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大宮戦レビュー

【J1:第16節 鹿島 vs 大宮】レポート:"すべての条件"が揃った鹿島だったが痛恨のドロー。多くの時間で主導権を握りながら勝点1しか得られず。(14.07.24)
7月23日(水) 2014 J1リーグ戦 第16節
鹿島 2 - 2 大宮 (19:03/カシマ/8,840人)
得点者:34' ダヴィ(鹿島)、57' 家長昭博(大宮)、58' カイオ(鹿島)、68' ズラタン(大宮)
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試合後、自嘲気味の笑みを浮かべたトニーニョ セレーゾ監督が口を開く。
「シュートの本数、サイドを崩した回数、チャンスをつくり出した数という部分、あとはサポーターが後押ししてくれるスタジアムの雰囲気、おそらく見ている側も鹿島が勝って終わるんだろうなと思っていたと思います。すべての条件が整っていたんですけど、残念ながら引き分けで終わってしまいました」
シュートの数は22対10。特に前半は相手をシュート0本に抑えた。さらに、ゴール裏では、ジーコの肖像と"SPIRIT OF ZICO"が描かれた巨大なバナーが揺れ、試合前には全国大会にのぞむ意気込みを語るために整列したアントラーズジュニアのキャプテンからも「ジーコスピリット」という言葉が飛び出す。来日中のジーコが観戦に訪れたこともあり、監督が言うとおりすべての条件が整っていたのだが、鹿島は勝利を掴むことができなかった。

気温26.8度、湿度87%という厳しい条件のなかでキックオフを迎えた試合は、鹿島が序盤から大宮を攻め立てる。大宮の布陣は、広島を相手に3点差を追いついた前節の後半と同じ[3-4-3]。しかし、前節とは違い守備がはまらなかった。そのため橋本晃司、和田拓也の両ボランチが中途半端なポジショニングを強いられ、背後のスペースを土居聖真が突くという展開が序盤から何度も続いた。しかし、「そこからのアイデアがなかった」という遠藤康の指摘通り、良い形は作るがその先で詰まってしまう。先制点が生まれたのは得意のセットプレーからだった。左CKから、キッカーの小笠原満男がニアサイドに走り込む遠藤にグラウンダーのパスを送り、ミドルシュートの打ち損じをダヴィがトラップから反転してゴールに流し込み、鹿島が先に1点を奪った。

後半もどちらかと言えば鹿島のペースで進んでいるように見えたが、1つのプレーから試合が大きく動き出す。57分、大宮が右CKを得るとこぼれ球を家長昭博が押し込み同点に。鹿島としては、ゴール前を行き来するボールをクリアしきれなかったのが痛かった。しかし1分後、クロスの跳ね返りがゴール前に落ちたところをカイオが倒れ込みながら右足を振り抜くと、シュートはゴール右隅に吸い込まれる。カイオの思い切りの良さが美しいゴールを生んだ。ところが、68分に再び大宮が右CKからのこぼれ球をズラタンが流し込み、またも同点に追いついた。

大宮は布陣を[4-4-2]に変更して逆転を狙い、鹿島も次々と交代選手を送り込む。オープンな展開が多くなるなか、特に86分からピッチに入った豊川雄太が積極的にゴールを狙う。放った3本のシュートはいずれもゴールの枠を捉えたかに見えたが、それぞれDF、クロスバー、GKに阻まれ、ネットを揺らすことができなかった。

再開後、互いに2試合連続で引き分けに終わったことで、監督や選手たちの表情は複雑なものが多かった。3連戦最後の試合は、鹿島が浦和、大宮が徳島となる。2試合で得た反省点と自信を3試合目にぶつけたい。

以上

2014.07.24 Reported by 田中滋


悔しいドローに対して苦肉の筆を取った田中氏のレポートである。
鹿島が勝つべき試合であったことは明らか。
しかしながら、結果は異なった。
これもサッカーという球技の妙である。
ここは、観客として素直に楽しむところ。
とはいえ、生活のかかる現場はそうはいくまい。
このような結果を二度と招かぬため、一層の努力と準備が必要となる。
真夏の過密日程で、次節は中3日で首位の浦和となる。
ここは、気合を入れなおし、備えるところ。
鹿島のメンタリティを取り戻すのだ。
強い鹿島を信じておる。

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鹿島愛。
狂おしいほどの愛。
深い愛。
我が鹿島アントラーズが正義の名のもとに勝利を重ねますように。

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