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鹿島が失ったACLのタイトル、「決勝戦に負けたのと等しい」

ACLPO・メルボルン・ビクトリー戦を取材したNumberWebの寺野女史である。
新監督を迎え入れ、新たなシーズンに対する準備までが綴られておる。
そして向かえた昨日のPO。
難しい試合となり、結果も悔しいものとなった。
試合内容は良かった、チャンスの十分に作れた。
しかし、勝利には至らなかった。
元日の天皇杯決勝に敗れ、ACLに向けたこの試合で敗退した鹿島について寺野女史は、「“決勝戦”に2連敗している姿は、もう鹿島らしさを求める段階ではないのかもしれない」と記す。
昨季のスローガンである”かわる”で多くのものがかわったように、鹿島らしさにも影響を及ぼしたのであろうか。
ゴール裏も、たかが1失点しただけで落ち込んでいるようにも映る。
それでは、鹿島らしさを後押し出来ぬのではなかろうか。
変わることも必要であるが、勝負強さを取り戻すこともまた重要であるように思う。
今季、日程的には余裕が出来た。
若手を育てることも出来よう。
そこに勝負強さを取り戻す施策を講じたい。
非常に重要な課題である。

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鹿島が失ったACLのタイトル。
「決勝戦に負けたのと等しい」

posted2020/01/29 11:55


こののスタメンで生え抜き選手は土居聖真ただ1人だった。鹿島は変わっていく、しかし変わってはいけないものもあるはずだ。

text by
寺野典子
Noriko Terano

photograph by
Getty Images


 タイムアップの笛が鳴り、審判がそれを告げる。

 そのとき、カシマスタジアムは静まり帰った。メルボルンビクトリーの選手たちが互いに抱擁し、スタンドからは、10人にも満たないメルボルンのサポーターたちの歌声が響く。

 1月28日、AFCチャンピオンズリーグ2020プレーオフ。一昨年の大会王者である鹿島アントラーズは、0-1で敗れ、本戦に出場することもなく、2020年のタイトルをひとつ落とすことになった。

「タイトルを1個失っているので、決勝戦に負けたのと等しい。今年2回決勝戦に負けているので、もちろんショックは大きい。でも、次に進まなくちゃいけない。この苦しい状況から逃げちゃいけないと思うので、次に向かって、またやるしかないと思います」

 今季から新キャプテンに任命された三竿健斗の言葉が、この1敗の大きさを物語っている。

「リフォームじゃもう無理かな」

 2019年Jリーグ首位を走りながらも終盤に失速し、3位でリーグ戦を終えた鹿島は、天皇杯を残して大岩剛の監督退任を発表。天皇杯決勝戦を前に鈴木満フットボールダイレクターは、新たなチームについて次のように語っている。

「主導権を持ち、主体性を持ったサッカーに変えていきたい。ここ2、3年は受けて相手にポゼッションを渡したなかで、どうするかというサッカーになってしまったので。主導権を持ったサッカーというか、そこが今回のキーワード。

(大岩)剛も、そういう風にしたかったと思うけれど、けが人が多数でたり、選手が入れ替わるなかで、よくはやってくれたと感じている。でも少し方向性というか狙いというか、変化をつける時期だとは感じています。個の能力、個の判断だけじゃなくて、もう少し組織力を高めていくようにしないといけない。選手任せでサッカーをしていても勝てない時代になってきた。アントラーズのベースは残しつつも、ちょっといろんな変化をもたらせていけば」

 そしてこう続ける。

「Jリーグの環境は急速に変わっている。今までこうやってきたから、同じ方法で成功できるとあぐらをかいていればどんどん取り残される時代になってきている。ここ数年、リフォームリフォームでやってきたけれど、もうそれでは、間に合わないところに来ている。なので基礎だけ残して家を建て替えようかなと。そういう編成をしようと思っています。

 変わるというか、やっぱり変えなくちゃいけない部分がある。リフォームじゃもう無理かな。新築しないといけないかな」

合流から10日しか時間がなかった。

 天皇杯で優勝していれば、ACLは2月11日のグループリーグからの参加だった。シーズンは2月8日のゼロックス杯でスタートするため、1月中旬を目途に新監督での始動を予定していた。しかし元旦の天皇杯決勝に敗れた鹿島は、リーグ3位で得たACLプレーオフ出場権で1月28日に初戦を迎えることになった。始動は1月8日に前倒しを余儀なくされた。

 とはいえ、選手たちには最低でも2週間程度のシーズンオフを得る権利があるし、なにより休暇とリフレッシュがなければ、ケガのリスクだけではなく、メンタル面での問題が生じる可能性もはらむ。

 毎年1月下旬にACLのプレーオフが実施されるようになり、しかも4枠のうち2枠がプレーオフに参加(以前は1枠だったが、アジア内での国別ランキングによってストレートイン枠が減った)するようになって以来J上位チームの始動は早まり、シーズンオフが短くなる傾向は続いている。

 2019年も、前年CWCに出場した後にACLプレーオフに参戦した鹿島のシーズンオフは短いものだった。

「シーズン前のキャンプで身体づくりをする時間が限られて、その結果、けが人が増えたとも考えられる」と鈴木は語っていた。

 しかし結果的には2020年シーズンのオフはさらに短くなってしまったため、昨年主力として戦った選手は始動時期をずらし、1月16日にチームへ合流した。つまりACLの準備はわずか10日間しか時間がなかったことになる。

監督は鹿島の理想に一致する人選。

「ボールを握り、ゲームを主導する、主導権を持って戦いたい。ボールのないときはアグレッシブな守備でボールを奪いにいく」

 新監督となったアントニオ・カルロス・ザーゴは、自身の理想のサッカーについてそう語っている。1996年には柏レイソルでのプレー経験を持ち、ASローマ時代にはセリエA優勝経験を持つ元ブラジル代表CB。

 2009年よりブラジルで監督のキャリアをスタートさせ、ローマやシャフタールドネツクでアシスタントコーチを務め、2015年からはブラジル全国選手権セリエBやセリエCのチームで監督を務めてきた。ヨーロッパでの指導経験を持つブラジル人という、鹿島の理想に合致する人選だ。

「理想のチームを作るには準備期間は短いけれど、要求に対する選手たちの意欲がとても素晴らしい。100パーセントではないが、できることはやった。アントラーズにはタイトルが必要だというのはみんながわかっている。プレーオフはタイトルへ向かう道。まずはそこを突破することがもっとも重要だ」

 新体制発表会見でそう語った新監督にACLの前日会見でチームのポイントを聞くと、「ボールを持つことでゲームコントロールすること。ボールを失っても素早くプレスをかけること。ホームというアドバンテージを生かし、主導権を持って戦いたい。できないこともあるかもしれないが、時折はやってきたことが表現できると思う」と話してくれた。

  緊張感なのか性格なのかわからないが、会見で笑顔を見せることはなかった。

メルボルンはシーズンの真っ只中。

 一方対戦相手のメルボルンはシーズン真っ只中。リーグ戦では2連敗しているが、コンディションは上々だ。

「私たちはたくさん試合をしているが、鹿島には時間がなかった。そのアドバンテージを生かしたい」とカルロス・サルバチュア監督は戦前語っていた。

 強風による横殴りの雨が吹き付ける中、試合が始まった。鹿島の先発メンバーには、6人の新加入選手が含まれていた。コンディションを考慮したのかもしれないが、連携面ではやはりそう簡単にうまくいくはずもない。

 それでも前線からのプレス、ボールを保持して高い位置で試合を進めるという狙いはある程度成功し、チャンスも作っていた。

 しかしメルボルンも対応し、普段使っている4バックから鹿島戦のために3バックに変更し、時間帯によっては5人がDFラインに並んで守り鹿島にゴールを許さない。

 そんな前半の展開に「ボールを保持することがゲームの主導権に繋がるのか?」という不安が浮かんだ。

「典型的なサッカーの負け方というか」

 コンディション面でのアドバンテージを持つメルボルンが、実質的にはゲームの主導権を握っているのではないかという危惧だ。前半を無失点で凌ぎ、コンディションの差が出る後半に勝負をかけるプランは現実的だ。

 後半立ち上がりから、メルボルンは積極的に攻めに出る。鹿島が素早い攻守の切り替えでボールを奪おうとしても、ファールをとられてペースを取り戻せない。そして54分、元浦和レッズのアンドリュー・ナバウトのシュートが決まり、メルボルンが先制。その後は鹿島の攻撃時間が続き後半だけで12本ものシュートを放ったが、相手GKの好守もあり、同点に追いつくことはできなかった。

「最後に決め切ることができなかった。足りないのはそこだけだと思う。自分たちで蒔いた種だと思うし、典型的なサッカーの負け方というか。あれだけ、ボールを支配して決定機を作っても、決めなければ何もない。逆に相手は、チャンスでもなんでもないシュートが入っちゃうというのが、サッカーの恐ろしいところだと思います」

 土居聖真はそう試合を振り返った。新顔が並ぶ攻撃陣をポジショニングとパスでまとめた土居だったが、その労力は報われなかった。

内田篤人「失ったものは大きい」

 監督の求めるサッカーを体現できたとポジティブに捉える選手もいたが、三竿は「内容も悪いし、結果も悪い」ときっぱり言った。

「映像を使ったり、組み立ての練習である程度こういうふうに動かすというのはあったけど、大きなピッチでの練習もやっていなくて、今日は前との距離感を遠く感じてしまった」とも振り返っている。メルボルンとの大一番の前には、親善試合をする時間的余裕もなかったのだ。

 土居や三竿、そして犬飼智也は、短い準備期間というハンデを認めようとはしなかった。内田篤人もその1人だ。

「チャンスがいっぱいあって、入らない試合は負けちゃう。今日はそういう試合じゃない? でも、『そういう試合じゃない?』で、片づけられないんだけどね、今日の試合というのは。

 失ったものは大きい。チーム立ち上げの最初の試合という中でも、今までは勝ってきたから。一発勝負は強いっていうチームだったしね。俺は試合に出てないから言えないけど、自分たちがどうリアクションしなくちゃいけないかっていうのは、出ていない俺らがやらなくちゃいけないと思う」

 そしてこう続けた。

「すごい雨にもかかわらず、今日もゴール裏にはいっぱいお客さんが入ってくれて。本当に感謝しているし、同時に申し訳ない。最後スタンドへ挨拶へ行ったとき、ブーイングじゃないというのが悲しかった。鹿島は負けて頑張れよって言われるチームじゃないから、ちょっと悲しかった。でも、そういうふうになっちゃったのが申し訳ない。

 ただ、僕はサポーターの厳しい眼があって成長できたし、選手はそうやって育つから。他のチームから来た選手もいるし、若い選手も見ているからね。厳しい眼であってほしいという気持ちはある」

三竿「ブーイングされて当然の内容だった」

 三竿もいう。

「拍手とか起こってましたけど、逆にその拍手に対して申し訳ないですし、ブーイングをされて当然の内容だったので、そういうふうに気を使わせてしまって、申し訳ないなと思います。

 期待もその拍手には込められていると思うので。その拍手を裏切らないように。みんなでもっと精度を上げて、チームがひとつになって精度を上げていきたい」

終わってみれば勝っている、という美学。

 鹿島の強さの根底には、「リアリスト」という姿がある。勝つためにどうすべきかを逆算し、方法を模索し続ける。試合の流れが悪ければ、ファールでそれを止めることも厭わない。また相手の出方に応じてプランを修正する力も選手たちは備えていた。内容は最悪でもポゼッション率が低くても、被シュート数が多かろうと関係ない。

「終わってみれば勝っている」

 それが美学だと話す選手も少なくなかった。そのふてぶてしさが鹿島アントラーズでもあった。

 しかし、海外へ移籍する選手が増加し、育成の時間が確保できない。補強選手が増えれば、選手任せでは立ち行かない。組織としての戦略、チームモデルが必要だ。そういう意識のもとで、「変わらなければならない」と2020年シーズンは舵を切った。

 そうなれば、チーム作りにも時間が必要だろう。リフォームではなく新築なのであれば、当然のことだ。それをサポーターも理解しているからこその、激励の拍手だったのだろう。スタメンに生え抜きの選手は土居だけだった。チームは確実に変動している。

監督の評価はまだできないが……。

 始動から3週間ほどで、監督の評価はできない。それでも、プレーオフに敗れるという痛手は小さくはない。

「監督が求めるサッカー」より、「勝利」を手繰り寄せるエゴが足りなかったのだろうか?

 勝利に対する気迫がシュートの精度にどう影響するのかはわからない。ただひとつ思うのは、「鹿島らしい」試合ではなかったということだ。

 しかし同時にこうも思う。“決勝戦”に2連敗している姿は、もう鹿島らしさを求める段階ではないのかもしれないということ。

鹿島の栄養はタイトルそのものである。

 2001年のチャンピオンシップ第1戦。ジュビロ磐田に2点リードを許しながら、後半に2点を決めてドローで終えると、第2戦では延長戦の最後に小笠原満男のVゴールで王者になった。

「僕らは華麗なサッカーをしていると言われるけれど、勝つのは鹿島」と磐田の藤田俊哉が悔やんでいた姿は今も忘れられない。

「タイトルがクラブの栄養だ」と鈴木は話していた。その栄養を得るために鹿島は変わろうとしている。その先がどうなるのか。ACLがなくなったことで、チーム作りの時間が生まれたと考えることもできる。

 シュートが決まっていれば、勝てた。確かにそれも事実だ。しかし、負けてしまった。

「不甲斐ない。でもこれが僕たちの実力。目をそらしちゃいけない。逃げずに、できるだけタイトルをとり、最後には大きく成長した姿を示したい。逃げずにやり続けたい」

  三竿の言葉がすべてだろう。

右の広瀬陸斗、左の永戸勝也、新たな〝両翼〞への期待感

鹿島の新サイドバック二人について記すサッカーダイジェストの広島記者である。
試合に敗れ結果こそ出せなかったが、まずまずの評価と綴る。
昨季、とても悩まされた両サイドをこの二人に託すことが出来よう。
新たなる翼で再び飛び上がっていこうではないか。
期待しておる。

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【鹿島】右の広瀬陸斗、左の永戸勝也。新たな〝両翼〞への期待感
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2020年01月29日

左から右へ。局面を一気に変える効果的なサイドチェンジも


ともに結果には満足していない広瀬(左)と永戸(右)だが、随所に持ち味を発揮するなど、好パフォーマンスを見せていたのも事実だ。写真:田中研治

[ACLプレーオフ]鹿島0-1メルボルン・V/1月28日/カシマ

 痛恨の敗戦だった。ACL本戦出場をかけたプレーオフで、鹿島アントラーズはオーストラリアのメルボルン・ヴィクトリーに0-1で敗れた。ACLのプレーオフで日本勢が敗れるのは初。今季初の公式戦で、いきなり躓いてしまった。

 不甲斐ない結果に終わったが、ポジティブな側面がなかったわけではない。両SBで先発フル出場した今季の新戦力、右の広瀬陸斗、左の永戸勝也がまずまずのパフォーマンスを見せたことだ。

 ザーゴ新体制下の鹿島では、ダブルボランチのひとりが4バックの中央、2CBの間に落ちてビルドアップをスタートさせるのが戦術のベースとしてある。CBがワイドに開き、両SBは前に押し出されるような形になる。広瀬も永戸も、サイドで高い位置を取り、パスが入れば果敢に仕掛けて質の高いクロスを供給するなど、攻撃の起点となる場面は多かった。

「ビルドアップの時に高い位置を取って、テンポ良く動かして、相手に隙ができたら中にボールを通して、そこから攻撃につなげていく。相手のプレッシャーも回避できていたところがあったので、前半からやれていたと思う」

 そう振り返る永戸は、少なからず手応えを掴んだに違いない。もっとも、自身の活躍も勝利につながらなかっただけに、「満足はできない。本当に、悔しい結果。次につなげないといけない」と表情を引き締める。

 広瀬も敗戦には納得できていない様子だ。「手応えですか? あんまりないですかね。勝たなければ意味がない」と唇を噛む。永戸と同じようにサイドから好配給を見せていたが、「そこで得点してもらって、目に見える数字を出せればいいけど。自分はそういう結果を求めに来たので。そこはもっと精度を良くしていきたい」と自らを律する。

 ただ、〝らしさ〞を示す場面もあった。前所属の横浜F・マリノスでは、中央に絞って組み立てに参加する〝偽SB〞として経験を積んだが、この試合でもサイドに張るだけでなく、「(同サイドの2列目のファン・)アラーノが開いて、自分がインナーラップしてクロスを上げられた」ワンプレーは、チームの新たな攻撃パターンになるはずだ。

 左の永戸が右の広瀬に正確なロングパスを通すなど、局面を一気に変える効果的なサイドチェンジもあった。新加入ながら小さくない存在感を放っていた〝両翼〞のさらなる活躍に注目だ。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

報知新聞 メルボルン戦寸評

報知新聞によるメルボルン戦の寸評である。
厳しい採点の中でクォン・スンテに高い評価が与えられた。
「GKクォンスンテ【6・5】飛び出し、パンチ、キャッチ、全てで優れていた。失点シーンは致し方なし」。
高いモチベーションでこの試合に臨んでおったことが強く伝わってくる。
また、広瀬と聖真にも良い評点が与えられておる。
広瀬は、「DF広瀬陸斗【6・0】高精度クロスが数本。多少感じられた遠慮を脱すれば西大伍のようなプレースタイルになれる」と評される。
高精度クロスは、今季の武器になると思われる。
そして、内に絞る動きとテクニックは西大伍の後継者としてもくされる。
今後戦術が浸透し、連携が深まることでこの新参者の力はより発揮されよう。
そして聖真には、「FW土居聖真【6・0】うまくパスを引き出し攻撃を活性化。ビルドアップが整備されそうな今季はゴール前での仕事も求められる」と寸評。
調子の良さが見て取れた。
今季も軸として活躍してくれよう。
また、キム・ヨンハ通訳にも取材を行っておる。
兵役のためこの試合を最後にクラブを去る。
本当にお疲れさま。
そして、試合こそ望んだ結果ではなかったが、新しい戦術や選手の特徴が朧気ながら見えた。
このサッカーで国内の頂点を目指す。
楽しみである。

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【鹿島】採点&寸評 新生アントラーズの片鱗見せるもACL敗退…日程影響し紅白戦できず
2020年1月29日 7時0分スポーツ報知


鹿島の先発布陣

 ◆ACLプレーオフ 鹿島0―1メルボルンV(28日・カシマスタジアム)

 鹿島はメルボルンVに0―1で敗れ、ACL本戦出場を逃した。1月1日まで昨季の日程をこなしていたため、チーム全員で練習ができたのは12日間のみ。監督をはじめスタッフのほとんどが入れ替わる中、紅白戦を一度も行えない“ぶっつけ本番”での試合を余儀なくされた。新戦力6人が先発し、シュート17本を放つなど“新生アントラーズ”の片鱗こそみせたが、1点が遠かった。

 採点と寸評は以下の通り。

ザーゴ監督【6・0】勝たなければ意味がない。しかし監督としての減点要素は見当たらない

GKクォンスンテ【6・5】飛び出し、パンチ、キャッチ、全てで優れていた。失点シーンは致し方なし

DF広瀬陸斗【6・0】高精度クロスが数本。多少感じられた遠慮を脱すれば西大伍のようなプレースタイルになれる

DF奈良竜樹【5・5】ビルドアップはまだまだも守備はまずまず。暴風雨の中での半袖姿でつかみはOK

DF犬飼智也【5・5】ザーゴサッカーの右利き左CBは負担大。畠中や昌子のように左利きと勘違いされるレベルになる必要がある。持ち前の向上心の出番

DF永戸勝也【5・5】オーバーラップの出足が悪く、ここぞで5m後ろにいた。キック精度は前評判通り

MF三竿健斗【5・5】最終ラインに入るビルドアップ、サイドチェンジ多用の新境地はまだまだ改善の余地

MFレオシルバ【5・0】精彩欠く。けがを除き大岩政権では一度もなかった途中交代

MFファンアラーノ【5・5】ブラジル人では希少価値の「守備をするテクニシャン」。でもそれは日本人でもできること。現状“セルジロス”は大きい。本領発揮に期待

MF和泉竜司【5・5】なかなか両立できない「前を向く力」と「正確な止める蹴る」を持ち合わせる。あとは怖い選手になれるかどうか

FW土居聖真【6・0】うまくパスを引き出し攻撃を活性化。ビルドアップが整備されそうな今季はゴール前での仕事も求められる

FWエベラウド【5・0】決定機で仕事出来ず。ポストプレーも不発、成功してもなぜか右への展開ばかり。本領発揮に期待

MF白崎凌兵【5・5】後半27分IN。猛攻の展開で違いを見せたかったが守備が堅く多勢に無勢

FW伊藤翔【―】後半32分IN。出場時間短く採点なし

パク・ソンギュン主審【5・0】おおむね的確だが、とにかくデュエルは大嫌いなご様子。バスケ審判への転向をお勧めする

※キム・ヨンハ通訳【―】兵役のため、この日がラストマッチ。「勝てなくてすみません」との試合後の弁に人間性と鹿島魂がにじみ出る。本当にお疲れさまでした

※平均は5・5~6・0点

サッカーダイジェスト メルボルン戦寸評

サッカーダイジェストの広島記者によるメルボルン戦の寸評である。
敗退に厳しい採点が並ぶ。
特に気になった寸評は広瀬に対するものである。
「22 広瀬陸斗 5.5
素早いポジショニングでビルドアップに広がりをもたらす働きぶり。右サイドから好配給も、勝利には導けずに本人は不満足な様子。」
右SBの救世主としてチームに大きく貢献してくれそうな予感がする。
この試合こそ結果に結び付かなかったが、国内に集中出来る今季は、右サイドを活性化させタイトル観導いてくれるのではなかろうか。
楽しみにしておる。

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【ACL採点&寸評】鹿島0-1メルボルン・V|痛恨のプレーオフ敗退。注目の新助っ人は期待に応えられず…
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2020年01月28日

失点に絡んだ奈良は厳しく採点


【警告】鹿島=エヴェラウド(59分)、L・シルバ(64分) メルボルン・V=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ローレンス・トーマス(メルボルン・V)


[ACLプレーオフ]鹿島0-1メルボルン・V/1月28日/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島 5
試合の入りは良かったが、攻撃に手詰まり感もあり、前半は0-0で折り返す。後半には、一瞬の隙を突かれて失点。その後は猛攻を仕掛け、いくつかの決定機を築いたものの、相手の粘り強い守備を崩し切れずに0-1のままタイムアップ。ACL本戦への出場権を逃した。

【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 5.5
失意の1失点。ただ、それ以外ではハイボールの処理は安定感があり、接触を恐れないアグレッシブなプレーなどでゴールを守った。

DF
3 奈良竜樹 5
寄せても取り切れなかったり、あっさりと抜かれるシーンも。失点の場面では身体を投げ出したが止められなかった。

14 永戸勝也 5.5
質の高いクロスを供給。持ち味は随所に見せた一方、それを得点に結びつけられず。15分の直接FKはバーの上。

22 広瀬陸斗 5.5
素早いポジショニングでビルドアップに広がりをもたらす働きぶり。右サイドから好配給も、勝利には導けずに本人は不満足な様子。

39 犬飼智也 5.5
激しいチャージでボール奪取を試み、空中戦でもまずまずの強さ。致命的なミスはなかったが、組み立ての部分でもうひと押しが欲しかったか。

MF
4 レオ・シルバ 5.5(77分OUT)
豊富な運動量でピッチを走り回り、球際も激しく戦う。しかし、後半は雑なプレーが散見。途中交代を余儀なくされた。

20 三竿健斗 5.5
深い位置に降りて、後ろから丁寧にボールを動かす。中盤での守備の強度も高かったが、やや判断が遅れることも。

土居は攻撃の中心として奮闘したが…


失点後は厚みのある攻撃を仕掛けたが、ゴールを奪えず。0-1の敗戦でACL本戦に進むことができなかった。写真:田中研治

MF
7 ファン・アラーノ 5
崩しの局面でのダイレクトパスはセンスを感じさせた。もっとも、周囲との連係不足は明らか。守備のタスクはしっかりとこなした。

11 和泉竜司 5.5(72分OUT)
17分、67分に際どい一撃を放つも決め切れず。キレのあるプレーを見せたとはいえ、決定的な仕事はできなかった。

FW
8 土居聖真 5.5
攻撃の中心として奮闘。上手くパスを引き出し、味方も活かす巧みな動き出しはいつもどおりだったが……。終了間際の決定機は相手GKの好守に阻まれた。

9 エヴェラウド 5
31分、63分、74分と決定的なチャンスに恵まれたが、いずれもゴールネットを揺らせず。持ちすぎてチャンスを逸する時も。

途中出場
MF
41 白崎凌兵 5.5(72分IN)
和泉との交代で左MFに入る。要所でプレーに絡み、攻撃に勢いをもたらしたが、求められる仕事は果たせなかった。

FW
15 伊藤 翔 ―(77分IN)
L・シルバとの交代で投入され、トップに入る。すぐに絶好機を迎えるが、合わせられなかった。出場時間が15分未満のため採点なし。

監督
ザーゴ 5.5
ボールを前に運ぶ戦術は落とし込めていたが、敵陣に入ってからの崩しはまだ不十分な印象。なによりも欲しかった結果を得られなかったのは痛恨だった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

ACL敗退コメント・報道

「ワンサイドゲームだった」と指揮官が言い切るように、圧倒的に鹿島が椎野主導権を握り、チャンスも十分に作った。
それを不運な失点で破れてしまうのもサッカーという球技の面白さでもある。
フィニッシュに制度を欠いたのは、準備期間の短さからかそれとも過密日程からか。
いずれにせよ、今季のアジアチャレンジは夢破れた。
非常に無念である。
しかしながら、シーズンはこれから始まる。
国内に集中し、多くのタイトルを手にしたい。
気持ちの切り替えである。

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AFCチャンピオンズリーグ2020 プレーオフ
鹿島アントラーズ:ザーゴ
ワンサイドゲームだった。サッカーをやろうとしているチームと徹底的に守るというチームという試合だった。サッカーは大事なところで決めきることができないとその代償を払うことになる。今回はその通りの結果となってしまった。

Q.理想とするサッカーはできていた?

A.私が就任して、キャンプやここまでの準備期間の中で、選手たちのコンディションが少しでも均等になるように調整してきた。そのなかで、自分の求めることも練習してきた。ただ、2週間でチームを完成させることはできない。私が一番評価していることは、この2週間で求めたことを、選手たちが一生懸命やろうとしてくれたところ。パスワークやサイドチェンジ、アグレッシブさ、縦への意識などを随所にやろうとしていた。ただ、コンディションの部分で、頭と体が一致していないところがあり、なかなかうまくいかないところがあった。それでも、彼らが求められていることをやろうとしていたところは非常に評価している。

Q.ポゼッションができていた中で、得点が奪えなかった原因は?

A.私が目指しているサッカーを選手たちはやろうとしてくれている。ただ、2週間でフィットできるかと言われたら、それは難しい。今日は、たくさんのチャンスを作った。普段の彼らであれば、そのチャンスを外すことはない。2週間という短い準備期間の中では、できたほうではないかと思っている。冷静さや技術的な部分、体力的な部分が戻ってくれば、状況は変わってくる。大事な大会に参加することができず、失望しているが、時間をかけて、確実にチームを作っていきたい。

Q.相手が5バックで守備的に来ることは予想していた?それを崩していくための策は考えていた?

A.相手の試合を見て、監督が代わってなかなか結果を残せておらず、それを挽回してくるという予測はできていた。分析した中で、5バックでやっていた試合はなかったので、驚きはあった。相手が現段階でできることが5バックで、我々のミスを待ち続けていたのではないかと思う。相手は非常にプレッシャーのかけ方がうまかった。前半の途中に、両サイドバックの選手たちにもう少しポジションを下げる指示を出していた。ほかにも相手のウィングを引き寄せて空いたスペースを突くということもやっていた。後半も自分たちのやるべきことをやってチャンスも作ったが、なかなかゴールに結びつかなかった。ハーフタイムに要求したことを選手たちはやろうとしてくれた。そこの部分はよかったと思う。

Q.最終ラインの組み立ては、どのように評価しているか?

A.サッカーで一番難しい部分ビルドアップの部分である。タイミングや意思の疎通ができていないと難しい。それを彼らがやろうとしているところは感じることができた。その気持ちは評価できる部分だと思う。最終ラインはみんなが違うチームでやってきているので、考え方や今までの要求の違いがある。その中でも合わせようとした姿勢は評価している。ただ、自分の求めているものとはまだほど遠いので、これから練習をしていく。ビルドアップの部分は、繰り返し練習をしていかなければいけないところ。プレーオフは負けてしまったが、リーグ戦の開幕まで時間ができたので、その時間を有効に使って、リーグ戦に合わせてやっていきたい。


【三竿 健斗】
自分自身、とても不甲斐ない出来だった。これが今の自分たちの実力。チャンスはあった。しっかりミートさせるところだったり、最後まで見極めて決めきるところだったり、最後の一瞬の集中力が足りなかった。次の戦いに向けて、監督が求めていることをしっかりと理解していくこと、その求められていることを、失敗を恐れずにピッチの上で表現していかなければいけない。

【犬飼 智也】
ボールを支配することはできた。ただ、スイッチを入れるタイミングだったり、勝負のパスを出すというところに関しては、ここからやっていかなければいけない。負けてしまい、喪失感はある。ただ、国内のタイトルを獲りにいくことに頭を切り替えていかないといけない。

【土居 聖真】
典型的なサッカーでの負け方。決め切るところだけだった。ボールを支配していても、一瞬でやられる怖さや集中力を欠いた結果になった。どういう状況でも勝たないといけないし、言い訳できない。悪天候のなかでも多くのサポーターの皆さんが来てくれて、申し訳ない気持ちでいっぱい。

【広瀬 陸斗】
4冠を掲げてきた中でそのうちのひとつを落としてしまった。そのことに対して、とても残念に思う。この試合は、結果が第一の試合だった。試合内容のことを言うよりも、まず勝つことができなかったということに関して、とても残念に思う。

【永戸 勝也】
最後の精度の部分やゴールを決めきるという部分が前半からできていれば、この結果は大きく変わっていたと思う。自分自身、結果につなげることができていない。本当に悔しい結果になってしまった。次につなげていかなければいけない。

【奈良 竜樹】
今日は試合結果ですべてが評価される試合だった。後ろが踏ん張り切れなかったことを本当に申し訳なく思う。この試合に向けてしっかり準備をしてきたが、結果を出すことができなかったことは本当に残念。

AFCチャンピオンズリーグ プレーオフ 
2020年1月28日(火)19:00KO
県立カシマサッカースタジアム

[ ザーゴ監督 ]
ワンサイドゲームだったと思います。1つはサッカーをやろうとしているチーム、それを徹底的に守るチームのゲームだったと思います。数字がすべてを表していると思います。ただ、多くのシュートを打ちながらそれを決めることができませんでした。サッカーは決めるところで決めないと代償を払うことになります。結果に関してはそのようになったのではないかと思います。

--ザーゴ監督が思い描いていたパフォーマンスが出せたのか、それともその姿とはかけ離れていたのでしょうか?原因も含めてコメントをお願いします。
自分自身が就任してまだ15日です。キャンプはある一定の選手だけで始めて、5日後にほかの選手たちが合流しました。まずできるだけコンディションが均等になるように調整してきました。その中で自分が求めるものも練習してきました。ただ、2週間でいきなりチームが完成するのは不可能なことです。別にこれは言い訳ということではなく、逆に皆さんが評価するのであれば厳しいものになると思います。ただ、一番僕が評価していることは、この2週間でやろうとしたことに対して、選手たちが一生懸命取り組んだことです。そこについては非常に手ごたえがあります。パスワーク、サイドチェンジ、アグレッシブさ、縦への意識。随所にやろうとする気持ちは見えました。ただ、コンディションの部分で体と頭が一致しておらず、なかなかうまくいかなかったところがありました。サポーターやクラブ関係者は非常に失望していると思います。ただ、僕は監督としてチームを作らなければならないので、僕としては選手たちがやろうとした姿や考えは、非常に評価できると考えています。

AFCチャンピオンズリーグ プレーオフ 
2020年1月28日(火)19:00KO
県立カシマサッカースタジアム

MF 20
三竿 健斗
Kento MISAO

チームが立ち上がってまだ間もない中でのゲームで、実戦形式もやっていない中での試合だったから、うまくいかないことは分かっていました。その中で監督がやろうとしているサッカーというのを表現して、内容よりも結果という部分でみんなで臨んだゲームでした。

--ザーゴ監督が掲げているサッカーを表現できたポイントは?
まだ終わったばかりで映像を見れていないので、どこで出たかはいまはハッキリ分からないですけど、前線からFWが制限して、全体で前からプレッシングして自分たち主導で奪いにいくという意思の下でやっていたので、それがどれだけ出たかは分からないですけど、そういう意図でやっていました。

--キャプテンとしてどのような気持ちですか。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですし、自分自身もふがいない出来だったので、申し訳ないなというのが一番ですけど、これが僕たちの実力なので目を背けることはしちゃいけないし、批判されて当然だと思う。いまは何を言われても僕はそれをすべて受け止めて、逃げずに、シーズン最後にはここから大きく成長したチームの姿をサポーターの皆さんに示して、少しでも多くのタイトルを獲れるように逃げずにやりたいと思います。

DF 39
犬飼 智也
Tomoya INUKAI

試合自体は悪くなくても今日みたいなゲームがあると思う。点がなかなか入らないときは後ろのリスクマネジメントをして、失点をゼロで抑え続ければ負けることはない。やり続けることだと思います。

--試合後、ザーゴ監督からは?
もう「次、やろう」ということだった。「やろうとしていることはやってくれていた」と言ってくれたし、もちろん今日のゲームに関しては結果がすべてだったので、そこについては残念ですけど、やり続けるしかないと思います。

--手ごたえを得られたところは?
ボールは持てたので、どこで勝負のパスを入れるか、チーム全体でスピードを上げるかはここからかなと思います。ボールを持つだったり、一人ひとりが顔を出すところは去年よりかはできているのかなと思います。

DF 3
奈良 竜樹
Tatsuki NARA

結果ですべてが評価される試合だったと思うし、後ろが踏ん張り切れなかったのは申し訳ないと思います。

--不運な形でボールが転がり、それが入ってしまった。
不運と言えば不運ですけど、もっと自分なりに良い対応ができたと思う。そこは反省として次に生かしたいと思います。

--今季初めての公式戦。動きはどうでしたか?
去年もあまり試合ができていなくて、今年もプレシーズンマッチを1試合やった中で、やっていけば体は良くなっていくという感覚はありますけど、ここに向けてしっかり準備してきたので、ここでしっかり結果を出せなかったことは残念です。ただ、下を向いても何も始まらないので、次にある試合というか獲れるタイトルを目指して、しっかり戦っていきたいと思います。

過密日程に晒された鹿島、日本勢初のPO敗退「言い訳するつもりはない」
20/1/28 23:00


プレーオフ敗退となった鹿島アントラーズ

[1.28 ACLプレーオフ 鹿島0-1メルボルン・V カシマ]

 最後の最後までゴールは遠かった。鹿島アントラーズは28日、一発勝負のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフで豪州代表メルボルン・ビクトリーに0-1で敗戦。4年ぶりに本大会への出場権を逃し、MF土居聖真は「残念だし、悲しい。悪天候の中でファン・サポーターがたくさん応援に来てくれたのに申し訳ない」と声を詰まらせた。

 1月1日に新国立競技場での天皇杯決勝を終え、わずか1か月足らずで迎えた2020シーズンの初戦。ザーゴ監督が新たに就任し、チーム構築を一から進めたい鹿島だが、オフの休養期間もキャンプの準備期間も不十分なまま初陣に臨む形となった。その結果が無得点での敗戦。2年ぶりのアジア制覇という夢は早々に崩れ去った。

 昨季の主力選手がチームに合流したのは約10日前。この日は比較的休養期間のあった新戦力6人をピッチに送り込んだが、ピッチ上では連係不足も目立った。日本勢のACLプレーオフ敗退は史上初の屈辱。Jリーグ代表枠が現行の4つとなった2009年以来、初めて3チームしかACL本大会に派遣できないことが決まったが、その要因の一つに「新国立の元日決勝」があったことは否めない。

 もっとも、試合後の選手たちからスケジュールを怨むような言葉はほとんど聞かれなかった。フル出場した土居が「関係ないと思うし、それは言い訳だと思う」と述べれば、MF三竿健斗も「その中で試合には勝たないといけないし、言い訳するつもりはない」ときっぱり。気持ちは新指揮官の戦術を遂行しようというところに向いている。

 この日の鹿島は昨季に比べて、両サイドバックが高い位置を取って攻守に前傾姿勢を見せる場面が目立った。その結果、前線の選手が近い距離感で連動できるだけでなく、ボールを失った直後に奪い返しに行ける場面も増加。土居も「いい攻撃といい守備、いい切り替え。監督がやろうとしていることは出せた」と振り返る。

 しかし、肝心のフィニッシュが足りなかった。シュート数はFWエヴェラウド、MFレオ・シルバの4本を筆頭にチーム合計17本。攻撃面で最大の敗因を挙げるとすれば「決め切るところだけ」(土居)ということになる。連係不足が向上すれば改善の余地がある部分であるだけに、土居は「自分たちで撒いた種。典型的なサッカーの負け方」と敗責と素直に向き合った。

 三竿も「これが僕たちの実力だということから目を背けちゃいけない。批判されても、何を言われても仕方ない。ここから大きく成長する姿をサポーターの皆さんに見せるために、タイトルを取れるように逃げてはいけない」と強調。不遇な日程に後味の悪さは残るが、新たな道を信じて突き進もうとする鹿島。ショッキングな敗戦を乗り越え、残された国内3大タイトルに全力を注ぐ構えだ。

(取材・文 竹内達也)

複雑だった“気遣い”…内田篤人「厳しい目であってほしい」
20/1/28 23:47


出番のなかった鹿島アントラーズDF内田篤人

[1.28 ACLプレーオフ 鹿島0-1メルボルン・V カシマ]

 ACLプレーオフでのショッキングな敗戦後、鹿島アントラーズのゴール裏サポーターはブーイングと拍手が入り混じったリアクションで選手たちを迎え入れた。日本特有のスケジュールの煽りを受け、シーズンオフ期間は異例の1か月弱。そんな難局の最中で船出を迎えたチームを後押しする気持ちが存分に感じ取れた。

 一方、新体制発表でも強調されていたように「すべての試合における勝利、一つでも多くのタイトルを獲得するという目標は、決して揺らぐことはない」のが鹿島の文化。「今日の試合は内容よりも結果だった」と一様に悔しさを示した選手たちは、そうした“気遣い”に複雑な思いものぞかせつつ、奮起へのモチベーションをたぎらせた。

 フル出場したMF三竿健斗は「拍手に対して申し訳ないし、ブーイングされて当然だと思っていたので。気を遣わせてしまって申し訳ない」と心境を吐露。「期待してくれているというのが拍手に込められていると思うので、期待を裏切らないようにみんなで精度を上げて、チーム一丸となって前に進まないといけない」と力を込めた。

 またベンチで戦況を見守ったDF内田篤人も「ブーイングじゃないのが悲しかった」と述べつつ、「他のチームから来た選手、若い選手も見てるから、厳しい目であってほしいというか。いままでそうやって見られて育ってきたというか、僕もそうだったから」と説明。「負けて『頑張れよ』って言われるチームじゃなかったよな、というのが悲しかった。そういうふうになってしまって申し訳ない」と不甲斐なさも口にした。

(取材・文 竹内達也)

移籍組4選手は即先発も「サポーターの心を掴めなかった」「誰が出ても鹿島は勝たないと」
20/1/29 01:54


DF広瀬陸斗、DF奈良竜樹、MF和泉竜司、DF永戸勝也(写真左から)

[1.28 ACLプレーオフ 鹿島0-1メルボルン・V カシマ]

 負ければアジア制覇という大きな目標が潰えるACLプレーオフ。鹿島アントラーズのザーゴ監督は重要な一戦に向け、新加入の6選手を先発に抜擢した。昨季の主力選手は1月1日まで天皇杯決勝を戦っており、コンディションの差も踏まえた起用。それでも急造チームでゴールを奪うことはできず、本戦出場権を掴むことはできなかった。

 試合後、ザーゴ監督は「2週間でチームが完成するというのは不可能なこと」と指摘。「言い訳ということではなく、皆さんが評価するのであれば厳しい評価になる」と結果に向き合う姿勢を見せつつも、日本特有の過密スケジュールが影響したことを認めた。また、新加入の選手たちも連係不足を言い訳にはせず。それは指揮官がたたえた「選手たちが一生懸命に取り組んでくれた」という言葉どおりの姿勢だった。

 新天地デビュー戦でセンターバックを担ったDF奈良竜樹(←川崎F)は「結果で全て評価される試合だったし、後ろが踏ん張り切れなかったのは申し訳ない。プレシーズンで試合やっていない中、試合ができれば身体がもっと良くなるという思いはあるけど、ここに向けて準備してきたつもりなのでここで結果を出せなかったのは残念」と敗戦と素直に向き合った。

 またDF広瀬陸斗(←横浜FM)も「この試合は絶対に内容より結果が大事。内容どうのこうのより勝てなかったことが非常に残念」と落胆。MFファン・アラーノと絡んだ右サイド攻撃は脅威となったが、全体的な連係不足に「中で静かな部分もあったし、声を出してどうすればいいのかをピッチ外じゃなくてピッチ内で話し合えたら良かった」と改善点を語っていた。

 MF和泉竜司(←名古屋)は「誰が出ても鹿島は勝たないといけないし、そこが悔しい」と最初のチャンスを活かせなかったことを悔やみつつ、サイドハーフとサイドバックが高い位置で連係する攻撃には手応え。「これで一個タイトルを失ったので悔しい思いはあるけど、やっていくしかない」と前を見据える。

 昨季J1リーグのアシスト王に輝いたDF永戸勝也(←仙台)にとってはクロスを上げようにもゴール前に人員が少ない苦しい展開となったが、「中に人数欲しいというのは気持ちとしてあるけど、僕のミスもあった。一人しかいなくても通せれば1点という場面があった」と言い訳にはせず。「自分にベクトルを向けて修正していければ」と意気込んだ。

「下を向いても何も始まらないので、また次に取れるタイトルを目指してしっかり戦っていきたい」(奈良)。「なかなかサポーターの心を掴むことができなかったというのが率直な思い。次にチャンスをもらった時に必ず結果が残せるようにチャンスが来るまでいい準備をしたい」(永戸)。初陣はショックな結果に終わった新加入選手たち。この悔しさは残る国内3大タイトルで晴らすしかない。

(取材・文 竹内達也)

【鹿島】「思った以上に…」見せ場のひとつだったFKで、永戸勝也が痛感したことは?
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2020年01月28日

「前半からやれていたと思う」


相手ゴール前の絶好の位置での直接FK。キッカーの永戸は自慢の左足で狙ったが、ぬかるんだピッチに足をとられて思い通りのボールを蹴れなかった。写真:田中研治

[ACLプレーオフ]鹿島0-1メルボルン・V/1月28日/カシマ

 見せ場のひとつだった。15分、好位置での直接FKのチャンスを得る。

 キッカーは、今季の新加入選手のひとり、永戸勝也。昨季は仙台でリーグトップの10アシストをマークするなど、正確なキックや質の高いセットプレーを武器とするレフティだ。

 しかし、放たれたボールはバーの上に。狙い通りの一発を放てなかった。この日の天候は雨。ぬかるんだピッチが影響して上手く蹴れなかったようだ。

「ちょっと滑るかな、っていうのは予想できていたんですけど、思った以上に芝がずれたので。まだ、このピッチに慣れていないのが出てしまった」

 そう語る永戸だが、試合を通じては、まずまずのパフォーマンスを披露した。「ビルドアップの時に高い位置を取って、テンポ良く動かして、相手に隙ができたら中にボールを通して、そこから攻撃につなげていく。相手のプレッシャーも回避できていたところがあったので、前半からやれていたと思う」と振り返る。

 スタメン定着へのアピールとしては悪くなかった。ただ、試合は0-1の敗戦で、ACL本戦に進むことができず。チームとして結果を出せなかったことに悔しさを滲ませる。

「最後の精度だったり、決め切るところを前半からもうちょっとできていたら、結果は大きく変えられたのかな、という印象です」

 SBとして、組み立ての部分で重要な役割を担うと同時に、フィニッシュにも関与できる実力がある。次こそは、その自慢の左足で決定的な仕事を見せてほしい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

鹿島FW土居聖真が敗退悔いる「言葉がないです」
[2020年1月28日20時59分]


鹿島対メルボルン 後半、ゴール前に出たパスに合わず、天をあおぐ鹿島MF土居(撮影・たえ見朱実)

<ACL:鹿島0-1メルボルンV>◇プレーオフ◇28日◇カシマ

鹿島アントラーズが、シーズン初戦でつまずいた。ACL本大会出場を逃し、4冠のうちの1つへの挑戦権を失った。後半9分、元浦和のMFナバウトのシュートがDFに当たってコースが変わり、不運な形で先制点を許した。これが決勝点となり、日本勢としては初めてのACLプレーオフ敗退が決まった。

▽FW土居聖真「言葉がないです。自分たちでまいた種だと思いますし、決定機を決められなければこういう試合になると思います。残念な結果を届けてしまってすごく残念。監督やチームメイトを信じて切り替えたい」

鹿島ザーゴ新監督、分析外れ「始まったとき驚いた」
[2020年1月28日22時15分]


鹿島対メルボルン ACL敗退となった鹿島のザーゴ監督(撮影・たえ見朱実)


鹿島対メルボルン 後半、ゴール前に出たパスに合わず、天をあおぐ鹿島MF土居(撮影・たえ見朱実)


<ACL:鹿島0-1メルボルンV>◇プレーオフ◇28日◇カシマ

鹿島アントラーズが、シーズン初戦でつまずいた。ACL本大会出場を逃し、4冠のうちの1つへの挑戦権を失った。

   ◇   ◇   ◇

11人もの大型補強で今季初戦に臨んだ鹿島は、メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)に0-1で敗れてACL本大会出場を逃した。目標の4冠のうち、1つへの挑戦権を失った。日本勢としては初のACLプレーオフ敗退。衝撃の結果に、イレブンはぼうぜんと立ち尽くした。

最後まで得点を奪うことはできなかった。ザーゴ新監督は「選手は自分が求めるものをやろうとしてくれたが、コンディションの部分で頭と体が一致しなかった」。元日に天皇杯決勝を戦い、始動わずか3週間でシーズン初戦を迎えた選手には、疲労が残っていた。実戦形式の練習に至ってはゼロ。準備期間は明らかに足りなかった。

相手の直近5試合を見て4バックと分析していた相手は、ふたを開けてみれば3バック。ザーゴ監督は「試合が始まったときには驚いた」。ボランチで今季主将に就任したMF三竿を両センターバックの間に下げた変則的なフォーメーションを採用するなど、昨季との違いは見せたが、相手が一枚上だった。「大事な大会に参加できず残念だが、時間をかけて、チームを確実に作っていきたい」と新監督。MF土居は「どういう状況でも勝たなければいけないのがこのクラブ」と悔やんだ。

鹿島MF三竿「僕たちの実力」ACL本戦出場逃す
[2020年1月28日22時59分]


鹿島対メルボルン メルボルンに敗退しがっくり肩を落とす鹿島(撮影・たえ見朱実)

<ACL:鹿島0-1メルボルンV>◇E組プレーオフ◇28日◇カシマ

鹿島アントラーズはシーズン初戦を落とし、ACL本大会出場を逃した。

今季からDF内田篤人(31)に代わりチームキャプテンを務めるMF三竿健斗(23)は「自分自身もすごくふがいないできだったので、申し訳ない気持ちでいっぱい。これが今の僕たちの実力なので、目を背けてはいけない。批判されて当然の内容だと思うので、今は何を言われても全て受け止めて、逃げずに、今季最後まで、ここから大きく成長したチームの姿をサポーターのみなさんに示して、少しでも多くのタイトルを取れるように、逃げずにやりたい」と言葉をつないだ。

4-4-2でスタートしたが、試合の中ではボランチの三竿が両センターバックの間に下がり、両サイドバックが高い位置を取るという、3バックに近い変則的なフォーメーションも採用した。これによって左右のMFが中央付近でプレーでき、FWを含めた前線の4枚に近い距離感での連係が生まれた。攻撃的なボランチであるレオ・シルバと三竿が完全に役割を分担することで、試合展開や相手の戦術に応じて柔軟な対応をすることが可能になる。

三竿は「このサッカーはボランチがキーになる」と自身の役割を心得ている。「攻守において常にバランスを取り、攻めているときはリスクマネジメントをするし、サイドバックが高い位置を取れるように、ボランチは残ることが求められている。その中で自分がやりたいプレー、ボールを奪うところでチームの助けになりたいし、攻撃の起点となるパスの精度などは練習ではできているので、試合で出すだけ」と、特徴を出しながら役割を遂行することを目標に掲げた。

鹿島、プレーオフ敗退 ホームで0-1…日本勢初の屈辱/ACL

プレーオフで敗退し、さえない表情で引き揚げる三竿(手前左)とGK曽ケ端(同右)ら鹿島イレブン

 アジア・チャンピオンズリーグ・プレーオフ(28日、鹿島0-1メルボルン・ビクトリー、カシマ)J1で昨季3位の鹿島はメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)に0-1で敗れ、日本のクラブで初めてプレーオフで敗退した。

 2018年にアジアの頂点に立ったチームが、日本勢が15年から参加するプレーオフで初の敗退。後半9分に相手のミドルシュートがDF奈良に当たりコースが変わり先制を許した。初陣となったザーゴ監督は「2週間でチームを完成させるのは不可能。選手がやろうとしたことは評価できる」。神戸に敗れた元日の天皇杯決勝から27日で始まった新シーズン。チームを軌道に乗せるには短すぎた。


メルボルン・ビクトリーに敗れ、肩を落とす鹿島イレブン=カシマ


後半、厳しいマークにあう鹿島・奈良(左)=カシマ


後半、メルボルン・ビクトリーに先制を許し、ぼうぜんとする鹿島・犬飼(右端)=カシマ


鹿島 ACLプレーオフ敗退…J初の屈辱にザーゴ新監督は過密日程“嘆き節”
[ 2020年1月29日 05:30 ]

ACLプレーオフ 鹿島0―1メルボルンV ( 2020年1月28日 カシマ )


<ACLプレーオフ>メルボルンVに敗れガックリの三竿(左)ら鹿島イレブン(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ


 4冠の夢が早くもついえた。鹿島は後半9分、昨季途中まで浦和でプレーしたFWナバウトのシュートがDF奈良に当たり、そのままゴールに吸い込まれた。JクラブがACLプレーオフに参加するようになって以降、敗退は史上初の屈辱。ザーゴ監督は「2週間でチームをつくり上げるのはとても難しい」と準備期間の短さを嘆いた。
 昨季最終戦は元日の天皇杯決勝。新シーズン初戦のACLはわずか27日後で、過密日程に苦しめられた。疲労を考慮し全選手がそろったのは16日になってからで、この日までに紅白戦は行えなかった。

 新監督を招へいし、ボール保持率を高めて主導権を握る新たなスタイルの構築に着手している過程。新主将に就任したMF三竿は「これが今の自分たちの実力。目を背けてはいけないし、逃げずに最後に大きく成長した姿を見せたい」と雪辱を誓った。決して下を向くことなく、国内タイトルの奪還に力を注いでいく。

【鹿島】日本勢初プレーオフ敗退 体調差明らかFW土居「日程を言い訳にはしたくない」
2020年1月29日 6時0分スポーツ報知


メルボルンVに敗れ、渋い表情で引き揚げる三竿(手前左)とGK曽ケ端(同右)ら鹿島イレブン

◆アジア・チャンピオンズリーグ プレーオフ メルボルンV1―0鹿島(28日・味スタほか)

 鹿島(Jリーグ3位)はメルボルンV(豪州L3位)に0―1で敗れた。日本のクラブがプレーオフで負けるのは初。横浜M、神戸、F東京が参戦する東地区の1次リーグは2月11、12日に初戦を行う。鹿島はルヴァン杯に出場することになった。

 アジア制覇への道が本戦を前に途絶えた。JクラブがACLプレーオフに参加するようになった15年以降で初めての敗退。チャンスを生かせず、後半9分に元浦和のFWナバウトにミドルシュートを決められた。初陣を飾れなかったザーゴ監督(50)は「サッカーは決める時に決めないと代償を払うことになる」と定石を持ち出した。

 昨季は天皇杯決勝(元日)まで勝ち進み、オフは限られた。首脳は「4年もオフが短い状態。燃え尽き症候群が一番怖い」とし、主力には統一契約書に記される、最低限の2週間のオフを与えた。16日に初めて全員がそろい、全体で練習できたのは12日。紅白戦は行えなかった。新監督を迎え、新加入11人が加わり、スタッフも一新。特に準備期間が必要だった。

 オフが取れた新加入6人を中心に先発させたが、戦略を形にするには時間が不十分で、終盤は前線に人数をかけるも役割は指示できなかった。「日程を言い訳にはしたくない」とFW土居ら選手たちは口々に言った。鹿島の敗戦。日程を編み込む日本協会とJリーグが、日本全体の敗戦と受け止めなければならない。(内田 知宏)

鹿島 J初プレーオフ敗退 ザーゴ新体制初陣も…17本シュート空砲

 メルボルン・ビクトリーに敗れ、肩を落とす鹿島イレブン=カシマ

 「ACL・プレーオフ、鹿島0-1メルボルンV」(28日、カシマスタジアム)

 J1昨季3位の鹿島は0-1でメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)に敗れ、日本のクラブで初めてプレーオフで敗退した。同2位のFC東京はDF室屋成(25)、MFアダイウトン(29)がゴールを奪い、退場者を出しながらも2-0でセレス・ネグロス(フィリピン)を下し、本大会出場を決めた。日本から横浜Mと神戸も参戦する東地区の1次リーグは2月11、12日に初戦が行われる。

 屈辱の敗戦だった。ザーゴ新体制で選手の多くが入れ替わった。準備期間の短さ、対戦相手の自力など厳しい条件はあった。それでも負けてはいけない戦いだった。アジア王座奪回の夢はわずか90分で霧散。「決勝戦に負けたようなもの。批判されて当然」。主将MF三竿はうつむいた。

 ゴールが遠い。放った17本のシュートは空砲で、5バックの相手を崩せずに後半9分に被弾。ザーゴ監督は「(自らの要求に)選手は懸命にやろうとしてくれた。そこは手応えを感じている」と前を向くが、Jリーグ勢がプレーオフに初参加した15年以来、初めての敗退。代償は大きい。

 試合後、サポーターからはブーイングはなく、ゲキが飛んだが「負けて頑張れと言われるチームじゃない」とDF内田。悔しさは国内の舞台で晴らすしかない。

ACLプレーオフ 鹿島、本大会逃す ゴール遠く

鹿島-メルボルン・ビクトリー前半、競り合う鹿島・三竿(右)=カシマ

サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は28日、各地で本大会出場を懸けたプレーオフを行い、2年ぶりの優勝を狙った鹿島はカシマスタジアムでメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)と対戦し、0-1で敗れた。

今季公式戦初戦の鹿島は前半からボールを握って崩しにかかった。31分は広瀬のクロスにエベラウドが頭で合わせ、38分にはレオシルバが右足シュートを放つも得点には至らなかった。後半は9分に自陣スローインからボールを奪われ、そこから失点。その後は攻勢を強めて決定機をつくったが、ゴールは遠かった。FC東京はセレス・ネグロス(フィリピン)に2-0で快勝し、本大会出場を決めた。

敗れた鹿島は2月16日にYBCルヴァン・カップ1次リーグで名古屋と戦うことになった。リーグ開幕戦は同月23日、敵地で広島と対戦する。

■鹿島・ザーゴ監督 失望している

シュートを決めようとした選手は、普段であれば外すはずがなかった。フィットネスが一致していなかった。決める人の冷静さ、技術、体力が一致すれば状況は変わってくる。大事な大会に参加できず失望しているが、時間をかけてチームをつくっていきたい。

▽プレーオフ
メルボルン・ビクトリー(オーストラリア) 1-0 鹿島
0-0
1-0

▽得点者
【メ】ナバウト(後9分)
プロフィール

Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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