fc2ブログ

ガンバ戦コメント

ガンバの433に対して442というシステムの相性について問われ、「システムのかみ合わせの話をするのであれば、どのシステムでもかみ合わなかったら負けてしまうことになる。ただ、そういう話ではない」と答えた指揮官である。
確かに選手の立ち位置だけで勝敗が決まるのであれば、戦術もなんもかもいらぬ。
そういうものではない。
ただこの試合、相手の準備とこちらの用意したものに問題があった。
それが露呈した結果となったのように思う。
ガンバは右のファン・アラーノで起点を作り、左で決める。
それが徹底された。
逆に鹿島は攻撃時のミスが多く前戦までボールを運べなかった前半であった。
思い出すと、大勝したホームでのガンバ戦も前半は褒められる内容ではなかった。
これもまたサッカーであろう。
そしてキャプテンとして先発した土居聖真は、「取りどころがないな、という感覚がありました。早めにSBに出ても中を使われて、遅く行ったら外回しで。後手後手の試合でした」と振り返る・
良いように繋がれたように見えたが、ピッチ上でもそれを感じた様子。
かつてのミシャ浦和とやっているような感覚であろうか。
このような敗戦は堪えるのかという問いに対して、「シーズンを通せばうまくいくような試合ばかりじゃないし、こういううまくいかないときに、何人が前向きになれるか」と語る。
ベテランらしく、死して主将らしく、サッカーの本質を口にする。
悔いるのではなく反省し前向きに捉えることこそ肝要。
また早川は、「キャッチしにいったところで、迷いがあってそれが良くない結果となった。その失点のせいで、チームに勝利をもたらせなかったので、申し訳なく思う」と2失点目について言う。
テレビで観ていて、確かに取れそうなボールスピードであった。
画素の判断ミスが痛恨であったことがわかる。
そのようなミスが他の選手も含め重なった結果がこの試合である。
夏の暑さなのか、アウェイの雰囲気なのか、変なパスミス、やってはいけないスライディングなど幾人もの選手が判断ミスをした。
その価値にされたからだと"戦術オタク"には指摘されようが、人が足でプレーするサッカーをそう簡単に片付けるものではない。
良くない試合であったことは認めるが、全部が全部を否定するところでもない。
佐野海舟が、「悪いときにどうやっていい方向へもっていくかが大事だと思うので、これから全員で同じ方向を向いて改善していきたい」と言うように、改善するだけだろう。
岩政大樹監督が前節終了時に口にした2007年もアウェイのガンバ戦は大敗を喫し、首位との勝ち点を離された。
全勝が必要な後半に3敗もしておる。
強い気持ちがまた勝利を呼び込み、最後に笑えるのだ。
改善である。

2023明治安田生命J1リーグ 第18節

[ 岩政 大樹監督 ]

明治安田生命J1リーグ 第18節
2023年6月24日(土)19:03KO
パナソニック スタジアム 吹田
プロフィール

Fundamentalism

Author:Fundamentalism
鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

カレンダー
05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク