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小笠原満男TA×代表シェフ西芳照対談

西シェフと小笠原満男TAの対談である。
食に纏わる面白いエピソードが語られる。
アスリートのみならず、現代人は食に対して深く考慮すべきであろう。
個人的にも西シェフの通販は利用させていただいた。
これほどのものを自宅で味わえることに幸せを感じさせて貰い、感謝しておる。
また、近い将来にACL決勝に上り詰め、西シェフに帯同して貰いたい。
食の力である。

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小笠原満男×代表シェフ西芳照対談。
食育とペペロンチーノ愛、蛙料理!?

posted2020/07/07 10:00


現役時代から交流があったという小笠原(左)と西シェフ。ユース生たちの食事について語りながらも、思い出話に花を咲かせた。

text by
池田博一
Hirokazu Ikeda

photograph by
L:Hirokazu Ikeda R:Takuya Sugiyama


鹿島アントラーズでは、2018シーズンで現役引退した小笠原満男がアカデミーのスタッフとして育成に目を向け、子供たちのコンディションにも気を配る。そこで、専属シェフとして日本代表や鹿島の遠征に同行し、現在はJFLいわきFCの練習施設内に「NISHI's KITCHEN」を構える西芳照さんとの対談が実現。育成年代における「食」の重要性から、日本代表活動中の“ペペロンチーノ”秘話まで、ディープに語り合った。

小笠原 西さん、ご無沙汰しています! 新型コロナウイルス感染症の影響で大変な状況ですが、西さんの現状はどうですか?

西 満男ちゃんもお元気そうで。こちらは新型コロナの影響で、お客さんの来店数がガクンと減ってしまい、いわきFCパーク内にある店舗はテイクアウト専門にして、50人くらい入るお店はクローズ。こちらはなかなかお客さんが戻って来ていない状況です。

小笠原 大変ですね……。今はいわきFCの選手の食事も担当されているんですよね?

西 そうですね。いわきFCの選手とアカデミーの子どもたちの食事も作っています。このコロナ騒動前には、トレーニングを終えた中高生や女子の100人全員に提供する予定だったんですが、それはなくなりました。いまは県外から来ているアカデミー生18人に、月曜から土曜までの夕食を提供しています。

小笠原 僕もいまテクニカルアドバイザーという役割をもらって、アントラーズアカデミーの子どもたちを見ているのですが、食べることの重要性はアントラーズでも大事にしていることです。これまで西さんには代表でいろんなものを食べさせてもらいましたけど、「トレーニングと同じくらい食べることは大事だ」と話しています。ただ、指導者はピッチの中しか見えない部分があって、実際に食べているところを見るのは遠征先くらい。こっちが何を言っても最後は自分次第で、まずは言い続けないといけないなと感じています。

西 アカデミー年代には、小さいときから何をどう食べたらいいのか、今日はなぜこれを食べるのかを教えてあげることも大切です。満男ちゃんの言う通り、小さいうちから食習慣として、常に言葉で伝えることが将来の体づくりにつながっていくのかなと思います。日本人は鉄分やカルシウムが足りないことが多いですし、特に女子は生理中に貧血を起こすことが多くあります。女子日本代表でも8割から9割は鉄分が足りない状況にありましたから、やはりそういったことに気をつけながら食事を出すようにしています。

メッシと同じものを食べても……。

小笠原 西さんの前で言うのは恥ずかしいけれど(笑)、僕はあまり食事に気をつかう方ではなくて、そのときに食べたいものを食べるタイプでした。それが、自分の体が欲しているものだろうと。ただ、試合前は炭水化物を多めに、試合後はタンパク質を多めにというのは、講義で聞いていたので意識していました。あれもこれも食べないといけないとなると、ストレスになるし、自分としては嫌だったので。実際にあれこれ気にし過ぎて、しんどくなって自分のリズムを崩すという選手がいるのも事実です。誰かの食べ方を真似するのもいいけれど、最後は自分に合うものや必要なものを見極める力も大事かなと思います。たとえば、リオネル・メッシと同じものを食べたからといって、同じプレーができるわけではないですからね。

西 たしかにそうですよね(笑)。選手の皆さんは、これまでと比べて体のキレが違うと感じて、たとえばグルテンフリーを始めたり、いろいろなチャレンジをしていると聞きます。人の真似をするのではなく、自分に合うものが何かを探してチャレンジすることが大事かなと思います。

小笠原 本当にそうですね。ただ、これはプロの考え方だなと思っていて。アカデミーの子どもたちは、自分で作って食べるわけではないので、コンビニとかインスタントや冷凍食品で済ますのではなく、きちんとバランスの取れた食事と量をとることが大事。アントラーズでは、ユースの選手の食事写真を朝、昼、晩とすべてポータルサイトに載せて、すべての年代の選手と保護者が見られるように発信しています。食の重要性を親御さんにも伝えていく必要があるなというのは、アカデミーで働いて感じたことですね。

西 今の時代だと、親御さんが共働きでスーパーのお弁当を買ってきたりというのはよくありますよね。いわきFCで食事提供をしていていいなと思うのが、練習後すぐに食事が取れること。練習終了30分後におにぎり1つ食べて、1時間後にバランスのいい食事を取る。すぐに食事をとれば筋肉の損傷も疲労も少なくなると言われていますが、練習が終わってシャワーを浴びたらすぐにご飯ですから。すごく恵まれていて、「子どもたちはそこまで分かっているのかな?」なんて思うこともありますが(笑)。

食事が結果につながったアジア杯。

小笠原 アントラーズでも、昨年にアカデミーハウスが完成して、練習場から自転車で2、3分のところにあるので、練習後にすぐ食べられる環境があります。

西 それはすごく大事ですね。あと、アカデミー年代でよくあるのが、暑くて食べられなくなること。冷たいそばとかそうめんを食べることが多くありますけど、逆に胃腸を壊しやすくなるんです。暑いときほど、逆に熱いものを食べられるかは大事になるんじゃないかと思いますけどね。

小笠原 やはりそうなんですね。僕も同じ考えで、夏に暑いから食べられないではなく、どんなときでもどんなものも食べられる体づくりも重要じゃないかと思います。

西 まあ何よりもみんなでいろんな話をしながら、楽しく食べるのも大事ですよね。今は新型コロナウイルス感染症の影響で、横一列になって食べていますけど、その雰囲気をどうやって作るか。食事会場はご飯を食べる場というだけでなく、人と人がコミュニケーションを取る場所だと思っています。ご飯がおいしくなかったら、すぐに寮部屋やホテルの自室へ帰ってしまう。もしご飯がおいしければ、それを話題にコミュニケーションが生まれるかもしれない。こいつはこんなことを考えているのか。それがサッカーの話になればより良いことですよね。

 日本代表に同行した中国のアジアカップでは、トレーナーの早川(直樹)さんに「今まで選手が食事会場にこれだけ長くいたことはなかった。いつも2、3時間いて、それがいい結果につながったんじゃないか」と言われましたが、食事にはいろんな楽しみ方があると思うんです。

小笠原 昨年、ブラジル遠征に行って“いいな”と思ったのが、サンパウロFCのアカデミー施設にあった大きな食堂です。10歳からユース年代までの選手たち、様々なカテゴリーのスタッフがみんな一緒になって、1つの食堂でご飯を食べる。テレビでは各カテゴリーのゴール集が流れていたり、カテゴリーを超えてみんなでサッカーの話をしながら食事を取るというのは、すごくいいなあと思いました。

内緒で食べさせた「カエル料理」。

小笠原 西さんとは、代表のときに一緒に食材の買い出しに行きましたよね。

西 中国の重慶ですね。

小笠原 中国では「カエルを食事に出してみよう!」と買ってみたり。意外とおいしいんですよね!

西 みんなはカエルって知らないで食べていたからね。満男ちゃんが「言わない方がいい」ってことでね(笑)。

小笠原 「郷に入っては郷に従え」じゃないですけど、現地のものにふれるというのは大事なことかなと思うのでね(笑)。

西 買い出しに行った選手なんて、これまでも満男ちゃんと福西(崇史)さんだけでしたよ(笑)。あとはみんな「嫌だ!」って言っていたから、部屋で寝ていたんじゃないかなあ。3人で一緒にバスに乗っていきましたね。

小笠原 海外のスーパーはおもしろいですよね。こんなものを食べているんだ、こんなものが売っているんだと、見ているだけで楽しくて。特に東南アジア。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で遠征に行ったときは、散歩でスーパーへ行くようにしていました。食べることはできないけれど、売っているものを見るだけでもおもしろい。国の色が出るんですよね。「水が20円?」とか、「日本より高いなあ」とか、いろいろな発見がある。海外のスーパーは、西さんのおかげでよく行くようになりましたよ。

西 それはうれしいです(笑)。現地で食材調達をするときは、やはり鮮度を意識していました。日本から持っていくものもありますが、現地の鮮度のいいものにはかないません。現地のスーパーに行って、現地ならではの食材を見るのも楽しみですし、フルーツなどめずらしいものがあったら出してみたり。選手へのサプライズじゃないけれど、それが話題になって、みんなで少しでも長い間、楽しんでもらえたらと思っています。

「ペペロンチーノください!」

小笠原 ドイツ・ワールドカップのときだったか、ホワイトアスパラを出してくれたことがありましたよね。西さんは、いつも現地のものを何かしら出してくれるんですよ。それがすごく楽しみで。

西 あの太いホワイトアスパラね。それにオランデーズソースをかけてね。

小笠原 うまくアレンジしてくれるので、ありがたいですね。あと、ペペロンチーノが好きでした。よくおかわりしていたなあ。まずペペロンチーノを食べて、次にペペロンチーノをおかわり(笑)。

西 (笑)。満男ちゃんは、いつも試合の日におにぎりを3種類のうち2個食べて、うどん1杯を食べて試合に行くんですけど……。

小笠原 よく覚えていますね!

西 いつだったかの試合で、最後に「ペペロンチーノください!」って言ったときがあって。

小笠原 わがままですね! 感謝の気持ちが感じられない!(笑)

西 なんか今日は変わった食べ方をしたから、活躍するんじゃないかっていうときがありましたね(笑)。

小笠原 本能のまま、いきます(笑)。チームに同行するときって、どういうスケジュールなんですか?

西 朝は食事の2時間前から準備です。8時の食事であれば6時に起きて、スタッフも含めて食べ終わるのが10時ごろなので、そのままお昼作りに突入して、12時の食事だと14時くらいまで。そこから少し休んで夕食の準備ですね。

小笠原 西さん、寝ているんですか!?

西 寝ていますよ。あとはね、スタッフミーティングがあるんです。夜の11時ごろから1時間くらい顔出しをして……。

小笠原 すごいですね……。

西 喉をうるおして、ストレス発散をしないといけないですからね。

小笠原 ああ、それはいい表現ですね(笑)。

西 それが唯一の楽しみです(笑)。

西シェフ「なるべく試合には行かない」

小笠原 何気ない当たり前のことだけど、「これだけ大変なんだ」っていうことを選手や子どもたちにも知ってほしいですね。ACLのときだったかなあ。西さんに「試合会場へ行くんですか?」って何気なく聞いたときに「何を言っているの! 夕食の準備だよ!」って。なんかハッとしてしまって。そんなことも知らなかった。「試合を見て、サッとホテルに帰って、食事を作っているのかなあ」なんて軽く考えていた。

 やっぱり、そういう裏方のスタッフの皆さんへの感謝の気持ちとか、アカデミーの子どもたちでいえば、親御さんが送り迎えをしてくれて、食事を作ってくれることへの感謝というのは、絶対に忘れてはいけないなと思います。

西 以前は試合を見に行っていたんです。でも一度、渋滞で選手より帰りが遅くなってしまったことがありました。だから、なるべく試合には行かない。自分の仕事はご飯を作ることなので、それを第一に考えて、変にリスクのあることはしない。選手のみんながケガなく帰ってきて、“美味しい食事を作って待っていますよ”というスタンスが、一番選手も安心するし、僕も安心するので、そういう風にしています。

小笠原 ここは太字で書こう! こういう人がいるおかげで選手は頑張れるということを、知らないといけないと思う。

福島に出向いた鹿島サポーター。

西 今回、コロナ騒動でアントラーズサポーターの皆さんにはお世話になったんですよ。「ACLで選手に出したカレーやハンバーグを通販してください」ということで、僕は作るだけ作って、その人たちがわざわざ福島まで来て梱包して発送してくれたんです。あれは本当に助かりました。それこそ、アントラーズサポーターの皆さんには感謝しないといけないと思っています。

小笠原 それは西さんの人柄じゃないですか?

西 いやいや。

小笠原 さっきの苦労話ではないけれど、日本代表やACLでチームを支えてもらって、だからこそ長く寄り添う人がいるんだと思います。西さんの頑張りがあったからこそ、サポーターのみんなも何かして支えてあげたいと思うんですよ。それを聞いたときは、すごくいい話だなと思って。

西 でも正直、売り上げが下がった分、別の売り上げができたことで、会社を続けられているところがありますから。感謝してもしきれないです。東日本大震災のときもそうでしたけど、何かあるたびにお世話になっていて申し訳ない。

小笠原 いつでも声をかけてください。僕が手伝いに行きます! 段ボールの梱包くらいしかできないと思いますけど(笑)。今の状況って、東日本大震災と似ているなとも感じるところがあって。当たり前のことが当たり前ではないということに感謝しなくてはいけないですよね。

西 本当にそうですね。今回、ひさしぶりに話ができて元気が出ました。ピンチはチャンスではないですけど、8月からYouTube(NISHI's KITCHEN YouTubeチャンネル)を始めることになったんですよ。これからも負けずにいろいろとチャレンジして頑張っていきたいと思います。

小笠原 そのうち遊びに行きます! ペペロンチーノをお願いしますね。予約します!

西 はい! ちょっと辛めにしておきまーす。

小笠原 ありがとうございます!(笑)

遠藤康が、いまいちばん優先していること

遠藤康にスポットを当てるJ's GOALの田中滋氏である。
川崎戦でのヤスのプレイについて「少なく見積もっても3本の決定的なパスを前線の選手に通しビッグチャンスを演出した」と分析する。
かなり良いプレイをしておったことは、DAZN観戦の我らにも伝わってきた。
ザーゴ・サッカーを体現するには、ヤスの力が必要と強く感じる。
そして、そのやすは、「勝つことがいちばん大事ですけど、それに捕われちゃうと去年のサッカーになっちゃうと思う。僕は、それはいちばんやっちゃいけないことだと思うので、そういう意味ではいまはほんとに難しいですけど、まずは求められていることをしっかりやって、その上で勝つんだよという自信をチーム全体で持つことが大事だと思います」と言う。
勝つためだけに、以前のサッカーの戻してしまうことを危惧しておる。
そうならず、札幌戦では、自分たち主導のサッカーで勝利を掴み取って欲しい。
その中心には遠藤康がおるであろう。
信頼しておる。

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【鹿島 vs 札幌】遠藤康が、いまいちばん優先していること
2020年7月7日(火)



「結果のままですね」
再開初戦の川崎F戦を遠藤康はそう振り返った。開始2分、セットプレーの流れから谷口彰悟に先制点を許した場面は、オフサイドにも見えたが審判の旗は揚がらなかった。自らは1点ビハインドの67分にピッチに立ち、少なく見積もっても3本の決定的なパスを前線の選手に通しビッグチャンスを演出した。しかし、最後まで相手のゴールネットを揺らすことはできなかった。

「それでも勝ちきれないのがいまのチームの現状」
そう言って、次の札幌戦に意識を向けた。次節は1月28日のAFCチャンピオンズリーグ・プレーオフ、メルボルン・ビクトリー戦以来となるカシマスタジアムでの試合となる。宮崎キャンプで足を痛めていた遠藤はその試合を欠場したため、出場するとなれば昨年11月9日の川崎F戦以来となる。

「なにがなんでも勝ちたいですけど…」
そこでしばらく言い淀んだ。
「勝つことがいちばん大事ですけど、それに捕われちゃうと去年のサッカーになっちゃうと思う。僕は、それはいちばんやっちゃいけないことだと思うので、そういう意味ではいまはほんとに難しいですけど、まずは求められていることをしっかりやって、その上で勝つんだよという自信をチーム全体で持つことが大事だと思います」

勝利がいちばん大事であることは、いままでとなんら変わるところはない。しかし、やろうとしているサッカーはガラリと変わった。だからこそ、ザーゴ監督がやろうとするサッカーを実行して勝利を掴む。遠藤は、そのことに集中していた。

文:田中滋(鹿島担当)

忘れ得ぬ“7月7日“の記憶

1993年7月7日について記すサッカーダイジェストの小室氏である。
この日は記念すべきJリーグ初代ステージ王者が誕生した日として記録される。
我らが鹿島アントラーズが1stステージ制覇を達成した。
ジーコもアルシンドもピッチに立てなかったが、石井正忠が先制点を決めて勝利を飾った。
素晴らしい歴史の始まりである。
ただ、ここからが偏ったジャッジに泣かされ続ける歴史も始まった。
2ndステージのジャッジ、CSのジャッジは酷いものであった。
それをはね除け、はs津タイトルを得るには3年の時日が必要であったこともまた記憶しておきたい。
良きことも悪しきこともある。
悲喜こもごもである。

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常勝軍団の第一歩。「鹿島強し」を高らかに宣言した忘れ得ぬ“7月7日“の記憶
小室功
2020.07.07


大一番となったアウェー浦和戦では、伏兵の石井が(下段一番左)先制点を挙げた。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 7月7日といえば、一般的に七夕としてよく知られているが、Jクラブ最多の20冠を誇る鹿島アントラーズにとって、その日は忘れえぬ記念日のひとつだ。

 今から27年前の1993年、日本サッカー界初のプロリーグが開幕した。Jリーグと名付けられたそのリーグは参入10チームでスタート。当時は2ステージ制で、しかも引き分けなし(延長Vゴール+PK戦)という世界でも例を見ない独自の大会方式が採用された。

 1stステージにあたるサントリーシリーズ開幕戦で、日本中のサッカー関係者やファン、サポーターの度肝を抜いたのが鹿島だった。5月16日、地元カシマスタジアムに迎えての一戦。ワールドカップ得点王の肩書を持つリネカー擁する名古屋に対し、ジーコのハットトリックとアルシンドの2ゴールで5-0の圧勝を見せたのだ。

 鹿島、侮りがたし――。タイトルを争う他チームに向けて、強烈なメッセージが発信された。

 続く2節の横浜Fに3-2で勝ったものの、3節の清水と4節のV川崎に連敗してしまい、失速したかに思われたが、その後5連勝。サントリーシリーズの半分を終えた時点で、首位を堅持し、さらに独走態勢を固めていった。

 大一番となった7月7日は、アウェーでの浦和戦だ。勝てば文句なしのステージ優勝、たとえ負けても得失点差で追随するチームを大きく引き離していただけに、鹿島優位に変わりはなかった。

 対する浦和は最下位にあえぎ、双方の置かれた状況に雲泥の差があった。キックオフは19時04分、天候は曇り。9325人の観衆が駒場競技場のスタンドを埋めていた。

 鹿島のスタメンに大黒柱のジーコの名もチーム一の得点源であるアルシンドの名もなかった(前者は負傷、後者は累積警告による出場停止)。だが、週2試合という過密日程を総力戦で乗り越えてきた鹿島に大きな動揺はなく、むしろ代わって出場チャンスをつかんだものが勝利に貢献しようと意気込む空気がチームを押し上げた。

 立ち上がりの9分、幸先よく先制点を奪ったのは鹿島だ。味方シュートのこぼれ球に反応した石井正忠が鮮やかなコントロールショットを決めてみせた。ミドルレンジからの一発だったが、右足のインサイドでインパクトされたボールは相手ゴールに糸を引くように吸い込まれた。

「シュートは“ゴールへのパスだ”と、ジーコから再三教えられました。力任せじゃなく、正確にボールをとらえる。あの瞬間はそれだけを心掛けていました」

 人一倍動き回り、献身的で、汗かき役をいとわないボランチは、当時を振り返り、こんなエピソードも語っている。

「実は、前泊したホテルの部屋番号が707。いつも7番をつけているアルシンドが出場停止だったので、その代わりに僕が7番のユニフォームを着ました(背番号は固定制ではなく、スタメンが1番から11番までをつけていた)。それに、試合の日が7月7日でしたからね。僕はふだんゴールを決めるようなタイプではないけれど(苦笑)、この日は何かあるかなと感じていました」

 チームの勝利のために黒子に徹する石井が大仕事をやってのけ、一躍脚光を浴びた。“みんなで勝つこと”を是とする鹿島のマインドを象徴するような試合となった。

 そして55分、追加点を奪ったのはFWの黒崎比差支(現・久志)だ。彼がもっとも得意とする地をはうような弾丸シュートではなく、泥臭くこぼれ球をつめた格好だが、自力優勝を手繰り寄せるうえで、貴重な1点となった。

 Jリーグ開幕前、日本代表の活動のために鹿島を離れていた黒崎はチームに戻ってみると、その仕上がりに驚かされたという。ひとりだけ出遅れた感があった。代表キャリアを持っていても自分のポジションが約束されているわけではない。試合に出るにはチーム内の競争に勝ち、はい上がっていくしかない。それを痛感させられた。

 スタメンの座を取り戻したのは7節の横浜M戦からだった。こんな経緯があっただけに、優勝を決定づけた浦和戦での追加点には、黒崎自身、喜びもひとしおだったことだろう。

 2-0のまま時間が経過し、タイムアップが近づく。ジーコやアルシンドはチームスタッフとともに自陣ベンチの後方あたりに立ちながら戦況を見つめていた。試合終了のホイッスルが吹かれた瞬間、喜びを爆発させた。

 16節終了時点で、13勝3敗、39得点14失点、得失点差25。堂々たる戦績を残した鹿島がサントリーシリーズ初代王者に上り詰めた。

 負傷を繰り返してしまい、サントリーシリーズでは3試合のみの出場にとどまったジーコは「誰かひとりに頼りきるのではなく、チームにかかわるすべての人たちが一丸となって勝ち取ったタイトル。そこに意味がある」と、仲間たちの健闘をたたえた。

 93年のサントリーシリーズ初優勝は通算20冠に含まれていない。だが、鹿島にとって何ものにも代えがたい最初の栄誉にほかならない。それを成し遂げた7月7日は、チームスピリットの原点に立ち返る重要な一日といえるだろう。

文●小室功(オフィスプリマベーラ)

ブレーメン、大迫の尽力もあり1部残留

ブレーメンの1分残留に尽力した大迫勇也である。
1st legを0−0で終えた2nd legに先発出場しておる。
オウンゴールの先制点の起点となり、アウェイゴールを得た。
大迫が交代した後に大きく試合は動き2−2となったが、アウェイゴールでブレーメンは残留を果たした。
これで、大迫の今夏の移籍はなかろう。
来季はもう少し楽な戦いをしていって欲しい。
注目しておる。

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大迫ブレーメンが劇的ブンデス1部残留!! アウェーゴール差で40年ぶり降格回避
20/7/7 05:33

[7.6 ブンデスリーガ昇降格プレーオフ第2戦 ハイデンハイム2-2ブレーメン]

 ブンデスリーガ昇降格プレーオフ第2戦が6日に行われ、日本代表FW大迫勇也が所属する1部ブレーメンは2部ハイデンハイムと2-2で引き分けた。2試合合計2-2、アウェーゴール差で上回ったブレーメンは40年ぶりの2部降格を回避し、1部残留に成功。大迫はトップ下の位置で先発し、後半23分までプレーした。

 最終節の快勝で17位に浮上し、プレーオフ出場権をつかんだブレーメン。プレーオフ第1戦はブンデス2部を3位で終えたハイデンハイムと0-0で引き分けると、アウェーの第2戦は幸先良く先制に成功。前半3分、大迫のパスを受けたMFマキシミリアン・エッゲシュタインが推進力を示し、MFミロト・ラシカ、FWジョシュ・サージェントとつないで突破を試みたところでオウンゴールを誘発し、貴重なアウェーゴールを奪った。

 トップ下の位置で先発した大迫は後半5分、エッゲシュタインのパスを受けてゴール前で決定機を迎えたが、左足シュートは相手DFのブロックに阻まれる。大迫は後半23分に途中交代。ブレーメンのリードで試合は終盤に向かったが、後半40分に失点。ハイデンハイムは縦に仕掛けたMFトビアス・モールの左足弾丸シュートがクロスバーを叩くと、こぼれ球に詰めたFWティム・クラインディーンストが冷静に押し込んだ。

 1-1に追いつかれたが、アウェーゴール差でブレーメンの優位は変わらない。迎えた後半アディショナルタイム4分、浮き球のボールで抜け出したMFフィン・バルテルスが右サイドを持ち上がってエリア内に侵入。GKを引きつけて折り返すと、走り込んだDFルドウィグ・アウグスティンソンが無人のゴールに押し込み、貴重な2点目を奪取。終了間際にはPKで1点を返されたが、2試合合計2-2、アウェーゴール差で上回ったブレーメンは1979-80シーズン以来の降格危機を回避。自力残留消滅から勝負強さを発揮し、ドラマティックに1部残留を決めた。

遠藤康、何が何でも勝つ

オンライン取材に応じた遠藤康である。
「公式戦で勝てていないので何が何でも勝ちたいですけど、いままでやってきた練習の力はこの間の試合で3〜4割しか出せていないと思います。監督が変わってチームもガラッと変わった中で、勝つのは一番大事ですけど、それにとらわれちゃうと去年までのサッカーになってしまう。それは一番やっちゃいけないことだと思っていて。求められていることをしっかりやれば勝つんだという自信を、チームみんなで持つことが大事です」とチーム作り半ばであることと、信じることを強く語る。
チームが変わろうとするところで、揺り戻しが起こっては本末転倒であろう。
そして、「CBですね。監督もCBだったし、CBにはすごく高い要求をしていると思います。川崎戦のワン(犬飼智也)とマチ(町田浩樹)に関しては、去年のワンとマチではないのかな、と。特に守備の部分ですね。ただ、CBとかボランチとか、組み立ての部分でやろうとしていることが、少なからずできていたと思っています」と川崎戦で“変わった”部分を強調する。
ザーゴ監督はCB出身であることもあり、CBには高い要求をしておることが伝わってくる。
今季のCBは皆若い。
大きく吸収しメンバーは大きく成長するであろう。
ザーゴ監督については、「(トニーニョ・)セレーゾのような、教科書のような、サッカーはこういうものだよと教えてくれている感じ」、「若手はいい経験をしていると思います。高校で味わったことのないようなことを言われたり要求をされているので、いまは若手にとってはいい時期、いい巡り合わせだと思っていますね」とサッカー伝道師の側面を持つことがわかる。
チームが若いことは、クラブとして意図的であるように思う。
更に、「自信がないヤツはすぐに逃げたりするんです。自信を持ってるヤツはどんどん仕掛けたり、雰囲気で自信を持ってやってるなと見てれば分かります。自信を持ってやってる選手がミスしても責めません。そういうプレイをどんどんしていかないと成長していかないし、チームも強くなっていかない。求められることを自信を持ってやることが一番大事で、逃げたら何も変わらない。もっとやれたと思っている選手がいただろうし、もっとやれるはずです」と“自信”について口にする。
これはサッカー選手に於いて重要なファクターと言えよう。
ミスを恐れずチャレンジし、そして成長するには、“自信”が大事である。
若きチームが自信にあふれ常にチャレンジするようになっていくことを望む。
期待しておる。

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【鹿島】【鹿島】「自信のないヤツは、逃げる」。遠藤康がいまこそ口にする叱咤が熱い
2020-07-06
サッカーマガジン編集部


J1再開の川崎フロンターレ戦で1−2の67分から登場すると、劣勢を押し返してその左足でビッグチャンスを生み出した遠藤康。さすがのプレーだったがまた勝てず、悔しさをにじませる。いままさに必要なのは「自信」だという。


上写真=自信を持て。遠藤の言葉はどんどんと熱を帯びていった(写真◎鹿島アントラーズ)

若手にとっていい巡り合わせ

 チームづくりは難しい。ましてや、ザーゴ監督就任による改革の時期であれば尚更だ。プロ14年目の男であっても、この苦境を抜け出そうと必死なのは変わらない。それが鹿島伝統の強さに結びつく。

「公式戦で勝てていないので何が何でも勝ちたいですけど、いままでやってきた練習の力はこの間の試合で3〜4割しか出せていないと思います。監督が変わってチームもガラッと変わった中で、勝つのは一番大事ですけど、それにとらわれちゃうと去年までのサッカーになってしまう。それは一番やっちゃいけないことだと思っていて。求められていることをしっかりやれば勝つんだという自信を、チームみんなで持つことが大事です」

 うまくいかなくなると、我慢が効かなくなって安易に軌道修正する誘惑に駆られがちだ。しかし遠藤は、それこそが危険だと知っている。変革を貫こうとする道に仕掛けられた落とし穴に、みすみすはまるわけにはいかない。

「去年のフロンターレ戦と比べても、疲労感とかやられた感とかはみんなの顔を見てもそんなにありませんでした。結果は負けてしまいましたけど、サッカーはそこが一番難しい。道は間違っていないと思うので、自信をもって進んでいくだけです」と信念は揺らがない。

 というのも、これまでも多くの指揮官とともに戦ってきた経験から、ザーゴ監督のアドバイスは「(トニーニョ・)セレーゾのような、教科書のような、サッカーはこういうものだよと教えてくれている感じ」だと思うからで、それが何より「若手はいい経験をしていると思います。高校で味わったことのないようなことを言われたり要求をされているので、いまは若手にとってはいい時期、いい巡り合わせだと思っていますね」と感じるからだ。

 実際に練習でできているのだから、それを試合に出すだけの話。ただ、いまはそこに物足りなさを感じている。足りないのは、自信。

「自信がないヤツはすぐに逃げたりするんです。自信を持ってるヤツはどんどん仕掛けたり、雰囲気で自信を持ってやってるなと見てれば分かります。自信を持ってやってる選手がミスしても責めません。そういうプレーをどんどんしていかないと成長していかないし、チームも強くなっていかない。求められることを自信を持ってやることが一番大事で、逃げたら何も変わらない。もっとやれたと思っている選手がいただろうし、もっとやれるはずです」

 自信という言葉を、何度発しただろう。最後は語気が強まる。自信を持って堂々と戦ってきたキャリアがあるからこその叱咤が熱い。

 7月8日には中3日でのゲームがある。相手は北海道コンサドーレ札幌だ。今季リーグ戦での「ホーム開幕」。自分たちの家で勝手なことをさせるつもりはない。


オンライン取材に臨んだ遠藤。「ホーム開幕」の札幌戦へ決意を語った
写真◎鹿島アントラーズ


【鹿島】「3割か4割しか出せなかった」川崎戦。遠藤康が感じる今できていること
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2020年07月06日

「CBにはすごく高い要求をしている」

川崎戦は途中出場の遠藤。巧みなポジショニングと質の高い配給で攻撃に勢いをもたらす働きを見せた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 川崎との再開初戦は1-2の敗戦。7月6日の練習後、オンライン取材に応じた遠藤康は試合を振り返り、「今までやってきたことの3割か4割しか出せなかったと思う」と話した。

 ザーゴ新監督の下、今季は自分たちでアクションを起こす能動的なサッカーにトライしているが、ここまで公式戦4連敗と結果を出せていない。そうした状況のなか、川崎戦で表現できていた“3割、4割”について訊けば、遠藤は次のように答えた。

「CBですね。監督もCBだったし、CBにはすごく高い要求をしていると思います。川崎戦のワン(犬飼智也)とマチ(町田浩樹)に関しては、去年のワンとマチではないのかな、と。特に守備の部分ですね。ただ、CBとかボランチとか、組み立ての部分でやろうとしていることが、少なからずできていたと思っています」

 着実にチームの骨格は固まりつつある。残りの6割、7割を埋める作業を続けながら、勝利も求めなければならない。次の札幌戦に向けて、遠藤は「なにがなんでも勝ちたい」と切望するが、また別の想いもある。

「もちろん勝つのが一番大事だけど、それにとらわれてしまうと、去年とかのサッカーになってしまう。それはやってはいけないと僕は思っている。そういう意味で今は難しいけど、求められていることをしっかりやれれば勝つんだよっていう自信を、チーム全体で持つことが大事かなと思います」

 信念を曲げずに、我慢強く自分たちのサッカーを貫いたうえで掴んだ勝利が、チームの進化を加速させる。Jリーグでは今季初のホームゲームとなる札幌戦で、ひとつの成功体験を掴みたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

鹿島遠藤「自信もってやるだけ」札幌戦スタイル貫く
[2020年7月6日20時32分]


練習を終えてオンライン取材に応じる鹿島MF遠藤康(C)KASHIMA ANTLERS


札幌戦に向けて練習をする鹿島MF遠藤康(C)KASHIMA ANTLERS


鹿島アントラーズのMF遠藤康(32)が6日、練習後にオンライン取材に応じた。

リーグ再開初戦となった4日の川崎フロンターレ戦では、途中出場で攻撃の起点となる活躍を見せたが、チームは1-2で敗れた。ザーゴ監督を迎えて新しいサッカーを構築している今季は、初戦から中断を挟んで4連敗と、いまだ結果を出せずにいる。

遠藤は「今まで練習でやってきたことの3割、4割しか出せなかった」と試合を振り返り、「勝つのは大事だけど、それにとらわれると去年までのサッカーになってしまう。求められていることをやれば勝つんだよ、という自信をチーム全体で持つことが大事」と、ザーゴ監督のスタイルを貫くことをあらためて示した。

川崎F戦後のロッカーでは暗い雰囲気はなく、「みんな『もっとできる』という感じだった」という。「結果は負けてしまったけれど、サッカーはそこがいちばん難しい。でも進んでいる道は間違っていないと思うし、自信をもってやるだけ」と、8日の北海道コンサドーレ札幌戦(カシマ)に向けて継続を強調した。

鹿島MF遠藤 ワースト開幕3連敗阻止へ「何が何でも勝つ」
[ 2020年7月7日 05:30 ]

 明治安田生命J1第3節は8日に各地で9試合が行われる。開幕2連敗で最下位に沈む鹿島は今季リーグ初のホームで札幌と対戦。12年以来クラブワーストタイのリーグ3連敗を何としても避けるため、ホームでは負けなしの“お得意さま”相手に今季初勝利を狙う。6日にオンライン取材に応じたMF遠藤は「公式戦でまだ勝っていないので、何が何でも勝ちたい」と闘志をみなぎらせた。
 4日の川崎F戦は1―2で惜敗。それでも後半は強敵相手にボールを支配し何度も決定機をつくるなど、中断期間の取り組みが形となりつつある。札幌戦は13試合連続負けなし。ホームでは負けていないというデータの後押しも受け、巻き返しのきっかけをつかみにいく。

明治大学・早川友基くん、すぐチームで試合に出られるような意識でやっていきたい

駒澤大学戦に出場した明治大学の早川友基くんである。
ゲキサカ認定のMOMと児玉記者は伝える。
これは逸材。
素晴らしいGKが入ってくる。
そして、同期の常本佳吾くんとは幼なじみとも言える存在。
「(常本と一緒になったのは)偶然と言えば偶然。たまたまですけど、縁があって一緒に行ける。小中大と高め合いながらやってきた仲なので、ポジションは違えどこれからも高め合いながらやっていきたいです」と早川くんは語る。
お互いに切磋琢磨して成長していってもらおうではないか。
将来の守護神として期待しておる。

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[MOM678]明治大GK早川友基(4年)_好セーブ連発で開幕戦勝利に導いた鹿島内定守護神

20/7/6 21:22



[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.5 関東1部第1節 明治大1-0駒澤大 龍ケ崎フィールド]

 明治大のGK早川友基(4年=桐蔭学園高/鹿島内定)が、好セーブを連発して開幕戦勝利に導いた。

 前半のビッグセーブで波に乗った。前半27分、FKのこぼれ球をからFW矢崎一輝(4年=駒澤大高)に決定的なシュートを許したが、左に飛んで弾き出す。後半8分にはMF米田大介(4年=浦和東高)との1対1の場面を迎えたが、前に出ることで冷静に対応。しっかり体に当ててピンチを防ぐと、同9分にはMF薬真寺孝弥(4年=長崎総合科学大附高)のゴール前での押し込みに対して瞬時に反応。右膝に当たったボールはポストを弾いて失点にはならなかった。

 プロ内定選手として迎えた最初の公式戦。完封劇で魅せた守護神は「相手はワンチャンスを狙っていたので、自分の間合いでプレーすることを意識していた。それが出来た結果かなと思います」と充実の汗をぬぐった。

 鹿島アントラーズへの入団内定が発表になったのは先月19日。高校3年間以外、小学校、中学校、大学と一緒にプレーしてきたDF常本佳吾(4年=横浜FMユース)と同時の発表だった。常本の方が先に決まっていたが、コロナ禍もあって発表にタイミングが一緒になった。

「(常本と一緒になったのは)偶然と言えば偶然。たまたまですけど、縁があって一緒に行ける。小中大と高め合いながらやってきた仲なので、ポジションは違えどこれからも高め合いながらやっていきたいです」

 大卒で行くからには即戦力で活躍したい。早川も「鹿島というビッグクラブでプレーできることに誇りと感謝を持ちたい。すぐチームで試合に出られるような意識でやっていきたい」と気合を十分にする。「こういう状況でも日頃の積み重ねを出せるかどうか」。先が読めない異例のシーズンとなってしまっているが、紫紺の守護神は強い覚悟を持ってプロ入りまでの1年間を過ごす。

(取材・文 児玉幸洋)

“ザーゴスタイル”は徐々に浸透中

「前節・川崎F戦の戦いは悪くないものだった」と記すJリーグ公式の田中滋氏によるプレビューである。
敗戦と公式戦4連敗という結果から、どうしても現時点での鹿島の状況を厳しく見る目もあろう。
しかしながら、川崎戦に於けるチャンスの数は鹿島の方が圧倒しておったように思う。
特にエヴェラウドの復調は明らかで、爆発の予感がする。
3月のトレーニングマッチでは今回の対戦相手である札幌に敗戦を喫しておるが、あれから3ヶ月以上が経っており、状況は変化しておる。
逆に札幌のやり方を知ったザーゴ監督の方に利があるように感じる。
縦に速い札幌の攻撃を封じ、そして守備を切り裂いてゴールを奪うのだ。
楽しみな一戦である。

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“ザーゴスタイル”は徐々に浸透中。鹿島が狙う今季初勝利
見どころを要約すると・・・

・鹿島は公式戦4連敗中だが、前節・川崎F戦の後半は相手を圧倒し、内容は向上している
・札幌は鈴木武蔵が好調。前節・横浜FC戦では2得点を奪っている
・過去のリーグ戦対戦成績では鹿島が圧倒。ただ、3月の練習試合では札幌が勝利している

カシマにサッカーが戻ってくる。3月21日に札幌と、6月20日には町田とトレーニングマッチは組んだものの、公式戦が行われるのは1月28日のAFCチャンピオンズリーグプレーオフ・メルボルンV戦以来となる。およそ5カ月ぶりの開催だ。ただ、残念ながら今節は無観客でのリモートマッチ。ここまで公式戦4連敗が続く鹿島はホームで今季初勝利を狙う。

鹿島の前節・川崎F戦の戦いは悪くないものだった。中断前の3試合では新監督に就任したザーゴが指示する戦い方に未消化な部分が多く、粗が目立つ試合が多かった。常に先に失点する展開というだけでなく、ゴールも奪えずチャンスの数も多くはなかった。

川崎Fにも開始2分でゴールを許し、前半のうちに追加点を与えたものの、後半は見事に盛り返す。守備の精度が高まり、後半はほとんど相手にチャンスを与えず、ボール支配率でも大きく上回った。ザーゴ監督は「後半はほぼわれわれがゲームをコントロールしている状況だった」と振り返ったが、敗戦した強がりから来るコメントではなく、内容を正しく受け止めたときに出る言葉だった。

未勝利は続いたものの、今節でどのような戦いを見せるのか期待は膨らむ。

札幌は鈴木 武蔵が絶好調だ。前節の横浜FC戦では2試合連続ゴールを挙げただけでなく、同点に追いつかれた後半、快足を飛ばしてディフェンスラインを抜け出すと逆サイドに見事に流し込むシュートで2点目を挙げた。チームにリーグ戦初勝利をもたらすだけでなく、エースストライカーとしてチームをけん引する活躍だったと言えるだろう。

3月の鹿島とのトレーニングマッチ(1、2本目)でも鈴木はジェイとともに2得点を挙げ、チームを4-2の勝利に導いている。1点目はクロスに飛び込む形だったが、2点目は直接FKを蹴り込み、新たな姿を披露している。鹿島からすれば、この鈴木を抑えなければ勝利は手にできないだろう。

この練習試合では両者ともに高い位置からボールを奪いにいく姿勢を見せたことが印象的だった。ただ、そのときトップに入っていたアンデルソン ロペスは現在ブラジルに帰国したまま日本に戻れない状態が続いている。そのため前節の横浜FC戦ではジェイが最前線に入っていたが、攻撃から守備への切り替えや、ボールへのアプローチの鋭さに難がありそうだった。もしかしたら選手構成を練り直してくるかもしれない。

これまでのリーグ戦での対戦成績は鹿島の12勝3分1敗と圧倒的な差がついている。札幌が勝利したのは最初に対戦した2001年の厚別での試合のみ。それ以降、鹿島は一度も負けていない。練習試合の結果か、これまでの対戦成績か、どちらのデータがものを言うだろうか。

[ 文:田中 滋 ]

川崎戦のジャッジについて

先日の川崎戦のジャッジについて見解を述べたい。
まずは、川崎の先制点となったゴールであるが、完全なるオフサイドであることが地上波番組であるやべっちFCとスーパーサッカーにて放映された。
多くのサッカーファンがこれで誤審があったことを認知したことであろう。
オフサイドについては、三竿の戻りオフサイドを見逃しているので、メイン側の副審の経験不足によるものであろう。
今後、精進していって欲しい。
また、染野へのファールを取らず、PKにならなかったシーンであるが、こちらも両番組にて取り上げられており、こちらは微妙というようなニュアンスで放映された。
こちらについては、ボールが上に上がったことで「コントロール下にない」という判断がなされたというように考えられる。
これも一つの考え方である。
ただ、個人的には、ボールは上がっておるが、染野の真ん前であり、チャージがなければゴールに繋がっておったように見える。
また、相手DFは染野の視野外からのチャージ(ほぼ真後ろ)であり、危険度があったと考えられ、ファール+カードが妥当だったと考えておる。
そして、この二つばかりが取り沙汰されておるが、もっと重要なジャッジが見逃されておる。
後半、ヤスがPA内にてボールキープしようとしたところ、相手DFがヤスの後ろからチャージを仕掛けようとしてお尻に当たって勝手に倒れたところが、ヤスのファールを取られておる。
このシーン、ヤスが肘や手を使ったわけでもないので、ノーファールが正しいジャッジと見受けられる。
これでディフェンス側がファールをもらえるのであれば、相手がボールを持っておるところにさらりに行って勝手に倒れれば、相手のファールになるということとなってしまう。
これでは、攻撃が成り立たぬ。
こういうジャッジは見逃してはならぬと考える。
こういうジャッジに守られておるからこそ、川崎フロンターレは国内では勝てても国際大会にて結果を出せぬということであろう。
これに関しては、審判間で意思疎通を図って欲しい。
日本サッカーの未来のための懇願である。

東京五輪世代が躍動した高校選手権

高校選手権時代のJリーガーを紹介するサッカーマガジン編集部である。
この回は名古新太郎と杉岡大暉が掲載されておる。
静学時代の名古の姿が凛々しい。
テクニカルな面を紹介するキャプションも嬉しい。
市船の杉岡はついこの間だったように感じる。
今季の杉岡は当時同様にまたCBを担っておる。
二人の初々しさが伝わってくる。
こうした時代を経て今がある。
高校時代と同じように輝いていってもらおうではないか。
楽しみにしておる。

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決勝の舞台は埼スタへ…東京五輪世代が躍動した高校選手権【14~16年度】
2020-07-06
サッカーマガジン編集部


この連載では、全国高校サッカー選手権に出場し、その後Jリーガーとなった選手を当時のお宝写真とともに紹介していく。連載第11回は、第93回~95回大会編。国立競技場改修のため決勝の舞台が埼玉スタジアムへと移り、選手権は新時代に突入した。

長年の夢、新聖地で実る

 首都圏で開催されるようになった第55回大会(76年度)以降、初めて決勝の舞台を移した第93回大会(14年度)。初めての埼玉スタジアムでの決勝に進出したのは、星陵(金沢)と前橋育英(群馬)だった。試合は点の取り合いとなり、2-2で延長戦にもつれ込むと、試合巧者ぶりを発揮した星稜が2点を奪って悲願の初優勝。21世紀の高校サッカー界に君臨する両校の攻防は、新時代を迎えた大会を飾るにふさわしかった。

 第94回大会(15年度)はインターハイ王者の東福岡(福岡)が順当に勝ち進み、夏冬制覇を達成。東福岡の優勝は第77回大会以来、17年ぶりのことだった。また、決勝で完敗を喫したものの、個人技とパスワークを生かしたサッカーで初のファイナリストとなった國學院久我山(東京A)も鮮烈な印象を残した。個人に目を移すと、桐光学園(神奈川)の小川航基や、四日市中央工業(三重)の森島司など東京五輪世代の選手たちが高い能力を示した。

 第95回大会(16年度)では大会史上最北端の王者が誕生。決勝で青森山田(青森)が前橋育英に5-0で大勝し、22回目の出場にして初優勝を飾った。なお、この年の青森山田は高円宮杯チャンピオンシップを制して高校年代日本一に輝いており、前評判どおりの結果となった。一方、杉岡大暉や原輝綺らJ内定選手を擁し、優勝候補に挙げられた市立船橋(千葉)は2回戦で敗退。彼らは選手権での悔しさを胸にプロへと進んだ。

◆名古新太郎


名古新太郎(静岡学園高校)


鹿島アントラーズ(2019-)/◎写真◎J.LEAGUE


名古新太郎(なご・しんたろう)◎1996年4月17日生まれ。第93回(14年度)選手権に出場。テクニックの静学イズムを体現したナンバー10。初戦の佐賀東戦ではヒールリフトで相手2人をごぼう抜きするなど、イマジネーションあふれるプレーでスタジアムを沸かせた。高校卒業後は順天堂大に進み、大学3年時の2017年11月に鹿島加入が内定した

◆杉岡大暉


杉岡大暉(市立船橋高校)


鹿島アントラーズ(2020-)/◎写真◎J.LEAGUE


杉岡大暉(すぎおか・だいき)◎1998年9月8日生まれ。第94、95回(15、16年度)選手権に出場。下級生のときから名門イチフナのレギュラーを務め、3年時はキャプテンを務めた。卒業後、湘南ベルマーレに加入すると1年目から主力として起用され、2018年のルヴァン杯決勝ではMVPを獲得した。今季より鹿島アントラーズに完全移籍で加入した

染野唯月、この若武者がカシマのピッチで躍動する姿を見てみたい

染野唯月をピックアップするFreaks+である。
先日の川崎戦、公式戦デビューのほろ苦さを伝える。
その染野の目指す選手は大迫勇也。
このハンパないFWのように収められ且つ自分でも決めるスケールの大きいアタッカーとなってもらおうではないか。
その片鱗は、デビュー戦でも垣間見られた。
ミッドウィークの札幌戦では、二試合連続出場はあるのか、注目となろう。
将来を託すに十分な大器である。

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PICK UP PLAYER


 まだ19歳にもならない若きストライカーが等々力のピッチでその存在感を放った。染野唯月はこの歴史的なJリーグ再開初戦で自らの公式戦初出場を記録した。

 72分、1点を追いかけるザーゴ監督はその日最後の交代枠となる5人目のカードに染野を選んだ。その指示は明確。川崎Fから1点、そして2点を奪い去ることだ。

「監督からは、自分でボールを受けて、自信を持ってプレーしろと言われてピッチへ送り出されました」

試合後、新しいプロトコールで定められたオンラインでの囲み取材で染野はそう語った。そしてその言葉通り、20分弱という短い出場時間ではあったが、自らボールを受け、仕掛け、そしてシュートを放った。85分、遠藤からのピンポイントのパスを左サイドを駆け上がった永戸がダイレクトでゴール前へ折り返す。これが相手DFのクリアミスを誘い、こぼれたボールは染野の前へ。染野は一切の躊躇を見せず、右足を振り抜いた。

 その豪快な一撃は川崎Fのゴールネットに突き刺さったと思われたが、これは無情にもクロスバー直撃。自らに訪れた決定機を仕留められず、若きストライカーは悔しさを体いっぱいで表現した。

 その2分後には左サイドからの遠藤のアーリークロスへ反応し、ペナルティーエリア内で谷口と競う。胸トラップでマイボールにしようと試みたが、谷口に体をぶつけられバランスを崩し、ピッチに倒れてしまう。PKでもおかしくはなかったが、判定はノーファウル。ピッチに倒れたまま、しばし動けない染野以上に怒りを見せたのは、遠藤、永木らベテラン勢だった。永木がイエローカードを宣告されるほどの抗議はもちろん実るはずもない。染野の公式戦デビューはほろ苦いものとなり、自身も「チームを助けることができなかったということがすごく残念だった」と悔しがった。

 だが試合後、ザーゴ監督はこの若き弟子を「決定的な仕事をしてチャンスを演出してくれた。いい才能を持っている選手だし、トレーニング中も要求したことに対して取り組む姿から意欲というものを感じる」と賞賛した。指揮官の言う通り、この日の染野には相手を威圧する存在感と怖さがあった。

「大迫さんのような選手を目指す」

 染野は自身の目標とする選手に、「大迫勇也」と偉大な先輩ストライカーの名前を挙げる。自分と同じように全国高校サッカー選手権でゴールを量産し、アントラーズではそのゴールでチームを何度となく救った。「ボールを収められるし、自分で仕掛けることもできるし、ゴールも決められる」。そのプレースタイルはまさしく染野が目指すものと合致する。



 2戦連続の出場となるかはわからない。しかし染野には期待をせずにいられない存在感を感じる。「次こそはチームを助けるプレーを」。この若武者がカシマのピッチで躍動する姿を見てみたい。

松本山雅・久保田和音、練習試合にてゴール

甲府との練習試合にてゴールを決めた松本山雅の久保田和音である。
昨日の試合にも途中出場しておったが、連日の稼働となる。
昨日もゴールの起点となっており、この練習試合でも結果を出した。
布監督の眼鏡にも適ったことであろう。
ここからポジションを得て、活躍していって欲しい。
楽しみにしておる。

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トレーニングマッチの結果【vs ヴァンフォーレ甲府】
2020/07/5

7月5日(日)に行われた、ヴァンフォーレ甲府とのトレーニングマッチの結果をお知らせいたします。

ヴァンフォーレ甲府 2-4 松本山雅FC

韮崎中央公園芝生広場
11:00キックオフ
45分×2

【得点経過】
<1本目 1-3>
■得点
2分 ヴァンフォーレ甲府
4分 久保田和音
9分 アルヴァロ ロドリゲス
12分 アルヴァロ ロドリゲス

<2本目 1-1>
41分 榎本樹
42分 ヴァンフォーレ甲府

ヴァンフォーレ甲府の皆様、ありがとうございました。

ザーゴ監督のコメントと鈴木優磨のTweet

ザーゴ監督の試合後コメントとシントトロイデンの鈴木優磨のTweetを伝えるサカノワである。
鹿島アントラーズ公式サイトとJリーグ公式サイトでは意図的に削除されたジャッジに対するコメントを報じてくれたことは大きい。
逆にこの言葉を隠蔽しようとするJリーグの姿勢には疑問を隠せない。
これでは日本サッカーが正しく成長することは出来ぬであろう。
「サッカーには誤審がつきもの」それをきちんと伝え、理解した上で楽しむ土壌と文化を育ててこそ、日本サッカーが成長するというもの。
隠蔽体質には辟易する。
また、優磨はオフサイド見逃しについてTweetした。
このような感情を呼び起こすこともまたサッカーの魅力と言えよう。
こうして古巣を気にしてくれることもまた嬉しい。
欧州にて活躍し、我らに勇気を与えてもらおうではないか。
優磨のゴールの報を待っておる。

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【川崎×鹿島】谷口の先制点はオフサイド!?リモート応援の鈴木優磨も怒りモード
サカノワスタッフ2020年7月5日

開始2分、2プレー目のショートコーナーから。家長のクロスに、体半分が出ているようだが…。

[J1 2節] 川崎 2-1 鹿島/2020年7月4日/等々力陸上競技場

 川崎フロンターレ対鹿島アントラーズの再開初戦、開始早々2分にショートコーナーから谷口彰悟が決めた先制ゴールはオフサイドだったのか――。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の導入を撤回したJ1リーグだが、さっそく微妙な判定が物議を醸している。

 開始2分、川崎が左のコーナーキックを得る。試合開始から2プレー目、ホームチームはショートコーナーを選択する。そして大島僚太の縦パスを受けた家長昭博が左足でクロスを放つ。ファーサイドで飛び込んだ谷口がノーマークで押し込み、これがゴールと認められた。

 鹿島の選手たちはオフサイドをアピールするものの認められず。VARが入っていれば、確認されていた事案だ。

 実際、VTRで確認すると、家長のキックの瞬間、オフサイドラインの前へ谷口の体半分が出ているようだ。

 結局、この1点が試合の趨勢を決め、川崎が試合の主導権を握り、勝利を収めた。後半猛烈な追い上げを見せた鹿島にとって、痛恨と言える1点になってしまった。

 鹿島のザーゴ監督は次のようにオンラインでの記者会見で語った。

「立ち上がりに失点を喫し、オフサイドがあったものの得点が認められ、判定ミスから相手に流れが行ってしまいました。再開初戦というなかで、選手たちはより緊張を強いられてしまいました。そのあと徐々に自分たちのいい流れになってきたところで、また失点を喫してしまいました。前半の終盤から後半にかけていい流れになり、点を取ることを目指したものの、PKではないかというシーンもありました。それが決まっていれば試合の流れも変わっていたでしょう。2回、試合の流れを第三者に変えられてしまったことは、非常に残念に思っています」

 ザーゴ監督は冷静に振り返るものの、その言葉の端々からは悔しさが滲んでいた。

 リモートマッチ(無観客試合)ということで、リモート応援していた前鹿島の鈴木優磨(シント=トロイデンVV)は我慢ならなかったようだ。自身のツイッター(@antlers0426)で、このシーンの動画とともに、怒りの絵文字3つを並べて“アピール”している。

 審判にとっても4か月ぶりの公式戦で、このタイミングでハンドなどより細かに規定された新ルールも採用された。そうしたなかで……川崎にとっては待望の、鹿島にとっては痛恨のゴールが再開初戦に決まった。

[文:サカノワ編集グループ]


鹿島アントラーズ、VAR見送りの最初の“被害者”

誤審について報じる報知新聞である。
「鹿島がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)見送りの最初の“被害者”となった」と伝える。
オフサイド見逃しとPKを取らなかったところはVAR案件だった。
しかしながら、今季は新型コロナウイルスの影響にてVARは導入されぬこととなった。
これが試合のアヤとなったために無念でならない。
とはいえ、こうして報じられるようなったということで、日本サッカー界が変わっていくこととなる可能性を感じる。
サッカーメディアの成熟を期待しておる。

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【鹿島】VAR見送り最初の“被害者”に…先制点を奪われた場面は相手オフサイド?
2020年7月5日 8時0分スポーツ報知


川崎に敗れた鹿島イレブンはサポーターのいない観客席に向かって一礼をして引き揚げた(カメラ・関口 俊明)

◆明治安田生命J1リーグ第2節 川崎2―1鹿島(4日・等々力)

 鹿島がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)見送りの最初の“被害者”となった。前半2分に先制点を奪われた場面では、谷口が明らかにオフサイドポジションにいたにもかかわらず、得点が認められた。1点を追う後半42分にはデビュー戦となったルーキーFW染野が、ペナルティーエリア内で相手DFに倒されたように見えたが、笛は鳴らなかった。

 再開後は過密日程により審判の人繰りが困難なことからVARの採用が見送られたが、いきなり影響が出てしまった。ザーゴ監督(51)は「2回、第三者(審判)に試合の流れを変えられた。残念な部分」と厳しい表情で話した。

サッカーダイジェスト 川崎戦寸評

サッカーダイジェストの本田記者による川崎戦の寸評である。
惜敗にまあまあの採点が並ぶ。
その中で永戸とヤスに合格点の評点が付けられた。
このレフティー二人の活躍は、今後の光明と言えよう。
また、本田記者は「川崎――運も味方に付けて勝利」、「鹿島――判定にも泣く」とジャッジについてヘッドラインに強く書く。
サッカーダイジェスト誌の良心を感じさせられた。
とはいえ、誤審も含めてがサッカーである。
それを楽しめる日常が帰ってきた。
一喜一憂して楽しんでいきたい。

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【J1採点&寸評】川崎 2-1 鹿島|華麗で豪快な一発を決めた好調アタッカーがMOM!J1通算300試合出場の家長もさすがの存在感
本田健介(サッカーダイジェスト)
2020年07月05日

川崎――運も味方に付けて勝利


【警告】川崎=家長(43分)、山根(81分) 鹿島=内田(17分)、町田(76分)、永木(87分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】長谷川竜也(川崎)


鹿島――判定にも泣く

【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
試合後にザーゴ監督が判定に注文をつけたように、失点の場面はオフサイドを取ってもらえず、試合終了間際のPK獲得かと思われたシーンもノーファウルとやや可哀そうな展開。ただ、チームとして発展途上で隙を見せてしまったのも事実だ。

【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 5.5
「持って上がれ!」「集中!」と日本語での指示が記者席にも聞こえたように、チームメイトに声をかけ続けた。2失点はともに防ぐのは難しかったが、フィードの精度をもう少し上げたかった。

DF
2 内田篤人 5(60分OUT)
試合後に悔いたように2失点目の場面では家長のクロスをクリアし切れずに背後の長谷川に決められた。それ以外の守備では上手さを見せたが……。

39 犬飼智也 5.5
周囲を叱咤激励しながら最終ラインを引っ張った。L・ダミアンとの激しい攻防も展開。気持ちの強さは示した。

28 町田浩樹 5.5
激しいディフェンスがファウルを取られ、FKを与えてしまったのは反省材料。左足のフィードは素晴らしいものもあれば、ミスもあった。

14 永戸勝也 6
守備面では細かい修正が必要か。それでも自慢の攻撃力をアピールし、終盤の猛攻にもひと役買った。

MF
20 三竿健斗 5.5
ガツンと相手に寄せて、奪ったボールを前へ。自ら相手のバイタルへ入っていく場面もあったが、高いクオリティは見せられず。

4 レオ・シルバ 5.5
珍しくフィードでミスが見られ、特に前半はチームにリズムを与えられなかった。ボールハントでは素早さを披露。

鹿島――後半のシステム変更も奏功せず


試合後には審判に抗議した鹿島の選手たち。それでも判定は覆らず。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

MF
11 和泉竜司 5.5(72分OUT)
周囲の動きを確認しながらバランスを取ってプレーした印象。個人的には名古屋で見せていたような柔軟なドリブルと果敢な仕掛けを発揮してもらいたかった。

8 土居聖真 5.5(60分OUT)
どこか窮屈そうなパフォーマンス。前線の助っ人ふたりと効率的に絡めず、60分に交代に。

FW
9 エヴェラウド 5.5
31分の強烈なシュートや54分の谷口を抜いてエリア内に侵入したプレーなど能力は示す。それでもエースとしてゴールが欲しかった。

7 ファン・アラーノ 5.5(67分OUT)
1.5列目のような位置で“浮いて”ボールを引き出した。攻撃を活性化させたが、ボールロストも。周囲との連係を深めれば面白い存在になりそうが……。オウンゴールにつながるCKは蹴った。

交代出場
DF
22 広瀬 陸斗 5.5(60分IN)
内田に代わって右SBに入る。70分に伊藤へ高質なクロスを送るも、1点が欲しかった状況だけにもう少し果敢に仕掛けても良かったか。

FW
15 伊藤 翔 5.5(60分IN)
1点を追う場面でCFとして登場。積極的にゴールに迫るも、チームを救う1点は奪えず。

MF
25 遠藤 康 6(67分IN)
トップ下のような位置で攻撃に変化を加えようとプレー。良質なパスでふたつの決定機を演出した。

FW
19 染野 唯月 5.5(72分 IN)
85分のシュートはクロスバーに阻まれ、86分にエリア内で倒された場面はノーファウルの判定。プロデビュー戦で潜在能力の高さはアピールしたが、試合後には結果を残せなかったことを悔いた。

MF
6 永木 亮太 5.5(72分IN)
守備のバランスに気を配りながらボールを奪えば前へ。終盤には審判への抗議でイエローカードを受けた。

監督
ザーゴ 5.5
試合後には判定への不満を口にする。後半は早めの交代策、システム変更などで同点を狙ったが、1点が遠かった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

鹿島イレブン 飲水タイムの音声

リモートマッチならではの選手の声を報じるスポーツニッポンである。
試合中の集音マイクが拾った声が生々しい。
「鹿島イレブンは前半2分の失点について、同23分の飲水タイムに「完全にオフサイドでしょ?」。20分以上たってもぼやきは止まりません」とこの誤審が与えた影響が伝わってくる。
サッカーはメンタルが影響を及ぼす球技である。
このような大きな誤審があっては、気持ちが切れるのも致し方がない。
今季はVAR導入ということで、安心しておったところで、新型コロナウイルスの影響がこんなところにも現れてしまった。
非常に残念である。

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鹿島イレブン 飲水タイムでもぼやき止まらず「完全にオフサイドでしょ」
[ 2020年7月5日 05:30 ]

明治安田生命J1第2節 ( 2020年7月4日 )


<川崎F・鹿島>前半、給水する鹿島イレブン(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ


 【蹴音マイク】◎前半11分、FC東京のFWディエゴ・オリヴェイラが受けた激しいファウル。「退場だよ!退場!」と審判に詰め寄る味方に主将のMF東やDF森重は「一回離れよう」。ピッチ上でもソーシャルディスタンスが大事ですね。
 ◎横浜FCのMF瀬古は前半29分に決定的なシュートを放つもわずかに左へ外れて「入ったかと思った!」。相当、手応えがあったようです。

 ◎鹿島イレブンは前半2分の失点について、同23分の飲水タイムに「完全にオフサイドでしょ?」。20分以上たってもぼやきは止まりません。

 ◎FC東京イレブンは後半アディショナルタイムが過ぎていることを確認すると、プレーを続けようとする主審に向かって「笛!笛!笛!」の大合唱。それほど勝利に飢えていたのでしょう。

染野唯月、バー直撃のプロデビュー

染野唯月のデビューについて報じるニッカンスポーツの杉山記者である。
惜しいバー直撃シュートや誤審とも思えるPK見逃しのシーンについて伝える。
ピッチに立ち、即CKを得るプレイで試合に絡んだデビューであった。
30分間という短い時間でこれだけやってくれるであれば、この先大きく成長するであろう手応えが強く感じさせられた。
鹿島の未来を託すに十分な逸材である。

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鹿島染野がプロデビュー、強烈シュート悔しバー直撃
[2020年7月4日23時18分]


川崎F対鹿島 後半、鹿島FW染野(右)はペナルティエリアで倒れるもファウルならず。中央は川崎F・DF谷口(撮影・河野匠)


川崎F対鹿島 前半、チーム2点目のゴールを決め笑顔を見せる川崎F長谷川(右)(撮影・河野匠)


<明治安田生命J1:川崎F2-1鹿島>◇第2節◇4日◇等々力

鹿島アントラーズの高卒ルーキーFW染野唯月(いつき=18)が、プロデビュー戦でバー直撃の強烈シュートを放った。

後半27分にMF和泉に代わってピッチに立つと、4-4-2の右サイドハーフに入った。1-2の同40分、MF遠藤のフィードから左サイドバックの永戸がダイレクトクロスを上げ、相手のクリアミスを拾った染野が右足シュートを放ったが、惜しくもバーに弾かれた。

直後の後半42分には遠藤のフィードに抜け出し、エリア内で相手DFに倒されたが、判定はノーファウルだった。試合を終えて染野は「クロスバーに当たったシーンは、FWとして決めなくちゃいけない場面だった。チームを助けられなかった、良い方向にもっていけなかったのは残念。(エリア内で倒された場面は)シュートを選択をしていればPKを獲得できたかもしれない。デビュー戦でしたが悔しい結果に終わりました」と唇をかんだ。

前半押し込まれる展開が続いた鹿島は、後半に交代枠5枚をフル活用。染野や遠藤ら、途中出場の選手がフレッシュな動きでゴールに迫った。ザーゴ監督は「後半は試合をコントロールして、何度もエリア内に進入したが、タイミングが合わなかった。染野は30分の出場だったが決定的なチャンスを作り、仕事をした」と、期待のルーキーに及第点を与えた。【杉山理紗】

川崎戦コメント

戦術修正について口にしたザーゴ監督である。
攻撃が機能してなかった右サイドを活性化させ、エヴェラウドの左サイド起用という策を用いた。
それは功を奏し、チャンスが増えたことは明らかであった。
きちんとPKを取ってくれておれば結果は異なっておったであろう。
また、染野唯月については、「本当に良い才能を持っている選手」賞賛しておる。
若い選手を起用することに躊躇のない監督であることがよくわかる。
その染野唯月は、「シュートをクロスバーに当てたシーンは、FWとして決めなければいけない場面だった」と反省する。
あのシーンは本当に惜しかった。
才能の片鱗は見せてくれたことが嬉しい。
そして内田篤人は、「たぶんみんな思っていると思うんですけど、もっとできるはずだと。チームも僕自身もそうですけど、準備してきたものが発揮できなかったというか。そういう思いは選手の中でけっこうあったはずで。なので、試合が終わった後のロッカーでもそんなに暗くなかった。また次、チャレンジしてやろうという雰囲気のほうが強かったですね。もちろん、ゲームが始まって勝たなければいけないんですけど、後半なんかはボールがまわって押し込める時間もありましたし、悪いことばかりではなかったかな」と語る。
ロッカールームの状況が伝わってくる。
気持ちを切り替えて次の試合と考えよう。
収穫のある試合であった。

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2020年07月04日(土) 19:03 KICK OFF

AWAY 等々力陸上競技場

鹿島アントラーズ:ザーゴ
試合の立ち上がりに失点をしてしまい、そこから相手の流れとなってしまった。再開初戦という中で、選手たちも緊張しており、失点によってさらに緊張してしまった。その後、徐々に流れを取り戻し、自分たちのいい流れになってきたタイミングで再び失点をしてしまった。前半の終わりごろから後半にかけていい流れになり、得点をするということを目指してプレーしていたが、追加点となるゴールを決めることができなかった。

Q.後半はいい流れで試合を進めることができていたが、前半からの修正ポイントは ?

A. 右サイドでの攻撃が機能していなかったので、広瀬を入れて右サイドの活性化を図った。 広瀬を入れたことによって、後半、右サイドからの攻撃が増えた。後半は我々が試合をコントロールしている状況だったし、何度も相手のペナルティエリア内にクロスやパスが入っていた。エヴェラウドを左サイドハーフに持っていくことで、左サイドも活性化させながら伊藤に中央で起点を作ってもらうという狙いを持っていた。なので、後半はチャンスが増えたのではないかと考えている。

Q.染野選手の評価は?

A.今日は少ないプレー時間だったが、決定的な仕事をしてチャンスを演出してくれた。いい才能を持っている選手だし、トレーニング中も要求したことに対して取り組む姿から意欲というものを感じる。これからしっかりと指導をしていき、計算のできる選手になって欲しい。


【内田篤人】
試合開始直後にあのような形で失点してしまい、少し気落ちてしまった。チームとしても、個人としても、もっとできるはずと感じている。準備してきたことが発揮できなかった。ただ、後半はボールを回して、押し込める時間帯もあった。悪い部分ばかりではなかった。

【染野 唯月】
監督からは、「自分でボールを受けて、自信を持ってプレーをしていけ」と言われてピッチへ送り出された。シュートをクロスバーに当てたシーンは、FWとして決めなければいけない場面だった。チームを助けることができなかったということがすごく残念だった。

明治安田生命J1リーグ 第2節
2020年7月4日(土)19:03KO
等々力陸上競技場

[ ザーゴ監督 ]
感想と言ってもなかなか難しいものがあります。立ち上がりで失点してしまい、そのあとに徐々に流れを取り戻して、自分たちが良い流れになっているタイミングでまた失点してしまいました。そのあとは得点を挙げ、前半の最後のほうはわれわれのペースになっていました。後半は良い感じになって、点を取ることを目指してやっていたんですけど、残念ながらボールが入りませんでした。

--戦術的な修正ポイントを教えてください。
交代は、まず右サイドで攻撃がまったくできていなかったので、そこで広瀬(陸斗)を入れて活性化しました。右サイドからの攻撃が改善されたと思いますし、後半はほぼわれわれがゲームをコントロールしている状況で、何度もカウンターでペナルティーエリア内にボールを入れたのですが、タイミングが合わなかったり人がいなかったり、シュートがバーに当たることもありました。

あとは伊藤 翔を真ん中に入れてクサビのボールや起点を作ってもらうことができたと思いますし、エヴェラウドはブラジルでもサイドハーフをやっていたので、そこでプレーしてもらうことでサイドからの攻撃を活性化しながら中にも選手がいる状況を狙いました。そういうチャンスがあったと思います。

--染野 唯月選手のことを評価していたと思います。今日は惜しいシュートとPKになりそうなシーンもありました。今日の評価を聞かせてください。
本当に良い才能を持っている選手です。練習の中でも集中してこちらの要望したことをやろうとする姿や意欲を感じます。しっかり指導して計算できる選手にできればという思いでいます。今日もたった30分ですけど決定的なチャンスを演出したので、良い意味での成長曲線を描いていければと思います。

明治安田生命J1リーグ 第2節
2020年7月4日(土)19:03KO
等々力陸上競技場

染野 唯月 - Itsuki SOMENO
FW 19
染野 唯月
Itsuki SOMENO

まずはデビューできてうれしいですし、自分の持ち味であるシュートを打てたのは良かったと思いますけど、やっぱり点を取れなかったことは今後の課題になってくると思うので、もっともっとシュートという意識を高めていければと思います。

(先輩たちからは)「決めろよ」の一言ですね。でも、「よくやった」とも言われたので、これから頑張っていきたいです。

【鹿島】内田篤人らしい言葉で決意を語る「僕らでJリーグを止めない」
2020-07-05
サッカーマガジン編集部


J1再開初戦で川崎フロンターレに敗れはしたものの、狙いとする形をピッチで表現した鹿島アントラーズにとっては収穫も多い試合だった。内田篤人も試合後には「可能性」について言及。また、リーグ再開に際しての思いと覚悟を語った。


上写真=右サイドバックで先発した内田篤人。60分までプレーした(写真◎小山真司)

■2020年7月4日 J1リーグ第2節(@等々力)
川崎F 2-1 鹿島
得点:(川)谷口彰悟、長谷川竜也
   (鹿)OG


 試合後のオンライン取材に登場した内田篤人の表情は明るかった。川崎Fに敗れはしたが、ゲーム内容に可能性を感じたからだ。

「たぶんみんな思っていると思うんですけど、もっとできるはずだと。チームも僕自身もそうですけど、準備してきたものが発揮できなかったというか。そういう思いは選手の中でけっこうあったはずで。なので、試合が終わった後のロッカーでもそんなに暗くなかった。また次、チャレンジしてやろうという雰囲気のほうが強かったですね。もちろん、ゲームが始まって勝たなければいけないんですけど、後半なんかはボールがまわって押し込める時間もありましたし、悪いことばかりではなかったかな」

 再開初戦を迎えるまで、連日行なわれたオンライン取材でも、鹿島の選手たちはチームの成長を口にしていた。キャプテンの三竿健斗も「2月の頃とは大きく違う」とザーゴ監督が求めるサッカーの浸透度や選手の理解度について話している。4カ月ぶりの公式戦を終えて内田が代弁したのは、そんな選手たちの思い。実際に試合をして、今チームが取り組んでいる新たなスタイルに可能性を感じられたのは収穫だった。

 内田自身も、すでに切り替えて、未来を見据えている。家長昭博のクロスに被ってしまい、長谷川竜也にゴールを許したことはしっかり反省しつつも、しかし引きずることなく中3日でやってくる次節以降の戦いに目を向ける。こんな『覚悟』を口にした。

「運営に関しては色んな人が関わってやってくれましたし、準備というのも、大変だったと思いますがやってもらえて。僕はJリーガーに憧れてサッカーを始めました。キングカズに憧れてね。そんなJリーグで、これだけ長い中断期間というのは今までなかったと思います。その中で自分たちが歩みを止めないというか、僕らがまた歴史をつくっていくという感じでいます。Jリーグを僕らで止めない。いま、感染者がまた増えてきていますし、今後どうなるか分からないですけど、選手だけでもできないし、お客さんがいないと淋しいですけど、僕らでJリーグを止めない、と思っています」

 鹿島の勝利を目指すのは当然で、Jリーガーとしてリーグの繁栄を願うのは必然だ。内田は、その思いと覚悟をこれからもピッチで見せていく。

取材◎佐藤 景 写真◎小山真司


ライン際を割りそうなボールを必死で追いかける内田(写真◎小山真司)

Jリーグ 第2節 川崎フロンターレ戦

染野唯月デビュー。
オフサイドは見逃され、PKも流され、VARが欲しかった試合。

バルセロナB・安部裕葵、クラブに帰還

クラブに復帰したバルセロナBの安部裕葵である。
これは朗報。
ただ、チームの昇格POには出場しない模様。
この試合にてアピールすることが叶えば、今夏の移籍も視野に入ったが、それは難しいこととなろう。
来季に向けてコンディションを整え、冬には移籍を掴み取るのだ。
更なる良い報を待っておる。

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安部裕葵がバルセロナに帰還!重傷からの完全復活に向けて調整中…東京五輪出場の可能性も


バルセロナBのFW安部裕葵がクラブに帰還したようだ。スペイン『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

2月のELプラート戦で大腿二頭筋の近位腱断裂を負った安部。この重傷により、同選手は手術を余儀なくされ、同時期に同箇所を負傷したウスマン・デンベレとともにフィンランドで治療を受けた。日本代表FWの離脱期間は5カ月程度とされ、今シーズン中の復帰は絶望的と考えられていた。

その後、新型コロナウイルスの感染拡大によるシーズン中断などもあり、安部は日本で治療やトレーニングを継続。4月にはオンラインでバルセロナのスタッフと情報共有しながら復帰に向けてトレーニングを行い、順調に回復できていることを明かしていた。

そして、ついにクラブへと帰還したようだ。『ムンド・デポルティーボ』によると、安部は現在、復帰に向けて最終段階に入っているようで、バルセロナで100%の状態に戻すことを目指す模様。チームは7月中旬から昇格プレーオフを控えるが、同選手がピッチに立つ可能性は低く、あくまでも新シーズンに向けての準備に励むようだ。

また、本来なら東京オリンピックは7月に開幕する予定だったが、1年間の延期が決まり、開催は2021年7月に。そのため、この重傷により母国での祭典への出場が絶望視されていた安部だが、バルセロナで好パフォーマンスを披露できれば来夏日本代表として出場する可能性も十分に考えられそうだ。

若きキャプテンに導かれ、アントラーズはただ勝利のために戦う

三竿健斗をピックアップするFreaks+である。
ボランチにおけるスペシャリストに小笠原満男の名を挙げる。
まさに理想像と言えよう。
トニーニョ・セレーゾ監督が第一次政権を終え2005年に日本を去る際、の本最高のボランチになり得る選手として語ったことが現実となった男である。
その背中を見、共にプレイした三竿には、後継者として、チームを勝利させるボランチになって貰いたい。
頼れる若きキャプテン、今季の初勝利を齎せよ。
期待しておる。

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PICK UP PLAYER


「満男さんですね」

  今シーズンよりチームキャプテンに就任した三竿健斗に「ボランチにおけるスペシャリストとは?」という質問をぶつけると、間髪入れずに小笠原満男の名前を挙げた。

「一発で逆サイドに展開できて、試合を決めるパスも出せる。試合の流れも読めれば、守備もできるし、FKも蹴られる。まさにスペシャリストじゃないですか」

 ザーゴ監督が掲げる「ボールを保持し、試合を支配するサッカー」においてはボランチは全ての中心となる。判断力、展開力、そして試合を読む力。その全てが三竿には求められる。しかし、三竿は「今は基礎を自分たちにたたき込み、練習でやってきたことを出せる回数を増やしていくこと。周りが何と言おうとブレずにやり続けたい」と気負いはない。

 約4ヵ月という中断期間を経てJリーグは再開するが、1ヵ月半前にグループトレーニングが再開され、対人プレーを始まった頃、三竿は自身のツイッターで「感じているのは、守備の質の低下(ストップ動画・リアクション力)、心肺能力の低下(素走りの体力ではなく高い強度でプレーし続ける体力)、イメージトレーニングの有効性(映像でイメージすることでスムーズに攻撃できる)」と分析した。その後、練習やトレーニングマッチを積み重ね、「当初感じていたものはなくなり、プレーする体力や勘も戻ってきた」と言う。ボールを奪い、周りを動かすことに長けた中盤の支配者は23歳という年齢を感じさせない落ち着きを感じさせる。

「先が見えない中で、自分で体を動かしたりしていた。その時は不安があったが、再開の日程が決まったことで安心したし、もう一度、フットボールができることに幸せを感じました」

 再開を前に三竿をそう語る。もう一度、ピッチで自分らしさを表現する喜びを。若きキャプテンに導かれ、アントラーズはただ勝利のために戦う。


三竿健斗、サッカーが自分の生きる理由

再開初戦を前にメディアに思いの丈を話した三竿健斗である。
「いろいろ準備はしてきたので、それを表現することが一番大事。自分たちのスタイルが、完成しているチームにどこまで通用するのか、チャレンジする必要があります。何より個々のバトルのところ、球際で負けず走り勝つこと。その基本的なところで相手を上回らなければ勝負ごとは勝てない。ただ、最近(結果では)勝ててはいないですが、自分たちの流れや時間もすごくありました。まず先に失点しないこと、それが勝利に近づくポイントだと思います」。
今季の公式戦は三連敗中であるが、長期の中断期間を経てチームが熟成されたことが伝わってくる。
臆することなくチャレンジするのだ。
それはチームの臍となる三竿がキープレイヤーとして舵を取ってくれよう。
頼もしい主将として躍動せよ。
期待しておる。

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【鹿島】J1再開へ三竿健斗が語った覚悟「サッカーが自分の生きる理由」
2020-07-03
サッカーマガジン編集部


鹿島アントラーズの三竿健斗は3日、オンラインで取材に応じ、明日4日のJ1再開へ向けて、現在のチーム状況と意気込みを語った。鹿島のキャプテンは静かに、しかし熱く残り33試合のリーグ戦へ臨む。


上写真=川崎F戦は練習でできたことを確認する機会になると三竿(写真◎鹿島アントラーズ)

川崎F戦でチャレンジする必要がある

 取材に応じた三竿は、再開に向けてまず感謝を口にした。「すごい楽しみな気持ちでいっぱいなのと、こういったまだ新型コロナウイルス感染症が収束していない中でJリーグが再開できるので、
こういった場を作ってくださったすべての人たちに感謝しています」。

 感謝の思いは、サッカー界の人々だけに留まらない。日常を取り戻すために尽力したすべての人に対して、だ。

 その上で、自粛期間中に感じた思いがあった。

「長い間、家での自粛生活が続いていたときは、サッカーができなかったり、普段の生活ができないという部分ですごくストレスを感じていました。でもいざ練習が始まると、そういうストレスがなくなったので、やっぱり自分はサッカーがないと生きる理由がないんだなと感じた」

 自分とサッカーとのかかわりが明確になった。そんな思いに至った中で、明日、リーグ再開を迎える。

「(6月20日の)町田戦から比べて、自分たちからボールを取りに行くときの距離感だったり、自分たちがボールを持っている際の距離感もよくなっていると思う。それをあとは、どの相手にも試合を通してやっていくということになると思います」

「今の状況と比べたら、ACLのプレーオフのときというのは、ほぼぶっつけ本番の状況だったので、なにも監督がやりたいことはできていなかったと思うし、自分たちもこう、ミーティングだったり練習はしていましたけど、何も体現できていなかった。今はその状況と違いますし、そのときよりもはるかにチーム状態はいいので、いまは本当に試合をして早く勝ちたいなと思いっています」

 練習が再開し、トレーニングを繰り返す中でザーゴ監督の狙いを体現できる回数が増えてきた。まだ完ぺきではないものの、シーズン当初に比べれば雲泥の差だ。

「色々と準備をしてきているんで、それをピッチで表現することが一番大事ですが、自分たちのスタイルがどこまで完成されているチーム相手に通用するかを、チャレンジする必要がある。あとは個々のバトルで、球際だったり、走り勝つという基本的なところで相手を上回らないと、勝負には勝てない。最近は(川崎Fに)勝ててはないですけど、自分たちの流れの時間もあると思う。まずは先に失点しないことが、勝利に近づく一つのポイントかなと思います」

 ここまで積み上げてきたものの成果を確認し、シーズン初得点と初勝利を目指す。難敵とのアウェーゲームにかかっているものは多いが、「自分たちのサッカーをしていって、一つ勝つことができれば、それが自信になってどんどんいい方向にいく」と三竿。必勝を期して敵地に向かう。


オンラインで取材に応じる三竿(写真◎鹿島アントラーズ)

【鹿島】三竿健斗の実感「サッカーがないと生きる理由がない」。川崎戦へ“チャレンジ”を強調
サカノワスタッフ2020年7月3日

「自分たちのスタイルが、完成しているチームにどこまで通用するのか。でも何より個々の――」

 鹿島アントラーズの日本代表MF三竿健斗が7月3日、現在のチーム状況や雰囲気、そして翌日のJ1リーグ・2節の川崎フロンターレ戦に向けた決意を語った。

 当面は移動による新型コロナウイルスの感染リスクを軽減するためスケジュールが組み直され、関東圏を中心としたチームとの対戦が続く。そのリスタート初戦、川崎とのアウェーゲームが組まれた。

 三竿は次のように抱負を語る。

「いろいろ準備はしてきたので、それを表現することが一番大事。自分たちのスタイルが、完成しているチームにどこまで通用するのか、チャレンジする必要があります。何より個々のバトルのところ、球際で負けず走り勝つこと。その基本的なところで相手を上回らなければ勝負ごとは勝てない。ただ、最近(結果では)勝ててはいないですが、自分たちの流れや時間もすごくありました。まず先に失点しないこと、それが勝利に近づくポイントだと思います」

 そのように勝利への道筋を示す。

 三竿自身はこの中断期間、目の前の練習に全力で取り組むというスタンスを変わらず貫いてきたという。

「先が見えないなかで練習してきたので、個々それぞれどこにピークを持っていくのか、日々のモチベーションの設定がバラバラになっていた時がありました。そういったなか、どの練習に対しても、常に全力でやること。それは当たり前ですけれど、やり続けてきました。その姿勢がチームにいい影響を与えられたらなと思っていました」

 それぞれが葛藤しながら辿り着いたリーグ再開の日。ここからチームとしての戦いが改めて始まる。

「試合が始まれば連戦が続き、いい時も、悪い時もあり、一つ勝てればそのまま流れに乗っていける経験をしています。結果が出なかった時、マイナスな発言がどうしても出ると思うので、その時にみんなが一つの方向を向いてプラスに考えられるように、ネガティブよりもポジティブに捉えられる雰囲気を作れればと思います」

 三竿はそのように決意を示す。

 そして今季ゲームキャプテンを務める三竿は、この中断期間を改めて振り返る。

「自粛で普段の生活ができず、サッカーもできない時、大きなストレスを感じていました。でも、いざ練習が始まると、そういったストレスがなくなったので、やっぱり自分はサッカーがないと生きている理由がないんだと感じました」

 一方、1月の天皇杯決勝からほぼ休みなく新シーズンを迎えた反動は、今思えば大きかったと感じているも言う。

「体を一旦完全に休めることはできました。最初のオフはやっぱり完全に体を休めていませんでした。試合をたくさん戦っていくメンタリティではなかったのかなと感じます。この中断期間、体も思考もリセットされたと思います。ここからの連戦、みんなで戦い一つ勝てれば自信になり、どんどんいい方向に行くと思います。一つでも多く勝ちを重ねていければ、すごくいいチームになっていくと思います」

 決して望んでいた中断期間ではなかった。ただ体と思考が一旦リセットできた点は、鹿島にとってきっとプラスだったと捉えている。そのうえで三竿は総力を結集し、勝利を掴むことで流れを掴みたいと考えていた。

 鹿島は4日の川崎戦、8日(19:00)にホームでの北海道コンサドーレ札幌戦と続く。そのあとはホーム側のみ一部観客動員が認められる予定で、12日(19:00)にアウェーで浦和レッズ、18日(18:00)にホームで横浜F・マリノスと対戦する。

[取材・文:塚越始]

【鹿島】“自分たちのサッカー”を信じて、貫けるか。主将・三竿健斗の想いは?
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2020年07月03日

「みんながすごく前向きにやっている」


強度の高いディフェンスとテンポの良いパス捌き。攻守両面で重要なタスクを担う三竿は、キャプテンとしてもチームを力強く引っ張っていく。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 どれだけ“自分たちのサッカー”を信じて、やり抜くことができるか。思うように結果を出せなくても、ブレずに貫けるのか。

 今季の鹿島は、ザーゴ監督の下、新機軸を打ち出している。

「今までやってきたリアクションサッカー、ようは守ってカウンターを狙うところから、ポジションを取りながら相手を動かすポジショナルプレーを目指してやっている」(ザーゴ監督)

 新たなことにトライしている以上、「痛みを伴うかもしれない」とキャプテンの三竿健斗は言う。実際、中断前の公式戦3試合(ACLプレーオフ、ルヴァンカップ初戦、J1開幕戦)は、いずれも完封負け。1節終了時のリーグのスタンディングは、まさかの最下位。厳しい現実を突きつけられている。

 目に見える成果をまだ手にできていないが、覚悟と信念を持って邁進できるのか。7月3日の練習後、オンライン取材に応じた三竿は、確かな手応えを実感しているようだ。

「新しいチームになってから、練習で同じ形を何度もずっとやり続けている。それをやり続けているからこそ、練習試合ですけど、その形を出せる回数がどんどん増えてきている。それは、自分たちがやることを信じてやっている結果で、求められているサッカーに対して、みんながすごく前向きにやっているなっていう印象は持っています」

 当初は「映像でこういうことをやってほしいと言われて、実際に試合でやった時に、やり辛さだったり、距離感の違いがあった」。どうすればいいのかと思考を巡らせながら、「あの時、こう感じたんだけど、こうかな」など、チームメイトとコミュニケーションを重ねながら、一つひとつの問題を解決してきた。

「それを繰り返すことによって、徐々にやりたいサッカーはできてきていると思う。あとはもう、ミスしても気にせずにもう一回、そのプレーをチャレンジすることが大事」

 再開後、もしかしたら上手くいかない状況に陥るかもしれない。腕章を託されている三竿は、「結果が出なかった時、不平不満やマイナスな発言がどうしても出ると思う。その時に、みんながひとつの方向を向いて、プラスに考えられるように、ポジティブに捉えられるような雰囲気を作れたらいい」と、強い責任感を示す。

 とにかく、まずは1勝。なによりも『勝利』の二文字が、巻き返しを期すチームの原動力になる。

「自分たちのサッカーをして、ひとつ勝つことができれば、それが自信になって、どんどん良い方向に行くと思う。できるだけ多く勝ちを重ねて、自分たちの自信にしていけたら、すごく良いチームになるんじゃないかなと思います」

 7月4日、敵地で迎える川崎との再開初戦。希望の光が差し込むような勝点3を期待したい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

鹿島MF三竿、再開控え「早く試合をして勝ちたい」
[2020年7月3日16時1分]


前日練習に励む鹿島MF三竿健斗(C)KASHIMA ANTLERS


オンライン取材に応じた鹿島MF三竿健斗(C)KASHIMA ANTLERS


鹿島アントラーズ主将のMF三竿健斗(24)が3日、オンライン取材に応じ、J1再開を翌日に控えて「楽しみな気持ちでいっぱい。新型コロナウイルスが収束していない中で再開できることになり、この場を作ってくださった方に感謝したい」と思いを語った。

鹿島は敵地で川崎フロンターレと対戦する。リーグ戦での相性が群を抜いて悪い相手で、これまでの対戦32試合での勝率はわずか28.1%だ。そんな相手にも「準備してきたことをピッチで表現するのがいちばん大事」とザーゴ監督スタイルで戦うことを強調し、「完成されたチーム相手に、どれだけ通用するか。最近は勝てなくても自分たちの流れの時間が多いので、先に失点しないことが勝利に近づく1つのポイント」と整理した。

今季の初戦は1月28日のACLプレーオフだった。新指揮官就任から1カ月足らずとあり、ザーゴ流サッカーを表現しきれないまま0-1で敗戦した。そのままルヴァン杯、リーグ開幕戦と3連敗した鹿島にとって、この中断期間はプラスに働いた部分が大きかったはずだ。

三竿はシーズン当初と現在を比べて、「あのときはほぼぶっつけ本番の状況だったので、監督がやりたいことが何もできていなかった。今はその状況とは違うし、公式戦を3試合やったときよりはるかにチーム状態がいい。早く試合をして勝ちたい」と話した。取材に応じる選手たちは、日々“自信”を口にしてきた。中断期間にブラッシュアップされた鹿島のサッカーが、いよいよベールを脱ぐ。

鹿島MF三竿 15年以来の川崎F戦勝利へ!中断期間に成長 状況は「はるかに良い」
[ 2020年7月4日 05:30 ]

明治安田生命J1第2節 鹿島―川崎F ( 2020年7月4日 等々力 )

 鹿島のMF三竿主将が非公開練習後にオンライン取材に応じ、「凄く楽しみ。コロナがまだ収束していない状況だが、この場をつくってくださった方々に感謝している」と公式戦再開を控えた心境を語った。
 川崎F戦は15年8月を最後に勝ちがなく、通算成績も唯一負け越している。それでも、「中断前と今のチーム状況は違っていて、今がはるかに良い。早く試合をして勝ちたい」と中断期間に積み上げたものを信じて宿敵に立ち向かう。

計算が立つベテランの存在はザーゴ監督にとっても心強い

「今季初ゴールは誰が決めるか?」と記すサッカーダイジェストのプレビューである。
公式戦未だノーゴール。
これは由々しき仕儀である。
しかしながら、この中断期間を濃厚に過ごし、チームは熟成された。
もはや2月の鹿島ではない。
新たなるチームがお披露目されるであろう。
明日の試合が楽しみである。

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【J1展望】川崎×鹿島|“新布陣”導入の川崎と“新戦術”浸透を図る鹿島。ここ4シーズンの成績は川崎有利も…
サッカーダイジェスト編集部
2020年07月03日


川崎――4-3-3の出来は果たして…

川崎フロンターレ
今季成績(1節終了時):11位タイ 勝点1 0勝1分0敗 0得点・0失点

 シーズン開幕時と同様に、中断期間でも力を入れてきたのは、今季から導入した新布陣4-3-3の理解度を高める作業だ。“攻守で圧倒する”をテーマに採用したこのシステムは、従来のポゼッションを軸としたいわゆる“遅行”に加え、3トップに素早くボールを入れる“速攻”も可能にし、攻撃のレパートリーを広げそうだ。

 また守備では最終ラインを例年より高く設定し、相手を敵陣へ押し込むことを目指す。その分、広大に広がった自陣スペースをGKがカバーしなくてはいけないが、守護神チョン・ソンリョンは新たな役割にも「ポジティブに捉えながら意識して練習しています」と前向きに話している。

 6月2日に活動を再開させたチームは、約1か月の準備期間で4つのトレーニングマッチを実施し、全勝。相模原、町田らを相手に3試合でクリーンシートも達成しており、順調な強化を進められている様子だ。大卒ルーキーの旗手玲央や、アカデミー育ちのFW宮代大聖が好調をアピールしているのもプラス材料だろう。

 6月27日の湘南との練習試合(45分×4本)はトータルスコア6-3と、3失点を喫したが、今季からキャプテンを務める谷口彰悟は「できたところと修正点が見つかったので、良い練習試合だったと思います」とも語る。

 6月15日に小林悠が右膝を手術(全治3~4週間)し、昨年、左膝にメスを入れた中村憲剛もリハビリ中。精神的支柱ふたりを欠いてのリーグ再開となるが、鬼木達監督は「(谷口)彰悟を含め、(大島)僚太もそうですし、最年長のアキ(家長昭博)らを中心に練習が終わった後などにも話をしてくれています。選手間でのミーティングもかなり増えてきたので、大きな心配はしていません。ふたりには治療に専念してもらい、良い状態で戻ってきてもらいたいです」とコメント。選手層の厚さが窺える。

 谷口も「確かに憲剛さん、悠さんと、今、一緒にトレーニングできていませんし、その2人の存在は大きいなと感じています。ただ現状から言うと、若い選手も含めて誰もが意欲を持ってトレーニングを積んでいます。緊張感が足りないとか、試合に向けてエネルギッシュさが足りないということは感じていません」と雰囲気の良さを強調。

 もっとも谷口が懸念するのは無観客、5人交代制などイレギュラーなルールの影響で「試合の流れが一気に変わることは、今年は十分にありえます」という。続けて「練習試合のようにはいかないので、練習試合と同じようにやるつもりはないです」とも口にする。

 果たして4-3-3を採用したチームはどんな進化を見せてくれるのか。楽しみとともに、何が起こるか分からない不安を抱えながら、ここ4シーズンのリーグ戦では5勝3分けと分は良いが、難敵の鹿島との一戦に臨む。

構成●サッカーダイジェスト編集部

鹿島――今季初ゴールは誰が決めるか?


故障者/鹿島=なし 川崎=中村、小林
出場停止/鹿島=なし 川崎=なし


J1リーグ2節
川崎フロンターレ―鹿島アントラーズ
7月4日(土)/19:00/等々力陸上競技場

鹿島アントラーズ
今季成績(1節終了時):18位 勝点0 0勝0分1敗 0得点・3失点

 J1再開初戦の相手は難敵中の難敵、川崎だ。ここ4シーズン、リーグ戦では一度も勝ち星を挙げられず(3分5敗)、煮え湯を飲まされてばかりいる。そんな負の連鎖を断ち切ることができるかどうか、大きな見どころでもある。

 試合前2日間の練習を完全非公開にし、雑音をシャットアウト。まるで決勝の舞台に臨むかのような力の入れようだ。それだけ重要な一戦と、ザーゴ監督が位置付けていたことがうかがえる。

「攻撃的で、チームとしてのメンタリティもしっかり整っている川崎は間違いなく優勝候補のひとつ。勝負を分けるポイントは何か、そこはやってみなければ分からないが、自分たちがここまで練習で積み上げてきた自信をピッチで表現できれば、良い結果が出せるだろう」(ザーゴ監督)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、チームの活動を休止していた鹿島が、政府の緊急事態宣言の全面解除を受け、全体トレーニングを再開させたのは5月28日だった。ザーゴ監督が掲げる新戦術の浸透に向けて、滞っていた作業を挽回すべく取り組んだ。

「ボールを効率よく動かすためにチーム全体が正しいポジションを取らなければいけないが、ゾーンごとに味方がどこにいてくれるのか、シーズン当初より自分たちがやろうとしているサッカーの理解が深まり、連係面や連動性は着実に高まっている」

 この1か月間ほどで、トレーニングマッチを3試合行なった。ザーゴスタイルの生命線であるビルドアップに明らかな改善と進歩が見られ、意図的にチャンスを作り出す回数も増えている。

「私が目指しているのは、守ってカウンターといったリアクションではなく、あくまでも自分たちから仕掛けていくスタイル。中断期間に映像を使ったり、緻密なトレーニングを重ねたことで、選手全員が同じイメージを持ってプレーできるようになってきた」

 ザーゴ監督は好感触を口にする。だが、結果が伴わなければ、やはり確信には至らないだろう。

 喉から手が出るほどに欲しいのはゴールだ。シーズン開幕から公式戦3連敗。しかもいずれのゲームも無得点と、厳しい現実を突きつけられている。チームにおける今季初ゴールを、一体誰が決めるのか、周囲の関心は高い。新戦力のFWエヴェラウドやMFファン・アラーノをはじめ、攻撃陣の奮起が期待される。

 中断期間を経て、怪我を抱えていた内田篤人や山本脩斗らが完全復帰できたことはプラス材料だ。Jリーグ再開後に待ち受ける過密日程を乗り越えるうえで、まず問われるのはチームの総合力。いざという時に計算が立つベテランの存在はザーゴ監督にとっても心強い。

構成●サッカーダイジェスト編集部

モンテディオ山形戦でも、平戸はキーマンとなるはずだ

町田の平戸太貴について記すJ'sGOALの大島氏である。
今季の平戸は、背番号10に違わぬトップ下のポジションにてチームの攻撃を牽引しておる。
今季より指揮を執るポポビッチ監督は、「彼はまず練習や試合に対する姿勢が真面目な選手。取り組みはコロナ前もコロナ後もいいものを見せてくれている。コロナ前より彼が良くなった部分は、試合中に消える時間が少なくなってきたこと。常にボールに関わることが出来るようになった、ボールに関わる時間が長くなっていることが大きな成長であり変化です」と平戸の成長を口にする。
試合に絡み、チームを勝利に導くアタッカーとしてJ2を席巻してくれよう。
活躍の報を更に待っておる。

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【町田 vs 山形】ポポヴィッチ監督が語る平戸太貴の成長とは?
2020年7月3日(金)



今季のFC町田ゼルビアは、メンバーが大きく若返った。特にFWとMFの若さは顕著だ。再開初戦となった6月27日の東京ヴェルディ戦を振り返ると、1トップの安藤瑞季、セカンドトップの平戸太貴、右MFの吉尾海夏、ボランチの高江麗央、佐野海舟と「6分の5」がU-23年代だ。

平戸は東京V戦の3分に、見事なミドルシュートを決めた。直前のトレーニングマッチでも“目立つ”プレーを見せている。新型コロナウィルスの影響でチームの全体練習さえままならない中、平戸は時間をうまく使い、脱皮に成功したように見える。

ランコ ポポヴィッチ監督はこう口にしていた。

「彼はまず練習や試合に対する姿勢が真面目な選手。取り組みはコロナ前もコロナ後もいいものを見せてくれている。コロナ前より彼が良くなった部分は、試合中に消える時間が少なくなってきたこと。常にボールに関わることが出来るようになった、ボールに関わる時間が長くなっていることが大きな成長であり変化です」

平戸はプレスキックの名手として知られている。J2のアシスト王に輝いた2018年の実績を見ても説明不要だろうが、ボールを持てば輝ける選手だった。

加えて監督が言うように“コロナ後”の彼は流れによく絡んでいる。4日のモンテディオ山形戦でも、平戸はキーマンとなるはずだ。

文:大島和人(町田担当)

松村優太、僕たちはまだ種の段階

松村優太を取材したゲキサカの竹内記者である。
松村の考えが強く伝わってきて嬉しい。
一つ一つ進む松村のやり方でタイトルを獲り、そして欧州に羽ばたくのだ。
これからの活躍に期待しておる。

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【THIS IS MY CLUB】選手権制覇、苦いデビュー戦…鹿島で奮闘するMF松村優太「僕たちはまだ種の段階」
20/7/3 12:00


鹿島アントラーズMF松村優太

 鹿島アントラーズのMF松村優太にとって、2020年の上半期は誰よりも濃密なものだった。年明けには静岡学園高の10番として全国高校選手権の頂点に立ち、すぐさま常勝軍団・鹿島のキャンプに合流。2月下旬にはルヴァンカップでプロ初出場を果たし、Jデビュー戦で一発退場という苦くも得がたい経験をした。

 そして、新型コロナウイルスによる公式戦の中断——。待ちに待った4か月ぶりのシーズン再開を前に、感覚と理性を併せ持つ19歳は何を思うのか。「DAZN Jリーグ推進委員会」の共同企画「THIS IS MY CLUB -FOR RESTART WITH LOVE-」に向けて、現在の心境を語ってもらった。

——昨年度の全国高校選手権では大きな注目を浴びました。あれからの半年間はどうでしたか?
 まずは選手権で高校サッカーを良い形で終えることができて、プロデビューも早いうちにできました。デビュー戦ではああいう退場もありましたが、そこから新型コロナウイルスの影響で公式戦がずっと中断して、やっと再開するということで、1年目にしてはすごくいろいろな経験ができているんじゃないかと思っています。


高校選手権で頂点に立った

——選手権はすごく大きな注目が集まる大会です。あの反響を経て、鹿島に入った時はどんな変化がありましたか?
 大会前から「鹿島アントラーズ内定」ということで多少なりとも注目は感じていましたが、そこで優勝という形で終わることができて、より注目度は上がったと思います。大会前は同期の染野(唯月/尚志高出身)、荒木(遼太郎/東福岡高出身)のほうが知名度は高かったので、選手権で僕もそれなりに注目されたと思います。ただ、大会前も大会後もプロに行くことが間近にあったので、大会を良い形で終えることを第一に考えつつも、プロに行くにあたってのビジョンは明確に持っていました。大会後はキャンプに行ったんですが、切り替えてすんなり入れたと思っています。

——キャンプへの切り替えは時間がなく、大変じゃなかったですか?
 選手権で優勝した日や翌日は、いろんなところを訪問したり、テレビの出演もあったりと、なかなか経験できないようなことをしました。みんなで過ごして、とても楽しい時間でもありました。ただ、もちろん優勝に浸ったりもしましたが、次の日からはキャンプだったので、自覚を持ってやらないといけないとつくづく思っていました。18歳でも一人の社会人といいますか、プロサッカー選手は給料も発生するので、切り替えが難しい部分もありつつも、自分としては早めに切り替えられたと思います。

——さきほど言っていたように今年は高体連から同期3人が入団しました。2人とも知名度のある選手ですが、そこにプレッシャーは感じましたか?
 一昨年の選手権で染野がすごく注目されましたし、荒木は世代別代表の世界予選で戦っていたので、すごい選手たちに割って入るためには自分自身もっとやっていかないといけないなとはずっと思っていました。そこに割って入っていく過程では、選手権大会というのが一つの大きなターニングポイントになったと思います。優勝して注目度も上がりましたし、自分はそれまで全国大会に出てもいなかったので、その2人と切磋琢磨していく上でも自分の名を知ってもらう良い大会になったと思います。


優勝にゆっくり浸る間もなく、鹿島に合流した

——その後、鹿島でプレシーズンに入りましたが、先に荒木選手が得点などでアピールしていましたよね。ライバル意識はありましたか?
 選手権で痛めていた箇所もあったので、キャンプの最初は練習に出られず、その中で荒木が練習試合で点を決めていました。ユースから昇格した山田(大樹)も含めて同期4人は仲間ですが、全員が一緒に試合に出られるとは思っていないし、誰か一人が今年からバンバン出て、代表クラスになることもあり得る選手たちだと思っています。染野も、荒木も、山田も、切磋琢磨しながらもライバル意識は持っていかないといけないなと思っています。

——注目の高卒4人が加入したことで、黄金世代(小笠原満男、本山雅志、中田浩二、曽ヶ端準ら1998年加入組)にたとえる声もあります。その点は周囲からも言われていますか?
ちらほらそういった声も聞こえてきてはいたんですが、まだまだそこには及んでいないですし、全然追いついてもいないし、そんなに簡単に追い越せる存在ではないと思っています。ただ、期待の声をどうするかは自分たち次第だと思っています。4人ともその世代だけを目標にしているわけではないんですが、そういった声をいただいているのであればそれ以上の期待をしてもらえるような存在にそれぞれなっていかないといけないと思います。

——鹿島はそうした先輩の伝統も含め、クラブ全体の雰囲気で選手を育てると言われることがあると思います。そのあたりはすでに実感していますか?
 昔から伝統のあるクラブなので重みはありますし、それは僕たちだけじゃなく先輩方も思っていると思います。先輩方が築いてくださったものを継承しつつ、それ以上のものを見せていかないといけないのが僕たち若手でもあります。先輩方の素晴らしい結果に少しでも近づいていけるよう、昨年はチームがノンタイトルだったので、今年こそタイトルを目指していかないといけないと思います。

——そんなクラブの中で、1年目の序盤戦でデビューできたことをどう捉えていますか?おそらく違うシナリオも想像していたとは思いますが。
 新型コロナウイルスの影響で中断期間に入りましたが、一回デビューして過ごすか、デビューせずに過ごすかは大きな差だったと思います。あの試合は負けている状態で入って、勝つために投入されたので、ああいう形になってしまって申し訳ないという気持ちはありますが、あそこで経験したことをしっかり自分の力にしていきたいと思います。あそこで経験したことを踏まえて4か月間の中断期間を過ごせたので、デビューできたことは大きかったと思います。

——高校選手権から松村選手を見ていて、ああいった積極性や気持ちの面も含めた推進力が強みだと感じました。それでも、デビュー戦ではいつもと違う高揚感や重圧があったと推測しています。少し時間が経ってみて、あの試合をどのように位置づけていますか?
 デビュー戦まではプロの試合に出たこともないわけですし、負けている状況でラスト10〜15分で出たということは、自分のプレースタイル的にもアグレッシブに行って得点に絡む、得点を取るということが求められていたと思います。負けたくない、やってやるというフレッシュさを出したい気持ちがありました。ただそこは諸刃の剣でもありました。その気持ちも大切だと思うんですが、少し空回りしてああいう形になってしまいました。これからは過密日程で必ずチャンスが来ると思いますが、次の出番では点を取りに行くという気持ちを忘れないようにしつつ、試合を分析して周りの状況も判断しながら、あそこで経験できたことを踏まえて次はしっかりプレーできるんじゃないかなと思っています。


退場後にはMF土居聖真に励まされながらピッチを去った

——松村選手のこれまでのインタビューを振り返ると、ロジカルな言葉を発するパーソナリティも印象的です。そのあたりで意識していることはありますか?
 自分は長男なんですが、もともとそういったメリハリは大事にしているほうです。もちろん、鹿島に来てからはいじられたり、一発芸をしたりするキャラクターにもなっているので、そういう一面もあります。中学とか高校のときも、みんなとワイワイしながら遊びに行ったりはしていました。ただ、ずっとそれだけじゃダメだという気持ちは自分の中にありました。たとえば簡単なことで言えば、学校生活で提出物を出さないことは全くなかったですし、そういうところは気になってしまうんです。遅れてでも必ず出すようにしていました。やるべきことはちゃんとやろうと思っていて、メリハリを大事にしようとしています。でも記者さんからも「意外にしっかりしているほうだよね」とは言われますね。

——スピード系の選手は「感覚系」という見られ方をしますが、そういったイメージとは少し違いますよね。
 もちろん感覚でプレーをすることはあります。ただ、感覚に加えて周りが見えたらもっと強いだろうと思っています。それは誰しもができることじゃないので、強みにしていけるんじゃないかと思います。

——先日ゲキサカのインタビューで、静岡学園高の後輩に松村選手の凄さについて語ってもらいました。その記事(https://web.gekisaka.jp/news/detail/?302756-302756-fl)はご存知ですか?
 読みました。加納と田邊と野知の記事ですよね。

——あの記事の中で、松村選手は自主練習をすごく長い時間やっていたというエピソードがありました。実際のところどうでしたか?
 やっていましたね。高校2年生くらいから代表にも初めて呼ばれて、意識のギアが一つ上がりました。もとから自主練はやってはいたんですが、そこで「プロになりたい」ではなく「プロになる」と決めたので、自分がいまやるべきことを理解しながら、監督やコーチに言われたことを頭に入れつついろいろとやっていました。もちろん毎日2〜3時間やっていたわけではなく、身体が疲れている時はさっと帰って整骨院や治療に行った時もありました。ただ、多くやる時には2時間くらいやっていたこともありましたので、そこもメリハリですね。


選手権準決勝では終了間際の決勝PKを沈める強心臓っぷりも見せた

——「やるべきことを理解しながら」ということですが、自主練習から課題や強みを踏まえてやっていたんですね。
 静学に入ったことで、スピードを保ちながらもドリブルがある程度できるようになってきていたので、そこからゴールにつなげられるようにと意識していました。シュートの精度やクロスの精度を上げていかないと、上ではプレーできないと思っていたので、そこはこっちでもやっているんですが、継続してやってきました。

——そうして一歩一歩、成長してきたことと思いますが、プロに入ってからさらに成長したという部分はありますか?
 動き出しとボールのもらい方ですかね。静学ではサイドに開いてボールをもらってしかけるとか、中でボールをもらってもしかけるとか、止まって受けることが多かったんです。だから最初はすごく戸惑っていたんですが、プロになってからは止まっていたらつぶされるので、周りを見ながら受けるか受けられないかが大事になると思います。そこは監督からも言われますし、周りの選手からも自分の特長が理解され始めているので、スピードを生かすための裏への抜け出しを前よりも意識できているんじゃないかと思っています。

——周りの先輩からも助言をもらっているんですね。
 僕は右サイドでやっているので、右サイドバックの選手、ボランチの選手にアドバイスをもらっています。抜け出しの部分では「お前は速いし、ヨーイドンでは絶対に負けないんだから、抜け出せば絶対に行ける」と言われました。

——鹿島の右サイドバックとボランチは内田篤人選手を筆頭に経験のある選手が多いですが、言葉に響くものはありますか?
 言葉に重みがありますし、すごく説得力があります。内田選手だったり、三竿(健斗)選手だったり、すごくいろんな経験をされている方々ばかりなので、いままでの自分になかったような経験でもありますし、積極的にコミュニケーションを取って吸収していけば自分自身の成長につながると考えています。

——プロで成功するために「やってやるぞ」という気持ちと「ここは通用するだろうか」という気持ちがあると思いますが、実際に練習に入ってみてどのように感じていますか?
 高校ではボールを取られない自信もあったので、そこは強みにしていきたいと思っていました。実際にプレシーズンマッチでも何回か突破ができたり、ルヴァン杯の名古屋戦でも退場の前のプレーは自分で抜いていくことができました。そこではタッチが大きくなってしまったんですが、そういった部分は自分の大きな強みであったので、通用したというかさらに通用させていくべきだと思います。ただ、まだまだ身体も小さいし、他の選手に比べたらか細い体型でもあるので、つぶされることも多いです。そこでも武器をしっかり出していかないと自分の良さがなくなってしまうと思うので、欲を出してやっていこうと思っています。


プレシーズンマッチでは切れ味鋭いドリブルを披露

——フィジカルの話で言えば、高校レベルでは体幹が強いという印象がありました。プロでは全然違いますか?
 昔から芯はしっかりしてるねとか、倒れないねとは言われますし、いまでも生きている部分はあると思います。ただ、いままで対戦したことがなかったブラジル人の選手であったり、体格が大きな選手、日本代表クラスの選手と対峙するとなると、向こうにも得意な間合いがあって、高校レベルの間合いだとボールを取られます。ずっと小学校、中学校、高校と周りと同じ段階で上がってきたのが、一気に18歳で周りが上のほうまで行ってしまったので、そこのギャップもあると思います。そこはもっともっと感じて掴んでいかないといけないと思います。

——ここからはクラブの話をしたいと思います。まず鹿島というクラブをどのように感じていますか?
 やはり伝統のある重みのあるクラブだと思いますし、常勝軍団と言われるように勝利にこだわるチームだと思います。そこは練習からすごく感じますし、お互いに厳しいことも言われたりします。練習からすごく激しく「やっぱりこういうチームなんだな」と想像どおりの感じでした。

——想像していたものと、想像を超えていた部分もあるかと思います。具体的にどういった厳しさを感じましたか?
 高校の時にやっていなかった練習も多いですし、たとえば僕はドリブラーなので取られた後の切り替えは強く言われます。キャンプの最初は遅れて行ったので、昨年の鹿島ですごく多くの試合に出ていた方々と合流して練習したんですが、全然レベルが違いました。「話が違う」というくらい何もできなかったので、いろんな人から「もっとやれよ」と言われました。高校でも常日頃から「練習から120%出せないと、試合で100%出せない」とは言われていたんですが、高校でやっていた120%がプロだと50%くらいだと感じますし、キャンプの一発目で強度のレベル差を感じました。

——時間が経つことで適応できましたか?
 隣にいる人がライバルだという意識でみんなやっているので、自分も一人の選手として、練習からその中に入っていかないといけないと思っています。まだ全然足りないですし、ダメな部分もありますし、まだまだ言われることもあります。ただ、ここ最近はそれなりにできることも増えたと思います。

——具体的にどのような指示をされていますか?
 僕の高校では守備を重点的にはやっていなかったので、まず一番大きいのは守備の部分です。僕もそうですし、他の高卒組も言われていました。あとは最後のシュートの場面ですね。キーパーのレベルも段違いで、最初はなかなか入らなかったんですが、他の人はバンバン決まるので、決定力という意味で「決め切れ!」と言われます。またすべてにおいて言えるのは、一つのプレーに責任を持つことですね。シュートの精度も、一本のパスも、クロスも、トラップも、軽いプレーをしたら全員が戻らないといけなくなってスタミナロスにつながるので、一つひとつのプレーに対して強く要求をされています。


1年目からチャンスをうかがう

——練習から高いレベルに挑んでいく難しさはあると思いますが、すぐに試合に出られそうなチームもある中、Jクラブで最も競争が激しいと言われる鹿島に入ったことで成長につながっているという手応えはありますか?
 なんと表現すればいいですかね。植物にたとえてみると、種の段階で植えて、最初から一気に花が咲くわけではないですよね。まずは茎が伸びてきて、葉っぱが生えてきて、最後に花が咲きます。僕は高校に入った時も、1年生チームでもすぐに試合に出ていたわけではないですし、もともと期待されて入ったわけではありません。高校で新しい環境で揉まれて、最後に3年生の集大成でようやく花を咲かせることができたと思っています。もちろん、最初から試合に出られるようなチームに行くこともやり方としてはあると思うんですが、そこで試合に出て活躍したから終わりではないと思っています。最後は海外でやりたいとか日本代表でやりたいというビジョンを持っていますが、まだ僕たちは種の段階なので、早い段階からトップレベルのチームでやることで、他の経験ある選手たちから言われたことを水や日光のようにどんどん吸収し、最後に花を咲かせられるようにしていきたいと思っています。

——いまの比喩はずっと考えていたことですか?
 いま思いつきました(笑)。

——とても明快で驚きました。今後のキャリアビジョンにも関わってくることだと思いますが、短期・中期・長期的な目線でどのように花を開かせていこうと考えていますか?
 こういった状況になったので、一年目から出番が回ってくると思いますし、まずは一つひとつの結果をしっかりと積み上げていくことが大事だと思っています。この1年目で経験したことを2年目、3年目をつなげていって、来年や再来年からは欲を出していかないといけないと思います。もちろん、今年も1年目とか19歳とか関係ないと思っているので、すぐにスタメンを狙っていく気持ちでいます。ただ、いまの自分の実力を考えた時に簡単な世界ではないので、まずは鹿島でしっかりと結果を出して、誰もが認めるような信頼のおける選手になりたいです。そうすることによって海外のクラブの目に留まったり、代表の目にも留まると思うので、ここ鹿島で得られるものをしっかりと得たいです。タイトルを獲ることもそうですし、自分自身の技術や実力を上げていって、まずは鹿島で結果を出すことが一番近い目標だと思います。そのあとは海外でやりたいという気持ちがありますが、まずは足元をしっかり見ています。そのことが結果的に海外でプレーすることにもつながっていくと思います。



——その先にさらなる目標はありますか?それとも一個一個のハードルを乗り越えていくタイプですか?
 どちらかというと一個一個クリアしていきたい派ですが、海外のことは事前に考えておかないといけないし、いきなり行ってもきちんとプレーできないと思います。その点に関しては考えてはいます。それでも僕は一つひとつステップアップしていきたいです。このクラブで試合に出て活躍することがまず難しいことですし、その勝負に勝ってから、海外に行っていずれはチャンピオンズリーグに出られるようなチームで活躍したいと思っています。

——つまり「まず鹿島で」という心持ちだと思いますが、鹿島はタイトルが求められるチームだと思います。今シーズン、タイトルを奪還するために松村選手ができることはなんだと思いますか?
 最後の選手権大会では優勝という形で終わって、タイトルの重みをすごく知りました。タイトルを取ることで、これまで関わってきたすごくいろんな人が喜んでくれましたし、タイトルというものは重みがあるものなんだなとあらためて感じました。鹿島というチームはタイトルを求められる場所だと思うので、僕のプレースタイル的には後半途中から入って流れを変えるとか、そういう場面も増えてくると思いますが、まずはそこでしっかり期待に応えることです。得点やアシストという自分のスピードを生かして活躍することが求められると思うので、まずは結果を残していくことがタイトルにつながりますし、それが何より自分のためにもなるんじゃないかと思っています。



(インタビュー・文 竹内達也)

曽ケ端準、このチームへの愛情は誰よりも持っている

曽ケ端準を取材したエルゴラッソの田中滋氏である。
曽ケ端の気持ちが良く伝わってくる。
このインタビューの中でも「同年代や僕よりも上の世代の選手が辞めることについては、すごく寂しさを感じます。それでもまだ僕よりも年齢の上の選手はいますし、そこには負けられない、という気持ちがあります」という言葉に感銘を受ける。
まだまだカズが現役である。
彼を超える選手として記録を作って欲しい。
また秀樹さんのインタビューはエルゴラ本紙にて購読すべきところ。
新制アントラーズになったとしても、事業に関しては秀樹さんが牽引していくところ。
更にクラブをお菊していってもらおうではないか。
信頼しておる。

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[THIS IS MY CLUB]鹿島・曽ヶ端準「このチームへの愛情は誰よりも持っている」/鈴木秀樹取締役マーケティングダイレクター「アントラーズが進化するために」
スポーツメディア18社が協同する「DAZN Jリーグ推進委員会」の連動企画、
「THIS IS MY CLUB ‒ FOR RESTART WITH LOVE -⦆」。
エル・ゴラッソでの第2回は、鹿島。
在籍最長選手である曽ケ端準と、事業面を支え続けてきた鈴木秀樹取締役マーケティングダイレクターにインタビューを行った。
取材日・6月18日(曽ケ端選手)、19日(鈴木秀樹取締役)
取材・文:田中 滋



このチームへの愛情は
誰よりも持っている

I N T E R V I E W
GK 21 曽ケ端 準(鹿島アントラーズ)
写真:J.LEAGUE

鹿島ユースから昇格したのが98年。小笠原満男、中田浩二、本山雅志ら“黄金世代”とともに鹿島の一時代を築いた。曽ケ端準は、今季でプロ23年目を迎える。今年8月には41歳になるGKは、元韓国代表GKクォン・スンテらとともに日々切磋琢磨しながら、試合への準備を変わらず進めている。地元・鹿嶋にできた“奇跡のクラブ”、鹿島を誰よりも愛する男がいま語った思いとは。

息子と一緒に1時間のサイクリング

――新型コロナウイルスの影響でクラブとして活動できない期間がありました。どのように過ごされていましたか?
「最初はチームから課されたメニューがあったので、それをやりながら過ごしていたんですが、それだけでは運動量が足りないので自転車を買って、近所を1時間くらいサイクリングするようになりました。自宅からクラブハウスの前までの道のりには、ちょうどいい坂道もあるので、息子と一緒に自転車を漕いでいました。最初は娘もいたのですが、1回で脱落しました(笑)。そこそこいいペースで自転車を漕いでいたのに、息子は黙々とついてきてくれました」

――18歳でプロになってから、これだけサッカーをやらない時間を経験するのは初めてだったのではないでしょうか?
「そうですね。ケガで離脱することはありましたけど、チームとしてもまったくゲームがないという状況は初めてでしたし、自粛が始まったころはいつ再開できるのかも決まらず、先が見えない状況でしたから、いままでにない経験でした」

――そうした中で5月15日からチームでのトレーニングが始まり、いまはハードなトレーニングを詰まれていると思います。中断が長かっただけに、いざ練習が始まったときの体の反応はいかがでしたか?
「一度シーズンが始まって、体もゲームができる状態になっていたので、自転車を漕いでいたのもそうですけど、なるべく運動量を落とさないように意識していました。この年齢になるとなおさら、一度休んでしまうと元に戻すのが大変なので、軽くでもいいからなるべく体を動かすようにしていました」

――フィジカル的な難しさはあったと思いますが、公式戦3連敗からのスタートだった鹿島にとって、まとまった練習時間が取れたことはプラスだったのではないでしょうか?
「そうですね。中断する前は公式戦も負けていますし、監督がやろうとしていることをゲームの中でうまく出せませんでした。意識を統一させながら積み重ねてきたことが、練習や練習試合の中でも徐々に出てくるようになってきました。残りの期間でその精度をもっと上げていければと思います。ここからシーズンが始まってしまうと全体で修正することもできなくなってしまうので、この期間を大事にしないといけないですし、ゲームが始まってからも試合をしながら精度を上げていかないといけないと思います」

まずは自分自身がやる、ということ

――GK陣は曽ケ端選手とクォン・スンテ選手のベテラン2人と、3年目の沖悠哉選手と1年目の山田大樹選手という若い二人という組み合わせになりました。4人で切磋琢磨しているのではないでしょうか?
「それはいままでと変わらないと思います。去年、川俣慎一郎がいたときもそうですし、今年になってヤマ(山田大樹)がプロになりましたけど、去年もヤマはトップの練習に参加していたので5人でやることも多かったですし、そこは変わらないです」

――若い二人は足下の技術もあってとても現代的なGKだと思います。いい刺激になっていますか?
「二人の特長もそうですけど、チームとしての特長もそういう感じ(GKもパスなどで攻撃に多く関与する)になっているので、僕やスンテ、それにGK陣に対して求められることが変わってくるのは当たり前だと思います。まずはGKとしてやるべきことがあった中で、さらに上乗せで求められる部分だと思っています」

――監督からもGK陣に注文があるのでしょうか?
「GKコーチの(佐藤)洋平さんを通して言われることもあります。全体練習の中でもそうですし、GK練習の中でも新しいことを取り入れながらやっています。ビルドアップにしても、GKだけが意識してもどうしようもないところなので、受け方だったり、ポジショニングのところだったりは、チームとして取り組んでいます」

――チーム最年長として、ピッチ内外ではどんなことを意識していますか?
「まずはピッチに立つということだと思います。練習を含めて『まず自分自身がやらないといけない』ということは常に思ってやっています。僕以外にも経験がある選手や、実績のある選手もいますので、そういう選手と話しながら、というところもあります」

――新加入の選手たちの反応はいかがですか?
「新人選手は物怖じせずにやっていますよ。ゲームの中では結果を求められますが、移籍で加入した選手たちは経験のある選手ばかりなので、まったく問題なく順応していると思います」

自分がチームを勝たせる、という意味

――ただ、公式戦では3連敗です。過密日程で試合が次々と迫ってくる中で勝つことが求められると思います。鹿島らしさを失わないために必要なことはなんでしょうか?
「例年以上の連戦が続きますので、難しさがあると思います。ただ、結果を出していくことで、自分たちがやっていることに自信を持つことができると思いますし、監督から求められていることをやるだけではなく、タイトルを獲るために勝ちにこだわってやらないといけないところもあると思います。今季の連戦は限られた人数でできる日程ではないので、みんなにチャンスがあると思いますし、総力戦で戦っていければと思います」

――曽ケ端選手がプロになったばかりのころは、この日程で戦っていたと思います。いま思うとよくできたな、と思いませんか?
「中2日、3日でJリーグとアジアクラブ選手権を戦っていく、という感じでしたね。アジアの大会だと中1日でやることもありました(苦笑)。あの時代と試合の強度は違うかもしれませんが、もしかしたら監督はある程度固定したメンバーでやるかもしれませんし、それでもみんなが出る準備をするのは当然だと思います。そこは監督が判断することなので、僕らはとにかくいつでも出られる準備をするだけです。選手は毎試合、毎試合、100%の状態で出られる準備をすることがすごく大事になってくると思いますし、先程言った総力戦とは少し矛盾するかもしれないですけど、『自分が全部の試合に出るんだ』というくらいの気概を持つ選手が数多くいないといけないと思います。『全部の試合で自分がチームを勝たせるんだ』というくらいの気持ちを持った選手がいないと、戦えないと思います」

元々僕はサポーターだった

――ではあらためて、曽ケ端選手にとって鹿島アントラーズとはどんな存在ですか?
「元々僕は、いちサポーターとしてスタートしました。地元にサッカークラブができて、スタンドで応援して、そのチームのユースに入って、そこからプロになってという、スタートのときには想像できない道を歩んできました。そのチームでここまでプレーできているのは幸せなことですし、このチームに対して誰よりも愛情を持っているつもりです」

――Jリーグ全体を見渡しても「ワン・クラブ・マン」である曽ケ端選手は貴重な存在となりました。同年代で同じクラブに長く在籍した選手も次々と引退する状況に寂しさを感じるのではないですか?
「同年代や僕よりも上の世代の選手が辞めることについては、すごく寂しさを感じます。それでもまだ僕よりも年齢の上の選手はいますし、そこには負けられない、という気持ちがあります」

――毎年、『いばらきサッカーフェスティバル』で水戸の本間幸司選手に挨拶している光景を見ると、心に温かいものが流れます。
「僕にとって本間さんは大きな存在です。中学1年の時に3年生だった本間さんを知ったのですが、『こんなすごい選手がいるんだ』と初めて衝撃を受けたのが本間さんでした。その本間さんがまだ現役でプレーされていることは、僕にとってすごく刺激になっています」

――いまアントラーズではふるさと納税を組み合わせたクラウドファンディングを実施しています。すでに多くの寄付が寄せられていますが、選手としてはどのように捉えていますか?
「僕たちも早く試合が再開することを待ち望んでいますし、サポーターの皆さんが思っている気持ちに応えないといけないと思います。そのためにみんなで精一杯準備をしているところです。また、鹿島が早く練習を再開できたのも僕らだけの努力ではなく、近くにいる茨城県の県民の方々が感染拡大を防ぐための生活をしてくれたおかげだと思っています。それは茨城や鹿嶋だけじゃなく、日本全国で同じことが言えるかもしれません。単純にサッカーに携わる人だけでなく、そういった方々の協力がないと僕たちはサッカーをすることもできなかったと思うので、多くの方の期待に応えられるようにしたいですね」

――再開したらどんな試合を見せたいですか?
「中断期間にやってきたことを出せるように、みんなで協力して戦っていきたいと思いますし、こういう状況でも試合ができるので見てくれる人の心を動かす試合をしたいと思います。それはアントラーズだけでなく、J1、J2、J3。サッカーに関わっているみんなで見せていけたらと思います」

曽ケ端 準(そがはた・ひとし)
1979年8月2日生まれ、40歳。茨城県出身。187cm/80kg。鹿島中→鹿島Yを経て、98年に鹿島へ加入。元日本代表。J1通算532試合出場。J1国際Aマッチ4試合出場。02年W杯、04年アテネ五輪(オーバーエイジとして)にメンバー入り。

(BLOGOLA編集部)

鹿島アントラーズFC、積み重ねてきた歴史がまた、動き出します

茨城新聞に全面広告を掲載した鹿島アントラーズFCである。
「いまこそ、ひとつに」と耐えてきたが、いよいよフットボールのある日常が戻ってくる。
「いまこそ、ひとつに」。
結束である。

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【鹿島】「積み重ねてきた歴史がまた、動き出します」J1再開にあわせ地元紙に全面広告
2020年7月3日 9時28分スポーツ報知


地元紙「茨城新聞」に掲載された鹿島の一面広告(クラブ提供)

 鹿島は3日、コロナ禍で中断していたリーグ戦が4日に再開することにあわせ、本拠地を置く茨城県の地元紙「茨城新聞」に全面広告を掲載した。

 ファン・サポーターやスポンサー(パートナー)企業、ホームタウンなどといった「アントラーズファミリー」に向け、「いまこそ、ひとつに」をテーマにクラブからメッセージを発信した。

 公式戦延期中にサッカー関連の露出が激減し、特に茨城県内におけるクラブの露出が危機的な状況なため、クラブ主導で茨城新聞とのタイアップを提案した。「いまできることをみんなで」をメインテーマとした4月9日付の第1回に続き、今回が2回目となる。

 2月下旬から中断していたJ1は、4日から約4か月ぶりに再開。鹿島は同日に敵地で川崎と対戦する。カシマスタジアムでのホーム初戦は8日の札幌戦で無観客での開催。政府方針に従い、7月10日以降に「観衆5000人以下」、8月1日以降に「収容人数の50%以下」での有観客試合実施が可能となる見込み。

 ◆掲載されたクラブからのメッセージ

 「いまこそ、ひとつに」

 明日7月4日、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中断していた明治安田生命J1リーグが、約4か月ぶりに再開します。

 フットボールのある日常が、戻ってきます。

 公式戦は無観客試合からの再開が決まり、その後も、感染症拡大のリスク軽減対策として人数制限などが設けられる予定です。

 私たちがいまできること。

 鹿島アントラーズはこの公式戦中断期間中、「いまできることをみんなで」を合言葉に公式SNSなどでさまざまな取り組みを発信してきました。

 従来のようなカシマスタジアムでの有観客試合開催はしばらく先になります。

 それでも一人ひとりが感染症予防対策を続け、公式戦再開へこぎつけたように、これからも、やるべきことは変わりません。

 クラブ発足以降、積み重ねてきた歴史がまた、動き出します。

 アントラーズファミリー全員で戦いましょう。

 すべては勝利のために。

 鹿島アントラーズFC

 6月20日にカシマスタジアムで行われた練習試合・町田戦で、ソーシャルディスタンスを徹底した上で撮影された集合写真を使用。広告下部にはクラブのオフィシャルパートナー、クラブパートナー、サプライヤー、ビジネスクラブ、アカデミックアライアンス、ホームタウン、フレンドリータウン、サポーターを文字で掲載した。


町田浩樹・上田綺世・杉岡大暉、東京五輪候補トリオ鼎談

町田浩樹、上田綺世、杉岡大暉の五輪候補トリオによる鼎談を掲載するサッカーマガジンの小室氏である。
イヤーブック未掲載部分であり、非常に嬉しい。
五輪代表候補での話題がメインとなっておる。
残念なことに東京五輪は来年に延期され、それすらも開催が危ぶまれておる。
その状況となれば、クラブに集中して貰う以外にない。
三人ともポジションを奪い取り、大きく活躍して欲しい。
東京五輪世代の躍動を楽しみにしておる。

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【鹿島】町田&上田&杉岡、東京五輪トリオの特別てい談「今できることをやるだけ」
2020-07-03
サッカーマガジン編集部


2020年シーズンを戦う鹿島アントラーズには、東京オリンピックのU-24日本代表候補が複数人いる。大会の開催は来年7月に延期されたが、大会1年前、さらにJ1リーグが再開されるこの機会に、町田浩樹、上田綺世、杉岡大暉の五輪候補トリオによる鼎談(ていだん)をお届けしよう。オリンピックへの思いやそれぞれの接点、印象など、イヤーブック「KASHIMA ANTLERS YEARBOOK2020」に未掲載の特別編だ。※取材はシーズン前に実施。

上写真=再開後のリーグ戦でも、東京五輪代表としても活躍が期待される3人。左から町田、上田、杉岡(写真◎平岩享)

取材・文◎小室功 写真◎平岩享

スギが加入するのを知らなかった(町田&上田)
――今季、杉岡選手が鹿島に加入しました。

町田 僕はまったく知らなくて、それこそ(移籍の話を)聞いたのは公表される直前だから。

上田 それとなくウワサでは聞いていたけれど……。

杉岡 ほとんど誰にも言わなかったから(苦笑)。

――知らない仲ではないだけに「鹿島にいくよ」と、早めに連絡してもいいような気がしますが?

杉岡 特に深い意味はないけれど、何となく連絡しませんでしたね(苦笑)。僕自身、初めての移籍なので、多少不安がありました。でも、鹿島にはマチ君や綺世がいるから、すんなり溶け込めたと思う。

――U-24のオリンピック代表は年齢の近い選手ばかりですが、ピッチを離れたときの雰囲気はどんな感じなのですか。

杉岡 アンダー世代だからなのか、逆に年齢を気にしてしまって、わりと同じ年齢の選手同士で固まっているかもしれない。

町田 なんとなく席が決まるよね。食事のときとか。

上田 マチ君は97年生まれで、スギと僕は98年生まれ。97年の早生まれの選手もいるから、学年でいうと、僕らより2つ上の選手もいる。

杉岡 ただ、そういうなかで、僕は転々とできるタイプ。大事なのは、スムーズな人間関係なので(笑)。ほかの学年の選手にもさりげなく近づく。

町田 スギはうまいよね。ふだんは寡黙なのに(笑)。

上田 メディカルルームにいることも多いんじゃない?

町田 そう、スギは“メディカルの番人”だから(笑)。

杉岡 特にやることないからね、僕はメディカルルームでぐうたらしています(笑)

あの悔しさがあったから今があると言えるように(杉岡)
――今年1月にタイで行なわれたU-23アジア選手権に3選手とも出場しました。大会を振り返ると?

町田 チームとしても個人としても「内容と結果が伴わず」という感じだったので、悔しさが残っています。ただ、オリンピックの本番じゃなかったことが唯一の救いかなと。まだまだ挽回するチャンスがあるという意味で。

杉岡 どんなことがあっても勝たないといけない大会でした。周りから厳しく批判されたけれど、それも当然のことだと思う。この負けを次に生かしていけるかどうか、そこは僕らの頑張り次第。みんなが危機感をもって取り組んでいかないといけないです。

上田 グループステージで敗退したという事実は変えられないし、ここで何をいってもいい訳にしかならない。あの結果が、あのときの僕らの力ですからね。でも、こういう逆境的な状況はマイナスじゃない。どこまで成長できるか。それによって僕らの価値や評価も変わってくると思うので。

杉岡 あとで振り返ったとき、あの悔しさがあったから、今があるといえるようにするには、それぞれの今後の取り組みにかかっているよね。

――U-23日本代表はどのようなサッカーを目指しているのですか。

町田 基本は3バック。でも、対戦相手や試合の展開によって4バックにしたり、臨機応変な戦い方をする。そこの対応力がすごく求められているよね。

杉岡 森保(一)監督からは「どんな形になっても柔軟に戦えるようにしよう」と言われています。

町田 アントラーズでは4バック主体だけど、昨シーズンは(本職の)CBだけじゃなく、左サイドバックでもプレーしました。そういう経験は自分にとって大きかったと思う。

杉岡(3バック主体の)湘南では、左のアウトサイドや左のCBでプレーしていました。複数のポジションができるのは自分の強み。アントラーズではまた新たな戦術の下で、プレーするので、そこをポジティブにとらえてチャレンジしていきたいです。

上田 僕は複数のポジションをこなすというよりFWとしてスペシャルな役割を求められていると思う。そういう意味では、得点以上の貢献はないので、目に見える結果で、自分の存在価値を高めていきたいです。

――オリンピックの選手枠は18名。オーバーエイジの3人が加わるとなったら、ポジション争いはさらにし烈ですね。

町田 そこを勝ち抜いてこそのオリンピック出場。厳しい競争を楽しめればと思います。

杉岡 今まで呼んでもらっても、これからのプレー次第で(自分の状況が)どうなるか、分からない。候補メンバーはたくさんいるし、選手それぞれが日々、成長している。本当の意味でチャンスをつかんだ18名が選ばれるのだと思いますね。

上田 オリンピックのメンバーが発表される1カ月前に何かが変わるかもしれない。その直前の試合で何かが変わるかもしれない。もしかしたら、18名のなかに初招集の選手がいるかもしれない。そこは誰に分からないわけで……。

杉岡 選ばれるにしろ、選ばれないにしろ、今、自分ができることを、地道に、しっかりやっていくしかないと思います。

町田・上田(うなづく)

本対談は発売中の「KASHIMA ANTLERS YEARBOOK2020」の未公開部分で構成している

対談の本編は『KASHIMA ANTLERS YEARBOOK2020』に掲載しています


てい談は同世代ならではのリラックスした雰囲気の中で行なわれた(写真◎平岩享)

ザーゴ監督、良い結果になる

オンライン取材に応じたザーゴ監督である。
「選手のモチベーションは非常に高いと感じています。4か月、サッカーのない状況が続き、試合をしたいとウズウズしていたことが伝わってきます。当然シーズン当初より連動性が高まり、狙っていることを選手も理解して、表現できるようになってきています。楽しみな再開であり、いいスタートを切りたいです」と再開初戦への意気込みを語る。
そして、「これまでの守ってカウンターを狙うリアクションサッカーから、ポジショナルプレーによる、ポジションをとりながら相手を動かしていくところを目指して取り組んできました。選手たちにはポジションを守ることを意識させてきました。そのゾーンにいれば、味方がどこにいるかを認識しながらプレーできます。そういった意思疎通を高めることができました。ビルドアップや相手陣内でのプレスのかけ方に、緻密に取り組んできました」という戦術的なことにも言及した。
新たな戦術がチームにどれほど浸透したかが問われることとなろう。
また、相手である川崎について、「フロンターレは能力が高い。間違っていなければ二つタイトルを取れてきた、勝者のメンタリティが植え付けられてきたチーム。個人的には優勝候補の一角に入ってくると思っています。まず、私たちがやるべきことをしっかりすること。ふたを開けてみなければ分かりませんが、練習で培ってきた自信を試合で見せられれば、いい表現ができて、いい結果に結び付けられると思います」と強く警戒する。
逆にこの試合に勝てばチームは本物と言えよう。
更に、「ベースとなるチームは就任当初から決めていました。そのなかで25人全員が必要な時のために、理解できていなければいけません。全員が同じイメージを共有すること。この4か月をかけて、その浸透を図ってきました」と大枠は出来ておることが公言された。
どのようなメンバーで挑むこととなろうか。
その中で、「非常に優秀な若手がいる。彼らを成長させることが重要で、それがチームにとってプラスとなる。彼らの力が必要な状況が出てくる」とルーキーの存在をコメントしておる。
既に荒木遼太郎と松村優太は公式戦に出場した。
怪我が癒えた染野唯月も好調な様子。
特に染野は練習試合にて2列目を試されており、序列を上げておる。
早い段階で出番が来るのではなかろうか。
交代5人の恩恵を受けて成長を遂げるのだ。
期待しておる。

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【鹿島】再開まであと2日。ザーゴ監督「選手がポジションを分かってきた」
2020-07-02
サッカーマガジン編集部


鹿島アントラーズのザーゴ監督は2日、J1リーグ再開を2日後に控え、オンラインで取材に応じた。約4カ月間の中断期間中の取り組みや手応え、7月4日に敵地で対戦する川崎フロンターレの印象について語った。


上写真=再開を前に練習に熱が入るザーゴ監督(写真◎鹿島アントラーズ)

リアクションサッカーからの大転換

 これまで培ってきたものがゼロになるわけではないが、その試みは、さながらパラダイムシフトである。継続よりも、大胆なスタイル変更を選択した。世界のサッカーの潮流、否、Jリーグのチームでも導入が目立つポジショナルサッカーの確立に取り組んでいる。

 実際、シーズンの開幕から文字通りの生みの苦しみを味わった。ここまで公式戦3試合は無得点で敗戦。Jリーグ切ってのタイトルホルダーであり、常勝チームであるがゆえに、その状態が長引くことは許されないが、リーグ中断期間を生かして、しっかりスタイルの浸透に努めた。

 ザーゴ監督は言う。

「今までやって来たリアクションサッカー、守ってカウンターを狙うというところから、ポジションを取りながら自分たちで相手を動かしていくということに取り組んできた。選手たちにはポジションを取る、守るということをやってもらったし、適正なポジションが分かれば、だいたい味方がどこにいるのかも分かる。そういった意思の疎通を高めることが(中断期間に)できたと思います。ビルドアップの面や敵陣でのプレッシャーのかけ方についても、ち密に取り組むことができました」

 前日の取材で犬飼智也も話していたが、どんな状況で、どの場所に、いかなるタイミングで選手が「立っている」のかを把握できるようになってきたという。2月の開幕時点では、まだ曖昧だった部分がチームの中でクリアになり、指揮官が目指すサッカーが次第に実践できるケースが増えた。

「選手たちのモチベーションは高い。4カ月間、サッカーできなかった状態だったので、試合をやりたいという気持ちがウズウズしていると思います。当然、2月の時点のサッカーよりも連係連動という部分は高まっていると思いますし、狙いとしているものも選手たちが実行できるようになっている。非常に楽しみなリーグ再開ですし、いいスタートを切ることができればなと思います」

 再開初戦は川崎フロンターレが相手。近年はリーグ戦で分が悪く、簡単な相手ではない。指揮官も「勝者のメンタリティーを持ち、優勝候補の一角に入るチーム」と称える。その一方で「そんな相手に対して、われわれが自分たちのやるべきことをしっかりとやることが重要。何が勝敗を分けるかは、ふたを開けてみなければ分かりませんが、練習で選手たちが見せている自信を試合で見せることができれば、おそらく良い表現ができて、良い結果に結びつけることができると思っています」とも語った。

 鹿島は今季、自ら転換期に足を踏み入れた。あえて時間がかかる道を行くのは、言うまでもなく恒常的に結果を出していくため。進む道が大いなる未来へと続いているかどうか、川崎戦の戦いぶりが注目される。

【鹿島】ザーゴ監督が川崎戦へ抱負。無観客試合は「嫌い。励まされてこそプラスアルファの力が発揮される」
サカノワスタッフ2020年7月2日


オンラインでの取材に応じた鹿島のザーゴ監督。(C)SAKANOWA

いくつかのキーワードも――「ポジショナルプレーに取り組んできた」「ベースとなる選手は就任当初から決めていた」。

[J1 2節] 川崎 – 鹿島/2020年7月4日19:00/等々力陸上競技場

 J1リーグ鹿島アントラーズのザーゴ監督が7月2日、オンラインでの記者会見に臨み、これまでのチーム作りの状況、4日の川崎フロンターレ戦に向けた抱負を語った。

 まず指揮官は、現在のチーム状況に次のように手応えを得ていた。

「選手のモチベーションは非常に高いと感じています。4か月、サッカーのない状況が続き、試合をしたいとウズウズしていたことが伝わってきます。当然シーズン当初より連動性が高まり、狙っていることを選手も理解して、表現できるようになってきています。楽しみな再開であり、いいスタートを切りたいです」

 そのうえで、今季就任したブラジル人監督は次のように新スタイルの浸透度についても語る。

「これまでの守ってカウンターを狙うリアクションサッカーから、ポジショナルプレーによる、ポジションをとりながら相手を動かしていくところを目指して取り組んできました。選手たちにはポジションを守ることを意識させてきました。そのゾーンにいれば、味方がどこにいるかを認識しながらプレーできます。そういった意思疎通を高めることができました。ビルドアップや相手陣内でのプレスのかけ方に、緻密に取り組んできました」

 2年前までリーグ連覇、そして昨季はルヴァンカップを獲得した、再開初戦の相手となる川崎の印象は? ザーゴ監督は「優勝候補の一角だ」と警戒する。

「両チームとも攻撃的なサッカーをしますが、フロンターレは能力が高い。間違っていなければ二つタイトルを取れてきた、勝者のメンタリティが植え付けられてきたチーム。個人的には優勝候補の一角に入ってくると思っています。まず、私たちがやるべきことをしっかりすること。ふたを開けてみなければ分かりませんが、練習で培ってきた自信を試合で見せられれば、いい表現ができて、いい結果に結び付けられると思います」

 そのように指揮官自身も“公式戦”を迎えられることを楽しみにしている。

 そして夏場ではあるが、いきなりの連戦となる。ザーゴ監督は「ベースとなるチームは就任当初から決めていました。そのなかで25人全員が必要な時のために、理解できていなければいけません。全員が同じイメージを共有すること。この4か月をかけて、その浸透を図ってきました」と語る。

 4日の川崎戦、そして8日のホームでの北海道コンサドーレ札幌戦は、無観客での開催となる。

「(無観客での開催について)僕は嫌い。お客さん、サポーターが観客席にいて、励まされることで、プラスアルファの力が発揮されます。正直、寂しいところはあります。この社会情勢ではやむを得ないと思っています。その環境のなかでの試合開催は当初から決まっていたことでもあります。サポーターを迎え入れるタイミングで、もっとギアを上げられる状況に持っていきたい。だからこそ、まずは一人ひとりのモチベーションを高めることが、重要なファクターになってくると思います」

 そのように観客を迎え入れるもう一つの再開の日を、ザーゴ監督は心待ちにしていた。

[取材・文:塚越始]

【鹿島】「シーズン当初のサッカーより…」ザーゴ監督が語るチームの充実
サッカーダイジェスト編集部
2020年07月02日

「意志の疎通を高めることができた」


一つひとつの指導にも熱が入る。これまでのチーム作りと選手たちの成長に、ザーゴ監督は確かな手応えを感じている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 7月2日のオンライン取材に応じたザーゴ監督は、再開初戦の相手となる川崎の印象について次のように語った。

「非常に能力が高いチーム。ここ数年、タイトルを獲っていて、勝ち続けているので勝者のメンタリティが備わっているだろうし、個人的な意見として、優勝候補の一角に入ると思います」

 勝負のポイントについては、「何が勝敗を分けるかは、フタを開けてみないと分からない」としたうえで、「ただ、練習で選手たちが見せている自信をそのまま試合でも見せられれば、良い結果に結び付けられるはず」と展望する。

 ここまでのチーム作りには、確かな手応えを感じている。

「シーズン当初にやっていたサッカーより、連係や連動という部分は、以前より高まっている。狙いとしているものを選手が理解して、実行できるようになってきていると思います」

 自らが打ち出すスタイルの骨格を、より強固なものにした。

「今までやってきたリアクションサッカー、ようは守ってカウンターを狙うところから、ポジションを取りながら相手を動かすポジショナルプレーを目指してやってきました。

 そのゾーンにいれば、味方がどこにいるのかを認識しながらプレーできる。選手たちにはそのポジションを守るところを意識してもらったし、意志の疎通を高めることができたと思います。ビルドアップや、相手陣内でのプレッシャーのかけ方も、緻密に取り組むことができました」

 より能動的に、アグレッシブなスタイルで難敵に立ち向かう。中断前の公式戦3試合は、いずれも無得点で黒星を喫している。待望の今季初勝利を掴み、反転攻勢に弾みをつけたい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

鹿島ザーゴ監督24年ぶりカズ再会に「巡り合わせ」
[2020年7月2日15時27分]


リーグ戦再開を2日後に控えて、オンライン取材に応じる鹿島ザーゴ監督(C)KASHIMA ANTLERS


練習を指導する鹿島ザーゴ監督(C)KASHIMA ANTLERS


鹿島アントラーズのザーゴ監督(51)が2日、リーグ戦再開を前にオンライン取材に応じた。

チームは6月27日に横浜FCと非公開で練習試合を実施。試合後ザーゴ監督は、FWカズ(三浦知良、53)とあいさつを交わす写真をインスタグラムで公開し、自身が柏レイソルでプレーした96年以来、約24年ぶりの再会を喜んでいた。

2人は約30年前、キャリアの序盤にブラジルで対戦していた。ザーゴ監督は「(選手と監督で)違う立場でお会いすることになったが、再会できて非常にうれしく思うし、サッカーはいろんな巡り合わせをもたらすと思った。53歳の彼がピッチ内で非常に質のいい動きを見せているのは喜ばしいこと」と、30年の時を経ても第一線で活躍し続けるカズをたたえた。

再開初戦となる川崎フロンターレ戦(4日、等々力)に向けては、相手を「優勝候補の一角」と位置づけた。中断期間はチーム構築において有意義な時間となったようで、「選手にはポジションを守ることを意識してもらった。そのゾーンにいれば、味方がどこにいるか認識しながらプレーできる。意思疎通を高めることができたし、ビルドアップや相手陣内でのプレッシャーのかけ方など、緻密に取り組むことができた」と手応えを明かした。

鹿島・ザーゴ監督、チームの仕上がりに自信「連係高まった」

練習で指示を出すザーゴ監督。自身より年上のカズに敬意を表した(鹿島提供)

 J1鹿島は2日、茨城・鹿嶋市内で非公開練習を行い、今季から指揮を執るアントニオ・カルロス・ザーゴ監督(51)がオンライン取材に応じた。

 「4カ月試合がない状況だったので、(選手は)試合をやりたくて、うずうずしている」

 就任後は公式戦3戦3敗。結果が出ていないが「連係連動は2月よりも高まり、狙い通りの動きもできるようになってきた」と、中断期間に自身の目指すサッカーを浸透させてきた。

 1996年、97年に柏でプレーした元ブラジル代表DFの指揮官は、先月27日に非公開で行った横浜FCとの練習試合で、ブラジルや日本で対戦したカズことFW三浦と再会。「日本サッカーの発展に貢献してきた人。53歳でもピッチで質の高い動きを見せている」と感慨深げに話した。

 4日の再開初戦の相手は川崎。リーグ戦では2015年8月を最後に4年間勝ち星がなく、通算成績でも唯一負け越し(9勝7分け16敗)ている難敵だ。指揮官は「練習でやっていることを表現できれば結果につながる」と5年ぶりの勝利、就任後初白星へ自信をのぞかせた。(山下幸志朗)

鹿島、キーマンは新人トリオ!ザーゴ監督「彼らの力が必要な状況が出てくる」
[ 2020年7月3日 05:30 ]

 明治安田生命J1リーグは4日、約4カ月ぶりに再開する。鹿島のザーゴ監督(51)は高卒新人トリオをキーマンに掲げた。
 ザーゴ監督は再開後の過密日程を消化していく上で、ルーキーの奮起が必要不可欠とした。2日にオンライン取材に応じた指揮官は「非常に優秀な若手がいる。彼らを成長させることが重要で、それがチームにとってプラスとなる。彼らの力が必要な状況が出てくる」と説明した。

 今季の新卒加入はFW染野、MF荒木、MF松村、GK山田の4人。リーグ再開後は交代枠が5に拡大されるため、攻撃的ポジションを担うフィールドプレーヤー3人の若き才能の出場機会が増える可能性は高い。

 荒木と松村は既に公式戦出場を果たしており、染野も練習試合で得点するなど、存在感を発揮している。指揮官は「先発の11人だけでなくチーム全員で戦っていく。連戦になるので入れ替えもある」とターンオーバーも示唆。フレッシュな若手の躍動が、公式戦3連敗中の王者の巻き返しの鍵となりそうだ。。

鹿島・ザーゴ監督「良い結果になる」4日川崎戦に向けて戦術浸透度に手応え

オンラインでの取材に応じた鹿島・ザーゴ監督



 J1鹿島のザーゴ監督が2日、練習後にオンライン取材に応じた。4カ月ぶりの公式戦再開となる川崎戦(4日・等々力)に向け、チームの戦術浸透度について手応えを口にした。

 今季より指揮を執るブラジル人指揮官は、試合に向け「選手たちのモチベーションは非常に高い。4カ月間サッカーの試合がなかったので、試合がやりたいとウズウズしていると思う。良いスタートが切れれば」と意気込む。ザーゴ監督の下、ボールを保持する新スタイルを目指す鹿島だが、ACLプレーオフの影響もあって開幕前の期間が短く、戦術は十分に浸透せず。中断までの公式戦は3戦全敗と苦杯をなめた。

 だが、この中断期間には定期的に戦術のコンセプトが編集された映像を選手に配布。それだけに全体練習再開後の動きは「スムーズなものが見られた」と自信を見せる。川崎については「ここ数年、タイトルをとっていて勝者のメンタリティーを持っている。個人的には優勝候補の一つだと思っている」と印象を語る一方で「何が勝敗を分けるかは、フタをあけるまでわからない。ただ、練習で出せている自信というのを、ピッチで表現できれば良い結果になる」と語った。

J1、4日再開 鹿島・ザーゴ監督「楽しみ」 敵地で川崎戦、勝負のポイントは
戦術浸透、手応え十分


練習で指導するJ1鹿島のザーゴ監督=クラブハウスグラウンド(©KASHIMA ANTLERS)

明治安田J1リーグが4日、約4カ月間の中断を経て再開する。鹿島は敵地で難敵・川崎と対戦する。今季就任したザーゴ監督に、チームの成長ぶりなどについて聞いた。

-チームの現状と、中断期間の成長の手応えは。

選手たちのモチベーションは非常に高く、試合をやりたいという気持ちでうずうずしていると思う。2月のシーズン当初よりは連係、連動が高まっている。非常に楽しみな再開になる。良いスタートを切りたい。

-重点的に取り組んだことは。

今までやってきたリアクションサッカー、つまり守ってカウンターを狙うサッカーから転換し、自分たちがポジションを取りながら相手を動かすことを目指してやってきた。意識の疎通を高めることができたと思うし、ビルドアップや相手陣内でのプレスのかけ方を緻密に取り組むことができた。

-戦術面は具体的にどうアプローチしたか。

選手に毎週、何らかのビデオを送信し、彼らが見て、戦術的な理解度を高めるために可視化されたものを見るように要求していた。練習が再開した時にスムーズに戦術的な部分はできるようになっていたので、練習は微調整をやってきた。

-J2町田との練習試合で若手が躍動していた。

非常に優秀な若い選手がいる。染野、松村、荒木。彼らが成長することは非常に重要。チームにとってもプラスになる。この4カ月間は有意義に彼らを指導することができた。また、ベテランも成熟してきて、特に戦術的な部分を非常に理解していて、それを若手に落とし込んだり、周りに助言したりしている。ベテランと若手を組み合わせながら今シーズンを戦い抜くことができればいい。

-川崎の印象と勝負のポイントは。

互いに攻撃的なサッカーをするチーム。フロンターレは能力が高く、ここ数年で二つのタイトルを取っている。勝ち続けており、勝者のメンタリティーがしっかりしている。個人的には優勝候補の一角に入る。その相手に対し、まずは自分たちがやるべきことをやる。何が勝敗を分けるかは、ふたを開けてみないと分からないが、練習で選手たちが見せている自信を試合でそのまま見せることができれば、良い結果に結び付くと思う。


ブラジル人コンビの得点に期待

ファン・アラーノとエヴェラウドを取材した茨城新聞である。
二人の意気込みが強く伝わってくる。
連携が深まり戦術が浸透したアタッカーの活躍に期待大である。

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J1鹿島 ブラジル人コンビの得点に期待
ファンアラーノ「連係、スタイル浸透」、エベラウド「フィジカル的に自信」


J2町田との練習試合でシュートを狙うJ1鹿島のMFファンアラーノ=6月20日、カシマスタジアム

約4カ月間の中断を経て、明治安田J1リーグが4日、再開する。J1鹿島は敵地で川崎と戦う。鹿島は今季、公式戦でいまだ無得点。再開後は、今季加入したMFファンアラーノ、FWエベラウドのブラジル人コンビの得点に期待がかかる。2人に現在のコンディションや意気込みなどを聞いた。

-現在のコンディションは。

ファンアラーノ (5月下旬に)全体練習を再開してから小さなけがもしたが、そこから回復してきた。フィジカルコンディションを上げ、再開時は良い状態でスタートしたい。

エベラウド 非常に良い。この中断期間は僕にとっては有意義だった。脂肪が筋力に変わり、体重が2キロ増えた。フィジカル的な自信は高まっている。もう本当に試合をやりたいという気持ちでいっぱい。

-中断期間で得た手応えと課題は。

ファンアラーノ 練習試合を重ねることで連係を高めることができて、すごく良かった。監督の目指すスタイルや狙いが以前と比べて浸透してきている手応えはある。課題は全員がフィジカルコンディションを高めることだ。何より、この(過密日程の)シーズンは結束力が求められている。

エベラウド 戦術的なところは深く理解でき、実行できるようになった。(中断前より)深く細かく、監督が何を求めているのか何を狙っているのかが明確になり、練習を通して表現できるようになってきている。最善の準備ができた。あとは試合でそれを示すだけだ。

-ビルドアップが成長しているように見える。

ファンアラーノ だいぶタイミングやイメージが合ってきて、その反復練習を試合でも表現できるようになってきた。もっと仲間の特徴を把握することが重要だ。

-連係面でもっとこうしたいと思うところは。

ファンアラーノ 練習試合の映像を振り返り、味方がパスを欲しがっていたタイミングや、僕が動きだすタイミングをチェックしている。パスの成功や技術的な成功が多いチームの方が勝利に近くなる。早く連係を高めたい。

-再開後に向けた意気込みは。

エベラウド 中断期間で自分の体をフィットさせ、チームメートの特徴を把握することができたし、仲間も僕を知ることができたと思う。戦術的に何をすればいいのか理解できているので、非常に楽しみな再開になるし、自分の仕事ができればと思う。

-再開初戦の相手は難敵の川崎だ。

エベラウド 難しい相手だが、全員が練習で示していることを試合で示すことができれば勝てる。早く試合をやりたい。うずうずしている。再開できる喜びも感じている。


チーム全体練習で調整を続けるJ1鹿島のFWエベラウド=6月26日、クラブハウスグラウンド

ザーゴ監督、鹿島変革への誓い

ザーゴ監督について記すNumberWebの池田氏である。
ザーゴ監督の内面が強く伝わってくる。
また、クラブが彼に託したものの大きさを考えれば、“監督”の枠を超え伝道師と称しても良いようにさえ感じさせられる。
シーズン終了時には共に笑顔になり、是非ともブラジルの墓前に立たせてあげたい。
ザーゴ監督に任せた。
信頼しておる。

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ザーゴ監督が刻んだ日本語タトゥー。
「父」への思いと鹿島変革への誓い。

posted2020/07/02 11:30


幼い頃から日本が身近な存在だった話た鹿島ザーゴ監督。右腕には「父」の文字が刻まれている。

text by
池田博一
Hirokazu Ikeda

photograph by
J.LEAGUE


 右の手首には、「父」という日本語が刻まれている。

「18年前、父が亡くなったときにこのタトゥーを刻みました」

 今季から鹿島アントラーズの監督に就任したザーゴにとって、日本という国は幼少のころから身近な存在だったという。

「僕はサンパウロの片田舎の生まれなのですが、祖父の農家の隣に日本人が住んでいて、小さいときから日本の文化や教養にふれる機会が多くありました。ブラジルにも日本人の友達がいて、小さいときから日本は身近な存在でした。もともと非常にいい印象を持っていて、現役時代も一度は日本でプレーしたいと思っていたんです」

 実際に1996~'97年に柏レイソルでプレーし、今回が23年ぶりの来日となった。

「いつでもお寿司を食べられる」

 お寿司が大好きだ。毎年恒例となるシーズン開幕前の宮崎キャンプでは、「監督はガリまで食べるんですよ」とスタッフが笑顔を見せたほど。

「ブラジルでも週2、3回は寿司を食べに行っていました。日本では毎日食べられて、スーパーでも売っています。いつでもお寿司を食べられるのがとてもうれしい。寿司だけでなく、日本食は健康的で大好きなんですよ」

 まだ日本での生活は半年と経っていない。それでも日常の話を聞けば笑顔がこぼれる。

ブラジル代表で優勝、指導者にも恵まれた。

 現役時代は、選手としてブラジル代表まで上り詰めた。1999年のコパ・アメリカでは優勝を経験。ロナウド、ロナウジーニョ、リバウド、ロベルト・カルロス、カフーなど、名だたるメンバーとともに南米制覇を果たしている。

 指導者にもめぐまれた。

「選手時代はブラジルだけでなく、スペイン、日本、イタリア、トルコでプレーする機会を得ました。そこですばらしい指導者たちに出会いました。テレ・サンターナ、ファビオ・カペッロ、ズデネク・ゼーマン、そしてミルチェア・ルチェスク。彼らに共通していたのは、 勝利を追求するとともに、華麗なサッカーを展開することでした。ボールをつなぎ、試合を支配し、攻撃的な展開をしていく。選手時代はDFでしたが、その美しいサッカーに魅了され、指導者としての礎にもなっています」

 2009年、ブラジルのサンカエターノで指導者のキャリアをスタートさせると、ブラジル国内の各クラブで監督を経験し、イタリアのローマ、ウクライナのシャフタール・ドネツクではアシスタントコーチを務めた。シャフタールにはブラジルの若き有望な選手たちが集まり、活躍すればヨーロッパのビッグクラブへ移籍していくステップアップの場だったこともあり、若き才能を伸ばすことの意義を、身をもって学んだ。

ユース交流を活発化、新たな鹿島を。

 その姿勢はアントラーズの監督に就任しても変わらない。

 ユースとの交流を積極的に取り入れ、ユース選手の練習参加、ユースチームとの練習試合など、アカデミーとの連携はより活発化している。各選手の評価は中村幸聖ユース監督や小笠原満男テクニカルアドバイザーにフィードバックとして伝え、アカデミーの監督・コーチも中断期間に練習やトレーニングマッチを可能な限り見学するようにした。

 鹿島はアジアでの勝利、そしてその先にある世界を見据えて、今季を変革の初年度と位置づけた。強化のトップを務める鈴木満フットボールダイレクターは、「家に例えるならリフォームではなく、新築。大胆な改革の必要性を感じています」と語る。

 一貫した強化体制の構築を目指し、トップとアカデミーの全監督・コーチが集うクラブ内の組織「アントラーズ技術委員会」では、ザーゴ監督自らが自身の展開するサッカーの方向性について講義した。トップチームからアカデミーまで、全体でニュースタイルの共有を進めているところだ。

「チーム作りに魔法はない」

 改革の先頭に立つザーゴ監督自身は、「チーム作りに魔法はない」と考え、一つひとつメソッドをチームに落とし込んでいる。トレーニングの様子を撮影し、ミーティングでは選手たちが身につけてほしいことを映像に落とし込んで、可視化して伝えている。

「今シーズンは、自分たちからアクションを起こし、相手を動かしながら試合の主導権を 握るようなスタイルを目指しています。昨シーズンまでのリアクションを主体としたサッ カーとは大きく異なるので、練習メニューや映像分析を通じて多角的にアプローチしています」

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、公式戦は中断した。試合ができない。練習ができない。先の見えない不安を抱えるなか、それでもザーゴ監督はポジティブに捉えた。中断期間中もオンラインでのミーティングや分析映像を通じてイメージを共有。スタイルの浸透に時間を費やした。

「中断期間は、すごくいい時間を過ごせました。今後対戦することになるチームの映像を数多くチェックすることができて、コーチ陣とさまざまな意見交換をしました。僕自身、かなりの量の情報をインプットすることができました。そして、チームコンセプトの確認です。中断前までにできていたこと、できなかったこと。これらを整理して、チームの戦い方における全体的なイメージをスタッフ全員で共有しました。チームの全体練習が再開されるまでに、選手たちへ要求する内容やテーマをコーチ陣のなかで統一することができました」

鹿島の選手は「プロフェッショナル」。

 5月28日、およそ2カ月ぶりに全体練習を再開した。

 世界で数多くのチームを率いてきた指揮官から見ても、再開後の選手たちの姿は驚きと頼もしさに満ちあふれていたという。

「もともと非常に高い意識と意欲を持って選手たちは日々のトレーニングに取り組んでくれていましたが、活動再開のタイミングで彼らを目にしたとき、『アントラーズの選手たちは“スーパープロフェッショナル”だな』と感じました。彼らの姿勢を見て、監督として非常にうれしく思いました。そのおかげで、活動再開後は非常にいいトレーニングをこなすことができています。監督である私も、心から公式戦の再開が待ち遠しい思いです」

左腕に刻みたい「母」の文字。

 中断期間中の4月6日、ザーゴ監督の母が亡くなったという報が伝えられた。

「残念ながら帰国できず、いまだに会えていません。僕は1人っ子なので、両親がしてくれた教育というものは頭や体に染み付いていて、常にそれに対する敬意を持っています。思い出はすべて頭のなかにあります」

 次にブラジルへ帰ったとき、決めていることがある。

「右腕に刻んだ『父』の文字は、記念にいつも思い出すために刻みました。同じように、逆側の左腕に『母』と刻むつもりです」

 2019年、ブラガンチーノでブラジル2部リーグを制した。ザーゴ監督は、楽しみにしている。母の墓前で国をまたいだリーグ連覇を報告することを。そして、左手首に「母」の一文字を刻むことを。

鹿島アントラーズ、2日・3日の練習を完全非公開へ

今日と明日の練習を完全非公開とする鹿島アントラーズである。
ここまでシャットアウトすることは異例と言えよう。
それほどまでにこの再開初戦を重要視しておることが伝わってくる。
先日の練習試合・横浜FC戦も何一つ情報が漏れなかったことから、クラブとして情報統制が取れておることがわかる。
ここは我らも知りたい気持ちをグッと抑えて川崎戦を待つところ。
集中して勝利を目指すのだ。
重要な一戦である。

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【鹿島】異例のカーテン…苦手川崎戦へ急きょ練習非公開 犬飼「大事なのは勝つこと」
2020年7月2日 8時0分スポーツ報知


リーグ再開に向けて調整する鹿島・犬飼(左)(クラブ提供)

 鹿島は1日、J1再開初戦の第2節川崎戦(4日・等々力)に向けた2日と3日の全体練習を完全非公開で行うことを決定した。報道陣はコロナ禍により条件付きでの現場取材が可能だったが、急きょ予定を変更。鹿島がリーグ戦を見据えた練習を完全非公開で行うことは異例で、ここ4年勝利のない川崎に万全の態勢でぶつかりにいく。

 通常はクラブハウスで行う練習を芝生の状態確認のためカシマスタジアムに変更し、警備上の理由から非公開練習を実施したことはあったが、敵地でのリーグ戦を前にした報道陣シャットアウトは17年6月以来、約3年ぶりとなる。

 鹿島はJリーグ開幕からここまでリーグ戦で30クラブと対戦したが、川崎にのみ負け越し(9勝7分け16敗)ており、ここ4年間勝利なし。中断前は公式戦3連敗で無得点とザーゴ新監督(51)の戦術の適応に苦戦したが、「監督が目指す考えがチームに浸透してきている」(MFレオシルバ)と選手たちは手応えを示しており、“宿敵”との一戦へ、情報統制を徹底した上で敵地に乗り込む。チームはこの日、クラブハウスで調整。DF犬飼智也(27)は「大事なのは勝つこと」と気を引き締めた。

犬飼智也、CBから攻撃が始まる

オンライン取材に応じた犬飼智也である。
川崎戦への抱負を語る。
「やりたいことは、キャンプからずっと続けてきました。この中断期間をかけて、自然とチームとしてやりたいことができてきたと思います。(開幕時と比較して)自然とやりたい立ち位置に立てたり、見えていない時に『ここにいるだろう』というパスを自然と出せてきました。そういったところにチームとしてやってきたことを出せていると思います」と言う。
戦術を極めたことが伝わってくる。
頼んだ。
犬飼のビルドアップで勝利を掴み取るのだ。
期待しておる。

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【鹿島】戦術の浸透に手応えもCB犬飼智也「まずは勝つことが大事」
2020-07-01
サッカーマガジン編集部


鹿島アントラーズは1日、オンラインで取材に応じ、センターバックの犬飼智也が登場。7月4日の再開に向けた自信の準備状況とチーム状態について語った。新スタイルの浸透は開幕時点よりも進み、手応えも感じているという。


上写真=「試合ができるコンディションになった」と犬飼はJリーグ再開へ準備万端だ(写真◎鹿島アントラーズ)

やりたいことができるようになってきた
 チームが取り組む新スタイルの浸透度を問われて、犬飼は言った。

「やりたいことは開幕したときも、キャンプからやっていた。ただそれを中断期間があった分、長くでトレーニングできて、自然とチームとしてやりたいことが浸透してできるようになってきたと思います」

 そして、「自然とやりたい立ち位置に立てたりとか、とくに見えていないときに『ここにいるだろう』というパスが自然と出せるようになってきた。そこはチームとしてやりたいことが出せるようになってきたのかと思います」と実感のこもる発言もあった。

 ザーゴ監督が求めるスタイルをスムーズに実践するために重要なのが、各選手の位置取りだ。もちろん相手によって変わるが、その原則的な部分について、共通理解が深まっていることをうかがわせる。

 また、この日はサイドバックへの配球を意識したトレーニングをこなした。「サイドバックに効果的なパスをつけるというのがきょうのメインだった。サイドバックの時間をつくるために、自分たちがいかに運ぶかというのを、意識してやっていました」。指揮官はゲームの主導権を握ることを求めているが、チームはリーグの中断期間もポゼッションを高めるために、立ち位置や配球ルートの確認など、一つひとつ積み上げてきた。

 その成果を、いよいよ公式戦で示す。ただ、冷静なCBは3日後に迫った川崎フロンターレ戦に向けて言った。

「大事なのは勝つことで、自分たちのサッカーができることは理想ですけど、そう思い通りいかないのもサッカーなので。いかにして守るか、良いときはもちろん守れるし、悪いときでも守り方はあると思うので。大事にしているのは、失点をしないことです」

 そこは勝利を義務付けられてきた常勝鹿島のCBだ。理想に埋没するような愚は犯さない。勝利がまず第一。指揮官にも「無理してつなぐ必要はないと言われている」という。川崎F戦では状況を見ながら攻め手を探り、勝利を目指す。

【鹿島】再開初戦、川崎で警戒すべきは誰?CB犬飼智也の答えは…「全員警戒すべき選手」
サカノワスタッフ2020年7月1日


オンラインでの取材に応じた鹿島の犬飼智也。(C)KASHIMA ANTLERS

相手は3トップを採用か? であれば1トップには――。

 J1リーグ鹿島アントラーズのDF犬飼智也が7月1日、オンラインによる取材に応じて、3日後に迫った川崎フロンターレとのリーグ再開戦に向けた抱負を語った。3年目を迎えるセンターバックは「もう試合をできるコンディションです。あとはやってみて、という感じです」と、清々しさも感じさせながら意欲を示した。

 意識もせず無意識に体が反応する。それが少なからずできてきた。ザーゴスタイルがそのように浸透してきたと、犬飼は実感する。

「やりたいことは、キャンプからずっと続けてきました。この中断期間をかけて、自然とチームとしてやりたいことができてきたと思います。(開幕時と比較して)自然とやりたい立ち位置に立てたり、見えていない時に『ここにいるだろう』というパスを自然と出せてきました。そういったところにチームとしてやってきたことを出せていると思います」

 ザーゴ監督は最終ラインからのビルドアップを要求している。ただし一方で、軸はあくまでも「失点しないこと」に置くとも強調する。

「センターバックから、攻撃は始まると思っています。ただ、一番の仕事は守ること。無理をしてつなぐことはないし、監督もそのように言っています。そこのバランスは考えながらできればと思っています」

 5月12日に27歳の誕生日を迎えたセンターバックは今季、最終ラインの「軸」となることが求められる。4日は3トップも予想される川崎とアウェーで対戦する。「まず失点しないことが第一。ただ、そう思い通りには行かないのがサッカー。いかにして守るか。いい時は守れるが、悪い時にはそこでの守り方がある。大事なことは失点しないこと」と気を引き締める。

 そのうえで、警戒するならば誰か――という質問に、犬飼は一瞬考えたあと、次のように答えた。

「川崎に関しては、全員警戒すべき選手です。真ん中(中盤)の3枚も攻撃的なパスを出せます。前(前線)の3枚も個で剥がすことができて、点を取る力もあります。『誰を』ということはないですが、センターバックなので1トップの選手とのマッチアップが多くなると思うので、まずそこに負けないことだと思います」

 犬飼がどのように守り、そしてどのように攻撃にも加わるのか。一体、鹿島がどのように3年連続国内主要タイトルを獲得してきた川崎に立ち向かうのか。いよいよ待ちに待ったリスタートが近づいてきた。


トレーニングする鹿島の犬飼智也。(C)KASHIMA ANTLERS


犬飼が川崎戦へ抱負を語った。(C)KASHIMA ANTLERS


【鹿島】「CBから攻撃が始まる」。組み立てに手応えを掴む犬飼智也は守備のタスクも強調
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2020年07月01日

「全体を見れば近くは自然と見える」


川崎との再開初戦では、「大事なのは勝つこと。CBとしては失点をしないことを第一優先に」と“完封勝利”を目指す。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 今季はビルドアップを重視するチーム戦術において、鍵を握るのがCBの球出しだろう。川崎との再開初戦を3日後に控えた7月1日、オンライン取材に応じたCBの犬飼智也は、「(ビルドアップは)できてきていると思う。自分としては、CBから攻撃が始まると思っている」と述べたうえで、「ただ一番の仕事は守ることで、無理してつなぐことはないと思っているし、監督もそう言っているので。そこのバランスは考えながら」と、守備者として重視すべきタスクも強調した。

 攻守両面でやるべきことが多くなりそうだが、ビルドアップの際、犬飼はマイボールにしたら「サッカーの原則通り」に、まずは相手の背後を見るようにしているという。「(近くの選手に)出せるなら出したほうがいいですけど、全体を見れば近くは自然と見えると、個人的には考えているので、なるべく遠くを見るようにしています」。

 同日のトレーニングでも、ビルドアップのメニューで汗を流した。

「SBに効果的なパスをつけるのが今日のメインだったと思います。いかにSBの時間を作るために、良いボールを自分たちが運ぶかは意識してやっていました」

 一発で裏を取るロングフィードや局面を変える大きなサイドチェンジ、あるいはSBに時間を作らせる効果的な配給。攻撃の第一歩となるボールを捌きながら、守っては失点をゼロで抑える。選手会長も務めるなどピッチ内外で頼りになる男の精力的な働きに注目だ。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

鹿島DF犬飼、川崎Fの新布陣を警戒 “鍵”は元セレソンとの攻防「負けないように」
[ 2020年7月2日 05:30 ]

 鹿島DF犬飼が再開初戦となる4日の川崎F戦を前に、相手新システムを警戒した。
 川崎Fは今季から4―3―3を採用しており、「中盤は攻撃的なパスを通せて、前線も点を取る力がある」とJ1屈指の攻撃力を警戒。「大事なのは失点しないこと。センターバックとしては相手の1トップとのマッチアップに負けないように」と元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンが入ると予想される3トップ中央との攻防を鍵に挙げた。

天敵相手に久々のケガ人なし/川崎F-鹿島予想布陣

再開初戦・川崎戦のスタメンを予想するニッカンスポーツである。
まんま開幕の広島戦と同様を予想しておる。
最終テストとなった練習試合・横浜FC戦が完全非公開であったため、メディアといえども情報が得られてない様子。
ただ、「数年ぶりに“けが人ゼロ”になった」と何よりも重要な報を伝えてくれる。
素晴らしい。
そうだとすれば、開幕時には起用出来なかった奈良や脩斗、篤人なども戦列に復帰しており、DF陣には変化があるやもしれぬ。
また、ファン・アラーノは練習試合・町田戦ではトップ下で起用されており、逆に聖真はサイド起用であった。
このあたりも興味深いところ。
どのような布陣で挑むことになるのであろうか。
残り3日、気持ちの高ぶりが押さえられぬ。
注目の一戦である。

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天敵相手に久々のケガ人なし/川崎F-鹿島予想布陣
[2020年7月1日10時20分 ]


川崎F-鹿島の予想スタメン


鹿島FW上田綺世(20年2月14日撮影)


<4日19時 川崎F-鹿島(等々力)>

新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、2月下旬から中断していたJリーグ。6月27日のJ2再開&J3開幕に続き、4日にはいよいよJ1もリモートマッチ(無観客試合)で再開します。2月21、22、23日の開幕節1試合のみ戦い、その後止まっていた約4カ月間で、チームはどう変化しているのか-。システムは? スタメンは? 戦力は? 再開まで3日となった1日、全9試合の予想スタメンを一挙掲載。開幕戦との顔ぶれを比較をしながら、待望の一戦への妄想!? を膨らませましょう!

<鹿島アントラーズ>

シーズンオフが約2週間しかとれず、選手の疲労が懸念されていたが、中断期間をへて数年ぶりに“けが人ゼロ”になった。公式戦無得点で3連敗中だが、今季ブラジルから加入したFWエヴェラウドは「中断期間は有意義だった。筋力やパワーがつき、フィジカル的な自信はついた。試合をやりたくてうずうずしている」。MF荒木らルーキーの台頭も期待できそうだ。過去4年リーグ戦で勝利のない天敵川崎Fを倒して勢いに乗り、この4カ月で成熟度を増したザーゴサッカーで高みを目指す。

<川崎フロンターレ>

システムは今季から取り組んでいる4-3-3、スタメンも開幕時から変化はなさそう。中断中の6月に右膝関節内遊離体の除去手術を受けたFW小林不在は痛いが、先発レベルの選手がそろっており、過密日程でもチーム力の大幅ダウンは回避できる。シーズン佳境に左膝手術からのリハビリに励むMF中村が復帰してくれば、V奪還への強烈な追い風になることは間違いない。6月に行った練習試合は4戦4勝。MF大島が「攻守で手応えを感じています」と話すように、着実に臨戦態勢を整えている。

エヴェラウド、ウズウズしている

オンライン取材に応じたエヴェラウドである。
「私はブラジルでのオフを挟みすぐ3試合を行ったので、どうしても体がフィットせず、環境に慣れるのにも時間も要しました。この(新型コロナウイルスによる中断期間による)時間は僕にとっては有意義になりました。脂肪が筋肉に変わり、フィジカル的な自信は高まっています。パワーもつきました。本当に、今は試合をやりたい気持ちでいっぱいです」と現状を口にする。
開幕時はフィジカルに難を持っておったことが見て取れた。
それが、この新型コロナウイルスの影響での中断期間により万全となったことは不幸中の幸いであろう。
強靱な肉体でJリーグを席巻してもらおうではないか。
また、再開初戦の川崎戦に向けて、「チームとしてやるべきことができているので、(再開初戦は)非常に難しい相手ですが、練習でできていることを試合で示せればいい結果が出ると思います。とにかく早く試合をやりたくて、ウズウズしています。再開できる、試合ができる喜びを感じています。練習は試合をするためですからね」と意気込みを語る。
大爆発の予感がする。
エヴェラウドの来日初ゴールにて勝利に導いてもらおうではないか。
期待しておる。


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【鹿島】中断期間を有意義に使ったエヴェラウド「最善の準備ができた」
2020-06-30
サッカーマガジン編集部


鹿島アントラーズは30日、オンラインで取材に応じ、FWエヴェラウドが登場。週末に迫ったJ1リーグ再開に向けて、自身の現在のコンディションと意気込みを語った。得点が期待されるFWは心身ともに「いい状態」だという。


上写真=トレーニングを積むことで仲間の特徴を知り、自身の特徴を知ってもらえたとエヴェラウドは話す(写真◎鹿島アントラーズ)

フィジカル的な自信もついた

 今季の公式戦3試合に先発したものの、期待のFWは一度もネットを揺らせていない。その動きを見る限り、まだキレがなく、コンディションが上がっていないことは明らかだった。

 しかし、とくにリーグ中断明けからしっかりトレーニングを積んでコンディションは上向き。エヴェラウドは、はっきりと言った。

「非常にいいコンディションになっています。この期間は僕にとって非常に重要な時間になった。チームとしてやるべきことも練習でできているので、(再開初戦は)非常に難しい相手ですけども、いい形でプレーできるのではないかと思っています。早く試合がしたくてウズウズしていますし、試合ができる喜びも感じています」

 口をついて出る前向きな言葉からも、コンディションが上がっていることはうかがえた。

「ブラジルで長いオフがあって、そこから日本に来て3試合をこなす状況でした。体がフィットするまでどうしても時間が必要だった。だから僕個人にとって、この中断期間というのは有意義な時間になった。筋力もついてフィジカル的な自信もつきました」

 コンディショニングに成功し、そしてまた、チームにおける自分の役割を整理することもできた。自粛期間にもザーゴ監督の戦術の理解に努め、「自分も含め全員が深く理解できた」と話す。実際、練習でも「監督の狙い」を表現できるようになってきているという。

 決定力を買われてチームに加わったFWに求められるの、当然ながらゴールだ。「チームメイトの特徴を知りましたし、僕の特徴をみんなに分かってもらえた」今なら、シーズン序盤とは異なる結果を導ける。

「最善の準備ができたと思っています。あとは試合でそれを示していくしかない」

 しっかり助走して臨む再開初戦。エヴェラウドの公式戦初ゴールは、7月4日の川崎フロンターレ戦で生まれるかーー。

【鹿島】エヴェラウドが中断期間を経てパワー増す「有意義な時間にできた」サカノワスタッフ2020年6月30日

いよいよリーグ再開へ!「練習は試合のためのもの。ウズウズしています」。

 J1リーグ鹿島アントラーズのブラジル人FWエヴェラウドが6月30日、オンラインによる取材に応じて、現在のコンディションとともに、いよいよ7月4日に迫ったJ1リーグ再開に向けた抱負を語った。

 昨季ブラジル・セリエAのシャペコエンセで12ゴールを決めて、今シーズン、自身初めて海を渡って加入した28歳のストライカーは、全体練習を重ねてきた今の体調について「フィジカル的な自信は高まっています」と胸を張った。

「私はブラジルでのオフを挟みすぐ3試合を行ったので、どうしても体がフィットせず、環境に慣れるのにも時間も要しました。この(新型コロナウイルスによる中断期間による)時間は僕にとっては有意義になりました。脂肪が筋肉に変わり、フィジカル的な自信は高まっています。パワーもつきました。本当に、今は試合をやりたい気持ちでいっぱいです」

 もちろん来日早々に制限のかかる生活を強いられたが、それでも試合再開に向けてブレず、前向きに捉えていた。エヴェラウドは一刻も早く試合に臨みたいと意欲を示す。

「チームとしてやるべきことができているので、(再開初戦は)非常に難しい相手ですが、練習でできていることを試合で示せればいい結果が出ると思います。とにかく早く試合をやりたくて、ウズウズしています。再開できる、試合ができる喜びを感じています。練習は試合をするためですからね」

 確かに合流時と比べると体が一段と引き締まり、脅威も増してきた。気持ちを高める豪胆なストライカーが、ゴールと鹿島の勝利――そこにターゲットを定めて、ピッチに立つ。

 鹿島は7月4日(19:00)、アウェーでの川崎フロンターレ戦を迎える。再出発の一歩、待望のエヴェ弾は生まれるか――。

[取材・文:塚越始]

【鹿島】中断期間を有意義に過ごしたエヴェラウドは“パワーアップ”した姿を見せられるか
サッカーダイジェスト編集部
2020年06月30日

「フィジカル的な自信は高まっている」


オンライン取材に応じるエヴェラウド。「早く試合をやりたくて、うずうずしている」。(C)KASHIMA ANTLERS

 長い中断期間は、エヴェラウドにとってプラスに働いたようだ。

 今季の開幕当初を振り返れば、「(チーム合流前に)ブラジルで1か月のオフがあり、そこから公式戦3試合をこなさなければならないという状況で、どうしても身体がフィットしていなくて、新しい環境に慣れる時間も必要だった」。だが、中断期間を利用して、しっかりと戦いの準備を整えることができた。「脂肪があったとしたら、それが筋力に変わり、フィジカル的な自信は高まっていますし、パワーもつきました」と明かす。

 コンディションは良好で、「早く試合をやりたくて、うずうずしている。試合ができる喜びも感じています」とモチベーションもすこぶる高い。

 チームの成長を問われれば、「監督が何を求めているのか、何を狙っているのか。それが明確になり、練習を通じて我々がそれを表現できるようになってきている」と明かす。再開初戦で対峙する川崎は「非常に難しい相手」と警戒を強めるが、「練習で全員が示していることを試合で表現できれば、良い結果を得られると思う」と意気込む。

 中断前の公式戦3試合は、いずれも無得点で黒星を喫している。いかにゴールを奪うかはチームが抱える課題のひとつだが、エヴェラウドには新たな得点源として大きな期待がかかっている。周囲との連係面も深まるなど、「有意義な時間だった」と振り返る中断期間を経て、“パワーアップ”した新助っ人FWが待望の来日初ゴールを決めれば、巻き返しを期すチームも弾みがつくはずだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

鹿島エヴェラウド「フィジカル自信ついた」中断期間
[2020年6月30日19時42分]


オンライン取材に応じる鹿島FWエヴェラウド(C)KASHIMA ANTLERS

鹿島アントラーズのFWエヴェラウド(28)が6月30日、オンライン取材に応じた。「早く試合をやりたくてうずうずしている。試合ができる喜びを感じている。早くみなさんに披露したい」と、7月4日の川崎フロンターレ戦に向けて、高鳴る胸の内を明かした。

今季ブラジルから妻子とともに来日したエヴェラウドだが、中断前の公式戦3試合では、いずれも先発出場ながら結果を残せていない。

チームへの合流から初戦のACLプレーオフまで、適応時間が3週間足らずだったこともあって「フィットしていなかった」というが、「中断期間は有意義だった。脂肪が筋肉に変わり、フィジカル的な自信はついた。筋力、パワーもついた」と、本来の力を取り戻せた様子。体重にして約2キロ増えたという。

個人のパフォーマンスだけでなく、連係面でも手応えを感じているようで「戦術的にも何をすればいいか理解できている。自分の仕事ができれば」とクールに意気込んだ。【杉山理紗】

鹿島、エヴェラウドの活躍は“鉄板”だ「早く試合をやりたくてうずうずしている」
[ 2020年7月1日 05:30 ]

 鹿島は鋼の肉体をつくり上げたFWエヴェラウドが、再開初戦となる川崎F戦での活躍を誓った。今オフに加入後は「ブラジルから移籍したばかりで、なかなか体がフィットしなかった」と適応に苦戦したが、中断期間にチームから提示されたトレーニングメニューを黙々と遂行。
 脂肪を減らしつつも筋量は増え、体重は2キロ増の86キロとなった。得点が期待されるストライカーは「パワーが上がり、フィジカル的な自信が付いた。早く試合をやりたくてうずうずしている」とリーグ再開が待ち遠しい様子だった。


プロフィール

Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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