FC2ブログ

チーム始動日は1月8日

来季の始動日及びキャンプ日程が発表された。
1月8日に始動し、翌々日の10日には宮崎キャンプが始まる。
選手にとってはほぼ休みがなく、また負傷者が続出するのではと不安になる。
しかしながら、これもJリーグとACLを並行して獲りに行く鹿島の選手としての宿命となろう。
また夏には東京五輪による中断期間が設けられるので、そこでのオフを楽しんで貰おうではないか。
そしてザーゴ監督が連れてくる新任のフィジカルコーチの腕の見せ所である。
早い始動を逆手にとって良いコンディションにてシーズンをスタートしよう。
楽しみにしておる。

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2020年チームスケジュールについて
2020.01.02(木)

2020年シーズンのチームスケジュールについて、以下の通りお知らせいたします。

■チーム始動日
2020年1月8日(水) 時間未定
場所: アントラーズクラブハウスグラウンド
※練習時間は決定次第、お知らせいたします。なお、屋内での各種測定等は見学いただけませんのであらかじめご了承ください。

■トレーニングキャンプ
2020年1月10日(金)~1月20日(月)
場所: 宮崎県宮崎市(宮崎県総合運動公園陸上競技場)
※10日は移動のみとなります。
※練習スケジュールについては決定次第お知らせします。

■AFCチャンピオンズリーグ2020 プレーオフ
2020年1月28日(火) 
対戦カード:
メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)対[タンピネス・ローバース(シンガポール)対 バリ・ユナイテッド(インドネシア)]の勝者
※詳細は確定次第、お知らせいたします

※必勝祈願については、詳細が決まり次第お知らせいたします。
※日程変更等がある場合はあらためてご案内いたします。

町田浩樹、自分たちでできればよかった

町田浩樹を取材したサッカーマガジン編集部の佐藤記者である。
「どうしてもスライドだったりズレが出てきてしまう組みあわせでした。そこをいかに少なくしていくかだったと思うんですけど、実際にやってみて、ズレは出てしまいますし、後半にフォーメーションを変えたことで、あれだけうまくいくというのであれば、もう少し早く変えていれば。そこは自分たちでできればよかった」という言葉を引き出す。
3TOP+2WBの5人で攻めてくる布陣に対する攻略法は確立されておるはずが、それを失念してしまったがような失態がピンチを招いた。
4バックであったから負けたというような単純な話ではない。
ピッチ上で体現出来なかった選手の問題であることをマチ自身はよくわかっておる。
それは今季、CBとSBとしてフルシーズンを戦った成果と言えよう。
成長を感じさせる。
この敗戦も大きな糧となった、そして明後日の4日にはU-23日本代表に合流し日の丸を背負って戦う。
この大会にて存在感をアピールし、東京五輪メンバー入りを勝ち取って欲しい。
2020年シーズンの更なる飛躍を期待しておる。

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【天皇杯】悔しさを糧に。町田浩樹の誓い「鹿島を体現する選手になる」
2020-01-02
サッカーマガジン編集部


 天皇杯決勝に鹿島アントラーズの左サイドバックとして先発し、途中から3バックの左CBとしてプレーした若きDF町田浩樹。試合後には完敗を認め、結果を受け入れて、ここから這い上がると誓った。

上写真=先発フル出場を果たした町田(写真◎山口高明)

■2020年1月1日 第99回天皇杯決勝
 神戸 2-0 鹿島
 得点:(神)OG、藤本憲明

剛さんにはたくさん教わった

 前半の出来が悪かった。チームとしても個人としても。4-4-2のフォーメーションで臨んだチームは、相手の3-4-3にプレスがハマらず、常に後手を踏む展開になった。町田が振り返る。

「やっぱり、相手の攻撃にうまく対応できていなかった。それに尽きると思います」

 前半に、悔やみきれない2失点。相手のサイド攻撃に対してスライドが遅れ、たびたび攻略されることになった。後半、鹿島が3バックに変更して対応。マークをはっきりさせたことで改善されたが、時すでに遅しだった。

「どうしてもスライドだったりズレが出てきてしまう組みあわせでした。そこをいかに少なくしていくかだったと思うんですけど、実際にやってみて、ズレは出てしまいますし、後半にフォーメーションを変えたことで、あれだけうまくいくというのであれば、もう少し早く変えていれば。そこは自分たちでできればよかった」

 後半の鹿島は相手の陣形に噛み合わせることでプレスがかかり、チームの重心も高くなって守備から攻撃への切り替えが随分とスムーズになった。なぜ、それをもっと早いタイミングで、ピッチ内の選手たちができなかったのか。町田は後悔を口にした。

 1年を通して、サイドバックやセンターバックとしてプレーし、天皇杯でも決勝を含む6試合のうち、5試合で先発。コンスタントに出場機会を得たという意味では、2019年はキャリアの中でも最も充実したシーズンになった。試合経験を重ね、着実な成長を遂げたが、最後の最後で悔しい結果が待っていた。

「センターバック、サイドバックと両方やって、1シーズン通して戦えたというのは自分にとって収穫ですし、その中で色んなFWだったり、サイドハーフだったりと対峙して成長できたとは思いますけど、それをタイトルに結びつけられなかったことがすべてです。
 まだ上の人に引っ張ってもらった印象があるんで、もっともっと自分が引っ張っていく存在にならないといけない。選手も変わって、来年はコーチ、監督も変わりますけど、そういう中でも鹿島というチームを体現していく選手にならなければならないと思います」

 鹿島を体現する選手――とは、すなわち、タイトルをチームにもたらす選手になるということ。それはこの試合を最後に退任する大岩剛監督が常々言っていたことでもある。同じCB出身の大岩監督は、長身で左利きという世界的に見ても希少なCBである町田の大成を強く願ってきた一人だった。

「CBだった監督なんで、CBとしてのあり方だったり、細かいポジションだったり、体の当て方だったりというのはたくさん教えてもらいましたし、自分が1年目の時は剛さんはコーチで、本当に付きっ切りで教えてもらっていた。今日、タイトルを取らせてあげられなくて悔しいですし、胴上げして終わりたかった」

 このタイミングでの恩返しは叶わなかった。次なるタイミングがあるとすれば、町田が実際に「鹿島を体現する選手になってみせた」ときだろうか。

 悔しさを消化する間もなく、4日には日本代表としてAFC U-23選手権に出場するためにタイに飛び立つ。「すぐには切り替えられないですが、国を背負って戦う以上、試合に入るときにはしっかり切り替えて、オリンピックに向けた大事な戦いですし、メンバー選考に向けての大事な戦いなんでしっかり優勝して帰ってきたいなと思います」。

 鹿島の一員として2年続けて無冠に終わるわけにはいかない。そして今年は東京五輪が開催される年でもある。町田にとって、2020年は勝負の年になる。

取材◎佐藤景 写真◎山口高明






今年の天皇杯は6試合中5試合で先発フル出場した町田(写真◎山口高明)

ザーゴ監督正式決定

来季の新監督が公式発表された。
噂に上っておったザーゴ監督となる。
選手時代には柏にてプレイしておりJリーグを知っておる。
指導者として、欧州にて実績もある。
これは適任者と言えよう。
ザーゴ監督もまたジーコTDに導かれしブラジル人である。
ジーコの力は絶大である。
そして人物の鑑識眼も。
ザーゴ監督とともに多くのタイトルを目指す。
楽しみである。

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ザーゴ氏の新監督就任について
2020.01.02(木)

アントニオ・カルロス・ザーゴ氏と2020年シーズンの監督就任について合意に達し、同氏の監督就任が決定しましたのでお知らせいたします。なお、コーチングスタッフにカルロス・エドゥアルド・パシェコ・ダ・シルバ氏、ギリェルメ・アウグスト・デ・メロ・ロドリゲス氏、ウェリントン・ベルト・デ・オリヴェイラ氏の3名が決まりましたのであわせてお知らせいたします。

<プロフィール>
■監督名:
ザーゴ(ZAGO)

■本 名:
アントニオ・カルロス・ザーゴ  ANTONIO CARLOS ZAGO

■生まれ:
1969年5月18日

■国 籍:
ブラジル

■指導者歴:
2009~2010
ADサンカエターノ(ブラジル)
2010
SEパルメイラス(ブラジル)
2010
グレミオ・バルエリ(ブラジル)
2011
モジミリンEC(ブラジル)
2011
ヴィラ・ノヴァFC(ブラジル)
2012
アウダックス・サンパウロ(ブラジル)
2012~2013
ASローマ(イタリア) ※アシスタントコーチ
2013~2015
FCシャフタール・ドネツク(ウクライナ) ※アシスタントコーチ
2015~2016
ECジュベントゥージ(ブラジル)
2017
SCインテルナシオナル(ブラジル)
2017
フォルタレーザEC(ブラジル)
2017~2018
ECジュベントゥージ(ブラジル)
2019
レッドブル・ブラジル(ブラジル)
2019
CAブラガンチーノ(ブラジル)

■選手歴:
1990~1992
サンパウロFC(ブラジル)
1993
アルバセテ・バロンピエ(スペイン)
1993~1995
SEパルメイラス(ブラジル)
1996~1997
柏レイソル(1996~1997) ※J1リーグ通算24試合0得点
1997
SCコリンチャンス(ブラジル)
1997~2002
ASローマ(イタリア)
2002~2004
ベシクタシュJK(トルコ)
2004~2005
サントスFC(ブラジル)
2005~2006
ECジュベントゥージ(ブラジル)
2007
サントスFC(ブラジル)

■代表歴:
ブラジル代表 37試合 3得点

■ザーゴ監督コメント
「日本へ戻ることができ、嬉しいです。Jリーグは競争力が非常に高く、アントラーズが築き上げている歴史は羨ましいぐらい、常にタイトル争いをしています。ホスピタリティから習慣、過去に住んだことがある自分にとって、素晴らしい国に帰ってきた感じがします。このようなクラブで仕事ができることはとても光栄で、特に自分のアイドルだったジーコには、子供の時に良く試合を見て、魅了された一人でもあります。彼と仕事ができることは、特別なことです。僕のキャリアでは、非常に重要な挑戦となります。ブラジルのブラガンチーノを1部に昇格させ、忘れられないシーズンが終わりました。今度は鹿島で勝ち続け、シーズン終了後に優勝を手にできているよう、頑張ります」

ジーコTD、契約更新

予てより報じられておったようにジーコTDとの契約延長が公式発表された。
これは嬉しい。
鹿島というクラブが“変わって”行く中で、それを受け入れ、そして崩れないようにして行く力はジーコの力が必要と言えよう。
2020年シーズンもよろしくお願いします。

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ジーコテクニカルディレクターとの契約更新
2020.01.02(木)

ジーコテクニカルディレクターと2020シーズンも契約を更新することが決まりましたので、お知らせいたします。

■ジーコテクニカルディレクターコメント
「アントラーズと継続して一緒に仕事ができることを、非常に嬉しく思います。引き続き最大の努力をし、チームがタイトルを獲得し続け、日本サッカーの模範となるよう頑張ります。また、日本代表、海外に多くの選手を送り出すことも目標にしながら成長し続けることで、そういう目標を達成できれば、クラブとしてもっと発展できると思います。クラブが私に信頼を置いてくれることに感謝しています。昨シーズン、クラブは良い成績を残し、リーグ3位でACLの出場権獲得、ACL準々決勝、ルヴァンカップ準決勝、天皇杯は決勝まで行きました。アントラーズは常にそういう状況を目指さないといけないクラブですので、そのためのモチベーションをサポートしていきます」

良き伝統を残しながら、時代にあったサッカーへ

鈴木満フットボールダイレクターを取材したニッカンスポーツの杉山記者である。
「(これまでは)少し選手層を厚くする編成だったが、リフォームでは間に合わないところに来ている。基礎だけを残して家を建て替えようかな、と思っている」と大きな変革について報じる。
「ブラジル流を重視しながらやってきたが、今のサッカーは欧州が中心。そういうものも取り入れてチーム作りをやっていかないと立ち遅れる」という言葉からも、鹿島が大きく舵を取ることが強く伝わってくる。
新たな指揮官とスタッフ、多数の補強選手たち、今年は新たな鹿島が観られることとなろう。
新世紀・鹿島アントラーズである。

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無冠鹿島、伝統から変革へ完敗の中で光った3バック
[2020年1月2日7時30分]


神戸対鹿島 準優勝に終わり肩を落とす鹿島イレブン(撮影・横山健太)


準優勝に終わった鹿島大岩監督は表彰式で悔しそうに優勝トロフィーを見つめる(撮影・垰建太)


<天皇杯:神戸2-0鹿島>◇決勝◇1日◇国立

点差以上の完敗に、鹿島イレブンはぼうぜんとするばかりだった。前半は神戸相手に手も足も出ず、後半は盛り返したがゴールが遠かった。試合後、この日がラストマッチだった大岩監督は選手1人1人と抱擁を交わして回り、涙をぬぐう選手の姿もあった。

シーズン当初に掲げた「4冠」は、今季は高い壁だった。若手の欧州挑戦に寛容な鹿島では、MF柴崎の海外挑戦などもあり、優勝した3年前の天皇杯制覇時から先発10人が入れ替わった。今夏はMF安部ら3選手が欧州へ渡り、過密日程も影響して負傷者が続出した。指揮官は選手をコンバートしたり、新人のMF名古を積極起用するなど、うまく選手をローテーションしてリーグ終盤まで優勝争いに残ってきた。

それでも終わってみれば無冠。最後のところで勝ちきる力が足りなかった。1月28日のACLプレーオフから始まる来季は、東京五輪開催もあって今季以上の過密日程が予想される。鈴木満フットボール・ダイレクターは来季に向けて「(これまでは)少し選手層を厚くする編成だったが、リフォームでは間に合わないところに来ている。基礎だけを残して家を建て替えようかな、と思っている」と話す。より現実的に全タイトルを狙えるよう、選手全体の底上げを図る意向だ。

鹿島はジーコジャパンでもおなじみの4-4-2を採用してきたが、この日は後半途中から3バックに変更した。練習では取り組んでいないフォーメーションだったが、システム変更後はボールを保持する時間帯が圧倒的に増えた。鈴木氏は「ブラジル流を重視しながらやってきたが、今のサッカーは欧州が中心。そういうものも取り入れてチーム作りをやっていかないと立ち遅れる」と言った。良き伝統を残しながら、時代にあったサッカーへ。来季が変革の時かもしれない。【杉山理紗】

尚志高校・染野唯月くん、どこにもいない強いFWになる

尚志高校の染野唯月くんにインタビューを行ったゲキサカの吉田記者である。
唯月くんの鹿島に対する気持ちが強く伝わってくる。
また、怪我のこと仲間のことなど、彼のパーソナリティは非常に良いと思う。
鹿島にてレギュラーを奪い取り、いずれは柳沢敦や大迫勇也のように欧州へ旅立っていくこととなろう。
期待しておる。

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[J内定高校生の声_20]鹿島加入の“半端ない”FW染野唯月「チームを勝たせるFWになりたい」
20/1/1 19:05


鹿島アントラーズ内定の尚志高FW染野唯月

 ゲキサカでは2020年にプロ入りする高校生選手たちをインタビュー。第20回は鹿島アントラーズ内定の尚志高FW染野唯月(3年)だ。

 1年前の全国高校サッカー選手権で大会得点王を獲得。特に準決勝・青森山田高戦でのハットトリックで日本中にその名を知らしめたストライカーだ。“半端ない”“大迫2世”等高い評価を得て迎えた19年度は日本高校選抜、U-18日本代表にも選出。抜群の得点感覚に加え、パス能力も非常に高い染野が鹿島入りを決めた理由や、プロ入り後の意気込み、欠場する選手権、仲間へのエールなどを語った。

―鹿島入りの感想を教えて下さい。
「自分が今までジュニア、ジュニアユースにいたチームなので、素直に帰れて嬉しいという気持ちがあります」

―オファーを受けた時の心境。
「自分がこんなに強いアントラーズからオファーをもらえることなんて思ってもいなかったことなので、ビックリしました」

―多くのクラブから誘いがあった中で、鹿島入りした決め手は?
「色々なチームの練習参加をした時に、環境を含め、練習の質もどこよりも高いなというのは感じていて、その上で自分がいたチームというのがありましたし、帰りたいという気持ちやレベルアップしたいという気持ちもあったので決めました」

―帰るという気持ちと挑戦するという気持ち。
「アントラーズというチームは層の厚さも含めてやっぱり強いと思う。そこでチャレンジして(ポジションを)勝ち取っていけば自ずと日本代表に近づいていけると思うので、そういう先を見据えたところも考えていたし、決めた理由もそこにあります」

―見ていた立場から加入する立場へ。
「最初は憧れという視線で見ていたんですけれども、入るとなると自分はここでやるという実感がありますし、これからチームメートなんですけれどもライバルとここでやって行くという覚悟に変わっていった」

―練習参加した時の印象を。
「楽しいですし、練習の強度もあるし、切磋琢磨して全員が優勝を狙いながら練習に取り組んでいるところを感じられたのは凄く良かったです。アントラーズならではの練習などを味わえたことは嬉しかった」

―雰囲気が違う。
「やっぱりアントラーズは優勝を狙い続けて優勝争いを常にやっているチームだと思うので、そういうところは日々の練習でも自分たちは優勝を狙うという環境の中に置かれているので、そこの雰囲気は他のチームとちょっと違ったと思います」

―印象的だった選手は?
「伊藤翔選手は同じFWとして練習参加した時に声もかけてくれて、プロでの歩み方を教えてもらえたので、凄く勉強になりました」

―自分に期待されている部分。
「FWとして点を決めるというところは一番期待されているところですし、自分の武器はシュートであったり、パスであったりというところ。それは自分が自信を持っているところですし、期待してもらっていいかなと思います」

―有能なパサーでもある。他のFWと違う才能がある。
「元々自分はボランチをやっていて、視野の広さを持っていると思う。パスや状況判断というところを自分の中では持っているので、それは他の選手と違うのかなと思います」

―スルーパスでも沸かすことができる。
「自分はキックが得意なのでシュートもそうですし、パスもそうですし、色々なところからチャンスを作れる選手にならなくちゃいけないし、これからなっていきたいと思っています」

―ここからが勝負。どんなFWに?
「自分の中では自分だけの理想というのがあって、何でもできるというのは最終的には必要だと思うんですけれども、勝たせられるFWはなかなかいないと思うので、大事なところで点を決めてチームを勝たせるFWになりたいですし、メンタルの部分であったり、色々な部分で一流になれたらいい」

―課題は?
「守備の部分と言いたいところなんですけれども、(それよりも)怪我のところ、身体のケアというところは今年プレミアリーグで1年間戦って試合に出場できなかった時間が他の選手よりも多かった。身体のコンディションというところはプロに行っても一年間通して色々な大会があるので、そういうところはまだまだ課題だったのかなと思います」

―プロでも「半端ない」と言われたい?
「自分の中では言われたいというのはあるんですけれども、プロの世界に行ったらそう上手く行かないと思うので、コツコツと自分の中で一つずつでも成長していきながら最終的にはそう言われる選手になりたい」

―プロ1年目の目標。
「まずはメンバーに入るというのも大事なんですけれども、チームに溶け込んでしっかりと自分の良いところをアピールしながら、Jリーグ、ACLもそうですけれども、途中からでも試合に関われるようにしていきたいと思っています」

―尚志で学んだ3年間について。
「サッカーのことも多かったんですけれども、ピッチ外のことも学ぶことは多くて、『学校の人だったり周りから感謝されるような選手になれ』と言われていて、そういうところはプロに行ってもサポーターがいてというところは一緒だと思う。『周りから応援される選手になりたい』と自分で思っているし、そういうところは学んできたことかなと思います」

―仲間の存在。
「自分が代表とかでいなくても、帰ってきた時に『こういうことがあったんだよ』というチーム状況などを伝えてくれたり、戦術の部分を伝えてくれたり、気にかけてくれるというのは自分にとってもありがたいことだと思っているので、仲間がいてサッカーができるという大切さというのは高校に入って改めて実感しています」

―常に笑っていたり、フザケたりしている印象がある。
「確かにそうなのかなと思います」

―素が出てしまう?
「素が出てしまう感じです」

―自分の性格を分析すると?
「色々な人と仲良くして、自分は笑うのが好きなので、楽しいことをするのが好きなので、サッカーに置き換えた時も『楽しくサッカーしたい』というのが一番。楽しくサッカーしつつ、自分の中では負けず嫌いのところ、負けたくないという気持ちがあるのかなと思います」

―ちょっかいをかけるのはムード作り?
「自分はちょっかいをかけたり、かけられたり半々ですね」

―居心地が良い。
「それが自分の中のベストです」

―サッカー以外ではどのように過ごしている?
「自分は出かけるよりは寝たり。オフの日は一回サッカーを忘れたいという人なので、なるべくサッカーを考えずどこかに出かけたりしますね」

―どこへ。
「友達とご飯に行ったりくらいですね」

―趣味は?
「最近は結構、漫画とかアニメとか見ますね」

―今、推しの漫画は?
「みんな知っていると思うんですけれども、『鬼滅の刃』(集英社)という漫画が、アニメもあるので」

―どういうところがいい?
「感動系が好きなんで、戦いもあるんですけれどもその中にも感動があるというところ」

―試合前とか必ず聞く音楽は?
「洋楽は聞きますね。これ聞かないと、というのはないんですけれども洋楽は試合前に聞いています」

―音楽を聞いてテンションを上げる。
「テンポの速い洋楽が結構あるんで、試合前とかはテンション上げるために聞いています」

―例えば?
「ジャスティン・ビーバーとか聞きますね」

―ゴールラッシュはそこから生まれている。
「そうですね」

―選手権予選を振り返ると?
「自分が試合に出れる時間は少なかったんですけれども、その中でチームを勝たせたいという気持ちがありました。決勝含めて自分が点を獲って勝たせられたことは素直に嬉しいですけれども、県大会は本当に難しい戦いだったので、そこをチーム全体で勝てたことは大きな成長になったと思っています」

―全国大会は自分の決断で登録を外れる。その理由は?
「今後を考えた時にここで無理をしてしまったら影響してしまうのかなと思ったので、メンバーを外れるか外れないかと言った時に自分がいることでチームがプラスになるというのはスタッフからも言われていたんですけれども、何か自分の心の中に(他の)3年生にちょっとでも経験をさせてあげたいというのがあったので、決断してメンバーを外れました」

―一緒にやってきた仲間のために身を引いた。
「そうですね」

―それが自分やチームのために最優先であると。
「悔いはないですし、怪我をして出れないというのは悔しいですけれども、それ以上に今後のためというのがあったので、自分の決断に悔いはないです」

―見る側に回る選手権は想像できないと思うが?
「想像はしたくでもできないというのがちょっとあるんですけれども、サポートできる部分は多くあるので、自分はベンチ外として応援で助けられれば良いかなと思います」

―尚志高校の全国制覇のためにできること。
「やっぱり去年経験したことを伝えられるのは自分だけかなと思っているので、雰囲気だったり、こういう時にこういうことをしたら良いんじゃないかということを伝えられると思う。練習を見ることしかできないんですけれども、練習からそういうところを考えて先を見据えて言うようにしています」

―診断で疲労骨折と聞いた時の心境は。
「正直、無理してやっていたのは事実なので、『やっぱり、そうだよな』と思いました」

―ショックだったと思うが。
「揺らいだというか、そういうところはあったんですけれども、感情的にはなりませんでした」

―選手権を戦う仲間たちへのエールを。
「まずは徳島市立との初戦で、何が何でも勝って、初戦が一番難しいので、そういうところへの難しさは伝えていきたいですし、そこでどう波に乗れるかというのが大事だと思うので、勝ってもらいたいですし、自分たちが目標としている全国制覇を勝ち取ってもらえれば良い」

―山内大空選手や阿部要門選手、FWの選手に期待すること。
「FWが点を獲ることによって周りも励みになりますし、それをすれば自分も気持ち的に波に乗れるというのは去年経験しているので分かっている。自分が点を獲るんだという強い気持ちでやって欲しい」

―鹿島での目標、その先の目標。
「まずはアントラーズでスタメンを勝ち取って、試合に出続けるというのは自分の中での入ってからの目標なので、それは達成したいかなと思っています。今後、その先に関して自分はヨーロッパでサッカーをしたいとずっと思っていたので、ヨーロッパへ行って活躍してワールドカップに出るというのが最終的な目標です」

―鹿島サポーターに見て欲しいところ。
「ファンの人達には自分が点を獲ってチームの勝利に貢献するということを期待してくれていると思っているので、そういうところで期待通りに自分が応えられれば良いと思っています」

―鹿島サポーターへ向けてメッセージを。
「尚志高校から加入する染野唯月です。来年(2020年)からはどこにもいない強いFWになるので、応援宜しくお願いします!」

(取材・文 吉田太郎)

新シーズンへの新たな情報

シーズン終了に伴い多くの情報が報じられておる。
これまで海の向こうで報じられておった新監督であるアントニオ・カルロス・ザーゴ、ボランチのファン・アラーノ、センターFWのエヴェラウドが伝えられ、首脳陣の入れ替えでコーチ陣・スタッフも佐藤洋平GKコーチ以外は退任となるとのこと。
そして、日本人コーチとして相馬直樹前町田監督の招聘を出ししておる。
これは大きなニュースと言えよう。
町田を二度J3からJ2に上げた実績、J2にて席巻した采配は日本人指導者の中では屈指のものである。
また、退団する選手として、中村充孝、レアンドロ、小池裕太の名が挙げられておる。
寂しいが仕方ない部分である。
補強としてこれまで名が挙がった広瀬陸斗、永戸勝也、奈良竜樹に加えて杉岡大暉と和泉竜司が新たに表に出てきた。
湘南の杉岡大暉は浦和にお断りを入れており、残留か欧州移籍が規定路線と思っておった。
しかしながら、杉岡自身が鹿島でのプレイを強く望んでおるとのことで交渉をしておる様子。
嬉しい話である。
鹿島で相馬コーチに鍛えられ、日本屈指の左SBとして才能を開花して欲しい。
名古屋の和泉竜司は、相馬勇紀の買い取り交渉が上手く行かなかった場合という形とのこと。
このあたりは流動的であり、二人のうちどちらかが二列目の補強として移籍してくると考えられる。
新シーズン始動まで間が無い。
すぐにでも公表されることとなろう。
楽しみに待っていたい。

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鹿島来季新監督にザーゴ氏決定的 コーチ陣一新でOB相馬氏に打診 「ブラジル流」から「欧州流」に転換へ
[ 2020年1月1日 22:10 ]


相馬直樹氏
Photo By スポニチ


 鹿島の来季の新監督に、元ブラジル代表のアントニオ・カルロス・ザーゴ氏(50)が就任することが決定的となっていることが1日までに分かった。DFだった現役時代はイタリア1部ローマで元日本代表MF中田英寿氏などとともに活躍。96~97年は柏にも在籍した。監督としては主にブラジルのクラブを率いているが、13年にはローマでアシスタントコーチを務めた経験もある。
 また、佐藤洋平GKコーチを除いて、分析、フィジカル担当を含めたコーチ陣を一新することも判明。外国人指揮官のもとではこれまでも置いてきた日本人のアシスタントコーチは、鹿島のOBで前J2町田監督の相馬直樹氏(48)に就任を打診していることが分かった。

 選手も3分の1近くを入れ替えることが濃厚。MF中村充孝(29)、MFレアンドロ(26)、DF小池裕太(23)らがチームを離れる。一方、湘南からU―23代表DF杉岡大暉(21)の加入が決定的に。さらにブラジルからインテルナシオナルMFファン・アラーノとシャペコエンセFWエベラルドの獲得が濃厚。横浜DF広瀬陸斗(24)、仙台MF永戸勝也(24)、川崎F・DF奈良竜樹(26)の加入も近い。
 
 強化のトップを務める鈴木満フットボールダイレクターは、来季のチーム編成を「新築」と表現する。「リフォームじゃ間に合わないところに来ている。基礎だけを残して、家を建て替える編成をしようと思っている」。さらに「一言で言うと、主体性を持ったサッカーに変えていきたい。主導権を持ったサッカーが今回のキーワード」と説明する。

 クラブとしての変革期。据えるテーマは「脱・ブラジル流」とも言える。ブラジル人のジーコ・テクニカルディレクターが築いたクラブの礎。「ブラジル流」を貫いたからこそ紡げた常勝の歴史、土台を大切にしながらも、「欧州流」に転換していく。

 鈴木氏は言う。「(これまでは)ジーコがいて、ブラジル流を取り入れてやってきた部分はあるけど、今のサッカーはヨーロッパが中心になってきている。そういうものもちゃんと取り入れながらチーム作りをしていかないと、立ち後れてしまうという思いもある」。ブラジル流から欧州流へ。カギは「個」から「組織」への転換だ。

 鹿島はこれまで型にはめる戦術のスタイルをあえて持たず、全てを勝つことから逆算した臨機応変な戦い方をしてきた。それをなしえたのは、高い個の能力を持つ選手が集まり、それぞれが時間を掛けて深い対話を重ねてきたから。そうして生まれた“あうんの呼吸”こそが、どんな状況でも臨機応変に勝ててきた最大の“戦術”だった。

 ところが時代は変化。若手の海外移籍が活発化し、入れ替わりが激しくなった。特に今季は夏に3人が欧州移籍し、数年の過密日程による蓄積疲労でケガ人が続出。チームは何度も別物になった。呼吸をそろえる時間がないと、型がない分、余計に連係のズレが目立った。対戦相手の守備意識がより強まったリーグ終盤は、如実に得点のにおいが消えていった。

 「何となく選手任せにしていても勝てない時代になってきた。“こういうサッカーをやるんだ”という絵が描けていて、それを落とし込んでいくことをしていかないと。以前からそうだったのかもしれないが、より一層そういう思いになってきている」と鈴木氏。「個」の集合体を作ってきた編成から「組織」を熟成する編成へ。「個のブラジル流」から「組織の欧州流」へと舵を切る鹿島が、新時代に突入する。

天皇杯V逸で無冠の鹿島、タイトル奪還へ来季は10人規模の補強&スタッフも総入れ替えへ
2020年1月1日 22時0分スポーツ報知


準優勝に終わった鹿島イレブン(カメラ・宮崎 亮太)

 天皇杯準優勝で今季無冠に終わった鹿島が来季に向けて大改革に乗り出す。退任が決まっている大岩剛監督の代わりに、ブラジル人のアントニオ・カルロス・ザーゴ氏が就任することが有力。スタッフについてもGKコーチの佐藤コーチを残し、黒崎、羽田コーチ、里内フィジカルコーチが退任することが決まった。新たにコーチに、元鹿島で昨季までJ2町田の監督を務めた相馬直樹氏にオファーしている。ザーゴ氏がコーチ、フィジカルコーチ、スカウティング担当と3人のスタッフを連れてくる見込みで、首脳はほぼ入れ替わる。

 選手の補強も積極的だ。複数の関係者によると、すでに獲得オファーを出している川崎DF奈良竜樹、横浜MDF広瀬陸斗、仙台DF永戸勝也との獲得交渉は順調で、発表まで秒読み段階にあるという。さらに湘南のU―23日本代表DF杉岡大暉も獲得が濃厚だ。獲得リストの最上位に置いていたが、湘南が提示した違約金2億円(推定)で「(争奪戦に)参戦するつもりはない」(クラブ関係者)としていた。関係者によれば、杉岡本人が強く鹿島への移籍を希望していることから状況に変化が生じたようだ。名古屋からは、期限付き移籍でプレーしていたMF相馬勇紀の返還を求められており、買い取り交渉がまとまらなければMF和泉竜司の獲得を視野に入れている。

 さらにブラジルメディアでは、ブラジル1部シャペコエンセFWエベラルド、同インテルナシオナルに所属するMFファン・アラーノを獲得すると報じられている。全員の獲得が実現すれば、MF松村優太(静岡学園)、MF荒木遼太郎(東福岡)、FW染野唯月(尚志高)の新卒組と合わせて、10人が新加入することとなり、チームは大きく変わる。強化責任者の鈴木満フットボールダイレクターは「主導権を握って、勝ち切る力を持てるチームを目指す」と明かしている。

 ▽アントニオ・カルロス・ザーゴ 現役時代はセンターバックで、サンパウロ、パルメイラスなどビッグクラブで活躍した後、1996年から97年にかけて柏に所属。1998年から2002年までプレーしたセリエAのローマでは、中田英寿とチームメートだった。ブラジル代表では37試合出場3得点。2007年に現役を引退し、指導者の道に入ってからは2009年からサンカエターノ、パルメイラス、インテルナシオナルを指揮。昨年9月、レッドブル・ブラジルの監督に就任し、今年4月にレッドブルの傘下に入ったブラガンチーノを率い、同国2部リーグで優勝に導いた。

天皇杯決勝戦コメント・報道

決勝戦、シーズン最後の試合、指揮官の退任ということもあり、多くのことが語られておる。
悔しさや不甲斐なさであったり、ここまでの道程であったり、2019年シーズンが凝縮されておる。
ACLがPOに回ったため、オフは非常に短いものとなる。
選手たちは気持ちを切り替えて休養して貰わねばならぬ。
そして大岩監督には、本当にお疲れさまと言おう。
来季へのスタートである。

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天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会 決勝
鹿島アントラーズ:大岩 剛
非常に残念な結果になったけれども、選手たちは最後までしっかりと戦ってくれたことを評価している。選手たちには感謝をしているという話をした。私は退任するが、来シーズンも試合がすぐ始まるので、しっかりと来季に向けて、頑張ってほしい。

Q.得点が取り切れなかった要因は?

A.シーズンを通して、最後に得点を取れなくて苦労したが、今日も相手が先制し、しっかり守備をしてくるなかで、サイドを起点に攻撃を仕掛けることを徹底した。後半は立ち位置を変えて、サイドに人を増やして数的優位をつくって、得点を狙うということはできた。あとは最後の決めるという部分でもう少しアイデアが欲しかった。

Q.前半苦戦した要因は?

A.ミスマッチとよく言われるが、システムの戦いのなかで、我々はミドルゾーンでプレッシャーをかけながら最終ラインをスライドしながらコンパクトにするという意図がある。だが、どうしても最終ラインの後ろに重心がかかった。プレッシャーをかけないとラインを押し上げられないので、連動性が欠けていた。それは緊張感の影響かもしれないし、選手間の意思の疎通の影響かもしれなし。

Q.次のキャリアをどう考えているか?またこの敗戦は次につなががると思うか?

A.自分自身、この舞台で戦う喜びもありましたし、悔しさが次の糧になっていくと思います。

Q.これまでのキャリアを振り返って

A.監督としての2年半は試合数が多くて、チームビルディングやチームマネジメントの部分で非常に苦労した。これが僕のキャリアの大きなポイントになると感じている。監督に求められる戦術面やチームビルディングには自信を持つことができている。また監督の立場に立ちたいと感じさせられた。非常に充実した2年半だった。


【永木 亮太】
前半は相手のやりたいようにやられてしまい、ほとんど自分たちが何もできずに終わってしまった。後半はシステムを変えてうまくいったが、点を取る力がなかった。不甲斐ない気持ちでいっぱい。

【町田 浩樹】
今日は完敗だと思う。前半は相手の攻撃にうまく対応していくことができなかった。後半はフォーメーションを変えたことで、うまくいくようになった。もう少し早く、自分たちで変えていくことができれば良かったと感じている。

【犬飼 智也】
早い時間で失点していなければ、また展開も違った。力不足だなと思う。2失点目は僕のミス。あのままならば、違った展開になっていただろうし、本当に悔いが残る。いいときは、どんなに苦しいゲームでも守りきっていた。どこかにスキがあったと感じている。

【三竿 健斗】
自分の不甲斐なさを痛感している。3バックに対して、自分たちがシーズンを通してたくさんやってきたが、最近はうまくいかなかった。後半は相手と同じシステムにして、やることがはっきりした。前半のうちに、自分たちで変化していけたらよかった。修正できないところが、僕たちの現状だと思う。何がいけなかったのかを自分でしっかり認識しないといけない。決勝の大舞台で自分たちの力を出せなかったのが一番未熟なところだと思うし、自分自身も納得のいくパフォーマンスを出せなかった。

【土居 聖真】
誰が悪いというわけではない。チーム全体として負けてしまった。神戸には、イニエスタ選手やポドルスキ選手など、ボールをおさめて落ち着かせられる選手がいた。自分たちは、ボールを奪ってもすぐ失ってしまう場面が多かった。神戸の方が一枚も二枚も上手だったなと感じた。後半は前半とは真逆のサッカーになったと思う。ただ、点が取れなかったことが悔しいし、失点の場面もいい崩しやシュートを打たれたわけではないので、なおさら悔しさを感じている。個人的にもチームとしても、もっと成長しなければいけない部分がたくさんあった試合だった。

【伊藤 翔】
相手の3バックのシステムに対して対策を練ってきたが、なかなかうまくいかない場面が多かった。後半はシステムを変えて、相手と同じシステムに変更してプレーして、うまくいった。ただ、前半の2失点が重かった。

【山本 脩斗】
得点差を考えて積極的に高い位置を取っていこうと思い、ピッチに入った。チームに推進力を与えることはあのポジションで出たからには、求められていることだと思う。後半はしっかり守備をしながらゴール前までボールを運ぶことができていた。ただ、点につながらず、敗戦してしまったので、悔しい。

天皇杯 決勝
2020年1月1日(水)14:37KO
国立競技場

[ 大岩 剛監督 ]
非常に残念な結果なんですけれども、選手たちには最後まで戦ってくれたことを非常に評価している、感謝しているという話をしてきました。私は退任するわけですけれども、来季以降、またすぐに鹿島アントラーズは試合が始まりますので、来季以降も頑張ってほしいと伝えました。今日の試合で敗れたこと、この悔しさをしっかりと……。まだ頭が整理できていない状態で申し訳ないです。前半が非常に苦しい試合内容だったのがすべてだったなと思います。後半よく盛り返してくれたんですけど、勝ち切れなかったのが非常に残念だという評価をしています。

--前半苦しい中、後半に向けて選手を入れ替えてシステムも変えて、試合展開を見事に変えたと思います。変えたと思いますが、点を取り切れなかった要因は?
そうですね。これはシーズン通して、最後のJリーグもそうですね。得点を取れなくて苦労したんですけど、今日も相手が先制することでしっかりと守備をしてきた中で、サイドを起点に攻撃を仕掛けることを徹底しました。普段は、こういう結果を踏まえていろいろ改善していく意識でいるんですけど、いまは冷静に分析できないというか。ただ、システムを変えたというか立ち位置を変えて、サイドに人を増やす、と。サイドで自分たちが数的優位を作る、得点を狙うことはできたので、あとは最後のボックスの中でのアイディアがもう少し欲しかったなと思います。

天皇杯 決勝
2020年1月1日(水)14:37KO
国立競技場

FW 15
伊藤 翔
Sho ITO

なかなかうまくいかないことが多かった。後半システムを変えて、相手と同じにしてガッツリ取っ組み合いみたいにすれば自分たちの力を出せると思った。システムを変えるだけでこんなにラクにサッカーができるのかって思いました。前半の2点は重かったです。自分たちがボールを持てていないわけだし、奪ってもすぐに奪われる。自分たちがボールを持って攻めないと点は生まれないので、ボールを持つというところから始めないと、攻めの形以前の問題だと思う。後半くらいやれればどういうふうにコンビネーションしようか、とか、誰がどこに走って、という話になるんですけど、前半はそれすらもなかったので厳しい戦いでした。

--相手のパスワークに苦しんだというより、自分たちの……。
もちろん相手選手のクオリティーもあるし、両方ですね。自分たちも良くなかったし、相手も良かった。でも、後半は、前半のような戦い方ではなかったということを考えると、やっぱり悔やまれるところはある。でも、前半0-0だった場合はシステムを変えていないと思うので、いろいろ後手だったと思います。

MF 8
土居 聖真
Shoma DOI

まず第一に(準決勝・)長崎戦でケガをして途中交代してしまい、それが意外と長引いて練習が前日しかできなかった。スタートからいけなかったのは(大岩)剛さんにもスタッフ、チームメートにも迷惑をかけた。誰が悪いということにはしたくないし、全員で負けたということ。個人的には1試合戦える体に調整できなかったことはみんなに申し訳なかったと思います。

--システムも変わって、ピッチに入ってボールの動きも変わった。出たときの指示や狙いは?
単純に神戸さんでいえば、(アンドレス)イニエスタや(ルーカス)ポドルスキのところでボールを落ち着かせられる選手がいた。僕らはボールを奪ってもすぐに失うことが多かったですし、やっぱり経験だったり場数の差はどこで出るんだろうなと考えていたんですけど、そういうところでは1枚も2枚も上手だった。自分は0-2で負けている状況だったんで、なるべくゴールにつながるような、だけどボールを失う前半を見ていて、失わずに保持する時間を増やそうと思っていた。後半は真逆のサッカーになったし、点が取れなかったことが悔しい。

V逸見つめたDF内田篤人「アントラーズらしさでぶつかっていくのか、変えていくのか」
20/1/1 20:01


DF内田篤人と大岩剛監督

[1.1 天皇杯決勝 神戸2-0鹿島 国立]

 鹿島アントラーズが国内カップ戦決勝で敗れたのは2006年のナビスコカップ以来13シーズンぶり。ベンチで敗戦を見つめていた鹿島アントラーズDF内田篤人は「一つの理由じゃない。システム上の問題もあるし、個人が場慣れしているかどうかもある。決勝だったり、大舞台をね」と敗因を語った。

 フォーメーションのミスマッチがあった前半に2点を奪われ、後半はシステム変更で食い下がったものの得点は奪えず。Jリーグ最多20冠という勝負強さを誇ってきた鹿島にふさわしくないファイナルの戦いぶりだった。この結果により、鹿島は4冠を追いかけた2019シーズンを無冠で終える形となった。

 負傷者の続出、主力の海外流出、ACLを含めた過密日程—。理由を一つ一つ挙げていけばキリがなく、複合的な要因もある。「日程の問題で鹿島の怪我人が多かったというのもある」(内田)。天皇杯に敗れたことで鹿島は今月28日のACLプレーオフ参戦が決定。来季に向けては1か月足らずのオフシーズンしかないという異例のスケジュールも待ち受けている。

 ただ、そうした選手のやり繰りは過去の鹿島が得意としてきたところでもある。内田も「俺が17で入ってからタイトルを取れない無冠の時期もあったし、それでどうこうとかはない。主力選手が出て行って…という新しいチームの波というか。俺も海外に出て行ったけど、今回も(主力選手が)出て行って、来季も出ていく(選手がいる)かもしれない」と振り返る。

 それでも変わりゆくサッカー界の中で、内田自身もさまざまな選択肢に頭を巡らせている。「(神戸のように)こういうふうにお金をかけていい選手を連れてくれば勝てるという流れが仮に出てきたら、アントラーズらしさでぶつかっていくのか、ちょっとずつ変えていくのか。まあ選手の俺の判断じゃなくて、上の判断だけど」と言葉を選びながら口にした。

 また内田自身は今季、第5節磐田戦での負傷によってリーグ戦10試合の出場にとどまった。「去年は肉離れとか自滅が多かったけど、今季のアレは打撲というか接触なので。自滅がなくなったのはちょっと希望がある。手術してから5か月かな、離れずに練習できているのがプラスなので、個人的にはやらなきゃと思っている」。来季は自身がピッチに立ち、タイトルに導いていく覚悟を見せた。

(取材・文 竹内達也)

“奇策”3バック変更も…退任の鹿島・大岩監督「充実した2年半」
20/1/1 20:30


今季限りで退任する鹿島の大岩剛監督

[1.1 天皇杯決勝 神戸2-0鹿島 国立]

 記者会見場に姿を見せた指揮官の目は赤く、光るものがにじんでいた。今季限りでの退任が発表されていた鹿島アントラーズの大岩剛監督は「残念な結果だが、選手たちには『最後までしっかり戦ってくれたことに感謝している』という話をしてきた。私は退任するが、またすぐ鹿島アントラーズは試合が始まる。しっかり来季に向けて頑張ってほしいと伝えた」と、試合後のロッカールームで選手にかけた言葉を明かした。

 4-4-2の鹿島と3-4-3の神戸。ポジションのミスマッチもあり、前半は神戸ペースで進み、ミスも絡んで2失点した。後半からはシステムを神戸と同じ3-4-3に変更。「立ち位置を変えて、サイドに人を増やして、サイドで数的優位をつくるという形で得点を狙った」と、これまでほとんど試していないシステムで賭けに出た。試合の流れは変わったが、守りを固める神戸を崩し切れず、「最後の得点を決めるボックスの中でのアイデアが欲しかった」と悔やんだ。

 17年のシーズン途中にコーチから昇格し、約2年半。昨季はクラブ悲願のACL制覇を成し遂げたが、今季は2年ぶりの無冠に終わった。「鹿島という大きなクラブで指揮を執るのは大きなプレッシャーを感じたし、その責任を果たす強い気持ちでやってきた。今年1年は選手の出入りも多く、この2年半はずっと試合数も多くて、チームビルディングに苦労したが、これは僕のキャリアで大きなポイントになると思っている」。そう振り返ると、自身の今後にも言及した。

「監督に求められる戦術面、チームを作っていく上でのオーガニゼーション、チームビルディングには自信を持っているし、次の仕事がどうなるか分からないが、絶対に生かす自信もある。自分ではまだまだ若いと思っているので、この経験を生かせる仕事ができればと思うし、また監督をやりたいと感じさせられる表彰式だった。非常に充実した2年半だった」。悔しい思いで見つめた表彰式を次のキャリアへの糧にするつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

初の新国立…内田篤人「ベンチにヒーターが入っていた。ありがたかった」
20/1/1 20:34


こけら落としを迎えた新国立競技場

[1.1 天皇杯決勝 神戸2-0鹿島 国立]

 生まれ変わった国立競技場で行われた第99回天皇杯決勝。初めて利用した鹿島アントラーズDF内田篤人は「ベンチにヒーターが入っていた。ありがたかった」と独自の視点で新スタジアムを振り返った。

 2020年の東京五輪に向けて建設された新国立競技場はこの日がこけら落とし。ベンチ入りした内田の出場機会は最後まで訪れなかったが、ウォーミングアップや表彰式で真新しいピッチを踏みしめた。

 芝生については「国際Aマッチという感じの芝。海外っぽいっちゃ海外っぽいけど、国際Aマッチって感じの芝。感覚でね」と独特の表現。それでも「これだけ綺麗にボールが転がってくれて、河川敷でサッカーやるわけじゃないんだし、これで文句言っていてもしょうがない。これ以上の環境はない」と高評価だったようだ。

 その反面、客席との距離感は「遠い」ときっぱり。「シャルケは65000人でサッカー専用。やっぱりそういうのを考えると、サッカー専用がいい」と自身の経験を踏まえて語る。とはいえ、東京五輪では陸上競技でも使用される会場。「でもサッカー専用じゃないからしょうがない。文句は言えないでしょ。陸上で使うんだし、オリンピックのためなんだから」と理解も示した。

 また「風呂がちっちゃかった。4〜5人でいっぱい」と選手ならではの感想も。そこで出てきたのは浴槽は大きくないが、小さな個別浴槽が並んでいる等々力競技場の浴室の話題。「いいなあって思ったのはフロンターレ。個別で水風呂もあって、交代浴ができるようになっている」と称えていた。

(取材・文 竹内達也)

「完敗です」…相手を称えたDF町田浩樹が示した覚悟「鹿島というチームを体現していける選手に」
20/1/1 20:41


鹿島アントラーズDF町田浩樹

[1.1 天皇杯決勝 神戸2-0鹿島 国立]

 開口一番、出てきた言葉は「完敗です」。0-2の完封負けを喫した鹿島アントラーズDF町田浩樹は悔しさを滲ませた。

 序盤から神戸に主導権を握られる。3-4-3のシステムを採用する相手に対し、鹿島のシステムは4-4-2。「どうしてもズレが出てきてしまう組み合わせなので、そこをいかに無くしていくかだった」が、前半18分にオウンゴールで先制点を献上すると、同38分には追加点を奪取されてしまった。

 後半途中からシステムを変更したことで、「マークがはっきりして、高い位置でボールを取れるので、攻撃もしやすくなった」と流れを引き寄せた。しかし、神戸守備を崩し切ることができずに0-2で敗れて、タイトルを逃した。

「完敗です。相手を称えるしかない。前半に相手の攻撃にうまく対応できなかった。それに尽きると思う」

 下部組織から16年にトップチームに昇格して4年目。3年間でリーグ戦10試合出場だったが、今季は22試合に出場と飛躍の1年となった。「CBとSBを両方やって、シーズンを通して戦えたことは自分にとって収穫だし、いろいろなタイプの選手と対峙して成長できたと思う」。自身の成長を実感しながらも、「でも、それをタイトルに結び付けられなかった」と唇を噛むと、視線を上へと向けた。

「今は上の人に引っ張ってもらっている感覚なので、もっともっと自分が引っ張って行く存在にならないといけない。来季は監督も変わり、選手も変わっていく中で、鹿島というチームを体現していける選手になっていかないといけない」

 先頭に立って常勝軍団をけん引していく――。強い覚悟を持って新シーズンに向けて走り出す。

(取材・文 折戸岳彦)

素晴らしい雰囲気の中で…タイトル逃した鹿島、FW伊藤翔「優勝して感極まりたかった」
20/1/1 20:57


鹿島アントラーズFW伊藤翔

[1.1 天皇杯決勝 神戸2-0鹿島 国立]

 思ったような前半とはいかなかった。後半は反撃に出たものの、ゴールは生まれなかった。鹿島アントラーズFW伊藤翔は「前半の2点は重かった」と振り返った。

 序盤から神戸にリズムを握られ、前半18分にオウンゴールで先制点を献上すると、同38分には追加点を奪われてしまう。「前半はボールを持てなかった。相手のシステムに対する対策もやってきた中で、なかなかうまくいかないシーンが多かった」。鹿島がフィニッシュまで持ち込む場面は限られ、伊藤はシュートゼロで前半を終える。

 後半途中にシステム変更して流れを引き寄せ、ゴールに迫る。伊藤自身もシュートまで持ち込む場面を作り出したが、神戸守備を攻略し切れずに0-2の完封負けを喫した。「システムを変えて自分たちの力を出せたけど、前半の2点が重かった」。

 “新”国立競技場のこけら落としとなった一戦には5万7000人を超える観客が詰め掛けた。「昨日の練習から素晴らしい雰囲気だと感じていた」という伊藤は、「今日はあれだけ多くのお客さんも来て、雰囲気的には選手として感極まるものがあった」と続けつつ、「でも、優勝して感極まりたかった」と声を落とした。

(取材・文 折戸岳彦)

“剛さんとの3年間”に声震わせたMF三竿「ずっと僕を評価してくれた」
20/1/2 00:09


鹿島アントラーズMF三竿健斗

[1.1 天皇杯決勝 神戸2-0鹿島 国立]

 指揮官との3年間の思い出に話が及ぶと、次第に声は震えていった。鹿島アントラーズMF三竿健斗は「お前が中心になって引っ張って行け」という直々のメッセージを胸に「自分がもっとやらないといけない」と新たな決意を語った。

 三竿は2016年、育成組織から所属していた東京Vを離れて鹿島に加入。当初はなかなか出場機会を得られなかったが、サポートしてくれたのが当時コーチを務めていた大岩剛監督だったという。

「僕が鹿島に入ってからメンバー外の練習もずっと見てくれていたし、監督が評価しない中でもずっと僕のことを評価してくれた。守備の足の出し方や1対1の駆け引きは鹿島に来てから剛さんや羽田(憲司)コーチから教わっていたので、本当に感謝しかない」。

 2017年5月下旬に大岩体制が始まると、直後のリーグ戦でMF小笠原満男に代わって先発に抜擢された。そこから現在まで主力に定着。「あまり自分が良くなくても、満男さんを出さずに僕を出してくれた。その責任を持って僕はプレーしていたけど……」。そんな指揮官は今季限りで退任。天皇杯が恩返しのラストチャンスだった。

 しかし、前半で2失点を喫したチームは後半に猛攻でも得点を奪えず、0-2で敗れた。「自分たちの力のなさだったり、自分の不甲斐なさを痛感している」。指揮官のラストマッチをそのように振り返った三竿は「決勝という大舞台で自分たちのプレーを出せなかったことが一番未熟なところだと思うし、自分自身の納得いくパフォーマンスをできなかった」とうつむいた。

 なお大岩監督は決勝戦のハーフタイム、これまで練習を積んでこなかった奇策3バックのシステムにトライ。すると押し込まれるばかりだった前半が嘘のように、良い時の鹿島が継続できていたプレッシングが機能るようになったが、そうした経験も三竿の力不足をより痛感させる形となった。

「3バックのミスマッチに対して、シーズンを通してそういうチームとたくさんやってきたけど、最近はそういう対応がうまくハマっていなかった。後半はフォーメーションを変えて同じシステムになったことでやることがハッキリしてプレスをかけやすかった。4-4-2でも自分たちでもっと変化できたらまた違ったのかなと思うけど、そこで修正できないのが今の僕の現状」。

 1月1日に天皇杯決勝を終えて、今月28日にACLプレーオフを控えている短いオフシーズン。それでも三竿は「一個引き出しができたと捉えて、今日のみっともない試合を来季に活かせるように、何ができなかったかを自分でしっかり整理したい。その作業は辛いけどしっかりやりたい」と宿題を持ち帰るつもりだ。

 大岩監督の在任中に獲得したのはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のみ。クラブの悲願達成は大きな価値を持ったが、国内無冠は手放しで喜べる結果でないのも事実だ。責任を痛感する三竿は「鹿島というクラブはタイトルを取り続けないといけないので、ずっとタイトルを取り続けていた満男さんがいなくなってタイトルを取れなくなったというのは本当に言われたくなかった。これからもっともっとレベルアップして、チームがタイトルを取れるように影響のある選手にならなきゃいけない」と前を見据えた。

 この日の試合後、三竿は指揮官から「来年はもっと大変になるだろうけど、お前が中心になって引っ張って行けと言われた」という。その思いを胸に刻み込んだ未来のリーダー候補は「剛さんも鹿島のOBとしてタイトルを多く取ってきた中で、一先輩としても声をかけてもらったと思うので、自分がもっとやらないといけない」と新たな決意を語った。

(取材・文 竹内達也)

付け焼き刃の3バックも効力発揮…MF永木「それだけが収穫」
20/1/2 01:00


右サイドバックと右ウイングバックを兼務した鹿島アントラーズMF永木亮太

[1.1 天皇杯決勝 神戸2-0鹿島 国立]

 付け焼き刃のフォーメーション変更だったが、どんな指示よりも目覚ましい効力を発揮した。鹿島アントラーズは0-2で迎えたハーフタイム、相手がどう出てこようと貫いてきた4-4-2から相手のシステムに合わせた3-4-2-1に変更。MF永木亮太は「練習も一回もやったことないけど、あそこまでできることはわかった。それだけが収穫」と振り返った。

「前半は相手のやりたいようにやられて、ほとんど自分たちは何もできずに終わってしまって、そこで失点もしたし、そこが全て」(永木)。対戦相手のヴィッセル神戸は3-4-2-1のシステムを採用。今季の鹿島は3バックのシステムを相手にハイプレスがハマらず、苦しむ展開が何度も見られてきたが、天皇杯決勝の舞台でも同様の戦況を呈した。

 スコアレスで迎えた前半28分、構造上1枚余るDF大崎玲央の持ち上がりに屈して大ピンチを招いたものの、その後も修正はできず。2点を奪われた後に修正に着手したが「後半はフォーメーションを変えてうまく行ったのはあるけど、1点目2点目を追いつく力がなくて、結局0-2で負けてしまったので不甲斐ない、情けない気持ちでいっぱい」(永木)という結果に終わった。

 変更したシステムは「準備は全くしていない」といい、この日で退任が決まっている大岩剛監督の指示で行われたという。「鹿島はずっとシステムを変更せずに4-4-2でやってきているチームなので準備はしていないけど、あまりにもハマらなさすぎて剛さんがとっさにそういう判断をしたと思う」。準備不足で機能していただけに、最初から対応できていればという後悔もやむを得ない。

 もっとも、この教訓を悔いるだけではなく未来に活かしていくつもりだ。「いろいろなフォーメーションもできないといけないと思うし、神戸のようなシステムのチームを相手にいろいろ苦しい思いをしてきているし、対策は少し考えないといけない。それだけですね、収穫は」(永木)。体制が変わる来季、伝統に柔軟性を加えた鹿島が見られるかもしれない。

(取材・文 竹内達也)

【天皇杯|採点&寸評】神戸2-0鹿島|元日決勝で”ラッキボーイ”藤本が輝く!神戸の優勝に不可欠だったダイナモも高評価
サッカーダイジェスト編集部
2020年01月01日


鹿島――2失点に絡んだ犬飼は厳しく採点


【警告】神戸=ダンクレー(58分) 鹿島=L・シルバ(77分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】藤本憲明(神戸)


【チーム採点・寸評】
鹿島 4.5
不運な形と自分たちのミスで2失点。悪い流れを覆す反発力にも策にも乏しく、いいところなく神戸の“初タイトル奪取”を許す結果に。スター軍団を相手に、個の力で劣る場面が少なくなかった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 5
パンチングのこぼれ球が味方に当たり、その跳ね返りがゴールイン。2失点目も反応が遅れてストップできなかった。

DF
6 永木亮太 5
前に出ていく守備は悪くなかった。しかし、タッチライン際の攻防や背後を狙われた時の対応に不安を残す。

27 ブエノ 5.5
アジリティに優れるディフェンスを披露。2得点に絡んだ藤本をよく抑えてはいたものの、結果的に失点は防げなかった。

39 犬飼智也 4.5
前半の2失点に絡む乱調ぶり。とりわけ、左から入ってくるクロスを弾き返せず、後方にこぼした2失点目の対応は大きな減点材料だ。

28 町田浩樹 5.5
攻撃も守備も可もなく不可もなく。ゲームを通じてソツなくこなす一方、相手に脅威を与えるインパクトはなかった。

MF
20 三竿健斗 5.5
序盤は球際の勝負でやや劣勢を強いられたか。マイボールにしても主体的なプレーが少なく、いつもの存在感はなかった。

4 レオ・シルバ 5.5
中盤の底でボールを回収し、攻撃の組み立てに奮闘。アグレッシブに戦ったが、思うような展開には持ち込めなかった。

鹿島――途中出場の土居や山本は好プレーを披露も…


これが鹿島での最後の采配だった大岩監督。タイトルのかかる決勝戦で悔しい敗戦を喫した。(C)SOCCER DIGEST

MF
30 名古新太郎 5.5(53分OUT)
時折見せるスピーディかつ鋭い仕掛けは可能性を感じさせたが……。後半途中に無念の負傷交代を余儀なくされた。

41 白崎凌兵 5(HT OUT)
相手のペースの中で、持ち味のテクニカルなプレーを見せるチャンスは限られていた。ほぼなにもできないまま前半で交代。

FW
15 伊藤 翔 5.5(72分OUT)
前半はほぼ見せ場を作れず。後半は土居との好連係でいくつかの惜しいシーンに絡んだが、肝心のゴールは遠かった。

18 セルジーニョ 5
26分の決定的なボレーシュートはバーの上。狭いエリアでも高い技術で局面打開を試みるも、なかなか奏功しなかった。

途中出場
MF
8 土居聖真 5.5(HT IN)
2トップやシャドーでプレー。的確なポジショニングで積極的に流れを変えようと奮闘。しかし、スコアは動かせなかった。

DF
16 山本脩斗 5.5(53分IN)
左ウイングバックで投入される。迷いのないプレーで土居とともに攻勢を仕掛けたが、決定的な仕事にはつながらず。

MF
13 中村充孝 5.5(72分IN)
シャドーに入る。精力的なフリーランで攻撃に勢いをもたらそうとする。その働きが報われる回数は数える程度だった。

監督
大岩 剛 5
鹿島での最後の采配。タイトルの懸かる大一番で、前半だけで痛恨の2失点。後半途中から3バックにして反撃も、1点も返せないまま頂点には立てなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【天皇杯決勝】どうした鹿島? 神戸戦の完敗を受けて内田が示した“強者の定義”
白鳥和洋(サッカーダイジェスト)
2020年01月01日

「ほとんど何もできないまま終わってしまった」(永木)


試合後、表彰式で悔しい表情を見せた内田。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[天皇杯決勝]神戸2-0鹿島/1月1日/国立

 どうした鹿島? そう感じざるを得ない敗戦だった。天皇杯の決勝で神戸に完敗を喫した事実は、内田篤人の次のコメントからも窺える。

「神戸はたいして手を焼いていなかったと思うよ。ベンチから見ていて、(鹿島がゴールを)取れるのはセットプレーくらいかなという感じだった」

 確かにそのとおりで、試合は前半から神戸ペースで進んだ。立ち上がりの5分間、後半頭から15分程度は鹿島に攻め込まれたが、ボランチの山口を軸に強固な守備ブロックを築いてゴールを許さなかった。結局、18分のオウンゴール、38分の藤本の得点で2-0と勝利したわけだが、神戸の完勝と言っていい内容だった。

 決勝でこそ勝負強さを発揮するのがかつての鹿島だった。それが、この日はチームの歯車がほとんど噛み合わないまま敗戦。アントラーズらしくない、そう思ったのは決して私だけではないだろう。実際、永木もこんなコメントを残している。

「ほとんど何もできないまま終わってしまった。後半からフォーメーションを(4-4-2から3-4-2-1)に変えて上手くいった部分はありますが、追いつく力はなかった。不甲斐ないというか、情けないというか、そういう気持ちでいっぱいです」

 果たして、驕りはあったのだろうか。

「(今日出場した)自分たちが20冠を築いたわけではないですし、昔の選手たちがそういうものを作り上げてくれたなかで変な自信を持っていたのかもしれないし、決勝に来たら勝てるかもしれないという慢心もあったかもしれない。それは分からないですけど、結果、2019年シーズンは無冠に終わってしまったので、それは重く受け止めないといけない。自分たちの責任として感じないといけない」(永木)

 一時は4冠の可能性があった2019年シーズン、終わってみれば無冠……。これは「常勝軍団」の終焉を意味するのだろうか。もちろん、無冠に終わったシーズンは過去にもあった。「終焉」という言葉を用いるのは適切ではないかもしれないが、危機的状況に直面しているのは間違いないだろう。

 内田がこだわるのは過程ではなくあくまで結果だ。

「強くなって勝つんじゃなくて、勝って強くなる。俺が思うに、結果が先なんだよ。勝たないと強くならない。強いから勝つんじゃなくて。勝たないと強くならない」

 キャプテンの言葉はチームメイトに響くだろうか。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

【鹿島】2019年シーズン、無冠。土居聖真は言った。「“常勝鹿島”と言われるのも終わり」
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2020年01月02日

「今シーズンの成績を踏み台にするぐらいの気持ちでやらないと」


コンディション不良で神戸との決勝戦は途中出場だった土居。要所でプレーに絡み、チームの攻撃に勢いをもたらす働きぶりを見せたが、優勝に導くことはできなかった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[天皇杯決勝]神戸2-0鹿島/1月1日/国立

 結局、2019年シーズンの鹿島アントラーズは無冠に終わった。

 ヴィッセル神戸との天皇杯の決勝戦を前にして、ふと思う。「8→4→3→?」。次に来る数字は何か。

 答えは「2」だった。残念ながら「1」ではなかった。

 連覇を目指したACLはベスト8で敗退。ルヴァンカップは4強入りも川崎フロンターレに決勝進出を阻まれた。J1リーグは3位でフィニッシュ。いずれも優勝できていないが、着実にタイトルに近づきつつある。ラストチャンスは、ファイナルに駒を進めた天皇杯。だが、結果は0-2の完封負け。常勝軍団としての面子を保つことはできなかった。

 一時は4冠を狙える位置にいたが、ひとつのタイトルも手にできなかった。すべてのコンペティションで上々の成績を収めたという見方もできるが、「僕らはそういうチームじゃないんで」と土居聖真はきっぱりと言った後、こう続けた。

「もう、なんだろうな……個人的には、“常勝鹿島”って言われるのも終わりだと思っています。また違った立場で、鹿島はサッカーをしなければいけない」

 2018年シーズンに悲願のACL初優勝を飾り、節目の「20冠」を達成した。同年、多くのタイトル獲得に尽力したレジェンド小笠原満男が現役を引退。翌19年は「鹿島にとって、また違った区切りというか、変わらなければいけない時期」(土居)でもあった。

 そんな重要なシーズンで、国内随一の常勝軍団は、改めてタイトルを獲る難しさを痛感したのではないだろうか。「優勝」の二文字がおぼろげながら見えていても、ここぞというところで伝統の勝負強さを発揮できず、頂点に立てなかった不甲斐なさは否めない。だからこそ、土居は「這い上がっていかなければいけない」と表情を引き締める。

「満男さんはたくさん優勝させてきてくれた人ですけど、優勝できなかったシーズンもあるわけで。そうやって、もがいていたと思うし、だから、今シーズンの成績を踏み台にするぐらいの気持ちでやらないと、強い鹿島は続いていかないだろうし、強い時代は来ないと思う」(土居)

 2020年シーズンはチャレンジャーとして、失地回復を期す。リーグ戦でもカップ戦でも、とにかくタイトルをひとつ掴んで、常勝軍団の肩書を取り戻す一歩としたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

鹿島完敗V逸 紅白戦にスタッフ動員…連戦の代償
[2020年1月1日16時43分]


神戸対鹿島 前半、ドリブルで競り合う鹿島MF白崎(右)と神戸MFイニエスタ(撮影・垰建太)


神戸対鹿島 試合前、ピッチを見つめる鹿島の大岩監督(撮影・横山健太)


<天皇杯:神戸2-0鹿島>◇決勝◇1日◇国立

3シーズンぶりの天皇杯制覇を目指した鹿島アントラーズだったが、ヴィッセル神戸に完敗して準優勝に終わった。

前半はミスが多く、支配率でも神戸に圧倒された。見せ場はFKのこぼれ球を拾ったMFセルジーニョのシュートくらいで、完全なワンサイドゲームだった。

後半開始からはMF白崎に代えて負傷明けのMF土居を投入。同8分にはMF名古に代えてDF山本と、この試合をもって退任が決まっている大岩監督は、早めにカードを切った。次第にボールが回り始め、チャンスは生み出したものの、最後まで1点が遠かった。

◇  ◇  ◇  ◇

公式戦計55試合、始動から数えて約11カ月半という、長い1年が終わった。クラブW杯に出場した昨季は、1年で60試合を戦った。連戦かつ十分なシーズンオフが取れていないことの代償は、至るところに表れていた。

秋以降は主力にけが人が続出。ポジションによっては、本職ではない選手を起用する日々が続いた。この日先発したMFセルジーニョも数日前までは別メニュー調整しており、出場が危ぶまれていた。決勝戦前には、体調を崩して練習を欠席する選手も現れ、紅白戦にスタッフが参加する状況だった。

天皇杯を逃した結果、来季はACLプレーオフからの出場に決まった。初戦は4週間後の1月28日。シーズンを通して、今季以上の厳しいスケジュールが予想される。ハードスケジュールの中で、何を目指してどう戦うのか。どんな編成をするのか。「4冠」を掲げた今季は、終わってみれば無冠だった。チームが強ければ強いほど日程が厳しくなることが避けられないのであれば、自分たちがそれに適応していくしかない。

鹿島土居、痛感した世界レベルとの差「経験、場数」
[2020年1月1日20時56分]


神戸対鹿島 後半、ドリブルする鹿島MF土居聖(左)(撮影・横山健太)


神戸対鹿島 準優勝となり表彰台で悔しそうな表情を浮かべる大岩監督(右端)ら鹿島の選手たち。前列左からセルジーニョ、レオ・シルバ、土居、内田(撮影・垰建太)


<天皇杯:神戸2-0鹿島>◇決勝◇1日◇国立

途中出場した鹿島アントラーズMF土居聖真(27)が、準優勝を成長の糧にすると誓った。

故障あけのためベンチスタートし、2点を追う後半から出場。「必ずゴールにつながるようにすることとボールを失わず保持する時間を増やそうと思った」との意図通りに攻撃にリズムを生んだが、得点にはつながらなかった。「個人的には(最初から)試合で戦える体に調整できなかったのが、みんなに申し訳ない」と唇をかんだ。

敗戦を無駄にはしない。「イニエスタだったりポドルスキだったり、ボールを1つ落ち着かせていた。経験、場数の差を感じた。もっともっと成長しないといけないと思う部分が、個人としてもチームとしてもたくさんあったと思う」と、課題をつかんだ。「1つのきっかけで試合を変えられる選手になっていきたい。神戸さんが喜んでいる姿を見ての感想です」。初タイトルに湧くヴィッセル神戸の姿を目に焼き付けながら、決意を新たにしていた。

鹿島DF町田「今日は完敗です」悔しさは五輪代表で
[2020年1月1日20時57分]


神戸対鹿島 準優勝に終わり肩を落とす鹿島イレブン(撮影・横山健太)


神戸対鹿島 準優勝に終わり肩を落とす鹿島イレブン(撮影・横山健太)


<天皇杯:神戸2-0鹿島>◇決勝◇1日◇国立

鹿島アントラーズはヴィッセル神戸に敗れ、6度目の天皇杯制覇とはならなかった。

東京五輪世代のDF町田浩樹(22)はフル出場も、悔しい結果に終わった。左サイドバックに入って攻守に走り回ったが、見せ場は少なかった。対峙(たいじ)した神戸DF西大伍(32)に後手に回る場面も。「今日は完敗です」と厳しい表情を浮かべた。

東京五輪世代のU-23(23歳以下)日本代表として、休む間もなく2日にはタイ遠征に出発する。参加するU-23アジア選手権は、東京五輪を前にした最後の公式戦となる。この日の悔しさはタイで晴らす。

退任の鹿島大岩監督涙で別れ「非常に充実」一問一答
[2020年1月1日21時1分]


準優勝に終わった鹿島大岩監督は表彰式で悔しそうに優勝トロフィーを見つめる(撮影・垰建太)

<天皇杯:神戸2-0鹿島>◇決勝◇1日◇国立

鹿島アントラーズがヴィッセル神戸に敗れた。今季限りでの退任が決まっている敗れた鹿島の大岩剛監督(47)は目に涙を浮かべながら試合後の会見に臨み、この日の試合内容や、約2年半の鹿島での監督生活を振り返った。主な一問一答は以下の通り。

-今日の試合を振り返って

大岩監督 非常に残念な結果ですが、選手には最後までしっかり戦ってくれたことを非常に評価し、感謝していると伝えました。私は退任しますが、来季以降、またすぐ鹿島アントラーズは試合が始まるので、しっかりと頑張ってほしいと伝えました。今日は前半が非常に苦しい試合内容だったので、前半が全てかなと思います。後半はよく盛り返してくれましたが、勝ちきれずに残念だったと思います。

-後半はシステムも変えて流れも変わったと思うが、点を取りきれなかった要因はどのあたりか

大岩監督 シーズンを通して、リーグ戦でもそうですが得点がとれなくて苦労しました。今日も相手が得点してしっかり守備をしてきた中で、サイドを起点に攻撃を仕掛けることを徹底したのですが、特に後半は…。まあ、いろいろ言ってもあれですね。普段はこういう結果を踏まえて、いろいろ改善していく意識でいますが、今は冷静に分析できないというか。ただ、システムを変えたというか、立ち位置を変えて、サイドに人を増やすと。サイドで自分たちが数的優位をつくって得点を狙うということはできたので。あとは最後の前線にいる得点を決めるボックスの中でのアイデアがもう少しほしかったなという風に思います。いろいろ整理できていなくてすみません。

-前半は確かに相手にボールを握られて、失点は不運でした。前半にそうなった原因をひとつだけ挙げるとすれば何か

大岩監督 ミスマッチとよく言われるが、このシステム同士の戦いの中で、我々は前で、ミドルゾーンでプレッシャーをかけて、最終ラインをスライドしながらコンパクトにする意図があるのですが、どうしても特に最終ラインがうしろに重たくなってしまった。当然それはプレッシャーのかからない状態でラインを押し上げることができない。そうした連動性は前半は非常に欠けていたと思います。それは緊張感なのか、選手間の意思の疎通なのか。このシステム同士の時は我々はうしろからいい攻撃をするんですけど、後半にしっかりと立ち位置を変えて、自分たちがどこでボールを動かすのか、どこでプレッシャーをかけるのか明確にしたことで、少し改善できたとなりますよね。来年はないのですが。それが反省というか、今年1年やってきて、できたことでもあり、できなかったことでもある。それが最後の試合の前半と後半に出たと思います。

-一時的にではあるが、負けて終わる監督のキャリアをどうとらえているか、また今日の敗戦が今後にもつながるか

大岩監督 自分自身、監督ではなかったですが、この舞台での喜びも当然ありましたし、この悔しさは次の糧になっていくと思います。今日の1日だけでなくて、今までも当然悔しい思いをして、喜びもある中で。次のキャリアにむけては、もうひとつ自分の引き出しというか、戦術面もそうですし、監督としての立ち振る舞いもそうですし、そういうところは非常に自分の中でかみしめながら、悔しさを押し殺しながら、(表彰式で元鹿島の)西大伍の喜ぶ姿を見ていました。思いのほか、喜んでいたので。おめでとうと伝えました。

-監督としての2年半を振り返って、シーズン途中で引き継がれてアジアの頂点にも立った。満足できたこと、できなかったことは

大岩監督 シーズン途中から就任をして鹿島アントラーズという大きなクラブで指揮をとることは非常に大きなプレッシャーも感じていましたし、その責任をしっかり果たすという強い気持ちでやってきましたし、それは選手と一緒に作り上げてきたんですけど、良い時ばかりではなかった。クラブの悲願でもあるACLをとったということは、僕にとっての転機にもなった。今年1年は非常に選手の出入りも多く、この2年くらいはずっと試合数が多くて、コンディショニング面、そのあたりのチームマネジメントに相当苦労しましたが、これが僕のキャリアの大きなポイントになると感じていますし、当然、監督に求められる戦術面とか、チームを作る上でのオーガニゼーションは自信を持つことができています。次の仕事がどうなるのかはわからないですが、絶対に生かす自信と、常々、選手に言いますけど、常にアンテナを張って成長し続ける、そういう気持ちもまだまだ自分では若いと思っていますので。そういう仕事ができたらいいな、この経験が生かせる仕事ができたらいいなと。また監督の立場に立ちたいなと感じさせてくれた、さっきの表彰式のシーンだったと思います。非常に充実した2年半だったなと思います。ありがとうございました。

指揮官の最後飾れず鹿島・三竿が涙「ふがいなさを痛感」/天皇杯

前半、競り合う鹿島・三竿(中央)=国立競技場(撮影・蔵賢斗)

 第99回天皇杯全日本選手権決勝が1日、国立競技場で行われ、6度目の優勝を狙った鹿島は神戸に0-2で敗れた。

 MF三竿は「自分たちの力のなさだったり、自分のふがいなさを痛感した」。シーズン終盤に苦しんだ3バックにまたも手を焼き前半に2失点。後半8分にDF山本を投入し、神戸と同じ3バックの形にしてからは「同じシステムにしたことでやることがハッキリしてプレスがかけやすかった」と振り返ったが、「4-4-2のなかでも自分たちでもっと変化できたら違ったのかなとは思う」とフォーメーションのギャップを突かれ試合の主導権を握られたことを悔やんだ。

 この試合は2011年からコーチを務め、17年からは監督としてチームを指揮した大岩監督のラストゲーム。16年に鹿島に加入以降、指導を受けてきた三竿は指揮官の有終の美を飾ることができず「自分があまりよくなくても、(小笠原)満男さんを出さずに、僕を出してもらっていた。その責任を持って僕はプレーしていたけど、その恩を返すことができなくて本当に申し訳ない」と言葉を詰まらせながら、目に涙を浮かべた。

 今季はリーグ戦、天皇杯、ルヴァン杯、アジアチャンピオンズリーグの4冠を目指したが2014年以来の無冠。三竿は「鹿島というクラブはタイトルをとり続けなければいけない」。大岩監督からはチームの中心になるように言葉をかけられたという23歳がこの悔しさを胸に再びチームを常勝軍団へと導く。

鹿島V逸 大岩監督ラストゲーム飾れず号泣 チームは「欧州流」に大変革へ
[ 2020年1月2日 05:30 ]

天皇杯決勝 鹿島0―2神戸 ( 2020年1月1日 国立 )


神戸に敗れ肩を落とす鹿島イレブン(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ


 鹿島が神戸に敗れ、20冠目の国内主要タイトルを逃した。この試合を持って退任する大岩剛監督(47)体制で初の国内タイトルを目指したが、スコア以上に勝利の遠い内容となった。個の能力をベースにしてきた「ブラジル流」の限界点。来季以降は最先端の戦術を擁す組織的な「欧州流」へと大きくチーム編成のかじを切り、再起を図っていく。
 最後のロッカールームで、大岩監督は選手に伝えた。「最後までしっかり戦ってくれたことを評価していて、感謝している」。会見場に現れた時も、目は真っ赤に腫れていた。大岩体制が、鹿島の一時代が、20年の元日に幕を閉じた。

 前半の2失点ともGKとDFの、普段ならしないミスから。勝負どころに強かったはずの鹿島には、につかしくない光景だった。「大舞台で自分たちのプレーを出せなかったことが、一番未熟なところ」とMF三竿。後半は伝統の4バックを3バックにして攻勢を強めたが、手遅れだった。

 鹿島はこれまで型にはめる戦術のスタイルをあえて持たず、全てを勝つことから逆算した臨機応変な戦い方をしてきた。それができたのは、高い個の能力を持つ選手同士が対話を重ねて生まれる“あうんの呼吸”こそが最大の“戦術”になっていたからだった。

 だが夏に3人が欧州移籍し、過密日程の蓄積疲労でケガ人が続出し続けた今季のように何度もチームが別物になると、呼吸をそろえる時間がなくなった。型がない分、余計に連係のズレが目立った。相手の守備意識が強まる終盤は如実に得点のにおいが消えていった。

 17年5月にコーチから昇格した大岩監督は、ふと目にした一方的な情報から判断がぶれることを嫌い、携帯でニュースサイトを開くのをやめるほど徹底して現場で選手に向き合った。FW土居は「一人一人に妥協しない。家族や兄弟のように接してくれるところが今までの監督より人一倍いいところ」と言う。

 ただそれでは、個の能力を最大限に引き出すことが限界点となった。選手が激しく入れ替わる時代になったからこそ、クラブは来季以降、「個」の集合体をつくる時代から「組織」を熟成する時代に変革する。選手は約3分の1、コーチングスタッフはほぼ一新。「個のブラジル流」から「組織の欧州流」へ、大転換する。

【鹿島】採点&寸評 無冠のまま今季終戦…ミスから2失点、急造3バックも実らず完敗
2020年1月2日 7時9分スポーツ報知


鹿島の先発布陣

◆天皇杯▽決勝 神戸2―0鹿島(1日・国立競技場)

 鹿島は0―2で神戸に敗れ、2017年大会以来となる優勝を逃した。前半にミス絡みで2失点。後半途中から3バックのシステムで同点を狙ったが、無得点のまま90分を終えた。今季限りでの退任が決まっている大岩剛監督は「前半が全てだったと思っている」と悔しさをにじませた。

 採点と寸評は以下の通り。

大岩剛監督【5・0】ミスでの2失点の矛先が指揮官に向くのは間違い。3バックの博打は流れこそ変えたが功を奏せず

GKクォンスンテ【5・5】1失点目は触っていただけに…。田中順也の決定機は読みで正面セーブ

DF永木亮太【5・0】入れ替わられて先制点献上。ファーに山本と町田が控えた後半はもっとクロスを上げたかったが、酒井高徳の馬力に沈む

DFブエノ【5・0】周囲にミスが続いた時に不機嫌になっているようでは鹿島のCBは務まらない。愛ある喝、鼓舞する檄、顔を上げさせる励まし、やりようはいくらでも

DF犬飼智也【4・5】オウンゴールは致し方なしも、2失点目に直結したクリアミスは痛恨

DF町田浩樹【5・0】前半は熟練の西大伍に手玉に取られ左サイドが機能不全に。3バックの後半はまずまず

MF三竿健斗【5・0】得意の守備でらしくないプレー続く。2点を追う状況で頼りになるボランチでは現状ない。伸びしろはまだまだたくさん

MFレオシルバ【5・5】開始10分間、緊張なのか全くボールが足につかず。結局ほとんどの決定機に絡むあたりはさすがだが、得点は演出できず

MF名古新太郎【5・0】対面の酒井高徳に押し込まれ、ほぼ唯一の突破場面も左サイドで。後半に無念の負傷交代

MF白崎凌兵【4・0】何もできないまま前半で退いたため、何も書くことがない。4―4―2のミラーゲームでは良さが出るが…

FWセルジーニョ【5・0】相手DFを褒めるべき場面は多々あったが、怖さを与えられなかったのも事実。来季は公式戦30発は欲しいところ

FW伊藤翔【5・0】後半からようやくボールタッチが増えてきたが時すでに遅しで途中交代

FW土居聖真【6・0】後半開始時IN。シャドーの位置で孤軍奮闘も実らず

MF山本脩斗【5・5】後半8分IN。名古の負傷により左WBで緊急出場も存在感は示せず

MF中村充孝【―】後半27分IN。出場時間短く採点なし

佐藤隆治主審【5・5】VAR確認ジェスチャー多め。自信が持てないようにも映るが、結果的に一度も判定覆らずで威厳は保つ

※国立競技場【6・0】こき下ろしとけの風潮に違和感。いいねやPV数稼ぎの現地評に騙されず。6万人よりTVの向こう側の数億人を意識した作り。五輪会場としては至極真っ当。傾斜もあり声援の反響具合も良し

※平均は5・5~6・0。
プロフィール

Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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