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荒木遼太郎・松村優太、PSM水戸戦帯同メンバー入り

明日のPSM水戸戦の帯同メンバーに入ったルーキーの荒木遼太郎と松村優太である。
今日までJリーグの新人研修に参加しておったルーキー4人は、当然居残りかと思っておった。
しかしながら、二人に関してザーゴ監督は、「先発で使う可能性もある」と明言したとのこと。
これは面白い。
更にザーゴ監督は、「若くて能力のある選手。出場させない限り成長はない」と二人を評す。
新指揮官は実績の少ない選手の起用にも積極的な様子。
若さにてザーゴ・サッカーの戦術を吸収し、一日でも早くの公式戦出場を目指すのだ。
楽しみな若者である。

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鹿島新人松村&荒木「先発で使う可能性も」監督明言
[2020年1月31日20時23分]


高卒ルーキーの鹿島MF松村(左)とMF荒木

鹿島アントラーズのルーキーMF松村優太(18=静岡学園)と荒木遼太郎(18=東福岡)が、1日のプレシーズンマッチ水戸戦(K’sスタ)のメンバーに入ったことが31日、分かった。2人は同日までJ新人研修のためチームを離れていたが、指揮官は戻ってきた2人の調子次第で「先発で使う可能性もある」と明言した。

期待の新星にいきなりチャンスが巡ってきた。ザーゴ監督は2人のメンバー入りを認めて「若くて能力のある選手。出場させない限り成長はない」と、実戦の中で成長を促す方針を明かした。4季ぶりのルヴァン杯1次リーグ参加も決まっており、負傷中のFW染野(尚志)らを含めた高卒ルーキーの出番は早そうだ。

これまでの練習で、2人は存在感を放ってきた。スピード自慢の松村は、選手権優勝を引っさげて鹿島入り。ビルドアップ練習では、群を抜く快足で異彩を放っていた。荒木は正確なシュートやパスが持ち味で、練習を見ていたチーム関係者が思わず「うまいね」とつぶやくほどだった。

ザーゴ監督は「個人の戦術理解度の仕上がりを確認する」と話しており、28日のACLプレーオフから11人全員を入れ替える可能性もある。ACL敗退の衝撃に負けず、鹿島は着実にチームの構築を進めている。【杉山理紗】

トゥールーズ・昌子源、鹿島でのJ1復帰を探ったが折り合わなかった

昌子源の移籍について報じる時事通信である。
代理人と思われる”関係者”への取材から記事を起こしておる。
既にガンバへの逆オファーについてガンバの強化部長からのコメントで報じられておったが、ガンバに話を持って行く前には鹿島に持ちかけておったことが伝えられる。
しかしながら、「鹿島でのJ1復帰を探ったが、条件面で折り合わなかった」と破談になっておった。
これでは、他に縁のあるガンバに行こうとするもの理解は出来る。
また、神戸も興味を持っており、今冬のJリーグ復帰は規定路線となろう。
昌子にはまだまだ欧州にて活躍して欲しかったので、少々残念である。
また、1億円という移籍金は格安と言わざるを得ない。
それでも、鹿島との条件が合わなかったことや、ガンバが即決しておらぬことには、何かしら理由があろう。
昌子は今年、どのクラブでプレイするのであろうか。
注目である。

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昌子がG大阪移籍へ 1年でJ1復帰―18年W杯日本代表
2020年01月31日20時32分

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会日本代表DFの昌子源(27)が、フランス1部リーグのトゥールーズからJ1のG大阪へ完全移籍することが31日、関係者への取材で分かった。昌子は鹿島でのJ1復帰を探ったが、条件面で折り合わなかったという。他にJ1神戸も獲得に興味を示していたとされる。
 昌子は昨冬に鹿島を離れ、トゥールーズと2022年6月まで契約を締結。昨季はリーグ戦に18試合出場したものの、今季は度重なるけがに苦しみ出場はわずか1試合にとどまっていた。出場機会に加え、フランスよりも優れた医療、リハビリ環境を求めて日本復帰を決断した。G大阪は、トゥールーズへの違約金が必要になる。
 神戸市出身の昌子は、G大阪の下部組織を経て、鳥取・米子北高から11年に鹿島入り。18年W杯では、センターバックで主力として3試合に出場し、日本の16強入りに貢献した。

佐々木翔悟に期待

PSM水戸戦に向けた前日練習を行う佐々木翔悟である。
明日は出場するであろうか。
得意の左足で一発ぶち込んで欲しいところ。
今季は、永戸と杉岡と左SBの大型補強があり、脩斗も復帰しておるためポジション争いは熾烈である。
翔悟はには是非とも躍動して欲しい。
顔面偏差値を大幅に上げる佐々木翔悟の活躍を楽しみにしておる。

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水戸戦前日練習


いばらきサッカーフェスティバル2020 水戸ホーリーホック戦を明日に控え、ミニゲームやクロスからのシュート練習などで最終調整を行いました。

兵役で鹿島を去る韓国人通訳の物語 猛勉強で得た日本語、プロ諦め選んだ通訳での葛藤と奮闘

鹿島を退団するヨンハ通訳について記す報知新聞の岡島記者である。
ヨンハさんの事が深く伝わる素晴らしいコラムである。
兵役のために帰国することとなったが、ヨンハさんが語るように再び鹿島に戻ってきて欲しい。
ありがとうヨンハ。
お元気で。

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兵役で鹿島を去る韓国人通訳の物語 猛勉強で得た日本語、プロ諦め選んだ通訳での葛藤と奮闘
2020年1月31日 17時1分スポーツ報知


兵役のため鹿島を退団したキム・ヨンハ通訳(右)

 鹿島のキム・ヨンハ通訳(27)が、兵役のため3年間の職務を終えて韓国に帰国した。サッカー留学で来日し、猛勉強で手にした日本語。プロの夢を諦められず、1度は断った通訳の仕事。葛藤と奮闘、兵役後のキャリアプラン…。鹿島に尽くした27歳に迫った。

*  *  *

 韓国の高校を卒業後、サッカー留学で山梨学院大に入学した。話を持ちかけられた1週間後にはもう来日していた。サッカーをするためだけに、海を渡った。

 下準備も何もない状態。語学の壁は高かった。それでも「サッカーは人を動かさないと楽しくプレーできない」と厳しい練習との両立で日本語の習得に励んだ。

◆授業、復習、居残り見学

 「朝6時起きで1時間走ってから大学で朝食を食べ、自転車で(日本語の)塾に行って。9時から12時40分までが授業。大学に戻って、練習して、そこから復習の時間。最初の2年間はその繰り返しでした」

 当時のサッカー部は能力別にA~Dまでの4チーム構成。Aチームだったヨンハ通訳は、練習後も帰宅せず、B~Dチームのトレーニングを熱心に見つめた。「みんながどんな日本語で指示を出しているのか。ずっと座って聞いていました」

 ACLの韓国遠征の際、韓国のスタッフから「韓国語のやたら上手な日本人」と勘違いされるという。所作や話し方、物腰の低い態度が日本人に見えるらしい。本当は「日本語のやたら上手な韓国人」なのだが。

◆1試合限定だったはずの通訳

 大学4年時、プロ入りを目指しJクラブの練習に参加していた頃。プロのオファーは届かなかったが、鹿島から通訳で誘われた。来日4年目とは思えない語学力、人間性が評価された。だが断った。プロになることしか考えていなかった。

 鹿島の熱意に負け、1試合限定で通訳を手伝うことになった。そこで出会ったのが、勝利のみが許され、勝つために全てを捧げる鹿島の選手・スタッフだった。心が動いた。「試合前日のミーティングルームで自己紹介をして、みんなの顔、雰囲気を見て、決めました。いろいろな経験ができると思いました。『人』で決めましたね」

◆「僕のせいじゃないかと…」

 24歳の若さで常勝軍団の通訳になった。コーチミーティングや契約更改にも参加する責任ある職業。気苦労も多かった。「けがもあり、(GKクォン)スンテさんがレギュラーを取り返せずに1年が終わってしまった。自分が迷惑をかけているのかなって思いました。能力を発揮できなかったのは僕のせいじゃないかと…」

◆内田「3人の韓国人のために」

 翌18年、クォンスンテは定位置を奪った。チームもACLで優勝。準決勝水原(韓国)戦前の記者会見では、内田篤人が「3人の韓国人のために絶対勝つ」とスンテ、チョンスンヒョンの両選手にヨンハ通訳を加えて誓った。「胸が熱くなりました」と感激した。

 けが人続出で選手が不足し、紅白戦に入ることもあった。小笠原満男からは「スタッフとか関係ない。遠慮するな」、ジーコからは「やられるな。むしろ削れ」と言われた。プロにはなれなかったが、自分の本職だったボランチで小笠原とコンビを組み、自分のパスで西大伍がサイドを駆け上がった。「自分のせいでレベルが落ちてはいけない。必死でしたが本当に楽しかったです」と振り返る笑顔はサッカー少年そのものだ。

◆「できれば鹿島に戻って…」

 兵役はおよそ2年間。その後のキャリアは…。「その時の流れやタイミングはわかりません。でもできれば鹿島に戻って、また何か貢献できればと思っています。やっぱり国内タイトルが取れなかったのが心残りなんです―」

*  *  *

 1月29日。帰国を翌日に控えたヨンハ通訳は、いつも通りグラウンドにいた。ゴールを動かし、球出しを手伝い、汗だくの選手にタオルを渡し、ミニゲームで線審を務めた。

 3年間こなしてきたサポート業を最後までやり遂げたヨンハ通訳と、誰もいないグラウンドで少々立ち話。別れ際に「また会おうぜ」と“軽く”頭を下げて両手で握手を交わすと、予想外のことが起きた。「ゴツンっ」と頭同士がぶつかった。

 ヨンハくん、丁重に頭を下げすぎです。日本人よりも日本人じゃないですか。どうかお元気で。(岡島 智哉)

ザーゴ監督、ボランチ熱血指導

PSM水戸戦に向けた前日練習を取材したニッカンスポーツである。
ボランチの4人に熱血指導したと伝える。
メルボルン戦で垣間見えたザーゴ・サッカーに於いて、ボランチの存在が非常に重要であることは明らかであった。
攻守に頭を使うことが求められる。
ザーゴ監督求める動き・プレイを体得し、チームの骨格となっていくのだ。
ザーゴ・サッカーの完成を楽しみにしておる。

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鹿島ザーゴ監督が要のボランチ熱血指導 3冠へ構築
[2020年1月31日16時40分]


ビルドアップの練習中、身ぶり手ぶりで説明をするザーゴ監督(中央)


ビルドアップの練習中、MF三竿(左)らボランチの選手を集めて指示を出すザーゴ監督(左から2人目)



鹿島アントラーズのザーゴ監督(50)が、ボランチの4選手を集めて熱血指導した。

プレシーズンマッチ水戸ホーリーホック戦(2月1日、K’sスタ)を翌日に控えた31日、鹿嶋市内で練習を行った。監督自身が「最も難しい」と話すビルドアップの練習中、MF三竿、小泉、永木、レオ・シルバのボランチ4選手をピッチ上で集めて、プレッシャー下でのポジショニングについて熱弁。時間は3分ほどと短かったが、チーム戦術の要となるボランチに、決まり事を細かく落とし込んだ。

ビルドアップ練習では、ボランチを経由してワイドに展開する流れを何度も確認した。MF永木は「監督には常日頃から、ボランチの2人がこの戦術における中心になると言われている」。MF小泉は「去年より、ボールを持つことは言われている。そのためにはボランチがどんどん受けて、ゲームを作っていかないといけない。難しいこともあるかもしれないけれど、どんどんトライしていければ」と話した。

28日のACLプレーオフでも、敗れはしたがザーゴ監督が目指すサッカーの形は見えた。永木は準備期間が短かったことをふまえて、「もちろんまだ未完成で、うまくいかないところはたくさんあると思うけど、それは正直しょうがない。試合を重ねたら、お互いのポジショニングの位置取りだったり、オートマチックに動けるようにはなると思うので、試合を重ねていくことが一番」。ザーゴ監督も「足りなかったのは得点だけで、他では相手を圧倒していた。いきなりうまくいくことはないので、少しずつやっていければ」と、目指すサッカーに揺らぎはない。慌てることなく、国内3冠に向けてじっくりとチームを構築していく。

言い訳を振り払って向き合う敗北の理由

ACL敗退を喫した内田篤人を取材したフットボールチャンネルの藤江氏である。
悔しさを伝えてくれる。
「内容は良かった」は鹿島では通用しない。
しかしながら、多くの決定的チャンスを作り出し、枠内にシュートを収めながらもゴールに至らなかった。
これもサッカーと言いたくもなる。
場内も試合後のブーイングが沸き起こらなかったことにも、サポとしては納得出来る。
ただ、選手を湧き立てる言葉が欲しかったのは篤人側の方にあった様子。
「燃え尽き症候群」を払拭させるのだ。
そすて、今年は国内の戦いに集中することとなったが、我らは大きな声援をチームに送る。
お互いに盛り上げて勝利を積み重ねていこうではないか。
重要なシーズンである。

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内田篤人はACL敗退に何を思う。「一発勝負に強かった」鹿島アントラーズが恐れているのは…【この男、Jリーグにあり/前編】
鹿島アントラーズは28日、AFCチャンピオンズリーグ・プレーオフでメルボルン・ビクトリーと対戦した。54分に失点した鹿島は0-1で敗れ、グループステージ出場を逃している。元日に天皇杯決勝を戦ったチームとザーゴ新監督に与えられた準備期間はあまりにも短かった。それでも、戦況をベンチで見守ったDF内田篤人は常勝チームで戦う矜持と、久々に本戦出場を逃した無念さを露わにした。(取材・文:藤江直人)

2020年01月31日(Fri)10時35分配信
text by 藤江直人 photo Getty Images

内田篤人が露わにした喪失感


【写真:Getty Images】

 セピア色になりかけている記憶を必死に検索した。自分が在籍したシーズンで、鹿島アントラーズがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の本大会に出られなかったことはあったのか。フィールドプレーヤーでは最古参となる31歳、内田篤人が弾き出した答えは残念ながらちょっとだけ違っていた。

「ACLに出ていない年、オレ、知らんもん。一回あるぐらい、かな。ほとんど出ているからね」

 正確には内田が清水東高から加入した2006シーズンと、いま現在も背負う「2番」を元日本代表の名良橋晃から引き継いだ2007シーズンに、アントラーズはACLを戦っていない。いずれも前年のリーグ戦における成績が振るわず、上位に与えられる出場権を手にできなかったからだ。

 一転して2007シーズンからは、前人未踏のリーグ戦3連覇を達成。必然的に内田も2008シーズンから3年連続でアジアの舞台にも立ち、ブンデスリーガでプレーした約7年半の歳月をへて復帰した2018シーズンに、アントラーズは悲願のアジア王者を獲得。昨シーズンもベスト8へ進出した。

 特に直近となる過去2シーズンの残像が、強烈に焼きついているからこそ喪失感も大きい。本大会へストレートインすることができず、プレーオフに回った今シーズン。ホームにメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)を迎えた28日の一発勝負で、アントラーズはまさかの苦杯をなめさせられた。

「いままでもそうしたなかで勝ってきた」

 相手の約3倍となる17本ものシュートを放ち、そのうち13本を枠内に飛ばしながらゴールネットを揺らすことができない。相手ゴールキーパーの美技に防がれるたびにMF土居聖真が、名古屋グランパスから加入したMF和泉竜司が、新外国人のFWエヴェラウドが天を仰いだ。

 54分にはまさかの形から失点を喫した。昨夏まで浦和レッズでプレーしたFWアンドリュー・ナバウトが放ったシュートが、ブロックへ飛び込んだ新加入のDF奈良竜樹の足にヒット。コースを変えた一撃は、守護神クォン・スンテの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。

「(次へ向けて)気持ちを切り替える、というものじゃない。そんなに簡単なものじゃないから」

 冷たい雨が間断なく降り続くなかで、失点を挽回できないまま終えた90分間をベンチで見届けた内田が振り返る。ややぶっきらぼうな口調が悔しさと、本大会の舞台に立つことなくACLを制覇する可能性を失った無念さを際立たせる。昨シーズンに小笠原満男から引き継いだキャプテンを、今シーズンからは23歳のMF三竿健斗へ託した内田はさらに言葉を紡いでいる。

「先に点を取りたかったよね。しかも、早いうちに。みなさんも感じたかもしれないけど、試合が始まって15分、20分で、レベル的には負けるような相手ではないと思った。ただ、よく言っていることだけど、チャンスがいっぱいあるのに点が入らない試合は負けちゃう。それでも、そういう試合だった、では片付けられないんだよね。新チームが立ち上げられた直後と言っても、いままでもそうしたなかで勝ってきたわけだからね。特にウチは一発勝負に強い、と言われてきたチームなので」

新指揮官に与えられた時間はわずか12日間

 ヴィッセル神戸の前に一敗地にまみれ、ACLのプレーオフへ回ることが決まった元日の天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝をもって、2017シーズンの途中から指揮を執ってきた大岩剛監督が退任。現役時代は柏レイソルでプレーした経験をもつ、ザーゴ監督にバトンが引き継がれた。

 もっとも、初陣となるACLプレーオフへ向けて、50歳のブラジル人指揮官に与えられた時間は20日間だった。天皇杯決勝から中6日という異例のスケジュールで新体制をスタートさせたが、初日に汗を流したのは昨シーズンのプレー時間が少なかった選手と、新加入選手だけだった。

 天皇杯決勝までフル稼働した主力選手たちと故障がちだった内田には、選手統一契約書に「最低限の期間」として明記されている2週間のオフが与えられた。合流したのは宮崎市内での合宿が大詰めを迎えていた16日。全員がそろってからわずか12日間で、実戦形式の練習をほとんど行っていない状況を踏まえれば、準備期間が十分だったとはさすがに言えない。

 初さい配を振るったザーゴ監督はメルボルン戦へ、6人の新加入選手を先発として送り出した。前出の和泉、奈良、エヴェラウドに、永戸勝也と広瀬陸斗の両サイドバックとMFファン・アラーノ。新戦力のパフォーマンスが決して悪かったわけではない。

 昨年12月7日の明治安田生命J1リーグ最終節をもって、オフに入っていた日本人選手たちは、再三にわたって右サイドからクロスを供給した広瀬を筆頭に新たな可能性を示した。28歳のエヴェラウドは高さと強さを、23歳のアラーノは後方の広瀬らと決して悪くはない連携を見せた。

「一番恐れているのは…」

「勝っていれば評価は全然違っていたと思うけど、自分としては昨シーズンの後半戦よりはよかったと思っている」

 一時は4冠独占の可能性を膨らませながら、勝負どころの秋以降に失速。天皇杯決勝を含めて不甲斐ない戦いを演じ、結局は無冠に終わった昨シーズンの終盤戦よりも可能性を感じさせたと、1996年から強化の最高責任者を務める鈴木満取締役フットボールダイレクターは努めて前を向く。

 ただ、他のJクラブの追随を許さない20個ものタイトルを獲得し、いつしか常勝軍団と呼ばれたアントラーズを縁の下で支えてきた鈴木ダイレクターは、こんな言葉をつけ加えることも忘れなかった。

「やっぱりメンタルもフィジカルも選手間でバラつきがある点が、チーム全体の集中力みたいなところにつながっていかない」

 昨シーズンだけでなく、リーグ戦と天皇杯の二冠を獲得した2016シーズンからアントラーズはフル稼働してきた。2017シーズンは最終節で連覇を逃して精神的なショックを長く引きずり、2018シーズンもFIFAクラブワールドカップを戦った関係で最も遅くオフに入ったチームとなった。

「一番恐れているのが、ずっと主力で出場してきた選手たちの気持ちが燃え尽き症候群というか、なかなか高ぶってこないような状態に少しなってきていること。何年もこういう状況になっていると必ずどこかにしわ寄せがくるし、昨シーズンもけが人が続出した時期があったので」

 チーム全体での始動を遅らせてまでも、主力選手たちにあえて2週間のオフを取らせた理由を、鈴木ダイレクターはこう説明する。半ばぶっつけ本番でもACLプレーオフで勝てれば、と抱いていた淡い期待は脆くも崩れ去ってしまったが、準備期間の短さを問われた内田はおもむろに首を横に振った。

(取材・文:藤江直人)

内田篤人は「準備期間が短かった」とは思わない。言い訳を振り払って向き合う敗北の理由【この男、Jリーグにあり/後編】
鹿島アントラーズは28日、AFCチャンピオンズリーグ・プレーオフでメルボルン・ビクトリーと対戦した。54分に失点した鹿島は0-1で敗れ、グループステージ出場を逃している。前編で鈴木満取締役フットボールダイレクターは「昨季の後半戦よりはよかった」と前を向いたが、DF内田篤人は準備期間の短さを否定した。そして、敗北の理由に向き合い、自身の不甲斐なさを悔いた。(取材・文:藤江直人)

2020年01月31日(Fri)10時36分配信
text by 藤江直人 photo Getty Images

「最後の精度」で片づけてはいけない


【写真:Getty Images】

「準備したから勝てるか、と言われたらわからない。勝負ごとだし、勝てる確率は上がるかもしれないけど。それに、監督が代われば戦術とかも変わるし、使いたいタイプの選手も変わる。それでも、準備期間が短かったとはオレは思わない。キャンプもしているわけだからね。それに主力選手と言っても、シーズンが終わるころにはウチには主力なんていないわけだからね」

 言葉を補足すれば、主力なんていないとは、イコール、所属する全員がアントラーズイズムを体現できる――を意味する。黎明期から受け継がれてきた、言い訳が許されない常勝軍団の掟を誰よりも理解しているからこそ、日本サッカー界でよく言われる、負けたときの理由づけにも難色を示した。

「チャンスはあったよ。それはあるよ。(相手が)オーストラリア(のチーム)だもの。そう思いませんか? そこをやっぱり最後の精度、という言葉で片づけちゃうのかな、と。日本代表でもよく言われるじゃない。最後(のところ)が、とか」

 再び言葉を補足すれば、決してメルボルンへのリスペクトを欠いていたわけではない。たとえ新戦力が数多く起用された状況でも、クラブとして積み重ねてきたものを出せば負ける相手ではなかったと、ピッチの上でその役割を果たせなかった不甲斐なさを含めて内田は伝えたかったのだろう。

「ザックが来たときは…」

「オレは試合に出ていないから、どうこう言うつもりはないけど。でも、自分たちが今後どのようなリアクションを見せていかなければいけないのかを、オレたち出ていない選手がやらなきゃいけない」

 リードを許しながらも、交代枠をひとつ残してアントラーズは敗れている。FW伊藤翔とMF白崎凌兵の他に、攻撃的な選手がリザーブにいなかったという事情もある。それでも、自分や永木亮太、最年長の曽ヶ端準、ベンチに入らなかった遠藤康らが常日頃から背中を、どんな状況でも敗北の二文字を拒絶するアントラーズの伝統を、ザーゴ監督が掲げる戦術に融合させていかなければいけない。

 指揮官が代わったばかりという事情もあり、夏場までは何とかやり繰りしながら、秋以降に勝負をかけられるチームになればと、鈴木ダイレクターも今シーズンに対してはある意味で覚悟を決めている。確かに手探りで戸惑いもあるが、そうした状況に甘えてはいけないと内田は力を込める。

「特に外国人の監督だし、そこは(要求を)守らなきゃというか、思い切りがなくなることが日本人選手にはあると思う。だから(日本代表に)ザックが来たときなんかは、最初はやっぱり、という感じだったから。オレは海外に出ていたから、そこはわかっているけど」

 日本代表の指揮官が岡田武史監督から、イタリア人のアルベルト・ザッケローニ監督に代わった2010年の秋以降もチーム内に戸惑いが生じたと、内田はおもむろに思い出した。海外で外国人監督のもとでプレーしている選手たちのように、新監督の戦術をいち早く理解した上で、失敗を恐れることなく実戦のピッチで体現していく勇気と覚悟がいまこそ必要になってくる。

「ブーイングじゃないというのが悲しい」

 あまりにも短いオフ。監督を含めた首脳陣の刷新。そして、過渡期にあるチームを物語るように12人もの選手が放出され、新たに11人が加わった陣容。昨夏に安部裕葵(FCバルセロナ)ら、3人の主力がヨーロッパへ移籍した状況を含めて、難しい時期にあると察したからか。4冠独占の可能性が早くも潰えたアントラーズに対して、サポーターはブーイングを浴びせなかった。

 批判されるのを覚悟の上で試合後の挨拶へ向かった内田は、降り注いできた拍手と声援に「ブーイングじゃない、というのが悲しいね。あれっ、という感じで」と神妙な表情を浮かべた。

「厳しい目であってほしいというか。いままでもそうやって見られて育ってきたからね。オレもそうだったし、他の選手も。負けて頑張れよと言われるチームじゃなかったよな、というのがちょっとね。それを今日、そういうふうになっちゃったのが本当に申し訳なくて」

 大雨のなかを駆けつけたサポーターへ逆に気を使わせてしまった結果に、内田は心のなかで頭を下げた。ACL本大会出場を逃したことでグループリーグから登場する、来月16日の名古屋グランパスとのYBCルヴァンカップへ。そして、敵地でサンフレッチェ広島と対峙する同23日のリーグ開幕戦へ。クラブとサポーターが一体となって妥協を許すことなく勝利を、そして捲土重来を期す戦いが始まる。

(取材・文:藤江直人)

【了】

メルカリ✕アントラーズ

動画配信サービス・Paraviによる小泉社長と鈴木秀樹マーケティングダイレクターへのインタビューである。
『日経STARTUP X』という番組の性質上、ビジネス的な側面を秀樹さんが良く応えてくれる。
鹿島の経営マインドが良く伝ってくる。
ヘタを打つと即潰れる可能性を秘めているベンチャー的なクラブであることで、他の日本のクラブとは一線を画しておる。
メルカリが親会社になったことで、ベンチャー×ベンチャーとなり鹿嶋周辺にも影響を及ぼすようになっていく。
このクラブが更に新化する姿を観ていきたい。
楽しみである。

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メルカリ✕アントラーズ、小泉氏のゲームプラン
2020.01.24

「スタートアップ」が未来を創る――。話題のスタートアップや、イノベーティブな起業家をいち早く取り上げる「ビジネスにスグ効く」経済トークショー『日経STARTUP X』。PlusParaviでもテキストコンテンツとしてお届けする。

メルカリは2019年、サッカーJ1の鹿島アントラーズの経営権を取得した。サッカークラブの経営権を巡っては、RIZAPグループが2018年4月に湘南ベルマーレ(神奈川県平塚市)の経営権を、サイバーエージェントが同年10月にFC町田ゼルビア(東京都町田市)の経営権をそれぞれ取得。ITや新興企業の経営参画の動きが相次いでいる。メルカリは鹿島を舞台にサッカーだけでなく地域も巻き込んだ壮大な実験に取り組む。小泉文明会長が描く未来を聞く。


瀧口:今日の日経STARTUP Xは特別企画です。今回は茨城県鹿嶋市にあるカシマサッカースタジアムにやってきました。いつもはオフィスからお届けしておりますが、今日は特別にスタジアムからお届けします。

村山:広いところで気持ちがいいですね。

瀧口:しかも大型ビジョンに「日経STARTUP X」のロゴまで付けていただいて。

村山:おそらく日経STARTUP X史上最大のロゴ表示ですよね。

瀧口:ありがとうございます。

瀧口:ではゲストのお二人をご紹介させていただきます。メルカリの会長で鹿島アントラーズFC代表取締役社長でいらっしゃる小泉文明さんです。よろしくお願いします。

小泉:よろしくお願いします。

瀧口:そして元サッカー選手で現在はアントラーズFCマーケティングダイレクターを務めていらっしゃる鈴木秀樹さんです。鈴木さん、よろしくお願いします。

鈴木:よろしくお願いします。

瀧口:今日はあいにくの雨ということで芝生の様子は見られないんですが、レアな様子が見られますね。あれは何をしているところなんでしょうか。

鈴木:今養生中ですね。気温が下がっているので。

瀧口:あのピンクのライトは何でしょうか。

鈴木:あれは太陽光と同じ成分の光を当てて成長を促進させている状況です。

瀧口:こういう所はなかなか見られないですから貴重ですね。

村山:ハイテクな感じがしますね。

瀧口:ではお二人にはこの後たっぷりお話を伺っていきます。よろしくお願いします

瀧口:さて改めてどうぞよろしくお願いします。村山さん、鹿島アントラーズと言えば国内三大タイトルだったりアジアチャンピオンズリーグ合わせて50リーグの中で最多優勝記録を持っている強豪チームですよね。

村山:代表的なチームですよね。

瀧口:そこの経営権をメルカリが昨年夏に取得したということで、これはかなり大きなニュースでしたよね。

村山:有名な者同士が一緒になるということですからそういう意味でもインパクトありましたし、逆にどういう化学反応が起きるのかなってみんなを期待させる組み合わせでもあるんじゃないかと思いますね。

瀧口:そのあたりもお話伺っていきたいと思います。まず小泉さんは昔から鹿島アントラーズというチームに思い入れを持たれていたと伺いましたが、最初の思い出というのは。

小泉:父が鹿嶋市の隣町出身で、子どもの頃からよくこの周辺に遊びに来ていたんですね。ちょうど中学校1年生の時にJリーグができて、初めてこのスタジアムに遊びに来たらすごく熱狂的で。それでファンになったことがきっかけですね。

瀧口:まさか自分がそのチームの経営をすることになるとは。

小泉:そうですね。いまだにそこはちょっと自分でもピンと来ていないというか、まだまだ実感ないですけれども。

瀧口:いつかそういうことができたらいいなという思いが漠然とあったんでしょうか。

小泉:そういうわけではないですけど、テクノロジーが進化していてエンターテイメントがテクノロジーと掛け算して大きな産業になっていくだろう、今後インターネットとの相性も良くなっていくだろうという中でいうと、サッカーをはじめとするスポーツのコンテンツは相性がいいなとは思っていたので、スポンサーシップの関係から今回のM&Aになったというのは、テクノロジーを追ってきた者としてはこうなったというのがある程度見えていた気がします。

瀧口:なるほど。そして鈴木さんですが、鈴木さんはアントラーズの前身だった住友金属工業時代に選手としてチームに入られたと伺っていますが、選手として活躍された後に経営の方に入られたと。

鈴木:そうですね。立ち上げから。

瀧口:ずっと鹿島のチームを支え続けていらっしゃったということですね。

鈴木:はい。年だけは。

瀧口:そんなことないです(笑)。どのようにチームの運営に関わってこられたんでしょうか。

鈴木:私自身はずっと事業畑ですから、チケットの販売からスポンサーなど、主に収入のところをずっとやってきています。

瀧口:そしてそんなお二人が出会われたお話を伺いたいんですけど、メルカリは2017年からアントラーズのスポンサーをされていたということですが、その頃からのお付き合いということでしょうか。

小泉:最初に私が柴崎岳選手と知り合う機会があって、試合見に来てくださいよと言われて来た時に初めてお会いさせていただきました。そこで「今後テクノロジーでフットボールももっと変わらなきゃいけないよね」ということで「何か面白いこと一緒に何かやりませんか?」ということになりました。僕らも会社を作って2、3年目くらいだったので、当時は女性がユーザーとして多かったので、男性ユーザーもしくは40、50代くらいのユーザーをしっかり獲得していきたいなと思っていて、ある意味アントラーズの持っているアセットと相性がいいなと思ったので、そこで一緒になることになりました。

瀧口:鈴木さんは最初に小泉さんに合われた時の印象はどうでしたか?

鈴木:いわゆるネット企業の社長さんって、カリスマ性があったり、強いものがあったりするイメージじゃないですか。それがまったく覆されて。

瀧口:覆されたんですか。

鈴木:人の話をよく聞けるし、ある意味リベラルだし、スポーツだけじゃなくいろいろなものを見ている。その時は割と衝撃的でした。

瀧口:なるほど。同じ目線で話せる相手だなと思われたということでしょうか。

鈴木:そうですね。プロスポーツの周辺環境がだんだん変わってきている中で、いわゆるメーカーがプロスポーツを支えていけるかどうかという疑問を実は僕も持っていて。その時に小泉さんの考え方と、将来はやはりこの業種だよねというところが握れたというところですね。

瀧口:それはこの2017年からスポンサーをされていて、2019年のタイミングに経営権を取得されたというのは、どういう背景があったんですか?

小泉:ずっとスポンサーとして話していく中で、DAZN(ダゾーン)さんが入ってきて、賞金であったりお金の面も変化があって、選手もヨーロッパに移籍があったり、サッカーを取り巻く環境の中でダイナミックな変化があって。今までの親会社であられた日本製鉄さんとの話の中で、私たちのような"toC"のサービスをやっている会社でありテクノロジーを持っている会社がやった方が、アントラーズの企業価値というか、今後発展していく上ではそれがベストだろうということで経営権を交代することになったんですね。

村山:プロ野球のチームを経営しているところはたくさんあるじゃないですか。そういう意味では野球もメルカリのユーザー層を広げていく意味では可能性があったのかなと思うんですが、そこでサッカーにしたのはグローバルで見るとやはりサッカーなのかなということからでしょうか。そこはいかがですか?

小泉:グローバル目線は当然ありましたね。コンテンツとしては若い人達も野球と同じように多くの人が見ているコンテンツだし、今回サイバーエージェントさんも町田ゼルビアを買収したり、かなりネット企業がサッカーに増えてきてはいますので。テクノロジー系にいるとエンターテイメントであるとか、リアルなビジネスがテクノロジーでかなり変わってくるんじゃないかなと。

地域に根ざしているJリーグというのはある意味ローカルなところで、フットボールビジネスではない地域に根差したビジネス、これをテクノロジーで変えていこうというと、サッカーチームが持っている地域との連携というのはむしろ強いんじゃないかなと思います。

瀧口:小泉さんは今までずっとIT企業をやって来られて、スポーツビジネスというのはもちろん初めてだと思うんですけど、入ってみて驚いたことや最初の印象はいかがでしたか?

小泉:そういう意味では2年間スポンサーをやっていたので驚いたことはないんですけど、一方で仕事の進め方がネット企業のようにオンラインで完結するものと、サッカーチームの選手もいて地域経済もあってというところでケアするところが全然違ったり、シーズンも1年を通してPDCAを回していくのと、ネット企業のように1日でPDCA回すみたいなところとはまた違うので。

ただ時間軸みたいなものは違うと思うんですけど、一方でファンやコンシューマーがいて、きちんと楽しんでいただいて、お金を頂戴して、データを持って経営していくという意味でいうとやっていることはそれほど変わらないなと思います。

瀧口:"toC"というところでは。

小泉:アントラーズというといろんなことをやってきていますし、そこはそれほど変わらないんじゃないかなと思います。

瀧口:鈴木さんが今まで作ってきたアントラーズについては、小泉さんはどう思われますか?

小泉:めちゃめちゃベンチャー企業だと思いますね。やはりこの鹿嶋市って6万7、8千人しかいないんですよね。これは4万人入るスタジアムなんですけど、年間46万人とか来るわけです。ある意味J1に入るのも無理だと言われたところをスタジアムを強引に作って、"鹿島の奇跡"と言われているんですけど。何もないところから作ってきたところがあって、ある意味すごくベンチャーマインドがあってチャレンジしているクラブだなと思っています。

瀧口:ちなみにヴィッセル神戸の神戸市は約人口150万人。浦和レッズのさいたま市は約130万人と言う中で6、7万人の中でここまで作ってこられたというのはいろんな工夫があったと思うんですけど、一番鈴木さんが注力されてこられたのはどういう部分ですか?

鈴木:サッカーの場合は半径30kmでマーケットを計算するんです。そうすると鹿島の場合は約80万人弱。地域で言うと千葉県が半分くらい入ってしまう。面積で言うと半分太平洋が入ってしまう。

瀧口:半分太平洋なんですね。

小泉:魚入れると結構いるんですけどね(笑)。

鈴木:さっきの理論で言うと我々はこの180万人弱のマーケットでこの4万人の箱をどう転がしていくかという議論をしなくてはいけない中で、一番多いところで2200万人くらいいるわけです、東京、埼玉のクラブは。そことどう競争していくかというと、やはりマーケット以外からどうお客さんを運んでくるかという作業が必要なので、ですから割と早くから回していかなければできなかったという理由があったんですね。ですからベンチャーみたいだと言われると、そういうことをしてこないと支えてこれなかった背景があります。

瀧口:スタジアムの中にもいろいろな工夫が。温泉があるんですよね。ミスト浴が受けられる施設があって。

鈴木:さっきの理屈で言うと多くのクラブは入場料収入をベースにスポンサーやグッズを売ったりすることで成り立っているんですけど、マーケットが小さい分それだけだと不安なのでスタジアムの経営権を取ってスタジアムでどう収益を上げていくかというところにいちはやく目をつけた。法律が変わってから我々がスタジアムの管理権を取得することに参入して、そうするとフットボールのファンとフットボール以外のファン、その両方で経営を支えていくという4本の足でフットボールと地域に根差したビジネスをやっていきましょうということで進めてきたので、必然的にスタジアムのノンフットボールビジネスと言うんですが、日常的に地域の人たちとビジネスとするというところが生まれてきたんです。

瀧口:なるほど。フットボールビジネスだけですと1位なのか2位なのか3位なのかというだけで賞金が違うと伺いましたが、かなり売上に振り幅が出てしまいますよね。

小泉:賞金や移籍金みたいなフットボールのところは少しボラティリティがあるので、地域のところで足腰を強くしていこうと。なので湯治施設があったりボルダリングがあったりスポーツ施設があったりクリニックがあったり、その周辺になるべくサッカーが無い日も来ていただいて、活動していただくという工夫をしている感じですね。

瀧口:それを初期の頃から考えていたと。

鈴木:と言うよりも、それをやらないと明日にでもつぶれてしまうだろうという危機感ですね。

瀧口:それがベンチャーマインドだと。

小泉:そうですね。

瀧口:共感して意気投合されたのかなという気がしますね。

小泉:工夫をすごくしてきている、知恵を絞ってきているというところがあるので、僕らが新しいチャレンジしようという話を社内でしていても基本的にみんなポジティブなんですよね。一般的にそういう新しいチャレンジをしようとすると、それをやらなくてもどうせ売上は変わらないよっていう感じだと思うんですけど、秀樹さんをはじめアントラーズのメンバーと話すと新しいことに対するストレスがあまりないというか、非常に前向きにやってもらえるんですね。

村山:鈴木さんも面白いこと大好き人間みたいな感じでしょうから、そういう意味では波長も合うんでしょうし、相乗効果でますますチャレンジしていこうという風土になっていくんじゃないでしょうかね。

小泉:そうですね。今社内にSlackを入れて、結構順応早かったですよね。僕Slackは正直大丈夫かなって結構ドキドキしながら導入したんですけど、ものの1、2週間で皆ガンガン使っていて、むしろ便利でメールに戻れないよね、みたいな感じになってきているので。

瀧口:私たちの番組にもSlack入れたいですよね。連絡がメールなので。

鈴木:そういうマインドがある中で製造業の関係会社にいたものですから、意思決定プロセスの段階がすごいわけです。むしろそっちにストレスを感じていた社員が多かったのかなと。情報共有とか意思決定のプロセスの階層が少なくなることに関してみんな飢えていたという感じですよね。

瀧口:「待ってました!」という感じなんでしょうかね。あと小泉さんのツイッターで稟議書をデジタル化したと出ていましたが。

小泉:紙の稟議だとサッカーって遠征多いので、遠征に行っちゃってそこで稟議が止まってしまうと経営面だと1、2日の遅れが非常にロスしてしまうので、いろいろな紙をデジタル化したりしています。なるべく小さいチャレンジができるような、ある意味ネット企業っぽい考え方で運営しているので、徐々にチャレンジの数を増やしていって。ある意味このスタジアムとかファンビジネスの中でもどうしてもやはり既存の仕組みが大事であるんですけど、新しいことしないとファンも飽きちゃうと思うんですよ。新しいことたくさんしていこうというところで大きな変化が見えてくるんじゃないかなと思っています。

鈴木:名刺管理ソフトなんて2年間議論して入れるべきだってみんな言うわけですよ。でも最後計算していくとちょっと高いから駄目だよねって二の足を踏んでいたんですけど、経営統合したら3日後に入ってました。これメルカリじゃ当たり前でしょって。議論の余地なく入るでしょってそんな感じでしたね。

瀧口:メルカリでも社内のカルチャーを作られることに長けていらっしゃるなと。「Go Bold」だったり、性善説に基づいた人事だったり。アントラーズでは今までの伝統を守りながらだと思うんですけど、そういう意味ではどう見ていらっしゃいますか?

小泉:そういう意味では非常にカルチャーも似ていて。伝統を守るというところは当然あるんですけど、ベンチャーマインドのようにチャレンジしてきた歴史があるので、比較的アントラーズとメルカリのカルチャーは似ているなと思っています。なので逆に言うとその中でさらにチャレンジできるその背中をどう押してあげられるかというところだと思っています。答えは社員が持っていると思うので、彼らが表現しやすいような仕組みやシステムを入れていって、今ある制限を取っ払っていきながらもっとベンチャー企業っぽくする感じですね(笑)。

瀧口:そこが最後決定できなくて止まっていたというところもあったということですよね。

鈴木:でも2年間のスポンサー期間、ある意味お見合い期間だと思っているんですが、そこがあったのがすごく大きくて。お互いのカルチャーを理解する時間があったんですね。それがなくてじゃあSlack入れましょう、となったらもう少し拒否反応があったのかなという気もしますね。

瀧口:スタジアムの中もメルペイでキャッシュレス化があったり。実際反応はどう感じていらっしゃいますか?

小泉:徐々にキャッシュレス化も進んできていまして、そうは言ってもキャッシュレス使ったこと無い人もまだまだいらっしゃいますので、メルペイスタッフが設定しますよ、というスペースを設けたらそこが大行列になっていて。設定してあげると便利だねと感じて使ってくれたりしますし。

事実かなり利便性を感じてキャッシュレスの比率もどんどん上がってきていまして、私たちドコモさんもスポンサーなので、メルペイとdポイントはどこでも使えるようになってきて、チケットもQRコードになってきていますし、そういうデータがたまっていって次に来場していただいた時にお得な情報があったり。1回来た人が2回3回来たくなるような仕組みを作っていきたいと思っています。

村山:スタジアムというリアルな場でいろいろな決済など新しいものを試していくのも一つの方向でしょうし、いろいろなシナジーも出てくるでしょうけど、そのあたりは小泉さん、始まったばかりではありますけど、見えてきた手ごたえみたいなものはありますか?

小泉:おそらくこの2月末の新シーズンスタート後にスタジアムに来ていただくと、もっといろいろ変化しているんじゃないかと思いますね。

村山:仕込まれていることがいろいろあるんですね。

小泉:仕込んでます。そこはやはり僕らももっとチャレンジしていくので、たぶん今までのアントラーズファンからするとだいぶ今シーズン以降変わったなと思っていただけるところが多いんじゃないかと思いますね。キャッシュレスだけじゃなくて。

村山:楽しみですね。

(C)Paravi

アントラーズ買収、メルカリが企む未来都市鹿島
2020.01.31

「スタートアップ」が未来を創る――。話題のスタートアップや、イノベーティブな起業家をいち早く取り上げる「ビジネスにスグ効く」経済トークショー『日経STARTUP X』。PlusParaviでもテキストコンテンツとしてお届けする。

今、世界でイノベーションの起点として注目されているのが、都市や地域とテクノロジーとの組み合わせだ。鹿島アントラーズの経営権取得を契機に、メルカリはテクノロジーを駆使して、鹿島と言う地域の抱える課題に取り組む考えだ。新たなイノベーションやビジネスが、カシマサッカースタジアムから生まれようとしている。


瀧口:今回の日経スタートアップXは、前回に引き続き茨城県のカシマサッカースタジアムからお届けします。引き続き村山恵一さん、よろしくお願いします。

村山:よろしくお願いします。

瀧口:そしてゲストのお二人をご紹介させていただきます。メルカリの会長で鹿島アントラーズFC社長でいらっしゃる小泉文明さん、そして鹿島アントラーズFCマーケティングダイレクターの鈴木秀樹さんです。後半もよろしくお願いします。

小泉・鈴木:よろしくお願いします。

瀧口:さて、今回はメルカリがテクノロジーを使い、地域と一体となってどういうことをしていくのか、どう変わっていくのかというところを伺っていきたいと思います。具体的にテクノロジーを使った実証実験というのはこれまでどういったものをされて、今後はどのような計画があるんでしょうか。

小泉:地域の課題は多々あると思っていまして、例えば交通の課題。渋滞もそうですし、将来的には信号をネットワーク化していったりしたいと思っています。もちろん警察や県とも精査が必要ですが。交通の課題についてはアントラーズの試合がある日にかなり渋滞してしまうので、その日をめがけていろいろな実証実験をしたり、ライドシェア(相乗り)みたいなものも当然あると思っています。

それ以外にも地域の課題というのは人口減少もそうですよね。テクノロジーは関係ないですけど、例えば出会いが少ないと言われている中でサッカーの試合をうまく使ったり、地域の課題に対してフットボールチームやテクノロジーがどう応えていくのかというところにビジネスのチャンスがあるんじゃないかと思っています。

瀧口:やはり場所柄遠方から来られる方も多いですよね。そういった特性が他のスタジアムとも違う部分も多いんでしょうか。

鈴木:それは大きく違いますね。約50%くらい首都圏から観戦に来ている方がいるので、それだけ時間とお金がかかっているわけです。勝ち負けもすごく大事ですけど、往復のストレスをどう軽減するか。それ以上にスタジアムの楽しみをどう提供するかということはすごく大事なことかと思います。

瀧口:サッカー好きの友人に聞いたんですけど、東京駅からカシマサッカースタジアムまでバスが出るようになって本当に楽になったと。しかもそのバスはビジネスマンの方も利用できて、サッカーファン以外の方にもすごく役立っているという話を聞きました。

鈴木:今「東京―鹿島間」は鉄道より高速バスが主流になってきて、それが試合日には増便されるんです。去年で言うと最大30本くらい増便しているという感じです。

瀧口:そういった改革の部分にもっとテクノロジーが入ってくるということですよね。

小泉:そうですね。逆にそこで1時間半から2時間くらいバスに乗っているので、Wi-Fiを積んだりスポンサーさんと一緒に何かコンテンツを提供することも可能だと思いますし、地域で言えばバスや自家用車で東京からここまでたくさんの方が来てくださっているので、サッカーの試合の前後にどうやって街に人を流していくか。

街の飲食やコンテンツを楽しんでいただくような情報を僕らがどう提供するのか、せっかく交流人口でたくさんの人が(茨城・)鹿嶋市に来てくださっているので、どうやって地域と触れ合ってお金を落としていただけるか考えて、また来たくなるようなものを作っていきたいと思います。

村山:地域にそれぞれ固有のニーズがあったり課題があったり、それをテクノロジーでどういう風に解決していくのかという切り口からいろんなイノベーションが起こるというのが世界各地で起こっていると思うんですよね。

例えば私が注目しているものに「mercari R4D」という研究開発の組織がありますけど、人工知能やブロックチェーンなどの技術があり、また地域に根差したアントラーズというある意味の「場」も持たれている。この掛け算というのは結構世界の大きいトレンドにもはまっているし、今お話しいただいたようないろいろなシナジーが出そろうことはたくさんあると思うので、いろいろ期待できそうですよね。

小泉:交通課題はAIと相性がいいだろうなと思っています。あとはR4Dの中でもVRやARをやっているメンバーがいるので、視聴体験をどうやってリッチにしていくかという面では、アントラーズやコンテンツの掛け算が非常にいいと思っています。スタジアムの中での視聴もそうですし、来ない人たちが家やパブリックビューイングを通して、どうやってスタジアムに来ているような臨場感を楽しめるのか。そこで楽しんでいただいて次はスタジアムに行ってみようというようなこともあると思うので、テクノロジーが入ることで今までのファンの楽しみ方をアップデートしたり、今までファンじゃなかった人を取り込んだり、そういうことをやっていきたいと思っています。

瀧口:鈴木さんが一番注目していらっしゃるテクノロジーはどの分野ですか?

鈴木:やはり地域課題って医療や健康、教育や環境などたくさんあるわけですよね。我々がプロサッカーを28年前にここでスタートした時に地域の人たちに非日常をどう体験させるかということでスタートしたんですけど、今Jリーグ全体で見ると56のクラブがそれぞれの地域の中で、スポーツを核としてどうやってまちづくりをするかと言うフェーズに入ってきている。

音楽でもスポーツでもエンターテイメントビジネスの顧客への接し方というのは、10年後の顧客をどう見るかということに進化している。我々が地域の皆さんのためにスタジアムで見せられることというのは、10年後の顧客のために今何を始めているかというのを見せられる場所なので、さっき言ったようなテクノロジーのスタートのところをきちんと理解していかなくてはいけない。

新しい技術がいきなり地域に入ってくると拒否反応から始まってしまうので、まずその体験の場になることでスタジアムが大きな役割を果たせるのかなという気がしています。ペイメントもそうですよね。地元の人がものすごい構えてしまうことが、ここで簡単に使えるようになると地域に広がっていく気がします。

瀧口:たしかに鹿島というチームが好きだからやってみようという、楽しいところから入るのはいいですよね。

小泉:スタジアムや地域をPoC(概念実証)の場として大企業が使っていくという中で、新しいスポンサーさんを獲得するとかですね。今NTTドコモさんがスポンサーで、例えば5Gを使ってスタジアムでどういうことができるかということを僕ら提供しているわけなんですけど、そういった形でスタジアムを一緒に運営していく中で何か実証実験が行われていくような場を僕らとしては提供していきたいと思いますし、チームがあると、みんながアントラーズのためならやろうかと、地域の理解やストレスが一気にサッカーチームがあることで下がるので、それを僕らが進めていきたいと思っています。

瀧口:何事も楽しいというところから入る、提供できるのはサッカーチームがあるからということですね。

鈴木:自治体の距離感があると思うので、アントラーズが中に入ることによって自治体の理解度が違う。例えば鹿嶋市と連携協定を結んで将来テクノロジーを使ったまちづくりをどうしましょうかということをスタートしていると、それが近隣に広がっていく。良い事例が見せられるといいなと思いますね。

小泉:スタートアップやテック業界にとってはどの自治体に話していいかわからない、自治体もどの技術を使っていいかわからないというミスマッチが起こるので、そこをアントラーズやメルカリが入ることによってマッチングさせるようなハブになりたいと思っています。それがメルカリで応えられるものもあれば、メルカリで応えられないけどあそこのベンチャーはこの技術があるとわかることもある。そこをつないであげることによって本当にシナジーが生まれやすいプラットフォームを作ってあげられると、まちづくりも一気に進むんじゃないかと思いますね。

瀧口:スタートアップもオンライン上が多かったと思うんですけど、OMO(=Online Merges with Offline)でオンラインとオフラインが混ざりあうというところで言うと、実証実験だったりリアルの場でいかに試していくかということが大事ですよね。そうするとやはりこういう場が欲しいですね。

小泉:この前もecbo cloak(エクボクローク)というスタートアップがスタジアムに入りまして。彼らは手荷物を空いたスペースを使って処理するというサービスなんですが、この前カシマサッカースタジアムでやったらかなりニーズが強くて。スタートアップを僕らもどんどん率先して使っていこうと思うし、そういう成功事例ができるとスタートアップの中でもカシマサッカースタジアムで実験できるらしいよとなっていく。僕らもある意味会社作って6年半のスタートアップであると思うので、次のスタートアップがうまく出るような輪を作っていきたいと思いますね。

瀧口:メルカリが他のスタートアップを引き上げていくようなエコシステムの中心になっていくわけですね。

小泉:それがスタジアムであればスポーツの観戦の仕方、映像であるとかデータであるとかいろいろなスタートアップがあると思うので、僕らとしても地域やチームとどうやって掛け算をさせるのかということで、ビジネスチャンスがあればそこを取り込んでいきたいと思っています。

村山:ここの場所がある種今までにないインキュベーション施設というか、いろいろなテクノロジーを試してみたり、いろんなデータが集められて分析して新しいサービスが試せたりする場になる。ある種スタジアムがリアルな場というのもそうですし、いろいろな面白いことをやりたい人が集まっているわけですし、そういうところに起業家の方もジョインしたり、自治体の人も知恵を出さないといけない時代ですので、ひとつのモデルケースになっている感じですね。東京の渋谷区というのもいいんですけど、こういう地にこういうアプローチの仕方があったのか、というのは結構発見かなと思いますね。

小泉:スマートシティというと福岡などの政令指定都市のサイズでやりがちではあるんですけど、あれは特別だと思うんですね。鹿島地域は今ホームタウンだけで20万人後半くらいですけど、基本的には高齢化も進んでいることを考えると鹿島地域のような20万~30万人くらいを基礎的な人数として、この地域が実証実験としてワークすると日本全国に鹿島モデルを出しやすいんじゃないかと思うんですよね。福岡のモデル見てもちょっとうちでは無理だな、という感じだと思うので。

村山:福岡は少しハードルが高いですよね。

小泉:違う形のスマートシティというか、生活のテクノロジーの実験の場にしていきたいという思いはあります。

村山:結構地に足のついたスマートシティというか、従来のスマートシティのイメージとはちょっと違うイメージでひな形となりうると思いますし、むしろそういう地域の方が日本全体で見ると圧倒的に多いと思うので、これはぜひ形をどんどん具体化してほしいと思いますね。

瀧口:スマートシティというとすごく未来都市的な遠い感じがしますよね。それが鹿島で。

村山:鹿島もある意味未来都市というか、未来感ただよっているわけですけれども(笑)。スタート地点というと福岡などの大都市とは違うアプローチが日本にはより求められているような気がしますから。

瀧口:サイズとして真似しやすいですよね。そして鹿島のチームが今後どう発展していくかというビジョンについてもお伺いしたいんですが、どうでしょうか。世界ではマンチェスター・ユナイテッドFC(イングランド)やレアル・マドリード(スペイン)などのチームがありますけど。

小泉:僕らもアジアでチャンピオンになりまして、「次は世界だ」というところでいうとチームの強化のためにはお金もそうですし、いろいろチャレンジが必要で。チームの強化と事業というこの両輪をうまくどう回せるかというところだと思うんですよね。そもそも稼がないと強化できないので。稼いで強化して成績を上げて、多くの方に来てもらって、スポンサー収入があって事業が太くなってチームに還元していくというこのサイクルをどれだけ回せるかという風に思っております。

私たち今売上高100億円というのを一つの目標にしてますけど、世界を見ると200億、300億というもっと大きなクラブがあるわけで、そこにステップアップしていかなくてはと思いますが。そこにはやはりテック企業らしくテクノロジーをどう使うかで10%、20%の成長をどう持っていくか。ノンフットボールビジネスをやることによって売上を作るか。変な話アントラーズがフリマアプリやってもいいわけじゃないですか。アプリビジネスをやってもいいわけであって。ノンフットボールビジネスもしっかり作っていくことによって、ちゃんと売り上げを作ればチームの強化に還元できると思っていて。そこをどう回せるかですね。

瀧口:例えばマンチェスター・ユナイテッドFCは中国でも1億人以上のファンがいると聞いたことがありますが、そういったアジアでの人気だったり、どの地域を特に強化したいというのはありますか?

鈴木:デジタルビジネスの中では先駆者としてアメリカですよね。スポーツをデジタルでどうマネタイズしていくか。我々は今ニューヨークに拠点を持って4年目になります。スタジアムのWi-Fi化やコンテンツ化を新しい情報を持ってやっているんですけど、ASEANで考えると圧倒的なサッカーの支持層がいるのですごく大事だと思っています。

「toC」の手前に「toB」があるべきだと思っているので去年シンガポールに拠点を持ちました。それは我々のステークホルダーがアジアに出ていく時に、我々が何をお手伝いできるかという窓口業務をきちんとやろうということで。その裏付けとして我々が常にアジアや世界に挑戦するチームでなければならないので、そのためには国内できちんと数十億円得るための成績が必要なんですね。

そこの挑戦権を必ず取って、常にアジアで戦い世界に立ち向かうというスタイルがなければそこを補完できない。チーム力としてはそこを目指す。そこにビジネスがのっかってくるというスタイルをどう作るのか、という気がしていますね。

瀧口:小泉さんは今までメルカリの社長として、プロダクトそのものに関してはいろいろ言われてきたと思うんですけど、オーナーという立場だとやはり監督もいらっしゃるわけで、その辺りはどうでしょう。

小泉:当然監督や強化部がいるので、彼らの意見は常にリスペクトしながらやっています。逆に僕が常に思っているのは強化部や監督がこういう強化をしたいという時に、そこにちゃんとお金が張れる経営にしていかなきゃいけないと思っているんです。僕らとしてはしっかりとお客様を楽しませて、スポンサーにビジネスしていただく。

スポンサーも今までの広告を出すからお金をくださいというモデルではなく、僕らが課題解決のパートナーになってちゃんとソリューションを提供できるパートナーシップ型のセールスに変えていただきながら、もしかしたらモデルも広告料くださいからコンサルティング費をくださいであるとか、違うビジネスモデルを開発していきながら収益を上げていきたいと思っています。これまでのサッカークラブであるようなビジネスモデルじゃないものはこれからできてくると思っていますね。

瀧口:あと「日経STARTUP X」ということでメルカリの話も少し伺いたいんですが、メルカリの会長として対外的な部分に注力されると伺っておりますが、具体的には経団連など、そういうところの活動になってくるんでしょうか。

小泉:なんだかいろいろやってるんですけど、そういう財界活動もあればPRも営業担当もしてますし、メルペイの開拓も実は結構やっていて。いろいろなところで人脈ができたところにメルペイを入れてください、という感じですね。昨日もある大きい小売りの社長さんに提案しに行ったり。そういう形で対外的な方に時間を使わせていただいてます。

この前もメルペイのセールスに行ったら、「小泉さんが来るからアントラーズのスポンサーセールスかと思ってました」って言われて。あ、両方すればよかったな、失敗したなって思ったんですけど(笑)。それくらい二つの名刺を持ってやっていくというのが僕の今の時間の使い方ですね。

瀧口:あとは鹿島アントラーズのオーナーとして見える違う景色が、メルペイやメルカリの事業にいい形で還元されていきそうですね。

小泉:やはりリアルなビジネスの難しさと言う面で非常に勉強になりますね。例えばキャッシュレスについてはスタジアムの運営者とも親しいので、「キャッシュレスこれじゃまずいよね」という面も見えてくるんです。立場が違って見えてくるところもたくさんあるので、それはメルペイチームに指示することも多いですね。立場が変わって見えてくることも非常にいいなと思います。

瀧口:シナジーが生まれているということですね。

村山:やはりメルカリという日本を代表する企業、そしてアントラーズという日本で有名なスポーツチームのコンビネーションじゃないですか。スマートシティの新しいモデルであったり、ビジネスモデルであったり、新しいモデルを見せてもらえるという期待を抱かせるお話をうかがえたと思いますし、その辺りすごく期待していきたいですね。

瀧口:新しいひな形を作っていかれるんじゃないかと。

村山:これだったらうちも真似したいというチームや地域が出てきたり、そういう広がり方があったらいいと思いますし、そういうポテンシャルのある組み合わせだと思いますね。

瀧口:非常に楽しみですね。

(C)Paravi

トゥールーズ・昌子源側からガンバへ打診

報知に続いて昌子源の移籍について報じるニッカンスポーツである。
ガンバの松波強化部長は正式オファーはしてないことを口にしておる。
ただ、昌子側から打診があり、移籍金は1億円とのこと。
日本代表CBを獲るには非常に安価と言わざるを得ない。
また、昌子側も日本への復帰を考慮しており、その先にガンバを選んだことも気にはなる。
こうなると、ガンバ側が決断すれば、即決定となるように感じさせられる。
覚悟を決めねばならぬのであろうか。
次なる報を待ちたい。

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昌子がG大阪と接触 出場機会減り移籍条件を確認
[2020年1月31日10時45分]

ガンバ大阪が日本代表で活躍したフランス1部トゥールーズDF昌子源(27)と接触したことが31日、分かった。

所属先で出場機会が減った昌子側からG大阪へ打診があり、完全移籍する場合の条件(違約金で推定1億円)などを確認したという。

沖縄キャンプ中のG大阪松波正信強化部長(45)はこの日、正式オファーはしていないとし「あくまでうちには現状の選手がおり、もし移籍する場合はどんな条件になるかなどを話した。期限を設けて交渉しているわけでもないので、どうなるかは分からない」と、受け身の立場ながら接触自体は認めた。

今季のJリーグは最初の登録期限が3月まである。昌子はG大阪ジュニアユース出身で、18年W杯ロシア大会でセンターバックとして主力を務めた。

守備に弱点があるG大阪は、主将で日本代表DF三浦が今夏以降に欧州移籍の可能性があるため、補強ポイントとは合致している。

ガンバ、トゥールーズの昌子源にオファー

トゥールーズの昌子源にオファーを出したガンバである。
これは驚きの報。
昌子は負傷もありベンチ外が続いており、Jリーグにて再起を検討しておると報知新聞は伝える。
トゥールーズとしては、負傷を繰り返す選手に対しての満額オファーであれば、首を縦に振るであろう。
あとは当人の考えとなる。
ただ、昌子側からのコメントは出ておらず、ガンバ側がオファーを出したことがリークされたに過ぎぬ。
大騒ぎするような報道とは思えぬ。
続報を待ちたい。

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【G大阪】昌子源を獲得へ…海外挑戦にひと区切りつけJでの再起検討
2020年1月31日 4時0分スポーツ報知


昌子源

 G大阪が日本代表DF昌子源(27)の獲得を目指し、フランス1部トゥールーズに完全移籍での獲得オファーを出したことが30日、分かった。昌子は負傷に苦しんだ約1年の海外挑戦にひと区切りをつけ、Jリーグでの再起の検討。中学時代まで下部組織に在籍したG大阪が、守備の要として獲得を熱望し交渉に入っている。18年ロシアW杯で日本代表の主軸を担ったセンターバックが、5年ぶりのタイトルを目指すG大阪に加わる可能性が高い。

 日本屈指のセンターバックがJリーグ復帰を決断する可能性が高まった。今季フランスで足首や太ももの負傷を繰り返していた昌子は、コンディション面の問題を解決するために日本での再起を検討。獲得オファーを出したG大阪とトゥールーズ間では、完全移籍へ向けた交渉が前向きに進められているという。

 昨冬に鹿島からトゥールーズに完全移籍し、すぐにレギュラーポジションを奪うなど順調なスタートを切った。昨季は半年間でリーグ戦18試合に出場し、19年4月にはフランス代表FWエムバペらを擁する世界的強豪・パリSGとの対戦も経験。「世界最高峰の選手と対戦できる機会は、なかなかない。いろいろなトライができた」と話すなど、ハイレベルな環境でさらなる成長を目指していた。しかし今季は負傷に苦しみ、リーグ戦出場はわずか1試合。昨年9月の出場を最後に、ベンチ外の日々が続いていた。

 一方でG大阪は昨季、残留争いに巻き込まれ、最終的には7位まで浮上したが4年連続の無冠に終わった。48失点は10位。3シーズン目の指揮となる宮本恒靖監督(42)の下、今季はタイトル獲得を至上命題とする中で、リーダーシップと実力を兼ね備えたセンターバックの補強を模索。オファーを出した川崎DF奈良竜樹は鹿島と競合の末に敗れるなど、補強は順調に進まない中で、起死回生の一手として昌子にオファーを出した。すでにチームは沖縄キャンプ等で開幕に向けた準備を進める一方、最大の案件に全力を注いでいる。


G大阪の予想布陣G大阪の予想布陣

 神戸市出身の昌子はかつて、G大阪ジュニアユースに所属していた。同期のFW宇佐美貴史らとともにプレーしたが、中学3年時に退団。米子北高を経て鹿島でプロとしてのスタートを切り、日本代表へ上り詰めた。フランス移籍以降は負傷の影響もあり、昨年6月を最後に日本代表から遠ざかっているが、コンディションさえ戻れば実力に疑いはない。

 昌子は育ててくれた鹿島への恩義を強く感じているが、今回はチーム編成とのタイミングが合わず、具体的な動きに至っていない。東京五輪のオーバーエージ候補にも挙がるなど、DF吉田麻也(サウサンプトン)に次ぐ次世代のDFリーダーとしての資質も兼ね備えた27歳。欧州での苦い経験も糧に“古巣”再建に挑むことになりそうだ。

 ◆昌子 源(しょうじ・げん)1992年12月11日、神戸市生まれ。27歳。フレスカ神戸でサッカーを始め、G大阪ジュニアユースを経て米子北高へ進学。11年に鹿島入り。対人守備、スピード、フィード力を備えたセンターバック。18年ロシアW杯では日本代表の主力として16強進出に貢献。19年1月にフランス1部トゥールーズに移籍。フランス1部19試合0得点、J1通算157試合8得点、国際Aマッチ18試合1得点。180センチ、73キロ。
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Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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