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Jリーグ、今夏の外国人補強が原則NG

コロナ渦の措置にて外国人の新規入国を停止しておる日本国政府である。
東京五輪の関係者には特例が認められるものの、Jリーグの選手には適用されるとのこと。
鹿島としては、本日6月30日にて期限付き移籍期間の切れるブエノの状況が気になるところ。
鹿島に復帰となろうとも入国がままならぬ事となろう。
町田浩樹の東京五輪帯同にて層の薄くなるCBのポジションだけに復帰出来ると心強かった。
ここは犬飼、林、関川の3人体制にて乗り切っていくのであろうか。
注目である。

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Jリーグ 夏の外国人補強が原則NGに 五輪と無関係の選手の査証発給が困難に

2021年6月30日 5時0分スポーツ報知

 Jリーグの各クラブが、夏の移籍ウィンドーで外国人補強ができない可能性が高いことが29日、分かった。Jリーグでは年2回の登録期間を設け、今年は7月16日から8月13日が2度目の戦力補強ができる期間。しかし、コロナ禍の現在、政府方針で新規入国は全面的に停止している。1度目の登録期間(1月8日~4月2日)では、Jリーグを含めスポーツ選手の多くは「特段の事情」として入国が認められた。しかし、東京五輪が開催される今夏、五輪と無関係の選手は査証の発給が非常に難しいという政府の方針が、Jリーグから各クラブに通達された。

 例年、夏の移籍ウィンドーでは、低迷するクラブが新外国人獲得に動く例が多い。今年のJ1は20クラブのうち4クラブが降格するため、新外国人を調査しているクラブもある。だが、現在の不透明な情勢では、新たな外国人補強は現実的ではないととらえるクラブも多い。すでに5月末に獲得が発表された浦和のデンマーク人DFショルツ(28)についても、いまだ入国時期は未定だという。

 この日行われたJリーグ理事会後の会見では、木村正明専務理事が新規外国人選手の入国について「具体的にはまだ何も決まっていません」と説明。Jリーグは1度目の登録期間で、来日した外国人選手45人を徹底した防疫措置の下、福島県のJヴィレッジで隔離し、陽性者を出さなかった。今後もその実績をアピールし、政府との交渉は続けていく予定。ただし、各クラブは日本人のみの補強など、例年とは違う戦略が求められることになりそうだ。

今春は徹底防疫措置の上での「特例」

〇…今春のJリーグの新規外国人選手・スタッフについては「徹底した防疫措置」を条件に、特例での入国が認められた。「Jリーグバブル」と称されたJヴィレッジの練習施設で一括管理。14日の隔離期間中、毎日の抗原検査や期間ごとのPCR検査などを実施した。3月26日から4月29日までブラジル人ら45選手が活用。期間中に行われたPCR検査、抗原定性検査では陽性反応を示した選手はいなかった。

U-24日本代表・上田綺世、五輪直前合宿参加へ

東京五輪直前合宿に参加予定と報じられるU-24日本代表の上田綺世である。
全治4〜5週間と伝えられグループステージへの出場が危ぶまれておるが、主軸として外すことはできぬところであろう。
綺世本人の意向も強く、是非とも劇的回復を見せて欲しいところ。
2002年W杯・イングランド代表のベッカムが如き復帰を期待しておる。

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五輪代表FW上田が直前合宿合流へ 脚の肉離れで全治約1カ月も出場に意欲

[ 2021年6月30日 05:30 ]

 サッカー男子東京五輪代表で脚の付け根付近の肉離れを負い、五輪出場が危ぶまれていたFW上田綺世(22=鹿島)が、来月5日からの直前合宿に合流する予定であることが29日、分かった。今月23日の大分戦直前の練習で負傷し、全治約1カ月。
 複数の関係者によると楽観視はできないが、合宿には通常通り参加する予定。診断通り回復すれば五輪直前での合流となるが、上田本人は出場に意欲を見せているという。

エヴェラウド、家族と再会

エヴェラウドと息子さんの再会を伝えるエヴェラウド夫人のInstagramである。
これは素晴らしい。
家族の来日でエヴェラウドは本来の力を発揮することであろう。
是非ともC.ロナウドポーズを連発して貰おうではないか。
幸せの風景である。

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2006年アウトゥオリ監督辞任について回想

今月号のFREAKSに気になる記述があった。
「ANTLERS 30th ANNIVERSARY
MY ANTLERS HISTORY PLAYBACK 2003ー2006」の囲みコラムにて、2006年アウトゥオリ監督辞任について触れられておる。
第33節川崎フロンターレ戦の直後に電話にて退団の意向が伝えられたとのこと。
それだけ酷いジャッジであった。
相手GKが田代の足首を掴んで倒しておるにも関わらず、判定は田代のファール。
激昂した田代にカードが提示され退場となった。
幾つもの誤審を受けてきたが、その中でもかなり酷いものであったと言えよう。
この事件にてJリーグに愛想が尽きてしまったことは明らかである。
鹿島アントラーズは偉大な人材を失った。
現在、VARが導入され、こうした事件は少なくなっておるように思う。
今ならばアウトゥオリ監督が続投し、また違ったチームが出来上がってたかも知れぬ。
しかしそれは想像の域を出ぬ。
悲しい歴史が繰り返さぬ事を願う。
無念である。

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FREAKS vol.310(2021年7月号)



掛け算の相乗効果

サッカーダイジェスト 札幌戦寸評

サッカーダイジェストによる札幌戦の寸評である。
大勝に良い評点が並ぶ。
その中でエヴェラウドにダントツの評価とMOMが与えられた。
寸評も「立ちはだかる相手を次々になぎ倒していくような本来の力強さが戻ってきた。今季J初ゴールを記録しただけではなく、そのほか2点にも関与。体調不良で出遅れていたが、完全復活を印象づけた」とべた褒めである。
ここから攻撃の軸として頼っていくこととなろう。
次点に犬飼智也が挙げられる。
「ジャンプ一番! 高い打点からのヘディングで先制点を奪っただけではなく、追加点につながる撥ね返しヘッドも。痛恨ミスを重ねた前節の汚名を返上するパフォーマンスだった」という寸評に犬飼の気持ちが代弁されておる。
ただ前々節の誤りであることは指摘しておきたい。
その他町田浩樹への「正当なチャージで相手選手をふっとばすなど、冷静さのなかにも熱さを感じさせるプレーを垣間見せた」という寸評からはマチの風格が伝わってくる。
日本屈指のCBへ成長しつつあり全くもって頼もしい。
また三竿健斗は出場時間が限られたため高評点ではないが、「相手クロスに対して危機察知センサーが作動。味方のヘッドがオウンゴールになりかけたものの、冷静にゴール前から蹴り出した」という寸評に表れるように、相手の攻撃の芽を摘み、間一髪のクリアも結構した。
素晴らしいパフォーマンスであったように思う。
ここで一時中断することが寂しい。
再開後にはこれ以上のパフォーマンスで相手を圧倒して貰いたい。
楽しみである。

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【J1採点&寸評】鹿島4-0札幌|エヴェラウドは3点に絡む大活躍。犬飼は痛恨ミス重ねた前節の汚名返上

サッカーダイジェストWeb編集部
2021年06月28日


鹿島――ホーム通算300勝を見事な勝ちっぷりで達成


【警告】鹿島=なし 札幌=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】エヴェラウド(鹿島)


[J1第20節]鹿島4-0札幌/6月27日/県立カシマサッカースタジアム

【チーム採点・寸評】
鹿島 7.5
立ち上がりこそ、バタつくシーンが見られたが、10分にリスタート(左CK)から先制し、後半すぐに追加点を奪ったことで、完勝への盤石な道筋を作った。Jリーグ最速となるホーム通算300勝を見事な勝ちっぷりで達成した。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 6
25分、近距離シュートに対しても顔をそむけず、“顔面セーブ”でゴールを死守。勇敢なセービングが光った。

DF
32 常本佳吾 6.5
FWエヴェラウドの中央突破を斜め後ろから追走。ゴチャゴチャとこぼれたところを見逃さず、素早く駆け寄って押し込み、嬉しいプロ初ゴールをゲットした。

DF
39 犬飼智也 7
ジャンプ一番! 高い打点からのヘディングで先制点を奪っただけではなく、追加点につながる撥ね返しヘッドも。痛恨ミスを重ねた前節の汚名を返上するパフォーマンスだった。

DF
28 町田浩樹 6.5
正当なチャージで相手選手をふっとばすなど、冷静さのなかにも熱さを感じさせるプレーを垣間見せた。

DF
5 杉岡大暉 6(90分OUT)
Jリーグを代表する“ドリブル王子”に手を焼くも、攻撃に出ればピンポイントクロスを供給。最後の最後に交代するまでアグレッシブな姿勢を貫いた。

MF
4 レオ・シルバ 6(76分OUT)
ボランチの相方D・ピトゥカがどんどん前に出ていくぶん、後方支援に徹し、ディフェンスラインの前でバランスを整えた。ふだん以上に球離れも早かった。

MF
21 ディエゴ・ピトゥカ 6.5
待ちに待った歓喜の来日初ゴール。エヴェラウドからのつなぎのパスにいち早く反応し、ワンタッチで相手DFと入れ替わると、あとは難なくゴールに流し込んだ。

鹿島――三竿はピンチで危機察知センサーを作動


待望のリーグ戦今季初ゴールを挙げたエヴェラウド。D・ピトゥカ、常本の得点にも絡むハイパフォーマンスを見せた。写真:徳原隆元

MF
13 荒木遼太郎 6(64分OUT)
左CKから質の高いボールを送り、勝負の流れを引き寄せる先制点をアシスト。22分、土居のスルーパスに抜け出し、決定機を迎えたが、渾身のシュートはゴール左外に流れてしまったのは残念無念。

MF
41 白崎凌兵 6(64分OUT)
一瞬のタメを作ったり、ボールを丁寧にちらしたり、得点のきっかけとなる横パスをエヴェラウドに送ったり、攻撃の流動性を高める役回りで勝利に貢献。

FW
8 土居聖真 6(76分OUT)
荒木に送った右足アウトによるワンタッチスルーパスにしびれた。杉岡の左クロスをヘッドで叩きつけ、大きくバウンドし、クロスバーを越えたときは腰が浮いた。

MAN OF THE MATCH
9 エヴェラウド 7.5
立ちはだかる相手を次々になぎ倒していくような本来の力強さが戻ってきた。今季J初ゴールを記録しただけではなく、そのほか2点にも関与。体調不良で出遅れていたが、完全復活を印象づけた。

途中出場
MF
7 ファン・アラーノ 6(64分IN)
細かいタッチとステップで相手のプレッシャーをいなしつつ、少し膨らみながらパスを呼び込む和泉に「どうぞ、シュートを」とばかりにボールをつけた。

MF
11 和泉竜司 6(64分IN)
72分、パスをもらう前からシュートしか考えていなかったようなスムーズな動きとトラップ。シュートはゴールの枠を捉えられなかったが、チーム5点目を狙う積極的な姿勢がうかがえた。

MF
20 三竿健斗 6(76分IN)
相手クロスに対して危機察知センサーが作動。味方のヘッドがオウンゴールになりかけたものの、冷静にゴール前から蹴り出した。

MF
27 松村優太 ―(76分IN)
試合終了間際に左からのクロスに応対したとき、相手選手と激突。顔面を強打し、ヒヤリとしたが、幸い大事には至らず。

MF
37 小泉 慶 ―(90分IN)
アディショナルタイムを含め、実質5分ほどのプレー時間だったが、無失点に抑えるべく、左サイドの保全に努めた。

監督
相馬直樹 6.5
相手にボールを持たれる時間が長かったことは本意ではない。だが、「最後のところで自由にさせない守備」と「素早い切り替えからの攻撃」を徹底。終わってみれば4-0の完勝に指揮官も顔をほころばせた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

上田綺世、全治4〜5週間

脚のつけ根付近の肉離れを負った上田綺世である。
ミッドウィークの鳥栖戦、昨日の札幌戦とベンチ外になっており不安に思っておったが、それが現実のものとなった。
全治4〜5週間とのこと。
鹿島として以上に東京五輪を戦うU-24日本代表にとっては大きな痛手となろう。
診断通りに復帰すればギリギリ間に合うが、そうも行かぬのではなかろうか。
絶対的センターFWを欠くこととなれば戦力低下は否めぬ。
日本国民として回復を願う。
心底悲報である。

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鹿島・上田綺世、五輪ピンチ 脚つけ根付近肉離れ…復帰まで4~5週間か

2021年6月28日 5時0分スポーツ報知


鹿島・上田綺世

 東京五輪に出場するU―24日本代表FW上田綺世(22)=鹿島、写真=が脚のつけ根付近の肉離れを負い、五輪出場が危ぶまれていることが27日、分かった。日本協会関係者らの話を総合すると、この日、上田は代表ドクターの診察を受け、復帰まで4~5週間程度を要する見通しという。23日の大分戦前の練習中に痛め、この日の札幌戦も含め、2試合連続で欠場した。

 森保一監督(52)が同代表のオーバーエージ(OA)枠に、FWを使わなかったのは、成長著しい上田の存在があったからだ。五輪初戦は来月22日の南アフリカ代表戦(味スタ)。診断通りに回復すればプレーできる可能性はあるが、五輪の選手登録期限となる7月5日までに、森保監督はメンバー変更か否かの判断を迫られることになった。

 U―24代表に選ばれたFWは、上田と前田大然(23)=横浜M=の2人だけ。有事の際は、大会中でもバックアップメンバーから入れ替えはできるとはいえ、手薄な編成で、上田の負傷は、チームにとって頭の痛い問題だ。

 代表に選出された22日の取材対応で、上田は「本大会開幕まで時間はそう長くはないので、よりパフォーマンスを出す準備をしていく必要がある。金メダルを目指しているので、それに向かう一人として自分の責任を全うしていきたい」と並々ならぬ決意を明かしていた。森保監督の決断に注目が集まる。

鹿島アントラーズ、Jリーグ初ホーム通算300勝

ホーム通算300勝が大きく伝えられる。
それに花を添える今季リーグ戦初ゴールを決めたエヴェラウドである。
この祝砲はクラブにとっても本人にとっても大きなものであった。
家族が来日したことも大きかろう。
ここからゴールを量産し、勝利を呼び込んでくれるはず。
期待しておる。

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鹿島エヴェラウド初ゴールでJ1初300勝に貢献、常本初得点もお膳立て


鹿島対札幌 後半、ゴールを決める鹿島・常本(中央左)(撮影・鈴木みどり)


鹿島対札幌 札幌に快勝し、タッチを交わす常本(中央)ら鹿島イレブン(撮影・鈴木みどり)


鹿島J初のホーム300勝 エヴェラウド今季初ゴール「やっと得点できた」


鹿島対札幌 後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・エベラウド(中央)(撮影・鈴木みどり)


鹿島対札幌 前半、ヘディングでゴールを決める鹿島犬飼(上)(撮影・鈴木みどり)


鹿島対札幌 後半、ゴールを決める鹿島・常本(中央左)(撮影・鈴木みどり)


<明治安田生命J1:鹿島4-0札幌>◇第20節◇27日◇カシマ

鹿島アントラーズがFWエヴェラウドの今季初ゴールなど“初づくし”でJリーグ初のホーム300勝を達成した。

昨季18得点で得点ランク2位だったエースは、今季は体調不良での長期離脱もあり無得点が続いていた。後半3分に新加入のMFピトゥカの初得点、後半18分に大卒1年目のDF常本のプロ初ゴールをお膳立てすると、最後はCKの流れから右足で今季初得点。ホーム300勝を引き寄せたエースは「やっと得点できた」と喜びを口にした。

相馬監督は「エヴェラウドの強さ、我々のストロング(長所)をうまく生かしながら後半、追加点が重ねられた」とエース復活に目を細めた。選手、コーチ、監督として300勝の歴史に関わり「どの1勝も、その一瞬で全力を尽くしてもぎとったかけがえのないもの。記念となる数字に関わることが出来たのはうれしい、通過点として、さらに伸ばしていければ」と話した。

鹿島 4発快勝でJ史上初ホーム通算300勝を達成 エヴェラウドが今季初ゴール

[ 2021年6月28日 05:30 ]

明治安田生命J1第20節 第2日 鹿島4-0札幌 ( 2021年6月27日 カシマ )


<鹿島・札幌>ホーム通算300勝を挙げた鹿島(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ


 明治安田生命J1リーグは各地で6試合が行われ、鹿島が札幌を4―0で下し、Jリーグ史上初のホーム通算300勝を達成した。3―0の後半23分にFWエヴェラウド(29)が、今季初ゴール。昨季はリーグ2位の18得点も、今季は新型コロナウイルス禍で出遅れたストライカーが、復活の一発で節目の記録に花を添えた。
 ため込んでいた感情が一気に爆発した。3―0で迎えた後半23分。左CKからのこぼれ球をFWエヴェラウドが、ワントラップから右足で突き刺した。試合を決定づける一発は、待望の今季リーグ戦初ゴールだ。

 「リーグ戦ではなかなか取れなかった。理想の形でコントロールができ、決まって良かった」と、復活の一発を喜んだ。

 昨季はリーグ2位の18得点も、飛躍が期待された2年目は苦しんだ。コロナ禍の入国制限で合流が遅れ、短い調整期間で開幕。コンディションが上がりつつあった4月には体調不良で長期離脱を経験した。ホーム通算300勝に花を添える一発となったが、「大勝したからといってここで気を緩めてはいけない。もっと上に行きたい」と先を見据えた。

鹿島Jリーグ最速ホーム通算300勝 DF常本のプロ初得点「これからも勝利に貢献したい」


前半、相手と競り合う鹿島イレブン(カメラ・川上 大志)

◆明治安田生命J1リーグ第20節 鹿島4―0札幌(27日・カシマ)

 鹿島が4得点快勝でホーム通算300勝を達成した。前半10分、CKからDF犬飼のヘディングシュートで先制すると、後半にはMFディエゴ・ピトゥカの加入初得点、DF常本のプロ初得点、FWエベラウドの今季初得点で札幌を突き放した。

 東京五輪代表に選出されたFW上田が2試合連続で欠場する中、得点源不在を感じさせないゴールラッシュで、節目の勝利をものにした。リーグ通算991試合目での300勝は、J最速到達。常本は「ホームで待望の初ゴールを取れてうれしいです。これからも(ホームの)400、500勝に貢献できるように頑張っていきたい」と声を弾ませた。

《明治安田J1》第20節 鹿島、ホーム通算300勝

筑波大学・沖田空くん、絶対に将来はプロになって活躍したい

筑波大学の沖田空くんの活躍を報じる報知新聞である。
CKからの得点でチームに勝利をもたらせた。
沖田空くんは鹿島のアカデミー出身の1年生、昨年末にはトップ昇格こそ逃したものの他クラブからのオファーがあったとのこと。
それを断り大学サッカーに身を置き4年後のプロ入りを目指す。
鹿島アントラーズFCとしては大卒の常本佳吾の入団が決定しており、特別指定として加わっておった右SBにもう一枚加えることは戦力過多と判断したのではなかろうか。
沖田空くん自身は、「鹿島には小中高とお世話になったし、選手として戻りたいって思いは一番ある。絶対に将来はプロになって活躍したい」と強く語る。
筑波大学にて大きく成長し、クレバーな右SBとして帰ってきて欲しい。
注目の選手である。

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鹿島育ちDF沖田空が筑波大で進化目指す「縦突破を日本一の武器に」慶大戦で大学初ゴール

2021年6月27日 18時33分スポーツ報知


大学リーグ初ゴールを決めた筑波大DF沖田空

◆関東大学サッカーリーグ ▽第11節 筑波大2―1慶大(26日・非公表)

 大学リーグ前期最終節で筑波大が慶大を2―1で下した。3試合ぶりの白星を目指す筑波大は前半38分に失点を喫したが、後半22分にDF沖田空(1年)が大学初ゴールを決めて同点に。同34分にはFW和田育(3年)の得点で逆転に成功した。

 大きな喜びと、安どが入り交じった。右サイドバックの沖田は1点を追う後半22分、左CKに合わせて頭で押し込んだ。「絶対に自分たちの流れがくると信じていた」とじれることなく、チャンスをしっかりと仕留めた。沖田は5月30日の法大戦で初のスタメンを勝ち取ると、連続して先発出場。だが、順調に勝ち点を積んだわけではない。「自分が(前節まで)4試合出る中で4分の3は負け。なんとしてでも結果を残してチームを勝たせたいって思いが、ゴールにつながった」。勝利に飢えるルーキーの一撃が、逆転勝利への勢いをもたらした。

 前期リーグを終えて5勝6敗。「思ったような結果が出なかった」と負け越しには悔しさもにじませたが、最終節を勝利で飾ったことには大きな意味がある。出場数を重ね、個人としても「チームのために何ができるか、縦突破とか自分の長所をどれだけ出して貢献できるかを考えながらプレーできている」と少しずつ手応えをつかみ始めた。左サイドバックのDF山原怜央(4年)=清水内定=からも「個での打開」を日々学んでおり、ビルドアップを一つの伸びしろと捉えながら「縦突破を日本一の武器にして、上のレベルに関わりたい」と進化を見据える。

 鹿島下部組織出身の18歳は、トップ昇格を逃した。J2クラブへの道も開かれていたが、反骨心を胸に、また「コーチングや指導者に向けての勉強をしたい思いもあった」と意欲を持ち、充実した環境が整う筑波大への入学を決断。「同じ学年として負けられない思いがある」と同じトップチームのMF田村蒼生やMF竹内崇人らの存在も良い刺激に、ピッチ外の視野も広げていく姿勢だ。

 小学生の時から育った鹿島に対して抱く気持ちは、誰にも負けない。4年後の目標として掲げるのはプロ入り。「鹿島には小中高とお世話になったし、選手として戻りたいって思いは一番ある。絶対に将来はプロになって活躍したい」。力強く、古巣への情熱を語った。大学4年間での吸収を、必ずや夢の舞台へとつなげる。

札幌戦コメント

「やりたいことを出せた前半だった」と振り返る指揮官である。
札幌にボールを持たれ回されておったがそれは想定済みであり、意図した形であったことがわかる。
現地ではヒヤヒヤした気持ちでいたが、チームとしての戦術であったとここで明かされ気を病んだことを後悔する。
持てるチームにもたれようとも屈することのないチームになりつつある。
それを実感させられた。
そして今季リーグ戦初ゴールのエヴェラウドは、「理想的なコントロールができて、シュートが決まって良かった」と狙った形のゴールを喜ぶ。
エヴェラウドにとっては"開幕"のようなもの。
ここから量産してくれよう。
またプロ入り初ゴールの常本佳吾は、「エヴェが良い形で突破してくれたのが大きかった」と振り返る。
あのエヴェラウドの突破は迫力があった。
点差もあったので常本へのパスは選ばれなかったように思う。
それでも詰めた常本の判断がまた素晴らしい。
本人は「クロスの場面でももっとアシストできるチャンスがあった」と反省もしており、今後は良いクロスを供給してくれるであろう。
大いなるゴールで大勝した。
一時中断となるが、これからのリーグ戦に大きく影響を及ぼす試合であったと思う。
今後が楽しみである。

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2021明治安田生命J1リーグ 第20節

鹿島アントラーズ:相馬 直樹
雨が降るなかでも多くの方々に集まっていただいた。ホームで集まってくれたファン・サポーターの前で自信を持って自分たちが奪いに行く姿を見せること、そして、勝ち点3を一緒に喜ぼうという話を選手たちにしていた。いつもサポートしてくださる皆さんと一緒に喜べたことを、本当にうれしく思っている。ありがとうございました。

札幌に自由にやらせないためにこちらが多少受けながらの前半だったと思っている。ボールを持たれる時間が多くあったが、いい形でボールを奪って、セットプレーで先に点を取れたのは大きかった。その後も奪って早く攻めるということができてた。前半のうちに追加点を決め切っていれば、また違った展開になったと思っているが、やりたいことを出せた前半だった。

意識としては切り替えをしっかりやっていこうというなかで、攻撃の切り替えで前に動き出すプレーが出ていたが、少しスピードが上がったところでミスがあった。そのなかで攻撃の時間が増えなかったので、そこを後半は修正しようとピッチに送り出した。

エヴェラウドの強さ、われわれのストロングをうまく活かしながら、後半の早い時間に追加点を重ねることができたのは、最終的に守備の時間も減って非常に良かったと思っている。
守備の時間が長いなかで、最後はやらせないという体を張って戦うところを見せてくれた。無失点におさえたことも含めて、今後につながる試合になった。

Q.Jリーグでホーム通算300勝。選手、コーチ、監督としても経験してきたが、どのような喜びを感じている?

A.アントラーズに関わる人、われわれを支えて応援してくださっている方々と積み上げてきたものだと思う。どの1勝もかけがえのないもの。その一瞬一瞬で全力を尽くし、お互いに助け合ってもぎ取ってきたものではないかと思う。ひとつの通過点でもある。その記念となる数字に関わることができたのは非常にうれしく思う。さらにこれを増やしてくこと、通過点という思いをもって今後も取り組んでいきたい。



【エヴェラウド】
今シーズンはルヴァンカップや天皇杯で点をとっていたが、リーグ戦でなかなかゴールを取れていなかった。試合中、何度かあったコーナーキックの場面で、相手はニアサイドを警戒していた。ニアサイドに入っていくふりをして中央で待っていたら、ボールが来た。理想通りのコントロールができ、シュートを決めることができて良かった。いい勝ち方をホームでできたからといって、ここで緩めてはいけない。もっとより良くなるように、そしてさらなる成功を重ねたいと思って取り組まなければいけない。それによってチームの完成度が上がっていくと思う。

【常本 佳吾】
シラ君からエヴェにいい形でボールが入った。パスを出してくれるのが理想だったが、エヴェがゴール前に運んだので、シュートのこぼれ球を狙う意識があった。いい形でこぼれてきたので、まっすぐ打つだけだった。エヴェがいい形で突破してくれたのが大きかった。アントラーズの勝利のために得点できたことはうれしい。前々節の仙台戦では自分の責任と思うくらいのチャンスがありながらも、決めることはできなかった。守備だけでなく攻撃でも勝利に貢献したいので、チャンスがあれば決めたいと思っていた。

明治安田生命J1リーグ 第20節
2021年6月27日(日)18:33KO
県立カシマサッカースタジアム


[ 相馬 直樹監督 ]
まず、われわれ鹿島としては、東京五輪の関係で間が空いてしまう。ここで戦うことができない。そういった意味では1カ月以上空いてしまう。そういう状況での最後の試合になったんですけど、そういうところで雨が降ってきましたし、そういう予報の中、多くのサポーターに集まっていただきました。選手たちにもそういう話をしましたけど、ホームに集まってくれるサポーターの前で自信を持った、そして自分たちが奪いにいく姿を見せようと。「勝点3を一緒に喜ぼう」と。そういう姿を見せることができ、一緒に勝点3を喜ぶことができました。ありがとうございました。サポートしてくれる方にもそうですし、一緒に喜べることをうれしく思っています。

ゲームのほうは、札幌さんのやりたいこと、われわれのやりたいことという部分もありますし、少し相手をやらせないという意味で、こちらが多少受けながらも仕掛けていく、そういう前半だったかなと思っています。そういう中でボールを持たれる部分は多少長くあったかと思いますが、良い形でボールを奪って先に点を取れたことももちろん、セットプレーから取れたことも非常に大きかったです。その後も良い位置で奪って早く攻める、それを決め切ることができれば、前半はもう少し違うゲームになっていたかなというふうには思っています。ただ、そういうことが出せた前半だったかなと思っています。

しかし、さっき話しましたが、少し守備の時間が長かったので、ボールを奪った1つ目のところでミスが出る。そうしたところがちょっと多かった。意識としては、切り替えをしっかりやっていこうという話をした中で、守備への切り替えだけでなく攻撃の切り替えのところで前へ出す、前へ動き出すというところは出ていたんですけど、そこでスピードが上がったところでミスが出てしまっていた。そういった中で攻撃の時間が増えなかったので、後半は修正しようと送り出しました。その中で、切り替えの部分でということではないかもしれないですけど、エヴェラウドの強さ、われわれのストロングをうまく生かしながら、後半の早い時間に追加点を重ねることができました。最終的にわれわれが守備をする時間もその中で減ったと思いますし、非常に良かったんじゃないかと思います。ただ、その長い守備の時間の中で、まったくピンチがなかったわけではないんですけれども、最後のところを割らせないというところで体を張った部分がありました。今日は、非常によく戦ってくれたと思います。そういったことや、(失点)ゼロで抑えたことも含めて、今後につなげていける試合だったのかなと思います。

明治安田生命J1リーグ 第20節
2021年6月27日(日)18:33KO
県立カシマサッカースタジアム


常本 佳吾 - Keigo TSUNEMOTO
DF 32
常本 佳吾
Keigo TSUNEMOTO

--J1初得点について。
シラくん(白崎 凌兵)がボールを持ったところでエヴェ(エヴェラウド)に良い形で入って、エヴェが横に出してくれるのが自分の理想ではあったんですけど、そこに出なかったぶん、エヴェが前に抜けたところでエヴェのシュートのこぼれ球を狙う意識はありました。良い形でこぼれてきたので、真っすぐ打つだけでした。エヴェが良い形で突破してくれたのが大きかったと思います。

--初得点の喜びはどういうものでしたか?
喜び方は慣れていなかったですけど、鹿島の勝利のために得点できたことがうれしかったです。

--前々節・仙台戦で決定機を外した悔しさもあったのでしょうか?
本当に自分の責任と思うくらい、あそこはチャンスだった。守備だけでなく攻撃、勝利でも貢献したいので、自分にチャンスがあったら絶対に決めたいですし、悔しい思いをしてゴールにつながるプレーを意識していたので、つながって良かったと思います。

--ゴールという目に見える結果が出たことについて。
ゴールだったり、アシストだったりというところはSBとして求められているプレーだと思うので、今日はゴールできましたけど、クロスの場面でももっとアシストできるチャンスがあったと思います。これから反省も含めて、前向きに練習していきたいと思います。

エヴェラウド - EVERALDO
FW 9
エヴェラウド
EVERALDO

--今季リーグ戦初得点について。
確かにルヴァンカップや天皇杯で点は取れていましたが、リーグ戦ではなかなか取れなくて、トライはしていたんですけど、なかなか取れていませんでした。何度かCKがあった中で、相手を観察したところでニア気味に相手がけん制していたので、ニアに行くふりをして待っていました。「ボールの軌道がよく見えるアウトカーブなので来るんじゃないか」と思っていたところでボールが来ました。理想的なコントロールができて、シュートが決まって良かったと思います。

--喜び方からゴールを熱望していた気持ちが伝わってきました。
僕は自分に対してシビアに厳しく評価するので、自分が納得できるパフォーマンス、或いは皆さんが納得するパフォーマンスを発揮できていないと、自分の中ではそういう圧力やプレッシャーを掛けていました。それに自分が打ち勝たないといけないところでやっと得点ができたので、ひざをついて雄叫びを上げました。「やっと」という気持ちがああいう表現の仕方になりました。器用な人は、得点を決めたあとにああしよう、こうしようと言いますけど、僕はハートでプレーするタイプなので、本能のままにあのとき僕が感じたこと、やりたいと思ったことをやりました。

ピトゥカ、常本のJ初ゴールなどで鹿島が札幌に4発快勝! 相馬直樹監督「今後につなげていける試合」◎J1第20節


上写真=先制ゴールを決めた鹿島の犬飼智也をチームメイトが祝福する(写真◎J.LEAGUE)

Jリーグ 第20節 北海道コンサドーレ札幌戦



鬱憤を晴らす大勝。
口火を切った犬飼はクリーンシートも達成。

相馬監督、ゲームの流れはできてくる

札幌戦に向けた前日会見をオンラインにて行った相馬監督である。
まずは前節を振り返り「ドローではありましたが、すべてが悪かったわけではない」と言う。
守備的な相手に攻めあぐねるのはサッカーではよくあること。
改善点ははっきりしておる。
そして札幌戦については、「特に守備の部分が、ここまでの相手とはまた違う相手」と語り、「(選手同士がボールをめぐって)ぶつかる一本目のところであったり、ルーズボールのところで、ゲームの流れはできてくるのかなと思っています」と続ける。
試合のイメージは出来ておる。
選手らが強い気持ちを見せ、相手を上回ることで勝利を掴み取ることとなろう。
楽しみな一戦である。

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【鹿島】相馬直樹監督が言及する札幌戦勝利のカギ。球際とルーズボールの争いから「ゲームの流れはできてくる」

6月26日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。ベガルタ仙台戦、大分トリニータ戦と2戦連続ドローに終わっており、中断前の川崎フロンターレ戦も含めるとリーグ戦3戦未勝利。北海道コンサドーレ札幌は勝利をつかみたい一戦だ。


上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「自分たちの時間をどれくらい増やせるか」

 思うように勝ち点を積み上げられない戦いが続いている。リーグ戦の中断期間が明けた6月20日のJ1第18節仙台戦は1-1の引き分けに終わり、23日の第19節大分戦はスコアレスドロー。中断前の第17節川崎F戦(1-2)を含めると、直近のリーグ戦3試合でわずか勝ち点2しか挙げられていない。

 ただ、前節の大分戦に関しては、「ドローではありましたが、すべてが悪かったわけではない」と相馬直樹監督は振り返る。「大分は守備にエネルギーを使ってきた」と相手の強固な守備を称えつつ、「(鹿島は)前向きなエネルギーを出せていたのだから、それを得点につなげるためにはもうひと工夫だったり、クオリティーも必要だった」とチームのさらなるパフォーマンス向上の必要性を説く。

 次の相手となる札幌については、「特に守備の部分が、ここまでの相手とはまた違う相手」と指揮官は表現する。ルヴァンカップを含めると今季4度目の対戦。「自分たちの時間をどれくらい増やせるか」と勝利へのポイントを挙げ、「球際などで激しいゲームになるだろうし、(選手同士がボールをめぐって)ぶつかる一本目のところであったり、ルーズボールのところで、ゲームの流れはできてくるのかなと思っています」と、局面での戦いの重要性を強調した。

 27日に行なわれる第20節札幌戦は、リーグ戦4試合ぶりの勝ち点3を獲得するためにも、ホームで是が非でも勝利を収めたい一戦となる。


6月26日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

ブエノ、アトレチコ・ミネイロをレンタル期間満了で退団へ

この6月末にてアトレチコ・ミネイロとのレンタル契約が満了すると報じられるブエノである。
日本時間の今朝に行われたセアラーSC戦に7ヶ月ぶりに先発出場したが途中交代の憂き目に遭っており、試合も敗れておる。
これでは買い取りオプションの行使は期待出来ぬところ。
鹿島への返却が既定路線となろう。
そうなると、鹿島としてどのようにするのかに注目が集まる。
CBの層は薄く、ここに助っ人としてハマることを期待する者が多い。
しかしながら、外国人枠の関係も考慮すると、簡単なものではない。
また、Jリーグに復帰するとなると隔離期間もあり、戦力に数えられるのは少々先となる。
どのようになるのであろうか。
ブエノの去就・動向に注目である。

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鹿島DFブエノ、ブラジル1部をレンタル期間満了で退団へ。7か月ぶりに公式戦出場も…

Shota, 2021.06.26. 11:12 am


鹿島アントラーズのブエノ 写真提供:GettyImages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズからカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・ミネイロへレンタルにより加入していたブラジル人DFブエノは、レンタル期間満了により今月末で退団するようだ。25日、ブラジルメディア『グローボ』が報じている。

 現在25歳のブエノはアトレチコ・ミネイロ加入以降、リーグ戦で9試合に出場。しかし、昨年12月以降はほとんど出場機会がなく、今月25日に行われたセリエA第6節・セアラーSC戦でおよそ7ヶ月ぶりに出番が訪れていた。

 ブエノの取引では、アトレチコ・ミネイロがレンタル料として鹿島アントラーズに150万レアル(約2900万円)を支払っているほか、650万レアル(約1億2600万円)の買い取りオプションが付帯されている。

 アトレチコ・ミネイロは今年2月に元アルゼンチン代表指揮官のホルヘ・サンパオリからアレクシ・スティバウへの監督交代を行っているが、同選手は新指揮官のもとでも構想外である模様。アトレチコ・ミネイロはすでに買い取りオプションを行使しない方針を固めていることから、今月末での退団が確定しているようだ。

 多くのサポーターからブエノ復帰を望む声が上がっているが、鹿島アントラーズ首脳陣は同選手の今後についてどのような判断を下すのだろうか。

上田綺世が負傷か

サッカーキングの鹿島ー札幌戦のプレビューである。
サッカーキング誌は練習取材などは行わず、直近の試合から先発予想とコメントを行っておる。
なので通常はプレビュー記事をスルーしておった。
しかしながら、今回は看破出来ぬ情報がある。
「大分戦を欠場したFW上田綺世が負傷したという情報もあり、不安を増長させる」と記しておる。
情報ソースがなく信憑性に欠け、単に大分戦を欠場したという事実からの推測であって欲しいと願う。
大きくニュースになっておらぬのは、東京五輪に向けて大事を取ったのか、それともガセなのか。
後者であることを強く願いたい。
明日の朝には茨城新聞にて先発予想に名を連ねるのか本当に怪我なのか報じられるであろう。
東京五輪にてメダルを狙うU-24日本代表にも影響を及ぼすこのニュース、続報を待ちたい。

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【鹿島vs札幌プレビュー】4試合ぶりの勝ち点3を目指す鹿島…札幌は今季4度目の対決で白星をもぎ取れるか

■鹿島アントラーズ 上田に負傷の可能性あり。他のFW陣の活躍に期待したいが



【プラス材料】
 第18節のベガルタ仙台戦(1△1)、前節の大分トリニータ戦(0△0)と2試合連続ドローと望む結果を得られていないものの、失点はわずか「1」と安定感を増している印象だ。特に大分戦では先発7人を入れ替えた中で、シュート1本に抑えるなど、相手にチャンスを作らせなかった。今節の北海道コンサドーレ札幌とのホームゲームでも大崩れするのは考えにくい。

 また、コロナ禍の入国規制で合流が遅れたMFディエゴ・ピトゥカが試合ごとにフィットしてきたことはプラス材料と言える。左足から放たれる長短のパスの軌道は美しく、人の目を引くようなパスを供給し、攻撃のスイッチを入れる役割を担う存在に近づきつつある。プラスして、味方への要求や闘争心を表に出すようになっており、試合を支配する選手になる期待が漂う。

【マイナス材料】
 大分戦ではシュート3本に終わった。この数字がすべてを物語っており、決定機はあったものの、チャンスの数はそう多くなかった。大分の5バックの奮闘はあったにせよ、中盤でのミスが目立つ内容では、攻撃面で前向きにはなれない。

 加えて、東京五輪に臨むU-24日本代表に選出され、大分戦を欠場したFW上田綺世が負傷したという情報もあり、不安を増長させる。ここまでリーグ戦無得点のFWエヴェラウドが復調の気配を見せているとはいえ、結果が伴っていない状況で強引なプレーや選択が目立つように見える。

 計算が立つ守備で試合をコントロールしつつ、チャンスをしっかり仕留めなければ、勝ち点が約束された試合にはならない。

文:totoONE編集部

■北海道コンサドーレ札幌 日替わりのヒーローは今節も登場するのか



【プラス材料】
 プラス材料は比較的多い状況と言える。公式戦8試合負けなしと調子を上げてきており、リーグ戦の勝ち点も積み上がって一桁順位に手が届くところまで浮上してきた。勢いがあるとも言えるだろう。

 第18節の大分トリニータ戦はMF金子拓郎が2得点、第17節の柏レイソル戦はFW小柏剛とDF岡村大八が得点を挙げた。その間に行われたJリーグYBCルヴァンカップのプレーオフステージではFW菅大輝やDF柳貴博もゴールを決めるなど、日替わりで得点者が生まれている状況はかなりのプラス。他クラブとの移籍交渉で離脱しているFWアンデルソン・ロペスの穴をチームとして埋めることができている。今節も新たな得点者に期待したい。

 水曜日に試合が組まれていなかったため、この試合に向けての休養は十分。良いコンディションで試合に挑める状況にもなっている。

【マイナス材料】
 チームとして穴を埋めることができているとはいえ、得点源のA・ロペスの離脱は戦力ダウンであることに間違いない。センターフォワードはもともと選手層が薄かったこともあり、チーム状況が良いので大きな問題とはなっていないが、それでもマイナス材料であることは変わらない。相手に先行された際、前線の得点力アップのためのベンチワークが難しくなってしまうことだろう。現有FW陣の台頭に期待したいが、現時点ではまだ計算の立つ状況ではない。

 この試合に限らず、札幌市内と敵地との気温差も気になるところ。運動量をベースとした戦術であるため、気温差が大きくなるほど、マイナス材料も大きくなっていく。

 また、ルヴァンカップでの鹿島アントラーズとのアウェイゲームは0-3で敗戦。そのイメージを残したまま試合に入ることは避けたいところだ。

文:totoONE編集部

ディエゴ・ピトゥカ、簡単ではない

札幌戦に向けてオンライン取材に応じたディエゴ・ピトゥカである。
「難しい試合になると予想しています。(札幌は)守備が強い中で、主導権を持ったプレーをしてくるチームだと思うので、簡単ではない」と語る。
リーグ戦3戦勝ち無しとチームの調子が上がらぬことを象徴するコメントと言えよう。
ここはピトゥカのパスにて勝機を見いだしたい。
「もっと自分たちの形でチャンスをつくり、最後に落ち着いて(ゴールを)決めきることが大事になると思います」という言葉に、フィニッシュを迎える選手へボールを届ける強い意志を感じる。
確実に決めきり、ゴールを決めて勝利を使い取ろうではないか。
重要な一戦である。

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【鹿島】「サポーターに勝利を届けられるように」。ディエゴ・ピトゥカが目指すのは本拠地カシマでの白星

2021-06-25
サッカーマガジン編集部


6月25日、鹿島アントラーズのディエゴ・ピトゥカが練習後のオンライン取材に応じた。チームは23日にアウェーで大分トリニータと戦い、スコアレスドローに終わった。リーグ戦4試合ぶりの勝利を目指し、27日に北海道コンサドーレ札幌とのホームゲームに臨む。


上写真=6月25日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なうディエゴ・ピトゥカ(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「難しい試合になると予想しています」

 3週間のリーグ戦中断の後、鹿島は6月20日の第18節仙台戦(1-1)、23日の第19節大分戦(0-0)と2試合連続で引き分けの結果に終わっている。「この2試合、求めていた結果ではない」とディエゴ・ピトゥカが話すように、勝ち点1ずつしか積み上げることができなかった。中断前に行なわれた第17節川崎F戦(1-2)も含めると、リーグ戦では3試合連続で勝利から遠ざかっている。

 本拠地カシマスタジアムで迎える次節札幌戦は、是が非でもリーグ戦4試合ぶりの白星をつかみたい一戦だ。「難しい試合になると予想しています。(札幌は)守備が強い中で、主導権を持ったプレーをしてくるチームだと思うので、簡単ではない」と、ディエゴ・ピトゥカは勝利をつかむために一筋縄ではいかないことを想定するも、「ホームのアドバンテージを生かして、サポーターに勝利という良い結果を届けられるようにしなければ」と勝ち点3獲得に向けて闘志を燃やす。

「もっと自分たちの形でチャンスをつくり、最後に落ち着いて(ゴールを)決めきることが大事になると思います」

 中盤でゲームを支配する背番号21が、勝利につながるチャンスを創出する。


オンライン取材に応じる鹿島アントラーズのディエゴ・ピトゥカ(写真◎KASHIMA ANTLERS)

さらなる飛躍を誓う、沖悠哉の活躍から目が離せない

沖悠哉をピックアップするFreaks+である。
『存在感』というテーマについて沖の思いが伝えられる。
これが沖の成長する目標設定であろう。
悔しいこと無念を乗り越えて更に大きくなっていく。
守護神・沖悠哉と共に勝利を積み重ねる。
楽しみな"存在"である。

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PICK UP PLAYER



 今シーズン、沖悠哉には掲げているテーマがある。『存在感』だ。

「明確に“これ”という答えがないものに、自分自身でも挑んでいるというのは分かっている。考えれば考えるほど、余計に難しく思えてきて、悩んでしまうこともあるけれど...。おそらく存在感とは、教わることや学ぶことではなく、身につけるものだと思っている」

 目に見えないものをテーマにしたのには理由がある。プロ3年目にしてようやく出場機会を得た昨シーズン、ゴールマウスに立つ続けることで抱いた思考があった。

「昨シーズン途中から自分が試合に出させてもらえるようになったとき、チームメートから『GKによってゴールが小さく見えたり、シュートコースがまったく空いていないように見えたりする』という話を聞いた。ソガさんやスンテさんといった偉大な2人のGKと一緒に練習していると、自分とはまったく異なる雰囲気を感じる。きっと、そういうことを言っているんだなと思ったのが、きっかけだった」



 もちろん、一朝一夕で身につくものではないことも分かっている。意識したからといって、テーマにしたからといって、そう簡単に変わるものではない。だからこそ、沖はそこに至るまでの過程に意味があると考える。

「きっと、自分がGKをやっていくなかでは、永遠の課題。今後、ずっと考え続けていくことだと思う。それこそ永遠に答えは見つからないかもしれないけれど、大切なのは、そこに自分がどうやってアプローチしていくかだということに辿り着いた」

 自分のなかで存在感を咀嚼していくと、日々いろいろなものが見えてきた。そのうちの一つが曽ケ端コーチとスンテが示してきた姿勢だ。

「失点したときにGKが落ち込んだ姿をみせれば、それをチームメートも感じ取り、気持ちが伝染していってしまう。見ている人は、そういった心の隙を見ている可能性もある。だから、失点した自分が『何ともない』、『次がある』という雰囲気を作り出すことが大事だと思う」



 悔しくても、感情をみせない。これは偉大な先輩から学んだことだ。たった一度のミスも許されないGKというポジションだが、人間はトライ&エラーの繰り返しで成長していく。大事なのはミスを経験で終わらせるのではなく、次のプレーに生かしていけるかどうか。味わった悔しい経験を次に向かうエネルギーへ変えられるかどうかだ。

 沖はそれを曽ケ端コーチとスンテから学んだ。だから、U-24日本代表で感じた悔しさも成長の糧にするつもりだ。

「同世代と一緒に活動して、刺激になった。アントラーズでも常に安心しているつもりはないが、自分のなかでいまいち危機感が足りてない気がしていた。悔しさというものが改めて芽生えてきたし、今は『やってやる』と思えている」



 U-24日本代表のメンバーからは残念ながら外れてしまった。目指していた舞台の一つだっただけに、溢れ出る悔しさもあっただろう。ただ、メンバー発表の翌日に行われた大分戦では、しっかりと気持ちを切り替えて戦った。

「自分にはポジティブにさせてもらえる素晴らしい環境が、ここアントラーズにはある。試合後には映像を編集してもらって、洋平さんと毎回、振り返っている。今シーズンは、そこにソガさんも加わってくれて、自分のプレーや判断についてアドバイスをもらっている。コーチ陣からビルドアップについて意見をもらえれば、スンテさんは飲水タイムやハーフタイムのたびにアドバイスしてくれる。山田も早川くんも含めて、みんなで高め合える環境があることに感謝しなければいけない。自分があぐらをかいてしまえば、すぐにでも追い越されてしまう環境がここにはある。日々、努力を怠らずに継続していきたい」

 いま置かれた環境に感謝すること。悔しさを力に変えること。どちらも決して簡単なことではないが、なりたい自分に辿り着くためならば、努力を続けたいと思える。



「僕らは苦しいときこそ、満男さんやソガさんの背中を思い出して、やり続けることが大切だと信じている。アントラーズである以上、勝利が絶対だということは分かっているし、そこへの責任感も芽生えている。この責任は誰もが感じられるものではない。それを背負える者の一人として、プレッシャーを楽しみつつ、成長していきたい」

 こうした日々を、思いを、積み重ねていくことが、きっと沖が追い求める存在感につながるのだろう。

「もしかしたら存在感というのは、自分ではなく、周りが感じるものなのかもしれない。そこにはきっと、日々の表情や態度、立ち振る舞いがつながっているはず」

 永遠のテーマに挑む若き守護神は、さらなる飛躍を誓う。沖悠哉の活躍から目が離せない。

今季4度目の顔合わせ、鹿島が高めたい攻撃の精度

「さすがに4度目の対戦ともなれば相手の手のうちはよく分かっている」と記すJリーグ公式の田中滋氏によるプレビューである。
今季、札幌とは公式戦にて既に3度の対戦を行い、1勝2分けとまずまずな成績となっておる。
昨季は練習試合も含めて3敗したことを顧みれば進歩したと言って良かろう。
しかしながら、このところのチーム事情を考慮すると簡単な試合になるとは思えぬ。
ましてや、日程に差があり、札幌が中7日に対して鹿島は中3日となっておる。
この準備期間の差がどのように影響するのか難しいところ。
特徴のあるミシャサッカーを撃破出来てこそ、後半戦に光明が差すというもの。
今季を占う大一番、中断前に勝利を掴み取りたい。
注目の対戦である。

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今季4度目の顔合わせ。鹿島が高めたい攻撃の精度

相馬 直樹監督就任以来の快進撃が少し鈍り始めた鹿島が、このところ調子を上げてきた札幌をホームに迎える。

鹿島は6月に入って公式戦5試合を3勝2分と無敗で過ごしてはいるものの、それはJリーグYBCルヴァンカップのプレーオフステージ2試合と天皇杯1試合が加わっているからこそ。リーグ戦に限るとここ5試合は1勝2分2敗と明らかにペースが落ちている。なんとか流れを変えたいところだ。

対する札幌は直近のリーグ戦5試合で3勝1分1敗と悪くない結果を残している。川崎Fには敗れたものの、柏、大分を撃破。アンデルソン ロペスが移籍した穴を感じさせない。またルヴァンカップや天皇杯も加えると5勝3分の8戦無敗と、内容に結果が伴うようになってきた。

鹿島は前節、大分に対してシュート3本のスコアレスドローに終わった。無得点に終わったことについて聞かれた相馬監督は、「まずは相手の背中に入っていくというところ」と指摘した。その上でパスのテンポやタイミング、その精度や攻撃のアイディアについて「もう1つ(上げることが)必要なのかなと感じています」と続けた。ただ、大分戦から中3日で迎える今節、そこまで準備を重ねることは難しい。4連戦で戦ってきた日程も、このあとは1週間余りの時間が生まれる。だからこそ、ここで結果を残しておきたいところだ。

札幌は水曜に試合がなかったため、前回の公式戦は先週末にさかのぼる。くしくもその相手は3日後に鹿島と対戦することになる大分だった。その試合では金子 拓郎の鮮やかな2ゴールで21分までに2点のリードを奪うと、その後も危なげない試合運びで大分の攻撃を封じ、快勝を収めている。ゼロトップをこなした荒野 拓馬が空けたスペースに金子やチャナティップなどスピードとテクニックを兼ね備えた選手が飛び込んでいく攻撃は多彩。後ろからの組み立ても高嶺 朋樹や駒井 善成、宮澤 裕樹が高いレベルで安定しており、試合を通じて札幌がペースを握ることができていた。ペトロヴィッチ監督も「立ち上がりから激しい戦いの中で主導権を握ってリードし、追加点を奪った中で勝利に値する試合をしたと思います」と、満足げな表情を浮かべ、2得点を挙げた金子については「ここから夏の移籍が始まります。彼がどこかにもっていかれないかという心配をしなければいけません」と、冗談を交えながらその活躍を称えていた。

両者はルヴァンカップでも同グループだったため、今回が今季4度目の対戦となる。明治安田J1第9節で対戦したときには、札幌はそこまで良い内容ではなく、鹿島が2点をリードしたものの、前半のうちに1点を返され、後半にも失点を重ね2-2で終わっている。その後、鹿島は指揮官を代え、相馬監督になってからは鹿島の1勝1分となっている。さすがに4度目の対戦ともなれば相手の手のうちはよく分かっている。その中でお互いにどこから突破口を開くことになるだろうか。それぞれの選手の活躍が期待される一戦だ。

[ 文:田中 滋 ]

上田綺世、鹿島で磨き上げた動き出し

上田綺世について記すNumberWebの池田氏である。
大食漢のエピから始まり、綺世の特長である"動き出し"の極意が語られる。
荒木とのコンビネーションが熟成され、永木やファン・アラーノの特徴も掴んでおる。
そして柴崎岳の衝撃は、どちらも選手として生で観ておった我らからも大きい衝撃と言えよう。
こうして言語化出来るところも上田綺世の才能の一つである。
出し手を理解しゴールを量産していく。
鹿島アントラーズのそして日本の至宝である。

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「うどん大盛にカツ丼+カツ丼」東京五輪エース上田綺世の“大食い伝説”…鹿島で磨き上げた動き出しで狙う金メダル【柴崎岳の衝撃】

posted2021/06/25 17:03


エースとして鹿島アントラーズを牽引する存在に成長した上田綺世

text by
池田博一
Hirokazu Ikeda

photograph by
J.LEAGUE


 鹿島アントラーズに高卒でプロ入りした新人選手が「綺世くんの身体の大きさに驚いた」と必ず口をそろえる。
 “よく食べる子は大きくなる”。そんな一般論を地でいくのが上田綺世なのかもしれない。

「僕、めちゃくちゃ食べるんです。好き嫌いなく何でも。食べる量は結構、半端ないと思いますよ」

 はてさて、どれくらい食べるのだろう。

「めちゃくちゃ食べるようになったのは、中学に入ったぐらいからですかね。たとえば、この前の夕飯だったら、洋食屋に行ってパスタとハンバーグとライスとピザと、あとアヒージョとバゲット2セット。そんな感じです。これがいつも食べる普通の量です」

 一般的に3人前ほどの量を平気で平らげる。洋食でこれだけ食べるのはすごいの一言。洋食が好きだから?

「和食も同じですよ。この間も、そば、天ざるうどんを大盛りと普通サイズのカツ丼。全然、普通に食べます。それプラス、カツ丼でもいけるぐらい(笑)」

 どんな食事も半端ない量を食べる。それでも、ただの大食いではない一面をあわせ持つ。食事において、1つ気にする食べ方があるという。

「あまり満腹感は好きではないんです。食べようと思えばいつでもいくらでも食べられます。ただ、たくさん食べられるからこそ、その向こう側に行きたくないんです。頑張って食べる領域までは行きたくない。何となくササッて食べるぐらいで終わりたいですね」

 決してササッと食べる量ではないように聞こえるが、立派な体躯を培ったのもその証だろう。

 そんな上田にとって思い出の味がある。

「何個かあるんですけど、まず1つは母親が作るメンチカツですね。高校で寮に入ってから、やっぱり親の作るごはんを食べる機会がなくなった。たまに実家に帰ったときに、僕が好きだったメンチカツを毎回作ってくれていたんですよ」

 お皿いっぱいのメンチカツ。茨城県水戸市の実家に帰れば、いつもそれを楽しみに食べていた。どれだけの量を平らげたのかは想像に難くない。

 そして、もう1つが法政大学時代によく行ったお店に、常連ゆえの待遇がテーブルの上に表れていた。暖簾をくぐって店に入り席につけば、いつも他の席にはない水のピッチャーが置かれる。

「大学のころは、いつも後輩と行っていたうどん屋がありました。大学の近くにあるんですが、関東リーグで試合をして帰ってきてからとか、よく行っていましたね。いつも一緒に行っていた後輩と僕は、食事中にとんでもない量の水を飲むんです。ほんとにその量が尋常じゃなくて、必ずピッチャーで頼んでいたんです。そしたら、だんだんグラスのお冷と一緒に『ピッチャー置いておきますね』と、言わなくても出るようになりました(笑)」

 よく食べて大きくなった体は、上田の強力な武器になった。

 ただし、食で培ったフィジカルで押すのではない。1つひとつのプレーを頭で考えて、こだわりを突き詰めてゴールを導き出してきた。

チームを勝利に導くための引き出し

 上田自身がFWとして考えるコンセプトは、「チームを勝たせること、または勝たせるためのきっかけを作ること」にあるという。

 チームの勝利に向かって、いかに自分の仕事をまっとうできるか。

 それを大前提に、自分は何ができて、どうすれば描くものを実現できるのか。目指すところから逆算して、より詳細なプレーを突き詰めていく。今、自身に掲げる課題とは何か。

「自分の引き出しを増やすことを常に意識しています。というのも、シュートのシーンもそうだし動き出しもそう。プレー全体を含めて、今ある力を常に発揮し続けるのも大事なことですが、自分の特徴にこだわりすぎるのではなく、その力をどんどん大きくしていくだったり、他の武器を増やすことも同時に必要だと思っています。

 たとえば、自分の特徴である動き出し1つとっても、得意な動き出しと苦手な動き出しがないように、いろいろな動きにトライしていく。ただ、動き出しはパサーがいることが前提です。そのパサーの選手たちとうまくコミュニケーションを取りながら、出してほしいところを伝えることは自分なりに取り組んでいます」

 これまで緻密な準備を重ねてきた。それも昨年11月までなかなかスタメンをつかみ切れず、試行錯誤していたのはつい最近のことだ。

 アントラーズでイメージが合うパスの出し手として、白崎凌兵、荒木遼太郎らを挙げる。

「彼らはFWを務める僕にとって、ワクワクするプレーヤーです。特にタロウ(荒木)は“間接視野”がとても優れていて、目が合っていなくてもパスが出てくる。だから僕も、『タロウなら見えているだろう』と無茶な動きをすることもあります。

 たとえば(永木)亮太くんであれば、ボールを持ったときにインサイドで一度さわってからアウトサイドで少し持ち出す印象があるので、アウトでさわる瞬間を見計らって動き出すようにしています。(ファン・)アラーノだったら、彼がボールを受けた2秒後にはパスが出てくるので、2、1とカウントダウンを始める前に、相手のマークを振り切るために膨らむような動きを始めます。『2』で膨らんで、『1』でパスが出てくる瞬間に、足もとでもらいたいのか、それとも相手DFの裏でもらいたいのかを自分から示すようにしています」

コパ・アメリカで経験した“衝撃”

 2019年6月に行われた、上田自身「大きな分岐点になった」と語るコパ・アメリカで、大きな衝撃を受けた。

 パスの出し手と受け手の関係性において、これまでは相手の特徴を知ることで自分が動きを合わせていく感覚だった。それがまったく逆の経験をした。

「日本代表として(柴崎)岳くんとピッチに立ったときは、すごく新鮮な感覚でした。初めて『動かされた』というか、『動き出さなければ』と思わされたんです。ボランチの選手からすれば、ここは見えていないだろうという位置に自分が立っていても、岳くんはワンタッチでボールを出してくる。僕としては“1本取られた”というか、一瞬のタイミングを見極めて自分が動き出せば必ず正確なパスが出てくる。やっていておもしろくて楽しい、初めての感覚を味わいました」

 さまざまなタイプの出し手からパスを受けるなか、行き着いた境地があった。そのなかでも昔から大事にしてきたこだわりは変わらない。

「やはりポジショニングと一瞬の抜け出しが重要です。出し手が前を向いた瞬間、DFと横並びになっていては相手に対応されてしまう。相手DF1人に対して、こちらは出し手と受け手の2人。この数的優位な状況を生かして、より有利な状況に持ち込むため、僕は動き出す一瞬のタイミングを逃さないことを常に考えています」

 6月23日、東京オリンピックのサッカー男子日本代表メンバーが発表された。

「2013年にオリンピックの東京開催が決まったとき、まだ僕は中学生でした。東京オリンピックなんて雲の上の話。あくまで他人事で、まったくもって自分が関わると思っていなかった」という。

 オンラインで行われた会見で選出の感想を聞かれると、第一声に「ホッとした」と口にした。2017年12月に東京オリンピックに向けたチームが発足し、これまで約90名の選手が招集されてきた。その間、上田自身はアントラーズでのポジション争いと向き合ってきた。

 スタメンとしてチームの武器になっていったのは、昨シーズン終盤の11月以降からで、決して順風満帆ではなかった。リーグ戦終盤の7試合で6ゴールと結果を残し、“上田がゴールを決めれば負けない”というイメージを着実に積み重ねてきた。最終節のセレッソ大阪戦では、アントラーズとしてACL出場権がかかるなか、終了間際にあと1点という場面で決め切れない。後半アディショナルタイムには自らヘディングシュートを放つもポストに当たり、直後に試合終了。両腕で頭を抱え、ピッチ上で涙した。

 本メンバー発表の日までを、「すごく長かった」と振り返る。

「プロになってからも、何より自分がいるチームで活躍したかった。どうやってアントラーズで試合に出よう、どうやってアントラーズで活躍しよう。その先にオリンピックがあるものだと考えていたので。アントラーズで試合に出られないなか、どうやってさらに出場時間を延ばそうかと、もがいている時間がすごく長かった」

選ばれただけでは満足しない

 今年は背番号36から、自身も望んだ18を背負い、クラブ創設30周年を戦うチームのエースとして期待を受けてスタート。東京オリンピック開催の1年後ろ倒しが、自身の成長と合致した側面も含め、風向きは今、上田のもとにある。

 常に今以上を目指す。それが幼少期から変わらぬ姿勢だ。だからこそ、選ばれただけでは満足しない。

「メンバーには選ばれましたが、オリンピックで何ができるか、どういうプレーを見せられるか。それが一番重要だと考えています。選ばれたからには責任があるし、あくまで日本を背負う、オリンピックの日本代表として戦うとはどういうことなのか。そこをきちんと自覚してプレーできたらいいなと思います」

 FWといえば、エゴイストのイメージがある。ただ上田にとっては、個人の結果だけで満足感を得られないと考える。

「チームとして金メダルを目指しているので、それに向かう1人として、自分の責任をまっとうしたい」

 自身の満腹感はいらない。ササッと“チームのため”を言葉にして体現できるのが、上田綺世なのである。

駒澤大学・深井正樹コーチ、洗練された新たな戦術

駒澤大学の深井正樹コーチを取材したサッカーダイジェストの小室氏である。
駒澤大に新たなる戦術風味を加えておるとのこと。
深井正樹は2019年よりこの母校のコーチに就任しておった。
熱いハートは指導者になり更に開花しておる様子。
良い選手を育成し、サッカー界に貢献してきてくれよう。
今後が楽しみである。

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駒澤大躍進の陰に元鹿島の深井正樹コーチあり! 伝統のロビング戦法の中に洗練された新たな戦術も

小室功
2021年06月25日

2019年から母校のコーチとして指導にあたる


2019年から母校の駒澤大で指導にあたる深井コーチ。駒大の躍進を支える存在だ。写真:小室功(オフィス・プリマベーラ)

 蹴って、競って、拾って、ひたむきにゴールを目指す――。

 一気呵成のロビング戦法といえば、駒澤大スタイルの代名詞だが、そこに今、新たな風味が加わっている。後方から前線に向かってシンプルにボールを蹴り込むだけではなく、「蹴って」の前段階にさまざまな工夫が見られるようになった。

 ロビングを入れるうえで、よりよい場所を探り、その位置によって生まれるゴールへの角度の違いを選手たちが共有し、こぼれ球の狙いを絞っていく。五分五分になりがちなロビングを少しでも自分たちの優位になるような状況を作り出そうとしている様子が窺えるのだ。もちろん、これまでもロビングの入れ方に創意工夫を凝らしていたが、さらにきめ細かくなり、バリエーションも増えた。

 戦術的プランナーの主導者は同大学OBであり、2019年からコーチに就任した深井正樹だ。03年から鹿島でプロのキャリアをスタートさせ、新潟、千葉、長崎などでもプレーし、16年シーズンをもって引退。千葉の普及コーチを2年にわたり務めたあと、母校・駒澤大にコーチとして戻ってきた。と同時に、総合教育研究部スポーツ・健康科学部門の講師の肩書も併せ持つ。

 長きにわたって、縦に素早いサッカーを標榜し、追求してやまない秋田浩一監督は「タッチ数を少なくしながらゴール前にボールを運ぶとか、フリーの選手を見つけて、そこをうまく使うとか、そういう意識がより強くなっている」と、チーム内の変化を大歓迎。あの手この手を駆使し、選手たちの視野を広げようとする深井コーチの指導力に全幅の信頼を寄せている。

「日々のトレーニングの積み重ねが試合に反映されるものなので、結果は重要だけど、そこにいくまでの取り組みがすごく大事」と語る深井コーチは「内容が良い時と良くない時の差が大きい。自分からの選手へのアプローチの仕方だったり、落とし込みの部分がまだまだ足りないかなと感じている」と、課題に目を向けた。ただ、それは成長の余地を残しているという手応えの証でもあるだろう。

「どんな試合でもどんな相手でも違いを見せられるような選手になってもらいたい」


深井コーチのアドバイスを受けて成長を遂げたMF荒木。来季の鳥栖入団が内定している。写真:小室功(オフィス・プリマベーラ)

 選手個々へのアドバイスは具体的だ。Jリーグの鳥栖入りが内定しているMFの荒木駿太は「深井コーチから動き方についていろいろ教わった」といい、こう言葉を続ける。

「自分はディフェンスラインの裏に抜けていくプレーを得意としているけれど、そればかりを狙うのではなく、(動きの)矢印をいっぱい出せ、と。今まで以上に考えながら走るようになったし、裏に抜けるにしても動き方に変化をつけられるようになってきた。深井コーチはプロの世界を経験してきているので、その視点に立ったアドバイスが多く、自分のプレーの幅がすごく広がったと感じる」

 豊富な運動量に定評があった荒木は持久力を測る定番メニューの12分間走で「3600メートルを走りきる力」を有している。そこに動きの質が向上したことで、押しも押されもしないエース格に成長。深井コーチは「どんな試合でもどんな相手でも違いを見せられるような選手になってもらいたい」と、エールを送る。



 駒澤大は02年に関東大学リーグを初めて制しているが、深井コーチはそのときの主力メンバーのひとりでもある。元Jリーガーで、日本代表でも実績を残した同期の巻誠一郎と組んだ当時の2トップは「大学サッカー界最強」と称賛されていた。チームを統括する秋田監督とは、いわゆる師弟関係にあたる。

 新型コロナウイルスの影響で消化試合数にバラつきが生じているものの、今季の関東大学リーグの優勝争いの渦中にいる。怒涛のロビング戦法のなかに洗練された攻撃アクションを垣間見せる駒澤大は、05年以来、4回目のリーグ制覇を目論んでいる。

取材・文●小室功(オフィス・プリマベーラ)

ベンフィカのカイオ、UAEのシャールジャFCに完全移籍へ

ベンフィカのブエノの去就についての続報である。
レンタルにて加入しておったUAEのシャールジャFCへ完全移籍するとのこと。
鹿島とは金銭的折り合いが付かなかった模様。
非常に残念ではあるが、これもまた縁。
お互いに良い道を歩もうではないか。
それがフットボール界である。

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Benfica: Caio Lucas sai em definitivo, Ebuehi a caminho de Itália

Extremo brasileiro deverá permanecer no Al Sharjah; nigeriano tem proposta do Veneza, equipa recém-promovida à Serie A de Itália

David Marques
Jornalista
@Dmarques1988



A um dia do arranque da pré-época 2021/22, o Benfica continua a trabalhar em vários dossiers, sendo o dos excedentários um deles.

O extremo Caio Lucas não fará parte do plantel de Jorge Jesus e foi dispensado de se apresentar para os habituais exames médicos e testes físicos antes do regresso aos treinos agendado para a próxima segunda-feira. O jogador de 27 anos esteve emprestado na última época e meia ao Al Sharjah (Emirados Árabes Unidos) e, segundo foi possível saber, a permanência neste clube, agora a título definitivo, é uma forte possibilidade, estando o negócio a ser ultimado nesta altura.

Outro dos jogadores que continuará fora de Portugal é Tyronne Ebuehi. O lateral-direito nigeriano está vinculado ao Benfica desde 2018, mas desde então apenas foi utilizado pelas equipas B e de sub-23 e na última época regressou aos Países Baixos, onde esteve cedido ao Twente.

Nesta altura, tal como alguma imprensa italiana avançou nos últimos dias, Ebuehi deverá comprometer-se com o Veneza. Em cima da mesa está um empréstimo com cláusula de obrigação de compra estipulada caso o emblema recém-promovido à Serie A consiga manter-se no principal escalão do futebol italiano. O negócio deverá ser formalizado no início da próxima semana.

サッカーダイジェスト 大分戦寸評

サッカーダイジェストの柚野氏による大分戦の寸評である。
クリーンシートということもあり守備的な選手に高評価が与えられておる。
その中で町田浩樹、杉岡大暉、三竿健斗により良い評点が付けられた。
マチは相手の長身FWに競り負けることなく完封を成し遂げた。
このメンバーではDFリーダーとしての自覚が感じられ、風格が出てきたと言えよう。
杉岡はダイナミックな攻め上がりを魅せ、クロスからのビッグチャンスを演出しておる。
あのシュートをエヴェラウドは決めきっておれば苦しい試合にはならなかったであろう。
FKも面白い軌道であった。
三竿は中盤の運動量で貢献しておる。
望む結果ではなかったが、こうした試合もサッカーではよくあること。
現在回されておるEURO20でもスペインが2引き分けに陥りGS敗退か?となったり、フランスがハンガリーと引き分けたりと面白い戦いが毎晩起こっておる。
こうした試合を楽しんでこそファンというもの。
とはいえ、次節は気持ちよく買って貰おうではないか。
楽しみにしておる。

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【J1採点&寸評】大分0-0鹿島|エース封じを完遂した大分CBがMOM!鹿島も町田、杉岡ら守備陣を評価

柚野真也
2021年06月24日

鹿島――九州特有の蒸し暑さと大分の守備に手を焼いた


【警告】大分=なし 鹿島=町田(33分)
【退場】大分=なし 鹿島=なし
【MAN OF THE MATCH】エンリケ・トレヴィザン(大分


【チーム採点・寸評】
鹿島 6
前節から先発メンバー7人を入れ替えたが、九州特有の蒸し暑さと大分のコンパクトな守備に手を焼いた。サードユニホーム初下ろしを勝利で飾れなかった。

【鹿島|採点・寸評】 
GK
31 沖 悠哉 6
最終ラインが3枚入れ替わったなかバタバタする場面もあった。後半は立て直し、組織的に守った。

DF
22 広瀬陸斗 6
相手のシャドーが流れ、数的同数、数的不利を作られた場面でも冷静に対応し、決定機を作らせなかった。

23 林 尚輝 6
今季初先発。町田との距離感がよく、長沢に対して前を向かせない守備でシュート1本に抑え込んだ。

28 町田浩樹 6.5
メンバーが大幅に入れ替わったなかで、コミュニケーションを図りながらラインをコントロールした。

5 杉岡大暉 6.5
白崎との縦関係のバランスは決して良くはなかったが、高い位置を取った時はチャンスを創出した。

MF
20 三竿健斗 6.5
守備では広範囲をカバーし、攻撃の際はバランスを考えながら最後まで汗かき役に徹した。

6 永木亮太 5.5(73分OUT)
的確なボールさばきで試合を組み立てたが、前線との連動性に欠いた。

鹿島――エヴェラウドは元チームメイトの前に沈黙…

MF
27 松村優太 6(88分OUT)
試合の入りはよく、前線から強度のある守備ができたが、決定機を作ることはできなかった。

7 ファン・アラーノ 5.5(75分OUT)
スペースを消され、窮屈なプレーに終始した。シュートも打てず不完全燃焼で試合を終えた。

FW
9 エヴェラウド 5.5(67分OUT)
ブラジルで元チームメイトだったエンリケとのマッチアップに苦戦。唯一の決定機だった44分の杉岡のクロスは決めたかった。

41 白崎凌兵 5.5(75分OUT)
守備ブロックを築く相手に対し、ボールを引き出せず、攻撃の形を作れず。得意の形に持ち込めなかった。

交代出場
MF
21 ディエゴ・ピトゥカ 6(67分IN)
中央を固める相手のわずかな隙を狙った。くさびのパスを打ち込み、こじ開けようとチャレンジした。

FW
19 染野唯月 5.5(67分IN)
最終ラインと駆け引きしスペースを狙ったが、シュートシーンに絡めなかった。

MF
11 和泉竜司 6(75分IN)
土居と同時にピッチに入り、攻撃のテンポを上げ、終盤は押し込む時間が多かった。

MF
8 土居聖真 6(75分IN)
ボランチとディフェンスラインの間でボールを受け、攻撃のギアを上げた

MF
37 小泉 慶 ―(88分IN)
疲れの見えた松村に代わり2列目の右に投入。時間短く評価なし。

監督
相馬直樹 6
引いて守る相手に対し、良さを消されたが、リスク管理を徹底し相手に得点を与えなかった。ターンオーバーしてアウェーで勝点1はまずます。

取材・文●柚野真也(フリーライター)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

鹿島、呼吸が合わなかった攻撃のイメージ

J1再開後の下位との対戦二つについて記す日刊スポーツの岩田記者である。
引いた相手に苦戦し連続ドローに終えた。
鹿島番記者からするともどかしいものであったことであろう。
そして引いた相手への攻略法として「寸分たがわぬ攻撃陣のイメージの共有と、各選手の高度な「止める・蹴る」の技術が必要」と記す。
全くもってその通りである。
逆にこの二連戦の鹿島はイメージが合わずパスがズレ、前線にて収めきれずに逆襲を受けてしまった。
何故にこのようになったかを究明するのは現場に任せ、我らはそうならぬよう熱い気持ちを送るだけである。
次節札幌戦を乗り切るとまた中断期間に入る。
そこできちんと"鹿島対策"への対策を整えるのだ。
信頼しておる。

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鹿島、下位に沈むチームと2引き分け 呼吸が合わなかった攻撃のイメージ

[2021年6月24日9時0分]


ブラジルからインスパイアを受けた黄色の3rdユニフォームで大分戦に臨んだ鹿島イレブン(C)KASHIMA ANTLERS

<明治安田生命J1:大分0-0鹿島>◇第19節◇23日◇昭和電ド

鹿島アントラーズは23日の19節大分トリニータ戦でスコアレスドローに終わった。鹿島は20日に降格圏のベガルタ仙台と引き分け、今節も19位に沈む大分に引き分けた。ともに、勝ち点1でも上積みしようとする相手に引いて守られ、そのブロックを打ち破ることができなかった。

大分は強固な5バックで守備に重きを置き、最低でも無失点で終え、勝ち点1を手にしようとする狙いに見えた。鹿島は高い位置でボールを奪い、いざ、攻撃に転じようとしても、大分の執拗(しつよう)なプレスと激しい球際に押され、奪った後の次のプレーでボールロストする場面が目立った。後半途中からはMF土居聖真、和泉竜司を投入し、ゴール前に押し込み続けたが、ネットを揺らすまでには至らず。シュート数はわずか3本。エースFWエヴェラウドの2本と、リーグ初先発となった大卒1年目のDF林尚輝の1本だったのは寂しい限りだ。

引いた相手を攻略するのは、上位チームであっても苦戦するもの。そのブロックを打ち破るには、寸分たがわぬ攻撃陣のイメージの共有と、各選手の高度な「止める・蹴る」の技術が必要だ。攻撃エリアに縦パスが入っても、受け手のトラップが大きくなりボールを失っていた。MF松村優太も幾度と背後を狙っていたが、味方のパサーとの呼吸が合わず、MFファン・アラーノがエヴェラウドを狙ったスルーパスもタイミングが合わなかった。

相馬直樹監督は、各選手の「前」への意識が出たことを評価した上で「相手の背後に入ることを狙っていたが、テンポ、タイミング、アイデアが、もう1つ必要なのかなと感じています」と課題を掲げた。攻撃のイメージの共有とあうんの呼吸は一朝一夕でいくものではない。だが幸い、東京五輪の中断期間がある。相手の対策を上回る力を付けて後半戦へ向かえば、巻き返しも期待できるはずだ。【岩田千代巳】

J1シュート数最小記録更新

合計シュート数4本というJ1シュート数最小記録となったこの試合である。
全くもって不名誉な記録を保持することとなった。
ただ鹿島側の守備が機能しておったことは事実であろう。
ルーキーの林と東京五輪バックアップメンバーのマチのコンビは新たなる可能性を感じさせた。
若きCBが鹿島の守備を牽引していくのだ。
今後も期待しておる。

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J史上最も退屈な試合? 両チーム合計シュート4本 大分―鹿島でJ1最少記録更新

◆明治安田生命J1リーグ ▽第19節 大分 0―0 鹿島(24日・昭和電工ドーム大分)

 大分―鹿島で合計シュート数4本を記録し、J1最少記録を更新した。敵地に乗り込んだ鹿島の3本に対し、ホームの大分は1本。2014年10月の新潟―甲府、2019年4月の広島―F東京で記録された6本を下回った。

 中盤でプレスの応酬となったほか、ミスもあり、両者ともなかなかゴール前の攻防まで至らなかった。鹿島はFWエベラウドが2本、リーグ戦初先発のDF林が1本を放ち、大分はFW長沢が1本を記録した。

 試合後の会見で大分の片野坂知宏監督(50)は「渋い試合をした」と振り返り、鹿島の相馬直樹監督(49)は「(攻撃に)もう一つ迫力が出せなかった」と話した。

大分戦コメント

「アイデアがもう少し必要だと感じている」とコメントする指揮官である。
もう一工夫、もう一つ創造性に欠いたという試合であった。
引いた相手を崩すというのは難しい。
それがサッカーの常である。
それを構築しきれなかったのは相手よりも1日少ない中二日という過密日程の影響もあろう。
ただ選手側として林尚輝は「もっとシュートを打っていいんじゃないかな」と、松村優太は「積極性に欠けたかな」と振り返る。
このあたりに共通の認識がある。
そして攻撃が機能不全であったのは、鹿島側の理由だけでなく大分の守備が非常に機能したことも大きな理由である。
3バックの相手にはザーゴ監督時代からも苦手としておった。
ここを改善することは急務と言えよう。
次節も3バックの札幌が相手となる。
過密日程にてすぐに試合となるが、イメージを創り勝利を掴み取って欲しい。
期待しておる。

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2021明治安田生命J1リーグ 第19節

鹿島アントラーズ:相馬 直樹
平日のナイトゲームにもかかわらず、ファン・サポーターの皆さんが大分まで来てくださり、ともに戦ってくださった。本当にありがとうございました。
一緒に勝利を喜び合いたいと思っていたが、残念ながら勝ち点1という結果に終わった。非常にタフなゲーム。大分もかなりタイトにプレーしていた。その中でも、選手たちは粘り強く最後まで戦ってくれた。

前半は少し相手に攻撃を抑え込まれたような展開となり、迫力を出すことができなかった。そこからカウンターを受けてしまう部分があったので、そこは改善していかなければいけない。ただ、最後の最後まで諦めないで守るという部分、そこはよくやってくれたなと思う。

後半は大分がボールを動かしてしてプレーする時間が続き、苦しい時間となった。その時間を無失点でしのぎ、その後はわれわれの時間を作ることができた。ただ、ボックスへの入り方などをもっと整理していかなければいけない。

今日は前向きなプレーが多かった。次はそのプレーをしっかりと勝利へつなげていけるようにやっていく。

Q.引いた相手に対して攻めあぐねていた。選手たちにはどのような指示を出した?

A.引いた相手だったが、スペースがないわけではなかった。相手の背後に入るというところは選手たちに求めていた。そのスペースに入ってからのクロスの精度などをもっと上げていかなければいけない。アイデアがもう少し必要だと感じている。

Q.なかなか勝ち点が積み重ねることができていない。それは研究されていることが原因?

A.研究はされていると思う。われわれのエネルギーを出させないという対策の狙い通りになってしまっている部分が少しある。ただ、今日の選手たちは難しい展開の中でも、ピッチで前向きなエネルギーを見せてくれていた。だからこそ、勝利につなげたかった。今日以上のエネルギーを持って次の試合に挑んでいく。



【林 尚輝】
率直に悔しい気持ちが強い。リーグ戦では初スタメンということで、結果を残したいという強い思いがあり、今日はいつも以上に勝ちたいと思って試合に入った。引かれた相手に対して攻め切れないという部分が課題。もっと積極的にシュートを打ってもいいと思う。そういう姿勢も大事だと感じた。

【松村 優太】
2戦連続で引き分けてしまった。なかなか波に乗り切れていない。個人的な部分をフォーカスすると、今日の自分のプレーには納得していない。自分がチームの足を引っ張ってしまった。また次の試合へ向けて切り替えていきたい。

明治安田生命J1リーグ 第19節
2021年6月23日(水)19:00KO
昭和電工ドーム大分


鹿島アントラーズ鹿島
[ 相馬 直樹監督 ]
まずは平日のナイターですけれど、遠く大分の地まで多くのサポーターの方々に来ていただいて、一緒に戦ってもらいました。良いエネルギーをもらいました。一緒に勝点3を喜べればと思ったんですけど、勝点1に終わりました。非常にタフなゲーム。大分さんもかなりタイトに球際等々含めてやってきた。実際、われわれからすると連戦のアウェイ、そして急に蒸し暑いという中で選手たちは勝利を目指して戦ってくれたました。サポーターの皆さんの力が少なからずあったと思っています。ありがとうございました。

ゲームのほうですけれども、特に前半は相手に攻撃をさせてもらえないというか、ちょっとハメ込まれた展開になりました。ずっとそういう時間帯だったわけではないんですけど、多少そういった時間帯があった。われわれがボールを持つところでもう1つ迫力が出ないところがあって、相手に迫力を与えてしまうようなボールの失い方があったのかなと感じています。そこからカウンターを受けてしまうというのが前半は苦しかった。その辺はもう1回見直していく必要があると思います。ただ、その中で選手たちは最後まで戻り切ってゴール前を守るというところを非常によくやってくれたと思います。

自分たちの守備のところで言うと、かなり前から行けた部分、積極的に行けた部分もあった。そういった中で自分たちがリズムをつかんだ部分もあります。けれど、そこからもう1つゴールに迫れるシーンというのは、奪ったあとでもう1つうまくいき切らなかったと感じています。後半は大分さんにボールを動かされる展開が立ち上がりから続いて、その時間帯は苦しかったと思います。そこをゼロでしのいで、最後少しわれわれが押し込む時間を作れた。

ボックスにどう入っていくか、組み合わせがいろいろあるとは思うんですけど、もう少し整理しないといけないと感じました。ただチーム全体に関しては前向きなプレーが全体を通して多かったと思っています。そこに関しては非常に満足していますし、これをしっかり勝ちにつなげていけるようにと思います。

--前節も引いた相手に対して得点に至らなかった。どんな指示を出していた?
引いているといっても背中にスペースがないわけではありませんので、そこのところにもう少し入っていく。それは立ち上がりからそう。立ち上がりというかゲームが始まる前からなんですけど、特に3バックか5バックというところで、そこに入っていくことによって今度はボランチの脇が空いてくると思います。

まずは相手の背中に入っていくというところ。そこは求めていったと思っています。ただ、なかなかそこがテンポ、タイミング等いろいろ含めて、実際に入ってからの作業。そこからクロスでやり切るなど、いろんな形を含めてもう1段、回数にしても精度にしても上げなければならない。また入っていくアイディアにしても、もう1つ必要なのかなと感じています。

明治安田生命J1リーグ 第19節
2021年6月23日(水)19:00KO
昭和電工ドーム大分


林 尚輝 - Naoki HAYASHI
DF 23
林 尚輝
Naoki HAYASHI

--スコアレスドローに終わった気持ちは?
率直に言うと悔しいという思いが強い。いつもそうですけど、いつも以上に今日の試合は勝とうと思って入って、本当に悔しいというのが率直な気持ちです。

--リーグ戦では初先発。この試合に懸ける思いは強かった?
今までJリーグでの先発がなかったので、ずっと出たら結果を残したいというつもりだった。そのチャンスがきたということで、今日はなんとしても勝ちたいという気持ちが強くありました。

--引いて守る相手を崩すのが難しい中、後ろから見ていてどんなところが足りなく見えた?
前回の試合から引かれた相手に対して攻め切れないというのが少し課題としてあったんですけど、個人的に一緒にプレーして思ったのは、もっとシュートを打っていいんじゃないかなというふうに思いました。それも含めて、自分もちょっと遠めでしたけれど打ちましたし、そういう姿勢も大事なんじゃないかなと思いました。

松村 優太 - Yuta MATSUMURA
MF 27
松村 優太
Yuta MATSUMURA

まずチームとしては2戦連続引き分けで、中断明けなかなか波に乗れていない。チームとしてはそんな感じですし、個人としては全然納得がいっていない。自分が足を引っ張ったと思うし、これではピッチに立つ資格がないと思っているので、また切り替えてやらないといけないなと思います。

--どんなことを考えながらゴールに向かったのでしょうか?
相馬(直樹)監督になってから前へ前へという意識がより強くなっていると思う。今日は多少メンバーが入れ替わった中で、それを念頭に置きつつやっていったつもりなんですけど、なかなか最後の精度だったり、シュートの本数も3本くらいしか打っていないので、そういう少なさで積極性に欠けたかなと思います。

--どんなところで修正を図ろうとした?
打たないと始まらないよということがありましたし、まずは1点取ろうということで後半に入ったんですけど、なかなかその1点が奪えずそのまま終わってしまった。そこはまた改善していかないといけないと思います。

--ピッチに立つ資格がない、というのは?
単純にボールロストが多かったですし、自分が出ているということはやっぱりスピードを生かしたプレー、ドリブル。何回か点を決めているときみたいにシュートをどんどん打っていくというところ。抜け出しからのチャンスメークを求められて出場させてもらったと思う。そういったことを自分が分かっていながらなかなかできなかった。

Jリーグ 第10節 大分トリニータ戦

林尚輝、リーグ戦完封デビュー。

セレッソ・豊川雄太、左足部骨挫傷

トレーニング中に負傷したセレッソの豊川雄太である。
左足部骨挫傷にて2〜3週間の離脱とのこと。
幸いなことにリーグ戦の再開には間に合う見通し。
セレッソはACLに参加しており、豊川は帯同しておらぬとのこと。
今季のACLグループステージは集中開催であり、オーストラリアのクラブが不参加、中国のクラブはサブメンバーとボーナスステージであるためさほど問題にはならぬであろう。
日本にて治癒に努め、復帰し活躍して貰おうではないか。
楽しみにしておる。

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豊川 雄太選手の負傷について

FW豊川 雄太選手が6月13日(日)のトレーニング中に負傷し検査をした結果、診断結果が出ましたので以下の通りお知らせいたします。
なお、豊川選手はAFCチャンピオンズリーグ2021の遠征には帯同しておりません。

■傷病名:左足部骨挫傷
■全 治:2〜3週間

相馬監督、アグレッシブに自分たちから

大分戦に向けた前日会見をオンラインにて行った相馬監督である。
「自分たちの形に持っていけるようにしたい」と主導権を握るサッカーを目指すとのこと。
先日の仙台戦では、相手の土俵に持ち込まれ、試合終了間際のゴールにて引き分けに持ち込むのがやっとという結果となった。
これを受け、この試合では、「アウェーであり、また連戦のさなかになりますが、アグレッシブに自分たちから動いていく。そういったゲームにまたチャレンジしていく。その姿勢を出していこうと、(選手に)話をしました」とのこと。
この言葉に選手が奮い立ってより良いサッカーをしてくれると信じる。
アグレッシブで且つ主導権を握る魅惑的なサッカーが展開されよう。
強い気持ちで勝利を持ち帰る。
重要な一戦である。

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【鹿島】中2日でのアウェー大分戦で勝ち点3獲得へ。相馬直樹監督「アグレッシブに自分たちから」

2021-06-22
サッカーマガジン編集部


6月22日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。20日にJ1リーグ戦が再開し、ベガルタ仙台戦では試合終了間際のファン・アラーノのゴールで引き分けに持ち込んだ。中2日で迎える23日の第19節はアウェーで大分トリニータと戦う。


上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

仙台戦での勝ち点1。「しっかりと大分戦につなげる」

 リーグ戦再開後の初戦となった6月20日の第18節仙台戦は、相手に先制を許すなど苦しい戦いを強いられた。それでも、後半アディショナルタイムにファン・アラーノが同点ゴールを決め、ホームで引き分けに持ち込んだ。仙台戦から2日が経ち、「最後の最後に粘り強く勝ち点1をもぎ取ったことを評価する部分もあるし、相手の狙い通りのゲームになってしまったことを反省しなければいけません」と、相馬直樹監督はあらためて試合を振り返った。

 だからこそ、「どちらにしても、取った勝ち点1をしっかりと大分戦につなげる」と仙台戦の収穫と課題を次節への糧にする。中2日で臨むアウェーゲームだが、指揮官は「自分たちの形に持っていけるようにしたい」と主導権をつかみにいく考えだ。

「アウェーであり、また連戦のさなかになりますが、アグレッシブに自分たちから動いていく。そういったゲームにまたチャレンジしていく。その姿勢を出していこうと、(選手に)話をしました」

 リーグ戦では5月26日の第16節C大阪戦以来、3試合ぶりの勝利を目指し、大分の地に乗り込む。


6月22日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

公式戦3試合連続失点も守備に破綻なし。相馬アントラーズが重視すべきは「点を取る、奪いに行くこと」

広島由寛(サッカーダイジェストWEB)
2021年06月23日

細部に目を光らせつつも、より重視すべきは――


敵地での大分戦に向け、相馬監督は「自分たちの形に持っていけるようにしたい」と語る。(C)KASHIMA ANTLERS

 鹿島アントラーズの直近公式戦3試合の戦績は2勝1分。6月6日のルヴァンカップ・プレーオフステージ第2戦の清水エスパルス戦は2-1、同16日の天皇杯2回戦のY.S.C.C.横浜戦は8-1、同20日のJ1リーグ第18節のベガルタ仙台戦は1-1という結果だ。

 負けてはいないが、3試合連続で失点を喫している。取るに足りないことかもしれないが、相馬アントラーズとしては初の事象だ。現状を指揮官はどう捉えているのか。

「そのことに考えていることは、特別にはないです。守備がすごく破綻していたとも思っていません」と応じる。もっとも、ディフェンス面の細かい部分にはこだわる。

「一つひとつのやるべきこと、それが抜けた回数が少し重なると、大きなピンチになります。1対1なら本当にその距離でいいのかとか、予測のところとか、ファーストディフェンスのリアクションとか、そういったところが影響はしてくると思っています」

 細部に目を光らせつつも、より重視すべきことがある。

「我々としては、点を取る、奪いに行くことを考えながら組み立てていきたい」

 たしかに失点は3試合続いているが、得点では、スコアレスドローだった5月19日のルヴァンカップ・グループステージ第6節の北海道コンサドーレ札幌戦を最後に、ここまで7試合連続でゴールネットを揺らしている。

 敗戦濃厚だった3日前の仙台戦では、0-1で迎えた90+7分に途中出場のファン・アラーノが起死回生の同点弾をゲットし、勝点1をもたらしている。“点を取る、奪いに行く”サッカーで、23日に行なわれる敵地での大分トリニータ戦でも勝利をもぎ取るつもりだ。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)

上田綺世、東京五輪メンバー選出

東京五輪メンバーに選出された上田綺世である。
日の丸を背負いメダルを目指して奮闘して貰いたい。
一方、沖は落選、マチはバックアップメンバーに廻った。
とても残念ではあるが、これが全てではない。
更に力を付け、フル代表を目指して貰いたい。
期待しておる。

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ファン・アラーノ、アントラーズの一員として、ブラジル人として、誇りを胸に戦う

ファン・アラーノをピックアップするFreaks+である。
上り調子にコンディションを上げている様がが伝えられる。
そして明日のアウェイ・大分戦を迎える。
30周年記念3rdユニのお披露目となる。
ブラジル人プレーヤーのモチベーションは最高潮に達しよう。
ファン・アラーノの活躍で勝利を掴み取りたい。
期待しておる。

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PICK UP PLAYER



 ファン アラーノは加入1年目の昨シーズン序盤、コンディションが思うように上がらず、Jリーグへの適応に時間を要した。ただ、苦しい状況のなかでも、彼は真のプロフェッショナルとして懸命に努力を続けた。自ら体調管理を徹底し、試合に向けた準備も欠かさなかった。

「コンディションが良くなかったり、ミスが多かったり、プラスになれない試合もあるかもしれないが、ファイティングスピリット、最後まで諦めない姿勢はピッチで表現したい。勝ちたいという意欲や姿勢は、どんなときでも見せられる。そこだけは、どんなときでも努力し続けていきたい」

 本人の言葉通り、アラーノはどの試合でも献身的に守備を行い、圧倒的なトランジションスピードでチームに貢献した。得点に絡む場面は少なかったが、どんな状況でも勝利を諦めない姿勢を示し続けていた。



 そして、彼の努力は結実した。昨年8月26日、FC東京戦で待望の初ゴールを決めると、ここから一気に調子を上げる。守備面での貢献のみならず、持ち前のプレービジョンやパスセンスなど、攻撃面でも真価を発揮できるようになった。

「初ゴールをきっかけに、中央へ絞ったときのスペースで自分の特長を出せるようになった。アシストという結果もついてきた。FWの良さを引き出すプレーにこだわりが持てるようになったと思う」

 昨シーズンの後半戦をそう振り返ったアラーノ。勝負の2年目に向けて十分に期待を感じさせるパフォーマンスだった。



 しかし、今シーズンも序盤は思い通りの活躍はできなかった。4月7日のホーム柏戦で上田へ絶妙なアシストを記録するなど、昨季序盤よりもパフォーマンスは向上していたが、不振のチームを救うまでの活躍は見せられない。そして、しばらく試合から遠ざかり、復帰後もなかなか存在感を示せないまま、5月19日のアウェイ札幌戦で鼻骨骨折の怪我を負い、再び離脱を余儀なくされてしまう。本人としても「なかなかコンスタントにパフォーマンスを示すことができなかった」と少なからずフラストレーションを溜めていた。

 ただ、そんな中でもアラーノは腐ることなくトレーニングを続けた。「助っ人として来日しているブラジル人にはとても大きな責任とプレッシャーがある」と葛藤を語りながらも、「早くゴールやアシストしたいという気持ちがある。1つ決まれば、脱力感を出せるというか、自然体になれる」と己を信じて研鑽を続けた。



 すると、6月6日のホーム清水戦で結果を出した。前半終了間際、エヴェラウドのポストプレーを信じて走り込んだアラーノは、冷静に相手GKの動きを見極めて、浮き球のシュートを決める。実に開幕から約3ヶ月半。待望の今季公式戦初ゴールだった。試合後にみせた安堵の表情はこれまでの苦悩を物語っていた。

「継続して試合に出ることができていなかったので、ゴールを取ってプレーオフステージ突破につながったのは良かった。ファン・サポーターの皆さんとカシマスタジアムで再会できたのはうれしいし、心強い。この場を借りてありがとうと伝えたいーー。なかなかコンスタントにパフォーマンスを示すことができなかった。どんな選手にとっても初めてのゴールは重要。今後もゴールやアシストを重ねて、アントラーズの勝利につなげていきたい」



 このゴールで自信をつけたアラーノは、直近の6月20日ホーム仙台戦で、途中出場から劇的な同点ゴールを決め、チームに勝ち点1をもたらした。個人としては公式戦2試合連続ゴール。そして、待望の今季リーグ戦初ゴールだ。

 試合後、チームの結果には「チームとして目指したのは勝つこと。それができなかったことは非常に残念」と悔しさを露わにしていたアラーノだが、自身のパフォーマンスには手応えを語り、すぐに「大分戦で勝ち点3を取れるようにチーム一丸でがんばりたい」と次の試合を見据えていた。



 そんな上り調子のアラーノの活躍が期待される次の大分戦は、クラブ創設30周年記念ユニフォームを着用する試合となる。ブラジルフットボールへの敬意と感謝を表現したこのユニフォームに、彼のモチベーションも高まっている。

「ブラジル人として、誇りを感じるユニフォーム。誇りをもって袖を通さなければいけない。アントラーズの選手として、(どんな試合でも)勝利への執念は示し続けてきたつもり。ただ、大分戦はリーグ戦においても重要な試合になるし、勝利へのモチベーションはさらに高くなると思う」

 初ゴールで重圧から解き放たれた背番号7。彼ならばこの重要な一戦できっとまた魅せてくれるはずだ。アントラーズの一員として、ブラジル人として。誇りを胸に戦う。

奮起が求められるFWたち

「下位に沈む相手との一戦で今度は勝星を挙げて、再び波に乗りたいところだ」と記すJリーグ公式のひぐらしひなつ氏によるプレビューである。
鳥栖戦での敗戦以降勢いが減速したと鳥栖番記者の目には映る事が伝わってくる。
確かに鳥栖に1-2、セレッソに1-0、川崎に1−2、仙台に1−1と攻撃力に陰りが出ておるようにも受け取れる。
そしてエヴェラウドと綺世がスタメンに名を連ねてなかった時期の方がゴールを積み重ねておったことは気になるところ。
理由はいくつか考えられるが、相馬監督が改善すると考えておる。
この二人が爆発してこその今季の鹿島なのではなかろうか。
そして昨季はアウェイの大分戦にてエヴェラウドがハットトリックを達成し大勝した。
今季もまたその再現と行きたい。
また仙台戦では二人ともフル出場しており、中二日の過密日程での起用法が気になるところ。
攻撃力で勝利を掴み取るのだ。
注目の一戦である。

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難しい条件が多い大分。奮起が求められるFWたち

6月23日、夏の蒸し暑さが迫る昭和電工ドーム大分では、明治安田J1第19節が開催される。3勝3分11敗で19位に沈む大分が迎え撃つのは、8勝4分6敗で8位に立つ強豪・鹿島だ。

昨季までの主力が大幅に入れ替わり、チームの土台を固められないまま開幕から苦しんできた大分。代表ウィークで3週間弱の中断期間を経た中、天皇杯2回戦・ホンダロックSC戦(3○2)では戦力の底上げも進め、前節・札幌戦は期待を高めて3連戦の初戦に臨んだ。しかし、相手とのミラーゲームでほとんど狙いを表現できず、0-2で敗れた。

J2降格圏から抜け出すにあたり、消化試合数にバラつきはあるものの、15位の清水までは射程圏内。1勝、2勝すれば浮上できる状況で、できるだけ早く勝点を積んでおきたいところだ。入れ代わり立ち代わりで負傷者が出ていることや、シーズン途中で合流した新外国籍選手2人のフィットが途上であることなど、難しい条件も多い。だが、J1残留のためにはホームでもアウェイでも、なりふり構わず勝点を拾いにいく姿勢が問われる立場だ。

特に2試合連続で3バックのセンターを務めているエンリケ トレヴィザンの組織へのフィットは急務。個での強度が高い攻撃陣にクロスや浮き球を多く供給してくる鹿島への対応が期待されるが、周囲との意思疎通やスピード面ではまだ課題があり、守備網にほころびを生む一因ともなっている。

今節は相手が4バックシステムのため、札幌戦のマッチアップとは大きく異なる。その中で、どのように攻撃を組み立てるかも、チーム内の共有を徹底しておきたい。長沢 駿と町田 也真人がここまで4得点しているが、昨季6得点の髙澤 優也や3得点の伊佐 耕平、今季加入した渡邉 新太らの奮起も求められる。

一方の鹿島は前節、調子を上げている仙台と戦った。力強く攻めながらも相手の粘り強い対応に遭い、逆に守備の連係ミスから先制点を献上。だが、終了間際にファン アラーノのクロスがそのままゴールへと吸い込まれ、劇的な同点決着となった。公式戦連勝は『3』でストップしたが、したたかに勝点1を積んだ。

昨季以来、世代交代や新たなスタイルを進めてきたザーゴ監督からチームを引き継いだ相馬 直樹監督。新指揮官はうまくその要素を残しながら、指揮を執った第10節から6戦無敗と好調を維持。第15節・鳥栖戦で1-2と初黒星を喫してからはやや当初の勢いが落ちているが、仙台戦に続き下位に沈む相手との一戦で今度は勝星を挙げて、再び波に乗りたいところだ。

ディエゴ ピトゥカもフィットし、攻守に強度の高いサッカーを展開する鹿島に対し、チーム状態の良くない大分がどれだけ狙いを表現できるかがポイントとなる。入場時にはベンチコートが必要だった札幌から、うだる暑さの大分へと戻ってきた選手たちのコンディションも気がかりだ。泥臭くても勝点を奪う気概を、ホームスタジアムのピッチで示したい。

[ 文:ひぐらし ひなつ ]

サッカーダイジェスト 仙台戦寸評

サッカーダイジェストによる仙台戦の寸評である。
敗戦に近いドローということで辛口の寸評が並ぶ。
その中でファン・アラーノに高い評点が与えられた。
劇的同点弾が評価された格好であるが、途中出場し、最初のプレーにてチャンスを作ったことが彼の良いところであろう。
キーパスを出せておった。
また、沖のビッグセーブ、常本のシュート、マチのフィード、小泉慶の強度、シラのアイデアなど、いくつかの見どころがあったことも事実。
前半の荒木からの常本が決めきっていたら、エヴェラウドから綺世のヘディングがバーに嫌われてなかったら、結果は大きく変わっておたであろう。
そういうこともサッカーではよくあること。
またこの試合のMOMは仙台のGKを選出しておる。
確かに"当たっており"綺世や聖真の入ったかと思われたシュートをセービングした。
しかしながら、あからさまな時間稼ぎを連発し、イエローカードまで受けたが故にアディショナルタイムが延び、ファン・アラーノの同点弾を食らったこともまた事実であろう。
弱者側が時間稼ぎをすることはルール違反でも何でもない。
とはいえ、その煽りを食ったことを報じるのもメディアの仕事だったように思う。
次節は阻まれたシュートを枠に入れ快勝したい。
楽しみにしておる。

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【J1採点&寸評】鹿島1-1仙台|Jデビューの大型GKが好守連発。J・アラーノが起死回生の同点弾

サッカーダイジェストWeb編集部
2021年06月21日


鹿島――犬飼は前半、相手2トップをほぼ抑え込んだが…


【警告】鹿島=D・ピトゥカ(65分)、犬飼(84分) 仙台=ストイシッチ(90+5分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ストイシッチ(仙台)


[J1第18節]鹿島1-1仙台/6月20日/県立カシマサッカースタジアム

【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
仙台の6本に対して3倍以上となる21本のシュートを放ちながら、終了間際のゴールでドローに持ち込むのがやっと。相手GKを中心とした堅守に手を焼いた。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 6
失点シーンでは味方CBとの連係の不備を露呈してしまったものの、開始早々の決定的なピンチを好セーブで防ぐなど、試合の入りが良くなかったチームを落ち着かせた。

DF
32 常本佳吾 6
相手ゴールに向かう姿勢に溢れていたからだろう。セカンドボールが目の前にこぼれてくる状況が少なくなく、前半だけで3本のシュートを記録。そのうちの1本でも決めていたら、と思わずにはいられない。

DF
39 犬飼智也 5(86分OUT)
前半は積極的な潰しが奏功し、2トップにほとんど仕事をさせなかった。失点につながるバックパスは痛恨の極み。GKとの距離感を見誤ったか。

DF
28 町田浩樹 6
ミスを恐れているのか、前半はアグレッシブさに欠ける面が垣間見られた。1点を追いかける展開となってから、プレーにメリハリが出てきて、フィードも安定した。

DF
14 永戸勝也 5.5
セットプレーでは自慢の左足がうなったものの、流れの中ではどうしたことかゴール前の味方とシンクロせず、シュートにまで至るケースがほとんどなかった。

MF
4 レオ・シルバ 5(63分OUT)
ボールロストが散見され、持ち味であるはずのボールを奪い切るプレーもあまり披露できなかった。どこか身体が重そうだった。

MF
21 ディエゴ・ピトゥカ 5.5(86分OUT)
ボールによく絡んで、攻撃の経由地になっていた。チャンスにつながるパスを供給することもあったが、欲を言えば相手の守備ブロックをもっと右往左往させたい。

鹿島――小気味の良いプレーが影を潜めた荒木

MF
8 土居聖真 5(77分OUT)
スタートは右サイドハーフ、前半途中からトップ下に。相手DFを剥がしにかかるような挑んでいくプレーは一度くらいか。切り込み隊長の大役を果たせなかった。

MF
13 荒木遼太郎 5(63分OUT)
「どうした、荒木?」という声が聞こえてきそうな技術的なミスが目立った。良いことをやろうとしすぎるのか、肩に力が入って、本来の小気味の良いプレーが影を潜めた印象だ。

FW
9 エヴェラウド 5
得点へのガムシャラさは紛れもなく強み。だが、それがときに裏目に出てしまうことも。今季リーグ戦ノーゴールが頭にちらつくのか、難しい体勢からの強引なシュートが気になった。

FW
18 上田綺世 5.5
パンチの効いた強シュートも高い打点からのヘディングシュートもことごとく相手守護神に阻まれた。「今日は彼の日ではなかった」ということか。

途中出場
MF
27 松村優太 5.5(63分IN)
中をしっかり固める相手に対してサイドに起点を作るべく、投入された快足ドリブラー。右SBの常本とともに攻略にかかるも決定的なチャンスを作るまでには至らなかった。

MF
37 小泉 慶 6(63分IN)
L・シルバに代わってピッチに送り出され、前からの守備に奔走しつつ、中盤でのプレー強度の再生を図った。

MF
41 白崎凌兵 6(77分IN)
左サイドハーフに入って守備ブロックの切り崩しにかかった。攻撃にあれこれ変化をつけようと工夫を凝らす様子は伝わってきた。ラインぎりぎりのボールに対して食らいついていく泥臭い姿も見せた。

MF
7 ファン・アラーノ 6.5(86分IN)
後半のアディショナルタイムに起死回生の同点弾。右サイドからのインスイングのクロスに対してゴール前の選手が誰も触ることなく、そのままゴールに吸い込まれた。

DF
23 林 尚輝 ―(86分IN)
すでにルヴァンカップや天皇杯に出場していたが、Jリーグ出場はこれが初。プレー時間はわずかながらひたむきに戦った。

監督
相馬直樹 6
こう着した攻撃を改善すべく、「シンプルにプレーのテンポを上げること。守備ブロックのワキや背後を取りにいくこと」を指示。「勝点1では喜べない」としながらも「勝点0で終わらなかったこと」を評価していた。

遠藤康、右ハムストリング筋損傷

遠藤康が右ハムストリング筋損傷にて4週間の離脱とのこと。
これは痛い。
天皇杯2回戦・Y.S.C.C.横浜戦にてアシストを決めた後に倒れ込んで交代した時に、これは大きいのではないかと不安がよぎったが、それが現実となってしまった。
この試合にて好調さが伝わっておっただけに苦しい。
本人は更に悔しかろう。
アウェイのガンバ戦には間に合う計算である。
そこで復帰し、得意の吹田スタジアムにて躍動して貰おうではないか。
復帰を心待ちにしておる。

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遠藤選手の負傷について

2021.06.21(月)

6月16日(水)天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 2回戦 Y.S.C.C.横浜戦で負傷した遠藤 康選手について、チームドクターより検査結果の報告がありましたのでお知らせいたします。

■受傷名:
右ハムストリング筋損傷

■治療期間:
約4週間

■負傷状況:
6月16日(水)天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 2回戦 Y.S.C.C.横浜戦にて負傷

仙台戦コメント・報道

「仙台さんの狙ったゲーム展開になってしまったな」と試合を振り返る指揮官である。
相手が想定通りに挑んできて、準備しておったにもかかわらず、お付き合いしてしまった。
これは指揮を執る者として悔しかろう。
今後も"弱者のサッカー"をしてくるチームとの対戦はある。
その際にどう対応していくのかが課題となろう。
また「勝ち点0を1にしたのは、スタジアム全体で勝ち得たものだと思っている」という言葉に救いがある。
声こそ出せぬものの手拍子で作った雰囲気の後押しは選手に届いておったはず。
こうした勢いをホームでは作っていきたい。
そして劇的同点弾のファン・アラーノは、「中盤のトップ下という役割を与えられてピッチに入りました」と交代後の戦術について明かす。
小泉慶を1ボランチとした4-1-3-2システムで圧をかけた結果、いくつかのチャンスを作りだした。
そのタスクは全う出来たのではなかろうか。
またディエゴ・ピトゥカは、「敗戦したような気分です」と悔しさをはっきりと口にする。
チーム全体を司るボランチの軸としてキーパスを送りきらなかったことはこの試合の問題の一つであろう。
それについては、「相手はゴール前に全員が下がって、人数を多くして守って1本のチャンスをモノにするということが戦略的に決まっていました。その中で僕やレオ(シルバ)だったり、CBからパスを当てるところがなかなか見つからなかったところがあった。それには彼ら(仙台)がそのために1週間準備してきたところもあるし、それを徹底された中で、僕らのパスワークややろうとしていることに対して、対策をとったのではないかと思います」と分析する。
日程の差もこの試合では影響があった。
このあたりもサッカーの妙と思うところ。
そして大分戦に向けて「冷静でいることが重要」と言う。
変な挑発に乗った自分に対する自戒と共にチームがすべきことを明確にする。
次節は3rdユニにて気分良く戦って貰うではないか。
気持ちの切り替えである。

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2021明治安田生命J1リーグ 第18節

鹿島アントラーズ:相馬 直樹
たくさんのサポーターの皆さんに来場いただき、手拍子でわれわれを最後までサポートしてくださった。間違いなく、最後に追いつくことができた選手たち、そして、チームのエネルギーになったと思う。もちろん勝ち点3をともに獲得しようと思っていた。勝ち点1では満足してもらえないと思うが、0から1への価値はあると思う。一緒に戦っていただいたことに感謝したい。本当にありがとうございました。

試合は仙台の狙い通りになってしまった。われわれとしても、引き込んでボールを奪い早く攻めるフットボールをやってくるだろうと準備していた。そのなかで、前半に攻撃面での迫力を作り出すことができなかった。それに加えてセカンドボールをなかなか拾えず、相手にカウンターのチャンスを多く与えてしまった。後半に修正をして、ゴール前に迫る回数やセカンドボールを回収することも増えた。しかし、先に失点をしてしまい、最終的に苦しい展開となってしまった。

「相手を上回る強度」の部分は、今後の課題。ただ、すぐ次の試合がある。今日とはまたタイプの違う相手。次に向けて準備を進めていきたいと思う。

Q.勝ち点1への評価は?また、選手にはどのような話をした?

A.勝ち点3を狙っていたので、勝ち点1では評価できない。ただ、勝ち点0を1にしたのは、スタジアム全体で勝ち得たものだと思っている。これをさらに価値のあるものにできるのではないかと、そんな話を選手たちにした。

Q.前半はうまくいかなかった。選手たちにどのような指示をした?

A.プレーテンポを上げて、もう少しシンプルに相手ブロックの脇から侵入していこうという話をした。

Q.前半はバックパスが多かったという印象がある?

A.試合前からそうならないようにと意識していた。YBCルヴァンカッププレーオフステージの第2戦でも相手の狙いは同じだった。そのなかで相手の背中に入ること、ゴールを目指す意識が薄れていた。

Q.前半途中に土居選手と荒木選手のポジションを入れ替えた意図は?

A.求めているところと違うところが二人にあった。聖真が真ん中に入ったほうがいいと思い、入れ替わってプレーしてもらった。



【ファン アラーノ】
(得点の場面は)相手GKにとって難しいボールを蹴ることができた結果、ゴールという良い結果につながった。嬉しく思う。交代でトップ下の位置に入った。「前線へのパスを積極的に狙っていけ」という指示を受けていた。それがプラスの結果になったのではないかと思う。

【ディエゴ ピトゥカ】
これまで勝利したときや連勝していたときのパフォーマンスではなかった。それは自分たちが一番自覚している。最後にファンが同点ゴールを決めて引き分けたが、敗戦したような気分。フットボールにはこういうこともある。より良くしていく作業をしていく。改善しないといけないことはわかっている。また水曜日に試合があるので、そこへ向けて切り替えていきたい。

明治安田生命J1リーグ 第18節
2021年6月20日(日)17:03KO
県立カシマサッカースタジアム


[ 相馬 直樹監督 ]
まずはたくさんのサポーターの皆さんに来ていただき、最後までわれわれをサポートしていただきありがとうございます。最後の時間帯で追いつけた。本当に選手たちのエネルギーに、チームのエネルギーに間違いなくなったんじゃないかなと思います。「勝点3を一緒に」と思っていたので、勝点1で満足していただけないかもしれないですけど、ゼロから1にしたことは価値があるなと思っています。そこのところで、一緒に戦ってくださったことに感謝したいと思います。

ゲームのほうは、仙台さんの狙ったゲーム展開になってしまったなというのが正直なところです。われわれとしてもこういった形、少し引き込んで素早く攻めるというのを相手が狙ってくるだろうと、準備を進めてきたところがありました。そういった中でまず前半、攻撃のところでもう1つ迫力を出せない、セカンドボールをなかなか拾えない、相手のカウンターのチャンスを多く与えてしまっていた。その辺は後半に入って少し修正されて、われわれがゴール前に迫る回数も増えて、セカンドボールを回収できるところも増えたと思っていたんですけど、なんでもないところから先に失点をして、非常に苦しい展開になってしまいました。そこはこういうゲーム展開、狙いを持ってきた相手に起こりがちな部分ではあると思うんですが、こういったところをしっかりと立ち上がりから入る。われわれがそこを上回るくらいの立ち上がりで入る。そういう持っていき方を含めて、今後の課題にしていかないといけないかなと思っています。ただ、タイプの違う大分さんとのゲームがすぐにあるので、そういったところだけでなく、次のゲームに向けて準備を進めていきたいと思います。

--ファン アラーノ選手のゴールが大きかった。勝点1はどう評価している?
勝点3を望んでいたので、1で喜べるわけではないんですけども、ゼロを1に変えたこと。スタジアム全体で取った勝点1じゃないかなと思うので、これをしっかりと次につなげるということが、この勝点1を価値あるものにできるという話をしました。

--ハーフタイムでどんな指示を送ったのでしょうか?
まず、単純にプレーテンポを上げること。もう少しシンプルにと言いますか、相手のブロックの脇のところからしっかり進入していく。そこでやり直す回数が多過ぎるということを含めて話をしました。

明治安田生命J1リーグ 第18節
2021年6月20日(日)17:03KO
県立カシマサッカースタジアム


ファン アラーノ - JUAN ALANO
MF 7
ファン アラーノ
JUAN ALANO

--ゴールを振り返ってください。
CKを蹴って、そのこぼれ球が自分のところに来た。相手のSBが良いタイミングで寄せてきたので、キックフェイントでかわしてクロスを上げました。GKにとって前に出るか、飛び込む選手が触るか、判断が難しいボールを蹴った結果、それがゴールにつながったと思います。ゴールにつながって良い結果になったのでうれしく思います。

--どんなことを考えてピッチに立った?
交代のタイミングで小泉(慶)選手をワンボランチにして、(ディエゴ)ピトゥカと交代して中盤のトップ下という役割を与えられてピッチに入りました。「スペースがあればそこに走り込むように」、「縦にパスをつけられるようなら積極的に狙っていけ」と言われました。その中で自分たちも予想しなかった形でゴールを決められたので、ものすごくプラスな結果になったのではないかと思います。

--リーグ戦初ゴールの気持ちは?
どうしてもベンチスタートの試合というのは、中に入ってチャンスをうかがっている状況が長いので、その中で結果を出せたことはうれしいです。ものすごく難しい相手で引いている時間帯が多かったので、ものすごく複雑な試合だったと思います。点を決められて良かったです。

--次節・大分戦の意気込みは?
今日、勝ちを取れなかったので、もちろん全試合そうなんですけど、次の試合はアウェイですが勝点3を取りにいきたい。また、サードユニフォームがお披露目になるので、そういう意味ではどうしても結果を残したい試合になると思います。

ディエゴ ピトゥカ - DIEGO PITUCA
MF 21
ディエゴ ピトゥカ
DIEGO PITUCA

自分たちが一番自覚していると思います。今まで連勝してきたときや勝っているときのパフォーマンスではなかったとみんなが思っていると思います。そのおかげで失点してしまい、最後にファン(アラーノ)が同点に追いつくゴールを決めてくれて引き分けに終わりましたが、敗戦したような気分です。

--うまくいかなかった要因はどこに感じている?
サッカーというのもそういうことがあるし、ずっと継続してできればラクなんですけど、うまくいかないときもある。ただ、自分たちでよくしなければいけないのは、みんなが分かっていること。いまは回復に努めて、水曜日に試合があるので、そこに備えていきたいと思います。

--次節・大分戦に向けた修正点は?
冷静でいることが重要ではないかなと思います。勝てなかったからといってイライラする必要はまったくないですし、まず回復しなければなりません。それができた上で、また次の試合に向けて練習を積み重ねられればと思います。当然、この引き分けという結果に貢献したのは相手のGKではないかと思います。数多くのファインセーブがありましたし、こういう結果をもたらすことができたことを忘れてはならないと思います。

--珍しくボールを持ったあともやりづらそうに見えました。相手の守り方の影響でしょうか、それとも味方の立ち位置が良くなかったのでしょうか?
相手はゴール前に全員が下がって、人数を多くして守って1本のチャンスをモノにするということが戦略的に決まっていました。その中で僕やレオ(シルバ)だったり、CBからパスを当てるところがなかなか見つからなかったところがあった。それには彼ら(仙台)がそのために1週間準備してきたところもあるし、それを徹底された中で、僕らのパスワークややろうとしていることに対して、対策をとったのではないかと思います。

【J1】鹿島アラーノの劇的同点弾でドロー 仙台土壇場で勝ち点3逃す…

[2021年6月20日19時19分]


鹿島対仙台 後半、シュートを放つ鹿島上田(撮影・たえ見朱実)


鹿島対仙台 前半、シュートを放つ仙台・松下佳貴(中央)。左から鹿島レオ・シルバ、荒木(撮影・たえ見朱実)


<明治安田生命J1:鹿島1-1仙台>◇第18節◇20日◇カシマ

鹿島アントラーズは、MFファン・アラーノのロスタイムの劇的ゴールでベガルタ仙台に追いつき勝ち点1を手にした。仙台は後半18分、途中出場のDFアピアタウィアがクリアで前線にけり出す。鹿島DF犬飼が処理をミスし、仙台FW西村と入れ替わり、西村が相手GKをかわし無人のゴールへ流し込んだ。

鹿島は東京五輪の有力候補のFW上田が何度か決定機でシュートを放つが、相手GKの好セーブに阻まれ得点はならず。ロスタイムは5分だったが、6分40秒を過ぎたころにファン・アラーノがコーナーキックの流れから劇的ゴール。仙台は土壇場で勝ち点3を逃した。

鹿島劇的ドローも相馬監督「仙台が狙ったゲーム展開になってしまった」

[2021年6月20日20時52分]


鹿島対仙台 後半終了間際、ゴールを決め喜ぶ鹿島ファン・アラーノ。右はディエゴ・ピトゥカ(撮影・たえ見朱実)


鹿島対仙台 試合終了後、鹿島・相馬監督(左)と握手を交わす手倉森監督(撮影・たえ見朱実)


<明治安田生命J1:鹿島1-1仙台>◇第18節◇20日◇カシマ

鹿島アントラーズは、MFファン・アラーノのロスタイムの劇的ゴールでベガルタ仙台に追いつき勝ち点1を手にした。

東京オリンピック(五輪)の有力候補のFW上田綺世(22)は、両チーム最多の6本のシュートを放ったが、仙台の2メートル2センチのセルビア人GKストイシッチの好セーブもあり空砲に終わった。東京五輪候補の鹿島GK沖悠哉(21)は、前半に右手1本で仙台の2度の決定機を阻止し、最後のアピールをしたが、後半18分に味方DFの処理ミスが響き、悔しい失点を喫した。

試合後、相馬直樹監督は「仙台が狙ったゲーム展開になってしまった。前半は、攻撃で迫力をもう1つ、つくりだせなかった。後半は修正して、ゴール前に攻めるところが増えた。何でもないところから失点して非常に苦しい展開になった」と振り返った。ただ、敗戦濃厚のロスタイムに、コーナーキックの流れから途中出場のファン・アラーノの同点弾で、勝ち点1は手にした。指揮官は「勝ち点3を望んでいたので、1で喜べるわけではないが、0を1にかえた。スタジアム全体で取った勝ち点1だった。これを次に繋げることがさらに大きな価値にできる」と次節の大分トリニータ戦を見据えた。

鹿島、J史上初ホーム通算300勝は持ち越し 仙台とドロー 相馬監督、ミスから失点で「苦しい試合に」

[ 2021年6月20日 21:03 ]

明治安田生命J1リーグ 第18節 鹿島1―1仙台 ( 2021年6月20日 カシマスタジアム )


<鹿島・仙台>上田は7本のシュートを放つもゴールならず。試合後無念の表情を浮かべる(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ


 J史上初のホーム通算300勝は持ち越しとなった。J1鹿島は仙台に1―1で痛恨のドロー。1点を追う後半52分に途中出場のMFファン・アラーノのゴールで、同点に追いつくのが精いっぱいだった。次節は中2日で23日のアウェー大分戦に臨む。
 試合後、カシマスタジアムは異様な雰囲気に包まれた。ホームで痛すぎるドロー。試合終了間際で同点に追いついたが、MFディエゴ・ピトゥカは「引き分けたが、敗戦したような気分です」と、振り返った言葉が全てだった。

 0―0で迎えた後半23分。自陣に送られた浮き球のバウンドボールをDF犬飼が、相手FWと競り合いながら頭でGK沖へと送る。しかし、このバックパスが短く沖がクリアしようと飛び出すも空振り、最後は無人のゴールへと流し込まれた。相馬監督は「何でもないところから失点を先にして、苦しい試合になってしまった」と悔やんだ。

 前線は五輪代表候補のFW上田、FWエヴェラウドが4月11日の札幌戦以来となる同時先発。後半は何度も相手ゴールに迫ったが、相手GKの好セーブもあり、決めきることができなかった。それでも、指揮官は「勝ち点1では喜べない。ただ、0から1にしたのは価値があると思っている。すぐ次のゲームがあるので、準備を進めていきたい」と切り替えを強調していた。

鹿島の五輪候補・上田 ワントップでフル出場も“御前弾”ならず

[ 2021年6月21日 05:30 ]

明治安田生命J1第18節 鹿島1―1仙台 ( 2021年6月20日 カシマ )


<鹿島・仙台>後半アディショナルタイム、CKからのヘディングシュートはGKにパンチングで防がれ悔しがる上田(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ


 東京五輪代表候補の鹿島FW上田綺世(22)は“御前弾”を決めることができなかった。五輪代表発表前最後のリーグ戦で、ワントップとしてフル出場。横内監督代行が視察する前で何度もゴールに迫ったが、無得点。
 チームは、試合終了間際のMFファン・アラーノの同点弾で引き分けに持ち込むのが精いっぱいだった。相馬監督は「勝ち点1では喜べない。ただ、0を1にしたのは価値がある」と切り替えた。

ホームで仙台に痛恨ドローの鹿島「敗者の気分」と沈痛ムード

◇J1第18節▽鹿島1―1仙台(20日・カシマスタジアム)

 鹿島は下位の仙台相手に、ロスタイムに追いつくのが精いっぱいだった。後半18分、DF犬飼のバックパスが短くなったところを、仙台FW西村に拾われて先制点を献上。後半ロスタイム7分、MFファンアラーノのクロスがそのままゴールに転がりこみ、同点に追いついた。試合を通してボールを支配しながら、決定機を決めきれない内容。最後の最後に勝ち点1を手にした結果に、MFピトゥカは「敗戦した気分だ」と振り返った。

 相馬監督 「勝ち点3を望んでいたので、勝ち点1で喜べるわけではないが、0を1に変えた。(サポーターを含めて)スタジアム全体でとった1。これを次につなげること。0から1に変えたことは価値がある」

 MFピトゥカ 「自分たちが一番自覚しているんじゃないか。連勝しているとき、勝ったときのパフォーマンスではなかったことを。引き分けですが、敗戦をしたような気分です」

 MFファンアラーノ「勝ちを取れなかったことで、次はアウェーですが、勝利を取りに行くことを第一に考えたい」

Jリーグ 第18節 ベガルタ仙台戦



キャプテン・ファン・アラーノ、劇的ゴール。

相馬監督、自分たちが仕掛けられるように

仙台戦に向けた前日会見を♪にて行った相馬監督である。
「いろいろなことが整備されていて、また、この中断期間にさらに準備し、積み上げてきているものもあるんじゃないか」と仙台のサッカーを警戒する。
そして自分たちについては、「我々としたら、そういう相手にどれくらい仕掛けていけるか。そこが大事になると思います。もちろん、リスク管理も大事ですが、あまり怖がるのではなく、しっかりと自分たちが仕掛けられるようにしたいと思っています」と語る。
より攻撃的に、そして強く仕掛ける意識で勝利にに向かう。
楽しみな一戦である。

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【鹿島】ホームでの仙台戦でリーグ戦2試合ぶりの勝利へ。相馬直樹監督「自分たちが仕掛けられるように」

2021-06-19
サッカーマガジン編集部


6月19日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。16日に行なわれたY.S.C.C.横浜との天皇杯2回戦に大勝し、次は3週間ぶりとなるJ1リーグ戦に臨む。再び始まった連戦の中での第18節ベガルタ仙台戦では、ホームで勝ち点3獲得を狙う。


上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

手倉森監督率いる仙台。「中断期間に積み上げている」

 6月20日のJ1リーグ第18節仙台戦は、リーグ戦ではおよそ3週間ぶりの一戦となる。リーグ中断期間はルヴァンカッププレーオフステージの清水との2試合を制し、16日には天皇杯2回戦のYS横浜戦で大勝を収めた。リーグ戦の前節はアウェーで川崎Fに競り負けたが、チームは調子を落とすことなく、勝利を積み重ねている。

 次戦の相手である仙台は、リーグ戦では3戦連続負けなし中。相馬直樹監督は「やり方はそんなに大きく変わらないであろう」と仙台の戦い方について予想しつつ、「いろいろなことが整備されていて、また、この中断期間にさらに準備し、積み上げてきているものもあるんじゃないか」と、手倉森誠監督の率いるチームの力を警戒する。

「我々としたら、そういう相手にどれくらい仕掛けていけるか。そこが大事になると思います。もちろん、リスク管理も大事ですが、あまり怖がるのではなく、しっかりと自分たちが仕掛けられるようにしたいと思っています」

 公式戦3連勝中と勢いを取り戻した鹿島が、積極的な姿勢を前面に出してリーグ戦2試合ぶりの勝利を目指す。


6月19日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

三竿健斗、チームの先頭に立ち、熱く、激しく戦い、勝利へ導く背番号20

三竿健斗をピックアップするFreaks+である。
シーズン前半戦を振り返る。
相馬監督に替わり、チームが好調となり、三竿も復調した。
そして「自身のパフォーマンスも上がり、チームも結果がついてきた今だからこそ、三竿はキャプテンとして、気を引き締める必要があると心得ている」と中断明けに向かう気持ちが綴られておる。
三竿キャプテンと共に勝利を目指す。
活躍を期待しておる。

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PICK UP PLAYER



 今シーズンの序盤を振り返って、三竿健斗はこう語る。

「チームとして結果が出せないのは辛かったし、同時に自分のプレーも出せていないことにすごくネガティブな感情があった。自分のパフォーマンスが良くないから、チームの結果が出ていないと考えたこともあった。キャプテンとしての立場もあり、チームを持ち上げるような言動が必要だったが、自分自身の調子が上がっていないなかで、思ったことを口に出しづらいところもあった。そういう部分にすごくもどかしさを感じていた」

 チームが不振に陥る中、自身のパフォーマンスもなかなか上がらない。そんな中でも、キャプテンとして常に前を向く姿勢を周囲にみせなければいけない。振り返れば、「ずっともがいている状態で、すごく苦しい時期」だった。



 それでも、現状を打破するためには何が必要なのか、ひたすら自問自答を繰り返した。これまで取り組んできたこと、今取り組んでいることを振り返り、すべての行動に「なぜ?」と、疑問を突きつけた。そして、「自分にとって一番大事なことはなにか」という本質的な部分に目を向けたとき、ある答えに辿り着いた。

「新しいことや自分に足りないと思ってつけ足したり、積み上げた部分をいったん削ぎ落そうと思う」

 自らの武器を見つめ直し、原点に立ち返る。それが導き出した答えだった。

「昨年は1年間を通して、自分の守備がJリーグのなかでは自信をもってやれることが分かったので、今年はボールを受けて相手を1人剥がすプレーなど、攻撃の個人戦術の部分にフォーカスしてきた。ただ、そこに意識が傾きすぎて、自分の良さである守備の部分で持ち味を発揮できていなかった。それは監督が交代する1、2試合前に気がついたことだった」



 そんな自身の意識が変化したタイミングで、ちょうど指揮官の交代が告げられた。相馬監督により、チーム全体としても『まずはいい守備から』という考え方が、いま一度、徹底された。すると、監督交代を機にチームは復調し、三竿個人のパフォーマンスも徐々に上向いていった。

「全体をコンパクトにして、周りの選手との距離感が近くなったことで、特に守備の部分では、僕自身がボールを奪いにいくときの移動距離が、今までよりも5メートルから10メートルくらい短くなった。その分、ボールにアタックしたときにまだまだパワーが残っているので、僕にとって今の守備のやり方は、自分の武器を発揮しやすい環境になった」



 復調の要因は戦術的な変化だけではない。試合に臨むメンタリティの部分でも大きくチームは生まれ変わった。

「相馬監督からは『我々は過去のタイトル数では一番だけど、今の順位やJリーグの立ち位置では“チャレンジャー“なんだ』と言われている。その姿勢がチームに大きな影響を与えた気がする。シーズンごとに選手の入れ替わりがあるなかで、『アントラーズだから勝って当然』、『アントラーズだから勝たなければいけない』というプレッシャーもあって、試合の結果や自分のミスに対して過敏になり、選手個々が本来の力を出し切れていないようなところもあった。そういう部分に対して、“チャレンジャー“という言葉がすごくポジティブに作用して、今は『勝たなければいけない』というよりも『勝ちたい』という前向きな考えで試合や練習に臨めるようになった」

 結果がついてきたことにより、チーム全体の雰囲気も良くなった。また、多くの選手が試合に絡んだことで、チーム内の競争も激しくなった。三竿も「周りにもポジティブな声掛けができたり、広い心で物事を捉えられる状況になった。それがいい雰囲気を作ることにつながっているし、チームとして少しずつ前進していくなかで、いいリズムをつかめていると思う」と、よりリーダーシップを発揮しやすい状況になった。



 ただ、自身のパフォーマンスも上がり、チームも結果がついてきた今だからこそ、三竿はキャプテンとして、気を引き締める必要があると心得ている。自分たちはファン・サポーターの方々から何を求められているのか、自分たちがやるべきこととは何か。アントラーズのキャプテンとして、彼はチームメートにその責任と思いを伝え続けている。

「ファン・サポーターの方から手紙をいただく。読み進めるなか、『新型コロナウイルス感染症の影響で声を出して応援ができず、チームもなかなか勝てずにもどかしいです』、『どうにかして選手たちと一緒に戦いたいのですが、円陣のときに1人分空けてもらえませんか?』という内容が書かれているものがあった。ファン・サポーターの皆さんも含めてのアントラーズファミリーなので、チームメートたちにも『こういう手紙をもらったのだけど、やらない?』という感じで声をかけた。それをきっかけに、円陣のときには1人分のスペースを空けて、『一緒に戦おう』という気持ちを表現している。ファミリーが一体となって戦いたい」



 時代が移り変わり、“チャレンジャー“として新たな一歩を踏み出した今も、本質的な部分は何も変わらない。今年で加入6年目を迎える若きキャプテンは、しっかりとアントラーズの一員として戦う意味を理解している。

「ファン・サポーターの皆さんの期待に応えるために、自分たちがやるべきをことを大切に、常に謙虚な気持ちで、“チャレンジャー“として、一つひとつの勝利を積み上げていきたい」

 苦しみを乗り越えて、彼はまた一段と逞しく、頼もしくなった。チームの先頭に立ち、熱く、激しく戦い、勝利へ導く背番号20。これからも三竿健斗とともに戦おう。

鹿島アントラーズ歴代日本人得点ランキング

鹿島アントラーズの歴代日本人得点ランキングを発表したフットボールチャンネル編集部である。
このランキングはなかなか興味深い。
輝く1位は長谷川祥之の89得点となっておる。
懐かしい思い出が蘇ってくる。
最近の選手では聖真の47点、ヤスの45点がランクインしておる。
聖真には是非ともハセの記録を更新して欲しいところ。
ここのところ得点力のある選手はすぐに欧州に行ってしまうため、ここに次ぐ選手は出て来ないのではないだろうか。
時代とは言え寂しい話である。

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鹿島アントラーズ、最強の日本人スコアラーは誰だ!? 歴代日本人得点ランキング6~10位。大迫勇也は9位。土居聖真、遠藤康は何位?

 29年目を迎えたJリーグでは、これまでに数多くの選手がゴールを決めてきた。鹿島アントラーズでも、数多くのゴールが生まれ、クラブの歴史を刻んできている。今回は、鹿島アントラーズでプレーした日本人選手の中から、所属時の得点ランキングを紹介する。※成績はJリーグ通算

2021年06月19日(Sat)9時00分配信
text by 編集部 photo Getty Images



【写真:Getty Images】

 鹿島アントラーズの歴代日本人得点ランキングは、豪華な顔ぶれが名を連ねている。

 日本代表のエースである大迫勇也は、ヨーロッパに飛び出す前にアントラーズで活躍。2009年から2013年までの所属で40ゴールを挙げ、9位にランクインした。

 2007年からアントラーズでプレーする遠藤康は8位。本山雅志は金崎夢生と並んで10位タイに入った。

10位タイ
本山雅志
生年月日:1979年6月20日
Jリーグ通算成績:365試合/38得点
在籍時期:1998-2015

10位タイ
金崎夢生
生年月日:1989年2月16日
Jリーグ通算成績:102試合/38得点
在籍時期:2015, 2016-17

9位
大迫勇也
生年月日:1990年5月18日
Jリーグ通算成績:139試合/40得点
在籍時期:2009-13

8位
遠藤康
生年月日:1988年4月7日
Jリーグ通算成績:292試合/45得点
在籍時期:2007-

7位
土居聖真
生年月日:1992年5月21日
Jリーグ通算成績:250試合/47得点
在籍時期:2011-

6位
黒崎久志
生年月日:1968年5月8日
Jリーグ通算成績:144試合/48得点
在籍時期:1992-97

鹿島アントラーズ、最強の日本人スコアラーは誰だ!? 歴代日本人得点ランキング1~5位。レジェンド小笠原満男は3位、柳沢敦は2位。首位は…?

2021年06月19日(Sat)8時00分配信
text by 編集部 photo Getty Images


5位:Jリーグ3連覇に貢献


【写真:Getty Images】

興梠慎三
生年月日:1986年7月31日
Jリーグ通算成績:192試合/49得点
在籍時期:2005-12

 2005年から12年にかけて所属した興梠慎三が、49得点で5位となった。

 興梠は2005年に鵬翔高校からアントラーズに加入。初ゴールまでは比較的時間がかかり、2007年の第14節・大分トリニータ戦で待望の瞬間を迎えた。このシーズンに6ゴールを記録すると、2008年からは柳沢敦がつけていた13番を継承。定位置をつかみ、ゴールを量産した。

 2009年の興梠は、アントラーズでの自身最多となるシーズン12ゴールを記録。クラブのJリーグ3連覇に大きく貢献した。

4位:鹿島の生え抜きMF


【写真:Getty Images】

野沢拓也
生年月日:1981年8月12日
Jリーグ通算成績:285試合/55得点
在籍時期:1999-2011, 2013-14

 長くアントラーズでプレーした野沢拓也は、55得点で4位に入った。

 アントラーズ下部組織出身の野沢は、17歳だった1999年にトップデビュー。同世代の小笠原満男や本山雅志らが活躍する中盤でなかなか定位置を得られない時期が続いたものの、次第に存在感を放つようになった。

 2005年には28試合に出場して10ゴールを記録。翌年も9ゴールを挙げると、その後もコンスタントにゴールを記録した。

3位:500試合以上に出場したレジェンド


【写真:Getty Images】

小笠原満男
生年月日:1979年4月5日
Jリーグ通算成績:525試合/69得点
在籍時期:1998-2006, 2007-18

 アントラーズでJリーグ525試合出場を誇るレジェンド小笠原は、69得点で3位にランクインした。

 高校時代から天才肌のMFとして注目されていた小笠原は、1998年に本山雅志、中田浩二らとともにアントラーズに入団。1年目は5試合に出場したのみだったが、2年目から本格化。ゲームメーカーでありながら、自らもコンスタントにゴールを決めた。

 日本を代表する選手となった小笠原は、2006年にメッシーナでイタリアに挑戦。ヨーロッパでは定位置を得るのに苦労したが、2007年にアントラーズ復帰を果たすと、再び抜群の存在感を示し、2009年にはJリーグ最優秀選手賞を受賞するなど輝きを放った。

2位:イタリアでもプレーした点取り屋


【写真:Getty Images】

柳沢敦
生年月日:1977年5月27日
Jリーグ通算成績:220試合/80得点
在籍時期:1996-2005, 2006-07

 柳沢敦は、2度にわたってアントラーズに所属し、220試合に出て80ゴールを記録した。

 富山第一高等学校時代から注目を集めた柳沢は、1996年にアントラーズに加入。1997年シーズンは8ゴールを挙げて新人王に輝くと、次のシーズンは22ゴールと大暴れ。順調にキャリアの階段を駆け上がり、コンスタントにゴールを記録した。

 当然日本代表にも呼ばれると、2003年にヨーロッパ挑戦。サンプドリアとメッシーナで世界を経験した。その後2006年にアントラーズに復帰し、2シーズンで9ゴールを挙げている。

1位:空中戦を武器にゴールを量産したレジェンド


【写真:Getty Images】

長谷川祥之
生年月日:1969年2月11日
Jリーグ通算成績:261試合/89得点
在籍時期:1992-2003

 鹿島アントラーズの歴代最多得点選手は、本田技研工業時代から所属している長谷川祥之だ。Jリーグで261試合に出場し、89得点を記録した。

 身長179cmの長谷川は、身長が際立って高いわけではないが、空中戦が最大の武器。ヘディングでゴールを量産したほか、最前線のターゲットマンとしてもアントラーズの攻撃を活性化した。

 1994年シーズンはJリーグで21得点を記録。得点ランキングで7位に入った。日本人ではヴェルディ川崎の武田修宏に次ぐ2位となっている。

【了】

レオ・シルバ、日本で長くプレーできていることは誇り

オンライン取材に応じたレオ・シルバである。
「グラウンドの中では日本人選手たちとのコミュニケーションのところを一番に心がけて、日々のトレーニングからの手助けをしているつもりです。そういうところで(ブラジル籍選手たちがチームに)慣れていけば、試合(のパフォーマンス)に出るんじゃないかと思います」と日本人選手とブラジル人選手の架け橋になっておることを語る。
これはレオ・シルバの人間性も含めての大きな功績著言って良かろう。
誰にでも出来るものではない。
助っ人陣が好パフォーマンスを維持することでチームも上昇気流に乗る。
それはレオ・シルバという"助っ人"に頼る部分も大きいのである。
また仙台戦については、「チームは攻守の切り替えのところでのアグレッシブさをいい形で体現できているので、そこは継続しなければいけません。難しい試合になるとは思いますが、ホームでの一戦なので、いい結果を出せるように頑張ります」と意気込む。
界に沈む相手に対しても侮ることが全くないことが覗える。
強い気持ちで勝利を目指す。
久しぶりのリーグ戦である。

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【鹿島】好調ブラジリアン5人衆の中心にいるレオ・シルバ「日本で長くプレーできていることは誇り」

2021-06-18
サッカーマガジン編集部


6月18日、鹿島アントラーズのレオ・シルバが練習後のオンライン取材に応じた。チームは16日にY.S.C.C.横浜との天皇杯2回戦に8-1で大勝し、20日に行なわれるリーグ再開後初戦の第18節ベガルタ仙台戦に向かう。レオ・シルバが試合に向けた思いを明かした。


上写真=6月18日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なうレオ・シルバ(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「彼らの手助けになれば」

 6月16日の天皇杯2回戦・YS横浜戦(8-1)ではエヴェラウドが2ゴール2アシストと結果を残し、中盤ではディエゴ・ピトゥカが攻守にタクトを振るい、途中出場のアルトゥール・カイキもアシストを記録するなどブラジル籍選手が躍動した。この一戦で出場機会はなかったレオ・シルバだが、ファン・アラーノを含めた他の4人のブラジル籍選手たちの活躍を支えている。

「グラウンドの中では日本人選手たちとのコミュニケーションのところを一番に心がけて、日々のトレーニングからの手助けをしているつもりです。そういうところで(ブラジル籍選手たちがチームに)慣れていけば、試合(のパフォーマンス)に出るんじゃないかと思います」

 2013年に来日し、今季は9シーズン目のJリーグを戦う。「前所属チーム(新潟)でもそういう役割を担っていたし、自分もものすごく進んで取り組んでいます。彼らが同じように(日本で長く)キャリアを積めるように、手助けになればと思います」と、異国の地で戦うブラジル籍のチームメイトをピッチ内外でサポートする。

 週末の20日にはリーグ戦が再開し、まずは仙台とのホームゲームを迎える。「チームは攻守の切り替えのところでのアグレッシブさをいい形で体現できているので、そこは継続しなければいけません。難しい試合になるとは思いますが、ホームでの一戦なので、いい結果を出せるように頑張ります」と、レオ・シルバは勝利への意気込みを語る。

「日本で長くプレーできていることを誇りに思っています」と話す深紅の背番号4が、同郷の仲間たちとともに再びカシマスタジアムのサポーターに歓喜を届ける。


オンライン取材に応じる鹿島アントラーズのレオ・シルバ(写真◎KASHIMA ANTLERS)

鹿島の注目は状態を上げる2トップ

「鹿島の注目は状態を上げる2トップ」と記すJリーグ公式の田中滋氏によるプレビューである。
リーグ戦中断中に行われたルヴァン杯にてエヴェラウドは復調し、2nd legでは1G1Aと逆転勝利に貢献した。
上田綺世は好調を維持し、U-24日本代表でもゴールを積み重ねてクラブに戻ってきた。
この二人が起用された天皇杯2回戦・Y.S.C.C.横浜戦では、先発したエヴェラウドが2ゴール、後半から出場した綺世がハットトリックと大爆発しておる。
驚異の攻撃力が発揮されたと言って良かろう。
注目は、二人を同時先発させるか否かということとなる。
Y.S.C.C.横浜戦に於いては、併用された時間帯はエヴェラウドを左に置き、綺世の1TOPとした。
相馬監督は2TOPで起用する意思はないようにこの試合からは感じられる。
1TOPの4-2-3-1布陣にてキックオフするのであれば、どちらか一人はベンチに入り、シラや聖真、和泉がサイドを担うこととなるのではなかろうか。
とはいえ、この協力2TOPには夢と浪漫がある。
どのような先発メンバー、ベンチなのかを想像しながらスタジアムに向かいたい。
楽しみな一戦である。

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天皇杯は対照的な結果に。鹿島の注目は状態を上げる2トップ

天皇杯2回戦を戦い終えたJ1クラブがリーグ戦の舞台に戻ってくる。

ただ、天皇杯の結果は対照的だった。16日にJ3のYS横浜と対戦した鹿島は、磨いてきた速い攻撃が機能し8得点を奪う圧勝となった。エヴェラウドと遠藤 康が2得点を挙げれば、後半から出場した上田 綺世がハットトリックを決めるなど、期待される選手たちがきっちり結果を残した。

一方の仙台は厳しい結果に終わった。9日にJ3の岩手と対戦すると、開始2分に奪われた先制点を返すことができず0-1の敗戦を喫し、カテゴリーが下の相手にジャイアントキリングを許してしまった。開始早々、出はなをくじかれたことでペースを乱され、「攻撃のところでも慌てさせられて精度を欠いた」と手倉森 誠監督は振り返っていた。

今季開幕から苦しんできた仙台にとっては、5月に入ってようやく結果が出始めてきたところでの敗戦は実に痛い。JリーグYBCルヴァンカップ・Dグループで広島に3-0の快勝を収めて以降、リーグ戦でも大分、名古屋と連勝し、C大阪とも引き分け、3試合連続で勝点を奪うことができていた。まだJ2降格圏の18 位ではあるものの、リーグ戦直近5試合を見ても2勝2分1敗と、勝点を取れるようになってきただけに、この敗戦を払しょくしたいところだろう。前線でボールを収められるフェリペ カルドーゾが公式戦初先発するなど、得た経験値をリーグ戦につなげたい。

彼らを迎え撃つ鹿島はルヴァンカップでプライムステージ進出を決め、天皇杯も快勝したが、リーグ戦は川崎Fに敗れて以来の試合となる。「非常に悔しい負け」(相馬 直樹監督)から立ち上がり、上位進出の足がかりとしたいところだ。

試合の前提として、日程の間隔がまったく違うところがどう影響するだろうか。鹿島が中3日でこの試合を迎えるのに対し、仙台はかなり間隔が空く。仙台は天皇杯でも同じように間隔が空いているところで、中2日の岩手に敗れている。準備期間を大きく取れる反面、試合感覚が薄れ、連戦の相手のテンションまで引き上げるのが難しいところもあるだろう。前回の失敗をこの鹿島戦で生かしたい。

両者の対戦は、現在鹿島が5連勝と圧倒している。昨季の県立カシマサッカースタジアムの試合では、小泉 慶のアシストからエヴェラウドが先制点を奪うと、後半にはロングパスを受けた上田が安定したファーストタッチから仕掛け、豪快に右足を振り抜き追加点を奪い、鹿島が2-1と勝利した。今回も注目はやはりこの2人になるだろう。体調不良から復帰したエヴェラウドが公式戦2試合連続ゴールを決めている。また上田もU-24日本代表で貫禄を見せ、クラブに戻ると天皇杯でいきなりの3得点と好調ぶりをアピールする。仙台とすれば彼らを止めることが至上命令となりそうだ。

[ 文:田中 滋 ]

福西崇史×荒木遼太郎対談…19歳“トップ下”の強い意志

DAZN Jリーグ推進委員会による5月度の「月間ベストアグレッシブプレーヤーに選出された荒木遼太郎である。
その選出者である福西崇史氏と荒木の対談がFootball ZONE webに掲載された。
荒木の高い戦術眼を言葉として引き出し、そして荒木はジュビロのレジェンドである福西から参考意見を聞き出しておる。
非常に興味深い。
荒木遼太郎のビジョンはかなりのレベルにある。
更に成長し、チームを勝利に導く絶対的存在となるのだ。
期待しておる。

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【月間表彰】「ゴールは一番意識しています」 福西崇史×荒木遼太郎対談…19歳“トップ下”の強い意志

2021.06.18


鹿島で活躍するMF荒木遼太郎【写真:Getty Images】

5月のベストアグレッシブプレーヤーに「鹿島復調のキーマン」MF荒木遼太郎を選出

「DAZN」のパートナーメディアで構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」では、各月ごとに各部門の表彰を実施している。「Football ZONE web」では、現役時代に強靭なフィジカルと戦術眼を武器に日本代表としても活躍した福西崇史氏に、その月に最もアグレッシブなプレーを見せた選手を選出してもらった。

 福西氏が5月度の「月間ベストアグレッシブプレーヤー」に選出したのは、5月のリーグ戦で上位チームとの対戦が続きながらも、5勝2分2敗という成績を収め、一時の低迷から脱却した鹿島アントラーズのU-20日本代表MF荒木遼太郎だ。昨シーズン、鹿島の高卒ルーキーとしては元日本代表DF内田篤人氏以来となる開幕戦出場を果たした荒木は、今シーズンは鹿島のトップ下で活躍し、リーグ戦17試合に出場して6ゴールを記録している。

 日本を代表する名門・鹿島の攻撃を牽引する19歳を福西氏は高く評価し、アグレッシブにゴールへ向かい続けるアタッカーが、5月に見せた得点に絡んだ2つのシーンをピックアップ。元日本代表選手の視点から、2つのプレーが生まれた背景を聞くとともに、荒木の過去、そして描いている未来像にも迫った。

   ◇   ◇   ◇

福西 今回、5月のベストアグレッシブプレーヤーに荒木選手を選ばせていただきました。なかでも2つのプレーに注目させてもらったのですが、一つ目は第21節の名古屋グランパス戦、後半41分のプレー。永木(亮太)選手のパスから荒木選手がヒールパスで杉岡大暉選手のゴールをアシストした場面です。

荒木 ありがとうございます。

福西 荒木選手が相手がついて来ているのを見て、杉岡選手が入ってくるスペースを空けた動き。そして、ヒールで落としたアイデア。この2点が特に素晴らしいと感じたのですが、ヒールをしようというのはどのあたりで決めたのですか?

荒木 (永木)亮太くんがボールを持った時、1人サイドに引きつられたところでスペースが空きました。そこでボールを受けようとしたのですが、最初は自分でシュートを打つつもりだったので、ワンタッチで打つか、切り返して打つかで迷っていました。亮太くんからパスが出た時に、杉くん(杉岡)が走り込んでくるのが見えたんです。そのまま縦に走るかなと思ったら、少しスピードを緩めたのが見えたので、『あ、それならヒールで落としたらいけるな』と思いました。だから、シュートからヒールに切り替えたのは、杉くんがスピードを緩めた時ですね。

福西 さすがですね。荒木選手が流れたところで、もともといたゴール前にスペースができましたが、この時にマークしている相手もつるという意識もあったのですか?

荒木 いや、とにかく自分がもらって打ちたいなっていう一心でしたね(笑)。でも、動いてから「あ、相手をつり出せたな」とは思いました。

福西 相手にとっては、絶対に抑えないといけないペナルティーエリア内で、こういうアイデアを出されると、点が入る確率がものすごく高くなります。アグレッシブに考えて動いているなということで、このプレーを取り上げました。もう一つのシーンは、第16節のC大阪戦の後半27分の先制ゴールのシーンです。相手のパスミスから土居聖真選手にボールが入り、荒木選手がパスを受けてシュートを決めましたが、「パスを出してくれるな」というのは分かっていましたか?

荒木 分かっていました。セレッソのDF3人が聖真くんに行った時には、自分がフリーになっていました。3人に囲まれた時、聖真くんにはこっちが見えていたので、「出してくれるかな」と思っていました。

福西 パスが出た時には、相手も遅れていたと思いますが、何を考えたんですか?

荒木 ファーストタッチの前に、一つ左に切り返して、右足でシュートを打とうというのは、パスをもらう前から考えていました。

福西 後ろからくる選手が速かったですよね? それでシュートを早めたのですか?

荒木 切り返しの時、足もとにボールが入り過ぎたというのもあるのですが、相手が来ているのも分かっていたので、ちょっと急ぎ目というか、振りを速くしてコースに流し込むことだけを意識した感じです。

福西 イメージ通りでしたか?

荒木 そうですね。ファーストタッチが決まらなかったことはありますが、切り返して打つというのはイメージ通りでした。

福西 DFが切り返しを読んできたら、縦に行って左足でシュートという選択肢も持っていましたか?

荒木 そうですね。相手は藤田(直之)選手だったと思うのですが、藤田選手をファーストタッチでどこに動かすかというのを意識していたので、もう少し中を切ってきていたら、左足で打っていたと思います。

福西 このシーンもですが、瞬時の判断が素晴らしいですよね。しかも、どちらのプレーも常にゴールを意識しているからできるのかなと思うのですが、ゴールは常に意識されていますか?

荒木 そうですね。ゴールが一番、目に見える結果だと思っているので、ゴールは一番意識しています。

福西 ポジションは攻撃的MFが一番やりやすいですか?

荒木 はい。トップ下が一番やりやすいですね。ボランチも高校時代にずっとやっていたのですが、攻撃が好きなのと、トップ下が一番攻撃に専念できるので好きなポジションです。

荒木が「鹿島に行けば間違いなく成長できる」と感じた理由とは?

福西 東福岡高校で活躍して、その後、プロ入りする際には鹿島を選びましたが、選んだ理由はなんだったのでしょうか?

荒木 練習参加させてもらった時に、練習からすごくタフだったんです。試合を想定しているのか、本当に激しくて、「これは試合より強度が高いのではないか」という練習をしていました。それで「鹿島に入れば間違いなく成長できるな」と感じたので、鹿島に行きました。

福西 高卒1年目から出場していますが、高校時代とプロの一番の違いはなんですか?

荒木 すごく単純な話なのですが、止めて蹴るという基本技術で、プロの選手はみんな本当にミスをしません。それにプレスの寄せのスピード、間合いも違いを感じましたね。パワーも強い選手は、吹っ飛ばされるくらいなのですが、そこは駆け引きとかで対応するのが得意なところでもあるので、うまく回避したり、相手のパワーを使って逃げたりというのはやっています。

福西 プロに入って最初は緊張したと思うのですが、1年目から慣れましたか?

荒木 自分はサッカーの試合だとあまり緊張しないタイプなので、開幕戦でも意外と緊張せずに入ることができたんです。しかも、鹿島の場合は練習よりも試合がラク……と言うと、言い方が良くないのかもしれませんが、試合よりも練習に慣れるほうが大変でした。それこそ10月くらいになって、やっと練習に慣れたかなと思えるようになって、そこから自信がついていきました。

福西 すごいですね。練習で通用したのが大きかったんですね。

荒木 そうですね。練習で通用しないことが多かったので、それが通用するようになると、本当に自信がつきましたね。

福西 強豪チームは良く、紅白戦が一番きついって言いますよね。僕がいた時の磐田もそうだったのですが、Bチームの選手は試合に出たいし、Aチームの戦術ややり方も良く知っている。研究されているというより、もう分かられている相手にどう勝つかは本当に大変でした。でも、その経験があると、試合で思い通りにできるんですよね。それを1年目から感じられるのは凄いと思います。試合では、1年目から結果を残せたなと感じますか?

荒木 今、あらためて振り返ると、自分のところでもっと決めていれば、チームがもっと上の順位に行けたというのがあるので、良い結果だったとは言えないと、自分のなかでは思っています。

福西 僕らの時は1年目から活躍はなかなかできませんでした。僕が自分が中心になっていると思ったのは、5年目くらいですね。でも、荒木選手のプレーからは『1年目からチームの中心でやってやる』というのが見えていたのですが、そこまで考えていたとは思いませんでした。個人的には、まだまだやれたなという感覚ですか?

荒木 そうですね。まだまだやらなきゃいけなかったという感覚ですね。チャンスも本当に多くありましたし、たくさん試合にも出させてもらっていたので、もっともっとできたんじゃないかなと思っています。

福西 1年目を終えて、2年目の今シーズンを迎えるにあたり、何か心境に変化は出てきたりしましたか?

荒木 やっぱり体作りというのは、自分のなかで意識するようになりました。サッカーで言うと、自分が真ん中の位置でボールを持った時に、周りの選手をどう生かすかは、昨年のサイドハーフから、今年トップ下をやることになって考えるようになりましたね。ゴールから逆算して、どうすればシンプルに、早くゴールまで行けるかを意識しながらプレーしています。

福西 チャンスメークすることももちろんですが、自分でゴールを取るという意識も高い?

荒木 そうですね。ゴールは常に目指しています。

福西 今回、相馬直樹監督が就任して、鹿島は大きく変化したと思いますが、一番変わったところは何かありますか?

荒木 やっぱり守備の部分が前に比べてコンパクトになりました。今はチームとしても非常に良いディフェンスができているかなと思っています。

福西 個人的に要求されることはありますか?

荒木 守備では言われますね。ただ、攻撃に関しては、のびのびとさせてもらっています。特に言われることもなくて、前で自分の持ち味を自由に出してこいという感じなので、真ん中でサイドに振りながら、攻撃を活性化させることは常に意識しています。

福西 見ていて荒木選手に対する対戦相手のマークがきつくなっていると感じますが、それは感じていませんか?

荒木 最近、感じたのは川崎フロンターレ戦ですね。自分のパスから(上田)綺世くんが、ゴールを決めたのですが、すぐに川崎が2ボランチにして対応してきました。すぐに対策されるから、今後、そこをどう打開するのかも考えないといけないなと思っています。

荒木から福西氏へ逆質問、ボランチからパスを引き出すために必要なことは?

――以前、荒木選手は柴崎岳選手が目標と言っていましたが、それは変わっていませんか?

荒木 変わらないですね。柴崎選手のようにゲームをコントロールできたら凄いなと思いますし、そこを目指しています。

福西 柴崎選手は、もう少しボランチ的だと思うのですが、どういうところが目標になっているんですか?

荒木 少し前になりますが、2018年W杯のベルギー戦で柴崎選手のパスから原口(元気)選手がゴールを決めたのですが、一本のパスであんなチャンスが作れるなんて凄いなと思いました。パス一つで、あんなにチャンスかどうかが変わるので、僕も一本のパスで決めさせてあげられるようなパスを出したいですし、点を決めたりする姿も見ているので、そういう選手になりたいなと思っています。

福西 よく見ていますね。

荒木 あのパスは衝撃を受けました。

福西 それがあのレベルでできるのは凄いですよね。将来的な代表入りはどう思っていますか?

荒木 同世代にも久保(建英)選手がいますし、世界を見れば自分の年齢でA代表に入っている選手も結構いますよね? だから年齢は関係ないと思っているので、どんどんアピールし続けて、どんどんそこに絡んでいきたいなと思っています。

――荒木選手は、福西さんがかつて2度のワールドカップに出場したボランチの選手だったということはご存じですか?

荒木 はい。知っています。

福西 本当ですか。2002年に生まれたんですよね?

荒木 はい。2002年です(笑)。

福西 2002年の日韓W杯なんて、生まればかりだから記憶にないですよね?(笑)

荒木 ありません(笑)。福西さんの現役時代の映像は……すみません、見たことがありません。

福西 全然いいですよ(笑)。この大会は見たなというのは、2010年大会くらいですか?

荒木 南アフリカ大会からですかね。僕からも質問していいですか? 今、ボランチの一つ前のトップ下でプレーしているのですが、相手に警戒されていてもそこで受けたいと思っているのですが、ボランチが持った時の顔の出し方だったり、どうすればボランチの選手にパスを出してもらえますか?

福西 ボランチの選手はターンをする前から、トップ下の選手の位置とか、相手のボランチの選手の守備の位置を見ていると思うので、あとはタイミングの合わせ方だと思います。自分が欲しいタイミングでパスを要求し続ければ、タイミングは合ってくると思うので、パスが来なくても要求をし続けることが大事だと思います。そうすれば「荒木選手はこのタイミングでボールが欲しいんだ」っていうのが、ボランチの選手も分かると思うので。

荒木 なるほど。

福西 マークが厳しいと、ボールを取られてしまうこともあると思いますが、ボランチの選手は自分の前で守備ができればいいので、ボールを取られてすぐにプレッシャーをかけたり、相手の動きに制限をかけてくれたりすれば、全然、問題ないですし、その後もパスは出てくると思います。いつもいつも取られていたら、『出すのやめようかな』と思うかもしれませんが(笑)、荒木選手ならそこからターンもできるし、そこからゲームを作れると思うので、どんどん「このタイミングでボールをください」と伝えたほうがいいと思いますよ。その代わり、取られた後に守備をしないと、今は監督にも怒られますからね(笑)。

荒木 はい。そこは、しっかり徹底します。

福西 荒木選手はボランチをやったこともあるので、味方のボランチの気持ちも分かると思いますし、相手のボランチやディフェンスラインが何をやられたら嫌かも分かると思うので、味方にもどんどん要求できれば、チームを引っ張れると思いますよ。

荒木 ありがとうございます。まずは鹿島にタイトルをもたらす選手になりたいと思っていますし、鹿島で結果を出せばA代表にも入れると思います。A代表でW杯とかにも出て、日本を背負って勝たせられるような選手になれたら、自分の理想の選手になれると思うので、頑張りたいと思います。

――福西さん、W杯の舞台というのはどんなところでしたか?

福西 僕は最初の2002年に出た時はめちゃくちゃ緊張しました。自分は緊張しないタイプだと思っていたのですが、あんなに緊張した大会はなかったですね。それもあったので、2006年は落ち着いて入れましたが、荒木選手が緊張している姿を僕も見たいですね(笑)。それくらい大きい大会だと思います。野望も大きいですし、活躍できれば海外からのオファーもたくさん来ると思うので、そうなった時は羽ばたいてほしいですが、まずはJリーグで頑張って結果を出してほしいなと思います。これからも期待して見ていこうと思います。

荒木 はい。頑張ります! 今まで福西さんはテレビで見ている人だったので、話せて不思議な感じがしました(笑)。ありがとうございました。

[プロフィール]
福西崇史/1976年9月1日生まれ、愛媛県出身。95年にFWとしてジュビロ磐田に加入すると、プロ入り後にボランチへコンバートされ黄金時代を迎えたチームの中盤を支えた。J1通算349試合62得点の成績を残し、Jリーグベストイレブンも4度受賞。日本代表としても国際Aマッチ64試合7得点を記録し、2002年日韓大会、06年ドイツ大会とワールドカップに2度出場した。04年アジアカップでは優勝を経験している。





(Football ZONE web編集部)

ベンフィカ、カイオの年俸は高額

ベンフィカのカイオについて報じるポルトガルメディアのO JOGO紙である。
プレシーズンに参加しベンフィカに戻ることを望むカイオであるが、ベンフィカ側としては180万ユーロという年俸が高額と考えておるとのこと。
O JOGO紙の見解としては、ベンフィカはカイオの放出を検討中とする。
今夏、カイオはどこのクラブに行くのであろうか。
交渉を開始したという鹿島アントラーズFCも候補の一つであろう。
しかしながら、この2億4千万円弱の年俸は大きな重荷となろう。
外国人枠も考慮せねばならぬ。
どうなるのか、続報を待ちたい。

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Anuncia estar de volta mas salário afasta-o do Benfica: futuro passa por voltar a sair


Caio Lucas deverá voltar a ser emprestado
Fotografia: Miguel Pereira/Global Imagens


Salário anual de Caio Lucas considerado elevado pela estrutura encarnada.

Caio Lucas esteve no Al Sharjah, dos Emirados Árabes Unidos, onde se destacou com dez golos em 36 partidas na última época. Com contrato até 2023, o avançado vai apresentar-se no Seixal.

"Tenho contrato com o Benfica e a minha programação passa por me apresentar no clube, iniciar a pré-temporada e colocar-me à disposição. Quero ajudar naquilo que puder", disse o brasileiro, que viu o último ano como "muito proveitoso".

Apesar de estar a regressar ao Benfica, o futuro de Caio Lucas passa por voltar a sair, ao que O JOGO apurou. O salário anual líquido supera os 1,8 M€ e é considerado elevado pela estrutura encarnada, que procura a sua saída.

荒木遼太郎・松村優太・染野唯月、「久保くん世代」今後ブレークを果たしそうな選手

久保くん世代について記すAERA.dotである。
バルサに幼少期から所属し話題となった久保くんもFC東京を経てR.マドリード所属となって、東京五輪メンバー、フル代表へと成長を遂げておる。
先日には二十歳の誕生日を迎えた。
その久保くんと同世代がニョキニョキと頭角を現しておって頼もしい。
この記事では鹿島からは荒木遼太郎と松村優太、染野唯月が紹介されておる。
三人ともこの世代屈指のタレントと言えよう。
また、ここには挙げられなかったが山田大樹も世代別代表に名を連ねる。
彼らをパリ五輪に送り出すことは大きなミッションと言えよう。
順調に育ち、日の丸を背負って戦う姿を応援したい。
また、これまで小野伸二らの黄金世代、柴崎岳・宇佐美貴史のプラチナ世代に対して、この久保くん世代にはどのようなネーミングが与えられるのであろうか。
注目したい。

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Jリーグで台頭しつつある「久保世代」 今後ブレークを果たしそうな選手は?

dot.sports2021.6.17 18:00dot.

 久保建英が20歳となった。すでにA代表入りし、U-24代表では攻撃の軸として今夏の東京五輪での活躍が期待される“日本の至宝”だが、2001年6月4日という生年月日は次回2024年のパリ五輪の世代(2001年1月1日以降生まれ)に当てはまる。そしてこの「久保世代」の面々が今季、着実に頭角を現して来ており、日本代表の未来への期待感を高めている。

 将来有望な若手が揃うGKでは、2002年8月21日生まれの鈴木彩艶(浦和)という規格外のGKがレギュラーに定着して頭角を現しているが、久保と同じ2001年生まれにはGK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)いる。ナイジェリア人の父を持ち、身長193センチの高さに加え、足元の技術も高い現代版GK。柏ユース育ちで、現在はポルトガルの名門クラブのU-23チームで活躍中だ。早生まれのために学年的には久保よりも一つ上になるが、01年生まれの一員として、欧州での成功と同時に次回のパリ五輪を狙える位置にいる。

 センターバックでは、2001年5月16日生まれの西尾隆矢(C大阪)が今季開幕からレギュラーとして出場中だ。1学年上の瀬古歩夢との若手CBコンビとして安定した守りを披露。ビルドアップやコーチングなど改善点はあるが、J1の舞台での多くの経験が必ず今後の成長に繋がるはずだ。

「久保世代」で外せないDFが、2002年1月1日生まれの“フィジカルギング”半田陸(山形)だ。運動能力に優れ、強さと速さを併せ持った右サイドバック。キャプテンを務めた2019年のU-17W杯ではセンターバックとして守備陣を統率したが、176センチという身長を考えると世界と戦うには右サイドが適任。すでに所属チームでは不動のレギュラーとして活躍中で、J2では突出したプレーを見せている。

 サイドバックには、2001年1月17日生まれの成瀬竣平(名古屋)もいる。2018年に17歳2カ月でJリーグデビューを果たし、昨季はリーグ戦25試合に出場。小柄な体をアグレッシブなプレーでカバーし、豊富な運動量で右サイドを上下動。攻守にセンスを感じさせるプレイヤーだ。

 ボランチには、2001年6月1日生まれの松岡大起(鳥栖)がいる。圧倒的な運動量と高いボール奪取能力で、すでにチームの心臓としてプレー。自らが目指す“和製カンテ”への道を確実に突き進んでいる。

 ナイジェリア人の父を持つ藤田譲瑠チマ(徳島)も絶賛成長中。2002年2月16日生まれ。優れた状況判断能力を元に攻守にインテンシティの高いプレーを見せることができ、メンタルの強さ、吸収力の高さも大きな魅力で、今季は新天地で自身初のJ1の舞台で経験を積んでいる。

 精度の高い左足を持つ山本理仁(東京V)も2001年12月12日生まれの「久保世代」。中盤の底から長短織り交ぜたパスで攻撃を組み立て、2019年から主力として堂々たるプレーを続けている。

 久保と同じアタッカー陣も人材豊富だ。今季ブレークしているのが、2002年1月29日生まれの荒木遼太郎(鹿島)。東福岡高時代は司令塔の役割を担っていたが、プロではサイドからの“仕掛け役”としての武器を磨き、2年目の今季は開幕3戦連発4得点の離れ業。その後もサイドハーフあるいは2トップの一角として、切れ味鋭いドリブル突破とゴール前での技術とスペースへの嗅覚を見せ、6月の代表ウィーク突入前の時点でチーム最多の6ゴールを決めている。

 青森山田高で10を背負った技巧派レフティー、2001年9月15日生まれの武田英寿(浦和)も期待の逸材。昨年12月にリーグ戦デビューを果たした後、今季は開幕から出場機会を得て、インサイドハーフとして優れた技術と落ちついたボール捌きで、緊急退団した柏木陽介の穴を埋める活躍を披露した。その直後の4月11日の徳島戦で負傷離脱したが、5月19日のルヴァン杯・横浜FC戦で復帰。浦和の未来を背負う存在としてサポーターの期待を集めている。

 さらに攻撃陣には、2002年2月21日生まれの西川潤(C大阪)がいる。桐光学園高時代から技術とスピードを融合させたドリブルで相手ゴールに迫り、正確無比な左足で数々のゴールを奪ってきた。プロ2年目の今季は主に右サイドハーフとして、日本代表MF坂元達裕が負傷離脱している間にスタメン出場。今後も激しい競争の中で成長して行くはずだ。

 そして静岡学園高の10番として「和製アザール」の異名をとった松村優太(鹿島)も2001年4月13日生まれの「久保世代」で、今年5月9日のFC東京戦でリーグ戦初ゴールをマークすると、同22日の鳥栖戦でもゴールネットを揺らして“覚醒”の気配を漂わせている。

 FWにも逸材がいる。早くも欧州の舞台に飛び込んだ斉藤光毅(ロンメル)は、2001年8月10日生まれ。優れた俊敏性から変幻自在の仕掛けでチャンスを作り、ゴール前では高い決定力を発揮。昨年まで所属していた横浜FCではJ2通算31試合6得点、J1通算32試合3得点をマークし、2019年のU-20W杯にチーム最年少で選出。強いメンタリティとスター性で、ベルギー2部から這い上がるつもりだ。

 高校選手権得点王の実績を持つ染野唯月(鹿島)も今季がプロ2年目、2001年9月12日生まれの「久保世代」。今季ここまで途中出場が多かったが、5月1日の横浜FC戦ではスタメン出場。自らの武器であるポストワークとフィニッシュに磨きをかけている。

 さらに注目の逸材が、身長190センチ、体重91キロの大型FW櫻川ソロモン(千葉)だ。ナイジェリア人の父から受け継いだ身体能力を生かしながら、昨季はJ2リーグ戦13試合2得点。今季はスタメン1試合のみで1得点のみだが、これまでの「高さ」、「速さ」、「強さ」に「巧さ」も加わりつつある。このまま期待通りに成長できれば、大迫勇也以上に“ハンパない”ターゲットマンが日本に誕生することになる。

 かつて、天才・小野伸二を中心に切磋琢磨を続けた「黄金世代」が日本サッカー界の大きな希望となったように、この「久保世代」が日本の新たな希望になれるか。昨季、欧州でのキャリアが停滞したと言える久保。日本サッカー界にとっては久保の“単独走”ではなく、久保世代の“集団走”の方が、得るものが多く、そして大きいはずだ。

鹿島アントラーズユース・溝口修平くん・下田栄祐くん、U-17日本代表候補選出

U-17日本代表候補に選出された鹿島アントラーズユースの溝口修平くんと下田栄祐くんである。
これは朗報。
この年代の中心選手として実績を積み、成長していって欲しい。
そしてトップチームへの昇格を狙うのだ。
期待しておる。

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U-17日本代表候補トレーニングキャンプ【6.19~23@千葉】メンバー

2021年06月17日

スタッフ
監督:森山 佳郎 モリヤマ ヨシロウ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
コーチ:城 和憲 ジョウ カズノリ(日本サッカー協会JFAコーチ)
ロールモデルコーチ:中村 憲剛 ナカムラ ケンゴ(日本サッカー協会 ロールモデルコーチ)
GKコーチ:高橋 範夫 タカハシ ノリオ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
フィジカルコーチ:小粥 智浩 オガイ トモヒロ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)

選手
GK
春名 竜聖 ハルナ リュウセイ(セレッソ大阪U-18)
松原 快晟 マツバラ カイセイ(カマタマーレ讃岐U-18)
牧口 一真 マキグチ カズマ(愛媛FC U-18)

DF
杉田 隼 スギタ ハヤト(横浜FCユース)
溝口 修平 ミゾグチ シュウヘイ(鹿島アントラーズユース)
アッパ 勇輝 アッパ ユウキ(日本大学藤沢高)
和田 晃生 ワダ コウセイ(清水エスパルスユース)
西野 奨太 ニシノ ショウタ(北海道コンサドーレ札幌U-18)
行德 瑛 ギョウトク エイ(静岡学園高)
石川 晴大 イシカワ セイタ(清水エスパルスユース)
舩木 大輔 フナキ ダイスケ(横浜F・マリノスユース)
北島 郁哉 キタジマ フミヤ(サガン鳥栖U-18)

MF
西谷 亮 ニシタニ リョウ(東京ヴェルディユース)
山市 秀翔 ヤマイチ シュウト(桐光学園高)
越道 草太 コシミチ ソウタ(サンフレッチェ広島ユース)
楢原 慶輝 ナラハラ ヨシキ(サガン鳥栖U-18)
坂井 駿也 サカイ シュンヤ(サガン鳥栖U-18)
下田 栄祐 シモダ ヨシヒロ(鹿島アントラーズユース)
安部 大晴 アベ タイセイ(V・ファーレン長崎U-18)
北野 颯太 キタノ ソウタ(セレッソ大阪U-18)
大迫 塁 オオサコ ルイ(神村学園高)
廣井 蘭人 ヒロイ ランド(帝京長岡高)

FW
真鍋 隼虎 マナベ ハヤト(名古屋グランパスU-18)
南野 遥海 ミナミノ ハルミ(ガンバ大阪ユース)
内野 航太郎 ウチノ コウタロウ(横浜F・マリノスユース)
内藤 大和 ナイトウ ヤマト(ヴァンフォーレ甲府U-18)

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法検査を実施します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の方におかれましてはトレーニングの見学は一切できません。
※選手やスタッフによるサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡し等の対応も自粛させていただきます。
皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

U-24日本代表 当落線上のCB町田浩樹「非常に高い壁だけど挑んでいく」

東京五輪候補選手について日刊現代DEGITALに集中連載記事を書く元川女史である。
今回は町田浩樹、当落線上と彼をクローズアップしておる。
CBはセリエA・ボローニャ所属の冨安とフル代表で経験豊富なOAの吉田麻也が鉄板であり、ここに割り込む選手は他に見当たらぬ。
マチも選出されたとしてもCBの控えとなろう。
しかしながら、セットプレーからの得点力、左足のフィードは攻撃時に威力を発揮する。
それを考慮すれば選ばれる可能性も否定出来ぬところ。
東京五輪にて躍動すれば、マチ自身が希望する欧州移籍へ大きなアピールとなる。
森保監督の選択は如何に。
発表は6月22日14時。
心して待ちたい。

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東京五輪代表戦士たちの現在地
当落線上のCB町田浩樹「非常に高い壁だけど挑んでいく」


公開日:2021/06/17 06:00 更新日:2021/06/17 06:00


ボーダーライン上にいるCB町田(C)JMPA

町田浩樹(23歳・鹿島アントラーズ・DF)

 中田浩二(鹿島CRO)、内田篤人(JFAロールモデルコーチ)、植田直通(ニーム)……。過去の五輪には毎回のように常勝軍団・鹿島のDFがいた。  

 23歳の町田浩樹は、その系譜を次ぐ存在だ。

 アカデミー生え抜きの左利きCBは目下、東京五輪メンバー入りの当落選上にいるが、「今はコンスタントに鹿島で試合に出て結果もついてきた。自信を持ってやれているので、代表に残りたい気持ちは非常に強い」と切なる胸の内を吐露した。

 190センチの長身は、セットプレー時に威力を発揮する。その存在価値を森保一、横内昭展両指揮官はどう判断するのだろうか。

 1997年8月生まれの町田は茨城県つくば市生まれ、中学時代から鹿島つくばジュニアユース入りし、ユースを経て2016年にトップ昇格を果たした。

 育成時代から中田浩二や小笠原満男(鹿島アカデミーアドバイザー)ら偉大なレジェンドが身近にいて、ラインの上げ下げやボールの奪い方やパスコースの切り方など実践的指導を受ける機会に恵まれた。

 が、プロ3年目までは植田、昌子源(G大阪)というA代表CBの高い壁に阻まれ、ほとんど出場機会を得られなかった。

■「自分が鹿島を支えなければ」

 その状況が変化したのが2019年だ。2018年夏に植田がベルギーへ赴いたのに続き、2019年1月に昌子もフランスへ移籍。町田がCB陣の一角に食い込み始めたのだ。

 そしてザーゴ監督が就任した2020年以降は、より存在感が高まった。同年には内田篤人の引退もあり、下部組織育ちの町田は「これからは自分が鹿島を支えなければいけない」という思いを強めたはずだ。

 急激な成長を森保・横内両監督も見逃さず、今年3月のU-24アルゼンチン2連戦に町田を招集。北九州での2戦目に先発した彼はJ1経験で得た安定感と落ち着きを前面に押し出し、3-0の無失点勝利に貢献。左足からの正確なフィードで攻撃チャンスも演出した。

 これはオーバーエージの吉田麻也(サンプドリア)やA第代表主力の冨安健洋(ボローニャ)にもできない高度な芸当。日本サッカー界が長年待ち望んだ左利きDFの東京五輪参戦がぼんやりと見えてきた。

 ところが、鹿島では直後に自身を重用してくれたザーゴ監督が解任される事態に。相馬直樹コーチが後を引き継いだが、町田の危機感は強まった。

「チーム状態が良くない中で球際、走るところ、コンパクトに戦うところをしっかりやろうと。ある意味『鹿島の原点』に戻るしかない」と自覚を強めた大型CBは、新体制初戦だった4月17日の徳島戦でCKから打点の高いヘッドをお見舞い。1-0の勝利の原動力となり、チームを窮地から救う大仕事をしてみせた。

 その勝負強さは秋田豊(盛岡監督)、岩政大樹(上武大監督)、昌子といった先輩CBたちに通じる。彼は常勝軍団の看板選手に相応しい存在に飛躍するきっかけをつかんだのだ。

 それだけに今回は何とか東京五輪の18人に滑り込んでほしいもの。6月シリーズは3日のA代表との〈兄弟対決〉にフル出場。12日のジャマイカ戦(豊田)も前半45分間プレー。CBの序列では吉田、冨安の下で瀬古歩夢(C大阪)と残り1枠を争う構図と見られる。

 しかし、ボランチ兼任の板倉滉(フローニンゲン)、左SB兼任の中山雄太(ズウォレ)、CBと右SBとCBをこなせる酒井宏樹(浦和)もいるため、町田と瀬古が揃って外れる可能性もゼロではない。

 選考結果が判明するのは22日。仮に悔しい結果に終わったとしても、彼には先がある。

「麻也君とトミを少しでも揺るがすようなプレーができれば、五輪だけじゃなく、その先も見えてくる。非常に高い壁だけど挑んでいきたい」と町田は毅然と前を向いていた。

 そのひたむきさと向上心は、いつか必ず報われるときが来る。そう信じて、今はとにかく鹿島での日々を大事にしてほしい。

Y.S.C.C.横浜戦コメント

「中断期間の中でもやってきたところが出た部分でも非常に良かった」と試合を振り返る指揮官である。
前任者からチームを引き継ぎそのまま過密日程でチームを作ることが出来ずに連戦をこなしてきた。
それがやっと一息ついたところで、相馬監督自身のサッカーを植え付けることが出来たという実感があったのではなかろうか。
ハイラインでコンパクトなサッカーは、今後の戦いに強い光が差した。
そしてそのチームをキャプテンとして牽引したヤスについて、「動き出すタイミングであるとかそういったもの」「本当に素晴らしい仕事をしてくれた」と賞賛する。
紅白戦にて戦術理解度を見抜き起用した相馬監督の慧眼もそして活躍したヤスの経験と能力には敬服する。
負傷交代した怪我の具合が非常に気になる。
また上田綺世については、「しっかりと答えを出してくれた」とハットトリックを評価すると共に、「もう1つ、ゲームに入り切れていない部分」と問題点を言葉にしておる。
なにかしら、やりきれておらぬプレーを見つけ出したのであろう。
今後戦っていくレベルの高いチームとの試合では浮き彫りになってしまう部分があると思われる。
敢えて大勝したからこそ言葉にすることに意味がある。
その綺世は、「僕なりに僕のプランで点が取れたので良かったかなと思いますけど、求められていることが別にあったなら、それを汲み取ってもっとできたら」とイメージの相違を突き詰めると言う。
ここはお互いに歩み寄って貰いたい。
そしてプロデビューとなった早川友基は、「メンタル的には日々の練習を出すという意味でやれていた」と振り返る。
上々のデビューであった。
観ておった我らも早川の才能を感じ取った。
今後、沖、山田と切磋琢磨し更に成長していって貰いたい。
この試合、カテゴリーが下の相手に大勝した結果だけのように思えるが、この1週間で相馬監督の戦術が浸透されたことが重要なファクターであった。
ハイラインでコンパクトにし、パスワークと裏を狙うロングボールの使い分け、ピトゥカを中心とした攻撃が強く伝わってきた。
また、エヴェラウドと綺世を同時起用する際は2TOPではなくエヴェラウドを左サイドに回すということもわかった。
相馬サッカー2.0と言って良かろう。
今後が楽しみである。

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天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 2回戦

鹿島アントラーズ:相馬 直樹
水曜日のナイトゲームにもかかわらず、たくさんのファン・サポーターの皆様にケーズデンキスタジアム水戸まで集まっていただいた。本当にありがとうございました。天皇杯の初戦を勝ちきり、一緒に喜ぶことができたことを非常に嬉しく思う。

早い時間に得点することができた。それが非常に大きなポイントとなったと思っている。YS横浜も狙いを定めて向かってきた。それに対して自分たちが思っているところでボールを奪うことができ、選手たちがそのプレーを継続して戦ってくれた。それにより、前後半ともに4得点することができた。試合と試合の間隔が空いた中で準備してきたことがピッチで出せた。非常に良かったと思う。

簡単ではない天皇杯の初戦だった。今後も今日のように最初から自分たちの流れへと持っていくことができるようにしていかなければいけないと感じた。

またすぐにリーグ戦がある。次のゲームへ向けて、良かった部分のさらなる向上と課題の改善を全員でしていきたい。

Q.遠藤選手のパフォーマンスが非常に高かった。遠藤選手の評価は?

A.彼のキックの精度や動き出しのタイミングなど、さまざまな部分で相手を上回っていた。トレーニングから攻守で質の高いプレーをしており、今日はスイッチになるようなプレーでチームに貢献してくれて、本当に素晴らしい仕事をしてくれた。

Q.途中出場の上田選手が3ゴールを決めた。上田選手の評価は?

A.「点を取る」という部分でしっかりと応えてくれた。少しゲームに入り切れていない部分もあったが、その中でもゴールを決めるというところはストライカーとしてさすがだと感じる。次戦まで中3日ある。よりレベルの高いものを出してもらえるようにしてもらいたい。



【上田 綺世】
3ゴールはどれもワンタッチゴールだった。今日は自分の動き出しというよりも、チームメートからいいパスを供給してもらえたから取れたゴールだと思う。カテゴリーが違う相手との試合ということでやりにくい部分もあったが、交代で入った選手たちがいいプレーをしてそれがチームの追い風となった。

【早川 友基】
デビュー戦は、これまでのトレーニングで積み重ねてきたものを出す場だと思っていた。それが今日の試合では出せていたので良かったと感じている。今日はカテゴリーが違うチームとの対戦だったが、チーム全員で一発勝負という部分を強く意識して勝利することができた。

天皇杯 2回戦
2021年6月16日(水)19:00KO
ケーズデンキスタジアム水戸


[ 相馬 直樹監督 ]
まずは水曜日の平日のナイターという形になりますけど、たくさんのサポーターの方々に集まっていただきました。本当にありがとうございました。天皇杯、非常に難しい初戦なんですけれども、一緒に勝ち切って喜べたことを非常にうれしく思います。

ゲームのほうなんですけども、非常に早い時間に点が取れたことが大きかったと思います。YSさんのほうも狙いを定めて、われわれの背後を突いてくる、スピードのある選手を使ってくる。それをまず基準としながら、われわれを引き伸ばした上でボールを動かす狙いがあったと思いますけど、ボールを持ったところでしっかり前に出ていくことを選手たちが続けてくれたおかげで、前半に4つ、後半に4つという形で取ることができました。そこは中断期間の中でもやってきたところが出た部分でも非常に良かったと思います。

本当に簡単ではない天皇杯初戦というところ。今後もわれわれとしてはチャレンジを受けるような形になりますけれども、今日のように最初から自分たちのゲームに流れを持っていけるようにしたいです。またすぐにリーグ戦が再開する形になりますので、次のゲームに向けて、今日良かった部分をさらに増やすこと、そしてもちろん課題がなかったわけではございませんので、次のゲームに準備していけるようにしたいと思います。

--遠藤 康選手のパフォーマンスについて。
彼のキックの精度、もちろんそれだけではなく動き出すタイミングであるとかそういったものを含めてですね、非常にいろんなもので相手を上回ってくれたと思います。この間、紅白戦をしたんですけれども、その中でも非常になんて言うんですかね、質の高い動きをそのときもかなりしてくれていた。攻守ともにスイッチになるような仕事をしてくれていました。そのときには、いま言ったようなキックの精度で結果ゴールに結びつくようなことはなかったんですけど、今日はスイッチの仕事プラス、実際にオンでのプレーでチームを引っ張ってくれたんじゃないかなと思います。本当に素晴らしい仕事をしてくれたと思っています。

--後半から出場した上田 綺世選手がハットトリックでした。
点を取るというところに対して、非常にしっかりと答えを出してくれたと思います。ただ、途中にも彼にはちょっと声をかけたんですけど、もう1つ、ゲームに入り切れていない部分も正直ありました。その中でも取り切ってしまうところはストライカーとして流石だなと思うところはありますけれども、チーム全体がタフに戦っていく中で彼としたら少し五輪の活動から帰ってきたタイミング。まだ少しゲームに入れない時間も正直あったのかなと思います。リーグ戦までには中3日ではありますけれども、より高いものを出してもらえるようにしたいなと思います。

天皇杯 2回戦
2021年6月16日(水)19:00KO
ケーズデンキスタジアム水戸


早川 友基 - Tomoki HAYAKAWA
GK 29
早川 友基
Tomoki HAYAKAWA

--デビュー戦について振り返ってください。
まず個人的には初出場ということで、相手は置いておいて、自分が練習で日々積み重ねてきたことを出す場だと思っていました。メンタル的には日々の練習を出すという意味でやれていたので良かったと思います。チームとしてはカテゴリーは違いますけど、トーナメントなので一発勝負ということを意識して戦って、良い結果になったかなと思います。

--先発を伝えられたのはいつでしたか?
今日です。今日のミーティングで。準備はしていたので試合に出たらやってやろうという気持ちを常に持っていたし、無失点に抑えてやろうという気持ちは持っていました。失点はしましたが、勝ちにつなげられたので、またこの天皇杯は優勝したらACLなど世界の大会につながっていくので、非常にこの勝ちは大きいと思いました。

--緊張とかはありましたか?
そうですね。日頃から練習で全員が高い意識でやっているし、自分もいつ試合に出てもいいようにという準備の中でやっているので、緊張はなく、いつもどおりのプレーをすることを心がけていました。

--第一歩を踏み出したことについて。
まずこうやって試合に出られたことが1個の成長だと思います。この試合を通じて出た課題を自分の中でフィードバックして、そこを伸ばしていくとともに、試合に出る機会を自分自身で準備しながら、いつ出てもいいようにということを自分の頭の中で持って、今後も一戦一戦戦っていきたいと思います。

上田 綺世 - Ayase UEDA
FW 18
上田 綺世
Ayase UEDA

--ハットトリックを振り返ってもらえますか。
どれもワンタッチゴールだった。自分の動き出しというよりも今日は良いパスをもらえたから取れたのかなと思います。

--相馬 直樹監督が「試合に入れていなかった」と声をかけたそうですが?
別に僕はそういう自覚はなかったですけど、僕なりに僕のプランで点が取れたので良かったかなと思いますけど、求められていることが別にあったなら、それを汲み取ってもっとできたら良かったと思います。

--地元の水戸でハットトリックを達成したことについては?
カテゴリーが違う相手でやりづらい部分もありましたけど、スタートから出た選手が良い追い風を作ってくれたし、それにうまく乗れただけかなと思います。

鹿島・上田 後半から出場でハット、五輪エース候補躍動「追い風にうまく乗れた」

[ 2021年6月17日 05:30 ]

天皇杯2回戦 鹿島8ー1YS横浜 ( 2021年6月16日 )


<鹿島・YS横浜>後半、チーム7点目のゴールを決める鹿島・上田(左)
Photo By 共同


 東京五輪のエース候補と期待される鹿島のFW上田が、後半からの出場でハットトリックを達成した。
 5―0の後半7分に右からのパスをワンタッチで流し込むと、2点目は左クロスに遠いサイドで詰め、3点目はスルーパスに抜け出してGKとの1対1を仕留めた。U―24代表で臨んだジャマイカ戦から中3日だったが、躍動感あるプレーを披露。「スタートで出た選手が追い風をつくってくれて、それにうまく乗れた」とうなずいた。

天皇杯 2回戦 Y.S.C.C.横浜戦



これぞシン・相馬サッカー。
強烈なハイライン。

コリンチャンス、エヴェラウドをリストアップ

アメリカメディアESPNにてコリンチャンスがエヴェラウドをリストアップしたと伝えるFOOTBALL TRIBEである。
コリンチャンスは今夏にセンターFWを補強する予定であり、そのターゲットの一人としてエヴェラウドに白羽の矢が立てられた模様。
しかしながら、エヴェラウドは年末に新契約を結んでおり、違約金は500万ドルに設定されておる。
また契約期間についてはFOOTBALL TRIBEでは2022年1月と伝えるが、これは旧契約であり、新契約では2024年1月までに更新されておる。
いずれにせよ、コリンチャンスが500万ドルを用意するのかどうかが焦点となろう。
そして、エヴェラウドはJリーグに合うセンターFWであり、替えの効く選手ではない。
どのような事になるであろうか。
注目である。

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鹿島FWエヴェラウドにブラジル1部コリンチャンスが関心!昨季終了後に4300万円ねん出も…

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズに所属するブラジル人FWエヴェラウドに、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のコリンチャンスが関心を寄せているようだ。15日、アメリカメディア『ESPN』が報じている。

 現在29歳のエヴェラウドは、昨年1月にリーガMX(メキシコ1部)のケレタロから鹿島アントラーズへ完全移籍により加入。昨季はJ1リーグ33試合に出場し18ゴールをあげると、Jリーグベストイレブンにも選出。カルロス・ザーゴ前監督から不動のストライカーとして確かな信頼を得ていた。相馬直樹監督の就任以降は新型コロナウイルス陽性の影響もあり、途中出場したJ1リーグ第17節・川崎フロンターレ戦以外のリーグ戦ではピッチに立っていない。

 一方、コリンチャンスは昨季のリーグ戦を12位で終えると、今季も3試合を終えて1勝1分1敗としている。また、昨季終了後には複数選手の放出により200万レアル(約4300万円)をねん出。今夏のマーケット期間ではストライカーの補強を行う方針を固めているとのことだ。

 コリンチャンスは獲得候補として、アトレチコ・ミネイロに所属するFWレナト・カイザーと鹿島アントラーズのエヴェラウドをリストアップしている模様。カイザーは昨季、リーグ戦で29試合に先発出場して11ゴールをマーク。今季は開幕節・アメリカMG戦で先発メンバーに名を連ねたものの、その後の2試合では後半途中からの出場となっている。

 一方、エヴェラウドは昨季終了後に中国移籍の噂が飛び交った中、鹿島アントラーズと新契約を締結。契約期間は2022年1月までとなっているほか、同選手の代理人が500万ドル(約5億4000万円)の契約解除条項が盛り込まれていることを明言していた。

 なお、先日にはECバイーアもエヴェラウド獲得に興味を示していたが、代理人が鹿島アントラーズ残留が基本線であることを強調している。

土居聖真には「鹿島の血」が流れている

土居聖真について取材したSportivaの原田氏である。
「間違いなく、今の鹿島アントラーズを牽引している。土居聖真は、プレーで、姿勢で、まさに"鹿島"を体現している」と書き出すこの記事には聖真のプレーから来る印象以上に内面が伝わってくる。
ファーストディフェンスを心がけ且つ得点に絡む、素晴らしいアタッカーは、「FWでプレーしている時は、最近、興梠慎三さんを意識しています」と言う。
年齢を重ね身体能力に頼らぬプレースタイルに変えた現在の興梠は、聖真が参考するには良いように思える。
"チームのために"という聖真の信条は鹿島が育んだもの。
「その身体には、間違いなく鹿島の血が流れている」という文章に原田氏の印象が強く表れる。
そして、小笠原満男の引退が契機であったことを明かす。
「自分も齢を重ねて、昔はわからなかったものがわかってきた」と更に聖真を成長させたことが伝わってくる。
更に、「"根性"という言葉に行き着くんです」という言葉からの一連の考えは一つの神髄に感じさせられる。
世の中もはや根性論などは過去の遺物という風潮であり、やることをやれば良いように考えておる者が多い。
しかしながら、最後は精神的・メンタルによる事が多い。
周囲にモチベーションを上げて貰わねばどうにもならない輩は使い物にならぬ。
自身にて考え方。強い気持ちを引き出していける者だけが上に登ることが出来ると言えよう。
それを教えてくれる。
最後に「首根っこを引っ張ってでも顔を上げろと言って、次の試合に勝つための準備をしていきたい。ひざに手をついてしまう選手がいれば、引っ張ってでも前を向かせて、一緒に進んでいきたい。今の自分がそういう立場にあることは、自覚しています」と聖真の自覚が語られる。
鹿島アントラーズFCにて11年、その"精神"は「鹿島の血」である。

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土居聖真には「鹿島の血」が流れている。意識している先輩FWとの交流

原田大輔●取材・文 text by Harada Daisuke佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 間違いなく、今の鹿島アントラーズを牽引している。土居聖真は、プレーで、姿勢で、まさに"鹿島"を体現している。

 シーズン途中の監督交代に踏み切り、コーチだった相馬直樹が指揮官に就任してから、鹿島はリーグ戦5勝1分の6戦無敗。J1第15節でサガン鳥栖、第17節で川崎フロンターレに敗れたものの、明らかな復調を見せている。

 そのチームにおいて、第12節の横浜FC戦で今季初ゴールをマークすると、5−3の撃ち合いを制した第14節の横浜F・マリノス戦ではハットトリックを達成。センターフォワード、トップ下、はたまたサイドと、幅広いポジションを担っているのが、ジュニアユースからの生え抜きでプロ11年目の背番号8だ。


アントラーズ伝統の8番を背負う土居聖真

「相馬監督になって、チームの目的意識がよりはっきりしました。それまではボールを握ることに注力しすぎたところもありましたが、相馬監督になり、攻守の切り替えについては強く言われています。とくにF・マリノス戦は、そこを活かせた試合でした。

 もちろん、簡単にボールを奪われてはいけないし、それは相馬監督も言っていること。そうした前提はありつつも、試合ではやっぱり、ボールを取られることもある。その時、チームとしてどうするのか。ボールを取られた選手はもちろん、周りの選手たちもカバーする意識が高まったことで、チームは機能するようになったと思っています」

 プレーと姿勢で鹿島を体現する土居の"思考"に耳を傾けてみたいと考えたのは、次のような言葉を期待していたからかもしれない。

「これはあくまで個人的な意見になりますが、それまではボールを保持しようとしすぎるあまり、ボールを取られた人に対して責任転嫁するところがあったというか。チームとして人任せにしている部分があったと、僕は思っています。

 それが今は、ボールは取られるものとすら考えて、みんなが次のプレーを準備している。相馬監督もチャレンジ&カバーという言葉を使いますが、カバーしてくれる選手がいるからこそ、チャレンジができる。

 これまでも、みんながみんな、チームの勝利のためにという思いでプレーしていたけど、その思いの矢印がひとつの方向ではなかった。でも今は、勝利を積み重ねているように、チームとして同じ方向にその矢印が向いていると思いますし、その矢印が太くなっているとも感じられています。

 これも相馬監督がよく言うことのひとつですけど、僕らはチャレンジャー。その言葉がピッタリと当てはまるような戦いを、どの試合でも見せられている」

 そう言って思い起こしてくれたのが、3−0で快勝したJ1第13節のFC東京戦や、被シュートをゼロに抑えて2−0で勝利した第21節の名古屋グランパス戦だった。

「連戦でメンバーが変わっても質を落とさずに結果を残せたことで、チーム全体の底上げを感じることができました。とくにその2試合は無失点で終えられたように、鹿島っぽいと言われるチームのよさを出すこともできました。昨季、今季と、新たなことにチャレンジしようとしたところもありましたけど、一方で原点に立ち返れるところも、うちの強みだと思っています」

 チームに対して厳しい言葉を投げかけられるのも、自覚の表われだろう。

 攻撃もさることながら、土居がチームを牽引していると表現したのは、相馬監督も重視するファーストディフェンス、すなわち前線からの守備にある。まさにチャレンジ&カバー。チャレンジを示す攻撃も担う彼は、目に見えない守備でもチームをカバーしている。

「ここ数年、守備の楽しさもわかるようになってきました。最終ラインのワン(犬飼智也)も、僕のプレスのかけ方は後ろとしてもやりやすいと言ってくれている。ロングボールやクリアボールとは違って、意図したパスは守る相手も神経をすり減らすように、ボールを追うにしても、無駄に追いかけるのではなく、意図したプレスというものを考えながらやっています。

 自分のところで奪えずとも、後ろがそれに連動してボールを回収することができれば、結果的にいい攻撃につながる。自分のところで奪い切れずとも、プレッシャーを与え続ける。そうしたジャブが、F・マリノス戦で(上田)綺世が決めたようなゴールにもつながっていく

 これまでも、みんながみんな、チームの勝利のためにという思いでプレーしていたけど、その思いの矢印がひとつの方向ではなかった。でも今は、勝利を積み重ねているように、チームとして同じ方向にその矢印が向いていると思いますし、その矢印が太くなっているとも感じられています。

 これも相馬監督がよく言うことのひとつですけど、僕らはチャレンジャー。その言葉がピッタリと当てはまるような戦いを、どの試合でも見せられている」

 そう言って思い起こしてくれたのが、3−0で快勝したJ1第13節のFC東京戦や、被シュートをゼロに抑えて2−0で勝利した第21節の名古屋グランパス戦だった。

「連戦でメンバーが変わっても質を落とさずに結果を残せたことで、チーム全体の底上げを感じることができました。とくにその2試合は無失点で終えられたように、鹿島っぽいと言われるチームのよさを出すこともできました。昨季、今季と、新たなことにチャレンジしようとしたところもありましたけど、一方で原点に立ち返れるところも、うちの強みだと思っています」

 チームに対して厳しい言葉を投げかけられるのも、自覚の表われだろう。

 攻撃もさることながら、土居がチームを牽引していると表現したのは、相馬監督も重視するファーストディフェンス、すなわち前線からの守備にある。まさにチャレンジ&カバー。チャレンジを示す攻撃も担う彼は、目に見えない守備でもチームをカバーしている。

「ここ数年、守備の楽しさもわかるようになってきました。最終ラインのワン(犬飼智也)も、僕のプレスのかけ方は後ろとしてもやりやすいと言ってくれている。ロングボールやクリアボールとは違って、意図したパスは守る相手も神経をすり減らすように、ボールを追うにしても、無駄に追いかけるのではなく、意図したプレスというものを考えながらやっています。

 自分のところで奪えずとも、後ろがそれに連動してボールを回収することができれば、結果的にいい攻撃につながる。自分のところで奪い切れずとも、プレッシャーを与え続ける。そうしたジャブが、F・マリノス戦で(上田)綺世が決めたようなゴールにもつながっていく」

 例に挙げたのは、横浜FM戦の77分に相手GKがロングボールの処理を誤り、上田が決めたシーンだ。直接的に土居は関与していないが、上田のプレッシャーをかける素振りが相手のミスにつながったのも、土居が言うジャブを打ち続けた結果だ。

 一見、地味に思える守備に労力を割いているのは、チームのためにという思いが強いからにほかならない。

 一方で、この時期はFWとしてプレーし、ゴール、アシストと数字も残している。守備だけでなく、攻撃についても聞きたいと思い尋ねると、「あんまり言いたくないんですけど」と、いたずらっぽく笑いながら教えてくれた。

「FWでプレーしている時は、最近、興梠慎三さんを意識しています」

 かつて鹿島でもプレーし、J1通算得点記録3位の158ゴールを叩き出す浦和レッズのストライカーを挙げた。

「もともと、サイドでプレーしている時も身体の使い方やボールキープの仕方は参考にさせてもらっていたんですけど、自分とそれほど身長も変わらないのに、慎三さんは身体も強いし、身体の使い方もうまい。得点パターンも多いので、LINEでいろいろと聞いているんです」

 こちらが前のめりになると、その交流を明かしてくれた。

「それもあって、ハットトリックをした時には『センターフォワードに目覚めちゃったか』と言われました。自分は慎三さんになれるわけではないですけど、参考にできるところはたくさんある。だから最近は、試合前にも慎三さんのプレー動画を見たりしています。

 自分が得点という数字を稼ぐには、FWでプレーしている時が一番。トップ下やサイドになればまた役割も変わるので、FWでプレーした時には点取り屋っぽいことに専念したいなと。FWは周りを活かすプレーよりも、まずは点を取ってこそ、ですからね」

 ゴール、アシストで結果を残している背景には、そうした秘密があった。

 チーム屈指のテクニシャンでもあるだけに、メンバーが揃い、状況が変われば、FW以外で起用されることもある。「だから」と土居は言う。

 近しいグループだけで話をして完結させるよりも、チーム全体で共有できていたほうがいい。サッカーは1人や2人でやるものではなく、ピッチにいる11人、もっと言えばチームに所属する全員でやるもの。その時、試合に出る人、出ていない人というのも関係なく、チーム全体で共通意識が持てれば持てるほど、チームは一体感が出ますからね」

 その身体には、間違いなく鹿島の血が流れている。

 目に見える華やかなプレーだけでなく、泥臭いプレーで汗をかき、姿勢でチームを引っ張る。それこそが、鹿島が、鹿島として築いてきた原点である。

 そして......「3年前」と土居が語るように、そこには意識が変わる契機があった。

土居聖真が小笠原、内田、曽ヶ端から学んだ「鹿島イズム」の真髄

原田大輔●取材・文 text by Harada Daisuke佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 ジュニアユース時代から数えれば、鹿島アントラーズに在籍して17年目、トップチーム昇格から数えても11年目になる。初々しいころから見守ってきたファン・サポーターにとっては、土居聖真が29歳になったと知れば、年月を感じることだろう。

 その年月はプレーの頼もしさとなり、チームを背負う気概は言葉の重みとして、端々から感じ取ることができる。


土居聖真はジュニアユース時代から数えると在籍17年目

 今や誰よりも鹿島を知るだけに、「3年前」という単位を聞いて、触れないわけにはいかなかった。3年前の2018年は、クラブのレジェンドである小笠原満男がスパイクを脱いだタイミング。土居の意識が変わったことと無関係ではないのではないか----。実際、彼は小笠原の引退会見にも足を運んでいたからだ。

「一緒に過ごしてきた財産は、ずっと変わらず自分の心にあるので、それがあればいいと思っていました。でも、純粋に(引退会見に)行ったら喜んでもらえるのではないかとも思ったんです。いつか自分が引退する時にも、後輩が来てくれたらうれしいですからね。

 そうした思いもあったので、満男さんの時も、(内田)篤人さんの時も、ソガさん(曽ケ端準)の時も引退会見に行きました。満男さんの時は『やっぱりやめません』って言わないかなぁと思っていたんですけど、言いませんでしたね」

 その2018年に小笠原を見送ってから、昨年8月には内田、同12月には曽ケ端と、クラブのレジェンドが引退する瞬間を見届けてきた。今の土居がチームに対して厳しい言葉を投げかけ、チームのことを考えて行動する姿勢には、そうした先輩たちから受け取ったメッセージがある。

「満男さんとは同じ東北人だからか、感じること、思っていることが似ている部分がありました。人を見ていないようで見ていた人でしたから。全体が見えていたんだと思います。

 自分も齢を重ねて、昔はわからなかったものがわかってきた。それはチームメイトのことだけではなく、鹿島アントラーズというクラブ全体が見えるようになってきたこともひとつ。だから、いいところだけでなく、もっとこうしたほうがいいと思う部分も含めて、自分も補うことができればと思うようになった。いいところも悪いところも盗んで大きくなろうと。

 姿勢というものは、ピッチでしか示すことはできないですけど、たとえば自分がカシマスタジアムでハットトリックした姿を見て、後輩やアカデミーの選手たちが『いつか自分も』と思ってくれたとすれば、鹿島の未来はきっと明るい。その連続だと思うんですよね。自分もそうでしたし、アントラーズの歴史はそうやって紡がれてきましたから」

 若い時から背中を追いかけ、追い越そうと見続けてきただけに、彼なりに感じていることもある。

「満男さんは、自分が汚れ役を買ってでもチームの輪を作るのが本当に上手でした。篤人さんもそうでしたけど、ピッチの外に出れば、自分がふざけてでもチームの雰囲気を作ろうとする。ピッチに入れば、試合も紅白戦も真剣にやる。その姿は、本当に勝つためにすべてを注いでいるように見えた。

 オンとオフの切り替えがはっきりしていて、ピッチ外でも、いつもみんなのことを気遣っていた。それも決して上から目線ではなく、同じ目線に立ち、チームを和ませようとしていた。ほかにもそういう先輩たちはたくさんいましたけど、決して簡単なことじゃない。

 そのなかでも、篤人さんは見てきたこと、経験してきたことが世界基準だったので、ひとつひとつの言葉に説得力もあった。でも、僕のなかでは、満男さんも、ソガさんも、篤人さんも、3人とも似ているんですよね」

 それぞれから何を学んだかを聞こうと考えていたが、土居の言葉を聞いて、無粋だと思ってやめた。その共通点こそが、きっと"鹿島"だと感じたからだ。

「最終的に3人のことを考えていくと、"根性"という言葉に行き着くんです。言葉にすると安っぽく聞こえるかもしれませんが、満男さん、ソガさん、篤人さんのことを整理した時に思ったのは、結局のところ、そこだった。3人ともベクトルが常に自分に向いていた」

 土居は、根性論を持ち出したいわけではない。根性という言葉が持つ本来の意味----語ってくれたのは、挫けない心根についてだった。

「3人に言えるのが、『みんな一緒に仲よく手をつないで、がんばろうぜ』ということではなかったんですよね。どちらかというと、そのベクトルがいつも自分に向いていて、常に自分に対して『もっと奮い立てよ。もっとやれよ』という人たちだった。

 だから、僕が言いたいのは、そういう意味での根性なんです。だって、ソガさんは身体がボロボロでも練習を休まなかったし、それでもスーパーセーブを連発していた。満男さんもそうでしたけど、多少痛いところがあってもグラウンドに立つし、そこで結果を残す。それは篤人さんも一緒。僕が思う、僕が学んだ鹿島イズムというのは、そういうことだと思う」

 それこそが、土居が受け継いでいる姿勢にもつながっているのだろう。

「だから、内側から醸し出されるもの、溢れ出るものだと思います。自分にベクトルを向けていた3人に共通していたのは、決して人のせいにしないところだった。そうした姿勢も、見せようとして見せていたわけじゃない。僕はそれを勝手に見て感じていただけ。でも、その感じられるか、感じられないかも大切だと思います」

 たとえばだが、試合に出られない理由を外に向けてしまうのは簡単だ。プレーで結果を残せない原因を周りのせいにしてしまうのも簡単だろう。だが、それでは自分のためにも、チームのためにもならない。土居が3人のレジェンドから教わったというよりも、感じ取ったのは、いいときも悪いときも自分に矢印を向け続ける、まさしく"根性"(心根)だった。

「ただ単純に『負けず嫌い』なだけだとも思うんですけどね(笑)。でも、そういう意地や根性が3人にはありました。自分も3年前くらいから、『人に言う前に、まずは自分』と思うようになって、自分にベクトルを向けるようになったら、プレーにも好影響を及ぼす試合が多くなった。ちょうど、満男さんが引退するか、しないかという時期に、そう感じたんです。

 サッカーは個人競技ではなく、11人でやるスポーツなので、人のせいにしたくなる時ってあると思うんですよね。でも、そこをグッと堪えて、自分に矢印を向ける。僕がリーグ優勝を経験したのは2016年の一度だけですけど、あの時のチームは自分に矢印を向けている選手が多かったなと、今振り返るとあらためて思います」

 自分に矢印を向けて、もっと、さらに、そして次は、と追求してくことで成長していく。それがひとり、ふたりと増えていくことで、土居が言うようにチームの矢印は方向が揃い、そして太くなっていくのだろう。

「しかも、それを1年間続けていくことが大事。今だけがいい、というのではダメなんです。自分も若い時は、この時期は調子がいい、この時間帯まではプレーの質がいいということがありましたけど、90分通して力を発揮できなければいけないし、1年間継続していかなければいけない。チームとして、それができた結果が、タイトルにつながっていく」

 そう言って土居は、自分の若かりしころを思い出す。

「まだ、試合に出られなかった若い時、(岩政)大樹さんに言われたんです。『どうやったら試合に出られると思う?』と。それで考えていたら、『チームメイトに認められることだ』と教えてもらった。

 今日、明日だけいいプレーをするのではなく、ずっといいプレーをしていくことでチームメイトに認められていく。そうすることで、監督にも認められれば、チームメイトから信頼され、パスも出てくるようになる。その言葉を聞いてからは毎日、大樹さんに『お前、いいな』と思われるように練習していた。そうやって続けていたら、プロ3年目の夏かな。試合に出られるようになったんです」

 チームメイトが認める選手。それは、土居が背中を追いかけた3人にも共通している。そして、守備というプレーでチームを助け、攻撃ではゲームを作る土居のプレーもまた、それを体現している。

「チームは結果も含め、いいときも悪いときもある。今のチームには若い選手も多いので、苦しい時には顔を下げてしまう選手もいると思います。

 でも、そうした時に、首根っこを引っ張ってでも顔を上げろと言って、次の試合に勝つための準備をしていきたい。ひざに手をついてしまう選手がいれば、引っ張ってでも前を向かせて、一緒に進んでいきたい。今の自分がそういう立場にあることは、自覚しています」

 最後の言葉を聞いて、今の彼に話を聞きたいと吸い寄せられた気持ちが確かだったことを実感した。来年には節目の30歳になる。鹿島で育った彼は、先輩たちの背中から自ら感じ取り、鹿島らしい選手になった。

 背番号8が、プレーで、姿勢で、そして背中で、チームを牽引していく。

【profile】
土居聖真(どい・しょうま)
1992年5月21日生まれ、山形県山形市出身。2001年、鹿島アントラーズユースからトップチームに昇格。柴崎岳や昌子源などが同期。2014年にトップ下のポジションに定着し、2015年から伝統の背番号8を背負う。2017年には日本代表に初選出され、12月の中国戦で代表デビューを果たす。ポジション=MF、FW。身長172cm、体重63kg。

相馬監督、簡単ではない

天皇杯2回戦・Y.S.C.C.横浜戦に向けた前日会見をオンラインにて行った相馬監督である。
「ACLにつながり、その先のクラブワールドカップにもつながる大会、100回を超えるような伝統のある大会、そして“日本一”を決める大会でもある」とACLについて言及した。
天皇杯を制すれば来季のACL出場権を得る。
これは大きな事項である。
是が非でも勝ち得るべき大会と言えよう。
その為にはこの緒戦、カテゴリーが下の相手とはいえ気を抜くことはあり得ぬ。
休養たっぷりの試合ということもあり、インテンシティ高く挑むことが出来るのではなかろうか。
それは相馬監督の「我々は、どんな相手との対戦でも、目の前の1試合に集中してやっていく。判断の基準にせよ、インテンシティーのレベルにせよ、相手がどこでも関係なく、それらをやれるかは、すごく大事になります。目の前のワンゲーム、ワンプレーに、しっかりとそれらを出し切れるか。ある意味、自分たち自身に対するチャレンジのような試合になると(選手たちに)話をしました」という言葉で選手に伝えられておる。
強い気持ちで戦い、勝利を掴み取ろう。
重要な一戦である。

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【鹿島】「伝統のある、日本一を決める大会」。天皇杯の重要性を知る相馬直樹監督、「簡単ではない」初戦突破へ

2021-06-15
サッカーマガジン編集部


6月15日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。翌16日にはケーズデンキスタジアム水戸でY.S.C.C.横浜との天皇杯2回戦を戦う。2年ぶりの舞台で、2016年度以来となる5大会ぶりの優勝を果たすために、まずは初戦突破を狙う。


上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「実際に、今年もジャイアントキリングが起こっています」

 相馬直樹監督が就任した4月から続いていた15連戦が6月6日に終わり、1週間半後となる16日に再び公式戦に臨む。次なる戦いの場は、指揮官が「ACLにつながり、その先のクラブワールドカップにもつながる大会、100回を超えるような伝統のある大会、そして“日本一”を決める大会でもある」と表現する天皇杯だ。それらの言葉とともに、「この大会の重要性」を選手たちに伝え、2016年度大会以来となる優勝を目指す。

 初戦となる2回戦では、J3のY.S.C.C.横浜(神奈川県代表)と対戦する。リーグのカテゴリーを見れば“格下”と言える相手だろうが、決して油断はできない。「実際に、今年も“ジャイアントキリング”が起こっています」と相馬監督が言うように、1週間前には横浜FMがJFLのHonda FCに、FC東京が順天堂大学に敗れるなど、波乱の結果が続出している。一発勝負のトーナメント戦であるだけに、「当然、下のカテゴリーのチームはそれを目指してやってくる」という相手の勢いを止めなくてはいけない。

「我々は、どんな相手との対戦でも、目の前の1試合に集中してやっていく。判断の基準にせよ、インテンシティーのレベルにせよ、相手がどこでも関係なく、それらをやれるかは、すごく大事になります。目の前のワンゲーム、ワンプレーに、しっかりとそれらを出し切れるか。ある意味、自分たち自身に対するチャレンジのような試合になると(選手たちに)話をしました」

 また一つのタイトル獲得に向けて、まずは「簡単ではない」と相馬監督が言う初戦での勝利を狙う。


6月15日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「あまり歯止めをかけず、でも破綻しないように」見る者を楽しませる鹿島・相馬監督の絶妙な手綱さばき

広島由寛(サッカーダイジェストWEB)
2021年06月16日


「多少粗削りでも、思い切ってアグレッシブに」


天皇杯2回戦でJ3のYS横浜と対戦。相馬監督は「どんな相手にも目の前の1試合に集中」と気を引き締める。(C)KASHIMA ANTLERS

「どちらかというと、行き過ぎなぐらいで、僕はいい」

 一定のルールはある。ただ、たとえそこを逸脱しても、すべてダメなわけではない。

 鹿島アントラーズの相馬直樹監督は、プレーにおける「判断基準」を重視する。代表ウイークで試合のない期間も「自分たちの判断基準のところ、そこを揃える」ことを再確認したという。

 その判断基準はどれぐらい共有され、ピッチ上で正しく表現できているのか。相馬監督は「できている時と、できていない時がある」と現状を見ている。

「ときには、ちょっと行き過ぎてしまっているというか、相手に主導権がある時に、攻撃であれ守備であれ、自分たちがもう一度、主導権を取り返す、その時には少し我慢をする、という展開にならなければいけないけど、そういうときに仕掛けてしまうことも起きたりしている」

 今、この状況でチームとしていかに一体感を持って振る舞えるか。取るべき行動はもちろん統一されていなければならないが、指揮官は杓子定規に制限をかけたりはしない。ルールよりも、もっと大事なものがある。

「その判断基準に向けて、前向きに取り組もうという意欲、チャレンジしようという意欲は、本当にありがたいことに、すごく高いものを感じています。揃えなければいけないけど、多少揃わなくても、ポジティブなエネルギーであればカバーできると思っている」

 ひたむきに、アグレッシブに、ガムシャラに。無謀であってはならないが、貪欲な姿勢を大切にしている。

「見ている人からすれば、うまいこときれいにやろうとしているなっていうよりも、多少粗削りでも、思い切ってアグレッシブにやろうとしているほうが、楽しいと思うのではないかと僕自身は思っているので。僕自身、そのほうが好きってことですね、単純に。ポジティブなエネルギー、そこにはあまり歯止めをかけないように、でも破綻しないように、と思っています」

 6月16日には天皇杯2回戦でJ3のY.S.C.C.横浜と対戦する。2つ下のカテゴリーの相手は、鹿島からの大金星を狙い、迫力を持って立ち向かってくるだろう。相馬監督もその点は警戒しつつ、「それを上回るぐらいのものをスタートからしっかり出せるように準備したい」と気を引き締める

 YS横浜戦のあとも連戦は続く。今後に弾みをつける勝利を飾りたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)

上田綺世、超論理型ストライカー

上田綺世について記すSprtivaの小宮氏である。
綺世の「ゴール定理」について過去の取材から列挙しておる。
ストライカーとしての信条が強く伝わってくる。
綺世はゴールアーティストなのであろう。
自分の美学を持っておる。
だからこそ上田綺世のゴールシーンはより多くの感動を呼ぶ、感銘を受けるのである。
東京五輪でもそのように日本国民に感動を与えて貰おうではないか。
またそうなっては綺世を日本国内に留めることは難しいやも知れぬ。
覚悟も必要であろう。
そして今が旬の偉大なるストライカーの活躍を堪能したい。
楽しみである。

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上田綺世は超論理型ストライカー。「選択肢に0.2秒で答えを出します」

小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

――ストライカーとは何か?

 法政大学時代、プロ入りする前の最後のインタビューだった。筆者は、上田綺世(鹿島アントラーズ)にそう投げかけた。

「頼られる存在でなければならないと思っています。そのためには味方を頼れないといけない。お互いが信頼を得て、得られて、ストライカーは成り立つ。一匹狼はダメ。ましてや、僕なんて動き出しが武器なんで、パサーがいないと生きない。ゴールは最後の1割が自分で、組み立ててくれる9割が別にあると思っています。そこで自分の色を発揮し、成功に終わらせるのが役目で......」

 上田は自らのプレーを精密に見つめ、順序だてて説明した。いわゆる論理型のストライカーだ。

「FWというポジションは、単純に点を取るのが仕事で、ミスしてもうまく切り盛りして次に行く。捨てるところは捨てて、拾うところは拾う」

 彼にはストライカーの定理があった。


U-24日本代表としてジャマイカ戦に後半から出場した上田綺世

 6月12日、豊田。センターサークルで三笘薫がドリブルでジャマイカのひとりをはがしてボールを運んだ瞬間だった。上田はパスコースを示すように疾走。並走するディフェンダーを置き去りに、パスを呼び込む。無駄にボールに触らず、最短距離でゴール前に侵入し、GKと1対1になった。

「ゴロでコースを狙うか、GKをかわして打つか。(GKが)中途半端な出方だったので、ここはループだろうと」

 試合後に上田は冷静にそう振り返ったが、GKの頭上を抜くシュートの軌道は掛け値なしに美しかった。

「僕はシュートを打つときは、選択肢を消去法で消していきます」

 かつてのインタビューで、上田は淡々と語っていた。

「少し先を見るというか......。例えばですが、背後に出たボールでGKと1対1に近い状況になったら、僕の選択肢はだいたい4つあります。ファーにゴロ、ニア、ループ、そしてGKをかわす。GKを見たとき、瞬間的に『ニアだと当たる』『ループはできない』とか感覚的に"はばばば"って頭の中にある写真映像をはじいて。たぶん、0.2秒とかで答えを出します」

 上田はキャリアの中でゴールの定理を突き詰めてきた。シュートの修正、改善、発見と、その繰り返し。例えば鹿島では、昨シーズンからチームメイトになったブラジル人FWエヴェラウドのフィニッシュパターンも貪欲に盗んでいる。

「結局、FWはシュートの(バリエーションの)幅があるかどうか。シュートは簡単に見えるものでも、思った以上にどれも難しい」

 上田はそう言う。ゴールという答えを導き出すための定理。それに向き合って、逆算してきたからこその言葉だ。

 特徴である動き出しひとつとっても、緻密な計算と洗練が見える。味方の特性を理解し、呼吸を合わせる。一連の動きには彼なりの臨機応変な計算があって、ディテールの乱れでシュートが決まらないことはあるが、ゴールは明確にイメージされたものだ。

 さらに言えば、ゴールに至る前段階で上田にはビジョンが浮かんでいる。サイドに流れる動きやポストプレーはそのひとつだろう。スペースを創り出し、使い、共有できる。非常に理知的なプレーだ。

 また、上田はイメージを具現化する屈強な体と技術にも恵まれている。ディフェンスと並走した時にぶつかり合っても競り負けず、腰が強い。ガーナ戦で久保建英にアシストしたシーンでは、縦パスをエリア内で収めたが、特筆すべきキープ力だった。ヘディングも献身的に競り合うだけでなく、横からのボールに対してはマークを外す動きが秀逸で、完璧なインパクトで叩き込んだ。

「僕は緊張することが嫌いじゃないんです」

 上田は訥々と語ったが、そこに彼の本質が見えた。

「例えばPKも『好き』と言いながら、本当は緊張して、(2018年の)アジア大会のマレーシア戦で蹴った時、息が詰まるくらいの緊張で呼吸も苦しくて、ボールを置くときも手が震えた。でも、この一蹴りを入れられたら、『違う上田綺世にたどり着ける』と思えて......。逆に外せば終わってしまうんですが、そこは五分五分のフェアな賭けで、僕はその一瞬が好きで、自分が蹴るまで誰も干渉できない空気も好きですね。それを楽しみたい。決められる自信もありながら、外した自分も思い浮かべられる。どっちに行けるのか」

 ひりひりとした感覚を楽しめるのは、本能的ストライカーとも言える。定理にすがりつかず、ギャンブラーの荒々しさも持っているのだ。

「(東京五輪の最終選考に向け)メンバーがライバルという感じで報道されますけど、サッカーをやっている限り、どこかのチームに所属して、そこには競争があって。五輪でも代表でも、その本質は変わらないと思っています。(ジャマイカ戦は)ゴールを決められましたけど、2点目になるようなクロスもありましたし、FWである限りはゴールを求め続けるだけ」

 7月に開幕予定の東京五輪。上田のゴールの定理が、メダルの歓喜とイコールで結ばれる。

常本佳吾、タイトル獲得に絡めれば必ず個人の成長につながる

オンライン取材に応じた常本佳吾である。
過密日程を終えオフが取れたことを、「1度サッカーから離れて休める時間があり、気分的にもリフレッシュできました。オフ明けの練習でもみんながいい表情でトレーニングできていたので、このオフは次の試合での勝利に向けて、しっかり休めた時間だったと思います」と語る。
さすがにこの15連戦は選手としてしんどい部分もあったことであろう。
特に精神的なものを回復させるところが難しかったのではなかろうか。
オフ明けにはリフレッシュされたチームメンバーの表情があったことが明かされる。
一安心と言えよう。
そして挑む天皇杯2回戦の相手はJ3のY.S.C.C.横浜となる。
下のカテゴリーとはいえ、手強い相手である。
昨年まで大学生として天皇杯に参加しておった常本としては、「自分が下の立場のときは、前半は必ず(失点)ゼロで終わることを(目標に)やっていたので、(今回鹿島で)自分たちは逆に前半で勝負を決めるくらいの強い気持ちで」と自信の過去と重ね合わせ、そしてプロとしての自信を口にする。
よりハッスルしてくれよう。
そして、「今年は(クラブ創設)30周年で、必ずタイトルを獲得することをチームとしての目標に掲げています。天皇杯も必ず取りにいきたいという思いです」とこのタイトルへの思いを語る。
クラブの歴史に名を刻むのだ。
期待しておる。

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【鹿島】5大会ぶりの天皇杯優勝を目指し、2回戦のYS横浜戦へ。常本佳吾「強い気持ちで」

2021-06-14
サッカーマガジン編集部


6月14日、鹿島アントラーズの常本佳吾が練習後のオンライン取材に応じた。6月6日にルヴァンカップ準々決勝進出を決め、4月から続いた公式戦15連戦を終えた。16日にはY.S.C.C.横浜との天皇杯2回戦を戦う。また一つタイトル獲得を目指し、新たな戦いに臨む。


上写真=6月14日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう常本佳吾(写真◎KASHIMA ANTLERS)

公式戦15連戦後のリスタート。「このオフは次の試合での勝利に向けて」

 4月に相馬直樹監督体制となってから1カ月以上にわたって続いていた、中2日、中3日での公式戦15連戦が終わった。6月6日のルヴァンカッププレーオフステージ清水戦を終えてひと段落つき、常本佳吾は「1度サッカーから離れて休める時間があり、気分的にもリフレッシュできました。オフ明けの練習でもみんながいい表情でトレーニングできていたので、このオフは次の試合での勝利に向けて、しっかり休めた時間だったと思います」と話す。

 前回の公式戦から1週間以上がたち、次は天皇杯2回戦に臨む。相手はJ3を戦うY.S.C.C.横浜(神奈川県代表)だ。明治大学時代の2019年に秋田や川崎Fといった“格上”のチームと戦った経験を持つ常本は、「自分が下の立場のときは、前半は必ず(失点)ゼロで終わることを(目標に)やっていたので、(今回鹿島で)自分たちは逆に前半で勝負を決めるくらいの強い気持ちで」と、下のカテゴリーの相手にも確実に勝利することを狙う。

「今年は(クラブ創設)30周年で、必ずタイトルを獲得することをチームとしての目標に掲げています。天皇杯も必ず取りにいきたいという思いです」

 2016年度以来となる5大会ぶりの“日本一”を目指し、鹿島の新たな戦いが始まる。


オンライン取材に応じる鹿島アントラーズの常本佳吾(写真◎KASHIMA ANTLERS)





「きれいなことをするのではなく」鹿島右SB常本佳吾、YS横浜との天皇杯2回戦は「泥臭く」戦う覚悟

サッカーダイジェストWeb編集部
2021年06月15日


「前半から勝負をつけるぐらいの強い気持ちで」


右SBのレギュラーに定着しつつある常本。クラブ創設30周年を迎える今季、「必ずタイトルを獲りたい」と気合いを入れる。(C)KASHIMA ANTLERS

 鹿島アントラーズの常本佳吾が6月14日、オンラインでのメディア対応に応じた。同16日に行なわれる天皇杯2回戦のY.S.C.C.横浜戦に向けて意気込みを語った。

 クラブ創設30周年を迎える今季、タイトル獲得は最重要課題となる。川崎フロンターレが独走状態にあるリーグ戦を「あきらめたわけではない」が、天皇杯、そして準々決勝に進出しているルヴァンカップ、ふたつのカップ戦で「必ずタイトルを獲りたい」と気合いを入れる。

 総理大臣杯や関東大学リーグなど、明治大時代には多くのタイトルを経験してきた。優勝の二文字がチームをグッと成長させることを熟知している。右SBのレギュラーに定着しつつある大卒ルーキーは、「タイトル獲得に絡めれば、必ず個人の成長につながる」と意欲的だ。

 2回戦の相手は、2つカテゴリーが下のJ3のYS横浜。一発勝負のトーナメントでは波乱が起きやすいが、常本は「きれいなことをするのではなく、泥臭く」と気を引き締める。また、天皇杯で川崎と対戦したこともあるなど、大学時代の経験も活かすつもりだ。

「(カテゴリーが)下の立場のときは、前半は必ずゼロで終わるっていうことを明治としてはやっていました。それを逆手にとって、自分たちは前半から勝負をつけるぐらいの強い気持ちで。そこがひとつポイントになるかなと思います」

 相手につけ入る隙を与えず圧倒できるか。攻守の両局面でアグレッシブに振る舞う常本のプレーにも注目だ。

構成●サッカーダイジェストweb編集部
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Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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