相談を受けた鹿島の鈴木満強化部長は、「ウチはまったく問題ない。むしろ歓迎でした」と上田の決断を喜んだ。ちょうど鈴木優磨の移籍話が浮上していた時期とも重なる。
そして帰国のタイミングで、上田に鹿島入りの”GOサイン”が出た。
上田はこの件をチームメイトにはまったく話してこなかったという。
「(この夏に鹿島に加わると)伝えたのはコパとユニバーシアードを終えて、帰国したあとでした。1週間ぐらい前でしょうか。練習後に永山監督が全員を集めてくれて、そこで自分の決意を伝えました。悲しんでいるような選手もいたり、いろんな反応がありました。ただ、自分がそのようにサッカー部からいなくなることが、むしろ、みんなにとっては、チャンスにもなると伝えました」
上田は7月28日の練習から鹿島に合流する。プロ契約は8月2日から。ただ鈴木満強化部長は「即戦力。31日の浦和レッズ戦から試合に出て頑張ってもらいたい、というぐらい期待しています」とハッパをかけた。
「鹿島アントラーズとしてもこれからの後半戦、より重要度の高い試合が続くなか、かなり主力選手が抜けたチーム状況ではあります。そのなかで、今、上田選手という貴重な即戦力を得られたことを、本当に嬉しく思います。鹿島のジュニアユースの出身で、鹿島学園、法政大学と進み、大学で鍛えてもらい、このようなA代表にも選ばれるような選手になり、鹿島に帰ってきてくれたことを非常に嬉しく思っています」
鈴木強化部長はそのように上田の成長ぶりと、まさにこのタイミングでの「プロ入り」を喜んだ。一つの流れができているようだ。
そして上田は決意を示す。
「1年半プロになることを早めたことで、そこで何をできるかがすごく大事になる。まずはそこに注力したいです。決断できたのは、サッカーをやってきた16年の中で、この大学の2年半がとても濃い時間だったから。そこで出会った仲間たちは僕にとって大きな存在で、刺激を常にもらい、切磋琢磨し合い、僕を成長させてくれました。これからは鹿島のタイトル獲得に向けて貢献していきたい。法政にかかわってきてくれた皆さんに、応援してもらえる選手になりたいと思います」
20歳の決断――。すでに多くの選手がプロになり、なかには海外に挑んでいったが、上田は「そこの舞台に僕はまだ立てていない。でも負けてはいるとも思っていない。何か秀でているところもあるのではないか。ここから活躍して追い付き、いつかは追い越したい」と語った。
まずは1日も早い鹿島でのデビュー、そしてゴールを決めたい。
[取材・文:塚越始]
text by Hajime TSUKAKOSHI
「代表がすべてではない」 法大FW上田綺世が会見で明かした鹿島“前倒し加入”の本当の理由
岡島智哉
2019年07月27日
コパ・アメリカ日本代表に、大学から唯一の選出であったことがキッカケに

鹿島とプロ契約を交わした上田綺世が26日に会見を行なった。会見には法政大の長山監督と鹿島の鈴木強化部長が同席した。写真:岡島智哉
法政大FW上田綺世が鹿島とプロ契約を締結したことが26日、発表された。2021年の加入が内定していたが、1年半後を待たずに前倒す形での加入となった。上田は「この決断が失敗じゃなかったと言えるようにプレーしていきたい。タイトル獲得に貢献していけたら」と意気込みを語った。
以前からプロ専念のタイミングを模索していた上田は、コパ・アメリカ(南米選手権)の出発前に法政大側に意志を伝えた。コパ・アメリカで無得点に終わったことよりも、大学から唯一の選出であったことがキッカケだったという。「大学の中で突き抜けた存在になってきていた。彼がより成長していくための環境を僕ら指導者も整えないといけないというところもあった」(長山一也監督)と大学側も快諾し、鹿島側に提案。「即戦力として歓迎します」との返答を得た結果、契約締結の運びとなった。サッカー部は退部するが、大学には引き続き通学する。同様のケースは過去に長友佑都(明治大)、武藤嘉紀(慶応大)、室屋成(明治大)らの例がある。
東京五輪を主眼に置いたチャレンジと捉えれば、この時期の鹿島入りは少々リスキーでもある。現状はセルジーニョ、土居聖真、伊藤翔と先発2トップの椅子を争う構図となるが、3人ともに確かな技術と献身性を持つ実力者だ。突き上げを狙う若手もいる。大学を主戦場としていれば、五輪世代のセンターフォワードの定位置は約束されていただろう。だが上田は「その先」を見据えている。
「代表がすべてではない。プロキャリアを歩んでいくなかで、海外に進むためには、いま鹿島に入ることが大事だと感じたので決めた。今後アンダー世代に定着するため、五輪に出るために決断したわけではない」
思えば2月に行なわれた2021年加入の内定会見でも、上田は海外志向を口にしていた。J内定会見で海外への夢を口にするケースは稀なので少し驚いたが、同席した鹿島の椎本邦一スカウト担当部長も「いずれは海外に行く選手だと思っています」とうなずいていた。この夏に巣立っていった安部裕葵が、安西幸輝が、鈴木優磨がそうであったように、鹿島という環境で勝利のために献身することが成長につながると考えた上での、このタイミングでの決断だった。
もちろん、鹿島を「足かけ」の場と捉えているわけではない。「その先」を見る余裕などないほどの激しいポジション争いとタイトル獲得に向けた戦いが待っている。
「まずは自分の信頼を得ること。それができたら、クラブのために、優勝のために何ができるか。点を取ることもそうだし、ピッチ外で影響を与えられる選手になることが大事」
プロになった以上、鹿島のために戦い、鹿島のために勝利をもぎ取りにいく姿勢こそが、今の上田に最も求められていることだ。
取材・文●岡島智哉(報知新聞社)
上田綺世は「本当は3年生になるタイミングで(大学を)辞めることも考えていたし、中退して鹿島に専念するという決断もあった」とプロ内定時のことを語り、「僕が法政でやれることはやり切った。コパ・アメリカに行く1、2週間前に僕の中で決断した」とこの決断が、南米選手権出場以前に行っていたことを明かす。
日本代表選出とユニバーシアード出場で大学サッカーを“卒業”すると一つの区切りとした様子。
お互いに良かったのではなかろうか。
法政大学側としては、この意向を受け、南米選手権の期間中に鹿島に打診し、調整を経て、この早期加入の運びとなった。
これまで、スポーツ推薦入学という問題から大学生を全うすると思われておったが、大学側からの調整ということで、問題はクリアとなったことがわかる。
また、プロ契約は8月からであるが、7/31の浦和戦も特別指定選手として出場可能である。
ACLにも登録されるであろう。
しかしながら天皇杯は法政大学のメンバーとして出場しておるために登録不可である。
鹿島は大きな戦力を得た。
上田綺世はタイトルを目指し、躍動してくれよう。
期待しておる。

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なぜ、このタイミングとなったのか…“前倒し”で鹿島加入のFW上田綺世「コパの結果がきっかけではない」
19/7/26 20:27

鹿島アントラーズに加入する法政大FW上田綺世
鹿島アントラーズへの加入が発表された法政大FW上田綺世(3年)が26日、同大学で加入記者会見を行った。
1998年8月28日生まれ、茨城県水戸市出身の20歳は中学時代は鹿島の下部組織である鹿島アントラーズノルテに在籍し、ユース昇格は叶わなかった。鹿島学園高、法政大とキャリアを歩み、2年次の今年2月には2021年シーズンの鹿島加入内定が発表されていたが、法政大サッカー部を退部して今季より加入が決定。今月28日よりチームに合流することになった。
実は2月の21年シーズン加入内定が発表される前に一つの考えがあったという。「本当は3年生になるタイミングで(大学を)辞めることも考えていたし、中退して鹿島に専念するという決断もあった」ようだが、「(法政大の長山一也)監督やスタッフの方と話しをして、まだ法政大でできることがあると僕は感じたし、それを実現しないと(法政を)出れないと思った」と法政大サッカー部でプレーを続ける決断を下した。
「この半年、なかなか活躍できなかった」。本人の言葉を借りれば、ピッチ上での活躍は限られたのかもしれないが、ピッチ内外で仲間に刺激を与えてきた。「代表や上のレベルを経験している人間は僕しかいないので、代表で感じたことをピッチ内で表現したり、後輩や同じポジションの選手に伝えてきたし、自分が持っている技術や思考を伝えるために、シュート練習をしながら伝えられる限りの感覚を伝える努力をした」。これまで以上に自身の経験をチームに還元できたいう感覚もあり、「僕が法政でやれることはやり切った。コパ・アメリカに行く1、2週間前に僕の中で決断した」と鹿島加入を決断し、コパ・アメリカ出発当日、長山監督にその旨を伝えたという。
コパ・アメリカでは初戦のチリ戦から鋭い動き出しや抜群のポジショニングを武器にして、幾度となく決定機に顔を出した。ノーゴールに終わって「僕はまだ力が足りなかった。力不足を知れたのは良かった」と悔しさを露わにしており、この経験が今回の決断に影響を与えたかと思われたが、「コパの結果がきっかけになったわけではない」と説明する。
「大学生としてコパに選ばれる存在になれたことで、次のステップに進むきっかけになった。だから、コパに行く前に監督には決断を伝えていて、その間に監督やスタッフの方が動いて頂いたので、これだけスムーズに事が進んでいると思う。そこにはすごく感謝がある」。法政大でやるべきことをやり切ったという思いと、コパ・アメリカを戦うA代表に初選出されたことが、次のステップへと進もうとする上田の背中を押すことになった。
鹿島は今夏、FW鈴木優磨、MF安部裕葵、DF安西幸輝が海外へと飛び立った。「かなりの主力が抜けたというチーム状況もある」と語った鈴木満強化部長が、「上田選手は貴重な即戦力。31日にレッズとの試合があるが、そこから試合に出て頑張ってもらいたいくらい期待している」と続けたように、上田には大きな期待が寄せられている。ステップアップを果たすストライカーは、「僕が思うプロフェッショナルというのは、人を魅了する、感動させることだと思っている。まずは試合に出ること。結果を残すことをやっていきたい」と新たなステージでの飛躍を誓う。
(取材・文 折戸岳彦)
ありがとう法政大サッカー部、ありがとう大学サッカー…鹿島加入のFW上田綺世「一番大事な2年半になった」
19/7/26 21:17

鹿島アントラーズに加入する法政大FW上田綺世
プロになるという一つの夢を叶えた。今季から鹿島アントラーズへの加入が発表された法政大FW上田綺世は感謝を示す。「今、こういう立場になれているのも、法政の選手と切磋琢磨した2年半があったからだと思っている」と――。
中学時代は鹿島の下部組織である鹿島アントラーズノルテに在籍した上田だったが、ユース昇格は叶わなかった。その後、鹿島学園高を経て、法政大に進学すると、1年次の総理大臣杯決勝で決勝ゴールを奪い、35年ぶりの同大会制覇へと導いた。さらに2年次には42年ぶりの全日本大学サッカー選手権(インカレ)制覇に貢献するなど、法政大での存在感を高めていった。
それは17年の年末にデビューした東京五輪代表でも変わらなかった。森保一監督が就任したばかりの17年12月にU-20日本代表に初選出を果たすと、五輪代表にコンスタントに招集され、約1年半の活動の中で14得点を奪って同代表得点王(19年7月時点)となっている。大学の活躍が認められ、五輪代表へ選出された。そして、五輪代表での活躍が認められたことで、今年6月にはコパ・アメリカを戦うA代表に初選出されるなど、着実なステップアップを果たしてきた。
今、このような状況にいられるのも法政大サッカー部に在籍していたからこそ、そして大学サッカーがあったからこそだと実感している。
「この2年半が僕にとって大事な2年半。今まで16年間サッカーをやってきた中で一番大事な2年半になったし、一番濃い時間だったと思う。そこで出会った仲間、法政の選手が僕にとってすごく大きな存在で、刺激を常にもらえた。その刺激が僕を成長させてくれた」
五輪代表の活動があるたび、上田は「僕は大学サッカーの代表」であることを強調してきた。「大学生なので、プロに負けたくない気持ちもある。大学生もプロに負けないぞというところは、プロと一緒にやる機会でしか証明できない部分でもあると思うので、僕が活躍していくことが、大学サッカーを盛り上げることにつながる」。その言葉どおり、大学生としての誇りを持ち、五輪代表ではプロにも負けない活躍を披露し続けてきた。
21年の加入内定が発表されていた鹿島に、前倒しでの加入が決まった。大学サッカーを卒業し(大学には在学)、今後はJリーグ、プロの世界を舞台に戦うことになる。「日の目を浴びさせてくれ、こういう状況になれたのは法政の選手の活躍だったり、僕の活躍を支えてくれた選手がいたから。この大学サッカーという環境が今の僕を作ったのは間違いない」と2年半で大きな成長を遂げさせてくれた“舞台”に感謝を示すと、「僕はプロになるけど、大学サッカーを広めていけるような存在になっていければと思うし、大学サッカーを背負っていければいい」との決意を胸にプロの世界へと飛び込んでいく。
(取材・文 折戸岳彦)
法大FW上田綺世が鹿島入団前倒し「成長を考え」
[2019年7月26日19時20分]

鹿島入団会見に臨む法大・上田(撮影・大野祥一)
日本代表FW上田綺世(あやせ、20)が法大サッカー部を退部し、21年の入団予定を前倒しして今夏鹿島入りすることが26日、発表された。
大学自体は退学せず、卒業を目指す。上田は記者会見を開き、6月の南米選手権出発当日に法大・長山監督に意思を伝えたと説明。今季初めにプロ入りすることも考えたというが、法大でまだやれることがあると考え、半年引き延ばした。
1年時はリーグ戦12得点、2年だった18年は11得点。結果は残したが、スコアラーが自身だけという状況に満足できなかった。FW陣を集めてシュート練習をするなど、世代別代表での経験をチームに還元した今季は、チームメートが活躍。「僕が刺激を与えて、逆に与え返される状況ができた。僕がいる必要もないかとスッキリ決断できた」と迷いはなくなった。
プロ契約は8月2日からだが、特別指定選手として31日の浦和戦(埼スタ)でJデビューの可能性も。鈴木強化部長は「貴重な即戦力。浦和戦から出てほしい」と大きな期待を寄せた。
◆上田綺世 うえだ・あやせ。1998年(平10)8月28日、水戸市生まれ。中学時代は鹿島アントラーズノルテに所属。鹿島学園高を経て法大スポーツ健康学部に進学し、現在3年。50メートル走6秒0、両足のキック、ヘディングの強さが武器。今年6月の南米選手権で初めてA代表入りした。182センチ、76キロ
法大・上田、鹿島入団会見 タイトルに意欲

記者会見でポーズをとる、J1鹿島入りを前倒しした法大の上田綺世=26日、東京都町田市
鹿島への入団を当初予定の2021年から前倒しした法大のFW上田綺世(20)が26日、東京・町田市内で記者会見し「早い決断が失敗じゃなかったといえるようにプレーしたい。タイトル獲得に貢献したい」と意気込みを語った。背番号は36。8月2日にプロ契約を結ぶ。東京五輪での活躍が期待される点取り屋。鈴木強化部長は「31日の浦和戦から試合に出てもらいたいぐらい」と語った。
法大・上田、鹿島に“前倒し入団” チーム初の大学生プロ
[ 2019年7月27日 05:30 ]

法大で入団会見に臨んだ上田(中央)。右は鈴木強化部長、左は法大の長山監督
Photo By スポニチ
鹿島は26日、21年の加入が内定していた特別指定選手の日本代表FW上田綺世(20)が法大サッカー部を退部し、加入することを発表した。法大で会見した上田は「法政でやれることはやりきったので決断した。鹿島のタイトル獲得に向けて貢献していけたらうれしい」と抱負。背番号は36に決まった。
日本代表初選出を受けて南米選手権の2週間前にプロ転向を決断。ブラジル出発日に法大の長山監督に意思を伝え、前倒し加入に結びついた。大学在学中にプロとなるのは長友、室屋(ともに明大→FC東京)の例があるが、鹿島では初。同じ東京五輪世代の安部、久保らが海外へ移籍し、「僕もいち早くプロで活躍して、彼らに追いつき追い越せたら」と力を込めた。
鹿島は今夏、エースのFW鈴木が移籍した。鈴木満強化部長は「貴重な即戦力。31日に浦和との試合があるが、そこから試合に出て頑張ってもらいたいなというくらい期待している」と話した。プロ契約は8月2日からだが、現状の特別指定選手のまま“前倒し”のJ1初出場にも含みを持たせた。
【鹿島】法大・上田綺世が“長友ロード”で加入…南米選手権がきっかけ
2019年7月27日 6時0分スポーツ報知

鹿島入りを発表し、ユニホーム姿を披露した法大・上田
鹿島は26日、南米選手権の日本代表で、東京五輪世代のエースFW上田綺世(あやせ、3年)=法大=がサッカー部を退部し、今季から加入することを発表した。2021年の加入が内定していたが1年半前倒し。大学には引き続き通学し、学生とプロ選手の「二足のわらじ」でレベルアップを目指す。
東京・町田市内のキャンパスで加入会見を行った上田は「南米選手権のメンバー入りがキッカケにはなったが、法政でやれることはやり切ったのかなと思い、この決断になった」と明かした。同席した鹿島の強化責任者の鈴木満常務は「主力が抜けたチーム事情もある。貴重な即戦力を得られたことを非常にうれしく思う」と話し、31日のJ1第16節、浦和戦(埼玉)のメンバー入りに「そこから試合に出て頑張ってもらいたい」と期待を寄せた。
前例の極めて少ない大学生プロJリーガー。五輪前年のチャレンジはリスクも伴うが“出世例”もある。上田と同じく五輪前年に明大からF東京入りしたDF長友佑都(32)=ガラタサライ=だ。鹿島ユース昇格がかなわず、高卒でのプロ入りも逃した上田と同様、長友も明大のスタンドで太鼓をたたいた日々を乗り越え、3年時にサッカー部を退部して07年にF東京でプロ入り。08年北京五輪から成り上がりストーリーが始まった。上田も「プロは目標ではあったが、夢はもっと先にある」と闘志を燃やした。
「もしかしたら法政で試合を重ねていた方が五輪に近いかもしれない。でも僕は飛び込む。まずは周りの信頼を得て、こういう選手だというのを伝えていきたい」。東京五輪での躍動が期待される点取り屋は“長友ロード”で進化を遂げる。(岡島 智哉)
上田綺世が鹿島入団!法大退部で1年半前倒し 南米選手権前から早期プロ入り構想

8月からのJ1鹿島入りが決まった法大・上田綺世(中央)
8月からJ1鹿島に加入することになったサッカー日本代表FW上田綺世(20)=法大=が26日、都内の法大多摩キャンパス内で会見を行った。当初は、卒業後の2021年からプロのキャリアをスタートさせる予定だったがサッカー部を退部し、1年半ほど前倒してのプロ入りとなる。
自身初のA代表となった南米選手権前から、早期のプロ入りについて構想があったと明かし「この決断が失敗じゃなかったと言えるようにしたい。鹿島のタイトルに貢献したい」と語った。プロ契約は8月からだが、以前から特別指定選手であることで、最短での鹿島デビューは31日のリーグ浦和戦となる。
鹿島は今夏に多くの主力が海外へと移籍。会見に同席した鹿島の鈴木強化部長も「この状況で、即戦力の上田選手に来てもらってうれしく思う。31日の浦和戦から試合に出て頑張ってほしい」と期待をかけていた。
五輪エース候補、異例の前倒し入団 鹿島入りの上田
河野正樹 2019年7月26日20時29分

鹿島のユニホームを着て笑顔を見せる上田綺世

21歳以下日本代表に選ばれ、2018年アジア大会に出場した上田綺世⑮=加藤諒撮影

鹿島のユニホームを手にして笑顔を見せる上田綺世(中央)

21歳以下日本代表に選ばれ、2018年アジア大会に出場した上田綺世⑮=加藤諒撮影

記者会見する上田綺世(中央)

日本代表として南米選手権に参加した上田綺世(左)=内田光撮影
「日本代表でプロ選手とかかわるうちに、そこの環境にいち早く身を置きたいという気持ちになった」。サッカー南米選手権に大学生として唯一、日本代表入りした法大FW上田綺世(あやせ)(20)が26日、内定していたJ1鹿島に1年半前倒しで加入することを明らかにした。22歳以下日本代表で東京五輪のエース候補は、FW鈴木優磨(シントトロイデン)ら主力3人が海外移籍した鹿島にとって大きな戦力になる。
東京都町田市の法大多摩キャンパスで記者会見を開いた。上田は「決断に半年かかってしまった」と振り返る。今年2月に鹿島加入が内定したときも加入を考えたが、長山一也監督らの説得で翻意していた。ところが、大学では「突き抜けた存在」で、成長するためにはより厳しい環境が必要。上田は「法政でやれることはやりきった。ステップアップしたかった」と6月の南米選手権に旅立つ前に長山監督にプロ入りを志願した。日本代表DF長友佑都やFW武藤嘉紀のように大学4年生からプロ入りした例があるが、3年生でしかもシーズン途中でのプロ入りは異例だ。
上田は茨城県出身で、鹿島の下部組織、茨城・鹿島学園高を経て法大へ。大学生になって、森保一監督の目にとまり、年代別代表に選ばれるようになった。南米選手権では同世代の安部裕葵(バルセロナ)や久保建英(レアル・マドリード)からも刺激を受けた。「南米選手権に選ばれたことがきっかけとなった」という。
上田は身長182センチながら、パスを引き出す動きにたけた万能型。まずは、鹿島でFW伊藤翔やFWセルジーニョとポジションを争う。「まだアマチュアからプロに飛び込んだだけ。まずは出ると言うこと。結果を残すことをやっていきたい。早い決断をしたのが失敗じゃなかったと自分で言えるように、鹿島でプレーしていきたい」と意気込んだ。
鹿島にとっては朗報だ。小笠原満男が引退し、昌子源らが移籍をした今季、鹿島は過渡期だ。それにもかかわらず、この夏には鈴木以外にも安部裕葵(バルセロナ)と安西幸輝(ポルティモネンセ)と主力3人が移籍。けが人が続出する中で、どうにかJ1で3位につけている。
リーグ戦以外にアジア・チャンピオンズリーグ、ルヴァン杯、天皇杯を残しており、後半戦は過密日程が予想される。鹿島の鈴木満強化部長は「(鈴木)優磨が移籍して補強ポイントだったところに、この話があった。本当に助かる。31日の浦和戦にも出て頑張って欲しい」。早くも戦力として期待している。(河野正樹)
【法政大→鹿島】上田綺世「前倒し加入」の真実。南米選手権前には決断していた
2019年7月27日

(左から)法政大の長山一也監督、上田綺世、鹿島の鈴木満強化部長。(C)SAKANOWA
法政大のチームメイトには「ずっと言わずにいた」。
日本代表としてコパ・アメリカ(南米選手権)にも臨んだ法政大学のFW上田綺世が7月26日、この夏から鹿島アントラーズに加入することを発表した。現在3年生の上田は、卒業後の2021年春に鹿島に加入することが内定していた。しかし今年3月のDENSOカップでMVPを受賞するなど大学で突き抜ける活躍を見せ、コパ・アメリカ(南米選手権)を前にしたタイミングで1年半早めての「プロ入り」を決断した。
コパ・アメリカでの悔しさがあり加入を決めた、というわけではなかった。
今年2月に鹿島への2年後の加入を発表した直後だった。3月3日のDENSOカップで全日本選抜として北関東B・北信越から決勝ゴールを奪い、1-0の勝利を収めた。カターレ富山でもプレー経験のある長山一也監督はその時点で、「大学のレベルでは突き抜けた存在になっている」と改めて感じた。
当初は特別指定選手として鹿島と法政大の両輪で大学3、4年と強化していこうという狙いだった。ただ永山監督も「彼がより成長していくための環境を整えないといけない」と検討。すると上田から前倒しで、この夏から鹿島中心にプレーできないだろうかという相談を受けた。
そして、東京五輪代表(現U-22日本代表)にもコンスタントに選ばれてきた上田のコパ・アメリカ(南米選手権)での日本代表入りも決まる。
長山監督は上田にコパの開催期間、鹿島入りを前提として関係者との調整を進めることを伝えた。
果たしてそのような”前倒し”は可能なのか? その相談を受けた鹿島の鈴木満強化部長は、「ウチはまったく問題ない。むしろ歓迎でした」と上田の決断を喜んだ。ちょうど鈴木優磨の移籍話が浮上していた時期とも重なる。
そして帰国のタイミングで、上田に鹿島入りの”GOサイン”が出た。
上田はこの件をチームメイトにはまったく話してこなかったという。
「(この夏に鹿島に加わると)伝えたのはコパとユニバーシアードを終えて、帰国したあとでした。1週間ぐらい前でしょうか。練習後に永山監督が全員を集めてくれて、そこで自分の決意を伝えました。悲しんでいるような選手もいたり、いろんな反応がありました。ただ、自分がそのようにサッカー部からいなくなることが、むしろ、みんなにとっては、チャンスにもなると伝えました」
上田は7月28日の練習から鹿島に合流する。プロ契約は8月2日から。ただ鈴木満強化部長は「即戦力。31日の浦和レッズ戦から試合に出て頑張ってもらいたい、というぐらい期待しています」とハッパをかけた。
「鹿島アントラーズとしてもこれからの後半戦、より重要度の高い試合が続くなか、かなり主力選手が抜けたチーム状況ではあります。そのなかで、今、上田選手という貴重な即戦力を得られたことを、本当に嬉しく思います。鹿島のジュニアユースの出身で、鹿島学園、法政大学と進み、大学で鍛えてもらい、このようなA代表にも選ばれるような選手になり、鹿島に帰ってきてくれたことを非常に嬉しく思っています」
鈴木強化部長はそのように上田の成長ぶりと、まさにこのタイミングでの「プロ入り」を喜んだ。一つの流れができているようだ。
そして上田は決意を示す。
「1年半プロになることを早めたことで、そこで何をできるかがすごく大事になる。まずはそこに注力したいです。決断できたのは、サッカーをやってきた16年の中で、この大学の2年半がとても濃い時間だったから。そこで出会った仲間たちは僕にとって大きな存在で、刺激を常にもらい、切磋琢磨し合い、僕を成長させてくれました。これからは鹿島のタイトル獲得に向けて貢献していきたい。法政にかかわってきてくれた皆さんに、応援してもらえる選手になりたいと思います」
20歳の決断――。すでに多くの選手がプロになり、なかには海外に挑んでいったが、上田は「そこの舞台に僕はまだ立てていない。でも負けてはいるとも思っていない。何か秀でているところもあるのではないか。ここから活躍して追い付き、いつかは追い越したい」と語った。
まずは1日も早い鹿島でのデビュー、そしてゴールを決めたい。
[取材・文:塚越始]
text by Hajime TSUKAKOSHI
「代表がすべてではない」 法大FW上田綺世が会見で明かした鹿島“前倒し加入”の本当の理由
岡島智哉
2019年07月27日
コパ・アメリカ日本代表に、大学から唯一の選出であったことがキッカケに

鹿島とプロ契約を交わした上田綺世が26日に会見を行なった。会見には法政大の長山監督と鹿島の鈴木強化部長が同席した。写真:岡島智哉
法政大FW上田綺世が鹿島とプロ契約を締結したことが26日、発表された。2021年の加入が内定していたが、1年半後を待たずに前倒す形での加入となった。上田は「この決断が失敗じゃなかったと言えるようにプレーしていきたい。タイトル獲得に貢献していけたら」と意気込みを語った。
以前からプロ専念のタイミングを模索していた上田は、コパ・アメリカ(南米選手権)の出発前に法政大側に意志を伝えた。コパ・アメリカで無得点に終わったことよりも、大学から唯一の選出であったことがキッカケだったという。「大学の中で突き抜けた存在になってきていた。彼がより成長していくための環境を僕ら指導者も整えないといけないというところもあった」(長山一也監督)と大学側も快諾し、鹿島側に提案。「即戦力として歓迎します」との返答を得た結果、契約締結の運びとなった。サッカー部は退部するが、大学には引き続き通学する。同様のケースは過去に長友佑都(明治大)、武藤嘉紀(慶応大)、室屋成(明治大)らの例がある。
東京五輪を主眼に置いたチャレンジと捉えれば、この時期の鹿島入りは少々リスキーでもある。現状はセルジーニョ、土居聖真、伊藤翔と先発2トップの椅子を争う構図となるが、3人ともに確かな技術と献身性を持つ実力者だ。突き上げを狙う若手もいる。大学を主戦場としていれば、五輪世代のセンターフォワードの定位置は約束されていただろう。だが上田は「その先」を見据えている。
「代表がすべてではない。プロキャリアを歩んでいくなかで、海外に進むためには、いま鹿島に入ることが大事だと感じたので決めた。今後アンダー世代に定着するため、五輪に出るために決断したわけではない」
思えば2月に行なわれた2021年加入の内定会見でも、上田は海外志向を口にしていた。J内定会見で海外への夢を口にするケースは稀なので少し驚いたが、同席した鹿島の椎本邦一スカウト担当部長も「いずれは海外に行く選手だと思っています」とうなずいていた。この夏に巣立っていった安部裕葵が、安西幸輝が、鈴木優磨がそうであったように、鹿島という環境で勝利のために献身することが成長につながると考えた上での、このタイミングでの決断だった。
もちろん、鹿島を「足かけ」の場と捉えているわけではない。「その先」を見る余裕などないほどの激しいポジション争いとタイトル獲得に向けた戦いが待っている。
「まずは自分の信頼を得ること。それができたら、クラブのために、優勝のために何ができるか。点を取ることもそうだし、ピッチ外で影響を与えられる選手になることが大事」
プロになった以上、鹿島のために戦い、鹿島のために勝利をもぎ取りにいく姿勢こそが、今の上田に最も求められていることだ。
取材・文●岡島智哉(報知新聞社)
クォン・スンテが醸し出す常勝軍団に相応しい空気感
クォン・スンテについて伝えるサッカーダイジェストの広島記者である。
GKとして円熟したプレイを魅せるクォン・スンテがどのような考えなのかがよくわかる。
チームを鼓舞し、引き締める守護神がおるからこそフィールドプレイヤーは安心して集中するというもの。
スンテと共にタイトルを掴む。
楽しみである。

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【鹿島】安心感だけでなく緊張感も。クォン・スンテが醸し出す常勝軍団に相応しい空気感
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2019年07月26日
チームを鼓舞するため、味方を叱咤することも

来日3年目のクォン・スンテ。日本語に関しては「聞き取りぐらいなら(笑)」という上達具合だが、ピッチ内の指示に関しては「まったく問題ありません」。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)
感情をむき出しに、怪我をしてでもゴールを守る――かつてはそんなGKだった。
「怪我を恐れず、なりふり構わずに、とにかく飛び込んで相手を止めることしか考えていない時期がありました」
そんな鹿島の守護神クォン・スンテに、かつて所属していた全北現代のチェ・ガンヒ監督は「怪我をするなら、1失点したほうがいい」と諭したことがある。「シーズンは長い。怪我をして3か月や半年休むぐらいなら、1失点してもいいから次の試合に出てほしい」とも。
当の本人は「そう言われたからといって、失点はあり得ない、怪我をしたほうがマシ」と考えていたという。ただ、指揮官の想いを理解していなかったわけではない。常に自分がピッチに立てるように。そうした自覚と責任感をさらに強くして、プレーを続けた。
基本的には、闘争心が旺盛なタイプだ。まだ経験の浅い新人時代には「ピッチ上でいくつかの揉め事や衝突があった」。しかし、幾多の経験を積むことによって、感情をコントロールできるようになったし、「落ち着いて試合を運べるようになった」。
もっとも、消極的になったわけではない。
「怪我を恐れてプレーしたことは一度もありません。失点する痛みのほうが強いので」
ゴール前の混戦でも、まったく怯まず、敵FWの足をかいくぐってでも、目を見開いたままキャッチしようと飛び込む。見ているこっちがヒヤヒヤしてくるが、ある意味、それがゴールを守ると同時に、怪我を回避することにもつながっているようだ。
「まずボールを見ていなければ、相手の足が出てくるのか、身体が飛び出してくるのか、判断できませんから。どんなに怖い場面でも、ボールを最後まで見て、弾くのか、キャッチするのかを見定める。そうしないと、自分で自分を守れません」
迫力あるキャッチングやセービングで鹿島のゴールを死守し、またチームを鼓舞するため、味方を叱咤することもある。
「選手である以上、ミスはつきものです。ミスをした瞬間は本人がそれを一番分かっているし、落ち込んでもいるでしょう。そこで怒れば、気分が滅入ってしまうかもしれない。だから1回目のミスの後は『大丈夫だ』と声もかけます。でもミスを繰り返すようでは、厳しく言わなければならない。それがベテランに求められている役割のひとつでもあると認識しています」
少しでも気を抜いたプレーをすれば、最後尾で構える守護神が黙っていない。そうやってことあるごとに、チームを引き締めてくれるクォン・スンテの存在は、安心感だけでなく、ピリピリとした緊張感をもたらしてくれる。それは、常にタイトルを義務付けられている常勝軍団に相応しい空気感と言えるだろう。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
※本記事は、サッカーダイジェスト8月8日号(7月25日発売)掲載の記事から一部抜粋・加筆修正したもの。
GKとして円熟したプレイを魅せるクォン・スンテがどのような考えなのかがよくわかる。
チームを鼓舞し、引き締める守護神がおるからこそフィールドプレイヤーは安心して集中するというもの。
スンテと共にタイトルを掴む。
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【鹿島】安心感だけでなく緊張感も。クォン・スンテが醸し出す常勝軍団に相応しい空気感
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2019年07月26日
チームを鼓舞するため、味方を叱咤することも

来日3年目のクォン・スンテ。日本語に関しては「聞き取りぐらいなら(笑)」という上達具合だが、ピッチ内の指示に関しては「まったく問題ありません」。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)
感情をむき出しに、怪我をしてでもゴールを守る――かつてはそんなGKだった。
「怪我を恐れず、なりふり構わずに、とにかく飛び込んで相手を止めることしか考えていない時期がありました」
そんな鹿島の守護神クォン・スンテに、かつて所属していた全北現代のチェ・ガンヒ監督は「怪我をするなら、1失点したほうがいい」と諭したことがある。「シーズンは長い。怪我をして3か月や半年休むぐらいなら、1失点してもいいから次の試合に出てほしい」とも。
当の本人は「そう言われたからといって、失点はあり得ない、怪我をしたほうがマシ」と考えていたという。ただ、指揮官の想いを理解していなかったわけではない。常に自分がピッチに立てるように。そうした自覚と責任感をさらに強くして、プレーを続けた。
基本的には、闘争心が旺盛なタイプだ。まだ経験の浅い新人時代には「ピッチ上でいくつかの揉め事や衝突があった」。しかし、幾多の経験を積むことによって、感情をコントロールできるようになったし、「落ち着いて試合を運べるようになった」。
もっとも、消極的になったわけではない。
「怪我を恐れてプレーしたことは一度もありません。失点する痛みのほうが強いので」
ゴール前の混戦でも、まったく怯まず、敵FWの足をかいくぐってでも、目を見開いたままキャッチしようと飛び込む。見ているこっちがヒヤヒヤしてくるが、ある意味、それがゴールを守ると同時に、怪我を回避することにもつながっているようだ。
「まずボールを見ていなければ、相手の足が出てくるのか、身体が飛び出してくるのか、判断できませんから。どんなに怖い場面でも、ボールを最後まで見て、弾くのか、キャッチするのかを見定める。そうしないと、自分で自分を守れません」
迫力あるキャッチングやセービングで鹿島のゴールを死守し、またチームを鼓舞するため、味方を叱咤することもある。
「選手である以上、ミスはつきものです。ミスをした瞬間は本人がそれを一番分かっているし、落ち込んでもいるでしょう。そこで怒れば、気分が滅入ってしまうかもしれない。だから1回目のミスの後は『大丈夫だ』と声もかけます。でもミスを繰り返すようでは、厳しく言わなければならない。それがベテランに求められている役割のひとつでもあると認識しています」
少しでも気を抜いたプレーをすれば、最後尾で構える守護神が黙っていない。そうやってことあるごとに、チームを引き締めてくれるクォン・スンテの存在は、安心感だけでなく、ピリピリとした緊張感をもたらしてくれる。それは、常にタイトルを義務付けられている常勝軍団に相応しい空気感と言えるだろう。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
※本記事は、サッカーダイジェスト8月8日号(7月25日発売)掲載の記事から一部抜粋・加筆修正したもの。
ブレーメン・大迫勇也、東京五輪OA出場か
ブレーメンの大迫勇也について報じた独現地紙である。
「大迫勇也(ブレーメン)が有力候補として考えられているという報道に対し、所属クラブのブレーメンは「もし大迫が望むなら止めはしない様子」だと、地元紙『kreiszeitung』が”驚きを以って”報じた」とのこと。
これは朗報。
「母国で高い評価を得ている彼が、日本で開催されるオリンピックに出場することを望んだとして、それは驚くべきことではない。おそらく彼が参加したいならば、ブレーメンはその道を邪魔することはしないだろう」と大迫自身の気持ちを尊重する様子。
来年の東京五輪に大迫がOAとして出場するとなれば、メダルの可能性は大きく前進する。
是非とも叶えて欲しい。
楽しみにしておる。

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「彼が参加したいと望むなら…」大迫勇也の東京オリンピック出場を、ブレーメンは容認の方向? 現地紙が見解
サッカーダイジェストWeb編集部
2019年07月26日
「派遣義務はない大会ではあるが…」と大迫の希望を重視

大迫自身が望んでいるかは不明だが、ブレーメンとしてはコパ・アメリカの時のように絶対に派遣しないという姿勢ではないようだ。 (C) Getty Images
ちょうど1年後に迫った東京五輪。男子サッカーは23歳以下の選手が中心となるU-23日本代表が挑むことになるが、23歳以上の選手を加えることができるオーバーエイジ枠の候補もそろそろ絞り込まれ始めているようだ。
五輪でのオーバーエイジ枠は3人。昌子源(トゥールーズ)、柴崎岳(デポルティボ)、中島翔哉(ポルト)、そして大迫勇也(ブレーメン)が有力候補として考えられているという報道に対し、所属クラブのブレーメンは「もし大迫が望むなら止めはしない様子」だと、地元紙『kreiszeitung』が”驚きを以って”報じた。
というのも、今年1月のアジアカップ以降、日本サッカー協会とブレーメンは大迫をめぐり、ちょっとした騒動になっていたからだ。
大迫は19年1月に参加したアジアカップに日本代表として参加し、準優勝に貢献したが、クラブに戻ってくると「プレーできないほどの背中の負傷」が判明。静養とリハビリのため、シーズンの後半戦で約2か月ほど戦線から離れる状態に陥った。
この一件でブレーメンのフロントや指揮官フロリアン・コーフェルトが「怪我をしていない選手が怪我をして帰ってきた。どういうことなのか理解できない」と日本サッカー協会に対して怒りを露わに。6月に行なわれたコパ・アメリカには「派遣しない」と事前に表明するという、緊張事態に発展した。
こうした背景に加え、五輪はコパ・アメリカと同様に派遣義務の生じない国際大会のため、ブレーメンは大迫の招集を拒むこともできる。
だが同紙は、「母国で高い評価を得ている彼が、日本で開催されるオリンピックに出場することを望んだとして、それは驚くべきことではない。おそらく彼が参加したいならば、ブレーメンはその道を邪魔することはしないだろう」と伝えている。
大迫には、目の前で五輪出場を逃した過去がある。2011年、当時の大迫は酒井宏樹ら「ロンドン五輪世代」のエースとしてアジア予選に参加し、最終予選では6試合中4試合に先発する主力だった。
だが、予備登録メンバーに選出されながらも、本登録の18人からは落選し、自身初の国際舞台となるはずだった五輪の舞台はその手をすり抜けた。
その後、2013年に鹿島アントラーズからドイツに渡り、2014年に行なわれたブラジル・ワールドカップの本戦メンバーに選出。続く2018年のロシア・ワールドカップでも日本代表としてプレーし、初戦のコロンビア戦では待望の自身W杯初ゴールを決める活躍でチームを勢いづけ、決勝トーナメント進出に貢献した。
もちろん、現時点で大迫自身が意思表示をしているわけではない。ただ、8年前に逃したオリンピックの舞台に、満を持して大迫が挑む可能性は、ゼロではないのかもしれない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
「大迫勇也(ブレーメン)が有力候補として考えられているという報道に対し、所属クラブのブレーメンは「もし大迫が望むなら止めはしない様子」だと、地元紙『kreiszeitung』が”驚きを以って”報じた」とのこと。
これは朗報。
「母国で高い評価を得ている彼が、日本で開催されるオリンピックに出場することを望んだとして、それは驚くべきことではない。おそらく彼が参加したいならば、ブレーメンはその道を邪魔することはしないだろう」と大迫自身の気持ちを尊重する様子。
来年の東京五輪に大迫がOAとして出場するとなれば、メダルの可能性は大きく前進する。
是非とも叶えて欲しい。
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「彼が参加したいと望むなら…」大迫勇也の東京オリンピック出場を、ブレーメンは容認の方向? 現地紙が見解
サッカーダイジェストWeb編集部
2019年07月26日
「派遣義務はない大会ではあるが…」と大迫の希望を重視

大迫自身が望んでいるかは不明だが、ブレーメンとしてはコパ・アメリカの時のように絶対に派遣しないという姿勢ではないようだ。 (C) Getty Images
ちょうど1年後に迫った東京五輪。男子サッカーは23歳以下の選手が中心となるU-23日本代表が挑むことになるが、23歳以上の選手を加えることができるオーバーエイジ枠の候補もそろそろ絞り込まれ始めているようだ。
五輪でのオーバーエイジ枠は3人。昌子源(トゥールーズ)、柴崎岳(デポルティボ)、中島翔哉(ポルト)、そして大迫勇也(ブレーメン)が有力候補として考えられているという報道に対し、所属クラブのブレーメンは「もし大迫が望むなら止めはしない様子」だと、地元紙『kreiszeitung』が”驚きを以って”報じた。
というのも、今年1月のアジアカップ以降、日本サッカー協会とブレーメンは大迫をめぐり、ちょっとした騒動になっていたからだ。
大迫は19年1月に参加したアジアカップに日本代表として参加し、準優勝に貢献したが、クラブに戻ってくると「プレーできないほどの背中の負傷」が判明。静養とリハビリのため、シーズンの後半戦で約2か月ほど戦線から離れる状態に陥った。
この一件でブレーメンのフロントや指揮官フロリアン・コーフェルトが「怪我をしていない選手が怪我をして帰ってきた。どういうことなのか理解できない」と日本サッカー協会に対して怒りを露わに。6月に行なわれたコパ・アメリカには「派遣しない」と事前に表明するという、緊張事態に発展した。
こうした背景に加え、五輪はコパ・アメリカと同様に派遣義務の生じない国際大会のため、ブレーメンは大迫の招集を拒むこともできる。
だが同紙は、「母国で高い評価を得ている彼が、日本で開催されるオリンピックに出場することを望んだとして、それは驚くべきことではない。おそらく彼が参加したいならば、ブレーメンはその道を邪魔することはしないだろう」と伝えている。
大迫には、目の前で五輪出場を逃した過去がある。2011年、当時の大迫は酒井宏樹ら「ロンドン五輪世代」のエースとしてアジア予選に参加し、最終予選では6試合中4試合に先発する主力だった。
だが、予備登録メンバーに選出されながらも、本登録の18人からは落選し、自身初の国際舞台となるはずだった五輪の舞台はその手をすり抜けた。
その後、2013年に鹿島アントラーズからドイツに渡り、2014年に行なわれたブラジル・ワールドカップの本戦メンバーに選出。続く2018年のロシア・ワールドカップでも日本代表としてプレーし、初戦のコロンビア戦では待望の自身W杯初ゴールを決める活躍でチームを勢いづけ、決勝トーナメント進出に貢献した。
もちろん、現時点で大迫自身が意思表示をしているわけではない。ただ、8年前に逃したオリンピックの舞台に、満を持して大迫が挑む可能性は、ゼロではないのかもしれない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
小泉慶、選手登録完了
鹿島の選手として登録された小泉慶である。
これで一安心。
これにて、公式戦出場可能となる。
ただ柏にて今季のルヴァン杯に出場しておるため、ルヴァン杯への出場は叶わぬ。
これは残念。
それはそれとして、鹿島の小泉慶のデビューはいつになるのであろうか。
楽しみしておる。

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登録選手追加・変更・抹消のお知らせ(2019/07/26)
■明治安田生命J1リーグ
【追加】
鹿島アントラーズ
37 小泉 慶 Kei KOIZUMI
1 MF 2 1995/04/19 3 173/70 4 東京都 6 柏ラッセルFC-横浜F・マリノスプライマリー-横浜F・マリノスJrユース-流通経済大付属柏高-アルビレックス新潟-柏レイソル 7 137/1/1 8 5/0/0 9 2014/03/29 2014Jリーグ ディビジョン1 第5節 新潟(vsC大阪@金鳥スタ) 10 2015/07/11 2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第1節 新潟(vs鹿島@デンカS
これで一安心。
これにて、公式戦出場可能となる。
ただ柏にて今季のルヴァン杯に出場しておるため、ルヴァン杯への出場は叶わぬ。
これは残念。
それはそれとして、鹿島の小泉慶のデビューはいつになるのであろうか。
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37 小泉 慶 Kei KOIZUMI
1 MF 2 1995/04/19 3 173/70 4 東京都 6 柏ラッセルFC-横浜F・マリノスプライマリー-横浜F・マリノスJrユース-流通経済大付属柏高-アルビレックス新潟-柏レイソル 7 137/1/1 8 5/0/0 9 2014/03/29 2014Jリーグ ディビジョン1 第5節 新潟(vsC大阪@金鳥スタ) 10 2015/07/11 2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第1節 新潟(vs鹿島@デンカS
鹿島の左サイドに白崎凌兵は欠かせない
サッカーダイジェストwbに寄稿した報知新聞の岡島記者である。
白崎凌兵について知らせてくれる。
「鹿島のサイドハーフは他チームに比べ守備のタスクが多い。守備の決まり事を徹底すればするほど、ゴール前に飛び込めない状況になってしまう。運動量が持たないからだ」と戦術的な解説から、シラの重要性を説く。
これほどの運動量、献身性を持ち、そしてゴール前に顔を出せる選手はそうはいない。
素晴らしい。
また、岡島記者は「逆サイドのレアンドロは容赦なくクロスを上げて好機を作り、容赦なくボールを失ってピンチを招く」と寸評で知られる名コメントでレアンドロの特長を知らせる。
レアンドロの攻撃力はシラがいてこそ活かされる。
この両サイドは相手にとって脅威となっておることは明らかである。
今季の2列目は一味違う。
この形でJリーグを席巻しようではないか。
楽しみである。

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白崎凌兵が鹿島で覚醒!チームトップの5得点だけじゃない万能MFの存在価値
岡島智哉
2019年07月26日
「皆さんが思っている以上に貢献してくれている」と大岩監督も賛辞を惜しまない

20節の鳥栖戦でキャリアハイとなるシーズン5得点目を決めた白崎(41番)。守備でも汗をかくハードワーカーは、もはや鹿島に欠かせぬ存在だ。(C)SOCCER DIGEST
「11試合・5得点」。サイドハーフの選手の数字だ。1試合消化が少ないながら、リーグ2位の54得点を誇る鹿島のトップスコアラーは、清水エスパルスから今季加入したMF白崎凌兵である。
7月20日のサガン鳥栖戦の決勝点も白崎だった。1対1で迎えた35分。右サイドを突破したレアンドロが中央へクロス。鳥栖のMF原輝綺はパスコースに身体を入れ、手で白崎を押さえていたが、白崎はうまく足を出した。「(ボールが)見えなかった……」(白崎)という状況でも右足のアウトサイドでボールを捉え、ネットをパサリと揺らした。
ここまでのJ1でのキャリアハイは、2017年の3得点(24試合)。今季は開幕から怪我で出遅れたが、20節を終えた段階で自己最多のゴール数を挙げている。大岩剛監督も「献身的な守備の部分に関しては、皆さんが思っている以上に貢献してくれているかと思います。彼とは個人的な話の中で『得点にこだわれ』と伝えている。実際に数字にも表れています。彼の持っている運動量で、いるべきところにいる。そういうところでも貢献してくれている」と賛辞を惜しまない。
白崎は清水時代の鹿島との対戦を振り返り、「鹿島はクロスに対して逆サイドの選手が飛び込む場面があまり多くない印象があった」と語る。だから、飛び込む。19節の仙台戦も、今回の鳥栖戦も、右からのクロスをファーサイドで捉えた形だった。
しかし、鹿島のサイドハーフは他チームに比べ守備のタスクが多い。守備の決まり事を徹底すればするほど、ゴール前に飛び込めない状況になってしまう。運動量が持たないからだ。現に、鹿島のサイドハーフがフル出場することは少なく、交代3枚中2枚があてがわれることが多い。ましてや、今季主に白崎と左サイドを形成したサイドバックの相棒は、ポルティモネンセに移籍した安西幸輝、安西に代わって定位置を奪った小池裕太と、いずれもオーバーラップを持ち味とする選手。背後のカバーも求められる。また逆サイドのレアンドロは容赦なくクロスを上げて好機を作り、容赦なくボールを失ってピンチを招くタイプ。ボランチのレオ・シルバも持ち場を離れてこそ長所が出る。鹿島の左サイドハーフは、そのケアもこなさなければならない。
「鹿島に来て点を取り始めて、得点の味を思い出した」と本人も自信
それでも白崎は相手ゴール前に顔を出す。毎試合のようにチーム一の走行距離を誇る運動量が何よりの自慢だからだ。自陣ペナルティエリアでボールをはね返した直後に敵陣ペナルティエリアに駆け上がる体力と気力と献身性がある。今季の白崎先発定着以降の鹿島の得点シーンは、どんな崩し方であれ白崎がペナルティエリア内にいることが多い。
「鹿島に来て点を取り始めて、得点の味を思い出した。やっぱりこれ以上の快感はない。でも(ゴールが)欲しいからといって守備をサボったり、チームのために走ることをやめようとは思わない。そういう仕事もゴールと同じぐらい大事なので」
試合序盤の様子見の時間帯も、セーフティに試合を進めたいリード時も、猛攻を仕掛けたいビハインド時も。鹿島の左サイドに白崎凌兵は欠かせない。
取材・文●岡島智哉(報知新聞社)
白崎凌兵について知らせてくれる。
「鹿島のサイドハーフは他チームに比べ守備のタスクが多い。守備の決まり事を徹底すればするほど、ゴール前に飛び込めない状況になってしまう。運動量が持たないからだ」と戦術的な解説から、シラの重要性を説く。
これほどの運動量、献身性を持ち、そしてゴール前に顔を出せる選手はそうはいない。
素晴らしい。
また、岡島記者は「逆サイドのレアンドロは容赦なくクロスを上げて好機を作り、容赦なくボールを失ってピンチを招く」と寸評で知られる名コメントでレアンドロの特長を知らせる。
レアンドロの攻撃力はシラがいてこそ活かされる。
この両サイドは相手にとって脅威となっておることは明らかである。
今季の2列目は一味違う。
この形でJリーグを席巻しようではないか。
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白崎凌兵が鹿島で覚醒!チームトップの5得点だけじゃない万能MFの存在価値
岡島智哉
2019年07月26日
「皆さんが思っている以上に貢献してくれている」と大岩監督も賛辞を惜しまない

20節の鳥栖戦でキャリアハイとなるシーズン5得点目を決めた白崎(41番)。守備でも汗をかくハードワーカーは、もはや鹿島に欠かせぬ存在だ。(C)SOCCER DIGEST
「11試合・5得点」。サイドハーフの選手の数字だ。1試合消化が少ないながら、リーグ2位の54得点を誇る鹿島のトップスコアラーは、清水エスパルスから今季加入したMF白崎凌兵である。
7月20日のサガン鳥栖戦の決勝点も白崎だった。1対1で迎えた35分。右サイドを突破したレアンドロが中央へクロス。鳥栖のMF原輝綺はパスコースに身体を入れ、手で白崎を押さえていたが、白崎はうまく足を出した。「(ボールが)見えなかった……」(白崎)という状況でも右足のアウトサイドでボールを捉え、ネットをパサリと揺らした。
ここまでのJ1でのキャリアハイは、2017年の3得点(24試合)。今季は開幕から怪我で出遅れたが、20節を終えた段階で自己最多のゴール数を挙げている。大岩剛監督も「献身的な守備の部分に関しては、皆さんが思っている以上に貢献してくれているかと思います。彼とは個人的な話の中で『得点にこだわれ』と伝えている。実際に数字にも表れています。彼の持っている運動量で、いるべきところにいる。そういうところでも貢献してくれている」と賛辞を惜しまない。
白崎は清水時代の鹿島との対戦を振り返り、「鹿島はクロスに対して逆サイドの選手が飛び込む場面があまり多くない印象があった」と語る。だから、飛び込む。19節の仙台戦も、今回の鳥栖戦も、右からのクロスをファーサイドで捉えた形だった。
しかし、鹿島のサイドハーフは他チームに比べ守備のタスクが多い。守備の決まり事を徹底すればするほど、ゴール前に飛び込めない状況になってしまう。運動量が持たないからだ。現に、鹿島のサイドハーフがフル出場することは少なく、交代3枚中2枚があてがわれることが多い。ましてや、今季主に白崎と左サイドを形成したサイドバックの相棒は、ポルティモネンセに移籍した安西幸輝、安西に代わって定位置を奪った小池裕太と、いずれもオーバーラップを持ち味とする選手。背後のカバーも求められる。また逆サイドのレアンドロは容赦なくクロスを上げて好機を作り、容赦なくボールを失ってピンチを招くタイプ。ボランチのレオ・シルバも持ち場を離れてこそ長所が出る。鹿島の左サイドハーフは、そのケアもこなさなければならない。
「鹿島に来て点を取り始めて、得点の味を思い出した」と本人も自信
それでも白崎は相手ゴール前に顔を出す。毎試合のようにチーム一の走行距離を誇る運動量が何よりの自慢だからだ。自陣ペナルティエリアでボールをはね返した直後に敵陣ペナルティエリアに駆け上がる体力と気力と献身性がある。今季の白崎先発定着以降の鹿島の得点シーンは、どんな崩し方であれ白崎がペナルティエリア内にいることが多い。
「鹿島に来て点を取り始めて、得点の味を思い出した。やっぱりこれ以上の快感はない。でも(ゴールが)欲しいからといって守備をサボったり、チームのために走ることをやめようとは思わない。そういう仕事もゴールと同じぐらい大事なので」
試合序盤の様子見の時間帯も、セーフティに試合を進めたいリード時も、猛攻を仕掛けたいビハインド時も。鹿島の左サイドに白崎凌兵は欠かせない。
取材・文●岡島智哉(報知新聞社)
遊び心を取り戻した土居は、溌剌と、さらに躍動するに違いない
土居聖真について記すサッカーダイジェストの広島記者である。
「今季の土居聖真は、ちょっと違う」と評する。
同期の3人がクラブを離れ、主軸としてチームを引っ張る自覚を感じさせる。
今季の聖真は軸であり、中心選手として結果を出しておる。
更に躍動し、ACLを制し、またCWCに出場しようではないか。
「ワガママに、本能の赴くままに」やって貰おうではないか。
土居聖真の責任感に期待大である。

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【鹿島】「マジ楽しくない」だから今季は“ふざける”。プロ9年目の土居聖真の真実
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2019年07月26日
随所にキレキレ。前線で抜群の存在感を発揮

近年は思い悩んでいた。「俺、こういう選手じゃない」と。しかし「楽しむこと」をテーマにした今季は――。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)
今季の土居聖真は、ちょっと違う。
プロ9年目の27歳。「経験の塊みたいなものが、ある程度、形になったのが今かな。年齢も、経験も、クラブでの立ち位置も、そういうものがギュッと詰まって、それをプレーで示せている」と手応えを口にする。
今季のJ1では、大分との開幕戦こそ途中出場だったが、その後は19節の仙台戦まですべて先発に名を連ねるなど、不動のレギュラーとして奮闘を続けている。得点は4ゴールと、現時点でそこまで際立つ数字を残しているとは言えないが、6節の名古屋戦(〇2-1)では逆転勝利を呼び込む同点弾、14節のG大阪戦(△1-1)でもチームを敗戦から救うゴールと、ここぞという時に頼りになる働きぶりを披露している。
連覇を狙うACLでは、広島とのラウンド16、1-0で勝利したホームでの第1レグではセルジーニョの決勝点をアシストし、第2レグは2-3の敗戦も、8強進出に導く値千金のアウェーゴール2発を叩き込む。ここにきて決定的な仕事が増えた印象だが、とにかく随所にキレキレのプレーを見せ、前線で抜群の存在感を発揮しているのだ。
継続的なハイパフォーマンスの理由は「楽しむこと」。それは久しく忘れかけていた感情でもあった。
近年を思い返せば、「良くも悪くも、真面目にサッカーをやりすぎていた」。こういうボールが来たら、こうしなければいけない。こういうシチュエーションでは、このプレーを選択するべきだ。そんなセオリーに沿った振る舞いを、最優先に考えている自分がいた。
なぜ、そうなったのか。
「ここ2年ぐらいは、『これからはチームを引っ張っていかなければ』とか『聖真はそういう年齢になったから』とか、そんな声も聞こえてきて。ユース出身だし、伝統の8番だし、とか。もちろん、自覚はありましたよ。でも、周りのそういう期待のせいにするつもりは全然ないんですけど、ふざけたプレーはできない、“かたく”サッカーをしなくちゃ、頑張ってやらないと、みたいに考えるようになって……」
良い意味で、ワガママに、本能の赴くままに

遊び心を取り戻した結果、躍動感に満ちたプレーで攻撃を活性化。見ている人にも楽しんでもらいたいと願っている。写真:滝川敏之
強い使命感が、土居をがんじがらめにしたのだろう。本来は攻撃的な選手で、ゴールに直結するプレーが最大の持ち味のはずなのに、そのストロングポイントを押し殺してでも、「チームのために走って、みんながやりやすいようにって。当時は、自分でもよくそう言っていましたよ」と、自らを納得させるように努めていた。
そうした献身的な姿勢が、チームにとってどれだけ大切かは理解している。だが、去年の終盤になって、心がザワついた。
「これ楽しいのか、いや楽しくないなって思ったんですよ。マジ楽しくないと思った。本当に楽しくないと思った。俺、こういう選手じゃないのに。いつからこういう選手になったんだろうって」
他の誰かと同じような選手にはなりたくない。プロになってから、ずっとそう思ってきた。「その選手にしか出せない雰囲気や能力で試合を動かせる存在」が理想だ。
本来の自分を取り戻す――そうしないと、「自分のためにも、チームのためにもならない。だから、まずは自分優先でもいいんじゃないかと思った」。
「楽しむこと」が今季のテーマだと土居は言った。だが、後になって「実はそれ、表向きの言い方なんですよ」とにんまりと笑う。「表現的には、ふざけたい、かな」。
改めて記すまでもないが、文字通りの意味ではない。攻撃を仕掛ける際、ひと手間加えてみる。無駄にワンクッションを置いたり、足技を入れてアクセントを付ける。「自分も楽しいし、見ている人にも楽しんでもらえるはず」。そんなプレーがチームを活性化させ、勢いをもたらし、効果的だと土居は考えている。
「あれ、今のワンプレーで急に鹿島が良くなったよね、とか。それがしたいし、今のところは上手くいっている感じです」
良い意味で、ワガママに、本能の赴くままに。チームの約束事は当然、守りながらも、リミッターを外して、遊び心を取り戻した土居は、溌剌と、さらに躍動するに違いない。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
※本記事は、サッカーダイジェスト8月8日号(7月25日発売)掲載の記事から一部抜粋・加筆修正したもの。
「今季の土居聖真は、ちょっと違う」と評する。
同期の3人がクラブを離れ、主軸としてチームを引っ張る自覚を感じさせる。
今季の聖真は軸であり、中心選手として結果を出しておる。
更に躍動し、ACLを制し、またCWCに出場しようではないか。
「ワガママに、本能の赴くままに」やって貰おうではないか。
土居聖真の責任感に期待大である。

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【鹿島】「マジ楽しくない」だから今季は“ふざける”。プロ9年目の土居聖真の真実
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2019年07月26日
随所にキレキレ。前線で抜群の存在感を発揮

近年は思い悩んでいた。「俺、こういう選手じゃない」と。しかし「楽しむこと」をテーマにした今季は――。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)
今季の土居聖真は、ちょっと違う。
プロ9年目の27歳。「経験の塊みたいなものが、ある程度、形になったのが今かな。年齢も、経験も、クラブでの立ち位置も、そういうものがギュッと詰まって、それをプレーで示せている」と手応えを口にする。
今季のJ1では、大分との開幕戦こそ途中出場だったが、その後は19節の仙台戦まですべて先発に名を連ねるなど、不動のレギュラーとして奮闘を続けている。得点は4ゴールと、現時点でそこまで際立つ数字を残しているとは言えないが、6節の名古屋戦(〇2-1)では逆転勝利を呼び込む同点弾、14節のG大阪戦(△1-1)でもチームを敗戦から救うゴールと、ここぞという時に頼りになる働きぶりを披露している。
連覇を狙うACLでは、広島とのラウンド16、1-0で勝利したホームでの第1レグではセルジーニョの決勝点をアシストし、第2レグは2-3の敗戦も、8強進出に導く値千金のアウェーゴール2発を叩き込む。ここにきて決定的な仕事が増えた印象だが、とにかく随所にキレキレのプレーを見せ、前線で抜群の存在感を発揮しているのだ。
継続的なハイパフォーマンスの理由は「楽しむこと」。それは久しく忘れかけていた感情でもあった。
近年を思い返せば、「良くも悪くも、真面目にサッカーをやりすぎていた」。こういうボールが来たら、こうしなければいけない。こういうシチュエーションでは、このプレーを選択するべきだ。そんなセオリーに沿った振る舞いを、最優先に考えている自分がいた。
なぜ、そうなったのか。
「ここ2年ぐらいは、『これからはチームを引っ張っていかなければ』とか『聖真はそういう年齢になったから』とか、そんな声も聞こえてきて。ユース出身だし、伝統の8番だし、とか。もちろん、自覚はありましたよ。でも、周りのそういう期待のせいにするつもりは全然ないんですけど、ふざけたプレーはできない、“かたく”サッカーをしなくちゃ、頑張ってやらないと、みたいに考えるようになって……」
良い意味で、ワガママに、本能の赴くままに

遊び心を取り戻した結果、躍動感に満ちたプレーで攻撃を活性化。見ている人にも楽しんでもらいたいと願っている。写真:滝川敏之
強い使命感が、土居をがんじがらめにしたのだろう。本来は攻撃的な選手で、ゴールに直結するプレーが最大の持ち味のはずなのに、そのストロングポイントを押し殺してでも、「チームのために走って、みんながやりやすいようにって。当時は、自分でもよくそう言っていましたよ」と、自らを納得させるように努めていた。
そうした献身的な姿勢が、チームにとってどれだけ大切かは理解している。だが、去年の終盤になって、心がザワついた。
「これ楽しいのか、いや楽しくないなって思ったんですよ。マジ楽しくないと思った。本当に楽しくないと思った。俺、こういう選手じゃないのに。いつからこういう選手になったんだろうって」
他の誰かと同じような選手にはなりたくない。プロになってから、ずっとそう思ってきた。「その選手にしか出せない雰囲気や能力で試合を動かせる存在」が理想だ。
本来の自分を取り戻す――そうしないと、「自分のためにも、チームのためにもならない。だから、まずは自分優先でもいいんじゃないかと思った」。
「楽しむこと」が今季のテーマだと土居は言った。だが、後になって「実はそれ、表向きの言い方なんですよ」とにんまりと笑う。「表現的には、ふざけたい、かな」。
改めて記すまでもないが、文字通りの意味ではない。攻撃を仕掛ける際、ひと手間加えてみる。無駄にワンクッションを置いたり、足技を入れてアクセントを付ける。「自分も楽しいし、見ている人にも楽しんでもらえるはず」。そんなプレーがチームを活性化させ、勢いをもたらし、効果的だと土居は考えている。
「あれ、今のワンプレーで急に鹿島が良くなったよね、とか。それがしたいし、今のところは上手くいっている感じです」
良い意味で、ワガママに、本能の赴くままに。チームの約束事は当然、守りながらも、リミッターを外して、遊び心を取り戻した土居は、溌剌と、さらに躍動するに違いない。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
※本記事は、サッカーダイジェスト8月8日号(7月25日発売)掲載の記事から一部抜粋・加筆修正したもの。
練習試合 茨城県国体成年男子戦
茨城県国体成年男子との練習試合の一コマである。
伊藤翔が2ゴール、金森と有馬がそれぞれ決めて4-1と快勝した。
注目の新加入の小泉慶は前半は右SB、後半はボランチに適用された。
前半には伊藤翔のゴールをアシストしており、幸先の良い出足となった。
また負傷から復帰したユキが後半より出場し、クロスから金森のゴールをアシストしておる。
いよいよ復活と考えて良かろう。
また、佐々木翔悟が有馬のゴールをアシストしており、SBからのお膳立てが結果を残した。
鹿島の攻撃はSBから。
気持ちの良い結果である。

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練習試合

茨城県国体成年男子と練習試合を行い、伊藤選手の2ゴールと、金森選手、有馬選手のゴールで4-1と勝利しました。
伊藤翔が2ゴール、金森と有馬がそれぞれ決めて4-1と快勝した。
注目の新加入の小泉慶は前半は右SB、後半はボランチに適用された。
前半には伊藤翔のゴールをアシストしており、幸先の良い出足となった。
また負傷から復帰したユキが後半より出場し、クロスから金森のゴールをアシストしておる。
いよいよ復活と考えて良かろう。
また、佐々木翔悟が有馬のゴールをアシストしており、SBからのお膳立てが結果を残した。
鹿島の攻撃はSBから。
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練習試合

茨城県国体成年男子と練習試合を行い、伊藤選手の2ゴールと、金森選手、有馬選手のゴールで4-1と勝利しました。
上田綺世、加入発表
今季よりの加入が公式発表された上田綺世である。
法政大学のご厚意により実現する運びとなった。
感謝しかない。
この上田綺世の加入により、鹿島は日本代表のFWを得ることとなった。
この素晴らしいストライカーと共にタイトルを目指す。
活躍を期待しておる。

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上田選手の加入について
2019年07月26日(金)
法政大学の上田 綺世選手(3年)が、同大学体育会サッカー部を退部し、今シーズンより加入することが決まりましたのでお知らせいたします。上田選手は2021年の加入が内定していましたが、7月28日(日)よりチームに合流いたします。
■選手プロフィール
選手名:上田 綺世(うえだ・あやせ)
生まれ:1998年8月28日、茨城県出身
サイズ:182センチ、76キロ
ポジション: FW
経歴:鹿島アントラーズノルテジュニアユースー鹿島学園高校ー法政大学
代表歴:日本代表 3試合0得点
U-22、U-21、U-20日本代表
■上田選手コメント:
「この決断を認めていただいた法政大学のスタッフ、選手たちには本当に感謝しています。法政大学で過ごした日々のおかげで、僕は大きく成長できました。決断をするのに約半年かかってしまいましたが、自分の成長を考えた時、これがベストな選択だと信じています。今後は一日でも早く鹿島アントラーズの戦力になり、タイトル獲得に貢献していきたいです。応援、よろしくお願いします!」
法政大学のご厚意により実現する運びとなった。
感謝しかない。
この上田綺世の加入により、鹿島は日本代表のFWを得ることとなった。
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上田選手の加入について
2019年07月26日(金)
法政大学の上田 綺世選手(3年)が、同大学体育会サッカー部を退部し、今シーズンより加入することが決まりましたのでお知らせいたします。上田選手は2021年の加入が内定していましたが、7月28日(日)よりチームに合流いたします。
■選手プロフィール
選手名:上田 綺世(うえだ・あやせ)
生まれ:1998年8月28日、茨城県出身
サイズ:182センチ、76キロ
ポジション: FW
経歴:鹿島アントラーズノルテジュニアユースー鹿島学園高校ー法政大学
代表歴:日本代表 3試合0得点
U-22、U-21、U-20日本代表
■上田選手コメント:
「この決断を認めていただいた法政大学のスタッフ、選手たちには本当に感謝しています。法政大学で過ごした日々のおかげで、僕は大きく成長できました。決断をするのに約半年かかってしまいましたが、自分の成長を考えた時、これがベストな選択だと信じています。今後は一日でも早く鹿島アントラーズの戦力になり、タイトル獲得に貢献していきたいです。応援、よろしくお願いします!」
白崎凌兵、そのプレイは数々のタイトルを獲得してきた「鹿島らしさ」を体現している
白崎凌兵について記すフットボールチャンネルの西部氏である。
「そのプレイぶりは、『なぜ鹿島が強いか』の理由そのものといえる」とシラを評す。
派手なプレイではなく、きちんと位置取りをし、守備を真面目にして、走り込むべきところの走る。
まさに好みの選手である。
シラがおる時間帯で左サイドが崩されるシーンはまず無い。
そして、右サイドからボールが入った際はゴール前に走り込んでおる。
意味のある走りを常にし続ける選手と言えよう。
素晴らしい。
シラと共にタイトルを目指す。
楽しみである。

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「鹿島らしさ」を体現する白崎凌兵。二兎を追って二兎を得る、ハードワーカーが見せる個の能力【西部の目】
明治安田生命J1リーグ第20節、鹿島アントラーズ対サガン鳥栖の試合は、白崎凌兵の勝ち越しゴールにより、2-1で鹿島が勝利した。今季、清水エスパルスから加入した白崎だが、そのプレーは、数々のタイトルを獲得してきた「鹿島らしさ」を体現している。(取材・文:西部謙司)
2019年07月26日(Fri)10時00分配信
シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Getty Images
鹿島が強い理由

サガン鳥栖戦では35分に勝ち越しゴールとなる2点目を決めた【写真:Getty Images】
第20節、サガン鳥栖戦で勝ち越しの2点目をゲットした。試合後、大岩剛監督は白崎凌兵について、「守備では周囲に思われている以上に貢献している」と話した。同時に、「得点にこだわるように伝えている」とも。
4-4-2の左サイドハーフでプレーする白崎は今季から加入した選手だが、そのプレーぶりは、「なぜ鹿島が強いか」の理由そのものといえる。
Jリーグで最も多くのタイトルを獲得している鹿島だが、とくにインパクトのあるプレーをしてきた印象はない。例えば、J開幕時のヴェルディ川崎、鹿島と覇を競った時期のジュビロ磐田、西野朗監督時代のガンバ大阪、ミシャ式で席巻したサンフレッチェ広島……強い印象を残した数々のチームの栄枯盛衰の狭間で着々と勝っていった。
いわばごく普通のサッカー。ブラジル由来の4-4-2なのだが、ジャパン・ウェイそのものといえるようなスタイルで比較的地味に勝ちを重ねてきた。
個々の能力は高い。だが、鹿島の強さはそれ以上にチームとして崩れないところにある。白崎への期待は「守備での貢献」であり、同時に「得点」である。鳥栖戦は、まさにその期待どおりのプレーぶりだった。
「監督からは、チームのために動きながらも得点に『こだわれ』と言われています。得点をとれる場所を少しずつつかみつつあります。ただ、そのために守備をさぼろうとは思わない」(白崎)
チームの一部、組織の歯車として機能しつつ、個の能力を発揮できる瞬間も逃さない。どちらか一方ではなく、どちらも諦めないところに鹿島らしさがある。
チームマンの個人技
鹿島といえば4-4-2だが、このシステムにもいろいろある。鳥栖戦についていえば、左右のバランスは微妙に違っていた。
「右のレアンドロはごりごり行くタイプですが、逆に自分はシンプルにプレーしてリズムを出していくようにしています。皆が仕掛けてしまうとリズムは出なくなってしまうので。パスを出して動いてリズムよく、周囲が気持ちよくプレーできるように」(白崎)
大半の時間で、白崎は目立たない。少ないタッチでテンポよくボールを動かし、守備では決してポジションに穴を空けることがない。サイドバックと連係しながら、定石どおりにしっかり守る。
「もともとエゴを出すタイプではない」(白崎)
他の選手たちもそうだが、白崎はチームマンでありハードワーカーだ。そういうチーム編成だから、どんな相手に対しても大崩れすることが少ない。ドリブルが素晴らしい、スルーパスのセンスが抜群、空中戦最強……そうした「個」が違いを作り出し、試合を決めるのもサッカーではある。しかし、そうした才能が現れるのは90分間のうち数分間、あるいは数秒にすぎない。大半の時間はチームの歯車の1つとして機能することになる。一部の例外はあるにしても、才能があるから守備をしなくてすむほどJ1は甘くない。
「得点の味を思い出しているところ」

今季はここまでキャリアハイとなる5得点をマークしている。【写真:Getty Images】
一方、それだけでは鹿島のようにタイトルを獲り続けることはできない。歯車として機能しながら、ここという瞬間には個を発揮して違いを作る必要がある。
鳥栖戦の35分、右サイドをレアンドロが抜け出した瞬間、反対サイドにいた白崎は一気に加速してペナルティーエリアへ入って行った。
「自分の印象では、鹿島のサイドハーフはあまりクロスボールに対して入って行くイメージがなかった。オイシイところに入って行かないなと。そこにいればボールは来る。今は、得点の味を思い出しているところです」(白崎)
レアンドロの低いクロスへ突っ込む白崎に対して、DFはいち早く進路を塞いでいた。「こっちでは触れない」と感じた白崎は、とっさにDFの背中から回り込んだ。
「あそこへボールが来なければ勝てるポイントがなかったので、『来てくれ』という感じでしたね。あとは足を伸ばして当てただけ」(白崎)
DFの背後から伸ばした足のアウトサイドに当てたシュートは、跳ね上がってGKの頭上を越えてゴールイン。シュートの軌道そのものは狙ったわけではないが、勝負どころで先にボールに触れたこと、それ以前に「そこ」へ走り込んだことが得点につながった。
89分間何もしないが、1回のプレーでゴールを決めてしまうような選手はいる。しかし、90分間ハードワークしたうえでゴールも決めてしまえるなら、そのほうがいいに決まっている。個と組織プレーのバランスは簡単ではないが、どちらも貪欲に追求していくのが鹿島らしさであり、数々のタイトルを獲れてきた理由の1つだろう。
(取材・文:西部謙司)
【了】
「そのプレイぶりは、『なぜ鹿島が強いか』の理由そのものといえる」とシラを評す。
派手なプレイではなく、きちんと位置取りをし、守備を真面目にして、走り込むべきところの走る。
まさに好みの選手である。
シラがおる時間帯で左サイドが崩されるシーンはまず無い。
そして、右サイドからボールが入った際はゴール前に走り込んでおる。
意味のある走りを常にし続ける選手と言えよう。
素晴らしい。
シラと共にタイトルを目指す。
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「鹿島らしさ」を体現する白崎凌兵。二兎を追って二兎を得る、ハードワーカーが見せる個の能力【西部の目】
明治安田生命J1リーグ第20節、鹿島アントラーズ対サガン鳥栖の試合は、白崎凌兵の勝ち越しゴールにより、2-1で鹿島が勝利した。今季、清水エスパルスから加入した白崎だが、そのプレーは、数々のタイトルを獲得してきた「鹿島らしさ」を体現している。(取材・文:西部謙司)
2019年07月26日(Fri)10時00分配信
シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Getty Images
鹿島が強い理由

サガン鳥栖戦では35分に勝ち越しゴールとなる2点目を決めた【写真:Getty Images】
第20節、サガン鳥栖戦で勝ち越しの2点目をゲットした。試合後、大岩剛監督は白崎凌兵について、「守備では周囲に思われている以上に貢献している」と話した。同時に、「得点にこだわるように伝えている」とも。
4-4-2の左サイドハーフでプレーする白崎は今季から加入した選手だが、そのプレーぶりは、「なぜ鹿島が強いか」の理由そのものといえる。
Jリーグで最も多くのタイトルを獲得している鹿島だが、とくにインパクトのあるプレーをしてきた印象はない。例えば、J開幕時のヴェルディ川崎、鹿島と覇を競った時期のジュビロ磐田、西野朗監督時代のガンバ大阪、ミシャ式で席巻したサンフレッチェ広島……強い印象を残した数々のチームの栄枯盛衰の狭間で着々と勝っていった。
いわばごく普通のサッカー。ブラジル由来の4-4-2なのだが、ジャパン・ウェイそのものといえるようなスタイルで比較的地味に勝ちを重ねてきた。
個々の能力は高い。だが、鹿島の強さはそれ以上にチームとして崩れないところにある。白崎への期待は「守備での貢献」であり、同時に「得点」である。鳥栖戦は、まさにその期待どおりのプレーぶりだった。
「監督からは、チームのために動きながらも得点に『こだわれ』と言われています。得点をとれる場所を少しずつつかみつつあります。ただ、そのために守備をさぼろうとは思わない」(白崎)
チームの一部、組織の歯車として機能しつつ、個の能力を発揮できる瞬間も逃さない。どちらか一方ではなく、どちらも諦めないところに鹿島らしさがある。
チームマンの個人技
鹿島といえば4-4-2だが、このシステムにもいろいろある。鳥栖戦についていえば、左右のバランスは微妙に違っていた。
「右のレアンドロはごりごり行くタイプですが、逆に自分はシンプルにプレーしてリズムを出していくようにしています。皆が仕掛けてしまうとリズムは出なくなってしまうので。パスを出して動いてリズムよく、周囲が気持ちよくプレーできるように」(白崎)
大半の時間で、白崎は目立たない。少ないタッチでテンポよくボールを動かし、守備では決してポジションに穴を空けることがない。サイドバックと連係しながら、定石どおりにしっかり守る。
「もともとエゴを出すタイプではない」(白崎)
他の選手たちもそうだが、白崎はチームマンでありハードワーカーだ。そういうチーム編成だから、どんな相手に対しても大崩れすることが少ない。ドリブルが素晴らしい、スルーパスのセンスが抜群、空中戦最強……そうした「個」が違いを作り出し、試合を決めるのもサッカーではある。しかし、そうした才能が現れるのは90分間のうち数分間、あるいは数秒にすぎない。大半の時間はチームの歯車の1つとして機能することになる。一部の例外はあるにしても、才能があるから守備をしなくてすむほどJ1は甘くない。
「得点の味を思い出しているところ」

今季はここまでキャリアハイとなる5得点をマークしている。【写真:Getty Images】
一方、それだけでは鹿島のようにタイトルを獲り続けることはできない。歯車として機能しながら、ここという瞬間には個を発揮して違いを作る必要がある。
鳥栖戦の35分、右サイドをレアンドロが抜け出した瞬間、反対サイドにいた白崎は一気に加速してペナルティーエリアへ入って行った。
「自分の印象では、鹿島のサイドハーフはあまりクロスボールに対して入って行くイメージがなかった。オイシイところに入って行かないなと。そこにいればボールは来る。今は、得点の味を思い出しているところです」(白崎)
レアンドロの低いクロスへ突っ込む白崎に対して、DFはいち早く進路を塞いでいた。「こっちでは触れない」と感じた白崎は、とっさにDFの背中から回り込んだ。
「あそこへボールが来なければ勝てるポイントがなかったので、『来てくれ』という感じでしたね。あとは足を伸ばして当てただけ」(白崎)
DFの背後から伸ばした足のアウトサイドに当てたシュートは、跳ね上がってGKの頭上を越えてゴールイン。シュートの軌道そのものは狙ったわけではないが、勝負どころで先にボールに触れたこと、それ以前に「そこ」へ走り込んだことが得点につながった。
89分間何もしないが、1回のプレーでゴールを決めてしまうような選手はいる。しかし、90分間ハードワークしたうえでゴールも決めてしまえるなら、そのほうがいいに決まっている。個と組織プレーのバランスは簡単ではないが、どちらも貪欲に追求していくのが鹿島らしさであり、数々のタイトルを獲れてきた理由の1つだろう。
(取材・文:西部謙司)
【了】
ドゥトラ、清水の練習に参加
清水の練習に参加したドゥトラである。
契約の見込みとのこと。
遂にJリーグ復帰となる模様。
これは驚きの報。
恐ろしい相手が立ちはだかってくる。
対戦が楽しみである。

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清水練習にブラジル人FWドゥトラ参加、契約の見込み
[ 2019年7月26日 05:30 ]
清水の練習にブラジル人FWジュニオール・ドゥトラ(31)が参加することが分かった。メディカルチェックを経て、契約見込み。鹿島などでプレー経験を持つ。
契約の見込みとのこと。
遂にJリーグ復帰となる模様。
これは驚きの報。
恐ろしい相手が立ちはだかってくる。
対戦が楽しみである。

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清水練習にブラジル人FWドゥトラ参加、契約の見込み
[ 2019年7月26日 05:30 ]
清水の練習にブラジル人FWジュニオール・ドゥトラ(31)が参加することが分かった。メディカルチェックを経て、契約見込み。鹿島などでプレー経験を持つ。
尚志高校・染野唯月くん、インターハイへ
染野唯月くんについて記すサッカーキングの吉田氏である。
衝撃の高校選手権から半年経った染野唯月くんの“今”を伝えてくれておる。
尚志高校の仲村浩二監督からは精神面も含めて厳しき牛どうされておる様子が伝わる。
この年代の選手はちょっとしたきっかけで大きく伸びる。
今夏のインターハイでは更に大きな染野唯月くんが観られるのではなかろうか。
楽しみな逸材である。

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衝撃のハットトリックから半年…尚志のエースFWが全国の舞台に戻ってくる!

選手権でハットトリックを達成し、全国に名を馳せた染野唯月が再び全国大会で躍動する [写真]=吉田太郎
吉田太郎
育成年代を中心に取材活動を展開。
“新・半端ないストライカー”が、全国の舞台に戻ってくる。尚志のU-18日本代表FW染野唯月(3年、鹿島アントラーズ内定)は昨年度の選手権準決勝・青森山田戦で“衝撃的な”ハットトリックを達成。チームはPK戦の末に優勝校の青森山田に敗れたものの、切り返し一発で3人をかわして決めた2点目などの3発によって、染野の名は一躍全国に知れ渡った。
その後、日本高校選抜、U-18日本代表に選出された染野は、プレミアリーグEASTの開幕戦(4月)で再び魅せる。V候補の柏レイソルU-18相手に、直接FK弾を含むハットトリックを達成。日本代表FW大迫勇也と同じ“代名詞”が最も似合う高校生となった。
だが、進路が注目される中、日本高校選抜の海外遠征やJクラブの練習参加など多忙を極めた染野はコンディションの維持が難しい状況に陥った。5月下旬から行われたインターハイ予選は決勝のみの出場となった。その決勝で延長後半終了間際に決勝点を決めるなど、抜群の勝負強さは変わらないが、厳しさを増したマークの中で思うようにプレーできない試合が増えてしまう。
高校年代最高峰のリーグ戦であるプレミアリーグや年代別日本代表のプレーを見ても、相手ゴールに近い位置でのボールコントロールやシュートの上手さは秀逸だ。だが、苦しい展開の試合で、下を向いてしまうことがまだまだ多い。その点について、仲村浩二監督は「(その姿を見て)みんながどう思うか、分かっていない」と厳しく指摘する。上手く行かなくてもチームのために守備をすること、そして走ること。逸材FWは、“より大人”になって、ゴールを決めること以外の部分でもチームに逞しく貢献することを求められている。
鹿島の育成組織出身の染野は「アントラーズは競争レベルが高いので、それを勝ち抜くことがA代表に近づいて行く」という理由で進路を鹿島に決定。サッカーに集中する環境が整った今、視線はインターハイでの活躍、勝利に向いている。
チームはプレミアリーグEAST第10節まで3勝2分5敗で7位。8年ぶりとなるプレミアリーグの舞台で苦戦しながらも着実に力をつけ、がむしゃらに走ることのできるFW山内大空主将(3年)や高速アタッカー・MF松本岳士(3年)、そしてMF渡邉光陽やCB瀬齊駿登(ともに2年)といった選手たちの成長も光る。
インターハイでは優勝争いに食い込む可能性も十分。「(チームの期待に)応えるためにも1試合1得点」を誓うエースの“半端ない“活躍と、プレミアで身につけたチームの底力とともに夏のトーナメントを勝ち上がる。
文=吉田太郎
衝撃の高校選手権から半年経った染野唯月くんの“今”を伝えてくれておる。
尚志高校の仲村浩二監督からは精神面も含めて厳しき牛どうされておる様子が伝わる。
この年代の選手はちょっとしたきっかけで大きく伸びる。
今夏のインターハイでは更に大きな染野唯月くんが観られるのではなかろうか。
楽しみな逸材である。

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衝撃のハットトリックから半年…尚志のエースFWが全国の舞台に戻ってくる!

選手権でハットトリックを達成し、全国に名を馳せた染野唯月が再び全国大会で躍動する [写真]=吉田太郎
吉田太郎
育成年代を中心に取材活動を展開。
“新・半端ないストライカー”が、全国の舞台に戻ってくる。尚志のU-18日本代表FW染野唯月(3年、鹿島アントラーズ内定)は昨年度の選手権準決勝・青森山田戦で“衝撃的な”ハットトリックを達成。チームはPK戦の末に優勝校の青森山田に敗れたものの、切り返し一発で3人をかわして決めた2点目などの3発によって、染野の名は一躍全国に知れ渡った。
その後、日本高校選抜、U-18日本代表に選出された染野は、プレミアリーグEASTの開幕戦(4月)で再び魅せる。V候補の柏レイソルU-18相手に、直接FK弾を含むハットトリックを達成。日本代表FW大迫勇也と同じ“代名詞”が最も似合う高校生となった。
だが、進路が注目される中、日本高校選抜の海外遠征やJクラブの練習参加など多忙を極めた染野はコンディションの維持が難しい状況に陥った。5月下旬から行われたインターハイ予選は決勝のみの出場となった。その決勝で延長後半終了間際に決勝点を決めるなど、抜群の勝負強さは変わらないが、厳しさを増したマークの中で思うようにプレーできない試合が増えてしまう。
高校年代最高峰のリーグ戦であるプレミアリーグや年代別日本代表のプレーを見ても、相手ゴールに近い位置でのボールコントロールやシュートの上手さは秀逸だ。だが、苦しい展開の試合で、下を向いてしまうことがまだまだ多い。その点について、仲村浩二監督は「(その姿を見て)みんながどう思うか、分かっていない」と厳しく指摘する。上手く行かなくてもチームのために守備をすること、そして走ること。逸材FWは、“より大人”になって、ゴールを決めること以外の部分でもチームに逞しく貢献することを求められている。
鹿島の育成組織出身の染野は「アントラーズは競争レベルが高いので、それを勝ち抜くことがA代表に近づいて行く」という理由で進路を鹿島に決定。サッカーに集中する環境が整った今、視線はインターハイでの活躍、勝利に向いている。
チームはプレミアリーグEAST第10節まで3勝2分5敗で7位。8年ぶりとなるプレミアリーグの舞台で苦戦しながらも着実に力をつけ、がむしゃらに走ることのできるFW山内大空主将(3年)や高速アタッカー・MF松本岳士(3年)、そしてMF渡邉光陽やCB瀬齊駿登(ともに2年)といった選手たちの成長も光る。
インターハイでは優勝争いに食い込む可能性も十分。「(チームの期待に)応えるためにも1試合1得点」を誓うエースの“半端ない“活躍と、プレミアで身につけたチームの底力とともに夏のトーナメントを勝ち上がる。
文=吉田太郎
鹿島、グレミオのアンドレに興味か
なにやら海の向こうから噂が流れてきた。
鹿島がグレミオのアンドレに興味を持つとのこと。
正式オファーにまで発展するのであろうか。
続報を待ちたい。

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鹿島がグレミオのアンドレに興味を持つとのこと。
正式オファーにまで発展するのであろうか。
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Muita coisa rolando nos bastidores do Grêmio...
— 🇧🇼Grêmio Papo Tricolor🇪🇪 (@GremioPapoTri) July 24, 2019
André teria proposta do Japão, (Kashima) e pode sair...
Luciano e Arthur Cabral, são nomes que ganham força pra chegar, mas valores envolvidos, me deixam desconfiado...
Pro meio se fala em Pity Martinez e que teria ajuda do⤵️
上田綺世くん・小泉慶、練習合流
練習に合流した上田綺世くんと小泉慶である。
これは朗報。
新加入の小泉慶は「一人一人に技術の高さがあり、イージーなミスが少ない」とチームの印象を語り、「日本の中でもトップレベルのチーム。ここで成長できる」と言い切る。
刈り取るプレイは天下一品の小泉慶が更に鹿島にて成長してくれよう。
これからが楽しみである。

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鹿島 法大FW上田ら練習合流 柏から移籍のMF小泉も活躍誓う
[ 2019年7月25日 05:30 ]

鹿島の練習に参加した法大FW上田(右)
Photo By スポニチ
鹿島は21年加入の予定を前倒ししてプロ契約を結ぶ法大の日本代表FW上田と、J2柏から完全移籍したMF小泉が、24日から練習に合流した。
過去にも練習に参加した経験のある上田は、背番号のついていない練習着で精力的に汗を流した。一方、鹿島での初練習を終えた小泉は「一人一人に技術の高さがあり、イージーなミスが少ない」と語り「日本の中でもトップレベルのチーム。ここで成長できる」と言葉に力を込めた。本職はボランチだが、右サイドバックをこなせるのも強み。「出た位置でアグレッシブなプレーが出せれば」と活躍を誓った。
これは朗報。
新加入の小泉慶は「一人一人に技術の高さがあり、イージーなミスが少ない」とチームの印象を語り、「日本の中でもトップレベルのチーム。ここで成長できる」と言い切る。
刈り取るプレイは天下一品の小泉慶が更に鹿島にて成長してくれよう。
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鹿島 法大FW上田ら練習合流 柏から移籍のMF小泉も活躍誓う
[ 2019年7月25日 05:30 ]

鹿島の練習に参加した法大FW上田(右)
Photo By スポニチ
鹿島は21年加入の予定を前倒ししてプロ契約を結ぶ法大の日本代表FW上田と、J2柏から完全移籍したMF小泉が、24日から練習に合流した。
過去にも練習に参加した経験のある上田は、背番号のついていない練習着で精力的に汗を流した。一方、鹿島での初練習を終えた小泉は「一人一人に技術の高さがあり、イージーなミスが少ない」と語り「日本の中でもトップレベルのチーム。ここで成長できる」と言葉に力を込めた。本職はボランチだが、右サイドバックをこなせるのも強み。「出た位置でアグレッシブなプレーが出せれば」と活躍を誓った。
上田綺世くん、鹿島でのプレイに専念
法政大学・サッカー部を退部する上田綺世くんである。
大学に籍は残すもののサッカー部は退部し、鹿島でのプレイに専念するとのこと。
報知新聞こそ明記しておらぬがスポニチはプロ契約を結ぶと報じる。
これは朗報。
南米選手権では日本代表として多くのチャンスに絡んだ。
これだけのプレイが出来るのであれば、より上のカテゴリーにて活躍すべきであろう。
また、鹿島としても鈴木優磨の抜けたFWに大きな補強となる。
早ければ本日から合流するとのこと。
となると、7/26の練習試合に出場する可能性も高まる。
注目である。

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法大FW上田 鹿島とプロ契約へ!21年加入内定も“繰り上げ”24日にも合流
[ 2019年7月24日 05:30 ]

鹿島のユニホームに袖を通し笑顔の法大FW上田
Photo By スポニチ
鹿島が、21年の加入が内定していた特別指定選手の日本代表FW上田綺世(20=法大)とプロ契約を結ぶことが23日、分かった。法大に籍は残したまま、サッカー部は退部するもよう。早ければ24日から鹿島に合流する。法大は26日に記者会見を行う。上田は6月の南米選手権に出場した日本代表に大学生で唯一選出された大学界のスーパースター。東京五輪でもエースとして期待されている。
2月の鹿島加入内定会見で、「海外や親が見に来られないレベルの選手になって親孝行したい。得点に関する姿勢や嗅覚では負けたくない」と意気込みを示していた。特別指定選手としても試合出場は可能だが、これまでは大学との両立が困難で実現できずにいた。鹿島は今夏、エースのFW鈴木がシントトロイデンに移籍。即戦力として期待される上田が次世代のエース有力候補となる。加入が早まったことで、大きな“補強”に成功した。
法大FW上田、五輪へ前倒し鹿島入り…退部も大学の籍は残す
2019年7月24日 6時5分スポーツ報知

上田綺世
南米選手権の日本代表で、2021年の鹿島加入が内定しているFW上田綺世(あやせ、20)=法大=が今夏に大学のサッカー部を退部し、在学中に公式戦でプレー可能な特別指定選手として承認されているJ1鹿島でのプレーに専念することが23日、分かった。東京五輪でエースとして期待される点取り屋が、ちょうど1年後に迫った大舞台を見据えて決断を下した。
大学関係者によると、退部はするが、大学には引き続き籍を置く方向で調整しているという。すでに鹿島側にも意思を伝え、細部の交渉を経て近日中にも契約が成立するもようだ。2月に鹿島の特別指定選手として承認されたが、ここまでは大学サッカー部での活動を優先していたため、鹿島で公式戦のピッチには立てていなかった。
上田は6月の南米選手権で大学生では9年半ぶりとなるA代表に選出された。全3試合に出場するなど森保一監督(50)の期待も高かったが、結果は無得点。スポーツ報知のインタビューで「決定機で引き出しが少なかった。僕の今の経験値と実力ではあれが関の山。あのレベルにもう一回戻ってトライしたい」と課題を口にしていた。
昨季アジア王者の鹿島は今季のACLでも8強入りしており、登録メンバーに入れば“対世界”の経験を積むことも可能だ。1試合消化が少ないながらリーグ2位の34得点を誇る鹿島の強力攻撃陣に割って入り、大舞台に向けてさらなる成長を目指す。
◆上田 綺世(うえだ・あやせ)1998年8月25日、茨城・水戸市生まれ。20歳。鹿島ジュニアユースノルテ、鹿島学園を経て2017年に法大入学。同年、アンダー世代の日本代表に初招集。今年2月、21年シーズンからの鹿島加入が内定し、特別指定選手に承認。生まれた日に大洪水に見舞われ、「綺麗な世界」を願う父親に命名された。182センチ、76キロ。右利き。
大学に籍は残すもののサッカー部は退部し、鹿島でのプレイに専念するとのこと。
報知新聞こそ明記しておらぬがスポニチはプロ契約を結ぶと報じる。
これは朗報。
南米選手権では日本代表として多くのチャンスに絡んだ。
これだけのプレイが出来るのであれば、より上のカテゴリーにて活躍すべきであろう。
また、鹿島としても鈴木優磨の抜けたFWに大きな補強となる。
早ければ本日から合流するとのこと。
となると、7/26の練習試合に出場する可能性も高まる。
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法大FW上田 鹿島とプロ契約へ!21年加入内定も“繰り上げ”24日にも合流
[ 2019年7月24日 05:30 ]

鹿島のユニホームに袖を通し笑顔の法大FW上田
Photo By スポニチ
鹿島が、21年の加入が内定していた特別指定選手の日本代表FW上田綺世(20=法大)とプロ契約を結ぶことが23日、分かった。法大に籍は残したまま、サッカー部は退部するもよう。早ければ24日から鹿島に合流する。法大は26日に記者会見を行う。上田は6月の南米選手権に出場した日本代表に大学生で唯一選出された大学界のスーパースター。東京五輪でもエースとして期待されている。
2月の鹿島加入内定会見で、「海外や親が見に来られないレベルの選手になって親孝行したい。得点に関する姿勢や嗅覚では負けたくない」と意気込みを示していた。特別指定選手としても試合出場は可能だが、これまでは大学との両立が困難で実現できずにいた。鹿島は今夏、エースのFW鈴木がシントトロイデンに移籍。即戦力として期待される上田が次世代のエース有力候補となる。加入が早まったことで、大きな“補強”に成功した。
法大FW上田、五輪へ前倒し鹿島入り…退部も大学の籍は残す
2019年7月24日 6時5分スポーツ報知

上田綺世
南米選手権の日本代表で、2021年の鹿島加入が内定しているFW上田綺世(あやせ、20)=法大=が今夏に大学のサッカー部を退部し、在学中に公式戦でプレー可能な特別指定選手として承認されているJ1鹿島でのプレーに専念することが23日、分かった。東京五輪でエースとして期待される点取り屋が、ちょうど1年後に迫った大舞台を見据えて決断を下した。
大学関係者によると、退部はするが、大学には引き続き籍を置く方向で調整しているという。すでに鹿島側にも意思を伝え、細部の交渉を経て近日中にも契約が成立するもようだ。2月に鹿島の特別指定選手として承認されたが、ここまでは大学サッカー部での活動を優先していたため、鹿島で公式戦のピッチには立てていなかった。
上田は6月の南米選手権で大学生では9年半ぶりとなるA代表に選出された。全3試合に出場するなど森保一監督(50)の期待も高かったが、結果は無得点。スポーツ報知のインタビューで「決定機で引き出しが少なかった。僕の今の経験値と実力ではあれが関の山。あのレベルにもう一回戻ってトライしたい」と課題を口にしていた。
昨季アジア王者の鹿島は今季のACLでも8強入りしており、登録メンバーに入れば“対世界”の経験を積むことも可能だ。1試合消化が少ないながらリーグ2位の34得点を誇る鹿島の強力攻撃陣に割って入り、大舞台に向けてさらなる成長を目指す。
◆上田 綺世(うえだ・あやせ)1998年8月25日、茨城・水戸市生まれ。20歳。鹿島ジュニアユースノルテ、鹿島学園を経て2017年に法大入学。同年、アンダー世代の日本代表に初招集。今年2月、21年シーズンからの鹿島加入が内定し、特別指定選手に承認。生まれた日に大洪水に見舞われ、「綺麗な世界」を願う父親に命名された。182センチ、76キロ。右利き。
福岡、ペドロ・ジュニオールと契約を解除
福岡との契約が解除されたペドロ・ジュニオールである。
登録上の問題があったとのこと。
これは福岡側のとんだ失態。
悲報過ぎる。
そしてPJは次にどのクラブでプレイするのであろうか。
続報を待ちたい。

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ペドロ ジュニオール選手との契約解除のお知らせ
2019.7.23
7月16日に、移籍加入を発表しましたペドロ ジュニオール選手ですが、ルールに基づき正式契約に向け登録作業を進めて参りました。
しかしながら、手続きの過程で同選手の登録上の問題が発生したため、仮契約を解除することにいたしましたので、お知らせいたします。
【プロフィール】
ペドロ ジュニオール (PEDRO JUNIOR) 選手
■本名
ペドロ ビスポ モレイラ ジュニオール
( Pedro Bispo Moreira Júnior)
■生年月日
1987年1月29日(32歳)
■身長/体重
182 cm/75kg
■出身地
ブラジル
■経歴
ヴィラノバ(ブラジル)⇒グレミオ(ブラジル)⇒クルゼイロ(ブラジル)⇒サンカエターノ(ブラジル)⇒大宮アルディージャ⇒ヴィラノバ(ブラジル)⇒アルビレックス新潟⇒ガンバ大阪⇒スポルチ・レシフェ(ブラジル)⇒FC東京⇒サンカエターノ(ブラジル)⇒ヴィラノバ(ブラジル)⇒済州ユナイテッドFC(大韓民国)⇒ヴィッセル神戸⇒鹿島アントラーズ⇒武漢卓爾職業足球倶楽部(中国)⇒フォルタレーザEC(ブラジル)⇒ブリーラム・ユナイテッドFC(タイ)
【ペドロ ジュニオール選手コメント】
登録上の関係で、2019シーズン日本でプレーできないこととなりました。
アビスパ福岡のサポーターの皆様にお会いすることができず残念ですが近い将来お会いできれば嬉しいです。
またアビスパ福岡関係者の方々に対しては自分のことを思い出していただき本当に感謝しています。
また会いましょう、アビスパ福岡。
Venho declarar que por motivo de registro de contrato no Japão esse ano de 2019 não poderei estar aí , deixo meu grande abraço aos torcedores e um até breve , a diretoria do Avispa Fukuoka meu muito obrigado por lembrar de mim , até breve Avispa Fukuoka.
【鈴木健仁チーム強化部長コメント】
この度は、登録上の問題でペドロジュニオール選手との契約を解除することになりました。
ペドロ ジュニオール選手の活躍を期待されていた皆さまには、大変残念なお知らせとなり誠に申し訳ございません。
チームは、現在厳しい状況が続いておりますが、引き続き戦力補強は行って参ります。
現状を打開できる体制を整えるよう、最善を尽くしてまいりたいと思っておりますので、引き続き変わらぬご支援、ご声援をお願い致します。
登録上の問題があったとのこと。
これは福岡側のとんだ失態。
悲報過ぎる。
そしてPJは次にどのクラブでプレイするのであろうか。
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ペドロ ジュニオール選手との契約解除のお知らせ
2019.7.23
7月16日に、移籍加入を発表しましたペドロ ジュニオール選手ですが、ルールに基づき正式契約に向け登録作業を進めて参りました。
しかしながら、手続きの過程で同選手の登録上の問題が発生したため、仮契約を解除することにいたしましたので、お知らせいたします。
【プロフィール】
ペドロ ジュニオール (PEDRO JUNIOR) 選手
■本名
ペドロ ビスポ モレイラ ジュニオール
( Pedro Bispo Moreira Júnior)
■生年月日
1987年1月29日(32歳)
■身長/体重
182 cm/75kg
■出身地
ブラジル
■経歴
ヴィラノバ(ブラジル)⇒グレミオ(ブラジル)⇒クルゼイロ(ブラジル)⇒サンカエターノ(ブラジル)⇒大宮アルディージャ⇒ヴィラノバ(ブラジル)⇒アルビレックス新潟⇒ガンバ大阪⇒スポルチ・レシフェ(ブラジル)⇒FC東京⇒サンカエターノ(ブラジル)⇒ヴィラノバ(ブラジル)⇒済州ユナイテッドFC(大韓民国)⇒ヴィッセル神戸⇒鹿島アントラーズ⇒武漢卓爾職業足球倶楽部(中国)⇒フォルタレーザEC(ブラジル)⇒ブリーラム・ユナイテッドFC(タイ)
【ペドロ ジュニオール選手コメント】
登録上の関係で、2019シーズン日本でプレーできないこととなりました。
アビスパ福岡のサポーターの皆様にお会いすることができず残念ですが近い将来お会いできれば嬉しいです。
またアビスパ福岡関係者の方々に対しては自分のことを思い出していただき本当に感謝しています。
また会いましょう、アビスパ福岡。
Venho declarar que por motivo de registro de contrato no Japão esse ano de 2019 não poderei estar aí , deixo meu grande abraço aos torcedores e um até breve , a diretoria do Avispa Fukuoka meu muito obrigado por lembrar de mim , até breve Avispa Fukuoka.
【鈴木健仁チーム強化部長コメント】
この度は、登録上の問題でペドロジュニオール選手との契約を解除することになりました。
ペドロ ジュニオール選手の活躍を期待されていた皆さまには、大変残念なお知らせとなり誠に申し訳ございません。
チームは、現在厳しい状況が続いておりますが、引き続き戦力補強は行って参ります。
現状を打開できる体制を整えるよう、最善を尽くしてまいりたいと思っておりますので、引き続き変わらぬご支援、ご声援をお願い致します。
オフ明けの練習
二日間のオフが明け練習を開始したチームである。
篤人の姿が見える。
この中断期間にて復帰を果たしてくれるのではなかろうか。
日本屈指の右SBが戻ってくれば鬼に金棒。
楽しみにしておる。

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午後練習

フィジカルトレーニングやパス練習を実施した後、ボール回しを行いました。
篤人の姿が見える。
この中断期間にて復帰を果たしてくれるのではなかろうか。
日本屈指の右SBが戻ってくれば鬼に金棒。
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午後練習

フィジカルトレーニングやパス練習を実施した後、ボール回しを行いました。
ようこそ小泉慶
柏より移籍してきた小泉慶である。
これは朗報。
新潟時代にはレオ・シルバとのプレイもあり、すぐに馴染んでくれよう。
ボランチ以外にも右SBの経験もある。
これからの活躍に期待大である。

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小泉選手が加入
2019年07月23日(火)
小泉 慶選手が柏レイソルより完全移籍で加入することとなりましたので、お知らせいたします。
<選手プロフィール>
■選手名:小泉 慶(こいずみ・けい)
■生まれ:1995年4月19日、東京都出身
■サイズ:173センチ、70キロ
■ポジション:MF
■経歴:
柏ラッセルFC-横浜F・マリノスプライマリー-横浜F・マリノスJrユース-流通経済大学付属柏高校-アルビレックス新潟(2014)-柏レイソル(2018)
■公式戦成績:
J1リーグ通算 137試合5得点
J2リーグ通算 1試合0得点
J3リーグ通算(J-22選抜) 1試合0得点
リーグカップ通算 23試合1得点
天皇杯通算 7試合1得点
AFCチャンピオンズリーグ 3試合1得点
■小泉選手コメント
「はじめまして。柏レイソルから加入することになりました小泉慶です。鹿島アントラーズという伝統あるクラブに加入できることを嬉しく思います。1日でも早くチームの勝利に貢献できるよう頑張ります。これから宜しくお願いします」
これは朗報。
新潟時代にはレオ・シルバとのプレイもあり、すぐに馴染んでくれよう。
ボランチ以外にも右SBの経験もある。
これからの活躍に期待大である。

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小泉選手が加入
2019年07月23日(火)
小泉 慶選手が柏レイソルより完全移籍で加入することとなりましたので、お知らせいたします。
<選手プロフィール>
■選手名:小泉 慶(こいずみ・けい)
■生まれ:1995年4月19日、東京都出身
■サイズ:173センチ、70キロ
■ポジション:MF
■経歴:
柏ラッセルFC-横浜F・マリノスプライマリー-横浜F・マリノスJrユース-流通経済大学付属柏高校-アルビレックス新潟(2014)-柏レイソル(2018)
■公式戦成績:
J1リーグ通算 137試合5得点
J2リーグ通算 1試合0得点
J3リーグ通算(J-22選抜) 1試合0得点
リーグカップ通算 23試合1得点
天皇杯通算 7試合1得点
AFCチャンピオンズリーグ 3試合1得点
■小泉選手コメント
「はじめまして。柏レイソルから加入することになりました小泉慶です。鹿島アントラーズという伝統あるクラブに加入できることを嬉しく思います。1日でも早くチームの勝利に貢献できるよう頑張ります。これから宜しくお願いします」
上田綺世くん、技術で見せるより結果で見せたい
上田綺世くんを取材した報知新聞の星野記者である。
南米選手権、ユニバーシアードを経た上田綺世くんの今の気持ちを引き出しておる。
決定力については、「課題が決定力と言うのはナンセンス。今月のユニバーシアードは(出場4試合5得点と)点が取れた。理由は決定機で引き出しが少なかったこと。その局面でいくつ選択肢があって、ゴール感覚の部分で何を出せるかが大事。僕の今の経験値と実力ではコパ(南米選手権)ではあれが関の山。あのレベルにもう1回戻ってトライしたい」と語る。
南米選手権では数多くの決定機を迎えたがゴールを奪うことは叶わなかった。
これを責める者も居るようではあるが、上田綺世くんはそれに関して考えることがあることがわかる。
また最後に東京五輪について、「実体がないものだから、ウソでも目指してるとは言えない。もちろん出たいと思うし、点を取り続けるスタイルを貫いて、積み重ねた先に五輪があればいい。次のアンダー代表で何もできなければ、その次は呼ばれず五輪が見えなくなる可能性もある。まさに天と地だけど、だからこそ楽しい。技術で見せるより結果で見せたい」と言う。
1年後に代表である保証はない。
“今”を積み重ねて実績を作っていけば、東京五輪のピッチに立つであろう。
期待しておる。

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五輪サッカーあと1年…エース候補の法大FW上田綺世「積み重ねた先に五輪があればいい」
2019年7月23日 6時0分スポーツ報知

五輪メンバー入りへゴール量産を誓った法大・上田綺世(カメラ・相川 和寛)

6月の南米選手権でA代表デビューした上田
来年7月24日の東京五輪開会式に先駆け、サッカー男子は同23日に開幕する。初の金メダルを狙う日本のエース候補は法大FW上田綺世(あやせ、20)。A代表デビューした6月の南米選手権は全3試合に出場も無得点に終わったが、「点を取り続けるスタイルを貫いた先に五輪があればいい」と、メンバー入りへゴール量産を誓った。
アンダー世代の代表で22試合15得点の実績を引っ提げて臨んだ南米選手権は、2分け1敗で1次リーグ敗退。自身は何度もDFの裏に抜け出しながら無得点と、ほろ苦いA代表デビューだった。
「点を取って代表で自分の立場を作ることに執着した。それをつかめなかった悔しさ、もどかしさがある。日本はフィジカルに特化した国ではないので、ずる賢さで上回るのが必要だと思った。DFの守備の死角を狙って動く方がいいと初戦(チリ戦)の最初で感じて切り替えて、うまくチャンスは作れた。ここまで点を取りたいという欲に支配されたことは、今までなかった」
ただ、周囲からの「決定力不足」という声には持論がある。
「課題が決定力と言うのはナンセンス。今月のユニバーシアードは(出場4試合5得点と)点が取れた。理由は決定機で引き出しが少なかったこと。その局面でいくつ選択肢があって、ゴール感覚の部分で何を出せるかが大事。僕の今の経験値と実力ではコパ(南米選手権)ではあれが関の山。あのレベルにもう1回戻ってトライしたい」
ウルグアイ戦(2△2)ではFWスアレスに衝撃を受けた。
「前線でサボってるようで常に準備してるし、相手陣内ではどこからでもシュートを狙う鋭さがある。カバニと2人でシュート20本と、一流の選手でもそれだけの数を打つ。僕らももっとシュートチャンスを作ることが大切だと感じた」
同じ五輪代表候補のMF久保建英(Rマドリード)のパスには何度も抜け出し、好連係を見せた。
「やりやすかった。タケが前線にボールを運んで前に味方が2人いた場合、シュート、ドリブル、2本のパスと4つある選択肢から僕を選んでもらえないと点は取れない。タケがドリブル中に顔を上げるタイミングで体の向きを作って受けられる姿勢を見せ続けて、自分を選ばせる動きをしていきたい」
誰もが目標とする五輪だが、上田の考えは少し違う。
「実体がないものだから、ウソでも目指してるとは言えない。もちろん出たいと思うし、点を取り続けるスタイルを貫いて、積み重ねた先に五輪があればいい。次のアンダー代表で何もできなければ、その次は呼ばれず五輪が見えなくなる可能性もある。まさに天と地だけど、だからこそ楽しい。技術で見せるより結果で見せたい」(星野 浩司)
◆上田 綺世(うえだ・あやせ)1998年8月25日、茨城・水戸市生まれ。20歳。鹿島ジュニアユースノルテ、鹿島学園を経て2017年に法大入学。同年、アンダー世代の日本代表に初招集。今年2月、21年シーズンからの鹿島加入が内定し、特別指定選手に承認。生まれた日に大洪水に見舞われ、「綺麗な世界」を願う父親に命名された。182センチ、76キロ。右利き。
南米選手権、ユニバーシアードを経た上田綺世くんの今の気持ちを引き出しておる。
決定力については、「課題が決定力と言うのはナンセンス。今月のユニバーシアードは(出場4試合5得点と)点が取れた。理由は決定機で引き出しが少なかったこと。その局面でいくつ選択肢があって、ゴール感覚の部分で何を出せるかが大事。僕の今の経験値と実力ではコパ(南米選手権)ではあれが関の山。あのレベルにもう1回戻ってトライしたい」と語る。
南米選手権では数多くの決定機を迎えたがゴールを奪うことは叶わなかった。
これを責める者も居るようではあるが、上田綺世くんはそれに関して考えることがあることがわかる。
また最後に東京五輪について、「実体がないものだから、ウソでも目指してるとは言えない。もちろん出たいと思うし、点を取り続けるスタイルを貫いて、積み重ねた先に五輪があればいい。次のアンダー代表で何もできなければ、その次は呼ばれず五輪が見えなくなる可能性もある。まさに天と地だけど、だからこそ楽しい。技術で見せるより結果で見せたい」と言う。
1年後に代表である保証はない。
“今”を積み重ねて実績を作っていけば、東京五輪のピッチに立つであろう。
期待しておる。

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五輪サッカーあと1年…エース候補の法大FW上田綺世「積み重ねた先に五輪があればいい」
2019年7月23日 6時0分スポーツ報知

五輪メンバー入りへゴール量産を誓った法大・上田綺世(カメラ・相川 和寛)

6月の南米選手権でA代表デビューした上田
来年7月24日の東京五輪開会式に先駆け、サッカー男子は同23日に開幕する。初の金メダルを狙う日本のエース候補は法大FW上田綺世(あやせ、20)。A代表デビューした6月の南米選手権は全3試合に出場も無得点に終わったが、「点を取り続けるスタイルを貫いた先に五輪があればいい」と、メンバー入りへゴール量産を誓った。
アンダー世代の代表で22試合15得点の実績を引っ提げて臨んだ南米選手権は、2分け1敗で1次リーグ敗退。自身は何度もDFの裏に抜け出しながら無得点と、ほろ苦いA代表デビューだった。
「点を取って代表で自分の立場を作ることに執着した。それをつかめなかった悔しさ、もどかしさがある。日本はフィジカルに特化した国ではないので、ずる賢さで上回るのが必要だと思った。DFの守備の死角を狙って動く方がいいと初戦(チリ戦)の最初で感じて切り替えて、うまくチャンスは作れた。ここまで点を取りたいという欲に支配されたことは、今までなかった」
ただ、周囲からの「決定力不足」という声には持論がある。
「課題が決定力と言うのはナンセンス。今月のユニバーシアードは(出場4試合5得点と)点が取れた。理由は決定機で引き出しが少なかったこと。その局面でいくつ選択肢があって、ゴール感覚の部分で何を出せるかが大事。僕の今の経験値と実力ではコパ(南米選手権)ではあれが関の山。あのレベルにもう1回戻ってトライしたい」
ウルグアイ戦(2△2)ではFWスアレスに衝撃を受けた。
「前線でサボってるようで常に準備してるし、相手陣内ではどこからでもシュートを狙う鋭さがある。カバニと2人でシュート20本と、一流の選手でもそれだけの数を打つ。僕らももっとシュートチャンスを作ることが大切だと感じた」
同じ五輪代表候補のMF久保建英(Rマドリード)のパスには何度も抜け出し、好連係を見せた。
「やりやすかった。タケが前線にボールを運んで前に味方が2人いた場合、シュート、ドリブル、2本のパスと4つある選択肢から僕を選んでもらえないと点は取れない。タケがドリブル中に顔を上げるタイミングで体の向きを作って受けられる姿勢を見せ続けて、自分を選ばせる動きをしていきたい」
誰もが目標とする五輪だが、上田の考えは少し違う。
「実体がないものだから、ウソでも目指してるとは言えない。もちろん出たいと思うし、点を取り続けるスタイルを貫いて、積み重ねた先に五輪があればいい。次のアンダー代表で何もできなければ、その次は呼ばれず五輪が見えなくなる可能性もある。まさに天と地だけど、だからこそ楽しい。技術で見せるより結果で見せたい」(星野 浩司)
◆上田 綺世(うえだ・あやせ)1998年8月25日、茨城・水戸市生まれ。20歳。鹿島ジュニアユースノルテ、鹿島学園を経て2017年に法大入学。同年、アンダー世代の日本代表に初招集。今年2月、21年シーズンからの鹿島加入が内定し、特別指定選手に承認。生まれた日に大洪水に見舞われ、「綺麗な世界」を願う父親に命名された。182センチ、76キロ。右利き。
報知新聞 鳥栖戦寸評
報知新聞による鳥栖戦の寸評である。
快勝に良い評価が並ぶ。
2-1という結果以上に内容が良かった。
その中で、三竿とレアンドロに最高評点が与えられた。
MOMのレアンドロは、「MFレアンドロ【7・0】1G1A。よく考えれば、スペースに走りまくり競り合いも身長相応で(気分良ければ)自陣でも奮戦するドリブラーって、かなりの偉人。MOM」と評す。
プレイスタイルが伝わってきて面白い。
三竿については、「MF三竿健斗【7・0】縦パスで2点目貢献。0―0、1―0、1―1、2―1とプレースタイルを巧みにシフトチェンジ。それだけプレイの幅が出てきた」と寸評を与える。
もう外せないピースであることがよくわかる。
今夏の移籍がなかったことを本当に有り難く感じる。
また、名古についての「MF名古新太郎【6・5】地味と派手の使い分けで相手を翻弄。レオにも三竿にも柴崎にも小笠原にもないものを持っている」は気になる寸評。
新たなるボランチ像の誕生に居合わせられたことを示しておる。
将来が楽しみと言えよう。
そして、何よりも気になった主審であるが、「家本政明主審【4・5】「明日から本気出す」ぐらいの信用度」と最低評価である。
オフサイドゴールを認めただけでなく、ファールの基準はブレブレ、カードの基準も偏っておった。
このような審判が日本のトップリーグにて笛を吹いておって良いものであろうか。
明日からも本気は出さぬであろう、これが家本主審の本気である。
インテンシティが高く内容の良い試合であっただけに、残念である。

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【鹿島】採点&寸評 3連勝!金崎に同点弾許すも白崎がチーム最多タイ今季5発目で決勝点
2019年7月21日 6時0分スポーツ報知

鹿島の先発布陣
◆明治安田生命J1リーグ▽第20節 鹿島2―1鳥栖(20日・カシマスタジアム)
鹿島はMFレアンドロとMF白崎凌兵のゴールで、鳥栖を2―1で下した。レアンドロのPKでの先制直後に元鹿島のFW金崎夢生に同点弾を浴びたが、今季チームトップタイとなる5点目で決勝点を挙げた。
採点と寸評は以下の通り。
大岩剛監督【6・5】総合力と結束力が試される中で3連勝。交代3人も機能
GK曽ケ端準【6・0】後半6分のセーブなどで貢献。オフサイド疑惑の抗議は白崎や遠藤、監督に任せ自身は試合に集中。これ、意外と大事
DF永木亮太【5・5】食いつかせ上手のクエンカとの相性はなかなか悪かった。失点時も金崎がクロスを上げるはずなどなく
DF犬飼智也【6・5】鹿島入り直後の人の良さがにじみ出た守備はどこへやら。町田突き飛ばした豊田に鬼の形相で詰め寄る
DF町田浩樹【6・0】見えない不思議な力で相手2トップを次々芝生に寝転ばせる。町田がマジシャンか、相手がペテン師か。多分後者
DF小池裕太【6・0】さすがに研究されてきたか。本当の見せ場はここから
MF三竿健斗【7・0】縦パスで2点目貢献。0―0、1―0、1―1、2―1とプレースタイルを巧みにシフトチェンジ。それだけプレーの幅が出てきた
MF名古新太郎【6・5】地味と派手の使い分けで相手を翻弄。レオにも三竿にも柴崎にも小笠原にもないものを持っている
MFレアンドロ【7・0】1G1A。よく考えれば、スペースに走りまくり競り合いも身長相応で(気分良ければ)自陣でも奮戦するドリブラーって、かなりの偉人。MOM
MF白崎凌兵【6・5】決勝ゴール。100点に近いポジショニング&ブロックのDFの背後から120点の執念足ニョキ
FWセルジーニョ【6・5】高さ勝負をテクニック勝負に置換するポジショニングとタイミングの良さ。キープとランでタメ作る
FW伊藤翔【6・5】あれぞ起点のポストプレーで2点目演出。シュートは惜しくも両ポストに嫌われる、というかむしろ好かれる
MF遠藤康【―】後半37分IN。出場時間短く採点なし
DFブエノ【―】後半42分IN。出場時間短く採点なし
FW金森健志【―】後半47分IN。出場時間短く採点なし
家本政明主審【4・5】「明日から本気出す」ぐらいの信用度
※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ
快勝に良い評価が並ぶ。
2-1という結果以上に内容が良かった。
その中で、三竿とレアンドロに最高評点が与えられた。
MOMのレアンドロは、「MFレアンドロ【7・0】1G1A。よく考えれば、スペースに走りまくり競り合いも身長相応で(気分良ければ)自陣でも奮戦するドリブラーって、かなりの偉人。MOM」と評す。
プレイスタイルが伝わってきて面白い。
三竿については、「MF三竿健斗【7・0】縦パスで2点目貢献。0―0、1―0、1―1、2―1とプレースタイルを巧みにシフトチェンジ。それだけプレイの幅が出てきた」と寸評を与える。
もう外せないピースであることがよくわかる。
今夏の移籍がなかったことを本当に有り難く感じる。
また、名古についての「MF名古新太郎【6・5】地味と派手の使い分けで相手を翻弄。レオにも三竿にも柴崎にも小笠原にもないものを持っている」は気になる寸評。
新たなるボランチ像の誕生に居合わせられたことを示しておる。
将来が楽しみと言えよう。
そして、何よりも気になった主審であるが、「家本政明主審【4・5】「明日から本気出す」ぐらいの信用度」と最低評価である。
オフサイドゴールを認めただけでなく、ファールの基準はブレブレ、カードの基準も偏っておった。
このような審判が日本のトップリーグにて笛を吹いておって良いものであろうか。
明日からも本気は出さぬであろう、これが家本主審の本気である。
インテンシティが高く内容の良い試合であっただけに、残念である。

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【鹿島】採点&寸評 3連勝!金崎に同点弾許すも白崎がチーム最多タイ今季5発目で決勝点
2019年7月21日 6時0分スポーツ報知

鹿島の先発布陣
◆明治安田生命J1リーグ▽第20節 鹿島2―1鳥栖(20日・カシマスタジアム)
鹿島はMFレアンドロとMF白崎凌兵のゴールで、鳥栖を2―1で下した。レアンドロのPKでの先制直後に元鹿島のFW金崎夢生に同点弾を浴びたが、今季チームトップタイとなる5点目で決勝点を挙げた。
採点と寸評は以下の通り。
大岩剛監督【6・5】総合力と結束力が試される中で3連勝。交代3人も機能
GK曽ケ端準【6・0】後半6分のセーブなどで貢献。オフサイド疑惑の抗議は白崎や遠藤、監督に任せ自身は試合に集中。これ、意外と大事
DF永木亮太【5・5】食いつかせ上手のクエンカとの相性はなかなか悪かった。失点時も金崎がクロスを上げるはずなどなく
DF犬飼智也【6・5】鹿島入り直後の人の良さがにじみ出た守備はどこへやら。町田突き飛ばした豊田に鬼の形相で詰め寄る
DF町田浩樹【6・0】見えない不思議な力で相手2トップを次々芝生に寝転ばせる。町田がマジシャンか、相手がペテン師か。多分後者
DF小池裕太【6・0】さすがに研究されてきたか。本当の見せ場はここから
MF三竿健斗【7・0】縦パスで2点目貢献。0―0、1―0、1―1、2―1とプレースタイルを巧みにシフトチェンジ。それだけプレーの幅が出てきた
MF名古新太郎【6・5】地味と派手の使い分けで相手を翻弄。レオにも三竿にも柴崎にも小笠原にもないものを持っている
MFレアンドロ【7・0】1G1A。よく考えれば、スペースに走りまくり競り合いも身長相応で(気分良ければ)自陣でも奮戦するドリブラーって、かなりの偉人。MOM
MF白崎凌兵【6・5】決勝ゴール。100点に近いポジショニング&ブロックのDFの背後から120点の執念足ニョキ
FWセルジーニョ【6・5】高さ勝負をテクニック勝負に置換するポジショニングとタイミングの良さ。キープとランでタメ作る
FW伊藤翔【6・5】あれぞ起点のポストプレーで2点目演出。シュートは惜しくも両ポストに嫌われる、というかむしろ好かれる
MF遠藤康【―】後半37分IN。出場時間短く採点なし
DFブエノ【―】後半42分IN。出場時間短く採点なし
FW金森健志【―】後半47分IN。出場時間短く採点なし
家本政明主審【4・5】「明日から本気出す」ぐらいの信用度
※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ
背番号30は次もチームを勝利へと導くために、また試合への準備を進める
名古新太郎について記すサッカーマガジン編集部の小林記者である。
名古のプレイを「『攻守において良いバランス』を意識しつつ、長短のパスを織り交ぜながら鹿島の攻撃を司った」と評す。
この試合でボランチとして大きな戦力であることがよくわかった。
名古は、こまめにポジションを取り直し、試合に顔を出しておった。
このあたり、サッカーをよくわかっておる選手である・
まだ近くから探すクセがあるように見えたが、これは良いFWと組むことによって改善されて行くであろう。
一発で伊藤翔に出すようになって行くことで、偉大なるボランチとなって行くはず。
次も見たい選手。
チームにとっては1勝であるが、名古の飛躍が感じられた大きな勝利であった。
今後も期待しておる。

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【鹿島】前半の2得点で鳥栖に勝利~ボランチで先発した名古「いつでも準備はできている」
2019-07-21
サッカーマガジン編集部
前節時点で4位につける鹿島は、ホームに最下位の鳥栖を迎えた。前半20分、レアンドロがペナルティーエリア内で倒されて獲得したPKを自ら決め、幸先よく先制する。そのわずか3分後に、古巣対決となる鳥栖の金崎夢生にゴールを許すも、35分には右サイドのレアンドロのクロスに白崎凌兵が合わせて勝ち越し。後半も両者ともにチャンスを作るが、両GKの好守もありゴールネットは揺れず。鹿島が1点差で逃げ切り、リーグ戦3連勝を飾った。
上写真=ボランチで今季リーグ戦2試合目の先発出場を果たした名古(写真◎J.LEAGUE)
■2019年7月20日 J1リーグ第20節
鹿島 2-1 鳥栖
得点者:(鹿)レアンドロ、白崎凌兵 (鳥)金崎夢生
「同じ相手に2度も負けられない」
リーグ戦3試合連続先発出場中だったレオ・シルバに代わり、名古新太郎がスタメンに名を連ねた。生年月日が1日違いの同級生・三竿健斗とボランチでコンビを組み、「攻守において良いバランス」を意識しつつ、長短のパスを織り交ぜながら鹿島の攻撃を司った。
「いつでも試合に出られる準備をしています。(鹿島の)レギュラー争いがあるし、今日はチャンスをもらったという思いもありました。自分のこれからのターニングポイントになるだろうと」
レギュラー奪取への思いとともに、勝利への意欲もよりいっそう強かった。鳥栖は第13節で、後半アディショナルタイムの失点によって0-1と敗れた相手だ。「悔しい負け方だった。最後の最後で決められて。チーム全員が間違いなく悔しい気持ちを持っていたし、『同じ相手に2度も負けられない』と、試合前に全員で話していた」と、ホームでのリベンジに燃えていた。
実際に鹿島は序盤から鳥栖陣内に攻め込み、前半で2ゴールを奪って勝利を呼び込んだ。名古は「“戦う”ということの意思統一は、チーム全員でしっかりできていた」と振り返る。
その中で激しい球際の攻防から両者ともにファウルが増え、審判のレフェリングなどをめぐって、プレーが止まる場面も目立った。それでも、名古は淡々とプレーを続けた。
「アウェーでもそうでしたけれど、攻守において、球際とか戦うところは相手もすごく激しく来る。それに負けてはいけない。激しい試合になるだろうと思っていたし、レフェリーの判定もあるけれど、自分は『より冷静に』と意識しています。でも、ああやって熱く戦うのは、負けたくない気持ちが上回るから。結果的に勝ちにつながったのは良かったかなと思います」
この日は今季リーグ戦2試合目の先発出場。前回のC大阪戦(第15節・○2-0)に続き、2試合連続でチームに勝ち星をもたらした。それでも、またスタメンで出番が回ってくる保証はない。この試合で出た課題を改善し、次戦に向けてまたトレーニングを積みながら三たびチャンスを待つ。
「(鳥栖戦では)自分の特長を出せた部分もあったと思うけれど、まだミスもあるし、守備のところでもっと良くなっていかないとダメ。(三竿)健斗に守備の仕事を多くさせていたので、そこは自分の課題かなと思います。しっかり次のアウェーのレッズ戦(7月31日)に向けて、個人としてもチームとしてもしっかり準備していきたいと思います」
背番号30は次もチームを勝利へと導くために、また試合への準備を進める。
取材◎小林康幸
鹿島がホームで鳥栖を下した(写真◎J.LEAGUE)
名古のプレイを「『攻守において良いバランス』を意識しつつ、長短のパスを織り交ぜながら鹿島の攻撃を司った」と評す。
この試合でボランチとして大きな戦力であることがよくわかった。
名古は、こまめにポジションを取り直し、試合に顔を出しておった。
このあたり、サッカーをよくわかっておる選手である・
まだ近くから探すクセがあるように見えたが、これは良いFWと組むことによって改善されて行くであろう。
一発で伊藤翔に出すようになって行くことで、偉大なるボランチとなって行くはず。
次も見たい選手。
チームにとっては1勝であるが、名古の飛躍が感じられた大きな勝利であった。
今後も期待しておる。

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【鹿島】前半の2得点で鳥栖に勝利~ボランチで先発した名古「いつでも準備はできている」
2019-07-21
サッカーマガジン編集部
前節時点で4位につける鹿島は、ホームに最下位の鳥栖を迎えた。前半20分、レアンドロがペナルティーエリア内で倒されて獲得したPKを自ら決め、幸先よく先制する。そのわずか3分後に、古巣対決となる鳥栖の金崎夢生にゴールを許すも、35分には右サイドのレアンドロのクロスに白崎凌兵が合わせて勝ち越し。後半も両者ともにチャンスを作るが、両GKの好守もありゴールネットは揺れず。鹿島が1点差で逃げ切り、リーグ戦3連勝を飾った。
上写真=ボランチで今季リーグ戦2試合目の先発出場を果たした名古(写真◎J.LEAGUE)
■2019年7月20日 J1リーグ第20節
鹿島 2-1 鳥栖
得点者:(鹿)レアンドロ、白崎凌兵 (鳥)金崎夢生
「同じ相手に2度も負けられない」
リーグ戦3試合連続先発出場中だったレオ・シルバに代わり、名古新太郎がスタメンに名を連ねた。生年月日が1日違いの同級生・三竿健斗とボランチでコンビを組み、「攻守において良いバランス」を意識しつつ、長短のパスを織り交ぜながら鹿島の攻撃を司った。
「いつでも試合に出られる準備をしています。(鹿島の)レギュラー争いがあるし、今日はチャンスをもらったという思いもありました。自分のこれからのターニングポイントになるだろうと」
レギュラー奪取への思いとともに、勝利への意欲もよりいっそう強かった。鳥栖は第13節で、後半アディショナルタイムの失点によって0-1と敗れた相手だ。「悔しい負け方だった。最後の最後で決められて。チーム全員が間違いなく悔しい気持ちを持っていたし、『同じ相手に2度も負けられない』と、試合前に全員で話していた」と、ホームでのリベンジに燃えていた。
実際に鹿島は序盤から鳥栖陣内に攻め込み、前半で2ゴールを奪って勝利を呼び込んだ。名古は「“戦う”ということの意思統一は、チーム全員でしっかりできていた」と振り返る。
その中で激しい球際の攻防から両者ともにファウルが増え、審判のレフェリングなどをめぐって、プレーが止まる場面も目立った。それでも、名古は淡々とプレーを続けた。
「アウェーでもそうでしたけれど、攻守において、球際とか戦うところは相手もすごく激しく来る。それに負けてはいけない。激しい試合になるだろうと思っていたし、レフェリーの判定もあるけれど、自分は『より冷静に』と意識しています。でも、ああやって熱く戦うのは、負けたくない気持ちが上回るから。結果的に勝ちにつながったのは良かったかなと思います」
この日は今季リーグ戦2試合目の先発出場。前回のC大阪戦(第15節・○2-0)に続き、2試合連続でチームに勝ち星をもたらした。それでも、またスタメンで出番が回ってくる保証はない。この試合で出た課題を改善し、次戦に向けてまたトレーニングを積みながら三たびチャンスを待つ。
「(鳥栖戦では)自分の特長を出せた部分もあったと思うけれど、まだミスもあるし、守備のところでもっと良くなっていかないとダメ。(三竿)健斗に守備の仕事を多くさせていたので、そこは自分の課題かなと思います。しっかり次のアウェーのレッズ戦(7月31日)に向けて、個人としてもチームとしてもしっかり準備していきたいと思います」
背番号30は次もチームを勝利へと導くために、また試合への準備を進める。
取材◎小林康幸
鹿島がホームで鳥栖を下した(写真◎J.LEAGUE)

鳥栖戦報道
勝利も扱いの小さい各紙である。
一般的には、上位が最下位を下したという小さなニュースということなのであろうか。
鹿島としては、名古の躍動や移籍してきたシラがフィットしておるこなど、多くの人々に知って欲しい情報もあるだけにもっと知らしめて欲しいところ。
その中で、ニッカンとスポニチがジャッジについて触れておる。
「前半23分には一度副審がオフサイドの旗を揚げたシーンが、家本主審との協議で元鹿島FW金崎の得点と判定された。「それに対して(ハーフタイムに)何か言っている選手は一人もいなかった」と勝利に集中した」と伝える。
このあり得ないジャッジに対応した選手を讃えたい。
ただ、この件はもっと深く突っ込んで欲しいし、それ以上にファール・カードの基準など、偏っておった判定を報じるべきであろう。
日本のメディアが更に一皮剥けるチャンスである。
懇願である。

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鹿島、鳥栖金崎に得点許すも白崎V弾/鹿-鳥20節
[2019年7月20日20時52分]

鹿島対鳥栖 前半、ゴールを決め両手を広げる鹿島MF白崎(右)と喜ぶFWセルジーニョ(撮影・井上学)

鹿島対鳥栖 前半、競り合う鳥栖DF高橋(上)と鹿島FWセルジーニョ(撮影・井上学)
鹿島、判定弾も集中切らさず ホーム9戦負けなし
[2019年7月20日22時30分]

鹿島対鳥栖 前半、鳥栖FW金崎夢生のゴールに抗議する鹿島の選手たち(撮影・井上学)
<明治安田生命J1:鹿島2-1鳥栖>◇第20節◇20日◇カシマ
鹿島アントラーズは前半戦で敗れたサガン鳥栖に雪辱した。
1-1の前半35分、MF白崎が難しい右クロスに右足で合わせて決勝点。「相手DFに、一番良いコースをとられたが、足を伸ばしたら良い感じに入った」と白崎。昨夏鳥栖に移籍していったFW金崎の同点弾を巡り、オフサイド判定が覆るひと幕もあったが「ハーフタイムに何か(文句を)言っている選手はいなかった」と集中を切らさず、ホームでのリーグ戦9戦負けなしとした。
主力流出なんの!鹿島、白崎弾で暫定3位
明治安田J1第20節第1日(20日、鹿島2-1鳥栖、カシマ)鹿島は3連勝で暫定3位に浮上した。1-1の前半35分、MF白崎がFWレアンドロからのパスを右足で合わせて決勝点を奪った。「必死に走って足を伸ばしたら入ってくれた。今いるメンバーでタイトルを取るためにやるだけ」。7月に入り日本代表のDF安西、MF安部、FW鈴木が海外に流出したが、6戦負けなし(4勝2分け)と層の厚さを見せつけた。
鹿島 白崎弾で3連勝「走ったことで運も味方してくれたかな」
[ 2019年7月21日 05:30 ]
明治安田生命J1第20節 鹿島2―1鳥栖 ( 2019年7月20日 カシマ )

<鹿島・鳥栖>前半35分、白崎(左)がゴールを決める(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ
球際の激しい“肉弾戦”を制し、鹿島は3連勝を飾った。
MF土居、MFレオ・シルバ、GK権純泰と攻守の要3人を欠く非常事態で、決勝点を挙げたのはMF白崎。PKで先制したFWレアンドロからのクロスに滑り込みながら必死に伸ばした右足で決めた。「チームのために戦い、走ったことで運も味方してくれたかな」と振り返った。
前半23分には一度副審がオフサイドの旗を揚げたシーンが、家本主審との協議で元鹿島FW金崎の得点と判定された。「それに対して(ハーフタイムに)何か言っている選手は一人もいなかった」と勝利に集中したことも結果に結びついた。
MF白崎「狙ってないです」右足アウトサイドで決勝弾 鹿島が危なげなく鳥栖に勝利

前半、勝ち越しゴールを決め、駆けだす鹿島・白崎
「明治安田生命J1、鹿島2-1鳥栖」(20日、カシマサッカースタジアム)
J1鹿島はMF白崎が決勝弾を決めた。1-1の前半35分、右からのクロスに右足アウトサイドで合わせると、ワンバウンドしてGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。「(弾道は)狙ってないです」と苦笑いしたが「必死に走って足を伸ばしたのが良かったのかな」。
昨オフから主力の流出が相次ぎ、今節もMFレオシルバら中軸が負傷で欠場したが、危なげない試合運びで勝利をものにした。
J1鹿島3連勝 暫定3位

鹿島-鳥栖 前半12分、シュートを放つ鹿島・伊藤(左)=カシマスタジアム、鹿嶋栄寿撮影
明治安田J1第20節第1日の鹿島は20日、カシマスタジアムで鳥栖を2-1で下し、今季2度目となる3連勝を飾った。通算成績を11勝4分け4敗、勝ち点を37とし、暫定ながら3位に浮上した。
鹿島は前半20分にレアンドロがPKを決めて先制。すぐ同点に追い付かれたが、同35分にレアンドロの右サイドからのクロスに白崎が右足で合わせて勝ち越した。
後半は無得点だったが、GK曽ケ端を中心とした堅守で逃げ切った。
鹿島の次節は31日、アウェーの浦和戦。
一般的には、上位が最下位を下したという小さなニュースということなのであろうか。
鹿島としては、名古の躍動や移籍してきたシラがフィットしておるこなど、多くの人々に知って欲しい情報もあるだけにもっと知らしめて欲しいところ。
その中で、ニッカンとスポニチがジャッジについて触れておる。
「前半23分には一度副審がオフサイドの旗を揚げたシーンが、家本主審との協議で元鹿島FW金崎の得点と判定された。「それに対して(ハーフタイムに)何か言っている選手は一人もいなかった」と勝利に集中した」と伝える。
このあり得ないジャッジに対応した選手を讃えたい。
ただ、この件はもっと深く突っ込んで欲しいし、それ以上にファール・カードの基準など、偏っておった判定を報じるべきであろう。
日本のメディアが更に一皮剥けるチャンスである。
懇願である。

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鹿島、鳥栖金崎に得点許すも白崎V弾/鹿-鳥20節
[2019年7月20日20時52分]

鹿島対鳥栖 前半、ゴールを決め両手を広げる鹿島MF白崎(右)と喜ぶFWセルジーニョ(撮影・井上学)

鹿島対鳥栖 前半、競り合う鳥栖DF高橋(上)と鹿島FWセルジーニョ(撮影・井上学)
鹿島、判定弾も集中切らさず ホーム9戦負けなし
[2019年7月20日22時30分]

鹿島対鳥栖 前半、鳥栖FW金崎夢生のゴールに抗議する鹿島の選手たち(撮影・井上学)
<明治安田生命J1:鹿島2-1鳥栖>◇第20節◇20日◇カシマ
鹿島アントラーズは前半戦で敗れたサガン鳥栖に雪辱した。
1-1の前半35分、MF白崎が難しい右クロスに右足で合わせて決勝点。「相手DFに、一番良いコースをとられたが、足を伸ばしたら良い感じに入った」と白崎。昨夏鳥栖に移籍していったFW金崎の同点弾を巡り、オフサイド判定が覆るひと幕もあったが「ハーフタイムに何か(文句を)言っている選手はいなかった」と集中を切らさず、ホームでのリーグ戦9戦負けなしとした。
主力流出なんの!鹿島、白崎弾で暫定3位
明治安田J1第20節第1日(20日、鹿島2-1鳥栖、カシマ)鹿島は3連勝で暫定3位に浮上した。1-1の前半35分、MF白崎がFWレアンドロからのパスを右足で合わせて決勝点を奪った。「必死に走って足を伸ばしたら入ってくれた。今いるメンバーでタイトルを取るためにやるだけ」。7月に入り日本代表のDF安西、MF安部、FW鈴木が海外に流出したが、6戦負けなし(4勝2分け)と層の厚さを見せつけた。
鹿島 白崎弾で3連勝「走ったことで運も味方してくれたかな」
[ 2019年7月21日 05:30 ]
明治安田生命J1第20節 鹿島2―1鳥栖 ( 2019年7月20日 カシマ )

<鹿島・鳥栖>前半35分、白崎(左)がゴールを決める(撮影・篠原岳夫)
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球際の激しい“肉弾戦”を制し、鹿島は3連勝を飾った。
MF土居、MFレオ・シルバ、GK権純泰と攻守の要3人を欠く非常事態で、決勝点を挙げたのはMF白崎。PKで先制したFWレアンドロからのクロスに滑り込みながら必死に伸ばした右足で決めた。「チームのために戦い、走ったことで運も味方してくれたかな」と振り返った。
前半23分には一度副審がオフサイドの旗を揚げたシーンが、家本主審との協議で元鹿島FW金崎の得点と判定された。「それに対して(ハーフタイムに)何か言っている選手は一人もいなかった」と勝利に集中したことも結果に結びついた。
MF白崎「狙ってないです」右足アウトサイドで決勝弾 鹿島が危なげなく鳥栖に勝利

前半、勝ち越しゴールを決め、駆けだす鹿島・白崎
「明治安田生命J1、鹿島2-1鳥栖」(20日、カシマサッカースタジアム)
J1鹿島はMF白崎が決勝弾を決めた。1-1の前半35分、右からのクロスに右足アウトサイドで合わせると、ワンバウンドしてGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。「(弾道は)狙ってないです」と苦笑いしたが「必死に走って足を伸ばしたのが良かったのかな」。
昨オフから主力の流出が相次ぎ、今節もMFレオシルバら中軸が負傷で欠場したが、危なげない試合運びで勝利をものにした。
J1鹿島3連勝 暫定3位

鹿島-鳥栖 前半12分、シュートを放つ鹿島・伊藤(左)=カシマスタジアム、鹿嶋栄寿撮影
明治安田J1第20節第1日の鹿島は20日、カシマスタジアムで鳥栖を2-1で下し、今季2度目となる3連勝を飾った。通算成績を11勝4分け4敗、勝ち点を37とし、暫定ながら3位に浮上した。
鹿島は前半20分にレアンドロがPKを決めて先制。すぐ同点に追い付かれたが、同35分にレアンドロの右サイドからのクロスに白崎が右足で合わせて勝ち越した。
後半は無得点だったが、GK曽ケ端を中心とした堅守で逃げ切った。
鹿島の次節は31日、アウェーの浦和戦。
鳥栖戦コメント
選手らを、そして中でもシラを高く評価する指揮官である。
「ポテンシャル、あとは献身的な守備の部分、そういうところは皆さんが思っている以上に貢献してくれています」、「彼には得点にこだわることを伝えています」と語った。
素晴らしい選手が加入してくれたことを感謝する。
そのシラは、「(右サイドの)レアンドロが、結構、前に強くいくタイプなので、左サイドではリズムを出していこうと思っていた。今シーズンは、結果を残すことができている。危険なところに入っていけているので、チームの中で自分の役割を果たせているという感じがある」と言う。
戦術眼の高さが覗える。
そして今夏に移籍した選手たちについて、「出て行った選手が安心して新しい環境でチャレンジができるように、今いる選手たちでしっかり結果を残したい」と語った。
道こそ変わったが、お互いに高め合うことは変わらぬ。
鹿島が鹿島であり続けることがよくわかっておる。
また、名古は、「試合前から難しい試合になることは分かっていたし、攻守において球際で戦ってくるチームだった。それに負けずに、自分たちからアクションを起こして、気持ちの面で全員が相手を上回ることができていた」と言う。
名古激しさは強く伝わってきた。
このプレイを続けていけば、ポジションを得るはず。
今後が楽しみな選手である。

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2019明治安田生命J1リーグ 第20節
鹿島アントラーズ:大岩 剛
今日、ピッチに立った14人の選手たちは、本当にインテンシブの高いゲームをしてくれた。その気持ち、その姿勢が、伝わるようなゲームができて非常にうれしく思う。サポーターの皆さんと、しっかりと喜びをわかちあえる試合ができたと評価している。
Q. 白崎選手の適応をどう評価しているか?
A. 清水にいたときの白崎は外からしか見ていないので、皆さんと見え方が違うと思うが、今年アントラーズに来てから、彼のポテンシャルの高さを非常に評価している。怪我で少し合流が遅れたが、ポテンシャルと献身的な守備の部分は、皆さんが思っている以上に貢献してくれている。あとは、得点のところ。個人的にも得点にこだわるように伝えている。数字にも表れているし、そういうところにいることが重要なので、攻守において非常にチームに貢献してくれていると感じている。

【白崎 凌兵】
(右サイドの)レアンドロが、結構、前に強くいくタイプなので、左サイドではリズムを出していこうと思っていた。今シーズンは、結果を残すことができている。危険なところに入っていけているので、チームの中で自分の役割を果たせているという感じがある。
【犬飼 智也】
無失点で抑えることができたらよかったが、失点した後もみんなが集中してやることができたのでよかった。試合前から激しいゲームになることは想定していたので、誰一人引くことなく、みんなが積極的にいっていた。そこの部分が勝利につながったと思う。
【町田 浩樹】
球際で負けないことと、ロングボールを蹴ってくるので起点を作らせないようにすることを意識していた。前節に続き、ボールを持つ時間を作れた。まだまだ改善していけると思う。前からの守備がしっかりしているので、後ろの守備もやりやすい。いいゲーム運びが出来ていたし、全体としての出来が良かった。
【曽ケ端 準】
普段出場している選手とは別の選手が出たが、みんなが積極的にできていたと思う。思っていたほどロングボールも多くなく、サイドへの寄せもよかったので、クロスを入れられる場面も少なかった。多くのサポーターが来てくれて、勝利を届けることができたのでよかった。
【名古 新太郎】
試合前から難しい試合になることは分かっていたし、攻守において球際で戦ってくるチームだった。それに負けずに、自分たちからアクションを起こして、気持ちの面で全員が相手を上回ることができていた。
【小池 裕太】
相手が前線からプレスをかけてくるチームだったので、前半は難しい試合になった。後半も相手にボールを持たれる時間が多い中で、自分たちが守備の部分で耐えることができたことが勝利につながったと思う。
明治安田生命J1リーグ 第20節
2019年7月20日(土)18:33KO
県立カシマサッカースタジアム
[ 大岩 剛監督 ]
今日、ピッチに立った14人の選手たちが非常にインテンシティーの高いゲームをしてくれたので、その気持ち、姿勢が伝わるようなゲームができて非常にうれしく思います。サポーターの皆さんとしっかりと喜びを分かち合える試合ができたんじゃないかと評価しています。
--白崎 凌兵選手について。もう何年も前から鹿島にいるような雰囲気があります。彼の能力の高さもあると思いますが、鹿島での成長もあると思います。彼の出来をどのように感じていますか?
言い方は悪いですけど、エスパルスにいたときの白崎を僕は外からしか見ていないので、皆さんとの見え方がたぶん違うと思うんですけど、今年加入してからポテンシャルの高さは非常に評価していました。少しケガがあったので合流は遅れましたけど、ポテンシャル、あとは献身的な守備の部分、そういうところは皆さんが思っている以上に貢献してくれています。あとは得点のところ。これは僕と彼と個人的な話し合いの中で、彼には得点にこだわることを伝えています。数字にも表れていますし、そういうところにいるということも非常に重要なので、彼の運動量は攻守において非常に貢献してくれていると感じています。
明治安田生命J1リーグ 第20節
2019年7月20日(土)18:33KO
県立カシマサッカースタジアム
DF 28
町田 浩樹
Koki MACHIDA
球際のところで負けない。ロングボールを蹴ってくるので起点を作らせないことを意識しました。前回の試合に引き続き、ボールを持つ時間を増やせたし、そこはCBだけではなく、立ち位置やボールの動かし方が改善されてきたからだと思う。全体の成果だと思う。前線からの守備があって後ろも守備をしやすい。チームとしてしっかりできたからこそ、良いゲーム運びができている。そこは継続してやっていきたい。
MF 41
白崎 凌兵
Ryohei SHIRASAKI
セルジーニョも感覚的に出したと思うんですけど、DFとGKの間に速いボールを出してくれと思って外にコースを変えました。ポジション的に相手の前に入ることはできなかった。あそこじゃないと間に合わないと思った。最後の厳しい時間帯でも監督は使ってくれている。そこは信頼を感じます。
金崎夢生が古巣からゴールも…鹿島が最下位・鳥栖に競り勝ち3連勝
19/7/20 20:28

決勝点のMF白崎凌兵がDF小池裕太と抱き合う
同僚から敵エースに…鹿島DF町田、金崎との心理戦も「ふざけてしゃべりかけてくるので」
19/7/20 21:52

FW金崎夢生をチェックするDF町田浩樹
[7.20 J1第20節 鹿島2-1鳥栖 カシマ]
昨季途中までチームメイトだった敵エースとのマッチアップにも冷静に対応した。鹿島アントラーズDF町田浩樹は「球際でしっかり負けないように。ロングボールを蹴ってくるので、そこで起点をつくらせないことを意識した」と試合を振り返った。
鳥栖の2トップはFW豊田陽平とFW金崎夢生。昨年7月に鹿島から鳥栖へ電撃移籍した金崎にとっては移籍後初の“カシマ凱旋”だった。立ち上がりの前半6分にはボールのないところでポジション取りしていた町田の手が顔に当たったとして金崎がピッチに倒れ込み、ファウルをアピールするシーンもあった。
激しい球際の攻防でさまざまな駆け引き、心理戦を仕掛けてくる相手エースの存在。「できるだけ厳しくいこうと思っていた。ふざけてしゃべりかけてくるので、そこはうまくいなしながらできたと思う」と冗談交じりに明かした。だからこそ「(金崎)夢生くんに取られたのは悔しいですね」と唯一の失点を悔やんだが、試合全体としては完勝と言えた。
失点シーン以外では鳥栖に決定機らしい決定機をつくらせず、「前線からのいい守備があるから後ろもやりやすいし、チームとしていい守備ができているから(相手の)決定機も少ない。全体としての出来が良かったと思うし、そこは継続してやっていきたい」と力説。「1対1というより全体でうまくコースを限定して、挟みに来てくれていた。一人ひとりがサボらずにできた。そういう成果だと思う」と、チームとしての守備に手応えを口にした。
(取材・文 西山紘平)
鹿島の新たな顔へと…2戦連発のMF白崎「出て行った選手が安心してチャレンジできるように」
19/7/20 22:14

決勝点のMF白崎凌兵
[7.20 J1第20節 鹿島2-1鳥栖 カシマ]
ゴールへの執念が足を伸ばした。鹿島アントラーズは1-1の前半35分、DF永木亮太からの浮き球のパスにMFレアンドロが反応。右サイド深い位置からの折り返しに逆サイドからMF白崎凌兵が飛び込んだ。
DF原輝綺と競り合いながら後ろから右足を伸ばすと、ギリギリで捉えたボールはワンバウンドしてGKの頭上を越え、ゴールマウスへ。「逆サイドから崩したときは絶対に中に入るというのは意識している。DFに一番いいコースを取られていたけど、足を伸ばしたらいい感じで入った」と、決勝点のシーンを振り返った。
ボールは「あんまり見えていなかった」そうで、「必死に走って、足を伸ばして、ラッキーだった」と照れ笑い。ワンバウンドしたシュートについても「狙ってない。しっかり当たっていたらGKに止められていたと思う。イレギュラーだったからうまくゴールに吸い込まれた」と率直に認めた。
チームはこれで3連勝で6試合負けなし(4勝2分)。最後に負けたのが5月26日にアウェーで行われた鳥栖戦(●0-1)で、「前回の鳥栖戦は不甲斐ない試合だった。自分自身、思うように動けなかったし、絶対に借りを返したいと思っていた」とリベンジに燃えていた。
DF安西幸輝、MF安部裕葵、FW鈴木優磨の3選手が今夏に海外へ移籍。ケガ人も多数いる中で、それでも常勝軍団はしっかりと勝ち点を積み上げている。3選手の移籍について白崎は「逆に言えば、今までチャンスのなかった選手にはチャンス。競争という意味ではもう一度激しくなる」と歓迎したうえで、「出て行った選手が安心して新しい環境でチャレンジができるように、今いる選手たちでしっかり結果を残したい」と、新たなモチベーションをも得ているようだった。
(取材・文 西山紘平)
鹿島が6戦無敗の3連勝で暫定3位に浮上!鳥栖は金崎が古巣相手に一発見舞うも…
サッカーダイジェストWeb編集部
2019年07月20日
レアンドロのPKで先制し、白崎が追加点

中盤まで下りてタメを作ったセルジーニョ(18番)。鳥栖にとっては厄介な存在だった。(C)SOCCER DIGEST
「ポテンシャル、あとは献身的な守備の部分、そういうところは皆さんが思っている以上に貢献してくれています」、「彼には得点にこだわることを伝えています」と語った。
素晴らしい選手が加入してくれたことを感謝する。
そのシラは、「(右サイドの)レアンドロが、結構、前に強くいくタイプなので、左サイドではリズムを出していこうと思っていた。今シーズンは、結果を残すことができている。危険なところに入っていけているので、チームの中で自分の役割を果たせているという感じがある」と言う。
戦術眼の高さが覗える。
そして今夏に移籍した選手たちについて、「出て行った選手が安心して新しい環境でチャレンジができるように、今いる選手たちでしっかり結果を残したい」と語った。
道こそ変わったが、お互いに高め合うことは変わらぬ。
鹿島が鹿島であり続けることがよくわかっておる。
また、名古は、「試合前から難しい試合になることは分かっていたし、攻守において球際で戦ってくるチームだった。それに負けずに、自分たちからアクションを起こして、気持ちの面で全員が相手を上回ることができていた」と言う。
名古激しさは強く伝わってきた。
このプレイを続けていけば、ポジションを得るはず。
今後が楽しみな選手である。

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2019明治安田生命J1リーグ 第20節
鹿島アントラーズ:大岩 剛
今日、ピッチに立った14人の選手たちは、本当にインテンシブの高いゲームをしてくれた。その気持ち、その姿勢が、伝わるようなゲームができて非常にうれしく思う。サポーターの皆さんと、しっかりと喜びをわかちあえる試合ができたと評価している。
Q. 白崎選手の適応をどう評価しているか?
A. 清水にいたときの白崎は外からしか見ていないので、皆さんと見え方が違うと思うが、今年アントラーズに来てから、彼のポテンシャルの高さを非常に評価している。怪我で少し合流が遅れたが、ポテンシャルと献身的な守備の部分は、皆さんが思っている以上に貢献してくれている。あとは、得点のところ。個人的にも得点にこだわるように伝えている。数字にも表れているし、そういうところにいることが重要なので、攻守において非常にチームに貢献してくれていると感じている。

【白崎 凌兵】
(右サイドの)レアンドロが、結構、前に強くいくタイプなので、左サイドではリズムを出していこうと思っていた。今シーズンは、結果を残すことができている。危険なところに入っていけているので、チームの中で自分の役割を果たせているという感じがある。
【犬飼 智也】
無失点で抑えることができたらよかったが、失点した後もみんなが集中してやることができたのでよかった。試合前から激しいゲームになることは想定していたので、誰一人引くことなく、みんなが積極的にいっていた。そこの部分が勝利につながったと思う。
【町田 浩樹】
球際で負けないことと、ロングボールを蹴ってくるので起点を作らせないようにすることを意識していた。前節に続き、ボールを持つ時間を作れた。まだまだ改善していけると思う。前からの守備がしっかりしているので、後ろの守備もやりやすい。いいゲーム運びが出来ていたし、全体としての出来が良かった。
【曽ケ端 準】
普段出場している選手とは別の選手が出たが、みんなが積極的にできていたと思う。思っていたほどロングボールも多くなく、サイドへの寄せもよかったので、クロスを入れられる場面も少なかった。多くのサポーターが来てくれて、勝利を届けることができたのでよかった。
【名古 新太郎】
試合前から難しい試合になることは分かっていたし、攻守において球際で戦ってくるチームだった。それに負けずに、自分たちからアクションを起こして、気持ちの面で全員が相手を上回ることができていた。
【小池 裕太】
相手が前線からプレスをかけてくるチームだったので、前半は難しい試合になった。後半も相手にボールを持たれる時間が多い中で、自分たちが守備の部分で耐えることができたことが勝利につながったと思う。
明治安田生命J1リーグ 第20節
2019年7月20日(土)18:33KO
県立カシマサッカースタジアム
[ 大岩 剛監督 ]
今日、ピッチに立った14人の選手たちが非常にインテンシティーの高いゲームをしてくれたので、その気持ち、姿勢が伝わるようなゲームができて非常にうれしく思います。サポーターの皆さんとしっかりと喜びを分かち合える試合ができたんじゃないかと評価しています。
--白崎 凌兵選手について。もう何年も前から鹿島にいるような雰囲気があります。彼の能力の高さもあると思いますが、鹿島での成長もあると思います。彼の出来をどのように感じていますか?
言い方は悪いですけど、エスパルスにいたときの白崎を僕は外からしか見ていないので、皆さんとの見え方がたぶん違うと思うんですけど、今年加入してからポテンシャルの高さは非常に評価していました。少しケガがあったので合流は遅れましたけど、ポテンシャル、あとは献身的な守備の部分、そういうところは皆さんが思っている以上に貢献してくれています。あとは得点のところ。これは僕と彼と個人的な話し合いの中で、彼には得点にこだわることを伝えています。数字にも表れていますし、そういうところにいるということも非常に重要なので、彼の運動量は攻守において非常に貢献してくれていると感じています。
明治安田生命J1リーグ 第20節
2019年7月20日(土)18:33KO
県立カシマサッカースタジアム
DF 28
町田 浩樹
Koki MACHIDA
球際のところで負けない。ロングボールを蹴ってくるので起点を作らせないことを意識しました。前回の試合に引き続き、ボールを持つ時間を増やせたし、そこはCBだけではなく、立ち位置やボールの動かし方が改善されてきたからだと思う。全体の成果だと思う。前線からの守備があって後ろも守備をしやすい。チームとしてしっかりできたからこそ、良いゲーム運びができている。そこは継続してやっていきたい。
MF 41
白崎 凌兵
Ryohei SHIRASAKI
セルジーニョも感覚的に出したと思うんですけど、DFとGKの間に速いボールを出してくれと思って外にコースを変えました。ポジション的に相手の前に入ることはできなかった。あそこじゃないと間に合わないと思った。最後の厳しい時間帯でも監督は使ってくれている。そこは信頼を感じます。
金崎夢生が古巣からゴールも…鹿島が最下位・鳥栖に競り勝ち3連勝
19/7/20 20:28

決勝点のMF白崎凌兵がDF小池裕太と抱き合う
同僚から敵エースに…鹿島DF町田、金崎との心理戦も「ふざけてしゃべりかけてくるので」
19/7/20 21:52

FW金崎夢生をチェックするDF町田浩樹
[7.20 J1第20節 鹿島2-1鳥栖 カシマ]
昨季途中までチームメイトだった敵エースとのマッチアップにも冷静に対応した。鹿島アントラーズDF町田浩樹は「球際でしっかり負けないように。ロングボールを蹴ってくるので、そこで起点をつくらせないことを意識した」と試合を振り返った。
鳥栖の2トップはFW豊田陽平とFW金崎夢生。昨年7月に鹿島から鳥栖へ電撃移籍した金崎にとっては移籍後初の“カシマ凱旋”だった。立ち上がりの前半6分にはボールのないところでポジション取りしていた町田の手が顔に当たったとして金崎がピッチに倒れ込み、ファウルをアピールするシーンもあった。
激しい球際の攻防でさまざまな駆け引き、心理戦を仕掛けてくる相手エースの存在。「できるだけ厳しくいこうと思っていた。ふざけてしゃべりかけてくるので、そこはうまくいなしながらできたと思う」と冗談交じりに明かした。だからこそ「(金崎)夢生くんに取られたのは悔しいですね」と唯一の失点を悔やんだが、試合全体としては完勝と言えた。
失点シーン以外では鳥栖に決定機らしい決定機をつくらせず、「前線からのいい守備があるから後ろもやりやすいし、チームとしていい守備ができているから(相手の)決定機も少ない。全体としての出来が良かったと思うし、そこは継続してやっていきたい」と力説。「1対1というより全体でうまくコースを限定して、挟みに来てくれていた。一人ひとりがサボらずにできた。そういう成果だと思う」と、チームとしての守備に手応えを口にした。
(取材・文 西山紘平)
鹿島の新たな顔へと…2戦連発のMF白崎「出て行った選手が安心してチャレンジできるように」
19/7/20 22:14

決勝点のMF白崎凌兵
[7.20 J1第20節 鹿島2-1鳥栖 カシマ]
ゴールへの執念が足を伸ばした。鹿島アントラーズは1-1の前半35分、DF永木亮太からの浮き球のパスにMFレアンドロが反応。右サイド深い位置からの折り返しに逆サイドからMF白崎凌兵が飛び込んだ。
DF原輝綺と競り合いながら後ろから右足を伸ばすと、ギリギリで捉えたボールはワンバウンドしてGKの頭上を越え、ゴールマウスへ。「逆サイドから崩したときは絶対に中に入るというのは意識している。DFに一番いいコースを取られていたけど、足を伸ばしたらいい感じで入った」と、決勝点のシーンを振り返った。
ボールは「あんまり見えていなかった」そうで、「必死に走って、足を伸ばして、ラッキーだった」と照れ笑い。ワンバウンドしたシュートについても「狙ってない。しっかり当たっていたらGKに止められていたと思う。イレギュラーだったからうまくゴールに吸い込まれた」と率直に認めた。
チームはこれで3連勝で6試合負けなし(4勝2分)。最後に負けたのが5月26日にアウェーで行われた鳥栖戦(●0-1)で、「前回の鳥栖戦は不甲斐ない試合だった。自分自身、思うように動けなかったし、絶対に借りを返したいと思っていた」とリベンジに燃えていた。
DF安西幸輝、MF安部裕葵、FW鈴木優磨の3選手が今夏に海外へ移籍。ケガ人も多数いる中で、それでも常勝軍団はしっかりと勝ち点を積み上げている。3選手の移籍について白崎は「逆に言えば、今までチャンスのなかった選手にはチャンス。競争という意味ではもう一度激しくなる」と歓迎したうえで、「出て行った選手が安心して新しい環境でチャレンジができるように、今いる選手たちでしっかり結果を残したい」と、新たなモチベーションをも得ているようだった。
(取材・文 西山紘平)
鹿島が6戦無敗の3連勝で暫定3位に浮上!鳥栖は金崎が古巣相手に一発見舞うも…
サッカーダイジェストWeb編集部
2019年07月20日
レアンドロのPKで先制し、白崎が追加点

中盤まで下りてタメを作ったセルジーニョ(18番)。鳥栖にとっては厄介な存在だった。(C)SOCCER DIGEST
サントスのEduardo Sashaに興味
なにやら海の向こうから補強の噂が流れてきた。
サントスのEduardo Sashaに鹿島アントラーズ(と中国のクラブ)が興味を持っておるとのこと。
今季は8試合で5ゴールを決めておる攻撃的選手の様子。
加入にまで至るのであろうか。
注目である。

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サントスのEduardo Sashaに鹿島アントラーズ(と中国のクラブ)が興味を持っておるとのこと。
今季は8試合で5ゴールを決めておる攻撃的選手の様子。
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Com 5 gols no Campeonato Brasileiro, Eduardo Sasha vem recebendo sondagens de alguns clubes, agora Kashima Antlers e um clube chinês são os mais novos interessados no atacante do Santos.
— Roberto (@robertotsuehiro) 2019年7月19日
Parceria @ResistenciaSFC pic.twitter.com/kYiVP2peiJ