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ベンフィカのカイオ、UAEに復帰か

ベンフィカからの移籍が伝えられるかいおである。
ポルトガル現地紙によると、UAE1部のアル・ワフダから1年半の期限付き移籍で獲得オファーが届いており、ベンフィカとしては構想外のカイオを放出する方向で動いておるとのこと。
カイオとしては子供が生まれたばかりであり、ポルトガルの地を離れたくはない気持ちは持っておったが、クラブ側に放出の意思があっては逆らえまい。
鹿島としては、期限付きであればと交渉することは出来たであろうが、中東マネーには敵わぬ。
カイオは今冬、どのような結論を迎えるのであろうか。
注目である。

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元鹿島アントラーズのカイオ、半年でUAE復帰へ。ベンフィカで構想外、冬の放出濃厚に
2020年01月14日(Tue)18時30分配信
photo Getty Images



ベンフィカに所属する元鹿島アントラーズのFWカイオ・ルーカス【写真:Getty Images】

 ポルトガル1部のベンフィカに所属するブラジル人FWカイオ・ルーカスが、わずか半年で欧州での挑戦を終えることになりそうだ。ポルトガル紙『レコード』が報じている。

 UAE1部のアル・アインから昨夏ベンフィカへのステップアップを果たしたカイオだったが、ほとんど出場機会を得られず。現時点でリーグ戦は4試合出場1得点、チャンピオンズリーグ(CL)で3試合出場、国内カップ戦でも4試合と、合計11試合しかプレーできていない。

 しかもリーグ戦は4試合の出場時間の合計が55分で、CLでも3試合で30分だった。つまりほとんど勝敗が決した試合終盤にしか出番を与えられなかったのである。

 かつて鹿島アントラーズでもプレーした25歳は、先日父親になったばかりでポルトガルを離れることに難色を示し続けていたという。だが、UAE1部のアル・ワフダから1年半の期限付き移籍で獲得オファーが届き、ベンフィカもブルーノ・ラージ監督率いるチームで構想外になったカイオ放出の方向で動いている。

 UAEでのレンタル期間を終えても、カイオには2023年夏までベンフィカとの契約が残されている。中東で輝きを取り戻し、さらに成長して欧州再挑戦のチャンスを掴み取りたいところだ。

【了】

上田綺世、頑固一徹、ゴールを狙い続けるFWがいても面白い

上田綺世について記すREAL SPORTSの田中滋氏である。
昨年は大学生ながらA代表に招集さえ南米選手権に出場、昨年末にもE-1選手権に招集されスポットが当たる。
しかしながら、A代表としては未だノーゴールであり、代表しか観ぬ者からは批判に晒されておる。
田中滋氏は鹿島に於ける綺世を取材し、この記事に綺世の姿を映してくれておる。
戦列だったアウェイの清水戦からその後、ゴールから遠ざかっていった様を「鹿島アントラーズは“上田綺世のチーム” ではない」という表現で伝える。
逆に綺世のチームになったときにはどれだけ野活躍をするのか夢が膨らむFWである。
代表では、ともかくボールが綺世に届かぬ。
チャンスを作ることに四苦八苦しておる状況である。
西部氏などは別の記事にて、二列目の海外組が招集出来なかったためとするが、それだけではないように思える。
綺世は(今のところ)ポストプレイヤーではない。
天下一品の動き出しと、ゴールへのイメージを行くとも描ける頭の良いストライカーなのである。
それを変える必要はない。
田中滋氏が記すように”頑固一徹”で良いのだ。
それを続けるためには、ゴールへの道筋を共有出来る仲間を増やしていくことこそ肝要。
そうすれば、偉大なるゴールゲッターとして認識されて行くであろう。
近い将来が楽しみである。

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「僕のなかには答えがある」 鹿島・上田綺世は本当に「久保竜彦以来の逸材」なのか?
2020.01.14

2019年は上田綺世にとって激動の1年だった。大学生選手としては9年半ぶりとなる日本代表選出、優勝を争う鹿島アントラーズでのJリーグデビュー。多くの期待と、それ以上に多くの批判を浴びた。

2連敗で史上初のグループステージ敗退が決定したAFC U-23選手権タイ2020では2試合に出場し無得点。東京五輪に挑む五輪代表のエース候補として結果を出せずに苦しんでいる。

語り手によってその評価が大きく分かれる上田綺世とは、いったいどれだけの力量を持った選手なのだろうか?


(文=田中滋、写真=Getty Images)

“久保竜彦以来の逸材”と森保一監督が高く評価

昨年6月に開催されたCONMEBOLコパアメリカブラジル2019で日本代表としてデビューを飾った。唯一の大学生選手として参加しただけでなく、東京五輪世代のエース候補として注目を集めて3試合に出場。しかし、多くの得点チャンスに絡みながらもゴールをあげることができなかった。その後も、この年代のエースとして活躍を期待され、昨年末のEAFF E-1サッカー選手権2019のメンバーにも選出された。しかし、ここでも3試合に出場し無得点。上田綺世は多くの批判を浴びた。

一方で、起用する森保一監督は“久保竜彦以来の逸材”と高く評価。フル代表の大迫勇也と並び、絶大な信頼を寄せている。上田綺世は、どれだけの力量を持った選手なのだろうか。

Jリーグで結果を出すのは早かった。初先発となった9月1日の清水エスパルス戦で2得点。1点目は、永木亮太のクロスがファーに流れてきたところを着実に頭で捉え、2点目は、速攻の場面で逆サイドに開き、遠藤康の正確なクロスを高い打点のヘディングで叩き込む。両耳に手を添え、沸き立つゴール裏の歓声を味わう姿は、夏にベルギーへ移籍した鈴木優磨のあとを見事に引き継ぐ存在が登場したことをうかがわせた。試合後は、当然のごとく取材陣が殺到した。

「まだまだ自分のストロングを出したいと試合中は思っていましたけど、ああやって要所、要所で使ってくれた。だから取れた2点かなと思います」

アシストを出した遠藤康は、試合中ずっと「綺世に取らせたい気持ちは僕もあった」と言う。前半早々、上田を狙ってスルーパスを出したのも遠藤。惜しくもシュートは外れてしまったが、若いセンターフォワードにゴールを決めさせて気持ちもプレーも楽になってもらいたい、というのはベテラン選手の親心でもある。

「シーズン途中から入ってきたFWなので、ゴールを決めることがあいつの自信になるだろうし、たぶんこれから日本を背負っていくようなFWになると思う。どんどんゴールを決める手助けをしたいと思います」

田代有三、興梠慎三、大迫勇也といった日本代表FWと共にプレーしてきた遠藤は、上田の非凡な才能をそう称した。プレースタイルとしては、その田代と大迫にイメージを重ねていた。

「鹿島でいうと有三さんとサコが混ざった感じですかね。ヘディングが強くて足下もうまい。言ったらミドルも打てる。そういうところはもっと貪欲に狙ってもいいと思う。周りのことを気にしすぎてパスを出しているところもあるので、もっともっと自分を出してほしいなと思います」

上田はまだまだ力量を測られている段階

しかし、鮮烈だった先発デビュー戦のイメージは、試合を重ねるごとに色褪せてしまう。コンスタントにゴールをあげることはできず、鹿島の公式戦でも、その後は10月の松本山雅FC戦の1得点のみ。大岩剛監督は先発や交代の切り札としてさまざまな場面で出場機会を与えたが、その采配が日の目を見ることはなかった。

活躍できなかった理由は単純だ。彼にパスが入らなかったからである。上田綺世がゴールを狙う動きを始めるのはペナルティエリアのずっと外。1本のパスが通ればゴールに直結できるポジションを取って、虎視眈々とそのチャンスが来るのを待ち続けた。

ところが鹿島アントラーズは“上田綺世のチーム” ではない。どちらかと言えば上田はまだまだ力量を測られている段階にある。一瞬の駆け引きで相手を抜き去ろうとする上田の動きは、味方選手からすればあまりに小さく、ゴール前に張りついているだけにしか見えない。ゲームに関わる回数は少なく、パスの出し手と感覚が合った場面も数えるほど。試合後は「もう少し合わせていく必要があると思います」という主旨のコメントが繰り返された。

「もの足りない。わかるよ、日本代表に選ばれて大変だと思う。でも、もっとやってくれないと困る」

温かい視線で見守りながらも、厳しい言葉で現実を突きつけたのは、上田と同じく若くして日本代表を任されてきた内田篤人である。

「チームのためにできることが少ない。点を取るだけだったら最後の15分だけでいい。FWは、それ以外にもやることはある。そうなると(伊藤)翔のほうがいい」

大学時代は、それでよかったのだろう。森保監督が惚れ込むように、上田の身体能力は驚くほど高い。特に跳躍力は目を見張るものがある。無理な体勢からでもシュートを打てる、体の強さもある。そこで勝負されると上田に勝てるDFはいなかったはずだ。

だからといって、上田綺世が器用にいろいろなことをやれるようになればいいのか、と言えばそれはわからない。たぶん、これまでも何度となく、そうした指摘を受けてきたはずだ。しかし、上田綺世を上田綺世たらしめてきたのは、そうした周囲の声をすべてかき消す結果を出してきたからだ。

「僕のなかには答えがある」

もしかしたら、鹿島の試合と日本代表の試合では、試合への意気込みや意味合いが違うのかもしれないが、少なくとも鹿島ではいつも次のように語っていた。

「僕のキャリアにおいて信頼を得るために点を取ることは絶対に重要なこと。僕が意識するのはチームを勝たせる。そこだけです」

常に、自分が点を取るためにどうすればいいのか、思考を特化する。頑固と言えば頑固なのだろうが、彼はそのやり方を貫くことで数々の壁を乗り越えてきた。

確かに、まだ幼いところはある。法政大学サッカー部から日本のトッププロ集団である鹿島に籍を移したとき、練習量が減ったことで体重を増やしてしまった時期もあった。そこからコンディションを戻すのに苦労したのも間違いない。

しかし、ゴールを決めることで周りを納得させてきたのが上田綺世だ。シュートを外し続けたときも、上田は「僕のなかには答えがある」と表情を変えなかった。頑固一徹、ゴールを狙い続けるFWがいても面白い。

<了>

レオ・シルバ、鹿島と2年契約延長

ブラジル現地のラジオ番組に出演したレオ・シルバである。
鹿島とは2年の契約延長を行った。
そしてキャリアの最後は地元であるモト・クルブ・ジ・サン・ルイスで終えたいとの希望を述べたとのこと。
レオ・シルバは来季まで鹿島にて戦ってくれる。
彼ほどの選手がいてくれることは心強い。
活躍を楽しみにしておる。

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Léo Silva analisa temporada no futebol japonês
O jogador maranhense que atua no Kashima Antlers (Japão) participou de entrevista no programa Ponto Final, da Rádio Mirante AM

RÁDIO MIRANTE AM
10/01/2020 às 09h39

Na manhã desta sexta-feira (10), o jogador de futebol, natural do Maranhão, Léo Silva, em entrevista ao jornalista Roberto Fernandes, no programa Ponto Final, da Rádio Mirante AM, analisou a temporada de 2019 no futebol japonês. O atleta que teve seu contrato renovado por mais dois anos com Kashima Antlers, falou que seu sonho é encerrar a carreira no Moto Club de São Luís, seu time do coração. Na oportunidade, Léo Silva também comparou o futebol japonês com o brasileiro.

Ouça a entrevista

静岡学園10番・松村優太が「うちにいないタイプ」と評する鹿島で描く未来

静岡学園の松村優太くんについて記すサッカーダイジェストの安藤氏である。
昨日の高校サッカー選手権決勝戦での松村優太くんのプレイについて解説してくれる。
そして、「静岡学園に来たことで、年代別代表にも選ばれたし、プロにもなれたし、選手権優勝もできた。でも、これに満足せずに次のステージで活躍したい。鹿島ではスピードとドリブルという武器を磨くのはもちろんですが、シュートとクロスの精度をもっと高めていきたい」というコメントを引き出す。
次はプロでの頂点を目指す戦いが待っておる。
優勝に導いたことでスポットライトが当たっておるが、この大会前までは染野唯月、荒木遼太郎の影に隠れがちであったと安藤氏は伝える。
しかしながら、この実績によりスターとして入団することとなろう。
「鹿島の関係者にも『うちにいないタイプの選手だ』と言われているからこそ、プロでも相手が2、3枚いても突破するところは武器として出していきたいです」と意気込みを語る松村優太くんが同期と切磋琢磨し、武器を更に磨いていくのだ。
期待しておる。

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もう「無名」の存在ではない…静岡学園10番・松村優太が「うちにいないタイプ」と評する鹿島で描く未来
安藤隆人
2020年01月14日

後半の逆転劇に「周りが連動して高い位置に仕掛けたことで僕がサイドで受けやすくなった」


巧みな足技で観衆を魅了した松村。プロでの飛躍に期待したい。写真:徳原隆元

 2戦連発とはいかなかったが、これまで大島僚太(川崎)、名古新太郎(鹿島)、旗手怜央(順天堂大→川崎)、渡井理己(徳島)ら錚々たるメンバーが受け継いできた伝統の静岡学園のエースナンバー10を背負う松村優太は、何度も5万7千人で膨れ上がった埼玉スタジアムを沸かせた。

 前半こそ青森山田の鋭い出足の前に後手に回り、彼がいい形でボールを受けることができず、チームも2失点。だが、前半終了間際に1点を返すと、ハーフタイムには川口修監督と静岡学園の礎を築いた前監督である井田勝通コーチからの檄を受け、後半は高い位置で松村にボールが入る場面が増えた。

「泣いても笑ってもラスト45分なので精一杯やろうと思った。周りが連動して高い位置にどんどん仕掛けたことで、僕がサイドで受けやすくなった」

右サイドバックの田邉秀斗、MF浅倉廉、井堀二昭、小山尚紀、1トップの加納大に加え、後半から左サイドに投入されたMF草柳祐介がフリーランニングとドリブル、ショートパスを組み合わせて、青森山田の守備陣を揺さぶったことで、松村のいる右サイドが空いた。

ボールを受けると一瞬でトップギアに入るドリブルと、フィジカルコンタクトを受けても倒れないボディバランスを駆使し、松村が相手ディフェンスの2、3枚を交わすことで、よりアタッカー陣がゴールに近い位置で前向きにボールを受けられるようになった。

 そして61分、草柳の左からのカットインからのクサビのボールを、加納が青森山田CB藤原優大を背負って受けると、そのまま反転シュートを沈め、同点に追いついた。この同点弾を巻き戻すと、スタートになったのは自陣でのビルドアップから右サイドで3人をかわして中に入っていった松村のドリブルで、一気に相手のディフェンスラインを押し下げた。これによって出来た中盤のスペースで選手間の距離を詰めながらポゼッションし、最後は左サイドの草柳にパスを通してからの展開だった。

 ラインブレイクのドリブルというより、運ぶドリブルが多かったが、彼が10~20メートルを複数枚のマークを剥がして持ち上がることで、青森山田のスプリント回数は増え、それがボディブローのように青森山田の運動量を奪っていった。

選手権前までは他の同期内定の二人の陰に隠れがちな存在だったが


決勝の青森山田戦で見せた豪快なドリブル突破。相手もたまらずファウルで止めるしかなかった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 そして、85分に相手のお株を奪うセットプレーから決勝点。冒頭で触れた通りゴールは奪えなかったが、サッカー王国静岡復活の狼煙を上げる、静岡学園初の単独優勝の立役者の1人となった。
「静岡学園に来たことで、年代別代表にも選ばれたし、プロにもなれたし、選手権優勝もできた。でも、これに満足せずに次のステージで活躍したい。鹿島ではスピードとドリブルという武器を磨くのはもちろんですが、シュートとクロスの精度をもっと高めていきたい」

 大阪から静岡にやってきて3年間。大きく成長を遂げることができたからこそ、ここでピークを迎えるわけではない。次は鹿島アントラーズという名門クラブでの厳しい生存競争が待っている。

「より注目されるし、その分結果を見られると思うので、それに伴うプレーと結果を出していきたい」

 選手権前までは荒木遼太郎、染野唯月というこの年代トップレベルの同期内定二人の陰に隠れがちな存在だったが、『選手権チャンピオンの10番』として、一気に注目のルーキーとなる。もう『無名』の存在ではないし、自分のストロングを多くの人に知ってもらったからこそ、プロでもそれが出来るかに目は集まる。
「鹿島の関係者にも『うちにいないタイプの選手だ』と言われているからこそ、プロでも相手が2、3枚いても突破するところは武器として出していきたいです」

 Jリーグの舞台でも唯一無二の存在となるべく。静岡学園の高速ドリブラーはユニホームを緑から赤に変えて、さらに疾風のようにプロのピッチを駆け抜けるつもりだ。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

静岡学園・松村優太くん、目指すのは開幕スタメンです

高校サッカー選手権優勝を引っ提げてプロ入りする静岡学園の松村優太くんである。
徹底マークで目に見える結果こそ少なかったが、松村優太くんの存在が相手への影響を与えたことは明らか。
昨日の決勝戦でも、決勝点のFKに至る前のCKを取ったのは松村優太くんであった。
この力を鹿島でも発揮して欲しい。
また報知新聞の山田記者は「静学に入ってドリブルでギュンギュン行けるようになった。でも、それ以上に人として成長した」という静学の大先輩である名古のエピソードを紹介する。
この静学10番であった二人が共演する日も近い。
今季の鹿島が楽しみである。

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徹底マークも貫いた献身…静岡学園MF松村優太がタイトル手に鹿島へ「開幕からスタメンを」
20/1/13 21:48


静岡学園高MF松村優太(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.13 選手権決勝 青森山田高 2-3 静岡学園高 埼玉]

 前評判どおりの突破力、鋭く精度の高いクロス、絶え間ないハードワーク、勝負どころで決め切る度胸——。さまざまな顔を見せた注目アタッカーの冬は最高の形で終わった。静岡学園高MF松村優太(3年)は「みんなで目指して来たところにたどり着けた。こういう形で終われて本当に良かった」と日本一の味を語った。

 大会前の時点では「やるからには自分の大会にするくらいの気持ちでいた」という。しかし、あらゆる試合で徹底マークを受けたことで「苦しんだこともあった」。それでも、準決勝の決勝ゴールで「チームを助けることができた」。最後は「自分だけでなし得たものではないので、チーム全体の大会だったと言える」と仲間と掴んだ日本一に笑顔で胸を張った。

 決勝までの6試合で残した結果は1ゴール2アシスト。合計19得点を挙げてきた静岡学園において、松村がゴールに直接絡んだ回数はそれほど多くはない。しかし、準決勝の拮抗戦を自身のドリブル突破と冷静なPKゴールで勝利に導いた活躍をはじめ、今大会で背番号10が見せてきたパフォーマンスは決して軽視できるものではなかった。

 ひとたび右サイドでボールを持てば、相手選手が2人、3人と次々に集まり、ファウル覚悟で止めにくる。そんなシーンはどの試合でも幾度となく見られた。大会中には川口修監督をはじめ、多くの味方選手から「マークを集めてくれるので他の選手が空く」という声が聞かれた。それは「自分が自分が…」というかつての課題を乗り越えた姿だった。

「自分が自分が……ってなってしまうとチームがうまくいかないので、できるだけ引きつけることを考えている。その中でスキがあれば自分でも行きたいという考えでプレーしていた」。準決勝で奪ったPKゴールも、3回戦と準々決勝でそれぞれ記録したアシストも、少ないチャンスの中でスキを突き、自身の武器である突破やクロスを披露したものだ。

 決勝の青森山田高戦では、周囲の選手がボールを奪われた際に50m5.8秒の快足を活かしてプレスバックする献身性も目立った。「マークが来ることは分かっていたし、それはこの大会を通してずっと。守備でも役割を果たせばチャンスが来ると思っていたし、まっとうできて良かった」。警戒を受けながらもさまざまな形でチームに貢献できるところを見せた。

 日本一が決まった直後には、いち早くスタンドで応援してくれた部員らのもとに向かい、歓喜を分かち合う姿もあった。「一緒に切磋琢磨してきてメンバーに入れなかった人もいるし、そんな悔しい思いをしてもここまで来て応援してくれる。一般生徒も、他の部活の人たちもいる。そういった人の思いもあって結果が出たので、感謝を伝えに行こうと思った」。仲間想いな一面も垣間見せた。

 そんな行動の裏にはどっぷりと浸かってきた“静学スタイル”への誇りもあった。「日本サッカー界に革命的だと思うし、異質なサッカーをしている。こういうチームが増えていけば面白いサッカーができる」。そんな名門校にもたらした24年ぶりの日本一であり、初の単独優勝。「自分たちが名前を残すことができて光栄なことだと思う」と感慨を語った。

 2020年はそんな濃密な3年間で積み重ねたさまざまな経験を胸に、Jリーグの常勝軍団鹿島アントラーズに加わる。「プロを目指す子供たちに憧れを持ってもらえるような選手になりたい」。大きな野望を語った18歳は「開幕からスタメンを狙う。去年は無冠だったので、自分がタイトルに貢献できれば」と2年連続の王座獲得を高らかに宣言した。

(取材・文 竹内達也)

警戒されてもチームを助けた”働き”…松村優太はチームのために戦い、鹿島の門を叩く

[写真]=野口岳彦

松尾祐希
1987年、福岡県生まれ。幼稚園から中学までサッカー部に所属。その後、高校サッカーの名門東福岡高校へ進学するも、高校時代は書道部に在籍する。大学時代はADとしてラジオ局のアルバイトに勤しむ。しかし、サッカーへの情熱が捨て切れず、ユース年代の試合に足を運びつつライターへの入り口を模索。縁合って2013年春からユース教授・安藤隆人氏の下で学び、エルゴラッソのジェフユナイテッド千葉担当などを経て、現在はフリーランスとして活動をしている。


 1月13日、高校サッカー選手権の決勝が行われ、静岡学園(静岡)が前年度王者・青森山田(青森)を3-2で撃破。1995年度に鹿児島実と優勝を分け合って以来2度目、同校史上初の単独優勝を成し遂げた。

 圧倒的な攻撃力で勝ち上がったチームにおいて、輝きを放ったのが10番の松村優太だ。鹿島アントラーズ入りが内定している注目ドリブラーだが、目立ったのはボールを持っていないときの働きだった。

“静学”のキーマンに対し、青森山田も警戒。そのため、自由にボールを保持することを許されなかった。そこで松村は自らの役割を切り替え、敢えてボールを持たない決断を下す。

「自分が自分がとなってしまえば、(チームとして)上手くいかない。できるだけ相手を引き付けることを考えてプレーしていたんです」

「チーム全員の大会になった」


[写真]=山口剛生

 特に後半はその選択が生きた。2点ビハインドの前半終了間際に1点を奪って息を吹き返したチームは、ハーフタイム後から個人技を生かす本来の姿を取り戻す。その中で松村はボールを受けず、仲間により良い形でパスを受けさせる役割を引き受けた。後半頭に左サイドハーフから中央にポジションを移した小山尚紀(3年)、最前線に入る加納大(2年)を生かすべく、相手DFを引き連れる。そう動けば、味方のマークが手薄になり、スペースも空く。だからこそ、他の選手が1対1の局面で自由に仕掛けられた。
「自分の役割は整理できていた。自分にマークが来るのは分かっていた。大会を通じてずっとそうだったので、守備なども含めて役割を果たしていれば、必ずチャンスは来ると感じていた」

 そうした動きで攻撃を影から支え続け、チームの優勝に貢献。松村は言う。

「やるからには自分の大会にするつもりでいた。マークに苦しんだけど、最後は優勝に結び付けられたので良かった。自分だけでなし得た優勝ではないし、チーム全員の大会になったと思います」

 この言葉からもチームのために戦っていたことが伺えるだろう。

高校年代No.1ドリブラーは鹿島へ


[写真]=山口剛生

 思い返せば、今大会は厳しいマークに遭い、1回戦から思い通りのパフォーマンスを発揮できなかった。それでもチームのために動き、結果が出ずとも焦らずにチャンスを待った。今大会の初ゴールは準決勝の矢板中央(栃木)戦。ラストプレーで自ら仕掛けて奪ったPKを決めた。選手権で決めた得点はこれだけだったが、貢献度は抜群だった。
 チーム初の単独優勝に貢献した松村。試合後は日本一の喜びを噛み締めた。

「みんなでこの仲間で目指してきた場所にたどり着けたので嬉しいです。1、2年生の頃は結果を出せず、今年はインターハイにも出場できなかったけど、こういう形で終われたので良かった。静岡県勢としても久しぶりの日本一で学校としては初めての単独優勝。自分たちが歴史に名を残せて、すごく光栄なことだと思います」

 卒業後は鹿島の門を叩く。今大会以上に厳しい戦いが待ち受けているが、恐れずに新たな競争へ身を投じる。高校年代No.1ドリブラーは仲間と掴んだ自信を手に、さらなる飛躍を期す。

取材・文=松尾祐希

鹿島内定の静岡学園・松村「周り生かすこと考えた」
[2020年1月13日20時35分]


優勝し、声援に応える静岡学園MF松村(撮影・鈴木みどり)


前半、青森山田MF武田(左)と競り合う静岡学園MF松村(撮影・垰建太)


<全国高校サッカー選手権:静岡学園3-2青森山田>◇決勝◇13日◇埼玉

静岡学園のMF松村優太が優勝を支えた。鹿島アントラーズ入団が内定しており、徹底マークの対象になったが「自分が相手を引きつけて周りを生かすことも考えた。優勝は自分だけではなしえないので」。充実の表情で大会を振り返った。

決勝も得意のドリブルで随所に輝きを放った。次はJリーグの名門を新たな挑戦の場とする。「得点とアシストの部分で精度をワンランク上げたい」とさらなる成長を誓った。

静岡学園が24大会ぶりV、エース松村「王国復活」を有言実行
2020年1月14日 6時5分スポーツ報知


24大会ぶりの優勝を決め、チームメートと抱き合って喜ぶ静岡学園・松村優太(右)(カメラ・相川 和寛)


歓喜の静岡学園イレブン


◆第98回全国高校サッカー選手権 最終日 ▽決勝 静岡学園3―2青森山田(13日・埼玉スタジアム)

 静岡学園が青森山田を3―2で下し、24大会ぶりの優勝を飾った。J1鹿島内定のU―18日本代表MF松村優太(3年)は、スピードと強さを併せ持ったドリブルで、何度も右サイドを切り裂いた。しずおか報知の連載で「王国復活」と記したエースは、人生初の全国舞台で単独優勝を勝ち取り、15日には鹿島の宮崎キャンプに合流予定。また、1995年度大会優勝メンバーのほか、静岡勢にとっても24大会ぶりの優勝に、関係者らが祝福コメントを寄せた。

 胸を大きく張った。松村は表彰式でメダルを首にかけ、日本一に立った喜びに浸った。「初めての単独優勝で静学の名を刻むことができた。これ以上の喜びはない。今まで感じたことのないこと」と感慨にふけった。

 高校絶対王者と評された相手に、序盤から3人以上のマークを受けた。だが、一切ひるまない。後半11分に右サイド奥深くへ走り込み、MF浅倉廉(3年)にパス。ゴールにはつながらず、自身も無得点に終わったが50メートル5秒8のスピードと崩れないバランスで何度も仕掛け、圧倒的な存在感をみせた。

 東淀川FC(大阪)に所属していた中学時代、静学進学を勧められた。クラブOBの名古新太郎(23)=鹿島=が「静学に入ってドリブルでギュンギュン行けるようになった。でも、それ以上に人として成長した」と辻彰久監督(43)。親元を離れ、技術も心も磨ける場所へ飛び込んだ。

 原石が光を放ったのは高1の10月。県Aリーグの静学セカンド―飛龍戦に右MFで先発。「相手は1軍。1年でハットできたのは自信になった。あれが成長のきっかけだったと思う」。川口監督の目に留まり、即座にAチーム昇格。「苦しいこともあったが、世代別代表にも呼ばれるようになった。すごくよかった」。決断は間違っていなかった。

 今大会は1得点。だが、準決勝で突破から奪ったPKを自ら決めるなど、チームを令和初王者に導いた。15日から鹿島の宮崎キャンプに合流予定。「高校サッカーは今日で一区切り。鹿島は昨季は無冠。タイトルを取りたい。目指すのは開幕スタメンです」。次はプロの頂点を目指していく。(山田 豊)

西大伍、神戸に残留へ

神戸に残留する西大伍である。
神戸との1年契約が切れる西は、名古屋よりオファーが届いており、去就が注目されておった。
ここで西が下した結論は神戸との契約更新だったとのこと。
まあ、外から見れば規定路線だったとして言いようのない結果である。
上手に名古屋を利用して良い条件・契約を引き出したと思われる。
これで神戸は盤石な布陣を獲ることが出来る。
2月28日のホーム開幕戦では激しいブーイングをしようではないか。
対戦が楽しみである。

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神戸 DF西大伍は残留へ ベテランの域に達しても存在感別格
[ 2020年1月14日 05:30 ]

 名古屋が獲得に乗り出していた神戸のDF西大伍(32)が13日、神戸残留する見通しとなった。
 昨季リーグ29試合出場で、初タイトルとなった天皇杯決勝の鹿島戦でも1得点を演出するなどベテランの域に達しても存在感は別格。今季クラブ初のACLに出場する神戸は、国際経験の豊富なサイドバックの慰留に努めていた。
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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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