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ルヴァン杯プレーオフ、先勝して優位に立つのはどちらになるのか注目だ

「リーグ戦から中2日で行われるため、その影響を受けることは避けられない」と記すJリーグ公式の田中芳樹氏によるプレビューである。
直近のリーグ戦にてお互いに試合終了間際の失点にて敗戦しており、そのショックを拭いきれぬ状態にてこの試合を迎える。
この影響を払拭させる手立てとしては強い指導力と考える。
相馬監督に託されたチームはその精神力を持っておる。
別のコンペティションとなるこのルヴァン杯では新たな気持ちで挑んでくれよう。
アウェイの戦いとなるが、ゴールを奪ってホームでの試合を有利に持ち込みたい。
過密日程のルヴァン杯、必勝態勢である。

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リーグ前節はともに惜敗。清水は前回対戦の思い出しを

ホーム&アウェイで行われるJリーグYBCルヴァンカッププレーオフステージは、Dグループ2位・清水とAグループ1位・鹿島との一戦からスタートする。その第1戦は清水のホーム・IAIスタジアム日本平で行われる。ほかの3試合とは違い、このカードのみリーグ戦から中2日で行われるため、その影響を受けることは避けられないだろう。

清水のリーグ前節は横浜FMとのアウェイゲーム。基本とする[4-4-2]のフォーメーションではなく、「(横浜FMとの)カップ戦では4枚でダメージを受けていたので、それを解決するためのプランだった」(ロティーナ監督)と、ルヴァンカップでの1-5の敗戦を教訓に守備を固める戦術をとった。だが、出足は最悪だった。4分に先制ゴールを奪われ、出はなをくじかれてしまう。それでも、準備してきた新システムが徐々に機能し始めると、41分にチアゴ サンタナの2試合連続ゴールで同点。後半も清水の思惑どおりに試合が進んでいたが、横浜FMは豪華な交代カードを次々と切り、89分にゴールを決められて万事休す。

「ラスト20分は明確に支配された。奪う位置が低くなって、奪ったあとも自分たちの時間が作れなかった。その中でミスが起きて失点するというのは、あってもおかしくない」とロティーナ監督が言うように、課題が残る結果となった。

とはいえ、清水にとって対鹿島戦は好印象が残っている。今季はリーグ開幕戦で対戦し、横浜FM戦とは逆に終盤の得点で勝利を手繰り寄せているのだ。75分に荒木 遼太郎のゴールで先制されるも、そこから3分後にチアゴ サンタナのゴールで反撃を開始すると、83分に後藤 優介のダイビングヘッドで逆転、88分にオウンゴールでダメ押しと、尻上がりに調子を上げた試合だった。それ以降リーグ戦では苦戦が続いているが、今節は良いイメージを思い出して戦いたい。

一方の鹿島はリーグ前節で川崎Fと対戦した。19分に先制ゴールを許す苦しい立ち上がりになったが、61分に上田 綺世のゴールで同点に追いつく。試合はこのままドローで終わるかと思われた後半アディショナルタイム、小林 悠に勝ち越しゴールを許し、痛恨の敗戦となってしまった。

両チームともリーグ戦での敗戦直後にこの試合を迎えることとなる。しかも、終了間際に失点をして敗れるという特に悔しい敗戦だ。ただ、清水の福森 直也は横浜FM戦後、「幸いにも、ルヴァンカップのプレーオフや天皇杯があって、気持ちを切らさずに試合を重ねて、修正していくことができる」と語った。悔しい感情が冷めやらぬうちに今節を迎えることで、この試合への意気込みも強いだろう。先勝して優位に立つのはどちらになるのか、注目だ。

[ 文:田中 芳樹 ]

悔しさと課題を実践に移していけば、再び栄冠を手にする日が来るはずだ

川崎戦のレビューを伝える日刊スポーツの岩田記者である。
現鹿島番記者は2016年CS、2017年元日の天皇杯決勝戦を川崎番記者として取材しておったとのこと。
これは多角的な目を持っておろう。
あの歓喜を川崎視点からすればかなりの悔しさであったはず。
それをバネに翌年からタイトルを獲り続けるクラブが誕生した。
その過程が伝えられる。
現在は悔しさを味わう側になった鹿島を取材し、記事を寄稿する立場として、感じるものも多いはず。
その岩田記者からも後半は「ゴール前に迫力ある攻撃を仕掛け」「川崎Fの守備ブロックを脅かした」と伝えられる。
その力強さを持続させ、強くなっていくのだ。
それを相馬監督に託す。
重要なミッションである。

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違い感じた川崎Fの圧、鹿島も悔しさと敗戦糧に駆け上がれ

[2021年5月31日10時1分]


川崎Fに敗れ、肩を落とす鹿島の選手たち(撮影・菅敏)


川崎F対鹿島 後半、同点のゴールを決める鹿島上田(左から2人目)(撮影・菅敏)


川崎F対鹿島 後半、ビデオ判定の結果、ゴールが認められ、喜ぶ鹿島上田(中央)(撮影・菅敏)


<明治安田生命J1:川崎F2-1鹿島>◇第17節◇30日◇等々力

鹿島アントラーズは川崎フロンターレに1-2で敗れた。鹿島は公式戦で、18年9月のルヴァン杯を最後に川崎Fから勝利を奪えていない。幾度と苦い思いをしてきたが、今回の対戦は、後半に限れば互角の戦いができたのではないかと思う。前半は、前線から果敢にプレスをかけたが、川崎Fの高い技術を駆使したパス回しにいなされた。後半は、相馬直樹監督が掲げる「チャレンジャー精神」でゴール前に迫力ある攻撃を仕掛け、MF荒木遼太郎、土居聖真、FW上田綺世が絡んだ攻撃が、川崎Fの守備ブロックを脅かした。相馬監督は試合後、「後半やったことを前半からやらなくてはいけなかった。チャレンジャーとしてもっと怖がらずにやらなくてはいけなかった」と振り返った。

川崎Fは初タイトルを獲得した17年、元日の天皇杯決勝で鹿島アントラーズに2-1で敗れている。記者は当時、川崎Fを担当していた。16年11月にはJリーグ・チャンピオンシップのセミファイナルで鹿島に敗れ、タイトルを阻まれた。17年シーズンを前に、FW小林悠、DF谷口彰悟が「練習から厳しさを求める差が鹿島との差につながっている」と振り返っていたのを思い出す。鬼木達監督が就任後「うまいだけじゃ勝てない」と激しい球際と闘う姿勢を植え付け、練習から試合以上の激しい守備が日常になっていった。

もちろん、川崎Fの技術の核である「止める・蹴る」の向上も突き詰めていった。各選手が「どこにボールを止めて置くか」など、1本ずつの質にこだわり、トラップ、パス、ターンなど中身の濃い練習に取り組んでいたのが印象的だった。18年に2年連続でリーグ制覇を果たした際、中村憲剛氏はこう話した。「自分たちがやるべきことをやれば、違う次元にいけるサッカーになると思っている。それを目指せる環境に今、フロンターレがあって、連覇できたのは、グラウンドはうそをつかないということ」。それから3年。中村氏の言葉通り、開幕から20試合無敗と次元の違うサッカーでリーグを独走している。

「技術あっての戦術」と言われるが、パスのスピードや質、トラップ、ポジショニングを含め、総合的に川崎Fが上だったように思う。鹿島のDF常本佳吾は大卒1年目ながら1対1の強さを発揮し続けたが、最後の最後で川崎FのMF長谷川竜也にクロスを許し、決勝点を奪われた。常本は試合後「自分たちも、勝ち点を積み重ねていく中で自信を持ってやったつもりだが、川崎の圧は、他のチームとは違ったのは個人的に感じている」と悔しさを口にした。

川崎Fは鹿島とのタイトルが懸かった試合での敗戦を糧に、王者へと駆け上がっていった。鹿島は19歳の荒木をはじめ、東京五輪世代のDF町田、FW上田、GK沖と若い選手が多い。鹿島伝統の「球際の強さ」「前への姿勢」も相馬監督が就任後、浸透しているように感じる。各選手が、川崎Fとの対戦で感じた悔しさと課題を実践に移していけば、再び栄冠を手にする日が来るはずだ。【岩田千代巳】

U-24日本代表・上田綺世、自分の特徴を表現することを意識してプレーしたい

オンライン取材に応じたU-24日本代表の上田綺世である。
「昨日の試合は勝てなかった。全然気持ち良くないです」と鹿島での試合の気持ちを正直に口にする。
この試合は勝たねばならなかった。
綺世が得点をしており、勝利もあり得ただけに悔しさも一入である。
そして、この世代別代表のエースとしてとの問いに対して、。「何を持ってエースというか分からないけど、僕はFWである以上、その試合に勝つ、勝たせるための得点を取るのが仕事だと思っている。エースというより、FWはそれが仕事。FWである以上、その責任を持っていきたい」と報道陣を一蹴する。
自分の事をよくわかっており、メディアが求める像に重ねる必要がないこともわかってることが伝わってくる。
素晴らしい。
変に流されることのないフットボーラーである。
また東京五輪について、「活躍すれば海外も見えるかもしれないですし。選ばれなければ、また次のキャリアに向けて取り組むだけですし。五輪というのがひとつの区切りになるとは思っている」と語る。
国際大会だけに多くの目が光る。
ショーウィンドウに並ぶ形となろう。
綺世だけでなく出場し、活躍すればステップアップが見えてくる。
高いモチベーションで挑むこととなろう。
キャリアを輝かしいものとすべく戦うのだ。
注目しておる。

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誰よりもゴールを積み重ねてきた点取り屋、U-24日本代表FW上田綺世のこだわり

21/5/31 14:24


U-24日本代表FW上田綺世(鹿島)

 この代表で誰よりもゴールを奪ってきた。チームが苦しんだとき、ネットを揺らして歓喜をもたらしてきたのは間違いない。“エース”と呼ばれてもおかしくない実績を残してきたが、U-24日本代表FW上田綺世(鹿島)は、「通算で一番多く取っているかもしれないけど、その試合で点が取ることが重要」と目の前の試合にすべてを注ごうとしている。

 今回の合宿からDF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF遠藤航(シュツットガルト)と3人のオーバーエイジが合流。多くの海外組が招集されたこともあり、五輪に向けての最終段階を迎えている。

「海外組や普段一緒にできない選手も多くいる。まずは、自分の特長である動き出しをし、そういう選手たちとのすり合わせが大事になる。身の回りを整えるではないが、自分の武器を生かせる準備をすることが大事だと思う」。自身の特長を生かす環境を整えていこうとしている。

 森保一監督が東京五輪世代の代表を率い、初陣となった17年12月のM-150杯からコンスタントに招集されてきた。当時は大学生だったものの、ゴールという結果を積み重ね、チーム、チームメイトからの信頼を得てきた。これまでの活動で奪ったゴールは15と、同代表での最多スコアラーとなっている。

 だが、エースの自覚を問われた上田は、「正直、特にない」とキッパリ。「何を持ってエースというか分からないけど、僕はFWである以上、その試合に勝つ、勝たせるための得点を取るのが仕事だと思っている。エースというより、FWはそれが仕事。FWである以上、その責任を持っていきたい」と語ったように、目の前の試合でチームを勝利に導くゴールを奪うことへの強いこだわりを見せた。

 今回の合宿を除けば、東京五輪本大会までの活動は、本大会直前のU-24ホンジュラス戦、U-24スペイン戦だけとなる。“最終選考”とも言える場に呼ばれたことで、「呼んでもらえるのはチャンスをもらえること。それを全力でつかみにいきたい。今持っているものを出すことに尽力していきたい」と力を込める。ゴールという結果を残し、チャンスをしっかりつかみ取りたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)

【U-24日本代表】「僕である理由がある」。FW上田綺世、東京五輪に向けて自身の存在価値を示すとき

2021-05-31
サッカーマガジン編集部


東京五輪に向けて活動するU-24日本代表は、6月5日にU-24ガーナ代表と、12日にジャマイカA代表と国際親善試合を戦う。鹿島アントラーズに所属するFW上田綺世がオンライン取材に応じ、U-24日本代表での活動や東京五輪に向けた思いを明かした。


上写真=5月31日、オンライン取材に応じる上田綺世(写真◎スクリーンショット)

「持っているものを出すことに尽力していきたい」

 東京五輪に向けたU-24日本代表の活動が再開した。鹿島のFW上田綺世は、昨年12月以来の代表活動参加となる。前日のJ1川崎F戦では今季のリーグ戦6ゴール目を奪ったものの、「昨日の試合は勝てなかったので、僕としては全然気持ちよくはない」と、悔しさも胸に秘めての代表チームへの合流となった。

「この合宿には海外組だったり、普段は一緒にプレーできない選手も多くいます。また、僕がクラブで取り組んでいることもあるのでそれにトライしながら、そういう選手たちからも刺激を受けながら自分の引き出しを増やせる合宿にできたらいいなと思います」

 上田はそのように代表活動への思いを言葉にする。“本番”となる東京五輪まで残り2カ月を切り、本大会のメンバー入りに向けたアピールの場ともなる貴重な機会。「呼んでもらえるのは、やっぱりチャンスをもらえるということなので、それを全力でつかみにいきたい」と力強く話し、「自チームでのパフォーマンスを見て選んでくれていると思うので、それ以上のものをここで発揮できるように。ただ、自分の持っている力自体は代表でも鹿島でも変わらないので、いかにしてそれを表現するかがすごく大事だと思います。刺激を受けながら能力を伸ばし、今持っているものを出すことに尽力していきたいです」と続けた。

「僕が選ばれているのは、たぶん僕である理由があるからだと思うので、自分に求められていることだったり、自分の特徴、自分の表現したいことを常に考えながらプレーしていきたいです」

 U-24ガーナ代表、ジャマイカA代表との2試合、そして合宿中のトレーニングにおいても、上田は東京五輪のメンバー入りに向けて自身の存在価値を示していく。

U24代表上田綺世、大会メンバー入りへ「チャンスを全力でつかみたい」

[2021年5月31日13時57分]

東京オリンピック(五輪)世代のU-24日本代表が今日31日から合宿をスタートさせた。FW上田綺世(22=鹿島アントラーズ)がオンラインで取材対応し、本大会でのメンバー入りを目指して心境を語った。

上田は30日に行われたリーグ戦で王者・川崎フロンターレを相手にゴールを奪取。調子を上向かせて合流した。「試合に勝てなかったので気持ちよくはない」と結果に悔しさをにじませつつ、「呼んでもらえるというのはチャンスもらえているということ。それを全力でつかみたい」と意気込みを語った。

東京五輪について「キャリアとしてもすごく大事な大会」と、将来的なステップアップに向けてもポイントとなることを理解している。

「(五輪で)活躍すれば海外も見えてくるし、選ばれなければまた次に向けて努力するだけ。ひとつの区切りになるかなと思う」と、まずは今回の合宿で力を出し切ることをテーマとした。

U―24代表・上田 東京五輪は分岐点「自分の特徴を表現することを意識してプレーしたい」

[ 2021年5月31日 14:38 ]

 東京五輪世代のU―24日本代表が31日、6月5日のガーナ戦(ベススタ)、同12日のジャマイカ戦(豊田スタ)に向けて千葉県内で始動する。エース候補のFW上田綺世(22=鹿島)は練習前にオンラインで取材対応し「呼んでもらえるというのはチャンスをもらえるということ。それを全力でつかみにいきたい」と、生き残りへ意気込んだ。
 前日30日の首位川崎F戦では、1点を追う後半16分に一時同点ゴールを奪った。右腕負傷した先月24日の神戸戦以来、リーグ7戦ぶりの先発復帰戦。結果を残して代表へ乗り込んだが「試合は勝てなかったので僕としては全然、気持ち良くない」と、悔やんだが「僕が選ばれているのは、僕なりの僕である理由がある。自分が求められていること、自分の特徴を表現することを常に意識しながら考えてプレーしたい」と語った。

 報道陣から「東京五輪を一言で表すと」と問われ「分岐点ですね」と、答えた上田は「活躍すれば海外も見えるかもしれないですし。選ばれなければ、また次のキャリアに向けて取り組むだけですし。五輪というのがひとつの区切りになるとは思っている」。自身のステップアップのためにも、まずは目の前にあるメンバー争いで結果を残す。

鹿島FW上田綺世「全力でつかみにいく」「武器を生かす準備を」五輪メンバー生き残りへ闘志

2021年5月31日 13時43分スポーツ報知


オンライン取材に応じたFW上田綺世

 国際親善試合U―24ガーナ戦(6月5日・ベススタ)、ジャマイカ戦(同12日・豊田ス)に臨むU―24日本代表が31日、千葉県内で始動する。

*  *  *

 鹿島のFW上田綺世は、「FWである以上、その試合を勝たせる点を取ること。FWである以上はその責任をもってプレーしたい」と力を込めた。

 上田は30日の川崎戦でDFラインの背後に抜け出し、一時同点となるゴールを決めた。オンライン会見の冒頭では「前日にゴールを決めて気持ちよく代表に合流できたと思うが…」といった質問が報道陣が飛んだが、「昨日の試合は勝てなかった。全然気持ち良くないです」とキッパリ。「呼んでもらえたということは、チャンスをもらえたということ。全力でつかみにいきたい。今もっているものを尽力したい」と語った。

 東京五輪では登録メンバー枠が18と少なく、FWに与えられる枠は2~3と想定される。五輪世代を引っ張ってきたストライカーは「キャリアとしてもすごく大事な大会になる。自分がどういうパフォーマンスができるかで今後につながる。五輪の舞台で、自分の武器で戦いたい」と見据え、「自分の特長の動き出しは、選手同士でのすり合わせが大事になる。自分の武器を生かすための準備をすることが大事」と生き残りをかけた約2週間の活動を見据えた。

サッカーダイジェスト 川崎戦寸評

サッカーダイジェストの本田記者による川崎戦の寸評である。
惜敗にまずまずの評点が並ぶ。
川崎番記者からは大きな敗因があったとは感じなかったことが伝わる。
その中で常本佳吾と上田綺世に非常に良い評点が与えられておる。
常本の寸評は、「試合後には後半アディショナルタイムに長谷川にクロスを上げられて失点したシーンを悔やむ。ただ大卒ルーキーは、それ以外では立ち上がりからマッチアップした三笘に仕事をさせず、守備面で十分な働き。攻撃面でのプラスアルファも欲しかったが、インパクトを含め「6」と迷うも「6.5」に」とする。
失点シーンのクロスは常本ではなく永木が詰め切れなかったところが理由のようにも思える。
それ以上に欧州移籍も噂される三笘を国内選手に思わせる常本の守備はお金の取れるものと言えよう。
逆にこの夏に三笘が欧州移籍を果たせなかったとしたら、それは常本の力と思われる。
本田記者は触れておらぬが、攻撃時に内に入るなど、オプションも十分であった。
また綺世に関しては、「他のチャンスも仕留めたかった」と少々辛口の寸評を添える。
確かにあと二つ取れたように思えた。
それだけ力を持つストライカーであることが伝わる。
これだけチャンスが訪れる理由が綺世にはある。
東京五輪でも活躍してくれよう。
そして町田について特筆すると、「ハイボールにも強く、手堅い対応も披露。左足のフィードも狙うなど好印象のパフォーマンス。後半アディショナルタイムの失点は右からのクロスを知念と競った際に、自らの頭に当たったことでオフサイドにならず背後の小林に決められたが、あれは致し方ないだろう」との寸評される。
チームが複数失点したため高評価とはならなかったが、インパクトを残したことは事実であろう。
チームの中で絶対的CBとなっておる。
これからが楽しみである。

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【J1採点&寸評】川崎 2-1 鹿島|小林の決勝弾は感涙もの。ふたつの記録達成の川崎に対し鹿島では常本、上田らが奮闘

本田健介(サッカーダイジェスト)
2021年05月31日

鹿島――後半は手応えの得られる内容も


【警告】川崎=ジェジエウ(41分) 鹿島=永戸(90+2分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】小林 悠(川崎)


【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
勇気を持ってラインを押し上げてプレスを行ない、中盤2列目の連係を生かしながらゴールを目指す。特に後半は相手を押し込む時間もあり、61分には上田のVAR判定を受けてのゴールで同点に追いついた。しかし後半アディショナルタイムに失点。川崎に勝負強さを見せられる形になり、悔しさが募ったはずだが、この想いは今後に活きるのではないか。収穫もあったゲームと言えそうだ。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 5.5
2失点しただけに評価は難しいが、果敢に前に出て相手のチャンスを阻むなど好プレーも。つなぐ意識も高かった。ただ精度はより上げたいところ。

DF
32 常本佳吾 6.5
試合後には後半アディショナルタイムに長谷川にクロスを上げられて失点したシーンを悔やむ。ただ大卒ルーキーは、それ以外では立ち上がりからマッチアップした三笘に仕事をさせず、守備面で十分な働き。攻撃面でのプラスアルファも欲しかったが、インパクトを含め「6」と迷うも「6.5」に。

39 犬飼智也 5.5
先制点を奪われたシーンではL・ダミアンの動きに対応しきれず、走り込まれて決められてしまった。それ以外では川崎の攻撃に対し粘っていただけに、悔しいプレーになっただろう。

28 町田浩樹 6
ハイボールにも強く、手堅い対応も披露。左足のフィードも狙うなど好印象のパフォーマンス。後半アディショナルタイムの失点は右からのクロスを知念と競った際に、自らの頭に当たったことでオフサイドにならず背後の小林に決められたが、あれは致し方ないだろう。

14 永戸勝也 5.5
前半にはCKを直接狙うなど左足をアピール。アップダウンも繰り返したが、先制点を奪われたシーンでは山根に寄せ切れなかった印象で、後半アディショナルタイムにはスライディングが間に合わずに目の前で小林に決められた。

MF
21 ディエゴ・ピトゥカ 5.5(87分OUT)
試合開始早々に自陣エリア付近でボールロストし、三笘にあわやのシュートを放たれ、後半にはクロスをクリアし切れずにL・ダミアンに際どいシュートを打たれた。球際の強さや力強いパスなど特長もしっかり見せ、三笘らへの対応にも走ったが、安定感を少し欠いたように映る。

4 レオ・シルバ 5.5
D・ピトゥカとともにバランスを取り、中盤の好守をつないだ。上田のゴールの起点にもなったが、より縦パスを通して攻撃を加速させたかったか。土居とともに「6」よりの「5.5」というところか。

鹿島――上田と荒木は見事な連係でゴールを奪う


ゴールした上田(写真中央)と荒木(写真左)が喜ぶ。見事な連係だった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

MF
37 小泉 慶 5.5(HT OUT)
トップ下でスタートし、高い位置から相手へ激しくプレッシング。立ち上がりには荒木へ良いパスも通した。前半途中からは三笘や登里をケアするためか右サイドに回り、常本、D・ピトゥカらと連係した。しかし前半のみで交代に。

13 荒木遼太郎 6
2度のシュートチャンスを迎えるもDFにブロックされて枠に飛ばせず。それでも独特の空気感を醸し出すMFは、38分に土居のシュートチャンスを作り、61分には素晴らしいスルーパスで上田のゴールをアシスト。ポテンシャルの高さを改めて示した。

FW
8 土居聖真 5.5(77分OUT)
右サイドと中央をこなして潤滑油となる。38分の左の荒木からのパスを受けてのシュートは決めたかったが、技術の高さなど印象は良い。「6」よりの「5.5」か。

18 上田綺世 6.5(86分OUT)
一時、オフサイドと判定されるも、荒木のスルーパスに上手く抜け出して、VARの末に同点弾をゲット!! しなやかな一連の動きだった。ただその後にチームは決勝点を奪われただけに他のチャンスも仕留めたかった。コンディションは良さそうだ。

交代出場
MF
41 白崎凌兵 6(HT IN)
上田のゴールにつながる荒木のラストパスを“アシスト”。中盤左に入ったが、サイドに張るのではなく、上手く中央や後方にポジションを取ってボールを受けて味方へ。後半の反撃にひと役買った。

MF
27 松村優太 ―(77分IN)
1-1の状況で、ここからが勝負という場面でピッチに送られる。右サイドから仕掛けたが、決定的な仕事は果たせなかった。

FW
9 エヴェラウド ―(86分IN)
勝ち越しを目指してジョーカーとして登場。しかしプレー時間が限られ、中盤でボールを受けたが、ゴールにはなかなか迫れなかった。

MF
6 永木 亮太 ―(87分IN)
深いスライディングでボールを奪うなど、中盤の守備を高めた。しかし、後半アディショナルタイムにクロスを上げられて失点。勝点をもたらせられず。

監督
相馬直樹 5.5
前半途中で土居と小泉のポジションを入れ替え、後半頭から白崎を投入するなど状況に合わせてチームを変化させた。勝点を手にできなかったのは残念も、次につながるゲームになったのではないか。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

川崎戦コメント・報道

「私のミスかなと思う」と反省の弁を語る指揮官である。
"戦術・小泉慶"をチームに徹底出来なかったことが敗戦の遠因にあると述べる。
ただコマを替え、繋ぐ選手を送り出すことによって後半の良い時間帯を作った采配は認めるところである。
そして「何も川崎F対策は正直していません」という言葉の裏には、やっているサッカーへの自信が見える。
無策だったと言葉を鵜呑みにするところではない。
いつもとが異なる特殊な戦術を用いなかったという程度の意味であろう。
逆に次回の対戦では勝利に導けると手応えが感じさせられた。
また、いくつもチャンスを迎え、その一つをモノにした上田綺世は、「パスが出てこなくても継続して動き出していたことによって取れたゴール」と振り返る。
テレビには映らぬ、幾度も繰り返される動き出しは、綺世の大きな特徴である。
この試合では一つに終えたが、もっともっとゴールを量産するストライカーと言えよう。
そして、「前線から連動してボールを奪いに行けているときは、良いフットボールができているが、今日はそれができず受け身になってしまった」と試合を振り返る。
負けてしまっては反省を述べる以外にないところが悔しい。
ただ常本が効いていたことは誰の目にも明らかであった。
強さや守備力という意味だけでなく、クレバーなプレーが随所に見られる。
鹿島を背負って立つ人材と言えよう。
未来への光明が見えた一戦であった。

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2021明治安田生命J1リーグ 第17節


鹿島アントラーズ:相馬 直樹
非常に悔しい敗戦となった。ひとつは、サイドを取られてあのような形で失点してしまったところ。それ以上に悔しかったのは、前半に自分たちのフットボールをすることができなかった。

その中でも後半はよく戦ってくれて川崎F相手に十分戦えるという証明はできたが、このような戦いを勝利につなげるために私が選手たちにもっと自信を持って試合に入ってもらうというところからまたやっていかなければいけない。

もう一度、自分たちがいい準備をして、ピッチに入った瞬間から全力で戦うことができるようにしていきたい。

Q.試合の内容があまり良くなかった原因はどのように感じている?

A.自分たちが自分たちらしく前線からプレスをかけていくために、トップ下のポジションには慶に入ってもらった。ただ、慶だけでは重心は前に出ていかない。慶を入れた意図がチーム全体に浸透していなかった。私のミスかなと思う。どの選手が入ったとしても、前線からプレスをかけていきたいと思っている。攻守両面において重心を前に置きたかった。ただ、前半はマイボールになっても顔を出すことができず、守備でも前線からプレスをかけることができていなかった。ハーフタイムで修正はしたが、後半やっていたプレーを前半からやらなければいけなかったし、チャレンジャーとして、もっと怖がらずに戦わなければいけなかった。


【常本 佳吾】
前半、積極的にボールを受けるところだったり、ボールを奪った後のパスがつながらなかったりというところが良くなかった。前線から連動してボールを奪いに行けているときは、良いフットボールができているが、今日はそれができず受け身になってしまった。

【上田 綺世】
得点の場面は、その前のプレーでシラ君からボールを受けようと思って動き出していた。そこではパスが出てこず、タロウからパスが出てきた。パスが出てこなくても継続して動き出していたことによって取れたゴールだと思う。常に準備するという部分が、ゴールへとつながった。

明治安田生命J1リーグ 第17節
2021年5月30日(日)19:01KO
等々力陸上競技場


[ 相馬 直樹監督 ]
非常に悔しい負けになりました。1つはこういう形で最後に取られてうっちゃられてしまった。それ以上に、前半、われわれが自分たちのサッカーをできなかったこと。その中で後半は非常にしっかりと戦ってくれたと思っていますけども、一番最後に取られました。そこにも前半のところがつながっていたのかなというふうには思っています。

われわれが十分戦えるということは後半で見せた部分はありますけども、やはりこれを勝ちにするには、しっかりと僕がピッチに自信を持って選手たちを入らせること。そこのところからもう一度やらないと90分が無駄になってしまう。90分すべてではないですけど、90分われわれのサッカーが少しそうならなかった部分があったと思っていますので、もう一度しっかりと自分たちでファイティングポーズを取れるように、そしてピッチに入る瞬間からしっかりしていきたいなと思っています。

--自信を持って入らせることができなかったというのは、川崎F対策を強くし過ぎたのでしょうか?また、前半の内容の要因は?
何も川崎F対策は正直していませんので、われわれがわれわれらしく前でプレーするために(小泉)慶に入ってもらいました。ただ、そこ1人ですべての重心が前に出るわけではないので、少しそこの意図をチーム全体に浸透し切れなかった。そういった意味で僕のミスがあるのかなと思います。別にどの選手であっても同じですけど、前でプレーしていきたいので、攻守両面において、もちろん相手の時間帯もありますからそうならないときも当然ありますけれども、攻撃でも守備でも前に重心を置くようなことをしたかった。ただ、それが前半、マイボールになってもなかなか顔を出せない状況。守備でも前からしっかりプレッシャーを掛けられない状況。ハーフタイムに話をして出てもらいましたけど、後半やったことを前半からやらなければいけなかった。われわれはもっとチャレンジャーとして、もっと怖がらずにやらなければいけなかったと思っています。

--後半、つなぐ選手たちを出して流れが来た。後半のゲーム展開をどう読まれていたのでしょうか?
攻撃と守備を別に分けていませんし、慶を入れたら守備的かというのも別の話だと思っています。どうやって前に行くかの考え方の中で、もう一度ボールをしっかり握らないといけない。別にそれは前の選手だけに限らず後ろの選手を含めて、全員がGKからスタートするところを含めてしっかりボールを動かすこと、マイボールになったら攻撃に移ること、それをやらないといけないので、そこのところというのが前半足りていなかった。もちろん守備でもボールにプレッシャーに行くことが足りていなかった。もうそれをどうやるか、誰がやるかというところもありましたけども、いま言ったボールを動かすというところで、自分たちが前でプレーする時間を作ることになったと思います。

明治安田生命J1リーグ 第17節
2021年5月30日(日)19:01KO
等々力陸上競技場


FW 18
上田 綺世
Ayase UEDA

--ゴールシーンを振り返って。
荒木(遼太郎)からボールをもらったんですけど、その前の白崎 凌兵くんのところで受けるつもりで動いたんですけど、その後、荒木のほうにパスが出て、継続して動き続けたから取れたゴールだと思いますし、僕自身も若干オフサイドかなと思いましたけど、常に準備していたところが得点につながったと思います。

--土居 聖真選手からのパスを打ち切れない場面もあった。
その場面はいろんな選択肢がありましたけど、それを逆手にとってGKをかわしてシュートを打つという選択肢を自分なりに選んで、でもGKが上手だったかなと思います。その後も止められちゃいましたけど、今日のゴールはあまり僕にないアイディアを生かせたゴールだったかな、というか新しい引き出しのゴールを取れたかなと思います。さらにさらに引き出しを、アイディアを増やせれば、今日の2つもゴールに結びつけられたんじゃないかなと思います。

--チームとしては残念な結果だったが、コンディションが上がったことは見せられた?
上がってきてはケガしての連続だったので、ケガをしないことは良い選手の1つの条件だと思うし、やっぱりスタメンで結果を残し続けることが大事だと思うので良いきっかけになったと思う。ただ、僕は何回も言い続けていますけど、FWはあくまでチームを勝たせる、点を取るのが仕事であって、1-2で負けているのは僕の責任だと思うし、今日のあの2つを決め切らないといけなかったと思います。次に生かさないといけないし、スタメンで出るということはそういうことだと思います。

--U-24日本代表への抱負は?
代表でも鹿島でも持っている力は同じなので、それを全力で出す、表現してくるということと、いろんな選手とプレーすることでいろんな引き出しをまた盗んだり、自分なりに新しい動き出しを増やしたり、トライできたらいいなと思います。

鹿島上田の同点弾実らず 加入以来のゴール不敗記録「15」で途切れた

[2021年5月30日23時8分]


川崎F対鹿島 後半、ビデオ判定の結果、ゴールが認められ、喜ぶ鹿島上田(中央)(撮影・菅敏)


川崎F対鹿島 後半、ビデオ判定の結果、ゴールが認められ、喜ぶ鹿島上田(右から2人目)(撮影・菅敏)


川崎F対鹿島 後半、同点のゴールを決める鹿島上田(右から2人目)(撮影・菅敏)


川崎F対鹿島 後半、同点のゴールを決める鹿島上田(左から2人目)(撮影・菅敏)


川崎F対鹿島 後半、選手たちに指示を出す鹿島相馬監督(撮影・菅敏)


〈明治安田生命J1:川崎F2-1鹿島〉◇第17節◇30日◇等々力

鹿島アントラーズは、川崎フロンターレ相手に、東京五輪世代のFW上田綺世(22)の得点で一時は同点に追いついたが、ロスタイムに失点し勝ち点を手にすることができなかった。上田は19年夏に法大から鹿島に加入後、得点した試合は15戦連続で不敗(12勝3分け)だったが、この日の試合で途切れた。

鹿島は前半は攻守で停滞し相手に圧倒されていたが、後半は、相馬直樹監督が掲げる「チャレンジャー精神」でゴール前に圧力をかけた。後半16分、上田はMF荒木のスルーパスに抜け出すと、相手GKの飛びだしにループシュートを放った。オフサイドの判定もVARの判定でゴールが認められた。上田は「僕自身オフサイドかと思いましたが、常に準備していたところが得点につながった。僕に普段、あまりないアイデアを生かせたゴールだった」と振り返った。

得点の直前にも、MF土居のパスにうまく抜け出したが相手GKにセーブされた。「FWは常に点を取り、チームを勝たせるのが仕事。負けたのは僕の責任。2本を決めきらなければいけなかった」と悔しさを口にする。今後は東京五輪に挑むU-24日本代表へと合流する。「代表でも鹿島でも、持っている力は同じなので。それを全力で表現し、いろんな選手とプレーすることでいい部分を盗んだり、新しい動きだしにトライしたりできたら」と抱負を口にした。

鹿島、終盤の失点で勝ち点逃す 相馬監督「最後につけ払った」

明治安田J1第17節最終日(30日、川崎2-1鹿島、等々力)鹿島は最後の最後に失点し、勝ち点を逃した。7試合ぶりに先発したU―24(24歳以下)日本代表の上田が後半16分に試合を振り出しに戻すゴールを決めたが「FWはあくまでも点を取ってチームを勝たせる。決め切らないといけなかった」と前半の好機を仕留められず反省した。

就任後2敗目を喫した相馬監督は「後半やったことを前半からやらなければいけなかった。最後につけを払った」と前半の出来の悪さを指摘した。(等々力)

鹿島・上田の不敗神話弾が16試合目で崩壊 技ありループで一時同点も…

[ 2021年5月31日 05:30 ]

明治安田生命J1第17節最終日 鹿島1-2川崎F ( 2021年5月30日 等々力 )


<川崎F・鹿島>後半、ゴールを決め荒木(左)と喜ぶ鹿島・上田(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ


 鹿島は東京五輪世代FW上田の“不敗神話”が崩れた。
 0―1の後半16分に右足ループで同点。右上腕骨裂離骨折などを負った先月24日の神戸戦以来、リーグ7戦ぶりの先発復帰戦で結果を残したが、試合終了間際に勝ち越し弾を浴びた。

 19年夏のプロ入りから得点したリーグ戦は、通算13勝2分けと無敗だったが、16試合目でストップ。きょう31日からU―24日本代表合宿に合流するが「代表でも持っているものを全力で出すだけ」と前を向いた。

Jリーグ 第17節 川崎フロンターレ戦

三笘を交代に追い込んだ常本の才能に感動。

相馬監督、最大限のことを準備したい

川崎戦に向けた前日会見をオンラインにて行った相馬監督である。
「選手としても、指導者としても、彼と一緒に仕事をしたときから、オニの方が年下ですけれど、すごく尊敬できる、男としてカッコいいヤツだなってずっと思っています」と対戦相手の指揮官を非常にリスペクトしておることを明かす。
これは選手として、そして指導者として同じ釜の飯を食った"仲間"であったからこその言葉と言えよう。
そして、「それが今の川崎の成績にも結びついている部分は多々あると思っています」と鬼木監督の人間力がチーム力として表れておると口にする。
サッカーは人間としての器の大きさが左右する球技である。
それが監督となれば更に影響が大きい。
川崎がここまで強い理由の一つはそこにもあろう。
その強大な"敵"を倒すために相馬監督は、「僕と鬼木が直接、拳を交えるわけではないけれど、やはり勝負事なので、自分も認める男に勝てるように、最大限のことを準備したいと思っています」と集中することを誓う。
リーグ戦中断前の大一番、人物の器も競う重要な戦いである。

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【鹿島】持てる力のすべてを川崎F戦で出すために。相馬直樹監督「最大限のことを準備したい」

2021-05-29
サッカーマガジン編集部


5月29日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。前々節はアウェーでサガン鳥栖に敗れ、リーグ戦の連勝が「4」で止まったものの、前節はセレッソ大阪に完封勝ちし、再び勢いをつかんだ。30日は川崎フロンターレのホームに乗り込む。


上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

敵将を称賛。「男としてカッコいいヤツ」

 J1リーグ前々節の鳥栖戦で就任後初黒星を喫し、リーグ戦の連勝も「4」で止まったが、すぐさま悪い流れを断ち切った。26日のC大阪戦では荒木遼太郎のゴールで1-0と完封勝利を収め、次節のアウェー、川崎F戦に向けて、再び勢いを取り戻した。相馬直樹監督は「今できることをすべて出し切った上で、勝ち点3を取りにいきたい」と、首位チームとの大一番に向けた意気込みを話す。

 川崎Fの鬼木達監督とは、現役時代に鹿島でも、川崎Fでも共に戦った仲間でもある。「選手としても、指導者としても、彼と一緒に仕事をしたときから、オニの方が年下ですけれど、すごく尊敬できる、男としてカッコいいヤツだなってずっと思っています」と、相馬監督は敵将である鬼木監督の人柄を称賛する。「それが今の川崎の成績にも結びついている部分は多々あると思っています」と相馬監督は話すが、鹿島も負けるわけにはいかない。

「僕と鬼木が直接、拳を交えるわけではないけれど、やはり勝負事なので、自分も認める男に勝てるように、最大限のことを準備したいと思っています」

「チャレンジャー」として再スタートを切った相馬監督率いる鹿島が、ディフェンディングチャンピオンに対して持てる力のすべてをぶつけにいく。


5月29日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

鹿島・相馬監督 川崎F・鬼木監督と“師弟対決”へ闘志

[ 2021年5月30日 05:30 ]

 鹿島・相馬監督が“師弟対決”に闘志を燃やした。30日にアウェーで川崎Fと対戦する。川崎Fの鬼木監督とは現役時代に鹿島、川崎Fでチームメート。11~12年途中まで川崎Fの監督を務めた際には、鬼木監督がコーチを務めた。
 逆転優勝には絶対に負けられない相手だが指揮官は「オニ(鬼木監督)の方が(3学年)年下だけど尊敬できる。ただ、勝負事なので。自分が認める男から勝てるように準備したい」と力を込めた。

プロ分析官による『川崎×鹿島』徹底展望

川崎ー鹿島の試合予想を分析したアナリストの杉崎健氏である。
確かな分析眼を持つプロアナリストの目からこの試合がどのように進むかが伝えられる。
この試合、CB二人のクオリティが重要であると読み取れる。
マチと犬飼がどれだけ耐えられ、そしてどれだけ繋げるかがカギであろう。
また鹿島の攻撃に関しては、「敵陣でボールを保持した際の鹿島は、基本的に攻撃の仕方はどの試合も同じ。両サイドハーフが中に入ってきて中央に人数をかけ、ワイドのスペースはサイドバックが突く狙いがある」と再現性を伝える。
鹿島の十八番(おはこ)となっておることがわかる。
両SBが機能すれば勝機が大いにある。
DFラインの4人の躍動を期待してテレビ観戦したい。
緊張走る一戦である。

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プロ分析官が注目の『川崎×鹿島』を徹底展望! 両チームCBのパフォーマンスが命運を分ける!?

サッカーダイジェストWeb編集部
2021年05月29日


川崎は2つの大記録が懸かる重要な一戦!


杉崎氏の「川崎フロンターレ対鹿島アントラーズ」予想フォーメーション。

 単独首位を走る川崎フロンターレが、ホームに直近6試合で5勝1敗と上昇傾向にある6位の鹿島アントラーズを迎える一戦。川崎にとってはリーグ新記録となる開幕20戦負けなしと、鬼木達監督のJ1通算100勝最速達成が懸かる注目の戦いが、5月30日に等々力陸上競技場で行なわれる。

『サッカーダイジェストWeb』では、Jリーグの各クラブでスカウティング担当を歴任し、2019年には横浜でチームや対戦相手を分析するアナリストとして、リーグ優勝にも貢献した杉崎健氏に、17節・川崎対鹿島の勝負のポイントを伺った。

 確かな分析眼を持つプロアナリストは、この注目のゲームをどう見るのか。予想布陣の解説とともに、試合展開を4つの状況に分け、それぞれの見どころを語ってもらった。

――◆――◆――


両チームのマッチアップ図。

●川崎フロンターレ
今季成績(16節終了時)※19試合消化:1位 勝点49 15勝4分0敗 47得点・14失点

●鹿島アントラーズ
今季成績(16節終了時):6位 勝点27 8勝3分5敗 27得点・18失点

【予想布陣解説】
 予想した川崎のスタートは、2節前の横浜FC戦と同じ形です。前節の湘南戦はそこから若干メンバーを変えて挑み、結果的に追いついてドロー。一方、横浜FC戦のパフォーマンスは非常に良かったと思いますし、次は鹿島が相手というところで、長く使われている選手たちがメインになってくるかなと。

 ただ変更があるとすれば、インサイドハーフの旗手怜央選手が脇坂泰斗選手になる可能性もあります。ですが、鹿島のダブルボランチが三竿健斗選手とレオ・シルバ選手なのであれば、脇坂選手よりもより機動力があって、三笘薫選手の周りのサポートをしやすい旗手選手を選びました。

 鹿島も2節前の鳥栖戦とほぼ同じメンバー。ただ鳥栖戦では、常本佳吾選手が出場停止で出ていませんでしたが、現在は常本選手が右サイドバックの一番手になっているので、スタートで起用すると予想しました。

 また、前節のC大阪戦(〇1-0)は結果も出ましたし、その際に先発で出場したディエゴ・ピトゥカ選手や小泉慶選手らを連続で起用するかどうかにも注目です。

 上田綺世選手は怪我によって、途中からの出場が多くなってきています。エヴェラウド選手も練習には参加しているという情報はありますが、彼らをどれだけ使えるのか分からない状態なので、本調子の選手を使うだろうと考えました。川崎が相手ですし、相馬直樹監督になってから結果を出しているメンバーで、チャレンジャーとして挑むでしょう。

川崎の自陣からの攻撃vs鹿島の敵陣での守備


川崎が自陣でボールを保持している際のマッチアップ図

 今回のマッチアップは、川崎の2CBとアンカーに対して、鹿島は2トップ。この3対2という状況を川崎がどう生かすかというところには注目です。

 そこで、アンカーのジョアン・シミッチ選手がどのような動きをするのか。前述した3対2を生かすのであれば、J・シミッチ選手がCBの間に下りて、鹿島の2トップに対して数的優位を作り前進していくことです。

 ただ鹿島は14節の横浜戦で、中盤のミドルゾーンでボールを奪い、相手の陣形が整う前に素早くカウンターを仕掛けたことが結果的に大量5得点に繋がりました。川崎からすると、ミドルゾーンでは絶対にボールを失いたくない。その時に、後ろで3対2を作ったとしても、その先に中盤や前線でどれだけ人数をかけられるかを考えれば、わざわざ1枚を後ろに下げる必要があるのかという考えも浮かびます。ですので、J・シミッチ選手の立ち位置の変化は注視すべき点です。

 またこの図のようにジェジエウ選手がボールを持った場合、どのタイミングで最前線のレアンドロ・ダミアン選手に当てるのかも気になるところ。繋ぐ川崎として、シンプルにL・ダミアン選手にロングボールを入れるシーンはあまりなさそうですが、カウンターやビルドアップで敵陣に侵入するときに、L・ダミアンを使うのか使わないのか。使った場合、しっかり収めてもらえるかどうか。ここでボールを奪いたい鹿島の狙いを回避しながら、川崎が相手を押し込めるかどうかです。

 鹿島の敵陣での守り方は、2トップが相手CBにプレスをかけるよりも構えることが多い。ただ引いて構えるのではなく、図のようにボランチには入れさせない立ち位置を取ります。この時に、アンカーのJ・シミッチ選手がボールをもらいに下がると、鹿島の2トップも少しラインを上げる。この動きによって、川崎のCBが空いたスペースに自分で持ち運ぶことができます。川崎はこれを狙いたいし、鹿島としては2トップがどのタイミングでCBかアンカーにアプローチをかけるのか。そこのせめぎ合いが、川崎が敵陣に進入できるかできないかに絡んでくるかなと。

 ジェジエウ選手と谷口彰悟選手が前のスペースにボールを運べれば、必然的に全体が押し上がるので、サイドバックの山根視来選手や登里享平選手が、この図以上に高い位置を取れることになります。これを川崎として狙いたいところでしょう。

 川崎のCBが前線にどれだけボールを入れられるか、自分で持ち運んで味方を押し上げられるか。鹿島は下がり過ぎずに相手の3トップに対してのパスを潰せるかが、この局面での見どころです。

川崎の敵陣での攻撃vs鹿島の自陣での守備


川崎が敵陣でボールを保持している際のマッチアップ図。

 鹿島は鳥栖戦で相手のインサイドハーフが捕まえ切れなかったというシーンがありましたが、川崎は旗手選手と田中碧選手がどれだけ三竿選手とL・シルバ選手に捕まらない位置に動いて、ボールを握れるか。川崎側からすると、インサイドハーフの立ち位置で優位に立てるかがまず一つ目のポイントです。

 川崎は当然、鹿島の鳥栖戦や前節のC大阪戦を見てスカウティングをしているはず。そこで何を発見するかというと、単純にサイドバックの後ろのスペース。そこでの一番の狙いは、CBの犬飼智也選手と町田浩樹選手をつり出すことです。鹿島は鳥栖戦で、犬飼選手が外まで出て行って、対応し切れずにクロスを入れられて失点しました。その失敗を踏まえ川崎戦では、左ウイングの三笘選手のドリブル突破や抜け出しに対して、ボランチがカバーしたり常本選手が戻ってきたりといった判断に変更する可能性があります。川崎はそれを逆手に取って、三笘選手や家長昭博選手が積極的に裏に抜け出て、パスを受けようとするでしょう。

 単純にサイドを抜けられる以外に、もうひとつ鹿島が相手にさせたくないことがあります。それは、サイドチェンジです。川崎は頻繁にサイドチェンジをするようなチームではないですが、この図の時に逆サイドの山根選手が大外から上がってくるシーンは容易に想像できます。

 基本的には川崎の攻撃として、素早く縦に行くよりも時間を使いながらいかに隙を突いてゴールを狙うかという戦術がベースなので、サイドチェンジから崩すという狙いも出てくる。そこで鹿島のCBがどこまで外に出るか。一番脅威となるL・ダミアン選手がいる中央を空けたくないでしょうから、その意味も含めて最後の局面での鹿島のCBのカバーリングや状況判断が命運を分けるかもしれません。

鹿島の自陣からの攻撃vs川崎の敵陣での守備


鹿島が自陣でボールを保持している際のマッチアップ図。

 川崎の敵陣での守備では、前線の3枚と2人のインサイドハーフがハイプレスをします。鹿島は両サイドハーフが中に入ってきて、数的優位を作ろうともしますが、ただこれまでの鹿島のビルドアップを見ていると、ハイプレスをかけられた時に徹底的に繋ぐという選択はあまりしません。

 鳥栖戦でもそうでしたが、基本的には2人のCBかGKが前線にロングボールを蹴ってセカンドボールを拾うというイメージがあるので、当然川崎としては待つのではなく、いつも通りのハイプレスでロングボールを蹴らせることを狙う。この時、川崎が一番気を付けないといけないのは、鹿島の松村優太選手や白崎凌兵選手の両サイドハーフが下がってボールを受ける時に、この図のようにサイドバックがついて行きすぎてしまうと、後ろにスペースが生まれてしまいます。

 この時、図では谷口選手とジェジエウ選手が中央にいますが、実際にはもう少しボールサイドに寄せているはず。湘南戦でも見られましたが、この2人のCBがどれだけ後ろをカバーできるかが重要になってきます。

 一方鹿島は、基本的にはショートパスで繋ぎたいでしょうが、どうしても相手のプレッシャーが激しい時はそれができない。やりたい気持ちや狙いは見えますが、結果的にロングボールで進入するということが鳥栖戦やC大阪戦でもありました。この場面での両CBのロングパス成功率にも注目です。

 これまでの試合の平均値としては、鹿島の犬飼選手と町田選手はともに80パーセント台前半ですが、川崎の谷口選手とジェジエウ選手は90パーセント台。この差はシンプルに鹿島の方がロングボールを蹴ることが多いからですが、そのフィードをどれだけ高い精度で供給できるかも、この場面においての両チームのCBの役割として、面白い視点だと思います。

 鹿島は、せっかく自分たちのボールになって、自陣から攻撃を仕掛けられるという時に、簡単に相手にボールを渡したくないはず。川崎に繋がれてしまうと、ボールがしばらく返ってきませんからね……。しかし川崎は、L・ダミアン選手がハイプレッシャーをかけてきて、そこで奪ってゴールまで持ち込むシーンが何回も見られる。

 そこで、自陣でのボールロストを避けてロングボールを蹴らざるを得ないのか、それとも自分たちから意図的にロングボールを蹴って、この図のように荒木選手を走らせる狙いを持ってやれるかの判断が大切。ロングボールにしても繋ぐにしても、どちらの判断をCBが取れるのか。川崎としてはそれをさせない、また選択肢すら与えないぐらいのプレッシャーをかけられるかどうか。この攻防が見どころです。

鹿島の敵陣での攻撃vs川崎の自陣での守備


鹿島が敵陣でボールを保持している際のマッチアップ図。

 川崎は、湘南戦と横浜FC戦での後半の修正ができるかどうか。横浜FC戦は相手が最初は4-4-2でしたが、後半から5-4-1に変更してから、2シャドーを捕まえ切れず押し込まれるシーンが増えてしまいました。それは、5-3-2システムを使用した湘南相手の試合でも多少見られました。

 その理由として川崎は、この図の上の赤いスペースに相手に入られたとき、誰がマークをつくのかがはっきりしないこと。これは4-3-3のシステム上、ほぼ起きることなのですが、鹿島はこのエリアを使うのがとてもうまいチームなので、注意すべきポイントになってきます。

 鹿島は明らかにこのエリアを使うチームなので、どう修正して試合に入れるかどうか。単純に考えれば、インサイドハーフの旗手選手や田中選手が下がればいいだけだと思われるかもしれませんが、そうするとこの図のように、三竿選手とL・シルバ選手がフリーになってしまう。彼らから縦パスが入って、松村選手、荒木遼太郎選手と繋がって、サイドを変えられるというシーンがあった時、鹿島の両サイドバックはかなり高い位置取りをしてきます。この流れで、永戸勝也選手や常本選手が敵陣深くから鋭いクロスを入れてチャンスを作る場面は過去の試合でもありました。

 川崎はインサイドハーフが前からプレスをかけたいけど後ろを使われたくない。後ろを使われたくないから下がると、今度はボールホルダーにいけないというジレンマをどうやって解決するのか。解決策のひとつは、CBが前に出て行って相手を潰すこと。ただ、もしこの図の時に、ボールホルダーの荒木選手にCBの谷口選手がプレスをかけた際、土居聖真選手が斜めに走って、そこにスルーパスを通される可能性もある。一番使われたくないのは背後なので、そこをどうケアするのかです。

 敵陣でボールを保持した際の鹿島は、基本的に攻撃の仕方はどの試合も同じ。両サイドハーフが中に入ってきて中央に人数をかけ、ワイドのスペースはサイドバックが突く狙いがある。問題はそこで、中央パスを繋いでどれだけ両サイドバックが高い位置を取る時間を作れるかです。

 また鹿島の攻撃時、CBの役割として非常に重要なのはリスクマネージメント。川崎のカウンターにも注意しなければいけないので、なるべく相手の陣地内でボール保持をしたいのであれば、どれだけ川崎の3トップをマーキングできるか。守備を考えた時に重要なのはCBの立ち位置です。

 2人のCBに対して、もし川崎の3トップが前線に残っているのだとしたら数的不利になります。そこで両サイドバックがともに高い位置を取るのはかなりのリスクがある。もしかすると、ボランチの三竿選手が残って3人で守備対応する可能性もありますが、鹿島は攻撃の際に、同時に守備も考えながらやる必要があります。ここでも、CBのパフォーマンスが試されますね。


Jリーグ優勝クラブで活動していたアナリストの杉崎健氏。Twitter(https://twitter.com/suzakken)やオンラインサロン(https://community.camp-fire.jp/projects/view/356767)などでも活動中。

【著者プロフィール】
杉崎健(すぎざき・けん)/1983年6月9日、東京都生まれ。Jリーグの各クラブで分析を担当。2017年から2020年までは、横浜F・マリノスで、アンジェ・ポステコグルー監督の右腕として、チームや対戦相手を分析するアナリストを務め、2019年にクラブの15年ぶりとなるJ1リーグ制覇にも大きく貢献。現在は「日本代表のW杯優勝をサポートする」という目標を定め、プロのサッカーアナリストとして活躍している。Twitterやオンラインサロンなどでも活動中。

◇主な来歴
ヴィッセル神戸:分析担当(2014~15年)
ベガルタ仙台:分析担当(2016年)
横浜F・マリノス:アナリスト(2017年~20年)

◇主な実績
2017年:天皇杯・準優勝
2018年:ルヴァンカップ・準優勝
2019年:J1リーグ優勝

鹿島アントラーズFC、3RDユニ発売

3RDユニを発売する鹿島アントラーズFCである。
セレソン風のこのデザインはとても興味深い。
ブラジル人の着用姿もよく似合っておる。
また6月20日の試合ではジーコの10番ユニが特別に用意される。
これは必買である。
Webにて予約して、仙台戦に向かいたい。
楽しみである。

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2021年 3RDユニフォーム先行販売について

2021.05.29(土)

2021年シーズンの3RDユニフォーム先行販売について、お知らせいたします。クラブ創設30周年を記念した3RDユニフォームには、2種類の背番号加工をご用意しております。


土居聖真、みんなで手を取り合って厳しい試合を乗り越えたい

川崎戦を控えオンライン取材に応じた土居聖真である。
「全チーム、やはり“打倒川崎”だと思います。それは僕らも変わりません。他のチームは引き分けまでしか持っていけていないけれど、しっかり90分間で勝つことに重きを置いて、簡単な試合にはならないと思うので、みんなで手を取り合って、厳しい試合を乗り越えていきたい」と意気込みを語る。
無敗王者に土を着けるのは我らと言わんばかりである。
高いモチベーションを感じさせる。
そして「勝ち点数で見たらすごく離れていますが、勝って、次の試合を機に(川崎Fを)引きずり下ろしたいと考えているので、そのきっかけになればと思います。(鹿島としては)そこで勝てばチームとしてさらに強くなると思うし、もっともっと上に行かなければいけないチームなので、また新たなリスタートでもあるのかなと個人的に考えています」という言葉にお互いの立ち位置を理解していることが伝わってくる。
5月の最終日に整えられた大一番。
勝利に導くのはゴールを逆算出来る土居聖真のプレーである。

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【鹿島】「打倒川崎」へ闘志を燃やす土居聖真。「みんなで手を取り合って、厳しい試合を乗り越えたい」

2021-05-28
サッカーマガジン編集部


5月28日、鹿島アントラーズの土居聖真が練習後のオンライン取材に応じた。前々節はサガン鳥栖に敗れ、相馬直樹監督下での公式戦初黒星を喫したが、26日に行なわれた前節セレッソ大阪戦では立ち直り、勝ち点3を獲得。勢いそのままに首位川崎フロンターレ戦に臨む。


上写真=5月28日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう土居聖真(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「勝てばチームとしてさらに強くなる」

 4月から中2日、中3日での連戦が続く中、リーグ戦前々節の鳥栖戦では相馬直樹監督体制になってから初めての敗戦を喫した。それまでリーグ戦4連勝と好調だっただけに、逆転負けでチームの勢いが止まった形にもなったが、5月26日の前節はC大阪に完封勝ちを収め、次節川崎F戦へ弾みをつけた。「連敗すれば上には上がれません。嫌な流れを自分たちで断ち切れました。チーム力が勝った」と、C大阪戦で荒木遼太郎の決勝ゴールをアシストした土居聖真は力強く語る。

 30日には、いよいよ川崎Fとのアウェーゲームが待ち受ける。「全チーム、やはり“打倒川崎”だと思います。それは僕らも変わりません。他のチームは引き分けまでしか持っていけていないけれど、しっかり90分間で勝つことに重きを置いて、簡単な試合にはならないと思うので、みんなで手を取り合って、厳しい試合を乗り越えていきたい」と、首位を独走する相手に今季初めて土をつけるべく、土居は闘志を燃やしている。

「勝ち点数で見たらすごく離れていますが、勝って、次の試合を機に(川崎Fを)引きずり下ろしたいと考えているので、そのきっかけになればと思います。(鹿島としては)そこで勝てばチームとしてさらに強くなると思うし、もっともっと上に行かなければいけないチームなので、また新たなリスタートでもあるのかなと個人的に考えています」

 5月最後の大一番。上位への足掛かりとすべく、土居の牽引する鹿島が川崎F撃破を目指す。


オンライン取材に応じる鹿島アントラーズの土居聖真(写真◎KASHIMA ANTLERS)

植田直通、ニームに完全移籍

ニームに完全移籍する植田直通である。
2部降格の憂き目を見たが、レンタル元のセルクル・ブルージュからの買い取りオプションが行使された模様。
能力は評価されたということであろう。
契約は2023年まで。
来季は植田の力で1部昇格を成し遂げるのだ。
活躍の報を待っておる。

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NAOMICHI UEDA DEFINITIEF NAAR NÎMES OLYMPIQUE



Na een uitleenbeurt eerder dit seizoen neemt Nîmes Olympique Naomichi Ueda definitief over.

De 26-jarige Ueda kwam in de zomer van 2018 aan bij Cercle. In totaal speelde hij 55 wedstrijden voor Groen-Zwart, maar het voorbije halfjaar voetbalde de Japanse international al op uitleenbasis voor Nîmes. Die uitleenbeurt krijgt nu dus een vervolg: Nîmes Olympique neemt Ueda definitief over van Cercle.

Cercle Brugge wil Ueda veel succes toewensen in z’n verdere carrière!

相馬監督と鬼木監督、“師弟対決”の行方は如何に

「川崎Fの鬼木 達監督と、鹿島の相馬 直樹監督による“師弟対決”」と記すJリーグ公式の田中直希氏によるプレビューである。
相馬監督が川崎を率いておった2011年シーズンのコーチを務めておったのが現在川崎を率いる鬼木監督であった。
鬼木は指導者として相馬の薫陶を受けておる。
師を超えるためにも、鹿島を倒すという意味でも、高いモチベーションで立ちはだかってこよう。
それに対して相馬監督は"チャレンジャー"として挑む。
あくまで王者に、首位の強豪に向かう挑戦者となる。
過去は過去として考えず、現在のチームの位置を考えて立ち向かうこととなろう。
この驚異の無敗チームを倒すには知恵と勇気を集結させる必要がある。
それを与えるのが相馬監督に求められるタスクである。
2015年以来勝利の無いリーグ戦での等々力競技場にて勝ち点3を奪い取るのだ。
緊張感溢れる一戦である。

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2つの記録が懸かる川崎F。“師”を、“常勝軍団”を超えていけ

一番の注目は、川崎Fの鬼木 達監督と、鹿島の相馬 直樹監督による“師弟対決”だろう。「芯のとおった、尊敬できる方。いろいろなことを学ばせてもらった」と鬼木監督は相馬監督について語っている。1994~99年(98年は除く)は鹿島で、2004~05年は川崎Fでチームメートであり、指導者としては2011~12年途中まで川崎Fで相馬監督と鬼木コーチという間柄だった。3歳差の2人。実に多くの関係性がある。

その2人が初めて監督同士で相まみえる今節。鬼木監督が率いる川崎Fは2つの記録が懸かっている。1つは、リーグ新記録となる“開幕から20戦負けなし”。2015年にペトロヴィッチ監督率いる浦和が残した19戦負けなしを超える可能性がある。また、鬼木監督のJ1通算100勝最速達成も懸かったゲームだ。鬼木監督が「自分の原点」と語る古巣戦で、尊敬する先輩が率いるチームと対する。「(特別な気持ちは)ないと言ったらウソになる」。思い入れのある鹿島戦で、大記録をマークできるか。「やはり、勝ちたいという思いは強い」。鬼木監督はいまの思いを簡潔に述べた。

“常勝軍団”といえば鹿島。立ち返るベースが確立されている、伝統ある強豪。その鹿島を超えていこうと、川崎Fは常勝への道を歩んできた。ここ4シーズンでリーグ戦は三度優勝、今季も負けなしで首位を独走と、見事にその立場を確立させようとしている。ただやはり、このチームを超えていかなければならない。相馬監督が就任して、守備強度や勝ち切る姿勢といった“鹿島らしさ”が戻ってきたチームに対して、川崎Fはそうした面でも上回ろうと考えている。

前節の湘南戦では初めて追いついての引き分けに終わった。ほとんど負け試合のような展開だったが、途中投入されたレアンドロ ダミアン、家長 昭博、三笘 薫の3トップを中心に押し返して1-1で終えている。強烈なプレスと切り替えの速さがあった湘南を相手に苦しんだ前節を経て、選手たちはこう語っている。

「(大事になるのは)一番はサッカーのリズムですかね。そこをしっかり出すことができれば、相手のプレスをかいくぐることができる。また、強度を上げてやっていかないといけないと思います。強度を上げて、プレスを回避すれば鹿島にも驚きを与えられると思います」(ジョアン シミッチ)

「戦術うんぬんじゃない戦いも大事。湘南戦も強度の部分とか、ベースの部分で上回れなかったかなと感じている。鹿島もそれをしっかりとやってくるチーム。ベースの部分で戦えるかを証明したい。またアイディア、質の部分は自信を持っているので、その部分もやっていきたい」(谷口 彰悟)

鹿島は小泉 慶をトップ下に置くなど、プレスをさらに強化させる策も持っている。川崎Fは、相手の出方を見ながらどう戦うか。パスでいなすか、はたまた前線へのロングボールで回避するのか。鹿島のプレスにハマってしまうのか。まずその攻防に注視したい。

鹿島はここ6試合で5勝1敗。勝点を積み上げて6位まで浮上してきた。上田 綺世も復調し、荒木 遼太郎はここ3試合で2得点と好調だ。ツワモノ同士の一戦の結末はどうなるか。今節唯一の日曜19時キックオフの一戦で、明らかになる。

[ 文:田中 直希 ]

未来を担う19歳、荒木遼太郎がアントラーズを勝利に導く

荒木遼太郎をピックアップするFreaks+である。
今季の充実ぶりが伝えられる。
監督が替わりトップ下でのプレーが続いておったが、「得点もアシストもできて、守備でも貢献できるサイドハーフになりたい」と荒木本人が言うように二列目での結果も出てきておる。
得点力は折り紙付き。
そして守備も鹿島にて鍛えられておる。
若手という括りから既に抜け出ており、主軸を担っておる。
荒木遼太郎の力で首位を倒すのだ。
期待しておる。

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PICK UP PLAYER



 今シーズンの開幕直前、荒木遼太郎はこのように意気込みを語っていた。

「試合に出るだけでは満足できない。出てどれだけ結果を残せるかが大事になってくる。それが自分の評価にもつながるので、ピッチに立って満足するのではなく、結果を残してチームの勝利に貢献したい」

 その言葉通り、荒木は開幕からの3試合で4ゴールを決めた。有言実行ともいえる見事なスタートだった。

「個人的に今年はいいスタートダッシュを切りたいなと考えていて、オフシーズンの段階から自主トレで体づくりをしたり、自分なりに準備をしてきた。また、2年目ということで精神的なゆとりがあるし、周りが良く見えるようになったと自分でも感じている」



 心身ともに理想的な状態でピッチに立てたことで、自身が担うべき役割やプレーを瞬時に把握できるようになった。プレーエリアも昨季より格段に広くなり、ビルドアップに貢献しながら相手のゴール前でも決定的な仕事を遂行できるようになった。

「やっぱり得点が欲しい。特に序盤はチームとしてあまりゴールが多くなかったので、チームを助けるためにも自分が点を取って勝たせたいと考えていたし、昨年よりも強い意識をもってゴールを目指している」

 序盤でのゴールラッシュの後、しばらく得点から遠ざかっていた荒木だが、明治安田J1第14節横浜FM戦でリーグ戦11試合ぶりのゴールを決めると、直近のC大阪戦でも決勝弾を決めて、チームを勝利に導いた。



 理想の選手像を聞かれた荒木は「得点もアシストもできて、守備でも貢献できるサイドハーフになりたい」と話した。課題の守備面についても、「選手同士がバチバチやり合っている」と語るアントラーズの練習環境のなかで、徐々に手応えを掴んでいる。

「フィジカルコンタクトのタイミング、体の当て方、当てどころについては、昨年1年間でけっこう慣れて、今年は昨年ほど負けていないと感じている。まだまだ負けている部分もあるけれど、昨年と比べたら今年はいい形で守備ができていると思う。練習では常に健斗くんが強烈なタックルをしてくるので、それを体感して学んでいる。健斗くんのタックルに対応できるようになれば、Jリーグの試合でも怖いものなしでプレーできると思う」



 そんな著しい成長を続ける荒木は、主力選手としての責任感も芽生え始めている。

「若手グループの中心となって、みんなを引っ張っていなければいけないと思っている。バチバチやり合う練習の雰囲気、一人ひとりが本気で求め合う姿勢は、自分たちが受け継ぎ、今後も示していきたい」

 中心となって、もっとチームを牽引しなければいけない。期待を一身に背負う覚悟はできている。



 さあ、次は真価を問われる川崎F戦だ。この試合も荒木には求められる役割は多岐に渡る。勝利のためには彼の活躍が必要不可欠だ。

「アウェイだがチーム一丸となって、チャレンジャーとして戦い、勝ち点3を掴みたい」

 未来を担う19歳。荒木遼太郎がアントラーズを勝利に導く。

仙台・平瀬智行クラブコーディネーター、強化部付の肩書き

仙台の強化部付として活動をする平瀬クラブコーディネーターである。
肩書きが変わらず活動内容が変化するという、端から見ると不思議な人事がこの変な時期に発表された。
仙台というクラブ内にて何かしらの動きがあり、その影響なのであろうか。
一般企業では人事部付けとなるとリストラの状態ということが多い。
今回の平瀬の場合強化部付けであり、どうなのであろうか。
コーチでもスカウトでもないクラブへの貢献だけをしておったポジションから、トップチーム及び育成年代の強化と双方の連携という、また曖昧な業務となっているところに不思議感が更に深まる。
何かの予兆のように感じさせられる。
近い将来、仙台に於ける平瀬クラブコーディネーターの身になにやら起こるのであろうか。
注目である。

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トップチームおよびアカデミーの連結役に平瀬智行クラブコーディネーターが着任

掲載日:2021年5月28日

この度、ベガルタ仙台のトップチームとアカデミー(育成)の強化、および両部門の連携の充実を図るため、平瀬智行クラブコーディネーターが、6月1日より「強化部付」として活動いたしますことを以下の通りお知らせいたします。

1977年5月23日生まれ 東京都出身

【経歴】
鹿島アントラーズ→CFZド・リオ(ブラジル)
→鹿島アントラーズ→横浜F・マリノス
→鹿島アントラーズ→ヴィッセル神戸
→ベガルタ仙台(2008年加入/2010年引退)
→ベガルタ仙台アンバサダー(2011年~2017年)
→ベガルタ仙台クラブコーディネーター(2018年~)

【新役職名】
クラブコーディネーター(強化部付)

【着任日】
2021年6月1日

【業務内容と役割】
主に、トップチームおよびアカデミー選手のスカウト、各カテゴリーの一貫した選手育成と戦術の共有を担当

【コメント】
この度、トップチームおよびアカデミー各カテゴリーの業務に携わることになりました。若い才能を発掘して優秀な選手を育成し、トップチームの強化につなげたいと考えております。これまでサッカー界で培った知識と経験を生かし、持っている力を存分に発揮して貢献してまいります。

ガンバ・大岩監督誕生か

大岩剛氏のガンバ監督就任を報じる報知新聞である。
前回の報道が日刊スポーツで今回が報知と2紙から情報が出ておるだけにこれはほぼ決まりなのではなかろうか。
ただ記事によると、ガンバ側の方針が一本化されたという内容であり、大岩サイドとしてはU-18日本代表監督は正式就任ではなかったとのこと。
ガンバからのオファーに障壁はないが、お断りの可能性はある様子。
どのような決断がなされるのであろうか。
続報を待ちたい。

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G大阪、大岩剛氏が新監督就任へ…鹿島でACL制覇の手腕に期待、チーム再建託す

2021年5月28日 4時0分スポーツ報知


大岩剛氏

 G大阪が、次期監督候補を元鹿島監督の大岩剛氏(48)に一本化したことが27日、分かった。クラブは今月14日、成績不振により宮本恒靖監督(44)を解任。松波正信強化アカデミー部長(46)が暫定監督を務める間に、複数の候補を慎重に調査していたが、大岩氏の招へいを決断した。すでに交渉は進んでおり、合意すれば近日中にも正式発表となる見込みだ。

 大岩氏は17年途中、鹿島でコーチから監督に昇格。何よりも勝利にこだわる鹿島伝統のスタイルで、18年にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)優勝を果たした。G大阪は、鹿島をはじめ数々のクラブで現役時代からタイトルをつかんできた大岩氏の持つ勝者のメンタリティーを評価しており、今季はJ1残留が現実的な目標となっているチームの再建を託す構えだ。

 大岩氏は現在、日本サッカー協会の指導者インストラクターを務めている。U―18日本代表の合宿ではスポットで監督も務めたが、正式就任はしておらず、招へいに障害はないとみられる。徳島戦で8試合ぶりの勝利を挙げたが、いまだ18位と降格圏に沈むG大阪が、大岩新監督の下で巻き返しを狙う。

 ◆大岩 剛(おおいわ・ごう)1972年6月23日、静岡県生まれ。48歳。清水商から筑波大を経て、95年に名古屋入り。左サイドバックから当時のベンゲル監督にセンターバックにコンバートされて才能が開花。その後は磐田、鹿島と渡り歩いた。10年度限りで引退し、11年から鹿島でコーチ、17年途中に監督昇格。18年はACLで優勝し、同年にAFC年間最優秀監督。19年限りで退任。180センチ、75キロ。

連戦連勝で順位を上げる鹿島アントラーズ、その秘密はボランチの質か

鹿島アントラーズについて記すthe WORLDである。
「中盤で圧倒的な存在感を放っているレオ・シルバの影響が大きい」と評す。
ザーゴ前監督も相馬監督も信頼を置く。
だたし、「今季は開幕の清水エスパルス戦を除いて全試合に出場しているシルバ」という情報は誤りである。
5月12日のアウェイ名古屋戦はベンチ外となっておる。
このことでもわかるようにミッドウィークの試合は、先発した試合は5月26日のセレッソ戦まではなかった。
特に相馬監督ははっきりしており、ベンチ外にして休養を与えておった。
それがこのセレッソ戦ではディエゴ・ピトゥカと組ませて先発起用したことは大きなニュースと言えよう。
この記事でも「ピトゥカとの相性が良い印象」とこのコンビを高く評価する。
敢えてこの試合にて試したことに大きな意味があろう。
週末の川崎との大一番に向けたテストだったように思える。
相馬監督はどのように準備をしておるのであろうか。
スタメンを予想するだけでも楽しい。
この助っ人コンビが躍動するのであろうか。
注目である。

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連戦連勝で順位を上げる鹿島アントラーズ その秘密はボランチの質か

2021年05月27日(木) 18時30分配信


中盤からチームを支えるレオ・シルバ photo/Getty Images

6位に浮上した鹿島

前節のサガン鳥栖戦で4月の柏レイソル戦から続いていた8戦負けなしが途切れてしまった鹿島アントラーズ。それでも、26日に行われたセレッソ大阪戦では後半に荒木遼太郎が決勝点を挙げ、良い流れを引き戻した。

序盤の連敗が嘘のように連勝へと切り替わっているアントラーズ。強さの秘訣として、中盤で圧倒的な存在感を放っているレオ・シルバの影響が大きいと言える。

今季は開幕の清水エスパルス戦を除いて全試合に出場しているシルバ。白星を挙げたセレッソ戦でもディエゴ・ピトゥカとコンビを組んでボランチでの出場となった。

そんなシルバの強みはすべてのパラメータが高水準であるところか。豊富なスタミナの持ち主であるシルバは組み立ての際に各方面に顔を出し、受け手出し手の両方の役割をこなしている。また、守備では体の入れ方がうまくファウルを取られずに簡単にボール奪取をしていた。中盤であればどのプレイにも関与して自チームに貢献しており、まさに中盤の支配者と言える。

特にこの試合で組んだピトゥカとの相性が良い印象だ。守備的なシルバに対し、積極的に前線にトライするピトゥカはバランスが取れている。加えて守備面でも強さを見せており、アントラーズのボランチではこの二人がファーストチョイスなのではないだろうか。

次節は首位川崎フロンターレとの一戦を控えており、シルバ、ピトゥカの両名がどこまで通用するか楽しみな試合である。

ジーコ、人生100年の羅針盤

ジーコを取材した日本経済新聞の武智記者である。
ジーコのサッカー観が伝わってきて嬉しい。
この感覚は、サッカーのみにあらず人生観に当てはめてもよいものである。
多くの民へのメッセージを受け止めて良い。
『負ける怖さから、勝つ意欲を失うことなかれ』。
心に刻みつけるべき言葉である。

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私のすべて、次世代へパス 68歳・ジーコ氏のサッカー魂
人生100年の羅針盤

2021年5月27日 5:00


鹿島アントラーズ・テクニカルディレクター。1953年ブラジル・リオデジャネイロ生まれ。サッカーの王様ペレの後継者と目された名選手。1981年フラメンゴでクラブ世界一に輝き、ワールドカップ(W杯)にも3度出場。1998年W杯ではブラジル代表のザガロ監督を補佐し準優勝、2002年から2006年まで日本代表監督も務めた。2016年日本サッカー殿堂入り(三浦秀行撮影)

30年前、茨城の片田舎で生まれた鹿島アントラーズは今やJリーグ屈指の強豪に育った。1991年に来日、前身の住友金属時代から選手、指導者としてその発展に寄与したジーコさんは68歳の今も、強化を担うテクニカルディレクターとして第一線に立つ。

鹿島の「歴史」、若手に伝承

――「人生100年時代」という言い方で、働ける間は働こうという機運が広がっています。年齢と仕事の関係をどう思いますか。

「職種によると思います。例えば今、私が監督をやろうとしても膝の古傷のせいで難しい。ほぼすべてのメニューを実際に体を動かしながら選手と一緒に取り組むのが私のやり方なので」

「でも、試合を観察して事の良しあしを見極め、スタッフに助言する今の仕事には何の支障もありません。今でこそアントラーズは一つのブランドとして存在するかもしれませんが、ここに至る道のりにはいろいろなことがありました。若い選手に、そういう歴史をしっかり伝えることもできます」

「昔は存在しなかった仕事も今はある。実は私もユーチューブ上で活動をしていて、いろいろな人をインタビューしています。これが楽しい。自然にモチベーションが上がる活動であれば、そこに年齢という制約はなくなるように思います」

――そうはいっても「疲れたなあ」と感じることはないですか。

「膝の痛みはありますが、ウオーキングやジム通いは欠かしません。食事と睡眠をしっかりとることも。動ける体にしておけば、必然的に元気に仕事に取り組めますし、新型コロナウイルスの予防、感染の被害を最小限に食い止める意味でも運動は大切だと思います。それと、やはりサッカーですね。愛するサッカーについて議論したり雑談したりすることは私にとって一番のエネルギーの源です」

負ける怖さから、勝つ意欲を失うことなかれ

――大事にしている信条は何ですか。

「フラメンゴにいた10代のときからずっと『負ける怖さから、勝つ意欲を失うことなかれ』と言い聞かせ、実践してプロの世界を生き抜いてきました。選手として初の海外挑戦となったイタリアでは『記憶と忍耐』の重要性を学びました。学習したからといって、すぐに成果に変換できるわけじゃない。学びを成功体験に変えて美しい記憶にするには、忍耐なくして不可能だということを」


鹿島で現役選手だった1993年、ハットトリックを達成しガッツポーズを決めたジーコさん(共同)

――長年ジーコさんの活動を見てきて、ミッション(使命)のようなものを感じます。

「私は、人間は生まれた時から、それぞれその人に課されたミッションがどんな形であれ、多かれ少なかれ、あると思っています。自分が学んできたものを伝えることも、その一つだと。人間、亡くなるときがくると神様が連れにくるわけですが、そうなる前に私が学んだ知識や経験を残すことはできる。それを次の世代が生かしてくれたら、サッカー界、ひいては世の中を発展させることにつながるのではないでしょうか」

「献身・誠実・尊重」のジーコ・スピリット、日本中に種まき
今年創立30周年を迎えた鹿島のファン、サポーターから「神様」とたたえられるジーコさん。相馬直樹現監督をはじめ、小笠原満男氏、中田浩二氏ら教えを受けた選手たちは今クラブのスタッフとなり、「献身」「誠実」「尊重」に集約されるジーコ・スピリットを伝える側に回っている。
 〝布教〟の成果は他のクラブにも及ぶ。現在Jリーグで無敵の川崎にしても、関塚隆元監督や鬼木達現監督はジーコさんの薫陶を受けた鹿島OB。「日本に長くいられたのは私がこの国の文化と深く結びつけられたから」と感謝するジーコさんは、まいた種があちこちで実を結ぶことを「間接的にでも日本サッカー全体の発展に貢献できた」と喜ぶ。(編集委員 武智幸徳)

サッカーダイジェスト セレッソ戦寸評

サッカーダイジェストweb編集部によるセレッソ戦の寸評である。
完封勝利に良い評点が並ぶ。
その中で荒木遼太郎にMOMが与えられた。
「交代直前にチームを勝利に導く大仕事をやってのけた。トラップ後、ボールを右足側に持ち替えたとき、ちょっと詰まったような体勢になったが、ゴール右隅に素早く蹴り込んだ。値千金の一発はチーム最多となる今季リーグ6点目だ」と寸評され、決勝点が高く評価された形である。
また、永戸、小泉慶にも同様の評点が付けられておる。
永戸のFKは大きな武器であった。
直接ゴールまであと一歩、次回が楽しみと言えよう。
小泉慶に関しては、「再三のボール奪取で見るものを魅了するトップ下。終了間際の好機を決めていたら文句なしのMOMだ。「あれは決めないと。トラップ(の段階)で、気持ちよくなってしまった」と頭をかいた」と誰もがあのチャンスを決めておったらと思ったことが伝わる。
攻撃的にはあのシーンであるが、ピッチのどこにでも顔を出し相手の攻撃の芽を摘み続けた走力はインパクト十分であった。
鹿島は大きな武器を得た。
そして、サッカーダイジェストweb編集部には評価されなかったようではあるが、常本佳吾の仕事っぷりはここに明記しておきたい。
右サイドを制圧し、チームに勢いをもたらせたのはこのルーキーのチカラによるところが大きい。
攻守に頭の良さが見えた。
背番号2を与えられるが近いと思われる。
得点シーンこそ少なかったが、収穫の多い試合であった。
チームは確実に成長しておる。
今後が楽しみである。

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【J1採点&寸評】鹿島1-0C大阪|荒木がチーム最多の6点目で勝利に導く。奥埜のハードワークも好印象

サッカーダイジェストWeb編集部
2021年05月27日


鹿島――90分間、気持ちを込めて戦い続けた


【警告】鹿島=犬飼(31分) C大阪=丸橋(50分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】荒木遼太郎(鹿島)


[J1第16節]鹿島1-0C大阪/5月26日/県立カシマサッカースタジアム

【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
途切れることのないハイプレスによって相手のミスを誘い、価値ある1点につなげた。相馬体制となって初の黒星を喫した前節。連敗を阻むべく、90分間、気持ちを込めて戦い続けた。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 6
ボールを握って前がかりになるぶん、ハイラインの背後のスペースが狙われやすいが、集中力と注意力を持って警戒にあたった。攻撃の第一歩というべき好フィードも見せた。

DF
32 常本佳吾 6
67分、ゴール前に走り込むFW土居に技ありクロスを供給。得点には至らなかったものの、キックに細工を施し、相手守備陣を慌てさせた。

DF
39 犬飼智也 6
細かいミスが散見されたが、要所を締め、クリーンシートに貢献。背後を取られそうなスルーパスも“もう一歩”を伸ばし、見事にカットした。

DF
28 町田浩樹 6
トラップが大きくなったところをかっさらわれ、後ろから追いかける状況になったが、最後の最後に体勢を崩しながらも頭でラインの外にかきだした。自分のミスは自分の責任で帳消しに。

DF
14 永戸勝也 6.5
サイドを駆け上がり、クロスを送るだけではなく、ゴール前の小泉に縦パスを合わせ、好機を演出。20メートルあまりのFKを直接狙うシーンもあった。プレーに活力が感じられる。

MF
4 レオ・シルバ 6(73分OUT)
ゲームキャプテンを仰せつかり、立ち上がりからエンジン全開。オープン気味になった後半はやや疲れが見え隠れし、三竿にあとを託した。

MF
21 ディエゴ・ピトゥカ 6
らしからぬパスミスが少なくなかったが、動きの量が増えてきて、トップフォームに戻りつつある印象だ。シャペウ(相手の頭上を越すようなボール扱い)を見せるなど、余裕も出てきた。

鹿島――小泉は終了間際の好機を決めていたら…

MF
37 小泉 慶 6.5
再三のボール奪取で見るものを魅了するトップ下。終了間際の好機を決めていたら文句なしのMOMだ。「あれは決めないと。トラップ(の段階)で、気持ちよくなってしまった」と頭をかいた。

MF
41 白崎凌兵 5.5(60分OUT)
守備ブロックを切り崩すべく、タイミングをずらしたアーリークロスやボックスの外から積極的に狙いにいった。ただ、今ひとつ精度を欠き、冷や水を浴びせるところまでいかず。

MAN OF THE MATCH
MF
13 荒木遼太郎 6.5(73分OUT)
交代直前にチームを勝利に導く大仕事をやってのけた。トラップ後、ボールを右足側に持ち替えたとき、ちょっと詰まったような体勢になったが、ゴール右隅に素早く蹴り込んだ。値千金の一発はチーム最多となる今季リーグ6点目だ。

FW
8 土居聖真 6(90+1分OUT)
プレーの特長を存分に発揮できるような攻撃スペースをなかなか見つけられなかった。我慢の時間が続いていたが、相手のミスに付け込み、ダブルタッチから決勝点をアシスト。

途中出場
MF
27 松村優太 5.5(60分IN)
こう着状態を打破するために最初の交代カードとしてピッチに送り出されたが、良い形でボールを受けることができず、消化不良。

MF
20 三竿健斗 6(73分IN)
試合終了間際、右サイドをドリブルで持ち上がり、前方への2つの選択肢のうち、遠いほうを選んだ。懸命に伸ばす相手の足に当たり、あわやオウンゴールというシーンを作った。

FW
18 上田綺世 6(73分IN)
GKからのロングフィードをジャンプ一番、胸で止め、右タッチライン際からカットイン。左足シュートはゴールの枠外だったものの、一連のプレーで会場を沸かせた。

MF
17 アルトゥール・カイキ ―(90+1分IN)
大きな期待を寄せられる今季の新助っ人。ルヴァンカップでの出場実績はすでにあるものの、この試合がJリーグ初出場と、本領発揮までもう少し時間がかかりそうだ。

監督
相馬直樹 6.5
0-0で終わった前半を振り返り、「スコアを動かすために一歩でも前に出よう」と、選手たちの背中を押した。敗戦からのリスタートと位置づけた大事な一戦に勝ち切り、安堵の表情を浮かべた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

セレッソ戦報道

荒木一色の各紙である。
19才の若きアタッカーのゴールはニュースとなる。
相手のミスからのシュートではあったが、あの時間帯にあのポジションに迷わず入り込む嗅覚が得点に繋がったことはことは間違いない。
それがこの時点でのチーム内得点王という結果に出ておる。
この試合では右サイドのMFで先発しており、この時間帯には左にポジションを移しておった。
得点力の高いMFとして"10番"らしいプレイヤーと言って良かろう。
このゴール後、交代してピッチを去ったことからも、次節・川崎戦での先発が想定されておるように感じさせられる。
首位相手にはFW/トップ下にて起用されるのではなかろうか。
この大一番でも力を発揮し、チームに勝利をもたらせて欲しい。
楽しみにしておる。

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鹿島荒木ゴールで競り勝つ C大阪は2連敗で5戦未勝利/鹿-C16節

[2021年5月26日21時29分]


鹿島対C大阪 勝利し喜ぶ鹿島の選手たち(撮影・鈴木正人)


鹿島対C大阪 後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島荒木(右)(撮影・鈴木正人)


<明治安田生命J1:鹿島1-0C大阪>◇第16節◇26日◇カシマ

鹿島アントラーズが、MF荒木のゴールでセレッソ大阪に競り勝った。

鹿島は後半27分、MF土居が相手のバックパスを見逃さずボールを奪うと、ゴール前に上がってきた荒木へ。荒木が右足を振り抜き先制に成功した。

終盤はC大阪の反撃を受けるが東京五輪世代のDF町田、GK沖の粘り強い守りで今季5度目の無失点で勝ち点3を手にした。C大阪は2連敗で5戦未勝利。

鹿島荒木チームトップ6得点目「個人の結果が出せてチームも勝つのが理想」

[2021年5月26日23時12分]


鹿島対C大阪 後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島荒木(右)(撮影・鈴木正人)


鹿島対C大阪 勝利し喜ぶ鹿島の選手たち(撮影・鈴木正人)


<明治安田生命J1:鹿島1-0C大阪>◇第16節◇26日◇カシマ

鹿島アントラーズが19歳MF荒木遼太郎の今季6点目でC大阪に競り勝った。

前節鳥栖戦で相馬監督就任後、初の黒星を喫した。リスタートとなった一戦で、荒木が後半28分に決めた。相手のパスミスから生まれた好機で、冷静に右足を振り抜いた。FW上田との交代準備が進められていた中での得点だった。「(交代が)全然分からなくて。交代する前に役に立ててよかった」と苦笑い。チームトップの6得点には。「個人の結果が出せてチームも勝つのが理想。続けていければ」と話した。

鹿島1-0勝利 相馬監督「次につながる」、次節は開幕から不敗川崎戦

[2021年5月27日6時40分]


鹿島対C大阪 後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島荒木(右)(撮影・鈴木正人)


鹿島対C大阪 勝利し喜ぶ鹿島の選手たち(撮影・鈴木正人)


鹿島対C大阪 勝利しサポーターにあいさつする鹿島の選手たち(撮影・鈴木正人)


鹿島対C大阪 後半、指示する鹿島相馬監督(撮影・鈴木正人)


<明治安田生命J1:鹿島1-0C大阪>◇第16節◇26日◇カシマ

鹿島アントラーズはセレッソ大阪に1-0で競り勝った。C大阪が堅守からのカウンター狙いを徹底する中で、なかなかブロックを崩せず、攻めあぐねた場面もあった。試合が動いたのは後半27分。鹿島の前線からのプレスに慌てたC大阪の最終ラインがパスミスし、MF土居聖真が高い位置でボールを奪うと、ゴール前に上がったMF荒木遼太郎へパス。荒木が冷静に右足を振り抜き、待望の先制点を挙げた。以降、ピンチもあった中で守備陣が奮闘し「ウノゼロ」で勝ち点3を手にした。

22日のアウェーでのサガン鳥栖戦で、相馬直樹監督が就任後、初めて公式戦で黒星を喫した。そこから立て直す意味でも勝利は絶対条件。苦しい展開の中で相手の隙を突き、先制して逃げ切る鹿島らしい戦いで結果を出した。相馬監督は「我々にとってリスタート。敗戦からどう立ち直るかを見せないといけないゲームだった」と振り返り「我々のプレスから生まれた(C大阪の)ミスで、決めきったところが重要。選手たちがもう1度、自分たちがこれまでどうやって勝ち星を重ねてきたか、チャレンジするところ、一歩でも前へ出る姿勢を持ちながら戦った上での勝利で、非常に次につながるゲーム」と総括した。

我慢の時間帯ではしっかり我慢。ハーフタイムには選手から「もう1つギア上げないと勝てないよ」と言う声も出ていた。後半は各選手がゴールへ矢印を向け、前からのプレス、迫力ある攻撃を続けた。トップ下で先発したMF小泉は「今、球際で強度高くプレーできているので、そこで上回れたので勝てたのかなと思います」と胸を張った。

次節は首位の川崎フロンターレ戦だ。首位を独走する川崎Fは現在、開幕から19試合不敗で05年の浦和レッズの記録に並んでおり、鹿島戦でJ1新記録と鹿島でプレー経験を持つ鬼木達監督のJ1最速100勝がかかっている。鹿島にとっても負けられない注目の試合だ。相馬監督は「今の成績を見たら圧倒的な数字を残している相手。簡単なゲームでないことも招致している」としながらも「我々がチャレンジャーで、すべてがチャレンジャーの戦い。完遂できれば勝利の女神がほほえむと思って準備したい」とキッパリ。アントラーズの意地を見せる舞台は整った。【岩田千代巳】

鹿島の19歳荒木が後半27分に決勝弾 「きつい時間帯に決められた」

[ 2021年5月26日 22:29 ]

明治安田生命J1第16節 鹿島1―0C大阪 ( 2021年5月26日 カシマスタジアム )


<鹿島・C大阪>後半、ゴールを決めた荒木(右)=撮影・小海途 良幹
Photo By スポニチ


 J1鹿島が、リスタートの白星をつかんだ。ホームでC大阪を1―0で下し、リーグ2試合ぶりの白星。0―0の後半27分、高卒2年目MF荒木遼太郎(19)が右足で均衡を破った。これで、勝ち点27で暫定6位に再浮上。今季前半戦の正念場となる次節30日の川崎F戦(等々力)へ向け、大きな弾みをつけた。
 一瞬の隙を見逃さなかった。0―0で迎えた後半27分だ。敵陣中央で相手のパスミスを奪ったMF土居聖真(29)が左へ流すと、最後はボックス左で受けたMF荒木が右足を振り抜いた。均衡を破る値千金の先制弾は、今季チーム単独トップの6点目。荒木は「最後は右サイドに流し込むだけだった。きつい時間帯にゴールを決められて良かった」と表情を緩めた。

 前節22日の鳥栖戦で逆転負け。相馬直樹監督(49)が就任後、公式戦11戦目で初の黒星を喫した。指揮官は「久しぶりに負ける悔しさを味わった。ポジティブに考えて、我々の強い刺激にしないといけない。どれだけ次のゲームで発揮できるかがすごく大事になる」と、選手の発奮を期待していた。この日は序盤から一進一退の攻防が続く中、相手の一瞬の隙を逃さずに仕留めた。

 次節30日には、前半戦の正念場となる川崎F戦が控える。相馬監督は言った。「今の成績を見れば圧倒的な成績を残している相手。簡単なゲームではないが、我々はすべてがチャレンジャーとしての戦い。それを完遂できれば、我々に勝利の女神が振り向くと信じて戦いたい」と、しっかりと表情を引き締め直していた。

鹿島 高卒2年目・荒木が均衡破るチーム単独トップ6点目!次節川崎F戦へ弾みの勝ち点3

[ 2021年5月27日 05:30 ]

明治安田生命J1第16節 鹿島1ー0C大阪 ( 2021年5月26日 カシマ )


<鹿島・C大阪>後半、ゴールを決めた荒木(右)(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ


 鹿島の高卒2年目MF荒木が終盤に均衡を破った。
 0―0の後半27分。敵陣中央で相手のパスミスを奪ったFW土居から受けると、ボックス内に切り込んで最後は右足で流し込んだ。

 値千金の先制弾は今季チーム単独トップの6点目。前節22日の鳥栖戦で公式戦の無敗記録が12で止まり、仕切り直しの一戦をものにした。次節30日には前半戦の正念場と言える川崎F戦が控えており「チャレンジャーで勝ち点3を奪いたい」と力を込めた。

荒木遼太郎弾で鹿島アントラーズがウノゼロ勝利! セレッソ大阪は大久保嘉人復帰も5戦未勝利&7戦複数得点なし



【Jリーグ(J1)結果】明治安田生命J1リーグは26日に第16節が開催。県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズとセレッソ大阪が対戦した。

明治安田生命J1リーグは26日、第16節の鹿島アントラーズvsセレッソ大阪が行われた。

前節9試合ぶりの敗戦を喫したものの好調を印象付けている鹿島が、6試合複数得点がなく4試合未勝利と不調のC大阪をホームに迎えた一戦。

両チームはともに前節からスタメンを3名変更。鹿島は広瀬陸斗、松村優太、三竿健斗に代えて常本佳吾、ディエゴ・ピトゥカ、小泉慶を起用し、C大阪はチアゴ、新井直人、高木俊幸に代えて瀬古歩夢、丸橋祐介、原川力を送り出した。C大阪のベンチには5月初めから負傷欠場が続いていた大久保嘉人が入っている。

開始から中盤で一進一退の攻防が続く。鹿島が比較的ポゼッションを高めながら攻撃の糸口を探っていくもののなかなか決定機は訪れず。20分にはボックス手前中央の白崎凌兵が左足を振り抜いたが枠を外れた。

鹿島の選手たちはC大阪の最終ラインを越えられない中で遠くから積極的に狙う。36分にもボックス手前中央やや距離のある位置からレオ・シルバが右足でシュートを放ったが枠を捉えない。

さらに42分には鹿島がボックス手前中央でFKを獲得。キッカーの永戸勝也が左足で直接狙ったシュートはゴール右上隅を捉えたが、GKキム・ジンヒョンがファインセーブで弾き出した。

スコアレスで迎える後半、C大阪は加藤陸次樹に代えてアダム・タガートを投入。攻撃のテコ入れを図って先制点を奪いにいく。53分にはボックス右でフリーになった松田陸がシュート性のクロスを蹴り込んだが中央のA・タガートにはわずかに合わない。

その後も拮抗した展開が続く一戦、鹿島は60分に白崎に代えて松村を起用。攻勢に出る意志を打ち出した。67分には右サイドからのクロスに土居聖真がヘッドで合わせたがGKキム・ジンヒョンがキャッチした。

それでも72分に待望の先制点が生まれる。ボックス手前中央でボールを持った土居がC大阪の選手を複数引き付けてスルーパス。ボックス左に走り込んだ荒木遼太郎が右足に持ち替えてシュートを放ち、ゴール右下隅に沈めた。

鹿島は直後の選手交代で得点した荒木とL・シルバに代えて上田綺世と三竿を投入。対するC大阪も藤田直之に代えて大久保を復帰させた。

直後の76分にはC大阪が鹿島陣内中央右でFKを獲得し、キッカーの清武弘嗣がボックス内にクロスを蹴り込む。中央で飛び上がった瀬古が頭で合わせたがシュートは正面に飛んで得点にはつながらない。

その後もC大阪が追いつくことはできないまま試合が終了。この結果、鹿島は2試合ぶりの白星を飾った。対するC大阪は7試合連続複数得点なしで連敗、かつ5試合未勝利とトンネルを抜け出すことはできていない。

セレッソ戦コメント

「次につながる試合になった」と振り返った指揮官である。
前線からのプレッシングが功を奏しミスを誘発しての勝利であった。
その戦術を次節・川崎戦でも採用するのであろうか。
「我々にとってはチャレンジャーとしての戦いになると思う。それを完遂できれば、勝利の女神がほほえむと思って準備をしていきたい」という言葉に相馬監督の古巣であり、首位を独走する無敗の相手への気持ちがこもる。
また、前線からの劇プレスを行った小泉慶は、「全員が球際や強度で上回っていたからこそ、勝つことができた」と語る。
試合の強度を高めることが出来たのは小泉慶が一番手として走りまくった部分も大きい。
このタスクは彼にしか出来ぬことと言えよう。
そして試合終盤のビッグチャンスについては、「あれは決めないとダメですね。トラップまでは良かったんですけれど、トラップで気持ちよくなっちゃいました」と笑い話にしておる。
このあたりが小泉慶のプレーヤーとしての特徴なのではなかろうか。
相馬監督が抜擢した意味と意義が感じられる。
また決勝点の荒木遼太郎は、「次は今日以上にゲーム展開は厳しくなる。アウェイだがチーム一丸となって、チャレンジャーとして戦い、勝ち点3を掴みたい」と次戦に向けて意気込みを語る。
得点後、早い時間に交代したところからも過密日程ながら次節も起用されよう。
攻撃の軸として川崎の守備陣を切り裂いて貰おうではないか。
期待しておる。

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2021明治安田生命J1リーグ 第16節

鹿島アントラーズ:相馬 直樹
まずは平日のナイターにも関わらず、多くのサポーターの皆さんがスタジアムへかけつけてくださった。我々にとってはリスタートで、敗戦からどう立ち上がるかを見せないといけない試合だった。そういう時だからこそ、一緒に戦って我々選手たちを力強く後押ししてくれたサポーターの皆さんに感謝の気持ちを伝えたい。本当にありがとうございました。

休養の感覚の違いを含めて、C大阪が狙いを定めてきた。我々に対して、カウンターや背後を突くプレーをしっかりと狙ってきた。そのなかで、相手をこじ開ける難しさ、背後を狙われることで間延びをしてしまった部分があったが、徐々にボールを動かしながら前に運ぶことができ始めた前半だった。ただ、安定した相手を崩してスコアを動かすには、もう少しボックス内に入っていく迫力が必要になる。ハーフタイムには、特にサイドからの仕掛けでもっと相手の背後に入らないと強調して送り出した。そのなかで、徐々にチャンスが増え始めた。もう少し前に決めることができた場面があったと思うが、プレッシングからボールを奪って、タロウにいい形でボールがこぼれて、それを決めきったことで1-0の勝利をつかむことができた。

簡単な試合ではなかったが、選手たちがこれまでどうやって勝ち点を重ねてきたのか、チャレンジをして一歩でも前に出る姿勢を持ちながら戦ったうえでの勝利だったと思う。次につながる試合になった。中3日になるが、しっかりと準備をして次に向かっていきたい。

Q.次の首位川崎F戦に向けて。

A.どの試合にもパワーをかけて戦っているつもり。簡単に今まで以上の力は注ぐことはできないが、気持ちの面や体の面など、いろんな面で私自身も選手自身もしっかりと準備をして戦えるようにしたいと思う。気持ちの部分だけではやっていけない。今の成績を見たら圧倒的な数字を残している相手なので、簡単な試合でないことは理解している。ただ、我々にとってはチャレンジャーとしての戦いになると思う。それを完遂できれば、勝利の女神がほほえむと思って準備をしていきたい。




【小泉 慶】
前半から全体的に前線から(プレスに)いけた。前からプレスをかけているぶん、後ろの選手たちも連動していてハマっている感じがあった。ただ、なかなか得点が入らずに焦れるところもあった。その中でうまくタロウが決めてくれた。全員が球際や強度で上回っていたからこそ、勝つことができたと思う。ハーフタイムには、選手から「もうひとつギアを上げないと勝てないぞ!」という声が出ていた。あのままでは勝ち点3をとることは難しかったし、後半はもっと前に行こうと話していた。ボールを持つ時間が長くても「焦れずに積極的に前へ」という声が出ていた。そのあたりが勝利につながったと思う。

【荒木 遼太郎】
相手のパスミスで聖真君にボールが入ったとき、走り込んでパスを受けたらシュートを打てると思っていた。フリーだったので、目の前の相手選手を外してコースに流し込んだ。チーム一丸となって戦わなければいけない試合に無失点で勝てたのは大きい。次は今日以上にゲーム展開は厳しくなる。アウェイだがチーム一丸となって、チャレンジャーとして戦い、勝ち点3を掴みたい。

明治安田生命J1リーグ 第16節
2021年5月26日(水)19:03KO
県立カシマサッカースタジアム


[ 相馬 直樹監督 ]
まずは平日のナイターにもかかわらず、多くのサポーターの皆さんに駆けつけていただきました。本当にありがとうございました。われわれにとって今日はリスタートのゲーム、敗戦からどう立ち直るかというところを見せなければいけないゲームでした。そういうときだからこそ、一緒に戦ってくださったサポーターの皆さん、本当に力強くわれわれの選手たちを後押ししてくれたと思います。あらためてですけど、「ありがとうございました」とお伝えしたいと思います。

ゲームのほうなんですけれども、休養の間隔が違うところも含めてなんですけど、少しセレッソさんが狙いを定めてやってくるゲームになりました。カウンターをしっかりと狙ってくる、背後のところを狙ってくるという形で、われわれに対して取ったあと速く攻めるということを強調した。そしてしっかりとブロックをできるだけ大きく崩さずに戦うという形で、特に前半は進んだんじゃないかと思います。そういった中でこじ開けるのが難しいぶん、そして背後を狙われていることに対して、少しわれわれも間延びさせられてしまったところが前半はあったと思います。しかしながら、徐々に自分たちがしっかりとボールを動かしながら、前にボールを運んでいくところができ始めていた前半だったかなと思います。

ただ、スコアを動かすには、安定した相手を崩すには、もう少しボックス内に入っていくための迫力が必要だということで、ハーフタイムには特にサイドに入ってからの仕掛けの部分、相手の背後へもっと入らなければいけないという部分を強調して送り出しました。そういった中で徐々にチャンスが増え始めて、実際、もう少し前に決め切るところを作れたんじゃないかなと思いますけれども、最終的には交代の準備をしていたタロウ(荒木 遼太郎)が相手のミスもあって(先制点を決めてくれました)。でも、そこもわれわれのプレッシングから生まれたミスだと思いますし、そういったところからボール奪取して、タロウのところに良い形でボールが来た、そして決め切ったところが重要なところだと思います。

そういう形で1-0で勝利をつかむことができました。本当に簡単なゲームではなかったと思っていますけども、選手たちがもう一度、自分たちがこれまでどうやって勝点を、勝星を重ねてきたのか。チャレンジするところ、一歩でも前へ出るという姿勢を持ちながら戦った上での勝利だったと思いますので、次につながるゲームになると思います。またそれを中3日の休養になりますけど、しっかりと準備して向かっていきたいと思います。

--原点に立ち返れた中で次節は川崎Fとの対戦を迎えますが?
まあ、なんて言ったらいいんでしょうね。そういう話になるかとは思うんですけども、一戦一戦なので、どの試合にもパワーをかけているつもりですので、今まで以上のものは簡単には注げないと思いますし、しっかりといろんな意味で準備して、気持ちの面、体の面、それは私自身もそうですし、選手たちにも同じところでしっかり戦えるようにしたいなと思います。特にやはりいま言ったように気持ちの面で逆に逸ってしまってもいけないと思いますし、強いというか、いまの成績を見たら圧倒的な数字を残している相手になりますので、簡単なゲームにはならないことも承知しています。ただ、われわれがチャレンジャーであるのは、どこからどこまで、すべてがチャレンジャーの戦いになると思います。それを完遂できれば勝利の女神がほほ笑むと思って準備したいなと思います。

明治安田生命J1リーグ 第16節
2021年5月26日(水)19:03KO
県立カシマサッカースタジアム


荒木 遼太郎 - Ryotaro ARAKI
FW 13
荒木 遼太郎
Ryotaro ARAKI

交代するのは分かっていなくて、もうちょっとやりたかったですけど、交代する前に役に立てたというか、ゴールして下がれたので良かったかなと思います。みんな「ナイス!」と言ってくれた。「キツい時間帯だったので決めてくれて良かった」と言われました。

--開幕当初はゴールを量産していたが、その後は遠ざかっていた。そこから持ち直してきたことについては?
入っていない時期からシュート練習というのはするようには心がけていました。ただの練習だけじゃ試合でシュートは入らないと思っていて、試合を想定することによってゴールが生まれてくると思っているので、常に試合を想定しながらシュートするようにしていました。

--チームのトップスコアラーになったが?
個人の結果も出せて試合に勝てるというのが理想なんですけど、今日のような試合が続いていけばいいかなと思っています。

小泉 慶 - Kei KOIZUMI
MF 37
小泉 慶
Kei KOIZUMI

--1-0の勝利について。
そうですね。前半から全体的に、前だけじゃなく後ろも、前が行けば後ろも連動してくれていた。相手もイヤがっている感じもありましたし、ハマっているなという感じはあった。ただ、どこかで1点欲しいなというところで、なかなか点が入らなかったので、焦れたり焦ったりする場面もありましたけど、なんとかうまくタロウ(荒木 遼太郎)が決めてくれた。みんなが球際だったりで強度高くプレーできていたので、そこで上回ったので勝てたと思います。

--ハーフタイムはどんなことを話した?
ハーフタイムに選手からの指示で、もう1個ギアを上げないと勝てないよ、という声は出ていた。やっぱりあのままだとどうしても勝点3を取るのは難しかったと思う。全体的にもっと前に出ていこうということだった。ボールを持っている時間帯が長くても焦れずに、積極的に前へ、前へ出ていこうということだった。そこら辺が良かったのかなと思います。

--次節・川崎F戦に向けて。
みんな川崎F戦に向けて、試合が終わったあとも切り替えてそういう話も出ていたし、ここから連勝街道に乗ることが上位に行くためには必要だと思う。この1勝で満足せず、まず次、川崎F戦に向けて良い準備をしていけたらと思います。

--終盤にターンしてシュートを放った場面について。
あれは決めないとダメですね。トラップまでは良かったんですけれど、トラップで気持ちよくなっちゃいました。

「個人よりチームの勝利最優先」鹿島2年目19歳FW荒木遼太郎がチーム単独トップの6点目でC大阪撃破

Jリーグ 第16節 セレッソ大阪戦



戦術・小泉慶。

ブレーメン・大迫勇也、まずは欧州で

日本代表合宿に参加しておるブレーメンの大迫勇也を取材したゲキサカの矢内記者である。
ブレーメンの2部降格に伴い去就について問うておる。
大迫は「まずは欧州で、FWとして使ってくれるチームを探すのが第一」と移籍を示唆し、欧州にて所属先を探す旨を答える。
古巣である鹿島アントラーズ復帰があるのではとの淡い期待もあったが、本人の気持ちが一番大事である。
ゴールを決めるストライカーとしてまだまだ欧州にて躍動して貰おうではないか。
来季の活躍を楽しみにしておる。

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大迫が語った来季所属先の条件「まずは欧州でFWとして使ってくれるチームを探す」

21/5/26 12:58


日本代表FW大迫勇也(ブレーメン)

 日本代表合宿に参加中のFW大迫勇也が取材対応を行い、所属するブレーメンの来季ブンデス2部陥落が決定したことによって注目される去就について「まずは欧州で、FWとして使ってくれるチームを探すのが第一」と語った。

 ブレーメンは5月22日のブンデス1部最終戦でボルシアMGに2-4で敗れて17位でシーズンを終了。来季は1980-81シーズン以来の2部に落ちることが決まった。ボルシアMG戦でベンチスタートだった大迫は、2点を追う55分からピッチに立ったが、ゴールを決めることはできず、最終的に今季はシーズンを通じて無得点。「(最終節は)チームが負けている中でなかなか出場時間がなく、歯がゆい時間だった。(今季は)スタートから出ることが少なかった」と残念がった。

 来季について聞かれると、「FWとして1年間試合に出たい。僕はそこで評価されるべき選手だと思うので、自分が求めるのはそこだけ。しっかりFWで出られるところです」と条件を挙げた。

 噂されるJリーグ復帰については言及しなかったものの、「まずは欧州」ときっぱり。ドイツ以外にもリーグの選択肢を広げる意向はあるようで、「FWが一番自信を持っているポジション」と、起用法にもプライオリティを置きたい様子だ。

 24日から始まった日本代表活動は6月15日までの約3週間でW杯アジア予選と国際親善試合の合計5試合を行う。「まずはしっかりと結果を残すことが第一。9月からの最終予選に向けて、最後にしっかりと今シーズンを締めることができるように、あとはケガなくできるようにしたい」と言い、「大事なのは今じゃない。W杯のときに世界に勝ち切れるようにしていかなければいけない」と前を見据えた。

(取材・文 矢内由美子)

相馬監督、戦う姿勢を勝点3に変える

セレッソ戦に向けオンライン取材に応じた相馬監督である。
「久しぶりに負けの悔しさを味わって、それをポジティブに変えなければいけないと思っています。我々にとって強い刺激にしなければいけない。それをどれぐらい、目の前のセレッソ戦で発揮できるかがすごく大事になる」と相馬体制初黒星を振り返り、それを糧とする意気込みを語る。
この"刺激"をどれだけチームに伝播出来たかが指揮官の資質となる。
強いメンタリティにてセレッソに挑む。
戦う姿勢である。

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前節初黒星の相馬アントラーズ。“リスタート”のC大阪戦に向け、指揮官は「戦う姿勢を勝点3に変える」

広島由寛(サッカーダイジェストWEB)
2021年05月26日

手痛い逆転負けを「強い刺激にしなければいけない」


ホームでのC大阪戦に向け、相馬監督は「戦う姿勢を勝点3に変える」と意気込む。(C)KASHIMA ANTLERS

 5月26日にホームで迎えるセレッソ大阪戦を、鹿島アントラーズの相馬直樹監督は「リスタートのゲーム」と捉えている。

 前節のサガン鳥栖戦は1-2の敗戦。14分に松村優太の得点で先制も、後半に入ると50分に同点弾を食らい、79分に逆転弾を許す。現体制となり公式戦11戦目にして初の黒星。それを踏まえ、このままズルズルと行かないよう、指揮官は強い決意で勝利を目指す。

 手痛い逆転負けだったが、この悔しさを糧に、発奮材料にするしかない。

「久しぶりに負けの悔しさを味わって、それをポジティブに変えなければいけないと思っています。我々にとって強い刺激にしなければいけない。それをどれぐらい、目の前のセレッソ戦で発揮できるかがすごく大事になる」

 鳥栖戦を振り返れば、少なからず心残りがある。「正直、我々らしさを出せた時間は短かったかなと思っています」。「映像を見直しても、戦う姿勢というところで鳥栖さんに上回られてしまった」。同じことを繰り返すわけにはいかない。チャレンジャーとしてファイティングポーズを取り続ける。

「戦う姿勢を勝点3に変える、勝ちに変えていく」

 現在は連戦中で、鳥栖戦から中3日で迎えるC大阪戦に向けて多くのことはできない。それでも相馬監督は「ディテールによりこだわって」準備もしてきた。

 C大阪戦の後には、川崎フロンターレ戦が控える。鹿島は「目の前にあるものを取りに行く」という一戦必勝のスタンスを貫き、その先を見ているわけではないが、首位との一戦に弾みをつける意味でも、C大阪戦は是が非でも勝利したい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)

ECヴィトーリア、ジネイに興味

ブラジルにてニュースになるジネイである。
ECヴィトーリアが興味を持っておるとのこと。
38才になるがまだまだそのプレーは錆びつかぬ。
輝きを見せゴールやポストプレーでチームに貢献することであろう。
注目しておる。

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e.c. vitória
Vitória confirma interesse na contratação de Dinei


Jogador da Jacuipense, ídolo rubro-negro pode retornar à Toca do Leão
Da Redaçãoredacao@correio24horas.com.br
24.05.2021, 20:39:00
Atualizado: 25.05.2021, 00:07:58



Dinei marcou três gols pela Jacuipense no Baiano 2021 (Renan Oliveira/ Divulgação)

Dinei escreveu o nome na história do Vitória ao assinar quatro gols contra o Bahia no jogo de ida das finais do Campeonato Baiano de 2013, na goleada por 7x3, na Fonte Nova. Ele e Índio são os maiores goleadores rubro-negros em um único Ba-Vi. Por esse e outros feitos, o centroavante se tornou ídolo.

Sete anos após deixar a Toca do Leão, Dinei pode voltar a vestir vermelho e preto. O Vitória está negociando a contratação do atacante. A informação foi publicada inicialmente pelo site Galáticos Online e confirmada pelo CORREIO. A diretoria rubro-negra confirma que há interesse e conversas em andamento com as partes.

Atualmente, Dinei defende a Jacuipense. Ele marcou três gols no Campeonato Baiano, dois deles contra o Vitória, no triunfo por 2x1, no Barradão, válido pela 4ª rodada da fase classificatória do estadual. Na última sexta-feira (21), o centroavante novamente balançou a rede do estádio rubro-negro, ao marcar o único gol da equipe do interior no jogo-treino em que o Leão venceu por 2x1.

A Jacuipense é integrante da Série C do Campeonato Brasileiro e estreia no torneio sábado (29), contra o Floresta, no município de Horizonte (CE). No estadual, o Leão do Sisal ficou na 6ª colocação, com os mesmos 11 pontos do Vitória, que terminou a competição em 5º lugar, com melhor saldo de gols (1 contra 0). Ambos não se classificaram para as semifinais.

Aos 37 anos, Dinei vive a expectativa de vivenciar a terceira passagem pela Toca do Leão. A primeira foi em 2008, quando disputou 14 jogos e anotou oito gols. Depois, ele retornou em 2012 e ficou até 2014. Nesse período, fez mais 130 partidas e marcou outros 43 tentos. No total, foram 144 jogos, 51 gols marcados e dois títulos, ambos no Baiano.

Após deixar o Vitória, Dinei passou quatro anos jogando no futebol japonês. Ele defendeu Kashima Antlers, Shonan Bellmare, Ventforet Kofu e Matsumoto Yamaga. Ao retornar para o Brasil, no ano passado, vestiu a camisa do Água Santa, de São Paulo.

Além dos gols em jogos marcantes, Dinei também fez parte da campanha da Série A do Brasileiro de 2013, quando o Vitória terminou em 5º lugar. As estatisticas do centroavante com a camisa vermelha e preta poderão ser reabertas, mas agora a missão é outra: reconduzir o Leão à elite do futebol nacional. O rubro-negro estreia na Série B na sexta-feira (28), às 19h, quando visita o Guarani, no estádio Brinco de Ouro, em Campinas (SP).

ガンバ・昌子源、鼻骨骨折

鼻骨骨折を負ったガンバの昌子源である。
2節前の負傷であり、前節にはフェイスガードを着けての出場をしておった。
ガンバ前監督宮本氏の現役時代のようであった。
そしてフル出場しておったところを見ると、大きな問題ではないのであろう。
低迷するガンバを救うためにも奮闘せねばなるまい。
活躍の報を待っておる。

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昌子 源選手の怪我について

昌子 源選手の怪我について、以下の通りお知らせいたします。

◇受傷日
5/16(日)明治安田生命J1リーグ第14節 浦和レッズ戦

◇診断名
鼻骨骨折

ディエゴ・ピトゥカの真価が発揮されたとき、アントラーズはまた一つ進化を遂げる

ディエゴ・ピトゥカをピックアップするFreaks+である。
「長短のパスを使い分ける展開力と試合を流れを読むことに長けた選手」と評されるディエゴのプロフェッショナルな一面が伝えられる。
勤勉なディエゴのコンディションが更に上がり、チームにフィットすれば、チーム力がかなり向上する。
注目のMFである。

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PICK UP PLAYER



 ブラジルの名門、サントスを牽引していたレフティーがアントラーズに加わった。28歳、ディエゴ ピトゥカだ。

 主戦場はボランチだが、複数のポジションをこなせるポリバレントな才能の持ち主で、長短のパスを使い分ける展開力と試合を流れを読むことに長けた選手だ。加入前、本人も自身の長所を聞かれた際には、「僕の特長はパスとチームにダイナミズムを与えること。その特長でチームに貢献できればと思う」と語っていた。今のチームに足りなかったタイプといえる。

 そんなピトゥカだが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当初の予定よりもチームへの合流が遅れた。試合に出場できなかった期間は約3ヶ月にものぼる。いくら個人のトレーニングでベストを尽くそうとも、試合勘やコンディションを維持することは不可能だった。

「フットボールから3ヶ月も離れてしまった。プロ選手にとって、この時間はとても長い。いろいろな面でまだベストな状態ではないし、パフォーマンスを上げていかないといけない部分が多い」



 それでも4月18日にチームに合流すると、日々のトレーニングを全力で取り組み、着実にコンディションを上げていった。そして、4月28日のYBCルヴァンカップ鳥栖戦で公式戦デビューを飾ると、ついに5月5日のYBCルヴァンカップ福岡戦で初先発を飾った。

「(福岡戦で)90分近くプレーできたのは大きな収穫。まだ50%から60%の出来で、自分がいい状態でないことは分かっていた。その中でも、それなりのプレーができた。ただ、僕の競争意識は高い。試合に出られたことはうれしいが、今日のプレーに満足しているわけではないし、1日でも早く100%の状態になれるよう努力していきたい」



 その言葉通り、ピトゥカは来日からずっと高いモチベーションでトレーニングを続けている。全体練習が終わった後も、クラブハウスに残って自主的に筋力トレーニングに励み、Jリーグに早く適応するため、アントラーズの試合映像を見漁っている。日本とブラジルのフットボールの違いもすぐに探し出していた。

「ブラジルと日本のフットボールはものすごく違う。まずはコンタクト多いこと、そして走れる選手が多いこと。ただ、日本に来た以上は自分もそこに早く慣れて、パフォーマンスを上げなければいけないし、ベストな状態に近づけば、必ずアントラーズの力になれると信じている。映像を見たり、いろんな選手と積極的に話をしたりして、着実に状態を上げていきたい」



 そんなプロフェッショナルな姿勢を続けるピトゥカには周囲から自然と尊敬が集まる。チームメートの上田綺世も「アントラーズの試合映像をめちゃくちゃ見ているし、リカバリーが終わったあとも残ってチームメートのトレーニングを見ていたりする」と語り、「すごくチームへの愛情を感じる」と感銘を受けた様子だった。

「日本語はまだ難しいので、通訳を介してのコミュニケーションになってしまう。ただ、若い選手が多いので、自分も年齢を重ねているわけではないけれど、ピッチ上では細かい部分を伝えていきたい。自分の経験が彼らにプラスに働いてほしいし、彼らから学ぶことも多い。そういった形で少しずつチームに溶け込んでいって、自分にとってもプラスになるように、取り組んでいきたい」

 チームメートとは言葉の壁もあるし、「まだ100%の状態ではない」ため、出場時間は限られている。ただ、彼は真面目で責任感のある選手だ。限られた出場時間でも関係はない。「たとえ5分でも10分でも、監督やチームメートに必要とされたときに自分の力を発揮する」と言い、ピッチに立てば「『出来る限りチームに貢献しよう』という気持ちをみせる」ことを誓う。



「90分間ずっと途切れることなく後押ししてくれるサポーターには感謝しかない。僕がサポーターに恩返しできるのは、ピッチ内で戦って走ることだけ。だから、それは約束する。幸福な瞬間を届けられるように頑張るので、これからも応援してほしい」

 まだコンディションは万全ではない。ただ、彼はアントラーズファミリーに喜びを届けるため、どんなときも準備を徹底し、全力を尽くす。ディエゴ ピトゥカの真価が発揮されたとき、アントラーズはまた一つ進化を遂げる。

ディエゴ・ピトゥカ、失った勝ち点3を取り返す

セレッソ戦に向けてオンライン取材に応じたディエゴ・ピトゥカである。
先日の鳥栖戦の敗戦には、「かなりむっとしていた」と語る。
この負けず嫌いは鹿島によくマッチする。
よくぞ来てくれた。
ミッドウィークのセレッソ戦ではこの気持ちを払拭させてくれるであろう。
ディエゴの高精度パスにて勝利を掴む。
楽しみである。

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【鹿島】ピッチ上の支配者、ディエゴ・ピトゥカ。水曜日のC大阪戦で「失った勝ち点3を取り返す」

2021-05-24
サッカーマガジン編集部


5月24日、鹿島アントラーズのディエゴ・ピトゥカが練習後のオンライン取材に応じた。チームは前節、アウェーでのサガン鳥栖戦に敗れ、J1リーグの連勝は「4」で止まった。だが、連戦は終わらない。再び勝ち点3を狙い、26日に第16節セレッソ大阪戦に臨む。


上写真=5月24日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なうディエゴ・ピトゥカ(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「本当に負けるのが大嫌い」

 4月に相馬直樹監督体制になってから、鹿島は初めて敗れた。5月22日に行なわれたJ1リーグ前節の鳥栖戦では1-2と逆転負け。その前のルヴァンカップ第6節札幌戦から中2日でのアウェー連戦を強いられる中、前半に先制点を奪うも、後半に失速して今季5敗目を喫した。78分から途中出場したディエゴ・ピトゥカも「リーグ戦、ルヴァンカップと調子を上げてきたところで負けてしまったので、非常に悔しい」と、チーム合流後初黒星の悔しさをかみ締めた。

「まだ100パーセントの状態ではない」というディエゴ・ピトゥカは、5月5日のルヴァンカップ第5節福岡戦、12日のJ1リーグ第21節名古屋戦、19日のルヴァンカップ第6節札幌戦と、ここまで水曜の試合に先発出場している。「100パーセントの状態に到達するためには、試合数(をこなすこと)が必要」と話すように、連戦の中で先発と途中出場を繰り返し、状態を徐々に上げている状況だ。

 ただし、「練習をしっかりとやって、監督にいつでも使われるように準備をちゃんとしておこうという意識を持って取り組んでいる」と、その都度最善の準備を怠ることはない。そして次の水曜日(26日)にも、前節から中3日でC大阪との一戦が待ち受ける。ホームで連敗を阻止し、その次の首位川崎F戦へ弾みをつけるためにも、重要な試合となるだろう。「本当に負けるのが大嫌い」というディエゴ・ピトゥカもC大阪戦に向けて闘志を燃やす。

「水曜日にはもう試合があるので、そちらにフォーカスして頑張っていきたい。アウェーで失った勝ち点3を、ホームのサポーターの後押しの中でしっかりと取り返すことができればと思っています」

 カシマスタジアムのピッチ上で試合を支配する21番の司令塔が、その能力を存分に発揮してチームを勝利に導く。


オンライン取材に応じた鹿島アントラーズのディエゴ・ピトゥカ(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「どういう状況でも力を発揮したい」“大の負けず嫌い”鹿島ピトゥカはC大阪戦で悔しさを晴らせるか

サッカーダイジェストWeb編集部
2021年05月25日


「やっぱり僕は負けるのが大嫌い」


ボランチの定位置奪取に意欲を燃やすピトゥカ。ただ「どういう状況でも」全力を尽くす覚悟でいる。(C)KASHIMA ANTLERS

 5月26日にホームで行なわれるJ1リーグ第16節のセレッソ大阪戦に向け、鹿島アントラーズがオンラインでのメディア対応を実施。今季の新助っ人ディエゴ・ピトゥカが取材に応じた。

 コロナ禍の影響でチーム合流が遅れたこともあり、リーグ戦ではここまで5試合でピッチに立ち、うち4試合が途中出場となっている。期待のボランチはまだ本調子とは言えず、「100パーセントの状態ではない」と言う。本来の状態を取り戻すには「試合数が必要になってくる」と考えている。

 もうしばらく時間がかかるかもしれないが、本人は「主力でプレーするために移籍してきたわけで、そのために自分は努力していきたい」と意欲を燃やす。もっとも、「たとえ5分だろうと、90分だろうと、どういう状況でも監督に必要とされた時、あるいはチームメイトに必要とされた時に、自分の力を発揮したいし、自分の経験をチームに還元できれば」という想いで、日々のトレーニングに励んでいる。

 前節の敵地でのサガン鳥栖戦でも78分から途中出場。チームとしては相馬直樹新体制となって公式戦11戦目にして初の黒星を喫し、ピトゥカも悔しさをにじませる。

「本当に負けるのは大嫌いだし、勝負の世界なので勝ち負けがあるのは理解しているけど、やっぱり僕は負けるのが大嫌いなので。リーグ戦、ルヴァンカップと調子を上げてきたところで負けてしまったので、非常に悔しい」

 その悔しさは次のゲームで晴らすしかない。

「水曜日(26日)に試合があるので、そこにフォーカスして頑張っていきたい。アウェーで失った勝点3を、ホームのサポーターの後押しのなかでしっかりと取りたい」

 連戦が続いており、鳥栖戦から中3日で迎えるC大阪戦では3試合ぶりのスタメン出場もあるか。常にやる気に満ちた男の奮起に期待したい。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

鹿島MFピトゥカ「負けるのは本当に大嫌い」 前節来日初黒星の雪辱誓う

[ 2021年5月24日 19:38 ]


次節26日のC大阪戦での勝利を誓った鹿島・ピトゥカ(中央)
Photo By スポニチ


 J1鹿島の新ブラジル人MFディエゴ・ピトゥカ(28)が、来日初黒星のショックを払拭(ふっしょく)してみせる。チームは24日、次節26日のホームC大阪戦に向けて鹿嶋市内で調整。前節22日の鳥栖戦での敗戦が来日初黒星となり「勝負の世界で勝ち負けはあるが、負けるのは本当に大嫌い。次こそは絶対に勝ち点3を取りたい」と雪辱を誓った。
 新型コロナウイルスの影響で開幕から約2カ月遅れで合流し、先月28日のルヴァン杯鳥栖戦でデビュー。ここまで公式戦8試合連続で出場してきたが、後半33分に途中出場した前節の鳥栖戦で無念の逆転負けを喫した。チームも前節まで公式戦12試合無敗。ピトゥカにとっては加入後初の黒星に「かなりむっとしていた」と、悔しさをにじませた。

 それでも、合流から約1カ月が経過。決して本調子ではないものの、ブラジル1部の名門サントスで培ってきた高精度のパスなど、大器の片りんをすでに垣間みせている。「当然、僕は主力でプレーするために移籍してきた。そのために努力しているが、チーム状態が良いことも尊重している。たとえ(出場時間が)5分でも90分であろうと相馬監督、チームメートが必要とした時に経験を還元できれば」と力を込めた。

重要な一戦、互いに連敗は回避したい

「連戦の中では万全の準備を積めないことも分かっている」と記すJリーグ公式の田中滋氏によるプレビューである。
先日の15節は互いに先制しながらも逆転負けを喫しておる。
この精神的にもキツいダメージからどう回復させておるかがカギとなろう。
セレッソが今季の過密日程に於いても固定気味のメンバーで戦っておることに対して鹿島はターンオーバーにて疲弊を切り抜けてきた。
セレッソはACLの関係でルヴァン杯グループステージが免除されておることが大きいが、相馬監督の鹿島はリーグ戦でもメンバーを替えることを厭わない。
特にディエゴ・ピトゥカと永木亮太のボランチコンビは、三竿とレオ・シルバとは異なる特徴で名古屋戦にて大勝に導いた。
このセレッソ戦でもこの二人の起用は堅いのではなかろうか。
昨季の最終節にてACLへの道をたたれた対戦相手であるセレッソ戦での勝利への渇望は非常に大きい。
この試合に勝利し、再び上昇気流に乗っていこうではないか。
重要な一戦である。

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重要な一戦。互いに連敗は回避したい

鹿島は前節、相馬 直樹監督が就任して以来、初めての黒星を喫した。ハードワークできる鳥栖の前に前半から苦戦を強いられたが、松村 優太のゴールで先制に成功。しかし、後半に勢いを増した鳥栖の猛攻を防ぎ切れず逆転負け。連勝が『4』で止まったことに相馬監督も、「鳥栖さんは徹底されているチームだと思いますし、そこを乗り越えるべく準備したつもりだったんですけど、越えることができませんでした」と悔しさをにじませた。

対するC大阪も前節、広島と対戦して逆転負けを喫している。後半、CKから奥埜 博亮が押し込んで先制したが、すぐに同点弾を決められ、カウンターから逆転も許してしまった。それまでの3試合で勝利から遠ざかっていたC大阪は、ヤンマースタジアム長居のラストマッチを勝利で飾ることができず。レヴィー クルピ監督も「攻撃がうまく機能していない理由、そのすべての責任は私にある」と、苦しい表情を浮かべた。

連勝の流れが途切れてしまった鹿島も、なかなか良い流れをつかめないC大阪も、この試合の重要性を認識している。そして、連戦の中では万全の準備を積めないことも分かっているはずだ。中3日で試合を迎えることになる鹿島に対して、C大阪は中2日のアウェイゲーム。夜の開催とはいえ、調整は簡単ではないだろう。

鹿島は週末の試合に主力選手を起用し、JリーグYBCルヴァンカップが多くなるミッドウィークではトップ下に小泉 慶を起用する形で戦ってきた。今週末には首位・川崎Fとの対戦も控えるだけに、どういうメンバー構成で今節に向かうのかは興味深い。これまでの戦いを踏まえると、小泉が攻守両面で機動力を生かし、ボランチでディエゴ ピトゥカが舵を取る構成で臨むはずだが、連敗は避けたいところだ。

C大阪は4月14日の明治安田J1第18節・徳島戦以降、複数得点を奪うことができていない。また、そこから勝利できたのが1試合のみということが、成績の苦しさにつながっている。攻撃の起爆剤か、守備の堅さか、どちらかを手に入れたい。ただ近年、両者の対戦は鹿島が圧倒的な戦績を残している。前回対戦は久しぶりにドローで終わったが、それまで6戦連続で鹿島が勝利を収めてきた。前線からコンパクトでタイトな守備を心がける鹿島は、C大阪のビルドアップを許さない展開を狙うだろう。それに対してアウェイチームが安定してボールを前に運べれば、攻撃場面は増えていく。激しくぶつかり合う中盤の主導権をどちらが握るかで、試合の展開は変わりそうだ。

[ 文:田中 滋 ]

ファン・アラーノ、フェイスガード着用、染野唯月、別メニュー

ファン・アラーノと染野唯月についてTweetする茨城新聞運動グループ公式アカウントである。
ファン・アラーノはフェイスガードを着けての練習合流。
視野の確保が出来るのであれば問題なかろう。
セレッソ戦では活躍を期待する。
染野は別メニューでの調整とのこと。
負傷からの復帰も近い。
まだまだ過密日程は続く。
一つ一つ勝ち点を積み重ねて乗り切っていきたい。
復帰組の合流に期待である。

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▽J1鹿島アントラーズ(24日・クラブハウスグラウンド)

エヴェラウドとの契約は2024年まで

エヴェラウドの契約について伝えるブラジルメディアである。
先日のオファーの際、エヴェラウドの代理人はオファーの話自体をエヴェラウド本人に伝えることすらしなかったとのこと。
エヴェラウドは鹿嶋での生活に満足しており、契約は2024年までと報じられる。
この3年間にて鹿島に多くのタイトルをもたらせてくれよう。
エヴェラウドの活躍を心待ちにしておる。

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Busca pelo centroavante: Bahia descarta nomes especulados na imprensa

BELLINTANI DESCARTOU QUE TENHA PROCURADO HENRIQUE DOURADO E EVERALDO
23 de maio de 2021 Fellipe Costa

Com a possibilidade de perder o artilheiro Gilberto, que vem sendo monitorado por alguns clubes, o Esporte Clube Bahia busca no mercado um centroavante “mais cascudo” visando a disputa do Campeonato Brasileiro da Série A, que começa no próximo final de semana. Vários nomes foram especulados ou indicados, porém, em contato com o jornalista Jorge Nicola, o presidente Guilherme Bellintani descartou que tenha procurado os jogadores lançados na imprensa como “possíveis reforços”. Um deles o atacante Everaldo, de 29 anos, que teve uma passagem destacada pela Chapecoense em 2019 e hoje veste a camisa do Kashima Antlers, do Japão. Porém, o centroavante renovou o contrato recentemente até 2024, com multa de 5 milhões de dólares, e o empresário afirmou que ele “não sai” do clube nesse momento (leia aqui). O mandatário tricolor afirmou que sequer consultou o atleta.

Outro atacante especulado foi Henrique Dourado, de 31 anos, que acumula passagens por Palmeiras, Cruzeiro, Fluminense, Flamengo, entre outros, e atualmente atua no futebol chinês, pelo Henan Jianye. Em 22 jogos, marcou 11 gols pela equipe chinesa. Esse ano, são 2 gols em 4 partidas. Bellintani também descartou que o centroavante esteja na mira do Bahia, afirmando que “ficou sabendo agora da notícia”.

Já o atacante Nicolás Blandi, de 31 anos, que atualmente defende o Colo-Colo, mas não vem atuando e só entrou em campo uma vez em 2021, foi oferecido a Bahia e Athletico Paranaense. Recentemente, o argentino quase acertou com o Juventude, mas a negociação melou. A informação sobre Blandi foi divulgada pelo renomado jornal As, do Chile (veja aqui). A imprensa chilena afirmou que os dois clubes demonstraram interessem em contar com o atleta.

Vale lembrar que esse três jogadores atuam fora do país e o prazo para inscrições de reforços internacionais da temporada 2021 termina neste domingo (23). A janela está aberta desde 1º de março. A segunda etapa de inscrições internacionais acontecerá entre 1º a 31 de agosto, quando a competição já estará caminhando para terminar o primeiro turno. Essa janela de inscrições só vale para os jogadores que estejam empregados em algum clube de fora do país. Ou seja, os atletas que já estiverem desempregados hoje podem assinar com times brasileiros até depois do prazo.

5/23の練習風景

4月23日の練習風景を伝える鹿島アントラーズ公式Twitterである。
水曜日に迫るセレッソ戦に向けて鳥栖戦先発組以外のメンバーがトレーニングを行っておる。
エヴェラウドとアルトゥール・カイキのどアップを載せており二人にかかる期待を表す。
過密日程ということもありエヴェラウドの復帰やカイキのリーグデビューがあるやも知れぬ。
二人の馬力でチームに勢いをもたらせて貰おうではないか。
楽しみである。

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鹿島アントラーズ、この敗戦を糧に、チャレンジャー精神でセレッソ大阪、川崎フロンターレ戦へと向かう

鳥栖戦のレビューを伝える日刊スポーツの岩田記者である。
「鳥栖の幅とロングボールを使った攻撃に翻弄されていた」と評する。
相馬サッカーに対する攻略を見いだしていたことが「鳥栖が徹底したサイドとDFラインの裏を狙う攻撃は、鹿島の穴を突くと同時に、鹿島イレブンの体力をジワジワと削る狙いがあった」という分析に伝わる。
日程と長距離移動が重なったことでこの戦術がハマってしまったように感じさせられる。
とはいえ、こうも簡単な手法が幾度も当たるほどには、サッカーが単純なものとは言えなかろう。
このやり方の相手に対してどう対応するのか。
相馬監督の手腕に注目である。

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“フレッシュ”鳥栖に翻弄された鹿島 相手の対策どう上回るか

[2021年5月23日9時0分]

<明治安田生命J1:鳥栖2-1鹿島>◇第15節◇22日◇駅スタ

鹿島アントラーズがサガン鳥栖に競り負け、連勝が4で止まった。

鳥栖は強かった。前半17分、鹿島はMF松村優太のスーパーゴールが決まり先制。これは鹿島のペースか…と思いきや、勢いを増す鳥栖の攻撃を食い止められず、逆転負けを喫した。特に目立ったのは鳥栖の左サイドのMF中野嘉大(28)と17歳DF中野伸哉のコンビ。ボランチのMF松岡大起(19)も顔を出しての突破は秀逸で、鹿島は前半から鳥栖の幅とロングボールを使った攻撃に翻弄(ほんろう)されていた。

両チームとも19日のルヴァン杯から中2日。鹿島はアウェーの札幌から、鳥栖へ向かい、北から南への長距離遠征が続いた。対する鳥栖は隣県のアウェー福岡戦からのホーム鹿島戦。鳥栖はメンバー全員を入れ替えており、主力は全員フレッシュだった。

鳥栖が徹底したサイドとDFラインの裏を狙う攻撃は、鹿島の穴を突くと同時に、鹿島イレブンの体力をジワジワと削る狙いがあったように見えた。金監督は「鹿島は思う以上に(守備陣形が中央に)しぼるので、クロスをあげて、中に人が入ることで(得点の)チャンスができる話はしていた。自分たちがロングボールを握って相手の足を少し止められた。相手が後半、足が止まったのは露骨に見えた。そういうタイミングで点を取ってくれた」。

先制点を取った鹿島の松村はこう振り返る。「連戦、移動は言い訳に過ぎない。自分たちが思うようなことをさせてもらえなかった」。先制した後、ボールを保持しながらしたたかに戦う試合巧者ぶりは、鳥栖の球際の圧力に屈した。「守」から「攻」に移る場面でプレーの精度を欠き、ボールを奪ってもすぐに奪い返された。松村は「相手がマンツーマンで守備をしてきた。そこの背後を取るとか、スペースを見つけてボールを受けるとかをしてもよかった。前へ前へ急いで、ボールを取られて、振られてカウンターの場面が多かった。そこはチームとして修正できたら」と課題を掲げた。

相馬監督が就任後、公式戦11試合目にして初黒星。指揮官は「(負けは)いつかは来るもの。次の試合の負けが決まったわけではない。次の試合に勝ち点3がある。そこに向けて切り替えることが大事」と前を向いている。相馬監督がよく口にするのは「チャレンジャー」だ。今後の対戦チームは、この日の鳥栖の戦い方を参考に「鹿島攻略」を練ってくる可能性は十分にある。相手の対策をどう上回り、どう各選手が持ち味を出して戦っていくか。この敗戦を糧に、チャレンジャー精神でセレッソ大阪、川崎フロンターレ戦へと向かう。【岩田千代巳】

サッカーダイジェスト 鳥栖戦寸評

サッカーダイジェストの荒木記者による鳥栖戦の寸評である。
逆転負けに厳しい採点が並ぶ。
その中で松村にだけは及第点が付けられておる。
先制点は成長の証、チームの将来を託すに十分な結果であろう。
また、シラへの「前半終了間際、頭で狙うもクロスバーを叩いてしまう。決めていれば結果は違ったか。動きが悪くなかっただけに悔やまれる」に表れておるように、白崎凌兵が折り返しをシュート↓シーンと荒木のクロスにヘディングのシーンは決めておきたかった。
シラの好調さが伝わってくる。
この白崎の件が物語るようにこの試合への準備は問題なかったように思える。
想定外は5月には異例の暑さだったのではなかろうか。
このあたりもアウェイの戦いと言えよう。
ホームではこうはさせぬ。
走り勝てるチームを作っていくのだ。
楽しみにしておる。

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【J1採点&寸評】鳥栖2-1鹿島|決勝点アシストの仙頭は守備でも貢献。相馬監督は就任後初黒星

荒木英喜
2021年05月22日

鹿島――守備陣に及第点の選手はゼロ


【警告】鳥栖=エドゥアルド(41分)、ファン・ソッコ(87分) 鹿島=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】仙頭啓矢(鳥栖)


[J1第15節]鳥栖2-1鹿島/5月22日/駅前不動産スタジアム

【チーム採点・寸評】
鹿島 5
背後を狙う動きと素早いリスタートという鹿島らしさで先制点を挙げる。後半は足が止まり、逆転を許す。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 5
前半、仙頭の可能性のあるシュートを防いだ一方、後半早々に中野嘉のグラウンダーのクロスをストップも、こぼれ球を押し込まれた。

DF
22 広瀬陸斗 5(64分OUT)
松村を下げて鳥栖の左サイドを封じようとするも、前半からクロスを上げられることが目立った。

DF
39 犬飼智也 5.5
ハイボールなどにはしっかり対応し、終了間際にはドゥンガにも競り勝つなど奮闘。ただ、サイドへ釣り出されるシーンも。

DF
28 町田浩樹 5.5
前半は高い最終ラインを保って守ったが、後半は中盤を前に押し出せず攻め込まれる要因になった。

DF
14 永戸勝也 5.5
結果的にクリアしたボールを仙頭に拾われて逆転弾に絡む。終了間際、遠藤にクロスを送るなど良さも見せたが……。

MF
20 三竿健斗 5.5(78分OUT)
鹿島らしい素早いリスタートで先制点を導く。後半はボールを保持できず、最終ラインに吸収されてしまった。

MF
4 レオ・シルバ 5.5
サイドのカバーに走り、クロスを封じるなど要所を抑えた。しかし、鳥栖のエドゥアルドと揉める場面のほうが目立ったか。

鹿島――荒木は輝きを放てず

MF
27 松村優太 6(64分OUT)
前半、背後を突く動きを続けて先制点を挙げる。ただ、守備ではやや後手を踏んでいた印象だった。

MF
41 白崎凌兵 5.5(78分OUT)
前半終了間際、頭で狙うもクロスバーを叩いてしまう。決めていれば結果は違ったか。動きが悪くなかっただけに悔やまれる。

FW
8 土居聖真 5.5(89分OUT)
前半はボールを収めて味方につなぎ先制点をアシストしたが、後半はほとんど存在感を発揮できずに終わる。

FW
13 荒木遼太郎 5
自由に動きながらボールに触って攻撃を組み立てようとするも輝くシーンはほぼなし。守備の貢献度も低かった。

途中出場
FW
18 上田綺世 5(64分IN)
流れを変えようと動いてボールを引き出そうとする。しかし、思うようなパスは供給されず。

37 小泉 慶 5(64分IN)
鳥栖の左サイドを封じるために投入されるも、結果的に背後を突かれて逆転を許す結果に。

MF
21 ディエゴ・ピトゥカ ―(78分IN)
うまくパスを振りながら、前線にも顔を出そうとするも思うように組み立てられず。

MF
25 遠藤 康 ―(78分IN)
終了間際、永戸のクロスに合わせるも若干ズレてしまい、シュートは枠をとらえなかった。

DF
5 杉岡大輝 ―(89分IN)
永戸を前に出すための戦術的交代。無難にプレーしてその役目は果たす。

監督
相馬直樹 5.5
試合の入りは良く、鳥栖の背後を突いて先制に成功。後半は防戦一方で交代カードも機能せず、監督就任後初の敗戦を喫した。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●荒木英喜

鳥栖戦コメント・報道

「運動量を武器にしている鳥栖との対戦で有利に試合を運ばれてしまった」と振り返る相馬監督である。
長距離移動が続いたアウェイ連戦にて日本列島を縦断した移動後に、戦術的にハイインテンシティの鳥栖戦というアヤがあった。
こうした部分を乗り切る強さを身に付けねばと、強く感じさせられる。
とはいえ、それを悔やんでいる時間はない。
すぐにセレッソ戦がやってくる。
相馬監督の言うように気持ちの切り替えが大事である。
同様に永戸も「今日は修正しきれなかった。またすぐに試合があるので、そこへ向けてまた取り組んでいきたい」と言う。
試合中の修正は今のチームの良さである。
そこもまた暑さの影響はあったであろう。
また松村は、「自分たちの思うようなプレーができなかったことが負けにつながった一番の要因」と分析する。
こうした試合にて自分たちのプレーを行うことの難しさを体感したことで松村は成長したことであろう。
今後に繋がる。
次戦もゴールを狙うのだ。
期待しておる。

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2021明治安田生命J1リーグ 第15節

鹿島アントラーズ:相馬 直樹
鳥栖まで多くのファン・サポーターの皆さんに足を運んでいただいた。ともに勝利を掴んで帰りたかったが、残念ながら敗戦という形となってしまった。残念ではあるが、選手たちはよく戦ってくれたと思っている。最後までともに戦ってくれたファン・サポーターの皆さんにありがとうございましたと伝えたい。

試合は、予想していたよりも相手の時間が長かった。守備の時間が長く、攻撃の時間が少なくなってしまった。それで最終的に逆転されてしまったのではないかと思う。鳥栖は非常に戦い方が徹底されていたチームだった。それを上回ることができるように準備してきたが、相手を上回ることができなかった。

またすぐに次の試合が来る。そこに向けてまた準備していきたい。

Q.鳥栖にボールを保持される時間が長くなってしまった要因は?

A.中2日、そして移動もあり、また暑さもある中での試合となった。運動量を武器にしている鳥栖との対戦で有利に試合を運ばれてしまった。ボールを奪った後、すぐに奪い返されるシーンが普段より多かった。そして細かい部分もまた見直していかなければならない。攻撃の時間を作ることができなかったことが、守備の時間が増えた要因となり、敗戦につながったと感じている。

Q.就任後初の敗戦。この敗戦をどのように受け止めている?

A.負けてしまったが、次の試合で勝ち点3を取るチャンスがある。そこに向けて、しっかりと切り替えることが大事だと思う。



【永戸 勝也】
なかなか自分たちがペースを握ることができなかった。ただ、少ないチャンスの中でゴールを決めきることができていたら、また違う結果になっていたと思う。うまくいっていた時は、試合の中で修正ができていたことが多かった。今日は修正しきれなかった。またすぐに試合があるので、そこへ向けてまた取り組んでいきたい。

【松村 優太】
相手のプラン通りに試合が進んでいた。連戦ということだったり、移動があったからということは言い訳に過ぎない。自分たちの思うようなプレーができなかったことが負けにつながった一番の要因だと思う。

明治安田生命J1リーグ 第15節
2021年5月22日(土)14:03KO
駅前不動産スタジアム


[ 相馬 直樹監督 ]
まずは、鳥栖までサポーターの皆さん、たくさん足を運んでいただきました。その中で一緒に勝ちを持って帰りたかったんですけど、久しぶりの負けという形になってしまいました。残念ですけれども、選手たちはよく戦ってくれたと思います。一緒に戦ってくれたサポーターの皆さんに、まずありがとうございましたとお伝えしたいと思います。

ゲームのほうは、全体的に少し相手の時間が予想していたよりも長かったかな、というふうにちょっと思っています。守備の時間が長かった、ひいては攻撃の時間が短かった。ちょっとそのあたりが最終的に相手にひっくり返されてしまった形になってしまったかなと思います。鳥栖さんはすごく徹底されているチームだと思いますし、そこを乗り越えるべく準備したつもりだったんですけど、ちょっと越えることができませんでした。まあ、そこにはいくつか原因があると思いますけど、すぐに次のゲームが続きますので、そこに向けて準備できるようにしたいなというふうに思います。

--(監督就任後)初めての敗戦。相手の時間が長くなった要因については?
1つはやはりなか2日、もちろん休養を十分にしている選手もいますけれども、移動してきた中で少し暑い中でのゲームになった。そして、運動量のところで自信を持っている鳥栖さんというなかで、ちょっと優位を取られてしまった部分はあったのかな、と。その中でも自分たちがボールを持つ時間というのを作らないと難しかったと思うんですけど、取ったあとのところですぐに奪い返されるところが、いつもより多かったかなと思います。細かいところはまた見直さないと、というところはありますけど、そうした中で攻撃の時間を作ることができなかったことで守備の時間が増えてしまった。そして最終的にはゲームに負けることにつながってしまったと思っています。

--(監督就任後)初めての敗戦についてどう受け止めているか?
ずっと勝ち続けられるわけでは当然ないと思っていますし、最初からそう思っていますし、そういう意味ではいつかくるものではあります。次の試合がもう負けが決まったわけではないので、また勝点3がありますので、そこに向けて切り替えることが大事だと思います。

明治安田生命J1リーグ 第15節
2021年5月22日(土)14:03KO
駅前不動産スタジアム


永戸 勝也 - Katsuya NAGATO
DF 14
永戸 勝也
Katsuya NAGATO

--1カ月半ぶりの敗戦だが。
なかなか自分たちのペースを握らせてもらえなかったな、という印象です。少ないチャンスの中でゴールを決め切れていたら違う結果になっていたかなとは思いますけど、やはりうまくいっていたこの1カ月ちょっとというのは、ゲームの中でも修正できていたゲームが多かったので、今日はそれがちょっとできなかったというのがあるんで、また水曜日にすぐゲームがあるのでそこに切り替えてやっていければなと思います。

--相手に流れがいってしまった要因は?
ロングボールを蹴られたときにセカンドボールを相手のほうが拾う回数が多かったかなと思いますし、やっぱり前向きに拾われちゃうんで自然と押し込まれちゃう展開。特に後半は失点した時間帯も含めて、そういうのがちょっと多かったかなとは思うので、そこは運動量の差もあるとは思いますし、自分たちがクリアする方向は考えないといけなかったかな、と思います。

--左サイドハーフでのプレーについて相馬 直樹監督からの指示は?
最後、決定機を作るところというのは、ほかのサイドハーフの選手とはまた違ったプレーで、あそこに走れるというのが自分の強みだとは思うので、ああいうゴールまで完結させるところまではまだまだ課題ですけど、あの時間帯にあそこに自分が出ていって、前に人数をかけるというのはサイドハーフをやる上では、僕の特長は出しやすいと思う。そういうところかなと思います。

松村 優太 - Yuta MATSUMURA
MF 27
松村 優太
Yuta MATSUMURA

前半もそうですし、相手のほうがやっぱり気迫というか、相手のプランどおりに試合が進んでいた感じはあったし、それは連戦や移動はただの言い訳に過ぎないので、自分たちが思うようなことをさせてもらえなかったというのが一番大きかったかなと思います。

--ゴールシーンについては?
相手のファウルがあって、三竿 健斗選手が早いリスタートをしようとしていたので、僕がもらうよりかは土居 聖真選手がもらって、そこから裏に抜けたほうがチャンスになるかな、と思って。前半の給水前とかだったので、時間もそれほど経っていなかったので、とりあえずシュートを打つという意識で打って、ラッキーな形でしたけど、そこの場面は入って良かったと思います。

--決めたときの心境は?
イメージ的にはあのままファーのほうに打って良ければ入るし、悪くてもGKがはじいてこぼれ球とか、CKとか、それくらいの気持ちで蹴ったんですけど、うまくディフレクションして、ニアのほうに入っていったので、最初転げてたので入ったのが分からなかったんですけど、みんながこっちにきてたので「あ、入ったんだな」と。それがあの場面でした。

鹿島先制も相馬新体制で初黒星「守備時間長く、攻撃短かった」監督

[2021年5月22日18時21分]

<明治安田生命J1:鳥栖2-1鹿島>◇第15節◇22日◇駅スタ

鹿島アントラーズはサガン鳥栖に逆転負けを喫し連勝が4でストップした。4月14日に相馬直樹監督(49)が就任してから、公式戦層は6勝4分けと不敗を続けてきたが、11試合目にして初黒星となった。

鹿島は前半14分、MF松村優太(20)のゴールで先制したが、後半5分に失点。後半34分には逆転弾を浴び、そこから反撃に転じたがゴールが遠かった。チームとしては4月3日の浦和レッズ戦以来の敗戦。相馬監督は「全体的に、予想したより相手の時間が長かった。守備の時間が長かった。攻撃の時間が短かった。そこが最終的にひっくり返された形になってしまった」と総括した。豊富な運動量とハードワークを貫いた鳥栖のスタイルを崩しきることが出来なかった。相馬監督は、就任後の初黒星に「ずっと勝ち続けられるわけではないと当然思っていますし。そういう意味ではいつかはくるもの。次の試合の負けが決まったわけではない。次の試合に勝ち点3がある。そこに向けて切り替えることが大事」と切り替えていた。

鹿島、相馬体制で初黒星「切り替えていきたい」


鳥栖に敗れ肩を落とす鹿島イレブン=駅スタ

 明治安田J1第15節第1日(22日、鳥栖2-1鹿島、駅スタ)鹿島の相馬監督は4月の就任以降、カップ戦を含め公式戦10試合負けなしだったが、ついに止まり「(負けは)いつかは来るもの。次の試合の勝ち点3に向けて切り替えていきたい」と、冷静に受け止めた。

 前半14分に先制しながら、その後は主導権を握られ、後半に逆転を許した。ともに球際に強い選手が多い中で「奪っても、すぐに奪い返されるシーンが多かった」と相手に上回られ、「守備の時間が長かったのが負けにつながった」と分析した。

鹿島が鳥栖に逆転負け 公式戦無敗記録は12でストップ

[ 2021年5月22日 16:24 ]

明治安田生命J1リーグ第15節第1日 鹿島1ー2鳥栖 ( 2021年5月22日 駅スタ )

 鹿島は鳥栖に1―2で逆転負けし、公式戦無敗記録は12でストップした。0―0の前半14分に高卒2年目MF松村優太(20)が右足で先制ゴールを挙げるも、後半5分に失点。1―1の34分には、左クロスのこぼれ球を押し込まれて勝ち越しを許した。相馬直樹監督(49)は「全体的に相手の時間が予想していたものより、長くなってしまった」と悔やんだ。
 先月14日に相馬監督が就任後、公式戦11戦目での初黒星。リーグ戦の連勝も4でストップした。それでも、指揮官は「ずっと勝ち続けられるとは当然、思っていないし最初から思っていない。いつかは来る。すぐに次の試合が来るので、そこに向けてしっかり切り替えるしかない」と、次節26日のホームC大阪戦を見据えた。>

Jリーグ 第15節 サガン鳥栖戦

松村優太、一皮剥けた抜け出しシュート。

鹿島アントラーズV字回復の原動力とは

好調の鹿島アントラーズについてDAZNに寄稿した田中滋氏である。
相馬監督体制になって鹿島の勢いは加速した。
その要因について「陣形のコンパクトさ」と述べる。
これが相馬監督が標榜するサッカーなのであろう。
選手の距離感が縮まり、ボール奪回が出来るようになり、不用意なパスミスが激減した。
とてもわかりやすい。
そして、幾度も口に出される「チャレンジャー精神」。
この言葉により選手のモチベーションがアップしておる。
"挑戦者"として上位を追い続け、一つ一つ勝利を積み重ねていきたい。
今日も上位の鳥栖と戦い、勝ち点3を持って帰るのだ。
期待しておる。

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【コラム】相馬直樹監督就任以降10戦無敗。鹿島アントラーズV字回復の原動力とは | Jリーグ

田中滋
2021年5月22日11:14 読了時間 4分



【国内サッカー プレビュー】ザーゴ監督が退任し、相馬直樹監督が就任してからは公式戦10試合を6勝4分と鹿島アントラーズが好調だ。V字回復の原動力を鹿島アントラーズを日常的に取材する田中滋氏が紐解いた。>

鹿島アントラーズが好調だ。

相馬直樹監督就任以降、公式戦10試合を6勝4分と快調に飛ばしている。特に、明治安田生命J1リーグでは5勝1分と絶好調。2勝2分4敗だったザーゴ体制からV字回復を果たした。

連戦に続く連戦でチーム編成は難しく、昨季18得点とエースの活躍を果たしたFWエヴェラウドの調整が遅れ、まだ相馬監督の元では一度もプレーできていない。また、就任3試合目でFW上田綺世、6試合目でFW染野唯月を負傷で失い、CFが誰もいないという緊急事態に見舞われた(上田は相馬監督10試合目のYBCルヴァンカップ札幌戦で先発に復帰)。

しかし、その苦しい状況をプラスに変える。苦肉の策から生まれたMF小泉慶のトップ下起用でプレッシングに不可欠なコンパクトさを身につけると、名古屋グランパスを被シュート0本に抑える歴史的な勝利を収める。

さらに、ゼロトップで臨んだ横浜F・マリノス戦でも攻撃力のある相手を5対3で撃破。一躍、川崎フロンターレに対抗できる急先鋒へと名乗りを上げた。

整備された優先順位と連動性

相馬体制となった鹿島に何が起きているのだろうか。



試合を重ねる毎に鮮明になっているのは陣形のコンパクトさだ。前が動けば後ろも動く連動性がコンパクトさを生む。最後尾に立つキーパーの沖悠哉は、チームの変化を如実に感じ取っている。

「後ろから見ていて、まず感じる一番の変化は連動性だと思っています。もちろん、ザーゴ監督のときからプレスを掛けることや、前線からの守備のことは言われていましたけれど、いまはチーム全員が連動して行けている感じがする」

相馬監督にとって最初の試合だった徳島戦は、陣形をコンパクトにまとめることが最優先された。簡単には内側に通させない立ち位置が定まると、2試合目のYBCルヴァンカップ第3節札幌戦では、ラインを押し上げるタイミングと基準を共有する。

「まず何を優先するかのところで判断がまちまちになっていた。優先順位が整備されてないところがあったんじゃないかなというのを感じていた部分があった」(相馬直樹監督)

基準が整理されると変化は早かった。相手によって動かされていた守備の立ち位置も、主導権を握って応じられるようになり、スリーラインが綺麗に形成できるようになる。ゾーンが埋まれば簡単に楔のパスも通されない。前へ出ていく圧力をかけられるようになるのに時間はかからなかった。

チームに浸透したチャレンジャー精神

相馬監督が用いる言葉のなかで瞬く間にチームに浸透したものがある。「チャレンジャー」という言葉だ。

就任当初15位だったことを受け、「いまそういう状況にあるということはしっかりと見つめなければいけないと思いますし、そのこと自体をしっかり受け入れたとき、我々はやはりチャレンジャーとして戦わなければいけない」と呼びかけた。

常勝鹿島としてタイトルを求められ、勝たなければいけない重圧を浴びながらも、実際にタイトルを獲得してきた選手はごくわずかしか残っていない実状のなか、監督の言葉は選手の肩の荷を下ろすだけでなく、アグレッシブな攻めの姿勢を取り戻させた。

名古屋との試合も、横浜FMとの試合も、相手を格上と認めつつ、そこに挑んでいく姿勢がなければあそこまで一瞬の隙も見せずに徹底して戦うことはできなかっただろう。

それは、この鳥栖戦でも変わらない。相手はビルドアップがうまく、守備もリーグ随一の堅守を誇る。攻守ともにハードワークを怠らないチームを相手に、そこでどこまで上回れるかが問われるだろう。

相馬監督は「出入りの激しい、攻守の入れ替わりの激しい試合になると思いますけど、この1つのパス、この1つのボール奪取が大事になってくる」と予想を立てていた。

YBCルヴァンカップ第6節札幌戦をアウェイで戦い、なか2日で再び鳥栖とアウェイで戦う。厳しい日程のなかでもブレることなく、これまでやってきたことが継続できるか問われている。

文・田中滋

1975年、東京都生まれ。08年から鹿島アントラーズ担当記者として取材活動に従事。現在までサッカー新聞エルゴラッソで鹿島を担当する他、web媒体「GELマガ」の責任編集も行う。

相馬監督、全員の力が必要

鳥栖戦に向けた前日会見をオンラインにて行った相馬監督である。
「攻守ともにハードワークを大事にしているチーム。そこは私たちも大事にしているところであり、一つのパス、一つのコントロール、一つのボール奪取、一つの判断……。出入りの激しいゲームになることが予想されるからこそ、一つひとつのプレーが肝になってくると思います」と鳥栖を分析し警戒を怠らぬ。
アウェイでの対戦成績は良くはない。
幾度も苦汁を舐めさせられておる。
ここは更に気を引き締めるところ。
気持ちを高め、この上位対決を制したい。
重要な一戦である。

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【鹿島】鳥栖戦へ相馬監督が抱負。「出入りの激しいゲーム」、1本のパス、一つの球際…「肝はワンプレー、ワンプレー」


鹿島の相馬直樹監督。(C)KASHIMA ANTLERS

上田綺世対林大地のU-24日本代表エースストライカー候補の対決など、注目の上位決戦に!

[J1 15節] 鳥栖 – 鹿島 /2021年5月22日14:00/駅前不動産スタジアム

 鹿島アントラーズの相馬直樹監督が5月21日、オンラインによる記者会見に応じて、翌日のアウェーでのJ1リーグ15節サガン鳥栖戦に向けて抱負を語った。「出入りの激しいゲームになる」と展開を予想する注目の上位対決。1本のパス、一つの球際など「ワンプレー、ワンプレーが肝になる。そこで自分たちに持ってこれれば」と、目の前の一つひとつの“デュエル”に勝つことを勝点3獲得へのポイントに挙げた。

 ザーゴ前監督から相馬監督への指揮官交代を経て、チームは10試合負けなし。低迷していた時期を一気に乗り越えた印象を受けるが、「振り返りはいらない、と思っています。あっというまに次の試合を迎え、今日もまたこのあと移動します。(上は見ていない?)毎試合、勝点3を掴むことだけを考えています」と、次の試合に勝つこと――そこだけに一意専心していると強調した。

 今週末は6位の鹿島と3位の鳥栖の激突に。相馬監督は「攻守ともにハードワークを大事にしているチーム。そこは私たちも大事にしているところであり、一つのパス、一つのコントロール、一つのボール奪取、一つの判断……。出入りの激しいゲームになることが予想されるからこそ、一つひとつのプレーが肝になってくると思います」と、試合のポイントを挙げた。

 ルヴァンカップのグループステージでは、鹿島がホームで3-0の勝利を収め、アウェーでは2-2で引き分けている。リーグ戦では両チームともにメンバーが大幅に変わるが、「チームの中にあるフィロソフィは変わらず、ボールの動かし方、プレッシャーのかけ方、体験したものに近いものはあると思います」と参照にしつつ、「相手もこちらも、選手ごと、組み合わせでグループとしてのまとまりは変わってきます。チームとしての方向性を持っているところに、プラスアルファが加わってくると思っています」と警戒していた。

 相馬監督と金明輝監督の駆け引き、昨日発表されたU-24日本代表に名を連ねた上田綺世対林大地のエースストライカー候補対決など、見どころの多い楽しみな一戦だ。

[文:塚越始]

【鹿島】リーグ戦5連勝を懸けて3位鳥栖との激闘へ。相馬直樹監督「全員の力が必要」

2021-05-21
サッカーマガジン編集部


5月21日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。リーグ戦4連勝中と好調を維持するチームは、ルヴァンカップでもAグループ首位でプレーオフステージ進出を決めた。再びJ1での戦いに戻り、3位のサガン鳥栖とのアウェー戦に臨む。


上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

上位につける鳥栖。「攻守ともにハードワークしてくる」

 週末と週中の連戦が続いている。5月19日にはルヴァンカップ第6節を戦う北海道の札幌に遠征し、22日に中2日で迎える次戦(J1リーグ第15節)の舞台は九州の鳥栖だ。それ以前からも相馬直樹監督の下では、ほとんどの週で2試合を戦ってきたが、いまだ無敗。「もう、あっという間に次の試合」と指揮官が話すように、目の前の一戦に向けて息つく間もなく最善の準備をし、勝ち点を取り続けている。

「毎試合、勝ち点3だけ」(相馬監督)を目指して戦う中で、上位陣を次々と撃破してきた。先週は2位名古屋と3位横浜FM(順位は対戦時)を破り、今後も現時点で3位の鳥栖、9位のC大阪、そして1位の川崎Fという強敵との連戦に臨む。まずはアウェーで鳥栖から勝ち点3を奪うべく、「全員の力が必要。みんな、それぞれ違う特徴を持っているので、それをまたチームが勝つために還元してくれたら」と選手たちの奮起を求める。

「(鳥栖は)攻守ともにハードワークしてくるのは間違いない。それを大事にするチームだと思いますので。ただ、我々も今、そういう部分にこだわりながら戦っています。どれくらい上回れるかがすごく大事になる。たぶん、攻守の入れ替わりの激しいゲームになるでしょう。だからこそ、一つのパス、一つのボール奪取というのが肝になってくるかと思っています」

 そのように鳥栖戦を見据える相馬監督は、深紅の戦士たちとともに激闘を制し、リーグ戦5連勝を目指す。


5月21日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

鹿島・相馬監督 鳥栖戦に向けて「全員の力が必要になる」 新戦力の台頭に期待

[ 2021年5月21日 13:41 ]


穏やかな表情で練習を見守る鹿島・相馬監督(中央)(C)KASHIMA ANTLERS
Photo By スポニチ


 J1鹿島の相馬直樹監督(49)が21日、あす22日のアウェー鳥栖戦に向けてオンラインで取材対応した。15日の横浜戦で退場となったDF常本佳吾(22)は次節出場停止とあり、指揮官は「そこ(出場停止)に限らずだが、ケガ、体調不良も同じ。ここまでの連戦でも入れ替えながら戦ってきて、そういう意味でも全員の力が必要になる。個人で考えれば、アピールのチャンスにもなる」と、新戦力の台頭に期待した。
 相馬体制となって以降の右サイドバックは、リーグ戦では6試合連続で常本が、ルヴァン杯では4試合連続でDF広瀬陸斗(25)が先発出場してきた。ルヴァン杯の首位通過に貢献した広瀬にとっては、定位置奪還への大事なアピールの機会となるが、指揮官は「1番は誰が(右サイドで)出るにせよ、チームが勝つために何ができるか」と献身性を求める。

 先月14日に相馬監督が就任以降、ここまで公式戦10戦負けなし。初采配となった4月17日のアウェー徳島戦から中2~3日での過酷な連戦が続く中、先発メンバーを入れ替えながらも勝ち点を積み重ねてきた。ターンオーバーをしても負けない組織力を作り上げた手腕もさることながら、巧みな選手起用が疲労回復と同時に、高いレベルのチーム内競争も生んでいる。

 「やはり、それぞれ違う特徴を持っていると思うので。チームが勝つために、還元してくれたらいいな」。チーム力底上げのためには競争が1番の材料となる。逆転優勝へ、激しいアピール合戦は続く。

内田篤人氏、FCシャルケ04クラブアンバサダー就任

FCシャルケ04のクラブアンバサダーに就任した内田篤人氏である。
これは面白い報。
欧州の地にてこれほど愛された日本人がいることを誇りに思いたい。
再びシャルケの篤人と呼べることを喜びたい。
おめでとうございます。

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松村優太、「速くてうまい」ウイングがまた生まれた

先週のFマリノス戦について記すSportivaの杉山茂樹氏である。
鹿島の勝因について「ひとつは2失点に関与した横浜FMのGKのミス。もうひとつはハットトリックを達成した土居聖真のサッカーセンス。そして3つ目は、右MFとして先発した松村優太のスピード」と三つ挙げる。
聖真のサッカーセンスについては、今更ここで述べる必要はなかろう。
ここ数年、チームの攻守を牽引してきた中心選手である。
そしてお杉は松村優太を目の当たりにした。
松村のスピードにゾッコンになっておる。
荒木遼太郎を凡庸なアタッカーが如く卑下した上で松村を"今日的な選手"と大膳賛する。
こういった文章がこの人の特徴と言えば特徴であろう。
とはいえ、"戦術"松村が通用するほどに速いことは確かである。
この特徴を活かし、巧い荒木と更に良い連携を深めれば、このチームは上昇気流に乗ろう。
松村優太、楽しみなアタッカーである。

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鹿島復活のカギを握る20歳。「速くてうまい」ウイングがまた生まれた

杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigekiphoto by AFLO

 昨季同様、川崎フロンターレが独走態勢を固めているJリーグ。追いかける力があるとすれば、横浜F・マリノスしかないと期待するも、前節(5月15日)、監督交代を機に、昇り調子に転じた鹿島アントラーズとのアウェー戦に、5-3で打ち負けてしまう。

 後続集団の星の潰し合いは、川崎の独走に拍車をかける。川崎以外のファンには歓迎できない展開ながら、試合そのものに目を向ければ、この鹿島対横浜FM戦はそれを圧しても面白い好試合だった。

 サッカーそのものに可能性を感じたのは、勝った鹿島より、やはり横浜FMだった。高い位置でボールを奪おうとする攻撃的な姿勢がより鮮明だったからだ。そうした中でなぜ鹿島は勝利を掴むことができたか。撃ち合いを制すことができたか。

 理由を3つ挙げるとすれば、ひとつは2失点に関与した横浜FMのGKのミス。もうひとつはハットトリックを達成した土居聖真のサッカーセンス。そして3つ目は、右MFとして先発した松村優太のスピードになる。


今季はここまで10試合に出場、1得点の松村優太(鹿島アントラーズ)今季はここまで10試合に出場、1得点の松村優太(鹿島アントラーズ)

 松村は、昨年1月の高校選手権で静岡学園の右ウイングとして全国一に輝いた入団2年目の若手だ。

 試合は前半を終えて1-1。内容で上回る横浜FMは、順当に先制したものの、GK高丘陽平のキャッチミスで同点とされていた。さらに後半開始30秒、ハーフタイム直後の喧噪を縫うように、土居に勝ち越しゴールを許してしまう。

 試合は2-1。リードするのは鹿島ながら、サッカー的には横浜FMのほうが上。残り時間は十分ある。横浜FMが同点弾を決め、さらに逆転する可能性は、それでも50%以上あると踏んでいた。

 後半8分。横浜FMのボールを三竿健斗がカット。ボールが白崎凌兵に渡り、さらに土居に送られた瞬間、松村は疾走を開始した。

 それは、対峙する横浜FMの左サイドバック、ティーラトンの方が先に追いつきそうな、通ればラッキーという半分アバウトな縦パスに見えた。

 だが、松村は速かった。みるみる加速すると、右サイドから斜め前方に走ったその鼻先に出たボールに急接近。ドリブルをまじえながらティーラトンを引き離そうとした、その瞬間だった。ティーラトンはたまらず足を掛ける。松村は何とか堪えるも、背後からさらに手を伸ばされ転倒。PKをゲットした。

 ちなみに、このティーラトンのプレーに対してイエローカードは出なかった。出ても不思議のないプレーに対し、主審はなぜ出さなかったか。その悪質さより、松村のスピードに主審も目を奪われたからではないかと思う。ティーラトンに同情したくなるほど、松村は速かった。

 このPKを土居が決めスコアは3-1。横浜FMに50%以上あると見ていた逆転の目は大きく萎んだ。しかし、それでも筆者は、20%ぐらいはあるのではないかと密かに期待していた。

 ところが、そのわずか2分後、松村は再度、50メートルを5秒台で走るとされる快足を披露。横浜FMの息の根を止めるような決定的なプレーに関与した。

 右ウイングの位置で、同じく入団2年目の荒木遼太郎から縦パスを受けた松村は、再び走った。チャージにきた横浜FMの快足左ウイング、前田大然を跳ね飛ばすと、完全にトップスピードに乗った。そしてゴールライン際まで前進。マイナスに折り返した。これが再び荒木の元へ。4点目のゴールのアシストとなった。

 その後、鹿島が1点、横浜FMが2点追加したが、試合を決定づけたのは、松村のこのプレーだった。

 昨季は13試合に出場。だがそのすべては交代出場で、今季もこれが10試合目だったが、先発は3試合にとどまっていた。高卒で同期入団の荒木、さらには染野唯月(現在ケガで離脱中)にも後れを取っていた。

 荒木と染野が技術系の選手であるのに対し、松村はサイドで威力を発揮するスピード系。サイドハーフが真ん中に入りがちな、旧ブラジル式4-2-2-2的な4-4-2を敷く鹿島のサッカーと相性がいいのは荒木。松村が出場機会に恵まれない理由のひとつはそこにある。

 だが、松村はこの2試合前に行なわれたFC東京戦(5月9日)に、今季2度目の先発を飾ると、その前半終了間際、ゴール正面から鮮やかなミドルシュートを叩き込んでいた。ザーゴから相馬直樹への監督交代を機に、松村の出場時間は確実に増えている。

 荒木は、言ってみれば従来型の好選手だ。個人的には、ドリブルにも光るものがあるので、サイドアタッカーとしても十分いけそうな気もするが、どちらかと言えば、中盤タイプだ。小野伸二、中村俊輔、中田英寿、稲本潤一、藤田俊哉、名波浩、遠藤保仁、中村憲剛......の系譜だ。

 日本は中盤に優れた人材を輩出してきた。その一方で最近は、スピード系の選手も数を増やしている。スピード系の選手といえば、中盤系の選手に比べ、ボール操作がうまくないという印象がある。荒木と松村の関係にもそれは見て取れるが、その差は、かつてほどではなくなっている。

 32歳のベテラン永井謙佑(FC東京)は微妙だが、20代ともなると、スピード系の選手でも、見るからにうまくない選手は、もはや見当たらなくなっている。伊東純也(ゲンク)、浅野拓磨(現在所属なし)、古橋亨梧(ヴィッセル神戸)、前田大然、仲川輝人(横浜FM)、松尾佑介(横浜FC)ら、代表レベルに多くの選手が名を連ねる。

 3FWのスタイルが主流を占めるようになったことも輪を掛ける。特にドリブルが得意なウイングタイプの需要は、確実に増えている。

 松村はそうした意味では、今日的な選手になる。鹿島より、この日の対戦相手である横浜FM、さらには川崎フロンターレのようなサッカーをするチームのほうが、彼には適しているようにも見えるが、時代に後押しされている選手であることは確かだ。

 松村は日本を代表するスピード系の選手になれるか。小さくてうまい荒木もいいが、小さくて速い松村にも目を凝らしたい。

鹿島アントラーズユース・坂本翔汰くん、鹿島アントラーズつくばジュニアユース・土橋竜之介くん・徳田誉くん、U-15日本代表候補選出

U-15日本代表候補に選出された鹿島アントラーズユースの坂本翔汰くん、鹿島アントラーズつくばジュニアユースの土橋竜之介くんと徳田誉くんである。
坂本翔汰くんと土橋竜之介くんはDF登録、徳田誉くんはFW登録である。
3人とも既に180センチオーバーであり、身長的には十分と言えよう。
身体をつくり、技術を磨いて、この年代別代表にてアピールしていくのだ。
将来を期待しておる。

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U-15日本代表候補トレーニングキャンプ【5.24~27@Jヴィレッジ】メンバー

2021年05月21日

スタッフ
監督:廣山 望 ヒロヤマ ノゾミ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/JFAアカデミー福島)
コーチ:大畑 開 オオハタ カイ(日本サッカー協会JFAコーチ)
GKコーチ:田口 哲雄 タグチ テツオ(日本サッカー協会JFAコーチ)
フィジカルコーチ:小粥 智浩 オガイ トモヒロ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)

選手
GK
ピサノ アレクサンドレ幸冬堀尾 ピサノ アレクサンドレコウトホリオ(名古屋グランパスU-18)
後藤 亘 ゴトウ ワタル(FC東京U-15深川)
内山 翔太 ウチヤマ ショウタ(アルビレックス新潟U-15)

DF
坂本 翔汰 サカモト ショウタ(鹿島アントラーズユース)
山本 虎 ヤマモト トラ(青森山田高)
柴田 翔太郎 シバタ ショウタロウ(川崎フロンターレU-15)
大場 章太郎 オオバ ショウタロウ(サガン鳥栖U-15)
茨木 陸 イバラキ リク(ヴィッセル神戸U-15)
橋本 日向 ハシモト ヒナタ(JFAアカデミー福島U-15)
土橋 竜之介 ドバシ リュウノスケ(鹿島アントラーズつくばジュニアユース)
内丸 寛太 ウチマル カンタ(サガン鳥栖U-15唐津)
武田 絢都 タケダ アヤト(徳島ヴォルティスジュニアユース)

MF
瀬山 航生 セヤマ カズキ(浦和レッズユース)
中島 洋太朗 ナカジマ ヨウタロウ(サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース)
半場 朔人 ハンバ サクト(東京ヴェルディジュニアユース)
山本 丈偉 ヤマモト ジョウイ(東京ヴェルディジュニアユース)
中野 裕唯 ナカノ ユイ(FC東京U-15深川)
今富 輝也 イマトミ テルヤ(ヴィッセル神戸U-15)
立花 圭吾 タチバナ ケイゴ(FC東京U-15むさし)
磯本 蒼羽 イソモト アオバ(ファジアーノ岡山U-15)
石井 陽 イシイ ハル(前橋FC)
佐藤 龍之介 サトウ リュウノスケ(FC東京U-15むさし)

FW
道脇 豊 ミチワキ ユタカ(ロアッソ熊本ジュニアユース)
ワッドモハメッド サディキ(柏レイソルU-15)
名和田 我空 ナワタ ガク(神村学園中)
大町 彪悟 オオマチ ヒュウゴ(FC東京U-15深川)
徳田 誉 トクダ ホマレ(鹿島アントラーズつくばジュニアユース)

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法検査を実施します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の方におかれましてはトレーニングの見学は一切できません。
※選手やスタッフによるサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡し等の対応も自粛させていただきます。
皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

左サイドのキーマン・永戸勝也がアントラーズの新たな歴史を創る

永戸勝也をピックアップするFreaks+である。
昨季、鹿島に加入した永戸のこの1年半での成長の軌跡が伝わる。
そして監督が交代し、選手時代に左SBとして世界と戦った相馬監督の指導について「ザーゴ監督のときより(自分への)指示は増えた」と薫陶を語る。
多くのタスクが課せられておることがわかる。
左サイドを制圧するのは永戸の役目。
永戸の左足で勝利に導くのだ。
期待しておる。

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PICK UP PLAYER



 昨季を振り返り、永戸勝也は「正直きついなと感じていた時期もあった」語る。戸惑いは少なくなかった。自分のプレーの特長を知ってもらうこと。同時に味方の特長を掴むこと。相互理解を深めるには時間が必要だった。

「環境が変わって、外国人監督のもとでプレーするのも初めてだった。自分でも分かるくらい上手くいっていなかった」

 それでも、昨年8月29日の明治安田J1第13節、アウェイ柏戦で好転のきっかけを掴んだ。この試合の89分、左サイドの高い位置にポジションを取った永戸は、中央の三竿からのパスを受け、少し内側へボールを運びながら縦に勝負。柏の選手に引っ張られながらも力強く突破を図り、ニアサイドへ鋭いボールを送り込んで、土居のゴールをアシストした。



 このゴールは永戸が意識している「3つのポイント」がうまくゴールにつながった場面だった。まずはチームメートと連動すること。サイドハーフが空けたスペースを見逃さずに高い位置へ進入することが重要だと言う。次に、オーバーラップのタイミング。「いかにいいタイミングでボールを引き出せるか」を考えながらランニングすることを意識する。そして最後はパスを受ける瞬間、ファーストタッチに全神経を集中させること。「自分のキック力を活かすためにも、蹴る前のコントロールを大事にする」と、ボールの置きどころに最大限の注意を払うことを意識しているという。

 これら「3つのポイント」を試合で表現し、チームとして「理想的な左サイドからの崩しの形」をみせられたことは、大きな自信につながった。永戸はこの試合を機に「夏以降はだいぶ手応えのある試合が増えた」と語っていた。



 そんな手応えを感じた1年目を終え、迎えた2年目の今シーズン。永戸は「ゴールとアシスト合わせて2桁」と明確な目標を掲げた。

 しかし、開幕から左サイドバックで不動の地位を確立するも、チームの不振も影響し、なかなか良い形でボールを受けられない。良い位置でパスを受けたときには、持ち前の広い視野で最適解を選択し、高精度のクロスを送っていたが、チームとしての再現性はなく、攻撃面でインパクトを残すことができない時期が続いていた。

 それでも、4月7日の明治安田J1第8節柏戦できっかけを掴む。1-1で迎えた試合終盤、左サイドの深い位置まで駆け上がってボールを受けると、広い視野でペナルティエリア手前のエリアが空いているのを見逃さず、ダイレクトでマイナスのグラウンダークロスを入れる。このパスをフリーの白崎が決めて、決勝ゴールのお膳立てに成功した。永戸の意識する「チームメートとの連動」、「オーバーラップのタイミング」が見事に発揮されたアシストだった。



 柏戦できっかけを掴んだ永戸は、つづく4月11日の明治安田J1第9節札幌戦でアントラーズ加入後初ゴールを決めると、4月17日の明治安田J1第10節徳島戦ではコーナーキックから町田のゴールをお膳立てした。さらに、5月9日の明治安田J1第13節FC東京戦でも松村のゴールをアシストし、順調に数字を伸ばした。

 本人も目に見える数字がついてきていることに充実感を感じているようで、「開幕当初は数字がついてこなかった中で、ここ最近は結果が出るようになっている。この勢いを切らさずに増やしていきたい」と手応えも語っていた。



 そんな好調の永戸に影響を与えているのが相馬監督の存在だ。相馬監督といえば、現役時代はアントラーズ不動の左サイドバックだった。同じポジションの先輩にあたる指揮官から要求されるレベルは高い。

「ザーゴ監督のときより(自分への)指示は増えたと思う。サイドバックが守備も攻撃も目立つように、中心となってやっていくような指示をもらっているので、僕としては充実感がある。そのなかで結果も残さないといけないので、新たな責任感も生まれている」



 アントラーズにはチームを勝利に導ける名サイドバックの系譜がある。これまで在籍した選手たちとはタイプが違えど、永戸にもそのポテンシャルは間違いなく秘められているだろう。本人もかつてこう語っていた。

「僕ら世代の選手が新しいアントラーズの中心となっていかなければいけないと思う。タイトル獲得を目指すなかで、今後はチームを引っ張っていくという面でも頑張っていきたい」

 チームの中心選手として責任感は増している。左サイドのキーマン、永戸勝也がアントラーズの新たな歴史を創る。

大岩監督、ガンバの次期監督候補に急浮上

ガンバ大阪の次期指揮官候補に名前が挙がった大岩監督である。
今季のガンバは新型コロナウィルス感染の影響もあり、わずか1勝に留まっており、宮本監督を解任した。
暫定監督で挑んだ前節も大敗しており、新監督の決定が急がれておる。
そこに鹿島を指揮して毎シーズン優勝争いをし、2018年にはアジアを制した名将に白羽の矢が立つのも頷ける。
とはいえ、U-18日本代表を指導する大岩監督を引き抜くには公称が必要となろう。
まずはJFAを説き伏せた後となる。
U-20W杯を目指すこの世代にはR・マドリーの中井ピピくんや青森山田高校の松木玖生くんなどスター候補が揃っており、良い指導者の力が必要である。
日本サッカー界の将来を考えると簡単な決断は出来ぬもの。
ガンバの新指揮官はどのような人物になるのであろうか。
続報を待ちたい。

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G大阪次期監督に元鹿島監督の大岩剛氏が急浮上 近く交渉開始か

[2021年5月21日5時0分]


大岩剛氏(2019年4月14日撮影)

ガンバ大阪の次期監督候補に20日、18年に鹿島アントラーズ監督としてACL優勝に導いた元日本代表DFの大岩剛氏(48)が急浮上した。同氏は今秋、U-18日本代表監督に正式に就任予定だが、関係者によると日本協会の許可が下りれば、近く交渉が開始される可能性が高いという。

開幕からJ2降格圏18位に沈むG大阪は、宮本前監督を事実上解任。14日に強化責任者の松波監督が兼務で暫定的に就任したが、6月開幕のACLへ、ACLで指揮経験がある日本人を最上位の条件に候補者を探してきた。

現役時代も主に鹿島で育った大岩氏は、17年5月に鹿島のコーチから監督に内部昇格。18年のACLでは初優勝に導き、同年のアジア年間最優秀監督賞に輝いた。神様と呼ばれるジーコ・テクニカルディレクターの下、常勝軍団の哲学や勝者のメンタリティーを学んできた。理論と情熱を併せ持った指導者だ。

現在のG大阪は鹿島と同様、ブラジル人中心のチーム編成になっており、当時鹿島で主力だったDF昌子が在籍するなど、大岩氏を受け入れやすい環境にある。代表級が多くそろうタレント軍団ながら、土台がぐらつき始めたG大阪にとっては、鹿島のDNA導入はカンフル剤にもなる。

G大阪関係者によると、ここでの人選の失敗はJ2降格に直結するだけに、慎重に作業を進めているという。その中で大岩氏は限りなく理想に近い人物で、今後の行方が注目される。

◆大岩剛(おおいわ・ごう)1972年(昭47)6月23日、静岡県生まれ。清水商、筑波大、名古屋、磐田、鹿島にDFで在籍、J1通算386試合10得点。名古屋でベンゲル監督の指導を受け、磐田ではJ初の3連覇も経験。日本代表は3試合無得点。鹿島監督としてJ1通算50勝20分け20敗の実績があり、19年限りで退任。180センチ、75キロ。

沖悠哉、鹿島の名に恥じないようにプレー

オンライン取材に応じた沖悠哉である。
U-24日本代表に選出されたことについて、「招集されたことは非常にうれしく思います。鹿島での試合の結果だったりを見てもらっての招集だと思うので、鹿島の名に恥じないようにしっかりプレーしたい」と語り、前回召集時に出場機会を得られなかったことについては、「悔しい思いを持って、その後のJリーグ(の試合)や日々の練習に取り組んできたつもりです。自分の中ではリベンジを果たすチャンスだと思うので、代表活動の毎日を充実したものにできるように頑張りたい」と言う。
代表に高いモチベーションを維持しておる。
そして、「4月末から連戦が続いていますが、負けることなく来られています。(相馬直樹)監督に求められていることがしっかりできているからこそ、結果がついてきていると思っているので、(これからも)ブレることなくやり続けることが大事です。5月が終わるまで鳥栖、セレッソ、川崎と連戦が続きますが、その後も試合は続いていきますし、1年を通した中での1試合でもあるので気負うことなく、自分たちがやるべきことをしっかりやって、なおかつ結果がついてきたらいいです」と公式戦の無敗について口にする。
指揮官の戦術をチームとして体現出来ておるからこそのこの結果である。
そして、次節よりの三連戦は上位であり、非常に重要なゲームである。
初戦である鳥栖に封じ込めるミッションを沖には達成して貰いたい。
期待しておる。

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【鹿島】U-24日本代表GK沖悠哉は連勝をさらに伸ばすために。「ブレずにやり続けることが大事」

2021-05-20
サッカーマガジン編集部


5月20日、鹿島アントラーズの沖悠哉が練習後のオンライン取材に応じた。チームはJ1リーグ4連勝中と好調を維持し、またルヴァンカップもAグループの首位でプレーオフステージ進出を決めた。U-24日本代表にも選出された守護神は、さらなる戦いを見据える。


上写真=5月20日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう沖悠哉(写真◎KASHIMA ANTLERS)

東京五輪へ向けて。「代表活動の毎日を充実したものに」

 3月に続き、鹿島の守護神が東京五輪世代のU-24日本代表メンバーに名を連ねた。「招集されたことは非常にうれしく思います。鹿島での試合の結果だったりを見てもらっての招集だと思うので、鹿島の名に恥じないようにしっかりプレーしたい」と沖悠哉は6月の代表活動への意気込みを話し、前回は試合出場機会がなかったことから「悔しい思いを持って、その後のJリーグ(の試合)や日々の練習に取り組んできたつもりです。自分の中ではリベンジを果たすチャンスだと思うので、代表活動の毎日を充実したものにできるように頑張りたい」と決意を新たにした。

 ただし、「代表活動までにまだ試合があるので、まずは目の前の試合に向けて一つひとつやっていけたら」と、沖はその前の鹿島での戦いに集中する。チームはリーグ戦4連勝中と好調を維持しているが、次節から3位鳥栖戦(5月22日・第15節)、9位C大阪戦(5月26日・第16節)、そして1位川崎F戦(5月30日・第17節)と、中3日で強敵との3連戦が待ち受ける。まずはアウェーでの鳥栖戦に向け、沖は気を引き締める。

「4月末から連戦が続いていますが、負けることなく来られています。(相馬直樹)監督に求められていることがしっかりできているからこそ、結果がついてきていると思っているので、(これからも)ブレることなくやり続けることが大事です。5月が終わるまで鳥栖、セレッソ、川崎と連戦が続きますが、その後も試合は続いていきますし、1年を通した中での1試合でもあるので気負うことなく、自分たちがやるべきことをしっかりやって、なおかつ結果がついてきたらいいです」

 日の丸も背負う21歳の守護神は、チームがさらに連勝を伸ばしていくために最後尾で支え続ける。


オンライン取材に応じる鹿島アントラーズの沖悠哉(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「悔しい」の一言では片づけられない強い感情に突き動かされて。鹿島守護神・沖悠哉、リベンジの時

広島由寛(サッカーダイジェストWEB)
2021年05月21日

メラメラと燃えるもの。その炎は消えない


今季も鹿島の守護神としてピッチに立つ沖。東京五輪代表のサバイバルでも生き残れるか。写真:田中研治

 慎重に言葉を選ぶ。「すごく良い方が悪いですけど」と本人も承知している。そのうえで、沖悠哉は「復讐っていうか」と口にした。

 日本サッカー協会は5月20日、東京五輪で金メダルを目指すU-24日本代表の6月の強化マッチ2試合(5日・U-24ガーナ戦、12日・ジャマイカ戦)に挑むメンバーを発表した。その後、鹿島アントラーズがオンラインでのメディア対応を実施。メンバーに選ばれた沖は「非常に嬉しく思います」と話し、次のように続ける。

「鹿島での試合の結果だったりを見てもらっての招集だと思うので。鹿島の名に恥じないようにしっかりプレーするのと、まだ代表活動までに試合があるので、まずは目の前の試合に向けて、一つひとつやっていけたらと思っています」

 昨季に続き、今季も鹿島の正GKとしてゴールマウスに立つ。リーグ戦ではここまでの全14試合にフルタイム出場。相馬直樹新体制となってからは、6試合中4試合でクリーンシートを達成している。

 何よりもまずはアントラーズのために奮闘を続けている。その一方で、来るべきチャンスをうかがってもいたはずだ。日の丸を背負い、今度こそ――。

 アルゼンチンとの2連戦が組まれた3月シリーズでも、沖はU-24代表に名を連ねた。だが、3人のGKが選ばれたなかで、沖だけがピッチに立てなかった。1戦目はサンフレッチェ広島の大迫敬介が、2戦目は湘南ベルマーレの谷晃生が最後尾で起用された。沖はその2試合をベンチから見守るしかなかった。

 だが、不貞腐れたり、自暴自棄になることはなかった。「技術的に足りていないところとか、客観的にまずその場で感じることができました」と振り返る。3月の代表活動が終わり、さらに自らを高めるべくトレーニングに励んできた。

 メラメラと燃えるものがあったのだろう。その炎は消えることはなかった。

「悔しいという感情はもちろんですけど……なんかまたちょっと違った感情をその時に覚えて、リベンジというか、すごく良い方が悪いですけど、復讐っていうか」

「悔しい」の一言では片づけられない、それよりももっと強い感情に突き動かされて邁進してきた。その想いは決して忘れることはなかった。

「自分の中でのそういった感情は、また選ばれて、ピッチで表現することしかないと思っていました」

 その機会を得ることができた今、より一層、活力が湧いてきているはずだ。ただ代表活動はまだ少し先。まずはJの舞台で漲るパワーをぶつける。

「連戦が続いていますけど、負けることなくこれていますし、監督に求められていることをしっかりやってきているからこそ結果がついてきていると思っています。チームが監督のことを信頼するのは当たり前ですけど、ブレることなくやり続けることが大事。

 5月が終わるまでの連戦、鳥栖、セレッソ、川崎と続きますが、そのあとも試合は続きますし、1年を通したなかの1試合でもあるので、そこに対して気負わず、自分たちがやるべきことをしっかりやって、結果を出したい」

 前節の横浜F・マリノス戦は攻撃陣が躍動して5得点も、守備では3失点を喫した。ゴールを割られたあと、なかなかボールを離さない姿があった。上位相手の勝利を、すっきりと喜べなかったかもしれない。次節の鳥栖戦では、守護神として雪辱を果たしたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)

U-24代表選出鹿島GK沖悠哉「リベンジを果たせるチャンス」

[2021年5月20日18時31分]

6月5日のガーナ戦、同12日のジャマイカ戦に望むU-24日本代表に選出された鹿島アントラーズGK沖悠哉(21)が20日、オンライン取材に応じ3月の代表活動からのリベンジを誓った。3月のアルゼンチン戦に挑んだU-24日本代表活動は、招集メンバーで唯一、試合出場がなかった。沖は「悔しい思いを持って、その後の試合や練習に取り組んできた。自分の中でリベンジを果たせるチャンス。そこに気負いすぎることなく代表での毎日を充実できるように、日々の練習を頑張りたい」と意欲を見せた。

今回のU-24日本代表の招集メンバーはオーバーエージを含め27人。東京五輪は18人の狭き門だ。沖は「自分の臆測ですが、ここから本戦メンバーが決まると思っている。そこはもう、みんなライバルでもある」とサバイバルの意識を口にする一方で「意思や気持ちをピッチの中で表現しつつ、試合の中でチームとして助けられるようにできれば」とチームファーストの心もしっかり意識している。

3月のアルゼンチン戦でピッチに立ったのは広島GK大迫と湘南GK谷だった。「技術的に自分が足りていないことを、客観的にその場で見たり感じたりすることが出来た。現実的に受け止めることが出来たし、試合に出られないときの立ち居振る舞いはその場では大事にしていた」と振り返る。チームに戻ると、佐藤洋平GKコーチ、曽ケ端準GKアシスタントコーチと話し、すぐさまレベルアップの課題を掲げ練習に取り組んだ。「悔しい感情はもちろん、ちょっと違った感情を覚えて。リベンジというか、復讐というか…。自分の中の感情を表現できるのはそれしかないと。その気持ち、悔しさを忘れることがなかった。やり続けることが結果につながる」と前を向いている。

4月14日に相馬直樹監督が就任後、チームは無敗を続けている。沖も3戦連続完封勝利に貢献するなど、最後方から安定した守備を支えている。「招集されたことはうれしく思いますが、鹿島での試合の結果を見てもらっての招集。鹿島の名に恥じないようにプレーする。まずは目の前の試合に向けて1つずつやっていけたら」と地に足を付け、チームへの貢献を誓った。【岩田千代巳】

鹿島・沖、U―24代表選出に気合「鹿島の名に恥じないようにプレー」

[ 2021年5月20日 17:06 ]


3月の親善試合に続き、U-24日本代表に招集された鹿島・沖
Photo By スポニチ


 日本サッカー協会は20日、東京五輪世代のU―24日本代表27選手を発表。鹿島からはFW上田綺世(22)、DF町田浩樹(23)、GK沖悠哉(21)の3選手が選出された。この日、練習後にオンライン取材対応した沖は「自分の中での(3月の)リベンジを果たせるチャンスだと思う。鹿島の名に恥じないようにしっかりプレーすること」と力を込めた。
 前回3月に行われたU―24アルゼンチン代表との国際親善試合では、選出されたGK3選手のうち唯一、出場機会が得られなかった沖は「悔しいとは違った感情を覚えた」と振り返る。「リベンジというか、感情を表現するためには、もう一度選ばれてピッチの上で表現するしかない。その気持ちを忘れることはなかった」と、自チームに戻ってからも悔しさがバネとなってきた。

 先月14日に相馬監督が就任以降、チームは公式戦10戦負け無し。リーグ4連勝中と波に乗るチームを、沖は最後尾から支えてきた。代表活動の前には、上位陣との大事な連戦が控えているだけに「まずは目の前の試合をひとつひとつ戦いたい」。自チームでの勢いそのまま、勝負の代表戦へと乗り込む。

チームとして高いレベルでの凡事徹底が光る鹿島

「攻守の切り替えの速さや前線からのプレスなど、チームとして高いレベルでの凡事徹底が光る鹿島」と記すJリーグ公式の杉山文宣氏によるプレビューである。
鳥栖の番記者の目からすると、なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うように相馬監督が指導したように映っておることが伝わる。
ザーゴ監督時代から変わった部分の目の付け所が誤っておる。
このあたりが、ここまで対戦したチームが敗れたりゆうやも知れぬ。
攻守の切り替えと前線からのプレスは、むしろザーゴ監督の遺産の一つである。
そして、セットプレーの得点率が上がったことの方が勝因に見える。
待望のキッカーとして荒木が頭角を現し、永戸も仙台時代の輝きを取り戻した。
この鳥栖戦でも堅い守備を崩すためにもセットプレーにて突破口を開きたいところ。
荒木・永戸のキックに注目である。

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よりアグレッシブに。鳥栖が貫きたい姿勢

上位に踏みとどまりたい3位・鳥栖と、上位進出へ勢いに乗る6位・鹿島。駅前不動産スタジアムでは激戦必至の一戦が行われる。

ともにJリーグYBCルヴァンカップから中2日での試合となる。鳥栖は福岡との“九州ダービー”に臨んだが、結果は1-4で大敗。すでに敗退は決まっていたが、グループステージでは1勝も挙げることができずに最下位となった。一方、鹿島は札幌と対戦。すでに突破は決まっていたが、スコアレスドローで勝点1を奪い、首位通過を果たしている。ともにルヴァンカップではリーグ戦から大きくメンバーを変更して臨んでおり、今節はリーグ戦を主に戦っている選手が顔を並べることになるだろう。

ルヴァンカップでは苦戦続きだった鳥栖だが、リーグ戦では好調を維持している。前倒しで行われた明治安田J1第18節・G大阪戦での敗戦以降、そこから5戦負けなし。ただ、直近の2試合は続けて引き分けとなっている。首位の川崎F、2位の名古屋よりも消化試合数が2試合少ないとはいえ、4位以下のチームも追い上げてきているだけに上位をキープするためにも勝利が欲しいところだ。

対する鹿島は絶好調だ。相馬 直樹監督が就任して以来、公式戦は10試合負けなし。リーグ戦では6試合を5勝1分で現在4連勝中と、ハイペースで勝点を積み上げている。相馬監督就任時、15位だった順位は6位までジャンプアップ。今節勝利すれば、鳥栖よりも消化試合が1試合少ない状況で勝点差1まで詰め寄ることになる。特にリーグ戦での直近4試合すべてで複数得点を記録しており、合計13ゴールと高い得点力を発揮。4試合すべてでセットプレーから得点を挙げており、チームの伝統とも言えるセットプレーの強さも際立っている。鳥栖としては警戒が必要だろう。

ルヴァンカップでは同じAグループに属していた両者。今季はすでに二度の対戦を行っているが、戦績は鳥栖の1分1敗となっている。また、リーグ戦における駅前不動産スタジアムでの過去の対戦成績は、4勝1分4敗の五分だ。

失点の少なさが注目される鳥栖だが、守備に重きを置いての結果ではなく、ボール保持をベースとした攻撃的なスタイルが持ち味。自分たちが主導権を握る時間を長くできているからこそ、相手の攻撃の時間を減らすことにつながり、それが結果的に失点の少なさへとつながっている。攻撃陣が好調な鹿島が相手だからこそ、より攻撃的なスタイルを貫くことができるかが、勝利へのカギを握る。

相馬監督就任以降、攻守の切り替えの速さや前線からのプレスなど、チームとして高いレベルでの凡事徹底が光る鹿島。鳥栖としても、そういった部分はチームとして磨き上げてきただけに、負けるわけにはいかない。攻守が目まぐるしく入れ替わり、激しい球際の勝負が随所で起こることが予想される一戦。鳥栖が鹿島を蹴落とすのか。それとも、鹿島が上位への進撃を続けるのか。

[ 文:杉山 文宣 ]

鈴木優磨25歳が明かす“未来予想”

シントトロイデンの鈴木優磨にインタビューを敢行したNumberWebの寺野女史である。
欧州にてセンターFWとして2シーズンプレーした経験を言葉にしてくれる。
非常に興味深い。
そして優磨の謙虚さも強く伝わってくる。
サッカーに対する真摯な姿勢もあったからこそレギュラーとしてポジションを確保し、多くのゴールを得た事も。
そして、日本人FW考は多くの日本人サッカー関係者が学ぶべきところであろう。
これからも若く才能のある日本人選手が欧州に行く。
これは、このインタビューから強く感じる。
そして、そこで頭を使うことが出来るかどうかが大事であることも優磨から学べる。
優磨は長く欧州でプレーすることを望んでおる。
そしてその後には愛しのクラブに戻ってきて欲しい。
選手としてではなくとも良い。
この姿勢・考え方に長く欧州にてプレーした経験は何物にも代えがたい。
遠い未来にクラブの財産になって欲しいと強く願う。
懇願である。

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鈴木優磨が悩んだ“ストライカーのジレンマ”「でも俺は自分のためだけにサッカーをするのは、無理だなって」

posted2021/05/20 17:02
text by
寺野典子
Noriko Terano


「年齢的な部分が大きい。正直、もう残るという選択肢はまったくなくて。ここはどんな状態でも勝負しに行かなくちゃいけない」

 それ以前にも複数のオファーが欧州から届いていたなかで、2019年の夏、7カ月にも及ぶリハビリ中だった鈴木優磨はそう宣言して、鹿島アントラーズからベルギーのシント・トロイデンへ移籍した。

 そして、2シーズンが終わり、鈴木は今、シント・トロイデンからの移籍が決定的だ。今季は34試合に出場し17得点をマーク。1部残留に貢献している。その活躍に数十のクラブから関心が寄せられているという報道もある。鹿島を出立したときの言葉を体現するようなステップアップが実現しそうだ。

 25歳のストライカーは、ベルギーで過ごした2シーズンで何を思ったのか? シーズンが終わりに差し掛かった某日、ベルギーとオンラインを繋ぎ、本人に話を聞いた。

◆◆◆

――ベルギーでの2シーズンが終わろうとしています。今季は17得点をマークしました。昨季との違いを教えてください。

「ベルギーへ来る前は、環境にもすぐに馴染めるだろうと思ってたんですけど、実際は違いましたね。想像していたこととのギャップも多かった。俺自身もほぼ1年間リハビリをしていて公式戦から離れていたというのも大きかったと思います。

 あとはベルギーのサッカーに慣れるのも大変だった。なんかこう、今まで自分のストロングポイントだと考えていたところが、なかなか通用しないなというのを感じて……。これは色々と変えていかないといけないなと、1年目のシーズンが終わって深く考えましたね」

「手放す」のではなく「どう通用させるか?」

――日本で培ったストロングポイントが通用しなかった?

「ペナルティエリア内での動きというのが自分の良さだと思っていたけど、なかなか上手くいかなかった。でもその動きこそがストライカーにとっての勝負の醍醐味なんです。だから手放すのではなくて、どうやって通用させるかを考えました。

 それ以外でも、日本ではDFに直接身体を当てられても負けなかったのに、ベルギーには俺よりも強くていい選手は山ほどいるんで、飛ばされることが増えました。だから、いかに相手(DF)に触らないで、フリーでボールを受けられるかというのを考えるようになった。今のピーター・マース監督からも就任当初(2020年12月)は、スペースを見つけて動くことを強く要求されました」

「基本的には、パスを出したらもう返ってこないですね」

――鈴木選手は、鹿島時代に「徳を積むような汗をかくプレーがゴールにつながる」という話をされていました。欧州では必ずしもそういう選手ばかりではない印象があります。実際にベルギーではどうでしたか?

「基本的には、パスを出したらもう返ってこないですね。みんな点を獲りたいという気持ちが強いから。特にベルギーリーグは、選手の入れ替わりが激しくて、いいプレーをしたらすぐに良いクラブへ行ける“チャンス”に溢れている。ましてやシント・トロイデンのようなチームには、有望で野心家の若手が揃っているので、『ゴールを獲りたい』『ステップアップしたい』という想いがとても強いんです。

 それは選手であれば当たり前だし、同時に僕はチームの勝利に貢献したいという気持ちもあるから……。なので最初は『チームと自分とのバランス』っていうのがすごく難しかったですね」

――そういうなか、自分の存在価値を示していくうえで、どんなことを意識していましたか?

「とりあえず、基礎となるプレーを意識していました。周囲からも『こぼれ球に詰めろ』という声もあったので。極端にいえば、ラッキーなところを狙うしかない。いつこぼれて来るかもわからないけど、狙い続ける。そういう意識はしていました」

――その一方で、チームのためのプレーは……?

「なかなか評価されづらいけどやらないわけにはいかないので、もうやり続けました。そうしていたら、冬に加入してきたベテラン選手2人がそこをすごく評価してくれたんです」

――ストライカーのジレンマですよね。得点がもっとも高い評価を得られるけれど、それ以外のプレーはなかなか評価を得づらい。

「スタメンで出ている選手には最低2桁のゴールが求められる。得点とかアシストとか目に見える結果以外、基本的には認められないですよね。でもやっぱり、汗をかくプレー、ハードワークすることも大事なんです。こっちは得点だけを求める選手が多いから、ハードワークできる選手はなお受けがいいんです」

ベルギーでは「本能のままにサッカーをしている感じ」

――そもそもベルギーのサッカーは、日本とはどう違いますか?

「とにかく縦に速いですね。日本みたいに、5本も6本も7本もパスを繋がない。2本でゴールに行けるなら、2本で行きます。それでたとえ失敗しようと、ラストパスの確率が10%だろうと。たとえば横パスを出せばその確率が100%になったとしても、10%を狙います、確実に」

――なによりもまず、ゴールへ向かおうとする。

「パスが1本通ったらゴールだよって考えるリーグです。だから展開もすごく速い。ある意味、試合は『行ったり来たり』なんですね。チームの戦術がないというわけではないけど、選手の個に頼っているチームが多いので、ときどき化け物みたいな選手がいます」

――ある意味、原始的なサッカーなのかもしれません。

「そうですね、本能のままにサッカーをしている感じ。自分を表現する場所という感じがします。

 鹿島のときは戦術的なところで、FWは裏を獲ったり、流れる動きが求められていました。そのおかげでキープ力がついたり、いい面もたくさんあった。だけど、今のほうが本当にやりたいFW像に近いかな。俺はどっちかっていうとペナルティエリアで勝負したいFWなので。ペナルティボックスの幅で動くというところに特化できるようになったのは、ベルギーに来てすごく大きく変わった点だと思います」

――欧州の絶対的ストライカーというイメージです。

「やっぱり、日本人はFWにいろんなことを求めすぎているんだなっていうのを、ベルギーに来てすごく感じるようになりました。あと、日本は『キープができる』とか、そういうところに良さを感じすぎている。収まるとかもそうですね。

 でも、極端なことをいえば、こっちのFWでボールを収められない選手はいっぱいいます。でも点を獲れるから評価される。だから、FWの評価基準も日本とヨーロッパとではまったく違うなと感じます。得点に直結するプレーが大事なんだと、改めて気づかされたというか」

――ただ日本代表が世界と戦うためには、いろんなプレーをしなくちゃいけない部分もあります。

「確かに世界を相手にするうえでは、個人能力じゃ絶対に勝てない。だから、日本代表のFWにいろいろ求められることは理解できます。でも(元日本代表の)ハリルホジッチ監督が求めていた1トップのFWは、欧州のストライカー像でしたよね」

鹿島時代から「勝たないと納得できないんです」

――海外には我の強いストライカーも多いですが、鈴木選手は見た目ほど破天荒じゃないでしょう? 4月の試合でPKのキッカーを相棒のイロンベ・エンボヨ選手に譲ったことは、現地でも「心優しい」と報道されていましたし。

「自分のパートナーが(ゴールから遠ざかり)苦しんでいたら、普通に譲りません? 実質的にそれをきっかけに、残留へ向けて良い流れになったし、俺はいいと思うんですよ。それがチームのためにちゃんと働いたから。

 謙虚じゃなきゃいけないところは、謙虚ではあるべきだと思うけど、自分が譲れないと思うところは、譲らなくてもいい。日本では、日本人っぽくあるべきだと思ってたけど、こっちに来て、欧州でストライカーとして生き残るためには、強くなきゃいけないところは、強くならないといけないって思うんです。でも、同時に、俺は自分のステップアップのためだけにサッカーをするのは、無理だなってどっかで思っていて」

――まさに「チームのために」汗をかくプレーですね。

「だって、やっぱりチームが勝たないとダメだから。鹿島にいたせいかもしれないけど、勝たないと納得できないんです。自分が点を獲っても勝たないと全然納得できないから。自分だけが点を獲っても全然嬉しくない。チームを勝たせるゴールを獲らないとダメなんです」

観戦も大好き・鈴木優磨が語る“5大リーグの違い”

――ところで、日本でも欧州サッカーをよく観ていた鈴木選手ですが、リアルタイムで観戦できるのは嬉しいんじゃないですか?

「今は時差がないし、めちゃくちゃ観てますよ! 1週間に3、4試合は軽く観ているかな。欧州チャンピオンズリーグがある週は楽しいですね。日本だと朝4時とかに起きなくちゃいけないけど、今は普通に夜見られるので。欧州の各リーグを見ていると、本当にリーグによって、スポーツが違っちゃうくらいにサッカーが変わるなって思いますね」

――そんなに変わりますか?

「全然違いますね。そもそも日本とベルギーでもこんなに違うのかっていうくらいに違うし。だとしたら、5大リーグはどれだけ違うんだろうと思います。しかも5大リーグもそれぞれが全く違うから。最近は、そのリーグの特徴をいかに早く掴むかが活躍するための重要な鍵なのかもしれない、と思っています」

――今、最も注目しているリーグはどこでしょう?

「ストライカーとしてはイタリアへ行ってみたいんですよね。ドイツよりハードワークは求められないかもしれないけど、ボールを奪われると、素早く自分のポジションにリトリートする。前からボールを獲りに行くというよりも、相手が入ってきたところから守備が始まるイメージです。だから守備が硬くて、頭のいいFWが多いので、すごく学べることが多そうじゃないですか?

 あとフランスも面白いですよ。いま、フランスのサイドハーフで活躍する選手って、どこへ行ってもやれるって言われているんですよ。プレミアでフランス人のサイドハーフを獲るのが流行っていて。技術の高さがハンパない(笑)。だから、フランスで長くやっている酒井宏樹さんは本当にすごいなって思って見ています。

 ドイツももちろん見てますよ。インテンシティが高くて、技術も高いし、すごくハードワークが求められるリーグですね。でもなぜかスペインにはあまり魅力を感じないんですよね。行きたいと思ったことがない。たしかにGKからFWまで全員上手い。……なんだけど、試合もクラシコ以外はほとんど観ていないんですよね」

「俺、本当に好きなんですよ、サッカー」

――それは珍しいですね(笑)。でもやっぱり一番は、鹿島を出るときから目標に掲げていたプレミアリーグですか?

「やっぱり僕にとっては最高峰ですね。プレミアでプレーしたいという気持ちは今も変わりません。レベルの高い選手、戦術に長けた監督が揃っていて、そのなかでどれだけ自分ができるのかなってワクワクするんですよ」

――欧州に渡って2年目が終わります。サッカーに対する想いも変わっていませんか?

「サッカーへの愛情は変わらないです。日本にいるときからMAXなんで。俺、本当に好きなんですよ、サッカー。こんなに好きな人いるのかなぁって思うくらい、好きなんです」

鈴木優磨25歳が明かす“未来予想”「高望みの移籍は100%しない」「俺みたいな選手が1人くらいいても……」

posted2021/05/20 17:03
text by
寺野典子
Noriko Terano


 鈴木優磨25歳。金色に染めた髪、その激しいプレーは、ときに「ふてぶてしい」といわれることもある熱血漢。プロデビュー戦の翌々年には鹿島のエースナンバー背番号9を担ったが、アンダーカテゴリーも含めて、日の丸を背負ったことは一度もない。2018年に招集されるも、負傷で辞退。結局、そのリハビリ中の2019年夏、ベルギーのシント・トロイデンへ移籍する。

 ベルギー1年目のシーズンは7得点、2シーズン目となった今季は17得点をマーク。来季は新天地への移籍も噂されるほど結果を残している。そして、日本代表の森保一監督も4月の会見で、「代表にも当然絡んでくるだけのプレーを今、見せてくれているかなと思っている」と高評価を受けたのも話題となった。

 鈴木は、来季以降の自身の未来予想図をどう描いているのか? 本人に話を聞いた。

◆◆◆

――シント・トロイデンへの移籍が発表されたとき、もっと上のクラブへ行けるのではないか? という声もあったと思いますが……。

「俺の考えでは、試合に出られる場所へ行くことが一番大事。サッカー選手は試合に出てなんぼだと思っているので。もし1年間、試合に出られなければ選手の市場価値はすぐに下がるけど、逆に試合に出ながら、少しずつであってもステップを踏めば、ちょっとずつでも大きくなりますよね? 場数を踏んで経験を積めれば、市場価値も上がっていくはずだから」

――たとえば、プレミアへ行くにしても、ベルギーから行くのはハードルが高い。遠回りになるのではないかという危惧もあると思うんですよ。

「たとえば、最初にブンデスへ行けたとしてそこで試合に出られなかったら、どうするのか? っていうと、選択肢は1つしかない。日本へ帰るしかなくなるんですよ。実際、そうやって日本に戻った選手も少なくない。そう考えたときに、目標には遠回りに見えるかもしれないけど、シント・トロイデンから始めたほうがいい。

 実際、シント・トロイデンで活躍して、日本代表の中心選手になっているのが、(遠藤)航くんであり、冨安(健洋)、(鎌田)大地だと思います」

――ブンデスへ行って試合に出られなくて、一旦下がって、そこから這い上がる日本人選手は少ないかもしれませんね。

「それで成功した日本人は、大地以外にはいないと思う。大地がブンデスへ戻って、試合に出られたときは、『特例だな』って思いましたよ。だからこそ、5大リーグに比べればベルギーリーグのレベルは低いかもしれないけど、ステップを踏むのはやっぱり大事だなって」

「高望みの移籍は100%しない」

――移籍会見でも、土台を作るという話をしていましたね。

「俺のなかで、ヨーロッパで戦える準備をすることが大事だと考えていて、シント・トロイデンで2シーズンやって、その土台がひとつ作れたと思っています。もちろん、考え方は人それぞれだと思います。一発でレベルの高いビッグクラブへ行って、もまれて成長したい人もいるでしょう。でも俺は試合に出られるところを選んで、積み重ねで成長したいって思っているんです」

――目標であるプレミアリーグへ行くために必要な時間だったと。

「たとえば、今、ベルギーからプレミアリーグへ行く選手の移籍金は、5、6億円で、高くても10億円くらいだと思います。でも、ブンデスの強豪を挟んでから、プレミアリーグへ行けば、もっと移籍金は高くなる。移籍金は高ければ高いほうが、チームは選手を大事にするじゃないですか? そのためにも、ステップを踏むことは大事だと思っているんです。だから、俺は高望みの移籍は100%しないと思う。出られないかもしれないというようなクラブへ行くことは絶対にないですね」

――バイエルンからオファーが来ても?

「100%行かないですね。もちろん、バイエルンでやったというのが欲しい人もいるだろうし、そういう人を否定するつもりもないです。ただそれは、今、俺が考える生き方じゃないかな。上は常に見ているけれど、地に足をつけて、足元を見ながらステップアップしていきたい。高望みはしない」

――ずっと目標として掲げているプレミアリーグからオファーが来たとしても?

「今行って活躍できるかと言われたら、まだ難しいと思う。だから多分、行かないですね。その前に、ドイツやフランス、イタリアへ行けたとして、そこで2桁獲って行くならまだ理解できます。ベルギーで十何点獲れたからプレミアへ行くというのは、俺の設計図ではまったく考えていないです。それだけ、海外で長くプレーするためには移籍のタイミングやどこへ行くのかは絶対に大事だと思っています」

2桁獲って代表キャップがないのも「面白い」

――日本で想像していたよりも、欧州にいると移籍の実例をリアルに見ていると思うんですが、そういう意味で、サッカー選手としての可能性を改めて感じているのでは?

「俺より若い選手が移籍金30億とかで移籍しているのを見ると、やっぱり実感しますね。単純にJリーグでプレーしていたら、30億もつかないので。日本で点を獲るのと欧州とでは、全く違うなっていうのは、こっちへ来て感じたかな」

――考えてみると、代表に選ばれないまま海外へ移籍したわけですが、それも珍しいですよね。

「俺は、クラブで結果を残して上へ行くというパターンもありだよねっていう例を作りたいんですよ。そんな人はこれまでいなかったから新しいじゃないですか? 俺はあまのじゃくなんで、そういうのがなんかいいなって思っちゃうんですよね。たとえば、5大リーグで2桁(ゴールを)獲っている選手に代表の出場経歴がないとなれば、俺だったら面白いなって思うし、同じように思う人も何人かはいるだろうなと。

 日本人で、俺みたいな選手が1人くらいいてもいいんじゃないかな、とは思っていますよ」

――移籍時の鹿島での会見では、「ワールドカップよりもチャンピオンズリーグに出たい。優勝したいのは、チャンピオンズリーグ」という話をされていました。

「クラブで活躍して上へ行きたいんです。だからこそ、5大リーグで結果を残す人ってすごいなぁって改めて思いますね。岡崎(慎司)選手のブンデスでの15点もそうだし、(内田)篤人さんのチャンピオンズリーグベスト4もそう。やっぱり、こっちへ来たからこそ、リスペクトの想いは強くなりました」

――そういえば、Jリーグでファーストゴールを決めた試合でも、「好きなFWは岡崎慎司」と言っていましたね。

「俺にとっては神様みたいな存在です。そもそも岡崎さんのこと、嫌いなFWなんているんですかね?(笑)」

――なにがそんなに魅力的なんでしょう。

「なんだろうな……。ゴール前での泥臭さというか。もちろん、岡崎さんは器用だし、技術も持っている選手なんですけど、まだ中学生か高校生だった僕は岡崎さんを見て、『器用じゃなくてもちゃんとしたやり方をすれば、ゴールは獲れるんだ』というのを思い知ったんですよね」

「5大リーグで1トップをはるというのは、正直難しい」

――ただ岡崎選手もそうですが、欧州では日本人ストライカーは「器用でハードワークができるから」という理由で、2列目やサイドMFで起用されてしまうことが多いです。ストライカーとして生き抜くのが難しい。

「それは、俺もすごく難しい問題だと思っていて、こっちに来てからめちゃくちゃ考えてるんですけど……俺の考えを言っていいですか? 日本人FWが5大リーグで1トップをはるというのは、正直難しいと思うんです。俺もできないと思う。突然、(ロメル・)ルカクみたいな選手が出てきたら話は別ですけど。

 だから、これまでの成功例を振り返って、じゃあ日本人の強みはなんなのか? って考えた時に、岡崎さんのレスター時代や大迫(勇也)さんのケルン時代もそうですけど、良い相方と2トップを組んでいるときが日本人選手の良さも活かせるし、一番輝けると思うんですよ」

――レスターのジェイミー・ヴァーディみたいな怪物とパートナーを組むと。

「20点超えるような得点を決める相方の存在は、悔しさも大きいと思うけど、自分よりも点を獲るなら認めざるを得ない。だからこそ、レスター時代に自分を変えた岡崎さんってすごいと思うんですよ。ヴァーディのために汗をかいて、簡単に言えば、ヴァーディのために死ねるみたいな覚悟がある。チームの怪物のために守備もして、なおかつ1シーズンに5、6点獲る。それってチームメイトからしたら、めちゃくちゃありがたい選手だから」

――ということは、鈴木選手もそういう怪物が相方だったら、命を捧げるんですか?(笑)

「気持ちとしては1トップをはりたいって思っていますよ! でも、守備とかを頑張って、その人のこぼれ球を狙って、10点獲るというのが現実的かもしれない。日本人選手のそういう生き方がストライカーとして、ヨーロッパでは認められると思うし、かつこっちで長く生き抜く方法だと思いますね」

「ゴールした喜びがまったく違うんです」

――ヨーロッパで長くプレーしたいですか?

「正直、最初に来たときは、すぐにチャンピオンズリーグ出場という夢を叶えて、プレミアへ行って、日本へ早く帰りたいと思っていたんです(笑)。でも、今はできるだけこっちで長くやりたい」

――やっぱり楽しい?

「日本とは、ゴールの喜びがまったく違うんです。大きいとか小さいとか、上とか下とかじゃなくて。もう種類が違う。ベルギーでそれを感じているくらいだから、5大リーグで決めるゴールなんてもっと気持ちいいのかなって。そう考えるとできるだけ長くヨーロッパでプレーしたいなって思います」

――2シーズンしか経っていませんが、ベルギーリーグに爪痕は残せましたか?

「爪痕残したというか、一番下の土台を1個作れたという感じで、これからどんどん進んでいくだけです」

――その土台には、もう家は建ちますか?

「まだかな。一気には建たないとは思います。その代わり強い土台を作って行くので」

立つ場所ではなく、いかにそこで生きているか

 わずか2シーズンだ。

 10シーズン近く欧州でプレーしている選手たちを取材してきた経験からいえば、この言葉に尽きる。鈴木の良さを理解してくれるベテランFWの存在が、今季の活躍を後押ししてくれたのも事実だろう。恵まれた環境を導いたのは鈴木自身の苦悩が結実したことも否定はしない。しかし、理不尽な現実がいとも簡単に訪れる可能性も小さくはない。契約が足かせとなって、身動きが取れなくなるケースもあるし、怪我という不幸もあるかもしれない。

 そんなネガティブな想定を鈴木も描いてはいるだろう。

 だからこそ、実直に着実にステップアップをしたいと考えているのだ。

 欧州での選手生活の成功は、立つ場所ではなく、いかにそこで生きているかだ。納得はできずとも、それがたとえわずかであっても、希薄なものであっても、納得感を得るためにもがく日々。その過程にこそ、意味がある。

 日の丸を背負い、世界と戦う鈴木優磨も見てみたい。

 彼の未来はいつだって白紙だ。そのキャンバスにどんな絵を描くのか? それは誰にもわからない。

和泉・フィジカルメニュー、エヴェラウド・フルメニュー+居残り

和泉竜司とエヴェラウドについてTweetする日刊スポーツ公式サッカーTwitterアカウントである。
和泉はフィジカルメニューをこなしておるとのこと。
全体合流も近そうである。
エヴェラウドはフルメニューを消化し、居残り練習をも行っておる。
復帰の足音が聞こえてくる。
綺世がルヴァン杯プレーオフ2試合をU-24日本代表にて欠場するため、それまでにはコンディションを完璧にして欲しいところ。
アタッカーの復帰で鹿島アントラーズは更に加速する。
今後が楽しみである。

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ファン・アラーノ、約1~2週間の離脱

昨日のルヴァン杯・札幌戦にて負傷交代したファン・アラーノの診断結果である。
鼻骨骨折にて本日手術を行ったとのこと。
復帰まで約1~2週間の離脱である。
これは痛い。
何より本人が痛かろう。
ここは他のメンバーの奮起に頼るところ。
そして復帰戦はルヴァン杯・清水戦2nd legとなろうか。
過密日程の最終戦に間に合ってくれると嬉しい。
チーム総合力にてこの事態を切り抜けていきたい。
結束である、

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ファン アラーノ選手の負傷について

2021.05.20(木)

5月19日(水)2021JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第6節 北海道コンサドーレ札幌戦で負傷したファン アラーノ選手について、チームドクターより検査結果の報告がありましたのでお知らせいたします。同選手は本日(5/20)、手術を行いました。

■診断名:
鼻骨骨折

■術式:
鼻骨骨折整復固定術

■その他:
約1~2週間にて練習復帰予定

■負傷状況:
5月19日(水)2021JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第6節 北海道コンサドーレ札幌戦で負傷

上田綺世・町田浩樹・沖悠哉、U-24日本代表選出

U-24日本代表に選出された上田綺世、町田浩樹、沖悠哉である。
東京五輪メンバーの最終選考に残ったということであろう。
他メンバーに目を向けるとOAとして吉田、遠藤、酒井が選出されておる。
この3人は五輪メンバー当確と考えて良い。
となると、CBとして町田が最終的残る可能性は非常に低くなった。
また、OAに大迫勇也のながないことにより、綺世の選出は確定に近かろう。
GKはJ1にてレギュラーを掴んでおる4人から2人となる。
沖には強くアピールして道を切り開いて欲しいところ。
そして、この3人を欠いてルヴァン杯プレーオフ・清水戦の2試合を戦うこととなった。
戦力的には非常に痛いが、総力戦にて勝ち上がりたい。
お互いに重要な戦いである。

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U-24日本代表選出のお知らせ

2021.05.20(木)

本日(5/20)、国際親善試合(6/5@福岡、6/12@豊田)へ向けてU-24日本代表メンバーが発表されました。

鹿島アントラーズからは、上田綺世選手、町田浩樹選手、沖悠哉選手が選出されました。

詳細は日本サッカー協会公式サイトをご覧ください。

本山雅志とマレーシアサッカー界の現在

本山雅志の所属するマレーシアのクランタン・ユナイテッドFCを取材したサッカーダイジェストの渡邊記者である。
マレーシアヤクルトの濱田浩志社長より現地の状況と、本山移籍の経緯を聞き出しておる。
マレーシアのサッカー事情が伝わってくる。
まだまだサッカー後進国であるマレーシアは、今後大きく発展していく余地がある。
そして、本山はクランタン・ユナイテッドFCにて大いなる存在となって行くであろう。
それを日本に伝える義務が日本のサッカーメディアにはある。
今後もこうした記事を取材して伝えていって欲しい。
楽しみにしておる。

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「本当に41歳なのか?」新天地でも問合せ殺到。移籍のキーマンに聞く!本山雅志とマレーシアサッカー界の現在

渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb)
2021年05月20日

国民的スポーツの「サッカー」がマレーシア・ムスリムとの懸け橋に


新天地でも背番号「10」を背負う本山。(C)Yakult Malaysia

 日本サッカー界に燦然と輝く黄金世代。その代表格のひとり、本山雅志が今年3月上旬から始まったマレーシア2部リーグのクラブに移籍した。新天地でも「10番」を背負い、先日は2つ目のアシストも記録。そんな本山が挑戦した、マレーシアのサッカーの現状とはいかなるものなのか。

 本山が所属するクランタン・ユナイテッドFCのパートナーを務める飲料大手のマレーシアヤクルトの濱田浩志社長に現地の状況と、本山移籍の経緯を聞いた。

 濱田氏は、総合商社を経て、30代半ばでヤクルト本社に転職し、2007年のインドネシア勤務を経て2008年からマレーシアへ渡った。マレーシアでの食習慣にヤクルト根付かせることを目指し、駐在期間も14年目に突入した。

 2016年に濱田氏が現職に就いて以降、マレーシアヤクルトは2017年にクランタンFCとスポンサー契約を結び、また2018年からはマレーシア代表チームのスポンサーになり、サッカー界と密接な関わりが出来ているという。

 コロナ禍以前は休日も各地に観戦に赴くなどサッカー漬けの日々を送っていたという濱田氏とマレーシアサッカーとの繋がりとは――。

――◆――◆――

 最初は仕事からです。現在のように深く関わるきっかけは二つありました。一つはご縁と言いますか、サガン鳥栖の元代表取締役社長の牛島洋太郎氏を通じて、ユースチームの選手の使用済みのサッカーシューズをリペアして途上国の子どもたちに贈る「サッカーシューズ寄贈プロジェクト」のお誘いを受けたことです。今から6年前くらいから、裸足や普通の運動靴でサッカーをしているマレーシアの子どもたちにシューズを寄贈する活動を行なってきました。

 そんな中、会社のマーケティング的な観点からもサッカー界への進出を決めました。

 我々日系の食品企業がブランディングしていくにあたって、マレーシアのような厳格なイスラム圏で「食品」ブランドを浸透させてくのは非常に難しいのです。マレーシア国民の約7割を占めるムスリムの方々はイスラムの戒律である「ハラル」でなければならない「食」に対してとても保守的な考えがある故に、かなりの地元志向であり、海外からの輸入品に対して非常に警戒します。たとえハラルマークがあっても信用していないんです。そのため「日本」というコンセプトではブランディングになりません。これは日本のクルマや電化製品、そしてアニメコンテンツのブランディングとは全く違う反応なのです。

 一方で、人口の約2割強を占める中華系のマレーシア人はその逆で、海外からの輸入食品や新製品に大変興味があり、特に日本の食品となると率先して手に取ってくれます。

 そのため、2004年にマレーシアヤクルトが設立されてから2016年までは、会社の売り上げの80%近くが中華系マレーシア人によるものでした。そこで、人口の7割近いムスリムのマレー系マレーシア人に愛されるにはどうしたら良いかとマーケティングとして考えた時に、マレーシア国民に人気の「サッカー」が、主にマレー系およびインド系マレーシア人の方々にサポートされているスポーツだという事に気付きました。我々がサッカーをサポートすることによってマレー系ムスリムにヤクルトという飲み物を知ってもらい、サッカーのように日常的に愛されるようになってもらうことが、我々がサッカーと関わることになった一番の要因です。

グラスルーツへのサポートと日本との関わり


プレー時間も徐々に増やし、アシストも既に2本マークしている。(C)Yakult Malaysia

 シューズの寄附活動のこともあり、グラスルーツにサポートする機会を得ました。始めの頃は、代表チームでもU-18とかU-17とかを中心にサポートして、さらにそこで見つけた才能のある選手をサポートするという流れです。

 2018年の3月には、先の牛島氏を通して、第16回サニックス・カップ国際ユースサッカー大会2018にU-17マレーシア代表チームを出場させていただきました。ボコボコに負けるのを覚悟していましたが、初戦では当時高校サッカー選手権の前年度優勝校だった前橋育英に2-1で勝利したんです。その時のキャプテンで2得点を決めたハディ・ファイヤッド選手(現マレーシアU23代表)が「日本でやってみたい」と強い希望を持ってくれたので、Jリーグへの移籍も会社として全面的にサポートしました。(同年12月に18歳でファジアーノ岡山に加入。2021シーズンはアスルクラロ沼津へ期限付き移籍中)

 我々にとっては彼がマレーシアのサッカー少年の目標というか、アイコンになってほしいという願いがありました。彼のように、マレーシアのサッカー少年が国内リーグのみならず、海外にも挑戦してもらいたいと、そしてハディ選手に続く子供達をサポートしていきたい。そう思っていたのですが、実際にハディ自身が日本のチームに入った時に、全くフィットしなかったのです。

 何がダメなのかをチームの関係者に聞くと、「身長も187センチあって、フィジカル的に良いのだけれど、彼はサッカーそのものが分かっていない。小さい時にそういう指導をされてきてない」と言われたことが一番のショックでした。

 サッカーの戦術という概念がなかったというか、フォワードとしてオフ・ザ・ボールの時にどう動いたらよいか全く理解していなかった、ただフィジカルの強さや高さでガンガン行ってたんです。

 ハディ選手は、日本へ発つ前からマレーシアで日本語学校に通い、また岡山でも家庭教師がついて日本語学習も続けました。今は沼津に移籍していますが、オンラインで日本語の勉強も続け、生活やサッカーに必要なことは片言ながら理解できるようになり会話も上達してきています。監督・コーチの指導をいち早く理解できるようになるためです。また日本語とサッカーの勉強にと漫画の『アオアシ』全22巻も読んでいます。彼には恵まれたフィジカルを活かしたフォワードとして日本で成長して、マレーシア代表で活躍してくれることを祈っています。

 現代的なサッカーからは遅れを取っていますが、マレーシアはイギリスの植民地時代もあり、サッカーは歴史が古く、1921年から全国大会となるカップ戦が行なわれていました。

 2004年に今のマレーシア・スーパーリーグが設立されましたが、それ以前に1979年からプロリーグはありました。

 今のサッカー協会やリーグの年配の方々に話をすると、Jリーグ発足前の1988、89年あたりにJリーグ関係者も視察に来たこともあったようで、プロリーグ運営の意見交換をしたという逸話も聞きます。

 今ではJリーグと大きな差もついてしまっていますが、歴史的にはマレーシアのサッカーは古く、昔は強かったみたいで、日本も勝てない時代があったようです。

 しかし、八百長疑惑などもあり、90年代に暗黒の時代があって、2004年にスーパーリーグとして再開されたものの、FIFAランキングもすごく下(153位、4月7日現在)で、後発のタイやベトナムにも差をつけられています。東南アジアで行なわれているスズキカップでは、マレーシア、タイ、ベトナムがいつもしのぎを削っている状況です。

 また、イギリス系の流れから、国民の多くはイングランドのプレミアリーグを観ていて、ラ・リーガやブンデスリーガなどはほとんど話題に上がりません。古い人はリバプールファンで、最近のファンは、マンチェスター・ユナイテッドとかマンチェスター・シティとかチェルシーとか分かれる感じです。最近はリバプールが復権してきて、40、50代のオールドファンが若い人たちと一緒に喜んでいるという状況ですね。

本山雅志は「マレーシアのサッカー界全体の手本となるようなビッグネーム」


別格のテクニックで対戦チームからも問い合わせが殺到しているという本山。(C)Yakult Malaysia

 サッカーに関わるようになって、マレーシアのサッカー界全体の手本となるようなビッグネームを探していました。そんなときに、先の牛島氏より本山選手が海外を含めて、2021年シーズンを現役で続けられるチームを探しているという話を伺いました。

 ただ、いろんなところに声掛けもしたのですが、コロナ禍もあって、マレーシアに来て実際のプレーを見てもらう機会がなく、最終的に(マレーシアヤクルトが)メインスポンサーをやっているクランタン・ユナイテッドFCへ移籍の話を進めました。

 本山選手曰く、一番最初にオファーを出したのが我々だったようで、「最初に声をかけてくれたから決めた」と言って頂きました。

 それにともなって、クランタン・ユナイテッドFCは本山選手を中心としたチーム作りに着手しました。どんな素晴らしい選手であっても、監督との意思疎通ができないと活躍できないと思い、マレーシア・リーグ内にいた日本人監督(東山晃監督/昨季マレーシア・リーグ優秀監督賞候補にノミネート)や、二人の日本人DF(深井脩平/前ヴァンラーレ八戸、谷川由来/前クチン・シティ)も獲得し、本山選手を受け入れる環境が整いました。

 実際にやはり本山選手の影響は大きく、マレーシア国内のみならず近隣諸国在住の在住日本人の方々からクランタン・ユナイテッドFCのホームスタジアム観戦の問い合わせを受けたり、マレーシア国内でもいくつかのチームからトレーニングマッチのお誘いがあったり。今はリーグ戦も無観客でやっていますが、それが解ければ多くのマレーシアサッカーファンや現地在住日本人がスタジアムに来てくれる可能性も感じています。

 実は本山選手ご自身がマレーシアに縁があることを気付かれてないのですが、ここに面白いエピソードがあります。1999年に行なわれたシドニーオリンピックのアジア地区予選でU-22日本代表は、U-22マレーシア代表とグループリーグで同居。当時20歳の本山選手は、国立競技場行なわれた一戦で、見事なドリブルからDF4人を抜いてそのままゴールを決めているんです。

 その時にU-22マレーシア代表を率いていたマレーシア・サッカー協会会長は、当時パハン州皇太子で、現マレーシア国王のアブドゥラ国王なんです。現国王も国立競技場での本山さんの4人抜きゴールの記憶があるらしく、Mr. Motoyamaがマレーシアに来たことはご存知です。今はコロナ禍で謁見できませんが、いつか国王と約20年振りの再会ができることを願っています。

 またプレー面でもやはり別格。本山選手の言動一つひとつからレベルの高さが伝わってきます。単純な話ですが、ボールタッチや多彩なパスであったり、間合いの取り方であったり、また練習への取り組み方であったり、チーム内外で大きな反響があります。

 11試合を消化したリーグ戦でも出場時間を次第に増やしていて、リーグ2位の2アシストを記録するなど、チーム内での影響力も増しています。

 実際の本山選手の活躍を目にしたマレーシア1部および2部リーグのクラブからも、「あの選手がMr. Motoyamaか、本当に41歳なのか? なぜ移籍の話があった時に、うちのチームにもっと強くプッシュしてくれなかったのか?」とリーグ内でも注目の選手のひとりとなっています。

 サッカーはまだまだマレーシアはタイや、ベトナムに比べると対日本向けという意識は少なく、サッカーのマーケット自体も国内リーグや英プレミアリーグに向けられています。しかし、本山選手が今後マレーシアリーグで輝きを放ち、またハディ選手がJリーグで活躍していけば、マレーシアサッカーファンもクラブも、より日本に注目していく可能性が高まりそうです。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

札幌戦コメント

「少し堅く、お互いの良さを消してしまうような展開だった」「お互いが力を出し合ったゲームで引き分けという結果は妥当」と試合を振り返る指揮官である。
共にGS突破を決めており、お試しの選手もいた中ではまずまずの結果だったと言えよう。
そして、相馬監督は守り切って0-0を求めることなくあくまで勝ちに行くという姿勢を見せてくれた。
それはアディショナルタイムのCKに強く表れておる。
これはサポーターとして強く意識しておくことである。
また、初起用となったアルトゥール・カイキについては、「プレーを観ていてすごく賢さがある選手だなと感じた。自分が課されたタスクをこなし、それ以上に自分の良さを出していこうという姿勢があった」と評す。
"賢さ"というとても重要な能力をどう活かしていくかが指揮官には求められる。
そしてそのカイキは、「スピーディーで激しいプレーにさらに慣れていかなければいけない」と言う。
Jリーグの特徴を肌で感じ取った素直な感想であろう。
初来日の外国人選手は誰もが通る道である。
この日本独自のサッカーに慣れ、活躍して欲しい。
それからキャプテンマークを付けチームを鼓舞した永木は、「引き分けで1位通過という最低限の結果」と語る。
勝ちにいった結果だった悔しさと1位通過したミッション達成の二つが絡み合った言葉と言えよう。
このような難しい試合を締め切るには永木の経験が必要であった。
永木が個人的にまだ勝ち得ておらぬルヴァン杯を共に掲げようではないか。
次は清水相手のプレーオフ。
過密日程が続くが、結束して勝ち上がりたい。
期待しておる。

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2021JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第6節

鹿島アントラーズ:相馬 直樹
平日のナイトゲームにもかかわらず、札幌までわれわれをサポートしに来てくださった皆さんに感謝したい。ともに勝利を喜ぶことはできなかったが、グループステージ首位通過を一緒に喜ぶことができた。また、今日はさまざまな事情で、アントラーズのサポーター席がわれわれのベンチの真後ろだった。タフなゲームだったが、皆さんから力をもらい、プレーできたと思っている。本当にありがとうございました。

試合は少し堅く、お互いの良さを消してしまうような展開だったと思う。選手たちには、自分たちの距離感を保ってプレーしていこうと送り出した。ただ、相手につられて距離感を保てなかった部分があった。そのため、攻撃になったときに迫力を出すことができなかったと感じている。後半は前に行くパワーも出ていたが、決めきらなければいけないシーンもあった。また、守備では間延びをしてチャンスを作られていた場面もあった。

引き分けで良しというわけではないが、お互いが力を出し合ったゲームで引き分けという結果は妥当だったと感じている。この先、プレーオフステージとリーグ戦が続いていく。新しい選手たちの力も取り入れながら戦っていきたい。

Q.監督に就任してから初の無得点試合となったが、その点についてはどのように感じている?

A.初めての選手の組み合わせがあった。慣れないポジションでプレーしてもらった選手もいた。そういった部分を含めて、多少難しい試合になることは想定していた。いい状態の時より距離感が遠かったと感じている。その距離感でプレーをさせないという札幌の狙いもあったと思う。ゴールを奪うチャンスは十分にあった。そのチャンスを取り切るという部分だったり、自分たちの形へ持っていくというところを突き詰めていく。

Q.デビュー戦となったカイキ選手の評価は?

A.最初の試合だったので、たくさんのことは求めなかった。プレーを観ていてすごく賢さがある選手だなと感じた。自分が課されたタスクをこなし、それ以上に自分の良さを出していこうという姿勢があった。これからさらにコンディションを上げていき、ゴールにつながるプレーが出てくればいいなと思っている。



【永木 亮太】
今日の目標は、1位でグループステージを突破することだった。もちろん勝利を目指して戦ったが、引き分けという結果に終わった。ただ、引き分けで1位通過という最低限の結果。その部分に関しては良かったと思っている。チャンスはあったが決めきることができなかった。それが無得点につながってしまったと思う。ただ、ピンチの場面でスンテさん中心にみんなで守り切ることができたことは良かったと感じている。

【アルトゥール カイキ】
日本でのデビュー戦を待ち遠しく思っている中で、今日の試合を迎えた。チームメートのサポートが助けになった。ただ、まだまだ個人的に上げていかなければいけない部分があったし、監督の求めるものをより理解していかなければいけない。スピーディーで激しいプレーにさらに慣れていかなければいけない。

JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第6節
2021年5月19日(水)19:03KO
札幌ドーム


[ 相馬 直樹監督 ]
まずは水曜のナイターという、平日のナイターになるんですけれども、遠く札幌までわれわれをサポートしに来てくださった方々、ファン・サポーターの皆さまに感謝申し上げたいと思います。勝ちを一緒に喜ぶことはできませんでしたけど、1位突破を一緒に喜ぶことはできました。また今日はね、いろんな事情があってサポーター席がわれわれのベンチの後ろでした。またこれもなかなかないことですけれども、選手たちがかなり今日もタフなゲームだったんですけれども、かなり力をもらったんじゃないかと思います。本当にありがとうございました。

ゲームのほうなんですけれども、少しお互いに堅い、といいますか、お互いの良さを消すような展開だったのかなと思っています。選手たちにはわれわれの距離感でサッカーをしようという形で送り出したんですけれども、ちょっと相手が引き伸ばすっていう狙いを持ってきたときに、多少われわれも同じように伸ばされてしまったところがあったかな、と少し。そのぶん攻撃になったときに、ボックスのところで迫力を出せなかったかなというふうには感じています。

後半は前に出ていくパワーっていうのもだいぶ出て、決め切らなければ、というシーンというのも出てきたかなとは思うんですけれども、そのぶん、反対に間延びして相手にチャンスを作られたところというのもあったかなと思っています。

ドローでよしというわけではないんですけれども、お互いにお互いの力を消し合い、でもその中で出し合ったゲームの中でドローという結果、1位で突破できるという意味でも、受け入れるといいますか、妥当だったのかなと思っています。ここからまたノックアウトステージになりますし、リーグ戦のほうも続きますし、そこに向けて、今日新しい選手が出た部分も当然ありますので、その辺の力をまた取り入れながらやっていきたいなと思います。

--就任以来、初めての無得点だったについては?
ちょっと全然考えてなかったですね。少し組み合わせだったり、もちろん初めてコンビを組むのもあったのも正直なところです。後半も慣れないポジションでプレーしてもらった選手もいました。そういった部分を含めて、多少難しくなることも想定はしていましたけれど、先ほども少しお話したとおり、少し、われわれの良いときの距離感よりはちょっと遠かったかなとゲーム中も感じていたところです。

そこをさせなかった札幌さんの狙いというのもきっとあったと思いますし、すべてが悪かったとかそんな話ではなく、やはり相手があることですから、その中で、っていう結果だったのかなと思います。取るチャンスは十分にあったと思ってますので、そういう意味ではそこを取り切る作業であったり、より自分たちの形に持っていくっていう、それだけのパワーを出すというところ、その辺を含めて、今後、より詰めて行けたらな、と思います。

JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第6節
2021年5月19日(水)19:03KO
札幌ドーム


永木 亮太 - Ryota NAGAKI
MF 6
永木 亮太
Ryota NAGAKI

--負けなしでの通過。プレーオフに進めたことについては?
今日の目的は1位通過だったので、もちろん勝ちにはいきましたけど最低限の1位通過という結果を今日の試合で得られたことに関しては良かったと思います。

--相馬 直樹監督就任以来、初めての無得点。
チャンスはありましたけどね。そういうところで今日は決め切れなかったところが無得点につながったのかなと思いますし、ピンチもありましたけど、そこでスンテ(クォン スンテ)さんを中心に守り切れたところのもまた良かったのかなと思います。

--ルヴァンの今後に向けて意気込みは?
もちろんタイトル取りにいくのは当たり前ですし、個人的にもルヴァンカップだけ取ってないので、すごく取りたいタイトルの1つなので、それを鹿島でしっかり取れるようにしたい。これからより一層厳しい戦いが始まってくるので、リーグ戦と並行してですけど、いま誰が出ても、という部分でできているので、それを継続していければと思います。

アルトゥール カイキ - ARTHUR CAIKE
FW 17
アルトゥール カイキ
ARTHUR CAIKE

--デビュー戦について。
5カ月ほどの期間が空いて、その間、試合から遠ざかっていた中で自分の中でものすごく意欲はありましたし、日本でのデビューをいつも待ち遠しく思っていました。それが今日になりました。自分のコンディションが100%でない中で、味方の選手のサポートがものすごく力強いものになりましたし、すごく後押ししてくれました。

ただ、自分としてはもっとあげていかないといけないところもありますし、監督の求めることもより理解して、さらに日本のサッカーというところはやはりスピードがありますし、コンタクトも多いサッカーにできる限り慣れるということをより磨いていかないといけないかと思いました。

--監督からはどんな指示があってピッチに送り出された?
ディフェンス面のことで言われました。相手ピッチ内でボールを奪うこと、前からプレッシャーを掛けること。特に相手が後ろ向きでボールを持っているときはできるだけ強くプレスを掛けて、相手のゴールの近くでボールを奪って速い攻撃につなげるようにということを言われました。

また攻撃に関しては、自分のスタイルである仕掛けることを求められましたし、その中であまり縛られることがないようにということは言われました。まだ1試合目ですし、慣れるということで、自由にやれるほうが良いんじゃないかということで、そこまで細かい指示はもらいませんでした。

ただ、監督だけでなく、試合に入る前に選手たちも自分にとって初めての試合になるので助け合ってサポートしようと、みんなでまとまっていた。今日の目標である1位通過も達成できたので、チームがまとまることでもたらした結果ではないかと思います。

鹿島、無得点も1位通過 相馬監督「少し選手同士の距離が遠かった」/ルヴァン杯


札幌と引き分けた鹿島イレブン=札幌ドーム

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 YBCルヴァン・カップ1次リーグ最終節(19日、札幌0-0鹿島、札幌ドーム)引き分けた鹿島がA組を1位で通過した。相馬監督体制の無敗は10試合に伸びたものの無得点は初めて。監督は「いいときよりも、少し(選手同士の)距離が遠かった」と分析した。

 15日のリーグ戦から先発を全員入れ替え、新加入のアルトゥールカイキが初出場。中盤の左で、セットプレーのキッカーも務めたブラジル人MFは「まだコンディションは100パーセントではないが、味方がサポートしてくれた」と振り返った。


札幌-鹿島 引き分けに終わった両チームの選手=札幌ドーム(撮影・三浦幸太郎)
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