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上田綺世は貪欲にゴールを狙う、すべては勝利のためにーー

上田綺世をピックアップするFreaks+である。
開幕戦、そして負傷離脱と復帰し2ゴールという今季1ヶ月の経緯が伝えられる。
昨季も綺世の2ゴールでの初勝利からチームの歯車が噛み合いだした。
今季も同様にここから巻き返しを開始したい。
週末の浦和戦にて攻撃力を発揮し、勝利を掴み取るのだ。
その中心には上田綺世が存在感を発揮するであろう。
期待しておる。

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PICK UP PLAYER



 プロ2年目の昨季、上田綺世は自身初の2桁得点をマークした。そして、今季は背番号を自身が希望した「18」になった。否が応でも周囲からの期待は高まる。

「責任は増しているし、昨季終盤の活躍があったからこそ、今季も期待してもらえるはず。だから、昨季以上の結果を残したいと思って今季は臨んでいる。自分としても、今季はスタメンに定着するチャンス。アントラーズを背負う立場になるチャンスをつかめた手応えはあるので、その責任をプラスの力に変えていきたい」

 これまで以上に責任と覚悟を胸に刻み、2021シーズンへ臨んだ。



 迎えたリーグ開幕戦、上田は2トップの一角で先発した。試合前に「昨季以上のパフォーマンスを出す準備はしてきた。それをぶつけたい」と意気込んだとおり、遠い位置からでも積極的にシュートを放ち、ゴールを狙い続けた。しかし、結果に繋がることはなく、チームは1-3で敗れ、自身も無得点に終わった。試合後には悔しそうな表情でこう語っていた。

「この負けはすごく痛い。昨シーズン、その痛みを感じて身に染みているので、また同じ失敗をしないようにしたい。優勝するために、リーグ戦もルヴァンも、1試合1試合戦っていきたいと思う」

 だが、その強い決意とは裏腹に、戦線離脱を余儀なくされた。その間、チームは鳥栖戦、湘南戦こそ勝利を飾ったものの、広島に引き分け、福岡に敗れた。つづく名古屋戦で、上田は途中出場から復帰を果たすも限られた時間で結果を残せず、チームも敗れてしまった。



 開幕から1ヶ月が経過した。大きな期待を背負い、覚悟をもって臨んだシーズンだったはず。責任の重さは強く感じていた。次こそは決めるーー。そんな得点への渇望を全身に漲らせて、直近の福岡戦に臨んだ。

 結果は、2ゴールの活躍。まずは立ち上がりの9分、コーナーキックからニアへ飛び込み、ヘディングで先制点を決めた。さらに35分、エヴェラウドからの縦パスを呼び込むと、懐の深い切り返しから右足を振り抜いた。強烈なシュートはバーに当たってゴールラインを割った。セットプレーと流れの中から1点ずつ、狙い通りの形で得点を決められた。上田は確かな手応えを感じた様子だった。

「自分なりに勝負した結果がゴールへとつながった。今日のように、多くのゴールを決めて勝てたというところは自信になる。間違いなくこの流れは次のリーグ戦へつながっていく。早い段階で巻き返していきたい」



 振り返れば、昨シーズンもそうだった。序盤は負傷離脱があり、なかなか出場機会を得られなかった。だが、一度波に乗れば、量産体制に入った。きっかけさえ掴めれば、得点は自然と増えていくはずだ。

 そして、上田が決めれば、チームは勝つ。昨季、上田が得点した全7試合でチームは勝利を収めている。福岡戦の勝利により、連勝記録は「8」に伸びた。自分が得点すれば、チームを勝利に、そしてタイトルに導くことができる。それは誰よりも上田自身が自覚している。

 ただ彼は得点へのこだわりをもちながらも、チームの勝利を最優先に考えたいと話す。決して、自らの得点だけに固執したくないという。

「ストライカーなので、エゴイストに思われがちだけど、僕は自分にパスが出てこなくても、走っておとりになったことで、他の選手がゴールを決められたらそれでいい。逆に僕らをおとりに使ってくれれば、また僕らのところが空いてくるかもしれない」

 得点はあくまで手段であり、チームプレーが最優先。得点の取り方を知っている彼だからこそ、この信念を貫ける。



「このチームでタイトルを獲りたい。活躍したい。このチームで何かを成し遂げたい。そう強く感じている」

 誰もが認めるアントラーズのエースストライカーへ。その日は確実に近づいている予感がある。ライバルとの一戦は、そのきっかけになり得る。

 舞台は埼玉スタジアム2002。アウェイでも上田綺世は貪欲にゴールを狙う。目的はただ一つ。すべては勝利のためにーー。

Jリーグ、プレミアリーグ構想などを検討

プレミアリーグの創設、外国籍選手枠の撤廃、J参入の緩和策などを検討するJリーグである。
大きな改革が行われる事となろう。
プレミアリーグ構想は大東チェアマン時代にも話題に上ったが、当時の大東チェアマンは否定的であった。
現在の村井チェアマンは前向きに取り組んでおる様子。
クラブ間の格差を大きく広げることとなるが、Jリーグの国際的価値を上げようという考えなのであろう。
ドメスティックに国内だけの競争では世界に対抗出来ぬということである。
こう舵を切られては、鹿島アントラーズFCとしても食らいついていく以外にない。
10〜14クラブとなるプレミアリーグに常に入り込む体力を維持していくのだ。
注目である。

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Jリーグ、プレミア化 最上位リーグ新設、外国人枠撤廃など検討「推進チーム」たち上げ

2021年3月30日 4時0分スポーツ報知


日本とイングランドのリーグ構成ピラミッド

 Jリーグが4月1日付で抜本的な改革を検討する「リプライニング推進サポートチーム」をたち上げることが29日、関係者の話で分かった。木村正明専務理事(53)が中心となり、外部からも有識者を招いて、J1の上位にあたるプレミアリーグの創設、外国籍選手枠の撤廃、J参入の緩和策などを本格的に検討する。村井満チェアマン(61)の任期満了となる来年度までに方向性を示す。

 関係者によると、同チームはリーグ、クラブの将来を見据え、既存のルールや形にとらわれない改革案を検討する場になるという。目玉の一つがプレミアリーグ構想で、J1の上位にあたる新リーグを新設。参加クラブをJ1の18クラブ(今季はコロナ禍で20クラブ)から、10~14程度に減らす案だ。頭打ちが懸念されるリーグとクラブの経営規模を拡大する案として注目している。

 現在はJリーグが試合の放映権を一括管理し、契約金を各クラブに配分する。配分金は同じカテゴリー内均一で、人気クラブとそうでないクラブの格差が生まれにくい。共存共栄の方針で運営してきたが、Jリーグは来年で30周年を迎え、競争へと舵(かじ)を切っていく方針。プレミア構想では、クラブが独自に放映権を管理する案なども検討される見通しだ。

 助っ人枠の撤廃、東京都区内のJクラブ誕生へ向けたJ参入緩和策など、現行のルールを超えた議論が交わされる。今後の30年を見据え、Jリーグが大きく変わる可能性がある。

 ◆Jリーグの外国籍選手登録 外国籍選手の登録制限はなし。J1では試合時、ベンチ入り可能および同時出場は最大5人。J2、3は同4人。Jリーグと提携するタイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタール国籍の選手は、外国籍選手としてカウントされない。

 ◆放映権 コロナ禍前の2018~19年シーズン、イングランド・プレミアリーグの放映権は高騰した。同シーズンの放映権収入1位はリバプールの約200億円。2位がマンチェスターCの約199憶円、3位がチェルシーの約191億円。Jリーグは、「DAZN(ダゾーン)」と17年から10年契約総額約2100億円の契約を締結。現在は、J1各クラブに3億5000万円、J2クラブには1億5000万円、J3には3000万円が、それぞれ配分金として支給されている。

U-24日本代表 アルゼンチン戦

町田浩樹、完封で大勝に貢献

ディエゴ・ピトゥカ、仲間を助ける日が待ち遠しい

ディエゴ・ピトゥカからのビデオ・メッセージを伝える鹿島アントラーズ公式Twitterである。
未だに現地領事館が開かずビザの発給がままならぬ状態ではあるが、ピトゥカ自身は鹿島でのプレーを楽しみにしておることが伝わってくる。
来日したところで即活躍してくれるであろう。
ディエゴ・ピトゥカを心待ちにしておる。

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U-24日本代表・町田浩樹、違いを生み出していかないと

取材に応じたU-24日本代表の町田浩樹である。
先日のアルゼンチン戦をピッチの外から観た印象などを語る。
"球際"という言葉に例えられることが多いが、プレー強度は非常に重要なファクターである。
欧州移籍を望む選手はそれを強く意識することとなろう。
マチもその一人として強く言葉にしておる。
今回の代表招集にて一つ成長してくれておるはず。
楽しみにしておる。

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自身の立ち位置に危機感…U-24日本代表DF町田浩樹「違いを生み出していかないと」


U-24日本代表DF町田浩樹(鹿島)

 東京五輪まで続くサバイバルレース。本大会が4か月後に迫る中、鹿島で定位置をつかむU-24日本代表DF町田浩樹は「自分がしっかり結果を残さないといけないし、それがチームの結果につながってくる。自信を持っている半面、もっともっとやらないといけないという危機感も持っている」と胸中を明かした。

「コンスタントに呼んでもらえていますが、かと言って圧倒的な結果を出せているかというと、そうではない。個人的にはもっともっと追求していかないといけないし、同じポジションにも良い選手がたくさんいる。その選手たちと比較されたときに違いを、自分が生み出していかないといけないと思っている」

 2連敗でグループリーグ敗退という屈辱を味わった昨年1月のAFC U-23選手権以来、五輪代表にとっては1年2か月ぶりとなる実戦。DF冨安健洋(ボローニャ)がA代表に選出される中、26日はDF板倉滉(フローニンゲン)とDF渡辺剛(FC東京)がセンターバックのコンビを組み、町田はベンチから試合を見守った。

 今回の招集メンバー最長の190cmの高さを誇る左利きのCB。熾烈な競争の中で、「高さは自分の特長だし、対人プレーで負けないところ。他の選手との違いは左利きなので、そこで幅を使う攻撃だったり、角度のある縦パスだったりがアクセントを加えられるところだと思うので、意識してやっていきたい」とアピールを誓う。

 19年10月のブラジル遠征・ブラジル戦(○3-2)の経験を還元しつつ、チームとしては26日の反省を生かす。29日に向けて、「南米のチームは球際が激しいし、それはアルゼンチン戦も同じだったので、そこの1対1で負けないこと。あとはアルゼンチン戦を外から見ていて、アタッキングサードでなかなか有効な攻撃ができていなかったので、そこにつながるポゼッションというか、有効的なパスを後ろから供給できれば」と意気込んだ。

五輪世代でのポジション争いに意気込む鹿島DF町田浩樹「圧倒的な結果を出せているかというとそうではない」



U-24日本代表は28日、翌29日に北九州スタジアムで行われるSAISON CARD CUP 2021のU-24アルゼンチン代表戦に向けて前日練習に臨んだ。

26日に行われたU-24アルゼンチン代表戦では、前半にFWアドルフォ・ガイチがヘディングで合わせて先制。後半に日本が盛り返すシーンもあったが、アルゼンチンにうまく試合を運ばれ、0-1で敗戦を喫した。

中2日で移動を伴う連戦となり、東京オリンピックを想定したスケジュールで試合を行なっているU-24日本代表。トレーニング前に選手たちがオンライン取材に応じた。

昨年12月の合宿にも参加していたDF町田浩樹(鹿島アントラーズ)は26日の試合には出場しなかったが外から見ていた印象は「南米のチームは球際が激しいですし、アルゼンチン戦も同じだったので一対一で負けないことです」とコメント。「アタッキングサードのところで有効的な攻撃ができていなかったので、後ろから有効なパスを供給できたらと思います」と語り、攻撃面で力になりたいと語った。

また、海外組が加わった活動については「海外組の選手は球際の強度やレベルは高いですし、チームにも相乗効果があるので、非常に良いことだと思います」とコメント。良い活動を行えているという感覚があるようだ。

その町田だがこのチームには招集を受けているものの、試合出場はあまり多くない状況となっている。自身の立ち位置については「コンスタントに呼んでもらえていますが、圧倒的な結果を出せているかというとそうではないので、個人的にはもっと追求しないといけないです」とコメント。「同じポジションにも良い選手がたくさんいるので、その違いを生み出していかないといけないです」と語った。

また「高さというところは自分の特徴ですし、対人プレーで負けないところ、他の選手との違いという部分で左利きなので、幅を使った攻撃や角度のある縦パスはアクセントつけられるところなので、意識してやっていきたいと思います」と語り、激しいセンターバックのポジション争いでも特徴を出していきたいと語った。

CBとしてアルゼンチン戦の失点については「チームの中でのミーティングもありました。あの失点は1トップに大きな選手がいる中で、簡単にクロスを上げさせてはいけないと思いますし、そこまで持っていかれたことが課題です。そこは修正しないといけないです」と問題を指摘。「あの場面では中で枚数が正直いなかったので、そこに対しては人がゴールするわけで、しっかりとマークついていなかったのではないかなと後から見て思ったところはあります」と警戒していたところでやられたと指摘した。

また失点シーンでは陣形が整わない前にプレーを進めた点については「僕的には大迫の判断はそれほど悪いとは思わなくて、他の選手の戻りや跳ね返された時の切り替えはアルゼンチンの方が早かったです。チームとして切り替えを早くしないといけないかなと思います」と語り、チームとしてのトランジションの問題であると語った。

同じセンターバックにはA代表でプレーするDF冨安健洋(ボローニャ)も居る。リーダーシップの部分も求められることになるが、「それはもちろん常に意識しているところではあります。後ろに軸とする選手がいるだけでチームとして安定感が出ます」とコメント。「コーチングだけじゃなくプレーの安定感でも出せるので、意識していきたいと思います」とし、センターバックとして安定したプレーが必要だとした。

その町田は鹿島ではレギュラーとしてプレー。その点については「鹿島でやっていることが評価されて呼ばれていると思うので、そこは嬉しいです」とコメント。「ただ、呼ばれた時にしっかりこっちで結果を出しているかと言われるとそうではないので、昨年のオリンピック予選でもそうですし、自分がしっかり結果を残さないといけないですし、チームの結果にもつながります」とし、「自信を持ってやっていながら、危機感も持っています」とどちらの感情もあるとした。

2018年福井国体茨城県代表・舩橋佑くんMOM

3年前、福井国体・茨城県代表での舩橋佑の記事である。
新潟県代表相手に決勝点となるボレーを決めMOMに選ばれておった。l
当時の舩橋佑は、「球際は自分の持ち味。軽い場面もあったので考え直さないと」と自身のプレーを反省し、特徴を理解しておったことが伝わる。
そして、「自分は上手い選手でもないし、有名でもなんでもない。下から這い上がっていかないといけない」と語っておる。
実際に2年後にトップ昇格を決めており這い上がった事を示した。
そして先日のルヴァン杯・福岡戦にてルーキー初先発を飾り、アシストをも決めた。
前評判からすれば、高校選手権のスターであった須藤直輝や同じポジションの小川優介の方が注目度は高かったように思う。
そこを覆しての抜擢、そしてフル出場となった。
とはいえ、ボランチの序列はまだ高くはなかろう。
ここから更に這い上がり、ポジションを得るのだ。
今後の舩橋佑の活躍に期待大である。

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[MOM2627]茨城県MF舩橋佑(鹿島ユース、1年)_「下から這い上がる」決意のボランチが豪快決勝弾

18/10/2 00:21


茨城県のMF舩橋佑(右)はボールサイドの攻防でも奮闘

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.1 国体少年男子2回戦 茨城県 1-0 新潟県 三国運動公園人工芝G]

 弾丸ライナーの一撃が新潟県ゴールに突き刺さった。前半19分、茨城県はFW梅津凜太郎(鹿島ユース、1年)が右サイドからロングスロー。このこぼれ球に右中間で反応したMF舩橋佑(鹿島ユース、1年)が右足ダイレクトで先制点を決めた。

「凜太郎のロングスローはチームの特長。何本か投げている中で相手のこぼれの対応が甘かった。そのこぼれを狙っていた」と舩橋。しっかりミートすること、そして思い切り振り抜くことを意識して放ったファインショットで茨城県に歓喜をもたらした。

 攻撃では味方のサポートをすること、そして守備面では相手のドリブラーに2人で対応することなどを意識していた。そして、特長でもある球際では身体を張って繰り返しチェック。舩橋自身も「球際は自分の持ち味。軽い場面もあったので考え直さないと」と反省していたように、ボールを奪いきれずに前進された場面もあった。それでも、献身的に走り続けた彼の貢献度が大きかったことも間違いないだろう。

 自分を冷静に見極め、挑戦する姿勢がある。「自分は上手い選手でもないし、有名でもなんでもない。下から這い上がっていかないといけない」。鹿島つくばジュニアユース出身のボランチは普段の鹿島ユースでのトレーニングで速さ、激しさを求め続けている最中。どの試合でも全力で走り、戦い、自分の役割をやり切ることで信頼を勝ち取っていくつもりだ。

「(今回の国体は)目標としている優勝のところを勝ち取るために、一戦必勝でやっていこうと思っています」。3連戦となる準々決勝では、この日できなかった部分を少しでも改善してチームの勝利にまた、貢献する。

(取材・文 吉田太郎)

バルセロナB・安部裕葵、復帰し招集メンバー入り

長期負傷から復帰したバルセロナBの安部裕葵である。
次戦への招集メンバー入りもしており、実戦へ投入される模様。
バルセロナとしては、今夏には安部裕葵を移籍させ現金化したいという意図が強く伝わってくる。
試合にて活躍し欧州クラブのスカウトの目に留まるのだ。
ステップアップの報を待っておる。

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バルセロナB安部裕葵、二度目の長期離脱から復活し招集メンバー入り。東京五輪にも望み

 バルセロナBは28日、同クラブに所属するFW安部裕葵が負傷からの復帰に向けてクラブの医療部門からのゴーサインを受けたことを発表した。

 安倍は昨年12月に負傷して以来戦列を離れていた。約3ヶ月半ぶりの復帰に向けた準備が整ったということになる。

 安倍は2019年夏に鹿島アントラーズからバルセロナへ移籍し、Bチームでプレーを開始。1年目の昨季はセグンダB(スペイン3部)でリーグ戦20試合に出場して4得点を挙げたが、昨年2月の負傷から1年以上にわたって苦難の時期を過ごすことになった。

 右足太腿の負傷で手術を受けて長期離脱を強いられ、復帰後には新型コロナウイルス感染でも離脱。背番号が「9」に変更されて期待の高まった2年目も、リーグ開幕から2試合に交代出場したあと再び右足太腿を負傷し、12月に一旦は復帰したがその試合でまたしても負傷していた。

 バルセロナBは現地時間28日にアウェイでのバダローナ戦を予定しており、安部はこの試合に向けて早速招集メンバー入りを果たした。ここからシーズン終了までに調子を取り戻すことができれば、東京五輪を戦うU-24日本代表メンバー入りも視野に入ってくるかもしれない。

【了】

報知新聞 福岡戦寸評

報知新聞による福岡戦の寸評である。
大勝に良い採点が並ぶ。
その中で永戸、綺世、エヴェラウドに非常に良い評点が与えられておる。
永戸は先制点のアシストもあったが、CKを得るプレーが多数あった。
引かれた相手への一つの解答だったのではなかろうか。
またエヴェラウドは綺世へのアシスト、自身のゴールとFWとしての結果を出した。
いよいよ復調と感じさせられ、今後のリーグ戦への光明が差した。
そして綺世である。
CKからの先制点、豪快な2点目とセンターFWとして、そして中心選手としてのスポットライトの中央にいた。
MOMも納得である。
「強豪アルゼンチン相手のプレーも見てみたいものです」と今回召集を見送られたU-24日本代表への嘱望も理解出来るところ。
またルーキーの舩橋については、「【6・5】意表を突くCKでアシスト。ミスもあったが、その後の素早い切り替えの方が目立った。落ち着いてはいるが、決して控えめではない」と高評価をしておる。
ボールタッチも多く、決定機の筆前でのプレーを選択出来るボランチであることが見て取れた。
守備的すぎず前掛かりにもならない面白い存在と言えよう。
常本については、「可能性感じる90分。一歩目を出す判断が他選手より速く、攻守両面で余計にスピーディーに感じられる」という寸評が与えられた。
一歩目の速さは頭の良さサッカー脳の熟成度を表す。
今後多くの機会が与えられるように思えた。
林には「プロデビュー戦。前への強さは感じた」まずまずといったところ。
試合が決まった後の出場であり、持ち味を出すには至らなかったように思う。
ルーキーも十分に戦力であることがわかった。
今後に繋がる重要な試合であった。
次戦が楽しみである。

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【鹿島】圧巻5発大勝、セットプレーから3点!MOMは負傷から復活2得点のストライカー

2021年3月28日 7時0分スポーツ報知


鹿島の先発布陣

◆ルヴァン杯▽1次リーグ第2節 福岡1―5鹿島(27日・ベスト電器スタジアム)

 鹿島は5―1で福岡に圧勝した。負傷から復帰後初先発となったFW上田綺世がCKをニアで合わせて先制すると、前半28分には再びCKからMF荒木遼太郎がボレーシュートをたたき込み追加点。同35分には上田が強烈なシュートを突き刺して試合を決定づけた。

 後半にはスルーパスに抜け出したFWエヴェラウドが角度のないところからネットを揺らし、途中出場のMF広瀬陸斗もFKからゴールをマーク。1点は与えたものの、試合内容でも相手を圧倒して大会2連勝とした。

 採点と寸評は以下の通り。

ザーゴ監督【6・5】選手個々の長所が際立つ。失点は頂けないが。リーグ戦の借りはリーグ戦で

GKクォンスンテ【6・0】今季初出場。勝ったことに意味がある。失点場面はノーチャンス

DF常本佳吾【6・0】可能性感じる90分。一歩目を出す判断が他選手より速く、攻守両面で余計にスピーディーに感じられる

DF犬飼智也【6・0】キャプテンとしてプレー。出場時間は無失点、ピンチもほぼなし。左腕の腕章も似合っていた。ワン将

DF関川郁万【5・5】失点には直接関与せずも、我慢の時間帯で我慢したかった。やっぱり三国は苦手そう

DF永戸勝也【7・0】ゴールが生まれた3本のセットプレーは全て彼が獲得。うち1本はキッカーとして上田の頭に合わせアシストマーク

MF舩橋佑【6・5】意表を突くCKでアシスト。ミスもあったが、その後の素早い切り替えの方が目立った。落ち着いてはいるが、決して控えめではない

MFレオシルバ【6・5】スルーパスでアシスト。ミスもあったが、その後の素早い切り替えの方が目立った。落ち着いてはいないが、決して慌ててはいない

MF荒木遼太郎【6・5】下がりながらの圧巻ボレーで追加点。絶好調の勢いが、GKの股の下をくぐらせた

MF白崎凌兵【6・5】白崎―安西ライン時もそうだったが、縦関係を組むSBの推進力・可動域・潜在能力を引き出す力がある

FWエヴェラウド【7・0】角度のないところから左足でパサッと揺らす追加点。交代でピッチを離れる時のお辞儀の角度はペッコリ90度

FW上田綺世【7・0】柔と剛の合わせ技で2得点。そのまま福岡に残ってもらって、強豪アルゼンチン相手のプレーも見てみたいものです。MOM

MF遠藤康【6・0】後半18分IN。時間帯もあって中4枚、しかもそのうち1人は広瀬の状況のFKで、ピンポイント・お見事・そこ狙うか普通キックで広瀬弾アシスト

MF広瀬陸斗【6・0】後半18分IN。右のMFで出場。オプションのテストだったか。FKを頭で沈めて追加点

MF松村優太【5・5】後半18分IN。1点差リードの展開であのプレーなら及第点だが。もっと破天荒でいい

DF林尚輝【6・0】後半25分IN。プロデビュー戦。前への強さは感じた

FW染野唯月【6・0】後半26分IN。積極性、貪欲性を見せてシュート2本

谷本涼主審【6・5】文明の利器いらずの的確ジャッジング

※平均5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ

福岡戦コメント・報道

「チーム全体でいい内容のゲームができた」と語った指揮官である。
試合内容に満足したことが伝わる。
観ておった我らもこうしたサッカーで、そしてゴールして勝利するというイメージが体現出来ておったことが伝わってきた。
この1週間、準備してきたことで思うように出来たということであろう。
そして、ルーキーの3人について問われており、舩橋については、「練習でいい強度や意識が見られていたのでチャンスを与えたいと思っていました」と取り組みが評価されたことを語る。
ボランチでこれだけ早く、そして先発フル出場したケースは、鹿島アントラーズFCに於いては初なのではなかろうか。
それがアカデミー出身となると更に応援したくなってくる。
本人・舩橋は「周りの方々に感謝したい」と礼儀をわきまえる。
こうした人間性がサッカーには表れるもの。
舩橋は更に大きく成長して行くであろう。
また2得点の上田綺世は、「鹿島のFWとしてある程度の責務をまっとうできたかなというだけです」と極めて冷静に答える。
結果を残すストライカーとはこういうものなのであろうと思わせる。
常人とは感覚の異なるアーティスティックな素養があってこそと思わせる。
リーグ戦でもゴールを決め、チームに勝利をもたらせてくれよう。
期待しておる。

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2021JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第2節

鹿島アントラーズ:ザーゴ
立ち上がりから集中力高く挑むことができ、試合をコントロールすることができた。そして、攻撃陣にもゴールが生まれた。チームが勢いに乗っていくには、非常に重要なことだった。攻撃の選手たちが点を決めると状況が変わってくる。また、守備陣も安定した守備ができていたと思う。チーム全体でいい内容のゲームができた。まずは、連戦の疲労を抜いて、リーグ戦に臨んでいきたい。

Q.ゴールを決めた上田選手の評価は?

A.エヴェラウドといい連係が取れているというところは非常にいいと思う。これからもこのような形で戦い続けていきたい。

Q.プロデビュー戦となった舩橋選手の評価は?

A.昨シーズンからプレーを見てきている。なので、佑のポテンシャルは分かっていた。ここ最近、非常にいい意識でトレーニングに取り組んでいた。チャンスを与えたいと思っていた。佑だけでなく、プロデビューとなったツネもアグレッシブにプレーしていたし、林もまだまだ課題はあるものの、状態を見ることができた。若い選手たちが成長していくことは、チームにとって良いこと。これからもしっかりと指導していく。

Q.先日の名古屋戦ではトランジションの部分を課題に挙げていたが、その部分の今日の評価は?

A.守備から攻撃の切り替えは非常に良くできていた。トレーニングの時から縦への意識を植え付けていた。取り組み続けてきたことが、試合でしっかりと出せていたと思う。


【上田 綺世】
1点目はインスイングでニアを狙っていこうという狙いをがあった。チームとして、セットプレーからの得点という部分は課題だったので、このゴールは次につながるゴールだったのではないかと思う。2点目はエヴェがいいタイミングでパスを出してくれた。あとは自分なりに勝負した結果がゴールへとつながった。今日のように多くのゴールを決めて勝てたというところは自信になるし、間違いなくこの流れは次のリーグ戦へとつながってくる。早い段階で巻き返しをしていきたい。

【舩橋 佑】
初めての試合ということで多少の緊張や不安はあったが、さまざまな方が試合前に声をかけてくれて、自信を持って今日の試合に臨むことができた。周りの方々に感謝したい。今日勝ったことは嬉しいが、次の浦和戦でもまた自分が関わっていけるように、しっかりトレーニングをしていきたい。

JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第2節
2021年3月27日(土)18:03KO
ベスト電器スタジアム


[ ザーゴ監督 ]
非常に立ち上がりから集中力、注意力を持って挑めたと思います。ゲームコントロールをすることもできました。あとは攻撃陣が点を取ることができました。それはチームとしても勢いに乗るためには重要なことです。彼らが点を取ると違う状況になるし、ディフェンスの面でも安定したプレーができました。組織的に対応ができたと思います。集中力がキックオフから最後の笛までしっかり持続できたことが良かったと思います。いまはこの連戦の疲労を休むことでしっかりとリーグ戦再開に向けて準備できればと思います。

--2得点した上田 綺世の評価をお願いします。
上田 綺世選手は去年と変わらないと思います。フロンターレが昨季素晴らしいパフォーマンスだったので優勝というところまでは言えませんが、もし上田がケガで長期離脱しなければ、おそらくもう少し良い順位にいたと考えています。今回もケガ明けで、前節で途中出場させたのですが、得点するところでエヴェラウドとうまくかみ合っていたし、お互いに連係がとれているところは良いところだと思います。残念ながら今年も開幕戦に出てケガをして離脱してしまったので、やっと復帰して2得点したことは喜ばしいことだと思います。

--舩橋 佑がプロデビュー。攻守にわたって良かった?
去年から舩橋を練習で見ているのでポテンシャルは分かっています。ここ最近、練習でいい強度や意識が見られていたのでチャンスを与えたいと思っていました。非常に良かったと思います。常本(佳吾)も非常にアグレッシブに攻撃的にやったところが良かったと思います。また林(尚輝)も今年プロ1年目ですが状態を見たかった。まだ修正しないといけない部分は多々あるのですが指導していって、若い選手が台頭していくこと、成長していくことはチームにとってもクラブにとっても良いことなので、それを継続していきたいと思います。

--トランジションの部分についての評価を。
特に守から攻のところは非常によくできたのではないかと思います。練習からボールを取ったら縦を見る、縦を意識するということを要求しています。それは練習ではできていたし、ずっとやってきたことをやり続けるだけなんですけど、今日はそういった部分がよくできたのではないかと思います。連戦の疲れもあるだろうし、1回リセットして、次のリーグ戦のレッズ戦で良い結果を出せればと思います。

JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第2節
2021年3月27日(土)18:03KO
ベスト電器スタジアム


上田 綺世 - Ayase UEDA
FW 18
上田 綺世
Ayase UEDA

--2得点を振り返ってください。
1点目はゴールに近いところ、ニアサイドをインスイングで狙っていこうという狙いがあったので、セットプレーで結果を残すというのは去年からの課題だったので、その狙いがあったのは次につながると思います。2点目はエヴェラウドが前を向いたときにけっこう積極的に動き出していたんですけど、良いタイミングでパスをくれたのであとは自分なりに勝負してみたことがゴールにつながったので、思い切ってシュートを打った結果かなと思います。

--チームとしては2連敗中。この試合に向けてどういう意気込みがあった?
ケガから復帰後初スタメンだったし、前回負けている相手ということもありますし、僕らはすべての大会、すべての試合での勝利と優勝を目指しているので、スタメンで出ることに対する重みもあらためて感じましたし、それを逆にチャンスに変えて必ず勝利を手にしようという気持ちで臨みました。

--チームとしても5得点。手ごたえは?
やっぱりチャンスは作っているのに決められないとか、シュート本数は相手より上の試合が続いていた。やっぱりこうやって大勝できる、点を決められるというのを試合で見せられたのはすごい自信になりますし、間違いなくリーグ戦につながると思う。

--ゴールを量産するなどの手ごたえは?
そういう手ごたえはないです。スタメンで試合に出て、鹿島のFWとしてある程度の責務をまっとうできたかなというだけです。試合に出ている以上、得点の感覚がないとか、そういう感覚ではいられないですし、鹿島でFWとして出るからにはどん欲に点を取る。そこに突っ込んでいくというのは当たり前だと思います。

--試合に入る前に自分たちがペースをつかむためにどんなことが必要だと考えていましたか?
チームとしてやっぱり前に行く、みんなでカバーすることを意識して今週はやってきましたし、やっぱり入りで相手を圧倒する。先手を打つ、というのはすごく意識してゲームに入りました。

--ザーゴ監督もおっしゃっていたのですが、守から攻のトランジションの手ごたえを感じられたのでは?
そうですね、そこのインテンシティーが僕らの武器の1つだと思いますし、僕らの中盤の選手や後ろの選手はそこの強度がすごく高い選手が多い。そこの良さが出たと思いますし、染野(唯月)が決められなかったですけどああいうカウンターもチームとして出せてるし、もっと点を取るチャンスがあったなと感じています。


TOP >“因縁マッチアップ”も実現…鹿島が上田2発などで5-1快勝! 試合前にアクシデントもあった福岡は連敗



鹿島が5-1で福岡を下した

[3.27 ルヴァン杯GL第2節 福岡1-5鹿島 ベススタ]

 YBCルヴァンカップ2021のグループA第2節が27日に各地で行われた。鹿島アントラーズはベスト電器スタジアムでアビスパ福岡と対戦。FW上田綺世の2ゴールなどで5-1の快勝を飾り、開幕2連勝とした。

 両チームは17日のJ1第5節でも同会場を舞台に対決している。その試合では前半37分に鹿島DF関川郁万が福岡FW三國ケネディエブスに対する危険なタックルで一発退場。数的優位に立った福岡が後半40分にMF金森健志のゴールで均衡を破り、1-0で勝利を収めた。

 10日後に迎えた再戦で福岡は当初、新加入のGK永石拓海を先発メンバーに入れていたが、キックオフ前にアクシデントがあったとみられ、新天地デビューはお預け。代わってGK杉山力裕がスタメン出場した。対する鹿島はリベンジに燃える関川をセンターバックで先発起用。2トップには上田とFWエヴェラウドが並んだ。

 アウェーの鹿島は前半9分に均衡を破る。右CKを獲得し、キッカーのDF永戸勝也が左足でクロスを供給。ニアの上田がMFカウエと競りながら頭で合わせに行くと、逆のサイドネットにボールが突き刺さる。上田はこれが今季の公式戦初ゴールとなった。

 前半17分には右サイドに流れた福岡の三國が関川との“因縁マッチアップ”。三國は関川をかわして左足でクロスを送り、ゴール前のMF重廣卓也が右足のオーバーヘッドで合わせる。しかし、枠の左に外れた。

 すると、前半28分に鹿島が追加点を奪う。左CKからキッカーのMF舩橋佑が右足でストレート性のクロスを送り、PA手前右のMF荒木遼太郎が右足で見事にジャストミート。弾丸シュートはGK杉山の正面を突くが、こぼしたボールがゴールラインを割った。

 鹿島の攻勢は続く。前半35分、エヴェラウドからパスを受けた上田がPA内左で切り返し、右足で豪快なシュート。クロスバーを叩いてネットを揺らし、3-0とする。上田は直後の同36分にもインターセプトから、右足で目の覚めるようなミドルシュートを放つ。だが、ゴール左に飛んだボールはGK杉山に弾かれ、そのままのスコアで前半終了となった。

 ハーフタイム明けからも攻勢を続ける鹿島。後半16分には左サイドのMFレオ・シルバからのスルーパスにエヴェラウドが走り込み、PA内左に進入する。飛び出したGK杉山を避けながら左足で浮かせたシュートを放ち、角度のないところから決めてみせた。

 苦しい展開となった福岡は後半31分、左CKの流れからPA内右のMF吉岡雅和が左足で技ありのクロスを送ると、DFカルロス・グティエレスの来日初ゴールとなるヘディング弾で1点を返す。しかし、鹿島の勢いを止めることはできない。

 後半アディショナルタイム1分に鹿島の左サイドのFKから、キッカーのMF遠藤康が左足でクロス。フリーでゴール前に飛び込んだDF広瀬陸斗がドンピシャのヘッドで叩き込み、加入後初得点をマークした。

 鹿島は5-1でタイムアップを迎え、今大会2連勝。福岡は10日前のリベンジを許す形で2連敗を喫した。グループAは第2節を終え、2連勝の鹿島と札幌がともに6ポイント。2連敗の福岡と鳥栖が勝ち点0となっている。

鹿島5発快勝、上田が“復活”2得点「責務全うできた」 ルヴァン杯

[ 2021年3月28日 05:30 ]

YBCルヴァン杯1次リーグ第2節A組 鹿島5ー1福岡 ( 2021年3月27日 ベススタ )

 各地で7試合が行われ、鹿島はFW上田綺世(22)の2ゴールなど5得点で福岡に快勝し、2連勝とした。横浜FCのFW三浦知良(54)はアウェーの湘南戦でベンチ入りしたが、出場機会なし。DF土屋征夫の持つ同大会最年長得点記録(42歳9カ月10日)の更新はならず、試合も0―1で敗れた。
 リーグ開幕戦で負傷した鹿島の上田が、公式戦復帰2戦目で先発し、2得点と復活を印象づけた。前半9分、右CKに遠いサイドからニアに走り込み、頭で合わせ、先制。さらに2―0の前半35分は縦パスを受けると、相手DFをかわした右足シュートがクロスバーに当たり、ゴールへ。後半26分までピッチを駆け回った東京五輪世代のFWは「FWとしてのある程度の責務を全うできた」と納得顔だった。

【鹿島】上田綺世2発!U―24選外も負傷明け初先発で5発大勝貢献「思い切って打った結果」

2021年3月27日 21時4分スポーツ報知

◆ルヴァン杯▽1次リーグ第2節 福岡1―5鹿島(27日・ベスト電器スタジアム)

 鹿島はFW上田綺世が2得点を挙げるなど、5―1で福岡を圧倒した。

*  *  *

 東京五輪世代のエース候補が、負傷明け初のスタメン出場で2得点をマークした。

 前半9分、DF永戸勝也のCKをニアで流し込んで先制に成功。「(ニアは)チームの狙いだった。セットプレーで結果を残すことは去年の課題だったし、次につながる」と手応えを示した。同35分にはFWエベラウドのパスを受けてDFをはがし、強烈なシュートを蹴り込み2点目。「思い切ってシュートを打った結果」と振り返った。

 負傷の影響でアルゼンチンと2連戦を行うU―24代表からは外れたが、「試合に出るからには、点を取る、貪欲に突っ込んでいくのは当たり前」とけがからの復活をアピールした。

 1―0の前半28分にはCKをMF荒木遼太郎がボレーシュートで合わせ、2―0の後半16分にはスルーパスに抜け出したエベラウドが角度のないところからネットを揺らした。ロスタイムにはFKから途中出場のMF広瀬陸斗が頭で決めてダメ押し点。10日前にリーグ戦で敗れた相手に雪辱を果たす勝利を挙げた。

 後半30分に1点を失ったものの、素早い攻守の切り替えで相手を圧倒し、相手にチャンスを作らせなかった。ザーゴ監督は「組織的に対応できた。キックオフから最後の笛が鳴るまで。集中力が持続できた」と満足げに語った。

YBCルヴァン杯1次リーグ第2節 鹿島、5発大勝 A組首位をキープ


福岡-鹿島 前半9分、ヘディングシュートを決める鹿島・上田=ベスト電器スタジアム、菊地克仁撮影

Jリーグ・YBCルヴァン・カップ1次リーグ第2節第1日(27日・ベスト電器スタジアムほか=7試合)6年ぶりの優勝を狙う鹿島は福岡に5-1で大勝し、札幌と並んでA組首位をキープした。

鹿島は前半9分、右CKを上田が頭で合わせて先制した。同28分には左CKから荒木が右足のミドルシュート、35分には再び上田が右足シュートを決めた。後半は16分にカウンター攻撃からエベラウドが左足シュートを沈めた。同30分に失点したが、試合終了間際に広瀬が昨季の移籍後初ゴールでダメを押した。

札幌は鳥栖に5-1で快勝し2連勝。D組の横浜Mは広島に5-0で完勝した。清水は仙台を下した。C組は湘南が横浜FCに勝ち、柏は浦和を退けた。B組では大分が徳島に競り勝った。

▽ベススタ(観衆3,964人)
福岡 2敗(0) 1-5 鹿島 2勝(6)
0-3
1-2

町田・中島裕希、J2通算100ゴール達成

J2通算100得点を達成した町田の中島裕希である。
これは素晴らしい。
J2は若手の台頭が早く、このステージだけで多くの得点を積み重ねることは難しい。
コツコツとそして貪欲に続けた結果は賞賛されるべき栄誉である。
もっともっとゴールを決め、町田を悲願のJ1昇格に導くのだ。
注目しておる。

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町田36歳FW中島裕希が史上2人目のJ2通算100点目!! 今季中に新記録を打ち立てる可能性も?


町田FW中島裕希がJ2通算100得点目

[3.27 J2第5節 甲府0-1町田 JITス]

 FC町田ゼルビアのFW中島裕希が27日、敵地でのJ2第5節・ヴァンフォーレ甲府戦(○1-0)で決勝ゴールを挙げ、史上2人目となるJ2通算100得点を達成した。

 4試合連続でスタメン出場した中島は前半3分、裏へのロングボールに走り込み、PA内左へ抜け出す。距離を詰めてきたGKよりも先に右足のスライディングシュートでネットを揺らし、2試合ぶりとなる今季3点目をマークした。

 現在36歳の中島は、このゴールでJ2通算100得点目。出場458試合目での偉業達成となった。なお、中島はJ2歴代得点ランキングで2位につけており、1位の大黒将志氏が記録した108得点も十分に射程圏内となっている。

町田・中島が史上2人目のJ2通算100得点達成 大黒以来の大台に「勝利で飾れて良かった」

明治安田生命J2リーグ第5節 町田1―0甲府 ( 2021年3月27日 JITリサイクルインクスタジアム )


町田の中島裕希
Photo By スポニチ


 J2町田のFW中島裕希(36)が今季3ゴール目を挙げ、J2通算100得点を達成した。今年1月に現役引退を表明した大黒将志の108得点に次ぎ、リーグ史上2人目の大台到達となった。
 試合開始早々の前半3分にDF高橋のロングフィードに抜け出すと、GKとの1対1で右足を出してボールを浮かせた。町田はその1点を守り切り、今季初の無失点勝利。試合後のインタビューで中島は「100ゴール目は勝利で飾りたかった。自分の得点で、みんながその1点を守り切ってくれて良かった」と喜びを口にした。

ルヴァン杯 GS アビスパ福岡戦

ルーキー・舩橋佑、初出場・初アシストの堂々デビュー。

エヴェラウド、どうしても勝たなくてはいけない

オンライン取材に応じたエヴェラウドである。
今季、未だリーグ戦にてノーゴールであることについて、「もちろん、自分の気持ちとしては早く点を決めて勝利に貢献したい」と語り更に、「それ以上に、やはりチームの結果を一番に求めている」と言う。
チームの結果、つまり勝利にはエヴェラウドのゴールこそが特効薬と言えよう。
そして次戦はエヴェラウドが先制点を決め既に1勝しておるルヴァン杯のGSである。
ここで連勝を飾りプレーオフ進出へ大きく前進したいところ。
相手が福岡ということで、10日前に行われたリーグ戦での結果を重ねさせられるところではあるが、異なる大会であり、お互いにチームとしての捉え方の異なる試合となろう。
エヴェラウドは、「前回の対戦を踏まえると、今回はどうしても勝たなくてはいけないと思っています。前回よりも勝利への意欲は強いです」と勝利への渇望を口にする。
必ずやゴールを決めて勝利に貢献してくれよう。
そして、「今シーズン、鹿島アントラーズとして掲げている目標は、ものすごく大きなもの。ここから(の試合)は落としてはいけないし、もう勝っていくことが必要です」と今季の目標達成に向けて気持ちを高める。
この福岡戦を足がかりに上昇気流に乗っていこうではないか。
重要な一戦である。

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【鹿島】勝利を求めるエヴェラウド。ルヴァン杯福岡戦は「どうしても勝たなくてはいけない」

2021-03-26
サッカーマガジン編集部


3月26日、鹿島アントラーズのエヴェラウドが練習後のオンライン取材に応じた。翌27日には敵地でルヴァンカップのアビスパ福岡戦に臨む。J1ではここまで成績が振るわないが、このアウェー戦で勝利をつかみ、リーグ戦の復調につなげたいところだ。


上写真=3月26日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なうエヴェラウド(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「今シーズンの目標は、ものすごく大きなもの」

 開幕から1勝1分け3敗と、今季の序盤もリーグ戦では苦しい戦いを余儀なくされている。昨季、18ゴールを挙げたブラジル人ストライカーも、いまだリーグ戦ではゴールを奪えていない。

「もちろん、自分の気持ちとしては早く点を決めて勝利に貢献したい」とエヴェラウドは語る。ただ、「それ以上に、やはりチームの結果を一番に求めている」と、まずはチームの勝利を欲している。

「コンディションは徐々に上がってきている」と話すエヴェラウドのゴールも、チームが勝利を挙げるためには必要となるだろう。昨季のリーグ戦で得点した16試合は無敗。今季も、公式戦初ゴールを決めたルヴァンカップ第1節の鳥栖戦では、チームも3-0と快勝している。

 次戦は3月27日に福岡とのルヴァンカップ第2節を戦う。福岡とは同17日のJ1第5節でも戦い、0-1で苦杯をなめさせられた。

「前回はJリーグで、今回はルヴァンカップという違う大会で対戦する形ですが、前回の対戦を踏まえると、今回はどうしても勝たなくてはいけないと思っています。前回よりも勝利への意欲は強いです」

 10日前には悔しさを味わった地で、エヴェラウドはリベンジに燃えている。チームとしてもルヴァンカップで2連勝を達成し、4月3日(浦和戦)に再開するリーグ戦での巻き返しにつなげたいところだろう。

「今シーズン、鹿島アントラーズとして掲げている目標は、ものすごく大きなもの。ここから(の試合)は落としてはいけないし、もう勝っていくことが必要です」

 最前線で深紅のイレブンを牽引するナンバー9は、チームとともに高みを目指していく。


オンライン取材に応じる鹿島アントラーズのエヴェラウド(写真◎KASHIMA ANTLERS)

ザーゴ監督、非常に良い準備ができています

ルヴァン杯・福岡戦に向けたオンライン会見を行ったザーゴ監督である。
「非常に良い準備ができています」と試合に向けて準備万端であることを言い切る。
更に「改善するための練習メニューも組んで、僕らスタッフだけでなくて選手たちも高い意識で取り組んでくれているので、それは良い傾向です。みんなで何かを作り上げようというところを意識しながらやっています」とここまでの問題点が改善されておることを強調しておる。
これは楽しみである。
そして2試合連続でCBに退場者が出たことについて、「それは個人だけではなく、組織としての部分」とファールを犯した選手ではなくチームとしての機能の問題であることを述べ、「去年できていたものが、急にできなくなっている。そこは改善するところ。みんなやるべきことは理解しているので、あとはやるだけです」と分析は済んでおりメンバーにも共有されておることがわかる。
この福岡戦にてその成果を示し、リーグ戦へ勢いを増して貰おうではないか。
期待しておる。


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【鹿島】ルヴァン杯福岡戦で連敗脱出へ。ザーゴ監督「良い準備ができている」

2021-03-25
サッカーマガジン編集部


3月25日、鹿島アントラーズのザーゴ監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは次戦でアビスパ福岡とのルヴァンカップ第2節に臨む。J1リーグ戦はここまで1勝1分け3敗と成績が振るわないが、ルヴァンカップでは快勝した初戦に続き、連勝したいところだ。


上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズのザーゴ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

巻き返しへチーム一丸。「みんなで改善していこう」

 直近の試合では、全勝中の名古屋に0-1で敗れた。その前の福岡戦に続き、無得点でのリーグ戦2連敗。チームの現状についてザーゴ監督は「全体的に向上しなくてはいけないところ、成長しなければいけないところが多くあると思います」と話す。

 ただ、その中で指揮官は「その試合の状況、(プレーする)ゾーンによって、してはいけないミスがある。そこをみんなで改善していこうと話して、今週の練習は非常に高い意識で、改善するための練習メニューにも取り組んでいる」と明かす。勝利から遠ざかっている現状を打破し、これから巻き返していくために、チーム一丸となってトレーニングを重ねているようだ。

 リーグ戦は代表ウィークのため中断しているが、週末の3月27日にはルヴァンカップのグループステージ第2節福岡戦が控えている。同大会ではグループステージ第1節で鳥栖に3-0と快勝し、白星スタートを切っただけに、2連勝を狙いたいところだ。「(初戦は)ホームで勝っているので、次のアウェー戦でもしっかり勝って、ルヴァンカップで良い成績を残せるように努力していきたい」と、ザーゴ監督も意気込む。

 そして、「非常に良い準備ができている」と、ザーゴ監督はトレーニングでの手応えを口にする。3月17日のJ1第5節で苦杯をなめさせられた相手との“再戦”で、悪い流れを断ち切るための勝利を目指す。


3月25日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なうザーゴ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

やるべきことは理解。「あとはやるだけ」と実践を求めるザーゴ監督。不調の鹿島は敵地でリベンジできるか

サッカーダイジェストWeb編集部
2021年03月25日


「非常に良い準備ができています」


今週の練習に手応えを感じているザーゴ監督。敵地での福岡戦で勝利できるか。(C)KASHIMA ANTLERS

 ルヴァンカップ第2節のアビスパ福岡戦に向け、鹿島アントラーズのザーゴ監督が3月25日、オンライン取材に応じた。

 リーグ戦では直近2試合で福岡、名古屋グランパスに連敗と不調が続き、指揮官は「全体的に向上しなくてはいけない、成長しなくてはいけない部分は大きくあります」と現状について語る。

 選手たちには「試合の状況、ゾーンによって、“してはいけない”ミスがある。そこをみんなで変えていこう」と伝えたという。意識改革など、全員での共通理解を深めた。「非常に良い準備ができています」。浮上のきっかけを掴めそうな気配が漂う。

「改善するための練習メニューも組んで、僕らスタッフだけでなくて選手たちも高い意識で取り組んでくれているので、それは良い傾向です。みんなで何かを作り上げようというところを意識しながらやっています」

 福岡戦、名古屋戦ではそれぞれCBに退場者が出た。「それは個人だけではなく、組織としての部分」にも要因があるとして、「去年できていたものが、急にできなくなっている。そこは改善するところ。みんなやるべきことは理解しているので、あとはやるだけです」と本来のタスクの実践を求める。

 ルヴァンカップの福岡戦は、3月27日に敵地で開催。0-1で敗れたリーグでの福岡戦もアウェーゲームだった。早くも巡ってきた“再戦”でリベンジを果たせるか。良い流れを呼び込む勝利を手にしたい。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

関川郁万、チームを引っ張っていけるぐらい信頼される人に

オンライン取材に応じた関川郁万である。
リーグ戦・福岡戦では一発退場となったが、そのシーンについて「ボールに行けると思って(スライディングに)行った結果、相手選手の足首に当たった」と振り返る。
ここは若さが出てしまった。
CBは経験を積むポジションと強く感じさせる。
そしてこの退場にて「プレーが"温和しく"なるのか?」という問いに対して関川は「それはないと思います」、「……うん、それはないですね」と熟考して返答しておる。
この退場が関川を大きく成長させたことが強く伝わってくる。
また、「同じ相手に、同じピッチで負けられない。その思いは個人的にも、チーム的にもあると思う。僕は結構負けず嫌いなので、(福岡を)倒したいというのは強く思います」というコメントに、その成長を見せる場と感じさせる。
容易に滑らぬクレバーなCBになっていくのだ。
期待しておる。

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【鹿島】次は福岡の地で勝利を。関川郁万「同じ相手に、同じピッチで負けられない」

2021-03-24
サッカーマガジン編集部


3月24日、鹿島アントラーズの関川郁万が練習後のオンライン取材に応じた。J1第5節のアビスパ福岡戦では一発退場となり、数的不利に陥ったチームは敗れた。次戦は3月27日にルヴァンカップのアビスパ福岡戦に臨む。関川は同じベスト電器スタジアムでリベンジを狙う。


上写真=3月24日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう関川郁万(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「ボールに行けると思って、行った結果」

 J1リーグ戦はここまで1勝1分け3敗と苦しい戦いを強いられているが、ルヴァンカップではグループステージ第1節で鳥栖に3-0で勝利し、絶好のスタートを切った。次戦はアウェーの地、ベスト電器スタジアムでの福岡戦に臨む。

 3月17日にもJ1リーグ第5節で福岡とのアウェー戦を戦った。その試合では和泉竜司と土居聖真が負傷交代、1点ビハインドの試合終盤には犬飼智也が同点ゴールを決めたかに思われたが、VARによりノーゴールの判定となり、結果的に0-1で敗れた。

「前半の入りからバタバタしていたというか、自分たちのボールの持ち方ができなかったり、自分たちのミスから奪われてショートカウンターみたいな(試合展開)。その中で、自分が試合を壊してしまった」

 そのように福岡戦を振り返るのは、前半37分に一発退場の判定を受けた関川郁万だ。福岡のFW三國ケネディエブスの突破を止めようとスライディングタックルを仕掛けたが、審判に「著しく不正なプレー」とみなされてピッチを去ることとなった。関川自身は「ボールに行けると思って(スライディングに)行った結果、相手選手の足首に当たった」と、その場面について言及する。

 関川は、チームを数的不利に陥らせてしまい、敗戦の責任を感じているだろう。だが、悔しさを晴らすための機会はすぐに訪れる。その一戦からわずか10日後の3月27日にルヴァンカップでの再戦を迎える。

「同じ相手に、同じピッチで負けられない。その思いは個人的にも、チーム的にもあると思う。僕は結構負けず嫌いなので、(福岡を)倒したいというのは強く思います」

 次こそは福岡の地でチームに勝利をもたらすために。鹿島の若きセンターバックの視線は、すでにその一戦に向いている。


オンライン取材に応じる鹿島アントラーズの関川郁万(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「チームを引っ張っていけるぐらい信頼される人に」鹿島でプロ3年目、関川郁万の生き様

広島由寛(サッカーダイジェストWEB)
2021年03月25日

「同じ相手に、同じピッチで負けられない」


リーグでの福岡戦では悔しい想いをした関川。ルヴァンカップでの“再戦”で挽回したい。(C)KASHIMA ANTLERS

 本人としても、悔しさが残る試合だったに違いない。

 3月17日のJ1リーグ第5節、敵地でのアビスパ福岡戦で、鹿島アントラーズの関川郁万はスタメンに名を連ねる。自身にとってリーグ戦では今季初のゲームだった。だが37分、「自分の足の出し方だったり、勢いもあって。ボールに行けると思ったけど、相手選手の足首に当たった」スライディングタックルでレッドカードが提示される。

 10人での戦いを余儀なくされた鹿島は、0-0で迎えた85分に失点し0-1の敗戦。関川は「自分が試合を壊してしまった」と唇を噛んだ。

 屈強なフィジカルを武器に、対人守備に強さを見せるタイプのCBだ。球際で激しくファイトする。一歩も引かない。それが件のシーンでは裏目に出てしまった格好だが、今回の退場処分を受けて、たとえばプレーが“大人しく”なってしまうような、自らの持ち味になんらかの影響はあるのだろうか。

「それはないと思います」と関川は言う。「……うん、それはないですね」と確かめるように繰り返す。

 あえて言うまでもなく、反省していないわけでもなければ、ファウル上等、というつもりも一切ない。福岡戦のレッドに深く責任を感じている。ただ、逃げ腰にならず、自分らしさも大切にする。これは関川郁万というDFの生き様の問題だ。

 勝負のプロ3年目。関川自身も「大事なシーズン」と捉えている。期するものはあるはずで、「1年目、2年目の“お客さん”みたいな感じではなく、チームを引っ張っていけるぐらいの人間性というか、信頼されるような人になりたい」と望んでいる。

 次の公式戦は、ルヴァンカップ第2節、アウェーでの福岡戦だ。

「同じ相手に、同じピッチで負けられないっていうのは、個人的にもそうだし、チームとしてもそれはあると思う。僕はけっこう負けず嫌いなので。勝ちたい気持ちは強い」

 サガン鳥栖とのホームでのルヴァンカップ初戦は3-0で勝利。この試合に関川は先発し、勝点3獲得に貢献するパフォーマンスを披露している。その再現を期待したい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)

U-20代表候補・染野唯月、紅白戦にて2ゴール

紅白戦にて合宿を打ち上げたU-20日本代表候補である。
一方のチームを内田篤人ロールモデルコーチが率い、2-0にて勝利したとのこと。
初采配を見事に振るった形である。
この指導力には今後に期待が集まる。
また試合内容としては、染野唯月が2ゴールで全ての得点を決めておる。
「点を取ることによって自分に自信をもってプレーできる。自信につながった」と手応えを語り、「自分もシーズン2ケタ得点狙っていければ」と鹿島での活躍を誓う。
この世代No.1ストライカーの覚醒が感じられる。
この染野との息の合ったプレーを見せたのが荒木遼太郎と伝えられる。
この二人の連携は鹿島でも強く感じさせられる。
鹿島に於いても二人の時間を長く取って活躍させたいと強く願う。
そして二人揃ってパリ五輪に出場するのだ。
楽しみにしておる。

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【U20】紅白戦で打ち上げ 内田篤人氏率いるチームで鹿島FW染野唯月が2得点「自信につながった」

 U―20日本代表候補合宿は24日に最終日を迎え、紅白戦(25分×2本)で3日間の合宿を打ち上げた。紅白戦は冨樫剛一コーチ率いるチームと、ロールモデルコーチの元日本代表DF内田篤人氏率いるチームに分かれて実施。内田チームの鹿島FW染野唯月(19)が2得点を挙げ、勝利を収めた。

 前半5分、相手のミスから敵陣でボールを奪うと、染野がかかさずシュート。一度はGK鈴木彩艶にストップされるも、こぼれ球をきっちり蹴り込み先制。後半20分にも「決めるだけだった」と1対1を冷静に流し込んで追加点を奪った。合宿のトレーニングで重きを置いてきた攻守の切り替えにも一定の手応えを示し、「点を取ることによって自分に自信をもってプレーできる。自信につながった」とうなずいた。

 紅白戦で息の合ったプレーを見せた同じ鹿島のMF荒木遼太郎はここまでリーグ4得点と好調。その活躍に悔しさをにじませつつ、「本当に良いライバル」と刺激を受ける。だが、影山雅永監督が紅白戦を見て感じたことは「自チームで試合に出ている選手とそうでない選手で、コンディション、パフォーマンスの差がこの短期間でもかなり出てしまっている」。今季先発出場が0という染野にとって、強度の高いトレーニングでコンディションを上げるとともに、試合で自信を手にしたことは大きいはずだ。

 ロールモデルコーチの内田篤人氏はついに実戦で指揮。アップ時から選手一人一人に声をかけてミッションを伝授。試合中も現役時代と変わらない熱い勝負魂をのぞかせた。好プレーには「ナイス!」と親指を突き出し、ゲキを飛ばして選手を鼓舞するシーンも。指導者デビューしたのは昨年9月。合宿の回数を重ねるごとに、その変化ぶりも見られる。他の指導者陣も「メキメキと成長している。謙虚に学ぼうとする姿勢が見える」と話した。

 昨年まではチームメートだった内田氏の指導者姿に「新鮮」と笑みを浮かべつつも多くを吸収した染野は、自チームでの存在感発揮を誓う。ポジションを争うFW上田綺世らにも負けず、「自分もシーズン2ケタ得点狙っていければ」と気合を込めた。影山監督が選手にも伝えているように、この合宿に参加するのはパリ五輪世代。選手たちの競争も意識も、そこに向かってすでに動いている。「鹿島でスタメンをとっていければ、代表にも選ばれ続けると思う」。同世代としのぎを削った3日間で得た自信を胸に、19歳のストライカーはさらなる高みを見据えた。

Jリーグジャッジ リプレイ、関川の一発退場を検証

福岡戦での関川郁万の一発退場を取り上げたJリーグジャッジリプレイである。
キャストの原博実Jリーグ副理事長こそ「あれはイエローで良かったと思う」とジャッジが厳しかったコメントを述べたが、スタジオの空気としてこのVARを判定をせずに決めた主審の判定を指示するだけであった。
こうしたジャッジは古今東西を問わずよくある事であり、一時的な感情こそ呼び起こすものの、時が経てば至極当然であることである。
しかしながら、このジャッジより前に和泉竜司への手を使った悪質なチャージが何故にノーファールであったのかを検証しなかったことこそ、このコンテンツへの疑問である。
この回ではもう一つ、犬飼のゴールが取り消されたVARの介入に関して取り上げており、この福岡ー鹿島戦に問題があったことは番組スタッフも強く受け止めておったことがわかる。
であれば、あの和泉への不正なチャージについてコメントの一つも残すことはすべきであったであろう。
それが出来ぬことに不満が残る。
ただ単にこの試合を担当した今村主審のクオリティが低かった、それだけであることが露呈することはこの番組の趣旨ではないと受け止めるだけということ。
誤審も含めてのサッカーと考え、
・和泉へのチャージはファールの見逃し誤審
・関川の一発退場はイエローが妥当の誤審
・犬飼のゴールが無効になったのは、松村のファールを見逃した誤審がVARでひっくり返ったため
ということを再認識したいと思う。
この試合の今村主審は誤審が多かった。
それだけである。

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「難しい判定だったと思う」。意見分かれる鹿島・関川郁万の一発退場は、妥当だったか? | Jリーグジャッジリプレイ

【国内サッカー・ニュース】『Jリーグジャッジリプレイ#4』では、J1第5節アビスパ福岡vs鹿島アントラーズ36分のシーンをピックアップ。一発退場を命じられた鹿島・関川郁万のタックルは、レッドカードが妥当だったか。それぞれが見解を述べた。

微妙な判定が下されたのは、J1第5節アビスパ福岡vs鹿島アントラーズ36分の出来事だ。

鹿島からボールを奪い返した福岡は、そのこぼれ球に素早く反応したDF三國 ケネディエブスが遅れてスライディングを試みたDF関川郁万に倒されてファウルを獲得。また関川には、タックルが足裏を見せる危険な行為と判断されてレッドカードが提示された。

このジャッジに鹿島イレブンは、猛抗議するが、VARによるオンフィールドレビューは行われず、判定が覆ることはなかった。

このファウルにおけるレッドカードが妥当だったのか議論が行われた中で、原博実氏は、「あれはイエローで良かったと思う」と意見を述べる。

確かにリプレイ映像を確認すると関川のタックルは、足裏を見せてはいるが、あくまでボールにチャレンジしているようにも確認できる。

「あのような時に後ろ足をひっかけにいっていたらレッドだと思う。ただ関川も『先に触ろうとしたけど、三國の方が速かった』に今回は近いと思う。(ファウルの)取られ方は、赤になっても仕方ないような感じだけど、レッドは可哀想だなというのが多くの意見だろうと思う」と視聴者の意見を代弁した。

ただJFA審判1級インストラクターを務める奥谷彰男氏は、「なかなか難しい判定だったと思う。一度だけ見た時には判断を迷う。ただリプレイを見ると、やっぱり関川選手の足裏が見えていて、相手にヒットしているので、レッドは仕方ないと感じました」と反対の意見を述べる。

またこのシーンに限れば、主審よりも副審の意見が尊重された可能性があったことにも言及している。

「あのシーンはオフサイドがなかったので、副審がしっかりと見極められていると思います。主審は、少し遠かったですし、逃げていくプレーだったので、副審の方がはっきりとしたジャッジができたと思う。想像にはなりますけど、(副審が)主審と交信して足裏、レッドという判断をしたんじゃないかなと思います」。

またVARによるオンフィールドレビューが行われなかったことについても意見が割れた。

奥谷氏は、「主審、副審の判断と(VARで確認できた事実が)一致していたので、オンフィールドレビューにも至らなかったと理解しています」と説明する。

ただ原氏は、「VARを一度チェックしても良かったと思う。一回チェックしてそれで間違いないと言うのであれば、また納得感はあった気がする。お互いに話があっていて、確認が取れていてというのはわかるけど、一応退場(のシーン)だからパッと見てくれても良かったのではと言うのが多くの人の意見なのかなとも思う」と見解を示した。

同じ判定が下されるにしてもオンフィールドレビューを行うか、行わないか。ここで観ている側や選手たちへの納得感には、影響を及ぼす。VARが導入されているだけに、今後もオンフィールドレビューの適用可否は、ジャッジの議論を引き起こす焦点になっていくだろう。

U-24日本代表・沖悠哉、自信を持ってプレーしていけたら

コメントを発したU-24代表の沖悠哉である。
「代表のエンブレムを付けて活動することに特別な意義を感じたし、責任のある言動をしないといけないと感じた。プロに入って同世代で集まるのは初めてのことだったので刺激をもらったし、その中で自分はもっとアピールしないといけないと思った。非常に有意義な期間だったと思います」と強い意志を口にする。
是非ともこの2試合のどちらかで試合出場を果たして欲しい。
実力をアピールし、代表定着を狙うのだ。
期待しておる。

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「大迫、谷と比べて悲観的になるわけではなく」U-24日本代表GK沖悠哉、アルゼンチン戦出場へアピール


U-24日本代表GK沖悠哉(鹿島)

 東京五輪本大会直前に序列を上げ、U-24日本代表GK沖悠哉(鹿島)は初招集となった昨年12月の千葉合宿から連続招集された。U-24アルゼンチン代表との2連戦を控え、「小さい頃から日本代表でプレーしたいとずっと思っていた。まずはこの代表で試合に出ることが今の目標。しっかり練習からアピールしていけたら」と意欲を燃やした。

 鹿島の下部組織から昇格した沖はプロ3年目の昨季、8月8日の鳥栖戦(○2-0)で待望のプロデビュー。GKクォン・スンテからポジションを奪って昨季は24試合に出場し、20年12月のU-23日本代表候補合宿メンバーで東京五輪代表に初選出された。

「代表のエンブレムを付けて活動することに特別な意義を感じたし、責任のある言動をしないといけないと感じた。プロに入って同世代で集まるのは初めてのことだったので刺激をもらったし、その中で自分はもっとアピールしないといけないと思った。非常に有意義な期間だったと思います」

 今季も鹿島が消化したJ1全5試合にフルタイム出場。今季掲げるテーマは、GKとして「存在感」を出すことだという。「昨年引退したソガ(曽ヶ端)さん、スンテ選手は一緒にやっていて何が違うかと考えたら、技術も体格も違いますが、一番は存在感だと思った。立ち振る舞いだったり、声の抱え方、表情を練習の中から意識するようにしています」と力説した。 

 約4か月後に迫る本大会直前に序列を上げ、連続でGKの3枠に入った。世代別代表常連の実力者GK大迫敬介(広島)、GK谷晃生(湘南)に追いつき、追い越そうという立ち位置。「自分の特長はビルドアップやキックのところ。キーパーの部分で大迫、谷と比べて悲観的になるわけではなく、出来ることはある。自信を持ってプレーしていけたら」とアピールを誓った。

誰もが認める“アントラーズのCB”になるためにーー、関川郁万が“人生を変える“試合に臨む

関川郁万をピックアップするFreaks+である。
"プロ"としての厳しさを目の当たりにした2年が過ぎ、3年目としてチャンスが与えられておる。
先週のリーグ戦・福岡戦では厳しすぎるジャッジもあり一発退場の憂き目を見た。
この経験をプラスにとらえ、次のルヴァン杯・福岡戦に挑むのだ。
町田浩樹がU-24代表にて不在のため、起用はほぼ確実となろう。
同じ相手・同じアウェイという状況で、奮起せぬ者はおらぬ。
鉄壁の守備を魅せ、両足から精度の高い長短のパスを連発するのだ。
鹿島に関川郁万あり。
天下に名を広める大きなチャンスである。

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PICK UP PLAYER



 学生時代の関川郁万は、常にチームの中心に君臨し、当たり前のように試合出場を勝ち取ってきた。流通経済大付属柏高校で1年生から主力としてプレーし、2年生でインターハイ優勝、選手権準優勝、3年生でも選手権準優勝と輝かしい実績を残した。とにかく負けず嫌いで勝気な性格だ。当然、プロで活躍していく自信もあった。

 しかし、練習前の準備、食事への意識、練習に向かう姿勢、すべてが高校とプロでは桁違いだと思い知らされた。試合に出ることが当たり前だった高校時代から状況は一変し、ベンチメンバーからも外れる。プロ1年目の公式戦出場はわずか3試合のみに終わった。ピッチに立てない日々は「苦しかった」し、「心も折れそうになった」という。

 それでも、持ち前の負けず嫌いを発揮し、努力を続けた。自らのプレーを反省し、どのように改善すべきか考え続けた。「高校では『俺が、俺が』でプレーしていたけど、プロに入ったらそのままでは通用しない。力任せではなく、頭を使った守備をしたい」と意識改革に取り組んでいく。そして、課題と語る「集中力の持続」を克服するために、「声を出し続けること」を意識してトレーニングを行っていた。



 プロ2年目の昨シーズン、自問自答を繰り返し、課題の克服に取り組んでいた関川に、いきなりチャンスが舞い込んだ。宮崎キャンプで好パフォーマンスを披露すると、ザーゴ監督の信頼を掴み、Jリーグ開幕戦のスタメンを勝ち取ることに成功した。

 だが、新型コロナウイルス感染拡大防止による約4ヶ月間の中断期間が明けると、出場機会は遠のいた。ポジションを取り返した期間もあったが、シーズン終盤はライバルの町田が優先的に起用され、結局、リーグ戦の出場は15試合のみに止まった。本人としても「試合に絡める回数は、プロ1年目より多かったけれど、そのなかでできたこと、できなかったことがはっきりした」と、多くの課題が見つかったシーズンとなった。

 そして迎えたプロ3年目。シーズン開幕前にCBの序列を覆すことはできなかった。それでも、3月3日のルヴァンカップ鳥栖戦で先発し、チームの完封勝利に貢献すると、3月17日の第5節福岡戦で今季リーグ戦初の先発出場の機会を得る。

 しかし、ポジション奪取への強い決意を胸に試合へ臨んだが、その気合いは空回りしてしまった。37分に行ったスライディングタックルが危険なプレーと判断され、一発レッドで退場処分を受けてしまう。チームも0-1で敗戦し、巡ってきたチャンスを活かすことはできなかった。彼がどれほど悔しい思いを味わったか、想像に難くない。



 ただ、どんな選手でも必ずミスは犯す。そこから這い上がれるかどうか。彼はプロ入りからの3年間、何度も壁にぶつかりながら、地道な努力で乗り越えてきた。困難もすべて成長の糧にして、前に進み続けてきた。一つの失敗で挫けるような選手ではない。

 リベンジの舞台はすぐにやってくる。リーグからルヴァンカップへ大会を移し、再びアビスパ福岡との対戦だ。この試合は、U-24日本代表に招集された町田が欠場するため、関川にとって、自らの存在をアピールする絶好のチャンスとなる。リベンジへの思いも含め、本人も沸々とモチベーションを高めていることだろう。



「小学生のときに練習を見学したことがあるので、今こうしてアントラーズの一員でいられるのは、不思議というか、すごく光栄なことだと感じる。クラブ創設30周年の節目のシーズン。タイトルを獲らないといけない。その瞬間に、もちろん自分もピッチに立っていたい」

 目標を果たすためには、真価を発揮する必要がある。そして、逆境を乗り越えれば、必ず進化を遂げられる。

「“この1試合が人生を変える“くらいの意識で臨まないといけない」

 誰もが認める“アントラーズのCB”になるためにーー。20歳、関川郁万が“人生を変える“試合に臨む。

沖悠哉、若手の代表的な万能タイプGK

鹿島アントラーズのGK・沖悠哉について澤村公康氏に取材したフットボール批評の吉沢氏である。
「沖が年間を通して守れるようになると「常勝鹿島」が復活する」という評は素直に嬉しい。
事実、今季の鹿島は試合結果はともかくとして、崩されての失点はそうは多くない。
被シュート率に関してはここまでほぼ無失点である名古屋、鳥栖に次いでの3位というデータとなっておる。
これに関して、戦術的な機能もありそして沖の存在は小さくなかろう。
そして澤村氏は、「サイズがあるだけではなく、ビルドアップも得意な足下の能力に長けている若手の代表的な万能タイプ」と沖をタイプ分けする。
オールラウンドに活躍する万能型であるからこそ何でも出来る鹿島の守護神に抜擢されておるのだ。
沖にゴールマウスを任せ、シュート成功率を上げていくことが今求められることである。
ここからの巻き返しに注目である。

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J1全20クラブGKタイプ別分析(3)鹿島アントラーズ。沖悠哉は何タイプ? いよいよ“沖時代”が到来

3/8発売『フットボール批評issue31』から一昨年、サンフレッチェ広島のGKコーチを務めた澤村公康が、GKを4つのタイプに分類し、J1全20クラブの陣容を一刀両断した「GKスカッド批評」を一部抜粋して公開する。[GKタイプ]オーソドックスタイプ→オ、シュートストップタイプ→シ、現代タイプ→現、万能タイプ→万、★は新加入(構成:吉沢康一)

2021年03月24日(Wed)6時40分配信
text by 吉沢康一 photo Getty Images


「常勝鹿島」復活へのキーマン


【写真:Getty Images】

GKコーチ:佐藤洋平
沖悠哉(万)
クォン・スンテ
山田大樹
早川友基★

 いよいよ沖悠哉の時代がやってきました。昨年は24試合に出場して、クォン・スンテが7試合、曽ケ端準(引退)が1試合。沖が年間を通して守れるようになると「常勝鹿島」が復活すると予想しています。

 カギは沖自身が握っています。セカンドGKに韓国人のベテラン、クォン・スンテがいることも大きい。厳しい序盤戦だった昨シーズン、GKだけは大崩れしなかったのは、曽ケ端とクォン・スンテの良好な関係性によるもので、リスペクトしあっているという話はよく聞きました。

 沖はサイズがあるだけではなく、ビルドアップも得意な足下の能力に長けている若手の代表的な万能タイプです。ビルドアッパーながら1年目にしてはシュートにもよく対応していた印象もあります。序盤戦で勝てなかった鹿島が沖の登場から盛り返したという点からも、ラッキーボーイ的な要素も持っています。

(構成:吉沢康一)

J1・ J2・J3のコンセプトマップを搭載!「究極のJリーグアナリティクス誌」となった『フットボール批評issue31』の詳細は↓↓↓をクリック!



【了】

U-20代表候補・山田大樹、国際試合の経験を一つでも積みたい

コメントを発したU-20代表候補の山田大樹である。
「このトレーニングキャンプで沢山のことを吸収し、学び、刺激を受けて所属チームに帰り、さらにレベルアップして試合に絡めるようにしていきたい」と述べる。
U-20W杯が新型コロナウイルスの影響にて大会として開催されぬ事となり、この年代のチーム作りは難しくなった。
こうしたトレーニングキャンプにて結束を固め、パリ五輪を目指すのだ。
注目の年代である。

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U-20日本代表候補 今年初めての活動スタート

2021年03月23日

U-20日本代表候補は今年最初のトレーニングキャンプを、3月22日(月)から高円宮記念JFA夢フィールド(以下JFA夢フィールド)にて開始しました。昨年の春先から新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響でサッカー界のみならず、スポーツ界全体、さらには社会全体が生活する上でもさまざまな制約や制限を強いられてきました。そして、このチームも大きく影響を受けて、出場を目指していたFIFA U-20ワールドカップ2021が、新型コロナウイルス感染拡大の理由で正式に中止されると国際サッカー連盟(FIFA)から昨年末のトレーニングキャンプ中に発表がありました。今年1月には、AFC U-19選手権(FIFA U-20ワールドカップ予選を兼ねる)についてアジアサッカー連盟(AFC)より中止が発表。大きな目標がなくなり、スタッフ・選手の大きな喪失感は否定できません。ただし、多くの海外チームが同カテゴリーの活動を解散する中、技術委員会で協議し、育成年代日本代表活動でしか経験できない国際試合、同年代選手から得る刺激、そして何より将来のSAMURAI BLUE(日本代表)・オリンピック出場を目指す代表に1人でも多くの選手を輩出すべく、歩みは止めてはいけないと、各カテゴリーの活動は継続する決定をしました。

今回は所属チームの多大なる理解を頂き、最終的に選手24名を招集。所属チームで試合にコンスタントに出場している選手も増えた一方で、出場機会に恵まれず、代表活動をきっかけにより所属チームでアピールが必要な選手も多くいます。オープニングミーティングでは、このチームの活動を動画と共に振り返りながら、影山雅永監督から、「FIFA U-20ワールドカップが中止になったことでの育成年代の損失は大きい。多くのチームが解散を余儀なくされたが、このチームを含め育成年代の日本代表活動は継続することに決まった。国の代表として戦う国際試合は、日本代表でしか味わえない。急成長している海外から取り残されてガラパゴス化してはいけない。非日常な世界で、近未来の為にプレーして欲しい。このチームは2024年に開催されるパリオリンピックでメインになる年代。大きな目標に切り替えて舵を切っていきたい。そして、常日頃から話している通り、個人昇格して欲しい。今回も1名同年代でU-24日本代表に選出されて、悔しいと感じると思う。ただ順風満帆に全てが進むわけではないし、先に上位カテゴリーにいけば良いことではない。自分のキャリアを考えて、一歩一歩成長して、最終的にSAMURAI BLUEで活躍して欲しい」とアドバイスを送りました。

その後のトレーニングでは、3対3+フリーマンの変則形や、このチームでは定番となっている「ホッケーゲーム」で、DFの背後を狙う好プレーが目立ち、充実した初日が終了しました。翌24日(水)もトレーニングを重ね、最終日25日(水)の午前中に紅白戦を実施して、今回のトレーニングキャンプを締めくくります。

選手コメント
GK 山田大樹 選手(鹿島アントラーズ)
残念ながら、FIFA U-20ワールドカップインドネシア2021が中止になりましたが、また切磋琢磨してきた皆で集まる機会ができて本当に良かったと思います。このトレーニングキャンプをするにあたって、多くの方々の協力がありこの活動があるということに感謝しています。U-20日本代表として、今年初のキャンプで、久々に招集していただき、非常に嬉しく思います。しかし、僕個人のチームでの立ち位置としては、試合に出場出来ていないのが現状です。このトレーニングキャンプで沢山のことを吸収し、学び、刺激を受けて所属チームに帰り、さらにレベルアップして試合に絡めるようにしていきたいです。このチームはパリオリンピックを目指すチームになる可能性が高いです。チームとしてはそこを目標に、個人としてはどの年代の日本代表にでもまた呼ばれるように力をつけ、国際試合の経験を一つでも積みたいと思います。


DF 大畑歩夢 選手(サガン鳥栖)
AFC U-19選手権/FIFA U-20ワールドカップが中止となるニュースを見て、非常に悔しい思いでした。けれど、こうしてまたコロナ禍が収らない中でも活動をさせてもらえていることに感謝し、プレーや、目に見える結果で恩返ししたいです。前回初めてU-19日本代表に招集して貰った際は、なかなかアピールできず、チームにも定着できませんでしたので、こうしてU-20日本代表合宿に再び選出していただいて、嬉しく思います。自分の特徴をしっかり出せるように頑張ります。また、所属チームでも試合でしっかり結果を出し、今後も日本代表メンバーに入り続けたいです。次に目指す大会に向け日々無駄にせず努力していきます。

DF 佐古真礼 選手(藤枝MYFC)
今回U-20日本代表が活動できることを嬉しく思います。世の中がこの様な状況の中で活動ができることは普通ではないですし、多くの努力やサポートがあってのことだと思います。FIFA U-20ワールドカップが中止となっても、海外チームと切磋琢磨して、国際経験を少しでも積む為に活動を継続してくれた、代表スタッフに感謝しています。そのような感謝の気持ちを忘れず、代表での活動はもちろん、それ以外の行動においても、世間に明るいニュースを届けられるようにしていきたいと強く思いますし、何よりもそれが代表チームのあるべき姿だと思います。個人的には、今年は所属チームが変わり、環境も大きく変化する中で、自分の覚悟を表現できるようなシーズンにしていきたいと思います。改めて、この様な状況で活動ができること、そして多くのサポートに感謝します。

MF 松橋優安 選手(東京ヴェルディ)
目標としていた大会であるFIFA U-20ワールドカップは残念ながら中止となってしまいましたが、再びこうしてU-20日本代表として活動をスタートすることができ大変嬉しく思います。追加招集という立場ですが、JFA夢フィールドという素晴らしい環境でサッカーをできることに感謝し、自分の持っている力を全て出し切って、少しでもチームのプラスになれるように頑張りたいと思います。隣のピッチでは、U-24日本代表チームも活動しており、刺激になります。2024年にはパリ五輪があるので、それに向けて個人としてもチームとしてもさらにレベルアップしていきたいと思います。

FW 鮎川峻 選手(サンフレッチェ広島)
今年初めてのU-20日本代表活動に招集してもらい、大変嬉しく思います。AFC U-19選手権とFIFA U-20ワールドカップの中止が決まったいま、自分の成長を目指す活動にしていきたいと思います。更には2024年パリ五輪に向けての前向きな活動にしていきたいです。少し間が空いて久しぶりの代表活動ですが、所属チームでやり続けてきたことを代表のピッチでも存分に発揮できるよう頑張ります。昨年よりも少しでも成長した姿を表現し、この場に残れるよう全力を尽くしたいと思います。今回の代表活動が終わった後もJリーグやルヴァンカップなどの試合が続くので、今回の代表合宿は短い時間ではありますが、その中でも多くの事を吸収し、所属チームに帰ってさらに活躍できるよう、意味のあるトレーニングキャンプにしていきたいです。

ニーム・植田直通、デュエルの勝利数を倍増させた日本人選手の素晴らしいパフォーマンス

リール戦にて先発フル出場で勝利に貢献したニームの植田直通である。
残留争いを演じるニームが首位を走るリールとの対戦にて大金星を上げたことは大きなニュースである。
現地メディア『Maxifoot』での寸評では、評点7.5をつけ「「確かにこの日、リールのアタッカー陣が輝く日ではなかった。しかし、理解しておくべきなのは、彼らの攻撃に対して介入することができた回数と、デュエルの勝利数を倍増させた日本人選手の素晴らしいパフォーマンスだ。このことは強調しておく必要がある」つとのこと。
これはもの凄く高評価と言えよう。
この勝利でニームは順位を一つ上げた。
植田直通の活躍にて1部残留を成し遂げるのだ。
そして完全移籍、またはステップアップを勝ち得よ。
次なる報を待っておる。

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「日本人選手の素晴らしいパフォーマンス」大金星に貢献したDF植田直通を、現地メディアが高評価!

サッカーダイジェストWeb編集部
2021年03月22日


リールを首位から陥落させる勝利に


リーグ・アンで先発2試合目となった植田。10点満点中「7.5」のハイパフォーマンスを見せた。 (C)Getty Images

 首位チームに土をつける大金星に、フランスでも驚愕の声があがっている。

 現地時間3月21日に行なわれたリーグ・アン第30節で、残留争い中のニームが、首位のリールを2-1で下した。ニームにはベルギー1部セルクル・ブルージュから今シーズン終了までの期限付き移籍で加入した植田直通が所属。日本人DFはこの試合に先発し、勝利に貢献している。

 現地局『RTL』は「誰も想像していない、あまりにもサプライズな勝利だった。パリSGを支援する勝利」と伝え、実況と担当していたコメンテーターは「ファンですら驚く勝利だ。並々ならぬ気迫」とチームを称えた。また、現地紙『L'equipe』も「リールには油断があった。だが、それ以上にニームというチームが見せた気合いと可能性がすべてを上回っていた」と称賛している。

 また、現地メディア『Maxifoot』はこの日、右CBで先発した植田に10点満点中「7.5」をつけた。MFジネディーヌ・フェルハトの最高点「8」に次いでチーム内2位タイ、スコアラーのルノー・リパール、左SBビルギル・メリングと並ぶ高評価だ。

 寸評でも、「確かにこの日、リールのアタッカー陣が輝く日ではなかった。しかし、理解しておくべきなのは、彼らの攻撃に対して介入することができた回数と、デュエルの勝利数を倍増させた日本人選手の素晴らしいパフォーマンスだ。このことは強調しておく必要がある」と絶賛されている。

 貴重な勝点3を得たニームは、19位からひとつ順位を上げ、18位に浮上。17位のロリアンと勝点29で並び、降格圏脱出も見えてきた。

 リーグ・アンは残り8試合。敗れたリールは首位から陥落。リヨンに勝ったパリ・サンジェルマンがトップに立った。モナコを含めたこの上位4チームが勝点4ポイント差にひしめき合い、優勝争いも激化している。

 助っ人として加入したサムライ戦士は果たして、チームを1部残留に導くことができるだろうか。次節は、勝点33で16位のサンテティエンヌと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

鹿島ユース・垣田将吾、兄の背中を追って

鹿島ユース・垣田将吾について記すサッカーダイジェストの安藤氏である。
兄である垣田裕暉と比較される同ポジションでプレーする弟であるが、サニックス杯にて結果を残した。
その背景には反骨精神もあれど、それ以上に柳沢敦ユース監督・小笠原満男TAの存在がある。
最奥の環境とメンタルで大きく成長するであろう。
垣田将吾に注目である。

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J1で躍動する兄の背中を追って。レジェンドの薫陶を受ける鹿島ユースの垣田将吾が高校最後の1年に懸ける想い

安藤隆人
2021年03月22日

兄は徳島のエースである垣田裕暉。兄弟特有の反骨心が根底に


サニックス杯で3得点を挙げ、準優勝に貢献した鹿島ユースのFW垣田。写真:安藤隆人

「最初は比べられているのが悔しかったのですが、今はああやってJ1でも活躍していて、光栄だと思うし、尊敬できるお兄ちゃんだと思っています」

 サニックス杯ユースサッカー大会2021において、準優勝に輝いた鹿島アントラーズユース。前線でポストプレーから裏への抜け出しまで躍動感のあるプレーを見せたFW垣田将吾は、自身の兄について聞かれるとこう口を開いた。

 フィジカルの強さと高さを武器に、前線で正確なポストプレーを見せ、常に周囲に首を振りながら、ギャップに飛び込んでボールを引き出す。ゴール前に迫力満点の飛び出しを見せる彼の兄は、鹿島ユースのOBであり、現在はJ1の徳島ヴォルティスでプレーをするFW垣田裕暉だ。

 裕暉は2016年にトップ昇格をすると、ツエーゲン金沢を経て、2020年に徳島へ加入。昨季はJ2でリーグ19ゴールをマークし、J1昇格に貢献。今季もすでにエースとして2ゴールをマークしている。

 ポジションは同じFW。幼い頃からずっと比べられてきたこともあり、将吾の中では「お兄ちゃんに勝ちたい」というライバル視とある意味、兄弟特有の反骨心が根底にあった。だが、心のどこかでは兄を心から尊敬している気持ちはあった。

 群馬県で生まれ育った垣田兄弟は、裕暉が中学進学時に鹿島ジュニアユースに入ることをきっかけに、父と祖母を群馬に残し、母と将吾は裕暉が自宅から通えるように共に鹿島に引っ越した。そして、裕暉が寮のあるユースに昇格すると、母と共に群馬に戻るために将吾は小3で転校。だが、兄の姿を見て「僕も鹿島の下部組織でプレーしたい」と強く思うようになった将吾は、自宅からギリギリ通える鹿島つくばジュニアを選択。母は将吾をほぼ毎日往復3時間をかけて群馬からつくばへ車で送り迎えをしてくれた。

「両親は本当に僕らが大好きなサッカーをやるために支えてくれた。お兄ちゃんの時もそうだし、僕も毎日学校が終わると、学校までお母さんが荷物を全部用意してくれた状態で迎えにきてくれて、片道1時間半かけて練習場に行って、18~20時の練習の2時間をずっと車で待ってくれて、それで終わったらまた片道1時間半をかけて家に帰る。つくばジュニアユースを卒業するまでずっと続けてくれた。本当にしんどかったと思うのですが、『お兄ちゃんのようにいい環境でサッカーをやらせてあげたい』という気持ちでお父さんもお母さんもいてくれて、それはすごく嬉しかったですし、絶対に気の抜いたプレーはできないなと」

鹿島のレジェンドたちから直接指導を受け開眼。「なんでもできるFWになりたい」


柳沢監督、小笠原コーチと鹿島のレジェンドたちからの指導を受け成長も実感。トップ昇格を目指す。写真:安藤隆人

 ユースに昇格をすると、両親への感謝の気持ちだけではなく、兄の躍動に心を動かされた。
「トップに上がって出番がなくて、金沢に移籍する姿を見て、正直、『お兄ちゃん何やっているんだよ!』という気持ちでした。でも、そこからどんどんゴールを重ねて、J1に這い上がっていった姿を見て、もう尊敬しかなかった。ただ勝ちたいと思っていて、『お兄ちゃんと俺は違うから、別のプレーで活躍をしたい』とどこか素直じゃなかった自分から、『どうやったらお兄ちゃんのいいところを盗めるかな』という考えに変わりました。僕の得意とする前線で身体を張ってボールを収めたり、展開したりするプレーに加えて、お兄ちゃんが得意とする前線でのスプリントや裏抜けなどを見て学んで自分のものにする。僕には偉大な最高のお手本がいるのは本当にありがたいことですよね」

 意固地だった自分が消え、素直な気持ちで兄を見るようになったことで、彼の視野は大きく広がった。苦手だった裏抜けや連続したスプリントにも意欲的に取り組むようになったことで、プレーに柔軟性が出てきた。

 そして2021年、彼は4月から最高学年となる。兄・裕暉は高2からプレミアEASTで出番を掴み、高3時には同リーグで優勝し、得点ランキングも2位の12ゴールをマーク。トップ昇格を手にしている。カテゴリーでは1つ下のプリンスリーグ関東での1年となるが、プレミアの次にレベルが高いとされるプリンス関東で活躍をすれば、将来の道が大きく切り開かれることは間違いない。

「昨年はプリンスでなかなか出られなくて悔しかった。お兄ちゃんと比べたら出遅れているかもしれないけど、ここからもっと努力を重ねて成長をしたい」

 高校最後の1年に意気込む将吾にとって、兄だけでなく、柳沢敦監督と小笠原満男コーチの存在は大きなものとなっている。2人とも言わずと知れた日本トップクラスのストライカーとボランチであり、鹿島のレジェンド。2人が発する言葉を一言一句聞き逃すまいと耳を傾けている。

「現役時代は動き出しが超一流だと思っていて、アドバイスは物凄く具体的で、例えば味方が前を向いたときに、他の選手と動きが被ってしまうと、僕はそこからどうしていいか分からずに固まっていたんです。それを柳沢監督は動き直しのポイントや動き出すまでの駆け引き、ポジショニングを細かく教えてくれる。自分にないものを得られるチャンスだと思っています。満男さんはボランチの選手にアドバイスをするのですが、それが物凄く勉強になるんです。例えば『ボランチはボールをもらったらすぐに顔をあげろ』と言っていて、その指示が物凄く的確。なので、僕もその指示を聞いて、ボランチの選手の顔が上がった瞬間を見逃さずに動き出すようにしていたら、今まで多かった無駄走りが減って、いいボールが来るようになったんです。2人が言っていることを頭の中でリンクさせると、たくさんのヒントが転がっていて、本当に頭の中が整理をされていく。これからも話を聞いて、お兄ちゃんのプレーと共にどんどんリンクをさせて、なんでもできるFWになりたいです」

 準優勝したサニックス杯では3ゴールを挙げたが、まだまだこの結果で満足をしていない。兄のようにもっとチームを勝利に導くゴールや、苦しい時にチームを救うゴールを重ねないと評価されないし、周りからの信頼を掴めない。プロの世界で苦しみ、結果を出して這い上がってきた兄の姿を誰よりも身近で見てきたからこそ、彼はこの現実をしっかりと理解している。

「チームの中で一番活躍したいんです。相手はもちろん、仲間にも負けたくない。そのためにはこれまでのように周りの言葉に耳を傾けて、他の選手のいいところを学びながら取り組んでいかないといけない。もっとなんでもできるFWになりたい」

 真摯に直向きに取り組む者の未来は明るい。いつか兄と同じステージに立ち、兄以上の活躍をすることを目標にして、垣田将吾は九州の地から勝負の年のスタートを切った。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

サッカーダイジェスト 名古屋戦寸評

サッカーダイジェストWeb編集部による名古屋戦の寸評である。
惜敗に良し悪しの分かれる評価が並ぶ。
良いと評された選手は、沖、小泉慶、レオ・シルバ、松村、綺世、永木といった面々となっておる。
ビッグセーブの沖、戦う姿勢の小泉慶、コンディションの上がってきたレオ・シルバ、途中出場で臨機応変に対応した永木といったところ。
そして、初先発の松村優太には、「自慢の走力を生かし、クロスに持ち込んだり、グラウンダーの鋭いシュートを放つなど、リーグ初先発に燃えた」と寸評する。
突破しエヴェラウドへパスを送ったシーンは、戻ってきた際に準備が足りてなかった。
あそこで決めて切れたかどうかが勝負の分かれ目であったように思う。
また、綺世については、「怪我からの復帰戦だったが、ピッチに入った直後、相手に囲まれながらも右サイドをドリブルでグイグイと持ち込み、右CKを得た」とファール紛いのチャージに倒れることなくドリブルしたシーンは綺世の気持ちが伝わってきた。
このチャンスは決めたかったところ。
このようにチャンスを作ることは出来ておった。
あと一歩、もう一つ、それが遠い試合であったことは事実である。
結果は望むものでは無かった。
しかしながら、一筋の光は見える。
それを大きなものとすべく練習から励んでいって貰おうではないか。
次なる試合を楽しみにしておる。

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【J1採点&寸評】鹿島0-1名古屋|右足の一振りで勝負を決めた稲垣。退場の犬飼は厳しく採点

サッカーダイジェストWeb編集部
2021年03月22日


鹿島――三竿は蓄積疲労を隠し切れず


【警告】鹿島=小泉(56分)、荒木(63分)、犬飼(66分、82分)、町田(90+2分)、エヴェラウド(90+5分) 名古屋=米本(90+5分)
【退場】鹿島=犬飼(82分)
【MAN OF THE MATCH】稲垣 祥(名古屋)


J1第6節]鹿島0-1名古屋/3月21日/県立カシマサッカースタジアム

【チーム採点・寸評】
鹿島 5
ボールの支配率では上回っても、ほとんどボックス内に入っていけず、もどかしい“ゼロウノ”に終わる。慌てず、騒がず、どっしり構える相手にお株を奪われた格好だ。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 6
30分過ぎに訪れた立て続けのピンチは的確なセーブで防いだ。失点シーンは相手のシュートをたたえるべきだろう。

DF
37 小泉 慶 6
相手チームの攻撃の糸口である相馬に仕事をさせまいと球際を厳しくいった。勢いあまって警告を受けたが、戦う姿勢は伝わってきた。

DF
39 犬飼智也 4.5
すでに警告を受けていたにもかかわらず、不用意なファウルを重ねて退場。引き分けに持ち込む可能性さえも大きく閉ざした。

DF
28 町田浩樹 5.5
前方へのフィードが微妙にずれることが多く、組み立てのリズムを崩す一因になっていた。球際も緩く、後手を踏んだ。

DF
5 杉岡大暉 5.5(81分OUT)
攻撃に有効なスペースを見つけられず、アーリークロスを上げても味方に合わず、アイデア不足を露呈した。

MF
20 三竿健斗 5(68分OUT)
連戦による蓄積疲労は隠せない。雨の影響を差し引いてもプレーの強度と精度が今ひとつだった。

MF
4 レオ・シルバ 6
今季初のフル出場。強引に中央から仕掛けたり、ボールを散らしたり、固い守備をこじ開けようとした。ただ結実しなかった。

鹿島――エヴェラウドはイライラが募り…


リーグ初先発に燃えた松村。惜しいシュートを放つなど奮闘した。写真:徳原隆元

MF
7 ファン・アラーノ 5(68分OUT)
引いた相手に対して工夫をこらそうとする姿勢は見えた。だが、トップ下のパフォーマンスとしては物足りなかった。

MF
13 荒木遼太郎 5.5(68分OUT)
精巧な守備ブロックを前に、なかなか潜り込めず。ムービングフットボーラーの本領発揮とはいかなかった。

MF
27 松村優太 6(68分OUT)
自慢の走力を生かし、クロスに持ち込んだり、グラウンダーの鋭いシュートを放つなど、リーグ初先発に燃えた。

FW
9 エヴェラウド 5
コンディションは確かに戻りつつあるが、ゴールが遠かった。イライラが募ってしまったのか、冷静さを欠くプレーが散見された。

途中出場
MF
25 遠藤 康 5.5(68分IN)
三竿に代わってキャプテンマークを巻いた。攻撃を活性化すべく、主に右サイドでプレーしたが、思うような成果は上げられなかった。

MF
41 白崎凌兵 5.5(68分IN)
1点を追いかける展開のなかで投入されたものの、“これ”といったチャンスを作り出せず、表情も硬かった。

MF
6 永木亮太 6(68分IN)
後方からボールを供給し、逆襲対策にも目を光らせた。CB犬飼の退場後はディフェンスラインに入って急場をしのいだ。

FW
18 上田綺世 6(68分IN)
怪我からの復帰戦だったが、ピッチに入った直後、相手に囲まれながらも右サイドをドリブルでグイグイと持ち込み、右CKを得た。

DF
14 永戸勝也 ―(81分IN)
杉岡に代わって、そのまま左SBに入った。プレー時間が短く、劇的な変化をもたらすまでには至らなかった。

監督
ザーゴ 5
試合前に「我慢比べ」と語っていたが、最も我慢がきかなかったのは監督かもしれない。一気の4枚替えもその意図が不明瞭だったのではないか。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

名古屋戦コメント・報道

「こぼれ球を拾った選手が決めたところはありますが、ただそのCKになった過程が非常に問題だった」とこの試合の問題点を挙げる指揮官である。
拮抗した試合でサッカーファンならば唸る内容だっただけに、あそこでパスミスを犯して締まったことが悔やまれる。
それが信頼を寄せ、キャプテンを担う選手であれば、監督して無念と思うことも理解出来る。
この試合、ザーゴ監督の狙いは見て取れ、失点するまでは良い戦い出来ておった。
過密日程に加え負傷者がおる中で良い準備が出来ており、それは監督としても"あのパスミスまでは"手応えを感じておったのではなかろうか。
とはいえ、これもサッカー、これがサッカー、と受け入れるところである。
また今季初のフル出場を果たしたレオ・シルバは、「サッカーというのはそういう日もありますし、そういう日もあるので現実を受け止めて、次の試合に向けて準備をして、鹿島が慣れている勝ち続けるというリズムにまた戻れるようにチーム一丸となって準備していきたい」述べる。
ベテランらしい受け止め方である。
ファンからすれば落ち込むほどの敗戦であるが、プレーする側とすれば次の試合の方が大事であることがよくわかる。
次なる試合へ結束を固めることこそ肝要。
そしてリーグ戦初先発の松村優太は、「結果を残せなかったのはまだまだ自分の実力が足りないからだと思いますし、もっとトレーニングを積んでいかないといけないし、試合の経験も積んでいかないといけない」と反省を口にする。
ただ松村はいくつかのチャンスを作りだしており、エヴェラウドへのパスを選択したシーンでは、シュートしておればヒーローになっておったようにも感じさせられた。
今後面白い存在として力を発揮していくであろう片鱗は見せて貰った。
次は結果を。
期待しておる。

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2021明治安田生命J1リーグ 第6節

鹿島アントラーズ:ザーゴ
拮抗した試合だった。細かいディテールで試合が決まるというところで、CKのこぼれ球を決められたが、それまでの過程に問題があった。チームとして改善しないといけないところは守備から攻撃へトランジションしたあとにすぐボールを失ってしまうということ。今日の試合でも、パスミスなどで取られて相手にチャンスを与えてしまった。痛い敗戦となった。

Q.攻撃面でどんな準備をして、どれくらい出せたと考えている?

A.意識していたサイドの2人のアタッカーのスピードを活かすというところはよくできていたと思う。特に松村選手、荒木選手はサイドをスピードで狙っていた。前半は拮抗してお互いに多くのチャンスはなかった。アタッキングサードの手前まではいけていたが、その先で活性化ができなかった。後半もスピードを活かしチャンスを作りながらも相手GKのファインセーブで止められた。そのなかでもスピードを活かす意識はできていたと思う。ただ、チーム全体として起きている問題で、守備から攻撃へ切り替わったときに簡単に相手にボールを渡してしまっている。そこは今後、直していかないといけない。

Q.今後に向けた意気込みは?

A.サポーターの皆さん、特にスタジアムに来てくれているサポータには申し訳なく思っている。最近、ホームで負けているのは不甲斐ない。ホームでは後押しをもらって自信を持ってプレーできるもの。もっと自然体でプレーすればいい。もっとアグレッシブさを出していきたいと思う。次の試合で新たな姿勢を示していく。



【レオ シルバ】
プラスの結果を追い求めてこの試合に臨んだが、逆の結果となってしまった。試合前から厳しい試合になるのは予想していた。ディフェンシブなチームに対して、サイドのスペースが空くと話していた。そこを突くことを狙っていたが、残念ながらゴールにつながらなかった。現実を受け止めて、アントラーズが勝ち続けていけるよう、チーム一丸となって準備をしていきたい。

【松村 優太】
この結果は重く受け止めている。ずっとホームで勝てていないのは僕たちにとってもサポーターの皆さんにとっても望ましい結果ではない。プロ初先発でもあったし、名古屋戦というのもあって、僕にとってはすごく気持ちが入る要素がある試合だった。そのなかでも結果を出せなかったのは実力が足りないということ。もっとトレーニングを積んでいかないといけない。

明治安田生命J1リーグ 第6節
2021年3月21日(日)16:03KO
県立カシマサッカースタジアム


[ ザーゴ監督 ]
本当にきっ抗した試合だったかと思います。細かいディテールのところで試合が決まってきます。こぼれ球を拾った選手が決めたところはありますが、ただそのCKになった過程が非常に問題だった。特にチームとして改善しないといけないのは守から攻になったトランジションのところですぐにボールを失ってしまう。パスミスがある。そこが今日の試合でも出てしまい、そういう状況を与えてしまいました。もしそれがなければ0-0という今日の試合の妥当な結果になっていたかもしれません。しかし、残念ながら結果として痛い敗戦になったと思います。

--攻撃はどのくらい機能した?
自分で意識したところは良かったと思います。特に(先発が)松村(優太)、荒木(遼太郎)という若い選手になりながら、サイドのスピードの部分を狙っていきました。唯一、エヴェラウドに僕自身も言い続けていましたが、もうちょっとボックス内にいてほしいというところで、ちょっとサイドに流れることが多いというのが良くなかったところであり、改善しなければいけない部分でした。ただ、守から攻のところで縦の意識を持つこと。2人のアタッカーのスピードを生かすところは非常に良かったと思います。

前半はきっ抗したところでお互いにそんなにチャンスはなかったと思いますが、ただウチのほうがファイナルサードの手前のところまでは行けたのですが、そこから先がもう少し活性化できませんでした。後半も松村選手にチャンスがありながら相手GKのファインセーブに止められましたが、スピードを生かす意識はできたと思いますし、チーム全体として引き続き起きている問題は、やっぱり守から攻のトランジションのところで奪い返したボールを簡単に失ってしまう、あるいは渡してしまうところが今日の試合でも起きているし、何度も起きている。失点場面につながったCKのところもそういうところだったので、そこは今後修正していかないといけないと思います。

--2連敗となったが?
サポーターの皆さん、特にスタジアムに来ている皆さんには本当に申し訳ないと思います。このところホームで負けてしまうので僕はふがいないと思います。やっぱりホームというのは自信を持ってプレーできる後押しをもらっているので、もっと自然体にプレーすればいいかなと思います。アグレッシブさを出しながら表現できればなという思いでいます。近い試合で新たな姿勢を示すことができればと思います。

明治安田生命J1リーグ 第6節
2021年3月21日(日)16:03KO
県立カシマサッカースタジアム


レオ シルバ - LEO SILVA
MF 4
レオ シルバ
LEO SILVA

プラスな結果を求めてこの試合に臨んだのですが、残念ながら逆になってしまった。

--そうなった要因は?
試合前から厳しい試合になるのは予想していました。名古屋の強みであるカウンターやセットプレーに警戒していたのですが、残念ながらセットプレーでやられてしまいました。最後まで得点できるように全員でチーム一丸となって努力したのですが、最後までゴールに届きませんでした。

--攻撃はどの程度機能した?
ディフェンシブなチームに対してサイドのスペースが空いてくるということを言われていたので、そこを突いたような攻撃につなげたかったのですが、ゴールにつながるようなプレーを出せませんでした。ただ、サッカーというのはそういう日もありますし、そういう日もあるので現実を受け止めて、次の試合に向けて準備をして、鹿島が慣れている勝ち続けるというリズムにまた戻れるようにチーム一丸となって準備していきたいと思います。

松村 優太 - Yuta MATSUMURA
FW 27
松村 優太
Yuta MATSUMURA

この結果については自分たち自身、重く受け止めています。ずっとホームで勝てていない状況は僕たちにとってもサポーターの皆さんにとっても、もちろん望ましい結果ではないと思っています。相手の名古屋さんはずっと勝っていたので、そこに勝って勢いに乗りたかったんですけど、こういう結果になって残念です。

--初先発。強い気持ちもあったのでは?
そうですね、やっぱりプロ初先発でもありましたし、名古屋戦というのもありましたし、僕にとっては両方ともすごい気持ちが入る要素だと思っていたので、かなり自分の中でも「必ず何かやってやる」という気持ちで入りました。そこで結果を残せなかったのはまだまだ自分の実力が足りないからだと思いますし、もっとトレーニングを積んでいかないといけないし、試合の経験も積んでいかないといけないと思いました。

「開幕から引き続き、起きている問題が…」鹿島の指揮官ザーゴが協調した修正点は?

サッカーダイジェストWeb編集部
2021年03月21日


「奪い返したボールを簡単に失ってしまう」


名古屋に0-1の敗戦。ザーゴ監督は守から攻へのトランジションに問題があると語る。写真:滝川敏之

 ホームに名古屋グランパスを迎えた一戦、鹿島アントラーズは0-1の完封負けを喫した。59分、相手のCKでこぼれ球に反応した稲垣祥にミドルを決められて失点。その後の反撃もむなしく、手痛い黒星となった。

 前節のアビスパ福岡戦にも敗れており、これで今季初の連敗。開幕から5試合を消化し、1勝1分3敗で勝点4。15位と下位に低迷している。

 試合後の会見で、ザーゴ監督は試合を次のように振り返る。

「拮抗した試合だったと思う。ディテールのところで試合が決まってくる。こぼれ球に対応した選手が決めたが、ただそのCKになる過程が問題だった。特にチームとして改善しなければならないのは守から攻へのトランジションで、すぐボールを失ってしまうところ。パスミスなどがあり、(失点につながる)CKを与えてしまった。それがなければ0-0が妥当な結果になっていたかもしれないが、結果として痛い敗戦となった」

 堅守を誇る名古屋を相手にノーゴール。攻撃面について「縦への意識を持って、サイドのアタッカーのスピードを生かす部分は良かった」と一定の評価を与える。だが「前半はファイナルサードの手前まで行けたが、そこから先で活性化できなかった」。またエースのエヴェラウドに関しては「もう少しボックス内にいてほしい。サイドに流れることが多く、そこは改善しなければならない」と問題点を挙げる。

 指揮官が繰り返し言及したのが、守備から攻撃への切り替えだ。

「チーム全体として、開幕から引き続き、起きている問題がトランジションで、奪い返したボールを簡単に失ってしまう。今日の試合でも何度も起きていた」

 いかにボールを大事につなぎながら、攻撃を組み立てていくか。不安定なビルドアップは早急に修正しなければならない。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

鹿島が連敗「サポーターの皆さんに申し訳ない」監督


鹿島対名古屋 後半、鹿島DF犬飼へ2度目の警告でレッドカードを掲げる木村主審(中央左)。中央は名古屋DF丸山(撮影・松本俊)


鹿島対名古屋 前半、競り合う鹿島MF三竿(左)と名古屋FW柿谷(撮影・松本俊)


鹿島対名古屋 敗れた鹿島イレブンはサポーターへのあいさつを終えて引き揚げる(撮影・松本俊)


<明治安田生命J1:鹿島0-1名古屋>◇第6節◇21日◇カシマ

鹿島アントラーズはセットプレーからの1発に泣き、名古屋グランパスに敗れ2連敗となった。

今季はホーム未勝利で、ザーゴ監督は「サポーターの皆さんに申し訳ない」と頭を下げた。ボール奪取後、すぐに失う場面が多く攻撃の形がつくれなかった。MFレオ・シルバは「現実を受け止め、鹿島が慣れている勝利のリズムに戻れるようにチーム一丸で準備したい」と前を向いた。

1発に泣いて連敗の鹿島「精度が足りていない」松村


鹿島対名古屋 敗れた鹿島イレブンはサポーターへのあいさつを終えて引き揚げる(撮影・松本俊)


鹿島対名古屋 後半、4選手を一斉に交代する鹿島。左からMF白崎、MF遠藤、MF永木、FW上田(撮影・松本俊)


鹿島対名古屋 後半、鹿島DF犬飼へ2度目の警告でレッドカードを掲げる木村主審(中央左)。中央は名古屋DF丸山(撮影・松本俊)


鹿島対名古屋 前半、ゴール前で懸命に守備をする鹿島GK沖(左)とDF町田(右)。中央はDF小泉(撮影・松本俊)


<明治安田生命J1:鹿島0-1名古屋>◇第6節◇21日◇カシマ

鹿島アントラーズは名古屋グランパスに0-1で敗れ2連敗となった。

後半14分、コーナーキックから相手に強烈なミドル弾を浴び、1発に泣いた。名古屋は開幕から失点数はわずか1。先制したら負けない鹿島のお株が、相手の名古屋に奪われた形だ。

鹿島は中盤から効果的な縦パスが供給されず、サイドからのクロスも精度を欠いた。昨季、得点ランク2位のFWエヴェラウドはいまだ無得点で、仲間に声を荒らげ、いらだちを見せる場面もあった。MFレオ・シルバは、エヴェラウドについて「勝利への貪欲さが今日は言い合うという形で出た。グラウンドでは起こり得る」と理解を示し「現実を受け止め、鹿島が慣れている勝ち続けるリズムに戻れるよう、チーム一丸となって準備していきたい」と前を向いた。

プロ初先発の高卒2年目のMF松村優太(19)は、後半6分に枠内に強烈な右足シュートを放った。相手GKの好セーブに阻まれ、得点にはつながらなかったが見せ場はつくった。松村は「自分の中でも気合が入っていた。その中で結果が残せなかったのは実力が足りない。もっと練習と経験を積まないとといけない」と厳しかった。

守りを固める相手を打ち破れず、苦戦が続いている。松村は「崩しのアイデア、精度が自分も含めて足りていない。厳しいことを言うと、パスを100本つないでも1点にもならないし、どれだけボールを保持率が高くても、相手の1発にやられたら負ける」と現実をシビアにとらえた上で「最後の精度、チームとしてアイデアをもっとあげていければ崩せるのではないか」と手応えを口にする。開幕から5試合を終え1勝3敗1分けと足踏みが続くが、これ以上、引き離されぬよう、切り替えて上位に食らいつくしかない。


鹿島 4枚替えも実らずリーグ戦3戦勝ちなし


[ 2021年3月22日 05:30 ]

明治安田生命J1第6節第2日 鹿島0―1名古屋 ( 2021年3月21日 カシマ )


<鹿島・名古屋>2試合連続でセンターバックが退場して敗れた鹿島(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ


 鹿島は名古屋の壁を崩せなかった。0―0で折り返したが、後半14分にセットプレーから失点。同23分に4枚替えで攻勢に転じたものの今季はオウンゴールのみの1失点と堅守を誇る相手のネットを揺らすことはできなかった。
 これでリーグ戦3戦勝ちなし。上位相手の大事な一戦を落とし、ザーゴ監督は「守から攻へのトランジションで簡単に相手に(ボールを)渡してしまうところを直さないと」と課題を口にした。

Jリーグ 第6節 名古屋グランパス戦



リーグ戦初先発・松村優太、強烈シュート。

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ディエゴ・ピトゥカ、娘の誕生とともに状況は変わった

ブラジルメディアに移籍への率直な想いを語ったディエゴ・ピトゥカである。
「サントスの財政負担軽減への貢献とともに、より多くの給料を貰うことで、生後9か月の長女により良い環境を与えたい」という考えで鹿島移籍を決断したとのこと。
常々サントスというクラブへの忠誠心を口にするピトゥカには感服する。
それほど魅了するものがあるのであろう。
重要な事である。
また娘さんの誕生は大きなファクターであろう。
安全で過ごしやすい日本という国にて生活することの大きさを知っておることが覗える。
新治県地域に馴染みより良い事を肌で感じて貰おうではないか。
このピトゥカの来日が近づいておる。
契約期間の3年間で大活躍し、鹿島アントラーズFCに多くのタイトルをもたらせて欲しい。
楽しみにしておる。

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「サントスに残りたいと思っていたが…」鹿島新加入ピトゥカが語る移籍の本音

サッカーダイジェストWeb編集部
2021年03月21日


母国を離れ、アジアへの旅を決断した理由は…


サントスから鹿島に加入したピトゥカ。自身初挑戦の海外移籍で、持ち味を存分に発揮することはできるか。(C)Getty Images

 名門サントスから今年1月、鹿島アントラーズに電撃加入したディエゴ・ピトゥカが、ブラジルメディア『UOL Esporte』の独占インタビューに登場。移籍への率直な想いを明かしている。

 現在28歳のブラジル人レフティは、経験豊富で、リーダーにもなれる職人肌の選手だ。また、ボランチを本職としながらSB、CB、攻撃的MFほか、トップで出場した経験も持つなど、その圧倒的なユーティリティ性も魅力である。

 そんな屈指の実力派が、母国を離れアジアへの旅を決断したのは、サントスの財政負担軽減への貢献とともに、より多くの給料を貰うことで、生後9か月の長女により良い環境を与えたいという、強い想いからだという。

「僕はクラブに対する愛情があるから、サントスに残りたいと思っていたが、娘の誕生とともに状況は変わった。もっといい環境を手に入れたいと思ったんだ。彼女のより良い未来のために」

 また、長女は契約に「イエス」と答える決め手となっただけでなく、人生においても、大きな克服要素となったようだ。

「昨年は、祖母を亡くすという大きな喪失感に苛まれた。僕は彼女にとても愛着を持っていたので、非常に大きな出来事だった。しかし、その翌月には娘の誕生という人生最大の幸せに恵まれた。そして、妻の祖母マリアと、僕の祖母アリスの名前を取って、リスペクトの意味も込めてマリア・アリスと名付けたんだ。これはパンデミック真っ只中の出来事だったね」

 困難も乗り越え挑む、自身初の海外挑戦。ピトゥカは新天地での意気込みとともに、「必要ならば戻ってくる」と古巣への溢れる愛を改めて示している。

「『新しい国』、『新しいサッカー』に挑戦してみたいと思ったのも理由のひとつだ。ただ、僕はクラブの会長ほか、全ての人と考えを明確に共有しておいた。サントスで何が起こっても、みんなは僕の居場所を認識して、僕は戻ってくるだろうという考えをね」

 今もなお続くパンデミックの影響で、いまだ来日を果たせていないが、パーソナルトレーナーとともにトレーニングを行ない、鹿島のコーチらと連絡も取り合うなど、来る日のデビューに向け、コンディションを高めているというピトゥカ。まもなく緊急事態宣言も解除されるというなかで、覚悟を背負った男の、“常勝軍団”での大暴れに期待が高まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

ザーゴ監督、我慢比べになる

名古屋戦に向けた前日会見をオンラインにて行ったザーゴ監督である。
「非常に守備の堅いチーム。焦れずにやることが重要になってきます。インテンシティ、プレー強度でもしっかり持続させることも重要です。我慢比べになってくると思いますし、そうした戦い方を、頭を使いながらできれば問題はない」と開幕5連勝と波に乗る名古屋について述べる。
"我慢比べ"と表現されるように辛く苦しい時間帯が続く試合が予想される。
ここは観る側も耐えるところであろう。
また、和泉と聖真が負傷離脱しておるが、上田綺世の復帰を口にする。
「上田選手が復帰しました。明日は先発出場か、途中出場かは、試合まで時間があるのでよく考えます」と起用法について熟考しておることが伝わる。
そして、「昨年デビューした選手もかなり成長しています。経験も積みながら、継続できています」と2年目の選手を推す。
荒木を筆頭に染野と松村も出場機会が与えられ戦力として数えられておる。
この大一番にて結果を残せば、更に自信を付けることとなろう。
それから、入国待ちのピトゥカとカイキについては、「サンパウロは今、ロックダウン中なので月曜日(22日)に領事館が開くかによって、彼らのビザが発行できるかどうか」と状況を説明する。
日本時間として推測すれば、最短で3月23日にビザが発行され離ブラジル出来るというところであろうか。
それもブラジル国内の状況でどうなるかわからぬという状況である。
二人の来日、そしてチームへの合流はいつになるのであろうか。
指揮官同様に心待ちである。

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【鹿島】FW上田綺世が名古屋戦で復帰へ。ザーゴ監督「先発か、途中出場かは、試合までよく考えます」

開幕5連勝の名古屋戦へ「我慢比べになる」とポイントを挙げる。

[J1 6節] 鹿島 – 名古屋/2021年3月21日15:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズのザーゴ監督が3月20日にオンラインで記者会見を行い、翌21日に行われる現在開幕5連勝と無敗をキープする暫定2位の名古屋グランパス戦に向けて抱負を語った。

 まず指揮官は名古屋戦へ、次のようにポイントを挙げた。

「焦れずにやることが重要になります。昨シーズンはグランパスとのアウェーの試合の内容が良く(〇3-1)、1試合は負けてしまいました(●0-2)。非常に守備は固いだけにそこで焦れず、インテンシティを継続することが重要です。我慢比べになってくると思いますし、そこで頭を使ってできれば問題ないはずです」

 一方、この日、和泉竜司が全治約2か月、土居聖真が全治2週間から3週間で負傷離脱すると発表された。攻撃陣の選手層が薄くなってしまったことについて問われると、指揮官は次のように語った。

「確かに和泉選手と土居選手は試合に出続けていて経験もあり、離脱は痛いです。とはいえ、どの選手が離脱しても困ります。同時に、上田選手が復帰しました。明日は先発出場か、途中出場かは、試合まで時間があるのでよく考えます。加えて昨年デビューした選手もかなり成長しています。経験も積みながら、継続できています。現在の選択肢からチョイスし、みんなで結果を残せればと思います」

 そのように3節の湘南ベルマーレ戦(〇1-0)から3試合メンバー外だったFW上田が、戦列に復帰すると明かした。

 鹿島は今季リーグ、1勝1分2敗(5得点・6失点)で暫定14位(2節のガンバ大阪戦が中止・延期)。「決して内容は悪くありません」(ザーゴ監督)というなか、好調な名古屋相手に、ホームでどのような戦いを見せられるか。今シーズンのこれからを占う、大切な試合になる。

[文:塚越始]

【鹿島】苦境を乗り越え、真価の問われる名古屋戦へ。ザーゴ監督「みんなで結果を出せるように」

2021-03-20
サッカーマガジン編集部


3月20日、鹿島アントラーズのザーゴ監督が練習後のオンライン取材に応じた。17日のJ1第5節アビスパ福岡戦に敗れ、リーグ戦の成績は1勝1分け2敗となった。開幕ダッシュ失敗を挽回すべく、まずは21日に全勝中の名古屋グランパスからホームで勝利を目指す。


上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズのザーゴ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

守備力の高い名古屋との一戦。「我慢比べになる」

 開幕前は「どういうスタートを切るのか、非常に重要」と語っていたザーゴ監督だが、今季も出だしは厳しいものとなった。清水との開幕戦に敗れ、前節もJ1昇格組の福岡に屈し、ここまで1勝1分け2敗と負けの数が先行する。

 さらに、福岡戦で和泉竜司がケガを負い、復帰まで2カ月はかかる見込み。途中交代した土居聖真も数週間の離脱を余儀なくされそうだ。タイトル獲得を目指すシーズンにおいて、チームは早くも試練に直面している。

「和泉選手と土居選手は試合に出続けていたこともあって、離脱したのは痛いです。どの選手も離脱されると困ります」

 指揮官は離脱者が出たことについて、そのように話した。「ただ、同時に上田(綺世)選手の復帰もある」と明かす。「先発なのか、途中出場なのかは、試合までにしっかりと考えていきたい」と、起用法については慎重な姿勢を見せるが、昨季10得点を奪った点取り屋の今季開幕戦以来となる試合出場も近そうだ。

「若手もだいぶ成長しているし、経験も積んでいます。今いる選手でやり繰りするしかないので、その中で(試合のメンバーを)チョイスして、みんなで結果を出せるようにしていければと思っています」

 ザーゴ監督がそう語るように、3月21日のJ1第6節名古屋戦はチームの総力が問われる一戦となりそうだ。「焦れずにやることが重要。グランパスは非常に守備が堅いので、インテンシティーをしっかりと持続させることも重要になってくる。だから、我慢比べというところになってくると思います」と名古屋との試合を見据える。

「前節(福岡戦)は退場がありましたけれど、10人でも試合に勝とうという気持ちが伝わってきました。やっていることは正しいと思うし、あとはそれをしっかりと結果に結びつけなければいけない。次はグランパスという相手とホームで戦う。申し分のない相手なので、ここで上位陣ともしっかり戦えることを示すことができれば」

 ホームのカシマスタジアムでザーゴ監督体制2年目の真価を示し、今季全勝中の相手から3試合ぶりの勝利を狙う。


3月20日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なうザーゴ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

相手が名古屋でも特別なことはしない。鹿島の指揮官ザーゴは「自分たちのやり方」で“我慢比べ”に挑む

広島由寛(サッカーダイジェストWEB)
2021年03月20日

「焦れずにやることが重要。我慢比べになる」


開幕5連勝と好調の名古屋に対し、ザーゴ監督は「自分たちのやり方を変えずにやっていかなくてはいけない」と気合いを入れる。写真:滝川敏之

 ここまでの4試合を終えて、鹿島アントラーズの成績は1勝1分2敗の勝点4で14位。思うように勝点を積み上げられず、中位以下に甘んじている。3月21日の次節はホームに名古屋グランパスを迎える。開幕5連勝で2位につける難敵から勝利を掴めれば、巻き返しのきっかけになるはず。

 名古屋戦前日のオンライン取材に応じたザーゴ監督は、試合のポイントについて次のように語る。

「非常に守備の堅いチーム。焦れずにやることが重要になってきます。インテンシティ、プレー強度でもしっかり持続させることも重要です。我慢比べになってくると思いますし、そうした戦い方を、頭を使いながらできれば問題はない」

 指揮官の言うとおり、名古屋は堅実な守備が持ち味のひとつ。先にリードを許せば、難しい戦いを強いられる可能性は高い。先制点がキーになるとすれば、試合の入りとしては、より守備的に、手堅いものになるのか。

「自分たちの特長、自分たちのやり方を変えずにやっていかなくてはいけない。守備だけのチーム、あるいは攻撃だけのチームというのもあまりよくないし、そのバランスの取れたメンバーを考えてやれればなと。

 名古屋だからといって特別なことをするのではなく、まずは自分たちがどうするべきか、何をやるべきかとしっかり整理して、実行に移すことが大切になってくると思っています」

 ザーゴ監督は名古屋の堅牢なディフェンスはもちろん、「攻撃のタレントが非常に多い。去年と比べて攻撃力はアップしている」と分析。昨年の戦績は1勝1敗。9月のアウェーゲームでは3-1の勝利。10月のホームゲームでは0-2の敗戦も、退場でひとり少なくなっても相手より多くのシュートを放つなど、惜しい試合でもあった。

「去年は同じやり方で、我々も勝つチャンスがあった試合と、勝った試合もある。そういった経験を今回の試合でも生かすことができれば」

 攻撃ではポゼッションとショートカウンターを上手く使い分ける柔軟なアタックを繰り出し、守備では積極的に高い位置から奪いにかかる。攻守両面でアグレッシブに振る舞い、先制点を奪い、試合の主導権を握って戦うことができるか。

 前節のアビスパ福岡戦で、主力アタッカーの土居聖真と和泉竜司が負傷し、戦列を離れてしまった。ふたりの離脱は間違いなく痛いが、「(しばらくメンバー外だった)上田(綺世)選手も復帰したし、若手もだいぶ成長して経験を積んできている。今いる選手でやり繰りするしかない。そのなかでチョイスして、みんなで結果を出せるようにしたい」とザーゴ監督は意気込む。

 スタートダッシュには失敗したが、良い流れを呼び込むような勝利を手にしたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)


鹿島ザーゴ監督 未合流のブラジル人2選手 順調合流なら「出場目安として4月の下旬か、5月の頭」


[ 2021年3月20日 14:40 ]

 鹿島のザーゴ監督(51)が20日、次節21日のホーム名古屋戦を前にオンラインで取材に応じ、新外国人選手の合流について言及した。
 政府は緊急事態宣言全面解除後の22日から徹底した防疫措置を条件に、来日できていない外国人選手の入国を認める見通し。鹿島ではブラジル人のMFピトゥカ、MFカイキが未合流だが、サンパウロ州は規制強化の対象となっている都市の1つ。指揮官は「サンパウロは今、ロックダウン中なので月曜日(22日)に領事館が開くかによって、彼らのビザが発行できるかどうか」と話した上で、順調に合流できれば「試合出場の目安として4月の下旬か、5月の頭かなと今現在の情報で考えている。これが、どう変わっていくのか、日々、密に連絡していかないといけない」と語った。

沖悠哉は飽くなき向上心を燃やし、愛するアントラーズのゴールマウスを守り続ける

沖悠哉をピックアップするFreaks+である。
デビュー戦を振り返り、昨季の最終節の悔しさを伝える。
昨年は成長の年であった。
そして今季、「絶対に優勝したいし、クラブ創設30周年でタイトルを獲りたい。個人としては、試合に出続けることが目標。まだレギュラーを取ったとは思っていないし、激しいポジション争いがあるーー。自分はまだまだ未熟だし、すべてにおいて進化したい」と言う。
正GKとしての責任を果たしタイトルを得て貰おう。
頼れる守護神に期待しておる。

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PICK UP PLAYER



 鹿嶋で生まれ育った沖悠哉は、小さい頃からアントラーズのゴールマウスを守ることを夢見てきた。「どんなに時間がかかっても、いつの日か、プロとしてカシマスタジアムに立ちたい」。そんな一途な思いで日々の努力を続けてきた。

 そして、昨年8月8日、明治安田J1第9節鳥栖戦で念願のプロデビューを飾った。初舞台の高揚感は今も忘れていない。

「何より試合に勝てたのが大きかった。あっという間の90分間だったけど、ファン・サポーターの皆さんの前でプレーするのがこんなに楽しく、素晴らしいことなんだと実感できた」



 ついに憧れの舞台に辿り着いた背番号31だが、プロデビューで満足することはなかった。むしろ、「何もかもが初めてあったので、自分のことで精いっぱいだし、毎試合が勝負だと思っていた」と、強い危機感を抱き続けた。そして、一つの椅子を巡る熾烈なポジション争いも沖の心に火をつけていた。

「自分がうまいからという理由で試合に出ているかと言われれば、そうではない。僕はソガさんやスンテさんよりも足りないところばかり。そんな自分がなぜ試合に出ているのか。それはきっと、足元の技術だったり、年齢が若いことによる積極性だったりを買われているんだって、自分なりに考えた。だからこそ、試合ではアグレッシブにプレーし、相手と接触したとしても負けない球際の強さを見せないといけない」

 曽ケ端準とクォンスンテ。彼ら2人に代わってゴールマウスを守ることの意味を下部組織出身の沖が理解していないはずがない。偉大なる先輩へのリスペクトとライバル意識は成長を加速させた。その結果、沖はシーズン最後までゴールマウスを守り抜いた。



 プロデビューから目覚ましく立場が変わった昨シーズン。振り返れば、やはり「成長している実感がある」と確かな手応えを得た。しかし、そんな手応えよりも、脳裏に焼きついていたのは、涙を拭った昨季のリーグ最終節のことだった。

「昨年の最終節は悔しい結果で終わった。それでも、サポーターの方々が拍手で試合を締めくくってくれた。そのときに、やっぱりアントラーズが好きで、このチームで優勝したいと思えたし、そのようなチームで試合を出来ることを感謝しないといけないと、改めて思えた。サポーターの方々の強い気持ちをしっかり背負って、選手が表現できるようにがんばりたい」

 あの悔しさを、絶対に晴らさなければいけない。今季はチームとしても、個人としても「昨シーズンよりパワーアップしたところをピッチで表現しなければいけない」と強く誓っていた。



「絶対に優勝したいし、クラブ創設30周年でタイトルを獲りたい。個人としては、試合に出続けることが目標。まだレギュラーを取ったとは思っていないし、激しいポジション争いがあるーー。自分はまだまだ未熟だし、すべてにおいて進化したい」

 決して現状に満足することはない。沖悠哉は飽くなき向上心を燃やし、愛するアントラーズのゴールマウスを守り続ける。

聖真、左ハムストリング筋損傷で約2~3週間の離脱

福岡戦にて負傷交代した土居聖真の詳細が発表された。
左ハムストリング筋損傷にて約2~3週間の離脱とのこと。
早ければ浦和戦、もしくは札幌戦での復帰となろうか。
層の薄いFWに負傷者が出ると一気に戦力に不安を感じさせられる。
ここは、若手の染野や松村に踏ん張って貰おうではないか。
新たなる戦力の台頭を期待しておる。

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土居選手の負傷について

2021.03.20(土)

3月17日(水)明治安田生命J1リーグ第5節 アビスパ福岡戦で負傷した土居聖真選手について、チームドクターより検査結果の報告がありましたので、お知らせいたします。

■受傷名:
左ハムストリング筋損傷

■治療期間:
約2~3週間

■負傷状況:
3月17日(水)明治安田生命J1リーグ第5節 アビスパ福岡戦にて負傷

和泉、約2ヶ月の離脱

福岡戦にて負傷交代した和泉の診断結果が公表された。
右大腿二頭筋腱損傷で2ヶ月の離脱とのこと。
これは痛い。
そして後ろから手を使った悪質なチャージに踏ん張ったが故の怪我だけにより不快に思う。
とはいえ、悔やんだところで怪我が治るものでも無い。
和泉には治癒に専念して貰い、残ったメンバーにて戦っていく。
結束の時である。

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和泉選手の負傷について

2021.03.20(土)

3月17日(水)明治安田生命J1リーグ第5節 アビスパ福岡戦で負傷した和泉竜司選手について、チームドクターより検査結果の報告がありましたので、お知らせいたします。

■受傷名:
右大腿二頭筋腱損傷

■治療期間:
約2か月

■負傷状況:
3月17日(水)明治安田生命J1リーグ第5節 アビスパ福岡戦にて負傷

沖悠哉・町田浩樹、次の名古屋戦に向けてしっかり準備して取り組む

オンライン取材に応じた沖悠哉と町田浩樹である。
U-24日本代表選出についてコメントを発しておる。
そして二人とも代表の前に名古屋戦があることを強く言う。
チームでの結果があってこその代表である。
この強大な敵を封じ込めて代表へ向かう。
アカデミー出身の沖とマチの活躍を楽しみにしておる。

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【鹿島】「うれしい」けれど「悔しい」。沖悠哉は名古屋戦でもどかしさを晴らし、日の丸のピッチへ

2021-03-19
サッカーマガジン編集部


3月19日、鹿島アントラーズの沖悠哉が練習後のオンライン取材に応じた。3月末にアルゼンチンとの親善試合に臨むU-24日本代表に選出された沖は、日の丸を背負う思いを語った。そして、代表戦の前に行なわれる21日の名古屋グランパス戦に照準を合わせる。


上写真=3月19日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう沖悠哉(写真◎KASHIMA ANTLERS)

まずは鹿島で勝利を。「次の名古屋戦に向けて、しっかり準備する」

 沖悠哉が日の丸を背負ってピッチに立つ日が近づいている。昨年12月の代表候補合宿以来となるU-24日本代表に選出され、今夏の東京五輪を目指す。12月の選出時と同様に、「代表はチームの活動があってのこと」と強調。そして、次のように言葉をつむぐ。

「自分はまず、チームのことを大事にしてやってきたつもりです。この鹿島で結果を残すことが代表にもつながっていると思うので、そこはうれしいです。けれど、鹿島は今、なかなか結果を出せていない状況なので、それに対しては非常に悔しい気持ちです」

 チームは前節、J1昇格組の福岡にアウェーで敗れた。ここまでのリーグ戦成績は1勝1分け2敗。開幕から勝利を重ねられない状況もあり、沖自身は代表選出に喜んでばかりいられないのだろう。そんな中、次節は全勝中の名古屋と対戦する。「もちろん、相手が良い状態というのは分かっています」と好調な相手を警戒する。

 ただし、鹿島の選手たちも自信が揺らいでいるわけではない。「自分たちが悪い状態かといったら、そうでもないと思っています。なかなか勝てない状況が続いていますけれど、それに対して特に悲観することもない」と沖は強調する。

「自分たちは次の名古屋戦に向けて、しっかり準備して取り組むことができればと思います。そうすれば、良い結果がついてくると思っています」

 3月21日の次節名古屋戦は、ホーム・カシマスタジアムでの一戦だ。若き守護神はU-24代表チームに合流する前に、まずは鹿島に勝利をもたらすために全力を注ぐ。


オンライン取材に応じる鹿島アントラーズの沖悠哉(写真◎KASHIMA ANTLERS)

【鹿島】「無失点で抑えたい」。CB町田浩樹は名古屋戦で真価を示して代表戦へ

2021-03-20
サッカーマガジン編集部


3月19日、鹿島アントラーズの町田浩樹が練習後のオンライン取材に応じた。チームを最終ラインで支えるセンターバックは、3月末のアルゼンチンとの親善試合に臨むU-24日本代表に選出。東京五輪への思いと、21日の名古屋グランパス戦に向けた意気込みを話した。


上写真=3月19日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう町田浩樹(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「僕たちが活躍することで、アカデミーの選手も目標にしてくれる」

 鹿島の最終ラインを支える大型レフティーが、U-24日本代表でもその存在感を放っていく。「率直に、選ばれたことをうれしく思います。オリンピックに向けての最終選考だと思っているので、しっかりと良いアピールをしていきたい」と、3月末のアルゼンチン戦に臨む代表メンバーに招集された町田浩樹は言葉に力を込める。

「ただ、チームとしてはあまりいい成績を残せていないので、もどかしさもあります」と、町田に浮かれた表情はない。鹿島はここまで1勝1分け2敗と、開幕ダッシュに失敗。町田自身も「(開幕戦の)清水戦の出来はあまりよくなかったと自覚しています」と、反省の色を示した。

「無失点で抑えたい気持ちは常に変わらず持っている」と、チームの屋台骨となるポジションの選手としての思いは強い。鹿島ユースの後輩・GK沖悠哉とともに、「僕たちが活躍することで、アカデミーの選手も目標にしてくれると思う。それをしっかり自覚して、頑張っていきたい」と、鹿島でもU-24日本代表でも、チームに勝利をもたらす存在となることを目指す。

 代表チームへの合流を前に、3月21日の次節は全勝中の名古屋と対戦する。「今は上位にいて、勝ち点を積み重ねているチーム」と警戒するが、チームの勝利のために、町田が果たすべき役割は明確だ。

「まずは失点をしないこと。そして、やはり先制点を取ることが重要」

 深紅の背番号28は、今季リーグ戦での初完封と、3試合ぶりの白星を狙う。


オンライン取材に応じる鹿島アントラーズの町田浩樹(写真◎KASHIMA ANTLERS)

鹿島生え抜きの町田と沖が揃ってU-24代表へ!二人が語る五輪への想いと“チーム愛”

サッカーダイジェストWeb編集部
2021年03月19日


U-23アジア選手権は「不甲斐ない結果だった」


「本当に最後だと思っている」と3月の代表活動への意気込みを語った町田。写真:滝川敏之

 鹿島アントラーズのDF町田浩樹とGK沖悠哉が3月19日、練習後にオンライン上で取材に応じ、東京五輪代表にかける想いを語った。

 二人は同日発表された、U-24アルゼンチン代表と2試合(26日東京スタジアム、29日北九州スタジアム)を戦うU-24日本代表に選出されている。

 町田は、「率直に選ばれたことは嬉しく思います。ただ、チームとしてあまり良い成績を残していないので、もどかしさもあります。オリンピックに向けて最終選考だと思っているので、本当に最後だと思って良いアピールをしていきたいと思います」と意欲を示した。

 長らくこの世代の代表チームに参加してきた町田は、東京五輪予選も兼ねた昨年1月のU-23アジア選手権にも出場。サウジアラビア、シリア、カタールと同居したグループBで1勝も出来ずに敗退した苦い思い出もある(東京五輪へは開催国枠で出場)。

 それだけに今回の代表戦にかける意気込みも強い。「予選にも参加させてもらって、不甲斐ない結果だった。いつか挽回したい、不甲斐ない結果から良い結果に持って行きたいと常に思っていたので、体現できるようにしたい」

 一方、プロ3年目の昨季に曽ケ端準やクォン・スンテら代表経験を持つ歴戦のライバルからポジションを獲得した沖は、冷静にこう語った。

「代表の活動はチームでの事があってのこと。自分はチームを大事にして、鹿島で結果を残すことが代表にも繋がっていると思うので、(代表に招集されたことは)非常に嬉しく思いますけど、鹿島でなかなか結果が出ていない状況なので、そこは非常に悔しく思います」

 沖は、トレーニングキャンプへの招集はあったものの、代表戦では17年のU-19日本代表として戦ったトゥーロン国際大会以来4年ぶりとなる。

「今まで自分が呼ばれていない時に、他の選手が戦ってくれたからこそ、いま自分が出られる環境を与えてもらったと思いますし、そこに対しては感謝しなければならないと思っています。代表の試合は、今回2試合あるので、自分がしっかりアピールできるように、日々の練習からしっかりアピールして、良いコンディションに持って行ければと思います」と意気込みを語った。

「僕たちが活躍することでアカデミーの選手たちも目標にしてくれると思う」


代表に選ばれなかった期間も「他の選手が戦ってくれたから」自分にチャンスが巡ってきたと語る沖。写真:滝川敏之>

 二人は鹿島ユース出身の生え抜きだ。

 2歳年上の町田は後輩の沖について「沖は1年生の時から試合には絡んでいたので、よくコミュニケーションも取っていました。そこはプレー面も一緒で、多く一緒に試合をやっているので、良い連係が築けると思います」と語り、こう続けている。

「ポジションも違うので、競争とは違う。二人でチームのアカデミーも背負っているので、僕たちが活躍することでアカデミーの選手たちも目標にしてくれると思うので、しっかりと背負っているものを自覚して頑張っていきたい」

 沖は先輩の町田と代表に選ばれたことを聞かれ、「一緒に頑張っていきたいというのはありますが、自分のことで精一杯。自分がどう結果を残すのか、自分にフォーカスしながらやっていきたい」と抱負を語った。

 鹿島は週末に開幕から5連勝中でオウンゴール以外の失点を許していない名古屋グランパスとの一戦が控えている。

 U-24代表に招集された二人は、チームを勝利に導きアルゼンチン戦のスタメン入りへアピールできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

U―24日本代表 鹿島からGK沖とDF町田が選出 鹿島ライン形成へ、町田「良い連係ができるかな」

[ 2021年3月19日 18:43 ]


U-24日本代表メンバーに選ばれた沖との共闘を誓った鹿島・町田
Photo By スポニチ


 J1鹿島のDF町田浩樹(23)が、“鹿島ライン”での共闘を誓った。19日、日本協会から発表されたU―24日本代表メンバーにGK沖悠哉(21)とそろって選出。ともにクラブの下部組織出身とあり、町田は「2人はアカデミーというところも背負っている。僕たちが活躍することで、アカデミーの選手も目標にしてくれると思う」と話せば、沖は「一緒に高めていきたい」と力を込めた。
 今季は開幕から全4試合に先発出場する1メートル90の大型センターバック。2学年下の沖とは、下部組織時代から培ってきた“あうんの呼吸”がある。「沖は高校1年の時もよく試合に絡んでいたので、よくコミュニケーションも取っていた。それはプレー面でも一緒で、多くの試合を重ねているので、良い連係ができるかなと思う」と手応えを口にする。

 代表を前に次節21日にホームでの名古屋戦が控える。現在、5戦全勝で2位に着ける難敵だが、町田は「非常に堅いチーム。1点の重みは重くなる。今まで4試合をこなしてすべての試合で失点している。まず失点しないこと。先制点を取ることがどの試合よりも重要」。白星を置き土産に、代表へ乗り込む。

町田&沖“鹿島ライン”で共闘誓う「活躍すれば目標にしてくれる」「一緒に高めたい」

[ 2021年3月20日 05:30 ]


U-24日本代表メンバーに選ばれた沖との共闘を誓った鹿島・町田
Photo By スポニチ


 日本サッカー協会は19日、親善試合アルゼンチン戦に臨む東京五輪世代のU―24日本代表23人を発表した。
 DF町田が“鹿島ライン”での共闘を誓った。2学年下のGK沖と鹿島から2人選出。ともに下部組織出身で、ユース時代から培ってきた“あうんの呼吸”がある。今季も開幕からともにリーグ戦全4試合に先発出場。センターバックとGKの縦関係は良好で、町田が「僕たちが活躍すればアカデミーの選手も目標にしてくれると思う」と話せば、沖は「一緒に高めていきたい」と言葉に力を込めた。

巻き返しを図る鹿島、緊急事態の解決策は

「名古屋は強敵だからこそ、そこで勝って転機にしたいところだ」と記すJリーグ公式の田中滋氏によるプレビューである。
鹿島はここまで1勝1分け2敗と不安定な戦いをしておる。
直近も2試合連続未勝利と調子が良いとは言えぬ状況である。
対する名古屋は開幕5連勝と絶好調の滑り出しである。
ここは、この強敵を倒すことで"転機"にしたいと番記者が綴ることも納得と言えよう。
しかしながら、この名古屋は今季未だ1失点と堅守を誇り、その失点もオウンゴールだという。
この守備陣を崩すことが出来るのかがカギとなろう。
自分たちが主導権を握って戦うというザーゴ・サッカーは実現できるであろうが、フィニッシュが決まらぬ事にはどうにもならぬ。
そのフィニッシャーとして期待の集まるエヴェラウドはリーグ戦無得点と調子が上がっておらぬところ。
チャンスは作れておるだけに、ここさえ改善されれば、この難敵をも対すことは叶う。
高い集中力でゴールを奪うのだ。
堅守を打ち破る攻撃力を魅せるときが来た。
期待しておる。

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巻き返しを図る鹿島。緊急事態の解決策は?

1勝1分2敗で黒星が先行した鹿島が、5連勝と絶好のスタートを切った名古屋をホームに迎える。ザーゴ体制2年目となる鹿島は、昨季終盤の戦いを高く評価されていた。また、名古屋はこのオフに柿谷 曜一朗や齋藤 学といった実力者をそろえる大型補強を敢行し、どちらもシーズン前に優勝候補の一角に推されていた。しかし、ここまでそのスタートダッシュは明暗が分かれてしまった。首位・川崎Fに背走する名古屋に対し、鹿島は14位と低迷している。なんとかここで巻き返しを図りたいところ。

ただ、名古屋は堅守を誇る。5試合を終えて総失点はわずかに『1』。無失点の鳥栖に次いでリーグ2位の失点の少なさだ。総得点も『8』と多くはないが、失点の少なさが勝負強さをもたらしている。逆に鹿島は総得点5、総失点6と失点数のほうが多い。決して守れていないわけではないが、得点数も少ないためチームとしての結果につながっていない。

得点数の少なさは得点者の少なさにも表れている。2年目の荒木 遼太郎が4得点と気を吐くものの、ほかは町田 浩樹がセットプレーから決めた1点のみ。昨季18点のエヴェラウドは無得点が続いており、10得点だった上田 綺世は開幕戦の負傷が癒えたばかり。前節の福岡戦では和泉 竜司と土居 聖真が負傷してしまい、攻撃陣に緊急事態が起きている。残念ながらチーム状態が良いとはいえないだろう。

だからこそ、福岡に敗れた前節の直後にすぐさま切り替えようとする監督や選手の姿勢が顕著だった。ディフェンスリーダーの犬飼 智也は「去年最悪のスタートを切って去年の結果だった。今年はスタートダッシュを目指して取り組んできたんですけど、なかなかうまくいってない。ただ、終わってしまったことなので。今日終わったあと、ロッカーでも『次の試合を勝たないと』とみんなで話し合っていましたし、次だと思います」と話していた。対戦相手の名古屋は強敵だからこそ、そこで勝って転機にしたいところだ。

ただ、クラブ初の開幕5連勝で名古屋の意気は益々高まっている。前節・横浜FC戦で先制点を決めた前田 直輝は、「目の前の試合に勝つことだけにフォーカスして、記録はあとからついてくるものだと思っていた」と話す。勝つことで自信につながり、その自信が目の前の試合に集中すれば結果はついてくるというさらなる自信を生む好循環が生まれていると言えそうだ。

オウンゴールでの1失点しか許していない堅守の名古屋から鹿島が先制点を奪えれば、これまでの流れが変わるかもしれない。昨季のリーグ戦での対戦は1勝1敗。豊田スタジアムでは鹿島が3-1で勝利し、県立カシマサッカースタジアムでは名古屋が2-0で勝利した。今回の対戦では果たしてどちらが勝利の凱歌をあげるのだろうか。

[ 文:田中 滋 ]

湘南・名古新太郎、シャドー+ボランチというポジションで覚醒

FC東京戦での湘南の名古新太郎を取材したサッカーマガジンの平澤記者である。
この試合での名古のプレーを「攻撃のときには大きく幅を取ってウイング的に振る舞ったり、あるいはインサイドで相手最終ラインに並ぶ場所に入って、FWと連動しながら裏抜けを狙った。守備になると、自分のサイドにボールがあればプレスを果敢に仕掛け、逆サイドにあれば田中がボールサイドにスライドしたあとの中盤の危険なスペースを埋めていく。「責任エリア」が幅広い」と説明する。
タスクの多さと戦術的プレーが身についておることが伝わってくる。
それを湘南の浮島監督は、「ああいうシャドーでもボランチでもあるようなポジションで、積極的にプレーしてくれています。逆サイドにボールがあるときにどうポジションを取って、どういうタイミングで前に絡んでいくのかは、彼はこのチームに来てからあまり時間はたっていませんが、心得ています」と語る。
名将に出会い名古の才能が開花しておる。
湘南にてポジションを確立させることが叶えば、名古のサッカー選手としての格は大きく上がろう。
シャドー+ボランチという新生・名古に注目である。

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【湘南】セカンドストライカー+ボランチ=名古新太郎。浮嶋敏監督が仕込んだ背番号20の「融合形」

2021-03-19
サッカーマガジン編集部


湘南ベルマーレはJ1第4節でベガルタ仙台に勝ったものの、続く第5節はFC東京に惜しくも1点差負け。この2試合で先発したのが名古新太郎だ。仙台戦では自身J初ゴール、FC東京戦でも攻守に奮闘したが、浮嶋敏監督が仕込んだのは二つの役割の融合だった。


上写真=鹿島から期限付き移籍してきた名古新太郎。初先発初ゴールなど攻撃のアクセントになっている(写真◎Getty Images)

■2021年3月17日 明治安田生命J1リーグ第5節(@味スタ/観衆:4,133人)
FC東京 3-2 湘南
得点:(F)田川亨介、ディエゴ・オリヴェイラ、渡辺剛
   (湘)山田直輝、高橋諒

「このチームに来てからあまり時間はたっていませんが、心得ています」と浮嶋監督

 鹿島アントラーズから今季、湘南ベルマーレに期限付き移籍で加わった名古新太郎。鹿島では特別指定選手時代も含めた3年で出場したのは24試合で、さらなるチャンスを求めてやって来た。

 第4節のベガルタ仙台戦では移籍後初先発を果たすと、54分に結果で示した。左からの高橋諒の折り返しを、逆サイドから中央に入ってきてワントラップ、すかさず左足でGKの股下を通す冷静なシュートを見舞って、記念すべきJリーグ初ゴールを決めてみせた。これがチーム2点目となり、3-1の今季初勝利に貢献した。

 続く第5節のFC東京戦でも先発出場した。ポジションは引き続き、2トップの後ろ、アンカーの田中聡の前に、山田直輝と並ぶ場所だった。特徴的だったのは、そのベースのポジションからどう動いて関わっていくか、の部分。

 攻撃のときには大きく幅を取ってウイング的に振る舞ったり、あるいはインサイドで相手最終ラインに並ぶ場所に入って、FWと連動しながら裏抜けを狙った。守備になると、自分のサイドにボールがあればプレスを果敢に仕掛け、逆サイドにあれば田中がボールサイドにスライドしたあとの中盤の危険なスペースを埋めていく。「責任エリア」が幅広い。

 サポーターとクラブでつけたキャッチフレーズは「蝶舞蜂刺」で「ファンタジスタ」と読むが、ファンタジーを生み出す前の地道な準備が目を引いた。

 これを「シャドーでもボランチでもあるようなポジション」と表現するのが、この役割を授けた張本人、浮嶋敏監督だ。

「ああいうシャドーでもボランチでもあるようなポジションで、積極的にプレーしてくれています。逆サイドにボールがあるときにどうポジションを取って、どういうタイミングで前に絡んでいくのかは、彼はこのチームに来てからあまり時間はたっていませんが、心得ています」

 FC東京戦の79分に2-2に追いついたシーンは、左からの山田の折り返しを中央に入っていた高橋が決めたものだが、高橋の向こう側には名古がフリーで入ってきていた。もし高橋が打てなくても名古が決められただろう。「そこにいる」ことの重要性を体現したシーンで、その感性は上記の仙台戦のゴールで証明したのと同じものだ。

「いいタイミングで飛び出して、山田と2人で攻撃をサポートしているのが、得点が入っている要因ですね。役割はセカンドストライカーでゴール前に入っていくこととボランチとしてプレーすること。非常にいいプレーを見せてくれています」

 浮嶋監督もそのプレーぶりに強くうなずく。3得点、2得点と、名古が先発した2試合に連続で複数得点を挙げているのは偶然ではない、ということだ。

取材◎平澤大輔 写真◎Getty Images


【写真】FC東京の渡邊凌磨と争う名古新太郎。「ボランチ」としての役割もまっとうする(写真◎Getty Images)

山田大樹・荒木遼太郎・染野唯月、U-20日本代表候補選出

U-20日本代表候補に選出された山田大樹、荒木遼太郎、染野唯月である。
大会こそなくなったが、この世代の中心選手として重要なポジション居ることがよくわかる。
この調子を維持し、パリ五輪を目指すのだ。
楽しみにしておる。

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U-20日本代表候補選出のお知らせ

2021.03.19(金)

本日、U-20日本代表候補の千葉トレーニングキャンプ(3/22~3/24)メンバーが発表されました。

鹿島アントラーズからは、山田大樹選手、荒木遼太郎選手、染野唯月選手が選出されました。

町田浩樹・沖悠哉、U-24日本代表選出

アルゼンチン戦2試合に向けたU-24日本代表に選出された町田浩樹、沖悠哉である。
これは素直に嬉しい。
東京五輪に向けて大きな一歩である。
是非ともインパクトを残し、最終選考に残って欲しいところ。
活躍を楽しみにしておる。

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U-24日本代表選出のお知らせ
2021.03.19(金)

本日、SAISON CARD CUP 2021(3/26@東京、3/29@北九州)へ向けてU-24日本代表メンバーが発表されました。

鹿島アントラーズからは、町田浩樹選手、沖悠哉選手が選出されました。

詳細は日本サッカー協会公式サイトをご覧ください。

ディエゴ・ピトゥカ、契約を全うしサントスに戻る

ディエゴ・ピトゥカを取材したブラジル紙・GloboのAdemir Quintino氏である。
ピトゥカは鹿島との契約を全うしそしてサントスに戻ると語る。
クラブ愛の強い選手であることがよく伝わってくる。
鹿島アントラーズFCも愛してもらえるよう我らが熱く応援したい。
そしてこうした言葉から、鹿島にて大活躍しようとも中東や中国に心が動くことはないのではないかと思われる。
また、来日が叶わぬ期間、サントスがレンタルにてピトゥカを獲得しようとしたが、FIFAがそれを許さなかったとのこと。
このあたり、もう少し柔軟に対応して欲しかった。
いずれにせよ、来週には待望のディエゴ・ピトゥカが入国する。
3年間の契約期間に鹿島にいくつもタイトルももたらせてくれることを期待する。
楽しみなボランチである。

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Diego Pituca fala dos planos para o futuro: "Cumpro meu contrato e volto para o Santos"

Volante sequer se apresentou ao Kashima Antlers, do Japão, por causa da pandemia de Covid

Por Redação do ge — São Paulo
18/03/2021 16h15 Atualizado 18/03/2021

Diego Pituca se despediu do Santos na final da Libertadores para fechar com o Kashima Antlers, do Japão. Por causa da pandemia do novo coronavírus, porém, o volante ainda não conseguiu viajar para o país asiático e continua treinando no Brasil.

E antes mesmo de se apresentar ao novo clube, o jogador já sabe o que fará no futuro. Em live no canal do jornalista Ademir Quintino, Diego Pituca voltou a se declarar ao Santos e disse que voltará à Vila Belmiro depois do período no Japão.

– Eu cumpro meu contrato de três anos no Japão e volto para o Santos – disse Diego Pituca.

1 de 2 Vendido ao Kashima Antlers, Diego Pituca em sua despedida da Vila Belmiro — Foto: Divulgação/Santos FC


Vendido ao Kashima Antlers, Diego Pituca em sua despedida da Vila Belmiro — Foto: Divulgação/Santos FC

Sem poder embarcar para o Japão, o volante revelou que o Santos tentou um empréstimo para que ele pudesse jogar o início do Campeonato Paulista, pelo menos, mas a proibição de contratar jogadores pela Fifa impossibilitou o negócio.

– Eu não estou podendo viajar para lá. O Santos tentou, sim, me manter aqui até eu ter autorização para ir para lá, o Kashima permitiu, mas, infelizmente (...) não deu certo, porque o Santos não pode registrar (jogadores) – completou.

Diego Pituca tem mantido a forma física com preparador particular enquanto não pode embarcar para o Japão. O jogador, porém, já tem até participado de preleções do Kashima Antlers para se ambientar, mesmo à distância.

日本政府、外国籍選手・指導者の入国を許可

3月22日より新型コロナウイルスの影響にて来日出来ずにおる外国籍選手・指導者の入国を認めた日本政府である。
これは朗報。
ディエゴ・ピトゥカとアルトゥール・カイキの合流のメドが立った。
入国後の隔離期間については、Jリーグの配慮にて福島県の「Jヴィレッジ」で合同調整がなされる様子。
こちらも非常に良い話である。
コンディションの調整が行われる。
二人がチームに合流する際には戦力として数えられるようになっておろう。
4月中旬になろうか。
ここからがリスタートである。

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プロ野球、Jリーグで外国人選手、指導者らの入国を許可…スポーツの公益性は「特段の事情」

 新型コロナウイルスの影響で来日できていないプロ野球やJリーグなどの外国人選手や指導者について、政府が徹底した防疫措置を条件に入国を認めることを関係団体に伝えたことが18日、分かった。緊急事態宣言が全面解除後の22日から適用される見通しで、スポーツの公益性が「特段の事情」と考慮された。

 隔離や定期検査などを前提として、入国後14日間の待機期間中の練習も可能となり、Jリーグは福島県の「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)を隔離施設として使用する。関係者によると、入国した翌日を1日目と起算し、3日目の検査で陰性が確認されるまでは個人練習に限定。宿泊施設はフロアを貸し切るなどの対策を求め、練習場との移動以外は外出を禁止。3~4日に1回検査し、14日目も陰性ならば、チームへの合流や試合出場を認める。

 Jリーグは既にシーズンがスタートし、プロ野球は26日に開幕を控える。プロ野球ではDeNAが育成含め全10選手が来日できていない。12球団では支配下で37選手、Jリーグは23選手、合計100人前後の外国人選手や指導者が入国できない状況が続いていた。プロ野球では、3月中に入国できれば、早ければ4月中の1軍出場も見えてくる。

 緊急事態宣言下の首都圏1都3県では、観客の上限は試合会場の定員の50%か5000人のいずれか少ない方としている。解除後は当面、50%以内であれば1万人まで入場可能となる。

サッカーダイジェスト 福岡戦寸評

サッカーダイジェストの中倉氏による福岡戦の寸評である。
0−1という惜敗にも悪くはない採点が並ぶ。
「大きな問題はなく、随所に鹿島らしさを発揮した」という総評からそうさせておるのであろう。
選手の中で、もう一つ評点の高い者がおれば大きく結果は異なっておったであろう。
そして一人挙げると、三竿に対する「ひとり少ない状況になりながらも全体をコントロール。チームが10人で戦っていることを感じさせないようなパフォーマンス」という寸評を推す。
頼れるキャプテンを目の当たりにした。
地を這うミドル・シュートがセーブされなければ、確実にMOMであったであろう。
結果とジャッジで落ち込むことの多い試合であったが、それ以外は悪くはない。
気持ちを切り替えて次戦に挑む。
メンタルが大事である。

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【J1採点&寸評】福岡1-0鹿島|決勝弾を決めたアタッカーがMOM。CF抜擢のDFの評価は…

中倉一志
2021年03月18日

鹿島――一発レッドの関川は「5.5」


【警告】福岡=重廣(60分)、前(88分) 鹿島=広瀬(56分)、町田(61分)、永戸(71分)、松村(90+6分)
【退場】鹿島=関川(37分)
【MAN OF THE MATCH】金森健志(福岡)



[J1第5節]福岡1-0鹿島/3月17日/ベスト電器スタジアム

【チーム採点・寸評】
鹿島 6
大きな問題はなく、随所に鹿島らしさを発揮したが、関川の一発退場や、前半に和泉、後半には土居が怪我で交代になるなど多くのアクシデントが響いた。終盤の猛攻も相手の粘り強さの前に得点は生まれなかった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 6
失点シーンは相手が上回った。正確なフィードなどトータルとしては落ち着きあるプレーを見せた。

DF
22 広瀬陸斗 6
守備はほぼ完ぺき。相手にほとんど裏を取らせなかった。積極的な攻撃参加でチャンスも作る。

DF
33 関川郁万 5.5
相手へのタックルで一発レッド。判定はやや厳しい感じもあったが、結果として退場処分になったことがゲームを難しくした。

DF
28 町田浩樹 6
相手の時間帯にも安定した守備は崩れず。失点シーン以外は何の問題もなかった。

DF
14 永戸勝也 6
堅い守備で相手のストロングポイントを押さえた。63分には高い位置へ走り込んで決定的なチャンスも演出。

MF
20 三竿健斗 6
ひとり少ない状況になりながらも全体をコントロール。チームが10人で戦っていることを感じさせないようなパフォーマンス。

MF
6 永木亮太 6(HT OUT)
三竿と連係しながら、やや低い位置でボールを受けてチームのリズムを刻んだ。

鹿島――犬飼はネットを揺らしたのだが…

MF
13 荒木遼太郎 6(HT OUT)
前半だけのプレー。堅い守備を見せる福岡に対して積極的に仕掛ける姿勢を見せた。

MF
11 和泉竜司 6(30分OUT)
今季初スタメン。切れのあるプレーを見せていただけに怪我での交代は残念。もう少し見たかった。

FW
8 土居聖真 6(69分OUT)
個で打開するシーンを見せるなど力は見せていたが、後半途中に負傷交代。

FW
9 エヴェラウド 5.5(79分OUT)
チーム1位のスプリント回数を見せるなど現状を打開しようとしたが、10人での戦いの中では難しかった。

途中出場
MF
7 ファン・アラーノ 6(30分IN)
途中出場で右サイドでプレー。攻撃面の特長を出して相手にとって危険な存在であり続けた。

DF
39 犬飼智也 6(HT IN)
後半から出場。守備で安定感を与えた。アディショナルタイムのゴールはVARのチェックで変更となる。

MF
4 レオ・シルバ 6(HT IN)
中盤の存在感は抜群。ひとり少ないなかで、守備に攻撃にリズムを与えるプレーが頼りになった。

MF
27 松村優太 6(69分IN)
鋭いドリブルで左サイドを何度も突破。終盤の攻撃の中心となって相手を慌てさせた。

FW
19 染野唯月 -(79分IN)
エヴェラウドに代わってピッチへ。期待されたゴールはなかった。出場時間が短く採点なし。

監督
ザーゴ 6
拮抗する試合のなかで、選手交代も含めた相手監督との駆け引きは見応えがあった。多くのアクシデントが残念。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●中倉一志(フリーライター)

福岡戦コメント・報道

「選手たちの最後まであきらめない姿勢が見ることができた」と数少ない収穫を口にする指揮官である。
アクシデントが重なったがハーフタイムの修正は見事であった。
チャンスは作れており、PA内への侵入や数多くあったセットプレーにて得点出来ておれば結果は大きく違ったであろう。
また、犬飼のコメントからチームの状況が伝わる。
上手くいくこといかないことがあることがサッカーという球技である。
ロッカールームで気を引き締め次の試合に備えたい。
そして、日刊スポーツは、「今季初の遠征で苦しい戦いを強いられたが、数的不利を感じさせない攻撃でゴールに迫る攻めの姿勢は貫いた」と伝える。
数的不利も攻撃的サッカーが出来ておることがわかる。
苦難を乗り越え進んでいこうではないか。
それが鹿島の"しんか"である。

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2021明治安田生命J1リーグ 第5節

鹿島アントラーズ:ザーゴ
前半は相手に自由を与えず、抑え込むことができた。10人となってからは苦しい状況が続いたので、ハーフタイムに修正した。その後はミドルシュートやペナルティエリア内へ進入することができたが、相手に少ないチャンスから点を取られてしまった。勝ち点は失ってしまったものの、選手たちの最後まであきらめない姿勢が見ることができた。そこはこの試合での収穫だと思う。選手たちを讃えたい。

Q.2選手が負傷交代となったが、疲労が原因としてある?

A.選手のコンディションを見て、最善の注意を払いながらメンバーを選出している。多くの試合がある中で、うまくローテーションをしながらやってきた。怪我は予想外だったが、この日程を戦い抜いていかなければいけない。まずは、次の試合へ向けてしっかりとリカバリーをしていく。

Q.名古屋戦へ向けての意気込みは?

A.先日の広島戦に比べたらリカバリーをする時間が1日多くある。まずはしっかりと状態を回復しなければいけないし、どの選手がプレーできる状態なのかを見極めなければいけない。失った勝ち点をホームで取り返していく。



【松村 優太】
前半で退場者が出て1人少ない中で、後半の途中まで無失点で抑えることができてはいた。あとは自分を含め、攻撃陣が得点を取るだけだった。しかし得点を取ることができず最後の最後で失点してしまった。さまざまなアクシデントはあったが、このような試合を勝ちきっていくことが大事だと思う。勝ちきることができなかったのは悔やまれる。

【犬飼 智也】
今シーズンは、いいスタートが切れるように取り組んできたが、現状はなかなかうまくいっていない。試合後のロッカールームではみんなで話し合った。また次の試合へ向けて取り組んでいくしかない。

明治安田生命J1リーグ 第5節
2021年3月17日(水)18:03KO
ベスト電器スタジアム


[ ザーゴ監督 ]
前半は相手のやりたいことを抑えることができたと思います。ただ、10人になってから状況が苦しくなりました。ハーフタイムで修正をかけて、その中からミドルシュートやペナルティーエリア内のシュートはありました。残念ながら相手にとって1回目のチャンスを決められてしまい、予想しなかった敗戦になってしまった。勝点3は失いましたが、収穫もありました。今後のシーズンに向けて選手たちの意欲やあきらめない姿勢が見られた。選手たちを称えたいと思います。

--前半と後半にアクシデントがあった。アクシデントが続出した理由については?
最善の注意を払いながらメンバー構成を徹底していますが、シーズン序盤で体ができ上がっていない状況でこれだけの試合が組まれているので、そこでローテーションすることを考えてやってきました。連続して同じ選手が出るということは危険かなという思いもあったのですが、そういう日程なのでやっていくしかない。彼らがケガをすることは予想外でした。限られた人数でやり繰りしていくしかない。若い選手もいますが、シーズンを通してちゃんと育ててから試合出場を考えていきたいと思います。まずマネジメントしていきたい。リカバーして次の試合に向かっていきたいと思います。

--次節・名古屋戦への意気込みは?
先週のサンフレッチェ戦に比べたら1日リカバーする時間がある。いまはまずリカバーすることしか考えていないです。誰がプレーできる状態にあるのかをまず把握しないといけないし、あとは失った勝点3をホームで取り返すことをしっかりやっていかないといけない。まずリカバーしてピッチに立てる選手を見極めて戦っていければと思います。

明治安田生命J1リーグ 第5節
2021年3月17日(水)18:03KO
ベスト電器スタジアム


DF 39
犬飼 智也
Tomoya INUKAI

--なかなか準備してきたことがうまく出せていないように見える。外から見ていてどう感じましたか?
退場する前までのプレーも、もっと落ち着いてボールを持てたなと思うし、ちょっとしたミスで相手ボールになるシーンが、外から見ていて感じていたので。そういうところかなと思います。

--自分たちに原因があるのか、相手にうまく対策をとられているのか?
どっちもだと思います。1人退場してからも、ボールをポンポンとつなげればつなげられるメンバーだったりチームだと思うので、それを11対11の試合開始のときから自信を持ってやれば、もっと自分たちの時間を作れたのかなと思います。

--1人少なくなってからの出場だったが、人数の少なさはあまり感じなかったが?
相手が1人多いというのもあってリスクを負って奪いにくるシーンが少なかったぶん、サイドでは同数でボールをさばけたと思う。ただ、最後決め切れなかったし、止められたので悔しいです。

--開幕前に優勝候補と言われていた。このスタートについてはどう捉えていますか?
去年は最悪のスタートを切って、去年の結果だった。今年はスタートダッシュを目指して取り組んできたんですけど、なかなかうまくいっていない。ただ、終わってしまったことなので。今日終わったあと、ロッカーでも「次の試合を勝たないと」とみんなで話し合っていましたし、次だと思います。

鹿島想定外だらけの敗戦、ベンチ1人減に退場者続出


福岡対鹿島 前半、相手選手をかわして攻め込む鹿島MF荒木(撮影・菊川光一)


福岡対鹿島 前半、オーバーヘッドシュートを試みる鹿島FWエヴェラウド(撮影・菊川光一)


<明治安田生命J1:福岡1-0鹿島>◇第5節◇17日◇ベススタ

鹿島アントラーズは複数のアクシデントが重なり、アビスパ福岡に敗れた。試合前には、ベンチ入り予定の選手が家庭の事情でベンチ入りできず、規定の18人から1人少ない17人で戦うことに。試合でも前半30分にMF和泉が右足もも裏をおさえ負傷交代。前半37分にはDF関川が相手FWに危険なスライディングタックルをしてレッドカードをもらい1発退場。後半24分にはMF土居が右足を痛め負傷退場となった。

今季初の遠征で苦しい戦いを強いられたが、数的不利を感じさせない攻撃でゴールに迫る攻めの姿勢は貫いた。昇格組に取りこぼしが許されない中で勝ち点を失い、ザーゴ監督は「予想しなかった敗戦になった。ただ、収穫として選手の意欲、あきらめない姿勢が見られた。選手たちをたたえたい」と言葉をしぼり出した。

開幕前は優勝候補に挙げられたが、開幕4試合を終え(第2節のガンバ大阪戦は中止)、1勝2敗1分け。昨季に続き開幕ダッシュが切れていない。DF犬飼は「去年、最悪のスタートで、今年は開幕ダッシュを目指して取り組んできていたが、なかなかうまくいっていない。でも、終わったこと。負けた後、ロッカーでも、次の試合勝たないと、とみんなで話し合っていた。次だと思います」。21日にはホームで開幕5連勝中の名古屋グランパス戦を迎える。常勝軍団の意地をホームで見せつける。

鹿島、数的不利響き手痛い黒星 ザーゴ監督「10人になって苦しかった」

[ 2021年3月18日 05:30 ]

明治安田生命J1第5節 鹿島0ー1福岡 ( 2021年3月17日 ベススタ )


<鹿島・福岡>福岡に敗れた鹿島イレブン
Photo By 共同


 鹿島が手痛い黒星を喫した。試合前にベンチ入り予定だった選手1人が家庭の事情で欠場。前半30分にMF和泉が負傷交代し、同37分にはDF関川が一発レッドで退場となった。後半24分にはMF土居が負傷交代するなど、交代5枠を活用するも、同40分に一瞬の隙から先制を許した。
 終了間際にDF犬飼がネットを揺らすも、VARの末にノーゴール。ザーゴ監督は「10人になってから状況は苦しかった」と唇をかんだ。

【鹿島】前半に退場者出て15年ぶりに福岡に敗れる ザーゴ監督「予想しなかった敗戦」

2021年3月17日 23時1分スポーツ報知

◇J1第5節▽福岡1―0鹿島(17日・ベススタ)

 鹿島が15年ぶりに福岡に敗れた。前半37分、DF関川がスライディングで足の裏を相手に向けたとして、一発レッド。その後は数的不利でも対等以上の内容を見せたが、後半40分に決勝点を決められた。後半ロスタイムには、DF犬飼の得点がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で取り消しになった。

 ザーゴ監督は「10人になって苦しくなった。そこから修正してミドルシュートやペナルティーエリアからのシュートもあったが、(福岡に)1回目のチャンスを決められ、予想しなかった敗戦となった」と振り返り、「収穫として、選手たちのあきらめない姿勢が見られて、選手たちをたたえたいと思います」と話した。

J1鹿島黒星、暫定14位 福岡に0-1


福岡-鹿島 試合終了間際、鹿島・犬飼(右)がゴールネットを揺らしたが、VARにより得点が取り消される=ベスト電器スタジアム、吉田雅宏撮影

明治安田J1第5節第1日の鹿島は17日、福岡市のベスト電器スタジアムで今季昇格してきた福岡と戦い、0-1で敗れた。福岡に敗れるのは2006年以来2度目。鹿島の今季通算成績は1勝1分け2敗、勝ち点4で順位は暫定14位に落ちた。

鹿島は2人が負傷交代し、1人が退場するなど、数々のアクシデントに見舞われ、後半40分、先制を許した。試合終了間際に犬飼が決めたシュートは、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって取り消された。

▽ベススタ(観衆4,510人)
福岡 2勝2敗1分け(7) 1-0 鹿島 1勝2敗1分け(4)
0-0
1-0

Jリーグ 第5節 アビスパ福岡戦

関川の一発レッド以上に和泉への手を使った後ろからのチャージがノーファールだった事は納得が行かない。

荒木遼太郎、チャンス来たら確実に仕留める

福岡戦に向けたオンライン取材に応じた荒木遼太郎である。
幼少期は野球少年であったこと、プロ入り前は柴崎岳のファンだったことなどが明かされる。
よくボールが飛んでくるショートを守っておったことからも、高校時代にボランチとしてボールタッチの多いポジションを担っておったことも頷ける。
それが鹿島入団でより攻撃的なポジションを受け持つこともまた面白い。
開幕4試合連続ゴールゴールばかりが注目されておるが、誰が決めても勝利すればそれが良い結果であることは荒木自身がよくわかっておろう。
特別な場所で格別な勝利を。
荒木の活躍を楽しみにしておる。

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【鹿島】荒木遼太郎は少年時代「ショートをやっていた」。好きなプロ野球チームは…


福岡戦に向けて抱負を語った鹿島の荒木遼太郎。(C)KASHIMA ANTLERS

次第にサッカーのほうがより好きになっていく。

[J1 5節] 福岡 – 鹿島/2021年3月17日18:00/ベスト電器スタジアム

 J1リーグ3試合連発4ゴールを決めている鹿島アントラーズのMF荒木遼太郎が3月16日、オンラインによる取材に応じて、地元・九州で行われるアビスパ福岡戦に向けて意欲を示した。

 熊本県生まれ、東福岡高校出身の荒木にとって、鹿島の一員として初の“福岡凱旋”となる。プロになって「初めての博多の森(ベスト電器スタジアム)なので、雰囲気を含めて楽しみ」と、心待ちにしていた一戦でもある。

 この日は“原点”についての質問も。荒木は小学校時代、まず野球をしていたが、その後、サッカーチームに所属した。

 そしてシャルムFC熊本でプレーする一方、たまに野球にも参戦していたそうだ。「よくボールが飛んでくるところが好きでした」と、ポジションはショート。プロ野球は、ソフトバンクホークスを応援していた。

 ただ、ゴールを決めた時の喜びに魅せられ、次第にサッカーへのめりこんでいく。中学時代はロアッソ熊本のジュニアユースに所属している。また、「ゲームを自由にコントロールできて、なおかつゴールを決められる。あのような選手になりたいなと思っていました」と小さな頃から柴崎岳(CDレガネス)に憧れ、鳥栖まで鹿島の試合観戦に行ったこともあるという。

 東福岡高出身であるだけに、特別なステージでもある。荒木は福岡戦に向けて、「早い時間帯で決められれば優位に立てるので、前から積極的にプレスを掛けていきたいです。(4試合連続ゴールへ)自分のところにチャンスが来れば、確実に仕留めたい。まずチームが勝つことを優先して頑張りたいです」と、勝点3獲得を目指すなかでゴールも狙っていく決意を示した。


福岡戦に向けてトレーニングする鹿島の荒木遼太郎。(C)KASHIMA ANTLERS

【鹿島】「プロになって、もう1度そこで」。3戦連発中の荒木遼太郎、福岡の地でも「チームのために戦いたい」

2021-03-16
サッカーマガジン編集部


3月16日、鹿島アントラーズの荒木遼太郎が練習後のオンライン取材に応じた。開幕からリーグ戦3試合連続ゴール中と好調を維持し、次節はアビスパ福岡とのアウェーゲームに臨む。高校時代を過ごした地で、チームに勝利をもたらすためにさらなる活躍を目指す。


上写真=3月16日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう荒木遼太郎(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「自分の記録もそうですけれど、チームが勝つことを優先して」

 開幕からのリーグ戦3試合で4ゴール。絶好のプロ2年目のスタートを切った荒木遼太郎が、3月17日に今季初のアウェーゲームに臨む。アビスパ福岡との戦いの舞台となるのは、東福岡高校時代に慣れ親しんだベスト電器スタジアムだ。

「高校生のとき、そこは特別な大会が行なわれる場所でした。プロになって、もう1度そこでやれるのは、非常にうれしいです」

 伝統校の赤いユニフォームを身にまとい、高校選手権などを戦った。酸いも甘いも数々の思い出が詰まったピッチに、プロ入り後初めて立つことになるだろう。

「(プロ入り後は)博多の森(ベスト電器スタジアム)でまだ1度もプレーしたことがないので楽しみ。初めてプレーする場所で、福岡なので、とても気合いが入ります」

 そして、その一戦では開幕からのリーグ戦4試合連続得点にも期待がかかる。10代での開幕4戦連発となれば、1994年の城彰二(当時市原)以来のこと。鹿島では1998年に、13番の先輩でもある柳沢敦が成し遂げている。そんな偉大な記録が、荒木の目の前にあるのだ。

「狙えるのであれば、狙いたいと思っています。自分のところにチャンスが来たら、確実に仕留めたい」

 ただ、「自分の記録もそうですけれど、チームが勝つことを優先して頑張りたいです」とも話す。荒木が目指すのは、あくまでも鹿島の勝利だ。

 かつては憧れの存在である柴崎岳(当時鹿島)を、鳥栖に見に行った。次は荒木自身が福岡の地でサッカー少年たちに、チームを勝利に導く姿を見せる番だろう。

「自分が(柴崎に)憧れを持ったように、そういう存在になれるように、チームのために戦いたいです」

 九州が生んだ新たな深紅の13番は特別な場所でも勝利を目指し、そしてゴールへと向かっていく。


オンライン取材に応じる鹿島アントラーズの荒木遼太郎(写真◎KASHIMA ANTLERS)

J1鹿島・荒木「チャンス仕留める」 開幕4戦連発へ意気込み

 J1鹿島で開幕から3試合連続得点中のMF荒木遼太郎(19)が16日、次戦のゴールへ意気込みを示した。10代での開幕4試合連続ゴールとなれば1994年の城彰二(市原)以来、史上2人目で「狙えるのであれば狙いたい。チャンスが来たら確実に仕留めたい」とオンラインで語った。

 17日にベスト電器スタジアムで福岡と対戦する。東福岡高出身のアタッカーは「高校生の時から特別な場所だった。プロとして、そこでやれるのは非常にうれしい」と心待ちにした。

鹿島 MF荒木 故郷・九州で3つの記録へ意欲「狙えるのであれば、狙いたい」

 J1鹿島のMF荒木遼太郎(19)が、故郷・九州の地で3つの記録に並ぶ。現在、サイドハーフながらチームトップの3戦4発と絶好調。あす17日のアウェー福岡戦で、94年市原(現J2千葉)の元日本代表FW城彰二に並ぶ10代での4戦連発、クラブとしては98年FW柳沢敦のチーム記録に並ぶ開幕4戦連発、そして10代選手でクラブ最多となる96年柳沢の5得点に挑む。
 「狙えるのであれば、狙いたいと思っています。自分のところにチャンスが来たら、確実に仕留めたい」と荒木は言葉に力を込めた。プロ1年目の昨季は26試合出場で2得点だったが、今季ここまで3戦4発と大ブレーク。昨季18得点のFWエヴェラウドはまだ調子が上がらずリーグ戦は無得点、昨季10得点のFW上田綺世も故障離脱していただけに新星の活躍は願ってもない。

 記録樹立のチャンスで巡ってきた相手は、今季J1に昇格した福岡。出身の熊本を離れて東福岡高時代に過ごした地であり、決戦の場は高校3年の選手権県予選決勝以来となるベスト電器スタジアムだ。同年は筑陽学園に敗れ、選手権出場を逃したが「高校の時から特別な場所だった。プロでもう一度、あそこでプレーできるのはうれしい」と荒木。4戦連弾で、苦い思い出も払拭(ふっしょく)してみせる。

鹿島 19歳・荒木が開幕4戦連発狙う「チャンス来たら確実に仕留める」、17日福岡戦

 19歳の鹿島MF荒木が、開幕4戦連発で3つの記録を狙う。現在、サイドハーフながら開幕3戦4発と絶好調で「(記録は)狙えるのであれば狙いたい。チャンスが来たら確実に仕留める」。
 17日の福岡戦で決めれば、94年市原(現J2千葉)のFW城彰二による10代での4戦連発、98年FW柳沢敦による開幕4戦連発のクラブ記録、さらに96年柳沢による10代選手のクラブ最多5得点に並ぶ。敵地・福岡は、出身の熊本を離れて東福岡高時代に過ごした思い出の地で、ベススタは高3の選手権県予選決勝以来となる。

荒木遼太郎、伝統の13番

荒木遼太郎について記すサッカーキングの元川女史である。
開幕3試合連続ゴール中の2年目は、まさに"今が旬"と言えよう。
「チームの同世代に負けたくないのはありますけど、アラーノとかにも負けたくない。とにかく試合に出続けること。今年は自分のポジションの競争がすごいので、その中で結果を出し続けて、出続けることが大事」という言葉に、負けず嫌い以上に自信が満ちあふれておる。
気持ちと結果が結びついておるのは、単なる偶然ではない。
昨季の終盤はプレーが読まれ、沈黙しつつあった。
そこでU-19日本代表に於いて内田篤人ロールモデルコーチからの助言があったことを明かす。
「ドリブルで仕掛ける時に相手に分析されるようになり、だんだんうまくいかなくなったんです。そんな時、『ミスを恐れず、どんどん持ち味を出していけ』『ドリブルで仕掛けていけ』と言われて、思い切って100%の力で行くことを考えるようになりました」。
鹿島にてともにプレーしたからこその後押しも、間近で見ておったからこその才能の確信があったことは言うまでもない。
その荒木は今季から背番号13番を背負う。
それについて「スタッフに言われた時はちょっとビックリしたんですけど、自分もこの番号にしたいと思った。13番はゴールを決めるイメージが強くて、プレッシャーがありますけど、気が引き締まるというか、番号に恥じないプレーをしたいと思っています」と言う。
新たなる13番像が形成しつつある。
荒木遼太郎の活躍から目が離せぬ。
楽しみな逸材である。

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伝統の13番を背負い躍動する荒木遼太郎…得点力アップで「チームを勝たせる選手に」


今季から鹿島で13番を背負う荒木遼太郎 [写真]=Getty Images

「今季は3・4・5月で合計22試合やるので、スタートダッシュが非常に重要。昨季終盤のサッカーを序盤から示して優勝を狙いたい」

 就任2年目のザーゴ監督が開幕前からこう強調していたように、2021年にクラブ創立30周年を迎える常勝軍団・鹿島アントラーズは5年ぶりのJ1タイトル獲得を至上命題と位置付けている。

 ところが、2月27日の開幕・清水エスパルス戦でまさかの逆転負け。続く3月6日のガンバ大阪戦も相手のコロナ感染者発生によって中止となってしまった。

 巻き返しを期す彼らにしてみれば、予期せぬアクシデントの連続。そんな嫌な流れに歯止めをかけたのが、19歳の若武者・荒木遼太郎だった。

 清水戦の先制点は空砲に終わったが、3月10日の湘南ベルマーレ戦では開始3分に右足で豪快な先制弾を叩き込むと、60分にはダメ押しとなる2点目をゲット。今季J1初勝利へとチームを導いたのだ。

 さらに13日のサンフレッチェ広島戦でも、1点のビハインドを背負っていた69分に値千金の同点弾を挙げる。三竿健斗からの縦パスを受けてファン・アラーノに預け、土居聖真、エヴェラウドとボールが経由する間に相手守備陣の背後にスッと侵入。反転しながら右足を振り抜くという芸術的な崩しからの一撃で、敗戦からチーム救った。


 これで3試合連続の今季4点目。J1得点ランキングでも3位タイに浮上した。「プロ2年目の今季は5ゴール5アシストはノルマで、それを越えていきたい」と開幕前に話していた数字に早くも手が届きそうだ。

「チームの同世代に負けたくないのはありますけど、アラーノとかにも負けたくない。とにかく試合に出続けること。今年は自分のポジションの競争がすごいので、その中で結果を出し続けて、出続けることが大事」と語気を強めていた通りの堂々たる活躍ぶりである。

 名門・東福岡高校から加入した昨季は2006年の内田篤人以来となる高卒新人開幕戦出場を果たしたが、26試合出場2ゴールという数字には満足することができなかった。

「試合に出た中で100%のパフォーマンスを出せないことが多くて、自分としては悔しい年になったかなと。全体的にはドリブルは結構、通用したなと思いましたし、試合を重ねて自信もつきました。でも、チームが勢いを出したい時に役割を果たせなかった。そういう選手にならなきゃいけないですね」と口を突いて出るのは、反省と不完全燃焼感がメインだった。

 だからこそ、今季は飛躍的成長を遂げなければならない。そう痛感した1つの大きなきっかけが背番号の変更だ。鹿島で通算80得点点を挙げた柳沢敦、同じく49点を奪った興梠慎三という偉大な点取り屋がつけた13番への変更を打診され、荒木は快諾したという。

「スタッフに言われた時はちょっとビックリしたんですけど、自分もこの番号にしたいと思った。13番はゴールを決めるイメージが強くて、プレッシャーがありますけど、気が引き締まるというか、番号に恥じないプレーをしたいと思っています」

 決意と覚悟がプレー1つ1つに色濃く表れている。ここまでの4ゴールはすべて左右の足を思いきり振り抜く形で、一切の迷いが見られない。広島戦の得点は「見えてなかったのでオフサイドかなと思った」と言うが、それでも信じてシュートを打ったからネットを揺らすことができた。伸び盛りのアタッカーらしい真っ直ぐな姿勢は頼もしく映る。

 とはいえ、ルーキーイヤーの昨季はそこまで強気にはなれなかった。前述のコメント通り、試合で持てる力のすべてを出しきれないことが多く、マークされるたびに消極的になっていく自分がいたのだ。

 そこで背中を押してくれたのが、昨季途中にU-19日本代表のロールモデルコーチに転身した内田だった。

「ドリブルで仕掛ける時に相手に分析されるようになり、だんだんうまくいかなくなったんです。そんな時、『ミスを恐れず、どんどん持ち味を出していけ』『ドリブルで仕掛けていけ』と言われて、思い切って100%の力で行くことを考えるようになりました」と荒木は偉大な先輩に感謝する。

 内田や曽ヶ端準といった数々のタイトルを取った先人たちが去った今、「自分たちが常勝軍団の担い手にならなければいけない」という意識は誰よりも強い。それを永木亮太や土居や三竿といった年長者たちから感じながら、荒木も貪欲に泥臭く勝つことを追い求める日々だ。

「練習の中から亮太君や健斗君たちが激しさや速さをプレーで示してくれて、軽い気持ちで戦っていたらダメなんだと。負けた後の練習なんか、ピリつくというか、そのくらいの厳しさでやってますし、年齢に関係なく自分からも要求しています。僕がチームを勝たせるような選手にならないといけないと思ってます」

 自覚を持ち続け、鹿島最大の得点源となり、名門の看板アタッカーに飛躍できれば、3月26・29日のU-24アルゼンチン代表戦のメンバー入りはもちろんのこと、東京五輪本大会参戦、近い将来のA代表入りも狙える。

 かつて日の丸を背負った柳沢、興梠を超えるべく、ここからさらに数字を残し続けていくこと。それが今の荒木遼太郎に託された最重要テーマと言っていい。さらなるブレイクが大いに楽しみだ。

文=元川悦子

高校3年間を過ごした福岡の地で、荒木遼太郎がさらに進化を遂げる

荒木遼太郎をピックアップするFreaks+である。
この一年の成長の過程、そして今季序盤の大活躍について記す。
そして、「となれば、心配になるのが19歳の彼にかかる重圧の大きさだ」としながら、「そんな心配も彼の場合は杞憂に終わりそうだ」とする。
心技体揃った逸材であることが伝わってくる。
このスターが、柳沢敦の記録に並ぶ開幕4試合連続ゴールを打ち立てるのであろうか。
注目の福岡戦である。

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PICK UP PLAYER



 1年前、荒木遼太郎が東福岡高校からアントラーズに加入した。シーズン開幕前の宮崎キャンプでは、「高校からプロに環境を移して、今は練習についていくのに必死。周りの選手を見て、ほぼ毎日のように『すごいな』と感じる」と、初々しく語っていたが、ルーキーイヤーが半ばを過ぎたころには、「いいコンディションをキープできているし、試合を重ねていくなかで、どんどん自信がついてきた感覚がある。少しずつ余裕を持てことができ、序盤戦よりも周囲がよく見えている」と、言葉の端々にたくましさが感じられるようになった。そして2021シーズンの開幕前、飛躍を遂げたプロ1年目について聞けば、返ってくるのは反省の言葉ばかりだった。

「数字のことはあまり気にせず、各試合で自分の持ち味を出すことを意識していた。ただ、全体的にみると、自分としては『できなかった部分が多かった』印象。守備面では、自分のエリアで相手を潰すことができず、失点に絡んでチームに迷惑をかけたこともあった。フィニッシュに関わる部分では、自分がもっとチャンスを作ったり、ゴールを決められていれば、より勝ち点を積み上げられたし、ACLの出場権も獲得できたと思う」

 1年前、半年前、そして現在。意識の急速な変化はそれぞれの時期に発した言葉が如実に物語っている。



 迎えたプロ2年目、今季は背番号が『13』となり、「偉大な方々がつけてきた番号」を継承した。クラブ、ファン、サポーターから大きな期待が寄せられていることも、はっきり自覚している。昨年以上の責任と覚悟をもち、「一選手として、もはや試合に出場するだけでは満足することができない。試合に出て、ピッチの上でどのような結果を出すことができるか。今年の僕には、この部分が求められていると思う」と、2021シーズンに臨んだ。

 その強い決意は目に見える結果となって現れた。開幕戦でいきなりゴールを奪うと、「調子がすごく良い」との言葉通り、第2節湘南戦では2ゴールを記録し、さらに前節の広島戦でも貴重な同点弾を決めた。リーグ戦開幕3試合連続ゴールは、クラブ史上4人目で最年少の快記録だ。

 この活躍にはザーゴ監督も「昨シーズンのキャンプから『何か違うものを持った選手』という感覚を持っていた。トレーニングを重ねて徐々に試合で使っていき、いい形で成長してきている」と称賛の言葉を贈り、「将来的にはレギュラーになる力を持っていると思うし、それを確実な力としていくために成長を続けないといけない。アントラーズのレギュラーだけでなく、日本代表を目指してほしい。そうなるように彼をサポートし続けていきたい」と、さらなる活躍に期待していた。



 となれば、心配になるのが19歳の彼にかかる重圧の大きさだ。目覚ましい活躍とともに周囲からのプレッシャーは強くなっている。ただ、そんな心配も彼の場合は杞憂に終わりそうだ。

「ピッチに立つと、緊張とか心配とか、さらに背番号のことなども、実はあまり気にならないタイプ。僕はフットボールが本当に好きなので、試合中や練習中はもちろん、ボールに触れている時間はプレッシャーをいい意味で忘れてしまう。その瞬間のプレーに集中して、思う存分楽しみたい」

 上手くなりたい。その思いが、純粋に強い。「レベルの高い環境でプレーすることができて、日々自分の成長を感じられるし、練習に行くのが毎日楽しくて仕方ない」と嬉しそうに語る。見るものすべてを吸収し、自然と周囲に新鮮な刺激を与える。稀有な才能の持ち主だ。



 そんな日進月歩で変貌を遂げている荒木にとって、次のアビスパ福岡戦は、特別な試合となる。ゴールを決めれば、開幕4試合連続得点となり、1998年当時の『背番号13』、柳沢敦が高卒3年目で記録したクラブレコードに並ぶことになる。この背番号を継承するに相応しい選手だと、周囲に知らしめる絶好のチャンスだ。また、東福岡高校出身の荒木にとって、プロ入り初の凱旋試合となる。気持ちも自然と高ぶっているだろう。

「染野、松村、山田、僕ら4人がこの先もっと成長して、“未来のアントラーズの中心“となり、明治安田生命J1リーグの優勝はもちろん、アントラーズが過去に成し得た“国内三冠“という偉業を達成することを理想像にしている」



 可能性は無限大だ。この先、どんな飛躍を遂げるのか、どんな景色をみせてくれるのか。『背番号13』の成長を見られる幸せを感じよう。

 2021年3月17日、高校3年間を過ごした福岡の地で、荒木遼太郎がさらに進化を遂げる。

ザーゴ監督、今季の優勝争いは4チームと予想

福岡戦に向けてオンライン会見に臨んだザーゴ監督である。
まず、広島戦での荒木遼太郎のゴールを賞賛した旨を語る。
あの形がザーゴ監督が求めるサッカーを表しておることが伝わってくる。
守りを固めた相手をこじ開ける細やかなパスワークでの崩しは美しく魅惑的である。
ザーゴ・サッカーは攻撃的で楽しい。
そのサッカーでリーグタイトルを狙うが、そのライバルについて、川崎、名古屋、Fマリノスと語る。
確かに今年のその3チームは強豪であろう。
特に6ポイントゲームとして意識する必要があろう。
目の前の福岡戦も重要であるが、その直後に行われる名古屋戦も含めたプランが立てられるのではなかろうか。
選手起用・ゲームプランも含めて、福岡戦に挑むと思われる。
注目である。

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ザーゴ監督が優勝を争う4チームを予想。王者川崎の対抗馬は鹿島と…

サッカーダイジェストWeb編集部
2021年03月16日


次節はアウェー福岡戦。「勝点3を取る自信はある」

 サッカーダイジェスト本誌の優勝予想でも、鹿島アントラーズを優勝に推す声は少なくなかった。3月15日のオンライン取材に応じたザーゴ監督は、報道陣からの質問で「優勝候補に挙げる声も大きい。どう受け止めるか?」と問われると、「候補に挙がるのは非常に光栄」とし、「昨年の後半戦に見せたパフォーマンスからの評価になると思う」と述べた。

 指揮官の就任1年目の昨季は開幕4連敗と最悪のスタートを切ったが、徐々に持ち直し、夏場には11年ぶりの7連勝を達成。その後も大きく崩れることなく勝点を積み上げて、最終的には5位でフィニッシュ。底力を見せつけたシーズンだった。

 リアクションからアクションへ。“ザーゴ・スタイル”を浸透させた昨季を経て、今季は是が非でも目に見える成果を手にしたいところだが、タイトルを争うとしたらどんなチームがライバルとして浮かび上がってくるか。

「たとえばフロンターレは5、6年ぐらい前から改革を行なって、ここ4年で3回優勝している。同じ監督で、ほぼ同じメンバーで、意思の疎通、阿吽の呼吸を含めて、連動・連係も高い」

 ザーゴ監督はディフェンディングチャンピオンの川崎フロンターレの力は抜きんでていると認めたうえで、そこに絡んでくるチームに、鹿島はもちろん、横浜F・マリノスと名古屋グランパスを挙げた。

「マリノスは補強して、だいぶ調子が上がってきている。グランパスもかなり戦力アップして、今はそこまで得点していないかもしれないが、勝つサッカーを目指してやっている」

 川崎、鹿島、横浜、名古屋。「おそらく、この4チームの優勝争いになると予想している」とザーゴ監督は言う。

 4節を終えた時点でのスタンディングを見れば、ACL参戦の関係で1試合消化の多い川崎が開幕5連勝で首位に立ち、開幕4連勝の名古屋がこれに続く。前節の浦和戦で今季初の連勝を飾った横浜は2勝1分1敗の成績で5位。そして鹿島は、新型コロナの陽性者が発生したG大阪とのゲームが中止となり、ここまで3試合を戦い、1勝1分1敗で11位にいる。

 消化試合がまばらで暫定の順位だが、ザーゴ監督は「上位陣から引き離されないためにも、まずは勝つことが重要」と気合いを入れる。次節は17日にアウェーでアビスパ福岡との対戦が予定されている。「守備的なチームで、体格の良い選手がいて、カウンターが素早く、特に右サイドからの攻撃が目立つ」と分析。決して簡単な相手ではないが、「我々は良いサッカーをしているし、これを継続していくことが大切。勝点3を取る自信はある」と勝利を誓った。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

鹿島ザーゴ監督、今季の優勝争いは4チームと予想

鹿島アントラーズのザーゴ監督(51)が15日、17日のアウェー・アビスパ福岡戦に向けオンライン取材に応じ、優勝戦線を予想し「上位から引き離されないために勝つことが重要」と気を引き締めた。

今季はザーゴ体制2年目で、メディアなどで川崎フロンターレとともに優勝候補に挙げられるなど、周囲の期待も大きい。指揮官は「候補に挙がることは非常に光栄」とし、今季の優勝争いを、川崎F、横浜F・マリノス、名古屋グランパスを含めた4チームになると予想した。

ザーゴ監督 フロンターレは5、6年前から改革を行って、ここ4年で3回優勝している。同じ監督、ほぼ同じメンバーで連携連動の面では断トツ。その中で絡むのがアントラーズ、マリノス。マリノスも補強して大分、調子上がっている。グランパスもかなりの戦力アップをしている。今は得点こそ多くはないが、勝つサッカーを目指してやっている。おそらくその4チームの優勝争いになると予想しています。

鹿島が開幕戦で清水エスパルスに敗れたことを「計算外の出来事」と述べ「その中でも現状のチーム状態はいい内容。それを、結果につなげないといけない」とした。

昨季は、メンバーを大幅に入れ替え、MF荒木、松村、FW染野ら高卒新人を積極的に起用した。今季を見据え若手に経験を積ませる指揮官の思惑もあった。その思惑通り、今季はMF荒木が開幕3戦連続となる4得点を挙げるなど成長が著しい。さらに、まだ入国できていないMFピトゥカ、カイキのブラジル人2選手を補強している。指揮官は「いつ入国できるかが唯一の不安」としているが、2人の助っ人が加入後、さらに戦力に厚みをもたせて、上位戦線に食い下がる覚悟だ。

鹿島のザーゴ監督が成熟度に手応え 「形ができてきた。これを継続して」

 J1鹿島のザーゴ監督が、チームの成熟度に手応えを口にした。チームは15日、次節17日のアウェー福岡戦に向けて鹿嶋市内で調整。前節13日の広島戦での得点シーンについて、指揮官は「きょうのミーティングでも選手を称えた。(守備的なチームに対して)あのようなダイレクトプレーが有効な手段になる」と語った。
 前節の広島戦は1―1でドロー。1点を追う後半24分にゴール前の狭いスペースでパスをつなぎ、最後はMF荒木遼太郎の3戦連発で引いて守る相手の堅い守備をこじ開けた。MF三竿健斗のパスからMFファン・アラーノ、MF土居聖真、FWエヴェラウドと荒木を含めて5人が絡んだプレーに、指揮官は「きょう、あす練習してできるものではない」と評価した。

 今季は主力の大半が残留。攻守の連係に不可欠となる「あうんの呼吸」がようやく、チームに生まれてきた成果でもある。「サイドからのパターンなどさまざまな形ができてきた。これを継続してやっていかなければ」とザーゴ監督。就任2年目で“真価”を発揮する時が来た。

鹿島・ザーゴ監督 成熟度に自信「継続することが大事」、17日福岡戦

 鹿島のザーゴ監督がチームの成熟度に手応えを口にした。前節13日の広島戦は1―1でドロー。1点を追う後半24分にゴール前の狭いスペースで細かいパスをつなぎ、最後はMF荒木の3戦連発で同点に追いついた。
 引いて守る相手の堅い守備をこじ開けたプレーを、指揮官は「きょう、あす練習してできるものではない」と評価。17日のアウェー福岡戦に向けて「継続することが大事」とさらなる成長を期待した。

白崎凌兵・上田綺世・常本佳吾、戦列復帰

アウェイ福岡戦に向けたトレーニングの様子を伝える鹿島アントラーズ公式Twitterである。
メンバーに白崎凌兵、上田綺世、常本佳吾の姿が写る。
負傷は癒えた様子。
福岡戦での起用はあるだろうか。
過密日程の最中、メンバー選考も気になるところ。
怪我人が復帰し、選手層が更に分厚くなった。
福岡戦が楽しみである。

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杉岡大暉、スーパースライディング

杉岡大暉のビッグプレーをピックアップするJリーグ公式Twitterである。
スルーパスに飛び出した広島の選手をスライディング一発でボールを奪い取った。
これはチームを救う大きなプレイであった。
杉岡の良さがまた一つ際だった。
主軸定着への大きなアピールとなったであろう。
楽しみな左SBである。

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鹿島にあるポジティブな要素の1つが荒木遼太郎の存在

「前半45分の無失点を目標に、それを実現することで自分たちのリズムを作り出した」と記すJリーグ公式の島田徹氏によるプレビューである。
福岡番記者からすると、試合開始早々に失点しゲームを難しくし続けておることを改善することがこの鹿島戦での目標と記す。
逆に鹿島は序盤から圧倒し、先制点、追加点とたたみかけるザーゴ・サッカーをやり遂げたいところ。
今季初のアウェイゲーム、打ち上げ花火が如くゴールラッシュで勝ちきりたい。
楽しみな一戦である。

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まずは前半45分。福岡、鹿島撃破へのファーストミッション

前節の徳島戦で今季初勝利を挙げた福岡。明治安田J1第1節・清水戦での1-3の敗戦から中止となったG大阪との第2節を挟んで第3節・湘南戦を3-1、前節の広島戦は先制を許しながらドローに持ち込み、勝点を着実に重ねる鹿島。課題は抱えながらも好調に転じる気配を感じさせるチーム同士のゲームはどんな展開となるのか。

福岡は何よりも前節の勝点3獲得がパワーになるはずだが、改善しなければならない大きな課題がある。それは、前半序盤での失点。第1節・名古屋戦では4分、第2節・清水戦では12分、そして徳島戦が2分と、開始早々に失点を喫して自ら試合を難しくしているのだ。試合巧者の鹿島を相手に同じことを繰り返せば勝点獲得が遠のくことは明らかだ。

その解決策を問われて答えを出すのは簡単ではないが、例えば前節で貴重な同点ゴールをマークしたエミル サロモンソンは「最初の10分、最後の10分が試合で重要になることは誰もが知っている。自分たちは最後の10分はよくやれているので、それと同じように最初の10分をプレーするようにしようと、みんなが理解し、努めることが大事だと思う」と、一人ひとりが良い集中力を持って試合に入ることが解決策の1つになり得ると話す。

そして4試合連続先発中のGK村上 昌謙が「常勝・鹿島と言われるだけあり、チームとしてのしっかりとした勝ち方を持っている。だからウチはまず失点をしないことが大事になると思うので、守備陣としてはゼロの時間をできるだけ長くする、またそこから90分通して失点を抑えられるようにすることを目標にしたい」と言うように、まずは前半45分の無失点を目標に、それを実現することで自分たちのリズムを作り出したい。

鹿島はザーゴ監督が実現を目指す「パスをつなぎながら相手ゴールに迫力を持って入り、ゴールを狙う」攻撃的なサッカーを、無失点の時間を長くしようとする福岡相手にどう表現していくかがポイントになる。守備を前提に入ってくる福岡の覚悟を徐々に崩す粘り強い多様なボールの動かし方ができるか、また網目が詰まった守備網に穴を開けるためのリスクを冒す覚悟を持てるかに注目したい。

鹿島にあるポジティブな要素の1つが、3試合連続ゴール中の荒木 遼太郎の存在だろう。「結果を出してそれを継続することが大事。次の試合でも結果を出せるように、またチームのために頑張りたい」と本人も4試合連続ゴールに意欲を見せ、それを勝利につなげたいと意気込んでいるので、そのプレーぶりにはぜひ注目してもらいたい。

そんな好調な選手を素直に生かし、また逆におとりに使えるうまさを持っているのも鹿島というチームの強み。福岡もそこは承知しているようで、例えば村上は「ノっている荒木選手への警戒は当然必要だが、その選手だけを警戒すると組織的な守備というところでバランスが崩れる可能性もあるし、鹿島は誰か1人を抑えれば勝てるというチームではないので、1人にフォーカスするのではなくチームとしてバランスよく守っていきたい」と話している。

試合は鹿島がボールを握りながら進む展開が予想できるが、守備を意識して入るだろう福岡にとっては、押し込まれても無失点の時間が長く続けば、それは“主導権を握った展開”と認識することができる。見た目とは異なる結果が出る可能性もあるこのカード、面白くなりそうだ。

[ 文:島田 徹 ]

ニーム・植田直通、リーグ戦初先発

リーグ戦に初先発したニームの植田直通である。
フル出場するも1-1のドローの結果であった。
追いつかれての引き分けに「勝ちたかった。チャンスが目の前にあっただけにすごく悔しい」とコメントしておる。
次戦は勝利に貢献し、完全移籍を勝ち取るのだ。
活躍の報を待っておる。

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植田直通、初先発も引き分けに「悔しい」

 サッカーの海外各リーグは14日、各地で行われ、フランス1部でニームの植田直通がモンペリエ戦でリーグ初先発してフル出場。試合は1-1で引き分けた。

 3日のニース戦で終盤に投入されてリーグ戦デビューを果たしたニームの植田が、センターバックで先発に抜てきされた。1月に加入した日本代表DFは「それ(先発出場)を目指してここに来たし、コンディションもかなり上がってきたところでチャンスをもらった」と自信を持ってピッチに立った。

 得意のヘディングだけでなく、効果的なパスを出して攻撃の起点にもなった。チームは1-0の終盤に失点し、残留争いの中で貴重な勝ち点1をつかんだが「勝ちたかった。チャンスが目の前にあっただけにすごく悔しい」と笑顔はなかった。(共同)

サッカーダイジェスト 広島戦寸評

サッカーダイジェストによる広島戦の寸評ある。
1-1のドローという結果にバラツキのある評価が並ぶ。
その中で沖と荒木に高評価が与えられた。
沖はクリーンシートこそなし得なかったもののビッグセーブもあり、チームへの貢献度は高かくMOMも与えられておる。
攻撃的なチームを支える守護神として満足を行くパフォーマンスと言えよう。
そして荒木である。
「乗りに乗るワンダーボーイがまた決めた」という寸評に非常に燃えるものがある。
チームが逆転しておればMOMになっておったであろう。
過密日程を考慮され得点後に交代したことが痛かった。
また、エヴェラウドに関して、「キックフェイント一発で相手をかわしてシュートに持ち込んだり、ひねりヘッドでゴールの枠を捉えたり、今季初得点が近づいていることを印象づけた」と評する。
シュート数8本はかなりチャンスが作れておる証拠。
エヴェラウドのコンディションが更に上がれば、大勝を続けていくようになるであろう。
そして、杉岡がいよいよ本領を発揮しだした。
小泉慶の評価も良く、両SBの層がJリーグ随一になっておることが鹿島の特長と言えよう。
この試合こそ望む結果ではなかったが、攻撃力は見て取れた。
今後が楽しみである。

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【J1採点&寸評】鹿島1-1広島|ふたりのスコアラーと守護神を高評価。MOMに選んだのは…

サッカーダイジェストWeb編集部
2021年03月14日


鹿島――沖は55分のピンチを冷静にセーブ


【警告】鹿島=L・シルバ(25分)、杉岡(90+4分) 広島=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】沖 悠哉(鹿島)


[J1第4節]鹿島1-1広島/3月13日/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島 6
相手の堅守を褒めるべきか、フィニッシュにかかる精度の低さを嘆くべきか。広島の3倍以上となるシュート21本を放ちながら試合をひっくり返すまでには至らなかった。

【鹿島|採点・寸評】
MAN OF THE MATCH
GK
31 沖 悠哉 6.5
最後の砦としての面目躍如。1点のリードを許す展開のなか、55分のピンチを冷静にセーブし、追加点を与えなかったことが黒星回避につながった。

DF
37 小泉 慶 6
試合序盤に味方とのパス交換からゴールに向かって進入し、果敢にシュートを放つ。開幕戦以来のスタメン出場にみなぎる想いが垣間見えた。

DF
39 犬飼智也 6
引いた相手に対して攻撃参加する機会が多く、77分には柔らかいクロスをエヴェラウドの頭に合わせた。

DF
28 町田浩樹 6
インナーラップからグラウンダーのアーリークロスを送ったり、右CKのチャンスにヘッドで狙ったり、試合終盤に攻撃面で気を吐いた。

DF
5 杉岡大暉 6
バタバタしていた前半とは打って変わって、後半は左サイド深くまでもぐりこんだ。79分、相手の抜け出しに対して左足をよく伸ばし、チームの危機を救った。

MF
20 三竿健斗 6
タイムアップが刻一刻と迫るなか、逆転を期してミドルシュートを放つも枠を捉えられず、険しい表情を浮かべた。

MF
4 レオ・シルバ 6(71分OUT)
今季初のスタメン。ボールによく絡み、守備への献身も忘れず、ベテラン健在をアピールした。

鹿島――土居は細かいタッチに微妙なズレ


スタメンで今季初出場の杉岡。前半はバタバタしていたが、後半は攻守両面で好プレーを見せた。写真:滝川敏之

MF
7 ファン・アラーノ 5(78分OUT)
53分にエヴェラウドに送ったクロスの質は高かったが、全体的に疑問符の付くパフォーマンス。辛めに評価せざるを得ず。

MF
13 荒木遼太郎 6.5(71分OUT)
乗りに乗るワンダーボーイがまた決めた。開幕から3戦連発だ。ボールが動いている間に生まれた“おいしいスペース”を逃さなかった。

FW
8 土居聖真 5.5(84分OUT)
降り続く雨が影響したのか、細かいタッチに微妙なズレが生じた。前節に見せた舌を巻くような切れ味が影を潜めた。

FW
9 エヴェラウド 6
キックフェイント一発で相手をかわしてシュートに持ち込んだり、ひねりヘッドでゴールの枠を捉えたり、今季初得点が近づいていることを印象づけた。

途中出場
MF
11 和泉竜司 5.5(71分IN)
こう着した攻撃にアクセントをつけるべく、同点弾を決めた荒木に代わり投入された。思い描く逆転ストーリーとはならなかった。

MF
25 遠藤 康 6(71分IN)
試合終了間際の右CKのチャンスで、ゴール前に上がっていた町田にピンポイントのボールを供給。アシストした前節を思い起こすようなシーンだった。

MF
6 永木亮太 6(78分IN)
89分、右サイドを駆け上がり、エヴェラウドのヘッドを引き出す絶妙クロスを送ったが、起死回生の逆転アシストとはならず。

FW
19 染野唯月 ―(84分IN)
土居に代わってピッチに入り、本職のFWではなく、右MFを務める。ボールにほとんど絡めなかった。

監督
ザーゴ 6
後半は相手陣内に押し込んでいただけに、逆転弾を奪えず「勝点2を失ったと思っている」と悔しさをあらわにした。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

構成●サッカーダイジェストweb編集部


広島戦コメント・報道

「ひとつのチームがカウンターやセットプレー狙いで、もうひとつのチームがフットボールをやるという状況の試合だった」と振り返る指揮官である。
広島の行ったサッカーはザーゴ監督の標榜するフットボールとはかけ離れていたため口から出たものと思われる。
ただこの言葉をそのまま受け取っては思慮の浅さを露呈するだけであろう。
指揮官は守るべきモノを守るためのコメントを出しただけである。
特にシュート8本を放ちながらもノーゴールとなったFWには批判が集まりやすい。
そこから目をそらすことは大事なことである。
また同点弾の荒木遼太郎は、「ニアだったらたぶんはじきやすかったと思うので、ファーサイドに打ちました」と同点弾を振り返る。
飯店シュートの状況で稿も冷静にプレーしておるところが結果を出し続けておるところであろう。
才能の深さを感じさせられる。
それから今季リーグ戦初出場の杉岡大暉は、「しっかり自信を持ってやれた部分もありますし、最後のクロスの精度が足りないところもあったので、最後の質にはまだまだこだわっていかないといけないと思います」と振り返る。
永戸とは異なる特徴を強く出せたと感じさせられた。
ゴリゴリとPAに侵入していくプレーには驚かされた。
今季は多くの出場機会を得て行くであろう。
また、報道に目を向けると、荒木の開幕3試合連続ゴールにスポットが当てられておる。
鹿島アントラーズのクラブ記録としては、2008年のマルキーニョス以来とのこと。
まさにニュースと言えよう。
また、サッカーダイジェストWebは荒木のゴールに至る経緯を分析しておる。
7人が関与し、13本のパスを繋いで崩しきったプレーはもっと賞賛されるべきである。
ザーゴ監督は攻撃的で守りを固める相手を攻略出来るチームを作りつつある。
強い鹿島の完成は近い。
楽しみである。

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2021明治安田生命J1リーグ 第4節

鹿島アントラーズ:ザーゴ
ひとつのチームがカウンターやセットプレー狙いで、もうひとつのチームがフットボールをやるという状況の試合だった。就任当初からフットボールをしてつなぎながら迫力を持って相手ゴールに入っていくということを指導し続けてきた。特に若い選手が多いチームになってきているので、そういったフットボールの醍醐味や楽しさをしっかり指導して、日本のフットボールの発展につなげることができればという思いでやってきている。そういう部分が選手たちも最後まで諦めずにやった結果、得点ができたのではないかと思っている。それをやり続けないといけない。

Q.今日の勝ち点1という結果についてどう評価している?

A.勝ち点2を失ったという思いでいる。前半でシュート1本と後半にもシュート1本あって、沖選手がセーブをしていい仕事をしてくれた。それ以外は自分たちがやるべきことをやり続けた結果、得点をすることができた。今後も今回のような相手が出てくる。僕が指導し続けている、はやいパス交換や相手の嫌がるところへ侵入して、そこにパスを供給することをもっと突き詰めていかないといけない。今はその質を向上していかないといけない。



【杉岡 大暉】
ホームだったので、勝たないといけない試合だった。そういう意味では悔しい試合になった。自分が出ることによって、チームに推進力を与えて結果をもたらしたかった。残念な結果になった。自信を持ってしっかりとやれた部分もある。ただ、最後のクロスなど、あと一歩の精度が足りなかった。そこを得点につなげていくなど、もっと結果にこだわらないといけない。

【荒木 遼太郎】
(ゴールシーンを振り返ると)健斗君からパスをもらうときに、アラーノは見えていた。もらってワンタッチで出して、そこから土居選手、エヴェラウド選手とつないで、自分が走ればパスが出てくると思っていた。エヴェラウド選手がうまくパスを出してくれた。結果を出して、それを継続することが大事。次の試合も結果を残せるよう、チームのために頑張りたい。

明治安田生命J1リーグ 第4節
2021年3月13日(土)16:03KO
県立カシマサッカースタジアム


[ ザーゴ監督 ]
1つのチームが守備をしてカウンターを狙ったりセカンドボール、セットプレーを狙っていたと思います。もう1つのチームがサッカーをするという状況だったと思います。僕は日本に来てから就任当初からサッカーをプレーすること、パスをつなぎながら相手ゴールに迫力を持って入りゴールすることを指導し続けています。特に若い選手が多くなってきているので、そういうサッカーの醍醐味や楽しさというところをしっかりと指導して、日本のサッカーの発展につなげることができればという思いでやっています。そういう部分が選手たちも最後まであきらめずにやった結果、最後に得点ができたと思いますし、それをやり続けないといけないと思います。

--勝点1についてどう評価するか?
勝点2を失ったかなという思いでいます。ただ前半で(相手に)得点場面のシュートが1本あり、後半にも1本あり、そこは沖(悠哉)選手がセービングで仕事をしてくれました。良い仕事をしてくれましたが、それ以外はほとんど何もなかった。自分たちがやるべきことをやり続けた結果得点することができました。ただ、今後もそういう相手が出てくる。僕が指導し続けている、つなぐというところ、早いパス交換だったり相手がイヤがるところに進入していくところをもっともっと突き詰めていかないといけない。いまはそこを向上していこうと思います。おそらく多くのチームがそういう戦法でわれわれと対戦してくると思います。

明治安田生命J1リーグ 第4節
2021年3月13日(土)16:03KO
県立カシマサッカースタジアム


荒木 遼太郎 - Ryotaro ARAKI
MF 13
荒木 遼太郎
Ryotaro ARAKI

まず、僕が(三竿)健斗くんから受けて、それでアラーノ(ファン アラーノ)に出して、アラーノがエヴェ(エヴェラウド)に出したタイミングで斜めに走ったらパスが出てくると思ったので、そこを信じて走ったら、エヴェがちょうど出してくれたので、あとは反転してコース、ゴールはイメージで流し込みました。自分のボールをたぶん相手のGKは見えていないと思ったので、ニアだったらたぶんはじきやすかったと思うので、ファーサイドに打ちました。

--VARは?
さっき映像を見たら後ろの選手が残っていてオフサイドじゃなかったんですけど、自分は全然見えていなかったのでオフサイドかなとずっと思っていました。決めたあとは、まだ同点だったので次の1点を決められるように周りを鼓舞するような気持ちでした。

--結果を出し続けていることについては?
結果を出してそれを継続することが大事だと思う。次の試合でも結果を出せるように自分自身もチームのために頑張りたいと思います。

杉岡 大暉 - Daiki SUGIOKA
DF 5
杉岡 大暉
Daiki SUGIOKA

ホームでしたし、勝たなきゃいけない試合だった。悔しい結果に終わったと思います。

--初先発について。
自分が出ることによってチームに推進力を与えて結果を持ってきたかった。そういう意味では残念でした。

--自身のプレーは?
しっかり自信を持ってやれた部分もありますし、最後のクロスの精度が足りないところもあったので、最後の質にはまだまだこだわっていかないといけないと思います。

--今季の意気込みについて。
去年、自分は悔しい思いをしたので今年に懸ける思いは強い。永戸(勝也)選手の試合を見て学ぶことがすごく多かった。すごく良いライバルなので切磋琢磨して、自分が試合に出る機会をもっと多くできればと思います。

【鹿島】またも荒木遼太郎! 開幕から3戦連発4ゴールは「周りの選手のおかげ」

2021-03-13
サッカーマガジン編集部


3月13日、明治安田生命J1リーグは第4節が開催され、鹿島アントラーズはサンフレッチェ広島とカシマスタジアムで対戦。前半に浅野雄也に先制ゴールを許す展開となったが、後半に荒木遼太郎が同点ゴールを奪取。追加点は奪えなかったが、引き分けに持ち込んだ。


上写真=今季のリーグ戦3試合で4得点を挙げた鹿島アントラーズの荒木遼太郎(写真◎J.LEAGUE)

■2021年3月13日 J1リーグ第4節(@カシマ/観衆6,829人)
鹿島 1-1 広島
得点:(鹿)荒木遼太郎
   (広)浅野雄也

VAR判定に「オフサイドかなと…」

 鹿島でプロ2年目のシーズンを戦う19歳の勢いが止まらない。前節の湘南戦に続いて先発メンバーに名を連ねた荒木遼太郎が、1点ビハインドの状況で迎えた69分に“またも”ゴールネットを揺らした。

「健斗くん(三竿)からパスをもらうときに、アラーノは見えていたのでワンタッチで出して、そこから聖真くん(土居)、エヴェラウドとつながったときに、(相手の)背後のスペースが空いていました。自分が走ったら(パスを)もらえると思って、信じて走りました」

 左サイドの杉岡大暉のクロスが流れたボールを小泉慶が拾い、三竿健斗に預け、そこから荒木、ファン・アラーノ、土居聖真、エヴェラウドと華麗にパスがつながった。エヴェラウドがラストパスを出した先に待っていたのは荒木。左足でボールを止め、体を回転させながら右足でゴールに蹴り込んだ。

「エヴェ(エヴェラウド)が(パスを)出してくれたので、あとは反転してシュートを打ちました」

 ただ、すぐにはゴールが認められなかった。ラストパスを受けた荒木がオフサイドライン際に立っていたこともあり、VARのチェックが入った。「後ろの(相手)選手を全然見えていなかったので、オフサイドかなとずっと思っていました」と荒木は苦笑いするも、ギリギリのところでオフサイドにはなっておらず、得点が認められた。

「まだ同点で時間もあったので、勝ち越しも行けるんじゃないかと思って、次の1点を決められるように周りを鼓舞しました」

 開幕戦、第3節湘南戦に続いてカシマスタジアムに歓喜をもたらした背番号13は、その直後に和泉竜司と交代。その後、チームは勝ち越し点を奪うことはできず引き分けに終わった。荒木自身は開幕からのリーグ戦3試合連発となる4ゴール目を記録。「自信につながっているけれど、周りの選手のおかげ」と、あくまでもチームメイトの重要性を強調する。

「これからも結果にこだわってやっていきたい。次の試合でもチームのために頑張りたいです」

 次こそはチームを勝利へと導くために、荒木はまたどん欲にゴールを狙っていく。

取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


前節は2得点を挙げた鹿島アントラーズの荒木遼太郎(写真◎J.LEAGUE)

【鹿島】「これからも切磋琢磨して」。定位置奪取を狙う杉岡大暉の競争心

2021-03-14
サッカーマガジン編集部


3月13日、明治安田生命J1リーグは第4節が開催され、鹿島アントラーズはサンフレッチェ広島とカシマスタジアムで対戦。前半に浅野雄也に先制点を奪われるも、後半に荒木遼太郎のゴールで同点に追いつき引き分け。今季初先発の杉岡大暉は悔しさを浮かべた。


上写真=左サイドから攻め込む鹿島アントラーズの杉岡大暉(写真◎J.LEAGUE)

■2021年3月13日 J1リーグ第4節(@カシマ/観衆6,829人)
鹿島 1-1 広島
得点:(鹿)荒木遼太郎
   (広)浅野雄也

加入2年目の決意。「今年に懸ける思いはすごく強い」

 加入2年目の杉岡大暉が今季初先発。左サイドバックのポジションに入り、積極果敢な攻撃参加や、後半には捨て身のスライディングで相手の攻撃を食い止める場面もあった。69分の荒木遼太郎の同点ゴールも、杉岡が左サイドをドリブルして上げたクロスからつながったもの。しかし結果は引き分けに終わり、「ホームで勝たなければいけない試合だった。悔しい試合になったし、残念な結果」と肩を落とした。

 3月3日のルヴァンカップ第1節鳥栖戦以来、10日ぶりのスタメン出場に気合いが入っていた。J1開幕戦と第3節湘南戦に出場した永戸勝也が、昨季から多くの試合で鹿島の左サイドバックを務めているだけに、「昨年はすごく悔しい思いをした。そのぶん、今年に懸ける思いはすごく強い」と定位置奪取に燃える。だからこそ、「自分が出ることによって、チームに推進力を与えて、結果(勝利)に持っていきたかった」。

 勝利を手にすることはできなかったものの、杉岡自身は課題と収穫を得た。

「しっかりと自信を持ってやれた部分はあります。でも、その中で最後のクロスの精度が足りなかった。得点につなげること、最後の質ということには、まだまだこだわっていかないとな、と思っています」

 現状では出場機会は限られているものの、永戸とのポジション争いは確実に杉岡の成長を促しているはずだ。

「(昨年)1年間、永戸選手の試合を見て学ぶこともすごくありました。すごくいいライバルだと思っているし、これからも切磋琢磨してやっていきたい。その中で、自分が試合に出られる機会を多く作れればいいです」

 深紅の「5」の背中が見せる、前へ、前へと突き進む姿勢が、チームに勝利へのエネルギーを与えていく。

取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE

7人が関与し、つないだパスは13本。鹿島・荒木遼太郎のフィニッシュに至るまでの連動性ある崩しをプレーバック

サッカーダイジェストWeb編集部
2021年03月13日


右サイドの小泉から三竿へ。ここからスピードアップ


広島戦で貴重な同点弾を決めた荒木。これで開幕から3戦連発と絶好調だ。写真:滝川敏之

 フィニッシュに至るまでの流れは、実に見事だった。

 J1リーグ第4節の鹿島アントラーズ対サンフレッチェ広島戦は1-1のドロー決着。特筆すべきは、連動性に富むパス交換から生まれた鹿島の荒木遼太郎の同点弾だ。

 0-1で迎えた69分。右サイドで相手のクリアを拾った土居聖真が、小泉慶にバックパス。小泉は中央の三竿健斗に横パス。受けた三竿は前にいるファン・アラーノに預け、リターンをもらって、相手のギャップをついてフリーになっていた荒木遼太郎にパスを通す。荒木は左サイドで高い位置を取る杉岡大暉に。杉岡は対峙するDFを振り切ってクロスを供給する。

 このボールは中で誰にも合わず右サイドに流れたが、小泉が素早く反応し、回収後に三竿にパス。ここからスピードアップ。三竿はパスをもらいに来た荒木に。そこから荒木→J・アラーノとダイレクトでつなぎ、J・アラーノはペナルティアークにいる土居へ。土居は振り向いて後ろのエヴェラウドへ。その間に荒木がするするとゴール前に侵入。その荒木にエヴェラウドが強めの縦パス。受けた荒木は左足でトラップし、振り向きざまに右足を振り抜き、ネットを揺らした。

 この時、広島の最終ラインには6人がスタンバイし、その前には3人。計9人が守る敵の守備陣形を鹿島の選手たちはこじ開けてみせた。

 このゴールに関与した鹿島の選手は全部で7人。杉岡のクロスもカウントすれば、つないだパス本数は13本。左右に揺さぶり、緩急をつけた鮮やかな崩しから、荒木のファインゴールは生まれた。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

鹿島荒木3戦連発で広島と引き分ける/鹿-広4節


鹿島対広島 後半、右足を振り抜いて同点ゴールを決める鹿島MF荒木(撮影・丹羽敏通)


鹿島対広島 先制を許したが、追いついた鹿島イレブン(撮影・丹羽敏通

<明治安田生命J1:鹿島1-1広島>◇第4節◇13日◇カシマ

サンフレッチェ広島は前半30分、ロングボールを前線のFWドウグラス・ヴィエイラが競り勝ち、頭で落としたところをFW浅野が強烈な左足ミドル。スーパーゴールで先制に成功した。

後半は、鹿島が敵陣に押し込む時間が続き、中央突破。サイドからのクロスと多彩な攻撃を繰り出す。後半24分、ゴール前で細かいパスをつなぎ、最後は19歳MF荒木がFWエヴェラウドの縦パスを絶妙なトラップで止めシュートを放ち、同点に追いついた。荒木は開幕から3戦連発で今季4点目。試合はそのまま引き分けに終わった。

広島大迫と鹿島沖「21歳GK対決」は引き分け


鹿島対広島 先制を許したが、追いついた鹿島イレブン(撮影・丹羽敏通)

<明治安田生命J1:鹿島1-1広島>◇第4節◇13日◇カシマ

サンフレッチェ広島は東京五輪世代のGK大迫は同じ年の鹿島アントラーズGK沖との「21歳対決」に引き分けた。

東京五輪代表コーチの川口能活氏が視察する中、大迫はハイボールの強さを見せつけ「相手の特長を消しながら守れたが、守りきることができなかったのはすごく悔しい」と振り返った。沖との対戦に「僕自身も初めてで、試合前から楽しみにしていた。勝ちたかった」と悔しさを口にした。

鹿島19歳荒木が開幕3戦連発 城以来10代2人目


鹿島対広島 後半、右足を振り抜いて同点ゴールを決める鹿島MF荒木(撮影・丹羽敏通)


鹿島対広島 後半、右足を振り抜いて同点ゴールを決める鹿島MF荒木<13>(撮影・丹羽敏通)


鹿島対広島 後半、同点ゴールを決めた鹿島MF荒木(中央)(撮影・丹羽敏通)


鹿島対広島 後半、同点ゴールを決めた鹿島MF荒木(手前)を抱きしめるザーゴ監督(撮影・丹羽敏通)


<明治安田生命J1:鹿島1-1広島>◇第4節◇13日◇カシマ

鹿島アントラーズの19歳MF荒木遼太郎が、広島戦で開幕から3戦連発となる今季4点目を挙げた。

0-1の後半24分にFWエヴェラウドの縦パスを絶妙なトラップで収め右足を振り抜いた。10代の開幕3試合以上連発は94年の城彰二(市原)以来、史上2人目の快挙となった。今季から柳沢敦氏、興梠慎三(現浦和)ら歴代のエースが背負った背番号「13」を付ける。さらにゴールへの意識が高まった令和の「13」が、柳沢氏が持つクラブ最多の開幕4戦連続弾を超えることを誓った。

   ◇   ◇   ◇

19歳の勢いが止まらない。0-1で迎えた後半24分。荒木が、守りを固める広島ゴールに襲いかかった。狭いエリアをMF土居、FWエヴェラウドとパスがつながれる。ゴール前に走り込むと、絶妙なトラップからシュートを打ちネットを揺らした。オフサイドの有無はVAR判定に委ねられたが、判定はゴール。荒木は「先ほど映像を見たら後ろの選手が残っていた。自分からは全然、見えていなかったのでオフサイドかなと思ってました」と苦笑した。

プロ2年目の今季から背番号「13」を背負う。クラブスタッフから「この番号にして頑張って」と提示され「去年から気持ちの部分で変えたい」と、偉大な先輩の番号を受け継ぐことを決めた。荒木は「今年は2年目で、プレー中も周りが見えて少しずつ余裕が持て、気持ちもうまく整理できている。去年以上にゴールを意識するようにしている」。いい意味で「13」のプレッシャーを感じながら、開幕から3戦連続で4発と波に乗る。

開幕前は今季の目標を「5ゴール5アシスト」と掲げていたが、第4節で4得点。上方修正については「まだ5点目を取っていないので。それを取ってから考えます」と冷静だ。

10代での開幕3試合連続弾は、94年に18歳だった市原FW城彰二(開幕4試合連続)以来、27年ぶり2人目。鹿島での開幕3戦連発弾は08年のFWマルキーニョス以来、13年ぶり4人目で、柳沢氏が持つ開幕4試合連続のクラブ記録まであと1つと迫った。荒木は「その記録を塗り替えていけるようにしたい」と、偉大な先輩超えを誓った。【岩田千代巳】

▼記録メモ 鹿島の19歳MF荒木が開幕3試合連続ゴール。10代で開幕3試合以上連発は94年に18歳だった市原FW城彰二(開幕4試合連続)以来、27年ぶり2人目の快記録となった。鹿島としても珍しく、08年のFWマルキーニョス以来13年ぶり4人目。クラブ最多は98年のFW柳沢敦で開幕4試合連続。

◆荒木遼太郎(あらき・りょうたろう) 2002年(平14)1月29日、熊本県生まれ。熊本ジュニアユースから東福岡高を経て20年、鹿島に加入。昨季は開幕戦で途中出場し、鹿島では内田篤人氏以来となる高卒新人の開幕デビューとなった。昨季は26試合2得点。今季は3試合4得点とキャリアハイ更新中。世代別代表にも常に選ばれている。170センチ、60キロ。

鹿島19歳MF荒木が大仕事!城彰二以来27年ぶりの10代3戦連発

明治安田生命J1リーグ 第4節 鹿島1―1広島 ( 2021年3月13日 カシマスタジアム )


<鹿島・広島>後半24分、ゴールを決める鹿島・荒木(左から3人目)(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ


 高卒2年目の19歳が、大仕事をやってのけた。0―1の後半24分に鹿島MF荒木遼太郎(19)が、右足で開幕から3戦連発となる同点ゴール。10代でのリーグ3戦連発は94年市原の城彰二以来2人目。今季4点目で、クラブの10代シーズンで最多となる96年柳沢敦の5得点にあと1点に迫った。
 魅せた。また、荒木だ。1点を追う後半24分。狭いスペースでの細かいパス交換からFWエヴェラウドの縦パスを受けると、最後は回転しながら右足でゴール左隅へ流し込んだ。先月27日の開幕・清水戦から続く3戦連発。今年2月の宮崎キャンプで「今年は自分のポジション争いも激しくなる。その中で自分が試合に出て、結果を出し続けることが大事」と話していた通り、またもネットを揺らした。

鹿島 19歳・荒木、城以来10代3戦連発 “飛び級”五輪代表へ猛アピール「結果残して代表に」

[ 2021年3月14日 05:30 ]

明治安田生命J1第4節 鹿島1-1広島 ( 2021年3月13日 カシマ )


<鹿島・広島>後半24分、ゴールを決める鹿島・荒木(左から2人目)=撮影・西海健太郎
Photo By スポニチ


 各地で6試合が行われ、鹿島は1―1で広島と引き分けた。1点を追う後半24分に高卒2年目のMF荒木遼太郎(19)が、開幕から3戦連発となる同点ゴール。10代での3戦連発は94年市原(現J2千葉)の元日本代表FW城彰二(当時18)以来、27年ぶり2人目。クラブの10代選手で歴代最多となる96年FW柳沢敦の5得点へあと1点と迫り、飛び級での東京五輪代表へ猛アピールした。
 止まらない。鹿島の19歳が、またもネットを揺らした。1点を追う後半24分だ。ゴール前での細かいパス交換から、最後は荒木が振り向きざまに右足で流し込んだ。過去に94年の城彰二しか達成していない10代での3戦連発。「自分は(相手DFが)見えていなかったので、オフサイドかなと思っていた」と控えめに笑った。

 開幕からリーグ3戦4発と大活躍。ザーゴ監督は「昨年のキャンプから何か違うものを持っている感覚があった」と振り返る。名門・東福岡から加入した昨季は26試合で2得点。内田篤人以来となる高卒1年目での開幕戦デビューを果たすなど、攻撃的MFとして的確な状況判断や得点への嗅覚など光るものはあったという。

 その素質はクラブの環境でさらに磨かれた。鹿島では毎年、高卒選手を複数人獲得。荒木もFW染野、MF松村らと同期入団で互いに切磋琢磨(せっさたくま)してきた。日本代表MF柴崎らと同期のMF土居は「同期には負けたくないと気持ちが奮い立つ。そのサイクルが毎年ある」と、クラブから若手飛躍の秘けつを明かした。

 今季はFW柳沢、FW興梠(浦和)らが背負ったエース背番13を継承。昨季10得点を挙げた東京五輪世代のFW上田綺世が故障離脱の中、その穴を埋める活躍を見せている。今年5月開催予定だったU―20W杯はコロナ禍で中止となっただけに、荒木は「結果を残して代表に入り、チームを優勝に導きたい」と飛び級での東京五輪代表を見据えた。

 〇…19歳の鹿島MF荒木が開幕3戦連発。10代での開幕3試合連続ゴールは、94年鹿児島実から新加入の市原FW城彰二の4試合以来2人目。開幕からに限らない10代の3試合連弾もこの2人だけだ。

 〇…鹿島の開幕3試合連続得点は08年のFWマルキーニョス以来4人目。最多は98年のFW柳沢敦の4試合連続。また、荒木はこれで今季4点目。鹿島の10代でのシーズン最多得点は96年柳沢の5点であと1点に迫った。

 ▼城彰二氏 荒木はゴール前で思い切りがいいし、パスが来たら迷いがない。そしてパスが来そうなところにいる。これは点を取れる選手に大事なもの。努力している証拠だ。中盤の選手だが、得点感覚も良く、鹿島のスタイルにも合っている。そしてフレッシュさも大きい。目の前の試合に全力で臨み、監督やチームメートの要求に応えようとしていることがいい結果につながっている。私もそうだったが、ゴールを決めることで信頼が深まり、いい循環になる。欲を出して先のことを考えだすと決められなくなるものだ。荒木は4戦連発もいける。ぜひ私を超えてほしい。 (元日本代表FW)

 ◆荒木 遼太郎(あらき・りょうたろう)2002年(平14)1月29日生まれ、熊本県出身の19歳。熊本ジュニアユースから東福岡高に進み2年時に高校選手権出場。U―15~17、19日本代表。昨年2月16日のルヴァン杯名古屋戦でプロデビュー。同年8月16日の神戸戦でプロ初ゴールをマークした。1メートル70、60キロ。利き足は右。

【鹿島】荒木遼太郎がまた決めた! 10代で開幕3試合連続ゴールは94年城彰二以来

2021年3月14日 7時0分スポーツ報知


後半24分、同点ゴールを決める鹿島・荒木

◆明治安田生命J1リーグ 鹿島1―1広島(13日・カシマ)

 鹿島はプロ2年目のMF荒木遼太郎(19)の3戦連続ゴールで広島と1―1のドロー。

 鹿島のプロ2年目、19歳MF荒木が3戦連発でチームに勝ち点1をもたらした。1点を追う後半24分、FWエベラウドからペナルティーエリア内でパスを受けると、反転しながら右足でゴール左に決めた。10代での開幕3試合連続得点は、94年にFW城彰二(市原)が4戦連続を記録して以来2人目。荒木は「結果を出して、それを継続することが大事」と受け止めた。

 今季から柳沢敦(現鹿島ユース監督)、興梠慎三(現浦和)らが背負った13番を託され、「5得点、5アシスト」とノルマを掲げた。だが、わずか3試合で4得点と達成間近。J1得点ランクでも2位タイに浮上した。「2年目で気持ちもうまく整理できている。去年以上にゴールを意識するようにしている」。しなやかに、難しいゴールを決める。鹿島13番の系譜が、荒木に引き継がれている。(内田 知宏)

 ◆荒木 遼太郎(あらき・りょうたろう)2002年1月29日、熊本県生まれ。19歳。シャルムFC熊本でサッカーを始め、熊本ジュニアユースを経て、東福岡高に進学。2列目を本職とし、正確な足技で局面を打開する。U―16日本代表の主力として臨んだU―16アジア選手権で優勝。20年に鹿島に加入した。170センチ、60キロ。

鹿島アントラーズMF荒木遼太郎が華麗な連係から開幕3戦4発目!ドロー決着でサンフレッチェ広島は無敗維持


(C)Getty images

【Jリーグ(J1)結果】明治安田生命J1リーグは13日に第4節が行われ、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島が対戦した。
明治安田生命J1リーグは13日に第4節が行われ、鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島が対戦した。

新型コロナウイルスの影響による日程変更もあり、ここまで2試合を消化して1勝1敗の鹿島が、3試合を消化して1勝2分け無敗の広島をホームに迎えた一戦。

強い雨が降る中での一戦に向けて、鹿島はエヴェラウドや土居聖真、レオ・シルバらを先発で起用した。対する広島はドウグラス・ヴィエイラや浅野雄也、青山敏弘らを送り出している。

両チームは序盤こそ互いにピッチの状態をうかがうようにパスを回していたが、徐々にテンポをアップ。比較的鹿島が攻勢を強め、16分にはボックス手前中央のエヴェラウドが左足でグラウンダーのシュートを浴びせてゴールを脅かした。

攻め込まれる展開が目立ち始める広島は素早く前線にボールをつけて反撃していく。すると30分、ボックス手前中央でゴールを背にしてロングボールを収めた浅野が振り向いて左足を一閃。強烈なシュートをゴール左に突き刺した。

前半終盤はビハインドを背負う鹿島が押し込む時間が続くが、広島もブロックを敷いて待ち構えるようにして対処。ハーフタイム中に雨が止み、リードする広島は野上結貴に代えて佐々木翔を投入して後半に突入する。

後半に入ってもポゼッションを高める鹿島だったが、守備に人数を割く広島をなかなか崩すことができない。53分には右サイドからのアーリークロスに高く飛び上がったエヴェラウドが頭で合わせたが、GK大迫敬介にキャッチされる。

55分にはボックス内に抜け出した浅野が一対一の絶好機を迎えたが、ここではGK沖悠哉に軍配。若き守護神のファインセーブで鹿島が窮地を脱した。

59分には鹿島ボールの左CKの流れからボックス内で混戦が発生する。その中でボールがゴールライン際まで転がっていく場面もあったが、ギリギリでGK大迫が処理した。

それでも69分、鹿島はボックス手前中央で複数人が細かく連係してボックス内にラストパスを供給。うまくボックス内に抜け出した荒木遼太郎が一対一を制し、鹿島がスコアを同点にする。なお、荒木にとってはリーグ戦3戦連発の4点目となった。

終盤に差し掛かってさらにギアを上げようとする鹿島は、その荒木やレオ・シルバに代えて遠藤康や和泉竜司を投入。対する広島も青山と浅野に代えて柏好文と長沼洋一を送り出し、もう一度リードを奪いにいく。

しかし、試合は同点のまま終了。この結果、鹿島は連勝こそ飾れなかったものの2戦無敗、広島も1勝3分けで開幕から4試合無敗を維持している。

■試合結果
鹿島アントラーズ 1-1 サンフレッチェ広島

■得点者
鹿島:荒木遼太郎(69分)
広島:浅野雄也(30分)
プロフィール

Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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