ユダへオファー
バーゼル・中田が7月鹿島復帰へ…復活の切り札として期待
鹿島が来夏の獲得に乗り出す中田浩(ロイター)
鹿島が来年1月にもスイスリーグ・バーゼルDF中田浩二(28)獲得の再オファーを出すことが30日、分かった。04年まで鹿島でプレー、その後、海外で経験を積んだ中田浩の古巣復帰が、常勝軍団復活の切り札となる。
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中田浩獲得に向けて、鹿島が来年1月にも動き出す。「海外での経験も積んでいるし、チームに必要な存在であることは確か。バーゼルとの契約は来年の夏に切れるから、タイミングをみてオファーを出す」と、大東和美社長がこの日、明言した。
国際サッカー連盟(FIFA)の移籍規定では、契約満了日の6カ月前から他チームと新たな契約を締結することが可能。バーゼルとの契約が来年6月30日で切れる中田浩のそれ以降の契約は、同1月1日から結べる。鹿島としては“最速”のタイミングでオファーを出すつもりだ。
現在、鹿島はリーグ戦で首位・浦和と勝ち点8差の3位。天皇杯もあり、今季10冠の可能性は残るが、常勝軍団の“完全復活”に向けて、欧州で経験を積んだ中田浩を切り札としたい。さらに来季はアジアCL出場の可能性もあり、左サイドDF、センターDF、ボランチと複数の守備的なポジションを高いレベルでこなせる中田浩が加入すれば心強い限りだ。
「鹿島に戻ってがんばりたい気持ちはある」と中田浩本人も希望した今夏の鹿島復帰は、バーゼルとの契約が残っていたため実現しなかった。だが今回は契約満了となるため、大きな障害はない。関係者によると、すでにJ1名古屋からのオファーを断ったという。中田浩の欧州で鍛えた技が、鹿島に新しい時代をもたらす。
大方の予想通りユダへのオファーとのこと。
まさに想定の範囲内である。
まあ、今回は動きが早いのでフロントとしては仕事をした気分であろう。
この夏で学んだと言うべきか。
ここで気になるのは、獲得の時期である。
記事にあるように来夏に契約切れで獲得するのであれば0円移籍となり、我等の望むところである。
しかしながらバーゼルとて馬鹿ではない。
ユダの契約延長を打診しつつ、我等には移籍を持ちかけて来るという手法やこの冬に移籍金付きでの移籍話を持ちかけてくるやも知れぬ。
もっと申せば、別のクラブに移籍させてしまう可能性も無きにもあらずである。
フロントとしてはこの男一本に絞ることなく更に補強の手を緩めてはならぬ。
我等は過去の男に興味があるわけではなく、共に勝利を分かち合う戦士に興味があるのである。
魂のこもった戦える男を心底望む。