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サッカーダイジェスト 湘南ベルマーレ戦寸評

サッカーダイジェスト編集部による湘南ベルマーレ戦の寸評である。
「湘南の出足の良さに後手に回った。ホームの鹿島は完全に試合のペースを握られた。前半のシュートは43分の1本のみ。我慢の時間が続いていたことを物語る。
 だが、その1本が勝敗を分けてしまうのだから、かくもサッカーは不思議なスポーツだ」と試合を評す。
これだけ押し込まれるのは今季のチームでは珍しかった。
それを押しのけるFK一発はファーストシュートであり先制点となった。
劇的と言えよう。
チームの評点は、6.5。
かなり良い点数が付けられた。
内容という意味でこの評価は正しいとは思えぬ。
とはいえ、サッカーは結果が第一という考えであろう。
采配的には、「監督:岩政大樹|採点6.5/全体的に後ろに重くなっていた前半の戦いぶりを踏まえ、メンバー交代と立ち位置によって修正。後半途中から3バックに変更するなど、ミラーゲーム化させることで、戦い方をより明確にした」と戦術的に評価されておる。
個人的には3バックへのシステム変更は効果的であったようには見えず、この評点も結果オーライとしか思えない。
ただ、選手交代はかなり効果的だったように見える。
染野の空中戦の強さとそのボールコントロールは新たな発見であった。
なぜに引っ込めたのかを個人的には問いたい。
選手に目を向けると、樋口に最高評点が与えられておる。
決勝点もさることながら運動量、そしてシュートブロックはMOMにふさわしい。
チームを勝利に導く選手であった。
それに次選手として関川とピトゥカの評価が高い。
関川は零封の立役者として、それ以上に決勝点のFKを得るボール奪取からのドリブル突破は素晴らしかった。
このプレーがDAZNのダイジェストに入っておらぬ事が疑問でならない。
ピトゥカは攻守のキーマンであることが見て取れた。
まさに助っ人。
そろそろ新しい契約を準備する頃ではなかろうか。
いくつものイベントが発生したこの試合、シーズン折り返しと考えるとまた興味深い。
問題点も含めて振り返るに十分であろう。
これを糧に後半戦に挑みたい。
楽しみである。

【採点寸評|鹿島】伝統芸とも言える勝ちっぷり。樋口は会心の一発を喜ぶ[J1第17節 鹿島 1-0 湘南]

【PHOTO】鹿島の出場16選手&監督の採点・寸評。関川は決勝弾を導いた陰の功労者。最後まで走り、戦ったピトゥカの際立つタフさに脱帽

湘南ベルマーレ戦コメント

「試合前日にいろいろなデータを見ていて、2007年の逆転優勝をしたときの前半戦を見たとき、勝ち点30、首位と勝ち点8差だった。今日を勝てばちょうど勝ち点8差になると思っていた。「ここで攻勢につなげる」という自分の気持ちも含めて、なんとかつながったなというところでホッとしている」と語った指揮官である。
序盤の躓きからどうしても2007年と重ね合わせたくなるフシがある。
そして今日の試合で同様に首都の勝ち点差が8となった。
これは逆転の可能性を感じさせられる。
そしてそれは奇蹟でもなんでないはず。
ここから更に一丸となるのだ。
また殊勲の関川に関して、「プレーぶりは現代サッカーのセンターバック。遠くまでグラウンダーでパスを届けることができてスピードもある。そこに安定感も出てきて、将来がすごく楽しみになってきたなと評価している。今日もシュートブロックがあったし、ゴール前の冷静さもついてきて、攻守ともにチームに貢献できるセンターバックだと評価している」と評する。
この攻撃力はまさに今風、顔で岩政や秋田の系譜とされるのは頂けぬ。
この試合も風格さえ感じさせられた。
その関川は、「相手陣地で自分のポジションを離れているので。ボールが足から離れたので、そこで取れるかなと思いました」、「昔だったら後ろから押してファウルにしたりしていたけど、後ろにドンと構えてくれる存在がいるので、それが一番大きいかなと思います」と先制点に繋がるボール奪取シーンを振り返る。
この判断力・攻撃力が関川の大きな魅力と言えよう。
今季は相方として植田直通がおり大きく安定した。
更に成長してくれよう。
その植田直通は、「最近のリーグ戦では勝ち切れない試合が続いたが、無失点での勝利で終えられて個人的にも良かったと思っている。こういう試合をものにしていかないと優勝することはできないだろうし、苦しい試合で勝ち点を拾っていくことが重要になる。このような試合に勝ち切れたことでチームとしての進歩を感じる」という。
経験の深さを感じさせられる。
苦しかろうとも植田が守り続ければ勝機がある。
安心のCBと言えよう。
また再三ドリブル突破を試みた佐野海舟は、「試合内容は決して良くはなかったが、それでも勝利で終われたことは良かった。たくさんの課題が残ったのでそれらを修正し、次週のルヴァンカップ新潟戦に向かいたい。リーグと同様にルヴァンカップのタイトルも必ず獲りたいので、ファン・サポーターにはまたカシマスタジアムでサポートしてもらいたい」と言う。
勝利を掴んだ直後であるが、来週末のルヴァン杯に気持ちを切り替えておる。
この大会も重要となる。
過密日程ではないため、荒木と溝口以外はフルメンバーとなろう。
海舟も出場するはず。
チーム一丸で勝利を目指す。
楽しみである。

2023明治安田生命J1リーグ 第17節

[ 岩政 大樹監督 ]

明治安田生命J1リーグ 第17節
2023年6月11日(日)18:03KO
県立カシマサッカースタジアム
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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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